魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。
『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
『注意情報・臨時』(暫定)
書き込みが反映されないトラブルが発生しています。
特に、1行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えることがあるそうです。
投下時はなるべく1レスごとにリロードし、ちゃんと書き込めているかどうか確認をしましょう。
リンクは
>>2
r=''""゙゙゙li,
_,、r=====、、,,_ ,r!' ...::;il!
,r!'゙゙´ `'ヾ;、, ..::: r!'゙
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. ,r!'゙´ ´-ー‐‐==、;;;:.... :;l!:;r゙
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..ll `"゙''l{::: ,,;r'゙
..'l! . . . . . . ::l}::;rll(,
'i, ' ' -=====‐ー《:::il::゙ヾ;、
゙i、 li:il:: ゙'\
゙li、 ..........,,ノ;i!:.... `' 、 >>1さん
`'=、:::::;;、:、===''ジ゙'==-、、,,,__ ` '⌒*(・∀・)*⌒ ぐっじょーぶ!!
`〜''''===''"゙´ 〜`''ー
スレ立て、お疲れ様でしたっ!
6 :
B・A:2008/04/12(土) 02:11:23 ID:81fTlUJz
>>1乙
さっそくですが投下します。
執筆時間2時間。見苦しい個所もあるかもしれませんが。
注意事項
・エリオ×ルーテシア
・「Nach dem eines Speerritters」の後日談
・つまり、エリオとルーは結婚しており、間にアリシアという娘が生まれている
・煩わしい前置きはなしでエロオンリー
・NGワードは「ルーちゃん新妻だいあり〜」
不意に違和感を覚え、エリオは目を覚ました。
体がだるいのは疲れが溜まっているからだ。ここ最近は春の人事異動やら何やらで部隊内の顔ぶれも変わったため、
訓練メニューの組み換えやフォーメーションのチェックなどでかなり忙しかった。昨日だって、帰ってきたのは2時過ぎで、
エリオは愛娘のアリシアの顔を見ることもなく真っすぐにベッドへとダイブした。幸いにも次の日が休みのため、
昼までぐっすり眠った後は思いっきり遊び相手になってやろう、そう考えていた。
「で、なんでこうなっているのかな?」
見下ろせば、股間の辺りにうずくまったルーテシアが一心不乱に肉棒にむしゃぶりついていた。
熱にうなされたように頬を赤く染め、時々顔にかかる長い髪を払いながら舌を伸ばす様は妖艶であり、
卑猥なことをしているというのに、まるで一枚の絵画のように見えてならなかった。
「ちゅぷっ・・・・・くちゅ・・あうぅ・・うぅ・・はぁ・あ・・ぷはぁっ・・・・・おはよう、エリオ」
「おはよう。それで、朝っぱらから何でこんなことしているのかな?」
「最近、あんまりしてくれない」
「それは、仕事が忙しいからで・・・・・・」
「知っている。だから、今日はいっぱいする」
「待って待って、君は午後から出勤ぬあぁっ!」
反論するエリオを黙らせようと、ルーテシアは奉仕を再開した。
唐突な口淫の快感にエリオは無抵抗なまま体を震わせ、襲いかかる淫らな快感に歯を食いしばった。
さすがに、エリオが出所してからやりまくっていただけあって上手い。再会したばかりの時は
それこそ昼夜を問わず体を重ねあっていたため、ルーテシアはどこをどう攻めればエリオが悦ぶのかを完璧に熟知していた。
「ぐうぅぅ・・・まって・・・いきなり亀頭はぁ・・あ・あ・・・」
「うぅん・・・くちゅ・・ちゅぱぁ・うっぅん・・・ちゅくぅちゅうう・・・・・・」
まるで娼婦のように肉棒を舐め上げ、その下の玉袋をやんわりと揉みしだく。絡みつく舌はまるで別の生き物のようで、むず痒い気持ちよさにエリオの射精感も高まっていく。
「ルー・・・・くあぁ・・だぁ・・あ・・・・・」
「ちゅぷっ・・・・・ぷはぁっ・・・良いよ、口で受け止めてあげるから」
「ご、ごめん・・・・・」
言うなり、エリオはルーテシアの後頭部を掴むと、思いっきり自分の股間に引き寄せた。
「うぅぅぅぅぅつ!!!」
喉の奥にエリオの剛直が直撃し、瞬間的にルーテシアの呼吸が止まる。
直後、エリオは腰を震わせながら可憐なルーテシアの口の中に自らの欲望を解き放った。
「うぐぅぅぅぅぅ・・あ・・・・・あぁぁ・・!」
喉の奥へ放たれた精液を、ルーテシアはゆっくりと飲み込んでいく。腐臭を放つ汚らしい白濁液ではあるが、
これは愛する人の一部であり、お腹を痛めて生んだ我が子の素なのだ。一滴たりとも無駄にはできないし、その全てを自分の中に還元するつもりだった。
「ねぇ・・・・・しよ?」
「まったく、誰がこんな風に仕込んだんだか」
「エリオだよ。エリオが私をこんな風にしたんだから」
そう言って、ルーテシアは犬のように四つん這いになると、お尻の割れ目を両手で思い切り広げて菊門をエリオに見せびらかした。
「エリオが私をエッチにしたんだよ・・・・・お尻が気持ちいいって教えてくれたのもエリオだし、口でするやり方を教えてくれたのもエリオでしょ?
だから、これはそのお礼。どの穴でも良いから、エリオのおチ○チ○絞り取ってあげるから」
「言っていて恥ずかしくないかい?」
「エリオの前でなら平気だよ」
「とんだ淫乱になっちゃったか」
「責任取ってね」
返事をする代わりに、エリオは柔らかく解されたルーテシアの菊門に指を突っ込んだ。
生暖かい直腸の感触と、染みだした粘り気のある腸液の具合を楽しむように指を動かし、輪ゴムを弄ぶように不浄の穴を広げていく。
「あぁぁ・・・あ・・・い・・それ・・・気持ち良い・・・・」
「そんなに良い? お尻がそんなに良いの?」
「うん、お尻が良い・・・お尻、気持ち良い・・・・・」
躊躇なく淫らな言葉を口にするルーテシアに、エリオの嗜虐心が少しずつ大きくなっていく。
ひょっとしたら、これはいけるかもしれない。
「じゃあさ、ケツ穴って言ってみて」
「え・・・?」
「今日から、お尻の穴のことはケツ穴ね。言わなきゃしてあげない」
「そ、そんな・・・・・」
「嫌なら言って、それまで待っているから」
焦らすように指で直腸内を掻き回し、親指は器用に秘唇を弄る。
腸内を駆け回る指の感覚に、ルーテシアは堪らず仰け反った。
この1年で念入りに教え込まれた肛門の快感が脳内を埋め尽くし、荒々しい絶頂のノックが駆け昇ってくる。
その瞬間、エリオはマッサージを止めて指を肛門から引き抜いた。
「え?」
「言ったでしょ、言わなきゃしてあげないって。言ってくれなきゃお尻じゃイかせない。オナニーも禁止ね」
「やっ・・・それは・・・いや・・・・」
「だったら、言えるよね?」
「・・・・・・ケツ穴」
「誰のかちゃんと言ってね」
「私の・・・・ルーテシアのケツ穴・・・ケツ穴、もっと弄って・・・・お願い、弄って、
もっと抉って・・・・エリオのおチ○チ○で、ガバガバになるまで犯して! でないと、私・・・・・・」
目に涙を浮かべながら、ルーテシアは訴える。その予想以上の戦果にエリオは柄にもなくほくそ笑み、
いきり立った自身の肉棒をルーテシアの菊門にあてがった。
「よくできました。ご褒美に、目一杯犯してあげる」
そして一瞬の逡巡もなくその硬い凶器を直腸へと突き入れた。
「んはぁぁ!・・・あんっ!・・・・・き・・・きたぁ・・あ・・・ケツ穴・・・・ケツにきたあ・・・硬いのきて・・ああぁぁっ!!」
「ぐぅぅぅっ、相変わらず君のケツ穴は絶品だ。隊のみんなにも味あわせてやりたいよ」
「いやぁぁ、私はエリオのものだから・・・エリオだけのものだから・・・・・」
「わかっているよ、君は僕のもので、僕は君の騎士だ。だから、一生誰にも渡さない」
「うん、愛している。エリオ、エリオ・・・」
「僕もだ、僕も愛している」
やや細身なルーテシアの腰をがっしりと掴み、思い切り自身の腰を打ちつける。
傘のように開いたカリが腸壁を抉る度に、ルーテシアの視界を桃色の光がスパークする。
内臓をかき回される快感で頭の中は海綿体のようにドロドロと溶けているのではないかという錯覚さえあった。
それでも良い。エリオと一緒にいられるならそれでも良い。ずっと愛し合っていられるなら、馬鹿になっても構わない。
「あはっぁ・・・ああ・・エリオ、ケツ、おケチュ、めくれりゅぅ!! めくれちゃうぅぅっ!!」
「良いよ、めくれても。アリシアとお揃いのおしめつけてあげるから!」
「そんな、はずか・・・あぁぁ、はぁや・あぁ、いぃぃっ!」
口から出た言葉が全て喘ぎ声に変わってしまい、口からはとめどなく唾液が零れてシーツの上に染みを作る。
2人の腰がぶつかり合う音が寝室内に響き渡り、それが更に2人の劣情をどんどん燃え上がらせていく。
「はぁぁやぁぁ・・・あぁぁ、も、もう・・・イク・・・・・けちゅ穴で・・・・くああぁあああっ!!」
ギュッとシーツを握りしめ、削岩機のように激しく突き入れてくる肉棒を柔らかな直腸の壁で締め上げる。
勢いがどんどん激しくなっていっているのは、向こうも限界が近いからだ。
だから、自分も彼と一緒に昇りつめようと自ら腰を動かして快感を得る。
sien
「ぐぅぅぅっ! ルー、射精すよ、中が良い? それとも外? 顔にかけようか?」
「お腹に・・・中に射精して・・・おケツで妊娠させて・・・・!」
「よし、ケツで孕め! 2人目は肛門出産だ!」
「はあっぁぁ・・・・・あっ!?!? あ、やあっぁあっ・・・・・い、イクぅぅぅぅうっ!!!!」
「ぐうぅぅぅぅおぉぉぉっ!!!!」
最後に深々と肉棒を突き入れると、エリオの肉棒は痙攣したように震えながら白濁液を吐きだした。
同時に、ルーテシアも絶頂の階段を三段跳びで駆け上がり、海老のように体を仰け反らせる。
まるで糸が切れたマリオネットのようにルーテシアは倒れ伏した。エリオが虚脱感に襲われながら肉棒を抜くと、
みっともなく開いたままのルーテシアの肛門から白い精液がトロリと流れ出てくる。
「あぁぁ・・・良い・・・・・おケツ・・・・ひもひいい・・・・・・」
ルーテシアは指先をピクピクと小刻みに震わせながら、焦点の合わない目で天を仰ぐ。
普段の楚々とした立ち居振る舞いからは想像もできない淫らな姿に、エリオは額をポリポリとかきながら呟いた。
「少し、やりすぎたか」
緩慢な動きでルーテシアは体を起こし、向きを入れ替えて少しだけ萎えたエリオの肉棒に舌を伸ばしてくる。
どうやら、彼女も火が点いてしまったようだ。ここ最近ご無沙汰だったせいもあるのだろうが、
こうなると彼女が満足するまで解放してくれそうにない。
「ま、それも良いかな」
ルーテシアのしたいままにしておきながら、ごろんとベッドの上に横になる。
このまま、彼女の出勤時間まで第二子を作るのも悪くないかもしれない。
こっちとしても、色々とやりたいプレイがまだまだある。
次はいったい何をしようかなと、エリオはほくそ笑まずにはいられなかった。
おわり
>「お腹に・・・中に射精して・・・おケツで妊娠させて・・・・!」
>「よし、ケツで孕め! 2人目は肛門出産だ!」
ちょwww 変態バカップルぶりですね。
超gj
□
おまけ
両手に持ったゴミ袋をゴミ捨て場の一角に放り捨て、ガリューは一息をついた。
これで往復2回。一週間、溜まりに溜まったゴミを全て捨てたことになる。
ガリューはルーテシアの召喚蟲であるが、最近の活躍はどちらかというと使い魔のそれに近い。
忙しいルーテシアやエリオに代わって、掃除や洗濯をすることも多くなったし、
今だってアリシアをおんぶ紐で背中に背負いながらここまでゴミを捨てに来たのだ。
エリオという立派な騎士が自分に代わって主であるルーテシアを守ってくれているため、自分はこういった方面で主の助けになろうと思ったからである。
「あら、ガリューちゃん、ゴミ捨てかい?」
ガリューが部屋に帰ろうとすると、同じマンションに住む中年の女性が話しかけてきた。
手に膨れ上がったゴミ袋を持っているところを見ると、彼女もゴミ捨てのようだ。
「・・・」
「大変ねぇ。あんたのところは共働きだから」
「・・」
いいえ、好きでやっていることですからと首を振る。
「良い子ねぇ。人間だったら惚れちゃいそう」
「本当、逞しいし優しい、最高の男ね」
「子守りもうまいし」
「一家に一匹欲しいわ」
どこからかやってきた奥様方が中年女性に同意し、口々にガリューを褒め称える。
奥様方の人気者、召喚蟲ガリュー。これが現在の彼の生き様であった。
だが、思わずにはいられない。主、私はこれで良いのでしょうか?
そう悩まずにはいられないガリューであった。
「よし、ケツで孕め! 2人目は肛門出産だ!」
あの純情なエリオきゅんは、もうどこにもいないのですね……。大きくなって……。
ってことで、GJでした。キミらは一個小隊作れるくらい子供作っちゃえよw
16 :
B・A:2008/04/12(土) 02:28:06 ID:81fTlUJz
以上です。
このエリオはフェイトの養子になってハラオウン姓を貰っているんですよ。
つまり、エロオ・揉んでやる・孕おウンなんですよ。
うわぁ、おまけあった!? 先走りすみません!
>>14 >奥様方の人気者、召喚蟲ガリュー。これが現在の彼の生き様であった。
>だが、思わずにはいられない。主、私はこれで良いのでしょうか?
「無論、主に仕えるのが守護獣の喜び」と先輩が。
>>16 >エロオ・揉んでやる・孕おウンなんですよ。
バカすぎるwww 最高だwww
>>16 ガリュー……やたら所帯染みちゃって
GJ
>>16 「Ritter von Lutecia」の時からエリオ×ルーテシアにどっぷりとハマってしまった俺がきました
そういやルーと恋人になったエリオは確か医務室でもルーを抱こうとしてたなあ・・・
こういう強引なエリオもたまらなくイイ!
結婚を決めた時新しい住居で子供の数の話をしてたのも記憶にある
きっとエリオさんのお宅はいつも賑やかですね〜と呼ばれるぐらい子供作ることはまず間違いないな
キシャー(GJ)
22 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 04:33:35 ID:YwvVoqzH
クキュルー(GJ)
>>16 乙です。
エリオもルーも、大人になって色々変わりましたねぇ…
他のキャラはどうしてるのかも見てみたい気もします。
>>21-22 日本語喋れw
>>18 ておあーな彼もそうだがアルフさんの方が所帯染みてそうだ。つまりガリューは間違ってない。
淫乱新妻GJ!!
しかし最近のアナルファック率は異常、皆そんなにアナル好きなのか?
実際やるのはちょっと抵抗があるけど
お話の中や二次元絵とかで見るのは大好きです!
アナルが好きと言うより、
アナル(=ノーマルじゃないセックス)をされたときの「受」キャラの反応が大好き。
スバルってアイスバカ食いしても腹壊さんのかな?
いや、スバギン姉妹丼待つ側で保管庫のシナイダ氏のSS読み返したら、
アナル開発されるスバルの妄想がな。。。
>>28 そんなにアイスが好きなら、とアイス入り浣腸をですね……
俺もシナイダさんの続きは待ち続けてるぜ!
>>1乙
>>16 GJ!!エリオが!ルーがエロい子にwww
14:05から以下の内容投下します。
・タイトル:司書長の異常な愛情
・ユーノ×ギンガ×スバル前半
・4レス(全部エロ)
ユーノ・スクライアが、ギンガ・ナカジマとの交わりを語り終え、それを聞いていたスバル・ナカジマは、
ひたすらに顔を、オーバーニーソックスとガーターベルトだけしか身につけていない裸身を桜色に染め、困り
きった表情を浮かべていた。
「スバル。照れちゃった?」
嗜虐の愉悦も見え隠れする、かなり意地の悪い質問をユーノがスバルに訪ねた。
「だ、だって、その……」
姉の性交を、その経緯も含めて聞かされたのだから当然である。一方の――赤裸々な告白をされた――ギン
ガと言えば、妹同様に、肌を妖しい赤に上気させていたが、その表情は恍惚としていた。ボンテージの様な服
を着ており、美しく艶めかしい肢体が強調されたデザインと、似合いすぎるほどだ。
「ふふ、可愛いわね、スバル?」
「うぅ〜。ギン姉だって、初めての時から……凄いエッチじゃない……」
「そうね、私も知らなかったけど……」
視線をスバルからユーノへと移し、ギンガはその美しい声で、謳うように言った。
「好きな人の前だと、こんなにも、いやらしくなってしまうんですよ?」
言い終えてギンガは、ユーノの手を、指を、己の秘所へとあてる。ユーノも答えるように、蜜壺をかき混ぜ
るように、粘性の音を響かせる。それはそれは楽しげな顔で。
「そうだね……僕も、もう限界だし。ギンガ、スバル」
「はい、ユーノ先生……」
「ご奉仕、させていただきますね」
ギンガもスバルも、吐息も淫靡に香らせて、腿へと伝うほど愛液を垂らしていた。ユーノの怒張も、血が脈
打ち、彼の言葉通り、我慢の限界だった。
仰向けに寝転ぶユーノを見ながら、観られながら、ギンガは彼の分身を、ゆっくりと陰唇へと咥えこみ――。
「ん、んっあぁぁ!ゃ、う、あぁあっ、あん!」
ギンガの突然の嬌声にの原因は、ユーノが待ち切れなかったかのように、腰を深く突き上げたからだった。
「あ、も、もう!ユーノさん、いじ、わるぅ、しないでぇ!」
「だから、限界だって言ったじゃない。それに、ギンガも喜んでるし」
その言葉通り、ギンガは膣内とそこから子宮へと伝わる衝撃に、全身を歓喜に震わせていた。一目でわかる
ほどに、表情は淫らに染まり、欲情を隠そうとしていなかった。
スバルは、彼女の陰唇を、ユーノと見つめ合いながら、彼の顔へ――口へと下ろしていった。
「スバル、ちゃんと指で広げて」
いつものように『お願い』をされて、それだけでスバルの体は媚薬を流し込まれたような熱い劣情に支配さ
れる。羞恥に打ち震えながら、彼女は、秘所を指で押し広げた。
「は、い……私のここに、いっぱい、してください……」
三日月に唇を形作り、ユーノは両手でスバルの腰を掴み、そのまま直ぐに、スバルの陰唇にむしゃぶりつい
た。
「ああああぁぁぁぁ!?や、はげしいぃ!だめぇ、せんせぇ、つよすぎで、あああ!!」
しかし、ユーノは舌の動きを緩めようとはしない。快楽に歪むスバルの表情を、楽しげに眺めていた。荒い
喘ぎ声をあげるのは、スバルだけではない。
「んん、あ、ああ……これぇ、ふかくてぇ、いい、はぁ……あ、ふふ……ユーノさんのことぉ、犯してるみた
いでぇ、くあぁ!」
ギンガのあげる、淫蕩に狂った遊女のような喘ぎ声が、スバルの淫心を激しく刺激する。彼女の悦楽に染ま
る笑顔は、ユーノの欲望を更に駆り立てる。
「あははは、いいよ、ギンガになら。犯されても。もっと激しく腰をふってごらん?」
「あ、はい!は、ぁ、あ、ふああ!いい、おちんちん、ふかいとこまでぇ!いっ、ぱいきてるぅ!」
「ギンねぇ……すごい、えっちな、ことぉ……いって、る……んっ、あぁ!」
乱れる姉への感慨をスバルが呟いた途端、ギンガの両手が、スバルの乳房を鷲掴みにした。豊満な両の乳房
が激しく乱され、それを見つめるユーノにも、視覚的愉悦をもたらす。
「やぅ!ギ、ギンねぇ!?いやぁ!いっ、つよ、すぎぃ!」
「あっ、はぁ……ふふ、すごく感じてるじゃない。こんなに乳首かちかちにしちゃって……スバルだって、凄
いエッチな子よ?」
ギンガの指が、スバルの健康的とさえ言えるほど、鮮やかな薄紅色の乳首を弄ぶ。
「だっ、てえ、それはぁ、んん!せんせぇが、お口で、エッチしてくれるから、私……」
不意にユーノの左手も、スバルの胸へとのびていく。ユーノは、念話で直接スバルに伝えながら、愛撫を始
める。
――ほんとだね、おっぱいにはまだ何もしてあげて無いのに。もうこんなにさせるなんて……。
「や、せ、せんせぇ、ひぅ!!あ、う!んあぁぁぁぁぁ!?」
乳首をつまみあげ、同時に零れ出す、としか表現できないほと、愛液で濡れた陰唇を強く吸い上げる。
――それに、こんなに濡れちゃってる。僕の顔、スバルのでベトベトになっちゃったよ?
「や!ら、ぁってぇ!あん!」
ユーノは、空いている右手でギンガの乳房を弄びながら、彼女にも卑猥な言葉を投げかけた。
――ギンガも……あはは、ギンガぁ、オマンコお漏らししちゃってるみたいだね?
正しくその言葉通り、ギンガの膣口に、ユーノの男根が出入りする度、愛液が激しく溢れ出している。
「んん!あぁ!はい!ユーノさんの、おちんちん、私の中でぇ、暴れてるからぁ!!気持ち、良すぎてぇ!」
ユーノの肉棒から、精液を搾りあげようと貪婪に蠢く膣内は、ギンガが絶頂を迎えつつあることを示し、ユ
ーノの方も、そのように激しく責めあげられて、限界が近づいていた。
――くぅ、ホント……ギンガの、マンコは凄いね。犯されそう、だよ。
「あ、あぁん!ええ、ほんとに、そうしちゃいましょう、かぁ?ユーノさんの、精液、全部!あ、ふぁ!」
ユーノとギンガの結合部は、激しく腰と腰とを打ちつけ合い、生まれる音は、只管に淫らな肉音。加えて、
卑語を交わし続ける二人の会話を聞かされ続けるスバルは、それだけで頭が熱に浮かされていた。
さらには、ユーノからの口愛、二人からの激しい愛撫――しかもギンガは陰核にまで手を、指を伸ばした。
「ら、ひゃぁめぇ!ギ、ンねぇ!イッ、イっひゃぅ!?」
「アハ!いいのよ、もうすぐ、ユーノさんもぉ、私も、イくからぁ!スバルも、一緒にぃ!はぁ、ああ!」
彼女の言葉が示すとおり、ユーノの腰の突きあげはそれまで以上に激しくなった。スバルへの愛撫もより激
しく、彼女に快楽の高みへと送り込む刺激を強めていった。
――はっ、く、もう限界だから、二人ともイかせちゃうよ。
その言葉通り、ユーノの腰の突きあげは激しさをまし、ギンガの体が激しく上下する。乳房の片方はユーノ
の片手に掴まれ、快感を与えられているが、もう一つは彼女の体以上に、激しく揺れ動いていた。
「はい!くだ、さい!ユーノさんの、濃くて美味しいオチンチンミルク、私の奥まで注いでぇ!!」
ギンガとユーノの二人から全身いたるところに、緩やかに、激しく愛撫を受け続けているスバル――もはや
体中が性感帯のように、どこかを撫でればビクリと反応する。
「ひぅ!あ、わた、わたしも、イ、イっくぅ!?あぁ、あああああ!!」
スバルは、二人からの甘い愛撫によって、ギンガとユーノは性器の激しい交歓によって――。
――まずは、ギンガに出すよ!
「あ、あぁぁ!イく、精液でぇ、イっ、あっあぁぁぁぁ!!」
「ふぁ、あ、私もぉ、イく、イっちゃぅ、んんあ!!」
ギンガの膣内と、開かれた子宮口を通って、その最奥へとユーノの精液が注がれた。
スバルも、愛液を潮吹くように溢れ出させ、三人とも絶頂へと至った。
「次は――スバルだね」
絶頂の余韻で、息も絶え絶えのスバルにユーノは告げた。
「ぁ……はぃ……」
されるがままのスバルを、ユーノは後ろから抱きすくめ、彼女の両足を大きく広げた。さながらギンガに見
せつける様に。
「あぅ……私、凄いエッチなカッコしてる……」
そう呟くスバルが可愛らしく、顔を優しく捉え、ユーノは労わるように口づけた。
「ん、あ、はぁ……ん、ちゅっ……っはぁ……」
ギンガが嫉妬の眼で睨むので、ユーノは苦笑いしながら口を離し、ギンガも抱き寄せた。
「そうだね……でも、これからもっと凄い、乱れちゃうけどね?」
「えと、あの、その……」
スバルは消え入りそうな声で、お願いします、と云った。その途端。
「ひゃう!?」
大きな声を上げたスバルに、ユーノが少し驚いたが、原因はすぐにわかった。
「ふふ、本当にもうビショビショ……。イっちゃった後なのに、もうオチンチン欲しがってるわね」
ギンガがスバルの陰唇と陰核を、その指で深々と弄んでいたのだ。
「やぁうぅぅ!ギン、ねぇ!そんな、いじっ、ちゃ、やぁん!」
こうして三人で交わる回数も、もはや数え切れないほど重ねてきたわけだから、ギンガもスバルの感じやす
い箇所は、完全に把握していた。
「あ、やぁ!イった、ばっかりなのにぃ!」
――どうもその逆は無いようだが。
「ギンガ、その位にしてあげて?」
むぅ、と膨れながら、ギンガは責めを止めた。またスバルの呼吸が乱れたが、気持ち良さそうな顔をしてい
る。それには構わず、ギンガは悪びれもせず文句を言った。
「もぉ。先生が悪いんですからね?スバルにだけ、あんなに優しくキスするから私は……」
「じゃあ、おいで?」
「……全くもう」
長い髪をかきあげながら告げたその言葉とは裏腹に、ギンガは満面の笑みでユーノと唇を重ねた。
「ん、ふ……ちゅ、ふぁ、あ、くぅ……」
ユーノは、ギンガの腰をさすりながら、同時にスバルの胸を揉みしだいていた。徐々にスバルの声を高くな
っていく。
「はぁ、あ、はぁ……せんせぇ……わたしぃ……」
唾液をつなげたまま、唇を離したユーノとギンガが、妖艶な笑顔でスバルを見つめた。
「欲しくなっちゃった?」
こくり、とスバルは頷いた。
「私がスバルのオマンコにエッチな事しちゃったからよね。ゴメンネ?」
「い、いいよ、そんなの。……えと、だから、その……」
恥ずかしくて言葉を続けられない。そんな、誰が見ても解るような状態のスバルに対し、ユーノは実に意地
の悪い問いかけ――というより、卑語の強要を命令した。
「スバル、ちゃんと話してくれないと解んないよ?それに、お願いするなら――解ってるよね?」
これから自分の語る台詞を想像するだけで、スバルの蜜壺は震え、飴のような淫らな水が分泌される。それ
でも、だからこそ、スバルは言った。
「わ、私の……エッチな、お……ぉまんこに……せんせぇの……おちんちん、ください……」
満足げに、鷹揚な口調でユーノは答えた。
「いいよ、スバル。三人で気持ち良くなろうね?」
言い終わると同時に、ユーノの男根がスバルの秘所を貫いた。先ほどギンガの中で果てたとは思えないほど、
それは硬さを保ち、スバルの膣内を、蹂躙し、征服していく。
「あぁぁぁぁぁぁ!はぁぁ!かたくてぇ、おっきぃ……!!」
初心な少女が、性に溺れ喘ぐ声を聞き名がら、ユーノは片腕に抱きしめていたギンガを、さらに抱きよせ、
期待に瞳を潤ませた彼女の乳首に吸いついた。
「はぁ、ああ、んん……良い、ふふ、ユーノさん……もっと、強くしてぇ……」
彼の舌が、性交により敏感になった、ギンガの乳首を優しく舐めまわし、吸い上げる。
――こういうのが良いかな?
念話で語りながら、ユーノはギンガの乳首を、軟く噛んだ。
「ん、あぁん!あ、それ、好きぃ、もっと、してください……」
――じゃあ、スバル。一緒にギンガのおっぱい虐めちゃおうか?
突然の提案に、ギンガは驚き――スバルは、突き上げられ、喘ぎ声を高くあげながらも、姉の乳房にむしゃ
ぶりついた。
「きゃ!あ、スバ、ル!だめ、それ強すぎのぉ!」
スバルは音をたてて、ギンガの乳房を口と舌で、味わうように吸い、愛撫する。抗議の声には、こう答えな
がら。
――だって、だってギン姉のおっぱい美味しくてぇ……それにね、先生のオチンチン凄すぎて、もう、エッ
チなことしか考えらんないの……。
「あ、だめぇ!!ひゃう!?う、くっ!ユーノさん、までぇ、激し、すぎですぅ!」
――強くしてって言ったのはギンガだよ?
「あん!そ、そうです、けどぉ……うぅあ!」
「それとも、スバルの方を強くするのかな?」
そしてユーノはスバルへの腰の突き上げを、今までの弄ぶように穏やかな動きから、嫐るように激しくした。
「ひゃう!あああああ!!はげし、いっぃ、はげしすぎですぅ!!へんに、なっちゃう!」
「うっあぁぁ!らめ、らめぇぇ!おっぱい、イっちゃいますぅぅぅ!」
「ギンガだって乳首勃起させて感じまくってるね。ほら、こっちも……」
ユーノはギンガのまだ精液が溢れ出ている陰唇へと手を近づけ、はち切れそうなほどに勃起した陰核をつま
みあげた。
「くぅぅぅああ!!」
「あ、あ、あああ!ギンねぇ、ギンねぇも、また、イっちゃうんだね?」
「そうだよ、スバルにおっぱい吸われて、僕にクリトリス虐められて……スバルも、僕のチンポでイきたい?」
「はい!イかせてせんせぇ!せんせぇのおちんちんで、私の、アソコ、いっぱいに、してぇ!あああああ!!」
ユーノの腰の突き上げが、刺すように深く激しくなり、スバルはもうまともに喋ることができなくなった。
それはギンガも同じだった。ユーノとスバルの二人がかりで、乳房を弄ばれ、敏感なままの陰核も、いじくり
まわされた。そして、ユーノにも限界がやってくる。
「はぁ、ああ、出すよ、スバル!スバルのエロマンコ、僕の精液でドロドロにしてあげるよ!!」
「あああ!ください!私のエッチなオマンコ、先生のミルクでイか、せて!ギンねぇも、一緒に!」
「や、ひゃぁあ!イ、イく、おっぱいと、クリトリスで、イっくぅぅぅ!!」
またも部屋に高らかに嬌声が響き、三人は同時に絶頂を迎えた。
「はぁ、はぁ……」
「あ、ああ……はぁ、ん……」
「ん、せんせぇ、ギンねぇ……」
――絶頂後の余韻の後に、三人は舌を絡ませ始めた。室内に、またも淫心を掻き立てる卑猥な音が響く。
そして、またユーノのそれは鎌首をもたげる。暖かな笑みとともに、彼は二人を抱き寄せ言った。
「じゃあ、続きしようか?」
姉妹は――幸福そうな、淫らな笑顔でうなずいた。
35 :
kogane:2008/04/12(土) 14:09:29 ID:bDTznEFm
以上で投下終了します。アリガトウ御座いました。
チラ裏・
なんか投下期間が長くなってしまいました・・・次回は3Pなら必ずやるあれで。
また来週には。
gooooooodjob!!
ちょっとトイレに駆け込んでくる。
>>35 GJ
ところで素朴に感じた疑問なんだが、ティアナの幻覚って視覚に影響するだけかな?
戦闘機人のセンサーはごまかしてたけど、「音」とか「触覚」とかに幻聴や幻痛や性的感覚
とかは、あたえれるんかな?
>>38 たぶんティアナの幻術は立体映像を出現させて動かすタイプだと思う。
頭冷やそうか事件の模擬戦の時、なのはだけじゃなくギャラリーのフェイト達にもティアナの幻が見えていたし。
つまり脳に偽の情報を送るタイプじゃないから性的感覚までの再現は難しそう。
触覚までならたぶんやりようはあると思うけどね
>>39 ただ、衝撃に脆いと本人が言っていたから、転んだりぶつかったり叩かれたりしたら消えそう。
あれが喋るかどうか、影があるのか、走ったら足音が立つのかはわからない。
バルタン星人「フォッフォッフォッ(幻術か、面白い)」
ティアナ「へぇ、騙しあい…ってワケね」
こんなこと思いつく自分て
むしろ某アヒルみたく、脳神経まで幻術で騙すティアナの夢想した
>>41 そのあとはゼットンの一兆度の火球と
なのはさんのSLBの対決ですね、わかります
遅レスですが前
>>677 GJ!
久しぶりのエリフェイはたまらなく良かった
フェイトママンとの絡みはいつもほのぼの&ニヤニヤが最高だぜ
>>35 毎度の姉妹エロ丼GJ!!!!
まったくけしからん姉妹ですな、本当にけしからん。
お願いですからもっとしてください。
抜いた
21時前後から一本行きます。
予告早過ぎじゃね?
>>47 そういわれてみれば……
OK、やっぱり20時から行きますスミマセン
50 :
CRR:2008/04/12(土) 20:06:05 ID:vpbF+xEE
どうも。早めに場所取りしようと思って先走ってしまった。スミマセン。
さて、『きゃろろろろろろ』の番外編です。前書き長いけど仕方ない。
・キャロ×グリフィス
・3割エロ、7割バカ
【キャラの性格改変注意】
【最後に替え歌注意】
『きゃろろろろろろ』のあらすじ
『12歳の誕生日までに、生涯の伴侶となる相手の貞操を奪う』という、ル・ルシエ族の通過儀礼を達成すために、
エリオのチェリーを狙い奔走するキャロ。
フェイトのサンダーレイジ、シグナムの猛追、アルピーノ親子の罠を乗り越えたが、
最後の最後でヴィータにさらわれた。
そこでキャロは、たまたま近づいてきたグリフィスにターゲットを定め、通過儀礼を成功させた……
ではどうぞ。
51 :
CRR:2008/04/12(土) 20:08:35 ID:vpbF+xEE
「ん……むぅ……はむっ……ちゅ……ん……」
時空管理局本局の、とある男子トイレ。
個室の中に、紫の髪の若い男性と、ピンクの髪の少女が一緒に入っていた。
「んあぁああっ……っく、ううぅっ……!」
グリフィスが着ていた制服のパンツは下着と共に下ろされ、晒されたモノをキャロがむさぼる。
じゅっじゅっと言う、キャロの吸い尽くす音がトイレの中に響くそのシチュエーションは、
グリフィスにとっては何回味わっても慣れない。
「うあぁっ……!!キャ、ロ……っ!!もう……!!」
竿から亀頭まで丁寧に嘗め尽くした後に、喉の奥まで届くように咥える。
そのテクニックはそんじょそこらの女性には真似できないほど的確で、
グリフィスは全身から冷や汗をかきながら、歯をガチガチ鳴らし快感に耐えていた。
「んむぅ……ひいふぇふふょ……ふぁふぃふぇふふぁふぁい……」
しかし、その努力も徒労に終わった。キャロが咥えたまま喋ると、その空気の振動が何とも絶妙にモノに伝わり、
耐え切れずにグリフィスは口の中に欲望を解き放ってしまった。
「あ……っ!!ゴメン……!!」
「んぶぅぅうっ……ん……んむぅ……ん……」
急な射精に、始めは戸惑った声を上げたキャロだが、すぐに対応し始めた。
口の中で唾液と上手く混ぜ、ごくりと喉を鳴らし、グリフィスの放った精液を全て飲み込んだ。
「はぁ……おいしい……」
ちゅぽんと音を立て、口を名残惜しそうにモノから離したキャロ。
その目はトロンと蕩け、まるで精液にアルコールでも入っていたのではないかと思うくらい、
ぽわんとした表情を浮かべていた。
「……キャロ、やっぱりこんなの異常だと思わないかい?」
ハァハァと息を切らせ、肩を上下させながらグリフィスはキャロに向かって言った。
まだ求める瞳を浮かべるキャロに対し、牽制をするが……
「どうして……?グリフィスさん」
「だって……うあぁっぁあっ!!」
なのは仕込みの腕力でグリフィスを便器へ押し倒したキャロ。
ペタンと便座へ座り込んだグリフィスの上に、キャロが跨る。
当然、制服のスカートの中には何もはいていない。
「私だって立派な女の子です……それはグリフィスさんがよーく分かっているはずですよ……ね♪」
「く……あぁぁぁあっ……!!」
キャロの花弁が、グリフィスの肉の塊をあっさりとくわえ込んだ。
52 :
CRR:2008/04/12(土) 20:11:05 ID:vpbF+xEE
劇場版 きゃろろろろろろ
〜逆襲のょぅι゛ょ〜
「では、また本局で会った時に……よろしくお願いします♪」
つやつやした頬を染め、キャロがパタパタと足音を立て去っていった。
その後残されたのは、微妙にやつれたグリフィスただ一人。
(またヤってしまった……いや、ヤられてしまった……)
仮病を使ったキャロに、医務室で逆レイプされてから数ヶ月。
それからというもの、事あるごとに医務室での行為を収めた写真をエサにされ、
今では会うたびになすがままとなっている。
(このまま関係を続けていたら……誰かにバレたら……)
キャロとの逢瀬はだんだんとエスカレートし、こうやってベッドの外でもすることが多くなった。
誰かにばれる可能性も、段々と高くなってきている。
(……よし)
少し考えた末、グリフィスは通信のために空間モニターを開いた。
繋がった先は、本局の人事部。
『あ、もしもし母さん?……うん、そう……あの話、受けてみようと思うんだ』
後日、ホテル・アグスタ自慢のレストランの予約席。
そこには二人の親子と、四人+一匹の家族がいた。
「えー……本日はお日柄もよく……その」
「シグナムが硬くなってどーすんだよ。見合いすんのははやてなんだぞ?」
男装の麗人と見まごう程、ばりっとパンツスーツを着込んだシグナムを、
バリアジャケットと大差ない、真っ赤なよそ行きドレスを着たヴィータがたしなめる。
「まぁまぁヴィータちゃん。私達はいわばはやてちゃんの保護者!緊張するのは当然よ!」
(……俺まで着飾る必要はあるのか?百歩譲ってせめて人型でスーツ着させてくれ……)
自分がお見合いするのではないかと言うほど、和装で気合を入れたシャマルの足元には、
大型犬用の特注のタキシードを着せられたザフィーラが寝ていた。
「……っとまぁ、こんな子達も一緒ですがどないですか?と……」
ちなみにリインはシャーリーに預けてきた。
ヴォルケンリッターに囲まれた状態のはやてが、はにかみながら紹介をする。
……といっても、お見合いの相手は気心知れた男性なのだが。
53 :
CRR:2008/04/12(土) 20:14:00 ID:vpbF+xEE
「にぎやかでいいじゃない。それにしてもあなたも大きくなったわよねぇ……初めて会ったころは」
レティが頬に手をあて、今までの10年程の年月を噛み締めるように瞳を閉じる。
出合ったころは車椅子の少女だったはやてが、今ではこんなに立派に……
「ストーップ!!母さん、今日は僕と八神二s……いや、はやてさんのお見合いなんだけど」
「……あらごめんなさい」
そんなレティが思い出の世界から帰ってきたのは、グリフィスの言葉によってだった。
とにかく、雑談は弾み、はやてとグリフィスのお見合いの時間はあっという間に過ぎていった。
「それではレティ提督。後は若い二人にお任せして、そろそろ……」
「そうね。私とヴォルケンリッターのみんなは席を外しましょう」
シャマルの言葉を合図に、おもむろにレティとヴィータ・シグナム・シャマル・ザフィーラが立ちあがり、
はやてとグリフィスの方を向く。
「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」
ゆっくりした台詞とゆっくりした顔を残し、四人と一匹はレストランから去っていった。
「……よろしいのでしょうか、レティ提督」
「何が?」
「あの、その……こうやっt」
「遠慮は無用よシグナム、これははやてちゃんが望んだ事よ」
「そうよ。うふふ……八神家とロウラン家、これからも仲良くやっていきましょ……?」
54 :
CRR:2008/04/12(土) 20:17:51 ID:vpbF+xEE
かつては任務で六課フォワード陣が戦っていた庭を、はやてとグリフィスが並んで歩く。
話が弾み、時折笑いが混じる二人の姿は、将来の円満さを垣間見るような、
そんな感じだった。
「それにしてもグリフィス君」
「なんですか?」
「……ホントに、私でええの……?大事な大事な人生の伴侶やで?」
不意にはやては立ち止まり、グリフィスと向かい合う。
グリフィスからは、視線を合わせようと上目遣いになったはやてが見える。
その姿は管理局のキャリアらしさなど微塵も感じられず、ただただ歳相応の女性の美しさが感じられた。
「はい。そうでなければ、今回のお話をお受けしていませんから」
そんなはやての姿に頬を赤らめながらも、グリフィスははっきりと意思を告げた。
グリフィスの返答を聞いて、はやての顔も緩む。
「……ほな、覚悟は出来とるね?」
「はい?」
……と思うと、二人の足元にベルカ式の魔法陣が現れた。
魔力光の色から察するに、はやてが術を運用しているようだ。
「うおぉぉあぁぁぁあっ!?!?」
そのまま、二人は魔法陣から発せられた光に飲み込まれた。
「なっ……!?何なんですか!?!?」
光が明けると、そこはホテルのベッドの上だった。
いつの間にかグリフィスはベルカ式の魔法で拘束され、おまけに下着一丁だった。
「うふふふ……つーかまーえたっ♪」
グリフィスが視線を声がした方へ向けると、そこにはこれまた下着姿のはやてがいた。
手をわきわきと動かし、じりじりとグリフィスに近づいて来ていた。
「……ええぇぇぇえぇえっ!?!?」
「グリフィス君は私と付き合いたいんやろ?なら今からベッドの上で突き合おう思てな!!」
(ぇぇえええ……そんなオヤジギャグ……)
あからさまに嫌悪感を顔であらわしたグリフィスの横で、はやてがピタッと止まる。
そのままはやてはグリフィスそっちのけで回想モードに入った。
「……なのはちゃんはあのインモラル・ビースト……もとい淫獣……もといユーノ君に」
「へっ……!?」
「フェイトちゃんはエリオの寝込みを襲ったらしいわ」
「はいぃ!?」
55 :
CRR:2008/04/12(土) 20:22:26 ID:vpbF+xEE
次々にはやての口から発せられる爆弾発言。
しかも三人娘のシモの事情ばかり。
……そう、はやては正直かなり焦っていたのだった。
「……『三人娘』で今だに初心(ウブ)なねんねなのは私だけや……分かるか?」
「……はぁ」
ゆっくりとベッドの上に上がり、はやてはグリフィスに近づく。
身動きが取れないグリフィスの胸板をつつっ……と指でなぞりながら、はやては続けた。
「六課はぶっちゃけチンコ要因が少なかった。ついつい趣味のおっぱいハント向けの環境にしてしまったんや。あの頃の私は若かった……」
グリフィスの乳首をこりこりと弄びながら、はやては噛み締めるように続ける。
豊満なナカジマ姉妹のおっぱい。
まだまだ筆頭成長株なティアナのおっぱい。
ちょっと頭打ち状態なアルトのおっぱい。
揉み返してきたツワモノシャーリーのおっぱい。
ナンバーズのおっぱい。特にディードのおっぱい。いやウェンディも、いやディエチも……
……とにかくそれらは味わえても、男性の体だけは今だ未経験だった。
「グリフィス君に、エリオ、ヴァイス陸曹長……あと誰やったっけ……『オレ・タチ』……」
「……『カルタス』、ですね」
「せやせや!!カルタス二等陸尉やった!!忘れとったわー」
そんな懐かしCMのネタを引用しなければ名前が出てこないほどの人間を出さねばならぬほど、
とにかくはやての周りには男がいなかった。それも、今日でおしまい。
「……で、まぁ本題に入ろか」
はやてはグリフィスのボクサーパンツに手をかけ、ゆっくりと下ろしていく。
当然、グリフィスのモノがはやての目の前に晒された。
「……うあぁっぁああっ!?!?」
今だに硬くならないモノを手でぷにぷにと弄びながら、
はやては興味津々の様子でモノに下を這わせ始めた。
「ん……なるほど、これが男の人の味……」
「なっ……何してるんですかっ!?!?」
「フェラチオ」
「ちょ……うあぁっっ!!」
慌てるグリフィスそっちのけで、人生初フェラを躊躇無く推し進めるはやて。
もうアリサやすずかの、男だらけのキャンパスライフを聞くのはまっぴらゴメンだ!!
……と言わんばかりの舌使いを見せる。
と、その時。
「……少しは恥じらいを持ってください……今年で21歳でしょう?」
「なっ……!?!?誰やねん!!姿を見せぇやっ!!」
部屋の陰から声がした。はやてが声のする方向を向くと、
そこからピンクを基調にしたバリアジャケットを纏った少女が現れた。
56 :
CRR:2008/04/12(土) 20:24:59 ID:vpbF+xEE
「『光速』の異名を持ち二匹の龍を自在に操る高貴なる女召喚士、キャロ・ル・ルシエ参上!!」
「……まだ“自在”や無いやん」
グリフィスの上に馬乗りになったままのはやてに、じりじりと近づくキャロ。
その表情は、『この泥棒猫……!!』とでも言い出しかねない色を帯びていた。
「はやてさん……グリフィスさんは私の未来のだんな様なんです。今すぐそこから離れてください!!」
「なっ……!?ホンマ……!?ホンマなんかグリフィス君!!」
ベッドに縛られたままのグリフィスの肩を揺すりながら、はやては問い詰める。
本当は、迷い無く嘘だと言って欲しかった。
「えっ……その」
しかし、グリフィスは黙ってしまう。
戸惑うはやてに、キャロの言葉が追い討ちをかけた。
「ええ、私がグリフィスさんの童貞を奪いましたからね」
「!!!!!」
キャロの爆弾発言に、はやてとグリフィスが同時にキャロのほうを向く。
二人の反応を無視しながら、キャロはその先を語りだす。
「……始めは戸惑ってたのに、その内ペースが上がり始めて……」
グリフィスを手玉に取るキャロだったが、誤算が一つあった。
それは……グリフィスのムッツリスケベの度合いの深さだった。
「生理が始まったばかりの私に、いつもゴム無しでガンガン中出し……」
いつも始めは嫌々と、その内エンジンがかかってきて激しくなるのが当たり前。
マジメな姿の奥に潜む、どろどろとした欲望。
最後には、キャロの子宮に直接何度も何度も精液を叩き込むのであった。
「時には陸士の制服、時にはバリアジャケット、時には民族衣装。時にはスクール水着、時には白スクール水着、時には新スクール水着……」
「ちょっ!?どんだけスク水好きやねんっ!?」
キャロはバリアジャケットをパージし、最近キャミソールを卒業したばかりのピンクのスポーツブラを晒す。
ペロリと指を唾で濡らし、その指をつつっと自らの胸元に塗りつける。
濡れた胸元は、何となく水を浴びたような、ローションを垂らしたような、そんな質感をキャロの肌に付加していた。
「グリフィスさん、私ならこんな古狸と違って、スク水どストライクですよ……?」
ベッドに上がったキャロが、ミストルティンでも食らったように固まるはやてとグリフィスに近づく。
そのまま膝立ちになり、リボン付きの可愛いパンツを下ろす。
丸見えになったつぼみは、すでにわずかながら濡れていた。
「お口も素股もお尻の穴も……そしてもちろんおまんこも。今逃したら一生出来ませんよ、あんな事やこんな事」
そのまま割れ目に指を少し入れ、その指を舐める。
男を誘う、トロンとした目つき。
その光景は、12歳の少女が繰り広げる物では到底無かった。
「くっ……!!グリフィス君はどうなんっ!?」
57 :
CRR:2008/04/12(土) 20:27:20 ID:vpbF+xEE
ずずいっと近寄るキャロに圧倒されながら、最後の希望を持ってはやてはグリフィスに振った。
ここでグリフィスがドン引きしていれば、はやての勝ちだったが……
「……………」
「何でそこで黙ってしまうん!?このロリ娼婦の手から逃れたくて、今日のお見合い同意したんやろ!?」
はやては改めてグリフィスの両肩を揺すりながら、問い詰める。
その目は、かつて闇の書事件の時にヴィータが偽なのは・偽フェイトに捕まっているのを見たときのような、
絶望感に支配された目をしていた。
「私が守ったる!!夜天の主の名にかけて、変な虫から一生守ったるから!!せやから……」
はやてが最後の希望を振り絞り、グリフィスに必死でアピールする。
しかし、もう遅かった。
「……すみません、はやてさん」
「……グリフィス君……?」
キャロがグリフィスの記憶から呼び起こした数々のプレイの内容は、どれも癖になるようなものばかりだった。
バリアジャケットを着たままの拷問ごっこ。
一晩で何回もスクール水着を着替えたスク水フルコース……
「……隙間から差し込んでしごくと……すごく気持ちいいんですよ……性的な意味で」
「何でや!!スク水なら私だって着たる!!何ならスク水エプロンで家の中過ごしたってええから!!」
「……ダメなんですっ!!スク水とロリは……いわば極上の麻薬……男を虜にする……だから……」
気付いたころには、グリフィスはキャロの体の虜だった。
それを本能レベルで思い出してしまったグリフィスに、はやての声は届かない。
「……もうええ」
もはや絶望的と思われたはやてが、おもむろに立ちあがり、騎士甲冑を身に着ける。
ベッドから飛び降り、キャロに対してシュベルトクロイツを向けた。
「グリフィス君がソノ気無くても……私はグリフィス君と添い遂げるんや!!」
キャロもはやてと対峙するように、改めてバリアジャケットを纏い、ベッドから降りる。
「させません!!私の屍を超えてからほざいてください!!この貧乳!!」
「ほう……なら塵一つ残さずそのつるぺたロリボディを消し去ったるわっ!!」
部屋の床一杯に、ベルカ式の魔法陣とミッドチルダ式の魔法陣が広がる。
お互いに長い長い詠唱が終わり、ついに弾けた。
『遠き地にて、闇に沈め!!デ ア ボ リ ッ ク ・ エ ミ ッ シ ョ ン ! !』
『ヴ ォ ル テ ー ル ! !』
58 :
CRR:2008/04/12(土) 20:30:05 ID:vpbF+xEE
――――――たった今ニュースが入ってきました。
先ほど午後3時頃、クラナガン郊外のホテル、ホテル・アグスタにて爆発事故が発生し、
ホテルの宿泊客3人と、従業員2人が擦り傷などの軽いケガを負いました。
時空管理局の調べによりますと、付近では極めて高い魔力反応が感知され、
高ランク魔導士同士の何らかのトラブルと見て、調査を進めています。
なお、爆発現場付近に居た19歳の男性管理局局員を、現在重要参考人として取調べを行っております―――――
「……グリフィス、貴方なかなかやるわね。こんなに立派に鬼畜になって……」
「いや、母さんなんかいろいろ間違ってるから」
時空管理局、軌道拘置所。
はやてとキャロの愛憎劇はテロとみなされ、おまけにその罪はすべてグリフィスに擦り付けられた。
グリフィスは拘置所内から、レティと通信で面会をしていた。
「キャリア組の女性とお見合いしておきながら、既に若い愛人までつけてるもの。鬼畜以外の何者でもないわ」
「……母さん、僕は無実だ!!ここから出して!!」
一般人からはテロリスト、親しい者からはロリコン扱い。
グリフィスはでっち上げられた汚名を晴らすため、必死に母親に訴えるが……
「うん、それ無理♪」
……さすがに、レティの権限の範疇を超えていた。
「……もう……どうにでもなーれ」
通信を切ったグリフィスは冷たい壁に寄りかかり、
暗い天井を見上げながら、ボソッと口ずさみ始めた。
59 :
CRR:2008/04/12(土) 20:33:35 ID:vpbF+xEE
テーン テテテンテンテン テテテンテテテン テテテンテンテンテンテン……(イントロ)
BEYOND THE MORAL 〜倫理(エシック)の壁を超えて〜
詞:CRR
歌:TudukiMasaki NATTOWORK(誰
You belong to tribe ヤメテを言えなくて
いつまでも 抱きしめられてた
I belong to you 張り裂けそうになる
この(ピー)を 君が咥えてる
We belong to bureau 遥かな次元世界(うみ)のもと
コバルトに 光る地上本部(おか)がある
争いは そこから始まって
愛しさが そこに帰るのさ
ああ ロリコンの印 消しきれなくて
いくつもの逢瀬 繰り返す
ルキノより はやてより シャーリーより
君だけが望む全てだから
離れても 変わっても 見失っても
乳房(ふくらみ)を増さないで
You can change your figure 柵の向こう
You can change your habit 塀の向こう
We can share the pleasure 償ってゆく
赦し 請えるその日を
You can change your figure 柵の向こう
You can change your habit 塀の向こう
ああ もう一度君を
抱きしめれるなら
倫理(エシック)の壁を
越えて Beyond the moral……
―――――四年後。
(さすがに、誰もいないか)
刑期を終え、シャバへと舞い戻ってきたグリフィス。
小さなバッグ一つ抱えたグリフィスは、たった一人で街の方へと足を進め……
「……お帰りなさい」
……陸士の制服を纏った一人の少女を見て、足を止めた。
60 :
CRR:2008/04/12(土) 20:35:51 ID:vpbF+xEE
「キャロ……?」
その姿は、さすがに今年で16歳になるだけあって、すっかり女性的な物となっていた。
しかし、ロリ体系では無くとも、ピンク色が鮮やかな髪は変わらない。
「ずっと……待っていました。グリフィスさんともう一度会えるのを」
さぁっ……と風が吹き、キャロの顔を隠していた髪が踊る。
その下には、あどけなさと色っぽさを兼ね備えた、満面の笑みが隠れていた。
「キャロ……!!」
その表情を見たグリフィスは、今まで溜め込んでいたものを全て吐き出すがごとく、キャロを強く抱きしめた。
目からは涙が流れ、熱い息で眼鏡のレンズが曇る。
そんなグリフィスの熱い抱擁を、キャロもグリフィスの背中に手を回し受け入れる。
キャロの手の中には、男性用のル・ルシエ族の民族衣装があった。
「グリフィスさん、私の村に来ませんか?みんな歓迎してくれるはずです」
―――――どうせこのまま帰っても、社会が受け入れてくれるかなんて分からない。
ならば、自分をここまで本気で愛してくれ、理解がある者と歩んだほうがいい。
そう考えたグリフィスは、抱きしめたままのキャロに話しかけた。
「……うん」
グリフィスの返事を聞いたキャロ。
グリフィスからは見えないその表情は、さっきの笑顔とは似ても似つかないほど凶悪なものだった。
(計画通り……!!)
すべてはキャロの掌の上。
――――――これが、後のル・ルシエ族族長、グリフィス・ル・ルシエ誕生秘話である。
おわり。
61 :
CRR:2008/04/12(土) 20:38:31 ID:vpbF+xEE
以上です。
各方面の皆さんにごめんなさいとしか言いようが無い。
後、前に投下したSSで好評だったはやてを早速ぶち壊してごめんなさい。
でもたまには……イエナンデモアリマセン
ではさようなら!!
GJ!
というか
>BEYOND THE MORAL 〜倫理(エシック)の壁を超えて〜
コレは卑怯だw
魔性の雌(おんな)キャロGJ!!!
まさかあのシリーズの続編が見れるとは、相変わらずバカエロで面白かったです。
だがグリフィスよ、少しは自重しろ。
しかしロリ+スク水はある意味完全に完成された思考の芸術だから、まあしかたがないか。
>>35 GJ!
エロ過ぎて最高!
更なるユーノ君の活躍(?)と出て来るらしいレティ提督にも期待
>>62 全体的に面白過ぎなんだが、特に「「「「ゆっくりしていってね!」」」」は、
あの絵で書かれた四人と一匹が、自然と頭の中に浮かんできて腹が痛かったwwwwwww
GJ!
とりあえずグリフィス、俺と代(ry
>>41 クロススレにいったら〜
公式発言でリトルボーイはシンデシマウなのはがゼットンと戦ったらクラナガン消滅ミッドは火の海
一兆度が相手なんだから...
いい加減なのは超過大評価しすぎ
そこは宇宙怪獣姦だろ、「ひっく、ヒク、悔しい..ツインテールなら一発なのに《いや、ツインテールは酒カケテ天丼で一杯《なのは泣かないで、はやてちゃん今は私たちが魔砲丼よ..って食べないでー《フェイトちゃん〜逃げて
な、感じ
其より、ツインテー丼と三大魔砲少女丼どっちを出前する?
エビの味がするらしいツインテールで
68 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 21:26:38 ID:BIROmHfO
キャロ恐ろしい子?!
>>59 この曲は次スレのOPだな
其より処女はやて、スク水裏キャロ
そしてみんな御待ちかねムッツリグリフィスに萌え〜
>>61 GJ!先週カラオケで歌ってきたばかりで吹いたww
それにしてもこのスレでのグリフィスのキャラの幅広いなw
>>71 本編じゃ、背景だからなw
ここだと、3角関係を誘発して、ほくそ笑むハラ黒だったり、キャロに逆レイプされたり、
スカコピーの一体だったり、ナンバーズとフラグ立てたり、破竹の活躍だよねw
本編ではレティ提督とのパイプ作りの為だけにはやてが六課に入れたんじゃないかと個人的に妄想してる
エロパロ的には便利なチンコ要員以外の何者でもないがな。
>>73 「パイプ作り」が「バイブ作り」に見えた俺は疲れている
>>61 あらすじで前の話が気になったんで保管庫で探して読んできた。バカ話GJw
エリヴィが珍しい組み合わせでなんか新鮮だった
「白天王VSメカテンオー」という電波が不意に降りてきた。
>>77 スカの遺産から開発された白天王データを下に作られた新型ガジェットですね!?
で、次回作は、ヴォルテールも混ぜた3巨体そろい踏みの怪獣大決戦ですね。
白天王とか言われるとどうしても17歳なのはさんが出て来てしまう。
>>78 首都防衛移動要塞アインヘリヤルが出てきたりする訳ですね!
俺は耳の毛深いシャマル先生が出てくる
シャマル先生のせつなくて純愛でエロイ話を書いてくれる猛者は居ないものか…
84 :
ザ・シガー:2008/04/13(日) 00:30:56 ID:wJwfBQqk
シャマル先生の話が読めると聞いて駆けつけました。
>>84 さてと準備するか……全裸にネクタイにタイツっと
89 :
ザ・シガー:2008/04/13(日) 00:40:09 ID:wJwfBQqk
期待頂きありがとうございます。
では我が内に猛るシャマル愛で以って誠心誠意ラブエロスを書きます。
ところでその場合は短編と長編なら、やっぱサクッと読める短編とかの方が良いっすか?
