人生初の2ゲット
見えたぞ。エンディングが!!
……これ、死亡フラグだ……
・・・早速たてられてるし。
とりあえず一話ネタで書いてみました、
にしても主人公は成年向けのも極め済みなのだろうか…
『神のみぞ知るセカイ…高原歩美攻略後』
私は高原歩美、高校二年で部活動は陸上してます。
そんな最近の私なのだけども、ちょっと変なの…
それはあの陸上の大会の後からだと思う…こんなにあいつの事を気になるなんて。
どうして?あんな…オタメガネの事を意識するのは?
「はぁ…あっ!あぁんっ!」
そして今晩も、気付けば自分の部屋で、
あいつの事を思い浮かべ…一人エッチに慰めてたのよ、
ほら…もうベッドのシーツがぐっちゃぐっちゃになるくらいに、悶え乱れて…
恥ずかしい声を出して喘いでた…んんっ!
しかもこんなにも指で敏感なとこを弄って…やだ濡れてる。
「はぁ…あぁ…パンツ汚れちゃう!あぁっ…」
私のアソコから溢れてきた恥ずかしいお汁で…んんっ!
な、なんでこんなになっちゃうの?
あいつとそんな風に意識しちゃうような記憶…無いのに、
今晩もこうして自分の手で…股間の敏感な所を弄って慰めて、
私…とっても変になってました。
そう…変、今までこんなに一人エッチを毎日のように続けた事なかったのに、
あれから毎日…エッチしてたの。
それも日々…段々と過激になってるような、
アソコを指先で掻き回して…ほら、もう!!
「イ…イクゥゥ!!!」
ビクゥゥゥゥッ!!あ…あぁっ!!
ま、また…イっちゃった、そしてやっと…指の動きが止まるの、
もう自分の意思じゃないように動いてたよ…この指先は、
こうしてイっちゃって疼きが収まるまで勝手に動いてるみたいでした。
私…こんなエッチないやらしい女の子だっけ?
あの陸上大会で優勝してから、ずっと…体が熱くなってしまう、
そしてよりにもよって…あんなオタメガネなんかの顔を思い出す、
どうして…どうして私…そして今晩も夜が更けてきたから、
私はそれを不思議に思いつつも、段々と目蓋が重くなってきて…
一人エッチに疲れ果てた身体で、、乱れたままのベッドの上で眠ってしまうのでした。
そういえば最近…同じ夢を見てる気がする、
おかしな夢…どんな夢かは目を覚ましたら忘れちゃってるけれど、
でも…それがとっても恥ずかしい夢だってのは分かってた。
だから今日も見ると思う…あの夢を。
ただ…この夢、何でか妙に凄く現実味を感じるような気がしてた…どうしてかな?
日が暮れた学校の運動場…そこに私は一人の男子に呼び出されてたの、
そう…あいつに、オタメガネこと桂木に呼ばれて…
そしてどうしたのだっけ…あ…そうだ私、
ここであいつに…桂木に…
「……ありがと」
そう告げて私は…桂木にキスしてた、そう好きになっちゃったんだった。
そしてそして…えっと、そうだ…ここから更に。
「桂木…いいよ、あんたになら…」
「お、おい…歩美…んくっ!」
更にもう一回キスして、あいつをそのまま地面にドサッって押し倒してしまったのだっけ。
あの時の桂木の驚いた顔…面白かったよね、何だか可愛いって感じだったし、
私と同じでキスしたの初めてだったのか、大きく目を見開いて驚いちゃってたみたいだし、
それに押し倒されてしまったのもあるかも。
でもね…私、キスだけじゃこの気持ちを伝えきれなくなってたのでした。
初めてだった…こんな気持ちの暴走、だから私はその後に大胆な行動に出たの。
「初めてだから…上手くないかもしれないけれど…」
「なっ!」
この夜の運動場…いくら誰も他に居ないとはいえ、ここは外…それなのに私は、
着ていた制服の上着を脱ぎ、下も捲り上げてね、
段々と自分の恥ずかしい所を見せていくの、まず胸を…
「お、おい!」
「どう…小ぶりだけど、ちゃんと胸…あるんだから」
「そ、それは…その見ればわかるけども…」
「それに…ほら、こっちも…」
「なっ!?」
そして続いてスカートも捲って、ここに穿いてるパンツまで見せちゃった…
しかもその股の間は、いつの間にかすっかり濡れてたの、
そんな濡れたパンツを指でずらしてね、
その薄い生地で隠してた女の子の大切な場所まで晒しちゃったのよ。
「どう…もう桂木のことを思っただけで、こんなになっちゃてるの」
「うっ!?」
トロリっとエッチなお汁が太ももに垂れ落ちていく、
あぁ…こんな風になってたなんて、凄く恥ずかしい姿を見せてるよねコレって。
恥ずかしい…でも止まらない、この気持ちの暴走は理性じゃ止めれないよ!
だからその押し倒したまま、桂木のズボンをこの手で下ろすの。
「ちょ!おい…何を!?」
「…とってもいい事よ多分ね」
「多分って…わっ!それは…」
出てきた…男の子のパンツを脱がせて、アレを晒してしまったの、
そう…男の子のおちんちんというのを。
初めて見ちゃった生で…これが男の子のなんだ。
確かこれを…咥えちゃうんだよね、この口で…
「んっ…」
「ちょっ!」
クチュッ…
「うぅっ!!」
うわっ!桂木の身体…咥えた瞬間にビクビクと震えたからビックリしちゃった。
これって感じたのよね?これをしたから、エッチに感じちゃったんだ。
こんな事した経験は当然に今まで無いけども、色々な本でやり方くらいは知ってた。
だからこの卑猥なその棒状の塊を、大胆にも口を大きく開け、その中へ咥えてゆきます。
あぁ…フェラってのをしてる、男の子のおちんちんを、口で咥え舌で舐めてる…エッチな行為、
それを桂木を相手にしてるなんて…嘘みたい。
でも事実として、ちょっとしょっぱく苦くて、何より熱く固い…
このおちんちんの感触を口と舌で感じてたの。
「歩美…うぅ!」
「んんっ!!」
しばらくし一段と大きく震える桂木、そして…この口に!
ビュクゥゥゥゥッ!!
「んくぅぅぅぅ〜〜〜っ!!!」
唐突にもドロドロしたの口に入ってきた、うぅ…苦!
でもこれが桂木の味なんだ…桂木の精液、
赤ちゃんの素…初めて飲んじゃった。
ゴックン…
その出された粘液をゴクッと喉奥に流し込み、深く息をする私…
生臭い息…口にさっきの匂いが移ってるみたい、
でもそれで終わろうとは思いませんでした、むしろここからが勝負…
「ねぇ…いつもエッチなゲームしてるなら、ここも見慣れてるよね?」
「いや、その…年齢制限付きは流石に…」
「そっか、なら…初体験か、んっ…」
「お、おい…まさか!」
腰を上げ…桂木の身体を跨ぐと、私はそこに目掛けて腰を下ろす…
まだ固さを保ち聳え立たせてる男の子のアレに、
自分のアソコを密着…そして挿入させる為に!
ジュブッ…
「あんっ!」
「うぅっ!」
入って…きた!ついに中に…女の子の大切なのを捧げちゃう!
まさか桂木とは思わなかったけれど、私の処女…捧げちゃった。
アソコの入り口が開いて、おちんちんの先が入り込んでいく、
中をゴシゴシ擦って繋がっていく感覚を…私に感じさせていくの。
「あぁぁんっ!あ…こんなに…あぁ!!」
「うわぁぁっ!!!」
互いにその交わる感覚に驚き激しく感じ、大きな声を出します、
こんな風なんだ…何だか気持ちいい、セックスだよね…これ、
桂木と初めてのセックスしてるのよ私…
痛くは無かった…きっと運動してたせいかな?
だからちょっと苦しい感じなだけで、初めてなのに気持ちよく感じちゃってたよ。
ズブズブゥゥ…
奥にきてる、中でおちんちん感じてる、身体…熱くなってきてる、
腰も動いちゃうよ…私が跨って乗ってるから、私が動かなきゃ駄目で、
思うまま腰を動かすの!あぁぁ…外なのに…誰かに見られちゃうかもしれないのに、
大胆に腰が動き、この中をおちんちんで往復させていく…
それにまたさっきの汁が出てくる、繋がった隙間から恥ずかしいエッチな汁が溢れ、
下の桂木の身体に垂れ落ちてる…あぁ…
「くぅぅ!!あ…出る、歩美…離れないと俺は!」
「あ…あぁ…いいよ」
「えっ!!」
「出して…いいから、そのまま…中に…んんっ!!」
それがどういう事か、私にも分かってる…でもいいと思った、
実のところ今日はちょっと危ないかもしれないけれど…でも感じたいの、
膣内に射精される感触を…好きな人の感触を最後まで感じたい!
「うぅ!!あぁぁっ!!!」
ドクゥゥ!!ドクゥドクゥゥゥゥゥッ!!!
「あぁぁぁ────────っ!!」
そして…その望んだ瞬間が来て、私…頭の中が弾けたの!
イっちゃった…出されてイっちゃった。
「あぁ…熱い…んっ!膣内…桂木のでいっぱい…」
熱いの注がれていく…これが射精、私の中に入ってきてるの…
精液という赤ちゃんの素が…もしかしたら命中しちゃうかもしれないのに、
たっくさん出されていく…あぁ!!熱くて…その、気持ちいい…
満ちていく…その出されたので、膣内が…そして心も!
その満ちた瞬間…私の中から何か飛び出たような気がしました。
また夢を見てました…朝、目を覚ました時に全て忘れちゃったけど、
どうやら昨夜もエッチな夢を見てたみたい、だからかな…股間のとこ濡れてるし。
目覚めたばかりなのに…心臓がドキドキ高鳴ってるし、
んっ…起き上がって顔を洗いに行く前に、また慰めなきゃ駄目かも…
「はぁ…あぁ…」
でもどうして…あいつの事を、また考えちゃうのかな…
まるでしたみたいじゃない、あいつと…そんな筈ないのに。
そんな筈ないよね…記憶ないし…
「お、おはようオタメガネ!」
「ん…おはよう高見」
ボンッ!うわっまた…熱くなっちゃった、登校して、あいつと会って朝の挨拶しただけなのに、
胸が…ドキドキ高鳴ってる、そしてジュンって股間が…
「……濡れちゃった」
「なぁ…口づけ程度で良かった筈じゃなかったのか?」
「えっと…成人指定にランクアップしたからでは?」
「って、オイ!!」
【おしまい】
10 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:07:05 ID:68iPfJf6
期待age
発想はいいけどともかくネタがすぐに尽きそうな漫画だ。
>>11 お前は世に何本のエロゲや美少女ゲーのシチェーションが出てると思っているんだ
>>9 初陣GJ!
ヒロインが大量に出てくる(だろう)分、アルバスレの時みたくゴミ子レイプ一辺倒とかにはならなそうだ
いや好きだったけどな。ゴミ子もレイプも
>>1 超乙
>>5 やはりROCO神がいらしていたかw
相変わらずのGJ!!
この人の漫画って面白いケド、常に打ち切りな空気が流れてるんだよなぁ…
アルバトロスの頃より絵はうまくなってると思ったが。
15 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 13:32:39 ID:3vhNZV+C
義妹でお尻プレイまだー?
>>14 そう思うならアンケを出してください
いや寧ろお願いします!
さっそくROCO神キテルーー!
>>15 嘘妹とはいえ、「妹だから」という理由でアナルプレイするわけか
神ならありうる
読み切りの時に「僕は二次元の住人」と言い放ったあの衝撃は
幼い頃、ドラゴンボールでかめはめ波を見た時以来の凄まじいモノだったな…
ママンとの二重人格プレイはまだー?
メガネ:S ヤンキー:Mの
先に期待して保守
親父の浮気で心の隙間が出来たママンを落とす
↓
濡れ場
↓
その時の記憶は無くなるが息子に対して微妙な気持ちが残る
という話をプリーズ
つか、ヤッた後の記憶が無くなるって二次創作的においしい設定だな
キャラの名前がまったく思い出せない漫画ってのも珍しい
25 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 20:55:22 ID:YWGSVP1K
新キャラ登場age
「……で、どれがよかったんだ?」
「は、はあ、ええと、その……」
「お前の印象でいい。少しはあっただろ?」
「ぜ、全部です」
「全部?」
「はい、全部、よかったです」
「全部じゃ聞かせた意味がないだろ!」
丸めた紙で頭をはたく。
「どれだ、どれがよかった? ちょっとは違いがあるだろう」
「そ、そう言われても……」
「……しかたない、続きは家に帰ってからだ」
「えっ、もっとですか?」
家に帰ると、母さんはいなかった。
ご飯だけは用意されていたから、ストレス発散のためにバイクにでも乗ってるのか。
エルシィという悪魔兼設定上の妹と、二人で食事を取る。
さっきからちらちらとこっちを見てくるのはなんだ。
ボクは、青山美生に潜んだ駆け魂を狩るために、告白の台詞を選択していると
いうのにこいつは少しも役に立たない。
お風呂の後(もちろん入ってこないように厳重にいいつけた)、こいつのために
母さんが整えた部屋で向かい合う。
もちろんボクの部屋になど入られては困るからだ。
「……おい、真面目に考えてるんだろうな」
「うう、ごめんなさい」
まるで決まりやしない。いつまでも赤くなったりあわあわしたりして、
いいかげん慣れろ。
「次が最後だが……あんまり直球過ぎる気もするな。あのタイプには
それがいいのかもしれないが」
流石に疲れた。眼鏡を置いて手のひらを顔に乗せる。
じんわりと熱が顔に浸透する。
ぼんやりと見えるヤツはあいもかわらず顔が赤い。いつ慣れるんだ、いったい。
しょうがない、これが終わったらボクが勝手に決めてしまおう。
「おい」
「……」
「おいってば」
「へへへ……」
あまり良く見えないが、あいかわらずニヤニヤしている。
しょうがない、名前を呼ぶところからはじめるか。
「……エルシィ」
「えっ! は、はい、なんでしょう、神様……!?」
ボクの顔を見つめて驚いた顔をする。ああ、眼鏡をかけるのを忘れたな。
まぁ、いい。やっと集中できたみたいだからな。
「好きだ。付き合ってくれ」
27 :
2/3:2008/04/24(木) 09:08:01 ID:pmDNC4oT
真正面から切り込んだ。
普通ならよっぽどそいつとの経験を経ていないと成功しないだろう。
断られるのは折込済みだ。美生への先制パンチとして機能すればいい。
「……はい、神様、いえ、お兄様となら」
「は? 何か言ったか? で、どうだ。今の台詞は」
「はい、最高でした」
「ふうん、そんなに違うか。じゃあ、一発目の告白はこれにするとしよう」
ボクは自分の部屋に帰ろうとする。そこを手を引かれた。
「なんだ、お前。もう終わりでいいぞ。遅いからな」
「遅くなんてないです。それに、終わりでもないです」
「終わりだよ。もう決まったから」
変な目で見つめてくる。なんだ、いったい?
「告白の、その前にエルシィって呼んでくれました」
「ああ。だけど、お前の名前を呼ぶのなんて初めてじゃないだろう」
「いいえ、はじめてです」
……!?
身動きができない。ボクの指を噛んだ時のように、突然キスをした。
なんだ。何をしてるんだ。
至近距離で、目を閉じたヤツを見つめる。密着した体が熱い。
二度目だが(ゲームではそれこそ万を越えるだろうが)歩美とはまた違う。
自分から身体を離すこともできず、ただその感触だけをリアルに感じている。
正直、口を離してくれたとき、ちょっとほっとした。
「……おい、そこまでしなくていい。これは仕事だ」
「仕事じゃないですよ」
羽衣が絡み付いてくる。それを見てボクににじり寄ってきた。
なんだか悪寒がする。こういうシチュエーションも9回くらいは見たことがある。
「待て、ちょっと待て。もしボクの想像通りなら、それ以上は年齢的にまずいだろう」
「大丈夫です。私、300歳を越えてますから」
「ボクが越えてないんだよっ!」
「気にしないでください、お兄様。元々近親相姦なんですから」
「それは設定だろう! 年齢のほうが問題なんだよ!
というか、お前さっきからすごい変だぞ」
「お前じゃないです、神様」
膨れた顔で極限まで顔を近づける。
「さっきのように、名前で言ってください。
「はぁ? 別に言う必要ないだろ」
「必要です」
「なんでボクがそんなことを言わなきゃならない」
「言ってくれないと、お掃除します」
「別にお前の部屋なんだから好きにしろ」
「またお前って……」
また顔をしかめ、ボクのズボンに向かう。
「ちょっ、ちょっと待て。なんだか想像がつく気がするんだが」
羽衣で縛り上げられた下半身の一部分が開く。
「神様のをお掃除するんです」
「神様、ってのを除けば18回くらい聞いたことがある台詞だがっ!
ちょっと待てっ!」
28 :
3/3:2008/04/24(木) 09:13:41 ID:pmDNC4oT
ボクのアレがこいつの目の前に現れる。恥ずかしながら固い。
「神様の……大きいです」
「比較もしないでそう言うのも371回くらい聞いたことがあるが、やめろ、おい、エルシィ!」
その言葉に世にも嬉しそうに笑顔を浮かべる。誰かこいつを止めてくれ。
「ありがとうございます。エリュシア・デ・ルート・イーマ、いえ、桂木エルシィ、頑張ってお掃除します」
「おい、息がかかる! あったかい、あったかいから!」
「そんなにいとおしげに見つめるなっ! 正気に戻れって!」
「うわ、びくっとした、びくって。だ、ダメだろ、そんなことしちゃいけないんだぞおい!」
「ま、待って。舐めるな、舐めちゃダメっ! いやっ、気持ちいい!」
「ぞくぞくする、ぞくぞくするからっ」
ボクの台詞の合間合間にはとても文字にできないいわゆるちゅぱ音というのが聞こえている。
そして、そんな行動をされることがはじめての身体は、たいして持つわけがない。
耐え切れずにとうとうそれを吐き出そうとしたとき、
「え?」
羽衣が一気に拘束をはずす。ボクの目の前にはボク自身をくわえた溶けるような顔のエルシィ。
そして、一度射出に入ったそれが止められるわけはなく、自由に動けるボクの選択肢は。
・口に出す
・顔に出す
・自分の眼鏡をエルシィにかけてその上に出す
「じゃあ、口に出す、って、そんなところじゃないだろおおおおおっっっ……」
>>26 一番槍GJ!!
エルシィかわいいよエルシィ
>>26 同じくGJ!!
三番目がマニアックすね(笑
いずれあるだろう選択肢は中にを希望;
「駆け魂」は宿った女の子供として生まれてくるとか。
つまり、
「もう間に合いません、直接胎内にぶっかけないと!」
という展開が待ってるわけですね。
☆
34 :
1/4:2008/04/27(日) 04:53:14 ID:ZZkE8C1r
断続的にエルシィの口に流し込んでいく。なんだか、普段より量が多い。
それが当然のように、わかりやすく口の端から雫を少量こぼしながら、嚥下を始めた。
吸われる感覚に、ボクは払いのけられもしない。腰ごと飲み込まれていくようだ。
喉の動きが一息つくとそのまま舌先が絡みつく感触が腰から上った。
精液に汚れたそれや周辺を清めていく。
止めていた息が、かすれたような声を引き連れてボクの口から漏れた。
その声に反応するように、視線だけを一度寄越し、笑顔を残してまた清掃に取り掛かる。
近くにあった眼鏡をとり、腰の感触に耐えながら、あらためて観察した。
見た目は変わっていない。しかし、やはりおかしい。普段のこいつとは違いすぎる。
「……ふぁ。神様、綺麗にしました」
そう言ってボクを眺める視線も表情も、淫蕩、という表現が似合う。
と、顔色が変わる。瞳の光が変わる。溶けていた顔が、緊張が解けているいつもの顔へと
変化していく。
そして、ボクの顔をまじまじと見た後、自分がまだ握っているものにはじめて気づいたように
近所迷惑に悲鳴をあげた。
「は、はわああああああああああっ!」
予想通り逃げ出した。
距離を取ろうとして壁にぶつかり、ドアにぶつかり、ドタバタと騒いだ上で
ベッドの上でボクに背を向けてがたがた震えだした。
なんというか、わかりやすい。
まだ半萎えだったが、ズボンの中に押し込んで、立ち上がる。
その音にびくっと全身を振るわせた悪魔女はボクに背を向けたまま、すごい勢いでヘッドバンクさせた。
「ごめんなさいごめんなさい神様ごめんなさいごめんなさいごめんなさい神様ごめんなさいーーっ!」
……
どういう状況かは読み込めてはいた。おそらくは、何かのトリガーで性格が変わったとかいうところだろう。
ジキルとハイドか、麻疹によるものか、セイカクハンテンダケか。
こいつが取り乱してくれたおかげで自分を取り戻せた。
さて、どうするか。このまま黙って自分の部屋へ戻るのがいいか、話を聞いておくほうがいいか。
ボクの世界なら後者だが、現実だから、前者を選んだって問題はない。
これでこいつとの縁が切れるならありがたいというものだ。
……ふん、しかし、とりあえずは原因を知っておくほうが論理的だろう。
「おい」
「はいっ、ごめんなさいごめんなさいすいませんすいませんっ!」
「謝るのはもういい。それにいいかげんこっちを向け」
頭を下げた形のまま身体をぐるぐる回転してこっちに方向転換した。
もちろん顔は見えない。
「まず、理由を聞かせろ。いつものお前じゃないことくらいはわかってる」
「……あの、神様、怒ってないのでしょうか」
「怒ってるよ!」
またぺこぺこと頭を下げ始めた。まったく面倒だ。こっちは理由を聞かせろと言っているのに。
35 :
2/4:2008/04/27(日) 04:56:08 ID:ZZkE8C1r
「私にも、わからないです。神様が名前を呼んでくれて、眼鏡をはずしたお顔を見てから、
なんだか、私が私じゃなくなったみたいで……
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
多少は落ち着いてきたのかやっとここまで聞き出せた。
おそらく、トリガーとしてはその二つだろうな。
それなら同じことが起きないためには、同じことをこいつの前で実行しなければいいだけだ。
起きたことの理由はわからないが原因がわかれば対処はできる。
そう結論付けた。起きたことは起きたことだ。後悔は時間の無駄だし、無意味だ。
そんなことをするくらいなら次のゲームにとりかかったほうがどれだけ生産的かわからない。
まぁ、あとはこいつをどうするか。
「……本当に、すいませんでした神様。地獄に行ってきます。今までありがとうございました」
何か自分の中で完結したのか、ぐすぐすと泣きながら立ち上がった。
「地獄へ行ってどうするんだ。このギロチン首輪がなくなってくれるのか?」
「それはどうしてもできないんです。でも、バディである神様が死んでしまったら、悪魔の首も飛びますが、
その逆にはなりません。だから、もっと優秀な悪魔の方に代わってもらってきます」
「なんだ、結局駆け魂狩りは続けなきゃいけないのか」
それでもこいつがいなくなるのは悪くない。
「短い間ですけど、楽しかったです。学校にも行けましたし、神様の妹にもなれました」
「ああ、そうだな。ボクはひどい目にあっただけだけど。
……まぁ、ごくたまになら遊びに来てもかまわないぞ」
次に来る悪魔はさすがにこいつほど図々しく邪魔な存在ではないだろう。
「いえ、この首輪を渡すには、その悪魔は死ななくてはいけないんです。だから、これでお別れです」
「……は?」
そう伝えてきた顔を見る。もう泣いてはいないが、死ぬという言葉にも影響を受けない、普段の表情だった。
「もしお姉様に会えたら、お姉様に神様のバディになっていただけるようお願いします。
お姉様は本当に優秀なんですよ。だから、神様もきっとすぐに契約を満了できます。
ですから、頑張ってくださいね」
「おい、待て。たしかに無茶苦茶なことはされたが、何も死ぬことはないだろう。
次に気をつければ」
そもそもこんな首輪をつける羽目になったことに比べれば、この程度許せない出来事というわけでもない。
若干気持ちよかったのは確かだが、それをいうと負けだ。
「いえ、神様にご迷惑をおかけしてしまったのはかわりありません。
私だって、もし嫌いな男の人からこんなことをされたと考えると、すごく嫌です」
「それは……そうかもしれないけど」
「そんなことを神様にしてしまって、しかも明日からも駆け魂狩りをしてもらうなんてできません。
ですから、お詫びをします。お姉様か、次の悪魔の人と、頑張ってください、神様」
「だから、ボクは気にしてないから、次がなければいい。
それに、お前だって、お姉さんに褒めてもらいたいといっていただろう。こんなことで死んでてどうする」
悔しそうな、泣きそうな表情をしたと思ったのは一瞬だった。
「ありがとうございます、神様。でも、いいんです。やっぱり私、なにをやってもダメなんです。
これからも神様に迷惑をかけ続けるくらいなら、早いほうが」
まるで取り合わない。以外に潔癖な奴だったことに驚いた。
36 :
3/4:2008/04/27(日) 04:59:00 ID:ZZkE8C1r
しかし、いくら現実の、しかも迷惑ばかり振り掛けるこいつといえども、死ぬのを見過ごすわけにもいかない。
……それに、まぁ、残念ながらこの状況からエンディングに向かう方法も、すでに見えてはいる。
見えているし、こいつとボクとの設定にあわせての微調整も終えている。
後は、それを実行するだけ。
……内容を考えると、できれば説得だけですますことができれば楽でいいんだけどな。
悪魔はボクの目からはまるで汚れているようには見えない部屋を細かく掃除している。
おそらくは世話になったボクと母さんのために、それに、これが最後の掃除だからと思っているんだろう。
心の中でため息をつく。
しょうがない。やるか。
「エルシィ」
ちょっと危険だが、名前を呼んだ。たしか、さっき名前を呼んだときはまだ正気だったと思う。それに賭けた。
慌てて、キョロキョロしながらこっちに向き直った。
「はっ、はい、なんでしょう、神様」
「わかったよ。掃除ももういい」
少し震えると、その言葉にホウキをあやつる手を止め、無表情でボクに頭を下げる。
「お母様にもよろしくお伝えください。本当にありがとうございました。
さようなら、神様」
背を向けようとした。
そして、その手を引く。
「バディとやら言う、協力する人間としてのボクはそれでかまわない」
エルシィはボクを見ようとしない。
「……だけど、ボクは、大事な妹が死ぬなんて見すごすことはできない」
振り向いた顔に思い切り顔を近づける。
「か、神様」
「お兄様、だ」
「お、にいさま」
顔が赤くなっていく。その様を見つめて、言葉を続けていく。
「エルシィ、さっきの原因を教えてあげるよ、心に駆け魂が入り込んだからだ」
「え、で、でもそんなの検知できませんでした」
「そして、キミのそれはそうとう深く入り込んでる。だからきっとおかしな現象が出たんだろう」
「そ、そんな現象があるなんて聞いたことはないんですけど」
「だったらそのスキマを埋めればいい」
ボクを見る。そのスキマを埋めるということはどういうことか、彼女にはよくわかっている。
「だから、大丈夫だ。お前は、明日の朝には、今夜のことは忘れてる。
駆け魂が入り込んだことも、そのせいで起きたことも、これからのことも」
理解してくれたんだろうか。驚いた顔のボクの妹は。
「エルシィ。ボクのそばにずっといてくれ」
身体を思い切り引き寄せて唇を奪う。3回目。自分からははじめて。
驚いて固くなった身体も、舌をさしこみ、小さな犬歯の形を覚えるくらいに
蹂躙した頃にはくたりとボクに寄りかかるようになった。
おずおずとボクの口の中に入ってくる舌とを絡ませる。
唇をはずすと、先ほどまでの淫蕩な顔ではなく、恥ずかしがる表情に変わっていた。
身体を離して、距離を取る。追いかけられて、その距離はすぐに埋まってしまう。
「明日には、忘れられそうか?」
こくこくこくと頭を振る。その後、ぶんぶんぶんと横に頭を振る。
どっちなんだ。
「ボクのことを、嫌いだから?」
ぶんぶんぶんぶんぶんぶんと倍に増えて横に頭を振る。
ちいさく、言葉を付け加えた。
「あの、まだ足りないみたいです……」
まったく、現実は面倒くさい。
口付けくらいでいいので、と言っていたのはどこの誰だ。
4/4 入れ忘れ。
GJ!!
ここからはギャルゲーでは朝チュンで飛ばされてた未体験ゾーンに突入ということですね、解ります。
GJ!!
いいよいいよ〜
>>38 ヤバい。エルシィが好きになってきたw
GJ!GJ!!GJ!!!
>>39 朝チュンてえらい久しぶりに聞いたなw
あぁ…先週合併だったんだよな
44 :
1/8:2008/05/01(木) 21:43:27 ID:KrLMYVj9
なぜボクが3次元の女のためにここまでしなくちゃいけないんだ。
元はといえば悪いのはすべてこいつのせいだというのに。
紛うことなく、現実はクソゲーだ。まったく。
心の中で現実をいくらかののしってから、抱きついたまま続きを待っているエルシィを見る。
……鳥のヒナじゃないんだから、エサを待つような目をするな。
今度はついばむように唇だけをわずかに舐り、腰を曲げて首筋に顔を寄せる。
ギロチン首輪がこいつの首にも締まっている。
接合部のまったくない、黒曜石のような、実際には黒曜石なんて見たことがないがこういう
黒い光沢のあるものはそう表現すると決まっているのでそれにならい、黒曜石のような首輪を見る。
外す方法すらわからない。
こういうものは外そうとすると爆発すると相場が決まっている。あまり興味を持ちすぎるのも良くないだろう。
滑らかなその首輪と首筋に、舌を這わす。
「ひゃ……」
耳元で高い声がする。首輪と皮膚の隙間に舌先を差し込み、わずかにくすぐる。
「エルシィ」
「く、くすぐったいです……」
頭をあげ、視線を合わせ、指先で首輪を少し浮かす。
「いいか。この首輪をはずすなら、一緒にだ」
「……あ」
「返事は?」
「はい、わかりました!」
こいつにはちょうどいい位置の、ボクの首輪に同じように唇を近づけてくる。
首もとのくすぐったさを感じながら、背中に手を回した。紐に触れる。
見たことのない縛り方だが……どうやってはずすんだ。これ。
くいくいと両側から引っ張ってみる。
「ええっ! その、神、じゃなくて、神にー様!」
慌てて腕の中から逃げ出そうとする。そのまま逃げ出すに任せたかったが、
ゆるく巻いた腕は解かずに引き寄せて耳元で囁く。
「嫌なら無理にはしない」
腕の中でうーうーとうなりながら、混乱している。
こいつも、見たところまったく慣れていない。
初回はここで終わったって、ちっとも変じゃない。
というか、嫌といって終わってくれ。背中の冷や汗に気づかれると困る。
やがて、黙って和洋折衷な衣装の紐を自分ではずしはじめた。
ボクの目をみないようにするのはいいが、そのせいで色々と体にぶつかるのをやめろ。
……表情は変えないまま、聞こえないため息を心で何回か吐く。
年齢制限突破。18禁突入。母さん、ジャンプ買ってきて。
45 :
2/8:2008/05/01(木) 21:45:34 ID:KrLMYVj9
和服のような衣装の、紐が解けてずれた合わせに手を伸ばし、ゆっくりとそれを開く。
下着はつけていたが、この間見てしまったその身体がボクの前に現された。
視線に耐えるように手を握って、いかり肩で目をつぶっている。
足指の丸まりがボクの緊張まで呼び起こそうとする。
……現実の女なんかに動じたりしない。
ボクが羽衣を外そうとすると、はじめて少しだけ抵抗した。
「だ、ダメです。それは」
とはいうものの、また縛り上げられるのはごめんだ。
「両手を上にあげて」
「……? こうですか?」
なんのかげりもない腋がさらされる。だからか、あまり恥ずかしいとは思っていないらしい。
「そのまま」
「お兄様、あのー、それは何をされてるんでしょうか」
手首を羽衣で縛る。見た感じはただの薄い布だけれど、どういう仕組みで色々変化しているんだろう。
「と、といてください」
「ダメだ」
身体を持ち上げて、いわゆるお姫様だっこでベッドへと連れて行く。
ボクでさえ持ち上げられるほどの軽い体は、ベッドの上でも軽く跳ね上がる。
そのまま細い手首を押さえ、薄い胸にわずかにのっかっている下着をとりさった。
目の前で起きていることについていけていないこいつは、目を白黒させている。
生で見るのは初めてだ。主張の薄い胸に手を伸ばす。
傷つけないように、逸る手を押しとどめ、速度を落とす。
「ん……」
柔らかい、という表現は嘘じゃなかった。ボクの身体にはない感触だ。
指先が沈み込み、意外なほど深くに、筋肉か骨かを感じる。
ふゆふゆと形を変える。
唇をその先端へ場所を移し、桜色とでもいえばいいのか
薄く色づいている部分を円を描くようにちろちろと周りをめぐる。
舌先から人の肌の味わいを感じる。使い慣れたボディソープの匂いが
鼻先をくすぐる。いつも使っているものと同じはずなのに、その匂いとともに
下半身がむくりとより強くもたげたことを感じ取った。
「……あぅ……っ」
反応を返す。気持ちがいいのか、感覚がわからないのか。
避けていた中心部を唇で含む。震えた体が沈み込んでボクの口から離れてしまう。
それを追って、今度は離さないように唇で挟み込んだ。
46 :
3/8:2008/05/01(木) 21:47:37 ID:KrLMYVj9
満足したのち。
手首から手を離し、押し倒した体勢のまま片手で体重を支え、自分のシャツのボタンを外す。
まだ火照ったままの顔で、目の前のボクから右往左往する視線が面白い。
シャツを脱ぎすて、顔の横に手を置く。緊張が走る。
そうだ。これ以上はもういいと思ってくれ。
そろそろいいだろう。ボクのためにも、ストップをかけてくれ。
体を下腹部に移動させるそぶりを見せると、あわてて話しかけてきた。
「お、おにーさまっ」
「なんだ?」
「えと、その、ですねっ」
動きを止めて続きを促す。そうだ、いい調子だ。
「……聞きたいことが、あります」
「何?」
なんだか嫌な予感がする。
めちゃめちゃに照れた表情で口走った。
「神様で、おにー様は、私のこと、す、好きですよね?」
……なんのプレイをさせるつもりだ。
「あ、いえ、嫌いでもいいんですけど、たとえば、ほら、
綺麗好きなところは好きとか、そういうので!」
そっちのほうがきついぞ。
「……言えない」
「い、言ってください! 嫌いなところは直すように努力します!」
言えないっていってるだろうがお前は。
そんなにダメなところを強調されたいのか。
舌打ちをこらえながらなんとか優しく声を出せた。
「全部」
ああ、全部嫌いだとも。
「ぜんぶ?」
「ああ、全部だ」
「……」
ニヤニヤへらへらとひとしきりボクの裸の胸を叩くパントマイムを見せられた。
縛られた両手でいっぺんに叩くな。痛いだろ。
十分に楽しんだと思われた後に、まだ物欲しそうに付け加える。
「……全部じゃなくて、一つ一ついってください」
いいかげん帰るぞこのヤロウ。どんだけだ。
わくわくする目で見つめてくるな。
47 :
4/8:2008/05/01(木) 21:49:50 ID:KrLMYVj9
「それより、お前も、ボクのことをどう思っているか自分の口ではいってないだろう」
「わ、私ですか? 私が、神……お兄様のことを?」
「そうだ」
「もちろん尊敬してますし、好きに決まってます」
「……」
「そのなかでもとくに、どこが好きかというと」
「いわなくていい」
くそ……臆面もなくいいやがって。もっと恥ずかしがって言え。
「……っ!」
手のひらを下着の上に乗せる。暖かさが伝わっているはずだ。
ボクの指先にもわずかに凹凸が感じられた。
身体をずらし、最後の部分へと顔を近づけていく。
「ストップ、ストップです! あの、そこは……」
「そこは、なんだ」
「そんなところ、お兄様にはダメです!」
「ダメなのか」
「絶対ダメです!」
「さっき、『もし嫌いな男の人からこんなことをされたと考えると、すごく嫌です』
と言ってたな」
「……は、はい。言いました……けど」
突然方向性を変えて責めてみる。
こんなこと、との時を思い出したのか、いいかげんどこから熱をもってきているのか
不思議なのだがさらに顔を赤くして言う。
「じゃあ、こういうことをするのを嫌がられる、嫌いな男の人、なんだな、ボクは」
「う、うぅ」
「それなら止めるよ。ごめん、エルシィ、嫌なことをして」
「お兄様は、好きな、男の人です!」
「そうか、じゃあ、ボクにこういうことをされるのは好きということだな」
「うー」
からかわれているのがわかったらしい。うなり声を出している。
「脱がすよ」
「……嫌じゃないです」
膝をこすりつけてわずかに抵抗するところをゆっくりと外し、足首にかけておく。
現実感のない光景だ。
まったく無毛のそれは、ボクのわずかな成人作品の知識からでも、人間と同じであることがわかる。
こいつの体と同じようにまだ色づきの少ない閉じたソレを開く。
当たり前だけど、擬音は響かない。衝撃は受けたけれど。
「ええと、エルシィ。すごく綺麗だ」
「……そんなところより、もっと早く言って欲しかったです」
「それに、エルシィのここは好きだ」
「……すごく微妙なところです」
なんだか怒られる。珍しく心のまま口に出したというのに。
48 :
5/8:2008/05/01(木) 21:52:40 ID:KrLMYVj9
いきなり口をつける。
「ふぁっ!」
まだあまり水分の多くない、そこに舌先をねじこむ。見えている太ももは驚くほどに細く
片手で軽く、高くまであげられた。
わずかに形を変え、奥が見えてくる。雫が浮かび上がる。
「お、おにーさまっ」
複雑な構造だ。ちぎれてしまいそうなほど容易にボクの舌と唇で形を変えていく。
引っ張る。吸う。舐める。鼻をおしつける。にちゅにちゅと音を立て、エルシィの恥ずかしがる声が
聞こえれば聞こえるほどボクの前でいやらしく色づき、ぬめりがボクの唇から逃げていく潤滑剤になる。
だからボクは少しずつ大きく、そこへの力を強くしていく。
「あうぅ……きたない、そんなとこきたないのにっ」
ぽっちりとしたほんの小さな穴。鞘に包まれたままのクリトリス。
こすりだすように唇でくわえ、合間から舌で吸い出す。
胸が熱い。
気づくと、空いている片手はズボンに伸びていた。チャックを開く音で、冷静になった。
ボクはいま、それをしごくつもりだったのか、開放してそのままエルシィを犯すつもりだったのか。
エルシィはかわいそうなぐらいに息を吐きながら、汗を出している。
ボクの行動を待っているエルシィ。
自分の身体も、すでに痛いほどに用意は整っている。
しかし。本当に、いいのか。
忘れるなんて方便にすぎないことはこいつにはわかっているはずだ。
エルシィは、本当にボクのことを好きなのかもしれない。
でも、ボクはこいつのことを好きだと言っていない。
……きっと、好きだとも、思っていない。
明日からは、ボクはその話題に触れることはしないだろう。
それなのに、いくらエルシィを引き止めるためだからって、最後まで許されるのか。
「……ここで止めても、明日には忘れられるんじゃないか」
「……?」
「心のスキマは、もう埋まってるよな」
後悔をする。わかっているこいつに、そんなことを提案したことを。
今更言われても困るだけだろうに、その言葉を止められない。
「忘れてしまうことを、免罪符にしてよかったのか?」
49 :
6/8:2008/05/01(木) 21:55:12 ID:KrLMYVj9
エルシィはふるふると頭を振る。
「神様は、歩美様のとき、何にも反則なんてしていません。
歩美様にたいして、いろいろと向き合って心のスキマを埋めたんです。
駆け魂があらわれた以上、それは本当です。
記憶が失われても、好きになった気持ちはそのときには本物ですよ」
……あいつはそうかもしれない。
「けど、おまえは」
「私も同じです。神、じゃなくて、お兄様はなんにも悪くなんてないのに。
私が、お兄様を好きなのは、本当です。だけど、忘れられます。
そういう約束、じゃなかった、そういうものですから。
だからもし、明日、忘れてしまっても、今の私は決して後悔なんてしないです」
ボクを見て言う。
「その上で、私はさっき足りないって言いました。
その、お兄様と、エッチなことがしたいからです……よ」
照れながら。
「お兄様、ええと」
いつのまにやら外れていた羽衣。指先を自分の秘所へと導いて。
「……私の、おま○んこに、おちん○ちんをいれて、ください」
どうしようもない台詞を言い切った。
「……もうひとつ、問題がある」
「なんでしょうか」
「避妊具がない」
いまさらだ。いまさらだけどしょうがない。
「問題ありません、私、悪魔ですから」
ああ、そうか。妊娠なんてしないというわけか。
本当に、都合のいい設定だな。
「……わかったよ。おまえのおま○んこをボクの精液でべとべとにしてやる」
50 :
7/8:2008/05/01(木) 21:59:23 ID:KrLMYVj9
先端をそっとあてる。ぴくんと震えるからだと一緒に、その場所も
ひくひくと蠢いてボクを魅惑する。
ぬるりと先端を包む。あまり温度差は感じない。
先端でぐにぐにと表面を動かし、エルシィの体液をボクになすりつける。
そのまま沈める。抵抗がきつい。
生まれてきて、今までで最も硬くなっていそうな状態でなければ
まるで負けてしまいそうだ。それを受けるエルシィを思う。
「痛いか」
「……いたくないです」
「あ、そう」
顔を見れば十分わかった。だけど止めるわけにはいかない。
泣き顔にもうしわけなく思いながら、圧迫を乗り越えて最後まで埋めた。
「入ったよ」
涙を舐め取る。その動きでまたぴくんと動く。そうとう痛そうだ。
けれど、このままというわけにもいかない。
引く。エルシィはまだ頑張っている。
短いストロークよりも長いストロークのほうが痛みは少ないようだ。
前後にゆっくりと。気持ちいい。繋がっているのがわかる。
それは明日になれば忘れている、できごとだ。
エルシィの痛みは収まってきているようだ。ストロークを大きくする。
「お、にいさま、もっとゆっくり、や、おっぱいダメです」
律動にあわせて身体が動く。揺れる胸。
ボクの行動に、反応を返す。
クリトリスを撫で上げ、胸をいじり、髪を撫で、耳の穴に指をいれ。
それごとに違う応答をする。
強く挿せば締め付けられ、ゆっくり抜けば柔らかい顔をする。
ボクの妹が。
あの日。高原歩美を応援にいったボクは、誰かを探すような気配もない姿と、
エルシィからの記憶を失うという説明でそれを理解した。
表彰台に上がるところだけ見届けて、ボクは一人で帰った。
歩美のときもかすかにそう思ったけど。
そうか。寂しいっていうのはこんな感じなのか。
「ひゃうっ! つ、つよいです。きゅ、きゅうにつよいのはいやっで、んんっ!」
指先を結合部にそわせ、クリトリスに泡をまぶす。
いやらしい。現実の音と色と匂いは皆嫌いだ。
二回目の発射が近づくのがわかる。さっきよりはずいぶん持っただろう。
それで、終わりになる。リプレイもできないなんて。
やっぱりクソゲーだ。現実なんか。
「エルシィ」
明日以降、もう、一度だって名前なんて呼んでやるものか。
「……エルシィ」
ボクの呼びかけには答えられないように、じゅちゅじゅちゅと音を立てるように、
強く動かす。すこしぐらいなら、痛がってもかまわないと思った。
「くっ……は」
荒く息をつきながら、先ほどよりもさらに多い量をボクの妹に注ぎ込んだ。
51 :
8/8:2008/05/01(木) 22:03:10 ID:KrLMYVj9
翌日。
「おはようございます、お兄様!」
階下に下りたボクにそう声をかけてきた。
台所で鍋の洗い物をしているエル……あいつの姿が見える。
「お前、朝が早いな」
「今日はお母様と朝ごはん一緒に作りましたから」
トーストと野菜を刻みいれたスクランブルエッグに、味噌汁とぬか漬けだ。
どういう取り合わせだ。
「今日も駆け魂狩りに頑張りましょうね!
美生様も、きっと神様の言葉にならあっというまに恋に落ちちゃいます。
どんどん駆け魂をつかまえましょう!」
「……そうだな、そうすればこの首輪ともお前ともおさらばで、
お前もお姉さんの元へ胸をはって帰れるだろう」
「はい、その日が待ち遠しいです」
……トーストを口に放り込む。しまった、まだ何もつけてなかった。
しょうがなく、大根をこりこりと食べながら塩気でトーストを食べていく。
ひたすら笑顔でこっちを見る悪魔女から視線をはずし、リモコンを探した。
「それから、お兄様。
青山美生様をはじめとして、これからは口付けまではしょうがないですけど、
それ以上はぜったいダメですよ」
「は? それ以上って何が?」
「これを破ったら、大変です」
「だからそれ以上ってなにがだ」
リモコンを諦めて向きなおる。
笑顔なのになんだか怖い。
「お兄様を殺して、私も死にます。といいますか、その瞬間に
この首輪のせいで死んじゃいますね」
軽く言い放つ。
「大丈夫です。だってお兄様は言ってくれましたから。
『このおそろいの首輪をはずすなら、一緒にだ』って」
やあボブ、これは心中にも便利なグッドアイテムだね!
って言ってる場合じゃない。
「……なんのことだ」
あと、おそろいなんて言ってないからな。
「いえ、なぜかわからないんですが、この言葉だけは覚えてるんです。
だから、お兄様、これからもずっと一緒にいましょう!
大丈夫です、私悪魔ですから、ずっと若いままですよ」
……おい、おまえ嫉妬キャラだったのか!?
素直で明るい前向きな妹で、嫉妬あり。
怖い。なんだか怖すぎる。現実のヤンデレは洒落になりそうにない。
ニコニコとご飯を進めてくるエルシィを見ながら、改めて思う。
もう、本当に。現実はどうにもならないほどクソゲーだ。
リアルタイム遭遇GJ!
最初はありがちなハーレムかと思ったが、第一話を最後まで読んだ時点で完全にやられた。
シチュこそありがちだが、あそこまで異性に対してクールかつ淡泊な主人公なんて
今まで見たねーよ!
ということで、原作とこのスレが末永く続くことを祈って、もう一回GJ!!
合併号の煽りで過疎ってると思ったらなんかキテター―!!
GJ!!
まてまて。みんな落ち着け。
確かにGJだ。エルシィじゃないが神と呼ぶに相応しいSSだ。
だが、聞いてくれ。
伏せ字になってねぇよw
GJだっぜ
今週のLCも可愛かったし期待だ
他の娘もな
『エルシィ』って『LC』と書くと『C.C.』みたいで偽名っぽいですよね
読み方違うけど
57 :
1/3:2008/05/09(金) 08:48:27 ID:/k6wMKQl
「今日は桂木エルシィ君が風邪で休みだそうだ。
桂木君、プリントなどは代わりに受け取っておくように」
ヘッドホン越しに、先生の声と、クラスメイト達のええぇーなどという声がかぶさる。
熱高いのかよなどという男どもに、病院にいったからたいしたことはないと
集まってくる輩をしりぞけるのが面倒だ。
曖昧な言葉を返しておいて、見舞いに行くなんて言われたらたまったものじゃないからな。
(今日は地獄へ戻らないといけないんです。これのバージョンアップが必要で)
朝、ドクロのアクセサリーを指差しながら言っていた姿を思い出す。
だいたい夜に戻ればいいような気もするんだが、地獄にも営業時間とかがあるのか。
夕方には帰ってくるということだった。それまで今日は一日邪魔されずにゲームができる。
「桂木」
「?」
「エルシィちゃん、大丈夫?」
高原歩美。こいつがエルシィと話しているのはあまり記憶にないが……
「問題ない。明日には戻ってくるだろ」
「ふうん、あんたより丈夫そうなのに」
「風邪ぐらい誰だって引く」
「それはそうだけど。ホントに大丈夫そう?」
くどいな。そんなに親しかったか?
先生が来たのを潮に席に戻ったが、何だったんだ。
休み時間。周りも携帯を開いてかちゃかちゃとメールを打ち始めた。
そういえば、質問のメールもかなり溜っていたはずだ。
最近返信が滞っていた分もまとめて処理してしまおう。
『右と左の道のうち、右、を選ぶ必要があります。運任せで理不尽だと思うかもしれませんが、
古いですが良いゲームですから頑張ってください』
『午後に、病院の窓をよく見てください。それだけのヒントで大丈夫だと思います』
送信。さて、次のメールは。
こんにちは、落とし神様。ポーンといいます。
お店で売っているゲームではない、ゲームについてなのですが、相談にのってください。
陸上部の主人公には、気になる女の子がいるんです。でもその女の子はゲームにしか興味がなくて、
まともに喋ったこともありません。まったく仲もよくありません。
でも、主人公は、その女の子を見るとドキドキするんです。
そして何かがあったという記憶だけがあるんです。
主人公のこの気持ちに整理をつけて、ゲームを終わりにしたいと思っています。
ぜひ回答を聞かせてください。よろしくお願いします。落とし神様だけが頼りです。
58 :
2/3:2008/05/09(金) 08:53:26 ID:/k6wMKQl
……なんだ、この質問は。
市販されているゲームじゃないんなら、どこをどうイベントをこなせばいいのかもわからないじゃないか。
それをボクに聞かれても困る。
だけど、だからこそ攻略する方法がないんだろう。
あまりゲームに慣れていそうもないし。
しかたない。頼られたなら逃げるわけにもいかないな。
ポーンさん、初めまして。落とし神です。
市販されていないゲームということですね。ポーンさんが面白いと思ったのでしたら、
今度ボクにも教えてください。
それで、質問の内容についてなんですが、抽象的になってしまいますが参考にしてください。
まず、きっとその主人公と女の子にはなにか過去があったはずです。
そして、それを思い出せない何らかの外的要因があります。
前世とか、幼少時の記憶封鎖とか、記憶を奪う妖怪とか、代表的にはその手のものですね。
それ自身はゲームを進めることでわかってくると思います。
まずは、主人公が女の子と仲良くなることです。良く思い出してください。
ゲームの最初の頃で、誰かとぶつかったり、下着を見てしまったりとかそういうことは
ありませんでしたか。そのときに、なにか選択肢があれば、試してみてください。
過去の記憶ではなく、現在の記憶なら消去されていないはずです。
それがとっかかりです。
あとはなるべくそれにかこつけて、話をしてみてください。
なお、そのときに選択肢が出てこなかった場合は、もう一度同じことを繰り替えす予兆かも
しれません。その時には、同じようになにか試してみてください。
話の内容ですが、女の子はゲームにしか興味がないということですね。珍しいです。
おそらくはそれがキーです。その趣味に関して話してみて下さい。
ただし、アプローチはいくつか選択肢があると思いますが、以下にだけ注意してください。
「価値観を ふざけて囃し 最上川」
価値観はそれぞれです。主人公がゲームを嫌いなのは問題ありませんが、女の子の
その趣味自体を馬鹿にする選択肢はやめましょう。まず間違いなく関係は流れて
元の位置には戻れません。
それから先は、残念ながらメールの内容だけではわかりません。
ポーンさんが頑張る必要があります。
メールを見る限り、ポーンさんもその女の子にしか興味がないようです。
> 主人公のこの気持ちに整理をつけて、ゲームを終わりにしたいと思っています。
バッドエンディングになってでも、ポーンさんがその女の子との決着をつけたい気持ちが伝わってきます。
直接の支援はできませんが、ハッピーエンドになるよう、応援しています。
落とし神
送信……と。
休み時間終わっちゃった。
プレイできれば簡単なんだろうけど。何もない状態での回答っていうのは難しいな。
59 :
3/3:2008/05/09(金) 08:56:35 ID:/k6wMKQl
さて、お昼か。今日はエルシィもいないし、弁当もないから、パンでも買いに行こう。
廊下は食堂やパンを買いに行く人の群れが一息つき、静かになっていた。
どのパンというのにこだわりはないし、すいているところでいい。
「かつらぎぃぃーーーー!」
でかい声。
遠くに女の姿が見える。そしてなぜクラウチングの体勢。
ボクがそいつを見たのを合図にしたように、制服のまま疾走を開始する。
無茶苦茶早い。スカートがめくれるのも気にせず、ボクに向って突っ込んでくる。
さすがは大会優勝。あの時よりも痛いだろうなきっと。
質量にぶっとばされながらそう思った。
「……高原、ボクに恨みでもあるのか」
下着から目をそらし、今度はうまくかばったPFPをポケットに収める。
その分体の痛みは強かった。
「ごめんごめん、やっぱりブレーキがきかなくって」
「これで二度目だぞ。廊下は走るなよ」
「うっ、うん、二度目だよね。二度目。それは確かなんだ」
「?」
二度目、二度目と口に出して言う。
ああ、そうか。
あの時点では契約も攻略もしていなかったから、その記憶はあるというわけか。
歩美の唇に飛ぼうとした目の動きを意識的にとどめ、ボクは1人で立ち上がった。
「ま、待ってよ桂木」
手は差し伸べず、歩美が立ち上がるのを待つ。
「なに?」
「ええとさ、お詫びもかねて、お昼一緒に食べない?」
「……」
行動が固まる。さっきこいつはボクの名を呼んでから走ってきたはずだ。
だというのに、その内容がぶつかったことのお詫びとはなんだ。
「ほら、オムそばパン、今走って買ってきたから、二人分」
だから、順序が逆だ。そして走るの本当に早いな、お前。
「別に詫びなんていらない」
「こっちが悪いと思ってるんだってば。それに、ほら、エルシィちゃんの話も聞きたいし」
「明日本人に聞けばいい」
「本人に聞けないこともあるのよ。だから、ね?」
手を掴まれる。こいつは覚えていないが、二度目の。
走り出した。こけないためにしかたなく足がついていく。
走りながら、途中でボクはツインテールの女と、目があった気がした。
乙〜続き期待してます!
GJ こういうのを本編に期待してるんだ
ていうか落とし神サイト有名すぎww
62 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 18:51:51 ID:/oIsGZGO
あゆみん何やってんのwww
つーかラストのは修羅場フラグか?w
とにかくGJ
キタキターー
GJ!
この漫画ってヒロイン使い捨て漫画だからあゆみはもう出ないだろ。
つかキモオタメガネ死ね!
だとしたら二次創作で妄想するのは正しい行動だ
実際にはもう一回くらい再登場してほしいが
66 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 16:26:16 ID:84wj21rS
67 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 18:10:28 ID:84wj21rS
> 「価値観を ふざけて囃し 最上川」
噴いたww
GJw
>>67 うんうん、コイツはいかにもって感じで非常に宜しかった。
神様ってのはいるところにはいるもんだ。
>>59様、続き期待してます。GJ
70 :
1/5:2008/05/10(土) 23:47:55 ID:A81uhaeL
コーヒー牛乳を口にしながら、隣にいる現実の女を見る。
興味はないが、可愛いといっていいんだろう。
今も、屋上のベンチに座るボク達への好奇や敵意の視線を感じるし。
「エルシィちゃんてかわいいね。
なんか本当に妹って感じ。お姉さん気分満喫できそう」
「ふうん」
「今更転校してくるってことは、離れて暮らしてたんでしょ。
あんたからずっと離れようとしないもんね」
「ほう」
オムそばパンはなかなかうまい。具がこぼれないように
食べるのも集中力が必要で、話半分に聞くのに都合がいい。
こいつは質問で終わらないのがいいな。適当に相槌さえ打っていればすむ。
「あのさ。お風呂、一緒に入ってるって本当?」
「違う」
一言返してから、落ち着いて麺を飲み込む。
「そうなの? だって顔を真っ赤にして否定しなかったし」
「事実無根だ」
全面否定しろ、粗忽な奴だ。後が面倒だろ。
そうすれば、こいつのように、
「ふうん」
などと、ちょっと疑いを持ちながらも、それ以上つっこみようがなく、
パンを食べるのを再開してくれる。
「桂木は」
そこで言葉を区切られてしまう。手元にパンはもうない。
しょうがなく、続きを促すように歩美へと視線を向けた。
無言の時間なんて、二次元ならともかく現実には無用な時間だ。
「……あ、あの」
ボクの目を見ながら話を続けようとする。それでも言葉は続かない。
陸上部だというのに日常会話をハキハキ喋らない奴だな。
「ええと! 二人とも桂木だと紛らわしいね!
桂馬って呼んでいいかな?」
「……」
全然紛らわしくないだろ。桂木とエルシィでうまく使い分けてたよ。
「よくボクの名前なんて知ってるな」
「そ、それは知ってるって。クラスメイトだから」
少なくともこないだまでオタメガネとしか言われてないぞ。
「名字のままでいい」
「いいじゃん、そのほうがわかりやすいよ。
あ、じゃあ、名字と名前の一文字もかぶってるから、
桂ちゃんなら」
71 :
2/5:2008/05/10(土) 23:51:02 ID:A81uhaeL
あきらかにテンションがおかしい。顔赤いし熱でもあるのかこいつは。
「け、桂ちゃんとエルシィちゃんで!
