パワポケでエロパロ5

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
パワプロクンポケットシリーズのエロパロスレです。

SS保管庫wiki
ttp://wiki.livedoor.jp/pawapokeeroparo/d/FrontPage

前スレ
パワポケでエロパロ4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203424670/

sage進行・ルール遵守でお願いします。
2名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 22:23:59 ID:2SBokrOV
>>1乙バッチこい!
3名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 22:33:38 ID:71PIx+LZ
乙でやんす
4名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 22:34:01 ID:fvOY7b1F
乙だぁぁ
5名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 02:38:29 ID:uBJXuRp/
パワポケ9の 主x夏菜です。
プチ珍しいカップリングで書くのが大好きです。
6名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 02:39:12 ID:uBJXuRp/
「寂しくなるなあ」武美が言った。「明後日にはもういないんでしょ?」
「明日の午後に飛行機に乗る。明後日の昼に向こうに到着する予定だ」
「海外かあ……しかも遺跡をめぐる旅だなんてロマンだねえ」
「小波さんだけで行かれるのですか?」神田奈津姫が言った。
小波と武美の湯飲みが空になっていたことに気付き、お茶を注いだ。
「いえ、霧生さんと一緒です」
「その、霧生さんというのは」
「考古学者の娘なんですよ」
「霧生って、もしかして新聞に載ったことのある――その娘さんとはどういうご関係なのかしら」
「付き合ってるんですよ」
「どんな人なの?」武美がテーブルに身を乗り出しながら尋ねた。くりっとした丸い目の輝きから興味深々だということが読み取れた。
「そうだなあ」小波は腕を組んで考えた。
「正直な性格だよ。悪い点を見過ごせないタイプというべきかな。ずばずば言ってくる」
「ほかには?」
「素直で活発。でも意外と早とちりだったりする」
「美人?」
「美人だ」
武美は両手を口元に重ね合わせた。「ふうん。小波さんの恋人、一度見てみたいなあ」
7名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 02:39:44 ID:uBJXuRp/
背後の可愛らしいうさぎの掛け時計に目をやった。午前零時をすっかり回っていた。
小波は折りたたんでおいた茶色のロングコートをとって羽織り、二人に玄関先まで送ってもらった。
「それじゃ俺はこれで。わざわざお別れ会を開いてくださってありがとうございます。眠っているカンタ君にも宜しくと伝えてください」
「どうかお元気で」
「小波さん、バイバイ!」
小波は店を背にして歩き出した。しかし七、八歩を進んだところで身体を反転させた。
店の明かりに向かって歩を戻した。そして二人の前までやって来た。
「小波さんどうしたの?」武美が訊いた。首を傾げていた。
「言い忘れていたんだ」
小波はポケットに入れていた手を引き抜いて言った。
「皆には今までお世話になりました。本当にありがとうございます」
言い終わると小波は深々と礼をした。わずかな沈黙のあとに正面からぱんぱんと音が鳴った。小さい拍手だったが温か味を感じた。
小波は身体を起こした。視線の先に、二人が柔らかに微笑みながら小波を見ていた。
「私は貴方に何度も救われました。そのご恩は忘れませんよ」奈津姫が言った。
「小波さんがこの街に来てくれて最高に楽しかったよ」
武美はそう言うと、店から一歩前に前進した。そして手を差し出した。小さくてあどけなさを感じさせる形だった。
小波は何を意味しているのか分からず、武美の顔と手を交互に呆然と見つめていた。
「お別れの握手しようよ。ぎゅっと強く」
そういうことか――小波は、手をコートの裾にこすりつけてから差し出された手を握った。ぎゅっと強く。
店内の明かりがまるでスポットライトのように三人を照らし、冬の名残を感じさせないほどの熱に包まれていた。
8名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 02:40:05 ID:uBJXuRp/
霧生夏菜の家は商店街を抜けてから二十分もかからなかった。
小波は玄関に入った。リビングの明かりが暗い通路に漏れている。
脱いだ靴を揃え、なるべく足音を立てないように注意を払いながら向かった。

夏菜は部屋のダブル・ソファに腰かけていた。テーブルの上に何か薄いものが複数散らばっていた。
やがて小波の姿を認識したのか「おかえりなさい、小波さん」夏菜が言った。「楽しめた?」
「まだ起きてたんだ」小波が言った。「楽しんで来たよ。充分」
小波はコートをソファの横にかけると彼女の横に腰を下ろした。
そして先程からテーブルの一部を占めているものを見た――写真だった。
「全部バイト先で撮ったものなんだ」夏菜が言った。
「店長は写真が大好きでさ。昼休みとかにみんなを集めて撮るんだ」
「私、実は映るのってそこまで得意じゃないから、最初は馬鹿馬鹿しく思ってたんだけどさ」
「慣れってのは恐ろしいね。いつの間にか写真が苦手じゃなくなってた」
小波は裏返しになっている一枚を抜きとって見た。
店外で撮られたものだ。スタンドガラスの前で様々なポーズを取っているウェイター達がいて、一番端にウェイトレス姿の夏菜がいた――笑っている。
「私が明後日に出発することを言ったらすぐに現像してくれたんだ」
「『俺達のことを忘れんなよ。いつでも帰って来いよ』って言われて」
「嬉しくなって、つい泣き出しちゃった」
夏菜は散らばっている写真を掻き集めると、それらをしっかりと束ねて封筒にしまった。
「ついに……この日が来ちゃったね」夏菜が言った。
「ねえ、小波さん」
「何だい?」
突然、夏菜が視界をさえぎって小波の唇を塞いだ。小波はその一瞬において時間が完全に止まった錯覚に陥った。
「キスって……こういうものだったんだ……」
夏菜は小波の胸に身体を預けた。小波は服越しでも彼女の体温を感じた。長い黒髪からはシャンプーの甘い香りがした。
自分の心音が誇張されて聞こえた。血液が全身をめぐっているのがはっきりと分かった。
不意に小波の奥底から湧き上がるものがあった。何かが激しく揺れた。
小波は夏菜の肩に手を伸ばすと、彼女はその手を握った。
それから二人はお互いに背中に腕をまわし、唇を重ねた。そして空気を求めてごく自然に離れた。
初めての経験に頬を赤らめていた。瞳を潤ませ、息遣いも荒くなっていた。
「夏菜さん、いいかな」小波は訊いた。
「初めてだから、その――」それから一つ間をおいて言った。
「私に……女を教えて」
9名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 02:40:34 ID:uBJXuRp/
夏菜は濡れにくかった。そのために小波は前戯に多くの時間をかけた。
濃密な愛撫に彼女の下半身が潤いはじめると、小波は先端を彼女の入口にあてがった。
「入れるよ」
先端が彼女の中に埋もれた。小波は夏菜に痛い思いをさせないようになるべく慎重に進むことを意識した。
しかし夏菜は異物感に対する不安感に戸惑い、身を強張らせていた。
いっそのこと早く終わって欲しいと夏菜は思った。時間の流れがとても遅く、重たく感じた。
やがて小波の先端が女性特有の薄い壁に接触し、小波は夏菜を見た。
夏菜は小波は意図を理解したのか、返事をする代わりに首を振った。
「力、抜いて」
小波はそう言うと、これ以上の侵入を拒んでいるにも関わらずに奥に力強く突き入れた。
「――」
途端に夏菜の下腹部に鈍い痛みが走った。千切れるような痛みだった。不安定な呼吸が始まった。筋肉が硬直していくのを感じた。
シーツを握って、下唇を強く噛みしめて、痛みに耐えようとした。
目も固く瞑ったが、それでも涙がにじみ溢れて睫が濡れていくのを感じた。
「大丈夫?」小波は心配するように言った。
しかし夏菜は声を発することが出来なかった。代わりに小波の両腕を掴んで爪を立てた。
小波は鋭い感覚を受けながら、彼女が落ち着くのを待った。

しばらくして夏菜の息遣いは幾分穏やかなものとなった。
「すこし……楽になったかな……」夏菜が言った。体の奥底から絞り出したような声だった。
「無理しなくていいから」小波が言った。
「ううん……動いても、平気だよ」
夏菜は小波を見つめた。彼女の瞳は何とも言えなくなるような艶やかさを宿らせていた。
その瞳に意識を取り込まれ、再び小波は動き始めていた。
「う……あ……」夏菜が苦しそうに呻いた。
しかし小波は枷が外れたのか一心不乱に腰を打ち付けていた。様々な知覚はシャットアウトされた。
徐々にペースが速くなると、それに伴って一気に絶頂も近くなった。
「小波さん……来て……」
夏菜は小波の首に手を回した。そして抱きつくような格好になった。
不意に彼女の匂いが小波の鼻孔をくすぐった。体内の熱が一箇所に集約した。
「夏菜さん……!」
小波は夏菜の奥に射精した。自分の熱が放出されて、さあっと身体が冷えていくのを感じた。
「小波さん……好き」
夏菜はそう言い残すと小波の肩にうなだれた。耳元ですやすやと寝息を立てていた。
一気に疲労感が押し寄せて来たのかもしれない――小波もそれは同じで脱力し、夏菜を押し倒したような体制で眠った。
10名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 02:40:56 ID:uBJXuRp/
小波は激しい倦怠感と虚脱感を感じながら目を覚ました。
カーテンの隙間から陽が差し込んでいた。今何時だろう――テレビの横にある置き時計を見た。大体九時を過ぎたところだった。
夏菜を起こさないように気を付けながら自身を引き抜き、落ちてあったタオルケットで彼女の体を覆った。
ふと小波は彼女の処女を貫いた時のことを思い出した。乱れ様を思い出した。
無性に彼女に触れたくなり、身を屈めて彼女の唇にキスをした。触れる程度の軽いキスだった。
すると夏菜はゆっくりと目を開けた。
「起こしちゃった?」小波が訊いた。
夏菜は何も言わない。光を受けて目を細めていた。
何度か瞬きをしてようやくピントが合ったのか、夏菜は小波を見て微笑んだ。
「私、女になれたんだ……」
夏菜は下腹部をさすった。それはタオルケット越しでも分かった。
「痛む?」小波が訊いた。
「ちょっとだけね」
「途中から自分勝手でごめん」
「ふふ、気にしてないよ。それより小波さん。お昼、買い物に行かないか? 今日でこの街も見納めだし」
ね?――と言って夏菜は微笑んだ。小波もつられて頬が緩んだ。
小波と夏菜は互いに見つめ合うと再びキスをした。今度は自分から離れようとせずに長く、情熱的なキスだった。
11後書き:2008/04/17(木) 02:49:08 ID:uBJXuRp/
夏菜は色々なシチュが想像しやすかったです。
ただ私の表現力が残念だったのが問題でした。

p.s.
最近パワポケ10のキャラ達も色々な方によって書かれてますよね。
次投稿する時はマイナー路線で中田まゆみ(至難)、ヒヨリ、山下貴子、温水ちよなどを書こうと思ってます。
12名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 06:42:21 ID:3Ka5pUGc
>>11
ちよちゃんのバッドエンドが正史になりそうで怖いから幸せにしてくれ
13名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 06:43:18 ID:3Ka5pUGc
連投スマンが言い忘れた、GJ!
14名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 15:09:07 ID:MsxXTWDZ
GJ!!! ヒヨリはかなり難しいかと(ヒヨリン星云々を本人が言っているため)。

ということで貴子でお願いします!
15名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 15:40:27 ID:BvEb/gFA
「貴子出すよ・・・」ドクドク。
定期的に小波の精を受け取ることによって貴子はこの世に生を繋ぎ止めるのであった。

     〜完〜
16名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 16:38:47 ID:zLYrM/xE
GJだ。俺は夏菜さんも好きだから珍しいカップルじゃながな

>>15
いいなそれ是非書いてほしい
17名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 17:07:17 ID:fMOs9tED
GJ!やはり9の女性キャラはイイ

しかし前スレのリンの続きが気になって仕方がねえ
18名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 18:11:49 ID:0QtwUL5g
>>12逆に俺はちよの枕営業モノが読みたい
外道と言われようがかまわん
19名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 20:58:31 ID:3Ka5pUGc
>>14
逆に考えるんだ
ヒヨリン星人の寿命はとてつもなく長いから永きに渡ってギャスビゴー星人に絶え間なくメチャクチャにされ続けるとか
20名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:02:30 ID:zLYrM/xE
何故だろう…鬼畜はあまり好きじゃないんだが……素晴らしいと感じてしまう
21天咲:2008/04/17(木) 22:15:04 ID:ToHc6jf6
前スレで予告したのを投下しようと思います。
位置づけとしては前スレで書いた、さら&ナオの過去話「貴方と出会うまで」と「大好きな妹の為に」
の番外編的位置づけで、たぶんそれを読まないと話が繋がらないかと。

…だったんですけど、書いてるうちに予想より長くなり
番外編というより五十鈴の過去話のような物になってしまいましたが…とりあえず、どうぞ。
22陸上部に入る理由:2008/04/17(木) 22:15:54 ID:ToHc6jf6
高校受験の一ヵ月前、父が病院のベッドの上で亡くなった。
もう長くない事は随分前から分かっていたし、覚悟も出来ていたつもりだったが、『その時』には心が震えて泣き崩れるものなのかなと考えていたが
私は『その時』も冷静にその場にいて父を看取った。
父は仕事が忙しかったので、あまり仲の良い家族と呼べる関係では無かったが、この時ばかりは感情を表に現すことの出来ない自分の性格を恨めしく思った。

そしてこの日、母も兄弟も親戚すらもいなかった私はただ一人の肉親をも失い天涯孤独の身となった。

自分が何をしようとどうなろうと誰も気にする人はいないというのは気楽だと思ったが
家に帰った時、もうここに住んでいる人は私以外に誰もいないということを強く感じ、それはとても寂しいことだとも思った。
23陸上部に入る理由:2008/04/17(木) 22:16:39 ID:ToHc6jf6
ひとりきりで住むにはこの家は大き過ぎるし、何よりふとした事で父がいない事を思い知らされるのが嫌だったので
私は母の母校への進学を辞めて、全寮制の高校を探して親切高校に進学した。
周りの人間はもっとレベルの高い所へ行けるのにどうして?と不思議がり、子供の頃からの親友で中学一年の時に再会した瑠璃ちゃんもその事を聞いて驚いていた。

「親切高校…ですか?意外です。鈴ちゃんなら今住んでる家を引き払っても、どこかのアパートででも一人暮らし出来ると思ってましたけど。
 お料理なら私教えられると思いますよ?」

「フフフ、それは今度家に遊びに行った時に指導してもらうとしよう。おばさんに後見人になっていただいたお礼もしなくてはならないしな」

「そんな事気にしなくていいですよ。どうせならうちに来て一緒に暮らしてもいいと言ったのに…」

「いや、そこまで迷惑をかけることは出来ないよ。ところで瑠璃ちゃんはどこの高校へ進学するんだ?」

「私?…高校ですけど」
「あぁ、あの野球が強いので有名な所か。…というか、それこそ意外だな。
 瑠璃ちゃんならもっと偏差値の高いところに入れたんじゃ…?」

「………頑張って勉強教えたんですけどパワポケの頭ではそこが限界で(ボソッ)」

「ん?何?」

「な、なんでもないです!」

(るりか〜。おばさんがご飯出来たから来なさいって…

「パ、パワポケ!?い、今電話してるから向こうに行ってて下さい!」

「………何か聞こえた?鈴ちゃん」

「いや、何も。誰かの声がしたみたいだけど」

「そ、そう。良かった…」

「それじゃあ試験の準備があるから切るよ。…彼によろしくな」

「!?か、彼って!?やっぱりパワポケの声聞こえて…あっ

ガチャッ
24名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 22:18:07 ID:6H2cLj3z
主人公の所を離れたちよが離れたことを後悔するのが見たい俺は異常
25陸上部に入る理由:2008/04/17(木) 22:18:07 ID:ToHc6jf6
そして私は親切高校に合格して、入学の日が来た。
学校の周りを見ておきたかったので早くに来て、雰囲気の良い崖を発見してから学校内に入って少し歩くと
何人かの生徒の中で、何かただならぬ雰囲気の二人の女子が目に入った。
良く見ると、髪の色は黒と緑で違うが、顔がよく似ている。まるで姉妹のようだった。
聞くつもりはなかったけど、話し声が聞こえて来た。


「あんな事をやっておいてよく私の前に姿を現せましたね。はぁ…失敗でした。あなたがいると分かっていれば
 この学校になんか入学しなかったのに」

「さ、さら…」

「気やすく私の名前を呼ばないで下さい。あなたにその資格は無いハズです。
 幸いクラスは違うみたいですし、目障りですので今後一切私の前に姿を現さないで下さい」


事情は分からないが、どうやら二人は昔からの知り合いのようだった。
そして、黒髪の方が何らかの理由で緑髪の方を責めている。
そのあまりに辛辣な言葉と、それを聞いて表情に暗い影を落としている様子を見て止めに入ろうと思ったけど、その前に黒髪の方がその場を立ち去った。

そして、その場に立ち尽くしていた緑髪の方は数秒俯いていた後顔を上げて前へ歩き出した。
26陸上部に入る理由:2008/04/17(木) 22:18:58 ID:ToHc6jf6
入学式が終わり、クラス分けを見て私は自分の名前があるクラスへ向かい、席に座った。
横を見て、驚いた。
隣の席には今朝見た緑髪の娘が座っていた。
名簿を見ると、名前は高科奈桜。明るい娘のようで、その後ろの席の娘と元気に喋っていた。
誰からも好かれるタイプ…という感じだが、あの黒髪の方の娘は彼女の何を憎んでいるのだろう…?周りを見渡すと黒髪の方の姿は無かった。
あまり私は他人に関心を持つ事が無かったが、どうしてか彼女達の事は気になった。



少しすると担任の先生が来て、ペラの制度等独特の校風を持つこの学校の仕組みの説明を始めた。
その中に「運動部への強制所属」があったので
体を動かす事は嫌いじゃなかったが特に好きなスポーツも無かった私はどの部に入ろうか考えていると、高科が話しかけてきた。

「ねえねえ、すずちんはどの部に入ろうと思ってるんですかっ?」

「…すずちん?」

聞き慣れない名前だ。
この状況からすると私のことだろうか…?

「うんっ五十鈴ちゃんだからすずちん!可愛いよねっ」

「い、いや。出来れば辞め…

「それでねっ

聞いていない。
かなりマイペースな人間のようだな…。

「決めていないなら、陸上部はどうかなって?」

「陸上部?」

「うんっ!多種の種目!走る時に感じる風!目に見えて分かる自分の進歩っそして生まれるカモシカのような脚っ!絶対楽しいと思うよ」

言っている事は分かるし、人とのコミュニケーションが得意では無い私には個人種目が多い陸上部は向いているかもしれないが…違和感を感じた。
明るくて社交的な高科の性格なら、バレーやバスケといった団体競技を好みそうな気がする…。
あくまで予想でしかないが、この言葉には何か裏があると感じた。
他人が干渉する問題じゃないと思ったが、どうしても気になったので私は聞いてみた。

「…何か他に理由があるんじゃないのか?たぶん…朝話していたあの娘のことで」

「!」

私がそう言った後、朝の事を言って盗み聞きの様な形になってしまったことを謝ると
高科は「つまらない話だけど…」と前置きして教えてくれた
27陸上部に入る理由:2008/04/17(木) 22:19:31 ID:ToHc6jf6
「あの娘は、さらは…あたしの双子の妹なんですよ。苗字は違いますけどね。色々あって長い間離れて暮らしていたんです。
 そして、あたしは離れる前にさらにとても酷いことをして、さらは今でもあたしを恨んでいるんです。顔も見たくないって言われちゃいました。」

悲しそうな表情を浮かべながら話す高科。
やっぱり姉妹だったのか…。恐らくその『酷いこと』というのも何か大きな理由があってのことなのだろう。


「あ、何で陸上部を選んだのかだったね。理由は簡単、さらが陸上部に入るからですよ」

「え?でも妹には拒絶されてるんじゃ…」

「…そうなんですけどね」

高科の顔が曇る。しまった。
不用意な発言を私は恥じた。

「勧めておいてこう言うのもなんですけど、あたしは多分もう一つの部活が忙しくて多分殆ど顔を出せないし…夢だったんですよ。
 さらと同じ部活に入って青春を過ごす事が」

「そうだったのか…」

私はその後、高科に話してくれた事に礼を言って、陸上部に一緒に入部すると約束した。
そして、話を聞いてどうして二人の事がこんなに気になったのか分かった気がした。
私にはもう家族がいないから、本当はお互い大好きなのにすれ違ってしまっている高科と妹がとても悲しく、勿体なく感じたんだ。

陸上部に入った後
他人を寄せ付けず、誰にも寄って行くこと無く独りでいる芳槻を見て
その様子を遠くから悲しそうな顔で見ている高科を見て
私は二人の間の溝が一日でも早く埋まることをただ、願った。
28天咲:2008/04/17(木) 22:24:33 ID:ToHc6jf6
終わりです。
構成失敗の勘もありますが、疲れたのでこれで勘弁を。

これでこのシリーズも終わりか…と思ってましたが、書き終えると
さらGOODverのさらと奈桜の仲直り後を書きたくなるから困りますねw
29名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 07:50:58 ID:1kb7IT13
GJだ。
気持ちは分からんでもないが………次はエロを期待しているよ
30名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 09:57:27 ID:OvS4gkGj
エロなし?
いいじゃないかGJだ。
31名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 13:51:59 ID:4sRGuYKm
↑まさにGj (ID的な意味で)
32名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 07:45:09 ID:MpPU5wyl
前スレの最後のSSって続きあるのかな?是非読みたいんだが…
33名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 11:47:13 ID:nE9uQxzU
>>32
あれはSSではなくただのネタとして投下したと書いてあったから
誰かが続きを書かないとダメって事だ。
だから誰かに書いて欲しい訳なんだが…誰か書く奴はいないのか?
34名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 16:57:47 ID:8nkXcSy8
名言スレで瑠璃花バッドの真実を知って、適当に文に起こしたはいいが、あまりの鬱さに死にたくなった
救いのある結末を予定してても、過程がきつすぎる
35名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 18:33:08 ID:qifnd5E2
そろそろ維織さんと冬子の同級生ネタをやるしか…
36名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:29:02 ID:eqEptEw8
維織さんと准と主人公の三角関係ネタという手も…
37名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:57:33 ID:MpPU5wyl
>>34
過程を無視して救出してからの物語を書くという荒業を……
38名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 22:09:41 ID:8W2kmeH6
芙喜子のつるつるまんまんをナメナメしてる8主が見たいよう
39名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 22:19:48 ID:8nkXcSy8
>>38
なんか非常に心惹かれるものがあるような
今書いてるの終わったら書くかも
40名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 23:09:57 ID:8W2kmeH6
>>39
全裸で待ってるぜ
41名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 03:11:27 ID:s7oTR75T
このスレでサクセスオールスターズはスレチになるの?
42名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 12:42:26 ID:RKR5Pri6
>>41
ここはパワポケだからな。いくらパワポケキャラが出てくるとは言え、パワプロの話題はスレチ
43名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 13:00:40 ID:51XN2KBG
今日買ったダッシュリアをしたら、ダッ主が親切高校に入ったらというIFストーリーというのを考えている。
…マウスとダッ主はタメなのか?
44あの男;勝手に続編小ネタ:2008/04/20(日) 13:21:10 ID:v4hx9hpc
前スレ「あの男」に触発されたので続きの小ネタ書いてみます。恋愛モノは初めてですが生ぬるい目で見てくれたら幸いです
8で主×リンです。

「今夜だけ、私に時間をくれないかしら?」
小波は最初、リンが何を言っているのかわからなかった。
これが小説や物語のセリフならすぐに理解できただろう。が、リンの―目の前の、自分のよく知る彼女の言葉だとは、とても思えなかったから。
「……リン?」
だから、さっきまでなんとなく宙に浮かせていた視線をリンに戻して聞き返した。彼女の意思を聞くために。
「私を…抱いて」
「―ッ!?」
リンがさっきより少しだけ言いよどんだことと、そのストレートな言葉が小波を少しだけ狼狽させたが、それをどう受け止めるかの答えはすぐに出た。
自分の想いをを押し殺して、一番大切な人のためにあきらめられる強い女性。その彼女が吐露した願い。それが短い言葉と裏腹にどれほどの意味を持っているかが、理解できたからだ。
「…わかった。リンが望むなら」
リンに手が届く距離まで近付いて、自分より少しだけ背の低い彼女の頭をそっと抱きながら、小波は言った。
「ありがとう…小波君」
リンは今までで一番近くにいる小波に抱き寄せられるままもたれかかって、静かに笑ってつぶやいた。




45あの男;勝手に続編小ネタ:2008/04/20(日) 13:24:26 ID:v4hx9hpc
とりあえずここまでしか書いてません。
わたしの文でよろしければエロも書かせていただきます。拙いですが。

しかし文章古くせえなあ…
46名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 14:29:50 ID:fJ0V0F8P
寸止めとはまたドSな
47名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 17:46:14 ID:6vKMRM65
パソコン規制喰らってるから、まゆみ物まとめに貼っといた

誰か変わりに貼っといてくれ
48名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 19:10:26 ID:SuLMMJun
感動した!空気じゃない、まゆみに感動した!
49名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 19:39:17 ID:IS/R01nl
>>47
乙乙乙

でも・・・オイラの名前を間違えないでほしいでやんす・・・
50名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 19:55:35 ID:6vKMRM65
直しとくけど、メガネの名前何だっけ?
51名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:45:21 ID:Xc6wa2EE
湯田君だね。下は浩一
52名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:37:16 ID:CQj1kmv/
ようやくネット環境が整ったので紫杏を投下します。
53名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:38:07 ID:CQj1kmv/
『元自治会長の秘め事 箱の中の猫編』

親切高校は今年、甲子園連覇という高校野球をする者ならば誰もが夢見る偉業を成し遂げた。
野球部メンバーの喜びはとても大きく、表彰式から一夜明けてもその熱が冷めることはない。
今日も昨日の偉業を喜び合っていた。
しかしチームメイトの皆が浮かれ騒ぐ様とは対照的に、小波だけは静かだった。
彼は大人しい人間ではない。むしろ騒がしいと言った方が的確である。
更に野球を何より愛する小波にとって、優勝が嬉しくないはずが無い。異様なことである。
「どうしたでやんすか? 昨日はあんなにはしゃいでいたのにめっきり大人しくなっているでやんす。体調でも悪いんでやんすか?」
「いや、そういうわけじゃないんだ。心配しないでくれ」
友人達どころか監督まで心配するほどだったが、小波の言葉通り体調が悪いのではない。
ただ彼は親切高校へ帰還するのを今や遅しと待ち望んでいたのだ。
彼自身、大騒ぎしたいほど嬉しいのだが、今はこのことを学校で待つ彼女に伝えたかったのだ。
帰りのバスの中でも落ち着かず、そわそわしている小波に周囲の人間の違和感はますます膨れ上がるのだったが、小波にはそんなことを気にする余裕は無かった。
野球部が寮へと帰ってきた頃にはすっかり日は暮れていた。
皆が甲子園と長旅の疲れを癒すために自室へと向かう中、小波は真っ先に女子寮へと向かう。
森を抜け、女子寮へと駆ける。夜遅いという時間的な要因も肉体の疲労も彼を止めることはできない。
一刻も早く紫杏に逢うべく全力疾走する。
何の確証も無かったが、女子寮に行けば彼女に逢える気がしたのだ。
1、2年の頃は、女子寮へ忍び込もうとするたびに紫杏に見つかっていた。
当時はイヤな偶然だと思っていたが、今となっては運命を感じずにはいられない。
今日もまたその偶然が起こることを期待しつつ、小波は走る速度を上げる。

そろそろ女子寮かという所で小波は人影を発見した。
よく目を凝らして見る。そこには小波の予想通り紫杏が立っていた。彼女もまた小波と同じことを考えていたようだ。
「おめでとう、小波」
「ああ、やったよ紫杏」
久しぶりの逢瀬に駆け寄る二人。崖の上での説得以来、二人が直接会うのは今日が初めてだ。
互いに募る言葉もあるはずだが、そんなことも忘れて抱き合う。
こうして強く抱きしめていれば、それだけで想いが伝わるように感じる。鼓動が相手に聞こえそうなほど密着する二人。
やがて紫杏が瞳を閉じると、小波は彼女の意思を察して唇を重ねた。
長い口づけの後、二人は堰を切ったように言葉を交し合った。
紫杏が優勝できると信じていたと言うと、小波は紫杏のおかげで頑張れたと返す。
話題は尽きない。二人を邪魔するものはもう何も無いことを確かめるかのように、恋人達は語り合った。

「何か優勝のお祝いをしないとね。何がいい?」
「じゃあデートがしたい」
話が優勝祝いをどうするかという方向へ行くと、小波は切実な願いを口にした。
紫杏が留学のために小波を遠ざけてからというもの、彼の紫杏といちゃつきたいという欲求は日に日に募っていった。
紫杏と和解してからも甲子園が目前だったためまともに逢うことさえできなかった。
それでも甲子園優勝という大きな目標のために今まで我慢してきたが、その目標が達成された今、もう辛抱できなかった。
小波は必死な形相で――それこそ決勝戦最後の打席のときより深刻そうな顔で――紫杏にデートを求める。
紫杏はそんな小波に苦笑しながらも、拒否するつもりは無かった。紫杏もまた、小波と二人きりでいたいと考えていたのだ。
「うん。じゃあ今度の日曜、外出しよ」
快く了承する紫杏。今にも小躍りしそうなほど喜ぶ小波を見て、紫杏は子供みたいなんだからと笑うのだった。
54名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:39:08 ID:CQj1kmv/
幸いにも晴れた日曜日、紫杏は約束の時間の一時間前に待ち合わせの場所に来ていた。楽しみにするあまり早く来過ぎてしまったのだ。
昨日は小波の喜びようを子供みたいだと思ったが、自分こそ遠足を前に待ちきれない子供のようではないか。これでは小波のことを笑えない。
これから一時間の間、何もすることが無い。仕方なく小波が来るまでの間、彼のことを考えることにする。
初めての出会いは小波が女子寮に潜入しようとしたときだ。
規則違反の彼を、紫杏は先生へと突き出したが奴は懲りずに何度もやって来た。
その度に見つけた自分は、小波にとって嫌な女だったろう。思い返せば同じクラスになったときも、嫌そうな顔をしていた。
それが今では恋人だ。人生、何があるかわからない。
最悪の第一印象から次第に惹かれあうなんてまるで少女マンガのようではないか。
なんだか急に気恥ずかしくなってきた。急いでそんな考えを捨てるように顔を左右に振る。

そんなことを考えているうちに、小波が走ってやってくるのが見えた。
時計を見ると、まだ紫杏が待ち始めてから10分くらいしか経っていない。小波もまた早く来すぎたようだ。
紫杏は小波が自分と同じように今日のデートを楽しみにしていると知り、少し嬉しくなった。
「ごめん待った?」
第一声で謝る小波。彼としては紫杏を待たせないようにと十分早く来たつもりだったので、彼女がもういることは予想外のことだった。
「ううん、そんなことないよ。あたしも今来たところ」
別に怒っていないということをアピールする紫杏。何しろまだ約束の時間の50分前なのだ。怒る理由などない。
むしろ予定より50分も早く小波に逢えたことで機嫌がいいくらいだ。
しかしながら紫杏にはただ一つ疑問が芽生えていた。

「ところでその鞄、何?」
小波は肩から大きめのスポーツバックをぶら下げていた。いつも手ぶらな小波にしては珍しい。
今日のデートは、予算の関係から公園を散歩することになっている。特に荷物はいらないはずだ。
紫杏は何を持ってきたのかわからずに質問する。
「秘密。あとでわかるから」
紫杏の質問を、小波ははぐらかす。ニヤニヤした笑みに、紫杏は一抹の不安を覚える。
それでもここで時間を食うのも馬鹿らしいと思い、追求はしないでおいた。
「それじゃあ行こうか」
小波はデートへ行くのを促すため、紫杏の手を掴み引っ張る。
以前は手が触れ合っただけで騒いでいた紫杏も、今日はしっかりと手を握り返して小波について行った。
55名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:39:50 ID:CQj1kmv/
夏も終わり暑さも和らいできたこともあり、今日は絶好の行楽日和である。
休日のためか、公園はカップルや家族連れで賑わっていた。
長閑な陽気の中を、二人で歩いていく。
特筆するようなアトラクションの無い場所だったが、小波は十分満足している。
手には紫杏の手の感触がしっかりと感じられる。横を見れば紫杏の嬉しそうな顔が見える。
隣に紫杏がいるということは、どんな遊園地や映画よりも魅力的だった。
これ以上ない幸福感に包まれながら、小波は紫杏と公園の遊歩道を歩いた。

「そろそろお腹が減らない?」
時計の針が十二時を指そうかという頃、紫杏が小波に聞いてきた。
小波も空腹を感じ始めていたため、快く承諾する。
「そうだな。じゃあ昼飯を食いに行くか」
「ちょ、ちょっと待って」
食事を促す小波を、紫杏は遠慮がちに止める。
小波はこの日のために予算内で食べれる良さそうな雰囲気の店を探していただけに、彼女の反応が不満だった。
しかしそれも次の紫杏の言葉であっさり覆る。 
「今日はお弁当を作ってきたんだ。一緒に食べない?」
少し照れが見て取れる顔で聞いてくる紫杏。
彼女の手作りのお弁当を一緒に食べる。
そんなおいしいシチュエーションを、小波が断れるはずもない。
「勿論だよ!」
小波は紫杏の手を引っ張ると急いで食事ができるようなベンチへと向かった。

ベンチへ腰を掛けると、紫杏は弁当を取り出した。小波に急かされ蓋を開ける。
中身を見て、思わず息を飲む小波。
弁当箱の中には、 玉子焼きに鳥のから揚げ、タコウインナーなど定番のおかずが彩りも艶やかに入っていた。
「見てるだけじゃなくて、食べて欲しいな」
母親以外の人に弁当を作ってもらうことなど、小波にとっては初めての経験だった。
人生初の彼女の弁当をじっと見つめる小波を今度は紫杏が急かす。
「そうだな。それじゃあ頂きます」
小波はまず玉子焼きから食べることにした。
焦げ目の無い、綺麗な黄色のそれを口へと運ぶ。しっかりと咀嚼し、玉子焼きを味わう。
「どう、おいしい?」
期待半分、不安半分といった表情で小波の反応を待つ紫杏。
しっかりと味見をし、自分でも満足のいく出来ではあったがそれでも小波が何と言うのか気になっていた。
小波は十分に味を確かめた後、感想を述べるため口を開く。
「うん。ウマイ! こんな料理の上手い彼女を持って、俺は幸せだなあ!」
べた褒めする小波に、紫杏はほっと肩をなでおろした。
しかしもう少し言いようがあるのではないか、という気もする。
確かに誉められて嫌な気はしないが、ここまでストレートだと恥ずかしさが込み上げてくる。

そんな紫杏の気も知らず、小波は食べるのを止めようとはしない。
美味しいというのもあるが、紫杏の手作りということが箸を進めさせる最大の要因だった。
こうして彼女の弁当を食べていると、面白いことを思いつく。
「なあ、紫杏」
何、と聞き返す紫杏に対し、小波はこの思いつきを話すことにする。
「あーんって、やって」
「え!?」
恋人にご飯を食べさせてもらうというのはよくあるパターンだが、いざ自分がやるとなると話が違ってくる。
周りには人の目もある。衆人環視の中でやるなんて、紫杏には耐えられない。
それでも期待に満ちた小波の目を見ると、NOとは言えない紫杏だった。
「あ、あーん」
耳まで真っ赤にする紫杏。彼女の羞恥心は本日最高潮を迎えている。
小波は彼女の箸に摘まれたおかずを口にすると、また絶賛し始める。
すぐにでも逃げ出したいほどの羞恥に駆られる紫杏だが、至福の顔をしている小波にまあいいかという気になるのだった。
56名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:40:21 ID:CQj1kmv/
デートの最後に、二人は紫杏の家へと帰ってきた。
彼女の父は多忙であり、家を空けていることが多い。
そのため、二人の情事にはよくこの場所が利用されていた。
小波は別に校内や森でのエッチでも良かったのだが、紫杏が恥ずかしさから猛烈に反対した。
かといって学生の身ではラブホテルなどそう利用できるはずもなく、結果紫杏の家に白羽の矢が立ったのだ。
そんな訳でここに訪れるということは、即ちセックスすることを意味しているのだった。
紫杏がシャワーを浴びに風呂場へいくと、小波のテンションは一気に上がる。
最近はご無沙汰だっただけに、期待も一入である。
本当はこのまま風呂場へ乱入したいのだが、彼にはある企てのためにそれはしないでおいた。
「今上がったよ」
「よし、俺も浴びてくる」
紫杏がシャワーから出てくると、小波もすぐさまシャワーを浴びる。
こうしてセックスのための準備が整った。

「ちょっと待ってくれ、紫杏」
「どうしたの?」
行為に及ぼうとする紫杏を小波は止めた。
紫杏は小波が非常にエッチな人間だと知っている。特に紫杏の裸を前にすると、襲い掛かる位の勢いを見せていた。
ここまで来て待つなど今までの経験から言ってありえない。
一体何故という顔をする紫杏に対し、小波はゆっくりと口を開く。 
「前に俺は紫杏のこと、箱の中の猫だって言ったよな」
「うん…… それがどうしたの?」
紫杏はその時の状況を思いだし赤面する。甲子園の直前だという忙しいときにやってきて、説得してくれたときは本当に嬉しかった。
あの時の小波の発言を、紫杏は忘れることはできないだろう。
だがわざわざそのことを確認する小波の意図がわからない。
勿論小波も紫杏を照れさせるためにこんなことを言ったわけではない。
「ずっと考えていたんだ。紫杏が猫の格好をしたら、すごい可愛いんじゃないかって」

「は?」
小波の提案を、紫杏はすぐには理解できなかった。
少しの間考えて、ようやく小波が何を言っているかが理解できてくる。
とどのつまりコスプレしてエッチしたいと言っているのだ、この男は。
毎度のことながら、なんでこんなに変なことを思いつくのだろうか?
「そんなこと言ったって、何の準備もしていないのに猫の格好なんてすぐにできるわけないじゃない」
呆れたように言う紫杏に対し、小波は不敵に笑う。紫杏の脳裏に嫌な予感が過ぎる。
「ふっ、俺がどんな人間だか忘れたのか? 紫杏とのエッチのために脱走してコンドームを買っておくような男だぞ。
当然用意しているに決まってるじゃないか」
そう言って鞄に目をやる小波。
予感は的中した。デートの時から気になっていた鞄の中には、きっと猫の衣装が入っているのだろう。
小波が件の発言をしてからまだ一月かそこらしか経っていない。そのうちの大半は甲子園に行っていて忙しかったはずだ。
いったいいつの間に用意したのか。そもそもどうやって入手したのか。疑問である。
「いやぁ、猫のコスチュームって中々無くてさ、結構用意するの大変だったんだ」
「もう、馬鹿なんだから……」
とは言え紫杏には断ろうという気はさらさら無かった。
これまでののエッチな要求の時は、バレンタインにチョコを渡さなかったりPカードにつき合わせたりした負い目を理由に了承したと思っていたが、今では違うとはっきり言える。
紫杏は小波の頼みを受け入れることが好きなのだ。彼の望みを叶え、喜ぶ姿を見ることが幸せなのだ。
エッチなことに対する期待もゼロではないのだが。
今回も小波の欲望は達成されることになった。
57名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:41:01 ID:CQj1kmv/
「こ、これでいいの!?」
猫のコスチュームを身に着けた紫杏を見て、小波は満足げに頷いた。
紫杏の頭には猫耳カチューシャが、両手には肉球手袋が装着されている。
首に巻かれた首輪は、紫杏に自分が小波の所有物であるかのような錯覚を与える。
お尻の穴には尻尾を模した陰具が挿入され、まるで尾が生えているようだった。
猫が服を着ていたらおかしいという小波の意見からそれ以外の物は一切身に纏っておらず、紫杏はこの上なく淫靡な格好をしていた。
その姿は紫杏の恥ずかしがる表情と相まってとても蠱惑的だった。小波はまじまじと見つめながら満足げな顔をする。
「いい。すごくいい。もう最高。やっぱり俺の見立てに狂いは無かったんだ」
絶賛する小波。紫杏の魅力に肉欲のボルテージは上がりっぱなしだ。
もう辛抱ならない。そんな様子で小波は紫杏の肩を掴む。
「ちょっと待って」
しかし紫杏はすぐにでも押し倒しそうな小波を制した。
ここまでしておいて我慢させられるとは思っていなかった小波はどうしてという感情を隠そうともしない。
そんな小波に対して紫杏は色っぽく笑う。
「今日は小波のお祝いなんだから、あたしが小波を気持ち良くしてあげる」

紫杏は小波の肉棒を両手でしっかりと押さえつける。手袋についた肉球の感触が小波のペニスに伝えられる。
その不思議な感覚に小波が慣れる間もなく紫杏はフェラチオをし始めた。
子猫がミルクを舐めるように、ちろちろと鈴口に舌を這わせる紫杏。
「くぅ!」
小波は肉球と舌のダブルの刺激に加え、元々溜まっていたこともあってすぐにでも射精しそうになる。
せっかく久々のセックスだというのにすぐに出してしまってはもったいない。ぐっと我慢する小波。
「んちゅ…… 気持ちいい?」
そんな小波の反応を見て、紫杏は攻撃の手を強める。エッチのときはいつも、小波にいいように弄ばれてきた。
ようやく反撃できたこと、そして何より愛しい小波が自分で感じていることが紫杏をより過激にする。
舌を鈴口からカリへと移動させ、恥垢をこそぎ落とすように舐めまわす紫杏。
時折音を立てて肉棒にキスをしたり、陰嚢から竿を舐め上げたりして小波を喜ばせようとする。
これまでの色事で巧みになった紫杏の舌技に、小波は堪らなくなる。
「う! もう出る!」
限界を迎えた小波の発言を受け、紫杏はペニスを咥える。
直後、大きな脈動と共に口の中にザーメンが発射される。紫杏は口内を蹂躙する大量の白濁液をなんとか飲み干した。
58名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:41:47 ID:CQj1kmv/
「ん……不思議な味」
艶っぽい表情で感想を言う紫杏。
自分の精液を紫杏が飲む光景を目の当たりにし、小波のリビドーは益々白熱する。
出したばかりであるためペニスはすぐには復活しないが、他にもエッチを楽しむ方法はある。
「きゃあ!」
小波は強引に紫杏を押し倒す。
そして紫杏の胸に顔を埋めてその柔らかさを堪能する。
「もう、おっぱいが好きなんだから……」
紫杏がそう評するほど、小波は女性の胸が好きだった。二人のエッチのときも、必ず必要以上に胸を弄んでいた。
それでも紫杏は良かったのだが、一つだけどうしても気になることがあった。
疑問を感じたままではイマイチ気分が乗り切れない。紫杏の態度に小波は不安になる。
「どうしたんだ? 今日は調子悪いのか? それともそもそも胸をされるのはあんまり好きじゃなかったのか?」
「そういうわけじゃないんだけど……」
「だって様子がおかしいじゃないか。何か辛いなら言ってくれ。俺はお前の彼氏なんだからさ」
心の底から心配している小波に、紫杏は初めは口を閉ざしていたが、やがて観念したように渋々理由を語り出す。

「ねえ、小波もやっぱり大きい胸の方が好き?」
「え? 紫杏も十分大きいと思うよ」
唐突な質問に、小波は不思議そうな顔をする。
しかしこれこそが紫杏の不安だった。
「でももっと大きい娘もいるじゃない。小波はそういうこの方が良かった?」
小波が自分を捨て他の女性の下へといってしまうのでは、という考えを紫杏は抱いていた。
勿論小波のことを信じてはいるが、それでも不安を完全に払拭することができない。
ため息を吐く小波。まさかそんなことで悩んでいるとは思っても見なかった。
彼女を安心させるべく、小波は自分の本音を告げる。
「いいか紫杏。俺はおっぱいは好きだけど紫杏の方がもっと好きなんだ。冗談でもそんなこと言わないでくれ」
小波の口から、格好良いのだか悪いのだかよくわからないセリフが飛び出る。
紫杏はリアクションに困った。真っ直ぐ目を見つめられ、真面目な顔でこんなふざけたことを言われるとは夢にも思わなかった。
普通なら呆れ果てるところだが、それでも好きと言われたことは嬉しかった。
59名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:42:19 ID:CQj1kmv/
「まあ、だから紫杏のおっぱいはすごく好きなんだけどね」
少し照れている紫杏の胸に小波が食らい付く。そして赤ん坊のように吸い始めた。
「そ、そんなに強く吸わないで。おかしくなっちゃう」
「おかしくなっちゃえよ。俺はエッチなトコも含めて、紫杏の全部が見たいんだ」
そんなこと言われても、恥ずかしいものは恥ずかしい。悦楽に狂う姿など小波に見せたくはないのだ。
それでも小波の攻撃が止むことはない。
吸引に強弱をつけたり、舌で乳首を弾いたりして紫杏を追い詰めていく。
もう片方の胸も小波が見逃すはずが無い。かざされた手は胸の感触を楽しむためではなく、紫杏を気持ちよくさせるために動きだす。
今までの経験を活かし、優しく、それでいて的確に紫杏の性感帯に刺激を与える。
何とか快楽に耐えようとする紫杏も徐々に乱れ始めてくる。
「ひゃぁん! ああ! ダメ!」
紫杏のよがり声を聞いて気を良くした小波は、更なる快楽を与えようとする。

「もっとも紫杏は乳首よりコッチの方が好きだけどね」
小波はクリトリスを指差す。標的を胸からこちらに変えたようだ。
紫杏は慌てた。彼女はクリトリスを責められるのは特に弱い。堪えきれなくなるのは目に見えている。
しかし小波の行動は迅速だ。紫杏が抵抗する前にクリトリスの皮を丁寧に剥く。
敏感な部分へ触れられたことで、紫杏は電流が流れたような感覚に襲われる。
軽く震える紫杏の覆うものの無くなった肉芽に、小波は指を押し付けた。
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
剥き出しの弱点から、強烈な快感が雷のように紫杏の全身を駆け巡った。
小波は紫杏が感じていることを確認すると、胸と同様に責めに強弱を付け出す。
強く嬲れば大きな声で、弱く弄べば小さな声で紫杏は鳴く。
まるで楽器を演奏するように、紫杏のクリトリスを扱う小波。
「あぁん…… いやぁ! はぁぁ! だめぇ…… だめぇ!」

紫杏が絶頂を迎えようとするその瞬間、小波はクリトリスから指を離した。
「え……?」
どうして、という顔をする紫杏に、意地悪そうな顔で小波は答える。
「ダメって言ったじゃないか。だからやめてあげたんだよ」
「そんな……」
口ではそんなことを言っているが、小波にも紫杏がやめて欲しいわけではないことぐらいわかっているはずだ。
もう少しでイケることろで焦らして楽しむのが小波の目的だった。
紫杏が落ち着いてくるとまたクリトリスを責めだす。今度は乳首との同時責めだ。
瞬く間にアクメに達しそうになるが、寸前のところでまたもお預けを食らう。
「お願い小波、意地悪しないで」
紫杏が懇願する。瞳に涙を浮かべるほど、今の紫杏は追い詰められていた。
それでも小波の行動は変わらない。
「どうして欲しいんだ? きちんと言えよ」
小波の強要に紫杏は戸惑っていたが、やがて意を決したように口を開く。
「……イカせて」
「駄目だな」
羞恥に耐えてした要求が即座に否決され、紫杏は恨めしそうに小波を見た。
小波が言えと言ったから口にしたというのに、それが駄目とはどういう了見だろうか。
早くイキたい紫杏に、小波はもったいぶったように駄目な理由を述べる。
「いいか、今の紫杏は猫なんだ。猫らしくお願いしないと」
「猫らしく?」
「そうだ。つまり……」
小波が耳元で囁くと、紫杏の顔は一層赤く染まる。
よほど小波の命令が恥ずかしいものなのだろう。小波から視線をそらし身を震わせている。
それでも欲求不満な肉体を騙すことはできない。仕方なくといった感じで紫杏は動きだした。
60名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:42:53 ID:CQj1kmv/
小波の方にお尻を向けると、四つん這いになる紫杏。
恥ずかしい箇所がよく見えるように、腰を小波へ突き出す。
尻尾の玩具を飲み込んだ菊の花と、茂みの中で蜜を滴らせるピンクの花が妖艶に咲く光景に、小波の肉棒は再び硬度を取り戻す。
すぐにでも襲いたい衝動を押さえ、紫杏の言葉を待つ。
しかし小波に要求された命令が恥ずかしすぎたためか、中々その言葉が出てこない。
当然小波はこのままにさせておくつもりはない。紫杏の発言を促進させるべく、顔を彼女の秘所へと近づけた。
そして紫杏の敏感な部分へと息を吹きかける。
「ひゃあ!」
暖かい気体が紫杏のワレメにかかる。
息がかかったなのでイケるほど強い刺激は来ない。それでもその弱い刺激は確実に紫杏の性感を昂ぶらせる。
紫杏はもう限界だった。ついに口を開く。
「お、お願いします…… この淫乱な発情猫に、ご主人様の…… な、情けをかけてください……」
最後のほうは消え入りそうになりながらも、紫杏はなんとか注文された言葉を言い終える。

「よくできました」
紫杏の痴態に満足した小波は、彼女を絶頂に導くべく肉芽を思い切り摘んだ。
「イ、イクぅぅ!」
快楽に飢えていた身体に、最後のスイッチが入れられる。
焦らされていただけにいつもより強烈な快感が押し寄せてくる。
待ち望んだ感覚に背中を弓なりに反らせて歓喜する紫杏。
やがて絶頂が終わったのだろう、数秒の痙攣の後に紫杏は糸が切れたように倒れこむ。
肩で息をする紫杏は、小波の行動に気付けなかった。 
61名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:43:26 ID:CQj1kmv/
「きゃあ!」
小波は絶頂の余韻を残す紫杏のお尻を掴むと、先ほどと同じ姿勢になるように持ち上げた。
慌てて紫杏が振りかると、小波はいつの間にかコンドームを装着していた。
ペニスの反り立ちも含め、臨戦態勢になっている。
「も、もうするの!?」
「うん。紫杏の可愛い姿を見てたら、我慢できなくなってきた。いいよな」
紫杏は黙って頷いて肯定する。数ヶ月ぶりのセックスで疼いている肉体は、一度イッたぐらいでは満足できない。
了解を得た小波は肉棒を女唇へと押しつける。十分に潤滑液で濡れていたそこは、やすやすと小波を受け入れる。
「こ、小波ぃぃぃぃぃぃ!」
小波が自分の中に入ってくる。その充実感に紫杏は愛しい人の名前を叫んだ。

既に二人とも一度絶頂を迎えている。心も身体も準備万端だった。すぐさま二人の性器が擦れ合うべく動きだす。
後ろから犯している小波は、紫杏が猫のコスチュームをしていることも手伝ってケモノになったように感じられた。
理性が薄れ、本能に身体が支配されていく。肉棒を出し挿れは激しくなり、快楽を貪ること以外考えられなくなる。
バックでのエッチは小波だけでなく紫杏にとっても興奮させるものだった。
小波が腰を打ち付ければ、亀頭によって膣がはち切れそうなほど圧迫される。
小波が腰を引けば、カリによって蜜壷の壁が捲られそうなほど擦られる。
二つの快感の絶え間ない繰り返しによって紫杏の官能は震え上がる。
膣の締め付けは一層強くなり、小波の種を搾り取ろうとする。
「あ! はぁん! はぁっ! あっ! いいの! すごくいいの!」
「出すぞ紫杏!」
「来て! あたしの膣に出して!」
最後の一押しとばかりに一段と深く肉棒を挿入する。
その勢いが二人の絶頂の扉をこじ開ける。
「「あぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
同時に果てる二人。二度目の射精とは思えないほどの量が吐き出されたことがゴム越しでも紫杏にわかった。
62名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:44:33 ID:CQj1kmv/
若い欲望が尽きることは無い。あれから更に2Rほど身体を交えてようやく求め合うことを終えた。
「これからは毎日でもエッチしたいな」
だと言うのに小波はまだセックスのことを考えていた。よほどさっきまでの情事が良かったのだろう。
そんな小波に紫杏は申し訳無さそうに話しかける。
「ねえ小波、あたしこれから大学受験があるからあんまりエッチとかできないと思う」
「そうだ…… 完全に忘れていた」
ついつい自分のことだけを考えていて、紫杏の都合を失念していた。
目論見が外れ、がっくりとうなだれる小波。
「畜生、他にも風呂の中で洗いっこしながらとかエッチをビデオ撮影して二人で鑑賞会するとかいろいろ考えてたのに!」
「え?!」
聞き捨てなら無いことを口走る小波に、紫杏は硬直する。
なんて事を考えているんだろうか。呆然とする紫杏を他所に、小波は衝撃発言をする。
「よし。俺がプロになってからいっぱいエッチしよう。
トッププレーヤーになれば年収が沢山貰えるから、お金が無くて諦めたあんなことやこんなことだってできるしな!」
「え!? えええ!?」
不純な動機が、小波のやる気の炎に油を注ぐ。
一人燃える小波を見て、冷や汗を流す紫杏であった。
63名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:48:49 ID:CQj1kmv/
投下完了しました。
最初に書き忘れたけれど、『自治会長の秘め事』の続編です。
64名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:11:20 ID:IS/R01nl

>>63

うーん・・・なんかこっぱずかしい関係に発展してへん?
65名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:24:04 ID:v4hx9hpc
超エローイ。GJです。

素朴な疑問なんだけど小波って名前、名字?
小波は主人公とかパワポケとかと同義だからそこら辺あいまいなんだろうけど
イメージはウェイトどっちより?
66名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:25:52 ID:y0nlh00j
名字じゃね、一応実在するし
あとGJ
67名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 01:01:32 ID:HZFnfH+5
GJだぜ!
68名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 07:41:48 ID:3o0j9lVf
GJなんだぜ
69名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 13:02:58 ID:NN6DLCYQ
なんと言うかこれはもうGJ!
70速威:2008/04/21(月) 17:40:09 ID:hKZfMyCw
どうも。初めまして。初投稿しようと思ってます。
×白瀬作ろうと思うんですけど、エロ無しでいいですか?
71名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 18:54:55 ID:MZuNSfon
投下しちゃえよ
72名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 18:58:11 ID:/FVmEquJ
とく書きたまへ
73名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 20:40:34 ID:GZ0RsQWL
どんと恋
74名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:24:17 ID:LvDkmh6W
sageでな
75名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:41:43 ID:pGiKb9wq
18歳になってからな
76名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:37:56 ID:s/MxBgeM
年齢は…一応注意書きあるし大丈夫だろ、多分
それよか投下予告は書き上げてからか、絶対に完成させる自信がある場合にかにしような。あるなら大いに期待
77名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:15:04 ID:HXpuhRRJ
>>75
ファールってバレなきゃファインプレイなんだぜ。
78名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 00:10:48 ID:MlILvoEh
完結といえば前スレのリンの小ネタ書いてくれた人いるけど完結させてくれるとうれしい

むしろリレー方式で書くとか?
79名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 17:04:40 ID:8YY/MkqF
確かに途中で終られると萎える。
…そういえば、ヘルガ姉さんの台本みたいな小説って終わった?
80速威:2008/04/22(火) 18:54:18 ID:BMReYdMy
>>76すいません。
今最終章書いています。
81名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 21:57:10 ID:Muqg3ZHh
きりがいいところまでいっきに投下してくれればなんでもOKや!
82速威:2008/04/22(火) 22:32:33 ID:4nsPBlT/
 とりあえず一章です。ところどころに大江だとか並木巡査だとか、コブラーズだとか
小ネタは言ってますがその辺は気にせず。初投稿なんでアドバイス&コメントお願いします。
「じゃぁ出ていけばいいじゃないか!!!!」
「ああ、出て行ってやるわよ!じゃぁね!」

バタン!!!!夜の住宅街に怒声とすざましい音が響き渡る。
芙喜子が出ていった後の部屋は、瓶やらナイフやら銃などでめちゃめちゃになっていた。泥棒が入ったかのようだ。

俺の名前は小波。ホッパーズの1番セカンド。去年の盗塁王&首位打者だ。
昔はCCRという組織の一員だったが、裏の実態を知った俺は組織を抜けた。
その後、CCRは解体され、残った残党は後にファーレンガールズ(大江&浜野)
にボコされたらしいが、今は関係ない。

今出ていった女は、白瀬 芙喜子。CCRの時の同僚でもあり、二人なら何でもできる、優れた彼女でもある。
その「優れた彼女」がなぜ、部屋から出て行ったか。そのわけは喧嘩。
今やプロ野球のヒーローの俺は、毎日毎日が忙しい。そのため、芙喜子と一緒にデートする時間や、Hしたりする時間も当然短くなる。
そのことでもめてしまったわけだ。


カレンダーをちらっと確認する。9月4日。明日は俺の誕生日だ。

どかっ。ソファーに座り直してビールを一本空ける。
プシュッ。泡を立てるビールをぐびぐびと飲む。これは芙喜子とのむはずだったビールだ。


「・・・・・・少しあいつの気持ちも考えれば良かったかな・・・」
今更ながら少し後悔した・・・・・・。





83速威:2008/04/22(火) 22:33:46 ID:4nsPBlT/
・・・・・・ジリジリジリ!


・・・・・・・・・ジリジリジリジリ!!


・・・・・・・・・・・・ジリジリジリジリジリ!!

「う〜ん・・・・はっ!!!!・・・・いたっ!!」
俺はソファから落ちていた。どうやら昨日あのまま寝てしまったようだ。
部屋はまだ散らかりっぱなし。

時計を確認する。10時。うん、10時。




・・・・・・・・・・・・・・え?10時?





「やっべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
今日は今年からプロに入ってきたキングコブラーズとのデーゲームがある。
優勝争いのまっただ中のこの試合は落とせない。

顔を洗って大急ぎでホッパーズのユニフォームを着て、朝食もほどほどに家を飛び出す。

「芙喜子がいればこんなはずじゃぁなかったのに・・・」
またまた昨日のことを後悔してしまった。


84名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 22:37:29 ID:b4iz8F6a
リアルタイム鑑賞!
ただsageてくれ
メール欄にsageと入力するんだ
85名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 00:19:57 ID:WjNaAlje
5年くらいROMった方がいいね
86名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 21:59:01 ID:0PJrUVWB
リンの小ネタはまとめに載せないのだろうか
87速威:2008/04/23(水) 22:04:29 ID:6f/JRWvB
「ゲームセット!!」
市民球場にアンパイアの声が響き渡る。

Kコブラーズ020000131  6 13 1
Oホッパーズ000101000  2 6 3

勝バルソー
敗荷田
S新井


「・・・・・はぁ〜・・・」
今日は惨敗だった。俺の成績は4-0。
練習に遅れて水木コーチに怒られ、荷田君たちに馬鹿にされて、
今日の試合ではチャンスにことごとく凡退。エラーもしてしまった。
「小波どうした?今日は調子が悪かったのか?」
「小波君、なんか会ったんでやんすか?」
監督や荷田君が心配して声をかけてくる。
「いや・・・なんでもないよ・・・それより監督。今日は気分が優れないので練習休んでいいですか・・・?」


「あ・・・あぁ・・」
こんな様子の小波を見たのは初めてだったので、みんな完全に驚いてしまった。
「では・・・」

とぼとぼと小波は帰道についた。


家に着くと、家の前に一人の男性がいるのが見えた。警察官?
彼は俺に気づいたようで、駆け寄ってきた。

「あ、小波さんですか?」
彼は俺にそういってきた。
「あ・・はい・・・なにか?」
彼は懐から警察手帳をだすっとこういった。

「あ、私は並木巡査という者ですが、いや、この家にいる白瀬さんが、死体で発見されたんですよ。あまりにひどいので、死体はお見せすることができませんが・・・。」











             「え?」

            〜1章完〜
88名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 22:39:53 ID:0PJrUVWB
投下するのはいいんだけど、一気にまとめて投下して欲しいんだ。
っていうかまさかとは思うがその様子から察するに、ここに投下する時原版をそのまま打ち込んでないか?
もしそうなら携帯ならメモ帳、パソコンならフォルダに保存し投下する時にそれを貼り付ければいい
89速威:2008/04/24(木) 14:47:59 ID:pDCMU+/2
いや、一応保存はしてますよ。すいません。じゃぁまとめてからにします。
90名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 15:25:35 ID:vGT3D0oO
今維織さんを書いてるんだが、最近書く時間が全くない。みんなはどんな時に書いてるんだ?
91速威:2008/04/24(木) 15:35:08 ID:pDCMU+/2
夜、少し時間を作っています。
92名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 20:55:56 ID:T+rxob0G
ここで重要なのは書けたか否かという結果(と作品の内容)だけ。どんなに書こうとしとも完成して投下出来なかったら『この場』への意味はないから時間がないだの萎えるだの身の上話言ってはダメ。
時間は自分で作るモノ、妄想は自分で育むモノ、頑張ってくれ
93名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 22:53:56 ID:U1Hl614e
短くても良いなら、投下しようと思ってる。
今すぐではないけれども;
94名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 23:32:34 ID:RS9rew5p
ちぐはぐに投下しなけりゃなんでもカマン
95名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 02:28:37 ID:+mTyKF4G
お前ら優しいな
スレによっては、あんな素人丸出しな書き込みしたら叩かれるのに
96たて読み記念:2008/04/25(金) 05:31:58 ID:h0/Dz5X/
借金のカタに幸せ島2に送られてきたるりか母娘。
ヘルガとまじめな兵士たちのおかげで規律を保っていた前の幸せ島と違い
そこは無法地帯だった。
慰安任務を命じられた母親は娘の目の前で大勢の男たちに、そして中学生の
るりかも連日男たちの慰みものになるのであった。
恋人が助けに来ることだけを唯一の希望に、地獄のような日々をたえるるりか。
だが母親が精神に異常をきたし、快楽をすりこまれたるりかの瞳も次第にうつろになっ
ていく。
るりかはついに副所長をみずからのテクニックでたらしこみ、島で反乱を起こす。
血なまぐさい殺し合いの末、るりかは母親を失うが島からなんとか脱出する。

ぼろぼろになったるりかが、なつかしい故郷に帰ったとき目にしたのは
野球部のマネージャーとデートをしているかつての恋人の姿だった・・・
97名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 05:55:41 ID:jQKrnYjm
全俺が泣いた
98名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 07:18:06 ID:OTYgg5vO
B級映画とかにありそう
99名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 18:15:43 ID:Xtd1MAkB
ヤンデレるりかルート確定だな
100名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 19:01:13 ID:ZCfoftB7
と、思わせといて紆余曲折ありつつ再び元通りに。


そして野球部のマネージャーの方がヤンデレる。
101名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 23:01:12 ID:IulMDW43
結局前スレ落ちたか
102名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 05:57:40 ID:NxfCDC52
>>100
あらゆるものを失って苦難苦労の果てにようやく結ばれそうになったのに、
とつぜん横から出てきたマネージャーに主人公が目の前で刺殺されるんですね、
わかります。
103名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 06:49:18 ID:ciglXLr3
>>102
そしてめでたくわんこと結ばれるんですね、わかります。
104名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 08:23:00 ID:EKGhr5PF
ちょwそれ何てスクールデイズwww
105名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 11:56:04 ID:NxfCDC52
>>103
よし、ハッピーエンドだ!
106名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:36:31 ID:kXFw2B65
投下がないと過疎るのもなんだから保管庫にある小説で好きなのを言わないか?
俺は天本のが話の筋がしっかりしてて好きだ。
他は武美の「鼻歌」も好きだな。
武美視点がしっかり書けていて面白い。
107名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 01:54:46 ID:FO1VPyKR
正直に言うと…全部好きだぜ
108名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 08:19:12 ID:1K+swiYo
俺は武美関連の話が特に好きなの多いかな。
次点で真央関連。

あと個人的に9裏のリンとリコのはツボにきた。
109名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 08:20:04 ID:1K+swiYo
連レスすまん。
でも結局俺もほとんどのが好きだ。
110名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 11:10:16 ID:j0XG2WbR
俺もだいたい全部好きだが、管理人さんの作品が特に好きだな。笑いありエロあり感動ありで面白い。
ずっと参考にさせてもらってるよ
111名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 17:29:06 ID:4cMb+KdV
ついさっき6のしあわせ島やったんだが不覚にも

イソミソ「はい、これあげる」
主人公「あ、美味しそうなマンゴだね」

ににやけてしまった…
112名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 18:38:26 ID:xTEAjgmY
なぜマンゴーと伸ばさないのかはスタッフのご愛嬌
113名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:07:48 ID:NkHpZHfd
武美を投下します、凌辱ものです
114名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:08:18 ID:NkHpZHfd
「…………武美……武美!」
 小さな誰かの声、耳障りともいえる音。
身体が船に揺られるように、ゆらゆらと、ぐらぐらと弄ばれていた。
もっと眠っていたいのに、邪魔をするのは誰だろうか
「ん…………」
 眠っていた頭がゆっくりと動き始める
多大な労力を用いて瞼を動かし、
瞳に差し込んだ強い光に頭痛を覚えながら、広川武美は上半身を起こした。
 身体にかかっていた手が離れたのが見えて、それを視線で追う。
逆光の中、映子の悲しそうな顔が見えた
「…………どうしたの?」
 ぼんやりとした頭が、状況を把握するための言葉を勝手に言わせた。
映子の顔がいっそう負の感情に歪んだことで、悟る。
 数え切れないほど繰り返したのに、どうしてわからなかったのだろうか
「こんな時間にご指名かぁ、いつものことだけど人気者は大変だね」
「…………」
 おどけてみせても、彼女は悲しそうなまま。
耐久試験とは違い、身の安全が保障されていることなのだから、
何も悲しむ必要なんてないはずなのに。
……自分も逆の立場ならば、きっと悲しむのだろうが。
「じゃ、ちょっといってくるね。留守番よろしく」
 立ち上がり、軽く背伸び。
隣のベットに視線を向けると、友子が安らかにな寝息を立てている。
今日の昼間はいろいろと大変だったらしいから、
ゆっくり眠っていてほしい。そう思った。
 音を立てないように注意しながら、入り口へと向かう。
 背後から引き止める声が聞こえた気がしたが、武美は振り返らなかった。

 研究所の中は監獄と言っても大差はない。
自由と言える時間は少ないし、自由な時間も完全な自由ではない。
 もちろん、所詮ネットで得た知識なので、本当に大差ないのかはわからないが。
 適当な物事を考えながら、靴とリノリウムの床でメロディーを奏でて歩く。
これからのことが辛くないといえば嘘になる、けれどそれは考えても仕方がない。
こういったことはなるようにしかならないのだから。
「……?」
 いつの間にか、白い扉が目の前にあった。本当にいつの間にか。
少しぼうっとしすぎていたからだろうか、疑問に思いながら、
どこか曖昧な意識を振り払うように扉を開けた。
115名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:09:04 ID:NkHpZHfd
 扉を開けると同時に、ひどい臭いが鼻を突く。
男たちの体臭の臭い、据えた精液の匂い。
 そういえば精液のにおいは栗の花と似ているらしいが、
本当にそうなのだろうか、不思議に思う。
ネットで知識を得ても、それが本当かは実際に体験することができないのは、少々不便だ。
「来たな」
 男の声、安っぽいベッドに腰かけている細い男。
顔は逆光でよく見えない、知る必要もないから、注視することはしなかった。
「……」
 無言で部屋へと足を一歩踏み出したその瞬間、後ろからはがいじめにされた。
精一杯暴れる。無駄だとはわかっていても、身体は勝手に抵抗をしていた。
「ん〜〜〜!!!」
 組み伏せられ、乱暴に服を破られていく。
 上着もシャツも、ただじゃないのにもったいないなぁ。
そんなどうでもよいことが思い浮かぶ。
 どうでもよいことを思い浮かべること、
それが逃避だということはわかっていた。
「んう〜!!!!」
 素肌に床が触れると同時に、
太ももに爪を押しあてられて、下着が破られた。
わずかに遅れて、体内に侵入してくる固いモノ。
手で押さえられた口から、うめき声が漏れる。
涙がこぼれることはなくとも、痛みに顔が歪んだ。
「おいおい、口押さえてちゃ声が聞けないじゃないか」
「そんなの知るかよ、どうせすぐに……よっと」
 鼻をつままれて、頬に生暖かいものが押しつけられる。
据えた匂い、べとべとした体液で汚れているモノ。
口を開けることを拒み、いやいやと首を振る。

 どんなに抵抗をしても、彼らが動きを止めないことを知っている。
だが、素直に口を開いて受け入れでもしたら、
彼らが理不尽に怒りだして、もっとひどい行動をすることも、知っていた。
 ……なんでも、嫌がる女を無理やりにすることこそが、
セックスのだいご味らしい。
理解できないし、したいとも思わないが、そんなものなのだろう。
 焼き鏝、電気ショック、鞭、エトセトラエトセトラ。
 そんな扱いを受けるぐらいなら、精一杯抵抗したほうがましだった。

 耐え切れずに酸素を求めて開かれた口に、無理やり突っ込まれる肉棒。
口に広がる精液の味は、いつ味わっても吐き出したくなるほどマズい。
「んむぅ! ん! ん! んん〜〜!!!!」
 頭皮に走る強い痛みと同時に、髪の毛が数本床に落ちた。
舌を動かすまでもなく、強引に髪を掴まれて頭を前後に動かされる。
喉の奥にぶつかる亀頭、初めは吐き気を催すものだったが、最近ではだいぶ慣れた。
だが喉の奥を突かれたことと、濡れていない膣内に無理やり侵入されたことで、
武美の眼尻から涙がこぼれおちていく。
悲しいからではなく、痛みに対する反射的な涙。
 それを男たちが、気にするはずもない。
116名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:09:39 ID:NkHpZHfd
「さっさと出しちまえよ、次が待ってるんだからさ」
「まあ待てって、まだその気になってないみたいだしな」
「!」
 後ろの穴に指を入れられて、武美は逃げるように体をくねらせた。
だが、その行動もまた、無駄に終わる。
奥へ、奥へと侵入して、一点を刺激し始める指。
 体に走る快楽。
「……けほっ、ごほっ、うあ!」
「おいおい、まだ出してないんだから勝手にやめるなよ」
「ん゛っ!」
 身体が痙攣して、武美の口からモノが吐き出る。
男は躊躇いもなく再び口にモノを突きいれて、腰を動かし始めた。
「あ〜〜出る」
「うう゛〜〜〜!!!」
 後ろから声が聞こえてすぐに、膣内に液体が注ぎ込まれ始めた。
 生殖能力を除去されて、妊娠の恐れはない武美だが、
それでも中に出されることはどうも好きになれなかった。
 ただひたすらに、気持ちが悪い。
「こっちも……」
「んぐっ、ぷはっ! ……ぁ」
 少し遅れて、口内から肉棒が引き抜かれる。
顔に飛び散る白濁液。鼻に届く匂いがさらに強くなり、吐き気さえ感じる。
「……なんだ、だいぶ出来上がったみたいだな」
 自分を犯していた二人とは違う、新しい声。
顎に手を添えられ、横に向かせられる。
 視界にはいる顔。

 顔は良く覚えていないけれど、こちらをじっと見ていた、笑っている瞳だけは覚えている。
 ……?
 何かがおかしいような、なにがおかしいんだっけ。

 何かに戸惑う武美の耳に、届く言葉。
「本当に気持ちよさそうな顔をしてるな、こいつは」
「う……あ……」
 がたがたと、武美の身体は震え始めた。
瞳が恐怖の色に染まり、口からかすれた拒絶の言葉が飛び出し始める。
117名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:10:17 ID:NkHpZHfd
「いや、いやぁ……」
 いったんこうなってしまうと、
武美はまともな抵抗をすることができなくなってしまう。
 乳首を強く噛まれても。
 クリトリスに器具を取りつけられても。
 前だけでなく後ろの穴に精液を吐き出されても。
 ただ嫌だ嫌だと虚ろに叫びながら、快楽を受け入れてしまうのだ。
「やぁ……」
 弱弱しく囁く武美を押さえつけ、男が肉棒を挿入してくる。
尻を押さえつけられて、まるで武美の身体を潰すように腰を打ちつけてくる。
 乳首が床に擦りつけられて、『気持ちいい』と言ってしまい、
 膣内の奥を肉棒が突くたびに、脳の中で火花が飛ぶ。
「やだ、やだぁ! んぁっ!」
 後ろの穴に挿入された指を動かされて、軽い絶頂を迎えてしまう。
 嫌で嫌で仕方がないのに、頭が快楽で溶けていく。
「うあぁぁぁぁ!!!」
 再び最奥に精液を吐き出されて、武美は半ば意識を失った。
びくびくと痙攣する身体、火照った肌は床を暖めるほど熱くなっていた。
 股間から流れ出てくる愛液と混じった精液。
どろどろのそれが床を汚していくのが見えた。
 快楽、嫌悪感、陶酔感、絶望。
 微かに残った意識の残骸には、そんな感情が渦巻く。

「あれだけ実験台にされた相手に、無理やりにされて喜ぶってのはなー」
「狂ってるんだろ、もしくは欠陥品だからか」

 ……彼らが発する蔑みの言葉は、真実だとは思う。
 こんな風に自分が痛めつけられ、犯されてまで、
そのことを客観的に見ようとする自分は、やはりおかしいと思うからだ。
 理性が破たんした人間は、単純に性欲を満たすために。
 理性が残っている人間は、罪悪感によるストレスを晴らすために。
 彼らがこういった行動をとる理由を説明をすることは、そう難しくはない。
 ほめられた行動ではないが、無意味な悪事ではないのだ。

「まあ、使えるうちは、使っておかないとな」
「そうだな、次の失敗作がいつできるかわからないし」

 もちろん、聖人君子を気取るわけではない。
 憎しみを覚えないわけがないけれど、復讐をしたいとは思わないだけだ。
 彼らには彼らの理由がある、ただそれがわかっているだけ。

 再開される宴。曖昧な意識の中、犯されて、何度も何度も犯されて。
118名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:11:03 ID:NkHpZHfd
 何十度目かの精液を口内に出されて、武美は思わずせき込んでしまった。
虚ろな意識で危機を察し、床に顔を近づける。
 精液を吐き出すことは許されないが、
床に吐きだされた精液を全て舐めると、彼らの機嫌は良くなる。
許されずに、殴られたくはなかったし、
これくらいの行動なら、たいしてきつくない。
 だが――
「……あ、え?」
 舌を伸ばそうとしたところで、突然後ろから抱きしめられた。
 暖かい感触に、ぼんやりとした頭が幸せに包まれる。

 ……? なんで、幸せなんだっけ。
 このときは、彼と出会ってもいないはずだったような。
 この鼓動は、体温は、強くて優しい、彼は……えっと、だれだっけ。

 混乱する頭を何とか抑えて、武美は精一杯思考した。
 そもそも始まりからしておかしかったのだ。

 あたしたちが名前を決めたのは、研究所から脱出してからなのだから!

