【ふが?】怪物王女でエロパロ3【ふがー】

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674名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 21:32:51 ID:+FqWybKq
シュッシュッシュッ

・・・ふう

もう3スレ目も容量460か、保管庫って無かったよね?
名作が埋もれるのは惜しいなぁ。

675名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 00:02:39 ID:bISYIal+
今更だがGJと言わせてもらおう
676 ◆5cRhj42FPY :2009/07/02(木) 15:51:30 ID:P+KosHT3
GJです!
ヒロ×姫で投下します。今回はとりあえずエロ無しです。


姫のことを好きになったのはいつ頃からだろうか。少なくとも、最初は一目惚れ程度のものだった。
初めて姫を見た時、死に際に見た姫がすごくきれいだと思った。2回目に会った時、
またしても僕は死にかけていたけど、最後に無事を確認できてホッとしたのを覚えている。
最初のころは姫の内面なんてよく分かっていなくて、荒っぽい扱いに悲しくなったり、
時折不信になることもあったけど、いつしか姫なしでは生きていけないと思うくらい、
姫のことが好きになっていた。その気持ちはますます高まるばかりで、
最近では姫と平常心で話すこともできない。僕の頭の中はいつも姫でいっぱいだ。
自らを慰める行為で頭に思い浮かべるのも、いつも姫だ。そうしたよこしまな感情で姫を見ることへの罪悪感はある。
けどそれでも高まる想いは収まるものではなくて、ついつい僕は右手で自分を慰めることになる。
ああ、姫……。姫は僕のことをどう思っているのか……。単なる下僕? 使えない血の戦士?
やはりあくまで主従の関係でしかないのだろうか。姫の気持ちが知りたい。でもやっぱり怖い。僕は臆病だ。
姫を愛する気持ちなら、この世界の誰にも負けない自信があるのに。


そんな煮え切らない気持ちを抱えながら登校したある日のこと。上履きに履き替えようと下駄箱を開けた僕は、
何やら差出人不明の一枚の手紙を発見した。中を開けてみると、いかにも女の子らしい文字でこう書いてあった。
「突然こんな手紙を出してすみません。実はちょっと、日和見君にお話したいことがあるのです。
もし良かったら今日の放課後屋上に来てくれませんか?」
これは……まさかいわゆる一つのラブレターというやつだろうか? いやいやまさかそんな……
いくらなんでも古典的過ぎるし、何より僕にラブレターを贈りたいと思う女子がいるとは思えない。
大方男子の誰かのいたずらだろう。そう思い、鞄に手紙を入れようとしたところでふと思い直した。
でももし本物だったら? ありえないことだろうし、自惚れも甚だしいかもしれないけど、
もし万が一本物だったら? 僕がこの手紙を無視したら、これを出した女の子はとても悲しむだろう。
それにそもそもラブレターと決まったわけではない。ただの事務連絡という可能性もある……1%ぐらいは。
何にせよ100%イタズラと決まったわけではない以上、やはり放課後屋上に行ってみようと僕は思った。


そしてその日の放課後。屋上のドアを開けると、見知った顔の女の子が立っていた。
たしか同じクラスにいた女の子である。その子は僕の顔を見ると、こっちに近付いて来た。
「来てくれたんだ日和見君。突然ごめんね」
「いや……僕は全然。あの……僕に話したいことっていうのは?」
「ああ……あの……その……日和見君、私と付き合ってくれない?」
「へ? 付き合うって僕が君と?」
「うん……ダメ?」
あの手紙から一応予想はしていたが、やはり信じられない、これはイタズラだろうか。
しかしこの女の子はおとなしくてクラスでも目立たないタイプの子であった。
少なくとも、イタズラに荷担するような女の子ではない。だとするとこれは本当に……。



677 ◆5cRhj42FPY :2009/07/02(木) 15:56:46 ID:P+KosHT3
「そんな……ダメなんてとんでもないよ。でも、なんて僕なんかを?」
「私……日和見君の優しいところが……好き」
あまりの衝撃に頭がおかしくなりそうになる。こんなことを言われたのは生まれて初めてだ。
もしかしたら一生のうち、これが最初で最後かもしれない。だとしたら一大事だ。迷わずOKを……
そう思った時、姫の顔が浮かんだ。そうだ……僕には姫が……。姫が……何だ? 
僕にとって姫は何だ? 少なくとも恋人ではない。現時点では。いや、きっとこれからもそうだろう。
姫は主、僕は下僕。そこには絶対に超えられない壁がある。
姫に対するこの想いは、決して成就することはない。ならいっそ……。