あ、KとLで隣あってるから兄妹なんだ! 英国的だね!」
「……少なくともボクは桂馬というとても日本的な名前だ」
というか、誰かこいつを止めて下さい。それだけが私の望みです。
少し笑ってしまった後、ボクは歩美へと続けた。
「桂ちゃんは断る。だったらまだ桂馬のほうがいい」
「うん、じゃあ桂馬で。私も名前で呼んでいいよ」
「……」
「あの、名前、知ってる?」
「いや、知らない」
歩美を見ないように、言う。
「そっか。じゃあ教えるよ。将棋の歩に、美しいで、歩美」
「ああ、わかった。食べ終わったし、もう行く。ご馳走様」
「あ、と」
立ち上がって扉へ向って歩く。呼び止めようとしていたようにも見えたが、
見なかった振りをする。けれど、
「桂馬」
歩美のボクを呼ぶ声に、しょうがなく立ち止まった。
「……その、ゲームで、質問があるんだけど」
「高原が?」
「私じゃなくて、その、弟が」
「どんなゲームを?」
「ええと、なんだっけ。ああ、うぐぅとか、がおとかいうやつ」
「口癖を馬鹿にするな!!」
「うわ、ごっ、ごめんなさい」
「まあ、いい。それで、どんな質問?」
「それが、ちょっと忘れちゃったんだ。だから、明日、またお昼に聞いてもいい?」
「昼に?」
「うん、少しでもいいから」
「……わかった」
今度こそボクは、屋上を後にした。歩美が後を追ってくることはなかった。
72 :
3/5:2008/05/10(土) 23:53:26 ID:A81uhaeL
◆
──新品のスパイク。彼女自身で買ったものではない。
本来なら大事な大会に使うということはありえない。
けれど、なぜかそれを使った。そして、それだけで、プレッシャーを微塵も感じることはなかった。
綺麗に泥を落としたスパイクを指先でなぞり、歩美は考える。
なぞった指先とともに、右手を頬に当てる。自分の熱が感じられるだけのはず。
けれど、それだけですでにとくとくと心音は高い。目の前が柔らかく回りはじめる。
今日、右手を握った。女の子のように、やわらかく、熱く、細かった。
桂木桂馬のPFPを後ろから覗いたときに見えた落とし神という言葉。
検索サイト経由で見たそのページは、よくわからなかったが、力を入れて作られているのだけは
理解できた。きっと、これは桂馬が作ったものだと理解した。
そして、馬鹿馬鹿しくて誰にも相談できなかったことを送る。相談するならば、最も相応しい人に。
けれど、歩美は、相談したことなんて、本当はもうどうでもよくなっていた。
男の姿を脳裏へ思い描く。細身の姿。
桂馬がまとう服がなくなっていく。そのまま白い上半身だけがあらわになったころ、
歩美のその右手は自身の胸へ沈みはじめる。
下着から片側だけまろばせた乳を、桂馬が愛撫する。
ひどく優しく、焦らしながら。
上目遣いの歩美の視線を少年は優しく受け止める。
今日、見てしまった。
度があっていないせいなのか、普段はきつい目つきのそれが、柔らかく微笑むところを。
ぎゅうっと指先で強くつまむ。
ぴくりと動く肩先を、馬鹿にしたように見つめる男もいる。
厳しい視線を眼鏡越しにあやつる桂馬。
歩美は痛いぐらいに自分の胸をつまみ、息を荒くする。
「……あぅ……」
右手は股間を。左手は胸を。胎児のように体を丸くして、熱さを閉じ込め圧力を高めていく。
73 :
4/5:2008/05/10(土) 23:56:21 ID:A81uhaeL
(淫乱な奴だな。恥ずかしくないのか)
背筋が震えるほどにきつく。
(歩美)
溜息が漏れるほどに甘く。
歩美の指は恥ずかしいほどに動き、太ももを湿らせながらちゅぷちゅぷと音を漏らす。
心の中で二人の桂馬に犯されていく。
細身の彼にふさわしくないほどの大きな性器が歩美の頬を突く。
歩美は自身の指先をいとおしく舐めまわす。
部活動に支障のないよう、綺麗に手入れしてあるピンク色の爪のなめらかさが
心を熱く飛ばす圧力になる。
優しく陰核をなで上げる。せつなく鳴く歩美を笑顔で見つめてくれている。
厳しく陰唇を摘み上げる。ひくひく動く歩美を笑顔で見下して眺めている。
「あ……ふぁ……」
口の端からは涎が垂れ、父親でさえも溶かしそうに淫蕩な表情。
二人の桂木桂馬が重なっていく。
右手のこぶしが股間を往復する。
ぴちゃぴちゃといやらしくぬめる花を左右に開きながら。
受け入れるために布団の中で股を開く。膝頭が割られるように開く。
柔軟性に満ちた体は恥じらいを持たずさらけ出された。
まだ男に見せたことのない箇所は、ぱくぱくと呼吸するように蠢き、待っている。
「あ……?」
脳裏の二人が重ならない。きっと好きだったはずなのに。
男はかきけすようにいなくなり、残るは自慰行為にふけった少女のみ。
乾いてしまった脳が、火照ったままの体にひどく不快を覚えさせた。
「う……うううううう」
濡れそぼった右手。徐々に冷えていくそこにもう昼の記憶はなくなっている。
こぼれた涙をなぐさめてくれる人の姿はもう現れることはなかった。
74 :
5/5:2008/05/10(土) 23:59:06 ID:A81uhaeL
◇
「ただいま帰りましたー」
「ああ、おかえり。ききたいことがあるけど、入ってくるなよ。ボクがそっちへ行く」
エルシィの部屋に行く。こいつの部屋はきれいすぎて落ち着かないが仕方ない。
頭には、とくに変わったようには見えないドクロのアクセサリー。
「それ、何か変わったのか?」
「ええ、いろいろとできるようになったんですよ!
駆け魂の広域検索の範囲が広くなったりとか。
今度神様にも教えます」
「別にいらない」
すっぱりと話題を切る。本題はこれからだ。
「駆け魂を払った女が、攻略中の記憶を残しているってことはあるのか」
「それは、歩美様や美生様たちのことでしょうか?」
「そうだ」
「ええと、それはないはずです。でないと、駆け魂狩りを続けていくことが
難しくなってしまいますから」
「まぁ、そうだな」
今日の歩美の態度は明らかにヘンだった。まるで、ボクへの好きという気持ちが
残っているかのような。
「あの、でも」
「でも、なんだ」
「駆け魂が抜けた後に神様を好きになったり、そもそも駆け魂がついてない
場合に神様を好きになるのは別です。それは駆け魂とは全然関係ないことですから」
「……まぁ、それは関係ないな。現実の人間の女になんて興味はないし」
「げ、現実の、人間の女性、ですか!」
前から言っている事なのに、やけに声を荒げて繰り返す。
なんだその変なガッツポーズは。地獄で流行ってるのか。
「メールだよ♪」
エルシィがその音に振り返る。ボクのポケットのPFPから、着信音が流れていた。
うおー、GJ!
続き期待してます
76 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 00:29:54 ID:09lcYhWk
これは水曜日以降が楽しみでしょうがない。
とりあえずは美生だ! 美生がどうなるか楽しみでしょうがない!
GJ。わくわくしてきたぞ。
なんだ、この美味しい展開
原作:
>>57 作画:若木
でやれば単行本15巻はイケる
最近、落し神様を信仰してもいいような気がしてきた。
リアルはクソゲーって名言じゃね?
>>81 逆に考えるんだ
「ナギの方がテンプレ通り」
そう(ry
83 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 17:24:34 ID:Tq5GTipc
85 :
1/7:2008/05/14(水) 20:20:52 ID:9evze1j3
こんばんは、落とし神様。ポーンです。
丁寧なメールの返事ありがとうございました。
今日、ゲームを少しすすめました。アドバイスどおりになりました。
これから、私が女の子の攻略をすすめなくてはいけないところに入ります。
かなり難しそうですが、頑張ります。
私はまだ、ゲームを進めるために、本気を出していませんでした。
これからは徹底的に行きます。
エンディングを迎えたら、またメールします。
……ふうん、そんなに熱くなれるゲームなのか。終わったらぜひ教えてもらわないと。
まあ、ボクにかかれば簡単に攻略してみせよう。ゲームばっかりやってるような
ヒロインの女の子が、ボクに対してどういう態度を見せてくれるか楽しみだ。
「神様?」
「ああ、悪い。
それで、頼みがある。明日、歩美と昼食を取ることになったんだ。
その時に、遠くから歩美を観察してくれ」
「はあ…… どうしてそうなったのかはさっぱりわかりませんけど、なぜです?」
「なぜかという、その理由を知るためだ」
横に座った歩美。昨日と違うものが二つある。
「目が赤いぞ。大丈夫か」
「うん、大丈夫、大丈夫。ちょっと睡眠不足なだけだって」
俊足を生かして、授業が終わると同時に飛び出し、ボクの分のパンも買ってきた。
昨日よりさらに早い。そのまま引きずられるように屋上へと連れ出された。
「髪、くくってるんだな」
「え? う、うん。よく気づいたね」
「まぁ、これだけ近いと」
部活でもないのに、パンを買いに行くためだけにわざわざくくったのか?
そんなに本気を出して走るほど、急ぐこともないのに。
「エルシィちゃんは、良かったかな」
「本人が、昨日の風邪でまだ昼飯を食べたくないらしいからしょうがない」
「でもなんだか、睨まれてなかった?」
「さあ」
パンを食べながら、エルシィを探してみる。
見つからないが、おそらくは高いところとか、どこかで監視しているんだろう。
昨日よりも一際多いボク達への敵意の視線にまぎれてよくわからない。
「屋上で食べる連中って結構多いんだな」
「私も時々友達と食べてるし」
「だから食べ物のゴミが多いのか」
「あ、そういえば。このあいだは、ごめん。一人で掃除させちゃって」
「──そういえばそうだった」
実際はあの時はエルシィに連れ去られて途中で終わったけど。
86 :
2/7:2008/05/14(水) 20:22:53 ID:9evze1j3
「あの時期は本当にいっぱいいっぱいでさ。今は大会も終わってゆるいけど」
「じゃあ、今日の掃除は、高原が一人でやるか?」
「今日?」
「今日の掃除はまたボクと高原だろう?」
「あ、ああ、忘れてた……」
「おい、忘れて部活に行くとか帰るとかはもうやめてくれ」
「それはない! 今回は絶対大丈夫!」
「……なんでそんなに掃除が嬉しそうなんだ。
だったら、本当に一人でやってくれよ」
「ダメ。二人でやるのがルールだもん」
「お前がそれをいうか」
歩美が笑う。ボクもそれにあわせて笑う。
部活の話、授業の話。時間は意外なほどに早く過ぎ、予鈴が鳴った。
「戻る?」
「ちょっとトイレに寄るから、先に行ってくれ」
「うん、わかった」
軽やかに歩いていく。スキップ気味。くくった髪がぴこぴこと揺れる。
屋上にはボク一人が残る。
「エルシィ」
「なんすか」
ぶーたれた表情で茂みから顔を出す。昼飯を抜かされたのが腹立たしいようだ。
「どうだった?」
「いちゃいちゃしてました」
「そうじゃない。駆け魂の影響が変に出ているとか、記憶を消しそこねたとかそういうのは
見つからなかったか」
「そういうのはありません。今の歩美様は完全に普通の状態です。
それで、神様を好きになっちゃってます」
「お前が見て、そう思うか」
「誰が見てもそう思います。神様が一押しすれば、すぐですよ。駆け魂は出ませんけど!」
「ふうん」
「良かったですね! かわいい女の子から好きになられちゃって!」
「エルシィ」
「はい?」
「駆け魂がいなくても、記憶を消すってことはできるのか?」
87 :
3/7:2008/05/14(水) 20:24:49 ID:9evze1j3
「え……」
「今の歩美から、ボクを好きだという記憶を消せるか、って意味だ」
「ど、どうしてですか。今の歩美様は、駆け魂とは関係ないんですよ!」
「だからこそだ。ボクから関係を断つよりも、そのほうが楽だ。面倒もない」
「で、でも」
「言っておくが、歩美だからじゃないぞ。相手が誰であろうと関係ない。
何度も言ってるだろう。ボクは現実の女子に興味はない。
それに、お前だってそのほうがいいんだぞ。もしボクが誰かと交際なんてしてみろ。
ろくに駆け魂がついた女の攻略もできなくなる」
「それはそうですけど……」
何も悩む必要なんてないだろうに、歯切れが悪い。
本鈴も近いのに。
「それで、できるのか。できないのか」
「うー……
で、できません! 今日は先に帰ります!」
「おい、まだ学校」
「風邪です! そう言っておいてください、お兄様!」
「こら! 空とぶなよ! 見つかるだろ!」
……なんなんだあいつは。脈絡もない。
しかし、できないとなると自分で断らなきゃいけないのか。
面倒だな。
好きだといわれる前に、嫌われるようにするか。
好きだといわれる前に、それを言わせない状況を作るか。
好きだといわれてから、情け無用に断るか。
好きだといわれてから、他に好きな奴がいるというふうにするか。
別に嫌われるのはどうだっていいが、なるべくボクが、楽な方法にしよう。
フラグは早く折るほうがいいだろうし。次のイベントの掃除まで、いい断り方を考えるとしよう。
ボクら以外に誰もいない屋上。それは別れ話をするにはおあつらえのシチュエーションだ。
88 :
4/7:2008/05/14(水) 20:28:45 ID:9evze1j3
「え……?」
「嫌だって言ったんだ。聞こえなかったか」
「あ、明日は都合悪い? だったら、明後日でも、別の日でもいいよ。
桂馬の都合がいい日で」
「別にいつでも同じだ。お前と食事はもうとらないよ」
掃き掃除を終える頃、明日の約束を口に出した歩美。
用意した台詞を投げつけてやる。
「……私、なにか悪いこといった?」
「別に。昨日今日とたまたまだっただけだ。
だいいち、ゲームをする時間が減る」
「ちょっとだけでもいいよ。私がそばで見ているだけだって」
「うっとうしい」
歩美の表情が変わった。地のこいつは暴力的なところがある。
オタメガネとして接していたボクにそういわれることはきっと気に食わないはずだ。
けれどこらえた。表情を戻す。
「何か嫌なところがあったなら、直せるんなら、努力するよ」
「別にお前が嫌なわけじゃない。だから、直すこともない。
ボクが、現実の女子には興味がないだけだ。それに時間をとられたくない」
「……そういわれると厳しいけど」
なぜか歩美はしおらしいままだ。ボクを殴って屋上から出て行くと思ったのに。
「……だいたい、どうして突然ボクにからむんだ。
エルシィの話だったら、明日から本人にしてくれ」
「それは、あの、桂馬のことが……」
「ボクのことが?」
「……好きだから」
「ふうん」
他に方法がないからここで告白か。全然なってない。
今告白するのなんか、失敗しようとしているようなものだ。
「どこが、好きになったんだ」
「?」
「何か理由があるんだろう。ボクを好きになった理由はなんだ」
「……わかんない」
「わからない?」
「意外とかっこいいとか、あげられればあがるけど、本当の理由はわかんないよ」
エルシィの奴、本当にちゃんと観察したんだろうな。わからないけど好きってどういうことだ。
校庭で、自信をなくして、涙を流していた歩美。
それと同じような表情で、ボクの台詞を待つ。
「なるほど。良くわかった。理由はとくにないけど、ボクが好きになったと」
「……うん」
「だけど、ボクには好きになる理由がない」
正面から否定され、歩美は身体をちぢこませる。
「……その、理由は、なんで?」
「二次元じゃないから。だから、高原だからじゃない。現実の女子は好きにならない。
何度も言ってる」
「……じゃあ、ゲームの女の子みたいな行動をとればいいってこと?」
「わかってない。口癖や行動や表情や会話やリアクションをゲームと同じように
三次元でそれらしく演じられても、精度が低すぎる。
とても二次元の代わりになんかならない」
89 :
5/7:2008/05/14(水) 20:33:01 ID:9evze1j3
「だから、ボクは、お前でも、誰でも、好きになんかならない」
……歩美は下を向いてしまっている。そのまま帰るか、ボクを何発か張り飛ばして帰るか。
それで終わりだ。
まったく、本当に面倒だ。現実ってやつは。
「……じゃあ、クラスで話しかけるのはいい?」
カチンときた。思い通りに動かないその女に。
「お前だったら、他の男にいけばいいだろう!
ボクにかかわろうとするなよ」
歩美は顔を上げる。泣いてはいなかった。
表情は落ち着いている。
「他の男にいけばいいだろうって?
あんたこそ、さっきから、二次元、三次元ばっかり。
言えばいいのに。高原歩美が嫌いだから、好きになんてなれないって」
腹が立った。どうしてここまで言われなければならない。
「なんでお前はそんなにしつこいんだよ!
これだから現実の女は」
「違う。私だけじゃない。
私だけじゃ、きっと泣いちゃうか、途中で諦めて、それで終わりだよ」
「……なんだ。誰かが裏にいるのか?」
「だれかじゃないよ。あんたが言ってくれたから」
……ボク?
「ボクが? ボクは何も言ってない」
「言ったよ。あんたには何気ない言葉だったのかもしれないけど。
私は、それで、昨日の夜だって、今だって頑張ってられるんだから」
何も言った覚えはない。混乱したボクに、歩美は声をなげかける。
「あんたが、応援してくれるなら。
きっと私は、一等をとることだって、なんだってできるんだから!」
90 :
6/7:2008/05/14(水) 20:36:17 ID:9evze1j3
応援してくれるなら。二つの光景が思い浮かんだ。
「お前……ポーンって、高原が出したメールだったのか」
「ハッピーエンドになるよう応援しています、って言ってくれた」
正面からボクを見つめてくる。
「最初は、あんたが気になる理由さえわかればよかった。
でも、あんたがそう書いてくれた。だから、私は頑張らないといけないんだ。
なんでかはわからないけど、そうしなくちゃいけないと思ったから」
視線をそらせないようにボクに近づいてくる。
「だから、私は絶対桂馬を諦めない」
肩を落とした。
……やるな。高原歩美。
……そして、エルシィ。あのダメ悪魔め。
ちくしょう。あんなメールなんて無視すればよかった。
どうして2通とも返したんだ。そうすればこんなことにはならなかったのに。
落とし神なんて。
「……友達からだ」
「え?」
「言っておくが、ガールフレンドなんて生まれて初めてだからな」
くそ……顔が熱い。
「それに、ボクの攻略は、相当難しいぞ。譲歩は、ここまでだ」
「……うん、ありがと。がんばる」
ボクに笑いかけているらしい。見ていないから良くわからない。
「じゃあ、握手」
「?」
「友達になったから、握手」
ぷらぷらと右手を差し出す。横からボクを覗き込んでくる。
「ね?」
「……わかった」
握手をされた。たしか、4回目だったか。手の感触も覚えちまった。
小さな手のひらが、ぎゅっとボクの手を強く掴み、ボクの体に引き寄せられるように
近づいてきた。
91 :
7/7:2008/05/14(水) 20:39:01 ID:9evze1j3
キスをされている。いつかのように。
いや、一つ違う。
舌が伸びている。それを舌と感じないまま、ボクは受け入れている。
くちゅくちゅと互いの舌が絡む。血流が全開だ。
心臓が躍り上がりそうなのに、舌だけは歩美を追っている。
身体中の血が下半身に流れ込もうとしている。
気取られる前に、必死の思いで体を離した。
「……友達なのに、キスしちゃダメだろ」
「じゃあ、もう友達の次だ」
口が回らない。口が回れば、こんな反則、いくらだって抗議できるのに。
身体は離しても、まだ繋いだままの手が歩美の手から熱を伝えてくる。
「女の子には武器があるんだよ。
男からじゃダメだけど、女の子からなら罪にならないの」
「……不穏当な発言は控えてくれ」
「だから、こんな台詞がゲームには出てきたよ。
据え膳食わぬは男の恥。
私、そんなに魅力ない?
わたしも、なにかしたほうがいいかな……
一回でいいの。忘れてもいいの」
「……迷惑な台詞ばっかりだ」
「迷惑って、わかっていってるんだよ。桂馬」
唇が目の前に迫る。三回目のキスと、押し付けられる身体。
その匂いと感触に、ボクは耐えられそうになかった。
リアルタイム遭遇
乙だぜ
途中に支援は入れた方がいいのか迷ったけど、とりあえず入れなかったがどうか
93 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 20:53:45 ID:Tq5GTipc
落とし神が攻略されてどうするw
GJですよ。
94 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 20:58:32 ID:Q7HNm/Ms
GJ!!
原作の雰囲気がよく出てるな。
これは上手い! GJ!!
今週号並みにドキドキしちまったぜ
>>91 落とさせ神さまGJ
あー、頭に漫画のコマが見えてくるなんてスゴいSSだ
>>91 落し神様降臨
キャラしっかり掴んでるし、文章もまとまってるしスラスラ読める。
マジで続き期待。GJGJ!!
おおお。
これはすごい。こんな違和感のないSSは初めてだ。
この次でラストって、最終回って意味じゃないよね? 一区切りってことだよね?
続きも是非期待!
GJでした〜
神様って…総受け体質だよね
原作がまだ5話なのに住人が結構多い気がするのは
原作が原作だけに、この板の存在を知ってる人が多いからかな
なんだかんだでアルバスレにも人はいたし、
人は選ぶが良作っていう打ち切られる漫画の見本みたいな立ち位置と予想。
アンケ送らなきゃな…
アルバスレは倉庫のみでしか知らないが、
人いたのか。一スレだけだから過疎かと思った
「桂ちゃん」の呼び名可愛くていいなあ・・・
ほしゅります
まだ一日しかたってない
107 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 14:30:13 ID:bzalqwR9
109 :
1/12:2008/05/18(日) 16:51:00 ID:+vy2d1aC
「ありがとうございましたー」
コンビニの店員の挨拶を背に、自動ドアを出る。少し離れたところで待っていた歩美は、
近づいてきて横に並んでくる。
「何、買ったの?」
「……」
すでに鞄にしまってはいたけれど、わかっていると言わんばかりの表情には何も返してやる気は
しなくて、ボクは無言でいた。
歩美もそれ以上は追及してこず、暮れはじめた道を歩く。
歩きなれている上に歩速の早い歩美に比べ、ペースが遅くなりがちなボクは無言で後ろについていた。
一般的な一戸建て。高原という表札には三人の名前が書かれている。
「誰もいないから、気にしないでいいよ」
「……おじゃまします」
知らない家の匂い。誰かの家に行くことも久しぶりで、少しくらりとする。
学校に比べ傾斜のきつい階段を上る。目の前にある太ももから視線をちらしながら。
画面上では何回見たかわからない女の子の一人部屋。
三次元のそれはそのどれにも似ているようで似ていなかった。
「今、飲み物もってくる」
小さな本棚。陸上の用具。意外にパソコンも備えている。
出窓のスペースには、ぬいぐるみと一緒に飾られている、ぴかぴかのスパイク。
綺麗に磨き上げられて宝物のように置かれていた。
これが原因なのか。消えない物を贈るのがいけなかったのか?
「それ、気になる?」
開いたままのドアから、2Lのペットボトルとグラスをもってきた歩美の声。
自分で淹れた紅茶とかお茶でないのがなんだかこいつらしい。
「いや」
「ふーん」
追求はしてこず、グラスに注意深く注いでいる。注ぎ終わるまで、待った。
「家族の方は?」
「お父さんもお母さんも帰り遅いよ、いつも。さっきメール入ったし」
「弟はどうした」
「そんなのいないよ。ひとりっこだから」
嘘だろうとは思っていたが、まったく悪びれもしない。
まったく、現実の女って奴は。
グラスに注がれたブレンド茶を飲みながら、そう思った。
「……あのさ」
「なに?」
「私から、無理にお願いしたんだけど」
「うん」
「もし、桂馬が、本当に嫌なら……」
110 :
2/12:2008/05/18(日) 16:53:54 ID:+vy2d1aC
「それはない。
ボクも、高原としたくないわけじゃないから」
顔が赤くなった。面白い。さっきまで平気な顔をしていたくせに。
「だって、さっきからなんだか違うから。
静かだし、なんだかはっきりしないし」
「そうか?」
「普段は、もっときつい言い方する」
「多分困ってるんだろう。どうすればいいのか」
「……それは、私も初めてだけど」
なんだか勘違いをされたようだった。
黙ってしまった歩美から目をそらし、自分の考えに戻る。
……たしかに、いつものボクじゃない。なんでこんなにふんぎれないんだ。
許しを得てからなんて、みっともないとでも思ってるのか。
それとも、拒否されることでも怖がってるのか。
他のヤツからボクがどう見えるかなんて、今まで気にしたこともなかったのに。
どっちにせよ、もうタイムリミットだ。
一息ついて、精神を整えてからボクは首もとのスカーフに手を伸ばした。
少しそれを押し下げてから、目を丸くしている歩美へ近づく。
ボクのそれが良く見えるように。
「ちょ、ちょっと待って……そんな急に」
お約束なネタに付き合う気はせず、ボクの首にはまっているものに指を指した。
不思議そうな顔をして、その指された首輪に目をやった。
「これ……チョーカー?」
「それは呪いみたいなものなんだ。ボクの過ちの」
「呪い?」
「まず、最初にはっきりさせておく。
そのスパイクを贈ったのは、ボクだ。
でも、そのことを、キミは、覚えてない。忘れてしまっている」
「……やっぱり、そうなんだ」
「それと、昨日からのボクとキミの出来事は、もう忘れない。
昨日のことも、今日のことも、明日のことも、忘れることはない」
「本当?」
嬉しそうにする。その表情を見て、ボクもどうしてか少しだけ嬉しくなった。
ゆるんでしまった表情を整えて、大事な部分を続ける。
「キミと、友達以上の関係になったとして。
それでも、呪いのために、ボクは定期的に、決められた女の子と仲良くなる必要がある」
「は?」
「その女の子と仲良くなって、呪いみたいなものを解除したら。
その子の記憶も、周りの人たちの記憶も消去される仕組みだ。
これでわかっただろうけど、キミもその一人だった」
「……」
理解しているのだろうか。歩美はボクをただ見ている。
111 :
3/12:2008/05/18(日) 16:56:24 ID:+vy2d1aC
「どうしてキミだけに記憶が残ったのか。そのスパイクのせいかもしれないけど、
詳しくはわからない」
「これから、他の女の子に手を出すボクを見て、そういう関係だったら、キミは傷つくだろう。
ボクを責めるか、別れるか。それはしょうがない。
ただ、問題は、それもまた忘れてしまうことだ。
そうすれば、ボクとキミは、また同じ関係になる。
当然だ。他の女の子がボクのそばにいたことなんて、初めからなかったんだから。
……だけど、その失われる記憶の中で、キミが傷ついてるのは確かだ。
忘れてしまうとしても、悲しむ時間があるのはかわりない。
それが一度だけじゃない。これから何回も続いていく」
乾いてしまった喉を潤すために、グラスに残っていた茶を飲んだ。
小さくなった氷がカラリと音を立てた。
「だから、それが嫌だったら、断ってくれ。
最初から言わなくて、ごめん」
歩美の反応を待つ。荒唐無稽な、どこかのゲームの話だと思うだろうか。
そうだったら、良かったのに。
歩美は頭の中で内容を整理しているらしい。嘘やジョークや浮気したいためのでまかせとは
思っていないようだ。まぁ、自分が一度経験してしまっているからな。
「一つ、気になるんだけど」
「なんだ?」
「桂馬は記憶を忘れないんだよね」
「ああ」
「じゃあ、桂馬は、何度も何度も、あらかじめいっておくけど、嫉妬する私から
責められるってことだ」
「うん」
「じゃあ、一番傷つくのは桂馬じゃないの?
桂馬じゃなくて、呪いのせいなのに」
「……」
「その呪いは解けないの?」
「いつか解ける。そのいつかはわからないけど」
「女の子に手を出す、っていうのは止められないの?」
「そうするとボクが死んでしまう」
ついでに、あいつも。
「それに、嫌だったら断ってくれ、って言ったけど。
私が、嫌じゃないっていったら、友達かそれ以上の関係を続けてくれるの?」
「うん」
「私が、そんな関係を求めなかったら元々そんなことにならなかったのに?」
「まあ、うん」
「どうして、まだ好きでもない私のために、そんなことするの?
さっき、無理矢理にでも断ればよかったのに……」
「絶対諦めないって言ったくせに」
「そ、そうだけど」
メガネを外す。
泣いてしまいそうな歩美を慰めるために。
112 :
4/12:2008/05/18(日) 16:58:28 ID:+vy2d1aC
「理由は、ボクにもわからないよ」
唇を寄せる。歯に舌を触れさせる。唇を甘くくわえたり。
自分からしたキスは、また違う趣がある。ボクは、そんなことを初めて知った。
抱き寄せた身体は小さくて、細い。
服越しに胸に手を伸ばした。ふわりとした感触。
屋上でのそれよりも、よりなまめかしく感じられる。
直接触ったときは、どう感じられるのか。彼女の制服のボタンに手を伸ばした。
「ま、待って!」
強引に口を離し、絶え絶えな息の下、歩美は言葉を漏らした。
「本当にごめん。だけど、どうしても。
……シャワー、浴びさせてください」
「お待たせしました……」
仕切りなおし。
力が少し抜けて、なんだかボクも普通に戻れたように思う。
「ボクは入らなくて良いのか?」
「うん、大丈夫」
そんなやりとりの後、背中合わせで服を脱ぎ始めた。
カーテンの隙間から射す夕暮れの光はボクたちの影を映し出し、
スカートに手を伸ばす仕草を引き伸ばす。
下着だけになったボクの前に、純白の下着をつけた歩美が立っている。
毎日の練習にさらされていない箇所の肌は、見ただけで滑らかに白い。
それを指摘する前に、先に言われてしまった。
「色白だね」
「そうか?」
「肌も綺麗だし」
「外に出ないからな」
「細くて、いいな。私、筋肉あるから」
腕をあげて力瘤を出そうとする。下着姿での違和感がボクの目を奪う。
ボクが見る限り、彼女は十分に細い身体だが、優勝するくらいだ。
きっとしなやかに筋肉などがついているのだろう。
同じ部活の中で皆と比べたりしているのかもしれない。
不意に近づいていって、抱きしめた。細い首筋に唇をつけるように。
人の肌は暖かい。直接触れて、それがボクにもよくわかった。
遭難したときのイベントは、本当に意味があるんだな。
113 :
5/12:2008/05/18(日) 17:00:44 ID:+vy2d1aC
「桂馬」
耳元で名前を呼ばれる。肌の匂いをかいでいて、反応が遅れた。
抱きしめた腕を少し強めることで先を促す。
「名前、呼んで?」
そんなことを言ってくる。
「多分……桂馬は絶対覚えてると思うんだけど」
そういわれたって困る。残念ながら、高原の名前なんか覚えてない。
「呼んで?」
互いに支えあっていた頭を起こす。匂いが遠くなってしまう。
下から見上げる視線。胸元の下着がボクの視線を吸い寄せる。
そっちじゃないというように、ほんの少し揺り動かされるボクの腕。
ちょっと怒ったような表情の、視線の無言の圧力がかかってくる。
それに耐えきれずに、ボクは口を開いた。
「あ……」
「うん」
「……あゆちゃん」
……ボクのこと、やっぱり忘れて下さい。
ごまかしに抗議しようとする歩美に唇をかぶせて、ベッドへ押し倒した。
胸元に手を伸ばし、さっきは止められてしまったそこへと手を伸ばす。
隙間から手を差し込み、滑らかに柔らかい全体に触れる。
比較するすべもないが、意外と、大きいほうなのか。
キスを止めた口から、熱い息を漏らしながら、歩美は言葉を漏らした。
「けち。……脱ぐからちょっと待って」
下着から開放されたそれが、ボクを誘っている。
手のひらで全体をおしあげるようにし、指の腹で乳首を撫ぜる。
部分部分で違う弾力が、ボクの手を不規則に押し返す。
「その、怖いから、強くしないで」
「うん」
小さな声に、緊張の度合いを知った。
それを和らげるためには、なんといえばいいのか。とりあえず笑っておこう。
しかし、見つめるそばから歩美の顔が紅潮を続けていくのはどうしてなのか。
114 :
6/12:2008/05/18(日) 17:10:48 ID:+vy2d1aC
「……っ」
声を出すのを恥ずかしがるのか、ちろちろと舌先で転がしたりした時などの反応のたびに
唇を強く閉ざし、ボクに聞かせてはくれない。ぴくんぴくんと震える身体だけが正直だ。
それが少し不満ではあるが、ボクはその柔らかさと感触に、没頭した。
おなかをわかりやすく手のひらで撫でながら、指先をおへその先にすすめようとした。
慌てて歩美がそれを手で止める。
ボクの下から抜け出し、立ち上がり、息を整える。
それを見つめるベッドに座ったままのボクは、上下する胸元を観察していた。
「はじめてだから、痛かったら、言って」
膝をつき、ボクのトランクスのボタンを外そうとする。
今さらボクが恥ずかしがるわけにもいかない。
右止めのボタンに苦労しながら、反り上がるそれが歩美の目の前で揺れた。
赤い顔のまま、観察されている。やっぱり、これは恥ずかしい。
「な、なに?」
「あの、思ったより、小さいなって」
……
心が痛い。
心の底からボクは傷ついた。久しぶりの出来事だ。
そうか。ボクも、こんな小さな事でここまで傷つくというのか。
やっぱり二次元で生きていこう。もうこんなことに耐えられそうにない。
わかりやすくしおれていくそれを前に、歩美は慌てて声を大きくする。
「ちっ、違うよ!
想像してたのとか、お父さんの持ってたHなゲームに比べると!」
──こいつはアホか。いったい何をしてるんだ。
深呼吸をして、心を元の状態に戻そうとした。すぐにはうまくいかなかったけど。
「……お父さんには、決して気づかれないように返してあげろよ。
そしてボクをあんな連中と比べないでくれ。
あんなのとはりあえる日本人はシ○モダカゲキぐらいのものだ」
「そんな、お父さんだなんて、気が早いよ」
「……」
くいつくのはそこか。典型的だ。
「昨日、ほとんど寝ないで、桂馬のサイトにある中で、あんたが好きって書いてる
女の子のゲームをしてみたんだ。みんなPFPじゃなくて、パソコンのゲームだったけど」
ギャルゲーじゃないからな。
それにしても、なんだ。なんだか妙に恥ずかしくなってきた。
歩美はそこで言葉を切って、あらためて股間に顔を埋めていった。
115 :
7/12:2008/05/18(日) 17:13:26 ID:+vy2d1aC
先端の部分を舌先でちゅくちゅくと舐められる。
突然のことにわずかに腰が引けてしまう。
カリだけを唇で噛むようにして、舌で触れられた。
右手が弱くボクをしごいている。
「っ……」
かすれ声だけが漏れてしまう。気持ちいい。ただ、気持ちが良かった。
舌の動きは止まらない。涎をまぶし、ぬるぬるにして敏感なところ全体を
触れつづけている。それに耐えるのに精一杯だ。
「すごく、かわいい顔だった」
一息ついた歩美は、そんな感想を聞かせてくれる。
何もそれに言い返せない。
嬉しそうに歩美は今度は全体を大きくくわえこもうとする。
ボクの性器は彼女の小さな口にほとんど隠れてしまった。
その中で、舌がからみついている。いやらしい音をわずかに漏らしながら、吸われている。
どういったらいいのか。何も言葉が出てこない。
腰の奥深くから引き出されていくように、ボクは限界を迎えた。
「出ちゃうから……口から離して」
いやいやをするように首を振る歩美。
しょうがなく、彼女の肩を抑えて、歩美の口の中から抜き取るようにした。
けれど、すぐに目の前で上下するそれを捕まえて、そのまま手で先端をくすぐってくる。
それに何の対処もできなかったボクは、歩美の手の中に、大量の精を撒き散らした。
手を掃除するインターバルの後。ボクのターン。
残った最後の一枚。歩美は横たえた身体から両脚をたかく上げられ、ボクと視線を合わせようとしない。
わずかに濡れた下着を、そのままで下着越しにすりすりとこする。
染み出した液体がくちょりと移り、その光景が、ボクを戸惑わせる。
「濡れてる」
「……口で言っちゃうんだ」
腰に手を伸ばし、するりと綺麗な脚からそれを取り去った。
薄い体毛がほとんどを隠すことなくボクへと晒す。
それは、凡百のCGをはるか遠く越えてボクの胸をむやみに打つ。
綺麗だ、と言おうとしたボクの口から、違う言葉が出た。
「ふうん」
「……ふうん、ってなに?」
「いや、意味なんてないけど」
さっきの仕返しというわけではないが。
「へ、変なのかな……」
「そんなことはない。すごく、綺麗だ」
116 :
8/12:2008/05/18(日) 17:16:31 ID:+vy2d1aC
膝を閉じてしまう。隠れてしまったそれをもう一度見るために、こじ開ける。
まだ大事な部分は微妙に閉じているから。
「い、息かけないで」
近づかなきゃいけないからそうもいかない。
「あんまり見ないで」
見ないと何もできない。それに、今のままじゃ足りない。
きっと痛いに決まっているんだ。
それには、慣れていないボクだけでは攻撃の手が不足している。
「自分の手で開いて」
ボクの台詞に、ぷるぷると顔を俯けながら横に振る。
なぜか、どこかしら嬉しそうに見えるのは気のせいか。
「開いて」
ほんの少し口調を強くすると、おずおずと手を伸ばし、ボクの前に彼女のそれが花開く。
さきほどのお返しのように、舌先でくすぐる。
きらきらと光る糸をまとめて、クリトリスにかぶせるように。
「ひゃくっ」
縮んで奥へ行ってしまいそうなそれを鞘からかきだすように追いかける。
その間に指も中に忍ばせる。
「ずっ、ずっとしちゃダメっ」
止める気はまったくない。もう一本の手でくにくにと優しく鞘からも追い込んで逃がさない。
歩美のそれが充分に潤うまで。
泣きそうになるまで、ボクはそれを許すことはなかった。
荒い息の横で、裏面の説明書を見ながら、コンドームを装着した。
多分、これで、大丈夫だと、思う。手先は器用だし。
「いくよ」
「う、うん」
いまさら意思は確認する気はない。止める気もないし。
先端をあわせる。多少スムーズだったのは最初だけだった。
それ以上はきつく、緩慢な速度で抽送を繰り返し、受けいれてくれるのを待つしかない。
ボクはいい。正直、たまらなく気持ちがいい。腰に早くも重圧がのしかかってくるようだ。
歩美はひどく痛がっている。
歩美がそんな状況の中、無理矢理先を進めるのに罪悪感を持つ。
前後に動かす。ボクは気持ちがいい。すごく、気持ちがいい。
痛みに泣きそうな女の子がいて、快感を追いそうになる中を、
ゆっくりと、ゆっくりとかき回し、最後まで追い込んでいく。
わずかに柔らかくなっただろうか。
グラインドを混ぜながら、歩美につきこんでいった。
117 :
9/12:2008/05/18(日) 17:18:21 ID:+vy2d1aC
「……っっ!」
腰と腰とが触れ合い、最後まで埋まったことを知らせた。
ボクももう、我慢の限界に近い。
そのままもう何回か、奥まで突くように前後する。
歩美はまだ歯をかみしめながらも、押し寄せる痛みにただ耐えているだけでなく、
わずかだが自分も腰を動かしてボクの動きにあわせようとしてくれている。
動きを止める。歩美は気を抜くように、一息声を漏らした。
おわり? と問うように、子どもみたいに首をかしげてボクを見る。
「──歩美」
おかしい。こんな状態なのに、どうして実際に名前を呼ぶだけでこんなに顔が熱くなるんだろう。
心の中やエルシィの前では何度だって口に出していたはずなのに。
それもこれも、目の前で馬鹿みたいに嬉しそうにしているこの現実の女のせいだ。
ああ、ちくしょう。悔しい。悔しいな。
なんで、ボクは自分が現実の世界の男であることを、嬉しがってなんかいるんだ。
「桂馬、好き」
なんだ、その単純な台詞。もうちょっと趣向を凝らせよ。そんなんじゃ、ボクは納得しないぞ。
「好き」
繰り返された言葉の後に唇を塞いだ。
どくん、どくんと、音を立てるかと思うほど歩美の身体へと放出する。
歩美の爪がボクの背に立つ。その痛みを覚えながら、避妊具が外れてしまったりはしないだろうかと
わずかに心配したりもする。
まったく、本当に。
ただ黙って抱きしめてもいられないなんて。現実はなんてクソゲーなんだ。
シャツのボタンをとめていると、
ベッドの中で裸のまま見ていた歩美の声が聞こえる。
「メガネ、他の人の前で、はずしたらダメだよ」
「どうして」
「どうしても」
「メガネなんだから、そうもいかないだろ。約束なんかできない」
「むう」
むうってなんだ。むうって。かわいいな。
「代わりになるかわからないけど。
外したところを見た女の子は、キミが初めてだ」
118 :
10/12:2008/05/18(日) 17:21:08 ID:+vy2d1aC
「ただいま」
物音もしない。家の中の電気はついているのに。
母さんはまだ喫茶店のはずだ。
「エルシィ?」
二階にあがりながら呼びかけた。ドアの前に立って張り紙を見る。
『エッチなお兄様立ち入り禁止』
思い切り破り捨てて中に入った。
エルシィが部屋の隅っこに座っている。
「……お前、まさか見てたんじゃないだろうな」
「みっ、見てません」
ぶんぶんと顔を振る。赤いランプを振るみたいに残像が残った。
「……それはもういい。
そんなことより、歩美っ、は、やっぱりかすかだが記憶が残ってるぞ」
「歩美って言ったときに顔が赤くなりました」
「うるさい! 部屋にボクが贈ったスパイクがあったんだ。
物が残ってしまっているからとか、それが原因か?」
じと目でボクを眺めながら、机の上においてあった資料を持ち出す。
「たぶん、関係ないと思います。この新しくなったマニュアルを見ても」
エルシィの、バージョンアップになった時にもらったという書類なのだろう。
結構な量だが、日本語だ。どういう地獄なんだ、そこは。
その中に、何枚かの紙を綴じたぺらぺらの資料があった。
目を落とした1ページ目の表記を見て、それをボクは奪い取った。
*****************************************************************
法治省
Bug-ID 6434927
(日本語表記のため、用語、文章の翻訳が正確でないことがあります。
詳細は原文を参照してください)
駆け魂感知時から攻略終了時までの記憶を消去する際に、
対象者の協力者への好感度の値が駆け魂感知時に戻っていませんでした。
また、このために、その好感度を維持するための
重要な記憶の一部の消去にも失敗していました。
この問題は特定のロットのみに発生します。
対象者の好感度の値を駆け魂感知時に戻す処理を追加しました。
この問題の回避策はありません。
交換するか、バージョンアップにより対応してください。
また、この問題がすでに発生した場合の回避策もありません。
協力者による運用対処にて対応してください。
*****************************************************************
119 :
11/12:2008/05/18(日) 17:24:13 ID:+vy2d1aC
がっくりと膝を落とす。
エルシィのドクロのロットナンバーを見るまでもない。
……まさかこんなところでもバグに悩まされようとは思わなかった。
だいたい、運用対処って、直らないからそっちでなんとかしてくれってことじゃないか。
なんだこのひどい対応は。
ボクの手元から落ちた資料を見たエルシィは恐縮してひたすらぺこぺこと頭を下げる。
「……やっぱり、私、何をやっても駄目なんです」
自分を責めるエルシィ。昨日、地獄から戻ってくれた時に気づいてくれたら、
何かが変わっていたかもしれない。
けれど、そんなことをいえば、昨日、ボクがメールに返信しなければ。
そもそも、一番最初のメールに返信なんてしなければ。
きっと今の状態にはなっていなかった。
メソメソしている妹の頭を撫でてやる。
「これは、お前が悪いわけじゃない。悪かったな。何度も疑って」
「……か、神様」
今更エルシィを責めたところで何が変わるというわけじゃない。
そう。
内容を見る限り、歩美だけじゃないってことだ。
……冗談じゃない。
いやいやながら、歩美の部屋で電源を切ったPFPを立ち上げた。何件かの新着メールがある。
はじめまして。落とし神さん。ブルマンといいます。
あるゲームで、見ていると胸がざわざわする庶民の女が、
屋上で、知らない男の子と、二人で親しそうに食事をしていました。
しかもオムそばパンを。
さらにその上、2日連続で。
主人公はずっと見ていたのですが、なんだかすごくいらいらしていました。
もし明日もそんなことになったら、割り込んでいく主人公が目に見えるようです。
その庶民の女を奪うには、どのような攻略が良いでしょうか。
教えて下さい。
見なかったことにした。明日は、エルシィも含めて教室で食べよう。
よし、次のメール。
淡い初恋消えた日はと申します。以後よろしくお願いします。
主人公が男性教師のゲームなんですが、授業中にまでゲームをしていた女生徒がいます。
友達もいなかったはずの彼女が、男子生徒と食事をとりはじめました。
それ自体は良いことだと思うのですが、主人公の気持ちがひどくもやもやしています。
このままでは生徒指導室で
ボクは何も見ていない。
その後の何通かのメールも飛ばす。
落とし神様。LCといいます。
こいつは隠す気すらないのか。
120 :
12/12:2008/05/18(日) 17:25:40 ID:+vy2d1aC
私には血の繋がらない兄がいるんですが、ダメな人なんです。
たった一日、目を離しただけでもう攻略されています。
私に人間の女に興味がないといってから、ほんの一日です。
落とし神だなんてうたっていますが、落とされた神なんてかっこ悪すぎます。
落とされた神、ということは、堕天使ならぬ堕神です。
言葉の響きもかっこ悪いです。
堕ちた神なら素直に悪魔とでもくっついてろと思います。
逃げ出そうとするエルシィの羽衣を掴み、その場に留め置く。
最後に残った短い一通を読んだ。
落とし神様。ポーンです。
エンディングはまだですが、一度メールします。
ゲームと違って現実は先が長いです。
バッドかハッピーかは人によって色々と違うと思いますが。
とりあえずはこれからも、よろしくお願いします。
明日はお弁当作るよ、頑張っていこう、落とし神様!!
以上。歩美は桂馬の嫁。
タイトルは、「神のみぞ知るporn」
綴り間違いではない。
次は、またエルシィか、美生を書くつもりだけど、書くペースは落ちる。
GJ!!すごくらしさがあって良かったです!
次作にも期待してます
なんかもう神過ぎる。
GJとしか言いようが無い。
そしていつの間に落とされたんだ先生ww
>>121 あまりにもGJすぐる。
よくキャラクターを掴んでるよな。まさにパロディ。
今後の投下にも全力で期待させてください落し神様。
森昌子かよ!
歳がバレるぞ先生w
すごいなすごすぎるよ
原作よりおもしろかったって言っちゃだめかな?
PCの前でニタニタしてる俺超キメェ。
つまりGJってことだ、続き、あるなら楽しみにしてるぜ。
>>126 そういうこと言うと打ち切りに…
原作も応援していこうぜ
語彙不足でこれ以外出てこないが、とにかくGJ!!
ラストのフラグたちまくりっぷりにワロタw
投下超GJ!
原作知らなかったから慌ててマンガ喫茶行った。
サンデー買うことにしました
132 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 01:02:32 ID:d2DtWcJ3
オタメガネ死ね!
┌──┬──┬──┬
│__│▽歩│__│
├──┼──┼──┼
│▽青│▲桂│▽先│
├──┼──┼──┼
│__│▽悪│__│
├──┼──┼──┼
つまり、こういう譜面ですね。わかります。
動けないww
詰んでるwww
あまりにもわかりやすいwwあと4つ残ってるぜ!
今週は神様輝いていたなぁ……
>ああ、ちくしょう。悔しい。悔しいな。
>なんで、ボクは自分が現実の世界の男であることを、嬉しがってなんかいるんだ。
こんな簡単に更正する落とし神と思ったか!
と言うほどに輝いてはいた
折角カラーページもらったのにこんなんでいいのかと心配するほど輝いていた
今週はネタにならなそうだったな
落とし神モードの桂馬がエルシィに千手観音愛撫をするという展開に。
奴のスペックならそれぐらいは軽いな。
終わったら神さまヘロヘロじゃないか
スイーツ(笑)
145 :
1/4:2008/05/24(土) 14:11:35 ID:1/Sfz8oR
「神様ありがとうございます!」
遠くからエルシィの声が、かすかに聞こえたような気がした。
美生からそっと唇を離し、荒い息をつく。最中は気づかなかった香水の匂いをかすかに感じる。
これにいつか慣れる日なんてくるのか。
胸元には抱きしめているというよりも、顔を埋めているような美生の姿。
ボクの息が多少落ち着いてくる頃に、目じりをこすってからゆっくりと見あげた。
「遅いから、帰ろう。送るから」
「……うん」
うなづいた頭がボクの胸に当たる。そのまま、頭越しにエルシィの姿を探した。
あいつはうまくやったんだろうか。
噴水の奥の、暗い木の影。闇に滲むようにエルシィの倒れた姿がそこに見えた。
「エルシィ!」
美生を残し、その場所へと駆け寄る。はきなれない革靴がもどかしい。
徐々に近づくその姿を見る限り、血などの外傷を思わせるものはない。
「エルシィ。おい、エルシィ」
身体は温かいし、呼吸も荒くはない。いびきもない。
だが、ぺしぺしと軽く頬をはたいても反応をする気配もない。
近くには、空の小さなビンがある。
駆け魂を回収するときになにか失敗でもしたのか?
病院……はまずい。こいつの正体がばれる恐れがある。
ビンをポケットに入れ、頭をボクの肩にあてるようにエルシィを抱え上げた。
そばには、不安そうな顔の美生が待っている。
「美生、一度家に行く」
「うっ、うん。大丈夫?」
「多分」
ボクらの服装に驚いているタクシーの運転手を急がせて、自宅へ戻る。エルシィに変化はない。
「すいません、彼女を家までお願いします。
美生、また学校で。ごめん」
「桂木!」
運転手に一万円札を渡して家の中へ向かう。美生の呼ぶ声にも振り向かなかった。
母さんに見つからないようにエルシィの部屋へと運び込む。
複雑な構造の、羽衣でつくられているとは思えないメイド服をひとつひとつ脱がせていく。
圧迫されていると良くないだろう。
ヘッドレストを外すときに頭もよく確認したが、こぶのようなものもない。
下着だけを残してすべて取り去り、とりあえずボクの寝巻きを着せる。
ベッドの上のエルシィはただ寝ているようにしか思えない。
熱もない。頭を冷やそうかとも思ったが、その必要もないようだ。
「はあ……」
ずるずると足を滑らせてベッドを背に座り込んだ。後はボクにできることはない。
メイド服もボクのスーツも羽衣に戻る気配もないということは、きっと美生のもそうだろう。
明日、ドレスをみて不思議がりはするだろうけど、エルシィが気づき次第回収させよう。
幸い、明日は日曜日だ。
146 :
2/4:2008/05/24(土) 14:15:47 ID:1/Sfz8oR
「……神様」
「神様!」
肩を揺り動かされた。
──エルシィの声。あのまま寝ちゃったのか。
窓からはすでに明るい光が差し込んでいる。
ふう。一息ついてから、ベッドに向き直った。
「おはよう」
「おはようございます、神様。うー、それで、どうして私は神様のパジャマを着て、
神様は私の部屋で寝てるんですか?」
混乱した表情でボクを見る。とくに変わりはないように、感じる。
人騒がせなヤツだ。
「お前が、あの屋敷で倒れたからボクがわざわざ連れてきたんだよ。
身体はなんともないのか」
「た、倒れたんですか、私?」
袖の余った手をぐるぐるまわしたり、ベッドの中で足を曲げたり伸ばしたり。
「あーあー、あめんぼ赤いなあいうえおー」
発声練習の必要はどこにあるのか。
「とくになんともないみたいです」
「ふん」
だったらこんなところにいる必要もない。とっととこのちゃらちゃらしたスーツを着替えて
ゲームをしよう。
立ち上がろうとして、ふくらんだポケットに気づいた。
ああ、あのビンか。
「あー!!」
ポケットから出したそれを見てエルシィが騒ぎ出す。
「拘留ビンの中に駆け魂がいません!」
「拘留? 駆け魂ってのはこんな小さなビンの中に入るものなんだな。
昨日、お前のそばに転がっていたときから何も入ってなかったぞ」
「うぅー! 駆け魂が逃げちゃいました……」
……つまりアレか。捕らえるのに失敗して、空中から落ちたか何かで
気を失ってたってことか。
とことん役にたたないヤツだ。
「……すいません。神様」
「もういい。とっとと逃げた先か別のでも探しとけ。ボクはゲームをする」
頭を下げるエルシィを尻目に、ドアへ向かう。
なんのためにあれだけ苦労して美生を攻略したんだか。
「あれ?」
ドアを開けようとするその後ろで間の抜けた声が上がる。
メイド服に向けて左手を伸ばしている。
「……羽衣さんが、元に戻りません」
147 :
3/4:2008/05/24(土) 14:18:53 ID:1/Sfz8oR
「美生のドレスがまだないからじゃないか。昨日あいつが着て帰ったから」
「いえ、別々にしたらそれごとに元に戻したりもできるんです」
うんうんうなりながら手を何度もメイド服に伸ばす。
……なんとなく、いやな予感がした。こういうパターンは、あれだ。
「ほうきを操ってみるか、空を飛んでみろ」
「は、はい」
当然のように、ほうきはただのほうきとなり、空も飛べない。どうせ、
「地獄との連絡も取れません!」
だろうな。
ああ、よくあるシチュエーションだ。現実になると非常に迷惑だが。
たまったゲームから泣く泣く意識を切り替え、エルシィの前にあぐらで座りなおした。
早く二次元に帰りたいなぁ。
「昨日、最後にあったことを思い出してみろ」
「……ええと、駆け魂が美生様から飛び出しました。その時に、
拘留ビンをつかおうとしたはずなんですが、それから記憶がないんです」
「駆け魂がお前に攻撃をしかけて、その力を乗っ取ったって事か?」
「いえ、そんな力はありません。駆け魂にできることは、人の女性の心のスキマに潜むことだけです」
「でも、お前は悪魔なんだろう。人間の女、だけじゃないってことか?」
「私も聞いたことはないです……」
人間の女。悪魔の力を失ったエルシィ。
「……とりつかれたら人間と同じになるからってことなのか?」
「うー……」
「……まぁ、わからないならそれは今はいい。
それで、悪魔であるお前にとりついたんだとしたら、どうなるんだ。
人間と同じく、転生しようとすると考えればいいのか」
「ごめんなさい、それもわからないです。
ただ」
「ただ?」
「関係あるのかわかりませんが、以前にお姉様に聞いたことがあります。
『7日以内に捕まえないと、地獄から駆け魂を狩りに来て、その町自体が火の海になる』
という話を」
「この舞島市が、ってことか?」
「はい、おそらく。人間ではそんなことにならないので。何か別のルールだと思います」
「何が起きるのか知らないが、そこまでして滅ぼす必要があるってことか。
はた迷惑な……」
「ううー、神様、どうしましょう!?」
どうしましょうも何も、そんなことをされたらボクの大切なゲームも燃えてしまう。
しかも、地獄との連絡がとれない以上、こいつのあやふやな記憶でもそれを前提として
対応しておくしかない。
「拘留ビンっていったな。それも使えないのか? それならお手上げだ」
「これは悪魔の力を使うわけではないので、人間でもできます。
駆け魂が空中に出たらふたをあけて、勝手に吸い込んだらまたふたをするだけです。
でも」
「また、でもか」
「悪魔の力が使えないので、駆け魂が見えません……」
天を仰ぐ。
148 :
4/4:2008/05/24(土) 14:23:41 ID:1/Sfz8oR
「心のスキマを埋めて、キスをして駆け魂が出た瞬間に、勘だけで誰かにふたをあけて、
またふたをしめてもらわなきゃいけないってこと、か」
曲芸みたいな真似だ。しかも、それを第三者に任せる必要がある。
「ハードル高いな……」
その言葉で歩美のことを思いだしたが、関係のないあいつに頼む筋合いじゃない。
やってもらうとしたら母さんだが、
(母さん、エルシィとキスをするから、その時にこのふたをあけて、少ししたら閉めてくれ)
笑いながら轢かれそうだ。
「困ったな……。こんなことを頼めるヤツなんていないぞ」
すぐに思い浮かぶ相手がいない。誰か、頼めそうな人間。
「……あの、神様。私が言うのも大変申し訳ないんですけど。
前提をひとつ忘れてませんか?」
喋らないと思っていたら、もじもじと指の先をこすりあわせながらそっぽを向いて言う。
「……私が、神様を好きにならないと、いけないんですよ」
そんなことはわかってる。
すでに解決の道筋が立っているから後回しにしただけだ。
こいつの心のスキマがなんだかなんて今はわからないが、
押しかけ同居人で見かけ上妹で共通の秘密をもっていて共闘していて
駆け魂狩りを続けるためになんでもするとかとも言っていた。
多数の生死にかかわるという状況ですらある。
イベントはもう充分だ。
問題は、それをこいつも知っているということだが、こいつは粗忽だから
なんとかなるだろう。
「……なんだ、お前はボクのことを好きじゃなかったのか」
「そ、それは……」
「じゃあしょうがないな。攻略する方法を考え」
台詞の途中に、玄関のインターホンが重なった。なんだ、こんな早くに。
少しして、ボクの部屋のインターホンも鳴りだす。
「はい?」
「桂馬、お友達。玄関にいってあげなさい。早く」
……友達?
そんなのはいない。聞きなおしたかったがすでに切られている。面倒くさいな。
「ちょっと出てくる」
顔を赤くしたまま、うなづいたエルシィを背に、玄関へ向かった。
途中の姿見でまだ昨日のスーツ姿だったことにきづいたが、しょうがない。
玄関を開けた。そのまま少し視線を下げる。
少し顔を赤くした、青山美生が、そこにいた。
わっふるわっふる
イイヨイイヨー
>>149 うおおおおお!新シリーズ来てる!
これは次回が楽しみだぜ
乙。落とし神モードの回の影響か桂馬の二次元志向が強化されてるw
ど、どうなる。
これからどうなるんだ……。
くそう、わっふるわっふるしすぎて眠れなくなりそうだ!
これはまた続きが気になる新作が!