 視界が歪み、何もかもが溶けていく中で。
 ようやく武美は、これが夢だと悟った。
119名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:11:27 ID:NkHpZHfd
 暑い。
 目を覚まして、武美は最初にそう思った。
 熱中夜のテントの中は、サウナと同じぐらい暑い。注意しないと熱中症になってしまう。
 それがわかっているからこそ、夏はできるだけホテルに泊まるようにしてたし、
えっちをするときも、テントの中ではしないと決めていた。
「……あー」
 目を開くと同時、意味のないうめき声が口から洩れる、
もそもそと動こうとするが、後ろから強く抱えられて動けなかった。
 首を限界まで捩って、背後を除くと、彼の寝顔。
何事もなかったような、幸せそうな寝顔。
「……起きてる?」
「……」
 聞いてみるが、彼はまったく動く様子がなかった。
すぅすぅと寝息を立てて、眠ったふりをしている。
「…………はぁ」
 溜息。不器用な男だ、そう思う。
恐らく悪夢にうなされていた自分を、心配に思っての行動なのだろうが。
「……」
 器用な男だと、どうするのだろうか。そんなことをふと思う。
 一晩中、優しく慰めてくる。
 愛の言葉をささやいてくる。
 どちらもそれなりに魅力的ではあるが、今の自分はそれを望んではいない。
 慰めも、愛の言葉も、今はむなしく感じてしまう気がした。
(……だったら、これでいいのかな?)
 寝苦しさを加速する彼の体温ではあるが、恐怖を消すのには役立ってくれる。
 大きく息を吐いて、武美は目を閉じた。

 今度は幸せな夢を見れる、そんな気がした。
120名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:14:43 ID:NkHpZHfd
終わりです
次はらぶらぶなのを書きたい
121名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:48:02 ID:xTEAjgmY
GJ!武美のラブラブもの期待してますよ!
122名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:54:53 ID:AQXDRe4+
凌辱好きな俺は最大限の敬意を払わずにはいられない
123名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 07:47:14 ID:dRh27kSP
武美GJ!ラブラブもすっごく期待してる
124名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 18:08:47 ID:9z0vVffp
9主の子を孕む武美なんてのも見たいです><
125暴走ボート:2008/04/29(火) 03:03:43 ID:2UsWBcrD
とりあえず武美ブームらしいし書いてみますわ。


広川武美。
読者のみんなはよく耳にする言葉だろう。

「あっついねー。まだ5月だってーのにさ♪」
「一応この程度の熱さなら内部部品に影響はないだろ?」
「いやさ、研究所では耐熱試験で150度の部屋にたびたび入れられててさ♪」

本人は自虐ネタのつもりだろうが、さすがにこのネタを笑うわけにはいかない。
…いや、笑えない。
まあ、彼女はそんなことよりももっと別の事で深い傷を負っているわけだが、
それはほかの人が既に語ってくれていることだろう。

他の人も遠前町を後にしたこのカップルの話をしてくれているはずである。
よって細かい設定は一切書かない。
のんびり二人旅を楽しんでいる、それ以外、何を説明する必要があろうか。

「…だーっ!やめろ、その悪戯は!道が見えない!そして頭が重い!」
「あははははっ!」

武美とぶらり、2人旅シリーズの、一部分に過ぎない。それだけの話。
ちなみに、この武美のいたずら、彼の視界を操っているものである。

「いまはただ歩きたいんだよ!野球をやる気にはならん!」
「昔は結構これ気に入っていたじゃん。」

バーチャル球場を、彼の視界が覆った。つまり、現実を基準にすれば目隠し同然である。
河原を歩いているので、下手をすれば川に落ちる。

「わわっ!フライが!」
「精神もリンクしてるから、取り損ねると痛いよー?」
「グローブがいまねーだろーが!」

しかたなく、バーチャルのボールを素手でとる。
さすが元ビクトリーズのキャプテン。捕るには捕った。


「いってーよこれ!いってーよ!」
「こ、小波さん!大丈夫!?」
「自分でやっといてその台詞はないだろ!」
「違う違う、そうじゃなくってえ!」

武美があわててバーチャル視覚を解く。
すると手元には、なんと硬球がある。どうやら、肉体的ダメージを受けてしまったらしい。

しかし、ダメージより気になるのは、どうして硬球という存在が手元にあるのか、ということだろう。
あたりを見回してみると、何となくその起因がつかめた。


「…なつかしいな。」
「似てるね、ビクトリーズの…あの球場に。」

向こうを見ると、野球のグラウンドがある。そういえばビクトリーズの球場も、
昔は河原の石をどけて作ったと言っていたっけな。
126暴走ボート:2008/04/29(火) 03:05:03 ID:2UsWBcrD
「グラウンドの手前に柵か。どうやらホームランらしいぞ、これ。」
「行ってみない?観戦、観戦♪」

そういうと、鞄からポップコーンを取り出した。
なぜそれが存在するのか、それも気になるが、今から行くのは映画館じゃない。別にいいけど。

「あれ、全員こっちに来るぞ?」
「ボール取りに来たんでしょ。」
「でも、血相変えてるし、あんなに大多数の人間がくるというのはどうも妙だ。」

武美の戦闘能力が低い以上、俺が戦うしかない、
最悪の事態を想定しつつ、武美を気持ちかばいながら選手たちのほうへ向かうと、

「大丈夫か!」

おや、フェンスの前で誰か倒れこんでいる。
ああ、なるほど。大飛球を追ってフェンスに激突したのか。

…って、こいつは本当に人間か?つーか間違いなくどこかで見たことあるぞ、この…物体?

「ほ…ほるひ…すだ…よ。
 ほーむらん…をうつけ…どひ…っとも………」
「ほ、ほるひすー!」
「だめです、脳震盪を起こしてる!」
「まずいでやんす、ここでほるひすに抜けられたら…」

帽子には「W」の文字。
ユニフォームは全身水色、そして、…おや、あれは湯田じゃないか?

…違った。湯田はサウスポーだ。

「おいおい、そりゃないぜおまえら。
 ていうか、なんで9人しかいない?」
「フローラルローンズは組…社員が多すぎでやんす。
 選手層が厚いそっちに引き替え、こっちは…」

会話が何となく耳に入った。
…とりあえず、帽子は返しに行こう。

「あのー…」
「お、救世主でやんす!ようこそでやんす!
 おいら、山田でやんす!」
「そうだね、君!悪いけど一時的にチームに入ってくれないか。
 立ってくれるだけでいい、頭数そろえないと。」

いきなり言われたら、返事に困るぞ、普通。
まあいい、…久しぶりの野球だ、悪くは、ない。ていうかボールを渡させろ。
127暴走ボート:2008/04/29(火) 03:05:52 ID:2UsWBcrD
「どこ守れるでやんすか?」
「…ルールは、知っている。」
「じゃあ、とりあえずほるひすのいたレフ…ぎゃああああああっ!」

どこからか、スパナが飛んできた。

「ごっめーん♪
 すごく腹が立ったと思ったら、どこからともなくスパナが、てへっ♪」
「おまえはこれ以上人数を減らす気か!」
「だーいじょうぶ!1ターン立てば目を覚ますって!」

1ターンってなんだ。どういう概念だ、教えてくれ。お前の頭の構造も併せて。


「この人ねー!全国屈指のチームを手玉にとった、
 MAX158kmを投げる投手よ?それを暇ーーーーなレ・フ・ト・扱い?カンタ君。」
「おいらは山田でやんす!(怒」
「ふーん、そこまでいうなら、いっそ投げてもらうか。
 別にそこまで大事な試合じゃないし。」
「エ、エースのオイラは?」
「いんじゃねー。158km投げれるんならお前よりましだって。」
「エロオタ三船さんに言われたくないでやんすw」

おやおや、喧嘩し始めたよ。湯田とパンチパーマ。
…ったく、仕方ねえな、久しぶりに投げるか。


「レフトに山田、センターパンチパーマ、、ライト赤い髪、サード筋骨隆々、ショート…あれ?山田?
 おーい、山田、なんでショートにいるんだ?」
「またでやんすか、おいらは落田でやんす!覚えろでやんす!」

…おいおい、こいつとあいつ、同じじゃねえか。
ていうか、湯田とも、凡田とも、カンタくんにもそっくりってこれ…

「セカンド御でこにホクロ、ファーストがターバンか。
 ビクトリーズの助っ人なみにキャラが濃いな…」

で、あいつがキャッチャーか。こっちに来たぞ。

「サインは?」
「好きなところに投げろ。とるから。
 俺は小波、よろし……え?」
「奇遇だな、おれも名字が一緒だ。
 …なあ。どうした、様子が…」

おびえてるぞ、こいつ。
ん?マスクを外して……


ドッペルゲンガアアアアアアアアアアアア!(パクリでごめんなさい。)
128暴走ボート:2008/04/29(火) 03:06:49 ID:2UsWBcrD
「ん?キャッチャーがピッチャーか。で、あの助っ人はどこだ?
 まあいい、この奥野ジローがひねりつぶしてやるぜ!」

なんなんだ、このチームは。
特にあの人形、そしてメガネコンビ、極めつけはドッペルゲンガー…


「「がんばれー!小波ー!」」
「「…あれ?」」

武美と、ピンクの髪をした女の子の声が被る。偶然の域を超えている。


(でえい、わけがわからん!
 もうどーにでもなれやコラアアアアアアアア!)



ズドオオオオオオォォォォォォン…



「す…ストライーク!」
「こ…このMAX157kmの奥野ジローより…でえい、これは夢だ!」


へっ!どーだ。
これでいいんだな?武美。


「な、なんだこの球…捕ったのか?俺。」
「いっけええええ!小波ィ!」
129名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 16:58:01 ID:ZW5dzRuS
GJ。武美はブームというか前から人気あるからなぁ
130名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 21:33:36 ID:SP4/i9jq
BADが悲し過ぎるキャラは人気あるからな。
武美に真央とか、ベストでも悲しいタマちゃんとか
131名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 21:36:05 ID:/9HfS3Ng
>>128
とりあえずsageようぜ。
んでもって彩が主人公を呼ぶときは○○君だった希ガス
132暴走ボート[sage]:2008/04/29(火) 23:38:43 ID:ED6K0ISn
>>131
さげる方法わからない。
これでできてるといいんだけど。
君をつけないのは選手を大声で応援するとき
ふつうは君づけしないとおもったから。


畳の上にゴロンと転がる。
やっぱりお風呂の後の畳は、気持ちいいことこの上ない。
武美も求めているものをきっちりと分かってくれているようで、

「ここでいいかな?ご飯まだ食べてないけど、…もう寝る?」

ふかふかの布団を置いてくれた。
今日からしばらく、この部屋での生活が続くことになる。

「サンキュ。…。……。………ぐぅ。」
「あれ、もう寝ちゃったよ。」

この普通のアパート。ここに入るようになった理由はというと。


「3回をパーフェクト…直球は160kmとまではいかないが…」
「プロを凌駕してるでやんす…あんた何者でやんすか?」
「ただの風来坊です。プロには興味がないし、スカウトもされない。」

「へえ、彩ちゃんっていうの?」
「はい…あのキャッチャーの…」
「あっれまー、ラブラブ?結婚したの?」
「それ、もう4年前のことになりますね。
 プロポーズしたあと小波君が強制労働させられ四カ月ほど別れ、その半年後…」「…。」

「なあ、風来坊ってことは、何の目的もなく暇そうに旅するんだろ?」
「…まあ、そうですね。」
「すこし、寄っていかないかい?うちのチーム、もうすぐ大会なんだよ。」
「…野球、ですか。」
「君の実力は文句のつけようがない。
 なあ、頼むよ、うちのエースになってくれ!」

山田がにらんでくるよ。当り前か。
しかし、このドッペルゲンガーとバッテリーを組むのか。

「いいですよ。」
「ま、まつでやんす!うちのチーム、社員しかチームに入れないのが原則でやんす!」
「俺、製作所やめてビデオ屋やってるけど?」
「…。」

仕方ない。技術的な面はあれだが、力仕事くらいできるだろう。

「働きますよ。安月給でもかまいません。」
「本当かね!」
「ああああああああああああでやんす!」
(うるさいでやんすねえ、山田君。)
133暴走ボート:2008/04/29(火) 23:40:20 ID:ED6K0ISn
とまあこんなところだ。社員ということで社員寮を貸してくれた。
短期間ということで、タダでいいらしい。どのくらいの期間かははっきりしないが。
同棲がいいのか?もう1人の小波はもう4年も女の子とここで暮らしているらしい。

まあ、そんなこんなでいろいろあったわけで。
3イニングとはいえ久し振りだとやっぱり疲れる。その夜はぐっすり眠った、…らしい。
そして、なんでこう衝撃的なシーンを朝っぱらから見せられることになるのだろうか。

「…ふああ…うあっ!あ、あれ?」

目覚めた瞬間、どっと押し寄せる疲労感。
下半身に特に違和感を感じる。布団をどけると、そこには衝撃的なシーンが。

「な、なあっ?なんだこりゃあああ!?」
「…ぐう。」
「ぐうじゃねえ!なに?何これ?」

俺と武美がリンクしてやがる。
おいおい、こんなことした覚えないぞ。昨日はソッコーで風呂入って、飯も食わずに寝たはずだ。

「…ふあ。」
「おい、武美、なんだこりゃ!既成事実作るんじゃ…うあっ!」

ほぼ同時に目を覚ました武美に迫る。
その時の動きで、武美の差し込み口と俺の端子がこすれあう。

「おはよう。」
「おはようじゃない!なんだこれは!」
「だって、昨日はすごく疲れててそうだったよ。流石に、あのときの小波を襲うような悪ふざけはしないよ。」

道理でおかしいと思った。
いつもは体を求めてくるはずの武美は、昨日に限ってはけなげにお風呂と布団を用意しただけ。

「ああ、そういうことか。その心づかいはすごくありがたい…
 って、だからって寝るところを襲うな!」
「途中起きると思ったけど、結局最後までぐっすり寝てたよ。よっぽど疲れてたんだね♪」
「ああそうさ!疲れてたさ!そんな人間にお前は…うあっ!」

腰を、腰を動かすな!
134暴走ボート[sage]:2008/04/29(火) 23:40:58 ID:ED6K0ISn
とまあこんなところだ。社員ということで社員寮を貸してくれた。
短期間ということで、タダでいいらしい。どのくらいの期間かははっきりしないが。
同棲がいいのか?もう1人の小波はもう4年も女の子とここで暮らしているらしい。

まあ、そんなこんなでいろいろあったわけで。
3イニングとはいえ久し振りだとやっぱり疲れる。その夜はぐっすり眠った、…らしい。
そして、なんでこう衝撃的なシーンを朝っぱらから見せられることになるのだろうか。

「…ふああ…うあっ!あ、あれ?」

目覚めた瞬間、どっと押し寄せる疲労感。
下半身に特に違和感を感じる。布団をどけると、そこには衝撃的なシーンが。

「な、なあっ?なんだこりゃあああ!?」
「…ぐう。」
「ぐうじゃねえ!なに?何これ?」

俺と武美がリンクしてやがる。
おいおい、こんなことした覚えないぞ。昨日はソッコーで風呂入って、飯も食わずに寝たはずだ。

「…ふあ。」
「おい、武美、なんだこりゃ!既成事実作るんじゃ…うあっ!」

ほぼ同時に目を覚ました武美に迫る。
その時の動きで、武美の差し込み口と俺の端子がこすれあう。

「おはよう。」
「おはようじゃない!なんだこれは!」
「だって、昨日はすごく疲れててそうだったよ。流石に、あのときの小波を襲うような悪ふざけはしないよ。」

道理でおかしいと思った。
いつもは体を求めてくるはずの武美は、昨日に限ってはけなげにお風呂と布団を用意しただけ。

「ああ、そういうことか。その心づかいはすごくありがたい…
 って、だからって寝るところを襲うな!」
「途中起きると思ったけど、結局最後までぐっすり寝てたよ。よっぽど疲れてたんだね♪」
「ああそうさ!疲れてたさ!そんな人間にお前は…うあっ!」

腰を、腰を動かすな!
135暴走ボート:2008/04/29(火) 23:41:37 ID:ED6K0ISn
「あんっ…気持ちいいよう…」
「う…あ…や、やめろ…」
「えー?でも、怒ってる最中も抜こうとしなかったじゃない♪
 それって、あたしにやってもらえて、うれしかったってこと…」
「冗談じゃねえ、抜く!」

抜こうとした。しかし、武美はおれの背中をがっちりととらえる。

「もう逃がさない。小波は、あたしだけのもの。」
「お、おい、1時間後には仕事…うああっ!」

また腰を動かす。
昨日知らないうちに何度もエネルギーを注ぎ込んだであろう俺の相棒は、元気に武美とリンクしている、

結局、そのあと文句は言わなかった。というより、言えなかった。
お互い絶頂を求め、喘ぐ以外になにも言えなかった。

昨日寝たのは8時から、仕事は今朝の10時から。
武美がいつからし始めたかは知らないが、長く見積もって13時間リンクしていた。
仕事を終えた相棒を抜くと、相当の量の白濁の液が唇から出てくる。寝てる間にも相当絞り切られたらしい。

「…エッチィ。」
「…うるさい。」

武美の唇は、赤みがかったピンク色をしていた。そこから流れ出る精液を、武美が指で救って口に運ぶ。
この動作を凝視している俺は、結局スケベで、そして、

やっぱり武美が好きなんだな。
仕方ない、改めてそう思わせてくれたのを今回の収穫と思って、許してやるか。
136暴走ボート:2008/04/30(水) 05:25:37 ID:hM1ZKbY/
で大急ぎでシャワーを浴び(ヤったのがばれないように念入りに体を洗ったのは言うまでもない)
なんとか10時に間に合わせた。
周りの視線はいたって普通。…そのふりだけかもしれないが。とにかくあの喘ぎ声はすごかったもんな。

「おはようございます!」
「はい皆、おはよう。」

和桐製作所。最近新しい発明を続けていることで有名。
とはいえ、たった1人の開発担当部を除けば、あとは下請けのためにせっせと働く人ばかり。

自己紹介を終えると、当然俺も下請けの仕事に回る。
技術に自信がないことを伝えると、超簡単な単純作業や重労働を任される。当然である。

「ということで頼むね。」
「はい、わかりました。」
「そしてキミは…無理してこなくてもよかったんだが。」
「そう敬遠しないでくださいよお。機械は少しは得意ですから♪」

横には武美。作業着がやけに似合っている。作業員、というよりは修理工だろうか、なぜかそう見える。
確かにサイボーグなだけに機械は得意なんだろうが、俺と一緒に過ごしたいという思いも当然あるだろう。
無論、悪いことだとは思わない。

「とりあえず、適当に見回っていいですか?」
「…まあ、いいけど。何かあったら呼ぶから手伝ってもらえるかな?」
「はい!」

そう言って、工場のあちこちを見物し始めた。
137暴走ボート:2008/04/30(水) 05:26:37 ID:hM1ZKbY/
「ふう…さすがに重いですね、青野さん。」
「小波とも、この大荷物を一緒に運んだよ。で腰痛を起こしてさ。
 風来坊はこの大荷物を抱えてもほとんどまいってないな。」

名字も、見た目も全く一緒。なので俺の事は風来坊と呼んでくれる。
さて、次はプレス機に従事…ん?

「どうしたんだい、智林くん。」
「いや、ここの溶接がうまくいかなくって。こんなときほるひすがいればなあ。」
「…あれがいたところで、どうにかなるもんなのか?」
「何言ってるんですか!あの人がいなかったら、この工場はとっくに潰れてますよ!」
「…。」

脳震盪を起こしているほるひすは、現在入院中。
大会前には間に合うらしいが、それまでにこの工場が潰れることは…正直、無いと思いたい。うん。

「どーしたの?」
「あ、武美。この溶接がうまくいかないらしい。
 昨日のケガ人ならうまくやれるらしいが、俺は代わりにはなれん。」
「ふーん…あ、このタイプの溶接か。これはちょっと難しいねえ…貸して。」
「は、はい。」

一瞬大丈夫か?とも思った。
智林は貸すときに半信半疑の顔をしていたが、それも当然だろう。…が、

チュイイイイン!チュイイン!チュイイイイイイイン!

あっという間に完成。
武美の真剣な目、久しぶりに見た。

「ふう、できたよ。」
「…あの、なんなんですか?この人。」
「存在から、メカには強い、とは思うんだけど。」

とりあえずその場を後にし、プレス機に向かう。
138暴走ボート:2008/04/30(水) 05:27:11 ID:hM1ZKbY/
「えっと、こいつを乗せるだけでいいのか。あとはプレス機が…け、結構重いな。」
「結構量あるよ、この鉄板。相当負担かかるだろーねえ。」

ベルトコンベアーに枠が建てられており、その中にはめればいい、という単純作業。
あとは機械がやってくれるが、この反復作業はしんどい。

「ぶつぶつ言ってもしょうがない、やろうか。
 スイッチ…あれ?」
「動かないねえ。」
「社長ー?プレス機が動かないんですけど。」
「ああ。それ結構ガタが来てるんだよね。薫ちゃーん、来てくれ。」

武美が辺りを見渡す。
とはいえ、溶接は使う道具が全国一緒なのでともかく、初対面の機械をそう簡単に直せるなんてことは…

「あった、ドライバーだ。ちょっと失礼。」
「え?広川君?ちょっと?」

モロやる気だ。社長も困惑気味。武美が直すのは無理、と思っているのだろう。
ドライバーで蓋を開けた後、覗き込む。

「ここが外れてるねえ、ちょっとドライバーだけじゃ厄介かな。」
「武美、修理できる人もいるみたいだし、ここは…」
「ダーメ。」

うしろから走ってくる音が聞こえる。
多少青い髪が整っていない、眼鏡をかけた女の子。

「ああ、はじめまして、あたし寺岡です。で?プレス機が故障?」
「うん、ここが外れてるでしょ。ピンセットないかな?」
「あ、ありますよ。はい。」
「エッジにガタが来てるねえ。思い切ってチューニングできないかな。」
「リンクがしっかりしてないと話になりませんからねえ。もしくは…」

専門用語で和気藹藹。社長と俺は唖然呆然。
その後プレス機は動き出し、俺は大量の鉄板にエネルギーを奪われた。
139暴走ボート:2008/04/30(水) 05:27:42 ID:hM1ZKbY/
昼飯はどうやら弁当が届くらしい。
弁当屋に出前を頼むとは、結構豪勢なんだな、この工場。と思いつつ待っている。

「小波さーん!」
「あ、来た来た。」

重箱が風呂敷で包まれ、それを持ってきた。
しかし、その持ち主は、どう見ても弁当屋じゃなかった。

かわいい女の子が3人。
どうやら手作り弁当のようである。

「いつもすまないねえ。」
「今日は新人がいるらしいし、張り切って作ったよ…って、え?コナミが2人!?」
「ほんまや!クローンや!」

誤解を解くために自己紹介。
ついでに武美が俺の彼女だと説明すると、なぜかがっかりしているように見えた。

「ほな、はじめまして!蕪崎詩乃です。神社の巫女やってます。」
「ここで働いてるけど、会うのは初めてだよね。秋元…じゃなくて、小波彩です!」

ドッペルゲンガーの最愛の人か。
あいつにもこんなかわいい子がいたんだな。

「あたしは島岡希美。飲み屋。みんな職業柄の関係で、午前あいてるんだよね。」
「というわけで、毎日おいしい弁当を作ってもらってるのでやんす!経費節減!でやんす!」
「何ゆうてんねん、山田さん。経費とかじゃなくて、うちらの料理が食べたいんやろ?」
「…最初のころのあんたのはひどかったでやんす…」

今度は巫女と喧嘩してるよ。
まあ、経費節減にもなるし、女の子の手料理はおいしいよな。

みんなで食べた弁当は、それはそれはおいしかった。
詩乃の職業、巫女は毎日掃除ばかり、飲み屋経営の希美の本番は夜真っ盛り、
事務担当の彩は、午前は大島さんに一手に任せてもらって、自慢の料理に腕をふるう。

なんとなく、詩乃も希美も、ドッペルゲンガーに好意を寄せているように見えた。
話していると、そう感じた。
140暴走ボート:2008/04/30(水) 05:28:11 ID:hM1ZKbY/
午後の仕事も順調に過ぎる。俺は普通の仕事だが、
開発担当部の唯一の所属、寺岡薫と意気投合した武美は2人で新商品の開発に没頭。
そんな楽しい一日が終わり、帰ろうとすると、
「待つでやんす!2人の歓迎会でやんす。やるでやんす!」
「えー。いいでやんすよー。」
「そういうな、山田君。」

落田が端を発したこの言葉が発展し、歓迎会をやることに。
山田はやはり反対するが、それは風前の灯。ドッペルゲンガーも賛成し、やることが決まった。

飲み屋に行くのか、と尋ねると今日は休みらしい。
じゃあどこに行くんだろう。読者の皆は大体想像がつくだろう。


「いらっしゃいませえ!…あれ?2人ほど見ない顔が…」
「唐突で悪いんだけどね、今日は新入社員の2人の歓迎会をやってほしいんだ。」
「あ、そういうことですか。よーし、張り切っちゃいましょう!」

連れてこられたのはスナック。社長はママさんらしき人と話している。
予約もせずに宴会を頼み快く引き受けているということは、常連なのだろう。

「こんにちは、菊池瞳です。どうぞご贔屓に。」
「あ、どうも…おいこら、武美。」

がっしりと腕をつかんで離そうとしない。まったく…
そうこうしているうちに、料理と酒が運ばれてきて、いい気分。

俺たちのために、急きょ貸し切りの看板を掛けてくれた。
一番乗りだったのもあったろうが、やっぱり遠前町と同様この町は人情味あふれている。


そしてほろ酔い気分で帰ってくると、時計は12時を指していた。
武美はもっと酔っているようで、

「えっちぃ…してよお…」
「…。」

昨日今日とハードなスケジュールだった。さすがに2日連続はきつすぎる。
仕方ないので2人でシャワーを浴びて(武美は自力で浴びれる状態じゃなかった)
服を着せれる状態でもないので裸のまま布団を敷き、その中で武美を抱いた。

いろいろ俺に求めようとしてきたが、酔っていたのですぐに寝てしまった。
幸せそうな顔をした大好きな武美を抱きしめつつ、俺もじきに寝てしまった。


柔らかい肌、とりわけ胸の感触を感じながら。
141名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 05:58:20 ID:oIB22/sN
志村ー!sage、sage!
142名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 06:19:28 ID:b6bGpCt5
詩乃は関西弁は関西弁でも京都弁だった気がする。なんか物凄く違和感が……
143暴走ボート:2008/04/30(水) 06:42:42 ID:hM1ZKbY/
下げる方法を教えてくれれば下げるんだが。

>>142
むずかしい。
言わせるセリフの関係もあったが、むず過ぎる。
京都弁なのはどっちかってーと和那でしょ。
144名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 07:00:13 ID:4QUB6Y5m
いや、カズは大阪やな。
145名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 07:18:35 ID:b6bGpCt5
>>143
メール欄にsageと入力

京都弁も関西弁のひとつだが敢えて区別すると関西弁という点だけなら外藤も真賀津もカズも同じ(スマン…)
詩乃だけは例外の京都弁。同じにするとかなり違和感がある。
146名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 08:09:35 ID:Q42HfJ6Y
ここの住民は初心者にも優しいなぁ
147名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 19:22:47 ID:3YaGBPOB
普通だったらROMってろとしか言われないだろうな
皆優しいから職人も多いのかもね
148名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 19:39:52 ID:4QUB6Y5m
マターリと行きましょう。

まぁこれみて過度に痛烈な批判を書いたりする馬鹿が出るかもですが、どうせモグリか荒らしなんでスルーしましょう。
149名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 20:03:41 ID:JrVut2P1
マターリマターリ
150名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 20:06:29 ID:oIB22/sN
>>146
つヒント:対象年齢
151名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 20:07:38 ID:nXt5qJLm
金井「さぁ、主人公!俺は一回ぶつけられただけで死ぬぞ!」
「グアアアアアア!こ、この最強の装甲と呼ばれるこの俺がこんな奴にいいい」
山形「金井がやられたようだな。」
上川「フフフ…奴は我がサイボーグ同盟の中でも最弱…」
石中「人間ごときに負けるとは同盟の名の汚しよ」
主人公「くらええええ!」
三人「グアアアアアアア」
主人公「やった…ついにサイボーグを倒したぞ…
     これで隊長と戦うことができる」
灰原「よく来たな主人公…待っていたぞ…」
主人公(こ…ここがサイボーグ工場だったのか…!感じる…隊長の力を…)
灰原「主人公よ…戦う前に一つ言っておくことがある。お前は俺を倒すのに『日本一』が必要だと
   思っているようだが…別になくても倒せる」
主人公「な、何だって!?」
灰原「そして工場の件だがいい加減可哀想なので解体しておいてやった。あとは俺を倒すだけだな」
主人公「フ…上等だ…俺も一つ言っておくことがある。
     この俺に再会を誓った恋人がいたような気がしていたが別にそんなことなかったんだぜ!」
灰原「そうか」
主人公「ウオオオ!行くぞオオオ!」
灰原「さぁ来い主人公!」

主人公の勇気がサイボーグ達を救うと信じて…!
ご愛読ありがとうございました!

>>128の流れからこんな作品書いてるのかと思ったよ。
152名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 20:54:22 ID:/wP9XeYo
でもさあ、酷い物は酷いって言うもんじゃね?
とりあえず、「」の時は最後に『。』はいらないんだぜ
153名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 21:22:24 ID:IuRdYLqc
確かに人が育つにはある程度批判も必要だけど、言い方によると思うんだ。

頭ごなしにダメって言うんじゃなくて、どう直したらいい。みたいな風に
154名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 21:44:33 ID:3YaGBPOB
さらに言うとばらばらじゃなく、まとめて投下してくれたほうがいい
155名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 23:32:05 ID:PsoLs0ve
さらに言えば主人公の言葉使いが乱暴過ぎる。
156暴走ボート:2008/04/30(水) 23:51:56 ID:XjE6pYyg
そんなに好評な小説でもないが、
心温かい支援を背に今日も書かせてもらいまし。


次の日も当然仕事である。
が、今日は土曜日。いわゆる半ドンで、すぐに仕事も終了、暇になった。

そうなれば、やるべきことは、この街の探索。
武美をつれて、出かけてみることにした。

「…。」
「ん?どーしたんだ?武美。」

さっきからかなり静か。こんな武美はかなり珍しい。
話しかけないと、何も言ってこない。機嫌を損ねているのだろうか。

「ネットサーフィン。この街のこととか、…とりわけ、この製作所の歴史とか。」
「聞けばいいじゃないか。社長とかに。」
「結構紆余曲折した歴史を持ってるはずだからね、本当に真実を話すとは限らないよ。」

ネットサーフィンに意識が言っているので、話さないらしい。
ネットサーフィンに気を取られると危ないので、離さないらしい。俺の腕を。

「…ねえ、村山選手って知ってる?」
「ああ、電気屋のテレビで見たことがある。1年目の新人王をとった時はすごかったな。
 …まさか、小さな町工場出身って言ってたけど…」
「うん、そういうこと。
 4年前、プロテストに合格したんだけど、結局活躍したのは1年だけ。工場にもいなかったね。」

たぶんまだプロにいるとは思うが、言い過ぎかもしれないが消息が分からない。
いまどこの球団にいるんだろう?

「あと、この製作所、一度つぶれてる。」
「は?」
「大帝国に一度潰されてるの。そのあと、小波さんが復活させ、今に至るみたい。」
「あのドッペルゲンガーが?てか、ネットサーフィンでそこまで調べられるの?」

…ん?急に黙り込んだ。

「村山選手の事は確かに今ネットで知ったんだけどね。
 ごめん、そのことについては、教えるわけにはいかないな。」
「…そうか。情報ありがとう。」
「ううん♪」
157暴走ボート:2008/04/30(水) 23:53:30 ID:XjE6pYyg
そうこうしているうちについたのは神社。
となると必然的にあの子がいることは推測できる。

「あ、来なはったん?小波さん。」
「やあ、詩乃ちゃ…おーい、武美。」

俺にべったり。そこまで浮気性強かったかな?俺。
俺は武美以外の女には興味がないぞ。いや、これマジでほんとだから。

「ねー、揉んでよ〜。おっぱ」
「詩乃ちゃんは、関西弁でしゃべるけど、出身が関西?」
「うん。前は標準語で話とったんやけど、慣れんでイントネーションも変でな。
 そんな時な、電話で関西弁を盗み聞きしはっとった彼…小波さんがな。
 あの言葉を言われた後、元通り関西弁喋るようになったんよ。」
「?あの言葉?」
「『でも、ああいうのもいいよね』って。」

そうか、この子も惚れてたんだな、俺と姿形がそっくりのドッペルゲンガーに。
武美という彼女を見てがっくりしてたのは、それが原因か。

「顔赤いよ。」

思わず笑ってしまった。

「もー、小波さん?な、なにゆーてはるの!。」
「でも、そういうのもいいよね。」

狙い通り、姿が重なったんだろう。やっぱり赤くなった。かわいい。
…あれ、これ狙ってて、実際に実行したってことは、こういうのを浮気性っていうのか?

「こーなみさーん…」
「…あ、武美。」
「ごっめーん、詩乃ちゃん。用事があるから、行くね?」
「あ、ちょっと、せっかくだからお茶でも飲んで…行っちゃった。」

その後、武美は不気味なくらい笑顔だった。
こりゃあ、今日の夜は覚悟したほうがいいかもしれない。いや、間違いなくしたほうがいい。

…いや、ひとつだけあった。紛らわせる方法が。確実じゃないけど。
こういう現実の女の子を完全に無視した世界が、あるはずだ。

なぜなら、あのメガネ兄弟がこの町に住んでいるからだ。
158暴走ボート:2008/04/30(水) 23:54:17 ID:XjE6pYyg

「ここ行ってみない?武美。」
「ん?マニアショップ…バンドン?なんでいくの?
 風来坊さんって、もしかして…」
「いや、この店そのものはどうでもいいんだけど、あいつらがいるかなって。」
「…誰がいるの?」
「湯田も凡田も、こういう店に行ってたから、姿形が同じだからあいつらも…」
「?」

予想通りいた。落田と山田。
何やら口論をしている。

「だーかーら!なんでこれがこんなにするんでやんすか!」
「イヤなら買うなよ。」
「くっ!数年前ほとんど生産されなかったレアグッズを、たまたま見つけたんでやんす。
 ここはこの値段で買うでやんす!2セットあるからお揃いでやんす!」
「やっぱこの値段じゃ駄目だな。これなら売るよ。」
「な!?値上げしたでやんす!」

ははあ、そういうことか。
あれ?武美?売り場のほうまで足を運んで…

「あれ、どうしたんでやんす?」
「聞くでやんす、こいつ…」
「はいはい、大体状況はつかめてるから。
 ふんふん、この商品はこの値段か。…。」

武美がじっくり見て、動かない。
…ん?あの目…もしかして。

「うん、高いんじゃない?これ。暴利だよ。」
「でやんすよね!?」
「はあ…素人はこれだから困るよ。もう売らねえからなら。後悔しても遅いぞ。」
「うん、いいよ。」
「ちょ、ちょっとまつでやんす!それだけは…」
「はあ?知るかよ。じゃあこの2倍の値段手なら売ってもいいぜ。」

どうやら、レア度は相当に高いようである。
2人は給料がピンチだということを伝えるが、聞き入れられない。

「もういいからさ、いこ?
 こんな値段なら、今日のがしても誰も買わないよ。」

2人を店から引き摺り出す。
たぶんあの生き生きした表情から察するに、さっき神社であったことは忘れているだろう。

「もう、なんてことしてくれたでやんす!」
「落ち着くでやんす。あの値段じゃ、やめとけというのも、無理ないでやんす。」
「あああああああああああでやんす!」

しかし、武美は笑顔。
微妙に明日明後日あたりに何が起こるか想像できた。

結局その後も街を回りながら、この工場についていろいろ武美からきかせてもらった。
工場ばかりでなく、ドッペルゲンガーが味わった苦労についても。
幸せ島、だっけ?恐ろしいところもあるもんだな。
159名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 00:55:13 ID:2DKBGxW3
とりあえず、明らかに板の対象年齢が守れてない子はやっぱりROMるべきだと思うんだ
160名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 07:16:20 ID:9Eg4cQWL
落ち着け。対象年齢守れんようなのにはROMるの意味すら分からんだろ

それと暴走ボート君、長編は嫌いじゃないが如何せん展開が間延びしてる感があるから一気に全部投下してほしい。もしくはwikiに直接やってくれ
161名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 17:05:59 ID:NWV3WyF4
QBOYってあったよね。
閉鎖されたのかな?
162暴走ボート:2008/05/01(木) 19:42:07 ID:rU07wz1m
こないだ18になったばかりだけど。
対象年齢より低く見られるのはシャーないか。

一気に全部投下、か…
後先考えずに書いてるからねえ。長編小説も書いてるし。下手だけど。
163名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 20:40:11 ID:swm0S6zd
うーん・・・
164名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 20:50:02 ID:9Eg4cQWL
>>162
書き上げてから投下するのがマナー…と言うか正しいやり方なんだ。住人はいっぱいいるんだからいつまでも完結しないと書き手が気にしなくても後がつかえる し他の人達の事も考えて。
ここのみんなは優しいけど、もしこの板じゃなかったらトンデモなく叩かれまくってるよ、君。
165暴走ボート:2008/05/01(木) 21:04:56 ID:rU07wz1m
わかりました。
GWは書き込めないのでそのあとになりますが次で終わらせます。

これでも書きだめしたつもりだったんだが;
166名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 23:48:21 ID:9vEOdKdk
落ち着けお前ら。主人公はパワーFから始まるんだぜ
167名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 00:38:31 ID:fM2DinLb
>>165
投下し終わったらそう言ってくれると助かる
投下中なのか分からないので
168名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 03:11:05 ID:eTmg71KW
ヒント pink板は21から
169名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 05:14:45 ID:2N4VlKPC
天道の彼女の名前何だっけ?
その娘か武美で書こうと思ってるんだが
170名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 05:45:14 ID:kGZLrsVg
御室若菜…だったような
171名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 06:42:38 ID:2N4VlKPC
あー!若菜か、ありがとう
172名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 15:31:09 ID:O/tDj9gQ
若菜を寝取る10主な展開を希望しちゃうぜ
173名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 18:49:01 ID:pJOZL5+z
>>172
スタッフ「相手の心の弱みにつけこんではいけません」
174名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:16:00 ID:l2ffxqks
www
175名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:48:31 ID:kGZLrsVg
1日だけ付き合えと誘ったのは若菜だけどな。
176名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 00:54:44 ID:bHyW2b3a
そしてセクロスして孕ませるんですね。わかります
177名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 07:17:05 ID:l4p9C6nE
からかい半分にカズの寝込みを襲った朱里。
最初は抵抗していたカズだが、主人公への欲求不満から途中から積極的に。
あわてて逃げようとする朱里だが、逆にさんざんにイカされてしまう。


それを物陰からドキドキしながら見ている真央。
178長い夜:2008/05/03(土) 07:47:32 ID:sgpp1wre
構想一日のSSだが許してくれ!

小波がキャプテンを勤める親切高校野球部は、夏の甲子園一回戦を無事勝利で終える事が出来た。
「やったー!」
「勝ったでやんすー!」
などと皆は騒いでいたが、監督にそんな余裕はないみたいで
「おまえら!一回戦を勝った位で浮かれるんじゃない!この後2時間練習、旅館に帰ったら次の対戦相手についてのミーティングだ。分かったな?!」
やはり試合に勝っても練習だけは忘れないらしい。まぁ、もし監督に言われなくても皆練習すると思うが。
その後みっちり2時間以上練習をして旅館に帰りミーティング、ご飯を食べ、風呂に入り終わる頃には夜もすっかり更けていた。
試合の疲れか皆は直ぐに用意された布団に入り眠る準備。5分もするとあちこちから寝息やイビキが聞こえてくる。
そんな状態の中唯一人、小波だけは眠れないでいた。自分も疲れているのは分かる。だが今は眠るより起きていたい、そんな気分だった。
(…少し体を動かしてくるか)
皆を起こさないように起き上がり、部屋の片隅にあるバットとボールを持って小波は旅館を出た。
(確か近くに公園があったよな…あそこに行くか)
179長い夜:2008/05/03(土) 07:49:42 ID:sgpp1wre


(はぁ…私こんな所で何してるんだろう)
街灯のあまり無い、人も全然見かけない自然公園。そんな寂しい場所に彼女、御室若菜は一人で歩いていた。
(やっぱり帰ろうかな…こんな所に居るわけないし)
辺りを見渡すが薄暗くて人が居るかよく分からない。若菜が探しているのは、自称天道のライバル、そしてその天道を倒し甲子園出場を手にした、親切高校エースの小波。
はじめの印象は正直あまり記憶にない。天道君をライバル視する野球青年、そんな風にしか思ってなかった。
天道君をライバル視する人なんて何十人も居たし、皆口先ばかりで、相手をして負けると直ぐに諦めていく人ばかりだった。
最初は彼もそのうちの一人で、天道君に負けて直ぐ諦めると思ってた。だけど彼は違った。
諦めず負けたことを力にして、天道君を倒し春の甲子園を制覇。夏の甲子園出場を手にしたのだ。今や完全に自称ライバルから本当のライバルになったのだ。
そんな風に思っていた人を応援しに、わざわざ甲子園まで来てるんだから、私は相当彼に惹かれているんだろう。
そんな事を考えながら歩いていると、いつしかぽつぽつと冷たいものが降り始めていた。
(あーあ…雨降ってきちゃった…)
もう半ば諦めて帰ろうと立ち止まった時、目の前の木で雨宿りしてる人影が見えた。手にはバットらしき物を持っている。
(もしかして…)
ゆっくりと近づき顔を確認すると予想通りの人、小波がそこに居た。
180長い夜:2008/05/03(土) 07:51:25 ID:sgpp1wre
「こんな時間まで練習だなんて頑張ってるね」
「え…君は確か天道のマネージャーさん?」
その表情は何で此処に?といった顔をしている
「応援に来たんだ、親切高校と…小波君のね」
「俺の事も?」
その顔はまた、何で俺?という表情だ。かなり鈍いらしい。
「そう、小波君の事が気になって仕方ないんだ。…好きなんだよね」
「へ……いや!だって君は天道と付き合ってるんじゃ?」
「あぁ、あれは嘘。天道君の体調管理とかそういった面で問題ないように監督に言われててね。だから付き合ってた訳じゃないんだ」
「そうだったんだ…」
彼は私達が完全に付き合ってると思っていたらしい、確かにあれを見れば誰だって二人は恋人同士に見えただろう。
「…雨、やみそうに無いね。私の泊まってるホテルすぐ近くなんだけどそこまで避難しない?」
「いや、流石にそれはまずい…」
「でも雨に濡れて帰って、風邪ひいたら試合出られなくなっちゃうよ?」
「う…」
確かに3年生の小波にとっては、最後の甲子園、風邪をひいて出れませんでしたなんて事には絶対にしたくない。
そんな事になれば一生悔いが残る事間違い無しだ。
あまり本意ではないが、仕方なく若菜のお誘いを受ける事にした。
181長い夜:2008/05/03(土) 07:53:40 ID:sgpp1wre


「ふー…ありがとう、シャワーまで使わせてもらって」
「……ううん、あのままでも風邪ひいちゃうかもしれないからね」
若菜は部屋に戻って来てからというもの何だか落ち着きがない。立ったり座ったり、窓の外を眺めたりの繰り返し。これには流石の小波でも気になって
「なぁ、さっきから何そわそわしてるんだ?」
ビクッと僅かに若菜の体が反応した。
「えっと、それは…その」
何だか口ごもりながらこちらを見ている、更には顔も朱くなり始めた。
考えられることはもう一つしか無い。そう考えた小波は若菜に近づいていく。
「もしかして…風邪ひいた?」
「あっ…」
そう言って若菜の額に手を当てるが、全く熱くない。寧ろひんやりしてて気持ち良い位だ。
「あれ?風邪じゃないのか…じゃあどうした、って!うわぁ!」
額から手を下ろした瞬間若菜に勢いよく抱き着かれる。受け止めて倒れこそしなかったものの、少し胸が痛い。
「…えっと、さっきからどうした?」
若菜はまだ小波の体から離れず背中に手を回し、胸板に顔を埋めている。
「私は小波君の事好きなんだよ、こんな時間にこんな場所で、二人っきりであんな事されたら…もう抑えられないよ」
「いや、その…」
「後、まだ告白の返事もらってない」
若菜が少し上を向くと顔は先ほどより朱く、瞳は潤みきって今にも涙が零れそうになっている。更に小波のほうが断絶身長が高いので完全に上目使いになっている訳で。
182長い夜:2008/05/03(土) 07:56:40 ID:sgpp1wre
(うっ、これは反則だろ…だ、だけど俺の理性よ、堪えるんだ)
「えっと、気持ちは凄く嬉しいんだが、俺は君…若菜の事をあまり知らないし、だから…その、もう少しお互いを知ってから返事したほうが良いと思うんだ」
今すぐにでも抱きしめてしまいたい。そんな気持ちを抑えながら精一杯の返事をする。
「そっか、…分かった、それなら今から知ってもらう」
「…はい?」
そう言って背中に回してた手を首に回し、爪先立ちで背伸びをして小波の唇を奪う。
「むぐっ…若、菜っ」
「んんっ、んぁ…っ…」
10秒程の短い口づけを終えやっと若菜が離れる。無理矢理されたとはいえ、先ほどから堪えている小波には、理性を吹き飛ばすには十分だった。
「ご、ごめんなさい!私、勢いに任せてこんな事…」
「若菜!」
離れようとする体を捕まえ今度は小波が抱きしめる。さっきの若菜の用に、背中に手を回し耳元で囁く。
「ごめん、もう限界」
「えっ、何…んっ」
言葉を遮りそのまま唇を重ねる。先程の用な触れ合うだけの軽いキスでは無く熱いキス、相手を求めるように、だけど優しく。
「んんっ、ふぁ…あっ…」
舌で若菜の唇を叩くと応えるように舌を差し出してくる。ぴちゃぴちゃとイヤラシイ水音が室内に響き、その音が小波を更に興奮させる。
若菜の舌を押し込みそのまま口内へと侵入していく、「んぁ……っ、んむっ」
口内を、歯や舌、歯茎を舐めていく。唾液と唾液を充分に交換し、全てを味わっていく。
183長い夜:2008/05/03(土) 08:00:18 ID:sgpp1wre
長いキスを終えお互い、名残惜しそうに口を離すと銀糸が長い橋を造りゆっくりと消えていった。二人の口の周りはお互いの唾液でべとべとになっている。
「はぁ…はぁ…」
酸素を求める小波と、ただぼーっと立ち尽くす若菜。小波にあのようにキスをされ、若菜の心は幸福感と小波への想いで満たされていく気がした。
そしてその心は次第に、これからの行為への期待に変わっていた。
小波は、若菜を抱きしめた状態でゆっくりと後ろのベットに押し倒していく。
「若菜、いいかな?」
黙って頷く、服を脱がしていくが完全には脱がせない、胸や秘部が見え隠れする位に脱がしていく。
そのほうが小波を更に興奮させるからだ。
「若菜の胸、結構大きいんだね」
「ううっ…あまり見ないでほしいな」
「駄目だよ、こんなに綺麗なのに」
「そんな、あんっ…あっ」
片方の胸を指でなぞり、揉み、掌全部を使って山の形を変えていく。もう片方には舌を這わせ丁寧に舐めていく。頂きの突起は既に固くなり指と舌で捏ねくり回す。
「こんなに固くなって、触られて興奮してるの?若菜はイヤラシイんだね」
「ちがっ、そんなんじゃ、んんっ!そんなに強くしちゃ、ダメッ…あああっ!」
184長い夜:2008/05/03(土) 08:01:35 ID:sgpp1wre
言葉攻めと二つの突起を強く摘んだ瞬間、大きな声と共に若菜の体が痙攣する。息遣いが先ほどより荒くなり目は虚ろになっている。
「はぁ…はぁ……小波君の、意地悪」
「ゴメンゴメン、あまりにも若菜が可愛いかったからさ、つい虐めたくなって」
そう言って軽くキスをして、頭を撫でてあげると何と無く嬉しそうな表情を浮かべてる。
「小波君、えっと、そろそろ…」
「あぁ、分かった」
ズボンを脱ぎ、パンツをおろすと完全に興奮しきっている肉棒がそそり立っている。同じく若菜の秘部も愛液が溢れ出て、今か今かと待ってるように見える。
「いくぞ」
「うん、きて…」
亀頭を入口にあてがうだけで、既に小波に射精感が襲ってくる。それを何とか我慢し、一気に奥まで貫く。「うぁ!そんな、激しく、した、ら…うんっ、あ、ああ!」
「くっ、ヤバイ…気持ち良す、ぎる」
あまり堪えられない事を実感したのか、小波はそのまま突くスピードを上げていく。
「あっ、んっ、うんっ、だ、ダメェ…」
若菜の喘ぎ声と卑猥な水音、パンパンと、肉と肉がぶつかる音が部屋に響き渡る。
「小…小波君、あっ、す、好きだよ、んん!」
「若菜!俺も、好き、だ」
そんな声をぶつけながら、若菜の手を取り若菜を起き上がらせ、自分が倒れる。所謂騎乗位の体制にしたのだ。
「ふぁんっ、こ、これ、小波君のが、お、奥まで、届いて…私、おかしく、なっちゃうよ!」
185長い夜:2008/05/03(土) 08:03:37 ID:sgpp1wre
若菜の手を握り離さないまま、奥まで突き上げる。
「も、もうダメ!あっ、あああああー!!」
「俺も…出る!くっ、うぁ!」
部屋中に若菜の声が響き渡る。それと共にビュクドピュなどと聞こえてきそうな位の射精。膣内を真っ白に染めんとばかりに溢れてくる。
「あぁ…小波君、のが、沢山、で、出てる…」
そんな事を言いながら、小波に体を預けるように倒れてくる。その顔は喜びと至福の表情を浮かべていた。
そんな若菜の体を強く抱きしめる小波だった。


目が覚めるともう時刻は午前10時。辺りには小波の姿は無く私一人だった。
一瞬夢と思ったが、シーツに付いた無数の染みや体の疼きでそれは無いと分かる。多分朝方に旅館に帰ったのだろう。
今頃は眠い瞼を擦りながら仲間達と練習に励んでいるのだろう。
とりあえず起き上がりシャワーを浴びる、その間思い出すのが行為中、彼が私を好きだと言ってくれた事。
あれは本音で言ってくれたのだろうか…ただ夢中で、勢いで言ってただけかも知れないと思う。
(もしそうなら…それはそれでいいかな、幸せだったし)

だが机の上に置いてある手紙を見て、昨日の彼の言葉が嘘でないと知るのは、後ほんの少し先の話


「こらー!小波!ちんたら走ってるんじゃない!」
「は、はい!」
(小波キャプテン、昨日どこ行ってたんでしょうね?)
(さぁな、後で聞いてみるか?)
(これをネタに色々奢って貰えるかもしれないでヤンス!)

終わり
186名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 08:05:17 ID:sgpp1wre
武美、武美、若菜と3作投下しているが…うん、マァ反省はしてる。
後悔はしてない!
187名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 10:58:00 ID:sizR7sGy
>>186
すまん…GJすぎて意識が飛びそうだ…。神降臨…!
188名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 12:18:49 ID:bHyW2b3a
満足だったぜ。GJ
189名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 14:58:14 ID:18Zpjf/V
このスレ的にはえっちぃ絵は良くないのかな。
190名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 14:59:42 ID:+pqHzqaU
>>189
kwsk
191名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 15:10:29 ID:18Zpjf/V
いや、今練習中でさ。
でもSS専門みたいな感じになってるから、話の腰を折るのもアレかなー、と思って。
192名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 15:15:28 ID:+pqHzqaU
193名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 15:40:35 ID:ZQbRj2v7
いや、エロ絵ならここでもいいだろ
あっちは仮にも全年齢板だ
194名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 15:43:28 ID:y4L8zRaL
絵だったらこっちじゃないのか?ポケはあんま取り扱ってないみたいだけど
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1198753363/
SSと一緒にさし絵的なのだったらオッケーなのかもとか思った
195名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 17:57:18 ID:bHyW2b3a
ここでいいと思うけど
196名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 18:34:07 ID:18Zpjf/V
現物も無しに相談してごめんよ、自分じゃSS書けないからなぁ…。
今夜クリンナップしたらどっかに晒すかもしれないけど、その時はどうか温かい目で見てやって下さい。
197名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 22:11:09 ID:ZtMS90B1
とりあえず必死な奴はおいといて、絵があっても問題ないが虹板の方が相応しいんじゃないか?
198水道局:2008/05/04(日) 00:21:19 ID:46GLcK3t
現在GW真っ只中。
ということで(脈絡なし!)6・彩投下します。
199水道局:2008/05/04(日) 00:23:54 ID:46GLcK3t
薄い膜のような湯気湧き立つ向こうからは、渓流の涼しげなせせらぎが聞こえてくる。
秋の紅葉真っ只中な山の澄んだ空気は、服を纏わない素肌にも優しい。そこに温泉の熱気が混ざりこみ、
一糸纏わぬ姿でぼんやりと湯の外で寛いでいても、肌寒さを感じるどころか、とても心地良い。

まさに極楽――。

「いい所だね〜彩さん?」
「……え、ええ……」

彩さんと一緒だし。


『しあわせ湯』


「ねえ彩さん、ここに行ってみない?」
ある昼下がり。俺は彼女の前に一枚の旅行パンフを差し出す。
見出しは『知る人ぞ知る秘湯!雄大な景色の眺めは最高!しあわせ湯』というもの。
お茶を淹れながらエプロン姿の彩さんが聞き返す。

「秘湯ね……。どんな所なの?」
「うん、ホント田舎らしい。夜は星が綺麗に見える、と。ここからそこまで遠くもないし、しかも格安。
 効力は慢性疲労回復・冷え症・美肌効果その他色々……。どうかな?」
「ふ〜ん……。……うん、私は行ってみたいわ」
「よし、じゃあ決定!」

夏の暑さも過ぎ去り、秋らしい雰囲気が街を包み初めた頃、俺と彩さんは旅行の計画を立てた。
二人とも相変わらず貧乏だけど、例のバッテリーが徐々に注目されて、多少生活に余裕ができた事もあり
最近はこうして旅行に行くことが出来るようになった。――あまり高いところは彩さんに嫌がられるけれども。

単線の田舎列車と一日数本しかないバスを乗り継ぎ、半日かけてようやく到着した山奥の風情ある温泉旅館。
旅の疲れと共に思わず感嘆の吐息が漏れる。
200水道局:2008/05/04(日) 00:25:19 ID:46GLcK3t
「なかなか立派じゃないか」
「そうね、思っていたよりずっと良さそうだわ。しかも安いしね?」
「十分だよ」

到着した俺達を迎えてくれた女将から、この時期には珍しく他の宿泊者はいないという事、
なので存分に寛いでほしいという旨を伝えられ最初は少し驚いたが、彩さんと二人きりなんて大変にラッキーだ。

部屋で一休みした後、せっかく温泉に来たので、ということで早速渓流の脇に湧いた露天風呂へ。
旅館からは少し離れたそこには檜の小屋が建てられており、そこで彩さんと別れ脱衣所に入る。
小波はそそくさと服を脱ぎ捨て、すぐに湯船に浸かる。

「ふう〜」

その心地よさに思わず溜息が漏れる。
遠くを見渡すと広がるのは美しく紅葉した山麓。静謐とした自然の香りが鼻を擽り、開放的な気分になる。
最近は忙しくてゆっくり出来る時間があまりなかったのも重なって、少し気を抜くと溶けてしまいそうだ。

と、小波が温泉を満喫している中、誰かが入ってくる音がした。

……他の客がいたのか。

そう思い振り向くと――

「!?――彩さん!?」
「え!?こ、小波さん!?どうして!?」
201水道局:2008/05/04(日) 00:26:34 ID:46GLcK3t
振り向くと、そこには躰にタオルをあてただけの姿の彩さんがいた。

スラリとした肢体、しかしかなり大きめのバストがタオル越しでも十分に視認できる。
胸は辛うじて大事な部分を覆えているだけで、谷間は隠しおおせていないし、
よく見ると頭頂部のピンとした尖りが布を押し上げていている。一方、膝上も数センチというレベルで、
少し歩いただけで太股の付け根が露わになってしまいそうな際どさ――というかほとんど見えてます――という扇情的な姿。
彩さんとは何度も行為を重ねたが、彼女の裸を白昼の元で見るのは初めてだ。
全くもって実に観賞のし甲斐がある――

「――ってどうしたの!?もしかして混浴?」
「だ、だって入口はここしか……ってきゃあ!」

急に恥ずかしさが込み上げて来たのか、彩さんが湯船に飛び込む。
小波にしても予期せぬ事であったので驚いたが、そこは時空パトロール、すぐに落ち着きを取り戻し状況を整理する。

1.山奥の秘湯
2.彩さんと一緒
3. 客は他にいない

以上より考えられる、現在すべき行動は――すぐに導き出された。

「なるほど……脱衣所だけは別で温泉は一緒、ということか……」
「うう……恥ずかしい……」
「大丈夫。俺達しかいないし、リラックスしないと疲れるよ。それにタオルは入れちゃダメ」
「そ、そうだけど……」

顔を真赤にした彩さんが呟く。
だがこんな美味しい状況、滅多にあるものではない。焦っては負けだ。
202水道局:2008/05/04(日) 00:28:01 ID:46GLcK3t
彩さんの緊張を解す為、数分湯船に浸かりつつ景色を楽しみ、他愛もない会話をする。
こうして二人でゆっくり話をする時間も無かったせいか、とても楽しく、温泉の心地よさも相まって
このまま時が止まれば、などと思ってしまう。

――っとつい忘れてしまうところだった。
大分緊張も解れリラックス状態の彩さんに俺は一つ提案をする。

「誰もいないんだし、洗いっこしようか?」
「え!そ、それは……どうしても……?」
「うん、どうしても」

真面目な表情で迫る小波に対して彩は断ることが出来なかった。

 ………………

「じゃ、とりあえずそこに座ってくれる?」
「わ、私からなの?……わ、分かったわ……」
「よし、……それでは」

彩さんを座らせ、泡立ったタオルで力を入れ過ぎないようにして彩さんの白い背中を洗う。
肩、うなじ、腕、脇腹……。順番に丁寧に、彩さんの柔肌を味わいながら擦っていく。
次第に彩さんの頬もほんのりと紅みを帯びてきているのが分かる。

「んん……なんだか厭らしい手つきね……」

そんな呟きを耳にしながら、手を止めず流していく。

後ろが一通り終われば、次は当然前だ。
彩さんと体を密着させ、後ろから抱いているような構図になる。

「え!ま、前は自分でやるから!」
「遠慮しないでって」

そう言うと素早くタオルに泡を付け、彩さんの胸の上で絞る。忽ち乳房から下は泡まみれになる。

「え?何を……きゃあ!?」
「こういう大切な部分は丁寧にやらないと」
203水道局:2008/05/04(日) 00:30:22 ID:46GLcK3t
そう言って小波は、乳房を下から掬うように撫で上げた。限界点まで上がり切ると、
形の良い乳房がぷるん、と弾ける。何度か繰り返すと、乳首が硬くなっているのが分かった。
小波はすかさず今までの動作を止め、乳房を包み込むように手を添えると指で乳首を摘む。

「あっ……ああっ……」
「もう硬くなってる……」
「あんっ!そ、そんな……んっ……」

彩さんの言葉をキスで遮る。
最初は驚いていた彼女も自ら唇を開き、互いの舌を絡めあう。
激しく音を立て濃厚なキスを楽しみながらも、洗う手を休める事はない。
彼女も、温泉の開放感もあってか、体をこちらに完全に預けてきた。

「ん……彩さん、表情がすごく色っぽい……」
「……ん、はぁ、だって、こんな事されたら……」
「じゃあ、これは……」

小波はシャワーで泡を流しながら、花冠に指を添え、少し強めに撫で上げる。

「え、そ、そこは……ひゃん!」

添えた指で陰核を探り当て、中指の先で弄ぶ。中指が陰核を弾くたび、彩さんは喘ぎ声を上げる。

「ああっ……!はぁ……ん!」
「さて、綺麗にしないと」

そう言うと小波は脇に置いたシャワーを拾い、勢いを[強]にした。
そのシャワーを右手に持ち、左手で彩さんの花冠を押し広げ、陰核に水流が当たるようにする。

「ああっ……!はぁあ……ああ……はぁ……ん!」
「どう?彩さん」

意地悪っぽく彼女に訊ねる。その間にも左手の自由な指で秘裂を撫で上げる。
204水道局:2008/05/04(日) 00:31:41 ID:46GLcK3t
「ど、どうって……ああっ!」

小波は陰核を摘み上げながら、シャワーを花冠に押し付けた。

「だ、ダメ……本当にダメな、のっ……ああっ……あああん!」

数回身体を震わせ、へたり込んでしまう。

「相変わらず感じやすいんだね、彩さんは」
「……ああ……もう本当に恥ずかしくて死にそうよ……」
「でも良かったでしょ?さて、次は?」
「……もう、我慢できないの……お願い……」

トロンとした表情を浮かべそんなことを呟かれると、理性というものが吹き飛んでしまった。
小波は彼女を抱きかかえると、白い湯気が立ち上る湯船の方へ向かう。
そして抱きかかえたまま浴槽へと浸かる。

「彩さん……上に」
「え……?温泉の中で……?わ、わかったわ……」

湯船の中で天を仰ぐ亀頭の延長線上には、彩さんの秘所がある。

「そのまま、腰を下げて……」
「う、うん……」

彩さんは湯船の中でそそり立つモノを持ち、自分の秘裂へと導く。
刺激は強烈だった。

「ん……ああぁあぁあ!」
「くっ!」

これは想像以上だった。挿入の快感と共に、お湯が包み込むように纏わりついてくる。
一方の彼女の方も、一度絶頂を迎えていること、温泉の効果で血行が良くなっていることで敏感になっていた。

「つ、これは……」
「ああ!そんな……あああぁ!」
205水道局:2008/05/04(日) 00:33:05 ID:46GLcK3t
気を抜くとこちらもすぐに果ててしまいそうだ。
一定のストロークを保ちつつ、下から上へ、彩さんの細い体を突き上げていく。
温泉がローション代わりとなって滑りも良く、腰を動かす度にお湯が撥ね、
目の前にある白い乳房もぷるぷると上下に揺れる様子は非常に官能的だ。

「ああっ、んんんっ……!ダメ……そんなにしたら……はああぁん!」

普段ではあまり声を上げない、彼女の妖艶な嬌声。これも温泉と自然の齎す効力だろうか。

「あ、んはあっ……お、奥に……奥まで当たってるの……」

子宮の奥まで突き上げる度に喘ぐ様子は視覚的にも、触覚的にも、そして聴覚的にも強烈過ぎた。
あまり余裕がない小波は最後のスパートをかける。

「あん、ああんっ、んん、ああああっ!」
「彩さん……そろそろもう……」
「うんっ、中に……ふあああああっ!」
「くっ!」
「あ、ああああぁっ――――!!」

 ………………

「いや〜、運動した後の温泉は格別だね」
「もう、小波さんてば……。でも本当にいい所ね……」
「これがホントの『しあわせ湯』ってことだね?」
「違うと思う……。でも「しあわせ」って何かしら……。
 好きな人と一緒に健康で、お互いに支えあって……。これも「しあわせ」ってことなのかしら?」
「それは人それぞれじゃないかな。
 ――最も、俺は彩さんと同じ考えだけどね?」
「小波さん……」

だから――
「だから、夜も頑張ろう?」

206水道局:2008/05/04(日) 00:37:38 ID:46GLcK3t
以上です。
折角のGW、連休とったし思い切り遊ぶぞー!
……と言っても彼女もいなけりゃ金も無い゚・(ノД`)
つまり暇なので今週中にあと1、2本投下予定です。
誤字・脱字はお許し下さいませ。
207名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 00:44:33 ID:3pBowVHf
GJ!!
あとのやつも期待してる
208名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 09:03:19 ID:GCEMhjiI
GJです!

