_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくりしね!!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
1はおっぱいゲー
2は尻ゲー
2はあの魔女のお尻のラインがエロいな
撫でたくなる
保守
テオたんにリムアソートしたい
保守
発売日までもたなかったらどうすんだ
>>1よ。
とりあえず保守。
ヴァ姐さんとチュッチュしたいよぉ
9 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 05:52:05 ID:ZunVmvrm
保守
保守
ポロンのエロ画像下さい
ポロンのエロSS下さい
保守
保守
保守
アリスとテレス
ヘンゼルとグレーテル保守
20 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 20:54:34 ID:FW6M7NyA
保守
21 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 09:56:43 ID:wk7+S38Q
5/15まで盛り上がらないだろうな…
フェイタル先生のエロ画像下さい
保守
後、画像クレクレは半角でやってくれ。
保守
保守
保守
ほしゅ
15日までの繋ぎに投下してみる。
1
あるところにテオという男の子がおりました。
神の名の下に悪いことをして人々を苦しめる魔女をやっつける旅の途中、紅蓮の魔女と名乗る魔女に術をかけられてしまいました。
すると両手が龍になってしまったのです。
魔女曰く「お前は人間ではないから」とのことでした。
ざわ……ざわ……。
「おい、あいつの腕、人間じゃないぞ」
「化け物か……」
「暴力を振るっていいのは化け物と魔女だけだって俺が言ってた」
「待ておまえら。あの子、よく見れば可愛いぞ。可愛いは正義だろ」
「女の子で、龍……新ジャンル『ロリドラゴン』か」
「いや……男かもしれない。『ショタドラゴン』だ」
ざわっ……。
「その発想はなかったわ」
「あんな可愛い子が女の子のはずがないしな……やべ、勃った」
「最初に目をつけたのは俺だぜ。あんな可愛い獣ショタはテメーにはやらん」
「なんだとコラ。ケツの穴に手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたるぞ」
「むしろカモン」
「向こうでやれ。変態共め……よお、そこの弓使いの嬢ちゃん。いくらなら」
「俺の嫁に手を出すなこのロリコンめ」
「ありゃ男だろ常識的に考えて」
「どうしよう兄さん……ボク……ボク」
「諦めたらそこで試合終了だぞ。テオ」
立ち寄った村の人間から化け物(?)扱いされ、一時は落ち込んだテオでしたが、仲間の励ましもあって立ち直ることができました。
ほとんど同期しかいない仲間内ではテオのマスコット的な色合いがますます強くなっていきました。
レオンという剣士からは「これ付けたらレジスト(魔法の耐性)があがるかもしれないぞ」と猫の耳をつける事を強要されては、龍の腕で厳しい突っ込みを入れていきました。
そこでセシルという魔法使いがレオンを厳しく諌め、レオンが「イヌじゃない! どうせなら豚と呼んでくれ!」と叫ぶのがお決まりのパターンです。
何事もなかったかのように、旅は進んでいきました。
むしろルーシャの下着が無くなり、それをアルフが持っていたことで二人が冷戦状態に陥ったことの方がよっぽど大事件です。
テオにかけられた呪いについては、本人でさえも忘れかけていた頃、異変が起こりました。
腕が龍化するだけではなく、別のところも少しずつ――変わっていたでした。
2
「うおわああああっっ!?」
ダンダンダン!
「どうしたテオ! 花子さんか? 山田さんなのか!?」
「なんでもない!」
トイレの中で大声を出し、あまつさえ順番を待っているアルフに聞かれたことを後悔しながらテオは扉の鍵を確認した。
「早く出てくれよ。もうみんなチェックアウトしちゃってるぜ」
「わ、わかったよ」
テオはもう一度確認した。
扉の鍵と――自らの股間を。
「ない…………」
長年連れ添ってきたモノがない。
腕が龍と化してしまってから、自慰行為は全く行っていない。排泄で使うにしても意識して確認などしない。
いつからこうなったのか。曖昧な記憶をたどっても答えは出なかった。
「おぅい。テオー? 早くー」
「! 待って。すぐだから」
現実的な問題として――
モノがなくなってしまって、どうやって用を足せばいい?
それに尽きた。
「ふぃ。つかれたなぁ」
「うん」
魔女の里へと向かう道は平坦な道だけではない。
時には山を越え、道なき道を進まねばならなかった。
重い装備を担いで行軍するために、休み休み進んでいく。
「まだ魔女の里には着かないのか? ルーシャ〜……」
「もう少しよ」
「お前……山一つ越えるのはもう少しとは」
厳しい行程に文句をいいだしたアルフとレオンを一瞥したルーシャは、わずかな溜めを作った後、
「グズ。ヘタレ」
「「なんだとぉ!?」」
辛辣な言葉を投げかけた。
「もっと言ってくれ!」
「いいぞ……冷たくしてくれ。それが俺を熱く」
「…………」
引きつったルーシャの顔にはこんな男が自分の対の存在――リムであることへの絶望がありありと浮かんでいた。
「ダメだこいつら……はやくなんとかしないと……」
「イェーアァア!」
ペチンと音を立ててアルフとレオンがハイタッチ。
ぽかんとしているルーシャを指差し、大笑いした。
「ばーかばーか! 騙されてやんの」
「………………」
「ちょ、おまっ。グーはやめてせめてパ(ゴスッ)ぶはっ」
「ちょっとふざけただけだってだから落ちつ(ドスッ)ぐぉあ」
容赦の無い鉄拳制裁だった。
二コラがうらやましそうな目で見ていたのは気のせいだろう。
「体力余ってんじゃない。さっさと進むわよ」
「待て! いい加減休憩にしないと大変だぞ! 特に俺が」
「この辺はモンスターもおとなしいわ。刺激しなきゃ大丈夫だから、歩くだけよ?」
「……荷物持ってないからって」
「何か言った?」
「少し休むだけ! な?」
「…………メル、あとどのくらいだと思う?」
「そうさな。あと……少しじゃな」
「どっちにしても『少し』じゃないか」
アルフの悪態を聞き流し、暫くルーシャは黙考した。
「うん。今休んで一気にいったほうがいいわ。休みましょう」
3
ガサガサと草むらを分け入って進むこと数分。
「この辺ならいいかな」
休憩ということで用を足すと言い残し、テオはパーティと少し距離をとった。
この位置なら向こうからは見えない。仮に誰か来たとしても腰ほどの高さのある植物を分け入る音ですぐ分かる。
テオは二度三度辺りを見回すと、ズボンを下ろした。
「やっぱりない……」
突起物が見事に消失していた。
無くすものではないのに、無くなった。体がどうなったのか不安で不安で仕方がない。
他にもどこかおかしくなってしまっているのではないか?
そう思ったテオは体中を触診し始めた。
龍となった腕はさておいて、足を見てみると毛が薄くなっている。
元々薄いほうだが、今ではほとんどない。知らない間に抜け落ちてしまったかのようだ。
年中弓を引いているせいでがっちりした肩のラインはそのままだが、どことなく筋肉が落ちてしまっている気がする。
胸はあまり変わりない……が、触ると気持ち柔らかな脂肪がついていた。
男性器は初めから無かったかのように綺麗になくなっていた。代わりに股の肉が割れ目のような形になっている。
「……」
もっと詳しく調べる必要があるのでは。
テオは半脱ぎの状態でふと思った。
ドキドキしながらテオは割れ目へと手を伸ばし――ふにゅん、とした弾力。
「おぉぉ……」
触れると背中にゾワリと何かが這い登っていく感覚だった。
人差し指と薬指で優しく撫でる。またゾワッと背中にきた。
指も当然龍となってしまっているので、ゴツくて硬い。さらに凶悪に突き出た爪まである。
極力爪で引っかいたりしないように指の腹で局部に刺激を与えていく。
爪があるので指先でいじるようなことは出来ないが、硬い鱗のようなもので覆われた指が心地よい。
腰を曲げて自分の股を覗きながら行為に耽っていたが、疲れてきた。
腰を下ろし、手近な木に体を預け、行為を続けていく。
――体が……熱い。でも気持ちいい……。
龍になる術をかけられた当初経験した、熱病のように重く沈む体の熱さではない、思わず体が浮いてしまうような熱さ。
気がつくと、股を限界まで開き、指を中へ中へと入れようとしていることに気がついた。
指先を入れてみようかと思ったが、思いとどまる。
龍の爪――先端は研いでもいないのに鋭利さを保っているため、突っ込めば確実に怪我をするだろう。
「うう、もどかしい……」
擦っているだけでは足りない。
もっと奥までかき回したい。かき回されたい。
今の痴態を――見て欲しい。誰かに自分を感じて欲しい。
指でこすりながら、夢想する。
「あ……は、あぁ……」
汚されたい。
犯されたい。
いつの間にかテオは自分の口元に、今しがたまで陰部をさすっていた手を当てていた。
代わりに、開いた手を陰部に持っていく。
唇に中指を近づけ、小さくキスをした。
――これがペニスだったら……。
そう思いながら指をついばみ、舐め上げる。
ちゅっ。くっちゅ……。
――こんな風に、きっとネトネトしてて。
ぴちゅっ。じゅ、るるる……。
――――ダレノ?
じゅるっ。じゅく、ちゅううううっ。
――もちろん、兄さんの。大っきくて、それで――
「兄さん……」
ガサッ。
「!」
慌てて指を口から離し、着衣を整える。
――見られた!?
耳を澄ますが、音はもう聞こえない。
風が木の葉を擦る音だけで、葉を踏んだり枝を折るような音は聞こえてこなかった。
向こうがまだこちらを見ているのかもしれない。
相手が動かなければ、次の音は生まれない。
テオは後悔の念と共に、注意深く気配を探った。
しかし、誰かいるようには思えない。
「気のせい……?」
鳥や、風で枝が折れて落ちてどこかに引っかかったのかもしれない。
『そうであったらいい』という希望が心の中で湧き出したが、払拭する。
しばらくテオは動かなかった。
4
「テオー? どこだー」
「もう行くぞー」
数分後。
自らを呼ぶ声が聞こえるまで、テオは動かなかった。
結局、誰かに見られていたと思ったことは杞憂に終わったようだ。
すっと立ち上がり、何か落としてないか身の回りのものを素早くチェックする。
じわ、と股が濡れ、下着が割れ目に吸い付いてしまった感触があった。
まだ体は少し火照っている。
だが、旅の中でそのことばかり考えるわけにはいかない。
注意力を散漫にして、足手まといになるのは避けたかった。
つかの間の快感を払うために頭を軽く振り、気分を入れ替える。
「今行くよー待ってー」
テオは草を掻き分け、仲間の元に戻っていった。
「ほんの偵察のつもりだったんだが……」
テオが去った後、木陰から幽鬼のような身のこなしで人影が現れた。
楽しそうに唇を大きく歪ませ、その人影はテオが座っていたあたりを凝視した。
彼女は自分が使った術には絶対の自信を持っていた。
しかし、その自信は現実を前に脆くも崩れ去ろうとしている。
彼女がテオに放ったルーン――魔法は「真実の姿に戻す」というもの。
簡単に解呪されたり劣化しないようにいくらかスパイスは効かせておいたが、元の味を殺すような真似はしていない。
テオの真の姿は龍。兄のアルフ同様、龍の血族。
それは問題ない。しかし、性別まで変化するとはどういうことなのだろうか?
テオは元々女性であったということなのか、それとも。
彼女は笑っていた。
神を倒し、星を守るという使命同様――極めんとする「魔法の可能性」の鱗片をテオに見出したのだから。
「まぁいいさ。そのうちにね」
彼女は赤く長い髪を翻し、音も無く消えた。
33 :
@オマケ:2008/05/06(火) 00:28:41 ID:NfA2c6Mn
アリス「誤字脱字があったらごめんねー」
テレス「続くかもしれないし。続かないかも。だってえっちい展開じゃあないしね」
アリス「色々突っ込んでくれたら、作者が喜んだり泣いたりするよ!」
テレス「……M?」
アリス「テレスったらー。自分がされたいからってそんなこと言っちゃダメだよ?」
テレス「え、まって。そんなつもりじゃ……」
アリス「うふふふふ。この麺棒をどこに突っ込んでほしいのー?」
テレス「あーれーぇぇぇ……」
>>29 ここでテオたんとはw
ともかく乙とGJさせてもらう
続き……あるよな?
乙
もちろん続くよね兄さん!?
保守
ssキター!
なんとなくテオ奮闘記の人の匂いがする
38 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 09:56:41 ID:xEYCmOhY
【 html化されたこのスレを読んでいる君へ 】
おい、君。そう、君だよ。
「このスレおもろいから見てみ」「2ちゃんの歴史に残る名スレだぜ」とか言われてホイホイと
このhtml化されたスレを見にきた、君のことだ。
どうだ?このスレおもしれーだろ。
でもな、君はこのスレを読むだけで、参加することはできねーんだよ。
可愛そうにな、プププ。
俺は今、ライブでこのスレに参加してる。
すっげー貴重な経験したよ。この先いつまでも自慢できる。
まあ、君みたいな出遅れ君は、html化されたこのスレを指くわえて眺めてろってこった。
保守
保守
41 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 11:39:07 ID:2MxXCMlM
保守
保守
保守
保守
保守
保守
ポロン「保守」
48 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:08:57 ID:forQvdzS
発売まで@1日記念保守
保守
サキュバスによるロラン逆レイプ物まだー?
>>50 おいおい焦んなよw俺なんてまだゲットして家に帰れてすらないんだぜ
ルナルナ様のおっぱいで赤ちゃんプレイされるロラン
53 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 13:07:01 ID:V7/82PIh
ファティマ様のエロパロまだー?
と、言っても今は皆ゲームの最中か
アルティの目の前でロランとギシアンするファティマ様マダー?
もう魔女達+リーナ×ロランでいいよ
ていうかお願いします
くぅっ!妄想できても文章が書けん!
なんとか某魔女のラストブレイクでエロネタ書けんかな・・・
誰かルナルナ様とフィルのお茶汲み係のエロパロを…
58 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 20:56:14 ID:Tg2fIO4l
誰かが書けば他の人も書くんじゃね?
だから今からリーナで妄想した事を文にしてみる
数日まて
とりあえずクリアしてから。
あと、1の方もゲーム探してみるわ。
>>58 神が再び
なら俺も誰か素晴らしい作品を書いてくれたら書く
もちろんサキ サキ以外は書かん
保守
保守
ルナルナに俺の苦いお水を飲ませたい
保守
ファティマとロランがくっついて居場所が無くなったアルティがバルバに付いていき
虚ろな目のまま何度もバルバに犯されイキまくる展開きぼんぬ、ついでにファティマとロランのラブラブなのも
便乗して俺もロラン×ファティマ希望・・・
ルミナスアーク、新章に突入──!!
「これがレヴ魔法教会からの親書ですね?」
魔法統治国家カルナヴァ。そこには様々な火種とそれに振り回される人種が集う。
エンゲージの名の下に次々と魔女を懐柔する青年、会うたびに髪型が変わる幼馴染の射手、
親父とは正反対の小物槍騎士、ハウルビーストの影に怯える住人達、果てはクロネコに露出狂、
そして一千万の賞金が懸かった“氷影の魔女”。
そんな彼らが過ごす賑やかな王都は、今日も平和なのだろうか──。
「――残念。それは私のおいなりさんだ」
アリス「何書いてるの?」
テレス「!」
アリス「あれー? 日記……いや、タイトルが……」
テレス「イヤァ! 見ないで!」
アリス「『ルミナスアッーク』。なにこれ」
テレス「あぁ、アリスが冷たい目でこっち見てる……でもこれもまたいいかも。この苦しみこそが至福……」
アリス「ドM。白イヌ」
テレス「どうせなら豚って……じゃない! 勝手に見ないで!」
アリス「書くの?」
テレス「え」
アリス「続き。書くの?」
テレス「えーと、そのー……うん。まぁ」
アリス「もちろんロラン×アッシュよね」
テレス「……シュタイナー×ロランは黄金ラインだと思うんだけど。譲れない」
アリス「幼馴染同士の絡みが足りない気がするの」
テレス「幼馴染よりメガネ分が足りないわ」
アリス「…………最後通牒よ。ロラン強気攻め書いて」
テレス「嫌。ロランは総受け以外認めない」
アリス「そう。……素数は数え終わったかしら」
テレス「アリスこそ。歯をクラゲにする準備はOK?」
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!!』
ラッシュな
腐姉妹かよwww
137 名前:名無しじゃなきゃダメなのぉ![sage] 投稿日:2008/05/23(金) 03:53:23 ID:qmGlgFd+
>>132 「ふぅ・・・なんとかここの温泉の化け物も片付いたね」
辺りは温泉の湯気が立ち込み、先ほど倒したコピンを忘れてしまっていた
「うわっ、ファティ・・・よけt」
地面に転がるコピンを踏んで足を滑らす
ぐにゅにょん、と思わず擬音を発したくなるような感触がロランの手と顔面に広がった
「なっ・・・・・・─────っなにをするんだ馬鹿者!!!!」
「ゴメへぶあっ!」
バッシーンと今度は打って変わって強烈な張り手が頬を襲う、痛みを堪えつつ恐る恐る顔を正面に向けるとまさに魔王がそこにいた
「ご、ごめん!ほんと悪気は無かったんだ!」
「・・・・・・」
(あぁ・・・・・・ははは、これはさすがに・・・・・・父さん達、デコピンで即死したラッシュ、ごめんなさいすぐそちらへ向かいます)
特製死者の門へと送られることを覚悟したロランだったが、みるみるうちに魔王は消え耳まで真っ赤にした女の子だけが残った
「こ、こういうことはだな、ちゃんと時と場所を選んで順序を踏まえてだな・・・」
「え・・・・・・それって」
「うううるさい、いいからさっさと忘れろ!」
こうですか、わかりません
ロラン×アルティの純愛しかねーだろうが
>>72 俺も同じ気持ちだ
初代スレもアルフ×ルーシャの甘姦が多かったから
ぜひ誰か書いてほしいな
ユナイトリングの件も踏まえてロラン×サティ希望
サティ「お仕置きしちゃうぞ」にメロメロだよな
>>77 まとめてバルバに寝取られるわけですね
わかりま(ry
>>75 サティ「それは子供の契約だよ・・・(?)」あたりでwktkした
>>78 それはいいな
ロランとその他数人がアヤノに連れられて最終決戦前の準備中にバルバ達ハウルビーストが奇襲
アルティとファティマが(アルティは仲間なので、ファティマはまぁ時空魔法云々が使えるからとかいう理由で)
アルタナ界にさらわれてビースト達に陵辱、帰ってきたロラン達がすぐに準備して向かうも現界とアルタナ界じゃ時間の流れが違ったため
数ヶ月以上経っていてその間ひたすら調教されていて着いた頃には従順な性奴隷にされてた という展開きぼんぬ
ロランその他は別の場所にいる間に居残り組が奇襲を受けて だた
>>80 何そのそれだけで丸々一冊同人作れそうなネタ
クリムゾン
ユナイトリングを渡すのは、サティ曰く『子供の契約』――そして彼女はおもむろに『大人の契約』を始める。
そんな感じになるのだろうか、このスレの住人的に。
クリムゾンはくそ
くやしいっ…!
>>86 時々気の迷いで使ってみると意外といけるぜ。
ただ挿入かおさわりばっかりで奉仕系が少ないのが欠点。
今日クリアしたけど、エロネタになりそうなのが多かったな
個人的には牢屋で魔力奪われた魔女と大乱交する話が見たい
消魔ラピスって完全にエロ同人ネタだよなw
他にもサティの大人の契約とか、バルバ×アルティっぽいフラグとか、温泉のアヤノさんが痴女だったりとか…
しかし一番気になるのはジョジィ擬人化
呪いの温泉に入って女になるんですね、わかります
ジョジィ1/2
ファティニャに言いつけてやるからニャー
ED後こっそりパーティを抜け出すロランとアルティとか
アルティのビキニ見たさにこっそりついていくロランとか
ビーストと発覚して落ち込んでるアルティを優しく包むロランとか
他の女性とロランが温泉入ってるのに妬くアルティとか
ロラン×アルティだって色々あるんだからな
舐めんじゃねぇ!
ルナルナ様×ロランで聖水プレイだろ常識的に考えて
サティ×ロランきぼん
サティ「おしおきしちゃうぞ…」
ロラン「ご…ごくり」
毎晩おしおきされに行くマゾロラン。
ストーリー準所で書こうとしても、前回同様宿泊(または野営)の描写が少なくて困る。
世界が狭すぎるのか……? と思ってしまったり。
戦闘も、カレンの銃何発も食らって立っていられるのが不思議で不思議で……マスター・マティアス? リーナの弓のヘッドショットで一撃だろ常k(ry
>>93 いいね
あと、行為中にアルティのビーストの本能が目覚め、
ロランがアルティにリード(?)される話も入れといてくれ
ロラン×ポプリとロラン×アリスandテレスはなんか犯罪っぽいな。
99 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 23:45:51 ID:RlD8fd+n
ファティマは全身エロエロ星人
妄想はいくらでも思いつくのに文章に出来ないのは良くある話
皆が旅先の町で休んでいる中、ロランの姿だけが見当たらない。
サティは宿を出て、ロランを探しに行く。
すると、路地裏でうずくまっているロランがいる。
「ロラン…!」
「………サティ?」
顔色の悪いロラン。
サティはロランを宿まで連れて帰ろうとするが、ロランは言う。
「…こんな表情のまま…帰れない」
ロランが消え入りそうな声を振り絞って言うので、サティはひとまず風通しの良いところに、ロランを連れて行った。
「ごめんな…サティ。情けない所を見せてしまって…」
「ロラン…」
「……」
サティはロランの頭を撫でる。
「ロラン…泣いていいよ」
「え…?」
「気付けなくてごめんよ。君がこんなに無理をしていただなんて」
「ち…違うよサティ。ちょっと…具合が悪くなっただけなんだ!」
「ロラン…」
サティは明るく振る舞おうとするロランの目を見つめる。
「サティ……」
「…ロラン。ボクの前では、弱味を見せてくれたって…いいんだよ」
サティが優しく抱き締めると、ロランの瞳から涙が流れる。
「……辛かった。ずっと…辛かったんだ…色んなことがあって…。
でも僕はマスターだから、乗り越えていかなくちゃいけないって…
皆の前で、弱味を見せてはいけないって…言い聞かせてるのに…」
「もういいよ…」
サティはロランを膝の上に寝かせ、そっと頭をなでる。
「…おやすみ、ロラン」
「………ありがとう…サティ」
ロランはサティの膝の上で、甘えるように眠りについた。
ロランは、皆の前ではマスターとしてふるまっていたが、サティと2人きりの時は、まだ幼さの残る、17歳の少年に戻っていた。
いつものように、サティの膝の上で気持ち良さそうに眠っていたロランは、ふと目を覚ます。
気付くと、サティも寝ている。
「サティ…」
あどけない少女の表情で眠る、自分より年上の女。
ロランはまた瞼を閉じた。もう少し、このままで居たいと思ったのだ。
しかし、それを遠目に見る1人の女の姿が…
「ロラン……。なんでサティなんかと…」
困惑した表情で女がその場を後にする。
後に起こる悲劇を知らず、ロランとサティの仲はどんどん深まっていくのであった。
この泥棒猫・・・!
106 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 16:01:25 ID:5etqy5Oc
サティはエロいよな。ボクとあそぼうだぞ
悲劇w
サティの膝で昼寝をしていたロランは、夜もサティ無しでは眠れなくなっていた。
「サティ……」
「ん?なんだいロラン…こんな夜遅くに」
ロランは無言でサティの手を握る。
「寝惚けてるのかい…?ロラン」
「サティと一緒に寝たい…」
サティの手を強く握るロラン。
サティは一瞬戸惑いを見せながらも、微笑みながらロランの顔を覗き込む。
「顔赤いよ…スケベロラン」
「…!?」
ロランはハッとして慌てる。
「夜這いに来たの…?」
「ぼ!僕はそんなんじゃ…!」
「そんなんじゃなくて…なんなの?ふふ…」
サティはロランの手を引いて、寝室に引きずり込むと、ロランの唇を塞いだ。
「……ん……ン」
サティの手を強く握っていたロランの手が力を失う。
「サ……サ…ティ…」
ベッドに押し倒したロランを、上から見下ろすサティは、小悪魔のように笑う。
「こんな夜中に女の子の部屋に押し掛けてくる悪い子は…おしおきしちゃうぞ……」
「サティ…僕は」
ロランはサティに衣服を脱がされる。
「ずっと……」
自身の衣服を脱いだサティの胸を、ロランが触る。
「いつか…サティの胸の中で…眠りたいと思ってたんだ…」
サティは少しくすぐったそうにしながらも…
気持ち良さそうに、自分の胸を触るロランを見て、少し照れた。
「ロランは…巨乳が好きだと思ってたんだけどな」
「僕は…サティの胸がいい…。サティの胸で眠りたい…!」
ロランはサティを捕まえ、サティの上になった。
「ロラン…!」
サティは抵抗するが、とても強い力で、ロランは押さえつける。
「サティ…」
「ロラン……あっ!……ん…」
ロランはサティの胸を口に含み、愛撫する。
「…ハァハァ……サティ」
サティは悔しそうな顔をしながら声を振り絞る。
「……ハァ……ハァ…ロラ…ン。悔しい……僕が……ロランに……おしおき…するはずだ…ったのに……」
「…サティ…ごめんな…。今日は…サティを抱きたい。サティの胸で眠りたいから……」
「分かったよ……。マスター・ロラン…」
情事は終わり、ロランはサティの胸の上でスヤスヤと寝ている。
サティは、ロランに貫かれ、グッタリとしていながらも、
ロランを胸の中に抱き締め、満足そうに目を閉じていた。
至福の夜は更けていくかと思われたが…その時、
キィ……
サティの寝室が開く音がした。
怖ーーーっ!!!!
鉈か?鉈なのか?
鋸?鋸なのか?
逃げてー!サティ超逃げてー!
鋸持ってるアルティを想像した。
でっかい釘を持ってるカレン様だよ
カレン「ロランのバーカ、バーカ!まったく、ロランはまったく!」
仮に百合限定だとしたら、ここの皆ならどんなの読みたい?
キィ……
「誰だ!」
サティの声で飛び起きたロランは、フルチンのまま剣を構える。
「僕がルーンナイトだ!」
「…寝惚けてるんじゃないよマスター・ロラン」
サティはロランのチンポをトランペットで殴った。
現れたのはバルバだった。
しかし…何か様子がおかしい。
「バルバ…?まぁ…いい。どっちにしろ、ハウルビーストは皆殺しだ!」
ミッション
「バルバ?を殺せ」
バルバを見事倒したロランとサティだが、手負いのバルバは逃げてしまう。
「待て!」
追いかけようとしたが、煙幕で見えなくなってしまった…。
「大丈夫かい…サティ」
「ロランこそ、怪我はないかい?」
「大丈夫だよ…!」
こうして騒がしい夜は過ぎていったが……
明くる日……
フィルが突然、ロランの元にやってきた。
「お師匠大変です!アルティさんが大怪我して帰ってきて……」
「なんだって?ロランとサティが慌ててアルティの元にやってくる」
「アルティ!大丈夫か?」
「うぅ……」
ベッドの上で弱っているアルティ。
「アルティ!誰にやられたんだ!」
ロランはアルティに近づいて、傷の確認をする……。
「あれ……?」
アルティの肩に刻まれた剣の傷……。
「ロラン危ない!!」
サティがロランを抱え、飛んだ。
大きな爪が、床にざっくりめり込んだ。
「ア…アルティさんが…アルティさんが…」
「フィル、皆を呼んでこい!」
「は…はは……はい!」
「アルティが…なぜ?」
「アルティを止めるんだ!」
「グオオオオオ!グオオオオオ!」
ミッション
「アルティを半殺しにしろ」
半殺しにしたアルティをシュタイナーに差し出すと、シュタイナーはコアバーストした。
コアバーストのおかげでアルティは元に戻り、シュタイナーと結ばれた。
シュタイナーが仲間になった。
アルティが仲間になった。
シュタイナーに毎晩コアバーストされて、アルティは七人もの子どもに恵まれ、幸せに暮らした。
何この超展開
ひでぇwwwwwww
これはwwwwwww
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
アルティ似のラスボスをフルボッコして撃破したロランとサティ。
舞踏会に呼ばれたサティは、キャパに作って貰ったドレスに身を包み、ロランと踊った。
「ロラン…」
「サティ…」
見つめ合う二人。
fin
他のメンバーの安否
アルティはシュタイナーと結婚
リーナはリヒテルと結婚
カレンはドンキーと結婚
フィルはファティマと結婚
リーダーはキャパと結婚
ルナルナはガストンと結婚
ポプリははぐれコピンと結婚
ラッシュはギルドのメイドと結婚
もう何が悲劇なのかわからないwwwww
糞ワロタwwwwwwwww
ところでここって保管庫あるの?
ついさっきヤンデレアルティと戦ってきた
これは…イイ
夏込みでルミ2の同人誌烈しくキボンヌ
@熱を出して寝込むアルティ、ロランが看病していると・・・?
A決戦を前にロランの「紳士度」を試すディア、しかし・・・?
Bおいしいお水をうっかりこぼしたルナルナさん、代わりの飲み物を探していると・・・?
Cウィルがさらわれた!代償としてポプリに要求されたものとは・・・?
Dサティによると、マスターになったものにはオトナの契約が待っているという。果たして・・・?
E王国によって捕らえられたファティマ、彼女を待ち受けるものとは・・・?
Fお嬢のピンチを救ったエース、しかしカレンの様子がいつもと違う・・・?
G実験の被験者を頼まれシュタイナーのもとに行ったリーナ、しかし・・・?
H変体痴女仮面アヤノさん、占いと称して・・・?
Iうららかな休日の午後、アリスとテレスの秘密の遊び・・・?
J一人になれる深夜、女王陛下の隠し事とは・・・?
あああああ他にも バルバ×アルティ獣姦 サティ強気攻め ED後の夜
触手 町を牛耳る男に陵辱されたカレン ファティマ×マスター etc...
とりあえずファティマ陵辱本で頼むわ、もしくはアヤノでも可
和姦はルナルナとサティで
突発的にファティマ×ルナルナ。異論は認める。
*****
事態は混迷していた。
床に倒れ伏す仲間達。かつての殿堂魔女エリシアすらも打ち破った百戦錬磨の仲間達が、
今は為すすべもなく五体を床に投げ打っている。
テーブルに並ぶのは色取り取りの酒と酒肴。倒れたグラス、平らげられた料理の数々、
ぶちまけられたカニの殻――これは当然ポプリが食べ散らかしたものだが――そして空の
ボトルが数え切れないほど。
祝いの席に相応しいヴィンテージ物のワインやシェリー、琥珀色のブランデー、上等な
麦酒などが惜しげもなく空けられていた。
ここまで言えばお解りの事と思うが、仲間達が倒れ伏しているのはアルコールの所為で
ある。真っ先に飲み始めたのはディア、ガストン、アヤメ、リヒテル等の大人組で、それ
に火をつけられラッシュも飲み始め、酒の一つも飲めないでは立派な騎士にはなれないと
のガストンの言葉に背を押されロランも飲んだ。
めでたい席の雰囲気に当てられリーナやフィルも少し飲んでいた気がする。ポプリは豪
勢なカニ料理に気を良くして、その勢いでシェリー酒を呷っていた。
酔っ払った周囲の人物に進められ、渋々ながらアルティとファティマもグラスに口をつ
けた。サティは早々にほろ酔いになってジョジィを抱いて眠ってしまった。
女王であるソフィアすらも無礼講という事でワインを二本ほど空にしていた。その場に
居た騎士連中は既に出来上がっており止めなかった。
カレン、エース、ドンキーの三人は元よりいけるクチだったようで、どの強いブランデ
ーなどをハイペースで空けていた。
そこまでは普通の祝宴だったのだ。
酔った勢いでアヤメが脱ぎだし、自分の身体に料理を盛り付け女体盛りとか言い出した
辺りから事態は混迷を極めた。四千年マジ自重。
まずシャッターを切ろうとしたキャパが空き瓶で殴り倒された。
次にフィルが赤面してぶっ倒れた。刺激が強すぎたらしい。
「全裸よりいつもの格好の方がエロいよな」
グラスを傾けながら、ラッシュが言った。
「何時も肌晒してる奴が脱いでも新鮮味が無いっつうか」
横でアヤメを煽っていたディアがその言葉に反応した。
「ほー。じゃ私が脱いだらどう思うんだい」
「そりゃ大喜びだな。やれるモンならやってみろよ」
ディアは酔った頭で少し考え、
「……この人目の中じゃ流石に恥ずかしいねぇ、やっぱり」
と、頭を掻きながら言った。
「でも、あんた一人ぐらいなら良いよ。見せても」
そんな会話のあとからあの2人は姿が見えない。きっと仲良くやっているのだろう。前
からそんな雰囲気あったし。
狂乱の中心ではロランがメイド服を着せられたり、ロランがネコミミフードをかぶせら
れたりされていたので、多分あの二人の同行には誰も気が付いていないだろう。
ちなみにアヤメの女体盛りはカニ料理だったため、ポプリが完食した。ただ酒のせいで
食べつくした事が分からず、「カニの味がする」とか良いながら未だにアヤメの胸に吸い
付いている。アヤメが未知の感覚に目覚めるのも時間の問題か。
ふと外を見る。ベランダの影からカレンとリーナの声が聞こえるのは空耳だろう。ガー
ターベルトやニーソックスが脱ぎ散らかされているのも見間違いに違いない。
逆方向を見るとガストンとリヒテルが女王に搾り取られ、死の淵を彷徨っていた。女王
は干からびかけている二人に気が付かず腰を動かしていた。
サティは眠りから醒め、助走したロランを見るや超音速で飛び掛っていった。その目は
獣性に支配されていた。
さよならロラン。綺麗だった貴方は遠くへ行ってしまうのね。女装プレイ&羽コキが初
体験なんてホットスタートに過ぎると思うのだけれど、今は亡き二人のお父上はどう思う
のかしら。
完全に他人事としてその光景を見つめていた。
さて、ここまで名前の出ていない人物が一人いるのにお気づきだろうか。
ルナルナである。彼女は酒より水そのもので飲むほうが好きな性質なの
で、水割り用の名水をそのまま飲んでいた。
よって完全に素面である。だからこそ、文面のような冷静な状況分析も可
能だったわけだが。
そんな彼女はその空気に当てられないうちにとっとと退散し、庭で拝借し
た料理と水のボトルを一人で楽しんでいたのだが、早々に料理も水も食べ
つくしてしまった。
そうして取りに戻ったところでこの惨状である。
生存者、零。
部屋の隅で泣きながら眠っているロランを踏まないように、料理の並ぶテ
ーブルに接近した。牛テールのワイン煮とバラのサラダを盛り付け、水のビ
ンを探していたところで、誰かに服の裾をつかまれた。
驚いて振り返ると、朱にかかった頬をしたファティマだった。ルナルナは、
彼女が慣れない飲酒で早々に眠ってしまっていたのを思い出した。
上体だけを起こし、上目遣いでルナルナを見つめていた。
「起きた?」
「……うん」
いつもと雰囲気が違う気がするが、気にしないことにする。
「眠いの?」
ファティマはコックリと頷いた。
「ベッドまで歩ける? それとも連れて行ったほうがいい?」
「……つれてって」
「うん、分かった。つれてってあげるから、立てるかな」
周りの人を起こさないように小声で話す。
ファティマはまた頷いて、ルナルナの服をつかんだまま立ちあがった。
ルナルナはその手を自分の手に繋ぎ直し、盛り付けた料理を一先ずテー
ブルに置き、手を引いて寝室まで案内した。
ファティマは幼子のように、手を引かれるまま付いてきた。途中キャパを蹴
り飛ばした気がするが気にも留めなかった。
割り当てられた寝室にたどり着き、ドアを開けてベッドまで連れて行く。ファ
ティマは無言でベッドまで歩き、布団に潜り込んだ。
「じゃあね」
そういってルナルナは飲みなおすべく会場まで戻ろうとすると、またもや服
の裾を掴まれた。
そういってルナルナは飲みなおすべく会場まで戻ろうとすると、またもや服の裾を掴まれた。
まるで寂しがり屋の子供のようだと思いながら、優しく諭すようにルナルナは言った。
「えっとぉ、私戻りたいんだけどなぁ」
「ママ、抱っこ」
何でやねん。
本当に酒のせいで幼児退行でも起こしたのだろうか。
「いっしょに、寝よ」
「わ、私ママじゃないよぅ」
弱弱しく否定すると、突然ファティマの目が潤み出した。
ヤバイ、これは泣くぞ。
「ママ、いっちゃうの?」
「えとえと、ごめんね。私はママじゃなくて、そうだ、ジョジィ連れてくるから、待ってて」
「ママじゃなきゃ、やだ」
違えっつうのに。
下手すると自分より肉感的な娘など、ついぞ持った覚えは無い。
されどそんなことを今の彼女に言おうものなら、火が付いたかのように泣くだろう。なぜなら今の彼女は完全に幼い子供なのである。
子供に理屈は通じない。
「ママ」
「えー、えー、えー、な、何かなぁファティマちゃん」
「おっぱい」
自分の吸ってろよ。
そう喉まで出掛かった。
「おっぱい飲んで、おねんねするの」
「いや、私そんなの出ないって……あ」
中身は子供でも身体は成人である。腕を掴まれると、一気にベッドに引きずり込まれた。服を捲し上げられ、
大きな乳房が露になる。
たわわな果実を見つけるとその先端を口に含み、音を立てて吸い始めた。その仕草は完全に赤子のそれで
あった。
ルナルナは半分停止した頭で、どうしてこうなったのかを考えてみた。
彼女の境遇で親に甘えられる状況など無かったのではないだろうか。物心付いたときには10%の人の下で血
みどろの戦いに明け暮れていたわけだし、今は世界が平和になり、それまで張り詰めてきた緊張の糸が切れた
のかもしれない。
それまで、彼女は親に甘えるという行為を、些細な願望として持っていたのではなかろうか。普通の子供なら当
然満たされる欲求だが、彼女はそれすら出来なかったのだから。
急に目の前の大きな子供が愛しく思えた。表出した形はいびつにも程があるが、本来満たされていいはずのさ
さやかな願いを叶えているなのだと思うと、自分はそれに答えてやるべきなのではないか。
どうせ酒の席での戯れ。その間ぐらいは、幸せな夢を見せてあげてもいいと思った。
ファティマ幼児プレイ
↓
んじゃ相手は母性溢れる巨乳キャラがいいな
↓
それとは別にルナルナでなんか書きたいわ
↓
ファティマ×ルナルナで解決!
という過程により書かれたものです。
関連性の無さ過ぎる二人で本当にゴメン。
続き出来て無くてゴメン。
読みにくくてゴメン。
お目汚しでした。サヨナラ。
普通の和姦ものが読みたい。
マスター・ロランがイグニスブレイズに巻き込まれて戦闘不能になったまま戦いは終わる。
ぐったりして動かないマスターに、フィルがリバイブボトルを叩きつけるが、ロランは動かない。
じゃあリバイブオールなら…と、リーナがリバイブオールを叩きつけるが、ロランは動かない。
「ロラン…ロラン起きて!」
アルティはリヴァイバルをかけようとしたが、間違えてインテンションをした後、イグニスブレイズしてしまった。
「ロランごめん!ごめんね〜!」
アルティは泣きながら、リバイブ・オールと間違えて、炸裂爆弾改とブクブク石とマナ・マテリアルをロランに叩きつけた。
「わ、私どうしたら〜…!」
慌てたアルティは自身にピヨリ石を使い、ドライブオールを飲み干すと、ロランにフィアフルフレアLV3をかます。
ロランは死亡した。
しかしアルティは無罪。
判決は「ピヨリ石で神経衰弱していたので無罪」であった。
アルティは清々しい表情で法廷から出てきた。
完
アルティは激怒した。
「ひぃぃ!!アルティ…アルティ……頼む!頼むから……許して……」
ロランが、自分を放置してファティマと墓の前でイチャコラしていたことに憤怒したアルティ。
彼女は、処刑場でロランのちんこを縄でグルグル巻きにして、ハウルビーストの尻尾に巻き付けて引きずり回していた。
「分かったよ…ロランも反省してるみたいだし…」
縄が食い混んで血だらけになったロランのちんこを見て、アルティは心を痛める。
「ロラン……私も傷付いたのよ…このロランの血だらけのおちんちんのように…」
アルティは傷口に塩を塗る。
「ぎゃああああああああ」
ロランは苦痛に喘ぐ。
「そう……もっと苦しんで…。ロランにも、私の心の痛みを知って欲しいの……」
「お……お願い…アルティ……もう…許し…て」
「……ロラン」
恐怖と痛みで泣き叫びながら、ロランは懇願する。
「ファティマを殺したら許してあげる」
アルティは満面の笑顔で、ロランの耳元で、そう囁いた。
完
アルティにイグニスブレイズしまくるので、ロランは獄炎のお守りを装備した。
「ふぅ…これで快適」
しかし、今度は杖で殴りかかってくるので、防御の極意を装備した。
「もうさすがに平気だろ…」
そう思っていたロランの目の前に、マナ・マテリアルが飛んできた。
「なんのこれしき!」
ロランはHP+30%を装備し、さらに、バイタルンオールを持っていた。
アルティは悔しがる。
「くそぅ…ロラン…ロランをぶち殺す方法はないの…?」
こ れ は ひ ど い
>131
乙ぱい
各キャラの年齢が気になる。誰か教えて・・・
ロラン17、アルティ16、ファティマ19、ジョジィ?、ラッシュ19、リーナ16、スタン44、シュタイナー21
ソフィア25、ガストン42、リヒテル27、キャパ24、ディア24、ルナルナ23、ポプリ14、サティ?、フィル12、カレン16、
エース22、ドンキー22
予約特典より
サティは年齢が判断しにくいな
30、40歳辺りから下手したら数百、数千歳ぐらいまでと幅が広い
少なくともアヤノさんよりは年下なのは間違い無いと思うが
まあ可愛いから何でもいいんだけど
ババァ結婚してくれ!
職人の中にロラン×アルティ派はいないのか?
ディアとルナルナの年齢おかしくね?
その年齢だと15年前の戦いの時ではまだ10にも満たないじゃないか
そんなガキが世界の命運を握るような戦いの場にいられるわけが・・・
あれ?なんだか頭上が明るいし、空気が湿っているような
>>146 15年前の戦いの時に居たのはこのメンバーの中ではサティだけじゃね?
>>145 金髪美少女店員さんも含め全て好きになりましたです、はい。
一番はアルティ、二番はリーナあたりだな。
幼くして魔女の素質があったんだよ、きっと
お子様が強いなんて、ゲームではよくある事
パロム・ポロムとか
ハウルビーストだけど魔女の資質があって
ロランと最終契約を交して、愛の魔女になり
人間になれたアルティが大好きです
キャパ×魔女が見たい
キャパだったら寝込みを襲うとか、仁術で媚薬を使うとか。
ある意味使えそうなキャラ。
フィルも使えると思うんだがなリーナやルナルナ、ポプリあたりのみだけど
保守
愛の魔女って意味分かんないよな
唐突に出てくる言葉が多すぎる
ルミナスアークにはよくあること
ルナルナ×フィルを妄想中
インスピレーション!
159 :
アルティ^^:2008/05/30(金) 04:20:58 ID:4gW135pY
私アルティ^^
ファティマルート行ったら…
アルティ、ロランを去勢しちゃう><
みんな、アルティルートに行って、可愛くて幸せな愛の魔女アルティを見てね^^
ロランのおにんにんのためにもね(笑)\^0^/
>>159 かまわん、続けろ
ファティニャルートに行った設定で
161 :
アルティ^^:2008/05/30(金) 04:30:27 ID:4gW135pY
私アルティ^^可愛い可愛い愛の魔女^^ロランのこと4000年前から愛してました^^
一昨日、愛しのロランを背後から抱き締めたら、ロランの肋骨が折れちゃった^^;ごめんねロラン><
昨日、愛しのロランの手を握りしめたら、手首が折れちゃった^^;ごめんねロラン><
今日、ロランにディープキスしたら窒息しちゃった^^;ごめんねロラン><
ごめんねロラン><ごめんね!だから早く息を吹き替えして下さい><><><
162 :
アルティ^^:2008/05/30(金) 04:40:23 ID:4gW135pY
私アルティ^^さいきん料理人凝ってるの^^
アルティの3分クッキング><
〜ロランのおにんにんハンバーグ〜
ファティマと結ばれたロランのだらしないおにんにんを収穫しました^^
取れたてピチピチおにんにんを、ほどよく茹でます^^
その後、ミキサーにかけてよく練ります^^
そのあと、それをほどよく焼きます^^
完成\^^/ロランのおにんにんハンバーグ\^^/
ん〜!うまい^^デリシャス!
やっぱりアルティ、料理の才能あるかも!^^^^^^
最近見かけないと思ったら本スレからこっちに来てたのかwwwww
つまんね
おもしれぇ
バルバ×アルティでも書くか
死にたいのかな?
職人になんて失礼なことを!
アルタナ界。
上下左右の区別もろくにつかない混沌とした世界で、アルティはただひとり彷徨っていた。
仲間たちはもういない。アルタナ界に突入した直後、ハウルビーストの群れに襲われて
一人残らず殺されてしまったのだ。魔女も、騎士たちも、ロランも。
アルティだけはビーストの仲間ということで襲われずに済んだ。
今ごろは外界もハウルビーストの襲撃を受けているだろう。カルナヴァ陥落も時間の問題だ。
でももうどうだっていい、魔女の仲間もいない、ロランも死んだ。こんな世界で何を希望に生きろというのか。
「……」
前を見る。道はそこで途切れており、深い崖になっていた。
飛び降りたら死ねるかな。もういいよね、みんなのところに行っても……。
そんなことを考えていると、後ろから声がした。
「やっと見つけたぞ……アルティ」
「!!……」
そこにいたのはバルバだった。
憎むべきハウルビーストの王。
魔女たちを殺し、そしてロランも、この魔物が――――!!
「うあああああああああああああ!!」
バルバを見た瞬間、アルティにわずかに残っていた感情のすべてが怒りに変貌し、我を忘れさせた。
アルティは手元の炎杖に持ちうる魔力のすべてを込め、バルバに解き放った。
……が、あっさりとかわされてしまった。
「ムダだ」
「う……」
魔力を使い果たしたアルティは、体の力が抜けてしまい、その場にへたり込んだ。
脳も若干落ち着きを取り戻した。バルバに聞く。
「今さら何しに来たの」
「ふん、もううるさい取り巻きもいなくなったからな。今は貴様が一人だけでちょうどいい」
「……」
「我はハウルビーストの王、バルバ。そして貴様は我が妃となるのだ」
「なんですって……?」
「我らハウルビーストが世界を統べるためにも王族という絶対権力の象徴は必要不可欠。さあ来い、アルティ」
バルバはアルティの華奢な腕をつかみ、むりやり抱き寄せた。
「ちょ……やめてっ……」
形ばかりの抵抗をするが、バルバの怪力に敵うはずもない。
バルバはアルティの衣服を強引にむしりとった。
「い、やああっ!」
あらわになったアルティの小ぶりな胸を、バルバはベロリベロリと嘗め回す。
「いや……誰か……」
「誰か、だと? 貴様の仲間……いや、人類全てがもう死に絶えたのだぞ」
「う……や……いやああっ」
バルバの豪快な愛撫は激しさを増す。
口内を舌で掻き回し、尻を鷲掴みにし、腿に手を這わせ、
アルティに全てを忘れさせるように、王という存在を刻み込むように。
「そろそろ終わりにしてくれるわ」
バルバはズボンを脱いだ。まるで大根のような男性器が現れた。
さすがにアルティも本格的な身の危険を覚え、震え上がる。
「ちょっとまって、やめて、そんなの入るわけない!」
「うるさいっ」
「いやっ、やめて、助けて、誰か、ロラン、ロラーン!!」
「黙れっ!!! ロランは死んだ!!!」
バルバは必死にもがくアルティを力尽くで押さえつけた。
「いやああ、ロランッ、ロラーン、いや、あああああっ!!」
普通の人間とは比べ物にならないほどの男根がぶちこまれた。
バルバに突き上げられるたび、アルティは気を失いそうになる。
もはやセックスの快感など軽く超越した衝撃がアルティの全身を襲う。
「いやあ、ひあぁっ、っやっ……」
声を抑えることもままならず、唇の間から喘ぎが漏れる。
汗が噴き、涙がこぼれ、涎がとめどなく垂れてゆく。
殿堂魔女になると意気込んでいた、明るく純粋なあのアルティの面影は何処にもない。
二人は座位の体勢になり、バルバのピストンはさらに速くなる。
「もう逝くぞ、アルティ、我が妃よ! たっぷりと我が子種を受け取るがいい!!」
「いっやああああぁぁぁぁ……」
事後。
「ふふふ、アルティよ。王族にふさわしい立派なハウルビーストを産めよ」
しかしそんな言葉はアルティには届かなかった。
アルティは地面に全裸で倒れ伏し、股間からバルバの精液を溢れさせている。
「えへへ……へへ、ロラン……子供できるんだよ……ねえ、男の子かな、女の子かな……?」
焦点の定まらぬ目で、ただ最愛の人の名を呼び続ける。
もはや理性も正気も残っていない、アルティはただの性人形となってしまった。
「ねえ、どんな名前がいいかな……ふふ……えへへ……」
こうしてバルバとアルティは結ばれ、ハウルビーストは栄耀栄華を極めるのでした。
おしまい
まぁ巨漢×少女っていうシチュが好きなだけなんだ
速筆すぎワロタww
GJ!
GJ!
投下する前に注意書きしてくれない?皆が鬼畜好きではないんだ。
GJ!
アルティ犯されてる姿もかわいいよアルティ
心がすさんでる奴ばかり
GJ!
大根並のバルバかわいいよバルバ
エロパロがもう少し盛り上がってくれれば爆撃しようかとも思うんだが
とりあえず注意書きは入れて欲しい。
ソフト陵辱だからまああんまり嫌な感じは来なかったけれど。
組み合わせ自体で想像は出来るけど、それでも注意書きは必要だと思うんだ。
そこらへんは頼みます。
純愛なんてまっぴらごめん!
陵辱とか途中で気付けよ
エロパロに純愛なんて求める奴いるのか
いま僕は、アルティに押し倒されている。
アルティは力が強い…。本人は自覚していないのだが…興奮すると、ハウルビーストとしての力が覚醒されるのかもしれない。
「ロラン……私だけを見て」
「アルティ…」
僕は、普段の華奢なアルティと散歩をしていて、木陰で休んでいた。
しかし、突然アルティは、草の上で僕の体に馬乗りになって、僕を見下ろす。
「ロランは私のものだもん…」
強い力とは裏腹に、アルティは女の子の顔をして、目に涙をためている…。
「アルティ……僕は…アルティに何か酷いことをしたのか…?教えてくれ……謝るから…」
アルティを落ち着かせようと、言葉をかけたつもりだったが、アルティの唇が僕の口をふさいだ。
「私…私……ロランが好きすぎて…ロラン…」
「ハァ…ハァ…ア、ルティ…何があったんだ……教えてくれ…」
しかし、アルティは僕の服を、その暴走した力で紙くずのように破る。
露出した僕の肌に、アルティが愛撫してくる。
体は…抵抗しようにも動かない…。
「ハァ…ハァ……アルティ…やめ…」
「ロランは…私のもの。他の女に盗られるくらいだったら…!」
「…ッ!」
アルティは、僕のズボンの中に手を入れた。
「アルティ…何をするんだ…」
「ロランが……最近冷たいから……ロランが……ファティマとばっかり喋ってるから…」
アルティは、僕の下半身を口に含んだ……。
憎々しげに口に含むアルティの愛撫は、下半身が食い千切られそうに歯を当てられ、痛みで気絶しそうになった……。
「ア…ルティ……痛い…痛…い」アルティが怖い……。僕はようやく…アルティに乱暴されていることを自覚し、体が震えた……。
僕は必死にアルティに訴えたが…アルティは愛撫を続ける。
やがて愛撫の痛みは快感に変わり、僕はアルティの口の中で出してしまった……。
「ハァ……ン……ハァハァ…」
息苦しくて、深く息をしていると、僕の精液を飲み干したアルティが、自身の服を脱ぎ、その肌を露にする。
「ロラン……私、おっぱいが小さくて…ごめん…ごめん…」
アルティの涙が、僕の頬に零れた。
アルティに押さえつけられ、…乱暴され、付けられた痣や傷が痛むのに……僕はアルティに怯えているはずなのに…僕は興奮している。
「ハァ…ハァ…アルティ…アルティ…」
さっきまで、恐怖に手が震えていたのに、今はアルティを求めている。
小さいけれど…形のよい乳房……そして…乱暴なのに…涙を流した女の子の顔……。
僕は頭が混乱していた。
「ハァ…ハァ…アルティ……可愛い…アルティ……」
「ロラン……」
「僕は……アルティが一番好きだ……」
「ロラン………」
「アルティ………いいよ。僕を……好きにしてくれ……」
僕が抵抗をやめると、アルティの力も自然と元に戻る。
すると…アルティは我に返り、馬乗りをやめ、僕の体を起こした。
アルティはショックを受けていた…。
「ごめん……ごめんねロラン……ロラン……ごめんなさい…」
アルティが僕の痣に、痛々しそうに触れると、急に恐怖が蘇ってきた…。
「さ…触るな…!」
アルティの手を払い、僕の体はひどく震えた。
「ロラン……ごめん」
しかし、僕はアルティの愛撫で、すっかり体が興奮仕切っていた。
「ア…アルティ…」
抑えられない性欲に、僕は再びアルティに体を差し出すように、草の上で仰向けになった。
「…アルティ…我慢できないんだ……悪いと思うなら、もっと…もっと…」
「……」
アルティは泣きながら、僕の体に、自分の体を重ねた。
アルティにレイプされてから1週間が経った。
皆の前では平静を保っているが…僕はアルティの事を思い出すたびに体の震えが止まらない…。
ハウルビーストの力……強い支配……支配。
恐怖と共に、それを求めてしまう矛盾した感情が沸き上がり……僕の下半身の勃起は止まらない…。
僕は今夜も恐怖に震えながらも、アルティの部屋に行く。
「アルティ…」
「ロラン…」
「ハァ…ハァ……アルティ……今夜も僕を……」
「ロラン……駄目だよ……ロラン…傷だらけじゃない!……ロランごめん……ロラン、なんでもするから……もうやめて」
「なんでもするなら……さっさと僕を……乱暴してくれ…」
僕は震えながら、アルティに抱きつく。
「怖い……怖いのに……もう僕の体は…アルティ無しじゃいられないんだ……アルティ…アルティ!」
「ロラン……ロラン…」
今夜も僕はアルティに調教されている。恐怖は快感に変わり…僕はもうアルティ無しでは居られない。
「ハァハァ……ア…アルティ……!」
アルティの激しい愛撫に、今日も僕は果てた…。
「……うう…うあ…」
ロランはベッドでうなされている。
私は、覚えたての回復魔法で、ロランに付けてしまった痣や傷を癒す。ロランには内緒で…。
傷を癒すと、ロランに優しく布団をかける…。
私がロランをレイプしてから3年が過ぎた。
あれから…何度も死のうとした。死んで…償おうと…。
私は自分の醜い嫉妬から、ロランの体と心を傷つけてしまった…。せめて…ロランの傷が癒えるまでは…責任をもって償うつもりだ…。
「ロラン…気を付けてね…」
「……」
ロランは何も言わずに、マスターとしてカルナヴァの王宮に出掛けて行く。
私は…午前中は講師をして、午後は家でひたすら魔法の修行をしている。
古代魔法に、記憶の一部を取り去る魔法があると聞いて、私は一心不乱に修行している。
ロランの心の傷を消すことができるかもしれない…。
もしも消すことができたなら…ロランはもう…苦しまなくて済むかもしれない。
…ロランの記憶から、私の存在を消すことができたら…私は今度こそ死のうと思う。
それまで、私は命をかけて、この魔法を修得しなければならない。
「ごほ…ごほ…」
いつもの咳が出る。魔法を使い過ぎた副作用だ…。
手のひらに、血が滲んでいる。
「ハァ…ハァ……私には…休んでいる暇なんて…ない」
私は、修行を続けた。
さらに…2年の年月が過ぎた。
私は、あと1ヶ月ほどで、記憶の一部を消す古代魔法を修得するところまできた。
「あと…あと1ヶ月…」
あと1ヶ月…。そんなときだった。ロランから信じられない言葉が出たのは。
「…アルティ、結婚しよう」
私は言葉を失った。
「ロラン……、駄目」
「アルティ…」
あれから数年経って、ロランは私に乱暴なセックスを求めてくることは無くなった。
それでも…傷が癒えたなんて、私は思っていない。
「ロラン…あと、もうちょっと待ってて…。あとちょっとだから…。そうしたら…私、ロランの元から…」
「アルティ!」
そのとき、ロランが私の頬を叩いた。
「アルティ…アルティ、なんだよこれは」
「ロラン……な、なんで…」
使わない間は、厳重に封印していた、禁忌の古代魔法が記述されている魔導書を、ロランが持っている…?
記憶の一部を取り去る、古代魔法が記述されている魔導書を。
「僕はもう一人前のマスターだ。…強力な封印だろうと…解けないものはない」
「ロラン…」
「記憶の一部を取り去る魔法だって…?これで何をしようとしているんだ…」
「ロラン……」
「答えろ!!」
ロランはとても怒っている。
「私……」
「僕の記憶を消すのか…?」
「違う!私は!私がロランを傷つけてしまった心の傷を消したく…て…ゴフ…」
「アルティ…?」
「ゴホッ……ゴブ…ゴフ…」
咳が止まらない…。
私には、時間が無い。
「…ティール…メナス…ソシュール…」
魔導書が光る。うまくいくか分からないけれど……
「アルティ……!!」
「ごめんね……ロラン……」
魔導書が光り、共鳴する。
あと1ヶ月かかると思っていたけど…発動できて良かった。
「我の生命力を捧げる……」
私は…、ロランに魔法をかけた。
「代わりに…その者を縛る悪しき記憶を消したまえ……」
「うわ……」
「ごめんね……ごめんね……ロラン…」
私は、体から力が抜けていくのを感じた。
「あ……苦し……ハァハァ…うっ」
それでも…最後の力を振り絞って…立たなければ……自分が最後にやるべきことを…。
「ロラン……ロ…ラン……ごめんね…」
気絶した……ロランを……置いて……私は……死に場所を……探した…。
支援
僕は、アルティに魔法をかけられ、しばらく気を失っていた。
「はっ…!アルティ…!」
アルティの姿は無い。時折、血のような痕跡があるので、僕はその痕跡を追った。
僕は…最初からアルティを愛していた。
だから…アルティが僕に、他の女のことで誤解し、嫉妬し、僕に乱暴したのが許せなかった……。
毎日、殺してやりたかった…。
でも…僕はアルティを…殺すことができなかった…。
アルティを憎めば憎むほど……自分がどんなにアルティを愛しているかを自覚するだけだった。
「アルティ…!アルティ…!!!」
僕は泣き叫んだ。
僕を縛る悪しき記憶など、もう無かった。
アルティと一緒にいたかった。
ただそれだけだった。
アルティ………どこに行ったんだ……許せない……
ロラン怖い支援
「アルティ…!アルティ…!」
血の痕跡をたどり、無我夢中で走った先に、ようやくアルティを見つけた。
僕とアルティの関係が歪む前に、よく2人で話していた場所だった。
「アルティ…!」
アルティの手を握りしめた。冷たい……。顔は、青白い。
しかし、息はかすかに聞こえる。
「アルティ…!しっかりしろ…!アルティ…!」
「………」
アルティは力無く瞼を開く。
「なん…で…な……んで……ロラン……魔法…かけた…はず…な…のに」
「……アルティ!アルティ!どうしてこんなことを……っ!」
「やっぱり…私…魔法の才能……無かったね…。効いてないなんて……なんにも……役に……立てなかった……」
「違う……!おまえが消そうとしている、悪しき記憶なんか…僕にはなかったんだ……」
「ロランは……優しいね……」
アルティの頬を涙が伝う。
「ロラン……ごめ…んなさい…」
「アルティ……!!」
「ロラン……最後に……お願いがあるんだ……」
「な……なんだよ……最後なんて…」
「ロラン……この指輪を……この…指輪…を」
僕は、分けも分からず指輪をはめた。
すると……指輪が光りを放つ。
「ロラン……だましてごめん………最後の……発動条件」
「アルティ……?」
指輪が白く光り、僕はその光りに吸い込まれて、意識を失った。
「………」
「……アルティ…」
「では、頼みますよ…マスターロラン」
「はい!女王陛下!」
僕はマスターとして、毎日忙しく、国のために働いている。
妻が先月に息子を産んだので、今まで以上に国のために働かなければならない。
「ふぅ…疲れたな。少し休むか」
僕は木陰で少し休憩していたのだが、何故か突然、僕は涙が止まらなくなっていた。
「なんでこんなに…悲しいんだろう…」
僕は、なぜこの場所にいると悲しいのか…分からなかった。
=終=
gj!アルティ健気過ぎる・・・
>>197 乙〜
しかしロラン×アルティ好きには少しキツい展開だな……
ともかくGJ!