投下を願って保守
かのん、でリボンか。
安全なスタンガンに吹いたww
あのアイドル、出来ておる喃
沖縄は今夜発売。
wktk
159 :
1/5:2008/05/28(水) 18:32:37 ID:IzPc9bzf
「……」
なぜ美生がここを、と思った瞬間に答えを思いついた。
そうだ。エルシィが悪魔の力が使えなくなったということは、記憶の消去を
行うこともできなくなってるのか。
「……どうして、ここに?」
「ドレスと、お釣りを返しにきただけよ。私じゃお釣りのお金が合ってるかどうかも
わからないし」
「あ、ああ、ありがとう。別に月曜日でも構わなかったけど」
ボクの台詞を聞いて、ちょっとむかついたような表情をする。
「この私がわざわざここまで歩いて持ってきてあげたのに、なに? 運転手のくせに!」
だから頼んでない。というか、なんで怒るんだ。
もう終わったことだけど、しょうがない、昨日までの続きと思って諦めるか。
「いえ、わざわざありがとうございます、お嬢様」
封筒とドレスがはいっているらしい袋をいただいて、うやうやしく頭を下げる。
頭を上げると、腕を組んでボクに向かって仁王立ちをしていた。
「なんで、まだ昨日のスーツを着てるの」
「昨日、このまま寝ちゃったから」
なんか漫符みたいに怒りのマークが見えたような気がする。
「……昨日の、メイドの女の子は大丈夫だった?」
「さっき気がついた。とくに悪いところはないらしい」
「そう、良かったわね。ちょうどいいから、ちょっと挨拶させて。私も心配だし」
「いや、別にいい。……別にいいってば。そこ、靴脱がなくていいから」
「お邪魔します。あの子はどこ?」
ずかずかと上がりこんでくる。性格はあまり変わってなさそうだ。
こいつ、これからまともに人生やっていけるかな。
「そっちは店。二階にいる。こっち」
「エルシィ、入るぞ」
一応ノックしてドアを開ける。もう一人の人物を見て声を上げた。
「みっ、美生様?」
「私のこと、知ってるんだ。桂木から聞いたの?」
「はっ、はあ、ええと」
「名前は?」
「なまえ?」
「あなたの、なまえ」
ボクにするよりはわずかに口調は大人しいが、語調は強めのまんまだ。
初っ端から勢いにおさっれぱなしのエルシィはまともに返せていない。
しょうがないので助け舟を出してやる。
「そいつは、桂木エルシィ。ボクの妹だ」
「……妹?」
160 :
2/5:2008/05/28(水) 18:34:55 ID:IzPc9bzf
「なんだ、妹だったのか……」
ブツブツと小さく言葉を漏らす美生。エルシィから?マークが飛んでくる。
自分のことだというのになぜこいつはすぐ理解できないのか。
「お前がそうなってるから、まだ、消えてないんだろ」
ボクの頭を指差しながら、答えてやる。ああ、という表情で手を打ってから、
声を出さずにショックを受けた表情をする。
そんなやり取りの中に美生がボクを睨みつけてきた。
「桂木、妹にあんな格好させるなんて、お前やっぱりおかしいんじゃないの?」
「こいつがそうしたいと言ったんだ。ボクのせいじゃない」
「えぇー!」
今度は声を出した。ボクを責めるように。
「そうなの?」
「う、うー……はい」
「どうして?」
「み、美生様とおにーさまがうまくいくように……です」
「う、うまくいくってなにが!? こ、こんなのとなんてなんにもないんだから!」
わかりやすいな。
「神にーさまはこんなのなんかじゃありません! 訂正してくださっ!」
舌を噛んだらしい。口を押さえて涙ぐむ。ああわかりやすい。アホだ、こいつ。
「だ、大丈夫?」
気遣う様子を見せる。エルシィは涙を浮かべたまま返すこともできない。
美生は少し考えた様子で、立ち上がってから優しい口調で告げた。
「今日はこれで帰る。エルシィ、また。体に気をつけなさい」
ためらいもなく部屋を出ていく。
後を追うように、ボクも出た。
161 :
3/5:2008/05/28(水) 18:38:03 ID:IzPc9bzf
「ごめんなさい」
階段を歩きながら謝られた。意外だ。
「何が」
「悪いところはないっていうけど、興奮させたらよくないから。
……お前の態度が昨日少し気になったんだけど、妹なら、仕方ないわ。
家族だし、心配でしょ?」
……ああ、そうか。こいつ父親を亡くしてるんだった。
「明日から、迎えに来なくていいから、直るまであの子の面倒をみてあげなさい。
私は、平気だから」
彼女の家と、ボクの家は結構離れている。タクシーで逆方向に一回通っただけで、
道順を覚え、歩きなれていないだろうにここまで来るのはきっと大変だったはずだ。
「その、昨日、送れなくてごめん」
「ううん。タクシーのお金、ありがとう。
今はお小遣いがないけど、今度、私の分は払う」
「……それはいらないから、かわりに今度、君が学校からボクの家まで、
送ってくれ。それでちゃら」
「自転車なんか、乗れない」
「運転手はボクの役目だよ。君は荷台でボクに掴まる役だ」
「……バカ庶民」
玄関に着く。腰を低くして彼女に肩を差し出す。普段と違う低い靴が履きやすいように。
ボクの肩を掴んで靴を履いた美生が、手を離して近づいた。
不意打ちのような唇だけの短いキス。芳しい香り。
「……次は、お前からしなさい」
顔を赤くして、ドアを開けて出て行った。
……まずい。デレが始まっている。
というか何をつきあってるんだボクは。
スーツを着ていたせいでつい流されてしまった。
呆けるように玄関を見つめていたボクが振り返ると、こっそり見てましたという
風情の母がいる。
口に手を当てたまま、ニヤついてフェードアウトしていった。
162 :
4/5:2008/05/28(水) 18:40:48 ID:IzPc9bzf
「エルシィ!」
「な、なんでしょう?」
ボクの剣幕に、出していた舌をしまって、かしこまる。
「すぐになんとかするぞ。誰かなんてもう待ってられない。
ボクがビンを持つから、お前の判断でふたを外して閉めてくれ。
それなら二人でできるだろう」
「急にどうしたんですか、神様?」
「あんなのに明日からもつきあってたら、それこそボクのゲームの時間がなくなってしまう。
だからだ」
そばに置いてあった拘留ビンを手に取る。
「……するって、キスをですか」
「そうだ。お前に心のスキマなんてものがあるか知らないが、駆け魂を捕らえるために
埋めてくれ。ボクも今はお前のことを好きになるから」
ベッドへ腰を下ろす。エルシィのそばへ。
エルシィの頬に手を寄せる。こちらへ向けようとする力は強く遮られた。
「……神様は、私のこと、好きですか」
「ああ。それに、お前が駆け魂狩りを続けるためでもある」
わずかのためらいの後、力が抜けて、ボクを向く。目が怖い。何を怒ってるんだ。
ボクの利き手がビンを持ち、エルシィの利き手がふたを持つ。
逆の手で、エルシィの空いた手と重ねた。
つぶった両目の下で、頬が紅潮をはじめている。
右手が回り、ふたが開く。ボクは、エルシィに限りなく近づいた。
ベッドの下から、両手を伸ばしたエルシィが見えた。
……なんだ。今ボクは突き飛ばされたのか。
「……あの人の匂いがします」
慌てて唇に手をやった。というかその台詞は止めてくれ。
「か、」
「神にーさまなんか、だい嫌いですっ!!」
163 :
5/5:2008/05/28(水) 18:43:31 ID:IzPc9bzf
……くそ、ボクとしたことが。
美生の奇襲と母さんのムカつく顔でつい大事なことを忘れてしまった。
二人目が 通用したのは 今昔 親友姉妹に 資源集中
一人がすでにフラグが立ちまくっている状態で別のヒロインに
手を出すのは愚の骨頂だ。それが通用するのは特殊な条件での
親友に姉妹、あとは親子ぐらいか。
完全にエルシィを怒らせてしまったらしい。あの後は一言も口を聞いてくれないし、
朝は勝手に行っちまってここでも休み時間のたびに逃げている。
あと、6日。
だいたい、何故ボクが苦労しないとならないんだ。好きでやってるわけでもないのに。
「痛っ」
「珍しくゲームをしてないのに授業を聞かない桂木君、この問題をやれ」
先生がボクの頭を叩いていう。今の時間は数学だったか。
黒板の内容を見る。
「≒3」
「ふん、正解」
クラスメイトの、へえ、という空気の中に、エルシィの視線を感じる。
そちらへ向けるとそれはすでに逸らされた後だった。
昼休み。
すでにエルシィの姿はなかった。
ゲームをしたいところだけど、面倒な現実のことをどうするか考えるか。
「おい、オタメガ。お出迎え」
「……は?」
クラスメイトの男がボクに向かって言う。
ドアの外には、まるで当然のように、
少し顔を赤くした、青山美生が、そこにいた。
リアルタイムGJ!!
いいよいいよー。LCかわいいよLC
本編より続きが気になりすぐる…
GJ!
続きも期待してます
デレ期キター!!GJ!!
あの人の匂いがするワロタw
これはいいエルシィ
こっからどうなるのか予想も付かんw
とにかくGJ。
おおお、すげえwktkが止まらん、GJ!!
単行本ないから古いサンデー
取っとく必要があるな
あれ、土日の投下は無かったのか。
次の投下はいつかね?
現実というクソゲーの都合によるし、神のみぞ知る。
二次創作しやすそうな作品に思うけど、他に書く人がくるのは単行本が出てからかな。
今週号見て思った
だんだん登場人物が人外の域に……
ギャルゲーではよくあることだから(登場人物が人外)
リミット解除はいいんじゃねーの
あれは存在感が薄くなりすぎるってことを表してるんじゃね
いるけど存在感が薄すぎて見えないってのを漫画的に表したらそうなるんじゃないかなと
さりげなくアイドルで書いてたが、来週のオチまで続き書けなくなってしまったな;
今週の萌え所がわかんなかった
神様は一貫してクールを貫いてもらわないと困る
着ぐるみを着た神様が可愛かったからそれでいいや
なんかアルバの時よりイキイキしてるような
そりゃ本人曰く『利き手で投げてる』そうですから
神様がゴミ子を、と妄想したが、高校生と中学生だった。
でも別にあの学校限定じゃないから問題ないのか?
>>184 駆け魂が入ってしまえば、それをLCが察知したなら、幼女だろうと老女だろうと口説かねば…と思ったが子供を産めない年齢の人間には入らんだろうな。
>>185 世の中には5歳で出産したという事例もあってだな。
上は82歳だったかな?
なんだ。幅広いじゃないか。
189 :
1/5:2008/06/08(日) 21:52:34 ID:lAc/mX/s
正直、行きたくなんかない。
とはいうものの、なぜか、横から背中から、クラスの連中の嫌な視線を感じる。
ふだんはそんなもの気にもならないが、今はなぜか妙に気になる。
あきらめてドアへと向かった。
「なに?」
「……パンの買い方がわからないから付き合いなさい」
南校舎の屋上。
ここへは出る階段が一つしかなく、不便なために、あまり人気がない穴場だ。
静かにゲームに没頭したいときはここがいい。今日も人がいない。
「ふうん、こんなところがあるんだ」
ボク達以外には。
「それにしても、またオムそばパンなのか」
「美味しかったんだから問題ないでしょ。たくさんあまってたのは、ママに捨てられちゃったし」
こいつ一人だったら、あれをまだ食べるつもりだったのか。
賞味期限とか知ってるのかな。それくらい、教えておけばいいのに。
ボクも同じくオムそばパンを食べながら、さっきの出来事を思い返して溜息をつく。
「……さっき教えたのは、覚えたのか。500円100円50円10円5円に1円」
「急に何? 覚えたに決まってるじゃない」
「63×10000÷3は?」
「210000」
「りすさんがりんご7ことみかんを3こかいました。
りんごはひとつ50円、みかんはひとつ20円です。
しはらうお金をここにある硬貨を3種類使ってあらわしなさい」
「……」
「わざとやってるんじゃないだろうな」
「うるさい!」
完全にアホの子相手の会話だ。
小銭でパンを買う方法を覚えるのはいいにしても、ボクがつきあわされるのは勘弁して欲しい。
そもそも、エルシィの駆け魂を捕らえることができれば、こいつの記憶は消去されるはずだ。
だったら、今つきあわなくたって問題なんてまったくない。
なるべく時間をとられないようにこいつから離れたいところだけど、どうするのがいいか。
ツンデレがデレになってから別れるっていうのは、ボクにもあまり経験がないからな。
190 :
2/5:2008/06/08(日) 21:55:14 ID:lAc/mX/s
「そういえば、エルシィはいないの?」
「別のやつと食事でもしてるんだろう」
「だって、さっきお前を呼んでもらった男は、
『今日は珍しく妹と一緒じゃないな』って言ってた」
余計なことをいうヤツだ。エルシィがきてからたいして日がたっているわけでもないのに。
「別に四六時中一緒になんていない。倒れたのだって、なんともないって本人が言ってるし」
「そう……」
もふもふとパンを食べることに戻る。
それにしても、あいつもそうだけどどうしてこんなに食べるのが遅いんだろうな。
鞄からPFPを出す。電源を入れようとすると、きつい目で睨まれた。
「何をするの?」
「ゲームをしようかと」
きりきりきりと眉毛があがる。わかったからムチをだすのは止めてくれ。
諦めてボクの大事なPFPをしまう。別にもう出すつもりもないが、食べるスピードを
ずいぶんとあげて、ボクを睨んだまま食べ終わった。
そのまま、二人で意味もなくベンチに座ったままでいる。
「なにか喋りなさい」
「何を」
「普通は、こういうときはなにか気の聞いた話をするものでしょ」
気の聞いた話といっても何を話せばいいんだ。
こいつの趣味特性がわからない状態じゃ何を話題にするといいかの判断が難しい。
いや、そうじゃない。なんで三次元相手にそんなことを考えてるんだ、ボクは。
「ないのなら、別にお前の話でもいいわよ」
「ボクの話?」
「誕生日は?」
「6月6日11時29分35秒」
「……それ、なにか覚えていていいことあるの?」
「ひょっとして、ゲームに入力する必要があるかもしれない」
「……私は1月2日! 血液型!」
ゲームには性格設定を決める一因になるなどの理由付けがあるけれど、
現実で、献血でもないのに聞いて何になるんだろうな。こんなこと。
何度も繰り返される質問に答えてやる。
別に覚えるつもりもなかったが、美生のプロフィールも自動的にボクの頭に記憶されていく。
結婚したら何人子どもが欲しいかって、そんなもの常日頃から決めているものなんだろうか。
191 :
3/5:2008/06/08(日) 21:58:37 ID:lAc/mX/s
質問する内容もつきてきたらしい。
美生は、今さらのように周りを大きく見回した。
「……ここ、本当に人がいないんだ」
「昼休みの最初の頃からならともかく、途中から来るやつは見たことないな」
その回答の後にまた黙り込んでしまう。
意味ありげにボクをちらちらと見るのは、何の真似だろう。
こっちは静かにゲームの世界にいたかっただけだったのに。
当然のようについて来るのを撒けなかったのがボクの敗因なのか。
静かになったボクの耳に、校庭や別の屋上からいろいろな声が響いて聞こえてくる。
そういえば、あいつは休み時間のたびにどこにいってるんだろう。
「──いないの」
「……なに? 聞いてなかった」
「その、誰もいないの」
繰り返しの言葉。
「ああ。誰もいないな」
「いないんだってば」
「だからなんだ」
美生に顔を向ける。あいかわらずのツリ目がボクを見つめている。
それが閉じられて、幼い表情で顎をあげた。
……おい。
「……学校で何をする気だ」
「二人きりなんだから……いいじゃない」
「そんなことできるわけがないだろ」
何を考えているかわからない。いくら二人きりとはいえ、もう少し恥じらいを持て。
ボクの発言をまったくとりあわず、片目だけをあけて続きを言ってきた。
「昨日、自分からするって約束した」
「捏造するな。次はお前からしなさいっていわれただけだ!」
「覚えてくれてるなら、おんなじ」
もう一度つぶって、ボクに身体を寄せてくる。かわりのようにボクが身体を引く。
「して」
「嫌だ」
「しなさい」
「断固断る」
冗談じゃない。三次元への歩み寄りなんかこれ以上するわけにはいかない。
ボクは負けないぞ。
「しないの……?」
「……今回だけだからな」
192 :
4/5:2008/06/08(日) 22:01:53 ID:lAc/mX/s
なんて強引なやつなんだ。
こっちの都合も考えないで、まったく3D女は本当にろくなものじゃない。
ここで、一度キスをしてすますのは簡単だ。
だが、それだとこのままなしくずしに何度も要求されるのが目に見えている。
かといって頬やおでこなどへのキスは、ノーカウントといわれて一回損するのも目に見えている。
このまま帰ってやろうか、と考えたのはすでに見越されていて、ボクのズボンが握られている。
こいつに何かしてやる方法はないかと考えていると、ポケットの中にミントの飴があるのを思い出した。
これを口の中に送り込んでやれば、驚いて口を離すかもしれない。
ゲームの経験の中にはないが、ボクの抵抗を見せる必要がある。
「……早く」
口に飴をほうりこみ、顎に指をかけた。反射的に引こうとする唇を追いかける。
また、あの香水の匂い。3回目ともなるとさすがに少し慣れてきた。
じっと動かないままの美生。
そっと舌先を唇の隙間から差し込む。滑らかな感触が残った。
ボクの手には美生の反応。左手で動かないように肩を掴む。
少しだけあけられている前歯。このままじゃ入らない。
ノックするように、前歯に触れた後、舌を差し込んでいく。
……噛んだりするなよ。
広がっていく隙間。奥に隠れている舌らしきものと少しだけ触れ合った。
驚いたようにさらに奥まったところへ逃げてしまう。
一度戻り、飴をボクの舌にのせる。……うまく安定しない。
舌先に唾液を集めた。ころころと転がる飴を唾液のわずかな水溜りで止める。
今度は問題ない。
美生の口の中に再度侵入する。噛まれてはかなわないので、今度は唾液ごとそれだけを送り込んだ。
ぴくんと今まで一番大きな反応を返す。
けれど唇は外してくれない。自分の中でその異物を吟味しているらしい。
少しすると、美生の舌がボクの唇にふれてきた。くすぐったい。
くにゅくにゅと柔らかく押してくる。
小さいんだな。こいつの舌って。
前歯をボクは開けてやらない。今更返してもらっても困るというものだ。
表面をどうしようもなくなぞるだけの舌。
少しして、美生は実力行使に出た。
193 :
5/5:2008/06/08(日) 22:03:50 ID:lAc/mX/s
単純にズボンの上からボクの太ももをつねってきた。なんて卑怯な真似をする。
だったら素直に自分の口を離せばいいのに。
痛い痛い。手加減てものを知らないのか。
しかたなく前歯を開く。待っていたといわんばかりの舌に、途中で前歯を閉めた。
それ以上は入ってこれないだろう。
馬鹿にするように舌先で美生の先端をつつく。
だから痛いって。つねるのは反則だ。
前歯を開く。美生が入ってくる。ボクの舌をみつけ、怒るように絡ませる。
唾液がボクの口へと送られる。雫が口の端から垂れたようだ。
思い出したように送りかえされた飴を押し返しながら、舌と舌とでそれを交換する。
わずかに聞こえる音がボクをなんだか昂奮させる。
息が苦しくなったのか、美生の唇は一度離れ、そのままもう一度塞いでくる。
美生の顔は赤くなり、隣り合っている身体はいつしかぐいぐいと
気づかないままボクに押し当てられている。
ドレスの時も思ったけれど、見た限り平坦な身体つきの美生。
けれど、そういうふうにされるとさすがに柔らかさを感じてしまう。
ボクの太ももからは美生の手の熱が伝わってくる。
曖昧な視界から見えるその手のそばにあるのは、短いスカートから見える彼女の同じ部位。
細い足だ。だというのにどうしてあんなにやわらかそうにみえるんだろう。
さすがに息が続かなくなったボクは、美生から口を離した。
離した口からぽとりと落ちた飴玉は、ボクらの唾液に塗れてすぐに転がりを止める。
わずかにひろがっていくコンクリートの上の水分が、とてもいやらしいものに見えた。
乙。盛り上がって参りました。
あっさりと負ける桂馬がいい感じだぜwwww
乙です。次も楽しみに待ってます。全裸で
超gjです
と言うか堕とし神さま?
なんか反撃だとか何とかツンデレ言うてはりますが、飴の交換キスなんてよほどのバカップルでもなかなかしないエロ行為な訳ですがその辺りどうお考えですかー!
いやあ、ツンデレカップルってほんとーにいいもんですねー
唾液がエロス。
GJ
神様それR指定(こどもはだめ)展開や!
いいぞもっとやれ!
真昼間から耐えられん。
抜いてくる
まて、浮気か落とし神よwww歩美はどうした。
流石神のスレ…。
エロいよ、神様エロいよ。超GJ!!
>>201 そこで問題だ! 歩美との関係はどのように解決されているのか?
三択 ― 一つだけ選びなさい
答え@ クールで愛らしい神様は突如ハーレムルートに至るフラグを見つけだす
答えA 別ルート・並行世界の話なので影響しない
答えB Nice boat.。現実は非情である
>>201 見たところ本編からの派生だから、ポーンルートとは無関係だろう。
今 の と こ ろ は
今週号見てても、神様って押しまくれば落ちそうだよな。
ほしゅしようか、新しい職人さんが来ることを願って
女の子じゃなくて神様をエロにもっていくのが大変というのがこの漫画らしい
そういや性欲処理はどうしてんだろ
やっぱエロゲか?年齢的な問題があるけどw
神ぐらいになると6画面同時のキスシーンで処理も余裕ですよ。
堕神様ありがとう
頭の中で話を考えるのと、それをいかにうまく書いて提供するのとは本当に全く違うんだな。
すげえ難しい。
まだ攻略中の子ですが、かのんSS投下します。
一応神様逆レイプな内容ですから。
「ねぇ桂馬ク─ン、起きた?」
「……何だコレは??」
ボクが目を覚ますと、何処か分からないが、
どうやら暗くジメジメしてる狭い室内の中に閉じ込められていた、
しかもご丁寧に身体は、手足はもちろん胴体も縄で縛られ、
この折りたたみ椅子に固定されてる始末だ、
これでは身動き一つできないな、良くて倒れるくらいか…にしてもこれは一体。
だが犯人はわかっている、それは目の前の現実女だ。
「やだな〜そんなにジロジロ見られたら照れちゃうよ〜」
何処をどう見たら、今のボクの視線がそう見えるのやら、
この女…西原かのんは、一人舞い上がってボクを見下ろしている。
「あのな…ボクの記憶が確かなら、メールで呼び出されてやってきた筈だが…」
「うん、そうだよ…この撮影スタジオにね」
やはりそうか、どうやらそこまでの記憶に間違いはないようだ、
しかし…彼女を待とうとしたところで、何故か記憶がプツリと切れている。
あの後…ボクの身に何かが起きた、そして今…ここでこうなっている。
「何をしたんだ…お前?」
「ん〜何の事?」
「いやだから、どうしてここで縛られているかをだな…」
「ねぇ桂馬くん…あの子、誰?」
ボクからの質問を遮断し、かのんは逆に質問をしてくる、
それも笑顔だというのに、異様な迫力を感じる表情で!
な、なんだ…背筋に寒気が!?
「あ、あの子?」
「ほら…女の子と一緒だったよね、見ちゃったんだ…スタジオの外で背中に抱きついてるのを」
…まさかエルシィの事か?遠くから呼び出されたから、人外であり飛べるエルシィに、
ここまで連れてこられたのだが…どうやら着地したとこを見られたらしい。
もちろん飛んできたのは分かってないようだが…
「え、エルシィの事か?それなら知ってるだろ?ボクの妹だ」
偽妹だがな、しかし妹という立場なら問題あるまい、
それに一緒に居るとこなら、これまでも何度も見て知ってる筈だが…
「ふ〜ん…でも、妹さんでもとても仲が良いんだよね、あんなに強く抱きつくくらいだし…」
それはそうだ、空中から落とされたらたまらない、
だがそれが気に喰わないらしい、例え相手が妹でも…
「だけど駄目だよ…桂馬クンは、私だけを見てくれなきゃ」
「か、かのん?」
「ケ・シ・チャ・ダ・メ・・・ワタシヲ、ケサナイデ」
ゾクゾクゾクゾクゥゥゥゥ!!!
こ、これは!?背筋にさっきよりも鋭い寒気を感じてた、なんだ…この悪寒は!?
まさか嫉妬か!爆弾か!!しかしこれは普通の嫉妬イベントじゃない、
まるでそう…BADフラグ!マズイ…落とし神としての直感が、そう危険信号を出してる。
それに気のせいか、かのんの瞳からハイライトが消えてるように見える、
覚醒したかのよう…いやそうなのか、この現状からしてヤバイ感じが強まっていく、
そしてかのんの手が伸びてきた…
「桂馬クン…もっと見て、私を…ワタシだけを…」
「かのん…うっ!!」
さわっ…な、何だ?突如とボクは、不思議に強い刺激を感じていた、
これはまさか!?確認の為に視線をスッと下に下ろす、
するとだ…そこへと彼女の手が伸ばされてた。
触れている…この小さなかのんの手が、大胆にもボクの股間の上に、
握るかのように触れていたのだった!!
「な、何を…うぅ!!」
「刻んであげるね…私を…桂馬クンの心に…」
そう呟くと手に力が篭り、ギュッと握られていく!
ムギュッ…ギュッ…
「うぅっ!!や、やめろ…そ、それは…」
「ねぇ、気持ちいい桂馬クン?こんな事するの、桂馬クンが初めてなんだからね…」
「うっ!んんっ!!」
かのんの手が、リズムをつけてるように強弱をつけて、
股間を力強く揉み握り締めてくる、すると何だこれは…
また強い衝撃が駆け上がってくるのを感じたんだ。
波だ…強烈な波が、ボクの中に何度も襲ってくる!!
「あは…んっ、暖かい…桂馬クンのここ…んっ…」
「や、やめろ…それ以上揉むな…うわっ!!」
「もう…本当は気持ちよくて、もっとしてほしいくせに」
違う!よくわからないが…嫌な予感がする、
このまま続けられたら!ボ、ボクは…おかしくなってしまいそうな…うぅ!!
「桂馬クン…かわいい、じゃあ…やめるね」
「うっ…」
やっと手の動きが止まった、ふぅ…なんだかおもいっきり疲れた気分だ、
それに触れられ揉まれてた箇所は、酷く熱さを感じている。
するとだ…突如にそこに涼しい外気を感じたのは!?
それはつまり…
「次は直接してあげるからね」
「なっ!!」
いつのまにか、ズボンのファスナーを下げられて、
その内にあるものを晒されてしまっていた。
そう…股間に生やすボクの性器を…大胆にもかのんは、
その揉んでた手で、外へと取り出してしまったのである。
「ちょ!何をしてるのか、わかってるのか!?」
「わかってるよ、うわぁ…なんだか可愛いマイクみたいだね、桂馬クンの!」
「そ、それはどうも…」
本当にわかってるのか?かのんはまるで本当にそれをマイクのように、
その手で握り締めてくる、そして…口を近づけさせていた…って何!?
「おい…ま、まさか…」
「同じく初めてだから…上手じゃなかったらゴメンね…んっ」
「うぅっ!!お…おい…うあぁ!!!」
ビクビクビクゥゥゥ!!!こ…これはさっきまで以上に激しい衝撃が襲ってきてる!
まるでスタンガンをうけたかのようだ、まぁ衝撃の感じこそ違うが…激しさという意味では似てるぞ。
クチュッ…グチュッ…
「やめっ!うわぁぁっ!!!」
「桂馬クン…んっ…美味しい」
くぅ!感じてなんかいないぞ、現実女なんかに…
この落とし神たるボクが…二次元じゃないのに…
「うぅっ!!」
「桂馬くんの喘ぎ声…可愛いね、なんかドキドキしちゃう」
「も、もうこれ以上は…うぅ!!」
やばい…何て刺激だ!しかしこんな場所をよく舌で…
汚いところだというのに、口にまで含んで…うぅ!!
そうだ…かのんは、その自身の舌を伸ばし…露出したボクの性器部を舐めている、
それどころか小さな唇で挟み咥えもした、うぅ…温かくドロドロしたのに包まれ、
そしてヌメッとしたので這われ…ボクに強烈な衝撃を与え続けてる!!
「はぁ…んっ、固くなってきた…」
「馬鹿な…くぅっ!!」
「ドロドロも…んっ…出てきてるよ」
はぁ…あ…息が荒くなってくる、マズイ…このままでは、
今もすでにヤバイ状況だが、感じる…更にヤバイ感じを!
だがそれから逃げるのは…少し遅かったようだ。
「はぁ…そろそろいいかな?」
「何がだ?何をする気だ!」
「もう分かってるくせに、ここまでして寸止めなんてしないからね」
そう言ってかのんは、スッと立ち上がると、
自分のスカートの中に手を入れていく…そしてある物を擦り下ろさせてきた。
あのフリフリした薄地の布地は…まさか!!
「おまっ!?そ、それは!?」
「うふっ、可愛い下着でしょ〜このフリフリのデザインがお気に入りなの」
なんて事だ…スカートの中から取り出し、
そして恥ずかしがりつつも大胆に見せてきたのは、
女物の下着…いわゆるパンティーだった。
つまりかのんは自らの手で、何も履いてない状態になったのだ。
「どう人気アイドルの生下着だよ、こんなレアなの見れてラッキーだよね」
「べ、別に…そんなのを見せられてもボクはだな…」
「へぇ〜照れなくていいのに、興奮してるくせに」
な、そんなので誰が興奮するか!
そんな…ゲームの少女がチラッと見せる清純で綺麗な代物でなく、
少し染みがついてる卑猥な代物に…このボクが…
「ふふ、桂馬クン顔が真っ赤だよ〜ほらほら視線を反らさないでちゃんと見てよ」
「いや、いいから…」
そうだ揺れるなボクの心…これは見え透いた罠だ、
万が一にも彼女の思い通りな行動をすれば…だが何だ?
まだ嫌な予感が消えない…それどころか増幅してるような気も!
その理由は直ぐに判明した、これはまだ強制イベントの真っ最中だったのだ。
「そっか…下着には興味ないんだね、それじゃ…」
何かがヒラッと床に落ちる、あれは横目でチラチラ見えてたかのんの下着!
あれを捨てたという事は…
「もう…ここまでサービスするの桂馬クンだけなんだからね」
いや、そんなサービスいらないから…って!
それを見てボクは仰天する、下着を棄てたという事で簡単に想像ついた付いた筈だというのに…
再び彼女を見た時…かのんはスカートをまたすそ上げし、
中を晒す…今度は何も隠してない股間部を!
当然にボクの目には焼き付いてしまっていた、二次元でもご法度な女性の恥部が!
「どうなってるかな、私のアソコ…濡れてる?」
「あ…あぁ…」
トロッ…と雫を垂らし、赤く充血してる性器部も見えていた…
そう、その部分こそ西原かのんの…
「はぁ…ん…熱い…さっきから疼いてたんだよ桂馬クン…」
「そ、そうなのか…」
「だからね…静めてほしいの、桂馬クンので…」
「え…それって、なっ!!」
グジュッ…
驚愕のイベントは止まらない、かのんは椅子に座らされているボクに近づくと、
その膝上に跨るように乗ってきて、露出した性器に…このボクのを密着させていく!
すでに先端が触れている…このかのんの熱くトロトロになってる場所に、
ボクのが…触れて、そして…
「いくよ…桂馬クン…んっ!あっ!!」
「ま、待て!早まる…うわぁぁぁ!!!」
ジュブゥゥゥゥゥゥゥ…
は、入っていく…かのんが腰を下ろし、その体重がかかって…
内部に入り込んでいくのだ、繋がっていく…ボクのとかのんのが!
「うぅっ!痛っ!」
「!!?ちょ…ま、まさか…」
とても熱くドロドロしたのに擦られていく、その刺激にボクは更に激しい衝撃を感じる、
意識さえ翻弄されてしまいそうな、激しい触感だった…
だがかのんの苦痛の呻きにハッと、正気を返り…ある事に気付かされた。
「血が…出てるぞ、まさか…」
「はぁ…あ…それはそうだよ、だって…初めてだもん」
「!!?」
初めて…つまり処女か!それなのに…こんな大胆な事をするなんて…
今更だがかのんの膜は完全に破かれてしまった…もうこんなに深く結合してるのだから。
「いいのか、その…ボクなんかで…」
「いいよ、それにね…これで確実に私の事、桂馬クンの中に刻まれたよね…ね」
くぅ!そこまでするのか、こいつは…必死に笑顔を保っているが、
痛々しさは感じられていた…それなのに。
「じゃあ…動くよ、んっ!」
「おい、無理をするな…うぅっ!あぁ!!」
腰を動かし、ピストン運動までし始めたのだ、
うぅっ…中で摩られる、ボクのに絡みついたかのんの膣が、
激しく擦らせ…ボクの中の何かを高めていく!やばい…
「こ、これ以上は…うぅ!つ、辛いんだろう?」
「大丈夫だよ…うっ!痛いけれど…でも…」
「で、でも…?」
すると震えるかのんの手が、ボクの顔に伸びてくる…
そして頭を掴んで自分の顔を近づけ…
「感じちゃうの、桂馬クンが私ので感じてくれてる顔を見るだけで…ドキドキしちゃってね」
「そ、そうなのか…うっ!くぅ…」
「もう限界?いいよ…ほら、このまま…あぁ!!」
!身体の中から熱いのが湧き上がってくる…これは!
まずい…しかしかのんはボクと繋がったまま離さない、
それどころかより深く結合させて…だ、駄目だ!
必死に湧き上がってくるのを我慢しようとするが、休む事無く衝撃を与え続けられて、
防ぎきれない…だから弾けてしまう!この…繋がったまま、
かのんの中で弾け出してしまうのだった!
「うわぁぁぁぁぁ─────────!!!」
ドクゥッ!ドクドクドクゥゥゥゥゥゥ!!!!
「あぁぁぁぁぁんっ!!あ…あぁ…熱い…」
そして頭の中が真っ白になる…くっ…意識も…
深い場所で一気に放出したそれは、かのんの体内に飲み込まれていく、
ボクはただ呆然と一滴残さず搾られていくまで、そのまま弾けた感覚に浸されていたのだった。
「はぁ…入ってる、桂馬クンの…熱いのが…中に…」
聞こえるのは熱い吐息で幸せそうに呟くかのんの声…
だがその声も小さくなっていく…段々と薄れる意識の中で、
小さく小さくなって…そして闇に飲み込まれた。
「モウケシチャダメダヨ…ケサナイデネ…ケイマクン…」
「桂馬クン!」
「うわぁぁ!!」
な、なんだ!!突如とアップに映し出されたかのんの顔に驚いた!
だが他にも驚かされる、ここは…何処だ?
キョロキョロと辺りを見回すと…そうだ、ここは訪れた撮影スタジオの中だ。
「もう酷いな〜待ち合わせに遅れちゃって駆けてきたら寝てたんだもん」
「寝てた?ボクがか?」
…ん?んんっ!?
確かにボクはスタジオ入り口にある待合席で寝てたようだが…
ふと、思い出した…さっきの出来事を、そうだ暗い室内に監禁され、
そこでボクはかのんと…あんな事を!
だがちょっと待て、それだと今の会話は不自然だ、
まるで今会ったばかり…つまりアレは無かったかのような。
「まさか…あれは夢だったのか?」
「ん?どうしたの?あっ!いけない…もう撮影が始まっちゃう!じゃあ、またね桂馬クン!」
「あ…あぁ…」
…ん?何で呼び出したんだ?と疑問はあったが、今はどうでも良かった、
そうだ…さっきの出来事が激しく印象が強くて、今はそれで頭がいっぱいだ。
しかし夢であんなはっきりとした感覚があるのだろうか…すると。
「神様〜〜!!!」
「エルシィ?」
かのんが行ってしまい、スタジオから外に出ると、エルシィが駆け寄ってくる、
何だか息があがってるな…どうしたんだ?
「もう何処に行ってたんですか、探したんですよ〜突然に消えるから」
「消えた?ボクはずっと、あそこの座席で座って寝てたんじゃ…」
「いいえ、居ませんでしたよ」
「何?」
エルシィの話ではスタジオの中に入った後、少し目を離した隙に、
ボクの姿が消えたという、そして小一時間経った後…こうして出てきたとか。
と…いう事は、ま…まさか…
そういえば何だか激しい疲労感を感じる、走ってもいないのに、
こんなにも疲れてるなんて…はは、まさかな…
その夜、夕食時につけてたテレビで、かのんが出演してた番組をやっていた。
「見てください神にーさま、今日あのスタジオで収録してた番組ですよ」
「ああ…そうだな」
何だろうか、いつもよりも生き生きとした感じを感じるのは?
それに時々だが、かのんはお腹を触っていた…何故かうっとりした表情で。
その時だ、ふと今頃になってボクの頭の中で、忘れられていた記憶が少し蘇る、
そうだ…あの時だ、あのスタジオに入った瞬間…
『桂馬クン…見っけ!』
バチッ
背後からの声に振り向く間も無く、全身に強烈な電流が流された、
それも今までに受けた以上の威力のが!
そしてそれから…意識が遠ざかった、禍々しいスタンガンを手にしたかのんの姿を、
視界の片隅で見ながらに…
…なんというかエンディングが見えた気がする、BADエンディングだが。
「そういえば…駆け魂は隠れてる女の子供として生まれるのが目的だったな」
「そうですよ、それがどうしましたか?」
「エルシィ…万が一に当たった時は、その…すまない…」
「な、何が当たった時がすまないんですか!神にーさま!!」
今は夢という事にしておこう、あの出来事は…
この首が飛ばない間は…な。
【おわり】
孕神きてたぁぁっ!!
かのんかわいいよ。GJすぐる。
いずれガチHRが来そうな期待がいやに膨らむぜ…
>>219 >この首が飛ばない間は…な。
怖すぎる! だがそれがいい。
もし受精しちゃったらその時点でもう駆け魂をなんとかする手段はないのか?
なんとかできたとしても孕ませた事実は残っちまうかw
しかしGJなSSだった
あまりにも心の隙間が大きくてキスしただけじゃあ駆け魂が出ていかなくて
「こうなったら神様の聖子で直接中から浄化するしかありません」という展開になる俺の妄想
225 :
1/6:2008/06/17(火) 22:59:48 ID:+JbRTL5g
◆
終業後の掃除の時間。
外廊下で掃き掃除をしているエルシィ。
普段であれば、鼻唄でも歌いながら楽しそうにしている時間だ。
しかし、その顔には、桂馬によるものとはまた別の原因による困惑が広がっていた。
「どうしたの、普段ならすぐ終わらせちゃうのに」
「……」
掃除のペアになることが多いクラスメイトの言葉。
とくにそこに不満などがこめられているわけではなく、普段の、よすぎるほどの
掃除の手際との違いを、ただ不思議に感じているだけの意味でしかない。
他意はない発言だ。
しかしそれは、現在の彼女に残った拠り所をさらに狭めるものだった。
気づかれないようにカチカチとホウキのダイヤルを回す。
けれどそれはまるで反応してくれようとしない。
似合わない溜息をついて、ただのホウキとして掃除を続けた。
普段よりも時間をかけて、掃除を終える。どうしても手を抜くことだけはできなかった。
急いで部活へ向かっていくクラスメイトの後姿へ、エルシィは大きく頭を下げた。
うつむいた顔を上げて、教室を見る。ホームルーム直後に声をかけてきた桂馬を
振り切ってきたのに、今さら居るわけがないのはわかっているけれど。
その想像のとおり、教室の窓には誰の姿も映ってはいない。
校門で待たれているかもしれない。そう思いながら、風呂敷をホウキにくくりつけ、
エルシィは普段使っている門へと向かった。その歩みはこころなしか普段より早く、
その期待は別の方向で正しかった。
「エルシィ」
「み、美生様?」
校門で待っている美生。
桂馬もいるのだろうかと周りを見回すエルシィに、美生から答えを伝えられる。
「その、桂木は、自転車をとりにいったから」
屋上でのテニスキスの後、コークスクリューブローを桂馬の腹に叩き込んでから
一緒に帰るかを聞いたときに、逃げるように後ずさる彼から引き出した答えだ。
家からよりも、学校からのほうがあの屋敷へ歩く距離が短くてすむという効率的な理由からでは、
美生もそう無理をいうわけにはいかなかった。
「……途中まで、一緒に帰ってもいい?」
照れた顔と口調にエルシィは驚く。彼女が桂馬と一緒に、攻略時に見ていたときには、
ほとんど見られなかった態度だ。
美生は、普段であれば男であろうと女であろうと庶民という立場での対応を取っていた。
今のエルシィへの態度は、複雑な思いがからみあい、現在のところはまるで優しくあろうとする
姉のような風情になっている。
「……ええと、はい」
「うん」
226 :
2/6:2008/06/17(火) 23:02:09 ID:+JbRTL5g
「桂木は、もうなんともないっていってたけど、本当?」
「はい、体はぜんぜん大丈夫ですよ」
本人からその言葉を聞けて、美生は安堵した表情を見せる。
そんな表情も、間近で見るのはエルシィは初めてだ。
(どうやら、あいつはいい奴ということらしいぞ)
と言った桂馬の発言を思い出した。
それと同時に、昨日からの疑問が浮かぶ。桂馬には聞けなかったから。
「あの、美生様も、おにーさまも、私が倒れたって心配してくれますけど、
どんな風だったんでしょうか。私、覚えてなくて」
「──私も、桂木のそばで見ていただけだけど」
思い出そうとする努力もなく、美生はすぐに言葉を続ける。
「最初は、桂木が、あなたが倒れているのを見つけて、そこへ駆け寄って。
あいつは、あなたを抱き上げて、何度も名前を呼びながらすごく心配そうにしてた。
そして、あなたを抱いたまま、タクシーを捕まえに走っていったの。
タクシーの中でも、あなたを抱いたまま離さずに、ずっと大事そうに見つめて。
家についたら、私なんて目もくれずに、あなたを連れてかけこんでいった」
「……そ、そうですか」
「妹だって、知らなかったから。タクシーの中でも、帰っても、
あの子は誰だろう、どんな子なんだろうって、すごく心配だった」
「……」
「怪我とか、病気とかが心配なんだっていうのは、頭ではわかってたけど。
でも、あいつは私のことを好きだって言ったのに、別の女の子のことを
あんな目で見てるか…… っっ!」
エルシィとは関係ないことをつけくわえていることに気づいたようだった。
聞いているエルシィのほうが、色々な意味で恥ずかしくなった。
そして、妹ということで安心感を与えたことに、一抹の罪悪感を感じる。
「べ、別に桂木なんて、嫌いじゃないけど、その、あいつが私のことを好きだって
いってきたんだから、なんだか、だから馬鹿にされてる感じがするじゃない……」
風が吹いて美生の髪を揺らす。それとともに、一度近くでかいだことのある匂いが、
もう一度エルシィの鼻へとたどり着いた。
「あの、美生様」
「な、なにっ?」
「神にーさまと、キスをしたんですか?」
「きょ、きょうのを見てたの!?」
今日の。昨日のではない。それを理解してエルシィは心が振れた。
「……あっ、あれは、あれは」
思い返しているのか、ひたすらに取り乱す。
きゅうっと眦を寄せて、目を閉じる。顔が真っ赤だ。
そっと唇に当てる手が、昨日の桂馬の同じ動作にかぶさって、エルシィの心を再度揺さぶる。
「あの変態が、人気のないところに連れ込んだりしたせいなんだから!」
「……」
あの神様は、どんなことをしたんだろう。
嫌そうにはまるで見えない困った表情にエルシィは溜息を吐く。
嫉妬、申し訳なさ、憐憫、羨望などの想いはある。
けれどエルシィは今の美生を、いけない娘、として嫌いにはなれそうになかった。
227 :
3/6:2008/06/17(火) 23:05:10 ID:+JbRTL5g
二人の共通する話題といえばそれしかない。
桂馬の話を続けながら、二人は家路を歩く。
やや明るくなったように見えるエルシィの姿を見て、美生も安心した。
桂馬を呼んでもらったクラスメイトの男は、彼女にこうも言っていた。
(なんだか喧嘩してるみたいだったな)
「お帰り、エルちゃん。桂馬といっしょじゃないんだ」
「ただいま帰りました、お母様。おにーさまは、まだです」
美生と別れ、喫茶店に顔を出したエルシィに、客もいない中、楽しそうに話を振る。
「そういえば、エルちゃん知ってる? 昨日桂馬が可愛い子とキスしてたよ」
「は、はい」
「西條秀樹が着るようなスーツなんか着て、肩なんか貸したところを
女の子から積極的にキスなんてしてねー」
友達もいない息子の母としては、嬉しい出来事だったように振舞う。
もしくは面白かっただけか。
「ゲームしかしてなかったあの息子が女の子に目を向けるなんて、
エルちゃんを見て可愛い女の子に目覚めたのかな」
にこにことエルシィの頭をなでる。
嬉しがっていいのやらなんといっていいのやら複雑な表情で笑みを浮かべた。
「あ、あの、お母様」
「何?」
「えーと、お母様は神にーさまのスーツを、昨日はじめて見たんですか?」
「うん? うん。あんな服着てる桂馬は、はじめてだし」
エルシィは自分の部屋と戻り、制服を脱ぎ、普段の服へ着替える。
身についていた癖で、羽衣を触ろうとしては、ないことにしゅんとする。
ただのホウキとなっているそれを壁に立てかけ、ベッドへと腰掛ける。
視線は誰もいない部屋を壁越しに見つめている。
一人になると、違和感がある。
あれからまともにそばにいない。一度も口を聞いていない。
まだ人間界にきてから2週間程度しかたっていないのに、それだけで
どうしようもないほどの違和感。
嫌いは好きへ変換可能。
そういっていた桂馬をエルシィは思い出す。
そうであれば、昨日のできごとはエルシィにとってはどうしようもないほどの
とどめになったのかもしれない。
いつから桂馬のことを好きになっていたのかはわからない。
会ってすぐだったかもしれないし、妹として認めてくれたときかもしれないし、
偽物の告白をされたときかもしれない。
昨日の朝までは、それこそ兄として慕うのと同じような気持ちだと思っていた。
それがどうしようもないほど変わってしまったのは、人間になってしまったからだろうか。
自分の気持ちの変化をエルシィは正確に判断ができない。
228 :
4/6:2008/06/17(火) 23:08:32 ID:+JbRTL5g
昨日、怒りのままに脱ぎ捨てて、そのまま洗濯もせずにおいてあった桂馬の寝巻きを手に取る。
上の寝巻きを広げ、長い手の部分などにエルシィは桂馬を想像する。
あのときに感じたどうしようもない憤り。
自分など好きではないというのはわかってはいたが、表面だけでもよかった。
キスをされてもかまわないくらいには、桂馬のことが好きだったから。
それなのに、いくらなんでも、他の人とキスをした直後にしようとするなんて。
桂馬の寝巻きを絞り上げるように抱きしめる。
桂馬の匂いなどをかぎわけられるのかはわからない。
ただ、そうしていると気分がよかった。
怒りをぶつけた後に、普段であればあまり自分をむいてくれない桂馬が謝り、
機嫌をとろうとする姿にわずかに暗い喜びを覚えてもいた。
(実はボク、ポニーテール萌えなんだ)
などと焦って似合わない甘言を吐く桂馬を100%無視し、困って自分をみつめる
桂馬の姿にエルシィはどこか快感を覚えていた。
桂馬は、ゲームのことも考えずにどうしたらいいかを考えてくれていたのに。
エルシィの息が上がり始める。
自分の匂いと桂馬の匂いがまざりあった寝巻きへと鼻をうずめるうち、
エルシィは桂馬への態度の後悔の中に、官能を呼び覚ます。
昨日、下着だけは替えられていなかった。桂馬の母が土曜の夜のことを知らない
ということは、それ以外は全て桂馬が変えたということだ。
エルシィは思う。彼のことだ。きっと何もしていないだろう。
それどころか病気だと思っていたのだから、そんなことを考えてもいなかったはずだ。
触れられることを基本的には嫌う桂馬がそうしてくれただけでも、嬉しい。
役に立たない、今ではそれこそ掃除すらも、駆け魂狩りすらもまともにできない自分を心配して。
トクトクと心音が大きくなる。
美生の解説のように、エルシィはそのシーンを自分の中で回想する。
抱き上げられながら移動するシーンや、心配そうに自分をみつめてくるところを、
いくぶんかの美化を交えて想像する。
ベッドに優しく横たえ、整った顔を焦らせながら脱がせ、下着だけにしている。
けれど、妄想の中の彼の動きはそこから違う。
横たわったエルシィに変化はない。
ただ寝ているかのようなその状況に、もう一度肩を揺り動かす。
起きずにいる少女。
落ち着いた表情に、若干の安堵とともに、一息ついた彼は、思い出したように
エルシィの下着だけの姿に困惑する。目を一度逸らしてから、もう一度向ける。
やがて、ほのかに頬を赤らめたまま、妹の頬を撫でさすり、
「エルシィ」
と声をかける。
そっと指先で跳ね返りをたしかめるように頬をぷにぷにと触れる。
それから、申し訳なさと、期待と、ひそかな欲望をこめた表情で、
壊れ物でもさわるように、大きくはない胸をさする。
エルシィは熱く呼気をはきながら、意識せずに指を伸ばす。
300年を経てまだ成長途中の身体へと。
知識として知ってはいた。けれど、今までずっと、そのような行動を取る意味がわからなかった。
好奇心に迫られて触れたときも、まったく気持ちよくもなく、嫌悪感だけを感じてすぐにやめた。
今は違う。
あの人の手、と思うだけで触れられる前からざわめいた。
229 :
5/6:2008/06/17(火) 23:12:05 ID:+JbRTL5g
窓の外からは宵闇が忍び寄る。部屋の中には雌の匂いが漂い始める。
両の手指が着慣れた服の隙間にねじ込まれ、窮屈な状態のまま服の表面を揺らす。
その手はとまることはない。
感じたことのない快感に、エルシィは酔っている。
視界が潤む。わけもわからず浮かんできたわずかな涙が
妄想の中の桂馬の姿もにじませる。
下半身が見える。
ズボンの部分を盛り上げている体の一部。
それを撫でさすり、口に含んだときに、あの人はどんな顔で、どんな声になるのか。
胸の中心が押されるように苦しくなった。
桂馬の手で下着を下ろされた。
まったく反応していないはずのそこは、暖かく潤んでいる。
今の状況と同じように。
桂馬の舌先がとじられたそこへと近づく。
妄想の中で触れられた瞬間。夢の中でのできごとで跳ね起きるように。
エルシィの身体も跳ねた。
桂馬の舌が動く。先端を尖らせるように、おおきく広げて舐め上げるように、
珠を拾い上げるように、唾液でほとびさせるように。
メガネを外し、目を閉じた表情は少年らしさを強め、一心不乱に
見たことのない女の秘部を追い求めている。
岩清水のようにじわじわとにじみでる愛液がエルシィの指先を彩る。
エルシィの指の動きはそれに追いついていない。
だというのに、妄想の中のそれが現実であるよう脳に快感を呼び起こす。
声を漏らすのを防ぐため、桂馬の寝巻きを口に当てる。
それ越しに吸い込む空気は阿片のように精神を溶かし、初めての絶頂へと
エルシィを追い込もうとする。
なにかがおきそうなことに気づいたエルシィは、口を離し、
荒く呼吸をむさぼる。止めた指先へ、新しい刺激を求めて体が疼く。
「……か、神様が見てるからダメ……なのに」
この場合、どっちの神様を意味するのか、不分明なままに、
両手を使ってより大胆に無毛のそこを責めていく。
指先を口元へ運ぶ。ぬらぬらと光る指先をわずかに含み、不思議な味に驚く。
(エルシィ)
舌先で充分にそれを味わっていた、妄想の中の彼がふいにかすれた声でその言葉を発する。
ぞわぞわと体の芯に快感の波紋が広がる。
右手に重ねられた手。自分の手よりもおおきく、暖かかった。
離したくなんてなかったのに、目をつぶったせいで敏感になった鼻が、
その匂いをとらえてしまった。
二人は今日もキスをした。明日もきっとキスをする。
思い出したくない光景を止めるように、にちゅりと膣口を開くように指先を強める。
荒々しくすることで、心のざわめきをとめる。
必要とされたい。そばにいたい。
230 :
6/6:2008/06/17(火) 23:14:16 ID:+JbRTL5g
小さな手が、なにものも侵入したことのないそこに指先を埋める。
ちいさく立ち上がった乳首をぎゅうとつよく押さえ込んだ。
「神にーさま……神様……」
言葉にすることでひと時の開放を味わう。
けれど、その開放された心はより圧縮された想いですぐに埋められてしまう。
(神様……神様……神様)
煮えるようにぐるぐると心が攪拌される。
入り口の周辺をにゅくにゅくと撫でさする指先と、熱くしこる先端を
刺激する速度が上がる。
彼の姿は見えない。自分を抱いてくれているのか、かわらず愛撫してくれているのか。
捜し求めるように、指の動きが止まる。
目の前に、大きく写りこんだ桂馬の表情。
触れられない彼が、自分の唇へと触れようとする瞬間、この上ない悦びを覚えた。
寝巻きに歯をたてるようにし、大きく漏れようとする声を止め、
びくびくと震える身体はそのままに任せた。
視界も思考も不明瞭な中、どこか冷静な場所がエルシィにそれを思い出させる。
憐憫の感情の発生源は、美生の記憶がなくなることだ。
しかし、それは美生だけではない。今、ここでこの想いを抱えている
昨日からの彼女自身の記憶も、どうしようもなく消えてしまうということを。
──その頃、桂木桂馬は、二度と見たくなかった差出人からのメールを受け取っていた。
うおおおおおおおおお!
いつの間にかエルシィルートになってる!
次が非常に気になります!
大GJ!なんかドキドキしてしまいました〜
>>230 いやっふー! 毎週毎週律儀に投下してくれる貴方に大感謝!
>(実はボク、ポニーテール萌えなんだ)
神様ラノベも網羅済み? それともSOSを攻略するゲーム?
>──その頃、桂木桂馬は、二度と見たくなかった差出人からのメールを受け取っていた。
ここでまさかのポーン参戦!? い、一体この話はどうなってしまうんだ?
相変わらず上手い!本編共々毎週楽しみにしてます
本編のキャラや世界観をここまで掘り下げて書かれてるエロパロってなかなかないよ
かのんとかどうでも良くなるくらいGJだろ。
エルシィ萌えの俺的には、続き楽しみ過ぎて困る。
今週をエロパロ的展開にすると
カ「嫌だなんて・・・・言っちゃやだよぅ・・・・」
神「で,でも・・・・君・・お前には・・」
カ「私,桂木君と一緒に居られるようにするためならなんだってするから!!
桂木君のためだけに歌う!桂木君のためだけに踊る!
言うことだってなんだって聞く!だから・・・だから・・・・」
神「それでも駄目だ!!ここにはお前を待ってr」
カ「どうしても嫌なんだね・・・それじゃあ仕方ないや」
神「オ、オイ!どこ触ってる!!何でズボンを脱がす!!!」
カ「桂木君が考え直してくれるように,気持ち良いこといーっぱいしてあげるね・・・・?」
で野外逆レイプ突入ですね
あそこでキスしてたらかのんは病んだままだったな
あのシーンのどう見ても病んでますって感じの目がたまらん
保守って、どのくらいの間隔で必要なん?
無知スマンスm(__)m
半年圧縮なかったけどそろそろだそうだ。
とはいっても2、3日にいっぺんでも書き込みあれば大丈夫そうだけど。
ふうん。
アルバトロスの新規読者も増えてるみたいだし、ゲロ甘なユウキリカとかユウキ朝倉とか見たい。
小ネタ
「えと……あの……やっぱりだめ……」
「そんなこといったって、お前が家に忘れてきたりするからだろ」
「……」
「じゃあ、やっぱりこれを使うか」
「も、もっとだめ……」
「そりゃオレだって、高いし、もったいないけど」
「ち、ちがう……だ、だいじなゆびわ……だから」
「また頑張って買うよ。朝倉……じゃもうないけど、お前がいやなら、
しょうがないだろ」
「う、うー……」
「しかし、これ、本当にちっちゃいな。これ使っても、何分くらいもつかな。
それに、どれくらいかかるもんなんだろ」
「……い、いいの?」
「何が」
「ユウキくんが……いやじゃないか……って」
「いやって、お前が、炉を入れてないから?」
「……うん」
「なんでだよ。オレそっちがイヤだなんて言ったか?」
「は、はじめて……なのに」
「ば、バカ。そんなこと気にしてたのか」
「そんなこと……じゃない……」
「わ、わかったよ。けど、そんなこと言ったら、はじめて朝倉に会ったのだって、
その格好の時だろ。まぁ、こんなふうになるなんて、まったく思ってなかったけどさ」
「……」
「オレは……その姿の、お前だって、好きだぞ」
「……ユ、ユウキ、くん」
「うん?」
「うわきは、ダメ……」
「なんだよ。どっちもお前だろ」
「ちがう」
「え?」
「……しつれいながら、これはめいれいです。
いまは、ろをいれたときの、わたしをすきっていわない……こと」
「複雑なやつだなー」
「よ、よろしいですか?」
「はいはい、よろしいです」
「……いうこと……きくの?」
「聞いて欲しくないのか、どっちだよ」
「じゃ、じゃあ……えと……やさしく……おねがいします」
エロさより懐かしさにGJを送りたい
いろんな意味でほんわかした
なついww
良いキャラだったよなぁ
桂馬はかわいい
来週歩美美生かのんがでそうな感じ
今週のエルシィは抱ける
身長・159cm(まげつき)
体重・44kg
スリーサイズ・83-58-84
エリーはもっと小さくて細いイメージだった。
(まげつき)とあるから、実際は150切ってるんじゃないか?>LC
連載が長期化したら友達になったちひろちゃんに駆け魂が!という話が間違いなく出ると予想
>>250 妹だからとアレコレと相談されて、もやもやとした感情で
ちひろとも桂馬ともギクシャクしてしまい、連載最大のピンチを
招いてしまうわけですね。
>>250 ぬー、かなりのマイクログラマァ。
あーゆーキャラは細っこい方がいいと思うのだが。
美生より背も胸も10cm程度大きいのか。風呂場のシーンからおんなじくらいだと思ってたのに。
現世の食い物を食べて成長しました
今回の話でいろいろと地獄の生物が出てきたわけだが当然触手を持った生物もいるよな
そんなのが家庭科室の爆発に乗じて町に逃げたりしたら……
実に楽しみです
それならまずエルシィが標的になっていないと困る
作者がLCは描いてると勝手に幼くなるとか言ってたな。だからイメージにズレが…
同人誌を書くなら
男子にもかけ魂が入って射精させないと体から抜けない設定にして
LCにエッチさせまくる!
インターミッションは桂馬とエッチ特訓。
この漫画、うかつにネタを言うと先の展開とバッティングしそうで困る
お約束って言えばあれだよな
パンをくわえた転校生と交差点でぶつかってその拍子になぜかまんぐりがえしの格好になるってやつだよな
お約束なら仕方ないね
神様すでにエリーに攻略されすぎだろ。
>>255 今週号で触手を持った生物?が出てきたとはいえ
襲われたのが桂馬じゃなあ……
期待あげ
保守させていただく
先週今週ネタで短編。次でHしておしまい。
>>230の続きはまだ。
268 :
1/4:2008/07/07(月) 22:11:50 ID:HhzaoHZl
『おい、なんでついてくるんだよ』
『あのお姫様がどんな顔で人間と住んでいるのか気になるじゃない。
それに、同じクラスになったんだし。ご挨拶ついでよ』
『姫様っていうな! リカに聞こえるだろ!』
(……リカなんて今の場面にいたっけ)
オートプレイを止めて、バックログを読み返す。
リカも一緒に帰っているのはわかったけど、何故そうなったのかを覚えてない。
ボクとしたことが。
……駄目だ。
こんな状態じゃゲームに申し訳ない。
セーブして、一つだけ起動しているディスプレイの電源を切った。
手持ち無沙汰に、教科書とノートを広げてみる。
けれど、書かれた文字はボクの網膜だけを流れていき、頭にはまったく記憶されない。
……なんだろうな。
今日、ヘンなものでも食べたかな。
あの弁当も、くずれたケーキも、ヘンといえばヘンも極まったものだったけど。
椅子に背を預けて、原因と、その対策を、改めて考える。
とたんに、ドコドコとドアの叩かれる音と共に、間の抜けた声が聞こえてきた。
「神にーさまー、いれてくださーい!」
……なんだあいつは。部屋には来るなって言ってあるのに、それすら守れないのか。
椅子から立ち上がってドアに行くと、なぜか珍しくカギがかかっていない。
そのままドアを開いていく隙間からは、満面の笑顔が見え始める。
「なんだ」
「ケーキです! 今度はお母様に教えていただいて、ちゃんと作ったんですよ!」
割烹着かエプロンなのか、料理するときに着るヘンな服をまとったまま、ケーキを見せる。
母さんも一応は店で出すケーキも焼くから、それが本当なら食べられるものだろうけど。
見た目もずいぶんしっかりしているし。
「ボクは甘いものは嫌いだって言ったはずだ」
「でも、本当においしくできたんです!」
「……味見だけだぞ」
ドアを開けて招き入れる。
ソファーなどはないから、ベッドに座る。当然のように横に座ると、
それを差し出してきた。半ホールも持ってこられてもどうしろというんだ。
隣から嫌になるくらい期待を込めた視線をあてられ、しょうがなしに
フォークで生クリームごと口に入れる。……まぁ、たしかに味もちゃんとしているようだが。
「どうですか?」
「……うまかったよ」
全てをたいらげてから伝える。今更伝えても、嬉しそうな顔はもう変わらなかったが。
ボクの手から皿を下げる。
「エヘン、またお料理のレベルがあがりました」
「レベル1からならスライムを倒したって上がるからな」
ボクの言葉にも動じずに、にこにことエルシィはすぐに座ったところから立とうとする。
「おやすみなさい、神様」
腰を上げるエルシィ。無意識にボクの手が袖を掴んだ。
269 :
2/4:2008/07/07(月) 22:15:04 ID:HhzaoHZl
「わ、っと。な、なんでしょう、神様?」
「いや……」
もっと驚いているのはボクのほうだ。
どうしてボクはそんなことをしたんだろう。
「そんなに……すぐに行っちゃうなよ」
それどころか、なぜそんな台詞を口に出してるんだ。
なんだ。さっきプレイしていた聖結晶アルバトロス! エクスタシーの
せいだろうか。
慌てて次の台詞を続けた。
「こ、今回のは、昼間のケーキと何が違うんだ」
「基本的には材料を、人間界のにしただけです。
そうですか、そんなに神様がパティシエに詳しく聞きたいということなら任せてください!」
母さんか本からか知らないが聞きかじったらしいネタを誇らしげに語りだす。
そもそも女性ならパティシエールだけどな。
バターがないから牛乳から作ったといういじましい裏事情も含めて、
エルシィの表情はころころと変わる。
昼間の泣き顔なんて、こいつのほうは、かけらも残していないのか。
少しだけ、それにいらつく。本当に、何も考えていないヤツだと、よくわかった。
三百歳がどうこう言っていたが、地獄では三十倍くらいの早さで時間が流れてるんだろう。
だったら、ボクのほうからはじめるしかないってことか。
ふわ、とあくびをもらす。そういえば朝6時に起きていたとか言っていたな。
きっともうすぐ、部屋に戻ろうとするだろう。
一応は、ボクのために早起きしたんだし、そのまま行かせてやればいい。
「エルシィ」
「はい?」
「……クリームがついてる」
頬に少しだけ舌をつける。ちょっとだけ、唇も触れてしまったかもしれない。
唇の柔らかさとはまた違う、頬の滑らかな感触がボクを揺らした。
「かっ、神様!?」
ベッドの上でちょっと距離を取り、きっと昼間のボクもそうだったように、
顔を赤くしている。
……お前が先にしたことだろう。少しくらいはボクと同じ目にあってみろ。
「もうちょっと……話をしていけ」
「は、はい」
眠気はとんでいったのか、エルシィは元通りの体勢に戻った。
270 :
3/4:2008/07/07(月) 22:19:11 ID:HhzaoHZl
「──あのまま帰っちゃったけど、家庭科室もドラゴンみたいなのも大丈夫なのか」
「室長にお願いしました。また怒られましたけど」
「すごいな。なんとかできるのか?」
「羽衣さんで表面だけごまかしたので、工事を後でしてもらえるそうです。
マンドラゴン達は、後で捕まえに行くみたいです」
「適当な対応だな……
それにしても、攻略とはまったく関係ないところでも、なんとかしてもらえるんだな」
「関係なくないですよ。バディである神様と信頼関係を結ぶのも、大事なんですから!