パワポケスレは意外にも職人さんが沸くから良いよね。
209名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 12:27:33 ID:r6CsLlri
いいよいいよ〜
210名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 22:41:53 ID:BpXIYj8g
あなたが神か!?!?
GW中に弾道を上げられるとは・・!


弾道といえばポケ10のセクロスイベントってカズの保健室だけなの?
211名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 02:11:49 ID:C0sI1MOR
五十鈴のほうが露骨だろう
212名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 14:58:08 ID:ujEs4feQ
なあみんな、よく聞け。訊きたいことがある。

ズバリ…おまいら一体誰の告白シーンが一番好きなんだゴルァーーーー!!!!!!!!!?
213名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 16:47:21 ID:L7mIA6gL
春だなぁ
214名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 17:44:11 ID:CqQBKm/1
恵理と真央のツートップはゆずれない
215名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 18:31:08 ID:pPmMRJmc
俺も恵理
216名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 19:02:22 ID:ujEs4feQ
あ、ちなみに俺は幸恵さんな。
217名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 19:12:57 ID:XT5qZqS6
恵理だな
眼を逸らすところとか、文字の流れがゆっくりになる演出が好き
218名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 21:50:51 ID:VOobMbYW
赤くなっちゃう寺岡さんはヤバい
219名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 00:43:52 ID:UBi5gmes
俺は幸恵と恵理と玲奈だな。

我ながら欲張り
220名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 01:12:11 ID:UNLlui99
告白は告白でも自分の秘密の告白が好きだ
221名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 08:27:37 ID:N+OoQYeN
>>219
俺も玲奈好きだ〜v
悶えるww
222名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 20:45:53 ID:721zOUFU
個人的には武美だな。さり気ない所がたまらん。
223名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 21:24:29 ID:HuDPp4+R
幸恵さんをスタジアムに呼んで大声で「俺の彼女になってくださーい!」と叫んだのは今でも記憶に新しいがインミンにキスされるシーンに不覚にも萌えてしまった俺
あと寺岡さんは幸せになるべき
224名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:19:42 ID:dBSzhQmM
俺は9のなっちゃん以外にありえない!
225名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:27:18 ID:XRRJLlGO
寺岡さんは幸せになれないことが確定してるから困る
226暴走ボート:2008/05/07(水) 02:48:27 ID:wvWBlna5
>>158
の続き。パソがつつけない日々が続いたもので。



ハセシマさんの影響で鍛えたネットオークションで格安でグッズを手に入れた武美、
それを手渡すと、大喜びで部屋に戻って行った。

「いよいよ明日から大会、か。」
「裏野球大会、だっけ?バブルス自体は初の出場らしいけど。」
「自体?」
「彼、小波さん。
 あの人だけは、幸せ島にいたときに1度出場して、優勝してるの。」

マジか。
と思ったところに、チャイムが鳴る。

「あれ?寺岡?」
「ああ、あたしが呼んだの。ごめんねー。」
「で、どこが調子がおかしいの?」
「…おい、武美!服を脱ぎ出すな!…!?」

胸のパネルを開ける武美。
思わず、寺岡の視界から体を張って武美を隠した。

「ば、馬鹿!なにを…」
「だーいじょうぶだって!薫ちゃんもサイボーグだから。」
「…え?」

調整を始める。
あれこれ話しあっている。どうやら寺岡は状況はつかめたらしい。

「大体予想通りだね。この部品で合ってて良かった。」
「ありがとう。わざわざ買ってきてくれて。」
「それじゃあ、取り付けるね。小波さん、コードを指してくれる?」

脇からコードを取り出す武美。

「ああ…なんでだ?」
「あたし、死ぬから。」
「…はあ!?」
「一時的、だけどね。直す場所が心臓と脳に関係しているから、一度両方を止めないといけないの。
 その際、外から電力を供給しないと、生命を維持できなくなっちゃう。」
「長時間その状態だと危ないけど、すぐ済むから。」

電力を差し込む。もちろん停電になったら終わりである。
ほぼ大丈夫とは言え、心配しながら死んでいる武美を見つめる。

…だが、さっきの死ぬから、というセリフ。明らかに冗談めいた言い方ではなかった。
なにかが、頭を過ぎる。
227暴走ボート:2008/05/07(水) 02:49:49 ID:wvWBlna5
「ふう、完了。」
「う、うーん…できた?ありがと。…ねえ、薫ちゃん。」
「なあに?」
「…今回の不具合の原因、なあに?」
「…多分、想像しているとおりよ。私から言うべきじゃないから、あなたから、ね。」

寺岡がそそくさと出ていく。
武美が下を向き、部屋が静まり返る。

「原因って、なんだ?」
「…。」

眼の光が失われている。

「別に怒っちゃいない。もしかして、大神におれたちの居場所がばれたとか?」
「そうじゃないけど…ごめんなさい。」
「…?」
「…先月、…1か月に1回のあの日が…来なかったの…」

1か月に1度の『あの日』。
それで、すべてを悟った。

「おなかの中に、子供がいるの。それで…」
「こ、子供が?」
「根なし草の風来坊にただでさえ邪魔なついてくる彼女がいるのに、
 足手まといになる子供まで作って…失格だね、あたし。」
「そ、そんな事…」
「何も言わないで!サイボーグが…アンドロイドが親なんて、子供がかわいそう過ぎるよ!
 それに、子供まで連れて、旅なんてできない!」
「そ、それは…」

おそらく、武美の子だから、どうにかして多少無理してでもなんとか育てながら旅をするだろう。
俺は現実的に考えても不可能ではないと思うが、それでも武美は間違ったことは言っていない。

「でも、小波さんの子供を中絶できない。だから、一緒には行けない。
 …でも、小波さんなしで、あたしは生きていけない。だから…」

武美が苦しみ抜き、そして、武美なりに考え抜いた結論なのだろう。
その思いは、先ほどから痛いほど伝わってくる。武美の出した結論、だから何も言わずに聞いてきた。

だが、もう限界だ。
228暴走ボート:2008/05/07(水) 02:50:24 ID:wvWBlna5
「…んぐっ!」

深い深いキス。絶対に、それ以上何もいわせないように。
何があろうと、だからのあとに言おうとした言葉、『死ぬ』。それだけは絶対に言わせてはならない。

「…ぷはあっ!」
「武美…悪いが、それ以上のことは言わせられない。」
「優しいんだね、小波さんは。でも…」
「ありがとうな。」
「え?」

そんなことはない、とか。俺が育ててみせる、とか。そんなこと言っても否定するに決まっている。
今の彼女に対して必要な言葉は、これしかないと思った。

「俺の、子供だ。…ありがとう。」
「そ、そんな…変なこと言わないで!」
「どこがだ?うれしいに決まってるじゃないか。俺と、武美の子供だ。
 俺は、本当に、幸せ者だ。」
「で、でも…育てるなんて…それに、親がサイボーグでアンドロイドなんて…」
「俺と武美の子供、授かる喜びに比べれば、そんな苦労はどうってことない。
 それに、人間である俺の子供を授かった。武美は、立派な人間だよ。」

…ついでだ。
告白の時に言ってやったあの言葉、うろ覚えだけど、今の武美にはどう響くかな。

「いや、むしろ子供を持っている人間の方が少ない。」
「…!」
「…w」
「…じゃあ、いきなり普通の人間を超えた?やったあああっ!」

ある程度無理しているだろう。泣きそうな顔で(泣けないからだが)抱きついてきた。
もちろん、まだ自分が足手まといになることへの罪悪感から解かれたわけではないだろう。
迷惑、という言葉をこれからも使っては来るかもしれない。

だが、俺の想いは、理解してくれた。今は、それで十分だ。
俺への優しさを求め、触れようとしてくれるだけでいい。

「よし、何かプレゼントを用意しないと…」
「えへへ。あるよ、欲しいもの。」
「?」

よくよく考えればすぐにわかるものだったが、
悲惨なことに俺にはそれが思いつかなかった。本当に悲しい。

「裏野球大会の、優勝!」
「…よく考えれば、それしかないよな。」

明日の先発投手が、今から体力を消費するのは選手としては失格である。
でも、そんなの知ったこっちゃない。今は、武美を抱く。これだけしか考えられなかった。
229暴走ボート:2008/05/07(水) 02:51:00 ID:wvWBlna5
「うーん…あれ?小波さん?」

周りにはだれもいない。置手紙があるだけ。
一瞬、不安になった。孕んだ自分を捨てたんじゃないのか、と。

しかし、あんなにやさしい言葉をかけてくれた小波、そんなわけがなかった。

『よく眠れたか?
 あまりにも気持ちよさそうに寝てたから、起こせなくってさ。
 俺は試合があるからもう行く。時間は待ってはくれないからな。
 起きたら、適当に身支度して、応援に来てくれたらうれしいな。』

場所も同時に添付されていた。一応知ってはいたが、再確認のためだろう。
あわててセーターを着て紙を結び、部屋を出た。


「はあ、はあ…もう7回か。
 お、勝ってるよ。相手は、…USスーパーヒーローズ。」

さすがの武美も、ドッペルゲンガーが以前戦った相手、とまでは知らなかった。
一応3−1で勝っている。

「しかし、よく勝てるでやんすねえ。
 あきらかに相手チームにはA・ロ○ド、ジー○ー…」
「オールメジャー選手。
 相手のミスで奇跡的に出たランナーを小波君(キャッチャー)が3ランで返して、」
「エラーがらみの1失点じゃねえか。
 まあ、このピンチを乗り越えなきゃならねえわけだが。」

ベンチには山田、そしてなぜかフローラルローンズのキャプテンが座っている。
塁上には、ヒットとフォアボール、エラーによって3人のランナー。

「やれやれ…さすがにしんどいな…1アウト満塁か…」

ストレートを投げ込む。が、だんだん力がなくなってきた。
特大のファールボールを打たれる。

「さすがに、昨日武美と調子に乗ってやりすぎたか…ん?」

視界に、武美が映る。
武美もそれに気付き、渾身の力で声を張り上げる。

「勝ってー!お願い!
 小波さん、お願い、お願い!勝ってー!」

生まれてくる子供のためにも、なんてのはさすがに恥ずかしすぎて言えなかった。
だが、これで小波が最後の力を振り絞った。

「うおおおおおおおっ!」

バットをへし折り、6−4−3のダブルプレー。
この大ピンチをしのぐと、大声でほえた。

そして、山田、奥野とリレー。オールメジャー相手に、奇跡的な勝利をおさめた。
230暴走ボート:2008/05/07(水) 02:51:26 ID:wvWBlna5
「いや、今日はごくろうさん。」
「ほるひすだよ。きょうは4つのさんしんだよ。」

自分で言ってて情けなくないのか?
という突っ込みはこの際置いておく、

「次の相手はどこですか?」
「ええっとねえ…この2チームの勝った方とだね。
 サッカー野球部対…ブギヴギビクトリーズ。」
「!」

当然、小波が忘れるはずもない。9か月お世話になった、あのビクトリーズである。
今頃、権田が中心になって頑張っているだろう、と思っていた矢先であった。

「どっちでやんすかねえ。まあ、どっちつかずのサッカー野球部は、弱そうでやんすけど。」
「…絶対に、ビクトリーズだ。」
「おや、アンタもそう思うでやんすか?まあ、サッカー野球部なんて、所詮足が速いだけの」
「違う。あいつらは、絶対に勝ちあがってくる。」

そう言って、ロッカールームを出た。
この事実を、真っ先に伝えねばならない相手がいる。

武美である。
球場の外で待ってくれていた。俺を見つけるやいなや、抱きついてきた。

それを受け止めた後、真顔でこのことを話した。

「え!?ビ、ビクトリーズが相手…」
「ああ、おそらく、いや間違いなく勝ち上がってくる。
 …なあ、武美、頼みがあるんだ。」
「どんな?」

…。

「うん、わかった。」
「複雑な思いもするかもしれないが、な。」
「その代わり、お願い。」
「?」

武美が、いつも通りのおねだりをしてきた。

「戦勝を祈願して、思いっきりエッチして!」

周りの人にまで聞こえてしまった。
おいこら武美、なんてことしてくれる。思わず武美を引きずってその場を早々に立ち去った。

その夜、思いっきりエッチをしたのは言うまでもないだろう。
次の試合まで1週間、一晩無酸素運動をしても、試合に影響は出ないだろう。
むしろ、この運動は、本番に向けてのいい調整になるかもしれない。

…こんなスケベな考え方をするのは、我ながら初めて見た。
231暴走ボート:2008/05/07(水) 02:51:55 ID:wvWBlna5
「すまないな、奈津姫。マネージャーを頼んで。」
「別にかまわないわよ。…ねえ、あの人…」
「…な!?こ、小波!?」
「人違いじゃないでやんすか?」

マネージャーとして奈津姫がベンチ入りしている。
その親子とキャプテン、権田の目に飛び込んできたのは、まぎれもなく小波本人だった。

「…カンタ。まちがいなく、小波さんよ。」
「あ、武美のおねちゃんでやんす!」
「武美…元気でやってたのね。」

小波が武美に頼んだこと。それはベンチに入ることだった。
みんなに、元気な姿を見せてもらうため。武美は快く了承した。条件付きで。

「元気にしてた?」
「うん。あのね、わたし、なっちゃんになれたよ!」
「え?」
「こどもができたんだよ!小波さんの!」

小波の、自分の子供。誇りを持って、奈津姫に言えた。
それがどれだけ嬉しかったことか。小波は遠くから、その様子を優しく見守る。

「2人で、一生懸命頑張ってきたのね。本当に良かった。」
「うん!でもね、手加減はしないよ!」
「それはこっちもね。」
「それじゃあね!私の、永遠の、最高の友達!」

武美がはしゃいでベンチに戻る。
そういうところは相変わらずね、とでもいうような表情をし、奈津姫もベンチへ戻って行った。


「両軍整列、礼!」
「…権田。」
「なんだ、元キャプテン。」
「一目でわかったぞ。ずいぶんと練習を積み重ね、そして強くなったってことが。」
「あんたに見せてやるよ。俺たちの強さを、あんたに勝つことでな!」

助っ人たちは、城田さんを除いて全員いない。
それでも、自信に満ち溢れているビクトリーズのナイン。

もう、俺たちがいなくても大丈夫だな。
遠前町を旅立つときにも同じことを思ったが、それは確信に変わった。
232暴走ボート:2008/05/07(水) 02:52:59 ID:wvWBlna5
スタメンは敢えて見なかった。
出てくるバッターが誰かを知っていると面白くない。対峙して初めて分かる方がいい、そう思った。
全員の自信に満ち溢れた顔、それを楽しむために。

そのおかげで、マウンドの上で驚くことができた。
なんと向こうの切り込み隊長は、

「さあこいでやんす!あの日の約束、果たしに来たでやんす!
 もっともっと強くなって、小波さんの前にあらわれたでやんす!」

あれから、何年かの月日が経った。

「そして、小波さんを倒すために、挑戦しにきたでやんす!」

カンタ君は青年になっていた。
倒しがいのある、青年に。

「そうかい。…待ってたよ。」
「さあ来いでやんす!」

後ろには城田、権田が控える怖いクリーンナップ。
塁に出すとうるさいこのバッターを出すと厄介だな。

…笑ってるよ、俺。すごくこの勝負を楽しんでるよ。

「さあいっけえ、小波さん!」
「おっしゃ、いくぞ、カンタ君!」

高らかに、プレーボールが宣言された。
大きく振りかぶって、豪速球を投げ込む。

「うおおおおおおでやんす!」

臆することなくバットを振りに行く。
これから3時間の激闘を想像させるのに難くない、渾身のフルスイングである。


それからどうなるかは、また別のお話ということで。



(できれば修正をお願いします。
 これで書き終わったので。)
233名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 19:06:05 ID:7ld4hQyo
長編GJ

所で、いつきで書きたいんだが、性格分からない俺はどうしたらいいと思う?
234名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 19:10:24 ID:fSxmwlY9
235名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 19:53:42 ID:z5Xgedo7
まずやってみるんだ
236名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 20:16:41 ID:7ld4hQyo
やりたいんだが、パワポケ10があってDSが無いという意味の分からない状況なんだぜ
237名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 21:38:31 ID:k+SJxVCC
ならやめとけ
238名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 00:41:21 ID:BWYFDseB
233>>
簡単に説明してみるぜ。
奈桜の幼なじみ(一つ年下)で奈桜のことが大好き。
奈桜を追って親切高校に来るほど。
けれど入ったとたんに共学になって奈桜に変な虫がわかないよう願っている
まぁ結局主人公が( ry
セーラームーン大好き(奈桜攻略中の言葉で勝手に判断しました。)



ここでなんだけれど小説書きたいんだけれどエロ系核の苦手な俺はどうすればいい?
239名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 00:45:27 ID:oyAfhJj9
>>238
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209913819/
書き手のスレで聞くといいよ、あとsage
240名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 00:46:57 ID:4+8OAdid
エロがなくても全然OKさ
書いて投下してくれるだけで、他に書いてる人もやる気がでてくる
241名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 10:04:51 ID:qWwMGjy9
>>212
秋生の告白が好きな俺は異端?
242名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 10:15:14 ID:eXA7fkcc
くっつくことはないんだが、リンの告白シーンは最高だと思うんだ
243名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 13:02:55 ID:nHD5C2xy
>>242
すっげぇ同意
244名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 16:35:26 ID:y7bC5LnJ
リンは意外にベロチューが似合いそう
245名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 19:27:32 ID:1MQkzhhX
>>243
すごく自然に「でも今は茜の方が大切」って口にした時に全俺が泣いたわ
いい女だよリン姉

>>244
職業柄リンがベロチューすると死亡フラグになりかねんw
続きを帰ってからしようなんて流れになったらエドァルトでもない限り生きて帰ってこれないぞ
246名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 20:48:07 ID:f7A6QTx9
結局あの男のリンの小ネタの続きを書いてくれる御仁は現れないのか
247名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 21:55:17 ID:qWwMGjy9
つうかなぜ詩乃が挙がらない!?
248名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 05:54:02 ID:yERf8qoT
>>247
あー、あの遊園地のヤツはかなり悶えたな。
249名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 07:18:26 ID:7TSYbQBX
>>けれど入ったとたんに共学になって奈桜に変な虫がわかないよう願っている
>>まぁ結局主人公が( ry

大事なとこで略すなよぉ
それとも変な想像をして興奮しちまった俺は想像力が豊かなのか?
250名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 07:19:20 ID:wHuYv0ew
>>249
弾道が上がるのは別に悪い事じゃないさ
251名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 17:31:37 ID:Uy3QjDk4
あの男のリンの小ネタの続きを書いて頂ける御仁…是非現れて欲しいよなぁ
前のお二人の文が秀逸だっただけに…
252名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 21:05:40 ID:aKHIbCow
8主にベロチューしてるリン……いいね!
253名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 21:48:26 ID:PfQLv9SB
249>>略した理由はとくにないよw
キミの場合は想像じゃなくて妄想ですね(冗談)
254名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 22:43:41 ID:aCuQ9/+5
だから下げようぜ
255名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 22:50:24 ID:yERf8qoT
つっこんだら負けかもしれんが頼む、未成年は来るな。
新参者なら初代か2代目スレからこの板の雰囲気を勉強してこい。それ以前に基本的な使い方勉強してこい。
命令や罵倒じゃない。お願いだから。
256名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 02:32:55 ID:3nbGCU1S
>>255
未成年あっても場が読める程度のスキルがあれば許容できるんじゃないか?
ファールもばれなければファインプレイと言うし。

とりあえず、sageるのを忘れるなって話。
257名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 02:45:07 ID:zDkOJDX8
リンには黒いものがよく似合うんだなぁ
258名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 02:57:52 ID:MHdIyP8F
言っちゃ悪いが最近作品のクオリティが落ちてる気がする。
もちろん職人の方も頑張っておられるんだけど、他に明らかにガキが書いたような自己満作品が露見していて目に余る。
259名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 03:09:38 ID:zDkOJDX8
>>258
せっかくだから該当作品でも並べて、直すべき点でも評してくれよ
260名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 06:38:44 ID:jJwU0BAI
いや、それよりも258氏に作品を書いて頂きたい。
さぞかし、素晴らしいのだろう。
261名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 06:44:03 ID:jJwU0BAI
それに、大なり小なり自己満がなければ作品なんて誰も書かねぇよ。

金にもならんのに、なんで他人しか満足できないものを書く奴がいるかね?
262:2008/05/10(土) 06:45:01 ID:w/RykHKN
こいつめっちゃ面白いから見てごらん→http://www.nicovideo.jp/watch/sm3252768
他の動画も見ればいいよw本当に腹壊すよ^^
263名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 06:47:50 ID:UDDGQQ17
同意はするが、荒れるな荒れるな。
リンの話題に戻そうじゃないか
264名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 07:19:17 ID:0rtaXNYL
リンと白瀬は主人公とくっつかないからこそ輝くと思うんだ
そのせいかあんまりエロパロスレじゃ人気なさげだけどさ
あとカズも彼女じゃない時の方が萌える
265名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 07:55:23 ID:f3XxCGvC
職人を批判するなんて間違っている
職人に入って中から変えていけばいいのに
266名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 07:56:42 ID:L3v89XTy
リンにヘルガに惟が彼女候補じゃないのはパワポケ史上最大のバグだよ
267名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 08:47:52 ID:t5BWl4l9
白瀬は8主とホテルで子作りしてたじゃない
268名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 19:39:54 ID:IyFJIJg+
まさこさんともセクロスしてるじゃないか
269名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 19:43:32 ID:UDDGQQ17
白瀬はバリバリくっついてるし人気も高いぜ。リンは裏サクセスで主人公のいいパートナーになりそう。
270名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 20:42:03 ID:rbXRWLSJ
256>>すまんすまん。つい忘れていた。
271名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 21:13:34 ID:UDDGQQ17
>>270
お前はsageるだけでいいってもんじゃない。結局使い方も空気の読み方もわかってないじゃないか
ほんと頼むからやめてくれよ、もう…

時に>>268
ヤるならまさこより吉田よしこにしときな。
「いらっしゃい。ここはプレイルームよ」
「プレイ…?一体ナニをプレイするんだ」
「あ、なんかイヤらしいこと考えてるでしょ」
「あ、いや…」
「…まあその通りなんだけれどね」
「は?」
※遊技料1回10ペラ

みたいな感じか?
272名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 22:07:57 ID:bIIJcKuw
>>271
わかった。過去のスレとか読み直して勉強してくる。
いつかこのスレに戻ってきたときチェックしてくれ。悪かったらまた直すから。
273名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 00:15:46 ID:Ome8xBFh
>>271
山羊のマ○コは人間のに似ていてな…まぁそれは置いといても一回10ペラて人形と同じだぞ
274芙喜子SS 「夜にて」:2008/05/11(日) 01:35:28 ID:uTkS/Vfs
芙喜子が電話をかけてきたのは夜中の十一時頃だった。
僕はすでにシャワーを済ませ、試合で疲れきった体をベッド預けながら、明日の休日をどのように過ごそうかを考えていた。
やがて意識がかすれ始め睡眠状態へと移行しかけた――丁度その時に携帯電話のアラームが鳴り出したのだ。


「起きてる?」芙喜子は探るように言った。
ああ、と言って僕は荒々しく頭を掻いた。
そして反射的に枕元に外して置いた腕時計に目をやった。
夜光塗料が塗られているので盤上の文字がくっきり浮かんでいる。
つい先程ベッドに入ったばかりなので時間はあまり進んでいなかった。
「ねえ」芙喜子は言った。
「ああ」僕は言った。
「これからそっちに行っていい?」
「駄目だ」
「どうしてよ」
「どうしてよ?」僕は溜め息をついた。そして体を起こして受話器を左耳から右耳に当てた。
「僕は今日、一般的な家庭なら食卓を囲んで談笑するだろう夜の七時から、きちんと生活リズムを守っている子供達ならベッドに入るだろう夜の十時までナイターの試合があったんだ。
さらに言えば今日の試合は乱打戦へと展開したから、身も心もより一層休息を欲しているんだよ。だから僕はもう眠りたい」
「夜の十時に眠るのは早すぎじゃないかしら? 今の子供たちは極めて遅くまで夜更かしする傾向があるわよ」
「その考察は一理ある。――それで、何のために電話を掛けてきたんだ」
「そうそう忘れてたわ」
芙喜子は一間空けて答えた。「あなたとセックスがしたいの」
僕は首を傾げた。頭の中はブレーカーが落ちたように思考が一時的に停止した。
「ちょっと、聞いてる?」
「すまないが」
僕はふたたび受話器を当てる耳を変えた。「もう一度言ってくれないか」
受話器の向こうで芙喜子の溜め息が聞こえた。彼女は繰り返し言うのが嫌いなのだ。
「だからね、あなたとセックスがしたいの」
「君は他人に対して意見を正直に言うことができる。それができるのはとても羨ましいことだ。しかし何かがいささか行き過ぎてはいないか?」
「あら、彼女がセックスしたいって言ってるのに断るつもり?」
僕は黙っていた。
「あなたとしばらくしてないから堪らないの。身体が疼くの。かと言って一人で発散するのは空しい気がするじゃない?」
「品がない」僕は言った。「そもそもどこから電話を掛けてるんだ」
尋ねた直後に何か音が聞こえた。木の板を金槌で叩くような乾いた音だった。
耳をすますと、それは玄関の方から響いているのが分かった。
僕はベッドを下りて部屋の電気を付けた。
そしてスリッパを履いて玄関へと向かい、胸の中に重い鉛を抱えながらドアノブを捻った。
「はーい。こんばんは」
ドアの向こうには芙喜子の姿があった。
いたずら好きの幼い子供が、新たなトリックを閃いたような奇妙な笑みを浮かべていた。
「君にはかなわない」
僕は呆れるように首を振った。
275芙喜子SS 「夜にて」:2008/05/11(日) 01:36:13 ID:uTkS/Vfs
「相変わらず中は殺風景なのね」
「必要な物だけを置くようにしてるんだ」
ふうん、と芙喜子は言って部屋中を舐めまわすように見渡した。
そしてベッドに腰を掛けると、しわくちゃのシーツを床に払いのけた。
「ねえ」芙喜子は言った。
なんだい、と僕は言った。
「愛してる」
僕は首の後ろをさすりながら溜め息をついた。
「君はいつも唐突だ」
「だって本当のことよ。どうしようもないくらいに」
そう言って芙喜子はブラウスの第一ボタンに触れた。
ボタンは滑らかな指使いで上から下に外されいき、やがて彼女が着けている白いブラジャーと緩やかな曲線を描いた腰が露わになった。
僕はふと気付いた。いつの間にかズボンの中で欲望が膨れ上がっていることに。まるで石のように硬さを帯びていた。
芙喜子にそのことが気付かれたのかどうかは定かではないが、彼女は僕を見た後に微笑し、ベッドの上で仰向けになった。
そして「来て」と僕を誘った。
僕には他の選択肢が与えられていなかった。ただ彼女と交わることを除いて。
276芙喜子SS 「夜にて」:2008/05/11(日) 01:36:55 ID:uTkS/Vfs
芙喜子の中はとても熱くとろけそうだった。
幾度のセックスによって彼女の身体は僕に馴染んでおり、僕が刺激を受ける部分を自然に熟知していた。
そのために一瞬でも注意をそらせば、すぐさま彼女に取り込まれてしまいそうになる。
僕は冷静になることを心に留め、一回一回の動作を慎重に行った。
「あなたのセックス、すごく好き。大切に扱ってくれるから」芙喜子は言った。
「それはありがとう」僕は彼女の中から引き抜いて言った。熱を塞き止める壁が危うく崩壊しそうになったからだ。
「これで何回目になるのかしら」
「覚えてないが、少なくとも四回よりは多いはずだ」
「随分と重ねてるのね。あなた、今日の昼頃には指一本を動かせる力も無くなるわよ」
「いつもそうさ。今はとにかく君を満足させようと思う」
体内で渦巻いていた熱がすっかり引き、僕はふたたび自分のものを芙喜子の下にあてがった。
そして「行くよ」芙喜子の中へと入っていった。彼女の口から甘い嬌声が漏れた。
芙喜子は目を閉じ、彼女の腰に添えていた僕の腕を掴んだ。
僕は自分の腕を通して彼女の熱を感じ取ることが出来た。彼女はクールな態度と裏腹に興奮していた。
激しい息遣いと色気を帯びた水音が部屋中を支配し、静かに着々と堆積していた。

「私、もう――」芙喜子は小さく言った。
締め付けの力加減があやふやになり、彼女に限界が近づいて来ている。
僕は彼女の美しい形をした胸に触れた。先端で尖っている乳首をつねった。
そして強引に口付けし、舌を入れた。
彼女の舌遣いは、僕のそれよりも積極的で情熱的だった。
僕は芙喜子に僕の味を与え、芙喜子から彼女の味が与えられた。
互いのぬくもりを交換した。そして共有し、共感した。

僕にも限界が迫っていた。
芙喜子から口を離し、それが少しでも遅れるように意識しながら腰を動かした。
しかしそれは無駄なことだった。彼女を前にしては僕は無力なのだ。
次第に体の奥底から熱が沸き上がってきた。
その熱は心臓が伸縮する度に隅々へと広がっていった。
「だめ、ガマン、できない」芙喜子は言った。
彼女は押し寄せる快楽の波から逃れようと、銀色の髪を激しく振り乱した。
「僕の方も限界だ」僕は言った。本当に限界だ。
僕はまだ残っている力を腰の動きに集中させた。
そして芙喜子の腰をしっかりと掴み、彼女の奥を貪るように突いた。
「私、イク――」
芙喜子は背を反らしながら硬直し、僕を強く締め付けた。
その刺激を受け、僕も間もなくして絶頂を迎えた。
今まで蓄積していた膨大な量の熱が彼女の中で発散した。
277芙喜子SS 「夜にて」:2008/05/11(日) 01:37:44 ID:uTkS/Vfs
時刻は十一時半、僕は中途半端な時間帯に目が覚めた。
ひどく喉が渇き、必然的に訪れる倦怠感が各部分の神経を鈍らせていた。
まぶたは重かったが、新しい光が部屋を満たしているのは認識できた。

芙喜子はまだ眠っていた。僕の胸に芙喜子の胸が押し付けられている。
彼女の肌は汗がにじんで湿っていた。そこから彼女のにおいがした。
僕はそっと彼女の髪を撫でた。髪の毛の一本一本を丁寧に包み込むように。
すると彼女は目を覚ました。
「下が、痛いよ」芙喜子は僕を見ながら言った。
「いつもより激しすぎかったな」小波は言った。
「そういえば無許可で中に出したわよね」
「それについては謝ろうと思ってた」
「万が一のことがあったらどうするのよ」
「幸いにも年俸は安定している」
何よそれ、と彼女は笑った。
そして僕の首に細い腕を巻きつけ、僕の左胸に耳を当てた。僕の鼓動を聞き取っているようだった。


僕は腕時計に目をやった。十二時を回っている。
今日のお昼、彼女は何が食べたいのだろうか。僕はそんなことを考えていた。
278芙喜子SS 「夜にて」 後書き:2008/05/11(日) 01:39:38 ID:uTkS/Vfs
芙喜子は前から書いてみたいと思っておりました。
一人称が僕なのは「小波」に合わないかもしれませんね。
悪いところや良いところ、どこでもご指摘ください;
279名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 02:14:14 ID:IQbyP23Z
正直8主で『僕』はちょっとなぁ。芙喜子の性格もアレだし…
280名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 02:20:58 ID:x3AyIDmz
悪いところ:なんか元があるSSの名前とかちょっと変えただけ見えるぐらい違和感が
良いところ:描写が細かい、純文学っぽいのは割と新鮮
なんにせよ投下GJ
281名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 09:17:50 ID:EZfuM+XQ
投下GJなんだが、やっぱり主人公に僕は似合わないな。ゲームでも全部俺だし
282名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 15:44:56 ID:cPv93pgF
キャラが違いすぎてパワポケのSSになってない
283名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 15:47:45 ID:y8T/ckXL
一応一般論で言えば、先輩キャラ相手に対して「僕」ならそこそこ合うと思うのよ
だがパワポケで女の年上・先輩キャラってさぁ
まぁ、うん
284名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 16:39:11 ID:D2MKoTld
ついさっき10で二股したんだがラストで相当ひでーことに…
285名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 16:54:46 ID:1Ezhlxyb
>>284
紫杏と妙子でやったのか。他なら大丈夫なのに
286名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 17:13:38 ID:CvYa9v2J
紫杏妙子で行くと最後死ぬけれど、超特殊能力って二つ持ちできないからどうなるの?
後和那妙子は二股可能だよ。
287名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 18:15:21 ID:EZfuM+XQ
さて、この空気で投下していいのか悪いのか……
288名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 18:24:20 ID:/US8G9Jz
>>287いかでか否と応ふべし。とく書きたまへ。
289名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 18:26:01 ID:GUGXqFMp
>>287
断る意味がない
290名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 18:59:35 ID:EZfuM+XQ
それでは投下します。
キャラは武美。誤字脱字があったら言ってください
291もしも武美がSになったら:2008/05/11(日) 19:01:52 ID:EZfuM+XQ
「今日のおじちゃんは少し様子がおかしいでやんす」
カンタはなんとなくそう思った。
元気がないというか、動きが悪いというか、とにかくそんな感じ。
実際に今日の練習では珍しくエラーをしていたし、打撃の方でもボテボテのゴロやフライが多く、いつもの快音を聞くことができなかった。
(何かあったのかなぁ)
そう考えてはみるものの、所詮は子供、頭にいい考えが浮かぶ事はない。だが、おじちゃんには元気になってもらいたい。
(……こうなったらリサーチするしかないでやんすね)
少し犯罪なのかもしれないが、これも世のため人のため商店街のため。
カンタは一肌脱ぐことにした。眼鏡がキラリと光った。

夕方になり、夕日で辺りが橙色に染まっていく。買い物をすませ、ブキウキ商店街から我が家へと帰っていく人影もちらほらと。
そんな風景を見ながら、小波とカンタもそれぞれの我が家へと帰っている。
………もっとも片方は居候なのだけど。
「小波さん、今日はどうしたでやんす?」
「ん、何がだい?」
少し心配そうなカンタ。対する小波はよく分からない顔をしている。
「だって今日は少し調子が悪かったじゃない。風邪でもひいたの?」
「いや………………う〜ん、まぁ大丈夫だよ。いろいろあって、少し疲れてるだけだって」
「ふーん。ならいいんだけど……」
そうは言ってもやはり少しおかしい。言葉の歯切れが悪いし、足取りも重い気がする。やっぱり何かあったのだろうか。
そんな事を考えながら歩いているうちに、カレー屋カシミールが目に入った。ガラスごしに奈津姫が見える。
「なら今日はしっかり休んで、明日は元気になってよね」
「うん、分かったよ」
バイバーイと手を振って、走り出すカンタ。その姿がカレー屋の中へと消えていく。
一人取り残される小波、その頬を一筋のマンガ汗が垂れる。
カンタの言う通りだった。彼には一つ心配事があった。
292もしも武美がSになったら:2008/05/11(日) 19:02:47 ID:EZfuM+XQ
「昨日から武美が少し怖い」
小波はしみじみと、だが切実にそう感じていた。
見た目はいつもと同じでニコニコと、へらへらとしているのだが、雰囲気というかオーラが何か違う。例えるなら、笑顔を振り撒くメカゴジラと言ったところか。
一昨日の夜少し調子にのったのがいけなかったのかもしれない。昨日から小波の前では常に笑顔なのが逆に怖かった。
「……………………はぁ」
小波の口からため息がもれる。どこと無く気分は、悪い事をして先生に親に親に報告された小学生の放課後そのもの。
十歳児に怯える大人って何なんなんだ、と悲しくなってくる。
「……そうさ、何を怯える必要があるんだ。大丈夫だ、武美はいつも通りなんだ。大丈夫……大丈夫なんだ……」
そう自分を励ますが、歩くペースが上がる事はない。脇道に入り、わざと遠回りするところがまた小学生ぽかった。
しかし、どのみち帰らなければいけないのだ。今はテントすら手元にないのだから。

そうこうしている間に武美の家の前にたどり着いてしまった。悪魔城に着いてしまった気分。
小波の頬を一筋の汗が流れて、落ちる。
「はぁ………」
ため息を一つ。そしてドアノブに手をかけた………が、そこで止まる。
(……………いやな予感がする)
腕が動かない。本能が告げている、家の中では何かが待っている、と。きっと嫌な何かが。
開けた瞬間に何かが飛んでくるかもしれない。もしかしたら上からタライが落ちてくるかもしれない。ひょっとしてコードでぐるぐる巻きにされるとか?
武美ならやりかねない。いや、冗談抜きで。
(…………よし!)
何がきてもいいように身構える。大丈夫、準備は万端だ。

ガチャ!

小波は扉を勢いよく開けた。
………結果から言うと、小波が予想していた事は全くおこらなかった。
パンチがくるわけでもなく、鍋が落ちてくるわけでもなかった。
小波を待っていたのは

「あ、おかえり〜」

とびっきりの笑顔の武美だった。
293名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:03:28 ID:EZfuM+XQ
「あれ、小波さん?」
「……………………へっ?え、あ、た、ただいま」
予想外の事に小波の反応が少し遅れる。武美のおかえりの声さえよく聞こえなかったらしい。
「……どうしたの?何かあった?」
「う………いや、何にもないさ」
今、目の前でおこってるよ、とは口が裂けても言えなかった。
「そお? あ、ご飯できてるから早く着替えてきてねー」
そう言いながら、パタパタと武美は居間へと消えていく。その後ろ姿を呆然と見続ける小波。
おかしい。自分が感じたあの寒気はいったいなんだったのだろうか。
(…………まぁ、今はいいか。腹もへったし)
不安を感じずにはいられないものの、今はご飯を食べる事にする。腹が減っては何とやらって言うし………。
寒気の事は後で考えようと自室へと歩いていく小波。
………………だけど、それがいけなかった。


目が覚めるとそこは雪国だった、なんて事はなく見馴れた天井が広がっていた。
「…………やられた」
素直にそう思い、呟く。
あのあと食卓に行くと、ばらばらに崩れたのを無理矢理固めたハンバーグらしきものが並べられていた。
まぁいつものことだ、と小波は気にもしなかったのだがそれが命取りとなった。
「さぁさぁ、早く食べようよ」
と、相変わらずの武美との食事が始まる。
見た目はともかく、武美の料理はおいしい。何より肉だ、小波はかなりのペースで平らげていく。
「…………ん?」
体の異変に気づいた時にはもう後の祭。脱力感、体に力が入らない。
「くそ………こういう………こと…………か………」
おそらく睡眠薬か何かを盛られたのだろう。雑学ガール武美の漢方の力に勝てるはずもない。かなりの睡魔が小波を襲う。
最後の力を振り絞り上を向いた。そこにあったのは、これでもかというくらい笑顔の武美の顔だった。
小波の意識はそこで途切れた。
294名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:04:13 ID:EZfuM+XQ
そして状況は現在に至る。
小波の弱点をついた見事な作戦、今度から食事には少し注意しようと思った。
「……今何時なんだ?」
どれくらい寝ていたのだろう。
起き上がろうと腰に力をいれる。

「なっ!」
起き上がれない。右腕が動かない。
いや右腕だけじゃない。左腕も、右足も、左足も、四肢が全部動かない。
唯一動く顔を動かして、自分の状態を確かめる。
「…………え゙?」
目を疑った。手足が紐でベッドに括りつけられている。それはもう、ま結びでしっかりと、ぎっちりと。
これでは起き上がるどころか身動きすらとれない。小波から冷や汗が溢れだしてきた。
自分はこれからどうなるんだろうか、そんな事を思っていると

「あ、小波さん。起きた?」
状況とは不釣り合いな明るい声と一緒に、武美がドアの向こう側からやって来た。
「武美…………」
ジト目で睨みながら言う。
「説明してもらおうか。なんで俺はこうなってるのか」
そう言った瞬間、武美の目付きが変わった。一瞬怯む小波。
本当に分んないの?と言いた気な視線が小波を貫く。
「説明………………………してあげようか?」
「お、お願いします」
十歳相手に何故か敬語になる。
「簡単に言うならね、一昨日の仕返し、かな」
「一昨日?……………………………あぁ……」
合点がいく、どうやら自分の予想は当たっていたらしい。
「ほんと凄かったよね。あたしが『もう無理……』って言ったのにやり続けて」
「いや、まぁ………うん」
「腰が立たなくなるまでやるなんてさ。研究所でもこんなに出来る人いなかったよ」
「えっと………、その、ごめんなさい」
最初に誘ったのは武美で、やってる最中もどこか幸せそうだったから罪悪感はあまりなかったのだが。
「そー言う訳で、小波さんにも同じ目にあってもらおうと思って」
「お、同じって?」
「あれ、実はもう分かってるんじゃない?」
近づいてくる武美。新しいおもちゃを見つけた子供のような表情をしている。
小波が寝るベッドの横に立つと
「こーゆーこと」
小波のズボンを一気にずり落とした。
295名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:05:03 ID:EZfuM+XQ
「おおー、相変わらず立派だねぇ」
布の下から現れたのは堂々とそびえ立つチョモランマ。
すでにギンギンにいきり立っていて、びくびくと波打っている。
小波の息が荒くなってくる。体が熱い、いつもはこんな事にはならないのだが。
「……………なぁ、何を飲ませたんだ?」
「ん?え〜と、ネットで買った薬。あ、一応毒じゃないから安心して」
やっぱり。
昨日仕返ししなかったのはこれの準備のためか。
「さぁさぁ、抵抗はあきらめておとなしく搾られてよ」
武美の手が股間へと伸びる。息子に少し触れたかと思うと、裏筋をすっとなぞった。
「うっ!」
小波の体が震える。微笑む武美。
「ほほう、こうプレイも好きだとみた」
「…………いや、好きじゃないって」
「ふーん。でも体は正直だよねぇ」
どこの親父だ。
武美の手が巧に小波を刺激する。左で袋をもみながら右で上下に擦る。
先端から透明な粘い液体が溢れ、武美と小波を濡らしていく。
「うっ、あっ!………うぁ」
上下に擦りながら鬼頭を攻める。何十回もの行為の中で見つけた小波の弱点だった。
それにしても敏感すぎる。薬が恨めしかった。
武美が顔を息子に近づけていく。
「ん〜。これ入るかな………」
独り言の様に呟くと、先端を少し口の中に入れた。
「うぉっ!」
「ん〜〜、やっはりおおひいへぇ」
穴が、鬼頭が、攻めらる。
穴を舌でクリクリと刺激したかと思うと、鬼頭を沿うように先端で嘗めていく。
アイスクリームを嘗める様にチロチロと、ペロペロと。
唇や舌独特の柔らかい刺激を息子全体で感じた。
更に刺激を与え続ける。
手も加えて唇、舌、手の三連攻撃。敏感になっている小波が耐えれるはずもなく
「た、武美…………でる……!」
小波がそう呟くと、さっきまで気持ちよさそうに続けていた動きを、武美は急に止めた。
296名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:05:44 ID:EZfuM+XQ
「………………………………なんでだ」
再び睨みながら言う。
男にとっても寸止めは、かなりの苦痛なんだから仕方ない。
「あれ、忘れたの?これはお仕置きなんだからね。出したいなら、ちゃんとお願いしてくれなきゃ」
とびっきりの笑顔で返す武美。ただし、目がマジだと言っている。出したいなら
『お願いです。出させてください!』
と言え、と
(い、言えるかぁぁぁぁぁぁ!)
今はこんな状態でも、自分はナイスガイ。そんなこと言うなんてプライドが許さない。
何も言わずに、ぷいと顔を横に背けた。
「む、小波さん反抗的だね」
少しつまらなそうに、怒った様に頬を膨らませる。
子供っぽい所が滲み出て、こんな状況じゃなかったら本当に微笑ましい。
突然武美が立ち上がった。少し短めのスカートから白いショーツが見え隠れする。
「こんな悪い人には…………こうだ!」
そう言うやいなや、足で小波の息子を踏み付けた。
「ひゃいぃ!?」
変な声が小波の口から出る。
靴下のまた違った感触が小波を襲う。足の裏のフニフニとした柔らかさ、布のサラサラとした摩擦。
ぐりぐりと踏んだ後に、指で挟んで前後に擦る。
不慣れでアンバランスな快感が不思議と気持ち良かった。
「あれ、小波さんのびくびくしてる。もしかして…………………変態さん?」
「変な事を……言う……うっ!」
小波の体が一段と震えた。
「うあぁぁぁぁ………………!」
息子から精液が飛び出てくる。
「きゃあ!」
高く上がった精液が靴下や武美の顔を白く汚していく。自分にも少しかかったが気にしない。
精液が頬を武美の顔を垂れていく、その眺めは少しエッチだった。
「うわぁ…………ベタベタぁ……」
指で顔に付いた精液を拭う。そのまま拭った指を口の中にいれる武美。
「ん〜。やっぱりおいしくはないよね」
「………そりゃそうだろ」
突然片足を小波の顔の前に差し出す。
「………………? どうしたんだ、足なんか出して」
「いや、舐めるかな〜って」
「舐めるか!」
「だよねぇ。本当に舐められたらどうしようかと思ったよ」
安心した様に、でもどこか残念そうに武美は足を引っ込めた。
297名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:06:25 ID:EZfuM+XQ
「さてと、次はあたしの番かな」
するりとスカートを脱ぐ。白いショーツ、正面についた赤いリボンが可愛いらしい。
子供っぽいなと言うと怒るので口には出さないでおく。
「よいしょっと」
武美が小波に跨がった。
小波の目の前には薄い布一枚挟んで武美の股間、女の甘い香りがする。
「じゃあ、一生懸命気持ちよくさせてね」
笑顔で武美はそう言って、下半身を小波の顔に押し付けた。
「んふぅ!」
股間が押し付けられる。鼻が溝を擦る、舌や唇で秘所を濡らす。呼吸する度に武美の臭いが体中に充満した。
小波の息子をくわえる武美、下半身をモゾモゾと揺らしながらチュプチュプと刺激を与えていく。
69。ただし片方は半強制的だが。
小波の息子からは少し精液の味がした。
「ん………はぁ………んふぅ」
武美から色っぽい声が出始める。
ショーツが湿っているのは小波の唾液なのか、それとも武美の愛液なのか。
「ん! ………はぁ………ぁは、うぁ!」
時より腰をピクッと突き上げる。舐めながらの愛撫だからだろうか、武美の股間はもうとろとろに熱かった。
小波が動けたなら、即食べられてしまうだろう。
「ふぁ………ん、ん、………ふぁあ………もう、ダメ……」
そう言って腰を少し浮かせた。手をショーツにかけ、小波の顔の上でするりと脱いだ。
徐々にあらわになるお尻、ショーツから糸を引くほど熱い秘部、顔に落ちてくる白い布。
淫らな光景を目の前で見せつけられた小波の体は急激に勢いを増した。
体の向きを変えて、再び小波に跨がる武美。俗に言う騎乗位、端から見ると逆レイプっぽいのだが。
「小波さん………入れるよ?」
小波の息子を自分の入り口へと誘導する。
先端を入り口付近でクチュクチュと馴らした後、武美は小波をくわえ込んだ。
298名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:07:15 ID:EZfuM+XQ
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
入った、だがそれだけで武美の動きが止まる。
入れただけで達してしまったのか、武美の中はびくびくと震えていた。
しかも腰が抜けてしまった。立つことができない。
「うぁ……………大きい………どうしよう………」
必死で小波に手を付いて体重を支えている。
薬で大きくなった小波の息子は武美の膣内を全部使ってもまだ入りきらなかった。
手を離してしまったら巨大な小波の息子に奥の奥まで貫かれてしまうだろう。
手が震える。力尽きるのも時間の問題だ。
薬で大きくなった息子、身動きが取れない小波。自分の仕打ちがこんな事になるとは思わなかった。
「こ、小波さん……抜いて……」
「いや、無理だって」
「うわ、動かないで………………って、きゃあ!!」
手が滑って、小波から離れた。重力に従って武美の体が一気に下に落ちる。
ズン!
「うあああ!!…………………あ、うぁ……」
全身を貫かれたような衝撃が武美を襲う。
小波の先端が子宮の入り口にコツコツと何度も当たり、その度に軽く達してしまう。
「ふぁぁぁ……ダメ、こわれ、る………あ゙あ゙!」
何とかして抜こうと、体をよじればよじるほど刺激が武美を攻め立てる。ぐりぐりと中で小波が暴れ回る。
何度も達し、体はびくびくと震えて止まらない。
気絶しそうになっても更なる刺激で現実に押し戻される。
それは快感と言う名の地獄だった。
「あ゙あ゙あ゙ぁぁぁ……………ひぅぅ!」
もはや呂律も回らない。顔は涙と涎れでぐちゃぐちゃだ。
小波も何とかしようとするが、それも武美を絶頂に運ぶだけ。ヒクヒクと秘部が痙攣しているのが分かる。
「た、武美……………だすぞ!」
「ぅぁぁ……ぁぁあ……ふぁぁ……」
力のない声しか返ってこない。意識があるのかどうかさえ怪しい。
出来るだけ早く、刺激を与えないように達しようと、小波は優しく腰を動かしていく。そして
「うぁっ!………あ、あぁ……ぁぁぁ」
小波も絶頂に達した。子宮に精液が流し込まれる。中が熱い。
入りきらない精子が武美と繋がっている所から溢れ出してきた。
お腹に入る熱い感覚がまた快楽を与えたのだろうか、武美は
「ゔぁ………ぁあ………あぁ………」
と僅かに声を漏らす。だがそれっきり動かなくなってしまった。
元気がなくなり、緩くなる息子。武美は小波の上にばったりと倒れこんだ。
「武美!?」
「………………」
返事は返ってこない。だが大丈夫そうだ。
おそらく気絶したか寝てしまったかのどちらかだろう、ドクドクと胸に武美の鼓動を感じる。
それに小波の胸に疼く武美の表情はどこか幸せそうだった。
「……………………やれやれ」
起こしてしまうのは忍びない。小波はしばらくはこのままでいる事にした。
しかし、縛られた男に抱き着く女……、実にシュールな光景だ。
299もしも武美がSになったら:2008/05/11(日) 19:08:15 ID:EZfuM+XQ
それから30分くらいした頃だろうか、武美はようやく目を覚ました。
目は虚ろ、まだ力が入らないのか、小波の上でぼーっとしているが。
「………………武美、大丈夫か?」
「………………うん、大丈夫」
そう言って頭を小波の胸に預ける。背中に手を廻す、小波を抱きしめる体制。
小波も抱きしめ返したいのだが、手が動かないのでは無理な話。
「あ〜あ、失敗しちゃったな〜」
「……………あんまり馴れない事をするなよ」
「うん、ごめん……………………小波って、やっぱり暖かいね」
腕に力を込めて更に小波にしがみつく。小波の臭いがする。少し汗臭いがいい香り。
軽く唇を合わせた後、武美は続ける。
「…………自分でやるのもけっこう気持ちいいけどさ、やっぱり小波さんにしてもらうのが1番だって分かったよ」
「そ、そうか?」
何とも嬉しい事を言ってくれる。素直で真っ直ぐな言葉。
そんな事を聞いたら、もう可愛いなぁ。抱き寄せてかいぐりかいぐりしたいなぁ、となるわけで。
「じゃあ、これを外してくれないか?」
視線で紐を示しながら言う。さっきから本当に邪魔で邪魔でしょうがない。
「あっ、それはダメ」
ぴしゃりと跳ね退けられた。
空気が固まる。胸で小動物の様になっている武美を除いて。
「……………なんでだ」
「だってなんか悔しいじゃん。あたしがお仕置きされたみたいで」
顔を上げて小波を覗き込む武美。目が爛々と輝いている。さっきまでの甘い空気はいったいなんだったのか。
「だからさ、第2ラウンド始めるからね」
そう言って再び唇を奪う。合わせるだけじゃない、舌も使った大人のキス。
悲しいかな、反応してしまうのが男の性。元気になった息子を武美はわしづかみにした。
「お、おい、ちょっと待てって!」
「だが断る!」
「いや、ちょっ、待て!…………うぁぁああ!」
その夜、武美の家から電気が消えることはなく、中からは男の悲鳴の様な声がし続けた。


ちなみに、武美の宣言通り小波は腰が抜けるまで搾り取られたため、次の日練習を休んだ。

武美も腰が抜けるほどやってしまった為、次の日は二人仲良くお休みする事になった。
次の次の日、理由の説明をカンタに迫られ冷や汗を流す事になるのだが、それはまた別の話。
300名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:11:53 ID:EZfuM+XQ
以上です。
あんまりSじゃないじゃん、って思うかもしれないけど、武美はこういう子だと思うんだ。
初めは10裏で逆触手責めも考えたけど、男がやられるのも何だから却下した。
キャラが違ってたらごめんなさい
301名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:32:17 ID:YYr2QUtY
>>300
GJ!なかなか良かった。
細かい所を指摘するならば、「どこの親父だ。」より、「どこのオヤジだ。」の方が良いと思う
302名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:35:27 ID:GUGXqFMp
エロパロのSSは賢者タイム突入後に感想書こうとすると何書いていいか分からなくなるんだよな
だから今は「GJ」とだけ言っておくぜ
303名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 20:19:39 ID:cPv93pgF
職人キター
304名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 20:23:10 ID:Ome8xBFh
チクショウ!俺が梨子でやろうとしたネタとモロ被りじゃねえか!
305名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:59:14 ID:bLyCFDVM
案外違う味になるかもよ?とりあえず落としてみれば
いやしてくださいお願いします。
306水道局:2008/05/11(日) 23:47:54 ID:z23jEdwR
明日からまた何時もの日常……。
というワケで(?)再び6より詩乃投下します。
307名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:49:57 ID:z23jEdwR
「ん〜いい天気やね……」
「うん……。暖かくて眠い……」

穏やかな風と暖かな陽気に包まれた土曜日の昼下がり。
閑静な住宅街を抜けるとそこには、こぢんまりとした、落ち着いた雰囲気の神社が現れ、
そこには桜の舞い散る穏やかな午後の木漏れ日の中、二つの仲良く寄り添った姿が見える。

春特有のふんわりとした風と共に、様々に彩られた花の香りが漂ってくる。
柔らかな陽が体を包み込み、ぽかぽかしてとても気持ちが良い。

季節は、春。
308名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:51:54 ID:z23jEdwR
『午後のひととき』

あの事故の後、奇跡的に目を覚ました詩乃は小波の支えもあり、無事退院することが出来た。
今ではすっかり元気になった彼女。二人の絆はさらに深まった。

「このあと、どこかに出かけようか?」
「うーん……。今日はお父さんもいないから、留守番せーへんと……」
「そっか……まあ、のんびりするのも悪くないよ……」

小型バッテリーの開発により、ここ最近は受注が忙しくてあまりゆっくりする時間も無い。
折角の休日、どこかへ誘おうかと思ったけど、こうして彼女とのんびり過ごすのも悪くないか。

「ふあぁぁ……ホントに眠いなあ……」
「ふふふ、寝てもいいんよ?」
「うーん、でも寝る所がないし……」

そう言って詩乃ちゃんの方をチラチラ見る。

「ん?何するん?」
「あ、いや……その……膝枕……」
「膝枕?これでええ?」
「いいの?」
「小波さんはもっと私に甘えていいんよ?」
「じゃあ、失礼して」

そう言うと巫女服姿の彼女の太ももへ頭を預ける。
嗚呼、柔らかな太ももの感触が気持ちいい……。
小鳥の囀りを聞きながら、暫し時が流れる。
と、ふと上を見上げると、

「…………あ」

詩乃ちゃんと視線がバッチリ合ってしまった。
これは恥ずかしい。こうもバッチリ合ってしまうと逆に目をそらしにくい。
そのまま二人は暫く見つめ合う。
309名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:53:14 ID:z23jEdwR
「…………」
「……も、もう……(ぎゅむ)」
「!?」

恥ずかしさに耐えられなくなったのか、突然彼女の腕の中に抱きしめられる。

「ちょ、ちょっと、詩乃ちゃん!?」
「こ、小波さんが悪いんよ?恥ずかしいわ……」
「ぅむ!」

これはマズイ。
もちろん呼吸が、というのもあるが、この状況がマズイ。
彼女の艶やかな髪からシャンプーの甘い香りが鼻を擽るし、
如何せん、彼女のふくよかな胸の感触が白の布越しに伝わってくる。
五感を刺激され、意識せずにはいられない。
そうなればどうしてもアレは反応してしまう。

「…………(汗)」
「ん?どーしたん?……あ」

一瞬でバレてしまった。

「え、えーと、これは不可抗力……」
「……ふふ、かわええなぁ……ええよ……」
「え?何が……」
「……そこまで乙女に言わせんといて?」

そっと顔を近づける。二人にとって、意志の疎通にはそれで十分だった。
310名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:54:31 ID:z23jEdwR
「ん……はむ……はぁん……」

優しい口づけから徐々に大人のものへと移行するにつれて、彼女の口から甘い吐息がこぼれてくる。
お互い触れあった唇から舌を触れ合い、その柔らかく暖かい肉を求めるように絡み合う。

「んぅ……ちゅ……はぁ……小波さん……」
「詩乃ちゃん……ん……」

唾液に濡れた舌は敏感で、その粘膜が触れあうと痺れるような錯覚がある。
それでも快感を求め、舌を触れあわせ、その動きを戯れる。

深い口づけを愉しむと、膝枕の状態のまま、小波は体を彼女の方へ向け、お腹のあたりに潜り込む。
薄い布を少しだけ捲り上げ、くびれた腰の小さな臍の周りをゆっくり舐めていく。

「ひゃあぁ……擽ったいわ……」

擽ったさに耐える彼女の表情を見つつ、舌の動きを止めることはない。
少しずつ、下の方へ移動していくにつれて、彼女の吐息もより一層漏れてくる。
だが彼女が座っている現状では、その先の秘所へは辿りつけない。

「脱がすよ……」
「…………」

彼女は何も言わないが、それは了承の印。
小波は彼女の赤い袴を途中まで脱がし、下着の上からそっと秘所に触れる。

「んっ……!」
「もう濡れてる……」
「そんなこと……言わんといて……」

先程の前戯の為か、彼女のそこはしっとりと濡れていた。
下着を横にずらし、軽く舐め上げる。
311名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:55:42 ID:z23jEdwR
「ひゃあぁ!」

軽く舐めるだけでこの反応。小波は調子にのってさらに指を花弁へと添える。
秘めた花弁に指が這い、そっと中身を開いて中を弄う。

「あっ…んっ…ひぅ…っ!」
「どう?」
「はあぁ、ええよ……んぅ!」

二重の襞は自ら大きく口を開け、互いの溝が深くなった。
陰核はピンクから充血して紅へと変わり、蜜が光沢を与える。
彼女の花弁は、もう完全に熟していた。

「はあぁあ……!も、もう……」

彼女の甘い囁きの前に、小波の理性は残っていなかった。
体の位置を代え、彼女を畳へ押し倒し、覆いかぶさるような体勢になる。

いくよ、と断わるのももどかしく、反り返る切っ先を押し下げ、
小波は詩乃の膣へと分け挿った。
312名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:57:04 ID:z23jEdwR
「ひぅっ……ああぁ―――っっ!!」

十分に焦らした為か、挿れただけでイってしまった様だ。

「はあぁっ!!ひゃう!あ、ああぁ!!」
「くっ…………!」
「あ、う!お、奥までっ……はあぁ!!」

深いストロークで奥まで突き上げる度に、詩乃ちゃんは何度も絶頂を迎える。
敏感になっている彼女に対し、腰の動きを緩めることなく奥まで突いていく。

「あぅ!はあぁ……!」
「く……!」

小波の方も余裕は全くない。
突き上げる度に彼女の膣壁が小波を締め上げ、纏わりつき、蠢いている。
急速に高まる感覚を得ながら、最後のスパートをかけていく。

「も、もう俺も……」
「はぅう……!うん、中でええよ……あぅ!ま、またイっちゃう……!」

絡み付く詩乃の奥へと精を放つ。

「くっ!」
「は、はああぁんっ―――!!」

 ………………

互いに絶頂を迎え、そのまま畳に倒れこむ。

「はぁ、はぁ……もう、激しすぎやわ……」
「さすがに堪えた……詩乃ちゃんは?」
「ん、うちも……」
繋がったまま二人はそっと口づけを交わした。
313名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:59:46 ID:z23jEdwR
昼下がりの情事の後。
まだ暮れない陽の光を浴びながら二人は座っている。

「やっぱいいところだよなあ……」
「ん?何がなん?」
「いや、落ち着いた雰囲気だし、古くさい感じもしないし……。
 それに何より、かわいい巫女さんがいるし……」
「ふふ、そんな事言っても何もあげへんよ?
 ――あ、お茶淹れてくるわ」
「ん、俺も手伝うよ」

二人の仲良く並んだ姿が奥へ消えていく。
暖かな陽気が彼らの空間を包んでいった。

そうして、今日の午後も過ぎていくのでした――。

314名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 00:06:02 ID:gdtGFq6i
以上です。
リンの続きなんかも書いてみたいですが……
>言っちゃ悪いが最近作品のクオリティが落ちてる気がする
……精進します。
315名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 01:03:23 ID:SdHfwxSn
武美に詩乃…いいねぇ、GJだよ
316名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 01:50:00 ID:YB1rPoN5
全体的にやわらかい感じが良いね!
GJ!
317名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 02:52:47 ID:CKL3OdtR
てす
318名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 07:49:22 ID:CXjnC7i9
クオリティの事を考えるとネタが全くうかばねぇ。
誰かクオリティの高いネタというかシチュを考えてくれないか
319名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 08:39:32 ID:jdqqjSbP
まずは投下するんだジョニー
320名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 10:00:55 ID:CXjnC7i9
投下しちゃってネタがつきたんだぜブラザー
321名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 16:02:43 ID:jdqqjSbP
だったら小野さんで
『情報収集のために8主と付き合う→本気になってラブラブ』
みたいなシチュを書いてくれジョニー
322名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 17:01:38 ID:CXjnC7i9
小野さんか……
エロでいいなら書いてみるんだぜブラザー
323名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 17:02:52 ID:CXjnC7i9
ミスった。エロなしなんだぜ
324名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 17:55:06 ID:cLABLk7F
いいからかけよ
お願いします
325名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 18:11:59 ID:MkaC83tq
10の五十鈴の甲子園約束フラグが立って春の甲子園優勝すると、
なにかしてほしいことあるかって聞いてくるじゃない。その時に「お前とえっちがしたい」って
言ってその後の話を希望で。
小野さんの後の話でいいので。できればよろしくお願いします。
326名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 21:18:42 ID:K+79/HVq
3で寺岡さんはきっと無事戻ってきた後に持ち前のマッドサイエンティストぶりをエッチな研究に活かして何か発明してはいつも主人公に気持ちよくされちゃってるんだ
327名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 22:51:01 ID:3jYkxHSQ
>>326
貴様は少し女らしくなった寺岡さんというものを理解していない
328名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 01:11:49 ID:4XEJIUuD
>>327
いや、帰ってきてからもマッドサイエンティストぶりは発揮しているぞ。アブノーマルというだけで純愛に変わりはないと思うし。

というか妄想の範疇の中なのにそこは論点じゃないだろう。どんなのがお前の理想なんだ?
329名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 04:09:22 ID:epqDCO7R
主人公、カズの胸の所しか届かなかったりして  
330名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 14:17:13 ID:SS/nBJ+9
カズに抱き抱えられながらおっぱいを吸いまくる主人公萌え
331名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 15:56:08 ID:nvTBZhAQ
質問なんだが小野さんって何か特殊能力あったっけ?
単にバレにくいだけだったような…
332名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 16:59:43 ID:0x2WopHv
>>331
逆に考えるんだ
「とても書けないような特殊能力持ち」と考えるんだ
金井や石中ほど戦闘能力特化でなく、"人間と区別がつかない”のがウリの女性型ロボットって言ったら答えは一つしかないだろう?
333名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 17:27:55 ID:R+TRWhS7
バレにくくて超人的な身体能力もってるだけで十分凄いと思うけどな
334暴走ボート:2008/05/14(水) 18:12:44 ID:1nbLYbjO
長編は読み飽きるんじゃないのか?
という一抹の不安があるので、短めに書くことにする。
(書いてから気付いたが、やっぱり長くなってしまった。)


題『兄=妹!?』
335暴走ボート:2008/05/14(水) 18:13:25 ID:1nbLYbjO
今日は日曜日。とはいえ、プロ野球選手にとっては無論休日ではない。
休日である一般人のために楽しませる、それが仕事だ。
その日曜日の試合を勝利で締めくくり、笑顔で球場を後にする客を見送り、

よーやく休みが得られるわけである。
今日はデーゲーム、火曜日はナイトゲーム。しかも、今日までの三連戦も次の三連戦もホームゲーム。
明日月曜日は、完全に1日好きなことができるわけである。

そのような状況を、当然あいつは知っていた。
ラジオで結果は知っているだろうが、とりあえずは電話する。

「もしもし、アカ」
「すごいです!勝ちましたよ!さすがです!」

名前を言いきる前に喋り出しやがった。
まあ、電話の相手がだれかは、もうわかっているだろう。

「ああ、ありがとう。
 とりあえずさ、明日は予定通り遊園地に行こうな!」
「はいです!
 その前に、今日の夜のお楽し」

プチッ!

