☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第65話☆

このエントリーをはてなブックマークに追加
1魔法「少女」?プッ(SLB
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。


『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

『注意情報・臨時』(暫定)
 書き込みが反映されないトラブルが発生しています。
 特に、1行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えることがあるそうです。
 投下時はなるべく1レスごとにリロードし、ちゃんと書き込めているかどうか確認をしましょう。

リンクは>>2


2名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 12:00:06 ID:z33SnSDR
【前スレ】
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第64話☆
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206871814

【クロスものはこちらに】
 リリカルなのはクロスSS倉庫
 http://www38.atwiki.jp/nanohass/
 (ここからクロススレの現行スレッドに飛べます)

【書き手さん向け:マナー】
 読みやすいSSを書くために
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/

【参考資料】
 ・Nanoha Wiki
  ttp://nanoha.julynet.jp/
 ・アリサだもんっ!
  ttp://homepage3.nifty.com/damenahito2000/
 ・R&R
  ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/data_strikers.html
  (キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)

☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
 ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html  (旧)
 ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/  (wiki)
3名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 12:03:02 ID:Kh33WrQp
>>1
乙だ。家に来てオーリスをファックしてもいいぞ!
4名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 13:01:26 ID:9rAzkCMB
>>3
残念ながらオーリスはエリオと一緒のベッドでたばこふかしながら寝てるため、それは偽物です
ちなみに、エリオがなぜかしくしくと泣いてるようですが無害です

おっと>>1
5名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 13:08:51 ID:6rU7dPcl
>>4
たばこふかしながらが何故かパフパフしながらに見えた
6名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 13:25:20 ID:K97ozelV
とりあえずなのは×ユーノ+ヴィヴィオが読みたい
7名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 13:34:20 ID:QaS5JQ9/
クイントさん&メガーヌさん×ガジェット軍団とかも見てみたい
24話回想シーンでの囲まれた後にガジェットにたらい回しに犯されるって感じで。
8名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 14:12:58 ID:hTBOXSJG
>>4
前スレのておあー氏のおかげで、影の薄かったオーリスが触手使いというイメージが俺の中で定着してしまった
9名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 14:20:48 ID:xs49Q88V
>>1
無茶しやがって……(AA略)
10名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 14:42:50 ID:yPFtuRAe
>>1

拾う骨も残って無いじゃないか…
11224 ◆otG9KZTbuo :2008/04/05(土) 15:40:17 ID:rivU8jvu
さてさっそくの新スレですが、

ラグナ・グランセニック×ティーダ・ランスター
載せさせてもらいたいと思います。

当然エロ
時間犯罪者D・Sをみならい、歴史改変を行うことで
ラグナ12歳、ティーダ27歳のカップルを作成にせいこうしますた。
注意事項

☆ ティアナ・ランスター 16歳
☆ ティーダ・ランスター 27歳(ティアナとは11歳離れている)
☆ ラグナ・グランセニック12歳
☆ ヴァイス・グランセニック24歳(ラグナとは12歳離れている)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 『ティアナとヴァイスを覗き見しちゃったラグナは寂しくって、ついティーダお兄さんとヤっちゃうんだ♪』



 兄と同じ黒いセミロングの髪が良く似合う女の子が、兄の上司の唇と重ねてしまっていた。
 女の子は12歳。そしてそんな少女を受け入れている男性は27歳……。
 年の差、なんと15歳!!
 どう見ても立派な『このロリコンどもめ〜〜!!』です。ほんとうにありがとうございました。
 なんてたって身長差で二人が歪な関係なのは、はたから見ていて判ること……。
 恋人のようなディープ・キスが気持ち良さそうだ。
 12歳の少女が舌を出すと、27歳の執務官がちゅるんと唇で咥えたあと絡め始める。
 数分間、可愛い鼻息と、男の昂ぶった鼻息が、舌のねっちょりする音をコーティングする。
 しっかり堪能したお陰か、少女が唇を離す。
 二人の下唇に、名残惜しそうに透明な橋がかかった……。

「ぷはぁ……ふにゃああぁ〜〜……」
「ラ、ラ、ラグナちゃん!お、オレ……」
「ティーダお兄ちゃんのこと、ラグナは大好きだよ♪」
「でもこんなの……。ティアみたいにもっと大きくなってからに……」
「……ラグナのこと、ティーダお兄ちゃん嫌いなの?」
「そんなんじゃないッ!!……ただ、もっと色々学んでからでも……」

 歴戦の時空管理局執務官殿に顔を背け、ふくれっつらになりながら不満を言う12歳の少女。

「ぶ〜〜!ティアお姉ちゃんと、ヴァイスお兄ちゃんは夜になると、ラグナの隣の部屋で毎日やってるのに〜〜!!」
「ッッッ!!」

 「あ、あいつら〜」とコメカミに血管を浮き立たせるティーダ・ランスター君。
 今、その問題の二人は買い物で出かけていない。
 仕事で知り合い、住まいも近いこともあってヴァイスは妹ラグナを時々ランスター家に預けさせていたりする。
 不幸にも互いの両親は他界……。
 武装隊や執務官の任務で家を空けることの多い兄たちは、妹を一人にさせたり宿舎に行かせるよりは良いと考えたからだ。
 ティアナもラグナも互いに気心が合い、まるで本当の姉妹のようになっている。
 そして地上本部の任務もだいたい片付き、久しぶりの休暇で家に帰ってみれば、『戦友』ヴァイスの妹ラグナに玄関開けたら二分でキスされていた。
「それにほら!ヴァイスたちもいつ戻ってくるかわからないし!」
「あと1時間は平気だよ。ラグナ知ってるんだ。二人がお外でもしてるの……。公園の林の中、ショッピングモールのトイレ、自動販売機の陰でも……」
「……………ちょっと広域スキャンして、収束魔法で二人の頭を冷やす必要があるようだ」

 実の妹と命を救ってくれた戦友の爛れ"過ぎた"た私生活に対しちょっと、マジギレモードに入るティ−ダ・ランスター27歳。
 足元にミッドチルダ式魔法陣を展開しつつ、もう魔力スフィアを10個ぐらい空中に展開している。


「嘘だッッ!!」


 一戸建てのリビングに涙を浮かせた少女の叫び声が響く!

「嘘だ!嘘だ!嘘だぁッ!!だめ!ティーダお兄ちゃんは、ラグナから逃げようとしてそんなことを言うんだ……そんなの…ラグナ絶対に許さない……」

 ラグナは愛する人を逃さんと、後に鉈型近接戦デバイスを装備し、数多の凶悪次元犯罪者たちを恐怖のどん底に落としたという"貌"をしていた。
 いや、実際それを口実に戦友の妹からの求愛をうやむやにしようとしてたんだけどね。
 正直あともう10年いや、7年待ってほしかった。
 相手が12歳の少女というのは管理局地上本部的にヤヴァイ!!
 ぎゅうッッと親友の妹が自分の胸にしがみ付いてきた。
 そして、悲しみを孕んだ嗚咽が……。

「ティーダお兄ちゃん……もお、いやだよぉ……。もうラグナ耐え切れない……。
ヴァイスお兄ちゃんはティアお姉ちゃんのお婿さんになって、ラグナが一緒でもご近所からは"あら旦那さんソックリなお子さんですね。子供で二人目はまだですか"なんて眼で見られるの…………ヤダぁ……………」

 なんか妙に具体的だが、切ない言葉だった。
 しかし流す涙は本物だ。

「ラグナちゃん……」

 思わず抱きしめてしまう15歳年上の兄。
 それに反応するかのように、顔を上げ涙で溢れ続けている顔を向ける12歳少女。

「それにね……ラグナ、ティアお姉ちゃんとヴァイスお兄ちゃんの見てると、ティーダお兄ちゃんのことが頭に浮かんでおかしくなっちゃうの……。
 お風呂に入ってても……学校に行ってても……ティーダお兄ちゃんのことを思うと、オシッコする所から漏れてきちゃう………。
 こんな、こんな、エッチになっちゃったラグナ、ティーダお兄ちゃんと離れ離れになるの耐え切れない!!」

 ラグナの言ってることが支離滅裂になってるが、その必死にティーダのことを思ってくれている幼い心に胸が熱くなってしまう……。

「だからお願い……ティーダお兄ちゃんの思い出と一緒に、ラグナをお兄ちゃんのお嫁さんにして……く、ください………」
「ラグナァ!!」
 できれば、もっと未来にと妄想していたダム建設計画が『愛欲』という反対派の工作で崩壊してしまった執務官。
 しゃがみこんで少女の唇を、改めて自分から奪う。
 今度はさらに深く、優しく。
 舌を彼女の唇に触れさせると、受け入れるようにラグナは唇を開き、12歳と27歳の舌が絡み合う。

「んんン……んはぁぁ……お兄ちゃん……」
「く、ら、ラグナ…ちゃん………」

 少女をお姫様だっこで、リビングのソファに……。

「ふああ……おにいちゃん………ラグナうれしい……」
「俺もだよ、ラグナ」

 服を脱がせ、互いが生まれたままの姿になったところで、改めて思いを確認するために柔らかい口付けをする。
 TVも付いていない部屋に、吐息と舌が縺れる粘着質な音が支配する。

「はあっ……!」
「ご、ごめん」
「ん〜ん……。ラグナ大丈夫。よかった。ティーダお兄ちゃんにラグナのあげられるから……」

 下になった小さなお姫様の、秘密の場所に触れてしまった反応が怖かった。
 ソレは拒否でなく、受け入れる表現。
 その健気さに涙が出そうになる。
 だから、かわりに優しく……優しく舌で舐めてあげた………。

「んッ……ん〜〜ッ、クウウゥふうッ!あああ!!んあッッ、い……いいよぉ、ティーダ…お兄ちゃん……」

 無毛。
 12歳という少女の年齢が顕すとおり、そこにまったく余分なものがなく美しかった。
 ティーダは少女の腰を上げて、両手の親指で縦筋だけにしか見えなかったソコを、にちゃぁと音を立てて開かせる。
 ラグナはギュっと目を瞑り、真っ赤になる。
 そこをはじめに全体を掃くように……。
 ラグナが告白したように、感じていたためか、トロォ……と透明な液体が秘裂の下からじんわり溢れてくる。
 次にまだ隠れてしまっているクリトリスを舌先で探りだし、剥き出してあげた。

「んアァァッッッ!!!」

 ビクンと背筋を反らすラグナ。
 でもまだ止めてあげない。ティーダはにゅるにゅる、と舌で強制的に12歳クリトリスを勃起させる。

「ふあ、はあ、はあ、はぁ……ふあぁぁ………」

 涙を滲ませ、瞳を潤わせるラグナは、ティーダのクンニで軽く達してしまった。
 プクリと膨れる肉豆。
 その下にある、男性を受け入れるべくトロトロと湧き出す少女のお口に、ティーダは自分の硬くなったソレを押し付ける。
 力を入れる前に……。
15名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 15:56:44 ID:3rTzwivG
支援
「ラグナ、いいかい?」
「は、はい。ティーダ……"さん"。私のはじめて……もらってください」

  ミチミチ……

「―――――ッッッ!!」

 処女喪失の激痛に歯をかみ締めるラグナ・グランセニック。
 ティーダ・ランスターは、心の中でヴァイスに一言謝る。
 
 ギチジィ………
 
 ヴァイスとの出会いは、ほとんど偶然だった。
 ティーダが追跡していた違法魔導師を捕らえようとした瞬間、違法魔導師が手にしていた火薬式質量兵器を超遠距離で叩き落したのが、ヴァイスの狙撃。
 ヴァイスの妹を人質に取った犯罪者を、手順を無視し、急遽駆けつけて捕縛したのがティーダの幻術魔法。
 進行中だった捜査を中断させられてストレスが溜まっていたゼスト隊長から直々に叱責と厳重注意処分に大量の始末書、あと地獄の訓練参加書(担当官ゼスト)を渡されて、これで互いに貸し借りなしと言って笑いあった。
 それから互いに妹がいて紹介し会って……今に至る。

「――ッ……と、届きましたぁ……」
「ああ、俺は今ラグナの中にいるよ……」

 ラグナの奥は、ティーダを暖かく迎えてくれた。
 気持ちがいい。
 そのまま射精しそうなのを堪え、数分間、ラグナの痛みを忘れさせるべく面白かった思い出を話してやった。
 それでもポロポロとラグナの両目から涙が零れ落ちる。
 
「ダメ、ですね……痛みが引きませんから、動いてください。ごめんなさい……」

 気遣ったつもりだったが、恋人からそう言われてしまった。
 それではしかたがない……。
17名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 16:00:56 ID:rivU8jvu
「ラグナ、いくよ……」
「はいティーダさん……」

  じゅるるるぅ……

 愛液と血液で滑る12歳の幼い膣壁が……。

  みゅちゅぅぅぅ……

 ティーダの剛直に、手では決して味わえない快感を発生させる。
 
「ふう、ふうう、ん………んあ!んあああ、ああ!!うああああああッッ!?」

 十数回目に奥を突いたところで、少女の嗚咽が突然変化した。
 痛みを堪えるように発していたのに、色が加わる。
 同時に挿入をしていたティ−ダは感じだ。
 子宮口から、何か、亀頭の先が急に生暖かい大量の液体によって浸る……。
 今までの液体とは違う感じだ。
 それが遅いピストン運動によって、やがて陰茎の竿と膣壁を通り、外に溢れ出す。
 液体は白色でネバネバしているほどではないが粘度があったが精液ではない。
 子宮頚菅粘液というもので、『潮吹き』と呼ばれる現象に通じる物だとティーダは後に知る。
 新たに大量分泌された液体によって急速に潤滑がよくなり動きがよくなる。
 とくに、先と違うラグナの表情の違いが、一層ティーダの腰使いを早めるきっかけとなる。

「ふあ、ふあッ、ふあん!ふうあ、んあぁ、はあぁ、はあああっ!ふうあああァァッ!」

 膣内をグラインドするティーダの動きに対し、ラグナは蕩けるような鼻息がかった嬌声をあげる。
 その12歳の少女の顔も、声と同じように蕩けかけていた。
 目尻から涙を流しながら、眼は笑顔を作るように細くなり、緩んだ口からは涎がソファにしみを作る。
 その顔を見ると胸が締め付けられる様な感じがして、ティーダはだんだんと動きを早めていく。

「うっ、うっ、うっ、ううっ、ううあっ」
「はぁ!はあぁ!はああ!はあ!はぁッふああッッ!んにゃぁっ、あああああ!!?」

 いきなり子猫のような可愛い声をあげるラグナ。
 膣がキュウとしまる。
 イッタようだ。
 しかし、それでも管理局執務官ティーダ・ランスターは己の腰の動きを緩めない。
 鍛えてはいても汗が出て、幼いからだの上に落ちる。
 まだようやく膨らみかけた胸の乳首に吸い付きたくなるが、腰の快感がそれを押し潰す。
 やがてラグナが手足を伸ばし、上から覆いかぶさるティーダの背中と腰にまわす。
 絶対離さないように……。

「ヒィッッ、やああ!やあああ!ま、また、キちゃう!ラグナ、キちゃうッ!!ふ、フウぁぁッ!ティーダァァ、んうああああああああァァッッッ!!」
「――――――ゥッッッ!!ラグナァ……はあぁッ、ハァッ、ハァッ……」

  ブシュゥブシュゥゥ……、ドグン…………トクン……トクン………

 ティーダさんの……あ、熱い………
 15歳年下の少女の奥、ラグナの最奥でティーダのは放たれた。
最初少女の子宮を襲った激しい濁流音が過ぎ……そのあと生命の息吹を感じさせる鼓動のように射精が続く。
 気を失った彼女の髪を優しく撫でながら、このあとこの少女の兄にどう言ったらいいのかと思案してしまう。
 だが、何とかなるだろうと結論した。
 あいつも俺の妹を愛してるんだから、コッチもあいつの妹を愛しぬくだけだ。

 そしてコノ後、本局と地上本部初の合同部隊となる機動六課に招かれたティーダだったが、そこで義弟ヴァイスとパートナーを組むとは仲が良いんだか悪いんだか……。
 どちらにせよ鬼のゼスト隊長に絞られるんだけどね。
 その後もJS事件やティーダとラグナ以上に、とんでもないことになってしまったゼストとチンクの物語とかいろいろありますが……。
 さてそういう話はひとまず置いてこの話は終わり。
    《END》
18224 ◆otG9KZTbuo :2008/04/05(土) 16:02:56 ID:rivU8jvu
以上であります!

>>1さんおつかれさまでした。
新スレ、さっそく載せさせてもらいましたw

ではまた一見していただければ幸いです。
あと支援を戴いてうれしい自分でした。
19名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 16:24:01 ID:3rTzwivG
>>18
GJ!!
これはいいロリータですねww
20名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:27:26 ID:OAUZoouv
ティ、ティーダ×ラグナだと?‥‥‥‥あんたどんだけ冒険すんだwww!!!
しかし最近のレジアス祭りと言い、なんかとんでもない方向に向かってるなこのスレは。

それとロリエロスGJだったぜ!!
21名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:33:18 ID:Kh33WrQp
GJ!
最近は本当にみんな冒険するなぁ
よもやこのままだと奇を衒いに極端に走った珍作・奇作で溢れるかもしれん……それも楽しそうだが
いやいやだめだだめだ。いかんな、ここは初心に戻り原点に返ってクロノ×ユーノを書くしかあるまい
22名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:35:12 ID:OAUZoouv
>>21
>>クロノ×ユーノ

いや待てwwwお前は何を言っているwww?
23名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:40:59 ID:9rAzkCMB
>>22
まったくだな
>>21はなにを言ってるんだ?クロノ×ユーノじゃいくらなんでも戻りすぎだろ
せめて、エリオ×ユーノ位にしとけ
24名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:45:19 ID:OAUZoouv
BL薔薇時空自重、てめえらいい加減にしないとグレアム×ヴィータみたいな酷いSS投下してスレをスゲエ空気にすんぞ!?
25名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:52:35 ID:LDQZ5rh6
>>21
てめえユーノ×クロノに決まってんだろうが
26名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:53:34 ID:oRgtYhD2
>>24
グレアム×ヴィータの純愛とな!?
何フザケたこと言ってんだよ早く読ませろよ〜。
27名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:57:49 ID:w4G4hiJp
じゃあここで





ガジェット同士で頼む
28名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 17:59:20 ID:9rAzkCMB
>>27
奇才現る
29 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:00:04 ID:zkccTiw/
今日やっとアンソロをファンブックとセットで買って来ました。
で、空気読まずに投下します。

・突然なのはが死亡してしまった所から始まるので注意
・オリキャラ登場
・オジリナル要素と言うかパロ。しかも知ってる人なら良く分かるけど
分からない人にはワケが分からない様な感じのパロなので注意
・微エロな所も少しだけ出てくる
30高町なのは死亡!? 1 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:01:06 ID:zkccTiw/
それは何の前触れも無く起こった。
珍しくユーノとフェイトが面と向かって話をしていた時の事だ。
「実はなのはの事なんだけどね…ユーノ…いい加減決着を付けようよ。」
「うん。僕もそう考えていたよ。」
双方とも一見は穏やかな微笑を向けているが、その内には憎悪を込めた表情で
テーブルを挟んで見詰め合っていた。その理由は勿論…
「おお! スクライア司書長とテスタロッサ=ハラオウン執務官の
高町教導官を巡った百年戦争もついに決着の時が来たかー!?」
外野から発せられた名も無き局員のセリフ通り、どちらがなのはを自分の物とするか…
それに関しての決着を付けようとしていたのである。確かにこの二人は
普段こそ仲の良い友達同士だ。しかしなのはの事となると話は変わってくる。
二人ともなのはを愛していたが故に…なのはを渡したくは無かった。
「ヴィヴィオはなのはだけじゃなく、私の事もママと呼んでくれるんだよ。」
「それを言うなら、僕の事だってヴィヴィオはパパと呼んでくれる。」
お互いに切り出したのは、なのはの娘であるヴィヴィオにも懐かれていると言う事実だった。
しかし、双方共にヴィヴィオに懐かれている身であるからして互角である。
その後も様々な議論が交わされるが、結局双方決定打になる様な事は無く
膠着状態のまま泥沼化して行くと思われていたのだが…………

「たっ大変や!」
突然はやてが血相を変えて現れたのだ。
「どうしたのはやて!」
はやての表情からしてただ事では無い。これにはユーノとフェイトも議論を中止して
はやてに注目するのだが…彼女は目から涙をボロボロと流しながらこう言った。
「なのはちゃんが…なのはちゃんが…死んでもうた…。」
「またまたご冗談を。」
「なのはが死んだなんて! 幾ら嘘でもなのはに失礼だよ。」
無理も無い。いきなり何の前触れも無くなのはが死んだと言われても
リアリティが無さ過ぎて、二人が嘘だと認識するのは仕方の無い事。
だがはやては目から涙を飛び散らせながら叫ぶのだ。
「嘘やない! ほんまや! ほんまになのはちゃん死んでもうてん………。」
「え……うそ………。」
余りにも凄まじい程にまで泣き崩れているはやての様に、ユーノとフェイトも
真っ青になった。そしてはやては二人の手を引くのだ。
「良いからこっちきいや! 証拠見せたるから!」
「え!? はやて!」
31高町なのは死亡!? 2 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:02:29 ID:zkccTiw/
はやてが二人を引き連れて行った先は一つの病室。はやてがゆっくりとドアを開けると
そこには真っ白なベッドに横たわって眠るなのはの姿があった。しかし息をしていない。
「え…………まさか………。」
「ほ…本当に……………。」
これには流石の二人もなのはが死んだと認識せざるを得無かった。
「そんな…昨日まであんなに元気だったのに…何で………。」
「死因は何なの!?」
先日まで何時もの様に元気だったはずのなのはがいきなりこの様な事になって
二人も思わず半ばパニック状態になってしまうが、逆にはやては冷静に答えた。
「リ…リンカーコア癌や…。」
「リンカーコア癌?」
初めて聞く病名に二人も首を傾げざるを得ないが、はやてはなおも冷静に言う。
「その名の通りリンカーコアに発生した癌の事や。これが普通の人なら…
直ぐに摘出も出来たんやろうけど…なのはちゃんって凄く強い魔力持ってるから…
その分リンカーコア癌も強くて………………この通りや……………。
エース・オブ・エースも…癌細胞には………勝てへんかったんや………。」
「そ……そんな……………。」
一見冷静に見せながらもはやての目には涙が浮かんでおり、どれだけ悔しいか
伺わせる。そしてユーノとフェイトも…その場で泣き崩れた。

間も無くして、なのはの葬儀が行われた。なのはは97管理外世界地球日本国出身と
言う事もあって、葬儀は仏式で執り行われた。故にミッドチルダ最大の寺院である
聖王寺(聖王教会との関連は不明)で葬儀が行われる事となった。
「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…。」
なのはの遺影を前に、霊験あらたかな僧侶がお経を唱えながら木魚を叩いて行く。
そして僧侶の背後には喪服を着た多くの人が座っていたのだが、
当然ユーノとフェイトの姿もそこにあった。
「う…う…なのは………。」
「何で……何でそんなあっさり………。」
二人とも数珠を握り締めたまま…ずっと涙が止まらなかった。
32高町なのは死亡!? 3 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:03:53 ID:zkccTiw/
高町なのはがリンカーコア癌によってこの世を去った。その事実は管理局のみならず
他の多くの人に衝撃を与えた。その衝撃は…『彼ら』にも影響を与えていたのである。

ミッドの奥地にひっそりと存在していた滝の裏側の岩壁にバリアジャケットに
身を包んだなのはの上半身を模した巨大な石像が人知れず建造されていた。
しかも胸のリボンの部分にはなのはの出身国の文字でこう書かれているのだ。
『高町なのは打倒養成所』と………。その内部は巨大な空洞になっており、
そこで時空犯罪者サイドの若手魔導師達が打倒高町なのはを目標に
地獄の特訓を繰り返していた。
「せい! せい!」
「どうしたどうした! そんなヘッピリ腰ではなのはを倒せんぞ!」
ある場所ではロープの上でバランスを取りながら戦う特訓を、またある場所では
牢獄内と言う限られた空間の中で巨大な猛獣と戦う特訓等が行われており、
また他にも、養成所の鬼教官が若手魔導師の前の地面に五枚のパンティーを置き…
「この五枚のパンティーの中に一枚だけ本物の高町なのはの物がある。
匂いを嗅ぎ分けて、本物のなのはのパンティーを選び出すんだ。」
「ハイ!」
鬼教官の命令に、一人の若手魔導師が地面に置かれた五枚のパンティーそれぞれに
顔を近付け、カクンカクンと匂いを嗅いで行く。
「気を付けて選ぶのだぞ! 間違いは死を意味する!」
鬼教官の言葉に若手魔導師は慎重にパンティーの匂いを嗅ぎ…
「この臭さと黄ばみ……これが本物の高町なのはのパンティーだ!」
と、ついに五枚の中から一枚を選び出すが……直後彼が手に取ったパンティーが
置かれていた地面から魔砲が飛び出し、忽ち撃ち抜いていた………。
「馬鹿者! それはワシが昨日穿いていた物だ!」
この様に高町なのは打倒養成所では常に死と隣り合わせの地獄の特訓が行われていたのだ。
33高町なのは死亡!? 4 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:04:46 ID:zkccTiw/
そして、その様子を高い所から見下ろす一人の男の姿があった。
「ククククク…。どうだ内容、この設備。この建物の中にはワシの長年に渡る
高町なのは打倒の研究の全てがつぎ込まれている。この養成所の死の特訓を受けた
若手魔導師達は必ずや高町なのは殺しのプロフェッショナルとして
高町なのは打倒を果たすであろう。高町なのはよ…ワシは一度お前に敗れ、
二度と魔法で戦えぬ体にされてしまったが、幸いな事にこの天才的な頭脳だけは残った。
例え魔法は使えなくとも頭脳だけでお前を倒せる事を教えてやるぜ。このワシがな…。
ククク…うずくぜ。お前にやられた傷口が…。」
この男こそ高町なのは打倒養成所を設立した張本人。彼はかつて時空犯罪者サイドの
大魔導師として悪の限りを尽くして来た。犯罪によって金品を得るのでは無く、
悔しがる管理局の姿を見る事に喜びを感じる。そういった事を目的に様々な
時空犯罪に手を染めて来たこの男は生粋の悪だった。しかし、そんな彼にも
転機が訪れる。それは約十年前…何時のもの様に再び時空犯罪を起こした彼の前に
当時まだ九歳だったなのはが立ち塞がったのである。相手は子供だと甘く見ていた事も
確かにあった。だがそれを差し引いてもジュエルシード事件、夜天の魔導書事件と言う
超規格外事件を戦い抜き、生き延びたなのはの実力は彼にとって信じられない物だった。
辛うじて逮捕は免れ、逃げ延びる事は出来たが…なのはの猛攻によって彼は二度と
魔法で戦えぬ体にされてしまった。悪の大魔導師と呼ばれた彼がたった九歳の
若手魔導師に後れを取った。それは彼にとって余りにも大きな衝撃としてのしかかり…
その日以来彼は打倒高町なのはの為の研究に自分の全てを賭ける様になり、
巨額の費用を投じて設立した高町なのは打倒養成所にて多くの若手魔導師を
打倒高町なのはの為のプロフェッショナルへ育てるべく指導していたのだった。
しかし………その彼にとんでもない情報が舞い込んでくるのである。