神様が私に冷たいからいけないん、です……」
尻すぼみに、声は小さく、顔は赤くしてこっちを見る。
信頼関係ね。正直、ほとんど役にたたないし、ボクのゲームライフを無茶苦茶にした
こいつとの間に、どんな関係を結べばいいんだ。
視線を向ける。大きな目がボクを見つめている。赤らんだままの頬と
より鮮やかに赤い唇を意識してしまうほどに、顔が近い。
少し踏み出せば、なんだってできるくらいに。
……待て。まだ早い。どうして、ボクはそんなに急いているんだ。
さっきからいうことを聞かない体を、無理矢理、疑問を口に出すことで逃げた。
「そ、そういえば、駆け魂を集めるのはいいけど、ボクに何のメリットがあるんだ」
「え? メ、メリットですか?」
「悪魔の契約だからそんなのないといえば、そんなものかもしれないけど。
普通はあるだろう。たとえば7つの駆け魂を集めると
なんでもボクの望みをかなえてくれるとか」
「な、ないですよ。だって神様は自分から契約されたんですから」
「その契約自体、反則もいいところだけど、それは置くとしよう。
でも、だとしたら、それこそ何かボクにメリットがあってしかるべきだろう。
自由意志で契約したんだからな。
お前は、姉に認めてもらうという目標があるからいいけど、ボクには何もない。
普通なら、そんなもの、サボタージュするところだ」
「そんなことしたら、私たちが死んじゃいます」
「そうならないようにはするけど、悪いことをしたわけでもないのに輪をはめられるのはおかしいだろ」
正直、無茶苦茶な巻き込まれはゲームの世界で色々と経験はしている。
その場合、何ももたない女の子が提供するモチベーションを高めるものといったら、
「か、かわりに、駆け魂狩りを続けられるなら、私、なんでもします!」
予想していたとおりの答えが返ってくる。
家に住もうとしたときにも、一度言っていたことだからな。
「お前が、何を?」
「お料理でも、お掃除でも!」
「もうしてもらってる」
「う、うー」
271 :
4/4:2008/07/07(月) 22:26:14 ID:HhzaoHZl
なんでもする、か。
取引として、その言葉のとおりに女の子と付き合ったり、もしくはエッチなことをして、
それがそのうち、本当の愛とかいうものになるのは、ルートとしては、よくある。
だけど、同じくらいにバッドエンドの行き先であることも、よくある。
考えろ。今はどっちなんだ。エルシィを攻略するには、どうすればいい。
だいたい、本当はまだ、エンディングが見えていない状況でする質問じゃなかったはずなんだ。
さっきから、ボクはおかしすぎる。
かのんの時みたいに、ぎりぎりまで待つべきだったのに。
だけど、もう、ボクが待てない。
こんなクソゲーな世界のバグだらけの悪魔。
いつも一緒にいるはずのこいつを、もう逃がしたくない。
「今さら、褒美としてのお前なんて……必要ない」
「か、神様ぁ」
泣き顔がボクに向けられる。その表情に、続けようとした言葉を噛む。
「ご……誤解するな。忘れたのか。ボクは落とし神だ。
欲しい女くらい、自分で攻略してみせる」
細い肩を掴んで、ボクに近づける。
「そんなのに頼らなくても、お前は……ボクが落とす。ボクの、ものだ」
理解していないのか。ひたすらに見つめるボクを、驚いたようにただ見ている。
「……ボクの心は、二次元の愛で埋まってる。だから、もうスキマがないんだ。
だから、スキマがないから、溢れそうなこれを、お前に注がせろ。
こぼしたりなんか……するなよ」
言葉を切った後、そのまま、吸い寄せられるように、その場所へ重ねた。
わーい新しいの来てた!
短冊に書いた甲斐があったぜ。
ありがとう!
とろけるように甘ぇ
>>271 あまりにもGJすぐる
甘党でエルシィ派の俺のために書いてくれたと勘違いしちまう程にGJ!!
続きに大いに期待…っ
乙。ゲーム名www
相変わらず読ませる文章書くなぁgj
神には気障なセリフが似合うなw
ユウキとゴミ子が一緒に暮らして、ピジョンが高校に入学してきて…っていう
最初のプロットでアルバ読みたくなったよ
プレイしてるゲームわろたw
次なる対戦相手は図書委員!
図書館はお約束がいろいろあるよな
まずは誰もいない自習室で鍵をかけて
そして鍵をあけ
自習室から出て隅っこの方で本棚に手をつきながら
もっとセックスする!
もっと書くひとも増えろ
誰かアルバも書いてくれ〜
単行本おまけ漫画の歩美と美生かわいいな。
とくに歩美の4つめの4コマ。
つい見てしまった来週号のネタバレが、スレ的にものすごく気になる。
小ネタ
聖結晶アルバトロス! エクスタシー
2008
元素ファンタジーADV/ゲーム ?/H度 ?
キーワード:後1年待とう
2006年にヒットしたギャルゲーの18禁版。
異世界から来たお姫様と熱血主人公が敵を倒していく王道少年漫画。
でもギャルゲ。もとい、今回はエロゲ。
制作は「小さなこといっしょに学ぶ館」。
体験版が非十八禁なので、落とし神も、そこだけプレイしたので簡単に紹介します。
たしか主人公はボクよりも年下だったはずなのに理不尽な気も。
ギャルゲーのほうでは、ユウキが旅立つときに、朝チュンの描写があったリカルートが、
いよいよその状況が描かれます。
紹介ページで、いくつかCGとテキストの一部が転載許可になっていたので、転載します。
ユウキがリカの求めに応じてキスをしたところの後の場面場面ですね。
「……なんで泣くんだよ」
「うっさい馬鹿……死ぬれ」
「リカがしろっていったんだろ。あんな、ガキの頃の約束なんか持ち出して」
「人のファーストチスのあとにうるさく喋りかけるな……死ぬれ」
「死ぬれ死ぬれいうなよ。縁起でもねえな」
「……ユウキが帰ってこなかったら、きっと私は、
どうしてリカさん美人なのに、結婚しないんだろう、なんて会社で
噂されて、『あの人は、遠い、遠い世界にいるの。いつか帰ってく』」
「あ、それドラえもんに出てきた星野スミレだな。リカんちで読んだ」
「そこ黙って。いい話してるから。正座しろ!」
「足掴んでパーマンごっこしてパンツ見えたせいでボコボコに蹴られたなー」
「後で同じ目に合うよ?」
「まだ触るな…… み、見るだけだから」
「ひ、比較なんて、できねえよ。朝倉のくらいしか見たことないから……
ぐえええええ!?」
「それで、リカが待ってられるなら、オレはかまわないけど。
でも、お前、いつまで待つ気だよ」
「ずっと」
「ずっとって」
「だって、男の子なんて……ユウキしか見たことないもん」
ボクの感想はあえていいませんが、その後の食事の時間に、ボクの顔を見た妹にいろいろ言われました。
本当に、現実の妹なんて要りません。
これのほかに、聖結晶を最初から拾わない、ただリカといちゃいちゃするルートも
追加されたほか、朝倉、ピジョンのほかに、ミュウ、トキ、ユヒナ(?)、それどころか
マッピールートまであるという大盤振る舞いだそうです。需要あるのか、最後の。
小ネタもまた美味し。
これはうめぇ
神のみぞが面白くてここきたけど、未だにアルバも人気あるんだね
やっぱりアルバも読んだ方が良い?
>>269 なんか聞いたことあるなと思ったら
そんなにすぐに行っちゃうなよってアルバのリカのセリフじゃないかw
素晴らしい
>>289 おもいきり打ち切りだからそれだけは覚悟の上で
話を纏めるだけの話数は与えられるのを蹴って
潔く「いかにも打ち切られました」って話にしたからなぁ。
FLAG.@ いいなぁ
神のみぞ1巻買いに行くついでにアルバ買おうと思ったら、どこにも売ってない…
しかも神のみぞすら、3軒回ってやっと見つけた位だったよ
神汁は期待されてないのか、予想外に売れてるのか知らんがどこも品薄。
本屋でバイトしてなかったら俺も手に入らないところだった。
この手の作品の一巻は、需給バランスを読みづらくて、初版が品薄になるのが常
二巻からは十分な量を初版で刷ると思うよ
本スレ賑わってるがこっちはなかなか伸びないね
エロパロ板ではじっと我慢が紳士の嗜みだぜ。
女の子を攻略し終わったら記憶が消えるみたいだけど好感度とかが完全に消えるみたいじゃないから
こりゃ強くてニューゲームみたいなもんになるんだろうな
FLAG@読んでそう思った
ここでああいう物を入れて来るってことは図書少女攻略後に新展開かね
>>300 本誌のアレは、単に単行本1巻の宣伝のためのページだと思うけど
いずれは、そういう展開になると思う
今回の娘はエロにしずらそうに思えるけど
そうでもないのかな?
つ【声を抑える図書館プレイ】
>>303 お前天才じゃね?
よし、早速文章にする作業に入るんだ。
俺そういうの大好きw
>>302 つヒント1【純文学には濡れ場も多い】
つヒント2【生理学の事典、図解入り】
結論:処女の耳年増は萌える
(コンドームの袋……あけてるな)
(つけかた、わかるかな)
(わかるよね)
(あ、でも説明読んでる……)
(教えてあげようか……)
(でも、なんでそんなの知ってるのかって思われるかも)
(処女なのになんでだろうって)
(避妊具の歴史、だったかな)
(あ、失敗した)
(……お口で、つけてあげたりとか)
(わー、できるわけないじゃない!)
(『喋るのは苦手なのに、そんなやりかたは一人前か、お嬢さん』)
(て、桂木君がそんなこというわけない……バカ)
まで20秒で妄想した。
単行本を買って知ったので今週号のしか最新の話を知らないが
図書室の貸し出しカウンターの机の下に桂馬が隠れてイタズラ
声を出さないように、顔に出さないようにしながら図書委員の業務を
こなす今回のヒロイン
てゆーかさ。ここで言うのもなんだけど、図書委員ちゃんの名前わかるやついる?
\ここにいるぞ!/
馬岱乙
魏延シボン
栞のキャラだと朗読プレイは期待できないかなあ
315 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 12:32:22 ID:ItS746oV
保守しとく
もうちょっと栞と桂馬との接点ができないと妄想もできん
耳元で「あほぉおお!」がエッチぽかった
本スレでも言われてたが、あれ、絶対耳に吐息かかってるよな。
本スレ、こことの垣根がなさ過ぎるぞw
取り合えず、栞が耳歳増のムッツリスケベなのは解った。あれは、相当に溜め込んでる。
栞「あなたがいると乱れちゃう」
本音と建前間違えてる
かのん栞とエルシィが嫉妬しなくなったのは、なにかあったのか
(LCの感じる)次元の差ではなかろうか。
かのんは(アイドルだから、有名人だから)上に見て、栞は(自己表現が控え目、わりかしいい人だから)下に見てるっぽい
そーいえば栞はさんづけちゃんづけだな
最初の二人は様だったのに
慣れかもしれんがそのうちおにいちゃんに。
神にいちゃん
なんか違和感がある
神おにいさん――だとどこかのまったり日常漫画になってしまうな。
仏おにいさんとセットで。
聖☆たみーさん
「…………! んんっ! …………ぁん……」
「いいのか?そんな声出して。ただでさえ静かな図書館なのに……聞こえるぞ?」
「!! …………! ……んぅ!」
「何だその目は? 何か言いたいことがあるのか?」
「……ッ! んっ……ふぅ……」
「無口なくせに、こっちの口は饒舌なようだな」
「んぁぁ…………」
どうやら俺は頭がおかしくなったようだ
悪くないよ
いい感じだよ
>>329 それをもって頭がおかしいとする世界であれば
それはきっと世界の方が間違っているのだ
>>331 桂馬クン。ここに来るには年齢がたりないぞ
夏コミも数なさそうだし、ぐぐっても絵やSSもほとんどない。そろそろ増えてもいいと思うのに。
描きたいと思っていても仕事が忙しくて描けない人間が1人。
てか、ブログを3ヶ月更新してねーし
ほしゅ
なんとなく。今回は神様、だいぶ自然体だった気がする。
無口っ娘の内面描写が必要だったからといえばそれまでだけど。
ある意味他の三人にはない重要なポイントだと思うんだ
本スレつーか鯖落ちてない?
今週号の読んだら羽衣ってどんな形にでもなれるっぽいな
てことはなぜか暴走した羽衣が触手の形になってLCを襲うって展開も……
>>338 よしっ
早速、文章にする作業に入るんだ
そこで触手の精度が足りないとか言い出すのかw
「リアルはクソゲー」が名言なら「裏切りは女のアクセサリーみたいなものさ。」
は芥川・・・いや、世界遺産だな。
>>340 ・・・考えてみれば、全年齢版ばかりで一万本は無理があるもんな。
エルシィがあんな格好をしているのにまったく反応しない桂馬はさすがだな。
フィギュアならOKなんだろうか。
それともやはり二次元に限る?
>>344 フィギュアは2.5次元として、
「趣味ではないし愚かだと思うが、リアルによるコスプレ(りょうじょく)程は嫌ってない」
といった扱いと予想。
邪神像の類とか引き合いに出して語ってくれると思う
でもスケートの方は論外な
ほ
ようやく1巻手に入れたぞ…
エルシィかわいいよエルシィ
今週合併号だなって考えてたらなんか駆け魂が合体してより強力な駆け魂になる想像が……
心の隙間が埋まってしまっても体の隙間、というか子宮に逃げ込んでしまって
「こうなったら神様の聖子で直接駆け魂を浄化しなくちゃいけません!」てな展開が……
いろいろと突っ込みどころはあると思うが強力なんだから仕方ない
そうだな。強力なんだもんな。
/
「次は、よつんばいだ。こう、ボクにお尻を向けるように」
「な、なんの意味があるんですか」
「ボクが見たいから」
「神様、もうちょっと考えてからいってください!」
「じゃあ、お前の恥ずかしい姿が見たいから」
「よけい、したくなくなりましたっ」
「エルシィ」
「う、うー……」
ボクの視線をうけて、のろのろと動き、ぴったりと脚を閉じたまま、よつんばいになる。
おっぱいが大きく見える。
つやつやしているお尻がボクの前でゆれる。
そのままボクを振り返って、かぼそく声を漏らす。
逆側に垂れた髪が肩から流れる。
「こ、これでいいですか?」
「……うん」
それしか言えなかった。
すぐにでも触れたい感情を押し殺す。もっとこいつで楽しみたい。
「尻尾とか、羽根とかないんだな」
「わ、私にはそんなのないです」
「現実の地獄ってやつは、様式美のわからない所だ」
ゆっくりと手を伸ばし、汚いものとはとても思えない窄まったお尻の穴の上、
尾骨のあたりをそっとさする。
「ひゃっ!」
毛を逆立てるように、よつんばいのままエルシィの体が跳ねる。
「触っちゃ駄目、駄目です!」
お尻でいやいやをするように、ふるふると揺れる。まだ肉付きの薄い太ももの
隙間からは、ボクに見せ付けるように襞がちらちらとあらわれる。
誘っているようにしか見えない。聞こえないように深呼吸してから、後を続けた。
「悪魔なら、普通はここらへんから尻尾が出ていることが多い」
「ううー、私はないんですー!」
舌先でそこをつつく。
滑らかな部分に舌をあてる。
「か、神様、何……してるんですか」
/
ごめん、Janeプレビュー中のミス。見なかったことに。
とりあえず一発抜いた
ブログにあったようなエロ同人てどれくらいあったんだろ。
>>355 俺はEmodeのしか見つけられなかったけど、どうなんだろうね。
冬にはそれなりに増えてくると思うけれど。
たみーのブログでモザイクがかかってた同人誌の詳細を教えて!エロい人!
左のは本スレでわかった。あと別にもう一冊見つけた。
しかし、SSはWEBでもここでもまるで供給がない……
ほしゅ
女性の数は多いが、百合はものすごい想像しづらいと思ってたが今週はありだ
かわいいもの好き武士。
いいね。実にいい。
本編よりもあの無茶な双六の方が印象強い
可愛いものにキスをしまくるドッペルゲンガーが発生
それを止めようとする桂馬とエルシイ
→眼鏡外し桂馬
→桂馬女装
→エルシイがキス→「はじめては神様とじゃないと嫌です…」
→土壇場で神様が割り込む
→百合→桂馬女装巻き込み
→3P
エルシイの活躍見たい
今回のターゲットはかなりキタんだが…
ついにLCを越えたな
あれをどうやって堕とすのか今から楽しみでならない
保守
面白かった!歩美かわいすぎる!
今週はネタにしてくれと言わんばかりだな
いろいろ仕事が増えたみたいな話を前にしてたけど、
そろそろ全員サービスこないかな?
一人でも3Pの相手ができるわけだな。
片方が桂馬に奉仕し、片方は桂馬に奉仕させると。
ソフトクリームにモザイクかけたらひわい?
ソフトクリームを海苔で隠したら卑猥?
ソフトにモザかけた画像、本スレにあったよ。
ジュンクでまた40冊も仕入れてて、さすがにちょっと心配になるね。
377 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 21:27:34 ID:4DFh8iwT
保守あげ。
保守がてら桂馬とあゆみんで投下。エロなしだけど暇つぶしにどうぞ。
「紙のみぞ知るporn」が素晴らしすぎて投下に躊躇したのは秘密だ。
私は、独りで泣いていた。
わけもわからず、ただひたすらに。
ココロに闇がじわじわ広がっていくのが分かったけれど、独りじゃ、何にもできないにきまってるよ。
…独り?
いや、ちがった。すぐそばに、人の気配。
すがるように手を伸ばした瞬間、頬に何かが触れた。やさしくて、やわらかくて、あたたかい感触。
キス、されている。キスで、涙をぬぐわれている。
おそるおそる顔をあげる。やさしく微笑んだ目が私を見つめていた。
冷え切っていたココロの温度が一気に上昇。トク、トク、トク…
心臓の音、早くて、大きい。彼に聞こえてるんじゃないかってくらい。
「歩美。」
また、不意打ちだ。名前、呼ぶなんて。
これ以上私をドキドキさせて、どうする気なんだろ…?
きっと耳まで赤くなってる。恥ずかしいな。苦しいな。嬉しいな。
お返し、じゃないけれど。
私も彼をじっと見つめてみる。
すらっと伸びた肢体。さらさらの髪の毛。透き通るような白い肌。私にキスした、唇。
まるで…王子様だ。
眼鏡もかけてないけど。こんな優しい顔なんてみたことないけど。
ましてやキス、だなんてっ!!
でも、認めるしかない。王子様は、オタメガ―桂木桂馬―その人に間違いなかった。
「ね、よかったらさ、もう一回…私の名前、呼んでくれる?」
あくまで平然を装って聞いてみる。
微笑んだまま、私を見つめたまま、彼の口は再びひらかれた…。
「おい、高原。」
…へっ??
さっきは、「歩美」って言ってたよね??
しかもすごくぶっきらぼうな言い方だし。さっきの甘さはどこに行ったのさ。
あれ?よく見たらメガネしてる…。ゴシゴシ目を擦って、もう一度見てみたけど、やっぱりメガネだ。
「あ、あのさ…今日、メガネかけてたっけ?それに何でいきなり名字?」
「何、ねぼけてるんだよ。2時間目もう終ってるぞ。」
…へっ???
に、2時間目????
思い出せ、思い出せ!!
えーと、2時間目の最初に英語のテスト返ってきて、案の定最悪の点数で、落ち込んで、机に突っ伏して…そのまま、寝ちゃってた…。
ってことは、さっきの全部、夢ってことぉ?!なんて夢見てんだ、私っ!!
みるみるうちに顔が赤くなって暴れだした私を、不思議そうな顔で見ながら言い放つ。
「授業中に消しゴム飛んできたんだ。おかげでゲームのボタン押し間違えそうになったんだぞ。いつまでたっても取りに来ないと思ったら…。」
…寝てるうちに飛ばしちゃったんだ。
消しゴムを私の机において、さっさと席に帰ろうとする。
こ、こいつ…!!人が真剣?に恥ずかしがってたと言うのにっ!!
怒りと恥ずかしさにまかせて左腕をつかんだ。また心拍数があがった気がするけど、きっと気のせい。
「何?ゲームで忙しいんだけど。」
「ゲームゲームってさ…確かに居眠りして消しゴム飛ばしちゃったのは悪かったけど、その言い方はないでしょーーー!?」
私の言い分なんか耳に入らないみたいで、机においてあった紙を拾い上げてぼそっと一言。
「授業中寝てるからこんな悲惨な点数になるんだろうな。」
「あ、あんただってゲームしかしてないじゃないのーー!!点数だってきっと…」
片手には100点満点の英語のテスト。勿論名前は桂木桂馬。
「ううぅぅぅ…もういい!!桂木のバカーーー!!!」
つかんでた腕を力任せに振り切った。勢いで桂木の体が机にあたったみたいだけど、知るもんか。あんなやつ!!ドキドキして損した!!!
「おにーさまぁ、大丈夫ですか!?」
騒ぎを聞きつけて、エリーがやってきた。かわいいかわいい妹とラブラブしとけばいーんだ。ふんっ。私には関係ないもん。
夢だって、単なる偶然よ偶然!!
ふと、机に置かれた消しゴムに目が留まった。そういえば、なんで桂木はコレが私の消しゴムだって分かったんだろう?
名前書いてないし、私の席はあいつの斜め後ろだからどこから飛んできたか見えないだろうし。
「うーん、喧嘩するほど仲が良いってか。」
「何気に一発で歩美の持ち物だって見抜いてたしねー。」
いつのまにか現れた京といづみが好き勝手なこといってるっ!
「そもそもオタメガが他人に声かける事自体珍しいよね。」
「そうそう。エリーと歩美くらいだよ、オタメガとまともに話してるのは。」
「歩美だって最近掃除時間の前、生き生きした顔してるしねー。」
…けど当たってる。あいつと話してると、なんでかわかんないけど、楽しいんだ。
だけど私の場合は掃除場所が一緒だから話す機会があるってだけで…。
なんて考えてたら、京がにっこり笑ってささやいた。
「歩美、うっかりしてるとエリーにオタメガとられちゃうぞ!
とりあえず、消しゴムのお礼とお詫びくらい、きちんとしてきたら?このままじゃ気まずいでしょ。」
…エリーに取られちゃうってのはおいといて。
「うん、掃除の前に謝っとく…。」
そうだよね、わざわざ私の席まで消しゴムもって来てくれたんだから。お礼言う前に怒っちゃったのはまずかったな。
どうやって謝ろう、なんて思いながら斜め前をみたら、桂木と目が合ってしまった。
とっさに目をそらす、なのに、あっという間に顔が真っ赤。自分でも嫌になる。
一部始終を見ていた京といづみが、ニヤニヤしながら顔を近づけてきた。
あーあ、しばらくはこの話題ばっかりなんだろうな…。うんざりして、でも嬉しい気持ちもあって。
面白半分で茶化してるようで、実は結構真剣に相談に乗ってくれるんだよね。
私は、夢のこと、この二人にだったら話してもいいかな、なんて思い始めていた。
GJ。
桂馬は王子様なのかw
GJ
程よい甘さで大変結構な逸品でした
>>381 GJ
こういう甘いのは大好物さ
和んだ^^
GJ!!
ニヤニヤ
>379-381
GJ !!
2828が止まらないぜ。
どのキャラもラブコメの主人公たりえる要素をもっているのに、
ほんの数回で退場するのはとても惜しい。もったいないもったいない。
先輩ネタはまだかね?
>>388 ひっそり書いてるけど…いつ出来上がるかわからないです
ヒロインたちが個別に攻略されて、終わったら退場という形が勿体無い。
彼女らが同時に出てきて絡むような話が出てきたらこのスレに書く原動力的に
リミッターが振り切れるぜw
そして、主人公の恋人の座争奪戦が…
弾丸娘、鞭姫、電撃アイドル、無口、スタンド使い、悪魔
……一人戦闘能力ないけどどうなんだろ?
ぶっちゃけて言うと、インターミッション以外で過去キャラ出すのは
打ち切りフラグだと思うんだよな。
「「「「私達の戦い(桂馬争奪戦)はこれからよ!」」」」
394 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 18:43:41 ID:dNsNoDk+
タミーによるとマップ上にある程度人がそろったら何かするみたいだな
>>391の展開はいずれあるやもしれんな
ageスマソ
主将×神様のSS投下します
『最後に一つだけいいかな…』
「え…な!?なんだ…身体が!!」
『思い出だよ…』
「なっ何言って…うわーうわーうわー」
それはもう一人の…女である私と和解したばかりの出来事だった、
もう一人の私が中に戻ったと思えば、勝手に身体が動き、
桂木に抱きついて、顔が…互いの距離が近くなって…あっ!
と目をつむった瞬間、身体のバランスが崩れる!?
ドサァァァッ!!
うわぁぁっ!そしてそのままもたれるように倒れてしまったのだ。
どうも足がもつれてしまったらしい…
「あいたた…」
『残念…でも無いか』
「えっ…」
もう一人の私の声に、ようやく現状を知る…
そしてこの驚きの状況に目が大きく見開かされてた!
こ…これはどんな状況になってるんだぁぁ!?
「いてて…って、主将!?」
「違うぞ桂木…これは!」
地面に倒れた時に、私の顔が桂木の股の上に乗ってしまっていた、
なんだ…この頬に感じる膨らみは、ムニッとした温かいのが頬に触れてて…
えっ…どういう事だ?やわらかいと感じてたのに、徐々に固く…しかも大きくなって!
『ふむっ……こっちの思い出でもいいかな?』
「!おい…何の事だ、って…うわっ!!」
手がまた勝手に動いていく、な…何をする気だ?何を…
自分の行動に心臓がドックンドックンと慌しく動いてた、
嘘…そんなとこを掴むのか!?
「うっ…主将!な、何を…」
「いや、これは私がしているわけじゃ…あっ!」
ズルッ
強引に掴んで引っ張って、それが下にずらされた…桂木の穿いてたズボンが、
その下が晒される…これは!そこはまるでテントのようになっていた…
この下に何が起きて…んっ、心臓が…慌しい。
『ほら、もう一枚…』
「ちょっ!待て…あうっ!?」
そして驚きも収まらない内にそれすらも、この手は剥ぎ取ってしまうのだ、
すると…私はより驚かされる見慣れないそれを見てしまうのだった!!
『知ってるよね…これが何かくらい?』
「これが…おちんちんというものなのか…?」
ボソッと口から漏れた言葉、そうだ…これはアレだ…
男の股間に生やす性器…女には無い男の象徴…おちんちん。
『そうだな…でも保健の本に描かれてたのとは、ちょっと違うか?』
「うん、だけども…可愛い…はっ!私…何を!?」
無意識の内に私は目の前にあるモノに目が惹かれていた…
この大きくなって皮からはみ出たピンク色の中身に、
ここから鼻を刺激する臭み漂っていたけども、
それでも何故か胸が高鳴り目が離せない。
気付けば間近にまで迫り、目と鼻の先に近づいてた程に…そして、
ふと目が合ってしまう、もう一人の私と…
「って、また分かれてるじゃないか!」
『だって…私も惹かれちゃったから仕方ないだろ、お前と同じだもの』
うっ…否定できない、何故なら…私の眼差しは確かに見惚れていた。
こんなに側で凝視して…しかもだ、いつのまにか口が迫り、
唇が卑猥に濡れ輝く先端に付着していた。
クチュッ…
「んあっ…んっ…あぁ…」
「主将…何を…うぅっ!!」
「あんっ、桂木…んっ…んんっ!!」
あぁ…舌が勝手に動く、またもう一人の…女である私の仕業なのか、
それとも…んっ!とにかく今は汚いという感情を跳ね除け、
ただ無心に舌先でそこを包み込み、表面を舐め這わせていく…
当然に感じてたさ…桂木のおちんちんの味を。
んっ…音もやらしい音色だな、それに加え舌から伝わる触感が、
また一段と胸の高鳴りを強めていく…
そうだドキドキしてるのか私は、なんだか…試合で勝った時の喜びとはまた違う、
とても不可思議な胸の高鳴りだった。
「うぅ…あっ!そこまで…うぅっ!!」
桂木の震えつつ反応する声を聞くと、それはより高まる…
そして望むのだ、もっともっと聞かせてくれ…おちんちん感じさせてくれと。
だから私の二つの意志とはまた違う、いや…根っこがそうさせてるのか?
つまり本能が…私の舌を、口を動かせて…んっ!
ドブゥゥゥッ!!
「んぐっ!!うぇ…何だ、これは!?」
口の中に突然に入ってきた、この先端から噴出す粘液に、
驚きつつ咽てしまう…うっ!おぇ…
『駄目…吐き出しちゃ、もったいない…』
もう一人の分裂した私が、そう囁く…こんなに粘々して臭く苦いのにか?
だが確かに…本能が囁く、勿体無いって…
「だから、何だコレは!粘々して臭くて白くて…」
『これは精子…知ってる筈だけどな、ほら…この前に学校で習ったはずだよ』
精子?あっ!?そうか…思い出した、するとこれが桂木の子種なのか、
男が出す子供を作る素…この白いのが…んっ。
『そして気持ちよくなった時に出す粘液…』
気持ちよく…私ので気持ちよくなれたのか?
これはその証なのか…んっ、な…何故だろう、そう思うと咽て吐き出しかけたのに、
この顔に口に入った分を外に出すのが、凄く勿体無く思えてきてた。
そして私は我慢して…その口に溜め込んだのを喉に流し、そのまま…
ゴックン…
静かに喉音を鳴らし、胃へそれらを飲み込んでしまったのだった。
うっ…だけど喉元に粘りついてるようで気持ち悪い、でも…
確かな達成感を感じてた、あぁ…熱いよ、身体が奥から熱くなっていく…
これは一体…私は何に目覚めようとしてるのだ?
まるで何か解放されそうな…そんな錯覚を感じているみたいだった。
それに目の前がぼやけてる…私は放心してるのか?
なんだか夢気分のようだが…あっ、だけど眠ってはいない、
こうして身体が動いてるし…ん?ちょっと待て!
私は放心してる間に桂木の手を掴み、そのまま引き寄せ、
身体の上に被さるように迫っていた…って!ま、また身体が勝手に!?
「おい!何を…」
『ここまでしたら、決まってるだろ?』
「決まってるって…おいっ!何で…し、下を脱がせ何を…」
『桂木にあげるのよ…私の…そう女の子大切なのを』
「なっ!!?」
女の子の大切なのをあげるって…ま、まさか!
頭に過ぎった強い衝撃的な想像に、まさか…と思う間も無く、
勝手に動く身体の動きが、予感が当たりだと知らせる。
しかも躊躇する間もなく、続いて私の手は、
自分自身の下に穿く下着をも脱ぎ下ろしてる…待て、このままじゃ!
「なっ主将…!?ま、まさか…」
「ち、違うぞ桂木!これは…わっ!待て待て…これだけは…」
『もうこっちは待ちきれないって言ってるのにか?』
なっ!?ちょ…やだっ、自分の意志とは無関係…でもないのか、
おそらくもう一人の女である自分の意志が、下半身の肌を晒させてしまったのだ、
するとその股間部は私も気付かぬ間に、何故かびっしょりと濡れていた。
それに何だか…んっ、熱くなってる…疼いてもいる、
まさか…これが待ちきれないという意味なのか?
「うっ…主将…それは!」
「か、桂木…んっ…あっ!」
熱くなってるのは股間だけじゃなかったようだ、さっきから顔もほんのり熱く感じる…
胸の鼓動が激しくなり全身の体温を上げているように感じてた。
そのせいか頭も…ボーっとしてる感じもする、だからなのか…
『さぁ…そのまま下に腰を…』
「んっ…あっ…」
「主将ちょ…!ま…まさか…あっ!?」
グジュッ…ジュブッ…
「んんん〜〜〜っ!!!あ…わぁぁぁ───っ!!?」
淫らな音が鳴り、続けて下部から強い衝撃が全身に走り抜けた、
今までに感じたことの無い新鮮な感覚に全身が驚き、
激しい衝撃に脳が揺さぶられていく…こ、これが挿入感なのか!
私の中に忍び入り込んでいく異物感…あぁ、
まるで実際の大きさの数倍もの代物を、深く差し込まれていくようだ。
入ってくる…桂木のアレが…先に舌を這わせ舐めていた、アレが…!!
私は今になって自分の行動に驚いていた、こ…こんな淫靡で大胆な事をするなど!
「くうっ!締め付けられる……」
「あっ…あぁっ…」
深く入ってくる男の性器に対して、私の身体の女性器は、
抵抗というよりもガシッと握り飲み込むようにして、
入ってくる代物…桂木のおちんちんを歓迎し迎えていく!
『はぁ…あぁ…こんなにヨダレを垂らして…感じてるんだな?』
「感じてなんて…いるものか!」
『嘘つき…私が感じているのだから、お前も…んっ』
うっ…やはり自分自身に嘘はつけないのか…
そうだ私は感じていた、とっても卑猥な感覚を…
だがそれを認めるには、とても恥ずかし過ぎる、
だってこんないやらしい感覚に負けるなんて…私の誇りが許さない!
『負けじゃないよ…ほら認めていいんだ、だってこれは女の本能的な喜びなんだから…』
「お、女の?」
『そう、だから素直に求めていいって事…ほら心に素直になって求めて…』
「あんっ…素直に…求めて…いいのか?」
『いいんだよ…ほら、もっとほしいでしょ、桂木のを奥まで』
「うん…」
もう一人の言葉に素直に頷く私、そして腰が自分の意志で動いてた!
もう一人の…女である私じゃない、私自身の意志で…
いや、今回は女であるのは私の方か…
グチュグチュ!
「うわっ…待て!こんなに激しく…うぅっ!」
そうだ桂木の叫びを無視して、私の腰は力強く上下に動く!
ただ心の…女として貪欲な本能のままに、ひたすらに求めだしたのだ!!
あぁ…本能に忠実になると、奥から甘美な感覚が湧き上がってくる、
なんて快楽感…そうだ気持ちいい、もう意識が溶けそうになるくらい、
私が私で無くなるくらいに気持ちいい!!
だから今だけ何も…体面も全て考えず、
ひたすらにこの淫らな快楽に身を任せていたかったのだった。
「どうだ…あっ…桂木、私の…んっ…中は?」
「はぁ…うっ!くっ…潰されるくらいに締めつけられて…くぅ!」
「はぁ…あぁ…それはいいのか?悪いのか?」
「うっ!痛いくらいだけども…うぅ…でも、主将の中…気持ちいいです」
気持ちいい…桂木も私ので感じてくれてる、私の膣で…
そう感じた時に胸が大きく鳴って…幸福感が膨らんできた。
そして興奮が高まってきて…また腰の動きが加速していく!
「うわぁぁ…主将…また…!!」
「欲しい…桂木の…あぁっ!奥まで…」
『そうだ掻き回して…いっぱい!壊れちゃうくらいに!!』
もっと一つに…もっと…挿し込んで感じたい!
私たちの思いは今は完全に一つになっていた…
やがて目の前が白くなって霞んでくる…あぁ…これは…一体、
奥から熱いのが大きくなっていって…んっ!!
「あぁぁぁぁぁ──────っ!!!」
「主将…うっ!わぁぁぁぁぁ!!!!」
ビュクッ!ドクドクゥゥゥゥゥゥ…!!!
そして一気に弾けてた…視界は完全に白いのに覆われ、
意識が拡散していく…私は初めて…イった。
んっ!あぁ…熱い、お腹の中に何か流れ込んでくる…それはとても不可思議な感覚、
だけども…気持ちいい、嫌いじゃない…いや好きになる感触だった。
『いっぱい出されちゃったな、桂木の精子…』
「精子…桂木の子種か…」
ズブッと挿入されていた桂木のおちんちんを抜くと、
赤く腫れて拡がってるままの私の秘所から、白いのが溢れ出してるのが見えた。
それに感じていた…お腹の内に放たれた多くの精子の感触を…
そうか私は女として子を孕む行為をしたんだな、だから…だからもしかすると…
ふと…その可能性を私は思考が鈍った頭の中で思い浮かべた。
なんという愚かしい事を…だけども、それなのに私はまた胸を高鳴らせ、
身体を火照らせ…この欲情を大きくさせてたのだ。
……まぁいいか、それはそれで…それに。
「なぁ桂木…もう一回…いいだろ?」
「はぁはぁ……え゙っ」
「すまないが…まだ収まらないんだ、もっと…桂木と一つに…んっ!」
「うわっ!くっ…あぁぁ!!!」
ジュブッ…
まだ白いドロドロしたのを溢れ出している股間の秘所に、
私は再び自分から桂木のを咥え込ませていた。
そして腰を再び動かして…このつい先まで堪能していた、
卑猥で淫靡な行為を再開したのだ!
またあの弾ける感じ…イカされ、熱いのを奥に出されるまで…
そう私の女の本能が満足するまで繰り返し求め続けていく。
『かわいくて強い武道家になるまえに、エッチな武道家になってしまったな』
「うっ!だが…一人の男の前だけだぞ」
『わかってる…ほら、またくるぞ!』
「んっ!あぁぁぁぁっ!!熱いの…んんっ!」
そして私はここが夜の公園だというのを忘れ、
もっともっと性の快楽を好きな男と楽しみ続けるのだった…果てるまで何度も何度も…
::::::::::::
「はぁはぁ…あの主将、これで…うっ!」
「まだだ桂木…もう一回…」
「そんな…もう5度目で勃起しない…うっ!」
「ならば立たせるまでだ!んっ…どうだ上手くなっただろ?んんっ…」
ええ〜っと…エルシィです、凄い光景が目の前で繰り返されています。
実はちょっとしたハプニングで、今回の駆け魂が隠れてる女の子の春日楠さんは、
神様にとてもエッチな事をしていました。
今なんて力尽きて萎えてしまった、神様のおちんちんを舐めて、
強引に元気にさせようとしてますし…
少し前の女らしさを恥じて否定していた人と、もう同一人物とは思えないかも。
完全に発情したメスになってますよね、
こういう人程に堕ちるの早いって本当なんですね…
あ…固くさせると今度はまた下の口で、その神様のおちんちんを
咥えこんじゃいました、えっと…神様これで何発目でしたっけ?
いつもならキスで駆け魂が出てくれるのに、今回は一向に出ませんね…
どうやらよほど飢えていたみたいです。
「まだまだ…もっと女の喜びを感じたい桂木…んっ!」
「うぅ…でもこのままだとですね…」
『大丈夫…お前のなら出来てもかまわないから…な』
「うん…だから、もっと…奥に桂木の出して…」
「いや…その本当に限界だから!!うわぁぁぁ!!」
しかも分裂して二人掛かりに…神様ファイト!
その後…ようやく楠さんの身体から駆け魂が抜け出した時、
神様はもはやミイラのような干物になってました。
逆に意識を失いベンチに寝かされた楠さんは…凄く満ち溢れた表情でしたよ。
ちょっと羨ましいかも…んっ、神様…搾ったら後一発分くらい残ってませんかね…
【おしまい】
>>402 ちょwww駆け☆魂☆誕☆生☆
に、なりそうなならなそうなw
先輩はエロかったなぁ。GJです
セルフ言葉責めwww
この人はハヤテスレといい、いつも良作を書いてくれるなあ
主将もの読みたくてしかなたかった。
まじありがとう。
沈んでた気分が急浮上したわ
本気でGJ
うぉおおお、すごいのキテターー!
GJ! GJですよ!!
ROCO神の神っぷりは変わらないどころか、神格がさらに上がってきてるな。
『女』を知らない主将が女の主将と戦うために主将に女の喜びを体で教えるんですね
敵を知り己をしればなんたらって言うしね
もうちょっと話が進んで設定が煮詰まってきたら
ぜひ、ハクアたんの話もお願いします。
たみーの書く女の子はいちいちかわいいよ。
ドレイクとか男性陣もかっこ良かったけどね。
「強力になった駆け魂は……」
「強力になった駆け魂は?」
「セックスまでしないとスキマから出てきてくれないんです!!」
「あーっ! 駆け魂がハクアの中に!」
「ちょっ、まっ、エルシィっ!」
「ハクア〜、神にーさまに任せてれば安心だから!」
「こ、これが男の人の……っ」
……ふゥ
あれがあれば…神にーさまと…
ゴクリ
大口あけて駆け魂を呑み込もうとするエルシィ
でもその後で駆け魂が出てきたら攻略前後一連の記憶なくなっちゃうんだぜ
ってことで思い留まって欲しいもんだw
羽衣の万能さは異常
いつの間にかpink規制解除されたと聞いて
我慢できずにハクア×神様&鬼畜神様×ハクアで少しずつ書いてるが、
次号以降の展開で没か書き直さないといけないかもと思うとドキドキしてる;
エ『神にーさまーお風呂入りまショー』
桂『…(///)なんでだよ‥っ』
エ(羽衣で拘束)
『( ´∀`)剥き剥き』
『キレイキレイにしないと…!!…リアルの女の子攻略出来ませんよ〜』
エ『ンフ、お尻の溝は指で優しく洗って…流して…神様、お尻可愛い♪』神『…同じこと、してやろうか?』
エ『え…』
神『…妹だろ?』
エ『う〜、妹です〜!!』
エ『洗いっこ恥ずかしい///』
エ『神さま〜、優しく洗って下さいね‥』
神『わかってるよ』
背後から抱っこするように前に手を回し
エルシィの秘部へ泡だらけの手を…
エ『あ、あわ〜///神さま〜』
ハクア攻略順調だな。
桂馬がエルシィに抱きつかれて自分よりも拒否の仕方がゆるくて嫉妬したり、
冗談のつもりでバディを乗り換えないか聞いて言下に拒否されて傷ついたり、
エルシィと桂馬が捕まえた駆け魂を悪意なく譲られて照れて三人で握手したり、
このまま王道して欲しい。
ハクア「私、初めてなの」
桂馬「大丈夫。僕がついてる」
ハ「いやっ、大きすぎる」
桂「ほら、ちゃんと見て」
ハ「んっ!入ってるっ」
駆け魂勾留のシーン
>>421 それを音声だけで聞いたエルシィが大勘違いするんですねわかります。
エルシィにそんな知識あるのかなぁ・・
むしろ
>>421が実際にヤッちゃってる場面で、
駆け魂勾留と勘違いしたエルシィが「私も手伝います!」と乱入して気まずくなる展開ならどうか。
また投下させてもらいます、本誌の方がどうなるかわかりませんが、
もうほぼ攻略されてると信じ、神様×ハクアSSです。
一応今回の前編にあたる話も考えているのですが…投下予定は未定という事で;
ふむ…どうやら時間は夜更けのようだ…、
だが朝日も照らさない内に、既にボクの意識は覚めていた。
それは安眠を妨害する輩が直ぐ目の前に居るからだ、
何となく部屋に侵入してきた不審者の気配に気付き、
ドキドキさせつつも薄く目を開かせると、そいつはジッとベッドの上に浮かび、
このボクの顔を覗き見してるのが見えた…
「…なんでお前がここに居る!?」
「きゃっ!?べ…別にいいじゃない細かい事は…」
眠っていると思ってたのいだろう、ボクが薄く目を開かせたまま声をかけると、
こいつは大きな目を見開き驚きつつも、何故か顔を赤らめて視線を反らす、
ちなみに目の前に現れたのは女…名はハクア、
きっと今頃はぐっすりと寝てるであろうエルシィと同じ、地獄から来た悪魔だった。
「こんな夜中に不法侵入してくるくらいだ、何かボクに用か?」
「別に用ってわけじゃ…その…ちょっとね」
なんだ?妙にそわそわしてるが、言葉も詰まって不自然な感じがする…
まさかまた駆け魂を逃したとかか?
この手の面倒事はエルシィだけにしときたいのだが…
「ねぇ、ここ…座っていい?ちょっと話があるのだけど」
「ああ、構わないが」
仕方なく起き上がってベッドに腰をかけると、その直ぐ横に腰をかけるハクアだ、
やはり間近で見ると顔色は赤い…ほんのりと火照らせてるかのようだ。
それに耳元で聞こえる呼吸の音も、どこか荒いようだが…なんだ病気か?
それとも…いやそれは流石に無いだろう。
ふと頭に過ぎった可能性を却下させた、確かに以前に購入したゲームの展開で、
ヒロインが主人公の寝床で密会し、こんな感じになっていたというイベントがあった、
しかしまさかこの女が同じ理由でとは、とても考えられない…って!?
そんな事を考えていた時だ、急にハクアは鼻の息が当たるくらいに間近に、
その顔を迫らせてくる…そして耳元に温かい吐息を吹きかけたのだ。
「ねぇ…ちょっと提案なんだけどさ」
「な、なんだ…」
「あなた、エルシィの協力者やめて、私の協力者になりなさいよ」
突然のスカウトに思わずボクは呆気にとられてしまう、
まさかこの前の事で、ボクは利用できると睨んだのか?
うむむ…この要求に少し深く考えてみる事にする、
とりあえずこれが本当の目的とは思えないがな…
「確かにエルシィよりは使えそうだなお前は」
「でしょ?」
「だが面倒だからパスする、それだけ色々とされそうだしな」
「ちょっ!」
確かに少し抜けてる部分はあるが、基本性能的にはハクアはエルシィよりは優秀だろう、
だが…だからこそだな、今でも大変だというのに、
これ以上に面倒事に巻き込まれてもかなわない。
よって誘いを却下させてもらった、
ゲーム時間に費やす筈の時間を削られてたまるか。
しかし…こいつはしつこかった。
「ねぇ…もう少し考えなさいよ、そうだ…わ、私の協力者になったら色々と特典あるわよ!」
「なんだ、その特典とは?」
「そ、そうね…じゃあ、とりあえずお試しって事で…」
目がキョロキョロ動き落ち着かないと思えば、
うつむいて考え込み…先程から赤面になっていく顔が、
ますます更に赤みをましていく…と思えばまた顔を上げるなり、
今度はハクアの口元が薄く妖艶に笑む、そしてだ…ゆっくりとこっちに近づいてくる。
何だ?そう不審に思うと同時に、この接近してきた顔が視界から下に消えた!
「な、何…うっ!!」
「こ、こんな事をしてあげるんだから…んっ」
「ちょ…ま、待て!まさか…うっ!あぁっ!!」
チャプッ…
な、何だと!?一気に強烈な刺激が下から上に、電光石化の様に流れ込んでくる!
こ…こいつ、何て真似をしてるんだ!衝撃に戸惑いつつ、目を下に向けると、
ボクの目には信じられない光景が映った。
ハクアは何と、ボクの穿くズボンを脱がせ…そこから飛び出したのを、
その口で咥えこんでいたのだ!!
「うぅっ!おまえ…何を…くっ!!」
「言ったじゃない、特典だって…んっ、あむっ…」
小さな口を大きく広げ、それの先端を咥えこんでいく、
すると熱いくらいに温かな口の中で、それ自体が生き物の様に蠢く、
小さな柔らかな舌で絡ませてくるのだ…うぅっ!!
互いの先同士で軽く突き、過敏な箇所を舐め上げて…表面を摩り、
しばらくし口から抜くと、今度は全体を舌先で舐め這わせてもいく。
「はぁはぁ…この上級悪魔である私が、人間の…こんな粗末なのを咥えてあげてるのよ」
「お、お前な…うっ!あぁ!!」
「もぅ…んっ!はぁ…あ…ちゃんと洗ってるの?臭いし…カスだって、ほら皮との隙間に…んんっ」
「余計なお世話だ…んっ!うわぁぁっ!!くぅ…そこは…!!」
これは…何て強烈な刺激感なんだ!
頭の中に次々と、まるで電流を流されてるように、
ビリビリと激しい波が来てる!
くっ…しかし平気なのか、そんな場所を…うっ、
口で…舌で触れて…うぅっ!しかも皮との隙間にも捻じ込み入れてきて…
最初こそ躊躇してる感じもあったが、段々と慣れていくものなのか、
今は大胆な感じもするくらいに、とても手加減している様子は無かった。
「どう…エルシィより上手いでしょ?」
「別に…うっ!あいつとは…うぉっ!!」
「あの子には…負けれないもの、んんっ…あっ…」
くぅっ…何という事だ、たとえ興味が無くとも…人間の生理現象は働いてしまうのか、
もうボクの股間のは、刺激され大きくなって固くなって変化していく、
すっかり勃起状態になっている様だな…そしてそれは、
もはや全体がハクアの唾液にすっかりまみれていた。
しかしそれでも不十分だと言いたいのか、ハクアは裏スジをなぞりつつ、
その根っこまでを…くぅっ!ふ、袋まで舌を絡め舐め這わせていく。
当然に一段と激しい刺激の波が襲ってきてた、
それはもう…自分としては不本意だが、身体の生理的現象が、
一段階先へと進むくらいにだ!
まずい…このままでは出る!!すると…
「はい、ここまで…ここから先は契約した後のご褒美だから」
それを察したのか、ハクアは手と口を離してしまった。
しかし息は荒い…目も何処か満ちてない様な…そんな風に見えていた、
だがハクアは余裕の微笑みをなんとか下手糞にも演技し、
ジッとボクの目を訴える様に見つめてくる。
「ここから先は本契約の後のお楽しみなんだけども…どう?」
「そうか、ならいい」
「そうそう素直に私の協力者に…って!ちょっと!!」
「後はボクが自分で処置する、期待に応えれずにすまなかったな」
そう言ってあっさりと引き下がるのだ、
そうだ…そんな後にどうにかなるかわからない悪魔の契約を結ばずとも、
その気になれば自身の手で何とかなる、リスクを負う必要性は無いのだ。
迂闊に選択すれば、また今の駆け魂を巡る状況の様にイベントフラグになりかねん。
この判断は英断だとボクは思った、ところがそのボクの選択にハクアは、
一瞬で余裕の顔が壊れ、驚愕の顔に変わってしまうのだった。
「待って、ちょっと…今の無し!無しだから!」
「ん?」
ハクアは焦って呼び止める…なんだ、もう全然に余裕ない様子じゃないか。
メッキが剥がれるのが早い奴だ、全身を震わせてまた顔を真っ赤にし高揚してる。
「この先をしてほしくないわけ?」
「ああ」
「なっ!す、すっきりするわよ!」
「別に高いリスクを支払ってお前にしてもらう必要性は無いだろう」
「うぅ…!こうなったら!!もう少しサービスお試し期間を延長してやるから!」
「何?…!な、何をする!」
「つ、続きよ!んんっ!!」
ボクの制止を振り切り、再び股間に顔から潜り込んだハクアは、
そのままさっきの続きをするのだった。
またボクの股間のイチモツを口で咥え、勢いよく舌を絡めていく…
くぅっ!!さっきよりも恍惚してる表情に見えるのは気のせいだろうか?
しかし…一度中断されたとはいえ、感度はまだ冷めてない…
だからこのまま続けられると…うっ!
「おい…やめろ、コレ以上すると…うっ!」
「んっ…んんっ!!!」
もはや外部の声が聞こえないかのように、ますます一心に行為を続けてる、
まずい…もう本当に限界だ!このままそんなに…うっ!激しくされると…うわぁぁぁっ!!
ドブッ…ビュクゥゥゥゥゥ!!!
「んっ!?んぐぅ…ぷはぁっ!何…んっ!」
目の前が一瞬白くなった…と同時に口の中に突然に注がれ驚くハクアだ、
くっ…何という事だ、ついに出してしまった…
唖然とした表情のハクアの口の中から、一気に抜き出されたソレの先端からは、
まだ噴出し続けていて、ハクアの顔を粘りある液状ので白く汚していく…
「いやっ!熱っ…これって、まさか…なの?」
顔に…そして口の中にかけられた粘液の正体に自問自答してるようだが、
そうだ…これは精子、ハクアの責めに生理現象が起きて、射精した結果だな。
「何…勝手にイってるのよ!しかも…私にこんな汚くて臭いのをかけるなんて…」
「待て待て!お前の所為だろうが!」
「んっ…口の中にも粘々したのが…気持ち悪い、それにマズイし…」
人の話を聞け…勝手にボクを悪者扱いし責めるハクアだが、
きっと経験が無いのだろう…その口に注がれた男の精液の感覚に、
心を乱されて咳き込みつつ苦しんでいる、しかし…その時だ、喉が動いたのは。
「んっ…んくっ、やだ…飲んじゃったじゃない、こんなバッチィのを!」
……ゴクッと飲み込んだ、ちょっと待て、これはどう見てもこいつの意志だよな…
何故かそれでもボクの所為にする気なのか?
口に入ったのを悶えつつも飲み込み、更に顔に付着した分も指で拭い…
ボーっと熱い眼差しで指に絡みつく白い粘液を見つめている。
吐息が荒々しくなり、いかにも火照らせて発情でもしているかのような仕草だ、
するとそんな変化を見せるハクアはキッとボクを睨みつけ、そして…
「えいっ!」
「なんだ!うわぁぁっ!!」
ボクを押してベッドの上に押し倒す、そして…その身体の上に乗り被さってきたのだ、
唖然とボクはハクアを見つめる…きっと自分のしてる行動に、
一応は恥じらいを感じているのだろうが、
それなのにハクアは今度は自分のスカートの中に手を忍ばせ、
そこから…下着を脱ぎ下ろしていた!
「おい…何をしてる!」
「はぁ…んっ…黙ってなさいよ、んっ…全部あなたが悪いんだから!」
まったく滅茶苦茶だな…しかし滅茶苦茶はこれからだ、
ハクアは腰を下ろしていく…一度放っていながらにまだ固くし、
勃起状態のアレの上に…それはつまり!!
「お、おい…まさか!うっ!!」
「あっ!あぁぁっ!!!」
グジュッ…ジュブッ…
「んんんん─────っ!!!」
うぉぉっ!!これは…激しい衝撃が下から拡がっていく!
快楽の波が津波となって押し寄せてきたようだ!
温かいのに包まれて絡まれて締め付けられて…
過敏なそこを一層刺激しまくっていた、この感触は間違いない…繋がっている、
あの場所に…ハクアの膣内部に入っている!
互いの性器が交わり…いわゆる性行為の状態になっていた!!
「はぁ…んっ、入って…きてる!人間の…なのに…あぁ!!」
「お…お前、お試しは終わったんじゃなかったのか?」
「と、特別サービスよ…ふん、あ…あぁ!!ひゃぁぁっ!!」
ハクアも激しい衝撃を…快楽の波に襲われてるらしい、
下半身が動いて、揺らされ動きつつ互いの性器同士が、
何度も何度も深く結合して、敏感なそこを刺激し合い…
淫靡な感覚を互いに引き起こすのだ。
「もう…んっ!そんなに…あっ、突かないで…お腹の奥に…あぁぁ!!」
「うぅっ!それをしてるのは…あっ、お前だ…あぁ!!」
そう…実は意志も無く下に倒されてるボクには、
そんな交わる様な真似は無理なのだ、先から腰を上下し交わりを続けてるのは、
明らかに全てハクアの意志による行動だった…うっ!
中で…ギュッと握られて、無数の舌先にでも絡ませてこられるみたいだ!
「知らない…あっ!勝手に腰が…あぁっ!だから…あんたのせいよ!あぁ!!」
「くっ!あぁ!!おい…また激しくなったぞ…うぅ!!」
淫らな効果音が部屋に響く、そして互いの喘ぎも…卑猥なBGMだ、
繋がってるのだから感じる、ハクアの体温が上昇してるのが分かる…
それに汗か…それとも口元がだらしなく垂らす唾なのか、
体液が上から度々に垂れ零れてきていた…うっ!
当然だが股間で繋がってる箇所は、そんなの比で無いくらいに、
ハクアの膣で分泌される体液によって濡らされていた。
もちろんそこにはボクのも混じっているだろうが…うっ!
まずい…うっ!また…頭の中が白くなって…
「うぅっ…くっ!もう…」
「はぁ…あっ!出そう?出しそうなわけ!?」
コクッと頷く間にも…段々と感覚は高まっていく、
いくら何でもこのままでは…マズイ!
「ちゃんと…んっ、外に射精してよ…あっ!人間の精子を中でなんて冗談じゃ…あっ!ないわ…」
「わ、わかって…くっ!」
言われなくてもわかってる、これがどんな結果をもたらすかくらいの性知識なら身についてるさ、
この年齢で父親になるエンディングなんて迎える気はない、
だからこそ今の体勢でもボクは何とか抜こうと腰を引こうと努力した…しかし!
「うぅっ!!?」
「ちょ…あっ!駄目よ…あんっ、中でなんて…絶対…あぁ!!」
って、お前!そんなに足を絡めていたら…抜けないじゃないか!
言葉とは裏腹に、ハクアの足がボクの胴体を完全に固定して、
こちら側からは引き抜けなくしていたのだ。
しかも…口では嫌がっているくせに、ハクアは一向に行為をやめない、
それどころか腰の動きを加速している様にも見える!?
まるでこいつは母親になるエンディングでも目指してるかのようだ!!
「馬鹿…これ以上は!うぅっ…もう我慢が…」
「駄目!駄目!!絶対…やめて!中に…あぁぁ!!」
「だから口とやっている事が逆だぁぁぁ!!うぅう…もう…あぁぁぁ!!」
そして…頭の中が一気に白くなる、
必死に堪えてたのが耐えれず、解放されてしまった!!
ビュクゥゥゥ!!ドクドクゥゥゥゥ!!!
「!!?あぁぁっ!!うそっ…出てる!あぁぁ────!!」
「くぅぅぅ…あぁぁぁ──│!!」
そうだ…射精してしまった、中で…ハクアの膣内に、
盛大に生で精液を放っていく!!白く…汚す!!
「あ…あぁ…人間なんかの精液が、私の中に…んっ」
その射精される感覚に、ハクアはうっとりした顔で悶えた…ビクビクと痙攣し、
完全に絶頂してしまったようだ…
「あ…イってないもん、誰が人間なんかに…あぁっ…あうっ」
否定する言葉が嘘だと、誰でも一目で分かる顔をしているな、
そしてようやく腰が上がり、ハクアの中に納まってしまっていた、
ドロドロになっているこのボクの股間のイチモツが抜けてくる、
すると…その上からドロッと白い粘液が垂れて零れてくるのだ。
それがボクの放った精液だと、直ぐに互いに理解していた。
「こんなに…出したの?あ…できちゃうじゃない!」
「…人間と悪魔でも子供は作れるのか?」
「し、知らないわよ…そんなの、でも…もしそうなら今日は…」
おい…まさか狙ったようなタイミングだが、マジでそういう日じゃないだろうな!
ハクアのモジッとした態度に、不安が積もる…
たぶんボクの顔は蒼白になってるであろう、ハクアは…赤いままだが、
それでも気にはしている…のか?うつむいて身体を震わせ…そして!