そして僕は生まれて初めて彼女を作った。普通なら嬉しくてたまらないはずの帰り道、
僕は心に引っ掛かりを感じていた。これは姫に対する裏切りなのか。
それとも、裏切りと呼べるほどの関係でもないから何の問題もないのか。
気持ちの整理がつかぬまま、僕は家路に着いた。
「ふふん。ヒロか。遅かったな」
出迎えは偶然にも姫。思わず心臓が高鳴る。
「ああ、うん。ちょっとね」
「ちょっと……?」
「あ、いや、ちょっと道草しちゃって」
「そうか……なんだか浮かない顔をしているように見えるが、大丈夫か?」
「ああ、うん。ちょっと疲れてるだけだよ。ごめんね。心配かけて」
「そうか。なら良いのだが」
そう言うと姫はリビングの方へ向かっていった。何の内容も無い会話しか出来なかった。
最近はいつもこうだ。


最近ヒロの様子がおかしい。私との会話でも落ち着きが無いし、
今日はらしくもなく道草をしたなどと言っておった。私を避けているのだろうか?
「ごきげんよう姫様」
そんなことを考えていたら、後ろから聞き慣れた吸血鬼の声が聞こえてきた。
「令裡か。何の用だ?」
「うふふ。実は今日は姫様に面白い情報を提供しに参りました」
「面白い情報……? 」
「はい。実はですね……」
678 ◆5cRhj42FPY :2009/07/02(木) 16:03:41 ID:P+KosHT3


「何!? ヒロが!?」
「ええ。女の子と二人っきりで、とてもロマンチックな雰囲気でしたわ」
「本当か?」
「ええ、ヒロもやっぱり年頃の男の子ですわね」
「……」
ヒロに想い人……。別に不思議なことではない。人間にだって恋慕の感情は当然あるだろう。
だがそう思いつつも、不快な気持ちを抑えられない自分がいる。気付くと、私はヒロの部屋へと向かっていた。
「ヒロ、入るぞ」
ノックもせずに突然入ってきた私を見て、ヒロは驚いた様子だった。
「姫? どうしたの?」
「ヒロ。お前に想い人が出来たというのはまことか?」
「えっ!?……どうしてそれを?」
「令裡から聞いたのだ。道草を食ったなどと嘘をつきおって」
「あっ、ごっ、ごめんなさい。そんなつもりじゃ」
「……ヒロ、よく聞け……」
「はい?」
「今後一切、お前がその女と個人的な用件で会うことは許さぬ」
「えっ!? どうして?」
「理由などない! とにかくこれは命令だ! 良いな?」
そう言い捨てると、私は部屋を出た。どうしてこんな乱暴な態度しか取れないのか。
これではヒロの気持ちが離れていっても仕方ない。


今日の姫はなんだかおかしかった。ちょっと冷静さを欠いてるっていうか、なんていうか……。
僕に恋人が出来たことが不満だったとか? さすがにそれは自意識過剰か。
多分色恋に溺れて血の戦士としての責務を果たせなくなることを心配しているんだろうね。
そうさ。姫が僕にヤキモチを焼くことなんてあるわけがない。
そう結論付けた僕は、姫への想いを断ち切ろうとするかのように、三日後の休日、人生初のデートをした。


ヒロが休日に朝早くから外出したらしい。珍しいこともあるものだ…………
今、私は一見冷静に振る舞っているが、実際は全く平常心を保てていない。
嫌な予感がする。令裡が来た。どうやらその予感は最悪な形で的中しそうだ。
「姫様。ヒロが今日どうして出かけたと思います? デートですよデート。
例の女の子と遊園地に遊びに行ったみたいですわ」
それを聞いた瞬間、私の中にある糸のようなものがプツンと音を立てて切れた。
もう……限界だ……。そして私はある決心を胸に、玄関前でヒロの帰宅を待った。
679 ◆5cRhj42FPY :2009/07/02(木) 16:10:03 ID:P+KosHT3