「た…大変です! 高町なのはが…病死しました!!」
「な…何ぃ―――――――――――――――――――――――――!!?」
それまで数多くの若手魔導師達が修行に精を出し、賑わっていたはずの
高町なのは打倒養成所は急に火が消えた様に静かになった。
「病死…? 高町なのはが…病死? それは本当なのか? しかもリンカーコア癌って何だよ!」
男は信じられなかった。無理も無い。今までの自分の苦労を一気に台無しにされてしまったのである。
だが、ショックを受けているのは他の者も同様であり…
「そんな…じゃあ俺達はこれから何をすれば…。」
「もう何もする気が起きない…。」
と、失意に沈んでいた。若手魔導師達もまた、高町なのは打倒養成所での猛訓練に全てを
賭けていた。自分の全てを捧げても必ずや高町なのはを打倒する。その様な情熱に
溢れて修行に精を出していたと言うのに……全て無駄にされてしまったのである。
確かに最初はあくまでも時空犯罪を成し遂げると言う目的を成し遂げる為の
手段としてなのはを倒す修行をしていたかもしれない。しかし、なのはが強かったから…
余りにも強く如何なる時空犯罪者の猛攻にもビクともしなかったから…
知らず知らずの内に目的と手段が入れ替わり、この様になのはを打倒する為だけに
全てを捧げて来たのだ。だがそれもなのはの突然の病死によって粉々に打ち砕かれた。
34高町なのは死亡!? 5 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:06:03 ID:zkccTiw/
「……………………………。」
高町なのは打倒養成所中に沈黙が流れ…彼等はこの様な考えに至ったのだ。
「もう…自首しよう…。」
「ああ…そうしよう…他に何もする気が起きない。」
彼等は誰が言うでも無く共通して自主を決意していた。高町なのは打倒の為に
全てを捧げて来た彼らの生きる目標である高町なのはが病死してしまった今、
彼らにとって何者をも無意味だったからである。
「今…奴の葬儀が行われているらしい。せめて葬儀と火葬を見届けてから
自首するのも遅くは無いのでは無いか?」
「ああそうだな。そうしよう。」
そして、彼等は一斉に高町なのは打倒養成所を後にした。
自分の生きる目標であったなのはへの最後の別れを見届ける為に………

「畜生…何で死んじまうんだよ…。」
「俺達は全てを捨てて打倒高町なのはの為に特訓を続けてきたんだぞ…。」
「うぉぉぉ〜…。」
高町なのは打倒養成所で修行していた魔導師達の全員が喪服をイメージした黒い衣装に身を包み、
数珠と香典を片手に涙しながらなのはの葬儀が行われている場所まで行軍を続けていた。
まさに涙の行軍。しかもその先頭には高町なのは打倒養成所の創設者であり、かつてなのはに
再起不能にされた元大魔導師が即席で作ったなのはの遺影を両手に持ち、やはり涙と共に進んでいた。
途中なのはの葬儀は終わり、棺桶に入れられた遺体は火葬場へ運ばれたと言う情報を耳にし、
急遽火葬場まで移動なり、彼等は急いだ。なのはの遺体が焼かれる前に最後の別れを言いたい。
誰もがその様な思いを持っていたのである。

一方なのはの遺体の収められた棺桶は火葬場に到着し、バスに乗って付き添っていたユーノや
フェイト達が涙する中、焼かれようとしていたのだが、そこでギリギリ高町なのは打倒養成所で
修行していた魔導師達が到着した。
「高町なのはが病死したと言うのは本当かぁ!?」
先頭に立っていた高町なのは打倒養成所創設者の元大魔導師がなりふり構わずに叫ぶ。
「お宅等そんないきなりぎょーさんやって来てワケ分からへんけどほんまや! これ見たら分かるやろ!?」
はやてが目に涙を浮かばせながら棺桶を開く。その中には確かに二度と目を覚まさぬ永遠の眠りに付いた
なのはの姿があった。それが余りにも安らかで…ユーノとフェイトもさらに涙してしまう。
「う…なのは…。」
「泣いてはダメだよユーノ…泣いては天国のなのはが心配するだけだよ…。」
ユーノとフェイトは必死に涙を堪えるが止まらない。そして高町なのは打倒養成所の魔導師達は
その場で一斉に跪き出したのである。
35高町なのは死亡!? 6 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:07:05 ID:zkccTiw/
「畜生! 本当に死んでしまったなんて! 何でだよ! 何でお前ともあろう者が
簡単に死んじまうんだよ! 俺達はお前を倒す為に血の滲む訓練を続けてきたんだぞ!」
「くそぉ! 高町なのは…お前を倒す為の研究に一体どれだけの資金を投じたか
分かっているのか!? なのに…なのに…その全てを無駄にしおってぇぇぇ!!」
「打倒高町なのはは俺の全てだった! 高町なのは打倒養成所で俺は全てを賭けて
修行して来たと言うのに…くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
誰もが涙していた。全ての努力を無駄にされた悔しさは…誰にとっても同じだ。しかし…

「そっか…貴方達が…なら今ここで相手になってあげようか?」
「え…。」
彼らの背後から聞き覚えのある声が聞こえて来たと思った瞬間、高町なのは打倒養成所の
魔導師達のみを取り囲む様に広域結界が展開されてしまった。
「え!?」
「な…何が起こったと言うの!?」
突然の事態にユーノとフェイトはワケが分からなかったが、はやては不敵な笑みを浮かべていた。

結界の中でもやはり突然の事態に混乱状態に陥る魔導師達だったが、直後に
彼等は恐ろしい者を目の当たりにする。何と死んだはずのなのはが彼らの前にいるのだ。
「貴様は…た…高町なのは!!」
「そう…貴方の言う通り私はなのはだよ。」
なのはは魔導師達へ不敵な笑みを浮かべるが…直後…
「うあ―――――――――ナンマイダー! ナンマイダー!」
「お願いだから! お願いだから成仏してくれぇー!」
「確かに病気で死ぬなんて悔しいだろうけど…でもお前はもう死んだんだ!
大人しくあの世でゆっくり眠ってくれぇ! おねがいだぁ!!」
と、誰もが数珠を片手に拝み出したでは無いか。これにはなのはもすっ転ばざるを得無い上に
立ち上がるのも中々時間の掛かる物だったのだが…
「ま…まあ…こういう反応されるのも仕方ないよね…。でも…とりあえずは一網打尽っと!」
なのはは手に持っていたレイジングハートの先端をなおも拝み続ける彼らへ向け、
次の瞬間、桃色の魔法光が彼らの全てを飲み込んでいた。

結界が解除されると、なのはと全身をバインドで縛り上げられた魔導師達の姿があった。
「なのは……。」
「え…どうして…。」
ユーノとフェイトは状況が理解出来なかった。何よりも…死んだはずのなのはが
何故目の前にいるのか分からない。だが目の錯覚では無い。紛れも無くなのははそこにいるのだ。
36高町なのは死亡!? 7 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:08:23 ID:zkccTiw/
「ユーノ君にフェイトちゃん…。」
なのははユーノとフェイトへ優しい微笑を向ける。それに対しユーノとフェイトは…
「うあああああ!! ナンマイダー!! ナンマイダー!!」
「お願いだから! お願いだから成仏してよなのはー!!」
と、数珠を握り締めて拝み出したでは無いか。これにはやはりなのはもすっ転ばざるを得無い。
「ナンマイダー! ナンマイダー!」
「まだこの世に未練があると思うけど…お願いだから成仏してぇ!!」
なおも拝み続けるユーノとフェイトだが、そこではやてが苦笑いしながら言った。
「じ…実はな…なのはちゃんが死んだ言うんは…全部嘘や。連中…高町なのは打倒養成所の
連中を誘い出す為の演技なんや。」
「え…演技?」
突然演技と言われてもやはりユーノとフェイトにはワケが分からない。
「ちょっと待ってよ! じゃあ棺桶の中のなのはは…?」
「あれは管理局が総力を挙げて作った偽物の人形や。よう出来とるやろ?」
「え…。」
ユーノとフェイトはまだ状況が理解出来ずに唖然とするばかり。故にはやての説明も続く。
「既に多くの時空犯罪者達が徒党を組んで高町なのは打倒養成所で特訓してた言う情報は
管理局も掴んどったんやけどね…やっぱり真正面から挑むのは得策やあらへん。
やからこの様に、連中誘い出す為に標的のなのはちゃんには死んだ振りして貰ったんや!
第一冷静に考えてリンカーコア癌なんて病気ある訳無いやろ!?」
はやては笑いながらそう言うが、ユーノとフェイトにとっては笑い事では無い。
「そんな! そんな理由があるならどうして教えてくれた無かったんだい!?」
「そうだよ! 私本当になのはが死んだと思ったんだよ!」
確かになのはが生きているに越した事は無いが、二人はなのはが死んだと本気で
思っていた為に…そのショックは大きかった。
「ごめんね。ほら、敵を欺くにはまず味方からって言うじゃない? それにユーノ君も
フェイトちゃんも、予め説明されてたら本気で悲しむ様な事はしなかったと思う。」
なのはは申し訳無さそうに説明しながら謝るが、そこでユーノがなのはへ歩み寄る。
「まあ…いずれにせよなのはが生きていて良かったよ。」
ユーノは優しい微笑みのままなのはの眼前にまで歩み寄るが……直後、彼の平手打ちが
なのはの左頬を強く引っ叩いた。
「……………………………!?」
甲高い音と共に忽ち周囲の空気が凍り付き、なのはもまた衝撃の余り声が出ない。
が、次の瞬間間髪入れずにユーノはなのはの右頬を引っ叩くのだ。
その後も左、右、左、右と次々になのはの両頬を叩いて行く。
おかげでなのはの両頬は腫れ上がり、口の中を切って血が出る程だった。
「ど…どうして…ユーノ君…どうして…。」
左頬に左手を添え、涙を浮かばせながら訴えるなのはだが、ユーノの目にも涙が浮かんでいた。
「痛いかい? でもね…なのはが死んだなんて嘘に騙されて傷付いた僕の心は…もっと痛いんだよ!!」
「ゆ…ユーノ君…ご…ごめんなさい……ごめんなさい!!」
「なのはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
二人は目から涙をボロボロと流しながらその場で勢い良く抱き合った。
それには他の者も呆然とするしか無く…
「何…? この終わり方…。」
「だめだこりゃ…。」

                    めでたしめでたし
37 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:12:11 ID:zkccTiw/
ファンブックは個人的に悪くは無い出来でした。
個人的にふじょしはやての続編が載ってたのが良かった…。
とりあえずそれは置いておいて、今回はこんな感じのお話。

あとユーノ×エリオはガチでやって見たくなりました。
では機会があったらまた…
38名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 18:18:38 ID:OAUZoouv
カオス帝王降臨!!

あなたは‥‥あなたという人は‥どこまでも天高く上り詰めるのですね。

あまりの破壊力に誇張抜きで笑いころげましたよ。
っていうか“高町なのは打倒養成所”とか面白すぎ、こいつら何やってんだ!?

GJでした!!!
39名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 18:22:12 ID:6rU7dPcl
>>37
不覚にもまた「南無阿弥陀仏」に笑わされてしまった
もうなのはの葬儀はこれで決定だなGJ
40 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/05(土) 18:24:24 ID:zkccTiw/
感想ありがとう御座います。
あと>>37に訂正。ファンブックじゃなくてアンソロでしたorz
41名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 19:25:57 ID:NiiooPwr
>>21
クロノと実は女の子だったユーノか…
フェレットモドキ発言はお兄ちゃんのツンデレだったんですね
42名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:00:16 ID:XazyAGql
そういえば、最終話DVDでも、最後の模擬戦の追加情報とかなかったみたいですね。
少し期待していたのですが。
力量不足かもしれないけど、挑戦してみようかな。
43名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:12:40 ID:TqH3FrLe
戦闘時間が約24分ってことだけで、「決着」についての公式記録は残ってない、とブックレットにはあるな。
好きに書ける、ってことでいいと思うよ。
44名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:15:15 ID:xs49Q88V
あの時って隊長、副隊長ってリミッターかけてたんだっけ?
時期的に微妙なんだが
45名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:20:02 ID:OAUZoouv
>>44
いや、最後の模擬戦はリミッター無しっしょ?
46名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:23:55 ID:yKWXyNuZ
「せっかくリミッターも取れたんだしよ」byヴィータ(本編26話より抜粋)
なのでリミッターは無い

ちなみに模擬戦当時のランクは
なの・フェイS+、シグS-、ヴィAAA、ス・テ・エAA(相当)、キA+(相当)
47名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:30:40 ID:xs49Q88V
そうだったのか

しかし、こう言っちゃなんだが、よく約24分ももったな
48名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:42:15 ID:OAUZoouv
それはあえて言うなら大型の肉食獣とウサギの戦いだった。
一切の抵抗も許さず微塵の抗いも叶わない地獄、だがそれでも私達に逃走という選択肢は与えられなかった。
私達に選ぶことの出来たものは一つきり“死に果てるまで続く苦痛と闘争”だった‥‥

元機動六課所属、T・Lさんの証言より。
49名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:43:02 ID:tDnWt5Eh
>>47
すぐに終わってしまっては詰まらないの
50名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:47:47 ID:nJMbpZKg
ヴィータ教官と一般生徒の話って出てないんだな。
同人的にもありそうかと思ったらほとんど無いし。
51名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:48:06 ID:XazyAGql
>>43-49
ありがとうございました。
これから取り掛かりますので一週間くらいはご猶予を orz
52名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 21:01:42 ID:Bro5UlDr
>>18
この話の設定で長編読んでみたいなあと思ってしまった
ゼストも生存ってことはクイントも生きてて
メガーヌも健在だろうし遡ってクライドも生きてたりすると面白そうだ
まあドクター涙目っぽそうだけど
(戦力差で)
53名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 21:07:46 ID:xs49Q88V
スカも本気で行かないと勝てないな
54名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 21:12:41 ID:Kh33WrQp
ザルっぽい地上本部の防衛システムなら自己増殖する触手送りつければイッパツよ
55名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 21:52:28 ID:pPbBYrm5
>>54
よし、釣られちゃうぞw
そりゃ、あれだけ情報を得られるなら勝てなきゃよほどの無能者だよねw
56名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 21:58:34 ID:Kh33WrQp
え? ああ、いや、うん……
57名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 21:59:49 ID:ZqYfrXk0
>>52
おれもちょっと興味あるな。
58B・A:2008/04/05(土) 22:14:56 ID:M94zzdWw
前スレ埋ってるんで、念のためこちらにも書き込んでおきます。

タピオカ氏、折り入って相談があるのですが、現在構想中のSSが氏の「優しい夢を見れるよう」とネタが被っているのですが、このまま書いてよろしいでしょうか?
具体的にいえば、フェイトの関係者(リニスではないです)がstsの時間軸までやってくる話です。ただし、主人公はエリオです(ここ譲れません)。
59名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:26:47 ID:xs49Q88V
>>53の書き込みとちょっと矛盾するが
以前、外道なスカを書こうとしたが、スカに本気を出させると普通に勝っちまうんだよな

最高評議会の庇護下にいて予算はガジェットを大量生産出来る程あるし、ドゥーエ、クアットロ、セインの能力で諜報や暗殺も容易
戦闘でもAMFとISの連係がヤバい

本編のスカが自己顕示欲の強いキャラにされたのも納得だ
でなけりゃ絶対に勝てない
60名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:40:47 ID:MZm6ndw5
それを言うなら、それに対抗する地上戦力が急増部隊の6課しか無いってのがそもそも不自然
あんな新米のペーペーばっかの部隊とは比べ物にならないぐらいの熟練兵の部隊が3ダースぐらい居たはずだ
61名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:44:52 ID:M94zzdWw
>>59
どっかの金色の慢心王みたい。
古今東西、主人公勢を舐めてかかるのは悪役の流儀みたいなものだからなぁ。まあスカの場合は科学者面が強いからああなったんだろうけど。
これが最初から六課対策とかやられて隊長陣個別撃破とか闇討ちとか人質とか三提督暗殺とかドゥーエで成り代わりとか納豆攻めとかされてたらと思うと・・・・・・。
62名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:46:08 ID:6rU7dPcl
>>61
おい最後の一つwww
63名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:46:13 ID:oGnl9JWL
つまりそれだけ本局のミッド軽視が進んでた、ということでは?
ミッドが一度落とされる事を前提としてその後疲弊したところを本局の部隊で一網打尽に、
なんて絵図を書いてた人間が居ても不思議じゃない気が…
64名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:49:19 ID:rV3QaBjw
>>63
本局が戦力送ろうとしてるの地上が拒んでただけじゃん。
65名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:58:54 ID:M94zzdWw
真面目な話をすると、

地上本部:戦力はそれなりだが人手不足。対AMFは可能だが戦闘機人や人造魔道師には敵わない。これは地上ではC、Bランクが主力のため。
     レジアスとしてはイニシアチブとられたくないので、本局は介入してほしくない。
本局:戦力はかなりのもの。主力はBとAランク。Sランク以上もかなり保有。その目的はあくまで次元世界の平和であり、1個1個の世界にまで
   気を配れない。ぶっちゃけ犯人逮捕、事件解決を目的としていて被害の抑止は二の次。

って感じかな。
66名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:01:32 ID:MZm6ndw5
まぁ真面目にスカを擁護すると変身中のヒーローに手を出さないのが悪党のたしなみ

みたいなとこだろう
67名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:42:12 ID:AtT98XdY
>65
地上部隊のAMF対策は、オーリスの台詞によればレジアス自身が一生懸命に潰しているからなぁ。
まぁ、レジアスにすればAMFも戦闘機人も人造魔導師も全部ひっくるめて、いずれ自分のものになると踏んでいたのだろうし、
ある程度は「戦闘機人おそるべし。既存の魔導師では対抗できぬ」というふいんき(ryがないと
導入への筋道も立たないから、対策に手を抜くことで一定の被害を許容するのもしょうがなかったのだろうが。
68名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:51:14 ID:xs49Q88V
漫画や本編に出てきたAMF対策ってどれもある程度の才能が必要だけどな
コラード三佐も陸士訓練校で対AMF訓練やっても期待は出来ないって言ってたし
69名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:55:53 ID:OAUZoouv
>>60
まあ確かに、あんなヒヨッ子どもとは桁の違う奴らがいてもおかしくないわな。
機動六課以外の戦力で歴戦の猛者ばかりのムッサイ陸士の部隊とか出たら面白そうだ。
しかしそれでは“魔法少女”ではない。

だがまあ、エロパロで行われているとは思えない内容の話だな。
もっとオッパイの話でもしねえか?
70名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:57:18 ID:Oy5x4HHx
ユーノきゅんのおっぱい小振りで可愛いよぉぉぉおお!!
71名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:58:13 ID:LDQZ5rh6
男のチチはおっぱいだ
72名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:59:06 ID:g1il6NJZ
AMF対策ってなのはの物質加速、フェイトの雷、リィンUの凍結、ティアナのバリアブル以外なんかあったっけ
73名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:59:56 ID:xs49Q88V
>>60
愚者の人のに出てくるのは……
微妙にUCAT臭がするな……
74名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:04:39 ID:L81TKV+q
>>72
多重弾殻射撃、ってのだな。なのは、ティアナをはじめ、ヴァイスも使ってた。技量的にはかなり高度なものらしいが。
結局AMFは魔力結合を解くだけだから、ヴィータのシュワルベ・フリーゲンみたいな物理攻撃なら通るわけで。
ぶっちゃけ、装甲車か何かで特攻すればあっさり吹き飛ばせると思うのだが。
75名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:05:52 ID:9D5kIPJq
>>72
それくらいじゃないか?
しいてあげるならアームドデバイスで直接攻撃というのもあるけど

……レジアスは却下したんじゃなくて却下するしかなかったんだろうな
76名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:05:56 ID:VkTbK44f
>>72
あとベルカ式の直接攻撃。武器自体に魔力をこめたまま対象に当てるのでAMFは対して効果がない。
77名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:10:34 ID:zG8cbnJ2
FM5thのバーゲストみたいに戦闘から潜入までこなす対テロ部隊とかあってもおかしくないんだがねぇ。
まぁ、対テロなんて既に“魔法少女”の範疇を大きく逸脱してるがな。
78名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:12:34 ID:zOgxL15r
ヴィータの鉄球はちょっと止めようとしてたけど、あれは単なるバリアだったのかね?
79名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:13:10 ID:VxmPWYBw
>>77
んな事を言ったらなのは自体が19歳という年齢上は魔法少女の範疇じゃねえという事に。
80名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:19:53 ID:MVZyaRDi
魔法女エピックなのは
81名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:27:07 ID:WGnlqRfP
なぁお前ら、1の惨劇を忘れたわけじゃ無いだろ?
その辺でやめとけ、せいぜい4期は完全に2●ぐらい亜qwsでrftgひゅじこlp
82名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:29:57 ID:9D5kIPJq
そもそも26話の時点で……

おや、こんな時間に誰か来たみたいだ
83名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:30:58 ID:4ZEJ2l4k
>>78
シュワルベ・フリーゲンは鉄球に魔力纏わせてぶっ叩くから、纏ってた魔力に反応したんじゃないだろうか。
84名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:32:35 ID:VxmPWYBw
高町なのはが何するものぞ、あのような19才のエセ魔法少女など恐るるに足らず。
85名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:44:44 ID:VxmPWYBw
>>84の続き。

あれから数年、私はたった一言の失言により高町なのはの標的となった。
家を捨て家族と別れ、ひたすらに逃避行に走った。

だが逃げても逃げてもあの女は私を追いかけてくる、まるで地獄の猟犬の如く。
恐らくこれが私の最後の手紙になるだろう、最後にこれだけは言っておきたい。
決してあの女を挑発などしてはいけない、そうすれば私のように


文章はここで終わっている、後には手紙の切れ端と消し炭だけが残っていた。
86名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:48:15 ID:MVZyaRDi
へんじがない ただのけしずみのようだ
87名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:48:45 ID:Piw7XN2q
かゆ うま
88名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:56:06 ID:KFfazpH8
>>84-85
「と、言うわけで、あの『管理局の白い悪魔』に攻撃されても完全消滅しないこの手紙セット。
今日は特別価格の○○○円で、今お買いの方にはさらにもう一セットが付いてきます。
お電話、念話はこちらまで…」
89名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:02:42 ID:VkTbK44f
>>88
その技術を生かした装甲を作るべきじゃないのか?完全消滅しないなら、どうにか耐えられるだろうから。
90名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:05:54 ID:/T45qgdI
>>89
おそらく衝撃で中の人は死にます
91名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:06:46 ID:VxmPWYBw
手紙の切れ端、つまり焼け跡から発見された遺書の一部なんだ。
そしてこれは事件捜査の重要な証拠! あの高町なのはの正体、管理局に巣食う悪夢の砲撃魔人の


その後この男を見た者はいない、近隣住民の証言では桃色の閃光を見たというものがあるが物的証拠は皆無である。
高町なのはを敵に回すとはこういう事なのだ、皆様もゆめゆめご注意を。
92名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:23:53 ID:6tGYcID2
ユーノ×スバギン姉妹丼マダー?
93名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:24:52 ID:1o4u6fsh
>>86
「あの手紙セット注文したいんですが」
「ありがとうございます、ではそちらのお名前とご住所「高町なのはなの」を…」
「…逆探知成功なの」ブツッ
「え?…嘘、あ」
そしてTV局全体が一瞬にして桃色の閃光に飲まれ後には何も残らなかった、手紙セットすら。
「やっぱりアレは何かの間違いだったの」
94名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:39:24 ID:VxmPWYBw
そういえば、サイヒ氏がソープ書くって言ってたけどまだなのだろうか?

もしかしてソープ機動六課で終わりなんかな、個人的にはかなり期待してるんだが。
95名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:43:09 ID:/T45qgdI
そういやソープナンバーズ久しく見てないな
最後に来たのっていつ位だ?
96名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:43:32 ID:cui+fWiU
>>B・A氏
相変わらずのツンデレセッテがかわゆいです
しかしこのままではエリオが腹上死してしまうのも時間の問題か!?
いやエロオならきっと大丈夫だ
二人の子供ができる日を楽しみにしております

そして次回作も期待しながら待たせていただきます!!!
97名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:47:10 ID:VxmPWYBw
>>95
それはつまり“ソープ見たいぜ”というリクと受け取って良いのかな?
98名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:49:11 ID:/T45qgdI
>>97
その通りだ兄者ちんこ要員は淫獣だと嬉しい
99名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:51:44 ID:VxmPWYBw
>>98
いや、あいつもう書いたし。

だが俺の中では空前のレジアス地獄が来てんだよ、いやマジで。
100名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 01:54:38 ID:/T45qgdI
>>99
あぁうん無理なら良いんだただの俺の我侭だし
101名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:04:33 ID:VxmPWYBw
>>100
だが朋友(ポンヨウ)のリクに応えずして何がSS書きか!!

朋友の“淫獣・ソープ・エロ”という魂の慟哭、確かに受け取った。
書けるかどうかは分からねえ、だが全力でアイディアを練るから待っていてくれ。
102名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:06:12 ID:ytj40dFD
>>101
おぉ、おぉ貴方が、貴方が神か!!
ありがとう、ありがとう朋友

貴方になら俺のケツを捧げても構わない
103名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:07:15 ID:sDCe59cf
>>98
既に二つあるしねえ
ん…ディードさんと普通に!ってリクエスト結構あったし、考えてみようかな…。
ちなみにその場合、過去の話で初めての司書長ソープへGO!とドゥーエさんの続きの時間軸でのどっちがいいですか?無論他のネタもOK
104名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:08:54 ID:ytj40dFD
>>103
ナニィ神が二人も居るだと!?

出来るなら後者で淫獣の逆襲を無理なら前者で
105名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:14:30 ID:vUoHc4Z0
ソープってあれだろ?COD4のだろ?

え?違うって?
106名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:16:11 ID:VxmPWYBw
>>102
エロパロには江湖の義気がある、それにただ義気のために動く、それが朋友だ!!
107名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:24:43 ID:OG1WKHSV
>>103
むしろ年代無視してショタユーノきゅんがナンバーズ全員に輪姦される…ゴホンゴホン…失礼、輪姦される話がいいです!
108名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 04:24:15 ID:LSoziObb
>>46
一応突っ込むとヴィータの魔導師ランクはAAA+な。

あと漫画版最終話には模擬戦直後に撮影した写真が見られるんだが
隊長陣のバリアジャケット(騎士甲冑)もボロボロになってたのでスバル達はかなり善戦したものと思われます。
109名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 04:30:07 ID:+J6HXzC7
>>107
いやいや、ここはエリオきゅんを推そう
個人的嗜好もあるが何より、年代考証の必要がない
110サイヒ:2008/04/06(日) 06:41:07 ID:4B22YAox
>>94
ちょいとあれやこれやが重なって忙しいもんで。お待たせしてすいません。
二本書いてからソープ書く予定でしたが、予定変更で次にソープ書きます。
チンク×ゼストかヴァイス×セッテで。
投下時期は一週間以内としか言えませんが。
11126-111:2008/04/06(日) 08:20:50 ID:ET3wvEqz
おはよう、兄弟。良い朝だな、何だか太陽が黄色ぃや・・・

手土産(投下)無しで申し訳ないが、取りあえず帰還報告。一山乗り越えたので、ぼちぼち活動を再開します
一本仕上げて復帰弾を投下したら、保管作業にも手を付けんと

保管に関しては、特に心配を掛けていたようで申し訳ない。だが、「任せとけ」←結論
それじゃあ、また近い内に
112名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 08:53:42 ID:Srgfr5hW
>>110>>111
楽しみにしています。

>>60
猛者はいるだろうが、保有制限で強いのは集められないし
部隊ごとには固まってはいないんじゃね。
教導隊もそれぞれが各地に出張しているみたいだし。
113112:2008/04/06(日) 08:54:20 ID:Srgfr5hW
失礼、亀レスですまん。
114名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 08:57:26 ID:1vSsaTdC
>>105
いつかそんなこと言う奴が来ると思っていたw
115ザ・シガー:2008/04/06(日) 10:29:43 ID:VxmPWYBw
>>110
謝謝師父、あなたのその言葉であと10年は戦える。

では俺も奥義で応えよう、この日曜の時間を最大限に使い今日中にレジ×なのとソープの二つを投下する!!!
116名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 10:56:40 ID:6FZgcrY+
レジなのか・・・しかし俺はレジアスが次元犯罪者たちに輪姦されるssが読みたい

誰かこのリクエストに答えられる勇者はいるか!!