「ねぇ、まだ固い…出し足りないわけ?」
「!?いや…そういうわけじゃない、うっ!」
ズブッ…
お、おい…今の感覚は何だ?また敏感な箇所で、
熱く濡れた柔らかいのに包まれた、あの気持ちの良い感覚が伝わってきたが!
「ちょっと…あっ!入れないでったら…あっ!まだ…あぁ!!」
「ちょっと待て…ボクじゃないぞ…うっ!」
「私がするわけ…ないじゃない!あ…あぁ…やだ、さっきより感じてる!」
だからどう見てもハクアからだ!またしても…繋がってきたのは!
膣に射精され動揺してるかと思えば、何故か再びボクとハクアの身体は繋がってしまってた!
まったく何を考えているのだ、こいつ…うぅっ!!
くっ…確かに絶頂の後だからか、感覚は過敏さを増してるようだな…こんなにも!
「熱い…あぁ…」
「!?おまえ…何、脱いでる!?」
「熱いから仕方ないじゃない…あっ、そんなに…見ないで…あぁぁ!!」
無茶苦茶だな…ついには上半身の衣類を脱ぎ捨て、
胸元の肌まで晒してくる…うっ!二次元でも見えそうで見えない部分がくっきりと…
なのにそこを隠しもせずに、堂々と淫らな行為を続けるのだ!
「やだ…あ、そんな熱い視線で見ないで変態…あっ!」
「いや…うっ、見せてるのはお前だから…くっ!」
「私…んっ…ほら胸だって、私…小さい方だし、こんなの見ても…んっ…」
「いや、貧乳キャラは需要あるが…うぉっ!」
「な、何…言ってるの、馬鹿!あ…そんな事…んっあぁっ!!」
くっ…失言だったか?思わず反応し応えてしまったのがきっかけか、
ギュッと一段と絞まってきていた、このままじゃ…また!
「出さないで…もうこれ以上、あんな汚いのを注いだら許さないんだから!」
「なら…離れろぉぉ!うぅっ…もう…」
「お、奥にビュッビュッかけちゃ…許さないからぁぁぁ!!あぁぁ───!!!」
ビュクッ!ドクドクゥゥゥゥゥ!!!
「んっ!あぁぁぁぁぁぁ──────んんっ!!!」
次の瞬間…また弾けた、必死に堪えたが堪えきれずに…
再びハクアの熱い内に注ぎ出してしまっていく!!
そして意識が…朦朧としていく、くっ…また現実の女を相手にイってしまった。
「熱い…あ…いっぱい、イカされちゃったなんてぇ…はぅ…あ…んん」
お腹を摩り、熱い吐息を吐きハクアは震えながらに呟く。
その様子から彼女もまたイってしまった事は明白だった。
どうやら胎内に射精された感覚にまだ酔い浸っている様子だな。
そしてボクもまた悔しく思いつつ、性の快楽に果ててしまった…
「はぁはぁ…もう、あなた…人間のくせに、私を孕ますつもり!」
「いや、お前が離さなかったから…んっ!?」
ここまでやっておきながらに、いまだに認めず、
ボクの所為にしようとするハクアだから、
こっちも文句の一つを呟くもの…その口を塞がれる!?
ハクアの唇が…重なった、な…なんだ!
大きく見開くボクの眼差しは、潤ませた瞳で熱く見つめるハクアの目を見つめてた。
「んっ…ま、まぁいいわ!そ…その時は絶対に責任とってもらうから」
「だから話を聴けぇぇぇ!!…って、責任て!?」
「一生…私のモノにしてやるんだから、私だけの…桂木桂馬に…」
お、おい…ますます鋭くなった熱い視線が、ボクの瞳を貫く…
そして少し間を置いて…離れた唇が再び重なってくるのだ、
しかも今度は強引に舌も入り込ませて…内で強引に絡ませてくる。
理解もできないまま深いキスをしてきていたハクアの行為を、
ただボクは唖然としたまま受け入れていた。
そしてギュッと抱擁され、肌の柔らかな感触と、
彼女の温もりが伝わってくる…心臓の鼓動も一緒に響いていた。
「な、なんなら…私が貴方のモノにでも…」
「おい…お前、ハクア…」
ドンドン!!!
「っ!!?」
『神にーさま〜何だか騒がしいですけど、どうしましたか〜?』
な、何ぃ!!するとその時だ、廊下の方から良く知る声が響いたのは!
その途端…互いの目が大きく見開いて、段々と目の前のハクアの顔が…
みるみる赤く染まっていく!まるで湯気が出そうなくらいに!!
と次の瞬間…凄まじい衝撃がボクを襲った!!
ドッカァァァァァァ!!!!!
「ふぇ!?きゃぁぁぁっ!!か、神様!?」
「あ…あいつ…ぐほっ」
強烈な衝撃と共に、ドアを破壊し、部屋の外へ弾き飛ばされ、
廊下の壁にめり込んだボクは、朦朧とした意識の中で、
既にボクの部屋の内には誰も居ないのを察する、
どうやら窓が開けっ放しな所からして、咄嗟に飛び去っていったようだ。
そして…エルシィが目の前の状況にわけもわからず、
ただオロオロしてるところを見たのを最後に、スッと意識が途切れるのを感じた。
……ふぅ、願わば次に目を開いた時、
先程の出来事をまとめて夢オチである事を願うぞ。
それにしてもあいつ…最後に何を告げるつもりだったのだろうか?
:::::
「はぁはぁ…危なかった、でも…私…何て事を!」
さっきまでの信じられない様な自分の行動に、
夜空の下で一人になった今更になって、
もう死んでしまうくらいの恥ずかしさを実感していた、
あぁぁ〜〜もぉぉぉ!!何処にこのモヤモヤをぶつけたらいいの!
くらくらするくらいに、私は自己嫌悪していたわ…
うう…、あ…あんな破廉恥というか、あんな事やこんな事まで…しちゃったなんて!
今度も夢だと思いたかったけれども、ほら今も…んっ、
まだ下腹部に余韻が残ってるし、お腹の中に感じる熱さが…
こんなにも満ちて感じてるし、はぁ…この感覚があれは夢じゃなくて現実にあった事だと、
もうイヤでも私に認識させていたの。
そしてまた思い出す…さっきまでの出来事、もしかしてあのまま邪魔が入らなかったら、
私…あの人間にあの言葉を…服従の言葉を口にしてたんじゃ。
ドックン…それを想像して胸が高鳴った、うぅ…何でこんな事になっちゃったのよ!
「あ、あの夢が悪いのよ!そうよ、そうじゃなきゃ…誰があんな人間なんかと…」
あれがきっかけだったのは確かね、まぁ…あの夢までは過激じゃなかったけれど、
でも…結果的に一線を越えてしまったもの、
まさかオチまで同じにならないでしょうね?なんか不安…はぁ。
そうやって心配しつつ、私はお腹を摩って…思い出して、
またポッと火照りつつ胸がドキドキしてたわ、
これはもう今夜は胸の高鳴りはしばらく収まらないかも。
「はぁ…人間なんかに、あんな奴に…上級悪魔の私が抱かれてしまうなんて、悔しい…」
でも一番悔しいのは…どうしてこんなにも、こんなにも…
すっきりして幸せな気持ちが残ってるのって事よ!
「確かに気持ちよかったけど…うぅ、やっぱり悔しい!!気の迷い…そう気の迷いよ絶対!」
きっと私はまだこの時は認めきれてなったのだと思う、
そう…もうとっくに自分が、あいつに攻略されてた…堕とされてる事実に。
だからこの後、何度も気の迷いを繰り返すのだけど…それはまた別の話。
今はただあいつの事だけを考えていた…この身体を火照らせて。
【おわり】
>>425 GJ
でも本当に神様をハクアがパートナーにするって展開はありそうだなぁ
GJ!!
ハクアはこれから毎晩日参で夜這に来るんですね
前編ってあれだろ、強力な力を得た駆け魂の触手攻撃でハクアがピンチな所を
神様が間一髪で助けてそのままよくわからん力で駆け魂を封印するってやつだろ
来週のサンデーはそんな展開にならないかなぁ
R15クラスの展開来ないかなぁ
>>433 ありがとうございます。
このスレはまだ戦える!
今週の話で、巨大駆け魂に操られた生徒らに集団輪姦される悪魔っ子達というネタを受信したのは俺だけか?
久々の嫉妬エルシィ
ROCO氏はまた一人女を孕ませましたとさw
単行本の後日談いいなあ……
もう後日談だけで一冊描いてほしいくらいだ
一冊とはいわないが、
番外編は欲しい所
4コマじゃ補完しきれない・・
絶チルみたいに本編と並行して番外四コマも連載して欲しいな。
447 :
ザイン:2008/10/19(日) 23:27:16 ID:HRpPd6w+
えーと、単行本しか読んでいない者なんですが、投下してもよろしいでしょうか?
>>447 思う様思いのたけをぶつけてくれ。
できれば栞が望ましい…すまん私情が入った
>>447 特に問題はないかと>>単行本のみ
448ではないが、俺はLCを所望する
450 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:10:00 ID:CXJMEf7w
では投下させてもらいます。慣れてないので多少寛大な心でお願いします。
>>448>>449 栞でもエルシィでもなく歩美で申し訳ないっす。
451 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:10:51 ID:CXJMEf7w
〜 Remember LOVE 〜
「はぁ……」
ベッドの上で寝転び、天井を見上げる少女 −高原歩美− は、もはや何度目かわから
ぬ回数のため息の後、机の上に視線を移す。
「……なーんか最近……なんていうか、イマイチすっきりしないんだよねぇ……大会では
勝てたし、タイムも伸びてるし、別に不満なんか無いはずなんだけどなぁ……」
はぁ、とさらに一つため息を付くと、歩美は机の上に視線を移す。
− 机の上 − の鞄……その横に置かれたピンク色の袋。
「……どうしてかな……胸……なんか苦しい……」
ごろん、と落ちる勢いでベッドから降りると、歩美は机に歩み寄り、袋に手をかける。
しゅるりと紐を解き、袋の中を覗きこむと、中にはまださほど使い込んでいない陸上用
のスパイクシューズ。
「……やっぱり……なんでこれが私の手元にあったのかも関係してるのかなぁ……」
見覚えのない、シューズ。
大会の前日。なぜか夜の学校のグラウンドでたたずんでいた歩美が持っていたシューズ。
誰のものかもわからないそれを歩美はなぜか手放す気になれず、そのまま持ち帰り、そ
して普通で考えればありえないことに、慣らし込みもしないまま着用して大会に挑んだ。
結果は見事に優勝。それ以降、片時も離さず持ち歩いている。
どうしても、どうしても手放すことができずに。
普通の「新しい物を使用した時の高揚感」とは明らかに異なる何かがこのシューズから
は感じ取れる。
歩美がそう思い始めたのは、大会で優勝したその日の夜のことだった……
− * − * − * −
「ん〜〜〜〜〜っ! 私優勝しちゃったよぉ〜〜〜〜〜〜っ! 信じられな〜〜〜いっ!」
パジャマ姿でベッドに寝転んだ歩美が、両手でスパイクシューズを高々と掲げ、未だ冷
めやらぬ興奮に酔いしれている。
「以外と君のおかげだったりするのかなぁ、もしかして君って幸運の靴とかだったりする?
ってー! あははっ! そーんなわけないかぁ! あーははははーーっ!」
答えるはずのないシューズ相手にそんな馬鹿な問答をしながら、それでも大会前日の夜
に突然現れた謎のシューズ。もしかたら、などという考えも浮かんでしまう。
「でーも、ホント、誰がくれたのかなぁ、これ。お礼しないといけないよねぇ。普通履き
慣らしもしないシューズで大会なんて自殺行為もいいとこなのに、まさか優勝だなんて……」
ごろんと横向きになると、歩美は一瞬ためらった後、シューズを枕の横に置いた。
一瞬のためらいは、履物を枕元に置くことに対する抵抗だったが、別段土のグラウンド
で使用したわけではないし、それに何より(多分)幸運のシューズだ、身近に置いてバチ
は当たらないだろう。
452 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:11:57 ID:CXJMEf7w
「んふふ〜……ん〜……」
すりすりとシューズに頬擦りすると、お礼のようにシューズのつま先にキスを一つ。
「あれ?……」
違和感。
歩美の右手が不意に口元に伸び、人差し指と中指でそっと唇をなぞる。
「……キス、って……こんな固いものだったっけ?……」
対象がシューズなのだからその感触は当然のものである、だがしかし、
『歩美の持つ記憶』の中のキスと何かが違うことに気付き、記憶の中からそれを呼び起
こそうとした瞬間。不意に歩美の上体が跳ね起きる。
「……私……なんでキスの感触なんか知ってるの?」
キスの経験などない……はずである。
なのに、なぜ自分はキスの感触に違和感を感じたのか、歩美は視線をシューズに移し、
呆然とそれを眺める。
「したことないのに……でも…………あの時のキスはすごく温かかった……ちょっとだけ、
乾いてるみたいな感じで、でもすごく温かかった……温かくて、熱くて、優しくて、すご
く気持ちよくて……」
視線を正面に戻し、まばたき一つ。
「なんで……私、そんなこと知ってるの?……あの時、って……何?」
自分の口から出た言葉の意図が掴めず、歩美はただ部屋の中に視線をさ迷わせる。
そして今一度、唇に触れる。
まず指先の冷たさが唇に伝わる。
そして時間差をおいて、唇の温もりと自らの吐息が指先に伝わる。
(ううん、違う、こんなんじゃない、もっともっと温かかったよ……あの時は……)
唇から離した指先に、歩美は視線を移す。
近い距離に、自分の指紋の形までもがはっきり見て取れる。
頬に朱が差し、その高揚感に歩美は両手で頬を覆う。
手のひらで一瞬だけ温度は下がるものの、その程度で収まるはずも無く、火照りはます
ます歩美の頬を焼く。
どうにもならないと悟った歩美は両手を頬から離し、その片手で、シューズを見もせず
に探る。
指先のコツンとした感触に、歩美はシューズを掴むと眼前にかざす。
目を閉じ、シューズを胸に抱く。
(誰……なんだろ…………私、誰と……キスなんか……)
顔が、頬が熱い。
その熱がじわりじわりと他の部分へと伝わっていく。
シューズに押しつぶされている胸へ、そして下腹の一点へと。
普段聞こえるはずのない鼓動が速く、大きく、頭の中に響いてくる。
「…………んっ……」
下腹の熱に、思わず歩美の太ももに力が入る。
頬の朱は顔全体に広がり、吐息が熱を持ち始める。
453 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:12:56 ID:CXJMEf7w
歩美は袋に入れたままのスパイクのつま先の部分を −スパイクピンで肌を傷つけぬよ
う注意しながら− パジャマ越しに胸の先端付近に押し付け、円を描くように刺激しはじ
める。
「……はぁ、ぁ……」
ぴりぴりと、まだ起立していない乳首から電気に似た刺激が走る。
「ん、くっ……んあぁぁっ……」
乳首がむくむくと隆起するに比例し、歩美の手の動きが早くなり、びくびくと上体が振
るえ始める。
「んぁっ、はぁっ!」
びくんと大きく一度身体を痙攣させ、スパイクを持ったまま歩美はどさりとベッドに倒
れ込む。
右手でもどかしくパジャマのボタンを上から外し始め、−左手はしっかりとシューズを
握ったまま− ようやく一番下までボタンを外し終えた歩美は、左手に持つスパイクに視
線を移し、それを自分の頭の横にそっと置いた。
自由になった両手でパジャマの前をはだけると、歩美は寝転んだまま僅かに頭を起こし、
外気に晒された2つの乳房を見下ろす。
発育途中の、それでも手のひらには余る大きさのそれが、ふるんと震えるのを確認した
歩美は、ゆっくりと左手を左の胸に移す。
ふわ、と、乳房の下から抱え上げるように胸を包み込み、やわやわと揉み始めると、す
ぐに歩美の喉の奥から艶声が漏れ出す。
「んはぁぁっ、ふっ、んぁっ、んふっ……」
胸の先端には触れず、あえて右手も使わず、左胸「だけ」を歩美は揉み続ける。わざと
単調な動きで。
ゆっくりゆっくりと手を動かすにつれ、時折ひくんひくんと上体が振るえ、触れられて
いない右胸が小さくふるふると揺れる。
触れられていない乳首や右胸や股間がどんどん熱を帯び、右手でそれらを一気に攻めた
い衝動を必死に抑え、歩美は自分を昂ぶらせるだけ昂ぶらせる。
「はんんんんんんっっ! だめっ! もだめっ! もうだめえぇぇぇっ!」
焦らすだけ焦らし、耐えるだけ耐えてから、歩美は一気に両手の親指と人差し指でそれ
ぞれ左右の乳首を捻り上げる。
「んぐっっ! はぁぁあぁぁぁぁぁっ!」
押さえ込まれるだけ押さえ込まれた快感が、一気に歩美の脳に雪崩れ込む。
乳首に引っ張られるかのように、全身がびくんと振るえ、乳首だけで軽い絶頂を迎えた
歩美は、そのまま休まず、右手をパジャマの、そしてその下の下着の中に滑り込ませる。
「んはぁっ……熱いよぉ……もおっ、こんなになっ、んぅっ!」
大陰唇を割っただけで、ぬるりとした液体がこぼれ出し、たちまち歩美の右手の指に絡
みつく。そのまま勢いでちゅぷりと音を立て、中指の第一関節が、秘唇の中に潜り込む。
「あああああっ! やぁっ、あんっ! そ、そんな、いきなり入ってっ!」
指の関節1つ分のストロークで出し入れし、秘唇の入り口を歩美は自ら攻める。
ちゅぷちゅぷと股間からの卑猥な音に、歩美はぎゅっと目を閉じ、イヤイヤと頭を振り
乱しながら、それでも指の動きは衰えるどころかその速さを増していく。
身体の奥から愛液がこんこんと湧き出し、指の動きで巻き起こる艶音も、じゅぶじゅぶ
とより卑猥さを増していく。
454 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:13:53 ID:CXJMEf7w
「はっ、あんっ! ふぁっ! はぁっ! んんっ、くふぅっ!」
指の動きとシンクロした自分自身の声。その卑猥さに、 固く閉じたまぶたの隙間から
じわりと涙がにじみ、みるみる大きな粒になっていく。
「んぁっ! やぁっ、こっ、声っ! 恥ずかしっ、んぁあぁっ!」
声だけは否定するものの、歩美の指の動きはますます勢いを増す。
乳首に触れていた左手が離れ、右手と同じ場所へとゆっくり移動する。
「んんっ! はっ! んあぁっ! 恥ずかしいっ、よぉっ! 止まんなっ、いっ!」
下着の中に潜り込み、右手のすぐ間際まで近づいた左手が、右手の指が潜り込む秘唇の
そのすぐ上。わずかに包皮から顔を覗かせた陰核に迫る。
「はぁっ、はぁっ、んっ! やぁっ、さ、さわっちゃ、んあっ、だめ、ぇ……」
やはり声だけは否定する。敏感すぎるその部分に触れることを。
それでも実質な強制力のない「声」では、何がどうなるわけではない。どうにも、ならない。
歩美の左手の人差し指は、
勢いよく、包皮ごとめくり上げるように、クリトリスを弾き上げた。
「うあああああああああああっっっっ!!」
見開かれた目。その弾みで目の淵に粒になっていた涙がこぼれ落ちる。
「ああああっ! あっ! あっ! やっ! いやっ! だめぇっ! だめなのぉぉっ!!
きちゃぁうぅぅっ! きちゃうよぉぉぉっ!!」
左手の親指と人差し指がクリトリスの上でのたくる。
膣口に差し込まれる右手の指のストロークと速さが増す。
閉じられることのない口から出る喘ぎ声を止めるすべがない。
腰がびくんびくんと跳ね、膝がばたばたと暴れる。
「だめっ! んぁっ! はぁっ! きもちっ、いいよぉっ! もぉっ! んああぁっ!!
だめぇっ! もぉだめぇっっ!!
ぎゅっと左手の指がクリトリスを摘み上げ、歩美の頭の中で光が弾ける。
その光の中に、逆光で輪郭しかわからぬ『誰か』が、歩美に手を差し伸べる。
「んあぁっ! あああああぁあぁぁぁっっっっっっっっ!!」
どさぁっと腰がベッドに落ち、ひくひくと歩美の身体が痙攣する。
がくりと頭から力が落ち、歩美の身体はひくん、と最後に振るえ、動かなくなる。
意識が遠のく寸前。歩美の口から小さく「誰?」と呟きが漏れた。
− * − * − * −
袋の中のシューズを見つめていた歩美が、はっと頭を上げる。
わすかに朱が差した顔をぶんぶんと振り、必死に胸の内の「うずき」を振り払う。
別段、歩美に自慰の経験がないわけではなかった。
回数にしてみれば、一月に数回。生理前に幾度かもやもやして行う程度ではあったが。
それがあの日、シューズを手にしたあの時の自慰以来、しない日の比率の方が遥かに少
なく……いや、ほぼ毎日のような頻度となってしまった。
家に帰り、寝る前にシューズの袋を見ていると、どうしても手が恥ずかしい箇所に伸び
てしまう。一晩のうちに複数回の情事を行ってしまったことも一度や二度ではなかった。
今だって実のところ乳首の先がパジャマを突き破らんばかりに張り出している。
シューズを眺めていただけでこれである。おそらく今触ってしまえば、一度の行為では
収まらないだろう。
455 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:14:42 ID:CXJMEf7w
そんな変化を見せる胸元に落としていた視線のまま、はぁ、と深くため息をつき、歩美
はシューズを袋から取り出す。
袋を机に置き、両手でシューズを抱えると、歩美はじっとシューズを見つめる。
「……もう、寝よう……」
必死に追いやろうとしても、胸や股間のうずきは消えるどころか、じくじくと歩美を攻
め続けている。寝よう、とは言ったものの、また今日もしてしまうんだろうな、などと思
いながら、ため息と共に、シューズを袋にしまおうと、机の上に手を伸ばしかけた歩美に、声。
《オシエテ ヤロウカ?》
「えっ?!」
自分のものではない声に、歩美は慌ててスパイクから顔を上げ、辺りを見渡す。
が、無論部屋の中には歩美1人。
「えっ? えっ? な、何? 今の声……」
《オマエノマエニ イルダロ》
びくりと歩美は正面の窓に顔を向ける。
が、やはりそこにも誰も居ない……が、
いつも見慣れた窓からの風景に何か違和感を感じ、歩美は1歩窓に向け、足を踏み出す。
「……だ、誰……」
窓に薄く映る自分の姿に歩美が目を凝らすと、次第にその自分の姿がもやもやと揺らぎ
始め、本来なら見えるはずの街の光が色を失っていく。
《オマエガ モッテル「ソレ」。オレノ オカゲデ テニイレラレタンダゾ》
「何……何なの……誰なの……」
既に窓には何も見えない。ただ煙のようなものが、窓一面にもやもやと揺らぎ、歩美を
誘っている。
声は、いつの間にか耳からではなく、直接頭の中に響いてきている。
《オレヲ オイダシタヤツノ セイデ マタ オマエノ ココロニ スキマガ デキルトハナ。
マァ コッチニハ アリガタイコトダガ》
「な、何言ってる……のよ……あなた、何なのよ……」
《シリタク ナイノカ?》
「えっ?」
応じる必要などないはずの問いかけに、思わず歩美は返事をしてしまう。
《オマエノ ココロノスキマ ソノ イミ。ソシテ ソノ「クツ」ノ コト》
「……心の……スキマ?」
《シリタケレバ ココロヲ ヒラケ。オレヲ ウケイレロ》
「受け入れ……る?」
《コワガルコトハ ナイ。オレガ アタラシイイノチヲエルマデ オマエノココロノナカ
ニ ハイラセテクレレバ イイダケダ》
「……い、意味わかんないよ……何言ってるか全然わかんないよ……」
456 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:15:42 ID:CXJMEf7w
頭の中に響く見えぬ何かの声に脅え、歩美はぎゅうと胸元にスパイクを抱きしめる。
それでも、 −胸に靴底のスパイクピンが刺さる痛みでも− 恐怖は拭えない。
《シリタイノダロウ? オマエガ イマオモッテイル フアン ノ リユウヲ》
「……あ、あなた、知ってるの? この……痛くて苦しいのが何か」
スパイク越しに胸を押さえ、歩美は声に問う。
《シリタイナラ オレヲ ウケイレロ》
「……どうすれば、いいの?」
《ナニモ シナクテイイ タダ オレヲ オマエノナカニ ハイラセるダケデ……》
窓に映る靄が、もぞり、と部屋の中に這い出してくる。
「ひっ!」
スパイクを抱え、恐怖で硬直する歩美。
灰色の煙の塊のようなもの −掻け魂− が、目にも止まらぬ速さで歩美に飛び掛る。
「きゃぁっ…………」
悲鳴半ばで、歩美はばたりと床に倒れ伏した。
− * − * − * −
「大変です神様ぁぁぁっ!!」
「ぬぉぁっ!」
鍵のかかっているドアをその鍵ごと粉砕し、エルシィが桂馬の部屋に飛び込んでくる。
「大変です神様! 大変です神様! 大変です神様! 大変です神様! 変態です神様は!」
「うるせぇえええええええええええええええっ!」
入ってくるなり騒ぎ立てるエルシィを一喝……のついでに、桂馬はエルシィのおでこに
チョップを叩き込む。
「うにゃぁぁっ!」
飛び込んだ勢いそのまま、あらぬ方向にすっ飛び、未開封のゲームの山にもんどりうっ
て飛び込み、桂馬の側にお尻を突き出してゲームのパッケージに埋もれるエルシィ。
「ノックもしないで部屋に飛び込んできやがって! おまけに人の大事なゲームに飛び込
むとはどういう了見だ! 限定版に付いてるフィギュアが壊れたらどうする!」
「後半は神様のせいですぅ〜……」
煙を吹いて伸びているエルシィ(のパンツ。ちなみに青と白の縞々)に、ふむ、パンツ
だけは妹として合格だな。などと呟き、それでも現物(リアル)には興味なし、と埋まっ
たままのエルシィに声をかける。
「ところでお前今どさくさに紛れて妙なこと言わなかったか?」
「へ? は? 妙なこと……ですか?」
がらがらと身体からゲームのパッケージを雪崩させながら、エルシィが頭をふらつかせ
て身を起こす。
「大変だか変態だか、何かそういうの」
「え? 大変だ、とは言いましたけど……私何か他に言いましたか?」
「む……そうか、なら、まぁいいんだが……疲れてるのかな……さっきまで神モードだっ
たからか……」
457 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:17:27 ID:CXJMEf7w
ぶつぶつと呟く桂馬に首をかしげていたエルシィだが、一転して声を荒げる。
「そ、それより大変なんです神様! この前捕まえた駆け魂が!」
「駆け魂が?」
「逃げ出しちゃったんですぅっ!!」
「……」
「……」
「……あの、神様?……」
予定ではここで「何ぃっ!」とか叫ぶ予定であるはずが、意図せぬ沈黙の桂馬にエルシィ
は恐る恐る声かかける。
「……一つ聞こう」
「……はい」
「捕まえた駆け魂、と言ったな?」
「は、はい」
「それはつまり『俺達が』捕まえた、という意味か?」
「そうです」
これまで二人が捕まえた駆け魂の −どれも相応の苦労(主に桂馬の)をもってして捕
まえた− 記憶を、桂馬は頭の中で思い起こす。
捕まえる、と言っても桂馬は対象者の中に隠れた駆け魂を追い出す係。実際の拘留は全
てエルシィが行っている。
駆け魂が人の心から抜け出した瞬間というのは、桂馬にしてみれば対象者との口付けの
最中であるわけで、じっくりゆっくりそれが捕まる様を見ているどころではない。
ゆえに、肝心のその「捕まえる」瞬間の記憶というのは、桂馬にしてみれば一番曖昧な
部分である。
それでも毎回視界の隅に微かに留めていられる光景があった。
「……あの変なビンの中に閉じ込めた奴が逃げ出した、ということか?」
「そうなります……」
無論「違います」という返事を期待したわけではないが、それでももしかしたら何かの
間違いであってほしいという桂馬の祈りは一言で一蹴された。
(……オーケー、落ち着け。おそらく毎度のこいつのポカだとは思うがまぁ落ち着くんだ
ボク。とりあえず状況の確認が最優先だな……)
「そんな簡単に逃げられたんじゃ捕まえる意味がないと思うのだが……」
「あ、いえ、もちろん普通ならありえないんですが……」
「ですが?」
「その、あの……えと……今回は特殊でして……」
特殊、という言葉に桂馬はふむ、と腕組みし、エルシィの顔を覗きこむ。
「まぁ、一応理由は聞こう。僕が想像しているような事じゃないことを祈ってな」
「う……」
ずい、と詰め寄る桂馬に思わず逃げ腰になりながらも、エルシィは必死に言葉を選ぶ。
「え、えと、その、実はですね……」
「……と、ちょっとまて、そういえばボクは捕まえた駆け魂がその後どうなるかを知らな
いぞ? ついでにそこのとこも加えて説明しろ」
「え、あ、え、ええっと、は、はい。えと、つ、捕まえた駆け魂はですね」
「ふむふむ」
「まず、地獄に送ります」
「まぁ、そうだろうな。ちなみにどうやって送ってるんだ? お前が地獄に持っていくの
か? 特にそんなそぶりがあったようには見えなかったが、今まで」
何だかんだいいながらほぼ四六時中一緒な二人。風呂やトイレや就寝や掃除以外でエル
シィが自分の前から姿を消した記憶が桂馬にはほとんど無かった。
「あ、えっと。宅魂便を使うんです」
458 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:18:14 ID:CXJMEf7w
「……たったまびん?」
桂馬の言葉にエルシィはごそごそと懐から拘留ビン(縮小状態)を取り出す。
「えーと、そのー、こちらの世界で言うなら宅急便のようなものです。拘留ビンに駆け魂
を封じて、ここのとこにサインするんです。そうするとビンが自動的に地獄の魂管理係の
ところに届くようになっているんです」
ここですここ、とビンに付いているタグ……のようなものを指差すエルシィ。その手元
を覗き込んだ桂馬は、確かにそこに黒縁の小さな札を見つける。
「その後は魂の管理係の仕事になりますので、私にはよくわかりませんが……最終的には
生前の罪に応じた罰を地獄で受け、罪が浄化されればまた新しい命として生を受け……と
聞いています」
「ほぉ……ま、よくいう地獄での罰というやつだな……ちなみに送ったビンっていうのは
どれくらいで向こうに届くんだ?」
「いわゆる魔術のたぐいですから、多分一瞬で届くはずですが……」
「つまり搬送中の事故とかではないわけか」
「はい」
「……ふむ……」
拘留したものを搬送する際の事故ではない、ということは、意外ではあるがエルシィの
落ち度ではないらしい。
では地獄のその管理係とやらがヘマをやらかした、ということになる。
地獄の悪魔にも不平不満とかストレスとか人間並みの問題がありそうだな、などと考え
ながら、桂馬はエルシィに改めて問う。
「それじゃぁ、今回の事件の原因は何なんだ?」
「う……その……えっと……は、話せば長くなると申しましょうか、その……」
待て、なぜそこで言葉に詰まる、と桂馬は内心焦る。
今までの分析からすればエルシィに落ち度はないはず。なぜ言葉につまる必要があるの
か、と。
「……い、いいから言ってみろ、まさかお前が原因なのか?」
「い、いえ、原因といいますか、そうなような、そうではないような……」
「だ、だから言えって」
「え、えと、その、き、聞いた話しによりますとですね、その、管理係の人がですね、そ、
その、駆け魂、というか拘留ビンの陳列棚から、誤ってビンを落としてしまったらしいん
です」
「落として割ったっていうのか?! なんだそのベタな設定はっ!」
「いっいえ、違うんです! 拘留ビンは70万Gの衝撃にも耐えられるよう設計されてい
るので、物理的な手段で破壊することは不可能なんです。落としたくらいじゃ傷どころか
曇り一つ付きません」
「じ、じゃぁなんでだよ」
傷が付かないからといって曇らないとは別問題だろうと突っ込みたかったが、結論がま
だだ、と言い聞かせ、桂馬はエルシィを煽る。
「え、えと……ビ、ビンは壊れなかったんですが……その…………開いてしまったみたい
なんです…………た……が……」
「な、何? 何が開いたって?」
ごにょごにょと急激に尻すぼみになり、聞き取れなかった確信である語尾を導き出すた
め、桂馬はエルシィの肩を掴み、がくがくと揺する。
「あ、あぅぅ、そそそ、その、ふ、蓋が、ですぅ!」
「……」
「……」
「ふた?」
「……はい」
「……」
「……」
459 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:19:17 ID:CXJMEf7w
「ふた、というと容器の中身が出ないように被せるあの「蓋」か?」
「そ、そうですぅ……」
「……」
「……」
「……あのビンの蓋は落としたくらいで開くようなものなのか?」
「……いえ、本来ならそんなことはありえません。蓋もビンと同じように物理的な衝撃で
は壊すことはできませんし、一度閉めたら地獄でもごく決められた死神や悪魔にしか開け
ることはできません……」
「……じゃぁなぜ開いた?」
「……そ、その…」
「その?」
「あの……」
「あの?」
ちらちらとこちらを窺うエルシィの眼差しにどんよりするほどイヤな予感を感じながら、
桂馬は精一杯平静を装い、エルシィの言葉を待つ。
「い、言っても怒りませんか? 神様」
「……内容による。というかお前に選択肢はない、言え」
「はうっ! ……そ、その……し、閉めていなかったんです……」
「は?」
「……だ、だから蓋を閉めていなかったんですぅっ!!」
「……」
「……あれ? お、怒らないんですか、神様?」
先ほど同様、予定ではここでも「何ぃっ!」とか叫ばれる予定であるはずが、再び意図
せぬ沈黙の桂馬に、意を決して事実を告白したエルシィは、やはり恐る恐る声をかける。
「……いや、お前蓋閉めてたじゃないか、確か。ちゃんと見てはいないけど」
桂馬が垣間見た記憶によれば、駆け魂がビンに入った後、エルシィが被せるようにビン
に蓋をしていたはず。その後ビンが収縮し、手のひらに収まるほどの −今エルシィが手
に持っているそのものの− 大きさになっていたはず。
蓋をしていなかった、という事実はないはずだ。
「え、えと、そ、それが、ですね……その……こ、このビンの蓋って……閉めるだけじゃ
なくて、その……」
「っ?! ま、まさか……」
エルシィの手がくにくにと動く。
その動きは左手にビンを持ち、右手で蓋を掴み、捻る動き。
「……まさか……蓋を被せただけで……」
首を縮こませながら、エルシィは、おそるおそる頷く。
「ひ、捻って閉めてませんでした……」
「やはり貴様のせいじゃないかぁぁぁっ!!」
「うにゃああああああっ! ごめんなさいいぃぃっ!!」
叫びと共に烈火の勢いで叩き込まれた桂馬の蹴りに、エルシィはまたもゲームの山の中
に頭から突っ込んだ。
本日2回目の、ちょっとだけずり下がった縞々パンツの披露と共に。
… … … To Be Continue … … …
460 :
ザイン:2008/10/20(月) 01:24:38 ID:CXJMEf7w
以上になります。
あと2回(多分)で完結となります。
単行本以降の格闘先輩編と優等生死神編とやらはまだ見たことがないので、
設定おかしいところがあったら申し訳ありません。
では失礼致しましたー。
ハクアはなんかエルシィに攻略された感があるな
ちょっと残念
GJGJ
>>460 お、再攻略モノか?続きに期待しつつGJ
ついでに縞々なLCにもGJしておくw
>>460 面白かったです。続き期待してます。
設定とかポカとかが原作みたいで面白かったです。
歩美人気高いなー。
かのんと栞だけSS無いのな
かのんはある。ないのは栞。
栞SSちょっとネタ思いついて書いてたが、書きかけで止まってたりします…
>>469 あれ、俺がいる・・・
栞のその後で書いてるが、神様攻略難易度高すぎで結構きついw
しかしよく考えたら今なら一番乗りゲットできるのか・・・よし、もうちょっと頑張ってみようw
神様はほら、普段はリアルには興味なしだから。
一番攻略しやすいタイミングは『神様に攻略されている最中』だと思うんだ。
真正面から向き合って最大の攻撃力(かっこよさ)を発揮するときこそ一番無防備ではなかろうか。
……ここまで考えて、どこぞのジョージボイスの吸血鬼が連想された
でも神様に攻略されてる最中にどれだけアタックしたところで、
駆け魂抜けたらその間の記憶なくなっちゃうんだぜ
あーでも攻略されてる最中に骨抜きにすることで、
記憶が無くなった後に神様から接触してくるように仕向けるってのもアリかw
みんな栞があの後小説書いてることを忘れてるぜ
当然お前らなら官能小説を書いてるって脳内変換してると思ったんだが見込み違いか
えっと前のSSの前編というか、そんな感じのSS投下します。
当然にハクアSSです、ちなみに最初に言っておきますが夢オチです!
だから思いっきり鬼畜なキャラクターイメージ崩壊なノリにしましたので、
そういうの苦手な方はお気をつけを…;
ちょっと…な、なんでこんな事になっているの!
この地獄でいつも一番だった上級悪魔の私が…なんで!
「いや、駄目…もう…」
「まだだ、イかせないな…この程度じゃ」
「そんな…あっ…んんっ」
こんな人間に…好き放題されと辱められるなんて…いやぁぁ!!
何故かわからない…いつこうされたのかも、
とにかく気付いたら私は肌を全て晒し出し裸体で、
何処かのベッドの上に手足を縄で縛られ囚われていたの。
そして全てを見られている…それも人間なんかに!
彼らも私同様に何も着ていない…肌を全て晒し全裸になってる、だけど…
こんな…うっ、女の私には恥部をさらけ出してるだけでも、
とてつもない恥辱を受けてる、それなのに…
この人間はそこへ追い討ちをかけてくるのよ!
「そろそろ頃合いかな…ほら」
ヴィィィィィィ──────ンッ
「!いゃあぁぁぁぁ────!また…な、中で…んんんんっ!!」
まるで雷にでも打たれたくらいに激しく、それでいて淫らな刺激に、
また身体が激しく震えていく…それは膣に入れられた淫具のせい、
スイッチを入れられ、また動き出したの…んっ!
そして私の中の、恥ずかしく過敏な箇所を刺激して、
また望まない淫らな快感を引き起こしてしまう。
やだ…あっ!こんなの感じたく無いのに、うぅぅ!!!
既に幾度も責められ続けたこの身体は、この刺激に過敏になっていて、
ただ卑猥な快楽が、理性による脆弱な抵抗を、どんどん無残に消し飛ばしてしまう…
そして快楽という美酒が、徐々に頭を酔わせていくの、
やがて意識がすっかり快楽に浸ると、
徐々に絶頂の兆しを感じてくる、頭の中が霞んで白くなって…そのまま!
「はい終わりだ」
「!?そ、そんな…」
だけども、あと少し…本当にあと少しでイケたのにという絶妙なタイミングで…
責めを止められてしまい、また絶頂に辿り着けないのよ。
そう…この繰り返しを延々と繰り返されていた、
おかげで発散できなかったこの身体のモヤモヤが、
ただただ激しい切なさに変わっていく…
もう拷問よ…こんなの、そして心が…理性が疲弊していく。
「や…だ…」
「何がやだなのかな?」
「………」
「わかるかエルシィ?」
そいつは自分の足元に視線を向け尋ねた、そこには恥ずかしげもなく、
さきっからずっと…一心に彼の股間部から取り出した、
男の…そう男性器を口に咥え込み、ひたすらにしゃぶりつく女の姿があった…
私と同じ悪魔の少女…エルシィが!
「はぁ…んくっ…はやくハクアも素直になればいいのに…」
「馬鹿言わないで…あなたこそ、早く…」
「エルシィは、もう素直になっているよ…んむっ、神様のおちんちん大好き」
!?くわえたのを離したと思ったらエルシィは愛しそうに、
それに頬擦りをする…そして再び喉の奥にまで届くくらいに深く咥え込む…すると!
「んんっ!?んん〜〜〜」
突然に咽出すの、何?何だか吐き出しそうな感じだけども…
でもエルシィは必死に口元を押さえ、せっかく出されたモノを零すのを堪えていた…
「おっとスマン、あまりに良くてつい出してしまった」
「む〜〜〜〜」
今は喋れないのか、批難する視線で見つめてるみたいだけども、
でも本当に怒っている感じはしないわ…証拠にエルシィは微笑むの。
その顔は強要なんてされてない、幸せそうな顔だった…
うっとりとした目してるし…どうやったら、あんな表情になれるのだろう?
ただぼんやりと目の前の光景を眺め、そんな事を考えていた…
すると、エルシィは口を押さえたままで近づいてきて、私の顔を覗き見る…そして!
「んぐっ!?んんん〜〜〜〜!?」
「んあっ…んん…」
嘘…やだ、どうして!?突然の出来事に思考が一瞬停まった、
だけど直ぐに我にかえり思考が働くと、柔らかな温かい感触が唇に伝わってくる事から、
目の前のエルシィが私の唇を奪った事を理解した。
…な、なんで私がエルシィとキスしないといけないの!
私は何とか重ねた唇を離す為に、暴れるように頭を揺らしてみた、
だけどもしっかりと口同士が重なり合い離れない!
しかも…より深くと、舌まで入り込んできてるみたいだし!
やだ絡み付いてくる…柔らかな舌の感触を、舌全体で感じてる…
えっ?それだけじゃない…ちょっと!何を流し込んでるの!
ネバネバした液体がエルシィの舌を辿り、口に流れ込んできてる…
やだ、これは何?唾液?違う…もっとドロドロしてて、舌先に触れると刺激してくるし、
何より生臭い…これって?ま、まさか…
「うふふ…どう?神様の赤ちゃんの素なんだよ、美味しいでしょ?んっ…」
「んぐぅ〜〜〜!!」
や…やっぱり!?これって男の!な、なんて汚いのを飲ますのよ!!
口に注がれた粘液の正体に愕然とし、
当然だと思うけれどウッと呻き、吐き気が催してきた!
だけども…それを許してもらえなかったの、
吐き出そうとした瞬間に塞がれてしまったから!
この…なお私の口を塞ぎ続けてるエルシィの唇によって…
「んん〜…だ、駄目だよハクア、せっかくの神様のなのに…全部飲まないと」
イヤよ嫌!こんな汚いの…飲みたくない!
なのに何処までも口を封鎖するエルシィの唇、
こうなると段々と呼吸が満足にできずに息苦しくなってゆく…
だから瞬く間に局地に追いやられ、私の喉は無我の意志で動いた。
その呼吸に邪魔な喉奥に溜まり込んだ濁液を、胃の中に飲み込む為に…
やがてゴックンっと…小さく喉音を鳴らせ、
粘った生臭い液体が食道に流れ込んできてる。
くぅっ!あぁ…食道が熱い…飲み込んじゃった!
するとその動きを間近で見つめていたエルシィの瞳が、
それを確認するなり淫らに輝いていたわ。
「おめでとうハクア、上手に飲めたね」
「だ、誰が…上手によ、こんな無理矢理に汚いの飲まされて…んっ」
「ほう…ならお前は、その汚いのを飲まされて濡れる変態なのか?」
「えっ!」
散々に弄ばれ辱められ続けたのだもの、
ここぞと私は反抗の意志を込め批難の叫びをあげようとしていた、
だけども…そこにカウンターが撃ち込まれてしまう!
彼の手が…私の大事な所をまた弄んでくる、
やだ…そこはもう触っちゃ!でも手際良く指先が膣奥の深にまで入り込み、
先の指腹でゴシゴシと、アソコを…膣壁の粘膜を擦り刺激して、
続けて掻き回していくように動かしていく!
するとまた心地良い感覚の波が勢い良く流れてきて、頭を刺激させてくる、
そして彼の指が内から抜かれると…
チャプッ!ジュブゥゥ!
「うわ…ハクアのここ、もう洪水だよ!凄くグシュグシュになってる」
「う、嘘っ!ひゃっ!いゃあぁぁ〜〜〜!!」
なんでこんなに大きくやらしい水音が鳴るの!やだっ…こんなに!?
音で分かる…いつのまにか私の膣は、すっかり潤っていたの…
まるで股間がお漏らししているみたいに濡らしてた。
もちろんオシッコなんてしてないわ、ただ…恥ずかしい分泌液が溢れているだけ、
愛液とか呼ばれる…あの恥ずかしい蜜が溢れてた。
「よっぽどの興奮状態でないと、ここまで濡れるのはありえないと思うがな」
「違う…私、本当に興奮なんて…ひっ!」
ありえない身体の反応に、ただただ戸惑う私でした、
そんな変態な性分無い筈なのに…だけど確かに身体は発情状態になってる。
そしてそんな私の目の前に、突如と不気味な肉塊が姿を晒す、
亀の頭のような卑猥なイチモツが…
頭が冷静に、それが男の性器と判断するのには、ほんの少しだけ時間が必要だった、
一応はさっきも見ていたけども、こんなに間近だと印象が変わって見えていたの。
「ほら、もう女としての本能が欲しているだろ?」
「欲しくなんて…ない、こんな汚くて臭いのを誰が…」
「ほう、だが…身体はそうは言っていないようだが?」
「えっ…嘘!」
含みある笑みを浮かべられ、嫌な予感がし…同時にまた一段と胸が鳴る、
やだ…まさか!?口ではあんな事を言っておいて、
ほら実際に鼻を刺激する生臭さを感じているのに…嘘でしょ。
「ハクアのアソコ…ヒクヒク疼いてるよ、お豆さんも大きくなってるし」
「また一段と多めに溢れてきているしな」
こ、こんな淫らな変化が起きてるわけ?ひっ…自分でもわかる、
熱い…そこだけじゃなく全身が、燃えているみたいにチリチリしてる!
「エルシィ…調子にのってイカせるなよ」
「わかってます神様、ゴメンねハクア…でもハクアが悪いんだよ」
「なんで…」
「だって素直にならないから…身体はこんなに神様を求めているのに…んっ」
「!ひぅぅうぅ───っ!!?」
激しい衝撃が下から全身にまた駆けてくる!
それはエルシィがカプッと甘噛みしたせい…陰部のあの部分…
女性器の上にある突起してる過敏な箇所…クリトリスを!
だから一気に身を反らし、震わせてた…一気にイキそうなくらい!
でも…加減されたのか、そこまでに達しなかった、だから…また切なさが戻ってくる、
やぁ…しっかりして私、このままじゃ…本当に堕ちちゃう!
「エルシィ…そのままハクアの上に被され、お前も我慢できないのだろ?」
「!神様…はい、我慢できません…だから」
すると今度はエルシィはそのまま私の上に被さってくる、
下に頭を向け下部を私の頭に…!?あ…目の前にエルシィの陰部が迫ってくる!
花弁のような濡れたピンクのひらひらの内が赤く火照り…
膣口がひくひくと疼き震えて、蜜を溢れさせて零れてるの。
そんな感じでエルシィの女性器は、いかにも発情してる状態になっていた、
そこに…さっきの卑猥なイチモツが現れて、
その亀頭の先っぽを…濡れてるエルシィの性器に触れさせ、
そのまま…一気に挿入していく!!
ジュブゥゥゥゥ…!!!
「あっ!あぁぁんっ!!」
「くっ…いい締りだエルシィ!」
!?あぁ…大きなのが咥え込み、蜜が内側から押し出され、
外に漏れたのが…上から垂れて落ちて来る!
「ひゃっ…あ…」
「あんっ!あぁ…神様のおちんちん…入ってきてます!」
そして聞こえるエルシィの歓喜を含んだ卑しい喘ぎ声…
んっ…あぁ、深々と挿し込まれていく、おちんちんが女の子の大切な部分に…
そして膣深く入り込み掻き回す、その様子を私は間近で見ていた。
こんな風に…繋がっちゃうの!やっ…熱い…体が燃えてるみたいに、
それに疼くの…たまらない、切ないの…こんなの見せられたら!
私の…私の女としての本能が刺激されていく、発情させられちゃってる!
ずっと…お預けされてたから余計に、だから…こんな事を思ってしまう、
犯されてるのが羨ましいって…こんな風に素直に感じてるエルシィが!
私も…して…欲しい…あっ!駄目…そんな事を思っちゃ!
それこそあいつの思う壺じゃない!んっ…だけど、身体が訴えてる…それでもいいって、
駄目…しっかりしないと、理性を…保たないと。
「はぁ…あっ!いいよぉ…気持ちいい…ハクア、凄く気持ちいい…神様のおちんちん」
「エルシィ…んっ…あ…」
ポタポタ雫が落ちてくる…淫靡な雫が…
頬を伝っていく感触が熱い、そして肌は周りに充満する熱気も感じてた。
耳には淫らな効果音が響く…私の理性を崩す音が…
熱い…疼く…切ない…アソコが物凄く、エルシィにはこんな風に掻き回されて、
とっても気持ち良さそうなのに…私は…あぁ!!
「出すぞ…エルシィ!」
「はい!神様のでお腹いっぱいに…してください…あぁぁ!!」
出される…人間の精子が…熱くてドロドロしてるのをいっぱいに!
エルシィに射精…されてる!!
ドクドクドクゥゥゥゥゥ!!!
挿し込まれてるのが震え、エルシィの身体がビクビクとこっちも震えた、
あぁ…中で射精されてるの?するとボタボタとまた熱いのが顔に落ちてくる。
なんて生臭い…凄い匂い、だけど…こんなに興奮するのはどうして?
やがて白いのも垂れてきて顔を汚す、これってもしかして…
そう呆然と感じてると、一段と淫らな音が聞こえて白いのが更に多く溢れ落ちてくる。
どうやらおちんちんを抜いたのね、だから逆流した精液が垂れてきて、
下にある私の顔面にドロドロのシャワーを浴びせたのよ。
「はぁ…あぁ…神様のがいっぱい…んんっ」
「あ…あぁ…んっ」
口元についてたのを舌で舐めて、口に運ぶ…さっき味わった精子の味だ、
あの時はあまりの衝撃的な味わいで直ぐに吐き気を催したのに、
何故か今は…じっくり口の中で味わっていた。
そして胸を一段と高鳴らせて、身体はすっかり高揚し火照っていく。
「ハクア…私イっちゃたよ、んっ…気持ちいい…」
「私も…」
「ん?」
「い、イキたい…これ以上、もう我慢できないわよ…んんっ」
本能の要求に、もうどうしょうも我慢できなくて、
ついに私は懇願してしまった、身体が疼く…屈辱的だけど、
でもしょうがないじゃない…このままじゃ狂って死んじゃうかもしれないわ!
すると…とうとう屈服した私を見下ろすなり、彼は勝ち誇ったように微笑する。
そして素足を上げて、私の顔に近づけてきた。
「え…何…?」
「ボクの足指を、その舌で綺麗に舐め上げたら、考えてやってもいい」
「本当…?」
「ああ、嘘は言わないさ」
なんて事を言うの、こんな人間の…足の指を舐めるだなんて、
そんな侮辱的な真似ができるわけ…無い、まともな精神状態なら。
でも今の私は違ってた、一度堕ちると…もう、
そのまま加速し転げ堕ちていくのかもしれない…だから。
「んっ…あっ…」
「そうだ、間も…綺麗に丁寧に舐めとるんだぞ」
「はい…んっ…あはっ」
やってる…頭の中では抵抗してる筈なのに、身体が勝手に…
舌を伸ばして足の指先に絡め、ひたすら舐め這わせて…
そして唇でも指先を愛撫していく…こんな屈辱な行為は、
上級悪魔のプライドを完全に捨てていないと、とてもできるものじゃないわ。
「ようやく堕ちたな、エルシィ…」
「はい神様…素直になったご褒美にいい事してあげるねハクア」
「んんっ…んんんっ!!」
次の瞬間に、突然にズブゥゥゥッと!!す、凄い衝撃が下から来た!
中に何か異物が入ってきてるみたいだけど!
あ…でもそれはアソコからじゃないの、
それはお尻…お尻の穴から入ってきてる!?
「ふふ…ハクアのお尻の穴って可愛いね、ん…大きく咥えてるよ」
う、嘘!まさか…あぁぁ!!!
驚愕し、思わず唇から足指を離す…そして大きく喘ぐの!
だって…入ってる、エルシィの羽衣が変形して、ボールがたくさん付いたような、
そんな形の棒状のを挿し込んできてる…このお尻の中に!
そ、そこ…汚い…なのに!ひぃぃ!!!
「ほら奥に入っていくよ、気持ちいい?」
「気持ちよくなんて…ひゃ!あぁぁ!!」
「こんなに濡らしてるのに…嘘だよねハクア」
や、やだ…どうして?どうしてそんな場所を苛められてるのに、
私のここ…こんなに熱くなって、また涎を垂らしてるわけ?
こんなの変よ、変…頭もおかしい…溶けていくみたい、
また思考できなくなっていく、やだ…あぁ!
「さて、それではそろそろ…おまちかねのをハクアにもあげようか」
「はぁ…はぁ…私のまってるモノ?」
「そうだ、さっきからこれがほしいのだろ?」
「!?」
ドックンと胸が大きく高鳴る、それは…彼のおちんちんでした。
さっきまでエルシィの中に収まっていたアレが、徐々に迫ってきて…
もうドロドロとだらしなく溢れさすアソコに、その先を当ててくる。
そして先っぽが、じわりじわりと埋もれていくの!
そうよ…これが欲しかったの!おちんちんが…あぁぁ!!
グジュッ…ズブブゥゥゥゥゥ!!!
「やっ…嘘っ!な、何これ…あぁぁぁ!!」
あぁぁぁっ!!入ってくる…繋がっちゃった!
人間のおちんちんが、私の大事な中に…んっ!
雷が落ちたかのように衝撃的に感じるのは、ただ挿入感だけじゃ無かったわ、
何故かわからないけれど…とても心地良い快楽と幸福感が湧き上がってきてる!!
やだ…喜びたくない、なのに…ひぅっ!
じわりじわりと奥に入り込む毎に、もう身を震わすくらいに、幸せになってきちゃう!!
「うっ…絞まる…やっぱり身体は欲しがっていたんだなコレを」
「ち、違う…そんなのありえない…ありえないのに…」
「ほら、顔を向けろハクア」
「ふぇ…んんっ!!」
この全身へと拡がる、甘美で刺激的な感覚に戸惑っていると、咄嗟に命令されて…
私は思わず人間なんかに従ってしまった、すると…唇をまた塞がれてしまう!
今度はこの男に…キスされてしまったの!
やぁ…舌まで入り込んでくる、また口の中を他人に蹂躙されちゃってる!
唇を人間に奪われるなんて…なんて屈辱!
なのに…なのに…どうして頭がとろけるようになっちゃうわけ?
私…完全に思考回路が麻痺してきてた、口を塞がれ…
おちんちん入れられて…不可思議な感覚に酔わされていく!
「はぁ…あぁぁんっ!!やだ…どうしてこんなに!」
「感じるのか?どうだ…気持ちいいだろ?」
「はぁ…あぁぁん!!やぁ…そんなの…あ…」
気持ちいい…気持ちいいよぉ!!
おちんちん…凄くいいの!!キスされても気持ちいい…
人間に舌を犯されるの、こんなにも…心地良くなるなんて!
認めたくないのに…認め切れない…あぁぁ!!
「イク…イっちゃぅ!!」
「ああ、イってしまえ!ハクア…ほらっ!!」
「あぁぁぁぁぁ───!!!」
ずっとお預けされてたから、ついにイケる事に身体全身が、
そして心が歓喜してるようだった…だから次の刹那、
この身は今までお預けされた分を取り戻すくらいに、盛大に絶頂してしまったわ!
「ひゃぁぁぁ!!あぁ…イク…イっちゃぅぅぅ───!!!」
もうプライドとか気にしてる余裕はなかった、
みっともない…だらしない顔を見せるのも構わずに、
口からは涎を垂らし、目からは涙を流して…背筋を反らせて、
この絶頂の喜びを身体で表現させてたの!
そして…熱いのが、身体の…お腹の中に弾けてたわ。
ドクゥゥゥゥ!!ドクドクドクゥゥゥゥゥ…!!
「くぅぅ!!うぅっ!!あ…」
「あ、熱い…んんっ!!あぁぁ…」
ビュクビュクっと注がれていく、熱くてドロドロしたのが…
んんっ…気持ちいい、この感覚も凄くいい…
「ふぅ…ハクアの膣が気持ちよくて、つい出してしまったぞ」
「はぁ…あぁ…これってまさか、そんな…あ…」
しばらくこの注がれる感覚にうっとりと浸っていたけど、
ふと気付くの…その出されたモノが何かを。
そして衝撃を受けてた、だって…それはつまり。
「やぁ…赤ちゃん出来ちゃうのに…あぁ!!」
「そうだな、ならボクの子を孕めばいいじゃないか」
「!?そんな…あぁ…人間の赤ちゃんなんて、あぁ…」
「だがこっちは望んでるみたいだが?んっ…一滴残らず搾る気だな」
射精…膣に出された男の精子は、お腹の奥の子宮に入り込み、
女の卵子と出会い…受精して子供ができるという普通の性の成り行き。
それが…私の中で起きてしまうかもしれない、
ほら私の子宮に精液が注がれたから!
やだ…人間の赤ちゃんなんて、なのに…あ…抜き出せない、
おちんちんを中から抜かれたくないの!
それに…望んでる?その赤ちゃんの素を…もっと飲みたいって!
そんな甘美な誘惑の前に、出来ちゃってもいいから…
ふとそんな考えが過ぎる…あぁ、これ以上はイケない!!
「あぁ…」
「まだ余裕あるか、続けていくぞハクア」
「…はい、んっ!あぁ…ひゃぁぁぁ!!」
するとその繋がったまま、また…動き出すの!
私の膣の中を…その指で届かないくらいずっと奥をおちんちんが掻き回していく、
ゴシゴシ内をひたすらに擦って…また気持ちよくするの!!
良いよ、気持ち良い…とっても良過ぎてたまらない!
いつしか無意識の内に、私の身体は自分からも動き、
それを受け入れていくの、あぁ…腰が動く!
すっかりこの淫らな行為に夢中になっていく私、すると。
「神様…ハクアもズルイ…」
「え、エルシィ?…んっ…あ…」
「よし、ならお前も混ざるか一緒にな」
「本当ですか!じゃあ…」
さっきしてもらっておきながら、不満そうにねだるエルシィは、
何を思いついたのか、またエルシィの羽衣が変化させていた…
それは下半身に纏わり付いてから、何かの形に…ってアレは!
「な、何を…エルシィそれって!?」
「私のおちんちんだよハクア〜」
えぇぇぇ!!まさか…そんな!羽衣でおちんちんを作るなんて…
作られたそれは、まるで本当にエルシィの股間から生えてるみたい。
そして妖艶に微笑んでこっちに迫ってくるの!
「それじゃ…ハクアに入れちゃうよ」
「駄目…そんなの入らない…あ…」
「ちょっと待てエルシィ」
お尻の穴に入れようとして驚愕する、さっきのよりも格段に大きいのに、
そんなのを入れられたら…今度こそ裂けちゃう!
ただでさえ前にも入れられてるのに…だから呼び止められてホッとする、だけど…
「せっかくだから、お前もこっちに入れてみろ」
「!?そ、そこは…」
「入りますか?もう神様のが挿入されてるのに?」
「散々に弄ってほぐしたから大丈夫だろ」
嘘…だって、そっちは…前はもう入ってる!
これだけでいっぱいなのに、もう一本なんて!
「じゃあ…いくよ、んっ…」
「いや…駄目…あっ!!」
グチュッジュブッ…
「ひぃっ!あがぁぁぁぁぁ─────!!!」
入っちゃったぁぁぁ!!もう一本のおちんちん入ってきてるぅ!!