エロイに越した事は無いがストーリー重視で
>>89 逆に考えるんだ両方書けば良いやと考えるんだ
誰かゲンハ様みたいなキレてるキャラ書かないかな…
そういや、瀬川みのりとシャーリーって似てる気がする
背水の陣を敷くために二つだけ先行投下しておく。
96 :
ザフィ×はや:2008/04/13(日) 02:21:01 ID:6/JguDea
1
珍しいことに、その日はザフィーラしかいなかった。
「みんな、遅なるんやねぇ」
「はい。三人とも、予定の時刻は大幅に遅れる故、申し訳ないと」
「そっか。そしたら、今日の晩ご飯はザフィーラと二人だけやね」
「はい。御夕食のお供が適わないのが非常に残念だとも、三人が言っています」
「ええよ。仕事やからしゃあないって」
「ザフィーラ、ちょっとお願いして、ええかな?」
最初はただの好奇心だった。……はずだった。
けれどふと気付くと、乗り越えた線ははるか後方に。
もう、戻れない距離まで遠ざかっている。
あとは、進むしかないのだ。
そこに崖があったとしても。
はやてはまじまじとそれを見つめていた。
「ふーん」
指を伸ばそうとして、手を止める。
「触っても、ええ?」
「主がそう望まれるなら」
「そしたら、触ってみるからな?」
言葉とは裏腹に、おっかなびっくりでおずおずと手を伸ばすはやて。
指先が、やや持ち上がりかけているペニスに触れる。
「……変な手触りやね。狼の皮やろか?」
「人間の姿をしているときは、人間と変わりないはずです」
「そしたら男の人のおちんちんって、皆、こうなっとるの?」
「恐らく」
はやては、前置き無しにペニスの根元を握った。
まだ○学生の柔らかい手が、ザフィーラのそれを包み込むように締めつけている。
ザフィーラは、自分の血が一カ所に集まるように流れていくと感じ始めていた。
すると、はやては目を丸くしてそれを見つめているではないか。それもそのはず、ザフィーラのそれは徐々に上向きになり、すぐに燦然とそびえ立つ姿に変貌したのだから。
「うわ……これが、ホンマの姿なん?」
「そうです、主」
97 :
ザフィ×はや:2008/04/13(日) 02:21:56 ID:6/JguDea
2
最初に言われたときは何のことかわからずに聞き直した。
2度目でようやく、主の言うことを理解した。
つまり、
「男の人の裸が見てみたい。とくに男性器」
ということなのだ。
主の命令は絶対である。どのような命令でも、それは変わらない。
だから、ザフィーラは素直にズボンを脱いだ。
ところが、主の好奇心は見ているだけでは治まらなかったらしい。
いきなり、握ってきたのだ。
柔らかく、まるで絹のスカーフで縛られているような感覚。
ザフィーラとて、経験がないわけではない。いや、これまでの転生の全てを考えるなら多いと言っていいだろう。
しかし、これは予想外だった。正直、反応するつもりなどなかったのだ。
主はやての手は驚くほど暖かく、やわらかい。そしてこれはザフィーラにも予想外のことだったのだが……今の主に触られているという事実が、ザフィーラを刺激していた。
主はやては、性の饗宴に守護騎士の身体を貪るような破廉恥な主ではない。ザフィーラは今の主を心から尊敬し、護りたいと思っている。
それが、いつの間にか性的な愛しさにも変わっていたのだろうか。
ザフィーラはただ、はやてに弄られながら立ちつくしていた。
その俯き加減の視線がある一点で止まった。
主の車椅子、そこに座る主。その、すらりと伸びた足。デニムのスカートから覗く、座り続けているにしては健康的な、しかし充分に○学生らしい細い太股に。
性器の感覚と視覚が繋がったような錯覚。
何故、自分は主の足をこれほど見ているのか。
いや、足ではない。
視線は足を遡り、そしてデニム地に遮断される。
自分は何を……何を見ようとしているのだ。
血が流れ、集まっていく。
そしてはやては見た。ザフィーラの視線を。
見られている、と感じた。いや、想像されている、と。
視線が圧力となり、下半身に痛いほど突き刺さっている。
「ザフィーラ?」
答はない。
「……見たいん?」
答は必要なかった。
「そやな、ザフィーラのだけ見せて貰うなんて、不公平やな。こんなん、主失格やな」
今夜中に完成させるつもりだけど眠いから寝る。
明日になって照れて未完成になったら困るから、こうやって自分を追いつめてみた。
じゃ、あとは夜が明けてから。
>>98 おまっ!これでお預けとかマジ鬼畜だなwww
>>98 放置されるのもこれはこれで……あぁっ!!
>>98 あ…ザ、ザフィーラ…
……
…
え?こ、ここまでしておいて放置やなんて…
そんな殺生な
そか…しゃーないな
うん、待ってるから…早よ帰ってきてな
んで、続き…待ってるで♪
>>98 現場をシグナム発見!
さて、彼女のとる行動は如何に?!
1、「レバンティン!!」「ja!」
2、「し、失礼しましたぁ!!」
3、「主、私も混ぜていただけないでしょうか?」「「へ?」」
さぁどれだ!
・・・2だと思う!
久し振りに書きます。
ってか前回に引き続きまたもエリオ君のガチホモネタですスマソセン
・クロノ×エリオ
・クロノとエリオが何故か雪山で遭難して、凍えない為に互いの体温で温め合ったりする様になり
それがエスカレートしてしまう
・ガチホモエロ注意(ただし、そうしなければ凍死していたかもしれない位緊急事態のやむ得ない行為でもある)
それはとある休日の事…
「登山は男のロマンだろ!?」
その一言で突然クロノがエリオを登山に連れ出した。
エリオはフェイトにとって家族と言える存在である。ならばフェイトの義兄である
自分にとってもエリオは家族だと言わんばかりにクロノは兄貴風吹かして
半ば強引にエリオを登山へ連れ出したのであった。勿論それ相応の準備をした上で。
しかし………
「な…何故だ…何故いきなりこんな事に…。」
山に登り始めた当初は雲一つ無い晴天だったと言うのに、突如猛吹雪が吹き荒れ
忽ち山は雪山と化してしまった。いくら山の天気が変わりやすいと言っても
程があると叫びたくなる程である。
「まったく…この世はこんなはずじゃない事ばかりだ…。」
「そんな事言ってる場合じゃありませんよクロノさん!」
流石に雪山登山用の準備まではやっていなかった二人はガタガタと震えながら
幸い発見した雪をしのげる洞窟の中で座っていた。そこで雪が止むのを
待っていたのだが、雪は止む所かますます激しく振り続け、深く積もって行く。
この山奥では携帯電話は通じないが幸い念話は通じた為、クロノは念話を通して
救助隊に助けを求めた。とりあえずこれで後数時間待てばクロノの念話反応を
通して救助隊が助けに来てくれる事になっていたのだが………
「よし、後数時間の我慢だ。勿論エリオも男なら我慢出来るよな?」
クロノも内心寒くて寒くてしょうがない程であったが、やはり年長者として
弱気な所を見せてはいけないと表面的には冷静に見せていたのだが…エリオは違った。
しかも、クロノの目の前で突然倒れ出したでは無いか。
「おいエリオ!?」
「寒い…寒いよ…クロノさん…。」
エリオはその場に倒れ込み、ガタガタと震えている。
「おいしっかりしろ。寒いのは僕だって一緒だ。だから我慢しろ。な? って凄い熱!!」
呆れながらエリオを抱き上げようとしたクロノだが、そこで凄い熱を出していた事に気付いた。
「凄い熱じゃないか! くそ! 何てこった!」
「寒い…寒いよ………。」
やはりこの洞窟に辿り着くまでに直接激しい雪を浴びた事でエリオは風邪を引いてしまったのだろう。
そしてこうしている間にもエリオの体力はドンドン失われていく。無論クロノは火を焚いて
エリオを暖めようとした。しかし、雪のせいでどれも湿ってしまっており、燃やせる物等何も無かった。
「くそ…救助隊はまだ来ないのか?」
クロノはそう愚痴った。しかし救助隊の到着は早く見積もっても後数時間は先。
だが今のエリオの状態から考えるに数時間後に到着する様ではエリオの命は危険だ。
「くそ…僕は恨むぞ…転送魔法禁止にした連中を………。」
転送魔法が使えればエリオと共に山を降りる事も造作な事では無い。
しかし、ミッドの法がそうはさせてくれないのだ。その現状にクロノは苛立つばかりだったのだが…
「ぶぁっくしょん!!」
クロノもまた激しくくしゃみをしてしまった。しかもそれだけでは無く、
先のくしゃみを皮切りに身体の振るえはますます激しくなり、頭も朦朧として来たのだ。
「うう……寒い…頭がクラクラする…このままじゃ…僕も…やばいな…。」
クロノはガタガタと震えながら、熱のせいでまともに機能しない頭を必死に使って
考えていた。このままでは救助隊が到着した時には二人とも凍死だ。そうなっても可笑しくない状況。
だがそれはクロノにとって嫌だ。ここでクロノが凍死してしまったら、愛妻エイミィと
二人の子供達はどうなる? そして凍死しては困るのはエリオにとっても同様だろう。二人共に
それぞれの大切な人がいる。ここで凍死してしまうのは、自分自身の死以上に
残された人が悲しむ事になるのだ。
「ごめんな…エリオ…僕が無理矢理山に連れ出したりしなければ…。」
クロノは自身の行為に激しく後悔した。しかし今そんな事をしてもどうにもならない。
先にも言った通り今のままでは二人とも凍死の危機なのだ。とにかく何とかしなければならない。
救助隊が来るまででも良い。その為の方法をクロノは必死で考え…………
「こうなったら…あれしかない!」
何を考えたかクロノは突然着ていた服を脱ぎ捨て、全裸になったでは無いか。
しかも自分のみならず、エリオの服まで脱がし始めたのである。
こんな極寒の雪山で全裸になるのは自殺行為と思われるが、クロノの意図は別にあった。
「今ではこうやって互いの人肌で温めるしか無い。耐えてくれエリオ…。」
そう言ってクロノはエリオの身体を抱きしめた。この極寒の雪山にあってエリオの体温は温かい。
だがその体温も今の状態から考えるにいずれは失われるかもしれない。そうあって欲しく無いクロノは
次の方法へ行動を移す。それは手や脚、もしくは自身の身体全体を使ってエリオの身体を摩る事。
乾布摩擦の理論でエリオと自分自身を温めようとしていた…が…やはりこの中ではまだ不十分。
雪山の寒さの方が勝っていた。
「これじゃあダメだ…他には無いか? 温まる方法…。肉体的にのみならず精神的にも温まる様な…。」
クロノは風邪によってまともに機能しにくくなった頭にムチを打って必死に考えた。
この状況で身体を温める方法を。そしてその結果一つの方法が思い浮かぶのだが…
やはり風邪でまともに機能しにくくなった頭が考え付いた物だから…それはとんでも無い物だった。
「行くぞエリオ…今のお前を温めるには…これしか無い!」
クロノはエリオの幼く柔らかな尻肉を掴み、グイッと左右へ広げた。
さすればその奥に輝く真っ赤な尻菊が姿を現す。何とクロノはその尻菊へ指を差し込んだのだ。
「んぁ!」
尻菊に指を差し込まれた瞬間、エリオの身体がピクッと振るえた。しかし寒さに凍えての
震え方とは違う。その上少しエリオの身体が温かくなった気がした。
「やはり…思った通りだ。性的刺激を与えれば…エリオは助かるかもしれない。」
これがクロノの狙いだった。性的刺激によってエリオを精神面から熱を与えようとしていたのだった。
だが殆ど賭けに近い。この極寒の雪山で性的刺激だけで体温を維持出来る保障は無いからだ。
しかしやるしか無かった。何もせずに死ぬ位ならやれるだけの事をやって死のうと…。
そして…ついにクロノはエリオの大きく開かれた尻へ…己のモノを押し付けていたのだ。
特別大きいワケでも小さいワケでも無い平凡なモノ。しかし既にクロノの妻エイミィを二度
孕ませている事実を証拠に、機能性に関しては保障済みのモノ。
その先端が一度差し込まれていた指が引き抜かれた事によって再び閉じられていた赤い尻菊へ
ピタリと押し当てられた。
「は…。」
再びエリオがピクリと震えた。クロノの固く熱く勃起したモノは雪山の冷気で冷えたエリオの
尻菊にとって凄く熱い。そして尻菊を押し上げるモノの力は徐々に強くなって行く。
そうなればエリオの閉じられていた尻菊も広がって行き………貫かれ、掘り込まれた。
「アッ!」
クロノのモノによって尻処女を散らしたエリオはまたも震えた。しかしそれは今まで
以上に大きく激しい物だった。そして……
「温かい…温かいよ…何かお尻が変な感じだけど…温かいよ…。」
「エリオ!?」
エリオが倒れて初めて温かいと言ってくれた。既にクロノのモノはエリオの尻菊を越えて
腸内へ深々と掘り込まれている。そうする事によってクロノの体温がモノを通して
エリオの尻菊へ伝わっていたからなのかもしれない。
「そうか…温かいか? 温かいか? もっと温めてやるからな?」
「クロノさん………んぁ!」
クロノはエリオの身体を強く抱きしめ、お互いの体温で身体を温め合うと同時に
エリオの尻菊へ掘り込まれていたモノを引き抜き、再び押し込む。そうやって
クロノのモノとエリオの尻菊に摩擦を生じさせてさらに温めようと言う作戦だった。
「んぁ! はぁ! あぁ!」
さっきまで寒さで凍えて息も絶え絶えだったエリオがクロノの尻攻めによって
息を吹き返し、頬を赤くして喘いだ。その時のエリオがまたクロノと同じ男とは思えない程
官能的で、まるでその辺の美少女等話にならない程にまで可愛らしく思えたのだ。
「エリオォ!」
「んぶ!」
極寒の雪山での遭難と言う極限状態がクロノの頭を可笑しくしてしまったのだろう。
クロノはエリオの唇を奪った。それにはエリオの目も大きく見開き慌てるが、直ぐに閉じられ
落ち着いた表情になる。何故ならば…温かかったからである。この極寒の雪山で
温まる事が出来るならば…男同士のキスなどもはやどうでも良かった。
「ん…ん…ん…ん…。」
二人は唇を重ね、絡め合わせた。そうしていると互いの体温が伝わり温かい。
「んぁ!」
エリオがまたもピクリと振るえ、喘いだ。彼の胸の方を見てみると、クロノが
エリオの乳首を親指と人差し指で摘み、弄くっていたのだった。
しかし、その刺激がエリオの冷えた身体を再び温める。
その後、二人は一心不乱に互いを刺激し合った。
「ん…ん…ん…ん…ん…。」
「んは! んぁ!」
クロノがエリオの既に勃起していたまだ皮に包まれていたモノを口で咥え、しゃぶる。
「んはぁ!」
エリオは再びピクリと喘いだ。クロノは自身の舌を器用に使って
口の中のエリオのモノを包んでいた皮を剥いていたのだった。
こうして互いの身体を絡め合わせる内に二人の身体は知らず知らずの間に熱くなっていた。
それも…周囲の雪が溶け…蒸発してしまう程にまで…。そのおかげで二人は救助隊が
到着するまで体温を維持する事が出来、無事に救出されたのだった。
しかし…これでめでたしめでたしとは行かなかった………。
「クロノ提督ってガチホモだったんですね?」
「しかも小さな子供相手に…ショタコンガチホモなんて救い様が無さ過ぎます!」
九死に一生を得たクロノを待っていたのはこの様な周囲の非難の雨だった。
確かに極寒の雪山で全裸になり、男同士で身体を絡め合わせる等正気の沙汰では無いが
そうしなければ二人とも凍死していた程の緊急事態だったのだが…皆はそれを信じてはくれなかった。
むしろ、極寒の雪山で遭難したと言う緊急事態に男同士全裸で身体を絡め合わせる
不謹慎ガチホモと言うレッテルを貼られていたのだ。
「クロノ君…エイミィさんがいるのに男の子同士でそんな事…。」
「兄さん…私は貴方を見損なった。」
「そんな人なんて知らんかったわ。」
無論、なのは・フェイト・はやての三人からもクロノは非難を受けた。
ユーノは別に直接クロノを非難する事は無かったが、かと言って弁護をするワケでも無く
それがクロノには内心ほくそ笑んでいる様に感じられ、腹立たしかった。
そして母であるリンディからも…
「クロノ…母さんは悲しい。きっとクライドも草葉の陰で泣いてるはず…………。」
「違う! これはやむ得ない事態だったんだよ! そうしなければ二人とも凍死していた!」
「だからって男同士全裸で抱き合うなんて…他に方法はあったでしょ!?」
クロノは必死に自己弁護を行うも…全ては無駄だった。
そしてクロノの自室の居間で、クロノとエリオの二人が暗い顔で座り込んでいた。
「皆酷いです…僕の事をホモホモ馬鹿にして…おかげでキャロにも振られました…。」
「すまん…エリオ…僕が君を登山へ連れ出したりしなければ…。」
クロノは再びエリオに謝るが、エリオはクロノに対し怒りをぶつける様な事はしなかった。
「クロノさんが謝る必要はありません。だってクロノさんのおかげで僕は凍死せずに
山を降りる事が出来たんです。むしろお礼を言いたい位です。」
エリオは目に涙を浮かばせながら続けた。
「それに…クロノさんだって皆からホモホモ馬鹿にされて…エイミィさんも子供二人連れて
実家に帰ったって言う話じゃないですか。僕はそんなクロノさんが不憫で溜まりません。」
「そうなんだよ!! 皆分かって無いんだよ! あの状況ではああしなければ二人とも死んでいた!
なのに…なのに…皆して僕達をガチホモのレッテルを貼って…………。」
「クロノさん…。」
クロノの目にも涙が浮かんでおり、エリオの目からもさらに涙が溢れる。
「クロノさん…。」
「エリオ…。」
もう他の誰も信じられない。しかしクロノとエリオ、お互いだけは別だと言わんばかりに
二人は見つめあった。そして二人は知らず知らずの内に…唇を重ねていた。
それから一時して…床の上に二人の衣服が脱ぎ捨てられていた。
ならば二人はどうなったのかと言うと…何と全裸でベッドの上にいたのだ。
「エリオ…行くぞ…。」
「ハイ…クロノさん…。」
ベッドの上で仰向けになったエリオの太股をクロノが掴んでM字に広げ、
勃起したモノを尻菊へ押し当て…貫いた。
「んぁ!」
「はぅ!」
エリオとクロノの喘ぎが同時に部屋中に響いた。
ガチホモのレッテルを貼られ、孤立無援の状態にされてしまったクロノとエリオ。
それが二人の絆を強め、愛へ昇華させ完全なガチホモへと変えていたのかもしれない。
そして二人だけの世界で愛を深め合った。男同士の愛を……………
終劇
色んな意味で今回も…ごめんなさい
当分ガチホモは自重しようかなと思った今日この頃orz
い`
ノーマル>>ロリ>>(越えられないこともない壁)>>ガチショタ>>(越えられない壁)>>ガチホモ
だからな。
ホモも百合も、どっちも同じゲイだろ。変わんないだろ。
同性愛と言ってやれ。しかし、このアニメは女の子のファンは少ないよな
そりゃ男に比べたらな。とはいえ漫画版を買ってる女を見たことはある。
>>89 遅レスだがザフィーラ相手の長編をやってほしい。
基本アルフが嫁っていう路線が多いので違った相手の話も見たいしヴォルケン同士のカップルという展開も悪くないかな、と思ったから。
…正直に言うとザフィーラ好きだけど出番が少ないっていうのが一番の理由なんだけど。
こんだけキャラの男女比率が間違ってるアニメだからな
腐はなのはの存在さえ知らんのではと思う
ガチホモ、俺はネタとしては楽しめるけど好きかって言われると微妙だなw
ただそんなもん読めるようになったのはこのスレのお蔭だ。
感謝していいのかは分からん
うーん。
超少数派なんだろが、女性陣からなのは勧められたんだよな。
(「なの×フェ」いいょぉ、みたいな感じで)
で、即売会始めて行ったときは男性率とエロ率にビビッたw
たぶん嗜好に優劣なんかないよ。特にここではね。
なんせかつてはギャグのガチホモとしてじゃなく普通に801としての作品さえ投下されてたんだから
>>50-61 はやてさんはスクール水着が二番目に似合うと思うが(ちなみに一番はフェイト執務官)
もう炉利って年齢ではないしな…。
122 :
B・A:2008/04/13(日) 15:20:54 ID:+ZK5/rB3
◆6BmcNJgox2氏にに触発されてこっちもエリオSS書いちゃったよ。
今、投下良いですか?
Go!
124 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 15:33:04 ID:7rEPkQb7
ばっちこい
わくわく
126 :
B・A:2008/04/13(日) 15:35:02 ID:+ZK5/rB3
ではでは、投下します。
注意事項
・エリオが触手に凌辱されます。
・エロしかない。
・これ以上はもう説明のしようがない。
・NGワード「凌辱」、「触手」、「種付け」、「孕ませ」、「異形・エリオ凌辱」
>>126 なんという注意書き、これはwktkせざるを得ない支援
「ううぅあぁぁ・・・・」
朦朧とする意識の中で、エリオは擦れたような声を漏らす。
こいつに捕まって、いったいどれだけの時間が過ぎたのか? 暗い洞窟の中には陽光も射さないため、半日のようにも一ヶ月のようにも感じられる。
「キャロ・・・・フェイトさん・・・・フリード・・・・ごめん・・・・・」
嗚咽混じりにエリオは自分の大切な家族に謝罪する。
そんなエリオの体に絡み付いているのは、蛸や烏賊の足を彷彿とさせる大小様々な触手であった。
俗に触手生物と呼ばれる異形の化け物がいる。数は極めて希少、生命力と繁殖力は並外れてるが、乱獲が相次いだために絶滅に瀕している希少動物だ。
エリオは今、その触手生物に捕えられているのだ。
きっかけは、単なる好奇心だった。いつものはフリードに跨って空からしている見回りを、今日は自分の足で歩いてしてみたくなった。
そうして無防備にも原生林の中を軽装備で歩き回っている内に、この触手生物と遭遇したのである。触手生物は極めて獰猛で、しかも雑食性だ。
希少動物ということを気にして傷つけることを躊躇っていたエリオを難なく捕らえ、棲家である洞窟へと持ち帰ったのである。
だが、ここでエリオにも予想外なことが起きた。
本来ならば、自分の運命は触手で四肢を砕かれ、肉塊に成り果てて食い散らかされる。そう思っていた。
だが、触手はエリオのBJを引き裂いただけに留まり、そのまま全身を舐めるように這い回っているだけなのだ。
実は、触手生物たちは産卵するための母胎を探していたのである。彼らの売りは高い繁殖力。人だろうが獣だろうが、それが雌なら容赦なく犯して卵を植え付けることができるのだ。
そして、何をトチ狂ったのかこの触手生物はエリオのことを人間の雌だと勘違いしたのである。
そうとは知らないエリオは何とかして逃げ出そうともがくが、人外の化け物の拘束力は尋常ではなかった。
しかも、絶えず全身を愛撫されているせいで思うように力が入らず、逆にそのこそばゆさに快感を覚えている始末である。
考えても見て欲しい。起きていようと寝ていようと、昼夜を問わず延々と繰り返される全身愛撫。しかも、人間の舌や手と違って触手の長さは無限ともいえるほど長く、
その愛撫に間断というものはない。待てども待てども途切れることのない触手奉仕は堅牢だったエリオの理性を少しずつ溶かし始め、小さな唇から洩れる声に悦の色を混じらせていった。
「違う・・・僕は・・・僕は・・あ・・・あ・あ・や、め・・あぁぁっ!!」
不意に勃起した肉棒に触手が絡みつき、労わるように前後に扱く。
どくどくと先走り液が溢れる肉棒は触手から滲み出る媚薬粘液でまみれ、今までに体験したことのない異様な感触がエリオの脳髄を焼いていく。
「うぁぁ・やぁ・・・ちがう・・・そんな・・・ちが・・あ・・・」
エリオは必死で否定するが、体は正直にも触手が与える快感に震え、貪欲に腰を振っている。“母胎”がその気になっていることを察した触手生物は更に無数の触手を伸ばし、
小さく尖った乳首や汗臭い脇や膝の裏を責め立てていく。挙句、触手の一本がエリオの喉奥にまで潜りこみ、彼の意思を無視して食道へきっかいな味の液体を放出する始末である。
「ごふっ・・ごほっ・・・ごほっ!!」
咳きこんで吐き出そうとするが、口に潜り込んだ触手がそれを許してくれない。それどころか、エリオの口の中でうねうねと動いて口内粘膜を愛撫し始めた。
口の中を犯されるという、男ならばまずありえない行為にエリオの思考回路はショート寸前にまで追いやられていく。
同時に、体の芯がボーっと熱くなっているような錯覚を感じ始めていた。
(あれ・・・・なんで、気持ち良い・・・・・変な液飲まされて・・・・おチ○チ○弄られて・・・・気持ちい・・・ああ、そうか・・・・気持ち良いんだ・・・・・・)
麻痺した思考が徐々にこの異様な出来事に順応していく。実は、先ほど触手が飲ませた液体は母胎となる生物の思考を麻痺させ、発情させる効果があったのだ。
触手生物が乱獲されている理由がその媚薬にあるのは言うまでもない。
「・・・うぁ・・あ・・ちが・・・・フェイト・さ・・キャ・・・ロ・・・・」
それでも、エリオは体から込み上げてくる快感に抗った。
大切な家族の名前を呼び、霞んでいく意識を必死で保つ。
体は燃えるように熱く、その熱が神経まで焼いていくかのような快感にエリオは屈せず、
きっと誰かが助けに来てくれると言うかすかな希望だけを胸に触手たちの愛撫に抗っていた。
その瞬間が訪れるまでは。
「えっ・・・ま、まって・・・・うあぁぁぁぁっぁ!!!!」
何の前触れもなく幼い肉棒が震え、白い粘液がまき散らされる。
下半身を襲う絶頂感に、エリオの理性はごっそりと抜け落ちてしまう。
僅かな倦怠感に身をやつしながら、自分はさっきまで何を考えていたのだろうという疑問が頭をよぎる。
それすらも、“気持ち良い”という感情にかき消されて消えてしまったが。
「あは・・あぁは・・いい・・・もっと・・・・もっとぉっ・・・!!」
心を埋め尽くす快感にとうとうエリオは屈してしまった。
待ち望んだ“母体”の陥落を目のあたりにし、触手生物は歓喜に震える。何しろ、久方ぶりの生殖なのだ、一方的な行為といえど、相手にも気持ち良くなってもらいたい。
そのためにいきなり犯そうとせず、じっくりと愛撫して“彼女”の性感を刺激したのだ。これで、後は子宮に卵を植え付けるだけである。
だが、ここに至ってある問題が発生した。“彼女”には膣道がないのである。それもそのはず、エリオは正真正銘の男の子なのだから、そんなものがあるはずがないのだ。
それに気づかない触手生物は、ひょっとしたら他の場所にあるのではと思ってまたも全身を隈なく愛撫して回った。その度にエリオは痙攣したように体を震わせ、快感に打ち震える。
「あは・・ああ・・・あ、そこぉっ! あ・あいいっ!! やぁ・・あ・・・・」
ふるふると尻を振りながらエリオは悶える。その動きをトレースしながら、触手生物はようやくそれらしい穴を見つけた。
そして、触手の群れの奥から人間のペニスを模したような極大の産卵管を伸ばしてその穴に狙いを定める。
「おおきい・・・はは・・あ・・・それ、それでしてくれるの? それで、もっと気持ちいいことするのぉ?」
呂律の回らない声でエリオは涎を飛ばし、触手を受け入れやすくするために下半身に力を込める。
次の瞬間、巨大な産卵管がエリオの肛門を押し広げ、ぬめる腸壁を擦りながら直腸内へと侵入してきた。
「あぁぁぁっ!! くぅっ・・・あ・あ・・息・・でき・・ぐあぁぁぁあっっ!!!」
お腹の中を埋め尽くす圧迫感にエリオは一瞬、呼吸不全に陥った。
苦しい、けれど気持ち良い。相反する2つの感覚にエリオは翻弄され、目から涙を流しながら触手が与えてくれる快感を享受する。
(イッ・・・・いいぐぅぉぉぉぉ! お腹くちゅくちゅされて・・・・・おなかがぁ、とっ、溶けちるうぅぅっっ!!!)
最奥まで辿り着いた産卵管がビクビクと震え、何かが直腸内へと送りこまれてくる。それは、触手生物の卵であった。
直径が2pほどの小さな卵、それが無数に送り込まれてくる感覚に、エリオは精肉工場で作られるソーセージにでもなったような気分に陥った。
「あはぁぁあ・・・・・来だぁぁ・・・・入ってきたぁ。 卵ぉ!!卵入ってきたぁ!! おなかに卵がはイっ!! イクッ!! 卵でイク!
お腹の中擦れて・・いく・・あ・・イクッゥゥッッッッ!!!」
間断なく押し込まれる卵が腸内で渦を巻き、エリオは絶頂の頂へと昇る。
その瞬間、不意打ちをかけるように一本の触手が伸びてエリオの肉棒に齧りついた。
「あぁぁぁっ、吸っている・・・・チ○ポ吸われてる!! 吸われ・ああ・ぐあぁ・・あ・あ・吸われて・・・
イク・・・またぁぁっ・・あだ・あ・あ・あ・イクぅぅぅぅぅうっ!!!!!」
精巣内に溜まっている精液を強制的に射精させられ、着地寸前だった絶頂の波が更に高く舞い上がる。
同時に、周囲で蠢いていた触手たちもエリオ目がけて媚薬入りの液体を射精し、エリオの体を腐臭の放つ白濁液で染め上げる。
「ああぁっ!! 白いよぉっ!! 白くて何にも見えない・・あ・あ・チ○ポまた吸われてる! もうで射精ない・・・・射精ないから、一生分射精したから・・
ああ、お腹も、お腹いっぱい・・・・・うん、産むよぉ・・・いっぱい産むから・・・・もっとしてぇ・・・もっと、もっと・・あ・あ・・・ああぁぁっ!!!」
更に大きな絶頂の波に押し上げられ、とうとうエリオは戻ってこられなかった。
そのまま突き上げられるように絶頂の階段を駆け上がり、全身を痙攣させながら失神する。
その表情は、まさに幸せの絶頂と言っても良いくらい満ち足りた顔をしていた。
BADEND
132 :
B・A:2008/04/13(日) 15:45:42 ID:+ZK5/rB3
以上です。
触手って難しい。どんなのかイメージはできてもそれを文章で表現するのが難しくて難しくて。
けど、なんか書いていて面白かった。次は三人娘あたりにでも挑戦してみようかな。
133 :
B・A:2008/04/13(日) 15:47:03 ID:+ZK5/rB3
うぉっ!? 支援があった!
支援ありがとうございます。
投下おつー
なんという淫虐エリオ地獄、ここまでエリオ受けが続くなんて悪夢か奇跡としか考えられないぜ。
ともかくエリオ触手陵辱GJっした、少年受けなのにやたらエロイっすね。
しかしB・A氏は本当にエリオ好きだな。
エリオをレジアスに変換して読んでみると、おええええぇぇっ……
GJです・・・なんというか、何かが目覚めそうですw
>>136 ふむ。つまり過去のレジアスものをエリオに変換すれば……
うぉおおおおっ!
や、やべぇ・・・これはマジでいい
最近StS見てるとエリオの太腿に目がいく俺はかなりまずい
それにしてもB・A氏の文章力は悪魔だぜ!GJでした
三人娘はぜひ三人一辺にお願いします
B・A氏がフェイトの関係者がstsの時間軸までやってくる話を新作で考えているそうですが、その新作の投下はまだかな・・・
タピオカ氏がすでにスレを覗いていない可能性も含めてそろそろ見てみたいような気もする
>>132 GJ
エロ過ぎワロタ(褒め言葉的意味で)
ガチで勃起しちまいました
エリオもいいけどここでユーノきゅんが遺跡の罠に(ryはまだか
やっとできました。
>>96-97の続きです。
注意事項
・ザフィ×はやて
・エロ
・NGワード「獣姦」
・レス数は前の二つも含めて9つです。
3
「堪忍な」
離れていくたおやかな指。ザフィーラは無意識のうちに、腰を突き出すような姿勢になっていた。
もっと、触れていたい。触れていて欲しい。柔らかな指に、主の指に。
そして、触れたい。主に。
主の手がスカートの裾にかかっている。
「私が見るだけやったら、不公平やもんな」
ゆっくりと、裾がめくられる。
俯き加減に頬を染め、それでもしっかりと握った裾を離さない主の姿に、ザフィーラは生唾を飲み込んでいた。
「主…」
……おやめください。
そう言おうと思った。いや、言わなければならない。
それでも、言葉が出ない。口が開かない。
痛切に喉の渇きを覚え、ザフィーラは再度唾を飲み込んでいた。
はやては、手を止めた。
これ以上はどうしてもスカートが捲れない。車椅子に座ったままの姿勢ではやはり無理がある。
腰を浮かして体勢を整えることもできない。
ただ、生地の伸縮の許す限りスカートの裾を持ち上げて、できる限り足を開く。
「ザフィーラ、見えるん?」
無理だ、とはやては思った。そもそも、車椅子で外出しても恥ずかしくないように衣服を選んでいるのだ。
車椅子に乗ったまま、スカートを捲ることはできない。
でも、見せなければならない。いや、見て欲しい。
今の自分を、見て欲しい。自分の中を見て欲しい。
誰でもない、力強い楯の守護獣に。自分を護ってくれている、誇り高き守護騎士に。この男の人に。
「見て。ザフィーラ」
「主…」
「……あかん」
呟きが漏れた。ただ、心の中で思って、望んでいただけなのに。
「主違う。今は、主と違うんや」
「……主?」
「はやて。私は、八神はやてや。私の名前は、はやてや」
「私は……」
「こんなん命令させんといてよ……名前を呼んでくれなんて、命令しとうないよ……」
はやては、自分の中で何かの堰が切れたと気付いた。もう、止まらない。
「私を見てなんて、命令させんといて! 見て欲しいなんて、言わせんといてっ!」
手が震え、それでも持ち上げた裾は離さない。
「そんなん、最低の主やん! そんな嫌らしい主なんて……ザフィーラは……嫌なんやろ……?」
「はい」
ザフィーラの言葉は簡潔かつ明瞭だった。
……私はアホや。
はやては唇を噛みしめる。そして呪う。こんな事態を招いた自分の愚かさを。
4
最初は何事かわからなかった。ただ、夜中に皆が何かしている気配は感じていた。
リンカーコアの収拾ではない。闇の書が消滅した今、それは必要がないはずだった。
はやてはふと、フェイトに聞いた「精神リンク」を試してみようと思った。
自分の場合は使い魔アルフとのリンクだが、はやてにもヴォルケンリッターとのリンクが成立するはずではないか、とフェイトは言ったのだ。
試してみると、思ったよりも簡単だった。
そしてはやては知った。騎士達の夜の営みを。
ザフィーラに抱かれるシグナム、そしてシャマル、ヴィータを。
衝撃だった。そして、微かに流れ込んでくる性の快楽に、幼い身体は熱くなった。
それは愛情や歓楽のためというより、親愛の表現、あるいは長年の重みを知るもの同士だけが感じる繋がりだということを、落ち着いてしばらくしてからのはやては理解した。
それでも、はやての中には何かが澱んだのだ。
……私は仲間外れなんやろか?
未成熟な身体、というのはヴィータがいる限り理由にはならない、とはやては感じていた。
イタズラっぽく、シャマルやシグナムの胸を揉んでみる。
「もぉ、はやてちゃん、いけませんよ」
「あ、主はやて、お戯れはお止め下さい」
同じ二人が、ザフィーラの前で熱い吐息を漏らし、悶え喘ぐのだ。
……私が下手なんやろか?
そういう問題ではないことはすぐにわかった。
騎士達の夜の営みをこっそりと精神リンクで覗き、それに合わせて自分を慰める。
……ザフィーラやないと、あかん。
きっと、自分も。
騎士達がただ眠るだけの静かな夜でも、はやては自分を慰めるようになっていた。
膨らみきっていない小さな乳首を摘み、まだまだ閉じている割れ目を指で擦るたびに、大きな身体の男が脳裏に浮かぶのだ。
守護騎士ただ一人の男の姿が。あるいは、楯の守護獣の姿が。
男の厚い胸板に組み敷かれる自分。
大きな狼にのしかかられている自分。
車椅子を奪われ、男の膝に乗せられている自分。
動けない足で逃げることもかなわず、狼に貫かれる自分。
……あかん。ザフィーラ、主やで。私は主やで!
主である前に女の子だと、そう主張するように大きな獣が唸っていた。
唸りながら貫かれている自分を、はやては強く想う。
唸りに合わせた喘ぎ。シグナムよりも、シャマルよりも、ヴィータよりも強く、艶めかしく、ザフィーラに貫かれ揺さぶられ果てる自分がいた。
「……主失格やね」
濡れた指を見つめながら、はやては呟く。
そしてその夜……二人だけの夜が訪れたのだ。
5
愛おしい。
始めてそう思った。
だから、答えた。
こんな主は嫌だろうと言われ、
「はい」と。
俯き、唇を噛みしめる少女はどうしようもなく弱々しく、そして可愛らしい。
そう。今の自分は少女を主とは呼べない。
決して呼ぶことなどできない。
「今の貴方を主と呼ぶわけには行かない」
びくっ、と少女は顔を上げた。
「ザフィーラ……堪忍や……私がアホやったんや」
「…はやて」
濡れた瞳が正面からザフィーラを見上げていた。
その瞳が、今の言葉を理解するにつれてさらに濡れていくのがわかる。
「今この時は、貴方を主とは呼ばない。いや、主ではない。はやて」
車椅子の前に跪く。
「私も、守護騎士ではない。ザフィーラという名の、ただの男だ」
止められない。止まる気など、ない。
愛しい女を前にした男の取るべき行動はただ一つ。それに従うのみ。
手をあげて、少女の足に触れる。
「だからはやて。貴方をもっとよく見せてくれ」
「あ……ひゃ……んぅ……」
ゾクゾクとするよう感覚が、麻痺しているはずの足から昇ってくる。
細い両手は男のたくましい腕一つで押さえつけられていた。
もう一つの手を男ははやての尻の下に差し込み、下半身を少しだけ持ち上げている。
浮いたことによって捲れ上がったスカート。そこに男の頭が差し入れられていた。
鼻先が下着の上から秘部に押しつけられ、円を描くようにグリグリと回されている。そうしておいて、男の舌は足の付け根を舐めていた。
違う。直に触れているわけでもないのに、下着の上からなのに。自分で触れているときとは全く違う感覚。
男に触れらていることがこんなに気持ちいい。
貪られている。という表現がこれほど自分の身体に合うなんて、とはやては思った。
束縛されている腕がぞくぞくとした刺激を背筋に運んでいる。抑えられた腕、動かない足。ただされるがままに蹂躙されている自分が気持ちいい。
突然、両手が自由にされた。
はやては自由になった両手で車椅子の背もたれ横のバーに触れた。そしてバーを握りしめる。
そして、自分の手はバーに縛り付けられていると信じる。動かせない腕のまま、陵辱されているのだと。
ザフィーラの手が一つ、自由になった。その手はどこに行くのか。その手の行く先は、自分をどうしようというのか。
「お願いや……もっと、もっと苛めて…主失格の私を苛めて……」
6
二本の指がこじ開けるように襞に触れた。
がくん、と仰け反るはやて。それでもバーを握る手は離さない。
「あぅ……そこは……まだ……」
いつの間にか、スカートは切り裂かれた布となって床に落ちている。下着はずらされ、汗まみれの太股に貼りついていた。
下半身だけが裸で、車椅子に乗せられた少女。そしてその前に跪き、股間に顔を埋める男。
ザフィーラは、ゆっくりと襞を開きながら、襞自体についばむように口づける。
「ひゃっ! あ、あ……」
ついばまれるたびに声を上げ、はやては上半身を跳ねさせる。
下半身が自由に動くなら、今すぐにでもザフィーラの顔に秘部を押しつけたい。もっと激しく触って欲しい。
「ザフィーラっ、もっと、もっとぉしてぇ!」
くちゃくちゃと粘液質の音が襞と舌の間に生まれる。その音を消し去ろうとでもするように、さらに唇は襞をついばみ、舌は襞の裏を撫でる。
やがて、濡れきった秘部は、こじ開けるための指など必要ないほどにぱっくりと開くようになっていた。
「もうこんな風になるのか。いやらしいな、はやては」
その言葉に、はやては今までとは比べものにならないほどに頬を染め、そして言葉の生み出す快楽に震える。
「やぁ…そんなん、言わんといて……恥ずかし……」
「恥ずかしいのなら、どうしてこんなに開く?」
ザフィーラの指が、開いた襞の内側をくるりと撫でた。
「ひっ…いっ!」
そのまま襞を摘み、弄ぶようにめくろうとする。
「ゃああ、遊ばんといて……」
「何を言っているのか、わからんな」
それは既に騎士の口調ではなかった。
「……え?」
「何で遊ぶなと言っているのだ?」
言え。それが言外の命令だった。
守護騎士の命令、主への命令。それも、これほど異常な状況での、考えられない命令。
「う……あ…私の……私の…で」
「わからんな、はやて」
「私のお××…っんんっ!」
唇が塞がれた。
そのまま、唇と襞の二カ所が舌と指で責め立てられる。
「っ! ……んっ!」
言葉にならない喘ぎと呻き。
そして指が動く。襞の内側をくすぐり、秘部の突起を押さえるように。
尖ったクリトリスの先がザフィーラの堅い指先で押さえつけられ、襞の内側が思うさまに蹂躙される。
それに連動するようにはやての口内では舌が暴れている。
歯の裏を舐められ、舌の付け根をまさぐられ、まるで上と下の口を同時に掻き回すように。
はやては、声を上げられずに悶えた。マッサージチェアにかけられたように震える身体。
口内と性器を繋いだ一直線上、脊髄を快楽が走り回っている。
二つの快楽が同時にはしり、お腹の中でぶつかったような感覚。
……お腹が…
直接刺激を受けている場所に別の何かが産まれようとしていた。
白い光、眩しい光。
……これ……
まるで投げされそうになったように、はやては自分の身体を車椅子に押しつける。
「!!!!!」
声は全てザフィーラに吸い取られ、絶頂の叫びはかき消されていた。
7
「あ、ああ、ああああああっ」
言葉はない。
ただ、息を喘がせるだけで精一杯だった。
車椅子の上で果てた後、はやてはベッドの上に運ばれていた。
そして全裸にされ、今は乳房を愛撫されている。
「ヴィータとあまり変わらんな。シグナムやシャマルには確実に劣っている」
比べられるのは悲しい。心からそう思った。
「しかし、美しい。はやて、貴方が一番可愛らしい」
我ながら単純だと思った。そんな一言で、哀しみなど消えてしまうのだから。
臍の辺りから乳房の膨らみまでを這う舌に、あわせて脇腹を揉まれている。
どこに触れられても、どこを揉まれてもそこに暖かい心地よさが生まれるのだ。
「身体のどの部分も柔らかい、そしていい匂いがする」
自分の言葉を確認するように、ザフィーラはしゃぶっていた乳首と反対の胸元に舌を這わす。
脇までを丹念に、まるで毛繕いをするように舐め回す。
「ぁああ、あん……ふぁあ…」
はやては両腕を頭の下に敷いていた。まるで、そこで縛られているかのように動かそうとしない。
脇と胸元がハッキリと晒される姿勢で、はやては上半身を蠢かせては喘いでいた。
荒々しく、そして力強い舌は脇から胸へと、そして臍、秘部、太股と降りていく。
どこを舐められても、はやては喘ぐ。そして腰を振る。
力強い腕に抱き締められ、暖かい舌に嬲られて、はやての視界は霞がかかったようにぼやけていた。
舌だけで何度も絶頂を与えられ、指でも運ばれてしまう。
声にならない喘ぎすら、今は精一杯の意思表示なのだ。
「ザフィーラ…」
精一杯の力で名前を呼ぶと、目があった。
「……お願い…」
「ああ」
これで幾度目かの口づけを受けながら、はやてはザフィーラの唾液を飲み下す。
「美味いか?」
こくり、とはやては頷いた。
「まだイケるのか?」
「うん。……平気やで。ザフィーラがしたいこと、全部してええよ」
はやては、唾液を飲むたびに元気が出るような気がしていた。それが気のせいだとしても、少なくとも心はそれで元気になれる。
また、イカせてほしくなる。
「したいこと……か」
「うん」
ザフィーラははやてを押し倒すと、秘部に顔を埋める。
既に濡れそぼったそこに舌を伸ばすだけで、ザフィーラの顔も愛液まみれになってしまう。
すぐに喘ぎ出すはやて。
「あ、また……そこ……」
その時はやては、異変を感じた。
ざらりとした感触が秘部に触れているのだ。
ついで、これまでが最高だと感じていた感触をさらに超えた快楽が、秘部を震わせている。
「ひっ……いいいいっ!!」
軽い絶頂が背筋を駆け昇る。
そして、はやては知ったのだ。
ザフィーラが獣化したと。
8
また、同じ事をされていた。
脇、首筋、胸元、臍、下腹部、秘部。
丹念に舌を這わされ、唾液の筋を付けられる。
ただ違うのは、それが狼の仕業だということ。
そして、はやてがこれまでと同じくらいの、いや、それ以上の絶頂を狼から与えられたこと。
人間状態とは比べものにならない舌だった。
狼の唾液は人間のモノとは違う。ザフィーラであってもその点は変わらない。何しろ生態的には狼なのだから。
しかしその獣臭さが、はやてには媚薬のように効いていた。
だから、思ったのだ。
返したいと。いや、その思いすらなかったのかも知れない。
ただ、それを触れたい、舐めたいと思った。それだけなのかも知れない。
ただ言えることは、はやては迷わなかったということ。
目の前に来たそれに、躊躇うことなく舌を這わせたのだ。
獣のペニスに。
「んん…ぐ……」
それは、獣の体臭がした。
それでも、ザフィーラのモノだと思えば体臭などどうでも良かった。
そして悟った。ザフィーラが本当にしたいこと。
シグナムにも、シャマルにも、ヴィータにもしていないこと。
ただ、はやてだけが受け入れるもの。
獣としての、ザフィーラに貫かれること。
獣に、自分の処女を与えること。
……人間のすることやないで?
どこかで誰かがそう言っているような気がした。
……ええよ。私はそれでもええよ。
……好きな人との初体験やもの。
ザフィーラにあげられることが嬉しかった。
他の三人にはできないことだから。処女をあげることなんて、もうできないのだから。
口の中で体積を増していくペニスが愛おしかった。
これが自分の中に入るのだと思うだけで、ひたすらに嬉しかった。
「はやて」
ザフィーラの声に、はやては頷いた。
ペニスを口から離すと、上半身の力だけで、腹這いになる。
そして、ベッドから下半身だけを外に出した。
上半身はベッドの上、下半身は床の上。擬似的な四つんばいである。
「ザフィーラ、来て」
何度もイカされ、開ききった秘部にはもう補助は必要ない。
だから、何度もイカされたのだな、とはやては理解した。
狼の上腕が、はやての背に乗せられる。
「はやて」
「うん。ええよ。ザフィーラ」
9
船になった。と思った。
嵐の中で波に翻弄される小舟に。
突かれるたびに喘ぎ、悶え、絶頂する。
一突きごとに声をあげ、涎を垂らし、快楽の涙を流して仰け反る。
その全てが快楽に通じていた。
脊髄に電流を流されたような刺激。しかし痛みなどは伴わない。
叫びながら、必死で振り向いた。
狼の舌に吸い付いた。
舌を絡ませ、牙を舐めた。
「ああ、あっ!!! き、きぃ……いっ、いいっ!!!!」
気持ちいい、と言うことすらできない。
相手の名前すら呼べない。
頭の中で何かが白く輝いた。爆発するようなそれが何度も、何度も輝いては消えていく。
それでも、伝えたい。ただ一つのことは伝えたいと思った。だから、叫ぶ。
何度も、何度も、何度でも。
「好き!! 大好き!!! 好きッ!!!」
はやてが失神から覚めると、綺麗に拭かれた身体でベッドに寝かされていた。
きっとザフィーラは何事もなかったような顔で、明日からも楯の守護獣の役割を果たすのだろう。
そして自分は、ヴォルケンリッターの主として振る舞うのだろう。
今度は違う理由で、涙が出そうになった。
以上です。
お粗末様でした。
幼女獣姦GJ!!!!
はやて可愛いマジ可愛い、もう半端無え、そして素晴らしい獣姦っぷり。
だがザフィーラてめえは許さん、はやて喰うだけでも過分の栄誉だというのにヴォルケンも纏めてごっつぁんとは‥‥
GJ!
ザフィーラの変態!ケダモノ!鬼畜!(褒め言葉)
はやての切ない想いとエロエロなM気質に萌えたw
守護騎士同士の親愛の表現〜のあたりも切なくて暖かくて好みだったんで
ヴォルケン同士のエロも書いてくれると凄く嬉しい
3ヶ月半ぶりに続き書いてみた。
いくぜゴルァ
◎このシリーズのカテゴリーは一応、「一部エロ」です。
百合・陵辱等アブノーマル要素が入ったり…というか前科があります。
◎キャラ崩壊注意。
・草が一部に大量発生しております。仕様です。
・当方のSSにはネタ・パロディ等が相当量含まれております。
・二次元世界の壁を超えて乱入している方がいるかもしれませんが、気にしたら負け。
・都合上、生徒役をはじめとしてオリ・モブ名無し局員多数。
・なのはさんが乗っ取られてる…?
◎⌒*(・∀・)*⌒「あと何回魔王と呼ばれればいいの?作者はラーメンを食べてばかりで何も言ってはくれないの」
苦手な人は脱兎!
「お、おい……ちゃんと仕事しようぜ、シグナムゥ…」
真紅の髪のユニゾンデバイス、アギトは意を決して、
おずおずと自らのロードに諫言をした。
彼女のロードは今現在、仕事上必要な資料を読んでいる
――フリをしていた。
資料を読むフリをして何事かに心を奪われている
この人物こそこそ、『烈火の将』シグナム。
アギトの現在のロードである。
「な、なぁ…」
諦めずにシグナムに声をかけるものの、
アギトの声はどこか弱弱しい。
使えるべきロードがいなければ、
融合騎の存在価値は無に等しい。
アギトにとってロードに嫌われるというのは、
最も恐るべきことだった。
主と認める前は、シグナムに対して、
激情に駆られるまま啖呵をきったこともある。
だが、いざ自らのロードとして受け入れた今。
シグナムに嫌われてしまうことが恐ろしくて、
アギトは強い態度に出ることができないのだ。
「む…」
シグナムは腕を組んだままチラリと横目で
アギトを見やった。
「ぅ…」
平時であっても、
生粋のベルカ騎士である
シグナムの眼光は鋭い。
睨まれているような気がして
アギトはたじろいだ。
シグナムの機嫌を損ねてしまったかと、
アギトは心配になる。
「アギト…お前…」
怒られるだろうか、
と身をすくませながらアギトは
シグナムの言葉を待った。
「お前…よく見れば愉快な髪形をしているな」
シグナムは、アギトの頭の
両サイドと後頭部の三箇所で揺れる
真紅の髪を興味深そうに眺めていた。
「は?」
アギトのあごがカクンと落ちた。
(人の髪型を愉快って…馬鹿にしてんのかこいつううううう?)
「このバカロードォォォ!」
アギトはポカポカとシグナムの肩の辺りを
殴りつけるが、柳に風、暖簾に腕押し。
シグナムは涼しげな顔で、息抜きもとい、
ささやかなサボタージュに戻った。
市街地の巡回パトロールや護衛任務であれば、
シグナムももう少し真剣に勤めを果たしたであろうが、
いかんせんデスクワークは性に合わなかった。
とはいうものの、JS事件後はさしたる事件もなく、
パトロールやお偉方の護衛にもシグナムは飽きを感じていた。
つまるところ、シグナムは退屈なのだ。
別に今の暮らしに不満があるわけではない。
日常の平凡な暮らしもまんざら悪くはない。
第一、現在の自分は十分に幸せだ。
仕えるに値する主がいて、守るべき仲間がいる。
だが、それでも血湧き肉踊る戦さを求めてしまうのは騎士の業か。
客がいなければ商売は成り立つまい。
戦さがなければ、刀剣も、磨いた戦技も、無用の長物。
騎士は戦いのなかでこそ騎士たりうる。
――故に心のどこかで戦場を望んでしまう。
心が戦場へと焦がれたとき、シグナムはいつも、
自らの主であるはやてのことを思うようにしている。
長い旅路の果てに、最後の最後でめぐり合えた主。
夜天の魔導書の最後のマイスター。
主はやては、我らを長きに渡って苛んだ呪いから解き放ち、
あまつさえこの身にあまる平穏な生活をもたらしてくれたというのに。
シグナムは自嘲しつつも、己の渇きを
癒してくれ得る強敵(とも)たちの姿を思い浮かべた。
(暇ができたらシスター・シャッハのところにでも手合わせを願いにいくか。
ああ、しかし、今は確かお忙しい時期だったか…?ふむ。
テスタロッサは航行中だから無理だな。ヴィータは付き合いが悪いから、きっと駄目だな。
なのははどうだろう?時間がとれるなら、久しぶりに奴とやりあうのも悪くはない。
む…しかし、ブラスターの後遺症が残ってると言ってたな…。ううむ…。
数年前の戦技披露会の時のように心が踊る戦いをしたいものだが。)
■□■
――――――――ブツン――――――――。
急に回線がつながらなくなったとおもったら、
デバイスから無機質な電子音声が響く。
<<1/n-10 Server Temporarily Unavailable.(エラー種別1/n-10。一時的に利用できません) >>
「シット!こんな時にテンポかよ!?」
するど背後で、ガタンと物音が。
(タ、タッタタタカマチかぁ?)
俺は急いで崩れた壁の影に身を潜めた。
だが、物陰からちょろちょろと飛び出してきたのは、
胴長で黄色っぽい小型動物だった。
「なんだネズ公かよ、驚かせやがって。」
(ボクハフェレットダ!)
ありゃ?
今、声が聞こえたような?
空耳か?
まぁ、タカマチに撃ったのは俺の渾身の一撃だ。
ヒットしたのは無防備な後頭部だったし、
普通に考えて今頃スリープタイムのはずなんだがな…。
だが…だが、相手はタカマチ。
巷で噂の鬼畜教導官。
今にも高笑いをしながら「まだ私のターンは終了してないの」
とか言いつつやって来るのではないかと恐ろしくてしょうがない。
あいつは首を切り落としても、
生首だけで飛んで追いかけてくるんじゃね?
凄く…あり得そうです…。
俺はブルリと身震いした。
――ああ、想像するだに恐ろしい。
こんな時は、外部からの救助を待つってのがセオリーなんだが。
(やっぱ、怖ぇな‥‥)
誰がいつ目覚めるともわからない
猛獣と一緒の檻にいたいと思うだろうか。
(万が一、目が覚めたら、絶対殺されるな‥‥)
他の仲間たちのように砲撃の露と果てるか。
あの機人の少女のように、
陵辱されて身も心もボロボロにされるか。
一瞬で意識を刈り取られるから、
まだ前者のほうがマシかも知れんな…。
あのドSエロ教導官め。
さっきはちょっと羨ましかったが、やはり、
筆おろしの相手としては勘弁してもらいたい。
自分から犯すのはいいが‥‥いや、良くねーけど。
力ずくで屈服されられて、犯されるだけは我慢ならねぇ。
つか、むしろあのデバイスで逆に掘られる気がしてならない。
そう、こんな感じで……。
愉悦に満ちた表情。
悪役そのものの高笑い。
タカマチが俺をうつ伏せに組み伏せ、
背中にのしかかっている。
血まみれの槍を俺の眼前にチラつかせながら、
そして耳元で奴はこうささやくんだ。
今からお前はこれで犯されるのだと。
「やめろ!畜生!離せ!」
「大丈夫、すぐに病み付きになるの」
奴の魔の手から逃れようともがく俺を嘲笑いながら、
タカマチは俺の尻たぶを片手でがっちり掴んだまま、
片手であの悪魔のデバイスを俺の尻穴にゆっくりと挿入していく。
「うぁ…っ…やめ…あぁぁ…」
「かわいい声だなぁ。後ろははじめて?力抜かないと痛いよ?」
メリメリミチミチと音をたてながら、
肛門の括約筋が強引にこじ開けられ、
冷たい金属の塊が尻穴の中を蹂躙する――。
アッ―!アッ―!アッ―!アッ―!アッ―!アッ―!アッ―!……
ああああああああああああああああああああああああああ!
駄目だ駄目だ駄目だ!
想像したらケツの穴が痛くなってきた…。
ひとつかぶりを振って、
強制的に恐ろしい妄想を
無理やり頭の中から振り払う。
しかし、と思う。
機人の少女を犯す手つきとか、
やたら手馴れてなかったか?
教導隊は戦技だけじゃなく性技まで教えてるのか?
ま、まさかな‥‥‥。
まあ、今は、一刻もはやくここから抜け出そう。
奴から可及的速やかに離れるべきだと
俺の野性の勘が告げている。
よーし、とっととトンズラこくとするか…
<<Line connection status is on the road to recovery.(接続状態回復中)>>
…っと、
その前にちょっとあのスレッドをのぞいてみようか。
どうも最近、ふと気がつくと、
あの掲示板の流れが気になってしまう。
なぁに、ちょこっと見るだけだ。
タカマチもすぐには起きてこまい。
<<We open a connection to lylical-channel...(リリカルちゃんねるを開いています…)>>
■□■
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時空管理局板
1: 故ゲイズ中将について語るスレその27(902) 2:【もう】教導隊員はドS集団の集まりVIII
【許して】(755) 3: 魔法文明がもたらした最も悪しき有害な砲撃魔導師(932) 4: いい加減コネ
採用やめれ(538) 5: ラーメン好きな奴ちょっと来い(501) 6: ★嘱託魔導師になりたい!71回目
★(219) 7:【教導官】これは聖王教会の陰謀【暴走】(5) 8: 聖王教会は正直不気味2スレ目(67)
9: 某教導官が暴れてる件(62) 10: NATTOが侵略してきた 4度目(710) 11: なのはさんが俺にも
っと輝けと囁いている(197) 12:▲▽技官総合雑談スレPart 81▲▽(45) 13:時空管理局ゲートボ
ール同好会 8試合目(142) 14: 少し、頭冷やそうか…のガイドライン30発目(145) 15:古代オグズ
支援です。
…
→ 2:【もう】教導隊員はドS集団の集まりVIII【許して】(カウント 755)
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716 名前:なのはの剣◆nanoha_LOVE 投稿日:76/5/14 15:03:23 ID:wAKr4nA
なのはーなのはーなのはー!
なのはを助けに行きたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
717 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:03:57 ID:0o+iR/E
粘着乙
718 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:04:00 ID:774sA+N
>>716 待てコラwwwwwwwwwww
助けにいくのはタカマチのほうかよwwwwwwwww
719 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:04:05 ID:J/oCHu8
糞コテ自重w
つかお前ら仕事しろよ
720 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:07:10 ID:hA8bUsA
問題はない。書き込みは念話モードに切り替えているから、
傍目から見たらちゃんと仕事をしているように見えるはずだ。
おっと、呼び出しがかかったようだな‥‥ではいってくるとするか。
721 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:07:15 ID:C+/aR20
>>719 仕事は野鳥観察ですが何か?
722 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:08:37 ID:n1anASI
つか結局、どうなってんの?
現場の様子が一向に伝わってこないな。
新人の彼はもう倒されたかな?
723 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:08:40 ID:NO/tEn+
白い悪魔とタイマンだけはらめぇぇえええええ!
724 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:09:56 ID:sEAhRsE
高町氏ね高町氏ね高町氏ね高町氏ね高町氏ね高町氏ね高町氏ね
高町氏ね高町氏ね高町氏ね高町氏ね高町氏ね高町氏ね高町氏ね
くっそおおおおホワイトデビルめえええ!この恨み、はらさでおくべきかあっ!
725 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:10:04 ID:kKEnSHa
>>724 まぁ、モチツケw
タカマチ一尉は人間離れしてるから、新人程度じゃ無理だな
あの人のシールド系は鬼すぐる。ここはやはり・・・・・・・
誰かアインヘリアルもってこいや
726 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:10:29 ID:2+LouRN
今更アインヘリアルとかwwwww
あんなん俺でも瞬殺できるわw
726 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:10:46 ID:aCc0UnT
やめれw ただでさえJS事件の後始末で金がかかって、
結局予算も削られてますます財政逼迫してるんだ。
役立たずのガジェットとかもうね…。ゲイズの尻拭いで金が吹っ飛んでく…
728 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:10:46 ID:C+/aR20
アwwwwwイwwwンwwヘwwリwwwwwアwwwwルwww
またぶっ壊されるだけだろwwwwwwwww
市民の血税をこれ以上無駄にすんなwwwwwwwwww
729 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:11:49 ID:7M/1MoB
>>726 レジアス中将バカにすんな。つかもとはといえば本局が悪い。
予算や人材をもっとまわしてくれてたら‥‥。
でも、ガジェットは、まぁ……なんだ?