・・・わがままスマソ
117名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:15:52 ID:8Ag0aCBZ
>>116
そんなキモいものは絶対に読みたくない。吐き気がするわ。
118名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:21:29 ID:ADE+xJjA
レジアスにはロリかショタで純愛をやってもらいたい
119名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:24:10 ID:5ly0Y4T1
奇をてらえば良いってもんでもないがな
120名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:29:33 ID:9D5kIPJq
正直、最近の流れには付いて行けない、というか付いて行きたくない時がある
121名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:32:33 ID:JobPngx6
ホモで盛り上がってんのは女なのか?
男でこれだけ盛り上がれるのはすごいと思うんだが
122ザ・シガー:2008/04/06(日) 11:34:23 ID:VxmPWYBw
>>116
お前‥‥正気か? なんか口直しに萌えるものでも見ろ、いやマジで。
試しにちょっと書くから想像してみろ。

高級ソープ ナンバーズ 小ネタ3

「ふぅ‥‥それにしても、暑いな」

少女はそう言って頭にかぶった麦藁帽子のツバ越しに天の太陽を仰ぎ見た。
見上げた蒼天には太陽が憎々しい程に燦々と輝いている。
たまの休日にでかけてみればコレだ、少女は自慢の銀髪を揺らして顔を横に振って気を持ち直す。
あと少しで目的地なのだ、わざわざ憂鬱になる事など考える必要は無い。
そして少女はお似合いの可愛いサンダルを履いた足を進めてソコを目指して歩を進めた。
しばらくすれば海の香りを含んだ潮風が頬を撫でる。
こうして辿り着いた場所はどこまでも広がる青い海、透き通った青の世界。

「綺麗だな‥」

思わず出た呟きが潮風に混じって宙に消える。
少女はお気に入りの白いワンピースが濡れるのも構わず、サンダルを脱いで浜辺に足を進みいれて浅瀬に波打つ海水の感触を楽しんだ。

「気持ち良いな、やっぱりここに来て良かった」

麦藁帽子の下で天の太陽にも負けないような眩い微笑みを浮かべて少女は波打ち際で戯れた。
美しい海に蒼に少女の纏った白いワンピース、そして揺れる長く美しい銀髪はどこまでも鮮やかで、一つの絵画のように完成された美を誇っていた。

ソープのお休み、これは休日のチンクの一幕。
123ザ・シガー:2008/04/06(日) 11:35:52 ID:VxmPWYBw
こんな感じ、これでダメならリリなのアニメ本編を見るんだ。
124名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:38:08 ID:cui+fWiU
>>109
漏れもエリオを推薦する!
きっとモンデアルなら12Pだろうがこなしてくれるはずだ!
125名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:40:55 ID:LHpL6+OD
>>121
まあキャラにもよるけどな
クロノ×エリオとかならまあ……昨今のエロゲでもぽつぽつ入り始めた領域だし
126名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 12:01:00 ID:yJYhP6ah
>>116
次元犯罪者が女で逆レイプとかならなんとかなるんじゃね?(書く・読む方の気分的に)
127名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 12:08:19 ID:kgXaBGye
オバクラの絵見てユーノ×TSクロノもいいやと思ったり
どっちかと言うと幼少時verのほうが面白そうだが
128名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 12:57:32 ID:6tYt9lmJ
クロノ、ユーノ、エリオはまだいいだろう…ヴァイスやグリフィスは次点だが
129名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:12:00 ID:HIBz6K2K
>>115
蝶楽しみにしてますぜ師匠
130名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:14:35 ID:Sg0hzoFj
>>111
お帰り兄貴、でも執筆も司書業も無理しすぎは禁物ですぜ

>>116
それはゴメン……男×触手ならなんとかできる、俺へんないきもの好きだから。
でも男×男は無理だ……


ちょと質問
闇の書って完成前でも蒐集した魔法使えたっけ?
なんかWikiを見ても今一わからんのよね……
131名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:36:42 ID:5e9tExVf
>>130
使える。けど使った分はページが減ってしまう。
132名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:38:35 ID:5ly0Y4T1
その使った能力を二度と使えないならまさに盗賊の極意だな
133名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:40:36 ID:ET3wvEqz
>>130

管制人格が起動していれば使える?(444P)
SS03では、記憶映像の中でリインT(仮)とヴォルケンリッターが出てきていたし、
闇の書を完成させずに闇の書の力を利用。っていう所から考えれば、666Pの完成前でも魔法が使えたのかも

特殊ケースとは思うけど、A’sではシャマルが闇の書のページを使って魔法を使った事もあった・・・
これは、シャマルがヴォルケンリッター=闇の書の一部だから、と考えるべきでしょうかねー?
ヴォルケンリッター、管制人格、闇の書の所有者は、完成前でも闇の書の力を使える・・・かな?

でも、蒐集した魔法(例えばSLBとか)と、シャマルがページを消費して使った「破壊の雷」は別物扱いっぽい


・・・スマン、かえってごちゃごちゃさせたかもしれない
134名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:42:25 ID:9D5kIPJq
そういうのは作者の裁量で好きにやってもいいと思うけどな
135130:2008/04/06(日) 13:52:24 ID:Sg0hzoFj
>>131-134
どもです。
設定で明言されてないならこっちで勝手に考えるか……
136名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 14:16:23 ID:MVZyaRDi
おぞましい流れだ。だから原点に還ってユーノ×クロロロロロロロロロロロr
137名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 14:23:55 ID:/T45qgdI
その後>>136の姿を見たものは誰も居なかった
138名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 15:06:44 ID:YSE3+E3N
>>123
ば、ばかな!
アニメ本編よりも萌えるだ…と?
あ、ありえん!!(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル


で、最後は大好きな人の大きな背中に抱っこされて帰るわけですね。
実際にチンクゼスト書いたからわかる。

ところでいつのまにかゼストの嫁さんがチンクに決定させた職人の技量はおそろしいぜw
139名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 15:07:58 ID:YOiQWctj
ゼスト旦那の嫁はシグナムかヴィータちゃんだと思ってたのだがなぁ
140名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 15:12:39 ID:8Ag0aCBZ
アギト涙目
141名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 15:14:15 ID:MVZyaRDi
レジアス涙目
142名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 15:24:19 ID:yQNurOqv
思うのは自由さ。俺の脳内ではヴィータの旦那はザフィーラだしな

神様、入局初期のヴォルケンズ女性陣が、犯罪者取り込み制度に反対の上司や
被害者の友人の先輩局員から、悪質な嫌がらせやセクハラをされる話が読みたいです
143名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 15:54:20 ID:HpUe7GBC
スレ住人よ、六課vs特殊部隊の続きが書きたいです
144名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 16:08:54 ID:jMTFjG+a
>>143
好きなだけ書いて良いと思われ。
145名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 16:42:57 ID:EseeTTuh
そういやヴォルケンvsSELLSの同人誌ってあったよなw
146名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 16:47:33 ID:jMTFjG+a
>>145
>>SELLS

いや、SEALSじゃね? 米海兵隊の。
147名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 16:55:33 ID:EseeTTuh
>>146
うん、テラ恥ずかしすwwwwwwwwwwwwwww
148名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 17:12:15 ID:PZZ2vA9s
いや海兵隊ではなく海軍のでは?
海兵隊はフォースリーコンじゃないかな
149名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 17:14:40 ID:jMTFjG+a
>>148
だったかな、すまん間違えたかも。

しかしエロパロでしてる会話とは思えんな。
150名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 17:30:19 ID:ADE+xJjA
なに、四六時中エロの話題しかない所はハードなシチュエーション系のスレくらいさ。
151名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:16:41 ID:jMTFjG+a
んじゃ、エロのネタ振りでも。

いったいどうすれば可愛いシャマルが書けるかと、何か良いアイディアは無いか?
ここでのプチ雑談で結構SSのアイディア貰ってるから聴くけど。
152116:2008/04/06(日) 18:24:35 ID:6FZgcrY+
おそまきながらありがとうございましたシガーさん

エロ本買おうと思った時ふと見つけたゲイ漫画の単行本を読んでしっまたときに螺子が外れたんだと思います。

ちなみにその本のタイトルは「外道の家」内容は熊が陵辱輪姦されているものだと思ってください

153名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:35:11 ID:gN9gH2zO
>>151
シャマルは素でも可愛いと思うぜ

ただし可愛いおかあs(大事な物を抜かれたようです
154名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:38:16 ID:TK2o+to/
シャマルはなんかあれ
大人っぽくて頼りになるからって恋愛相談とかよく受けてて
自分の本命からも相談持ちかけられて、しかも自分のアドバイスで上手くいっちゃって
笑顔でありがとうって言われて凹んでるイメージがある
155名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:38:26 ID:YNx4Vpcg
>>151
耳年増だけど経験が伴ってなくて初心なことにしたらかわいく見えるかな?
156名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:44:10 ID:jMTFjG+a
>>154
それだ!!

男「シャマル先生!」
シャマル「あ、あら○○君。どうしたの?」
男「実はこの前先生に相談した話、好きな子に告白したんですけど‥‥OKもらいました!」
シャマル「‥‥え?」
男「本当にありがとうございます! これもシャマル先生のお陰です」

その後、男にしっかり礼を言われたシャマルは医務室で一人涙を拭っていた。

シャマル「ははっ‥‥私バカよね‥本当に‥大バカよ」

風の癒し手の恋は無残にも砕けた、その日医務室のベッドは少し濡れてしょっぱい味がした。


みたいな?
157名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:48:03 ID:/T45qgdI
>>156
それ可愛いってより可哀相って感じじゃね?
158名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:50:23 ID:TK2o+to/
>>156
そんな感じ。個人の好みを混ぜるなら

「わざと失敗するようなアドバイスをしてフラれたところを慰めて、首尾よく男と付き合ってしまおうか……」
「いや、そんなことをしてはいけない、ああでもやっぱり……」
みたいに散々悩んだすえ、けっきょくちゃんとしたアドバイスをする、とかそういう展開があると、俺は大喜び。
159名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:53:57 ID:gN9gH2zO
お礼としてもらったショートケーキがやけにしょっぱいとか
160名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:54:20 ID:T/mZ1FDO
>>156
で、好きな相手って言うのが実はシャマル先生というベタベタな展開が大好物な俺
161名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:55:24 ID:/T45qgdI
>>160
よう俺じゃないか
162名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:04:16 ID:rPJBuAKn
>>76
いやベルカ式も並の使い手だと攻撃力を武器の魔力に頼ってるからAMF相手はつらいそうだぞ。
163名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:04:32 ID:MVZyaRDi
どうもシャマルさんはリツコさんと被る
164名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:27:19 ID:YOiQWctj
シグナムとシャマルで紅い巨乳と緑の豊乳ですね。わかります。
165名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:30:50 ID:HIBz6K2K
シャマルはとにかく相手がいないからなぁ
ザッフィーとクロノくらいじゃね?
まともに相手できるの。
なんかユーノは似合わないと思う
166名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:34:54 ID:jMTFjG+a
>>165
いなきゃ作る、ただそれだけ。
167名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:37:44 ID:t4EfCj7P
ユーノは医療関連で本格的に無限書庫動き出すまでは付き合いありそう
クロノは闇の書関連と後見人ってことで付き合いありそう
168名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:39:34 ID:l08g/ayx
>>163
シャマルセンセイハ、カワイイデスヨ

こうですか?分かりません!><
169名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:41:10 ID:nl9ILPfk
エリオはフォワードだし怪我の治療って名目でいくらでも接点作れるよな。
いや、それいったら六課メンバーは全員そうなんだが。
170名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:45:34 ID:zOgxL15r
シャマル先生の相手はハクテンオー。
デザイン的に。
171名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:46:39 ID:jMTFjG+a
いきなりだが50分くらいになったら投下。
レジ×なの「ある中将と教導官の日々」の第二回。
172ザ・シガー:2008/04/06(日) 19:47:40 ID:jMTFjG+a
>>171
やばいまたもコテ忘れた、どんだけドジってんだ俺。
173名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 19:48:46 ID:nl9ILPfk
mzsk
よし、紅茶用意して待つぜ!(無論モニタが大惨事的な(ry
174ザ・シガー:2008/04/06(日) 19:52:29 ID:jMTFjG+a
さて、心の準備は良いか?
これからエロパロ史上未知の領域(恐らくそれ以外の場所でも)レジ×なののデートが始まるぞ。

言っとくが無論エロは無しだ。
175ある中将と教導官の日々:2008/04/06(日) 19:54:05 ID:jMTFjG+a
ある中将と教導官の日々2


「んぅぅ〜」


ある種の悩ましさすら感じる事のできる声と共になのはは背筋を伸ばす。
なのはは機動六課のオフィスでその日の業務であるデスクワークを終えてやっと一息ついた所だった。


「お疲れ様、なのは」
「あっ、フェイトちゃん」


なのはが一息ついたのを見計らってか、十年来の親友であるフェイトが湯気の立つコーヒーカップを持ってやって来た。
置かれたカップにはなのはの好きなキャラメルミルクが満ち、甘い香りを放って鼻腔を刺激している。
なのははフェイトからカップを受け取るとその温かい甘味で喉を潤した。


「うん、美味しい。ありがとフェイトちゃん」
「どういたしまして」


なのははいつもの眩い笑みを零し、フェイトもそれに口元を綻ばせて答える。
そしてフェイトもまたなのはの隣に腰を下ろして自分のカップを傾けて甘い味と香りを楽しむ。


「そういえばなのは、この前行ったレストランはどうだった?」
「うん、美味しかったよ。それに意外な人にも会えたし」
「意外な人?」


妙に嬉しそうななのはの様子にフェイトは首を傾げる。
その時なのはの下に映像モニターと共に通信が入った、そこに映るのはフェイトと同じく十年来の親友であり機動六課の部隊長でもある八神はやて。
だがはやてはなんとも言えない表情で、頬の端がヒクヒクと釣り上がっていて何か悪いものでも見たような顔だ。


『ああ‥‥なのはちゃん‥ちょっとええかな?』
「どうしたのはやてちゃん? その感じだと六課の仕事関係じゃなさそうだけど」
『まあ‥六課の仕事でないのは確かなんやけど‥‥実は地上本部からなのはちゃんに通信が来とるんよ』
「地上本部から? 相手は誰かな?」
『それが‥‥その‥‥レ、レジアス・ゲイズ中将なんよ』





多くの人々が安らかな時間を楽しむ日曜、ミッドチルダの一角にある公園に男はいた。
中睦まじく腕を組む恋人達や、幼子を連れた家族連れの多くいる公園の中で男は酷く浮いている。
恰幅の良い肉体に、髭を蓄え鋭い眼光を宿した目、そして長年修羅場を潜ってきた者特有の気迫を全身から放っていた。

男の名はレジアス・ゲイズ、管理局地上本部で中将を務める局の高官である。
レジアスは公園の中央の時計台の下で腕を組んで立っている、人を待っているのか一定の間隔で時計を確認していた。
そしてそんな彼の下に待ち合わせの相手がやって来る。


「すいません、お待たせしちゃって」
176ある中将と教導官の日々:2008/04/06(日) 19:54:47 ID:jMTFjG+a
「いや、私も今来たところだ」


少女はサイドポニーに結った髪を揺らし、息を切らせてレジアスに駆け寄った。
うっすらとかいた汗が肌に纏った薄手のブラウスを少しばかり濡らして、そこはかとなく健康的な色気をかもし出している。
レジアスは思わず鼓動が高鳴るのを気の迷いと心中で断じ、オホンと小さく咳をした。


「今日はありがとうございます、わざわざお誘いいただいて」
「いや、気にしないでくれ。先日は本当に世話になったのだからな」


レジアスは先のレストランでの一件での礼として、今度はなのはに食事を楽しませようと誘ったのだ。
たまの休日にも特に用のなかったなのははこの誘いを快く承諾してレジアスと二人で分かりやすい公園での待ち合わせと相成った、それが今回のいきさつである。


「それじゃあ行きましょうか」
「あ‥ああ、そうだな」


なのはに促されてレジアスは少し言い淀むように答える。
あろうことか、レジアスはなのはが見せる眩いばかりの微笑みに思わず心を奪われていた。
レジアスは何故か昂ぶる己の心を自制しながら、あらぬ思考を振り払う。


(何を感じているのだ私は、この子はオーリスよりも年下なんだぞ?)
「どうしたんですか?」
「なっ!?」


なのははどこか難しそうな表情をしているレジアスに、首を傾げて彼の顔を覗き込みながら尋ねた。
突然なのはの顔が接近してレジアスは慌てて身体をのけ反らせて身を引く。


「い、いや! なんでもないんだ。それより早く行こう」
「はい♪」


そうして二人は連れ立って歩き出す。
それはまるで親子のようだったが、どこか近い二人の距離はそれとも違う何かを感じさせるものがあった。





「美味しかったですねぇ」
「満足してくれたか?」
「はい♪」


レストランを出たなのははレジアスの問いに満面の笑みと嬉しそうな声で答える。
レジアスが連れてきたレストランは決して高級店ではないが、味は確かでなのはの舌を楽しませた。
ただ料金を自分が持つと言ったレジアスにいささか文句は言ったが“自分が誘ったのだから構うな”という彼の言葉に押されてなのはは少ばかり不満を漏らしたりもした。


「でも私も楽しんだんですから‥‥半分くらいもたせてくれても‥」
「いや。これは私が誘った席だ、これくらいはさせてくれ」
177ある中将と教導官の日々:2008/04/06(日) 19:55:22 ID:jMTFjG+a
「そこまで仰るんでしたら別に良いんですけど‥‥」


なのははレジアスのこんな頑固なところに思わず自分自身の姿を重ねた。
彼女自身、人からよく頑固と言われる為にレジアスが己に似ていると思ってしまう。


(ゲイズ中将ってやっぱり頑固なんだな‥‥人から見たら私もこんな感じなのかな?)


帰り道の中でなのはがそんな事を思いながらレジアスの顔を見つめていると、彼女の頬を水の雫が舐める。
見上げれば青空を覆う暗雲が雨の洗礼を大地に降り注いで来た。


「うわっ!」
「むう、これはいかん。走るぞ高町空尉」
「は、はいっ」


レジアスとなのはは突然の雨の奇襲から身を隠すべく、宿りできる場所まで駆けていく。
だが丁度良い木陰を見つけて身を隠した時には既に二人は濡れ鼠となっていた。


「これは困ったな」
「そうですね」


びしょ濡れとなった互いの身体を見やった時、レジアスが何か気まずいように顔を反らす。
何かと思ってなのはは自分の身体に視線を下ろす、そこには纏っていたブラウスが濡れて下着まで透かしていた。


「きゃっ!」
「す、すまん‥‥見るつもりは‥」
「いえ‥‥その‥こちらこそお見苦しいモノを‥」


顔を赤らめ朱に染めたなのはは恥ずかしそうに俯きながら両手で身体を隠した。
だが濡れた身体を全て覆うことはできず、思わず上着を持ってこなかった事をの呪いたくなる。
そんななのはを突然温かい物が包んだ。


「これを使ってくれ」


レジアスの言葉と共になのはを包んだ物、それは彼が羽織っていたジャケットだった。
なのはは突然の事に驚きながらレジアスに尋ねる。


「えっ? でも‥‥良いんですかゲイズ中将?」
「気にするな、若い娘に恥ずかしい思いはさせれまい」


季節はいささかの陽気を孕んでいるとは言えど、雨に濡れる二人の身体は寒気を感じている。
178ある中将と教導官の日々:2008/04/06(日) 19:55:53 ID:jMTFjG+a
レジアスに迷惑をかけてしまう事になのはは反論しようとするが、声が口を出る前に止めた。
きっとこの頑固な中将はいくら言っても聞きはしない、決して自分の決意を曲げないと易く予想がつく。


「それじゃあお言葉に甘えさせてもらいます」
「ああ、そうしてくれると助かる」


彼の熱の残る上着はどこかなのはに安らぎを感じさせる。
雨が止むまでの間、二人は木陰でしばしの語らいと共に同じ熱を共有した。





「ただいま」
「ああ、お帰りなのは。あれ? どうしたのそのジャケット?」


帰宅したなのはを迎えるフェイトは彼女の服の相違にふと質問を投げた。
何せ、明らかに男物のジャケットを羽織って帰ってきたのだ普通ならば疑問にも思うだろう。
なのははどこか嬉しそうに表情を綻ばせて親友の質問に答えた。


「うん、ちょっと借りたんだ」


続く(?)
179ザ・シガー:2008/04/06(日) 19:59:39 ID:jMTFjG+a
投下終了です。
どうしようか、っていうかこの先どうしよう‥‥
ぶっちゃけ続くかどうか分からない、ネタが浮かべば書きたいけど。

ともかく今からソープ淫獣書いてなんとか今日中に投下したい。
180名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:01:08 ID:5ly0Y4T1
>>179
実はエロ無しを要求したいwww
レジアスの男を上げてくれ!
181名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:03:34 ID:zOgxL15r
え〜今から書いて今日中に書き上げられるの〜!?
オレなんて一スレ一回が精一杯なのに。
182名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:08:55 ID:nl9ILPfk
>>179

モニタも紅茶も普通に無事ないい話ですた。
この中将がオーリスになのはを紹介する場面とか想像すると吹くねw

・・・うん、でもあれだ。エロは要らないね、うん。
183名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:15:57 ID:R25ONrpj
清い交際を続けて、最後は結婚式とブーケトスで〆ればいいと思うんだレジなの。
184名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:20:37 ID:5ly0Y4T1
むしろなのはさんが意思を継いで地上のトップに
185名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:24:42 ID:T/mZ1FDO
レジアスをかわいいと思う日が来るとは・・・w
186名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:27:55 ID:wk3SqC/B
GJ!
これはいい……。
なんて癒されるんだ……。
187名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:29:52 ID:U/t1fuzZ
>>179
GJ!
長編を!もっと長編を!!
ぜひ結婚式までやって欲しい。
あとフェイトさん視点とかはやてさん視点でも読みたいかもです。

あとどうでもいい事ですが作中だと高町空尉じゃなくて
高町一尉って呼ばれてた気がします。
188B・A:2008/04/06(日) 20:37:59 ID:FIit1x3N
>>179
うぅん、ほのぼのしててGJ。中将、小さなところからコツコツと男を上げている。
後、エロはいらないです、これは。


こっちも投下して良いですか?
あ、多分紅茶吹くような内容(エロ)です。
189名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 20:40:57 ID:PEW3xKvB
ううむ、レジなのエロが見てみたい俺は異端か?

>>188
どーぞどーぞ
190ザ・シガー:2008/04/06(日) 20:42:38 ID:jMTFjG+a
エロがいらないだと? この俺にエロを書くなとでも言うのか‥‥
狼に羊を喰らうなとでも例えるべき愚言!!!!!