次回作予定
『卑劣!バルバの巻』
バルバがロランの姿でアルティをレイープ。
アルティはロランを愛しているのに、ロランを見て泣き叫ぶ。
それを見て、ひどくショックを受けるロラン。
愛するアルティを汚された怒りのあまり、単身バルバの元に行ってしまうロランを、アルティが追いかける。
『アルティと温泉プレイ』
アルティの水着を見て股関がパンパンに張ったロランが、アルティと温泉プレイする話。
『こぴんれいーぷ』
ポプリがはぐれコピンにれいーぷされる話。
一番下に期待
ファティマンコ
204 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 17:55:15 ID:Gi3wbK8M
一番上に期待
>>200 二番目に機体
前にルーシャとのもあったし
じゃあ一番上で
俺も書いてみたいけど好きなキャラ=ルナルナ様が本編中、微妙に空気なせいでネタが…
せいぜいシュタイナーが全裸団長に妹寝取られてコアバーストッ!するぐらいしか思いつかないぜorz
207 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 19:28:00 ID:iuHH6cHx
一番下に期待
じゃあそのうち書くよ。
この順番で書く予定だけど、職人さんが気に入れば、下のアイデアをパクってくれ。
1.アルティと温泉プレイ
2.こぴんれいーぷ
3.卑劣!バルバれいーぷ
4.カレンのドンキーメカプレイ
5.リーダー的にイクよ
6.ポプリ×カニ
7.擬人化ジョジイ×ファティマ
8.女体化ロランと魔女のれずプレイ
9.ヴァ姐×ファティマ
10.リーナ×カレン
ロラン×リーナも待ってる
>>208 4、5のタイトルにワロタw
・・・・サティも待ってる
僕は、アルティにこう提案した。
「アルティ、温泉に水着なんて邪道だよな」
「…ロラン」
「アルティ、裸で入ろう」
「え?」
「大丈夫…何もしないからさ」
僕は紳士的な笑顔で言った。しかし僕も男……。
据え膳食わぬは…っていうとおり、アルティの裸に、僕は我慢ならなかった。
「はぁ…いい湯だな…」
僕がアルティの胸を…じっとりと観賞していると、アルティがそれに気づいた。
「ロラン……あっち向いてよ」
頬を赤らめ、身を縮め、アルティは精一杯、肌を湯の中に隠そうとする。
その可愛らしい仕草に、ますます僕の湯の中のマンモスは膨らむばかり。
「アルティ……」
バシャッ!
湯の水が跳ねる。
「きゃーロランのエッチ!!」
アルティに後ろから抱きついた僕は、アルティに思い切りビンタされるが…アルティはまんざらでもない顔をする。
「ロランのスケベ……何もしないって言ったのに…」
「本当に何もしないと思ったのか…?」
僕がアルティの顔を覗き込むと、アルティは顔を真っ赤にして僕を見つめた。
「…そういうのは…温泉出た後かと思ってた……」
「出た後も出る前も、アルティのおっぱいが触りたい」
僕は、胸を隠すアルティの手を掴み、アルティの胸に吸い付いた。
「きゃぁ…ロ…ロラン…!」
「ロラン…!ひゃあぁっ!」
「アルティのおっぱいは、可愛いな…」
アルティの柔らかいおっぱいを吸ったり揉んだり舐めたり……温泉の心地よい温もりもあってか…僕は本当に良い気分だった…。
アルティも、嫌々ながら……おっぱいだけなら…と、諦めた表情で僕を許している。
しかし、調子に乗った僕が、アルティの下半身に手を伸ばした瞬間、アルティにボコボコに殴られた。
「もう…ロランは…クールそうな男の子だと思ったら……どこまでスケベなのっ!!」
アルティにボコボコにされたと同時に湯にのぼせた僕の頭を、浴衣のアルティが膝に乗せて、うちわで扇いでくれている。
「アルティのひざ……気持ちいいな…」
「もう…!こりないんだからっ…!!」
「はは…」
浴衣のアルティは…可愛い。でも…なんだか色っぽくて…綺麗だ…。
今夜は楽しい夜になりそうだ。
=終=
>>206 ルナルナ様好きだから期待して待ってるよ
需要少なくても頑張れ
>>211-212 GJ!!ところで、湯上りのアルティはどんな髪型なんだろう?
それだけで(*´Д`)ハァハァしてしまうのは異端?
>>214 脱字
×:それだけで(*´Д`)ハァハァしてしまうのは異端?
○:それを想像しただけで(*´Д`)ハァハァしてしまうのは異端?
あかん…フィル×リーナが頭から離れん…
アイスを美味そうに食べるリーナを見て欲情したフィルが「僕のも舐めてくださいよ」仕方なく舐めさせられるリーナみたいな構造が…
217 :
サティと契約:2008/06/01(日) 02:11:26 ID:fsHFFOiK
「オトナの契約はもっと内容の濃いものなんだ」
無事マスターの試練を乗り越えたロランはこれまでの様にサティと契約しようとした。
しかしマスターとなった者がする契約は今までとは違うらしい。
「ボクとキミの心を一つにするのさ。さぁ、ボクの目を見てごらん」
何をすればいいのか分からずにいるロランに、サティは顔をぐっと近づける。
「サ、サティ……んっ!?」
「んっ、んんっ、んむ……」
唇を重ねられ舌まで入れられるが、ロランはされるがままに口内を蹂躙された。
「んっ……ぷはぁ! サ、サティ!?何するんだ!」
顔を真っ赤にして抗議するが、サティは全く取り合わない。
「もう契約の儀式は始まってるよ、マスター・ロラン。それじゃあ服を全部脱いで、横になって」
「えっと、急に服を脱げって言われても……ってサティ!?」
突拍子もない要求に戸惑っているロランを後目に、サティは自分の服をするすると脱ぎ始める。
絹のような肌、少々控えめな胸、やわらかそうな恥丘。
彼女の魅力的な身体が露になると、ロランはサティの要求も忘れて彼女の身体に見入ってしまった。
「何をグズグズしてるいるんだい?マスター・ロラン。男の子と女の子が裸で……ってことはもう何をするか分かるよね?」
そんなサティの問いにロランは少し考えた後、ハッとして目を逸らしながら頷いた。
「だけど……僕はこうゆことは……」
「初めてなの?アルティってコを助ける為にマスターの試練を受けるなんて相当な仲だと思っていたけど……」
そう言いながら不安そうな顔をしているロランを優しく撫でる。
ロランも決心したように服を脱ぎ始めた。
「ボクに任せれば大丈夫だから……。はじめるよ」
「うん……」
サティは既に硬くなっているペニスにキスをし、それにしゃぶりついた。
「あむっ、んっ、んむっ……」
舌がペニスの裏にくっつき、ゆっくりと這い上がった。
さらに頭を揺すってじゅぶじゅぶと出し入れして激しく刺激を与え続ける。
初めての者には強すぎる刺激の為か、ロランは時折腰を浮かせて逃げるような状態になっていた。
「うっ、あうっ、サティ…たぶん…もうっ」
「んむっ、んふっ、んんっ、いいよ、そのまま出してっ」
ペニスが脈打ち、口内に精液を吐き出す。サティはそれを一滴も零さずに受け止め、
ゆっくりと飲み込んだ。
「んん〜、ふぅ。たくさん出したね、それに……とっても濃厚。じゃあ次はマスターの番だよ」
「えっと、僕はどうすれば……」
「マスターと魔女は魔力を共有するんだ。さっきはボクがマスターの魔力を受け入れたから
同じ様にボクのココを舐めて、出てくるものを飲むのさ」
サティは自分で股を開き、指で秘部を押し広げた。
膣肉のキレイなピンク色と甘く淫靡な香りがロランの肉欲を掻き立てる。
そーっと顔を近づけ言われたとおりに舐めると、サティは身を震わせて嬌声あげた。
「あっ、んっ、そう……気持ちいいよぉ。もっと舐めて」
219 :
サティと契約:2008/06/01(日) 02:14:30 ID:fsHFFOiK
舐める度にあふれる愛液を、舌ですくって飲む。
しだいにサティの喘ぎ声も大きくなっていき、蜜もますますロランの口に流れ込んできた。
「あんっ、んくっ……ほらマスター、これがクリトリスだよ。これもなめ……っひゃう!?」
包皮を剥かれ剥き出しになったクリトリスに、ロランはサティが何か言い終わる前に本能的に食いついた。
強く吸い上げ、舌で撫で回し、軽く前歯も当てて責める。
「あぁっ!だめぇっ、ボクっ、イっちゃっ……あうっ!んんんんんん!」
突然の強い刺激により絶頂に押し上げらたサティは、波が収まるまでビクビクと腰を浮かせた。
「はっ、はぁっ、はぁっ、マスター、急に強くしすぎ……」
「ご、ごめん……」
「慌てちゃダメだよ、マスター・ロラン。それじゃあ最後の仕上げだ。仰向けになってね」
サティは横たわらせたロランにまたがり、ペニスを手で握り挿入位置を確認する。
「フフッ。これでマスターの初めてはボクのもの。いくよ」
ゆっくりと腰をさげ、蜜であふれる秘部にペニスを埋め込んでいった。
根元までペニスが入ったのが分かると、それを味わうように腰を動かし始めた。
「んっ、あっ、あっ、ああんっ……いいよぉマスター。マスターはっ、気持ちいいかい?」
「あうっ、うん……サティ、すごく……気持ちいいよ」
「よかった……、んっ、これでボク達の心は一つになったんだ。でももっと激しく動くからっ、ね」
そう言うとヘッドドレスにおさえられていない髪を振り乱す程に、腰を上下させたり円を描くように動かし始める。
いつしかロランもサティに合わせて動き始め、互いに快楽を貪り合った。
ここであるものがロランの目についた。目の前の少女の背中から生えている翼。
何となく掴んでみたい衝動に駆られたロランは、サティの背中を抱くふりをして、
両翼の端を掴んで引っ張った。
「!?、ひゃああああ!だめっ、羽はっ、あうううううう!」
突如サティの身体がビクンとはね、今までにない声を上げる。
悶えているようだが苦痛ではなく快楽に襲われているらしい。
220 :
サティと契約:2008/06/01(日) 02:15:43 ID:fsHFFOiK
「(羽は敏感なのかな?だったら……)」
今までに自分リードしていたサティが快楽に悶絶していることを悟ったロランは
グイグイとさらに翼を引き絞った。
「いあああああああ!ますたっ、羽っ、離しっ!んんんんんんんんっ!」
翼を引いたことで性器同士の結合も深め、ロランも下から激しく突き上げる。
「くううううう!、やめてっ、もうっ、イくっ、ああああああああ!」
きゅっと身体を硬直させ、ビクビクと腰を震わせて絶頂に達するが、
身体を貫くようなピストンは止まらない。
それからさらに二度三度絶頂に登らされたサティは
もう自分から動くことは出来ず、だらしなく開いたままの口から涎をたらしている。
「サティ、もうっ、出そうだっ」
「あ、あ、出してもっ、いいからぁ……はやく……終わってぇ 」
ロランはもう息も絶え絶えサティの翼を思い切り引っ張り、
ペニスを最奥まで突き入れて精を放出した。
「あうううっ!ましゅたぁぁ、あついぃぃいいっ!ああああああああっ!」
サティは口をパクパクさせて精を受け取ると、ぐったりとロランの胸に眠るように倒れこんだ。
その後目を覚まし顔を真っ赤にしたサティのお仕置きがロランを待っていた……。
「がはっ、はぁ、はぁ、も、もう勘弁してくれ……。早くみんなのところに戻らないと……」
「ん〜、しょうがないなぁ。もう許してあげるよ。でもちょっと待って。マスター・ロラン、腕を出してごらん。
儀式の締めくくりをするよ」
言われるままに腕を出すと、サティはユナイトリングを取り出してロランにはめた。
「マスター・ロラン。ボクはこの契約により、キミへの永遠の忠誠を誓う。このキスに、すべての愛をこめて……」
今までの契約とは違う、自分の中で何かが目覚めるような感覚がロランを駆け抜ける。
「さあ、みんなのところに戻ろっ!」
支援
222 :
サティと契約:2008/06/01(日) 02:17:45 ID:fsHFFOiK
サティの家に戻ると皆が二人迎え、無事マスターになれたことを祝福してくれた。
だがロランとサティが正式な契約を交わしたことを知ると……
「え〜ずるいよ〜。ロラン、あたしとも契約しよ〜」
「え!?ここで……ですか?」
「そうよ。ほら早くしなさ〜い」
ルナルナに契約を頼まれるが、先ほどのサティとの契約の儀式を思い出し、ロランは顔を赤らめてルナルナから逃げようとする。
しかし儀式の瞬間が云々と言っているキャパに捕まり、強引にルナルナの前に引きずり出されてしまった。
「マスター・ロラン。あたしはこの契約で、貴方への永遠の忠誠を誓います。このキスに、すべての愛をこめて……」
「…………。お、わり……?」
「そうよ〜。ロランってば何でそんなに固く身構えてたの?2回目なんでしょ〜」
来るべき儀式に対して固く目を閉じ、身をこわばらせていたが
手へのキスだけという拍子抜けするような結果に終わってしまった。
「サティ!さっきの僕達の儀式は一体……」
「ん?あぁ、最後のキス以外はオマケさ。ボクだって長い間山にこもってると色々と……ね。」
「オ、オマケって……」
「そんなことよりボクもみんなと一緒に行くことにしたよ。
ボク達のコが産まれてくる前に戦いを終わらせないと………なーんてねっ」
おわり
>>222 乙
良い、良いよすごく良い
最高だ
GJ!
>>222 ふぅ……
GJといわざるをえないな
すごいGJ
ああああああああGJ過ぎるうううううううう
羽が性感帯なんてハァハァ(´Д`;)
>>222 ふぅ……
GJといわざるをえないな
すごいGJ
>>222 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| GJ!!! |
|________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
けっこう仮面を書いてくれ
>>222 文句なしにGJ!だな
文章の上手さ、エロさ、シチュの無理のなさ
全てが揃ってた。あんたみたいな人がルミナスでエロパロを書きたいと思えたのは幸運だったな
オチが秀逸だったな。まさにエロパロというか
>>222 このイベント見たときから誰かがエロパロやってくれるの待ってたんだ
GJ!
これは抜かざるをえない
そろそろシュタイナー×リーナをお願いしようか。
むぅ…この本物の職人による大作の後に駄作を書いていいものか。
>>236 さあ投下だ
賑わっている、今だからこそ投下するんだ
盛り上がってきたお、興奮してきたお、俺も登校するお!
「リーナ、おまえのおっぱいを大きくする薬が出来た。これを飲むんだ…」
「いや…いやよ!兄さんは間違ってるっ!」
「来るんだリーナ。さもなくば、豊胸手術を受けさせるぞ」
「兄さんはいつから巨乳至上主義になったの…?私は…小さいままでいいのに!」
「リーナ!!来るんだ!!おにいちゃんリーナがおっぱいが小さいってからかわれるのが耐えられないんだ!!耐えられないんだ!!!」
「兄さんのばかぁっ!!!」
研究室に独り取り残されたシュタイナーおにいちゃんが、妹のためにしてやれることは、
「リーナはCと……」
データの改竄であった。
NEVER END
シュタイナーエロスwww
シュタイナーwwwwww
おにいちゃん必死過ぎだろwwwwwwwwwww
結構盛り上がったきたな
俺は妄想してるけど上手く文章化出来ない
くやしいのう…くやしいのう…
>>244 お兄さんにその妄想を話してごらん
断片だけでもいいから
>>245 244じゃないけどフィル×ポプリを妄想
温泉会話でフィルがポプリと一緒に風呂入ってるって聞いてハァハァした
保守
サティ「ぼく、センパイとして、おしおきしちゃおっかな〜」
ポプリ「できるもんならやってみなさいよ〜!」
‐10分後‐
ポプリ「ら…らめぇ…!ひゃわわ!はぅぅ…んっ!」
サティ「ワクワクするよね…!!!」
こうですか?分かりません><
―――夜の研究所内
シュタイナー「お疲れ、リーナ。悪かったな、こんな時間まで」
リーナ「ううん、兄さんの為だもん、これくらいへっちゃらだよっ」
シュタイナー「リーナ…」
最近、シュタイナーの中では、リーナの見方が変わり始めていた。
シュタイナー「り、リーナ…」
リーナ「え?何?兄さん」
シュタイナー「リーナは……に、兄さんが……す、好き、か?」
リーナ「う、うん、大好きだよ」
シュタイナー「……!!」
ドンっ
突然、シュタイナーはリーナを押し倒した。
リーナ「きゃっ、に、兄…さん?」
シュタイナー「り、リーナ…に、兄さん…我慢…できないんだ、もう…!!」
言い、強引にリーナの衣服を脱がしにかかるシュタイナー。
リーナ「に、兄さんっ!!」
シュタイナー「はっ…!!す、すまない!!リーナ!わ、私は、……!が……ま……!!」
リーナがくすりと笑った。
リーナ「兄さんなら、いいよ。私、兄さんになら…どんなことされても……」
シュタイナー「…!!!………コ……」
リーナ「コ?」
シュタイナー「コアバーストッ!!」
こうですか?わかりません><
そこまで書けるんなら最後までマジメに書いてくれよw
251 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 19:01:23 ID:2GdubziX
ファティニャ騎士団レイープ書きたいんだがおk?
文章力あんま無いがw
どうぞどうぞ
253 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 19:29:14 ID:2GdubziX
ファティマ「ん・・・ここは?」
騎士A「やっと気づいたか。おい皆、お姫様のお目覚めだぜ」
ファティマは、手足に手錠をかけられてる事に気づいた。
ファティマ「これは・・・何のマネだ?」
騎士A「へへ・・・。何も分かってないんだな氷影の魔女。お前はもうすぐ処刑されるんだよ。女王陛下からのご命令だ」
ファティマ「―――処・・・刑?」
騎士B「安心しな。処刑する前にいい子とをしてやるから」
ファティマ「いいこと・・・だと?」
そう言われファティマは騎士達に服を剣で切られ、ほとんど全裸の状態になった。
ファティマ「・・・っ!!何を・・・っ!?」
続き見たかったら言ってくれよw
ネタ考えるからw
>>253 乙
すごく良い
最高だ
GJ!
気長に待ってるから続きよろしく。
バルバさん手作りの感度増加ホムラピス3個装備とか
乳首とクリに糸括り付けて引っ張ったりとか
四つん這いで尻を突き上げた格好にさせられて鞭で叩かれて失禁とか
陵辱されてない時間も三角木馬に乗せられっぱなしとか
256 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:00:04 ID:2GdubziX
続き。
ファティマ「ふざけるな!!こんな手錠くらい……!」
魔法を発動―――しようとしたが、まったく発動出来ない。
騎士A「残ー念でした。その手錠には魔力を封じる力があるんだよ。お前も普通の女と変わらないな」
ファティマ「そん……な……」
騎士Aはファティマの乳房に口を当て、音を立てて吸い始めた。
ファティマ「な……っ!や、やめ……っ」
騎士B「凄い凄い。もうそんなに感じてるのか?」
ファティマ「…!!わっ、私は感じてなんか…あっ、あぅんっ!」
騎士B「もっと気持ち良くしてやるよ」
そう言って、騎士Bはファティマの体全体にローションを塗りたくった。無論、彼女の大事な部分にも。
ファティマ「いやっ!そこは……っ」
騎士B「おいおい。もうベタベタに濡れてるよ」
騎士Bは濡れたファティマの大事な部分にある、小さな可愛らしい豆をゆっくりを触り始めた。
ファティマ「あっ!あふぅっ!」
そしてそのまま人差し指をファティマの中に入れた。くちゅくちゅといやらしい音を立てながら騎士はその行為を続けた。
ファティマは今までにない屈辱と恥じらいで頭がいっぱいだった。
しかし彼女はこの先に起こるもっと恐ろしいことに、まだ気づいてなかった。
2人がファティマを攻め続けていると、背後から騎士Cの姿が見えた。
――――その騎士の手には、様々な拷問用具が握られていた―ー。
スマソ。今日はここまで。
これでいいのか?
>>256 乙です。ですが少し意見を。
自分はこのスレでは投下していないので、大きいことを言える立場ではないかもしれませんが
「」の前に名前を入れるのは、小ネタやキャラ同士の雑談を除いて、
控えたほうが良いというのが基本、ということになっています。
それと、よほどの長編でないかぎり短い投下を少しずつ、言うのは感想のレスをつけにくい、ということもあります
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/ ここあたりも参考にしてみてはいかがでしょうか。
こんなことを言って書く気をなくされてしまったらすみません。気に食わなかったらスルーして下さい。
それでは良い職人になるために頑張って下さい。長文失礼しました。
シュタイナー「足がなくてもコアバーストは決められる!」
ロラン&アッシュ(笑)「シュタイナー!俺たちが!両足になってやるぜ!!」
シュタイナー「ロラン……アッシュ(笑)すまない……。」
ロラン「何を水くさいことを!」
アッシュ(笑)「シュタイナーという騎士がいたこと、この俺の胸にしかと刻んでおくぜ!」
アッシュというと「屑がっ!」の人か
いや、アッシュ・クリムゾンかもよ
アッシュ(笑)「悔しい!でも(ry」
ブリグリ「あっしゅらいくすの〜」
ルナルナ「ロランのお水は〜力強い味わいだけどこれといった個性がないわねぇ。
ラッシュ(笑)のは〜悪くない単純さだけど……しなやかさが足りない。
フィルのは〜甘苦くて可愛い味〜。
キャパのは〜何だか喉にひっかかってしつこいわ〜。
ガストンさんのは〜カレー臭……?ちょっとスパイシーかも〜。
リヒテルさんのは〜味は整っていて万人受けしそうだけどインパクトに欠けるわねぇ」
職人さんマダー?
>>263 フィル君が一番美味しいということですね
個人的にウィウィが陵辱されてるのが見てみたい
ウィウィみたいな脱力ボイスが淫らな快楽に飲まれ堕ちていく姿は興味あるし
ここ初めてで内容もあれだが投稿してもいいのでしょうか?
>>267 もちろん
内容は先に書いてから投稿してね
269 :
ある日の温泉:2008/06/06(金) 18:35:05 ID:tFzacjnN
マスター御一行はリフレッシュのためにメテオ温泉に来ていた。
〜岩盤温泉〜
「やぁ、私の名前はキャパ!フリーじゃない念写マンさ!」
「知っていますよ。どうして温泉に入ってないんです?」
「それが聞いてくださいよフィル君!私は温泉に入れないんですよ!」
「えぇ?なんでですか?」
「実は……」
「キャパ、あんたは温泉に入るの禁止だ」
「な、なんでですかディア様!」
「私達の水着写真、あるいは着替えの写真をマジョ通に載せるつもりだろう?」
「ギクッ」
「わかったらコピンと遊んでな。もし入ってきたらマナマテの刑だよ」
「というわけですよ…」
「それは自業自得じゃ…」
「しかしまだまだぁ!!私にはこれがある!」
パララパララー♪
キャパ印の乗っ取り薬〜
「これは一定時間念じた相手の体を乗っ取れるエクセレントな薬なのです!」
「なんて怪しい薬なんだ…」
「これで私は温泉に入れるし、魔女様の水着も見れるし一石二鳥!」
「おぉ〜」
「ターゲット、マスターロラン!」
「えぇ!?お師匠を乗っ取るの!?」
〜天然洞温泉〜
ミュミュミュイーン(乗っ取り音
「もきゅ!?」
……おぉ!無事にロラン君の体を乗っ取れたみたいですね。
さて誰と一緒にはいっているのかな〜?
「ロラン〜?変な声出てたけど大丈夫〜?」
き、きたーーーーー!!!ルナルナさん!!
「ルナルナさんエクセレェェェント!!」
「も〜。キャパさんみたいなこといわないでよ〜」
はっ、しまった!私は今ロラン君だった!ごまかさねば!
「いや、僕も健全な男の子だから気になりますよ」
「そんなこと言ってるとディアにいってお仕置きしてもらうよ〜?」
…まずい。以前脱いだらすごいと言っていたけど、なんて透きとおるように美しい肌!
そして襲わずにはいられない完璧なボディー!
くっ!落ち着け私ファイト!体はロラン君なのだ!今襲ったら彼の名誉が………
270 :
ある日の温泉:2008/06/06(金) 18:36:28 ID:tFzacjnN
待てよ?
意識は私だが体はロラン君のもの。
彼の体だから何をしようが私は罪にならない!
すなわちやりたい放題ですかっ!?
「ちょっとロラン〜?息荒いけど大丈夫〜?」
グッバイ、ロラン君の名誉…
「うおおおぉぉぉぉ!!」
「ひゃあぁぁ!?」
あぁ!なんて柔らかい胸!いつまでも揉んでいたい!
「ちょ…ちょっとロラン…落ち着いて…目が怖いよぅ〜……」
こんな時に落ち着けるわけないでしょう?さて次は…
「ひゃぅぅ!?」
エクセレント!ルナルナさんは耳が弱いのか!
しかしまだまだぁ!私には編集長として他の場所も調べる義務と権利がある!
「というわけで調べるためにも邪魔な水着は取っちゃいましょ〜」
「いやあぁぁ!!あっ!ふぁぁ…」
ふむふむ乳首も弱いと。マジョ通特別増刊号の記事は決まりだな!
「うぅ…ロラン…もうやめてよ〜……」
あぁ!そんな潤んだ瞳を見ると私のインスピレーションと欲望がノンストップァア!!
私は変態と罵られようが、存在価値なしとか言われてもかまわない!だからヤル!
「ハァハァ…もうここまできたらやることはひとつでしょ…ルナルナさん」
そう、私の下半身のシンフォニアを乱射する!
あ、今ロラン君の体だからショートソードか。残念です。
「この私のショートソー………!!!!」
マンモスエクセレント…ロラン君。
「訂正。真魔剣レガをあなたの死者の門にいれるのです!」
「ひゃあぁぁ!?ロラン、お願いだから正気に戻って!!」
「魔剣よ我に力を……」
271 :
ある日の温泉:2008/06/06(金) 18:37:05 ID:tFzacjnN
ミュミュミュイーン
「はっ…ボクはいったい?」
「ロラン……?」
「!?」
なんだこの状況は!?
確かボクは温泉を楽しんでいたはずだ。
なのに目の前には裸で泣いているルナルナ様。
そして同じく裸になって魔剣をまさに今彼女に入れようとしているボク。
記憶がないけど…もしかしなくてものぼせた勢いで……!?
「えーと…」
「ロラン?正気に戻ったの?」
「正気というか、記憶がないというか、その…」
「うぅ…ひどいよロラン……」
なんてことだ……
無意識でボクはルナルナ様を襲ったっていうのか!?
ボクは彼女にそんな感情を持っていたのか!?
ただ自分がその感情に気付いていなかっただけで…?
………あらためておもいかえすと自分が彼女に好意を抱いていたことがわかる。
水を飲んだ時の彼女の笑顔が好きだった。
旅の間に色々なことを教えてくれる彼女が好きだった。
緊張している時に気持ちを解してくれる彼女が好きだった。
そうしていつの間にか彼女に対し恋愛感情を持ってしまった。
そして多分、いままで心の奥底に閉じ込められていた、彼女を自分だけのものにしたい
という感情が爆発してこの現状になってしまったのだろう…
けど…だからって紳士なボクがいきなり襲い掛かるなんて……
「ごめん…ボクは自分の欲望に負けたんだ……」
「えっ?」
「ルナルナ様をボクだけのものにしたい…そんな欲望に…」
「そ、それって……」
「ボクも今やっと気付いた…ボクはルナルナ様のことが…誰よりも好きなんです。
ボクなんかにこんなことを言われても、とても信じられないでしょうけど……」
「!!そんな…でもキャパさんみたいになって無理矢理だなんて……」
ボクの心の奥底にあった欲望っていったいなんなんだ?!
「そんな風になってたんですか…本当にごめんなさい…」
「ねぇ、ロラン…あたしの事が好きって本当?」
「はい…その気持ちは本当です」
「だったら…あたしのお願い聞いてくれる?」
「なんでしょう?」
272 :
ある日の温泉:2008/06/06(金) 18:38:05 ID:tFzacjnN
おそらくボクに対しての厳罰の要求だろう。
彼女を傷つけてしまったんだ…いかなる罰も甘んじて受けよう。
「今度は無理矢理じゃなくて……やさしくしてくれる?」
「はい。わかりまし……っええぇぇ!?」
予想と全然違う言葉におもわずボクは叫んでしまった。
「ど、どどど、どうしてそうなるんですか!?ボクは…」
完全に取り乱しているボクに、彼女は
「あたしも……ロランの事が好きだからだよ…」
凄まじい爆弾を投下した。マナ・マテリアルなんて目じゃない。
「ルナルナ様が、ボクを!?」
「うん。でもロランはアルティやファティマと仲良さそうだったから、
そんなこと考えないようにしてたんだよ〜…」
「そ、そんな……」
「ロランにはあたしよりもアルティやファティマのほうがいいに決まっている。
あたしはAOもMOVEも低すぎるからロランの足手まといになるに決まっている。
あたしがこんな感情持っちゃだめなんだ!ってね。でもやっぱり無理だった……」
「ルナルナ様……そこまでボクの事を…」
「だからね?さっきロランが好きだって言ってくれて、本当にうれしかったんだよ〜?」
潤んだ瞳でボクを見上げる彼女…………魔剣が嫌でも反応してしまう。
くっ…落ち着け!クールになるんだロラン…また欲望に負ける気か…!
「ルナルナ様…でもボクは自分の欲望に負けて…」
「確かに最初は怖かったけど、今は元のロランに戻ったし…
だから今度は…その………」
彼女は言い終わる前に顔を赤らめてうつむいてしまった。
彼女はボクを好きだと言ってくれた。
そしてボクも彼女が好きだ。これ以上何がいる?
ボクが彼女の願いを断れば、かえって彼女を傷つけてしまう……
「ルナルナ様、本当にボクでいいんですか?」
ボクは最後の確認をとる。
「ロランだからいいんだよぉ…?」
温泉から出て、彼女を脱いだコートの上に寝かせる。
「あ、あともうひとつお願い聞いてくれる?」
「なんですか?ルナルナ様」
「その…様付けとかやめてくれる?アルティ達と話す感じで…」
「わかりま…コホン」
いきなり言われても難しいものがあるが、彼女のためだ。
「わかったよ…ルナルナ……」
「ありがとう…ロラン……」
273 :
ある日の温泉:2008/06/06(金) 18:39:28 ID:tFzacjnN
ボクは彼女を抱き寄せ、そのまま唇を重ねた。
「んっ…」
触れた部分から彼女の柔らかい唇の感触と温もりが広がった。
ボクはそのまま彼女の口の中に舌を割りいれる。
「ん…ふぅ……」
一瞬身体を強張らせたけど、彼女はボクを受け入れてくれた。
互いの舌を絡め、そして舐めあう。とても甘い味がする。
いつまでもこうしていたいが、息苦しくなり唇を離す。
「っはぁ…ロラン……」
蕩けた表情でボクを見つめてくる彼女がたまらなくいとおしい。
再び軽い口付けをしてから、ボクは彼女の身体へ手をのばす。
「ルナルナ…胸、触るよ?」
「うん…あっ…ふぁ……ぁぅぅ…」
彼女の豊満な胸を軽く揉んでみると、それは極上の触り心地がした。
ボクが胸を揉んだりする度に、彼女はさらに声をあげる。
その声がもっと聞きたい……ボクはさらに速度をあげて胸を弄る。
「ふ、ふぁあ…あっ!!」
ボクの手が桜色の乳首に触れた瞬間、彼女は一際大きな声をあげた。
「ここが弱いの?」
「ひゃあぁ!ロ、ロラン…あんまり触らないで……」
うーん、女性はみんなここが弱いとかラッシュが言ってたけど本当なんだな。
ラッシュには他にも色々吹き込まれたけどそれが役立つとは思ってもみなかった。
見つけた弱点をボクは吸ったり甘噛みしたりして何度も攻めたてる。
「ちょ、ちょっと…ロラン…やめてって…ばぁ…あ…!」
彼女から抗議の声があがるが、ボクは無視して彼女の秘所に手を伸ばす。
そこはすでに濡れていて、彼女の愛液が溢れ出ていた。
指を入れて掻き回したり、舌を這わせるとどんどん愛液が溢れてきた。
「あっ!ひゃああぅ!ロ…ロランもうやめてぇ…あたし変になっちゃうよ〜……」
潤んだ瞳、そしてそんな熱っぽい声聞かされたらこっちも変になるってものだ。
「ルナルナ……そろそろいいかな……?」
274 :
ある日の温泉:2008/06/06(金) 18:39:59 ID:tFzacjnN
すでにボクの魔剣は魂一杯、攻撃力255の状態。
今まで攻撃力は75が最高だったのだから、限界なんてとうに過ぎていた。
「極力優しくするけど、痛かったら言ってね。」
そう言ってボクは魔剣をゆっくりと彼女の中に入れる。
やがて魔剣の先端が彼女の膜にたどりついた。
「ルナルナ…いくよ?」
彼女がコクンと頷いたのを確認して、ボクはひと息にそれを貫いた。
「〜〜〜〜っ!!!」
「っ大丈夫?」
「ひっくぅ…ぅぅ…思ってた以上に痛いよ……」
結合部分から零れる血が彼女の痛みをものがたり、そして
それに耐えながら涙をぼろぼろとながす彼女をみると、罪悪感がこみ上げてくる。
「ごめん…優しくするっていったのに……」
「だ、大丈夫よぉ…これくらい…。ロラン、動いていいよ…」
ボクは彼女に言われるままゆっくりと腰を動かし始める。だが…
「くぅぁ!?」
「ロ、ロラン?」
彼女の中はとても温かくて気持ちよかった。否、よすぎた。
少し動いただけだというのに、ボクの魔剣から魂が出かかる。
これはまずい、まずすぎる。とてもじゃないが魔剣が持たない。
せめて彼女を気持ちよくさせてから出さないとあれってもんだ。
そう考えると魔剣の動きは、自然に激しくなってしまった。
「ひゃっ、あぁロ…ロランっ!そんなっ…いきなりっ…激しくしな…いでぇ!!」
ごめん無理。もうとまれない。
魔剣の魂は、みんな一様に早く解放してくれと泣き叫び、悲しみ、嘆いているが
ボクにもプライドはある。彼女が達するよりもはやく解放するわけにはいかない。
「ひゃふ!あぁ…ロラ…ンッ!んぅぅっ…あたし…もうっ…!」
乱れる彼女もまた綺麗だった。もっと見ていたい、繋がっていたい……
しかしボクの願望空しく…魔剣は臨界突破寸前だった。
「くっ…ごめん、もう…」
ボクは急いで魔剣を引き抜こうとした。だが…
ぎゅうぅ
「ちょ!?ルナ…」
その瞬間彼女に強く抱きつかれ、抜けなくなってしまった。
「くあぁ!?」
「ひゃあぁあああ!!もうらめぇ!!!」
そしてそのままボクは魔剣の魂を解放してしまった。
いったいどこにこれだけいたのか不思議になるくらいの量を解放し、
そのままボク達は倒れこんだ。
275 :
ある日の温泉:2008/06/06(金) 18:40:39 ID:tFzacjnN
「ルナルナ様…なんで抜くの拒んだんですか……」
「むぅ〜、その言い方は駄目だってばぁ」
「もし子供できたらどうするんで…だよ…」
「あたしはロランの子供欲しいよ〜?」
「はぁ………なんだ!?ツールに光が吸い込まれていく!?」
「この光は…あたしとロランの最終契約が完了したみたい!」
「最終…契約?」
またいきなり新用語がでてきたよ……
グランシールといい、なんでボクの旅はこんないきなり新用語が飛び交うのさ?
「そう。強い信頼関係にあるマスターと魔女の最後の契約。
この契約をしたマスターと魔女は生涯離れることのない関係になるんだよ〜」
とても嬉しそうに新用語の解説をしてくれた彼女にボクは素直に感謝する。
あれ?生涯離れることがないってことは………
「つまりそれって……」
「そう、あたしとロランの永遠の愛が約束されたってことだよ〜」
(我が名はヤルティ………我はアルティでありアルティではない……)
一瞬ボクの頭の中に黒いアルティが出てきて消えた。
今のはいったい?まあいいか………
「そんな契約がなくても、一生君を守ってあげるよ。」
我ながらなんて歯が浮くような台詞…リヒテル団長と同じレベルだろうか?
「ありがとうロラン……」
「ずっと二人一緒でいるためにも、絶対にハウルビーストの根源を倒さないとね」
「あたしもロランとおいしいお水のために頑張っちゃうんだから〜」
「ボクは水と同レベルなのか………?」
「うぅん、シーマント源流水よりも好きだよ〜」
それがどれくらいなのかよくわからない……
しかし彼女がどう思っていてもボクの気持ちは変わらない。
「必ず…守ってみせる……」
改めて決意をしたあと、ボク達は再び唇を重ねた。
276 :
ある日の温泉:2008/06/06(金) 18:42:30 ID:tFzacjnN
〜岩盤温泉〜
「ベリーシット!あんないいところで薬の効き目がきれるなんて!」
「おわぁ!?キャパさん!いきなり起き上がらないでくださいよ」
「この薬は対象者の精神力で効いてる時間が変わるのが難点ですねぇ」
「本当にお師匠を乗っ取ったんですか…どうでした?」
「少々残念ですが、中々エクセレントな時間でした」
「へぇー」
「でも代償としてロラン君、この後瀕死かご臨終の状態で帰ってくると思います」
「ちょっと!瀕死ってなんですか!?」
「ネクストターゲットは〜……」
「聞いてます!?」
「うん。精神力もしなやかさも足りないラッシュ君なら長時間乗っ取れるでしょう」
「また行くんですか?」
「えぇ。まだ温泉に入り足りませんし、ディア様もきっとそばに……クフフフ」
「(絶対ディア様目当てだ…)」
「ターゲット、ラッシュ君!」
「お師匠大丈夫かな……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メテオ温泉に行った翌日、僕の周りに少し変化が生じました。
お師匠は瀕死どころか幸せそうにルナルナさんとペタペタくっつきはじめたし。
てかお師匠、ルナルナさんと女王陛下は僕が手に入れる予定なんですから離れてくださいよ。
アルティさんは「私の中のビーストが目覚めちゃう!」とか頻繁に言うようになったし。
ファティマさんも全身からどす黒い闇の波動出し始めたし。
リヒテル団長のレベルがいつのまにか255に上がっているし。
そしてラッシュさんがなぜか行方不明にもなったし。
そして真実を知っているだろうキャパさんはなぜかずっと昏睡状態です。
〜終〜
長文&お目汚し失礼しました。
GJ!!!!
抜けるし面白いw
初めてとは思えん出来だGJ
(笑)の身になにがあったんだ!?
す、素晴らしい……
魔剣(?)の使い方にはそんなものが……
ついにルナルナ様のが!
GJ!
ネ申と言わざるをえない
ルナルナゆる可愛ええ〜
作者さんGJ!
>>「魔剣よ我に力を……」
で爆笑した
そろそろファティマのを期待させてもらおうか
>>286 1スレ目の作品も保管されてるじゃないか
乙!
288 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 23:38:42 ID:+qFQTpTd
ぐはっ・・前に自分が書いたヤツも載ってるじゃないか!恥ずっ・・
2も丁度1周終わったし何か書いてみよっかな
>>286 乙!
早速アルフ×ルーシャ見てきました
「実は僕…Mなんだ…」
ベッドの上で衣服を身につけていない男と女が2人。シンと静まり返る部屋。
ロランは自分の性癖をアルティにカミングアウトし、アルティは呆気に取られる。
しかし、ロランが自分を女として感じてくれないと思っていたアルティの誤解がすうっと解けた。
「僕はアルティに…その……」
口ごもるロランは複雑な顔をしている。
「…ごめんアルティ。……引いただろ」
下をうつ向くロランをしばらく見つめ、アルティは決心したようにベッドにロランを押し倒す。
「アルティ…?……ッ!」
アルティはロランの口の中に舌をねじ込み、ロランの口を開かせる。
「……ん!…ハフ…フクゥ…」
アルティは同時に、ロランの性器に手を添え、力強くギュッと握る。
「あぁ……!!アルティ……アルティ……ハァ…ハァ…」
アルティの突然の攻めに、ロランのMの性癖が呼び覚まされる。
「ロランごめん……私も性癖がオカシイの……実はSなの……」
アルティが申し訳なさそうに言うが、ロランはその言葉に興奮していた。
「アルティ……すごいよアルティ……!僕を…僕をしごいてほしい……お願いだよアルティ…アルティ様…」
「いいの?しごいちゃうよ?ロラン耐えられる?」
「耐えられない…もう…すでにアルティがSだって聞いただけで……出そうなんだ…直ぐにイキそうだよ……アルティ様」
「ダメ…!私が許可するまで…勝手に出したら許さないから……」
不敵に微笑んだアルティはそう言って、ロランの性器をくわえた。
二人の秘密の夜が始まる。
ドMでスマン……
ルナルナ様に水責めされたい。
カレンに銃で責め立てられたい。
ファティマに鞭で叩かれたい。
サティがいじめるのといじめられるのとアナル責めと孕ませ物をお願いします
「ロランって…可愛いよね…」
「ルナルナ様……」
「私より、7歳も年下なんだよね……」
ルナルナはロランの体に触れ、股間を撫でる。
「ハァハァ……ルナルナ様……!もっとしごいて下さい……あなたのオッパイで窒息したい……」
「私、今日はぁ〜ロランのお水を飲みたいな……下のお口で……♪」
「ハァ…いいですよ…ハァハァ…ルナルナ様が……水責めしてくれるなら……」
「水責めじゃないよ〜!水ソムリエになるためのっ、修行なんだからぁ〜!」
「ハァハァ……お願いします!」
ルナルナはいくつかのバケツに水を入れたものを用意した。
ロランは衣服を脱ぎ、四つん這いになる。
ルナルナがロランの後ろに周り、ロランの頭を水に突っ込ませると、ロランの性器をバックから両手でしごく。
「水さんを感じるのよ〜ロラン!水さんを感じるの!」
「ゴブ!ブゴッッ……ボコボコ……」
ロランが溺れそうになると、ルナルナはロランの頭を水から出す。
「……ゴホッ!ゴフッ!……ハァハァ…ハァハァ…」
ルナルナは、苦しそうに息をするロランを、再び水に責め入れる。
「水さんを好きになる…それが水マスターの第一歩よロラン!」
「ブクブク………ブクブク……」
もっと、もっとだ!
ホッシュ(笑)
るなるな様の女雫の扇でちんぽなでなでしてほしい
エロいよな女雫の扇
俺はサティのふさふさした羽でなでなでしてもらいたいかな
俺は水着姿のアヤノさんにご奉仕してほしい
基本攻撃 説明
扇で相手を斬りつける
斬り・・・つける
ところでテオ奮闘記は知らぬ間に廃止?
最後はヴァネッサと結ばれて欲しいな
306 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 01:38:34 ID:kREpJUxX
空気を読まずにアルティ×ロランのエロが読みたいといってみる
カレン×ガストンでも書くか
はいりません><
309 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 22:17:44 ID:PJNf8aoe
俺もあえて空気を読まずにロラン×ファティマが見たいと言ってみる
じゃあ俺はアリスとテレスのWフェラを
「アルティさま…!」
「わらわを崇め奉るのだ…僕ルンよ」
「ははぁ…!」
ロランは、全裸の女神アルティさまにチンコを踏みつけられている。
「あぁ…!アルティさま…!もっと僕ルンめを踏みつけて下さいまし…!」
「そうじゃな…!わらわが踏みつけると、貴様の情けないチンコの子種も活性化されるであろう…!」
ぐにぐに…!うにうに…!
「アルティらまぁ……!アルティらまぁ……!!っっ!!><」
ロランは情けない声を出しながら、アルティの柔らかい素足の下で勃起する。
「アハハハハ!アッハッハッハッハッハ!!!!」
なんて恐ろしい光景なのだろうか…。
度を越したドMの僕ルンと、ハウルビーストの女王アルティの、夜の饗宴は今宵も激しさを増すのであった…。
「わらわはアルティ。貴様らの情けないカビの生えた性器に精気を与えんとする情熱の女神…そして、ハウルビーストの女王なり」
「アルティ様!」
甲冑を全て脱ぎ捨てたマスター・ロランは、童貞チンポをアルティ様に捧げる。
「アルティ様…!どうかこの情けない童貞チンポに、力をお与え下さい」
「苦しゅうない。チンポを挙げよ」
ロランの情けないチンポはアルティ様にひれ伏していたが、アルティ様の全てを包み込む慈悲に包まれ、表を上げた。
「わらわを見よ。そして、そのチンポの力をわらわに示せ」
アルティ様の圧倒的な圧力感に、ロランのチンポは勢い良く聖水を飛ばした。
「うむ…。なかなかの味じゃな」
頬に着いた聖水を舌で舐めとったアルティ様は、ロランのチンポに触れ、口に加えた。
「アルティ様…!このロラン…!有り難き幸せにござりまするぅ…!ん!んっっ!ふにゅう……><」
アルティ様の舌に舐め尽くされたロランは、あまりの充足感に気を失った。
「ふ…。この程度で気を失うとは…早漏れめが。それでは、わらわの蜜壺の中では事切れてしまうぞよ…」
アルティ様は闇の中にお姿をお隠しになられた。
「また来るが良いぞ…ロランとやら」
ロラン
アルティ様の圧倒的圧力と言う名のサディスティックに、僕たち僕ルン軍団は大勃起大会勃発><
アルティ様の見下ろす冷たい目線…鯨がオキアミを見つめるような視線に僕らのチンポはもう耐えられなくて大勃発です><
アルティ様のあまりの美しさに僕の股間はいつも我こそはバルバだハウルビーストなんです。
314 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 12:49:20 ID:dAYGoOd3
吹いた
ウィウィみたいな天然脱力系のキャラクターが乱れる姿が見たい
陵辱でも純愛でも普段から想像できない姿になるから
〜レヴ魔法学園・マスタールーム〜
「ボクはロラン。マスターをやっています。あの戦いから1年修行していまじゃ立派なマスターです。
ディアにも命令できるほど偉くなれました。でもアヤノさんだけには金銭問題的に逆らえません。
ここ最近仕事続きで疲れます。色々と。」
独り言をぼやいているとドアがノックされた。
「はいど〜ぞ〜…」
「ロラン〜?そろそろ休憩したら?」
「おいしいお茶もあるわよ〜」
アルティとルナルナがお菓子とお茶を持ってきてくれた。
「そうだね…仕事も一段落したし休憩にするか…」
疲れたボクは二人の言葉に甘え休むことにした。
「ん?アルティが持ってるのってもしかして…」
「これ?ルミナスアーク2よ。」
「あたしも持ってるよ〜。」
ルミナスアーク2。なぜ2かは謎。
キャパがボク達の長い戦いのドラマを後世に残すべくあみ出した、新芸術「ゲーム」だ。
ドンキーとのコラボ作品で、ドンキーの作ったDS(ドンキースクリーン)という不思議な
メカにキャパの作った「ソフト」という不思議なラピスアーツを入れると遊べる代物らしい。
画像と音声付で世界を救った英雄達の冒険が体験できるとあって、大陸全土で爆発的に売れている。
音声は実際にボク達の声(キャパは常にボク達の発言を録音していたらしい。)が使われている。
(録音しきれなかった部分はドンキーの作った蝶ネクタ○型変声機でキャパが熱演したらしい。)
「二人とももっていたのか…どんな感じ?」
「いいできよ。実際に旅した私達が懐かしい気持ちになれるわよ。」
「でもキャパさん、なんでこんなにあたし達の会話を録音できてるのかしらぁ…」
「あの人の辞書にはプライバシーの侵害も自重も規制もなんもないからね……」
「ロランはやらないの?」
「ん〜…やってみたいんだけどマスターの仕事がな………」
「マスター権限で休校とかにしちゃえば?」
「それ生徒の授業遅れて生徒の全国模試にひびかないか?」
「大丈夫よぉ、ディアったらこの3日間授業取り消してどっぷりプレイしてるから〜」
大丈夫なのかこの学校は!!まぁ……ならいいよね?疲れてたし息抜きいるよね?
「明日から一週間レヴ魔法学園は休校です。ルミナス買ってレッツプレイ!
byマスター・ロラン」
やっちゃった。どこの世界を探してもこんな馬鹿なお触れ出したのはボクだけだろう。
しかしこれで思いっきり羽が伸ばせてみんなとも話題があって一石二鳥!
…………………一週間後、ボクはこの選択を超絶後悔することになった。
〜一週間後〜
ボクは無事にルミアスアークをクリアできた。しかも4週。
しかし……このソフトには大きな問題点があることを同時に知ってしまった。
9割は完全実話のノンフィクションだった。そこは問題ない。よくできている。
「我こそがバルバだ」でも問題ない。「10パーセント」でも問題ない。実話だから。
問題なのは残り1割のフィクション。いや、正確にはキャパの妄想、願望だ。
アフターブレイクの一部の会話や台詞ミスは許せる。温泉イベントも…まだ許せる。
真に問題なのは…………
ボクがどう転んでもアルティかファティマとかなりいい仲になっているところだ!!!
……冷静になってみると27章あたりから変だった。
誰かの夢を壊すかもしれないが、実際とゲームの内容を今一度比較してみよう。
まず、アルティがハウルビーストとわかって落ち込んでいたとき。
実際の優しいボクはアルティを慰めたあとファティマと3人で父さんの墓参りにいった。
が!ゲームではどちらかの行動しか起こせない二択になっていた。
次、アルタナ界に突入するとき。ボク達全員特に問題なく突入成功。
が!ゲームではアルティかファティマの暴走でどっちかと戦闘。
しかもアルティメインだと「最終契約」だの「愛の魔法」だのマスターでも意味不な言葉が。
バルバと殿堂魔女の戦いはノンフィクション。
次、変身した殿堂魔女との戦い。嘘だっ!!
ゲーム中→省略。実際にプレイしてくれ。そして実際。
「こんな化け物が私の産みの親だなんて信じない!」
「お待ちなさいアルティ、きっとエリシア様もバルバと同じように何度も再生するわ。」
「だったら………さっきと同じでいいんじゃない?」
「そうですわよね。じゃあ、エネルギー遮断フィールドっ!!」
「エニグマ起動〜!暗号化パターン、ルナルナシグマ〜!!」
「アヤノ…私に結界は………そんな!?解除できないっ……」
「みんな、魔力をマナ・マテリアルに集めるんだ!現役の魔女の力を見せてやれ!」
「こ…この力は……反則すぎる……アイテムなぞ使ってんじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
残念だけどこれが真実さ…
それがどうしてフェニックスの炎だの破滅の楔になったんだろう……
てか頑張った二人が可哀想だ…
当然舞踏会もその日のうちに行った。
え?コピー魔剣?作れるの?魂はどこから?
実際の優しいボクはみんなに均等に接しているから、
「この月明かり、二人だけの舞台だね…」なんてことも言っていない。全てキャパの妄想だ!
実際の舞踏会は酒に酔ったリヒテル団長の裸踊りでお開きとなったのにどうしてこんな……
今日からボクは二人にどうゆう風に接したらいいんだろう…………ん?手紙が来てる。
「えーと…速達着払い…この野郎!宛先は…キャパさんから?」
急いで封をあけて中身をとりだす。
「ディアーマスター・ロラン
イスティアカモン。ヘイカモン。アンドプリーズヘルプミー、へプルミー、ぺルフミー」
……むかつく手紙を魔剣の餌食にしてから、ボクはイスティアに向かった。
〜要塞都市イスティア〜
…おかしい。ボクの知ってるイスティアは美しい所だった。要塞なんてなかった。
とりあえず近くにいた真面目そうな生徒に聞いてみる。
「キャパさんがルミナスの販売収入で要塞を立てたの……」
……アート=要塞なんだろうか?
「それよりも…もしかしてあなたマスター・ロラン?」
「ギクッ」
「あ〜やっぱり!ねぇねぇ、アルティさんとファティマさんとどっちが
彼女が質問し終える前にボクは全速力で逃げる。
そうだ。ゲームは大陸全土に浸透している。そして販売後の日数から考えて
みんなクリアしている。つまり……みんなあのエンディングを……
「あら?マスターロランよ!アルティさんとの仲はどうなの?」
「いやファティマさんのほうだろ?おーいマスターどっちなんですかー?」
うおぉぉぉ!!走っている最中にも街の人から声をかけられるぅ!
みんな誤解だ!誤解なんです!ボクは何もしていないんです!
「ままー、ふたまたかけてるますたーろらんがはしってるよー」
「コラ!みちゃいけません!」
ぐふぁっ………ボクのガラスのハートが微塵に砕け散った。
ボクは泣きながらキャパのいるであろう要塞に走っていった……
「編集長!編集部員50人が先程のイグニスブレイズで戦闘不能!」
「落ち着きなさい!闇の編集部員からさらに選りすぐった七英雄は!?」
「凍結して袋叩きにあって残り2人です!しかもその両名とも囲まれています!」
「なんということです…大金はたいてつくったこの要塞でも防ぎきれないのですか…」
「編集長!英雄2名戦闘不能!もうだめです!」
「くっ…ロラン君が来るまで持ちこたえるのです!そうすれば魔女様達
に攻撃をやめるように説得してもらえるはずです!」
「わ、わかりました!」
要塞に到着したボクが見たのは地獄絵図だった。
飛び交う光刃。獄炎の大爆発。降り注ぐ大雨。大地に刺さる樹の剣。巨大な竜巻。突き出る氷山。
ゴミのように吹き飛ばされる編集部員。逃げ惑う一般人。魔法を乱射する6人の魔女。
ボクがよく知る6人の司の魔女たちがキャパ要塞を攻撃していたのだ。
「みなさーん!やめてくださーい!」
キャパが説得している。もしかしなくても彼女達が攻撃してる理由って…
「黙りなさい!目覚めよ炎!容赦しないわ!思いを力にぃ!!」
とうとうFDまで飛び出した。要塞の最期は近いだろう。
「くっ…ロラン君はまだですか……あぁ!ロラン君!助けて!」
傍観していたボクは運悪くキャパに見つかってしまった。
「魔女様に攻撃中止命令を!」
「キャパさん、攻撃されている理由はルミナスアークですか?」
「そうよ!あのキャパの妄想の黒い私のせいで、町の人からヤルティ呼ばわり
されてるのよ!何よあれは!?私はあそこまで病んでないわよ!」
「私だって別に、アルティがビーストでもかまわないのになんでいきなり裏切っているんだ!
おかげで町の人から自己中主盲信女なんて言われる始末だ!」
「あたしは最終決戦の活躍が省かれたから空気な水の人なんて呼ばれてるんだよ〜!?」
「あたしなんかカニコピンよ!カニコピン!ちょっと嬉しいけどうれしくないわよ!」
「私なんか序盤だけの人呼ばわりだ!準リーダーにあるまじき屈辱!それからあの温泉!
なんだアヤノさんのあの声は!おかげで彼女は銀月の痴女と罵られて、鬱病を発症したぞ!」
「ボクあんなにお仕置きお仕置き言ってないよ…おかげで毎日お仕置きしてくださいって
変人がボクのところへ来るんだ……結局お仕置きしちゃうんだけどね。」
みんながそれぞれ被害報告をした。…………なんて悲惨な………
『そしてなにより、あのエンディングはなに!?』
おぉ〜みんな綺麗にはもったね〜。……やっぱりみんな思うところは同じか。
「いや〜やっぱり長編ドラマには恋愛は必須でしょ?長い旅の末に生まれる愛!
これがアートです!わかっていただけましたか!?」
「んなことはどうでもいい!なんで少年と私のエンディングじゃないんだ!
少年は私が最初から狙っていたんだぞ!」
「ちょっとディア様!なにさりげなく告白してるんですか!ロランは私のものです!」
「ずるいよ〜。あたしだってロランのことお水以上に好きなんだからぁ〜!」
「あ、あたしだってマスターのことカニレベルで好きなんだから!」
「ボクだってマスターに興味津々さ……色々ね。そう…色々ね……」
「くっ………私は常にマスターのために動いている!故にロランにふさわしいのはこの私だ!」
みんながそれぞれの思いをぶちまけた。……あれ?ひょっとしてボクモテモテ!?
「な、なんと…ロラン君!はっきりいいましょう!うらやましい限りです!」
「そうだ〜…マスターうらやましいぞ〜…妬むぞ〜…恨むぞ〜…呪うぞ〜…」
死屍累々状態だった編集部員が復活してボクに群がってきた。すごい怖い。
「で、ロラン君は誰が一番好きなんですか?」
ゑ!?いきなりボクに超キラーパスがとんできた。
「そうよロラン!このさいはっきりして!当然私よね!?」
アルティ……まるでゲーム内みたく髪が黒くなってきてるよ…?
「ロラン君!元々君がはっきりしないから私が妄想のエンディングを作る羽目になった
んですよ!はっきりしっかり、一人に決めてしまいなさい!今この場で!」
あれ?いつのまにアウェーな雰囲気になってるんだろう……?というかボクのせい?
「ロラン…わらわに生け贄を持って参ったか?」
「はい!こいつめが生け贄にござりまする」
全世界大勃起白濁女神アルティさまは、目の前で目を潤ませている、全裸の蟹弟ことフィル少年を見定めんとする。
「苦しゅうない!」
ブチブチブチイイイイ!!!
「ぐあああああああ!!」
アルティ様はフィル少年の子像周辺にうっすらと生えたチン毛を刈り尽くさんとする。
「美少年に毛など不要」
すっかりツルツルになったフィルを見てご満悦のアルティ様は、フィル少年を舐め回した。
「んんっ!!いやぁっ!やめっっあぁっ!!ふにゃああ……」
「わらわに身を委ねよ……フィル」
「ハァ……ハァ……んんっっ!!!!」
フィルのケツマンコに挿入するロラン。
フィルのちんぽこを蜜壺に挿入するアルティ。
「やああ!!うわああ!!んふぅ!!あにゃあぁ!!」
フィルは前と後ろとで感じたこともない性の快感を呼び覚まされ、気を失いそうになる。
グッグッ!グッグッグチュ!!
「ああああ!!おっおしし師匠ぉ……やああんっっ!!」
フィルの体の中に入ってくる、いきり立ったイチモツがドクンドクンと脈打つ。
クチュクチュ!クチュルクチュネチュ!
「あふぁ…!にゃはぁ!!あうあう……ふにゅうう……」
自身の脈打つイチモツが、アルティ様の蜜壺の中で締め付けられる。
「やぅ…!!でるぅ…!でちゃうのおお……!らめぇ…!!!」
フィルはとうとう絶頂に達し………
マー●ラスに発禁処分を受け、中断されました。
「そんないきなり言われても……選べませんよ…」
「はぁ〜…駄目ですねロラン君。仕方が無い。私がナイスな案をだしてあげましょう…」
元はと言えばあなたの作ったゲームが原因なんですけど?
「ナイスな案てなんですか?」
「今からカルナヴァ闘技場へ行って、魔女様6人で戦っていただきます。
そして勝ち残った1人に景品としてロラン君を差し上げます!」
ちょっと待てぇぇぇぇぇ!!ボクは物か!
「なるほど…欲しければ力ずくで奪い取れと……」
「いいじゃない…全員私の黒焔で焼き尽くしてあげるわ……」
あるぇ!?みんなやる気満々?そしてアルティ、白焔じゃなかったっけ…?
全員がそれぞれのカラーのオーラを出している。マジでやる気だ。
「魔女様は全員納得と……次はロラン君、君ですよ。」
「し…しかし」
「ロラン君!男なら覚悟を決めなさい!君を巡って争う6人の魔女様!はっきり言って
これ以上の幸福はありませんよ!君は6人とも好意を持っているのでしょう!?」
「え…えぇ……」
「だぁったらノープロブレム!魔女様達はみんな同意したんです!だから君も決心して
しまいなさい!6人とも好きなら誰が勝っても君に損はないでしょう?むしろハッピー!」
「う……うぐぅ」
「それに多分このままだと、優柔不断な君は誰に決めることもなくダラダラ時を過ごす。
それは魔女様達を苦しめることにもなるのです!君が決心すれば全て丸く収まるんですよ!」
た、確かに……キャパの熱弁におされ、ボクは…
「わかりました。この話、全て了承します。」
言ってしまった。もう後には引けない。
ボクの発言を聞き、彼女達のオーラはさらに増量した。
しかし……いまさらだがボクだってこの中に最も好きな人がいる。
ただそれを言ったら残りの5人から袋叩きにあうだろうと思って言わなかった。
本当にこれでよかったのか?正しい選択だったのか?
疑問を抱きながら、ボク達は闘技場に向かった。
願わくば「彼女」が勝ち残ることを祈りつつ……
〜カルナヴァ闘技場〜
「レディースアーンドジェントルメェーン!いよいよ始まります!
『待ったなし!恨みっこなし!泥棒猫は許さない!マスターは私だけのもの!
絶対に邪魔はさせない!!マスターを巡った森羅万象揺るがす頂上魔法決戦』!!」
……キャパはなにがしたいんだろう?なぜこんなにギャラリーがいるんだ?
そしてその無駄に長い大会タイトルは何?あと司会者やかましい!
「ルールは簡単!2×3のマスの初期位置に魔女達はそれぞれ待機します。
開始の合図のあと、AOの高い順に自由に行動し、自分以外の選手を戦闘不能にしてもらいます。
そして最期に立っていた魔女がはれてマスターロランを獲得することができるのです!
なお勝負を公平にするため、勝負は作者友人に自由にやってもらいます。ラピス装備も自由です」
「ファティニャー!頑張るニャー!」
「ちくしょー!なんで弟のお前ばっかりいい思いするんだよー!!」
「ロランは私の奴隷です!許すわけにはいきません、私も戦います!」
「おやめください女王陛下!あなたは女王なのですぞー!大人の対応を〜!」
「ロラン貴様ぁ!リーナには魅力がないというのかぁ!あんなにかわいいのにぃぃっ!」
「グオオォォー!アルティは我のものだ!人間如きにやるものかぁ!」
ルール説明の後、会場はさらに盛り上がった。………?
所々でいちゃいけない人の声も聞こえた気がするが多分気のせいだよな?