むしろベルカの聖王もってこいよ
730 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:11:52 ID:ReS/IaK
>>729 全力拒否
731 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:11:54 ID:mAGgARe
>>729 聖王がかわいそうだとは思わないの?
732 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:11:58 ID:ToRsGAr
>>729 むしろボコボコにされそうな気がするのは俺だけ?w
733 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:12:13 ID:Ch0pPEr
アインヘリアル<<(伝説の壁)<<<聖王<<<<(魔の壁)<<<管理局の白い魔王
734 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:12:20 ID:NAamE74
聖王教会オワタ\(^o^)/
735 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:12:47 ID:C+/aR20
お前らwwwwwwwwwww
ナチュラルに聖王よりタカマチの方が強いと信じてるのなwww
736 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:13:00 ID:S0da/U/
だってなのはさんだもん
737 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:13:00 ID:oo4megA
だってなのは様ですもの♥
738 名前:なのはの剣◆nanoha_LOVE 投稿日:76/5/14 15:13:00 ID:wAKr4nA
>>724 月のない晩は気をつけることだ
729 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:13:31 ID:J/oCHu8
>>736-737 お前ら結婚しろw
730 名前:なのはの剣◆nanoha_LOVE 投稿日:76/5/14 15:13:44 ID:wAKr4nA
なのはタンとチュッチュしたいお(´3`)
731 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:13:59 ID:ImaKiTA
今北産業でヨロ
732 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:14:12 ID:wkWKtkT
>>731 なのはさんが
本格的に管理局を
潰しにかかったようです
733 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:14:13 ID:3sILvER
なんかうちの同僚が、「なのはさん待っててください、いま行きますから!」
とか言って飛びだして行ったきり、いっこうに戻ってこないんだが……。
734 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:14:16 ID:C+/aR20
>>731 ww魔www王wwwww
w降ww臨wwwwwww
wwwwwww祭wwww
735 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:14:45 ID:UflLMtl
>>731 ついに軍曹ハートガン仕込みの本領発揮
「私の使命は役立たずを刈り取ることだ
愛する時空管理局武装隊の害虫を!」
736 名前:なのはの剣◆nanoha_LOVE 投稿日:76/5/14 15:15:02 ID:wAKr4nA
僕はただなのはと一緒に教会に行きたいだけなんだ
735 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:15:10 ID:brY9sIS
ご葬儀の相談ですか?
736 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:15:18 ID:774sA+N
>>731 ついに
タカマチが
本性をあらわした!!
737 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:15:34 ID:kKEnSHa
>>731 模擬戦の
はずが
命がけ
738 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:15:41 ID:S0da/U/
どう見てもいつものことです。本当にありがとうございました。
739 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:15:46 ID:pRhEdtA
>>731 鬼畜
狂導官の
狩りの時間
740 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:17:00 ID:ImaKiTA
>>732-739 おkwwww把握したwwwwwww
741 名前:なのはの剣◆nanoha_LOVE 投稿日:76/5/14 15:17:04 ID:wAKr4nA
なのはかわいいよなのは
742 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:17:17 ID:8/avEY9
粘着UZEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
でも今日は「なのはさん優しいもん」の奴がいないぶん楽か…
743 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:17:29 ID:Ch0pPEr
模擬戦といえど手を抜かず限界まで追い詰め、
殺すか殺されるかという命のやり取りを実地で体験。
それが狂導隊クオリティw
744 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:17:52 ID:gAk8b1r
なんという模擬戦……
タカマチを敵方に回した演習戦を思いだすなぁ
当時、彼女はまだ名もなき一介の武装隊員だったんだが…
あれは悪夢だた。つか今でも時々夢にみるんだが…((;゚Д゚)ガクガクブルブル
なんかいやっても!
745 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:18:21 ID:774sA+N
これは模擬戦と言う名の実戦なんだよ!
何回やっても♪
746 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:18:29 ID:sEAhRsE
もう建物ごとアルカンシェルで吹き飛ばせよ
滅びのバァストストリィィィイイム!!!ってな感じで
現場の武装隊員にはタカマチ打倒のための尊い犠牲になってもらおうw
何回殺っても♪
747 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:18:48 ID:A43L6t2
な l/|:.:|:.:.:.:.:/.:.|:.:.|:.:.:/‐l/-|:.:ハ:.:.:ハ:.:. |:.:.:.|: |:.:.|:.:.:.|:.:.:.:/ | | l ,
の V',:.: /:.:.:.|:.:.l:.:.:.|<圷示 ∨|ー-|:./」_:|:.:.|:.:./:.:.:/ :| | |:.:.:.:.:.:.:',
は !:∨:.:.:.:.:|:.:.|、.:|l ゞ=' ヘ| 'イ圷示/|: /:/'^レ ∨ |:.:.:.:.:.:.:.:',
さ |:.:.:.:.:.:.:. |ヽ| ヽ| , ゞ=' ′|/:/|r;/ \. |:.:.:.:.:.:.:.:.:',
ん |:.:.: / ̄ ̄\ヘ. ′ /イ:.:.|/、 ___ヽ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
が |:/ /|:.:\ ` ` / |:.:/ 「|Y´ \:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
748 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:19:11 ID:S0da/U/
たっおっせーなーいーよっ!!!!!!!!!
というか、そのAAはトラウマを呼び起こすからヤメテ……orz
749 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:19:12 ID:SW1EeET
タカマチ教導官ってそんなに強いん?
オーバーSランクっつっても所詮俺らと同じ人間だろ
死ぬ気で全員で一斉に突っ込めば何とかなるんじゃね?
750 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:19:20 ID:C+/aR20
素 人 は す っ こ ん で ろ
751 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:19:24 ID:NewSNkN
>>749 あらぁ
まーだいたのねぇ、こういうおばかさぁん
いいから半年ROMってなさいよぉw
752 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:19:40 ID:NAamE74
>>749 奴は前線にいたいからって佐官への昇進をバッサリ断るような女だぞ?
まともじゃねぇよ。普通の人間の常識で計っちゃいかんよ。
奴が出動するって聞いただけで犯人が泣いて謝るわ、心臓発作起こすわで大変なんだぞ?
あの砲撃♪
753 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:20:03 ID:ReS/IaK
模擬戦はケンカじゃないんだよって、うちのママ言ってた。
何回やっても♪
754 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:20:15 ID:sEAhRsE
>模擬戦はケンカじゃないんだよって、うちのママ言ってた。
つまり真剣勝負の殺し合いということですね?よくわかります!
755 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:20:26 ID:70SinJA
>>752 まぁ、そこまでイカレてるわけじゃないとオモ。
入局したての頃は、出動するたびに犯罪者を病院おくりにしては落ち込んでたから。
避けれない♪
■□■
相変わらず流れはえぇなぁ。
…よーし。
俺も書き込んじゃうぜ★
タカマチをぶっ倒した記念カキコだ!
うらららららあああああ。
■□■
756 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:20:26 ID:G/OC+79
つか…非番の日すら、事件に巻き込まれてなんやかんやと破壊しまくっては、
始末書書かされてたような、というか奴は文盲だったから俺が代わりに書いてた…。
お前は犯罪者ホイホイかと小一時間問い詰めたくてたまらなかった。
後ろにぃ♪
757 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:23:32 ID:SW1EeET
>>750 いや、一応、俺も武装局員だったんだよ
十何年も前のことだけどさ…
教導隊っていってもそんなに並外れてた印象がないんだが
758 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:24:51 ID:ToRsGAr
>>757 十数年前って言ったらタカマチもまだ入局してないし、
コラードやルーデルあたりの黄金世代も引退しちゃってる緩々の世代じゃんw
あの頃は教導隊も人手不足で武装隊の質が全体的にやばかったな…。
高ランクだからって使い魔までわざわざ教導に狩り出されてたぐらいだ。
まわってぇ♪
759 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:25:53 ID:C+/aR20
>>757
なんだゆとり世代かwwwwwwwwwww
760 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:25:59 ID:1Gaz/Jr
B区画タカマチの教導現場より生還。
何か聞きたいことある?
761 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:26:00 ID:/+mA0/oH
見ぃぃぃぃぃぃぃいつけたぁっ!!
762 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:26:12 ID:BOm/80M
えっ?何?
763 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:26:19 ID:S0da/U/
なんか
>>761見て、ものすごい寒気が走ったのは気のせい?
で、何が見つかったって?
764 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/14 15:26:20 ID:Rh37+564
Kagome, Kagome.....Who stands right behind you now?
■□■
ふと、俺の頭上に影が差した。
背後に何者かの気配。
ま、まさか…。
嫌な汗がじんわりと手のひらに染み出してくる。
心臓が早鐘を打ち、 のどはカラカラに渇いちまってる。
嫌な予感が止まらない。
唾を飲み込むことさえできない。
すぐ後ろに、獣のような息遣いが聞こえる。
それに、先から聞こえてくる
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…って効果音は何なんだよ?
振り向いちゃ駄目だ、
振り向いちゃ駄目だと思いながらも、
結局、俺は――
恐る恐る背後を振り返った。
――そこにいたのは、
「まだ私の教導(ターン)は終了してないの」
服や体を真っ赤に染めたまま
にこやかに微笑んで杖を構える教導官殿だった。
顔をあげる。
目が合った。
タカマチがニィっと笑った。
超KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!?
光の速さで目をそらした。
笑ってるけど笑ってねえ!?
口元はきれいな笑みの形してんのに、
目が! 目が笑ってねえ。
ああ、俺の馬鹿。
『リリカルちゃんねる』なんぞ見てる場合じゃなかった。
何でさっさとこっから離脱しなかったんだよ?
「事後の不意打ちとはいえ…いや、言い訳はよくないの。
私に一撃入れたのは、よくやったの。
家に来てお姉ちゃんをファックしても良いの。
でもその前に私からお礼はちゃんとしないとね」
「イエ、オレイトカ、ケッコウデスヨ…」
おおぅ、声が裏返っちゃってるよ、俺。
教導官殿はほほえんでいるが怒っている。
せめてどっちかに統一しろ。
俺が一歩あとずさると、
タカマチはこちらに一歩前進した。
ふと思いついて、
俺が逆に一歩前に進んでみると、
予想を裏切って、
なぜかタカマチは左に動いた。
わけわからんわ。
そして突然、タカマチは怒りながら笑い出した。
「アハッアハハハハハハハ!今宵のレイジングハートは血に餓えているのッ‥‥!」
<<LET'S SHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOUT IT!!! >>
ガシャコンガシャコンと甲高い音をたてて
やたらテンションが高い教導官殿のデバイスに
カートリッジが装填されはじめる。
ちなみに「血に餓えている」とか言ってるが、
あのデバイス、既に柄から穂先まで血まみれだ。
それを持つマスターの姿も無論のこと。
恐ろしすぎる。
もはや教導隊のエースというより、
連続殺人鬼にしか見えない。
ガキが見たら泣きだすこと請け合いだ。
てか、カートリッジ何発入れるつもりよ?
――ガシャコンガシャコン。
「ウフフフフフッ!アハハハハハハッ!こんなにいっぱいレイジングハートと
砲撃撃てるなんて、楽しくて楽しくて、もう脳がフットーしそうだよおっ!」
<<YEEEEEEEEESSSSS!! YEEEEEEEEESSSSSSS! OH! I LOVE YOU! I LOVE YOUUUU!! >>
――ガシャコンガシャコン。
勝手にフットーでも何でもしててくれ。
って、おい――カートリッジ!
えっ、ええっ、まだ入れんの?
どこにそんな大量のカートリッジが…。
貴様のポケットは『異形の使者』の
青いタヌキの腹にある四次元ポケットか?
おかしいだろ?
というか、この模擬戦だけで軽く100発近く消費してね?
俺らの給料もカートリッジ代も税金から出てんだぜ?
市民の血税を盛大に無駄遣いすんな、このクソ教導官――!
まだ馬鹿笑いしながら、カートリッジ詰め込んでるし。
駄目だこいつら、はやくどうにかしないと。
「狂ってやがる!」
俺はデバイスを構えた。
俺が選択するは、オリジナル砲撃魔法『エレク・メ・ツンパー』。
でも、なぜだかこの魔法を使うと、とんでもない
フラグが発生するような気がするのはなんでなんだぜ?
くそっ、弱気になんなよ、俺!
一抹の不安を覚えながらも、
精魂こめて考え出したオリジナルの術式を構築する。
<<Elec mau Teunper>>
構えた杖の先にターゲットリングが出る。
遠距離ならレーザーサイトをあてるが、
今回はその必要もない。
タカマチは、ほぅと息をついて、興味深げに俺を見ている。
よし、いいぞ。
この魔法は発射にえらく時間がかかる。
本来なら遠距離狙撃用の魔法だからな。
まちがっても敵の真正面から、
しかもこんな近距離で撃つもんじゃねえ。
第一、相手は単身で戦闘可能な砲撃魔導師という
新ジャンルを確立した砲撃魔法の申し子、鬼才だ。
俺のようなひよっ子が砲撃でやりあうのは無謀に過ぎる。
だというのに、なぜ俺がわざわざこれを選んだかといえば…。
「……私と砲撃の撃ちあいをするつもり?」
鬼が出るか蛇が出るか。
一瞬の沈黙。
そして――タカマチは喜色満面といった様子で破顔した。
「いいね!レイジングハート!」
<<Omrice. >>
よ、よかった…。
さすがタカマチ。空気を読む女だ。
やっぱり乗ってきやがった。
こいつは砲撃魔導師だ。
砲撃で勝負を挑めば、面白がって
乗ってくるんじゃないかと思ってたんだ。
いや、無視される可能性もあったが。
ま、それでなくとも教官ならば、
生徒が何かを試そうとしているのに
気づけばまずは様子を見てみるもんだ。
砲撃なら誰にも負けないって思ってるんだろう?
へっへっへっ……その驕りが身を滅ぼすんだぜ?
「デバィィィィィン…」
タカマチの詠唱にあわせて
幾重もの環状魔法陣が、
デバイスの周囲を取り巻く。
しかし、流石に正面から向き合うと怖いな。
どうも変なプレッシャーがある。
まともに目があわせられねぇ。
ていうか、痛い。空気が痛い。
手のひらは緊張のあまり冷たくなって
震えてるのに、妙な汗が出てきて滑る。
ブ、ブルッってねぇ。ブルってなんかねぇんだからな!
気を抜いたら、意識が飛んでいきそうだ…。
でも今のところ
俺の計算にミスはねぇ。
大丈夫だ。まだ想定の範囲内だ。
そうさ、計画通りじゃないか…。
ふん。教導官のくせに、単純なやつめ。
俺が今展開している砲撃術式。
こいつは囮だ。
本命は逃げの一手。
必殺の‥‥瞬間高速移動魔法。
そうさ‥‥真正面から戦うなんて馬鹿げてる。
『三十六計逃げるに如かず』
タカマチの世界の故事だ。
戦闘に関してだけはやたらと頭が回る
あの教官を生み出した世界の知恵だ。
きっとうまくいく。
タカマチが腰を落とし砲撃態勢に入る。
「ここだっ!」
砲撃魔法――キャンセル。
そしてすかさず、あらかじめ構築しておいた
移動魔法『ソニック・ムーブ』の術式を起動させる。
(やった! 俺の勝ちだ!!)
計画の成功を確信し、俺は心の中で快哉を叫んだ。
あの空のエースを出し抜いた。
俺って凄くね?
<<Sonic M....... >>
だが、その瞬間。
「私の手から逃げられるとでも思ってるの?」
<<Chain Bind >>
楽しげな声が聞こえたかと思うと、
一瞬のうちに桜色の魔力縄が俺を縛り上げた。
「なん…だと……バインド!?」
タカマチはニコニコしている。
でも血まみれなので不気味な笑いにしか見えん。
くそ、ずりいぃ。
管理局のエースなら正々堂々と戦いやがれ。
「ずるくないの。誰とは言わないけれど、
某フェイトちゃんみたいに、真正面から戦おうとするのは、
愚か者のすることなの。その意味では、君は詰めが甘いけれど
なかなか見所があるの。まあ、60点ってところかな。
敵を確実に仕留めるための罠は戦術の基本。覚えとこうね」
いや、敵って、あんた。
第一、俺って格下じゃんよ。
あんたは教導隊の若手エースでSランカー、
俺はペーペーの新人でBランなりたて。
ドゥユーアンダスタン?
「獅子は獲物を狩る時は全力を尽くすというの。
ちなみに私のモットーは『全力全壊』なの…。
ここ、テストに出るから要チェキね」
さいですか…。
しかし何だよ、この異様なハイテンションぶりは?
今日のこいつはとびっきりいかれてやがるぜ。
って俺、考えてたこと声に出してたっけか?
とりあえずギチギチと俺の体を締め上げる
バインドを解こうと試みるが、
固すぎて無理ぽ…。
てか何だよこの縛り方はよぉ。
男を亀甲縛りして、ニヤニヤ楽しんでんじゃねーよ。
教導官はこんなんばっかなのか?
管理局が誇るアグレッサー部隊は変態ドSの巣窟なのか?
「選択肢を与えてあげるの。
SLBで死ぬのと、SLBで塵に還るのと、
お尻で新しい世界を体験するのではどれがいい?」
それ、もはや選択肢じゃねぇ。
レジィおじさん助けて…犯される…。
魔王が…魔王が…笑っているよ。
「魔王め…」
おう!
思わず、本音が出てしまった。
しまった、と口を押さえようとしたが、
バインドで縛られているので手は動かせない。
「君もその名で私を呼ぶんだね…。」
やめろ、俺が悪かった。
頼むからそんな濁った目で俺をみるな。
「私をその名で呼んだのは君で800人だよ」
<< In fact, Men who called my master "Drill Sergeant" is 620;
"White Devil" is 12051. "Fixed Artillery" is 475.
"Walking Strategic Arms" is 58. "Gunfire Negotiator" is 178.
"The Search-and-Destroy" is 65. "Hell Hound" is 232.>>
(「ちなみにマスターを、『鬼教官』と呼んだ者は総計で620人、
『白い悪魔』と呼んだ者は、12051人目、『固定砲台』が475人、
『歩く戦略兵器』が58人、『砲撃交渉人』が178人、
『殲滅の魔導師』が65人、『地獄の猟犬』が232人です。)
おいいいいいいいい?
あのデバイス何とかしろ。
それ、フォローになってねぇ。
むしろ傷に塩すりこんでね?
何が「ちなみに」だ。
ってか何でそんなに誇らしそうに語る!?
「キリ番だからサービスしてあげないとね。君、SLB決定ね」
ほら、機嫌が急降下しちゃってるじゃんよ。
キリ番とっても嬉しくねえ。
というか、俺は間違ったこといってないよな?
<<The right is not always the best.(正しいことが常に最善であるとは限らないのです。) >>
てめえは黙れ。
あのデバイスに喋らせておくのは
火にガソリンを注ぐようなものだ。
とりあえず、目の前の教導官にリクエストしてみる。
逃げられないならせめて…
「い、痛くしないで…くだしゃい…」
「大丈夫だよ」
女の笑顔を見て、股間が縮み上がったのは
生まれてはじめてだ。
縛られてなければ、「ごめんなさい」を連呼して、
土下座してあやまってるに違いない。
「安心して。痛みを感じる前に――」
<<Year. No prpblem. You'll fucking absolutely die.(ええ、安心してください。ちゃんと死にますから) >>
「魔王らしいやり方でっ!!」
<<Divine >>
ククククKOOLになろうぜ?
なぁ、落ち着けよ。
もう、魔王なんて呼んだりしませんから。
「――終わらせてあげるからっ!!」
<<Buster >>
いやあああああああ!?
俺、オワタ?
これは俺の人生終了のお知らせですか?
神なんていねぇじゃねぇか!畜生!
レジィおじさん助けてえええええ!
■□■
<そのころのクラウディア>
「シャーリーが現場に行くのなら、私も…」
(なのはなのはなのはなのは……なのは分が足りないッ!)
「フェイト。なのはが心配なのはわかるが、執務官が艦を離れてどうする…。執務官補佐
であるシャーリーだって、本来ならこんな風に呼び出されるなんてことはないはずなんだ。」
(ちっ、このスレの粘着はいつになったら消えるんだ?)
「ううん…でも…」
(なのはは私の嫁なのはは私の嫁なのはは私の嫁……)
「でももだってもない。ほら、ティアナに勉強を教えてやる時間だろう?」
(管理人はとっととこのコテをアク禁にしろ)
「なーんか、ハラオウンズがカリカリしてるな」
「お二人とも仕事のしすぎなんだよ」
「お体を壊されなければいいんだが…」
「フェイト執務官なんてちょっと目がいっちゃってるしな…大丈夫か?」
ラーメン食ってくるノシ
どうにも救いようのない方向に進んでる件についてwww
さて、いつも通りIDのネタ解析してみるか
>>181 食ってらっさい
これで終わりなんかな?GJ
ここでアンタか…GJ
またIDでキャラを推測する日々が始まるお……
ID:Rh37+564はレイハさん、だよな?
なんかガイアスレがあったぞおい
ID:ReS/IaK 逆から読むとカイゼル、発言からヴィヴィオ
結構わかんね
フェレットの動向が気になる
ID:C+/aR20
これキャロだろって言うかお前がゆとり世代だろうがwww
774sA+N:名無しさん
J/oCHu8:女中?
hA8bUsA:隼(将)
C+/aR20:キャロ
n1anASI:名無し
aCc0UnT:アカウント?
ReS/IaK:カイゼル(ヴィヴィオ)
mAGgARe:マッガーレ
Ch0pPEr:チョッパー?
NAamE74:名無し
oo4megA:メガネ(クアットロ)
NewSNkN:乳酸菌(水銀燈)
/+mA0/oH:魔王
Rh37+564:レイハ(皆殺し)
こんだけしか分からんかった
S0da/U/ 嘘だッ
>> ID:TjKmsOMc
タイトルをちゃんと入れてくれた方があぼーんしやすいので、次回からよろしくお願いします。
そこでNGID
トリップで飛ばない迷惑なのは、これで飛ばしてる。
ID:wAKr4nA わかるよな 無論F
wiki更新しないね・・
>>195 司書氏が戻ってきたし、もうちょいだろ。
>家に来てお姉ちゃんをファックしても良いの
嫁ず後家のお姉さんに年下の彼氏紹介ですか?
おいみんな、GJを言い忘れているぞ。
>>181 GJ!!!
今回も半端なく最高でした。
続き楽しみに待ってますね!
>>181 GJ!
正直もう続きは読めないのかとあきらめてただけに嬉しかったです
続き・・・期待しても良いんですよね?
女中はアイナさんじゃん
202 :
B・A:2008/04/13(日) 22:23:54 ID:+ZK5/rB3
>>140 その可能性もありますね。こうも長くレスがないということは、最近はROMもできていないということかもしれません。
ちょっと皆さんに相談です。あっためている長編SS(1話以外はまだプロットの段階ですが)がタピオカ氏の「優しい夢を見られるよう」とネタが被っており、
氏に執筆の許可を伺ったのですが、ひょっとしたらスレを覗いていない可能性もあります。
気長に返事を待つべきか、「ネタ被りしてます」と注意事項して投下するべきか、率直な意見を聞かせてください。
参考として、簡単ですがプロットを提示しておきます。
プロット:
タイトル:未定
内容:ジュエルシードの力でプレシアとアリシアが10年後にタイムスリップしてくる。
アリシアはレリックウェポンとして蘇生する。
アリシアは機動六課に保護され、PT事件のことや年上の妹であるフェイトのことなど辛い現実とぶつかる。
主人公はエリオ。
といった感じです。「優しい夢を見られるよう」のリニスをアリシア、スカ陣営を機動六課に置き換えた感じです。
もちろん、僕なりのアレンジというかカラーはしっかりとつけるつもりですが。
これなら大したネタかぶりでない気がしますが。
念のためにもうしばらく待って、それでもタピオカ氏の反応がなければ注意文付きで投下。
というのはどうでしょうか?
盗作じゃないなら注意書きすれば投下していいと思うよ。
ネタ被りなんてめずらしくもないし。
上に同じです
まぁたまにネタ被ると書く気を失う書き手も居るけど、ネタは予約制じゃないし
>>181 GJ!
俺はむしろ『エレク・メ・ツンパー』で吹いたw
どう考えてもオリジナルではなくパクり魔法です。本当に(ry
208 :
kogane:2008/04/13(日) 23:10:24 ID:zrZEFMKx
>>202 ということで書いて投下してくださいな。
211 :
B・A:2008/04/13(日) 23:40:43 ID:+ZK5/rB3
>>203-210 ご意見ありがとうございます。
念のため、もう数日待ってみます。それでもお返事がなければ、注意書きしつつ投下の方向で。
212 :
26-111:2008/04/14(月) 00:27:46 ID:7AmwvBru
保管庫から業務連絡です
58スレの保管作業が完了しました。執筆陣諸兄は確認をお願いします
連絡事項
>>アルカディア氏
little lancerの修正版はいただいてます。57スレ掲載の11話分も差し替えてありますので、念のため確認をしておいてください
>>保管庫司書長殿、先輩司書殿諸兄、並びに、「ソープ・ナンバーズ」ネタを執筆した、ザ・シガー氏、どっかのゲリラ兵氏、58スレ以降で同ネタに参加している執筆陣諸兄
「ソープ・ナンバーズ」ネタのページを一度ご覧になっていただけますか?同ネタの特殊性故に、少々勝手をさせていただいております
そして、ページ構成に関してご意見を賜りたく。「見やすさ」を考えたレイアウトのつもりですが・・・
引き続き保管作業を継続します
それでは
213 :
ザ・シガー:2008/04/14(月) 00:41:29 ID:7Vc7+Uj4
>>212 見ました、俺はこれで問題ないと思います.
しかし遂にソープ・ナンバーズがタグになっちまったぜ‥‥
214 :
CRR:2008/04/14(月) 00:54:57 ID:VQv39nDF
>>212 26-111氏
いつもありがとうございます。
この機会にちょっと要望を承ってもらいたく参上しました。
保管庫の
「魔法少女リリカルなのはWing's」の302氏と
私CRR(18スレ302)は別人です。「〜Wing's」以外の全てが私の作品となっています。
数字コテ時代の弊害が……
何とか上手く別けていただけたら幸いです。
時間ある時で結構です。
では、今後ともよろしくお願いします。
215 :
ザ・シガー:2008/04/14(月) 01:24:21 ID:7Vc7+Uj4
ところでシャマル純愛編できたけど投下良いかな?
35分くらいに投下しますぜ。
早いw
待ってます。
217 :
ザ・シガー:2008/04/14(月) 01:36:23 ID:7Vc7+Uj4
んじゃそろそろ投下します。
シャマルがメインのラブい話、今回は非エロ、長編化予定。
相手はオリキャラですので駄目な方はご注意を。
風の癒し手 恋をする
ミッドチルダの平和を守る法の塔、時空管理局地上本部。
その一角にある武装局員の訓練施設の医務室にその女性はいた。
髪型はショートボブの輝く金髪、着込んだ白衣越しにも分かる素晴らしいプロポーションを持ち、整った美しい顔立ちをしたその女性こそ機動六課の医務官であり夜天の守護騎士ヴォリケンリッターの湖の騎士ことシャマルその人である。
「これで良し、と」
シャマルはそう言いながら医務室の棚から諸々の薬剤や包帯などの医療器具を揃えている。
本来なら機動六課所属であるシャマルが地上本部の医務室に居る筈は無いのに、何故こんな場所に居るのか? これにはちょっとした事情があった。
地上本部所属の部隊付きの医療班に突然の欠員や出張が重なった為に腕の立つ医務官が地上本部に足りなくなったのだ。
あまり関係の芳しくない地上本部に恩を売るという裏の目的もあるのか、はやての頼みによりシャマルが一時的に臨時の医務官として貸し出される事となった。
というのが現在の彼女の置かれた状況である。
「ん? そろそろ来る頃かしら‥‥」
ふと時計に目をやったシャマルはそんな事を呟く、時間は時計の短針が5を少しばかり過ぎた頃合である。
そうすれば数分と経たずに医務室の外からドタドタという音が響き、ドアが乱暴に開けられた。
「し、失礼します! 自分また今日もケガをしてしまいました!!」
ドアを開けて医務室に入ってきたのはもはやシャマルにとっては見慣れた顔。
それは、シャマルがここの部隊に出向して来た日から毎日医務室に来ているケビンという青年である。
ガッシリとした体格を持ち、短く切り揃えられたぼさぼさの髪がいかにも不精な叩き上げの武装局員である事を容易に想像させる。
絶世の美男子とは言えないかもしれないが、整った顔立ちや澄んだ瞳から明るい陽の雰囲気がにじみ出て見る者に決して不快感は与えない好青年である。
そしてとんだドジなのか、彼は毎日訓練で何かしらのケガをしては医務室にやって来てシャマルに治療を受けているのだ。
シャマルは最近の日課に成りつつあるこの青年への治療に、やや呆れた風に軽く溜息を吐きながらも口元に優しい微笑みを零す。
「ケビン君‥‥また今日もケガしたの?」
「えっと‥すいません」
「別に謝らなくても良いわ。ほら、ケガを見せて」
「は、はい!」
ケビンは何故か顔を真っ赤にして少々血で濡れた手を差し出した。
対するシャマルは手を取ってガーゼで傷口の汚れを拭い、消毒を施してから治癒魔法をかける。
癒し手の名の如く見事な手際で治療が行われて瞬く間に傷は癒される。
ケビンはどうした訳か自身の傷が即座に治療される様を寂しそうに眺めていた。
「うん、これで良いわね」
「ありがとうございます、シャマル先生」
「どういたしまして」
シャマルはそう言いながら、見る者の心の底まで暖かくするような僅かにはにかんだ慈母の如き優しい微笑みを浮かべる。
その笑みはほんのりと朱に染まった頬と相まって、一度見れば男の心をときめかさずにはいないような筆舌に尽くし難い可愛らしさを持っていた。
これを見たケビンは思わず顔を茹でたタコのように赤くして立ち上がると、慌てた素振りで踵を返す。
「そ、それじゃあ失礼します!!」
「え? もう少しくらいゆっくりして‥」
「いえ、お気遣い無く。では!」
ケビンはそう言うや否やドタドタと慌てふためいて部屋を後にする。
しばしの喧騒が去り医務室にはまた静寂が戻った。
シャマルはふぅと一息ついて苦笑する、そうすれば今しがたの慌ただしい一時に呆れるような楽しいような淡い想いが胸に染み込んできた。
「まったく‥‥忙しい人ね」
ケビンという青年は今までシャマルの出会った男の誰とも違うタイプの青年だった。
ガッシリとした男らしい身体や顔立ちからは想像もできない程オッチョコチョイで慌てんぼう。
しっかり者のクロノとも、理知的で物静かなユーノとも、寡黙で古風なザフィーラとも違う、見ているとどこか放っておけない感じがする。
シャマルはこの感情を年下の弟にでも抱くような親愛の情と考えていたが、これが異性に対する特別な好意の種とはまだ知らなかった。
□
時は夕食時、八神家の食卓では箸を進めて料理の味を楽しむと同時に、様々な話題で賑やかな一時を楽しんでいた。
「それでその子ったら、訓練じゃなくってロッカールームで転んでケガしたって言うのよ」
「はは、なんかドジな子なんやねぇ。でもそれくらいなら可愛いくらいやな〜」
その日もまた、シャマルは最近医務室によく来る青年の話題で場を和やかにしている。
彼の話をしているシャマルはいつにも増して楽しそうに微笑んでいる、そんな彼女にヴィータはふと口を開いた。
「てかさ、なんかシャマルって最近そいつの話ばっかしてね?」
「え? そうかしら?」
「なんや〜、やっぱシャマルってその子に気があるん?」
はやてがニヤリと含みを込めた笑みを浮かべながら、面白おかしそうに肘でシャマルを突っつく。
このはやての言葉を受けてシャマルは途端に顔を真っ赤にする、それは見事な赤面で湯気さえ出そうな程だ。
「な、な、な、何言ってるのはやてちゃん!? べ、別に私はそんなんじゃ‥‥あの子はただの患者さんで‥」
「お? その反応からすると脈アリやな〜」
「ど、どうしてそうなるの!? もう‥‥あんまりからかわないでちょうだい」
はやての冗談交じりのからかいに、シャマルは真っ赤な頬をふくらませてプイと不機嫌そうにそっぽを向いてしまった。
はやては“なんやシャマルってツンデレなんか?”等と言って未だにからかっている。
しばらくはやてに弄られるネタが出来てしまったシャマルに、他の家族はやや苦笑を浮かべていた。
□
「そろそろかしら」
その日もまた、シャマルはそう言いながら医務室でケビンが来るのを待っていた。
彼は訓練が終わればすぐここへやって来るのだ、もはや来訪を待つのは日課の領域である。
そうして待っていればドアが開き、見慣れたいつもの青年が入ってきた。
「失礼します!」
「いらっしゃい、それじゃあ手当てしますね」
シャマルはそう言いながら手にした消毒剤を使用する準備をもう整えている。
彼女は既に顔を見ただけでどこを治療すべきか分かるのだ。
軽い負傷をした腕に迅速に手当てが行われる中、シャマルは昨日はやてに言われた事を思い出した。
“その反応からすると脈アリやな〜”
その言葉を思い出してチラリと彼の顔を見上げる。そうすると、いかなる偶然か彼と目が合う。
見詰め合う二人の視線、まっすぐにこちらを覗き込む深い瞳に時間が止まったような錯覚すら覚えた。
瞬間、シャマルの胸の鼓動が大きく跳ねた、顔は何故か真っ赤に染まって火照ったように熱を感じる。
どういう訳かとても恥ずかしくて、シャマルは即座に顔を伏せた。
(な、なんで私こんなに緊張してるの!?)
訳も分からず気が動転する。
生まれて初めての心の振幅、激しい動揺に汗が吹き出てきた。
シャマルは狂いそうになる手元を必死に制して、意識を集中して治療を続行する。
(落ち着け私! ベルカの騎士は慌てない!! 心頭滅却すれば火もまた涼し!! 輪、兵、闘、者、解、律、罪、ぜにゃにゃにゃ、舌噛んだ)
全然落ち着いてないが、そこは根性である。
白衣の天使(自称)は伊達ではない、治療は速やかにかつ正確に完了。
シャマルは治療を終えると、何故かケガ人よりも大変そうな顔で額の汗をぬぐった。
「はい、おしまいよ」
「ありがとうございます、シャマル先生」
シャマルはいつもよりぎこちない笑みを浮かべる、対するケビンもまた気持ちの良い微笑で礼を述べる。
これにまたもやシャマルの鼓動が跳ね上がり、さながらニトロをぶち込んだエンジンよろしく激しき様を呈した。
「どうしたんですかシャマル先生? どこか具合でも悪いんですか?」
「な、な、なんでも無いの! 気にしないで!」
ブンブン手を振りながら必死にアピールするシャマルだが、これでは余計に心配をかけるというものだ。
この様子に怪訝な顔で訝しがるケビンだが、ふと思い出したかのように別の話題に切り替えた。
「ところでシャマル先生、ちょっと相談をしてもよろしいですか?」
「相談?」
「はい、少し私的な事なんですが」
この話題の切り替えに、シャマルはやっと一息ついて息を整えた。
コホンと小さく咳をして呼吸を整える、これでいつもの頼れるシャマル先生(自称)に戻る。
「まあ、私で力になれるんなら良いわよ」
「はい、ではお聞きしますがシャマル先生はプレゼントならどんなモノが嬉しいですか?」
「プレゼント?」
「ええ、もっと正確に言うなら‥‥その‥女性はどんなモノを貰ったら嬉しいかと言う話なんですが」
ケビンは頬を赤くしてどこか恥ずかしそうに頭をボリボリ掻きながら尋ねる。
彼の仕草や口調そして身体に纏う空気に、一瞬で察しがついてシャマルの心に寒気が走った。
まるで氷塊を胸中に流し込まれたような感覚、シャマルは幾分かの間を置いて聞き返す。
「ねえ‥それって‥‥もしかして好きな子にあげるの?」
「ええ、まあ」
ケビンはやや苦笑しながらそう言った、その刹那にシャマルは悟った、己が内に生まれていた感情の意味を。
これは恋だった、癒し手の胸の内に生まれて初めて芽生えた淡い恋心。
なんの特別性もない出会いと日々が培った儚い乙女の純情だった。
そしてそれは、気付くと同時に終わりを告げていた。
続く。
222 :
ザ・シガー:2008/04/14(月) 01:47:48 ID:7Vc7+Uj4
投下終了です。
前に出た雑談のアイディアを元に作成、このまま失恋になるかそれとも‥‥
いや、まだ何も考えて無い、だがシャマを泣かすのはきっと楽しい。
しかしこのケビンという男、何回書いても声が力ちゃんになる‥‥きっとうたらじ聞きすぎたんだな。
>>222 GJ
あれ?俺の脳内再生といっちしてるよ?
うたらじとあかねラジオ色とメイドガイラジオきいてからきたからか
GJです。
いつの間にか電波を飛ばしていたように、好みの展開w
続き期待してます。
なるほど、ケビンは仮面をしてるんですね。
もしくはアメリカでテロを防ぐ仕事をしてるんですね。
或いは生物の頂点に立つ第三の存在か
仮面ヒーローの相棒というか弟分、或いはアメフトの悪魔チームのキッカーとか。
多額の借金を背負ってて
それで闇に舞い降りた天才に助けられるとか
229 :
246:2008/04/14(月) 03:58:20 ID:ddlH3oIz
長かった。多分一ヶ月以上経っている事でしょう。
その間に色々大作が終わってしまいました。B・A氏しかり、アルカディア氏しかり……お二人のような
神に少しでも近づきたいものです。
とりあえず『君に届けたいただ一つの想い』都築投下させていただきます。
注意
・ボロボロななのはさんがいます。
・血とか出ます。
・この世界は捏造で出来ている。
では。
――――あの日から、一度たりとも願わなかったことは無い。
それは、彼女達が悲劇に飲まれる前、彼女達が生まれる前からあった、ある一つの願いの話。
「……また、なの」
夢に見るのは、愛しい娘の最後の姿だ。呼びかけても目覚めず、抱きしめても抱きしめ返してくれない。笑
顔すら見せてくれない。そんな娘の最期の姿。
もう幾度となく夢に見続け、網膜に焼き付いてしまった光景から逃れるように、彼女――――プレシア・テ
スタロッサは一度開いた瞼をきつく瞑った。
乱れていた呼吸が落ち着き、変わらずこびり付くあの時の事を滲んだ涙と共に拭ってから目を開ける。
そして紡ぐのはいつもの言葉だ。
「おはようアリシア。アリシアはまだお寝坊さんなのかしら?」
彼女は笑っていた。満面の笑みで、目覚める筈の無い娘に向け愛情を注ぎ続けている。やつれ、悪夢でまと
もに眠れない目の下に濃い隈を浮かび上がらせ、艶を保っていた黒髪はもうどこにも無い。しかし泣き叫び枯
れてしまった声は、それでも尚変わらない愛情を以って娘の目覚めを待つ。
常人ならばとっくに壊れていてもおかしくは無い。事実、娘を失ってからの毎日は彼女の精神をすり減らす
には十分なものだった。
毎日何もせず死んだ娘の浮かぶポットに寄り添い、狂ったように自分が描かれたスケッチブックをめくり続
けた。擦り切れ、ボロボロになるスケッチブックに比例して彼女の心も磨耗した。悪夢を恐れ、眠れない日々
が続いた。もう誰も、以前の彼女の姿を重ねられないほどに、変わってしまった。
そうやって、少しずつ壊れていく。
届かず、それでも溢れ続けてしまう愛情に。
目を閉じるたび浮かぶ笑顔と血の気の引いた真っ白な顔に。
めくればめくるほど伝わってくる娘からの愛情に。
幸いだったのは、彼女はその事に気付いていなかったことか、もしくはそれすら気付けない程に壊れてし
まったことなのか。
「大丈夫、ちゃんと母さんが起こしてあげるから。だからアリシアは何の心配もしなくていいの。リニスに
だってすぐ会える。あのね? 母さん、アリシアの為にリニスを生き返らせようと思うの」
現実を知りながらも、無意識に彼女は完全なる崩壊を恐れ自ら作り上げた嘘にしがみ付いていた。
アリシアは生きている。ただ寝坊しているだけ。
壊れているのは自分じゃない。アリシアが起きてくれないこの世界全てだから。
そう誤魔化して、彼女はアリシアに呼びかける。何度も何度もいつまでも。
だが耐え切れず涙を流し、アリシアを抱えて医者に見せれば返ってくるのは哀れみと恐怖の入り混じった視線。
差し出されるのは揃いも揃って病院を薦める薄い封筒だ。
それで彼女は気付くのだ。医者が駄目なら自分がと。
以って生まれた才能か。娘への溢れる愛情故か。彼女はアリシアを目覚めさせる為、ありとあらゆる技術を
習得していった。
昼夜を問わず研究に没頭し、アリシア以外の全てを頭の中から排除した。アリシアはきっと目覚める。そう
信じ、アリシアに笑いかけ続けた。
――――だが。
現実は、どれほどまでに酷なのか。彼女がアリシアを目覚めさせる術を探せば探すほど、絶望はより深く彼
女の足元から這い上がる。願えば願うほど、それが叶わないものだと知らされる。
それから、どれくらい経った後だったのか。もう彼女はその時の事は記憶に無い。ただ、翻る白衣と、全てを
見透かすような金色の瞳だけは覚えている。
「はじめまして、プレシア・テスタロッサ」
ただ願う。
この手に抱きしめるぬくもりを。
この世界のどんなものよりも輝いているあの笑顔を。
続くはずだった、たった一つの幸福を。
いつまでも。
「アリシア、母さんが絶対に――――」
たとえこの身が朽ち果て、どれ程の時が経とうとも。
魔法少女リリカルなのはStrikerS
―君に届けたいただ一つの想い―
(14)
「っ――――」
急がなければ。ただそれだけがユーノの身体を動かしていた。なんてこと無いよくある不安だ。虫の知らせ
と言うには程遠い、無視しようとすれば無視できるほどのもの。
だが駄目だった。事実、今彼は痛む身体をおし駆けている。医者を強引に振り払い、押し寄せる吐き気をど
うにか堪えてだ。
それは、誰が彼に伝えようとしたものだったのか。誰の助けだったのか。海鳴市へ転送し、ミッドチルダ同様
空に広がる紫電に目を見開きながらも、それは頭の中に響いていた。
助けて欲しい、と泣きそうな声だった。誰のものかは分からない。ただその声がこの不安の根元なのだと理
解し、空を駆けた。
目指すのは目で見て分かるほど魔力が溢れている場所。そして、次元震が観測されたところ。今も尚武装隊が
向かおうとしている所。そして、彼が愛するその人がいる所。
「なのは……?」
そこへ着いて一番に目に入ったのは紅だった。まるでバケツになみなみと入れられた紅いペンキをぶちまけ
た様な紅。
彼女の姿に目が行ったのは、それを振り切ってからの事。
地に伏せたヴィータを見つめる、なのはの姿だった。
「ゆーの、くん……?」
確かあの時もそうだった筈だ。なのはがジュエルシードを手に入れようとしたその時も。傷つけた人の血に
染まり、泣きそうな顔だった筈。
ただ今は少し違う。ヴィータと戦闘をした為なのだろうか。なのは自身も傷つきその足元は覚束ない。
「ヴィータちゃんが私の邪魔しようとするから……私は、フェイトちゃんに会いたいだけなのに」
そしてあの時の方が何倍もマシだと思えるほどに、なのははボロボロのような気がした。外ではなく、中が。
「なのは、ジュエルシードを使ったの?」
「うん、使ったよぉ。使わないと負けちゃいそうだったから。レイジングハートも起きてくれなかったしね」
振り向いたなのはは笑顔のまま、ユーノの元へと歩いていく。もうヴィータに意識を裂くことなどないと分
かってしまう程に真っ直ぐに。
考えてみればもうヴィータに戦う力など無いのだから当然だ。グラーフアイゼンは破壊され、その全身はバ
リアジャケットごと焼き払われている。きっと、なのはの砲撃を喰らったのだろう。
そして、立って歩いているなのははもっと酷い。右腕は歪に曲がり、足もヴィータの攻撃を受けたのだろ
う、引きずり歩きにくそうだった。
「ぁ……」
ユーノが見たとおり、そんな身で歩ける筈も無く足元の石になのはは躓いた。その時の悲鳴だけは前と変わ
らないようで、それが少し可笑しくて。
だから彼女が転んだだけで立てないほどにボロボロなのが、彼にとってはどうしようも無く嫌だったのだ。
「あ、あれっ、たて、ないっ……ね、ねぇユーノ君! あの――――」
なのはが倒れたところが少しずつ血に濡れていく。折れていないほうの腕をユーノに伸ばし、痛みに涙を流す。
その横、なのはの隣にあるレイジングハートは悲鳴を上げていた。その紅いコアにかつての輝きなどどこにも
無く、ただ暗い寂しげな輝きをするばかり。なのはの魔力を流し込まれ続けたのであろうフレームは軋み、所
々に亀裂を走らせていた。
それはなのはの傷も同様だ。事実、ユーノを見上げ手を伸ばす彼女は血の気の引いた顔で痛みを堪えている。
フェイト会いたい。ただそれだけをなのはの胸元のジュエルシードは叶えようとしているのだ。持ち主の願
いを叶える為、ジュエルシードは輝き続けるだろう。
ジュエルシードがなのはのリンカーコアを、その魔力を暴れさせていく。その溢れる魔力がなのはの体内を、
そして彼女を抱きしめたユーノすらをも傷つけていた。
「なのは、もう止めよう? こんな事したって意味無いよ」
「にゃはは……ユーノ君こそ何言ったって意味無いよ。ヴィータちゃんもそう」
「そんなに痛いの我慢して、泣いて……何でそんなに」
「フェイトちゃんに会いたいの。それだけなの」
もっと壊れてしまえばいいとなのはが願う。
もっと傷ついてしまえばいいとなのはが笑う。
この痛みも苦しみも、全てフェイトの為。
ようやく形になったこの想いが今は嬉しく、幸せだったから。
それが伝わったのだろう。ユーノもなのは同様泣いていた。
「なのは――――」
フェイトが羨ましかった。
何故自分には彼女を護れる力が無いのか。
何故自分は彼女はこんなにも想われないのか。
悔しさに涙を流し、だがそれも当たり前だとユーノが笑う。
「あ、そうだ。ねぇなのは覚えてるかな? 君が初めて魔法を使ったときの事だよ」
「うん、覚えてるよ。ユーノ君が私に魔法をくれた時だから」
「そっか、良かった」
ちらりと倒れているヴィータに視線を移し、そのまま無視をした。今の自分にそんな余裕はどこにも無い。
なのはの事で精一杯なのだ。
――――それに。
ヴィータを助けてくれるであろう武装隊はもう目の前に迫っていた。
「なのは、君は何がしたい?」
「……フェイトちゃんに会いたい」
「分かった」
自分に彼女を護る力は無い。その想いすら、もう護る必要はありはしない。
ならばと彼は立ち上がる。その身が彼自身の魔力に包まれ、現れたのは一匹のフェレットだ。
懐かしむようにフラフラと立つなのはの肩に乗り、若干躊躇った後、昔のようになのはの頬を舐め降り立っ
た武装隊を真っ直ぐに睨む。
そして言うのだ。
「なのは、君はフェイトの事だけを考えていればいい」
届けようとすらしなかったこの想いを底へ沈めた。もう思い出さないよう深く深く、誰にも見つから
ないように蓋をして。
「僕がフェイトの所へ連れて行く」
お礼はします。必ずします。確かそんな言葉だった筈。
なのははどうだかは知らないが、彼にとっては忘れられる筈も無い思い出だ。こんな結末になってしまった
けれど、あの日から彼女は魔法を手にし歩き続けていたのだ。
その最初の一歩を嘘なんかで汚したくは無い。だからこの約束だけは、どんな事をしたって守り抜こう。
――――それだけだ。
* * *
ギシ、と腰をかけた椅子の出した音に最初の時を思い出していた。
新設された機動六課に我先に駆け込み、部隊長室の扉を少し強引に開いて、苦笑するヴィータ達の事等気に
せずに今腰掛けている椅子に飛び乗ったのだ。
そんな事をしていたからだろうか。それとも、少々乱暴に扱ってしまったからだろうか、使い続けた椅子の
軋みにはやてはゆっくりとこの機動六課の一年を回想した。
「最初はなのはちゃんだったなぁ」
出向されたなのはを迎えて。大分前から苛吐いて我慢できそうになかったフェイトと同室にした。何も言わ
ずやや頬を染めたなのはと、なのはと同じように真っ赤になりながらそれでも何も言わずに内心喜んでいると分
かりきっているフェイトが今は懐かしい。
次はスバルとティアナだ。なのはの手続きが終わり、大分前から目をつけていたスバル達の所へなのはを向
かわせた。
次はエリオとキャロ。最後まで反対しようとしていたフェイトをなのはが宥めている姿がありありと思い浮
かんだ。
その後は今とあまり変わらない。なのはが新人達に魔法の技術を叩き込み、JS事件が起きたのだ。
「そや、ルーテシアの事エリオ達に教えなきゃな」
フェイトとの一件に管理局もルーテシアの事を考え直していた。前よりも大分刑が軽くなったルーテシアの
事を教えてあげればきっと喜ぶだろうと。
そうエリオ達へ通信を開こうとして、ふとなのはの事を聞かれたらと思い動けなかった。それよりもこの回
想を続けようとはやてが椅子に更に体重を預け目を瞑る。
JS事件で起きた事。なのはとヴィヴィオの出会い。それと、その後の事だ。
「私は、二人を引き裂く為に六課造った訳やないのに……」
責任は取らなければいけない。そしてそんな事よりも二人を助けたかっただけなのだ。その結果が今。なの
ははジュエルシードを使用した事で全権がクロノへと渡り彼女は役目を終えた。後やる事はフェイトが引き取
られるまでここにいることと、モニターの中で見たヴィータの安否を気遣うこと。
だが思う。これで終わっていいものなのかと。
「せやけど……どうすればええの……?」
考えてもそれだけは分からず、はやてが立ち上がる。向かうのは医務室にいるフェイトのところだ。
「あ、はやてちゃん。待っててください今椅子を――――」
「ええよシャマル。それよりフェイトちゃんに会いに来たんよ」
「えっ、と……はい……」
戸惑うシャマルの横を通り過ぎ、はやては仕切りの役目を持っていたカーテンを引いた。そして現れるのは
フェイトの姿だ。
「なのは……」
フェイトの白い手首を不釣合いな手錠が拘束していた。それでも尚暴れ続けたフェイトの足を拘束している
のはシャマルの行使したバインドだ。
泣き喚きなのはの名を叫ぶフェイトを強引に眠らせ、薬の効果が残っているのだろう大人しくなったフェイ
トはなのはの名を紡ぐだけ。
つつ、とフェイトの形の良い顎を伝う涎をシャマルが拭い部屋を出る。残されたはやてはシャマルの座って
いた椅子に腰をかけフェイトの問う。自分を恨んでいるかと。
これが、彼女の夢の結末だ。友と呼んでいた者の想いを踏みにじり、今も傷つく友を傍観するだけ。何をし
ようにも彼女一人には力がなく、それがこの夢の無意味さを分からせる。
このまま機動六課は試験期間終える。ミッドチルダを震撼させたJS事件を解決し、後の起きた次元犯罪とそ
の犯罪者を引渡して。
それが悔しくて、はやての瞳から知らず浮いた涙が床に弾けていた。
「フェイトちゃんは、今もなのはちゃんを助けに行きたいんやよね」
泣く資格などある筈が無い。そう分かっていても止まりはしない。本当に泣きたいのはフェイトの筈だと理
解して。
どうにかフェイトの前ではと医務室を後にしてそれを見たのだ。
「ユーノ、君……なんでっ? ちょ、どうなってるのっ!? グリフィス君!」
「や、八神部隊長……その、スクライア司書長が突然……」
モニターに映るのは傷ついたなのはと、彼女の肩に乗る一匹のフェレットだ。それが誰かなど考える理由は
なく、彼の視線の先、数え切れないほどの武装隊にはやてが目を見張っていた。
聞かずとも分かる。それがユーノの答えなのだ。
そしてはやては再び自問する。
本当にこのまま終わっていいのかと。
「みんな……ちょっとお願いがあるんや。ええかな?」
目の前でグリフィスが笑っていた。アルトもルキノ他の皆も同様だ。それに頭を下げ、はやてがブリッジを
後にする。
はやてが向かう先ではヴァイスが待っていた。迎えに来たのだろうかと首を傾げ、それが勘違いだと気付くの
に時間は必要なかった。
燃え滾る炎のような魔力を纏い、彼女は歩を進めていく。確りとした足取りは迷いの無いことの証だろう。
「主はやて、もう一度私にこの剣を奮う機会が欲しい」
はやてに突き出された彼女の剣は、今までのどんな時よりも強く握られている。もう二度と離さぬよう力強く、
どこまでも護ると誓った主を前にしてだ。
『ったくよぉ、怪我人は大人しくしてろよなぁ』
『言うな。主の前だ格好くらいつけたいさ』
そして。
烈火の将はただ一人、主と認めた夜天の王へと言葉を紡ぐ。
このまま終わっていいのかと。
「終われるわけないやろ」
そう。このまま終われる筈が無い。
この機動六課がこのまま終わるなど、何故容認できるというのだろうか。
「ならば主はやて。この烈火の将、どこまでもあなたの想いを護り抜きましょう。その想いを妨げるものから
どこまでも」
それにはやてが返す言葉はなく。彼女は無言のまま、シュベルトクロイツを天に掲げた。その空に広がる紫
電が何なのかは分からない。たがそんな事を考えるなら、今は二人の事を考えよう。
「シグナム、フェイトちゃんをなのはちゃんの所に連れて行く」
「無論です。私はその為に来ました」
「そか」
言葉など二人にはどこまでも無用なもの。そんなもの無くともその想いはどこまでも繋がっているからだ。
なのはもフェイトもそうであった筈。どこまでも、二人の絆は強かった筈。
今はその後のこと等考えない。
考えるのは、一瞬だ。なのはとフェイトが想いを伝え合うその一瞬。
今はただその為だけに。
「……あれ」
それを見ながらリインフォースがふと首を傾げた。シュベルトクロイツを握るはやてと、レヴァンティンを
握るシグナムを見つめリインフォースも想いは同じだ。
故に首を傾げたのは別のもの。
胸に宿る暖かさに似た懐かしさが、彼女の身体に広がっていた。
「なんやリイン? 怖いんか?」
「そ、そうじゃないですよ! ただ――――」
この暖かさが何なのか知っている。
決して会うことを許されない、けれど夢の中で出会ったことのある彼女のもの。
「……リインフォースなのですか?」
紡いだ名は、彼女に名を送った今はいない彼女の名。
この身に感じる暖かさは、先ほど感じた時よりも暖かく、熱いほどにリインの身体を駆け巡る。
そしてその声を聞いた。
――――我が主。それがあなたの答えならば。
空にいる彼女は何も言わず。ただその時だけを待ち望んでいた。
その身に残されたある一つの願い。
それが、ゆっくりと彼女の手から離れていった。
* * *
ゆっくりと顔を上げれば、そこにいるのは新しい命の芽吹き。失った筈の命の鼓動だ。プロジェクトF。そ
の、到底常人には理解できない狂気の果て、その命は生まれようとしていた。
「アリシアもうすぐよっ、もうすぐだからっ」
それを見ながらプレシアは涙する。満面の笑みで、もうすぐ目覚めてくれる娘を見つめて。やや興奮し、上
気した表情で笑いかける姿は紛れもない母の愛情を持ったものだった。
もうその姿にかつての面影は残されていない。形振り構わずに研究を続けた代償が、命を奪う病となって彼
女の身体を蝕んでいたからだ。
だがそれでも、もうまともに動くはずの無い身体に鞭を打ち彼女は研究に没頭した。これはその果てに得た
希望だ。擦り切れた精神を繋ぐ細い糸。それがどんなものであれ、彼女が縋るには十分なものだった。
まだかまだかと待ち続けた。培養層の中で眠る命を見つめ、再び抱きしめられるその時を何度も想像した。
変わらずあの時の悪夢は続いていたけれど、それでもそれを忘れられるほどに幸せを感じ始めていたのだ。
だから、なのかもしれない。
全てを忘れて幸せに浸ろうとしたからなのかもしれない。
「……母さん?」
「そうよっ、母さんよアリシア! 母さんの事分かる!?」
「……うん」
二度目の崩壊が訪れたのは、待ちわびたぬくもりを抱きしめたその時だ。
嗚咽し、震え、その手に抱きしめたぬくもりを二度と話さぬように力を込めた。手の中のぬくもりもそれに
応え、母を抱きしめ返し涙を流す。
何故か泣き続ける母が心配で。
記憶とは違う、疲れきった様子の母が悲しくて。
大丈夫、と瞳を見つめて。
「母さん? どうしたの?」
その瞳に映っている血のような紅い瞳に、母の心に亀裂が走っている事に気付けはしなかった。
「母さん、どこか痛いの?」
「だ、大丈夫……大丈夫よアリシア」
それでも、その姿は紛れも無い娘そのもの。例え瞳の色が違っても、右利きでも、あの悪夢を思い出させる
金色の魔力光を放とうとも、それは娘と同じ存在の筈だったから。
――――なのに。
アリシアと同じ存在。それが笑うたび心が軋んだ。
それが触れるたび、鳥肌が立った。
それが母さんと呼ぶ度生まれるのは、心休まる暖かさではなく身の毛もよだつ恐怖だけ。
そして、彼女が一番許せなかったのは娘と同じ存在にこんな感情を持つ自分だった。
元々亀裂の入っていた心だ。壊れるのは余りにも簡単だった。少女が笑うたび皹の入る心は、もう娘を
失った時から限界を超えていた。
そして、溢れるような愛情が爆発した。一人の、娘と良く似た存在を傷つける事を以って。
料理を作らなくなった。リニスが講義をしながら少女に料理を作っていたが決してプレシアは同席しようと
はしなかった。
一緒に寝ることがなくなった。顔を見つめ、笑いかけることがなくなった。
アリシアと呼ばなくなった。変わりに、手元でぐしゃぐしゃになっていた資料にあったプロジェクト名を与
えた。
だがそれでは終わらない。娘に注ぎ続けていた愛情は、そんなものではなくならない。尚も深くなり、いつ
しか娘と同じ存在である少女を憎むようになっていた。
そして、アルハザードという単語を思い出したのだ。少女が生まれて数ヶ月後の事。少女の身体を初めて傷
つけた時の事だ。
それは無論、彼女にプロジェクトの話を持ちかけた男――――アルハザードの遺児、そう呼ばれていた存在が
あったからに他ならない。
もうその時にはまともな理性など残されていなかった。いや、そんなもの娘を失ったときから消えていたも
のだ。ここで初めて無くした訳ではない。
だが。
だが、それでも彼女が追い求め続けていたのはあの頃から何も変わらない。この手に抱きしめたいただ一つの
ぬくもりはいつまでも変わることはなかった。
もう他には何もいらない。何度も言い続けていたことだ。
命なんていらない。ただアリシアの笑顔を見ること。それだけを考え続けていた。
だから願った。死して尚その時も。
それは、遡る事およそ十年前。決して消えぬ筈の絆を断ち切った悲しき願いが生まれた場所。
――――そして。
追い求め続けていた願いがようやく芽吹く場所だった。
* * *
「リニス……アリシアが行ってしまったわ……」
「はいプレシア。でも、すぐに会えます」
それは、一人の少女が見た夢の続き。闇の書の夢――――十年前、フェイトが見てしまった夢が消え去る時の
事だ。
もう役目を終えたからなのだろう。夢の登場人物としてではなく、彼女達は彼女達の意思に従い消え行くこ
の世界を傍観していた。
カラン、と音を立てプレシアの握っていた杖が地面へと転がった。瞬間消えうせたそれに、次は自分達なの
だと理解し、事実として認識した。
「もうこれで最後。リニス、あの子のところに行きたかったら行きなさい」
「わたしはここに残ります。あの子は強くなりました……もう私は必要ないでしょう?」
「ふん。こんな夢を見る子のどこが――――」
「いいえ、強くなりました」
有無を言わせぬリニスの笑顔に、プレシアは鼻を鳴らし視線を逸らした。
もうこのまま消えようが構いはしない。ここには何も無いのだ。願い続けた夢も、抱きしめたかったぬくも
りも何も無い。そこに感情が芽生える余地などありはしないだろう。
「プレシア、あなたはこれで良かったのですか?」
「何がかしら……こんな作り物のまやかし、あるだけで迷惑だわ」
見ているだけで吐き気が治まりはしない。作り物。それは彼女の一番嫌いなものだ。外見だけを真似て、中
身は何も無い空っぽのまま。まるで、初めてフェイトを抱きしめた時を思い出して気持ちが悪い。
それを理解したリニスも何も言わず、この夢を破る為フェイトが作り出した金色の光りに自分がまだ存命
だった時の事を思い出していた。
その彼女の微笑みに悔いはない。未練も何も。見ることが出来ないだろうと思っていた、フェイトがバルデ
ィッシュを握る姿が見れたのだ。それだけでもう十分幸せを感じる事が出来ていた。
だが、プレシアはどうなのだろうか。幾ら使い魔のリニスとて、主の本心が分かる訳ではない。伝わり、そ
れを理解するのは主との関係じゃない。使い魔自身だからだ。
彼女の心の中には、いつも一つしか存在しなかった。たった一人、彼女が娘と認めている存在だ。
「……プレシア?」
だが、何故だろう。その一つが少し変わっている。根本は分からない。だが確実に、自分が彼女の隣にいた
時から何かが変わっているのだ。
「先に行ってなさい。アリシアを一人にはさせていられないわ」
それが何だかは分からずリニスはアリシアの前から姿を消した。跡形も無く、たった一つの疑問を残してだ。
それを何の反応を示すことも無くプレシアは歩を進める。既に薄っすらと消えかかったその身体では満足に動
くことすら叶わない。だがそれすらも捻じ曲げ彼女は歩く。
たどり着いたのは一本の木。アリシアがこの世界から消え去ったその場所だ。
「……アリシア」
静かに娘の名を紡ぎ、プレシアがゆっくりと目を閉じる。
そして、願ったのだ。今までのどんな時よりも強く。ただただ真摯にたった一つの娘の願いを。
「大丈夫。大丈夫よアリシア……母さんがちゃんと――――」
フェイトの魔力によってひび割れた空を紫電が覆いつくしていた。その魔力は大魔道師という名には些かも
そぐわない微量なもの。だが、それでも変わることの無い深い愛情が込められたもの。
願うのはたった一つだ。彼女が生涯を賭して叶えようとした願い。叶うことの無かった、それでも諦められ
なかったただ一つ。
この手であの子を抱きしめたい――――違う。
またあの子と一緒の時を歩みたい――――そんな事じゃない。
あの笑顔を取り戻したい――――そうじゃない。それは、もう二度と手に入らないものだと分かっている。
「――――ちゃんと、あなたのしたい事させてあげるから」
娘の我侭も聞かず、何が母と呼べるのか。あの子の消える一瞬。その一瞬にあったその願いを叶えずして、
一体他の何を叶えると言うのか。
神なんてこの世にいない。あれがあの子の運命というのなら、そんなものを造った神など必要ない。故にこ
の願いを叶えるは、母たる自分の役割だ。
「げほっ!、げほっ、げほ……!」
薄っすらと消えかかっていた体が更に姿をなくしていく。だが痛覚はあるのだろう。胸を突き刺したような
痛みに堪らずプレシアは血を吐き蹲る。だがそれでも握り締めたその手は尚も硬く、たった一人娘と認めた少
女の願いの為更に強く握り締められる。
たとえ体が病に蝕まれようと、心が狂気に侵されようともそれだけは無くした覚えないない。そう、母は涙
を流していた。
そして。
プレシア・テスタロッサは消え去った。最後の最後ようやく叶える事の出来た願いを残して。
――――現実でも、こんな風にいたかったなぁ……。
今。叶うことの約束されていた奇跡が翼を広げ羽ばたいた。
239 :
246:2008/04/14(月) 04:06:50 ID:ddlH3oIz
以上です。ありがとうございました。
今回主人公はプレシアママン。あの人がフェイトさんを認めることは一生ないでしょう。あの人はどこまでも
アリシアのお母さんだと思います。でもアリシアのお母さんだからこそ、闇の書の夢でのアリシアの最後の一言
は無視できないだろうと。
次回も遅くなるかもです。デスマーチではないですが、デスパレードです。
ほんと申し訳ない限りです。なのでちょっと首吊って来ます。
>>246氏
続きキター!と叫ばざるをえない(゚∀゚)
マジGJです。
これが1話冒頭の願いを示すのかと思うと、
プレシア→アリシア→フェイトと繋がる想いと願いの連鎖が心に来るなあ。
>>239 GJです!