まだアカネは18歳。そんな破廉恥な言葉を言わせたくは、ない。
とにかく休日は、少なくとも子供ができるまではアカネと欠かさずデートすると心に決めている。
まあ、子供を作りたくないのが正直なところだが。
セックスはたくさんしたいが、アカネは永遠の妹であり、彼女であってほしい。そう願うからだ。


破廉恥な言葉を言わせたくないとはいったが、アカネとは破廉恥な事をたくさんしたい。
幸い俺は野手なので、調整は必要ない。少しでも体力が残っていればほぼ毎日アカネを抱いている。
今日ももちろん例外な日ではない。アカネを抱くのが待ちきれないとばかりに、大急ぎで帰宅する。
336暴走ボート:2008/05/14(水) 18:14:02 ID:1nbLYbjO
「ただい」
「お帰りーです!」

アカネが走ってこちらに来る。抱きついてくるのだろう。
俺も受け止める態勢に入る。

「わーい!」
「うおっ!?がっ!」

だが、いくらなんでも勢いがありすぎた。
お互いの顔が激突し、倒れこんだ。



「いててて…あ、あれ!?」

目の前に、俺がいる。
しかも今俺が発した声は、可愛らしく、愛くるしい声、聞き覚えのある声だった。

「だ、大丈夫ですか、小波さん…
 あれ、少し声がおかしい…」

来ている服装に目をやると、アカネが好むピンクのジャージ。
よく見ると、いつもは分厚くはあるがぺちゃんこの胸板が、優しく膨らんでいた。

・目の前に自分。
・発する声は大好きなアカネの声
・自分の容姿が女の子、というかアカネが好む格好

…。

ちょっとまて。
何か違わないかこれ?
ていうか何このノリ?5?5ですか?俺がいるべきはどっちかというと8だと思うんですけど!
337暴走ボート:2008/05/14(水) 18:14:32 ID:1nbLYbjO
「ど、どうしましょう…」
「可愛らしく言ってるつもりでも、声が可愛くないからな。」
「そんな冷たく白けた口調のアカネ、自分でも見たことがないです…」

確かに、普段の行動において結婚後も妹キャラが抜けきっていないアカネに俺の中身が入り込んだら、
そりゃあ違和感ありすぎだろう。
かなり気まずい夕食となってしまった。せっかくアカネが腕によりをかけたのに。


「えっと…お風呂も入ってるんですけど…」
「肉体まで入れ替わったわけじゃない、今疲れてるのはアカネだろう。先はいってくれ。」

何度も言うが、小波のセリフをアカネの声で、アカネのセリフをコナミの声で言っている。
想像してほしい。本当に違和感がありすぎだ。


アカネが体を念入りに洗う。仮にも、愛する人の体を預かっているのだ。
ゆっくり、丁寧に洗うと、とある場所に行きついた。

「ここも…ですよね…」

いつもフェラなどで見ているとはいえ、こんな形でまたお目にかかるとは思わなかった。
大事な場所なので素手で念入りに洗っていくが、

「な、なんかきもちいいです…!?」

急激に大きくなって行く様が、一目でわかった。
大きくなるものだと知ってはいたが、ここまで急激とは思わなかった。
植物が成長する様子を早送りで見ている感じがした。

「す、すごいです…」

いつもはズボンから出てくるそれは、最初から大きかった。
自分の手で大きくしたのは、小波の体を預かる形とは言え、アカネにとってこれが初めてだった。
自分の姿に興奮して最初から大きいのももちろんうれしいが、自分で大きくするのもまた新鮮な感じがした。

そして気も変になり出したアカネは、ためしに手で扱いてみることにした。

「ふ…あ…男の人って、こんな感じでオナニーするのかな…」

アカネは小波がいなくてさびしい場合、小波を思いながら自ら陰唇を愛撫し、掻き混ぜる。
男の場合は、まったく別のやり方なのである。慣れない手つきで、必死に扱く。

そして、完全にとりこになり、ついに絶頂を迎える。

「ああっ、あああああああっ!」

白濁の液が勢いよく飛び出す。
何度も何度も射精する。すべてを出し終えると、呼吸を荒げて、壁に寄り掛かった。
まだペニスはそそり立ち、ビクンビクンと脈打っている。
338暴走ボート:2008/05/14(水) 18:15:20 ID:1nbLYbjO
ふと、風呂場の引き戸の方を見る。

「ひうっ!」
「ダメですよ、小波さんの体を勝手にいじっちゃ。罰があたります。」

そこには、アカネ…もとい、小波が立っていた。
アカネの声を借り、アカネの口調でしゃべれば、
アカネには、当然自分の愚行を自分にとがめられてるように見える。

自分は、なんてことをしてしまったんだ、そんな罪悪感が体中をめぐっている様だ。
どうしようもない脱力感を襲う。体が、全く動かない。自然と涙が出てくる。

「ああもう、泣くなよ。怒っちゃいないから、な?」
「ごめんなさい、ごめんなさいです…」

最近、アカネはよく涙を流す。
うれしいときも、かなしいときも、泣きたいときに泣けるようになった。

それは、とてもいいことだ。
もっとも、こっちから見れば泣き虫な自分が存在するということになるのだが。


ゆっくり湯船につかった後、しっかりあったまって風呂からあがってきた。
さて、今度は俺の番である。

「お風呂にどうぞです。あんまり念入りに洗わなくてもいいですから。」
「…いや、他に気にしていることがあるんじゃないのか?」
「小波さんなら、アカネのすべてを見られたって構いません!」
「アカネ…」

その言葉に感動した。
もっとも、男の俺の声でなければ、感動もひとしおなのだが。調子が狂う。



「これが、アカネの体か…」

服を脱いで全裸になり、ふと鏡の前に立っている。しまった体、それでいて、お尻はむっちりと大きい。
特におなかの括れとお尻のバランスが絶妙であり、ボディラインがきれいに整っている。

思えば、初めてアカネと会った4年前、アカネは心も体も完全に子供だった。
スレンダーで、子供っぽい体格。もっとも、今も子供の心はそのままだが。

「あのアカネが、ここまで魅力あふれた体をもったのか…」

それが、今やグラマーな、大人の女性にとって魅力あふれる体に。
リンも大喜びするだろう。毎日その体を犯している以上、俺は殺されそうだが。

「そしてやっぱり、…大きくなったな。」

そして最後に、忘れてはいけないこの部分。女性の象徴、おっぱいである。
女性の胸が大好きな小波は、アカネを抱く時はいつもアカネのおっぱいに甘えて、
出ないはずの母乳を一心不乱にこくこくと飲んでいる。

そういうわけでいつも大好きなアカネの、大好きなおっぱいを見ているはずなのだが、
改めてみると、…本当に大きい。

「…入ろう。1人ストリップをアカネに見られるとまずい。」
339暴走ボート:2008/05/14(水) 18:15:46 ID:1nbLYbjO
アカネに見られていないことを周囲を見渡して確認し、風呂場に入った。
体を洗う途中で胸や陰唇の辺りにも触れ多少感覚がおかしくなったが、
さっきアカネを注意した手前安易な事は出来ない。そこは大人の理性で乗り切り、湯船につかった。


プカリと浮かぶ2つの球体。
あかねのおっぱいは、もはや半円型とは呼べないほどの、球体型の立派な巨乳だった。

「…。」

やばい、と思った。
もとは自分の体ではないとはいえ、自分の体に悩殺されそうだ。
誰だ俺は。ナルシストか。俺はそんなキャラに育った覚えはないぞ。

「…ちょっとくらいなら…」

揉んでみる。いつも通りの、柔らかく、気持ちいい感触。
そうだ、今なら、このおっぱいは俺のものだ。

いつもアカネのおっぱいをしゃぶってはいるが、早く他の場所を犯すようにせがまれ、
いつも満足するまでおっぱいをしゃぶり尽くすことが出来ない。

しかし、今、この瞬間だけは(いつまで続くか知らないが)、完全にアカネの体は俺のもの。
今がチャンス。普段の分まで、心行くまでおっぱいを楽しみ、しゃぶりまくろう。

幸い、アカネほどの巨乳になれば、おっぱいを持ち上げれば乳首は口元まで余裕で届きそうだ。
以前から届くだろうなとは思っていたが、実行に移したのは初めてである。

そして、唇と乳首が接触し、それを小波は口で加え、思い切り吸い上げた。

「ん…んぐ…」

人間の本能からだろうか。赤ちゃんの時の記憶だろうか。
一度飲み始めたが最後、夢中になって飲み続ける。

女性は『おっぱいを飲むのがそんなに楽しいのか?』と思うことがあるらしい。
でも、なぜかは分からないが、理由を言葉では言い表せないが、夢中になるほど楽しい…
いや、楽しいというより、もっと別の言い方があるような気もする。その言葉も見つからないが。
340暴走ボート:2008/05/14(水) 18:16:40 ID:1nbLYbjO
「ん…」

さすがに、おっぱいも、それを持ち上げる腕も少々疲れてきた。
おっぱいをすわれるとおっぱいが疲れる、というのを聞いたことがあるが、本当らしい。
その時の対処法は、もう片方のおっぱいを吸えばいい、というのを思い出し、実行する。

自分のおっぱいを吸うのにだいぶ慣れてきたので、

「ここって…どんな感じなんだろうな…」

片手でおっぱいを支えそれをしゃぶり、もう片方の手は秘部に行き付く。
そして、いつも自分がアカネにやっているテクニックで、いつもと同じように秘部をかき混ぜる。

「ん…男のオナニーより断然…」

おっぱいを支えていた片手も秘部に向かわせる。
おっぱいは今口で支えているだけの状態だ。結構きつい。

「!?」

俺がうまいのか、いや、アカネの体が感じやすいせいなのだろう。
一瞬意識が飛ぶくらい気持ち良かった。乳首をくわえていた口が、危うく開きかけた。
なんとか持ちこたえ、引き続き夢中でしゃぶり続ける。

「んん…んん…」

だんだんおかしくなってきた。絶頂に近づき、ひたすら自慰行為を続ける。
…その結果、小波もまた、周りが見えていなかった…

「こ、小波さん…」
「ん…んんんっ!?」

その声の主は、小波の体をしたアカネ。
完全に意識が自慰の方に行ってしまい、アカネの一声に完全に不意を突かれた。

それでも口にくわえていた乳首だけは離さないあたりは、
彼のおっぱい好きが相当なものであるということが垣間見える。

だが、やはり小波も先ほどのアカネと同じように脱力感に襲われる。
そしてついに、くわえていた乳首も口から離れた。

「あ、えっと…」
「…。」

アカネが引き戸を閉め、去って行った。
湯船につかるのが気まずくなり、ほどなくして小波も風呂から上がった。
341暴走ボート:2008/05/14(水) 18:17:07 ID:1nbLYbjO
「あ、えーと、その…」
「いいです!小波さんなら、アカネのすべてを見られたって構いません!」

先ほどと同じことを言う。
確かにそう言われてはいたが、それでも人の体でオナニーするのはまずい。

「その…本当に…ごめん…」
「…えっと、じゃあ、アカネの頼み、聞いてくれますか?」
「おお、なんだ、何でも言ってくれ!」

何度でもいうが、アカネのセリフは小波の声で、小波のセリフはアカネの声である。

「その…小波さんを…襲わせてください…」
「…はあ!?」

早い話、セックスをしたいということである。
そうなれば、男である小波の体を纏ったアカネが主導権を握り、襲うのは当然と言えば当然である。

「不満とかじゃないんですけど、ずっと小波さんに身を任せてきて…
 今回が最初で最後のチャンスだと思うんです。だから、せっかくだから、今回だけ…」

もともとアカネはおちゃめな性格である。こういうことをしてみたい、と思ったわけだ。
こんな風に思っても、おかしくはない。

「…だがなあ…男に抱かれるってのは…」

だが、視覚的感覚を想像したとき、さすがにアカネを受け入れられるかどうかはためらわれる。
感覚的に女同士になるアカネならまだしも、男同士になる小波には流石に耐えられない。

「じゃ、じゃあ…これつけてください!」
「これは…目隠し?」
「はいです!これで、『誰かに侵されてるな』くらいの感覚で済みます!」
「…だが、キスをするとなると男の感覚も何となくつかめそうな気もするし…」
「じゃあ、キスもしません!これで大丈夫です!」

本当に大丈夫なのだろうか?そういう不安をぬぐわずにはいられない。が、

「大丈夫です。アカネに身を任せて、小波さんは喘ぎ声を出せばいいんです!
 喘ぎ声はアカネの声ですから、その喘ぎ声が耳に入れば『アカネとやっている』と感じられます!」
「うーん…」

よくわからないまま、何となく納得させられた。
アカネだって、自分が優位に立ちたいと思うこともあるだろう。今回は、主役を大好きなアカネに譲ろう。


しかしこの2人、入れ替わった体で、今後どうしようとか、考えている様子がない。
特に野球選手の小波は、アカネがプロレベルについていけるわけがないから、なおさら大変である。
11年前の小杉だってそうだった。なのにこの2人、そのことについて全く考えていない。
342暴走ボート:2008/05/14(水) 18:17:35 ID:1nbLYbjO
「えっと、…どうすればいいんですかね?」
「さあな。」

一糸まとわぬ姿で仰向けになる、完全無防備な状態のアカネの体をした小波。
しかし、アカネは女の子。女の子を抱く術を身につけているはずもない。
とはいえ、小波は目隠しをしている。身を任せる代わりに、アカネを手伝うことはできない。

「と、とりあえず、いつも小波さんがしていることを!」
「ああ。」

よくよく考えれば目隠しをしている女の子を犯すのは、女の子の側に立ってみればかなり恥ずかしい。
だが、相手がアカネであり、自分がもともと男だということを考えれば、ほとんど何も感じない。

「うう…全然恥ずかしがるそぶりがないです…」
「そりゃそうだ。」

いつもは自分は恥ずかしがっている。だからこそ毎回セックスは高揚する。
侵される女の子の側がこんなふてぶてしい態度では、さすがにつらいものがある。


「(こ、こうなったら、最後の手段です!)ちょっと待っててください!」
「ん?」

アカネが自分の物置に向かい、とあるグッズを手に取る。

(本当は小波さんにアカネの体を楽しんでもらうためのものだったのですが…)

一般的に言われるバイブとローションである。
実は、小波はアカネに対し(というか人生で)こんなアダルトグッズを使ったことはない。

アカネが自分がどれだけ恥ずかしい目にあっても小波に楽しんでもらおうとする、
健気な心を具現化させたものがこれである。

(一応使い方は知っているです!小波さんのいないところで少しだけ練習もしたです!
 おまけに今回の状況なら、ひとりエッチの時よりやりやすいはずです!)

そして小波のところに戻ってくる。
小波もそれに気付き、M字開脚でアカネを迎える。恥ずかしがっている様子は無論、無い。
343暴走ボート:2008/05/14(水) 18:18:11 ID:1nbLYbjO
「えっと、それじゃ、行きますね。」
「…って、いきなり入れる気か!?前戯もなしに?」
「ああ、違います違います!えーと…」

ローションを手のひらにつけ、そして、アカネの体をした小波の陰唇に塗っていく。

「これは…ローションか?なんでこんなものを?」
「はいです。本当は小波さんにアカネを慰め物として楽しんでもらうためだったのですが…」
「全く逆の使い道になってしまったと。」

ひんやりと気持ちいい、しかもアカネは感じやすい体質。
しかし、精神が男である以上余裕で堪えられる。早くに絶頂に達したらいかに女の子の体であるとはいえ
プライドが傷つく。

(うう…あまりかんじてないみたいです…)
「アカネ、言ってたよな?俺を襲うって。
 俺は手加減しない。イクふりもしない。道具を使うのは勝手だが、これは俺とアカネの勝負だ。」
「は、はいです!」

アカネが陰唇に手を伸ばす。そして、慣れない手つきで、掻きまわし始める。
小波に痛みを与えないように、ゆっくり、慎重に。

「気持ちいいですか?」
「…。」
「何か言ってくださいよお。」
「これは勝負って言っただろ?
 俺が我慢できずに、あえぎ声を出して絶頂に達したら、アカネの勝ちだ。
 あと、これ以上しゃべるな。男としている感じがして、たまったもんじゃない。」
(うう…)

その後も頑張るが、小波に変化はない。
一応、小波もそれなりに感じてはいたが、まだまだ余裕で我慢できた。

(こうなったら、これの登場です!)

バイブレイダー。これを取り出す。
電源を確保し、そして小波の陰唇の中に差し込む。

(んっ…少しは気持ちがいいかな。)

多少は感じるらしい、が、やはりまだ限界には程遠い。
はたして、スイッチを入れてどれだけ響くのやら。
スイッチを入れるタイミングなんかを、アカネが心得ているはずもない。

必死になって、それでも痛みを与えないようゆっくり抜き入れを続ける。
自分なりに考えた感じるスポットに押し当ててみるが、やはり反応がない。

(ここかなあ…うう…練習では少しはうまくいったとも思ったのに…
 やっぱり人にやるとなるとうまくいかないものかなあ…)

こうなったら、バイブレイダーの機能を使うしかない。
これで駄目なら、泣いて降参して謝ろう。彼氏として、お兄ちゃんとして笑ってくれるはず。
慰め物の妹キャラには、プライドなんてものはない。

意を決して、バイブレイダーのスイッチを入れた。
344暴走ボート:2008/05/14(水) 18:18:43 ID:1nbLYbjO
「うあ、あああああああああああああっ!!」
(え…え?)

突然喘ぎ声をあげる小波。普通に考えて、ここまでいくはずはない。

(だ、大丈夫ですか?)
「あ、あああ、ああああああっ!」

大丈夫ですか、と言葉でいうわけにはいかないので、
肩をゆっさゆっさと揺らす。

小波もわざと喘いでいるわけではない。これでも何とかこらえようと必死なのだが、それがまったくの無力。
いくらアカネの感じやすい体でも、これはおかしい。

「ああっ、ああああああああああっ!」

小波が突然自らの胸をもみだす。相当の快楽を得ているようだ。
ついには先ほどのように、おっぱいをしゃぶりだした。

「んん、んんんんんんんっ!」
(なんで、何でですか!?)

原因を探る。そして、理由が判明した。


バイブレイダーのモードが、最強になっていた。いきなりこんな刺激が来たら、いかに小波でも耐えられない。
説明書がアカネの脳裏に浮かぶ。

『最強モードは、場合によっては気絶するほど強力なので、くれぐれもご注意ください。
 また、最強モードを楽しむ場合は、必ず強さのレベルを少しずつ上げていってからご使用ください。』

アカネはぞっとした。こんなの、絶頂に行かない方が不思議だ。
急いで抜こうとした、その時。

「んんんんんんんんんんんんんんんっ!」

大量の潮が吹いた。アカネの顔にもかかる。
それに一瞬怯んだが、すぐさま体勢を立て直しバイブレイダーのスイッチを切った。
345暴走ボート:2008/05/14(水) 18:19:07 ID:1nbLYbjO
「はあ…はあ…」

下手したら気絶もの。本当に危険な使い方をしてしまった。
だが、正直に言うのはためらわれる。どうしようかと迷っていると…

「い、挿れて…」
(…え?)
「お願い、挿れて…」

アカネには状況がくみ取れなかった。
ただ、これだけの絶頂を味わった。女の子の体が精子を味わいたくなるのも、当然かもしれない。

本来、アカネがアカネの体を見ても、ペニスは立つはずはない。
だが、喘ぎ声を聞いて、いつも自分はこんな声を出すのか、そう思うと恥ずかしくなった。
なので、ペニスの準備は万端。

アカネは意を決して、陰唇から小波を貫いた。

「あ、ああ、あああっ!」
(しゃ、しゃべっちゃダメです…)

普段は、挿入してから、かなり長い時間腰を揺らしている。
さすがに元CCRなだけあって、絶頂に達するまで相当長く持つ。

だが、普段から小波が絶頂に達する前に何度も絶頂に達するアカネ。
彼女のペニスは、そう長くはもたなかった。

(で、でる…)

先ほどの風呂場と同じ感覚、いや、あきらかにもっと強い。
だが、小波もバイブレイダーにやられた影響が残り、絶頂に達するまでにそう時間はかからなかった。

「ふ、ふあ、ああああっ!」
(で、でるっ!)

アカネと小波が、ほぼ同時に絶頂に達した。
アカネのペニスから、どくどくと、大量の精液が注ぎ込まれていった。

小波の喘ぎ声は最高潮に達した。書き表せないくらいの、ものすごい喘ぎ声だった。
346名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 18:22:11 ID:Q8czSCNW
リアルタイムで拝見。
発想がシュールでナイスです! GJ!
347暴走ボート:2008/05/14(水) 18:25:04 ID:1nbLYbjO
「…はあ…はあ…」
「だ、大丈夫か?アカネ?」

あれだけのダメージをくらっても、先に言葉を発せたのは小波だった。

「はい…大丈夫…です…
 …でも、目の前が、真っ暗です…」
「ああ、そりゃお前、目隠ししてりゃ当然だろ…ん?」

小波が、小波の声でしゃべっている。アカネが、アカネの声でしゃべっている。
いつもそれが当然だったため、逆にすぐにその事実に気づかなかった。

目隠しを外すと、アカネの目の前には、愛しい小波の姿があった。

「…元に、戻った?」
「…はいです。」
「…なんで?」
「…セックスの時のショックで、つながった部分から2人の意識がまた移動したものと…」

元に、戻った。
しかし、元からそこまで体が入れ替わったことはショックじゃなかったので、喜びより驚きが先に来た。

「…なんだったんだろうな。夢か?さっきのは。」
「違うです…ああん!」

まだ影響が残っている。
それも当たり前。あのバイブレイダー最強モードに、感じやすいアカネの体。
そして、精神も元のアカネになれば、立ち上がるだけでも相当の時間がかかるだろう。
348暴走ボート:2008/05/14(水) 18:25:25 ID:1nbLYbjO
そのアカネを抱きかかえる。

「アカネ、お前の勝ちだ。
 俺のために、あんなバイブレイダーまで買って。そこまで慰め物に徹する必要なんかないのに…」
「小波さん…」

アカネが、小波を見ながらキュッと抱きしめる。
その眼には、涙があふれていた。

「どうした?」
「ごめんなさい…です。アカネは、悪い子です。」
「?」

愛する小波を欺くことは、やっぱりアカネにはできなかった。
バイブレイダー最強モードの事を、小波に話す。

「…。」
「ご、ごめんなさいです。」

さすがの小波も、平然として聞くことはできなかった。
だが、怒ることはない。何も言わず、アカネに深い深いキスをする。

「ん…小波…さん…」
「ありがとうな。俺のために、いろいろしてくれたんだ。お礼を言わなきゃ、罰が当たる。」
「…で、でも、その…本当に…ごめんなさいです…」

アカネは平謝り。べつに小波は構わないのだが、
このまま『いいよいいよ』と言ったら、アカネがかわいそうである。それにはきちんと気づいていた。

「えっと…じゃあ…俺の頼みを聞いてくれるかな?」
「はい、なんでもどうぞ!」
「…俺に、アカネを、襲わせてくれないか?」

優しい顔で、そう語りかける。
アカネは満面の笑みで、うなずいた。

「はいです!」
349暴走ボート:2008/05/14(水) 18:25:52 ID:1nbLYbjO
アカネが買ってきたバイブレイダー。
アカネがデリケートな事はちゃんと知っているし、先ほどのダメージも考え、最弱モードに。

だが、それでも小波のテクニックとアカネの感じる体なら、それでも十分だった。

「あん…流石です…」
「気持ちいいか?アカネ。」
「はいです。」

胡坐をかき、アカネをその上に載せる。まるで赤ちゃんのようだ。
そして股に手をやり、最弱モードのバイブレイダーでやさしく陰唇をなぞる。

「んん…」

そして、小波の大好きなアカネのおっぱいにしゃぶりつく。
喘ぎ声をあげ、体をびくつかせるアカネ。

「んあ!」

それでも、もう体力のあまりないアカネに無理はさせられない。
普段は乳首の周りから舐めていくが、今回は赤ちゃんの様に乳首だけに絞って、愛撫する。

そこからゆっくりとアカネをシーツの上に寝かせ、
とろとろに濡れた、いい感じの陰部に、小波のものを当てる。

「…行くよ?」
「…はいです。」

アカネに無理をさせないように、ゆっくりと差し込み、ゆっくりと腰を動かす。
揺れるおっぱいと手でとらえて、乳首を口に運ぶ。

本来なら持久戦だが、アカネの体力は何度も書くが限界寸前。
ゆっくりと動かしていた腰のスピードを一気に上げる。

「ああん、ああん、あっ、あっ、あっ、あっ…」
「そろそろだすぞ?アカネ。」

小波は快楽で顔を歪ませることなく、優しい顔で精神的にアカネを包み込む。
アカネの顔も、安心感に包まれる。

「はあ…はあ…はいです。」

そして、小波が一気に射精した。
アカネにはもう喘ぐ気力も残っておらず、少し体をびくつかせ、
最後の力を振り絞り、膣を絞めて小波の精液をすべて絞り出した。

「アカネ?」
「…。」
「大丈夫か?」
「…すう…すう…」

ぐっすりと眠っている。
小波は自分のモノを抜いて、ゆっくりとアカネを抱きかかえた。
時計は午前2時を指している。睡眠は明日の夜とればいいや。


そう思い、アカネが目を覚ますまで、その愛くるしい寝顔をゆっくり鑑賞しよう、そう心に決めた。
350暴走ボート:2008/05/14(水) 18:27:28 ID:1nbLYbjO
>>346
ほめてくれるのはありがたいのですが、
書き終わるまで待って欲しかったかも;
もう書き終わったのでこれ以降はいくら書いても構いません。
351名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 20:03:51 ID:EK9aDULn
どんな貼り方をしたら、投下にこんなに時間がかかるんだよ
352名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 20:52:55 ID:EK9aDULn
すまん、時間のとこを見間違えた

スルーしてください
353名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 21:03:17 ID:4XEJIUuD
>>350
リアルタイムという言葉を知らんのかい
年齢制限大丈夫?
しかしGJ!

ちなみに脳内分泌物分泌量の関係で仮に野郎が女性の絶頂を経験したらショック死してしまうというのはこの際考慮しないでおこう
354名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:20:58 ID:ficWOO4G
何か香ばしくなってんな
355名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:23:04 ID:l+Vto7sk
割り込みということを知らんのかい?
356名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:41:28 ID:SS/nBJ+9
どう見ても18歳未満だから困る
357暴走ボート:2008/05/14(水) 23:00:13 ID:ejEEhATV
一応18歳は超えてるんだけど。
越えたばかりだから、いろいろわからないことがあったりするわけで。
リアルタイムに対していったことは謝ります。
358名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 23:21:23 ID:GCc0HX9b
>>332 に感動し
>>333 の読めてなさに絶望した。

昔、中国では相手の男を絶頂させて殺すという技があってだなぁ…
(By 菊池秀行)
359名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:01:00 ID:59XHnkf0
>>358
貴様にレスの善し悪しを判断されるなんて不快だ
360名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:09:02 ID:x6081im7
煽り合うくらいなら妄想したシチュでも垂れ流してようぜ
361名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:10:33 ID:kEfaeYSm
ではカズに握りつぶされるオチで
362名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:23:01 ID:Wo0JVtVg
>>361
そんな妄想はやめてくれい。考えただけで縮こまってしまう
363名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 02:07:03 ID:LJETvfMV
てか21歳以上じゃなかったっけ?
364名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 02:46:58 ID:pTC3HTkJ
21禁だろ
前にも指摘してたヤシいたけどそこで気付けってこと。ガキはお呼びでない
365名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 02:51:50 ID:PAzQj/pP
今はもう18禁だろ
366名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 07:19:38 ID:dPfbndBv
読み専の18歳未満がうだうだ言ってるのは滑稽ですね
367名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 07:49:07 ID:Wo0JVtVg
荒れるからもうこんなやり取り止めようぜ。
俺も高校生の時とか興味津々だったし、多少18歳以下がいるのはパワポケってゲーム上仕方ない事だと思うんだ。
仲良くいきましょうや
368名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 17:20:40 ID:iltpPYKg
>>363-364
ローカルルール読んで来い
369名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 17:21:51 ID:cbYBRYnq
スタッフもポケ10の質問コーナーで言っているしな
Q,弾道イベントとか青少年に有害な内容ですね
A,おっしゃる意味が分かりませんな、CERO-Aですよ?
370名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 22:26:07 ID:QYlczm7l
ガキでも見るだけなら構わないが一切書き込むな。仮に年齢制限クリアしててもガキは絶対書き込むな。それが妥協できる限界ってことだ。
なんでこんなに荒れてきたんだろうな…
371名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 22:50:48 ID:x6081im7
リンと8主がラブラブしまくってる話が読みたいぜよ
372名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 22:54:26 ID:02nQ+g9+
8のイベント見てるとセクロスはリン失踪フラグに思えてしまうから困る
普段と変わらず漫才やってるのが幸せに見えるんだぜ
373名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 22:55:55 ID:02nQ+g9+
リンのセクロスは失踪フラグに見えるから困る
いつもと変わらず夫婦漫才やってる姿が一番幸せそうに見えるんだぜ・・・
374名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 22:56:16 ID:02nQ+g9+
ん、エラー出たはずなのにちゃんと書けていたか
375名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 23:01:56 ID:Wo0JVtVg
リンにヘルガ…なんで金髪さんは悲しい人しかいないんだろ
376名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 23:38:39 ID:F9aA6e/B
9ならヘルガはブラッドと良い感じだよな。
377名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 00:57:04 ID:htMcIUEp
金髪なら、あとは准とルッカと北乃だな
ただ、この3人には百合・悪者・男とそれぞれ弱点があるから困る

(ポケ11での再登場の可能性)
リン   5%
ヘルガ  0%
准   10%(裏なら50%)
ルッカ 99%
北乃  25%
378名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 01:55:15 ID:VQJ2Rpd4
アンヌとアルベルトと冬子さんを忘れないであげてください
379名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 07:28:07 ID:YXz94+ZL
野郎なら晴継とかジローとかいるがな

>>377
准は百合じゃない。主人公のことが好きなんだ!
あとリンは職業柄もっと確率は高い。
それと北乃は氏ね
380名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 08:36:53 ID:12/I9q3B
ソムシー・・・
381名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 11:41:24 ID:VlRlLoj+
11が何編になるかにもよるよなあ
8みたいな闇組織との抗争編ならリンと晴継は出てきそうだ
382名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 14:50:06 ID:eLM65D/P
今までの流れからすると11はプロ野球編になるだろうな
8・9・10はそんなに時間が流れてないからもしかするとまたホッパーズかもしれん
383名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 17:19:47 ID:xnsO9bGB
11の話か・・
あー、今度こそ玲奈出ないかなー。
スタッフ、もしこのスレを見ているのなら11には玲奈を出すと約束しなさい
384名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 21:34:19 ID:Hue/2xt1
パワポケ11の表サクセスの名前は、
「ホッパーズ やさぐれ選手 純情編」

これを知っている人は相当少ないはず。
でも思いっきり公表されてるんだよね。
385名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 22:19:18 ID:iRRxozKv
>>384
とりあえず証拠のアドレス張ってくれ。話はそれからだ。
でもやっぱりプロ野球編なら大神VSジャジメントが正論だな。
>>377
北乃ならジャジメントでも入っていたりして。
386名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 22:58:47 ID:YXz94+ZL
パワポケもここまでくると12のストーリーはどうなるのやら
遠い話だが高校野球編の13では是非彼女候補に先生を復活させてほしいぜ。
387名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 23:05:02 ID:ZFdUZEjD
でも全年齢対象でまともな先生ENDは無理臭いな
388名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 00:11:08 ID:c9hWJmXo
パワポケ8の公式ホームページに載ってるはず。
湯田君の日記、だったかな?

あくまで「ホッパーズ」なだけで、
大神、とはどこにも記されてないけど。
389名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 02:01:36 ID:mM+UtW3s
場違いで申し訳ありません。
お手数ですが、何方か詩乃SS「午後のひととき」の作者を「水道局」にしていただけないでしょうか。
編集を試みるとエラーになってしまうので…。
自身のHPを開設予定ということもあり、一応お願いします。
あと、現在幸恵さんSSを書き上げています。日曜には仕上がる予定です。
長文失礼しました。
390名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 02:29:28 ID:dBsbZarN
wikiの編集なんてやったことなかったけどとりあえずできたよ
日曜は模試があるんで鬱なんだが楽しみが増えてよかった
391名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 06:45:37 ID:eYndoRdO
模試って…
まさか高校生とか言わないよな
392名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 07:44:54 ID:AUIQkCgr
>>391
きっと大学生か浪人生なんだよ
393名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 09:08:25 ID:dBsbZarN
>>391無職です
394名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 10:00:23 ID:xf0v3qvE
自宅浪人ってやつか・・・勉強しろw
395名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 13:42:00 ID:nwP7Vu7C
なっちゃんを孕ませる話が読みたいです><
396名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 15:34:22 ID:RJGx+yX1
天本×主人公が読みたいです><
397名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 20:32:50 ID:vVS55N/5
>>388
確認した。湯田君の日記第33回目にあった。
やさぐれ選手って事はまた小杉みたいな奴でも出るのか?
後日記の内容から湯田はまた相棒または8の凡打みたいな立ち位置なのかな。
398名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 09:03:29 ID:xCJxIpgD
>>396
れいせんが攻めとは斬新だな
399名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 10:01:12 ID:XU8gWOsy
天本さんが4主に言葉責めしながら手コキして
最後は口内射精とかフルボッキしそうなシチュだね
400名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 11:00:52 ID:ZVcz03fS
主人×天本のほうがいい
401名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 12:44:52 ID:QbbqZrbA
どっちでもいいから天本さんの話が読みたいです><
402名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 21:51:16 ID:0BmPq05P
だれか「あの男」の続きを書いてくれる御仁はいないか
403名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 21:58:58 ID:kbBn+Zk7
人の続きを書くのって気がひけるし、正直望みはかなり薄いと思う
404名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 22:13:16 ID:0BmPq05P
くそう、俺に文才があれば…
405名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 22:21:30 ID:RE4g9K5L
文才がないとか言い訳するくらいなら、とりあえず書いてみれば良いじゃないか

誰も、自分に才能があるなんて思ってないし
406名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 22:30:38 ID:gOc/shQD
自覚できるくらいにものスゴい努力を積むか、才能があると何処かで思ってもいない限りは、自分の作ったものを晒すような真似は出来ないよ
407名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 23:41:40 ID:Y6yARDg+
文章とは誰かが見ることで初めて文章たりえるって文学部の教授が言ってた。
文章は才能なんてなくても技術だけで書くことも可能だし、文章は良くも悪くも評価を受けなければ、つまりレベルは問わず書いたものを誰かに見てもらわなければ成長しない。
ただどんなに断片場面がはっきりしててもプロットを立てないとそれに至るストーリーが繋がらないから書いてて筆が止まることになるらしい。漫然と書いて書き上げられるのは相当根気強い人。
408名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 23:54:47 ID:fYSmWc+0
>ただどんなに断片場面がはっきりしててもプロットを立てないとそれに至るストーリーが繋がらないから書いてて筆が止まることになるらしい。

ここに図星な人が約一名
409名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 23:58:09 ID:0BmPq05P
確かに断片的なシーンは思いつくんだが長編だとどうもな…むずかしい

まさに俺
410名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:17:40 ID:QhmbfLax
短編も長編も、どっちとも難しいよな。
411名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 01:25:37 ID:dxJXpOie
結局はあれだよな。
難しいからって書かないと全く成長しない。
書いて投下して感想もらって大きくなるんだ。

俺も1の最後の辺りから投下させてもらってるけど、最初あたりに書いたやつを今見直すと恥ずかしくてたまらない
412名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 02:24:25 ID:vP1cfg6o
さぁ筆を取って妄想を形にするんだ
リアル鬼ごっこの山田なんとかのように、ひどい文章でも妄想の内容がよければ意外と受け入れられるものだ
文章の体裁なんて書いているうちにわかってくるものだからまず書いてみるんだ

つまり書いて下さいお願いします><
413名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 05:34:54 ID:afbBj/2E
パワポケスレの小説ってLV高いよなぁ…4作位投下したが、自分のは恥ずかしい文章力だぜorz
414名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:35:53 ID:dxJXpOie
別に恥ずがる必要はないさ。他の作者の作品に触れながら文章力は上がらものだから

しかし賑わってるよな。
初スレを知ってる身にとってはこんな雑談も非常に嬉しい
415名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 15:57:05 ID:paRvM+vH
燃料持って来いアパム!
416名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 20:21:52 ID:8+G1FRZ0
誰かに見られる事で文章たりえるなら
見た人はしっかりどこが良くてどこが悪かったか感想書くべきだよな。
それが書く人の上達にもヤル気にもつながるわけだし
417名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:03:07 ID:0dIyY+qb
>>416
そうだよな、全然駄目もっと勉強して来い、とか言う奴は何処が駄目かを言ってやれよと思うよな
書き手に限らず物を作った人間は何処をどう駄目と感じたかを説明されたら
そうか次はそこに注意して作らないとな
って目標も出来るし、それに読んでくれたんだなってこともあって嬉しい
418名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:57:03 ID:JJeRAECj
もっとも、評価するにさえ値しないゲテモノがあるのも事実だが。

それより話題変えようぜ。
出題:グッドエンドがない彼女はどうやって(エロパロ補正で)幸せにするか。
まずは彼女らについて語ってくれ
問1.田中みゆき
問2.才葉さくら
問3.大江和那
419名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:12:07 ID:0dIyY+qb
解1、野球仙人が一晩でやってくれました
解2、ダッ主とさくらは倫理もさくらの幸せも捨て去り、さくらへの愛を選びました
解3、………さあ?

俺のセンスと妄想だとこれが限界だ、もっと面白いか現実的なのをプリーズ!エロイ人!
420名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:16:21 ID:m7vcEi82
カズはクリムゾン展開がやりやすそうなのにラブラブものが多い印象あるなあ
帰ってきて再会記念セクロスとか
421名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:23:11 ID:LZSCvfpO
問3:でかい!
10主人公の大きさはどんぐらいか知らんけど、よくて肩のあたりか、下手をしたら胸か…
422名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:44:56 ID:dxJXpOie
その問にタマちゃんを追加してもらいたい。

さくらは近親相姦で禁断の恋を貫き通して幸せに暮らすって感じがいいんじゃないか?
カズは……真央に影響されて……とか?
423名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:52:19 ID:LZSCvfpO
とはいえ、カズの胸に抱かれる主人公というのもなかなかオツなものかもしれん
424あの男・続:2008/05/19(月) 23:11:50 ID:hsezBnJB
ついやっちまった。今は反省している。
勝手に続きかいてみた。
425あの男・続:2008/05/19(月) 23:13:04 ID:hsezBnJB
シャワーが熱い。ホテルに入った時から続いてるほてりのせいなんだろう。熱いのはシャワーじゃなく、体。
リンの告白を受けてから、俺達はとりあえずリンの宿泊するホテルに向かった。二人きりになれるならどこでもよかったが、こういうときは後腐れのないホテルのほうが都合がいいだろう。
…茜には知らせていない。卑怯なのかもしれないが、知らせたくはなかった。
小波はシャワーを浴び終えて足早にリンのいる部屋へと向かった。あまり一人でいると色々考えてしまってよろしくない。

「あら、早いのね?」
リンは備え付けのイスに座りながらそう言っていたずらっぽく笑う。テーブルにはブランデーのボトルとかなり中身の減ったグラス、それからまだ手のつけられていないグラスが一つ。
「飲んでたの?」
「少しだけね。私もシャワー浴びちゃうから。それ、あなたの分」
「ん、ありがとう」
小波はリンが座っていたイスの向かいのイスに座り彼女の入れてくれた酒を口にする。
「…結構きついなあ。つーかせっかく入れてくれたんならすこし待ってくれればよかったのに…」
まあ、そんなところもリンらしい。と思いながら小波はグラスを傾ける。だが、一人で居るとやはり考えてしまう。
リンと小波は、普通の恋人同士ではない。リンが小波を想う気持ちは本物だし、小波もリンを受け入れた。だが両想いでも、結局は―
そこまで考えて小波は一気に酒をあおる。飲み干せずに少しだけ残ったが、酒のきつさで少しだけ気がまぎれた。余計に体はほてってしまったが。
そうこうしているうちに、バスルームの扉の開く音がした。
426あの男・続:2008/05/19(月) 23:15:29 ID:hsezBnJB
「…おまたせ」
髪を濡らし、バスローブの上からでもわかる豊かな体を少し赤らめながら、リンはそのままベッドに座る。
「結構長かったね」
「あら、私だって少しくらい気を使うわよ?」
小波は冗談を言って笑うリンの隣に座り、ゆっくりと肩を抱く。その手を髪に持っていき、撫でる。空いた手で彼女の手を握る。静かな愛撫でリンとの距離を近くしていく。リンはされるまま小波に体を預けていた。
だいぶ雰囲気になじんできたあたりで、小波は自分の胸に頭を埋めるリンにたずねる。
「リン…本当に…いいのか?」
リンは顔を上げて、自分を包んでいる彼の最後の確認に答えた。
「ええ…お願い」

返事を聞くと小波はリンの顎に指を添えて、彼女に口付けた。最初は浅く、唇をついばむように。次第に、深く。舌を使って、彼女の歯を、舌を、上あごを撫で回す。
「はっ……ふうっ」
息継ぎをするたびにリンの口から小さな喘ぎがもれる。普段冷静なリンの発する荒い息使いが、小波を興奮させていく。
「んっ………はっ…あっ……んっ」
しばらくしてゆっくりと口を離す。時間にすればものの5分も立っていないだろうに、今日一番濃厚な時間に感じられた。
「はぁっ……すごい、のね」
息を切らして自分を見上げるリンは、いままで小波の知らなかった顔だった。
バスローブをはだけさせ、汗ばんだ豊満な胸を晒しながら頬を染め目を潤ませて自分を見上げるリンは、小波の知る彼女の姿からは想像もつかないくらい無防備で、自分を興奮させる「女」だった。
「リン…」
小波はゆっくりとリンを押し倒し、中途半端に彼女を隠すバスローブに手をかけた。少しだけ覗く彼女の白い肩や肉感的な脚が、雄の本能を刺激する。
「ねえ……」
「?」
「優しくして…」
小波は柔らかに笑いかけ、彼女の額にキスをした。

427あの男・続:2008/05/19(月) 23:16:59 ID:hsezBnJB
バスローブを脱がしていくと、黒の下着一枚だけ身に着けたリンの体が現れた。胸に何もつけていなかったので下をはいているのは少し意外だった。
「あれ、下は付けてたんだ」
「…さすがにそんな度胸は無いわよ」
リンは顔を紅くして小波から背ける。そのしぐさが普段からは考えられないくらい可愛らしくて、小波の頬を緩ませた。
「じゃ…脱がすよ?」
小波はリンの下着に手をかけたが、
「ま、まって!……その……あなたも、脱いで」
一層顔を赤らめたリンが彼の手を制しながらそう懇願する。あまりに初心なしぐさのため、小波は思わず吹き出してしまった。
「なっ……笑わないでよ」
「ごめんごめん。あんまり可愛いからさ。ひょっとしてあんまり経験ないの?」
「…………」
「よっ……ほら、これでいい?」
小波は会話のうちに服をすべて脱ぎ、リンに笑いかけた。
「……うん」
「じゃ……するよ」
小波はリンの下着を取り払い、じっくりと彼女の体を眺めた。白い肌、豊満な胸、くびれのライン、細い脚……絵画から抜け出たような美しい肢体に、思わず言葉を失った。
「………綺麗だ」
「ふふっ……ありがと」
そんな小波を見てリンも落ち着いたのだろう、いつものいたずらっぽい笑みを浮かべていた。
小波はリンの首に吸い付いた。痕をつけながら舌を這わせ、体を撫でていく。
「はうぅ……んっ」
「リン……声出して」
「ふぁっ……でも……」
「いいから。聞きたい」
428あの男・続:2008/05/19(月) 23:18:59 ID:hsezBnJB
そう言っているうちに小波の唇ははリンの乳首にたどり着いた。胸を下から押しあげるようにもみながら乳首を吸い、舌で弾く。するとリンの反応が明らかに変わる。
「あっ!…やあっ……あん!」
「リン、胸好き?」
「し、しらな……はうっ!!」
小波の手はすでに濡れ始めた彼女の秘所に伸びていた。膣口を擦るように指をすべらせ、クリトリスをそっとつまむ。
「やあっ!あっ、あっそ、それ、だめ!!」
「リン……可愛い」
「な、なにをっ……ひゃうっ!!」
小波は耳元でリンに囁きながら、膣内に指を入れ、クリトリスの皮を剥き、直接刺激していく。徐々にペースを速めて。膣内の天井を擦り、むき出しのクリトリスを親指で擦る。
「あんっ!まって、ホントに、も、もうっ…」
「リン……大好きだ」
「―――――っ!!!!!〜〜!!」
甘い言葉を囁かれながら、リンは数度痙攣し絶頂に達した。

429あの男・続:2008/05/19(月) 23:20:31 ID:hsezBnJB
すまん、偉そうなこと言ってまだここまでしか書いてないんだぜ。
なるべく早いうちに書き上げるんで許して欲しい。
430名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:24:23 ID:LZSCvfpO
GJなんだぜ
431名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:25:03 ID:EFrPGKFK
べ、別に続きなんて読みたくなんかないわよっ!
432名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:19:43 ID:3YkPoWdF
投下乙です。

ヤシャを投下します。昔投下した「楽園」の続きです

前回のあらすじ
サトミタケミソラでハーレムが結成されてヤシャがそれに加わりそうなところで終了
433続楽園:2008/05/20(火) 00:20:37 ID:3YkPoWdF
 嵐の後の静けさ。
そんな言葉があるわけではないが、
今の状況を一言で表すならその言葉がふさわしいだろう。
そんなことを思いながら、
サトミは妙な沈黙に包まれた酒場を見渡した。
 斬り傷がある薄汚れた壁や、カウンターに置かれている割れた瓶。
体重をかけるとひどく傾くテーブル、天井の汚れた電球。
目にはいるものすべてが、酒場にふさわしいものなのだろう。
 もっとも、いる人間がふさわしいかというと微妙だろう。
タケミも、ミソラも、おそらく自分も、
酒場にいる人種に見えないことは明白なのだから。
「……はぁ」
 溜息をついて、テーブルの向かいの席を見つめる。
そこには先ほどの嵐の中心と言えたタケミが、
いつのまにかテーブルに座って何かを――恐らくパワポケが
頼んでいたものだろう――飲んでいた。
その隣では、先ほどまでぽかんとつっ立っていたミソラが、
テーブルに座って、なんだか複雑な表情でぼうっとしている。
(……お腹空いたわね)
 空腹をごまかすために、何か口にしたかったのだが、
目の前にあるコップの中身は空だった。
 かすかな苛立ちを押さえながら 指で取っ手をいじり、つぶやく。
「……これから、どうしようかしら」
「え? 決まってるじゃん」
 小さなつぶやきんに、タケミは瞬時に反応して、
『何言ってるんだろう、サトミは』
とでも言いたげな瞳で、こちらに微笑みかけてきた。
 そのむやみに楽しそうな顔を半眼で睨みながら、聞く。
「なにが決まってるの?」
「そりゃあ、もう!」
 椅子の上に立ち上がって、タケミは右手をまっすぐと二階の方向に向けた。
その先からは、ぎしぎしと揺れる音が聞こえてくる――ような気がする。
「覗きに行くしかないでしょ!」
「……へ?」
 タケミの言葉の意味が理解できずに、サトミは二度瞬きをした。
聞き間違えたのだろうか、そう思って隣を見ると、ミソラの驚いた顔。
 ……どうやら聞き間違えたわけではないらしい。
「それって、なんとなく駄目だと思うんですけど」
 呆けたミソラの声。
 なんとなく、ではない。駄目に決まっている。
 そう思ったのだが、ミソラにそれを言っても意味はないだろうと、
サトミはタケミにつぶやいた。
「……いくらなんでも、野暮ってものでしょ。放っておきなさいよ」
 ひらひらと手を動かして、呆れを隠すことなく告げる。
だが、タケミはこちらの言葉に動揺する様子をかけらも見せず。
「わかってないなぁ、二人とも」
 いったん両手を広げた後、すぐに自身の身体を抱きしめ、
そのままくねくねと動き始めた。
なんとなく、小芝居が始まる予感がして、サトミはコップを口元にあてる。
「『ヤシャ! 好きだ! 愛してる!』
『ウチも……』『んっ……!!』『んちゅ、ちゅっ』」
「あ、タケミさん物まね上手いですね」
 そのままコップを傾けるが、液体が口に届くことはない。
先ほど空なのを確認したばかりなのだから、あたり前である。
 まあ、あくまで飲んでいるふりをして、
聞き流すことが目的なのだから、意味のない行動ではないが。
434続楽園:2008/05/20(火) 00:21:12 ID:3YkPoWdF
「(中略)『あっあっあっ』『出すぞ!』
『あぅっ、いく、いく……ん!』」
 事実、サトミの興味がそれているのを見てか、
タケミはミソラの方を向いて小芝居を続けている。
 しかし、こんな時間帯の酒場で、
情事のモノマネを始めるタケミはなんなのだろうか。
 答えはすぐに出た。
 痴女、だ。
「『くぅ! ん!』『んむぅー!!!!』
どくっ、どくっ!『あ……ぅ、いっぱいや……んぅ……ふぁ』
……とまあ、こんな風になったら困るじゃん?」
「…………」
 喋り終えて、痴女が何かに勝ち誇ったような顔でこっちを向く。
いろいろと言いたいことはあったのだが、
サトミは何も言わずに視線を逸らす、が。
「……それは困りますね」
「困るんだ」
 ミソラが同意したのを聞いて、思わず声が出る。
痴女はそれを見て、うんうんと満足そうに首を振った。
「困るよね、困るから覗きにいかないとね」
「そうですね、困りますね、困るから覗きにいかないといけませんね」
「何に困るって言うのよ……」
 半眼でつぶやくが、
聞き流されるだろうということは何となくわかっていた。
「さあ、行こうよ! 行ってみたらもう終わってたなんて嫌だし」
 案の定、聞く様子もなく、痴女は椅子を下りて、こちらに手を伸ばしてくる。
その手を掴まずに、サトミは立ち上がった。
「……あのね、いくらなんでもヤシャが可哀そうよ。
あの子はパワポケさんと会うの久しぶりなんだし、
ちょっとぐらい二人きりにさせてもいいじゃない」
「あ、大人の意見です」
「……うーん、まあそうかもしれないけど」
 そのまま思ったことを言う。
意気消沈した二人を尻目に、サトミは歩き出す。
彼が他の女性を愛している建物で食事をしたくない。
そんなことを思って、玄関に向かったのだ、が。
「ちょっとまった!」
「……何?」
 タケミの制止する声に振り返る。
説得される気なんて毛頭なく、ただ振り返っただけ。
「サトミはまだ経験が少ないんだし、
えっちをしてる所を見て経験を積むのは悪いことじゃないと思わない?
上手くなればなるだけ、パワポケさんをメロメロにできるんだし」
「……………………」
 タケミのセリフに何も返さずに、
サトミは酒場の入り口へ再び顔を向ける。
そして。
「…………覗くなら、外からにしましょう。
入口からだと、ばれる可能性が高いわ。
あの部屋、すぐそばに大きな木があったから、
登るのに苦労はしないと思うし」
「へ?」
「……え?」
 間の抜けた二人の声に、どなり声を返す。
「ほら、早く! ぐずぐずしてる暇はないわよ!」
「あ、うん!」
「はい!」
 まあ、そんな感じで三人は外に飛び出した。
435続楽園:2008/05/20(火) 00:21:50 ID:3YkPoWdF
「あ、あかんって……」
「ん?」
 時は少しだけ巻き戻り、昨夜の騒ぎの残り香が鼻をくすぐる薄暗い部屋。
パワポケはヤシャをベッドに横たえて、彼女の身体の上に覆いかぶさり、
火照った体を彼女に擦りつけていた。
「ひっ!」
 チャイナドレスのスリットから手を差し込み、太ももを撫でる。
筋肉が付いた固めの足ではあるが、触りごたえとしては極上であるし、
すべすべでやわらかく、少し汗ばんで吸いつく肌は、
ヤシャが特上の女であることを確かに教えてくれる。
「何が駄目なんだ?」
「うっ……ん、そ、その、ウチは……ひぅ!」
 首筋に息を吹きかけ、軽くついばんだ。
声にならない喘ぎを上げながら、ヤシャは体を震わせている。
 媚薬は十分すぎるほどに、彼女の身体を淫らなものにしていた。
潤んだ瞳は、悪魔のささやきにも似た誘惑を発し、
とくとくと伝わる激しい鼓動は、
その鼓動をより激しくしたいとパワポケの煩悩を強くしてくる。
「そ、そやから……ウチは、身体大きいし」
 言い訳じみた、若干的を外れた言葉とともに、視線を逸らすヤシャ。
そういえば、初対面の時、そのことでオチタ君ともめていたな。
そんなことを思い出して、懐かしい気持ちで笑みを浮かべる。
「……うぅ」
 小さく唸りながら、ヤシャはこちらを睨みつけてきた。
どうやら笑ったことが、気にいらなかったらしい。
可愛らしく膨れ上がったほっぺたへ口づけをする。
さすがに鍛えようがないのか、とても柔らかかった。
「そうだな、そんなところも含めて、魅力的だ」
「……ぅ」
 偽りない本心の言葉に、真っ赤に顔を染めるヤシャ。
だが、それでも自身がないのか、視線を迷わせて小さくつぶやく。
「い、いや、けど身体硬くて、ごついやん。さわっても面白く……」
「なにを馬鹿な、こんないい身体が面白くないわけないだろ」
「う……」
 自ら口にした言葉に誘われるように、胸元に手を伸ばす。
服の上からでも確かにわかるかたまりがそこにあった。
 脳裏に浮かぶ、昨夜のミソラの身体。
まな板より少しマシ、本当に少しだけマシな膨らみの彼女に比べたら、
ヤシャは巨乳とさえいえるかもしれない。
「あっ、あかんって……」
 その胸を直接触りたくて、コナミはヤシャを脱がし始めた。
脇のボタンを外して上半身をあらわにし、薄い赤の下着を乱暴に放り捨てる。
「あ……ぅ」
 ところどころ汗で光る、二つの胸が小さく震えた。
羞恥に真っ赤になるヤシャの頬、それと同じ色をした突起に口を近づける。
「!」
 びくり、と体を震わせるヤシャ。
すでに固くなっているそれを唇で挟み、舌で回りをちろちろと舐めながら、
空いた手を再びスリットの中へ入れて、尻へ伸ばす。
436続楽園:2008/05/20(火) 00:22:17 ID:3YkPoWdF
「う……ぁ……んっ」
 触れたのは下着の感触……ではなく、温かく、少し湿った地肌だった。
周りをいろいろまさぐると、
(まあ、この服じゃあ、こういう下着がぴったりだよなぁ)
 布地があるのは全面の股の部分だけ、つまりT-バック。
おそらく、スリットから下着が見えるのを恐れてなのだろう。
思い起こせば、戦闘で激しい運動をしていた割には、
ほんの数回しか、赤や白を見た記憶がない。
エロい下着を脱がせる楽しみが増えたことを喜びながら、
パワポケはわさわさと尻をまさぐった。
柔らかな脂肪と、弾力のある筋肉がほどよく混ざって
良い塩梅を生み出している、素晴らしい尻である。
「はぁ、はぁ……んっ」
 荒い息を吐き始めるヤシャ。
いつの間にか、彼女の手はこちらの股間へと延びていた。
ズボンの上からゆっくりと、固くなった肉棒を刺激してくる。
 どこか怖れるような手つきに疑問を感じて、
パワポケは胸元から口を離した。
「……もしかして、初めてなのか?」
 尻を手でもみ続けつつ問いかけると、
ヤシャは唇をかみしめてそっぽを向いた。
……デリカシーの無い質問だったかと、少し反省。
「……しゃあないやろ、たいていの男はウチ見たらそっぽ向くし。
ウチを恐れんのも……まあ、ロクなヤツがおらんかったし」
 ぼそぼそと、つぶやくヤシャ。
まあ確かに、高身長なうえに、犯罪組織の武闘派ともなれば、
気後れする男も多いのだろう。尻をつねりつつそんなことを思う。
「世間の男どもは見る目がないな、こんないい女を放っておくなんて」
 瞳を見つめながら、そんな言葉を口に出し、同時に尻の割れ目をなぞる。
「んっ! …………そやろ?」
 後ろの穴に指が触れて、少しだけ身もだえしたヤシャは、
恥ずかしそうに目を細めて、小さく微笑んできた。
 その非常に魅力的な女の笑みに、思わず心臓が高鳴る。
「……あっ、あ、あかんって! そっちは!」
 再び乳房に喰らいつくと同時に、
手を尻の後ろから前方へとゆっくりすすめていく。
目指している個所がどこかわかっているのか、
ヤシャは懸命に止めようとしてきている。
だが、本心では触れられたいと望んでいるのか、抵抗は非常に弱い。
「はぁ、はぁ……あ!」
 股の内側はすでに愛液でびっしょりと濡れていた、
川をさかのぼるように、液が流れてくる先へと指を進める。
 進めていく間にも、押して、つねって、爪を立てて刺激。
ヤシャはそのたびに身体を小さく震わせて、
パワポケの頭を強く抱きしめてきた。
……少し、いや、かなり痛い。
437続楽園:2008/05/20(火) 00:22:44 ID:3YkPoWdF
「や、やめい言うとるのに……ふぁ!」
 そして触れる濡れた布。その上から優しく恥丘を撫でる。
指先に、熱く、べとべとした愛液が絡みつく。
柔らかく、熱く濡れた感触を楽しみながら、秘裂を優しくなぞった。
「ふぅ……ふぅ、っ!」
 自らの口元に手をあてたのか、ヤシャの喘ぎ声が小さくなった。
そんな反応は可愛らしいのだが、欲望に支配された頭は嬌声を聞きたがっている。
「いっ!」
 すでに固くなっている豆を指の腹で押す。
同時に苦しそうな悲鳴が聞こえて、胸元から視線を上向ける。
ヤシャは苦しそうな顔で、首をいやいやと振っていた。
布一枚隔てているとはいえ、
薬の影響があってか、かなり敏感になっているらしい。
……もっとも、快楽も感じているのだろう。彼女の顔はどこか恍惚としているが。
(……まあ、また後で攻めることにしよう)
 そう思って、パワポケは再び尻へと手をまわした。
強すぎず、弱すぎない弾力に、やはり素晴らしい尻だな、と顔がにやける。
「あ、あのさ。や、やっぱやめよう?
なんかうちの身体変になっとるし、みんなに悪いし」
 こちらのにやけた顔を見てか、
ヤシャは目を白黒とさせながら懸命に拒んできた。
じっとりと濡れた身体とは裏腹な言葉。全く説得力がない。
 小さな苦笑を返して、パワポケは。
「んむ!」
 胸元から口を離し、唇を奪った。
 熱い、柔らかい、ぷるぷるとした唇を、唇で噛む。
驚きに目を大きく開くヤシャを見つめながら、舌をゆっくりと差し込んでいく。
初めに触れたのは歯、彼女がその気になればこちらの舌を傷つけることのできる歯。
 それを舌で押す、上と下の歯の隙間にねじ込むように。
ただもっと深く彼女の中に入りたくて、強く、強く押す。
「ん……」
 観念したのか、ヤシャが目を閉じて、食いしばった歯を緩める。
触れる舌と舌。唇より熱く、柔らかく、ぬめりを帯びている舌。
 伝わる熱が身体を犯していくのを感じながら、舌で口内を蹂躙していく。
舌に絡め、歯茎をつつき、頬の肉を削りとるように舐める。
「!」
 そして唾液を、自らの身体の一部ともいえる体液を送りこんだ。
彼女の熱が自分のものとなり、自分の熱が彼女のものとなっていく。
それがどうしようもなく興奮を呼んで、たまらずズボンのジッパーを下ろし、
熱くたぎる凶器をスリットの隙間から太ももに擦りつけた。
射精しそうになるのをこらえながら先走った液体を肌に塗っていく。
「……んっ、んん!!」
 獣じみた液体を擦りつけられたからか、
ヤシャは少し怯えたように身体を震わせた。
彼女はそのまま視線をちらりと下方に向けたが、
恐怖に負けたのか、固く眼を閉じてしまう。
(……ずいぶん可愛らしい反応するんだな)
 ヤシャの見せた弱く、可愛らしい一面に強い愛情を覚え、
パワポケはさらに強く彼女の頭を引き寄せる。
「んー! んぅむ、ん!」
 途端に開かれる眼、そしてヤシャは、受け止めるだけだった舌を、
こちらの口内に侵入させてきた。
 そのままパワポケがしたのと同じように――いや、
同じ動きではあるのだが、かなりたどたどしく舌を動かしてくる。
攻められっぱなしなのが嫌だったのかもしれない。
そんな必死な動きがほほえましく、
パワポケは笑みの形に目を細めた。
438続楽園:2008/05/20(火) 00:23:15 ID:3YkPoWdF
「ぷはっ……はぁ、はぁ……」
 唇を離す。互いに荒い息を吐き、見つめあう。
唾液の糸が、ヤシャの赤く染まった頬に落ちた。
それを指でなぞる。頬を濡らす液体の感触のせいか、
彼女は小さく体を震わせた。
「あー……えっと、なんか、なぁ?」
 ヤシャの口から、意味のない単語が漏れる。
彼女の瞳には、いまだ戸惑いの色が見えた。
「……まあ、細かいことは終わった後考えろって。
こういうときは楽しんだもの勝ちだ」
 頬をにやけさせながら、パワポケが囁くと、
少し呆れたようにヤシャは、こちらを睨みつけてきた。
「……なんや、知らん間にずいぶん悪党になったんやな」
「はっはっはっはっ」
「いや、笑えへんって……んっ!」
 わざとらしく笑い、眉をひそめるヤシャの首筋に軽いキス、
肌に浮かぶ珠の雫を、一つずつ舌ですくっていく。
「……まあ、ええわ。ウチも腹くくることにする。
 そんなは挑戦的なセリフと同時に、
ヤシャはこちらの首筋を撫でてきた。
熱をもった長い指が、首の動脈に触れる。
背筋に小さな痺れ、敏感になっているのはヤシャの身体だけではなかった。
「ずいぶん、どきどきしとるんやな……」
 満足したのか、手は動脈から離れ、だんだんと下に降りていく。
筋肉を確かめるように指で押しながら、首から胸元へ、胸元から臍へ、臍から局部へ。
彼女の手は少し固い感触だったが、
それでも優しいその手つきは柔らかさを感じた。
「……! この、熱いのが……な、なんかぬるっと……」
 ヤシャの手がようやくこちらのモノに触れたのと同時に、
パワポケは再び胸にむしゃぶりついた。
「ひぁ! うぁっ、んっ……んぁ!」
 小さく唸りながら、びくびくと身体を震わせるヤシャ。
だが、こちらの急所を握っているのを忘れておらず。
「お、大きくて、固いんやなぁ……」
 そんなことを呟きながら、必死に手で刺激を与えてくる。
だが、パワポケはそれにひるむことなく、胸を舌で犯し続けた。
突起に吸いつき、歯形をつけ、唾液で汚す。
右手を背中に回し、触れたかどうかもわからないほど軽く、
背中の凹凸にあわせて動かしていく。
左手は下半身に伸ばし、熱い液体が漏れ出している個所を、優しく刺激した。
「っ……!! ず、ずるいやん……上手すぎ、ぁぅ!……」
 悶えるヤシャ、パワポケも一物を触られていて気持ちいいのは確かなのだが、
……彼女はあまりにも下手すぎた。
 潰してしまうことを恐れているのか、あまり強く握ってこない。
動かしたら引き抜いてしまうとでも思っているのか、動作も鈍い。
「あっ、あっ! あんっ、あん!」
 互いの技術の差は、時間がたつほどに顕著になった。
ヤシャは快楽に身をゆだねはじめ、ついに手の動きを止める。
だがパワポケは腰を動かし、彼女の手へモノを擦りつけた。
 先走った液により、ぬめりを帯びた手の感触が、とても心地よい。
「ひゃああああぁぁぁ?! ……あっ、あぁ……」
 そして先ほどヤシャが強い痛みに顔をゆがめていた箇所。
クリトリスを撫でると、彼女は今まで
聞いたこともないような甲高い悲鳴をあげた。
攻める手を止め、様子を見る。
ヤシャは身体を大きく三度、痙攣させて、熱のこもった吐息をこぼした。
439続楽園:2008/05/20(火) 00:23:38 ID:3YkPoWdF
「……イったのか?」
 意地悪い微笑みを浮かべながら、聞いてみると、
焦点の定まらない瞳で、ヤシャはつぶやく。
「……ふぁ、なんか、変やったけど……イってはない」
 息も絶え絶えに、首を横に振るヤシャ。
どう見ても絶頂を迎えてた感じだったのだが、
……一方的ににイかされたのが、悔しいのかもしれない。
そう思いついて、彼女のプライドを尊重し、
これ以上パワポケは何も言わないことにした、が。
「……へ?」
 ヤシャが呆けてる隙に、
下半身へと頭を移動させ、スリットをめくり、頭を突っ込んだ。
暗い視界の中に見える下着、鼻に届くのは、
女性器からの淫猥な――良い、
と言うよりも欲を昇らせることに特化した――香り。
「そ、そんなとこ嗅がんといて……
恥ずかしくてどうにかなりそうや」
「ふんふんふん」
「うぅ…………ん!」
 わざと鼻息を荒くしながら、パワポケは顔をぬれた布に押し付けてみた。
初めに感じたのは熱さ。次に柔らかさ。
それを少しの間満喫した後、手を伸ばし、一気に下着をおろした。
「うぅ、見られとる……」
 ほとばしる熱気と、強くなる香りに、股間のモノがより熱くなる。
暗くてはっきりとは見えないのだが、
生い茂った陰毛が確かにそこにあった。
大量に生えている、と言うほどでもないものの、
昨日の女性たちよりも濃い。
身体の大きさに関係あるのだろうか?
少し気になったが、問いかけることはしなかった。
「や、やっぱり……舐めるん?」
 ひとさし指の腹で柔丘を撫でていると、そんな言葉が聞こえた。
いろいろと知識はあるらしい。まあ、職業的に当り前なのだろうが。
「っ!」
 言葉を返さず、太ももに伝う愛液を、かぶりつくように味わい始める。
聞こえる小さな嬌声に勢いをもらい、一気に秘所へと舌を伸ばした。
「あんまり、音たてるのは……やんっ、あっ!」
 びらびらを指で広げて、舌で蜜をひたすらすくっていく。
唾液と蜜が混じり、さらにべとべとになった。
火傷しそうなほど火照った入口は、
快楽を与えることができているのが確信できるほどいやらしく蠢く。
「う゛ぁっ!」
 もういいだろうと、膣内に舌を差し込んでみるが、
抵抗が強く、少ししか侵入することができない。
 一度十分に弛緩したヤシャの身体ではあるが、
羞恥心によってか、固まっているようだった。
「あ゛っ! い、いたい……優しく、あ゛ぁ!」
 それならば、と、すでに露出している突起周りを舌で攻めていく。
同時に右手の人差し指を入り口へ押し付け、ゆっくり侵入させた。
「はぁ、はぁ……なんか、変に……あっ……」
 できるだけ優しい舌の動きにしよう、そう心掛けていると、
ヤシャの口から洩れる声が変化してきた。
痛みを訴えることなく、穏やかなあえぎ声を上げ始めたのだ。
熱く、締め付けられる指。
その中にモノを入れることを想像して、
熱を吐き出しそうになってしまう。
 ……もう我慢することはできそうになかった。
440続楽園:2008/05/20(火) 00:24:29 ID:3YkPoWdF
「〜〜〜〜〜!!!!!」
 前戯の締めに、クリトリスを吸い上げた瞬間。痙攣する身体。
だがヤシャは声を上げなかった、何故我慢したのかはよく分からない。
だが、二度大きく跳ねた後、余韻を感じているように震える太ももが、
絶頂を迎えたのをわかりやすく教えてくれたが。
(……よし)
 服の下から顔を出し、ヤシャの様子をうかがう。
眼を覆い隠すように腕を置き、荒く呼吸している姿が見えた。
「そろそろ、挿れてもいいか?」
「はぁ、ふぁ、はぁ…………」
 聞いているかどうか自信はなかったが、
彼女が何の反応も見せなかったため、
パワポケは身体を離し、一気に服を脱いだ。
「ふぁ、はぁ、はぁ、はぁぁ……」
 天を指す一物を、彼女に向けて、
意味もなくぶらぶらとそれを揺らしてみた。
先走りが一滴落ちて、ヤシャのチャイナドレスを汚す。
そういえば汚しても大丈夫なのか聞いていなかったな、とか考えていると。
強い雄の匂いに気づいたのか、ヤシャが腕をどけてこちらを見た。
「へ?!」
 大きく開かれる瞳。明らかな驚きを見せながら、わめく。
「あ、あんな? いくらウチの身体が大きいっても、
そんなの入るわけないやん?!
ちょ、ちょっと大きすぎるっていうか、な?」
 手を顔の前でぶんぶんと横に振り、
慌てて後ずさりしようとするヤシャ。
 今ままで手で触っていたのに、そんなに驚くこともないとは思う。
 ……まあ、初々しい反応で可愛いからいいのだが。
「……ミソラには入ったぞ?」
「うそやっ?!」
 小さい小さい身体の少女の名前を告げると、
ヤシャはこの世の終わりのような表情で叫びをあげて、眼を閉じた。
 彼女はそのまま十秒ほど、考えるように眉をひそめて。
「あー…………優しくしてな?」
 潤んだ眼でこちらを見た。同時に耳に届く欲情した声。
「もちろんだ!」
「あ、ちょっと、や、破らんといてな? ……ん」
 即答して飛びかかり、そのまま乱暴に脱がし始める。
服を着ている(しかもチャイナドレス!)ヤシャとするのも良いとは思ったのだが、
生まれたままの姿も、是非見てみたかったのだ。
「……ほぅ」
 割と簡単に脱がしたあとに、思わずもれる感嘆のため息。
女らしさが無い、と常日頃言っているヤシャではあったが、
そんなことはまったくなかった。
 戦いのために作られた身体ではあることは確かだが。
柔らかな身体の曲線。立ち昇る汗とほんの少しの香水が混じった匂い。
潤んだ瞳。朱に染まる肌。
 全てがあまりに女らし過ぎる。
「……?」
 不思議そうな、そして少し不安そうな表情ののヤシャ。
不安をかき消すために、もう一度唇に軽いキス。
「ん…………」
 足を開かせて、入口にモノを当てる。触れる熱い感触、
ヤシャはわずかに身じろぎしたものの、逃げることはしなかった。
「……な、なんか緊張するなぁ」
「大丈夫だって、落ち着け。深呼吸、深呼吸」
「う、うん……すぅ、はぁ……」
 こちらの言葉に素直に従い、ヤシャが深呼吸をした瞬間。
ガラスを叩くような、小さな音が耳に届いた。
視線を音が聞こえてきた方向――部屋の窓に向ける。
441続楽園:2008/05/20(火) 00:25:10 ID:3YkPoWdF
「…………へ?」
『…………!! ……!!!』
 窓のすぐ外に、何故かサトミがいた。
眉を吊り上げながらこちらに向けて何かを喋っている。
「……? どうしたん?」
 ヤシャもつられて窓の方を見るが、寸前でサトミは姿は消していた。
安堵しつつ、サトミが音をたてた理由を考える。
「いや…………あ、そういえば」
 そしてタケミから避妊具を渡されていたことを思い出し、ポケットを探る。
素早く装着、準備完了。
「あ……なんか、ほんまにするんやな……」
「ああ……」
 もじもじと、身体を動かしながらつぶやくヤシャ。
軽く微笑みかけて、もう一度入り口に押し当てる。
「……」
 ヤシャが小さく頷いた瞬間、一気に腰を前に進めた。
「い゛っ、たあああああああぁあ!!?!!」
 絶叫が宿の一室にこだまし、男根が肉の壺に包まれる。
最初に感じたのは痛みだった。
昨日のミソラとはまた異なる強い締め付けによる、痛み。
遅れて感じる熱さ、うねる肉の感触。
だんだんと、頭の中が白くなっていく。
「……っ、い、痛い、けど……だいじょ……やっぱ痛い……」
 涙を一粒流して、ヤシャはベッドのシーツを握りしめていた。
優しくするべきだとはわかっていた、はずなのに、
精液を出したいという強い欲望を止めることができず。
「っ!!! あっ、い゛っ! あっ!!」
 パワポケは腰を動かし始めた。激しく、強く。
 痛みにヤシャの顔が歪む。それを見て、
嗜虐心による愉悦に酔いながら、ひたすらに腰を動かす。
「ヤシャ……ヤシャ……」
「う゛ぅっ! あ゛あ! やめぇ! い゛っ!?」
 身体にかかる足が暴れるが、それを力で抑え込み、腰をぶつける。
肉をぶつけるたびに、美しいヤシャの身体が汚れていく。
彼女の汗は自分の汗と混じって汚れ、
雌の匂いが雄の匂いに汚されていく。
伸ばした手につねられて、肌が爪あとで汚されて。
そして。
「んっ!! ……中で、暴れ……ふぁ……」
 最も汚らしい液体を、奥へ、奥へとねじ込みながら、吐きだした。
苦しみの声を上げながら、膣内で暴れる肉棒の感触に悶えているヤシャ。
快楽の波がゆっくりと引いて、彼女から身体を離す。
彼女の膣内は名残惜しむかのように引きとめてきたが、
それでも小さな水音をたてて、モノは抜けた。
薄い赤の液体が、彼女の股からこぼれおちる。
「はぁ、はぁ、はぁ、……すぅ、はぁ……はぁ……」
 大きい身体を荒い呼吸で波打たせながら、
ヤシャは不満の色強く、こちらを睨んできた。
そのまま、小さな声でつぶやいてくる。
「……夢中に、なってくれたみたいなんは、うれしかったんやけど、
……ちょっと、激しすぎや……ふぅ……」
 少し悲しそうなヤシャを見て、熱が急速に覚めていった。
罪悪感に苛まれて、謝罪の言葉を口にしようとしたのだが。
彼女は小さく身じろぎをして。
「ん? ……ふぁ!!!??!」
 かすれた嬌声を、喉からこぼした。
そのまま手を自らの秘所に当てて艶に満ちた嬌声を叫び始める。
442続楽園:2008/05/20(火) 00:25:49 ID:3YkPoWdF
「あ、熱いぃ! なんなん!? 熱くて、あぅ!!」
「……ヤ、ヤシャ……?」
「う゛〜〜!!! うぁ!」
 先ほどまで、モノが入っていた場所を必死で押さえつけるヤシャ。
彼女の急な変貌に戸惑いを覚えながら、原因を考える。
(……今まで、薬が完璧には効いてなかったのか?)
 有り得ない話、そうは思うのだが、
ベッドから転げ落ちそうなほど身体を悶えさせているヤシャを見ると、
どうも昨日の薬でヨガっていた彼女たちと重なる。
「うぁ! あぅ! あっ、ん゛、あっ!」
 小さく蠢くピンク色の入り口を広げるように、
指で秘所をいじり始めたヤシャを見て、
モノが再び鎌首をあげた。
 ……薬が十分に聞いた今なら、きっと大丈夫だろう。
そう思って、ヤシャの身体に手をかける。
「はぁ、はっ、うぇ?! な、なんなん? ちょ、いややぁ!」
 そのまま身体をひっくり返す、
素晴らしい感触をした尻、その割れ目を手で押し広げる。
「あかんて! やめぃ……いたぁ!?」
 鈍い音。手をベッドのふちに伸ばし、
逃げようともがいたヤシャだったが。
やはり身体がうまく動かなかったのだろう。
彼女は手を滑らせて、頭をベッドにぶつけていた。
そのすきにゴムを隣に置いておいた新しいものに変え、
腰に手をまわして、持ち上げる。
そしてそのままひくひくとモノを待ち続けているように蠢く入口に。
 一気に挿入した。
「あああああああああぁぁぁぁ!!!!!」
 勢いを止めることなく、最奥をつく。
絶叫をあげて、体を震わせるヤシャで、先ほどの醜態を思い出す。
 パワポケは一度動きを止めて、彼女を後ろから抱き締めた。
身体を震わせながら、ヤシャは小さな言葉を紡ぐ。
「うぁ……や、やめい言うたのに……」
けど、なんか、変や……痛いのが、よくなって、
熱くて、痺れるんが、よくて……ふぁ」
「ようするに、気持ちいいんだな?」
「そ、そやけど、う゛ぁ!!!」
 肯定の言葉が聞こえた瞬間、腰を掴んで全力で身体をぶつけ始める。
肉と肉のぶつかる音、それが大きすぎると感じるほどに。
443続楽園:2008/05/20(火) 00:26:25 ID:3YkPoWdF
「んぁ! おく、おくがぁ! やめ、あかん、ややぁ!」
 快楽に翻弄されながらも、こちらの動きを止めようとしてか、
ヤシャは振り返って手を伸ばしてくる。
その手を右手で掴み、引き寄せる。
急に腕を引っ張られて、痛かったのだろう。
彼女の頬に、汗ではない透明の雫がこぼれる。
「あ……」
 左手で彼女の胸を掴み、背中から密着する。
鼓動が伝わり、鼓動を伝えて。
「んぅ……」
 唇を奪う、強く腰を押しつけながら、強く抱きしめる。
行き止まりをモノの先端で刺激しながら、
肌と肌を擦り合わせて一体感を強めていく。
少々良すぎるのだろうか、ヤシャの瞳はとろんと焦点がぼやけていた。
「う……あぁ……あっ!」
 深い口づけを終えると同時に、腕を離す。
ヤシャがベッドに倒れ込んで、肉棒が抜けそうになってしまい。
慌てて腰を前に進めた。
「ん、あ゛っ! ……はぁ、ふぁ……はぁ! ……あっ」
 そしてひたすらに腰を前後させる。
繋がっている部分がどろどろになっていて、
どこからが自分の体なのか、
曖昧になるほどの快楽が襲ってきている。
「あっあっ、あんっ、いくっ、ぁ! あぁあ!! いく! ああぁぁ!!」
 すぐに二度目の限界が訪れるのを感じて、
パワポケは腰を痛いほどに押し付けた。
「ああぁーー!!!! あっ、あぁーーー!」
 そしてヤシャの身体が痙攣したのと同時に、
白濁液の放出をはじめた。
 本能が叫ぶままに、奥へ、奥へ、と注ぐように腰を押し付ける。
「なんか……きた……うぁ……」
 彼女の膣内は精を貪るように、貪欲にモノを締め付けてきた。
長い長い射精、一度精を放ったとは思えないほど、大量に吐き出して。
「あ、はっ、はっ……ふぅ、はっ、はぁ……んっ」
 全てを吐きだした瞬間、快楽の余韻もそこそこに、
パワポケはヤシャの身体に覆いかぶされるように倒れ込んだ。
昨日の疲れが取れていなかったためか、
身体を思うように動かせなくない。
それでも彼女に体重をかけてしまうのが嫌で、なんとか脇に転がる。
「ふぁ……はぁ、はぁ、ふぅ……」
すぐ横に、口から涎を荒い息を漏らしているヤシャの顔があった。
それに手を伸ばして、頭を撫でる。
彼女は意識が朦朧としているのか、眼を開くことはなかった。
(……ん? なんだか、眠く)
 ヤシャの荒い呼吸に誘われるように、頭が眠気に侵されていく。
パワポケは最後に、言ってなかった大切な言葉を思い出し、つぶやいた。
「ヤシャ、……好きだ」
「……ふぁ、ウチも、すきぃ……」
 互いの気持ちを確認して、
満足感を覚えながら、パワポケは意識を夢に沈ませた。
444続楽園:2008/05/20(火) 00:27:27 ID:3YkPoWdF
 場面は変わって、木の上でじっと情事を除いていた三人はと言うと。
『…………』
 途中までは会話の余裕があったのだが、
三人とも、終盤はほとんど無口になっていた。
 赤くなった頬を抑えつつ、サトミは小さく吐息をこぼす。そして。
「……!」
 何とはなしに情事を終えた彼から眼を逸らし、
背後の二人を――いや、
正確に言うならそのうちの一人の表情を見て、思った。
 ヤバい。と。
(……タケミ、まさか)
 所謂『犯る気』な目。
 そんなものが、タケミの顔に怪しく輝いていたのだ。
「っ!!」
 慌てて、すたっと地面に飛び降りる。
少々足が痛かったものの、高さがそれほどでもないことが幸いした。
 頭上から、ミソラの声が届く。
「あれ? サトミさん……ひっ! タ、タケミさん!?
ちょ、こんなところで、いやぁ〜〜!!」
 声はすぐに悲鳴に変わり、葉っぱが一枚目の前に落ちてきた。
 いけにえになったミソラに、内心で謝りつつ。
振り返らずにサトミは逃げ出した。