「まずはエントリーナンバー1番!一途な思いが燃え上がる!白焔の魔女、アルティー!」
「ロランは私のもの……はっ!?危うくビーストが目覚めるところだったわ…」
「続いてエントリーナンバー2番!メガネは正義だ!閃光の魔女、ディアー!」
「さぁ諸君……私がマスターロランを手に入れるのをとめられるかな?」
「エントリーナンバー3番!あたし脱いだらすごいんです!慈水の魔女、ルナルナー!」
「も〜。なによその紹介文〜!水さんお願いね〜」
「エントリーナンバー4番!14歳のウエディング姿は色々やばい!翠蘭の魔女、ポプリー!」
「コピンよコピン……あたしに力を貸して……」
「エントリーナンバー5番!私もお仕置きされたい!舞風の魔女、サティー!」
「とってもワクワクするよねっ……!!ボク、本気でいくからね」
「そしてエントリーナンバー6番!主在り、故に我在り!氷影の魔女、ファティマー!」
「さぁ来い!ロランは私が手に入れてみせる!」
「果たしてこの6人の中で最後に笑うのは誰だぁ!」
「ファティニャに決まってるニャ!ブリーズダストは完璧ニャ!ファテニャに3万Rニャ!」
「いや、アルティのイグニスブレイズも相当な破壊力だぞ。アルティに3万R!」
「おい!裏情報だと火、光、樹の三人は宝玉を持っているらしいぞ!俺はディアに2万Rだ!」
「なら僕はポプリに1万Rだ!バーストスタンプでボン!だ」
「回復の使えるルナルナ様なら持久戦に持ち込むかもしれないわ。ルナルナ様に1万Rよ!」
「やっぱMOVEとAOは大事でしょう?私はサティ様に2万Rだ!」
おい……賭けやってるけどいいのか?
「はーい、賭け金はこのキャパ特製アートボックスにどーぞー」
公認なのかよ!本当にキャパは何考えてるんだ………
「さぁみなさんの予想も済んだところで…試合開始です!」 コピーン!
ついに運命のゴングが鳴らされた……
……試合結果は観客も、そして作者も想定外のものとなった……
「さぁ!いよいよ始まりました!果たして誰が勝ち残るのか!まずはサティの……」
「甘いな!先手はもらったぞ!」
「な…なんと最初に動いたのはファティマだ!これは一体…解説のキャパさん!」
「あれは韋駄天之衣!あれでファティマさんはAOが44になって先手を取ったんです!」
「そういうことだ!全裸団長の教えは正しかった!AOを制す者が試合を制す!死になさい!」
「出たー!必殺のブリーズダストォ!5人にまとめて直撃だぁ!これは痛すぎる!あぁっと!
そして一撃でディアとポプリが散ったぁ!せっかくの宝玉も使えなきゃ意味なし!残り早くも4人!」
「今度こそサティさんの…ヴァー!なんということでしょう!ブリーズダストの追加効果により
サティさん凍結ぅ!でも凍っている彼女もまた美しい!ハァハァ…これがアートです!!」
「これで実質残り2人ね!……目覚めよ炎!イグニスブレイズ!!」
「出たー!宝玉+獄炎の結晶×2による最大威力の炎が3人を直撃ぃ!」
「あはははは!これでロランは私のものよ!」
「生き残ったのは…アルティだぁー!景品のマスターは…」
「いや、待ってください!あれを!」
「あれ?な…なななんとぉ!ルナルナがイグニスを耐え切っている!一体どういうことだぁ!」
「そ…そんな!宝玉の力でルナルナ様の高レジスト値も無意味のはずよ!」
「…!あれは獄炎のお守り!炎属性のダメージを限りなく0に近づけるお守りですよ!」
「そ…そんな……そんなバカなぁ!」
「そしてルナルナのターンだ!これで決まるのか!?」
「残念ながら攻撃に特化したアルティさんに命中100%の魔法を防ぐすべはありませんね…」
「水さんお願いね、アクアスコール〜」
「そ…そんなここまで来てぇぇぇぇ……」
「な…なんと生き残ったのはルナルナだー!最低のAO値が生きた、漁夫の利的勝利だ!」
「うわぁ〜い!勝ったよ〜!」
というわけだ。そして景品扱いのボクは現在待機中。明日彼女の家へ行けばいいらしい。
「じゃ、フコピン運送さん頼みましたよ」
ん?運送?運送って何を?……景「品」のボクかっ!
「じゃあ明日の午後2時、ルナルナさん宅にクール宅急便でよろしいですね?」
「えぇ。よかったですねーロラン君。素敵な魔女様ライフを楽しんでくださいね。
羨ましい限りですよ本当に……妬ましいぐらいにね……本当に」
「この仕打ちは嫉妬ですか!そもそもあなたのゲームが原因で、あなたが企画し
ぶきゅっ!ぶぎゅっ!
抗議し終える前にボクは冷えたダンボール箱に無理矢理押し込まれた……
〜翌日・へミール幽水遺跡付近〜
……寒い。大量の保冷ラピスで箱内は極寒だった。
あぁ…意識が…天国で2人の父さんが親権を巡って争っているのが見える……
ん?箱の外から話し声が聞こえる…着いたのか?あっ、ふたが開いた…
「も〜。待ってたよぉ〜?」
むぎゅうぅぅぅ
箱から出されたボクはいきなり彼女に抱きしめられた。
顔に彼女の柔らかい胸の感触が広がっていく。あぁ…なんて温かくて気持ちいいんだ…
もう……このまま死んでもいいや〜……2人の父さん、今そっちへ……
「危ないところだった……」
彼女の出してくれた熱いお茶で一命を取り留めたボクは彼女宅のソファに座っている。そして
「えへへ〜。本当に来てくれたよ〜」
うれしそうな声をあげる彼女に後ろから抱きつかれている。
背中に感じる彼女の温もりが……やばい。くっ…静まれ、我が魔剣よ!
「ねぇ……ロラン?」
自分の魔剣と格闘していると、先程と違い寂しそうな声で彼女が聞いてきた。
「本当に……あたしでよかったのかな〜……」
「どうして?」
「昨夜、試合結果を見る前にフライングで書いてたアルティの話をあわてて書き直し
ている作者の夢をみたのよ〜………妙にリアルな」
「夢だろう?だったら気にする必要はないよ」
「それに…あたしはロランが好きだけど…ロランはアルティとかの方が…
言い終わる前に彼女の唇を塞ぐ。口の中に彼女の味が広がる。
「んぅ!?んむぅっ……んんっ…ロ…ロラン?」
「安心して…ボクはルナルナのことが好きだ。だからそんな悲しそうにするなよ…」
「本当に?」
涙目で聞いてくる彼女。だからそんな顔をするなよ…
「あぁ…ルナルナが勝ってくれて本当によかったよ……」
「むぅ〜……だったらイスティアで言って欲しかったかな?サティが
氷結しなかったら多分あたし負けてたと思うし〜…」
「……言ったら間違いなく5人から袋叩きにあうと思ったんだよ…ごめん」
いくらマスターでも多勢に無勢では勝ち目はない。しかも相手が相手だし。
でも彼女が一番好きだというのは本心だ。
「ロラン…じゃあこれからずっと一緒にいてくれる〜?」
「あぁ、もちろ
「うわぁ〜い!ありがとうロラ〜ン!」
彼女は最初の嬉しそうな声に戻り、今度は前から抱きついてきた。そう、前から。
彼女の身体の柔らかさと温もり、髪の甘い香りが鼻をくすぐる。
あぁっ!だから落ち着け魔剣!持ちこたえろ!前だから!気付かれるから!
「?ロランどうしたの〜?」
上目使いでボクを見る彼女。か…かわいい……
うぐあぁ!距離が近いから彼女の息がぁ!我が魔剣!お前なんか嫌いだぁ!!
−−魔剣を受け入れるのだ、ロランよ…それでこそ真に一人前のマスターだ−−
わかったよ…マティアス父さん。
ボクは立ち上がって、彼女を抱きかかえてベッドに向かう。
「ひゃあぁ!?ちょ、ちょっとロラン?」
驚いて足をぱたぱたさせている姿がまた可愛らしい。
ベッドにたどり着いたボクは彼女を優しく倒す。
「ルナルナがボクをその気にさせるからいけないんだよ?今すぐルナルナが抱きたいな…」
ボクの魔剣は既に臨戦態勢だ。
「ひゃあっ!……あたしなんかしたっけ〜?」
…本気で言っているのだとしたら無防備にも程があるぞ……
ため息を吐いたあと彼女に覆いかぶさり軽く口付けをする。
「やっぱりボクじゃだめかな?」
「……ロランならいいに決まってるでしょぉ?」
彼女の了承を得たところで、再び口付けをする。
「んんっ…ふぅ……ふむぅ!?」
ボクの手が胸を軽く揉んだ瞬間、彼女はくぐもった声をあげる。
もっと声をあげさせたい………ボクは彼女の服をたくし上げて胸を直に揉んだ。
「あふ…あぁ……ロラン…んあぁ!」
ボクが揉むたびに彼女の豊満な胸は形を変えて僕の手に存在感を示してくる。
これ以上ない至高の触り心地だが、触るだけで我慢できるわけが無かった。
ボクはもう紳士じゃなくていい。ただ彼女を感じたい!
「!?っひゃあああぁ!!ロ…ロラン…ふあぁ………」
たまらず胸に吸い付くと、彼女から一際大きな嬌声と甘い吐息が漏れる。
「かわいいよ…ルナルナ……」
舌で乳首を転がしながらボクは執拗に吸い続ける。
「ふぁぁぁぅ……そんなに吸っても…あたしはまだでないよぅぅ…」
ボクは抗議を無視して構わず吸い続ける。時々軽く歯をたてると彼女が身体が跳ね上がった。
「っうぁぅぅ……そんなに……いじめっ…ないでよ〜……」
それは無理な要求だ。胸への愛撫を続けたまま、ボクは彼女の下半身に手を伸ばす。
……しかし改めて思うが彼女のこの服装、かなり危ないよなぁ…
彼女は全体的に露出が少ないのに、なぜかこんな際どい所だけ肌を出している。
ファティマとアヤノさんの影に埋もれがちだが、男なら誰もが見てしまうだろう。
多分、学園での授業中もついここに目がいって各々の短剣を長剣にしている生徒がいるはずだ。
………なんだか腹立たしい。ボク以外の人間がそんな風に彼女を見ていたというのか……
今度そういう生徒見かけたら魔剣の餌食にしておこう。あとキャパも。
っと危ない……。黒くなっていた思考を元に戻して、ボクは彼女の下着を脱がせた。
彼女のそこは既に濡れていた。
「うぅぅ…ロラン…恥ずかしいからあんまり見ないでよぉ……」
「そんなこと言われてもなぁ……」
ボクは彼女の中に指を入れて掻き回す。
「んっ!?はあぅぅ……」
「ルナルナがかわいいのがいけないんだよ?」
そう言いながら指の本数を増やしてさらに掻き乱す。
「あっ…ふぅぁ…あう…ロ、ロラン…も…やめ…へぇ…あたし…もぅ……」
彼女の喘ぎ声を聞くと、なぜかもっと虐めたくなる。ボクってこんな性格だったかなぁ?
しかしボクの魔剣も服を突き破らんと自己主張をしていた…互いに限界か…
右手で彼女を愛撫したままボクはズボンを脱いだ。
「ふぁぅ……っひゃあぁぁ!?」
……彼女が叫ぶのも無理はない。ボクだって叫びたいぐらいだ。
いつの間にかボクの魔剣は……いや、もはや「邪剣」と形容したほうがいいぐらいやばかった。
邪剣ロラン 攻撃力+300 魔力+100 技量+100 俊敏+80 MP+100
うん。まさこんな感じだ。魔剣が一般の剣に思えてしまう。
さすがにこんな高威力なものを彼女に入れていいのか迷いが生まれる。
「えーと……もうやめとく?」
この邪剣の処理に困りそうだが、彼女の身の安全のほうが大切だ。
「……あたしは大丈夫だから、…お願いね?」
そう言う彼女だが身体が震えている……どこまで優しくできるだろうか……
「それじゃあ……いくよ……」
「うん……」
邪剣で一思いに彼女を貫く。
「くっぁぁぅぅぅぅ!!」
彼女から痛みを取り払うために快感の波をおくる。
……作戦失敗。先にボクの方に来てしまった。
「くっ……もう…駄目だ!魂を抑えきれない!」
「んぁぁ……いいよっ…ロラン!…あ!ふああぁぁっっ!!」
ボクは彼女の中に全ての魂を解放した……
「あ……ひゃぁぁ…あ、熱いよぅ……」
ボク達はしばらく余韻に浸っていた。
「えへへ……やっとひとつになれたねぇ……」
「あぁ……大丈夫だった?」
「あたしはロランのためだったらなんでも耐えれるよ〜」
ボクの好きな笑顔を向けてくれる彼女がとてもいとおしい。んっ?
――テレス頑張るー!これでいいのかな〜?――
(こらっ!なんで君がボクの精神に出てくるんだ!ボクはロリコンじゃないぞ!)
精神内で突如現れたテレスに文句を言うと、彼女は一言だけ喋って消えた。
ただ「しゃきーん♪」と………ん?しゃきーん?
「ひゃああ!ちょっとロランっ!?」
魂解放をして攻撃力がダウンしたはずの魔剣はなんと、さっき以上の攻撃力になっていた。
今の「しゃきーん♪」の影響なのか!?あぁ!魂がいつのまにかドライブオールされている!
ボクは顔を赤くしている彼女に言った。
「ごめんルナルナ……第二ラウンドいい?」
〜三ヵ月後〜
「ロラン〜?そろそろご飯できるよ〜?」
「ああ、今行くよ」
あの日から三ヶ月経った。ボクは現在彼女と一緒に暮らしている。
着替え終えたボクがリビングに向かうと、台所で料理をしている彼女が見えた。
最初は、普段ぼんやりしているから、包丁で手を切らないかハラハラしたけど彼女が
手際よく料理をするのを見て驚いたのを今も覚えている。しかもその腕前とこだわりがすごかった。
ご飯を炊くときも、彼女は厳選された水を使ってふっくらほかほかに炊き上げる。
おかずを作るときも、ご飯の甘味が引き立つ薄味のものから、逆においしいご飯を一杯
食べたくなるような少し濃い目の味付けまでなんでもこなせる。ボク的に煮物がお気に入り。
さらに作る料理によって、軟水や硬水、産地までしっかり選んでいる。
食材によって相性のいい水が全然違うらしく、実際に食べてみるとそれがよく実感できた。
ボクも料理の腕はそれなりにあるが、彼女の方が数段上なのがよくわかる。
水へのこだわりが、そのまま料理へのこだわりとなる……まさにお水様様だ。
そんな彼女のおいしい朝ご飯を待ちながら台所を眺める。
白いエプロンをつけて、長ネギを手際よく切っている彼女……
ボクは立ち上がってゆっくりと彼女に近づく。
「ロラン?もう少しだから待っててね〜」
鍋にみそをいれながら彼女は笑顔でそういってくる。
そんな彼女をボクは後ろから抱きしめる。
「ひゃあ!?ロ、ロラン?」
抱きしめたままボクは片手をエプロンの上から豊満な胸に這わす。
「ひゃっ!んんぅっ…ちょ…ちょっとロラン〜……ご飯が作れなくなっちゃうよぉ……」
ふるふると身を震わせる彼女がとても愛らしい。
「おいしい朝ご飯もいいけど、ボクは今、ルナルナの方が食べたいよ…」
「あっ!そんな…ロラ…ふぁぁ……」
そしてボクは彼女の下半身に手を伸ば……
「うわああぁぁ!!?」
はぁっ…はぁっ…危うく妄想に押しつぶされるところだった……
朝からボクは一体何を考えているんだ!?……魔剣が邪剣化寸前までチャージされている。
魔剣は持ち主に強大な力をもたらす代わりに精神を乗っ取るとかいっていたが本当らしい。
今度、シルレス遺跡で本格的に精神修行しないと危ないかもしれない………
「ロラン?どうしたの〜?」
「イイイイヤ、ナンデモナイヨ!」
片言になりながらあわてて弁明する。これ以上彼女を直視すると剣からノ・アが発射されて
しまう!意識をそらすためにボクはDTV(ドンキーテレビジョンの略称。ドンキーの
最新発明である。早い話がテレビだ。)のスイッチを入れた
あっ、キャパだ」
DTV…いやもうテレビでいいや。キャパが熱くなにかを語っている。
「キャパさん、今度は「映画」を作るんだってよ〜」
出来上がった料理を彼女が運んできてくれた。今日も実においしそうだ。
「よく考えると、この幸せな生活が送れるのもある意味キャパのおかげなんだよね…」
「そうね〜。確かにロランと一緒になれたのはキャパさんのおかげかも」
「まぁ…ね。お礼もかねて今度キャパ工房に遊びにいくかな…」
『キャパさん!新たな芸術「映画」の他にも新情報があるといいますが…』
『えぇ!実は…来月ルミナスアーク3を発売する予定です!』
「ごふぁ!?悪夢再びか!てか3っていったい何を……」
飲んでいた味噌汁を噴出すのをなんとかこらえる。…なんか嫌な予感がする。
『あの人気商品の続編ですか!楽しみですね〜。どんな内容なんですか?』
『購入者から寄せられた意見を元に作られた、「英雄達は今!」のサブタイトルで送る、
英雄達の今現在の状況全てを真実の下にさらしてしまう、のほほん日常ゲームです!』
『全て……ですか?』
『えぇ!2の発売日から我々は英雄達を24時間密着取材していたんです。』
『ということはこの3ヶ月間の英雄達の行動全てがまるわかりってことですか!』
『そういうことです。実際の映像と音声を使用していますので今回は完全ノンフィクション!』
『おぉ〜!!どれくらい密着取材できたんでしょうか?』
『マスターロランを例にあげると、穏やかな朝食風景、昼のマスターの激務、そして
夜の彼の数々の魔剣技が繰り出されるところまでばっちりです!当然モザイクなしですよ』
『つまりそれって……魔女様達のあんな姿やこんな姿が…はぁはぁ……』
『ザッツライト!どうです?買いたくなっちゃうでしょう?』
バギィッ!ボギィ!
ボクの手の中でテレビリモコンが粉々になった。彼女の持っている箸も真っ二つになっている。
「……ごめんルナルナ。今日マスターの仕事休むよ。ちょっと急用が…」
「あたしも…今日の講義はお休みにするわぁ…。」
「じゃあ目的地は一緒だね……」
そしてボク達はキャパのいるイスティア放送局へと向かった。
〜終〜
はい、長くてすいません。前回の温泉と同じくルナルナでごめんなさい。
しかも書いてる途中に生まれたインスピレーションまでルナルナでごめん
末期でごめん。誰か正常な脳を私に移植してください。
>>328 乙。今回も面白かったわ
俺のアルティ脳と交換しようZE!
>>328 GJ!!おもしろかったよ。しかもエロかったよ。
>>320にはとりあえず割り込んだ事をあやまってもらおうか。
GJ!!
とりあえずルナルナ様の手料理を食べれるロランをしばきたい。
温泉で倒されて極小サイズになったコピンが、女性キャラの胎内に進入して復讐する話を希望…。
>>328 乙。
ルナルナはたまらんのう。
そしてわかったよマティアス父さんワロタ
頭から全部読んできたが
>>249で半年分笑ったwww
才能あるなぁ…w
ここはカレン×ドンキーロボで
拷問くすぐりなんとか
カレンの頬赤らめ顔はやけにエロいからな
暴走したドンキーロボに両腕を鷲掴みにされて吊り上げられたカレンがくすぐりまくられてしまい、
泣き叫んでも許して貰えずに遂にはじょーじょーお漏らしをしてぐったりとなって、
呆気にとられたロランにアヘ顔を隠すこともできずにまた顔を真っ赤にしてボロ泣きとか瞬時に妄想したわ
女盗賊が仕事失敗して町を牛耳ってる奴に捕まったらボコられるだけじゃすまんだろ
きっとエースが囮になってカレンとドンキーを逃がしたんだよ……て、そんなんで済む訳無いだろうなww
拷問といえばファティマ様でしょう。
騎士団に捕まって磔にされてたときに、いやらしいことを考えたのは俺だけじゃないはず。
340 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 10:27:59 ID:fli0sK2j
>>339 それは俺も思った。
騎士団に拷問されて奴隷扱いされて最後にはイってしまうファティマ様が読みたいと思うのは俺だけか?
監獄のくっさい囚人達相手の肉便器とかな
342 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 21:20:33 ID:fli0sK2j
>>341 その場面を僕ルンに見られてさらに感じるんだよな
ええい!
パイズリネタはまだか!
言い出しっぺの法則
…わかってるんだろ? さあ書け
345 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:46:35 ID:rCDx8qG7
>>339 ちょっと待て
そんなシーンがあるのか?
16章で止まっている俺に詳しく
俺が書くよ!
磔はされるにはされるけど、絵が無いのが残念…。
製作者め、妄想で楽しめというのか?
脱出ルート確保選んでそのシーン見てない俺涙目
蟹の口にはラッシュの豪槍ぶちこんでおとなしくさせたい。
>>350 頼む、そして最後にテオとヴァネッサが………いや、なんでもない。
>>350 これまで待たせた分、たっぷり書いてもらおうか
ここ、別に初代キャラでも良いんだよな?
初代もいれないと
過疎ります><
今も充分過疎ってるが……
もしかしなくても今職人さんルナルナ様書いた人とテオ奮闘記の人だけ?
ロラン×ファティマのラブエロが読みたい
357 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 23:18:53 ID:OoG94Pr9
同意
358 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 00:30:08 ID:4RQt51n5
あえてアルフ×ルーシャを希望する
アヤノさんか、ファティマ様の巨乳を生かしたエロが読みたいです。
>>358 俺も見たかったり
このスレは純愛派が多くて安心だ
別にレイプが嫌いなわけじゃ無いが
ファティマがロランにパイズリしてあげる話はマダー?
ファティマにどっちの耳も尖ってるという共通点からsaga2秘宝伝説のエスパーガールのコスを着せたいと思った。
キャラ萌えスレではスルーされたが、ファティニャは処女なのだろうか?
処女である可能性は高いと思う。
マティアス父さんにやられてると思う。十五年前に
妻子持ちの恩師との不倫プレイが15年前だなんて。
マスターになると魔女達にモテモテになりますが性欲が無くなります
368 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 19:29:13 ID:Y6LLzHpX
ロランとファティマの純愛マダー?
KYの>257のせいでファティナ様のお話が止まっとる
370 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 20:46:01 ID:Y6LLzHpX
ホッシュ(笑)
新作を書いてくれる職人降臨を待つ!
個人的にロラン×ファティマを希望。
374 :
魔槍の乱:2008/06/26(木) 17:36:32 ID:qebNi5x7
俺はいらついていた。
オヤジの仇であるマスターが変な犬に殺されて、二度と仇が討てなくなったのもあるが、
一番の理由は俺のルーンナイツ隊の中での扱いだった。
メンバーの中で俺だけレベル1桁。俺だけ初期装備。
皆と均等にアフターブレイクするロランが俺と一度もアフターブレイクしない。
いや、それ以前に戦いに出撃さえさせてもらえないでいる。
ハウルビーストに襲われる人々や町を見ても指を咥えて見ているだけ。
俺は今眼前で燃え盛っているパールパークの町も黙って見ているしかできないのか!?
なんとか俺も戦いに参加できないのか!?
「嫌……火はイヤアァァァ!!」
辺りにリーナの悲鳴が響いた。そうだリーナは両親の事故以来火が駄目だったな。
……ん?
リーナ火怖い→リーナ戦えない→代わりに俺参戦!
そうだ。この作戦でいこう。
「リーナは見ちゃ駄目だ!」
俺は優しくリーナを後ろに下げる。よし…好感度も上がって一石二鳥だ。
しばらく町を進んでいるとあの盗賊団が人助けをしているのが目に入った。
「やっぱりカレンちゃんは優しいままなんだ…」
あれ?リーナなんでいるの?火は?
「リーナ!大丈夫なのか?」
「うん…ルナルナさんが火を消してくれたから…」
おのれ…俺の計画を邪魔しやがって……
元々俺はルナルナが嫌いだった。
俺と同じAO37、MOVE3のくせに奴は一軍で、対する俺は宿探し。この差はなんだ?
俺と何が違うってんだ?攻撃力も俺が強いに決まっている。
奴が憎い憎い憎いニクイ!奴が一軍で俺が宿探しなんて納得ができるわけがない。
「ひゃあ〜!すっごく頑張ったから、喉からからだよ〜。お水を頂戴〜」
お前はいつもそれしか言わないのに、なんで一軍なんだ………!!復讐したい…!
……待てよ
「俺が後でおいしい水をたっぷりご馳走してやるよ。」
憎悪の感情を押し殺して優しく言ってみる。うまくいけば……
「ひゃあ〜、うれしい〜!」
うまくいった。なんだか拍子抜けだぜ…
「あ、ロランごめんねぇ。消火に魔法使いすぎちゃったから、今日は戦えそうにないよぉ…」
これはさらに好都合だ。あとは……
「わかりました。それじゃあ……キャパさん、代わりにお願いします。」
「覚えたての仁術で皆さんを癒しちゃいますよー!」
……戦いに参加はできなかった。ちくしょう!なんでキャパなんだ!
まぁいい。ルナルナに対する復讐ができるんだからな……
375 :
魔槍の乱:2008/06/26(木) 17:37:17 ID:qebNi5x7
一通りハウルビーストを駆除した後、俺達は近くの宿で一泊することになった。
そして今、俺の部屋には昼間の言葉を信じたルナルナが来ている。
これから自分が何をされるのかも知らずに、呑気に笑ってやがる。
「ラッシュ〜、お水は〜?」
「あぁ…水な……今やるよ!」
ボーっとしている奴の唇を奪って無理矢理舌を侵入させて唾液を流し込んでやる。
「んぅ!?んむうぅぅぅ!!」
「ぷはっ…どうだ?俺の水は?」
「も〜!ふざけてないでお水ちょうだいよ〜」
……予想外の反論だ。自分が何をされるかまだ分かっていないらしい。アレを使うか。
「わりぃわりぃ。こっちが本当の水だ」
鞄からガラス瓶を取り出して投げ渡す。
「うわぁ〜い!お水だ〜!ごくごくごくごくごく……ぷひゃ〜っ」
一瓶を一瞬で飲みやがるとは…だが俺には好都合だ。
「?……ふぁ……なんだか…身体が熱いよぉ………」
「そりゃそうだろうなぁ?今お前が飲んだのは水じゃなくて媚薬だからな」
俺が冷たく言い放つと、奴の顔が蒼白になった。
どうやらやっと自分が何をされるかわかったらしい。
「……っぅ……な…なんで…そん…な…」
「何で…だと?それはこっちのセリフだ!!」
本当に憎たらしいことこのうえない。
ベッドに押し倒して、服の上からでもわかるその膨らみを手荒に揉んでやる。
「いやぁっ……やめてぇ!」
「俺と同じっ!移動能力なのにっ!何でお前が一軍でっ!俺が宿探しなんだよっ!」
いままで溜まってきた怒りを全てぶちまける。
「ふぁっ…そんな…の…知らないよぉ……っ」
白々しい。だったらなんで同じ条件の俺とお前でこんなに待遇がちがうんだ?
「ふん。見え透いた嘘をつくんじゃねえ。大方このエロい体でロランを誘惑して
一軍にいれてもらってんだろ?あぁ!?なんとかいってみろ!」
「そ…そんなことっ……してないよぉ!ただロランがっ…ふっ…ああぁぁっ!」
いい終える前に服をたくし上げて、胸を直に揉みしだいて突起に爪を立ててやる。
「感じてんのか?なんて淫猥な奴だ。どう考えたってロランとやってるようにしか見えねえけどなぁ?」
「ひぅぅ…あ、あたしはそんなんじゃ……」
まぁ実際は媚薬の効果でもあるんだろうがな。なにしろキャパ特製の物を一瓶も飲んだんだ。
その効き目は半端ないだろう。すぐに堕ちるに違いない。
「ふっ……くぁぅ…身体が…身体が熱いよぉ……っ」
そうら……感じてる感じてる………
376 :
魔槍の乱:2008/06/26(木) 17:38:08 ID:qebNi5x7
「どうした?淫猥じゃないにしては声が熱を帯びてるぞ?」
「んぅ……ふぁ…んくっ………そ、そんなこと……っ!」
強情なやつだ。俺は片手を露出されている太腿に伸ばして前垂れの中に侵入させる。
そして薄い布越しにそこに軽く触れてやる。
「んあっっ………!!」
触れた瞬間にやつの身体が仰け反る。そこはもうびしょびしょに濡れていた。
「こんなに濡らしやがって……犯されてるのにこんだけ濡らすなんてこの淫乱女が!」
「ち、ちが…うよぉ……!」
「ふん。なんとでも言え。だがそろそろ身体の熱は我慢できねえんじゃないか?」
「くっ…ふぁぅ…うぅ……」
瞳に涙をためて、もうやめてくれと眼で訴えかけてくるがそうはいかない。
「そーかそーか、そんなに熱くて苦しいか。だったら俺の魔槍で楽にしてやるよ!」
俺はそういってズボンを脱いで自慢の魔槍を取り出す。
今日も輝いているぜ…さすが俺の槍だ……
「さぁ、この魔槍のおいしい水をたっぷり飲ませてやるからな………」
「ふぅっ…ん…それは…魔槍というより……青銅の槍よぉ……」
俺の怒りは臨界突破した。
憎いやつに自分の至高の一品を侮辱されたのだ。許せるわけがない。
「こ…この野郎!どれだけ俺を怒らせたら気が済むんだ!覚悟しろ!」
「いやあぁぁぁぁっっ!!」
俺がまさに魔槍を入れようとした瞬間、
バタン!
いきなり部屋のドアが開いて、
「ラッシュ、さっきからうるさいぞ!一体何を……っルナルナ様!?」
ロランが入ってきやがった。や、やばい…鍵かけ忘れた……
「ロラン!?助けてぇ!」
「うわっと…大丈夫ですかルナルナ様!?とりあえずボクの部屋へ…ラッシュ!後で君への
尋問をたっぷりさせてもらうぞ!!」
そういって2人は出て行った……やばい。
このままでは俺は二度と戦いに参加できないどころか始末されてしまう。
くそっ!なんとかこの状況を打破できないのか……?隣の部屋から声が聞こえる。
そういえば隣がロランの部屋だったな…ということは……
俺はたまたま開いていた壁の穴からロランの部屋の様子を見た。
「ルナルナ様…大丈夫ですか…?」
「あんまり大丈夫じゃないよぉ……身体が…熱いの…」
「くそラッシュのやつ…なんてことおおぉぉ!?」
「はぁ…はぁ…熱い…助けてよぉ…ロラン〜……」
「ル、ルナルナ様!離れてください!む、胸があたって……」
「ロラン…お願いよぉ…このままじゃあたし、溶けちゃうよ〜…」
「ごくりっ…ルナルナ様…襲っちゃいますよ?」
「ロランならいいよぉ………」
ちくしょおぉぉぉっ!!なんでロランばっかりぃぃぃぃ!!
くっ…落ち着くんだラッシュ!これをしなやかに逆手に取るんだ!
とりあえずこの光景を念写機で激写しとこう。
377 :
魔槍の乱:2008/06/26(木) 17:38:57 ID:qebNi5x7
翌日俺は出来上がった念写で2人を脅し、七人目の出撃者になることができた。
しかし……いまだに俺の怒りは収まらない。というのも
「目覚めよ炎!イグニスブレイズ!」
「ボクと遊ぼ!エアロツイスター!」
「閃光よ迸れ!フォトンアクシス!」
「ぬあぁぁ!!おのれぇ〜!」
俺がちょっと歩いただけでバルバがリンチにあってすぐに倒されたからだ。
これじゃ戦いに参加しても意味がない。………あの三人も犯るか。
とか思ったらシスコンに牢獄にぶち込まれてさらにむかついた。あのシスコンもいつか犯る。
その後も俺の怒りは収まらない。色々あってちび盗賊とダメ猫とファティマが仲間になって
さらに俺の立場を危うくしたからだ。さらにこの三人も犯る。決定だ。
色々あってやっと自由の身になれた俺は考えていた計画を実行に移す。まずはアルティだな。
〜カルナヴァ宿屋〜
「おいアルティ、ちょっと俺の部屋来い」
「ちょ、ちょっと何よ?」
無理矢理俺の部屋に連れ込んだ後、押し倒してやる。
「ちょっと!いきなりなに…あうぅっ!」
羽服をずらして胸を揉んでみる。小さいながらもいい揉み心地だ。
しかしこいつ、変身前に比べて胸小さくなってね?まぁいいけど。
「っいやあぁぁ!ロラン!助けてぇ!!」
「ロランよりも俺と楽しもうぜぇ!」
「うぅ…ひっく…ロラン……私汚されちゃった……」
念写機に撮影完了。まずは一人目だ。次は…
「おいディア、ちょっと邪魔するぜ」
「ん?どうしたラッシュ。なにかあぁぁぁ!?」
「くぅぅ…リ、リーダーにあるまじき屈辱……」
二人目完了。次は…
「サティいるかー?」
「なんだい?レベル6のラッシュ」
「その口、俺の魔槍で塞いでやる!」
「ちょ!?んむぅぅ!?」
「そんな…ボクより弱い奴に犯されるなんて…」
三人目完了!俺の魔槍もまだ元気だ。
この調子で新参の三人もやってやろう。
378 :
魔槍の乱:2008/06/26(木) 17:39:29 ID:qebNi5x7
「カレンー?ちょっといいかー?」
「何よ!私は今忙しいのよぉぉ!?な、なんてもん見せんのよ!」
「飛翔弾なんて使う悪に断罪を〜!!」
「な…なんで私がこんな目に…お父様……」
四人目完了。あと二人だ。
「おいダメ猫いるかー?」
「ダメ猫じゃないニャ!いったいなんニャアアァア!?」
「猫だからちやほやされると思うなー!魔槍の餌食になれぃ!」
「オ、オイラは使い魔でそういうことはできニャアァァァ…」
「うぅ…ひどすぎるニャ…動物愛護団体が黙ってないニャ…」
五人目。次でラストだ。
「ファティマー?ちょっといいかー?」
「私になんの用だ?っっ!?は、早くその汚らわしいモノをしまえ!」
「さぁ!そのでかい胸で奉仕してもらおうかぁ!」
「や…やめろぉぉぉ!!」
「マティアス様……私は……うぅ…」
全員完了…最後にかなり搾られて魔槍もガタがきているが、これであいつらは
俺に逆らえない。俺の「戦闘に参加するな」の命令も聞くだろう。
やべ、マジで笑いがとまらねぇ!これで明日から俺は大活躍だぜぇ!
〜翌日〜
「えー…魔女五人、ジョジィ、カレンが参戦を辞退しましたので、
ボク、ポプリ、キャパ、フィル、リーナ、アヤノさんのメンバーでバルバをボコリます。
あ、あと追加でラッシュ」
追加…だと………どうやら残りのメンバーも全員犯る必要がありそうだな。
コアバーストォ!!等色々あったその日の夕方
「ん、何?カニ持って来てくれたの?って嫌ぁ!14歳にそれは犯罪よぉ!!」
「どうしたんですかラッシュ君?…それはまさか……ぐああぁぁぁキター!!」
「ラッシュさん?どうし…!?僕は男ですよ!?ちょ…やめ……姉さんー!!」
「あら槍の子。どうしたのかしら?…へぇ……なめないでもらえる?四千年の力ぁ!」
リーナはシスコン兄を失って悲しんでたので除外して残りのメンバーを撃破した。
だが俺の魔槍も凄まじいダメージだ。四千年は伊達ではないってか……
けど…これで邪魔なうざい奴らは誰もいない!これで今度こそ俺の天下だ!あっはははは!
379 :
魔槍の乱:2008/06/26(木) 17:39:59 ID:qebNi5x7
〜翌日の昼〜
『これからずっと一緒なの〜♪』
ロランがよくわからない二人を連れて戻ってきた。
「おいロラン誰だよこいつら……」
「あぁ、さっきクエストで助けてきた双子の魔女だよ。一緒に戦ってくれるって」
「お兄さん達についていくとアリス達の願いが叶うの〜♪」
「だから戦いのお手伝いするの〜。テレス達強いんだよ〜♪」
アリスとテレスLv30>ラッシュLv6
マジかよ…この土壇場で新規メンバーなんて……しかもこんな子供。
…ポプリでさえ犯罪なのにこんな幼女に手を出したら俺はどうなるんだろう?
だが全ては俺の活躍ため。幼女だろうと容赦しない。オヤジ…見守っていてくれよ……
「こんな部隊にはいんなきゃ、辛い思いはしなくてよかったんだぞ?
恨むなら己の運命を恨めよな?じゃあ俺の魔槍をしゃぶってもらおうか?」
「助けてテレス〜!」
「助けてアリス〜!」
やっちまったぜ……けどこれで本当に俺の天下だ…もう新規メンバーもいないだろ。
〜その日の夜、ロランの部屋〜
「変だと思ったらやっぱりみんなラッシュに……」
「そうなの……」
今ボクの部屋にはラッシュの魔槍の餌食となったメンバーが全員集まっていた。
「ふぇぇ……アリスとテレスもなの〜……」
「仲間になったばかりの君たちまで……ごめんよ……」
「ねぇロラン……私をあなたで慰めて?槍持ちに犯された事忘れたいの…」
「えぇ!?」
「私も頼むよ少年…」
「ボクも強いマスターに慰めてもらいたいな?」
みんなそれ目当てで集まったのか!
その後全員からせがまれたボクは、キャパだけ外に放り投げて悩んだ。
まぁ…正直みんな抱きたいよ?でもね、人間として超えちゃいけないラインあるよね?
(ロラン…彼女達の願いを聞いてやりなさい)
と、父さん!?
(マスターとは…受け入れる者のことだ。彼女達は心に傷を負っている。
全て受け止めてこそ真のマスターだ。それに全員お前に好意を持っているから無問題だ。)
そういうものなの?でも流石に猫と少年と双子幼女はまずくない?
(全て受け止めるのだ!お前ならできる!それに幼女いいじゃないか!15年前のファティマ
のかわいさを思い出すよ……すべすべだったなぁ……)
15年前って…ファティマ4歳!?
(あぁ。だから迷うことなく全員の思いを受け止めてやれ。それにこの世界はマスターが
ルールであり絶対だ。いざとなれば魔法憲法をいじくれば大丈夫だ。)
ありがとう父さん!おかげで決心できたよ!
(ではさらばだロラン。頑張るのだぞ……)
「わかった。みんなボクが受け止めてあげるよ…」
380 :
魔槍の乱:2008/06/26(木) 17:41:35 ID:qebNi5x7
総勢12人に各2回魂解放したにもかかわらず、ボクの魔剣は未だにアタックブースト状態だった。
「……さすが父さん譲りの剣だなぁ」
「はぁ…はぁ…ロラン…ちょっと休ませて…」
「あぁ、ごめんよアルティ」
「ねぇロラン…その魔剣でラッシュに天罰を下して。私達の仇をとって…」
「そうだね。マスターロランはボク達と違って念写撮られてないから大丈夫だよね」
…………ごめん。撮られてるんだ……
「いや…えーと…ね?その…ね?」
「どうしたのロラン?あなたの魔剣ならあんな槍、即断裂斬できるでしょ?」
実はルナルナ様とやっているところを念写されましたなんて言えるわけない…
「ア、アルティ?武器には三竦みというものがあるのよ〜」
「三竦み?」
「剣は斧に強くて、斧は槍に強くて、槍は剣に強い…そういう武器の三竦みがあるの〜。
だからロランの剣がいくら強くても槍に負けてしまうかもしれないのよぉ」
ルナルナ様…守ってくれるのは助かるけどそれ別のゲーム……
「そ…そんな…じゃあ一体どうしたら……」
とりあえず助かったみたいだけど確かにどうしよう?ボクはラッシュに攻撃不可。
でもみんなの無念も晴らしてやりたい………そうだ!
「…あの人に全てを託そう。それ以外ラッシュに天罰を下す方法はない」
「あの人?」
〜翌朝〜
「私も命燃え尽きるまで戦いましょう。ご一緒させてもらいます」
……今頃新規参加だと!?俺と同じ槍だと!?AOの差9だとぉ!?
「ガストン団長はどうしたんですか?」
「全国ブートキャンプの旅に出てしまったので残念ながら私だけです。」
…どうやらこいつが本当に最後らしいな。ならばやることはひとつだ。殺る。
〜一時間後〜
「リヒテル団長、ちょっといいですか?」
俺は団長の部屋に突入した。魔槍はもう臨戦状態だ。すぐに始末してやる…
「ふっ…待っていましたよ……ラッシュ!」
……なんでドア開けるなり全裸でキリッ!してるんだこいつは…?
いや、それ以前に俺が来るのがわかっていた?
「特に恨みはありませんがロランとの約束でしてね。覚悟してもらいましょうか」
ちっ…そういうことか。ロランは後でしめてやろう。まずはこの雑魚を蹴散らす。
「へっ…かわいそうになぁ?そんな約束しちまって。魔槍の餌食にしてやるぜ!」
俺は普段発揮しきれないしなやかさで背後に回りこんで奴に魔槍を叩きこんだ。
はずだった……
「ふっ……遅い!」
俺の背後からそう聞こえた刹那、
「アークサーキュラァ!」
381 :
魔槍の乱:2008/06/26(木) 17:44:52 ID:qebNi5x7
俺の中の何かが砕け散った。
「グアアァァァァァああァァッ!?」
「ほう…私のヴァルキュリアの一撃に耐えるとは……おもしろい。これこそが戦い!」
「ぐっ……てめぇ………」
「逃がしません!」
「アッー!」
「本気で行きます!!」
「アッーーー!!」
「この一撃に耐えてみよ!!!」
「チクショアッーーーーーーーー!!!!!!」
「これぞ我が奥義ファルコンダイブ!」
俺は強い。俺は賢い。俺は美しい。俺はしなやかだ。誰よりも…誰よりもだっ!
その俺が負けるはずがない………………
そうだ……これは…ただの……つまらない………冗談……だ………………………
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜3時間後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ありがとうございました、リヒテル団長!これで彼女達の無念を晴らせました」
「もう少し骨のある相手だと思ったんですがね。ロラン、今度是非私と勝負をしま
「お断りします」
こうして後に「魔槍の乱」(青銅槍乱)と呼ばれる戦いは幕を閉じたのだった………
はい全てにおいてごめんなさい。
3連ルナルナでごめん。次のインスピレーションは多分違う人だと思う。
……この妄想脳大丈夫なのか?
ラッシュwww男でも猫でも行くなんてプライド抜きだw
青銅の槍に全裸団長やら三竦みやらネタ入れすぎだw
あと4連ルナルナでもかまわないさ。
こいつぁ驚いたな…まさかFE経験者がいようとは……
あんたとは上手い酒が飲めそうだ
GJ!
でもどっからツッコミいれたらいいんだwww
ラッシュはもう救いようないし、父さん犯罪してるし、ロランはキャパだけ駄目で蟹弟と猫はいいのかよw
それにラッシュの死に際の台詞FE界の(笑)、ナーシェン将軍じゃないか!?
GJ!
この調子で次こそロラン×ファティマの話が投下される事を期待してる。
眩しい太陽に照らされ、小鳥たちが目覚めの声を挙げると同時にファティマは目を覚ました。
「・・・朝か」
怠い体をゆっくりと持ち上げ、カーテンを開いて太陽を浴びた。あまりの眩しさにファティマは思わず手で目を覆った。
いつもの天気よりも数倍明るく太陽は照りつけていて、彼女の計画の始まりを告げるような朝だった。
「本当にするのか?奴の為に」
寝起きでも彼女の思考はある人物の為に働きまくっていた。作戦はうまくいくのか、そもそもする必要があるのか、
その二択に揺れ動く頭は際限無しに働き、日差しを浴びて目が覚めているのにも関わらず彼女をベッドの上に釘付けにしていた。
は、と気が付き両頬をパンパン叩いた。
「いけない、まだ寝ているのね」
揺らぐ決意を正した後、彼女はベッドから降りた。
それは二週間前、マスター・ロランとの同棲から始まった。
無事、世界を救ったルーンナイツ隊長ロランとその恋人ファティマは後の舞踏会の中で情熱的な夜を過ごした。
皆に祝福され、二人は幸せの絶頂の中にいた。ロランはマスターの名にふさわしい心身を持つ美男子であったし、
ファティマも男性が振り向かずにはいられない美貌と殿堂魔女の知恵を持った女性であったため、誰もが羨むカップルだった。
二人はお互いを愛し、この愛はずっと続くと思えた。
しかし、その後に問題は発生した。
まず、ロランの問題だった。
彼は異端のマスターだった。何人もの殿堂魔女との誓約をしているのにも関わらず、魔法の知識はからっきし。
これはいかんとレヴ魔法協会の学長、ディアが無理矢理にでも、ロランを魔法の道に進ませようとすべく、拉致のような事件を多発させた。
それに対抗するように、カルナヴァ女王ソフィアは徹底的に騎士団長としての教育・訓練をロランに受けるよう義務づけた。
魔法のアレコレで頭を痛み付けられたロランは、女王の仕打ち(?)によって体まで痛み付けられたのである。
彼個人としては、騎士団長として義父の後を継ぎ、世界を救った英雄にふさわしくなりたかった。
失った友の存在もあり、よりロランの決意は強まった。
同時に戦友として、マスターとしての責任感が彼にはあった。共に平和の為に戦った魔女達、それも本格的な契約を交わした仲である。
はい、さようならと切れる関係じゃないし、自分の強さは彼女達あってのものであると自覚しているだけにディアの申し出を断れずにロランは苦悩した。
そしてボロボロになった。
次にファティマの問題だった。
彼女は世界を救ったとは言え、多くの命を奪い、戦争を引き起こした悪名高き「氷影の魔女」だった。
一時期の勢いで舞踏会に歓迎されたことがあっても、そのまま馴染めずに忌み嫌われている。
ロランは気にしてないが、「氷影の魔女」の恋人という事実が彼の評価にかなりのダメージを与えていた。女王の命令あってのギリギリの状態で、ファティマは心苦しく思った。
少しでも目立つまいと、彼女は魔女全開の服を地味なものに着替え、使い魔ジョジィと共にひたすらロランの家で恋人の帰りを待つだけの生活を続けた。
闇の書を読むことが唯一の趣味のような彼女にとって、そこまで問題のある話ではなかったが、ジョジィはそうでなかった。外で遊ぶのが好きだったため、
マスターに変わってファティマは出かけなければならなかった。
地味な格好でうろついても彼女の周りにざわめきは途絶えなかった。もう少し、帽子を被り込めば良かったと彼女は反省した。
どこかの銀月の魔女の格好なら、こんな事にならなかったのでは?と苦笑し、ジョジィの相手をして、夕方に買い物をする際に怯える店員と対峙し、帰ったら家事をするのが彼女の日課になっていた。
外に出るたび、彼女はちくちく心を痛め、ストレスを溜めていた。
そして最後に二人の問題だった。
ボロボロになったロランは帰ってくると毎日、倒れ込んでいた。相当に無理をしているのか恋人の名前を薄れた声で呼び続ける事しか出来なくなっていた。
その様子が哀れで仕方ない彼女は寝付くまで、ロランを介抱した。
ここで、彼女は恋人同士の触れ合いが恋しくなった。こんなに近くにいるのに、自分といちゃつかずにいるロランが時々許せないでいた。
無茶な話だと分かっていても、自分の熱い気持ちが冷めるワケもなく、死体のようなロランの頬にキスするのが精一杯な現状が若いファティマには辛かった。
ロランも勿論、彼女を愛しているから存分に愛し合いたかったが鉛のように重い体を動かして、
いちゃつくような事があれば朝を迎えると同時に自分が崩壊することなど目に見えていたから出来ずにいた。
あの頃(戦争中)に戻りたい、と不謹慎な事を思いつつ二人はおとなしく夜を過ごした。そんな毎日だったため、二人は何も出来ずに苦しんだ。
そんな問題を抱えつつも、一週間後。
流石にロランの身に限界があると踏んだ、ソフィアとディアはここいらが勝負時と踏んだ。このまま続ければロランが崩壊する。
かといって、どちらかに譲ればロランは片方に転がりこむだろう。上手に飼い慣らされるに違いない。
二人は譲り合う気持ちが無いどころか、ロランを物のようにしか見ていないように思えた。
彼女等にとってロラン争奪戦における敗北は、貴重な人材が奪われる上に勝負においても敗北するという私情まで入り乱れた戦いになっていた為、
違う方向でもロランを苦しめる結果になっていた。
ロランは目覚めると窓越しの空を眺めた。曇天の雲から大粒の雨が大量に降りしきっていて、雨が地面をえぐる程の勢いで降っている。
騎士の本能が危ないものを感じていた。死ぬほど辛い日常におかれている彼は痛んだ心身にプレッシャーを感じ、愛しき恋人をぎゅ、と抱き締めた。
「!?」
手加減抜きの圧迫に目が覚めたファティマは恋人が恐怖で震えている様子を見て、抱き締め返しながら優しく問いかけた。
「どうしたんだ、マスター」
苦しさのあまりに、恋人である自分の胸にうずくまっているロランはマスターの面影を残していない、ただの可哀相な少年に見えた。
マスターであるロランだが、ファティマよりも年下なのだ。時に少年に戻り、恋人に思う存分甘えたくもなる。
そのいたいけな姿が、ファティマの母性本能を刺激した。目覚めてからいきなりの触れ合いだったが、彼女は悪くないと思い今まで溜めた分も吐き出す勢いで甘く接した。
「怖いんだ。ただでさえ、辛いのに。今日は今まで以上に辛い目に遭う気がするんだ!!」
人の良さか優柔不断から生まれた、自業自得のような境遇だが、同情できないワケでは無かった。あの二人から来るプレッシャーはハウルビーストのそれを凌駕していたからだ。
どんな手段を使ってでも、ロランを手にしようとする殺気がロランを余計に疲弊させていた。
ファティマはどうにか現状を打破出来ないか考えた。自分がロランを魔法の道にひきずれば、それで彼の将来は決まるだろう。彼はそれ程にお人好しなんだから。
が、それは彼の理想に反する。彼は騎士になりたいのであって、マスターにはなりたくないのだ。だから彼を応援しようにも、自分が彼の足を引っ張っている現状が辛かった。
実績も女王からのプッシュもあって理想的な騎士団長になれたハズだったのに、スタンが義父でマスター・マティアスが実の父という事が判明した上に自分の存在もあって、とても上手くいくとは思えなかった。
たとえ、ガストンやリヒテルが彼を持ち上げたとしても、多くの兵は納得しないに違いない。歓迎されない騎士団長など、長持ちするハズがなかった。
それと比べ、マスターへの道はどうか?恋人に問題があるとはいえ、銀の魔法を除く全ての殿堂魔女と誓約している上、実力も相当なロランだ。歓迎されないハズがないし、騎士団長への道と比べると希望が持てた。
しかしそれは口にしなかった。
彼女はロランの理解者だから。
「そうか、だったら今日は休めばいい。理由なんて、いくらでも出せる」
「で、でも今日は大事な訓練が・・・」
本当に律儀なんだなと思い、ファティマはロランの額にキスをした。久しぶりのキスにロランは体が火照るのを感じた。
日々の疲労に押しつぶされた何かが一気に燃え上がり、恋人を恋人として認識出来るようになった。
ロランは抱き締めながら転がり、ファティマを押し倒したような体勢に持っていき、深く濃厚なキスをした。
「ん、ん、んぅ」
「はぁ、あ、あん」
互いの口の中で互いの舌を絡め合う。裏筋を舐め合い、絡ませかたに凝るようになっていく内に二人は手を握り合い、足も自然に絡まっていった。
酷く情熱的で、久しぶりのディープキスは疲れもストレスも忘れさせる、素晴らしい魔法だった。
呼吸も忘れる程に貪り合った後、二人は見つめあった。互いの熱と気持ちを共有する喜びを体は感じ、久しぶりの感覚に心は震えた。
「はぁ、はぁ、ファティマ・・・」
「ロラン・・・嬉しい」
ファティマがロランの首に手を回し、これから恋人の時間が始まろうとしていた。
『ファティニャー!マスター!朝ニャー!起きるのニャー!!』
「「!?」」
激しいノックが二人を現実に戻した。が、燻っている火が消えるような事は無かった。
「・・・ジョジィ」
久しぶりに身内に対する殺意をロランは覚えた。
僕ごと打て、とラッシュに指令して大ダメージ覚悟で目前の敵を倒す事を決意した時の事、
ラッシュが必殺の一撃をロランには炸裂させたのに、相手には避けられた時以来の殺意を感じていた。
ブチブチ、と血管が千切れていく音を聞いたファティマは必死にロランをなだめたのだった。
「朝ご飯美味しいのにゃー!」
「・・・」
「・・・」
「どうしたのにゃ?」
「(ぎろり)」
「ひぇぇ!?」
敵だった時にも向けなかったような、鬼の様な形相で睨みつけてくるロランにジョジィは戸惑いを隠せなかった。
ナイフの様な視線に刺され、ジョジィは硬直した。
「ロラン、食べ物が冷える」
「・・・」
その一言でロランは食事を再開した。ジョジィはほっと一息吐いた後、どうして自分が睨まれたのか理解出来ずにいた。
どうにも煮え切らない朝が過ぎた。火でもついたかのような自分の体にムチを打って、ロランは結局出かけたのだった。前傾姿勢で。
それをファティマは見送った。憎々しげにジョジィを睨みながら。
「ファティニャー、どうして今日の朝ご飯は静かだったのかにゃー?」
「黙りなさい」
「こ、こわいにゃぁ!?」
ハウルビーストを見るような目で睨みつけられたので、ジョジィは震え上がった。
「やばいなぁ、遅刻だよ」
ロランは雨の中、疾走していた。前傾姿勢で。
久しぶりのファティマとのキスで火照った体はなかなか落ち着かず、あの時の熱を思い出しては、余計に燃焼していった。
あの官能的な体と美貌を持つ女性を恋人に持っているのだと、今更ながらに痛感した。
今まで余裕が無かったため、母親のようにしか見えなかった分、反動が凄まじかったのだ。
ましてや青少年のロランだ。いわゆるやりたい盛りで、ファティマを想像しただけでも心身が疼いた。
それだけに、あのクソ猫が許せない、とロランは思った。ファティマがいなかったら断裂斬を後頭部に炸裂させていただろう。
殺意と性欲によって体は今までよりみなぎり、精神も比較的余裕が出ていた。
いつもなら遅刻したら鬼のようなシゴキが待っていて、ロランは震えるのだが今回はどうやってファティマといちゃいちゃしようかとばかりに考えていた。
遅刻したら大変だな、ジョジィをどう殺そうか、ファティマをどうやって犯そうかと考えながらロランは走った。前傾姿勢で。
「すいません、ガストン団長。遅刻しました」
「言われなくても分かっているぞ、ロラン」
へ、とロランは拍子抜けした。いつもならここで。
『すいません遅刻しました、団長』
『遅刻したワケを聞かせてもらおうか』
『実は〜〜』
『言い訳など聞きたくない!』
と言われ、鉄拳(鎧的な意味で)を喰らわされるのが常識だったために妙に笑顔を浮かべているガストンが恐ろしく思えた。
なんというか裏が丸見えな、清らか過ぎて不自然な笑みを浮かべる師に、後ずさりをせずにはいられなかった。
「な、何か、僕に!?」
「鋭いなぁ、我が弟子は!はっはっは!」
と、大笑いしながら鎧を付けた手で肩をバンバン叩かれた。地味に痛い上、不気味な態度にロランは混乱を覚え、火照った体は一気に冷めた。
嫌な予感は見事に的中しようとしていたのだ。
「実はな、ロラン。女王陛下がお前に会いたがっておられるのだ」
血の気がサーっ、と引いた。
昔見たソフィア女王は、美しく知的で国のリーダーに相応しい貫禄のある女性だった。忠誠することがこれ以上ない幸せだと錯覚させるような、生まれながらの女王。
自分も憧れていて、この人を、この人が愛するカルナヴァを守りたいと思えた。
しかし今の女王は違う。自分を騎士団長にせんと、執念を燃やす恐ろしい悪鬼に見えた。どんな手段を使ってでも自分をものに。
戦力にしようと眼鏡の恐ろしい学長と張り合っている私利私欲にまみれた人物にしか見えなかった。
とてもじゃないが、自分を人間として見てくれているようには思えなかった。
故に、今回の呼び出しで、もしかしたら自分は魔女の手が届かない牢獄に監禁され、ファティマにも会えないような地獄の日々を送るハメにでもなるのではと容易に連想させた。
逃げようと門を見た。
が、国家権力から逃げる方法も知らなければ、恋人を巻き込んでしまうかという予感からロランは逃亡の選択が閉ざされていたのだ。
「・・・」
「女王陛下からの及び出しがあるというのに遅刻か・・・。ロランよ!お前は大物になるな!」
「はは・・・」
掠れた声を挙げ、ふらふらとロランは女王に会いにいった。
「顔を上げなさい、ロラン」
「・・・(ガクガクブルブル)」
頭を下げたまま、ロランは恐怖で顔が上がらなかった。ソフィアもまた、ガストンのように不自然に綺麗な笑みを浮かべていたからだ。
それだけでなく護衛の兵士も、大臣も、多くの人々がロランを慈しむような作られた笑顔でロランを囲っていた。
いつ死ぬのか分からない状態だったため、耳に声が入らなかった。
「ロラン?」
「は、はいいい!?」
「ようやく、お気付きになられたのですね」
「もももも、もうー、しわけけけけけ」
びく、とロランはようやく気付いたんだなという空気に過剰に反応し、土下座した。
舌が回転せず、ロクな謝罪も出来ずに震えた。こんな状況下で女王の機嫌を損ねた自分を呪った。
ごめんよファティマ、僕帰れそうにないよあははは、ともう何度もした死の覚悟を繰り返した。
「ごめんなさい、私が貴方をこうしてしまったのですね」
「は、はい?」
「私も、貴方が人間であることを考えるべきだったのです。まるで奴隷のように自分の都合だけを押しつけた私を、どうか許して下さい」
「えぇ?」
ソフィアの声は柔らかかった。今朝聞いたファティマにも負けないような優しい声色で、ロランに語りかけてくる。
その恋人のような口調がまさか女王から発せられるなんて、とロランは命令もなしにうっかり顔を上げてしまった。
誘惑の匂いに弱い少年は死の覚悟はどこにいったのか、一気に心を許す姿勢になっていた。その隙を女王ソフィアは見逃さなかった。
「そ、そんな。謝らなくても」
「いえ、私は間違っていました。魔法協会が貴方を拉致しては、マスターにしようとする方針に対抗意識を持ってしまい、
貴方を無理矢理にでも私直属の騎士団長にしようとしたのですから」
「へ!?」
そんな話は聞いてなかった。ただの一つの隊の団長になる為の訓練として、彼はしごかれていたハズだった。
それなのに、いつの間にか女王騎士への道に進んでいた事になっていたのだ。
誰もが羨む女王騎士。美しいソフィアを誰よりも近くで守り抜く、騎士としてはこれ以上ない名誉の位だった。
しかもそれの団長ときている。いきなりのビックニュースにロランは放心状態寸前で話を聞いた。
「ハウルビーストから世界を救ってくれた貴方が私に忠誠を誓っているだなんて、私は幸せ者です。
ですから、ついディア殿に対して熱くなってしまい、貴方に無理をさせてしまいました」
「え、あぁ、そんな事は!」
「お優しいのですね、ロラン」
「は、はっ!」
自分が評価されていること、そして自分が女王騎士になれるということ、そして「あの」女王が自分をいたわってくれていることと現実味の無い話のオンパレードに彼はスパークしていた。
今までの仕打ちが全て自分の為だったなんてと思え、視界が晴れやかになった。
わっふるわっふる
携帯からすまんが、インターネットに接続出来なくなった。
明日には投稿できるかも。
お待ちしております。
>>394 GJ!