テスタロッサ家の想いの連鎖に感涙。
そして八神家も司書長も格好いいっす。
>>190 3sILvER:シルバー=ギン姉?
S0da/U/:嘘だッ!=ティア
0o+iR/E:逆から読むとエリオ
kKEnSHa:経験者?
NO/tEn+:脳天?
ToRsGAr:通りすがり
かな?
>>239 GJ!続き待ってました!
なのはとフェイトだけでない、他の皆の想いだったり願いだったりを考えると
初めて見た時とはまた違った印象をタイトルから受けますね
次回も楽しみに待ってます。けれどどうぞ無理だけはなさらないように
>>239 フェレット…お前は今輝いているよ…(´・ω・`)
にしてもまさかプレシアママンが絡んでくるとは思わなかったぜ
>「ふん。こんな夢を見る子のどこが――――」
しかしリニスとの会話をみていると、ツンデレに見えるw
GJ!!マターリ続き待ってます。
以前武器談義で盛り上がった事があったけど、あれって何スレ目だっけ?
>>239 待ってたぜええええええええ!GJ!
なのはさんが痛々しい上にヴィータも倒れてどうしようかと思ったが
フェレットとシグナムがかっこ良くて救われたぜ…
そしてプレシア母ちゃん最高っす。
>あの人がフェイトさんを認めることは一生ないでしょう。あの人はどこまでも
アリシアのお母さんだと思います。
色んな解釈あるでしょうが自分は全く246氏と同意見なので、
今回のプレシアさんは凄い良かった。
それにしてもヤンデレたなのフェははた迷惑過ぎるw
みんなの想いが報われる日が来るといいんだが。
続き気長に待ってますんで、無理はなさらぬよう…
>>178 お前…高町教導官殿を一度は倒すなんて…、
(((゜д゜;)))
確か、管理局で初めて黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士ミッド十字勲章を叙勲しているんだぞ…。
よく生きていたな…。
そのスレで、あの納豆SSが投下されたんだったっけな
武器と納豆が合わさって、最終的に納豆武器なんて考えてたっけwww
なつかしいな
確か発端はオリキャラに持たせるデバイスの相談だった気がするが、その人は今なにをしてるんだろうな
>>239 GJ!GJ!GJ!
まってましたぁぁぁ! 今回も最高でした!
私は最近246氏のssがきてるかどうかだけでスレ覗いてますよ!
続きは出来るだけはやく投下して欲しいとは思いますが、
焦って質が落ちてしまっては元も子もないですし、ゆっくりといいものを仕上げてください。
楽しみにしてます!
こないだ覚悟のススメMAD見て強化外骨格型のデバイスとか考えたけど
バリアジャケットと区別つかねーな
>>251 いっそモビルスーツにしちゃえばよくね?
レイジングハートが胸の中央でカラータイマー…
そして聖王の衣装が赤と白のツートンカラー
ヴィヴィオ「デュワァッ!」
スカ「ヘアァァァッ!」
>>251 某フェイトさんを頂いたオリキャラは防護服型のデバイスを使っていた気がする。
俺はパワードスーツ式のデバイスってのもありだと思うけど。
なんか男の浪漫がある。
ただし魔法少女的ではないのは確か、そもそも露出度が壊滅的に減るし。
>>255 既に魔法少女ではな……ん、誰か来たみたいだ
>>255 露出なんて飾りです。ただし、部分装甲服でもエロスな終わクロなんてのもあるし
仕草だよ問題は。あと燃えればOK。
パワードスーツ式デバイス、外殻部分の魔道金属装甲により防御力を向上させて防御魔法に回す魔力を節約可能。
飛行能力及び武装はユニット式で簡易的な換装が可能。
ただし装着するにはある程度の身体能力(筋力、運動能力、耐久力)が必要な為に使用者には厳重なテストが課せられる。
現段階では試験運用の段階であり、運用部隊は陸士99部隊に限られる。
その危険性から使用者は全員非妻帯者の屈強な若者で行われている。
なんてどうっすか?
>>259 つ「ソルテッカマン」
動力かつ攻撃手段であるカートリッジが切れたらスーツはただのデッドウェイトになる罠
>>260 いや、そもそもデバイスは術者の魔力が基本的な原動力なんだからカートリッジの装弾数は問題にならないと思う。
それに後方支援やバックアップチームによる弾薬補充を徹底していれば魔力カートリッジの弾切れも解決可能。
さらに加えるならもしもの場合はデバイスをコアを残してパージして外殻装甲部分を残して脱出すれば良し。
>>260 テッカマンブレード懐かしいなw
重量に問題がなければ防御手段としてだけでも有用なんだろうけど、
>>259の仕様だと無理っぽいな。
どうせなら本体及び武装の動力源を完全にカートリッジ依存にして、魔力資質を持たない局員の戦闘用に回したらどうだろうか?
レジアスが地上本部の戦力不足を解決するため戦闘機人やアインヘリアルとは別に計画していたとかの設定にして、レジアス本人が装着する展開もありで。
>>262 魔力資質のない人間にも使用可能な魔道兵器か、管理世界で合法的に使える質量兵器みたいなもんだな。
中将ならこの話に確実に飛びつくな、ただしあまり無理するとカートリッジ工場の人が死にます。
>>263 カートリッジの調達は確かに問題か…そこまで気が回らなかったorz
レリック使えば何とかとも思うがそれだと量産が不可だしなぁ。
つ〜かよく考えたらガジェットを使った方が効率良いんだよな。
有人にするメリットはあまり無いか。
テッカマンブレードのミユキ変身シーンの乳首には今もお世話になってます。
あれ?何の話だっけ?
そうそう、飛行能力獲得のために背中や肩に
ガジェット2型の飛行ユニットを付ければ空戦もできますね。
なんだ、
あとはカートリッジ量産とカートリッジ連続使用のリンカーコア負担問題だけじゃないかw
さらに拡大して戦闘機型デバイスで、これには操縦者と魔法担当の魔導師の複座にして、
でもデバイスのAIが任務優先で変態機動で中の人を殺したりするんだ。
そう考えてた時期が俺にもありました。
デバイス自体、ある程度の魔力を蓄える機構があったはずだし。トリガー引くだけで内蔵魔力が尽きるまで魔力弾を撃てるデバイスとか、普通にあると思うんだけど。
首とか腕が伸びる人ですね
>>266 まあ、ボタン一つで転送魔法や魔導砲が撃てる世界だし可能なんじゃないかと俺も考えたことあるな。
でもそうなると、質量兵器ってどうなるんだと思わなくもないが。
AMF影響下での使用前提で初めから魔力に頼らないパワードスーツとか。
97世界の技術を転用して武装も質量兵器を使用する。
行きつくとナンバーズになってしまうが。
>>202 新作小説楽しみにしています
氏の描くかっけえエリオを期待してる!
スーツ内部で魔力運用が完結していればAMFは関係ない気がする。
武装はヴィータのシュワルベフリーゲンよろしく魔力で物理形成した弾頭なんかを射出する武器なら既存の銃火器ではないデバイス固有の魔道兵器になると思う。
後は着装したスーツの単純な膂力で近接格闘戦、その際は前腕部になにかしら(スパイクやら爪やら)を使用するか持ち替え可能なナイフや斧なんかの武装を持ってればより完璧。
しかし、これはもはやエロパロでする話じゃないな。
パロのネタとしては別段問題ないとは思うが……たまにエロに固執する人もいるしな……この辺にしとくか。
それともここからエロに持っていくとか――って、どんな猛者だそりゃw
そこでバリアジャケットに調教される魔導師を
「れ、レイジングハート…今日なんだかBJきつくて…何か怒ってる?」
「バルディッシュ…なんだかマントの裾が短いような気が…そ、それとちょっと食い込んで…」
>>273 魔法の力で発射すればおkなんだから弾丸は金属製の用意すればいいんじゃね。
というかそれなんてredEyesのSAA?
動力源となる魔力の問題だが、揺りかごにあった魔導炉の小型版を開発出来れば
どうにかなると思う。
というか開発できてると思うんだ、次元航行艦とかアルカンシェルみてると。
問題はそれを戦闘機やパワードスーツにまで転用出来るサイズに出来るかの話。
ウェンディのライディングボードは量産も視野に入ってたらしいけど、あれを陸士達に配備するだけで結構変わるよな
Aランクな傀儡兵の動力を小型化して使用しようぜ。
デェエチのイメースカノンってカートリッジ搭載できないかな?
魔力込められるなら機人エネルギーも大丈夫じゃね?と思ったんだが…
オリキャラの武装も銃係にしようと思ってるんで。
ところで、クロノって不倫物しか読んだことないんだけど、みんなそんなにエイミィ嫌いなのか?それとも金髪がすきなのか?
>>276 いや、それじゃあ分類上は質量兵器になってしまう。
例え机上の倫理でも管理世界で使用される武装は非質量兵器(魔法使用の武装)である必要がある。
ちなみに今俺が考えてる妄想は以下の通り。
対AMF用部隊AMF(アマード・マギリング・フォース)、通称“鋼鉄猟犬部隊(メタル・ハウンド)”
実験的に採用されたパワードスーツ型デバイスを運用する試験部隊。
魔道によって作られた鋼の服を纏い、様々な戦地を駆ける荒くれ共。
とか。
>>280 エイミィが嫌いなんじゃない。
好きなんだ!クロフェが!
>>282 あ、フェイトか……
てっきりカリムかと思ってた
284 :
280:2008/04/14(月) 20:36:21 ID:0mv53vat
いや、両方金髪じゃん。
金髪を掘る(性的に)職人、それがクロノ・ハラオウン。
稀に鶴○さんも掘る。
>>280 ぶっちゃけエイミィさんは地味すぐる…
酷いようだが、元妻(なのは)や仲のいい義妹(フェイト)と比べちゃうとなー
比較論として
バリアブレイク能力を持った弾丸とかをね。
金属弾頭にバリアブレイク能力を持たせて着弾時に発動させる。
バリアを貫通させ対象にダメージを与える。
なんて妄想が…
>>287 カラーリングは鋼鉄らしさを出す為に総鉛色で統一。
ただし撃墜したガジェットの数を星とかで肩アーマーに刻んでる、そして無論だが隊長には角があれば吉。
>>280 俺も銃系で考えてるな
射撃や砲撃等の一分野に特化し処理速度を上げまくったデバイスを大量に持ってる、とかそういうのを
>>285 「クロノ君の……めがっさ太いにょろ……」
……これを言われたら吹きそうだ
293 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 20:43:36 ID:7Vc7+Uj4
やべ! あげてしまった、すまん。
お詫びに今夜中になんかエロいの投下する。
クロ鶴でも投下すんのかwwwwwww
>>291 そうなんだ、けど、俺の場合オリキャラが戦闘機人なんだよな、
本局が秘密裏に機人部隊を運用して紆余曲折を経て部隊が全滅、
生き残った一人がスカ陣営に…ってのを考えてるんだが、やっぱ、中二くさいかな?
>>281 スターダストフォールがOKならこれもOKでは?
DVDのブックレットによると火薬や化学など魔力によらず大量破壊を生み出す兵器が質量兵器なんだし。
発射に魔力必要なんだから誰にでも使えないというのももクリアできる。
>>296 たしかに中二っぽいけど、それ言ったら大抵のネタがそうだしw
内容によるんでね?
六課メンバーがMOB以下とか、ただオリキャラで好き勝手したいだけとかじゃなければ大丈夫かと。
>>296 いいんじゃね?
作者本人に自覚があるなら酷い事にはならないだろ
厨二が問題なのは無自覚にやってるからだし
誰も、誰一人として僕を遊びに誘ってくれない
だから僕はインターネットで、いろんなことを評論する
そんで時には強がってみせたりして、一日が終わる
恋愛、友情・・・なーんもない人生さ
長いこと生きてきた
しかしいい思い出なんてほとんどない
無意味に老いていく、とてもヤバイ人生さ
世の中の全てが僕と無関係に動いている
完全に取り残されてしまった
世の中に溶け込んでいる人たち全てがまぶしい
お父さん、お母さん、ごめんなさい
大事に育ててもらったのに・・・
うんこと精子を無意味に作っただけの人生でした
こんな寄生虫いらないよね?
これから僕のことをバカと呼んでね
お墓には「バカの墓」と刻んでね
さようなら
>>285 真っ先に浮かんだのは何故かユーノだった。
しかしあれは金じゃなくて栗色だな…
>>295 それはいくらなんでも無茶すぐるwww
せめてエイミィさんのハル〇コスプレくらいで
実際の所、管理局の機人研究ってどこまで進んでたんだろ?
ナカジマ姉妹のメンテナンスしてるから実用段階までは行ってたのかな
>栗色
うお!
SSで思いっきり金髪って書いちまったよ!
あと最近になってアルフのオレンジ色は茜色とも表記できることに気づいた俺未熟orz
>>281 >>296 あれ?俺がいる?いつ書き込んだんだ!?
ちなみに戦闘機人じゃなくて、自分の低魔法能力をスカが関わらない技術で無理矢理強化したという
出来損ないの強化魔導師
ていうかどうみても『南瓜切り鋏』です本当に失礼しましたッッ!!
>>273 今度は某ロボットオールスター大戦の博打好きな人が・・・・・今日の僕重症だ。
>>296 こっちもオリキャラで困ってるんですよ。
長編のネタはあるけどオリキャラのせいでプロット書き直し書き直し。
下手に強くしたらフリーダム、弱かったらかませ犬、優遇させたらヘイトと扱いにくいことこの上ない。
>306
出さないという選択肢もある。
そいつを本当に出す必要があるのか再検討してみたら?
>>280 私がプロット構想中のSSで申し訳ありませんが。。。
更正プログラム終了後に管理局に入ったディエチに、イノーメスカノンを改造したデバイスが
渡されるという一節があるのですが、それには機人エネルギー用のカードリッジシステムが搭載
されているという構想だったりします。
ちなみに、設計協力には「無論」レイジングハート(&なのは)も積極的に参加していたりとか。
>>307 適役がいないんです。
もっと加えて言うとヴィヴィオの相手役(なのはでいうところのフェイト)が必要でして。
そこから色々煮詰めたらオリキャラ4人の大所帯に。まあ、まだネタの領域を出ていない話なんですが。
>>306 オリでもなんでも好きに書いて良いと思いますよ。
書き手としてそれが最良だと思えば迷う事は無いですし。
まあオリは気に入らない方もいらっしゃるので事前注意は忘れずにお願いしますね。
>>309 案ずるでない
世の中にはオリキャラ出まくって殆ど世界観借りただけの作品を書いてる作者もいる
俺の事だけど
いやいや、名前だけが作品キャラで中身はオリキャラな方には及びませんよwww
(いや、ここじゃなくて、その手の同人誌な)
人違いだったらすいませんが愚者の人?
同人を細かく言い出すと、再現できているほうが少ないからなあ。
それがネタになる範囲ならばいいんだけどw
315 :
313:2008/04/14(月) 22:00:40 ID:OHB28lxr
>>311 途中で書き込んでしまった
あなたの作品って種とアストレイ、MSVの関係に近いよね
それと都築待ってます
>>286 せめて過程がありゃあなあ。
クロノを変えてく過程とか、コンビを組んで初めての任務とか、告白話とか、
おいしいシチュは結構あるんだろうけど、
本編できちんと示されていないんで、唐突過ぎる感じが否めないんだよなあ。
かつ前世の嫁(なのは)の場合、その辺が完璧だったし。
318 :
311:2008/04/14(月) 22:19:07 ID:1/XR4jow
>>313 >>315 ◆Ev9yni6HFAだ……
俺が◆Ev9yni6HFAだ!
確かに言われてみると近いかも>種とアストレイ、MSVの関係
あっちは両方とも一次だけど
俺の場合は「地上本部にも頑張ってる奴はいるんだ! アインヘリアルは危険視されるほど強力な兵器なんだ!」ってコンセプトで書き始めたからオリキャラが多くなったけど
都築は現在推敲中だからあとちょっと待ってくれ
まあ推敲にやたら時間がかかったり推敲後に分量が1.5倍になったりザラだけど
>>280 エイミィはキャラの属性が姉と幼なじみ、どっちつかずなのが痛い。
フェイトやカリムとの差はそこだと思う。
姉を前面に押し出してれば姉好きが食い付いただろうに…
アホ毛属性
と言ってみる。
クロノはエイミィとどういう馴れ初めなんだろう?
エイミィが酒に酔った勢いで喰っちまったか?
淫獣のことかー!・・・・あれ?
324 :
26-111:2008/04/14(月) 22:55:42 ID:7AmwvBru
保管庫から業務連絡です
59スレの保管作業が終了しました。執筆陣諸兄は確認をお願いします
こちらは引き続き保管業務を継続します
連絡事項
>>CRR氏
修正しました。確認をお願いします
>>ザ・シガー氏
確認感謝です。現状のレイアウトで行きましょうかね
現行スレまであと7つ
1日1スレの消化なら一週間・・・一週間有ったら、一つ二つスレが進むのが、ここの恐いところです
ぼちぼち頑張ります。それでは
>>324 司書作業お疲れ様です。
ねぎらいも含めて先ほど言ったエロSSを今日中に書き上げよう。
つまんねえ
くだらねえ
抜けねえ
>>306 そんなのスパロボ好きでなのは好きなら誰でも通る道だ。スパロボ登場機のなのは世界置換。
個人的には、シュワルべの広域拡散版とガンナックルとリボルバーナックル装備の突撃陸戦魔導師と
操作弾とストームレイダー風味のデバイス持った空戦射撃魔導師のコンビとか
328 :
ザ・シガー:2008/04/14(月) 23:40:37 ID:7Vc7+Uj4
んじゃそろそろ前言通りに投下としゃれ込みますぜ。
ソープ・ナンバーズの第九回、メインはオットー&ディードでチンコ要員はグレアムという冒険。
内容は‥‥ふふっ、エロいぜ?
高級ソープ ナンバーズ9
皆様どうもお久しぶりです、ギル・グレアムです。
え? “お前生きてたのか”って? ははっ、当たり前ですよ、私は簡単には死にません。
実は今日は知り合いのはやて君のお誘いで久しぶりにミッドにやって来ました。
いやぁ、あの小さかった女の子が今では立派に部隊を指揮する部隊長とは、なんとも感慨深いものですね。
成長した彼女を見ていると、つい目頭が熱くなってきます。
久しぶりの再開に積もる話に花が咲き、時間を忘れて話し込んでしまいましたよ。
そうして夜もふければ“もう一つの目的”の時間がやって来ました。
□
「で、それは確かなのかね?」
「ええ、きっとグレアム提督も満足してくれますよ」
「そうか、それは楽しみだ、君の紹介は確かだからね。だが私は“元”提督だよ」
「そうでしたね、つい昔の癖で」
グレアムはかつての教え子クロノと共に腕を組んで席についていた。
その瞳は昔日の敏腕提督時代を思い起こさせる程に鋭い眼光を放ち近寄りがたい覇気を纏っている。
その姿はさながら戦場に向かう古参の古強者の如き勇ましさをすら感じる程だ。
まあ場所はソープだけど。
グレアムが勇ましく締まった顔でエロ妄想にふけっていると、彼の下に接客用ガジェットが案内に来る。
目であるモノアイをピコピコと光らせた接客用ガジェットは機械的な電子音声で彼らに話しかけた。
「オ客サマ、ゴ用意ガデキマシタ。コチラニオ越シクダサイ」
グレアムとクロノは接客用ガジェットに言われるままに後に付いていき、プレイルームの前に辿り着く。
ガジェットの説明でここはグレアムの指名した嬢のいる部屋だと言われて、二人はそこで一旦別れる。
そしてグレアムがドアを開ければ、そこには同じ顔をした“二人の”少女が待っていた。
「「どうも、お客様。今日は指名頂きありがとうございます」」
完全にハモった双子の声がグレアムを迎える、それはナンバーズの双子姉妹、オットーとディードである。
グレアムは瞳に獣のような光を宿すと服のボタンをゆるりと外し始めた。
1時間後。
「あんっ!‥‥はぁ‥んぅぅ‥‥はぁぁ」
濡れた肉と肉をぶつけ合う淫らな音と共に、悩ましい少女の喘ぎ声が部屋の中に響き渡る。
ベッドの上では四つん這いに組み伏せられた少女が後ろから男に激しく責め立てられていた。
それは短い髪に凹凸の少ない身体をしたボーイッシュな少女、双子の一人オットーである。
彼女を飢えた獣の如く貪るのは言うまでも無くグレアム。
老体とは思えぬ程激しい腰の動きは普段変化の無いオットーの顔を快楽の愉悦に歪ませている。
小柄なオットーの肢体がグレアムの肉棒の突き上げに応じて何度も跳ねる、その度に秘部から溢れた愛蜜がベッドのシーツに飛び散ってシミの数を増やしていた。
「はあぁぁ‥‥んぅぅ‥はんっ!」
「くっ! 大した締め付けだ、中々の名器だな君は」
「ふぁい‥んぅぅ‥‥ありがとう‥‥ございまひゅ‥」
上手くろれつの回らない口でなんとか返事を返すオットー、グレアムはその反応に満足そうな笑みを零した。
そして腰の動きをさらに早めて少女の膣を満遍なく突き刺し抉って存分に味わう。
その強烈な快楽刺激にオットーは背筋に電撃にも似たものが走るのを感じる。
走った電流は絶頂と言う名の破堤、瞬間オットーは目の前が白く霞むような錯覚を覚えた。
「はあぁぁぁあっ!!」
全身を駆け巡る絶頂の高波にオットーのしなやかな肢体は打ち震える。
痙攣する身体に呼応してキュッと締め上げる膣の刺激にグレアムも我慢するのを止めて滾る欲望を解き放った。
吐き出された精の白がオットーの体内に満ちて彼女の意識諸共、快感の色に染め上げる。
快楽の甘美な陶酔によってオットーは脳を焼かれるような感覚に陥りベッドに倒れ伏す。
グレアムは立ち上がると、意識の朦朧としているオットーから離れてベッドの脇に座る処女に近寄った。
「それじゃあ、そろそろ君の番だね」
「んぅぅ‥‥ふぅぅ」
そこにいたのはもう一人の双子であるディード。
だが彼女は椅子の上に縛り上げれて目隠しがされており口には猿轡すら噛まされている。
さらには秘所と肛門には大きなバイブが突き刺さり、乳首と淫核にはテープでローターが取り付けられて絶え間ない快感を与えている。
快楽玩具で刺激を与えながら放置されたディードは何度も絶頂に達しているのか、垂れた愛蜜は小水のような量で床に水溜りを作り、小刻みに身体を何度も震わせている。
グレアムは嗜虐的な黒い笑みを零しながらディードの目隠しを取る。
すると、絶え間ない快感に潤みきった瞳と目が合った。
その瞳は拷問染みた快楽地獄によりまるで助けを求めるようにも、そして同時にさらなる恥辱と嬲りを求めているようにも見える。
この事実に満足そうな顔をしたグレアムは今度は猿轡を外す。
「さて、続きはどうする? しばらくはこのまま放置するかね?」
「もう‥‥もう、やめてくだひゃい‥‥これぇ‥ひゃんっ!‥じゃなくて‥オチンポォ‥オチンポくだひゃいぃ」
顔を涙と鼻水と唾液でぐしゃぐしゃにしながらディードは哀願する。
彼女が求めているのは玩具による戯れの刺激ではない、求め欲するのは雄によって与えられる決定的な征服であり肉の蹂躙なのだ。
グレアムもまた先の発射から復活した肉棒を滾らせ、ディードの痴態に触発される。
そしてゆっくりとディードの拘束を解いていった。
邪魔な物を全て取り外し、椅子の上に腰掛けた豊満な肢体の少女は股を開いて濡れた秘所を曝した。
そこはまだ雄の侵入を受けていないというのに、まるで無数の野獣と交わったように濡れそぼっている。
そして瞳は早くメチャクチャにされたくてしょうがないのか、熟練の娼婦のように熱を帯びて誘っていた。
グレアムは一瞬まだ焦らそうかとも考えたが、すぐにその考えを捨てて少女を貪り始める事にした。
「ひゃあぁぁんっ!!」
十分すぎるくらいに濡れていたディードの膣は一切の抵抗も無くグレアムの肉棒を受け入れた。
彼女のソコは、すんなり入る癖にしっかりと締め付けてくる。
グレアムは苦悶にも似た表情でその快感に呻いた。
「むぅ、これは凄いな‥‥流石は双子なだけあって二人とも名器だ」
「ひゃんっ!‥‥あんっ!‥しゅごいぃ‥チンポォ‥オチンポォォ」
「やれやれ、完全に墜ちてるようだね」
もはやディードに普段の理知的な部分は欠片も残されていない、今の彼女はひたすらに雄の征服に悦び震える一匹の淫らな雌犬なのだ。
必死にグレアムの身体に手足を絡め、諸々の液体で濡れた顔を喜悦に歪ませて快楽を求める。
グレアムもまた理性を捨てた貪欲な獣になって少女の体を貪った。
唇を重ねて舌を絡めて激しい口付けに興じて、手を少女の豊満な乳房に回してその柔らかい感触を楽しむ。
重点的に乳首を転がせば、それに反応して膣もキュッと締め付けを示す。
「あんっ!‥むねぇ‥‥むねきもちいい‥」
「そうかね、それじゃあこれならどうだい?」
グレアムはそう言うと口を揺れる乳房に移して先端の可愛らしい乳首を口内に含む。
そして千切りそうな勢いで噛んだ、それは苦痛を伴う暴力的な愛撫。
だがディードはこの刺激に否応なく感じた、背筋を電流が走り壮絶な快楽の濁流が駆け抜けた。
「ひゃぁぁぁあっ!!」
「むぅっ!」
背を折れんばかりにのけ反らせながらディードは果てた。
全身は痙攣したように震え、膣内は素晴らしい力で締め付けてくる。
この反応にグレアムもまた射精を向かえ、先の発射が嘘のような程の量の精液を吐き出した。
肉棒を抜き去れば、まるで粗相でもしたようにディードの股ぐらから淫汁が溢れる。
グレアムの出した精とディード自信の果汁が混じり合った淫らなミックスジュースが床に染みていく。
「さて、今度は二人一緒に可愛がってあげよう」
グレアムは振り返ってベッドの上のオットーに目を向ける。
どうやらこの老人の性欲はまだまだ納まらないようだ。
その日、夜が明けるまで少女達は老人の魔人的性欲の下に貪られた。
□
「どうでした?」
「うむ、中々素晴らしかったよ」
朝もやの中、爛れた情事を楽しんだクロノとグレアムは帰り道を歩いている。
どうやらグレアムはソープ・ナンバーズをいたく気に入ッたようだ。
クロノもかつてに師が喜んでいる事に表情を綻ばせる。
「リーゼ達に慣れたグレアム提督ならきっと楽しんでいただけると思いましたよ」
「ああ、あの子達も中々良いが、あそこの娘達も負けず劣らずだよ。だが私はもう提督でないと言っているだろう?」
「そうでしたね、すいません」
「ところでアレだ‥‥私もミッドに移住しようかねぇ」
「え? どうしてですか?」
「いや、あそこにもっと通いたいし」
「はいっ!?」
どうやらこの色ボケ老人にソープ・ナンバーズは刺激が強かったようだ。
朝もやの清々しい空気も少しピンク色に思えた。
終幕。
>>332 わろた。
あのにゃんこ姉妹は爺さんの性癖から来てるんだな。
しかし、双子フェチって・・・
GJ
一瞬、はやてちゃんの名前に驚いたのは内緒だぜ。
GJ!
それにしても、いつ見ても通いたくなるソープだ。
335 :
ザ・シガー:2008/04/14(月) 23:48:58 ID:7Vc7+Uj4
投下終了です。
これで俺がソープで書いてないのはドゥーエとクアットロかな?
ドゥーエはともかく、クアットロはアイディアねえな、まあ時間かけて書きますか。
ところで、現在連載中の「烈火の将〜」やら「ある中将〜」やら「風に癒し手〜」も書かなきゃいけないんだけど、最近はアリサやすずかも書きたいとか思ってる。
困ったもんだ。
>>332 エロイ!
エロイよあんたwww
あとグレアムがミッド移住したら、今後の展開がわかんええw
元提督の登場で、今、物語は予測不可能領域へ転送魔法したッッッ!!!
(要約:いいぞもっとやれ!)
このスレでソープナンバーズを見て本当にソープに行った俺参上
>>335 GJGJGJGJGJGJGJ
俺は今GJ以外に語る舌を持たん
このオジさんは姉妹丼がお好みか…
ナカジマさん逃げて〜!
>>327 オリキャラとかだと、とかく攻撃系の魔法能力持ちが多いような気がするのですが、
逆に防御系や補助系の魔法技能者とかを考えてみる。
例えば、
・Sランクの砲撃魔法の直撃を完全に防ぎきるが、砲撃等の攻撃魔法はおろか
他の補助系魔法もてんで駄目な盾形デバイス持ちの魔導士(近代ベルカ式なら騎士か)
とか、
・フープやチェーン、ケージ等の多種多彩なバインド系魔法が使えるが、砲撃を
含む攻撃系やシールド等の防御系はおろかバインド以外の補助魔法もてんで
駄目な魔導士
とか。
……駄目だ、自分だと完全にモブでやられキャラにしかならないよぉ。orz
でも、こんなダメキャラでも格好よく活躍させられる職人さんがいると信じています。
>>332 ぷはぁ……GJ。
As最終話エピローグで、妙に老けてしまっていたように見えていたのは、
錯覚……もとい変身魔法で欺瞞していたのでせうか?
>241
UflLMtl フルメタル
8/avEY9 ハーベイ
gAk8b1r ガクブル
難しい
>>340 stsの時点では死亡説もあるんだよな
……どーしよ
>>335 GJ。
>>330の
>グレアムは立ち上がると、意識の朦朧としているオットーから離れてベッドの脇に座る処女に近寄った。
少女の間違いかな?
344 :
ザ・シガー:2008/04/15(火) 00:04:13 ID:5fYMBO2p
>>343 なんという誤植‥‥俺よ何を書いているのだwww
>>330は以下の通り。
グレアムは立ち上がると、意識の朦朧としているオットーから離れてベッドの脇に座る処女に近寄った。
↓
グレアムは立ち上がると、意識の朦朧としているオットーから離れてベッドの脇に座る処女に近寄った。
保管庫入れる際はこれでお願いします、ディードは処女じゃありませんから!!
345 :
ザ・シガー:2008/04/15(火) 00:05:36 ID:5fYMBO2p
度々すいません。
グレアムは立ち上がると、意識の朦朧としているオットーから離れてベッドの脇に座る処女に近寄った。
↓
グレアムは立ち上がると、意識の朦朧としているオットーから離れてベッドの脇に座る少女に近寄った。
ですね。
何やってんだ俺‥‥なんかもう駄目だな‥
347 :
( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc :2008/04/15(火) 01:17:45 ID:ejlx8Vbe
オリキャラの話をしているね?( ゚д゚ )
ageてしまった……スマヌ
コテハン外して雑談してくだされ
>>345 GJです!そんなに連載抱えて大丈夫ですかw?
>>347 もしかして、オリキャラはだめな人ですか?
>>350 >もしかして、オリキャラはだめな人ですか?
それはひょっとしてギャグでry
質問よろし?
シャマル先生のエリオの呼び方ってどうでしたっけ?
>>352 どう考えても「エリオくん」だろ。
なぜならシャマル先生は保健室のお姉さんだからだ。
>>340 お話の都合上能力は、基本的に特化でなくともよいと思います。キャラ付けの一助
に成るのは確かですけど、そんな事より、キャラの行動や既存キャラの絡みによる
キャラ立ちをしたほうが受けは良さそうです。例で挙げたスパロボ置換キャラ(笑)
の場合では魔法特性というので、スバルやヴァイス、ティアナと絡めて小話と言った
方向も出来ますけど、これは面白い話にする組み立てが相当難しいと感じるので
あくまで私見ですが。
おまえら、なのはさんが強化外骨格を着けてるのを想像してみろ…
戦術神風しか使わないじゃないか。
というか覚悟のススメネタがわかるのが何人いることか
touhounigeigekinoyouiari
357 :
ツンデレ王子:2008/04/15(火) 03:36:34 ID:EWOO9Akq
誰も今居ないかな?
ちょいと思いついたので書いてみました。
といっても未だ出だしだけ^^;
シャマルxエリオ
エロは…後半で出てくる予定です
タイトル決まってないので、取り合えず
『シャマル先生の秘めた想い』
とでもしときます
事件が起こったのは偶然だった。
普段は訓練中にもそこまで大きな怪我などした事の無いエリオが足に大きな傷を付けて医務室へ
やって来たのが始まりだった。
「失礼します」
何やら沈んだ表情でドアを開けたエリオ。
今日は怪我人もさほど居なかったのか、医務室内では少し退屈そうに本を読んでいたシャマルだっ
たが、背後から聞こえた扉の開く音と声に明るい表情を取り戻して振り向いた。
「あら、エリオくんいらっしゃ…どうしたの、その傷!」
「えっと、ちょっと…」
何やら照れくさそうに言いよどむエリオ。
「とりあえず見せて」
その言葉に、彼はシャマルの対面に腰掛け、覆っていた手をのける。
ひどい傷だった。
もう少し深ければ、確実に骨が見えていただろう。
「よくもまぁ、こんな怪我で歩いて来れたわね」
「……」
「訓練中に考え事でもしてた?」
「…はい」
俯き、消え入りそうな声で頷くエリオ。
そのまま上目使いに彼女を見上げると、そこには今にも零れてしまいそうな程に大粒の涙がたまって
いた。
「す、すみません…」
「泣かなくてもいいのよ。誰にだって失敗はあるのだから」
「…グスッ…はい…」
「もぉ、一体どうしたの?言ってごらんなさい?
私じゃ頼りないかもしれないけど」
「その…」
彼が言うには、ふとした事でキャロと喧嘩をしてしまったらしい。
喧嘩自体は大した事では無かったのだが、その際に自分の生い立ちを思い出してしまい、また両親
と引き離された当時を思い出してしまったのだそうだ。
その事が原因で、訓練中にも関わらず注意力を欠いてしまったのだと。
「…ぅう…グスッ…スミマセン」
「いいのよ、今は私しか居ないんだから。思いっきり泣きなさい」
そう言うと、シャマルは優しくエリオを抱きしめ、彼の頭をそっと撫でる。
今までの我慢が一気に噴出したのか、エリオは一層大きな声を上げ、シャマルの胸にしがみ付いて
泣き出した。
「少しは落ち着いたかしら?」
漸く泣き止んだエリオの目を覗き込みながら微笑む彼女。
「は、はい。あの、その…スミ
「ストーップ」
エリオがまたしてもスミマセンでしたと言いそうになるのを、シャマルは彼の唇に人差し指を当てて止め
る。
「スミマセンは言っちゃダメよ。君は何も悪い事してないんだかね」
「でも…」
「でもじゃないの」
「…ありがとうございます」
真っ赤になった目で感謝を告げる少年。
そんな彼に少しばかり胸が締め付けられ、慌ててシャマルは立ち上がる。
「そ、そうだ、エリオくんお腹空いてない?お昼まだでしょ?それにいっぱい泣いたし」
そう言われ、彼は真っ赤になりながらも頷く。
「ちょっと待ってね」
シャマルはそう言いながら医務室に備え付けの自身のロッカーを開くと、まるで彼女の家族全員でピ
クニックに行くのかという位大きな弁当箱を取り出す。
「私もお昼未だなの。良かったら一緒に食べない?」
その弁当箱を見て、エリオの顔からさーっと血の気が引いた。
「え、あの、その…」
「あっ、今ものすごく失礼な事考えたでしょ?」
「いや、その…」
エリオは自分の保護責任者であるフェイトやなのは、はたまた部隊長のはやてから聞き及んでいた。
シャマルは料理が好きな癖に味音痴で、その味は筆舌に表せない程であると。
「今回のは自信作なんだからね。
はやてちゃんだって美味しいって言ってくれたんだから」
(ほ、本当かな)
しかし、目の前で広げられた弁当を前に、今更イヤだとは言えるエリオでは無かった。
ましてや己の怪我を治療してくれ、あまつさえ大泣きした自分を優しく抱きしめてくれたのだ。
拒む事は出来なかった。
(…ゴクッ)
唾を飲み込んだエリオは、恐る恐るサンドウィッチを一切れ摘むと、覚悟を決めて齧り付いた。
(――美味しい!)
「美味しいですよ、これ」
思わず笑顔で感嘆の言葉を発するエリオ。
「ほ、本当?」
「はい、すっごく美味しいです」
慌しくサンドウィッチを頬張り数々のおかずにまで手を伸ばすエリオを見て、シャマルはホッと胸を撫で
下ろした。
慌てすぎたのか喉を詰まらせて咳き込む彼に、シャマルは持参の水筒にお茶を注ぎ手渡す。
「ほら、慌てないの。お弁当は逃げないから」
361 :
ツンデレ王子:2008/04/15(火) 03:45:29 ID:EWOO9Akq
とりあえず以上です
IDで分かると想いますが
>>352 で質問した者です
あの時間から書き出したので、結末までは未だ書けてません
明日以降書いて行くつもりですが…
改行等おかしな部分有るでしょうし、
DVDを一回しか見て無い&手元に詳しい資料が無い為に喋り方とか
色々おかしな部分は有るかと思います。
前回注意頂いたので、
>>2 を見て呼称はなるべくソレに従ったのですが…
それでは本日はこの辺で失礼致します
孕ませ騎士見習いエリオ君、機動六課を攻略せよ!
>>361 まだなんとも言えないけどシャマルのエロが増える事に蝶期待!!!
>>355 いや、なのはは強化外骨格じゃなくて戦術鬼でしょ?
砲撃殲滅戦用戦術鬼“那乃覇”。
手にした魔術杖で行う砲撃で敵を跡形も無く消し去り、正に鬼の象徴でもあるようなツインテールを揺らす最悪の悪魔!!
とか?
>>335 GJ!
グレアムさん、この姿ははやてには見せられないw
他の連載も楽しみにしています。
>>355 鬼に金棒だ。姿見も俺好みだ。
>>363 因果で勝てるかどうか不安になってきた。
>>366 少なくとも単独で大気圏離脱と、大気圏突入が出来るな。
イヤッホォォォォォォォォォ!!!!
パソコン直ったぜぇ!
俺がパソコンと離れていた間にスレが進みすぎ。
保管庫行ってきます
>>319 >姉を前面に押し出してれば姉好きが食い付いただろうに…
Pの人も自サイトでクロエイはエロさが足りないって言ってたしな
某所は色々と面倒な事になってるっぽいが、こっちのスレは平和でいいな
保管庫タグ検索結果。(カッコ内はエロの本数。長編も一本扱い)
クロノ×フェイト……二十四本(二十一本)
クロノ×なのは……六本(四本)
クロノ×カリム……二本(二本)
クロノ×エイミィ……二本(二本)
クロエイの一本は九話仕立ての長編だが、投下されたのは11スレ。
×の前後が逆のやらタグ入ってないのとかも考えたとしても…………これは……。
>>371 冷遇だな
クロノ・カリムはもっと多くなかってっけ?
エイミィ姉さん、クロノ×エリオより少なそうだから困る
同人でもELHEARTSのしか知らねぇ
>>371 逆に考えるんだ。
クロエイ、クロカリはエロ率100%だと!www
ってかクロなのの方にエロ無しがあったんだな、知らんかった。ちょっと見てくるか
拘束されたエリオの目の前でキャロが処女を奪われる超鬼畜凌辱モノ構想中だが、需要ある?
内容が内容だけに一応聞いておきたいんだ
>>377 あるある、超ある!! むしろエリキャロはそんなんばっかでも良いとさえ思うくらいぃぃ!!!
少なくとも俺は凄まじく期待している、是非ともキャロを嬲り尽くしてくれい!!!
個人的には二人とも同時に嬲ってくれる方が好みw
エリオの童貞が奪われる方が燃えないか…?
>>361GJです
部下にも伝わるシャマルクッキングの噂ってw
後半のエロに期待します
>>371 クロフェ作品の内、殆どがこのスレ内のエロ神たるサイヒ氏やB・A氏の作品で吹いたw
しかもクロカリに至ってはサイヒ氏の書いた作品だけだし。
ありがたやありがたや。
>>377 ここは両方を。いや個人的になんだが……。
385 :
kogane:2008/04/15(火) 20:18:39 ID:Uyo/hRWp
wiki編集司書様、お疲れ様です。拙作の保管アリガトウ御座いました。
>>381 調教済みルー&キャロ(二人とも処女)に逆レイプで奪童貞される
エリオきゅんですね、わかります。調教主のユーノはそれを肴に
フェイトとメガーヌをガッツンガッツン犯すわけですね、わかります
キャロを人質にして、エリオにフェイトを犯させる。
で、次に呆然としているフェイトを人質にしてエリオにキャロを犯させる。
で、精神崩壊するエリオ。
というのはどうか。
>>385 姉妹丼だけじゃなく、親子丼まで……!
『レベルアップ! ユーノの鬼畜度がグリフィスにならんだ』
それにしても、何時の間にかグリフィスに鬼畜キャラが定着してるのは何故なんだぜ?
やっぱ白い鷹と名前が同じなのが、影響しているのか。
389 :
387:2008/04/15(火) 20:26:20 ID:9vrQML5V
あ、中島姉妹の母親はクイントさんでしたねw(・_×)\⌒☆ペチ
>>385 メガーヌさんまでとは、これは新しい……。
391 :
ザ・シガー:2008/04/15(火) 20:29:29 ID:5fYMBO2p
>>387 それってもしかして俺のせいなんでしょうか?
すいません、どうしてもああいうチンコ要員が欲しかったんです。
グリフィスファンには申し訳ない。
それと一つ質問なんですが。
現在連載中の「烈火の将は〜」でシグナムとヴァイスの馴れ初めである朝チュンの内容をちゃんと書いてない事に今気がついた。
書いた方が良かですか?
兄弟・・・俺には分かってるぜ?
もう、書いちまってるんだろう?
迷わず書けよ!書けば分かるさ!
>>391 あんたなら既に書いてそうな気がするぜ
さぁやぁっておしまい!!
アラホラサッサー……って俺のセリフじゃねえやw
さあ書きましょう。そこに答えはあるはず!
396 :
ザ・シガー:2008/04/15(火) 21:04:38 ID:5fYMBO2p
いや、まだ欠片も書いてないけど‥‥
しかしどんだけ賛同してんですかあなた達は。
ともかくノーマルエンドと平行で進めます、あとレジアスとシャマルの連載も一緒に進めないと。
シガー氏最近頑張りすぎでない?
人事ながら心配してしまうぜ
>>361 GJ!!!
シャマル先生とエリオくんの秘密の看病みたいになっていくのでしょうか
次回もお待ちしてます
>>362 俺も孕ませ騎士見習いエリオ君を一度は見てみたいものです
399 :
ザ・シガー:2008/04/15(火) 21:30:28 ID:5fYMBO2p
書くのが結構速いだけでそんなに頑張っている訳では無かったりします。
纏めたアイディア見ながらケツ掻いてると、突然神が降りてくるだけっすから。
>>399 なんという頼もしい言葉
しかしケツというワードを見た瞬間『クロノ』だの『腸液』というフレーズが
浮かんだ俺はいったいどうすればいいんだ
最後におっきしたのがエリオです
エイミィさんとラブラブな愛妻家なクロノより
義妹のケツを虐めているクロノの方が好きな俺は、きっと異端
エイミィさん、嫌いじゃないんだけどな……
>>402はどうみても正常
むしろ俺、エイミィさん好きなんだけど……
それでも
>>402は正常
まあ、義妹いじめてるクロノはエロノの中のエロノだからな。
だから
>>402は正常。
なのちゃん「浮気は…駄目だよ?」
バリアジャケットや騎士服を着せたままで凌辱できるだろうか
自動防御か何かで防がれちゃうかな
BJの防御力を超える力で陵辱すればいい。
……はやてちゃん怪我しそうだな……(何故か特定)
元々そういう系統のアニメなんだから、しゃーねーといえばしゃーねーんだが、
男キャラの扱い方が適当過ぎるんだよな…
クロノ好きじゃなかった俺としては、某所で読んだ
クロノ×エイミィ要素のある長編SSを読んで、救われた気分だったな。
個人的に好きじゃなかったクロノ、関心の無かったエイミィというキャラクターがかなり好きになれた。
こういうのがあるからSS読むのが止められん。
>バリアジャケットや騎士服を着せたままで凌辱できるだろうか
できる!
できるのだ!
411 :
B・A:2008/04/15(火) 22:39:38 ID:NpOhOAxe
できる、できなきゃ駄目だ!(力説)
そして、不意に投下したい欲がどんどん膨らんできた。
待ったよね? ちゃんと待てたよね・・・・・投下して良いかな?
OK、カモンボーイ!!!
しかし魔法の防護服を普通の服みたいに脱がせたり引き裂いたりしちゃマズイ気がするんだ
>>411 バッチコーイ!
414 :
B・A:2008/04/15(火) 22:53:30 ID:NpOhOAxe
よ、よし・・・・いくぞ。投下するぞ。
注意事項
・エリオ主人公
・タピオカ氏の「優しい夢を見られるよう」とネタが被ってます
・非エロです
・捏造が多々あります
・本編14話から15話の間の出来事
周りの人からは、よく年の割に落ち着いているねと言われることがある。
実際、自分は早熟な子どもだった。他の子どもたちよりも勉強を飲み込むのが早く、教えられた礼儀作法は完璧にマスターし、
親の言いつけはキチンと守る物わかりの良い聡い子どもだった。また、大人しい性格からは想像できないくらいすばしっこく、
体力にも恵まれていた。何より、両親が持ち得なかった魔力資質を自分は有していた。
だが、そのことを特におかしいとは思わなかった。魔法なんてものはミッドチルダでは当たり前に存在するものだし、
周りから頭一つ飛び抜けている才能も、そういうものなのだと両親に言われた言葉を信じていた。
それに、そんなことが気にならないくらい自分は幸せだった。恵まれた環境に優しい両親。不自由なんて一切なかった。
だから、両親が時々、自分のことを見て悲しそうに俯く理由も問い質さなかった。
そして、幸せは呆気なく崩れ去った。
突然現れた白衣の男たちが、自分を両親から引き離したのだ。その時。初めて自分がプロジェクト「F.A.T.E」という違法な技術で生み出された人造生命であることを知った。
自分のオリジナルはとっくの昔に病気で死んでおり、その事実を受け止めきれなかった両親が造り出した慰みのための模造品、それが自分なのだと教えられた。
それでも良かった。生まれがどうあれ、自分が両親の子どもであることに変わりはない。例え模造品でも2人は自分のことを愛してくれているはずだ。
「お父さん、お母さん・・」
助けを求めて手を伸ばす。大丈夫、きっと助けてくれる。そしたら、また3人で幸せに暮らせるはずだ。
そう信じて伸ばした手は、しかし誰も掴んではくれなかった。
そういや、メガミのピンナップとかでBJの上着脱いでたりしてたけど、脱げる物なんだろうか?
両親は2人とも俯いたまま目を合わせてくれなかった。これは仕方がないことだと現実を受け入れ、諦めてしまった顔だった。
結局、自分は両親と引き離され、どことも知れない研究施設に連れて行かれた。そこで待っていたのは人を人とも思わない無慈悲な研究者たちだった。
まるでモルモットか何かのように扱われ、四肢を拘束されたまま観察される日々。星や太陽を見ることもできず、日に日に磨耗していく心は絶望の余り世界の全てに牙を向けていた。
それは時空管理局によって保護された後も変わらず、最早この世の全てが信じられなかった。
そんな地獄のような生活から救いだしてくれたのが、フェイト・T・ハラオウンという女性だった。
彼女の全てを包み込むような優しさが孤独な闇から救ってくれた。誰も掴んでくれなかった自分の手を、彼女は掴んでくれた。
その時の彼女の顔は、今でもハッキリと覚えている。日に日に生家で過ごしていた時の記憶を忘れていく中、
絶望の底から自分を救い出してくれた女性の穏やかな笑顔だけは強く心に刻み込まれていた。
それが、エリオ・モンディアルの目指すべき目標になった。
自分もあんな風に、誰かを助けることができる人間になりたい。自分の両親はこの手を放してしまったけど、自分は絶対にそんなことはしない。
助けを求めて伸ばされた手は、何があっても放さない。
その誓いを胸に、自分は時空管理局の局員になった。この手で救える人々を、1人でも多く救うために。
□
静寂だった世界に突如として耳障りな警報が鳴り響き、赤滅灯の光が無機質な空間を赤く染め上げる。
まるで血に汚れたかのような赤い回廊に横たわっているのは、死体ではなく破壊された機械の残骸だ。
ガジェット・トルーパー。狂気の天才科学者ジェイル・スカリエッティが自らの目的のために造り出した機械仕掛けの兵隊だ。
ガジェットはその全てに例外なくAMF(Anti Magilink-Field)と呼ばれる魔法の発生を無効化する特殊な力場を発生させることができ、
魔導師にとっては天敵とも言える厄介な存在だった。
では、その天敵を一撃のもとに破壊しながら、出口を求めて徘徊している人物は、果たして何者なのだろうか?
「くそっ、こいつ化け物か!」
まるで幽鬼のように覚束ない足取りで歩く敵魔導師を睨み、ノーヴェは悪態を吐いた。
強いなんてものじゃない。高濃度のAMFが常時展開されている研究所内で、迎撃に出たガジェットたちを鎧袖一触の言葉のままに蹴散らしていくなんて、規格外も良いところだ。
しかも、スカリエッティによればそいつは病を患っていて、いつ死んでもおかしくない瀕死の重体なのだそうだ。なのに、放たれる魔法は些かも衰えを見せず、
杖を一閃する度にまた数機のガジェットたちが破壊されていった。
何よりもノーヴェが気に入らないのは、相手が年端もいかない幼子を抱き抱えていることだ。
まるで大事な宝物のようにその娘を抱いている様は、どう見ても戦闘に本気を出しているように見えない。
敵はただ、目の前に立ち塞がる邪魔な蠅を払っているだけなのだ。
「畜生、ふざけんじゃねぇっ!!」
激情のままに試作型ガンナックルを構え、スフィアを形成する。
戦うためだけに生み出された戦闘機人が、一介の魔導師風情に敗れるなんてあってはならない。
自分が敬愛するチンクだって1人でオーバーSランクの騎士と戦って勝利したのだ。だったら、自分もこんな憎たらしい魔導師くらい簡単に倒せるはずだ。
「死ね、この恩知らずがぁっ!!」
形成された3つのスフィアが光り輝く。その瞬間、ノーヴェの体は遙か後方に吹き飛ばされていた。
(なっ・・!?)
「邪魔よ」
攻撃されたと気づいたのは、地面に激突した後だった。
信じられない。無数のガジェットを相手にしておきながら、何の準備動作も見せずにこちらに攻撃してくるなんて。
これがオーバーSランクの力だというのか。
(本当に化け物かよ、こいつ・・・・・・・)
敵はノーヴェには目もくれず、まっすぐに出口を目指して歩いている。擦れ違い様に彼女が見たのは、世界の全てに絶望しきった暗い怨念の炎を宿した瞳であった。
そして理解する。こいつは人間じゃない。人間の皮を被った化け物だ。こいつを相手にして勝てる奴なんて、この世のどこにもいはしない。
だが、それでも自分は戦闘機人。例え勝てぬとわかっていても、戦い続けるのが使命である。
「待てよ・・・・あたしはまだ動けるぜ・・・・・」
揺らぐ体を壁で支えながら、ノーヴェは立ち上がる。さっき吹き飛ばされた衝撃でガンナックルは破損してしまって使いものにならない。
未だ完成せぬ試作型では無理からぬことだ。後は拳による接近戦しか残されていないが、桁外れな魔力出力を誇るこの相手に、それは余りに無謀な手段であった。
「まだ終わらねぇ・・・・これ以上あたしらの家で好き勝手させねぇ!」
それでもノーヴェは拳を握り、地を蹴った。
姉たちが駆けつけるまで、何としてもここで敵を足止めする。それが自分の役目だ。
その意地を込めて、ノーヴェは拳を振りかぶる。
「サンダーレイジ」
瞬間、視界が金色に染まった。
頭上に形作られたのは巨大な魔法陣。そこから繰り出されるのは、恐らく今までとは桁違いに強力な魔法だ。
殺される。
あれを食らえば間違いなく死ぬ。
本能がそれを理解し、脳髄の裏側で警鐘を鳴らす。だが、一度動き出した体はそう簡単には止まらない。
自分に残された手は、やられるよりも早く相手のもとに辿り着き、拳を振るうだけだ。
そう思った瞬間、壁から飛び出してきたセインがノーヴェの体を押さえつけた。
「セイン、てめぇ・・!」
「話は後、逃げるよ」
「待て、あたしは・・・・・」
「ドクターの命令だ。あいつのことは放っておけば良い・・・・IS、ディープダイバー!」
雷鳴が轟くのと、セインとノーヴェが壁に潜るのはほぼ同時であった。
直後、山と積まれていたガジェットの残骸が一瞬で蒸発し、無残にも巨大なクレーターが床の上にできていた。
「逃げたのね」
特に気にしていないと言った風に呟き、彼女は出口を求めて再び歩き出す。その手に愛おしい我が子を抱き締めたまま。
□
薄暗い研究所の最奥、自室を兼ねた専用の研究室でスカリエッティは忙しなくペンを走らせていた。
傍らには、先ほどまでのノーヴェと敵のやり取りが録画された映像が流れている。
「よろしいのですか、ドクター?」
背後からウーノが問いかけると、スカリエッティはどこか気だるげに髪をかき上げ、首を鳴らしながら答える。
そうしながらも、ペンを走らせる手を休めることはない。
「別に構わぬよ。恩を仇で返されたのは痛いが、彼女とてそう長くはないはずだ。ならば好きにさせてやるのが人の情けというものだろう?」
「ですが、彼女によって70近いガジェットが破壊され、ウェンディ、ノーヴェが負傷を負いました」
「ふむ。トーレやディエチが抜けていた隙を突くとは、彼女も中々味な真似をしてくれる。
だが、おかげで良いデータが取れたよ。特に頑張りを見せてくれたノーヴェには後でご褒美をあげないといけないな」
そう言ってスカリエッティが見せたのは、破壊されたガンナックルに代わるノーヴェの新しい固有武装だった。
今までの試作型ではなく、今回の戦闘で得たデータも込みにして耐久力を上げた完成型である。
「後は、セッテたちの調整を済ませるだけだ。私たちの夢の成就の日は近いよ、ウーノ」
「ドクター、私が懸念しているのは彼女ではなく彼女が連れだした実験体の方です。あれにはレリックが使われているのですよ」
「ああ、確かにあれが管理局に渡るのは厄介だね。けど、あれも母親と同じでそう長くない。
余りに体が幼すぎる上、魔力資質も持っていないようだったから、レリックの膨大な魔力にそうそう長くは耐えられないはずだ。
ゼストの時で思い知ったが、死者を生き返らせるというものは中々に骨だよ。興味深い研究議題ではあるが、それの完成はまだまだ先だね」
「わかりました。ですが、念のためにガジェットを向かわせておきます」
「好きにしなさい。まあ、あんな玩具でも彼女の残り時間を削ることくらいはできるだろうね」
そう言って、スカリエッティは書き上げた設計図を脇に押しやって新たな紙にペンを走らせる。
その瞳に宿っているのは間違いなく狂気。溢れだしそうな欲望の源泉をその身に宿した彼こそ、正しく無限の欲望と呼べる存在だ。
そんな彼が、ミッドチルダを未曽有の混乱に陥れるのはまだ先の話。そう遠くない未来で必ず起こる、回避不可能な出来事であった。
□
木漏れ日の指す木立の下を歩きながら、エリオ・モンディアルはどうしたものかと途方にくれていた。
ここはクラナガンからかなり遠く離れた場所にある森林地帯だ。
本来ならば六課で訓練をしているか、任務でガジェットと戦っているはずのエリオがこんな辺境をうろついているのにはある事情があった。
「まさか、遭難するとはね」
それはある日のこと、いつものようにレリックを回収するために出動したエリオは、ガジェットV型を倒すためにキャロの支援を受けて特攻をかけた。
そこまでは良かったのだが、その後に運悪くガジェットU型の攻撃を受けて墜落、たまたま下にあった滝壺に落ちてしまったのである。
当然ながら戦闘中であるため誰も助けてくれず、自身も気絶してしまっていたため、気付けばこんな辺境まで流されてしまったのだ。
しかも間の悪いことにストラーダの通信機能が故障してしまったため、助けも呼べずにいる。
「みんな、今頃どうしているかな・・・・・・」
遭難してもう2日になる。きっと、心配して探してくれているのだろうが、エリオの頭に真っ先に思い浮かんだのは山盛りのスパゲッティと
分厚いハンバーグに齧り付くスバルの姿だった。悲しいかな遭難という現実により、そんなイメージが浮かんでしまうほどにエリオの心は荒み始めていた。
「はぁ・・・・ん?」
不意に駆け抜けた悪寒に従うように、エリオは草むらの中に身を潜めた。
すると、さっきまでエリオが歩いていた場所にどこからともなくガジェットが現れ、周囲を索敵し始めた。
(ガジェット・・・・・何かを探している?)