デート中も相変わらず心の中のモヤモヤは晴れないままだった。
そして帰宅してドアを開けた時、僕の背筋は凍り付いた。
「ただいま〜」
「どこへ行っていた?」
そこにいたのは腕組みをして、こちらを睨み付けている姫。不機嫌などというレベルではない。
明らかに怒っている。それも今までにないくらい。姫が近付いて来る。
ドンッ!!!
「ひっ……」
姫が僕の顔のすぐ横のドアを思いっきり殴り付けた。姫は僕を見下ろし、睨み付けながら言った。
「正直に答えろ」
そのあまりの迫力に、僕の体は恐怖に震えていた。姫が本気で怒っている。どうすれば良いのか。
多分嘘をついてごまかそうとするのは最悪の選択だろう。姫は令裡さんあたりから裏を取っているはずだ。
ここはもう正直に言うしかない。
「姫、ごめんなさい。実は今日、例の子と一緒に遊園地に……」
震える声でそう言った僕に対し、姫は表情を変えることなく言った。
「……私は以前お前にその女と個人的に会うことを禁止したはずだが、聞こえていなかったか?」
「いや、そんなことは……ごめんなさい、姫。許して……」
「……ふん。お前にはおしおきが必要だな。来い!」
そう言うと姫は僕の腕を強引に引っ張っていった。
「ここは……」
連れて来られたのは姫の寝室。入るのは初めてだ。
僕が戸惑っていると、姫は突然僕をベッドの上に押し倒した。
「ひっ、姫!?」
「ヒロ……私はお前の何だ? ただの主か? それ以上のものではないのか?」
おしおきをすると言っていた姫の口から出てきたのは意外な言葉だった。
おしおきというのは部屋に連れ込むためのただの口実だったのか。
だとするとさっきまでの怒りに満ちた態度も演技? いや、それより問題は発言の中身だ。
まさか姫は……。
「姫……それはどういう?」
「分からぬか! 愚か者め!」
わからないわけではない。薄々検討はつく。でも、やはりそれは僕の勘違いかもしれなくて……
どうしても信じ切れなくて……あと一歩踏み込むことが出来ない。
そして僕は最悪の言葉を口にしてしまった。
680 ◆5cRhj42FPY :2009/07/02(木) 16:15:53 ID:P+KosHT3
「姫……疲れてるの?」
この言葉を聞いた瞬間、姫はものすごく寂しそうな顔になった。
そして静かに僕から離れて、力のない声で言った。
「……わかった……もう良い……」
僕はその寂しそうな姫の姿を見て猛烈に後悔した。なんて馬鹿なことを言ったのか。
傷つくことを恐れて、姫の気持ちを受け止めてあげられなかった。
僕はなんて馬鹿で臆病な人間なんだろう。
「もう行って良いぞ……ヒロ……」
姫はこちらに顔を向けずに力なく言った。こんなに元気のない姫の姿を見たのは初めてだ。
僕のせいだ。勘違いでも自惚れでも良い。こんな姫をもう見ていられない。もう言うしかない。
「好きだよ!!! 姫!!!」
僕は思いきり叫んだ。僕の正直な気持ちを。姫が驚いた表情で振り返る。
「ヒロ……?」
「好きなんだ……姫のことが……」 
「ヒロ、しかしお前には想い人が……」
「確かに……僕は女の子から告白されてOKした。それで良いと思っていた。
姫は主で僕は下僕、僕の想いが成就することはないんだって。
でもやっぱりそれは自分をごまかしていたんだ。本当は姫のことがずっと好きで……
好きで好きでたまらなくて……。すぐにでもこの気持ちを伝えたいと思っていて……。
だけど僕は勇気がなくて、傷つくのを恐れていて、どうしても姫の気持ちを確かめることが出来なかった。
彼女と付き合い始めてからも、どこかモヤモヤした気持ちがあって……。本当はずっと後悔していて。
デート中も本当は思っていたんだ、僕の隣にいるのが、姫であったらと……」
「ヒロ……」
「姫……姫の気持ちを教えて……たとえ拒絶でも良い。
僕の大好きな姫の口から、答えを聞きたいんだ」
そう言い終わるや否やという時、僕の唇に暖かいものが触れた。
「ヒロ……愛してる」
甘くて優しい、姫からの口付けだった。思わず涙がこぼれる。これは夢ではないのだろうか。
理想として思い描き、何度も無理だと絶望した姫との口付け。どんな空想で思い描いたものよりも、
現実の口付けは甘く暖かくて、今までの苦悩も葛藤も、全てが吹き飛んでしまうようだった。
姫がいて良かった。姫に出会えて良かった。姫を好きになって良かった。姫……大好きだよ。
681 ◆5cRhj42FPY :2009/07/02(木) 16:22:59 ID:P+KosHT3
唇を静かに離した時、姫は笑ってくれた。その笑顔は今までのどんな笑顔よりも素敵なもので、
僕が一番欲しかった笑顔だった。
「ヒロ、先程はすまなかったな。手荒な真似をしてしまって」
「そんな……謝るのは僕の方だよ。ごめんね姫……。
僕が臆病だったせいで、姫に辛い思いをさせちゃって……
本当は誰よりも早く、姫の気持ちに気付いてあげなくちゃいけなかったのに」
「それはお互い様だ、ヒロ。私は恐れていた。ずっと不安だった。
お前が私の側にいてくれるのは、あくまで血の契約という鎖があるからではないか、と。
どうしても、お前からの愛を信じ切れずにいた」
「……姫、僕はもう、姫がいなかったら生きていけないよ。それは血の契約なんて関係なくて、
姫のいない世界なら、生きていても仕方ないってことなんだ」
「そうか……私の心配はどうやら杞憂だったようだな……。
本当はずっと前から……二人の気持ちは一緒だったのだ……」
「もう少し早く、お互い気付ければ良かったね」
「そうだな……。なあ、ヒロ」
「なに、姫?」
「この戦いも……いつかは終わりが来るだろう。そして、私は必ず生き延びるつもりでいる。
お前がいてくれるのだ。不安はない。そしてこれは……お前が良ければなのだが……。
全てが終わったら、私と結婚し、共に生きてはくれぬか? 私はもうお前を離したくはない。
私はお前と共に、永遠を生きたいのだ」
「姫……本気なの? たって姫は王女で、ただの人間の僕なんかとは、もともと住む世界が違うのに……」
「身分や住む世界が違うからだめだとでも言うのか? そんなことは関係ない。
戒める掟があるなら私が変えてやる」
「姫……本気なんだね……ありがとう……嬉しいよ……」
涙が止めど無く溢れて来る。絶対に超えられないと思っていた壁を、姫が壊してくれた。
ずっと無理だと思っていた。僕と姫では生きる世界が違い過ぎるって、ずっと諦めていた。
だから、たとえ姫にとっては一瞬でも、側にいられれば良いって、そう思っていた。
それ以上を望むことなんて、僕には出来ないんだって。けど本当は、思っていたんだ。
姫とずっと一緒にいられたらどんなに良いかって。そうすることが出来たなら、どんなに幸せかって……。
「私と生きてくれるか? ヒロ」
そう言うと姫は、ふたたび僕と唇を重ねた。答えは決まっている。もう迷いはない。
僕は姫を強く抱き締めた。たとえ永遠に近い時間であっても、姫と二人なら辛くはない。
この口付けが終わったら、もう一度はっきりと愛を告げよう。
僕の大好きな姫に、永遠の愛を捧げよう。そう心に誓う。
682 ◆5cRhj42FPY :2009/07/02(木) 16:29:05 ID:P+KosHT3
以上です。
683名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 16:45:01 ID:fYOCrknK
( ;∀;)イイハナシダナー
684黒仔猫:2009/07/02(木) 20:34:08 ID:iGuXxuKY
これでタイトルあったら間違いなく名作だ!!
保管庫あったら間違いなく載っているね!
685名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 21:54:08 ID:FWNVW9EX
GJ!!
姫からプロポーズされるなんて…いいなーヒロ
686名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 00:10:15 ID:CFDcCUSE
とってもいい感じっす♡
やっぱ姫ヒロ(ヒロ姫か?)は王道だわ
687名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 00:12:28 ID:paZn/1AW
こういうのを待ってた!! 超GJ!
やっぱこのカプは最高すぎる。
職人様、ありがとうございました!
688名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 10:29:26 ID:31z4SZPN
GJ11
ヒロの告白あたりから涙腺崩壊した
689 ◆5cRhj42FPY :2009/07/05(日) 09:07:55 ID:QmGkK1mh
3日前にヒロ×姫のSSを投下した者です。
皆様、暖かいコメントをどうもありがとうございました。