ファティニャ萌えの俺には超GJ
俺も頭ん中で妄想してるフィル×リーナを整理してからチャレンジしようかな……。
「そんなロランの事です。もしかしたら、マスターへの道も悪くないでしょう」
「(クビ!?)」
びく、と反射的に体が震えた。その様子に軽くため息した後、なだめる様にソフィアは言葉を続けた。
「ですから、これからの道はロランに任せます。マスターになるのも、私の騎士になるのも貴方の自由です。
自分の意志に従って生きて下さい、ロラン」
その言葉はあまりにも衝撃的だった。あんなにも自分を巡って対抗意識を燃やしていた悪鬼から出た言葉とは思えない。
何度もエコーがかかって聞こえ、夢かそうでないかを確認するべく指をつねった。
「(痛い、まさしく現実だ)」
そして、女王に対する評価ががらりと変わった。女王は自分にこんなにも期待していただなんて、こんなにも自分を評価してくれていただなんて!と従来の女王像を取り戻したロランは反射的に「女王騎士になります!」と言おうとした瞬間。
ソフィアはいつの間にかロランの前に立っていて、指でロランの口を塞いでいた。
「時間を与えましょう、今日から八日。今すぐに決めずとも、いいはずです。貴方には選択する権利があるのですから」
甘い匂いがする。ファティマとは違うような、うっとりする香りがソフィアからは出ていた。
そして誰にも見せていない、優しい微笑み。どっかの芸術家なら発狂している程の待遇にロランは呆ける事しか出来なかった。
「あぁ・・・あぁ、あ」
「良い返事を期待しています、ロラン」
「はい!」
その日の訓練は厳しかったが、モチベーションが高まったロランにすれば準備運動にすらならない訓練であった。
男とはいつも単純なのである。
その一部始終をサティは盗聴していた。
彼女は別に魔法協会側の人間というワケではないのだが、あの女王のやり口が気にくわなかったのだ。
たまたま不自然な走り方をするロランを見かけた彼女は、なんとなしに付いていき、雨が降りしきる中、濡れる翼を気にせずロランの後を付けたのだった。
「あんな風に騙されるなんて、恋人がいるのに酷いなぁロランは」
彼女は適当な突風を起こして兵を惑わせた後、城に張り付き風の力を使って見事に盗聴したのである。ロランの震える音まで聞き逃さずに、全て。
雨の中だから、別に突風が起きても不思議ではなかったため兵士の視線は容易にかいくぐれたが、雨の音と城の奥の音を聞き分けるよう風を使うあたり、彼女の殿堂魔女たる由縁が確認できる。
「確かに女王は綺麗だけど、ファティマも負けてないのに・・・」
爪を噛みながら、彼女は飛行した。レヴ魔法協会に通告し、あのいけ好かない女に何か痛い目を見せてやろうと思った。
ロランはサティのお気に入りだった。長生きしていてあそこまで真っ直ぐな人間は見たことがないし、なんだか近くにいると肉体以外の強さを感じれる頼もしい戦友でもあった。
それなのに身内、特に女の子には隙丸出しなところが好意的だった。
そんなロランがファティマを選んだ時、彼女は大人しく祝福出来た。ファティマを前から見続けている彼女からすれば、誰よりもファティマにはロランのような男性が必要だと確信出来たからだ。
優しくて心許せる、第二のマスターが。
「そんな優しいロランを、それもただ自分の手駒にするためだけに騙すだなんて・・・!」
戦友を馬鹿にされた気分になり、サティは全力でレヴ魔法協会へ向かった。雨で濡れる翼を気にもせずに。
「何ぃ?自ら、所有権を破棄したのか?」
「うん、女王らしい手口だね。そうやって純情なロランは騙されちゃったのさ」
サティは盗聴した事を全てディアに話した。少しでも女王を困らせるのには、喧嘩相手に情報を売るのが一番と思ったからだ。
「そうきたか」
「今まで、拉致とかしてたから印象を覆すのは難しいよね」
彼女は別にマスターになるように強要させる計画に荷担はしていなかった。
が、今回の事件から気が変わり、あの毒婦を困らせるべく計画にお触り程度に荷担しようとしていた。
ディアは考え込んだ。先手を打たれたと言わざるを得ない。
思いやりのある方が手を離す法則は後出しでは通用するものではないのだ。
あの女の事だから随分良くできた笑顔を使って、ロランを良いように扱ったのだろう。
残念な事にあの誘惑から逃れる術を男性は、特に青少年は知らない。
このままあの女に勝負で負けて終わってしまうのは、納得出来ない。どうにか手を打たなければとディアは思考の渦に身を委ねた。
「どうにか、どうにか少年を私のマスターとして・・・」
「でぃーあ、彼にはもうファティマがいるんだ。そういう方向での話は無しだよ」
「ちちち、違うぞ!私は彼をただ・・・」
「ただ?」
「何でもない!」
サティはため息を吐きながら、タオルで全身を拭いた。
「これが、マスターたる由縁なのかな」
窓越しに見る大雨を見て、サティは今回の争いが無事に終えるとは思えなかった。
「あー、いい運動だった」
夜中、上機嫌にロランは帰路へ向かっていた。前傾姿勢で。
あの時の言葉、そしてあの誘惑の匂いについつい興奮していたからだ。
「ファティマには悪いかな・・・」
だんだん申し訳なくなり、ゆっくりと正しい姿勢に戻っていった。
彼女は繊細だ。ちょっとでも他の女性に浮ついていたら、嫉妬して1ヶ月は口を聞いてくれなかったりするだろう。
それは残念な事だから避けたいし、彼女の内面を知っている身の上からすれば彼女を手放すわけにはいかなかった。
「僕が守らないと・・・」
と、言いつつも今日は自分が慰められたんだと思い出した。
「うん、僕は騎士として、恋人も女王も守るんだ!」
今日のお預けもあって彼は帰るのが楽しみだった。
このまま魔法協会に拉致されなければ、ファティマと愛し合えるに違いない。
「ふふふふふ」
いやらしい笑みを浮かべた後、ジョジィを思い出した。
「・・・」
彼は無言で歩き続けた。
六日前。
ロランは手探りで、ファティマを抱きしめようとした。
そして、手応えを感じたと同時に一気に抱き寄せた。
「にゃー!?」
「うわぁああ!?」
「んむ・・・?」
ロランが抱き締めたのはジョジィだった。
胸元で暴れるジョジィを見て、ロランは昨日ジョジィが我が侭を言って川の字で寝た事を思い出した。
「・・・」
ロランは寝ぼけた振りをして、両腕に力を込め圧殺を謀った。
「にゃぁあああ!?マスター止めるニャ!!それ以上やったら、中身が!中身がぁっ!」
「ん〜、ん〜」
スパーン、と軽快な音と同時にロランの拘束が緩んだ。
ファティマに叩かれ、我に返ったらしい。
「うわぁあ、とか言った奴が寝ぼけるものか」
「ご、ごめんよ」
「い、痛かったにゃ」
何だかんだで、平和に「健全に」朝が始まったのでロランはいらついた。
いつも通りいらつきながら、ロランは出かけた。と、道中に懐かしい人物とばったり出くわした。
「やぁ、おはようマスター」
「さ、サティ?」
人前にあまり出てこない為に、何だか新鮮だった。
晴れやかな太陽に照らされた光沢のある翼は見る者の目を奪い、その持ち主もまた美少女であった。
それ故、いつ見ても彼女は綺麗だなと思い、ロランは脳内でファティマに謝った。
「たしか、サティは魔法協会とは関係ないんだろ?」
だから心許せる人物としてロランは認識していたのだが、今回のサティは違う。
悪戯っぽい笑顔で、どうやってこっちをからかうか楽しんでいるように見えた。
もしかしたら、魔法協会の回し者かもしれないとロランは考えてしまった。
「さ、サティさーん?」
「なぁに、マスター?」
「僕、勉強は苦手なんだけど・・・」
「僕もね、そこまで好きじゃないよ。そうだね、友人と飛ぶ方が好きかな!」
へ、と思った瞬間にロランの体は浮かび上がった。
サティに捕まって、空にいるんだと数秒たってから思い知らされた。
「うわぁああああ!?」
「今、ロランの力を軽く借りているから、今の僕は普通より結構力が出せるんだよ!」
「ななな何で、こんな事をするんだ!?」
「ねぇ、僕って初めて誰かと一緒に飛行するんだけどワクワクするよねぇ?」
さー、と血の気が引いた。いくら優秀な魔女だという認識があっても、初めての挑戦それも命がかかっているものに付き合わされていると思うと、人の話を聞けだなんて事は言えなかった。
彼女の飛行を邪魔しないよう、抵抗しないまま彼は誘拐された。
「いやー、マスターから力を貰うと凄い力が出るんだね!」
「ですよねー・・・」
ロランは何度死にかけただろうと思い、返事をする余裕がなかった。調子に乗ったサティはアクロバティックな飛行を繰り返し、びゅんびゅんロランを振り回したからだ。
吐き気もあるし、妙に体が怠い。力をサティに吸われたからか?
とにかくはしゃぐサティに連行されながら、ロランは虚ろな瞳でディアの元へ向かった。
信じていた友人に裏切られたという事実が彼を無気力にしていた。
女王からの朗報もあって、やる気出したての彼にとってはいらつきの連続だった。
それにファティマとごにょごにょ。
「ディア、連れてきたよ。やっぱりマスターっていいよね」
軽くノックしてから、サティはドアの向こうの女に話しかけた。
『よし、入れ』
がちゃ、とドアの向こうに諸悪の根元その2(今のロランにとっては唯一の悪だが)が待ちかまえていた。
知的で全てを見透かそうとする視線、光魔法の様に目映い金髪、それでいてどことなく砕けた雰囲気がある自称リーダー的存在の閃光の魔女ディアだ。
「また会えたな、少年。嬉しいぞ」
「また・・・マスターの勉強ですか?」
「そうだ、マスターになる事の特典を勉強するんだ」
「え?」
「さぁ、付いてこい」
はぁ、と気のない返事をしてロランはほいほい付いていった。
連行先はやけに静かな部屋だった。生徒もいなければ、ただガランと数台の椅子と机があるだけ。
もの寂しい部屋は出来の悪い生徒がここで補修でもするのだろう、とロランは踏んだ。
苦手な空気が充満する部屋にいたため、早くもアレルギー症状が出てきた。
「相変わらずの脳筋だな、少年」
「の、脳筋・・・」
それは後半で誰よりも早く捨てられるサベージ音頭の使い手に言って欲しいと思った。
が、否定出来る言葉では無い為、ロランは黙り込むしかなかった。
毎度毎度連行されては強制的に勉強をさせられている上に、この痛烈な一言ときた。
確かに勉強は苦手だし自分には足りないものだと思うけど、こんなにも圧迫された状況にいると逆に意欲は失せるものだった。
何故だか分からないが、人間は脅迫に脅迫が重なると抵抗したくなるのである。
ロランはその心理的状況に置かされていた。
もう今回ばかりは態度で抗議してやる、と寝る気満々でディアに立ち向かう事にした。
今更、不良少年と呼ばれようと気にせずに寝てやるぞと誓った。
その時、背後でバンッと勢い良くドアが開く音が聞こえた。
「っ!、誰だ!」
「はぁーい、私でぇーす」
「ルナルナさん!?」
「私もいるもん!」
「ポプリ!?」
ロランは自分の置かれた状況が想像以上に悪い方向にあると思い知らされた。
昨日は監獄に送られ、一生女王の奴隷になるのではという恐怖があったが、今回は負けず劣らずのプレッシャーがあった。
魔法協会で飼い殺される、と彼は思った。今度は密室に魔女4人、しかも全員が殿堂魔女のおまけ付き。
仮にもし逃げれても魔女通とかで取り上げられ、簡単に見つかってしまうだろう。魔女の為ならどんな外道行為も行う編集長をロランは知っていたから尚更だった。
ごめん、ファティマ。今回は無理っぽい、と死の覚悟にロランはデジャブを感じた。
「さて、マスター・ロラン」
「はい、ディア『殿』」
ロランは精一杯の皮肉を込めて言い放った。
多分、最後の反抗になるだろうから後悔したくなかった。
「ふふふ、若いなぁ我がマスターは」
「僕はファティマのマスターです」
「私達もそーよー」
「ルナルナ、そういう意味じゃないよ」
死を覚悟した騎士はこんなにも輝くのか、とディアは感心した。
揺るぎない瞳は憎しみの色を持たず、ただ己の意志に燃えている。
その風格と純粋さは手放し難いもので、個人的な理由からも余計彼を女王に渡したくなくなった。
構えているロランにディアは柔らかく接した。
「私はね、少年。君に立派なマスターになりたいと思っている」
ロランの物言いたげな空気を読み、ディアは言葉を続けた。
「言わなくても分かる、君はどうしてもスタン殿を超える騎士になりたいと思っているだろう。
それに問題は無いし、むしろ立派な選択だな。誰も文句は言わないさ」
「でしたら」
「まぁ話を聞いてくれ。例えば、このまま騎士を目指したとしよう。
女王のお気に入りの上に少年の実績があれば、すぐに小隊長くらいにはなれるハズだ。
だがね、少年の実の親はあのマスター・マティアスだと皆にばれてしまった。
その上に君はかの悪名高き「氷影の魔女」の恋人であることもあって、向こうで出世するのは厳しいどころか後ろから刺されるかもしれん。
女王はそうでなくても、魔女に対する嫌悪感は戦争からまだ無くなっていない。
それなのに君ときたら数々の殿堂魔女と契約しているから、差別の的だろうな。
思えば思うほど、騎士への道は厳しいな?少年」
ディアの言葉は全て正解だった。ファティマも言わなかった数々の問題点を出され、ロランは挫けそうになった。
こう言っては何だが、盗賊団と共に脱獄して城に攻め込んだ実績も持っているし、数々のカルナヴァの兵士を血の海に沈めた魔剣レガの使い手でもあった。
ロランは段々不安になった。女王はああだけれども、真っ黒な過去の自分を贔屓する事を一般兵が許すハズが無いだろう。
強さや努力だけでは届かない壁がロランに立ち塞がっているのだと、思い知らされた。
「・・・」
「どうだ、そんな状況にいたらファティマも心配するのでは?」
「・・・ディア」
サティはここで、ファティマの名前を出すのは卑怯と思えた。
が、どれもこれも真実でロランはいずれ立ち向かわなければならない壁なのだ。
彼は今、自分の夢を取るか、恋人との平穏な道を取るかのどちらかしか選べない。
こんな攻め方をするとは、サティは仕方ないと思いつつもディアに対する「大人のずる賢さ」に腹が立った。
「ファティマは・・・僕を」
応援してくれる、と逃避的な言葉を言おうにも元気が無かった。味方に攻撃される恐怖を想像するだけでも繊細な少年は震えた。
奇襲に対応出来るか、出来ないかではない。
味方に裏切られるというショックに耐えれるか不安で仕方ないのだ。
「そうだ。君達は危機的状況に身を置いているのだ。ここで、無理をする必要はない。
どこから矢が飛んでくるか分からない道に身を投げる必要は無いんだぞ?」
「あぁ・・・あぁ」
「・・・ふん」
不快だ、とサティは思った。
所詮、ディアも女王と争っている女なのだ。
負けまいと、どんな手段を使ってでもロランを落とそうとしているあの毒婦と大差があるわけないと自分の判断を悔やんだ。
女王と同じくらい、いや、むしろそれ以上にロランを追いつめている。
これで女王に会う度、ロランは震え上がって女王とまともに接せずに、奴にそれなりの痛手を負わせる事が出来るだろう。
女王の発言全てに裏を感じて、全てに消極的になるに違いない。
あの毒婦がフォローしようにも、道は自由に選べと言った直後だから何も言えずに歯がゆい思いをするだろう。
これで良かったハズなのに、とサティはロランが苦しむ所を見るのが辛くなり踵を返した。
「あれ、サティ。どこ行くのよ?」
「退屈だもん。僕、帰るね」
「こら!約束したでしょ!」
「こんな風になるなんて聞いてないよ」
「サティ・・・」
ルナルナの顔色も良いとは言えなかった。いくら世界を救ったマスターとは言え、まだ幼さ残る少年なのだ。
その少年が数々の理由から押しつぶされている様子だなんて見るに耐えないに決まっている。身内なら尚更だ。
ポプリの方も少し気分が悪そうだが、規律に厳しい彼女だからディアの話には納得出来ていた。
心を鬼にして、ロランを更に追いつめる所存だろう。
サティは静かにドアを閉めて退室した。
こんなはずじゃなかったのにと思いながら。
「少年、夢を追うのは勝手だが、自分の事も大事にするんだよ。
自分を守れない奴が、他人を守る資格なんて無いんだからな」
止めの一言だった。仮に逆の立場だった場合、ファティマが常に狙われていると思ったら?
常にファティマがなじられているとしたら?とてもじゃないが多少の乱暴をしてでもロランは彼女を止めるだろう。
愛し愛されの関係は一方通行と言う訳にはいかない。お互いを尊重する為にも、自分の身は大事にしなければならないのだ。
「あぁ・・・あぁ」
「少年、マスターになってくれ。
レヴ魔法協会学長の権限全てを使ってでも、私は君を守ろう。
最大限の努力を持って、歴代マスターを超える存在にしよう。
ここでならそれが出来るし、あそこと違って命が狙われる心配も無ければ、ファティマに対する理解も少しはあるし、誰かが咎めるようであれば私が全力を持って粛清する」
横暴で都合の良すぎる提案は冷静な状態の彼なら断れただろう。だが、打ちのめされ、現実を知ってボロボロになったロランは藁を掴むような気持ちであった。
何か、すがれるものがあれば、安易にそれに従う状態だったのである。
「僕が、マスターに?」
「そうだ。何度も言ってるし、それにマスターになったあかつきには」
パチン、とディアは指を鳴らした。
それに慌ててルナルナは反応し、パタパタとロランに近寄った。
「はい?」
「えーい!」
「ぶげらっちょっちょっちょっぶぇ!?」
いきなし顔を掴まれ、胸に押しつけられる。
予想外過ぎる奇襲にロランは対応出来ず、もがく事しか出来なかった。
「マスターになればー、私達とも一緒になれるよー?」
「(えぇえええぇ!?)」
「そういう事さ、少年」
がら空きの背中に温かい感触が当たるのをロランは感じた。ディアにしがみつかれたのだ。
成熟した果実に挟まれ、ロランは動いたらどこに当たるか怖くなって抵抗出来ずにいた。
「ちょっと!重婚は駄目なのよ!?」
「重婚とは人聞き悪い、ちょっと秘密の関係になるだけじゃないか」
「ロラン、温かーい」
「・・・!!??」
柔らかく、しっとりとした肌に挟まれる。
その感触は激しく抱き合った恋人の感触と似ていたが、それが両方に来るとは思ってもいなかった。
肌に吸い付き、熱を与えてくる女性の、それもとびきりナイスバディな二人組に挟まれている事実がロランの思考を焼き切った。
体が抵抗するどころか、感覚に集中するあまりに身動き一つ取れない。
「ポプリ、一度こうしてみろ。契約主との触れ合いは心地が良い物だ」
「(!!)」
ポプリの体格が真っ先に思いつき、ロランは戦慄した。
ここでポプリが加わり、更に動けないような事態があるのであれば自分はロリコンの可能性があるのではという論理感における恐怖が彼を襲ったのだ。
酒池肉林の中、ようやく働いた思考がこれなのかと自分に失望したロランはディアが力を緩めるのを見計らってルナルナごと振り払い、全力で窓に体当たりした。
「あ!?」
「弁償しろ!」
二、三階から飛び降りたロランだったが、持ち前の身体能力もあってノーダメージで逃亡に成功するのであった。
「行っちゃったよ、ロラン」
「そんなに私が気に入らないっていうの!?」
「まぁ、落ち着け。それにしても、凄い体力だ。これに魔法の知識が加われば・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・」
ロランは走りに走り、振り切ったと確信して倒れ込んだ。
大の字に倒れ、太陽を仰ぎつつ今日の出来事を整理した。
まず、自分は騎士になるには厳しいということ。
まず、マスターへの道はディアが保障してくれるということ。
役に立つ話はそれだけで、後半の色仕掛けはただ単に断る理由を無くす為の作戦に違いない。
あそこで振り払わなかったら弱音を握られ、なし崩し的にマスターにされる上、ファティマに殺されたりするかもしれなかったのだ。
悪くない、と少しでも思った自分がロランは腹立たしかった。
でも仕方ない。溜まっている上にあのサンドイッチは少年的に厳しすぎる。
ポプリの介入が無かったら、バルバの如く二人に襲いかかっていただろう。
騎士としての茨の道。ファティマとの今。そしてマスターへの道の誘惑。
「はぁ・・・」
ため息しか出なかった。真っ直ぐで陽気な見習い時代に戻りたいと思えた。
「父さんやシュタイナーは怒るよな」
幸い時間は女王から貰っている。どうにか考えるところまで考える事にした。
「ただいま」
「早いのね、ロラン」
おかしい。
「どうしたの?」
「・・・」
「ねぇ・・・ロラン?」
愛しのファティマを見ても、何故かロランは違和感を感じざるを得なかった。
あの胸の高鳴りも、目を奪われる様な光をファティマは放っていないようにロランは思えた。
その理由がなんなのか分からなかったから、ロランもファティマと同様に混乱していた。
「・・・拉致されたけど、逃げてきたんだ。
サティまでもが魔法協会の回し者で・・・色々とショックだったよ」
「・・・ロランを騙したのか」
ファティマは静かな怒りを覚えた。騙される、裏切られる事の辛さを幼少時代に叩き込まれた身の上として些細な事でも彼女は許す事が出来なかった。
しかしサティがいきなり魔法協会の回し者になるとは考え難く、何か事情があるように思えた。
縛られる事が嫌いな彼女がロランを規律で縛り付けるような場所に送るとは思えない。
ただならぬ事態に二人は頭を抱えた。
「ジョジィは?」
「寝てるわ。天気が良いから」
もじもじ、とファティマは身をよじらせた。頬を赤らめ、ロランの挙動をチラチラ確認する。
胸の奥からこみ上げてくる熱と高鳴りを必死に抑えて、これから恋人の時間が始まるんだなと身構えた。
「そうなんだ」
そう言ってロランは自室に向かった。
「ロラン?」
「ごめんね、そういう気分じゃないんだ」
「ど、どうしたんだ急に」
「疲れたんだ」
「そそそうだ、城に向かう途中だったんだろ?」
「拉致されたって考えてくれるよ」
「・・・」
「色々、考えたいから」
ロランの目は申し訳なさそうだったが、何か残念そうな空気がある。
まるで昔の女を見るような目で見られたから、ファティマは混乱して適当な事を口走ったが、だんだん惨めな気がして悲しくなった。
ロランが去るのを指をくわえて見ることしか出来ない自分とロランの態度に今までに感じた事のない憤慨を覚えた。
怒りという簡単な感情ではなく、悲しみや自分への失望感などが入り乱れたものであったからファティマは戸惑う事しか許されなかったのだ。
「なんで・・・どうして、ロラン?」
それはロランにも理解出来ない感情であったから、どうすることも出来なかったのだ。
五日前。
朝、ロランはファティマを見て、再び不可解なあの違和感に囚われた。
「・・・」
「おはよう、ロラン」
「うん」
「・・・」
この感覚は昨日突然襲われたものだった。まさか自分が本気で浮気を企んでいるのでは無いかと疑ってしまう。
しかし、そういうものでもない。浮気先の相手は正直言ってロランが苦手なタイプであるから、気が進まない。
それに胸の中にいつまでもファティマは存在している。
だから余計理解出来なかった。胸の中のファティマと、今のファティマに一体何の差があるというのか。
「マスター、おはようなのにゃー!」
「あぁ、ジョジィか。ファティマ、ご飯は用意出来てる?」
「・・・えぇ」
「そうか、さぁ食べようジョジィ」
「はいにゃー!」
「・・・」
ファティマは耐えきれなくなって寝室に駆け込んだ。
ロランは悲しくなったのに、何故だか止める気にもならなかった。
「ファティニャ?」
「・・・朝ご飯にしようか」
「むむ〜。不可解にゃ」
それは僕の台詞だ、とロランは呟いた。
410 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 11:18:35 ID:1bds9eBL
らんらんるー☆
ドナルドは嬉しくなると、ついやっちゃうんだ
みんなもいっしょにやってみようよ!
いくよ?
らん らん るー ☆
城に着き、ロランは自分の周りを挙動不審に確認した。
確かに自分を中心に噂話が立っている気がした。
歩く度に自分が嘲笑されて、恐れられ、社会的に抹殺されようとしているのでは無いかと少年期特有の自意識過剰状態に陥っていた。
事実、周囲の見習い兵はロランに注目しているし、女王の贔屓について噂をしている。
その一部がロランの目に映ったために、ロランはネガティブな方向でしか思考を回転できなかった。
「(やはり、僕は嫌われているんだ・・・)」
ロランは目立つまいと地味に振る舞おうとしたが、ギクシャク動いてしまい逆に注目され敏感になった耳にどんどん嘲笑が聞こえてきた。
悲しくなってロランは逃げ出したくなった。
「よっ」
「ぅっあああぁあ!?」
「な、何だよ、いきなり」
自分の肩を叩いたのは義兄弟のラッシュだった。
何だラッシュかと、見下すような意識もあってロランは冷静になった。
「最近、お前おかしいぜ。あの魔女とくっついてから、老化してんじゃねぇか?」
白髪に変色してから、ラッシュの目には急速にロランが老けていくように見えた。
事実、疲労しきったロランの風貌は憎きマティアスの姿に似てきていた。
親の敵を思い出し、ラッシュは指をこねくり回した。
「親父の変わりに殴らせろよ」
「僕達、兄弟だろ?」
「・・・あんな事言わなきゃよかった」
ラッシュは戦争中に活躍出来なかった事から荒んでいた。
一刻も早く優しい兄貴だった昔のラッシュに戻って欲しいと思った。
が、嫌魔女派に戻られても困るから別にいいやとも思った。
「(AOが低いから落ちたんだよ、一軍)」
「何か言ったか?」
「サベージタイプは極めたかい?」
「・・・まだ52式しかいってない」
「暇人だな」
「うるせぇ、さっさと行くぞ」
比較的心穏やかになったロランだが、やはり視線が気になって仕方なかった。
ディアの演説が胸に篭もりっぱなしで、いつの間にか女王にすら不信を抱いてしまった。
夜、ソフィアはロラン達の指導を終えたガストンを呼び出した。
ロランの取り組みが彼女の計算通りになっていれば、良い方向に進んでいるハズであるから朗報を聞きたかったのだ。
「ガストン、ロランの方はどうなってます?」
「鍛錬に身が入ってませぬな。なにやら、周囲が気になって動きが散漫になっていました。
なに、心配はご無用!このガストン、全力で立派な騎士にしてみせましょう!!」
ガストンの意気込みを無視し、ソフィアは昨日拉致されたに違いないロランの身に起こった出来事を考えた。結論はすぐに出た。
「(あのメスにたぶらかされたのね)」
あのメスとは言わずもがなディアである。前々からロランの所持権を主張しようとしたソフィアであるが、戦争中に魔女に対する無礼な行いをしたが為に、ロランの拉致を見過ごさざるを得なかった。
それを最大限にディアは仕返しと言わんばかりに利用しているのだ。
ソフィアはまたロランをおだてようと考えたが、流石に何度も続ける訳にはいかない。
心にもない選択の自由を与えた自分を呪った。
あそこで、女王騎士になるとでも言わせておけば、ロランの退路を断ち切り、ディアに追随を許さずに済んだであろうに。
「(全く、殿方というものは)」
散々勇猛を語るくせに、簡単に揺れるものであると嘆いた。
世界を救ったルーンナイツの隊長が今では噂話に怯える少年である。
こっちが全面的にカバーしようとしているのだが、流石に限界というものもあるのだと今更ながらに思い知った。
正直、ソフィアはガストンの話を聞くだけでもう希望が無いことを悟った。
しかし、ここで投げればあの性悪眼鏡にロランを譲ることになるのだろう。
それだけは許容できず、残り六日を待つことだけはしたかった。
「ガストン、ロランは団長。それも女王騎士団長に向いているのでしょうか?」
「お察しの通り、茨の道となりましょう」
「・・・」
「ですが!スタンの意志を継ぎ、ロランは世界を救いました!
従来の騎士とは全く違ったルーンナイトですが、魔女に理解を持った新時代の幕開けを象徴するものと思えます!」
「ガストン殿の持論は多少強引ですが、私も一理あるものと存じます」
「リヒテル・・・貴方まで」
たしかに魔法協会の魔女と契約したロランが女王騎士になれば、イメージは良いかもしれない。
その上魔女と世界を救った実績もあるし(魔女の質はさておき)、ラピス以外の魔法に民衆が目を向ける可能性もあるだろう。
「ロランは強い。実際、本気でやれば誰よりも強いハズです。
今はその強さを支える基盤が無いだけ。その基盤は作る事が出来ます」
「なるほど」
「ロランにはその才能があります。今は揺れていても、やがて誰よりも頼れる騎士になりましょう。
批評を覆し、カリスマを発揮する才能が」
男のことは男に任せておく主義のソフィアはそれを聞いて安心した。
が、どうにもロランがこのまま無事に騎士への道を歩めるか不安だった。
「ありがとうございます、二人とも。少し気が晴れました」
「身に余る光栄でございます!」
「お褒めの言葉をいただき、光栄です」
気が楽になったものの、構える事しか出来ない今の自分にソフィアはいらつきを覚えた。
四日前。
サティはロランの家の近くでこそこそしていた。
ディアの命令ではなく、自分が余計な事をしたためにロランとファティマが険悪な仲になっていないか不安だったのだ。
「長生きしてるけど、悪戯の後は怖いもんなんだよね」
独り言を呟き、やけに静かな食卓を盗聴した後、出かけるロランの様子に彼女は驚いた。
「老け・・・てる?」
何故だかロランの背中からはかつての風格が無くなっており、杖が無いとまともに歩けなさそうな様子である。
白髪の存在もあって、若いはずなのに年寄りの空気を放つロランは惨めで仕方がなかった。
「ディア・・・何をしたんだろう」
ロランが去って行ったのを見送った後、サティはドアの前に立ち、ノックした。
「・・・どなたですか?」
「ファティマ、僕だよ。舞風の魔女、サティだよ」
「・・・!」
瞬間、冷気を感じ取ったサティは全力で後退し、その魔法から逃れた。
巨大な氷塊が頭上から落ちてきたのだ。
落ちた氷は直撃しなかった事を悟ったかのように、すぐに溶けた。
飛び散った破片がすぐに溶けて土に還る様は何故だか神秘的だとサティは思えた。余裕があったからだ。
ドアの奥に佇んでいた影が姿を現した。あの頃とは違うフードのような地味な格好を身に纏っていても、ファティマから感じられるプレッシャーは変わらないどころか更に研ぎ澄まされていた。
そのプレッシャーに押しつぶされそうになるも、サティはファティマの目尻から零れた涙の跡を見逃さなかった。
それから本格的に自分が不味い事をしたと思い知った。
「・・・グラビティアイスを避けるか。流石だな、殿堂魔女は」
「君だってそうじゃないか」
「黙れ!」
細かい氷塊がサティを囲むように襲いかかる。冷や汗を流しつつ、サティは上空へ飛び上がって包囲攻撃を避ける事に成功した。
しかし、このままではラチがあかない。話しに来たのにこっちが攻撃すれば和解もへったくれも無いし、このまま避け続ける自信もなかった。
だとすれば。
「降参!参ったよ、ファティマ!」
「・・・何を言ってる」
表情が憎悪をぶつけてくる。しかし、涙の跡が痛ましく残っていて、物悲しげな雰囲気の彼女を更に悲惨に演出していた。
恐怖どころか、哀れみの念を感じたサティは話をせずにはいられなかった。
「全部洗いざらい話すよ。許されるとは思ってないから、せめて話だけでも・・・」
ふぅ、とファティマはため息をこぼした。
「いい、ここで話すのもアレだから家に入れ」
「いいの?」
「何度も言わせるな」
サティは悲しみを語るファティマの背中に同情を抱かずにはいられなかった。
「つまり、女王に対する嫌がらせが目的だったわけだ」
「そうなんだ。気にくわなかったからって、つい」
「そうか」
自分の目的と魔法協会における自分の在り方、それとディアと女王の争いの現状を説明すると、ファティマは納得したように頷いた。
「うん、ロランの将来を変えさせるつもりは無かったんだよ」
「そうか・・・ならいい」
てっきり、ファティマの事だからロランに迷惑をかけた事にこれでもかと説教をするのではないかと身構えていただけに拍子抜けだった。
よほど、ファティマは疲れているのだ。
「もしかしたら、ロランはあの女王の方が好きなのかもしれないな」
「何でそうなるのさ?」
「私を見る目が二日前からおかしい。
せっかく恋人同士の時間が過ごせたのに、ロランは私を残念そうな目で見たんだ」
それは今、思い出しただけでも泣きそうな出来事だった。あんなに愛しあったのに、どうして急に自分に興味を無くしてしまったのか。
あんなに自分を求めてくれたのに。信じてくれたのに。疑問が止まらず、眠れない夜が続いたのだが彼女なりの結論が出たのだ。
「魔法かな?」
「魔法の気配は感じない。いつも通り、自然なロランだ。そう、自然だったんだ!」
ガン、と机を叩き、ファティマは涙を止める事が出来なくなっていた。
「ファティマ・・・」
「もう誰かに期待するのはやめたハズなのに、どうして私はまた誰かを信じてしまったんだろう。
騙され、裏切られる事なんて分かり切っているのに!どうして?どうして、私は人を信じてしまうの!?」
ついに泣き始めたファティマを慰めながら、サティは夫婦間に起こっている危機を同時に解消する方法はないか考えた。
ロランはこのままだと廃人になりそうだし、ファティマはもう耐えられそうではなかった。
どうせ、あのディアの様子だとルナルナをけしかけて色仕掛けを行ったに違いない。
しかし、ロランがデレデレした様子はなかった。色仕掛けより、ディアの演説のダメージが大きくて人間不信になって疲れているようだった。
女王からのプレッシャー、ディアの演説とあまりにもロランに対する負担は大きい。
それを慰めた事があるファティマに急に愛想を尽かすだなんて、彼という人格からは想像出来なかった。
「ファティニャー!?どうしたのにゃ!?」
今日は遅れて起きたようで、ジョジィは事態を把握していないようだった。
「ジョジィ、久しぶりだね」
「にゃー!?さささ、サティ?!」
使い魔ジョジィを見て、サティは一つ提案を思いついた。
「ファティマは僕がどうにかするからさ、一つお願いがあるんだ」
「にゃにゃにゃ?」
「使い魔だからマスターの居場所は分かるでしょ?ロランを隠れながら追跡してよ」
ジョジィの隠密行動は見た目以上のもので、情報収集はお手の物だった。
どうにか倦怠の理由を見つける為にも出張先の情報を知る必要があった。
「で、でもファティニャが・・・」
「ファティマの為に!早く!」
「わ、分かったのにゃー!」
ジョジィは慌ただしく出かけた。その様子を不安そうにファティマは見つめた。
「原因はもう分かっているんだ、何もそんなことしなくても・・・」
「駄目だよ。最後まで諦めないんでしょ?」
自分の口癖を言われ、ファティマは黙り込んだ。
ファティマが落ち着くまでサティは介抱した後、自分も出かける事にした。
「ディアが何をしたのか聞かないと」
「・・・悪い」
「何?」
「悪いな、何もかも世話になって」
素直に感謝するファティマにサティは嬉しくなった。控えめな笑顔は女王やディアなどとは比べられない、質素で自然で美しいものだった。
なによりそれをファティマがするだなんて、想像すらしたことが無かっただけにサティはこの夫婦を守りたいと思えた。
ファティマの元気が出た事が分かったので、早速サティはからかうことにした。
「らしくないなぁ、カレンみたいに意地を張るかと思ったのにさ」
「っ、あんな小娘と一緒にするな」
「僕からすれば、みんな女の子だけどね」
「うるさい、早く出て行け」
「その調子、その調子」
「からかうな!」
ドアを開け、サティは飛び上がった。
「ははっ!」
サティは機嫌よさ気に魔法協会の方向へ飛んでいった。
晴天の中、羽ばたく彼女を見送ったファティマは一人、家に残された。
「・・・私も何か考えないと」
しかし、暗い気持ちから考える事など全て後ろ向きな事ばかりな上に、間違いだらけと彼女は知っていたため気分転換に紅茶を入れた。
紅茶をすすりつつ、窓から晴天を覗いた。窓から覗ける晴天は清らかで、温かな日差しが差してくる。
穏やかな風が済んだ空気が流れ込ませ、ファティマを感傷的な気持ちにさせた。
良い天気を眺めながら、彼女はロランとの出会いから今までの経緯を思い巡らせた。
そして思い出していく内に、眉間にしわが刻まれていった。
「・・・分かった気がする」
ただ、彼女はその可能性を信じたくなかった。
「そんな、そそそんな、馬鹿なあぁ」
カタカタとカップを揺らし、その仮説が真実味を増してきた事により彼女はどんどんロランが許せなくなってきた。
が、今までの思い出もあって、ファティマは複雑な気持ちになった。
「ロランの馬鹿ぁ・・・」
机に突っ伏して、ファティマは逃げ出したくなった。
夕方頃に、サティとジョジィは帰ってきた。
「マスター、きょろきょろとあやしかったにゃ。何だか頼りなかったにゃ」
「予想通りの行動だったけど、それ以上はしてなかったみたいだよ」
「・・・そうか」
窓際の机に突っ伏しているファティマを見て、サティは匂いを嗅いでみた。
「飲酒じゃないよね?」
「違う、あまり好かん」
ぐったりとしているファティマは何だか、酔っぱらいのようだったから確認したのだが、違う事にサティは驚いた。
嫌な事を必死に忘れようとしているが、勝手に働く思考の果てに更にネガティブになっているように見えた。
「相談に乗るよ?」
「やややややめろ!」
「どうしたのにゃ?何だか変にゃ」
「うるさいぞ、ジョジィ。早くロランについて話せ」
ジョジィは焦るファティマに困惑しながらロランの周囲の環境について話した。
女王のロランに対する贔屓具合に兵士が軽く苛立っていること。
ロランがその噂話に敏感になって挙動不審でいること。そして女王が苛立ちを感じていること、と推測した通りの情報をジョジィは持ってきた。
「偉いなぁ、ジョジィは」
「にゃー!離すのにゃー!」
「それで、魔法協会の方は?」
不安そうに聞いてくるので、サティは軽く答えた。
「ディアとルナルナが色仕掛けをしたらしいよ。でも逃げられて、それっきりだって」
「・・・そうか。ところで、その前にロランは女王から何かされたのよね?」
てっきり、これから魔法協会に禁呪でも放ってくるのかなと思ったのだが、本気でファティマは疲れているようだった。サティはどんどん心配になった。
「見れなかったけど、そうだね。ロランの声色から判断すると、結構刺激的な事をさせられたんじゃない?」
ばたーん、とファティマは倒れた。
「ふぁ、ファティマ!?」
「しっかりするのにゃ!」
「・・・ぁあ」
彼女の立てた推測は正確であり、間違いのないものだった。
彼女はそれを確信したからロランの状態に本気で心配した自分が馬鹿らしくなって、彼女は寝てない分を取り戻すように失神した。
全部忘れたくなったのだった。
らんらんるー☆
ドナルドは嬉しくなると、ついやっちゃうんだ
みんなもいっしょにやってみようよ!
いくよ?
らん らん るー ☆
ロランは心休まらない城内から解放された喜びから足取りが軽かった。
そして後で自分の気分を悔やんだ。
「城にいたくない騎士ってどうなんだろう・・・」
魔法協会からの誘惑、城内での不安、そして家にいる恋人に対する違和感。
今の彼にとって本気で安らげる場所は帰路だけになっていた。悲しい事に。
「・・・はぁ」
気が付けば家の前にいたので、数回ノックしてから家に入った。
そこには料理しているサティとご飯を待っているジョジィの姿があった。
「・・・サティ?」
「ははは・・・ロラン、こんばんは。キッチン借りてるよ」
自分の信頼を裏切った魔法協会の回し者が自分の家にいたため、ロランは全力で家出するべく踵を返して疾走しようとした。
「ロラン!ファティマが倒れたんだ!これ以上、彼女を傷つけるようだとお仕置きしちゃうぞ!」
聞き捨てならない発言に、ロランはサティの肩を掴んで揺さぶりながら問いつめた。
「ファティマが倒れた!?」
「ここ数日寝てなかったからみたい。だけど、今は静かに寝てるから問題は無いよ」
「今は静かにしとくのが一番にゃ。マスターはちょっとうるさいにゃ」
「あぁ、ごめん」
問題ないと言われ本気で安堵しているロランを見て、サティは安心した。
ロランはファティマを愛していないわけではない、むしろ大事で仕方がないようだ。
それだけに何故、ファティマといちゃいちゃしないのか不思議だった。
答えでも得た雰囲気のファティマは失神しているし、サティはもどかしくなった。
「ここ数日、ロランはファティマの相手をしていなかったようだね」
「な、何でそれを?」
「遊びに来て、たまたまファティマが泣いていたから相談相手になったのさ。
そしたらマスターともあろうものが、契約した魔女一人の相手も出来ないだなんて聞いて呆れるよ」
「・・・悪いとは思っている」
サティのいつに無い迫力にたじろぎながら、ロランは答えた。
罪悪感があるかどうか微妙な反応だっただけに、サティは苛ついた。
「だったら、えっちの一つや二つくらいしなよ。何がいけないの?」
「えぇえええ!?」
サティの発言とは思えなかっただけに、ロランは驚いた。
が、ジョジィに睨みつけられ黙り込んだ。その姿が情けなくて、自分でも嫌になった。
「ファティマに・・・違和感を感じるんだ」
「違和感?」
「そうなんだ、何故か胸の中にいる彼女と、今の彼女が違う気がして・・・どうにも彼女と触れ合う気になれない」
一言一言が重かった。言えば言うほど、改めて自分が身勝手で愚かな発言をしていると、自分がファティマを傷つけていると実感せずにはいられなかった。気が付けば、自分の目尻から涙があふれ出ているのにも関わらず、拭う気にもなれなかった。
「どうにかならないの?」
「どうにかしたいんだ。だけど近づけば近づくほど、ファティマと遠ざかる。
離れれば離れるほどに、ファティマがそこにいるんだ。だから・・・僕は・・・」
何を言っているのかロランにも分からなかったが、彼の感覚からはそういう結論が出ていた。
そう、今のファティマには感じないものが遠ざかると何故か感じたのだ。何度も何度も、そうここ数日に。だからロランは理解できずに、苦しんでいた。
サティは攻める気にもならなかった。あまりに哀れで、どうすることもできないから。ジョジィも哀れむばかりでどうする事も出来なかった。
「ご飯出来ているよ。今は食べるとしよう」
「・・・え?」
「後で、ファティマのところに持っていって。
ファティマは何か確信を得たようだから、何か教えてくれるかもしれないよ」
自分たちの事を本気で心配してくれるサティに、ロランは裏切られた時の怒りなんて忘れてしまった。
自分以上にファティマの相手をしてくれた上に、こうして自分の事を気遣ってくれる人物が悪い人間とは思えなかったからだ。
「ありがとう、サティ」
「困ったらお互い様だよ、マスター」
その日の食卓は少しだけ賑やかだった。
暗い海の底にファティマは沈んでいた。
重苦しくて、ひたすら何もない空間は闇魔法の担い手であるファティマにとって慣れ親しんだ空間でもあった。
そこは人の闇に溢れていた。虐げられて育ったファティマが外部からもらった感情、今度は自分が加害者になって相手に与えた怒りや憎しみなどで手に入れた闇で溢れていたのだ。
そこにいる自分はルーンナイツにいる人間達とは違うものなのだと、空間にいる時、いつもファティマは思い知る。
こんなにも汚い世界に体が馴染んでいるという事実がそれを物語っていた。
その中にいつも微かな光があった。マスター・マティアスという光が。
暗い空間の中、いつもそれだけが光っていて、触れると温かくて良い気持ちになれた。
しかし、もうその光は無い。完璧な闇に彼女は一時的に帰った。
そしてまた光が出てきた。前と比べて、小さくて頼りない光が。
その光は前のものと違って、いつも自分の側にいてくれた。
儚くてこっちよりも自分の心配をした方が良いと思える程なのに一生懸命近くにいてくれた。
小さくて頼りない光だけど、自分の為に一生懸命になってくれる。
それが嬉しくて、彼女は再び元気になれた。
「・・・」
急に光が差してくる。ラピスが光っていて、ファティマは思わず目を手で覆った。
夢を見ていたのだと自覚はあったが、何故自分が寝たのかは覚えていなかった。
ゆっくり目を開けるとそこにはロランがいた。
「ごめん、心配になって・・・つい」
がばっ、と起きあがった彼女は取りあえず目の前にいるスケベを追い出すために枕を握りしめた。
「ここに、ご飯置いとくね」
と、トレーを机の上に置いた事を確認した瞬間、ファティマはロランを枕で思い切り殴り付けた。
「いたぁ!?」
「うるさい!ここからいなくなれ!」
いきなり殴られた事に動揺したロランだが、一応恋人の表情を見る余裕はあった。
恋人の表情から察すると、どうやら照れているようだ。
思い当たるフシがないロランはどうにかその事情を聞きたかったが、興奮状態のファティマにその余裕はなさそうだった。
「ご、ごめんよー!」
ロランはそそくさと去って行った。それを見送った後、ファティマはがっくりと項垂れた。
どうして、こんな幼稚な事をしたのだろうと後悔したからだ。
「・・・仕方ないだろ。分かってしまったんだから」
このままの状態を続けると自分がもたない事は簡単に理解出来るのだが、受け入れろと言われても彼女には難しい注文だった。
「・・・はぁ」
自分が嫌になりつつも、ファティマはトレーに乗せられた料理をちびちび食べていった。
「じゃ、僕は帰るよ」
「うん、ありがとうサティ」
裏切りの理由を聞いたロランは、何だかんだで自分たちは良い人に好かれているのだと思った。
仲間がいるという認識がロランを安心させた。
「ファティマが話してくれるまで、待つしかないけど、どうにかなる気がするよ」
「うん、また来るよマスター」
サティは夜空に消えていった。
その様子をジョジィと眺めながらロランは明日も頑張れそうと思った。
三日前。
ロランが起きて食卓に向かうと、料理が並んでいた。
どうやらまだ恥ずかしがって出てこないようだ。
それでも料理を用意してくれるあたり、ファティマは出来ている女性だった。
違和感は消えないけれど、ロランはなんだか嬉しくなった。
料理を味わって食べ、ロランは出かけたと同時に拉致されたのだった。
魔法協会のあの寂れた教室にロランは連行させられた。
抵抗しようにも女性相手には気が引けたから、いつもこんな感じなのである。
割られた窓はそのままで、熱い風が入りこんでくる。
ロランは嫌がらせか何かかと思い、椅子に腰掛けた。
「ディア様が来るまで、ここでお待ちになって下さい」
「はい」
望んでこんな事をしているわけでは無いだろうに、とロランは同情の眼差しを送った。
教職員は無機質な表情を返すだけだったので、ロランはそうではないんだなと自分の勝手な想像が恥ずかしくなった。
「おーい少年、授業を始めるぞ!」
「はー・・・ぁあああぁあ!?」
ロランは驚愕した。ディアの格好はいつも通りのはずだが、一つだけ決定的に違っていた。
それはスカートの丈だった。さっきからちらちら白い下着が見え隠れしている。
刺激的なその格好にロランは強制的に椅子の上に縛り付けられた。
「じじじ、授業をするんですよね?」
「あぁ、授業をするんだ」
本気なのか。
どう考えても授業をする格好ではない。これは授業という名の羞恥プレイだった。
それも恥ずかしい側のディアが堂々としているのに、見るだけのロランが恥ずかしがるというおかしな構図の。
教職員はロランに頑張って下さいね、とだけ言って去った。
こうしてディアの誘惑授業が始まった。
ロランは俯いた。目のやりように困ったのだ。
「おい、聞いているのか」
「は、はい!」
「きちんと『こっちを向いて』授業を受けるんだぞ」
「・・・!」
その授業は余りにもハードであった。
見えるか見えないかの境界線が少年ロランの目を引きつけた。その度にニヤニヤしてくるディアの笑顔を見るのが恥ずかしくなって俯いても、顔を無理矢理立たされ、チョークを落としたと言って、前屈みになって巧みにロランを挑発した。
ロランにとって苦痛が続いた。思えばずっと寸止め続きで本格的な情事などしていなかったからロランの火山は噴火寸前だった。
しかし授業中(?)に自家発電をする事は社会的に終了するも同然だった為、ロランは理性と本能の戦いは最終章を迎えようとしていた。
ロランの戦いをよそに、さらにスリットが入った服で出てきたルナルナを見た途端、限界を感じたロランは前回突き破ったドアから逃亡した。
これ以上書いたら、ファティマの影が余計薄くなるとかそういった理由からでは決してない。
「ファティマ、僕だよ」
サティはドアを数回ノックした。
ドアの向こうから恥ずかしそうな表情をしたファティマが現れた。
「ロランは・・・?」
「大丈夫、もう行ったよ」
「そうか・・・。入れ」
そう言ってまだ寝ているジョジィを起こさないよう、ファティマはそっと自室までサティを連れて行った。
サティは昨日、ロランから聞き出した情報を伝えた。
言葉には言い表せない、例えようのない違和感に襲われていて、ファティマを抱けないとの事だった。
しかしロランは相変わらずファティマを愛しているし、昨日本気で心配したと聞いてファティマは安堵した。
「そうか・・・違和感か」
「それでも、ファティマの事を愛してるようだよ。
だって凄い迫力で説明を要求されたもの」
「うん、それなら良い。もう、答えは出た気がする」
「何?」
「これは、私の仮説に過ぎないのだが、当たりのような気がしてならなかったのだ」
「何なの?」
昨日からずっとお預けにされている答えにサティはわくわくした。
昨日、どれほど考えてもサティから答えは出なかった。
寝る時間を少し削っても、結論が出なかっただけに早くファティマの出した仮説を聞いてみたかった。
ファティマは言いづらそうに、モジモジしながら辿々しく言葉を並べた。
「私と奴の出会いは、私がレヴ魔法協会に襲撃した時だった。
当時の奴は黒髪で、ツールとやらもロクに扱えていなかった」
「あぁ、あの頃?まだ可愛かったよね」
「軽口はいい。それで、奴と会話していると・・・その、奴はずっと私の胸元ばかり見ていた気がするんだ」
ロランどころか、リーナ、アルティ、ラッシュまで彼女の胸に釘付けになっていた。
リーナ、アルティはその存在感に羨望と怒りの眼差しを、ラッシュは場所が場所だったらズボンを脱ぐ勢いで直視していた。
『魔女同士、仲良くしろ!』
ロランはそうファティマの胸の谷間を見ながら力説した。
そんなだから、ファティマはただの戯れ言としてしか受け取れなかった。
「ふーん、でもあの服装なら仕方ないよ。
ファティマって刺激的で凄い体してるしさ。羨ましい」
「・・・たしかに、仕方がない。でも問題はそれからだ」
サティだけじゃなく、こっちもお預けでわくわくしているんですが
ファティマがルーンナイツに入隊した後、ファティマはロランの様子を観察した。
自分のマスターとして、彼が相応しいかどうか知る必要があったからだ。
陽気に仲間と会話しているところから、仲間からの信頼は厚いようだと思った。
が、問題はある特定の人物と会話する時だった。
それは、自分、ルナルナ、ディア、カレン、アヤノと言った豊満な胸を持つ女性との会話におけるロランの神業を見たときに確認した。
彼はそれらの女性と会話する際、相手が視線を晒したり隙が生じた瞬間、自分の視線の気配を絶って胸元をこれでもかと覗くのだ。
そして相手の視線が戻った途端、即座に自然にいつも通り接する。
動揺もしなければ、こそこそとした空気も無いロランの視線や態度にアヤノ以外の女性は皆気付かずに、視姦されていたのだ。
ファティマも、ロランを正面から観察しなければ気付かなかった。
首も何も動かさずに、視線だけをこれでもかと下げて、己の視線の気配を消しながら見るだなんてファティマからすれば恐ろしいスキルだった。
これをあの変態編集長が身につけたら・・・想像するだけで鳥肌が立った。
「・・・気付かなかった」
「それで、私は試しに胸を寄せて見せつけてみたんだが、見事にスルーしながら「なにしてるの?」と笑顔で言っていたんだ。
自分から尻尾を出さず、チャンスを自分で見極めることに関して、ロランにかなう奴はいないと思った」
「・・・」
「まぁ、仕方ないと思った。たしかに男性になら私みたいなのをから目を離すことは難しいと思うし。
それでも、そこまで熱視線をされると私と言えど恥ずかしいものがある」
「だったらあんな格好しなきゃいいのに」
「あれは制服なんだ!」
「・・・」
疑いの眼差しにあてられるも、本当の事だから仕方がないと悟ったのか、サティは追及しなかった。
「ととと、とにかく。ロランはその・・・豊満な胸が好きなんだ。うん」
「そう」
サティは男性として健全だなと思いつつも、何故違和感を感じるのかまでは説明されなかったので続きを催促するよう目で合図する。
合図を受け取ったファティマは最近のロランの状態を自分なりの考察で説明した。
「ロランは私と付き合ってから、ずっと女王やディアにも会わず、城で真面目に訓練を受けていた。
そして拉致されるようになって、ロランは心身ボロボロになった」
「うん」
「それで、ロランの限界を悟ったかのように女王はロランを誘惑した。
対抗するようにディアとルナルナも誘惑をした、そして私に興味を無くした様な状態になった」
「?だから何?」
ファティマは誤魔化すように紅茶をすすり、目で恥ずかしいと訴えた。サティは気にしないから早く答えを教えろと言わんばかりに睨み付けた。
たとえ女同士でも、ファティマは人付き合いが苦手な為、込み入った話をするのに抵抗があったのだ。
ファティマはしばらくしてからカップを机に置き、赤面しながら辿々しく説明した。
「その・・・ロランは、胸が大きい女性に誘惑・・・されてから、その・・・」
「何?」
「私の・・・あの格好が恋しく・・・なった?」
ぷしゅぅぅ、と風船の空気が抜けるような音と共にサティは机に突っ伏した。
あまりにも簡単で下らない悩みにこの夫婦は破局寸前まで追いつめられていたのかと思うと、本気で心配していた身の上としてやるせなくなったのだ。
「なんで、そう思うんだよ」
「違和感を感じるんだろう?
ろ、ロランとこうなるまではずっと制服姿で通していたから、その・・・今の私に違和感を感じてもロランのせ、性癖から考えれば仕方ないというか・・・」
「あーあーあーあー」
サティは納得した。女王の服装は谷間が見える。そしてディアとルナルナに触れ合う事で胸の感触を思い出す。
それらを両方味わった巨乳フェチのロランは、かつての姿の恋人が恋しくなったのだ。
だから胸が見えない地味で質素な格好をした今のファティマに違和感を覚え、抱くに抱く気になれなかったのだ。
「本気で心配した僕の気持ち、ちょっとは考えてくれる?」
「だ、だから話したくなかったんだ!」
「ロラン・・・色々と見損なったよ」
今度あったら問答無用でソナー・パッションの刑に処すことを心に誓った。
が、何だか殴る気も起きなかったので想像だけで満足することにしたのであった。
「それまでは普通にキスまでしてくれた・・・」
「何?本番してないの?」
「ジョジィがちょっと邪魔で・・・」
舞踏会の夜、ファティマは人前で踊ったり、色々な人物と慣れない会話をしたために疲れ果てて寝てしまった。
情熱的な夜とは言ったけど、ロランが気を遣ったから本番にまでは至らなかった。
ロランが爆発寸前なように、実はファティマも苦しい状態におかれていたのだ。
「うん、それは分かるよ」
あの使い魔の事だから大事なところで乱入してくることなど、用意に想像出来た。
かといって寝るのを待ったら時間が足りなくなる。無駄に寂しがりやだし、扱いに困るだなんて目に見えていた。
「そうだね、ファティマ。僕がジョジィを預かるから、ファティマはロランとにゃんにゃんしちゃいなよ」
かぁ、と一気に赤面して言葉を失ってしまった。こう見えてもまだファティマは乙女で、こんな親父臭い事を言われるとたじろいでしまうのである。
その反応をサティはニヤニヤしながら観察した。
「そそそそんな、急にそんな・・・」
「いちゃいちゃしたいし・・・マスターの子供、欲しいでしょ?」
「うっ・・・」
ファティマにはもう一つ悩みがあった。マスター・マティアスから教わった闇魔法を継承させる相手がいないと言うことだった。
教師になろうにも自分は犯罪者だし、ロランに教えたところで、どうにかなるものでもなかった。
魔女にとって自分の魔法の継承相手がいないという事は生き甲斐を失うも同然だった。
学者が皆名前を残したがるように、魔女も魔法を継承させて自分の存在の証を残したくなるものなのだ。
よって子供に継承させるという選択が残る。これなら心おきなく教えられるし、自分の魔法の継承者がロランとの子供ならこれ以上ない幸せになるだろう。
想像しただけでも感涙したこともある程だから、子供が欲しくないなんて言えなかった。
それでも彼女は恥ずかしく抵抗があった。
「別に急がなくても・・・」
「こうしてる間に、ロランは違う女に誘惑されているんだよ?
ファティマを愛せなくて苦しんでいるんだよ?急がないと、ロランが違う女に・・・」
「・・・っ!」
「許せないよね?だったら、誘惑しよう。ファティマの誘惑に敵う奴なんかいないんだから、思い切って!」
「えぇい!」
がたーん、とファティマは机を倒した。囁かれ続けるセクハラに耐えきれなくなり、サティを追い出すつもりだった。
彼女は勢いがある時は思い切れるのだが、そうでない時はひたすら臆病な傾向があった。
こりゃ、逃げた方が良いなと思ったサティは部屋から急いで出ていった。
「ジョジィ持っていくよ!」
「やかましい!出ていけ!」
玄関の方でうにゃぁ、とジョジィの断末魔が響いた。
本気でくっつけるつもりなのだとファティマは戦慄した。
「・・・出来れば、そうしたい」
そう思っても恥ずかしいし、つっかかる気持ちがあった。
そして現在。
朝を迎えたファティマは、いよいよ魔女の服に着替える事にした。
ロランはもう出かけていて、家にいるのは自分一人。これは下準備をせざるを得ない状況におかれていた。
ファティマは自分のクローゼットを開け、制服を取り出した。
使ってなくても、魔女であるファティマはこれを大事にしていたので、ホコリ一つ付いていなかった。
服を脱ぎ、すぐに着替える。窮屈な服であるから、着るのは少し大変であったが着慣れたファティマにとってはすぐに済むハズのものであった。
「キツイ・・・」
太ったのか、と恐怖を覚えたが答えは違っていた。
太っているはずなら全体がきついはずだし、鏡を見てすぐに自分の体系の変化に気づけただろう。
しかしそうではない。苦しみは胸に集中していて、今にも張り裂けそうだった。
「・・・大きくなってる?」
生地から肉が少しはみ出ていて、今にもヒモが千切れそうになっている。
ここ二週間の内にいったい何があったというのだろうか。妊娠した覚えはないし、急激に膨らんだ理由もわからない。
「・・・もしや」
恋が人を育てる、という奴なのか?
そう思った自分が恥ずかしくなり、そそくさと鏡の前からファティマは姿を消した。
格好もあってか、何だかこんな自分を見られていたんだと今になって恥ずかしくなった。
4000年の人の仮面が本気で羨ましいと思えた。
ここの三日間、女王とディアの争いはラストスパートに突入していた。
女王は訓練を見に来るようになり、ディアは保険体育の実習をロランにさせかけた。
どれもこれも心臓に悪かったし、明日には自分の道を決めろという強迫観念からロランはいよいよ疲れてきた。
が、ここを抜ければいよいよ自分の道が決まると思うとロランは楽になった。
楽になったと同時に、また疲れた。まだ決心が付いていないのだ。
「・・・」
ロランはさぼっていた。仕事に行くと嘘をついて、公園で佇んでいる中年男性のような状態であった。
相変わらず城の中は怖いし、マスターへの道は堕落の道に見えたから今日はパスしたのだ。
どうせなら両方選ばず、適当にギルドで仕事をするのもありかなと思ってしまった。
「・・・はぁ」
明日。明日には自分の道を決める必要があった。
もう逃げ道はないのだと、ロランは気分がどんどん悪くなっていった。
ファティマの顔が思い浮かぶ。今は姿すら見せてくれない恋人が。
自分のせいで不機嫌になっているのだが、こんな時くらいは慰めてくれるだろうと勝手な事を考えた。
それに今のファティマは不機嫌というよりも、何だか照れ隠しをしているように思えた。
どうにかすれば甘えさせてくれるんじゃないかと、どん底のロランは逃避先をファティマに求めた。
昼、こんこんとノックがしたので、ファティマは驚いた。
まさかロランなのかと思うと、硬直してしまう。こんなに早く帰ってくるとは思わなかったし、まだ心の用意は出来ていない。
着替えようにもこの服を脱ぐのは難しいと、うろたえた。
「ファティマー?」
いきなりドアが開いた。
そうだった。ロランは自分の家だから遠慮なくドアを開けるのである。
そのことに気付かなかった自分のミスをファティマは呪った。
「ろ、ロラン」
「ファ・・・ティ・・・マ?」
ロランは目の前の恋人を見た。特徴的な帽子、官能的なボディをなぞったかのようなデザインの服、そして彼にとって何よりも優先される谷間を晒している服装の恋人を。
それは胸の中にある恋人と一致している姿だった。ここでロランは自分の違和感の正体をようやく掴めた。
そして自分の苦悩が解決されたと同時に恋人が帰ってきたという感動が彼を襲い、ロランはいてもたってもいられなくなった。
「ろ、ロラン?」
対するファティマはドアノブを握ったまま硬直する恋人を見て、どんな感情が渦巻いているのか分からず怯えた。
ロランの目は虚空を見るように澄んでいて、何を考えているの分からない。
ショックを受けてるのか事態が飲み込めていないのか、ファティマは両方でない事を祈った。
「ふ」
「へ?」
「ふぁてぃにゃぁあああああああああああああああああああ!!!!!!」
「ぇええ!?」
いきなり咆吼をあげ、ロランはしがみ付いてきた。それも胸元に。
顔を埋めては、顔を振ったり匂いを嗅いだりとまるで獣のようであった。
「ぁあ、ファティマ!ファティマ!」
「お、落ち着けロラン!」
「無理だ!もう僕は限界だぁあ!」
「ロラン!!」
「!」
恋人の怒声を聞き、ロランはようやく落ち着いた。
「離れなさい」
「は、はい」
たじろぐロランをファティマは睨みつけた。
こんな風に会話しているのに、隙あらば胸を覗こうとするに違いないという憶測が彼女を苛立たせていた。
「ロラン、どうしていきなりしがみついて来たの?」
「ファティマが・・・その魅力的だから」
「その魅力的な恋人を何故、あの時足蹴にした?」
答えは分かっていたが、ロランの口から聞きたかった。
そしてロランの真意を聞き出して、性根をたたき直してやるとファティマは意気込んだ。
「それが、その・・・僕がその姿のファティマが好きだから・・・」
「この服じゃない私は抱けないと言うのか?」
「違う。ただ・・・」
「ただ?」
恋人を虐めるのは良い気分ではなかった。しかしここでみっちりしばいとかないと、違う女性に失礼をするかもしれないし、何より自分以外の女の胸で欲情されたくなかった為にここで決着を付けるつもりだから彼女は心を鬼にした。
「ここ数日・・・女王陛下とディアさんに誘惑されてた。
逃げ出せたんだけど、僕は何かを二人に奪われた。そして、ファティマに違和感を感じるようになった。
でも今の君にはそれを感じないんだ」
「どういうことだ?」
「どうやら、僕は・・・あの服装の君が・・・」
「あの服装の私が?」
「その・・・胸が見えないから」
スパーンと思い切りロランの頬を叩いた。
ロランは「やっぱりなぁ」と思いつつ滲むような痛みを我慢しつつファティマと向き合った。
「つまり、胸が見えない私は駄目だと言うことなのか?」
「さ、最初からそうだったんじゃない。ただ、懐かしい感覚を取り戻したから僕は」
パン、とまた頬を叩かれた「やっぱりなぁ」と思いつつロランはまたファティマと向き合った。
「私は知っているぞ、ロラン。
お前が私とルナルナ、アヤノ、ディア、カレンといった胸が大きい女と対峙すると隙を見計らってはいやらしい視線を胸に送ることに」
「は?」
パン、パン、スパーンとリズム感のあるビンタを食らいつつも「わけわかんねぇ」とラッシュのような事をロランは呟いた。
ファティマはロランが惚けたかのように思えたが、どうやら本気で自覚が無いようである。
もしかしたらロランは本能的にそれらの行動を行う無自覚スケベという最もタチの悪い人間なのではないかとファティマは嫌な予感がした。
「お前をマスターとしてふさわしいかどうか、私が観察している時。お前は女の隙を見計らっては、胸を覗いていただろう!」
「そ、そんな馬鹿な」
ロランの表情は本気で動揺していた。言いがかりはよしてくれとか言いそうで、被害者の表情をしている。
ロランが嘘を吐くとは思えないし、ロランの目が濁っていないことから本気で自覚が無いと見受けられた。
『魔女同士、仲良くしろ!(目線↓)』
あの素振りで本気で言ってたなんて、とファティマは愕然とした。
「騎士がそんないやらしい目で女性を見るものか!」
「・・・(目が輝いてる)」
無意識とは恐ろしいと思いつつ、この悪癖は自分がどうにか出来るものではないとファティマは思い知った。
まさか無自覚だったとは思わず、この問題は後回しにすることにせざるを得なかった。
たしかに無意識なら女性は気付かないかもしれない。
「そうか、私の気のせいだった」
「よかった・・・」
あらぬ誤解がすぐ解けたと思ったロランはリラックスしたが、その後のファティマのプレッシャーに震え上がった。
「だが、問題は解決してないぞ」
「は、はい」
「ロラン、お前は私がこんな体をしているから私を選んだのか?」
「それは・・・」
「お前は私の体だけが欲しいがために、私を口説いたのか!?」
「それは違う!」
「違うものか!胸が見えなくなってから、私に興味を抱かなくなったのが何よりの証拠じゃないか!