それはともかく>>188投下支援でっせ。
191B・A:2008/04/06(日) 20:48:37 ID:FIit1x3N
では、ぼちぼち。
の前に>>58へのリンク張ってと・・・・。


注意事項
・セッテ×エリオ
・『セッテ −その心の在り処−』の後日談。
・凌辱(逆レイプ)苦手な人はスルーで。
・その他禁止ワードとしては「足コキ」、「言葉責め」、「ソフトSM」、「アーッ!!」等々。
・思いっきり短いです。
192セッテの同棲日記 とある一夜編@:2008/04/06(日) 20:51:38 ID:FIit1x3N
証明の消えた薄暗い部屋で、一組の男女が絡み合っている。聞こえてくるのは2人の息づかいとベッドのスプリングが軋む音だけで、
他には何も聞こえない。まるで、世界に存在する人間はこの2人だけなのではないかと思ってしまうくらい、室内は静寂に満ちていた。

「うぅん・・うぅ・・くちゅぅ・・はぁ・・・・セッテ、キスが上手くなったね」

「日に何度もしていれば、上手くもなる」

「そうだね。けど、欲しがるのはいつもセッテの方からじゃないか」

「馬鹿! あれは、その・・・・お前がキスしたそうな顔をしているからで・・・」

頬を真っ赤にして恥ずかしそうに俯くセッテを見て、エリオは愛おしさの余りもっと彼女を困らせたいと思った。

「ふぅん・・・キスだけでこんなに感じている娘の台詞とは思えないなぁ?」

「からかうんじゃない、嫌いになるぞ・・」

「なら、僕はもっと好きになるよ。これでプラマイ0だ」

意味不明としか言いようのないやり取りを交わしながら、エリオはゆっくりとセッテの服を脱がしていく。
露わになった形の良い2つの果実はまるで寒天のようにプルプルと揺れ、緊張と快感の波に溺れた先端の突起は
真っ赤に充血しながらビクビクとしこりたっていた。
その豊満な2つの山を、エリオは真っ向から征服にかかった。揺れる胸を両手で掴んで揉みしだき、その真ん中に顔を埋める。
当然、息なんてできる訳がないが、息苦しさなんて気にならなくなるほどの甘美な味わいがそこにはあった。

「あぁん・・やめ・・そこは・・・」

的確に弱点を責められ、セッテはあられもない声を上げて悶える。だが、快感に打ち震えながらも彼女は虎視眈々と反撃の機会を伺っていた。
既にセッテの腕はエリオの背後に回り込んでおり、後はいつものように首を絞めるだけである。
そして、正に今、その手が白い首筋に噛みつこうとした瞬間、不意に伸びたエリオの手がセッテの手首を掴んだ。
193セッテの同棲日記 とある一夜編A:2008/04/06(日) 20:53:35 ID:FIit1x3N
「何かな、この手は?」

エリオとて、いつまでもやられっばなしという訳ではなかった。
今日という今日はセッテに目にもの見せてやろうと、警戒していたのである。

「残念だったね」

「そうだな、なら・・・」

不意に体が傾き、エリオとセッテの態勢が入れ替わる。エリオはすっかり失念していたが、セッテは戦闘機人、
力は彼女の方が上であり、本気を出せば体を起こす力だけでエリオを組み伏すことなど造作もなかった。

「えっ・・ちょっ・・」

「安心しろ、もう首は絞めない」

そう言うないなや、セッテは長く引き締まった自慢の足でエリオの股間を踏みつけた。

「がぁっ、まっ・・」

一瞬、大事なものを踏み潰されるのかと身を強ばらせる。

「安心しろ、潰したら使えなくなってしまうだろ」

「それ、全然フォローになってないって!」

抗議の声を上げるが、当然のごとくセッテはそれを無視してそそり立った肉棒に添えた足を上下に擦り始めた。
いったいどこで覚えたのか、セッテの足コキは強すぎず弱すぎず、しかも綿製の靴下を履いているため、焦らすような程よい快感を与えてくれる。
194セッテの同棲日記 とある一夜編B:2008/04/06(日) 20:55:26 ID:FIit1x3N
「セ、セッテ・・・」

「声が震えているぞ。踏まれるのがそんなに良いのか?」

「や・・ちい・・・ちが・・・」

「厭らしい奴だ。こんなにも大きくして」

「うぅ・・あ・あ・・・あ・・」

「ほら、イきたいのならイけ。それとももっと強く踏めば良いか? こうか?」

「ぐぅっ・・あ・・・・うぅ・あ・・・あ・・あ・」

段々と激しくなる足コキに、エリオは息を荒げながら身悶えた。
恋人に虐げられ、踏まれているという異常な状況。しかも今日一日彼女が履いて過ごした靴下で踏まれているという
アブノーマルな行為が、徐々にエリオの性的興奮を高めていく。
それに気を良くしたのか、セッテは更に激しく足を上下させた。ただ擦るだけでなく、指を動かして亀頭を刺激し、
時に踵で裏筋を強く踏みつける。その度にエリオは陸に揚げられた魚のように口を開閉させ、声にならない声を上げて快感に打ち震える。

「ああ・・あ・だ・・・い、イク・・・あ・・・セッテ・・もう・・・・」

「良いぞ、そのままイけ。お前の精子で私の靴下を好きなだけ汚すと良い」

「うあぁあ・・あ・・はぁぁ・・あぁぁぁっ!!」

一瞬、エリオの体が深く沈んだかと思うと、次の瞬間には呆気なく絶頂へと駆け上がる。
痙攣しながら吐き散らかされた白濁液はセッテの履いている靴下を白く汚し、
足の裏に射精を浴びたセッテもまた軽いエクスタシーへと達した。
195セッテの同棲日記 とある一夜編C:2008/04/06(日) 20:57:44 ID:FIit1x3N
「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・」

「随分射精したな・・・・・だが、まだまだ射精せるだろ?」

「う、うん・・・」

「安心した。こいつが無駄になるところだった」

そう言って、セッテはベッドの脇から何やら取り出して、エリオにも見えるように掲げて見せた。
その瞬間、エリオの顔が真っ青に凍りついた。

「セ、セッテ、それは・・・・その芋虫みたいな形をしていてウィンウィンって音を出しながら回転している
珍妙かつアダルティな玩具は・・・・・・」

「・・・・ふっ」

「待って、その笑いはなに!? 僕そっちの趣味は、やめぇ・あっ・・ちょ・・・・アーッ!!」

その日、みっともない男の悲鳴がクラナガンの一角で響いたとか響かなかったとか。
ただ、翌日に出勤したエリオは同僚が何も言わずに差し出した栄養ドリンクとイボ痔の薬を目に涙を浮かべながら受け取ったのだそうだ。

                                                               おわり
196B・A:2008/04/06(日) 20:58:24 ID:FIit1x3N
以上です。
ちょっと短めなのは、元々セッテと納豆をコラボさせるつもりが、「あれ、このプレイ内容と納豆は合わないな」ということで
急きょHシーンのみ独立させたからです。納豆コラボは良いプレイが思いつくまで延期になりそう。
197名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:00:53 ID:MVZyaRDi
GJ! 9才で足コキとAFの味を覚えたエリオの変態性の行き先が楽しみです!
時代は納豆コキだろ常考
198名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:04:11 ID:jMTFjG+a
本編のシリアスな空気が嘘のようだwww何やってんだこの二人www!?
199名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:11:54 ID:YNx4Vpcg
>>197GJ!
納豆でエリオをいぢめるのか……
カップラーメンのように納豆パックに穴を開けて納豆ホールを作って
それを使っておもちゃプレイとかどうですか?
200名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:14:47 ID:5ly0Y4T1
納豆を自分のナニでシャカシャカ混ぜるエリオ
それを普通に食べるフェイトさん

うむ、実に自然な家庭だ
201名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:16:42 ID:jMTFjG+a
>>200
お前天才だろ
202名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:18:18 ID:wP6iVAw6
>>179
レジなのGJ!!何つーか、ニヤニヤしてしまう。
このカプ意外と好きかも。俺の中で株価が急上昇中だ。
しかしこりゃ、はやては複雑な心境だろうなw
203名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:02:08 ID:IR7j1rR9
新ジャンル誕生!
204ザ・シガー:2008/04/07(月) 00:03:43 ID:jMTFjG+a
>>98
朋友(ポンヨウ)待たせたな、淫獣ソープ特別編、書き上げたぜお前の為に。

15分までに最終チェックを終えて投下する、アンタにこれを捧げよう。
205ザ・シガー:2008/04/07(月) 00:15:50 ID:sBiAtCxl
んじゃ、そろそろ投下と行きます。
ソープ・ナンバーズ、ルーテシア&アギトがメインの特別編、ちんこ要員は淫獣。

無論だがエロだ、ロリが嫌な奴は少しばかり目を瞑っていてくれ。
206高級ソープ ナンバーズ:2008/04/07(月) 00:16:45 ID:sBiAtCxl
高級ソープ ナンバーズ 会員用サービス編


ソープ・ナンバーズには一般の客では注文できないサービスが存在する。
これはそんな変態のお話。
淫獣と呼ばれた男の特注サービス・ダブルロリ丼。





ソープ・ナンバーズの会員用プレイルームの一室。
その中にある広く豪華なバスルームにユーノはいた、服装は無論全裸。
そして普段は決して見せないだらしない顔でよがっている。


「いやぁ〜、これ最高だね〜♪」


ユーノは自分に奉仕する小さな二つの感触に向けてそんな事を言う。
マットの上に寝転がる彼の身体の上には紫色の髪を揺らす少女と赤い髪の少女が跨り、屹立する肉棒に舌を這わせていた。
紫色の長い髪の少女の名はルーテシア、訳あってソープ・ナンバーズで会員専用に客をとる召還師の少女。
そして燃えるような赤い髪を持つのはアギト、ルーテシアと共に旅をするユニゾンデバイスの少女だ、ちなみにいつもは手のひらサイズの彼女は客への奉仕の為に魔法を使ってルーテシアと同じくらいの大きさになっている。


「んちゅっ‥ぴちゃっ‥‥じゅぷっ」


ルーテシアとアギトの二人は自分達の舌を硬くいきり立ったユーノの男根に絡ませて必死に奉仕している。
つたない口淫奉仕だが未発達な肢体の幼い少女が二人がかりでする淫行の背徳はユーノをどこまでも興奮させ、股間で雄雄しく立つ肉棒はどこまでも硬度を増す。


「ああ、そろそろ出すよ」


ユーノがそう言った瞬間、肉棒が爆ぜて先端から白く濁った精を解き放った。
精液の白は凄まじい勢いで噴出し肉棒に舌を絡めていたルーテシアとアギトの顔を汚す。
前髪と顔を白く染められて、二人は思わず顔をしかめる。


「オイ、いきなり出すなよぉ」
「ごめんよアギトちゃん、あんまり気持ち良くってね」


苦言をもらすアギトにユーノは全然悪びれた様子もなく謝る。
そしてそろそろ我慢の限界と言わんばかりに身体を起こしてアギトをバスルームの床に敷かれたマットの上に押し倒した。


「ふえっ? も、もうヤるのか? 今出したばっかじゃねえか!」
「まあ色々と持て余してるからねぇ〜♪ それじゃあルーテシアちゃん、僕ちょっとアギトちゃんと遊んでるから“準備”しておいてね?」
「‥‥うん」


ユーノの言葉にルーテシアは小さく頷くとバスルームを後にする。
そしてユーノは自分に押し倒される少女に視線を移すや否や即座に行動に起こした。
息をもつかせぬ速さで手を回し、アギトの両足を開かせて彼女の秘所を曝け出す。


「きゃっ!」
207高級ソープ ナンバーズ:2008/04/07(月) 00:17:39 ID:sBiAtCxl
「それじゃあこっちも準備しないとねぇ〜♪」


ユーノは自分の顔をアギトの股ぐらに寄せて舌を這わせていく。
ソープ・ナンバーズの常連で恋人(某教導官)もいるだけあってユーノの舌愛撫は実に慣れたものだった。


「ふぁぁっ!‥こんな‥‥いきなりぃ‥」


アギトの口から思わず鼻にかかった甘い声を漏らす。
蜜壷の入り口を巧みにめくり上げ、内部に侵入しては力を込めて舐め挙げて刺激する。
さらに尿道や敏感な淫核を舌が突き幼い肢体を快楽によって震わせていく。


「んぅぅ‥‥やだっ‥あたし‥‥もうぅ‥」
「よし、それじゃそろそろ良いね」


しとどに濡れそぼり絶頂寸前の様を呈するアギトに本格的な行為の準備が整ったのを確認すると、ユーノは先の発射から大いに回復した自身の肉棒を彼女の秘所に押し当てる。
そして一瞬の逡巡もなくアギトの身体は男根に貫かれた。


「くはぁっ!‥‥き、きつぅい‥」
「ああ‥凄い締まるねぇ‥‥やっぱ小さい子は良いよ」


明らかにサイズの合わない巨大な男根に貫通されてアギトは苦しそうに身悶えする、ユーノもまた強い締め付けに顔をしかめて快楽に酔う。
だがそれでも彼が腰の動きを止める事はない、むしろ常よりも激しく腰のピストンを上げて突き刺していく。


「やぁんっ‥もっと‥‥ゆっくりぃ」
「くうっ、ごめん無理‥‥こんなに気持ち良かったら動くの我慢できないよ」


息苦しさすら感じる肉槍の蹂躙にアギトは涙交じりの懇願をするが、ユーノは幼い肢体から与えられる快楽に酔いしれて少女の願いを聞き入れる事は出来なかった。
いくら愛蜜に濡れているとは言えど、ギチギチにきつい肉棒の貫通はアギトに快楽と同時に苦痛をもたらしている。


「はぁんっ!‥‥やだぁ‥‥あたし‥もう‥」


湿り気を帯びた肉と肉がぶつかり合う音にアギトの上ずった声が混じって酷く淫蕩な響きをもたらす。
痛みと悦楽の板ばさみの中でアギトは背筋を寒気にも似た感覚が駆け上っていくのを感じた。
そして一際強い男根の一撃に、遂に絶頂の高みが融合機の少女を襲った。


「ふああぁあぁっ!!」
「ぐっ! 僕もイきそう、中に出すよっ!!」


瞬間、絶頂に震えるアギトの体内に熱い精が放たれた。
まるで火のような熱を持ったそれは彼女の幼い膣を満遍なく満たしていく。


「はぁぁ‥すごい‥熱い‥」
「ああ、気持ち良かったよアギトちゃん」


男根が幼い身体から引き抜かれれば、未成熟な秘所から白濁の精が泡を立てて溢れ出す。
208高級ソープ ナンバーズ:2008/04/07(月) 00:18:37 ID:sBiAtCxl
快楽に思考を焼かれたアギトは身体を震わせて絶頂の余韻に浸る、もはや意識は朦朧としてはっきりとしてはいない。
そこへユーノに言われた通りに“準備”を終えたルーテシアがやって来た。


「ああ、ルーテシアちゃん、終わったかい?」
「‥‥うん」


普段はあまり表情を変えないルーテシアがどこか恥ずかしそうに頷く。
頬を鮮やかに朱に染めた幼い少女はどこか妖艶ともとれる色香を放っており、ユーノの中の獣欲に火を注いだ。


「それじゃこっちにお尻向けて」
「‥‥」


ユーノの言葉を受けてルーテシアは言われた通りに自分の尻を彼に向けて四つん這いになった。
目の前に晒された未成熟な少女の秘所を眺め、ユーノは満足そうな表情で顔を近づけて舌を這わせる。
ユーノの愛撫の標的、それは幼い秘裂ではなく後ろに存在する菊座だった。


「うんぅぅ‥ふぁぁ‥」
「うん、ちゃんと“掃除”してきたみたいだね」


ユーノは舌で軽く舐め上げながら指を浅く侵入させて蹂躙を知らぬ少女の菊門を弄ぶ。
こそばゆいような心地良いような未知の感触にルーテシアは艶めいた声を漏らして身体を震わせる。
そしてユーノは来る本番に備えるべく、手元に引き寄せたローションを垂らし始めた。


「ひゃんっ!‥‥冷たい‥」
「ちょっと我慢してね、これが無いと痛くしちゃうから」


丹念にじっくりとした愛撫によってローションの粘り気がルーテシアの肛門が陵辱に馴染んでいく。
そしてユーノは、頃合を見計らって大胆に指を挿し入れた。


「んはぁぁっ!」
「どうかな? まだきつい?」
「んぅぅ‥‥あんっ!‥」


初めての肛辱にルーテシアは返事をする余裕など無い、だがそれでもユーノは愛撫による刺激を止めようとはしない。
むしろさらに激しく指を動かして少女を辱める。そうすればニチャニチャという淫らでいやらしい音がバスルームに響き渡り情交を飾り立てる。
そして下準備が整ったと見たユーノは腰を上げ、自分の猛る肉棒でルーテシアの菊座に狙いを付けた。


「それじゃあルーテシアちゃんのこっちの初めて貰うよ?」


無論返事など聞かなかった、ほぐされた肛門は否応無く淫根の陵辱に散らされる。
硬くいきり立ったユーノの肉棒は、1ミリの隙間もないくらいにきつい肛門の内部を突き進み力強く侵略していく。
もしローションの粘り気が少しでも足りなかった幼い菊座は裂けていただろう。


「やぁぁ‥痛っ!‥‥きついぃ‥」
209高級ソープ ナンバーズ:2008/04/07(月) 00:20:02 ID:sBiAtCxl
「大丈夫だよ、力抜いてもう少し我慢してたらすぐに気持ち良くなるからね」


ユーノはそう言いながら一定のリズムで腰を動かしてルーテシアの肛門を少しずつ蹂躙に慣らしていく。
そしてユーノは肉棒越しに少女の菊座がほぐれていくのを感じると、その幼い身体を抱き上げて自分の上に持ってくる。


「やんっ!‥‥だめぇ‥ふあぁぁ‥」


獣のようなバックからの結合から、後背座位という体位に移行してルーテシアの小さな身体を存分の自分の上で揺らす。
腰を跳ね上げて肛門を肉棒で突き上げ、両手は未発達な胸板に移動して小さな胸と可愛らしい乳首を弄る、口はうなじや耳に向かい伸ばした舌で愛撫を行う。
熱く淫らな行為の激しさに、最初は苦しさしか感じなかった初めての肛門姦も徐々に少女に快楽を刻み始める。
そして両者の決壊はすぐそこまで来ていた。


「ルーテシアちゃん、そろそろイくよ」
「ふぁぁんっ!‥‥やぁぁ‥わらひもぉ‥‥もうダメぇぇ」


瞬間、幼い少女の体内で肉棒は白を漏らした。
幾度も達した筈の男根は、それでも衰えぬ勢いを保って情交に慣れぬ肛門に精液を大量に吐き出す。
少女もまた初めて体験する肛門姦による絶頂に身体をのけ反らせた。


「はぁ‥‥はぁ‥おしり‥あついぃ」
「ふぅ、凄い気持ち良かったよルーテシアちゃん。やっぱり君は良いね」
「はい‥‥ありがとう‥ございます」


ユーノは絶頂の余韻の中、満足そうにルーテシアの濡れる髪の匂いを満喫する。
幼い少女と楽しむ淫行はこの青年をひどく楽しませるようだ。
まだもう少し淫らな時間は続く、幼い肢体を染める白には十二分に余裕を保っている。
夜はまだこれからだ。





「いやぁ〜、やっぱルーテシアちゃんは最高だねぇ」
「そうですか? テクニックはまだまだでしょう」


会員用の豪勢な部屋で美酒と共に談笑する男達。
メガネをかけた青年ユーノとヴェロッサは芳醇な赤に満ちたグラスを傾ける。


「それが良いんじゃないか、ああいう初々しいのを楽しめるのも会員の特権なんだから」
「僕はそれよりトーレさんの美尻の方が素敵だと思うんですがねぇ」
「何を言う、最近のトレンドはやはりオットー&ディードの双子プレイだぞ?」


そこに割って入ってきたのは黒髪の青年提督、クロノ。


「そういえばあの二人は最近クロノのお気に入りらしいね?」
210高級ソープ ナンバーズ:2008/04/07(月) 00:20:28 ID:sBiAtCxl
「ああ、なかなか良いぞ」
「それじゃあ僕もその内にでも頼もうかな」


各々の好みや何やらを話していると、そこに来客がやって来る。


「お邪魔しますよ」
「ああ、グリフィス君か」
「お先に来てるよ」
「君もお楽しみだったのかな?」
「ええ、いつも通りディエチと」
「好きだねぇ、休日はデートとかもしてるんだっけ? 羨ましいね、僕なんてトーレさんには振られっぱなしなんだよ?」
「ははっ、それはご愁傷様です」


ソープ・ナンバーズ会員の男達は和やかな談笑の中で笑顔に似つかわしくない淫行の話に花を咲かせていった。
ここはソープ・ナンバーズ、どこまでも男を楽しませる淫獄の館である。
今夜も淫蕩に夜はふけていった。


終幕。
211ザ・シガー:2008/04/07(月) 00:23:55 ID:sBiAtCxl
投下終了です。

淫獣リクに応えて書き上げた、ちなみに俺はお姉さんやオッパイも大好きだがロリっ子や貧乳も大好きだ。
つまり相手が幼女でも構わず喰っちまうんだぜ?

そしてシャマルさん書きたい病が徐々に進行中、なんとか書いてみたい。
212名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:34:23 ID:cbsvOMbf
>>211
GJ
相変わらずエロい方だなw
ロリまでイケるとは全く……師匠と呼ばせてください
シャマルさん期待してます
213名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:34:55 ID:x0mS219J
是非、第79管理外世界に支店が欲しいお店だ。

いつもながらGJ! そしてシャマルさんに期待大!!
214名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:40:09 ID:vjfWeviV
>>196
GJ!ついにエリオの処女が喰われたか・・・
>>211
GJ!相手が幼女でも気にしないそんなアンタが大好きだ
勝手な希望ですが、シャマル先生の女医プレイを見たいっす
215名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:53:18 ID:4ojsgBG2
むしろ人妻プレイで
216名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:56:27 ID:oKfxqlap
>>211
兄者アンタ最高だGJ
俺なんかのリクに応えてくれてありがとうなんだぜ
217名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 01:02:16 ID:/xePcu7R
>ザ・シガー氏
中将も書ければソープロリも書くなんて、なんという才能だwww
ええ、もちろん“実用”させていただきましたε=(゚∀゚*)ムハー
しかし淫獣は長槍で叩き殺されないか、いささか心配になってきてしまった……

どなたかユーノVSゼストの戦闘を頼む。
あ、性的な意味じゃなく戦闘的な意味でだ!
それにしても最後に出てきた男性陣は爛れてるなぁw


>B・A氏
むしろどうセッテが『行った』のか詳細を尻たい…じゃなかった、知りたいハァハァ


実用性充分な文才がある方は羨ましいぜ!!
218野狗 ◆gaqfQ/QUaU :2008/04/07(月) 01:25:42 ID:x0mS219J
多分誰もいないと思うので投下しますね?

 非エロ
 はやて(?)×グレアム
 細かいことは気にしない
 あぼんワード「恩返し」
219野狗 ◆gaqfQ/QUaU :2008/04/07(月) 01:27:49 ID:x0mS219J
    1/4

 シグナムが持っているものに、はやては首を傾げた。
「それ、なに?」
「この世界でカメラ、と呼ばれるものだと思いますが」
 確かに。小型のカメラだ。
「なんで、こんなもんを?」
「天井裏にあったのですが……」
 気になったはやてはシグナムに案内して貰う。
 すると……台所の天井に穴が空いている。
「その、穴の所に仕掛けられていました」
 シグナムに頼んで調べて貰うと、配線が繋がっているという。
 配線は家の外へ、そして、隣の家へ。
 流石にはやては青ざめた。
「ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、緊急命令や。このカメラと同じもん、家の中片っ端から探して」
 はやての寝室から二つ。
 台所には二つ。
 浴室前の脱衣所には三つ。
 トイレと浴室に至ってはそれぞれ二桁のカメラが発見された。

「こんなの、いつの間に仕掛けられとったんや……」
 なんで気付かなかったのだろう。
「我らが迂闊でした」
 気に病むシグナムにはやては言う。
「しゃーないわ。これ、完全にこっちの世界の技術だけしか使うてへん。
魔法探知じゃ見つけようがないわ。盲点やったな」
「主はやて、気になることがあるのですが」
「なんや? ザフィーラ」
「仕掛けられたという形跡がないのです」
「え?」
「仕掛けられたと言うよりも、この家が造られたときからそこに存在していたような形跡が」
 つまり、家自体がカメラを隠しやすいように設計されているということらしい。
「……主、たしかこの家は…」
「グレアムおじさんが、バリアフリーで住みやすいから引っ越すように、言うて提供してくれた家やけど……」

 猫耳双子使い魔では飽き足らないと。
 というか、ロリだと。
 ○学生のはやてがよいのかと。
220野狗 ◆gaqfQ/QUaU :2008/04/07(月) 01:28:42 ID:x0mS219J
   2/4

「……シャマル? 引っ越し先…クラナガンの新しい家のことやねんけど…どうやって探したんやったっけ?」
「はい、リーゼロッテさんとリーゼアリアさんが協力を……あっ」
「怪しさ大爆発やな……。ザフィーラ、シャマル、先に行って調べてくれへん?」
「御意」
「わかったわ」
 そして、シグナムとヴィータが残される。
「どうするおつもりですか? 主はやて」
「どうって?」
「グレアムのおっちゃんだよ」
「……悩むとこやな…」
「なんでだよっ」
「生活費出してもろてたんは、事実やし」
「だけど、それは向こうの都合じゃんか! そのせいではやては足が悪くなってたんだぞ」
「そのかわり、ヴィータらに会えたやん?」
 あっさりと返すはやてに、頬を染めるヴィータ。
「そ、そりゃ、そうかも知れないけど……」
 シグナムが後を引き取った。
「そのように考えて下さること、騎士の誉れに尽きます。しかし、放置して置くわけにもいかないと思いますが」
「そやな……なんぼなんでも、トイレはやりすぎやな…」
 まあ、あれもこれも、あたしが薄幸の美少女やったんがあかんのやな、おじさんを迷わせてしまったんやな、
と真面目な顔で言うはやてに、シグナムとヴィータは顔を見合わせた。
 
翌日戻ってきた二人によると、案の定新居にも仕掛けられていたらしい。
「とりあえずそのままにしておきましたが…」
「ん、ありがと。後はあたしがやるから、もうええよ」
「何をするつもり? はやてちゃん」
「明日、あたし一人でおじさんに会ってくる」
「主!」
 シグナムが表情を変えていた。
「危険です。相手は……その……破廉恥な盗撮魔なのですよ?」
「大丈夫や。話し合いに行くだけやから」
「しかし…」
「くどいで、シグナム。一人で行く言うたら一人で行く」
 主の言葉にはこれ以上逆らえない。シグナムは引いた。
221野狗 ◆gaqfQ/QUaU :2008/04/07(月) 01:30:38 ID:x0mS219J
    3/4

 はやてを案内するのはリーゼロッテ。
 グレアムと二人きりになったところではやては切り出した。
「もう、気付いてはるんですね?」
「ああ、いずれはこの時が来ると思っていた。しかし、てっきり守護騎士を率いてくると思っていたが…」
「別にあたしは怒ってません。というより、ええ機会やと思いました」
「……何故だ?」
「恩をお返ししたいんです」
「恩などない。私は君に迷惑を掛けた」
「ヴィータたちに会わせてくれました」
 闇の書がはやての元に現れたのはグレアムの責任ではない。
 そしてグレアムがいたからこそ、はやてはなのはとフェイトに会えたとも言えるのだ。
 結果論かも知れない。それでもグレアムは恩人だと、はやては感じている。
「もしおじさんがアタシに興味を持っているのなら、ちょうどいい、と思いました」
 立ち上がると、はやてはグレアムの膝に手を突いた。
「まだ、○学も卒業してません。それがお好きなら……」
「はやて君…」
「恩返しと、思って下さい。そんなつもりでお金を出したんと違うなんて、今更言わんとってくださいね」
 はやてはニッコリと笑った。
「あのカメラを見たら、ようわかることです」
「しかし…」
 グレアムは言う。
222野狗 ◆gaqfQ/QUaU :2008/04/07(月) 01:31:49 ID:x0mS219J
    4/4

「いや、ババアいらないから」
「は?」
「君、生えてるだろ」
「え?」
「だから、いらないの」
「え、あ、あの」
「確かに何年か前までは君を見ていたけれど、もう見てないから」
「……」
「私が今見てるのは、ヴィータたんだから。いいよね、成長しないって。成長されると興ざめだし」
「……」
「だから、恩返しならさ、ヴィータたん希望。ヴィータたん萌え」
「きしゃーーーーーーーーーー!」


 ちなみにこの数日後、グレアム元提督大往生のニュースがミッドチルダに届けられるのだが、多分はやてとは関係ない。
223野狗 ◆gaqfQ/QUaU :2008/04/07(月) 01:33:25 ID:x0mS219J
以上、お粗末様でした。


って、あぼんワードタイトルに入れるの忘れてた……_| ̄|○
タイトルは「恩返し?」
224名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 01:51:46 ID:ExkW7yVQ
グレアムの評価が大暴落したwww
おっちゃん何やってんのw
>BA氏
エロがどんどん激しくなっていくw
次は怪しげな薬でエリオをぐちゃぐちゃにしてくらはい

>シガー氏
あかん、オーリスが灰になる姿が思い浮かんで吹いたw
225名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 01:58:05 ID:aR9TGGZh
確かに最低かもしれんが気持ちは分かるwww
あれなんか急に寒く(ry
226名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 01:59:33 ID:mqc+u4ZM
>>223
ちょw 純愛話かと思ったのにww
このグレアムは幽霊になって八神家に住み着きそうだw
とにかくGJ
227名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:03:59 ID:SeRqxO/9
>>223
GJ。
とりあえず、使い魔の猫ズは主人の性癖を矯正するべきだと思うんだ。せめて死ぬ前に
228名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:05:58 ID:3NdzxzWd
>>211
淫獣、遂にルーテシアとエトn…ゲフンゲフン、アギトまで制覇ですかGJ!
229名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:17:07 ID:KKZH8Ebw
>>211
早い!マジ早いよ!自分なんてようやくプロット纏まったとこなのに!
多分自分の方はショタになる模様
>>223
リインも危ないなこの様子だと
230針男:2008/04/07(月) 02:30:33 ID:VszkTRTs
このスレでは初めまして。
どこにでもいるss書きド初心者の者です。
10分後くらいに投稿させてもらってもよろしいでしょうか?
231名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:32:45 ID:sBiAtCxl
ドンと来い! そしてエロパロに来る新たなる同士に盛大なる歓迎を!!!
232名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:33:30 ID:musyJQaK
どうぞどうぞ
本文投下前に注意書きするのを忘れないでね
233針男 ◇Hbjv&gfT:2008/04/07(月) 02:37:12 ID:VszkTRTs
このスレでは初めまして。
どこにでもいるss書きド初心者の者です。
10分後くらいに投稿させてもらってもよろしいでしょうか?
234名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:39:52 ID:FE/TkQ52
>>233
トリップをちゃんとしようw
235名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:40:32 ID:sBiAtCxl
あれ? もしかしてドッペルゲンガー? なんかエコーしてますよ。