壊れる…壊れちゃう!!私のアソコ…壊れるぅぅ!!
盛大に身を反らせ…激しい衝撃に身体が悲鳴をあげていく…
あぁ…膣が拡がって裂けちゃうぅ───!!
「さ、流石に窮屈だな…うっ!」
「でもハクアの中…温かい、んっ…神様のとも擦れて気持ちいいですよぉ」
「あがぁぁ…ひぐぅっ!!」
壊れるのは、私の頭もかも…激し過ぎて意識失わないのが不思議よ!!
ガラガラと理性も何もかも…崩れ消えていく、もう…狂うわ!!
荒々しく息をして、目から涙…鼻からも何か垂れてる…
汗は噴出し口からだらしなく涎を垂らして…意識は朦朧としてる。
目の前が何も見えない…何だか全部白くなってて…
だけど中で突き上げられる度に、衝撃だけは突き抜けるのを感じてた。
「段々とこれでも馴れてきたみたいだな…うっ!絡むなぁ…」
「本当…ハクアの中、とっても気持ちいい…あぁ」
「はぁ…あぁっ!あぁぁぁ!!!」
なのに…なのに、この状態で私はあの感覚も同時に感じてる、
身体はもう限界で悲鳴をあげてる、それは変わらない…なのに、
気持ちよさが止まらない、やぁ…あぁ!!狂うくらいのあの快感が駆け巡ってるの!
頭の中が…もうグチャグチャよ、こんな激しいの…うぅぅ!!
「さぁ…そろそろ頃合だが、どうするハクア?」
「うぇ…あぁ…?」
「え…どうされたい、自分の口で言ってみろ」
また更なる辱めだった、自分の口で言わすなんて酷い奴、
だけど今の私にそんな心の余裕は無かったの。
「だ、出して…中に…膣内に射精して…」
そう…もうどうなってもいい、例え後でどうなっても…そんな考えしかできない、
ううん思考も無理…ただ自分の本能に忠実なだけ。
だけどそれだけで彼は満足しなかったの!
「それじゃ駄目だな、こう言うんだ…」
そんな状態だけど、彼に耳打ちされる内容を聞いて私は驚き、
今更な恥辱心が刺激されてた、だって…それは!
「い、言えない…そんなの!」
「言わないと…外だな、仕方ない」
「えっ!駄目…それは…あっ!」
カァーっと熱くなる、あ…望んでる、私…中に放ってくれる事を。
そうしないと満足できない事に気付いてる…だから、
認めた今はもう…それを言う事に抵抗は無かったの。
「お、お願い…私に、貴方の子種で種付けして…孕ませて下さい!」
「よし、わかったよ…ハクア」
「あぁぁぁっ!!!」
またズッシリと重厚ある挿入を感じた、お腹の子宮が潰されるくらい…
後ろからのもう一本も続けて入り込んでくる、うぅ…苦しい!
でも…だけども…気持ちいいの、とっても素敵…そして瞬間に弾けた!
ビュクゥッドクドクゥゥゥゥゥッ!!!
な、なんて幸せな…射精される感覚!
お腹の中が温かい…ううん、焼けるように熱い…
そして私はまた果てるの…そして堕ちた。
誇りも何も無くし、ただ快楽に支配され…彼のモノに変貌していく、
徐々に失う意識の中で、、それを私は自覚したの。
そして…私の中の中で…その変貌を歓喜する自分も感じていたわ。
あれから一体…どのくらいの時間が流れたのだろう、
あれからもずっと私は屈辱と恥辱にまみれ続けてた、
そして更なる快楽を与え続け、何度も絶頂を繰替えされてきた。
外での性行為、夜空の下を裸で四つん這いになって散歩…
便所の中で卑猥な落書きをされての淫行、他にも色々…
そんな中で私はいつしか通常でも抵抗心を失い、
心は完全に彼に屈服させられていたの。
そして…膨れてきた腹部が、新たな命を身に授かった事を教える…
だけどそれで絶望するくらいの正常な理性は、とっくに無くなっていたわ。
むしろ喜びを感じていたの、この堕ちていく自分に…
「うっ…なかなか忠実な奴隷に成り下がったな二人とも」
「はい…私たちは神様の忠実な奴隷です、ハクアもそうだよね」
「うん…誓います、私は…ハクアは、一生貴方のモノに…下僕になるって、だから…」
「よしよし、今日はハクアから可愛がってやるからな」
「あーずるい!私も〜!!!」
そして今日も私は彼に貫かれ、快楽に囚われる、
このまま彼の生涯ずっと…彼だけの奴隷になるの。
「エンディング…ハクア雌奴隷エンドだな」
「はい、私の御主人様…」
こうして私は堕ちた…永延に…
:::::::::::::
「んっなぁ!!?」
な…何、今の夢は!?まだ真夜中だというのに、
私はあまりの衝撃的な内容に目を覚まされてしまったの。
そう夢…さっき見てたのは全部夢、現実なんかじゃないわよ!
あぁ…でも夢って直ぐに忘れてしまうのに、まだ鮮明に覚えてる、
なんて破廉恥な…変態的な夢を見てるのよ!
もしかして…たまたま拾ったあの地上のエッチな雑誌が原因?
駆け魂を捕まえる為の参考にと、心のスキマを埋める参考になればと、
読んだのが間違いだったかしら…だけど、な…なんで!?
夢に出てきたのがあの人間って…な、なんであいつなんかに好き放題されて喜ぶの!
夢の中とはいえ、かなり屈辱的だわ、まだ夢の余韻で胸がドキドキしてる…
身体も火照っているみたいで、おかげで夜風が気持ちいいし…
ジュンッ…
「!えっ…これって」
そして落ち着いたところで気付くの…自分の股間の異常を、
これって濡れてる?あんな悪夢で…
嘘…こんなにもたくさん、んっ…それに疼いてるし…
あの人間の男との淫夢を見ただけで…んっ!
「ゆ、許さない…上級悪魔である私を夢とはいえ辱めるなんて!」
とにかく責任とって、あいつには何かしてもらわなきゃいけないわ。
それも今すぐに…そうしないと、この腹立たしさが収まらないもの!
そうだ…私の任務にも協力してもらうなんてどうだろ、
べ…別にあいつと一緒に居たいとは思ってないから。
会う口実を無理矢理に作ってるわけじゃないからね!
でもこんな状態で、アイツに会って…大丈夫かしら?
ふとそんな考えもしたけれど、もう身体はとっくに空を舞って、
アイツの家へ向かってたの、そう…桂木桂馬の居所に。
そして、あんな風になるなんて今は…
ちょっとした予感でしか感じて無かったわ…はぁ。
【おわり】
はぁはぁGJGJいいよいいよー
今週は遂にモザイクがw
しかもどうやらハクア側の願望らしいとかキタコレwww
羽衣万能すぎw
LC「神にーさま、この公園に寄るんですかー?」
桂馬「近道なんだよ」
桂馬「………………」
桂馬「何だ…?………何か嫌な視線を感じるぞ…?」
ドロドロドロドロ
LC「神にーさま!駆け魂反応です!!あの人から!!」
阿部さん「よっ」
桂馬「なん……だと……」
「さーて、まずは私たち3体の人形からね。最初にエルシィ、と」
「うん、さすがは私と、私の羽衣。いい出来だわ」
「じゃあ、次は私。鎌も念入りに……」
「んー、ちょっと体のボリューム感が今ひとつな気がするけど。ま、いいか。後は桂木のを」
「こ、コラ、服を最後につくったりしないの! もう、そんなところまでリアルにしないでいいのに!」
「こんなものかしら。えー、エヘン、エヘン。12時30分、屋上で、3人揃って前に歩く」
「大丈夫そうね」
「……」
「……横並び順をハクア・エルシィ・桂木からエルシィ・ハクア・桂木に変更」
とか手組ませたりとかやってるのを想像させられるとか、すばらしいな地区長は。
「えー、エヘン、エヘン。ハクアと桂木と握手。桂木はわた、ハクアの目を真っ直ぐ見て。
……そうよ。こういう握手がしたいのに……どうして私の目を見ないのかしら。はぁー」
とか言って、桂馬人形を指でうりうりしたりするわけか。すばらしいな地区長は。
494 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 17:46:50 ID:66MO8c+i
保守age
きたなぁ。
最強の者、その名は「平凡」。
ああ見えて神様はいい奴だから、失恋の隙に付け込むとか
できなくて苦悩すんだろうなぁ。
さすがに予想外の展開だったぜw
ゲームにはいないタイプって神様頑張れw
あるいはリモート式かもな、今回
つまりキューピット役
………テーマはネトラレかこれ?
まあ、本来の目的から言えばあの男との仲を取り持っても駆け魂は手に入るんだよな。
別に神様が落とさなくてもw
500 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 19:09:59 ID:7KOxDewg
あえて期待あげ
>>498-499 その線なら、男の顔が今回見えてたんじゃなかろうか。
次週以降男の顔が見えて、モブ扱いから脱するかどうかが
判断のしどころだな。
ポイントは、『告白している(恋愛中?)にも関わらず心の隙間があった』ということ。
恐らく、あの時点では
『彼が好きだから付き合いたくて告白した』のではなく、
『彼と付き合いたいから好きだと思い告白した』可能性あり。
つまり彼女は平凡キャラなんかじゃなく、
いろんな奴に惚れっぽいビッチ候補だったんだよ!
な、なんだってー!(AA略
むしろ、神様を好きでそれを否定したいが為に(ry
は流石にないなw脇役だし
今回の子も攻略終わったらオタメガなんて言ってられなくなるのかねw
まあどういう方向に行くかは来週のでだいたいわかるな
サンデーマダー
>>505 逆に考えるんだ
「アイツを『オタメガ』と呼んでいいのは私だけ」
そう考え(ry
ここで何気なく単行本のネタを投下
栞でエロなし、気軽にどぞー
あの日あの時……確かにあなたがいた――
『I'm here saying nothing』
初めてあなたに出会ったのは、放課後の図書館でした。
と言っても、当時の私は図書館以外に居場所がなかったのですから、当然と言えば当然です。
あの時、あなたは消防車の本を探している妹さんと一緒に図書館に来たんですよね。
私ったら消防車が書いてある本を全部持ってきちゃって……
やりすぎたかな? 気味悪がられたらどうしよう? とか思っていたんですよ。
ふふ、不思議ですよね。
人見知りの私が、初対面の人にそんな事を思うなんて。
今思うと、私はあの時すでにあなたを意識していたのでしょう。
でも、当時の私はそれに気付かなくて……結局その日は何も話せずに終わってしまいました。
もっと話したい、もっと触れ合いたいと叫ぶ心を押し殺して――
そんな自分を、図書館という虚構の城に閉じ込めて――
きっと、変な女って思ったでしょうね。
……そんな事ない?
ふふ、いいですよ、無理しなくても。
自分でもそう思うくらいですから。
だから次の日、あなたがまた図書館に来た事にとても驚いたんです。
高い所にある本を取ろうとしてバランスを崩した私を、あなたは優しく抱きとめてくれましたね。
いきなりの出来事に驚いて、とっさにお礼も言えなくて……
色々考えた結果、出てきた言葉が『あれ』だった事は忘れてください、お願いします。
……忘れて、頼むから。忘却の地平線に流して、今すぐに。
だ、だって……男の人に抱きしめられたのなんて初めてで……
華奢だけどしっかり男性の身体だったし、女性とは違う匂いとか……って、何言わせるんですか!
あ、いえ、その、言ったのは私ですけど……もう、知らない!
……あなたは優しいけど、たまに意地悪になるからずるいです。
あの時だって、『本はもうなくなっていい』とか言って……
え、怒ったかって?
当たり前です! 怒らない方がおかしいです!
本の重さ、表紙の手触り、紙を捲る感触、紙とインクの匂い……どれもディスプレイでは味わえないんですよ!
青空文庫とか邪道です! ケータイ小説なんて本に対する侮辱です!
……す、すいません、ちょっと熱くなってしまいました。
と、とにかく、意地悪するあなたは嫌いです!
図書館の本に勝手に書き込むし、自分の本にも書き込むし……
自分の本ならいいじゃないかって? 紛らわしい事しないでくださいって事です!
……もう、あなたといるといつもこんな感じ。
こっちのペースが乱れて、言わなくてもいい事まで言ってしまったり……
その……さっきつい嫌いって言っちゃったけど、それはあくまで意地悪するあなたという事で……
だから、その……意地悪しないあなたは……好き、かも。
……もっと大きな声で言ってくれ?
……馬鹿! やっぱり嫌い、嫌いです!
嫌いって言ってるのに、なんで笑うんですか、もう!
……前にもこんな事ありましたよね。
もう来ないでって言ったのに、堂々と図書館に入り浸ったり……絶対、私をからかってますよね。
違うって?
ふん、もう信じません!
でも……あの時、図書館を好きって言ってくれた事は……信じます。
そう言えば、あの時初めてお互いの名前を知ったんですよね。
初めて会った日から数日しか経ってないのに……なんででしょう、もっと前から知っていた気がします。
それだけ、あなたの事を意識していたって事なんでしょうか。
……それにしても、あなたも変な人ですよね。
こんな話しても面白くない私を相手にして。
私が図書館に篭った時も、一緒に篭ってくれたし……
なんであの時、一緒に篭ってくれたんですか?
図書館が好きだとあなたは言ってくれたけど、他にも静かな場所はあるし……
本が処分されても、あなたが困る事はないし……
なんで、あなたは一緒にいてくれたんですか?
……え、何? よく聞こえなかったのでもう一回言ってください。
顔が赤い? 気のせいです。
それより、今の言葉をもう一回言ってくれませんか?
意地悪? ふふ、だってあなたの真似ですから。
私の気持ち、分かってくれました?
……本当に? じゃあ、今の私の気持ちも分かります?
何、恥ずかしがってるんですか。
あの時、無理やり私の初めてを奪ったくせに。
性格変わってる? 誰かから勇気を貰いましたからね。
だから……あの時、私の閉じこもっていた心を解き放ってくれた時のように……
今度は優しく、閉じ込めてください。
あなたの心の中に――
*****
「何してんの?」
「っ! な、なんでもない!」
「……ふーん、じゃあ栞も手伝ってよ、本の整理」
「わ、分かった」
慌てて隠したせいでくしゃくしゃになってしまった原稿用紙を、私は溜息とともにカバンの中へと隠しました。
何を書いてるんでしょうね、私。
こんなの書いても、誰も読む人なんていないのに。
でも……あの日あの時、確かに誰かがいたんです。
私に勇気をくれた、誰かが。
「栞ー、早く手伝えー」
「う、うん!」
今は私の心の中にだけ存在する、あの人。
でも、いつか――
「神にーさまー、今の時代はダンプカーですよ、ダンプカー!」
「今の時代って、いつの時代だ」
歩き出そうとした視線の先、兄妹と思われる仲の良い二人組がこちらに歩いてくるのが見えました。
「これからです! これからは確実にダンプカーの時代です!」
「そんな訳あるか……大体、ダンプカーの本なんてあるのか?」
「ありますよ! 消防車の本だっていっぱいありましたし!」
近づいてくる二人。
何故か、私は動けなくなってしまいました。
兄と思われる男の人。その人しか目に入らなくて。
「いっぱいって……どうやって探すんだ、この中から」
「そんな時は……ほら、受付の人に聞けばいいんですよ」
そして、彼はこちらに気付いて――
「こらー、栞ー、サボるなー!」
「あ、う、うん……」
「ほら、受付の人も忙しそうだし今日は無理だ、諦めろ」
「えー、せっかく来たのにー」
「ほら、行くぞ」
そう言って、帰ろうとしたその人の腕を――私はとっさに掴んでいました。
「!? な、何?」
誰よりも一番驚いていたのは、私自身だったと思います。
自分がまさか、そんな事をするなんて。
でも――そうすべきだと、心が叫んでいたから。
だから――勇気を出して。
あの時に貰った、勇気を振り絞って。
「そ、その……」
あの日あの時……確かにあなたがいた。
今はいない、私に勇気をくれたあなたが。
今は私の心の中にだけ存在する、あなた。
でも、いつか――私の前に現れてくれるはずだから。
「い、一緒に本を探しましょうか?」
『I'm here saying nothing with you』- End.
以上です
予想通りの単行本巻末ネタ
栞可愛いよ、栞
517 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 12:24:31 ID:EL1QTt9M
GJ
下がっているのでage
おおおGJ
栞かわいいよ栞
GJ
栞かわいい
楽しませてもらった
どこがエロパロなんだよo(≧∇≦o)
まぁいいじゃん、過疎ってるより万倍いいよ。
エロ分は妄想で補う方向でw
松雪氏はエロを書く方が珍しいしな
それでもエロいの期待してしまうのだがw
エロ『と』パロ、とか
ゲスト方式のキャラなんかでエロばっか描くの難しいから
そのための非エロだと思えばおk
526 :
ザイン:2008/11/11(火) 22:30:47 ID:MmnYrR0Q
じゃぁ非エロついでにFLAG@の連載終了時版、みたいな感じのやつを1本
4レスほどー
527 :
ザイン:2008/11/11(火) 22:31:57 ID:MmnYrR0Q
何も変わらない日常……
変わりばえのしない世の中……
でも、
変わってく……
少しずつ……
変わってく……
神様が、
変えるセカイ
** 神のみぞ知るセカイ FLAG・AFTER **
「かっつらぎーっ!」
歩美さんだ。
今日もすっごく元気だなぁ。
「はいっ、ホウキ。今日も元気にそーじっ!」
ふふっ、神様、あい変わらずゲームしてる。
「こらぁっ! 人がホウキもってきてやったんだからちゃんとこっち見ろぉっ!」
あはは、叩かれてる叩かれてる、って、うわ! い、今のは音は、ちょっと……
「うわわっ! わわっ! ご、ごめんごめん! か、加減できなかった!」
って、言いながら歩美さん、神様を引っ張っていっちゃっいました……神様なんかかな
り血が出てた気がしたけど……ま、まぁ、大丈夫……かな? ……なのかな?……
「お、桂木、やっと来たか。今日こそ部活に付き合ってもらうぞ、組み手の相手が居なく
てな。掃除は私も手伝ってやるから、手早く済ますぞ」
「桂馬くーん! 私また新曲できたんだーっ、最初に聞かせてあげようと思って収録すっ
ぽかしてきちゃったー♪」
「ぁ……あの……桂木、くん……と、図書館に『最新二次元幻想』入ったよ。あの……
桂木くん、早く読みたいかと思った……から……お掃除手伝いに来たんだけど……」
わ、屋上に既に楠さんとかのんさんと栞さんが。
……ふふ、みんな神様のこと待ってたんですね。
「ち、ちょっと桂木、待ちなさいよ! こ、この間掃除の仕方教えてくれる約束してたで
しょ! さ、さっさと教えなさいよ。私も暇じゃないんだからねっ! し、仕方なく来て
あげたんだからね! ほ、ほら、ホウキも自分で用意したんだから早くなさいよっ!」
528 :
ザイン:2008/11/11(火) 22:33:08 ID:MmnYrR0Q
美生さん……それはホウキではなくトンボと言いまして地面を平らにならすもので……
「ちょっとエルシィ、また人間界覗いてるの?」
後ろからの声に私が顔を上げ振り向くと、目に入ったのはハクアの姿。
「あ、ハクアー。えへへ、ちょっとねー」
「ちょっとね、じゃないでしょ。あんた最近暇さえあればいっつもここじゃない。魔道ス
クリーンはあんただけの備品じゃないんだからね」
「うー、ちゃんと許可は取ってるよぉ」
「取りゃいい、ってもんじゃないでしょ、まったく……って、なんだ、またあいつのこと
見てたの?」
私の横に来たハクアが私の見ていた画面を覗き込む。
「……うん」
「……」
「……」
そのまま2人で画面を見続けた。ちょっとの間だけど。
「……ついこの間のことなのに、なんか随分懐かしい気がするわね……」
「……そうだね……」
つい、この間のこと、か……そうだね、神様と会ったのも、別れたのも、ついこの前なん
だよね……
ちら、とハクアを見ると、微動だにせず画面を食い入るように見つめてる。
光がハクアの顔を様々な色に照らしている。
私もまた視線を画面に戻す。と、ハクアの声が聞こえてきた。
「……あんた、人間界勤務希望すれば? 勲章持ちなんだからそれくらいの無理は通るわ
よ。なんだったらあたしが口添えしてあげ」
「ううん、いいの、私は……見てるだけ……で……」
ハクアの声を遮り、私はそう言い放……ったつもりだけど……
「……」
「……」
「あんた、好きだったんでしょ、あいつのこと」
コクン、と、ごくごく自然に身体が反応して、私は頷いた。
ハクアがふぅ、とため息をつく音が私の耳に聞こえた。
「悪魔と人間が結ばれた事例なんて、過去いっくらでもあんのよ。なに我慢してんのよ」
「……」
「あんだけ優秀……かどうかはともかくとしてよ、あの短期間にあれだけ駆け魂捕まえた
人間なんて地獄始まって以来なのよ。個人警護の対象資格もあるし、元バディのあんたな
ら審査なしで身辺警護任務に就けるのよ?」
……やっぱり……ハクアは優しいんだな……私のことまで考えてくれてるんだ……
「……ありがと、ハクア、優しいね」
「っは?! ななっ、何言ってんのよ! べっ、別にあんたのためじゃないわよ! わ、
私は元地区長で現支部長なのよ! た、担当地区の重要人物の保護は当然の任務であって
決して私利私欲とか友達のためとかそういう」
「ハクアだって、神様のこと好きだったんでしょ? 私知ってるよ?」
ボッ、と音がするかのごとくハクアの顔が真っ赤に染まる。
わかりやすいなぁ、ハクア。
529 :
ザイン:2008/11/11(火) 22:33:59 ID:MmnYrR0Q
「わわっ、わわわ私、ききき休憩を思い出したからももっもう行くわっ! ああ、あんた
もいつまでもサボってないで早くしし仕事しなさいよねっ!」
行っちゃった…………ハクア、休憩は思い出すものじゃないよ、急用でしょ……
あ、手と足一緒に動いてる……って、転んだ。
う……そんな泣きそうな目でこっち見られても……とりあえず見なかったことにしとこ……
ハクアから逃げるように視線を戻すと、先ほどまでと同じ様子が画面の中に。
「……」
スクリーンを見ていた瞳をそっと閉じる。
たった今、スクリーンの中で見ていた光景が閉じた瞼の中に広がる。
学校の、屋上へと、私は意識を飛ばす……
意識の中で、私はベンチに腰掛ける。
目の前には、
歩美さんが居る……
美生さんが居る……
かのんさんが居る……
栞さんが居る……
楠さんが居る……
少し意識を周りに飛ばせば、沢山の沢山の想いが、溢れてる……
そして……
そのみんなの想いの先には、神様が、居る……
* * * * *
「ん?」
「どしたのさ、桂木?」
「ん、あ、いや……そこのベンチ……」
「ベンチがどしたの?」
「そこ……誰か居たか?」
「へ? 誰か居たの? 見た?」
歩美さんがトンボとホウキを見比べている美生さんに顔を向ける。
「さぁ? 誰か居たの?」
流して美生さんは、屋上特設ステージのチェックに余念のないかのんさんを振り向く。
「えー? 私何も見てないよー」
続けてかのんさんは、隅っこで縮こまって一箇所を掃き続ける栞さんに声。
530 :
ザイン:2008/11/11(火) 22:35:24 ID:MmnYrR0Q
「へぅっ!? わわわ、私はなななっ、何も……見て……ません……」
助けてと栞さんは、掃除しつつもホウキを棍代わりにトレーニングを欠かさない楠さん
に小さな声。
「ん? いや、私は何も見てなかったが? まったく、軟弱が過ぎるから幻覚でも見たん
じゃないのか? どれ、一つ私が組み手で……あ、いや、その、お、お前さえよければま
たこの前のように街にで、出掛けてやっても、い、いいぞ」
「あー、それなら走る方が気持ちいいよ、最近長距離も始めたんだー。一緒に外走りに行
こうよ、桂木っ!」
「あ、あの、桂木くん、疲れてそうだから……と、図書館で静かに休んだ方がいいんじゃ……
ない、かな……」
「ちょ、ちょっと桂木! お、落ち着くにはセレブな振る舞いが一番よっ! またダンス
教えてあげるから、い、一緒にやるわよっ!」
「何言ってるのーストレス発散は歌うのが一番よっ! 新曲教えてあげるからデュエット
しようよ、桂馬くんっ!」
* * * * *
みんな神様の周りに集まるんだ。これからも、ずうっと……
何も変わらない日常……
変わりばえのしない世の中……
でも、
変わっていく……
少しずつ……
変わっていく……
ここは、
神様が、変えた『セカイ』なのだから。
** 神のみぞ知るセカイ FLAG・AFTER ** 〜Fin〜
531 :
ザイン:2008/11/11(火) 22:38:59 ID:MmnYrR0Q
以上でーす。
漫喫でハクア編をまとめて読んできた。堪能した。素晴らしかった。特に賓乳具合がw
それではー。
GJ、ハクアかわいいw
俺を泣かすな;ω⊂
>526-531
GJ
神様、LCへの好感度が(ry
あゆみん二回目キター
あゆみたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ついに攻略済みキャラの再登場きたか
今週の展開に俺歓喜
今の神様は弱っている。
歩美ならあるいは神様が攻略できるやも知れん。
……神にーさま、現実に絶望して駆け魂憑いたりしないよな?
歩美ファンの俺大歓喜
まさに待ち望んでいた展開と言わざるを得ない
職人たちのここへの投稿が召喚の儀式だったんじゃないかと疑うほどだったw
嬉しいすぎ。眩しすぎ。
>>539 神にーさまは、子供産めないからかけだまに取り付かれないと思う…
子種に憑かれるかもしれないけど
攻略対象以外の関係者はたぶん攻略中のこと覚えてるだろうから
いろんな女子に声をかけてる人物にされてるかも?
まさか、ここに来てけーま男装説!?
デートなら
歩美 遊園地
美生 100円ショップ
かのん 自宅
栞 古本屋
楠 ペットショップ が似合いそう。
>>542 攻略対象以外の人間も攻略後、記憶はなくなるという便利設定なんだぜ
記憶は消えてもフラグは立ったままだからなーこの作品
美生、かのん、栞、部長の再登場も裸で待ってるぜ
神様がかけだまに取りつかれてエルシィがなんとかしようとする話とかちょっと読みたいです
攻略された子は毎晩自分で慰めてんだろうな
ココロのスキマは埋まっても
カラダはなぜか満たされない
それって段々それ自体が心の隙間になっていきそうな気がするがw
あいつが駆け魂を回収した女の子ってどんな娘たちなんだろ、と
ハクアが部屋に忍び込んで羽衣で深夜を覗くと。
「あ、あんな庶民、名前も知らないのにっ……
へ、ヘンなところばっかり触るなっ!
だから駄目っ、ダメだったら、だめっ。
そんなに音立てないで、強くしないで、おいていかないで……
やだ、いっちゃうのいやだよぅ、あぅ、ふぁ、くぅ……んっ」
「……あっ、はっ、はぁ……
──ドームでもうまくできたのに。
充実してるのに……
どうして、こんなに、回数増えてるのかな。
あの人……夢だったのかな。今なら、頭だけじゃなくて。
もっとたくさん褒めたり、撫でてくれるかな……」
『アタシ
栞
歳?
16
まぁ今年で17
なんか
あの時あの人がいたはずなんだけど
誰か思い出せない
みたいな』
「この濡れ煎餅、誰が買ったんだろうな。お前、知っているか?
そうか。知ってても話せないな。
ん? こ、こら、なんだ。
ちょ、まだ下着なんだぞ! ヘンなところにもぐりこむな!
ひゃう! な、何をする? なーお、ではない!
やめろ! や、やめろと言っているっ! だ、ダメっ……
そ、そんなところ舐めるなっ……!」
そこはハクア視点じゃなくてLC視点だろと突っ込み。
や、でも……やっぱいいよな
>>551 栞は宇能鴻一郎を読んでいたようだwww
知識だけはやたら豊富な栞でひとつ書いてみたい
>>557 顔の定かでない「あの人」、そんな彼への切々たる想いを描いた小説を書いたら大ブレイク、
あれよあれよという間にギャルゲー化して
「……くそ。 何でリアル攻略済みの二次元化キャラを俺が攻略せねばならんのだ……だが落とし神として俺は!」
とか?
メディアミックス完了するまでに当の栞は桂馬を突き止めていて、
文句を言いながらPFPする桂馬のペニスを愛しそうにしゃぶってるわけですね。
うっとりした表情でフェラチオしながら上目遣いに桂馬を見て
(……射精して……)
(……栞のお口にたくさん出して……)
(……ドロドロのザーメン飲みたい……)
(……がんばってゴックンするから……)
(……桂馬くんのおちんちんミルク飲ませて……)
とか思ってるわけですね。
歩美と桂馬がバカップルにしか見えない
連載前にも攻略してるからかも?
正直、ちひろはないと思っていましたが、すいません、充分にありでした。
桂馬との接触をいやがったりしない鈍感なところとか。
嫌いは好きに変換できると神も仰ってますし。
今週の感想
桂馬は歩美の嫁、異論は認める
>>558 格上げ扱いなんじゃないか?
二次元>リアル
だし
アイドルが出てきたから難しいかもだが、
声優キャラとかが出てきて複雑な気分になる
神様とかも見てみたかったな。
568 :
1/5:2008/11/22(土) 18:31:15 ID:B+khzt1g
──唇を離した。
ぼうっとした表情で、ボクへと視線を向ける。
「か、神様……キス……」
そんな表情で、そんなことを言うから、もう一度。
今度は、もっと長く。息が苦しくなるくらい。
さっきから、触れているのが苦にならない。現金なものだと我ながら思う。
「う、うー……」
これ以上は赤くはなれないだろう状態で、顔を離したボクを伺う。
もごもごと口を動かすだけで、何も言わない。
「……ボクがお前に言ったことは、理解できたか?」
何を言ったらいいかわからないエルシィに、方向性を与えた。
多少の時間をかけて、声を出した。
ボクがそれを待ちながら、抱き寄せたままの肩の感触を楽しみ終わった頃に。
「ヘンなヘルメットをかぶった人がドッキリとかいうことは……」
「ない」
誰だそれ。
「……じゃあ、本当に?」
「もう一回すれば、理解できるか?」
「し、信じます! だけど……」
身体を寄せるボクからわずかに逃げるようにしながら、言葉を続ける。
「だけど、……神様、私のことをスペック不足だって」
「そんなこと言ったか?」
「言いました! 美生さんの駆け魂を捕まえた次の日に」
「細かいことを覚えてるな」
「うー……」
睨んでくる。ちっとも怖くない顔で。
こいつは、そんなことを気にしてたのか。
キャラとしての純粋なスペックなら、どんな三次元より二次元のほうが
断然上なんだから、気にすることもないのに。
「……お前、ゲーム機の種類とか、知ってるか」
「知りません」
「PC-FXっていう、あまり売れなかった、ゲーム機があるんだ。
今のゲーム機に比べると、スペックはかなり悪い」
「は、はい」
「遅いし、能力は低いし、できることは少ないし、駄目なゲーム機だ」
「……」
「理由なんてない。だけど、ボクは、そのゲーム機が……一番大好きなんだ」
視線を逸らしたボクの腕を握ってくる。痛いほどに。
「げ、ゲーム機のことだぞ。誤解するなよ」
「……神様、これからも新しいゲーム機がいっぱいでてきますけど、
その駄目なゲーム機は、ずっと好きですか?」
「た、多分な……」
569 :
2/5:2008/11/22(土) 18:34:25 ID:B+khzt1g
「うーっ! 神様ーーっ!」
エルシィがボクを襲ってきた。
思い切り抱きつかれ、にこにこした顔を近づけてくる。
小さなキスの後に、ボクが目を閉じる。少しの間のあと、
ちゅっちゅっと、唇だけを位置を変えながら触れてくる。
……自分が次に何をされるかわからなくて、ドキドキする。
しばらく好きにさせた後に、少し物足りなくなったボクは自分から舌を入れる。
今度はエルシィが目を閉じる番だった。
ボクのそれをエルシィは受け入れてくれる。暖かいそれが拙く絡みあう。
味蕾に感じるのはかすかに生クリームの味だ。きっとエルシィもそうだろう。
身体を離したボクは、ひたすら抱きついてくるエルシィを取り押さえながら、
呼吸を少しづつ整えた。
「神様、神様、キスって、こんな感じなんですね」
「したこと、なかったのか?」
「はい!」
まったく悪びれずに言う。
……ボクが言うのもなんだが、それでよかったのか、300歳。
「でも神様は、他の娘とこれからもたくさんキスするんですね」
「それは、そもそもお前のせいだろ」
拗ねた顔のまま、考え込む。身体は抱きついたままだったけれど。
いくらかの葛藤があったようだが、思考能力を超えたのか、あきらめ顔で続けた。
「駆け魂を出すとき以外は、ダメです、よ」
それは大丈夫だろう。二次元もダメとかいわれなければ、問題ない。
「……お前が、代わりをするならな」
その言葉に、さっそく、代わりをしてもらった。
ベッドの上のボク達の距離はすでにゼロで、今の季節には暑いくらいだ。
離したそばから、もう一度、唇を吸う。
エルシィは拒まない。
今度は顎を押さえて、舌をねじこむように。
少し荒々しかったせいか、反射的に身体を守ろうとする指をとらえて、
空いている手で手のひらを重ねる。
親指で手のひらや指の股をくすぐりながら、ボクの女の、舌を吸う。
支えながら、そのまま上半身をベッドに倒れさせる。
ベッドの上で視線をあわせていると、大きく胸をゆらして息を継ぐ。
一瞬の、上気した顔に潤んだ瞳に、胸の熱量が増した。
「……神様、なんだかヘンです」
「ボクが? お前が?」
「? 神様ですよ」
すぐさま答えを返す。
満面の笑みという言葉が良く似合う、子ども丸出しの顔のまま。
わずかに罪悪感。それでも、ボクは、次に進むことにする。攻略は、勢いも重要だ。
体重をかけないようにして、そのまま、エルシィの上に重なった。
570 :
3/5:2008/11/22(土) 18:37:33 ID:B+khzt1g
「神様?」
「ここで、現実に必要な確認をするぞ」
「は、はい」
「母さんはどうした」
「あの、オートバイで出かけられました。さっき」
「古い言い方だな。次は、その、悪魔と、人間の間には子どもはできるのか」
「あ、あの……」
「どうなんだ」
「聞いたことがないので、普通はないと……思います」
なるほど。シチュエーションはオールグリーンだ。
エンディングは……まだ良くわからないが。
「エルシィ」
「はい?」
「服を脱げ」
「……?」
よくわかっていないらしい。
「裸になれ、といってる」
しばらく言葉にならない台詞がボクを襲いまくる。
羽衣だけは襲ってこれないようにマウントポジションはきっちり取ったまま。
「な、何のために脱ぐんですか」
「エッチなことをするために決まってる」
「うー! だ、駄目っ! こ、今度。また今度で!」
「駄目だ。今。
なぜすぐにプレイできることを積んでおく必要がある」
「ゲームじゃないですよぅ! プレイって言わないでください」
「エルシィ。ちょっと聞け」
「な、なんですか」
「ボク以外の男と、キスしたいか」
「……い、いやですー」
「ボク以外の男と、抱き合ったりしたいか」
「いやです!」
「ボク以外の男と、エッチなことをしたいか」
「質問がずるいですけど、いやです……」
「……でも、もっとゆっくりでも」
なかなかのってこない。もう一押しだな。
「……ちょっとは余韻に浸らせてください」
「残念ながらゲームではキスが限度だ。その先は流石のボクも不得手だ。
お前の意に沿わないなら悪いが、ボクはそうしたいんだ」
「本当ですか?」
不満気なエルシィ。
「そういえば、さっきの話だと、なんでもいうことを聞くはずなのにな」
「ず、ずるいです。それは駆け魂狩りの……!」
「そうか。駆け魂狩りを止めればいいのか」
「うー! だめー!」
571 :
4/5:2008/11/22(土) 18:41:19 ID:B+khzt1g
語調を優しく。追い込みだ。
「服を脱いで」
「あの、そ、それで何をするんでしたっけ?」
「服を脱いですることはなんだ」
「お、お風呂」
「それも悪くないな。もう一度一緒に入るか」
「うー! すいません!」
泣き顔のエルシィ。ぐっと顔を近づける。
「安心しろ。ひどいことはしない」
その言葉に、ぶーとした表情でボクを見る。
なんだ、何かいいたいことはあるのか。
「……神様は、ベッドヤクザさん、なんですか」
「……なんだその嫌な名称は」
「こちらの勉強をする際に、その、せ、性教育も受けたんですが、
優しげで女の子が苦手とか興味がないとか言う人も、突然
その時になると、言葉責めということをされたり、ベッドヤクザに
なったりするから気をつけろと」
偏ってるな。そもそも悪魔が人間に気をつけろってなんなんだ。
よく考えると今その状況なのか。
「優しい口調でエッチな要求をごまかすそうです」
「別に元に戻しても構わない。落とし神が命ずる、エルシィ、服を脱げ」
「うー、ううううー」
考える。
考える。ボクを見る。
考える。ボクを見る。視線をそらさない。
「神様、私のこと好きです……?」
語尾が抜けてるぞ。
「……現実では、一番な」
ベッドから降りたエルシィは、ボクの前で背を向けたまま、ゆるやかに脱いでいく。
小さな身体に、意外に大きい胸と、まったく翳りがない隠された場所がアンバランスだ。
髪留めを外したそれは、驚くほど長く、艶やか。
髪がお尻を覆う様に、ボクの下半身が痺れを訴えてくる。
そのまま押し倒したい衝動を抑え、ボクは脱ぎ終わりを待った。
572 :
5/5:2008/11/22(土) 18:43:41 ID:B+khzt1g
手で大事なところを隠しながら、ベッドに腰掛ける。
「か、神様。脱ぎました……」
「次は、よつんばいだ。こう、ボクにお尻を向けるように」
「な、なんの意味があるんですか」
「ボクが見たいから」
「神様、もうちょっと考えてからいってください!」
「じゃあ、お前の恥ずかしい姿が見たいから」
「よけい、したくなくなりましたっ」
「エルシィ」
「う、うー……」
ボクの視線をうけて、のろのろと動き、ぴったりと脚を閉じたまま、よつんばいになる。
おっぱいが大きく見える。
つやつやしているお尻がボクの前でゆれる。
そのままボクを振り返って、かぼそく声を漏らす。
逆側に垂れた髪が肩から流れ、ベッドに広がる。
「こ、これでいいですか?」
「……うん」
それしか言えなかった。
すぐにでも触れたい感情を押し殺す。ボクは、もっとこいつで楽しみたい。
「尻尾とか、羽根とかないんだな」
「わ、私にはそんなのないです」
「現実の地獄ってやつは、様式美のわからない所だ」
ゆっくりと手を伸ばし、汚いものとはとても思えない窄まったお尻の穴の上、
尾骨のあたりをそっとさする。
「ひゃっ!」
毛を逆立てるように、よつんばいのままエルシィの体が跳ねる。
「触っちゃ駄目、駄目です!」
お尻でいやいやをするように、ふるふると揺れる。まだ肉付きの薄い太ももの
隙間からは、ボクに見せ付けるように襞がちらちらとあらわれる。
誘っているようにしか見えない。聞こえないように深呼吸してから、後を続けた。
「悪魔なら、普通はここらへんから尻尾が出ていることが多い」
「ううー、私はないんですー!」
舌先でそこをつつく。滑らかな部分に舌をあてる。
エルシィの肌を舌でなぞる。感触に、その行為に、背筋がぞくぞくする。
「か、神様、何……してるんですか」
くそっ! ここじゃ電波が弱い!!
イベントが最後までダウンロードされてないじゃないか!!
どこだ! どこならダウンロードできる!! どこだーーーっ!!!
駄目だ、ここでも繋がらん!
こんなときに限って!
パッチは2000円になります。
続きを知りたい人は買ってね!!
ってのはおいといてGJ!
修正パッチは3ギガ
GJ!次も期待してます
久々の投下待ってました!GJ!
幼なじみはベッドヤクザ、だっけw
相変わらず小ネタも文章も素晴らしい
ここ、保管庫ある?
これが第一だから今はいらんと思う。
ここ以前のアルバものとかは総合保管庫に。
新しく作りたいならどうぞ。
ユウキがゴミ子とくっついたら、リカに駆け魂がつくんじゃなかろうか。
そしたら神様はどうやってリカを攻略するのか、ある意味ONEの茜みたいで考えると夜も眠れない。
ちひろは昔、入学式直後とかにイケメン神様に告白してボクの視界に入るなばりの
ひどい振り方をされたのではないかと考え始めて昼も眠れない。
アルバとかの所に入ってるんだと思ってた
>>581 このスレのSSをリストアップして申請したら入れてくれるよ。
ちひろいいなちひろ。
Hシーンとかでは神様に気を使っちゃいそうだ。
気が向いたらでいいんで、ちひろの話もお願いします><
LC 自宅で
ハクア 桂馬の寝込みを
歩美 体操着で
美生 父親の位牌の前で
かのん 桂馬が縛られて
栞 図書館で
楠 猫耳プレイ
ちひろ 教室で
>>585 美生の項目がシャレにならん位外道なんだが。
「パパがっ、パパが見てるのにっ、気持ちよくなんてなっちゃいけないのにぃっ」
でも美生の家だと広さ的にそうなってもおかしくない気がw
美生の性格は基本的にそのままなわけだから、
完全な一人暮らしは難しいと思うので、やっぱり御しやすいショタ少年を新たな執事に迎えてるのでは
母親いるし。
桂馬にへたくそなサンドイッチ作るイベントがなくなるし。
誰が1番料理上手いのかな
LCだろ。
……問題はその料理経験、知識が人間の物ではないだけで。
LC:料理ベタではなく、認識そのものが異なる。適切な教育を受ければ。
歩美:やったことなさそうだがやれば上手そう。
美生:調理? 使用人の仕事でしょう。挑戦しても気持ちが先走って味見も忘れる。砂糖と塩を間違えるのはお約束。
かのん:愛エプで初回登場時、パンケーキに重曽を使うタイプ。必死こいて練習して人並み以上に。
栞:知識先行型。目玉焼きひとつにものすごくこだわりそう。
楠:凝ったものはまるでダメだが、焼肉とかおにぎりは異常に上手い。男の料理。
ハクア:完璧主義がいい方に働けば一流シェフもびっくり。ただし、イレギュラーに弱く、予定より一分早くやかんが鳴っただけで食材が全滅する。
ちひろ:既製品を溶かして固めて手作りチョコとか言うレベル。手料理とか考えたこともない。
>>592 栞の項目を見て、温度計を用いて適切な焼き加減を見極めようとしたとあるラノベの料理音痴を思い出した。
桂馬:作ろうと思えばレシピ通りにきっかり作れが、料理する暇があったらゲームするので作る気はない。
ちひろ押しに弱いよちひろ
あのまま救命ボートの中で誰か来たらどうすんのよばかっでも可
ちひろとあゆみんの三角関係はまだ?
むしろちひろとあゆみんと3Pで
何かの拍子に攻略した子達の記憶が甦ったら面白そうだ
記憶がよみがえってないハズの今でさえ歩美はあの反応なんだもんなーw
月曜日に歩美の記憶が戻って
火曜日に美生の記憶が戻って
水曜日にかのんの記憶が戻って
木曜日に栞の記憶が戻って
金曜日に楠の記憶が戻って
土曜日にちひろの記憶が戻って
日曜日にハクアも参加した上でLCがなんとかする
という電波を受信した。
とりあえず先輩が凄そうなので週末2日間だけの復活なのは桂馬にとって幸い
LCがなんとかする日曜まで修羅場か濡れ場が繰り広げられるわけですが
ハクアとは1日限り
週に一日の逢瀬を心待ちにしているハクアを想像したら
それなのに会いに来たら自分以外の女の記憶が戻ってて修羅場ってるとかw
k
a
n
k
pixiv見るとそこそこ同人誌出るね
こっちも増えるといいが
来週新しい子が出るまではこのスレに進展はなさそうだ
学園内でウリをやっているとかいうのに駆け魂がついたら、神様どうするんだろう
残念ながら来週は出ないんだ……
>>612 ちひろ篇で「相手はボクじゃなくてもいいんだ!」と割り切ることが出来たから大丈夫だろう
問題はそんな女の心のスキマをどう埋めるかだろうなw
理由次第で攻略レベルが大きく変わるからなぁ
人恋しいとか愛に飢えてるとかだったら傷の舐め合いルートに持ち込めば比較的簡単に落とせる気もするが
単に遊びでやってる場合だと恋に落とすのはかなり難しい気がする
そいつは心のスキマなさそうだからそもそも駆け魂入らない気がするな
駆け魂が入ったから早く転生するためにウリをはじめたとするなら、悲しいストーリーにも
神様お怒りストーリーにもなるな。
つまり駆け魂に操られて転生のために神様の子種を欲しがるヒロインと言う事だな!
そういう方向だと心のスキマ自体は別の理由から生じてることになるな
ややこしいわw
今週合併号じゃねえかよ……
ほし
駆け魂捕まえるのに心の隙間を埋めるんだったら、
協力頼むのは落とし神様じゃなくて喪黒福造でも良くね?
……ということを思いついてしまったorz
>>623 むしろ彼こそ史上最も多くの心の隙間を埋めた死神
アレが人間とはとても思えん
局長の生前の姿?
そろそろ神様にライバルキャラが登場しても良い頃な気がしてきた
……いや、無意味か
>>626 ある意味ガチの殺し合いに発展しかねないからなあ。
失敗したら首チョンパという制限がある限り無理だろう。
「──まぁ、ありがとう、とは言っておくけど」
「で、いつ帰ってくるのよ。エルちゃんには罪はないけど、あの件には決着をつけるからね」
「は、覚えがない? あんたの素行からいって、どこからそんな言葉が……」
「……やっぱり今日はいい。そんなことのために電話くれたんじゃないだろうし」
「仕事、うまくいってるー?」
「ふうん、そう。え? こっち。こっちは平気よ。安心しなさい」
「は? 写真をメールで? あれ、つけたところを?」
「やーよ。恥ずかしー」
「ば、ばかっ それこそそんなの無理に決まってるでしょ」
「……ど、どーしても見たいなら、早く家に帰ってきなさいよ」
「駄目、想像なんてしたら。もう私も若くないんだから」
「こんな胸、維持するのが大変なだけ」
「で、電話でそんなこと……!」
「国際電話でしょ。た、高いから切るから」
「インターネット使ってるから高くない? ……ホント?」
みたいなやり取りに耳をすますLCまで妄想できた。
どんなプレゼントなんだ…
というかそんなん買いに行かされた桂馬がw
麻里さんに駆け魂ついてたら、やはり実の母親の唇を奪っていたのだろうかww
>>630 そこはほら、帰ってきた旦那さんが華麗に唇と心を奪っていくのさ
何せ落とし神の父親ですぜ?
欧州で勾留された1800の駆け魂(60,000×0.03)のうち、桂馬父が捕まえた奴の割合は…
>>633 しかも毎回キスの先までやってしまっている訳ですね
かくして今日も桂馬の弟妹は増え続ける・・・
そして終われば記憶がなくなるのを良い事にやりたいほうだいなんですね!
…これ、なんてエロゲ?
>>634 もしかしたら、Star Platinumというエロゲかもしれないw
>>635 懐かしすぎて涙が出るなおいw
でもあれは星座の星だから駆け魂ほど数はないんじゃぜ?
久しぶりに投下します、本誌合併号ネタで麻里×桂馬SSです。
近親本番ネタですので苦手な方は注意を!
ふぅ…お店の帳簿をつけてたら、もうこんな時間になっちゃったわ、
私は桂木麻里、カフェ・グランパて店を経営して一人息子を持つ主婦よ、年はヒ・ミ・ツ。
はぁ〜なんだかお腹が空いたわね、でもこんな時間に夜食を食べたら太ってしまうかも…
う〜ん、でも少しくらいなら…あら?
ふと調理場を覗くと、何やらお皿にラップで包まれたチョコ?それともかりんとう?
う〜ん、外見じゃ判別つかないけれど、とにかくお菓子らしき食べ物があったわ。
でもこんなの私は作ってないわよね、もしかしたらエルちゃんかしら?
あっ、エルちゃんというのは新しくできた家族よ、たとえあの人が外で作った娘でもね…ふふふ。
だけどこんな場所に置きっぱなしにするなんて、もしかしたら桂馬にでも作ってあげてたのかしら?
仕方ないから冷蔵庫に…あっそうだ、少しだけ…少しだけなら味見してもいいわよね?
そう考えて、それに手を伸ばすの…ほんとうに少しだけだから、ゴメンねエルちゃん。
パリッ…うん、何だか不思議な食感だけど甘くて美味し…
ドサッ
んっ……あれ?あらやだ、いつのまに眠っていたのかしら?
何だか気付けば時計の針が進んでいる気がしてたのだけど、
こんな場所でうっかりこっくりしちゃったのかしら?
う〜ん…確か味も今ひとつ記憶に残ってないけれど、エルシィちゃんが作ったお菓子?を、
つまんだ辺りからどうも記憶が曖昧に…あら?
トックン…
何?突然に胸が高鳴ってるように動いたような…
それに何だか少し熱い感じする…身体が火照っているみたいだけども…
もしかしてこんな場所で少し眠ったせいで、風邪でもひいたのかしら?
やだ…早く温かくしてちゃんと寝ないと…さっそく私の部屋に、
そう思っていた、なのに…あれ?何故かしら、
気付けば足取りは自室じゃなくて、別の部屋へと向かっていたの!
あれ?こっちは確か…
「桂馬の部屋?」
…あれ?何故?こっちに足が向かったのかしら、
しかもいつしか手はドアを静かに開けてしまって、その中に忍び入ろうとしていたの。
これじゃ夜這いみたいじゃない…あっ、中ではぐっすりと桂馬が眠っていたわ、
ウフッ…可愛い寝顔してる、その息子の顔を覗き見ると、んっ…キュンッと胸が鳴ってる、
そしてその私の視線は、ゆっくりと無意識に下に移っていく、あら?どうして?
何故かしら不思議だわ…何で、んっ…こんなにも息子の下半身が気になってくるの?
そういえば随分と見てないけれど、息子のここの成長はどうなっているのかしら?
いけない…だけど、気になりだしたら、どうしても興味が止まらなくなってくる、
突然の不可思議な欲求に逆らえない…いつしか私の手は邪魔なシーツをどかし、
そして気持ち良さそうに寝ている息子の寝間着を剥ごうとしていた。
こんなの変だと、心の隅では思っているけれど、あぁ…手は止まらない…
ついにはパンツをも剥ぎ取ってしまってたし、そして…!
「これが…今の桂馬の…」
いつのまにか私の頬が熱い…そして瞳にはアレの姿が焼き付いてる、
そう…男の子が股間に生やすアレを!
こんなに成長していたのね、あんなに小さかったのが…うふふ、
でも今でもここは可愛いじゃない、桂馬のおちんちん…。
ジッと見つめると、また心臓がドキドキと慌ただしく鳴ってくるのがわかった、
さて…今の状態を確認しただけで満足?いえ…別の状態の時のまで確認しないと、
そう男の子のアレは二つの姿を持っているのだもの、だから…ね。
心の中で決心すると、わたしはまだ柔らかなそのイチモツを手で優しく握ってしまった、
あっ…温かいのが伝わってくる、脈動も感じてる。
その温かみに胸がまた一段と高鳴り、気分も高揚してきてるみたい…
だけど感情のまま潰さないように、そう優しく力まず…加減して揉むの。
最近はご無沙汰だったけど、んっ…こうだったわよね、ほら…
「どう…気持ちいい?桂馬…んっ…」
あっ…しばらく揉み続けたら、ここは変化を見せてくる…
やはり男の子なのね安心したわ、ほら…固くなって棒が立ち上がってきたもの。
んっ…あぁ…それに、何だか本能を刺激する臭いまで漂ってきたわ、
久しく忘れていたような、胸の奥の欲を刺激する臭いが…桂馬のココから漂ってくる…
そうこれは雄の香り…堪らない、ゴクッ…やだ、喉に唾が溢れ出してきてる。
私…この子の母親なのに、やっぱり女なのかしら…それともパパが居なくて溜まってるから?
そうかも…だって、こんなの見せられ嗅いだら、とても手で握るだけじゃいられないわ!
ごくっ…ほら口元が欲しているし、勃起してきたこれを唇で包みこみたいって、
とても卑しい欲求が溢れて止まらないのよ。
母親としての私が、女の私に支配されていく…そう感じた。
「おちんちん…んっ…あんっ」
だから無意識にも口が迫る…じわじわと距離を縮めて、
そしてよりはっきりと鼻先に香った男の臭いが、
一気にその残りの距離をゼロにさせてしまったわ。
クチュッ…チュパァ…
「んくっ…んんっ…あぁ…これよ」
唇が肉棒の先端を包むと、すかさず舌先がカリに触れ、
久しい男の味覚が脳裏に伝わってくる、もう随分ぶりの味ね…
だから一気に私の中の女の本能が呼び覚まされてしまっていくのを感じたわ。
「美味しい…桂馬のおちんちん…あっ、んっ…」
その竿を舌で絡め舐め這わせ、皮のスキマに溜まってるカスを拭ってあげる。
もう…ちゃんとお風呂で綺麗にしてるのかしら、心配ね…今度一緒に入ってあげようかしら?
淫らな思考まで溢れてきてる、あぁ…段々私はおかしくなっていくみたい。
「うっ…うぅっ…」
あっ…耳に桂馬の呻き声が聞こえてくる、ここまでしてるのだもの…感じて当然よ、
ほらこれがフェラの感覚よ、こんなのゲームじゃ教えてくれない感覚でしょ?
んっ…玉袋もしゃぶってあげる、チュッチュッて愛しくキスをして、
次は裏スジも…丁寧に舐めてあげるわ。
徐々に私の唾液が、桂馬のおちんちん全体に塗られていきます…
そして勃起状態も最高潮て感じになってたの、
さっきより脈動が凄い…血液が集まってきてるみたいだし。
そういえば…熱いわ、私のココも…んっ…さっきから股の陰部も凄く疼いてたの、
だから片手をそっちに伸ばして確認してみる、
スカートの中に強引に手を入れて下着を脱がして、
その疼かせるとこを触れてみる…んっ。
クチュッ…
やっぱり濡れてる、そうね…当たり前だわ、こんなに熱くなって濡れて…、
愛液が溢れてるなんて発情してるみたいだもの…んっ…あっ…
グチュッ…クチュッ…指先で軽くなぞっただけで、凄い卑しい音がしてる、
感度も高まって…敏感になってるし、んっ…クリトリスも大きくなってるみたい。
指先で触れる自分の恥部の状態に、少し驚いてた…だけど駄目だわ、
指先で弄るだけじゃとてもこの状態を癒せそうにないの、
そう自慰じゃ…とてもこの高まった欲情は収まらない。
だから…いいわよね桂馬、母親孝行…してもらっても。
もう私の中では、イケナイ一線を越えてしまってた…親として越えちゃいけない一線を…
ギシッ…音を鳴らし桂馬の寝床の乗って、その身体の上に跨る私、
既にスカートの下の下着とかは脱ぎ下ろし、私の下半身は発情した性器を見せる痴態を外気に晒してた。
しかも垂れ落ちる愛液は、すっかり私の唾液で濡れ輝かさせた桂馬の固いおちんちんの先に命中してる、
もう少し腰を下ろすだけで、ここが触れるくらいの体勢になっていたのよ。
「さぁ、いくわよ桂馬…んっ、あぁぁ…」
ズブゥゥ…グチュッ、ズブブゥゥ…
は、入った…入ってる、桂馬のおちんちん…私の中に!
膣がしっかり受け入れて、んっ…絡めてるの。
久しぶりのおちんちんの挿入感に、私の身体が…歓喜していく!!
「うぐっ…あ…あぁぁ…」
続いて桂馬の身体がビクビクッと震えてる、んっ…感じてるの?
どう…母さんの中は?膣の温かさは?
若い子みたいに締め付けてる?絡めて…搾ってる?
そうやらしく思いながらも、腰が上下に動かせていく、んっ…あっ…いいわ、
膣内をおちんちんが動いて…壁を擦らせてる、んっ…気持ちいい…凄く!
女の喜びが…下から上に突き抜けていくのぉ!!
「あはぁ…あんっ…あぁ…いい、いいわぁ!!」
一応は我慢してたけれど、だけど我慢しきれず遂に声に出してた…
この淫らな喘ぎを口にして、全身に響かせる喜びの衝撃を表現してたの、
気持ちいい…久しぶりのセックスの快楽に、私…一気に酔わされていく!
眠ってる桂馬が動いてくれる筈もなく、私が動かなきゃいけない状況の中、
この私の腰はますます加速して激しく動かしてしまう、
もっと奥まで…奥まで挿し込みたい、おちんちんの先でキスをして…私の子宮にキスを…
淫らな欲望に突き動かされてしまってた!そして…そして…あっ、イク…イっちゃう!
久しぶりだから、もう…絶頂しちゃいそう!!すると次の瞬間…!!
ビュクゥゥゥ!!ドクドクゥゥゥゥ!!!
「あっ!あぁぁぁぁ────────!!!!」
たちまちに甲高く喘いでた…それは感じたせい、とっても熱いのをお腹の奥に…
ビュクビュクッとかけられてる、熱いのを…奥に…子宮に!
出してるのね…射精されてるの、桂馬の精液が…膣に出されるわ!!
温かい…熱いくらい、私の中に…かけてる、
けっこうたくさん…若いからね、んっ…あぁぁ…
その息子の膣内射精の感触に私は…ついにイっちゃってたわ。
中でジワジワ浸透していく熱さに、私の心はうっとりと酔いしれていくの…
「あ…あぁ…え?えぇぇぇ!!?」
「はぁ…はぁ…あら?」
イった瞬間は目の前が…白くなってた、そして徐々に…落ち着いてくると、
その眼前の下で大きく目を見開いた息子の表情…桂馬の顔が見えたの。…あっ!
「あ…あ…えっと、起きちゃった桂馬?」
「な…ななな…何してるんだぁぁ────!!」
「えっと…これはその…セックス?」
ピシッと固まる桂馬、う〜ん…さすがに騒がしくしすぎたかしら?
あれだけ大きな声だして悶えてたら、起きちゃっても当たり前よね。
「これは…悪い夢か?てか…いつまでそこに居るんだ?」
「まだ…いいでしょ桂馬」
「お、おい…何を…」
「いいでしょ…ね…んっ!」
「!?」
起きちゃった桂馬はすっかり混乱してる、でも…
もう私は…桂馬が目を覚ました程度で、この目覚めた女の本能が引っ込むような状況じゃないの、
一度果てたくらいで…この欲求は収まらない、それどころか増してる…
本能がもっともっと欲するの、この性の快楽を貪りたい…んっ、その想いは行動に変わり、
私の唇で抗おうとする桂馬の口を塞いでたの。
「もっと…ママを喜ばせなさい桂馬」
「うっ…ちょ…あっ!待て…うっ!!」
若いわね…んっ、一度射精くらいじゃ萎えないのだもの、
繋がったままの膣に入り込んでる桂馬のおちんちんは未だに勃起状態です、
だから私は遠慮なく腰を再び上下に動かせるわ、
ほら…桂馬も感じなさい、ママの膣を…生まれてきた場所の感触を!