所詮お前は私の肉体しか見ていなかったわけだ!」
「違うと言っているだろう!」
「やかましい!何が違うのか言ってみろ!言い訳の一つや二つ言ったところで何も変わらないがな!」
ファティマの最後の悩みはこれであった。
ロランが自分の体しか見ていないのではという不安が彼女には拭えきれないでいた。
そしてこの不安は二人が体験した事実から考えればあり得ない事なのだが、それを知った上でも彼女はロランから言い訳を聞きたかった。
そうでないと、自分と他の女性との違いを実感する事が出来ないから。
自分とロランだけにある絆をロランの口から聞きたかったのである。
「僕は・・・ファティマが好きだ。確かに魅力的な外見をしているし、僕も初見は美しいと思って目が離せなかった。
確かにその・・・良い体をしていると思う」
「・・・」
「でも、僕はファティマの意地っ張りなところが好きだ。
諦めるのが嫌いなくせに、何かと臆病になって自分の苦手なタイプの壁に当たるとすぐに諦めてしまったりするところなんかは抱き締めたくなる。
寂しがりやで、素直になれない君を見て、僕はこの人を愛したいと思った」
「・・・どういう事か言ってみろ」
「僕は両方あってファティマがあると思う。両方持ってるファティマが好きなんだ。
例えば今の服装でも、ずる賢いファティマになったら僕は君を抱けない。
君に違和感を感じて、つい最近みたいに苦悩するに違いない」
「・・・」
「僕の場合、それが極端なんだ。ちょっと外部からの影響があるだけで、君に違和感を感じてしまった。
中身が同じのハズなのに・・・馬鹿なマスターでごめんね、ファティマ」
「そ、そうか」
「それに・・・アルティを正気に戻す為に、ファティマは僕に命を預けたよね?」
「・・・あぁ」
それがファティマの待っていた話題だった。
お互いの信頼がないと命を失ってしまう闇魔法を使い、アルティを正気に戻す為にマスターであるロランに命を預けた事があった。
これは絶対の信頼がない限り、行うことが出来なかった。そうでないとファティマがアルティを正気に戻せても、還らぬ人になってしまうからだ。
その魔法に二人は無事成功し、仲間としても恋人としても完璧な絆を得たのだ。
その時の喜びは今でも二人の胸の中にあって、恋人に言われる事により改めてその喜びをファティマは思い出せた。
「僕は、君の体が好きだ。だけど、体だけじゃ足りないよ。
ファティマの・・・ファティマの全てが欲しいんだ」
「ロラン、私・・・」
「ごめんね、寂しい思いをさせちゃって・・・もう離さない」
泣き出す恋人を胸に抱いて、ロランは優しく囁いた。
誰にも邪魔されない温かな空間が二人を包んだ。
「落ち着いた?」
「えぇ、ごめんなさいロラン。いっぱい叩いちゃって」
「いいさ。女の子を泣かしたから、こうなるのは当然だよ」
ロランの笑顔は眩しかった。夢で見た光はいつのまにかこんなにも大きくなっていたのだ。
あまりの眩しさに目をそらしてしまう程、ファティマには眩しく思えた。
「こっちを向いて、ファティマ」
「・・・」
恥ずかしがっている恋人にロランは心を打たれた。
自分より年上のファティマが自分より幼く見え、普段の彼女とのギャップの差にロランは感動した。
ここで無理に振り向かせてでも、唇を奪いたくなる衝動にかられたが、ムードを壊すわけにはいかないので彼女が振り向くまで待った。
「ロラン・・・ん!」
振り向き様、ロランは思いきりファティマの唇を奪った。
そこから舌を恋人の口内に入れ、誘うように恋人の舌に絡ませる。
それに答えるかのように恋人の舌も動きだし、お互いの舌を交換するように深いキスをした。
「ふぁ・・・、あぁ、ん」
「く・・・、ふぁ・・・てぃま」
鼻息があらくなり、だんだん二人の距離が縮まっていく。ロランの手が肩から背中に、背中から腰に、腰からヒップにまで到達した。
服越しからの感触かと思いきや、そこに布地はなく、しっとりと色っぽい熱と汗を帯びた地肌が晒されていたのだ。
思いの外大胆なデザインの服に感動したロランは、口内でファティマと格闘しながらも両手でファティマのヒップの感触を味わう事にした。
その際にさらにお互いの距離が近づいた為、ファティマはロランを見上げるような形でディープキスを行う事になった。
「、ん!」
ロランのキスに答えるのが精一杯なファティマを余所に、ロランがだんだんと自分の体に攻め込んでくる。
敏感な彼女はディープキスと押し合っている胸の先端から感じる熱と、ロランの愛撫の同時攻撃に耐えきれず、がくっとへたり込んでしまった。
下腹部から来る熱が止まらなくなって、だんだんロランに全てを捧げるんだなという実感が沸いてきた。
へたり込んだ足を無理にでも立たせようとするが、足が震えて言うことを聞かなかった。
その感覚が不安で、彼女は軽く幼児退行してしまった。
「・・・た、立てないよぉ」
「じゃあベッドまで運ぶよ、ファティマ」
「わ、わわ」
お姫様だっこで彼女は持ち上げられた。抵抗をしようとも動きづらい状態で、何もかもがロランに支配されているような感覚だった。
が、それは心地良いものだった。恋人が自分を包んでくれているという安心感が、ファティマの心を剥き出しにしていった。
「逞しいのね」
「鍛えているから」
やりとり一つ一つにファティマは優しさを感じた。これから処女を奪われるのにも関わらず、穏やかでいられた。
舞踏会での続きが行われる事を二人は心から楽しみにしていた。
まだ外は明るかった。カーテンを閉めても、ファティマの全身がはっきり確認できる程で、ファティマは恥ずかしくてしょうがなかった。
しかし、ロランの様子が夜まで待ってくれそうになかった。
ここ二週間、ロランはセックスどころか自家発電すら行ってない上に、ずっと誘惑から堪え忍んでいたのだ。
もはやロランは自分を抑える自信がなかった。
様々な事情があって納得せざるを得ない状況だったが、ファティマにはまだ恥ずかしかった。
「恥ずかしい・・・」
ベッドの上でひたすらもじもじするファティマをロランは抱き締めたくなった。
初々しくて可愛らしい仕草とは不釣り合いな艶めかしい体は揺れるごとに男を誘惑しているようにしか見えない。
くびれた腹部、美しい曲線を描いた尻、指が沈みそうなほど柔らかそうな足に、見せまいとする度に肉がはみ出てくるほどの乳房。
どれもこれもが男性にとっての理想型であって、動く度に強烈な魔力を発している。
そんな全身が凶器のような魅力を放っているファティマの少女のような仕草は、大人の魅力の中にあるとは思えない少女のあどけなさがあって、ロランを夢中にさせた。
思わず手を差し伸べてしまう。
「え?」
「大丈夫、見ているのは僕だけだから」
頬を撫でて、ゆっくりキスをする。柔らかな唇に吸い付く度、ロランは頭が真っ白になった。
キスは恋人との絆を最も感じる瞬間で、感覚を共有出来た。ロランとの感覚を共有したファティマはただ押されるがままに倒れた。
両手を握り合い、再びディープキスをする。何度もした行為だが、行為を重ねる度に新しい発見があり二人は病みつきになりお互いの舌を貪りあった。
例えば舌を絡めるだけでなく吸ったり、舐め合ったりしても気持ちが良いことが分かった。
どのキスも味が違うから二人はどんどん深みにはまっていた。
キスをしながら、ロランは口内以外の感覚を意識し始めた。
こうして押し倒してキスをしていると、胸を押しつけ合う形になる。
さっきから気になっていた感覚の正体を掴んだロランは一旦、キスを中止した。
「ロラン?」
「ファティマ、ジョジィは?ここ数日見てないけど」
そう言えば説明するのを忘れたと思い、ファティマはロランを喜ばせるべく、艶めかしい笑顔を作って言った。
「サティが預かってるわ。ロラン、存分に愛し合える・・・」
「・・・そうか」
二人はもう一度キスをした。
ファティマはいつまでも続けていたかったがロランはそろそろ次のステップに進みたかった。
連投規制防止支援
ロランはキスの最中にファティマの胸を服の隙間から揉みし抱いた。
加えた力の何倍もの弾力で跳ね返してくるそれは、ロランの欲求を満たすのに十分だった。
形も大きいのに崩れていなくて、触れば触るほど弾力が強くなる乳房にロランは夢中になった。
「あぁ、あ!ろ、ロラン・・・」
いつのまにかキスは止めていて、すっかり乳房を弄ぶのに意識が飛んでいた。
服の紐を解き、ぼよんと弾ける乳房にロランは感動すら覚えた。
白く美しくてボリュームのあるそれは、ロランが普段見ているものよりも大きい気がした。
「ファティマ・・・」
「な、何?」
「もしかして、大きくなったのかな?」
顔が急に真っ赤になったファティマの様子からして、ロランは間違いないと思った。
最初見たときから思ったけれど、随分と胸が窮屈そうだったので期待通りの返答にロランはますます嬉しくなった。
「う、うるっ・・・!」
「ん、ファティマの美味しい・・・」
照れ隠しをするファティマを無視して、ロランはファティマの乳首を吸い上げた。
柔らかい乳房の中で一つだけかすかに固いピンクのそれは、いかにも吸いやすそうな形をしていた。
「や!やぁ、だ、駄目だっ!」
頭を手でぐいぐい押しながら抵抗するファティマに、ロランは両手を掴んでベッドに貼り付ける事で抵抗する術を失わせた。
ちょっと可哀相だと思っても、ロランはこの行為を邪魔されたくなかった。
「あぁ・・・こ、怖い・・・」
「ごめんね、でも自分を抑えられないよ」
「そ、そんな・・・ぁあ!」
彼女の乳首は口の中で転ばせると、これでもかと言わんばかりに自己主張をする。
それを舌で弄ぶと、固くなったそれが震えるのだ。その度にロランの舌は感動を覚え、さらに震るわせようと乳首を嘗めまわしたり、それに巻き付けたり、たまに甘噛みさせたりなどのロランすら知らない愛撫を舌は自然に身につけていった。
「ふあぁ、あ、ぃや、あぁ!」
愛撫の度に彼女も身を震わせた。夢中になって吸っているのに単調ではない刺激が彼女を混乱させた。
どうしてロランがこんなにも女性の体に詳しいのだろう?もしかして他の女性との経験があるのではないか、ファティマは疑問に思った。
「はぁ・・・はぁ・・・あ」
初めての快感もその疑念のせいでイマイチ味わいきれなかった。
その様子を察したのか、ロランは「どうしたの」と聞いてきた。
「ロラン、私以外の女性に関係はあったのか・・・?」
ふふ、とロランは笑いながら「無いよ」と答えた。
実際ロランに女性経験はなく、今までの愛撫も考えてやっているものではなかった。
ただ単にファティマが敏感なだけで、初めての受ける快感に痺れて起きた錯覚に過ぎないのだが、ファティマはどうしてもその一言を聞きたかった。
「そう・・・なのか?」
「そうだよ。ファティマが感じやすいだけなのかもね」
「そんなわけ・・・あぁ!?」
さっき弄んでいたのとは違う乳房をロランは舌で愛撫した。
乳首だけでなく、乳房を舐め回して焦らす事でも彼女は感じるのではないかと思い実行した。
予想通り焦らされてから攻められたファティマは普通に乳首を弄っていた時より大きく体を震わせた。
「あぁ・・・あぁあ」
焦らしてから、少しずつ乳輪をギリギリなぞるように舌を這わせると更に震えるのを感じる。
どうやら一気に攻めるより、焦らしてから攻めるとファティマは酷く感じるらしい。
そこからじわりじわりと舌を這わせて、一気に果実に吸い付いた。
「んっあぁあ!」
びくん、と体を反らす程の電撃が彼女を襲った。
同時に失禁したかのような、解放と羞恥が入り乱れた感覚に襲われた。
頭が焼き切られるような衝撃に襲われ、もうファティマはベッドから起きあがる元気さえ失われた。
乱れた呼吸を繰り返すファティマをロランはじっと見つめた。
ファティマの肌は汗を滲ませ、白い肌に乱れた長髪をまとわりつかせていた。
あの綺麗なファティマが自分の手によってここまで乱れるなんて、と男の喜びをロランは覚えた。
「ファティマ、綺麗だよ」
「ろ、ロラぁン」
また覆い被さるように抱かれ、キスをする。ことあるごとのキスだったが、初めて続きのファティマにとって息継ぎのような感覚で行われた。
獣のように愛撫を繰り返す相手がロランであることをしっかり認識する為にも、ファティマにとって必要なことだった。
キスをしながらロランはゆっくりとファティマの下腹部に手を這わしていく。
ロランが何をするのか察知したファティマは全力で足を閉じた。
が、隙間からゆっくりとロランの指が入ってきた。
「んー!ん、んぅ、ん」
口を塞がれながら、陰唇に指を入れられる感覚にファティマはびくびく震えた。
くちゅくちゅと自分のそこが蜜を溢れさせている音が否応無しに聞こえてきて、恥ずかしくて死にそうだった。
キスをまた中断し、ロランはファティマと見つめ合いながら愛撫を続けた。
「ここ、感じるの?」
「そ、そんなの・・・あぁ!」
指はスムーズにファティマの膣内に挿入されていた。敏感なファティマにロランが相性が良かったのか分からなかったが、愛液によって溢れていたそこは簡単に指が出し入れ出来る状態であった。
そこはロランにとって未知の領域であったため、適当に指をピストンさせる事でファティマの反応を伺う事にした。
弄れば弄るほどに、よく分からない感覚を指が伝えてくる。
それ故にどこを弄ればいいのか、ファティマの表情に聞いてみることにした。
「ふあ・・・あぁ、あぁ」
ファティマも自慰の経験もあるが、恋人に触れられる事がここまで刺激的な事だとは知らなかった。
もし、いつも自慰の時に弄っている場所をロランに触れられたら自分はどうなってしまうのか。
そう思うと怖くなってロランにその場所を教えたくなかった。
「ここかな・・・」
「んっ・・・んん」
ロランは軽くいらつきながら、指をあらゆる方向にかき混ぜた。
悲鳴のような声をファティマはあげたが、すぐに止んだ。
これではいけないと思い、ロランはついにファティマを全裸にした。
そして、股を開かせどこで感じるのか調べまくった。
ファティマは自分の恋人に恥ずかしい部分をさらけ出している事に恐怖と快感を覚えていた。
自分に夢中になっているロランを見ると、女性的な欲求が満たされていくのだが、あの部分をこのまま発見されて愛撫されるかと思うと怖くて仕方がなかった。
ロランの熱い吐息がファティマの花園に吹き付けられる。
びくびくと震え、期待に応えるかの様にファティマからは熱い蜜が溢れてきた。「いやぁ・・・」とかすれるような声が聞こえたが、ロランはその声に耳を貸す余裕は無かった。
ロランは一端、花びらに手を伸ばして左右に広げた。
びくびくと中は震えていて、ロランの挿入を心待ちにしているかのように見えた。
「み、見ないでぇ」
「ここまで来て下がれないよ」
「うぅ・・・」
ロランは限界が来ている程溜まっているのに、何故自分はここまで冷静に愛撫が出来るのか分からなかった。
実際自分のブツはズボンを突き破ってきそうなのだが、頭はそれと違い、ファティマを十分な状態にしてから楽しむという余裕を持っていた。
それは百獣の王が草食動物をゆっくり食べる時の感覚と似ていた。
久しぶりの得物にありつけたライオンは、これ以上ない程味わいながら草食動物を完食するという。その感覚である。
無自覚スケベな彼はセックスのセンスに長けていたのだ。
久しぶりの恋人との触れ合いを、ロランは無意識にこれでもかと味わうつもりだった。
「も、もうやめようロラン・・・怖い」
「大丈夫だよ、ファティマ。じっとして」
「うぅぅ〜・・・」
ラチが明かないと思ったロランは陰唇全体にキスをした。
指で触るより、舌で確認した方が根拠は無いが探せる気がしたのだ。
ファティマの悲鳴を余所に、ロランは中をかき乱したりなぞるように舌を這わせた。
その度に腰が浮き、ファティマの泣き言が聞こえた。
そして、ロランはひとつの突起が目に映った。穴の少し上にあるそれはいわゆるクリトリスというもので、女性の性感帯だった。
ロランは興味本位でそこにキスをした。
「あぁあああぁあ!?」
今までとは比べ物にならない悲鳴をファティマはあげた。
腰がガクガク震え、蜜がどんどんあふれ出てくる。
これだと思ったロランは乳首同様に、舌をそこに這わせた。
「いや!?や!、あん、ん、ぁああぁあ!」
ファティマは逃げられない快楽に身をよじらせた。
がっちり固定された足は動かず、為すがままの状態だった。あふれ出てくるものが止まらない。
それをロランは一つ残さず吸い尽くそうとしていた。
「あぁ、ふあぁ、ぁああ!」
「!」
ファティマはエクスタシーに達した。頭が空っぽになり、体はもうろくに動かせなくなっていた。
自慰と同じような感覚だが、あの時とは違う充実感が胸に残った。
ロランとの性交で得たという一種の達成感があるのだ。
問題といえば、まだ本番じゃないところである。
ロランはファティマの頬を撫でながら、ゆっくりと服を脱いでいった。
「!!!」
ロランのブツはファティマが想像していたものより遙かに大きかった。
二週間爆発してないだけあって、かなり火力を貯め込んでいるようである。
これが自分の中に入ったとしたら・・・?
「(こ、殺されてしまう・・・)」
「ファティマ・・・」
まずい、ロランは臨戦モードだ。
どうにかこれにダウナーレインをかけなければ、とファティマはどうにかしてこの状態のロランとの交戦を避けたかった。
「ろ、ロラン!」
「何?」
「わ、私がさっきのお返しをする!」
「へぇ、嬉しいな」
自分でも何を言ったのか分からなかったが、とにかくこのエンゲージ火状態を静める為に全力を尽くすしかなかった。
「はい、お願いね」
「うぅ・・・」
目の前に差し出されたブツに思わずたじろいでしまう。が、ロランは自分の為に全力を尽くして愛撫をしてくれたじゃないか、と思い先端に口づけをした。
「・・・」
「ん、くちゅ・・・ん」
少しずつ、輪郭をなぞるようにロランのブツを舐め上げる。気持ちが良いのか、時々びくんと震えるそれが何だか可愛く見えてきた。夢中になって続けようとした時。
「ファティマ、胸で挟んでみてよ」
「へ?」
「ファティマなら出来るでしょ?」
「あぁ、うん、多分な」
「やってみせて」
いきなり何を言い出すんだと思いながらも、言われるがままに胸でブツを挟んだ。肌で触れるそれは火傷しそうな程に熱く、びくびくと震えていた。
胸元からひょっこり顔をだしたそれは、舐めろと命令をしているように思えた。
「こ、ここからどうすれば?」
「胸で上下にマッサージしたり、先端を舐めたり」
「どこで、こんなのを覚えた?」
「ラッシュがいかがわしいものを・・・」
「・・・」
もはや退路はないと思ったファティマは胸でロランのそれを圧迫し始めた。
「ん・・・!」
先端の穴を仕返しと言わんばかりに舌でほじり、裏筋をチロチロ舌を這わせる。
腰を引かせて逃げようとするロランを片手で押さえて、一気に頭を丸ごと吸い上げた。
「く・・・ファティマ!」
さっき自分を弄んでいた少年が可愛い悲鳴をあげたものだから、ファティマはその声を更に聞きたくなって愛撫に力を注いだ。
胸を上下に揺らしたり、胸でそれを圧迫させたり胸での愛撫を激しく行った。
長く楽しむべく耐えようとするロランであるが、既に果ててしまいそうだった。
そこでファティマの舌使いに止めをさされた。
「ふぁ、ファティマあぁ!で、出るっ」
「!?」
急に起こった噴火にファティマは対処出来なかった。胸に、顔に、果てには髪の毛にまでロランの精液が飛び散ったのだ。
二週間溜めっぱなしだったロランは思う存分ファティマに溜めた分を吐き出したのだった。
ファティマは呆然とした後、自分にかかったロランの精液を指ですくいあげた。
「(これが・・・ロランの)」
匂いを嗅ぐと、良い匂いとは言えなかった。しかし体の奥から熱を引き出されるのを感じた。
自然に体が火照てきて、発情しているのだなと自覚できた。
指ですくったそれを舐めてみた。苦くて、ねっとりとしていた。
不快なハズなのに、下腹部は嬉しそうに熱を篭もらせてきた。
もうファティマの方も我慢の限界だった。
ロランはその光景に感動しながらも、あらかじめ用意されていたタオルでファティマを丁寧に拭いた。
これから体を重ね合わせるのだ。それはそれで良いかもしれないが、せっかくの初めてのセックスだから綺麗に締めくくりたかった。
「じ、自分でやる」
「いいから、リラックスして」
「ん・・・」
照れくさそうに顔を背けるファティマの頬にキスをする。紅潮したファティマの表情は緊張していて、ロランに処女なのであると予感させた。
あんな格好をしているものだから、てっきり経験豊富なのだろうかと思わせるが、彼女はエンゲージすらアルティやポプリと同じように恥ずかしがったことがある。
まさに純情で、体と心がまるで別物のファティマにロランは首っ丈だった。
タオルで体を拭いていくうちに、ロランはファティマの体を眺めた。
虚ろな表情をしていても崩れない端正な顔、前より大きくなっている美乳、そしてセクシーな腹部。どれをタオルで拭いていても、ロランは興奮した。
気がつけばついついタオルで乳首を弄ってしまうほどに。
「ろ、ロランっ」
「ご、ごめん」
前戯はもう終わったのだ。ファティマの表情からして、もう本番以外にいくタイミングであった。ここを逃したら、逆に冷める気がしてロランは急いで恋人の体を拭き上げた。
ロランはファティマに覆い被さり、見つめ合った。お互い息が荒く、緊張で震えている。
キスをしても、この緊張はほぐれなかった。誤魔化しの聞かない場面に直面して、二人の心は一つになった。
「好きだ、ファティマ」
「ロラン、私も・・・」
覚悟を決め、ロランは自分のブツを握ってファティマの陰唇にゆっくり頭を静めさせた。
緊張で縮まっているそこは、亀頭を入れただけでも背筋を震わせる程の快感を与えてくる。
このまま奥に押し込んだら、一体どれくらい気持ちいいのだろうと思えば思う程に恋人が処女である事も忘れて突っ走りそうだった。
「ぁあ・・・ぁ、あぁ・・・」
「ファティマ・・・」
「だ、大丈夫だ。出来ればひと思いに・・・」
両手を伸ばして、懇願してくる恋人。答えない男性などいるだろうか?
火傷しそうな熱視線に興奮したロランは一気にブツを押し込んだ。
「・・・――――!」
「ファティ・・・マ」
自分のブツが薄い膜を突き破る感覚があった。自分にとってはそれだけなのだが、ファティマは足をロランの腰に絡ませて、伸ばした両腕でロランの首を抱き締めたまま動けないでいた。
相当の苦痛が襲ったようで、快感とは違った小刻みな震えを感じる。
自分が恋人を傷つけたんだなという意識と、これでようやく恋人同士の証がつけられたんだなという喜びからファティマの髪を撫でながら囁いた。
「これで、僕達は本物の恋人同士だよ」
「・・・うん」
「嬉しいね、ファティマ」
「うん・・・嬉しい」
震えた声で、それでもはっきりと彼女は嬉しいと言った。
しばらくしてから両腕の拘束が解かれ、見つめ合った。
「平気?」
「あぁ・・・それでも、まだ、震えが」
ふるふると震えているファティマにロランはキスをした。痛みが続いているようで、どうにか耐えていると容易に理解出来た。
だから、どうにか痛みを忘れさせることは出来まいかと思い、涙を舐め取って首筋に舌を這わせた。
「ん・・・ぁあっ」
「リラックスして」
「そんな、あぁ、あっ」
乳房の愛撫を再開させる。コツを掴んだロランはゆっくりと乳房を揉みし抱いてから一気に乳首を攻めた。
反応はさっきよりも薄いが、感じている事は変わらないようだから楽に出来そうな気がした。
痛みを少しでも誤魔化す為にロランは敏感であると噂の女性の耳に口づけした。
「んあっ、・・・あ!、ロラン・・・駄目ぇ」
尖った耳を舌で吟味する。予想以上の感度に驚きながら、もう片方の耳にもキスをした。
ビクビクと震え甘い声をあげる恋人にロランは無性に腰が疼いてきた。
と、同時に愛撫に夢中になったファティマは無意識に足の拘束を緩めた。
チャンスと思ったロランは両足を固定させて、ゆっくり腰を引かせた。
「っ・・・あぁ!」
まだブツに慣れていないファティマの膣内は動くだけでも悲鳴をあげた。
中の動きに誘われ、ブツを入れたくなったが、ロランはファティマの様子が気になって出来ずにいた。
痛みと快楽に呑まれて疲れ果てたファティマであったが、恋人が自分の為に一生懸命であることを理解する程度の余裕は残っていた。
このまま不完全燃焼のまま終わってしまうのかと思うとロランに申し訳なくなって、やせ我慢をする決意をした。
「う、動いて・・・」
「でも、ファティマには辛いハズだよ?」
「いい・・・ロラン、私を感じて。気持ちよくなって」
「・・・ファティマ!」
「ロランっ」
がば、と痛いほどの抱擁をファティマは受け入れた。恋人が外で味わっている苦痛を少しでも受け入れて、緩和できるならと。
こうやっていればロランが癒されるのならばと、ファティマはロランの全てを受け入れようとしていた。
「くあぁぁ、す、凄い・・・!」
「あん、ぁあ、あっ、ロラぁン」
血と精液と愛液が入り交じった膣内はロランの理性を崩壊させた。
前戯の時の余裕はどこへ行ったのか、もはや腰を動かす度に意識が飛びそうなほど気持ちの良い感覚を得られるファティマの体に魅了され、獣のようにファティマを犯し続けた。
対するファティマは襲い続けてくる苦痛に身を震わせていた。
ロランに許しを請うような声をあげ、男性を受け入れる事がこんなにも大変な事だとは思わなかったと自分の甘い読みを悔やんだ。
入り乱れる体とは逆に二人の感覚は行き違えていた。思考と体は絡みあっているのに、最後の壁がこんなにも大きいものなのかと二人は感じた。
肉と肉がぶつかり合う激しい音が部屋中に響き続けていたが急におとなしくなり、二人の行為はフィナーレに移ろうとしていた。
「出る、出るよファティマ!」
「来て、来てぇロラン!」
ロランは奔流のような勢いで出てくる精液をファティマの中に放った。
その瞬間、最後の壁が激流によって決壊したのを二人は感じ取った。
ファティマは苦痛の奥にある扉を開いた。最後の最後に二人は感覚すら共有した。
その感覚に二人は感動し、手を握りあい、キスをする。
「はぁ・・・はぁ・・・ロラン」
「気持ちよかったよ、ファティマ」
「私も・・・良かった」
「じゃあ、続けようかファティマ」
「へ?」
「ごめんね、僕はまだ溜まってるみたいなんだ。大丈夫、優しくするよ」
「ぇええええ!?」
「ふぁてぃにゃぁああ!」
「や、やめろ!優しくするからって連続はキツイって・・・あぁ!」
つくづく二週間って恐ろしいとファティマは思った。
気が付けば深夜になっていた。昼から深夜にかけて、自分は一体どれほど溜めていたのだろうと、自分の性欲にロランは問いかけた。
隣で失神しているファティマが「知るか」と言っているような気がした。
ロランは窓から見れる星を眺めた。
煌びやかに光る星を見つつ、ロランはある決心が出来たことを悟った。
「僕、このまま夢を叶えることにするよ。ファティマに抱き締められて、色々スッキリした。
僕の愛する人はやっぱりファティマで、そのファティマが僕を応援してくれているって分かったんだ」
ストレスまみれの自分から脱出したロランは、ファティマが最初に自分を抱き締めてくれた事を思い出した。
情けない姿の自分を温かく、優しく母親のように抱き締めてくれる彼女を。
騎士団長への道が長く険しいものであろうとも、決して諦めさせずにただ自分を受け入れてくれる理解者に。
「僕・・・ファティマで良かった」
「それは、どうだろう」
むく、とファティマは体を起こした。
月明かりに照らされた彼女の白い肌はロランが見てきたどの女性よりも魅力的で、この女性が自分の恋人であるんだなと思うと喜びを抑えられなかった。
彼女が何と言われようとも、愛する自身をロランは得た。例え「氷影の魔女」と罵られても、人殺しと蔑まれても、ファティマは美しいロランの恋人なのだから。
その恋人が神妙な表情でロランに問いかけてきた。今度は自分が彼女を抱き締める番なのだと、ロランは悟った。
「私なんかのせいで、お前まで悪者扱いだ。何も悪くないのに、私なんかを選んだばかりに・・・馬鹿な男だ」
「いいよ、馬鹿と言われるだけで君とこうしていられるなんて最高だ」
「・・・ごめんなさい」
涙を流すファティマを胸に抱きながら、ロランは囁いた。
「僕が決めた道だ。だから僕の意志で進む。君をお嫁さんにして、騎士団長になる道を僕は自分から選んだんだ。
ここ数日、それを忘れていて君を傷つけたけど、僕はもう迷わない。
ディアさんからのスカウトもはっきり断る。そして、どんなに嫌われようともスタン父さんの意志を継いで立派な騎士になるんだ」
「・・・えぇ」
「僕の決めた道だけど、一人だと無理なんだ。どうしても挫けてしまう時があるから、道を誤ってしまう時が訪れるだろうから。
ファティマ、その時の為に僕を支えてくれないかな?」
断る理由なんか無かった。そこまで自分なんかを頼りにしてくれる事が嬉しかった。
嬉しさのあまりに「はい」と柄でも無い返事をしてしまったが、ロランはそこを指摘しなかった。
「ありがとう、ファティマ」
「いいえ、全ては貴方の為に。マスター・ロラン」
キスをした後、二人は抱き合って寝た。
月は祝福するように二人をロマンチックに照らし続けた。
翌日、ソフィアの前でロランは改めて女王騎士への道を誓った。
女王は勝利に勝った余韻に浸るどころか、思わず大衆の前で安堵のため息をしてしまった。
ロクな工作が出来なかった為に勝負に勝てるとは思てなかったからだ。
ロランは少し呆けた表情をしたが、直ぐに表情を整えてソフィアと対峙した。それが逆に彼女を恥ずかしがらせる事も知らずに。
ディアはサティからの報告で自分が負けたことを知らされた。が、女王が大衆の前で安堵のため息を吐いて恥をかいたを聞くと上機嫌になった。
それほど自分が女王を不安な状況に立たせていただけでも、かなりの収穫と判断したのである。
「でも、ロランは手に入らなかったよね?」
「元より、手に入るとは思ってない!ただ、からかいたかったのさ」
「で、隙あらば?」
「もちろん、既成事実に・・・ってアホか!」
「はいはい」
サティの方は何事も上手くいっただけに満足したが、ロランの問題が下らなかった為にイマイチ楽しめなかった。
あの夫婦はもう平気だろうし、自分は次の悪戯でも考える事にした。
ついでに問題のジョジィの方は、二人が落ち着くまで適当に監禁しとく事にした。
「これで、後はロランが頑張るだけか。なんだか詰まらないね」
「いや、少年を狙う不届きな輩が出てくるぞ。ヒーローを付けねらう、小悪党共が!」
「ディア、何か面白い事考えてる?」
「縁の下の力持ち、ヒーローを影ながら救うポジション!
リーダー的には不服だが、少年を影ながらに助けたりしてみようじゃないか」
「それ、面白そうだね!」
「じゃあ、早速救出方法について考えるぞ、まず少年に気付かれないようにだな〜〜」
「僕はこうした方がいいかもね・・・」
「私だったら・・・」
こうして、見知らぬ内に増え続ける敵と同時に増えていく味方に支えられながら、ロランは幾多もの苦難を乗り越えていった。
そのひたむきな姿とロランの実力は次第に支持を得る事に成功し、誰もが誇れる騎士になったのであった。
その彼をいつまでも隣で支えたのは勿論・・・。
ふぃん
442 :
あとがき:2008/06/28(土) 15:23:45 ID:8eLgE+dU
・長い上に読みづらくて中身の無い文章を読んでくれた人、ありがとう。
・連投規制防止の人、ありがとう。
・サティの出しゃばりは自分でも予想外だったです、ごめんなさい。
・ファティマ萌えがイマイチ伝わらないですね、すいません。
・大事なエロシーンが酷いですね、すいません。
・最大の謎が酷いですね、すいません。
こんな欠点まみれの香具師ですが、また機会があれば何か書いてみます。
本当にお疲れさまでした!!
乙でした!
乙であります
昨日から完成まってたよ!
おおブラボー!
おおブラボー!
大満足の出来でした!!
でもラスト、ロランの事だから女王騎士とマスター、両方を極めるのかなと予測してたのでこの選択はちょっと意外でした。
本当にお疲れ様でした。
もし次回作もあるのならそれも楽しみにしてますので。
その際は今回と同じくロラン×ファティマである事を期待してます。
読ませていただきました。とても面白かったです!
447 :
あとがき:2008/06/28(土) 16:44:33 ID:rX2iIyHe
携帯からですが。
設定が精神崩壊寸前だったので、ああいう結果になりました。
二足の草鞋も似合いそうですが、リーダーの行動から無理っぽかったです。ファティマが怖いし。
最後に、ファティマ大好き。彼女の乳揺れから全てが始まりました。
乙!超GJでした
次回もよければですがロラン×ファティマきぼんぬ
乙です
最高でした
是非次回作まってます
ヴァ姉さんとコピンによるアリテレおしおきタイムきぼんぬ
452 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 10:58:47 ID:ztnqEgR1
良かったです
>>447 遅まきながら乙!
ファティマ好きにはたまらない内容でした
あと、本編ではあんま好きじゃなかったサティの好感度が上がったw
454 :
三角関係:2008/06/29(日) 12:15:30 ID:ztnqEgR1
王宮で開かれた舞踏会では熱烈的に踊った僕とファティマそれから2週間、僕たちはまだ一線を越えていない。
だが、今夜思い切ってファティマを襲うという決心をした。
「ファティマー!」
「なんだ?」
「今まで、我慢してたけど、もう我慢できない。」
そういうと、ロランは、勢いよくベッドに押し倒した。
「ロ・・・ロラン。」
ロランは間髪を入れずにファティマの引き締まった唇に貪り付く。
「ん、んぅ・・・」
ネチャネチャという音を立て唾液のアーチが出来る。
「何なんだいきなり!」
「だから、もお我慢できなくなった。」
「いまから、するのか?」
「僕とじゃ駄目かな?」
「駄目じゃ・・・あん。」
返答も待たずに、ロランはファティマの胸を激しく揉む。
「ああ、やめて〜そんなに激しく。」
「ごめん、強くやりすぎた?」
そう聞くと、ファティマは、蚊の泣くような声で言った
「むしろ、激しくして欲しい・・・・」
「え?」
わざと聞こえないふりをした。
「いいから、続けろ!」
するとファティマは酷く頬を赤らめた。
「きゃ!」
ロランは一気に服を剥ぎ取った。
「いきなり、何をする恥ずかしいだろ、あぁぁん。」
ロランはファティマの薄桃色の突起物を野獣のごとく舐める。
「はぅ、かう、はぅ、かぷ。」
「か、かんじゃ・・・・あぁぁ〜。」
「次は、下の口を愛撫したいな。」
「何をバカなことを。」
「ここまで来て、終わるなんてそれは無いよファティマ。」
「誰?」
その時、ファティマは外から覗かれてるのを察し。
窓を見た・・・・・・・・・。
ラッシュ「( <●><●>)」
こうですかわかりません><
外から覗いている者は…!?
続き早く見たいww
魔槍の乱のせいでラッシュが完全に変態にしかみれないwww
多分窓から見てるのもラッシュで当たりだろ。いやむしろそうあれ
元?ヒロイン「・・・・」
459 :
三角関係:2008/06/29(日) 22:44:15 ID:ztnqEgR1
ロランはファティマを優しくどけると、外を覗き込む。
「あれは、アルティ?」
すると、僕たちから逃げるように王都の方へ逃げていった
「なぜ、アルティがここに?約束でもしてたのか。」
「ちょっと行って来る。」
「待て。」
ファティマがなぜか頬を赤らめながらやさしく止めた
「そ、その前に、下・・・下を着ろ・・」
「あぁ!」
ロランは
人並みはずれた大きさの男根をさらしだしていた。
「大きすぎやしないか?標準がどれくらいか知らんが・・・」
「大丈夫、ファティマなら入るよ。」
「私は処女なんだぞ・・・・・・」
「え?何?」
「いいから行って来い!」
そういうとアルティを追って王都へ出かけた。
460 :
三角関係:2008/06/29(日) 23:37:01 ID:ztnqEgR1
王都についたがアルティは、居なかった。
「どこに、居るんだろう?アルティ。」
「アルティ居たら返事してくれ。」
こんなことを言いながら、王政研究所を歩いていた
「そこに居るのはロランじゃありませんか?」
「え?」
そこに居たのは、女王陛下だった。
「女王陛下!」
反射的に顔を下に伏せた
「ご無礼を、お許しください。」
「ロラン、顔を上げてもよろしいですよ。」
「はい!」
「どうなさったんですか?こんな所まで。」
「アルティを探しに。」
「見ませんでしたよ。」
「女王陛下は何をなさっていたのですか。」
ロランは、どうしても女王の谷間を見てしまう。やっぱり男だ。
「散歩です。」
「散歩?」
「たまには、外に出なければ。」
「ガストン団長に怒られるのでは?」
「今、他国に行っています、帰るのは2年後。」
「リヒテル団長は?」
「ガストンと同じです。」
女王はロランの目を見た、女王の深紅の瞳で見つめられた。
ロランはやばいと思って谷間から女王の瞳へと視線を移す。
「じゃあ、僕はここで。」
「え、ええ・・・・」
悲しそうな声を上げたのは、気がかりだったが、女王の感じも違った。
自分と話しているとき、今までに見せた事のないような笑みだった。
しばらく歩くと、城下町広場に来た。
そこのショップの従業員に尋ねてみた。
「ここに、桃色の髪をした、16歳ぐらいの、胸の小ぶりの女の子を見ませんでしたか?
「見てませんけど。」
そのときだった、
「王政研究所にモンスターが出たぞ〜!」
「女王陛下!」
「すまないがこの剣を借りる。」
「ちょ、ちょっと待ってください。」
ロランは、剣とバイたるオールを持って王政研究所まで走ってい行った。
461 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 23:44:30 ID:Vv5KXhC7
らんらんるー☆
ドナルドは嬉しくなると、ついやっちゃうんだ
みんなもいっしょにやってみようよ!
いくよ?
らん らん るー ☆
462 :
三角関係:2008/06/30(月) 00:05:44 ID:w8816Ojs
案の定、デスビートルが2体女王のに襲いかかっていた。
「うおおおおおお」
「ぎゃーーーーー」
「食らえ!」
「ぎゃーーーーーーーーーー」
デスビートルを倒したロランは女王の元えへ駆け寄った
「女王陛下!!」
女王は腹部を角で刺されていた。
「うぅ。」
ロランは持っていたバイタルオールを飲ませよとした。
だが、気絶した女王は、自分で飲めないらしい。
「出血がひどい、早くこれを飲ませなきゃ。」
ふとこんなことを思い出した、ちょっと前にファティマが傷を負い、気絶した。
そのとき、アヤノさんが言った事。それは・・・
「口移しするしかない。」
「女王陛下、失礼します。」
一気にバイタルオールを口に含むと、やさしく流していく。
見る見る、おなかの傷が癒えていく。
「もう一度。」
二回目、唇を塞いで薬を流している最中女王は目覚めた。
ロランはすぐに唇をはがし吹いた。
「無礼を・・あぉ!」
女王から抱きしめられた。
「女王陛下、何を?」
大人の芳醇な香りのする女王を放そうとするが、次は押し倒された。
胸のふくらみが顔で潰れる。
(やばい、起ってきた)※心の声
「ロラン、ロラン!」
「女王陛下?」
女王は、ロランの上で気絶していた。
「女王陛下!!女王陛下!」
ロランはそのまま、お姫様抱っこで、王宮へと行った。
案の定、ドナルドが女王に襲いかかっていた。
「らんらんるー☆」
「きゃーーーーー」
「食らえ!」
「るううぅぅぅー」
ドナルドを倒したロランは女王の下へ駆け寄った。
「女王陛下!!」
女王は少し洗脳されていた。
「るうぅ。」
ロランは持っていたバイタルンオールを飲ませようとした。
だが、洗脳された女王は、自分で飲めないらしい。
「これはひどい、早くこれを飲ませなきゃ。」
ふとこんなことを思い出した、ちょっと前にファティマが傷を負い、気絶した。
そのとき、アヤノさんが言った事。それは・・・
「らんらんるー☆」
「女王陛下、失礼します。」
一気にバイタルンオールを口に含むと、やさしく流していく。
みるみる、女王の動きが鈍くなっていく。
「もう一度。」
二回目、唇を塞いで薬を流している最中女王は目覚めた。
ロランはすぐに唇をはがし吹いた。
「無礼を・・あぉ!」
女王から抱きしめられた。
「女王陛下、何を?」
大人の芳醇な香りのする女王を放そうとするが、次は押し倒された。
股間の硬いものがおなかに当たる。
(くっ、なんだこれ!)
「ドナルドは嬉しくなると、つい殺っちゃうんだ」
「女王陛下?」
女王は、ロランの上にはいなかった。
「らんらんるー☆」
そこにいたのは、女王ではなく、ドナルドだった。
464 :
三角関係:2008/06/30(月) 05:23:35 ID:w8816Ojs
王宮につくと王室に向かった。
柔らかでグラマスな体つきの女王をベッドに寝かせる。
そして役目を終えたロランは、早く帰って続きをしようと小走りで王宮を出ようとした。
が、入り口の門番が
「女王陛下がお目覚めになるまで頂く。」
「はぁ。」
「女王陛下の命令が聞けないのか!」
「命令?」
門番が一瞬やばいという顔をした。
「と、とにかく王室にもどれ!いいな?!」
「了解・・・」
「これじゃ、帰りが遅くなるな・・・まあ、女王陛下の谷間を躊躇なく見られるしいいか。」
こんな下品なことを考えながら、王室についた。
「ちゃんと眠っているか・・・よし。」
ゆっくりと、胸元の布団を剥がすと、白い谷間が見えた。
「間近で見たのは初めてだ・・・・・」
「んぅ・・」
(やばい)※
寝息を立てていた女王は寝返りをうち、何かつぶやき始めた。
「ぶつぶつ。」
何と言っているか聞こえなかったロランは興味もあったため、近くに行って聞いてみた
「ロラン・・・好き・・大好き」
「えぇ!」
思わず大声を出してしまったため、女王は目覚めてしまった。
「ロ、ロラン!」
頬を赤らめた。
「あ!じょ、女王陛下お怪我は治られましたか?」
「え、ええ。」
女王にいつもの落ち着きがなかった。
「じゃあ、僕はここで、失礼します。」
お辞儀をするとロランは去った。
「女王陛下は何をお考えなのだろうか。」
王宮を後にして、城下町広場に寄って、剣を返しバイタルオールの代金を払った。
空は暗かったため、小走りで家に向かった。
「ア、アルティ?」
そこには、アルティィが立っていた。
ネタはGJだけど、
何故上げる?
感想が欲しいからかな。
466 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 17:14:14 ID:w8816Ojs
GJってなんですか?
上げるってねんですか?
GJ=よくできたという意味。
上げる=E-mail部分に何も書き込まないで投下することを上げるという。
通常はE-mail部分に半角でsageと書いて投下するのが常識なので今度からそうしたほうがいい。
つーか書いてくれりゃどうでもいい
ながら投下、新参、sageる事すら出来ない
作品の出来はともかく、こんな香ばしいのが増えるのは困る
とりあえず、いろんな意味で作品を早く完成させるか区切りいいとこまでいくなりして
471 :
三角関係:2008/07/01(火) 18:14:07 ID:CI3eD10H
「ロラン〜!」
「うぁ!」
いきなりアルティが泣きついてきた。
「どうしたんだよ、いきなり?」
「今日のこと全部見てた。」
「え?」
「ファティマとエッチしてたことも、女王陛下とディープキスしてたことも。」
涙ながらに力説するアルティに笑顔で答えた。
「ファティマのことは認めるけど、女王陛下の事は誤解だよ。」
「嘘つき!分かってるんだから。」
「あれは、女王陛下が気絶していたから、口移しで薬を飲ませたんだ。」
「そうだったの・・・」
「僕は、アルティ大好きだよ。」
「でもファティマと・・・。」
「もちろん、ファティマの事は愛してるけど、アルティも大好きだ。」
「本当?」
「ああ、一番大好きだ。」
「うん。」
満面の笑みでアルティは帰っていった。
(勢いで言っちゃったよ・・・)
そんなことを後悔しながら、家に帰っていった。
nice boat
473 :
三角関係:2008/07/01(火) 18:54:13 ID:CI3eD10H
家に帰えった時には、真っ暗だった。
「ただいま。」
「おお、帰ったか。」
「で、どうだった?」
「アルティは今まで探したけどどこにもいなかった。」
「そうか・・・。」
ロランはとっさに嘘をつき、話題を変えようとあせる。
「また、嫉妬しているのかもしれない。」
ファティマは、悲しそうに言った。
「え?」
「前にも、私たちが仲良くしてたらアルティが嫉妬して、攻撃を受けたじゃない。」
「そういえば、そんなことも。」
「そしたら、私は攻撃を受ける。」
「そうなるよな。」
「そうなったら、どうする?」
「どういう意味。」
「相手がアルティでも私を守るため抜けるか?」
「それは・・・・・、それは・・・」
「冗談だ、ご飯はテーブルに置いてある。」
「あ、あぁ・・・」
「もう遅い、私は寝る。」
「お休みファティマ。」
「ああ。」
ファティマが悲しそうな顔をしたのが気になったが、ロランは夕食を頬張った。
約1時間後ロランも床につこうとする。
「寝るか。」
ダブルベッドに入ろうとすると、枕が湿っていた。
となりで、寝息を立てているファティマの頬は濡れていた。
その夜、ロランは考えたが、ファティマの泣いている理由が分からなかった。
「書き溜め」って言葉判るか?
>>474 解ってないだろ…。
もしくは荒しか…。
さっきまで塾行って書けませんでしたすいません。
477 :
三角関係:2008/07/01(火) 22:54:37 ID:CI3eD10H
明くる朝、ファティマは床に居なかった。
「どこに、行ったのだろう。」
すると
玄関の前で誰かが呼んでいた。
「ロラン殿、女王陛下からの手紙だ。」
「あ、どうも。」
「では、失礼した。」
そこには、密封された手紙があった。
「なんだろう。」
早速手紙を開いてみた。
手紙にはこんなことが書いてあった。
ロラン殿
昨日は、危機を救っていただき心より感謝いたします。
昨日は御礼もせずに、お帰りになられたので、明日改めてお礼させてください。
ソフィア
「お礼?」
「お呼びがかかった。」
気は乗らなかったが、女王の命令は絶対だった。
何もしないまま一日は過ぎた。
今書いてるSSがある程度形になったので投下したいと思います。
カプはバルバ×アルティです。
以下注意書き。
・寝取られっぽい話なので苦手な方はスルー推奨。
・所々にゲーム本編の重大なネタバレが書かれています。
クリアしてない方が呼んでネタバレしても責任は取れません。
・一応推敲してはいますが、久しぶりにSSを書いたので
内容的にも文章的にもツッコミ所満載だと思います。
もしSSを読んで下さった方で、ここがおかしいとか、
ここをこうした方がいい、と思われる箇所があったら、
指摘して貰えると嬉しいです。次への活力になるので。
479 :
478:2008/07/01(火) 23:06:02 ID:6U7N43M2
すいません。
リアルタイムで投稿中の方がいらっしゃるみたいなので、
一息ついてからにしたいと思います。
>>479 今は避けた方が良いな、色んな意味で
楽しみにしてるぜ
481 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 23:44:27 ID:sKLepCtH
ゆ☆と☆り
いくら職人さんでも守るものは守ってくれないと素直に歓迎できんよ
483 :
三角関係:2008/07/02(水) 07:41:40 ID:f5lwIIsz
ファティマの姿がなかったのが気になったが、気になったが、ロランは
王宮へと向かった。
王宮に着くと、警備兵から王室に誘導された。
「失礼します女王陛下。」
そこに居たのはバスローブ姿の女王だった。
「さあ、ここに掛けて。」
女王は、そのとなりをさする。
「はぁ。」
そこに腰掛けると、いきなり女王が唇を塞ぎ倒された。
バスローブを脱ぎ全裸になった女王は言った。
「脱いで。」
「はぃ。」
すると、人並みはずれた大きさのロランの男根はあからさになる。
「さぁ、犯すのです。」
「いけません。」
「背くのですか?」
「くぅ。」
ロランは上に乗って、女王の口の中に下を入れる。
「んぅ。」
次は、女王の紅い突起物を愛撫した。
「あぁ感じる・・・」
女王はいやらしく感じる。
「女王陛下・・・」
「ソフィアと呼んでください。」
「ソフィア僕のもやってくれ。」
そしたら、うれしそうに、ロランの男根を掴む。
「ソフィアキモチイ。」
「これはどうですか?」
白い唾を垂らすと、ソフィアは、自分の胸を掴んで、谷間で男根をはさむ。
いわゆる、パイズリをした。
「あ、キモチイ、やばい出る。」
いきなり飛び散ったロランの精液は、ソフィアの顔にかかった。
「ロランの、精液おいしい〜。」
高ぶったロランは、乱暴にソフィアの腰を掴み、男根を膣に突き刺す。
「いた。」
膜を破った感覚の次に血が流れてきた。
「処女だったんですか。」
「うん。」
すると、ロランはかまいもせず、自分の男根をすべて押し込めた。
「あぁーーーーーーん。」
腰を、激しく動かす。
「あん、あん、あん。」
リズムよく感じる。
(やばいこの吸い付いてくる感覚、出る)
「うぅ。」
「あぁぁぁ〜〜」
「いったか。」
「はぁ、はぁ。」
(ファティマというものがありながら、僕は僕は。)
これから、ファティマとの仲はあっかしていくいぽっぷうだった。
第一章終わり
僕は、ちょっと用事が込みあってて書き込めるのが来週の金曜日ぐらいになります。
なので、2章悪化は、まだかけません。
すいません。
>>484 判ってない様だからはっきり言うぞ
もう来なくて良い
>>485 カニ(笑)並のハッキリとした指摘ッ!
僕は敬意を表するッ!
「あぁーーーーーーん。」
腰を、激しく動かす。
「あん、あん、あん。」
リズムよく感じる。
(やばいこの吸い付いてくる感覚、出る)
「うぅ。」
「あぁぁぁ〜〜」
「いったか。」
「はぁ、はぁ。」
ナニコレ
それ以前に誤字脱字が多い。あとED後ならアルティの髪はピンクではない。
まぁこれで他の職人さんも投下可能になったな
490 :
478:2008/07/03(木) 00:00:22 ID:TGLtqdtL
投下中だった職人さん、お疲れ様でした。
スレの方も一段落したようなので、今から投稿していきたいと思います。
注意書きは
>>478を参照して下さい。
とりあえず楽しんで貰えたら幸いです。
あと、478を書き込んでからエピローグを付け足したのですが、
正直蛇足だったかもしれません。その辺りの評価もして頂けたらと思います。
NGは『impetp』です。
491 :
478:2008/07/03(木) 00:01:39 ID:TGLtqdtL
不規則な回廊とねじれた紫色の空が何処までも広がるハウルビーストの世界、アルタナ界。
混沌としたその空間の中に、黒真珠の様な鈍い光沢を有した黒い教会が、ポツンとそびえ立っていた。
そしてその一室。支柱と天井のついた厳かなベッドに少女が一人、横たえられている。
赤みのかかった淡い桃色の長髪を扇の様に広げ、スカートの裾を乱しながら胸を上下させて
眠っているその姿は、男性ならば思わず襲い掛かりたくなる程、無防備で扇情的だった。
彼女の名はアルティ。司の魔女にその名を連ねる、炎を操る白焔の魔女である。
「…う、んぅ……」
アルティは身じろぎすると、ゆっくりと瞼を開いた。
「……………………」
まだ、靄のかかってはっきりとしない頭を、身を起こす事でゆっくりと覚ましながら
辺りを見回す。
見慣れない部屋、嗅ぎ慣れない匂い、そして窓から見える、この世のものとは思えない紫色の空。
「ここは……どこ?」
完全に目覚めない意識で考えを巡らせていると、また一つ不可解な事に気付いた。
「えっ、なに私……何で、こんな格好…」
彼女の身に纏っている服は、ウェディングドレスだった。
それも色は艶のあるものの黒そのもので、スカートの裾はよく見かける様な物と比べると
随分と短い。
胸元も谷間の下まで開いて、下手をすると簡単に見えてしまいそうな代物だった。
「なんで私、こんな……一体、どうして…」
全てがちぐはぐな今の状況に混乱しながら、アルティはこれまでの経緯を思い出そうと
思考をフルに巡らせる。
(確か…死者の門からアルタナ界へ向かう途中で…バルバが、現れてそれから……)
人間の世界とハウルビーストの世界を繋ぐ唯一の場所である『死者の門』。
この門が開かれると、人間達は滅びてしまう。
死者の門を開き人間を滅ぼし、世界に君臨しようとするハウルビーストを食い止める為、
ロラン達は門の向こうへ赴きハウルビーストを生み出す根源を叩こうと、門の手前まで辿り着いたが、
そこで待ち構えていたのは、強大で圧倒的な力を持つ獣の王だった。
戦士達は勇猛果敢にもそれに立ち向かって行ったが、死者の門から魔力を止め処なく浴び続ける
その獣との力の差はまさに天と地。
剣は通らず、矢は弾かれ、魔法は掻き消され、何をしようにも全く歯が立たなかった。
一人、また一人と傷つき倒れ、まともに立っていられる者はアルティ一人となった。
獣の王は目にも映らぬ速さでアルティに近づき、彼女の眼前に掌をかざした。
するとアルティの意識は暗闇へと沈み、獣の王の胸中へと、堕ちた―――
(…それで、気付いたらここに………私達、負けたのね…みんな―)
「…! そういえば、みんなは!?」
「この場所にはいない」
アルティが声のした方に目を向けると、扉が開き外から異形の怪物が部屋の中へと入ってきた。
血液の様に紅い躯に、全身を黒の体毛で覆う狼の獣人。
ハウルビーストの王、バルバ。
「…ふむ。やはり『それ』を用意して正解だったようだ。よく映えているぞ、アルティ」
バルバはアルティに頭の先からつま先まで、嘗め回す様な視線を向ける。
「バ、バルバ!……此処は一体どこなの!?」
先ほどの戦闘を思い出し、身震いを起こしながらも気丈な態度でバルバに問い掛けた。
「…ふ、ここはアルタナ界。我の世界だ。人間達の世界は何かと五月蝿いのでな。
ここで儀式を執り行う為にそなたを連れ、戻ってきたのだ」
「な!? それじゃ、みんなは…」
「気を失ったそなたを連れ行こうとしたら、死に損ない共が捨て身で掛かってきたのでな。
一人残らず蹴散らしてやったわ。あの程度では死に至る事はないだろうが…暫くは動けまい。
クククッ、実に面白い見世物であった。そなたにも見せてやりたかった位にな」
「そ、それじゃあ、みんなは生きてるのね……良かった…」
仲間の安否を知り胸を撫で下ろすアルティ。だが、その安堵もバルバの次の言葉に
脆くも崩れてしまう。
「奴らには生きていて貰わねば困るのだ。特にそなたのマスターにはな。
我の従順な伴侶となったそなたの姿を……見せ付けてやらねばならんのでな!」
「え…きゃぁ!」
その瞬間。
扉の前に立っていたバルバが消え、気が付くとアルティの背後へと回り込んでいた。
そしてアルティの脇や太腿に腕を伸ばすと、さわさわと撫で始めた。
「ちょっと、んっ…いやっ! やめてよ!」
「何故だ? そなたと我が結ばれる為に必要な儀式なのだ。止める必要はなかろう」
言いながらアルティの微かな乳房へと両手を移動させる。
「んっ…ぅあ! い、いや! いやぁ!」
アルティもそれを許すまいと必死に抵抗しようとするが、不思議な事に殆ど力が入らない。
(…そ、そんな! どうして…?)