ともかく投下に関してはルール守れば無問題っすよ。
236針男 ◇Hbjv&gfT:2008/04/07(月) 02:41:45 ID:VszkTRTs
すみません。初めてなもので混乱してました。
重ねて初めまして。
私は元々ssは書く派ではなく読む派なのですが、
前にkd.2f.1cKc さんの書かれた蟻地獄に(色々と)触発されまして、
半陵辱モノをなんとか一本書きあげたので、投下させていただきます。
なのはの経歴はまだ浅いので所々おかしな部分があるかもしれませんが、白い目で見ていただければ幸いです。

閲覧者の方々への注意事項

・ユーノ×ティアナ(エロ) マイナー上等です。マイナーに愛の手を
・私のユーノは淫銃です。八割くらい陵辱です。苦手な方はスルーをお願いします。
・いろいろとご都合主義がまかり通ります。
・NGワードは「例えばこんなきっかけで」
237名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:43:51 ID:FE/TkQ52
>>236
トリップはコピペではなく#でないと駄目です。
238名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 02:44:10 ID:icLtMysI
>>236
物語とはすべて作者のゼウスエキスマキナで成り立っています。
エキスを撒き散らしてください><
239例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:44:47 ID:VszkTRTs
「ふう、じゃ、今日はこんなところかな」
「はい。今日もありがとうございます。ユーノ先生」

そう言って彼女───ティアナは満足そうに微笑んだ。

機動六課所属、ティアナ・ランスター二等陸士。
彼女はきたるべき執務官試験のため、勉強に励んでいた。
しかし、なかなか一人では捗らずに困り、なのは隊長に相談した所、無限書庫のユーノ・スクライア司書長を紹介された。
聞いたところ、フェイト隊長もその人に教鞭をとってもらっていたらしい。
一度も会ったことはないのだが、どんな人物なのだろう?
正直、『管理局員の墓場』とまで言われる無限書庫によい印象は持っていなかったため、少し不安だった。
しかし、実際に会った所、とても優しい人で、会う前の印象は消し飛んでしまった。
そして、いろんな意味で「凄い」人だった。
彼の仕事振りを最初に見たときは驚きのあまり目を丸くしたのを覚えている。
執務官試験のための勉強を教えてもらいたいと頼んだところ、快く引き受けてくれた。
今では、時間が空いたときに教師代わりとなって教えてもらっている。
また、最近では仕事での愚痴を聞いてもらったりもしていた。
240例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:46:44 ID:VszkTRTs
「ユーノ先生、おじゃましまーす」

今日もティアナは無限書庫を訪れていた。
もう司書の人達ともすでに顔なじみだ。

「いらっしゃい。相変わらず勉強熱心だね、ティアナは」

ユーノ先生が笑顔で出迎えてくれる。

「そ、そんなことないですよ。執務官を目指してるんですから当たり前のことです!」

談笑しながら丁寧に分かりやすく教えてくれるため、この時間がとても有意義で大切なものになっていた。

「別に大したことはしてないんだけどなぁ」

と本人は言うが、実際ものすごく助かっている。
それに、ユーノ先生もなぜか嬉しそうだった。
人に教える、といったことが楽しいのだろうか?
ユーノ先生と軽く談笑を続けながら勉強を続ける。
・・・・・・そういえば。
ふと、少し気になっていたことを尋ねてみることにした。

「あの・・・・・・ユーノ先生?」
「どうしたの?まだどこか分からないところがある?」

ユーノが顔を上げる。

「いえ、最初のとき仰っていた事なんですけど・・・・・・」
241例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:47:45 ID:VszkTRTs
───それはティアナが初めてきた時、ユーノが言ったことだった。
『教える前にひとつ。僕のことはユーノでいいよ。プライベートでは先生はなし。堅苦しいのは苦手だからね。その代わり僕もティアナって呼ばせてもらうから』
『はい、分かりました。スク・・・っと、ユーノさん』
『うん、あともう一つ・・・・・・君に頼みたいことがあるんだ。これについてはもっと後で話すから。じゃ、これからよろしくね。ティアナ』

「っ・・・・・・うん。そういえばまだいってなかったっけ」

なぜか少し上擦ってユーノは答えた。
それが少しティアナには引っかかったが、気にせず続ける。

「もう教えてもらって随分経ちますし、気になるんです。教えて頂けませんか?」

そう聞かれ、ユーノは少し考える素振りをする。
(そろそろかな・・・・・・と思ってたけど、彼女から言い出すとはね)
丁度いいか。
彼女はもう僕を信用しきっているようだし。
引き受けた本当の目的を今果たさせてもらおう。
───正直もう少しくらいこの幸せな時間を過ごしたかったのだが。
内からこみ上げる様々な感情をひた隠しつつ、ユーノは答えた。
「分かったよ。じゃあティアナ、今日の分が終わったらちょっと一緒に来てくれないかな」
なぜこの場で答えないのか引っかかったようだが、これまでの積み重ねの賜物かティアナは応じてくれた。
しかし、彼女はまだこの時知らなかったのだ。
・・・・・・自分の身に、これから何が起こるのかを・・・・・・。

やがて陽が落ちる頃、ユーノは司書達に見つからないよう、こっそりとティアナを連れ出した。
242例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:48:47 ID:VszkTRTs
「ユーノさん、いったいどこに行くんですか。話すだけなら・・・・・・」
「すぐ分かるよ。そこで教えてあげる。ちょっと恥ずかしい内容だからね」

笑顔を取り繕い、彼女に感付かれないよう注意を払いつつ案内する。
邪魔が入るのを防ぐため、事前にユーノは怪しまれないよう念話で、
『機密の仕事に移るので二時間ほど連絡しないように、クロノからの連絡は別で聞いておくようにみんなに伝えてくれ』と副司書長に伝えている。
いつもならクロノからの連絡はこちらに回すようにと言うはずの彼に司書達は若干疑問に思ったがまあいいか、と仕事に戻った。
日頃の信頼の賜物である。

「ここだよ。さ、入って」

有無を言わさぬはっきりした口調で、ティアナを部屋に入れさせる。
後ろ手に部屋の扉を閉め、気付かれないよう鍵をかけた。

「あの・・・・・・ユーノさん?」
「ごめんティアナ。その辺に座ってちょっと待っててくれるかな」

そう言いながらユーノは奥に入りポットから飲み物を二つのカップに注ぐ。
そしておもむろに赤い小瓶を手に取り、片方に流し込んだ。
(これでもう後戻りはできないな。・・・・・・ふっ、何を今更)
ユーノは自嘲気味に笑うと、両手にカップを持ち、ティアナの元へ。

「はい。甘い飲み物。少しぐらいは疲れが取れるといいんだけど」

細工した方のカップをさりげなく彼女に手渡した。
243例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:50:10 ID:VszkTRTs
遡ること数ヶ月前。
彼、ユーノ・スクライアは多大なる欲求不満に襲われていた。
まあそれも当然といえば当然である。
毎日毎日暗い書庫で資料漁りの日々。たまに休みが取れたと思えば死んだように寝て過ごし、また仕事、の繰り返し。
一番付き合いの長い女性であるなのはとは「友達」のまま時は過ぎ去り。
まともに浮いた話の一つも無いまま灰色の青春を送って今に至っていた。
彼とて一人の男である。それなりに異性への欲求はあった。
しかしこの職場はそんなことを考える時間すら許さず。
さらに某提督の殺す気かと思えるほどの請求がさらに拍車を掛け。
そしてここ最近で起きたレリック事件の関係でますます時間を忙殺され、自分で慰める日々が続いていた。
そんなクソッタレな状況の中、彼に転機が訪れる。
なのはの新しい教え子のティアナ・ランスターが勉強を手助けしてほしい、と頼みに来たのだ。
フェイトはライトニングの相手で忙しいらしく、ならばと彼女に紹介されたらしい。
仲間のほとんどが所属している六課の事は一人一人調べていたから彼女の事は知っていたので、空いた時間でいいなら、と二つ返事で引き受けた。
まあいい気分転換にもなるし、堂々と女の子と話せるまたとない機会だし、という打算もあったが、何より彼女の目が、昔の誰かを思い出させた、ということもあった。
そしてその時点で、ある思惑がユーノにはあった。
それを胸の内に秘めつつ、彼女の教師を務め、信頼を得ていく。
来るべきその日のために、少しずつ準備を整えていく。
しかし、ティアナの自分を慕う姿を見ていくうち、自分に彼女に対するある感情が芽生えていた。ユーノはそれを心の奥にひっこめたが、本来の目的を忘れ、この時間をもっと過ごしたいと考える自分がこのときから存在し始めていた。
ひょっとしたらこのまま先生と生徒として終わるかもしれない。しかしそれでも仕方がない・・・・・・と思っていた矢先。
彼女の言葉を耳にした瞬間、燻っていた野望が炎にガソリンをかけるが如く再燃しだした。
もう試験まで日がない。彼女の成績はかなりのものだ。合格する可能性は高い。もしそうなればまたあの枯れた日々に逆戻りである。今しかチャンスはない。すぐさま計画を実行に移した。わずかな罪悪感を奥底に追いやりながら。
244例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:51:08 ID:VszkTRTs
そして、今現在に至る。
よほど疲れきっていたのか、ティアナは、手渡されたカップを美味しそうに飲み干す。

「ごちそうさまです。それでユーノさん。説明してほしいんですけど」
「うん、じゃあ説明しようか」

そう言い、ユーノは向かいに腰掛けた。内心の緊張を隠して本題に入る。

「ゴメンねこんなに期間を空けて。ちょっと準備も必要だったからすぐには話せなくてね」
「なんですか?ずいぶんお世話になりましたし、何でも言ってください」

その言葉にユーノはにやり、とほくそ笑む。

「そっか。じゃあ遠慮はいらないね。実はこれまでの授業の見返りとして君から欲しい物があるんだよ」
「え?それって・・・あ、あれ・・・・・・んぅ・・・・・・」

突然、ティアナはふらふらと体をよじらせ、どさっ、とソファーに倒れる。見る限り、頭がぼうっとして、考えが定まらないようだ。どうやらようやく効いてきたらしい。

「な・・・なに・・・・・・からだが・・・うごかな・・・・・・え・・・ユ、ユーノ・・・さん?」
「気分はどう?大丈夫。そんなに危ない薬じゃないから安心して。暴れられると厄介なんで一服盛らせてもらっただけだからさ」

さっきティアナに渡したカップにはある薬を仕込んでおいた。
本を乱読していたとき偶然見つけた数時間魔力を出せなくなる特殊な薬品である。これでクロスミラージュをはじめとする魔法の類は使えない。またある程度体の自由を奪う効果もある。
さらに完全な防音とセキュリティのこの部屋ではどれだけ叫んでも助けは来ない。

「え、ユーノさん!?な、何するんですか!! っあ・・・・・・きゃっ!!」

動けないティアナをお姫様だっこして連れて行き、ベッドに降ろすと、そのまま押し倒す。
突然のことに頭が追いつかず混乱するが、自分の状況から、何をされるのかを予感したティアナの顔が恐怖に染まる。

「ユーノさん!や、やめてください!! 冗談ですよね?ね、ねえ!」
「冗談でこんなことするような人間に見える? さっきも言ったよね。見返りで欲しいものがあるんだ・・・・・・君の体をね。」

ユーノは彼女に跨りながら優しく言葉を紡ぐ。しかし昂ぶる気持ちを押さえられず、強引に服を脱がし始めた。
245例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:54:04 ID:VszkTRTs
「きゃああぁぁ!!!」

突然のことに、たまらずティアナは悲鳴をあげた。
制服とブラウスを脱がして胸元をはだけさせると、ピンク色の下着が姿を表した。大きさは将来に期待、といったところか。
それでも十分魅力的だが。
視線に気づいたのか、咄嗟にティアナは両腕で自分の胸を覆う。
だがそれで全てを隠しきれるわけもなく、そんな羞恥に満ちた真っ赤な顔と行為とがますますユーノの欲望をそそらせる。

「ふふっ、可愛い下着だねティアナ。緊張してるみたいだし、少しほぐしてあげるよ」

ユーノはティアナの手を除け、体ごと覆いかぶさると下着越しにティアナの控えめな胸を揉みほぐす。中に指を入れて柔らかい突起を転がし、そして舌を優しく首筋に這わせていく。
もう片方の手でティアナの身体の形を確かめるかのように、そのラインをなぞっていく。

「い、いや・・・ぁ・・・ああ・・・っあ・・・ぅああ、いやああぁぁっっ!やめてえっ!!」

ユーノに対して抱いていた信頼をこんな形で裏切られた悲しみからか、
自分を縋る様に見つめるティアナの目に涙が伝う。
そして初めて異性に肌をさらした羞恥と肉体を弄ばれる恐怖にティアナは大声を上げ必死で足掻くが薬のせいで自由は効かない。
念のためユーノは素早い手付きでティアナの両手にバインドをかけて身動きを封じる。

「あんまり暴れないでよ。うーん、僕もちょっとガツガツしすぎかなぁ?」

口ではそう言うが、自分も初めてのためか、あまり気持ちに余裕がないようだ。
早くティアナの全てをこの目で見たいと躍起になってしまっているのか、慌ててホックを外す。初めて視認するあられもない女性の肢体にユーノはごくり、と唾を飲み込む。
───ちなみに子供の時の前科はなのはの某友人数名による対価という名の私刑によりその時の記憶は途切れていた。
246例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:56:04 ID:VszkTRTs
一気にブラを剥ぎ取ると、きれいな乳房があらわになる。さすがになのはたちほど大きくはないが、きれいな形をしている。さっき愛撫してあげたせいか桜色の乳首は充血し、ぷっくりと盛り上がっていた。
上からすくい上げるように乳房をつかみ、こりっと硬くなった頂点を摘んで押してやる。

「やぁっ!痛いっ、いたっ・・・・・・やだ、痛いぃぃ!ユーノさぁん!!」
「大丈夫。そのうち気持ちよくなってくるよ。」

男からの愛撫など知らないであろうティアナには、今のユーノの行為は恐怖でしかない。
しかし構わずユーノは乳頭を弄り出した。
口を這わせ、赤ん坊のように乳首にしゃぶりつく。唇で挟み、舌でぴんと張った突起を転がす。途端に汗ばんだ匂いがしてきた。ほのかに甘やかな芳香も感じる。

「ふあぁっ!や、あぁ、ん、だ、だめぇ・・・・・・吸わな・・・・あんっ、んあぁ、くうぅっ!」

嫌がりながらも、おそらく初めて感じていることに戸惑っているのか、ティアナは熱い吐息を漏らしながら肉体を痙攣させる。そのいやらしい姿にますますユーノは興奮する。
微かに自分も息が上がっているようだ。
そしていよいよユーノは、ティアナの大事な場所を僅かに隠すだけとなる所に手を伸ばし、素早くスカートを捲り上げた。
前線で鍛えているだけあって健康的でまぶしい太ももが披露される。ショーツはあまり飾り気のないシンプルなものだ。

「や、やああぁっ、だめえぇっ!やめて、やめてください!ユーノさん、どうしてこんな・・・・・・あん
なに優しくて、いい人だったのに。あんなに、熱心に私に勉強教えてくれたじゃないですかぁ!!
私、すごく、すごく嬉しかった・・・・・・なのに、なのにぃ・・・・・・全部、全部うそだったんですか!
最初から、このために、私を騙してたんですか!!」

「──────っっ!!」

涙に濡れたくしゃくしゃの顔で、ティアナは激しくユーノに自分の想いをぶつける。
その言葉が、罪悪感とともにユーノの良心を突き刺す。
そして心の隅に追いやったはずの彼女に対する想いを掘り起こした。

「なんとか言ったらどうですか!・・・うそつき・・・・・・信じてたのに、私は信じてたのにっ・・・・・・私、わたし、ユーノさんの事が・・・ひゃんっ、あぁあっ!」
247例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 02:58:13 ID:VszkTRTs
───ダメだ。それ以上は言っちゃダメだ。
言葉を遮るようにユーノはショーツの隙間に指を突っ込んだ。
突然の強い刺激にティアナはそれ以上の言葉を封じられる。
そして予想以上に濡れている薄桃色の恥丘を蹂躙し始めた。
ふっくらと柔らかな割れ目をこじ開け、熱い秘肉に指を這わせていく。
同時にぬるっとした液体が指に触れ、その予想外に熱とぬめりを帯びた感触がユーノの欲望をさらに刺激する。
どうやら先程から彼女の膣内は濡れてしまっていたようだ。

「ひぎっ・・・・・・ひぐぅ、いや、お願いです、そこは、だめぇ・・・・・・やめ、て・・・・・・抜いて・・・・・・ぇ・・・・・・・・・・・」

ぴくっ、ぴくっ、と体を痙攣させティアナは涙声で呻く。さらに奥に進もうと指を進めるが、
痛みに収縮した膣壁が締め付け、行く手を阻まれてしまう。
そういえば、とユーノは阻まれた指をそのままに、拇指でティアナの肉粒をさする。

「ひ・・・・・・っっ!」

電流を流されたようにティアナはひきつれた声をあげ全身を硬直させる。
さらに指先でくにくにとそこをこねてやるとティアナの体は大きく震えた。

「あひっ!い、いた、ぁ・・・・・・だめ・・・・・・あぁぁっ!ひぐぅっ!!」

潮吹きと共に高い嬌声が響くと、ティアナは体をベッドへ投げ打つ。
少し刺激が強すぎたのか、彼女の目は焦点が合わずにぐったりとしている。ショーツの中はさっき以上にぐっしょりと中が透けていた。

「あははっ、やっぱりここは敏感だったみたいだね」

ユーノはティアナが動かないうちに、ショーツを取っ払って脚を開かせる。
しっかりぬかるんだ秘所が晒され、しばしユーノはその光景に見惚れる。
そして急いでジッパーを下ろし、自分の肉棒を露出させた。

やがて意識がはっきりすると、ティアナは今の自分の痴態を認識する。

「あ・・・はぁ・・・・・・え?・・・・・や、いやあぁっ!・・・・・・見ないで、見ないでぇぇ!!」

自ら脚を開帳していることに驚き、あまりの恥ずかしさに取り乱すティアナ。
脚を閉じようとしたが、させじとユーノは足をつかみ、こちらに引き寄せる。

「ひいぃっ、いや、やめて!だめえぇ!!ユーノさん、それだけは・・・・・・
許して、ゆるして!いやっ、いやああっ、やだあぁぁぁっ!!!」
「・・・・・・そういえばティアナ、さっきの質問、答えてなかったよね。ちゃんと教えてあげる。
そうだよ。僕はその考えもあって君の頼みを引き受けたんだ」
「────っっ!!・・・・・・ぁ・・・・・うぁ・・・っく・・・」
248例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 03:01:23 ID:VszkTRTs
よほどのショックだったのかティアナは絶句し、その顔が悲しみに彩られる。そうだ。僕を憎め。もっと、もっと憎むんだ。
君の純粋なまでの信頼を、想いを、僕は裏切り、踏み躙ったんだ。だからこれは・・・僕の・・・
─────今更何を。
ユーノは頭の中の考えを振り払い、いきり立った陰茎の先端をぬめる秘唇にあてがうと、上から体重を掛けて押し込んでいく。

「ひぅぅぅっ! ふぐっ、ひぎぃ!い、痛いっ!ぃ、はがあぁ・・・・・・あぐぅ・・・・・・痛い、痛いぃ!」

初めての挿入の痛みと異物感に呻きと悲鳴が迸る。
やがてぶつん、と弦を鳴らすような感触と共にユーノの肉棒が根元までティアナの膣内に埋まり込んだ。

「ひゃう、あ───・・・・・・くぁぁあああああぁぁっっっ!」

ティアナの喉から耳をつんざくような高い慟哭が上がった。長い髪を振り乱して泣き叫ぶ。
生まれて初めての痛みと純潔への蹂躙にティアナは悶え苦しむ。
結合部分が彼女の初めての証である赤い液体で染まり、溢れて滴り落ちていく。
そしてユーノも激しく締め付ける痛みに必死で耐える。

「す、すごい・・・・・・千切れちゃいそうだ。それに・・・・・・すごく熱いよ・・・・・・ティアナ・・・・」
「・・・・・・くぁ・・・・・・いた・・・ぁ・・・ひぐっ・・・あぎぃ・・・・・・はああぁ・・・・・・ぐすっ・・・・・・」

ティアナも懸命にこらえている様だが、耐え切れないのか次々と涙がこぼれて頬を伝う。
ユーノは我慢できず、腰を前後にゆっくり動かし始める。
奥まで埋まった感覚がたまらず、容赦なく締め付ける痛みすら快感となり、中を突き上げる。
ずぶっ、ずぷぷっ、っと卑猥な摩擦音が響く。
ピストン運動を続けるそのたびに、ティアナの膣がびくんっと収縮を繰り返す。

「はぅ、くああ、ひゃぐっ、っああぁ、う、うごかな・・・で・・・あ、あふっ、
く、ひうぅ、っ・・・・・・ふあぁ、あううぅ、はああぁ、ふうぅん・・・くぅぅ」

愛液と破瓜の血が溢れて潤滑油になっているものの、抽送が激しくティアナは腕をバタバタさせる。
気が付かなかったが、すでにバインドは解除されていた。どうやら時限式だったらしい。
ティアナは手の届く先にあった枕を抱きかかえて顔に押し付け、必死に痛みに耐える。
枕から、いつも嗅いでいた覚えのある匂いがする。それを抱いている内に何故か気持ちが落ち着いてきた。
と同時に、痛いだけでない、何か別の感触が生まれだした。

「はぁ、はぁ……いい……すごいよティアナ……僕も初めてだったけど、すごく気持ちいい・・・・・・・

君は・・・・まだ少し辛いみたいだね。ならこれはどうだい?」
そう言うとユーノはむき出しになっている乳房をつかみ、ゆっくりと指を食い込ませる。

「ぁ・・・・・・ふああ・・・・・・・ぃ・・・いぃ・・・・・・んあう・・・・・・っ・・・はうぅ・・・・ひんっ、ふひゃぅぅ・・・・・・」

新たに目覚めた快感と、幾分抽送が弱まったせいか、次第に声に甘いものが混じっていく。
自分でも気付かぬ内にティアナの声は泣き叫ぶ『少女』のものから快感に喘ぐ『女』のものへ変わり始めていた。
249例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 03:02:21 ID:VszkTRTs
そしてそれに合わせるかのように、ユーノが限界を迎え出す。

「くっ・・・・・・・そろそろ・・・・・・だめだ・・・もう・・・イキそう・・・・・・」
「・・・・・・え・・・・・・な、・・・なに・・・が・・・え、・・・う・・・あ・・・・・・ぁあ・・・や・・・」

何のことかティアナが察した瞬間。
どちゅっ!どくっ!どくんっ、どくんっ!

「ひゃっ、あっ、あぁぁあぁああっっ!!」

耐え切れずユーノの亀頭は膨張し、ティアナの秘穴の中で爆発した。
熱い白濁した粘液が、ティアナの体内深くにたっぷりと注ぎ込まれる。
欲望という名の濃厚な精液が、ティアナの胎内に、勢いよく噴射された。

「あぐっ、はふっ、ふあっ、あっ、あぁぁぁぁ・・・・・・!」

可愛らしい絶頂の声を背景に、例えようも無いほど気持ちいい感覚が尿道から沸き起こる。
初めての絶頂に頭が真っ白となったのか、ティアナはぐったりと脱力する。
体が僅かに痙攣するのみで、すっかり放心状態となってしまっていた。
ずるっ・・・・・・ぬるり・・・・・・
ティアナの中から、全てをぶちまけたユーノの逸物が引き抜かれる。
ようやくティアナはまともな呼吸を繰り返す。
荒い息をしながら、ティアナはベッドに横たわる。
口からは甘い喘ぎ声が本人の知らない内に漏れ出していた。

「ふうっ、ティアナ、とてもよかったよ。さてと・・・・・・」

ユーノは自分の服を整えると、タオルでティアナの体を拭いてやった。
ベッドの方はかなりの惨状だ。後で業者に頼むとしてもどう説明したものか。
横になった彼女にシーツを羽織って背を向け、何気なくユーノは呟いた。
250例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 03:04:42 ID:VszkTRTs
「ティアナ、いきなりこんなことして、許せないよね。今日の事、誰かに言っちゃう?」
「え・・・・・・?」

ティアナがキョトン、とした顔で自分を見る。まあ当然といえば当然だろう。
襲った相手から普通出る台詞ではない。
───最初は別にかまわない、と思っていたのに。
あの時、叫んだティアナの言葉がずっと今まで心に突き刺さったままだった。
まさか彼女もあそこまで自分を想ってくれていたとは。
それが今改めてしでかした事への自責の念と後悔でユーノの心中は激しく渦巻いていた。
このままティアナから罵声を浴び、憎まれてもいい。もう何をされても構わない。
だがその前に謝ろう。許してくれるはずがないことは承知の上だ。
しかしもうこれ以上後悔したくない。

「ごめ「怒ってないです。それに言いません。誰にも」・・・・・・え!?」

ユーノは一瞬言葉を失った。そして驚きティアナに向き直る。
彼女はシーツを体に包ませて優しげな表情をしていた。ほんのりと顔が赤い。

「な、何で・・・・・・ティアナ、僕が何したか分かってるだろ!僕は、君を無理矢理」
「襲いましたよね。ええ、すごい痛くて、怖かったです。でもユーノさん気付いてました?
 ずっととっても辛い顔してたんですよ。
それで私、気付いたんです。ユーノさん、やっぱり私の思ってた通りの人なんだ、って。それに・・・・・・」

ここでティアナに悪戯っ子のような笑みが浮かぶ。

「その考えも、ってさっき言いましたよね。ユーノさん、教えてください。
 他にどんな考えがあったんですか?教えないなら・・・・・・みんなに色々脚色して言い触らします♪」
「えぇ!?ちょ、ちょっとティアナ、それは頼むから勘弁してよ!」

ユーノはこれ以上ないほどにうろたえだした。本気で洒落にならない。
今夜の淫行がなのは、もとい六課の耳に入ったが最後、
SLB他の総攻撃で無限書庫ごと自分の存在が物質的にも社会的にも消え去るのは明白だ。
いや、非殺傷設定をフル活用して拷問(お話)のあとに嬲り殺しか。
どちらにせよ自分に待っている未来は、死だ。一瞬か、耐え難き苦痛の後かの違いでしかない。となれば・・・・・・
251例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 03:07:39 ID:VszkTRTs
「ユーノさん、教えてください。私を、どう思って襲ったんですか?
・・・・・・私は、ユーノさんにとって・・・・・・何なんですか?」

いつの間にか、ティアナの目が先程と打って変わって真剣な物になっている。
もはや下手なごまかしは効かないだろう。
はあ、とユーノは深い溜息をつき、まっすぐにティアナを見据える。
そして───ぐい、とティアナを引き寄せると同時に彼女の唇を奪った。
右手で頭を押さえつけ、離れないようにして舌を使い口内を賞味する。

「んむぅう!?・・・・・・んんっ・・・・・・んぅう・・・・・・ふ・・・・・・ちゅ・・・・・・んぁ・・・・・・」 

突然の接吻にティアナは驚くが、すぐに嬉しそうに目を閉じユーノに体を預けた。
夢中で吸い付き、嘗め回す。彼女から漏れ出る舌足らずな喘ぎが口に吸い込まれていく。
やがて長い口付けの後ユーノは唇を離し、答えを告げた。

「・・・・・・君がとっても眩しくて、可愛くて・・・・・・いとおしかったから、だよ」

はっきりと、ユーノは目の前の少女へ自分の想いを告げる。

「ティアナ、僕は、ひとりの女性として、君を愛してる」

瞬間、ティアナの顔が溢れる涙で化粧付けられた。
そして彼女もそのまましっかりとユーノを見据え、ずっと心に秘めていた思いを言葉に紡ぐ。

「ユーノさん、私も・・・・・・あなたを愛してます。大好き、です」

───静かにゆっくりと二人の影が寄り添う。やがてそれは一つに重なった。
252例えばこんなきっかけで:2008/04/07(月) 03:08:22 ID:VszkTRTs
「こんにちは、ユーノ先生」

それから後、執務官試験に合格してからも、ティアナはユーノの元へ赴いていた。
執務官になっても勉学を怠るわけには行かない、ということで無限書庫に通っている・・・・・・のが表向きの理由であった。

「いらっしゃい。ティアナ、今日は随分早いね」

ユーノはいつものように穏やかな笑みでティアナを出迎えると、さりげなく一枚のメモを差し出した。
すっ、とティアナはそれを受け取る。それに目を通した瞬間、彼女は目を見開き、そして
艶やかな笑みを浮かべた。
『終わったあと僕の部屋で補習だよ』・・・・・・そこには一言、こう書かれていた。
そしてユーノは「先生」の顔になって向き直る。
「さてと、じゃ、今日もがんばろうか」
関係が劇的に変わり、ティアナは改めて今の状況に幸福を感じる。
直に一対一で教わること、加えて彼を独り占めできることがとても嬉しいのだ。
───最近”こちら”の勉強が一番の目的に変わりつつあるが。

「はい。今日も・・・・・・よろしくお願いします。ユーノさん」

ティアナは嬉しさと恥ずかしさが入り混じったような表情で返した。
愛しい人と過ごす時間を噛み締めながら───

253針男 ◇Hbjv&gfT:2008/04/07(月) 03:13:17 ID:VszkTRTs
以上で投下終了です。
・・・・・・正直ほぼ初めて書く側に回り、ss書きの皆さんの苦労の一端を垣間見ました。
一月以上かけといてこの出来・・・・・・正直恥ずかしい限りデス。
もっと精進するため、勉強し直してきます。
では、また会うときがあれば。
>>237
すみません、トリップってのがちょっと分からないんですが・・・・・
できれば説明お願いできませんか?