「やめ…うっ!あぁっ!!そんなに…うぅ…」
「はぁ…あ…いつでも出していいのよ?遠慮なんかしないで…んっ!」
「なにを馬鹿な…うぅ…わぁ!!」
桂馬ったら表情で必死に我慢してるのが明確にわかる…うふふ、
ちゃんと感じてるの丸分かりよ、ほら…んっ、こんな風に締めたらどう?
「うぐっ!うあぁぁ!!やめろ…あぁ!!」
赤くなって悶えて…なんて可愛い、あぁ…益々興奮してきちゃった、
もっともっと感じさせてあげる、貴方の知らない快楽をママが教えてあげる。
だから…んっ!さっきよりも…もっと凄いの頂戴!
「うっ!駄目…だ…くぅっ!!」
「はぁ…あんっ!あ…ん?どうしたの…もしかしてイキそう?」
「はぁ…はぁ…あっ、そう…だから…マズイって」
「んっ…いいのよ、ほら…我慢しなくても…あんっ」
「いや…だから、これはマズイだろ!ボクでもわかる…うっ、いくら何でも…うぅっ!!」
躊躇する桂馬に、ムッとなり私は膣に力を込めて、
その必死に堪えるイチモツを締め付けた!
そして眼鏡と髪止めを取り、髪を下ろして本気モードになると一気にトドメといくの!
「男でしょ!男なら据え膳を食わずにどうする!ママに弟か妹かを身篭らせるくらいの勢いを持ちなさい!」
「無茶言うなぁぁぁ───!!って、うぐっ…あぁ…」
最後の抵抗と呻く桂馬…だけど、その抵抗は束の間でした…
刹那その桂馬の身体が震えて、そして…また激しい衝撃がお腹に響いたの!
そう射精の衝撃が…胎内に響いたわ!!
ドクドクドクゥゥゥゥゥ─────!!!
「あぁぁぁぁぁぁ────!!イク…イっちゃぅ!!あぁぁぁぁ!!!」
その再び絶頂感が頭に響き、瞬く間に甘い快感に酔いしれてしまった。
お腹に…子宮に…精子をかけられてるわ、
あはっ…喜んでる、身も心も…私の全てが…
「うっ…うう…」
「んっ…あっ…まだ出てる、桂馬の…赤ちゃん汁…んんっ」
はぁ…はぁ…それに生で、こんな…いくら平気な日だからって…
んっ…え?あ…そういえばどうだったかしら?
あんまり気にしてなかったけれど…う〜ん考えてみれば、
今日は安全どころか、ちょうど…まぁいいか。
「可愛い弟か…妹よ、きっと…んっ…」
「ふ、不吉な事を…うぅっ…」
それよりも気になるのは…射精し終わったらしい桂馬のおちんちんが、
膣内で存在が小さくなっていくのを感じてた。
「やだ…もう萎えちゃったの?」
「はぁはぁ…当たり前だ、もう限界…うっ」
嘘っ!パパならともかく、まだたったの二回しか出してないのに、
まだ若いのだもの…もっと出せるでしょ?
うふ…なら、ここで私は人生の先輩として、技を見せないとね…
知ってるのよ、ここを再起させる術を…
「まだよ…だって夜はこれからですもの」
「なっ…何を…!?」
クスッと微笑み、手を下に伸ばす…桂馬のお尻の後ろへと、
指は…二本くらいが最適かしら、それで突っ込ませる!
「うぐっ!!」
「ここを…ほら、んっ…どう?」
グジュッ…ジュブッ…
「うわぁぁぁぁぁぁ───!!!」
甲高く喘いで、身を震わす桂馬…うん効果的みたい、ほら…んっ…
膣内で元気になっていくのがわかる!!
「な、何を…うぅっ!!」
「アナル攻め…効果的だったみたいね、ほら…元気元気」
「や、やめろぉぉぉぉ!!うがぁぁぁ!!!」
ますます真っ赤になって大きな口を開けて悶えて…あぁ…なんだかもっとドキドキしてきちゃう!
もっともっと反応を見たいくらい、んっ…あぁ…膣内に挿し込まれたおちんちんが、
大きくなってきて固さも戻って…その体の振動が良い感じに伝わってきちゃうし!
「さぁ…まだまだ…楽しませてもらうからね、私の桂馬…んっ」
「やめ…うぅっ!んぐぅぅぅ!!」
またその悶える桂馬にキスをして、腰を振り性交を楽しむの…あぁ!!
今夜はとことん相手をしてもらうからね…桂馬。
また射精して萎えても直ぐに元気にしてあげる、だからママの子宮を桂馬の精子でいっぱいにして、
けーまになら孕ませられちゃっても…かまわない、だから…あぁぁぁ!!
そして私はひたすらに親孝行させてもらい続けていく…ずっとずっと…
「おはようございま〜す、お母様!」
「あらおはよう、エルちゃん」
朝食の準備をしていると、エルちゃんが起きてきました、
どうやら桂馬の方はまだ寝てるみたい、仕方のない子ね〜ふふ、
あら?エルちゃん…ジッと見つめてるけど?
「あれ?お母様なんだか…ご機嫌ですね?」
「そう?うふふ…何だか良い夢を見ちゃってね」
「夢ですか?」
「うん…もう内容は覚えてないけれど、でも…素敵な夢だったみたい」
そう…朝に目が覚めた時、何故か身体はドロドロになっていたの、
何でこんなに…そう疑問にも思ったけれど、でも…それ以上に何だかスッキリしてたわ。
昨晩はいつ寝たのか曖昧な記憶だったけれど、でも目覚めは最高だったの。
まるでずっと溜め込んでいたのが、綺麗さっぱりした感じかしら?
「そうそう、思い出したけれど…エルちゃん何かお菓子作って置きっぱなにしてなかった?」
「あっ!そうでした!にーさまにクッキーを作ってあげたんです」
「やっぱり…でもごめんね、ちょっと夜中に小腹が空いちゃって…少しいただいちゃったの」
「いえ、平気です…だってにーさまは甘いのが苦手だって言ってたの思い出して迷ってたんです」
「そう?ならいいんだけど…」
というよりもクッキーだったのねアレ、でも甘いというか…んっ?
寝る前に食べた事は思い出したけれど、そういえば味とかその後の明確な記憶が無いような…
「でも私の故郷の元気になる食材を色々と使ってみましたから、お母様に食べてもらえたなら無駄になりませんでした」
「そう…なら、まだ余ってるし…また間食にでもいただくわね」
「はい!」
見る限りは日持ちしそうだったし、せっかくだもの…また夜食にでもいただきましょう。
それに…何だか味の記憶が曖昧なのに、私の中では是非いただくべきって直感があったの。
なんでかしら?本当におかしいわね…何だかドキドキしちゃうし?
「そうだそろそろ朝食ができるから、桂馬を起こしてくれない?」
「は〜い!!」
まったく今朝は色々と変かも、起きてきた桂馬にも変に思われなければいいけど、
そう桂馬に…え?
ふと…私の脳裏に有り得ない光景が一瞬浮かんだ…気がした、
そう…なんとなくだけど、うん…一瞬だけど、でも…そんなの有り得ない光景よね?
だって…私が桂馬に…あはは、何を妄想しちゃったのかしら!
ブンブンと朝食作りに手に持っていた包丁を振って、すっかり気分良く動揺してしまってたわ。
ふぅ…でも、んっ…親としてどうかと思うけど、少し…素敵に思っちゃった。
何故かお腹の奥…そして股が熱く感じたし、とその時…絶叫が響いたの!
「おかーさま!!!にーさまがぁぁぁミイラにぃぃ!!」
「えっ?」
まるで吸血鬼にでも襲われたかのように、干からびた息子の姿を見てしまったのは直ぐ後の事でした。
何があったの桂馬!んっ…何故かしら、やりすぎたって罪悪感が私の心に過ぎったの。変ねほんと。
【おわり】
やばいやばい
父親をさんざん隠し子問題で問い詰めておいてこれじゃあ……
帰ってきたら見知らぬ子供が二人もいるんじゃ父親涙目wwww
>>643 うわあああああ! GJ! 良かったです!
646 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 23:36:41 ID:Oqv+Kyai
復活してたのか
ママン来たぁぁぁぁ!!
新年早々良い物読ませていただきました
GJ!
しかし、ママン…何かに跨がると落ち着くのか?
神様のスレなので初詣していきますね
つ ミ D
パンッパンッ
(今年は良作が沢山出ますように)
ガランガラン
改造物…
深夜、月明かりの差し込む暗い部屋の中で、桂馬は美生にその行為を行っていた。
「どう、美生。そろそろ欲しくなってきたんじゃない?」
そう言い、桂馬はオムそばパンを美生の面前に突き出す。
(!…お、おおきい…)
美生はあまりの大きさに顔を赤くしつつも、
香ばしい香りを放つ黄色い物体ののそれから目を逸らすことができなかった。
「ほら、美生の口、もうこんなになってる。」
言われて美生は、―さんざん焦らされていたのか―自分が今にも涎を垂らしそうなことに気がついた。
慌ててオムそばパンから顔を背ける。
「黙ってちゃわからない。欲しいの、欲しくないの?」
再度聞く桂馬。
美生はもう疼く体を抑えることができない。乱れる吐息。
「……しい……」
つぶやくような小さな声。
「ん?よく聞こえないな。もっと大きな声で言ってくれないと、美生。」
笑う桂馬。
「…欲しいって言ったの!」
羞恥に耐えかね美生は怒鳴る。が、
「そんな言い方じゃ駄目。まさかさっき教えた言い方、忘れたわけじゃないだろ?」
「なっ……!」
とっさに抗議の声をあげる美生。
しかし桂馬はじっと美生を見つめたまま、手を動かそうとしない。
美生はとうとう観念し、今にも泣きそうになりながら、紅潮させた頬をさらに真っ赤にして
その言葉を喉から搾り出す。
「ど、どうか…その、大きくて…丸くって…フワフワモフモフのオムそばパンを…
私、美生の………はしたない口に…食べさせてくださいッ……!」
桂馬は満足気に頷き、
「はい、よく言えました。じゃあご褒美、食べていいよ。」
許可を出す。
美生は途端にオムそばパンにかぶりつく。
夢中に味わうその姿は、お金持ちとしての凛々しさや力強さなど微塵も無く、
貪欲にオムそばパンを求めるだけの、オムそばパン欲に溺れた一人の少女であった……。
なんだこりゃwwww
森田「フフフ、これでお嬢様がまた一歩庶民に近づいた……!」
>>651 誕生日用に何か書きたかったけど
思いつかなかったから改造してみた
>>650 メロンパンをカリカリモフモフしてた奴は読んだことあるw
○パラレル物
○歩美
○キャラのイメージを大切にする人は多分スルー推奨
ことの始まりがいつだったのかは分からない。
全てが終わった今でも、あの事件が起こった前後の記憶を思い出すのは難しい。
だが、事件そのものの記憶は鮮明に残っている。おそらくこれからも記憶に深く残り続けるだろう。
桜の開花は歴史的な遅れを見せていた。母親が階段を踏み外して軽い捻挫をしていた。
弱小プロ球団がペナントレースの首位を独走しているのが朝のトップニュースになっていて、全てのものが眠気をもよおしているように見える、そんな四月の日だった。
「ありがとうございます」
それがエルシィが僕に向けて放った第一声だった。
その時僕は耳にイヤホンをつけていたのだが、その声が聞こえる一瞬だけ、ゲームの音楽はたまたま鳴っていなかった。
そうでなければ、彼女の声は僕の耳に届かなかったかもしれない。もちろん音楽が鳴っていなかったように思えただけかもしれない。
僕は反射的に、携帯ゲーム機をスリープ状態にした。
まず、当たり前のことだが教師に声をかけられらたと思ったのだ。次に誰か知り合いの生徒だと思った。
しかし即座に僕はそれらの案を打ち消した。教師が昼休みの自習室で今更僕に声をかけるとは思えなかったし、同級生が声を掛けてくるのはもっとありえなかった。
僕は振り向いた。声の主は、教師でも生徒でもなかった。
背後には知らない女の子が立っていた。
僕と同じかいくつか下ぐらいの年齢で、長い髪を一つにくくっている。制服を着ていたがそれはいかにも借り物のように見えた。
「ありがとうございます」
また彼女は言った。イヤホン越しに響いてくる彼女の声を聞いて、なぜか僕はすっかり焦ってしまった。
「静かにしろ。ここは自習室だ」
どう考えてもとんちんかんな返事をしてしまった。しかし彼女は、とてもよく分かります、とでもいう様に深くうなずいた。
「はい。でも、誰もいませんよ」
確かに、自習室には誰も居なかった。四月のうららかに晴れた昼休みに、わざわざ図書館の奥の自習室に来る高校生はいない。僕ぐらいだ。
あまりに呆然としている僕に不審を抱いたのか、彼女はほんの少し訝しげに言った。
「あの……メール送ってくれましたよね?」
「メール? ああ、もしかして君があのメールの差出人?」
わざわざ直接会わなくても良かったのに、と続けようとしてそんなはずはないことに気がついた。
目の前の女の子の一挙一動、目線の動きや言葉の発音、その節々から彼女は僕にゲームの攻略法を聞くためにメールを送ってきたわけではないことに気がついた。
予想もしていない、とても複雑で大きなことに巻き込まれ始めていることを悟ったのだ。
「ありがとうございます」エルシィはまた言って、大きな黒い瞳を見せた。
これはとても複雑で理解するのが難しい話だと思います、とエルシィは話し始める前に言った。
確かにそれは非常にややこしい話で、僕は全体の一割も理解できなかったと思う。かろうじて、理解できなかったことがぼんやりと理解できただけだった。
「私は地獄から派遣された悪魔です」とエルシィは言った。
「もちろん地獄というのは、便宜上のことです。私の立場は今回あんまり関係ありません。私がどこから来たとしても、神様にとっては何の関係もありません。
あっ、そういう意味じゃないんですよ。私の来たところについて神様が知りたいって言うんだったら、喜んでお話させていただきます」
とにかく、終始こんな感じで話が進むのだ。
たぶん筋道立てて人に説明することが苦手らしい彼女の話は、一度来た道を戻り、脇道に脱線し、そのことについて僕に謝罪し、謝罪の中からさらに脇に脱線した。
長い時間をかけて、何とか三つのことを理解できた。彼女の名前がエルシィであること、彼女は僕にある女の子を「恋に落として」ほしいということ、
そして、もしできなければ「たとえ話じゃなくて、神様の首が飛んじゃう」ということ。
彼女が話し終えると、沈黙が部屋を覆った。完全防音のこの自習室は、誰かが声を発しない限り何の音も聞こえない。
この異常な事態に、理由を聞いてとりあえずでも納得してみようという気はとっくに失せていた。
エルシィは何度でも同じ説明を繰り返すだけだろうし、駆け魂、心のスキマ、契約といった単語は千回聞いても頭で納得できるはずもなさそうだった。
恐ろしかったのは、彼女の話を聞いているとどうやらこれは夢ではなさそうだと思い始めてしまっていたことだ。
彼女が放つ言葉はまさにうわ言そのものなのに、僕の頭は対照的にどんどん冴えていった。
最後の望み、つまり彼女が話していることはすべてジョークである、あるいはもっと単純に彼女は支離滅裂なことを口走って喜ぶタチの人間であるという可能性も、最後の最後に断ち切られた。
午後の授業の予鈴が鳴ると
「詳しいことは、明日また同じ時間に」と言って、彼女は消えた。
瞬きと瞬きの間に消滅してしまったとしか思えなかった。一瞬で蒸発したように、悪魔のエルシィは姿を消した。
ここまで、とことん意味不明な出来事が起こっても人というものは習慣を変えようとはしない。
僕も、いつものようにその日の午後の授業を受けると、帰宅して部屋に入りまず3台のパソコンの電源を入れた。パソコンが立ち上がるまでに服を着替え、鞄に入れた携帯ゲーム機のスリープを解く。
昼休みに慌ててスリープにした直後からゲームが起動する。それを見ると、確かにあれは現実の出来事だったのだと実感する。黒い髪の女の子、エルシィ。彼女の姿は何か違和感があった。
すらりと通った鼻筋に幼さを感じさせる目。そんな彼女と周りの風景に、1枚の透明な膜があるように感じた。周りと溶け込んでいない。その居心地の悪さは何だったのだろう。
そう考えながら、起動したパソコンの一台の前に座った。ヘッドホンを両耳に装着し、HDDから昨日から始めていたゲームのアイコンをダブルクリックする。
従兄がいなくなったのは、僕が9か10歳の夏だったと思う。どちらだったのか分からない。
親や親戚の話、アルバムの写真、僕の記憶をたどれば断定は出来るのだろうけど、それにはあまり意味がない。
9歳か10歳の時に従兄は消え、僕は紙袋一杯のギャルゲーをを手に入れた。
当時、僕は人見知りだった。世の中の無数の人々のうち、両手で数えられるほどの人としか会話を交わそうとしない、徹底した人見知りだ。
いなくなった従兄は僕がまともな会話を交わすことのできた数少ない人の一人だった。
従兄はその年大学の2回生で、僕の家から歩いて1000歩のアパートに下宿していた。
彼が大学入学と同時にそのアパートに下宿し始めると、僕はかならず月に2回は遊びに行った。
従兄は僕が訪ねると、いつでも心の底から歓迎してくれていろんな話を聞かせてくれた。
それは僕にも読める面白い小説の話であったり、サッカープレミアムリーグの話であったり、フクロウの面白い習性であったり、世界遺産の話であったりした。
それらの話はただ一つ、僕にとってとても面白いという点でだけ共通していた。
たとえば小学校で僕はひとりぼっちだった。休み時間に僕に積極的に話しかけてくる子はいなかった。
けれども僕は小学生にして自分が一人である原因を知っていた。僕は他人の気持ちが分からなかったのだ。それは、他人の考えていることをとことんまで考え過ぎるということだ。
何をするにしても周りの人々の気持ちを想像してみる。少しでも気に触るような言動を起こさないように。
当時の僕は、想像してみれば他人の気持ちが分かると思っていたのだ。そのようにして、僕の周りから友達は離れていった。皆は僕を必要としていなかったし、僕も皆を必要としていなかった。
だから、従兄が外国に行くと言い出した時は悲しかった。これが別れの悲しみなのだということを初めて心で理解した。
「まずはヨーロッパに行こうと思う。イタリアとかね。それからどこに行くかはわからない。うん、一人だ。これは一人で行かないと意味がない。どれぐらいかかるかは分からないけど、少なくともすぐに帰ってくることはないと思うよ」
そして従兄は僕にアパートの合鍵を握らせた。
「僕がいない間、この部屋に置いてあるものは好きにしていい。どの本も漫画もゲームもパソコンも自由につかっていい」その日のうちに、彼は僕以外の誰にも告げずにこの街を去った。
彼が去ってから僕は二日に一度アパートに向かった。長い時間を二人で過ごした部屋で、僕は放課後を過ごした。
ある日は本棚から一冊の小説を取り出して読めるところまで読んだ。ある日はバスケットの試合のビデオを身じろぎもせずずっと眺めた。ある日は戦艦の模型を頭の中に明確に焼きつけようとあらゆる角度から観察した。
僕はまた、部屋にあるものを少しずつ僕の部屋に運んでいた。ランドセルに本棚の本を詰めて家に持って帰った。この部屋がこのままの状態でいるのが長くは続かないだろうということを僕は何となく感じていた。
従兄から本などをもらってくることは前から珍しくはなかったから、母も特に追求することはなかった。彼の持ち物だったものが僕の部屋に増えるにつれて、僕は安らぎのような感情をもった。
従兄が消えて1ヶ月が過ぎた時、家に母へ電話がかかってきた。母の姉、つまり従兄の母親からだった。ヒステリックに騒ぐ叔母と、母の反応からして従兄の件が発覚したのだと分かった。実際にその通りだった。
「1ヶ月目で分かったのは奇跡だわ」と後で僕の母は言っていたが、それが速いという意味か遅いという意味なのかは判断がつきかねた。
その電話を聞いて僕は矢も盾もたまらず従兄のアパートに走っていた。従兄がいなくなったことが分かったら、あの部屋はおそらく解約されるだろう。
そうすると、もうあの部屋にいくことはできない。鍵を開けて部屋に入った。できればこの部屋のものすべてを持って行きたかったが、物がなくなっているさまを祖母が見れば強盗にでも入られたと思うかもしれない。
悩んだ末、数十冊の本と無数に置いてあるゲームソフトの入った紙袋を持っていくことにした。本棚の本はそもそも異常なほど大量にあったので、少し抜けていても気づかれないだろう。ゲームソフトの紙袋も福袋のごとく並べられていた。
両手で重い紙袋を持って、ドアの鍵を閉めた。そして近くの川に架けられた橋の上へ向かった。日は暮れていて街の明かりが目の奥を刺激した。僕はポケットからアパートの鍵を取り出し、町の光めがけて思いきり投げた。
従兄の消失が明らかになり、アパートの部屋に別人が住み始めたのをきっかけに、僕は従兄の部屋から持ち出した本を読み始めた。
もちろんそれまででも彼から貰った本は大体目を通してきたが、興味の比較的薄い本は、流し読みかほとんど手つかずで済ましていた。
そうではなく、彼の持っていた本すべてを読もうとしたのだ。毎日学校から帰ると、すぐに本に手をかける。読み終えると、息継ぎする間もなく次の本へ。全ての本の、すべての文字に目を通そうとした。
来る日も来る日も、ただの一文字も飛ばすことなく文字を追い続けた。それと並行して、彼の部屋から持ち出した他の物も取り出し始めた。メジャーリーグ全球団のピンバッジを3時間眺め続けたこともある。
本棚二つを埋めるほどの本をすっべて読了し終えたとき、僕は中学一年生になっていて、季節は初夏だった。
最後の本を読み終えた次の日、本棚の小説をすべてダンボールに詰めて古本屋に売った。そして最後に残った紙袋を開けた。あの日アパートから持ってきた紙袋にはゲームソフトが詰まっていた。
中身の3分の1はパズルゲームで、残りの3分の2は恋愛シュミレーションだった。おそらく、並べてあった紙袋にはジャンル別にソフトが入れられていたのだろう。
従兄の数ある娯楽知識の中でも、特にテレビゲームに関してはすごかった。実際に数え切れないほど一緒にゲームをプレイしたが、その会話の中でもギャルゲーに関する話題はしばしば登場した。
もちろん僕にそれをプレイさせようとはしなかったが、それは小学生だからというもっともな理由のほかに別の理由が見え隠れしていたように思える。できればギャルゲーなんて一生やらない方がいい、という意味のことを従兄はたまに言っていた。
「でも、ギャルゲーみたいなゲームをやるやらないっていう選択をするのは、意志の問題とはまた少し違う。やらない方がいいけど、気がついたらやらざるを得なくなってるってことがほとんどなんだよ」
彼の本をすべて読んだ後、総仕上げとして僕は紙袋に詰まったギャルゲーをプレイすることに決めた。初めは本と同じように一字一句見逃さないようにディスプレイを食い入るように見つめた。
だが、それは三十分であきらめた。このゲームは、小説とは違う。ましてや、現実ではない。桃色の髪の少女がほほ笑み話すその世界はどこでもなかった。
見たくないもの、見てはいけないもの。知りたくないもの、知ってはいけないもの、それらが全て排除された、ここではなく、どこでもない世界。季節が初夏から冬に移るにつれて、紙袋の中のゲームは減っていった。
そして最後の一本、数百本目のゲームを僕は泣きながらプレイした。それは、ゲームの内容とは何の関係もない涙だった。もはや僕は、誰かの物語で泣くことなんてできなかった。ただ自分自身のためだけに、涙を流し続けていた。
それから僕の生活は変わった。僕自身が変わったわけではない。見えなかった何かを見つけたといえるかもしれないし、持っていた何かを落としてしまったと表現できるかもしれないが、僕は変わっていない。
だが周りの生活が変わったのは事実だ。学校で人並みに他人と会話するようになったのである。
ヘッドフォンは美少女の甘い吐息で満ちていた。画面上で彼女の肢体がこれでもかというほどに、艶めかしく動いている。
だが今日はずっと昼間の出来事が頭に残っていて、文章が目の上っ面を素通りしていくだけだった。諦めてゲームのウィンドウを閉じ、隣のパソコンでウェブブラウザを開いた。「神のみぞ知るセカイ」のページを開く。
それは三年前から僕が運営しているホームページだった。千を超えるタイトルの攻略・批評を中心とするネット上でも有名なギャルゲー・エロゲーの総合サイトだ。
決して誇張ではない。従兄のゲームを全てプレイし終えた後も、僕は毎日新たなギャルゲーをプレイし続けた。小遣いと従兄の本を売ったお金はすべてゲームにつぎ込んだ。
お金がなくなってもプレイするゲームに困ることはなかった。現代ではゲームをプレイするのに必要なのはお金ではなく、モラルを捨てることだけだ。
そんな日々を送り、プレイしたゲームの攻略法をコミュニティサイトに書き込むことを続けているうちに、僕には「落とし神様」というあだ名がついていた。
僕は「神様」というふざけた、どこか哀しい言葉の響きが気に入って、自分のホームページを作ったときにもタイトルに冠してみた。画面の中の彼女たちには知る由もない、神である僕が生きている、神のみぞ知る世界。
一日に数万件のアクセスがあるこのサイトの「名物」は、掲示板での管理人――つまり僕の書き込みにあるらしい。
つまり悪ふざけで僕が書く、ゲームやマンガのキャラクターに対するちょっと笑ってしまうような愛情の書き連ね。または架空の女の子と僕が二人で過ごしているという妄想上のエピソード。
これらはすべて、従兄のソフトをすべて終えたあたりから僕が編み出した処世術によるものだ。まるで意味のない、けれどもとにかく他人を笑わせることができるセンテンスをとにかく口から飛ばす。
そうすることによってとりあえずは対人関係は円滑に進む。役を演じる方が、ありのままでいるよりよっぽど単純で簡単なのだ。掲示板にそんな文章を書き込むたびに、僕の胸の奥底では何かがうずくような感覚がある。
サイト利用者とは違って僕が一番重要だと思っているのは、ゲーム攻略のコンテンツだった。そもそも僕がギャルゲーやエロゲーの恋愛シュミレーションに惹かれた理由を説明するのは難しい。
ただ、この攻略という概念がとても自分の中では重要なのだということは感じていた。ある一定の選択をすれば、ストーリーは一本道に進む。そこには現実のように、他人の心を想像する必要がない。
彼女らの心の動きは数式のように一つの樹形図にまとめることができる。――いつもここで思考は終わってしまう。僕が数年の時間をかけてやってきたことの理由は、自分自身でも納得のいく説明が付けられない。
だからなのかは分からないが、サイトに届くメールでゲームの攻略法を質問された時は大抵丁寧に答える。今日もそうだった。昼休みにだれもいない自習室でゲームをしようと教室の席を立ったとき、一通のメールが届いた。
「どんな女でも落とせるという噂をきく。まさかとは思うが、本当なら攻略してほしい女がいるのだ。自信があるなら返信してくれ」
具体性も何もない酷い質問メールだと思ったが、一応具体的なソフト名とキャラ名を明記の上返信してください、という旨のメールを返信した。そうして、エルシィが現れたのだ。
ディスプレイから目を離し、両手を頭の後ろで組む。やはり、部屋の景色はいつもとは違って見える。エルシィのように、嫌な感じの違和感を頭に残す。そしてその違和感は次の瞬間には気のせいだったように跡形もなく消え去ってしまっている。
何かが変化してしまっている。でも、と僕は従兄の持っていた小説の一節を思い浮かべた。何かが変化するときには、気づいた時には何もかもが変わってしまっているのだ。
「どういうことですか神様」再びエルシィと会ったのはそれから一週間後の放課後だった。自宅に入る直前、背後から声をかけられた。仕方なく近くの公園のベンチに二人で腰を下ろした、
「一体何をしてるんですか?」
腰に手を当てて怒る姿は、外見の幼さに似つかわしくなくて、ついほほが緩んだ。意味不明な出来事が次々に起こる中で、ようやく人間らしい一面を見れたようだ。
「放っておいてくれ。僕には僕のやり方がある」
高原歩美。それが彼女の名前だった。陸上部のエースで、誰とでもすぐに打ち解ける明るい性格、そして器量は悪くない。
「だいたい、同じクラスなだけの女子といきなり仲良くなれるわけがないだろ」
絶対にこちらに理がある正論も、エルシィの眼を見ていると恐ろしく馬鹿げたことのように響いた。
「大丈夫ですよ神様。私達のメールに返信してくれたじゃないですか」
「あれは手違いだ。ゲームの中の話だと――」
「ゲームの中、だから何なんですか?」
エルシィのトーンが急変した。彼女ではなく、誰か別人の言葉だ。
「言うまでもなく、神様のことは私達は知っています。神様本人よりもよく知っているかもしれません。大丈夫です。ゲームの中のようにすれば、すべてはうまくいきます」
何か僕は言うべきだったのだろう。だが言葉は何も出てこなかった。
「問題は、神様が行動するかしないかだけです。神様が動けばすべては解決します。誰にとっても悪い話じゃない。
でも神様がこのまま何もしなければ、どうなるかは分かりません。どこまで悪い結果になるかは予想できないんです」
エルシィは立ち上がった。
「頑張ってください。神様」
その天使のような笑顔は、やはり公園の風景とは混じり合うことなかった。
翌日登校し、高原歩美が左隣の席に座ると僕は彼女の横顔を見つめはじめた。頭の中では昨日のエルシィの言葉をずっと反復させ続けていた。
そうして午後の授業が終了するまで、彼女の横顔を見つめ続けた。一日中すぐ傍でクラスメイトが自分を見ていて、何も気が付いていないのはあり得ないことだった。
しかし、彼女は実際に全く何の反応も示さなかった。放課後陸上部の練習に参加している彼女を、僕はグラウンドの脇で見た。彼女だけではなく、周りの人皆が僕の視線に気が付いていないようだった。
翌日も、その次の日も僕は彼女の横顔を見つめ続けた。従兄のピンバッジを眺めたように、高原歩美の睫毛の長さ、髪をいじる仕草、息づかいを眺めた。
機会をじっと窺って数日後、きっかけはやってきた。その日の教室の掃除当番は僕と高原歩美の二人だった。
「ねえ――」
彼女が僕に対して初めて口を開いた。
「今日の掃除やっといてくれない? 今部活でいっぱいいっぱいでさ――」
それがスタートの合図だった。僕は即座に、思いつく限りの語彙を駆使して笑ってしまうようなふざけた冗談の返答をした。幸運なことに――本当に幸運なことに高原歩美は笑ってくれた。
畳みかけるように僕は最悪の悪ふざけを演じた。頭に血がのぼるのが分かったが、その理由は自分ではわからなかった。結局その日の掃除は二人で行い、話声と笑いが絶えることはなかった。
それからおよそ一月の間、僕と高原歩美は幾度となく声を交わしあった。授業中、移動教室、昼休みに二人で弁当を食べたこともあったし、一度など二人で買い物に行ったこともあった。
彼女の部活動に関する面倒事が起こり、解決した。結果的には全てがうまく言った。そして高原歩美と親密になるにつれて、エルシィに感じていた現実との剥離感は加速度的に強まった。
あらゆる出来事が、夢の中で起こることのようだった。けれども、僕にはどうすることもできなかった。僕に選択肢はないのだ、と自分に向かって言った。
でも、もし選択肢が表れても僕の朦朧とした視力ではそれに気がつくこともできなかっただろう。
その日の昼休み、公園で会った時以来にエルシィが現れた。
「もう彼女の心のスキマは殆ど埋まっているといえます」
僕と一緒にグラウンドを眺めながらエルシィは言った。
「後は、最後のひと押しです。それで駆け魂は捕まって、私達の仕事はおしまいになります」
最後のひと押し。僕は呟いた。
「分かってる。今日だ。今日すべてを終わらせる」
「分かりました」
そう言うとエルシィはお辞儀をした。
「早いですけど、改めてお礼を言わせていただきます。神様」
「うん」と僕は言った。
「もう、会うことはないだろうな」
「そうですね」エルシィは芝生に座っている。僕もその隣に座った。予鈴が鳴るまでの時間、僕たちは何も言わずにそこに並んで佇んでいた。
掃除が始まってから、僕と高原歩美はお互いにお互いを見ないように努めていた。教室に二人きりになってすぐに、僕の心の中に耐えがたい彼女への欲求が存在することに気がついた。
それは今まで感じたどんな欲求とも比べ物にならないぐらい強力なものだった。
炎天下の砂漠を12時間歩き回った後の水への欲求、フルマラソンを終えシャワーを浴び食事をした後の睡眠への欲求、それらと同格の欲求だった。
ゆっくり歩かないとこぼれ落として爆発してしまいそうな感情、彼女の姿を見てしまうとそれがどうなるのか見当もつかなかった。そして、同じ空間にいる彼女からも僕と全く同じ欲求があることがわかっていた。
お互いに無言で箒を動かし続けた。教室内の空気は熟れすぎた桃のように、どうしようもなく微妙に緊迫していた。
僕は箒を置いた。意を決して彼女の居る方向を向くと、彼女は後ろを向いていた。彼女のスカートからのびるふとももは、何かにこらえ、自分を戒める様に固く内側にすりあわされていた。
僕の欲求はとっくに器からはみ出て、あたりを濡らしていた。僕は熟れすぎた桃を突いた。
「歩美」
背後から高原歩美を抱きしめた。こらえていたものが崩壊するように彼女は声を出した。僕の肩、胸、へそ、ふともも、股間の隆起が彼女の背中のくぼみに合わさる。
「歩美」
真っ赤に染まる耳にめがけてもう一度言う。制服のズボン越しにペニスを彼女のお尻の谷間に擦りつける。ペニスによって刺激を与えるたびに、身をよじる。
足を彼女の足に絡ませ、内太ももと内太ももを擦りつける。ズボン越しに彼女の太ももが湿っているのが分かった。
前に回って彼女の顔を正面から見た。すぐに上気する頬と意志とは無関係に半開きになった口、その唇に糸を引いているだ液。僕は右手の人差し指をそのつぼみに近づけた。
指の最も鋭敏な場所に、間違いなく電流が走った。口内僕の人差し指は頬張られ、舐められ、吸引される。彼女も同じように人差し指を僕の口にくわえさせる。
人差し指から伝うだ液が手首に来るころようやく僕たちは指を引き抜き、そして今度はお互いの唇を合わせる。僕は彼女でまみれた右手で背中をなでる。腰をなでる。お尻をなでる。
そのたびに抑えきれなくなった喘ぎ声がからめ合った彼女の舌から漏れた。
キスが終わると彼女は自然に教室の床に寝ころんだ。僕も彼女の上に覆いかぶさった。二人の間に会話はなかった。僕は彼女を求めていたし、彼女も僕を求めていた。それで充分だった。
膝を立てて寝ころぶとスカートが捲れて、白い下着が濡れそぼって太ももに彼女の汁がたまっているのが分かった。彼女のブレザーのボタンをはずすと、ブラジャーとブラウス越しに乳首の形がはっきりと分かった。
彼女は何も言わない。ただ僕を見る。僕は濡れた人差し指で、それを押す。彼女は甲高い、教室中に響き渡るような喘ぎ声をだし、直後にその自分自身の声に赤く縮こまって恥ずかしがった。
会話のない僕たちには時間の概念もなかった。ただ、とても長い時間をかけてお互いの体の考えられるすべての部位を触り、舐めた。僕の欲求は初めよりもさらに激しい勢いを保ち続けていた。
「痛い」
やがて彼女は言った。実際には口に出さずに目で訴えただけかもしれなかったが、その二つの間には何の差もなかった。僕は彼女の左肩を、思いがけず強く握りしめていたようだった。
「痛いよ」
今度は本当に口に出していた。でも僕はそれを無視して、彼女の中のペニスを上下に動かした。エルシィの顔が浮かんだ。神様が動けばすべてが解決します、とエルシィは言った。考えるな。何も考えるな。
頭の中で唱え、口に出した。高原歩美は、僕の動きに合わせて声ではない声をあげつづけた。本当に長い間、僕は彼女の中で動き続けた。限界になり、引き抜いた瞬間に射精した。
体の水分が全て抜けてしまったかと思うほどの精子の量だった。教室の床には彼女の愛液と僕の精子で小さな水たまりができていた。
体の動力をすべて抜かれたような疲労感が一気に訪れた。なすすべもなく僕は崩れ落ち、まぶたが降りると一瞬で僕の意識は闇に溶けた。
夕焼けの日差しで目が覚めた。高原歩美の姿はなく、僕と彼女の体液でとても着れたものないはずの制服を僕は着ていた。
教室を見回して何か違和感があると思い、それは違和感がないことに違和感があるのだと気がついた。
エルシィと初めて会った時以来感じていた違和感は消え、机、椅子、掲示物、あらゆるものに以前の現実感のある現実を感じることができた。
氷のように重たい体を動かして、グラウンドわきまで来た。グラウンドでは陸上部が練習を終え、タオルを首に巻き仲間たちと談笑しながら歩いている。
僕には最後に確認しておかなければならないことがあった。大勢の部員達の中から、高原歩美の顔を見つけた。僕は右手を上げて大きく左右に振ってみた。
彼女もそれに気づいて僕を見たが、その表情は完全に「クラスメイトという以外に何の接点もない、知り合いの男子」以外の何物でもなかった。
彼女は隣のチームメイトに何事か冷やかされ、ほんの少し顔を染めながらなにかしら言い返していた。僕はグラウンドに背を向けて歩き出した。そして2度と振り返らなかった。
帰り道、最後の力を振り絞ってスーパーマーケットで4Lのペットボトルのミネラルウォーターを買った。部屋に入り、キャップを開けた。そして何のためらいもなく、パソコンの上にかけた。
3台のパソコンに、ペットボトルがなくなるまで水をかけた。あらゆる隙間から水がはいり、パソコンの中のすべてのデータが消えていく様を想像していると、だんだん元気が出てきた。
これでいい。僕は確信していた。僕は、生まれて初めて正しいことをしている。水は机を伝い、床に流れやがてとどまった。僕はすべての水滴があるべき場所にとどまるまで、ずっとそれらを眺めつづけた。
終わりです。初めの注意書きに
○エロ少
を忘れました。
世界観とかキャラとかぐちゃぐちゃだけど、こういう神のみの見方もあるよってことで。
なんか村上春樹みたいだなー
主人公の男は桂馬というかたみーっぽい
反応に困るわー。
普通なら首すげ替えもいいところなSSなんだろうけどね。
俺には有り得たかもしれない神のみぞ知るセカイに見えたよ。なぜかは分からないけどこれはこれで。
敢えてGJ。面白かった。
・短編読み切り
・作者は若木先生ではない
・掲載紙はサンデーGX辺り?
・この作家は単行本まですら持っていけなかった
そんな世界の神知るではないかとふと思った。
水曜日だよー
お・ん・な・き・ょ・う・し・!
最高に萌えるよね。なんかこう、キスの先を自然に想像しちゃいそうな。そんな萌えがあるよね。
俺は担任の先生を攻略して欲しかった…
675 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/15(木) 02:12:02 ID:DaolL54z
>>974 ふははっ、こやつめ、面白いことを言いおるわい
・・・俺もだ。だが、逆に考えるんだ。
女教師ネタは二回あると考えるんだ。
オー! オー! オー!
女教師本人の容姿性格よりも、その女教師がプロレスファンである
という事に、しかもジャンボ鶴○ファンだという今時渋いチョイスに萌えた。
オー! オー! オー!
ああ、確かにこっちに全く興味を持ってない
クールビューティーな感じの先生話はちょっと見たかったぞ
駆け魂が暴走して夜のプロレス教育を桂馬に施すんですね!分かります!
猫の交尾を見て悶々とする先輩
680 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 22:54:04 ID:sHa1xOGQ
>>679 猫になった先輩と家で寝ている先輩に分離して
猫とSEX
朝になったら目が覚めて、夢だったと思う。というネタ
>担任の教師
あの先生だけ、見逃してる理由が弱そうだった
もしかするとエルシィの手によりエロエロな洗脳をされているかも試練
エロ→イッて頭の中真っ白→今だ!カミサマの邪魔をしないように洗脳だ
みたいな
担任攻略だと思って楽しみにしてたのに!畜生!
保守
三巻ゲットだぜー!
先輩異常に可愛いっすね。
先輩属性をもっと出してくれたらさらに良かったんだが・・・。
来た!先生の時代が来た!
>>681 そもそもあの担任の二階堂先生なんだけども、
桂馬が言うところの「教師と生徒のカテゴリ」にとっくの昔に入ってるので
攻略はもう無理じゃないのかなあw どことなく見放されてるような観もあるけど
>>685 我らが神は『無理』じゃなく『難しい』といっておられましたからね。
『不可能』ではないでしょう。
とはいえ、来週からの展開しだいでどうにかなる可能性は提示できると思います。
記憶を失うというのを逆手にとれば、不治の病ネタとか転校退学とか極端なこともできるかな
>>685 こう考えるんだ
いざ攻略する時の為に、今から種は撒いてあると。
駆け魂を回収したら、いままでの記憶を忘れる設定でよかったよな。
もし、記憶がそのままだったら大変なことになるぞ。特にかのんとか、かのんとか、かのんとか……
ヤンドルだからなぁ・・・。
保守
692 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 02:55:08 ID:3G2gxt+Y
あげ
保守
担任は攻略のキーパーソンだったか。
しかし、今まで全然意識してなかったが、
“攻略”に入ると神様って相手いきなり名前呼び捨てになるのな。
実はこれ桂馬をどうやって攻略するかが主題なんじゃないか。
今までは神様からのアプローチが主題だったが相手が教職という事で
「問題児の心を開かせる」という標的からのアプローチを受けてはいるな。
すでに百戦錬磨の神にーさまに比べるといかにも未熟で空回り気味ではあるが。
そりゃまあ単なる教育実習生が
「このタイプの生徒を落とすにはこのパターンね」
とかやってたらいやだからなあ
教育実習でやってはいけないパターンに嵌ってるよな…
たかだか2〜3週間で生徒の問題解決なんていうのは出来ない。
実習期間に一人の生徒に入れ込むなんていうのは論外。
そこら辺は、今後攻略に際してポイントになってくるかもなー。
700 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:40:01 ID:iImyjMhS
うは、今週は担任の二階堂先生がエロい。何故に?
701 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 02:30:39 ID:YCCDyHXx
エロくしないと、釣れないからだろ
二階堂先生攻略はあるのでしょうか
目的への最短距離を通ってる感じだから、
ルートに入ってないように見受けられる。
しかしまあ、萌え漫画のヒロインキャラの
言う事に共感する日が来るとは。
そして何か父性が。
ヒロイン攻略の流れの中、神様の発言や思考回路にちょっと違和感が生じることは度々あったけど
今回はなんだかよく分からんなー
ヒロインを攻略するゲームにのめりこんでいる自分と
必死すぎるほどに生徒のために何かしてやろうとしている長瀬に何か感じるところがあるのか
先週は純だったのに、今週は長瀬って呼んでるのは何かあるのかね
そりゃ、自分の独り言と、他人との会話の中での違いなだけだと思うが。
エルシーと話す時に違うだけなんだけどね
ああ、そういえば先週もエルシーに話す形で言ってたっけ?
まあ、相手が違うって事・・・なのか?
皆勝手過ぎるよ!
すっげー気持ちはわかる。
が、それじゃ駄目なんだよなぁ・・・。
バレンタインまでにはこのスレに神は降臨するんだろうか…
かのんちゃんエロかわいい
保守代わりに短いの投下します
一応バレンタインネタ
エロなしですまん
「あゆみー、おはよ。」
いつもの、朝の教室。
雑誌片手にちひろがやってきた。
「近くのたい焼き屋で、チョコ味のたい焼きが出てるらしいんだけどさー、部活の後一緒に行かない?」
おはよう、と言う間もなく、お店の紹介ページが目の前に広がった。
「人気スイーツ★バレンタインの特別メニュー!」という見出しが、ページのトップを飾っている。
ああ、そうか。
今日、バレンタインなんだ。
ここのところ、ずっと部活ばっかりだったしな。好きな人とかチョコあげたい人とか、いないんだよね。
そう、いないはず…何だけど。モヤモヤした気分になるのはなぜなんだろ。
何も予定ないし付き合うよ、と返して、部活の後校門前で待ち合わせを取り付けた。
よく考えたら部活の後にちひろと買い食いするって、初めてかもしれない。
別に仲が悪かったわけじゃないけれど、ちょっと前までちひろは帰宅部で、毎日部活してる私とは時間が合わなかったのだ。
今はちひろもバンドの練習やってて、同じくらいの時間に帰ることも多い。
「そういえば、ちひろは誰かにあげたりしないの?」
「んー、チェックしてるカッコイイ人はいっぱいいるんだけどなぁ…前みたいに告白するぞーって感じじゃないのよ。そういう歩美はどうなのさ。」
イケメンには目がないちひろが、バレンタインみたいな恋愛イベントをスルーするなんて珍しい。私も、好きな人なんていないんだけどさ。
バレンタインってことで、なんだか浮き足立ってる人が多い。そんななかでも、普段通りのテンポを保っている奴が一人。
そういえば、そんな奴にオプションで付いてるマスコットが見当たらない。
「あれ、もしかして今日エリー休み?」
「あー、そうそう!!昨日アニキにチョコ作ってあげるんだって張り切ってたんだけどさ、自分で味見し過ぎて倒れたのよ。ほんっと間が抜けてるよ。」
エリーらしい。お兄ちゃんって存在は大きいんだろうな、私には分かんないけど。
始業のチャイムが鳴り始めた。みんな、席に戻って授業用の顔になる。(約1名を除く。)
そんないつもの日常。
だけど、今日はバレンタイン。
何事もなく日常は過ぎて行って、私の本領発揮の放課後がやって来た。
しっかり運動して、お腹すかせておこうっと。
いつもは部活の前におやつ食べてたんだけど…今日はやめておこうかな。
家から持ってきたカ○リーメイト(チョコレート味)を鞄の中にしまったまま、運動場に向かう。
靴を履き替えようとしたとき、奇妙な格好の人影が目に付いた。人目を気にせず寝そべっている寝癖の男。かすかに、ぎゅるるる、なんてお腹の音らしきものも聞こえる。
…前も、同じような光景を見た気がする。あれ、これってデジャヴ?
「何、またご飯たべてないの?」
いつもはエリーが無理矢理昼食に誘ってるからな。
大方、今日は食べるのも忘れてゲームに没頭していたんだろう。
「ほら、これあげるよ。今日はどうせ食べないから。」
鞄の中のカ○リーメイトを取り出して差し出す。
「…いいよ、家帰れば食べるものあるし。」
「こんなところで倒れられたら、気になって部活にも行けないってば。」
あ、いい方法を思いついた。
「…じゃあさ、コレ、バレンタインのチョコってことでいいから受け取ってよ。ほらっ、丁度チョコレート味だしっ!」
「…見返り期待したって何もないぞ。」
そういいながらカ○リーメイト受け取る桂木。
な、何赤くなってんのよ。私まで気にしちゃうじゃない。
「あ、ええと、エリーに早く元気になってって言っといてね。じゃぁね!」
後ろを振り返らず、そのまま運動場に走り出した。
アイツは今、どんな顔してるんだろう。
コレって、抜け駆けしちゃったのかな。ちひろも、エリーも、さっきのことは知らないはずだし。
…後で、エリーにもチョコ味のたい焼き、買っておこう。
運動場が見えてきたら、ちょっとずつ加速していく。
冷たい風が頬に当たって気持ちいい。
朝感じたモヤモヤした気分はすっかり無くなってしまっていた。
以上でおわり。
今度こそエロを書きます…
スローステップといえば全7巻だな
というわけであと6人分ヨロ
まずちひろ希望
GJ
ちひろもオタメガと言えなくなってんのかなw
GJ!!あゆみん可愛いよあゆみん
久々の投下うれしいです
>>716 なんと言うツンデレ。この神は間違いなく3月14日にベストチョイスでお返しをするw
投下が久々に来た……ありがてぇ…ありがてぇ!
725 :
716:2009/02/15(日) 23:22:30 ID:O1R/3d86
読んでくれた人レスくれた人ありがとう
さすがに7人分は無理だがちひろでも何か書くよ
先生エロすぎ
いい話だったな。
PC版はあの後ホテルに行きます。
>>729 何言ってんだ。日が暮れるまでキスして、
暗くなったらその場でおっぱじめるに決まってるだろ。
「ン……ちゅむ……ちゅ……ん……」
時を忘れるような、それは甘い甘いキスだった。
今まで桂馬が味わったどんなキスとも、それは違った。ただ唇を
合わせるだけではなく、純は舌を入れてきた。ただそれだけでこれ
程までに甘くなるのか……そんな慄きすら覚える程、その感覚は
劇的だった。背筋を走る悪寒にも似た震えが、不快感どころか
純然たる快感であると気づくのに、そう時間はかからなかった。
快感。そう、快感だった。それは、性の喜び。
「ちょ、ちょっと待て!」
「……なぁに、桂木君?」
どこか舌足らずな声で、普段の凛とした表情とは違う蕩けた顔を
見せる純に、もう互いの唇が離れているにも関わらず、再び桂馬は
背筋を走る悪寒――快感を覚え、身体をビクッと震わせた。
「こ、これ以上は……不味い、だろ」
これ以上。これ以上とは、一体何の事だ。
桂馬は、ギャルゲーの神だ。落とし神と言う名は、数多のギャルゲー
をクリアすることで手に入れた勲章だ。当然、その中には本来彼の
年齢ではプレイする事のできないはずのゲームもあった。
だから、知識はある。これ以上……キスの、その先についての。
「……どうして?」
イタズラめいた笑みを浮かべ、純は挑発するように唇を舌で舐める。
「どうして……って」
思わぬ返答に、桂馬は自分の頭が真っ白になるのを感じた。明晰
な頭脳も、この状況にはさっぱりついていけていない。
「だいたい、お前こんなキャラじゃなかっただろ!? 熱血教師が
実は淫乱でした、って……どんなエロゲーだよ! しかもこの脈絡
の無さは、ゲームのシナリオとしては破綻してるっ! まるで、
手元に原作が置いていない二次創作だ!」
「でも……こういうのも好き、なんでしょ?」
そう問われれば、言葉に詰まるしかない。
嫌いではない……いや、大好きだ。女の子も、その女の子が見せて
くれる、様々な表情も。だがそれは……
「それは……ゲームの中での事、で……」
「ゲームなんかしなくても……こうして、ね?」
木に押さえつけるように、純が身体を押し付けてくる。その柔らかい
感触に、再び桂馬は身体を震わせる。
「桂木君が言ったのよ……自分がいいと思う事をやれ、って」
「そ、それは確かに言ったけど……でもむんぅ!?」
再び、唇が押し付けられる。一瞬自らのそれを閉ざし、伸びてくる
舌を防ごうとするが、やんわりと上唇を舌で撫でられると、すぐに
その門も開かされてしまう。
侵入してきた純の舌は、先程のように優しくはなかった。
「んっ、むぅ……! んぅううう!?」
絡め取るように桂馬の舌をたぐりよせ、その横腹から全体を巻き
取るように撫で上げていく。ガクガクと膝が震え、全身から力が
抜けていくのを、桂馬は感じた。
「……どう?」
「はぁ……ふっ……うぅ……」
息も上がり、満足に返事もできない桂馬を、純はゆっくり抱きしめ、
その耳元で囁いた。
「これ以上は……もっと、凄いわよ?」
突如淫乱になってしまった教育実習生長瀬純!果たして、桂馬の
貞操はどうなってしまうのか!続きはPC版でお楽しみください!
「神にーさまぁー、私とのシーンもあるんですよねー?」
「……そ、そういうルートもあったからな。全ルート攻略しないと、僕の
プライドが許さないから、仕方なく、だな……」
「わーい♪ 神にーさまとエッチだー!」
「(顔真っ赤)」
以上、手元に原作を置いていない二次創作でした。
媒体が変わるとキャラが全然違う人になってるとか、よくあるよね?(←言い訳
というわけで、ここまで投下です。
おい、続きはどうした
はやく桂馬を攻略するんだ
>>731 ちょ、ティンコ立ったじゃないかw
どう責任とってくれるんだw
久々に投下させてもらいます、すっかり淫乱教師に仕上がってしまいましたが、長瀬純SSです!
「んっ…んんっ…んはぁ…」
「うぅ!!ちょ…何を…うぐぅ!!」
「んっ…言ったでしょ、ゲームをやめさせてみせるって…これはその予行演習みたいなものよ」
「確かに言ったが…うぉぉ!!」
「んっ…可愛い、やっぱり…年下の子のだから?でも…美味しい」
チュッと唇の表面で軽く先端に触れ、今度は口を少し開き、
その男の子のモノを唇で包みこむの、
そしてピンク色の先っぽを舌で舐めて、そのまま舌を伸ばして、
固くなってる竿にツゥーっと舐め這わせていく。
こんな事するの初めてなのに、ドキドキしながら何故か自然に、
彼のモノを口で可愛がる事ができてたのでした。
初めて舐めた男の子の味は新鮮な感覚で、少し臭く舌先がピリピリしてるけれど、
でも辛く感じない…それはやはり彼のだから?
汚く思えずに、んんっ…もっと口の中深くに咥えていきます、
はぁ…彼は震えてるみたい、感じてるのかしら?
私ので気持ちよくなってる?なってくれてたら嬉しい…
「こ、こういうの…教師としてはどうなんだ?」
「はぁ…駄目よ、生徒に手を出すなんて…でも先生の期間過ぎちゃったから」
そう、私は先生だった…正確には教育実習生なのだけど、
彼は初めての私の生徒の一人だったの、授業中でもゲームばかりして、
誰とも関わらない彼を孤独な可哀想な子だろ決め付け、
愚かにも私は救おうとした…導こうとした、つもりだった…
でも終わった今、逆に私は彼に救われていたの。
それどころか…私は年下の生徒だったこの人に…
恋をしてしまってた。
「だから…こんな事だってできちゃう」
「お、おい!!うぅぅ!!!」
んっ、胸元のボタンを外して、下着も…上にずらして、
彼に晒してしまいます、この私の胸…おっぱいを、
恥ずかしい…乳房もピンク色の乳首も見られてる、
男の人に見せるのは初めての体験でした。
だけど私は更にと、さっきまでじっくりと味わっていて、
今は私の唾でドロドロなのを、このおっぱいの谷間に挟んじゃいます。
んっ…胸を上下に揺らすと、埋もれたのが濡れた表面に擦れて、
いい感じに擦って刺激する事ができるの、はぁ…凄い。
自分でやっておきながら驚いてしまってた…んんっ。
「熱い…胸が焼けそう…あぁ…」
「くぅぅっ!!はぁ…」
喘ぎ声が聞こえる…感じてるのね、ん…そう思うと、
私…何だか興奮してきたみたい、胸の鼓動が激しくなってきて、
体温が上昇していく感じする…やだ手が勝手に!
無意識に動きを加速させてるの!
んんっ…しかも胸の間からぴょっこり出てくる、彼の先っぽをまた口で包みこむし。
はぁ…愛しくてたまらない卑猥な形をして、臭うこれが…本能的に惹かれてる。
止らない…止められないわ、もっともっと聞きたいし…この彼の感じる声が。
すると…ビュクッと挟み込むこれが震えたの、そして!
「!うわぁぁぁっ!!」
「え?きゃっ!あぁぁぁ────!!!」
その瞬間、目の前が一気に真っ白になったの、
それに熱い…ベトベトするのが顔面に飛んできた!?
あぁ…鼻先にも凄い匂いが突き入ってくるし…これってもしかして、
思わず驚きに放心しちゃったけど、顔についたのを指で拭って改めて見ると、
白くて生臭くてベットリしてる粘液が付着してました、そうか…これが。
「貴方の…精子…んっ」
頬にも付いてるのを拭い、それを口元に運ぶとパクッと口に入れ、
その味を確かめてみる…うわっ凄い味!でも…ドキドキする味覚だったの。
何だか感動してるみたいに、胸が温かくなってくるし…
「はぁはぁ…お前がこういう事するキャラだとは…うっ!見抜けなかったが…うぉ!」
「それは…君のせいよ、んっ…」
まだ私はそれを離さない、少し出してから柔らかくなったけれど、
ギュッと手で握り舌先で舐めると、また固さが戻ってきます。
「君のせいで…私、おかしくなっちゃったのよ」
そう、私…おかしいのよ、今までこんなのは不潔な卑しい事だって思ってたのに、
今日からはしばらく彼に会えなくなると思ったら…
たまらなくなって…胸がキュッと締め付けられて、
いつの間にか強引に関係を強要させてたの…仮にも教育者だった身なのに。
私は女になってた、生徒じゃなくて男の子として彼を見てた…
「今までこんな事を考えた事もなかったのに…できちゃう」
はぁはぁ…胸の高鳴りが、心の暴走が止まらない、
私の本能がそれを求めてるから?だから…してしまえるの?
「止められないの…だから、受け止めて…」
「なっ!お…おぃ…うぐっ!!」
最初はキスだけだった、でもそれだけじゃ満足できなくて、
彼の下半身のをいつか偶然に見てしまったエッチな雑誌を思い出して、
あれを参考に可愛っていたの、そして今度は強引に地面に押し倒してしまう!
戸惑う彼の目を見て、今度は再び唇にキスをして…彼のズボンを脱がすの、
続いて私の下半身の衣類も剥いでいき…下着までも取り去ったわ。
ついにこの下半身の恥部まで彼に晒したのよ…
あの人は大きく目を見開き驚愕してた、どう…同じ年の女の子に比べて醜くない?
青空の下で女性の大切な場所を晒してる…なんてみっともない姿になってるのだろう、
ほら垂れてる…君の事を考えて、貴方の下半身のに舌を這わせてたら、
こんなに粘々したのが溢れてきたの、赤くなって充血して…
ここに貴方のそれを咥えたい…そう願うようになってた。
「いくね…まかせて、私もこういうの初めてだけど…んっ!」
「ちょ…だから待ってって…うわぁ!!うぅぅっ!!!」
うろたえる彼とは裏腹に元気良く勃ってるのに狙いを定め、
覚悟を決めそのまま腰を下ろして、自分の恥部の繋がる場所へと、
押し込むように挿入させていくのよ。
やがて強い刺激と共に、ジュブッとエッチな飛沫音が聞こえた、
そして…ビリィと裂ける痛みが全身に駆けていく!
しちゃった…ついに繋がっちゃった、私…あっ!
昼間のこんな見晴らしのいい場所で、私…とんでもない事をしてる!
そうセックス…性行為なんて破廉恥な好意を、このまだ明るい野外でやっちゃってる!!
「くっ…あ…痛っ!!あ…あぁ!!」
痛い…初めのセックスてやっぱり痛いんだ、ヒリヒリとしてきて、
血が染みて垂れてきてるみたいだし、やっぱり辛い…でも何だか嬉しい!
私…凄く幸せを感じてる!幸福な気持ちが溢れてきてる!
「はぁはぁ…どう私の中?こんなの…ゲームじゃ感じれないでしょ?」
「くぅ…あっ!現実の快楽なんかに…うぉ!!あぁ!!」
ズキズキと痛いのを我慢して、腰を上下に動かしていく、あぁ…中で彼のが擦って、
痛い!でも…あっ、じわじわと違う感覚も…あっ、気持ち良い…
痛くて気持ち良いなんて、それに幸せ…はぁ、こんなの初めての体験よ。
やっぱり辛いけど…ハマっちゃいそう、やだ…腰がまた勝手に動いてる!
もっともっと激しく…あっ、奥まで咥えこみたいって私じゃない私が囁いてるみたいに!
んん〜〜!!!あぁ…奥に感じる、彼のが大事なとこをノックしてる音を…んっ!
「ねぇ…キスして、んん〜〜!!」
「うぉぉぉ!!んんぐぅぅ!!」
してっとお願いしながら、返事も待たずに自分から強引に唇を奪う、
そして彼の手を掴んで、その手の平で無理矢理に自分の胸を揉ませるの!