――――数時間後――――

 夜の酒場。仕事を終えた人間たちが、憩いを求めて集う場所。
 その喧騒の中に身を置くことが、タケミは好きだった。
 男たちが酒に我を忘れるさまを見るのが、面白い。
夢や希望にあふれた自慢話を耳にするのも、面白い。
愚痴をこぼし、主人に慰められる姿を見つのも、面白い。
「♪」
 ようするに、人々が生きている姿を見るのが、とても面白いのだ。
、タケミがくつろいでいると。
「タケ……ミ……」
 病人のような声が聞こえて、タケミはそちらに目を向けた。
「わ、ようやく起きたんだ」
「う……」
 ふらふらと、近づいてくるパワポケ。夜ともなれば酒場は大勢の客でいっぱいだ。
千鳥足で身体を彼らにぶつけて、睨まれながらも、彼はなんとか向かいの席に座る。
「はい、なんかいろいろ混ぜておいた水をどうぞ」
 コップを手渡す。躊躇することなく、彼は一気に半分ほど飲んでしまった。
「ぷはぁ……死ぬかと思った」
「まあ、あんな状態になる薬使って、ご飯も食べてなけりゃ、そうなるよね」
「ああ……綺麗な川の向こう岸で、ラセツが美女と和やかに話してた夢を見たぞ」
「……そ、そうなんだ」
 臨死体験を語る彼に若干ひきながら、タケミはウェイトレスに声をかけて、
適当に消化の良さそうなものを頼む。
丸一日何も食べていないだろう彼には、きっとそういうものがいいと思ったのだ。
「……うん? なんかこの水、美味しいな」
 特製の水を再び口にした彼が、小さくつぶやく。
にんまりとした微笑みを返し、口を開く。
「そりゃ、いろいろ混ぜたからね」
「へぇ…………色々? おい、まさか!?」
「大丈夫だって、悪いようにはならないから」
「……信じるからな」
 ため息を吐くパワポケに、笑いかける。
色々混ぜた。とは言っても、単にレモン果汁やはちみつ、砂糖ぐらいである。
あえて何を混ぜたか言わなかったのは、
彼の反応を楽しみたかっただけなのだ。
445続楽園:2008/05/20(火) 00:28:30 ID:3YkPoWdF
「あ、そういえばヤシャって、まだ寝てるの?」
 問いかけながら階段に視線を向ける。長身痩躯の美女が現れる様子はない。
「いや、ヤシャなら俺が起きてたときには、部屋の隅で槍に話しかけてたぞ」
「……へ?」
 思わず間の抜けた声が口から飛び出す。
彼は頬を描いて、困惑したように眉をひそめた。
「いや、俺が目を覚ます前に荷物にあった酒を飲んだらしくて」
「…………それで、槍に?」
「ああ、なんかぶつぶつと、ちょぴり泣いてたかも」
「……それは放っておいたほうがいいかもね」
「ああ……そういや、サトミとミソラは?」
「……」
 聞かれたくないことを聞かれしまって、タケミは眼を逸らした。
「……なにかあったのか?」
 そのまま問いかけてくる彼を見ることは無く、喋る。
「えっと……サトミは、オチタさんの看病してる」
「オチタくん? 看病?」
「うん、なんかあたしが閉じ込めたとき、
ちょうどディッガーの照明を交換してたらしくてさ。
急に真っ暗になって、食料を探そうにも探せなかったらしくて」
「うわ……」
 悲壮感溢れるパワポケの声。
……後でもう一度謝っておこう、そう思った。
「さっきまであたしが看病してたんだけどさ、
さっきサトミが変わってくれたんだ」
「ふーん……ミソラは?」
「えっと……ごめん」
「?」
 なんとか彼の方向を向いて、謝る。
彼は不思議そうな顔で、こちらを見つめていた。
「いや、ちょっと調子に乗り過ぎじゃってさ」
「調子に?」
「……うん、なんか無性にしたくなって」
「何を?」
「えっち」
「…………」
 絶句する彼から再び眼を逸らし、
タケミはテーブルのコップを手に取った。
鼻に届くミルクの香り。それはミソラの匂いと少し似ていた。
「……とりあえずさ、ミソラの後ろの穴は時間をかけて開発したほうがいいよ。
まだあんまり気持ち良くないみたいだから」 
「…………」
 あっけにとられた顔になった彼を眼の端でとらえて、
タケミは小さく微笑んだ。こんな間の抜けた顔をした男が、
三人+一匹の女性を虜にしている。それが少しおかしかったのだ。
(今さらだけど、これってハーレムだよね?)
 心の中で、誰かに聞いてみる。
彼にとっての、自分にとっての、みんなにとっての楽園。
それを維持するのは、きっと大変なのだろう。
けれど、彼はそれをやり遂げてしまう、そんな確信があった。
 これからも続く楽しい日々を夢見て。
「……あははっ」
「?」
 タケミは笑い、両手を自分のお腹にあてた。
446名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:30:50 ID:3YkPoWdF
終わりです
媚薬って都合がいいアイテムですね
447名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:36:50 ID:BGOx2Uji
長めの作品、GJです!
まとまってるし、文句の付けようがないです。
448名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 06:12:54 ID:WQWiMxr+
GJ!
あとリンとかトウコとかヘルガとかいっそ全員書いてくれ
それをもって楽園は完成する
449名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 07:28:33 ID:iNs/3YN+
>>448
エンディングタイトルは『良い船』ですね
450名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 07:47:43 ID:LSMzlnk+
ほんとGJGJです!
俺もやる気がでてきだぞ
451名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 09:12:37 ID:JWH1HLY1
タケミーーーーー!!!!
愛してるぞーーーーーーーーー!!!!!!!!
452名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 09:52:24 ID:+m8ip8nn
和やかで言い争いも少なく、起こったところですぐ終わる
作品も大盛況
いいスレだなぁ
453名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 17:52:40 ID:KF2UgYPF
なぜ…なぜこんなにエロく書けるんだ……
454名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 18:23:05 ID:LSMzlnk+
俺も知りたい!すっごく知りたい!!
455名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 20:52:23 ID:aNM0/OgE
やっぱカズは裏で幸せになってくれればそれでいいや…
456名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 21:08:44 ID:WQWiMxr+
リンだって裏で主人公といいカンジじゃないか…
457エロ△:2008/05/20(火) 21:37:24 ID:M+2m4e2q
とりあえず初投稿です。後半グダグダになっていますがすいません。
>>416>>417を見て投稿を決意しました。エロ無しですいません。とりあえず改善点を教えてくれれば幸いです。

「はぁ・・・はぁはぁ・・・」
「野郎!少し目を離した好きに!!」

草木も眠る丑三つ時。とある繁華街に怒声と足音が響き渡っていた。
どうやら追われているのは女の子のようだ。女の子といっても高校生くらい。
きっちりとした髪型やキリリとした目つきから、着ている服は汚くても
品位というものを感じさせる。

彼女はひたすら走っていた。なぜなら捕まったら殺されるから。
彼女はひたすら走っていた。なぜならこちらを行くべきだと第6感が騒ぐから。
彼女はひたすら走っていた。なぜなら自分の愛する人に、早く会いたいから。



チュンチュン・・・
翌日の昼過ぎ。彼女は一軒の家の前に立っていた。
家の表札には太い文字で【小波】と書かれている。
しばらく迷っていた彼女は、何かを決心したかのようにインターホンを押す。

ピンポーン・・・・・・ピンポーン・・・・・・・・・ガチャ。
家の中から一人の中年の男性が出てきた。小波の父親だ。

「はいはい・・・小波ですが・・・!!!あれ・・・もしや、瑠璃花ちゃん!?。」
一目でわかったようだ。それほどまでに彼女。南雲瑠璃花は変わっていなかった。
「お久しぶりです。・・・・ところで小波は?」
瑠璃花はあわただしい様子で訪ねる。それほどまでに小波に会いたいと思っているのか、それとも追っ手が気になるのかはわからない。

「ああ、小波なら今は高校だよ。花丸高校っていうところでね・・・って瑠璃花ちゃん??」
ちょっと目を離したときにもう瑠璃花はいなかった。
458エロ△:2008/05/20(火) 21:38:33 ID:M+2m4e2q
場所を聞いたら速攻で花丸高校を目指したのだった。

瑠璃花が花丸高校に着いたのはもう日が暮れてきた夕方。
校門の前で待ち伏せていると、小波と思う男が校門から出てきた。
「!!こなっ・・・・・・・!!!」

声をかけようとした瑠璃花は立ち止まった。
なぜなら小波は女の子と一緒に歩いていたからだ。しかも楽しそうに。
二人で楽しそうに話している。お互いのことも下の名前で呼び合っていた。


「・・・・・・・・・」
しばらくその光景を呆然と見ていた瑠璃花は、しばらくするとその場を足早に
駆け去っていった。

さっきまで瑠璃花が立っていた所には、涙でできた水たまりがあった。


私、馬鹿みたい・・・10年もたてば私の事なんて忘れるに決まっているのに・・・


ガチャッ
「ただいま〜。親父メシメシ!」
小波が家に帰ってきたのは7時過ぎ。
靴を脱ぎ散らして上がると、親父がキッチンから顔をのぞかせた。

「おう、おかえり。飯なら出来てるぞ。ん・・・そういや今日瑠璃花ちゃんが来たぞ。お前会ったか?」

「!!!!!!!な、なんだって!!瑠璃花が!!!!」
小波は驚きと喜びで硬直してしまった。
「ん、その様子じゃ会わなかったみたいだな。いや〜昼過ぎに家に来て、
459エロ△:2008/05/20(火) 21:39:05 ID:M+2m4e2q
すぐに花丸高校に向かっていったぞ。それにしてもあれはやっぱり美人だったな・・・」


「・・・ッ!!」
小波はキッチンを飛び出すと、さっき脱ぎ散らかした靴をはき直して家を飛び出た。
「おい!飯はどうするんだ??」
後ろから親父の声が聞こえたが、小波はそんなこと無視して走っていった。



前は壁。後ろは敵。


「ようやく追い詰めたな。おいマコンデ!・・・・此奴を殺せ。」
瑠璃花は追い詰められていた。あの後幸せ島の兵士に見つかってしまったのだ。
表通りを歩いたのが失敗だった。
「わかりました。ヘルガ様。・・・お前ら、準備しろ!・・・・・・・うブヘェ!!!!」

「!!!」「!!!」     「小波!!!!」
それは一瞬の出来事だった。瑠璃花を助けに来た小波が、マコンデをぶっ飛ばしたのだった。

「貴様・・・何やつよ!!」ヘルガが鬼の形相になって叫ぶ。

「貴様に名乗るななど無い!!!!」大口を切った小波だったが、所詮一人の高校生。
あっというまに囲まれてしまった。

「っち。やっぱり無理だったか・・・」
「威勢だけは良かったがな・・・ふん。いいぞお前ら。引き上げるぞ!!(体を張って女を助ける。か。なかなかいい話だな。)」
460エロ△:2008/05/20(火) 21:39:34 ID:M+2m4e2q
「「??」」小波達の頭に?が浮かぶ。
「え・・・?は・・・はい」
兵士達も疑問下だったが、ヘルガの「さっさとしろ!」という声を聞いて、渋々
引き上げていった。


「・・・・・・なんだったんだ?」
残された小波と瑠璃花は呆然とする。

「・・・まぁそれより、瑠璃花。よかったな。」
「気安く呼ばないでください!あなたには彼女がいるんでしょ!」

「え?」小波は慌てた。なぜならあれは野球部のマネージャーであって彼女なんかではなかったのだ。
「そうだったんですか・・・」弁解すること30分ようやく瑠璃花は小波の言うことを信じた。



「まぁ、嬉しかったよ。瑠璃花が俺のこと覚えていてくれて。俺に彼女がいなくて嬉しかったろ。」
小波がニコッと笑って言う。


その時。
「う・・・う・・・」
瑠璃花が突然うめきだした。
「どうした?泣いているのか?」小波は顔をのぞき込む。」



461エロ△:2008/05/20(火) 21:41:44 ID:M+2m4e2q
      「う、嬉しくなんか無いんですからね!!!」
・・・・・・これから忙しい日々が続きそうだ。

              完
終わりです。
先にも書いたように最後グダグダデスいませんw.
心理表現とか苦手ですのでアドバイスお願いします。

462名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 22:07:04 ID:iNs/3YN+
短編で感動・シリアスものを書くにはそれなりの文力がいる、俺に言えるのはそれだけだ…
463名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 22:42:16 ID:R6U6ONFz
心理表現は適当な本を参考にすればいいから保留するとして
設定の齟齬が多いのが問題だと思う
瑠璃花バッド(優勝できず)なのになぜ親父が生き返ってるのか
(父親って水木のことなのか?水木に対してはダッ主は水木って呼び捨てだったような)
ヘルガを登場させるのは時期的に無理があるはず
(6主がしあわせ島に行ってないルート?)
なにより10年後で高校生っておかしくね?
464名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 22:58:13 ID:UBhoy0ut
サザエさん時空と申したか
465名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 23:30:19 ID:LSMzlnk+
心理描写とか文章力とかは置いといて、改行を忘れるとか文の途中でスレが変わるとか!や?が半角みたいな基本をしっかりとした方がいい。

あとはやっぱり設定かな。
矛盾が無いように組み立てて、後は自分の妄想を最大限に膨らますんだ
466名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 23:53:50 ID:grtma/bY
これから精進すればいい。
最初からうまい奴なんていないしな
467名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:08:47 ID:wm7pPJxv
誤字とか、漢字で書くべき所をひらがなで書いてるとかいう初歩的なミスが気になるな。
何度か自分で読み直して、読みやすい文章を書く事を心がけるべきだと思う。

他は463も言ってるけど
二次創作なんだから、設定は矛盾しないように気をつけるべきだな。

まぁでも表現とかはなかなか良いトコもあるから
その辺を気を付ければもっと良い作品が書けるようになるのでは
468名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:17:47 ID:aC9n709e
見直せば見直すほど気恥ずかしくなるかもしれないが
なぁに、かえって文章力がつく
469名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:31:25 ID:sNlymG1q
段々レベルあがってきて、あせってる俺がいる。
でも雰囲気はいいかんじだな。
470名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 05:38:43 ID:ebnIiXkY
色々と無理があるだろ
ダッ主が小6か中1でモグラーズがホッパーズになったんだから湯田と同期の7主がダッ主であるはずがない。小6から10年経てば大学を卒業するころだし7主の両親は健在。ヘルガも時期的におかしい。設定は慎重に
471名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 08:45:37 ID:L2kK7rYC
何と言うマシンガンアドバイス。
だがこれだけ意見が聞けるのは幸せなもんだよ
472名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 11:25:36 ID:aC9n709e
>>471より設定にうるさい奴は死んでいいよ
473名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 21:26:34 ID:jlRj2adF
同感
474名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 23:18:14 ID:ebnIiXkY
結局るりかが島行きになったのは全部才葉兄のせいだからあんまり気にしなくてもいいか…いや、よくないけど

ところでわん子ってトイレどうやってんだ?
475名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 23:44:39 ID:q0Q2FyfC
そりゃもちろんいn…。そんなことよりなっちゃんを孕ませる話が読みたいです><
476あの男・続:2008/05/22(木) 00:12:04 ID:y1loWZtl
続きです。投下します。
477あの男・続:2008/05/22(木) 00:13:57 ID:y1loWZtl
「リン、気持ちよかった?」
「はあ……はあ……」
返事は聞けなかったが、どうやらちゃんと満足していただけたらしい。
小波はしばらくの間リンの顔を指でなぞりながら彼女が落ち着くのを待っていた。
「もう……激しいって」
しばらくして呼吸の整ったリンが気だるそうに手の甲を額に置きながら言う。
「そう?リンが感じやすいんじゃないかな」
そういって小波はリンの胸をやわやわともみながらニヤニヤ笑う。
「……ねえ、あなたばっかりさわって、ずるい」
「ならばどうしろと」
らしくなくどもりながら言うリンに対し、小波は胸から手をはずしてたずねる。ニヤニヤ顔は崩さずに。
「その……私も…さわっていい?」
「何を?」
その質問にリンは顔を真っ赤にしながらちらっとめあてのモノを見る。そして自分に覆いかぶさっている小波を見上げて
「…いじわる」
上目使いで、小波に訴えた。
478あの男・続:2008/05/22(木) 00:14:40 ID:y1loWZtl
普段見られない表情を十分堪能した小波は満面の笑みで彼女のお願いに答えた。
リンの手をそっと掴んで、そのまま自分のモノまで持っていき、そっと握らせる。
「あっ……こ、これ?」
「そう、それ」
小波はリンの細い指の上から手をそえて、ゆっくりと動かす。
「すごく硬くて……熱い。」
リンもしだいに指を動かしながら小波のモノをさすっていく。指を絡ませ、優しく。
「ちょっ……まって、リン」
「あ……ごめん。痛かった?」
小波のモノに釘付けになっていた視線を彼の顔に戻す。リンの藍色の瞳に彼の苦しそうな顔が映った。
「ごめんなさい……小波くん」
リンはてっきり彼に苦痛を与えてしまったと思い、謝ったが、
「いや、そうじゃなくて……」
「?」
「なんていうか……出そうだったから」
その時リンの顔が変わった。普段の、いたずらっぽい笑みに。
「ふうん?」
リンは試しにモノを握っている手に少し力を込める。
「わっ―ちょ、リン!!」
たまらず小波は腰を引き、リンを制す。が、リンの手は止まらない。
「いいじゃない、私ばっかりしてもらったから…あなたも、気持ちよくなって?」
そのままリンは上下に小波のものをしごき続ける。もたらされる快感に、小波の我慢は利かなかった。
「で、出る、リン!」
小波からほとばしった精液は、リンの手と体にかかり、ベッドのシーツを汚していく。
「ふふ……気持ちよかった?」
お返し、とばかりリンは小波に微笑みかけた。
「はあ……かなわないね」
微笑みかけるリンの唇に、小波はそっとキスを落とした。
「なあ……」
「何?」
「いい?」
小波はリンの肩を抱きながら問いかける。これが、最後の一線。
「うん……お願い」
リンは彼の目を見つめながら、彼を受け入れた。
小波はモノをそっとリンの入り口に添え、腰を進める。
が―――
「痛っ!!」
「あっごめん!!」
亀頭が少し埋まったあたりでリンが痛みを訴え、小波はすぐに抜いた。
「悪い、久しぶりだったんだ?」
「……違う」
その言葉を聞き小波は自分の技術の無さに少し沈むが―
「初めて、よ」
次の言葉で、驚きに変えられた。
「はい!?」
「あら、簡単に体を許すような安い女だと思った?」
リンはやや不機嫌そうに言いながら、小波を抱き寄せて言う。
「本気じゃなきゃ……しないわよ」
「……リン」
小波はリンの顔を優しく手で挟みながら、その気持ちにこたえる。
「リン……さっきの大好き……嘘じゃないから」
「……ありがとう、小波くん……」
もう迷うことはない。あとは交じり合うだけだった。
479あの男・続:2008/05/22(木) 00:15:18 ID:y1loWZtl
「リン、深呼吸して、力ぬいて」
「うん――んっ!」
リンが痛みを感じているのがわかる。だが腰を進めるのを止めはしない。出来るだけ優しく。愛しんで。
彼女が満たされるように。少しずつ。
「はあっ……入った?」
「ああ……入ったよ」
入り終わった後、しばらく小波は彼女の頭を撫でながら、キスを落す。
「ありがとう……落ち着いたわ」
「本当か?我慢はするなよ」
「大丈夫…………来て」
そういったリンは、金の糸のような髪を広げ、藍色の目を潤ませ、うっすらと笑って―
最高に、美しかった。
「はうっ!!」
腰を動かす。快楽か、痛みか。あるいはないまぜになっているのか、リンの顔がゆがむ。
「あっ、あっ、こなっ、こな、みっ、くんっ!!」
結合部からは血が流れ、体が震える。それでも互いに腰を動かし、求め合う。
「リンっ!!……リンっ!!」
「はうっ、こなみっ、くんのがっ……奥、奥までえぇっっ!!!」
どれほど互いを想っていても、一つになりたいと願っても、結ばれることはない。
二人とも、お互いよりも大切に想う人がいるからだ。ならば。
ならば今だけは、深く、深く―――
「こなみくんっ、わたしっ、もう――」
「くっ……リン、俺もっ」
限界が近い付いてきた。情事の終わりは、別れの時。それがわかっているから、二人はより長く繋がろうとする。もっと、一つになりたくて。
「はっ、離れないっ、で!!お願い!!」
リンが小波の腰に足を絡め、力のかぎり抱き寄せる。もっと近くに、最後まで一緒にいたくて。
小波はリンの体をかき抱き口付けて、腰を深く押し入れた。
「っっ—————————!!!!!!」
リンが声にならない悲鳴を上げて絶頂すると同時に、小波は彼女の中に自分のすべてを解き放った。

480あの男・続:2008/05/22(木) 00:15:42 ID:y1loWZtl
「う…ん」
「起きた、リン?」
リンは小波の腕に抱かれたまま目を覚ました。情事のあとすぐに眠ってしまったらしい。
「…ええ。おはよう、小波君」
そのまま彼女はゆっくりと起き上がりテーブルに目をやった。
「…行きましょうか」
「…ああ」
そのまま二人はベッドから出、手早く衣服を着てホテルを出た。
テーブルにはブランデーのボトルと飲みかけのグラスが二つ置いてあった。

春の夜の公園は、まだ少し肌寒かった。時計は2時を回っている。ムリもない。
「…お別れね」
「…ああ」
風がやわらかく、二人の間を吹いていく。
「妹をよろしくね。小波くん」
「ああ。茜は必ず幸せにする」
それを聞くとリンは安心したように笑い、小波に背を向けた。小波も立ち去る彼女の姿を少しだけ見送り、そこから立ち去ろうとする。
強い風が吹いた気がした。
「小波くん!!」
立ち去ろうとした小波にリンの言葉がかけられる。小波は思わず振り向いた。
「――さよなら」
リンはいたずらっぽく笑いながらそう小波に小波に伝え、そのまま今度こそ立ち去った。
小波は立ち去る彼女の姿をずっと見送ったあとゆっくりと空を見上げた。
風が吹く
「あー…ゴミが目に入ったかなあ」
見上げた月が、やけににじんで見えた。
481あの男・続:2008/05/22(木) 00:17:17 ID:y1loWZtl
終わりです。
誤字脱字があったらすいません…
482名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 00:24:43 ID:CG/pDhct
GJ!
最近は投下ラッシュで嬉しいこと♪
483名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 03:34:30 ID:h8bhz441
11に彼女候補で女芸人が出そうだな。
男でも狩野英孝みたいなのが貴田みたいなポジションで出そう。
484名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 18:47:26 ID:UZQMQFiR
GJっす!
終わり方かっけぇ…こっちまで目にゴミが…
485名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 22:17:22 ID:ugQx3T0A
>>418
遅レススマン。
さくらで考えてみた。しかし、文章に出来そうにないのでプロットっぽく投下。(実際のさくら√とはラストが若干異なりますが御了承下さい)

さくら√のラストで才葉だけには真実を話す小波。才葉は「そんなこと関係ない。俺達はどんなことがあってもライバルだ。」と言い、共にプロに進むことを誓う。

数年後、ゴールデンルーキーとしてプロ入りした二人はリトル時代からのライバルとしてマスコミ等に取り上げられる様に。

とあるマスコミから二人が兄弟だという噂が流れる。

その噂を聞いたさくらが、兄を問い質す。渋々真実を話す才葉。それを聞いたさくらは小波の元へ向かうのであった。

「何でホントのことを教えてくれなかったの?」
「君を傷付けたくなかったんだ。あのまま付き合っていても、世間の目は誤魔化せないだろうし、結婚も出来ない。」
「世間の目なんて気にならないわ。貴方が…貴方さえ居れば、私は幸せだった。結婚なんかしなくても良いの。ただ、貴方の側に居て、貴方を感じたいの…」
「さくら…」


っとここでセクロスして、同棲を始めるって内容。
486名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 23:20:55 ID:qupOxmME
近親相姦w
487名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 05:52:03 ID:ME3puXmA
>>485
それ死亡フラグだろ野球選手的に考えて…
488名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 18:53:11 ID:0nPT9aCr
問題は成長したさくらをどう表現するかかなぁ
あの口調のままってわけにはいかんだろうし
489名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 22:03:39 ID:R6cAqb7I
問題は実の兄妹というところだろ?

そんな風に困ったときこそ、あなたに科学!

寺岡に事情を話して、さくらをサイボー…うわなにをするあくせdfhaojふじこ
490名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 22:31:48 ID:SNaCQrCT
バレなきゃいいのさ、真実がどうであれ戸籍上は赤の他人だしな。子供ができたら障害持ちになるかもしれんが普通遺伝子検査はしないだろう。口調はあのままでいいと思う。

あと寺岡さんはいつか元の体に戻って3主と幸せにならなくちゃならんから忙しいんだよ、きっと。
491名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:02:35 ID:bCCMjXKe
近親相姦で受精した子は障害持ちの可能性が高いが
極稀にとんでもない天才ができる時もある
492名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:07:51 ID:2s/Utv2h
近親婚が続くと同系統の遺伝子が組み合って、純化されていくらしいから、ものすごい一長一短型になるとは聞いた。
493名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:36:49 ID:ZwjmW1Ep
スレチ臭いけど
大昔の天皇家とか貴族も近親しまくりで、とてもじゃないけど政権任せられないようなアホの子生まれたり、かと思えば当時の概念をぶち壊して政権握る天才が出たりしてるもんな

本当にスレチ臭いけど
494名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:37:38 ID:SNaCQrCT
>>492
それは植物の話。ヒトだと障害が出やすいだけで利点なし。
そもそも多くの動物が有性生殖なのは次世代に全く新たな遺伝子を残すため。無性生殖で増殖する生物は繁殖という点では便利だが皆同じ形質だから環境が変化すると同種全滅しかねない。だから生物は進化の上で有性のほうが高等化するわけだ。
でも動物は自家受精できる植物と違い近親交配すると染色体の合体時に両親の遺伝子間で問題が生じ、特に脳に障害を持つ場合が多い。
植物なら自家受精しても遺伝形質がホモ接合し純系になるだけだが動物なら近親婚が続くと確実にアウト。長くは生きられない。

長スレチスマン。
俺はそれでもさくらを諦めたりはしないぜ。
495名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 00:22:27 ID:inWqH7F+
これ何て生物の授業?

そんな現実的に考えないでいいじゃん。さくらが幸せならそれでいいのさ
496名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 01:55:33 ID:K265JqPF
一代くらいならそう深刻になることもなかったと思うけどな?
問題はむしろ倫理面のほうかと
497名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 07:55:11 ID:DZwsx6RP
だから、武美に事情を話して協力してもらえばいいんだよ。

さくらと3人でバーチャル3Pをだな…うわなにをするやめnwofhajnmakaedふじこ
498名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 14:39:44 ID:7kct/zj2
愛があればどんな障害も乗り越えられる!!!

と19歳童貞の妄想を誰か小説に!!!!
499名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 18:08:47 ID:f4ipMGY2
サラブレッドのインブリードも最初はエデンの林檎とか呼ばれて神の摂理に反するっていわれてたからな。
同系種の血が濃くなり続けてある能力に特化した天才が出ることも十分ありうる
ただ兄弟間の交配は危険すぎるだろうけど…

まあさくらが幸せになれりゃいいのさ!!プロ野球選手を輩出した家系の近親交配だから子供がスポーツの大天才に出るかもしれないしw
500名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 18:56:57 ID:Ps/5+GAg
さくらの近親相姦もあれだけど、わんこの獣姦も問題だよな
501暴走ボート:2008/05/24(土) 19:38:54 ID:s3IqvEhh
俺なんか野郎が女性の快感を感じるという、
命を失うであろう事を書いたしさ。
502名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 19:41:36 ID:vJsftiRU
生物学的に人間の近親婚は別に子供の能力が濃くなるとか一切ないんだぜ。
脳障害が天才型に働くことはあるかもしれんが一代でも二代でも危険度は同じ。昔ならともかく現代だと二代以降は子供が作れない体になったりそもそも子供作れる年齢まで生きれないかも。

それでも強行せざるを得ないさくらを生み出したスタッフは外道
503名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 19:43:27 ID:DZwsx6RP
わんこは自分のことを人間ではないと思っているかもしれませんが
チームメイトはそうは思っていないかもしれません。
504名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 19:44:42 ID:DZwsx6RP
>>491-502
つまり、穴の開いていないゴムを使えということですね。
わかります。
505名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 00:20:43 ID:bUI91V/G
奈津姫さんがあの手この手を使って武美から相手を奪うSSはまだかね
506名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 03:10:41 ID:xoRmVa9G
同じサイボーグなのに人気なくて友子がなんかかわいそうに思える。
507名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 03:16:32 ID:Wy63X1wL
綾華が5主人公を搾精しまくって骨抜きにする話が読みたいよう
508名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 11:15:41 ID:rEwn1NJg
桜空はきっと桜色の下着
509名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 12:30:56 ID:IcibszO0
>>506
俺も武美より友子の方が好きだなぁ。

とニコニコの8白瀬攻略動画に「白瀬は俺の嫁」と書いた香具師が言ってみる。
510名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 12:47:27 ID:M1xFSY7Y
ニコ厨きもい
511名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 12:54:35 ID:Wy63X1wL
無駄に反応しすぎなお前がきもいよ。スルーしろ
512名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 21:12:33 ID:2b9X4GW9
燃料不足だ〜
513名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:11:52 ID:9tfaZGcy
今智美を書いてるけど忙しくてあんまり時間がない。
少し待ってくれ
514名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:26:07 ID:Eht1I6KM
智美ssなら一万年と二千年前から待ち続けてる
515名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 00:58:17 ID:t+4SkuPd
質問なんだが智美の下着の色って何だと思う?
まったく想像がつかない
516名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 01:31:58 ID:JBQT5XZY
高校生の時は貧乏だから安売りお得セットの白
悪の組織の女幹部の時は黒
全て終わって主人公とラブラブなときは可愛いピンク
517名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 04:46:56 ID:KDkswBPU
1大団円智美は「はいてない」んじゃないか?
いつでも主人公とできるように
518名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 07:00:40 ID:JtKs0+wY
>>517
それは違う。
1主が脱がせるのが趣味だから穿いている筈。
519名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 08:03:27 ID:nmAb+mjQ
3なら普通に黒だろう
520名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 09:23:54 ID:dU0dsnhi
>>507
つーかぶっちゃけ綾華って人気どうなん?
5のメインキャラの1人だし裏での登場頻度は異常なほど多い
・・・かと思えば誰も綾華のSS書かないどころか普段から話題にも上らない始末
521名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 11:18:54 ID:LIXgMkMC
綾華だったら7裏でタマちゃんとレズるのもアリだな
522名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 12:33:20 ID:4bUjGU/B
>>521
妄想しただけで抜けそうな気がする
523名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 13:56:36 ID:vKRS6Gwi
>>521
絶望した。
7裏タマちゃんなら智美しかいないだろーが。イベント見てないのかっ
524名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 14:46:31 ID:Ib/05v5+
単に厚化粧っぽい外見が受けないのか
それともあまりにも隙がなさすぎるのか
あと主人公を利用している腹黒いイメージが強いよな
でも神速彼女は大好きです
525名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:13:20 ID:u1C2HHwM
エロパロ的においしいパワポケってどれだと思うよ?
526名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:25:30 ID:4bUjGU/B
9
武美
527名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:00:40 ID:oVeDe3PY
>>520
みんな毒殺されるのが怖いんだろう
俺はタマちゃんよりも好きだが
528名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:05:30 ID:t+4SkuPd
水商売エリもいいし、お色気忍法タマちゃんもすてがたい。
美空は犬プレイができそうだし、真央は猫。
どれが1番かなんて決めれねぇ
529名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:13:14 ID:OFMjHqMK
あえての小晴
530名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:16:44 ID:2kTSQ/au
>>525
つ唯一のハーレムエンド
531名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:42:31 ID:nmAb+mjQ
9、10と最近の裏はハーレムが基本になってるNE
532名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:59:13 ID:5rt0bSU1
と、いうかよく見てたらみゆきせんせい誰もエロパロ書いていないんだね。
誰か出来れば希望です。
533名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 00:08:30 ID:lBiKtcQm
シスターミユキですね、わかります!
534名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 01:04:03 ID:ka6uhE9l
>>531
裏9は若い頃からリン&茜とダッシュ風にフラグ立ててたんだろうなあ
535名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 16:47:49 ID:KFf5l7RP
裏9は明らかにリンとリコにフラグが立ってるから大好きだぜ!!

ただヘルガはブラッドに、アンヌはボブにとられちまう……orz
536名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 16:56:14 ID:FrFx5ggZ
ブラックがいるだけで十分過ぎるよ
537名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:22:41 ID:66jXbKPU
>>513ですが、智美ができたので投下します。
パワポケ3に登場して以来裏でも中々出番がない智美だけど、個人的には幸せになってほしい彼女の一人です
538名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:23:49 ID:66jXbKPU
まず初めに私が言っておきたいのは、冬休みは体を休める為にあるという事。
確かに冬休み中にはクリスマスやお正月っていった楽しいイベントが目白押しなんだろうけど、
私から言わせればキリスト教を信仰してない人がキリストの誕生日を祝うだなんておかしいし、年賀状だって郵便局の考えた金儲けの政策にしか思えない。
家族や友達と旅行するだなんて以っての外。何で二週間程度の休みをクリスマスがあって、お正月を迎えて、更に遠出するというハードスケジュールにしなければいけないんだろう。
もう一度言う。
冬休みは体を休める為にある。
プロペラ団を抜けて危険な身でもあるし、私は今年も初詣で以外は自宅でゆっくりと過ごすつもりだった。

そのつもりだった。つもりだったんだけど……。

「………なのになんで私はこんな所にいるのかしらね」

私のぼやきは、露天風呂から湧き出る湯気に紛れて夜空に消えた。

『もしも1智美ベストが正史だったら』

それは数日前、終業式の日の帰り道のことだった。
帰り道といっても小波君が自主トレをしているため、受験生と呼ばれる他の三年生よりはかなり遅い。
もう辺りはけっこう暗いし、夕日も既に沈んでいる。
いつもの様に二人で話しながら帰っていると、冬休みの予定の事が話題にあがった。
「なぁ、智美って冬休みに何か予定あるのか?」
「特に無いわね。もともとゆっくりと過ごしつもりだったし」
街頭が明るく照らす暗い夜道を二人並んで歩いていく。
夏の甲子園からずっと変わらない習慣。野良犬がわんわんと騒がしく鳴く声が耳に入ってくる。
「そうか…………じゃあ、一緒にどこか遊びに行かないか?」
「いいわね。どこ行くの? カラオケ?それとも映画?」
「そうだなー……………」顎に手を当てて考え始めた。
普段あんまり頭を使わないから考えるのに時間が掛かるかなって思ってたんだけど、どうやらそうでもなかったらしい。
「よし!」
10秒ほど黙り込んだ後、小波君は手をポンと叩いて、とっても元気な声で言った。

「泊まり込みでスキーにでも行かないか?」


一匹だけタイミングのずれた野良犬の遠吠えが、やけに遠くに感じられた。
539名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:24:57 ID:66jXbKPU
「あの〜……小波君?」
「何?」
「私達ってまだ未成年よね?」
「そんなの二十歳きてないんだから当たり前だろ」
いや、私が言いたいのはそういう事じゃなくって。
「……未成年の男女二人が外泊っていうのは少し問題だと思うんだけど」
「……智美って変なところで真面目だよな」
小波君が少し呆れた顔をした。
何よ、私間違った事は言ってないと思うんだけど。
それに妨害作戦に最後まで反対してたあなたがそんな事を言う?
「でもさ、俺達だって夜遅くまで遊んだことは何回もあるだろ? それの延長戦みたいなもんさ」
「まぁ、それはそれは長い延長戦になりそうね」
サッカーは十五分ハーフ、野球だって十五回までしかないじゃない。延長戦一日ってどんな遊びなのよ。
………まぁ小波君となら別にかまわないけど。
「それにさ」
まだ理由はあるらしい。
顔が真剣な表情に変わるってことは相当立派な理由なんだろう。
じゃあじっくりと聞かせてもらいましょうか。
「俺もドラフトでプロ入団が決まったからこれから忙しくなるし、
それこそ寮生活になったら遊ぶことだってなかなか出来ないんだぞ?」
「………言われてみればそうよね」
そうだった。小波君は仮にも甲子園優勝投手で、ドラフト上位指名者。
冬休みが明けたら色々と忙しくなる。
年が明けてキャンプインしたら、それこそ練習の毎日のはずだ。
………そう思うと、この休みが一緒に思いっ切り遊べる最後のチャンスかもしれないわね。

私は小波君の前に廻って頷いた。
「………いいでしょ。遊びに行こうじゃない! そのかわり場所はしっかり選んでよね」
「あぁ、分かったよ」
小波君も笑顔で頷いた。

と、これが事の始まりだった。

更に言うと亀田君がこの計画を知って「一緒に連れていけでやんす」と駄々をこねたり、
佐藤君とゆきちゃんが同じ様な計画を立てていて色々と慌てたんだけど、特に詳しく説明する必要もないから省略しておく。
540名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:25:45 ID:66jXbKPU
時間を現実に戻すと、今私は温泉に浸かりながらのんびりとしている。
さすがにスキーシーズン真っ只中だし貸し切り状態とはいかないけど、疲れた体を癒すには十分すぎるくらい気持ちいいお湯だった。
少し疲れたけど、まぁ楽しかったし別にいいか。
そう思いながらお湯で顔を洗う。

今朝ここに着いた私達を待っていたのは、一面の銀世界だった。
スキー用具一式はレンタルするつもりだったので軽荷物だった私達は、さっさと旅館に荷物を預けた後思う存分スキーを楽しんだ。
これといったトラブルもなかったんだけど、私をナンパしようとした男の顔面に小波君の剛速球(雪球、推定140Km)が炸裂して気絶に追い込んだ事だけは言っておく。

(さて、そろそろ出ようかしら)
けっこう長湯してしまったのかもしれない。
タオルを巻いて脱衣所へと歩いていく。
まぁ温泉は出入りを繰り返しながら30分くらい浸かるのが本当の入り方だから長湯とは言えないんだけど、
男の小波君からしたら十分すぎるほど長湯かもしれない。
バスタオルで体の水気をしっかりと取って、お気に入りの下着を着けて、浴衣を着てから帯を巻く。
髪を乾かして、櫛で解いて、細かいことを色々した後、鏡の前で一回り。
……よし、準備完了。

少し時間がかかったのかもしれない。
早足気味に暖簾を潜って歩いていく。
小波君のことだ、とっくに出てそこら辺でぶらぶらしとているか、部屋で筋トレでもしているだろう。
「一人で待たせるのは悪いわよね………」
歩くペースを少し上げる。小走りになっているけど気にしない。
角を曲がる、そこにあるのは共同の娯楽ゾーン。家族連れのお父さん達がのんびりとくつろいでいる。
私の予想は外れて、小波君もその中にいた。
按摩機にかかりながら「あ゙〜〜」とか言っている。
……ちょっとじじくさいわね。
「お、智美もでたか」
私に気づいて顔だけをこっちに向ける。だからその声はやめなさい。
「小波君、何やってるのよ」
「いやこれけっこう気持ち良いんだぞ?」
そう言って按摩機から腰を上げる。
いや、私に薦めなくていいから。そんなことよりも
「ごめんね、かなり待ったんじゃない?」
「いや、あんまり待ってないぞ」
「ならよかったわ」
「さて……そろそろご飯みたいだし行くか」
そう行って、さっさと歩きだす小波君。
(ご飯ってメニューは何のなのかしらね)
そんな事を思いながら私もその後ろに続いた。
541名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:26:48 ID:66jXbKPU
部屋にきた料理はかなり美味しかった。ここは山だし、現地直送でもないことを考えると上々よね。
食事中、「あ〜ん」ぐらいしてあげようかな、って思ったけど結局止めた。
だって私そんなキャラじゃないし。
ご飯を食べた後は、テレビ見たり、トランプしたり、話をしたり、いろいろしたんだけど別に普通の事だから多くは言わないでおく。

「ねぇ、そろそろ布団敷いた方がいいんじゃない?」
「ん〜、もうそんな時間か」
日の昇らない朝がないように、日の沈まない夜はない。
壁に掛かってある時計は、小学生なら寝ていても可笑しくない時刻を指していた。
「じゃあまずは机とかをのけなきゃな」
そう言って小波君は立ち上がって机を運び始めた。
力仕事は任せて、私は荷物を端に寄せてから襖を開けた。
ここの旅館はこういうのは各自でするシステムらしい。まぁよっぽどサービスのいい旅館じゃないかぎりそれが当たり前の事なんだろうけど。
下段から少し固めの敷布団を一つ取り出す。
胸に抱えて回れ右。小波君とすれ違がった。
さっきまで机があった場所に布団を広げる。シワが無いようにピッシリと。
さて、次は掛け布団。
襖に戻る途中で敷布団を抱えた小波君にすれ違う。
掛け布団があるのは上段だ。女の私が一番上のを取るのは少し苦労した。
ついでに小波君のも一緒に取ってあげる。
「お、ありがとう」
「どういたしまして」
素直でよろしい。
掛け布団を一つ掴んで後ろに振り返る。
と、
私の布団の横には、小波君の布団がほんの少しの隙間もなく並べられていた。
もうそれはもともと一枚の布団だったかのようにピッシリと。
「…………………」
予想してたとはいえ、ここまであからさまだと言葉もでない。
「どうしたんだ?」
「いえ………小波君は小波君ってことよ」
「? それはありがとう」
「いや、誉めてはないからね?」
別に小波君とHは初めなんかじゃないし私も全然かまわないからいいんだけど、
こんな時くらい少しロマンチックにできないのかしら。
「はぁ………」
自然とため息がでる。
でもまぁ、いいか。
「智美?」
不思議そうな顔をしている小波君に向き直る。
そして
「んっ!」
笑顔で小波君の唇を奪った。
542名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:27:32 ID:66jXbKPU
「ん……あ、…ん………」
小鳥のような合わせるだけのキスを何度も何度も繰り返す。
口には出さないけれど、私はこれが一番好きだったりする。小波君は恥ずかしがって普段あんまりしてくれないんだけど。
「あ、ん………んんっ」
たっぷり優しいキスを楽しんだ後は、大人のキスを堪能する。
小波君の中に私の舌を差し入れる。舌と舌が絡みあって口の中が熱い。
まだ足りない。歯茎、前歯、門歯、小波君の口の中を私の舌が犯していく。
「はぁ…………ぁ、ん!」
小波君もその気になったらしい。私の顔を手で固定しながらディープキスを開始した。
身長の都合上、私は上を向かなければいけない。重力に従って小波君の唾液が舌と一緒に私の中に入ってくる。
「んん………ん…はぁ……」
それを全部飲む勢いでキスに没頭する。
5分くらいそうしていただろうか。私達はお互いにやっと唇を離した。
「……なんか今日は積極的じゃないか?」
「そうかしら、別に普通だと思うけど」
「確かにいきなりキスするのはいつもの事だけどさ……」
積極的に見えるのは冬休みが明けたらなかなか出来なくなると思ったから、ではないと思うんだけどあながち否定もできない。
淋しくなるな、とはずっと思ってるんだけどね。
「まぁどっちだっていいじゃない」
「……そうだな。……智美……」
「ん……」
再び唇を合わせる。
小波君がゆっくりと私を布団へと押し倒した。
「あっ……」
首筋にキスをされた。口から少し甘い声がでる。
呼吸も荒くなっているかもしれない。体が熱くなっていくのが分かる。
「あ、………うぁ………やぁ!」
首筋に吸い付いてきた。こそばゆい快感が私の中を走る。
小波君が吸い付いた場所には赤い傷痕が残った。それを広げるように首筋から鎖骨、胸へと小波君の顔が下りてくる。
「んっ!……あぁ……」
胸に顔を埋めるように顔が下がった。小波君の両手が浴衣の中に入ってくる。
浴衣なんだし今はブラをしていない。この布を取り外すと私はパンツ一枚になってしまう。
……そう思うと少し恥ずかしいわね。
「あっ………はぁ、や……」
小波君の手が私の胸を包む。マッサージするみたいに優しく揉んだと思えば、
大きく円を書くように揉んだり指で乳首をつついたり。不揃いな刺激が私の体を熱くしていく。
快楽に酔いしれていると、シュルリと布が擦れる音が聞こえた。
543名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:28:23 ID:66jXbKPU
「あ…………小波君、脱がすのはちょっと待って」
「……いやだって言ったら?」
「やめなさい!」
「い・や・だ」
「ちょっ、こら……って、きゃあ!」
私の抵抗も虚しく、帯がするすると外されていく。それにさっき少し暴れたから浴衣もはだけてるし、私一応女の子だし、
結局されるがままに前を思いっ切り広げた格好にされてしまった。。
胸が露になって、体中に外気のひんやりと冷たい空気があたる。
「え゙? 智美………ノーブラ?」
「……浴衣ってそんな物よ」
「そ、そうなのか……」
脱がした本人がうろたえてどうするのよ。
「何? ブラを脱がせられなくて残念なの?」
「い、いや。そんなことはないぞ?」
「……こっちを見て言いなさい」
服を脱がせるのは男のロマンって言うけど、脱がされる方からしたらけっこう恥ずかしいから私はあんまり好きじゃない。
でも自分で脱ぐよりも遥かに興奮するのも確かな事。
……それにしても私だけ脱いでるっていうのは不公平よね。
「……って、智美!?」
「ほら、小波君も脱いで」
そう言って小波君の帯を外していく。
下からだから少し苦労したけど、たいした抵抗も無くあっという間に浴衣を剥ぎ取った。
そして私達は今お互い下着一枚で重なりあっている。
「智美の胸、少し大きくなった?」
「知らないわよ…………ん……はぁ……」
愛撫がまた開始される。直に小波君に見られている所為なのか、さっきよりも感度が凄い。
軽く揉まれただけなのに体が震えてしまう。
「やぁっ!」
胸をキュンっとした快感が襲う。小波君が乳首に吸い付いていた。
それを唇で挟んで、舌で軽く弾いて、仕上げに甘い噛み。胸がむずむずとしてたまらない。
「んっ、………あ……ふぁ……ん」
胸の快感に翻弄されていると、小波君が私のあそこに触れた。
布越しに感じる指の細くて固い感触。私のあそこは多分湿っているのだろう。
「あ、……うぁ………やんっ!」
胸とあそこが同時に責められる。胸に吸い付いたと思ったら、あそこに指を食い込ませる。
下着を使って擦りつけて、浮かび上がった筋を指でなぞられる。
「はぁ………ぁぁ………ふぁ……」
体中が熱い。乳首が固くなって、あそこがベタついているのが分かる。
544名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:29:30 ID:66jXbKPU
「パンツ、脱がすぞ?」
「………うん」
最後の薄い砦が奪われる。
私が持っている中では1番可愛いと思うピンクの縞が入った下着。
脱がしている最中の小波君は本当にキラキラといい顔をしていた。
「…………スケベ」
「? 何か言ったか?」
「いいえ、別に」
まぁ小波君のそんなところも嫌いじゃないし、これで誘惑出来るなら、それはそれで嬉しいしね。
下着を取り払うと小波君は私のあそこを見つめ始めた。
「………もうけっこう濡れてるな」
「……恥ずかしい事言わないでよ」
自覚していても、人に言われたら一気に恥ずかしさが増してしまう。
私の顔はきっと真っ赤になっているに違いない。
「智美……舐めて」
「ん……」
顔の前に小波君の指が差し出される。私はそれを一本づつ丁寧に舐めていく。
指からは小波君の匂いと私の愛液が混ざった不思議な匂いがした。
「そろそろいいかな」
小波君の指が私の顔から離れていく。胸を通り過ぎ、お腹を通過して下半身へ。
そして完全に愛液で濡れているあそこに、小波君の指が入った。
「んっ!」
体中が震える。声が我慢できない。咄嗟に口を手で塞いだ。
「手、のけろって。智美の声が聞きたいし」
「んっ、……ふぁ!んん〜〜!」
耳元で囁かれる甘い声。なぜか無意識に手を口から外してしまう。
小波君は満足そうに微笑んで、私のあそこをいじくり始めた。
「ひぁ! うぁ、んっ……ぁあ!」
指が奥に入ってくる。いや、それだけじゃない。
中で指を開いたり閉じたりしてあそこが広げられていく。
「智美のあそこから、やらしい汁がどんどん溢れてくるよ」
「いやぁ! いわ……ない、で………ふぁああ!」
愛撫が止まることはない。一方的に私は小波君の刺激を受けつづける。
快楽に歪んだ私の顔を見て満足気な小波君。その顔を掴んで唇を強引に奪う。
「んっ!ふ、ふぁ………んん!」
目を閉じていても何をされているか分かる。
指の数が増えたと思う。入ってくる指の感覚が今までよりも太い。
私の中をいっぱいに擦って、私の意識を刈り取っていく。
「ふぁ………ふぅ、んっ!」
刺激されながら、唇を押し付けるようにキスをする。口から涎がたれて布団を汚していく。
多分下も同じ。私の愛液でビショビショだと思う。
「んー! はぁ………あぅ、んんっ!」
指の動きが変わった。出し入れをする動きから、あそこを横に広げて陰核をめくっていく。
少し戸惑うようにまさぐった後、指の腹が豆に触れた。
「んっ!」
その瞬間、全身に電撃が走った。
それは体を巡りに巡って、私を絶頂においやった。
545名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:30:15 ID:66jXbKPU
「ふっ! んっ!ふっ! ふっ! んん゙ーーーーーー!!」
抱きしめる腕に力がこもる。唇を奪ったまま小波君を強く抱きしめる体制。
体はまだビクビク震えていて、あそこも小波君の指を締め続けている。
まだしばらくは動けそうもない。
「……イったのか?」
「………そうみたい」
小波君が私の体から離れていく。
ほてった体に冷たい空気が当たって気持ち良い。
ふと、前を見る。小波君が自分の最後の鎧を脱いでいた。
鎧って言っても脱いだ方が強くなるんだけど。
「………いつ見ても立派よね」
「それはどうも」
他の人のはどうなのか知らないけど、小波君のそれは日本人平均サイズよりかは遥かに大きい。
他の女の人もこれでメロメロにしてきたんじゃないだろうかって、時々不安になってしまう。
「智美………」
「ん………きて、小波君」
少し股を広げて小波君の動きを待つ。
内心この格好はすっごく恥ずかしいけど、後の快感のことを考えたら安いもの。
そう思うと、私ってバカよね。
「いくぞ……」
「うん…………ん、あ………うぁ!!」
私の中に小波君が入った。
指とは比べ物にならないほど太くて長くて熱いものが私の中を満たしていく。
「うぁ! あ、おくに………あぁ!だめぇ!」
一気に奥まで貫かれる。先端が子宮を突く。
小波君のが中でビクビク震えて、それがまた私を刺激する。
「あぁ! うぁ……やぁ!あ、……きゃあ!」
突然小波君に抱き抱えられた。お互いに座った状態で私が小波君の上になる。
小波君は私の腰を掴んで、深く自分に押し付けた。
「うあ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!」
さっきまでよりも更に深い。私の体重がそのまま刺激になって襲ってくる。
ぐりぐり奥を掻き乱し、擦れに擦れて愛液が泊まらない。
快楽のせいで腰が抜けてしまいそうになる。上手く入らない力を振り絞って小波君の体を抱きしめた。
「ん、あっ゙! ふぁ……はぁ! ふぁ、あぁっ!」
乳首をまた吸われた。胸がキュンとして力が抜ける。
上と下を同時に責められる。これ以上立たないほど固くなった乳首を舐めながら、腰を奥に打ち込んでくる。
母乳でもでているのかもしれない。小波君を掴んでいるのも限界だった。
「うぁ゙あ゙! こなみ、くん……もう、ぁぁあ!」
「ぐっ! 俺もそろそろ……」
より一層激しく動いて、欲望を吐き出そうと動いてくる。腰はもうがくがくで小波君にされるがままだ。
時々意識が飛んで、すぐにまた押し戻される。
私もそろそろ限界。
546名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:33:53 ID:66jXbKPU
「智美…………!いくぞ!!」
小波君の胸元に倒れ込んで、行為が終わるのを待つ。
体に腕を回す。小波君の体が震えて、最後とばかりに深く腰を打ち込んできた。
体がピッタリと重なる。
その瞬間、体の中に何が吐き出された。
「んぁ、あぅ! ぁぁあぁあぁあ゙あ゙あ゙ああああ!!」
ドクドクと中に熱い液体が流れ込んでくる。私の中をいっぱいにしても、まだ出つづけて最後にはあそこの外に溢れてしまった。
強く抱きしめられて、逃げる事も出来ない。

「あ………ふぁ、………はぁ……」
体の震えが止まる。下は繋がったままで、お腹の中が何かタプタプする。
だけど、このまま時が止まってもいいって思えるほどの甘い時間。
しばらくはこのままでいようと思った。

「………小波君、思いっ切り中に出したわね……」
「………あー、その………ゴメン」
「………まぁ多分大丈夫だと思うからいいけど……」
そう言って小波君と繋がっているところから体を外す。
ヌチュっというやらしい音と一緒に、あそこに入りきらなかった白い液体がポトリと下に落ちた。
それに目を奪われて、布団へと視線が移る。
私の頬を一筋の汗が流れた。
脱ぎ散らかされた浴衣、遠くの方に放り出された掛け布団。
それは、まだいい。
問題なのは……
「…………小波君…………」
「? 何?」
「この敷布団………どうするのよ」
「…………………あ゙」
敷布団は、私の愛液やら小波君の精子やらでグシャグシャで、大変なことなっていた。
547名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:34:56 ID:66jXbKPU
「やっぱり、これじゃ少し狭いな」
「そう?丁度いいんじゃない?」
それからのことを詳しく説明すると、もう一枚敷くのはめんどくさいし、旅館の人にも悪いという事で私達は一枚の布団で一緒に寝ることにした。
だけど、もともと一人用の布団だからお互いにピッタリとくっつき合う体制になる。
小波君は少し恥ずかししそうだけど、私はかなりご機嫌だ。
「………寒くないか?」
「………全然、むしろ暑いくらいよ」
そう言って、更に体を小波君に擦り寄せる。少し汗っぽい男の匂いがした。
「智美…………」
「何?」
呼ばれて、小波君の横顔を見つめる。
いつも通りの表情の中に、少し寂し気な雰囲気が混じりこんでいた。
「………冬休みが終わったら、こうする事もあんまり出来なくなるのかな……」
独り言のように小波君が呟く。
この言葉は自分に向けたものなのか、それとも私に向けたものなのか。
でも、私にはそんなのどっちだっていい。大切なのはそんな事じゃない。
「大丈夫よ」
小波君の腕を掴んで私の胸に引き寄せた。驚いた顔して小波君が私の顔を見つめる。

私に言わせるなら、私は自分がこんなに風になれるだなんて信じてもいなかった。
親が自殺して、プロペラ団に入った時点で人生は暗いと思っていたし、できた友達だってすぐに別れる事の方が多かった。
彼氏だなんて以っての外。自分には絶対にありえない話だったし、第一こんな私を好きになってくれる人なんかいない。

だけど、

極亜区高校に潜入して、友達ができて、小波君っていう彼氏ができた。
そしてプロペラ団を裏切って、殺されそうになって、みんなに助けられた。

今までずっと生きてきて、初めて手に入れた最高の幸せ。
私は絶対に手放しはしない。たとえ小波君が「ダメだ」って言ったとしても。

「………私はどこまでも付いていくわよ」

そう言って小波君の唇を、優しく奪った。
548名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:36:31 ID:66jXbKPU
以上です。
正史で主人公が好きなのに結ばれないのが決まってる智美って、可哀相ですよね
549名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:45:28 ID:+x4I8K5u
550名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:47:46 ID:lfNqSCfV
おっつー
551名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 22:00:36 ID:Q+uaf41c
GJ!!
552名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 22:14:59 ID:FrFx5ggZ
久々の燃料投下乙であります!
553名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 23:11:55 ID:78xJUnhd
gj!!正史での再登場は流石にないよな…
554名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:18:48 ID:jnmco9Ip
GJすぐる!!!智美可愛いよ智美・・・!!
書き方がとても好きです
555名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:43:52 ID:xlY83EFa
万が一、再登場したら泣いちゃうわ。
556名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 02:22:57 ID:zHTw8FYV
10の段階でようこセンセは40超えてるからな…
30前半ぐらい?
557名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 14:07:24 ID:QivTf+3i
さとみは再登場の可能性あるってしつもんこーなーで言ってたような
558名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 15:57:06 ID:uZV3FLrP
3で主人公と結ばれて普通のママさんやっててほしいなあ…