254名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 03:17:42 ID:dP45kMLc
>>253
GJした。触発された作品の蟻地獄といいこの作品といい、ユーノはヘタレ+善人すぎる所で
上手いトコ相手とくっつくなあ、と思いました。余談だけど、ユーノって先生役、というか教える姿似合うよね。
いえ、あの別になのはさんが所詮中卒とか言ってるわけj(SLB
255名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 03:18:28 ID:oKfxqlap
>>253
>>237じゃないが#の後に半角英数字を入れればおk
例:○○#1234等
256 ◆gtvIpxZz6Y :2008/04/07(月) 03:20:29 ID:FE/TkQ52
>>253
乙でした。
エロくて良かった。素晴らしいエロパロでした。

トリップ云々は名前欄の◇がちょっと不自然に思ったので。
名前欄#を入れてその後に任意文字列、例えば12345678とか入れると
◆の後にランダムで文字列が表れて本人の証になります。
こんな感じで
257名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 03:26:48 ID:BSzF9zm/
GJ!
ティアナいい子や……
しかし初作品でエロに走るとは……将来有望な紳士ですなw
258針男 ◆BY0GJdm2Es :2008/04/07(月) 03:27:14 ID:VszkTRTs
>>255
>>256
これでいいでしょうか?
説明ありがとうございました
259名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 03:30:51 ID:ka4/66Vh
>>258
OK
それと言い忘れてたが良いエロだったGJ
260( ゚Д゚):2008/04/07(月) 08:19:14 ID:UIt6B6O9
>>253
GJです! ティアナ可愛いよティアナ。
しかも初めての作品でここまで書けるんですか!?
白い目なんてとんでもないデスヨ。


そて、投下してもよろしいでしょうか?
261( ゚Д゚):2008/04/07(月) 08:20:03 ID:UIt6B6O9
ageてた……orz
262名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 08:47:55 ID:hrDYMjXl
おk
263( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:01:47 ID:UIt6B6O9
それでは注意事項

注意事項
・非エロ。
・すンばらしく捏造要注意。
・ついでに捏造カップル要注意。(???×フェイト)
・レジアス中将はモブか悪役だと思っている方は読まないほうが吉です。
・ヴィータファンは要注意。
・あぼーんキーワードは「熱き彗星の魔導師たち」
264熱き彗星の魔導師たち 15-01/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:02:20 ID:UIt6B6O9
「解任!?」
 突然、その事を聞かされたヴィータは、当然、目を円くして驚愕の表情になり、素っ頓
狂な声を上げた。
 その額の中央部が、なぜか赤くなっており、ヴィータはそこを、無意識に手で抑えよう
としている姿勢だった。
「な、何でだよはやて、あたしに何か落ち度でもあったかよ!?」
 はやてが相手であるため、他の相手と違って感情的な面は抑えられているが、それでも、
言葉を荒くして食ってかかる。
「落ち度やぁ……アホかいな!」
 ズビシッ! はやては、たった今ヴィータに先制奇襲攻撃を加えたばかりの、“管理局
精神注入用”と書かれた特大ハリセンを、軍配のように翻し、ヴィータを指す。
「本来直属ではない部下に対する、行き過ぎた暴力行為! しかも相手の本来の上司とそ
れで口論! 本来なら長期停職モノやで!?」
 はやてはしかし、そのヴィータ以上の勢いで烈火のごとく怒りながら、ヴィータにそう
告げる。
「オマケに……アリサちゃんの立場、わかってるんやろなぁ! 陸士から出向のティアナ
殴りました、言うたら、レジアスがティアナの出向解除する理由として、充分なんやぞ!?」
「あっ……」
 はやてに言われて、ヴィータははじめて気がついたと言うように、短く声を漏らした。
 無論実際に出向を解除するということはないだろうが、その見返りを機動6課、あるい
は巡航警備部本部が要求される可能性は高い。
 もっともアリサもユーノも、ヴィータがティアナを殴ったことまでは、わざわざ報告し
ていなかったのだが。
「それに」
 それまで、はやての傍ら、斜め後ろに控えていたシグナムが、すっと1歩前に出る。
「おまえ自身も、訓練では、突出して撃ち負ける事が多いではないか」
「現場じゃちゃんとやってる! 足なんか引っ張ってねぇ!」
 シグナムの追求に、しかし今度は感情をむき出しにし、ムキになって言い返す。
 しかし、シグナムはやれやれと軽くため息をつくと、冷静な表情でヴィータを見る。
「それではランスターの言い分とまるで同じだろう」
「うっ……」
 ヴィータは言葉につまり、表情を歪ませる。
「元々バニングスとお前で近い位置に配置すること自体、私はあまり乗り気ではなかった
のだがな」
 シグナムはそう言って、もう一度、軽くため息をついた。
「すまんシグナム、そりゃあたしのミスや。ヴィータは砲撃もある程度いける、シグナム
とスバルが近接やから、近接支援のヴィータに砲撃型のマギーで丁度ええ、思うたんや」
 はやては、片手を立ててシグナムを拝むようにしつつ、申し訳なさそうに苦笑した。
「いえ。主の判断ですから。それに、確かにその案には私も異論がありませんでしたし」
 シグナムは、少し慌てて、目を円くし、軽く手を振る仕種をした。
265熱き彗星の魔導師たち 15-02/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:02:46 ID:UIt6B6O9
「けど、こーなってはしょうがあらへん」
 はやてはため息をつくと、顔を正面に戻し、ヴィータに険しい表情を向ける。
「ヴィータ二尉は第1小隊副隊長を解任、第4小隊隊長専従とする。ええな」
「…………はい」
 はやての言葉に、シグナムはおやっ、という顔をした。
「第4小隊、と言う事は……」
 シグナムが呟きかけた時、
 ピンポーン
 インターフォンの呼び出し音がして、訪問者の声が、中に響いてくる。
『はやてちゃーん、ええかー、入るでー』

熱い彗星の魔導師たち〜Lyrical Violence + StrikerS〜
 PHASE-15:Smoldering darkness

「レン?」
 入ってきた人物の声に、ヴィータは、驚いたように、振り返る。
「なんやヴィータ、妙に辛気臭い顔しよってからに」
 レンは6課の制服姿で、そう言いながら、部隊長室に入ってきた。
「寝てるとこ起こしてしもてすまんな、レン」
 言って、はやては椅子に腰掛けなおす。
「ええよー、今日のビハインドは第3が先発やし」
「そか」
 レンがはやてにそう言うと、はやては、苦笑交じりに、返事をする。
「すまんついでに、レン、フォワードの副隊長に移ってもろてええやろか?」
「ほぇ?」
 はやての言葉に、レンはきょとん、とする。
「何、フォワード追設するん?」
「いや、ヴィータと入れ替わりや」
「なんやヴィータ、何ぞヘマでもしよったんか」
 ケタケタと苦笑して、レンはヴィータを見た。
「あたしがヘマしたわけじゃねぇ……と、思います」
 ヴィータは、怒鳴るようにレンに言い返そうとしたが、途中ではやての笑顔に青筋が浮
かんだのに気付くと、勢いを削がれた。
「けど、あたしやとフォワードの火力下がる言うから、ヴィータ出したんちゃうの?」
 レンは、素の表情で、はやてを見て、訊き返す。
「仕方あらへんやん。ヴィータ、アリサちゃんの事気にするあまり、気負いすぎてるから
な。危なくて仕方あらへん」
「くっ」
 はやてはレンに、そう答えた。それを聞いたヴィータは、不機嫌そうにそっぽを向く。
「あー、まー、そーいうことなら仕方あらへんね」
 仕方あらへん、とは言うものの、レンはニヤニヤとヴィータを意地悪い笑みで見ている。
266熱き彗星の魔導師たち 15-03/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:03:10 ID:UIt6B6O9
「ところで、レンはアリサちゃんと直接やりおうたこと、あったんやっけ?」
 はやては、ふと記憶を手繰り、顎に右手をあてて、そう訊ねる。
「おう、あるでー」
 レンは笑顔で、即答した。
「そうだったか?」
「再起動して、初っ端の頃、何度か、模擬戦の相手してもろた」
 シグナムはもまた、自分の記憶をたどろうとして、首を捻った。すると、レンはニコニ
コと笑顔で、シグナム達に向かって答える。
「ああ、そう言うことだったか」
 シグナムは、納得が言った、というように言った。
「そう言うシグナムからは、アリサちゃんて、どう見えるん?」
 はやてはシグナムを振り返り、そう言った。
「そうですね、良く言えば、明朗快活、芯の通った性格、気質を持っています。リーダー
シップ性もあり、かつ本人にも多才なセンスがあります。人を使うのも自分で行うのもそ
れなりに上手く行くタイプでしょうか」
「悪く言うと?」
「高慢で、かつ、愚直なところあり。言い出したら聞かないことがあります。社交性その
ものは高いですが、ソリが合わない人間とは、とことん反発します。特に、同年代や、年
下に対して見られます。もっとも、本気で気に入らないとなれば、年上でも楯突きますが」
 シグナムは、少し逡巡しながら、そう答えた。
「たしかに、ティアナ似の性格ではあるよな」
 皮肉交じりに、ヴィータがそう言った。
「確かに。ただ決定的な違いは、バニングスは徹底して上昇傾向であるところでしょうか」
「せやね、アリサちゃん、他人に出来て自分に出来へん事、無い思うてるからな」
 シグナムの言葉に、レンが同意の言葉を付け加えた。
「ティアナはダウナー傾向やからな……にしても」
 はやては、はぁ、と軽くため息をついてから、少し寂しそうな苦笑で、顔を上げる。
「てっきり、シグナムもアリサちゃんに反発してる思うてたけど、むしろ買ってるんやな」
「ええ。…………?」
 シグナムは、肯定の返事をしてから、かすかに訝しげに、眉をひそめた。
「なにか?」
 シグナムは、少し怪訝そうに、はやてに訊ねる。
「あたしのしっとるアリサちゃんて、シグナムやレンが言うそれとは、全然逆なんよ」
「は…………?」
 シグナムが、絶句するように、聞き返した。レンも、小首をかしげる。
「あたしがアリサちゃんと一緒だったんは、聖祥大附属小での、3年間だけや。けど、ア
リサちゃん、あたしの前では、自分引っ込めてしまいよるん。なんでも、すずかちゃんに
判断振っとってな。あたしの前で、アリサちゃん、自分の意見出したこと、あんま見たこ
と無い。せやから、今回、一緒の舞台になって、アリサちゃんがここまでやるゆうの、驚
いてるんや」
267熱き彗星の魔導師たち 15-04/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:03:31 ID:UIt6B6O9
「それは……」
 ヴィータとレンは、キョトンとして、顔をあわせていたが、シグナムは、言い辛そうに、
視線を逸らした。
「わかっとる。10年前の事件のせいや……」
 “最後の”『闇の書』事件。
 その顛末において、アリサとユーノだけが、略式とさえ言えない当事者の処断に反対し、
裁判の開廷を望んだ。
 それがわだかまりとなり、はやてを擁護するなのはと、アリサの親友関係は、事実上、
解消されてしまった。なのははよく、アリサに声をかけようとしていたが、それに対する
アリサの態度は、“はやての知っているアリサ”の物だった。
 やがて、小学校を卒業。アリサは聖祥大附属をエスカレーター式には進学せず、市立の
海鳴三中へ通う。ユーノと一緒の学校に通いたい、というのが、表向きの理由ではあった
が……それ以来、ユーノとアリサと、他のメンバーとは、すずかとアリシアを例外にして、
どんどん疎遠になる一方だった。
「何がいけなかったんやろなぁ……なんで、皆バラバラにならなきゃあかんかったんやろ
うなぁ……どうして、アリサちゃん、レジアスなんぞに味方しとんのかなぁ……」
268熱き彗星の魔導師たち 15-05/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:04:01 ID:UIt6B6O9

 機動6課隊舎。
 バックスの第5小隊を昼間待機に付かせての、フォワード・ビハインド小隊の休日。
 だというのに、玄関先では、朝も早くからティアナがジャージ姿で、ぼけっと突っ立っ
ていた。
「あら、ティアナ、何してるの?」
 ティアナの背後、隊舎の中からマギーが出てきて、ティアナに気付き、声をかける。
「あ、マギー……」
「おはよう」
 マギーは、笑顔になって、挨拶する。
 育ちのせいか、マギーは、相手が年上というだけでは、あまり敬語を使わない。
 もともと親交があるという理由もあるが、アリサやユーノに対しても、基本的にラフな
物言いである。
 しかし、本音を言えば、ティアナはマギーのそう言うところが少し苦手だった。
「おはよう……えっと」
 ティアナは、返事をしてから、少し困ったように、視線を逸らす。
「どうしたの? せっかく休みだって言うのに、朝から1人でボーっとしちゃって?」
 小首をかしげるような仕種をしながら、マギーはティアナに問いかける。
「あ……ええ、特に何があったというわけではないのだけど」
「ふーん」
 ティアナの答えに、マギーは納得したのかしていないのか曖昧な返事を返す。
「そう言うマギーは、これからどうするのかしら?」
 ティアナはそう聞き返したが、実際にマギーの予定が気になったわけではなかったよう
だった。
「せっかくだから、クラナガンを見て回ろうかと思って」
 マギーは笑顔で答える。
「家には、帰らないの?」
 ティアナはそう訊き返した。
 マギーはまだ12歳である。本人はだいぶ大人びているが、本来なら、少し家族から離れ
れば、ホームシックにかかってもおかしくない年齢だ。
 だが、マギーは少し苦笑混じりの笑顔で、答える。
「あたしの家、少し離れてるからね。転送が使えれば帰るけど、私用じゃなかなか使用申
請通らないでしょ?」
「そうなんだ……」
 ティアナは、そう言ってから、苦笑した。
「それに」
 と、少し気だるそうにため息をつきつつ、マギーは付け加える。
「うちに帰ると、使い魔2匹が煩くってね」
「使い魔? お母さんの?」
 ティアナが訊き返すと、マギーは頷いてから、
「元々は父の使い魔だったんだけどね。優秀なんだけど、少し性格が歪んでるの」
 と、苦笑しながら答えた。
269熱き彗星の魔導師たち 15-06/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:04:24 ID:UIt6B6O9
 しかし、マギーの言葉を聞いて、ティアナは急に、表情から笑みを消す。
「家族は、大切にしておいたほうが良いわよ」
「…………そうね」
 ティアナの言葉に、マギーもまた笑みを消した。ティアナの身の上は、マギーもまたア
リサから聞いている。マギーは言葉を選ぼうとして上手くいかず、結果的に素気ない返事
をしてしまった。
 僅かに、沈黙がよぎる。
「で、でも、今日ぐらいは羽伸ばしても良いかな、って」
 既に出かける準備をし、オレンジ色のワンピースを着ているマギーは、焦ったように苦
笑しながら、指を上げつつそう言った。
「それじゃあ、私が案内してあげましょうか?」
 ティアナは、苦笑混じりの穏やかな笑みを浮かべて、言った。
「ティアナが?」
 軽く驚いたように、マギーはキョトンとして、聞き返した。
 フォワード陣の中でも、ティアナが自分に対して苦手意識を持っている事は、マギーも、
なんとなくではあるが察していた。
「ええ、少し待っててもらえるかしら?」
「う、うん。じゃあお願いしようかな」
 ティアナの態度に、マギーの方が人見知りしたような態度を取ってしまいながら答える。
「それじゃ」
 ティアナは軽く手を振りつつ、一旦自室へと戻って行った。
270熱き彗星の魔導師たち 15-07/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:04:48 ID:UIt6B6O9

 ヴァアァァァンッ
 クラナガン首都高速。
 放射状の中央臨海線から、内環状線へ、FIAT“NOUVA”500改、チンク・エント・チン
クが合流車線を加速し、走行車線へと入る。
 右ハンドル仕様の運転席にアリサ、助手席にユーノ。
 そして、後部座席には、第3小隊のエリオ・モンディアル二等陸士と、キャロ・ル・ル
シエ二等陸士が、並んで座っている。
 アリサはとある事情から、この2人を“預かった”。
「2人って、今年で13歳なのよね」
 ルームミラー越しに2人をチラッと見て、アリサは声をかけた。
「あ、はい」
 2人は、あまりつき合いがない上官であるアリサとユーノと一緒にいる事から、やや硬
く緊張していた。アリサに声をかけられ、裏返った声を上げたのは、キャロの方だった。
「そんなに緊張しなくて良いよ」
 ユーノが、フォローするように、やや苦笑気味の微笑を浮かべつつ、優しくそう言った。
「は、はい……」
 キャロは、しかし、申し訳なさそうな顔で、そう答えた。
「13つーと、マギーよりひとつ上か……」
「え、そうなんですか?」
 呟くように言ったアリサの言葉に、今度は、エリオが軽く驚いたような声を上げた。
「そうよー」
 アリサが軽く答えると、2人は驚いて目を円くする。
「凄い……あんなに強いのに、僕たちより年下なんだ」
 エリオが、そう口から零した。
「まぁマギーはね、才能もあるけど、それ以上に小さい頃から徹底して戦闘魔導師に仕立
て上げられてたから」
 アリサは前を向いて運転しながら、苦笑混じりにそう説明する。
「そうなんですか?」
 キャロが聞き返してくる。少し、困惑気な表情をしていた。
「まぁね。って、ああ、本人もそれを嫌がってたわけじゃないけど」
 アリサは答えつつ、ちらっと、ルームミラーでキャロの表情を確認すると、咄嗟にフォ
ローを入れた。もっとも、嘘ではない。下手をすればなのはより数段上の、トリガーハッ
ピーなお子様だったのは事実だった。
「それに、あんた達だって、特に仕込まれたわけでもないのに、その歳でBランカーでし
ょ? 充分凄いんじゃないかしら」
 苦笑混じりにアリサは言う。アリサ自身はあくまで“C+”なのだ。
「はい……」
「あ、ありがとうございます」
 キャロとエリオが、揃って返事をした。
271熱き彗星の魔導師たち 15-08/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:06:32 ID:+/7tDDmy
「まぁ13にもなってあたしが預からなきゃならないって程でもないと思うけど。フェイト
も結構過保護よね」
 苦笑混じりに、ステアリングを握りながらアリサはそう言った。
「て言うか……すみません、僕達が言い出したんです」
 エリオは、申し訳なさそうに縮こまり、そう言った。
「最初は、なのはさんに預かってもらう約束だったんですが……」
 エリオが言い、その隣で、キャロもまた、縮こまっている。
 その様子に、アリサとユーノは、キョトンとして、ちらりと視線を合わせた。
「フェイトさん……いつも僕達の世話で休暇潰しちゃいますから……」
「なるほどね、それで無理矢理遠ざけたってわけか」
 エリオの言葉に、アリサはニヤリと意地悪そうに笑う。
「まぁ良いじゃない。フェイトだって、たまには休ませないとさ」
 ユーノが、フォローするように、苦笑混じりに言う。
「そうねー、やーっとオトコできそうなんだし。たまにはそっち優先させないと、なのは
とレズ疑惑が出るようじゃ、友人としてもあまり良くはないし」
 本人達がきっぱりと同性愛者だというのなら別に構わないが、本意ではない噂を立てら
れているのならばそれを由とはできない。
「あたしとしては別にいいんだけど、ただ、マギーと言い、どうも大人を操る子供がここ
のところ多いなーって思っただけ」
 そう言って、ルームミラー越しに、エリオに視線を向ける。
「す、すみません……」
 エリオは恐縮したような苦笑で、そう言った。
「アリサ……僕たちはヒトの事言えないって」
 助手席のユーノは、ジト汗混じりに苦笑しながらそう言った。
「それに……フェイトさんもそうですが、どっちかって言うと、過保護なのはアリシアさ
んの方ですよ」
「そうなの?」
 エリオが言うと、ひねた笑みを浮かべたままのアリサに代わって、ユーノが後ろをちら
っと振り向き、聞き返した。
「あー、なんとなく解るわ」
 アリサは、ひねた笑みを消しながら、そう言った。
「フェイトは過保護って言うより、手元に置いておきたいだけなのよね」
 アリサの言葉に、ユーノはキョトン、と、アリサを見る。
「フェイトさん、僕達がもっと小さかった頃に、武装隊の訓練校に入れようとしたことが
あって」
「なるほどね」
 エリオの言葉を聞いて、ユーノも納得したように、そう言った。
 管理世界では、幼くして一流の魔導師になった者が、管理局に籍を置くことは珍しいこ
とではない。現に、フェイトやなのは、はやてがそうだった。
 だが、ストレートなら本来、日本の義務教育ほど固い制度ではないものの、教育課程と
いうものが存在する。例えば、クロノが管理局入りしたのは11の年だ。
272熱き彗星の魔導師たち 15-09/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:07:41 ID:+/7tDDmy
「それでアリシアさんが、怒ったんです。僕たちのことを本当に考えてるなら、先に学校
に行かせろ、って」
「そんなことがあったんだ」
 ユーノが呟いた。
「ま、フェイトの健闘は各自なりに祈るとして」
 アリサはそう言って、話題を切り上げる。
「とりあえずどこに行く? どこか遊園地がいいかしら?」
「あ……その」
 それまでほとんど会話に参加していなかったキャロが、小さく声を上げる。すると、そ
れを代弁するように、
「キャロ、見たい映画があるそうなんです……それじゃ、だめですか?」
 と、訊ねてきた。
「O.K. 良いわよ。ユーノ、上映館探してあげて」
「はいはい」
 アリサが言うと、ユーノは、助手席の前に(FIAT“NOUVA”500に、ダッシュボードとい
うものはついていない)非実体コンソールを出現させた。
 すると、エリオはキャロの顔を見た。キャロはそのエリオの顔を見て、そして、お互い
穏やかに笑う。
『なんだか、この2人もあれね、昔のあたしたちみたい』
 ルームミラー越しにそれを見たアリサは、念話でユーノに、そう話しかける。
『そうだね』
 ────男女が逆だけど、とは、敢えて言わないユーノだった。
273熱き彗星の魔導師たち 15-10/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:08:17 ID:+/7tDDmy

「くしゅんっ」
 クラナガン首都高速。
 放射状の中央臨海線から、内環状線へ、ミッドチルダの国産車である黒いコンパーティ
ブル『アフト Model513』が合流車線を加速し、走行車線へと入る。
「どうしました? 風邪っスか?」
 運転席のフェイトが小さくクシャミをすると、助手席に座っていた男性が、少し心配し
たような表情で、訊ねた。
「大丈夫だよ」
 フェイトは苦笑混じりに、男性に答えた。
「なら良いんですけどね、不規則な生活してるんですし、無理はしないでくださいよ」
 男性──支援小隊(ミーンズ)所属のヘリパイロット、ヴァイス・グランセニックは、穏
やかな笑みを浮かべ、そう言った。
「解ってるよ。ほんとに大丈夫」
 フェイトは苦笑交じりのまま、再度そう言う。
「けど夢見たいっスね」
「ん?」
 前を向きなおしたヴァイスがそう言うと、フェイトはちらりとヴァイスに視線をやって、
短く訊き返す。
「いや、まさかあのエースのハラオウン執務官と、デートまでしていただけるってのは」
「私は別に……そんな大層なモノじゃないと思うけど……」
 照れたように顔を赤くし、フェイトは言う。
「いや、でもホントにフェイトさんには感謝してますよ。あの時、貴方と出会ってなかっ
たら、俺はもっと荒んでましたね」
「…………」
 ヴァイスは笑顔でさばさばと言うが、フェイトの表情は、憂い気味だった。
「でも、まだ……ストームレイダー、握ってあげられないんでしょう?」
 フェイトは、沈んだ声で訊ねる。
 『ストームレイダー』。ユーノが前回の出動時に見た、ヴァイスがヘリ操縦の補助用に使
っている、インテリジェントデバイス用の管制人格AIユニットの名前だった。
「ええ、ちょっと……怖くて、ですね」
 ヴァイスは幾分苦笑して、そう言った。
「ごめんね、……その、あまり役に立って上げられなくて」
「な、何を言ってるんですか!?」
 フェイトが沈んだ口調でそう言うと、ヴァイスは慌てたように、フェイトの方を向いて、
素っ頓狂な声を出す。
「俺は……あの時支えてもらっただけでも、フェイトさんに言い表せないほど感謝してい
るんです。だから……そういう言い方は、やめてください」
「うん……そうだったね。ごめん」
 ヴァイスが、至極真剣な表情でそう言うと、逆にフェイトは幾分影を残しながらも微笑
み、答えた。
274熱き彗星の魔導師たち 15-11/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:09:34 ID:+/7tDDmy
「すんません。俺の方からも、変な話題振ったみたいで……」
 ヴァイスは、恥ずかしそうに少し顔を赤らめつつ、フェイトから視線を外した。
「いいよ……それより、どこ行こうか?」
「あ……そうっスね」
 フェイトが微笑みながら、そうヴァイスに振ると、ヴァイスは思い出したかのように、
決まりが悪そうに言う。
「映画で、面白そうなのやってるんスよ。ちょっと女性向けですけど、丁度良いかと」
「じゃあ、そこからにしようか」
 フェイトが受け入れると、ヴァイスは身を乗り出して、カーナビゲーションの非実体コ
ンソールを操作する。
「次のインターっスね」
「解ったよ」
 フェイトはウィンカーを出し、前の中型トラックのパネルバンに続いて、インターチェ
ンジを分岐していく。
 その1台前に、クリーム色のFIAT“NOUVA”500がいるとは、気付く由もなかったの
であった。
275熱き彗星の魔導師たち 15-12/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/07(月) 09:10:31 ID:+/7tDDmy
>>264-274
今回は以上です。
場つなぎ気味……