好き…好き…大好き!!あぁ…彼に対する好意が膨れ上がっていく!
そして増して良く激しさ!痛みは…心の衝動と快感に打ち消されていく!!
きて…出して、貴方の…全部!!受けとめるから…あぁぁ!!
「うぐっ!わぁぁぁぁぁ───!!!」
彼が吼えた、そして一気に中で爆発のような熱いのが弾けて拡がっていく!!
ドクドクゥゥゥ──────!!
「あぁぁぁぁぁんっ!!あぁ…あぁ…」
あぁ…中が満たされて、とっても熱い…出されてる、これが射精…
気持ちいい…あっ…頭の中が真っ白になってくる!
これが…イクって感覚なの?凄く…素敵…あぁ…
「んんん〜〜〜!!!!」
何かが弾けた瞬間、私の胎内は瞬く間に彼の精子が駆け巡ったわ、
初めての経験に…戸惑いつつも、私はこの感覚に魅入ってた。
「はぁはぁ…んっ…」
だけど…感情の勢いにまかせてトンでもない事をしちゃったかも、
膣に射精されちゃって…できちゃったらどうしよう?
そうよ、赤ちゃん…できちゃう事をしてしまったのだもの。
今更にその重大さに気付きます、あぁ…でも出されちゃったし、
気持ちも良かったし…教師失格ね、避妊も無しにこんな…でも良かった。
だからもっと…もっとしてみたい、ふと心に欲が生まれた、
とても卑しい欲が満足した心を、また渇望させていくの!
そして思考がまだ上手く働かない頭が、一回も…二回も同じかな?と思うようになる。
だから…まだ息が荒々しい彼の回復を待たずに私は…
「はぁ…んっ、ねぇもう一回…しましょ」
「はぁはぁ…な、なにぃ!!!うぐっ!?」
「んっ…あぁんっ!!あぁぁ!!」
「やめ…うわぁぁぁぁぁ!!!」
また動いて彼のを貪欲に咥えこんでいくの、もっともっと感じさせて、
私の中にもっと出していい…ううん出して!
一度枷を外された感情はますます暴走させていく、
この卑しい欲求を満足させる為に…彼の体を求めていく…
「もう一回…ねぇ、もう一回…」
はぁ…もう何回目だろう?お腹はすっかり満ちてる気分なのに、
私はまだ彼のを欲してる、何だか虫の息な気がするけど…駄目よ止めれないわ。
「ぜいぜい…もう限界だ…いい加減にしろ!さっきから茂みの向こうがゴソゴソ揺れてるぞ!」
「う〜ん、じゃあホテルに移動する?前から興味あったの…ね」
「なぁ!!」
「大丈夫!まだ若いんだし…えっと、まだ数回はいけるわよ!」
「お…お前の理想を押し付けるなぁ!!」
「あら、君が言ったのよ…もっともっと理想を押し付けろって、だから…んっ!」
やっぱりホテルなんて待ってられない、さっきから邪な視線も感じてるけど、
もう…覗かれてもいい、だってこの想いは止められない、
このさい赤ちゃんできちゃっても全然かまわない、
彼の子ならきっと可愛いし…やだ、むしろ欲しくなっちゃたかも。
「というわけで…先生と子作りをもっと頑張ってね」
「待て待て!!何かトンでもない事を口走ってるぞ!!んぐぅ!!!」
そして私は照れて反論する彼の口を自分の唇で塞ぐと、
問答無用に自分の願いを叶えていくのでした、まるで底なしの自分の想いを満たす為に…
私の名前は長瀬純…初めての教育実習を終えて、たくさんのモノを貰いました。
特に桂木桂馬くんには…本当にたくさん貰っちゃった、
そう本当にいっぱい…んっ、服を着直して自転車を押して、
少し離れた場所から、もう一度あの実習を受け持った学校を見つめてた。
短い期間だったけれどかけがえない思い出になった出来事を思い出して、
それとは別にさっきの事も思い出し、まだ余韻の残るお腹を摩って、
彼からの贈り物を実感してウットリしてたわ。
また会いましょ…そして続きを、貴方が願うならそっちはいつでもOKだからね。
「神さま〜〜やっと見つけました、ほら駆け魂をゲットしましたよ…って!またミイラになってる!!」
「こ、これだから現実というのは…ガクッ」
【おわり】
また神が降臨なされた。
GJ
またミイラになってる、にフイタ。
とりあえずここにおいていくね。
つ【GJ】
>>739 GJ!!エロかったです。ところで、「またミイラになってる」ってもしかして……?
>>739 純ちゃんエロいよ純ちゃん。実にいいおっぱいだった。
満足しないと駆け魂はでてこないのかwwww
PC版ではそういう設定になっているらしい。
定期的に行わないと再びとりつかれます。
>>748 いつのまにか気付いたらハーレムが出来てるわけですね
さすがROCO氏最高にGJだ
>>732 PC版ルートを切望します。神にーさまの、もちょっといいとこ見てみたい
>>739 妊娠→転生、あれ?これってひとつのバッドエンド?それもまたエロいのでよしGJ
週刊板はPS版でエロパロ板はPC版だったのかw
もう、GJすぎてぐふっ
753 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 01:00:47 ID:m8ZSXe4B
>>751 LCが駆け魂捕獲してるんでそれはないと思ったけどな。
後、PC版では記憶がなくなるって設定はどうなってのかな。
記憶を取り戻したヒロインが桂馬のもとへまっしぐらってのもいい話だとは思うが。
何はともあれ
>>731も
>>736もGJ
今回、悪LCがなんかハートにキュンってきました。
>>753 桂馬がかつて落してきたヒロインが主人公というのはどうだろう?
とある少女にとりついた駆け魂の引きだした力で桂馬との記憶を取り戻したヒロイン(初期で選択)
だが、それは一時的なもの。駆け魂の力が消える前、具体的には桂馬が落す前に桂馬を攻略しないとまた忘れてしまう(期限は大体2週間)
更によく見れば桂馬の周りにはターゲットの女の子の他にも何人か桂馬に恋する女の子たちがいるわけで。
果たしてヒロインは限られた期限の中、並みいるライバルを出し抜いて結ばれることができるのか!?
ってなのを昔妄想した。
ワルシィモードのまま押し倒して寝技に持ち込めば神にーさまなんて楽勝と思うんだが。
ところがどっこい。
追い込まれた神にーさまがため息をついて「しかたない、攻略するか……」
と言った次の瞬間から怒涛のフラグラッシュで大逆転! するかもしれない。
二次元女ばかり攻略してたら
てぃんぽが子宮に届くとか
マムコちゃんの匂いだとか
いろいろ勘違いしてそうだよな
星
それ星やないかのんちゃんや!
かーのーん! かーのーん!!
唐突に、栞とかのんが遭遇したら栞がスタンガン食らいそうな気がしてきた。
歌詞カードしか見てない栞のために歌うもついていけなくて読書開始でウボァー。
763 :
1/3:2009/03/01(日) 22:14:48 ID:IWCtVhg7
薄く、抵抗なくすべる皮膚。
舌先に味は感じない。
「神様っ!」
振り向いたその動きに、背が複雑な曲線を描く。
目を合わせないで、ボクは視界を目の前に戻す。
メガネをかけているせいか、距離が近すぎて焦点があわない。
目を閉じる。ぼんやりとした視界が消え、舌先だけに意識がいく。
さらりと乾いた皮膚がボクの舌からかすかに水分を奪うのがわかる。
ごくわずかな産毛をアクセントのように感じている。
「あ……」
くるりと回した舌に、反応を寄越した。
ボクの少ない知識では、そこがいわゆる感じやすいところなのかはわからない。
そのまま円を描くように舌先を腰からお尻がはじまる溝を舐め上げていく。
「だ、だめです」
左手がボクの頭に伸びる。けれど突き押せるほどの力はとてもこめられない。
かまわずに前進する。
同時に、内腿の隙間に伸ばした右手の爪で、軽く、付け根と思われる部分をくすぐった。
ひくんと腰が動いて、頭に触れた手も引いていった。
「あわっ! あ、お、おわり、おしまい、もうおしまいですっ!」
パタパタとボクへ必死で手を伸ばす。
一度軽く身体を離す。
よじった身体は隠している場所もいやらしくねじまげ、軽く湿り気も生じているように思う。
伸ばした手を握り、宣言してやる。
「バカを言うな。まだはじまったばっかりだろ」
手首を掴むと、人差し指を口に含む。
顔をまた赤くするエルシィに、音を出すようにしながら、
軽く指を噛んだりもしつつ、エルシィの反応を見る。
「う〜、う〜」
不満そうな、困ったような目でボクを見返す。
そんなものでやめるつもりは微塵もない。
エルシィは動かずに、自分の指を舐めるボクを、しばらくの間見つめる。
手首を離し、指先を解放すると、あきらめたように両手は自重を支える役目に戻った。
764 :
2/3:2009/03/01(日) 22:16:50 ID:IWCtVhg7
右手は腿に、左手は胸に伸びる。
胸はさっきも思ったが、意外と大きい。
あまり現実のものは記憶にないが、美生とかのんと比べると、かのん寄りではあるだろう。
「……あっ」
先端をそっと撫でると声が漏れる。こいつらしくない、かすれた声だ。
ふゆふゆとした感触が気持ちいい。
もう一方、股間に近づけた手は、その場所の遠くから、痛くないくらいに皮膚を引いてみる。
ほんのすこし吊られるように、閉じられた場所がゆがみながら覗く。
赤さがボクの視線を引き寄せる。花というたとえがとられるように、
ボクも誘われる虫のように無意識に近づいた。
かすかな芳香が、ボクの色々な部分をたぎらせ、急がせる。
忙しなく、蜜を舌先ですくう。
「ふぁあ……ん」
エルシィがぴくぴくと震える。ボクはそんなことも聞こえないくらいに
唇や舌で、エルシィとの距離をなくす。
ちっとも頭はまわっていない。
舌が、指が、唇が、参加した左手が、勝手に動いて、エルシィの反応のある場所をさぐり、
そこに加えるべき強さを探し、舐めるべきか、噛むべきか、指でさするべきかを検討している。
「か、かみさまぁ、そんなに、いじらないで……」
子ども子どもしたエルシィから、そんな声を聞かされる。
口を離し、手刀でくちくちと全体を愛撫する。ゆるやかに。
「気持ちよく、ないか?」
自分で気持ち悪くなるような口調で、どんな台詞を言ってるんだろう、ボクは。
若干、我に返った。
でも、それを発した理由はなんとなくわかる。その台詞がイエスであれノーの方向であれ、
それが自分を興奮させるから、わざわざ言うんだな。なるほど。
まぁ、さすがに、
(どこが気持ちいいんだ。言わなきゃわからない)
とか、
(じゃあ、もうやめたほうがいいか)
などという台詞はボクには吐けないが。
765 :
3/3:2009/03/01(日) 22:20:55 ID:IWCtVhg7
「うー、うぁん、か、神様、そこ駄目で、す」
「……ん、は。 どこがだ? いわないと、ボクには、わからないぞ」
言葉のすぐあとに、ちゅ、ちゅと吸い出すように続ける。ぴくぴくと震えている。
「く、クリ、トリス、吸っちゃ駄目……」
「駄目。やめない」
「きっ、きゃうう!」
倍する強さで息を吸う。ごくかすかに歯先でそれをとらえる。
だいぶ時間をかけたせいで、何も知らないエルシィに言葉を覚えさせることもできた。
すでに、上半身は手の支えを失ってベッドに倒れこみ、下半身をボクが押さえながら、
よりつきだされたその場所をいいようにいじくっている。
そろそろボクのズボンのなかのものも限界だ。
一度エルシィには、イクってやつをしてもらっておこう。
「……神様、なんで私に、意地悪ばっかり」
ラストスパートをかけるボクには返す余裕がない。
舌先を尖らせてくちゅくちゅと出し入れをする。
「……や、ダメ……へ、へんなのがきます……」
今度はボクの下半身が、なんとかしろと反応する。
ああ、くそ、エロい声だ。いつもそばにいたこいつは、こんな声も出すのか。
「うあ……神様、神様、ダメ、神様、好きっ」
そうか。よかったな。お前のエロい汁に塗れながらで口に出せないけど、ボクも好きだよ。
「いっ、あうううううううっ!」
ひときわ高い声をあげて、腱が心配になるほど爪先を立てる。両手と体ごとで、その動きを抑える。
メガネのレンズにはエルシィが飛ばした液体。
くたりと力が抜けて、重みが増す。
その全てを、身体の芯ごと震わせながら、ボクは耐え切った。
溜息をつきながら、見たくはなかったけれど、自分の股間を見る。
エルシィの下半身を支えるために抱えた結果、最後に跳ねた爪先が不思議なほどにやわらかくボクを撫でた。
たったそれだけで、自分の下着の中を気持ち悪いことにしてしまったことに、エルシィの体のぬくもりと共に、
どうすればいいか困る腹立ちが逃がしきれずに腹にひどくたまる。
エルシィのくせに。
ぺろりともう一度、目の前のエルシィのおま○んこを舐めてやる。
エルシィの頭は反応せず、身体だけがわずかに反応を返した。
両脚を伸ばさせ、ベッドへエルシィをうつ伏せで寝かす。
服を脱ぐ。下着の中のものに気づかれないように部屋の隅において、全裸になる。
顔とメガネもふいて、ボクはエルシィの顔に近づく。
放心した顔からは、涎が垂れている。指先で拭いてやり、綺麗になったその唇に唇を重ねた。
早く気がついて欲しい。そうしないと、ボクはその唇に自分の物を差し込んでしまいそうだった。
一番槍GJ!!
全裸待機し続けた甲斐があったぜ。
純なエリーかわいいよ…
まだ、服は着られないようだが、全力のGJをっ
続きwktk
>>765 もうね、ほんとGJです!
濃厚でラブラブな桂馬×エルシィ、いい!!
続きをwktkしてます
果てて惚けてるエルシィに半強引に自身の象徴をくわえさせたいなんて……。
盛った一般高校生並な性欲の神様が可愛いです
やっぱり桂馬にはエルシィがいいなあ…
GJ
ジークラブ!ジーク汁!
純にエロいエルシィと冷静なモノローグに性急な行動の桂馬のギャップにやられました…
下着の中身を知られたくないってのが桂馬らしくて可愛いw
相変わらず伏せる気のない伏せ字に笑いました
保守
保守
この一週間保守しかないってことは今週号の子は人気ないんだろうか
>>772 別に。ただああいうのはツンツンしてる内は憎たらしいだけだから。
まあ、まだ顔見せ段階だからな。
自分も人形に、って展開なんだろうが、
そこからどうなるかまだ見えないし、様子見様子見。
なんか、急にファンタジー色が強くなって来て、
アルバの超展開が重なってしまうんだが…
いやいや、そんなまさか
理想を追うキャラだからファンタジーに寄るのは当然
人形みたいなちっちゃな女の子に相対的に太いペニスをひぎぃ。
なんかまたヤンドルな匂いがするヒロインだな
人形の大きさってことはトイレに行くのも一苦労だよな
てことは……
「草むらでお小水をするなんて美しくないわ」
「ならこのティーカップに」
「それなら美しいわね」
_,,, _,,,
/ / _,, / / _,
/ /___,/´ / / / //
/ / / / //
/ /´ ̄ ̄ ̄/ /,r-、/ //
/ / / // / l~Y、 ,r ―――、
/ / / // k / ソ,=、ー ', ',ヘ __,,r'-=- ゙y_―、
__ ,r―==イ ´l/_Y゙l l l | | | l_l___l ヾ、`ヽ,
 ̄ ` ̄ヽ、 ノ l、j l l | | |\r' ==、_ \ <,
)__ノヽイ-' ///` =、、ヽ、` ノ l |、
_r―"´ __ ` ー―テヾ、 `゙` ) ヾ `゙l、
,=―'´ / / _/ _/ Y´、 ,,,,,;;;'''/ , ノ
/、 / / _/ / .ヘ \ ''' \ リ' l |
\/ / / _,, / _/l ヘ, \ ,`Y / /
\  ̄/ / _/ / ! `ー―l、、_;;;,rソノ/ / _/l
ヽ \ / / ∠/| | l ,,,;;;;''__Tテ´ '' / _/ /
\  ̄\ Ll |ミl /r彡彡,l | ̄ ̄ ∠/| |
\ \  ̄\_,r―‐、_ノミl / (@ソ彡 lソヽ, _,、 Ll
\ \ / ,r===ミ ,r===、、 ̄\二三 {_
\ \/ ,Y / リ / __\
\ Y `!、、__/__ ,,Y, / / ヽ
// \/二ll ― / / 、 ̄ ̄ ̄r― 、 | | ヽ
// |o 0ll / // ヽ ,/´~ ̄`l | | 〉
/∠ ! 0 ll  ̄ /'  ̄`ヽ l|○( )l | ! /
7 / ヽ、ll / ヾo 0 0/ Y、/´ Y
//  ̄ ̄ | |
飲むなwwww
どう見ても
>>780はネタの振りにしか見えないし、芸人なら乗らざるをえまいw
しかし、神様ならやってくれ……るかな?
それしか攻略ルートがないならやるな
「へ、変態! 変態!変態!変態!変態!変態!!」
「こうすれば少しでも美しくなれると思って」
「それなら仕方ないわね」
「というわけでおかわり!!」
「もう出ないわよ」
「本当にそうなのか確かめてやる」
「いやああ! こんな大股開きで舐め回されるなんて美しくないー!」
おしっこが飲めないなら愛液を舐めればいいじゃない。 けいま
映像がwww映像が脳内再生www
保守
来週あたりに来る決着でどんな大量破壊が起きるか楽しみ。
今週のはバラすとこまで含めて予定調和な感じがするけどな
けいま「計画通り…!」
現代視覚文化研究のインタビューは読んだ?
語尾に変な言葉をつけてキャラ付けするようにする漫画はもう終わりだってばっちゃが言ってた
>>793 そんなことないでしっ!
それは大きな間違いでしっっ!
>>794の言う通りでゲルゲ
そんな事は無いでゲルゲ
四吉は早く帰るでヤンス
牛乳風呂ってどんな感じなの?
イメージが貧困すぎて牛乳を拭いた後の雑巾の臭いしか想像できん
保守
>>797 分量の比率は知らんが、お風呂のお湯にそれなりの量の牛乳を入れると
お肌がしっとりすべすべぷるん♪になるそうな。
無論出る前にシャワー浴びないと身体から異臭を放つハメになるがw
普通やらんのは後始末の大変さと、牛乳の分量が結構多いかららしいが。
おちんぽミルク風呂はまだですか
神様が「ぼくをころすきか・・・」と呻いていますが
803 :
1/5:2009/03/23(月) 07:27:30 ID:nSbrbLXD
◇
落とし神へ
私から連絡をとるのはイレギュラーなのだが、緊急時なので許してほしい。
エルシィからの連絡が、そちらの時間の土曜20:34から途絶えている。
こちらからの連絡もできない状態だ。
エルシィに万一のことがあっても、連絡だけは取れるはずなのだ。
このままいくと、エルシィが自分の意思で連絡を拒否しているととられる。
そうすると、まずいことが起きる。
詳しくは協力者である落とし神へもいえないが、エルシィにとっては
まずいことだ。そちらで何が起きているのかわからないが、明日の20:33までに、
なんとかして連絡を取るようにしてくれ。
すまないが、よろしく頼む。
ドクロウ・スカール
ふざけたメールアドレスからのメール。
メールヘッダーを見るとまったく関係のないドメインを経由されている。
返信は無理みたいだ。
もう一度文面をよく読む。
明日の20:33。連絡が途切れてからの72時間の1分前。
駆け魂うんぬんの前にあと一日と何時間かしかない。
それに、ボクに言えないまずいことってのはなんなんだ。
エルシィにとってということは、逃亡とか、そういうことと捉えられるのか?
駆け魂を捕まえるのに失敗すると、ボクらの首が飛ぶというくらいだ。
そのへんの危険視はしておいたほうがいいだろう。
PFPを鞄にほうりこむ。溜息をハンドルに吹きかけながらペダルを回した。
「エルシィ! おい、エルシィ!」
玄関からそのままエルシィの部屋へ向かう。ああ、くそ、汗が気持ち悪い。
拳がドアを叩く音にも反応はない。
こっちは、靴があったのを確かめてるんだぞ。
「エルシィ、昨日のことはいったんおいて、ボクの話を聞け。
最初にボクにメールをよこしたドクロウ・スカールとかいう奴から
さっきメールが来たんだ。
その話をさせろ」
もう一発ドアを叩く。あいかわらず返事がない。
「おい! こんな部屋のカギなんて、外から簡単に開くんだぞ!」
その声に反応して、ドタドタという音とともにドアノブを向こうから握った音が聞こえた。
「へ、部屋はダメです……
もう少し、待ってください」
かすれ声がドアから漏れる。
そんなにボクを部屋に入れたくないのか。
「……わかった、居間に下りて来い」
804 :
2/5:2009/03/23(月) 07:31:19 ID:nSbrbLXD
母さんは喫茶店のようだ。ボクは着替えもせずにエルシィが降りてくるのを待つ。
少ししてから、制服姿のままのエルシィが降りてきた。目が赤く、顔も赤い。
泣いてたのか、こいつ。
ボクから最も離れた位置のソファに座り、視線をあわせようとしない。
なんとなくむかっ腹が立つが、時間がない。
PFPにメッセージを表示して、テーブルの向こうへと押しやった。
それをおずおずと受け取り、慣れていなさそうにメールを読んだ。
さっきからなんだかいらいらする。
別にこいつが普段と違う表情や態度をとったからってボクはどうだっていいのに。
不安そうな目で、画面から目を離してやっとボクを見た。
「72時間ってことは、3日だ。何のことだ。何か覚えてるか?」
「3日。3日……」
「どうだ?」
「覚えてません……」
「……はぁ」
聞こえるように盛大に溜息をついてやる。ごめんなさいの言葉も、ずいぶん小さく聞こえた。
なんとか気を取り直して、メールの説明に戻る。
「まず、7日目に町が火の海になるかもしれないという件に触れていないことについてだが、
これはボクに内緒にしているのかもしれない。
それよりも、このメールにはお前にとっての記載が多いし、この書いてるやつが
お前をかばおうとしているように見える」
「室長はいい悪魔です」
「お前を助けようとしてるんだ」
「……はい」
「だったら協力しろ」
その言葉にエルシィの体がこわばった。膝の上に置かれた手がスカートを掴む。
無視して話を続けた。
「さっきまではお前の様子を見てから今後を考えようと思ってたけど、
いくらなんでも時間がない。
ルートはいくつか考えられるけど、お前に、歩美や美生のときのように
やったとしても、からくりを知っているお前に行動や会話を一度でも
裏に取られたら時間的におしまいだ。
リアルに興味のないボクがなにかいっても、今のお前は信じられないだろう」
返す返すも昨日の行動が悔やまれる。
「回りくどいことは抜きだ。
……お前の、心のスキマっていうのは、なんなんだ」
少し考えた後、エルシィはボクを見るともなく声を出した。
「逆に言うと、明日の夜にはあちらと何か連絡が取れるんですね」
「あ? ああ。いや、簡単に言うな。それこそ、お前を駆りにくるかもしれないんだぞ」
「でも、神様が言われたとおり、私にとってです。この町が焼けるわけじゃないです」
ボクの質問に答えず、違う回答を返してくる。
その点を責めてもよかったはずが、口からは別の言葉が漏れていた。
「……別に、お前なんてどうなろうが構わないが。
いや、お前がもし殺されるような事態になったら、この首輪のせいで
ボクもどうなるかわからないだろう」
805 :
3/5:2009/03/23(月) 07:34:52 ID:nSbrbLXD
エルシィがボクを見ようとする。視線は絡まずに、テーブルの上のPFPへとボクが逃げた。
ドクロウとかいう奴め。曖昧な言葉ばっかりだ。
だからエルシィが真面目になんとかしようとしないんだ。
「だから! そもそも明日までに、お前を攻略することができれば、
ボクも、この町も、お前も問題ないんだ。
最初の質問に答えろ」
エルシィと向かい合う。目だけがまだ赤いままだった。
「わかった気がします」
「なんだ。それはなんだ」
「……言えません」
首を振る。コンプレックスや悩みの発露をためらうのは当然だ。
だけど、今はそんな時じゃないのをこいつはまだわかってない。
「お前の問題だけじゃない。それがわかれば、ボクもお前に協力してやれる。
だから教えろ」
「言うのは嫌です。
どっちを選ぶのも、嫌です。
だから、キスするなら、神様から無理矢理してください。
きっとそれで大丈夫です」
無理矢理ってなんだ。口を開こうとするボクを遮るように、
エルシィは表情も変えずに続ける。
「今日も、神様は美生様とキスをしたんですよね」
「……」
言葉に詰まる。それがもう回答だ。今さら、嘘は意味がない。
「した」
「だからイヤです」
エルシィに押されている。こんなポンコツ悪魔に。
「神様から、無理矢理してください。
私からは、どうしてもしたくないんです」
勾留ビンを差し出してきた。思わず受け取ったボクの手のそれを見て、
すぐ泣くこいつの、瞳がわずかに潤む。わけがわからない。
逆に、ボクの心にはイライラを通り越した負の感情が急速に溜まっていく。
ボクにスキマを話すことが、そんなに嫌なのか。
こいつにキスをして、駆け魂を捕らえることができたとしたら。
そんなことも忘れて、明日からまたかみさまーかみにーさまーとまとわりついてくるのか。
──とてもつきあってられない。
こいつがどんなことになろうともう知ったことか。
ボクだってこんな現実に未練なんて元々ない。
「……ふざけるな。ああ、そんなに嫌なら好きにしろ。
昨日の言葉をそのままお前に返してやる。
ボクだって、お前のことなんてだいっキライだ!」
806 :
4/5:2009/03/23(月) 07:39:01 ID:nSbrbLXD
あいつと会った初日に作ったメモが役に立った。
実質1日じゃたいした数はこなせないが、厳選したソフトだけを再プレイするための
抽出の時間が短くなって助かった。
ああリカは可愛いなあ。
あれから寝ずに部屋でプレイし続けた。しかたなく来た学校も、バーチャルPFPの
おかげで授業も休み時間も無視できる。
ああゴミ子は可愛いなあ。
「痛っ!」
突然後頭部をはたかれた。
バーチャルPFPを外しても、近くには誰もいず、クラスの連中が昼を食べているだけだ。
机の上に、あまりうまくない字でノートの切れ端がおいてある。
『女の子が、屋上で待ってるって、伝言』
なんだ…… こっちにくるのなら、断れたのに。
無視してやろうか。
南校舎屋上には今日も人っ子一人いない。ボクと、階段で会ったこいつ以外には。
ドアを閉めると、あいかわらずのオムそばパンを出してきた。
ついでに牛乳も。
「お前の分も、買っておいたから」
それで、なにも言わずにボクをここまで引っ張ってきたのか。
おかげで断るタイミングを逃した。
「3種類、使った。100円と50円と10円」
「ああ、ありがとう」
なにげなしに受け取ろうとしたそれを引かれてしまう。
「3種類、使えた」
睨みながら、後を続けてくる。
「……昨日みたいのでなければ。
褒めても、いいわよ」
小さな頭を撫でる。ちょっと不服そうに、顔を赤くする。
ボクの手に、パンと飲み物をおしつけ、自分はベンチへと向かった。
あいつと一緒に帰ったことを話された。
キスをしたことを話したのは、その時か。
面倒なことを言ってくれる。
牛乳で流し込みながら空を見る。
あいつがわかったという、スキマというのはなんなんだろう。
正直、ありすぎる気もする。バカだし、いつもべたべたひっついてくるし、
そういえば姉さんのようになりたいといっていたな。
だが、この仕事はあいつが役にたつかはともかくやる気はあるようだ。
ボクが嫌いだから? 帰りたいから?
誰か、姉などへの嫉妬?
それとも、美生への嫉妬? 駆け魂を出すためにしたことだってわかってるはずのあいつが?
……わからん。現実女の考えることは。
もういい。今日の夜には、あいつか、あいつとボクの二人がどうなるかわかる。
美生が食べ終わるのと同じ頃、ボクの手の中のパンも姿を消した。
807 :
5/5:2009/03/23(月) 07:41:35 ID:nSbrbLXD
美生の話を聞く。PFPは出さない。
時折、楽しそうに笑っている。森田というその運転手も色々大変だったろうな。
こいつが真性のツンデレなのは変わらないだろうが。
きっと家族やその人はじめ、何人かにはこういう笑顔をみせていたはずだ。
クソゲーにセーブ&リロードはない。
万が一、本当にボクが死ぬことになったとしたら。
駆け魂は消え、こいつはボクのことを忘れてくれるだろうか。
それとも、こいつは、ボクがずっと好きだと思ったままでいるということだろうか。
そんなことはボクの知ったことじゃない。
それを乗り越えるのは本当はこいつの仕事なんだ。
そのスキマに入り込んだ駆け魂。
こいつを慈しんでいた父親の死。
あの日に、全てが終わっていれば、こいつはボクのことも忘れて前に進むことが
できたかもしれないのに。
──こいつは、二回目のそれに、耐えられるのかな。
「美生」
驚いたように隣のボクを見る。怒っているのか、顔を赤くして返してくる。
「……土曜の夜以来ね。私の名前を呼んだの」
「そうか?」
「いつも、お前とか、ばっかり。だいたい、そんな呼び方」
一呼吸置く。
「桂馬に、許可なんてしてないのに」
そらしてしまった顔に、声を大きくしてボクは続けた。
「聞いてくれ」
身体を美生へと向ける。その拍子に、まだ残っていたコンクリートの上の飴玉が、
ボクの足ですりつぶされた。
「ボクが、お前のことを、好きだっていったのは、演技なんだ」
>>807 あわわ、連載再開おめでとうとGJを言おうとしたら話がとんでもない方向に……。
いやあ、続きを書いてくれるとは思わなかった。
これからの展開楽しみにしてます、GJ!
次の展開が怖い
あわーぐっじょぶですー
LCが蛙と化した駆け魂を逃してしまい、
記憶が残ったまま桂馬にデレんデレんな月夜が見たいでつ。
「その……ふたりっきりの時なら。
つ、つっきゅんと呼んでもかまわないのですね」
とか見てえ。
桂馬が比較的本気でデレた人間として月夜は画期的だった
453Kだけどスレって何k越えるとまずいんだっけ?
500kじゃなかたけ?
次の攻略対象はTOSHIUEがいいな
>>816 ……? よくわからない子だな、ホント。
桂馬がヒロインなのは、全編通してだっていうのに。
>>817 何をまずいと思っているのかは知らないが、480kを超えたら最後のレスから一週間で落ちる
書込みは500kまで
もしかして今までの攻略キャラの記憶が戻るという展開ありえる?
そうしたら大変ことになりそうだな。かのんとか特に……
>>821 実は純ちゃん先生が密かに一番ヤベー女ではないかと思っている。
数人を落とせばただの修羅場だが
数百人落とせばハーレムの神
桂馬はチョコ貰ったのかな
>>824 エルシィが渡すだろう。
運が良ければ歩美からチョコパンを奢られ、ちひろからチロルチョコくらいもらえるかもしれん。
>>824 「ドラマの練習なの」と言って、屋上でチョコを手渡すかのん。
……なお。
チョコを渡されてからこちら、ドラマの話はまだ聞かない。
お金が無くてチョコが変えない元お嬢様…orz
だからチョコの変わりに自分にリボンを…
「こんな軟弱なもの食えるか!」と叫んで道行く桂馬にチョコソフトを投げつける楠主将
『チョコレートの事典』なる本を押し付けて疾風のように去っていく栞
美生はチロルチョコ
主将はカチカチの硬い板チョコ
ちひろはそこらへんで買ってきた物
LCのは何かが生えてる
>>828 待て、それだと栞は逆チョコ催促してるみたいだぞw
クラスにやってきて男女問わず生徒全員にチョコを配る純。
だけどその中に1つ、一見しただけでは分からないが特別製のガチの本命チョコが混じっている。
>>830 馬鹿だなその本の中にチョコが・・・
無茶ですねわかります
スティーブン・ルガール
これは誤爆ではない、スクリプトミスだ
誘い受けハクア
やはりダチョウ倶楽部的なのりはいいものだ
俺は今週のハクアでSSなんて絶対書かないからな!
書くなよ!?絶対書くなよ!?
838 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 22:49:28 ID:6UI2HecY
雪枝さんでどうやって書くというのだ・・
月夜一択
ハクアが勝ったら何する気だったのか
そりゃあ、
「わ、私に駆け魂がついたとして……お前の恋愛なら、どうするのかやってみてよ」
だろう。
桂馬「もうやっただろ…」
「あ、あれは……エルシィがやったから無し! お前が
どうするか知りたいの! 今後の為に!」
ここらでタイミング良く(悪く?)LCが戻ってくると
「な、なんでもはだめよ!なんでもは!」
「大丈夫だよ、優しくするから」
「そ、そういう問題じゃ……」
「これ以上はだめ!絶対だめ!」
「先っちょだけだから!先っちょだけだから!」
「だめ!中に出しちゃ絶対だめ!」
「責任とるから大丈夫だよ、安心して」
「だからそういう問題じゃない!」
「全く、強引なんだから」 「かわいかったよ、ハクア」
「神にーさまただいまー」
「あ」
「あ」
「え?」
もうすぐ一年になるのか・・
847 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 18:50:25 ID:SY0LNYDT
あげてんのよ
一周年記念とかあるのかな
今週休載か
本スレ59はちゃんと形にしてこっちに投下すべきだろJK
851 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 19:58:20 ID:mrhLcyWA
いやまったく、KYとしかいいようがないな
甘甘もいいがたまには不幸というか泣きゲーも良いと思った。
何もかもが上手くいかなかった物語・・・か。
落ちぶれたハクアというのもなんか興奮するな
美生と主将はドM
かのんはMと見せかけて実はドS。意中の相手は自分の管理下に置かないと気が済まないタイプ。
ドS=独占か
857 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 11:25:40 ID:8PoqNEZ0
ネタバレみたけど雪枝さんが桂馬が入ってるフロにハクアを行かせるくだり
なんかオオサカの風俗店を思い出した。
>>856 相手の都合とかガン無視だし桂馬にはっきり拒絶されるまで桂馬が全部受け入れると思いこんでたフシがあるよな。
他のだと…純も結構Sよりかな。というより惚れこんだら限界まで欲望を抑えた末に爆発して押し倒しちゃうタイプw
全員の攻略中の記憶が戻ったら面白そうだな。
かのんや主将にしめられそうだけど
ROCO#5656
おばちゃんの秘めたる実力(性的な意味で)が、次週明らかに!?
ちひろその後の続きが読みたい…
おれたちはとんでもない思い違いをしていたようだ。
ハクアの綴りはHakuaではなくHaqua。
分割するとH aqua。
aquaは水と言う意味なのでHな水となる。
つまりハクア=濡れ濡れというメッセージだったんだよ!
聖水ですね。わかります
>>864 オタメガじゃなくて桂木って呼んでるのにニヤニヤした。
主将だけおまけ漫画にデレが無かったな
歩美とちひろは完全に落ちてるな
そのうち二人で取り合うよ
>>869 おたがいどちらがオタメガの気を引くかとか
ありそうでwkwkしてきた
「桂木ーおいしい中華屋みつけたから放課後食べてかないー?」
「あ、あたしも一緒に行っていいかな?」
バトル開始
更に中華屋に何故か居るハクアと出会って・・・
あ、今あそこの中華料理店に入っていったのかのんちゃんじゃない?
変装ばればれだよねー
おや、長瀬センセーお久しぶり
いつこっち来てたの?
美生が森田と一緒に後ろの席で・・
確かかのんも同じクラスだったよな。
同じクラスに三人落としたキャラがいるのか。
かのんは普段来ないから除いたとしても
クラスに二人も好意を持ってる娘が居るわけで
クラスの雰囲気に影響が出てもおかしくないな
>>877 Hな雰囲気>「お、おのれー」
「どっち!?」>気まずい雰囲気
ですね、わかります。
なるほど、桂馬は人類の決戦存在だったのか。
歩美、ちひろ…もう一人居た気がするからそれも後に攻略…?
教育実習生も同じクラス担当…4人目?
エルシーが転校して来た時の台詞がだんだん現実に?
周囲に攻略した相手が増えて来た桂馬は、少し色めいた教室の空気に耐えられず静かな場所を探す。
しかし屋上には望遠鏡を構える少女がいて、図書館には本好きの少女がいたりするわけか。
次は不良少女を落として校舎裏を陥落するしかないかな。
次第に桂馬をオタメガ呼ばわりするのは男子だけに……
やがては男子からも崇拝されそうだけどな。
オタメガ→落とし神と呼称が変更される日も近い。
桂馬は見てくれも良いし、何かとスペック高いし、言動がアレであることを差し引いても、十分教室内で人気ありそうだけどな。
空気を読むのは無理としても、
「勇者」と呼ばれるような行動をすれば、男子陣にもフラグが乱立することだろう
は、はやく……はやく京ちゃんの攻略を……
>>883 数年後、駆け魂にとりつかれた美少女が駆け込み寺的に集まってくる教団の教祖となる桂馬(主な信者は駆け魂を落とした女の子たち)
その辺の平信者だと駆け魂が落ちた後は近づく前に幹部(今までに桂馬が落した子がメイン)に潰される恐怖のハーレム状態に。
それ駆け魂抜けてないやんw
ふと思ったんだけど携帯ゲーム機を持ったまま濡らさずに泳ぐのってどれくらい難しいの?
むしろ、やや形式は旧型だが、防水機能付きのPFPが
あると考えた方がいいかもしれない。
普段はそれでやってると不都合があるから、水泳の時間に
しか使っていない、みたいな。
2話でもあった防水カバーみたいなのつけてるじゃない
久々に先週ネタで投下します、エロ展開にしたい為に、
神にーさまが生身の身体に興味を抱いてますがご了承を;
何やらトリップ解析されちゃってますけど、実害があるまでこのままの使おうと思ってます。
基本SS投下時のみしかコテハン使ってませんし。
な…なんで、こんな事になっているのよ!
私はただお風呂に入ろうとしてただけなのに…
「ハクア…お前、意外と感度がいいんだな 」
「な、何を言ってるの馬鹿ぁ!ひゃっ!?」
「静かにしないと、お前のバディーに気付かれるぞ?」
「な!それで困るのはお前の方じゃない!」
「本当にそう思うか?」
「うっ……」
確かに…雪枝は私と桂木の関係を誤解してるかもしれない、
もしかしたらこのアクシデントも奴の計算なのかも!
そうよ…私はお風呂場の中でバッタリと桂木と対面していたの、
桂木は何故か服を着たままだけども、こっちは裸という状況、
その中で私は…桂木に抱き着かれていたの!!
「ひゃ!だめ…胸を揉んじゃ…あっ!」
「ほほう…小ぶりだが、中々揉み心地が良いものをもってるんだな」
「何を言って…ひぅっ!ちょ…そこ…やぁ…」
「ここも中々の感度なんだな…」
桂木の手が胸を愛撫してる、私の乳房を掴んで絶妙の力加減で弄ぶの!!
しかも乳首を玩具のように摘んで、指腹で回すように擦ってきて…
だめっ…そんなに弄っちゃ、って…!
「きゃん!!」
「おっ、かなり可愛い声だったな、なるほど弱いのか耳も…」
うぅ〜!!桂木め…胸に気を取られてると、カプッと耳たぶを甘噛みしてきたわ!
いきなりの驚きと、卑しい刺激に…恥ずかしい声を出しちゃったじゃない。
も〜!ここに鎌があったら殴ってるとこだわ!
だけど…可愛いって言われた時、胸が高鳴ったの…ふんっ!気のせいよ…気のせい…
「案外ハクアは被虐系が好きなのかもしれないな」
「な!人の好みを勝手に決め…あぅっ!!」
「おっ…中々の反応だな」
ちょっ…あんっ!乳首を強く捻って引っ張られたわ、
痛みが強く感じるような刺激してた…なのに、
何故か…これを甘美な刺激に感じてたの?ど…どうして??あっ、また!!
「ほれほれ、どうした?何だか心なしか、表情が恍惚してきたようだが?」
「嘘…そんなわけないわ!私がそんな変態みたいに…あんっ」
「…今度は可愛いらしい喘ぎ声だったな」
「う、うるさぁ〜〜い!!」
敏感なところばかり的確に責めてこられ、悔しいけども私は翻弄され続けていたの、
こんなやられるばかりの立場なんて…でも、
まだこれは桂木にとって前哨戦に過ぎなかったのよ!
「なら別の素直な口に聞いてみるか?」
「えっ……きゃ!!そこ…あんっ!!」
「いい感じに正直な反応してるようだぞハクア」
「そ、そこは!あっ…だめぇ〜〜〜!!んんっ…あ…」
やだ…激しい刺激の波が下半身から押し寄せてきてる、
桂木の手がとんでもないとこを集中的に刺激しているの!
熱い…ムズムズと疼いていた場所を…アソコに触れているのよ、
ひゃ!!あ…敏感なとこを指先で擦りつけてきてるわ、そこ…やぁ!!
そこは一番駄目なのに、ここぞとお豆までクリクリと弄るのよ、
やぁ…声が出ちゃう、こんな声を桂木には聞かせたくないのに、
あぁ…もうプライドを保てないくらいに、凄く恥ずかしい声を口から漏らしちゃう!!
「ひゃあん!あ…らめぇっ!!桂木ぃ……んんっ」
「まさか、もうイったのか?」
「い…イってなんか…あんっ…いないもん!」
必死に否定する私よ、人間なんかに…んっ…イカされるなんて、
そんな恥知らずな真似を私がする筈が…ない、んっ!あぁん!!
だけど…事実として、私…頭の中を度々白くされちゃっていたの、
すると呆けるようにボーッとした瞳の前に桂木の手が映っってた、
あ…いつの間にか責めが静まっていて、桂木は何を考えてか、
自分の手の平を私に見せ付けるの、その意味がこの時の私は理解できなかったわ。
「もう一つの口はやはり正直者だな」
「………え!」
「下の口の涎で僕の手がびっしょりだ」
あぁ…桂木の手は濡れてる…粘っとしたのでびっしょり、
糸までひいてこんなにも…まさかこれ!!
みるみる内に顔の温度が上がっていく、そうよアソコから出てきた恥ずかしい汁じゃない!
「ハクアのここ…ひくひく疼かせているみたいだ、仕方ないな摩ってあげるよ」
「!?ダメェ!今…さ、されたら…あんっ!あ!」
グジュッ…卑猥な音が狭い浴室に響き、また破廉恥な衝撃が駆け抜けてくる、
やぁ…まずいってば、感度が高まっていく中で、その中を弄られたら…
あんっ、あ…ますます翻弄されちゃう!
そんな…んっ、私の膣の中に侵入してきてる不届き者がいる、
そこは神聖な領域なのに指を二本も入れてきて…んあっ…
中を掻き回すように弄ってきてる、ひぃ!
しかも的確にその中でも、より過敏なとこを狙われていくみたい!
「この辺りがハクアのGスポットなのか?」
「し、知らない……んんっ!!」
「なるほど…大体わかってきたぞ」
うう…必死に隠してるつもりなのに、どんどん曝け出されていく…私の全てを桂木に知られていく!
やば…弄られ続けて私…イキそう、桂木の目の前だというのに、
我慢しなきゃ…そう心の中で念じているのに、私の頭の中はますます白く霞続けて…あっ!
「だめ…きちゃう…あっ…あぁ!!はぁぁ────っ!!」
その瞬間、全身が激しく震えていきました、反射的に背筋が反り、
目の前の世界が白く塗りつぶされてしまったの!
イっちゃった…桂木にイカされちゃったわ…
「う…ん…あっ…」
「おっと、本当に敏感だなハクア」
う〜っ、も…もう好きに言いなさいよ、観念したというかこんな恥態を晒してしまい、
もう私は自棄になってたわ、その上に果てた後に全身の力が抜けて…
ヨロけた私の身体を桂木が支えてくれてたの…はぁ、両手でがっしり持たれて、
あんな恥ずかしい目にあったばかりなのに…違う意味で胸が鳴っていた。
私…どうなっちゃうの?これから桂木に更なる凌辱を与えられる事になっても、
私…抵抗できそうにないわ、ある意味の諦めであり覚悟を決めた私…すると。
「さて…出るか」
「!?ちょっ!!」
いきなり浴室から出ようとして、私は桂木に何を考えているの!という意味を込めた視線で、
ギロッと睨みつけたのよ、すると桂木は惚けた表情で応えるの。
「なんだハクア、止めてほしかったんじゃなかったのか?」
「!そ、それは…だってあんたがこんな…」
くそ〜何よ何よ、これじゃ私が望んでいるみたいじゃないの!
続きをしてって…さっき以上の事をもっと私にしてって…ドックン!
あっ…胸がまた…高鳴っている、すると私はふと見てしまったの、
桂木の下半身を…あそこが盛り上がってる。
「ねぇ…膨らんでいるじゃない、そこ」
私は視線で桂木に自分の分身が反応してる事を伝えるの、
なんだ…あんただって我慢してるんじゃない、ふふ…きっと私の恥態を見て興奮してるんでしょ?
「当然だ、僕も健全な男子だからな、女の裸体を前に生理的現象はある…それが何か?」
「な、何かって!?」
「何もないなら出るぞ僕は」
ななっ!ちょっと本当に出ちゃうわけ?これ以上、私に何もせずに?
恥をかかせただけで、そんな…あっ、段々とあんなに桂木に弄られて、
淫らな刺激を感じてた箇所が急速に静まっていくの、
そして…そこが切なくなってきてたの。
やぁ…あっ…なんで?どうしてこんなにも酷く…切ないの!
ダメ…出ないで、こんな状態の私を放って置かないでよ桂木の馬鹿ぁ!!
「いいから…」
「ん?」
「それ…高ぶっているんでしょ?いいわよ…私ので静めても…」
グイッと桂木の裾を掴み引き止め、何とか交渉するの…
でもあいつは私がここまで下手に出てるっていうのに。
「いや大丈夫、放っておいても勝手に静まるからな」
と…素っ気なく断るの!も〜〜〜信じられないわ!!
もう…こんなチャンス無いんだから!絶対後悔するんだから!
私…こんなに…んっ、そんな心の強がりは、
桂木がまた風呂場から出ようとした途端…壊れたの。
「お…お願い桂木!して欲しいの…桂木に…」
「…何をだ?」
「桂木の股間の…固くしたアレを…オチンチンを、んっ…私のアソコに…入れて!」
んん〜〜〜…い、言っちゃった…ついに我慢できずにとうとう、
頭を下げるように桂木に頼んでしまったの、私の意思で…求めてしまった。
すると桂木は…クスッと微笑み、私の唇に唇を重ねた…
その温かな桂木の唇の感触を感じながら、
私は…あぁ攻略されちゃった、湧き上がる幸福感と共にそう自覚したの。
「きて…桂木…ここに」
後ろを向いて床に手をつき、お尻を桂木に見せ付けるように突き出した、
そして股を広げ…自分の指でアソコを拡げて、その中身まで見せ付けていたの。
触れてるからわかるわ、さっき弄られてから少し間が開いた筈なのに、
私のここはまた酷く熱くなり、中から恥ずかしい汁が零れてきてたの。
やだ…欲してる、卑しく疼いて身体が桂木を望んでいるわ。
「いくぞハクア…本当にいいんだな」
「うん…あ、でも出すなら外に出してよ」
それはせめての抗いでした、すると桂木は頷き、私の腰を掴む…
そして腰を動かしてアレを、私の中へ…あっ!んっ…入れてくるのぉ!!
「あっ!入る…桂木の…オチンチン!!」
「うっ!ハクア!!」
ズブゥ!!と…入ってきてる、桂木のオチンチンが、
あっ…こんなにお腹の中に…いっぱい!!
あんっ…なんて存在感なの!大きさ…それ程じゃないのに、
もちろん他の男のなんか見た事ないけども…
でも多分そんなものだと思う、桂木のが特殊なわけじゃないわ…
でもお腹が占領されてると思えるくらいに感じていたの。
そして前後に動き出して、膣を擦りつけてくると、余計にそう実感してきちゃってた。
「あん!あ…桂木…ん…あん…あぁぁ──」
快感が溢れてくる、声が勝手に出ちゃう…卑しい声色で、
凄く恥ずかしいわ…なのに喘ぐのやめれないの。
ここは狭い浴室だから自分の淫らな声が反射し響いてて、余計に恥辱を感じるのに…
「うっ…そんなに…締めるな、あ…ちぎれるだろ!うぅ!!」
桂木の呻き声…苦痛とかじゃなく甘い響きに聞こえる…
何?感じているの?私の中を…夢中になってる?
そうだと嬉しい…私の身体で気持ち良くなってくれたなら…あっ!
ずっしりとより的確に…桂木は突いてくるみたいに腰を動かせてきた、
あぁ…まさか私の身体を攻略してるわけ?こんな短時間で……あぁ!!
「くっ…絡んで…うぅっ!!ハクア…」
「か、桂木…んくっ、あ…」
頭の中が溶けていきそう、また白く霞んでいく…まるで夢心地な快楽に堕ちていく…
んんっ、まだ頭の中に響く凄い衝撃が繰り返し響いてる…
それは私の理性を崩していく、だから…
「うぐっ…ここまでか、抜くぞ…」
「あっ!ダメッ!抜かないで…んん…もっと…」
「だが、このままだと…うっ…出してしまうぞ?」
「い…いいから!このまま中に出しても、んっ…お願い射精してぇ!!」
「なっ!うっ…知らないから…な、うっ!どうなっても…うぐぅぅぅ───!!」
抜きかけから再び中に挿入され、一段と奥へ突かれる、
その衝撃がトドメになって…頭の中が弾けたの!また真っ白になっていく…
そして、キュッと膣を締めて…熱いのを搾り出したの!
あぁぁ…ドックゥ!と放たれていく…桂木の子種が、私の中へと注がれていくの!!
「あっ!あはぁぁ─────!!」
「うぅっ!!」
熱い…精液が入ってきてる、私の子宮に…注がれちゃった、
桂木の赤ちゃん…できちゃうかも…
でも、私はその射精される感触に酔わされ…夢気分のままに果ててしまったの。
「ふぅ…つい最後までしてしまったか」
「はぁはぁ…そうね、しちゃったわ…んっ」
「さて…僕は出るか、ハクアは身体を洗って…おい?」
また浴室から出ようとする桂木の裾を掴み引き止める私…
まだ絶頂の余韻をしっとりと浸っていたのだけど…
「やだっ、もっと…して…」
「ハ、ハクア?」
「女の子に一旦火を点けたのだから、満足するまで出さないんだから!」
「ちょっと待て…うぉっ!」
まだズボンを穿き直してないのをいい事に、
直ぐさま私はそれを掴み、この小さく萎えた桂木のオチンチンを口にくわえたの!
もう火が点いてるからかまわない、そうよ…恥ずかしいとか後よ!
うふふ…また固くしてあげるのだから…あむっ、
あぁ…口いっぱいに私と桂木の味がする、
私はそのまま大胆に舌を絡めて、皮の隙間にも這わせていくの…んっ、
この可愛らしいの震えてる…感じているのね。
「うっく…待て…そんなところまで、うわっ!!」
いい声…ドキドキが止まらないわ、ほら…固くなってきた、
だから裏筋も舌の先端で舐め這わせたの。
さうると先端からはヌルヌルしたのが出てきて、
それで刺激的な味すらする先端を、舌先でクルクルと弄ってやったわ、
散々に嬲ってくれたお返しな意味を込めてね。
でもここまですると、再び射精しそうな兆しを感じた、だから…
「ね…もう一回、今度は前から…いいわよね?」
「と言ってながら、もう自分で入れようとしてるじゃ…うっ!」
あんっ!また深々と挿し込まれていく桂木のオチンチン、
はぁ…あんっ!ま、また淫びな快楽の虜になっていく、
ほら勝手に私の腰が動いてるわ、桂木のを求めていやらしく腰を振っているの。
また膣いっぱいに射精されるのを求めて…
もうできちゃって構わないから…私に好きなだけ種を仕込みなさいよ!
…ううん、して…桂木…私にあんたの子供の一匹でも仕込んで…あぁ──っ!!
そして私はまた熱いのを胎内に感じ絶頂しました。
「………はぁ〜〜〜やっちゃった」
さっと身体を洗い流して肌にはに石鹸の、髪にシャンプーの香りを漂わせてすらいる、
湯上がりな私は、自己嫌悪し溜め息をついてたの、
理由は簡単よ、まず足元にあるすっかり白く干上がったミイラと、
私の腹部に感じる生命力溢れる満たされた温かさが原因でした。
はは…あれから身体は温まりつつも頭は冷えてきて、
自分のしでかした事のとんでもなさに気付くのよ。
あぁ…結局は何回…絞り上げてしまったのやら。
干からびたあいつの精力をどのくらい貰ったのかしら?
「ん〜…でも、もしもの時は責任とってもらうわよ」
私はまだ遠い世界に旅立っているあいつを見つめ小さく呟いた…
少し微笑み、お腹を摩りながらに。
「ずいぶんと長風呂やったな〜はっちゃん」
「げ、雪枝…ま…まぁね」
「とりあえず湯上がりのゴクルトを、こんだけ用意しておいたからな飲ませてあげな」
私はその量を見て唖然とした、な!何よ…この量!!
こんな量を飲んだら逆に体調が…って、飲ませてあげな?
まさか雪枝…あんたやっぱり計ったわね!!すると雪枝は耳打ちしてくるの…
「これを飲めばまた元気200%、夜はこれからやで」
「ふぇ………うん」
ボンッと顔が一気に熱くなった、えっと…そういう事?
そっか…じゃあ早速、あのミイラを元に戻さなきゃ!
心の中で勝手に自我が暴走してた、桂木…もう少し頑張ってもらうからね。
「ほな私も身体をピチピチに洗っておかんと!そうそう布団は三人分轢いといたからな」
「…………えっ」
【おわり】
雪枝さんwwwwwwwwwwwwww
ともあれGJ!
GJ
なんだろう、ハクアっていじめ易いイメージが
ROCO#5656
おまけw
>485 :ROCO ◆VpKHzOu04Y :2009/04/18(土) 18:42:21 ID:iWyy4GNT
>ROCO#5656
>ググればあっさり分かる程度のトリップに
>鬼の首を取ったような態度取るなよ
>っていうか◆VpKHzOu04Yは使用頻度高過ぎ
握手に対して思い入れのあるハクアに手コキして貰うのが俺の夢。
ROCOさんいつもGJっす
そういや480K超えたから次スレの季節ですね
>891 :ROCO ◆VpKHzOu04Y :2009/04/21(火) 05:37:43 ID:/9cDP9pZ
>久々に先週ネタで投下します、エロ展開にしたい為に、
>神にーさまが生身の身体に興味を抱いてますがご了承を;
>何やらトリップ解析されちゃってますけど、実害があるまでこのままの使おうと思ってます。
>基本SS投下時のみしかコテハン使ってませんし。
実害って何?
某スレでの騒ぎ以来、自演でGJ付けるときには「神」の文字を使わないようにしてます
↑これは『実害』と違うん?
その『実害』ってのを防止するために鳥があるんだろ?
>>891 >何やらトリップ解析されちゃってますけど、実害があるまでこのままの使おうと思ってます。
つくづくいい加減な奴だよなw
ていうか、鳥が漏れてんだからほんとに本人かどうか分かんねえんじゃね?
タイトルをどうするか。
【神のみぞ】若木民喜作品総合2【アルバ】
若木民喜作品総合2【アルバ・神のみ】
若木民喜2【神のみぞ知るセカイ・アルバ】
とか?
一番下かな。結構タイトル全部で検索する人多いと思うし。
【神のみ】若木民喜 #2【アルバ】
【神のみぞ】若木民喜総合 2旗【アルバ】
FLAG2 の方が神のみっぽいが、見えにくいかな?
【神のみぞ】若木民喜総合 FLAG 2【アルバ】
こんな感じになるか。いいんじゃないか?
ただの神のみスレになっちゃう
実際そうなんだけど
神のみぞ知るセカイ の文字は入れられるなら全部のほうがいい
保守
ほ
そろそろ一週間になるぞ・・
速く立てるが吉
圧縮乗り越えたみたいだな
保守
920 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 17:27:14 ID:mO3vExUy
h
スク水プレイだぜ
楠先輩は隠れS
独占欲が強くて桂馬を「軟弱だから鍛える」と言って自宅に軟禁。
凌辱の限りを尽くす。
数日後、そこには楠に雛鳥のように甘え懐く桂馬の姿が。
朝は目覚めのキスで起こされ、昼はあーんどころか口移し!
夜は人肌がなければ寝られなくなってしまった為に、楠と裸で抱きしめ合いながら眠るのだった…。
って言う神のお告げが下ったんだが、どうかしら
だがそれは桂馬の巧妙な罠だった!
っていうお告げなら今俺にも来たが
>>923 神のお告げならしょうがないな。
是非書いてここに投下してくれ。
埋めネタ。
ひょっとして、神は麻雀も極めてるのだろうか。
「ツモ。2千4千」
「……」
「月夜、人形の服を代わりに脱がすのは反則」
「ごめんなさい、ルナ。あの男がいけないのですね」
もぞもぞと一枚だけ残った肌着の中から、平べったいブラを脱ぐ。
「まだオーラスがあるっ」
長瀬がタイトスカートの足から、ちいさく丸まった布を取り出す。
「ハクア、脱がないならリタイアだ」
「わ、わかってるわよっ……!」
最後に一枚だけ残ったそれを真っ赤な顔で下ろす。
その根性だけはたいしたものだ。
「もう勝ち目はないってわかっただろ。
今なら何でも言うことを聞くっていうペナルティなしにしてやるから、交替しろ」
ボクの言葉になんら反応を示さず、3人はさっそく洗牌をはじめる。
だいたい神たるボクに、その上、スーパーリアル麻雀PIIやスーチーパイでさえ
負け知らずの脱衣麻雀などでかなうわけがない。
なんとか今日一日やり過ごせば、地獄の記憶保管の故障は直るとエルシィは
言っていた。
ちらりと、じゃんけんで負けた主将、かのん、栞、ちひろ、歩美、美生を見る。
……見なければよかった。
背中がちりちりするプレッシャーを感じながら、ボクは何故こんなことになったのかを
考えていた。
支援したくなる
>>927 麻雀もゲームである以上強いかもね。
ただギャンブラーじゃないからイカサマとか勝負師のカンは期待できそうにない。
ニセアカギ風の戦い方か
「それで積み込みドリンクはどこにあるんだ」
「ダメだこの神様・・・」
脱衣麻雀って二人打ちばっかだから四人打ちは苦手だったりして。
と思ったけど6ゲーム同時進行できる神には造作も無い応用だった。
いくら神様が神様だからって東一局から天和とかかましてくる
スーパーリアル麻雀をどうやって制覇するというんじゃよー。
百円入れてスタートボタン押したら天和喰らった悪夢を思い出した
これだからリアルは嫌いなんだ
そこでM資金ですよ。
, - ── - 、`丶、 ー-- \ `丶、
, " ヽ \ `ヾヽ、
/' , -──ゞ \ \
. / l:: ; //:::::::ヽ. {:::::ヾヽ i\ \_
/ l l:: i V /:::::::::::::八:::::::} .} {o \
. / l: l .l:: i l {:::::::::::::/rrヾ-"ノー∧o o__ゞー──
l l:: l、 ;\ ', ゝ、ー‐ ´ i ノ /// / `ヽ、
l l::: l \ 丶 ヽ \__丁廴_.人ノ¨::l /// / 丶
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