ていうかパワポケって主人公と一緒になれた彼女以外は基本的にみんな不幸になるんだよな…
正史で誰と結ばれたとしてもそれはそれで複雑だ…
559名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 16:05:57 ID:sxuLTx1r
>>558
アニメ化したエロゲのごとき彼女候補全員は一応主人公と会ったことあるって
設定じゃなかったっけ?
560名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 16:25:24 ID:qtuTj6CX
3はヒナコが正史っぽいけど
寺岡とは面識あるしアンヌはアメリカ帰ってるし智美とも(ry
561名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 17:20:05 ID:4BUTQ7Dq
>>560
寺岡は一時は付き合ってたがいい所で身を引いちゃったらしいな
案外3主人公も2主人公並にハーレムしてたのかもね
562名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 19:06:20 ID:BNlXzga3
なんだか主人公がうらやましくなってくる
563名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:20:32 ID:PmM35MmA
歴代で最も幸せな主人公は4主か7主(7は確定じゃないけど)かな
564名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:59:06 ID:oFWST2RZ
4も確定か怪しくない?
565名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 23:30:17 ID:Bqriy+1p
>>561
3は攻略上2股が最善な場合もある。彼女だけに集中するなら3股まで出来たことがある
566名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 07:36:39 ID:WW4kcRS0
わざわざ6で登場させて結婚報告させたんだから4は天本が正史じゃね?
唯・秋生・葉月・美雪と付き合ったという根拠は無いしな
567名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 11:15:42 ID:78NaeWJJ
そういえば5の主人公はどうなったんだ?
568名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 12:13:39 ID:dhqlUDfj
不明
正史云々は他のスレにいくといいよ
569名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 19:02:14 ID:jnjSJ9T+
>>567
誰と結ばれたかは不明だがプロで活躍したらしい
故に色々なカップリングが考えやすい
570名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 20:20:13 ID:LBsLUG+e
かんた君は矢部一族の空似でおけ?
571名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 20:36:30 ID:PGgvYjYS
皆このスレはエロパロだぜ?
572名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 21:01:20 ID:t/WaE+dC
そうなんだぜ、普通の会話はもう少し控えるか他の板でしてほしいんだぜ。
あと最近上げる人が多いから注意してくれ
573名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 21:40:59 ID:z6W+Zb3L
エロパロでは正史はプレイヤーの数だけ存在する。
そもそも公式にいくらそれらしいことがあっても明示してない(公式には成立していない)以上ここでは愚問に過ぎない。
主張は作品で示しなさい。是非とも。
574名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:45:45 ID:RvLjIokE
通なら三谷の娘
575名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:50:13 ID:AuPKYo83
ここってエロくなきゃだめ?
576名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 03:00:32 ID:Mc/TWXDb
んなこたーない
577名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 03:30:45 ID:MG7IrzXE
小波とのデートの帰り道、
「こんばんは、里見…いえ、四道さん」
聞き慣れぬ声がしたので振り替えると、そこには白衣を着た眼鏡の女がいた。何がおかしいのか、ニコニコ笑っている。
そして彼女の右手には、黒光りする銃が握られている。持ち方こそ素人同然だったが、照準は智美の頭にしっかりと定められていた。
何故自分の名を知っているのか、何故自分をつけてきたか。疑問はいくつかあったが、この状況で質問すれば撃たれかねない。
「…穏やかじゃないわね。寺岡さん、だったかしら?」
智美の頬に汗がつたう。いかにその道のプロと言えど、さすがに中距離からホールドアップされてはどうしようもない。
「ええ、寺岡薫。大学院生ですよ」
寺岡はそれが嬉しいのか、ただただ笑うばかりである。
「右手のものは大学院生っぽくないと思うわよ」
「私の言うことを聞いてくれれば全然危なくないですから、安心してください」
「…で、私に何の用?」
「そうそう。小波さんと別れていただけませんか」
寺岡の要求に、智美は拍子抜けする。
あの男の女ったらしは、死んでさらに生き返っても治らなかったようだ。
「寺岡さん、それは誤解。私は…」
「プロペラ団日本支部長、四道智美。かつて小波さんと恋仲まで進んだが、結局破局。
でも今になってよりを戻すつもりでしょう。プロペラ団にとっても有益ですから」
「リサーチ済みってわけね」
「小波さんはあなたなんかに渡せません」
なるほど。嫉妬のようだ。
「…あら、小波君!」
不意を突くように智美は笑って手を上げた。さも後ろに小波がいるかのように振る舞った。
だが次の瞬間、

飽きた
578名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 07:49:57 ID:Zt18+8AC
飽きるんじゃない!続きを書くんだ!!
お願ひします
579名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 12:46:32 ID:SjgiKh3k
ひどい終わり方w
580名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 13:02:54 ID:34kCLRh+
ちよ「バカ!弱虫!負け犬!逃げるなバカ!」
581名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 17:35:07 ID:rS/kza3b
俺もいいとこまで書いて途中で秋田ってネタ投下しようと思っただけに
先を越されたと思いました。
582名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 17:51:35 ID:Zt18+8AC
いや、俺たちはネタじゃなくって作品を求めてるんだけどなー
583名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:05:55 ID:oQLyePQj
テラー!テラー!テラー!
584名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:14:42 ID:6UrLy9Yp
いま無性にちよが読みたくなった
どうしよう
585名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:21:45 ID:rS/kza3b
自分でかけばいいじゃない
586名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:27:22 ID:VKiJ+NTp
「自分で書いた(描いた)もので、自分の欲求を満たすことは難しい」と
ある偉人が言っていたんだぜ
587名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:27:56 ID:VKiJ+NTp
スマソsage忘れたorz
588名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:32:42 ID:rS/kza3b
書こうと思ってイベント見直そうと思ったらほぼランダム系
だったから書きづらいことに気づいた。
589名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 19:07:44 ID:LBBsHnu4
『自分で書いて萎える』『飽きる』という奴は何も考えずに書き始めた挙げ句文章が浮かばず筆が進まないで諦める忍耐力と意志に欠ける負け犬の典型と大学の先輩が言ってたぜ
自分の欲求を文章に具現化するのがエロパロだからな。何の言い訳にもならん
590名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 19:21:16 ID:rS/kza3b
>>589
自分で書いて萎えるのは隣の芝は青いからじゃねぇの?
自分で自信を持って書き上げたり描いたりできた作品なんて数えるほどしかないなあ。
思いついたのを枠決めて書いたってのを出すことがほとんどだし
お蔵入りになった作品なんかいくらでもある。
591名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 19:22:12 ID:M6acwCGH
話が噛み合ってない気がするが気のせいだろう
592名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 01:08:53 ID:v+C3e6qj
話は変わるけど、この夏に「僕の彼女はサイボーグ」って映画があるらしい。

これを聞いた瞬間、武美と友子が頭に浮かんだ
593名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 01:11:08 ID:FddQSLVf
武美を孕ませるレッド
594名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 01:51:50 ID:Lq8FLcax
>>592
俺もパワポケが1番に浮かんだ
というかパワポケしか浮かばなかった。
サイボーグ=3のイメージで俺はヒナコだったかな
595名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 02:10:28 ID:yuQh/0Vu
なんも書けないガキはすっこんでろ、なんて俺は思ってないよ
596名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 05:15:58 ID:TY0YXUuM
他人が勝手に描いた挿絵は晒しちゃ駄目かな
597名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 07:20:56 ID:TY0YXUuM
ああ、他の人のSSを見て自分で書いたってイミです
598名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 07:56:43 ID:v+C3e6qj
別にいいんじゃない?
いままでそんなことなかったから分からんけど
599名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 09:03:21 ID:1wf1xv0A
10で主人公×カズのSS投下します。
6001/6:2008/06/01(日) 09:04:14 ID:1wf1xv0A
『ご褒美』

九月の晴れ渡った空に、騒がしい声が響き渡る。
今年から体育祭が催されることとなった親切高校のグラウンドは、競技用のピストルの音やアナウンスの放送、生徒たちの歓声で賑わい、いつもとは違った活気に満ちていた。
生徒の中には面倒くさいと言う者もいたが、いざ始まってみると皆結構楽しんでいるようだった。
元々娯楽の少ない環境であるだけに、こういったイベントは歓迎される。
自治会長であり、企画者でもある紫杏の演出もあって体育祭は大いに盛り上がっていた。

そんな喧騒を、小波は遠くに聞いていた。彼が今いるのは保健室だ。
と言っても小波が怪我をしたわけではない。秋季大会に支障が出ては大変だと、彼も注意をしていたため幸いにも怪我をすることは無かった。
今小波が保健室にいるのは恋人、大江和那の付き添いのためである。
「まったく、何をしてるんだか」
呆れたように呟く小波。観客席に頭から突っ込むという失態をやらかした恋人に生暖かい視線を向ける。
小波だって和那が怪我をしたと聞いて心配しなかった訳ではない。
むしろ我を忘れて保健室に駆けつけたのだ。
しかし彼女の怪我がそれほど深刻なものではなく、また怪我の原因があまりにくだらなかったとくればこんな態度を取ってしまっても仕方の無いことだろう。
「だって、だって……」
和那は肩を震わせながら涙を流す。
体育祭に怪我は付き物だが、他に怪我をして保健室にいる者はいない。
保険医である桧垣は用事があるらしく先ほどから席を外している。
男女二人きりの部屋で女性が泣いているという何とも具合の悪いシチュエーション。
小波には耐えかねるものだ。気まずさを誤魔化すように和那に話しかけることにする。
「ほら、傷は大したこと無いんだし、泣くなよ」
「ちがう、傷が痛いから無いてるんちゃう」
和那の発言に疑問を感じる小波。だとすれば何故泣いているのだろうか。
考えてもわからない小波は直接訊くすることにした。
「じゃあ何で泣いてるんだ?」
「せっかく小波からのご褒美が貰えると思ってたのに、パアになってしもうた」

ようやく合点がいった。
小波は和那に本気を出させるために、徒競争に勝ったら“ご褒美”をあげると約束したのだ。
ここまで期待されるもの困ったものだった。何せそこまで凄いものを考えていた訳ではないのだから。
それでもこんなにもご褒美を欲している和那を見て知らん顔が出来るほど、小波は非情な男ではなかった。
「何だ、そんなことか」
「そんなことって、あ……」
和那がその言葉を最後まで紡ぐことはなかった。
小波がベッドに横になっている和那に覆いかぶさるように身体を移動させると、唇を重ねたのだ。
突然のキスに混乱する和那を、小波は気にも止めずに舌を和那の口内にねじ込ませる。
初めは何が起こったか理解できなくてパニックに陥っていた和那であったが、小波の行動が“ご褒美”であることに気付くと彼に全てを委ねる。
そんな和那の態度に気を良くした小波はキスを更に激しくする。舌同士が複雑に絡み合い、互いの唾液を二人の口の中で循環させる。
濃厚なベーゼが和那の脳細胞を溶かしていく。目には恍惚の色が浮かび、顔が朱に染まる。
和那にとっては永遠とも思えるほど長い時間、口付けが続く。
それが打ち破ったのは、始まりと同様小波だった。
ゆっくりと和那から顔を離す小波。
両者の口の間には唾液で出来た橋が架かり、いやらしい輝きを放っていた。
「ほら、ご褒美だぞ。どうだ?」
キスを終えた小波はそう言いつつ和那の様子を伺う。
“ご褒美”に過度の期待を寄せていた和那が満足するかどうか心配だったのだ。
しかしそんな不安も、目をとろんとさせて熱い息を吐く和那を見て杞憂だということがわかる。
6012/6:2008/06/01(日) 09:05:24 ID:1wf1xv0A
「じゃあ俺は行くから…… ん?」
保健室を後にしようとする小波だったが、引っ張られる感覚に邪魔される。
振り返ると和那が服の裾を握っていることに気付く。
「どうしたんだカズ?」
「あ、あのな」
和那は小波を引き止めたものの、次の句が出ず、もごもごとしている。
しかしこのままでは埒が明かないとようやく口を開く。
「その…… エッチ、せえへん?」
エッチという単語を口にした瞬間に赤い顔を更に赤くする和那。羞恥心からか、俯いて肩を震わせている。
和那の様子を見て、小波はいやらしい笑みを浮かべる。
「こんなところでしたいなんて、カズも随分エッチになったな」
「誰のせいだと思ってるの」
責めるような視線が小波に向けられる。
「小波が散々ウチにエッチな事して、ウチの身体をエッチにして」
言われて小波は和那との情事を思い返す。
初めて和那と交わった日から、二人の性行為は加速度的に激しくなっていった。
抑圧的な環境に置かれた中では、若い二人が快楽にのめり込むのは無理も無い事だった。
「しかも最近は野球の大会が近いからって全然構ってもらえへんし」
確かにそうかもしれない。
最近では打倒天道を胸に、我武者羅に練習している。和那の事をおざなりにしていると言われても否定できない。
勿論本人にはそんなつもりは無いのだが、現に和那は不満を感じていたようだった。
「そうか。俺、野球の事ばっかり考えてた。ごめん」
「ウチだって、小波には野球を頑張って欲しいと思ってるよ。でもやっぱりちょっとは構ってほしいの」
潤んだ瞳で懇願する和那に、小波は頷くことで応える。
「そうだな。じゃあ今日はたっぷりご褒美をあげないとな」

「それじゃ、服を脱ぐから待って」
「いや、いい。たまにはこんな格好でするのもいいだろ?」
小波は舐め回すような視線を和那に向ける。
今まで体育祭をしていたのだ、当然彼女は体操着を身に纏っている。
多くの教育機関が女子の体操着にハーフパンツを採用している中、親切高校では未だにブルマを指定していた。
今では絶滅の危機に瀕している衣装、ましてや現役女子高生が着ているそれを小波が凝視するのは無理も無いことだった。
そんな視線に和那が気付かない筈も無く、小波の劣情を察知する。
「……エッチ」
「何を今更。俺がエッチなのはカズだって知ってるだろ」
ジト目で見る和那に対し、小波は開き直って対応する。
そのままベッドへ和那を押し倒す小波。
少しは抵抗されるかと思ったが、和那は特に抵抗らしい抵抗をしない。
気を良くした小波は更に大胆に責めることにする。
6023/6:2008/06/01(日) 09:06:17 ID:1wf1xv0A
ブルマの中に入れられた体操シャツを引き抜き、胸の上まで持ち上げる。
腹や臍、ブルーのスポーツブラに覆われた形の良い胸など、恋人しか見ることの出来ないであろう部位が小波の目に飛び込んでくる。
空いている方の手を使ってブラを手馴れた手付きで脱がすと、露になったバストを楽しそうに眺める。
ずっとでも眺めていたい光景だった。しかし自分から懇願するほどに欲情している和那をこれ以上焦らすのも可哀想だ。
「カズ、シャツを持っててくれ」
小波に言われ、和那は首の辺りでシャツを固定する。両手が自由になった小波は、彼女の胸へと手を伸ばす。
「ふぁぁん!」
キスで性感が昂ぶっていたのか、和那は胸を触れられてだけで嬌声を上げる。
勿論小波は胸に手を触れるだけで終わらせるつもりは毛頭無い。
張りと弾力のある女性の象徴を、丁寧に揉みしだく。痛くないように優しく、それでいて確実に性感を刺激する。
胸から与えられる悦楽が、和那を更に高揚させる。
小波は十分に弾力を堪能した後、標的を胸中央の突起物に定める。
右の乳首を軽く指で弾く。ただそれだけで、和那の身体に電流が走る。
シャツを握る手にも力が入り、目が大きく開かれる。
「これだけでそんなに感じてたら持たないぞ」
小波はそう言いながらも手を休めようとはしない。今度は左の乳首も同じように指で弾く。
またも全身を駆け巡る快感に、和那は小さく悲鳴を上げる。
彼女の反応を受け、小波は乳首への責めを苛烈にする。
左右の乳首を時には同時に、時にはばらばらに弾く。不規則な刺激に、和那の性感は翻弄され続ける。

愛撫だけを続けて和那が慣れてしまってもしらけてしまう。そう考えた小波は指以外でも胸を責めることにする。
和那の胸に顔を埋め、柔らかいバストに舌を這わせた。
「きゃん! そんな、舐めるなんて。汗掻いてるのに」
「そんな状態でエッチしたいって言ったのはカズだろ」
和那の抗議に耳も貸さず、舌を動かす小波。外側から乳首へと向かう舌は、目標に近づくごとにその速度を遅くする。
ゆっくりと突起へ近づく触覚に和那の身体が強張る。やがて乳首のすぐ傍まで舌が達すると、和那は更に身体に力を入れた。直後に来るであろう衝撃に耐えるためだ。
しかし和那の予想とは裏腹に、小波は乳首を舐めることなく顔を胸から離してしまう。
「ちょっと、何でやめるん…… ひゃぁぁぁぁ!」
予期していた快楽を与えられず不満を言おうとする和那だったが、言葉を最後まで紡ぐことは出来なかった。
小波が急に乳首を甘噛みしたのだ。油断していたところへの強烈な衝撃に、和那ははしたなく叫んでしまう。
そのまま小波は乳首を口に咥えると、音を立てて吸い始めた。
「うぁ、そんなに音、きゃ、立てんといて、ひゃん」
吸われる度に言葉が止まり、恥ずかしい声を立ててしまう和那。
快楽と羞恥に悶え、顔の赤みは耳にまで至っている。
自分の口の動きと連動して反応する和那に、小波の欲望のボルテージは益々上がっていく。
「そろそろコッチの方にもご褒美がいるか?」
小波は和那の下半身へと視線を向ける。
和那は羞恥のためか小さく、しかししっかりと頷いてご褒美を促した。
6034/6:2008/06/01(日) 09:06:59 ID:1wf1xv0A
小波は和那の足を持ち上げると、M字に開脚させた。
最も恥ずかしい場所を強調する体勢をさせられてるにも係わらず、和那はされるがままだった。
ブルマを脱がさず、股の部分をショーツごと横にずらす事で秘所を露出させる小波。
外気に晒された女は、すでに濡れていた。流れ出る愛液がショーツまでべったりと濡らしている。
「ご褒美あげる前からびしょびしょじゃないか。いやらしいな」
「そんなこと言ったってぇ……」
気持ちよかったから、とは口が裂けても言えない。
黙り込んだ和那だったが、どうやら小波には口に出さなくても伝わったらしい。
自分の手で快楽を感じてくれている和那が堪らなく愛らしくなってくる。
小波は彼女をより気持ちよくさせるべく、恥丘を指でなぞる。
びくり、と和那の身体が震える。
軽くなぞられただけでこれなのだ。膣の中を責められたらどうなるのだろうか。
想像して、和那の女としての性が燃え上がる。ドロドロに融けた秘所から、艶やかに輝く液体が垂れ流れ、卑猥に蠢く。

男を誘う女芯に、小波が指を挿入する。それだけで和那の理性は消し飛びそうだった。
人差し指で膣の中に円を描く小波。
愛液がかき混ぜられ、淫靡な音とともに押し寄せてくる快楽も一層強くなる。
気が狂いそうなほど乱れる和那だったが、小波の目にはまだ乱れたりないと映ったようだ。
1本では足りないと踏み、今度は人差し指と同時に中指も入れる。
「ああ、あかん! 2本なんて!」
「いつももっと太いの咥えてるだろ」
指2本の圧迫感に和那が悶えるも、小波を止めることはできない。
むしろ、今まで以上に責め立てようとする感情が込み上げてくる。
「カズはここがいいんだよな」
既に何度も肌を重ねた故にわかる彼女の最も感じる部分を、2本の指で押す小波。
「きゃぁぁぁ!」
過敏な部分を圧迫され、和那が堪らず悲鳴を上げる。小波はその様子を満足げに見ながらも攻撃の手を緩めようとはしない。
「カズはここ押されるのが好きだよな。コッチとどっちがいい?」
一旦指を膣から引き抜く小波。無論これで戯れが止むわけがない。
小波は標的を別の場所に変えたのだ。今度は秘所の上にある肉芽に狙いを定める。
外皮を剥ぐと、丹念にクリトリスをこね回す。
「んあぁ! そんな、そんな恥ずかしいこと聞かんといてぇ!」
先ほどと同じくらいの悲鳴が上がる。こちらもGスポットと同様、和那にとっては凄まじい快感だった。
どちらが良いか、などこの精神状態では判別できない。仮にできたとしても、そんな恥ずかしいことを公言できないだろうが。
そのことを察した小波は、和那が気持ちいい方を続けるという当初の予定から別の手段に切り換える。
「どっちも良さそうだな。よし、両方いっぺんにやろう」
6045/6:2008/06/01(日) 09:07:49 ID:1wf1xv0A
「え?」
和那は初め、小波の言っていることが理解できなかった。
度重なる快楽で蕩けた脳には言語を理解することさえ難しかったのだ。
やがて時間をかけ、ようやくその意味するところを把握したときには、小波の手は既に行動を開始していた。
「ちょっ……」
和那が止める間も無く、小波は再び指を和那の中へと侵入させる。
突然の快感に喋ることさえ中断させられる和那に、小波はトドメを刺す。
Gスポットを人差し指と中指で押すと同時に親指でクリトリスを潰したのだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
この日一番の快感が和那に襲い掛かる。
二つの弱点を同時責めされる感覚に脳がオーバーフローする。
和那は大声を上げて絶頂に達した。

絶頂の余韻に浸る和那を見て、小波は満足げな表情を浮かべる。
「随分派手にイッたな。そろそろ、いいか?」
多少ぼかした言い方だったが、和那にはその意味がしっかりと伝わった。
和那もまた小波と同じ気持ちだった。
「……ええよ」
和那の了承を得ると、小波はすぐさまズボンのジッパーを下ろす。
その上でパンツを少しずらし、怒張する肉棒を解放する。
もはや一刻の猶予もないのだろう。和那の服を脱がせることも、自分の服を脱ぐこともせずに反り立つペニスを秘所へと押し付ける。
大きく開かれた足の間に小波の身体を受け、和那はすぐに来るであろう肉棒を受け入れるべく力を込める。
少しの間をおいてから、いきり立つ逸物が和那へと入れていく。
「っくはぁ!」
指とは比べ物にならないほどの太さと熱さに、和那がまた声を荒げる。

和那がご無沙汰だったということは、当然小波もご無沙汰であるということだ。
久しぶりの快感に、すぐにでも出したくなる。
それでも男の意地がある。小波は自分ひとりで先にイきたくはなかった。
自分が持たないのなら和那をイかせるより他にはない。
小波は腰を勢いよく動かし始める。
「なっ!」
いきなりの刺激は、先ほどイったばかりの和那には強烈すぎた。
ペニスが突き刺さる度に官能的な声を上げ、息を弾ませる。
「あん、あん、あぁん、はぁん!」
喘ぎ声は小波の性欲と動きを加速させる。
高速のピストン運動に小波も和那も限界が近づく。
「く、もう限界だ」
「今日は大丈夫な日やから、中に、中に出して!」
和那の言葉を聞き、小波はより強く和那の膣を突く。
怒涛の快感が両者を駆け巡る。
「イクぅ!」
「俺もだカズ!」
一番奥を突くと小波と和那は同時に達した。
溢れそうなほどの精液が和那の膣を満たす。
しばらくの間ビクビクとペニスを震わしながらザーメンが吐き出される。
やがて射精が終わると、二人はしばらく絶頂の余韻に浸るのだった。
6056/6:2008/06/01(日) 09:09:05 ID:1wf1xv0A
「久々だったから、少し調子に乗りすぎたかな?」
途中から“和那にご褒美をあげる”という目的からずれてしまった感が否めない。
セックスを終え、冷静になった小波が和那に尋ねる。
小波の心配を余所に和那は微笑みながら応える。
「ええよ別に。うちも気持ちよかったしね。ご褒美、ありがとうな」
「でもこれからしばらくはまた野球に集中しなきゃならないから……」
「わかってるよ。がんばってな。もし甲子園にいけたら……」
和那はそこで区切る。十分に間をおいてから和那は続きを述べる。
「今度はウチが小波に“ご褒美”あげる」
彼女の“ご褒美”を想像して、小波のやる気は見る見る上昇するのだった。
606名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 09:13:40 ID:1wf1xv0A
投下完了しました。
このイベント、絶対何かあったはずなのに誰も書かないので書いてみました。
607名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 10:04:39 ID:v+C3e6qj
GJ!
カズかわいいよカズ
608名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 14:57:52 ID:tQ0zcaNi
かぁええなぁカズ。

GJ!
609名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 16:43:50 ID:ntBIKVCg

10では貴重な弾道うpイベントだったね
610名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 00:55:43 ID:DRORA2bJ
カズ可愛いなぁ。乙です
611名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 17:00:22 ID:wThiViPh
元祖○><の話が読みたいよう
612名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 17:11:26 ID:3TreETQw
元祖って何なんだ?
613名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 17:30:24 ID:U2FWlHpH
北乃先輩が〇><の起源を主張しています
614名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 19:00:37 ID:DRORA2bJ
>>611
春賀ですね。わかります
615名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 19:01:57 ID:DRORA2bJ
春香でした。間違えました○><
616名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 19:06:17 ID:Gb9hWCyz
いやユイだろjk・・・・
617名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 22:01:14 ID:nNelvT/x
やっぱ明日香だろ王道
618名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:16:47 ID:A+rbtIv7
唯だなー
619名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 18:30:58 ID:NuzLYfVu
ヒーローの正体を知ってしまった玲奈がレイープってネタ誰もが思いつくじゃん?
正直初期スレの時代から待ってたりするんだけど投下の気配すらないからちょっと自己妄想してみたんだよね


「あれ?部室閉まってるよ?玲奈ちゃんいないのかな?」
「ほら・・、ドアの向こうで彼氏が探してるぞ?」
「・・・!」

玲奈の耳元でぼそりと呟きをおとすブルー。
腰のストロークの勢いを全く緩めることなく。
「どうした?喘ぎ声出せば助けに来てくれるんじゃないか?」
挑発するようにイエローが言う。
(イヤ・・!こんなところ・・!絶対小波君に見られたくない・・!!)
その思いを胸に、涙を流しながらも決して玲奈は声をあげようとしない。
「頑固な奴だな・・これならどうだ?」
と、言う言葉が耳に届くと同時に両胸の突起を強く摘まれる。
「ぁっ・・!」
それでもなんとか声を押し殺そうとする玲奈。
「そんなに声出したくないのか?じゃあこれでも咥えてろよ」
「!」
玲奈の口に誇張した男根が入れられる。
(イヤ・・イヤ・・誰か・・小波君・・助けて・・)



・・力尽きた
まあまずこんなもん需要してんの俺ぐらいだよなあと自嘲しつつ、
ky発言+駄文スマソ


別に物好きな神が降臨して全部書いてくれることを期待しているわけではないわけではない
620名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 18:34:55 ID:wpaVxn6X
>>619
萌えスレになかったっけ?ヒーロー×玲奈自体は
621名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 19:24:05 ID:YUyZCtNZ
多分作者があんまりレイプが好きじゃないんだよ
622名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 20:32:14 ID:wpaVxn6X
初めてエロパロを書こうと思ったんだが自分の妄想を文章に起こすって大変なんだな。
頭でぼんやり内容が浮かんでも文字にすると凄く手間がかかるね
623名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 21:11:51 ID:jAF4g7SW
俺は待ってるぜ
624名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 21:21:17 ID:YUyZCtNZ
俺もずっと待ってるぜ
625名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:51:19 ID:YUyZCtNZ
聞きたいんだが
ラブラブで毎日のようにH→Hがマンネリ化→さて次のHは?
626名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:15:02 ID:k7oRJ4xO
相手が誰かによって違うでしょ
627名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:23:32 ID:dskh/6JI
まぁ確かにそうなんだけど、それは置いといてどんなHになるかな、と
628名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:32:39 ID:6fahn3ia
攻守逆転、野外露出、本格SM、羞恥プレイ、コスプレイ、ソフト調教
アブノーマルに走るってよくあるパターンだよな
629名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 08:03:26 ID:dskh/6JI
そうなんだよな
それで書こうとしてもありきたりな文章になりそうで
630名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 08:11:36 ID:k7oRJ4xO
エロの場合、ありきたりでいいと思うぜ
631名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 18:08:08 ID:iu5EMYGP
俺は前から維織さんや准で書きたいと思ってるんだがなぜかこいつら書きにくい…雰囲気が浮かばん
てか9キャラって武美となっちゃん以外にあったっけ?
632名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 18:11:19 ID:PoU11ji3
>>619
いいねいいねwww
めちゃくちゃ続き読みたいわー
633名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 18:30:31 ID:dskh/6JI
>>631
確かに。維織さんって何故か書きずらい
社長令嬢だからか?

正直、9は武美となっちゃん以外エロはない。しかもその中は武美が大多数をしめてる。
ま、武美大好きだからいいんだけど
634名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 22:57:23 ID:ZpzT1oL2
夏菜がいるじゃないか
635名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 13:15:27 ID:URY9kQPK
維織さんは本編の性交へもってく流れが神がかりすぎてて
二次でエロを書こうと思っても勝てる気がしなくて気後れしてしまう

そういえば梨子、茜、詩乃など緑髪系は世間的にも人気高いけど
ここでのSS数はやはり何故か少ないね
やっぱシナリオ自体がエロゲすぎるからわざわざ書く気が起きないのかな
636名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 14:44:00 ID:OTUfB3HM
うたのんをその中に入れるのは間違ってるような
後アカネは結構作品あった気がする
637水道局:2008/06/05(木) 23:17:43 ID:Txk1/RTz
>>390の方、有難うございました。
超遅れましたが(一ヵ月ぐらい?)予告していた2・幸恵さん投下します。
638名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:20:30 ID:Txk1/RTz
『君が為に鐘は鳴る』

「――お待たせ、幸恵さん」
「挨拶は、済んだかしら?」
「ああ……」

海辺の、静かな丘の上。夕刻のまどろみの中、二人はそこにいた。

「他の人が気になる?」
「それは……」

『モグラーズ奇跡の日本一』『しかし解散へ――』
ほんの数週間前の出来事だが、今でも信じられない。
日本一に輝いた事、そして、最高の仲間達と別れなければならない事――。

大躍進の立役者として活躍した小波は他球団への移籍が叶ったが、全員がそうではない。
活躍出来ず、あるいは活躍しても移籍先が見つからない者――。
それでも、まるで自分の事の様に喜んでくれた、そんな彼らとの別れは、悲しい。
しかし、

「――それは、気になるよ。だけど、チームの皆の為にも、これからも頑張るよ」
「うん、その意気!」

周りの事は確かに気になる。
だが、いつまでも後ろを向いているつもりはない。

――この人を守っていくと決めたから。

「でも日本一ねぇ……。私のおかげかしら?」
「それはそうだよ。本当に、助けてもらった」

いつも、楽しい時も辛い時も傍に居て、俺を支えてくれた最愛の人。
639名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:22:44 ID:Txk1/RTz
「感謝しきれないよ」
「そんな……。頑張ったのは小波さんなんだから、ね?」
「幸恵さんが居なければ、俺は挫けてたよ。
 ――本当にありがとう」
「照れるわね……。ふふ、どういたしまして」
「…………」
「…………」

そして静寂の時が刻まれる。
二人の間に柔らかな風が吹く。
再び訪れる静けさ。
陽の沈みかけた水平線の向こう、沖の船が汽笛を鳴らす音が聞こえる。
この穏やかな世界を眺めていると、まるで昨日の事のようにこの3年間が蘇ってくる。

消滅寸前の球団での寮生活、連れて行ってもらった小料理屋。
そこで出会った彼女と、後に知った父親の事故死という哀しい過去。
日本一を誓ったモグラーズ球場での告白と約束。そして、日本一。

振り返れば、最初は辛い事ばかりだった。
それでも耐え抜き、支えてもらい、栄光を掴むことが出来た。
今度は、俺が支える番だ。

「幸恵さん」
「なあに?」

胸の動悸が早くなる。一つ大きく息を吸う。
そして、言葉を。

「俺と、結婚してくれないか」

言葉にすれば、ほんの一瞬。
しかし、想いのこもった、大切な言葉。

「っ……」
「今まで、俺は支えてもらうばかりだった。今度は、俺が幸恵さんを支える」
「…………」
「だから、一緒に暮らさないか。――どうかな?」

俯き、少し泣いている彼女の言葉を聞く。

「そんなの……決まってるじゃない……」

そして二人の影はひとつになった。
もう一度、穏やかな風が二人を包み込んだ。
640名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:24:46 ID:Txk1/RTz
都市部から少し離れた閑静なホテル街の一室。
そのベッドの上には、身に何も纏っていない男女の影。

「なんだか緊張するな……」
「ふふ……私もよ。
 じゃあ改めて……宜しくね?」
「こちらこそ。ん……」
「ぁ……」

行為の始まりを告げる甘いキス。
そしてその行為は、徐々に激しさを増していく。
幸恵さんの舌と一緒に唾液が口に入ってくる。
その舌に自分の舌を絡める。

「んぁ……っはぁ……あん……」

求め合うように……いや実際求め合っている。
温もり……大切な人からの温もりを。

「ん……」

口を離すと、幸恵さんとの間に唾液の糸が繋がる。
恍惚の表情を浮かべた彼女は、とても愛おしく感じる。

「あ……」

手をずらして、幸恵さんの胸に触れる。
ほどよく柔らかく形のいい乳房が掌に触れ、ふるんと揺れる。
指で乳首を摘むように触れると、幸恵さんが小さく声を上げる。

「柔らかい……」
「あ……」

幸恵さんの頬にキスをしながら、指を動かす。
柔らかに丁寧に、もぎたての果実に触れる様に。
――掌に感じる幸恵さんの身体は、暖かく心地良い。
乳首は胸の中で凝縮して硬い手応えがあり、それを指にしているとひたすらに弄りたくなる。
641名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:26:58 ID:Txk1/RTz
「ん……もう、小波さんったら……私は……ああんっ」

幸恵さんは優しく責められると感じる。それが分かるのは、彼女との関係の深さの証。
こうして幸恵さんに優しく触れていると、その身体から力が抜けて行くのが分かる。

「ふ、あぁ……、ひゃあ、あぁ……」

愛撫を続け、その甘美な身悶えを味わう。

「幸恵さん……ん……気持ちいい?ここも……ちゅぷ」
「ひゃっ……はぁぁ……んっんっ」

幸恵さんの背筋がふるふるっと震える。
俺は頬から顎、そして唇を上げて幸恵さんの首筋から今度は耳まで舐め上げる。
耳たぶを口に含み、その複雑な形の耳に舌を這わせる。
俺が囁く声がきっと大きく聞こえ、外の風音が聞こえなくなるほどに――

「耳……感じる?」
「や……そ、そこも敏感なの……ふぅ、ああ……ああん」

胸を弄っていない左手を伸ばして、幸恵さんの背中を撫で上げ首筋に触れる。
耳を舐めている彼女の首を据えて、もっと奥まで舐めるように。
――このまま舌を蛇の様に伸ばして、奥の奥まで舐めると彼女がどうなってしまうのか、
そんなことを頭の何処かに過らせながら。

「こ……小波さん……はぁ……ふぅ、は……ああ……」

幸恵さんが身を捩る様も、なんとも艶めかしい。
腕の中で愛欲に溺れる姿は、なんともエロティックだ。
乳首を触れる指に軽く力を入れる。弄っているうちに乳首は勃ってきている。
642名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:28:28 ID:Txk1/RTz
「ひっああ……ん、胸……」

そんな小さく喜悦の声を上げる彼女を感じていれば尚更に続けたくなる。
首に回している左手を離し幸恵さんの躰に沿わせ、下げていく。
目指すのは、幸恵さんの秘所。
そっと、優しく手を添える。

「んっ!」

女性の一番敏感な場所。
まして性感帯を愛撫され続けていた彼女にとって、その刺激は強烈だった。
指で周囲を撫でつつ、耳から口を離して彼女の秘所へ顔を近づける。
そこは既に濡れていて、添わせた指をすんなりと受け入れる。

「ひゃあぁあ……!!」
「凄い……もうこんなに……」

口を近づけ、舌を使い丹念に二重になっている花弁を舐めまわす。

「あ、あんっ!そ、そこは……ああぁっ!!」

愛撫する手を止めると、赤く充血した陰核を剥き出しにする。
篭っていた熱気が拡散していくのが感じられる。

「あぁん……は、恥ずかしいから、そんなに……」
「綺麗だよ……凄く際立って鮮やかな朱だ」

何か淫靡なものが、女性の腺液に混じって淫孔から溢れ落ちていく。
剥き出しになったそこを、下から一気に舌で舐め上げる。

「ひゃあぁっ!?あ、ああああぁぁ……!!」

その唯の一度で、彼女は背中を逸らせて、盛大に果てた。
643名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:29:55 ID:Txk1/RTz
「落ち着いた?」

暫くして、絶頂の余韻に浸っている彼女に話しかける。

「うん、大丈夫……。ごめんなさい、私ばっかり……」
「気にしないで。でも、そんなに良かったんだ?」
「もう、そんなこと聞くなんて……」
「ごめん、ごめん。いつもより感じてたから、嬉しくて」
「だって、今、凄く幸せだもの……。
 ……小波さん……もう平気だから……」
「わかった」

そう言うと、彼女の唇を奪う。
先程までの、求め合うものではなく、穏やかなもの。
重なりあう唇から、想いが溢れてくる。

そして彼女の身体に重なり、その中を進んでいく。
小波の固いものが、ゆっくりと秘所に触れる。
腕の力が滑り、彼女を抱きしめると、彼女も俺の背中を強く抱きしめてくる。

「くっ……」
「あぁ……入ってきて……る……は、ああ……ん……」

充分な前戯を経た為か、彼女の中に抵抗なく吸い込まれる。
膣中のローションを含んだ様な感触に、思わず意識が飛びそうになる。
意識を保ち、ゆっくり彼女の中を動き出す。
こちらを快感に染め抜こうとする強い締め付けではなく、彼女も程よく緊張を解いている。

その繋がる、感覚が、どうしてこんなに――

「つ、いつもより何か……」
「え、ええ……私も……」

本当の想いを伝えあった為だろうか。
普段よりも大きい快楽の波に呑み込まれていく。
644名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:31:35 ID:Txk1/RTz
「ゆ、幸恵さん……」
「うん、もっと……私、小波さんので……こんなに、は……ああ……」

喘ぎ交じりのその声は、室内にそっと響き渡る。 
動きはゆっくりと、声は密やかに、そして何よりも近寄って、抱きしめ、繋がっている。
ずっとこうしていたいと思う程、伝わる感触は潮が静かに満ちる様に――心地良い。
激しい、という行為ではなく、穏やかな情事。
熱く触れたその肉と襞が、溶け合う様。

ゆっくりと、しかし深く、確かに彼女を抱く。
彼女も俺を抱き、その指を背中に埋める。
何度も互いの名を呼び、確かめ、そして――

「……き、きて……私、もう……」
「ああ……幸恵……、俺も……」
「あぁあ――――」

彼女の中で果て、満たしていくのも、穏やかで。
抱き合い、俺は彼女を感じていた。
優しく抱くのも、こうすればいい……、と。
そんな風に、俺と幸恵さんは感じていた。
ずっと、ベッドで抱き合って。

「小波さん……あ……ん……よかった……これから、こうして……ね」
「うん……約束、ちゃんと守れたかな……」
「ええ……私、本当に幸せよ……」

今日何度目かのキス。
互いの存在を確かめ、呼吸を感じながら、二人は眠りに就いた。


その後。

日本一の夢を叶えた俺は、幸恵さんと結婚する事になった。
野々村監督や、凡田君を元とするモグラーズの仲間達、
そして、幸恵さんのお父さんの写真の前で、将来を誓い合った。

「夫婦で、仲の良いバッテリーを組もうね❤」
「よーし、がんばるぞー!」

二人の幸福を祝う鐘が鳴っている。
この澄んだ空へ、その音色は届いているだろうか――。
645水道局:2008/06/05(木) 23:35:57 ID:Txk1/RTz
以上です。
場面としては、2のエンディング、監督と話した後です。
彼女のアルバムはBGMとマッチして必見です。
誤字・脱字はお許し下さい。
646名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:48:39 ID:ABAuXmPq
>>645
GJ!!幸恵さん好きだああああーーっ
647名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 00:15:13 ID:laDQlA6I
久々の燃料投下乙であります!
648名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 01:04:36 ID:IkHIjt1C
GJであります!
本当にGJであります
649名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 08:43:16 ID:2a01SQFp
待ぁあってましたぁぁぁっ!GJです!
幸恵さんかわいいよ幸恵さん
650名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 02:30:39 ID:ZDS80AU7
三歳ぐらい年上なんだっけか
651名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 07:45:28 ID:yN8p513t
よく分かんねぇ
パワポケってゲーム上であんまり歳とかでないし
652名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 12:54:27 ID:LQlhlznF
確か24。主人公が22だから二つ上かな
653名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 19:22:04 ID:r7RVjZV/
主人公(元小杉)はサクセス開始の時点で大卒2年目だから23、4だったはず
でもパワポケで年齢気にしちゃダメだぜ
654名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 20:05:58 ID:gdqVcU8y
大卒二年目であそこまでグレるもんなのか・・・
655名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:15:47 ID:v1ZQ8HXg
8や9の主人公は年齢不詳かな?
3は智美と同い年だけど計算がめんどくさい

考えてみりゃ10の時点でようこ先生40だしなあ…年齢は気にしちゃいかん
656名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:20:08 ID:rrdY5v7B
大卒二年目だと監督の言葉と矛盾してるな
657名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:21:25 ID:HnrQJOmG
>>654
グレてる方の主人公の年齢設定は28。小杉は23〜24だったかな。
恵理は主人公と同い年だから恵理はあの見た目で28なわけだ。
658名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:25:33 ID:7iVMcK3L
攻略本によると恵理は27だぞ
ところでなぜ幸恵さんの年齢の話から元小杉の話題が出てきたんだ?
659名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:39:57 ID:v1ZQ8HXg
元小杉はつまりゲーム中の主人公だよな?
660名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:02:21 ID:r7RVjZV/
>>659
元小杉=5主人公
その通り

しかし野球選手が一瞬で五歳老けたってのも酷な話だよな。

661名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 01:24:45 ID:+FwVgq3A
芙喜子が8主に手コキしてごっくんする話が読みたいよう
662名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 15:53:36 ID:LGPq+YUZ
白瀬は主人公を責めるイメージが強すぐる
663名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 18:12:08 ID:R0W7kWq7
ちょっと質問です
9裏シルバーって実態(肉体)のある寄生生物だったっけ?
エリ乱心エンドでどうこう言ってたけど、忘れてしまった
664名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 18:36:37 ID:LGPq+YUZ
そんな感じでよかったと思う。
心臓がいくつもあったり精神寄生したり謎の多い人物だよな
665名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 18:37:41 ID:M4yg42SG
>>663
シルバーはゴールドに寄生しているから、精神的な存在だったと思う
666名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 20:33:23 ID:dJ+Y2OKo
>>665
ポケスペスレと勘違いしてしまった
667名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 20:52:42 ID:UkaV3oBg
白瀬はなんだかんだでロマンチストだから主人公のされるがままにされてみたいんだよ、きっと
668名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 20:53:55 ID:R0W7kWq7
レス感謝、プロフィール見たら「製造された寄生生物」って書いてた
これだけみると実体があるっぽい?断言はできんけど
乱心エンドで明言されてた記憶はあるんだが…もう一回クリアするかな
669名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 21:38:22 ID:LGPq+YUZ
それはクリアしたら書いてくれる、と言う事ですかな?
だとしたら期待してます
670名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 06:44:16 ID:pOVKuL5+
>>663 >>668
寄生生物だと気持ち悪がられるから、主人公には精神寄生体だとウソをついてる。
ブラック「主人公なら理解してれる」シルバー「あたしの方がいやなの」というやりとりあり

心臓がたくさんあるのはゴールド。
ソネムライベントで暴走した後の姿をみると納得。
671663:2008/06/10(火) 20:08:52 ID:Mqa3cO7S
>>670
ありがとう、再プレイしなくてよさそうだ
今週末ぐらいには投下できたらいいなと思う
672名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 20:45:32 ID:NM6fuCOS
意外にみなこや深雪センセは無いんだな
双方ともかる〜く欝になったけど
673名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:44:03 ID:nl80eCbg
武美って芙喜子や智美から受け継いでるのは性格的な部分であって遺伝子的(見た目)には関係ないんだよね?
たまに遺伝子的にもそうだっていう人がいるから確認したいんだけど
674名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:52:13 ID:OxlkdZIX
たぶん関係ない。脳細胞のパターンを転写されたってことだけが確かな事実
ただ、製造の際に智美、白瀬の遺伝子が使われた可能性を考えると泥沼
675名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:52:31 ID:vUP5YHeZ
たしか性格的なものでよかったと思う。
ただしその性格を作るのはぶち込まれた白瀬や智美の遺伝子だから、あながち間違いでもない。
でも容姿は関係ないと思うよ
676名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 01:11:29 ID:vUP5YHeZ
675の人だけど、
ゴメン、俺が言ってること何か違うかも
677名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:28:26 ID:IVXvp1lG
とりあえずスレチ
678名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 20:34:59 ID:zhmPohsa
>>677
きっと作品を作り出す為にキャラ像を脳内でまとめてるんだよ。
679名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 18:04:23 ID:pKC/JqPH
あげ
680名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 22:01:59 ID:nq1IeWzQ
真央が主人公に悪戯される小説が読みたいよう
681名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 23:28:46 ID:nOVEollj
夏菜が9主にあーんさせて餌付けする話が読みたいよう
682名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 07:53:52 ID:9tmE/0FF
質問なんだけどタマちゃんって主人公を何て呼ぶっけ?
名前、またはお前、であってたっけ?
683名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 15:36:45 ID:zCtsb6hu
>>682
タマちゃんのことなら俺に任せろ

あってる
〜な奴だ、とかも
684名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 18:32:53 ID:9tmE/0FF
>>683
ありがとう。
タマちゃんに変わって礼を言うんだぜ
685名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 22:48:48 ID:V6GW4AQL
これは、たまちゃんエロの予感!
686名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:13:57 ID:pdE4WPbP
タマちゃんエロがきたら
俺歓喜で死ねるわ。
687名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:38:25 ID:Vd2+UwvE
じゃあ>>686の命のために投下しないわ
688名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:49:19 ID:jLTJJNim
いやいやいやいや
そこはしようや
689名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:58:07 ID:FeXTZuoq
しょうがない>>686には人柱になってもらおう
690名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 16:22:53 ID:HxAAMbXz
タマちゃんのためなら命の1つ2つ等・・・!!!
691名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 17:47:51 ID:jLTJJNim
タマちゃんは主人公の為に命をかけて戦ったんだぜ?
692名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 19:20:27 ID:ViJPh8YR
ひゅう!
693名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:21:59 ID:OaH1GD67
タマちゃんって誰?
694名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:22:58 ID:rfFN+cGA
>>693
お前、ここは初めてか?
力抜けよ
695名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:09:03 ID:QfqmxwOq
>>693の為に説明してやる

タマちゃんってのは本名を鈴霞って言って、俺の嫁のことさ。
696名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:13:59 ID:6gJlZOfx
ここは萌えスレじゃないからな、別に阻止はしない。



だが、タマちゃんは俺の嫁。
書くの難いよ
697名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:27:51 ID:6gJlZOfx
ダメだ。
タマちゃんの時の主人公の性格が、他の時と違いすぎて上手く書けねぇ

主人公はバカ可愛い奴でOK?
698名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:58:00 ID:DJbwGt9x
タマちゃんに聞けば?
お前の嫁なんだろ?
699名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 01:14:35 ID:WiDQSTAU
俺はタマちゃんが大好き過ぎる。
ポケで1番好きだ。

だけどタマちゃんは5主のものだ。他のやつの嫁など認めん…っ!

エロパロ頑張って下さい。
700名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 03:30:33 ID:Rsu3QMgc
おまえらにはタマオちゃんがお似合いだっぺ
701名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 03:55:11 ID:wFExlvq7
監督「君達は訊雷コーチじゃなく鬼鮫コーチに教わってくれ」
702名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 10:30:49 ID:Iwu+EYst
パワポケのSSは相手によって主人公の性格を変えられるから面白い
703名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:42:03 ID:qO4HxOMt
星が犠牲になるぞ
704名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 14:50:13 ID:gz55rqhz
リンと准に口内射精してごっくんさせたい
705名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 23:03:47 ID:aNng25jn
准かあ・・。う〜ん・・難しいけど・・。
706名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 13:58:04 ID:vfjT1wZJ
バグ二人組ですね。わかります
707名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 15:24:01 ID:cyDa9/66
バグ組なら小野さんとミーナと若菜も追加だな
708名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 19:59:48 ID:44Z7rCNV
小野さんは石中といちゃつかせようと思ったがあまりにも情報量が少ないので挫折した
709名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 20:44:04 ID:pnvn40vP
石中より8主がいいよう
710名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 21:45:08 ID:hTCsIMDh
小野さんは機転も利くし、思いやりもあるし、いい奥さんになりそうだ。

ちくしょう、石中のヤロウ…
711名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 00:05:51 ID:+UVSvBsb
石中を葬った後に8主が小野さんを寝取る展開な話が読みたいよう
712名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 05:56:31 ID:dzZMgufT
残念だがそれは既に佐藤が通った道だ
713名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 16:50:03 ID:SGhbWUkX
准とリンのssってほとんどないよな
714名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 00:13:07 ID:NrwPU6wB
変な意地を張らずに、小野さんと2人で南の島に逃げればよかったのに。
そして、現地の人たちに野球を教えながら幸せに暮らすんだ…

それができなかったのが石中。

ひょっとして、責任感の強い性格で、他の連中からリーダーの役を
押し付けられてたりすると、さらに悲惨だな。
715名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 02:36:19 ID:BVfkjYKs
同盟はあんま組織として統率とれてなかったよな。上川と山形と金井が石中に従ってたように思えない。

まあ南の島に行って南雲親子と仲良くすれば良かったんだが。
716名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 21:14:47 ID:JRIA6uMo
最近投下が少なくておいちゃん悲しい
717名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 22:02:14 ID:zXnhyo3j
こんな時に自分達がとれる行動は2つ
ただ待ち続けるか、自分が書いてみるか、だ
718名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 22:13:28 ID:TK6OMM2g
じゃあ初SSで石中×小野さんに挑戦してみるよ!
まだ二割方しか書けてないけど短い奴だから明日か明後日ぐらいには書き終わりそうだ
719名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 22:20:53 ID:zXnhyo3j
wktkしながら待ってるよ
720名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:37:33 ID:Z78zGian
石中かぁ…
721名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 01:09:15 ID:y3RJ6yVe
よし、俺はみゆき先生のを書いてみるか
722名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 01:46:50 ID:Sqf3PO/N
9裏、エリ(シルバー?)を投下します。
凌辱モノで、そこそこバッドエンドなので注意。
ハッピーエンドも書いたけど、エロがなかった…どうしよう。
723終わる復讐:2008/06/19(木) 01:47:22 ID:Sqf3PO/N
「ん…………」
 両足を無理やり広げられて、股を引き裂かれる。
そんな痛みにエリの意識は覚醒した。
ゆっくりと、眼を開く。
身体を包む倦怠感――まるでずっと寝ていたような、けだるさ。
焦点が次第に定まって、最初に認識したのは自分の胸だった。
あまり豊かとは言えない白い胸が、
荒い呼吸に動かされるように、ゆっくりと上下している。
その膨らみの中央に位置する薄紅色の突起は、
散々と弄ったかのように、固く膨らんでいた。じくじくと、むずがゆい。
 なんで、服を着てないんだろ。
疑問に思いながら、やや上気した赤い肌を見つめる。
右の乳首に引っかかっていた汗が、ぽたりと、落ちた。それを眼で追う。
(……あれ?)
 汗が落ちた先にあったのは、割れた腹筋だった。
もちろん、自分のものではない。
先輩のようにカッコ良い感じのお腹になりたいとは思っていたものの、
エリのお腹は柔らかい感触が勝る、貧弱なものだ。
だが、見えた腹は違う。
しっかりと鍛えられた、男性の腹だ。
(……えっと)
 困惑しながら、ぺたぺたと腹を撫でる。
汗ばんだ硬い肌からは、鼓動が伝わってくる。
夢幻ではない、確かな存在感。
「んっ……」
 ずきり。
 痛む股の付け根、冴える意識。そこでようやく、
エリは、自分が誰かの身体――男の裸体にまたがっていることに気づいた。
互いに一糸まとわぬ姿で、清潔そうな白いシーツの上で、
重なっている男女。それが意味するものは。
「あ……え……?」
 思わぬ事態に混乱しながら、眼球を動かし、前を見る。
 男と目が合った。
口端から涎を垂らし、瞳に涙が充満していて、
まともな状態でないことがすぐにわかる、男。
幼い子供のように、涙で濡れた瞳ではあるが、
そこには子供が決して持つことのない、強い怒りが見えた。
加えて、困惑と、悲しみ。
その瞳を見て、考える。どこかで見た覚えがあったのだ。
 ああ、シルバーと一緒にいた、男だ。
思い出し、納得して、再び視線を下へと――じくじくと痛む股間へ向ける。
 涙が出るほどに、痛い。まるで傷口を指で押しつぶされ続けてるような痛み。
それは当然だろう。
 男の性器が、エリを貫いているのだから。
「……や……やぁ!」
 状況を理解すると同時に、慌てて身を激しくよじる。さらに強くなる痛み。
エリの膣内の、奥の奥まで侵入している異物が、破瓜の傷を広げているのだ。
「やだぁっ……やだぁ!!」
 もがいて、もがいて、モノを抜こうとしても、身体がうまく動かなかった。
 男の胸を押し、自分の身体を持ち上げて、男の性器を抜こうと試みている手。
どんなに力を込めようとしても、できない。
せいぜい、エリの身体を揺らすだけだ。
724終わる復讐:2008/06/19(木) 01:47:55 ID:Sqf3PO/N
「なんで……なんで……やぁ……」
 腰から下は、まったく動かない。
麻痺したように一ミリたりとも動かない。
 有り得ない状況に対する恐怖と、
耐え切れないほどの痛みに、眼の奥から涙が染み出してくる。
(ねえ)
 突然、誰かの声が頭の中で響いた。楽しそうな、笑いを含んだ呼び声。
幻聴にかかわっている暇はないと、エリは無視して身体を動かそうとする。
けれど、その声は、エリをあざけわらう声は、止まらない。
(どんな気分? ろくに知りもしない男に、貞操を奪われるのって)
「あ……うぇ、え?」
 先ほどとは違う。はっきりとした、意味のある言葉が頭に響く。
それは嫌でも現状を把握してしまう、悪魔の言葉。
(まだわからない? これが夢だと思ってる? あははははっ)
 悪魔が笑うと同時に、腰が動き始めた。
エリの意思い通りではなく。
前後に、左右に、くねらせて、男の性器を刺激するように。
「ぐっ……うあ……がっ……」
「いたっ! いや、いやぁぁぁ!!!
うごかないでぇぇ!! いたい、いたいよぉ!!!」
 快楽に悶える男の嬌声と、大量に溢れだした血が男根でかき混ぜられることによる水音。
それをかき消すほど大きく、エリは悲鳴をあげる。
(…………うるさいわねぇ)
「う゛、あぁぁ!! ……あぁ……」
 再び聞こえた誰かの声。腰の動きが変わった。横の動きから、縦の動きへと。
さらに強くなる痛み。どこが痛いのかよくわからないほど痛い。
 未だ少女と呼べる年齢のエリにとって、
男のモノが奥の奥まで侵入してくることは、拷問のようなものだった。
通常、忍者は拷問に対する訓練も行うのだが――使えないと判断された彼女は、
そういった初歩的な訓練すら受けていなかったのだ。
「あ゛っ! ……っく……ひっく、うぅ、あぁ……」
 涙がボロボロと零れ落ちて、声が嗚咽を含んだものに変わる。
エリの意識で動かせるのは、だらしなく涎がこぼれ溢れだす口と、
ぼやけて何も見えない瞳。そして男の胸板を押す両腕。
(結構頑張るわねぇ、腕だけでも動かせるなんてたいしたもんよ)
「ひっく……え……?」
 再び頭に響く声。褒めているような内容ではあるが、
明らかにあざけりの色が強い口調で、彼女は言う。
(ま、でも……こうしたら無駄だけどね)
「ひっ!」
 男の胸板を押していた、エリの両腕が止まる。
びくびくと上下に震えながら、少しだけ持ち上がって、前に伸ばされる手。
その先にあったのは、男の顔。
未だ強くこちらを睨みつけてくる、男の瞳の横――両方の耳を、エリの手がふさいだ。
そしてゆっくりと、自分の顔が彼の顔に近づいていく。
「!!! やだっ! やだやだやだやだやだ!!! やだ、んっ、んーーー!」
 じわじわ男の顔が近づいていき、そのまま無理やりに唇を重ねさせられた。
熱くて柔らかい男の唇を、食べてしまうように動くエリの唇。
 ファーストキス。
725終わる復讐:2008/06/19(木) 01:48:22 ID:Sqf3PO/N
(……こんな形で、キスしたくなかったな)
 今のは、自分の意思か、それとも誰かの言葉か。
わからないままに、舌が動き始めた。
硬い歯の感触、弾力のある歯茎の感触、
生暖かくぬめった舌の感触。
次々とエリの初めての経験が、上書きされていく。
「…………っ」
 男は眉をひそめて、こちらの舌を緩く噛んできた。
きっと本人としては、噛みちぎるぐらいの力を込めているのだろう。
だが、何故か気持ちいいと感じてしまうほどの刺激にしかならない。
 気持ちいい、そう思ったことにぞっとする。
気持ち良くなんかなりたくない、それは確かなのに。
 なのに、どうして頭がぼうっとしていくんだろ。
くちゅくちゅと水音を立てながら、舌が動く。
 ふわふわと、体が浮かぶみたい。……気持ちいいなぁ。
 エリの思考がゆるむと同時に、右手が再び勝手に動いて、自らの胸を掴んだ。
柔らかい胸の脂肪を、嬲り、ねじり、潰してくる指。
その動きは、エリが自らを慰める時に使っていた動きと同じだった。
やや強めに、乱暴にいじるのを、エリは好んでいたのだ。
 その手なれた動きはその指はエリの身体を快楽に溶かしていく。
「んっ!!」
 胸だけでは足りないかとでも言うのか、男と繋がっている部分にも左手が伸びた。
「〜〜〜〜〜!!!」
 モノの根元を撫でた後、陰核のまわりを指が刺激する。
穏やかな快楽の波が、身体を揺らしていく。
 揺らして、揺らして、気持ち良さにだんだんと何も考えられなっていく。
 口が、離れた。
「あ゛あ゛っ……う゛ぁっ」
 ずん、ずん、と奥を突かれる。
その内部から押しつぶされるような刺激に、
まともに言葉を発することができず、
エリは間抜けに口を開いて、声と呼べない音を出す。
「あ゛ー……あ、ぅ……あんっ、あ゛ぁぅ……」
 たん、たん、と肉のぶつかる音。
 ぎしぎしと、ベッドが歪む音。
 ぐちゅぐちゅと、痛い水音。
 たくさんの嫌な音が、耳に響く。嫌なのに、本当に嫌なのに、逃れることができない。
(あら、そろそろ限界みたいね、こいつ)
 誰かがそういって、ぴくぴくとエリを貫いているモノが動く。
「!!! いやぁぁ! 中はだめ、だめ、だめ、だめだめだめだめぇぇぇぇ!!!!」
 本能でそれが何を意味するかを知って、エリは全力で抵抗した。
 嫌だ、嫌だ、嫌だ!
726終わる復讐:2008/06/19(木) 01:48:59 ID:Sqf3PO/N
「うあああああああああああああ!!!!!」
 喉から飛び出す咆哮。まず、胸を揉んでいた右手の指が止まった。
 次に、唇を離すことに成功した。
 次に、
「ああああああああああああああああ!!!!」
 両腕が、動いた。足も、手も、全てが思い通りに動く。
「あああぁ!」
 飛びあがるようにベッドを蹴る。
ずぽんと、小さな間抜けな音が聞こえた。
「ふあぁ……はぁ、はふ……ひゅぅ……」
 どさり、音を立てて、息も絶え絶えにベッドに横たわる。
熱いものが、腰と、腕と、お尻にかかった。
(ふーん……がんばったわね、えらいえらい)
「はぁ、はぁ、はぁ…………あなた、は」
 もう、何度目になるかわからない、聞こえてきた声に、
「……だれ?」
(はぁ?)
 ずっと頭に浮かんでいた問いを、投げかける。
(誰って……シルバーだけど)
「……え?」
 そんな、はずはない。シルバーは私が、確かに……
(面倒だから、詳しいことは説明しないわ。
……それより、せっかく出してくれたのに……もったいないわねぇ)
「あ……ぅ」
 答えが出ないまま、また、体が勝手に動き始めた。
抵抗しようとしたけど、もうどこも動かなかった。
「ん……」
 手が体中にかかった熱いものを、救いとる。
白くて、どろどろした、ゼリーみたいな……精液。
「んぅ、あむ」
 その手が口元に引き寄せられる。舌が伸びた。
「……」
 初めて味わった精液は、何も味がしなかった。
舌が麻痺しているのか、それとももともと味がしないのか。
どっちなんだろう。
「ふふふ……おいしっ♪」
 誰か――シルバーの声は、頭の中ではなく、自分の口から聞こえた。
本当においしそうに、嬉しそうに、どんどん舐めていく。
「あら? そっちのほうが多いわね」
 眼が動いて、男のほう見る。
男の身体中にもまた、精液が飛び散っていた。
シルバーの言葉どおりに、エリの身体についている量よりも多い。
「ふぅ……んむ」
 それを一滴ずつ、丁寧になめとっていくエリの舌。
足に飛んでいたのを舐めているため、頬に男の毛が当たる。
むずかゆい、くしゃみがでそうだ。
そんなことを思ったけど、でなかった。
動かなかったから、どこも、何も。
「ふぅ……ほんと、濃くて、いい味ね」
(美味しくは、ないような)
(馬鹿ね、ま、まだ子供だから仕方ないかしら)
 美味しくないのに、喉に絡んで気持ち悪いのに。
どうして。
727終わる復讐:2008/06/19(木) 01:49:35 ID:Sqf3PO/N
「ふふふっ……さて、こっちを大きくしないとね」
(!)
 身体が男ににじり寄って、男のモノ――先ほどよりも、
少し小さくなっている――を、エリの手が触る。
ぬめぬめしていた、熱かった、ふにゃっとしていた。
「はふ、む……」
 口に含んで、舌でいじるだけで、少し大きくなった。
大きすぎて、口に入りきらない。
エリはそう思ったが、シルバーはそうは思わなかったようだ。
「んっ、んっ、んっ……」
(!!?!?! 苦、しい! やめて、やめて!)
 喉の奥まで使い、モノを口全体でしごいていく。
咳が出そうなのに、でない。苦しい、苦しい、苦しい!
「ふはっ……けほっ、ごほっ……んっ、大きくなった」
 しばらくして、口からぷるんと揺れる黒いものが飛びだした。
それを手が掴み、身体が起き上がって。
「いや、いやぁ……」
 エリの真っ赤に染まった入り口へと、モノの狙いが定まって。
「ぅっ、くっ……あ゛っ……!!!」
 はいる。痛い、痛くて、おかしくなりそうだ。
けれどおかしくはならなかった、意識を保ったまま、
「い゛っ……いやぁぁ!!!!」
 腰が再び、動き始めた。
激しく上下に、痛みを気にすることなく、壊れても構わないと言った調子で。
「やだやだぁ! もうやめ、え゛っ……う゛ぁ!」
 どうにか逃げようとするが、
エリの意思は強く押さえつけられていた、逆にさらに動きが激しくなる。
「あ、んっ……あっ、はぁ……ああぁ!」
 痛みに意識がもうろうとしていくのに、消えることがない。
涙がどんどんこぼれていく、男の腹にどんどん降り注ぐ。
「もう、い、や……いやぁああああああ!!!」
 泣いても、わめいても、体は勝手に動いて、硬いモノをエリの膣がしごいていく。
奥の奥まで貫いている者が、だんだんと大きくなって、そして。
「やだ、だめ、やだ、いや、いやぁっ……あっ!?……あぁぁ!!?!?!」
 一際大きく震えて。何かが、エリの中に入ってきた。
どくどくと、びゅうびゅうと、勢いよく。
(おー、入ってきた入ってきた。ずいぶん貯めてたみたいねぇ)
 吐きだされた塊が、膣の壁にぶつかる感触は微かなものだった。
だが、確かにそれを感じる。奥に、奥に吐き出されていく塊。
「い…やぁぁ……」
 全力で叫ぼうとして、まともに肺が動かなかった。
少しだけしか息を吸うことができず、小さな叫びにしかならない。
「あ……入って、くる……せーえき……」
 どく、どく、どく、どくとエリの奥に吐きだされ続ける精液。
それはたっぷりと、たっぷりと出て、数十秒の後に止まった。
728終わる復讐:2008/06/19(木) 01:50:00 ID:Sqf3PO/N
(ああ、そういえば、今日って結構危ない日よ)
「……え?」
 つぶやくように頭の中で響いた言葉に、顔が青ざめる。
(こんだけ濃いのを出されちゃ……できちゃって当然かしら?)
「うそ……」
 呆然と、繋がっている個所を見つめる。
血で濡れた黒く光る陰毛。その上に位置するエリのお腹に、右手が伸びた。
(ま、それも悪くないかも、一度ぐらい子ども産むのも悪くないわね、たぶん)
 優しく――エリのものなのに、自分の意思で動いていない右手が――お腹を撫でる。
愛おしさを込めるように、柔らかい動きで。
「うそ、うそっ……あかちゃん、できちゃう……?」
 その優しい動きに恐怖を覚えながら、
エリは絶望に満ちた言葉を口にした。
 がらがらと、音を立てて何かが崩れていく。
(そうね、後まだ二回ぐらいは出してもらうし)
「え……? っ、あ゛っ!」
 呆けたようにエリがつぶやくと同時に、
再び体が勝手に動き始めた。
痛い、痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い。
涙が、また男の身体に降り注ぐ。
(初めてだからってことで、あんたを起こしておいたけど……
次はあたしが楽しませてもらうわね。しばらく眠ってなさい)
「う……ぁ」
 再び股間の痛みが強くなったのを感じながら――
 エリの意識は夢に閉じ込められた。