オリキャラ注意入れるの忘れた
申し訳ありません。

 ヴァイスとウェンディの口調がかぶる……
276名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 10:11:59 ID:OsGMB/Sw
>>275
GJです。
さすがですね。フェイトはスカの指摘どおり、お人形が欲しい独善家であり、
それを止めるアリシア素晴らしい限りです。本編の矛盾点を逆手に取った上手い手です。
さて本編では道化だったレジアス君ですが、今回は六課が道化かはたまたただの噛ませ犬かどうなることやら。
後、ヴァイス君フラグゲットおめでとう、死亡フラグにならないことを祈る
277名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 13:48:35 ID:Hcdg3Lns
>>275
個人的な意見としては、本編におけるフェイトのプレシア寄りの面とアリシア寄りの面が奇麗に分けられているって感じですね。
「フェイトはそんな娘じゃねぇ!」と一瞬思った後に「あ、そういう解釈もありか」と納得してしまう文才がまた憎い。半分欲しい。
順当にスカと対峙して「雷光」みたいな展開になるのか、別の形で解決させるのか、まだまだ先の話ですがその日が来ることを祈りつつ待ってます。
278名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 14:01:30 ID:ab+YR+SI
>>253
GJ! ここいら意外な組み合わせが続いてるな。いや、新ジャンルが開拓されるのは良い事だけど
しかし最近淫獣が本当に淫獣だから困る。だから原点に還ってショタユーノ×クろろろろろろろろrっろろろr

>>275
GJ! 精巣……もとい政争は大好物だ
しかしエリオきゅんを13歳というジジイに貶めたのは許せん!
279名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 14:06:42 ID:dhqKN2Ge
>>276
そこまで強い感じだったかな?
280名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 14:11:07 ID:9o4FyYSU
>>275
GJ! 細かいところが動いてきたなあ。キャラの心理描写が素晴らしく上手い。
けど、なんでエリキャロの年齢が本編と違うん? ルーテシアとマギーの関係は上手く改変出来てると思うんだが、そこだけ何か不自然に感じる。
281名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 14:30:55 ID:hrDYMjXl
>>280
小学校卒業くらいの年齢に合わせたとか?
282名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 15:01:53 ID:Hcdg3Lns
>>280
アリシアの「まず学校行かせろ」発言に説得力持たせるためとか?
そういうやりとりがありまして、僕たち学校出てから局入りしましたって感じで。
283名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 17:58:04 ID:2zFNcg7Z
面白いんだけど……
キャラの年齢とかデバイスまで変えちゃうのが受け付けないなぁ……
オリキャラならどういう設定にしようが自由だと思うけど、
既存のキャラを変えすぎるってどうよ。
284名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:16:38 ID:4SyuwtUq
>>278
あんだって?ユーノとハンターハンターの蜘蛛の団長がどうしたんだ?
285名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:38:56 ID:g/+N2CUD
>>275
すっごい今更だけど、このレンってやっぱりあの亀が元ネタ?
286名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:41:22 ID:w2jwUpkH
>>285
はやてとそっくりだから多分そう。
287名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:50:20 ID:UT5rA0TE
>>283
ヒント:>>263の『すンばらしく捏造要注意』
あとは、分かるね?
288名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:13:05 ID:eatE67Us
だからと言って一ッ言も口出ししちゃいけないってことでもないだろうに
289名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:14:53 ID:4Ptg/D5E
>>284
ユーノ「僕の『絶』、下手だった?」
290名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:47:09 ID:ab+YR+SI
その発想はなかったわ
>>289
それなら蜘蛛の足というより鎖野郎だろ常考
291名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:58:49 ID:AUf3fYh5
>>179
遅ればせながら、GJ!!
そこはかとなくなのはさんがエロい……。
どこかでエロありを要求しては……だめか……?
292名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:00:06 ID:4SyuwtUq
むしろ氏は喜ぶんじゃなかろうか
293ザ・シガー:2008/04/07(月) 21:05:42 ID:sBiAtCxl
>>291
つまりアレかい? 瑞々しい19歳の乙女の処女をムッサイおっさんが散らす所が見たいって言いたいのかい?
294 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:12:08 ID:iJJpTsHt
え〜…エリオネタ行かせて頂きます

・エリオのガチホモネタ
・今回は趣向を変えてエリオが一方的にユーノに惚れるガチホモ片思い
・でもユーノはエリオの気持ちに気付かないままなのはと結婚したりする少し切ない系のお話
・エリオがなのはに嫉妬して少し病みます
・エロ(エリオがユーノを想ってガチホモ自慰したり、ガチホモな夢を見るシーンあるからw)
・801ダメな人はここで引き返した方が良いです注意。
295報われない恋 1 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:12:54 ID:iJJpTsHt
「う〜ん…中々上手くいかないな〜…。」
エリオ=モンディアルは一人唸っていた。管理局へ提出する報告書が上手く纏まらないのである。
提出の期日は今日までであるから、急いで出さなくてはならないのだが…それが纏まらなければ
どうにもならない。どうすれば良いかとほとほと困っていたのだが…。
「やあ、何か困っている様だけど…どうしたのかな?」
「え…。」
そこで一人の青年が優しく声を掛けてきた。金髪に緑色の目をし、初めて会う者なら
まるで美女と勘違いしてもおかしくない顔の青年。無限書庫司書長のユーノ=スクライア。
「確か…無限書庫の…ユーノ司書長…ですよね?」
話には聞いていたが直接会うのは初めてであるから、エリオも思わず緊張してしまう。
しかしユーノは優しい表情をエリオへ向けるのである。
「ここで会ったのも何かの縁だからね。困ってるなら僕が出来る範囲で手伝ってあげても良いよ。」
「あ…ありがとうございます…。」
そして、エリオはユーノから報告書を纏める歳のアドバイスを貰った。
無限書庫司書長は伊達では無いと言わんばかりにそれは的確な物であったし、
何より分かり易いのだ。あんなに苦戦していた報告書の作成もあっという間に出来てしまった。
「ユーノ先生…ありがとうございます。」
「いやいや、礼には及ばないよ。それじゃあまた…。」
頭を下げて礼を言うエリオに対しユーノは偉ぶるワケでも無く笑顔のままその場から立ち去り、
エリオは彼の姿が見えなくなるまでずっと見つめていた。
「ユーノ先生って…こんな良い人だったんだ…。」
今までエリオはユーノの事を無限書庫司書長と言う肩書きだけを見て、頭ガチガチの
冷たく固いインテリだと言う先入観を持っていた。しかし実際は違った。
ユーノがこんなにも温かく、優しい人だとはエリオにとって余りにも衝撃的だった。

その日をきっかけとして、エリオとユーノはちょくちょく出会う様になった。
最初はユーノがエリオの家庭教師代わりを買って出る程度の物だったのだが、
次第に他の様々な事もエリオに教える様になり、他にも時には一緒に食事をしたり、
外に出かけたりする様にもなった。結果…エリオの中で次第に新たな感情が芽生える事になるのだ。

それはエリオが局内の大浴場で一人入浴中だった時の事…
「やあ、エリオ君じゃないか。こんな所で会うなんて奇遇だね。」
「ユ…ユーノ先生!」
突然ユーノが大浴場に入って来たのである。そこでエリオの身体に異変が起こる。
「アッ!」
エリオは勃起していた。つい先程まで柔らかく垂れ下がっていたはずの
エリオのモノが、ユーノの裸体を見た瞬間に硬くなり、重力に逆らって勃ち上がっていたのだ。
「(え…そんな…どうして?)」
エリオは内心慌てた。確かにエリオは今までフェイトやキャロの裸を見て勃起した事はあった。
しかし二人は女性。今の様に男の裸を見て勃起した事等エリオには無かった。
「(け…けど…ユーノ先生の裸…綺麗…。)」
296報われない恋 2 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:14:29 ID:iJJpTsHt
エリオにとってユーノの裸体は余りにも美しかった。美女と違わぬその顔と違い、身体を見れば
男だと分かるのだが、その身体も白くスマート。なのに股間のモノは相反するかの様に
大きく、しかもユーノ本人はそれを隠そうとせずに堂々と晒しているのである。
「エリオ君どうしたんだい? ちょっと元気が無いみたいだけど?」
「え! いえ! そんな事はありませんよ!」
ユーノは身体を洗いながらエリオにそう質問をし、エリオも戸惑いながら答えるしか無かったが
入浴している間…エリオはずっとユーノの裸に興奮したまま落ち着く事が出来なかった。
そしてついには…エリオはある行動に移ってしまうのだ。

「ハァ…ハァ…ユーノ先生…ユーノ先生…ユーノ先生…アッ!」
入浴後、エリオは自室で一人モノを握り締めると共に扱き…自慰に耽っていた。
確かにフェイトやキャロの裸体を想像して自慰をする事は過去にもあった。
しかし今は違う。同じ男である…ユーノを想って自慰をしていた。
何故…何故こうなってしまうのかはエリオには分からなかった。
だがユーノを想えば想う程、身体は熱くなり…モノを扱かずには入られない。
そしてついに…

                 ど び ゅ っ !

エリオは射精した。だが、これだけに終わらなかった。

エリオがベッドで眠りに付いた後…夢を見た。
夢の中のエリオは何故か全裸で、同じく全裸のユーノと共に一面に広がる花畑の中にいた。
「それじゃあ…今日は男同士の愛情について教えてあげよう。」
「それはどう言う事なんですか? ユーノ先生…。」
「まず四つん這いになってから僕に君のお尻を向けてごらん?」
ユーノに言われるままエリオは四つん這いになり、ユーノへ尻を向ける。
するとどうだろう。突然ユーノはエリオの左右の尻肉をがっしりと掴み、開いたのだ。
「アッ! 何をするんですか!?」
「良いから良いから…。僕を信じてよエリオ君。とても気持ちが良くなるからね。」
頬を赤くして戸惑うエリオに構わず、ユーノは笑顔でエリオの開かれた尻肉の奥に
存在する真っ赤な菊へと自分のモノをピタリと綺麗に押し付け………貫いた!
「んぁ!」
ユーノの女性的な顔からは想像も出来ない大きなモノによって尻を掘られた瞬間、
エリオの顔は真っ赤になり、プルルッと震えながら喘いだ。
297報われない恋 3 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:15:39 ID:iJJpTsHt
「ユーノ先生! 何をするんですかぁ!?」
生まれて初めて尻を貫かれた感触にどう対応して良いか分からないエリオは
涙目でユーノの方を見つめるが、やはりユーノの表情は優しい。
「何って、僕のチンポをエリオ君のお尻の中に押し込んだんだよ。」
「そんな…汚いですよ!」
エリオの目から零れ落ちた涙が頬を伝って地面へ落ちる。エリオはユーノに汚い部分を触れて
欲しくなかった。しかし、ユーノはなおも構わず優しい表情。
「汚くないよ。エリオ君の中に汚い所なんて何処にも無いよ。それに…大丈夫。直ぐに気持ち良くなるから。」
「んあぁ!」
そう言ってユーノはエリオの尻へと掘り込まれた自分のモノを一気に奥まで押し込み、またもエリオは喘いだ。
だがそれだけに終わらず、今度は抜けてしまうギリギリの所まで一気に引き抜き、その後でさらに押し込み、
再び引き抜く。それを繰り返し出したのだ。そうなればエリオも喘がずにはいられない。
「んあ! んあ! んあぁぁぁぁ!!」
「フフフ…良いね。良い鳴き声だよエリオ君。」
気付いた時にはエリオはユーノに対して尻を振るオス犬になっていた。しかし決して悪い気はしない。
エリオはユーノと一緒にいる事が出来るだけでも…嬉しかった。そして………

              び ゅ び ゅ び ゅ び ゅ っ 

ユーノがエリオの腸内へ射精すると同時にエリオもまた射精していた。

夢から覚めた時、エリオは股間に冷たさを感じた。良く見ると自分の穿いていたパンツが
大量の精液でビッショリと濡れてしまっている。つまり、ユーノに尻を掘られる夢で夢精していたのだ。
その瞬間からエリオは完全に自覚する。
「僕は…ユーノ先生が…好きだ。」
エリオはユーノを愛する様になった。自身のユーノへの恋心を悟ったのだ。

しかし、エリオは自分の気持ちを素直にユーノへ伝える事は出来なかった。
「これって…冷静に考えるとホモだよね。僕がホモなんて…ユーノ先生には嫌われるかもしれない。」
そこがエリオにとって怖かった。やはり同性愛者に対する世間の目は厳しい。
ユーノは決して同性愛者では無い。今の状態でエリオが自分の気持ちをユーノへ
伝えれば、ユーノはエリオを気味悪がるかもしれない。しかし、自分の気持ちを胸の中で
抑えれば抑える程ユーノを愛する気持ちは強くなっていく。かつてはあんなに恋しかった
フェイトやキャロさえどうでも良くなる程にまで。そしてそれから数日後…
エリオの気持ちを爆発させるきっかけとなるある事件が起こるのである。
298報われない恋 4 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:16:50 ID:iJJpTsHt
それはエリオが自分の気持ちを抑えながらもユーノと話をしながら食事をしていた時の事。
「パパー! ユーノパパー!」
と、突然何処からともなくヴィヴィオが現れた。
「やあヴィヴィオじゃないか。」
「ユーノパパー! お仕事頑張ってね〜。」
「え…パパって…。」
ユーノの事をパパと呼ぶヴィヴィオの態度に信じられないといった顔をするエリオ。
「こ…これは一体どう言う事ですか?」
これには思わずユーノへ問いかけずにはいられなくなるのだが、ユーノはヴィヴィオの頭を
撫でながら優しい表情で答えるのである。
「いやね、なのはがこの子を養子にしたって言うんで、僕にも紹介した事が始まりなんだけど、
その日以来ヴィヴィオは僕にも懐くようになって、この通りパパとさえ呼ぶようになったんだ。」
「え…。」
ユーノにとって何気無い言葉だが、エリオには衝撃的な言葉。
しかしユーノはエリオの気持ちに気付く事無くこう続けるのだ。
「だからさ…もうこうなってるならなのはと結婚しようかなって事になってね。」
「そしたら本当にユーノパパがヴィヴィオのパパになるんでしょ〜?」
「……………………。」
エリオはショックで声も出なかった。ユーノがなのはと知り合いと言うだけで無く
結婚を決める所まで進む間柄だったとは…………………

食事を終え、ユーノと別れた後もエリオはただただ黙り込んだままだった。
そしてエリオの目から一筋の涙が零れ落ち、胸の内に閉じ込めていたユーノを愛する気持ちが燃え上がる。
「ユーノ先生…そんな…ユーノ先生。」
もうこれ以上自分の気持ちを抑える事はエリオには出来なかった。ユーノがなのはと結婚してしまう…。
そのエリオにとって危機とも言える状況の前には…抑える事自体がナンセンスだったのだ。
ユーノ先生を取られたくは無い。ユーノ先生は僕の物…。その様な感情がエリオの中で燃え上がり……
「僕は…殺す…なのはさんを……いや…高町なのはを…殺す…。そして…ユーノ先生は…僕の…。」
そう決意し…ストラーダを握り締めた。
299報われない恋 5 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:18:44 ID:iJJpTsHt
エリオはなのはを殺す決意を固めた。しかし…それは口で言う程簡単な事では無い。
仮に殺す事が出来たとしても、エリオが犯人であると悟られずに殺さねばならない。
犯人がエリオだとバレてしまえば、エリオが逮捕されてしまうのは必至であるし、
ユーノもエリオを憎む事になるだろう。それは本末転倒だ。
だからこそ彼は必死に考えた。なのはを殺害しつつ、自分が犯人だとバレ無い完全犯罪の方法を…。
「あ! そうだ! フェイトさん! フェイトさんならきっと何とかしてくれる!」
フェイトはレズ達疑惑をかけられてしまう程なのはの事が大好きだ。彼女なら態々
なのはを殺害する事無く二人の結婚を妨害出来るに違いないと考えたエリオは急いで
フェイトの所へ向かった。

「フェイトさん良いんですか? なのはさんが結婚してしまうんですよ?」
エリオはフェイトに期待をかけて訴えた。しかしフェイトは笑顔でこう答えるのだ。
「大丈夫。確かになのははユーノと結婚するけど…それはあくまでも『形』だけの事。
なのはが本当の本当に愛しているのはユーノじゃなく…わ・た・し!」
「………………………。」
エリオはフェイトに失望した。フェイトならば何とかしてくれると期待が大きかっただけに
彼女の反応はエリオを絶望させ、彼に対するフェイトの評価を大暴落させるに十分な程だった。

「くそ…あの女…あんなに危機管理能力が無いなんて思わなかった…。やはり他人は信じられない。
僕の手で…何とかして高町なのはを殺さねば…ユーノ先生は…僕の物にするんだ!」
改めてエリオはなのはを殺しつつ、犯人が自分だとバレ無い完全犯罪作戦を考えたが…
「やっぱりいくら考えてもダメだ! こうなったら最後の手段………。」
いくら頭を捻っても完全犯罪の方法が思い付か無かったエリオは最後の手段へ移した。

エリオが向かった先はなのはが一人自主トレーニングに励んでいた局内訓練場。
「なのはさんお久し振りです。」
「あ、エリオじゃない。会うのは機動6課解散以来だね。どうしたのかな?」
エリオの姿を見るなり自主トレを中断してエリオの方へ寄るなのはだが、
エリオはストラーダを構えて言うのである。
「実は…少し手合わせ願いませんか? 今の自分がどれだけ実力を付けたか見てみたいのです。」
「うん。私は別に構わないよ。」
なのはは快く引き受け、エリオはかすかに笑みを浮かばせた。
300報われない恋 6 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:19:40 ID:iJJpTsHt
これがエリオの狙いだった。なのはとの実戦形式の訓練中に乗じてなのはを殺害する。
こうすればあくまでも訓練中の事故と見なされ、エリオは罪を問われる事は無い。
何よりも、今のなのははJS事件のブラスターモードの後遺症で魔力が落ちている。
それに対しエリオは機動6課解散後も訓練を続け、以前より格段に実力を付けたと断言出来る程の
自信がある。今の自分ならばなのはにも勝てる。エリオはそう信じていたのだ。
しかし…

「行きますよ! なのはさん!」
エリオはストラーダを構え、なのはへ真正面から突撃をかけた。
今の自分の実力ならばなのはのシールドをも真正面から打ち抜ける。そう考えていたのだが…
「え!?」
ストラーダの先端がなのはのシールドへ触れた瞬間、まるで当たった手ごたえさえ
感じさせない程にまで緩やかにいなされていた。
「何!?」
慌てて反転し、再び突撃を仕掛けるエリオ。だがなのははそれに逆らうのでは無く、シールドを展開した
片手を軽く左右へ動かすと言った簡単な動作だけでそのパワー全開の突撃を流して行くのである。
「そんな…僕のパワー全開の突撃を……まるで柳に風…凄い疲労感だけが残る…。」
今のなのははエリオの知る彼女とは全く違っていた。
確かに以前からなのはは技術的にも優れた魔導師であったが、あくまでも
『技術も兼ね備えたパワー型』魔導師だった。しかし今は違う。これは完全な
『テクニック型』魔導師の動きだった。パワー全開の突撃に逆らうのでは無く
流れに乗った防ぎ方をされた時点でそれはエリオにも気付いていた。
「(そんな……まさか………。)」
自身の疲労も相まってエリオは戦意と自信を喪失しかけていた。するとどうだろう。
なのはは何時の間にかにエリオの背後に回り込んでいたのである。
「確かに前より強くなったよエリオ…。でもごめんね。そう簡単に負けるなんて
教導官の立場が無いもんね…。」
「え…………………………。」
次の瞬間、なのはの発した桃色の魔法光がエリオの身体を飲み込んでいた。
疲労に加え、攻撃が通じなかった事による自信を喪失したエリオにそれを回避する事は出来なかった。
301報われない恋 7 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:20:44 ID:iJJpTsHt
「は〜…。」
数時間後、体中の彼方此方にバンソーコーをしたエリオがテーブルに寄りかかって溜息を付いてた。
「なのはと実戦形式の訓練をして…コテンパンにやられたんだって?」
「ユーノ先生!」
突然現れたユーノの優しい微笑みにエリオも思わず暗かった顔が明るくなる。
そしてユーノはテーブルを挟んで向かい側に座る。
「なのはは強かったのかい?」
「ハイ…でもあのなのはさんは僕が知ってるなのはさんとはまた違う動きでした。
以前より遥かに強くなってます…。何故なのでしょう…。確かJS事件で無理した後遺症で
魔力が落ちているはずですし…僕だって機動6課が解散になった後も独自に
訓練を続けて実力を付けて来たつもりなのに……………。」
先の実戦形式の訓練で痛い目に遭わされた事を思い出して再び暗くなるエリオ。
しかし、ユーノはなおも優しい表情で言うのだ。
「そっか……なら僕が協力した甲斐があったって事だね。」
「え!? それは一体どう言う事ですか!?」
ユーノの一言にエリオは慌てて問い掛ける。そしてユーノは表情を変える事無くこう答えたのだ。
「実はね、ああ見えてなのはも魔力が落ちた事をかなり気にしててね、パワーが落ちた分を
テクニックで補おうと考えるようになったんだ。柔よく剛を制すって奴だね。
でもその場合、基本的な部分から鍛えなおす必要があって……その新しい
訓練メニューを立てるのになのはも苦労して…なのはにとっての魔法の原点……
つまり僕の所に泣き付いて来たんだよ。」
「え!? ユーノ先生がなのはさんの魔法の原点…? どう言う事ですか?」
エリオは思わずユーノの話の途中でそう問い掛ける。するとユーノは少しも
嫌な表情を見せる事無く優しく答えた。
「どう言う事って…なのはが魔法と出会うきっかけを作ったのも、魔法の基本を教えたのも
僕だからね。こうして見ると結構長い付き合いだね僕もなのはも…。」
「え…。」
そしてユーノはエリオへ語った。ジュエルシード事件で自分となのはが出会い、それ以来
二人で様々な経験をして来た事を。
「(じゃああの時の映像で子供の頃のなのはさんが抱えていたフェレットは…ユーノ先生だったんだ…。)」
エリオは内心そう考えていたのだが…ユーノはなおも続けた。
「だから、僕が再びなのはの魔法の先生に戻ってテクニック面を磨く訓練メニューを
考えたもんさ。こう言う事をするのは十年ぶりだけど…結構楽しかったよ。
それにエリオ君…君との実戦形式訓練の結果を見ると…なのはの技術面は上手く磨かれている
みたいだし…僕の教え方も間違っては無かったって事だね。」
「そう…ですか…。」
嬉しそうな顔をしているユーノにエリオも少し残念そうな顔になる。
302報われない恋 8 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:22:05 ID:iJJpTsHt
「じゃあユーノ先生は…なのはさんの事…好きですか?」
内心失意に沈んでいる事を悟られない様にそう質問するエリオだが、ユーノはやはり表情を変えない。
「まあね。さっきも言ったけど付き合い長いしね。流石に結婚まで考える様になったのは
ヴィヴィオが僕のパパと呼んだりするようになったのがきっかけだけどね。」
「そう…ですか…。」
それはやはりエリオにとって少し残念な結果だったが続けてエリオはユーノが
自分をどう考えているのか…問い掛けてみる事にした。
「じゃあ…僕…僕の事はどうお考えですか? ユーノ先生…。」
「勿論君も好きだよ。」
優しい表情で即答するユーノにエリオは一瞬ほっとするが……
「だって友達じゃないか。」
「え………………………。」
エリオは絶句するしか無かった。エリオはこんなにもユーノを愛していると言うのに…
ユーノにとってエリオはただの『トモダチ』でしか無いのかと………

「そうですか…ただのトモダチ…なんですね…ユーノ先生にとって…僕はただの…
トモダチ………なんですね……………。」
エリオの中で何かが切れた。両目からは生気が失われ、ゆらりと立ち上がると共に
ストラーダをユーノへ向ける。
「ちょっとエリオ君…突然何の冗談なんだい?」
若干戸惑いつつも優しい笑みを向けるユーノだが…それが逆に今のエリオには腹立たしい事だった。
「僕は…ユーノ先生の事が…好きです…大好きです…愛してます…心の底から愛してます…
なのにユーノ先生は僕の事をただのトモダチとしか考えていないなんて……酷いです……。」
「え? ちょっと……エリオ君……?」
エリオの態度の変化にユーノも慌てるが、やはりその表情は優しいまま。
「そうやって僕の事をあざ笑って来たんですね? その優しい表情の裏で…
僕をほくそ笑んでいたんですね…僕を弄んだんですね……酷いです…ユーノ先生……。」
「え? エリオ君…ええ?」
エリオはストラーダを構えてユーノへ歩み寄る。それにはユーノも身の危険を感じて
席から離れようとするが……直後にはエリオのストラーダがユーノの胸へ突き立てられていた……
「うあああああああああ!!」
「んぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
エリオの咆哮とユーノの断末魔の絶叫が部屋中に響き渡る。

「(出来る物ならこう言う事もやって見たいのに…。)」
と、エリオは内心悔しがった。先のエリオがユーノを刺す一連の描写はあくまでもエリオが
自分の頭の中でユーノを愛する余りヤンデレになった自分がユーノを刺していたら? と言う
展開をシミュレートして見た結果だった。もっとも、実際にその様な行動を起こせる程の
度胸はエリオには無かったのだが。
303報われない恋 9 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:23:09 ID:iJJpTsHt
その後もエリオはユーノに自分の気持ちを伝える事が出来ず…またなのはを殺害する事も
出来ないまま時が流れ、ついにユーノはなのはと結婚した。
「う……ユーノ先生…綺麗です…綺麗過ぎです…………。」
皆と共に式に出席したエリオは、純白の結婚式衣装に身を包んだユーノの姿に
見惚れ…勃起していた。今のエリオにはまたも新たな感情が芽生える。
出来る物ならば今直ぐにでもこの手で結婚式をぶち壊してやりたかった。
なのはに代わって自分がユーノと結婚してやりたかった。しかしもう遅いし、
時間があったとしてもそれは不可能な事だった。何よりも…どんなにエリオが
ユーノを愛そうとも、ユーノはエリオの事をただの友達としか考えていない。
今こうしてなのはと結ばれようとしている。もしもそれを邪魔するような事をすれば
ユーノはエリオを憎むだろう。それこそ本末転倒。故に出来なかった。
エリオがユーノを愛するからこそ…ユーノの幸せを邪魔する事は出来なかったのである。