ここに目当てのものはないと思ったのか、ガジェットはエリオの存在に気づくことなくどこかに去っていった。
ガジェットの姿が消え、悪寒が消えるのを待ってエリオは草むらから這い出した。緊張の余り、手の平にはジンワリと嫌な汗が浮かんでいる。
実力がついてきたとはいえ、やはり1人でガジェットの大群を相手にするだけの度胸はエリオにはまだなかった。
自分の本領はあくまで一対一の斬り合い、集団戦はやや不得手であるため、避けられる戦闘はできるだけ避けたい。
だが、気になったのはガジェットの動きだ。奴らはまるで、何かを探しているようだった。
「レリックか、それに類するロストロギアでもあるのかな?」
BJの裾で手の汗を握り、エリオはガジェットが去っていった方角に足を向ける。
迂闊な行動だとはわかっていたが、どうにも嫌な予感がしてならない。
自分は今、ここで向こうに向かわねばきっと後悔する。そんな気がしてならなかった。
そう言い訳して茂みをかき分けながら進むと、エリオの視界に戦闘態勢を取るガジェットたちの姿が目に入った。
同時に、周囲の空間を徐々にAMFが侵食していっているのがわかる。
(あいつら、あの人たちを探していたのか・・・・・・)
ガジェットと戦っているのは、足まで届く長いマントをまとった黒髪の女性だった。
彼女は娘らしき金髪の小さな子どもを抱きかかえており、その娘を守るように杖を振るい、攻撃魔法でガジェットたちを倒していっている。
その手つきは鮮やかで、傍目にも彼女が凄腕の魔導師であることがわかる。
(凄い・・・・フェイトさん。いや、それ以上だ)
一瞬、手助けするべきかどうか迷った。
彼女は強い。自分が手を貸さなくとも、ここにいるガジェットくらい簡単に殲滅できるだろう。
むしろ、乱入したら足を引っ張りかねない。
などと考えていると、不意に女性は口を手で押さえて地面に膝を突いた。目を凝らすと、彼女の指の隙間から僅かに赤い雫が滴り落ちているのが見える。
その隙を突くかのように、ガジェットたちは跪いた女性に群がっていく。
エリオの脳裏を過ぎったのは、ガジェットによってボロボロに傷つけられ、殺されてしまう2人の姿だった。
もしも自分が出ていかなければ、間違いなくそのイメージは現実のものとなる。
だから、気づいた時には既に体が動いていた。
「ストラーダ!」
《Form Drei. Unwetterform》
変形したストラーダを逆手に持ち替え、エリオは跳躍する。それは奇襲とは呼べない愚挙でしかなく、ご丁寧にも声を張り上げ、
幅跳びでもするかのように力強く地面を蹴ったため、自身の存在は即座にガジェットたちに知れ渡ってしまった。だが、それで良いのだ。
この瞬間、ガジェットの注意は全てこちらに向いており、襲われていた2人は完全に攻撃の対象から外れている。
その僅かな隙の間にエリオは全てのガジェットを視界に収め、中心で膝をついている2人のみを己の必殺の対象から除外する。
「サンダァァッレイジッ!」
ガジェットの迎撃をかい潜り、爆心地となる起点にストラーダの穂先を突き刺すと共に魔法陣を展開、
用意していた魔力という名の弾丸がデバイスという弾倉に込められ、引き金であるトリガーボイスを告げる。
次の瞬間、エリオを中心に膨大な雷が迸り、周囲のガジェットたちは全て電子機器をショートさせて爆散した。
「ふぅ・・・・・・」
もう敵がいないことを確認し、ストラーダを引き抜いて女性に向き直る。
誰かは知らないが、こんな辺鄙なところでガジェットに襲われていたので、ただの一般人とは思えない。
場合によっては管理局局員の権限を使って2人を保護し、その身柄を管理局に引き渡さねばならない。
そう思って女性に話しかけようとした瞬間、エリオは腹部に冷たい感触を覚えた。
「え・・・?」
自分に敵意が向けられていると察したのと、射撃魔法で吹き飛んだのはほぼ同じタイミングだった。
何故という疑問が頭を過ぎり、それに追従する形でもう1つの疑問が生まれる。
何故、自分は攻撃されたのか? そして、何故、自分はまだ意識があるのか?
先程までの戦いを見ている限り、彼女はかなり高い魔力資質を持っている。そんな人が本気で攻撃してきたのなら、自分は一瞬の内に消し炭になっていただろう。
だが、自分はまだ立っており、意識もハッキリとしている。
(まさか・・・・)
先程、彼女が吐血をしていたことを思い出す。
まさか、満足に魔法を行使できないくらい弱っている? 仮にそうなのだとしたら、すぐにでも体を休ませなければ大変なことになる。
正にその瞬間、女性は少女を抱きかかえたままその場に倒れ伏した。慌ててエリオは女性に駆け寄り、長い黒髪をかき分けてその顔を覗き込む。
「そんな・・・・・」
呼びかけようとしていた言葉が途切れ、驚愕の余り目眩が起きる。
ありえない。生きているはずがない。彼女は10年前に虚数空間の底に愛娘と共に沈み、この世から跡形もなく消えてしまったはずだ。
過去に置き去りにされた人物が、今の時代にいるなんてありえない。
だが、自分の記憶が正しければ間違いなく彼女はあの人だ。自分は直接には面識はないが、保護責任者であるフェイトから彼女の話を聞かされたことがある。
何より、自分の出生と因縁深い人物の顔を忘れるわけがない。
「間違いない・・・・この人は、プレシア・テスタロッサだ」
もしやと思ってプレシアの体をずらすと、彼女に抱きかかえられたまま死んだように眠っている幼女の顔が陽の下に晒された。
微かではあるが確かに呼吸をしているその少女の顔は、自分が良く知る人物の顔と恐ろしいまでに似通っていた。
「この娘が・・・・・・アリシア・テスタロッサ」
呆然と呟いた声は、抜けるような青空に消えていった。
to be continued
423 :
B・A:2008/04/15(火) 23:15:52 ID:NpOhOAxe
以上です。
今回は導入編ということで、ラノベでありがちなボーイ・ミーツ・ガールな展開となりました。
ちなみに、黒幕ちっくなスカ陣営はここでさようならになると思います。彼らは今回のお話に絡ませる予定は基本ないので。
プレシア母さんとフェイトの十年ぶりの再開の予感。
ダーク展開に対する期待でオイラどうにかなっちまいそうだわさ。
B・A氏の新作キトゥアー!今後の展開に半裸で期待します
ところでこれはプレシア×エリオですか?アリシア×エリオですか?
426 :
B・A:2008/04/15(火) 23:28:28 ID:NpOhOAxe
>>425 あえて言うならば後者ですけど、どちらかとエリオ×テスタロッサ親子かなぁ。
アルカディア氏のリトルランサーみたく、「エリオ主人公だけどエリオ×誰それではない」的な感じなので。
427 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 23:32:09 ID:xYXwGPr+
>>423 GJ!ここからエリオがプレシア&アリシアとどう関わるのか。
次回も楽しみにしてます
自分が思うにバリジャケとは防御魔法付加の服であって着脱は可能なのでは?
あと案外刃物には弱そうなイメージが
上着を脱いで相手の顔に巻きつけジャケットパージかバリアバーストで攻撃とかできそう
>>377 俺はエリキャロ好きだから注意書きあっても正直イヤすぎる
ユーなの派のメンバーも
「拘束されたユーノの目の前でなのはが処女を奪われる超鬼畜凌辱モノ構想中」
だったら断固反対すると思う。まあ、そんなかんじなんで作者の方には悪いと思うけどマジでやめてください
>>423 GJ!!
ここは我慢してスルーしてはいただけないでしょうか?
鬼畜な陵辱を楽しみにしている方もいると思いますので。
>>428 ユーなのなら何でもアリの無節操な俺
まぁこれもどうかと思うけどなw
>>429 >>430 いや、エリキャロが本当に好きで好きで仕方がないんだ・・・・
だから、そういうのは注意書きがあったとしてもスルーするのは当然としても耐えられん
もしちらりとでも本文が見えたり、とかスルーしててもたまにあるから
我儘だとは思うがここは意地を通させていただきたい
断固反対です
ぶぶ漬けでも出してやろうか?
>>431 押し付けはよくない。
俺だってホモネタは全く受け付けないがNGして凌いでるんだから。
>>431 NGすれば見えないだろうに
他の人で見たいって人もいるんだし、ここはお前さんが我慢すべきところじゃないか?
>>431 我儘だと思うなら自重しなよ
ここはお前さん専用のスレじゃないわけで
>>431 NG設定で解決するのに何故それをしないのか、そこが全く理解できない。
それともどこか縦読みすればいいんですかねw誰か頼むわw
申し訳ありませんが、何と言おうと反対の立場で通していただきます
作者の方にはご迷惑おかけしました。
>>438 見たくないかどうかを聞いてるんじゃなくて見たいかどうかを聞いてるのだから我慢するしかないね
俺も陵辱は大嫌いで絶対に見たくはないけど読み手にあるのは反対する権利じゃなくてスルーする権利だからね
>>423GJ
プレシアの研究から生まれたエリオが彼女に対して何を思い、どう行動するのかすごく気になります
自分の母親であるフェイトを捨て、自身も人造生命として生み出されたおかげで不幸な目にもあってるのでけして穏やかな感情じゃないと思いますが…
続き楽しみにしてますよ
エロ無しでも面白いSSは多かったりするんだけどな
俺は『熱き彗星の〜』を楽しみにしてるが、次回ちゃんと来るかなぁ…
前回でちょっと荒れたから少し不安なのだ。。。
まさか
>>438みたいなのが本当に生息してるとは思わなかった……。
作者さんは気にする必要はないと思います。
落ち着くんだ。新手の釣りなんだ、これは。
陵辱とか純愛とか其処まで思えるって、なんていうかある意味純だなぁって思うwwww
スレ的に非エロ多めでスカトロもグロも少ない方だし…
レジアスでは結構ビックリしたけどなぁwwあとメガ姉ゲロもあったか
そういうマイナーというかキワモノ?が好みな俺だって住んでるんだぜ
住んじゃいけないか?
>>438 お前さんは何か勘違いしている。
俺らには読むか読まないかの選択肢しか無いんだぜ?
まあ俺はエロだろうがグロだろうがロリだろうがショタだろうがガチホモだろうがレジアス触手凌辱だろうが問題なくいけますが
そろそろ鎮火しよう、という訳でネタ振り。
いい加減に公式サイトのゼストの紹介を入れて欲しいと思うのは俺だけか?
ドゥーエでさえあるのに‥‥
俺も陵辱嫌いだし、気持ちは分からんでもないが…
まぁ、愛が無かったりキャラに対する悪意を感じるようなのは駄目だと思うけどね、このスレの住人にはそういう人居ないと思うけど
>>447 なのは同人はジャンルゴロ多いもんなぁw
此処ですら一回もエロが無いキャラって…シャッハとか?
いや、シャッハはあるでよ。
確かヴェロッサと絡む奴がある筈です。
オーリスがなかった。
ちなみに、プレシアやリニス、アリシアですらエロはある。かなり初期のだが。
というか、保管庫のタグで「フェイト」だけずば抜けてでかいのはいつ見ても何か壮観だな。
多次元で義兄や義息子やなのはや触手にやられてるんだろうなぁ・・・・・・。
てか男女纏めても、一度もエロの無いキャラなんていないんじゃないのかと思う今日この頃。
プレシア女史とかあるっけ?
452 :
451:2008/04/16(水) 01:37:26 ID:gGOdkag4
なんて……タイミングorz
>>450 義息子はどちらかというと襲う側な気もするw
フェイトはシグナムとの絡みが好きなんだけど、思ったほど多くないのよね…
そういえば、心なしかはやてはゲンヤと絡むSSが多い気がするのは、設定ゆえか?
結構好きだがwしかし、いよいよフェイトが瀬戸際にw
ユノフェが見たくなってきたぜ。
なのはさんが嫉妬でヤンデレ化してる感じの。
嫉妬の対象はユーノでもフェイトさんでも構わないけど。
誰か書いてorz
>>440 俺も楽しみにしてる
しばらく来ないから不安だったけど、
上の方で作者見た気がするので安心している
最高評議会の脳姦とか…
ルーママのレリックにぶっかけとか…
コレはリンカーコア姦みたいなのが何処かにあったな
案外結構凄いシチュってあるもんだ
458 :
246:2008/04/16(水) 02:03:03 ID:FhH140ch
>>455 ここにいる246という馬鹿が、フェイト←なのはさんで書きたいと申しております。
……いやうん、それより今やってる奴終わらせます。
でも見たいなぁ……誰か書いてw
>>458 今のが終わった上でもし気が向いたら、ぜひ書いて下さい!
個人的に246氏のssは毎回ツボにドンピシャなので反応があって吹いたw
今からちょっと見直して
3時頃から行かせて頂きます
461 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:40:44 ID:2J0EWTC3
>>槍騎士の誓い 第1話
テラおもしろいです。続き夜露死苦。
>>エリオ×テスタロッサ親子
親娘姉妹どんぶりですか、いいですな。まて、プレシアの年齢は…
462 :
246:2008/04/16(水) 03:01:00 ID:FhH140ch
>>459 よし、あなたの為に書くと誓おう。
ラインナップは以下となります。
1.鮮血の結末
2.永遠に……
3.これが246の全力全壊!(なのはさん略奪成功)
4.普通にユノフェED。なのはさんは諦める
5.俺はただなのはさんが病んでいて且ユノフェエロが見たいだけなんだ。一話でいいよ。
最鬱は2、おすすめは3。無難は5となります。4は出来るかどうか不安。
463 :
CRR:2008/04/16(水) 03:05:57 ID:LZsZrXzm
予告どおり行かせて頂きます。
・ナンバーズ(ノーヴェ・ウェンディが主)
・バカでエロい……はず
【ふたなり注意】
ではどうぞ。
464 :
前編:2008/04/16(水) 03:08:18 ID:LZsZrXzm
今日も、ミッドチルダ海上に浮かぶ海上隔離施設は平和である。
「ノーヴェ、ちょっと聞きたい事があるっす」
「何だよウェンディ」
今日の更正プログラムがひと段落し、今はちょっとした休憩タイム。
ナンバーズの更正組が各々集まって、しばしの雑談を楽しむ中、
ウェンディがぼそっとノーヴェに切り出した。
「まーた『チンク姉は白ゴスと黒ゴスとどっちが似合うか』みたいなくだらない質問じゃ……」
「なっ……!!そんな事無いっす!!切実っすよ!?」
「言ってみろよ」
呆れ顔のノーヴェに対して、ウェンディは胸を張って答えた。
「ズバリ!!『姉様方にちんこが生えたらどう攻められるか』!!」
(……コイツをガンナックルでぶっ飛ばしてぇ)
固有武装の無い手を見つめ、ノーヴェはため息混じりに思った。
ナンバーズ・ウェンディの憂鬱
「先ずウーノ姉っす」
「……うーん、ウーノ姉はこう……何でも知ってそうな、そんな感じだよなぁ」
何だかんだ言って、ウェンディに振られるとノーヴェもマジメに考え出した。
必死にシチュエーションを考えるノーヴェ。
「……となると」
その妄想に、ウェンディが付け足しをした。
465 :
CRR:2008/04/16(水) 03:15:59 ID:LZsZrXzm
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
ウーノの女性らしい体の中で、唯一男性らしさを持つ股間のモノ。
ウェンディの人間のそれと変わらない秘部に、モノは奥まで飲み込まれていた。
『はぁぁっぅ!?そんな……っ!!何すかそれ……っ!!』
背面座位で後ろから突き上げられるウェンディ。
その裸の素肌には、玉の汗が伝う。
ふと、クリトリスにピリッとした刺激を感じた。
『ふふ、こうやって当てられながら突かれるのもいいでしょう?』
自分の股間に目をやると、後ろからウーノの手が伸びている。
その手の先には、なにやら小さな振動する物が握られ、
ウェンディの可愛げな秘芽をグリグリと潰していた。
『やぁぁっ!?イっ……!?イくっす、イくっすぅぅぅ―――――!!』
ローターからクリトリスに伝わる振動が、ウェンディの絶頂を早めた。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
「……みたいな」
まるで本当にされているかのような詳細な実況をするウェンディ。
それを聞いたノーヴェは耳まで顔を赤くし、今にも湯気が出そうだ。
「……お前何処でその知識を手に入れた」
「まぁそれは置いといて」
「置くなよ」
ノーヴェの追求をあっさりとかわし、ウェンディの妄想は次の姉へと移る。
「ドゥーエ姉ならどうっすかねぇ」
「会った事無いからな……どうなんだろう」
「固有武器なら知ってるっすよ。確か……」
466 :
CRR:2008/04/16(水) 03:18:39 ID:LZsZrXzm
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
纏ったスーツの股間部が、ピアッシングネイルによって切り裂かれる。
鋭い爪はノーヴェのスーツを切り裂くだけに留まらず、
ついに、犬のように尻を上げるノーヴェの尻の窄まりにまで達した。
『うふふ、下手に動いたら切れるわよ?』
つぷつぷとノーヴェの菊座に入っていく爪。
そのままぐるりと尻の穴の中でドゥーエの指が回る。
カリカリと体内を引っかく爪の感触に背筋を凍らせ、ノーヴェが必死になって叫んだ。
『あっ……があぁっ!?ドゥー……エ、ねぇ……っ!!止め……!!』
しかし、ドゥーエの攻めは終わらない。
そのままノーヴェの肛門の許容限界まで爪を差し込んだ。
『そのままこっちのほうもやったら、どうなるかしら……?』
右手は爪を差し込んだまま、ドゥーエはノーヴェの腰に手をかける。
左手で、自らの股間に生えたモノをゆっくりとノーヴェの秘所に埋めていった。
『ひっ……!?!?あがああぁぁあ!?!?』
二つの穴を貫かれ、ノーヴェは搾り出すように声を上げた。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
「ちょ!?何で私が妄想のターゲットなんだよっ!!」
「えーだって私ばっか気持ちよくなったらなんか勿体ないっす」
「そんな配慮いいよバカ!!」
勝手に妄想の対象にされたノーヴェの顔は正に鬼の形相だったが、
そんな事はウェンディにはお構い無しだ。
「……で、トーレ姉っすけど」
「無視かよ」
さっそく、次の妄想ターゲットを決める。
「ここはあえてこっちから攻めてみるってのも……」
467 :
CRR:2008/04/16(水) 03:24:45 ID:LZsZrXzm
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
『ん……っぷぁ……んー……むぅ……』
ウェンディの舌が、トーレの股間に生えたモノの胴体を這う。
つつつっと唾液を使って滑らせてはいるが、それでもトーレにもたらす刺激は相当なものだった。
『うぁ!?っ……!!やめ……!!』
いつもの凛々しさは何処へやら、快感にガクガクと腰を浮かせ、地べたにペタンとへたり込むトーレ。
歯を震えさせ快感に耐えるトーレを、ウェンディが無邪気に追い込んでいく。
『んん〜?トーレ姉、ここっすか?ここっすか!?』
ウェンディが亀頭の引っかかり部分を重点的に攻める。
敏感な部分を攻められ、トーレが一際高く喘ぎ声を上げた。
『くっ……ううぅうぅあああぁぁぁああ!?!?』
トーレの放った白濁液が、ウェンディの顔を汚した。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
「……ふむ」
顔を赤くしながらも、姉達の淫らな格好を妄想するのに慣れてきたノーヴェ。
順応してきたところを、ウェンディにあっさり見破られる。
「お♪そろそろノってきたっすね」
「そんなんじゃねー!!ならクア姉ならどうなんだよ!!」
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
『うっふふーのふー♪そうそう、もっと裏も舐めなさ〜い♪』
頭をガッシリとつかまれ、まるで口をオナホールのように扱われるノーヴェ。
たどたどしいながらもクアットロのモノを刺激し続けた結果、
クアットロはノーヴェの顔に盛大に射精した。
『んっ……ぷぁ……っ!?んぶぅぅぅぅっ……!!』
『ど〜お?ノーヴェちゃん?私のシルバー……もといホワイトカーテンは?』
正に「白いカーテン」といっても差し支えないほどに、ノーヴェの顔に纏わり付く精液。
クアットロはそれを指ですくうと、その指をノーヴェの口に突っ込む。
指を突っ込まれたのと、精液の苦さが口に広がりむせるノーヴェ。
『……っくは、っ……く、っそ……』
顔を拭いながら上を見上げるノーヴェの目には、不敵な笑みを浮かべるクアットロが映った。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
468 :
CRR:2008/04/16(水) 03:27:14 ID:LZsZrXzm
「……ぁぁあああああ!!止めろ止めろっ!!」
ねちねちと攻められるところを想像してしまったノーヴェは、
ぶるぶると頭を振ってその妄想を振り払った。
「えーいいとこだったのに、残念っす」
そんな妄想の火種を持っているウェンディに対して、ノーヴェは食って掛かる。
「って言うかなんでそんな話題振ったんだよ!!」
ノーヴェはぐいっとウェンディの服の胸元をつかんで引き寄せる。
すると、ウェンディにしては元気の無い顔をしていることに気付いてしまった。
「……現実逃避っすよ」
「……へ?」
「今日は……私の番っす」
覇気の無いウェンディの顔。
とそこへ割って入るように、ドアが開く音がした。
元気よく入ってきたのは、スバルとギンガのタイプ・ゼロ姉妹。
「はーい!!ナカジマシスターズの実践性教育の時間だよー!!」
「今日はウェンディだったかしら?」
獲物を狙うがごとく目を光らせたスバルとギンガが、ウェンディにまっしぐら。
陸士の制服の下の股間は、すでに期待でビンビンだった。
……あ、説明不足だった。
『戦闘機人用更正棒・TYPE-CHi-N-k0』を股間に装着したスバルとギンガが、ウェンディにまっしぐら。
陸士の制服の下の股間は、すでに更正棒が期待でビンビンだった。
「……行ってくるっす」
「……あー……頑張れよ、アレはきついぜ……性的な意味で」
「う……嫌っす……」
ズルズルとナカジマ姉妹に引きずられていくウェンディを、ノーヴェは見送ることしか出来なかった。
469 :
CRR:2008/04/16(水) 03:31:27 ID:LZsZrXzm
「あ―――――っ!?!?無理無理無理っ!!二本は裂けるっす―――――!!」
特別に開放された、海上隔離施設の医務室のベッドの上。
ここでは、スバルとギンガによる『更正プログラム』が定期的に行われている。
ベッドに寝たスバルの上にウェンディが寝かされ、その上からギンガが被さった。
「行ける行ける!!チンクだって入ったよ?最後は自分から腰振ってたし」
この『戦闘機人用更正棒・TYPE-CHi-N-k0』は男性器を模しており、
人間と大差ない生殖器官を持つ戦闘機人にとっては飲み込むのもたやすい。
おまけにカリ高、極太、カッチカチと三拍子そろった名器(機?)で、
生殖機能は無いものの、先からは白い液体が出るこだわり様だ。
これまでにチンク・セイン・オットー・ノーヴェ・ディエチと幾人もの機人が味わった。
スバルの言うとおり、最後には更正棒の虜になりながら。
「あがぁぁああぁ!?!?ゴリゴリ行ってるっ!!苦しいっす!!」
スバルの更正棒は前に、ギンガの更正棒は後ろの穴に。
薄壁を隔て、二つの更正棒がウェンディの体内をゴリゴリと抉っていく。
それは苦しさと共に、少しづつ快感も与えていた。
「うふふふ……体壊された私の苦しみはこんなもんじゃなかったわよ」
「ちょっ!!更正プログラムの名を借りたリンチっす―――――!!」
すこしイった目でピストン運動を叩きこむギンガ。
どうやらさらわれたときの事を少なからず根に持っていたらしい。
普段はそんな感情を顔に出さずにいた為か、その欝憤を晴らさんとする腰使いであった。
「そんな事無いよっ!!これは普通の人間の女性として生きていくには必要なこと!!」
「そうよ!!複数の男性に愛し愛される練習よ!!ほらほらほらぁ!!」
姉妹ならではのコンビネーションで、ウェンディを性的な意味で追い込んでいくスバルとギンガ。
更正棒とはきちんと感覚がリンクしており、当然二人も快感が得られる。
絶頂が近づき、スバル・ギンガ共にピストンをガンガン速めた。
「あぁああはぁっはぁあっ!?!?イくっす―――――!!」
ウェンディが天を仰ぎ絶頂を迎えた瞬間、二人分の白濁液がウェンディの体内へと注がれた。
……今日も、ミッドチルダ海上に浮かぶ海上隔離施設は平和である。
誰が何と言おうと平和である。
おわり。
470 :
CRR:2008/04/16(水) 03:34:40 ID:LZsZrXzm
以上。
>>464の名前欄はミスです。
コミックス2巻のギン姉の寛大っぷりに、なぜかこんな話を思い浮かんだ。
ふたを開けてみればギャグとは言えふたなり祭りに。この脳みそが……いけないんです
ではおやすみなさい……
471 :
CRR:2008/04/16(水) 03:37:26 ID:LZsZrXzm
追記
26-111氏へ。
確認しました。ただ「〜wings」の302氏が見当たらないのだけ心配です。
俺が見つけられないだけかな?
我侭言ってすみませんでした。
今後ともよろしくお願いします。
ぎゃああああwwww
寝ようと思ってったのにナニ載せてくれますかCRR氏はw!
アルフ・ザフィーラといい、あんさんのは俺を寝不足にしてくれるぜッッ!!
>>470 GJ!
しかし…
『戦闘機人用更正棒・TYPE-CHi-N-k0』
には笑ったw
>>470 GJ!
相変わらずのバカっぽいエロさが堪んないっス!
>>462 >>459さんじゃないけど勝手に投票。
俺としては1か3が凄く読みたいです。
どれになったとしても鬱度に期待して楽しみに待ってます。
>>462 やばい、なんか感激w
長編が見たいので5を抜くにしても1〜4が全部読みたい……
1と2が物凄く捨てがたいのですが、おすすめとの事なので3で!
今やってるものも続き楽しみにしてます。無理せずがんばってください。
<ボソ>俺は4.で書きたいなぁ……</ボソ>
無限書庫についてよく分からないんだが一種のタイムマシンだが人一人を次元移動が出来る施設で平行世界からクロなのとかナカジマ夫妻の実子(男性)が来るとか過ったが否定でもいいから詳しく教えてエロイ人
>470
乙、ハッタリ仕事しろ。
なのは&ヴィヴィオ(性王モード)親子丼ってあったかしら
>>478 取り敢えず落ち着いて下さいな。
ま、無限書庫については脚本の人が特に考えてないのでそんな設定ありまっしぇん。
ユーノがとあるキャラとイチャつきながらエロい事する電波を受信したんですが、ここの需要に合いますかね。
エリオ坊やが活躍しまくってどうも書きづらいんだな、これが。
キャロの家に勝手に居座るシグナムがこれまた勝手にエリオとキャロの仲を進展させようとするけど結局失敗に終わるって話しをシリーズで作ってくれる人はいないかな…ちょいエロで
>>482 シグナムは子供はコウノトリが運んで来るとかキャベツ畑にいるとか思い込んでるんだろ?
>>481 そんなに下手に出ることは無いと思う。
書きたいものを書いて投下するのが一番。
最近エリオばっかりだったので、個人的には問題なし。
投下前にCPなんかを表記したり、NGワードを用意しておけば混乱も回避できるだろうし。
>>481 その原因の一端でもある僕が言うのもなんですか、そこまで気にする必要はないと思いますよ。
1つのブームみたいなものですし。
と、ブームといえば最近、納豆ネタがないな。
>>481 たしかに最近の流れはエリオだが職人が自分の書きたいカプを自重しちゃいけないんだぜ?
ていうかすごく見てみたい
>>484 貴様アルカディア氏かB・A氏だな!?アルカディア氏なら新作を気長に待ってます。それこそエリオ以外でも…
B・A氏なら最新作面白そうですね。超期待です!
487 :
486:2008/04/16(水) 14:20:39 ID:fWFXo0Hc
アルフとフェイトの仮契約の期間って明言されてます?
A crossroads of Fateと漢たちの挽歌の続きマダー?
>>482 二人の仲を進展させるつもりで、いろいろしてたら、エリオが自分のことを好きになって
しまってアワアワするのが見たい。でも満更ではないとかwww
491 :
ておあー:2008/04/16(水) 16:59:58 ID:dIEpH5Ms
>>485 ぼちぼち書いてるんですがエロくならなくて悩みます>>納豆ネタ
攻め役が納豆の時点でギャグっぽさが拭えなくて悩みます
並行してちまちま書いてるザフィアルやゲンリンの方が先に完成しそうで悩みます
>>491 >>ザフィアルやゲンリン
ゲンリン? ゲンヤ×リンディなのか?
年齢的には問題ない筈だが、どんな話になるかまるで想像できねえ‥‥
やはり兄貴は考える事が違うぜ!!!
493 :
ツンデレ王子:2008/04/16(水) 17:21:58 ID:c69Trx+B
えっと、今よろしいでしょうか?
前回の続き
『シャマル先生の秘めた想い』
投下しようかなと…
とりあえず切りのいいところまで出来たので、こまめに落としたほうがいいかと思いまして^^;
さあ来るんだ!!
目を覚ましたエリオは、起き上がろうとして身動きが取れない事に気が付いた。
ベッドの四隅に両手両足が拘束されていたのだ。
「あら、お目覚めかしら?」
傍らに立つ彼女は、妖艶な笑みと共に彼を見下ろしている。
「あの…これはいったい…」
「ふふ、ちょっと研究に付き合って欲しいの」
「研究?ってシャマル先生、何て格好してるんですか!」
シャマルは今、素肌に白衣を纏っただけと言う何とも妖艶な格好をしていた。
普段見ることはおろか想像すらしたことのない彼女の姿態に、エリオは釘付けになる。
色白の肌やフェイトと比べても遜色ない豊満な膨らみ。その頂きには淡いピンク色をした乳輪があり、更にその中央には寒さ故かはたまた既に興奮しているのか、乳首が自
身を誇示するかのようにその全貌を曝していたのだ。
驚きの表情を浮かべるエリオに、シャマルは顔を近づけ自身のそれで唇を塞ぐ。
「ん、んんんー」
初めはただ唇同士を合わせるだけのつもりだったシャマルだが、触れ合う瞬間にエリオが何かを言おうと口を開いた為、その言葉を飲み込むかのように彼の口内へ舌を差し
込み蹂躪する。
「キスだけでこんなにしちゃうなんて…かわいい♪」
シャマルの言葉に、真っ赤になるエリオ。
だが、これは若い彼にとって至極当然の反応だった。
柔らかい舌で口腔内を弄り回され、その都度熱く湿った吐息が掛かるのだ。鼻腔からは甘い香りが常時入って来、また少しでも身体を動かせば彼女の身体と触れ合ってし
まう。
これで反応するなと言うほうが酷だろう。
「ああああああの…ぅひゃう」
シャマルは彼の頬に手を触れ微笑むと、その手をそっと移動させ微妙な力加減で全身を愛撫し始めた。
少年はくすぐったそうに身をよじり彼女の手から逃れようと試みるが、その反応は逆にシャマルの嗜虐心に火をつけていく。
彼女の手がいよいよ股間に――と思われたが、彼の期待は裏切られた。
「ぁ…」
シャマルは妖しげな光を宿らせた瞳でエリオを覗き込む。
「そんなに切なそうな声出しちゃって…どうして欲しいのかな?」
「あのっその…さ、触って…くださぃ」
目を閉じ、消え入りそうな声で呟くエリオ。
そんな彼の耳元に口を寄せ、『どこを触って欲しいの?』と囁くシャマル。
彼女の指は彼の太ももの内側を何度も撫で上げる。
「お…お○んちん…」
搾り出すようなその声に満足そうにシャマルは微笑むと、彼の肉棒をそっと包み込んだ。
「よく出来ました♪」
シャマルは強弱をつけながら彼のモノを握り締め、上下に扱きたてる。
先走りが潤滑油の役目を果たしているのか、シャマルの手はますます激しさを増していく。
ニチャ…ズニュ…
卑猥な音が室内に木霊し、彼は弥が上にも高みへと押しやられていた。
「ぁぁ…ぁう…」
「気持ちいい?」
――コクコク
「ちゃんと答えなさい」
「き…気持ちいい…です…ぁあああ…」
「イキそうなのね。いいわ、そのままいっぱい出しちゃいなさい」
最期の仕上げとばかりに、シャマルは手に力を込めて彼を握り締め動きを早めた。
「で、出る!!!」
――ガバッ
エリオは自身の叫び声に目を覚まし、身を起こした。
辺りはまだ暗闇に包まれており、壁に目をやると時計の短針は“3”を差していた。
(夢…かぁ)
眠気眼を擦りながら、起きるには未だ早い時間だと思い2度寝しようと布団を被りなおすが、股間に違和感を感じて立ち上がる。
パンツの中を覗き込むと、そこはべっとりと濡れているではないか。
(あちゃ〜)
着替えると、彼は自身の白濁液で汚れた下着を洗う為に部屋を出ていく。
洗面場でソレを洗いながら彼は溜息を吐いている。
――ドクン
その時、エリオの中で何かが弾けた。
が、彼自身は未だその事に気が付いていなかった。
499 :
ツンデレ王子:2008/04/16(水) 17:30:21 ID:c69Trx+B
ひとまず以上です
すいません、見切り発車で総レス数間違えた orz
落ち見てお気付きかと思いますが、まだ続きます
エ、エリオきゅんの夢精wwwこれは素晴らしい淫夢、GJ!!!!
しかし早朝に自分のパンツ洗ってるエリオ君に藤巻(by板垣版“餓狼伝”)を想像したのは俺だけか?
>>499 こ、このGJは投下に対する住人としての礼儀なんだから!
別に私自身が続きを読みたいとか、そんなんじゃないんだからねっ!!
503 :
ておあー:2008/04/16(水) 18:00:21 ID:dIEpH5Ms
>>492 あ、そうです。ゲンヤとリンディです。
でもエロのないフラグの無駄遣いな話です・・・
>>501 これを脳内で釘宮ボイスで変換したら俺の兄弟、中原ボイスで変換したら朋友。
>>502 いや、普通に長田に見られるって話だけど‥‥
スレ違いのネタだがアレは受けたぜ。
>>504 いや、エリオがその洗っている姿を誰に見られるかだ。
とりあえずシャーリーに見つかるのが一番まずい。
>>50-61 しかし、はやてさんの周りに見合う男ってグリフィス君位しか居ないよな…だからといって、キャロに手を出すなよなグリフィス君…。しかも、Sdkfz251/1グランドスーツカ(はやてさん)とカール600ミリ自走臼砲(キャロ)を怒らせた挙げ句ラブホでぶっ放させるなんて…
いくらお母さんでも庇いきれないよね。
横レスかつ遅レスですんませんが
>>462 4以外でお願いします、個人的な趣味ですが
貴公の書くヤンデレが最高に好きです
509 :
B・A:2008/04/16(水) 20:48:01 ID:G5rf2Js8
前の人の投下から3時間か・・・・・・そろそろ投下しても良い?
待ってたぜ‥‥本当に待ってたんだぜ、あんたがSSを投下してくれるのを‥
511 :
B・A:2008/04/16(水) 20:59:51 ID:G5rf2Js8
それではぼちぼち。
注意事項
・エリオ主人公
・タピオカ氏の「優しい夢を見られるよう」とネタが被ってます
・非エロです
・捏造が多々あります
・本編14話から15話の間の出来事
・今回、アンチ的な発言がありますが、次回以降のお話を盛り上げるための一要素であり、
僕はリリなの大好きです。
カモン!
傷つき、倒れながらも我が子だけは傷つけまいと抱きしめる腕に力を込める。
死ねない、まだ死ぬわけにはいかない。その一念だけを胸に、プレシア・テスタロッサは杖を振るっていた。
彼女たちを取り囲んでいるのはドラム缶のような胴体に触手を生やした珍妙な機械だ。自分を助けた男は、この機械のことをガジェットと呼んでいた。
名前などどうでも良いが、こいつらが展開するAMFという結界は厄介だ。生半可な魔法は通用しない上、こちらに有益をもたらす補助や飛行、結界すらも無効化されてしまう。
それでも全盛期の自分ならばこんなガラクタに遅れを取ることはなかっただろう。しかし、今の自分は死に体だ。病に冒された体は思うように動いてくれず、
1秒ごとに生命の灯火がか細くなっていくのが手に取るようにわかる。
それでも、諦めるわけにはいかなかった。ようやく自分が失ったものの一つを取り戻せたのだ。禁忌に手を染め、法を犯し、1人の少女の思いを踏みにじってまで取り戻せた娘の命を、
あんな奴らなんかに渡すわけにはいかない。ましてや、あいつの目的に協力してやる気もなかった。生命操作技術の完成。確かにそれが成せれば自分が失った全てを取り戻せるかもしれない。
だが、自分にはそれを気長に待てるだけの時間がないのだ。死の病は確実に自分を蝕んでおり、一刻の猶予もないことは目に見えていた。
だから、娘を連れて逃げ出した。追撃を振り切り、どことも知れない山々を駆け回り、そしてここまで追いつめられた。最早、自分たちに逃げ場はなく、
後はガジェットたちに捕獲されるか殺されるかのどちらかだ。それでも娘だけは守ろうと残る命を削り、魔法を行使する。
その時だ、雄叫びと共に赤毛の少年が飛び出してきたのは。
それからは一瞬のできごとだった。
眩い雷光が迸り、周囲を囲んでいたガジェットたちが尽く爆散していく。不調であったとはいえ、大魔導師である自分が苦戦していた機動兵器を難なく蹴散らしてみせたその活躍は、
さながらお伽話の英雄のようであり、まだあどけなさが残る少年の横顔には戦いに身を置くもの特有の力強い意思を感じ取ることができた。
しかし、プレシアは彼に感謝の念を抱くことができなかった。少年の体から迸った魔力光の色が金色だったからだ。
その色は、かつて自分から全てを奪ったあの忌まわしい魔力駆動炉暴走事故の際に垣間見た、金色の光と同じ色をしていたからだ。
その光を見た瞬間、プレシアは正気ではいられなかった。込み上げてくる恐怖と憎悪に駆り立てられるように零れ落ちた杖を手にし、窮地に陥っていた自分たちを助けてくれた恩人に向けて構える。
消えてしまえ、その言葉だけを胸に術式を組み立て、少年に向けて攻撃魔法を放つ。
気絶する寸前にプレシアが見たのは、あまりにも弱々しい自分の攻撃魔法で吹き飛ばされる恩人の姿であった。
□
ここ2日間のねぐらにしている洞窟の床に柔らかい草を敷き詰め、その上に気絶したプレシア・テスタロッサをよこたえる。
そして、その横には同じくここまで運んできたアリシア・テスタロッサと思われる少女を寝かし、来ていたBJのコートを毛布代わりとしてその上に被せた。
「写真で見た顔とそっくりだ。やっぱり、この2人はプレシア・テスタロッサと、アリシア・テスタロッサなのかな?」
《さあな? 記録上、その2人は死んだことになっている。特に、アリシア・テスタロッサに関しては正式な死亡診断書が書かれたことを10年も前に管理局が確認している》
10年前に起きたPT事件のことだ。エリオは詳しい経緯は知らないが、その時にフェイトの義兄であるクロノ・ハラオウンがプレシアの身辺調査をした際にそれを確認したという話を聞いたことがある。
そして、フェイト自身もこの2人は死んだものとして自分の中で1つの区切りをつけていた。
「けど、実際に2人は生きているよ」
さっきまで大立ち回りを演じていたプレシアは言うに及ばず、アリシアも弱々しいながらもしっかりと呼吸をしている。
どう見ても死んでいるようには見えない。それ故に最初に思い浮かんだのは、プロジェクト「F.A.T.E」という違法な研究であった。
F計画、プロジェクトFとも呼ばれているこの研究は、人造生命の作成と死者の蘇生を目的とした、魔法における不可侵領域に踏み込んだ禁断の外法だ。
その大まかな流れは、ある人物から採取した遺伝子データを基に、その人物と寸分違わぬ複製体を作り出し、そこに予め用意しておいた記憶データを転写するというものである。
その最終的な目標は、死者の複製体に生前の記憶を持たせることで、不可能とされてきた生命の蘇生を実現することであった。
しかし、誕生した生命はオリジナルの記憶を受け継ぎながらも別の人格を形成する可能性が高く、また倫理的な問題からプロジェクトは凍結されてしまった。
目の前にいる2人がプロジェクトFで生み出された複製体なのだとしたら、一応の説明はつく。だが、もしそうなのだとしたら皮肉としか言いようがなかった。
何故なら、そのプロジェクトFを完成させたのは他でもない、プレシア・テスタロッサその人なのだから。
「まあ、2人が起きてから事情を問いただせば良いか」
《そうだな。ガジェットに追われていたことも考えると、スカリエッティと何らかの関係・・・・・エリオ、通信だ》
「えっ、壊れていたんじゃ・・・・・・?」
《受信機能は無事だ。音声のみではあるが、繋ぐぞ》
半透明の仮想ディスプレイが展開し、画面に砂嵐が走る。そこから聞こえてきたのは、懐かしい女性の声だった。
『エリオ、聞こえている?』
「フェイトさん! はい、はっきり聞こえています」
《受信のみと言っただろう。こちらの音声は届かない》
「それじゃ、どうすれば・・・・・・」
《回線は繋がったんだ。そこから逆探知してくれれば、すぐに迎えがくるだろう》
「そっか・・・・そうだね。フェイトさん、僕たちは大丈夫です。聞こえていないかもしれませんが、みんなにもそう伝えてください。
それと、実は凄い発見が・・・・・・」
そこまで言って、エリオは身を翻した。直後、一発の魔力弾が洞窟の壁に着弾し、白い煙を立てる。
見上げると、いつの間に目を覚ましたのか、プレシア・テスタロッサが幽鬼のように立ちあがり、こちらに向かって杖の先端を向けていた。
「通信を切りなさい」
「・・・・・・ここで通信を切れば、救援が遅れるかもしれません」
「それでも言う通りにしなさい。あなたが動くよりも、私が撃つ方が早くてよ」
「・・・・・・」
ごくりと唾を飲み込む。
スピードには自信があるが、相手は大魔導師と呼ばれた存在だ。こちらが予備動作に入った瞬間に撃たれる可能性も十分にある。
逡巡の末、エリオは黙って彼女に従うことにした。
「あなたは・・・・・・本当にプレシア・テスタロッサなんですか?」
「答える義理はないわ」
「そちらの女の子はアリシア・テスタロッサ」
「・・・・・・・・・」
「答えてください。虚数空間に消えたはずのあなたたちが、何故ここにいるんですか!?」
「お前が知らなくとも良いことよ。助けてくれた恩があるから、殺さないだけありがたいと思いなさい」
そう言って、プレシアはアリシアを優しく抱きかかえると、洞窟の外へと足を向けた。
まるでエリオなど、最初から眼中にないかのように。
だから、エリオは思わず口にしていた。恐らく、彼女に対して最も言ってはならない言葉を。
「僕はエリオ・モンディアル。あなたが完成させたプロジェクトFで造りだされた劣化コピーです。
そして、僕の保護責任者は・・・・・・あなたの娘、フェイト・テスタロッサです!」
ピタリと、プレシアの足が止まる。振り向いたその顔には、悪鬼も震えあがるほどの恐ろしい憎悪の色が浮かんでいた。
「アレは私の娘ではないわ。アレと関係があるのなら、それくらい知っているでしょう?」
「いいえ。知りませんし、知りたくもありません。フェイトさんにとっては、今でもあなたはお母さんなんです!」
プレシアの表情がどんどん醜く歪んでいく。発せられる殺気はさっきまでの比ではない。刃のように鋭く、炎のように熱い殺気はエリオが初めて感じるものだった。
ともすれば飲み込まれて後ずさりそうになるのを、エリオは歯を食いしばって耐え、まっすぐにプレシアを睨みつける。
「吐き気がするわ。私の娘はこのアリシアだけ。あんなできそこないにくれてやる愛情なんて、一欠片もありはしないわ・・・・そう、あってはならないの」
「それはあなたの理屈です。あなたがどれだけフェイトさんを嫌っていても、フェイトさんを生み出したのがあなたに違いない以上、
フェイトさんはあなたをお母さんとしか呼べない。呼ぶことができない!」
それは、兼ねてよりエリオが抱いていた思いであった。
自分がクローンであることを否定したとしても、自分を生み出したのがモンディアル夫妻であることに代わりはない。
時間が悲しい記憶を劣化させたとしても、その事実が変わることはない。それは、フェイトにも言えることのはずだ。
「子は親を選べないと言いたいの? だから、大人は子に対して生んだ責任を持てと?」
「それができないと言うのなら、せめて納得のいく理由を聞かせてください」
「理由なんて、1つしかないわ・・・・・・アレは、アリシアではなかった。だから、私はアレを手放したのよ」
聞かされたのは、ある意味予想通りの言葉だった。
むしろ、エリオが驚いたのはその言葉に込められた思いだった。
どこか悲しみに満ちた悲壮な声で、いるかどうかもわからない神に懺悔するかのような響きを持った言葉。
次元犯罪者でもなく、大魔導師でもない。1人の人間としてプレシア・テスタロッサが抱いた思いが、その言葉に込められていた。
「アレはアリシアと違っていたわ。利き腕、魔力資質、性格傾向、その全てがアリシアと違っていた。
だから、私にはアレが一生懸命に娘を演じている哀れな人形に見えて仕方がなかった。必死で私のことを喜ばせようとする、サーカスの道化師のようにね」
「そんな・・・・・勝手に作っておいて、たったそれだけの理由で!」
激昂の余り、思わずエリオはプレシアに掴みかかった。
その時、エリオは彼女の瞳の奥に深い後悔の色を見た。
現実に絶望し、禁忌に縋り、そして願い叶わなかった者が抱いた悲しみを感じ取った。
「私はアリシアを蘇らせたかった。アリシアの笑顔がもう一度見たかった。けれど、生まれ落ちたのはアリシアにそっくりな偽物。
それでもアレは懸命にアリシアであろうとしてくれたわ。かつてアリシアがそうしてくれたように、私に懐き、慕ってくれた・・・・・・けれど、アレはアリシアではないの。
アリシアの姿をした、アリシアでない何か。私がアリシアであることを強要してしまったから・・・・・・私が、アリシアでいて欲しいと願ったから・・・・・・」
彼女の言葉の意味が、ようやく理解することができた。
性格や利き腕が違っても、プレシアにとってフェイトはアリシアであることに変わりはなかったのだ。
そして、プレシアは彼女のことをアリシアとして愛し、慈しもうとした。そのまま何事もなくいけば、2人は仲睦まじい親子として辺境に移り住み、
PT事件のような悲惨な事件は起きなかっただろう。だが、現実は違った。
フェイトはアリシアにはなれなかった。アリシアと同じ記憶を持ち、同じように母を慕いながらも、彼女はプレシアが記憶しているアリシアとはどんどん違っていったのだ。
そして、プレシアは理解したのだ。彼女はアリシアではなく、自分のために一生懸命アリシア・テスタロッサを演じている人形と変わらないことを。
自分の身勝手なエゴが造り出した哀れな複製体。死んだ愛娘の代替品としてフェイトを生み出してしまったことを後悔してしまったのだ。
そこにあったのは恐れだ。フェイトがアリシアに取って代わってしまうのではという恐れ。自分の中のアリシアとの思い出が、彼女によって上書きされてしまうのではという恐怖。
だから拒絶したのだ。自らの罪を直視することが怖くて、更なる罪でその罪を塗り潰そうとした。
その果てに彼女はアルハザードなる幻想を追い求め、そして虚数空間の中に消えていった。
「アレは私の娘ではないわ。何故なら、私が親であることを放棄したのだから。私はね、アレを拒絶しなければならないの。
でないと、アレはまたアリシアになってしまう。アレは私の子どもであってはならないし、私がアレの親であってもならないの」
「違う、フェイトさんはアリシア・テスタロッサじゃない! フェイトさんはフェイトさんだ!」
エリオは知っている限りのフェイトのことを話した。
自分を拾ってくれたことや、機動六課で過ごした日々、きっとそれは、アリシア・テスタロッサでは通ることのなかった道のはずだ。
彼女はプレシアの言うようなできそこないの人形などではなく、フェイト・T・ハラオウンという一個の人格を持った人間であり、
彼女を世に生み落したプレシアに一切の罪がないことをわかってもらいたかった。故に、フェイトが今日まで何を思い、どれほどの幸せを掴んできたのかを、
エリオは余すことなく語り尽くした。しかし、それを聞いたプレシアの顔はますます曇っていくばかりだった。
「アレがお前を、管理局に引き抜いたというの・・・・・・・それでは、私と変わらない・・・・・お前は気づいていないの、自分が戦いの道具にされていることに?」
「・・・・!?」
「因果ね・・・・・どれだけ否定しても、私と同じ道を辿るなんて」
プレシアの脳裏に思い浮かんだのは、フェイトを使い捨ての駒のように扱っていたかつての自分の姿だった。
自分のことを母親と慕い、盲目的に従う従順な少女を利用していたかつての自分。それと同じことを今度は彼女がしているのかと思うと、
プレシアは後悔せずにはいられなかった。どれだけ否定しても、フェイトが自分の娘であることに変わりはないと言われたかのような気分だった。
「馬鹿な娘・・・・・これじゃ、何のために拒絶したのか・・・・・・」
「プレシアさん?」
「・・・・・そういうことなのね。ジュエルシードが私をこの時代に導いたのは」
エリオを置き去りにし、プレシアは1人で納得したように首を振る。
「案内なさい」
「はい?」
「アレの頬を思いっきり引っ叩いてやるわ。いえ、いっそ殺す気で雷でも落としてやろうからしら?」
「あ、あの・・・・・・つまり、フェイトさんと会いたいってことですか?」
「叱りつけに行くだけよ。私は、アレの母親なのでしょう?」
その言葉に、エリオは破顔した。
認めてくれたのだ。あれだけ否定しておきながら、自分が母親であることを彼女は認めてくれたのだ。
これを喜ばずに、何を喜べと言うのか?
「勘違いしないで、別にアレのためではなくてよ。私はただ、アレが気に入らないから罵りに行くだけなのだから」
それでもきっと、フェイトは喜んでくれるに違いない。親と会えることを喜ばない子どもはいないのだから。
《ああ・・・・・・お取り込みのところ申し訳ないが・・・》
不意に、ストラーダがすまなそうに話しかけてきた。同時に、エリオの鋭敏な感覚が洞窟の外で蠢く無数の気配を感じ取る。
「ガジェットだね」
《かなりの数だ。プレシア殿、貴君は何故、奴らに狙われておいでなのですか?》
「・・・・・恐らく、狙いはアリシアね」
腕に抱いた愛娘を庇うように洞窟の外を窺いながら、プレシアは言う。
「この娘の中には・・・・・レリックが埋め込まれているの」
to be continued
520 :
B・A:2008/04/16(水) 21:19:39 ID:G5rf2Js8
以上です。
色々と物議があるかもしれませんが、僕はプレシアを真面目故に1人で抱え込みすぎた結果、フェイトのことは愛してはいけない、
自分はあの娘の親の資格がないと自虐するようになったということにしました。フェイトのことを「実験体」、「偽物」、「人形」と思い込むことで、
自分の身勝手さから目を背けたかったという。もちろん、この長編限定の設定ではありますが。
プレシアがエリオに言った台詞はアンチっぽいですが、あれは後々のための演出です。別にアンチ云々というわけでなく、物語を盛り上げる一要素ということで軽く流してくださると幸いです。
GJ
プレシアがフェイトと合う日が楽しみです。
GJ!
なんだ、プレシアさん、ちゃんと「お母さん」してたんじゃん。
GJ!!
だがプレシア母さんがツンデレに見えてしょうがない、素直になれないっていうか自分の好意を肯定できない感じが素晴らしく萌える。
GJ!
俺にもプレシアはツンデレに見えたw
萌えるな!
GJ!!です。
さすが、プレシアさんッ!!一期時はヤンデレ、この話ではツンデレとは!!w
フェイトそんとは、どんな会話になるのだろう?
フェイトがエリオの親だとすると・・・プレシアお婆ちゃんじゃないかッ!!
言ったら殺されるなエリオ。
個人的にはエリオにはこの作品でもそして何より原作でも本当の両親と和解して欲しいなって思う
折角生きてるんだから
和解の芽はプレシアとフェイトのそれよりあるんだし
>>520 GJです。
プレシアさんに対する解釈は人それぞれですからね。
個人的には小説版順守かな? 死なせてしまった娘、復活への渇望と絶望、蝕まれる体と極限状態の精神が
安定を取るための措置が、フェイトの否定と酷使、ジェルシードを用いた最後のときでさえ、その目は
失った過去しか見ていなかった悲しい人。
ちなみにレリックはクロニクルによると聖王専用のブーストアイテムだそうで、
レリックウェポンがベルカ系を素体にしてるのは、相性の問題では?という考察があったようです。
528 :
サイヒ:2008/04/16(水) 22:15:52 ID:JVsip6mi
>>520 GJ。
そうですよねー。なんでフェイトさんはあんな過去あるのに
エリオとキャロを戦わせてんだってのは原作の矛盾だよなぁ。
予告よりかなり遅刻したソープネタです。
しかも前後編で、前編はえらい短いうえにエロ無しというあれっぷり。マジですいません。
内容は、チンク×ゼスト。
ど真ん中ストライクコースは他の職人に任せて、俺はいつもどおり外角高め。
529 :
遊女と漂客:2008/04/16(水) 22:17:15 ID:JVsip6mi
「……ああ、しんどい」
空が夕暮れの赤から夜の闇に代わって間もない時刻。店の裏手の路地で、ドゥーエは壁にもたれかかっ
てうめいた。
『ソープナンバーズ』はただのソープ店ではない。現代の高級娼館ともいうべきものであり、そのプレ
イ内容はコスプレ・3P・SM等と多岐に渡る。
中でも人気があるのは、ドゥーエの変身プレイだった。ISを使い、各種有名人になりきってのプレイ。
企画をスカリエッティから聞いた時は、そりゃ人気が出るだろうけど私の疲れも考えてもらいたいと思っ
たが、人気も疲労も予測の数倍だった。
完全予約制かつ料金はぼったくりすれすれにも関わらず、予約表は一週間後までびっしり埋まっている。
そしてドゥーエは、ツンデレツインテールオレンジ頭を演じたかと思えば、アホ花咲かせたボーイッシュ
少女にその姉と色んな役を演じる羽目になり、心底疲れきっていた。そのうち精神分裂を起こすかもしれ
ない。
「えーっと、次はフェイト・T・ハラオウンとエイミィ・ハラオウンのどっちになればよかったかしらね……」
それとも母親の方だったかと投げ遣りに記憶を探りつつ、ドゥーエはポケットから煙草を取り出し乱暴
に火を点けた。休憩室で吸うと、ウーノが目くじら立てるのだ。
成分分析されたら警察にしょっぴかれる煙草に火を点け、甘ったるい匂いに呆けるドゥーエ。その前に、
ぬっと人影が立った。
ドゥーエより頭半分高い長身。体つきもがっしりしており、彫りの深い顔は巌を思わせる。飾り気が皆
無の無骨なコートが、そのイメージを助長させている。夜中いきなりこんな男と出くわしたら、誰でも身
構えてしまうだろう。
しかしドゥーエは驚きもせず、煙草を口から離して思考を正常に戻しただけだった。
「あらゼスト、久しぶりね」
「ああ、スカリエッティや他の姉妹は元気か」
「ええ、チンクは元気よ」
「スカリエッティの手は空いているか?」
「たぶん暇なんじゃないかしら。最近呼び込みもガジェット任せになったし。……チンクも予約入ってな
いから、朝まででも大丈夫だけど」
二連続の軽い揶揄は、ゼストの固い表情を崩すには至らなかった。表情どころか眉の毛一本動きはしな
い。
(相変わらずつまらない男ね。チンクには悪いけど、どこがいいんだか)
こういう場合、気の利いた返しの一つや二つ即答してくれる男がドゥーエの好みだった。
からかうのは早々に中止し、欠伸をしながらドゥーエは訊ねる。
「それで、今日の用件は?」
「デバイスの調子が悪いので、整備してもらいたい」
「あらそう。どれぐらい時間がかかるか分からないから、とりあえず上がって待ってなさいよ」
530 :
遊女と漂客:2008/04/16(水) 22:18:47 ID:JVsip6mi
待機状態のデバイスを受け取り、ドゥーエは裏口から店内に入る。
ちょうど廊下掃除をしていたガジェットを手招きし、ゼストに聞こえぬよう小声でドゥーエは命令した。
「八番の特別室に案内しなさい。それからこのデバイスをドクターに渡して、次はチンクにこう言うの。と
びっきり大切なお客様が来てるから、一番のおしゃれして八番の特別室行きなさいって。……ああ、最後
はウーノに、チンクは一晩貸切だって伝えておいて」
『了解シマシタ』
ガジェットに案内され店の置くに行くゼストとは逆に、ドゥーエはまた裏口を出た。
「さて……あとはウーノを丸め込んで監視カメラの映像をダビングしてもらうだけね」
ゼストと違って、五女はからかい相手としてこの上ない逸材だ。この先一ヶ月は暇つぶしになる。
(最大の問題は、ウーノの説得方法か)
堅いのよねうちの姉は、とほとんど喫わないまま灰になった煙草を放り捨て、ドゥーエは二本目を指で
摘みながら思案するのだった。
遊女と漂客
「いらっしゃいま…………ゼ、ゼスト!?」
予想していなかった男の姿に、危うくチンクは手にしたティーセットを落としかけた。咄嗟に持ち直し
て惨劇は免れたが、陶器がぶつかり合い耳障りな音を立てる。
「ど、どうしてお前がいるんだ!?」
「ドゥーエから聞いていないのか? スカリエッティに用事があって来たのだが……」
「客が来ているとしか聞いてないぞ!」
「客? ならここは、お前の部屋ではないのか」
「ち、違う! こんな綺麗な部屋ではない!」
この部屋は、姉妹の誰の部屋よりも金がかかっている。天井には小さ目のシャンデリア。ベッドは天蓋
付きで、敷かれた布団は羽毛百%。机や椅子の調度品も凝った物であり、壁にはレプリカとはいえ有名画
家の絵画が掛けられている。
「ここは、深窓の令嬢をイメージしてプレイするための部屋だ」
「……そういうものの需要もあるのか?」
「さあ、私は男ではないのでなんとも……。人気は高いからあるのだろうが」
指名されるのは姉妹の中でもチンクやウーノなど、落ち着いた雰囲気を持つ者に限られているが。ウェ
ンディも一度やってみたいと言っているが、妹には悪いがあの言葉遣いではまず無理だろう。
「なるほど、それでそういう服か」
「うっ……」
ゼストに改めて自分の格好を指摘されて、チンクは耳まで赤くなった。落ち着きかけた鼓動が、また乱
れる。
531 :
遊女と漂客:2008/04/16(水) 22:20:23 ID:JVsip6mi
いつもは外出の際も化粧などせず男物のコートを羽織る飾り気の無いチンクだが、今はそれと対極の衣
装である。
深い黒色のドレス。滑らかな絹地のあちこちにはひらひらしたフリルが付いており、ふわりと長い裾は
慣れない者なら踏んづけてしまうだろう。袖口も長く伸びて、半分手の甲を覆い隠している。間違っても、
戦闘したり刃をぶん投げる人種が着るはずのない華美な衣装。
初めて身に着け、姉妹に「こっ、これは可愛い!」「お人形さんみたい」「……抱っこ」「あっ、ずる
い! あたしもする!」と半日遊ばれた時もたいがい恥かしかったが、今はそれを上回る。
自分でもこの服は気に入っているし、いつかゼストに見せたいとも思っていた。しかし心の準備という
ものがある。戦闘ならともかく、日常生活の不意討ちにはとことん弱いのだ。
(ドゥーエめ……わざと黙っていたな……!)