「ふ……ぅ……ふふっ」
 大きく吐息を吐きだして、シルバーは妖艶にほほ笑んだ。
そのままいったん腰の動きを止める。そして男――コナミを見つめて、手で涙をぬぐった。
「どうでした? コナミさん。わたしの『はじめての経験におびえる女の子』のフリは?」
 くすくすと笑いながら、語りかける。
彼は理解できないと言ったように眉をひそめている。
先ほどまであった怒りは消えて、今はただ困惑しているだけと言った様子だった。
「新鮮だったんじゃないですか?
宇宙の歴史に残るほどのヒーローさんには、女の子を犯すことなんてできないだろうし」
 強い嘲りで覆った言葉をぶつけていく。
油断すれば今すぐにでも口にしてしまいそうな、彼への想いを隠すように。
「しかもこんな貧相な身体なのにこんなに一杯出しちゃって……
あははっ、英雄色を好むってこと……ですよねぇ?」
 エリの口調を意識しながら、シルバーは喋り続ける。
震えるコナミの身体。彼の首筋に打ち込んだ薬は、単に身体を痺れさせるもの。
だがシルバーは、後で記憶をなくす薬をさらに与えるつもりだった。
これは、決して覚えていてほしくない出来事だったから。
729終わる復讐:2008/06/19(木) 01:50:34 ID:Sqf3PO/N
「ふあぁ……ほんと、いっぱい、出てる」
 下腹部を撫でながら、つぶやく。正体を告げるつもりはなかった。
例え忘れられるとしても、知ってほしくはなかった。何もかも。
「んっ……また、固くなってきましたね。
英雄さんなのに、しばらく女を抱いてないんですか? あははっ……ふぁ」
 からかいながら、ゆっくりと腰を動かす。
ぐちゅり、ぐちゅりと音をたてる。
白と赤と無職の液体が、混ざる。
「お……ま、えは……なんで」
 彼はこちらの質問を無視して、問いかけてきた。が。
「んっ!」
 口づけをして、黙らせる。
エリを操っていたときよりも激しく、強く、情熱的に、淫らな、キス。
「んむっ、ちゅ……ずずっ……ぷはっ」
 彼の口に溜まっていた唾液をすべて飲み干して、口を離した。
快楽に呆けた彼から視線を逸らして、手を横へ伸ばす。
行為を始める前に、ベッドの脇の椅子に荷物を置いておいたのだが、
なかなか手が届かない。
当たり前だ、この身体はゴールドではないのだから、腕が伸びることもないのだ。
 彼女の身体がどれだけ便利だったのか――もっとも、
便利なだけではないが――を実感しながら、
シルバーはコナミから身体を離した。
 栓の役割をしていたモノが秘所から抜ける。
「んっ……」
 下腹部に力を込めると、少しの後、ドロリとした白い液体がこぼれおちた。
 それを見て、ぞくぞくと背筋が震えた。
 彼が気持ち良くなってくれたことが嬉しくて。
 彼が気持ちよくなってくれたことが悲しくて。
 ぬぐったはずの涙が、頬を伝った。
「ふふふ……そんなの、どうだっていいじゃないですか」
 感傷に浸ったのはわずかな時間だった。
平然と嘘を呟いて彼の上から立ち上がり、互いの性器を繋ぐ白い糸を断ち切る。
そのままベッドの隅へと――一人用にしては、
ずいぶんと大きなベッドだった――移動して、シルバーは鞄をまさぐった。
用意しておいた瓶を取り出す。淫らな薬を、何もかも考えられなくなる薬を。
「んっ……」
 ふたを開けて、口に含み、シルバーは再びコナミの上に乗った。
そのまま口付けをして薬を送りこんでいく。
彼は必死で歯を食いしばり、拒もうとしているが……無駄な抵抗だ。
「んんっ、ん……」
歯の隙間から少し粘性のある甘い液体を、一滴残らず注ぎ込んでいく。
彼の喉が、ごくりと動いたのを見て、シルバーは微笑んだ。
 これでもう、彼が余計なことを言うことはないだろう。
「ふぁ……さて、楽しませてもらうわよ」
 彼の胸に手をおいて身体を起こし、固くそそり立つ赤黒いモノへと狙いを定める。
あまりの大きさに、再び腰を下ろすことに躊躇いながらも……一気に腰を下ろした。
「ふぅっ、んっ……やっぱ、痛いわね」
 ぬらぬらと桃色に光る肉の穴と、
凶暴なまでにそりあがったモノが、繋がる。
野生の獣じみた匂いが鼻腔を犯し、
彼に対する想いが、胸を痛ませる。
730終わる復讐:2008/06/19(木) 01:51:03 ID:Sqf3PO/N
「……こほっ」
 コナミはすでに意識が朦朧としているのだろう。
瞳は焦点が定まっておらず、口からは意味のない言葉しか出てこない。
それを微笑んで見つめながら、シルバーはゆっくりと動き始めた。
「んっ……硬くて、大きくて、震えてる……ふぁ」
 痛みが、少しづつ快楽へと変わっていく。
脳内の興奮物質を少しだけ増やして、
先ほどまで処女だった女にはあり得ない快楽を作り出したのだ。
(……どうせなら、最初っからこうしておけばよかったかしらね)
 今更なことを思いながら、動き続ける。
ずぶ、ずぶ、とモノが出し入れされて、
血と、愛液と、精液が混じった液体が、ひたすらに淫なら音をたてる。
「ふぅ……」
 腰をモノが抜けないぎりぎりの所まで高く上げて――
「ひゃぁ!」
 下す、膨れ上がったモノの先端の部分が、
ちょうど良いところを刺激して、体全体にしびれが走った。
「い、いい……かも」
 それに味をしめ、グリグリと腰を動かすが……上手く当たらない。
体位を変えてみるのはどうだろう。思いついて、足を動かす。
ちょうど、彼の薬で呆けた顔を見るのにも嫌気がさしたところだった。
「ふぅ、ふぅ……ふふっ、全部、丸見えよね?」
 尻を突き出すように、身体を彼の足に預ける。
彼の位置からは、菊門も、繋がっている部分も、全てが見えるはずだ。
 正気を保っていれば、これほど扇情的な光景もないだろう。
「ふぅっ……! ふぅ、ふぁ、あぁっ……!!」
 快楽を求めて、シルバーは動き始める。
まだロクに開発もしていないのに、こんなにも気持ちいいのは――
もしかしたら、エリには素質があるのかもしれない。
忍者には不必要で、女には必要かもしれない、素質。
「あ゛〜〜っ……あ゛ーーー!!!」
 目論見どおりに最も良いところを刺激されて、
だんだんと、意識がとろけていく。
今の自分は、ものすごくだらしない顔をしているのだろう。
「ふぁ……あははははっ、あぅっ、あんっ!」
 自分。そう思ったことに、シルバーは喘ぎながら笑った。
何故だか分からないが、笑った。
「ふぁ……ふあぁ……!!!」
 だらしなくこもった息を吐き出しながら、
身体の奥の奥へとモノを打ちこませていく。
ぴくぴくとモノが震えだしたことで、彼の限界が近いことを悟った。
「いいよぉ……いいのぉ、気持ちいい……あ、んぁぁっ!」
 うわごとのようにつぶやきながら、
腰をさらに激しく上下させる。
胸の突起を彼の毛深い足に擦りつけて、
陰核を右手でつねりあげた瞬間。
「あああぁぁっっ!!!」
 彼女の身体が、絶頂を迎えた。ぴくぴくと痙攣し、意識が白く染まり、
何もかもが消えていく。
731終わる復讐:2008/06/19(木) 01:52:10 ID:Sqf3PO/N
「きてる……きてる……いっぱい、いっぱい……」
 遅れて、再び塊が膣奥へぶつけられる。
どくどくと、びゅうびゅうと、膣内を白く染めていく。
「はふ……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
 荒い息を吐きつつ、彼の足に口づけをしながら、
絶頂の余韻を楽しむ。
身体は限界を迎えて気絶してしまったが、
シルバーの精神が消えてはいないのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ……よか、った…・…」
 射精が終わるには、長いようで、短い時間が必要だった。
そのわずかな時間を、シルバーは心から満喫した。
 その最初で最後の時間が、邪魔されることはなかった。


 行為の痕跡を消して、部屋を後にする。
身体は疲れ切っているが、大きな満足感がシルバーの胸にあった。
 エリに対する復讐と、シルバー自身の微かな望み。
その二つを、終えることができたのだから。
 ……いや、復讐はまだ途中か、思い出して笑う。
「……」
 廊下を歩きながら思うは、宿主であるエリのこと。
彼女の心には、すでに絶望が巣くっている。
今日の出来事だけでも、彼女が自分に抵抗する頻度は格段に減っただろう。
だが、エリの心にとどめを刺すことを、シルバーは決意していた。
 あと一つ、目標を達すれば、彼女の心は砕け散る。
弱い彼女の心は、死ぬ。
「……はぁ」
 それを想像して、溜息が洩れた。
 だが。
 今更躊躇も覚えるはずもなかった。
732終わる復讐:2008/06/19(木) 01:52:50 ID:Sqf3PO/N
 一ヶ月後。オーブールにて。
化け物同士が月明かりの下、殺し合っていた。
まるで踊っているかのように、
刀を打ちあって金属音を響かせ、
月明かりの下戦う二匹。
「あははっっ!」
「くっ……」
当初はタマコが優勢だったものの、
時がたつにつれ、場の流れはシルバーに傾いていった。
 彼女の宿主であるエリの持つ龍眼。
それはタマコの動きをすべて見切り、覚えていく。
基礎体力や筋力において優るタマコであったが、
シルバーが体力を温存していたこともあり、
だんだんと追い詰められていた。
「……ふっ!」
 鋭い息吹を吐き出し、刀を渾身の力で振るう。
シルバーが攻撃をやめなかったら、致命傷を与えていただろう。
だが、彼女が大きく後ろに飛んだことで、刃は空を切る。
彼女はそのまま、安全圏と呼べる場所まで後退し――刀を下した。
「……すぅ、はぁ」
 もちろん、彼女が戦いをやめるつもりではないだろう。
月明かりの下、異様なほど輝く眼の光は、危険な意思に満ちている。
 タマコが大きく息を吐き出すと同時に、シルバーが喋り出した。
「うーん、なんだか思ったより弱いわねぇ、オリジナルのせ・ん・ぱ・い♪」
「……」
 彼女の言う言葉に、今更ショックを受けることはない。
口元を覆っていた布をはぎ取り、捨てて、呼吸を整える。
毒物に対しての防護策だったのだが……これ以上体力を消耗させるわけにはいかなかった。
「やっぱ、クローンの動きと結構似てるのがねぇ……期待はずれよ、ホント。
オーブールの忍者組織も、もう終わりかぁ……ふふふっ」
 彼女の笑いに、反応することはなく、全力で身体を休める。
退路はすでにない、覚悟は決めている。
 最低でも、相打ちにまで――
「ま、この子も利用されて捨てられる予定だったんだから、
私が寄生しなくてもこうなったのかもしれないわね」
「……」
 違う。反射的にそう思ったものの、言葉には出さなかった。
寄生されている娘のことを、タマコが詳しく知っているわけではない。
 ……もしかしたら、そう言ったこともあり得たのかもしれないのだから。
「ま、そんなものよね、忍者なんて。あははははははっ……ふぅ」
 ひとしきり笑った後、シルバーが刀を振るう。
付着していた血液が飛び、暗い闇へと消えていった。
「……行くぞ」
 次の一瞬で、決着がつく。
 それを感じたタマコの鼓動が、ひときわ高くなる。
絶対に勝つという気概に、負けることへの恐怖に。
「死ねええええええええええ!!!!」
 怒声を上げて迫るシルバーに向けて、刀を構える。
この刃が必ずシルバーを殺すと信じて。
「――――!!!」
 だが、その刃がシルバーに届くことはない。
 なぜなら――
733終わる復讐:2008/06/19(木) 01:54:05 ID:Sqf3PO/N
 先輩。大好きな、先輩。
 生きていてくれた……ってわけじゃないみたい。
 先輩じゃ、ないんだろうなぁ。
 ……戦ってる。やっぱり、強いなぁ……カッコイイな。
 でも、やっぱり、駄目だ。このままだと……
 ほら、やっぱり。負ける。
 ……え?
 違う!
 違う! そんなこと、こんなことをするなんて、絶対に考えない!
 こんな、こんなことをするなんて、そんな、こと……
 …………ううん。もしかしたら、違うかもしれない。
 そうしていたの、かもしれない。
先輩に対して、全く恨みがないわけじゃないんだから。
シルバーが、正しいのかもしれない。
 ……もう、なにがなんだか、よくわからないなぁ。
 わかることは、一つだけだ。
 この人に死んでほしくはない。絶対に、死んでほしくない。
 今まで、無駄だったけど、意味がなかったけど。
 もうちょっとだけ。
 もうちょっとだけ、頑張ろう。頑張って、頑張って。頑張ろう。 



「な?!」
「……?」
 ぴたりと、シルバーの動きが止まった。
急に止まったためか、彼女はバランスを崩して隙だらけになる。
 だが、タマコは攻撃をするのをためらってしまう。
見えたシルバーの表情が、まるで。
「……あああああああぁぁぁ!!!!」
 声が聞こえた。
 大きい声。確かな強さを感じさせる声。
「あああああああああああああああ!!!!」
 そしてシルバー……いや、エリは。
 自らの喉に。

(うそぉ?!)
 シルバーの誤算は三つ。
 一つ目は、ゴールドの便利な身体になれすぎてしまっていたこと。
抵抗しない身体になれていて、体の支配がおろそかになっていた。
 二つ目は、思っていた以上の体力の消耗。
細かな傷の積み重ねが死に至ることを、忘れてしまっていたのだ。
 三つ目は。

 エリが弱くなどなかったこと。
734終わる復讐:2008/06/19(木) 01:55:00 ID:Sqf3PO/N
「あああああああああぁぁぁぁ!!!!」
 エリを動かすのは、彼女が持ちえた力の片鱗。
 最強の戦士になれるかもしれなかった、弱い彼女の可能性。
 その可能性を。
「あああああああぁぁぁぁぁ!!!」
 自らの手で、潰した。未来を、完全に閉ざした。
「ああぁっ…………」
 銀の刃が喉に食い込む。文字通り死の痛みがエリを襲い、
噴出する血液とともに、急速に意識が、身体が、視界が、消えていく。
(あ…………)
 一面の黒の中、最期に見たのはタマコの顔だった。
 それに意識の中だけで微笑みかけて、エリは。


 タマコの行動は素早かった。
彼女の喉から吹き出る鮮血が地面に届かないうちに、懐から取り出す。
寄生生物であるシルバーを、完全に殺すための物を。
「喰らえっ!!!」
 彼女の身体が倒れる前に、それをぶつけた。
それは四散して、標的に非常に強い可燃性の液体を降り注がせた。
少しして、火花。倒れると同時に燃え始める身体。
「…………」
 それをタマコはじっと見つめていた。
 瞳に何の感情を写すことなく、ただじっと、見つめていた。


(馬鹿ね)
 そうですか?
(馬鹿よ)
 でも、これしか。
(そう、ね。悔しいけど、あたしの負け)
 ……え?
(もう私が外に飛び出すこともできないしね……さすが忍者ってところかしら)
 じゃあ、先輩が、勝ったんですか?
(いや……勝ったのはあんたよ。おめでとう、復讐を遂げることができて。
ぱち、ぱち、ぱち……)
 なんで、そんなに楽しそうなんですか?
(さあ、ね。……あ、もういよいよダメみたい
じゃ、地獄で会いましょ。ゴールドも待ってるわ)
 ゴールド?
(アンタが殺した、あたしの大切な仲間よ)
 ……仲間……ですか。私にとっての、先輩みたいな?
(何? まさか、今頃後悔してるの?)
 いえ……後悔は、たぶんしてません。
(そう……ゴールドには負けるけど、あんたの身体も割と居心地良かったわよ)
 え?
(…………)
 ……シルバー、さん?
(…………)
 ……死んじゃったのかな。じゃあ、わたしも死ぬんだろうな。
 もっと、いろんなことしたかったかなぁ。
 おいしいもの食べたり、遊んだり、いろいろ。
 ……ああ、でも、それよりも。
 先輩に、一言だけ、伝えたいことが。
 先輩に。
735終わる復讐:2008/06/19(木) 01:55:23 ID:Sqf3PO/N
 そして三日が過ぎた。
忍者組織が負った傷はあまりにも大きく、
今のオーブールは、非常に混乱していた。
影が今日の夜には数体目覚めるのが、嬉しいと思えるほどに。
「……ふぅ」
 穴を掘り終えて、タマコは小さく息を吐きだした。
海の見える丘に、深さ一メートルほどの穴ができている。
「……そろそろ、姿を見せたらどうだ?」
 振り返り、王宮をでて、すぐに感じた気配の主に声をかける。
それと同時に、すぐ横のタオルケットの上に眠っている
スズネ姫をかばう位置に移動した。
「……」
 出てきたのは、真っ黒なおかっぱ頭に二本のアンテナを持つロボット。
 ――シルバーの相方、ブラック。
「……そこに」
 彼女が戦う気がないのは、すぐにわかった。
あれからずっと眠っていないタマコを葬るのは、たやすいことなのだから。
「埋めるの?」
 彼女の言葉に小さく頷いて、足元に置いた骨壺に手を伸ばす。
裏切り者とされたエリを忍者の墓地に葬ることを、組織は許さなかった。
たとえ彼女が、シルバーを葬り去ったとしても。
……もっとも、シルバーの身体も一緒に燃えたのだから、あたり前なのかもしれない。
 せめて見晴らし位のいいところに、彼女を葬りたかった。だから穴を掘った。
 壺を持ち上げる。軽かった。疲れた体でも重いと感じないほどに。
「……これも」
 彼女が懐から取りだしたのは、牙だった。白く、大きい牙。
「……埋めてほしい」
「…………いいだろう」
 彼女に了承の言葉を発して、穴を下り、底にそっと壺を置く。
落ちてくる牙。からんと音を立て、壺の横に並んだ。
「……さよなら」
「何故、戦わない?」
 タマコが穴を這いあがると同時に、ブラックは立ち去っていった。
彼女に問いを投げた理由は、単純な好奇心。
 長年一緒にいたパートナを殺されて、悔しく、ないのだろうか。
「…………意味が、無い」
 そうつぶやいて、木々の隙間へと彼女の姿は消えた。
消えた姿に向けて溜息。意味はがない、確かにそうかもしれない。
「……違う、か」
 意味はなくても、やらなければならないこともある。
そんな簡単なことは、わかっていたはずだ。
 振り返って、海を見つめる。
波の音と、スズネ姫の寝息が聞こえた。
 ……しばらくは、過酷な生活を送ることになるだろう。
自分も、姫も。
 それでも――
「…………」
 胸に手を置く、硬い感触。
彼女の焼け焦げた身体から、回収したクナイの感触。
 今更、感慨にふけるはずもない。
 ただ、頑張ろうと思った。
 この先もずっと、戦い続けようと、誓った。
736終わる復讐:2008/06/19(木) 01:56:00 ID:Sqf3PO/N
「あ、そうだ。ねえブラック」
「……何?」
 崩壊するデスパレスにて、別れる寸前にシルバーが喋り出した。
「いやさ、あれやっとこうと思って」
「?」
「ほら、お約束って奴」
 シルバーはゴールドの身体にいたときと同じ笑みを浮かべて、
懐をまさぐった後、こちらに手を伸ばした。
その手に乗っているのは牙。白く、大きい牙。
「ゴールドの形見。あんたに預けておくから、また会った時に返してもらうわ」
「……わかった」
 大事に、胸ポケットにしまう。
「じゃ、今度こそ……またね!」
「また……」
 駆けていく彼女の背を、止めたかった。
なんだか嫌な予感がしたから。
でも、しなかった。それを彼女が望んでいなかったから。
 だからブラックは、すぐに考えを切り替えて歩き始めた。
彼にどう説明しようか、考えながら。
 前を向いて、歩き始めた。

「コナミく〜ん」
「……ん?」
「なんだか、ぼうっとしてるでやんすよ?
体調でも悪いんでやんすか?」
「まあね、事務仕事がこれだけたまってりゃぁ……ホント」
「この書類の山、今朝見たときとまったく変ってない気がするでやんす」
「いや、二メートルぐらいは減ったよ……たぶん」
「うーん……はあ、宇宙を駆けまわってた頃が懐かしいでやんす」
「はははは……」
 確かに、懐かしい。
あの頃の方が、楽しかったのも確かかもしれない。
だが、手に入れた平和を守るために、この仕事は必要なものだ。
そう思えば、これも苦にはならない。……たぶん。
「はぁ……みんな、今頃何してるでやんすかね……」
「さぁ? 元気にやってるだろ」
 次々に浮かぶ、仲間の顔。
隠居したり、転職したり、スターになったり、……戦い続けたり。
 ……そういえば、彼女は何をしているだろうか。
元気で、やっているのだろうか?
(……そうじゃないはずもないか)
 彼女が辛い顔を浮かべることが、どうしても想像できなかった。
「……手が止まってるでやんすよ」
「ああ、ごめん。……そろそろ食事にしよう」
「そうするでやんす……ふぁぁ」
 暇が取れたら、探しに行くのもいいかもしれない。
別れの言葉を言うこともなく、別れたのは悲しいから。
 そうしよう。そうきめた。
「さあて、今日の食事は……」
「インスタント食品でやんす」
「…………また、か」
「美味しいでやんすよ? ……そこそこ」
「うん……そこそこ、だよな」
 英雄は日々を過ごしていく。
 叶うことのない願いを願いながら。
737名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 01:57:07 ID:Sqf3PO/N
終わりです。
設定が変な所があるかもしれませんが、再プレイして書き直すかも。
次はバカっぽいのを書きたい。
738名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 07:59:48 ID:A7Ubu2lC
GJGJGJ!
あれ……なんでだろ……
凌辱ものなのに、目から液体が止まらないぞ?
739名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 08:05:40 ID:Vbv4lVeR
目やにか
740名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 20:07:25 ID:pFDHCvgk
エロパロってエロを入れるべきだから、ある意味厳しいですよね。
741名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 20:36:36 ID:YtWSMPMu
>>740
まぁ入れて無い奴もたまに投下されてるけどな。
エロ系全く書いてなかった俺にとってはエロ描写で苦戦する。
742名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:02:29 ID:A7Ubu2lC
描写どうこうよりも、
とりあえず作品読んだ後の感想なりGJなりは、読み手のマナーだぜ?

それがないと、書き手にとってはやる気が凄く下がる
743名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:47:37 ID:lCc0OGkA
>>737
乙です、ねっちりとしたエロ描写がいいっすね
じゃあ小野さん投下します、エロ描写未熟の薄めです
744名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:48:20 ID:lCc0OGkA
ボロボロの体にムチをうち石中は地面を虫のように這いながらホッパーズの寮へと向かっていた。
石中は先ほどCCRの手先である小波に負けた。あと一ヶ月足らずで日本シリーズだと言うのに。
いずれはばれる事だったとは言え未練があまりにも多い。
日本一になりたい、あの思い出すだけで身震いがするあの工場を壊さなければいけない、野球をしたい。
そして――――。
「お……の……」
サイボーグ同盟のリーダーとして、いつも近くに居た小野に伝えなければいけない。
もうやめても構わない、と。南の島にでもどこでもいいから逃げろ、と。
そのためにもここで死ぬわけにはいかなかった。やらなければいけないのだから。
だが、段々と視界が狭くなり真冬に裸でいるように寒くなってくる。
「石中……さん?」
駐車場を出た時、タイミングよく買い物に出ていた小野に出会った。
小野は一瞬目を丸くし、状況が理解できたのかダンボールを手放し全速力で駆け寄ってくる。
その様子に小野がCCRに殺されていないことに安堵し、飛びかけている意識に喝をいれ口をゆっくりと開く。
「お……の……もう、い、いい……に………」
逃げろ、と続けようとする口が塞がれる。
視界が狭まり殆ど何も見えないが、唇に当たる柔らかさと頬に流れる冷たい水滴で何が起こってるのかは理解できる。
それは石中が大神と戦い続けた時、常に隣にあった女の温もりだ。
石中はゆっくりと瞼を下ろし、小野の胸の中で眠った。


小野は石中の唇に口づけをした後、ゆっくりと立ち上がる。
その目は真っ赤に充血しており未だに涙が止む事もない。
石中の体を持ち上げ寮へと向かう。石中の体は重かったが小野は持ち上げることが出来る。
自分がアンドロイドなのだと思い知るが、今はそれで良かった。
ホッパーズの寮へと向かい、直ぐに逃げる準備をする。その際に必要なものはお金と石中さんの体が入る大きな袋でいい。
逃げた先で丁寧に埋めてあげればいい。石中さんが残していた逃走用の車を使う。
そうだ、南の島に行こう。武美も誘って、平和に――――。
バン!
「……え?」
胸が突然燃え始めたのかと思うほど熱くなる。
そこに触るとヌチュリと手に温い液体らしきものがあることがわかる。
その後に襲ってくる強烈な痛みに小野はようやく自分が撃たれたことに気がついた。
「傷を塞げ、死ななければ構わん」
「どうしてまたサイボーグを?」
「上が調べたいことがあるそうだ……真偽の程は知らんがな」
男たちの声が耳に入る。が、その内容を考える間もなく小野は意識を失った。
745名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:48:54 ID:lCc0OGkA
目が覚めると見知った天井だった。
そこは小野がサイボーグ同盟の仲間と初めてあった場所で、嫌な思い出しかない場所。
――――戻って、来ちゃったんだ。
逃げることなんて出来なかった。結局ここに戻ってきてしまった。
「やあ、久しぶり」
小野がここでやることなんて一つしかなった。
「じゃあまずは邪魔な服を除けようか」
眼鏡の男がニヤりと薄気味悪く顔を歪めてメスを取り出す。
小野は当然のことながら手足がベットに固定されているので何も出来ない。
「ああ、動いちゃ駄目だよ。肌に傷がついちゃうからね」
動きにもなれない、メスで胸の部分と股の部分が切り取られ下着が露出する。
男はそれを見てまた嬉しそうに笑いながら胸へと手を伸ばす。
その豊満な胸は下着越しでも感じ取れ、男は子供が粘土で遊ぶように揉む。
そして我慢できなくなったのかメスでブラジャーを切り取り、直接揉み始める。
「あ……ん、ぅ……」
小野はせめてもの抵抗として喘ぎ声は出さないようにするものの、生まれてからずっと眼鏡の男に開発されてきた体はその命令を拒む。
長い間、男日照りだった事もあり簡単にこらえれる快感ではなかった。
「いや、やっぱり君の胸は気持ちいいね。あの二人もよかったけど一番は君だよ。君は最高だ」
全く嬉しくもない台詞を耳元で囁かれ、耳を甘噛みされる。
ビクン、と全身に快感が走りまるで男にねだるように腰が浮かび上がってしまう。
その姿を嬉しそうに見つめ、持っていたメスで今度はパンツを股間の部分だけ切り取る。
「ふふ、扇情的だね。まだあんまり濡れてないけど、君は素直だからね。そのうち自然と濡れてくるさ」
たいした前戯も行わず、まだ潤っていない小野の恥ずかしい部分に肉棒を突っ込む。
「はあ! ……い、いたぁ……」
目を潤ませながら歯を食いしばって痛みに耐える。
男はそんな小野の表情を無視するように、いや楽しみながら腰を振っていく。
ズブ、ヌチュ、グチュ……
「あ、ああ、ん、んんん……」
胸を遊びながら、小野の弱いところを知り尽くした眼鏡の男はその体を堪能する。
時には尻の穴を攻め、時には剥き出しになっているクリトリスを弄り。
そして唇を奪い小野の口内を犯していく。
「ああ! ……は、はあぁ! んんぅ!!」
小野は口づけをされたことに激しく傷ついた。
口づけなんて前に工場に居たときに何度もやられた行為だが石中との口づけが馬鹿にされたような気がして涙を流す。
その顔に嗜虐癖をくすぐられたのか、男は腰の動きを激しくしていく。
パンパンパンパン!
肌と肌がぶつかり合い甲高い音が狭い部屋に響く。
「く……イク! イクぞ! 受け止めろ……!」
「はあ! あ、ああ! あああああああ!!!」
ビュ……ビュ……
小野は中に注ぎ込まれる液体を感じる。右を向くと、石中が解剖されている映像が流れていた。
そこで確信したのだ、戻ってきてしまったのだと。


746名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:49:24 ID:lCc0OGkA
投下終了、そのうち続き書くかもしれない
……エロって難しいね
747名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 22:11:25 ID:4hxMPLIy


よくも哀れな石中を殺したな!
復讐に燃える男スパイダーマ!
748名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 23:01:58 ID:A7Ubu2lC
投下乙です

小野さん……哀れだ……小野さん……
749名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 23:48:09 ID:C+oa+wWj
gj

ヘルガと小波の和姦が読めたら死んでもいい
750名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 23:53:07 ID:ZKJrUSOK
>>723-737
グッジョブ!
たしかに前後から考えて、その結末が妥当だよな。
シルバーはブラックのこともあって一歩ひいてたけど、絶対主人公のこと好きだったと思う。

この運命を避けるため…最終決戦にはブラックを連れて行こう。

>>744-745
ううむ…なんというか、GJなんだが小野さんにその結末はなぁ。
あの人には幸せになってほしいんだ。
751名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 23:55:33 ID:ZKJrUSOK
>>あの二人もよかったけど一番は君だよ。

待て、てめえはあの2人ともやったのか!
752名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 00:29:54 ID:aKefUlvM
ようこ先生と1主の禁断の恋愛


なんて夢を見た
753名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:56:02 ID:hRIxcCIA
>>752
その夢の内容を是非書いて欲しいです。
754暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 01:58:32 ID:iXBLaS8I
久々に書く。

…1時間とかからない突貫だった上、
空気を読まずにリコを投稿。

もはやエロ要素はほとんどないが、適当に読んでくれるとうれしい。
読むと何かに気づくはず。


題『二人の描く夢』
755暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 01:59:02 ID:iXBLaS8I
小波は、迷っていた。
自分の、選ぶべき道を、迷っていた。

「…俺は、どうすればいいんだ?」

ヒーロー達を倒して、甲子園で優勝し、ドラフト1位でプロの世界に飛び込んだ。
…それが今や10年前の話なのである。昔のような事に思える。
今や、プロ野球界を代表する選手として活躍しているのだ。
立派な一軒家を構えて、…一家を支える主となって久しい。

「…今日も悩んでるの?」
「リコ…
 …ごめんな、リコには迷惑をかけたくないけど、こればっかりはマスコミもうるさくて…」
「いいんだよ。
 あたしは、小波と一緒に、おんなじことを悩みたいんだからさ!
 …でも、あたしが何かを言う権利はない。決めるのは、小波だから。」

結婚して8年がたつ。小波もリコも、28歳になっていた。
リコはいまだに小波の事を小波、と呼んでいるが、子供が出来ればそれもまた変わるかもしれない。

「…でも、最後にはリコに聞くことになるかもしれない。」
「今日も、慰め物になってあげるね。」
「…すまない。」

結婚してからもしばらくは、リコはそうそうエッチをさせてくれなかった。
その強気な性格で、小波は強引に押し倒す、なんてことが出来なかったわけである。
それでもちゃんと数日に1回はやらせてくれたのだが、

…最近は小波のしたいときに、思うがままに体を預けてくれる。
小波のストレスを案じての事であり、小波はリコを性欲の発散のための道具のように扱う自分を憂いていたが、
実際、そうでもしないと心が持たなかった。
756暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 01:59:22 ID:iXBLaS8I
「んああっ!」
「で、出るぞっ!」

気持ち良くなるために、セックスをする。
リコも小波も、互いの『心』を重んじるため『体』の関係になるような事は良しとしなかったが、
それでも今の小波は『体』の関係にならなければやっていられなかった。
今の小波は、リコが好きだからではなく、ただ気持ち良くなりたいがためにセックスをしていた。

…それでも、リコは構わなかった。

「…気持ち良かった?」
「ああ。」
「良かった。」
「…ごめん、俺の性欲処理のような感じで…」
「いいんだよ。
 …大事な、野球人生だからね。」

小波は、リコの胸の中で、眠りについた。
757暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 01:59:44 ID:iXBLaS8I
FA。
プロ野球を少しでも見ている人間なら、知っている言葉だろう。
彼も今年、9年間の一軍登録を満了し、権利を得ることが出来たのである。

小波の野球人生は紆余曲折だった。
1年目に6勝を挙げるも、その後2年間は故障との戦い。
だがそれらの困難を乗り越え4年目に9勝をあげると、その後6年間で5回2けた勝利を挙げる。
一昨年までは他球団のエースの陰に隠れていたが、昨年は最多勝をあげ全国から認められる存在になった。

そして今季は春先こそ不調だったが交流戦を終了し、FA権を獲得すると同時にぐんぐん調子を上げる。
8連勝し、防御率も1点台を記録、もはやオールスター相手でも止められない究極無敵状態になっていた。
だが、8月の下旬に右ひじを痛め、チームも下位に低迷していることから今シーズンはもう登板しないことになった。

…そして今、肘のケアに努めながら、自らの力で手に入れたFA権をどうするかで悩んでいた。
FAをどうするかは11月の頭には決めないといけない。
肘を痛めてからその11月まで約2ヶ月。登板予定がなく、暇で、孤独な時間を過ごし続けている。
…そばにいるのは、リコただ1人。

チームメイト達は、4番以外の主軸全員。今年チームに入って即レギュラーになった、新人王候補のショートストップ。
そして不動のエースである自分を欠いた状態で、必死に戦っている。

…エースとして、情けなかった。

(俺は、エースなのに…!
 これが、エースか?これが、チームのエースの姿なのか!?)

夜も朝も、悩み続けた。
だが、結論は出ないまま。段々とシーズン終了に近付いていく。
朝ランニングに出かけて、昼はトレーナーの下で肘のケアをして、その間も悩み続け、
夜はリコの手料理を食べ終わると、そのまま自室に籠る生活が続いた。
758暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:00:07 ID:iXBLaS8I
(俺はこのチームが好きだ…だから残るのは構わない、残りたい。)

小波はチームに愛着を持っていた。
ドラフトで自分を高く評価してくれた。ファンも温かく応援し続けてくれた。
そして何より、地元球団で、子供のころから応援し続けてきた、大好きなチーム。
(だからこそ、甲子園優勝投手と言う事でドラフトで競合が予想されたにもかかわらず、
 彼がその球団に入る意思をマスコミに示した事で単独指名と相成ったわけである。)

…だが、彼が入団してから10年。チームはずっとBクラスに低迷している。
今年も、新しい監督を迎えたがどうやら5位に終わりそうである。
優勝したい、そんな思いが、小波を苦しめていた。

たった1度の野球人生。このままでいいのか。このままこのチームに残って、何かあるのか。
年俸は安くたっていい。待遇なんてどうでもいい。
…ただ、優勝したい。しびれるペナントを戦いたい。

そう思いながら、ベッドにあおむけになっていた。
もちろん肘に負担のかからないように細心の注意を払う。
「…ん?メールか。」
ふと、音のする方を見ると、携帯が震えているのが見えた。
手にとって内容を読む。

『肘の状態はだいぶ良くなったと聞く。
 君が公言していた通り、最終戦には何とか間に合うらしいね。』

球団からのメールだった。
小波は今シーズンはもう先発登板はしないと語る一方で、
なんとか今シーズン中にもう1度、マウンドに上がりたい、間に合わせたいともマスコミに語っていた。

『…最後に、もう1度、マウンドで投げてはもらえないだろうか、と思ってね。』

…最後に、か。
それも悪くないな。むしろ望んでいたことかもしれない。
最後にもう1度投げて、そして…
759暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:00:31 ID:iXBLaS8I
「…あれ、まだ起きてたの?」
リコが部屋に入ってきた。下着姿の刺激的な恰好だが、今の小波にはそんな事に興味は示さなかった。

「ああ、ちょっとメールが来ててね。
 今シーズンの最終戦、投げないかってさ。」
「え、ホント?
 小波、投げられるの?」
「一応今シーズンにもう1度投げたいって思いがあったからね、何とか間に合いそうだ。」
「そーだねー!このままシーズンが終わったら、なんかやだもん。
 投げてこそ、小波!」

やっぱり、夢にときめく小波がリコにとって一番好きだった。
…夢、か。俺の今の夢は、…優勝…

「…ね、ちょっと思い出したんだけど。」
「え?」
「あたしがFAの事に割り込むのもあれだけどさ、少しばかり参考にならないかなーってね。」

小波は少し驚いた。
リコは今まで自分のFAには決して首を突っ込まないようにしてきたのである。
唐突に言われて、驚く。

「…まあ、迷惑だろうけど。
 小波の事は小波で決めるべきだしね、外野が口を挟むもんじゃないか。」
「でも、断ったら俺は全身の骨を折られそうだな。」
「ううん、ミンチにしてあげよっか?」
「せっかく肘の状態が良くなったんで勘弁して下さい」

リコの目が光る。
うん、やっぱり今でもこの流れは健在だね。
760暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:00:57 ID:iXBLaS8I
「甲子園出場の時、甲子園で優勝したとき、小波はすっごく喜んでた。
 あたしに何度、嬉しそうに『優勝したー!』って言ってたか。」
「懐かしいな。…もう、10年、か。」
「いやー、あの時小波があたしを押し倒そうとして、あたしが必殺空き缶バスターを決めたんだっけ♪」
「…思い出させるな。」

空き缶バスター。いったいどんな技なのであろうか。

「…でもさ、プロ入りの方が、もっと喜んでたよ。」
「ははは。甲子園で優勝する人より、プロにいける人の方が少ないからね。
 なんだかんだ言って、プロを目指してやってきたわけだし。」
「そうかもね。
 …でも、小波はなんか、そんな感じじゃなかった。」
「え?
 俺、プロ入りを喜んでなかったっけ?」
「ううん。プロ入りできたことはすごく喜んでたよ。でもね…」

リコが一呼吸置く。そして言った。


「小波は、一番大好きな球団に入れたことを、喜んでたよ。」

リコの言葉。
それは、小波に心に大きく響いた。

「…え?」
「だって、ドラフトでそれが決まって、あたしへの第一声が、
 『やったよ、俺、入りたかった球団に入れたよ!』…だったもん。」
「…そうだったのか?」
「まったくもー、物覚えが悪いよ、小波。その後喫茶店に移動した後も、プロ入りできたことなんかより、
 行きたい球団に入れた、って強調した言い方だったよ。」
「…そうなのか。」
「そしてプロ入りのご褒美に、あたしの初めてをあげた…こんな風にね。」
761暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:01:22 ID:iXBLaS8I
小波の手首を持って、自分の秘部の辺りに触れさせた。
もっとも、まだ白い布地に覆われているが。

「…リコ?」
「いいから、あたしの事、好きにして?」
「…あんがとな。」

右手で陰部をいじくる一方で、左手でブラをずらして外す。
肘に負荷をかけないように、慎重に。

「…楽しい?」
「ああ。」

乳首にキスをして、そのまま吸い込む。
同時に陰部をいじくる指の動きも激しくする。

「ん…あっ…や…」
「…。」

小波は無言でリコを貪り続ける。
そして十分に濡らしたところで、

「はあんっ!」

奥まで入れる。何度もこうやってセックスしているのだが、不思議とまだ子供は生まれない。
…でも、今日はなぜか、生まれるような気がしていた。

「や…や…や…はああんっ!」

大量に出す。
流石は野球選手、精力は絶倫、と言ったところだろうか。
762暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:01:43 ID:iXBLaS8I
「…あれ、何の話をしていたっけ?」
「もう、すぐ忘れるんだから!小波が行きたい球団に入れて喜んでたって話!」
「え…あ、うん。」
「プロに入るって夢をかなえた時、あたしは次の夢を見据えた。
 …それは、小波が大好きな球団のプロ入りが決まった時に見た夢と、おんなじ。」
「…俺の…夢…」

リコが小波の目の前にずいっと顔を出した。

「それを思い出して。
 小波の、かなえたい夢は、なあに?」
「!」

リコは天井を向いて、目を閉じた。
それ以降、なにも小波に話しかけることもなく、そのまま眠って行った。

(俺の夢…俺の、夢は…)

数日後、その答えを出すために、小波は球場へ向かった。
763暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:02:08 ID:iXBLaS8I
(…小波!…小波!…小波!)

昼に少し用事があったので、球場入りしたときにはすでに試合が6回くらいまで進んでいた。
…そして、球場につく直前から、自分への声援が聞こえてきた。

(…俺への、声援?)
(小波ー!こなみー!コナミー!)

急いで球場入りし、ユニフォーム姿に着替える。
そして、ベンチ裏から姿を現すと、…スタンドからの大声援が目に映った。

チームカラーで覆い尽くされたスタンド。
自分の背番号が書いてある旗。
1人1人、声をからしての自分への大声援。しかも敵チームの攻撃中にもかかわらず。
…そして何より、そこから感じ取れる、熱い想い。

…全く知らなった。
戦線から離れて、情報は全く耳に入ってこなかった。
情報を耳に入れなかったのは、FAの憶測をするマスコミから離れるという意図があったのだが。

「…コナミ。」
「か、監督、これは…」
「みんなが、君の事を、心配して、引き留めようとして、集まったんだ。
 …こんなにもたくさんの、ファンたちがね。」
「!」

そうだ。苦しんでいたのは、俺だけじゃない。
ファンの皆も、俺のFAに苦しんで、不安になって、何とかしようとしているんだ。
そして、こんなにもたくさんのファンが集まった形が、これなんだ。

「…今うちがリードしている。9回まで、何としても、このリードを守り切る。
 …そして、9回ツーアウト、…最後に、行ってくれるか?」
「はい!」

思うより先にブルペンへと足が動いた。
肘に怖さはない。完璧な肩を作って、マウンドに立つ。それだけだった。
…今俺がファンの皆にできることは、それしかないから。
764暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:02:31 ID:iXBLaS8I
「よし、リードしたまま9回だ!
 クローザーとして、2アウトを完璧に取ってくれ!」
「はい!」

チームのクローザーがマウンドに向かう。
必ず小波につなげるという、強い意志を持って。

「よーし、ナイスボール!」
「っしゃああっ!」

ファンも声を枯らして小波コールを続ける。
…もしかして、小波はこのまま登板しないんじゃないか、そういう憶測による不安がよぎるが、それでも声援をやめない。

このチームはFAで多くの主力を放出してきた。そのたびにファンは嘆いた。
…だが、ファンは気付いた。自分たちは、ただ不安になりながら見ているだけで、何もしてこなかった、と。
4年前も、何も出来ないまま、主力選手を手放してしまった。

…もう後悔はしたくない。その一心で、やれることはすべてやった。

「ストラックアウト!ツーアウト!」

…そして、その努力の結晶が、実を結んだ。
キャッチャーの交代アナウンスがされる。小波と相性のいい、キャッチャーの名前だった。
観客から期待の声が上がる。ざわつく。

そして、ピッチャーの交代が、告げられた。
765暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:02:51 ID:iXBLaS8I
「…に代わりまして、ピッチャー、小波!」


言い表せないくらいの歓声。大地が揺れるような響き。
その中で、小波は、ゆっくりとマウンドに向かって行った。

「小波!小波!小波!小波!」

応援太鼓の音頭に合わせて、小波コールが鳴り響く。

(ありがとな、リコ。おかげで、思い出したぜ!)
「ストライーク!」

1球目からいきなり152km。
観客が驚きの声をあげる。

(俺は、このチームに入団した時、決めたんだ!)
「ストライクツー!」

なんと157km。
小波にとっての自己ベストである。

(俺の夢は、優勝したいって事だと思っていた。そう思っていたから、迷っていた。
 …だが、俺の夢は、優勝したいってことじゃねえ!)

そして、大きく振りかぶる。
相手のバッターは完全にすくんでいた。

バットが空を切る。
147kmの、フォークボール。

「ストライーク、バッターアウト!ゲームセット!」

両手を高々と上げた。
スタンドのファンも、まるで優勝したかのように、大歓声を上げた。

…すごく幸せに感じた。

(そうだ、俺の夢は…)
766暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:04:55 ID:iXBLaS8I
そして11月某日、球場内のスペースを借りて会見を開いた。
あの登板から半月。あれからも考え続けいた。
本当にいいのか。自分の選ぶべき道はどれなのか、1人で考え続けた。

…そして、決めた。自分の夢を、もう一度、はっきりと、胸に刻み込んで。

「FA権を行使せず、このチームに残留します。」

会見に来たマスコミたちがざわついた。
小波が入団を熱望していると報道されていた金満球団か、メジャーかは確実と言われていた。
だが、小波はそんな周辺でのざわつきには惑わされなかった。

「僕のために大声援を送ってくれた、シーズン最終戦のファンの人たちの姿。
 あれが僕を残留させる決め手になりました。
 僕を応援してくれるファンや、一緒に戦っているチームメイトの皆に対して、
 来年以降どこかに移籍して、敵に回す、と言う事が考えられませんでした。」

小波は続ける。

「この球団が僕を指名してくれたとき、
 僕はプロ入りしたことよりもこの球団に入れる方が嬉しかった、と言う様子だった事を、
 僕の嫁…高校時代から付き合ってたんですけどね、が、思い出させてくれたんです。
 そして、甲子園優勝、プロ入りと言う夢をかなえて、
 僕はプロ入りしたとき、また新たに夢を掲げたんです。
 僕は、その夢を、『優勝したい』っていうのと勘違いしていました。でも、それは違っていたんです。
 僕が本当に叶えたい、と思った夢。それは…」

小波が一呼吸おいて、大声で言った。

「俺の夢は、」

…。


会見を終わって球場をでる。
すると、たくさんのファンが球場の前で小波を待っていた。
…どこから情報を手に入れたのか。「ありがとう」の横断幕があった。

…よく見ると、そのファンの集まりの中に、リコの顔も見えた。

(夢、絶対にかなえようね!)
(ああ!
 そうさ、俺の夢は…)

目でそうやり取りを交わして、小波はファンに応えるためにファンのところへと走り出した。


(俺の夢は、『このチームで』優勝することなんだ!)
767暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/20(金) 02:06:07 ID:iXBLaS8I
ほーい、投下完了。

たまにはエロ以外のを書く人がいてもいいと思う。
一応エロは含んでるけどね。
768名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 11:37:48 ID:wFbmRhkj
GJ。
いまの野球人に足りないなにかがあるな。
俺も野球ファンとして、最後のは鳥肌が立ったぜ。
769名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 13:50:15 ID:RpL5Y9Bv
一応、あげ
770名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 18:24:08 ID:tT3EFDYo
どっかの球団の某銭井さんとは大違いですね
771名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 20:44:48 ID:WKmvUIjG
真剣に世界を夢見てる人もいるんだけどな

以前より文章は上達したようだ、GJ!
772名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 22:30:56 ID:M8PglRCL
思想的過ぎるのは苦手だ
773名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 22:36:20 ID:PYTUsPOP
と妄想的なSSが好きな>>772が申しております
774名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 22:40:18 ID:cEVTzbW0
うん、俺も世界、ってかいい環境目指すやつのほうが共感できるかな。個人競技出身のせいもあるかも知んないけど

万人が渇望するようなモノを持っていながらそれをノビノビと使おうとしないのは罪だよ。進化をとめちゃいけない。


とはいえGJ!
775名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 22:48:10 ID:aGMMAD9a
横浜で頑張る三浦みたいでかっこいいじゃん
個人記録が伸びないのは悲しいがチームを応援してるファンはすっげえ嬉しいんだよ
776名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 23:43:13 ID:jpFj7IiM
>>広島自重wwwww
777名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 01:27:40 ID:0H3Lu5oH
広川×カンタか小野×林が見たいです。。。
778名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 15:42:55 ID:nmzmOJJb
タマちゃんはまだかぁあーーっ
779名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 16:10:06 ID:GCsJaC1L
武美×カンタはともかく小野×林は無茶すぎるだろwww
780名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 16:13:30 ID:WKvsyX+0
タマちゃんが期待してるよ。
自分は今ナオさら仕上げ中。
781名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 17:24:28 ID:Z9ORyJO/
広川って言うから一瞬何の事か分からなかった。タケミスト失格だぜ
782名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 17:48:10 ID:mCh2P5bT
自分はタマちゃん筆記中。

まだ時間がかかるな
783名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 22:43:56 ID:nmzmOJJb
>>782
おおぉ…!!貴方が神様ですか…!!!
いつまでも待ってます頑張って下さい…!

会いたいぜタマちゃん…!
784名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 00:33:47 ID:EMuWlqRo
安西先生・・・恵理物が読みたいです・・・
785名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 08:50:35 ID:vPCfo4Al
それでも>>784なら…
>>784なら自分で書いてくれる…!
786名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 18:18:40 ID:ppfveKX5
なんでだ……やってる時のタマちゃんがしおらしくなってしまう……。
787名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 19:22:56 ID:z0jrRfNI
しおらしくなるタマちゃん…萌えじゃないかっ
5主とタマちゃんの仲は良いよね!
788名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 20:28:51 ID:uAMNxaqf
>>786
普段強気なタマちゃんだってそういう時は女の子だぜ
789名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 01:22:56 ID:c3Kly9I6
流れを読まず8冬子で投下。
6つ貰います。
790雨の日と彼女:2008/06/23(月) 01:24:28 ID:c3Kly9I6
「はあ、いつになったら梅雨明けになりますの?」
俺の部屋でベットに腰掛けながら窓の外を見つめる冬子さんが、
こんなことを言い出すぐらいには夏が近付いた6月の雨の日。
俺の“パートナー”である彼女は、どこか物憂げな顔をしていた。
しかし、この娘は別に、感傷に浸っているわけでも、はかなげな女を演出しているわけでもないと思う。
「……今日も髪が纏まりませんわ……む〜」
やっぱり。プラス、洗濯が乾かないとか、傘を持つのが面倒とかそんな感じなのだろう。
ここはそれを指摘して『ず、図星ですわ……』と唸る彼女の顔を見ておくことにする。


「洗濯は女性の使用人さんがしてくださいます。外出時は基本的に車ですわ」
「あ、そっか……」
見事に失敗した。
「おおかた、私をからかうつもりだったのでしょう?元スパイのわりに、解りやすいんですのね」
「ス、スパイとは少し違うと思うんだけど……あれ?俺が……やってた事は、スパイ……かな?ん?」
「……ふふ、おもしろい顔ですわね」
あっという間に形勢逆転される。俺は何故だか彼女には敵わないのだ。
……完璧な女性(ひと)だよな、と思う。
端正な顔立ちに、(今日は少し毛先の跳ねた)見事なストレートのブロンド。
洗練された見た目だけでなく武術にも長け、言葉使いからは聡明さが滲み出ている。
「なんというか、隙がないよな〜」
「?」
キョトン、と不思議そうに首を傾げる。それだけでも様になってしまうのは、もはや奇跡の領域だ。
「なんでもないよ。で、今日はなんの用?」
先ほど、何の連絡も無しに突然やってきた彼女は部屋に入るなり『紅茶でも入れてくれるかしら?』
とだけ言って後は窓の外を見つめるばかりで、いったい何をしに来たのかさっぱりなのだ。
「…………その……」
彼女はカップの水面に視線を落とした。入れたダージリンも既に冷めてしまっている。
791雨の日と彼女:2008/06/23(月) 01:25:08 ID:c3Kly9I6
「……別に、冬子さんが言いたくないならいいけどね」
「あ……」
冬子さんの隣に座りそっと肩を抱き寄せる。
瞬間、彼女の身体がありえない反応速度でビクリと硬直する。胃が、ずんと重くなる気がした。


『刃物が身体に触れたら、それが皮膚を切り裂く前に飛びのかないといけない』
俺が口をすっぱくして彼女に言い続けた言葉だ。
遊園地での、あの日以来、俺達は様々な仕事を請け負い、そして何度も死線……とまでは行かないが危ない橋を渡った。
しかし、雪白冬子という人間は一般女性としては限りなくパーフェクトだが、裏の世界の住人にすると果てしなく頼りないのだ。
はっきり言ってミッション中、特に敵分子とのエンゲージ時には足手まといにしかならない。
だが、彼女の真剣さを無下にすることも出来ず、結果、俺は『自分の身は自分で守れ』と言うしかないのだ。
先ほどの『刃物が……』については、普通『そんな無茶苦茶な』と言われそうだが、俺達はそうも言ってられない。
そして、合気道で鍛えた精神力、反応のよさを持つ彼女はこの防御を完璧にマスターした。
もちろん、そこに気が遠くなるような反復練習があった事は言うまでもないが。


結果、彼女は何かが身体に触れた瞬間に危機感、恐怖感を感じてしまう“癖”がついた。
それは24時間365日つねに周辺警戒を解けないということ。例え部屋に恋人と二人きりでも、だ。
「…………冬子さん。いい匂いがする」
俺は、心に湧いた罪悪感をごまかす様に、回した手の力を強める。
『彼女は変わってしまった』
それも、多分平凡な幸せとは掛け離れた方向に。
……変わってしまったというのもおかしいかな。『変えてしまった』のだ、俺が。
「……あ、ぁあ。私、我慢出来なくなりますわよ……?」
いつの間にか息の荒くなっている冬子さんが、潤んだ目でこちらを見る。
「……なにが、我慢出来ないの?」
「……いっ、意地悪ですわ、ん、むうっ!」
最後まで言わせず、唇を奪う。せめてこんな時ぐらいは、全てを忘れ、身を幸福にまかせて欲しい。
甘い彼女の味を貪っていると、さっきまで考えていたことが嘘のように霞んでいった。
792雨の日と彼女:2008/06/23(月) 01:25:45 ID:c3Kly9I6
「ちゅ……ん、くちゅ」……んむ……」
ディープキスを続けながら、サラサラの髪の毛を何度も撫でる。
「ぷはっ……、……私は子供じゃありませんのよ?」
「……あ、これいやかな?」
「いいえ……。気持ちいいですわよ……」
言って目を細める彼女。あまりにかわいいしぐさに俺の何かが爆発した。
髪をすく左手はそのままに、それまで彼女の身体を支えていた右手で小振りな胸を揉み上げる。
「ひあぁ……あ、いきなり、強すぎますっ……もう少しやさし、んあああっ!」
言葉を待たずにふとももで彼女の股間を刺激する。
「ああぁぁ……んっ……そ、んな……足でなんて……くあ……」
反応に気をよくした俺はブラジャーの下に手を滑り込ませる。切なく疼く蕾は張り裂ける程に膨らんでいる。
「あっ……乳首が、そんな、あ、んん……はぁあ!……」
今日も大分感度がよい。続けて左手を股間へ滑りこませる。
「ああ、もうビショビショだね、冬子さん」
「あああ、くは、ひゃぁんっ……!」
「ここ好きだよね。冬子さん」
くりくりと入り口をこね回す。ビクンと震える彼女が愛しくてしょうがなくなってくる。
「あぅ……ひぅ……あ、あ、もう……もう!」
耐え切れなくなった彼女のおねだりに答え、俺は恋人の身体をベットに優しいく横たえる。
スカートと下着を同時に降ろすと、刹那透明な糸がひかれぷつりと消えた。
続けて、自分自身もトランクスから解放してやる。そそり立つ剛直を彼女の上の口に近づけた。
「滑りをよくするために、舐めてくれる?」
彼女は何も言わず直ぐさま舌を這わせてきた。
実際、彼女も十分潤っているのだから滑りをよくすり必要などないということは、
何時もの冬子さんならすぐ気付くのだろうけれど。
793雨の日と彼女:2008/06/23(月) 01:26:30 ID:c3Kly9I6
「ん……あんむ……じゅぷ……くちゅ……ふは……」
喉の方まで出し入れされる。卑猥な音が部屋に響いているのを聞いていると頭がクラクラしそうだった。
「……くちゅ……あ、ビクッて……ふわぁ……気持ちいいんですのね……ん、ジュブ……」
激しくなる動きに我慢できなくなりそうになり、慌てて口から引き抜く。
「ありがとう、じゃあいくよ」
俺の言葉を聞いて、彼女の目が期待の色を帯びるのがわかった。
残りの服も全て脱がせてやり、剛直を彼女の入り口にあてがう。
もう十分焦らしたのであまり虐めても可哀相だ。俺は躊躇いなく中へと差し入れた。
「ひあああぁっ!」
彼女はつま先をピンと立たせ、快感に身を震わせる。
「……冬子さん、どうっ?」
「ん……きもひ、い……ああ、ふああっ……!」
息絶えだえで叫ぶ姿をみるに限界が近い様だ。そしてこちらも先程のせいか余りもちそうもないので、もう決める事にする。
腰を激しくスライドさせ、一気に上り詰めていく。
「ふひあ!……んっやあ、はげしいです、わ、あ、ひん、んぁあっ!」
「くっ、冬子さん!いくよ!」
「ふあ、私、私もぉ、ああ、いく、あああ!」
最後に、一際奥まで突き入れ、精を放った。同時に彼女も達したようだ。
「ふあ、ひゃあ、あああぁぁあああぁぁぁぁあぁああぁっ!!」
長い絶叫のあと、俺は彼女の存在を確認するように抱きしめる。
「はあ、はあ……あ、愛してますわ……本当に……」
俺も、という代わりに優しいキスをしておいた。
………
……
794雨の日と彼女:2008/06/23(月) 01:26:59 ID:c3Kly9I6
「で、結局ナニしに来たの?」
「……100点満点中1点ですわね」
あのまま二人とも寝てしまい既に朝。
お互い着替えも済み、すっかり落ち着いていた。彼女もいつものキレを取り戻している。
まあ、今更訪問の理由を聞くまでもない。ただ会いたかっただけだろう。
付き合っているのに素直に言わないあたり、大分恥ずかしがりなのかも知れないな。
「……まさか、そうではないかと思ってたけど、やはりツンデレフラグか!」
「つんどらくらげ?時々、よくわからないことを言いますわね?」
「……いやあ、ははは」
とりあえず心にしまっておく。
「…………あ、あの、ですね」
「ん?」
突然彼女は照れたように言った。
「また、今、ギュッてしてくれます?」
にっこり笑って華奢な身体を抱きしめる。
「ふふ、こうしているときが一番幸せですわ……ずっと、一緒ですからね……」
…………ああ、彼女は何も変わっていないんだな、と今やっとわかった。
出会った時と同じ、厳しくて聡明で、でも意外と甘えん坊で。
そして、恋人といつでも一緒にいたいだけの、可愛い娘なんだなあ、と。
完全に緊張の解けた彼女を抱きしめながら、そう思った。


795雨の日と彼女:2008/06/23(月) 01:29:49 ID:c3Kly9I6
「ああ、もう大学に行かないと……」
いきなり離れた彼女はパタパタと玄関に向かいながら言った。
「あ、そうか。じゃあ、またな」
「……なにを言いますの?ついて来なさい」
久しぶりにジト目で睨まれる。
「でも、外出は基本的に車なんだろ?」
「今日は呼んでませんわ」
「だからって俺が大学までついていく理由は、なっ!」
何か鋭い物が飛んできたのでギリギリキャッチするとそれは傘だった。
「流石に野球選手ですわね」
いや、下手したら死ぬぞ、これ!しかし彼女は、気にした様子もなくはにかむ様に言う。
梅雨はいつ明けるかわからないが今日は雨でよかったと、その微笑が語っているのだった。
「傘を持つのが、面倒くさいんですの」
796名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 01:31:23 ID:c3Kly9I6
終わりです。


タマちゃんに期待して待ってる
797名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 01:47:57 ID:CzwDErHf
ぐっじょおぉぉぶ!
なんか良い雰囲気だし優しい文体どGJっす
つんどらくらげ
798名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 01:58:03 ID:kgHzMH7J
これは良い!うまくまとまってる、GJ!
799暴走ボート ◆z95s/qs7OM :2008/06/23(月) 16:21:10 ID:KRu9QWbK
冬子モノは久しぶり。
締め方が最高。とにかく締め方が最高。

>>俺の小説に感想をくれた人達
銭井はウケたw
彼が俺に野球を教えてくれた人なんだけどな。
あいつは許せないけど、金で動いたわけでもないと思う;

別にFAで高みを目指すのはいいことだと思うよ。
(銭井は球団にもらった恩がデカすぎるし、楽に優勝したいなんて言うからムカついたが)
ただ、今回の小説のモデルになった人は、
本当に自分の強い意志で、ファンの愛着を口にして残留してくれたから、感動した。
800名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 16:31:23 ID:PJqEJiTJ
GJ!
いいよねつんどらくらげ。
801名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 16:47:29 ID:1rp55Cnz
>>799
何か変なタイミングで変なこと書く奴だな
空気の読み方とかわかんないの
802名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 18:57:44 ID:teNR1FuX
>>801
まあ、スルーしとけ
803名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 21:25:37 ID:N+p/MOqj
>>796
GJ…! これはパワポケでエロパロスレ史上でも5本の指に入る傑作では……!?

個人的に最高傑作は管理人氏作の「夏の夜」(武美)かな…。
804名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 22:00:43 ID:PJqEJiTJ
>>803
作品の順位づけは作者さんに悪いからやめといた方がいいぜ?

だがそう考えてみるとパワポケスレの作品はどれもレベルが高い
805名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 22:43:58 ID:kgHzMH7J
雰囲気良い、投下も程よくされる、レベル高いし良い所だ
806名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 00:55:03 ID:v3AnxWj9
最後のそのキャラらしいセリフで締めるトコなんかは真似しないとな
807名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 20:57:44 ID:/JhLEy9p
>>782ですが
みんなの期待に応えられるか分からないけど、タマちゃんを投下します。
前に書いた「もしもタマちゃんが〜」の続きだと思ってくれればよろしいです。

分からない人は保管個で読んでください。
 扉に付いてある磨りガラスから以外、外の光が入ってこない狭くて暗い空間。
四方は壁で完全に囲まれていて、部屋の端には少し大きめのテレビが備え付けられており、
中央にある机の上には数冊の本とマイク類がきっちりと陳列されている。
はっきり言うなら、世間ではカラオケボックスと呼ばれている建物。
その中のある一室に私と小波はいた。
普通ならここは歌を歌う所なんだろう。しかし私が今日ここに連れて来られた理由は、そんな物ではない。
……なぜ、こんな事になったんだろうか。
隣で座る小波に聞こえないように、心の中で呟いた。

「うぃ〜〜ヒック。 タマちゃ〜ん」
「わわっ! 急に抱き着くな、耳を噛むなぁ!」
 小波の腕が私の体に絡み付いた。



 時間は数時間前に遡る。
もはや行きつけとなっているいつもの居酒屋。そこで私達は今日も飲んでいた。
私は水を、小波はビールやら日本酒やらを胃に納めていく。
穴場で客もそれほど多くなく、つまみも旨いとなれば、箸や酒が進むのは当然の事。
三杯目のビールを空けた頃だっただろうか、小波が突然こんな事を言い出した。

「ねぇ、タマちゃん」
「? 何だ?」
「なんだか最近、俺達マンネリじゃない?」
「マンネリって………何がだ?」
「何って………Hが」
「ぶっ!」
 思わず水を吹き出しそうになってしまった。多分酔った勢いもあるのだろうが、別に今そんなことを言わなくても。
「………小波」
 ひょっとしたら、何かの聞き間違いかもしれない。
疑問半分、呆れ半分の視線を小波にぶつける。
「………今、何と言った?」
「え? だから最近Hがマンネ……」
「もういい、言いたい事はよ〜く分かった」
 手をあてて小波の口を塞ぐ。私の手を外してそれでも喋ろうとする小波。
話が聞こえたのだろうか、女将からくる視線が少々痛い。
「…!………!!…ぷはぁ! でもタマちゃん、これって重要な問題だと思うよ?」
「……どうしてだ?」
 手を外した小波が私に訴える。だが私には小波が言っている意味がよく分からななかった。
が、とりあえず女将にごめんなさいと、視線で謝っておく。
「ほら、ドラマとかでもよくあるじゃん。停滞期に入った夫婦が別れちゃう、って話」
「………まぁ確かにそうだな」
 どちらかと言うと、昼ドラの三角関係やら不倫やら、ドロドロした話のやつだと思うが。
「だからさ、俺達も新しい刺激があった方がいいと思うんだ」
「………そんなものか?」
 私達は停滞期なのか?という、ちゃちゃは入れないでおく。
まぁ変な事を言うのはいつものことだ、と半ば諦めて物思いにふけっていると、続けて小波はこう言った。

「と、いうわけで。カラオケに行こうよ」

 小波の言葉の意味を理解するのに、少々時間がかかった。
809名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:01:35 ID:/JhLEy9p

「………何を言っているんだ? お前は」
 理解したと同時に、確認の意味も含めて聞いてみる。
なんでカラオケに行く事が新たな刺激になるのだろうか。
……まぁ私が普段行かない場所、という点では新たな刺激に間違いないのだけど。
「まぁ、いいからいいから。 行こうよカラオケ!」
 満面の笑みで、楽しげに―――目は実に怪しげに―――私を誘う小波。
嫌な予感がする。女の勘が告げている。ここは断るべきだと。
……だが、こうなった小波のわがままを断ることなど、もともと私に出来ることではなかった。
「……断る」
「え〜〜〜何で!? 行こうよカラオケ!」
「いや、だから断ると……」
「カラオケ! カラオケ! カラオケ!!」
「だから……」
「…! …!」
「…………」
「! ! !」
「……」
「!」


 ……そんな訳で、私達はどこかのカラオケボックスに移動することになった。

部屋に入って、ソファーに腰を下ろす。
小波が言うには、フリータイムとかなんとやらで、ある時間内ならいくらいても料金はいっしょ、なんだとか。
しかしだ、ここで私にいったい何を歌えと言うのだろうか。
「おい、こな……」
「タマちゃ〜ん」
「!!」
 笑顔で近づいてくる小波、思わず身を引く私。
小波がやりたい事が、何となくよく分かった。
「ちょっ、ちょっと待て! 新しい刺激って、お前まさか!」
「うん、多分タマちゃんの想像通りだね」
 実に嬉しいげに、小波が抱き着いてきた。腕で拘束され、耳を軽く噛まれて全身の力が抜ける。
「わっ、こ、こら!」
 抵抗して腕から抜けだそうとするが、酔っている事もあり体が上手く動かない。
結局私は簡単に小波に押し倒されてしまった。
ここで話は冒頭に戻る。

「こ、こら……小波…」
「ん〜〜、何?」
 小猫の様に胸に顔を擦り付ける小波。端から見ると、今のこいつは小学生に見えるかもしれない。立場が普通は逆だろうに。
「子供かお前は……」
「………タマちゃんが思ってるより5歳くらい子供かな………まぁ、もうどうでもいい事だけど」
「……どういう意味だ?………って、んん!」
 小波の唇で口が塞がれる。頭を固定され、動かすことができない。
目が潤んでくるのが分かる。顔はきっともう赤くなっているだろう。体中から力が抜けていく。
810名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:02:45 ID:/JhLEy9p
「ん……はぁ、ふ……」
 唇を十分に楽しんだ後、顔が首筋あたりに移動する。
鎖骨辺りに吸い付かれて、赤い傷がうっすらと残った。
「こ、小波、そんなに吸うな。……明日も練習はあるんだぞ?」
「ん〜? そんなの気にしなくていいじゃん」
「いや、それは無理だ………って、こら!」
 私の制止を無視して何度も体に吸い付いてくる。今度は首筋に、温い液体が肩へと流れていく。
「ん……あ、うぁ……」
 胸に小波の手が触れる。服の上から数度揉まれた。
くのいちにとっては色気も立派な武器となる。しかし私の胸は別に大きくもなく小さくもない普通のもの。
普段気にすることはないのだが、もう少し大きければと、この時だけは少し悲しくなる。
「やっ、 あっ、ん!」
 手が服の中に入ってきた。手の温もりが、腹を通って胸へと上る。
胸の膨らみに直に弾力を感じる。脂肪が形を変え、刺激が私を襲う。
指が先端の突起をつまむ。腹で2、3度転がしたかと思うと、乳首に衝撃が走った。
「うああぁ! あ……ふぁ!」
 思わず口から悲鳴にもとれる声がでる。体に電撃が走って、ビクッと震える。
目を開くと、そこには当然満面の笑みの小波。
さっきまで私を襲っていた快楽の波が、突然ピタリと止んだ。
「タマちゃん、そんなに大きな声だすと外に聞こえちゃうよ?」
 耳元で呟かれる。ゾクリとした違った刺激が走った。
「な……に?」
「ここって防音だけど完璧じゃないからさ。声が大きいと外に漏れちゃうんだよね」
 そう言いながら私の股間をまさぐってくる。スカートがめくり上げられ、ショーツが露にされる。
「こ、こら! こんなところを誰かに見られたら……」
「うん、そりゃ大変だね。公共猥褻罪とかで警察沙汰かも」
「そこまで分かって! ……い……て……」
 反射的に視線を上げる。と、何故か小波は満面の笑みだった。
言葉を失う、そして同時に理解した。今の私は、まな板の上の魚なのだと。
「だから頑張ってね、いろいろと。……大丈夫、服は脱がさないから」
 いったい何が大丈夫なのか。こんなところで恥ずかしい想いをすることに変わりはない。
「こ、こら! ……こな、み…!」
私の返答を無視して、小波は股間に指を這わせてきた。
811名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:03:40 ID:/JhLEy9p
「あっ! うぁ、ふぁ……」
色気のこもった声が出る。いつもより感度がいいのは気のせいだと思いたい。
小波の指が筋を何度も何度も擦ってくる。太ももに感じる生暖かい吐息。スーハーと、荒い呼吸音が聞こえる。
「うーん。タマちゃんのここ、いつもより濡れてるね」
「い、言うな…… うぁ!」
豆か何かを指で弾かれたのだろう。刺激で言葉が途切れる。
指が下着の中に入ってきて、下着が掴まれる。
「ねぇ、脱がすよ?」
「………え? って、わわわっ!」
私が答えを言う前に下着が脱がされる。ヒヤリと感じる外気の冷たさが、どれだけ私の股間が熱くなっているかを教えてくれた。
しかしだ、返答する前に行動するんじゃない。
……まぁ断っても、結局脱がされることになるのだろうが。
「……今日は一段とスゴイね。ビショビショだよ」
「うぁ! あぁ……、だか、ら 言うな、と……」
指が私の中に入ってくる。何の抵抗もなく小波を受け入れる秘部。チュプチュプと液体が掻き回される音がして、体中がビクビクと震える。
 こんなにも感じてしまうのは久しぶりだと思う。
いや、普段も十分に感じているのだが、今日はそれを圧倒する。
……こうなると素直に認めざるをえない。新たな刺激というのは、確かに必要な事だ。
「ゔぁ! や、ぁぁ……んぁ! ダ、ダメ!!」
小波の責めがヒートアップする。激しく手を動かして、私の中の液体を掻き出してくる。
手で口を押さえて声を必死に堪える。我慢することなど出来そうになかった。

「んん! ん、ん、んん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!!」
声にならない絶叫、体に満たす浮遊感。秘部の締め付けが強くなるのが分かる。小波の指を捕らえて離さない。
股から垂れる液体、絶頂に震える体。こんな所でイってしまうとは思わなかった。
「………タマちゃん、声が大きいって」
「……だれの、せいだと……おもって、るんだ」
相変わらずのマヌケ面で私を覗き込んでくる小波。
してやられたのが多少悔しいが、まぁいつものことだと、そう思うことにした。

「さてと、次は〜」
小波の体が離れていく。まだ続けるらしい。
ソファーから離れ、私を通り過ぎ、机の横へ。
そこで私に背を向けて、何やらゴソゴソとやりだした。
812名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:04:41 ID:/JhLEy9p
「おい……小波?」
まだ上手く動かない体を持ち上げて小波の行動を確認する。
まぁ、あいつが背を向けている限り何も分からないのだが。
 あの後ろでいったい何をやっているんだろうか。
そんなことを思っていると、小波がこっちを向いた。
………手にマイク(コードは繋がっていない)を持った状態で。
「なっ!」
この状況下+マイク(コード)+私(女)=?
脳がこの文字式の答えを瞬間的にたたき出す。
マズイ、非常にマズイ。何がマズイかはよく分からないが、とにかくマズイ。
「くっ!」
けだるい体に鞭を打って、飛び跳ねるようにソファーから離れた。
素早く着地し、あいつの手からアレを奪えるように臨戦態勢をとる―――――――――――ことが出来なかった。

 言い訳を言わせてもらえるなら、最初の行動が小波の方が圧倒的に早く、その差は私の素早さでも埋めることが出来なかったのであり、
それに絶頂を味わって間もない体であったし、少し酔っていることもあるし。
……しかし、だ。私が何よりも言いたいのは……

「小波……なんで私が着地する所が分かった」
「だってタマちゃんだもん」
こんな訳の分からない理由で捕まえられた私は、ただ今体中をコードで縛らている真っ最中だ。
腕を縛られているが、これは明らかに動きを封じるためのものではない。
胸を強調したり股間に食い込ませたりするためものだ。
不覚、埼川珠子一生の不覚。
……こんなことになるんなら、こいつに忍者整体なんてするんじゃなかった。

「はい! 出来上がり〜」
小波が満足げに頷いた。
今の私の体は黒いコードでぐるぐるに縛られている。
胸の上下と谷間を走るコードは胸の形をはっきりと浮かび上がらせ、服の上からでも先端がうっすら形どられている。
下はかなり食い込んでいる状態。服は着ているが下着はつけていないので、コードは直接秘部を刺激してしまう。
「……こういうタマちゃんもたまにはいいな」
 ねっとりと絡み付くような視線が体中を巡る。妙な悪寒が走り、何故か体が震えてしまう。
「私を……どうするつもりだ?」
「どうする、って言われても………」
小波が近づいてくる。私の頬に触れた後、耳元で呟いた。
「こうするの」
コードが引っ張られ、体中が締め付けられた。
813名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:05:47 ID:/JhLEy9p
「ゔああああ!」
コードに引っ張られて腰が宙に浮く。食い込んで、擦って、腰がガクガクと震える。
それだけではない。自分の体重が更にコードを股間に食い込ませてしまい、私の秘部を何度も何度も刺激してしまう。
「ゔぁ! っ〜〜… あ゙あ゙!」
「タマちゃん。声、声」
そう言われても耐えれるものではない。断続的に続く快楽が、小波がコードを引っ張る度に一方的に与えられる。
おそらくコードはもう愛液で濡れてしまっていることだろう。感じるコードの感触がヌルヌルした物に変わっている。
「……よいしょっと」
「ひぁぁ!」
 コードを強く引っ張られて体が起き上がる。小波に後ろから抱きしめられる体制。
ただし私は普通の状態ではないが。
「んんっ!……ふぁ………はぁ……」
 後ろから胸を揉まれる。
服に浮かび上がる乳首は明らかにたってしまっていて、小波は重点的にそこを責めたててくる。
服の上からつまみ、擦り、弾く。シワになった服がより一層胸を強調する。
「タマちゃん。見て、前」
「うぁぁ……………… ふぇ?」
 言葉に従って視線を前にもっていく。そして気がついた。今私の体の正面に外へと続く扉がある。
磨りガラスから入る光が私を照らし、映る人影が扉の向こうを人が通っていることを伝えてくる。
「もしこれでドアを開けたら、タマちゃんの恥ずかしい姿がまる見えだね〜」
 耳元で呟かれて、体に戦慄が走る。
体が震える。追手との戦いよりもよっぽど恐いと感じた。
「開けちゃおうかな〜」
「うぁ……や、めろ…」
 忍者の世界では拷問ならこんな事は当たり前。私だって経験したことがないわけではない。
しかしあの時よりも遥かに恐ろしい感覚が私を襲う。
人に見られるのが恐いのか、それとも好きな奴ができてしまったからなのか。
理由は分からないが、体の震えが止まらなかった。
「うぁ! あ゙ぁっ、うぁぁ………も、だめ………こな、み………」
顔が熱い、視界がぼやける。色々ともう限界だった。
休みなく襲う刺激と、体を蝕む「見られるかもしれない」という背徳感。
何よりこの状態は、私にあの頃のことを思い出させるものばかりだった。
 私の頬を、一筋の冷たい液体が流れ落ちた。

「……………こなみ?」
小波の動きが急に止まった。私の顔を覗き込んだままピクリとも動かない。
しばらくして、ドアと私の間に周りこんで、一言

「………………か」
「か?」


「可愛いよ、タマちゃん!!」
「へっ? わ、わわわ!?」
 私は急に小波に抱きしめられた。
814名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:07:00 ID:/JhLEy9p
「ふぁ! ん、んんん〜!」
 押し倒された後、いきなりの深い口づけ。体の震えが弱くなっていく。
小波の舌が入ってくる。口の中を暴れ回って、私のものと絡み合う。
唇に熱くて、甘い感触。首に回された腕が少々痛い。
「ふ……ふぁ……ん、うぁ……」
 呼吸のために一旦離すが、すぐにまた奪われる。
こういう事が当たり前になったのはいつからだったろうか。
小波を抱きしめようとするが、腕が動かない。
「ん……ふぁぁ……」
唇が離れていき、口と口の間に透明な糸が渡る。
体の震えはとっくに止まっていた。
ふと小波の顔に目に移る。
―――とんでもない物を見てしまった―――そんな感じの顔をしていた。
「まさかタマちゃんの泣き顔が見えるなんて……」
「……お前な……」
今腕が動くなら、こいつの頭を殴ってしまいたい。
たとえ私だとしても女を泣かせるとは。
後で十分に罰を与えてやろうと心に誓った。
「それは置いといて……そろそろいくよ?」
小波がズボンを脱ぎ、一物が露になる。さすがに下着を身につけてはつけてはいるが、いつ見ても圧倒される。
アレがいつも私の中に入ると言うのだから信じられない。
「よいしょ………っと」
「んっ!……うぁぁ」
私の下半身を縛るコードを小波が外―――さなかった。
股間をはしる部分を少しずらしただけで、相変わらずコードは私を締め付け続ける。
「こ、小波!?」
「なぁに?」
小波は既に私の入り口に一物を当てがっていた。
待ちきれないのか、ヒグビクと波打っている。
「これを外せ!」
「やだ!」
「なんで!」
「だってさ、こんなタマちゃんなんて滅多に見れないし」
……わがままな奴だと改めて思った。
そんなところも別に嫌ではないから普段は構わないのだが、今回は遠慮してもらいたい。
 止めさせようと言葉を探していると、小波が耳元で呟いた。
「……ね、いいよね? ……鈴華」
「!」
 体が震える。恥ずかしくさで一気に顔が熱くなった。私がその言葉に弱いのを知っていて、こんな時に使うなんて………
訂正、こいつはわがままな奴じゃない。
とんでもなくわがままで、そのうえかなりズルイ奴だ!