目じりに涙を溜めながら言う事を聞かない体を動かそうとするアルティを見て、
バルバは嬉しそうに口を開いた。
「体に力が入らぬだろう? この部屋には消魔装置を仕込んであるのだ。
モーガス監獄で使っていた物と同じものをな。
そなたは魔法を唱える事はおろか、満足に動く事も出来ぬ。火傷してはかなわぬからな」
アルティの首筋に顔を近づけ、長い舌で丹念に舐め上げる。
そうしている間も、手による愛撫は休めない。
「は、ぅ……んっ、んんっ! いや、やめてぇ…」
「グルル……そなたの汗は、甘い匂いがするのだな。我の情欲が更にかきたれられる…」
その恐ろしい形相に似合わないゆっくりと滑らかな動作で、首筋から顎、顎から頬へと
バルバの平たい舌がアルティをなぞっていく。
「もう、いやぁ…ぐすっ…助けてぇ…ロラ――んうぅ!?」
バルバがアルティの顔に手を添えると自分へと向けさせ、口唇を奪った。
アルティが想い人の名を口にするを阻むかの様に。
「…むぅ! はぁ、ちゅっ、ちゅぷ、んぁっ、い、いやぁ!…はむっ…んんー!」
器用に口と唇を重ねながら、自分の舌をアルティの口腔へと挿入していく。
アルティはそれを拒もうと唇を閉じるが、乳房を撫でられる刺激に反応して
反射的にバルバの侵入を許してしまった。
「…はっ…はっ…んっ、やらぁ…ちゅっ…ぷぷっ…ちゅるっ…」
バルバが、自分の口内を蹂躙してくる。
舌を絡め取られ、歯茎をなぞられ、唾液をじゅるじゅると吸い取られる。
それと同時に、自分の中に残っている抵抗の意思も、少しずつ奪われていくような錯覚を感じた。
「…はぁ、はぁ……ちゅぶっ、ちゅっ、んんっ……ちゅるる…」
「…クククッ……ちゅばっ、べろ…じゅるるる……」
自分の牙でアルティを傷つけない様に気を配りながら、バルバはアルティの
口腔を隅から隅まで余すところなく堪能していった。
暫くそうした後、ある程度満足したのかバルバはアルティから顔を離した。
「ククッ…素晴らしいぞ、アルティ…そなたの甘い蜜、存分に堪能させて貰った」
「…ううっ、ぐずっ、ひっ、うぇぇ…」
ハウルビーストに唇を犯された。
自分が想いを寄せるロランとさえ、エンゲージの契約でほんの少し触れ合わせただけなのに。
それなのに。
口唇を舐め回された。舌を、歯を蹂躙された。唾液を吸われた。
この事実が、アルティの心に無数の傷を作っていく。消える事のない傷を作っていく。
泣きじゃくるアルティを見て複雑な感情を抱いたのか、バルバは顔をしかめたが
その表情はすぐに消えた。
「……次は、こちらの蜜を味わう事としよう」
「…なに、きゃぁ!」
アルティをベッドへ仰向けに押し倒し、裾の短いドレスのスカートを強引にたくし上げていく。
「…ぐすっ、いや……もう、やめて…おねがい……」
先ほどのディープキスで気力を奪われてしまったのか、体に力が入らない事もあって
最早アルティには言葉で拒絶を言い表す事以外、抵抗らしい抵抗も出来なくなりつつあった。
しかし、バルバがそんな言葉を聞き入れる筈もない。
スカートは腿の付け根まで全て捲くられ、ドレスの色と合わせたショーツも
あっさりと取り払われてしまった。
アルティの恥ずかしい場所が露になる。
「!!」
アルティは咄嗟に脚を閉じて隠そうとするものの、バルバが脚の間へ入り込み、
それも叶わなかった。
「…まだ男を知らぬ美しい色と形だ。これこそ我を受け入れる盃として相応しい」
「いや…! おねがい、見ないでぇ!」
ここで、バルバはズボンのポケットから小さなガラスの瓶を取り出した。
中はアルティの髪の色と同じ、桃色の透明な液体で満たされている。
「このままでは、我一人だけが楽しむだけで終わってしまうかも知れんのでな。
少し小道具を使わせて貰おう」
そう言うと、バルバはコルクの栓を抜いて、瓶をアルティの秘処へと傾けた。
桃色の液体が零れ、アルティのソコへと滴り落ち、染みこんでいく。
「…な、なに…? なにしてるの…」
「大した事ではない。そなたが素直に我を受け入れられるよう、魔法水をかけているだけだ。
生殖本能を揺り動かし、性感を増大させる魔法水――媚薬をな」
「え…そ、そんな…! んあっ!!」
瓶の中身を全て注ぎ終えたバルバがアルティの秘処へ舌を這わせた瞬間、
アルティの頭を電流が奔りぬけた。
「あ、あ…こんな…の…んあっ…いや…ふぁぁ!」
バルバの頭を押し退けようとするアルティだが、撫でる程の力しか入らない腕では
どうにもならない。
「ククッ、どうだ? 我が『レンドル』として人間共の世界にいた時作り出した魔法水だ。
これはハウルビースト用に開発した物でな、脆弱な人間の女に使えば、強すぎる刺激で
数分と待たず精神が崩壊する代物だ。
だがそなたはどうだ。今まで味わった事のない快感で頭が一杯だろう?」
「…あんっ! んっ、あっ、ああっ! わた…私は、ハウル、ビーストなんかじゃ…んああ!」
「そなたが幾ら自分を人間だと言い張ろうが、事実が変わる事はない」
「んあ! あう! ち、ちがうっちがうぅ! わた、しは…」
「そなたは我と同じだ」
「おなじじゃ…な…ふぁ! んんっ、んあっ、あん! ふぁぁ!」
「我等が母、聖母エリシアより生み出されたハウルビーストなのだ!」
「ひぁぁ! いや、いやぁ! あっ、あっ! ああっ! んああああああああ!!」
ビクンッ! ビクンッ!
躯が弓なりに軋み、何度も痙攣を繰り返す。
バルバの攻めに耐え切れず、アルティは強制的に絶頂へと昇らされてしまった。
暫くした後。
まだ躯の痙攣も治まらず虚ろな瞳で遠くを眺めるアルティの耳元で、
バルバはまるで催眠術をかけるかの様に柔らかく、ゆっくりと語りかけた。
「どうだ…アルティ。素晴らしい景色が見れたのではないか…?」
「…………」
その通りだった。
自分の下半身から止め処なく流れ込んでくる快感に、躯中が悦んでいた。
死んでしまうかと思う程、激しい絶頂だった。
だが、それを認める訳にはいかない。
認める訳にはいかないが、バルバの問いに何と返していいか分からず、
ただ、バルバから顔を遠ざける事しか出来なかった。
「…クククッ、だが息をつくのはまだ早いぞ、アルティ。これから更に強い悦びを与えてやる…」
バルバはズボンを脱ぎ捨て、己自身をアルティの前にさらけ出した。
平均的な人間の男性のモノの二倍から三倍の太さはあろうか言う程の、巨大な肉棒。
その禍々しく反り返ったバルバの生殖器は、棒というより、最早柱に近い。
凶悪な形状の男性器を目の当たりにして、アルティは思わず怯えと共に小さな悲鳴を上げた。
「これが恐ろしいか? 心配せずとも良い。先程そなたに使った魔法水には
破瓜の痛みを緩和させる効果も含まれている。痛みなど無いに等しい。
あるのはただ……圧倒的な性感だけだ!」
言うなり、肉柱をアルティの秘処へとあてがい、一気に突き入れた。
ズブブブブブ!
「!!! あぁ! ひぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ぐぅ…凄まじい締め付け、だ…。これは、我とて長くは、持たぬな…ぬっぅぅ」
アルティを根元まで貫いた肉柱に、無数の襞と粘膜が絡みついてくる。
アルティの意思とは無関係に、バルバを悦ばせそうと次々に肉柱を撫で上げていく。
(なに、これぇ…! あたまが、あたまがとんじゃうぅ!)
処女膜が破れ、真っ黒なドレスと真っ白なシーツに朱い模様を作る。
しかし、膜が破れた事による痛みは、微塵も感じなかった。
それどころか、一突き、また一突きと肉柱でピストンされる度に、どんどん快感が倍増していく。
子宮の入り口を突かれる度に、頭の中から自分にとって大切な何かが、弾けては消えていく。
「あんっ、ふぁ、んぁぁ! んっ、あっ、あっあっ、あぁん!」
(ああ…だめ、よ…こんな……こんな…ことってぇ!)
欠片程の理性を残した心が、とうの昔に篭絡された躯からの誘惑を必死で跳ね除けようとする。
「グルルル………そういえば、ここはまだ味わっていなかったな」
力強いストロークはそのままに、バルバはアルティのはだけた胸元から覗かせる桃色の突起に
顔を近づけ、片方は指の平でくりくりと弄び、もう片方は舌で転がしながら、
思い切り吸い上げた。
「んぁぁぁぁぁ!!」
それが、とどめだった。
(あぁ…ロラン、ごめんね……もう、わたし……がまんできない…!)
「…ふぁぁ! きもち、いい……きもちいい! んぁっ、はんっ、あっ、んあ!」
「…ククク、クハハハ! そうか、気持ちいいか! ならば更に良くしてやろう!」
ズッ ズブッ ズチュッ ジュブブッ
「はぁん! あぁ! んぁぁ! ふぁぁぁ! いい! んっ、いいよぉ…もっと! もっとぉ!!」
声に出してしまえば、後は簡単だった。
抵抗していた心はあっという間にバルバの色で染まり、快感を得る事しか考えられなくなった。
体はもっと深く繋がり、交わろうとして、バルバの動きに合わせ腰を振り始めた。
「…ぐ、ぅぅ。嬉しいぞアルティ。そなたは我のモノだ。命が絶えるまで我の側から決して離さぬ!
こうして、何度でもそなたを可愛がってくれよう!」
「あぁ! ふぁ! あん…うれし…んっ……ちゅぅ、ぴちゃっ、ちゅば、ちゅるる…」
顔を近づけてきたバルバに、反射的に首へと腕を回し唇と舌で懸命に応えるアルティ。
――何故、こんなに気持ちいい事をさっきまで頑なに拒んでいたのか。理解出来ない。
今はもう、バルバと交わす行為の全てが、この上なく気持ちいい――
「じゅるるっ、…ぐぅ! アルティよ、そなたの膣(なか)に我の子種を注ぎ込んでやる…ぬ、うぉ!」
「じゅるっ……んくっ…んくっ…んくっ……ちゅばっ、ちゅ…んはぁ! あぁ! わらひ、も…らめ、んぁ! イク! イっちゃうぅ!!」
ラストに向けバルバが抉る様にアルティを突き立て始めた。
その衝撃に耐えようと、アルティは自らに覆い被さるバルバの背中に爪を立てしがみ付く。
そして。
「…ぬぅ! ゆくぞアルティ! グオォオォォォ!」
「ふぁ! んあぁぁ!! イクッ! イクゥ!! んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ブビュルッ! ビュブッ! ブビュッ! ビュッ! ビュッ ビュッ…
バルバの肉柱からおびただしい量の精が溢れ、
アルティの膣を、子宮を、アルティの全てを塗りつぶした。
「これでそなたは、我の花嫁だ。アルティよ…」
「…………………」
「愛しているぞ…」
「…………はい………旦那様……」
二ヶ月後。
死者の門の開放は人間と魔女の協力によって止まったが、
かわりに人間、魔女とハウルビーストとの全面戦争が始まった。
それまでより遥かに強力な進化を遂げたハウルビースト達を前に
人間と魔女は成す術もなく、前線を下げ続けていた。
滅亡は、すぐ目の前まで迫りつつあった。
「みんな、覚悟はいいな」
カルナヴァの中心部に位置する、封印大陸。
赤茶けた土を踏みしめながら、ロラン達は大陸の頂、死者の門を目指す。
敗色が濃厚になった今、ハウルビーストを退ける手段は一つ。
やはり、アルタナ界でビーストを生み出し続けるエリシアを討つ以外に方法はなかった。
以前は死者の門からエネルギーを無限に受けるバルバと真正面から闘い、
手も足も出ずに敗れたが、今回はそれに対する策も講じてある。
更に、この二ヶ月でロラン達は鍛錬に鍛錬を重ね十分な力と自信をつけた。
今度こそ、望みはある――――筈だった。
「…やはり貴様らか。待ち侘びたぞ、マスター・ロラン」
「………………」
死者の門を背に立ち塞がる、二つの影。
一つは声の主、バルバ。そしてもう一つは…
「!! アルティ!」
淡い桃色の長髪。羽根状の衣。
二ヶ月前にバルバに連れ去られたきり行方の知れなかったアルティが、そこにいた。
しかし、身に纏う衣は、天使の羽根を思わせる純白ではなく、暗闇程に深い漆黒。
そして目つきも、かつての円らな瞳は影も形もなく、
そこにはロランを虫けらの様に見下す鋭い視線があった。
その姿はまるで、ハウルビーストそのものだった――
――バルバに連れ去られ、もう二度と顔を見る事も出来ないと思っていた――
最愛の人との思わぬ再開に興奮し、ロランは堪らず声を発した。
その変わり果てた姿にも気付かず、バルバと寄り添い立っている事にも何の疑問も抱かずに。
「…アルティ。無事で良かった…みんな君を心配していたんだ。…今、助けるから!」
剣を構え、切っ先をバルバへと向ける。
「いくぞ、バルバ!」
深く腰を落とし、距離を詰めようと一歩踏み出した―――その瞬間だった。
「――イグニスブレイズ」
ロランの目の前が、白一色に染まった。
「ぐあぁ!!」
次に、全身を串刺しにされたかと思う様な鋭い痛みが襲ってくる。
アルティの攻撃魔法だった。
灼熱の衝撃波に身を揉まれ、炎が消えると同時に、ロランはボロ雑巾の如く宙を舞い、
『二体』のハウルビーストの前へと仰向けに落下した。
体が動かない。
炎に焼かれた全身が、痛みという悲鳴を上げている。
「――な、な…ぜ、アル…ティ…」
「…クククッ、何故、だと? 夫の身を案じ行動するのは妻として当然だろう。違うか、アルティ」
「はい…仰る通りです。旦那様…」
「…な…に…」
耳を疑った。
アルティが、バルバの事を――
直接、付き合おうと口には出していなかったけれど、気持ちは繋がっていると信じていた。
正式なエンゲージを、恥じらいながらも受け入れてくれた。
自分にだけは、他の仲間と違う笑顔を向けてくれていると思っていた。
それなのに。
痛みで開かない瞼を必死にこじ開け、バルバとアルティに目を向けた。
……バルバが、アルティの小さな肩を抱き寄せている。
アルティは、目を細めながら俯いていた。心なしか、頬が朱く染まっている様に――見える。
仲間にも目を向けてみた。
皆も、「それ」を見て肝を潰している様子だった。
……
「フフ、情けない姿ね、ロラン。バルバ様とは雲泥の違い。
あなたの様な男に一時でも心を奪われていたなんて、恥ずかしい気持ちになるわ。
ねぇ、ロラン? 私は、バルバ様のモノになったの。私に女としての悦びを教えて下さった、バルバ様のね。
バルバ様は、毎晩私を愛して下さるわ。何度も何度も昇りつめて、私が気を遣るまで。
それに、私の事を妻としてとても大切にして下さるの。
私、今とても幸せよ。あなたといた頃よりずっと、ずっとね」
…耳に届く音が段々と遠くなっていく。視界が霞み、黒くぼやけていく。
「…そろそろ止めを刺させて貰おう」
…………
「アルティは我の子を身篭っているのでな。あまり無理はさせたくないのだ」
…………………
「ククッ、マスター・ロランよ。貴様に我とアルティの子を拝ませてやれないのが残念だ」
………………………
「何、心配する事はない。すぐに仲間の騎士と魔女共も同じ場所へ送ってやる」
……………………………
「さよなら、ロラン」
―――――――――――――――――
そこで、ロランの意識は、完全に途切れて、消えた。
END
508 :
478:2008/07/03(木) 00:40:36 ID:MJ0Zn4Zb
これでおしまいです。如何だったでしょう。
注意書きの通り、寝取られっぽいものを目指したのですが、
それっぽくなってるでしょうか。
上にも書きましたが、気が付いた事があったら是非、教えてください。
それでは。
なんという鬱……
GJ!
投下支援出来なかった事が悔やまれる
GJ!文章もうまいし
けど何か切ねぇ……
最後のロランの沈黙がさらに切なかったぜ
切なかったけどGJ!
次回作にも期待してます
「ふぅ……」
ボクは思わずため息をついた。原因はマスター・ロラン。
ボクよりも強くて優しいマスター……
最初はただの珍しいルーンナイト兼マスターの好敵手としか見ていなかった。
でも……一緒に戦っているうちに好敵手よりも別の対象として見始めていた。
ボクにはよく分からないけど、これが「恋」なのかな?
でもマスターは人気者で、ボク以外の5人の魔女が好意を寄せているのも知っている。
カレンも狙っていた。さらに女王とAO団長も狙っていた。(そっちの意味で)
障害はかなり多い。いやそれ以前の問題があった。マスターはボクの事をどう思っているんだろう?
…………誰かにマスターの好みのタイプを聞いてみて、その通りにしてみたらどうだろう?
少しはボクを気にかけてくれるかな?
でも、もし「ロランは巨乳が好き」とかだったら絶望ものだよね………
……悩んでいても始まらないし、性にあわないんだよねぇ。やっぱ聞いてみよう。
でも……誰に聞いたらいいんだろ?とりあえず身近な人から聞いてみよう。
「ロランの好みのタイプ?」
「うん。キミ達兄弟だから知らないかな?」
「うーん……やっぱ巨乳好きなんじゃね?俺もでかいほうがいいな!」
「ソナーパッションッ!!」
嘘の情報を流す義兄の三半規管を完全に破壊して、ボクは次の調査を開始する。
「えぇ?お師匠の好みのタイプ…ですか?」
「そうだよ。弟子のキミなら何か知らないかな〜って」
「僕はルナルナさんみたいな大人の女性が捕食対しょ
「誰もキミの好みは聞いてないよ!」
バッシュストームを3回かまして、ボクはイスティアに行くことにした。
「ロラン君の好み…ですか」
「うん」
「サティさんもロラン君を狙っているんですね…羨ましい!」
「何故分かるんだい!?」
「言動全てですね。まぁサティさんにぴったりなロラン君入手方がありますよ」
「本当っ!?どんな方法?」
「詳しくはこの雑誌をご覧ください」
「……今流行の男の手に入れ方……?〜〜〜〜っ!?こんな恥ずかしい真似できないよ!」
「でもそれで殆どの男性大丈夫ですよ?なんなら私で実践演習6を…」
「この変態編集長!編集部ごとお仕置きだ!」
ボクは怒りにまかせて全力でラッパを吹いた。
「うあ〜い、僕は魔女サマの愛で空を飛んでいるぁ〜〜〜!!」
……ボクはいままで生きてきて人間の最も醜い一面を見てしまった気がする。
声が違うように感じたのも多分気のせいだよね?
さて他に誰に聞けばいいだろう?
「ロランの好きなタイプ?サティさんロラン好きなの?」
「……そうだよ」
リーナにまで…よくよく考えてみると、こんな質問をしてる時点でバレバレなのか…
「ロランはどうか分からないけど、男の人って料理ができる人に弱いらしいわよ」
「そ……そんな………」
ボクは絶望して飛ぶことを忘れ、頭から地面に突っ込んだ。料理……ボクとは無縁のものだ。
長年山奥で暮らしてたから、食事は全て宅配物だった。
しかもそれらがどんな食材かもわからずに食べていた。おいしければよしなのさ。
ぶっちゃけちゃうと、ボクがわかる食べ物は米、塩、水、唐辛子、山葵くらいなんだよね……
「あぁ!なんだこの気持ちは!これが『不安』!?この先ボクはどうなるんだ!また山篭り!?」
「ちょ、ちょっと落ち着いて…じゃあいまから一緒につくる?
リヒテル様にケーキを作ろうと思ったら材料買いすぎちゃったし。」
「本当!?是非頼むよ!」
やっぱり持つべきものは友達だね……
リーナの言葉に甘えてボクは王宮宿舎の厨房に向かった。
「でもボク料理に関してド素人なんだけど?それ以前に食材の名前を殆ど知らないんだけど」
「大丈夫よ!私、あれから特訓して腕が上がったんだから。手取り足取り教えてあげるわ」
「ありがとう……まず何をすればいいんだい?」
「鶏卵『にわとりたまご』、つまり鶏と卵を各3つずつボウルに入れるの」
ボク達はそれぞれのボウルに近くを歩いていた地鶏と卵をそのまま入れた。
……随分小さいボウルだなぁ。鶏がボウルから完全にはみ出してるじゃないか。
「次に小麦粉『しょうばくこ』つまり火薬玉の粉と砂糖『すなとう』、砂とブドウ糖を入れて」
「え〜と………これだね。次は?」
「えーと次はね…くるくる回転する混ぜる機械、つまりドリルでボウルの中身を混ぜるの」
ヴィィー…ギュガガガガ!ビチャチャチャ!ゴギャギャ!ギュグググ……
なんてやかましい音だ!それにまるで戦場にいるかのような血生臭さ!
先代マスターが言っていた、「料理は闘いだ!」の意味が分かった気がする。
「ふぅ…混ぜ終わったよ。次は?」
「混ぜた生地をしっかり焼くのよ。フライパンにバター一箱を入れてね」
言われた通りに生地とバターの箱をフライパンに流した瞬間、断続的に小爆発が起きた。
本当に料理って闘いなんだね……でも全てはマスターのため!頑張らなきゃ。
〜30分後〜
「なんとか焼けたね…次は確か、『なまくりーむ』なるものを使うんだろう?
これは風の噂で聞いたことがあるよ。ソフトクリームとは違うのかい?」
「そうよ。でも実は正式名は『なまくりむ』なんだって。冷蔵庫にあるわ」
そういってリーナが冷蔵庫から出したものは…
「寒いよ〜!助けて兄さん〜!」
「寒ぃよ〜!ルーシャ〜!お前の身体で温めてくれよ〜…」
人間だった。
「ちょっと待ってリーナ!これが『なまくりむ』!?人間に見えて仕方がないけど…」
「そうよこれが『菜巻くリム』。サラダ菜に巻かれたリム。ちゃんとした食材よ」
あぁ…なるほど。世の中には変わった食材があるもんだねぇ……
「でも噂のなまくりむは白くて、とろんっとして、ふわふわな物らしいんだけど?
見た感じ、どれにも当てはまらない気がするけど?」
「まあ慌てないで。この兄さん印の覚醒剤、正式名『核制裁』(かくせいさい)を使うの」
そう言ってリーナが謎の粉をたっぷり菜巻くリムに振り掛けた。その瞬間
「ぷふぁ!…あぁ駄目だよ兄さん!そこは駄目だってばぁ………ああっ!」
「ぶふぉ!…どうしたルーシャ?今日は束縛プレイがしたいのか?よし!やってやるぜぇ…」
おぉ!菜巻くリムが白く、とろんっと、ふわふわした感じになった!料理って面白いなぁ
ボクは初めて戦い以外でワクワクした気持ちになった。
「これでOKよ。これをさっき焼いた生地と生地の間に挟んで」
どっちを挟むかな…よし、兄さんと言われていた方にしよう。ぶきゅっ!
「……生地から菜巻くリムがかなりはみ出ているけどいいのかい?」
「ん〜ちょっと生地が少なかったかな?でも大丈夫よ。上の生地に核制裁をもう一回かけて
お好みの果物とかを乗せれば完成よ!」
……お好みでって言われても果物の知識もゼロなんだよね……
とりあえず果物じゃないけどボクお気に入りの唐辛子、山葵、カラシの三色トッピングをしてみた。
……なんかつまんないな〜。インパクトに欠けるというか……
「うーん……リーナのおすすめの果物はなんだい?」
「私は食べた事ないけど、この果物の王様ドリアンとかどうかな?」
「王様か〜…果物の中で一番すごいおいしさなんだね。よしそれにしよう。」
「あとは何乗せる?」
「あとは〜…何て言ったっけ?赤くて、甘酸っぱくて、先っちょ尖がってて、人気者の…」
「あぁそれはヒコピンね」
「ヒコピンって果物だったの!?料理って驚きの連続だね……」
「全部冷蔵庫にいるから大丈夫よ。あとは…これも使ってみる?」
「うわ〜綺麗だね。これはなんだい?」
「私が三日三晩苦心して作った虹色チョコレートよ。これで見た目がとてもカラフルに!」
「何から何まで本当に助かるよ〜」
ボク達は思い思いの飾りつけをして遂にケーキが完成した。
「フフッ…マスター喜んでくれるかなぁ?」
ボクは逸る気持ちを抑えてレヴ魔法学園に飛んだ。
うっ頭が痛い……
いや、全身が痛い……
確かマスタールームで書類の整理をしていて…そしたらサティが来て……
「………マスター?」
サティの声…?ボクは寝ているのか?
「うっ………ここは?」
「マスター!意識が戻ったんだね!?ここはカルナヴァ病院だよ」
サティがいきなり抱きついてきた。状況がいまいち飲み込めない…
「ちょ…落ち着いてサティ。何が何だかわからないよ」
「マスター、ケーキを食べた瞬間顔が銀色になって昏倒したんだよ……そして三日間寝たきり」
ケーキ…?……!!!思い出した!サティが自称ケーキの物体Xを持ってきて…
色々怪しかったけど食べないのもかわいそうと思って食べて……そのまま意識が無くなったんだ…
「ごめんよマスター……どっかで調理手順間違えたのかな……?」
調理手順以前に、食材に問題ありだと思う。確か人間とコピンも入っていたし……
ボクは泣いているサティを宥めて問いかけた。
「サティ、質問その1。誰からケーキの作り方を習ったの?」
「リーナからだよ。リヒテル団長に作るのに材料が余ったから一緒に作ったんだ」
リーナ……以前飲まされたドリンクの時以上にそっち方面に腕を上げたのか……
リヒテル団長にも後でお見舞いしないとな……
「じゃあ質問その2。どうしていきなりケーキを?」
そう質問した途端サティの頬が僅かに赤くなった。彼女にしてはかなり珍しい。
「その……………マスターに気に入られたくて…………ごめんよ」
しゅんとうな垂れるサティを見て、ボクは彼女を抱きしめてキスをした。
「ママママ、マスター!?んぅ!?む……ふぅぁ………」
「バカだな……そんなことをしなくても、ボクはサティのことが一番好きだよ……」
「……本当に?」
「あぁ…大好きだよ、サティ」
「うれしい…あいがとうマスター・ロラン……」
自分よりも年上のはずなのにそれを感じさせずに微笑む彼女がとても可愛らしい。
ボクの意識とは関係なく魔剣が臨戦態勢になった。ズボン越しに魔剣が彼女に当たった。
「っ!エッチだなぁマスターは………」
「サティがかわいいのがいけないんだよ」
起き上がって彼女を抱きしめようとしたその瞬間
「グふぉぱあっ!?」
ボクは床に血をぶちまけた。その後も咳き込む度に口に鉄の味が広がった。
いやそれどころか、穴という穴から血が出るんじゃないかと思うぐらい全身が痛い。
「あぁ!大丈夫マスター?まだ動いちゃ駄目だよ。内臓損傷とかでまだ重傷なんだから」
一口食べただけでそこまで破壊力があるとは……恐ろしいケーキだ………
しかも臨戦態勢なのに動けない魔剣が嘆き始めた。どうしたものか……
とか思っていたらサティがボクの魔剣を外に出した。
「ちょっ、サティ!?」
「マスター動けないから、ボクがやってあげるよ。あむっ!」
「くぁっ!?」
サティが魔剣の切っ先をその小さな口に含んだ。
ケーキせいで全身が敏感な現状ではそれだけでもすごい刺激だ。
魔剣の攻撃力が嫌でも上がってしまう。
「んむぅ…んん…まふたーのおおひふひふよ……んっ…ふぅ」
あぁ……なんて温かくて気持ちいいんだ……!
そしてそんな色っぽい顔をされるとさらにアタックブーストがぁぁ!
「まふたぁ……ひもひぃふぁい?」
そんなに舐めないでくれぇ……正直気持ちよすぎだよサティ………
でもこのままサティにやられっぱなしなのもアレだ。
「サティ…お尻をこっちに向けてくれるかい?」
「ん?ふぉお?」
辛うじて動く左手で下着ごとレギンスをずらすと彼女の液が滲んでいる秘所が目に入った。
「ボクのを舐めただけで濡らすなんてサティだってエッチじゃないか……ん!?」
指で押し広げて彼女の中を観察しようとしたボクは驚かずにはいられなかった。
「サ…サティ処女だったのか!?」
「……………………………うん」
魔剣から口を離して、彼女は恥ずかしそうに言った。見えないが多分顔も真っ赤だろう。
「いやボクはキミの言動でてっきり熟練した…げふん、経験したことあると思ったんだけど?」
「げ、言動って?」
「ほら、契約する時の言い方とか、スカートの中を覗かせたり、お仕置きとかその他色々」
「そ…それはなんていうか………やっぱ年長として大人の余裕を見せたいっていうか……」
「そ…そうか…まぁいいけど。でも何年も男と付き合わなかったのか?」
「ん〜…言い寄ってくる奴はいっぱいいたよ。みんな弱くて下心丸見えだったけどね。」
「なるほどね……それで断り続けたのか」
「いや、表向きだけ付き合うって言って、こうやって……」
「っくぁ…」
サティがいきなり魔剣を強く吸い上げたせいで思わず声が漏れる。
「自称至高の剣を片っ端から粉砕してやったんだよ。そしたらもう言い寄ってこなくなるだろう?」
「………まさかボクの剣も、粉砕するつもりなのか!?」
「フフッ……人の顔が恐怖に染まる時ってワクワクするよねぇ?」
額に嫌な汗が流れる。これも彼女のからかいのひとつで、まんまとボクは罠にかかったのか…?
「冗談だよ……。マスターのこと本当に好きだから…それにこんなすごい魔剣は砕けないよ。」
「サティ………っいきなり吸わないでくれよ……お返しだ」
ボクも彼女に舌で刺激を与えてやる。
「んぁ……ひゃっ!マ…マスターの舐め方なんかいやらしいよ……あっ!」
「人のこと言えた義理じゃないだろ!それにこういう時ぐらいは名前で呼んでくれよ…」
「そうだね…ロラン………」
「ありがとう、サテぃぃぃ!?」
サティが一際強く魔剣を吸った瞬間、ボクは魔剣の限界を感じた。
いくら魔剣でも集中砲火を食らえば負けてしまうし、相手が数々の剣を潰してきたサティだから
仕方がないといえばそうだが、もう少し楽しんでいたかったなぁ……
「う…サティ、もう……」
「んっ…むぅ……ボクももう限界かも……」
サティは体の向きを変えて、ボクと向き合った。
「サティ…………」
「ロラン…………」
サティが魔剣にむかって腰を降ろし……
ガチャン
「ロランさーん、検診の時間ですよー」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やばい!と思った瞬間、サティは音速で魔剣をズボン内部に押し込み、上から布団をかけ、そして
自分も汗をダラダラ流しながらも、医者に何事もなかったようにお辞儀をした。なんという電光石火。
「あぁ、ロランさん意識戻ったんですね。よかった〜」
ボクはよくない。あんたの襲撃で魂解放をwifi切断のごとくいきなり強制終了されたせいで
魔剣内の魂が暴れまわっている。それはそれは痛いぐらいに。
「………さっき目が覚めたんです。……ってアースターさん!?今度は医者ですか?」
「えぇ、王宮兵士も旅人も飽きたんで。大丈夫、仮免許ちゃんと持ってますから。
意識が戻ったばっかりのところ悪いですが、ロランさんにはいくつかやってもらうことがあります」
あぁそうだね。今すぐボクは魔剣の魂を解放しないといけないよね?だから今すぐ出て行け。
「じゃ、まずは隣のベッドに置いているその人の処置を」
隣に誰が………?
「ル〜シャ〜……ル〜シャ〜……もう無理だから勘弁してくれ〜……」
ケーキに入ってた人間か!
「なぁサティ…どうしてケーキにコレいれたんだい?」
「『菜巻くリム』だからだよ?ケーキにはほとんど使うんでしょ?」
「サティ………今度一緒にちゃんとした料理しようね……」
「で、どう処理します?」
ボクは魔剣の方の処理がしたい!
「ちゃっちゃとリーナに返品しといてください」
しかしリーナはどこでこんな間違った知識とモノを……
「了解です。では次。リヒテル団長の葬式を今やってるので、お二人とも行ってきて下さい」
「えええぇぇぇぇ!?どどどうして亡くなったんですか!」
「あなたと同じくケーキを食べたそうです。丸々1つ残さずに。恐らくそれが原因かと………」
「本当にごめんよロラン………ボクのせいだよ………」
「いやサティのせいじゃないよ………」
「でも……ボクちょっと行けそうもないよ……(体の疼きの意味で)」
「ボクもかなり辛いんだよ(魂解放の意味で)…………我慢して行こう……」
「あぁ…二人ともそんなに涙を流しながら震えるなんて、とても団長のことを慕っていたんですね……」
違うわ!二人とももっと緊迫した理由で泣いてるの!ボクは今すぐサティに飛び掛りたいの!
が、しかし…抗えぬ運命に散った団長の冥福を祈らないわけにもいかない……
ボクは傾き60度の姿勢でカクカク、全身の痛みにぶるぶるしながら、
サティは体の疼きに耐えながらひょろひょろ飛んで隣の葬式場に向かった………
やっとルナルナから離れることができたけどこんなでごめんなさい。
どうもサティは料理下手なイメージが…あぁ!カチコチ石を投げないで!
続きも早く頼むぜ?
投下終了かな?
乙!
ついにエロパロにまで出て来たアースターワロタwwww
GJ!
菜巻くリムで腹筋崩壊したwww
俺もサティは料理下手なイメージあるけど生クリームぐらい知っとけよwww
乙
ここまで酷い料理は久しぶりだw
菜巻くリムが無理矢理すぎて面白すぎだw
GJ!
てか、リーナはどうやってアルフ達を連れて(捕まえて?)きたんだwww
アルフを出したということはそっちが出るフラグですね?
まだリーナのがない不思議
フィル×リーナでアイスを使ったネタを考えているんだがフィルを呼ぶ時リーナは何て言ってるっけ?
フィル?フィル君?
このゲーム、そういうの結構曖昧だぞ。以下一例
ロラン
キャパ、キャパさん混同
リーナ
フィル、フィルくん混同。ファティマ、ファティマさん混同
フィル
ルナルナ様、ルナルナさん混同。ポプリに掃除やらされる発言、ポプリが掃除をできるように散らかしてくれてる発言
ルナルナ
あたし、私の混同 。フィル、フィル君混同
その他色々。だからあまり深く考えなくていいと思う。とにかく書いちゃってください。お願いします
おお、サンクス。
仕事の合間見つけて頑張ってみるわ
エロパロとか書くの初めてだけど
キャパさん×リーナで何故か妄想が膨らんできたので
がんばってみようと思います。
全裸待機のせいかしらないが風邪ひいたW
アルティかルナルナ様に優しく看病されたいぜ…
>>531 「ざまぁーみろニャー!」
ダウナーレイン
>>531 リーナとサティがあなたの家に向かったようです
特製ケーキを持って
もう何が現実か分からないぜ…
ちょヒデェWWWどおりで風邪の治りが遅いと思ったよ
抵抗力を下げるラスティレインじゃないとこに僅な優しさを…感じれねぇ……
>>535 リヒテル
「貴方にはこの秘薬を差し上げましょう」
シュタイナー
「リフレッシュできるはずですよ」
ルーシャ絶体絶命。究極のホウキマニアであるルーシャに取っては傷も付けれない最悪の敵
ホウキ型の触手モンスターに陵辱されるルーシャ。しかもツヤからデザインからルーシャ好みなので反撃できずに一方的にヤられてしまう
なんて爆笑シチュを期待
>>537 「思い(妄想)を力(文章)に!」
インテンション
職人さんが来るまでのつなぎがわりに小ネタを
エロでもなんでもなく考察なので嫌な人はNGにしてください
「よし…みんな集まったな?」
「どうしたんだよラッシュ…いきなりみんなを集めるなんて……」
「よく聞いてくれたぜ我が弟!ずばり、会議のためだ!」
「会議ぃ?一体なんについてさ?」
「『何故ルミナスはそこそこ人気あるっぽいのに実は余り売れていないのか?』についてだ」
「なんだそりゃ……別にそこそこならいいじゃないか」
「売れてないから同人誌とかエロが少ないんだ!だからなんで売れてないのか議論するんだ!
ちゃんとした理由がないと俺は納得できねーんだよぉぉ!」
「……ラッシュ、絵描いたり、話を考えるのも大変だってわかってるかい?」
「とにかく!会議を始める!ルナルナ、まずはお前から!」
「えぇ?あたしから?う〜ん……やっぱり台詞まわしや文章のせいじゃないかしら〜?」
「そういうと思ってこれを持って来たぜ……GBAソフト、黄金○太陽だ!」
「あ〜それ知ってるわよ〜。『今楽にして差し上げますわ』とかのゲームね〜」
「そうだ!このソフトも変な台詞が多い上、漢字が殆どないのに何故人気がすごい!?」
「そうだけど〜…それ、GBA離れしたグラフィックとBGMだから、それで人気なんじゃないの〜?」
「チクショー!召喚なんてくそくらえだ!次!アルティ!マジに意見を言え!」
「ルミナスも音楽は負けてないと思うから…やっぱりグラフィック?でも私はドット好きよ?」
「そう思ってこれも持ってきた…DSソフト、天外魔○Uだ!これもルミナスと同じように、
よく喋る、ドット絵、豪華声優と条件はほぼ互角なのに、こっちのが人気がすごいのはなんでだよ!」
「そのゲーム私知ってるわ。多分理由は敵ボスの8割が変態か馬鹿だからよ……中年のおっさんに
しつこく『愛してるよ〜!』とか言われるし……そういうネタキャラ人気のせいじゃないかしら?」
「チクショー!やっぱバルバだけじゃ無理があるのかよ………次いくぜ!サティ!意見を!」
「ん〜…もしかしてシミュレーションRPG自体が人気ないのかなぁ?」
「そういうと思って!こいつを!持ってきた!ぜぇ!ファイアーエ○ブレムだ!」
「ラッシュ…いくらなんでも勝ち目が……」
「なんでだよ!?魅力的なキャラとの会話!マス目を使う戦闘!出会いと別れ!ルミナス
とモロかぶりじゃん!なのにこいつら大人気で今度DSでもリメイクすんだぞ!?それに封印○剣
の主人公なんて支援会話しだいで幼馴染、師匠、その他計6人誰でも婚約者にするような危ない奴だぞ!
多分、裏ではラスボスにも手を出してるに違いない!ロランとそっくりじゃねぇか!このハーレム
やろう共めぇぇぇ!!俺だって好き勝手婚約者選びたいんじゃー!」
「後半はもう個人的妬みだね……」
「それにボクそんなに酷く………ないよな?」
「ま…多分人気の原因はゲームの難易度だと思うよ?マニアモードとかドキドキだよねっ!」
「結局答えは…『ルミナスは悪いゲームではない。ただ全体的に平均的だっただけ』ということか」
「……なんだか悲しいね。」
「あぁ…でもそれでもボク達を愛してくれている人がいる。それだけで十分じゃないか?」
「そうだね!マスターいいこと言うじゃないか〜」
「チクショー!もっと俺に光をー!そうだ!ルミナスといえばおっぱいだ!」
「無限のフロンティ○があるニャ…」
「チクショー!そうだ!初登場後すぐ戦う強いラスボスがいるぜ!」
「魔界塔士サ○、いきなり「かみ」との戦いでしたけど……」
「チェーンソー!なら…そうだ!カニが出るぜ!意外と強いカニが!」
「世界樹の迷○に異常な強さのカニがいたわよ?」
「あいつ発売日も若干ルミナス1とかぶりやがってぇ!なら…なら…デスクリムゾ○になら勝てるぜぇ!」
「志を高く持てぇ!もはやRPGですらなくなってるぞ!?」
「馬鹿やろぉぉぉ……誰か…誰かルミナスもっと買ってくれよ〜……一人5本くらいかえよぉ〜…
そして俺がメインのハーレム同人誌を描いてくれよ〜…………」
「「それが目的か!!」」
それでも私はルミナスが好きだ!
今も妄想中ですがまたルナルナネタになりそう……
もはやラッシュの人気は女キャラを超越してるwww
ラッシュその願いは多分叶わねえよwww
比較されたソフト全部持ってる俺は勝ち組?
>>539に最近衰退中のテイ○ルズが入ってないぞ!
キャラゲーとしては一番好きだなルミナス
あーテイル○かー…うまくいきゃルミナス勝てるんじゃね?
さすがにテイルズとは地力が違うだろう。ゲームシステム的にはまるで見るところが無いからなルミナスは。
キャパ萌えな自分は異端なのだろうか
ともあれ
>>528には大いに期待しています
>>545 せっかく伏せてたのに名前を言うなよ
バンナムの某超乱闘RPG、くらいにオブラートに包んでおけって
本当だwww
しかし
>>539の比較ゲーム…この人からは俺と同じマイナー好きの香りがするぜ!
そういやF○6もたくさん味方いるのに(笑)みたく明暗わかれてたなぁ
あげ
ホッシュ(笑)
>>552 なんだかんだ言って本スレは書き込みあるからまだ大丈夫だろ
このスレだって、キャパ×リーナ、フィル×リーナ、ルナルナもの、テオ奮闘記の待機中
なだけでどれかひとつでも投下されたら誘爆反応で賑わうはず…!
ホッシュ(笑)
駄目だこりゃ……
556 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 07:53:23 ID:BGa5iTU8
サティたんのパンツコキage
ホッシュ(笑)
キャパによるアリテレ含む全魔女制覇に期待
そんなの許さん
560 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 17:05:54 ID:3scmKcc6
プリエルたんと犯りたい
561 :
タナカ ◆yKrRbch3Ow :2008/08/01(金) 17:07:03 ID:3scmKcc6
プリエルたんと犯りたい
夏だなあ
笑×リーナでも書くか
もういっそのこと(笑)×女性陣全員+キャパで
>>564 (笑)+キャパ×女性陣ってこと?
それとも…アッー?
>>565 (笑)+キャパ×女性陣がいいけどネタに走るならアッー
ほんと過疎ってるな…
時期が時期だからむしろ過疎ってるぐらいでちょうど良い
マヴィって人間嫌いって面だけを見るとレイプネタには良いキャラに見えるし
マヴィみたいなタイプは一旦、女の子に戻せば簡単に陥落するし
「ちょっとフィル!早く背中洗いなさいよ!」
ボクの名前はフィル。現在お風呂でポプリ姉さんの身体を洗っている最中です。
以前我が師匠に、『姉弟だからって一緒にお風呂はどうなんだ?』とか言われたけど
相変わらず一緒に入っている。何故?それはボクがなんとも思わないから。
目の前に広がるのは姉さんのもうしわけ程度に膨らんだ胸。
もしこの場に第2の師匠であるキャパさんがいたら激写して、舐めまわして、デッサンして、
最終的に下半身のボウガンを乱射するんだろうけど、ボクはそれを見てもなんの感情もわかない。
……そう。ボクは大人のお姉さんにしか反応しないのだ。大人の魅力が堪らなく好きなのだ。
あの2つのぽよんぽよんが好きなのだ!どれくらい好きかと言えば、マクドナル○のロゴまで
それに見えて、にやにやするぐらいといえばわかってもらえるでしょうか?
「フィル早くしなさいよ!」
仕方なくボクは手を動かす。姉さんの全身をくまなく洗うけど、やっぱりなんとも思わないし、
自慢の息子も全然起きない。……やはりナイスバディーなお姉さんじゃないと駄目だ。
あぁ…もし今洗っているのが姉さんじゃなくてルナルナ様だったらなぁ………
ボクはルナルナ様が好きだった。単純にスタイルもいいのもあるが、性格も優しくて、
ボクの入れたお茶を褒めてくれる、ボクの密かな思い人。その身体を洗ったりできたら………
その光景を考えただけで下半身に欲望が溜まっていく。
今まではキャパさんの妄想絵で欲望の処理をしていたけど、最近それでも間に合わなくなってきた。
最初はただ傍らにいれればよかった。それがだんだんだんだん欲が出てきて……いつしか
『ルナルナ様の胸を触ってみたい!』という欲望が日に日に増大して。そして今……
「もう…限界だ……!」
「え?フィルなんか言った?」
ボクは欲望を抑えきれなくなった。ただただ、神官にあるまじきその邪な感情が身体を支配する。
そう…悪いのはあのスタイルで、あんなボディラインくっきりな服を着ているルナルナ様だ。
「……そうだ明日にでも実行に移そう。」
え?抑えれないなら姉さん襲えって?言ったでしょう、ボクは大人のお姉さんしか興味ないんです。
展開的に襲うべき?知ったこっちゃありませんよ。12歳の、それも神官が何を言ってるんだって?
そんなの簡単ですよ。何故なら…………
「ボクも男です!」
しかしどうやって実行したらいいだろう?あーでもない……こーでもない………
悩んだ末にボクは、キャパさんにアドバイスをもらうことにした。
「ほぉー…それで私の所に」
「師匠、なんとかなりませんか?」
「うーん…かわいい弟子の頼みですからねぇ……その様子を撮影させて貰えれば妙案を授けましょう」
「……お願いします!どんな案ですか?」
「それはですね……ゴニョゴニョ………」
「うぇぇ!?うまくいきますか、それ?」
そして作戦決行の日。ボクはキャパさんと一緒にルナルナ様自宅前に来ている。
キャパさんが玄関ドアをノックする。
「ちょっと待ってね、今開けま〜す」
ルナルナ様の声の後にドアが開かれて、出てきたのは………
身体にバスタオル一枚巻きつけただけという衝撃的なルナルナ様だった
多分お風呂上りなのだろう。ほんのり朱に染まった肌理細やかな肌と石鹸の香り……
普段あまり見ることができない脚……そしてバスタオルからこぼれかけている大きな胸……
これはまさに………「エクセレぐぼふぁはぁ!!」
キャパさんが鼻と口から血を噴出した。
「ちょっと大丈夫〜?ってキャパさんとフィルじゃな〜い。どうしたの?」
「失礼しました……実はフィルが死んだお母さんの温もりが恋しくなっちゃいましてですね……
それでルナルナさんにフィルを慰めてもらえたらな〜…と思って来たんですよ」
これがキャパさんの作戦だった。慰めてもらっている時に胸を触って、その感想を後で伝えろとの
ことらしい。ぶっちゃけいくらルナルナ様の頭がお花畑でもこんなんでうまくいくとは思えない。
けど今日はいいものが見れたからこれはこれで
「かわいそうに……ほらフィル、あたしが慰めたげるから元気出して?」
あれ?もしかしてうまくいったの?
「じゃ私は仕事があるのでここで失礼します」
そういってキャパさんはどこかへ去っていく。まぁどこからか撮影するんだろうけど。
なにはともあれ作戦は成功した。
そしてボクは(名目上母の温もりを思い出すため)ルナルナ様の胸に飛び込んだ。
「よしよし……大丈夫よぉフィル……」
否、大丈夫じゃあない。なんだこの感触は!この柔らかさは!これが夢にまでみたルナルナ様の……
なんだか頭が痺れてくる……だんだん欲がでてくる………なんだろう…この感情………
「寂しかったんだね……よしよし…あたしがいるからねぇ」
寂しい?うん確かに顔だけではさびしい。ボクは右手を動かしてルナルナ様の胸を揉んでみる。
「っふぁ……」
ルナルナ様から甘い吐息が漏れる。それを聞いただけで早くももの足りなくなる。
もっと触りたい…もっとその声が聞きたい……!ボクは欲望にまかせてバスタオルを下げる。
少しずれただけでボクの目には鮮やかな禁断の果実が映る。これを見て、触るだけで我慢できるわけも
なく…歯止めがきかなくなったボクは当初の目的を忘れてそれにむしゃぶりつく。
それはとても甘美で……そして柔らかな食感で……ボクの思考を溶かしていく。
「ちょっ…ちょっとフィル!?ひゃふ…!は…んぅ……」
片方は吸い付いて、舌で先端を執拗に舐めまわして、その至高の味を堪能する。
もう片方も右手で揉みしだいて、その至福の触り心地をあますところなく愉しむ。
「あっ…ふ…フィ、フィル……あたしはまだお母さんじゃないからそんなに吸っても出ないよぉ…」
どうやらルナルナ様はボクが母の温もりを求めて吸っていると思っているらしい。
それなら………もう少しだけいいよね?
「ひゃあぁっ!?」
右の果実の先端を摘み上げるとルナルナ様の肢体がぴくりとはねる。
「はぁ…はぁ…フィル…そろそろ…落ち着いたぁ………?」
息も絶え絶えにルナルナ様がきいてくる。落ち着く?落ち着くわけがない。
ボクは最初触るだけで満足するはずだった。しかし決して味わってはいけない果実を味わってしまった。
禁断の果実は食した者に「欲」を与える。さらに先を望ませる、止まることのない欲望………
そう今この場にはボクとルナルナ様の二人だけ。二人だけの世界。誰にも邪魔されない。
止まらない止められない止まりたくない止まらない!!!
ルナルナ様だってそうですよね?なら何も考えられないくらいに気持ちよくしてあげますよ………
「フィル!?っふああぁぁ!?あっ……!ん…あぁあ…」
先程よりも一層愛撫を激しくする。ボクの唇が、舌が、指が。それらが蠢くたびにルナルナ様
は身悶えしている。誰にも聞かせたことのない、ボクだけが知る声で嬌声をあげる。
そしてボクは空いていた左手をゆっくりと身体に這わせる。
腰のくびれ、おへそを通って目的の場所に指が辿り着く。甘い蜜を滴らせるその場所へ。
「!!フィルッ!そこは駄目よぉ!」
「何が駄目なんです?」
そういってボクは中に指をいれて掻き回す。
「あぁぁっ!だめぇ〜!」
「こんなに蜜がでているのに何が駄目なんです?」
ボクは溢れ出た蜜を口に運ぶ。脳を蕩けさす甘い味。
「うっ…ひっく……ひどいよぉ………」
「ボクはあなたが好きです。ただそれだけで十分じゃないですか」
ボクはずっと戦闘態勢だった自慢の息子を取り出す。
「さぁ、これからボクとルナルナ様はひとつになれるんですよ?」
「ひっ…いやぁぁ……」
そしてボクは
「っっっっっぁあ!!!」
一気にルナルナ様を貫く。
「どうです?全部入りましたよ?」
「いやああぁぁあ!痛っ…痛いよぉ!」
「大丈夫ですよ……直ぐに気持ちよくなりますから……全てボクが埋めてあげますから。
痛みも、苦しみもね……愛してますよ、ボクだけのルナルナ様……」
「ボクは……なんてことを……」
全て終わった後の光景を見てボクは絶句する。
目の前には白と赤の入り混じった液体を流して失神しているルナルナ様の姿……
ボクはルナルナ様の優しい心を踏みにじって……
そんな…ボクは一時の欲望にまかせて、好きな人にこんなことを…………!
どうしてこんなことになった!?どうしてどうしてどうしてどうしてぇぇぇ!
しかし全て終わってしまった後に後悔などいくらでもできる…………
ボクは逃げるように家を出る。
「っ……!?」
「フィル……キミはなんてことを……」
何故キャパさんが此処に!?……あぁそうだった元々は……
「フィル…」
「やめてください!そんな目でボクを見ないでください!」
ボクはキャパさんを振り払って行く当てなくただひたすら駆ける。駆けながらただぼんやりと思い出す。
神官見習い時に習った、禁断の果実を食したものの末路。欲に負けた者の末路…
それは今までいた自分の世界の追放
そうか……もうボクは…………
終
なんでこんな話になったかな…今度はもうちょい明るいの書きたいな
他にも一応話のネタはあるが、なにしろ時間がない…誰か私に夏休みを!
いきなりPink板が賑わいはじめたな……
よかったぜ、GJ!
とりあえずあげるぞ
俺の屍を越えていけッ――なノリで投下
1
普段とは違う何か。違和感といっても差し支えない。
目の前の少女は、いつもと何かが違った。
いつも通りに家事をしている。動きに別段変わった様子はない。
ソファの上で寝転がっていた赤髪の女性は色々な角度からじろじろと少女を眺めすかしていた。
仰向けになり、首をソファの縁に引っ掛けて逆さまに眺める。見事なほどに伸びた髪の毛がソファの側面を伝い、床につく。
「? ? ?」
どうでもよいことのようだが、彼女にとってはどうでもよくなかった。
退屈を追い払えるものならどんな些細なことでも見逃してはならない――そしてそんな『些細な事』がありそうな気がする。
目の前でかちゃかちゃと音を立てて食器を洗っている少女から、違和感としておぼろげに感じる。
服装か。髪型か。それとも洗っている食器が実は欠けているということか。
「……む」
今になって彼女は自分の髪の毛が床についてしまっていることに気がついた。つくだけでなく、広がっていると形容した方が良いかもしれない。
せっかく手入れをしている髪が痛んでは面白くない。さっさと巻取ってしまおう――
――わかった。髪の毛だ。
ガバッと起き上がり、少女の一点に注目する。
やはり、そうか。
「ルーシャ。どうしたんだい?」
「何よヴァネッサ。藪から棒に」
「いつにも増して元気が無さそうに見える」
「気のせいじゃない?」
「…………」
ルーシャと呼ばれた少女はそのまま仕事を続けた。
だが、ヴァネッサには確信があった。
――絶対にルーシャはトラブルを抱えている。
――アホ毛がしんなりしているから!
いつもはぴんと元気に立ち、そして先端は稲の穂のように垂れ下がるというのが正しいアホ毛(頭頂部)のあり方だ。
御多分に洩れず、ルーシャのアホ毛もそのようなスタイル(?)を取る。
しかし――それが、踏み倒された雑草のようにやや水平気味になっている。
異常だ。
躁鬱の二択で考えたら、明らかに鬱……!
何の取り得も無い平凡主人公ほどハーレムという……違和感の正体……!
アホ毛……ッ!
これはある種、天変地異の前触れではないかと想像力を膨らませながら、それとなくヴァネッサは呟いた。
「……アルフと喧嘩……」
ガシャン
いきなり当たりか。
まぁ初めはジャブ。というか年がら年中喧嘩と仲直りを繰り返しているカップルだし。
「……不感症……」
バシャン
おぉ……? まさか当たるとは……
「……初夜、撃沈……」
「ぃやあぁああああ! もうやめて!!」
とっさにソファに伏せて放たれた銀色の輝きを避ける。ガスッ……壁にフォークが深々と刺さった。
下唇を噛み締め、涙目になったルーシャがわめきたてる。
「不感症で何が悪いの! ちょっと感じなかっただけで、もしかしたらアルフが下手だったのかもしれないじゃない!」
「濡れなかったのか……それで『最初』は痛くないかい?」
「……無茶苦茶痛かった」
「感じる間もなく終了。そしてルーシャはこう言った。『こんなものなの? もう少し気持ちいいものじゃないの?』」
「うっ……」
「初めて同士で分からない事ばかり。『貴方とできたからそれでいい』というフォローも無く、ルーシャの棘のある言葉に落ち込むアルフ……」
「だって……痛かったんだもん」
「さあ選択肢だ。A:『次はきっと気持ちいいわよね? 期待してるわ』B:『貴方が下手だったんじゃないの? 馬鹿』C:『もう一回しましょ。それ、勃起! 勃起!』」
「B……」
「カチンと来たアルフは言い返す。『テオのほうがマシだ』……心の狭いルーシャはキレて大喧嘩になってしまいましたとさ」
「ねぇ。なんでそこまで知ってるの?」
「テオからさ。いやぁ楽しかったよ。買った本が最初の10ページ以降全部白紙ってぐらい楽しかった」
「悪くないわよね……私」
ルーシャのアホ毛がついにへたってしまった。
元気の残量がついに底をついたのだろう。
「男のテオ以下って酷いと思わない? そんな事言われたら誰だって怒るわよ」
「ナイス責任転嫁だね。初めにフォローしてやらなかったのはルーシャだろうに」
「だって……」
「テオ以下か。そりゃあテオは虐めたら気持ちよさそうだもんねぇ……」
ヴァネッサはぶるりと体を震わせた。
あーんなことや。こーんなこと……まだやってないそーんなこと……。
「あはぁ……」
「ちょっと! 何感じてるのよ」
「いや、テオを虐めるところ想像したら興奮しちゃってね……目隠し、淫語責め、束縛、お預け……ああ、なんでもござれじゃないか。流石テオ」
「ドS……」
「ん? 虐められるのもアタシは大好きだけどね。テオ限定だけど」
「もういいわ。頭痛くなってきた」
「それぐらい相手を愛してないと。愛しすぎて虐めちゃいたいぐらいにさ」
「ヤンデレじゃないの! そんなアブノーマルなのはお断りよ!」
「古今東西、人間性よりも夜の営みから挫折するヒロインってのも珍しいけどね」
ルーシャは反論せず、黙って下を向いてしまった。
少々言い過ぎたかとヴァネッサは舌打し、弁解の言葉を口にする。
「少しぐらいなら協力してやるのもやぶかさじゃない」
ルーシャが顔を上げた。目から光が消えかかっている。
――危なかった。ルーシャ激怒フラグ回避さね。
「要は、夜伽が上手くできるようにして仲直りすればいいわけだ。先輩として色々教えてあげるよ」
「本当?」
「イけるようにすればいいんだろう? 不感症、アタシが治してあげるよ」
2
「何それ……」
「名前かい? テオ助5号さ」
「違うわよ! 何に使うのよそんなヘンなの!」
ヴァネッサが持ってきた鉢植えには、得体の知れない生き物が一本植わっていた。
背の低い花のようだが、花弁や中央にある雌しべ雄しべの形状がどう見てもおかしい。
普通の花なら花弁があるはずの位置には、大きさが不揃いな肉質のある突起物が並び、ぐずぐずと蠢いている。
雄しべや雌しべは存在せず、突起物が中央に向かって陥没しているかのような窄まりがあった。
花というより、半分に切られた何かの実のようだ。
手のひらにようやく入るか入らないかという大きさの花をヴァネッサが優しく撫でると、それに反応するかのように中心部の肉の窄まりが震えた。
「生きてる……?」
「ああ、生きてるよ。アタシが丹精こめて、改良に改良を重ね――」
よく見ると突起物の内側にはさらに小さな突起――ひだのようなものが沢山ついていた。
生理的な嫌悪感を誘発するような緑と赤とピンク色の色合い。緑の皮膚と、赤い肉と、ピンクの内臓。
花から発せられる甘い腐臭を嗅いで、ルーシャは食虫植物を思い浮かべた。
「……ちょっと、聞いてるかい?」
「え? ええ。聞いてるわ」
ヴァネッサが延々と目の前の不思議生物の開発に至った経緯や自慢、苦労話を垂れていたが、聞き逃していた。
取り繕うがヴァネッサの表情から言って嘘なのはばれているだろう。
「まぁ別にいいさ。要はこれは責め具の一種だね。触ってごらん」
「えぇー……」
「ほら、大丈夫だよ」
ぐにぐにと揉むように花をつまむ。
ルーシャはそっと指を伸ばして突いてみた。柔らかめの枕ぐらいの弾力があった。
「ほら、真ん中も」
ヴァネッサに促され、中央の肉々しい部分をさわってみる。
ずぷ……と指が窄まりに沈んだ。すると、触手が動き、肉が蠕動し、指に吸い付くかのような動きを見せる。
びくりと体が震えたがヴァネッサが「大丈夫」と言っているのでそのまま指を抜かずに様子を見る。
埋もれた指の周囲の肉や突起が動き、指に吸い付いてきた。弱い力だが、指を中心部へと引きずり込もうとしている。指をしゃぶられているような感触。
ヴァネッサが水の入ったコップを持ってきて、ルーシャの指を伝わせて水を花に注いだ。
ぐちゅ、ぐちゅと卑猥な水音が混じる。
「ルーシャ。魔力を注いでみな」
「こう? ……きゃっ」
指の先に魔力を灯すように集めると、それが花に吸い取られた。
すると、花の吸い付く力が少し強くなった。水音も少し大きくなったように感じられる。
「もうだいたい分かったろう? ゆっくり指を抜いてごらん」
指を引き抜くと、指先に触手が絡み付いていた。引き離すと、指先から糸を引いてベトベトになっている。甘い蜜の匂いが漂ってきた。
「うふふ。どうだい?」
「卑猥ね。色々と」
「最高の褒め言葉をどうも。コンセプトはまさにそれだからね」
にっこりと蟲惑的な笑みを浮かべるヴァネッサを見て、どうにも嫌な予感しかしない。
まさか、これで……
「じゃあ、ステップ1から。キスから始めようか」
「これ!? これとするわけ!?」
的中だった。
「不服かい?」
「気持ち悪いじゃない……! 嫌よこんなの」
「我侭娘は嫌われるよ。ほら、さっさとする」
「ヴァネッサに言われたくないわ……うぅ。仕方ない」
ルーシャは徐々に顔を花へと近づけた。甘い匂いが強くなる。
意を決して、半ば突っ込むようにしてキスをした。突起や触手の感覚が唇を撫でる。
すぐにルーシャは唇を離した。
「ほら、やったわ」
「……もう一回。今度はディープに」
「最近の魔女娘は……まったく。お手本を見せてあげる」
ヴァネッサはため息を共に、花の外側の緑の部分を抱えるようにして持つと、顔を近づけた。
「鼻のところまで覆わないのがコツさ。口や舌はこの『子』に。自分は鼻で呼吸する……んむ」
ずじゅ……
「うわぁ……あんなのに口付けてる……」
ずずっ ちゅっ くちゅ
花の蜜を啜るような音。ヴァネッサの頬がわずかに赤くなり、目がとろんと怪しげになってくる。
「ちょっと、平気?」
「ぷはぁ」
きゅぷっと小さな音を立ててヴァネッサが顔を上げた。
淡いピンク色の唇を淫らに蜜で濡らし、ぺろぺろと舐め取っている。
「んふ……中々いいもんだよ?」
目の前で実演されてしまったからには断りにくい。
期待半分、恍惚半分といった目で見つめられ、やむなく花に手を添えた。
「舌でひだの一つ一つを舐めたり吸ってやるんだよ。そうすれば喜んで甘い蜜をいっぱい出すから」
「うぅ。新手のアイスだと思えば……えーい、ままよ!」
チロ……と舌を肉の部分に這わせた。
ねっとりとした甘さ。
それだけでない。体の奥から官能を呼び覚ますような地獄のような熱さが舌先に広がる。
突起を吸ってみた。口いっぱいに蜜が広がる。同時に体が火照り始めた。
「んくぅ……」
ちゅうぅぅぅっ――
止まらない。止められない。
甘い蜜にひきつけられる虫のように、ルーシャの舌は執拗に突起に吸い付いていた。
気がつくと花が口を覆い隠すほど、密着していた。
いやらしい音と、甘み、体の熱さが身体を駆り立てる。
「中心のすぼまりが一番蜜が多いよ。舌入れてごらん」
触って、舐めているうちにこの花の構造がよく分かってきた。
中央部分から外側に咲くように肉の束や突起が出ている。ある意味、これは肉の花といえるだろう。
そして、突起から分泌されたが舐め損ねた蜜は、中央へ――窄まりへと流れていく。
つまり、そこは蜜の泉のようになっているはず。
ルーシャは迷わず窄まりを舌で押し割り、泉へと侵攻しようとした。
すると、
「! ん!? むくっ――……!? ん゛――……!?」
舌に小さな触手が絡みついた。
途端に強烈な熱さが身体を襲い、軽いパニックを起こすルーシャをヴァネッサは後ろから優しく抱く。
「よく感じてごらんよ……敵意があるように思えるかい……?」
驚いたが、それも数瞬。
ゆっくりと愛撫するように絡む触手は、まるで押し入ってきた舌を歓迎するかのように思えた。
窄まりが収縮を繰り返し、触手が舌を蜜の泉へと誘うかのようにくにくにと引っ張る。
さらに、窄まりの周りのひだ付き突起が、だらしなく開いた口へと侵入し、口内を責め立てる。
――あれ?