うろたえていると自覚すればするほど、頭に血が上ってどうしようもなくなる。
なんとか、客相手のマニュアルどおりに行動することで硬直を回避するチンク。
「こ、紅茶は冷めると不味いから、とりあえず飲め」
自分も席につき震える手でなんとか茶を二人分注いだが、頭はまだ火照っていて何をしゃべろうかとい
う判断も出来ない。
まだ羞恥の熱に焼かれず無事だった部分の脳細胞が、口が塞がっていれば会話せずにすむという案をは
じき出す。お菓子の一口シュークリームを口に入れ、咀嚼している間にチンクはなんとか動悸を静めた。
とりあえず、無難な話題で始めることにする。
「……紅茶の味はどうだ?」
「すまんが、いまいち分からん」
あまり飲まないからな、と言い訳を口にしつつ、ゼストはもう一口啜った。味はともかく、暖かさは満
足なようだ。
「淹れたのはお前か?」
「いや、ガジェットだ」
接客用のY型に続いて開発された家事専用ガジェットZ型。AMF機能を取っ払ったコンパクトな子供
サイズで、掃除洗濯はほぼ万能。唯一の弱点は料理のレパートリーが少ないだけという、一家に一台欲し
い家政婦ガジェット。
「……あの男は才能を無駄遣いしかしないのか」
「言ってくれるな。あれでも我々の父だ」
もっとも、姉妹の中でも似たような評価を受けているが。
くすっと笑うチンク。だいぶリラックスしてきた。
「紅茶といえば、最近トーレがはまっている」
「意外だな。茶や酒があっても水ですませているような気がするが」
「みんなそう言うが、あれでなかなかそういうのにはこだわるんだ。…………まあ、味の方は、ガジェッ
ト以下だが」
532 :
遊女と漂客:2008/04/16(水) 22:21:34 ID:JVsip6mi
そのまま、自然と話は他の姉妹の近況へ、さらに客から聞いた色んな話題へと移り変わっていく。スカ
リエッティや姉妹以外と長話するのは久しぶりで、ついついチンクの口は饒舌になる。
想い人と二人っきりの貴重な時間は、穏やかに過ぎていった。
今夜は抱き合ってベッドに入ることなく、このまましゃべるだけでもいいかもしれないと思い始めた時
だった。
ゼストの問いで、雰囲気は一変する。
「お前の指名は多いのか?」
「……ああ、十二人の中では多い方だが」
チンクがどう働いているかを聞かれるのは、開店して以来初めてだった。
(まさか、嫉妬してくれたのか?)
だとしたらちょっと嬉しいと思いつつ、ゼストの表情を窺うチンク。しかしそこにあったのは、僅かの
安堵だった。
それに気づいた瞬間、口に含んだ紅茶が泥のように不味くなった。
「…………この右目もな」
チンクは、自分の右目を覆う布に指で触れた。ここだけは、いつもとなんら変わらない黒丸の眼帯。そ
の下にある瞼は、いかな治療魔法の力を借りようとも二度と開きはしない。
右目を永遠に奪った男に見せつけるよう、チンクは眼帯を引っ張った。
その言葉と仕草に、ゼストの眼が伏せられる。
「眼帯をつけた方が、客はかえって喜んでいるぞ。私には、やはり何がいいのか分からないが」
「…………そうか」
だいぶ時間が経ってからの返答は、声量もトーンも低かった。ほとんどつぶやきである。
さらに間を置いて、眼のことは済まなかった、とさらに小さい声がした。
(やっぱりそうか……)
自分の右目について、この男がこういう態度を見せる度にチンクは悲しくなる。
ゼストがこの店に来ても抱くのはチンクだけ。それはチンクへの愛情のためと思いたいが、こういう態
度を取られては贖罪のために抱いてもらっているのかと、疑念が湧く。
先程の問いも、隻眼のせいでチンク一人が指名されないことが無いかと懸念していたのだろう。
亡くした右目はいつまでも二人の間で壁となり、肉体関係を結びながらゼストはもちろんチンクからも
好きだとすら言ったことない状態が続いていた。
533 :
遊女と漂客:2008/04/16(水) 22:22:58 ID:JVsip6mi
そのままゼストもチンクも黙り込み、空気が重くなる。
今までにも何度かこういうことはあり、やがては曖昧に別れの言葉を交わしてゼストが出て行くのが常
だった。
それでも、今夜は数ヶ月ぶりの逢瀬。そんな惨めな別れ方は嫌だった。
想いが過去を越えられないなら、せめて身体は繋がりたい。
チンクはゼストの足元にわざとスプーンを放った。テーブルの脚にぶつかり、金属音が響く。それでゼ
ストが顔を上げた。
「自分で拾う」
ゼストが屈む前に、チンクはテーブルの下に潜り込む。
だがチンクの手が伸びたのはスプーンではない。ゼストの股間だった。
即座に異変に気づいたゼストがうろたえた声を上げる。
「いったい何を……!」
「……いつもこの部屋で私がしていることだが」
あえて平静な声を作り、チンクはベルトを緩める手を止めない。
「俺は金を払っていないぞ」
「お前は客じゃない」
恋人だ。
勢いでそう口にしかけて、歯を食いしばって止める。この状況で肯定されたとしても、嬉しくもなんと
もない。
「……そう、客じゃないから、私の好きにさせてもらってもドクターに怒られない。……なんなら、紅茶
の代金を身体で払ってると思えばいい」
もう少しマシな台詞を言えと自分で自分を罵りつつ、それを最後にチンクは口を閉ざして手を動かした。
続く
534 :
サイヒ:2008/04/16(水) 22:24:44 ID:JVsip6mi
以上です。
寸止めですが、続きは日曜ぐらいまでお待ちください。
……今週こそ休みもらえるのかなぁ。
レティ×リンディは書きはしたんですが。
「うーん、物足りないから最後にこのシーン入れて……だったら最初にこういうこと書かないとおかしいし。
ついでにこのキャラも出しとくか。あとここも補足入れて……って、もう完全に違う話じゃねえか!!」
と、ネタを一から練り直し中。
10kb以内で話を完結させる才能が欲しい。
>>511-520GJ
うーむ、やはりプレシア女史=天馬博士なんですね…。
天馬博士(プレシア女史)は事故死した息子の飛男(アリシア)を蘇らそうとして、鉄腕アトム(フェイトさん)を作り出した。
だが、飛男とアトムは姿は同じでも全くの別人、そしてアトムをサーカスに売り飛ばしてしまう…。
すると、エリオ君はジェッターマルスか?
>>535 つまり、リンディさんはお茶の水・・・・ん、誰か来たぞ?
537 :
26-111:2008/04/16(水) 22:45:23 ID:FUQYUgLp
>>B・A氏
GJです。エリオの活躍とプレシア母さんの母親っぷりに期待。超期待
アリシアのレリックが今後どう絡んでくるのかも楽しみにしてます
>>サイヒ氏
ドゥーエ姉さんGJ!
しかし、ゼスト達が必死にメガーヌに合うレリックを探している最中に、
ドクターがいきなりソープ経営を始めたと考えると、彼らが不憫でなりません・・・
あぁ、でも特別会員ならルーテシアとアギトも(ry
保管庫から業務連絡です
60スレの保管作業が終了しました。執筆陣諸兄は確認をお願いします
私は引き続き保管業務を継続します
連絡事項
>>CRR氏
貴兄のページに掲載されていた「〜wings」シリーズは、著者を「18スレ308」氏として別に掲載しました
一応、18スレの過去ログを参照した上での措置ですが、18スレ308氏への連絡も忘れていましたね。誤りなどありましたらお願いします
>>◆bi8/V/6HZA氏、蒼青氏
掲載の都合上「短編」に区分されていた作品を「長編」に変えています。念の為確認をお願いします
それでは
>>534 (やきもきやきもきやきもきやきもき…)
ああもどかしい…!!もどかしすぎるわこの二人!!
もうゼストの頭をしばき倒したくてしょうがない。
もう超GJですので早く後編を…!!後編をぉぉぉ!!
<チラ裏>でも五女にお茶なら眼帯ロリメイドのが萌える気がするんだ…</チラ裏>
>>534 GJ
ゼストについては、やっぱり自分と人とで捉え方が違うんだなぁ、と思う面があるけどもGJでしかない
ゼストとチンクの組み合わせ、すごく好きだ
一期の頃、「プレシアはわざとフェイトを突き放して自分から遠ざけようとしてるようにしか見えない」
という意見に対し、都築氏は「君はいい目をしてる」と答えてたなぁ。
なんか、それを思い出した。
>>540 だったらノヴェライズで思いっきり「狂ってる」なんて書くなよな、と言いたいがw
>都築氏は「君はいい目をしてる」
やべぇw魔砲少女にされちゃいそうwww
弱体化した地上本部の戦力増強。それは地上の平和を願うレジアス・ゲイズ中将にとってどうしても成し遂げねばならないことで
あった。
そのために己の理想も曲げた。過去の栄光に驕った脳みそ共に頭を下げ、捕らえるべき次元犯罪者を匿い、無二の親友の命さえ見
捨ててしまった。
そうやってようやく手に入れた力。
禁止された質量兵器アインへリアル。
次元犯罪者からの技術提供を受けたガジェットドローン。そして、
「戦闘機人……か。まさかこれほど身近に居たとはな。」
忌々しい本局の魔導士共が作った「機動6課」。その中にレジアスが欲する戦闘機人が居た。
人体と機械の融合。その為の遺伝子調整を受け、生まれる前から戦いの為のみに調整されたマシーン。それを量産することが出来
れば、地上部隊は強くなる。より多くの人をその力で救う事だって出来る。
今のところ戦闘機人に関するデータのほとんどは、次元犯罪者ジェイル・スカリエッティに握られている。だが、6課に在籍する
この戦闘機人をサンプルとして手に入れられれば、地上本部が独自に戦闘機人の研究をする事も出来るだろう。
なんとしてでも手に入れたい。貴重な戦闘機人のサンプルを、唯の一兵にしか使えぬ本局の小娘ごときに預けておく訳には行かな
い。
レジアスは強引な手段を持って戦闘機人を6課から地上本部へと出向させることを本局人事部に認めさせた。
そして、レジアスはようやくその戦闘機人と出会った。
「き、貴様が戦闘機人だと……!?」
「スバル・ナカジマ三等陸士であります!!」
目の前に立っていたのは、レジアスが想像していたような冷徹な戦闘マシーンなどではなかった。
見るからに元気いっぱいの、一人の少女がそこに居た。
スバルは6課と同じように前線部隊の一人として配属された。稼動状態での戦闘機人の動作サンプルを得るためである。
得られたサンプルは、レジアスを戸惑わせるに十分なものだった。
戦闘能力は確かに高い。だが、この表情の豊かさは何だ?感情の揺らぎは?これではまるで、年相応の普通の少女ではないか!!
マシーンと思っていた存在は、一人の人間だった。その事実は理想を捨て、現実に囚われて頑なになっていたレジアスの心を大き
く揺さぶった。
「俺は……この子のような存在を造り、使い捨てるつもりだったというのか……?」
レジアスはスバルの姿に、己の非道を改めて思い知ったのだった……
と、言うような「スバル×レジアス」ネタを唐突に受信した
が、リリなの世界の細かい設定がイマイチ解ってない上に、それを調べ上げてSSに仕上げるよーな時間も手腕も自分には無い
そこで、この設定拾って書いてあげようと言う心優しい職人様、どなたかいらっしゃいませんか?
一応非エロで、わんこ(スバル)に心癒され立ち直っていく偏屈親父(レジアス)なイメージでダイジェスト書いたけど、別に気
にせず自由に書いていただけたら本望です
>>543 「その巨乳に一瞬で心奪われたレジアス」まで読んだ
投下していいかな? 良ければ10分後に投下します。
注意
・エロなし
・ノーヴェ×ゲンヤ
・何か最後が悲しい
いいですとも
良いと思います
GOGO
550 :
535:2008/04/16(水) 23:52:08 ID:NHoKlyZA
>>543 535だけど、
レジアス=オレンジ≠スカリエッティ関係は、石ノ森作品の影響を受けていると思う。
3脳=BG団総統
スバル=仮面ライダー一号
ギン姉=仮面ライダー二号
ナンバーズ=サイボーグ009
しかし、フェイト関係=鉄腕アトムといい
こじつけがすぎるよな。
しかもクイントさんをかってにクローン化して生まれたギン姉とスバルが寄りによって本人の手に渡るなんて。
管理局との戦いに敗れたあたし達は犯罪者
として捕らえられ、二つの選択を迫られる事
になった。一つはお縄につく事。これは犯罪
者なら当たり前だろう。捕まった後、管理局
の捜査に非協力的だった連中は悉くどこぞの
監獄に送られたらしい。ドクターも一緒だ。
もう一つは、ミッド海上の隔離施設にて更生
プログラムを受講し、さらに捜査協力して罪
を償う事。敵に対してずいぶんと甘い処置だ
とは思ったが、チンク姉がそっち行くと聞い
たので、あたしも一緒について行く事にした。
だが、チンク姉達が一緒とはいえ、想像し
た以上に隔離施設での生活は退屈だ。固有武
装は取り上げられ、今着ている服は無地の白
いシャツと白いズボンである。そして、普通
の人間の生活をプロジェクターで見たり、一
般常識について座学で勉強したり、毎日同じ
様な事の繰り返し。正直、気が滅入っていた。
しかも、講義を行う講師陣の中にはあのタイ
プゼロ・ファーストもいた。あたしは何故か
姉貴面するあいつが苦手だった。セインやウェ
ンディ、あのチンク姉までもが着実に成果を
上げていく中、あたしだけはいまいち成果が
上がらなかった。
隔離施設にはそれぞれの寝室とか、風呂と
かトイレとか生活に必要な物とは別にへんて
こな部屋がある。そこは施設の中ではかなり
大きな部屋だ。鉄格子越しの窓の外からは空
と海、それから時々横切る白い鳥しか見えな
い。床は土になっていて、人工的に造られた
草とか木とかが植えられている。わざわざ室
内にこの様な物が造られているのは、人間の
精神安静には自然と触れ合うのが一番だから
だとか。それにしては、あたしはこの草と葉っ
ぱの匂いが一向に好きになれないのだが。
更生プログラムは主にこの部屋で受講する
事になる。一日数時間程度のカリキュラムが
組まれており、いくつかの講義が合間に15
分の休憩を挟んで行われる。ただし、昼は昼
食の時間も兼ねて1時間の休憩となる。
昼飯を食った後、みんなはこの部屋の中で
次の講義までの時間を過ごしていた。あたし
はチンク姉と一緒に草むらに座っていた。チ
ンク姉はドクターのところにいた時からあた
しに良くしてくれた、あたしにとっては良い
姉貴分だ。チンク姉はここに来てからもあた
しの事を気にかけてくれていた様だ。それで、
あたしの成績が良くない事には何か悩みがあ
るものと思っていたらしい。神妙な顔でその
事について聞いてきたので、あたしは自分の
思っていた事を話した、というか愚痴った。
散々愚痴を並べたあたしに、チンク姉はこう
言う。
「ノーヴェはここでの生活が嫌なのか?」
質問の意図が分からず、少し間があってか
ら、あたしは答える。
「別に、嫌じゃないよ」
尤も、好きだとも思ってはいない。しかし、
チンク姉は何故かあたしの答えにほっとした
様だ。首を傾げながらもあたしは立ち上がる。
「どこに行く、ノーヴェ?」
「腹痛なんで早退」
チンク姉に背を向け、ひらひら手を振って
部屋を出て行った。
無論、腹痛など嘘だ。廊下を歩くあたしは
医務室の前を通り抜けて、階段を登っていく。
エレベータもあるにはあるが、人目につきそ
うなので使わなかった。
階段を登りきって、屋上の隅っこに出た。
この隔離施設は、高さはさほどないが、縦横
に広く造られている。よって、屋上はかなり
広い。走り回ったりも出来そうだが、床はコ
ンクリートで、転ぶと痛いからやらない。屋
上の四方には大体あたしの胸の辺りくらいの
高さのフェンスがある。その間を縫うように
吹き抜ける風は涼しくて、その先には空と海
だけが広がっていて爽快に見える。あと、にゃ
あ、と鳥の鳴き声が時々聞こえてきたりする。
ここはあたしのお気に入りだ。草の匂いも
木々の匂いも好きじゃなかったけど、空と海
は嫌いじゃない。海風の中で仰向けに寝っ転
がって、視界を青い空で一杯にすれば、日ご
ろ抱える胸の中のもやもやが薄れていくのだ。
ところが、そんなあたしの試みを邪魔する無
頼がいる。
屋上の真ん中らへんで、堂々といびきをか
いて誰かが寝ている。あたしは近くまで歩み
寄って、そいつを見下ろす。そいつは髪も眉
も真っ白で、目元や口元には生きてきた年月
を思わせる深い皺がある。老人と呼ぶには少々
若いが、中年と呼ぶには老けている。着てい
る服は管理局の連中が着ていたのと同じなの
で、多分このおっさんもこの施設の関係者だ
ろう。ていうか、関係者以外の人間がここに
来れる訳ねえし。その割りに、このおっさん
の顔に見覚えがなかった。尤も、真面目に講
義を受けた事がないのだから、覚えている訳
もないのだが。とりあえず、あたしの至福の
時間を邪魔する不埒者を追い出してやる事に
した。
「おい、おっさん、起きろ! そこはあたし
の特等席だ」
おっさんはあたしの声に気づいて、ピクリ
と目蓋を動かす。やがて、眩しそうにゆっく
り目を開ける。
「おめえは……? ああ、ここで更生プログ
ラムを受けてるって奴か。何でこんな所にい
るんだ?」
「そんなのあたしの勝手だろ」
「そりゃそうだ」
おっさんは起き上がった。そして、腕時計
に目をやり、すぐに髪と同じ白い眉を顰める。
「何だよ、とっくに休み時間は終わってんじゃ
ねえか。てことは、おめえ、さてはサボりか?」
「悪いかよ」
「そりゃ悪いだろ。
――ま、思いっきり寝坊した俺の言える事
じゃねえがよ」
更生プログラムをサボってるあたしに対す
るものか、それとも寝坊した自分に対するも
のか、いずれにしろおっさんは呆れた様にた
め息をついた。
「ほら、さっさと広場に行けよ。アンタもこ
この講師なんだろ?」
「いや、違えよ。ちょっと用があってな。つ
いでに更生プログラムのほうにも軽く顔を出
すつもりだったんだが……。大体、それを言
うならおめえこそ早く戻れ、ギンガの説教を
受けたくなかったらな」
ギンガ? 一瞬考えて、タイプゼロ・ファー
ストの名前だったと思い出す。基本的にあた
し達を叱るのは、何故かあいつの役目だった。
「別にタイプゼロなんて怖くねえし」
あたしはぷいっと、そっぽ向いた。
「そうか? あいつ、怒ると結構怖えぞ。こ
ーんな顔してよ」
おっさんは指で目元を吊り上げた。タイプ
ゼロの真似のつもりらしい。年甲斐もなくそ
んな事をやる姿を見て、あたしは噴出す。が
はは、とおっさんも笑う。
これが、おっさんとの初めての出会いだ。
思えば、初めて会った奴なのにあたしはてん
で無警戒だった。当たり前みたいに極自然に
話をしていたから、自分でも首を傾げてしまっ
たものだ。
ほとぼりが冷めるまで屋上で時間を潰して、
それからおっさんと一緒に広場に戻った。講
義の合間の休憩時間中に戻って、さも始めか
らいるかの様に居座っていたのだが、やっぱ
り普通にタイプゼロの奴に叱られた。その時、
おっさんはあたしの事を庇った。でも、おっ
さんが遅刻したせいで別の仕事が遅れている
らしく、結局タイプゼロの奴の剣幕に押され、
あたしと一緒になって怒られていた。
さらに一時間ほどが経って、広場での講義
が終わった。抗議の前に散々文句言っていた
のに、まだ言い足りないらしい。タイプゼロ
がおっさんに話をしていた。話というにはい
ささか一方的にも見えたが。
「――ああ、わかった。俺が悪かったって。
だから、この件はもう手打ちにしようぜ、ギ
ンガ」
「ダメです。父さ――ナカジマ三佐は甘すぎ
ます。ちゃんと厳しくしないと示しがつきま
せんよ」
人差し指立ててお説教モードに入ったタイ
プゼロに、おっさんは頭をかきながら困った
様に笑っている。タイプゼロはもの凄い勢い
で捲くし立てているのだが、不思議と険悪な
様子には見えない。笑ったり怒ったり拗ねた
り、あいつはあたし達の前ではあまり見せな
い様な表情をしている。その様子は実年齢(知
らないけど)よりずいぶんと幼く見える。あ
のおっさんの前だからだろうか。遠目に見て
いるあたしには、それがなんとなく面白くな
い。
「いやー、アレは親子って言うより、夫婦っ
て感じっスねぇ」
耳元で囁く声に、心臓が飛び出すかと思う
ほど驚いた。いつの間にやらあたしの横にウェ
ンディが立っていたのだ。あたしは目を見開
いたまま、ウェンディへ向き直る。
「どうしたんスか、ずいぶん見入ってたみた
いっスけど?」
フヒヒ、と嫌らしい笑みを浮かべてウェン
ディが聞いてきた。ウェンディはあたしの妹
分だが、こやつはそう思っていない節がある。
何かにつけて、あたしをからかって楽しむの
だ。今日も今日とて、ウェンディは何かよか
らぬ事を企んでいる様だ。こんな顔をしてい
るウェンディと関わって、いい事があったた
めしがない。
「な、何だよ」
強烈に嫌な予感がして、あたしは後ずさっ
た。
ウェンディは笑みを浮かべたまま、擦り寄っ
てくる。
「心配しなくても大丈夫っスよ、あいつら親
子だからライバルにはならないっスから」
バシバシ背中を叩かれた。つーか、ライバ
ルって何だ。
「いつまで叩いてんだ!」
肘でウェンディを振り払った。
ウェンディは飛び退いてかわす。
「おおっ、つれないっスねぇ」
あたしはウェンディを半眼で睨んだ。
ウェンディは特に反省した様子もなくニヤ
リと笑う。
「そういや、今あいつらが親子って」
「何か、あの人がタイプゼロの二人を拾って
育てたらしいっスよ」
もう一度、おっさんを見た。タイプゼロと
一緒に笑っている、楽しそうに。やっぱり何
か変な感じだ。説明するのが難しいが、胸の
奥がちくりとする様な感じ。あたしが首を傾
げていると、ウェンディがニヤニヤと口元を
緩ませてこちらを見ていたので、鼻の下に肘
鉄をくらわせてやった。
示し合わせた訳でもないのに、それからも
屋上でおっさんと会う様になった。あたしに
は何にも話題がなかったから、屋上にいる時
は大体おっさんが話を振って、あたしが答え
るみたいな感じで話していた。チンク姉やウェ
ンディとか以外にあたしがこんなに話をした
のは多分初めてだ。
おっさんの話といえば、やれ言葉遣いが悪
いだの、やれもっと真面目に講義を受けろだ
の、小言ばかりだった。それなのに、一緒に
いる事は苦痛ではなかった。何より、他の管
理局員から感じる敵意とか恨みとか、そういっ
た感情をおっさんからは感じなかった。だか
ら、きっと気楽だったんだろう。いつの間に
か、おっさんと顔を会わせるのが密かな楽し
みになっていた。
数ヶ月ほど経ったある日の昼休み、あたし
はおっさんと一緒に、屋上のフェンスを肘掛
け代わりにして、なんでもない話をしていた。
この頃になると互いの事もある程度わかって
きていたから、その日あった事を除けば特に
話題もなかった。
話し終わると、おっさんは黙って海を眺め
ていた。あたしは少々手持ち無沙汰になって
目を泳がせていると、おっさんの左手の辺り
で目が止まった。薬指の根元で銀色の指輪が
光った。単純だ単純だとは言われるが、あた
しだって馬鹿じゃない。施設に隔離されてか
ら何ヶ月か経って、それなりに一般社会の知
識を身につけたと思う。その知識によると、
仲の好い奴同士というのは「ケッコン」する
ものらしい。で、ケッコンした証として、左
手の薬指に銀の指輪をはめる習慣があるのだ
とか。だから「おっさんは結婚しているのか?」
と聞いた。
「何だ、藪から棒に? 確かに俺は結婚して
たがよ」
過去形である事から、どうやら今は結婚は
していないらしい。そう思うと、不思議と興
味がわいてきた。以前の事を思い出して、あ
たしは当てずっぽうにそれっぽい相手の名前
を言ってみる。
「その相手ってさー、タイプゼロ?」
「――ぶほっ! おっ、お前な、んなわきゃ
ねえだろう」
何故か咽るおっさんに、あたしは首を傾げ
た。
「だって、仲のいい奴同士はケッコンするっ
て習ったぜ」
「そりゃそうだが、それは他人の話だろう。
家族は結婚するもんじゃねえよ」
「じゃあ、どんな奴とケッコンしてたんだ?」
「おめえにゃ関係ねえ話だよ」
苦笑していた顔を一転させ、おっさんは憮
然とそっぽ向いた。はっきりと言わないが、
なにやら話したくはなさそうだ。
「関係ないけど、話す事もないしさ。なあ、
教えてくれよ」
あたしはおっさんの袖を掴んで揺すりなが
らせがんだ。後にそれを聞いてしまったのを
死ぬほど後悔する事になるのだが、何も知ら
ないあたしはおっさんにしつこく聞き出そう
とした。少し鬱陶しそうにしていたおっさん
は、やがて諦める様にため息をつく。
「わかったよ。だが、面白い話じゃねえぞ」
おっさんはぽつぽつと「そいつ」の事を話
し始めた。あたしの知らない単語や事情が多
くて、よくわからないところもあったから、
大体のところは適当に頷きながら聞き流した。
むしろその話より、おっさんの表情に見惚れ
ていた。遠くを見る様に、明るさに眩ませる
様に目を細めて、穏やかに笑っていたのだ。
今まであたしと話していた時も、タイプゼロ
の奴と話していた時にも、おっさんがこんな
表情をした事はなかった。「そいつ」がおっ
さんにとってどれほど特別なのか、思い知ら
された様な気がする。
「――まあ、こんなところか。これで満足だ
ろう? もう時間だ。戻ろうぜ」
気がついたら、おっさんの話は終わってい
た。気のない返事を返して、あたしはおっさ
んと広場に戻った。何がそんなに気になった
のかはわからない。ただ、その時のおっさん
の表情が忘れられなかった。
周りを流れていく町並み。そこは大きな通
りで、両脇にはたくさんの建物が通り沿いに
ずっと先まで並んでいる。見た事のない街の
はずだけど、あたしの足は淀みなく進んだ。
隣にはあたしより一回り大きい男が歩いてい
る。あたしはそいつの手を取って何処かへと
向かっている。尤も、目的地は多分ないと思
う。だって、そいつと一緒に歩く事が目的み
たいなものだったから。
「おいおい、そんなに急がなくてもまだ時間
はたっぷりあるって」
「だって、久しぶりのお休みなんだもの。しょ
うがないじゃない」
隣にそいつがいるっていうだけなのに、ふ
わふわした気分で何だか落ち着かなかった。
少々浮かれているのかもしれない。思わず早
足になってしまうあたしを見て、男は笑う。
その表情はいつかどこかで見た気がしたが、
思い出せない。でも、今はそんな事が気にな
らないくらい楽しかった。
かなり強引に連れ回したせいか、男は疲れ
ている様だ。
「なあ、いったん休憩とらねえか、■■■■?」
男の提案には賛成だ。お昼時だったし、あ
たしもそろそろ食事にしようと思っていたの
だ。だが、その前に訂正しておく事がある。
いや、むしろどうしてこの人がそんな間違い
をしたのかがわからない。
「それはいいけど、どうしたの、あなた? 私
は■■■■じゃなくて――」
「おめえこそ何言ってんだ? ほら、よく見
ろよ」
男が服屋のショーウインドウを指差した。
あたしはショーウインドウに映った自分の顔
を見る。そこで楽しそうに笑みを浮かべてい
るのは、あたしではない誰かだった。
目を見開いて視界を埋めていたのは、ここ
数ヶ月ですっかり見慣れた白い天井だった。
上体だけ起こして周囲を見渡す。あたしが今
いるのは、あたし達それぞれに宛がわれた寝
室だ。
部屋の壁際に設置された二段ベッドの上で、
あたしは息を荒げている。どうやら夢を見て
いたらしい。あたしが知らない誰かになって、
知っている誰かと一緒に町を歩く夢。なんで
もない事のはずなのに、酷く夢見が悪かった。
心臓はどくどくと鼓動を早め、シャツは寝汗
でべっとりとしている。壁掛けの時計を見れ
ば、いつもよりもかなり早く起きてしまって
いた。とはいえ、二度寝する気も起きず、あ
たしは二段ベッドを降りる。下のベッドには
チンク姉が寝ている為、そーっとドアを閉め
て部屋を出た。
静まり返った廊下を歩き、水道までまで辿
り着く。とりあえず手近な蛇口に歩み寄り、
あたしはバルブを捻る。そして、出てきた水
を両手で掬い、ばしゃばしゃ顔面にかける。
タオルを持ってくるのを忘れてしまっていた
が、今はどうでも良い。今はとにかく心の中
にある靄みたいなものをさっさと振り切りた
かった。
ゴシゴシと乱暴に顔を洗った後、壁掛けの
鏡を見る。今にも吐きそうな最低の面構えだっ
たが、ざんばらの赤い短髪と金色の瞳、黄色
い肌は確かにあたしだ。一応、ぺたぺた手で
触って確かめてもみた。流しに手を付いて、
はあ、と大きく息を吐く。何だか知らないが
凄くほっとした。
もう一度鏡を見てみる。やっぱりあたしの
顔だ。だが、見ているとうっすら別の誰かの
影が透けて見える様な気がした。ガシャン、
と音が鳴る。知らず鏡を殴りつけていた。粉々
に砕けた鏡はあたしの拳を切り裂いて、小さ
な傷を作った。傷口から赤い液体が滴り、ぽ
たり、と流しに玉を落す。しかし、血は出て
も傷の下から肉は見えない。あるのは束になっ
た細いケーブルだ。あたしはギリ、と歯噛み
する。自分の体なのに、吐き気がするほど気
持ち悪かった。
部屋に戻る頃にはチンク姉も起きていた。
あたしはずぶ濡れで、しかも手には怪我まで
していたので、とても心配された。チンク姉
にあれこれ聞かれてもあたしは答えなかった。
「とにかく手の傷を洗おう」と水道まで連れ
て行かれ、あたしが叩き割った鏡を見られて
しまった。仕方なくあたしがやった白状した
ら、当然の事ながら怒られた。
講義の時間になり、広場へ行って真っ先に
タイプゼロに、鏡を割った事を謝る様に言わ
れた。あたしは謝る気なんかなかったので渋っ
ていると、チンク姉に頭を掴まれ、無理矢理
頭を下げせられた。チンク姉が「私の方から
も良く言い聞かせておく」と言って、この件
は終わりになった。
昼休みになって、あたしは真っ先に屋上へ
と向かった。今日は曇り空だった。しかも、
ゴロゴロと音を立て、今にも降り出しそうだ。
フェンスに肘をかけながら空を見上げ、あた
しは舌打ちをした。最悪な気分に最悪な天気
だった。
しばらくしてからおっさんも来た。おっさ
んを見ると胸が締め付けられるような感じが
する。それに、心臓の鼓動がどくどくと早ま
るのだ。別に体の調子が悪いわけじゃないの
に、妙な感じだった。
「ほんとにどうしたんだ? ギンガの奴も心
配してたぜ」
おっさんは今朝からのあたしの様子を心配
している様だ。妙にあたしを気遣う様な声色
だった。心配されていると思うと、胸の奥が
むずがゆい様な感じがする。そして、何だか
顔が熱くなってくる。
「どうもしてねえよ」
顔を赤くしている事を悟られたくなくて、
あたしはそっぽ向いた。すると、おっさんは
わざとらしく息を吐く。
「――はあ。まあ、何だ。あんまりギンガに
迷惑かけんじゃねえぞ。あいつも結構お前ら
の事で苦労してるみたいだからよ」
何故かはわからないが、ここ最近おっさん
がタイプゼロの名前を出す事が嫌だった。おっ
さんがあいつの名前を出す度に、あいつと楽
しそうに話しているおっさんの姿が思い浮か
ぶ。そうすると、いつも決まって胸がちくり
と痛むのだ。あたしは不機嫌さを隠さずに言
う。
「別にあいつがどうなろうとあたしには関係
ないね」
「そう言うなって。ギンガとお前らは姉妹み
てえなもんだろう? 俺としちゃ、もっと仲
良くやって欲しいもんなんだがな」
おっさんがギンガギンガと繰り返すので、
苛立ちを抑え切れずにあたしは声を荒げてい
た。
「うるさい! どうでもいいだろ……!」
おっさんの顔も見ずに、あたしは建物の中
に戻った。しばらくすれば苛立ちも収まりは
したが、今度は何か胸にぽっかりと穴が開い
たような、そんな無気力に襲われた。あんな
言い方をしてしまった事を後悔しているのか
もしれない。広場に戻る途中、通路の窓から
空を見上げると、雨が降り始めていた。おっ
さんはもう中に戻ってきているだろうか。気
になって通路を振り返るが、何だか今さらの
ような気がして、結局、あたしは広場に戻っ
た。
それ以来、なんとなく屋上には近づかなく
なった。気を紛らわせる為に講義も真面目に
受ける様になった。戦闘機人は脳みそも通常
の人間より強化されている訳で、真面目にや
れば講義の成績はすぐに持ち直した。だが、
ちゃんと講義を受けているはずなのに、何故
かチンク姉には心配された。
「やっぱり悩みがあるのではないか?」
自分の事だっていうのに、その問いにちゃ
んと答える事は出来なかった。
手の傷が塞がる頃、あたし達は隔離施設を
出る事になった。そして、武装隊で何週間か
の研修を受けた後、あたし達はそれぞれの能
力適正に合わせて管理局の各部署に配属され
た。あたしが配属されたのは特別救助隊だ。
ちなみに、チンク姉は首都防衛隊所属になっ
たそうだ。
あれからおっさんと話す機会がなくなって
いたのは気がかりだったが、管理局で働いて
いればまた会う事もあるだろうと思い、あた
しは管理局の仕事に没頭した。任務と訓練の
毎日は目まぐるしかった。でも、あたしはそ
の方が返って気が楽だと思っていた。余裕が
あると何か余計な事を考えそうな気がしたか
ら。
そうやって、部隊に配属されてからの何ヶ
月かは我武者羅にやっていた。それなりに成
果も上げ、窮屈な管理局の制服にも次第に慣
れていった。それでも、管理局連中にはいい
顔をされなかった。昼食の時や隊舎の通路を
歩いている時など、連中はこっちを見ては何
かを囁いていた。多分陰口でも叩いていたの
だろう。もともと敵だったのだから、あたし
に対して含むものがあるのは当然だ。しかも、
あたしが特別救助隊に配属されるにあたって、
紆余曲折あったらしい。元犯罪者を誉れある
特別救助隊に引き入れるのはどうか、などと。
だから、あたしは甘んじてその状況を放置し
ていた。
そんなときに声をかけてきたのが、タイプ
ゼロ・セカンドだ。あたし達が隔離施設にい
た時に、こいつはちょくちょく面会に来てい
たが、あたしは面会する事を断っていた為、
例の事件以降、直接顔を合わせたのはここの
配属になってからだ。名前はスバルと言うら
しい。ハチマキ呼ばわりしたら「スバルって
呼んで」と何故か怒られ、奴の事をその名前
で呼ぶ事になった。適正がもろ被りで分隊が
違う為に気づかなかったが、スバルも同じ部
隊所属だったらしい。
スバルはあたしが言われるがままでいる事
に腹を立てている様だった。
「みんな、酷いよ。ノーヴェだって頑張って
るのに」
そんな様な事を言って、ぷりぷりと頬を膨
らませていたのを覚えている。何でこいつが
あたしをこうまで気にかけていたのかはわか
らなかったが、こいつしか声をかけてこなかっ
たという事もあり、何だかんだでスバルとの
付き合いが増えていった。
部隊の隊舎の食堂はとても広い。数百人は
入れる様な広さのそこも、昼になれば腹ペコ
の隊員達でごった返し、あっという間に席が
埋まってしまう。だが、あたしが食堂へ来る
とさーっと人の波が退いて行く。なんかの物
語に賢者のじじいが海を割って敵兵に追い詰
められた衆生を救う、みたいな話があったけ
ど、大体そんな感じ。悪評もこういう時は便
利だと思う。
日替わりランチの食券と引き換えに皿を受
け取り、あたしは端っこの席を選んで座る。
すると、遅れてガタ、と音がする。見れば、
対面にはスバルが座っていた。
「一緒に食べよ」
「嫌だ」
あたしは席を立つ。が、スバルも一緒につ
いて来る。
「何でついてくんだよ!」
「ねえ、一緒に食べようよー!」
「嫌だっつってんだろ!」
食堂を早足で歩き回りながらそんなやり取
りを何度か繰り返して、結局折れたのはあた
しだった。食う時間がなくなるのも嫌だった
ので、元の席まで戻ってこいつに付き合う事
にした。どうも最近、スバルのペースに乗せ
られてばかりいる気がする。そう思うと、何
だかため息が出た。
食ってる最中、スバルは何だかそわそわと
落ち着かない様子で、時々あたしの方を見て
いた。わざわざ一緒に食べようと言ってきた
割には、話しかけてくる様子がない。スバル
との付き合いはさほど長くないが、話を聞い
て欲しい時、こいつはいつもこういう仕草を
するのは知っている。だが、面倒なので放っ
ておくつもりだった。しばらくすると、それ
もいい加減鬱陶しくなってきたので、どうし
たのか尋ねてみた。案の定、スバルは嬉しそ
うに口を開いた。
「ノーヴェは、うちの父さんの事知ってる?」
「……ああ、知ってるよ」
内心ドキッとした。おっさんとは施設を出
て以来、全く顔を会わせる事はなくなってい
た。思えば、ずいぶん長い事顔をあわせてい
ない気もする。だが、実際はスバルと同じく
さほど長い付き合いでもない。むしろスバル
との付き合いの方が長いくらいのはずだが、
そう思えてならなかった。
「うちの父さん、母さんが亡くなってから、
あたし達の事ばっかり気にしてて、ずっと自
分の事は蔑ろにしてきたんだ。だから、ずい
ぶん迷ってたみたいなんだけど、J・S事件
が片付いて、やっと踏ん切りがついたみたい
で――」
「――ちょっと待った。一体何の話をしてん
だ?」
脈絡のない話を続けるスバルの声をいった
ん遮る。スバルは話をする時、脱線ばかりで
結論になかなか辿り着かないのが悪い癖だっ
た。
「ごめん。そうだった。一番大事な事を言っ
てなかったね」
――実は、父さんが再婚する事になったん
だ。
スバルはそう続けた。その後も、堰を切っ
た様にスバルが捲くし立てているが、あたし
は空返事を返すばかりだった。
スバルは、あのおっさんの娘だ。その父さ
んが再婚した。という事は、おっさんは再婚
したという事らしい。再婚したという事は、
おっさんがあたしの知らない誰かとずっと一
緒にいるという事だ、いつか見た夢の様に。
おっさんと知らない誰かが楽しそうに笑う
姿を想像したら、ずきりと胸が痛んだ。以前
から何度も経験してきたものに近い。でも、
決定的に違う。まるで、自分が中から崩れて
いくような――。それを自覚すると、次第に
視界がぼやけてきた。目から温い水が流れて
いる。レンズの故障か何かだろうか、とぼん
やり思う。
「ど、どうしたの、ノーヴェ?」
スバルがうろたえた様子でこちらをうかがっ
ている。あたしは、とりあえずスバルからハ
ンカチを借りて、目を拭った。ややあって目
から水が出るのは止まった。その頃にはあの
感じも幾分和らいでいた。後になって、目か
ら流れた水は「涙」というのだとスバルから
教わった。
「悲しい時とか、辛い時とか、それと嬉しい
時とかにも出るものなんだよ」
自分の事ではないので嬉しくはなかったし、
めでたい話なのだから辛くも悲しくもない。
一体なんで涙が出たのかは、その時にはわか
らなかった。涙の意味に気づいたのは、それ
からまたずいぶんと経った後の事だ。
終わりです。
あと、途中でクラナガン何某とかタイトルに表示されたけど、
間違いです。タイトルは戦闘機人009なのであしからず。
再婚相手が誰だろうってのは、野暮やね。
余韻のある終わり方で、こういうの大好きです。
GJ!
そして「吹きすさぶ風がよく似合う」乙!
>>563GJ
そういえばナンバーズ9は基はギン姉やスバルと同じクイントさんのクローンだったけ…。しかし、スバルと同じ部署なんて益々双子の妹だな…。
566 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 00:21:19 ID:BpXbdHR4
GJ!
なんか最後が物悲しかった、切ない。
ゲン×ノーで失恋?て珍しいな。
クイントさん?の夢は遺伝子に刻まれた記憶なのか。
>>563 GJ!
ノーヴェにクイントの記憶が残ってたら…というネタは自分もちょっと妄想した事がある
記憶転写クローンもスカの技術だけど、実際どーなんだろ
>>564 ♪赤いマフラー〜靡〜かせて〜が思いついた俺は伝説の3将級…
携帯からなのかわざとなのか知らんがものすごく読みにくい。
改行を整理しないと読む気にならない。
あと最初の2行だけ読んでAチームの改変ネタかと思った。
>>563 素晴らしい
実に好みだった
素晴らしいよ
それほど肉のついた分じゃないのがまたこっちに食い込んでくる
とんでもなく、俺好みだった
有難う
GJ
571 :
Mr.P:2008/04/17(木) 00:28:19 ID:mEeYRfLw
今日はなにやら投下が多いようですが・・・・・・
さらに投下してよろしいでしょうか。
ちなみに、オーソドックスですがなのユーです。
サーバーの調子が悪いようなので延期します。
>>537 管理人様、遅くなって申し訳ありませんが保管庫の更新ご苦労様です。
ところで、スレ一覧の44スレ目(☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第44話☆)
のTEXTなのですが、クリックしてもNot Foundになってしまうのですが、これは
・データ(44スレのログが確保できていない)
・単なるリンクミスで、ログ自体は有る
のどちらなのでしょうか。
もし44スレのログ自体が無いのでしたら、何とか私のログブラウザ(Jane Doe Style)
ので良ければ何処かのアプロダに上げようかと思いますが、いかがでしょうか。
>>563 GJ。
こういったちょっと不思議でちょっとさびしい話もよいですね。
>>567 記憶転写クローン技術が人造魔導師計画に流入か元々同じものか、分からないけど
戦闘機人計画のクローニング技術も大本が同じならありえそうだね。人間は体の方にも記憶が
あるという説も聞いたことがあるし。しかし、取り方次第ではクイントさんの記憶と感情に
踊らされて、自己をクイントさんの部分に侵食されてるというちょっとホラーな話に
>>574 大元が犯罪者とか連続殺人鬼とかだったらホラーだが、
彼氏の昔の想い人だったら悲哀物語になりそうな感じだな。
なんかこう、生まれ変わりというか、輪廻転生というか、
「実は私は○○○の生まれ変わりで、同じ星の出身者の人がいたらメールください」とか
山あり谷ありだけど最後にはハッピーエンドを向かえるつう〜かんじで。
ホラあれ、シュワちゃんが出演した映画で、遺伝子が同じだけど劣勢でハゲチビデブな兄ちゃんと一緒に
本当の生みの母親に会いに行くヤツ
ん?
違う感じがする?
あらためて
>>593氏にはGJと言わざるをえない!
め、眼から冷却水が……
そういやノーヴェとかナンバーズは、ソープシリーズの印象が強すぎて困るww
個人的にはサンタとか納豆災害のイメージがあるな>ナンバーズ
ある程度独自性のある能力を有するナンバーズでノーヴェのみ例外だからな。
自分は人格も含めたオリジナルの人間の完全コピーを目的とする「Project F.A.T.E.」の
本当の意味での成功体(フェイトやエリオらは故に失敗作)、と言う設定でなんか一本作れないか考えているが。
こんな時間ですが、投下してもよろしいでしょうか?
どうぞー
では私は7時半から投下します。
というわけで、執筆速度遅れていて申し訳ありません。
注意事項
・ユノキャロ。らぶらぶらぶらぶらぶらぶ……
・エロ
・淫獣注意報。
・○ませネタ。
・あぼーんキーワードは「蟻地獄」
「ん……」
「ちゅろ……」
キャロの口腔に、ユーノの舌が入り込んでくる。
反射的に、キャロはユーノに抱きつく手に力を入れる。
「んっ、ふ……」
「れろ……くちゅ……」
舌を絡めあい、上顎や歯茎を舐め上げ、キャロの口腔をユーノの舌が蹂躙していく。
「ふぅ……んんっ」
キャロの顔は真っ赤に染まり、湯気が出そうなほど。ぎゅっと目を瞑っている。
「ん」
ちろり。ようやく、ユーノはキャロの口から舌を引き抜き、キスを離して、抱く腕を少
し緩めた。
「ふぁう……ぁぁ」
キャロは、早くも蕩かされたような、熱っぽい目をしている。
「キャロ……キスだけで感じてる?」
ユーノは、からかう意味でもなく、優しげな表情と声で訊ねる。
「はい……とても……キスだけなのに、身体中が気持ちよくなっちゃいます……」
熱に浮かされたようなキャロの表情だが、どこか嬉しそうに口元で笑う。
ユーノは、キャロの身体を少し離し、自分の膝の上に座らせるようにする。
「んふ……」
ぐちゅり
「うわ……」
ユーノがキャロの股間に手を伸ばすと、ぷっくりとした肉は簡単に緩んで開き、そして
既にそこはぐちょぐちょに濡れていて、大腿まで溢れ出して来ている。
「こんなになっちゃうほど、キスが気持ち良いの?」
ユーノは、少し驚き気味に、キャロに問いかける。
「はい……とっても気持ちいいです……あ、ユーノさんとのキスだからですよ?」
右手でユーノの肩につかまりながら、キャロは11歳とは思えない艶やかさを放ちながら、
答える。
「そっか、嬉しいよ」
ユーノは言い、今度は重ねるだけのキスを────
「!」
今度は、キャロがユーノの口腔に、その小さな舌を差し込んできた。
ユーノの舌に絡み付いてくる。
「んふっ、ん……」
ユーノはキャロの舌を受け入れつつ、触れていた指をちゅっ、と、キャロの秘裂へ、膣
へと侵入させた。
キャロの身体がビクッと小さく跳ねて、きゅっと瞑っているまぶたに力が入る。
「ぷはっ」
たまらず、といった感じで、キャロはユーノから唇を離す。
「あ……ぁ……ぁぁっ……」
ユーノの左腕に支えられながら、キャロは大事な処をユーノの指でかき混ぜられていく。
ちゅく、ちゅくと水音を立てて、キャロの陰唇、膣内が、指でこねくり回される。
「気持ち……いいよぉ……ぅ……」
キャロが切なげな声を上げる。
「あっ、あっ、そこ……」
ぐに……
キャロのクリトリスを、ユーノの指が擦り上げる。
「ひゃうぅぅぅぅん……」
「えっ!?」
ビクッ、ビクッ……
キャロの身体が一瞬硬直したようになり、身体を繰り返し跳ねさせる。
指の抜かれた膣口から、ぴゅっと分泌液が吹き出した。
「キャロ……イっちゃったの?」
一旦キャロの性器から手を離しつつ、ユーノは優しく抱きかかえる。
「はぁ……はぁ……はい……気持ち、よかったです」
目に涙を湛えて潤ませながら、キャロは荒い息を整えつつ、そう言った。
「すこし、ゆっくりしようか?」
ユーノが訊ねる。しかし、キャロは首を横に振った。
「最後まで、してください」
「でも……」
ユーノは僅かに戸惑う。女性はオルガズムの際、生理的な現象の為一時的に性器が敏感
になり、性交を辛く感じる程になる、という知識だけは持っていた。
「……したいんです」
しかし、キャロは熱っぽい表情で瞳を潤ませながら、そう言ってくる。
「解ったよ……無理はしないでね」
ユーノは言うと、そっと、キャロの身体をベッドに横たわらせた。
同年代の男性の中では小柄とは言え、まだまだキャロより頭ひとつ分以上は大きなユー
ノが、キャロのまだ起伏も少ない肢体に覆いかぶさる。
まずは、キス。
「ん……」
「ちゅ……」
唇を離すと、そのまま、ユーノはキャロの膝を圧し、脚を開かせる。既にいきり立った
己のペニスを、キャロの性器に押し付ける。
ちゅく……
「んっ……」
ユーノの先端がキャロの濡れた陰唇に触れ、水音を立てたかと思うと、キャロが短く声
を漏らす。
ずちゅ……じゅぷ……ぢゅ……っ
「ふぁ、は、ぁ、ぁぁぁっ……」
「えっ!?」
ユーノが、短く驚いた声を上げる。入り込んだユーノのペニスを、キャロの膣が絞り上
げるように締め付ける。
びく、びくと、キャロが連続的に身体を跳ねさせる。ユーノの物を受け入れているとこ
ろから、ひときわ大量の愛液が溢れ出してきた。
「キャロ……入れただけでイっちゃった……? さっき言ったばかりなのに」
ユーノが質問すると、キャロは蕩けるように真っ赤にした顔を、上目遣いの角度にして、
こくこくと頷く。
「ユーノさんの……熱くて……気持ちいいです……だから……」
本当はまだ痛みも伴うのだが、精神的なそれを伴った快楽はそんなもので押しとどめら
れない。
「でも、……ユーノさんも気持ちよくなって、良いですから……」
「えっ」
キャロの言葉に、ユーノは思わず聞き返してしまってから、意図を理解する。
そのまま、ユーノの絶頂まで続けて、という意味だ。
「でも……」
ユーノは、キャロを気遣うように戸惑いの声を漏らす。
するとキャロは、また、ふるふると首を横に振った。
「私もして欲しい……ユーノさんが……まで」
潤ませた熱っぽい瞳で、キャロが言うと、ユーノは興奮した息を呑み込むように、ゴク
リ、と喉を鳴らした。
「解ったよ……でも、無理はしないでね?」
そうは念を押すものの、実際、キャロの乱れる様子にさんざん昂ぶらされたユーノは、
その欲求をこれ以上、押しとどめられなくなりかけていた。
ずちゅ……ずぐ、ずぐ、ずっ……
「ふぁぁっ! ぁぁっ!!」
1回だけゆっくりとストロークした後、一気に強く、深く突き上げる。
キャロは無意識に、手でベッドのシーツを掴みつつも、甲高い、しかし明らかな嬌声を
上げる。
「くぅ……キャロ……キャロ……」
「ユーノさん……ふぁ、はぁぁっ! ぁぁっ!!」
狂おしげにキャロの名前を呼びかけつつ、腰をストロークさせるユーノ。
それに対し、キャロは何か言おうとするものの、反射的に上がる嬌声にかき消されてし
まっている。だが、明らかに抵抗ではなかった。
「好き、好きぃっ!!」
善がりながら、キャロが言う。
「僕も……キャロが好き……だっ!!」
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ……
キャロの「好き」に反応するように、ユーノのストロークが、更に激しくなる。
「あ、ぁぁ、はぁっ、あ、ぁぁぁぁっ!!」
「くっ」
ストロークを続けるユーノの身体が、一瞬ブルリと震え、その口から呻くような声が漏
れた。
「キャロ、……僕、出るっ……」
「はぁっ……はぁっ、中……にっ……っ!」
「うん、うんっ」
ユーノは、自らも女性のように乱れかけながら、キャロに答える。
そして、ひときわ大きく突き上げた時、
「はぁぁぁっ、ふぁぁぁっ!」
キャロの身体が、弓なりになって跳ねる。きゅう、と、膣がユーノのペニスを締め上げ
た。
「くぅっ、ぁぁぁっ」
びゅく、びゅく、びゅく、びゅく……
ユーノは、そのまま、キャロの膣底に向かって、激しく射精した。
「はぁ……はぁ……キャロ、大丈夫?」
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
ユーノがキャロから引き抜きつつ、キャロを心配げに覗き込む。
キャロはまだ、絶頂の余韻と交わりの興奮から、息を整えられずにいたが、こくこくと
頷いてそれに答えた。
こぽり……キャロの割れ目から、ユーノの精液が、キャロの愛液と混ざりつつ、あふれ
出してくる。
「んっ、はぁ……っ」
キャロは、ようやく息を落ち着かせると、
「ゆ、ユーノさんのがいっぱい……う、嬉しい……」
まだはぁはぁと息をしつつも、どこかうっとりしたように、そう言った。
「キャロ……無理してない?」
「してます」
「えっ!?」
キャロの答えに、ユーノは驚いた。
「私自身が、我慢できないから……」
「キャロ……」
一旦は真ん円くなったユーノの目つきが、穏やかな、しかし同時に憂いを帯びたものに
変わる。
「大好きです……ユーノさん……」
きゅぅ、と、感極まったように目を細めて、キャロはそう言った。
「僕もだよ……キャロ、愛してる」
ユーノはそう言うと、身を起こしたままキャロを抱き上げ、きゅっと抱きしめる。
「はい……私も愛してます」
キャロも抱きつき返しつつ、うっとりと嬉しそうに、そう言った。
だがしかし。
実はユーノはある思い違いをしていた。
ユーノはキャロが、まだ────────────────である。
半月後、無限書庫。
ユーノは、鼻歌混じりに、書庫の検索を続けていた。
以前よりアッパー指向になっている為か、より高い負荷をかけているのも関わらず、身
体はむしろその疲労感が心地良いほどであった。
「司書長、最近、ずいぶん調子がいいようですね」
皮肉ではなく、司書の1人は笑顔でそう言った。
「あ、わかる?」
ユーノは、幸せそーな笑顔で、訊ねるように言う。
「ええ、そりゃもう。何か良い事でもあったのですか?」
「そりゃぁもう、これ以上ないほど良いことだよ」
司書が訊き返すと、ユーノは満面の笑顔で、そう答えた。
何せ下手すれば「ヤラハタ」を迎えかけていた彼が、一転、ベタベタに甘えてくれる彼
女を得たのである。
まぁ年齢的な問題はあるが、そんな事は“愛さえあれば”というやつだ。
「司書長、ハラオウン……」
別の司書がそう言いかけたのを、ユーノは遮る。
「また黒提督か、いいよ、テキトーにあしらっといて」
どうせ依頼は受ける事になるんだから、と、ユーノは手を振る。
「あ、いえ。その、フェイト・ハラオウン執務官からです」
司書はおずおずと、ユーノを覗き込みながら、そう言った。
「あ、なんだ。フェイトか。ごめん、やっぱり繋いで」
ユーノは、その司書が青い顔をしていることに気付かず、軽い気持ちでそう言った。
まぁさすがにデートの最後の秘め事は知らないだろうが、関係自体は保護者公認だ。
正直言うと一時、自らの初恋を玉砕させた相手として、苦手意識も持っていたのだが、
キャロの一件以降は、むしろ(異性としてのそれではなく)好意的に見ている。
ユーノの近くに非実体コンソールが出現し、その画面に、フェイトが映し出される。
「フェイト、しばらくぶり。今日は何の依頼?」
だが、モニターの向こうのフェイトは重々しい表情だった。血色のよくない顔は、ユー
ノを睨みつけているようにも見える。
「えーと……フェイト? どうしたの?」
ユーノが、ようやく空気を悟って、それでもまだそれほどの危機感は伴わず、フェイト
に再度訊ねる。
『キャロが……』
「えっ!?」
ユーノの顔色が変わる。いつかのようにフェイトに脅えるものではない。むしろキャロ
の身に何かあったのかと心配し、緊張した表情だ。────この時点では。
「キャロがどうかしたの!? 何かあったの!?」
『…………』
僅かに間をおいてから、フェイトはその事実を告げた。
『キャロ、妊娠してる』
その言葉を聞いたユーノの意識は、天国から一気に、地獄よりも更に下の奈落へと落ち
て行った。
>>581-587 今回は以上です。
サブタイトルに深い意味はありません。
ただ、2回目のサブタイが「哀・淫獣編」だったので。なんとなく。
さて蟻地獄、次回はいよいよ修羅場です。
ですが多分非エロです。しかもバトルです。
そしていよいよ魔王様の登場です。
590 :
Mr.P:2008/04/17(木) 07:33:17 ID:mEeYRfLw
>>588 次回の修羅場、期待してます。
それでは投下します。
注意事項
・ユーノ×なのは
・純愛
警告:ぱんつくんかくんか。
これはパンツオナニー……所謂パンニーのSSです。
それでもいいという方はどうぞお読みになってください。
ユーノは自分のベッドで目が覚めた。
すぐに時計に目をやって寝過ごしていないことを確認すると同時に、今日は休みである
ことを思い出して脱力する。
今日は久々にやってきたオフの日だった。
自分も楽しみだったし、恋人のなのはも喜んでくれた。なのはも休みをとって、昨晩か
ら泊り込んでいる。
なのはは丸まるようにして眠っていた。前髪で目元が隠れ表情が読めない。
「なのは、起きてる?」
反応はなかった。
ユーノは苦笑した。昨晩はあれだけ燃え上がったのだ。引きずって、朝起きれないのも
しょうがない。
「服着てないんだし、風邪引くよ」
やわらかく笑って、剥き出しになっている肩に布団をかけた。
さて、これからどうしようか。
選択肢は三つある。
一つはこのままこっそりと寝所から抜け出し一人で朝食の準備をするか、もう一つはな
のはを起こして一緒に今日の予定を立てつつ朝食を用意するが、このまま二度寝と決め込
むかだ。
連日の激務を越えて休みを勝ち取ったのだ。体は休息を求めており、最後の案を非常に
魅力的に感じる。
予定はあえて入れてないし、このまま眠りこけても問題はないといえばない。
あるとしたら、この愛しい恋人の体が眠りの中では感じれないところだろうか。
女顔といっても男の自分にはない、なのはの女性特有の甘い香りが鼻をくすぐる。
布団の下の空気を伝わって感じる他人の体温が心地よい。
自然に手が自分の竿へと伸びていた。男性の象徴は血を集めてじっとりとした熱を携え
ている。
このまま股間を弄り倒したい衝動に駆られた。
なのはが目が覚めたらさぞ居心地悪いだろうな、とユーノは思った。
眠っているなのはの体に勝手に欲情して、股間を膨らましているところなんて見られた
くはない。
ユーノは己の性器を隠すように、なのはに対して背を向けた。こうすることで、毒のよ
うな誘惑から意識をそらすことも出来る。
名残惜しくも性器から手を離さなければならないとしたところで、体を転がした際に何
かを下敷きにしたことに気がついた。
尻の下でぺしゃんこにしてしまっていた布切れを、体を浮かせながら引きずり出した。
なのはのパンティーだった。
レース地で出来た薄いピンク色をした下着だ。特に珍しいものではない。お気に入りな
のか、セックスするときになのはがよくつけているもので、ユーノからすればむしろ見慣
れたものだった。
それでも、ユーノの思考は一瞬完全に停止した。目を奪われたと言い換えてもいい。
これはなのはがいつも使っている下着だ。
朝シャワーを浴びた後の湿った股間を覆うところからスタートし。
訓練中の汗やその他の体液をその生地に吸い取り。
当然のことながら排泄の後も文句をいうことなく包み込み。
自分とのデートを通り過ぎて着衣での愛撫を終え剥ぎ取られるまで。
この下着は片時も離れることなく幾年も越えてなのはのそばにいた。
ユーノはなのはの初めての男性でもあるし、願わくば最後の男性になれたらいいと思っ
ている。誰よりもなのはについて知っているという自負はある。
しかし純然たる事実として、なのはの女性としての秘密のデルタ地帯へ最もよく触れて
いるのは彼(下着)だ。
自分の知らないなのはのことをこいつは知っている。
その存在に対して嫉妬心を抱くと同時に、禁忌の魅力をユーノは感じてしまった。
超えてはいけないという一線だということはわかっている。
こいつは明らかに変態行為だ。
世の多くの人は全裸の本体が横で眠っているのに、そっちのけで何をやっているのだと
嘆きながら罵るだろう。
言われなくても、そんなことは自分の中にも常識としてある。
それでも、高町なのはを愛して深く知りたいと願うユーノ・スクライアは一歩も引けな
いのだ。
二人は違う人間だからこそ、子供のころから一緒に成長して体の交わりも重ねてきたと
いっても埋まらない溝は残る。
その溝を埋めたいという想い、埋めようとする行動。それらが愛だと思うのだ。
なのはのことをもっとよく知りたいという祈りでもって、ユーノはパンティーを己の鼻
に押し当てた。
ゆっくりと複式呼吸で息を吸い、吐く。
下着に残ったなのはの残り香がユーノの体内へと入り、出て行った。
「オーゥ……イッツファンタスティック……」
体を弓なりに反らしながら、何故か英語でユーノはつぶやいていた。
ユーノの股間の武器は突けば人を殺せそうなほど張り詰めていた。とろりと先端からは
カウパー液が溢れ出している。
匂い自体はなのはの性器に口で奉仕したときに感じるものと変わらない。それと布地の
匂いがするばかりだ。
それでも、ユーノはこんな状態まで上り詰めた。
そもそも直接性器の匂いをかいでもパンツの匂いをかいいでも、匂いは匂いでしかない
。間接的な情報は想像力を駆使することで直接的な情報量を凌駕する。
高性能なユーノの脳髄は限界まで回転し、パンツに匂いがついた状況を思い描く。
ユーノの魂は空想の中でパンツに宿り、おはようからおやすみまでなのはの女性自身を
守り続けるのだ。
光の中で踊り狂うような陶酔の中で、ユーノは一心に怒張を擦りたてていた。
多幸感の中で、なのはとの思い出がユーノの脳裏を駆け抜ける。JSの暴走の最中の出会
い、魔法の訓練、闇の書事件のときの再開、恋人になった日のこと、初めての夜。
つらいときも楽しいときも、パンツはそこにあったのだ。
なのはとの思い出に包まれ、熱く重い液体がユーノの奥からこみ上げてくる。
このままではベッドを盛大に汚してしまう。
なのはの匂いが染み付いていた下着を己の体液で汚したいという炎がめらめらと燃え上
がったのだ。
口元に当てていたパンティーを先走り液が流れ出していた男根の先に押し当てた。
「ううぅぅっ……なのはっ、君の中に出すよッ!!」
瞬間、弾ける。
だくだくとユーノは丸めたパンティの中々に白濁液を放った。女性用の薄い下着ではす
べてを留めることはできず、ぽたりぽたりと垂れていく。
「あああ……出てる……なのはのパンツ汚しちゃっったぁ……僕の匂いが染み付いちゃっ
ていってるよぅ……」
ユーノの体は射精のたびに痙攣を繰り返して、すべてを出し切った後は放心していた。
セックスを超えるような快感が訪れて、去っていった。
やってくるのは聖者タイムである。
「僕はなにやってるんだろう……」
胸の中には虚しさだけがあった。やはり自慰は自慰でしかなかったのか。ユーノはそん
な想いに駆られた。
ちらりと後ろに目をやると、なのはの体勢はまったく変わっていなかった。
「よかった。まだ寝てるや」
もし起きていたらと考えると、背筋が凍えてくる。過去の自分に何をやっているんだと
問い詰めたい。
起きなかった幸運に感謝して、ユーノは後始末をしようといそいそと汚れたパンツを持
って洗濯場へと急いだ。
当然のことながら、なのははばっちり起きていた。
戦闘職種であることは元より、横であれだけフィーバーされて起きないほうがおかしい
。
なのはの寝たふりを、慌てていたユーノは見抜けなかった。
「すごいもの見ちゃった……」
なのはは頬を染めて、先ほどの光景を思い出していた。
ユーノは自分の下着で自慰をしていた。
自分の下着の匂いを嗅がれるのは恥ずかしいのもあるし、性欲処理に困っているなら言
ってくれればいいのに。
そんなことを思いながら、乱入するためのタイミングを計っていた。
考えていた内容はこうだ。
『手伝ってあげるよ』と声をかけて、ユーノの男根を力いっぱい握りしめることで驚か
せる。
耳元で変態行為を咎めるような言葉で責めながら、力を抜いてやさしくしごいてあげる
つもりだった。
けれどパンツの匂いを嗅いでいる、ユーノの表情があまりにも気持ちよさそうで思わず
最後まで見届けてしまった。
ベッドの上でもたまにしか見せてくれない、自分を深く思っているときに浮かべる表情
だった。
「そんなにいいものなのかな……あれ……」
ユーノはまだ戻る気配はない。
なのははベッドの端に引っかかっていたユーノの下着へおそるおそるといった手つきで
伸ばした。
パンニーは感染する。
595 :
Mr.P:2008/04/17(木) 07:41:16 ID:mEeYRfLw
以上です。
多分この後の物語としては、『パンツソムリエ』 ロッサと淫獣の戦いが繰り広げるんじゃな
いかと思います。
ユーノのセルフバーニングで気持ち悪くなった方がおられましたらすみません。
>>594 >イッツファンタスティック
エロかったのに吹いたじゃないかwwwwwwでもGJ!!