黒仔猫様へ
指摘されたタイトルにつきましては、一応「永遠王女」というタイトルを考えていたのですが、
私のミスでつけるのを忘れていました。
申し訳ありません。

誠実な感想をくださった皆様には大変感謝しています。
本当にありがとうございました。
690名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 14:32:58 ID:t0MpKvwD
リザはどうした?
691黒仔猫:2009/07/06(月) 21:53:22 ID:9gI0qOM2
現在電波受信の為、鼓動が(略)の前に別の
小説執筆中、タイトル「酒乱王女」の予定
692名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 21:56:02 ID:ZfauP42b
いちいち報告しなくていいよ
693名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 19:07:11 ID:P6e+eItV
いちいち突っ込まなくていいからwww
694名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 19:56:04 ID:4AgDmClX
>>691
期待してるぜ
695黒仔猫:2009/07/10(金) 21:47:33 ID:PC6QbW5q
現在執筆中の「酒乱王女」8割ほどできたので
とりあえず半分ほど投稿します
696黒仔猫:2009/07/10(金) 21:48:06 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

          酒乱王女

   チャラララチャラチャ〜ラチャ〜〜〜〜〜ン


 その1

 今日も、目が覚めて最初に目にするのは自室の天井…のはずだった!


 「頭が痛い……頭の中で叩かれてる感じだ……ってあれ!!

  何で僕は外で寝ているの!?ああ!屋敷が!!」


 この日は何故か外で寝ていた、しかも視点を変えると
 そこには見るも無残なボロボロの屋敷が見えた、窓は殆ど
 割れて二階の壁は無理やり切り裂いたような穴だらけ
 屋敷の住人は無事なのか直ぐに気になった


 「はっ!姫!リザ!令裡さん!姉さん!フランドル!どこ!?」

 「ようやくお目覚めか…」

 「私は寝不足だっていうのに…」

 「ふん…助かったが代償は大きいな…」

 「……ふが………」

 「あ、姫!屋敷がボロボロだよ!刺客に襲われたの!?