――気持ち、いい?
――うん。いいかも。
「い〜い表情してるねぇ……気持ちいいかい?」
こくりとルーシャは頷いた。
うんうん、とヴァネッサは満足気だ。
「触手みたいなのがいるだろ。それをね、引っ張り出して唇で扱いて――」
ヴァネッサが言い終わる前にルーシャは実行に移していた。
窄まりの中からルーシャの口内へと引き出された触手が頬の内側を撫でる。
それを唇で丁寧に、ついばむように食んだ。
ちゅっ……ぷっ……じゅるるるっ……じゅるっ
ぴくぴくっと触手が蠢く。
――喜んでるんだ。すごい。
くぷっ……
蜜が溢れた。頭が痺れるような甘味が喉を伝う。
「ルーシャ。ここで魔力を注いでやると……?」
謎かけをするような口調で楽しそうにヴァネッサが囁く。
――魔力……吸い付き強く……もっと気持ちよく……?
ルーシャはゆっくりと魔力を集めた。ゆっくりと、しかし膨大に。
口内を犯すかのような激しい動きと吸引。
飛びかけた意識を無理矢理つなぎとめ、負けないように触手を舌でねぶる。
しばらくルーシャは触手と蜜月の時間を過ごしていた。
「ほら、もういいだろ……ルーシャ?」
ヴァネッサが待ったをかけてもルーシャには聞こえていないようだ。
「しょうがない子だね。散々嫌がってたのに、咥え込んだら放さないなんて。ほら、ルーシャ!」
強く呼びかけるとようやく反応した。名残惜しそうに花から舌と口を剥がす。
触手は再び窄まりの中へ潜っていった。
「あぁ……ふぁん……くあぁ……」
口をだらしなく開け、余韻を味わうルーシャ。
気丈な彼女からは想像もできないぐらい虚ろな目をして、快感に身を任せている。
この表情を写真にとってアルフに送りつけたら夜のおかずにするだろうかとヴァネッサが何気無く考えていると、ルーシャの目に少しずつ光が戻ってきた。
「はふぅ……」
ルーシャが息を吐くと、甘い匂いが漂ってきた。
――相当飲んだんだね。
ヴァネッサは心の中でほくそ笑む。
美しい花には棘がつきものであり、甘い蜜には毒がある。
少しずつ、官能の虜にしてしまおうとサディスティックな黒い欲望が心中で渦巻く。
「ね、ヴァネッサ。これ貸してくれないかしら……?」
「駄目だよ」
即座に却下した。
心を壊さず仕立て上げるのには、ゆっくり時間をかけるのは鉄則である。
特に、この蜜はヴァネッサが認めるほど危険な代物だからだ。
危険性を認めるが故に、彼女自信が花と接吻したときにはあまり時間をかけなかった。
陶酔感、高揚感、心拍数の増加――まだ製作が完全ではないので、どれほどの効果があるのか分かっていない。
安易に快感が手に入ると知ったら、身体がそれを求め、常用性が出てくるかもしれない。
壊してしまっては、駄目なのだ。
「そんな事言わずに、もう少しだけ、ね? お願い」
「少し我慢しなよ。夜には、もっといい事してあげるよ」
誘うような声音。
「もっと……もっとイイ事……? 気持ちいいコト……?」
「ああ、今のは『ディープキス』の練習みたいなもんだからね……次は本番さ」
「本番……!」
ルーシャの口元が緩み、背徳的な笑顔を形作る。
「キスだって、これぐらい気持ち良くなれるんだよ。アルフにもしてあげたら、相手も気持ち良くなるのさ」
アルフとキスしている光景を想像しているのか、ルーシャがふるふると震えた。
――まぁ、夜には落ち着いてるだろう。ここまでテンション上がったら反動で無気力になるかもしれないな――
――楽しいね。人の『色』を塗り替えるのはやはり楽しい……!
目の前の白い羊を調教してやる時間が楽しみだった。
ルーシャのディープキスのレベルが上がった!
to be continued...
うぉおお!久しぶりに来たら二本も投下されてる!お二人ともGJ!
活気が戻った…んだよな?そうだよね!?
きゃっほう!お二人ともGJ
ホッシュしようと思ったら良いものに出会えたぜ
>>581 え?これ続くの?マジで?
文章上手いし、何よりルーシャをチョイスしてるのが嬉しいな。巨乳好き的に
続きが楽しみだ
GJ!
アホ毛のくだりにはおもわす゛吹いた!
ロラン×リーナマダー?(・∀・)
587 :
ヨシュア:2008/08/21(木) 12:05:23 ID:moaSUfA7
ファティマをレイプしてる騎士団の続きはまだですか?。騎士A,B,Cがファティマをどうレイプするのか期待してるのれすが。
過疎ってレベルじゃねぇ…
もうどんな組み合わせでもいいから職人さん来て!キャパ×(笑)でもガストン総受けでもいいから!
キャーパキャーパキャパ
変態の子!
なぜかヒース×クレアというのが浮かんだが、文才ないのであっというまに挫折した。
誰か代わりに書いてくれ・・・・
ヒース×クレアはキャラ的によしたほうがいいと思う・・・・・
上記に同意
上記に同意
上記に同意
なんだこれは・・・
歪みねぇな。お前ら。
だが俺はあえてその禁忌を成し遂げてみせる……っていう夢を見た。
大事な事なので4回言いました
599 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 09:27:26 ID:7ckwKuMv
>>590このなんかの替え歌っぽいやつあちこちに張られてるけどなんで?
さげ忘れ
なんか、誰か書かんかな〜
今更だが
>491GJですた!!
何でもいいからまた書いてくれ〜
確かに面白いけどハウルビーストに生殖能力はなかったきがする
アルティ…
ファティマがいるからいいや
でもバルバはエリシア様のお腹から産まれたんだぜ
活気が薄れてきた・・・・・
本屋で「キャパ」ってカメラ雑誌を見つけた
キャパって元々実在するカメラマンの名前じゃなかったっか?
キャパ×リーナもわらい×リーナも
少しずつだけど進んでます。
童貞だからわかんないんですごめんなさい><
でも絶対載せに来るのでしばしお待ちを
〜×〜じゃなくて、〜×〜×〜みたいな複数でもいいんですか?
全然おk
>>591 クレア様の髪の毛が紫色なせいで事あるごとに
イリスの姿を重ねてしまうダメなヒース様ですか?
アフターブレイクに「ラッシュの怖い話で夜中1人でトイレに行けなかったリーナ」の会話があったよな
そしてロランに付いて来てもらって・・・・
インスピレーション!
アフターブレイクもネタに困らないがラストブレイクもエロいと思うんだ!
全身びしょ濡れで服が透けてしまったルナルナに襲いかかるロラン
かわいい寝顔で無防備に眠るサティにたまらずイタズラをしてしまうロラン
指輪の契約でカレンに永遠の忠誠を誓わせて襲いかかるロラン
ハウルビーストとわかって落ち込むアルティを体を使って慰めるロラン
とかね!・・・まぁ妄想できてもそれを文章化できないんだけどね!誰か書いてくれ!
あれ?ファティマは?
時空を越えて幼女ファティマとセクロス
あーそうか、イラストが四歳のファティマなだけだから
「なんてかわいそうな過去!僕が慰めたげるよ!」てきなロランも可能なのか。まぁどれにしてもロラン変態なのは確定だな。
ラッシュとシュタイナーも変態のイメージあるな
アヤノまだ?
アヤノさんの4000年分の性欲を処理するために、カラカラになるロラン君マダー?
じゃあ俺はエリシア様の果てしない肉欲の相手をしてくるよ
ファティマ×ロランのラブエロをキボン
赤玉が出るまでパイズリされたい
活気薄いな〜
耐えてればいつかきっと職人さん来てくれるよ
〉〉570で良いヒントを得たんだけど、似たようなの書いてもおK?
ちゃんと安価付けれるようになったらね
普通に下げミスったww
>>630 あんなものでもヒントになれて幸いです。
というわけで書いてくださいお願いします
頑張ります。
さぁ!そのインスピレーションを文章にするんだ!
リーダー的にがんばって
「いよいよ最後の戦いか……
決戦前だって言うのに、なんだか妙に落ち着いた気分だ……
出発前に、もういちど2人で話をしておきたいな……」
ラストブレイク キャラクター選択
→ルナルナ
サティ
アルティ
〜通常のラストブレイク会話があったと思って略〜
「あれ〜?失敗しちゃったぁ。でも、涼しくなったでしょ〜?」
否、涼しくなっていません。
今、ボクとルナルナ様は全身ずぶ濡れで他人から見たらさぞ涼しかろう。
けど…水で濡れてルナルナ様の服が透けちゃっているわけで……
つまり完璧なボディーラインがほとんど目の前に晒されているわけで……
そんな状況下で健全な男子が無反応でいられるわけがないわけで……!
でも、すぐさまルナルナ様に飛び掛るようなことはしない。騎士ですから。
……でもこうなった原因はルナルナ様だ。彼女にこの衝動をなんとかしてもらおう。
「ルナルナ様、ちょっといいですか?」
ボクはすぐさま行動をおこす。
「なに〜?」
「ボクの魔剣が緊張してガチガチで、しかも熱っぽくて困っているんです」
そう言って濃紫のオーラを放つ魔剣をズボンから取り出す。
「ひゃあぁ!?ロ…ロラン、それって……」
「ルナルナ様のせいでこんなにガチガチブルブルなんです。助けてくれませんか?」
「えぇ〜!?あたしのせいなのぉ?……やっぱり水芸失敗したせい?」
「まぁある意味そうですね…というわけで、助けてくれませんか?触ったりするだけでいいですから」
「ふえぇ……」
顔を赤らめて戸惑うルナルナ様。可愛いけどこっちもうずうずしてるんです。
魔剣はもうオート『魔剣振衝・破』状態になって与えられる快楽を待ち望んでいる。
あぁ…早く触ってくださいよルナルナ様……そしてボクを新たな世界へと……っ!!
「…そ、それじゃあ…触るよぉ?」
意を決したらしいルナルナ様の手が魔剣に伸びてくる。そして……
「ひゃあぁ、固い…」
ルナルナ様の白い手のひらが魔剣を優しく包み、ひんやりとした心地よい感触が広がる。
「それに凄く熱い…」
手の中で超振動して高熱を放つ魔剣に戸惑いながらも、おずおずと指を這わしてくる。
「んっ……いいですよ、ルナルナ様」
「こう〜?」
軽く触れているだけだった手に少しだけ力が入って、上下に動く。
「うっ…ぐぅっ……!?」
たったそれだけだっていうのに全身が震えてしまう。自分でやってもこうはならないだろう。
けど…刺激に満足している頭の片隅で疑問が生まれた。
「っ…ルナルナ様、なんか上手すぎませんか?」
そう、確かに気持ちいいんだけど…初めてとは思えないこの手の動き…………は!?
「まさかラッシュに『おいしいお水のお礼に俺の槍(笑)を握れ』とか言われて!?それとも
キャパに『私のギターが弾詰りしたから直してください』とか言われて!?くそ!あの変態共め!」
……どこからともなく、あなたも今似たような、ていうかまさにソレをやっているじゃないか!
とか言う声が聞こえた気がするけど軽く無視する。
「そ、そんなことないわよぉ!」
「じゃあなんでです?」
「…怒らないで聞いてねぇ?」
「?」
「前に、マスターマティアスが『慈水の魔女の役目は、主の心と体を癒すことだ。よってぇぇ!
未来の慈水の魔女を目指すお前達には、ありとあらゆる主の体の癒し方を覚えてもらう!!!』
って言って…その……こういうことの勉強もさせられたのよぉ………水魔法専攻の生徒全員」
「父さああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!」
たまらずスタン父さんが死んでしまった時以上の声量で叫ぶ。叫ばざるをえない!
「ままままさか父さん、『最後は私に実技演習だ!』とか言ったりしませんよね?」
「言ってたわよぉ。しかも相当前から暦に印つけて、毎日『よし!もうすぐだ!』って…」
「父さん…それで結局、全員『実技演習』やらされたんですか………」
「うぅん、ちょうどその日が、マスターがグランエンドに封じられた日なの。だからお流れよぉ」
ボクの中の父さん像が崩れていく……
多分父さんの中では、『ハウルビーストどうしよ?<実技演習』で、封印間際に言ったっていう、
『何をするやめろ!』も、『私はこれから楽しいひと時を過ごすんだ!』とか続いたんだろうな…
あぁ……問い詰めたいけど問い詰められない、父さんも真実は全て闇の中……
「うぅぅ……父さん!父さぁん!!」
怒りと悲しみと若干の尊敬の念が入り混じって、思わず涙がこぼれる。
ボクの中で、英雄→倒すべき敵→残り90%気になる人→立派な父さん→変態な父さん
と評価をころころ変えた人は多分、生涯父さん一人だけになるだろうな……
あとファティマとジョジィには黙っておこう………
「ロラン、大丈夫〜?よしよ〜し」
ルナルナ様の手がボクの頭を撫でる。
と、その時ボクの視界にある物が映った。それは服がぴっちり張り付いたルナルナ様の大きな胸。
ゴクリ……と思わず喉をならす。最初は手だけで満足するつもりだったが、
いざ目の前にこんなものがあると……新たな欲が生まれる。
欲望の力で自然と涙も引き、魔剣も力を取り戻す。
「……ルナルナ様、慈水の魔女は主の心と体を癒すことが役目なんですよね?」
「うん、そうだよ〜」
「ボクはマスターですよね?」
「うん、期待してるよ〜」
「それじゃ、今ボク心も体もアレなんで、早速癒してくれませんか?『実技演習』で」
変化球ではなく、直球で欲望をぶちまけると、ルナルナ様の顔が赤く染まる。
「も〜……ロランはエッチねぇ……」
「マスターですから。……やっぱりダメですか?」
ボクの問いかけに、ルナルナ様はゆっくり「ロランなら……」と首を横に振った。
「でも……どうやって『癒し』たら一番いいのかしらぁ?」
「お任せしますよ」
「え〜と…確かさっきのが『マスターを癒す128の方法 下巻』の21番の方法だったから…」
なんだよその怪しすぎる本は……というよりもそんなに方法あるんだ……いや、覚えてるの
もかなりすごいな……ラッシュなんて未だに騎士の誓い全部言えないのになー。
「ルナルナ様、その本ってまさかとは思いますが……父さんが?」
「そうよ〜。上下巻全部マスターの手書きの教科書」
………もう何も言わないぞ!父さん!
「ちょっと恥ずかしいけど……87番の上級技『双丘挟圧殺法』でいい?」
……なんですかその技は。『殺法』て……
「それじゃあロラン、その…ちょっと服脱ぐから……後ろ向いて?」
「(……ボクにそれを守れと?ボクはそんなに大きな者ではないよ……と、
言うべきか、騎士の誇りにかけて後ろを向くべきか?どうするロラン?
まぁ本音は……透けた服越しに体をねっとりと眺めたり、服を脱がすのを手伝ったり色々色々
したいんだけどな…けど服を脱いでまでやってくれることと言えば……ねぇ?)わかりました」
色々考えた末にボクはおとなしく後ろを向くことに決める。未練ありまくりだけど。
「…いいよぉ……」
その声が聞こえた瞬間にボクは振り向いて息を呑む。
「あ…あんまりジロジロみないでよぉ…ロランのエッチ……」
そんなこと言われても!その美しいボディー!隠しきれてない二つの果物!濡れた蒼髪!
全てがボクの理性にダイレクトアタァァック!
「ルナルナ様………ボクはもぅ
我慢できませんと言おうとした、まさにその瞬間、ボクの頭に声が響く。
〜インナーマザー?〜
(お、落ち着け!)
(誰だ!ボクはもう我慢の限界なんだ!飛び掛りたいんだ!)
(ボクはお前の理性だ!魔法カード、非常食のおかげでボクのライフはあと100残っているぞ!)
(な、なんだって!)
(まだ勝負は決まっていない!本能に負けるなロラン!騎士の誇りを思い出せ!)
「っと……それじゃ『双丘挟圧殺法』、お願いします」
助かった……残り僅かなライフで頑張ってくれた理性に感謝しなくちゃ……
「えと……それじゃ…」
むにゅん
「!!!!????」
魔剣に、衝撃走るっ!
なんということでしょう、ルナルナ様はボクの魔剣を二つの果実で挟みこんだのです!
果てることなき至高の柔らかさを持つ二つの果実が、魔剣を新世界へ誘う!
「あぐぁ……ルナルナ様……っ」
「ロラン……気持ちいい?」
ラッシュの言葉を借りると…これは……これはやばいぜ!これが『双丘挟圧殺法』!!
なんという恐ろしさ!最早危険すぎる!気持ちよすぎる!
しかしルナルナ様は攻撃の手をゆるめない!挟むだけではあきたらず、上下運動まで繰り出す!
「うっ…あぁ……気持ちいい……」
「よかった〜……確か次に……」
次!?いったい何をするきなんだ!?
そう思ったまさにその時!
「――――――ッ!!」
魔剣に…いや、全身を衝撃が襲った。
ルナルナ様が胸の間から顔をのぞかせている魔剣の切っ先を舐めたのだ!
「んむ…ん…ふぁ…ちゅっ…んぅ……」
さらには魔剣を直接口に含んで口内、舌、唇の怒涛の三位一体追加口撃が繰り出される!!
魔剣は3方向からの刺激に崩壊寸前。どんな強力な武器も限界は訪れる。そして、
「も…もう!だめだあああぁぁっ!」
あまりの口撃速度に魔剣を引き抜けず、ルナルナ様の口内に魔剣の魂をぶちまけてしまう。
「あっ!ごめんなさい!大丈夫ですか?」
口の中に出してしまったことを謝る。でもまさかこれ程の威力だなんて……
(た…耐え切ったぞ……)
(お疲れ、ボクの理性)
口内に出したといっても、抜けなかっただけで本当は外に出すつもりだった。
そう考えるとボクの理性はとてもよく頑張ってくれたと思っていいだろう。
(飛び掛らなくてよかったな、ロラン。これでキミはなんとか騎士としての誇りを保った)
(あぁ、キミのおかげさ)
理性に感謝しつつ、戦いを終えようとした、その時…事件は起きた……
「ん…んぐっ…ごくっ…ごくっ、ごくっ……」
「ちょ!?ルナルナ様!?」
なんとルナルナ様がさっき口内にぶちまけた魔剣の魂を飲み込んでいた。
目を閉じて、喉を鳴らしながらゆっくりと飲み込んで、
「ぷぅ……えへへ、全部飲んじゃったぁ」
やり遂げた笑顔で一言。
しかしその一言は、某白龍の爆裂疾風弾以上の威力で理性に襲い掛かる!!
(何だと!?ぐあああああああああぁぁぁぁっっっ…………!!)
ロラン心中理性 ライフ 100 → 0
ついさっきまで感謝していた理性が爆殺された今、ボクに残されたものは一つだけ。それは…
本 能
「ルナルナ様あぁぁぁっ!!」
もう我慢なんて無理だ。理性は死んだ。よろしく本能。ゴーイングマイウェイ。男は突撃あるのみ。
相手も気持ちよくさせてあげるのも男の仕事。紳士も騎士も所詮は男。男は皆ハウルビーストさ。
なんなんですか?その笑顔は?襲ってくれと?いいでしょう全てお望み通りに。
いざ魔剣で未開の死者の門の封印を解き放て。それこそがっ!魔剣のレゾンデーートルッ!!
勢いに任せてルナルナ様を押し倒し、その上に覆い被さる。
「ひゃあっ!ちょっ…んぅ…っ」
困惑状態のルナルナ様の口をキスで塞ぎ、そのまま舌を入れてしまう。
「んんっ!?ぅん…ん…」
舌をからめて全体をまんべんなく舐め回す。
「ん?」
ふと舌に違和感を覚えたが、すぐに理解する。さっきボクが出した魂の残骸だ。
自分の出したモノだけど、あまり好きな味ではないな。
……これを、ルナルナ様はあんなに飲んだんだよな………
すぐさま先程の光景が蘇えり、魔剣にさらなる力を与える。
残骸を全て排除して本来の口内の味を楽しみつつ、両手それぞれを快楽を求めて這いずり回す。
左手で柔らかい胸を揉みしだき、右手はお腹を通って死者の門を目指す。
「んぅっ!ぷふぁ…… ロラン…待ってよぉ……」
もう待てませんよ。ボクの指先はすでに死者の門に辿り着いていた。
「ひゃぅ!?」
くちゅり…と指先にぬるぬるした液体の質感が広がる。
「ふぁ…ロラン、ダメだよぉ……」
「何がですか?ルナルナ様も感じているんじゃないですか?」
そういって指を入れて掻き回してあげると、指にどんどんねっとりした感触が広がる。
「ほら、門からハウルビーストよりも危険なモノがどんどん出てきてますよ?」
「ふえぇぇん……ロランのいぢわる…………」
涙目で抗議するルナルナ様…………いい!
「ルナルナ様がかわいいのがいけないんですよ。……思わずもっといぢわるしたくなりますよ」
「ひゃっ!?…あっ!」
ころんっ、と転がして、ルナルナ様をでんぐりがえしの様な格好を取らせる。
「はあ…はあ…ロラン……こんな格好…恥ずかしいよぉ……」
そのまま両手で門を左右に開いて、舌で思う存分弄る。
「あっ…はぁ……ぁぁ……」
指先が触れるたびに、舌を動かすたびに切なそうにルナルナ様が喘ぐ。
その喘ぎ声を聞くたびにボクの体が震える。もっとその声を聞かせて欲しい気持ちになる。
「もっと鳴いてください……ルナルナ様……」
舌でさんざん弄りたおした門上部の突起に、今度は軽く歯を立てる。
「ひゃ…あ …ぁ!? ロランっ!ダメぇっっ!!」
その瞬間にルナルナ様の体がより一層強く跳ねた。
「かわいいですよ、とても……」
普段とは逆に、ボクがルナルナ様の頭を撫でる。
「ふぁぅ……も…やめてよぉ…気が変になっちゃいそうだよぅ……」
「ボクは最初から気が変になりそうでしたよ……。もう、限界です」
羞恥と快楽が溶けて混じり合ったその表情はたまらなくそそるものがあった。
それらの度重なる色々な刺激に魔剣は一回目以上の強さを誇っていた。
ボクはその魔剣を彼女の門にあて、そして一気に刺し貫いて門の封印をとく。
「あうぅっっっ!つ……あぁ……」
「ルナルナ様………!!」
「ふ、ふぁ…ぁあ、ロラ……らめ、らめらよぉ……」
刺しては抜いて、抜いては刺してを繰り返してる最中も胸などを弄り続ける。
全身でルナルナ様を感じることができる、夢のような時間………
いつまでも過ごしていたいけれど、時の流れは早く、非情だ。
「うっ………もう……!」
目の前が真っ白になって弾け飛ぶ。
そして魔剣は大きく脈打って、その役目を終えた………
「うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
辺り一面にボクの絶叫とゴンゴンゴンゴンと鈍い音が響き渡る。
ボクは今、近くにあった石柱に残像ができる勢いで頭を叩きつけている。
「ちょっとロラン、おちついて〜」
「あぁぁ!ボクはなんて馬鹿なんだ!本能に負けて、しかも中に出すなんて……」
全て終わった後に後悔しても意味はないのはわかっているけどさ……
「気にしてないからいいよ〜。……ちょっと激しかったけど………気持ちよかったしぃ……」
「ルナルナ様……いや、本当すいません……」
「いいよ、元々あたしが原因みたいだし〜……それに多分あたしが一番最初でしょ〜?」
「……一番というと?」
「あれ〜?サティとかから聞いてない?マスターと魔力と肉体を共有した魔女は
『究極契約』できるのよ〜?」
………なんですと?
「ちょっと想定外だったけど〜……一番乗りならわるい気はしないかな〜」
「あの……すいません、その『究極契約』なるものはどういう内容で…?」
「『マスターと魔女はそれぞれのリングを交換して左手薬指にはめ直して口付けをする』それで
契約完了よ〜。この契約をすると、マスターと魔女は一生涯離れることはないんだって〜」
「え……」
「じゃ、契約しよ〜」
……こうなったのも弱い自分のせいか……やはりちゃんと責任はとるべきだよな?
てかむしろ役得か?うん、むしろ喜ばしいじゃないか!
開き直ってボクは首を縦に振る。
「……お願いします」
互いのユナイトリングを交換して口付けをすると、指輪が輝いて契約が完了した。
「これからもよろしくね、ロラン〜」
「えぇ、こちらこそ」
パチパチパチパチ………
その瞬間辺りから拍手音が聞こえた。
パチパチパチパチパチパチパチ………
「Congratulation!Congratulation!」
「おめでとう……」
「おめでとう……」
「契約おめでとう……!」
見渡すと、いつの間にいたのか、騎士団員がボク達を囲んで拍手していた。
そのようすにボク達は困惑する。
いつからここにいたのか…………!?
思い返すと、時々聞こえたツッコミの正体はこいつらかぁ!
「契約おめでとう、ルーンナイツ隊長殿!」
「あぁ、ありがとう、とりあえず一言いいかな?全員一列にならんで、自己紹介と一言お願い」
「ロイド、騎士団員ッス!謁見の間でやるなんて、隊長大胆ッスね!」
「シェリウス、F勇者?です。……いいもの見させてもらいました!」
「アースター、王宮騎士です。まぁ、自分の方がテクニックは上ですねぇ」
「バルトス、ツール騎士だ。お嬢さん、そんな隊長より俺と契約しないか?」
「セフト
「あーもういいよ。要するに、皆、最初から、最後まで、全部、見ていたってことだね?」
「「イエス!」」
「魔剣レガよ!愚かな騎士に、天の裁きを!!」
「「うぎゃー!」」
考えるよりも早く、騎士達を「本物」の魔剣レガの餌食にする。
ここが謁見の間ってのすっかり忘れてた……あー頭痛い……
「ロラン、大丈夫〜?」
「大丈夫です……ちょっと外の風浴びてきます……」
「気をつけてね〜」
ラストブレイク キャラクター選択
→サティ
アルティ
ラッシュ
>>617を勝手に参考にしてみました。他の職人さんがくるまでのつなぎになれたら
幸いです。
まて、ラッシュ選んだらどうなんだww
おおぉ!本当に書いてくれるとは!超GJです
しかも次のキャラ選択でてるってことは続くのか!?・・・・ラッシュはいらないぜ?ネタだよ・・ね?
GJ!
ここはラッシュだろ常考
ラッシュって誰だっけ?
(笑)←こんなヤツじゃなかったか?
貴重な残り二回のラストブレイクをラッシュなんかに渡すものか!
>>640 GJ!
何気に俺のレスがタイトルになっててワロタw
マヴィ×アルフでも書こうかな〜
送りバントは任せろ! てなわけで投下。
時間という概念がいつまでも捩れ、空間という概念がどこまでも歪んでいる。そんな世界――アルタナ界があった。
あらゆる生命が息づく次元の、一つ裏側。一段下。
その次元の最奥には、ある女性が封印されていた。
世界に、人類に貢献した魔女として与えられる称号、殿堂魔女の側面と、古代ナヴルの魔法技術の結晶というべきほどの知識を持った研究者としての側面を併せ持っていた彼女。
死を超える。輪廻を支配しようとした研究を続けた結果、彼女は壊れてしまった。
理想を追い求めた彼女は、無謀な実験の失敗によって自分自身が膨大な魔力の塊となり、正気を失うという結果を残した。
彼女に残っているのは、ヒトを超えた個体を作り、死や病を克服する野望。
それと、まだ彼女がヒトであった頃、彼女に最後まで付き添っていたとある魔女への恋慕だった。
「アヤノ……」
暗い廊下を、小さな明かりが揺れながら進んでいる。
「どこ……? どこにいるの? アヤノ……」
ゆらり、ゆらり。
壁や窓、それとわずかばかりの調度品しか視界に入らない。
見つけたい銀色は、どこにもない。
「エリシア様?」
聞きたかった声は後ろから聞こえた。
さらりと伸びる銀髪がランプの明かりに照らされる。
明かりの傍にいるのだが、どことなく暗い。
ランプの持ち主は白と黒を基調としたグレースケールの体をしていた。まるで影のように。
しかし、姿形は人間そのもの。
気遣わしげな表情がこちらを見据えていた。
「アヤノ……!」
「もう夜ですわよ? 体を休めないと」
アルタナ界は時間の流れが滅茶苦茶だ。今日の一日は、明日の半日かもしれない。
しかし、そこに幽閉されている当人達にとっては、明るければ活動し、暗くなれば眠る。そんな気概で活動していた。
「夜伽の相手が欲しいの。傍にいてちょうだい」
「……はい?」
「夜伽よ、よ・と・ぎ。寂しくてしょうがないのよ……」
くねくねと体をくねらせるエリシアを見て、ランプの持ち主の眉がぐっと寄った。
自分は『アヤノ』という人物ではないことは自覚している。
いうなれば、アヤノの影。エリシアによって生み出されたファントム――魔法で生み出された模造生命体の一種である。
それなのに、エリシア様は自分のことをアヤノ本人だと勘違いしているように見受けられるのだが……。
「あの、私は」
「分かるわよね。もちろん夜の営みの相手ってことで一緒にいてほしいのよ。お話とかするだけじゃなくて」
擦り寄ってこられても困る。
ファントムの知能は低いと言われているが、私、いや私達は例外である。
エリシア様の手で作られた私達は本人同様の知性と理性、さらには魔力まで備えている。
本人の完全なコピーであると言ってもいい。故に、
主が望むからといってホイホイ着いていっては己の矜持が許さない。
いくら命令であっても――
「だめなの……?」
「っ……」
――ときめいてはいけない。
主人を愛したいなんて欲求を創造物である自分が私が持つことはあってはならない。
オリジナルである『アヤノ』が同性愛者であるのなら、自分もきっとそうなのであるが、だからといって主人とそのような行為をするなどと。
「こんなにお願いしているのに……?」
だいたい私は創られてまだ一ヶ月も経っていないわけでこんなおいしい役目は古株の私が占有しているものじゃないかとこんなこんなそんな目であやややや……
「大好きよ、アヤノ。だから一緒に寝ましょう?」
「……はい」
命令は、絶対だから。
エリシア様の自室は実に簡素だった。
小さな机とベッドが一つずつ。机の上には試験管立てと何枚かの羊皮紙が整然と置かれていた。
流石に手入れが行き届いている。身の回りをする『私』はかなり有能なようだ。
試験管立てに置かれている試験管には、なにやら緑色の液体が満たされており、中に何かいるのか時折気泡があがっていた。
「あんまりそっちばっかり見ないで、私の方を見てよ」
私は小心者だ。主の裸体を直視することができない。
今見る方向を変えたら理性が持つかどうか。襲ってしまうかもしれないぐらい、身体が熱く、鼓動が速まっている。
「私の身体……直視できないぐらいひどいの……?」
「そんなことはっ! 決して!」
「小さいから? アヤノみたいにおっぱいが大きくないから?」
むしろ、エリシア様が巨乳だと世界の法則が、少なくとも私の法則が乱れる。
その無邪気さが溢れる顔つき。細いラインを描く肩、腕、腰……そんな身体に大きな胸なんて、アンバランスだ。
一度も汚されたことの無い美しさ。扱い方を間違えば砕けてしまうような硝子の奇跡。均整とはエリシア様のためにある。
だから、そんな芸術品を、私ごときが壊しては……
「あなたに、壊されたいのよ」
「エリシア様っ……!」
「あっ」
押し倒すのには力はいらなかった。
エリシア様自身も望んでいたかのようにあっけなくベッドに倒れ、私が上から見下ろす。
エリシア様が微笑んだ。
慈愛の聖母と呼ばれるのにふさわしい、咎を癒してくれる笑顔を。
私にむけて。
私だけにむけて。
「服、脱がないと。ね?」
「エリシア様……」
「こんな体勢で聞くのもなんだけど、アヤノはどっちがいい? 私を犯すのと、私に犯されるの」
どちらでもいい。どちらでもいいから早くエリシア様と――
「大事なことよ」
「〜〜!」
>A:『エリシア様を愛したいです』
B:『エリシア様に愛されたいです』
C:『だが断る』
A:『エリシア様を愛したいです』
「エリシア様をっ……エリシア様を犯させて下さい……! も、もう我慢の限界ですわ!」
早口で呪文を唱え、自らの陰唇をなぞる。奇妙なリズムで韻を踏んだ文言が進みたびに、下腹部がざわつくのを感じた。
クリトリスがひとりでにびくびくと振動している。
「ディアル、ダイアミル、デニル……」
「くす。必死で頑張っちゃって……可愛い」
皮の中につつまれた小さな肉芽が陰唇を左右に開いて姿を見せた。
ずず、ずず……と引きずり出されていく。蛇が巣穴から這い出てくるようなおぞましさを見せつける。最終的に指ほどの長さで落ち着いた。
クリトリスが伸びたような印象。しかし、先端には割れ目が入っており、まさしく――
「おっきくしてあげるからね。ぱくっ」
「きゃ!? え、エリシア様、自分で扱きますから! お放しになってください!」
「だめよ……ちゅぱ、前戯だって大事よ? む……くちゅ。興奮しちゃう……」
むくむく大きくなったそれはまさしく男性器だった。
エリシアが舐め上げるたびにびくんと震える。
自分のモノをしゃぶる主を見て、アヤノの頬が紅潮する。銀色とモノトーンに差した朱は顔全体に広がっていった。
「はぁっ……ん、ん……」
「ガッチガチに固くなった♪ もういいかしら」
無邪気な笑顔が猛毒のように理性を溶かす。
「はぁ、はぁ……エリシア様……私……もう止まりませんわよ……?」
ぎらついた目つきでエリシアに迫る。しかし、エリシアはそんなアヤノを見て、場違いといえるぐらいの爽やかな笑顔を浮かべ、
「止まらなくていいの。私が孕むまで出し続けて」
トドメの一言を放った。
アヤノがエリシアを押し倒す。驚きの声がエリシアの唇から漏れる前に、自らの唇で塞ぐ。
吸うだけでは飽き足らない。
もっと中に。エリシア様を感じたい。
お互いに舌を絡ませあいながら、二人の手が相手の性器に伸びる。
上からも下からもくちゅくちゅと水音がたち始めた頃、ようやくアヤノは唇を離した。
呼吸も荒く自分の唾液で汚れた相手の顔を見下ろす。
ついに手をつけてしまったという罪悪感と背徳感が交差した。
「エリシア様……」
己のペニスをエリシアの秘部――ドロドロに濡れた割れ目へと押し付ける。
「あの……」
「来て……私のそこで、いっぱい感じさせて」
エリシアがアヤノに向けて手を伸ばした。迎え入れようとするかのように。
瞬間、身体の奥が熱くなった。
火に焼かれるような熱さが身体を通り抜け――視界が急に真っ白になった。
「あぅ……あぁ〜〜!」
エリシアの嗚咽で視界が戻ってきた。気がついたらエリシアの両足を自分の両脇に抱え、深々とペニスを差し込んでいた。
「! 大丈夫ですか!?」
口では心配しているが、身体はそう考えていない。膣圧で押し戻されまいと腰で押し込んでいる。
「入ってる……アヤノが、私の中に……? あ、はは、アヤノ、アヤノ……あははは……」
身体を震わせながら笑うエリシアにどこかズレを感じた。
入れてはならないスイッチが入ったような。壊れた鍵穴を開けてしまったかのような。
今までの爽やかな風を思わせる笑みとは違う、乾いた笑い。
「動いて、アヤノ。もっと感じたい。貴女を感じたい!」
エリシアの両足が蛇のように腰に巻きついた。引き寄せられるままに前に倒れる。
今度は両手がアヤノの身体を捕らえる。
恋人の甘い抱擁というよりは、獲物を捕らえた獣のような動き。
戸惑うアヤノをよそに、エリシアの腰が動く。より深く、入れられたモノを誘おうとする。
「ほら、早く動いて……掻き回してよ。ぐちゃぐちゃ音がするぐらい……」
アヤノは恍惚とした表情にうすら寒いものを感じながらも、挿入を始めた。
上半身をしっかり抑えられている中で下半身だけ動かすというのは中々に難しい。それでも慣れてくると、出来る限り大きな動きでエリシアを責めた。
抜けるギリギリまで引き、一気に押し込む。エリシアの力が緩み、大きなストロークで動けるようになった頃には、先ほどの気味悪さも消し飛んでいた。
自分を保っていられない。獣のようにただ腰を振っているだけ。魔女たる自分が。
しかし、エリシアの喘ぎを聞くうちにどうでもよくなった。
自分は主のために存在する。
故に、主が望むなら――
「エリシア様っ! エリシア様っ! 気持ちよすぎて止まらないですぅ!」
「突いて! もっと奥! そこ、そこよ! 私をアヤノのチンポでズポズポ犯してぇ!!」
ズブッ、ズッ……ジュプッ……パンッパンッパンッパンッ
こね回す動きから叩きつけるようなピストン運動へ。ペニスを動かすたびにエリシアの秘部からは愛液が弾け飛ぶ。
柔らかな膣壁を押し割るたびにエリシアの身体が跳ねる。
清楚でおしとやかな聖母が、こんなにも乱れ、喘いでいる。自分に犯されて。
肌がピリピリするような心地よさだった。
一度も陥落したことのない砦を崩した兵士のような高揚感。思わず叫びたくなる高ぶりを腰の動きと甘い言葉に代えてエリシアに届ける。
「いやぁあ! イっちゃう……!」
「気持ちいいですか? 気持ちいいですよね?」
「ええ……ぁう! すごくいい……もっとして! 私を壊して! アヤノ!」
「思いっきり中で出してあげますから……強い子を、孕んでくださいっ!」
「くひぃ!? 中でびくんってしたっ……あぁ、出てる、出されてりゅよぉぉ! 熱い……ひぃあっ……ぅうぁ……イけ……ない……? あん……イきそこねた……」
「ふぁ……エリシア……さまぁ……」
「ん……アヤノ……」
力尽きたアヤノがエリシアの上に乗っかった。優しく抱きとめ、背中をさする。
においも、感触も、熱さも、何も感じられない。空白の時間が流れた。
「……アヤノ」
「……なんでしょう」
「もう一回、しましょ」
「あ……その、もう打ち止めかと」
「えぇ〜〜」
明らかな不満の声が上がる。
「さっきイけなかったの。だから、もう一回」
「もう腰が言うことを……」
「気力でがんばって。私をイかせてよぉ。アヤノだけずるいわ」
>A:『もう無理です』
B:『本日の営業は終了しました』
C:『いいかげんにしてください』
――選択肢をマネしてみたかったわけじゃないんだからね!
選択肢にて、内容を微妙に変えます。安価(?) >665
安価ならC
>>664 GJ!
しかし一見可憐な幼女とお姉様の絡みなのに、その実情はもの凄い大いなる人外達のそれは暇つぶしなんだよな
人外萌えの俺には最高のご褒美だよ
>>664 GJ!
何て予想外のカップル
素晴らしい
マヴィかわいいよマヴィ
669 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 10:34:21 ID:iD8s2EBa
GJ
GJ
アヤノとエリシアか〜
うぅまた過疎か・・・
ラストブレイクの職人さんもエリシア様の職人さんも続き書いてくれるよね?
そして自分には時間が足りない。
>660の続き投下。
C:『いいかげんにしてください』
「いいかげんにしてください!」
甘えて擦り寄ってくるエリシアを片腕で押し、引き剥がす。
もうカラカラだ。この『射精』は体力と魔力をかなり使う。魔力の集合体のような私があんまりやると本当に存在の危機に関わる。
明日だってあるのだから、ここは厳しく言いくるめて諦めてもらわなければ。
「そんな……私だってイきたいだけなのに……酷いわ」
泣きそうになりながら肩を揺さぶるエリシアはひどく滑稽に見えた。主従関係などとうの昔に逆転しているかのようだ。
こんな情けない姿ではいけない。もっと凛々しくあらねば。
主たる威厳などどこにもない。カリスマという要素を全て性交で使い果たしてしまったかのようだった。
「ひどい……ひどいわよぉ……アヤノ、私を見捨てないで……ぐすん」
ついに泣き出してしまった。なんとオーバーな。
意外と情緒不安定な気質のようだ。女性の、それも幼い顔つきの泣き顔というのは罪悪感しか生まない。せめて後戯ぐらいはしてあげてもよかったかも。
「アヤノは、私を置いてきぼりにするの……? 一緒にいたいだけなのに……、……」
すんすんと聞こえていた鼻をすする音が聞こえなくなった。
誰にあてるでもなく独り言のように呟くエリシアの声音が、どんどん低いものになっていく。
明るい可愛らしい声から、薄暗い悲壮感を纏う声に。
暖かな日差しを浴びる草原から、瘴気の渦巻く泥沼になったかのようなギャップ。
周りの空気が変わった。同時に、変な匂いがする。
「あ……れ?」
バチンと轟音が響いた。しかし、何の音なのか分からない。
身体が倒れる。足が動かない。
成す術も無く、床に倒れ伏した。首だけをなんとか動かすと、バチバチと空気中を何かが迸っている。先程からする、刺激臭が強くなった。
黒い、小さな稲妻だった。エリシアの周りを旋回するようにバチリバチリと視認できる。
その一つに打たれたのだと今更ながらに気がついた。匂いは、オゾン臭だろう。
「アヤノ」
底冷えする、冷たい声。エリシアの口から放たれたものだった。
今までの子供らしい甘い声とは全く異なる、狂気じみた声。
身体が震えた。
怖い。エリシア様が怖い。
無意識にかちかちと歯が鳴った。
電流に照らされたエリシアの顔には表情が無く、半眼の瞳からは慈愛や慈悲といった感情が全く見出せない。
あるのは、この世に絶望しきった暗い雰囲気。
エリシアが表情を変えずに姿勢を落とし、アヤノと視線の高さを近づけた。
「…………るの?」
よく聞き取れない。ボソボソと独り言のように話している上、電撃を食らって耳がおかしくなったのかもしれない。
「…………アヤノは、私を裏切るの?」
またもやバチッと電流が走った。
危険信号が頭の中で鳴り響く。つい数分前まで甘い蜜月の時間を過ごしていたのに、何故かいきなり生命の危機に晒されている。
ちょっとした意地悪が逆鱗に触れたのか。それとも。
「う、裏切るなんてそんな! そんなつもりはこれっぽっちも!」
必死で弁明するが、届いているのかどうか怪しい。
エリシアはアヤノと話しているように見えるが、全く目線を合わせていない。それどころか、どこにも焦点を合わせていないように見える。
ふと、頭の片隅によぎる。
何故、古参株の私――アヤノが、エリシア様とセックスしようとしないのか。エリシア様の愛を受けられるのならば、是非もないはずなのに。
何故、エリシア様はあのとき、夜伽の相手を探しておられたのか。身の回りのお世話をする私が必ず何人かはいるはずなのに。
答えが分かった気がする。
反論は許すが、反逆は叩き潰す。そして私の言動は――『反逆』だと思われたのか。
情緒不安定で躁鬱の気が激しすぎる。こんな人と深く関係を持ってしまえば、今の私のようにふとしたことで――
「ぁ……」
首をつかまれ、強引に顔を上げされられる。
「アヤノ……許さない」
入れてはならないスイッチが完全に入った。私に対するエリシア様の価値観は、『愛する従者』から『憎悪の対象』に切り替わってしまったようだ。
後悔しても、もう遅い。許しを請わなければ――
「申し訳ありません……決して、裏切るなど、そのようなことは」
「許さないから……」
「がっ……」
エリシアがアヤノの首を強く絞めた。
細い腕のどこにそんな力があるのかというぐらいの圧力。歯を食いしばって耐えていたが、すぐに限界が来た。
酸素を求めて口をパクパクさせる様を見て、エリシアはふいに手を離した。
「ゴホッ……ゲホッ……」
「貴女は、裏切らない?」
「……?」
「私だって、こんなことはしたくないのよ。でも貴女が信用できない。一緒にイきたかったのに、私だけ置いてきぼりにしようとするから」
アヤノはそんな身勝手な、と心中で叫んだ。
しかし、その身勝手を受け入れなければ、命が危ない。
エリシアの周りで音高く鳴り続ける電撃。一斉に浴びれば丸焦げになってしまう。
「もう一度……もう一度チャンスを下さい。私がエリシア様に忠誠を誓うチャンスを。何でも……します」
「そうね……私が満足するまでしてくれたら許してあげる」
それならばと、すっかり萎えてしまったペニスを扱きにかかる。だが、それをエリシアは押しとどめた。
「私が、貴女を犯すのよ。なんでもするって言ったわよね? ……じゃあ、私の子を、孕んで、産んで、私の研究の礎になりなさい」
うっすらと微笑みながら、エリシアは自らの股間に屹立を出現させる。
アヤノは目を剥いた。同じ呪文、同じ手順なのにどうしてこんなに大きいモノが出来るのか。
「所詮、貴女はアヤノじゃない。アヤノだけど、アヤノじゃないの……くすっ」
エリシアはアヤノの後頭部をしっかりと押さえ、アヤノの口元に半勃ち状態のモノを近づけた。
意図を汲んでしゃぶりつくアヤノを見下ろしながら、エリシアは溜息をついた。
「そんなんじゃ満足できないわ。もっと、こう、激しく」
「んごっ……!? んぁ! ぐっ……、エ゛リジ…………っぶ!」
屹立がアヤノの口の中に入っている状態で腰を動かし始める。喉の奥まで届かそうとする動きに、アヤノの口内――顎や喉が悲鳴を上げる。
「まずは入門から。私の子供……強い子供を孕むために身体を慣らさないと……出すわよ? 受け止めて」
エリシアの屹立が突然跳ねた。途端にアヤノの口内に熱く、苦い液体がぶちまけられる。
射精の瞬間、頭を押さえる力が緩んだのでたまらずアヤノは顔を逸らす。
「あら……逃げちゃダメよ」
逸らして酸素を得るところまでは良かったが、身体が痺れて頭をわずかに動かすだけしか出来なかった。まるで漫画のような大量の精液がアヤノの顔に降りかかる。
身体はガクガクと震えているが、逃げられなかった。むしろ、もっと浴びたいという欲求がアヤノを支配していた。
――あぁ……こんなに出して……
倒錯的な行為なのに、胸が高まる。いつのまにか舌を伸ばして、エリシアの精液をもっと受け止めようとしていた。
「いい顔になったわね……アヤノ」
顔の半分以上を精液にまみれ、目や鼻の周りだけを拭う。
エリシアが腰を落とし、頬や額についた自らの精液を舐め始めた。べとべとした白濁を口に含むと、アヤノの口へ。
「ほら、残さず飲み込んで」
アヤノは抵抗することなくそれに従った。
飲むたびに身体が熱くなる。魔力が漲っているのを感じる。
「精液おいしい? 飲むと、すっごくアヤノの力が高まるの。あと百年はかるく存在を維持できるぐらい」
ファントムは消耗品であり、定期的なメンテナンスが不可欠だ。力を使い果たすと、身体が消えてしまう。それが、ファントムの『死』だ。
主の魔力が生命源である。そして、この精液には凄まじいほど大量の魔力がこめられていた。
「精液なんてみんなそんなものなんだけど。アヤノ同士でしても……出された方は恩恵が受けられるでしょうね」
逆に、出すほうは快感の代わりに命を削るようなものだ。回復が追いつかないほど出していると、腹上死もありえてしまう。魔力を伴わずに射精する。それが出来るのは人間ぐらいのものだろう。
それなのにエリシアはピンピンしていた。むしろ前より元気になり、声にも明るさが戻ってきている。
「さて……今度はちゃんと中に出してあげる。びゅーびゅーって。卵子が溺死しちゃうぐらい出すんだから……うふふふ」
精液やら唾液やらで元の肌色がほとんど見えないそれを、愛しげに撫でていた。
「アヤノ……もっと私をイかせて? 出させて? ……お尻、向けなさい」
甘ったるい口調に時折混じる命令。しかし、それを聞き分けることは出来なかった。どんな言葉でも脳裏に深く染み込み、理性を崩していく。
もう理性など、残っていないのかもしれないが。
四つん這いになり、手で秘部を広げる。
「ください……いっぱい、エリシア様のものを……私が二度と裏切らないように……刻んでください。私の主は、貴女だと」
「おねだりまでするなんて……本当にアヤノってエッチなのね。くすくす」
エリシアの屹立が割れ目にあてがわれる。
すわ押し込まれるかというときに、エリシアが口を開いた。
「ごめんなさい。私の勘違いだったみたい。アヤノは、私を裏切ったりしないものね?」
「もちろんです……だから早く」
「ずっと一緒よ……貴女は、『研究用』にしちゃうんじゃなくて、私が直接……!」
ズブッッ
「ひぐぁああぁ!?」
「二つの穴、どっちもいっぱい犯してあげる……うふふ、あはははははは……」
「エリシア様ぁ……っ! ひぎっ! 大きい! だめ、くぅぁ、入れられただけなのに! あ、あ、あっ!? ひぃぃ――ッ!」
………………
…………
……
「エリシア様、よろしいですか?」
扉をノックするが返事はない。
昼夜が狂った世界だが、朝になれば行動を開始する。それがエリシアが決めたルールであり、召使たるアヤノ――の影にも遵守させている規律であった。
しかし、制定した本人が守っているのかというと、そうではない。
寝過ごすか、夜通し起きているかの両極端で自由気ままな生活をしていた。
アヤノが扉に耳を当てて聞き耳を立てた。
いる。
それも二人。
つまり、エリシア様と、『私』。
そうと分かれば遠慮はいらない。『私』を解放するためにも、早く行かなければ。
「失礼します」
少々錆びた音と共に扉を開ける。エリシアの背中と、ベッドに雁字搦めに縛られた『私』が目に入った。
「あら、アヤノ?」
エリシア様は『私』のことを全てアヤノと呼ぶから分かりにくい。アヤノは心中で舌打ちした。
そんな素振りは全く見せず、あくまで事務的に冷淡な口調で日の出を告げる。
「エリシア様。もう朝ですよ」
「えー……まだ終わってないのに」
ベッドの『私』はガクンガクンと危なげな痙攣をしていた。
口元は唾液にまみれ、身体中に白い液体をつけている。私がいることにすら気づいていないのか小さく笑いながら天井ばかり見ている。
これで終わっていないというなら行き着く先はどこにあるのだろうか。
「まだ、ちゃんと広がってないの」
エリシア様の右手が、『私』のヴァギナに飲み込まれていた。
肘のあたりまで伝っている愛液を愛しそうに舐めながら、エリシア様は微笑んだ。
「アヤノがね、私のためならなんでもする。私の子供がどうしても欲しいですって言ってくれたの」
沈黙でしか答えられない。
私はエリシア様の傍にずっといた。それこそ、生命操作の狂気にとり憑かれたエリシア様の所業の生き証人である私には――自ら進んで人肉試験管になるなどと申し出るのは正気の沙汰とは思えない。
私達には個体差、思考パターンの差は存在する。十人の私がいれば、十通りの反応がある。共通しているのはエリシア様への忠誠と――自己防衛の本能だ。
実験用の『私』になれば、どんな扱いを受けるのかこの『私』は知らなかったのだろうか?
「うふふふ……ぐー、ちょき、ぱー」
エリシアがにこにこ笑いながら呟いた。それに応じるかのようにベッドの『私』の口から呻き声が漏れ――下腹部が膨らんだり戻ったりしていた。
「あぎゅぅ…………お、お、ぁあん……ひぎゅ、ひんじゃう……おごぉああ……」
夜通し拡張を繰り返され、ボロボロになった『私』が途切れ途切れに声を紡いだ。だが、せっかく紡ぎだした細い声はエリシア様の笑顔の前に断ち切られる。
「死なないわよ。死にたくても、貴女は死ねない。だって、アヤノですもの。あははははは」
「ひ、あ。――、うう゛、ぐぅ……!」
「ぐー、ちょき、ぱー。ぐー、ちょき、ぱー。こんなの軽いわよ? 前回のアヤノなんか、これをお尻の穴でしたんだから。二穴同時ってのもあったわね」
件の生贄達は、今は地下室だろうか?
主からの激しすぎる責めで身体や精神を壊してしまった『私』は、世話係から孵卵器へとジョブチェンジする。エリシア様の実験の礎となるべく、様々な用途に『使われる』のだ。
「……エリシア様。そろそろよろしいのでは?」
「え? なになに? 何が?」
「もう身支度をして、見回りやデータ収集に出かけませんと。今日の日は短いかもしれませんよ?」
「あー……そうねぇ……今何時くらいかしら」
「七時です。日が最も短いと仮定すると、あと三時間もありません」
「しょうがないわね。準備するわ」
エリシア様が『私』の膣内から、遠慮なく手を引き抜いた。
ギュボッというすごい音と共に『私』の身体が跳ね上がったが、エリシア様はどこ吹く風で衣服を拾い集める。
「シャワー浴びて、地下のアヤノ達見て回って、子供達にご飯あげて……時間ないわね。ホント。貴女、代わりにしてくれないかしら」
「無理です。迷って地下から出てこれなくなります」
半分嘘だ。数多くいる『私』のうち、私自身は特別だという自覚がある。幾度となくエリシア様の地下実験ツアーに付き合っているのだから、道順、手順は完璧だ。
しかしもう半分、ある仕事は、私には出来ない。
「でも付き合ってくれるわよね? 荷物持ちとか」
>A:『だが断る』
B:『時間外ですか? もう上がりなんですが』
C:『もちろ
「もちろんです」
拒否すれば地獄が待っているのは自明。長年の経験は反射となって現れる。
「ありがとう。じゃあ、先に行ってて? この子連れて」
エリシア様がベッドの上の『私』を指差した。
「私の子供を宿そうにも、このままじゃ壊れて使い物にならないわ。適当なところに預けて、調教しておいて」
「どうしましょうか。卵生系でいくか、ただ拡張するだけか……」
「任せるわ。ヒドラでも産ませておけばいいんじゃないかしら……あぁ、卵係が足りなくなってたような気が……触手係だっけ……? ああ、もう。少なそうなところで適当によろしく」
「仰せのままに」
部屋を出て行こうとするエリシア様が、入れ違い様にボソリと耳打ちした。
「次の暇潰しは、貴女がいいわ」
「……!」
「生体反応とか追ってるのに何故か貴女だけは見つからない……昨日もハズレ。今夜こそ、捕まえるから」
そのままスタスタと行ってしまった。
狙われている。しかし、捕まるわけにはいかない。
私にだって目的がある。夜伽という名前の暇潰しなんかで壊されてたまるものか。
私はまだ呻いている『私』を見下ろした。
どこで選択を間違えたのやら。賢く上手く立ち回れば生存率はぐんと上がるのに。
昨夜、この『私』と交わした言葉を思い出した。
――向こうの角で、エリシア様が貴女を探していたわ。
――ええ、そうよ。話相手とかになってあげるの。
――え? 何したかって? 上手くできるおまじないよ。貴女、創り出されて間もないでしょう?
――熟練の私みたいに、上手くできるようになるわ。そう、私のようになれるの。
――じゃあ、頑張って。お休み――
――身代わり、ご苦労様。
決して聞こえないように心中で手を合わせてから、『私』の拘束を解き始める。
今日も、生き抜くために思考を回しながら。
とりあえずこれで終わりです。
アルティの出生を絡めた続きも考えていますが、精神と時の部屋に入ることができたら書こうと思いまs(ry
素晴らしい
最高だ
何故こうも俺のツボを突くのか
凄い…
濃いエロやってる話なのに本編とキャラがぶれてない
甘えん坊壊れエリシア様GJ!
ラストブレイク キャラクター選択
→サティ
アルティ
ラッシュ
はぁ……流れに任せて色々やっちゃったなあ……
ルナルナ様の事は契約ってことで良しとしても、兵士を魔剣の餌食にしたのはまずったな……
『全員盗賊だったんで断罪しましたー』……よし、これでいこう。
「あっ、マスターロラン見っけ」
「サティ?どうしたんだい?」
「ね、マスター、少し話さない?」
〜通常のラストブレイク会話があっ(ry
「なんだ、寝言か……」
「スー…スー…」
……かわいいなぁ……もう少し眺めていよう。
「ん〜…マスター……大好きだよ……」
「……………ごくっ…」
まずい…サティの寝顔を眺めているだけのつもりだったのに、魔剣が……
しゃきーん♪ ATK+40!
いや、しょうがないだろ?こんなかわいい寝顔で好きとか言われたらそれ即ち
「襲ってください」っていってるようなもんでしょう?まぁボクは『騎士』なんで、
そんなことはもうしない。ただ……ちょっと『イタズラ』するだけさ。
そうときまれば速攻行動だ。レッツ、イタズr
「ウニャー……助けてニャー……」
…………まずジョジィの排除が先か。
ボクは最近通販で購入した、『遠投の腕輪』を装備する。なんでも装備すると文字通り
『遠投』ができるらしい。ボクはジョジィの頭を鷲掴みにして、
「ほーらジョジィ、散歩にっ!いっ!とぉ!いどぅえぇぇぇぇ!!」
渾身の力で西に投げ飛ばす。
「ニャアアァァァ………!!」
ジョジィは見る見る小さくなっていって、すぐに視界から消えた。これで邪魔者はもういない。
邪魔者の排除に成功したボクはあらためてサティを眺める。
あのサティが、無防備に眠ってかわいい寝顔をボクの前に晒している…それだけで興奮モノだ。
「それじゃ……失礼して……」
まずは服の上からサティの小さな胸をやんわりと触ってみる。
「んっ………」
うんうん、小ぶりだけど服越しでもわかるこの柔らかさ!なかなかどうして……心地よい!
もう少し強くしても大丈夫か?いや起きてしまう?………仕方がないな………
胸を弄り続けることを断念して、ボクはサティのスカートの中に手を伸ばす。
「前はレギンスのせいで見れなかったんだよな……でも今なら!」
ボクは以前アフターブレイクで、というか戦闘中も含めて何度かサティのスカートの中を覗こうと
思っていたんだけど、彼女がいつも履いているレギンスに妨害されつづけていた。
しかし今!その邪魔なレギンスを取っ払えるチャンスがやってきた!この機は逃せない!
ボクはサティを起こさないよう、慎重に、慎重に、ゆっくりとレギンスを脱がせてゆく。
「うわ……」
やがてボクの眼前に純白の下着と、それに見劣りしない綺麗な白い太腿が広がる。
それは、氷風の聖域の雪にも劣らぬ見事な美しさだった。
…………………………
つくづくボクは欲の強い人間らしい。見るだけで満足しよう、なんてやっぱりボクには無理だ。
ここまでやったら……しっかりと彼女の門も拝見しておくのが筋というものだよね?
すべすべな太腿に手を這わして、ボクは彼女の下着をずり下げる。
「なっ!?」
刹那、天地が逆転した。
何故!?アルタナ界の悪影響か?世界が降る日か?今更恐怖の大王がやって来たか?
どっかの魔術師の反重力マシンの暴走か?某闇目玉お得意のリバースワールドか?
いや……違う。そんな大規模な事じゃない、ボクだけが天地逆転したんだ。
それはなんでか?
答えは簡単だった。
ボクが、サティに組み伏された。ただそれだけのこと。
ただそれだけ。されど侮るなかれ、今の彼女の目は獲物を狙う猛禽類のまさにそれだ。
ボクは本能で直感する。
やられる………!!!
一瞬で上下が入れかわり、ボクの上に跨ったサティが口を開く。
「ふふっ、マスター……お昼寝してる美少女に一体何をしようとしたのかなぁ〜?」
「い…いやこれは……」
一言一言に有無を言わさない圧力がかかっていて、ボクはうまく言葉がでない。
「覚悟はできているかい……マスター?」
「うっ…あぁ……」
ボクは蛇に睨まれた蛙のように身動きとれずに、ただ震えることしかできない……
「ぷっ!あはははは!!マスター、冗談でそこまで怖がらなくてもいいじゃないかー」
突然サティが笑い始めた。こ、今度はなんだ!?
「あーおかしい……別にボクはマスターがエッチなことしたのを怒っているわけじゃないよ。
むしろ望んでいるくらいさ」
「ど、どういう意味だ?」
「すっごく納得いかないけど、もうルナルナと究極契約しちゃったんでしょ?」
「ど、どうしてその事を!?っあぁ!?」
何でサティがその事を?見ていた騎士は全員餌食にしたはずなのに……
「そんな驚くことじゃないよ。ほら、リングの位置が変わってるからすぐわかるんだよ。
でもショックだなー、こっちの契約もボクが一番乗りするつもりだったのにぃ」
な、なんだってー!?じゃなくて………
「油断したよ…本契約の時、あのコ羨ましがってたから少し警戒してたんだけどね……
ま、2番で我慢するよ。それじゃマスター、服脱いで。契約の儀を始めようよ」
やっぱりそういう展開カー!
「お、落ち着けサティ、この契約はちょっとした事故でなったもので………」
「それなら実質ボクが一番だね。なおさら契約しないとね?」
「いや、流石にこんな草原のど真ん中でってのはまずいんじゃ……」
「ボクに言わせれば、そんな草原のど真ん中でいたいけな美少女の胸を触ったり下着を
脱がしたりする騎士も十二分にまずいと思うけど?ふふっ」
ぐぅの音もでない。それ以前に、神聖な謁見の間ですでにそういう行為を行ってしまっている。
ボクは騎士失格だというのか…………
「覚悟を決めなよ、マスター。二度目なら、もう慣れてるでしょ?それとも……ボクじゃ不満かい?