597 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 07:44:06 ID:BpXbdHR4
>>588 GJ!キャロ、恐ろしい子
ユーノが勘違いしてるのを分かってて中田氏させたに違いない。
>>595 え、感染すんの?
>>595 朝っぱらからエロいぞこの野郎!!
でもGJだ。
これはうわさだが実は元祖淫獣…ゲフン司書長殿は、某魔法教師の使い魔のオコジョ妖精に憧れているらしい…。
あくまでもうわさだが…。
六課のみんなとキスして仮契約ですねわかります
>>573 26-111氏は、管理人さんじゃなくて、有志のお手伝いさんだぞー
連レス失礼
>>595 何やってんの司書長…変な性癖をなのはに感染させるなよw
歯磨き粉吹いたわGJ!
>>600 そしてティアナに似た女の子からお仕置きを受けるんですね。わかります
>>603 つまりルーテシアはいつもジュース飲んでいるあの娘か。
偶然にも髪の色と声が同じだ。
エリオが主人公の魔法先生でキャロが後に読心術身につける通称本屋ちゃんで
酢飯が後に描いた絵をゴーレムで実体化出来る腐女子か
フェイトはきれいなフェイトさんなら従姉妹のお姉ちゃん、ショタコンフェイトそんならいいんちょだな。
金髪繋がりでカリムが脱げ女とか
>>604 つまりルーは、トイレが近いゆえに紐パンですね。わかります
なのはさんはいつも隊長をつけて呼ばれる訳か。
>>607 色黒の巫女さんでスナイパーなんですね?
ちょっとイメージが違うな、正確がメッチャ丸くなったエヴァンジェリン?
今敵さんにフェイトと言うショタがおってだな……
やっぱスバルは褐色の拳法少女しか思い付かない。
>>588 超GJ!! 幼女孕みネタキターーー!!!
このまま十代前半でお母さんになるキャロに蝶期待っす!!
>>595 パンニーGJだぜ。
まさかこんなジャンルがあったとは‥‥エロは奥が深いな。
ティアナはもちろんツンデレアスナ?w
>>595 イッツファンタスティックw
吹きましたw
GJです
>>588 ユーノに立ち塞がるは、フェイト(キャロの保護者として)、なのは(幼馴染、もしくはそれ以上の感情から)、
八神家(部隊の上司)、エリオ(パートナーだし)、フリードとヴォルテール(焼いちゃうぞ)、ミッドチルダ司法局(年齢的に)、
産婦人科一同(年齢的に)、児童相談センター(幼女だし)、マスコミ(無限書庫司書長が幼女を孕ませた!)、その他(きっとまだある)。
敵・・・・・・多いな。
>>614 つうか、フェイトさんやエリオ君やはやて隊長はともかく
時空管理局教導隊のハートマン、ミッドチルダのルーデルことなのはさんが敵にまわった時点で…
ユーノ司書長ご愁傷様です
616 :
ておあー:2008/04/17(木) 17:03:18 ID:f23udHmE
>>407に突発的に触発されてバリアジャケットを着せたまま陵辱に挑戦してみた。
ターゲットはギンガ。納豆でもザフィアルでもゲンリンでもないけど投下しておk?
ダメと言われるとアレなんだが・・・なお人がいなかったら投げて逃げます。
>>616 駄目だ……何ていうと思うのか
さぁ投下するんだ
さあ兄い、そのでっかいのを構わずぶち込んでくれ!!!
619 :
ておあー:2008/04/17(木) 17:16:41 ID:f23udHmE
>>616,617
このドS達め。最高だ。
前回レス下さった方、ありがとうございました。
前回ってレジアス陵辱ですよ。ほんとここの住人寛大すぎるだろ、常考……閑話休題。
なに
>>407? 魔法の防護服を普通の服みたいに脱がせたり引き裂いたりしちゃマズイ気がする?
>>407、それは普通の服みたいに引き裂こうとするからだよ。
逆に考えるんだ、「もっとやりたい放題しちゃってもいいさ」と考えるんだ。
という事でバリアジャケットを着せたまま陵辱してみた。
正直かなり鬼畜ゲージを消耗して生み出された話だ、
使用の際は容量と用法を守ってダメな人は即退避してくれ。
今回の注意
・エロです。暴力要素、お尻要素あり
・時系列とか背景とかあまり詳しく考えてません(一応本編内でちょこっと説明してますが)
・ギンガが犯罪者(オリキャラ/魔導師/ちんこ要員/二人組/一人はゲロ以下の臭いがぷんぷん/一人はアナラー)に辱められ犯されます
・色々妄想設定あります
・バッドエンドです
・バッドエンドです(大事な事なので二回言いました)
タイトル兼あぼーんキーワードは『ストレイト・ジャケット』です。うん、タイトルの元ネタはエリオとシャマルさんが主人公の(違
620 :
ておあー:2008/04/17(木) 17:17:42 ID:f23udHmE
しまった自己レスだ。
>>618すまん。次から行きます。
「残念でしたね。私を信用した貴方がバカだったという事ですよ」
「くうっ……!」
ギンガ・ナカジマは男の言葉に端正な顔を歪めた。
男はかつてある犯罪組織に属していたが、組織は陸士108部隊に壊滅させられ彼自身も数年間の刑期を終えて出所したばかり
だった。
これからは心を入れ替えて真っ当に生きる。
そういって男がギンガの父であるゲンヤ・ナカジマの元を訪れたのが一ヶ月ほど前の事。しかし数日前、男は再びゲンヤの元を
訪れていた。
昔の仲間に力を貸すよう言われた。自分はもう犯罪に手を染める気はないが、断れば何をされるかわからない。助けて欲しい。
男は魔力はあったが魔導師としてはそれほどではなく、むしろ優れた技術者だった。
その技術を欲するかつての仲間が、再び彼を悪の道に引きずり込もうとしていたのだ。
ゲンヤは彼をナカジマ家に寝泊りさせ、ギンガに彼の護衛を命じた。
家での生活、彼の仕事場への送迎。しばらくは平穏な日々が続き、何事も起こらないかに思えたのだが……
ナカジマ家への帰途に着く途中に突然襲われ、連れ去られた男を追って廃ビルに突入したギンガを待っていたのは連れ去られた
者と連れ去った者が仲良く談笑する姿だった。
「ああそうか、"貴方"ではなく"貴方達"でしたね。貴方のお父上も実に間抜けだ」
「いい事を教えてやろうか嬢ちゃん? 俺達に今回の計画を持ちかけてきたのはコイツの方からなんだぜ」
「おや、そういう君だって随分乗り気だったじゃないですか」
そういって笑い合う二人の男を見て、ギンガの瞳が怒りに燃える。
「父さんは貴方の事を本当に心配していたのよ! それなのに……許さない!!」
ギンガがブリッツキャリバーを展開する。
彼女の体が閃光に包まれ、次の瞬間その姿はそれまでの陸士隊の制服からバリアジャケットに変化した。本来の姿に戻った足元の
ブリッツキャリバーが、マスターの意志に呼応して唸りを上げた。
「時空管理局局員として、貴方を逮捕します!」
「出来るものなら」
「どうぞ?」
「……覚悟しなさい! はあああぁぁ……っ!?」
挑発するような男達の物言いに、ギンガが咆哮しながら突撃しようとする。しかし途中でその語尾は高く跳ね上がり、最後には
疑問の形を残し彼女の体は宙を舞っていた。
「がはっ……!」
空中で90度回転したギンガが重力によって背中から床に叩きつけられ短く悲鳴を上げる。
(一体、何が……!?)
倒れた姿勢のまま、首だけを起こして男達を見据える。
男達はギンガの姿を見てにやにやと笑っているばかりで、こちらを攻撃しようとする様子は見られない。それどころか、『何かを
やった』という動きの欠片さえ感じる事はできなかった。
攻撃を受けたのかどうかもわからず、それでも頭の隅に疑問符を残したままギンガは反撃するべく立ち上がろうとする。
「きゃっ!?」
だが、今度は何かに脚を引っ張られたような感覚と共に前につんのめり顔面から床に激突する。
「そんな……」
急いで足元に視線をやるが、そこには自分の足があるだけで何一つ変わった点は見当たらない。
「どうかしましたか? 私達を逮捕するんでしょう?」
「さっきから一人で何やってるんだ?」
男達の嘲りの言葉が胸に突き刺さる。
「貴方達が……何かやったの?」
「さあどうでしょう」
「やってても敵に教える訳ねえだろ? やっぱお前バカだな」
「……っ!!」
頭に血が上り、顔が熱くなるのが自分でもハッキリと分かった。
もはや冷静な思考を保つ事はできず、ギンガはただひたすらに立ち上がり薄ら笑いを浮かべる男達の顔面にリボルバーナックルを
叩き込もうとする。しかし数十センチ進んだ所でまたすぐにバランスを崩し無様に転倒する。
男達の嘲笑と蔑むような視線を受けながら、ギンガは床の上をのたうち続けた。
◆
「はっ……はっ……」
……おかしい。
何度と無く転倒と起き上がりを繰り返し、冷静さを取り戻したギンガはようやく違和感に気づき始めた。
先ほどからさらなる攻撃に備えて男達の動向にも注意を払っていたが、彼らは全く魔法を使っている気配が感じられない。
魔方陣も展開してなければ魔力の流れも読み取れない。どう考えてもただ立って自分の事を見ているだけなのだ。
「きゃんっ!」
またも顔面を打ち付け視界が一瞬白く染まる。じんとする痛みに指を沿わせると、グローブの先にうっすらと赤いものが
滲んでいた。
(こんな事……ある訳がないのに……)
魔力で作り出したバリアジャケットは衣服に包まれている部分だけでなく、一見肌が剥き出しに見える箇所でもしっかりと
防護用のフィールドで覆われている(でなければ魔導師は全員宇宙服のようなバリアジャケットを身に纏わなければならない)。
ゆえに、転倒したぐらいで肌に傷が付くなどという事は有り得ないのだ。それに傷が付くという事はバリアジャケットの限界を
超えるダメージが与えられているという事で、それほど大きなダメージがならばリアクターパージが働いてダメージを相殺する筈だ。
「ぐっ……」
しかも、バリアジャケットに覆われている箇所であってもまるで壁に何十回と叩きつけられたかのように至るところが鈍い痛みに
襲われ、今の彼女の体は全身が悲鳴を上げていた。
そして……
(やっぱり、ブリッツキャリバーが応えてくれない……)
六課出向時代からの"相棒"はこの異常な状況下に完全に沈黙し、彼女が幾度呼びかけても全く反応を示さなかった。
「なあ、コイツもさすがに気づいたんじゃねえか? さっきから完全に黙っちまってるしよ」
「そうですね……じゃあそろそろ"答え合わせ"といきましょうか」
もう一人の言葉に男が小さな魔力弾を放って答えた。
男の放った魔力弾はサイズも小さく速度もさほど早くなかったが、疲弊しきったギンガは回避動作を取る事すらできない。
「きゃああぁっ!!」
魔力弾がまともに命中し、ギンガの体が吹き飛ばされる。悲鳴と共に彼女の体は床を転がる……ブリッツキャリバーは
防御魔法を詠唱しなかった。
「が……あ……」
体がバラバラになったかのような激痛。
だがギンガはその痛みを予測できていた。予測していたからこそ、何とか意識を刈り取られずに耐えられた。
「やっ……ぱり……」
「その通りです。貴方のデバイスに少し細工をさせてもらいました」
男はまるで学生に講義する教師のようにギンガに説明する。
「そもそも"魔法"とは無から有を生み出すような万能技術ではありません。魔法は魔力というエネルギーを用い『変化』や『移動』
等の作用を起こす事象、そしてその魔法がどのような効果を表すかは術者が組み上げたプログラムによって制御されています。では、
そのプログラムを書き換えればどうなるか? 当然起きる事象にも変化が生じます」
「あぐっ……!」
倒れたギンガに近づくと、バリアジャケットの襟を掴んで上半身を引き起こす。
「そのデバイスのAI……なかなかいいものを使っていますね。貴方に気づかれずに改造するのは少々骨が折れましたよ」
「改……造……? この子に、何をしたの……!?」
「ちょっとしたデータを埋め込みましてね。なに、簡単に言えばウイルスのようなものです。特定の条件下で発動しプログラムを
変更する……例えば、一度バリアジャケットを展開すればマスターを貴方から私に変更する……とかね。他には」
男が掴んだ襟を強引に引っ張る。
ビリビリッ……という音と共にバリアジャケットの上着が千切れた。
「!?」
「そのバリアジャケットも幾らかプログラムを書き換えています。強度設定を下げ、リアクターパージの機能をオフに、負荷を
増大させ魔力消費量もアップ……おや、何がなんだかわからないといった顔をされていますね。もっと簡単に説明しましょうか?
つまり今の貴方が着ているのは攻撃を防ぐ防護服などではない、魔力は人一倍食うが防御力は普段身につけている服と何ら
変わらない、という事です」
「そんな……そんな……」
「普段着同然の格好で受身も取らずに床に叩きつけられ続けば、さぞ痛かったでしょう。それともマゾなんですか? こういう事を
されて嬉しいとか?」
「がはっ!」
鳩尾を蹴り上げられギンガの口から悲鳴が零れた。
呼吸が停止し、酸素を求めて形の良い唇がぱくぱくと開閉を繰り返す。
「でもすいません。私、その手の趣味はないんです」
「嘘つけよ。今だってギンギンにおっ立ててる癖によお」
二人に近づいたもう一人の男が、下卑た笑いを浮かべながら男の股間を指差す。彼の言葉通り男のそこはズボンの上からでも
ハッキリとわかるほど張りを立てていた。
「……」
「おいおいスねんなって! つかよ、これってもう完全に――」
言いかけた男の眼がある一点に釘付けになる。
視線の先にあったのは、紫髪を揺らして飛び掛る女捜査官。
全身を撥条のように跳躍させ、最後の力を振り絞った起死回生の一撃。
「……ブリッツキャリバー」
『wing road』
「う、あ、ああああぁっ!」
だが、その最後の反撃も男の指示によってブリッツキャリバーが発生させたウイングロードによって体勢を崩され、標的を射抜く
事無く空を切った。
「まだ、まだあぁっ!!」
それでもなおギンガは抵抗の意志を見せる。足が使えないなら膝で、上半身の力で。
動かぬ脚を引き摺り男達を睨みつけるその容貌は、まさに彼らが何処かで聞いた『手負いの獣こそ最も恐ろしい』という格言を
想起させるのに十分だった。
「……おいおい、滅茶苦茶やる気満々じゃねえか。どうする? これじゃバインドで簀巻きにしてもウネウネ暴れるぞ……」
「大丈夫です、策は考えてありますよ……ブリッツキャリバー」
『Yes,"my master"』
「……あ、ぁっ!?」
男がブリッツキャリバーに何事か命令すると、ギンガの動きが止まる。
「何をしたのっ!? 放せっ! この、卑怯者っ!!」
「……自分より強い相手に勝たないといけないんだから、策の一つや二つは弄しますよ。こういう形でしか私は勝てませんからね」
「固まった……? 何をやったんだ、一体?」
「バリアジャケットのプログラムに仕込んだもう一つの仕掛けを作動させたんです」
「ぅあっ!?」
ギンガの体がつ、と起き上がる。
しかしその起き上がり方はうつ伏せの状態から手も使わず、両足も伸びきったままという明らかに重力を無視した動き。当然
ギンガが肉体を操作している訳ではない。
「体が……勝手にっ……!?」
「そうですね。仕組みとしては誘導操作弾のそれに近いんですが……一言で言うと、これは彼女の体ではなく彼女の周囲のバリア
ジャケットを操作しているんです」
「バリアジャケットを?」
「ええ。バリアジャケットは目に見える範囲以外も、それこそ術者の全身を覆っています。そして魔力で構成されている」
「……なるほど。つまり腕を覆っている魔力を操作すれば、一緒に腕も持ち上がると」
「拘置所の中で私が聞いたのがずばりそんな話でしたよ。折れた腕を魔力で無理やり動かして剣を振るったと、剛毅な奴でした」
男達が話している間にもギンガの体は魔力に引っ張られて起き上がっていく。
やがて完全に地面と垂直になり、まるで上から吊るされた操り人形のような格好で固定させられる。
「けれどまあ同じ魔法でも人によって随分使い方が変わりますね。私ならこう使います」
「……あっ!」
ギンガの左腕がゆっくりと動き、バリアジャケットの上からでもわかる豊満な胸に伸びる。
「何をするの! やめなさいっ……!!」
「やめません」
「おー、俺もお前の使い方を支持するわ」
問答を続ける間にも腕は胸へと近づき、やがて掌が頂に触れた。
景品を捉えたクレーンゲームのアームのようにそのまま指を握り込み、じっくりと柔らかな山に沈み込ませてゆく。
「……っ!!」
これから自分が何をさせられるかを悟ったギンガが唇を真一文字に結び眼を閉じた。
その間に乳房を掴む指は今度は広げられ、同時に空の右手がもう一つの敏感な箇所、股間へと伸びてゆく。
「!」
右手の指がスッと股間を撫で上げ、ギンガの体が小さく震えた。ギンガのバリアジャケットは下半身がタイツ状のピッタリとした
形状になっている。魔力で作られた衣服越しとはいえ性感帯に無理やり触れさせられ、彼女の体を耐え難い屈辱が稲妻となって
駆け巡る。
「反応が浅いですかね」
「……きゃっ!」
胸を握っては開きを繰り返していた左手が素早く動き、布ほどしか強度の無いジャケットを剥ぎ取った。
突然胸を冷たい外気に晒され、ギンガの口から小さく悲鳴が漏れる。
「ついでですからこちらも」
左手が再度閃き、右胸を覆っていた布も剥ぎ取る。
主の元を離れたバリアジャケットの切れ端は空中で藍紫色の粒となり、千々に散らばり霧散していった。
「おー、やっぱ魔力なんだな。当たり前のこったけどよ。つかいい胸してるねえ、さっきよりおっきくなったんじゃね?」
口と目を閉じても、男の言葉は耳から脳に伝わり少女を羞恥で震わせる。
また頭に血が上るのがわかった。
ただし先ほどは怒りが原因だった。今回は耐え難い屈辱、唾棄すべき犯罪者の嬲り者にされている自分自身への情けなさ。
泣き出したくなるが心が折れないよう懸命に堪え、ギンガはより一層強く唇を噛む。鉄と塩気の混じった血の味が口の中に
広がっていった。
しかし、そんな恥辱に震える少女の姿も男達の嗜虐心をそそり黒い欲望の火に油を注ぐ行為に等しい。
肉欲の獣と化した彼らはさらなる言葉の刃を以って彼女の心を抉り抜いてゆく。
「下のほうも……いきましょうか」
男の口からさらに苛烈な一言が放たれた。
それを合図に秘所を優しく撫でていた右手の指に力が込められ、ショーツごとジャケットを切り裂いてゆく。
沈黙が支配する部屋にしばしピリリ、という小さな音だけが響き、やがて数瞬の後今まで家族以外には見せた事のなかった彼女の
最も神聖な場所が男達の目に晒された。
「ふむ……毛の生え具合は標準的、といったところですかね」
「お前よくそんなひでえ事口に出して言えるよな。年頃の女の子にそんな事言ったら泣いちゃうぞーきっと」
「……!!」
怒り、悲しみ、辛さ、屈辱……ないまぜになった感情が出口を求めて暴れ狂い、正常な思考を狂わせる。
見ないで、と叫ぶ事が出来たら、どれだけ楽になるだろう。
局員としての意地もプライドも捨てて泣き叫べば、きっと幾らかでもこの地獄から逃避できる。悲鳴を上げて言葉にならない
気持ちをぶちまける事に集中すればその分この現実を忘れられる。
それでも『負けたくない』という強い気持ちがギンガを支えていた。
卑怯な手段で自分を陥れた。
女性に対する下衆な欲望を隠そうともしない。
何より愛する父を裏切ったこんな奴等に屈したくなかった。
たとえそれが、目の前の男達をより愉しませる結果になるとしても。
「……私が命令してもいいのですが、それだと勝手がわかりませんしね……ブリッツキャリバー、貴方なら彼女の事をよく知って
いるでしょう? "元"マスターを悦ばせてあげなさい」
『Yes,my master』
「……っ!!」
男の命令と共に、動きを止めていた両の腕が再び愛撫を開始した。
男の言う通り、ブリッツキャリバーは確かに自分の事をよく知っている。
さほど長くない期間ではあるが日常も現場も戦場も共にしてきた大切な相棒だ。
だからこそ、そんな彼女が自分の事を責めるという事実は深く、そして鋭くギンガの心を抉った。
(気持ちよくなんか……気持ちよくなんか、ないんだからっ……!!)
ブリッツキャリバーはギンガの体についてもよく知っている。
なにしろ彼女のバリアジャケットは日常ブリッツキャリバーの自動詠唱によって装着されているのだ。当然そのプログラムは
彼女の体を細部まで知り尽くした上で組まれており、肉体構造的にブリッツキャリバーはギンガをほぼ完全に把握している。
それに共に過ごしている間、ブリッツキャリバーはギンガの平熱、心拍数、血圧から生理の周期まで全て記録し彼女の健康チェック
的な事までこなしていた。そのデータ量は、もはや本人よりギンガの体について知っていると言っても過言ではない。
そして導き出したブリッツキャリバーの判断は正確にギンガの肉体を責め、確実に快感を与えていた。
(気持ちよくなんかっ……!!)
自分に言い聞かせなければ、留めていたものが溢れ出しそうだった。
「……ぁっ! ……んっ!」
ゴツゴツしたグローブに覆われた指が乳首を、そして陰核を刺激する。
勿論自分の指だという事はわかっている。自慰の経験が無い訳でもない。戯れにいじって達してしまった事もある。
しかし自分の意志とは関係ない動き、感触……それらの要素がまるで別人の指に触れられているかのような錯覚を与え、より一層
の快感を呼び起こしてしまう。
一分もしないうちに、ギンガの口の端からは小さな嬌声が漏れ出していた。
「くぁっ……!」
乳首を抓り、乳房を揉みしだく左の指。最初の機械的な荒々しさは今は無く、確実に快感を与えてくる。
「んん……っ!」
秘所を出し入れされる右の指。深さや本数を自在に調整し、上とはまた別種の快感をギンガに齎す。
既に指が出入りする度、濡れそぼったその場所から蜜が掻き回されるくちゅくちゅという音が淫蕩さに拍車をかけた。
◆
「なかなか頑張るな。それとももしかしてあんまり感じてないんじゃないか?」
「いやいや、自分の指でこれだけ興奮するなんてそうはないですよ。だって自分で自分をくすぐってもここまでの反応はしない
でしょう?」
「その例えよりもオナニーの方が似てないか? まあそれでも絶叫しながらチンポ擦る奴なんぞ見た事ねえけどな。つーかいたら
絶対近くに住みたくねえ」
ブリッツキャリバーがギンガを責め始めて数十分。
バカ話を真面目な顔で繰り広げていた二人の男だったが、やがて話題は至極当然の内容に帰結する。
「しかしまあ、これはこれでソソるんだが……いい加減一発ブチ込みてえなあ。やっぱ女は犬みてえに泣き喚いてこそだ」
「いずれそうなりますよ。私は今の方が好みですけどね。一度心が折れてしまったら、もう抵抗するのを無理やり犯す楽しみが
味わえませ――」
「ふ、あ、ああぁ、あ、あ、あぁーっ……!!」
そこまで男が言いかけた時、ギンガの口から一際激しい絶叫が漏れた。
切れ切れの、けれど抑えきる事が出来なかったとでも言いたげな叫び。
その声に満足した男が手をかざすと、ブリッツキャリバーに何らかの命令が送られたのかギンガの性感帯を弄っていた指の
動きが止まる。
体からぐったりと力の抜けたギンガが糸が切れたようにぱったりと倒れた。
「やれやれ、そんなに気持ちよかったんですか? 本当に貴方は嫌らしいですね」
「か……はっ……」
男が地面に伏したギンガを足で転がし上下する胸をぐりぐりと踏み躙る。
しかし荒く息をつく彼女は掠れた声を出しただけで、男はつまらなそうに視線を逸らすともう一人の男に声をかけた。
「どうします? ここで一回犯しますか?」
「……そうだな。正直俺も結構溜まってんだよな……あ、でもお前から先でいいぜ? 長い"お勤め"で御無沙汰なんじゃねえか?」
「心配は無用ですよ。向こうでも時々処理してましたので」
「詳しくは聞かねえ、絶対に聞かねえ」
「冗談ですよ。それより本当にいいんですか? もしかすると処女かもしれませんよ、彼女?」
「そっちこそ冗談。俺の性癖忘れちまった訳じゃねえだろ?」
「……忘れてましたよ」
そこでやり取りは終わり、男はベルトを外しズボンを下ろす。
露になった下半身では、既に先端から先走りを垂らした男の剛直が獲物を貫くのを今や遅しと待ち構えていた。
「う……あ……」
男の剛直を見たギンガが声を漏らす。
体の自由を奪われ首を振る事すら出来ない彼女に出来るのは、瞳を潤ませ拒絶の意志を示す事だけ。
けれどその程度の抵抗では男の欲望の炎の上に垂らされた一滴の水にしかならず、男は全く意に介さぬと言った表情で軽々と
彼女の上に馬乗りになり剛直を濃紫の茂みに宛がっていく。
「いい表情ですね。立派な"女"になって、お父様が見たらさぞ喜ぶ事でしょう」
「……!」
見下ろす少女の瞳から生気が消えかけている事を見て取った男は彼女が気力を取り戻すようわざと挑発する言葉を投げる。
その目論見は見事に当たり、父の名を聞いたギンガの瞳に僅かに光が戻ってくる。
今はこれでいい。小さくとも消えない光。
そう、"壊す"だけならブリッツキャリバーにイカせないよう命令しておけばよかった。数時間も放置すれば快楽を求めて自ら
懇願し哀れな肉欲奴隷に成り下がるだろう。
壊すのはいつでもできる。
だから簡単に折れてもらっては、こちらが困るのだ。
「行きますよ」
キッと睨みつける視線も心地良さげに、男が剛直を勢い良く突き入れた。
「あ、あああああああぁああああああああぁあぁあーっ!!」
この日ギンガが初めてみせた、心底からの叫び。
鼓膜を震わす慟哭を間近で聞きながら、男は耳を押さえる事もせず漠然とある事を考えていた。
(抵抗があったが……まさか本当に処女だったかな?)
結合部を見やるがまだ赤いものは見られない。
(まあ後で抜く時にでもわかるでしょう)
続いてすぐ真正面の少女の表情を男は嘗めるように観察する。
「はっ……ふっ……かっ……」
絶叫が途絶えた後、ギンガは必死に呼吸を整えようと小さく激しい呼吸を繰り返していた。
今しがた光が宿ったばかりの瞳からは涙がボロボロと零れ、苦しげに寄せられた眉根が男の心拍を一段階早めた。
「……動きましょうか」
腰を浮かしてカリの辺りまで抜き出し、再び勢い良く突きこむ。
「……はあっ!!」
再度ギリギリまで抜き出し、三度刺突。
「ふぁうっ!!」
四度、五度、と男の腰がダイナミックに跳ね、挿入の衝撃でギンガの肢体が衝撃に震える。
その度にギンガの口から噛み殺しきれなかった悲鳴があがり、痛みと認識される寸前の激しい前後運動に少女の心と体は竜巻に
巻き込まれたかのように荒れ狂っていた。
「あぁ、いいね、最高だ! 実にいい!!」
「はぁう、うあっ、うああっ、ぁあっ!!」
敏感な箇所を責めるだのといった小細工は一切無かった。
それまでの冷静な物腰が嘘のように、男は単純な出し入れだけを狂ったような勢いで繰り返し、己の剛直を門を破る破城槌のように
叩きつける。胸や他の性感帯を責める事すら一切なく、ベルカの騎士すら彷彿とさせる一点突破の腰使いは当然ギンガに上げさせる
声も悲鳴に近いものだった。
「ほうら、もっと泣け! 気持ち、良すぎて、泣けないの、かっ! 何なら、殴りながら、犯して……やるぞっ!!」
狂気に取り憑かれたかのように悪魔染みた台詞を吐きながら、男のストロークは益々激しさを増してゆく。
「……はっ!! ……っ!!」
ギンガの口からは、もう悲鳴は出なかった。
荒い吐息に混じった声にならない声が漏れるだけだった。
「ほうら! 出すぞっ!! 孕めっ! 膣の、全てで、俺を、受け入れろ!! 泣けっ!! 絶望しろおおぉっ!!」
「、ああっ、あ、あぁ、っ、ぁ、ああああああああああああああぁぁぁ!!」
涎を垂らしながら獣のように咆哮し、最大最後の突きと共に男はギンガの中に精を解き放った。
「ああっ、ああ、あ、おなかっ、おなかのなかにいいいいぃっ!!」
ピストン運動が終わっても尚、放出された白濁液が勢い良くギンガの膣内に注ぎ込まれる。腹部を真っ白に染め上げられる
奔流にギンガはただひたすらに叫ぶ事しかできなかった。
「……ふううぅ」
乱れた呼吸の二重奏の中、先に平静を取り戻したのは男の方だった。
ゆっくりと呼吸を整えながら、未だ硬さの残る剛直を抜き取る。ごぽりと垂れる粘液には、白以外の色―紅が確かに混じっていた。
白濁液と混じった純潔の証は、毒々しい桃色の泡となってギンガの秘裂に淫らな花を咲かせていた。
「まあ、ここではこんなものでいいでしょう……さ、どうぞ」
「ごめん……正直、引くわ」
何事もなかったかのように元に戻る男を見ながら、もう一人の男は背筋を流れる冷えた汗を感じていた。
こいつ、ムショにぶち込まれてから余計性格歪んだんじゃないか……?
とはいえ、うら若き美少女が犯されて泣き喚く姿には彼もそそられるものがあった。
事実彼の息子も口とは違い正直に出番を自己主張している。
「まあいいか」
相方と交代したもう一人の男は、息も絶え絶えで床に転がるギンガに近づくと、その体をうつ伏せに寝かした。
「……な……に、を……」
「まあ心配しなさんな。俺はあそこまで景気良く暴れたりしねえからさ」
(というよりもハシャギすぎると思わぬしっぺ返しが来るからな俺の場合……)
男はギンガの臀部、それも秘門の辺りを中心にバリアジャケットを切り裂き穴を開けてゆく。
程よく引き締まった脚と尻の感触を愉しみながら穴を完成させると、男は指をまだ白濁液が残る彼女の秘所へ突っ込んだ。
「あっ、あ……ふぁぁぁ……」
「ゾクゾクするな、いい声だ」
無尽蔵かと思えるほど愛液を垂らし続ける白い泉から滑る液をたっぷり指に塗りつけると、男はその指を今度はギンガの尻へと
持ってゆく。
「さ、動くなよ」
そのままずぶりと差し込んだ。
「――!!」
破瓜の痛みとも全く違う、完全に未知の感覚。
ギンガは性についての知識にさほど詳しい訳ではない。
尻穴を性交に使うなどという話は『昔どこかで聞いたか、雑誌でちらと見かけたかも』という程度の世界だった。ゆえに秘所に
指を突っ込まれても、まさかそれをそのまま秘門に入れる等とは全くの想定外で悲鳴を上げる事すらできなかった。
「……くうっ! 指が……折れそうだぜ……!!」
男は苦笑いを浮かべながら差し込んだ二本の指を引き抜くと、再び秘所へと手をやり愛液を指に塗りつける。
そう、男は後ろの方でしか満足の出来ない性癖の持ち主だった。
もちろん慣れていない人間とアナルセックスを行う事が危険を伴う行為だという事は十分に理解している。
ただそれでも時間をかけて開発した秘門では得られない、自身の一物を粉々に砕き折りそうな強烈な締め付けがやみつきになり、
こうして今も入念に下準備を済ませている。
さすがに勝手知ったるもので、男が時間をかけて指を出し入れしマッサージする事でギンガの秘門はなんとか男のモノを
受け入れられる体勢を急ピッチで整えていった。
「――や、やめ――!!」
当のギンガは未だ肉体の自由を奪われている為抵抗する事もできず、声をあげようとしても秘門に指を入れられ言葉にならない
悶絶……の繰り返しで、先の一方的な激しい強姦での疲労もあって完全に気力を失っていた。
「……ふいー、そろそろ入れるか」
そのギンガの体がびくりと震えたのは男のその言葉を聞いた時だった。
同時に秘門の先端部に、今までの指とは明らかに太さの違う硬いモノが押し付けられる。
「あ、あ……」
「キッツいの、頼むぜ」
「――!!」
衝撃は一気に来なかった。
やはり前の様にはいかないのか、男のモノは秘門を抉じ開け、正しく掘り進むようにして少しずつギンガの腸内へと侵攻していく。
「―ッ! ――ッ!!」
「なんだ、声も出ねえのか?」
痛いのか、それとも気持ちいいのか分からない。
これまでの人生で体験した事の無い感覚に、脳がどう判断すればいいのか追いつけないのだ。
「ひゃゃぁぁ……いゃぁぁ……」
何とかそれだけ、搾り出すようにして声を出した。
そうすればこの感覚の正体が何なのか分かるような気がしたからだ。
しかしその答えを掴む前に、ギンガの声を聞いた男が満足げな口調でこう呟く。
「いいね、それそれ」
「ふぁぁぁっっ!?」
じっくりと侵攻を続けて来た男のモノが根元まで受け入れられ、今度は中で男がモノを動かし始めたのだった。
「ふあぁぁぁっ、はぁっ、ひゃああぁぁんぅ!!」
硬いモノが腸内をゴリゴリと削る感覚に、ギンガは訳もわからず叫び声をあげた。
同時に異物を排除しようとする括約筋が男のモノを締め上げ、目当ての刺激に巡り合えた男は自重するどころか狂喜してさらに
激しくモノでギンガの中を掻き回してゆく。
「いいねえっ、どう、だ? おま、えも、気持ち……いい、だろう……っ!?」
「いやぁああぁ、おひりぃ、はたひのおひりぃぃぃっ……!!」
今度は差し詰め津波のようだった。四方八方、あらゆる場所から押し寄せる感覚の暴波に理性は乱れ、普段の理知的な姿など
全く連想できない呂律の回らない声でギンガは『お尻』と連呼する。
そのやや舌足らず気味な声に劣情を催されたのか、ギンガの内を前後する動きが速さと激しさを増していく。
「で、る、ぞおっ!!」
「ひゃあぁぁあああああああああああああああああーっ!!」
一際強く打ち込まれた腰と連動し、男のモノから出た白濁液がギンガの内側を染め上げた。
同時に、許容範囲を超える刺激を与えられた脳が一時的にスパークし、ギンガは電池の切れたおもちゃのようにぱたりと動かなく
なった。
しばらくして冷静さを取り戻した男が自身のモノを引き抜き、秘門から溢れた白濁液が床の桃の液と混じり大きな染みを作っても
まだ彼女は身動き一つ取らなかった。
彼女が目を覚ますのはこの後数時間後、この廃ビルからは遠く離れた場所での事になる。
◆
「さてと」
「行きましょうか」
物言わぬギンガを抱えた男の合図で、もう一人の男が転送魔方陣を起動させる。
「んで、この後どうするんだ?」
「そうですね……まずは心ゆくまで愉しんで、それからゲンヤ・ナカジマに連絡しましょうか」
「愉しむのが先かよ……まあ同意しとくが。ところでよお」
「何ですか?」
「あのオッサンに復讐する為に娘を狙うってのはわかる、美人だしな。ただなんでこんな回りくどい方法を使ったんだ? わざわざ
演技だってバラさなくても、普通に人質の振りして武装解除でもさせりゃよかったのに」
「ああ、その事ですか」
男は奇妙に綺麗な笑みを浮かべながら、何でもないと言った口調でこう言った。
「いえ何、貴方に聞かれたら笑われそうな理由なんですが……実はこの数日彼女と寝食を共にするうち、彼女に本気で、その……恋を
してしまいましてね。特にこのバリアジャケットを装着した時の凛々しい姿がもう、たまらなくて……是非この姿の彼女を壊して
みたいと思ったんです」
「……それだけ?」
「ええ、それだけです」
溜息をつく相方に、男が口を尖らせる。
「だからあまり言いたくなかったんですけどね」
「全くバカバカしいにもほどがあるぜ。万一お前のデバイス改変が失敗してたら、俺達ゃ一方的にタコ殴りだぜ」
「他人から見てバカバカしいと思える事に全力を注げる人生こそ、真に満ち足りた人生なのですよ。そんな人生を送るためならば
私は苦労を惜しみません」
「へーへーそうですか……けどそういう事情なら俺はうかつにこの嬢ちゃんに手出し出来ねえな。まあ掘っちまった後に言う
事じゃねえけどよ」
「私は別に構いませんが……何なら、もう一人の方のゲンヤの娘も捕ますか? 彼女に似て中々の美人だそうですよ」
「いいねえ〜……っと、準備完了だ。積もる話についてもまずは」
「そうですね。隠れ家に戻ってからにしましょう」
転送魔方陣が光に包まれ、男達とギンガの姿が消える。
後には閑散とした廃ビルの風景と、新しく出来たばかりの染みが残るだけだった。
636 :
ておあー:2008/04/17(木) 17:29:57 ID:f23udHmE
以上です。お付き合い下さった方、ありがとうございました。今回勢いで突っ走った&久々にギャグ抜きだったんでなんか変な所が
ありそうな悪寒。
そしてキシャー→ウェンカル→納豆→触手→輪姦→(予定)納豆orキシャー……ゼストじゃないけどさ、随分と道を違えてしまった気がするよ……
ギンガ主演なのは話が組みやすかったからです。後はフェイトそんかティアナ辺りが候補だったんですがギンガに比べたら二人は
出番多いんで。こんなんで救済されても嬉しくないってギンガスキーの皆さん、ごめんなさい
続きとかないんでこっから逆転ハッピーエンドでも欝エンドでも夢オチでもどうとなり妄想してくださひ。
>>410氏
>>B・A氏
こうですか!? わかりません!!
むしろ貴方が(ry
ギンガエロス最高GJうううぅぅぅっ!!!!
陵辱・BJ姦・ケツ掘り、嗚呼なんて素晴らしいんだ、やっぱりておあーの兄貴はモノが違うぜ。
>>636 GJ!!
最高にエロスなギンガをありがとう!!!
最近ギンガの出演率が上がってきたなぁ〜。嬉しい限り!!!!
・・・ふぅ
最近はギン姉エロスが増えてきて嬉しいぜ
>>636GJ!
ところでておあー氏にお願いがあります。
俺の受け取った電波が思いっきり、あなたの作品とネタ被ってました(デバイスに細工という点で)
それも多分、客観的に見て、ほんの少し被ってるというレベルではなく、ほぼ丸被りだと思われます。
それでも、書いてもよろしいでしょうか?
なかなか時間が取れないので、まだ確実に書くと決めたわけではないのですが、
許可だけは聞いておくべきかな、と思いますのでこの場をお借りさせていただきました。
ご返事待ってます。
>>335 亀レスで申し訳ないのですがアリサとすずかの期待してます…
あなたはマイナーキャラに出番を与える(性的な意味で)神
マイナーキャラ好きなものには期待せざるを得ないっす…
そしていつか石田先生にも出番を
>>保管庫業務の方へ
久々に保管庫に行ってみたところ……
青森旅行のSS、投稿時に「鳴海」と間違えていた箇所を、保管庫に入れる際に「海鳴」に訂正してくださったんですね。
わざわざありがとうございます。
私のアホなミスのせいで余計な仕事を増やしてしまって申し訳ありませんでした。
ぼちぼちユーノ×なのはのエロを書き始めますお。
>>640 つか、なのはでエロ書くなら、普通に思いつく発想じゃないかな?>デバイスに細工
シャーリーを手篭めにしたら、機動六課全員を陥落できるということも思いつくぞ。
思い付く、ことと
思い付いたことを文章化すること、は別次元の話なんだ
他に予約とかないようなので10分後に投下します
ではぼちぼち
・非エロです
・オリキャラ多数です
・独自解釈を含みます
・sts開始前の地上本部をメインにした話なので六課の面々については察してください
・アインヘリアルの魔改造に関しての苦情は一切受け付けておりません
・NGワードは「尊ぶべき愚者」で
レジアスが行き付けの居酒屋に入った時、既に主だったメンバーはカウンターに集まっていた。
「進路について希望を取ってみたのだけど、やっぱり若い子は本局の方が良いのかしらね」
「地上と本局の戦力差の是正には何が重要だろうか?」
「待遇とイメージの問題かしら。本局はエリートというのが共通認識だし優秀な人材が集まるのは当然かもしれないわね」
「制度を改めて地上に縛り付けても士気が下がるだけ、か。……医療水準に関しては平等なのをもっと喜ぶべきか」
「技術水準もまあまあかのう。魔導師と違って教育次第でいくらでも使い物になるしのう」
盛り上がっている輪を乱す事に僅かに躊躇いながらも空いている席に腰掛ける。
「ん。来たか、レジアス」
自分の存在に気付いたのか、室長が振り向き、片手を上げる。
レジアスも同じく片手を上げ返礼し、続けて、二人にも簡単に挨拶をする。
「これで全員ね。四人を全員というのは寂しい気もするけど」
「あいつは任務中でミッドチルダにはいないし、本部長は本局に出向いているな」
「かまわん。あやつならいざ知らず、本部長はノリが悪いからのう」
「ターセルは?」
「緊急の任務だそうだ」
特救も大変だな、と呟き室長は自分と主任の猪口に酒を注ぐ。
「E計画、どうなっている?」
話題としていの一番に切り出したのはミッドチルダ防衛の要であるE計画についてだった。
ただでさえ障害が多い計画だったが、先の事件による予想外の出費で予定と大きなズレが生まれてしまった。
「指向性のAMF発生器は試作型は完成しておる。後は予算じゃな」
「戦闘機人は世論の非難と、技術力の未熟さにより見送る。
それと、ターセルからの伝言だが、ミッドチルダ全域を網羅する転送ポートの敷設予定地は決めてあるようだ。後は右に同じく」
「訓練校の施設が大分老朽化してるわね。後は右に同じく」
「……そうか」
予想していたとはいえ、こうも口を揃えられると何とも言えず悲しくなってくる。
「では、対AMFについて、お前達はどう思う?」
今のところAMFを組織的に使っているのはスカリエッティのみだが、
他の犯罪者が用いないとは限らないし、スカリエッティがいつまでも従っている保証もない。
対AMF戦闘の体系化は地上部隊にとって急務だった。
幸いガジェットという最適の訓練相手も存在する。
管理局の予算で製造された、いわば管理局の備品なので最大限に活用させてもらおう。
そこには潤沢な予算を好きに利用出来るスカリエッティに対する恨めしい感情が籠っていた。
「訓練校で対AMFの内容を加えたとしても、確実に時間はかかるし卒業期待値もあまり高くないわよ。
どれもある程度の才能が必要だから。技術部がアームドデバイスを作った方が確実だと思うけど」
「開発自体は進めておる。じゃが、それでは局員に無理な接近戦を強いる事になる」
「少数なら魔導砲台で対処出来るが、効率が悪い上に対ガジェットのように物量戦になると迎撃は難しいな」
「なにぶん、試作型の上にヒュードラの安全性など課題が残っておるしのう。
一番効率の良い方法は法改正で質量兵器を解禁する事じゃが……」
「世論は支持せんよ。ミッド式発祥の地が真っ先に質量兵器にすがり付くなど。何百年にも渡って積み上げた誇りがあるから」
「誇りを捨てるだけでどうにかなるなら安いものだと思うが」
「……レジアス。時には誇りが命より重要視される事もある。
命は本人や周囲の人間だけのものだが誇りは先祖や子孫共通のものだからな」
最先端の魔法技術を持つミッドチルダが、魔法は役立たずです。代わりに質量兵器を使わせて下さい。
そんな事を言えば先人達に申し訳が立たないという事はレジアスにも理解出来る。
しかし、現実問題、地上部隊は有効な対AMF手段を持たないのだ。
既に変革の時期を迎えているのではないか?
過去の過ちの為に質量兵器を封印するのではなく、過ちを未来への礎にする為に再び向き合うべきではないのか。
そういう風に考えるのは自分が魔法を使えず、また使わずに生きてきたからだろうか?
「AMFとは直接関係ないが、対空防衛に不安が残るな」
「今回の一件で航空隊に多大な被害が出てしまったからな。砲台の方も次元跳躍機能の実装は難しいとの事だが」
主任の顔色を窺う。
彼は髪の毛を弄りながら顔を歪める。
「次元跳躍攻撃に関しては人工衛星とデータリンクし座標を特定する心算じゃったが、予算がのう……」
「昔のコネで中古の艦船を譲り受けましょうか? 空の防衛網も多少マシになる筈。確かL級が一隻、廃艦になる予定だったから」
コラードの提案にも男三人の表情はすぐれない。
「整備の手順を覚えさせるのが手間じゃのう」
「航行艦だけあっても訓練を受けた人員がいなければな」
「あの手の兵器は実戦配備しなくても置いてあるだけで莫大な維持費がかかるな」
男三人が一斉に溜め息を吐く。
資金と人員がここに至っても自分達の足を引っ張る。
「そういえば、ランスターさんを引き抜いたらしいわね」
沈んだ空気を変える為か、コラードが違う話題を出す。
「ランスター?」
レジアスには聞き覚えのある姓だった。
思い出そうとしている横で、
「二尉がご執心でな。とても熱心だ。少々急ぎすぎているきらいがあるが」
「相変わらず強引な子ね」
ふふ、と皺の刻まれた顔を綻ばせる。
「知り合いだったのか?」
「よく知ってるわ。グレアム君が連れてきた彼を教育したのは私だもの」
「……二人とも教導隊だったか」
意外な共通点を見い出すが、それよりレジアスは気になる事があった。
「そうか。ギル・グレアムの部下だったのか」
恥ずかしい話ながら二尉が教導隊を免職される前の事情については恐ろしい程に無知だった。
「私も詳しくは知らないけど、グレアム君が帰省した時に拾ったらしいわね」
二尉が管理外世界の出身世界だという事は知っていたが、同郷だとは知らなかった。
同郷となると、ある疑念が湧いてくる。
「だとすれば、闇の書事件には?」
闇の書事件。
十年程前に起きた中規模次元侵食未遂事件である。
表沙汰にはされていないがギル・グレアムはその事件に加担していたのだ。
コラード三佐は顎に手を当てなにやら思案する。
「どうかしらね。グレアム君は自分と使い魔だけの犯行だと証言してたけど」
「だが……」
コラード三佐に打ち明ける訳にはいかないが、レジアスは二尉が闇の書事件に関わっていた事を裏付ける話を一ケ月前に聞いてた。
だが二尉を問い詰める事はしない。
ギル・グレアムの事は気にくわないが、法に触れると分かっていながら自身に出来る最良の行動をしたのは事実。
そして二尉を庇った事も。
その意思を無駄にする事は当事者である二尉にも出来ないだろう。
幸い、知らない振りをするくらいの器量は持ち合わせているつもりだ。
などと格好をつけてみたが、第三者から見れば自分もやっている事はグレアムと大差ないだろう。
かといって同情したりするつもりは毛頭ないし、深い事情を知らない人間に同情されるくらいなら罵倒された方がマシだろう。
思考に埋没しているレジアスと嫌な事でもあったのか酒を煽る主任を放っておき室長とコラード三佐は談話を続ける。
「グレアム君には次元航行部隊や遺物管理部からは同情や擁護の声もあったようだけど」
「当然だな。非人道的ではあるが確実な手段だ。今まで闇の書による被害を考えれば表面上はどうあれ内心では支持していた筈だ」
「あら。珍しいのね。海の肩を持つなんて」
「昔、被害を受けた局員の治療にあたっていたからな」
本当は治療の傍ら、魔力蒐集の原理を解明し、あわよくば魔導兵器への転用という仕事を任されていたのだが、ここで言う必要もないだろう。
あっさり頓挫した上に最高評議会からの密命だったので酒の肴にはならない。
それに、今は丁度旬な話題がある。
「ランスターといえば、首席卒業のくせに何故災害担当なんかに。二尉が嘆いていたぞ」
「ああ、その事」
コラード三佐は一旦言葉を切り、猪口を揺らす。
「パートナーが救助隊志望という事もあったけど、いきなり実戦部隊に配備すると彼女、すぐに潰れちゃいそうだったから」
「潰れる?」
「なんていうのかしら。彼女、とても真っ直ぐだから。無理して突っ走って壊れてしまうんじゃないかとね」
コラード三佐が言わんとする所は室長になんとなくだが理解出来た。
今日の訓練を見るだけでもランスターは目標の為なら脇目も振らず一直線だ。
「だから色々と手を回してね」
三佐は茶目っ気を込めてウインクする。
強い功名心を持つ彼女を実戦部隊に行かせれば様々な軋轢を生む事もあるだろう。
なので、戦闘とは関わりの薄い部署で経験を積ませようとしたコラード三佐の判断は概ね正しい。
その思い遣りもどこかの馬鹿が無駄にし、今まさに潰しかけている事は黙っておこうと室長は固く心に誓った。
「ん、そうそう」
室長は思い出したように呟きレジアスの肩を叩いた。
「なんだ?」
「エイドスクリスタルやヒドゥンについて、あの女やあいつからの連絡があった」
エイドスクリスタル、そしてヒドゥン。
どちらもあの男が残した言葉である。
「どうだった?」
問い掛けに室長は掌を上に向け、首を横に振る。
「なんでも、無限書庫の司書長が急に休暇を取ったとかで仕事が滞っているらしい」
レジアスは眼鏡をかけた青年の事を思い出す。
生真面目そうで職場を混乱させるような人間には見えなかった。
それとも、仕事を投げ出す程に大事な用でも出来たのだろうか。
「結局、分からずじまいか」
「あの男の嫌がらせだと考えた方が無難かもしれんが。それと、管理外世界からの御客人との交渉はどうなっている?」
「うむ……」
はっきり言うなら芳しくない。
昨日の交渉が最悪に近い形で決裂したあとは一向に進展がない。
次の会談の予定日も決まっていないのが現状だ。
「相手方がどうも非協力的でな」
「まあ、本当に関与していないなら迷惑極まりない話だからな」
「『そちらの世界の人間がこちらの世界でテロを起こした』いきなりそう言われても困るわよね」
「関与していても政治屋がそうそう認めるものか」
「……なんにしろ、この件は慎重に進めなければならない」
四十九管理外世界は次元航行技術を持ちながらも、管理局とは不仲な為に管理外世界に指定されているだけである。
そのような世界は少なくなく、また、前回の戦争からミッドチルダや管理局に遺恨を残し、報復を目論む世界もあるという。
管理世界も平穏とは言い難く、緊張が高まり、現地の地上部隊と小競り合いが起きる事もしばしばだという。
つまり、下手をすれば次元世界を巻き込んだ戦争が再発する危険を孕んでいるのだ。
当然、外交官の行動にも細心の注意を払う必要がある。
今日もミッドチルダの文化を知る為の視察と言いながら午前からミッドチルダ北部に出向いていたらしい。
地上本部としては外交官には本部内の施設で寝泊まりしてもらい極力外出は控えてほしかったのだが、
「管理局が俺の行動を制限するのは人権侵害だな。
それに、俺がミッドチルダの文化を知らないが為に相互に不利益を負った場合、お前達が責任を取ってくれるのか?」
と、押し切られている。
監視に向かわせた局員からは、
『四人の内の三人が時々こっちを睨みつけるのが怖かった。ただ、少女に睨まれるのは不思議と嫌な感じはしなかった』
『頭は悪そうだが、悪い人間ではない。というか、怪しすぎて逆に良い人に思えてくる。それと可愛いは正義』
『自分達の給料が減らされて、頭を下げる事になっても、一人の女の子が笑顔になるなら安いものだと思いませんか?
つーか、俺達を差し置いて、一人でカッコいい真似しようなんざ不届き千万。池の底で頭冷やせ』
『監視が露見していた事から以降の報告は信用性に極めて乏しいという事を予め述べておきます。
現状で件の外交官の危険度を推し量るのは困難。
本部内の施設を探られていた事は問題であるが、管理局の情報を軽視する稚拙な認識を加味すれば、
既に漏洩済みと考えて行動すべきであり、また、局員の一人が堂々と『案内』していた事もあり当人に対する警告のみで済ませました。
(その局員については厳正な処分をお願いしたい)
なお、これ以上の行動は両国の信頼を損なう恐れがあるため推奨出来ません。是非とも一考の程を』
という報告が来ている。
これからの事を考えるだけで頭痛がしてくるが、誰かがやらなければならないのだ。
そして、次の世代に問題を引き継がせるという事態は避けなければならない。
自分達にも矜持がある。
これから生まれてくる子供達には争いとは無縁な世界で育ってほしいのだ。
「娘さんもそろそろ適齢期よね」
「なんなら技術部の若い奴を何人か紹介してやろうか?」
そろそろ解散という頃になって唐突にコラード三佐が切り出し、主任も追従する。
「私も孫の顔が見たいと思っているが……どうもオーリスにはその気はないらしくてな」
「仕事一筋か。こちらとしては結構な話だ。彼女の能力は必要だからな」
「確かに、女は家庭という考え方はナンセンスよね」
うんうんと二人は頷く。
「だが、結婚式で泣き崩れるお前の顔も見てみたいがな」
「ふふ。『お父さん、今まで有り難う』なんて言われたりしてね」
「結婚式といえば、主任、覚えているか? レジアスの時の結婚式」
「当然じゃ。あれほど愉快だった事はそうそうないぞ」
「まさかあそこまで行くとは予想してなかったなぁ」
いつの間にか店主も話に加わっている。
「急に話に入ってくるな」
店主は笑いながら、
「いやいや。ずっと入りたかったんだが、今までは小難しい話ばっかだったもんで」
「……皆して人の過去をほじくり返すのはどうなんだ」
「いいじゃねえかよ。笑い話に出来て」
「まったくだ。お前の恋愛関係の過去話は笑いに事欠かないからな」
「詳しく聞きたいわね。当時は前線にいたから」
「えーい。やめろ! それより、店主。少し聞きたいが」
「なんだ?」
「管理局に対するテロ予告から今日まで、市民の様子はどうだ?」
マスコミは連日連夜情報を秘匿する管理局の姿勢を批判し、市民の不満が高まっていると報道している。
だが、こういう事は直接聞いてみるに限る。
店主は口を閉じ、僅かな時間考え込む。
「目に見えての変化はあんましねぇな。ただ、地上本部が業務を停止した時もあったしヤバいんじゃないかって噂にもなってる」
レジアス達四人の間に沈黙が生まれる。
「まあ、なんだ。色々と文句を言ってる奴もいるみたいだが、俺達はお前さん達を信頼してるからよ」
信頼している。
嬉しくもあり、同時にプレッシャーが増すのを実感する。
果たして、自分達は彼等の期待に応えられるだろうか。
「けどよ」
「けど?」
「話題逸らすの下手だよな」
「まったくだ。結婚式が嫌ならどれにする?」
「あれとかどうじゃ? 本部長が病院送りになった……」
「あれか。私としては、珍しく本局との共同戦線が実現したあの話が……」
「だから、いい加減にせんか!」
レジアスの怒声と四人の笑い声が店内に木霊する。
他愛ない会話だったが、またこんな会話が出来る事を彼等は密かに祈った。
誰もがおぼろげながらも感じ取ったのだ。
ゆっくりと、しかし着実に忍び寄る戦乱の気配を。
文章だけだとレジアスと室長の区別がつかねえorz
四人しかいないのに「私」が三人だからなぁ
ターセル出さなくて良かった〜
やっぱ室長も口調を独特にすべきだった
語尾に「にょ」とか
こうして見ると、時空管理局はまんまWW2のイギリス軍だな…。
本局=外征軍
陸戦隊=国内軍
>>499 Gj!