  ……あの〜……なんで皆僕を睨んでいるの?」


 皆は汚れや傷があったけど無事だが
 なぜか冷ややかな目で睨まれている…
697黒仔猫:2009/07/10(金) 21:48:32 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その2


 「刺客は……確かに現れましたわね……」

 「ああ……私やリザに令裡、総出で向かったが

  それでも押されるほどの強敵だったが……」

 「なんとか助かったんだよな…生きてるのが不思議だぜ……」

 「??」

 それでなぜ僕が睨まれるのか気になったがもしや
 僕が参加せずに寝ていたからなのか?でもなぜ
 外で寝ていたのかがわからない
 睨まれる理由が分からず、どうしても気になるので
 意を決して恐る恐る皆に聞いてみることにした


 「あの〜……皆睨んでるのは僕が戦闘に

  参加しなかったからなの?……」

 「いや……お前は戦闘には参加していた……」

 「え?それじゃあ僕はあっと言う間にやられて

  外に飛ばされてそのまま寝ていたから……」

 「いいえ、むしろ大活躍でしたわ」

 「全然記憶にないよ……じゃあなんで怒ってるの?」

 「本当に覚えてないのか?性質が悪いなヒロ

  教えてやる!昨日お前はなあ!!」
698黒仔猫:2009/07/10(金) 21:49:16 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その3


          〜〜〜回想〜〜〜


 事の始まりは昨日の金曜日、学校から戻ったヒロは仕事を
 終えた後、居間でくつろいでいたところ机の上のチョコが
 目に留まった、皆が気軽に食べられる様に置いているようだ


 「美味しそうだな……一個食べちゃおう♪」

           〜〜数分後〜〜


 「暇だなぁ〜っを?紗和々、ヒロ見なかったか?」

 「ヒロなら少し前に帰ってきたわ、部屋にいないなら居間かしら?」 

 「そうか、居間の方に行って見るよ」

 「居間に商店街の福引で当てたお菓子あるから良かったら食べて♪」

 「そっかじゃあさっそく頂くかな♪」


 「ヒロいるか?先に菓子喰っちまったか?」

 「あははは♪ヒック」

 「ヒロ?どうしたんだやけにご機嫌じゃないか」

 「やっほ〜リザァ〜♪今日もかっ飛ばしてる?」

 「リザ、どうしたそんなところで立ちすくんで?」

 「姫か、それがヒロの様子が変なんだよ」

 「ヒロが?」

 「あ〜姫〜ご機嫌うるわしゅ〜♪」

 「……確かにいつも以上に変だな……」

 「…姫…頬が痙攣してるみたいにひくついてるぞ……」

 「そういうリザも顔色悪いぞ」

 「そりゃあ…だってよぉ…」
699黒仔猫:2009/07/10(金) 21:49:45 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その4


 「何の騒ぎかしら?あら姫様にリザどうしたのかしら?」

 「あれ見てみな…」

 「令裡しゃ〜んこんにちわ〜〜♪」

 「あらヒロ、今日はとてもご機嫌良いのね♪」

 「そうなの〜♪なんかとってもぽかぽかして気持ち良いの♪」

 「おい、なんかヒロの奴酒臭くないか?」

 「そういえば確かにお酒の匂いがしますわね」

 「しかし…この屋敷には酒などないはずだが……」

 「それじゃあなんでヒロは酔っ払ってるんだよ?」

 「確かに、未成年のヒロが外で酒を買えるはずないし……」

 「だよなぁ……ん?何だこの菓子袋……」


 ベロベロになっているヒロに気を取られてヒロが食べた
 チョコの袋に気づかないでいた、良く見るとチョコの正体は
 ウイスキーボンボンである、つまりヒロは酒に以上に弱く
 一個で酔ってしまったのだ、それで殆ど平らげてしまった
 

 「ウイスキーボンボン……原因はコレね……」

 「そんなんで酔っ払うのか?」

 「個人差あるけど酔っ払う人もいるわね、ヒロはお酒弱いみたいね」

 「とにかくこれ以上摂取を抑えて時間を置くしかないか」

 「水を沢山飲ませてアルコールを流せば早く治るんじゃね?」



 「紗和々さんいらっしゃらない?……買い物かしら?」

 水を貰いに令裡が厨房に来たが紗和々の姿が見当たらない
 フランドルもいない所一緒に出かけたかもしれない
700黒仔猫:2009/07/10(金) 21:50:15 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その5



 「おまちどうさま、紗和々さんとフランドルはいませんでしたわ」

 「ん〜?姉さん達家出したの?姫の待遇が悪いから?」

 「あ……(酔ってるからって言いやがった!!)」

 「ふふん………」

 「………(姫様の顔が怖いわ……)」

 「やだなぁ〜姫ったら般若みたいにこわ〜い♪」

 「「!!??(酔いが醒めた時が怖い!!)」」

 「……般若とは一体なんだ?」

 「ほっ……(知らなくて良かったわ…)」

 「ヒック、女性の嫉妬の悲しみ・怒りを極限まで表現した

  怖いお面、今の姫の顔みたいな感じだよヒック♪」

 「「((そこでなんで詳しく解説するの!?)するんだ!?)」」

 「…ふふん…また1つ知識が増えたな、後で褒美を取らすぞヒロ」

 「やったご褒美〜♪」

 「……骨くらいは拾ってやるか」


        ガシャーーーーーーーーーーーン!!