「いやそういうわけじゃ……」
「それならなんの問題もないじゃないか。さ、始めるよ」
ボクは拒否することができずにサティに服を脱がされた。
サティが魔剣に手を添え、そして舌を這わせくる。
彼女の小さくて柔らかい唇がの魔剣の切っ先を刺激し、そして舌がちろちろと魔剣の腹を舐めてくる。
知らない人がボクを見たら、少女に羽コスプレをさせて卑猥な事を強要させている変態に見えるだろう。
しかし実際はまったくの正反対。
襲われているのはボクの方だ。先を行動したのはお前だろとか、そういういいがかりはやめてくれ。
しかしそれにしてもこれは……
「き、気持ちいぃい………」
「ほひゃほうはよ、ほふほはへはほふぉおっへふほ?」
「うあぉあ!?」
サティが何かを喋るたびに舌が触れて……なんともたまらない………
「っぷぅ……それじゃそろそろ、オシオキかな?」
「えぇ!?ちょっと待ってくれよ!てか何されるんだ?!」
「時間無制限のどちらかが倒れるまでの勝負」
「意味がわからないんだけど……」
「今から契約合体して、互いに相手をイかせるんだ。先に倒れるか降参した方の負け。負けた方
は勝った方の命令を何でも聞く。大体そんな感じのルールで行くよ」
「つまり、ボクが先にサティをくたくたにすることができれば、何でも命令可てわけだね」
「そういうこと。でもボクは相当手ごわいよ?」
くっくっく……お仕置きどころか素晴らしくボクに有利なゲームじゃないか!
自慢じゃないけどボクの魔剣はちょっとやそっとじゃ萎れない。
それにボクは「攻め」るタイプだ。体力の少ないサティならすぐに倒せるだろう。
この勝負……もらった!
「ふふふ……オシオキだからね………白が底ついて赤がでようが容赦はしないよ」
「望むところだ!魔剣よ、我に力を!」
こうして、契約だとか人道に反するとか最終決戦前だとか全てを忘れ去った、世紀の戦い
いや、性器の戦いの火蓋が切って落とされた!
〜3時間後〜
「ぜぃ……ぜぃ……」
「ふふっ…もう……終わりかい?」
「くそっ!こんな馬鹿なことが……」
戦闘開始から3時間、ボクは既に32回発射させられていた。
それだけやっているのに、対する彼女は開始時と変わらぬ涼しい顔をしている。
このボクがただ一方的に吸い取られている……!?
「…まだ降参しないんだね。なら…もう一回ださせてあげるっ!」
そういうとサティは魔剣を締め付ける力を上げた。
何度も味わったのに、それでいて飽きの来ない温かな締め付けが再び魔剣から魂を搾り取る。
「うあっ………くっ……」
「33回目……なのになんでまだこんなに……マスター本当に人間?」
もの凄く失礼なことを言われつつ、ボクはひたすら考える。
何故サティに限界がこない?ボクの魔剣の攻撃力が低いから?否、自他共に認める威力だ。
サティの体力が高い?否、ビーストの戦いでわかるが彼女はいわゆる『ガラスの剣』だ。
リフレオールを飲んでいる?否、そんなことはしていない。
…!集中のオーラを装備している!?……いや、回復量とボクの攻撃ダメージならボクのが上だ。
それにボクたちは今、全裸だ。装備する場所がない。
あった
それは普通の人間には装備できない場所。でも彼女だけが装備できる、彼女の人間と異なる場所!
つまり……彼女の羽の中!
ボクは急いで彼女の羽に手を伸ばす!
「あっ!?ちょっとマスター!?」
支援
羽の中に固い感触が複数確かにあった。Xボタン連打でラピスと思われるものを迅速に引き剥がす。
「っ!?このラピスはまさか、!?」
「あちゃー……ばれちゃったか……」
彼女の羽の中には予想通りにラピスが仕込んであった。けど、予想していた集中のオーラではなく、
ある種もっとやっかいなドレインフォームだった。しかも合計10個のシステム無視の重装備。
ドレインフォームの効果は対象者に与えたダメージの20%分己の体力を回復するものだ。
そんなもんが10個。20×10は200。なるほど、謎が解けた。彼女の締め付けはかなりの気持ちよさだ。
それはボクに強烈な快楽をもたらす。数値にすれば1000以上だろう。その度に体力をその倍回復
されたんじゃ、いくら魔剣で攻撃しても無駄。結果魔剣だけが消耗しただけというわけだ。
さて、一通り納得したら次にすることはきまってるよな?
「サティ〜?このドレインフォームの山はなんだい?」
「ボクのMVPの景品「そうじゃなくてなんでこんなモノを仕込んだんだい?」
「いや、マスター手強そうだったから保険につけたんだよ。案の定33連戦なんて人間離れしてるし。
マスターの体がどんな構造してるのか興味津々だよ」
「ボクの事はあまり気にするな。それよりサティ……これはイカサマだよな?」
「や、やだなマスター…その怖い笑顔はなんなのさ……」
「ただ続きをするだけだぞ?ただしコレは回収して代わりにボクが装備しよう」
「えっ!?」
サティの顔が一気に蒼白になる。
本当は許してあげたいけど、彼女のを滅茶苦茶にしてしまいボクもいる。
そして、そっち側の欲が強く出てきた。
「サティ、オシオキの時間だ……」
「ふぁ……ぁ…マスタ……も……やぁ……」
「んー?なんだい?」
一気に形勢逆転したボクは容赦なくサティを攻め立てる。
ドレインフォームの恩恵を失ったサティの体は今まで以上に感じやすくなっていて、
逆に装備したボクはどんどん元気になっていき攻めの手を一切緩めない。
左手で小ぶりな胸を。舌で尖った胸先を。そして右手で白く美しい羽を撫で回す
「ひあああぁぁ!ぅぁう…!は…羽はやめへぇぇ!!」
ボクの下でサティがふるふるとその体を震わせる。どうも翼の者は羽も敏感らしい。
「やめろって言われて、やめる人いると思う?」
そういって今度は羽に舌を這わせ、甘噛みする。
「――――――――――――――――――――っああああ!」
口全体にふかふかと柔らかい食感が広がって、本当に食べてしまいたくなる。
「かわいいよ…サティ」
ボクはそう言いつつ何度も何度も何度も執拗に羽を味わう。
そうする度に彼女の体は震えて何度も絶頂に達する。
「…ふぁ…ッ……あ……ハァ…あ…も……だめぇ……ゆるひてぇ……」
「まだ駄目だよ」
今度は胸の先端を強く吸ってやる。
「まだサティは13回しかイってないじゃないか。あと20回はやらないと。それにボクの
魔剣はまだまだ出したりないと疼いているぞ?」
「そ……そんな…」
まぁ実際、朝2回昼33回と出して疲れてはいたがドレイン効果でそれらの疲れもとんでいた。
「それじゃもう一回魔剣をいれようか?」
「ま、待ってぇ!今そんなすごいもの入れられたらボクおかしくなっちゃあああぁぁぁ!!?」
言い終える前に魔剣で貫く。何度入れても気持ちいいなぁ……
「あっ!あぅ!ますた!もっぉらめらよぉぉぉ!」
「よし、出すぞサティ」
「あっうあ…うああああああああああ!!」
「またやっちゃったよ………」
ひとしきり快楽を貪った後、恒例の落ち着きタイムがくるがやっぱり手遅れだった。
「マスター激しすぎだよ……もうボク指一本動かせないよ……」
「いやごめん…なんか虐めたくなっちゃて……」
「もぅ…でも、これで契約は出来たし、多分マスターの子供もできるからいいかな?」
そういってサティは若干膨らんでしまったお腹を摩る。……流石にやりすぎた………
「ところでマスター、そのギンギンの魔剣は何?」
「ドレインパワーでさらに強化されちゃったみたいでさ……正直もっとやらな
「無理無理無理無理無理!勘弁してよぉ…ボク、本当に死んじゃうとこだったんだよ?」
「うーんしょうがない。自分で抜いとくか」
「最後の一人と契約してみたらどうだい?」
「最後の一人?この契約って3人までなのか?」
「うん基本的にね。ほら、指にはめられる指輪の数にも限界があるでしょ」
「なるほど……で、もし誰かと契約したら?」
「ボクとルナルナと同じく、その一人を幸せにする義務が生まれるよ。」
うーんこれ以上は今後の生活が凄いことになりそうだな……
でもこの魔剣を鎮めないと………
それに残り4人から選ぶといっても誰を選ぶ?
……やっぱアルティか?一回目の時から選択肢にあったし。
ラッシュを選べって?愚かな!逆に問おう!あなた達はラッシュを抱いてみたいのか!?
それ以前に奴はリングを持っていないしなにしろ男だ!
よしアルティで決定。彼女なら今後も楽しくやれそうだ。
ラストブレイク キャラクター選択
→ア
ラ
キ
「なんでバグってんだよ!まあ頭文字でわかるからいいけどさ。てかキってキャパか?」
……怖気が走る!バカやってないで決定決定と……ぴっ
『本当にいいんですか?』
「?こんな警告初めてだな…いいですよっと」ぴっ
『本当の本当にいいんですね?』
「だからいいってばさ!」ぴっ!
『どうしてもこれにするつもりですね……』
「なんてムカつくナレーションだ!いいから決定!A連打!」ぴぴぴぴぴ!
『これも生き物のサガか……よろしい、喜ぶ前に真の名前を見るがいい!』
→アンドレ
ラッシュ
キングストン
「誰だああああああああああああああああぁぁぁ!!!」
「ぶぅるあああああああああああああああぁぁぁ!!!」
絶叫したボクの目の前に、突如ごっついむっさい鎧男が出現した!
「ぐぬぬふっ!よぉくぞ俺様を選んだな小僧ぅ!そぉんなにくぉの上腕二頭筋が恋しいかぁ!」
いちいち叫びながらポーズをとってくる目の前の肉玉……暑苦しい!
「誰ですかあなたは!ボクは今からアルティと契約しにいくんです!邪魔をするな!」
「こ、このゲートガーディアンのアンドレ様に向かってよくもぉぉぉ!!!」
「直訳すれば門の守護者、つまりただの門番じゃないか!アルティをどこへやった!」
ブヂィッ!
「お…おぉぉおのるぇぇぇい!許さんぞ虫けらがぁ!この三角筋の餌食にしてくれるわぁ!」
「うわああぁぁ!?」
いきり立った筋肉が襲い掛かってくる。冗談じゃない、こんなところで死んでたまるか!
「アルティー!アルティィィ!どこだー!返事をしてくれー!」
「逃ぃがさんぞ虫けらがあ!神の鉄槌を下してくれるわあ!」
ボクはひたすらアルティの名を呼びながら走り続ける。
筋肉も叫びながらボクの後を追いかけてくる。
なんで最後のラストブレイクがこんなことになってしまったんだ?
いや、捕まらなければまだ大丈夫!先にアルティを見つけられればこっちのもんだ!
あきらめるものか!ボクはアルティを探し出してみせる!絶対に!!!
ラストブレイク キャラクター選択
→アンドレorアルティ(デッドオアアライブ」
ラッシュ
>>674の大作の後の投下は肩身が狭いですね…
しかし自分も中々時間ができないのでご容赦願います。
多分続きます……どうもすみません。
お前さんのも十分に大作なんだぜ!
うおおおおおおお!!!!!!
続きが来ていたとは!
エリシアの人もラストブレイクの人もGJなんだぜ!
遠投の腕輪つけてマゼルンに武器投げたのはいい思い出www
ここはあえてアンドレで!
俺のやってるブログでルミナスで嫌いな敵キャラは?
って言う投票したら。
アンドレが1位だった。
相変わらず最後のオチがぶっ飛んどるwww
アンドレてww
おぉぉ!今回も超GJです!
もともとこのラストブレイクネタを要求した自分的にはアルティを希望したいけど、
ラッシュもネタ的に気になる・・・!アンドレは・・・ラッシュ以上に怖そうだな
薄塩の魔女アルティ
ロ「うーん・・・ちょっと味が薄いかな?」
ア「ごめんねロラン、私焼き料理以外てんで駄目で・・・」
ロ「大丈夫だよアルティ。僕が手取足とり教えてあげるよ、色々ね・・・」
線香の魔女ディア
デ「やっぱ和の香りは落ち着くねぇ」
ラ「なぁディア、俺の香りもかいでみないか?」
費営の魔女ファティマ
ファ「どうしよう今月も赤字だ・・・どう返済すれば・・・」
?「なら身体で払ってもらおうか」
自炊の魔女ルナルナ
ル「ご飯がおいしく炊けたけど〜・・・やっぱり一人の食事は寂しいな・・・」
ロ「僕が食べてあげますよ。ご飯も、あなたもね・・・」
酔乱の魔女ポプリ
ポ「何よあたしのお酒が飲めないっての!?」
フィ「いや未成年
ポ「フィルのくせに生意気よ!覚悟しなさい!」
フィ「姉さんやめてー!」
称号の誤変換からさらに妄想を広げた俺は変態なのか?唯一舞風だけが一発変換できた。
変態? いいえケフィアで(ry
>>700 称号の誤変換はよくやったけど、そこからさらに妄想を広げてエロに走るとは…!
お見事……!なんという変態紳士…!
…………そのネタいつか使っていいですか?
どうも、変態紳士の称号を手に入れた本人です
こんな小ネタから本当に書こうというのか?変態紳士の俺でさえここまでなのに、それを作品にすると?
変態紳士以上の変態め…!ならば一言言わせてもらおう
どうか書いてくださいお願いします。マヂで
エバーガーデンでセシルサマのご奉仕SSマダー?
テオたんのご奉仕マダー?(^p^)
テオはたった一人の妹だ
寂しいのぉ・・・
みんなもうネタ切れしちゃったのかな・・・
ネタはあるが、みんな書けないだけじゃないか
ルナルナ様とアルティの妄想が止まらない今日この頃
誰か助けて
助けてやるとも。
さあ、その妄想を詳しく話してみなさい。詳細に。台詞付きで!
『ネタをプロット風味で完全に晒してみるという企画はどうですか!
>>712のような方がきっと助けてくれます』
「駄目です……そのようなことは私の矜持が許しません……っ」
『つまらないプライドなんか捨てないとまたスレが落ちちゃいますよ。四の五の言わずに燃料を投下しましょうよ』
「燃料……? いいえ、それは燃料なんかではありません。燃料となる前の原料だけを投下しても何の意味はないのです。混ぜ合わせ、加工した燃料でなければ……!」
『どうせハートフルボッコストーリーしか思いつかないんですから問題ないでしょう』
「酷い!? 私としてはハートフルストーリーのつもりなのに!?」
『ロランが浮気した罰としてアルティがロランを監禁。恋敵を順番に消し炭にする……』
「やめて、メモ帳を覗かないで」
『テオ錬成兵器化。ヴァ姐が泣く泣く始末』
「ぬおぉぉおおお!! やめろぉおお!」
『エリシア×アルティ。なんという近親相姦――』
「編集長、また鏡に向かって独り言呟いてますよ」
「いつものことだ、気にするな。それよりも『テオ奮闘記』の続きはどうした?」
「赤い魔女に取材に行った特派員が帰ってきません」
「『ルーシャ開発日誌』は? 『エリシア様が見てる』はどうなった?」
「全部、件の特派員が兼任で書いてます。奴が帰ってこないといつまで経っても続きが出来ません」
「……マジョ通の連続小説的存在に、取材なんか必要なのか……?」
「ヴァ姐は根は優しいけど生い立ち的に冷酷でなければいけないのか、根っからの猪突猛進サディストなのか、ちょっと取材いってくる――だそうです」
「でっち上げろよ、そんなもの」
「妥協できなかったんですよ。きっと。どこかの温泉地で張っていればきっと会えるとか言ってました」
「まぁ、そのうち帰ってくるか……それまでお前がそのページの担当な」
「うぃ。了解。魔女がみんなガチムチの闘士だったらというヤツを書こうかと――」
「没。そんな握力×スピード×体重=可愛さッ! とか言いそうなのは読みたくない。やっぱ保留だ。今週も作者取材のため休載ってことにしよう」
「それと『ロラン無双』担当員はどうした!?」
「ロラン密着取材中に鎧の男に襲われて現在消息不明です!」
「『キャパリーナ、(笑)リーナ』担当員は!?」
「ラッシュにストーキングされているようで、やはり消息不明!」
「スレ序盤でネタをたくさん挙げてこの順番で書くと言っていた担当員は!?」
「ヒストリー温泉に向かったきりやっぱり消息不明!」
「なんでこんなに担当員の消息が不明になるんだ!」「わかりません!ただ無事に帰ってくるよう願うことしかできません!」
「くそ!こうなったら私がガストン×ポプリを!」
「却下ぁ!!」
モジョマジョメガネさえあれば……っ!
ガストン×ポプリ・・・
ありじゃないか?
>>714 「副編集長!ロラン無双担当者から電話が!」
「なんだと生きてたのか!原稿はどうなった!」
「それが……
『アルティにすりゃいいのかアンドレにすりゃいいのか、ラッシュにすればいいのか、
大いに悩んで行き詰ってる』らしいです」
「つなぎ以下の分際で何を悩んでる!後者2人いらんだろ!」
「『それを希望する人もいて、ネタ魂うずいてなんとか期待にこたえたい』
だそうです」
「………」
「『とりあえず執筆は進んでいますが、期待はしないでください』
とのことです」
「編集長として命令します!頑張って書き上げてください!
ついでにラッシュを希望しときます!」
アンドレ&ラッシュ×ロランでいけばいいじゃないか常考
エリシア×アルティってどんな感じになるのかな?
母親と娘?
タチとネコ?
主と奴隷?
創造主と物?
自分と自分?
どういう絡みが一番しっくりくるかな?
一つ目だと非常に萌える
俺が
未だにラッシュ×ディアが無いのはどういうことか…
ないなら己で書くしかあるまい!
自分で書けるんだったらもうとっくに書いてるよ…
なにかインスピこないものか
エロシーンだけなら何とかなるんだ
問題なのは、どうやってエロシーンまで持っていくかなんだ
それが思いつかないことには…書けません
>>726 いい言葉がある「今日のおかず」
過程をすっ飛ばすんだ。
なにがあったのか記憶が掠れていて…なんかのモノローグで逃げろ
酒宴の酒にやられたのかもしれない。誰かにつまづいただけかもしれない。
とにかく僕はアルティを押し倒していて‥‥
なんだかアルティの顔も赤くなってて‥‥
僕は襲いかからずにはいられなかった。
とか、ラッシュの言葉を借りて、
「なんなんだこの急な展開は?」
とかで無問題さ。ぶっちゃけ俺はエロくなくてもいい!ネタでもなんでも投下カモン!
挿入シーンから始まる恋
保守
誰か保管庫更新してー
言い出しっぺの法則ですよリーダー
リーダー♪
ラストブレイク キャラクター選択
→アンドレorアルティ
ラッシュ
「ちくしょうちくしょうちくしょうっ!!なんでだ!なんでロランは俺を選ばない!
俺の下の槍が弱いからいけないってのか!?くそっ!強く…強くなりてぇ……!」
力が欲しいか?
「誰だ!」
力が欲しいかと聞いているのだ
「あぁ欲しいさ!ロランを俺にふりむかせられるだけの、力が!そのためだったら何だってしてやる!」
その言葉、偽りはないな?たとえその代償が己が魂でも?
「あぁ!」
ならば我が神の力、くれてやろう。
我を信じよ、我を崇めよ、我に従え、我に全てを捧げよ、そして我が名を称えよ。我が名は……
「う〜〜アルティアルティ」
今アルティを求めて全力疾走しているボクはルーンナイト兼マスターのごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば、筋肉に追いかけられてるってとこかナー。
名前はロラン
ってこんな馬鹿なこと言ってる間にも筋肉のFDが飛んできている!
くそっ!早くアルティを見つけないと!!
「う〜〜小僧小僧」
今目の前の小僧を求めて全力疾走している俺様はゲートガーディアンのごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば、レグルスハートが抜けないってとこかナー。
名前はアンドレ
そんなわけで成り行きで立ち寄った王宮会議室にやって来たのだ。
…ふと見るとソファーに一人の若い男が座っていた。
ウホッ!いいアークナイト(?)!
そう思っていると突然その男は俺様が見ている目の前で鎧を脱ぎ始めたのだ…!
「やりませんか?」
「のぞむと
「先手必勝!アークサーキュラーアァ!!」
「ぶるあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「あれ?筋肉が追ってこなくなった…なんとか助かったか……」
しかしアルティはいったい何処に……
とりあえず城の中から探してみるかな……
探し回ってかれこれ数時間が過ぎて、日も西に沈みかけた頃、シルビーク海岸で彼女を
ようやく見つけることができた。これで普通のラストブレイク……そう思っていたが、
アルティの儚げな顔を見てボクはいいようのない不安感に襲われる。
当初の目的さえ忘れ、魔剣も急速に萎縮した。
〜通常のラスト(ry
「アルティ?どうしたんだ?」
「っ……ロラン」
声をかけるが、返ってきたのはいつもの彼女からは想像もつかない寂しげな声だった。
「ロラン……もう、私のことは放っておいて……」
「ど…どうしたんだよアルティ……」
アルティの瞳が、少しばかり潤んでいた。泣いている…?
「私はハウルビーストなのよ?バルバと同じハウルビースト!!私は人間じゃないの!」
「そんなことない!アルティは人間だ!」
「ありがとうロラン……でもね、私わかっちゃうんだ……自分が、あの門から呼ばれているのが……
そして………体さえもビーストになりつつあるのが………」
「どこがだよ!どこも変わっていない!人間のままだ!!」
思わず口調が強くなる。何故だろう?わからないがとにかく、今の彼女をみるだけで
胸が締め付けられる…なんとも形容しがたいモノがボクの中に渦巻く。
「ううん…私は…もう人間じゃないの……ロラン、余ってる剣で私のアホ毛を斬ってみて」
わけがわからないが、彼女を落ちつかせるためにもその言葉に従う。
ボクの目に風になびく彼女のかわいいアホ毛が映る。
何時如何なる時もぴょこぴょこしていたアホ毛。
戦闘中でも容赦なく揺れる様に和んだあの日。
何があっても倒れることなく揺れているその様に驚いたあの日。
それを斬ってしまうのか………もったいないな……見納めにボクはアホ毛を凝視した。
「本当にいいのか?」
「うん」
彼女が頷くのを見てから、ボクは渋々剣を取り出す。
取り出したのはルミナススパーダ。市販のくせに魔剣並に高い攻撃力を誇る強靭な剣だ。
また、大金払って買った直後に魔剣の存在に気づいてしょげた、思い出の剣でもある。
ボクはせめてひと息にと剣を振るった。グッバイアホ毛………
スパアァァン…………
なんて美しい断面。まさに一刀両断、匠の技だ。
美しく斬られたそれは宙を舞い、太陽の光を反射しながら、砂地に飛び降りる。
ざすっ…
「…!?」
その光景にボクは思わず絶句する。
アホ毛がなくなってショックだったわけじゃない。何故ならそのアホ毛はまだ揺れているから。
手に握られている、短くなった剣、そして地面に刺さった淡い光を放つ金属……
綺麗に両断されたのはボクの剣の方だった。
「ほらね……これでわかったでしょ…?私はもう…」
悲しげな表情をするアルティに、慌てて弁明する。
「いや、アホ毛が硬いんじゃない!金属疲労で折れたんだ!」
「それじゃあ………これはどう説明するの…?」
そういってアルティが海の前に立って頭を後ろに反らせて、そして一気に頭を前に振り下ろす。
その瞬間、アホ毛から放たれた衝撃波が、海を真っ二つに「裂いた」
その光景はさっきの比ではない。
必死に言い訳を考えるけど、こればかりはどうしようもない。
本当に……アホ毛が凶器になってしまっているんだ………
「ほら…ロランも今度こそ、わかったよね……。もう、私は人間じゃない。
今はアホ毛だけだけど、私はこの後もどんどんビースト化しちゃうのよ………
頭から猫の耳が生えたり、尻尾が生えたり……とても人間なんかじゃない、異形の怪物に…!!」
「そっ…アルティ……」
ボクは「それはちょっと見てみたいな」の一言をギリギリで飲み込む。不謹慎なんてもんじゃない。
つぅ、と一筋の涙がアルティの頬をつたって、やがてボクの手に落ちた。
「私ね……実はちょっと前から、自分の正体疑ってたんだ……」
それはボクも覚えている。モーガス監獄脱出の折、確かにアルティは「自分は化け物なんじゃ…」
と落ち込んでいて…そのすぐ後に、いつもの元気な様子に戻ったフリをしていた……
「その時から、覚悟はしてたつもりなの。でも…あの時、みんなの前でバルバにハウルビーストって
言われて、自分は本当にっ…化け物だったんだって……とても……悲し、く…て………っ」
後半はもう声が震えていて聞き取ることができなかった……
抑えようとしても抑えられない涙をただただ流しながら、アルティが口を開く。
「ロラン……私嫌だよ……このままビーストなんかになりたくないよっ!もっともっと
色々なことをしてみたいっ!それにもっと…もっと…ロランと一緒にいたいよぉ!!!」
「アルティ………」
「わかってる!このままビースト化が進んだら、いつかみんなを、ロランを襲っちゃうって……
でも……でもっ……………うあああああああああああ!!」
「お、落ち着けアルティ!」
「ひっく……うぅ……ごめんね…ロラン……こんな化け物が…こんなこと言って…迷惑だよね…」
「アルティ!!」
ボクはたまらずアルティを抱きしめる。
その瞬間、頭にアホ毛がざっくりと刺さるが気にせず抱きしめ続ける。
「ロロロロラン!?いきなり何を…それより頭!すごい血がでてる…!」
「アルティ、そんなことを言うなよ…アルティは人間だ……!
それにまだ完全にビーストになった訳じゃない!まだ助かるはず…いや助けてみせる!」
「そんなの…無理よ……」
「ボクは、アルティが高熱を出したときも、マスターの魔力を吸収した時も助けた。
だから今度も、同じように助けてみせる!」
そう、元々ボクのこのマスターの力は、アルティの命を救うために身に着けたもの……
「アルティ、究極契約をしよう。そうすれば多分、アルティのビースト化も止まるはずだ」
「究極…契約?」
〜説明中しばらくお待ちください〜説明中しばらくお待ちください〜説明中しばらくお待ちください〜
「私がロランとその……すれば…いいの?」
「そういうことだ……やっぱり……嫌か?」
よくよく考えてみれば、交われば永遠の幸せが約束されますよ〜、なんてどこの怪しい宗教
だと誰だって思うだろう。それにその理由が「魔法だから」ではなおさらだ。
でもこの世界は「魔法」で通るから非常に便利極まりない。
「!嫌じゃないけど…ロランはいいの?こんな化け物なんか…」
「だから、アルティは、人間だって言ってるだろう?それにこんなかわいい娘が近くにいたら、
契約とかビーストとか抜きにしても喜んで飛び掛っちゃうよ」
「ロラン……ありがとう…」
アルティはボクの言葉を慰めと受け取ったかもしれない。でもごめん。本音なんだ……
既に前例が約二名いるし…………認めたくないけどボクは変態かもしれない。
「アルティこそボクなんかでいいのか?」
「わ、私はロランだから…その……ん!!」
ボクは口ごもるアルティの唇を奪った。
「っ……ん、んん………ぷはっ……はぁ…ぁ…ロラン……」
「…!」
そんなに長い口付けではなかったけれど、アルティの頬は既に紅く染まっていた。
そして上目遣いで、そんな潤んだ瞳を見せられたら、ボクにやばいスイッチが入るわけで。
アルティごめん。最初から
「全開で行くぞぉ!(主にズボンの前)」
「えっ!?きゃあぁ!?」
そろそろ自重したほうがいいのでは?と思う程弱い理性は三度砕け散って、
ボクはアルティを柔らかい砂地に押し倒して服の上から胸を触る。
「あ…ん…はぁ……ふぅ……あ…ロラ…ン」
「アルティの胸…柔らかくて気持ちいいな……」
それは素直な感想。アルティの胸はお世辞にも大きいとは言えないけど、
ふにふにと柔らかな感触がボクの手を喜ばせる。
「……それにしても、アルティ…」
「えっ…?!ひああぁ!?」
喋りつつアルティの羽の中に手を入れて直に揉みしだく。
「この服、いくらなんでも露出多すぎないか?ほら…こうやって、簡単に胸を直で揉めるぞ?」
「あっ!はあぁ…だ…だって…ふぁう!これ…が白焔の魔女のあぅ!正装だか…らあぁ!」
…こんなけしからん服が正装だって?まったく、魔法協会は何を考えてるんだろう?
アルティのこの服に限らず、司の魔女の正装はみんなどこかしらに発案者の趣味を感じる。
……もしこの服を考えたのが歴代マスターの誰かなら、ボクはきっと仲良くなる自信がある。
「アルティがこの格好になってから、ラッシュとキャパさんが常に前傾60度だったの気づいてた?」
無論ボクもだが黙っておくことにする。45度だし。
「あっ…はぁぁ…そんな…こと言われても……あうっ!」
本当にかわいいなぁ。
両手でアルティの胸全体を揉みほぐしつつ、指先で軽く乳首を刺激してやるだけで
たびたびアルティは身体をビクリと震わせて、甘い嬌声を響かせた。
「あ…ぅ……恥ずかしいよ…ロラン……」
「ふふ…こっちはどうかな…?」
左手で胸を弄ったまま、右手で白い太股をゆっくり、ねちっこく撫でまわしてやる。
そしてそのままボクはアルティの下着に手を伸ばす。
「……あれ?アルティ、もう濡れちゃってる?」
「……や…ぁぁ…言わないで…ロラン………」
アルティのそこは既に下着越しでもわかる程十二分に濡れていた。
「もうこんなにして…アルティはエッチだなぁ」
「ひ…人のこと言えないでしょぉ……だってロランに触られてると思うと……あっ!」
指をスジに沿っておろした瞬間アルティの身体が跳ね上がった。
どうやらここら辺が一番弱いらしい。
ボクはニヤリと笑って、ひたすら指の上下運動を繰り返す。
上上下下上上下下上上下下上上下下左右左右………あれ?
「…ふぁ…んっ……あん……はぁぁ…あ…あっ…やぁ……や……ロ…ロラ…んぅ!」
指を動かす度に上からは蕩けた喘ぎ声、下からはくちゅくちゅと水音が聞こえてくる。
ボクの興奮度は更に高まって自然と息も荒くなっていく。
「はぁはぁ……可愛いよ、アルティ」
「やぅ…あ…ロラン……」
ボクの息がさらに荒くなる。
「はぁ…はぁ…アルティ……」
「ロラ…ぁン………!」
もっと荒くなる。
「ぜぇ…はぁ……はぁ……」
「ロ…ロラン?」
………何かがおかしい。興奮で息が荒くなっただけなら何故ここまで息が上がる?
なんだか目も霞んできたぞ……?アルティの姿がぼやけて見える……
あれ?身体に力が入らない?
『マティアス!何故残りの90パーセントの力を使わなかった!?」
『いやな、一気に100パーにしたら無理ゲーって皆やらなくなってしまうだろう?』
あれれ?なんだか二人の父さんの話し声まで聞こえてきたな……
あ…眠気が………………
父さんが…呼んで………
…………………
…………
……
…
「……!……ン!ロラン!ロラン!!」
「うっ……アルティ……?」
頭が痛いし重い…ボクはどうしたんだ?
「よかった気がついて…!ロラン、アホ毛の傷が原因で貧血で倒れちゃったのよ?」
あぁ…やっぱり結構深く刺さったからな……
「あたしがいなかったら結構やばかったよぉ〜?」
「まったく、大怪我してるのによくやるよ……ま、それだけアルティが大切ってことなんだね。
……ちょっと妬けるなぁ……」
「まぁまぁ、契約してくれただけでも嬉しいじゃない〜?」
あぁ…ルナルナ様とサティも助けてくれたんだ……もうすっかり暗くなってるな……そうだ!
「アルティ……契約は?」
「え?あぁ!……ごめんね、ロラン意識なかったけど我慢できなくてその……やっちゃった」
「えぇー!?アルティだけずるいな…じゃ、また今度日を改めて」
「………う、うん」
「本当にマスターはエッチだなぁ…。散々やってまだ物足りないの?」
「だいじょ〜ぶだいじょ〜ぶ。エッチな子でも、ロランはやる時はやる子だよぉ」
「うぅ……反論できない…」
「でも……ありがとうロラン。ほら、アホ毛も柔らかくなったよ」
色々あったけどこれで無事(大怪我はしたが)三回のラストブレイクも終わって、
3人とも契約できた。あとは明日のアルタナ界での決戦に備えるだけ……
ラストブレイク キャラクター選択
→ラッシュ
「なんだと!?」
おかしい。確かに今3回目を終えた筈だ。なのになんでまだ選択肢が出るんだ?
本当ならこのまま会話を楽しみながら帰路につくはずなのに……
まさか…ボクが途中で気絶してラストブレイクを完全にこなせなかったから!?
なんてことだ……
このラストブレイク選択画面の厄介なところは、キャラクターを選ばない限り先に進めない
ことだ。どんなに会話したくない相手でも選択肢がなければそれと会話するしかないのだ。
しかし………なんだろう?この選択肢から有無を言わさぬ圧力を感じる。
絶対的な支配者による、逃れられない運命。
これは…絶対不可避……っ!!
…行かなければならない。
「ロラン?どうしたの?」
「ごめんみんな。もう一箇所行く場所が出来たみたいだ」
たかがラッシュとの会話だというのに……ボクは嫌な汗が止まらなかった………
本来ありえぬ筈の4回目のラストブレイク
その先に待つのははたして希望か絶望か……?
神の奇跡か悪魔の悪戯かはわからない
いずれにせよ覚悟を決めてAボタンを押すか画面をタッチせよ!
⇒ラッシュ
next→王都カルナヴァ 王府訓練所
なんたる過疎……っ!職人さん早く帰ってきてー!
えー、しょうもないシリーズ3回目です。
禁断のラストブレイクのルール無視の4回目に手を出してしまいました……
GJwww
リヒテル×アンドレの「るみなすテクニック」に吹いたw
ラストブレイクキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!
GGGGGJ!
アルティかわいいよアルティ
久々に投下キター!超GJです!
ルミナススパーダ俺も買っちゃったwてかアホ毛の攻撃力60以上かよwww
ラッシュの会話相手、まさかゼハル神か?続きが気になる・・・!
746 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 12:13:12 ID:E4QFAJIb
さて、ここまで名前の出ていない人物が一人いるのにお気づきだろうか。
ルナルナである。彼女は酒より水そのもので飲むほうが好きな性質なの
で、水割り用の名水をそのまま飲んでいた。
よって完全に素面である。だからこそ、文面のような冷静な状況分析も可
能だったわけだが。
そんな彼女はその空気に当てられないうちにとっとと退散し、庭で拝借し
た料理と水のボトルを一人で楽しんでいたのだが、早々に料理も水も食べ
つくしてしまった。
そうして取りに戻ったところでこの惨状である。
生存者、零。
部屋の隅で泣きながら眠っているロランを踏まないように、料理の並ぶテ
ーブルに接近した。牛テールのワイン煮とバラのサラダを盛り付け、水のビ
ンを探していたところで、誰かに服の裾をつかまれた。
驚いて振り返ると、朱にかかった頬をしたファティマだった。ルナルナは、
彼女が慣れない飲酒で早々に眠ってしまっていたのを思い出した。
上体だけを起こし、上目遣いでルナルナを見つめていた。
「起きた?」
「……うん」
いつもと雰囲気が違う気がするが、気にしないことにする。
「眠いの?」
ファティマはコックリと頷いた。
「ベッドまで歩ける? それとも連れて行ったほうがいい?」
「……つれてって」
「うん、分かった。つれてってあげるから、立てるかな」
周りの人を起こさないように小声で話す。
ファティマはまた頷いて、ルナルナの服をつかんだまま立ちあがった。
ルナルナはその手を自分の手に繋ぎ直し、盛り付けた料理を一先ずテー
ブルに置き、手を引いて寝室まで案内した。
ファティマは幼子のように、手を引かれるまま付いてきた。途中キャパを蹴
り飛ばした気がするが気にも留めなかった。
割り当てられた寝室にたどり着き、ドアを開けてベッドまで連れて行く。ファ
ティマは無言でベッドまで歩き、布団に潜り込んだ。
「じゃあね」
そういってルナルナは飲みなおすべく会場まで戻ろうとすると、またもや服
の裾を掴まれた。
>>741への安価ミスか?
このファティルナ話はもう保管庫にあるぞ?
ここってエロくないSSもおk?
>>741氏の次回作はどうなるのか気になるがw
ラッシュの女体化に1ペソ
過疎な現在そんななりふり構ってられんwシリアスでもネタでも投下カモン!
俺もついでに
>>741氏の次回作予想
そのままロラン×ラッシュでラッシュと究極契約!
とりあえず保管庫の更新しておきました。
GJだぜ!お二人よ!
・・・砂浜でやっているのを
他の魔女が見ていたら・・・。
乱交が発生するか。
755 :
749:2008/11/09(日) 01:11:58 ID:O4Md3e4t
ふむ、何か書いてみようかな……
でもPCが規制中で、携帯からじゃないと書き込めないんだよなぁ
携帯だと、こういうの敬遠されそうだし……
>>755 30文字程度で改行をして、携帯独自の記号やら顔文字を避けて、
メモ帳もしくはメール文入力欄からのまとまった文章をコピぺする
これらをすれば携帯でも普通にいける。
PCで書いてメールでケータイに送ればいいじゃん、んで丸々コピペ
久々に、ホッシュ(笑)
きたなホッシュ(笑)め……
過疎を救いたい!でも俺は文章力が皆無!職人さん来て〜‥‥
保守
投下。以下注意事項、NG設定は「君に似合う花束を」またはIDで
・二次創作色濃厚
・俺理論による設定の追加
・ファティマEDネタバレ
・冗長表現多数
「……あぁ、青空が綺麗だ……」
王府訓練所で大の字で伸び上がりっている最中ふとそんな事思った。
僕たちは短くも長い旅で、この空を守った。
それももう一年程前の話だ。時が過ぎ去るのは早い。
…いや、何故に伸び上がってるっていうと、
もの凄い勢いで鎖の鞭で吹き飛ばされたからだよ。
痛いよ、太陽の光で出た汗が傷口にしみこんで痛いよ。
ちくしょう青空め。罪の無い僕になんて嫌がらせを。
「……ロラン」
声が聞こえた。たった一年の間聞いていないだけで、どこか懐かしい声。
残念ながら今の僕は大の字で空を見上げている身分なもので、
その声の主に顔を向ける事が出来ない。
よって、身体を動かそうとするのだが
「……蚯蚓腫れ。SMプレイ?」
「別にそんな事は無いよ……たぶn………ん!?」
さて、繰り返すが懐かしい声だ。聞き間違える事は無いだろう。
彼女だ。間違いないはずだ。
何せ今僕の顔の目の前に堂々と顔を出している。
顔についた忌々しい鞭の後を不思議そうに覗き込んでいる。
青空とのコンストラストで髪の色が綺麗に映える。
太陽の影になって、若干見にくいことは認めるけれど、
それでも間違える訳がない。見間違える訳がない。
しかし彼女の声はこんなにも小さかっただろうか?
「……どうしたの?」
「……いや、どうしたって」
太陽に覆い被さる形で僕の顔を覗き込んできた彼女は
「予想通りの反応……少し寂しい」
「気を悪くしたなら謝るよ、ちょっと驚いただけだよ。…アルティ」
いやもう、内心ちょっと所じゃなく驚いている。
久しぶりにあったリングメイトは
驚きの黒さだった。外見的な意味で。
どうやら、アルティはアヤノさんと山籠もりに必要な物資の補給がてら
ギルドの仕事を請負に首都まで足を運んで来たようだった。
そんな現状報告や暫く雑談している内にアヤノさんが訓練所へと訪れた。
「アヤノさんって…こう言っちゃ失礼かも知れませんけど
確かお金持ちじゃありませんでしたっけ?
補給だって配達させる事も出来るんじゃありませんか?」
「…お姉ちゃんは…必要の無い時に…無駄遣いはしないよ」
それにしてもこのアルティ、三点リーダー成分が増えすぎで
少し声が聞き取りにくい。
「そうなんだ。確かにディア様もそんな事を言ってたな」
「精神修行なら豆だけの精進料理の方がよかったかしら?」
「いやいやいや」
「久しぶりね。ロラン。
アルティの修行の成果なら見ての通りよ」
「……どう?ロラン……」
どうと言われても困る。
確かアルティが山籠もりをする事になった理由は
感情が揺れ動く度にハウルビーストになっていちゃ困るから、
だったような気がする。
「……………………頑張った。褒めて」
「何をしたかは知らないけど…
よく頑張ったね。今のアルティも素敵だよ」
「4000とんで数年歴史に残る歯の浮くセリフね。
叩き斬ってもよろしくて?」
「そんな不条理な…」
今のアルティは慎ましやかな少女と言った佇まいで、
若干陰鬱な雰囲気を醸し出している。
前に戦った時にはよく見ていなかったが、
衣装の細かい部分の装飾やアクセサリーが彼女を一層引き立てていた。
黒を全面に出した配色も、彼女の綺麗な肌に良く似合っており・・・
「ってそうじゃなくて!!」
「あら、どうしたの?」
「何で黒焔の魔女の方の姿になっているんですか、さっぱり分かりませんよ!?」
「だってただ嫉妬や感情のブレを抑えているだけじゃつまらないじゃないの」
「お姉ちゃん…面白半分だったの…?」
どよーんとしたアルティ。
目に光も薄く、まるでどこかの人形のようだ。
ダウナーなアルティもこれはこれで……だからそうじゃなくて。
「ハウルビーストにならないためじゃなかったんですか!?
思いっきり変身してるじゃないですか!」
これは何かが違う、そう思った。
「安心なさい。まだ途中経過よ。
最終的に、"このアルティ"をアルティ自身が受け入れた時、
本当に彼女は自分自身を制御出来るようになるわ多分」
「多分ってどうなんですか…」
「…頑張るからきっと大丈夫…」
「第一、ハウルビーストになんてなってないわよ。
ちょっと潜在的性質が身体の表面に出てきてるだけじゃないの」
不安だ。とてつもなく不安だ。
それにしてもさっきから雰囲気の割りに健気なアルティが可愛く見えてならない。
無口なデレってのも、いいなと思った。
「私はちょっと仕事で"運んでくる"から、ロラン君。
今日一日アルティ見て貰って良い?」
「あの僕一応騎士団の大隊長なんですけど」
「あぁなんて素晴らしいのかしら!
優しいロラン大隊長はきっと部下に仕事の経験を積ませるために
自分の仕事を代わりに務めさせる実戦させるのよね?
あぁホントにもうなんて素晴らしいのかしら!」
「…参りました」
アヤノさんがお金持ちである理由が何となく垣間見えた気がする。
**********
「……そう、結局ファティマとは別にラブラブしてはいないのね…
流石甲斐性無し……度胸も無し……」
「すごい引っ掛かる言い方をするね…」
「…だって一年もあったのに…」
「僕とファティマはその…別に恋人関係とかそういうのじゃないよ」
「……そ、そうだったの?」
「うん。でも、今では家族みたいに思ってる。姉弟…って感じかな
苛められて鍛えられる…そんなところかな」
「…いいな。羨ましい」
「鞭で叩かれるのが?」
「……馬鹿」
頭を小突かれた。
さて仕事を早上がりしてはみたものの、まだ空は明るい。
少し思う所もあって、カルナヴァの街を二人で散策する事にした。
依然として続く青空の下では、アルティの髪の黒が錯覚で艶やかな碧に見えるのだった。
…以前一歩間違えれば殺し合う姿とは、とても思えなかった。
「…この姿、やっぱり気になる…?」
どうやら自分で思っている以上にまじまじと見ていたらしい。
アルティは不安げな顔で僕に聞く。
「いや…綺麗だなと思って」
「…………!?」
「え、あれ?何でそんなに顔紅くしてるの?」
「…な、なんで…?」
いや、僕が聞いてるんだけど…。
「だ、だって…その、わ、わたし…あの時……」
あぁ、まだ気にしていたのか。
「いや、あの時の事は初めから気にしてないよ。
それより、アルティに何かあったらってそう考える方が怖かった」
「…やっぱりロランは狡いよ…」
「…今もの凄く真面目に返したつもりだったんだけど?」
本心を述べただけだったのになぜか不評のようだった。
今ひとつアルティの心の流れがつかめない。
彼女は今何を考え、感じているのだろう。
「前に比べて雰囲気が変わったのはやっぱり力の影響せいなの?」
「…ねぇ、ロラン。一つ聞いていい?」
たまには僕の質問のターンくれても良いんじゃないかなぁ…。
しかしアルティの物憂げで深く不安な顔から繰り出された質問を
無碍にするわけにはいかない。
「黒い方と、白い方。どっちが好き?」
…自分で言うのも何だけど鈍い流石の僕でも
この質問の真意はだいたいわかる。
だから即座に僕は返答した。
今日はここまで。
ということで
ロラン×黒アルティ
白アルティ×ロラン
アルティ×ファティマ
からどれか一つを垂れ流します。
くく、く、黒でお願いします
このタイミングで白アルティ×ロラン
アルティ×ファティマ
かな?
ここは黒を頼み込んでみようか
2:2:1か…ならここは白アルティ×ロランで2:2:2だ
黒に1票
敢えて白アルティ×ロランでお願いしてみる
むしろ
黒アルティ×ロランで
黒アルティ×白アルティでいいじゃん
>>778 どうやるんだそれwww
黒アルティ×ファティマで
一気に賑わったなw
ロラン×黒アルティで
ロラン×ロランで
>>781と
>>778の切り口が斬新で
これとはまた別に書きたくなった。
っていうか君ら一体どこに潜んでいたんだ。
まだまだいるぜ!
黒白アルティはアルタナ界のよくわからないパワーで具現化した黒い方が白をレズプレイ陵辱で
自分の分身なわけだから感じる場所とか全部わかってるのでイキまくりな白アルティ
黒ファティマ×白ファティマ?
覚醒アルティがマスターを退けた後も、暴走モードのままにヤンデレ化
心の赴くままにロランを拉致って甘えようとしたところで、
その指にはめられている他の魔女の指輪を目の端に捉えた瞬間に不機嫌モード
すう…っ、ってマグロ目が傲岸に細められて指先だけでそれらを粉々にしてから
ベッドに押し倒したロランを足コキ寸止めで虐め始める。
これが黒アルティです
「私がハウルビーストだっていうのは認めるわ。でもね、恋愛物には古来から異類婚姻というジャンルがあるのよ。人間と人外、種族の壁なんてあってないようなものなの」
「この道は4000年前に既に切り開かれているの。私達はその道の上を仲良く歩んでいくだけ。分かる? 分かるわよね」
「古来の研究者はファントムやゴーレムの類に殺傷能力をつけたわ。ある時代では諜報能力をつけたものもいた。でもエリシア様は美少女の外見と感情を授けてくれた。つまり私は人を愛することが出来るの」
「胸が足りない? そんな些細な事を気にしていたの? よく考えて。巨乳神なんて邪神もいいところよ。……え、正気じゃないって? 狂ってる? 私が? ……貴方は私が正気じゃないというけれど、貴方の正気は誰が保障してくれたの?」
「黙れ。ぶち殺すわよヒューマン」
これが黒アルテ(ry
789 :
yo:2008/11/24(月) 23:04:04 ID:00Uis1Oc
ppa
短いけど次の区切りまでを投下。
過疎ってるから区切り毎投下でいいだろうと思ってやった。
今では反省している。
「どちらかと言えば両方かな」
「…ぁ……あはは……っ!…っふ…あはは……」
彼女は急に纏う雰囲気だけは今のまま、
笑い方も今のまま…だけどあの頃と同じような笑いをした。
全く持ってよく分からない。「?」って感じだ。
「どっちか決めてないじゃないの…!
…ふふ…あはは!…………あははっ…!」
この質問にも大変真面目に応えたつもりであったのだけれど
一体どこのツボに入ったのか、アルティは笑いを止められないようだった。
でも、僕が人生で見てきた様々な笑顔の中で、何より、一番。
心に響いた。
「………!……!………………!!」
一度収まった笑いもどうやら少しぶり返すようで、
僕はよく分からないような、でも何故かこっちにも笑いが伝染ってきてしまう、
そんな困った表情をするしかなかった。
**********
夕食も二人で済ませて、郊外の草原の上で星を見上げている。
良く晴れた一日だ。満点の星空の下で、ふたりきり。
冷静に考えて今日僕はデートしていたようにしか見えない。
言葉も無くふたり空を見上げると、
流星が一つ、北から南へ長い尾を引いて消えるのが見えた。
「ロランっていつも、昔からこんな風なの?」
「そうして?って何が?」
「…愚問…だったね」
アルティは一呼吸置くと、覚悟を決めたように
僕を見据え言葉を紡ぐ。
「…誰にでも優しくて…誰にでも冷たいの」
「………………」
「……本当に、狡い。
きっと今日来たのが私じゃなくても、久しく会っていない誰だとしても
ロランは付き合ってこんな風に忙しい中休みをとって、雑談をするわ。
そして、仲間としてしか話をしない」
…八方美人だと、騎士団でも良く言われていた。
…昔からお人好しだと、ラッシュにも言われていた。
僕自身、誰にも嫌われたくなかった。…好かれたかった。
だから、誰とでも同様に接した。…それくらい理解はしているつもりだった。
「こんな言い方する私だって狡い…だけど…だけどね…?
私があの夜誓った愛は本物よ…?魔女として、じゃない…
本当に大好きなの…表面の儀式じゃなくて…心から言葉を出したの。
そしてロラン…あなた…判ってたでしょ?気づいていたでしょ?」
声が震えている。
彼女の中の耐えられなくなった柱が崩れてゆくのを感じる。
言葉が滝のようにアルティの口から出てくるのを
僕はただ見ている事しか出来なかった。
「…魔女とマスターの儀式って…本当によく…出来てるわ…
私は貴方に永遠の愛を確かに誓っている。
例え私よりあなたが先に死んだとしても。
あなたが誰と結ばれたとしても愛し合ったとしても
幾千年、幾万年過ぎて時が全てを葬り去ったとしても
あの時世界が滅んだとしても……
例え、私が、そしてあなたが、バケモノになったとしても…」
泣いている事も隠さずに彼女は僕の顔を見続ける。
この想いは虚空ではなく僕に向いている、そう強く訴えかけてくる。
僕は目線だけは外さず、僕の選択の物語が残した結果を
受け入れている。今彼女の言葉を遮る事は出来ない。
それは僕が自分自身に嘘をつくことになる。
「だからそんな狡いあなたに狡い形で選択を迫ります。
私は貴方を愛しています。
貴方が会って間もない私を危険を冒してまで助けてくれた時から、
今の今まで。そして未来永劫ずっとこの想いを変わらないまま持ち続ける
終わることの無い永遠の愛を。……愛を、誓います」
長く長く続いた言葉に、間が置かれる。
…それは僕に与えられた猶予期間、時間制限付きの選択肢。
何秒あるか判らないから、真剣に考える。
「"刹那でも良い…あなたは、私を愛して下さいますか?"」
言葉を大事にしろ、そう主張していたアルティが
心の底から大事に大事に紡いできた、きっと、どんな色の魔法でも無い
何よりも美しい魔法が、僕の心を締め付けていく。
目の前の黒い少女は泣きながら目を閉じている。
どんな結果でも私はそれを受け入れると、
(だからどうか、嘘は付かないで)
そう僕に痛いほど伝えてくる。
僕は覚悟を決めて、確かな言葉で返した。
とりあえず今日はここまで。
内面的な黒いアルティは別に書かなくても
みんな頭の中でフィーバーしてるみたいだから普通に告白させてみた。
ロラン「アルティといるとなんか…疲れる…」
仲良くとは言わないけれど人が多くはないのに喧嘩腰はよさない?
本当に嫌なら気分害するのもいやだから気遣って投下とかやめとくけれど。
「よぉぅ!」
普通に建物の中を飛んでいる時、
急に後ろから文字通り羽交い締めにされた。何事?!
「サ〜ティ〜?廊下は走るな騒ぐな飛ぶなだと何度言ったら分かるんだ〜?」
「マーティアース!!僕も女だセクハラだ強制猥褻だぁ!」
「ならお前は校則違反だな校則だけに拘束してやるよぉ!!」
「おっもしろさの欠片もない!!?っていうか寒い!?
痛い痛いごめんごめん!!でもギャグは寒い!!」
あぁ、そうか。これは夢か。早々に気がつく。
僕を下ろしても、僕の羽を馴れ馴れしく触る彼が見える。
「あー、俺にもお前みたいな羽があったらなぁ〜」
「…そう言ってくれるのは君とかの変人たちだけだよ」
「あー?別にそういうつもりで言ってるんじゃねぇよ。自意識過剰すぎね?
もっとこう空を自由に飛びたいなぁ〜♪と思ったわけだ地に足の付いた俺としては」
「いや、残念だけど君は学院では十二分に浮いてるよ変人君」
「本当に浮いてるお前に言われたくはねぇな天使ちゃん?」
「言ったなぁー!?」
淡い夢の中で懐かしい気持ちが甦る。
本当に…懐かしく、愛おしい。このまま微睡みの中死にたくなる程に。
彼と二人で飛んだ空…初めて私が一人じゃないとそう思えた時。
箒の力も何も借りずに飛ぶ事の出来た彼。
残念ながら彼の息子はまだまだ飛ぶには早いけど。
いつだっただろうか。いや、初めからかも知れない。
僕の特異な外見にも、その外見が背負う類い希な魔法にだって。
後ろ指を指される僕の羽に、君は会った時から馴れ馴れしく触ったね?
『ぐ…ぐるぢい……・』
彼の笑顔が綺麗だったのはそう、初めて空を飛んだときだっただろうか。
飛べた事実に感動していて、泉へ墜落している事に覚えるまで気がつかなかった彼。
きっと性的コンプレックスがあったに違いないな。
「さ、サティ…お前助けてくれてもいいじゃねぇかよ……流石の俺もこれは泣くわ…」
「やだよ。服が汚れるし面倒臭いしおぼれている君を見る方が楽しいし」
「性悪りぃ…嫁の貰い手無くすぞ?」
「ふんっ!!」
トランペットの音でもっかい泉に落とした時は、不機嫌な顔で。
それでも僕はきっと、笑っていたのだろう。
『も、も`うむ`りに`ゃ…』
『じょ、ジョジィ大丈夫かい?!』
僕は、彼を封印しようとする親友たちと、
結ばれる事叶わなかった好きだった彼が争う姿を現実の物と認識出来ず、
誰より速い僕の羽で、彼処から、誰より速く、逃げ出した。
『さ、サティ起きて…』
もう五月蠅いな。人が折角ロマンチックかつセンチメンタルな恋を
思い出して味わっているっていうのに…。
「なぁに…?もー…邪魔しないでよぉ……?」
「ごめん、でも寝直す前にジョジィだけでも離してやってくれないか?」
「( (^q^)マティニャース、イマイクニャー )」
「あ」
思いの外どうも抱き枕を強く抱いていたようで、
ジョジィが良い顔で潰れていた。
「まぁいいや。すぐ復活するよ…おはよう、マスター」
「……そ、そんな扱いでいいのかな…。
もうすぐ日も暮れる。戻ろうか?」
「ね、マスター?」
「どうかしたのかい?」
「だーいすきっ!」
「えぇ!?」
ロランの驚く姿と、今の僕の気持ちは、またいつか思い出す事もあるだろう。
新しいマスターと、争奪戦真っ盛りの恋と。
「んちゅ……」
「!!??」
問答無用にロランの口内を荒らし回り蹂躙する。
もっと深く味わいたくて僕は彼に身体を強くよせ
(というルナルナ様の妄想だったのさ)
>>798 気にせず投下してください!苦手な人はNGすればいいと思う。
>>802 どういった経緯でルナルナ様がその妄想に走るんだwww
(802の断片続き)
…なんか変な妄想しちゃった。…流石にちょっと疲れてきたのかな…。
積み重なった自分の成果の後を見る。
付箋の貼られた資料たち、隅々まで書き込まれた写本…
棄却した仮説のレポート。…過去の記録。
一部魔法の力を借りているとはいえ、
全て手書きのもの。それが自分の研究室の本棚十数個分にまで及んでいる。
(あー、のどかわいたかも…)
自分で言うのも何だけれど、かなりのら〜り。くら〜りと来てしまった気がする。
とろい自分。目立たない自分。過去と今を照らし合わせる自分。
そんな自分と付き合って今の今までやってきた。あんまり深く、考えずに。
(もう一頑張りしなくっちゃ……)
手元の水が無い事に気がつく。いつの間に飲み干してしまったのだろう…。
星の時計はもうすぐ明け方を迎える事を私に伝えてくる。
(…お水、汲みに行かなくちゃ…)
急にひんやりとしたモノが頬に当たる。
驚いたけれど、その冷たさ、心地よさが私の心を癒す。
「…はい。差し入れ」
私が王宮を抜け出して幽水遺跡まで来ている事を見抜いていたらしい
サティが、悪戯っぽい笑みを浮かべていた。腰に大量の水を持って。
人が入るのに気がつかない程集中していた自分に、少し恥ずかしくなる。
「……あ、サティ……」
「そろそろ水切らす頃だと思ったよ」
「…んく……んく……ぷはぁ〜♪生き返る〜♪」
「相変わらず飲むの早いね。
……縁の下の力持ち、頑張っているね?」
「私に出来ることをやってるだけだよ〜?」
「……ふふっ」
「もう〜、サティお姉ちゃんってば〜…」
アヤノさんが見せてくれた銀魔法。この存在が確かなものであるが故、
幾つかの過程をブラックボックスにこそすれ、
ハウルビーストの力へのある種の対策を取れる事が分かった。
…実際にそれが使えるかどうかも分からないけれど。
「目立たない部分で頑張る姿ってかっこいいよ?」
「…私とろいもん…AO38でスタメン外れちゃうし…
せめて、私が出来る所で出来る事したいな…」
エニグマがあれば、またもう少し違うのだろうけれど
無いモノを強請るだけじゃ研究者じゃない。
「…あ、久しぶりにお姉ちゃんって呼んでくれたね?」
「そういえばそうだね〜」
「いつのまにか…こんなに大きくなっちゃって…
ルナルナの胸、ちょっと分けてよ〜?」
もみもみ。久しくスキンシップを取っていなかったせいか、
やらしい手つきに突っ込みを入れることも忘れて会話が続く。
「えへへ…。サティは相変わらずかっこいいね?」
「スカーフで胸元隠さなきゃいけない貧乳の事もちょっとは気遣ってほしいなー」
もみもみもみもみもみ……
「…いいなーいいなー…はぁ」
「た、ため息ついてないでや、やめてよぉ…
流石にくすぐったいよぅ…」
もみもみもみもみ…
そろそろ止めてくれないと何か変な気分になってしまいそう。
「はぁ…その感覚を知りたいと思って幾星霜…
僕もきっと…その内大きくなるのかなぁ」
「……はぁ……ひゃぁ……」
「あっと、ごめん、やり過ぎた」
「もー、何かヘンなモノ出る所だったじゃないの〜」
「ごめんごめん、羨ましすぎてつい」
「…もう少し、もう少しだけ…何か無いか捜してからお城戻るね」
「少しは寝なよ?」
「……………うん」
サティはどこからともなく水樽を部屋の中に入れて、
そして戻っていった。昔からそうだった。
面白さ重視の姿勢を取っている割りに面倒見が良い。
(………羨ましいな………)
今ようやく、自分に嘘をついている事が分かった。
昼の、サティとロランを遠くから見かけて、きっと私は嫉妬した。
いつもなら、みんなの居る場所を抜け出してまで
明日に備えたりなど、する筈がなかった。したことは無かった。
何故か胸の疼きがぶり返してくる。息が荒く上がってくる。
触ってみると、いつの間にか乳の首が張っている事に気がつく。
気がついてしまえば抵抗は無かった。
衣服の下に手を差し入れ、自分を慰め出した。
どうでも良いんだけど、何かエロの準備が終わったらいつも後は脳内でおkとか
思ってしまうんだけどどうすれば良いんだろうか。
バカエロでも書いて練習した方が良いのかしら。
>807
シチュエーションで魅せるか文章で魅せるか。自分の文体に関わる問題だから他人の意見は参考にしにくい気がする。
悩んで書かなくなるよりはとりあえず自分のスタイルで書く・難しいことは書いてから考える・深く考えない……の適当路線がいいって自分に言い聞かせつつ。
えろえろ展開を書く練習がしたい? それならばこれを書いてくれ つ【芸術家一人旅・キャパ旅行記】
ってキャパが言ってた。
深く考えなくていいんです!早く続きを・・・!
俺はその続きも、まだ見ぬキャパリーナも、エリシア様が見てるの作者さんのも、
ラストブレイクの作者さんのも、黒アルティも、上のルナルナ様のも、勿論これから新たに産まれる
作品全てを待ち望んでるぜ!いつまでも!(早い方がいいけどね!)
それはそうとスレの残り容量やばくないか?
アルティ書こうとすると何故かエログロになる/(^o^)\投下デキネ
注意書きを書いて投下してみては?
ちょっとスレたてやってみます。
Uの女王が王宮のバルコニーで国民の前でバルバにメチャクチャに蹂躙されてアヘ顔を晒す話とか読みたい
もしくはクーデターが起こって女王が広場で晒し者&公衆便所
新開発の性奴隷のラピスを装着させられてイキっぱなし