エリオが夢精、エリオが夢精、エリオが夢精・・・
シャマル先生もエリオもすごく・・・エロいです・・・
>>520 プレシアさんがどう見てもツンデレです。本当に(ry
エリオがフェイトとプレシアの出会いにどういう影響を与えるのか楽しみにしています。
色々と対策は考えてるのに予算がないから駄目ってのが悲しいなw
それとモブの局員……駄目だ、こいつら。はやくなんとかしないと……
でも本編よりしっかりと仕事してるのがなんとも……
あと>可愛いは正義
これには同意
エロくもない、おバカな物を書いてみた、後悔はしていない。
今、投下大丈夫でしょうか?
かもーん
タイトルは「お風呂に入ろう」
あぼんワードはお風呂。レス数は三つです。
能書き垂れてねえで来いよ!早くハリー!早くハリー!
このスレで自重とか必要ないからどんどん投下してくれ
664 :
お風呂:2008/04/17(木) 21:41:36 ID:paNVcsgW
「お風呂に入ろう」1
今日は八神家でお泊まり会。ちなみに今回の参加者はフェイトとなのはのみ。
そのうえ、ヴォルケンリッターの面々は任務で出かけている。
つまり今夜ははやて、フェイト、なのはの三人だけ。
まずははやての作った美味しいお昼ご飯を食べて、その後の予定を相談することに。
そのお昼ご飯の準備中、フェイトははやての調理姿に目を丸くしていた。
「どうしたの? フェイトちゃん」
「うん。はやてって凄いな、と思って」
ただでさえフェイトは料理作りができない。ところがはやては、バリアフリー設計の台所とは言え、
車椅子姿でテキパキと手際よく片づけてしまうのだ。
これは魔法が使えることなんかよりもよっぽと凄い事じゃないんだろうか、とフェイトは思った。
「うん。凄いよね、この台所」
なのははなのはで別の所に感心していた。さすがは飲食店を営んでいる家の娘である。
「はやてが使いやすいようになっているんだね」
フェイトの言葉に頷くと、なのははちょこまかと動いて細々としたバリアフリーの工夫を見つけては、
いちいち「おおっ」だの「なかなかなの」だと感心し始める。
「他の部屋もこうなってるのかなぁ」
お昼ご飯を食べ終わる頃には、なのはの興味はすっかりバリアフリーの内装に向けられていた。
はやては苦笑しながら、それでもなのはの質問に答える。
「そやなぁ、逆に普通の家がどうなってるんかは私にはようわからんけど、
足が使えへんでも何とかなるようにはなってるよ?」
「そうなんだ。あれ、でも……」
フェイトは首を傾げる。
はやてがお泊まりをするときは、お風呂には一緒に入らなければならないことを思い出したのだ。
一緒に入るのは当然、介助(上半身に何ら問題はないので、肩を貸して湯船に入れる程度だが)のためだ。
「流石にお風呂はちょっと、大変やから」
普段はヴォルケンの誰かが一緒に入ってると言うことだった。
「シグナムだと、はやてぐらいなら片手で抱えそうだね」
「ヴィータちゃんだって、それぐらいはできると思うよ?」
「シャマルかて、ああ見えて強いで?」
でも、純粋な腕力やったらザフィーラやなぁ、とはやてが言った瞬間、二人の目が丸くなった。
「はやて、ザフィーラとお風呂に入ってるの?」
「はやてちゃん、ザフィーラさんと一緒に入ってるの?」
「………チガウデスヨ? ハイッテナイデスヨ?」
そうだよね、今のは腕力だけの話だよね。
そやそや。
笑う三人。
何故か不思議な沈黙が辺りに立ちこめた。
数分後、フェイトが何とか新しい話題をひねり出すことに成功した。
「シグナム達がいない頃はどうしてたの?」
「ん? 入浴介助のヘルパーさんが来てくれてたんよ。主になってからは、
シグナムらがおるからお断りしてるんやけど」
「ヘルパーさんかぁ」
「ええ人やったんよ? 時々は、サービスや言うて身体も洗ろうてくれたし」
そうだ、とはやては今のテーブルをごそごそと探す。
「一回だけ一緒に写真撮ったんや。これはまだ、ヴィータ達にも見せてへん」
その写真を見たフェイトとなのはが瞬時に石化した。
665 :
お風呂:2008/04/17(木) 21:43:01 ID:paNVcsgW
「お風呂に入ろう」2
「該当エリア、ヴォルケンリッターの反応ありません」
「しかし、魔法少女反応が3です」
「一人は八神はやてとして、残りは……」
「解析を急げ」
「はい………。出ました、高町なのはとフェイト・テスタロッサです」
「なんだとっ! それは確かなのか」
「間違いありません」
「……八神はやてと同年代の魔法処女……もとい、魔法少女か……。よし、私自ら出る!」
「え、しかしそれは……」
「二度は言わんぞ。私が出ると言ったのだ。装備の準備を」
「はい」
「では、変装するぞ」
唱える変身魔法。
「ピピルマピピルマ…(中略)…メイドさんタッチで入浴介助ヘルパーになぁれ〜」
666 :
お風呂:2008/04/17(木) 21:43:53 ID:paNVcsgW
「お風呂に入ろう」3
(フェイトちゃん、これってどう見ても…)
(そうだね。私もそう思うよ)
写真を見たショックから気を取り直した二人が念話を続けていると、玄関のベルが鳴った。
「フェイトちゃん、なのはちゃん、ちょっと待っとってな」
すぐに戻ってくるはやて。
「噂をすればなんとやらって、ホンマやねんなぁ」
はやての後にはもう一人。
「近所を通りかかったから、尋ねてきてくれはったんやて。さっきの話のヘルパーさんや」
挨拶をしようとして、再び石化する二人。
はやての後に付き従っているのは……
どう見てもメイド服を着たおっさんです、本当にありがとうございました。あと、見覚えがあったりする。
(何やってんですか、グレアムさん!)
(な、何を! 私は元提督ではないっ!)
(称号知ってるし、念話で返してるし! なにより、見た目でバレバレです)
(くっ。鋭い。さすがはクロノ君の義妹だな)
(いや、普通わかります。逆に、わからなかったはやてにビックリです)
(見逃してくれ。私はただ、久し振りにはやてタンの身体を触……洗いたいと……あわよくば、フェイトタンとなのは
タンも……)
(洗う気満々かジジィ!!!!)
(そんな。何のために今まで養育費を……)
(「闇の書」狙いじゃなかったのかっ!!!!!)
(それは、たまたまはやてタンが主になったからの後付けであって……)
(………少し、頭冷やそうか)
「はやて……この人思いっきり怪しくない? 見た目とか…」
「あかんで、フェイトちゃん。人は見た目で判断したらアカン」
さすがは、いきなり出現したヴォルケンリッターを受け入れた器の主である。鷹揚このうえない。
「……はやてちゃん、その人どう見ても男の人だよ」
「えええっ!?」
「本気で気付いてなかったの!?」
その頃……某島国にて
「ねえ、アリア」
「なんです?」
「そろそろ、お父さまに本当のこと言ったほうがいいんじゃない?」
「あれは他人の目をくらます“変装”魔法ではなく、宴会芸用の“女装”魔法だということですか?」
「そうそう」
「……お父さまも楽しんでいるみたいですし」
「うーん。まぁ、八神はやても気付いてないみたいだし、いいのかなぁ…」
そして再び八神家。
三人にフルボッコにされながら、薄れる意識の中でグレアムはこう思っていたという。
……年端もいかない美少女にボコられる……これはこれでっ!!
以上、
お粗末様でした。
えーと。
グレアムファンの人、ゴメン。
668 :
26-111:2008/04/17(木) 21:54:39 ID:NHGEg0VL
>>◆Ev9yni6HFA氏
GJでしたっ!っていうか行きつけの居酒屋で何て話をしてるんですか
レジアスの末路を考えると、こんな一場面も悲しく思えてきますが・・・続きも楽しみにしています
>> 野狗氏
ちょっ、グレアム自重しろwwトリプルブレイカーじゃ済まんぞ
そう言えば、風呂嫌いで知られるザフィーラの入浴は、人間形態と狼形態どちらで済ませていたのだろうか・・・
・・・狼形態で洗われている姿しか思い浮かばんのは何故でしょう?
それと、
保管庫からの業務連絡です
61スレの保管作業を完了しました。執筆陣諸兄は確認をお願いします
こちらは引き続き保管作業を継続します
連絡事項
>>( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc氏
スレ別著作一覧と貴兄のページに「蟻地獄」2作品を掲載しました。確認をお願いします
>>ぬるぽ ◆6W0if5Z1HY氏
誤字修正に関しては、スレ中で申告があったものは対応していますぜ
・・・とはいえ、完璧では無いと思いますので、執筆陣諸兄は掲載された自作品については一度目を通していただきたいです
リンクミスとか、細かいところがちょくちょくあるもので
現行スレまであと5つ。しかし、このスレももう残り50kb近いので、また1つ引き離されてしまいますね
それでは
669 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:59:51 ID:BpXbdHR4
じ、自分はただヴィータの騎士服をズタズタにして苛める方法を模索していただけだったのに
それがておあー氏を触発してギンガ凌辱が投下されただと…?
何が起こるか分からないスレだぜ…
そして書き手さん達の投下が多くて個別の感想が間に合わないんだぜ
だからみんなまとめてGJ!書き手さん達超GJ!!
671 :
B・A:2008/04/17(木) 22:27:08 ID:gC4ts9ch
>>636 GJ。やっぱり凌辱は掘るべきですよね(そっちか!)
よし、このエロさを原動力に執筆再開だ!(書くのはどシリアスだけど)。
この勢い的に多分次スレになるかなぁ。
>>667 提督ぅぅっ!!
笑ったよ。付き合わされている部下っぽい人が哀れだよ。
なんか、はやてのピンチの颯爽と現れるグレアム仮面というのが思い浮かんだ。
672 :
B・A:2008/04/17(木) 22:43:17 ID:gC4ts9ch
そして、今更ながら誤字があったよ。
「槍騎士の誓い 第1話A」
>>417 の
>ガジェット・トルーパー。狂気の天才科学者ジェイル・スカリエッティが ×
>ガジェットドローン。狂気の天才科学者ジェイル・スカリエッティが ○
です。
トルーパーってどこから来たんだろ。スパロボのやり過ぎかな?
司書の方、保管の際にはお手数かもしれませんが書きなおしてください。
グレアムおじさんGJ!
なんていうか、ものすごく共感できた、このグレアムおじさんなら是非とも義兄弟の杯を交わしたいぜ。
しかし用量的にSS投下は次スレ? 心配なんで自粛しますかね。
一応言っておくと残り容量50kbくらいです。
>667
車椅子生活経験者としていうと、
本編に出てくる八神家の台所はシンクの下の部分が普通に物入れなので
車椅子に座ったままの状態で調理するのにはちょっと苦しい構造。
(机のように脚を入れられる空間がないと手を奥まで届かせることができないから)
A'sを見ていた頃「なんで改装するなりヘルパーさんを頼むなりしないんだろ?」と
すごく不思議だったのだが、なんとこういう裏事情があったとわぁ!
すっげぇ納得ですw
管理局には駄目な大人が多すぎるなw
>>675 A'sのはやての境遇はつっこむだけ無駄だぜ
677 :
サイヒ:2008/04/18(金) 00:36:42 ID:KBKM52hQ
>>594 >パンニーは感染する。
ばっちりしました。
「クロノの下着で自慰するフェイト+クロノの自家発電」という身も蓋もない話です。ほんとそんだけ。
二人ともやや変態。
678 :
着慰:2008/04/18(金) 00:37:48 ID:KBKM52hQ
ある夜半、フェイトは自室で机の引き出しを開けた。
入っているのは、どう見てもその場所には相応しくない男物のトランクス。それを手にベッドへとって
返したフェイトは、おもむろに服を脱ぎ始める。
この後する事が終われば風呂に入るつもりなので、別に服が汚れても構わない。クロノと色々したこと
の痕跡が残る服を見たアルフに、ちくちく嫌味を言われることも初めてではない。
しかし、独り寂しく慰めたことを知られるのは、何故かとても嫌だった。
脱いだ服をきちんとたたみ、全裸となったフェイトは再びトランクスを手に取り、顔に押し当てた。
この下着が最後に洗濯機に入れられてから、数週間が経過している。腐臭とは言わないが、かなりきつ
い匂いがした。
しかしフェイトは顔をしかめもせず、むしろ急速に眼を潤ませながら深々と息を吸い込んでいく。
これは恋人が長期航海に出る前夜、身に着けていた物。あの日はお互い制服を着たままベッドに飛び込
み、行為の半ばまでそのまま脱ぎもせず乱れ合った。
特に最初、制服の上から執拗にクロノの指や膝で刺激され、フェイトはショーツどころかスカートまで
もがどろどろになるまで何度も達した。
しかしフェイトも朦朧とした意識で必死に反撃し、ズボンの上からクロノを撫で回して何回も痙攣させ
た。
ようやくクロノが下着を脱ぎ去った時、べっとりと白いものがトランクスを汚していたのをフェイトは
見逃していない。
(……このへんが、一番濃いかな)
精子が付着したことでぱりぱりになった場所を押しつけ、大きく鼻で呼吸する。
瞬間、くらりと頭が揺らいだ。
匂いがひどかったからではない。その奥に、確かにクロノの精臭を嗅ぎ取ったからだった。
それは妄想と淫欲が生み出した幻臭だったかもしれない。しかし例えそうだったとしても、フェイトの
疼きを加速させるには充分だった。
色白の相貌が、急速に淡い桜色となる。
「はぁ……クロノだ……」
口元と目尻をだらしなく歪ませ、フェイトは下着から顔を離す。しかしそれは終わりを意味するもので
はない。
679 :
着慰:2008/04/18(金) 00:39:17 ID:KBKM52hQ
眼前にぶら下げた下着に、フェイトは舌を伸ばした。
先端が触れると、口全体に独特の苦味が走った。
たまらずしゃぶりつく。
「んっ、んぷっ、んんんんっ!!」
歯で噛み舌でねぶりつつ、空いてる手は自然に下へと伸びていた。
すっかり出来上がった心と逆に、肉体はまだ濡れるどころか硬いまま。無理はせず、指先でゆっくりと
かき分けて、上下した。
たったそれだけでも、クロノの精を吸い取る度に敏感さを増していった肉体は、すぐに感応して準備を
始める。襞の間から滲み出てきた愛液が、指に熱い。
「んっ、あっ……はぁ……」
比例して血の温度も上がり、筋肉から力を失わせた。
座る姿勢を維持するのも難しくなり、フェイトはシーツに身を投げ出す。
さらに弄くり完全に出し入れがスムーズになったところで、フェイトは一旦指を抜き下着を持つ手を入
れ替えた。
身体が冷めないよう乳房をまさぐりつつ、指の間で糸を引く淫水をさっきまで舐めていたトランクスの
股間部分になすりつけた。
てらてらと輝くまでになったところで、また口に含む。
己の愛液を口にするという変態行為で自分を追い込み、クロノに開発された被虐癖を刺激しようという
目論見だったが、脳が再生したのは別の記憶だった。
(この味、いつも私がきれいにしてるのと一緒だ……)
クロノとの最中あるいは事後、膣で精を放ったばかりの肉棒を口に含むことがある。
その時に味わうフェイトの蜜が混ざったクロノの精液は直に飲むのとまた別の味わいで、味覚経由で身
体を火照らせる材料だった。
「ぷはっ……はふぅ……」
舐め終わった時には、フェイトの股間は陰毛の先までびっしょりと濡らしつくしていた。
フェイトは唾液で濡れた下着を指に絡ませたまま、再び秘裂を割った。
「くぁっ……うくっ、大き……いっ!」
布を幾重にも巻きつけた指は、ちょうどクロノの肉棒と同じぐらいの太さになっている。まだ僅かにこ
びりついた精の残滓を摩り込むように、フェイトは何度も何度も内側に擦りつけた。
じゅぷじゅぷという水音。呼吸が速く大きくなっていく。
陰核を刺激せずとも、フェイトは急速に高みへと誘われていった。
680 :
着慰:2008/04/18(金) 00:40:44 ID:KBKM52hQ
「やっ、ああっ、あああんっ!!」
より深くへ指を咥え込もうと、膣は締めつけながら小刻みに痙攣する。素直に従い、一気に根元まで突っ
込んだ。
さらに、クロノが終着点間際にそうするように、最も奥にある胎内への入り口を強く押しつけたままぐ
いっと捻った。
「あああぁぁぁっ クロノっ!!」
愛する人の名前を鋭く叫ぶと同時に、フェイトの脊髄が突っ張る。
呼吸をするのも忘れて、フェイトは偽りの快楽を全身で感じた。
頭から熱が去って真っ先に考えたのは、握り締めたままだったトランクスのことだった。
もうこの下着は使えない。嗅いでも自分の恥臭しかせず、彼を思い出すよすがになりはしない。
(またしたくなったら……どうしよう)
指だけでも達することは出来るが、身体はともかく精神がなかなか満足してくれず何度もするはめにな
るのだ。そして時間がかかればかかるほど、終わった時の空しさは大きい。現に今も、心にじわじわと空
洞が生じつつあった。
「…………クロノ」
絶頂時とは比較にならぬ弱々しさで彼の名を呼び、まだ震えている指をフェイトは枕元に伸ばす。
飾られているのは、自分とクロノのツーショット写真を収めた写真立て。引き寄せ、濡れて霞む目を凝
らし、恋人の顔を視界にいっぱいに収める。
「早く帰ってきて。それでいっぱい私のこと抱いて、汚して…………クロノの匂いを、染み込ませて」
最後にそっと、クロノの写し身に口づけを落とした。
681 :
着慰:2008/04/18(金) 00:42:21 ID:KBKM52hQ
※
同時刻、戦艦クラウディア艦長室。
「んんっ!」
低く呻いて、クロノは自分の手の中に精を漏らした。
大きく息を吐くクロノ。だが余韻に浸るでもなく、あらかじめ手元に置いておいたティッシュで拭い、
これまた用意しておいた足元のゴミ箱に放る。その表情は鬱々としていた。
クロノは自慰が好きではない。仕事場がどうだからというのではなく、単純にそこまで気持ちよくない
からだった。
極上の媚肉であるフェイトの身体を食い慣れた身としては、自分の右手など賞味期限切れかつ脂身だら
けの豚肉にも劣る。
指だけでなく頭の力も借りて、フェイトとこれまでしたことや、さすがに頼んでもやらしてもらえない
であろうアブノーマルな行為をあれこれ思い浮かべるも、豚肉が半パックから一パックに変わった程度に
しかならない。
しかし気持ちはどうであれ、身体は頼んでもいないのに勝手に精子を作って溜め込んでいく。発散させ
なければ、だいぶ辛いこととなる。
なんかこう、もっとフェイトを性的に思い出させるものが欲しい。
(例えば、フェイトの下着とか……って何を考えてるんだ僕は!)
大慌てで首を振るクロノだったが、一度浮かんだ妄想はその程度では引っ込まない。
思い出すのは出航前夜、いつもの扇情的な黒下着をびっしょりと濡らしていたフェイト。その股間に鼻
を近づければ、独特の匂いに目眩がしたものだった。
あの下着の香りに顔を埋めながら、あるいは手にしたままシルクの肌触りで擦り上げたら、果たしてど
れだけの快感が訪れるのだろう。考えるだけで、腰がむずむずしてきた。
やや真剣な顔で天井を睨み上げていたクロノだったが、やがておもむろにチャックをもう一度下ろすの
だった。
終わり
682 :
サイヒ:2008/04/18(金) 00:45:41 ID:KBKM52hQ
以上です。
このスレにおけるパンニー創始者P・M氏に敬礼。
そして無許可でネタ拝借しちゃって本当ごめんなさい。
ソープの五倍近い速度でキーを叩けるあたり、やっぱり俺の中でクロフェは別格なんだなとしみじみ実感。
……あっちが進まない最大の理由は、無理やり尻を入れようとしてるのが原因だって分かってるんだ。
分かってるんだけど……!俺はチンク姉の小さいお尻が書きたいんだ!!
683 :
サイヒ:2008/04/18(金) 00:47:29 ID:KBKM52hQ
P・Mって誰だよ。
Mr・P氏だよ。
重ね重ねごめんなさい。
GJだぜ旦那、またくGJだ。
まったく、フェイトはクロノのものを型取りしたバイブでも作った方が良いな。
それとこの提督はオナホくらい持っていったべき。
そしてチンク姉のエロスもお待ちしておりますぜ。
685 :
Mr.P:2008/04/18(金) 01:44:36 ID:VXxx1vg6
>>682 >パンニーは感染する。
寝ようと思って最後にスレをチェックしにきたら、身に覚えのある一文を目にしてまず噴きました。
そして、内容にしびれました。
サイヒさん、GJ!
無許可どころか、むしろ書いてくれてありがとうございます。
いつもクロフェ楽しませてもらってますよ。
今回も実にエロいフェイトさんでした。
名前は適当につけたものですのでお気になさらず。
686 :
ツンデレ王子:2008/04/18(金) 02:52:26 ID:ORN4niiA
読むのと書くので時間が押してて中々感想書くに到らない orz
皆様、本当にGJです。
(私のような新参者が生意気かもしれませんが^^;)
特に私的に壷にはまったのが
>>665 の元提督の唱えた呪文w
さて、取り合えず
『シャマル先生の…』
の続き、10分ほど後に落とします
執筆が遅い・場面が全然進んでない 等いろいろ期待してくださってる方々にはご不満もあるでしょうが
なるべく急いで書いてますのでご容赦下さい
687 :
ツンデレ王子:2008/04/18(金) 03:05:15 ID:ORN4niiA
では、そろそろ…
こまめに落としすぎってご意見も有るとは思いますが^^;
今回はエロ無し(山も落ちも無し?)です
>>668 26-111氏さん、補完作業おつかれさまです。
一応、57名義の『指名先は幻惑の使い手 』及び、
今後補完される【『刃舞う爆撃手の逆指名』 ソープ・ナンバーズ物語異聞録 】
これらは57名義でなく、
可能なら「224 ◆otG9KZTbuo」もしくは「224 ◆nw9ad1nfai」での統合をお願いしたいです。
あ、でも、めんどくさかったらこのままでもいいす。
すんません、同じ職人なのに複数のコテ使っちまって……
(いまだに大元の「◆nw9ad1nfai」の英単語が思い出せません)
今後自分は『224 ◆otG9KZTbuo』で統一するつもりです
こんな変な手間かけさせてしまいすいません。マジすいませんでした。
(良く考えて出せよ自分orz)
それと改めて補完作業ありがとうござします!!
>サイヒ氏
・ソープ
なんだこの、
互いに相手のことを思ってしまうために結局なにも言わない理想のバカップルは!?(血涙)
ええい、都築はまだかッッッ!!!
・パンニー
偉大なる創始者Mr・P氏に敬礼!!
って、本人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
>B・A氏
プレシアVSフェイト(19歳)
決戦の日は近……い?
どうなるか期待せざるを得ない!
>蟻地獄
やってくれたのう……やってくれたのう………
幼女孕ませッッ!!
10歳児妊娠ッッッ!!!
さあ、修羅場は?お腹のかなの子は??そうしてその命名方法は???
謎が謎を呼ぶ急展開!
しかし、ここにただ一人、不敵な笑いで傍観する女性がいた。
「そおや。これでええ。まさしく役者がそろうんや。そう!なにもかも私の思うがままや!あははは!!」
>ておあー氏
なにいい!!
逆転ハッピーエンドだッ、とぉ!?
わ、わからん……!いったいどういう展開にすれば……
あとティッシュ箱が空になったw
>尊ぶべき愚者 ◆Ev9yni6HFA
信仰の価値は経済力とはよくいったが……マジ予算と人員どうにかならんもんかな。
税率を少し上げるとか、国債ならぬ局債発行するとか、そういうへんなこと考え出してしまう俺、
ちょっくら設定議論サイトに逝ってくるorz
それにしても立法たる議会の行方はどうなるんだろう。
>野狗 ◆gaqfQ/QUaU
最後の行……き、きさまーーーー!
どうやら自分は。グレアムと一緒に上手い酒が飲めそうだw
――エリオが自身のパンツと格闘している頃
「ふーふふーん♪」
シャマルは未だ早朝にも関わらず、台所に立っていた。
かなりご機嫌な様子で、鼻歌まで歌っている。
尚、今の時間はやてや他の守護騎士の面々はまだそれぞれの部屋で眠りに就いているはずである。
(エリオくん、今度も美味しいって言ってくれるかな?)
昨日の怪我に治療は施した。
だが、あれだけの大怪我を追った後だ。今日は大事を取って訓練を休まざるを得ないであろう。
ましてやキャロと仲直りが出来ていないと言っていた。何でも、泣いた事が恥ずかしくてフォワードメンバーの顔を
まともに見れないのだそうだ。泣いた事に関してはキャロには見られていないのだから気にする事は無いのではない
かとも思ったが、本人曰くどうしても気になってしまうらしい。
(そんなところも可愛いんだから♪)
思い出しながらついつい頬が緩んでしまうシャマル。
そんな事を考えていた所為か、背後に迫る人影に気付いていなかった。
「シャマル、こんな早よぉから何しとるん?」
寝惚け眼をこすりながら、これまたかなり眠そうな声で問うはやて。
その声にひゃっと奇声を発して飛び上がらんばかりに驚いたシャマルは、その手に包丁を持ったままなのを忘れて
振り向く。
「ぉわっ…あ、危ないやんか」
「あっご、ごめんなさい」
慌てて包丁を後ろ手に隠して俯き、申し訳なさそうに自身の主を見上げる。
「あああの、これはその…」
「何や、弁当でもこさえてんのか」
「え、ええ」
「ご苦労さんやな、まぁあんま無理しなや」
そう言い残し、はやては自室へと戻っていった。
(ふぅ…はやてちゃんが寝惚けててくれて助かったわ)
もしはやての思考が正常なら、彼女の料理を見過ごすはずは無い。
というのも、以前に一度シャマルが料理をしていたら、それを取り上げられてしまったからだった。
その時のリベンジのつもりで、昨日弁当を用意したのだ。
(彼は美味しいって言ってくれたのに)
実は元々はあれほど大きな弁当になるはずではなかった。
彼女の家族―はやて・シグナム・ヴィータ・ザフィーラ・リインフォースU―全員分として用意した分量だったの
だ。ところが机に並べた弁当箱を見た瞬間、リイン以外の面々はその場で固まり、慌てて出かけて行ってしまった。
それにより、捨てるに捨てられずに彼女はその全てを自分で持って行くしか他無かった。
運良く(?)エリオが現れた為、彼に手伝ってもらって持参した分量全てを平らげる事に成功したが、もしあの場
で彼が現れなければ今頃どうなっていたか…想像したくも無かった。
ちなみに、彼に言った『はやても美味いと言ってくれた』とは嘘。彼女は試食もしなければそんな事一切言っては
いない。
もしそれでエリオが当たりを引いていたらと思うでなかれ。
嘘も方便、結果良ければ全て良しである。
「はい、これで…出来上がり♪」
机に並べられたのは自分用の小さな弁当箱と、それの倍以上あろうかと思われるエリオ用の弁当箱。
窓を見ると、徐徐に空が白み始めていた。
691 :
ツンデレ王子:2008/04/18(金) 03:11:30 ID:ORN4niiA
以上です
短くてスイマセン><
今回はシャマル先生の可愛いところを前面に出したつもり…ですが^^;
なるべく早く続きを書いて行く所存ですので、もう暫く
生暖かい目で見守ってやってください
(こまめ過ぎて苛立つ方も居られますでしょうが…)
割り込み失礼しました!
>ツンデレ王子氏
GJです!
そ れ と
シャマル先生!試食や味見しながら作りましょうよ(滝汗
GJでした
せめてザッフィーで試してくださいシャマルさんw
GJ
>>693 きっとタマネギが入ってたんだよw
使えないものばかり
残り34kb
ぼちぼち埋めの季節かな?
その前に次スレ立てた方が良いっぽいな
残り20k切ってからでいいんでないかい?
699 :
ザ・シガー:2008/04/18(金) 16:24:17 ID:4dwM8FWG
んじゃ軽く投下でもしますか。
今回はギャグ、連載する予定、オリキャラが暴走する話、小野寺浩○風味です。
大狂乱 ミミ大戦
男は咄嗟に飛行魔法を行使して側方に向かって一息に飛び出す。
そして寸前まで彼のいた空間を巨大な金属製の剣が切り裂き、床石に深く突き刺さる。
硬度な床を容易く破壊するこの剣は単なるエッジウェポン(刃物)ではなく魔力で補強されて強力な威力を内包していた。
その殺傷力、当たれば即死は免れない。
男はさらに飛行魔法を用いて距離をとりながら、手のデバイスの補助で防御障壁を展開する。
そうすれば追撃の魔力弾が雨の如く無数に襲い掛かってきた。
男は必死に身体から魔力を振り絞ってこの攻撃を防ぎ、凌ぎきろうと踏ん張る。
もしも膝を屈して倒れれば先の剣にかかり絶命は必至。
だが胸に宿る“夢”の為に男は死ぬ訳にはいかなかった。
魔力弾の攻撃が止み、煙が濛々と立ち込める中で男はなんとか立っていた。
彼は敵の攻撃を防ぎきったのだ。
そうすると、今度は自分の番だと言わんばかりに目の前の敵にデバイスを向けて攻撃用の魔法術式を展開する。
彼の目の前には無数の敵、遥か昔に作られた魔道兵器である傀儡兵が群がっている。
何の躊躇いも無く錬鉄をも穿つ高速射出の魔力弾を発射、AAAランクの実力に見合った威力を持つそれは一発の撃ち漏らしも無く命中した。
高い貫通性の魔力の光は何体もの傀儡兵を貫き、その金属製ボディを単なる鉄屑へと変えていく。
数十発の砲火を終えた男は敵の状態を極小規模のサーチ魔法を敷いて探知、脅威が行動不能になったのを確認する。
「ふう‥‥これで粗方はカタがついたか‥」
男は数時間以上に及ぶ激戦を終えると、溜息交じりの言葉を漏らした。
そして手のデバイスを肩に担いでようやく息を整える時間を作る。
ここは朽ち果てた石造りの古代遺跡、立ち塞がる敵は太古の鉄兜。
男は“あるモノ”を得る為にこの遺跡の置く深くを目指す冒険者であった。
それからしばしの休憩をとって男は探索を再開した。
調べた情報が確かなら彼の目指す“モノ”は遺跡の奥深くに眠っている筈である。
確実かつ慎重にだが早急にトラップを解除しつつ奥へ奥へと進んでいく。
正に命がけのアドベンチャー、恐怖と高揚が入り混じる冒険だった。
そして遂に終着点がやって来る。
「ここか‥‥」
遺跡の最深部、そこは玉座の間とでも言えば良いのか。
美しい装飾を施された広大な広間で、ある種の威厳を持っていた。
だが男にはこれに見惚れている暇は無かった、彼はただ真っ直ぐに目的の“モノ”へと足を進める。
数多の財宝に埋もれて“ソレ”はあった。
男は他の輝く財宝になど目もくれずに一直線に“ソレ”を手に取った。
これこそ彼が数十年の時を掛けて捜し求めた楽園への扉、神の恵みとでも言うべき至高の宝。
「やっと‥‥やっと手に入れたぞ!! これで世界は俺のモノだあああぁぁっ!!!!!」
望み続けたモノを手に入れ、男は狂喜して声を上げた。
さながら獣の咆哮とでも形容すべきその叫びを聞くものは誰もいなかった。
□
「平和やねぇ」
機動六課の部隊長執務室で、はやてはそう言いながら湯気の立つ湯飲みを傾ける。
熱くて渋いお茶(断じて砂糖など入ってはいない)は心地良い清涼感と温もりで喉を潤してくれた。
ここ最近は取り立てた事件も無く、世は事も無く平和な時を謳歌している。
ずっとこんな時が続けば良いと思いながらはやてはズズと緑茶の味わいを楽しんだ。
だが世界はこんな筈じゃない事ばかりだった。
次の瞬間にはけたたましい通信が入って彼女の平穏な時間を塗り潰す。
『部隊長! 事件です!!』
「なんやシャーリー、今良いところやったのに」
『って、お茶飲んでるだけじゃないですか!?』
「今が一番お茶が美味しいところなんよ。まあ冗談はさて置いて、もしかしてガジェットでも出たんか?」
『いえ、陸士108部隊からの救援要請です。どうもロストロギア所持の違法魔道師の逮捕に手間取っているようで‥』
「陸士108ってゲンヤさんのとこやん、相手はどれだけの規模なんや? もしかして大規模な犯罪組織なん?」
はやての質問にシャーリーは突然何ともいえない顔をする。
そして言葉を濁しながら答え始めた。
『いえ、それがどうも相手は一人のようです‥‥』
「一人? たった一人に手こずっとるんか!? いったいどんなヤツなん?」
『それが聞いても要領を得ない答えしか返ってこないんです‥‥“ミミ”がどうとか“仮面”がどうとか‥』
「“ミミ”? “仮面”? なんか意味分からへんなぁ。ともかく救援要請には応えなあかんね。前線メンバーに出動準備!」
『了解です』
こうして起動六課はミッドチルダ全体を騒がす珍事に首を突っ込む事になる。
□
六課所属のヘリパイロット、ヴァイス・グランセニックの操縦するヘリに揺られて前線メンバーが事件現場に到着する。
都市部中央の一角に不時着したヘリ後部ハッチから飛び出した面々はデバイスとバリアジャケットを展開して散開し付近を警戒。
「敵は魔道師一人。でも油断しないで、ロストロギアを所持していてどんな力を持っているか分からないんだから」
「「「「はい!!!!」」」」
フォワードメンバーはなのはの言葉に威勢の良い返事を返す。
即座に事件現場を捜索しながら索敵を続ける六課面々、現場は所々が破壊され戦闘の激しさを物語っている。
そこには無数の武装局員が倒れており、全員が全員意識を失っていた。
そしてそんな彼らに聞き慣れた人の声がかけられた。
「皆さ〜ん、無事ですかぁ〜?」
それはブリッツキャリバーで駆けてくるスバルの姉ギンガである、だが彼女はいつもと明らかに違っていた。
主に頭の上についている“ソレ”とか。
「スバル〜」
「ギン姉! ってギン姉、なんなのソレ?」
「聞いてよスバル! コレはあいつが‥‥あいつがぁ〜」
ギンガは涙ながらにそう言うとスバルに抱きつく。
彼女にはそれは可愛い“犬のミミとシッポ”が付いていたのだ。
それらはまるで生きた動物に一部のようにフヨフヨと動いている。
「ギンガさん‥‥なにつけてるんですか?」
「痛っ! ちょ‥‥乱暴に触らないでぇ‥」
「へ? これ本物!?」
ティアナの乱暴な接触にギンガは痛そうに顔を歪めた。
触れたその感触は正に本物のミミとシッポである。
人間に使い魔のようなミミとシッポは付く、あまりの事態に思考が追いつかない。
そして遂に“彼”がその場に現れた。
「にゃ〜っはっはっはっは〜♪ また新しい獲物が来たにゃ〜!」
全員の視線が声の先に向く。
するとそこには凄まじい“変態”がいた。
「きゃあぁっ!」
「ひぃっ!」
「キモッ!」
「へ、変態ぃぃぃ!」
「うげぇ‥‥」
「悪夢だ‥」
男を見た一堂は様々な反応を示すがその中に好意的なものは皆無である。
なにせ彼と来たら‥‥
190センチは軽く超えるだろう長身に、猛々しく隆起した筋骨隆々たる筋肉美。
そしてその身体を覆うのは真っ赤なマントに股間のビキニパンツのみという変態性抜群のファッション。
ぴっちぴちの黒いビキニパンツを盛り上げる股間の狂気(誤字に非ず)はもはや放送コード禁止レベルの犯罪臭を漂わせている。
そして汗にテカル五体の筋肉ときたら、全盛期のアーノルド・シュワルツェネッ○ーも真っ青の凄まじい肉質。
羽織るマントの赤は目に痛いくらいの鮮やかさで、健康的な肌の色を毒々しく映えさせている。
そして何よりも頭に被ったそれが凄まじかった。
男は頭に仮面を被っていた。
それは目元から頭頂まで覆うパーティー衣装のそれに酷似していたがある一点を以って壮絶な異常性をかもし出していた。
そう、それは“猫のミミ”だった。
「変態ですぅ、もの凄い変態ですぅ〜」
リインがあまりの恐怖にガチガチ震えながら男を指差す。
だが男はまるで誇らしいように胸を張ってマントを翻した。
「俺は変態などと言う名前ではないにゃ〜、我が名は“ミミ仮面”! 全世界を愛しきミミで埋め尽くす仮面の紳士だにゃ〜」
六課メンバー一同は、あまりの狂いきった言葉の暴力に唖然とする他なかった。
“何言ってんだこの変態?” 場の空気はそんな感じだ。
だがなんとか冷静さを取り戻してデバイスを構えた、六課はこの程度の変態には屈さないのである。
先陣を切ってなのはが投降を呼びかけた。
「と、ともかく‥‥武装を解除して所持しているロストロギアを渡して投降して下さい」
「ロストロギアを渡せ〜? それは無理だにゃ〜、コレ(頭の仮面を指差しながら)は俺の意思で外すか、俺が気を失うかでもしない限り取れないんだにゃ〜」
「じゃあ取ってください! それと何か服を着てください、お願いですから!!」
「なんだ? お前はこの肉体美が分からんのかにゃ?」
「分かりません! むしろ分かりたくありません!!」
不屈のエース・オブ・エース、もはや涙目である。
いくら歴戦の魔道師といえども年頃の乙女に半裸の変態マッチョの相手はいささか荷が重いというものだろう。
それは19年というなのはの人生経験上はじめて見た正真正銘の真の変態だった。
いい加減にこのド変態を見るのが耐えられなくなったのか、なのはを差し置いてシグナムとヴィータの古代ベルカ騎士二人が勇み出る。
構えた剣と破壊槌に魔力を、瞳に裂帛の気迫を込めてミミ仮面を名乗る狂人を睨み付けた。
「てめえのイカレタ話はどうだって良い!」
「大人しくさっさとお縄についてもらおうか!」
最高の戦闘力を持つベルカの騎士が二人、有象無象の敵ならば例え相手が千を越える軍勢とて蹴散らす猛者である。
どうやってもたった一人の敵に遅れを訳のない状況、だがそれで油断する二人ではない。
歴戦の戦士二人、闘志五体に満ちて微塵も隙は無かった。
だがこの変態ときたら‥‥
「ふむふむ〜、ポニテのボインちゃんと三つ編みロリっ子‥‥申し分ない素材だにゃ〜」
仮面についた猫ヒゲを撫でながらミミ仮面なる変態はしみじみといった風情でそう呟いた。
緊張感の無いその姿にシグナムとヴィータはいい加減に頭にきた。
「ボ、ボインちゃん!?」
「てめえ! 誰がロリだっ!!!」
もはや説得は不可能と察した二人は実力行使を敢行、魔力を込めたデバイスを振りかざしてミミ仮面に迫る。
そして遂に変態は自分が得た“力”を解放した。
「二人ともダメです! その男は‥‥」
「もう遅いにゃ〜、喰らえい!! ミミ光線!!!!」
ギンガの制止も間に合わずミミ仮面は奇怪な技名と共に仮面の目の部分から怪光線を発射した。
金色の閃光はシグナムとヴィータに正確に狙いを定めて飛来、彼女達に迫る。
だが古強者たるベルカの騎士にぬかりは無い、デバイスの高速補助を得て即座に防御魔法パンツァーシルトを展開して防ぐ。
だがその怪光線は防御障壁を霧の如くすり抜けた。
「うわああぁっ!」
「ぐああぁっ!!」
防御も虚しく攻撃を受けるシグナムとヴィータ、眩い閃光と濛々たる煙が二人を包み込む。
敵の攻撃に被弾した副隊長二人に一同が駆け寄った。
「大丈夫? って、うわ! なにソレ!?」
「いったい‥‥これは‥」
駆け寄ったなのはとフェイトは唖然とした、なにせシグナムとヴィータの頭の上には‥‥
「な、なんだコレは!?」
「頭になんか付いてるにょ〜!!」
シグナムとヴィータの頭の上には、それはそれは可愛らしい“猫のミミ”が付いていた。
その光景を見て変態マッチョは全身の筋肉をビクボク震わせながら狂喜乱舞する。
「にゃ〜っはっはっはっは〜!! これがロストロギア“獣王の宣告”の力、対称に任意で動物性を付加する力だにゃ〜♪」
後の世に“ミミ大戦”と呼ばれる事件が、今ここに始まった。
続く。
705 :
ザ・シガー:2008/04/18(金) 16:35:04 ID:4dwM8FWG
投下終了です。
これで同時連載四本という異常‥‥たぶん俺ってバカだ。
でも後悔はしてない。
小野寺○二先生の漫画に影響を受けて書いた、っていうか結構前から考えてたSSです。
ともかくマッタリ書いていきたい。
706 :
ザ・シガー:2008/04/18(金) 16:41:28 ID:4dwM8FWG
すごい今更だが、B・A氏GJ!!
エリオ×ルーにはまっているのに
>>16見逃してた
この世界のエリオは一緒に逃避行しただけあっていろんな意味ですごい仲いいな!
ラブラブ度もエロエロ度もたまらねえぜ。そしてガリューにも萌えた
なんかエリオは戦闘中、「ルーの髪の毛一本から魂のひとかけらまで全て僕の物だ。手を出したら殺すよ」
とか言ってるのを幻聴した。
いつかまたラブラブな夫婦生活を描写してもらえると狂喜します
>>691 GJ!!
このままだとエリオが死んじゃう!
せめて口移しで食べさせてあげるべきだ。
>>705 GJ。うん、正真正銘の馬鹿だな。(褒め言葉を超越する褒め言葉
いいぞ、もっとやれww
しかしパンツからバナナ取り出して食ってそうだなこのど変態。
とにかくGJ!!
最後はトリプルブレイカー+目からビームですよね?w
709 :
ておあー:2008/04/18(金) 19:46:33 ID:4kRltHRS
烈さん!?w
まだ容量が20kbちょい残ってるな
なんか思い出せないので質問
はやての二つ名(?)ってなんだっけ?
可愛いはやてちゃん。
浪速のモーツァルトじゃなかったっけ?
最後の夜天の主
夜天の主
夜天の王
歩くロストロギア
ちびだぬき
揉み魔
おっぱいマニア
他に公式で何かあったけかな。
>>712 最後の夜天の王、生きるロストロギア
こんなもんかな?
みどりがめ
>>713 それ二つ名ちゃうwwwただの愛称や!!
719 :
712:2008/04/18(金) 22:16:11 ID:MVjqnGKd
皆ありがとう
これでぐっすり眠れる
ついでに質問。
ミッドチルダにおにぎりはありますか?
>>720 不明・・・・だと思う。
けど、地球出身の人(ナカジマ家とかなのは、はやて)もいるし、居酒屋があるくらいだからあってもおかしくないと思う。
何せ、緑茶はあるのだから。
ありそうではあります、ただし情報量が少なすぎて確定するのは不可能。
しかし何故におのぎり?
>>720 少なくとも
豚とろ焼き
刺身の盛り合わせ
もつ鍋
鶏手羽先焼き
豚バラ焼き
鶏つくね焼き
栄螺のつぼ焼き
はあるな
725 :
722:2008/04/18(金) 22:28:46 ID:4dwM8FWG
おのぎりじゃねえおにぎりだ‥‥‥俺よ何を書いている?
つまり、
「おにぎり世界の人」なのは、はやて、グレアムなど
「非おにぎり世界の人」キャロ、エリオ、ティアナなど
「おにぎり世界の人ではないが、多分食べたことある人」スバル、フェイト、ユーノなど
がそれぞれいてもおかしくないと。
ありがと。SSのネタできた。
>>726 なのはやはやてはともかくグレアムは食ったことあるのか?
あいつ英国人じゃなかったか?
本設定は知らず、自分にとってのグレアムは病的なはやて萌なので、多分日本大好きですw
(脳内設定乙)
ぢゃ、いずれ次スレで。
シャマルさんのおにぎりって安全かな?
>>730 むしろピッチャーがマウンドでバット持ってキャッチャーに向かって打つ感じじゃないか?
>>729 塩おにぎり作ってたはずが、砂糖おにぎりになるんですね。分かります。
ヴィータ「砂糖なら、まだ食べられるよ……」(遠い目)
あのさ、39-362氏のA crossroads of Fateを読んで以来、どうにもユノフェが好きなんだ
ユノフェが読みたくて仕方ないんだ、しかもできればラブラブが読みたいんだ
何が言いたいかと言うと、あんまり読みたすぎて自分で書いてしまったんだ
埋めついでにひっそり投下してもいいかな
( ゚ д゚) イタダキマス
( つ○O
と_)_) 旦
( ゚ 〜゚) モグモグ゙…ゴクン
( つ O
と_)_) 旦
_, ._
( ゚ Д゚) …………
( つ旦O
と_)_)
_, ._
( ゚ Д゚) ガシャ
( つ O. __
と_)_) (__()、;.o:。
゚*・:.。
_ _ ξ
(´ `ヽ、 __
⊂,_と( )⊃ (__()、;.o:。
゚*・:.。
では行きます
注意書き
・ユーノ×フェイトです、むしろフェイト×ユーノです
・エロ無しです、甘めです、背中むず痒いかもしれません
・なのはさんは病みません、修羅場になったりもしません
・NGワードは「スキの境界線」で
珍しく、ユーノが無限書庫から出て来てて。
それから、私もちょうどお休みだったもんだから。
街でばったり出会ったりしたのは、それだけの偶然。
そのまま、一緒に近くの公園に寄ったのも、ただ、なんとなくで。
でも、今日、会ってなかったら。
私はきっと、ずっと、気付くこともなかった。
この気持ちに――――。
※
「ねえ、そういえばユーノはなのはのこと好きなんだよね?」
二人でベンチに座って、缶ジュースを飲みながら、聞いてみる。
「うん、好きだよ?」
「告白しないの?」
ぼふ、と飲んでいた缶コーヒーを吹き出すユーノ。
「……汚いなぁ、もう。ほら」
「ごふっ……あ、ありがと」
ハンカチを渡すと、むせながら、ユーノはそれを受け取る。
照れたように服に飛んだコーヒーを拭いて。
「それで、しないの?」
「しないよ……そういう好きじゃないんだし」
「え、そうなの?」
意外だった。てっきり……。
「うん。なのはは、大切な友達だよ。ずっと」
「友達……」
「フェイトもね」
ズキン。
……あれ。
「私も?」
「うん」
ズキン。
…………あ、れ?
「フェイト?」
「え、……わ!?」
気付いたら、目の前にユーノの顔があった。
覗き込まれたことにびっくりして、思わず仰け反る私。
「大丈夫? それと、これ、洗ってから返すよ」
「あ、う、う、うん……」
ユーノの手に私の貸したハンカチ。
「……ねえ、ユーノ」
「うん?」
……なんで、こんなに痛いのかな。
「……それじゃあ、明日返してね」
「うん」
笑ったユーノを見て、なんだか泣きそうになった。
※
「なのは、なのは」
「どうしたの、フェイトちゃん?」
その日のうちに、私はなのはに会いに行った。
どうしても確かめずにいられなかったから。
「なのは……ユーノのこと、好き?」
「ふぇっ? ど、どうしたの、いきなり??」
「好き?」
「……え、えーと……好き、だよ?」
「友達として?」
「え」
一瞬、なのはは、きょとん、として。
「うん……ユーノくんは、大好きな友達だよ」
「私も?」
「? うん。フェイトちゃんも、大好きだよ」
「ずっと? ずっと友達?」
「当たり前じゃない」
………………。
……痛く、ないや。
どうして、ユーノに言われた時だけ、痛かったのかな?
「ほんとにどうしたの? フェイトちゃん」
「……わからない」
ユーノと同じように、顔を覗きこんでくるなのはに、私はそう答えた。
なのはも不思議そうな顔をして……それから、真面目な顔になって。
「それじゃあ、フェイトちゃんは?」
「え?」
「私のこと好き?」
「うん、大好き」
私が即答すると、なのははちょっとだけ笑った。
「じゃあ、ユーノくんのことは……好き?」
……う、ん?
…………嫌いじゃあ、ないよね?
幼なじみだし、友達…………。
ズキン。
…………あれ……?
「フェイトちゃん、ユーノくんのこと、好き?」
なんだか、優しく笑って、なのはがもう一度、聞く。
「…………」
私は、口を開いたけど。
好き、の言葉がどうしても言えなかった。
なんだかとても恥ずかしくて、言えなかった。
「……フェイトちゃん、鏡見る?」
「………………」
「頑張ってね、フェイトちゃん」
ぽん、ぽん、となのはが背中を叩く。
鏡の中の私は、すごく泣きそうで。
それから、すごく頬がほてってた……。
※
「ユーノ!」
お昼休みに、昨日と同じ公園で待ち合わせ。
名前を呼んだら、その本人は申し訳なさそうな顔で走ってきてくれた。
「ごめん、フェイト。遅れて」
「ううん。忙しそうだし……。私のほうこそ、ごめんね」
「フェイトが謝る必要ないよ。……はい、ありがとね」
笑って、ユーノが差し出したのはハンカチ。
昨日、私が貸したハンカチ。
私はそれを受け取ろうとして、でも、途中で手を止めてしまった。
「……フェイト?」
ユーノが不思議そうにする。
だって、
だって、
これを受け取っちゃったら、すぐユーノは行ってしまう。
それが、
……それが、すごく、
嫌だよ、嫌なんだ、私、行ってほしくないんだ、ユーノ。
「フェ、フェイト!?」
ユーノがびっくりして声を上げた。
ぎゅっと。
ぎゅっと、私はユーノに抱きついた。
ユーノの手から、私のハンカチが、地面に、落ちる。
ドキドキする。
ねえ、離したくないよ、ユーノ。
それから、気付いた。
「……ユーノ、ドキドキしてる?」
「そ、そりゃあ、女の子に抱きつかれたら誰でもなるよ……」
「…………私じゃなくても……?」
「え……」
下から、覗き込むようにして聞いたら。
ユーノと、目が合った。
あのね、
あのね、やっと、わかったんだよ。
「……あのね」
私は、
「……私、ユーノと友達だと、嫌みたいなんだ」
「フェ……」
私は、ユーノから離れないまま、少しだけ、背中を伸ばす。
ユーノの口に、自分の口を、触れさせて。
ちゅ。
……ちゅ、ん、ん。
「ユーノ、ユーノ……」
止まらなかった。
「……フェ、イト」
「ん、んん」
ずっと。
もう、ずっと、キスしていたかった。
※
「……ごめんね、ユーノ」
しばらくしてから、なんだかすごくいけないことをしてしまった気がして、私は謝った。
告白だけ、するつもりだったのに……。
「……だから、フェイトが謝る必要はないよ」
困ったような顔で、それでも、ユーノは。
ぎゅっと、抱きしめてくれた。
……あれ?
「僕は、嫌じゃなかったから」
え?
「なのはも、フェイトも、同じくらい好きなんだと思ってたんだけど」
「……う、ん」
「でも、フェイトが、それ以上の好きが欲しいなら」
「……うん」
「僕は、それに応えるよ、フェイト」
…………本当、に?
嬉しくて、笑ったら。
そのまま、キスしてくれた。
ユーノの、ほうから。
……だめだよ。
また、止まらなくなっちゃうよ?
「うん、いいよ」
ちゅ。
キスしてくれる。
私からも、して。
「……あ、でも」
一度戻らなきゃ、と言われて。
優しく、体を離されて。
少しだけ、……ううん。すごく、寂しくなった、けど。
地面に落ちてた私のハンカチを拾って、ユーノは。
「また汚れちゃったね。……洗い直して、返すね」
「……うん」
最後にもう一回、キスしてくれて。
やくそく。
また、会いたい。
嬉しくて、
嬉しくて、
待ち遠しいよ、ユーノ。
また、明日ね……。
以上です
お粗末さまでしたー
「フェイトちゃん…… 私、言葉のあやを理解できない大阪人とアメリカ人は嫌いなの……」
>>745乙
>>745 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!
あンンンンンまい!!
GJ!GJ!
>745
GJ!
>746
フェイト逃げてー!
>>745 ぅくぁぁ!せ、背中がカユイw
脳が蕩けそうな極甘に心のソコからGJ!を送らせて頂きますぜ、兄貴!
>>746 はやて「なのはちゃん……なんか言うたか?」
751 :
750:2008/04/18(金) 23:16:10 ID:tmL2/+k2
うあ。肝心なこと書き忘れてた。
>>745 GJ!!
甘い、甘いよ!!! リンディさんすら糖尿になるくらい甘いよ、そして酸っぱいよ!!
>>745 あまーーーーーい!!
胸やけがぁ、尿が砂糖になるぅっ!
何が言いたいかって、GJ!
くぁあああ!甘すぎるよ!このままじゃ虫歯になっちまう!
口直しにシャマルさんのおにぎりいただきますね
ゴフゥ
シャマルさんは洗剤入れてご飯を炊きかねん
少なくとも俺はやられた経験がある
>>756 それ‥‥本当か? 現実世界にそんな猛者がいたらシャマルさんはもっと上を行きそうだぜ。
>>733 リアルに砂糖と塩を間違えた俺が通りますよ
・・・砂糖の甘さと鮭のしょっぱさがカオスだった
残り4kb
一応埋めよう
うめめめめめめめ
>>756 お前……それ間違いじゃなくて意図的だよ……
>>757 たしか中学か高校の先生によると、ご飯炊いた事のない女の子が大学に入って一人暮らし始めた。
その子は学校の勉強はできる子だったけど、取説に研ぐじゃなく洗うって書いてあったので、
真に受けて忠実に、洗剤かけて洗ったお米炊いて食べてたらしい。
当然体調不良だったので、その先生に相談して発覚したそうな。
まあ、うそも方便かもしれないけどw
>>762 米をとぐのにミキサーに掛ける猛者がいる、とかいうのをはるか昔のワイドショーか何かで見た覚えがある……
野菜を洗う洗剤は現存するからなぁ。
766 :
ツンデレ王子:2008/04/19(土) 00:34:55 ID:d079X/mv
埋め用ギャグ
埋め用なので、何も考えてませんw
行きますよ?
767 :
埋め:2008/04/19(土) 00:35:43 ID:d079X/mv
「ヴィヴィオ、ちょっと来て〜」
「なーに、ママ〜?」
「ヴィヴィオ、目閉じてくれる?」
「…?」(目を閉じる)
「はい、あ〜ん」
「あーん」
ヴィヴィオの口に手にしたものを放り込むなのは
「―!!」
「ヴィヴィオ、ピーマン食べられたね」
「う゛ー」(ちょっと涙目)
「えらいえらい♪」
ヴィヴィオの頭を撫でるなのは
―パシッ
「ヴィ、ヴィヴィオ…」
「なのはママの…ばかぁぁぁ」
ガチャン
キィー
バタン
「ヴィヴィオォォォォォォォ」
そしてヴィヴィオはなのはの元から去っていった。
20年後、なのはが見たものは…
人形態のザフィーラと、彼に良く似た子供の手を引いたヴィヴィオだった orz
768 :
ツンデレ王子:2008/04/19(土) 00:37:50 ID:d079X/mv
以上
何を書いてるんだ、俺は…
これでは俺のヴィヴィオ愛が嘘になってしまうではないか orz
/l
l:l __ __
l:l l´: : : : : :`:`: .<: : : :  ̄: .─ . _
_ __ ヽ ヽ: :  ̄: : ─ _: `: . . .、: : : : : : :`ヽ
,.lヽ^ヽ'´:`丶、:.:`ヽ -ニ -─-、rー`.ミ、: : : :- 、: : : : :ヽ、 : : : :ヽ : .、: : : ヽ_
, 、 r..ァ:.:l:.:.:.\:ヽ:.:.:.:.:.\:.:.:.:ヽ、:._:. , -l: : : : : :l:l: \: :\.、: : : :\:\: :\ `_: .、ヽ ` 丶、
/`゙.y:.:.:.:.:.:.l:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.丶:.:.:.:\:.:.:. / /: :/: : l: :l、l、: :\ 、:\ヽ、: : \:ヽ.、: ヽ: //:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.
. /:.:.:/:.:.:/:.:.:.:l:.:.l:.ヽ:.:丶:.ヽ\:ヽ:.l./. -//:/: :l : l: :l \\:\_.斗 _=ニヽ:ヽ ヽ: /:.:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:./:.:.:./:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
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../:./::l: :l:.:.:.{:.l:.l ,.- 、ヽト、l i::::::ノ_, l:lヽ//:l : : l: :l : l : l: :l. /r。弌 ´ ̄ l: :l/|:.:|:.:.:.:./.:.|:.:.|:.:.:/‐l/-|:.:ハ:.:.:ハ:.:. |:.:.:.|: |:.:.|:.:.:.|
/:/l:::l.Y、:.:.l:ヽ〈l::::::i ´ ̄,,;;'' l l l/イ: :/:l: l|: : l: : l、l〈 iス.j:} l: : l V',:.:.:/:.:.:.|:.:.l:.:.:.|<圷示 ∨|ー-|:./」_:|:.:.|:.:./:
:/ l::::l l:lヽ:N:ト、ゞ'′、 "´ ,l l:}. l: /l/l l l : lヽ: l \ ゞ'゙ 〈 l: :l:l、 !:∨:.:.:.:.|:.:.|、.:|l ゞ=' ヘ| 'イ圷示/l: /:/'^
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/レレ/ : : / / : : : l / l:l::l ヽ / r── ヽ:::::l:.:l::: / :::::: / / \\ | !ニニ} /
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,.l ll /: : : / /: : : : /_/_,. -i l:l:ヽリヽ // l //´_ノ_;lヽ三ニ 「\ ./ \\ |/⌒ニニニ/
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ll なのは \ 合体攻撃
. (・∀・)*\ ll 「少し(ry」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ll
. '⌒⌒ヽ
| i lレハリi.}
ノ.(!●ヮ゚ノ|
((.ん}X{,〉
〈,_jし'Jゝ
, '´  ̄ `ヽ、
,、 / ‐ ‐ヽ
ヽ`' 〇 〇L
∠..、 三 -ω- 三
`レく ____,.<j
ゴマちゃんは俺の嫁