 「なんだ刺客か!?」

 「直ぐに確かめるのだ!!」


 突然の轟音に皆が驚き、直ぐに玄関の方に向かう
 そこには体が岩石でできた大男がドアを壊して闖入
 してきていたのだった
701名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 22:26:42 ID:PhdfuSxf
ふがふが
702黒仔猫:2009/07/10(金) 22:50:13 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その6



 「なんだありゃ!?ゴーレムって奴か!?」

 「リザよ、意外と詳しい面もあるのだな」

 「蛮族に関しての知識だけは豊富なのね」

 「なんだとぉ!?お前だって色んな情報はコウモリ経由で

  自分じゃたいして苦労してねえだろうが!!」

 「なんですって!?あなたこそ(略)」

 「ゴォオオオオ!」

 「てめえはいつも!(略)」

 「ゴォオオオオオオ!!」

 「(略)」

 「(略)」

 「(略)」

 「ウガゴォオオオオオオオオオオ!!(怒)」

 ドゴン!ガシャン!バキバキバキッ!!


 無視されたのが癪に障ったらしくて目に付くものを手当たり
 次第に壊し始め流石に喧嘩してたリザと令裡も気づいた


 「なんだ!?急に暴れ始めやがった!!」

 「理由はともかく早々にあの者を退治せよ!

  これ以上屋敷を荒らされては敵わない」

 「言われるまでもねえぜ!!」


 腕を変化させたリザが飛び掛ったのを合図に
 モーニングスターを構えた姫とハンマーを持った
 令裡が後に続いて迎え撃った
703黒仔猫:2009/07/10(金) 22:51:49 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その7

 「ぜえ…ぜえ…くそッ!」

 「はあはあ…まさか…血の戦士だなんて……」

 「はあ…はあ…この手口はギリアム兄さまね……」

 「ウガゴォオオオオ!!」

 奇襲しかけてきたゴーレムは血の戦士であって
 倒しても倒しても、復活してきてジリ貧になり
 とうとう全員の体力が尽きてしまった

 「こういう時…フランドルのありがたみがわかりますわね…」

 「悔しいがそうだな…」

 「…………ここまでか」

  流石の姫達も覚悟した…その時!ゴーレムの後ろに小柄な影が!

 「あれ〜?どうして屋敷がボロボロなんだろう?」

 「……最後の望みも潰えましたようね……」

 「おいおい…ヒロはここぞって時に少しは頼れるぞ」

 「……あんな酔っている状態で勝てるとは思えないのだが」

 「あれ?……まさか刺客!んっ?ああああ!!」

 「ゴォオオオオオオ!!」

 「ヒロ逃げろ!!」

 のこのこ出てきたヒロはゴーレムに気づき、ゴーレムも
 ヒロの存在に気づいて矛先をヒロに向けて雄たけびを上げる
 それに対しヒロは何かを発見する

 「リ…リザの……リザの首が……」

 「ゴォ?」

 「はっ?…」

 「へ?」

 「???」

 「姫!!令裡さんまでバラバラに!!」

 「私はあんなにごついのかしら?…メス犬ならわかるけど」

 「どういう意味だ!!」

 ヒロは廊下に飾られていたバラバラになった鎧を
 姫やリザ達と思っている、まだ酔っているようだ
704黒仔猫:2009/07/10(金) 22:52:18 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その8

 「よくも!よくも皆を!!うわああああああああああ!!」


 バラバラになった姫達(と見間違いした鎧飾り)を
 見てヒロは鎧飾りの斧を持ってゴーレムに向かって行った

         ガシュン!!

 「ウゴォガァアアアアアアアアア!!」


 怒り狂ったヒロは普段の愛用より大きい斧で振り回す
 そして見事ゴーレムの腕を真っ二つに両断した
 

 「すげえ…一発でぶった切りやがった……」

 「ふふん…上出来だ」


 ゴーレムは切られてとっさにヒロから離れるのだが
 ヒロは斧を両手に持って離れた所から振りかぶる


      ブォン!!ザシュン!!


 「ゴボォオ!?オオオオ??」

 「なに!?離れた所から切り裂いた!?」

 「まさか…カマイタチを発生させたっていうの!?」


 令裡の言う通り、ヒロは斧を振ってカマイタチを作り
 離れたゴーレムを切りつける、その一撃でゴーレムの
 体は大きく抉られている、血の戦士である為傷は回復
 してきているが傷口が大きく直ぐには塞がらない


 「皆の仇だ!!止めだあああああぁ!!」

 「グゴォオオオオオオオオ!!」


         ドゴンッ!!