「……じゃあ、いくよ?」
私の無言を肯定と受け取ったのか、秘部に当てている一物を、小波は一気に押し込んだ。
815名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:08:29 ID:/JhLEy9p
「うあぁ!! ん!! あ、あああ!!」
 全身を貫かれたような快感が襲う。全身を縛られているから当然なんだろうが、それとは別の何か満たされる感覚だった。
小波の動きが激しい。私の中の隅々を掻き乱している。
「鈴華……声が大きいって……!」
「あ゙あ゙ぁ!! そん、な、の………むり、……やあ゙ぁ゙!!」
私の喘ぐ声は止まらない。口を閉じようにも閉じられず、手で塞ごうにも動かない。
部屋中に声が反響して自分の声が自分に聞こえる。
「うあ゙あ゙!! あっ、ん! ん゙ん゙ん゙ー!!」
小波の唇で口が塞がれる。出口を失った喘ぎ声は、単なる音になって部屋中に響きわたる。
それでも声は小さくなったが、小波の動きが逆に激しくなった。これならもっとやっても大丈夫だと思ったのだろう。
いっそう腰を激しく打ち込みつつ、コードで見え隠れする私の菊門に指を這わせてきた。
「んあ゙!! んっ! んん!?」
「何をするんだ」と咎める視線を送る。
だがそれを見ても小波は、にやけて菊門をなぞり続けてくる。
「ん゙ん゙!!」
 後ろの入り口が指で広がっていく。そんなに太くもないが決して細くもない小波の指。
その一本が私の後ろに入りこんだ。
「うあ゙あ゙ぁ゙!!! あっあ、あ……ゔあ゙ぁ゙!!」
腰が上がって体が逸れる。思わず口づけが中断されて、絶叫にも近い声が部屋に響き渡った。
「うわ……鈴華、締めすぎ……」
「ぁぁ……そんな、の……しら、…あああっ!」
小波の顔が歪む。だが私も人の事は言えない。
きっと顔はぐしゃぐしゃだろうし、体もびしょびしょだろう。
声とは別に部屋に響く、肉体がぶつかって液体が混ざる音。
体の奥から何かが上ってくる。アレが近い。
「鈴華……そろそろ……限、界……」
「うあ゙っ! ……きて、こなみ……こなみ!」
「鈴華! 鈴華ぁ!!」
ラストスパート。動きがまた激しくなった。
お互いの名前を呼び合いながら、共に絶頂へと上っていく。
ふと今になって、腕が動くことに気がついた。行為の動くで結びが緩くなったのだろう。
自由になったその腕で、私は小波に抱き着いた。
その瞬間。
「もう……出る……! 鈴華!!」
「うあ、あ……あああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
 昇天するような浮遊感が私を包む。中に注ぎ込まれる小波の体液、体に感じる温もり。
私達はしばらくの間、このままの体制で抱き合っていた。
816名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:09:17 ID:/JhLEy9p
 どのくらいそのままでいたのか分からない。……別に私はいつまででもかまわないのだが。
全身に感じる温もり、呼吸に合わせて体が揺れる。そして一定のリズムで聞こえる呼吸音。
そのなかに、グゥというイビキの音が混じった。
「小波………?」
 声をかけても返事が返ってこない。どうやら本気で寝ているらしい。
まぁ酒が入った後にこんな激しい運動をすれば当然のことか。
「………こんな所でよく寝られるものだ……」
幸せそうに眠る顔を見て自然と顔に苦笑が浮かぶ。
ため息を一つついた後、私は体を起こした。体中に纏わり付いているコードを外していく。
多少濡れてはいるが機能面は多分問題ないだろう。………衛生面はともかく。
「やれやれ……服もシワになってしまったな」
そう呟いて、ソファーの上に落ちていた下着を身につけた。
あれだけの事をされたんだからシワなどの当たり前の話だが、人前を歩くには少々みっともない姿だと思う。
「さて………と」
小波の方に目を移す。相変わらず幸せそうなマヌケ面で眠っていた。
起こすのは可哀相だ。
心からそう思った。

………しかたない
心の中で呟いて小波の方に歩いていく。このまま寝かしてやりたいが、場所が悪いし明日も昼から練習がある。
それに、こんな所で寝ていたらきっと風邪を引くことになるだろう。
私は小波を起こさないように背中に担ぎ上げた。
「まったく………世話のやける奴だ……」
そう言って、部屋の外へと歩いていく。
普通立場が逆だろうに。
すれ違った人間が驚いたような顔をしていた。

建物の外に出ると、街は相変わらずの人ごみでごった返していた。
ファッション雑誌そのものの格好をした若者、ネクタイを緩めた中年サラリーマン。その他いろんな奴がいる。
そうやって立っている私の体を、冷たい一筋の風が通り過ぎた。
「んっ………」
後ろにいる小波が身じろぎをする。もうすぐ夏とはいえ夜にこの格好では少し寒いのだろう。
温もりを求めてさまよう体。私の背中といっそう密着した。
「子供か、こいつは……」
そう呟くが悪い気はしない。それにこうしていると、私も暖かいし安心するのもまた事実。
そう考えると私もこいつとあまり変わらないのかもしれない。
………しかしだ。
「女を泣かせるとは罪な奴だ」
後ろで眠る小波の方を振り返る。
ドラマでもマンガでも、女を泣かせるというのはいけないことだろうに。
たとえそれが私だとしてもでも、ダメな事に変わりはない。
償ってもらおう。何をしてでも。
 どんな罪滅ぼしを………と考えていると、
「新しい刺激」
小波が言っていたその言葉が頭をよぎった。

「ふふふっ」
 顔の筋肉が緩む。
「………何をしてもらおうかな、こいつに」
 一人笑って呟いて、私はアパートへと歩きだした。
817名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:10:19 ID:/JhLEy9p
以上です。お目汚し失礼しました。

期待ハズレだったらすいません。
818名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:52:41 ID:qZZYZYt6
リアルタイムでGJ!
タマちゃんタマちゃんww
819名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:57:16 ID:/FkUaGln
うひょおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
タマちゃんきたあああああああああああGJGJ歓喜でやばい
「もしもタマちゃんが〜」の大大大ファンです!!!

こんな5主もありだなぁ。終わり好きです、続き読みたいww
タマちゃん・・・大好きだ・・・
とにかくGJおおおおおおおお!!!!!!!1
820名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 22:19:00 ID:mNYHN1J4
タマちゃん涙目えええ
821名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:03:56 ID:U1pn4hB/
タマちゃんGJ
待っててよかったです
822名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:24:43 ID:ydHZCIJa
タマちゃんもの投下とか泣ける程嬉しいんだが。
タマちゃんを糧にこれからも頑張って生きて行くわ。
GJ!!
823名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:59:44 ID:hpFh8gU6
鈴華じゃなくて鈴霞じゃなかったか?
まあ、そんな些細なことはどうでも良いな。
作者GJ!!
824名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:07:04 ID:NvCbpKLc
タマちゃんクリアしてきたぜ!
825名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:49:56 ID:NKLPFohH
タマちゃん可愛いし主人公もアホ可愛いw
GJでやんす!
826名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:59:28 ID:3jAuROuK
やはりこのカップルはどっちも可愛いね。
よ〜し、パパGJしちゃうぞ〜
827名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 16:24:10 ID:XdN/Os/d
ふぅ

おまえらテンション高すぎだろ・・・・・・・
828名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 17:22:23 ID:uKLMUR5R
多摩ちゃんだな
829名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 20:10:31 ID:j5TcY6o8
>>827
賢者乙
830名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 20:52:38 ID:YQCzdZxw
やっぱタマちゃん可愛いなぁ…
耳かじるってとこワロタw
前回は5主視点だったけど、タマちゃん視点ってのも良いな
831名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 21:53:22 ID:77sqdVw7
タマちゃんにGJ!
これで1ヶ月は戦える!
次は反撃したが結果空回りするタマちゃんを見てみたいw
832名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 23:10:12 ID:j6NFTrTY
カラオケって監視カメラとかあるんだがな
833名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 00:10:05 ID:Jn0EFTga
まぁそういう細かいところは置いとこうや
834名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 18:32:08 ID:Jn0EFTga
真央物が……読みたいです
835名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 19:46:12 ID:Yrj5TW/w
>>834
保管所に…行きなさい
836名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 17:10:41 ID:YybLOo/c
大正編の主人公はタマちゃんと結構ちゅっちゅしてそう
837名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 17:40:23 ID:pXTiFr/D
だが8裏ではまったくしてなかったような……
838名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 18:54:41 ID:Bx0yR3Dv
>>832
タマちゃんなら見られたり撮られてたりしても後々忍法でどうにも出来ます

>>836
禿同。大正編も一段と可愛いのぅ…
839名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 00:33:22 ID:TI2c7DjS
タマちゃんは大正編でもカワイイんだがどうしても智美を無視できないジレンマ

いっそハーレムを…
840名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 00:41:44 ID:7mjdqV10
結局みんなタマちゃんが大好きなんだな

あと780のなおサラはまだですかー?
841名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 20:33:20 ID:o2uRMuEK
いや、ほぼ終わりそうな状況なんだが、シナリオの設定上厳しいもんがあってね…
さらが処女(でしょ?)とか、ナオさらが同じ家に居ないとか。職人さんたちはうまいよ。
初めて書いてるけど、いきなり挫折かも…
842名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 21:01:48 ID:7mjdqV10
頑張れ!俺達はいつまでも待っている
843名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 22:20:45 ID:gLUJuR8v
ほぼ終わりそうならいいじゃないか。
俺なんて大体の設定や流れは決まったけど時間取れなくて
ほとんど書けないぜ。
844名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 11:28:47 ID:P7z0+hAZ
少しずつでいい
毎日書くんだ。そしたらいずれ出来上がる。

俺だって書くのに一ヶ月かかるぜ。ケータイだけど
845名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 17:09:10 ID:KDb7dBZO
>>841
残容量が減ってきてるから(450KB超えてる)、50KB超えそうなら次スレに持ち越してくれると助かる。

ただ、↑のはあくまでスレの事情。俺も楽しみにしてるから、ぜひ書きあげてほしい。俺も>>842と同じようにいつまでも待っているよ。
846名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 18:15:07 ID:DwDufWLH
こういう書き込み見てると一日でパッと書いて投下する暴挙をままやってる自分を反省しないとならなくなるな
847名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 20:33:32 ID:jU3VqOhx
別に時間かけた=良い作品ではないんだから気にすることでも
848名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 23:34:46 ID:cVBCGIM/
武美分が足りないよう
849名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 10:02:25 ID:Nbn3TXqn
俺も一日でやってた。夜中考えて朝には投下してたわ
そんな作品でも感想言ってくれるのが嬉しい
850名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 21:52:49 ID:gw4JPYUr
武美とナイスガイがお祭りでイチャイチャする話キボン(^q^)
851名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 22:28:21 ID:hyY3hZv2
そしてそのまま野外プレイなわけですね?
わかります
852名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:51:54 ID:HR2taEOe
そのネタいいな…使わせてもらうぜ!
853名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 11:50:04 ID:xJuDb3qQ
おうよ、どんどん使ってくれ
854名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 20:58:32 ID:iohFSsk/
過疎あげ
855名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 21:56:54 ID:J8RLxuxF
過疎じゃないんだぜ
けっこうこんな感じなんだぜ
856名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:32:38 ID:plI9emys
こんな時はあれだな……
ネタを募集しようか
857名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:50:30 ID:es9/KhyT
主×恵理
858名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 02:27:44 ID:kIOjSMkE
恵理だと犬プレイなんか良さそうだな…
わんこ、美空についで犬が似合いそう
859名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 02:34:04 ID:s3Gz4x47
今さっきパワプロやったら黒龍舘大の1.2.3番が広川、森、小野だったので3人に襲われるシチュで。
860名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 05:52:34 ID:OYrYsqc0
小野君か小野さんでだいぶ違うわけだが
861名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 05:54:48 ID:IRUDtNCl
三橋妙子と末吉妙子くらい違うな
862名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 12:23:47 ID:EweCzWvh
武美と友子と小野さんに逆レイプされるとしたらやっぱり8主か
863名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 12:39:04 ID:inSG75t2
ナイスガイのほうが話の組み立ては楽そうな気がする
武美が8主と関わるのは難しそう
864名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 12:52:34 ID:plI9emys
ならば友子と小野さんがと8主と、武美と9主が同じ部屋でやっちゃうのはどうだろう
865名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 14:14:21 ID:tTyH41ge
むしろ友子と白瀬の二人に迫られる8主人公ってのもアリかと
866名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 15:12:43 ID:UlG1Ljgt
8主や9主の人気に嫉妬
867名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 18:21:11 ID:rj6GPn7I
武美と小野さんに押さえ込まれ、言葉責めによってプライドをへし折られた後、
友子によっていいように記憶をねじ曲げられ三人の奴隷と化すんですね。わかります。
868名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 18:30:59 ID:U7o7UsHL
8主だとどうしてもリンを絡めたい今日この頃
869名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 22:20:50 ID:EweCzWvh
8主と9主はエロゲの主人公の素質あるNE!
870名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 22:43:28 ID:OYrYsqc0
露骨なのが多いけどな。瑠璃花の縦読みレベルだと泣いちゃうけど。
871名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 08:23:06 ID:MbgYiOo/
リンはなんていうか、キャラ的にボケられないから扱いが難しい。

似たタイプのタマちゃんや白瀬は、しっかりしてるようで
本編中でもボケをかましてくれてるけど。

シリアスなシーンの脇役としてなら使いやすいんだが、
エロの相手としてはちょっとなあ。
872名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 10:58:48 ID:snPs/0Av
じゃあリンは俺が貰っていきますね^^
873名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 13:37:20 ID:3PZ4G6Su
7裏でタマちゃんと智美のコンビにハマったのは自分だけじゃないはず

タマちゃんと智美と主人公でほのぼのしてほしいなぁ。
智美とタマちゃんは主人公取り合うようなキャラじゃないし、むしろ二人で自由奔放な主人公をしっかりさせてそうだ。

俺が考えてるのにエロはないけどね。
でも主人公&タマちゃんコンビだと智美が1番苦労しそうだなぁw
874名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 18:58:11 ID:WshTtuxX
瑠璃花のエロは少ないんだね…
875名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 19:14:34 ID:hy1XGCm6
だってダッシュキャラはみんな小学生なんだぜ……
876名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 19:43:19 ID:WshTtuxX
瑠璃花を攻略するまでずっとリコ一直線だった俺があまりのツンデレにイチコロだった
877名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 19:45:20 ID:XBcUrw2J
瑠璃花って何ですぐ夜逃げしてしまうん?
878名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 19:45:47 ID:J/ZVLBp8
瑠璃花って何ですぐ夜逃げしてしまうん?
879名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 19:46:25 ID:mvpZWb5B
うわああああ最高につまらないネタの上に多重カキコとかごめんなさい
880名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 21:24:49 ID:OKQv5c9i
瑠璃花って誰よ
881名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 21:34:41 ID:ExW1qtuC
後ろにいる隊長が教えてくれるってさ
882名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 22:18:06 ID:hy1XGCm6
さぁ、そこで制限時間付き選択肢
883名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 22:19:29 ID:WshTtuxX
誰か瑠璃花の描いて
884名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 22:25:40 ID:hy1XGCm6
やはりあのツンデレ具合が難しいんだろうな
885名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 14:02:29 ID:k9YMCkyE
芙喜子は隠れM
886名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 14:28:00 ID:8QNG7JIQ
天本さんは隠れS
887名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 23:51:35 ID:v8Uv10xJ
ドラゴンボールを見ててふと考えたんだが…、クリリンにできて主人公にできないことはないと思うんだ18号的な意味で
888名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 02:39:04 ID:vzeDz9UF
芙喜子は8主に中出しされまくって淫乱になってそう。
天本さんは4主に手コキしつつ淫語責めして子種をごっくんしてそう。
889名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 12:05:04 ID:L/dCwJEC
>887
そのためには不思議なボールを7つ集めて爆弾を解除しなきゃな
890名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 07:46:29 ID:wXQMyCv6
もうすぐ夏休みだね…。

水着でやっちゃう系の作品が読みたいです
891名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 08:41:17 ID:SuLrdkf4
瑠璃花なら、借金のかたに母親と一緒にどこかに連れられていったけど
元気でがんばってるって手紙に書いてきてたぜ。

ま、あせる必要はなさそうだ。
892名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 08:50:05 ID:Mr2Mj1/t
>>891
そ れ は ギ ャ グ で 言 っ て い る の か AA略)
893名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:13:12 ID:agsBUWK/
そりゃそうだろ
今縦読み知らない奴はいないだろ
894名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:53:28 ID:wXQMyCv6
たった今縦読みの真実知って、BAD見た俺涙目。

こんなの…絶対認めない!小説の中だけでも幸せにしてやる!
895名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:54:52 ID:ors+EO/h
七夕ネタがあるのはどの彼女だったろうか…
896名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:59:42 ID:iafBxOvg
>>894
正史では幸せになってるから安心汁
897名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 21:27:06 ID:2gCpRnZ1
「○○、げんきでいますか?
母のお仕事を手つだったりしていると、
やけに時間がたつのが早く思えます。
くるしいこともあるけど、
たいせつな思い出をかてに、なんとか
すごしています
ケガや病気に気をつけて、野球せんしゅ
になれるよう、がんばってください。
きっと、いつの日か、またあなたと
であえる日をしんじて。」

なんかこじつけっぽいなぁ…
公式の裏設定なの?
898名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 21:40:22 ID:iafBxOvg
実際そうなってるよ
899名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 21:53:34 ID:agsBUWK/
瑠璃花ならもう一回彼女候補になってもいい。
いや、なってくれ!
900名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 21:58:45 ID:wXQMyCv6
瑠璃花はツンデレというより、最初はツンツンで後半からはデレデレ。

だがそれがいい!
……後日談を書くとしたらやっぱりデレデレか?
901名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 22:03:01 ID:agsBUWK/
いや、ツンツンもないと成り立たない
902名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 22:21:54 ID:t5DlwAzX
>>900
時間経過でデレもツンデレの一種だろ?
ツンデレなんてそもそも基準が曖昧な物だし
903名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 22:43:25 ID:Ujbl+a2A
>>895
准しか思い浮かばん
わからん人は七夕の日に喫茶店に行くべし

そういや准もツンデレになるイベントがあったな
904名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 23:19:35 ID:wXQMyCv6
だけど准はバグで彼女候補じゃないんだぜ……

瑠璃花HAPPYでは主人公を晩御飯に呼んでるけど、あれって「瑠璃花が近くに引っ越してきた」って解釈でおK?
905名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 23:25:39 ID:Ddzig6te
ようこ先生ENDもヘルガENDもリンENDも
小野さんENDも准ENDも若菜ENDもミーナENDも見たいよう
906名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:58:18 ID:EnxaBc6B
>>904
エンディング後間もなく水木の家の近くに引っ越してきたって
アルバムの文章にあるよ。
907名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 02:25:24 ID:lzYaamGx
深雪先生は幽霊だけど、問題はないんかい
908名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 06:00:52 ID:6snKiJBH
何が問題なのかわからないが、とりあえず「問題はない」と答えておこう。
909名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 18:54:15 ID:SRexbWHU
つパワポケでエロパロ
同じ理由で貴子も加えんと
910名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 22:07:38 ID:y9Rzgjh0
投下無しで過疎ってる
誰かいないのか?
911名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 22:09:51 ID:AVdcehwU
果てしなくどうでもいい疑問だが、何故桜空の誕生日が10月なんだ?
912名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 22:27:53 ID:y9Rzgjh0
それは果てしなくどうでもよく適当でしょう。
913名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 22:31:32 ID:zfEa65y+
誕生日が自分で選べたらどんなにいいことか
914名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 22:34:22 ID:llXyfzGp
ようこ先生のうなじをサワサワしたい
915名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 23:05:07 ID:SRexbWHU
>>911
それはアレだ
狂い咲きの桜を見てつけられたんだと妄想
それとも秋桜でコスモス(ry
916名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 23:26:49 ID:WQNLd1Dz
>>910
きっとあれだよ。みんな夏休みのために力を溜めてるんだよ。

それと、待つだけが方法じゃない。自分が書いてみるという方法もあるんだ
917名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 23:42:11 ID:eL6P3VRV
年中夏休みの方々は良いが、メインの筆者層と思わしき大学生はテストシーズンだからな
918名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 08:12:00 ID:1a9DM+HG
今投下すると、スレッドがすぐに終わりそうでなんかもったいない

俺は自分にそう言い訳している。
919名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 09:41:46 ID:fprMQwb1
ならば……少し早いけど次スレいくか?
920名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 12:07:20 ID:qa4JV3xU
いや、この板の梅の収穫期はこれからだ
まだイケるからやっちゃいなよ
921名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 19:33:18 ID:6+v49j+M
投下頼む。
922名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 21:17:45 ID:/aNwidjr
毎回梅が楽しみで楽しみで
923名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 21:25:26 ID:hD2TI1ZK
この板何か雰囲気いいなw
9240/4:2008/07/10(木) 23:02:06 ID:GZ+XfnMu
まとめきれずに勢いだけで書いてしまった。
エロがなくてごめんなさい。
多少後悔しているけど、スレ埋めの助けになれば幸いです。
9251/4:2008/07/10(木) 23:02:44 ID:GZ+XfnMu
「ミスコン…だと?」
 浜野から出た意見に、紫杏は眉を寄せた。
「ええ。学内ミス・コンテスト。
賞品を豪華にすれば、きっと盛り上がること間違いなしよ。」

 ここは自治会室。
 次期自治会が主催する春の文化祭のイベントについての会議中
浜野が突然手を上げて提案をしてきたのだ。

「しかしだな、女性を外見だけで順位をつけるというのは
 女子生徒に対してあまりよくない行為なのではないか?」
 難色を示す自治会長に、めずらしく自分の意見を推す浜野。
「それは大昔のミスコンよ。
 最近のミスコンは外見だけじゃなくて知性や芸術センスなども
 採点項目になっていて、総合的な人間性で順位を決めるのよ。」
「…そういうものなのかな。
 しかしそうなると、単なる人気投票になりはしないか?」
「だから、人気投票で上位になった数名を集めて
 ちょっとしたゲームで勝敗を決めてはどうかしら?」
「う、うーむ…悪くはない、な。
 実際に実行するかどうかは次期自治会に任せるとして、
 豪華賞品だけはやめておこう。
 それを目当てに不正行為がでると困るからな。
 さて、他に意見は?」

(これで決まりね。次の自治会が現自治会の意向に逆らうはずがないもの。)
 メガネの奥で浜野の目が光ったことには、その場の誰も気がつかなかった。
9262/4:2008/07/10(木) 23:03:11 ID:GZ+XfnMu
「な、なんやてえー?」
「しっ、声が大きい!」

数日後の女子寮裏手の森の中。
密談中の背の高い女子生徒と背の低い女子生徒…大江と浜野の2人組である。

「それってトバク行為やないか。両手が後ろに回るで?」
「ペラはお金じゃないから大丈夫。
 それにミスコンといえばどろどろした人間関係に色仕掛けで審査員にせまる候補と、
 高校生活を舞台にした漫画では欠かせないイベントなのよ。
 ミスコンの優勝者を予想するトトカルチョなんて、あたりまえだのクラッカーよ。」
「それ、相当かたよった方面の漫画とちがうか?
 それと、クラッカーになんの関係があるねん。」
「あら、そんなことも知らないの。言い回しよ、言い回し。
 …それに、あたしたち今年で卒業でしょ。
 少しぐらい羽目をはずして思い出を作らないと。」
 声の高さをおとしてしんみりした調子で言う浜野。
 それに思わず引き込まれる大江。
「そうやなぁ…少しぐらいのお茶目はええかもしれんなぁ。
 よっしゃ!協力したろ。」
「恩に着るわ!」
「アンタとウチの仲やないか。…ほんで、誰に賭けるんや?」
「あら」
 浜野は心底意外そうに答えた。
「もちろんあたしらは胴元よ。だって、それなら確実に儲かるでしょ?」

 大江は先ほどの決断を早くも後悔し始めていた。
9273/4:2008/07/10(木) 23:03:59 ID:GZ+XfnMu
教室にて
ナオ「へえー、ミスコンですか?これはがんばらないといけませんね!」

屋上にて
サラ「…ミスコンか。気分転換にはなるかも…」

廊下にて
蘭「あたしの優勝できまりね!」
妙子(どこからそんな自信が来るのかしら?)

岬にて
五十鈴「興味はない、興味はないが…」

そして、運命の文化祭が開始された……

9284/4:2008/07/10(木) 23:04:28 ID:GZ+XfnMu
「…それで?」
仏頂面の紫杏を前に、小さくなる大江と浜野。

「私の留守中、文化祭でなにがあった?」
「…賭け金は、その…全部返すから。」
「そのことが聞きたいのではない!」
机をたたいて、上半身を乗り出す前自治会長。

「私が聞きたいのは!
 どうして『ミス』コンテストで、野球部の一年生男子が優勝したのか?
 という一点だけだ!」
9295/4:2008/07/10(木) 23:07:41 ID:GZ+XfnMu
>>927>>928の間に何があったのかは、各自の妄想で補填してください。
お粗末でした〜
930名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 23:42:47 ID:GTHyv3yA
投下乙です!
931名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 00:36:20 ID:RI7HG42n
久々の燃料ありがたや…

乙です!
932名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 00:57:51 ID:pnQjUaWO
乙〜
まさかマウs(ry
933名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 18:27:04 ID:echCguhu
疋田が貰ってくんですね分かります
934名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 21:49:54 ID:1hRhNzsa
天本さんと4主の新婚生活な小説が読みたいよう
935名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 03:40:34 ID:YvyVZiF3
>>934が書け!書け!
936927と928の間1/2:2008/07/13(日) 13:11:56 ID:1BauUF6+
O「おお、なんという尻だ!
 黒い箱から尻だけがでているとは!」
H「でしょう?男性の方だけに特別に展示しているんです。」
O「しかし、尻しか見えないというのはな・・・
 おい、君。ちょっと表情を見ててくれ。」
H「え?いったいなにを・・・」
M「うわああああああ!」
H「わっ、こら、あんた何すんだ?!」
O「この高さ、この角度、これをしなくてどうするんだ?
 まあ、物は試し、キミもやってみたまえ!」
H「えっ?!ちょっと、やめてくださいよ!うわあああ!」
M「うわっ、またあああああ!!」
H(……おっ?)
937927と928の間2/2:2008/07/13(日) 13:12:34 ID:1BauUF6+
O「どうだね、一瞬天国が見えただろう。」
H「ええと……まあその。…はい。」
O「こういうすばらしいものを使わずに、しまっておくのは
 人類に対する裏切り行為だとは思わないかね?」
H「そ、そうっすかね…
 あ、とりあえず野球部でそれっぽいやつら呼んできます。」
(タタタタッ)
O「さてとこっちは…(ピポパポパ)ああ、メダチか?
 同好の志を全員召集かけてくれ。うんうん。
 大リーガー?かまわん、全世界でトップレベルの尻なんだ。
 全人類で共有しようじゃないか。」
938名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 16:11:57 ID:MmgCQjP2
ホモじゃないのに
>M「うわっ、またあああああ!!」
ってとこで萌えてしまった
939名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 18:43:40 ID:xfo+fWee
>>937
ニヤっとしたwww
940名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 20:26:30 ID:dIxdGTn1
天本さんに手コキされながら言葉責めされたい
941名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 23:25:31 ID:yhlqrrcG
友子が8主に催眠で犬にした…と思ったら効いてなくて逆にやられるのがみたい
942名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:21:47 ID:wNfMLBas
そういうシチュも大好きなんだが……それを自分で書こうって輩はいないのだろうか…
943名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:34:51 ID:3TB9AE9z
>>942
それは正論だね
でもまたそこで「あなたが書けば」って言われたら無限ループになる
944名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:46:32 ID:wNfMLBas
それももっともなんだけど、一応自分も何本か投下した人なんだ。
だけど浪人生なもんで最近時間がなくてね……
945名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:47:33 ID:8QwqnwNf
だったらさっさと寝るんだ
946名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 01:27:06 ID:3TB9AE9z
>>944
職人ということを知らずにすいません
947名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 07:27:34 ID:0duDec4g
>>936-937
某ダッシュ神をはじめとする日本中の真薄ファンが、真薄の全人類共有など許すものか。




ちょ、ちょっと待て、あんたらなぜ列に並んでるんだ!!
948名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 19:03:09 ID:hEQLNfWB
470KB超えたし、もうすぐ>>950だし、そろそろ次スレの頃合いだと思うのだがどうかね?
949名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 20:12:55 ID:8QwqnwNf
飯占「今日は気分がいいからスレを立ててやろう」

パワポケでエロパロ6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1216033898/
950あの男:2008/07/14(月) 21:29:40 ID:Pi9kzIba
梅業者にコンバートしようかな…
ネタばかりでゴメンよ…

『大切な場所で・裏』

「どうしたんだナオのやつ。こんなとこに呼び出したりして……」
10月、小波は親切高校の森の中をうろついていた。見渡せば、四方の金色鮮紅の綾錦は目に麗しく、そよぐ秋風が銀杏の薫りを乗せて通り過ぎた。
今日は幸いにもあの厄介極まりないドーベルマンは出現していない。ナオがなんの用事かは知らないが、彼女に呼び出されて番犬に撃退されたなんてカッコ悪すぎる。
先日のドラフトで見事プロ入りを果たした小波は、車坂監督の最後の特訓を終え教室に戻ったところをナオに捕まったのだが、彼女の様子がどうもおかしかった。
変にもじもじしたり、何か語りかけようとして止めたり、何かと挙動不審。まるで、そう……小波に告白する数週間前のように。
思案を巡らせているうちに、開けた場所に着いた。いつもナオとの逢瀬―と称するほど立派な事はしていないのだが―に利用している場所だ。
広場の中央に立ち、歩みを止める。
すると正面の茂みからガサゴソと音を立てて緑の髪の少女が現れた。
……ナオだ。

「ふふふ、よく来ましたね。ワナだと知らずに来るとはなかなか勇気があるようです」
951あの男:2008/07/14(月) 21:30:53 ID:Pi9kzIba
「だ、だから、できたら、これまでよりも、あたしと一緒にこの学校をいろいろ……って、ああ、もう!」
今まで逡巡していたナオが、半ばヤケクソ気味に表情を固めた。
「な、なんだよ」
「あたしは小波くんが好きなんですよ! 一緒に居れなくなると思うと、寂しいんですよ!」
「え……」
「あたしはバカで、色気もなくて、胸もそれほどなくて、顔だって自信ないけど、あたしを抱いてください!」
ナオは顔を真っ赤に染めながら、そう言い切った。彼女の背後にある紅葉とどちらが紅いだろうか、などと一瞬場違いな事を考えていた小波だが、正直言葉の意味を理解するのに時間がかかった。
……よくよく考えてみれば、とんでもない事を言われたようだ。
「……」
「な、何か言ってください」
「…………」
「こ、この沈黙が耐えられませんよ」
「………………」
「あ、あのう……」
「プ……アハハハハ!」
「えっ?」
「そんな自分のダメな部分ばかりアピールして誰が抱くんだよ?」
「じゃ、じゃあ……」
「いいよ」
「えっ?」
「いいよ。えっちしよっか」
こんなセリフ、笑いながら吐けるのも我ながらどうかと思うけど、ナオの様子がおかしくて、不思議と落ち着いていた。
「えっ? ええええええええ?」
「ナオ……うるさいよ」
「えええええ……やったあああああああ! 小波くんの女になりましたよ!」
「うわっ!」
(ダキッ!)
「二人で楽しい思い出作っていこうね! これからは二人だから、楽しい思い出が2倍ですよ!」
……今までは一人でやってたのだろうか、というのは野暮だ。
「嫌でもナオとなら作れそうな気がするな」
「うん!」
そう言って、ナオは本当に幸せそうな顔をして、そっと唇を寄せた。
952あの男:2008/07/14(月) 21:31:15 ID:Pi9kzIba
後日談

「とぉっ!」
「うわっ!? いつきちゃん! いきなり飛び蹴りは危ないって。てか何そのロープとか怪しげな小瓶とか?」
「うるさいこの悪魔め! とうとう姉御の純潔まで……今日という今日はお前を許さない! この薬で手足を痺れさせ このロープで縛って、月に代わっておしお……」
「あ、ナオ。それにさら」
「へっ……?」
(ガシッ)
「いつき〜? 本当に学習しないねぇ」
「あ、あ、あ……」
「おねえちゃんがそれを言うのもどうかと思いますけど……」
(ガシッ)
「今回だけは別です」
「え、さ、さらちゃんまで……」
「あれ、こんなところにちょうどいいお仕置きの道具がありますね」
「そういえば今度小波くんに使ってもらうために買ってきた電動マッサージ機があるだけど、不安だから試しておきたいんですよ」
「あう…ちょ、ちょっと……」
「いつき、世の中には辛いことがあるってこと、教えてあげますよ」
「あの体育倉庫は今使ってませんしね……」
「い、い、いや〜〜〜〜〜〜〜〜!!」



おわり
953あの男:2008/07/14(月) 21:32:23 ID:Pi9kzIba
以上です

あの男のパワーアップイベントはまだ起きませんが、いずれ……

それでは失礼
954あの男:2008/07/14(月) 21:36:49 ID:Pi9kzIba
すいません、携帯からの投稿なんでいつもミスります
一番最初抜けてます

「ふふふ、よく来ましたね。ワナだと知らずに来るとはなかなか勇気があるようです」
いつかと同じ展開だ。
どうツッコむべきか迷うが、いつかと同じように返す。
「何を言ってるんだ、ナオ」
「呼び出したら、一回ぐらい言ってみたいと思いませんか? 男のロマンですよ」「お前は女だからな。……二回目だし」
「まあ、細かいことはどうでもいいじゃないですか」
ちなみに一回目はナオに告白された時だ。今度は何を言うつもりだろうか。木々の間から覗く秋の午後の空は、不思議と心が落ち着くように高く澄み切っていた。木漏れ日が優しく注がれる。
間を置いて、小波が切り出した
「それで、ここに俺を呼び出して、何の用だ?」
「いやあ、あの……その…」
目を逸らすナオ。
「どうしたんだ? 突然、挙動が不審だぞ」
「そのね……えっとね……」
「はあ」
もじもじとしているナオがなんだかしおらしくて奇妙……といったら失礼か。新鮮だ。
「ドラフトで、指名されたじゃないですか!」
「そうだな」
「だから……これまでよりも、一緒に居れる時間が減るでしょ!」
「あ、ああ……なんでそんな大声なんだよ?」
955あの男:2008/07/14(月) 21:41:27 ID:Pi9kzIba
今度こそ失礼
次スレで会おう
956名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 08:08:31 ID:oiNEA9zw
乙しつつ梅
957名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 10:03:09 ID:rlDV3X9r
おっつー
958名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 15:46:41 ID:DAMKZvm9
いいなぁww
959名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 16:47:30 ID:LO5sdHdj
よーしGJしつつ梅ちゃうぞ
960名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 16:53:18 ID:ZLVo+Yzf
うめましょうめましょ
961名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 18:01:59 ID:ZOvduyCq
梅木寮長
962名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 20:00:41 ID:ZLVo+Yzf
うめりん
963名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 21:30:29 ID:rlDV3X9r
うめ☆
964名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 22:01:08 ID:ZLVo+Yzf
黒梅興行
965名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 22:55:12 ID:Fzqf5zBb
ひとつ埋めてはこの子のため
966名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 01:50:09 ID:4v5YgvUk
梅花
967名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 07:56:00 ID:vqjSmy56
梅宮アンナ
968名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 12:54:09 ID:vScaSBX5
次スレも沢山の投下がありますように梅
969名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 13:33:30 ID:uHNOw5rD
梅の木
970名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 13:50:44 ID:4v5YgvUk
唯のパンチラを見たい。その後自宅にお持ち帰りしたい
971名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 16:28:29 ID:Z1sQjKZZ
表ルートの複数プレイって難しいな…

主×茜×リン
主×奈津姫×武美
主×奈桜×桜空

思いつくのはこれくらいかな…
972名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 19:09:27 ID:hAF3sxUC
禁断の主×妙子×蘭
究極の主×弓子×愛×幸恵×霞×のりか

ふふふ〜〜〜〜〜〜〜〜ん
973名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 23:46:58 ID:NDbwh1w0
埋めついでに質問
4主って裏に行ってから表の記憶どれだけ持ってったっけ?
アキミやユイやミユキを見てクリソツとか思うぐらいには覚えてたっけ?
974名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 00:37:22 ID:YyNWunHN
>>943まずそれは正史では無い。
けれど「あれから随分立つな・・・日の出のみんなは今頃何をしているのだろう?」といっていることから
最低限は記憶ありそう。
975名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 01:26:57 ID:BtmaHknb
表のキャラの主人公についての記憶が曖昧にされてるから、
飛ばされた主人公の方も曖昧にされてるんじゃね?
976名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 11:54:20 ID:0YqXJ7Jc
>>971
主×維織×准

これだけは譲れない。ころしてでもうばいとる
977名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 18:40:45 ID:3WZJq/6e
>>971
そんなことよりいつきをだな…
978名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 20:14:43 ID:wLJoAUrZ
うめ
979名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 20:16:01 ID:0BySvj5J
埋め木寮長
980名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 22:20:05 ID:83pnRSma
武美のおっぱいを揉みながら梅
981名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 22:51:34 ID:wLJoAUrZ
友子の方が好き。
982名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:15:56 ID:ePaRTZiQ
タマちゃんタマちゃんタマちゃん
983名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:26:51 ID:8/EUsvsJ
埋め投下、9裏エリエロ無し、無駄にシリアス
984まっすぐ:2008/07/17(木) 23:27:25 ID:8/EUsvsJ
 勝敗は決した。
怨敵の心臓、その最後の一つを貫かんとする刃。
赤い液体が滴るそれを、ほんのあと少し前へ押し出せば。
 彼女は、確実に死ぬ。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 違う。荒い息を吐きながら、浮かび上がった言葉を否定する。
 自分が殺すのだ。三年間の戦いの末に。
「けほっ……ふぅ、はぁ……」
 痛みすら覚えるほど強い鼓動、それを必死に押さえながら、
じっと地面に伏した彼女を見つめる。
 憤怒、憎しみ、焦り。――ほんのわずかな怯え。
赤い血に彩られた顔からは、そんな感情が読み取れた。
「すぅ…………はぁ」
 心を落ちつけようと、彼女を睨みつけたまま、息を大きく吸う。
すると、身を包む空気から、鼻腔に様々な匂いが届いた。
焦げた匂い、酸の匂い、よくわからない甘い匂い。
それら全てを覆い隠しそうなほど強い、血の匂い。
 そんな獣じみた匂い達は、刃を前に進めようと急かしてくる。
急かされるまでもない、ついに復讐を終えることができるのだ。
迷うことも、躊躇いを覚えることも、ない。
 心の底からそう思っていた。それなのに。
(…………どうしてだろ)
 手が、動こうとしなかった。
痛いほど刀の柄を握りしめても、まったく動かない。
何故だろう、考える。
 怪我が原因ではない。
体中がずきずきと痛むけれど、刀を握る右手は無傷だ。
 人を殺すのが怖いわけでもない。
各地を放浪した三年間の中で、人の命を奪ったこともある。
 目の前にいるのは憎き仇、喜びを感じているのは確か。
 それなのに、なぜ、どうして、この手はまったく動こうとしないのか。
 どんなに力を込めても、刀は動かない。
理由を探しても、答えは出てこない。
ただ彼女をじっと睨みつけて、立ちつくすことしかできない。
「!」
 不意に、双方の激しい呼吸の音にまぎれて、妙な音が聞こえた。
一瞬遅れて、彼女の肩から肉の塊がこぼれて地面へ転がる。
それはトマトが潰れるような、嫌悪感を誘う音を立てて、
血で赤く染められた地面に衝突した。
 数度痙攣して、動きが止まるピンク色の塊。
それを無感動に目の端でとらえ、彼女の状態を再確認する。
 彼女――シルバーはすでに人間の形を取れない部分があるほど衰弱していた。
スイカぐらいの大きさの、血管の浮き出た肉の塊。
そんな状態になっていた右腕は、立った今地面に転がり落ちた。
 両足は幾度も斬った結果、
彼女自身の体重を支えることができずに崩れてしまっている。
簡単に言えば満身創痍。この言葉がこれほどふさわしい状況もないだろう。
 ――もっとも、それはエリも同じだった。
 だらしなく垂れ下った左腕は、出血を止めるために自ら焼いた結果。
肘から下の感覚がない。
ねばねばとした粘着液を吐きかけられた右足は、
無理に動かしたため、服どころか皮膚がはがれおちてしまっている。
他にも、細かい傷は数え切れないほどあったけれど。
 それでも勝者はエリだった。
シルバーはみすぼらしく地に伏しており、エリは両足で地面に立っている。
そして一秒もかからないうちに、エリは彼女を殺すことができるのだから。
985名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:27:55 ID:8/EUsvsJ
 無事な左目でこちらを鋭く睨みつけているシルバー。
そこにあるもっとも強い感情――殺意。
意思だけでは人は殺せない、彼女自身がいつか言った言葉。
それを自分が体験するとは思っていなかっただろう。
そんなことを思い、暗い満足感がエリの心に芽生える。
「……ごほっ」
 沼が泡をたてるような音。彼女の口から液体が漏れる。
恐らく言葉を発そうとして失敗したのだろう。
……それがわかっても、彼女が何を言おうとしたのかはわからなかったが。
(……なにが言いたいかなんて、どうでもいいはずなのに)
 血に染まった指が、圧迫されて白く見えるほど強く、刀を握る。
あと一センチ、この刀を前に進めれば、悲願が成就する。
三年間、突き動かされるように前に進んできたのも、
全てはこの瞬間のため。
 なのに、できない。まったく手が動かない。一センチも、一ミリも。
 できないはずがない、自分は強くなったのだ。
 先輩のようにカッコ良くはないけれど、強くなったのだ。
 シルバーに勝てるほどに、強くなったのだ。
「……止めるつもりですか?」
 足音がしたわけでもない、呼吸の音が聞こえたはずもない。
けれども背後に確かな気配を感じて、エリは一言つぶやいた。
「……」
 気配の主は少し驚いたのか、
何かの液体――恐らくシルバーの体液だろう――を踏む音をたてた。
音からして彼女との距離は五歩程度。
――彼女なら、一瞬にして詰められる間合い。
けれどもその一瞬でこの刃は心臓を貫くことができる。
「…………止める」
 彼女――ブラックは平坦な、けれど確かな激情を秘めた声で宣言してきた。
シルバーが涙の浮かんだ眼でエリの背後――ブラックを見、小さく唸る。
手を出すな、そういいたいのだろうか。それとも、もっと他のことか。
「……あなたに、伝えたいことがある」
 ブラックがそう言った時も、エリは全く動揺しなかった。
眼にシルバーをとらえたまま、短く、鋭く、囁く。
「なんですか?」
「…………」
 訪れる沈黙――静寂では決してない。
シルバーの肉が蠢く微かな音、耳に掠る風の音。
何よりも自分の激しい鼓動が、うるさいほどに耳を揺らしていた。
「……あなたが」
 時間に直せばわずかなものだっただろう、
だがブラックが『迷った』と言う時点で、
エリにはそれがシルバーにとって都合のいいことではないと感じた。
 事実。
「……あなたが、デスパレスで」
「ブラック!」
 話し始めたブラックの声を、かき消すようにシルバーがかすれた声で叫ぶ。
その瞬間。エリは反射的に刃を数ミリ進めた。
けれど彼女の行動が自分を傷つけるものではないと理解した瞬間、刃を止めてしまう。
 鼓動が伝わるのではないかと錯覚するほど、
切っ先の食い込んだ肉が激しく脈打っている。
「けほっ」
 再び液体がシルバーの口から飛び出した。刃を汚す黄褐色の液体。
銀色の刃の表面がわずかに溶ける――だが、全てを一瞬で溶かせるわけもない。
叫びで力を使い果たしたのか、シルバーはこちらを睨んでいた眼を閉じ、
苦しそうに痙攣し始めた。……文字通り最後の力を振り絞ったのだろう、
残った力は生命を維持することのみに使われているようだった。
986名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:28:31 ID:8/EUsvsJ
「シルバー……」
 心配そうな、ブラックの声。
エリにはそれが、あの時逃げ出した自分があげた悲鳴と、重なって聞こえた。
 状況はまったく違う。
あの時の自分は弱かったけれど、
ブラックは戦える強さを持っている。
タマコは敵に傷一つ付けられなかったけど、
シルバーはエリの身体に重大な欠損を与えている。
そしてもっとも大きな違いは……
エリは逃げだしたのに、ブラックは立ち向かおうとしていること。
(……でも、同じなのかな)
 けれど一つだけ、重なっていることがあることには気づいていた。
 大事な人が目の前で殺されそうだということ。
「……」
 今ここで、シルバーを殺せば、ブラックはどうするのだろう。
ふと心に浮かんだ疑問の答えを探す。
目の前でパートナーを殺されて、彼女が黙っているはずもないだろう。
そして今の状態で彼女と戦えば、自分は確実に負ける。
……だが、シルバーに気をとられている隙に逃げることはできる――そして今度は、
自分が追われる立場となるのだろうか。
 それが怖いわけではない、返り討ちにできる自信はある。
彼女とて間接的に先輩を殺害した人物。憎しみがないはずがない。
 刃を進めることができないのは、何かが怖いとか、同情をおぼえたとか、
そんな理由じゃない。そんな理由じゃないのだ。
 声には出さずに叫びながら、彼女を睨みつける。
 滲む視界に映るのは、もはや生き物とすら呼べなくなってきている肉塊。
動きもだんだんと鈍くなっていき、力が消えていくのがよくわかる。
 だが今なら、ブラックが適切に処置を行えば、きっと彼女は一命を取り留めるのだろう。
シルバーの生命力の強さは、誰よりも彼女と戦ったエリ自身がよく知っている。
 ただ、そんなことはありえない話のはずなのだ。
 三年。
 涙で枕を濡らし、悪夢にうなされ、消えない傷が増えた。
 手にした刀はいく度となく折れて、使い物にならなくなった。
 けれど自身は折れることなく、ここまで進んできた。
そして復讐を遂げると、つい先ほどまで思っていた。
 思っていたのだ。
「…………」
 三年前なら、きっと迷うことはなかっただろう。
未熟で、何もできなかった、愚かとも言える過去の自分。
 過去にできなかったことでも、今ならできる。
見えていなかったものも、今なら見える。
あの時の自分から成長したと、胸を張って誇れる。
 それなのに、刃を進めることに迷いを感じるようになった。
迷わないことは重要なはずなのに、なぜそこだけが変わってしまったのか。
 なぜ。
 ――もしかしたらこれが、折れてしまったということなのだろうか。
「……ふぅ」
 小さく溜息をつくと同時に、エリは決意を固めた。
どんなに迷っても、躊躇っても、選ぶべき道は一つ。
 シルバーの瞳を、まっすぐに見つめ。
「……シルバー!」
 名を叫ぶ。先輩の姿を脳裏に描き、憎しみを、怒りを思い出す。
 刃を。
987名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:29:09 ID:8/EUsvsJ
 煌く刃。
 それが見えたのと同時に、エリは地面に打ち付けられた。
どこか殴られたのか、それとも足払いをかけられたのか。
視界が霞んでいたため、エリにはよくわからなかった。
「……う……あ……」
 模造刀とはいえ、あたりどころが悪ければ死ぬこともあり得る。
だが、タマコが決してそのようなミスを起こさないことを、エリは良く知っていた。
「……もういい、今日はここまでだ」
 とある森の奥、忍者たちの修行場所。
その日エリはいつものように、尊敬する先輩と訓練していた。
『適当に刀を振りまわしていろ』いつかそんなことを言ったタマコではあるが、
エリが訓練したいと言えば何も言わずに付き合ってくれていたのだ。
「……は、はい! ありがとうございました!」
 お礼を言うと同時に、一礼。
そのまま節々痛む身体を動かし、近くに転がっていた荷物袋から水筒を取り出す。
そして蓋をあけ、温かいお茶をコップに注ぐ。
 ほとばしる湯気が頬の傷に染みたことを、覚えている。
「先輩、どうぞ!」
「……ああ、ありがとう」
 そのまま手ごろな石に腰かけているタマコにゆっくりと近づき、コップを渡した。
 タマコがコップを受け取るのを確認して、エリは地面に座り込む。
荒い息を吐いている自分と、いつもと変わらないタマコ。
その対比が何故か少しだけおかしくて、エリは笑顔を作った。
「この前より、マシになったな」
 それに気づいているのかいないのか、
タマコは茶を飲みほして小さくつぶやいてきた。
感情を込めることもなく、ただ淡々と。
「ありがとうございます!」
「褒めてはいない」
 タマコがエリを褒めることはまれだった。
戦いに関しては数えるほどしかなかったし、
戦いに関しないこともそれほど多かったわけではない。
 けれどエリは褒められたことを、その時に感じた嬉しさを、覚えている。
 だから今まで、ずっと前に進み続けてきたのだから。
「……ここのところ、少し連邦に妙な動きが見える」
 空を見上げているタマコが言うことを、エリはすでに知っている。
けれど不思議そうに顔は呆け、ただタマコの言葉を待つことしかできない。
 ……あたり前だ、これは夢なのだから。
「次の任務にはお前を同行させる。
現場の感覚を掴んでもらうためにな、準備しておけ」
「は、はい! 頑張ります!」
 駄目なのだ、その任務の途中でタマコは死ぬのだ。
後輩に助けられることなく、不合格とさげすまれ、遊びながら殺されるのだ。
 どんなに止めたくても、記憶の中の自分は緊張した面持ちで嬉しそうに返事をするだけ。
「……そうだな、頑張れ」
 微笑みを浮かべるタマコ。
一瞬で消えたけれど、それでも確かに笑顔だったのだ。
(ああ……そうだ、だから私は……)
988名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:29:41 ID:8/EUsvsJ
「まもなく、オーブールに到着します。お荷物のお忘れがないように……」
 頭に響く声。毛布をはねのけて、エリは飛び起きた。
体中が汗まみれで、下着と服が体に張り付いていて気持ち悪い。
寝不足故の倦怠感が身体を支配し、吐き気さえも感じる。
「う……」
 実際に吐きだそうとしたが、吐き出すものがなく、エリは溜息をこぼした。
薄暗い部屋。明かりをつけていないため、純白のはずの壁が灰色に染まっている。
(……えっと)
 ぼんやりとした頭を懸命に動かし、エリは状況を把握しようとした。
 ゆっくりと、一つずつ思い出していく。
 あの場所を逃げるように去って、治療ポッドで身体の治療をした後。
何も考えることができずにオーブール行きの宇宙船に飛び乗った。
 そこまでははっきりと思いだせるのだが……
(……もう一週間もたったんだ)
 宇宙船で過ごしたはずの一週間。その間の記憶はあいまいだった。
ぼんやりと宇宙を眺めていたことや、
意味もなく部屋で泣き続けていたことは、少しだけ覚えているのだが。
 詳しく思い出そうとしたところで、頭痛。
(なんで頭が痛いんだろ)
 鈍く、重い痛みが脳を揺らす。
寝不足が原因か、それとも泣いていたことが原因か、両方か。
少しだけ考えて、大したことはないだろうと結論を出した。
 軽く伸びをして眼を擦る。
 何か良い夢を見ていた気がしたのだが、思い出すことはできなかった。

 薄暗い森の奥。
 一般人は決して足を踏み入れることのない場所に、その墓はあった。
 闇に生まれ闇へ消えていく忍者のための墓。
そこには名前が刻まれることすらなく、訪れる人もほとんどいない。
「……」
 ――タマコの亡骸が、ここに眠っているわけではない。
後に調べたところ、黒こげになっていた死体は向こうの星の共同墓地に葬られたそうだ。
けれど、魂と言うものがあるとするならば、きっと先輩はここに帰っている。
エリはそう思っていた。だからここを訪れることをしなかった。
 墓前に来てまで、泣き言を言うのは嫌だったから。
 苔の生したそれを一度撫でた後、持ってきた花束を無造作に墓前に立て懸ける。
少し大きすぎたのか、エリの背丈の半分ほどの墓石は、花に埋もれて見えなくなった。
「……」
 それを気にすることなく、エリはじっと墓を――花束を見つめる。
(……先輩だったら、どうするんだろ)
 考えても、考えても、何故自分の心が晴れないのかがわからなかった。
 もともと考えるのはあまり得意ではない。
それでも――
「……?」
 微かな足音が聞こえて、エリは振り返った。
遠くの木々の隙間に人影が見える。
優雅な動きで近づいてくる、白い影。
「!」
 ゆったりした衣を着た、風に揺れる長い髪が綺麗な女性。
それはエリの、いや、オーブールに住む女性たちのあこがれの存在。
 スズネ姫。
989名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:30:05 ID:8/EUsvsJ
「あ……」
 エリの身体が固まっている間に、
ゆっくりと近づいてきたスズネ姫は、こちらを視認して微笑みかけてきた。
 慌てて飛びかかるように近づいて、膝をつき、頭を下げる。
「そ、その。ごきげんうるわしゅう姫様……じゃなくて、えっと」
 何を言えばいいのか、よくわらかなかった。
敬語ってどんなのだっけ、そんなことさえわからなくなる。
「面をあげなさい。エリ」
「は、はい!」
 筋肉が委縮し、身体が震える。口の中が妙に粘り、舌が動かしづらくなる。
それでも言われたとおりに顔をあげて、エリはまっすぐに姫を見つめた。
気品と聡明さと美しさ、
ただそれだけなのにどんな敵を前にしたときよりも身体が緊張していく。
「そんなに緊張しないでください、ただ少しお話をしたいだけですから」
「お、お話……ですか?」
 緊張しないように意識しても、どうしても声がどもってしまう。
決して手の届かない憧れの存在が、
目の前にあるのだから仕方がないともいえるが。
「ええ。……少し、元気がないように見えましたから」
「え……」
 鈴の音のような美しい声。
柔らかく、暖かく、その音に包まれているだけで幸せになれるような、そんな声。
「何か、辛いことでもあったのですか?」
「!?」
 そんな声でずばりと内心を告げられて、エリは眼を逸らした。
今の自分は、そんなにも酷い顔をしているのだろうか。
「……ごめんなさい」
 少しして、口から出たのは謝罪の言葉。
何故だかわからないが、謝りたかったのだ。
「あら……何か悪い事でもしたのですか?」
「えっと、その……」
 スズネ姫のふざけたような優しい声が、今のエリにとっては辛かった。
 腕を掴み、服を握りしめる。何かに触れていないと、
不安に押しつぶされそうだった。
「……少し時間があります。場所を変えましょうか」
「え?」
 提案に驚いて、スズネ姫を見つめる。
「オーブールの民の悩みを解決するのも、私の仕事の一つです」
 眼に映った、優しさと同時に支配者としての貫録を見せるスズネ姫の微笑みに。
 姫様はやっぱり姫様なんだな。
 そんなことをエリは思った。
990名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:30:28 ID:8/EUsvsJ
 そしてたどり着いたのは海の見える丘。
潮風が髪を揺らし、眼前には透き通った綺麗な青に染められた海。
オーブールに住む人間ならば、だれもが誇りに思っている海。
「えっと……ど、どうぞ、お座りください」
 手ごろな腰かけるところがなかったため、
エリはハンカチを地面に敷いて姫へ座るように促した。
汚れていたため、少し無礼な行動ではないかと思ったのだが。
「はい、ありがとうございます」
 スズネ姫は微笑みながらそういって、優雅に腰かけた。
その隣に座り、エリは話し始めた。
「えっと、シルバーのことを……以前お話ししましたよね」
「はい。……タマコを殺した人、だそうですね」
 あの戦いが終わる直前。
オーブールが襲撃されて、スズネ姫を救出した時に、
エリは姫にシルバーのことを話し、
仇を追うことを、許してもらったのだ。
「はい……」
 先輩が殺された場面を思い出し、目頭が熱くなる。
今すぐにでも泣きだして、誰かに甘えたくて、身体が震えた。
「……んっ」
 けれどエリは懸命に涙をこらえた。無様で、情けないと思ったから。
袖で拭って、泣かないようにした。
「そ、それで、先輩の仇を取るためにシルバーを倒そうと戦ってきました」
「…………」
 自分の腕をさらに強く掴む。完全に癒えたわけではない傷が、じくじくと痛んだ。
「一週間前に、シルバーを倒した時。
あとほんの少し刀を前に進めれば、命を奪うことができたんです。
でも……でも……」
 言葉が止まる。嗚咽が出そうになって、言葉が喉に詰まる。
「……できなかったのですか?」
 姫が代わりに言葉を紡いでくれて、エリは頷いた。
 両腕で自らの身体を抱きしめて、嗚咽を堪える。
 悔しさに、怒りに、叫び出したいのをこらえながら、かすれる声で続きを話す。
「今でも、シルバーのことは憎いですし、先輩のことは大好きです。
……でも、それでも、できませんでした」
「……」
 爪が、服の上から肉に食い込んだ。発する痛みが、なぜか心地良い。
「わたしは……」
 何か言葉を紡ごうとして、何も言えなかった。
 訪れる沈黙、そよそよと潮風が耳を掠める。
興奮して火照った体を、優しく冷やす風。
どうしてこんなに、身体が熱いのだろう。
「…………私には兄弟がいました」
 太陽の位置がわずかに動いたころ。
突然、姫が小さく語り始めた。
どこか遠くを見つめるような、哀愁に満ちた瞳で。
「ですが次々に不慮の事故で命を落としてしまい……私が王位につくことになったのです」
 その話はエリも知っていた。
オーブールにすむものならだれでも知っている、
スズネ姫の悲劇にまみれた……少し怪しい噂もある過去。
 それはきっと辛い過去、語らせることはよくないのではないか。
一瞬そう思ったが、姫が自ら話し始めたことだったから、エリは黙って話を聞くことにした。
「王位についたとはいえ、わたしはお飾りのお姫様でした。
けれどあなたたちの――忍者の力を使って、国の実権を握ることに成功したのです」
「……」
 驚きと同時に、納得する心。
したっぱであったエリは、姫様がどんなことをしたのかよくは知らなかった。
だが、姫様がそういった、強いお方だということは、薄々は感じていたのだ。
991名無しさん@ピンキー
「その後、私は『不慮の事故』の真相を調査しました。
結果判明したのは……私の家族が、殺されたという……真相です」
「……」
 訪れる沈黙に、何も言葉を発することができずに、ただじっと待つ。
先ほどまで優しかった潮風が、今は寒気をもたらしてきていた。
「…………私も、復讐をしたいとおもったことがあるのです」
 その告白に、体が震えた。
憧れの、お姫様である彼女が、そんなことを言うとは、思っていなかったのだ。
「……それで、どうなさったんですか?」
 気づけば問いを投げていた、話を遮る形で、無礼なものだとわかっていたけれど。
どうしても投げずにはいられなかったのだ。
「私が実権を得る過程で、すでに幾人かは十分過ぎるほどの罰を受けていました。
ですが、まだ復讐の対象となる人は残っていて……そして」
 よどみなく話していた姫が言葉を区切り、空を見上げた。
エリもつられて見上げると、一片の白も無い、透き通った青が視界を染める。
 体が寒くなる、その青は少し綺麗すぎた。
「それ以上、わたしは何もしませんでした。
すでにわたしに逆らう人はいませんでしたし……
復讐をしたいと、それほど強く思えなかったのです。
……時がたつにつれ、人の心は変わるもの。
それはわかっていたはずなのですが……少し、悲しかったですね」
 視線を戻すと、スズネ姫が小さなため息を吐いたところだった。
その悲しみが、辛さが、エリにはわかる気がした。
「……私は復讐をするのを途中でやめましたが、
結局のところ、あなたがどうしたいかです」
 口調をどこか朗らかなものに変え、姫はそんなことを言ってきた。
唐突に変わった雰囲気に戸惑いながら、耳に入った言葉を頭で処理する。
「わたしが……」
「はい。……難しく考える必要はないと思いますよ?」
「…………」
 それはきっと、一つの正解なのだろう。
何も考えずに行動するのは、とても楽だ。
 けれど。
「……それが」
「?」
「それが大切な人を。先輩を、裏切ることになってもですか?」
 先輩を、裏切ることが嫌だった。
理由なんてよくわからない、ただ、嫌だったのだ。
「それが裏切りなのかどうかは私にはわかりません。
……ただ、あなたはもう彼女を殺したくないのでしょう?」
 エリの出した問いに、姫は間を入れずに返答して、問いを返してきた。
「…………はい」
 少しだけ迷ったが、肯定の返事を出す。
倒して、命を奪うことで、満足する部分もあるだろう。
決して無駄にならないとは思う。それでも。
「シルバーを……殺したいとは、もう思えなくて」
 彼女がただの悪人なら、迷うことはなかった。
けれど彼女がただの悪人なら、自分は今生きていない。
 彼女がいなければ、ここまで強くなりたいと思わなかった。
けれど彼女がいなければ、ここまで強くなることができなかった。
 泣くのを必死にこらえる。なぜ涙が出そうになるのかが、わからない。
「なら、それでよいと思いますよ、無理をする必要は……ありません」
「……はい」
 スズネ姫の言葉に、こぼれかけた涙を袖で拭いて、エリは頷く。
全てに納得できたわけではない、だが、少しだけ楽になった気がした。