 回復途中のゴーレムにヒロは止めを刺す為に斧を
 先ほどより大きく振りかぶり、助走を付けて一気に
 切りかかった、先ほどのカマイタチを至近距離で
 繰り出す事によって損傷だらけの身体は耐え切れる
 筈もなく、ゴーレムは粉みじんになってただの
 岩石の破片となってしまう
705黒仔猫:2009/07/10(金) 22:52:46 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その9

 「勝っちゃった…あのヒロが一方的に……」

 「ふふん、これは褒美を与えねばなるまいな」

 「だから言ったろ!ヒロは土壇場で役に立つんだって!!」


 おもわぬ活躍によりヒロの株は鰻登りなのだがとうの
 ヒロはまだ表情が険しいままで3人を見ている


 「あら?どうしたのヒロ?」

 「まだ…」

 「ん?」

 「まだ刺客が残っていたんだな!!うおおおおおおお!!」

 「な!ちょっちょっとまてヒロあたしだ!!っておわ!」


         ドゴンッ!!

 ヒロはまだ泥酔して聞こえないのか問答無用で
 カマイタチを起こして攻撃を仕掛けてきた
 間一髪と言うところでリザは傷だらけの身体に
 鞭を打ってカマイタチをさけた


 「殺す気かこの野郎!姫!令裡!何か言ってやれ!!」


 リザは2人にも言わせようと思ったが2人の姿は無い
 辺りを見渡すと窓からコウモリの大群が逃げていく


 「このクソ吸血鬼!!また自分だけ逃げやがったな!姫は!?」

 「ふふん…後は任せたぞリザ」 パタンッガチャッ!


 続いて姫の姿を探すと姫は壁に半身を潜め、捨て台詞を
 言い放って完全に壁の中に消えて行った


 「コラー見捨てるな!!アタシも中に入れろ!!」
706黒仔猫:2009/07/10(金) 22:54:29 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 その10

 リザは姫が消えて行った壁を力任せに叩くが鍵を
 かけられてたのか、出入り口を物で塞いだのか
 ビクともせずリザはひたすらからくり扉を叩く
 すると中から姫の声が聞こえた


 「リザよ1つ忠告しておく、さっさと逃げた方が良いぞ?

  今のヒロは敵味方の判別ができない狂戦士だ、目に付く

  者を見境無しに襲うかかる…だがあれだけのパワーだ

  ヒロの体力は直ぐに尽きるだろうそれまで逃げる事だ」

 「無責任な事言ってねえでアタシもその中に

 「うおおおお!」おわ!くるなヒロ!洒落にならねえ!!」


   ガチャンッドゴンッ!ガガガガガッ!!


 同時刻、屋敷から離れた所に遠眼鏡でゴーレム闖入から
 一部始終見ていたギリアムの姿があった


 「馬鹿な!ゴーレムの血の戦士がこうも簡単にやられるとは

  まさか奴は伝説の最強の血の戦士だというのか!?

  リリアーヌの奴……これ程のジョーカーを隠し持って

  いたとは……暫くは対策を練らねば攻め込めないか…」


 何やら都合の良い勘違いをしつつギリアムは去っていく


         〜〜〜回想終了〜〜〜


 「おかげでアタシは九死に一生の喜びが身に染みて分かった…」

 「お姉さんも今回は味方できないわ……」

 「褒美は取り消しだヒロ……罰として屋敷が治るまでは
 
  買い物も含む一切の外出を禁止する、当然学校もだ」

 「えっと……ごめんなさい………ところで姉さんとフランドルは?」
707黒仔猫:2009/07/10(金) 22:58:30 ID:PC6QbW5q
 電波受信!小ネタSSエロ無し

 酒乱王女 終

 ふと、買い物から出かけたっきり姿を見ていない
 2人にヒロは気になった

 「あの2人なら先に屋敷の壊れてる所を調べにいったぜ」

           その頃、居間では


 「ここはあんまり壊れてはいないけどゴミが散らかって

  いるわ、誰なのかしら?それにしてもお屋敷がこんなに

  壊れるなんて凄く大きい地震だったのね……あら?」

 「ふがぁ?」


 どうやら紗和々には地震で屋敷が壊れたとごまかしたようだ
 部屋を調べてると紗和々の視界に例のウイスキーボンボンが


 「あらぁ?これは私が当てた福引のお菓子ね、早速誰か

  食べたみたいね♪私も1つたべちゃお♪」


 「あ〜あ〜どっかの頼もしい血の戦士様のおかげで修理が長いな…」

 「もう勘弁してよリザァ…」

 「ヒロ、お姉さん達が手伝ってあげるだけましよ」


 ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

 「ふがああああああああああああああああ!!??」

 ガシャン!ドズンッズゴゴゴン!!ガラガラガラガラ!!

 突如、謎の爆発が発生して屋敷は完全崩壊になってしまう
 その中でフランドルの悲鳴があたりにひびいた


 「……当分学校に行けないや……」

 「屋敷が……一体何が……」

 「フランドルが何かしたのか?…」

 「考えてもしょうがねえ、原因調べるぞ」


 その後、第2の酒乱騒動があったのは言うまでも無い

               完
708黒仔猫:2009/07/10(金) 23:11:16 ID:PC6QbW5q
ふい〜今日は半分だけのつもりが全部かけたので残りを
全部投稿しました、いかがでした?[酒乱王女]
ひさびさの執筆なんであまり上手くできなかった
ところなどもありますでしょうが頑張りました
709名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 09:39:59 ID:QFMokJM7
GJ
710名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 16:24:00 ID:Nx2UXPra
GJ
「鼓動が合わさる満月」も期待している。
711名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 17:58:36 ID:+EJZZlz/
ふが
712名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 00:19:54 ID:v5qKbKhk
まとめサイトとか保管庫って、ないの?
713名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 01:55:21 ID:XEMLyQ3/
無いみたい。
昔のやつ読んでみたいのに。
714名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 02:05:45 ID:/XwJKe0d
>>713時点で残容量8kbか
715蝙蝠蜘蛛の巣:2009/07/17(金) 11:52:52 ID:pSCGzr1y
716蝙蝠蜘蛛の巣:2009/07/17(金) 19:24:45 ID:pSCGzr1y
sage忘れた。すいません
717名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 16:56:54 ID:h46OLHv4
>>715
ふおおthx
SS抜粋はされてないのか把握
718名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 12:11:40 ID:QQMpRh4x
保守
719名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 13:23:45 ID:T9qACvnN
容量500KBまでだっけ?
今493KBだからそろそろ次スレの季節か
720名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 15:02:47 ID:eH34g5aj
そうやね
721蝙蝠蜘蛛の巣:2009/07/28(火) 21:39:29 ID:hGr1XX3z
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                       ヽ ヽ |{ ト:o;}    {i::O:: } ゝ !/. /V
                          \` l ヾ_ノ     ゝニノ  //ノ リ
                           l    ,         / /,_ノ
                          ヽ,    --‐┐    //~
                               > 、 ` ー'   .ィ"∨
                                 > ., イ-‐'"´i,
                              _ィ^/    __入
                        _,.. -一'"::::::|  _,.ィ'フ:::::::ヘ
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         `‐-、_               .,,, ,.ィ'"´ ̄___,人_      / |
           _ >、         ,,.. '''""   ,.ィ'":::::::::::|\`ー--‐''´ ,ノ
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    入 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::> 、.,__,ィ´ :::::::::::::::::::::::::.:〈   / \_,./
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  /       `ト、..,__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:...:::::::::::::::::::::::::::::::::∨ :|

フランドルでごわす
722蝙蝠蜘蛛の巣:2009/07/28(火) 21:40:35 ID:hGr1XX3z
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   ; :.; : : : : : : l: : :i : : : :i: l: : : ト、: : : :',、: : : : V : : : : ハ: : : : :.i
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  . !: :l: : : : : :i : l',: :l '; :// : l ';,.:レ'" '; : l_..._ \i_: : : : : l i l:i
 . l: :i : : :l: : l :_l_';..i,,_メ/: : :l  l: :l ,.ィヂヽ ̄lリ i: : : : : : i.ノ/:l
   ',: :i'; : :i : :l´: i ヽi_..._ヽ : i.  i:.l "弋ノトレ'} '  ! : : : : : lノ: ハ、
   V:i V: '; :lヽ:.l,.ィ'´f不ヽ、',  ,リ   ` ー'   li : : : : : l i>.、ヽ___,,..
 .  ヽヘヽ: '; ';∧ハ` 迅ソ i           ´l: : : : : :l ,':::::::::::::::::::::::::
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 .          Vヽ: ハ::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
            V \:';::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

リザでごわす
723蝙蝠蜘蛛の巣
       ,ィ爻'´ i l i      `弋オ )トヮ  ハ
       /  l l l i l   i  V. ', \iミハ)  ',
     /    l l .i l ト、  ト、 ', .i   ゙ト、l) l. i
  .  ,'   l ,.l l ノノヽl \.i _V斗l.   i V! l  l
    i l i l ハヘ l .、_xィチテァァ l    !'スヽ  l
  .   ! l l .l i_,.ニミ、  '´辷ソ ´ l    l i ノ   i
  .  Vヽト、 iハ. ヒリ i        l    レ./l i l
  .     ゙ト!   ,!         l    lィ l l l
  ..     l. ヘ.  ヽ       l   .l l. l l l
  .       l.  ヽ   <⊃   /!   i. l. l l. i
  .      l   l. \.     ,.イ .l   i. l l l  i
          l.  l i `ト- '"    i   i.  l l. l  i
         l  l l.  l  |     i   i、  l l. i.  i
          l  l. l  i rl.    ;.  ,'::::>..、」._ i  i
  .       l  l  ! _仄ノ   ,'   ,'::::::::::::/::::`¨>‐-
        i  i_,..ィ´:i_ ._ /`ソ  /:::::::::::/:::::::::::::/
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姫でごわす