何事も無くユーノとなのはは結ばれ、式も終了となった。
そしてエリオはキャロと共に帰路に付いていたのだが、その目には涙が浮かんでいた。
「あれ? エリオ君どうしたの? どうして泣いてるの?」
「な…泣いてなんか…無いよ…。」
「泣いてるよ。だってそんなに目が涙で潤んで…。」
エリオは必死に自身の涙を否定するが、目に涙が浮かんでいるのはキャロの目にも明らか。
「ねぇ…どうしたの? お腹痛いの?」
「大丈夫! 大丈夫だってば!」
エリオはなおも否定する。しかし否定すれば否定する程…ユーノの事を思い出してしまう。
ユーノをあんなにも愛した事。ユーノとの出会い。ユーノを想って自慰した事。
ユーノに尻を掘られる夢を見た事。なのはに取られた悔しさ。その全てを思い出し
エリオの目からさらなる涙が溢れてくるのだ。エリオは必死にそれを堪えようとするが…
涙は構わずどんどんと溢れてくるのだ。
「大丈夫だよ! 泣いてなんか無い! 泣いてなんかないよぉぉぉ!!」
エリオがそう叫んだ直後、キャロが突然エリオを優しく抱きしめた。
「泣いていても…良いよ。一体何があったのかは分からないけど…泣いても良い。」
「………………………。」
キャロに抱かれ、エリオは思わず暫し沈黙した。そして涙がキャロの服に滲んだと思うと…
「う……うああああああああああん!!」
エリオは大声で泣いた。キャロの胸の中で…………

人は挫折を経験して…大人への階段を登る。

                     おしまい
304名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:23:14 ID:cbsvOMbf
>>293
Yes! Yes! yes!
305名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:24:33 ID:DJ7RpCHU
>つまりアレかい? 瑞々しい19歳の乙女の処女をムッサイおっさんが散らす所が見たいって言いたいのかい?
あの流れのまま純愛で行くのなら実に見たいな・・・
306 ◆6BmcNJgox2 :2008/04/07(月) 21:24:50 ID:iJJpTsHt
まあ何と言うか…色々な意味で…ごめんなさい
307名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:25:23 ID:ab+YR+SI
さすがフェイトそんの息子……予想の斜め前半捻りを行ってくれる
308名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:54:23 ID:AUf3fYh5
>>303
GJ!
なのはさん凄い!柔よく剛を制すななのはさんもいいなあ……。

>>293
清い交際を得た上でお願いします!
309名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:27:22 ID:dh3SQNcD
>>303
GJ。いつもの超展開にもう安心感すら覚えるぜww
綺麗にまとめつつどこか喉もとに引っ掛かるラストの空気が秀逸でした。
もっかいGJ。

>>293
瑞々しいおっさんが散らせば無問題だと思うw
310名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:41:58 ID:TMd6civ7
>>303
あ、あれ?
なんか青春の風が……。・゚・(ノД`)・゚・。

>>293
19歳の乙女代わりに
5X歳の際どい黒のコスチュームが良く似合う次元犯罪者のお母さんに襲わせれば無問題
つまりこういうこと

【 プレシア×レジアス 】
311名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:43:08 ID:9zyUjOGB
>>310
おま……アルハザードが呼んでるぞ……
312名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:48:41 ID:39z/zL+g
何故わからんかッ!!エリオ×プレシア以外はありえないとッ!!
ベットの上ならランクは関係ないってねッ!!
313名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:57:55 ID:aFjE7S9K
>>312
何歳差だw
たしか1期の時点でプレシアさん60近いんじゃなかったっけ?
314名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:00:06 ID:9zyUjOGB
おばあちゃんと孫だよなぁ・・・
315名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:02:42 ID:ab+YR+SI
フェイトさんじゅうきゅうさい
316名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:03:25 ID:Voi/pClf
>>313
大体没年くらいにエリオが誕生。
317名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:04:08 ID:eP2bEbug
プレシアママン高齢出産に不治の病とは…
エリオ、種付けは慎重にな
318名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:04:32 ID:sBiAtCxl
>>316
オリジナルの方?
319名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:05:16 ID:Voi/pClf
>>318
YES。
320名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:42:14 ID:aRla6GpO
これだけアブノーマルが揃っててさ…


何 故 ザ フ ィ ー ラ 主 演 の 獣 姦 が 話 題 に 挙 が ら な い ! ?
321名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:44:05 ID:dh3SQNcD
掘られるんだよな?
322名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:44:29 ID:9zyUjOGB
>>320
マジレスすると、
狼の性生活が分からないから・・・あとちんこの形とか。
人間形態でいいから書いてあげたいのは山々だが
323名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:50:55 ID:w0nS1Tmr
>>320
確か同人でならあったが
324名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:53:05 ID:rkowDlyW
>>320
獣姦というと、ザフィーラがはやてとヴィータの好奇心によって蹂躙される話って事か
325名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:56:34 ID:ZYPJJWzT
あれ、これはヴィヴィオ×ザフィーラが出来上がり次第投下していいという流れ?
326名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:58:24 ID:9zyUjOGB
>>325
ヴィヴィオ攻め!?
かもーん
327名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 00:00:34 ID:nPBoCW84
ヴィヴィオって難しいんだよね、
あのままではなんぼなんでも幼すぎるし、
それ相応に時間経過させるとその時の人間関係が総捏造になるし。
328ガチホモエロ注意:2008/04/08(火) 00:06:11 ID:XmEWcPya
>>322
犬と同じ感じでいいのかな?
うろ覚えだけど…
たしかペニスはピッケル状で、射精の瞬間ペニスの根元が瘤状に膨らみ精子を逃がさないようにする
そして一度射精すると30分は膣から抜かない
だった気がする

ザフィ「くっ!もう出る!」
エリオ「!?急に膨らんだ!?らめぇぇぇぇえ!お尻の裂けちゃうよ〜〜〜!」
ザフィ「ておアッッッッッッッ〜〜〜〜〜!」
エリオ「あああああああぁぁぁああ……、すごひぃぃ、いっぱい注がれてるよぅ…」
〜〜30分後〜〜
エリオ「じゃひ〜ら〜、まだでりゅの〜?もうおにゃかいっひゃいだよ〜」
ザフィ「もう少しだ、我慢しろエリオ」
エリオ「らめぇ〜、がみゃんできなひぃ……おにゃかがグリュグリュしてでひゃうよぅ〜」
ザフィ「ならばここで存分に出すがよい」
エリオ「ひょんな!?はじゅかしいよぅ!?いやぁ!もうでりゅぅぅぅぅぅ!」

うむ、エロイな
329名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 00:08:09 ID:D/pGYKPZ
>>320
獣ザフィ×獣ユーノですね分かります
330名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 00:09:13 ID:ZRKUlAFJ
>>329
某同人誌よろしく、フェレットユーノを突っ込むんですね、分かります
331名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 00:41:44 ID:6wqaHEZ+
>>293

なのはが積極的にレジアスに言い寄って、致しちゃった後にレジアスから
「責任は取る」
てな感じ?

勝手な事書いてスイマセン

 でも、なのはってファミコンな気有りそうなんだけどなぁ
332名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 00:45:29 ID:bsIr+u4Y
>>331
…アナログな人間と言いたいのか
それとも壊れやすそうとでも言う気かw
333名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 00:55:02 ID:6wqaHEZ+
>>332

331ミス
ファミコン→ファザコン
334ザ・シガー:2008/04/08(火) 01:00:08 ID:Kn/UrAKP
>>331
あんた今なんて言った‥‥‥なのは“が”積極的に迫る!?

なんて自由な発想、俺にはとてもマネできんぜよ。
だがそれは良いアイディアだ、なんとか参考にしたいと思う次第。

しかしそれ以上に、今俺の中でシャマルさん愛が急激に成長中だったりする。
そう、まるで歯痛のように何をしてもシャマの事ばかり考えてしまうんだ‥‥
335名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 01:03:55 ID:KdNX5K6Q
>>その様子を見た六課メンバーを想像すると笑えるな。
というかミッドチルダ震撼www
336名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 01:04:25 ID:KdNX5K6Q
335は>>331
337名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 01:10:45 ID:mtWwto5E
>>334
あんたのキャラ愛の方も自由な気が

とにかくあんたの書きたい物を書けば良いと思うぜ朋友
338名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 01:45:35 ID:cIbffO3b
>>334
よし、ジョン×艦長の時のようにヤッてしまおうぜ
339名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 02:22:53 ID:N1XBWd/a
>>334
はやてに激しいセクハラやレイプを受けて枕を涙で濡らすシャマル?
340名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 02:27:14 ID:L8CGP/Bi
ttp://moepic2.dip.jp/gazo/detail/files/detail27384.jpg

変態紳士の皆さんこれで一本・・・
341名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 02:29:33 ID:TV/iBkXn
何度見てもどう見てもナカジマ姉妹
342名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 02:39:52 ID:Yp4I1z26
それはぶっちゃけ都築氏のキャラ幅が狭(ry

いや、これに限っては絵師が下手とかそんなんではなくマジで。
晶、クロノ、スバルは外見似てるって言われるからな。
343名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 02:47:41 ID:QRjE0G9f
>>340
ってゆーかエロパロスレに画像貼るなよ……
344名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 02:59:36 ID:Yp4I1z26
まあそれはチョイっと置いといて(他スレじゃ挿絵付きSS書く人もいるし)
個人的にはおっぱい魔人はやての毒牙にかかる女性化クロノをだな(ry
345ツンデレ王子:2008/04/08(火) 04:15:39 ID:6wqaHEZ+
どうも初めまして

寝る前に1つ投下させて下さい

注意としては…

非エロ
セリフのみ
ギャグ物?

3レスほどです
346ある日の出来事:2008/04/08(火) 04:17:10 ID:6wqaHEZ+
「おかん、そろそろ起きぃや」
「ん…」
「ちょーほんま早よ起きんと仕事遅刻するで」
「んー、おはようヴィヴィオ」
「おはようやあらへんって!時計見てみぃ、早よせんと遅刻やで」
「…え?きゃー寝坊しちゃった!!
 ってヴィヴィオ、何なのその喋り方」
「何ゆうてんの…あれ?ほんまや、うち何でこないな喋り方になっとるんやろ?
 まぁそんなんどーでもエエやん。それより早よせんと…」
「そ、そうだ…
 とりあえずヴィヴィオ、ママはお仕事行ってくるからいい子にして待っててね」

 一方その頃…

「いやー、おもろいわ」
「あら、はやてちゃん、どうしたんですか?」
「ああ、シャマルか。
 いやー退屈しのぎにちぃとな」
「……?」
「魔力飛ばして、ヴィヴィオの喋りを関西弁に聞こえるようにしてみたんよ」
「……」
「いやー、寝坊しとるなのはちゃんって珍しいもん見れたうえに、あの慌てぶり」
「……」
「今日はうち休みやさかい、なのはちゃんの様子でも覗いたろおもてんけど…」
「悪趣味ですよ、はやてちゃん」
「まぁええやん、おもろいもん見れたんやし」
「…後でどうなっても知りませんからね」


347ある日の出来事:2008/04/08(火) 04:18:00 ID:6wqaHEZ+
「ただいま〜」
「あ!おかえりなさい、なのはママ」
「ヴィヴィオ、いい子にしてた?」
「うん!」
「ヴィヴィオ、何か食べたいものある?」
「ん〜…そうだ!なのはママの作ったハンバーグ!」
「ハンバーグかぁ…よーし、じゃあママ、腕によりをかけて作るから少し待っててね」
「うん!」
(あれ?そういえば…)
「ヴィヴィオ、言葉使いが戻ってるけど…昼間何か有ったの?」
「え?あ…本当だ!
 えっとね、お昼にはやてさんが来て…」
「はやてちゃんが?」
「うん。そしてね、なのはママのお部屋に行って何かしてた」
「そう…」
「何かね、はやてさん小さい声で言ってたんだけど、良く聞こえなくて…」
「聞こえた部分だけでも教えてくれないかなぁ?」
「んっとね…『ええもん見せてもろた』って聞こえたよ」
「そう」
「ママ、ハンバーグはー?」
「もうじき出きるからね〜」
「わーい」
「ヴィヴィオ、ちょっとママ用事思い出したから出かけてくるね」
「どこ行くの?ヴィヴィオも一緒に行きたい」
「ごめんね、ちょっと危ないからヴィヴィオはご飯食べながら待っててね。
 なるべく早く帰ってくるから」
「…はーい」




348ある日の出来事:2008/04/08(火) 04:19:47 ID:6wqaHEZ+
「はやてちゃん?」
「な、なのはちゃん」
「ヴィヴィオに何したの?」
「え?いや…その…」
「怒らないから言ってごらん?」
「いや…あの…」
「言・っ・て・ご・ら・ん?」
「あの…だからね…
 今日はうち休みやって…暇してたから…」
「だから?」
「その…なのはちゃんの様子でも見ようかなと…」
「ふーん…それで?」
「で、ついでやからヴィヴィオの言葉を関西弁に聞こえるように…」
「…そう」
「な、なのはちゃん。なんやエライ引きつってるんやけど…」
「……」
「お、怒らへんゆうたやんか」
「うん、別に怒ってはいないよ」
「う、うそや」
「本当、怒ってはいないよ?でもね…」
「で、でも…?」
「そういう悪戯をする子にはおしおきが必要よね?」
「え?あの…その…」
「別に怒ってる訳じゃないからね?でも、悪戯をした子にはおしおきしないと。
 ヴィヴィオだって悪戯したらおしおきされるんだよ?」
「いや、そうかも知れへんけど…さすがにソレは…」
「覚悟はいい?はやてちゃん」
「え、いや…その…ちょ、ちょー待ってぇな、なのはちゃん」
「ふふ、待・た・な・い♪」
「や…ご、ゴメン、ほんま謝るから…」
「(ニコッ)
 スターライトブレーカー!」
349名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 04:23:55 ID:XmEWcPya
GJ
なんというほのぼの
最近のこのスレに足りなかった物を補給してくれた気がします
350ツンデレ王子:2008/04/08(火) 04:25:01 ID:6wqaHEZ+
以上です

今日やっとstsのDVD最終話まで見ました
つってもレンタルですが^^;

最後のヴィヴィオの
「強くなるって…」
ってセリフには…泣きました

ヴィヴィオ可愛いよ〜

と言うわけで
ヴィヴィオを使った短編ギャグ考えてみました

他の職人様たちに比べると拙いですが…
笑っていただけると幸いです

それでは
お目汚し失礼しました
351名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 08:30:09 ID:yL9tvaep
R.I.P.はやて・・・・・w
352名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 09:26:40 ID:YzyY2jQa
>>340
そこに貼ったの俺だw
353名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 10:20:34 ID:nn5gILNd
>>340
画像の貼り付けはエロパロ板のローカルルール違反
354名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 12:16:52 ID:HXJn06Zs
はやての一人称は「私」だな
>>2の参考資料でちゃんと確認してから書いてくれ
355名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 14:49:45 ID:ShpWZe7z
>>350
まずはGJ
でも一人称は結構気にする人がいるから次回は気をつけてほしいんだぜ


最近ザフィーラ(朴念仁)となのはさん(朴念仁)を掛け合わせることで
とてつもないニヤニヤSSが生まれそうな気がしてならないが書く時間がない・・・
くやしいのうくやしいのう

356名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 16:01:48 ID:XmJ+CsAe
>>332
ファミコンの耐久力は異常に高いぞ、それこそなのはさんみたいにw
357名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 16:43:47 ID:UJHCM496
白いしな
358名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 16:54:08 ID:ZXIMXmRH
あの時代のゲーム本体の耐久力は異常
ゲームボーイとか雨の日に外に置きっ放しにしようが二階から落とそうが問題無く動くし
359名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 16:57:46 ID:W8CLYYA6
迫撃砲受けた家にあった、見た目ボロボロになったGBが問題なく動くってのは有名。
360名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 17:14:11 ID:PbkxuCua
>>350
OK!
ほのぼのしたぜ!!

>>355
果たしてファミコン本体の耐久力とソフトのセーブデータ保存能力とは同一なのだろうか?

このスレ住人のなかで
ドラクエVの、あの恐怖感を引き起こすサウンドを聞いたものはどれほどいることか……

あとザフィーラなのはさんのカップルは、攻守攻防を兼ねた鉄壁のバカップルになっると予想するぜ!!
つかザフィーラだったらナンバーズ含む女性陣ほぼ全員と組み合わせられるからスバラシイw
なんか理想の漢って感じだよな。

『リニス×ザフィーラ』とか『トーレ×ザフィーラ』とか『オーリス×ザフィーラ』
そう考えれば、どれもカップルとして組み合わせることが出来る。


>>359
は、迫撃砲って紛争地帯の話ですか?
想像したらなんか哀しくなるな〜
361名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 17:29:22 ID:Kn/UrAKP
>>360
>>ザフィーラだったらナンバーズ含む女性陣ほぼ全員と組み合わせられる

いや‥‥それかなり難しくないか?
362名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 18:52:04 ID:Jo7WWRpR
>>350
GJ!

しかしヴィヴィオのセリフが○ットペッ○ーのCM風に脳内再生されたのは秘密だぜw
363名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:26:12 ID:ZXIMXmRH
>>360
でれでんでれでんでれでんでれでんでーれん♪

ザッフィー×なのは…
イイ!
364名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:50:17 ID:eTY4NEkL
で、できれば、ザッフィーは獣形態のままで……
365名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:52:59 ID:ZXIMXmRH
>>364
待てコラw
いいじゃん普通にラヴれば。
なぜアブノーマルネタに持って行こうとするww
366名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:53:35 ID:bsIr+u4Y
    KEYWARD 
−N A N O H A−

解る奴は…年がばれるか?
367これか?:2008/04/08(火) 20:02:38 ID:eTY4NEkL
>>366
やってやるなの! 
368名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:07:29 ID:zz9Pk6mU
>>363
某所の漫画みてその組み合わせは考えられんwwwwww
369名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:26:27 ID:ShpWZe7z
>>368
kwsk
370名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:39:51 ID:g0BjvHnH
>>368
スターライトブレイカーバックドロップのことかー!
矢神家がヴィータ以外壊れてて
ハウオラン家も相当壊れてる奴w
371名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:44:38 ID:c4eSd0TJ
食用犬だっけ?
372名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:46:21 ID:qhpJuOUS
どこだそのカオスはw
373名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:47:57 ID:bsIr+u4Y
374ツンデレ王子:2008/04/08(火) 20:51:00 ID:XRALmfEk
>>354 >>355

失礼しました
以後気をつけます
375名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:01:07 ID:89mBl6OX
>>370
壊れてない奴を探す方が難しいよな、あそこ。
376名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:17:33 ID:qiYffHyH
壊れてないのってヴィータオンリーじゃないのか?
377名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:44:24 ID:Kn/UrAKP
唐突な話だけど最近キャロがメインにくる話って皆無っぽくね?

相方のエリオの人気に比べてなんという悲劇、正直レジアスにも負けそうな勢い。
378名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:48:02 ID:hbA4QiZQ
>>377
リトルランサーでは、前半部分で主役だったけどね。
379名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:49:58 ID:bnJRugah
>>377
別に勢いとやらを競争してるわけでもなし
だから何だと
380名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:50:19 ID:TBXLhGNl
>>378
それも一週間前までのこと。後は「熱き彗星〜」にちょこっと出たくらいか。
ちなみに相方のエリオくんは今スレと前スレだけでもキャロ、セッテ、ヴォルテール、ユーノと
実に多様なメンバーと絡んでおります。
381名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:53:04 ID:Kn/UrAKP
>>379
ではもっと分かりやすく直球で言うとだな‥‥‥キャロのエロが見たい!!!!
382名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:12:22 ID:oy4PGmBl
見たいと思うビジョンを文章化するんだ
足りないものは勇気で補える

見たいと思う「絵」が頭の中にあるのなら、お前さんはもう完成されているといっても過言ではないんだぜ?
383名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:40:06 ID:+/ABPkSF
正直、花がないよね
あと、攻撃方法が竜だから戦闘のバリエーションが少ない
384名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:40:14 ID:w35ADgZn
書こうと思っても妄想という種火がなけりゃむりなんす
385名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:42:09 ID:g8rv57tg
>>383
バリアも張れるしシューターも撃てるというのに。
386名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:46:29 ID:uqzfujYr
>>383
頭から花なら咲かせてるんだがなぁ
387名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:47:41 ID:Kn/UrAKP
いや、戦闘よりも陵辱が良いと思う。

あの小さい身体を無数の屈強な男達が力と欲望の限り嬲り尽くす所なんて想像したら素晴らしいじゃないか。
あ! それと、もちろんだけどエリオの目の前で処女散らすという設定で。
388名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:48:16 ID:vMPBJ8k9
妄想なら無限に湧いてくるが、そもそも文才が砂粒ほどもない。
389名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:49:52 ID:uqzfujYr
キャロより書きたい娘が居るんだ……
許してくれ。皆が忘れた頃に書きます。
390名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:56:34 ID:LKi/gC63
誰か、このスレで上がっていた調教ゲーの最新版を再UPしてくれないか?
391名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:56:50 ID:om6PAoFF
>>383
それはつまり某ビッチな王女様のように多様な竜を召喚できれば或いは、ということか?
でも実際火力ならヴォルテールの存在で十分すぎる気も。
392名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:59:33 ID:PbkxuCua
>>381

今週中にはなんとかする!
それまでなんとか耐えてくれ!!

ところで、だ
10歳でキャロを妊娠させたエリオって管理局規則的には大丈夫かな〜
な〜〜んて時々思う。
393名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:02:04 ID:+/ABPkSF
管理世界が何歳から成人かによるな

まあ、某電撃文庫のラノベに比べれば……
394名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:02:57 ID:Kn/UrAKP
>>392
待ってたぜ朋友、俺はあんたを待っていた‥‥‥本当に心の底から。

しかもキャロが妊娠!? 最高じゃないか、ロリ受胎最高!!
法的には問題山積みっぽいけど気にしないでガンガン着床させれば良いと思う。
395名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:05:27 ID:uqzfujYr
着床といえば以前から気になる事が

スバルやギン姉も当然妊娠できる…よな?
ナンバーズ全員身篭ってたし
396名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:07:56 ID:bRjjNiQl
>>395
あれは普通の妊娠とは別だから、戦闘機人が普通人と同様のプロセスで受胎するか否かの証明にはならないと思う。

だがあえて言おう、そんな事は関係ない、愛を以って犯し貫けば誰であろうと妊娠する!! それがエロパロだ!!!!
397名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:07:58 ID:szVxNjWa
ナンバーズはカプセル埋め込まれてただけだし、そもそも製作者が違う
でもナカジマ姉妹は普通に成長してるし妊娠も出来そうだな
398名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:08:51 ID:qu0kdWJ2
>>395
あれはクローン収納スペースがあるだけでナンバーズ自身の子じゃないんじゃないか?
代理出産みたいな感じで。
399名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:10:07 ID:D3hCn0Mt
みんなd。
ゴッポゴポ中に注がれて目がトロ〜ンと蕩けたスバルを想像しちまってつい…な。
400名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:11:59 ID:6/wUX11o
スカリエッティの子供の遺伝子を書き換えるために誰かに中田氏されなければならなくなった数の子達…
しかし管理局の科学は偉大だ!!

ギンガ「女の子でもいいですよ、デバイスで頑張らせますから」
401名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:50:42 ID:ErO68bx0
科学力といえば、性王協会で繰り返されるヴォルケンズの健康診断に大いに興味があるのだが
診断の名のもとにどんなエロい事をしてるんだ…
402名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:58:04 ID:vLF/T10F
>>395
書き手さん次第だと思うよ。
妊娠可能なら「ごめん、できちゃった」的な話も「ううううう生まれりゅぅぅぅぅ!!!」的な強制妊娠触手プレイも書けるし、
妊娠不可なら「所詮私は機械の体」とシリアス全開の恋愛話が書ける。
403名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 07:33:23 ID:dS0uZwhl
拘束されたエリオの目の前でキャロの処女を散らす……。ああ想像しただけでゾクゾクする。
誰か書いてくれる猛者はいないかのう。
404名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 08:45:48 ID:HRPD7vkZ

403 :名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 07:33:23 ID:dS0uZwhl
拘束されたキャロの目の前でエリオの処女を散らす……。ああ想像しただけでゾクゾクする。
誰か書いてくれる猛者はいないかのう。
405名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 09:30:07 ID:tl0Wl5az
>>403
すっごい見たいww
406名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 10:43:03 ID:pPv1vrPx
>>404
すっごい見たいww
407名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 10:59:06 ID:kGkAJqR8
>>404


>拘束されたキャロの目の前でエリオの処女を散らす……。ああ想像しただけでゾクゾクする。
ちょっと待て、見た事あるぞwww
たしか死ねよおめーらシリーズのフェイト編で、キャロの目の前でガリューに掘られてた
だが、エリオの目の前でキャロが…は見た事ないんだが、歪んでるなwww
408名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 11:13:57 ID:HRPD7vkZ
一応両方とも◆6BmcNJgox2氏が書いてる件
409名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 11:13:59 ID:jsJuEKPt
>>395
ゲンヤとクイントの間に子供が出来なかった理由がクイントの体質によるものだと仮定すれば、
クイントのクローンであるギンガ・スバル・ノーヴェの3人は妊娠出来ないかも知れん。
410名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 11:26:04 ID:RXfPvwnG
>>408
彼のは殆どエロというよりギャグに近い件
411名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 12:55:51 ID:vLF/T10F
>>409
あるいは、ゲンヤが種なしだったという可能性もある。
412名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 13:06:30 ID:IKmvyniv
コウノトリだのキャベツだのを信じてたとか
413名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 13:29:10 ID:HRPD7vkZ
するとゲンヤさんは純潔
414名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 14:07:34 ID:vLF/T10F
ある日のクラナガンのホテルの一室。
ゲンヤ「すまねぇな。恥ずかしいことに、俺は童貞なんだ」
はやて「奇遇ですね。私も初めてなんですよ」
415名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 14:46:13 ID:WWtrCJZN
奇遇という文字をみる度「なんと奇遇な!」しか思い出せないから困る
416名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:09:23 ID:szVxNjWa
やめてくれw
俺も思い出しちまったw
417名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:14:54 ID:Y6Fc9fDp
>>412
なにその似たもの夫婦w
クイントがコウノトリが運んでくる、ゲンヤがキャベツの中から生まれると思ってるわけですねw

スバルやギンガはキスで出来ると思ってそうだなw
418名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:16:02 ID:vLF/T10F
ちょっとネタ探しにsts見直してたら、後期OPでふと疑問に思ったこと。
サビの部分のティアナのシーン。実に30発ものクロスファイヤーシュートを撃っているけど、それってOKなの?
なのは9歳時でも確か12発が限界だったような気が・・・・・・。
419名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:18:03 ID:qn/qK+SV
>>418
StS時点ではなのはのアクセルシューター同時操作最大数32発だし。
思念制御にどれだけの割合を割くかにもよるだろう。
420名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:32:35 ID:szVxNjWa
>>417
なんだよ、その悪臭と母猫w
421名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:34:21 ID:8eNH1zZB
>>417
キャロがエロい方面に素ボケして、エリオがひねくれるんですね。分かります。
422名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:34:31 ID:+rY5EWY3
なのはのは自由自在に操作可能な誘導弾、制御ムズい。
ティアナのは射撃魔法に軽いホーミング機能を持たせたもの、制御簡単、誘導旋回性能低い。

と俺は脳内解釈してる
423名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:49:15 ID:vLF/T10F
>>422
なるほど、そういう解釈ならわかりやすい。
ばらまくだけなら推定AAでも可能なら、その内フェイトからファランクスシフトとかも習いそうだ。
424名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:50:48 ID:4V3SW+D9
>>421
いやいや、古代において洋の東西を問わず性行為と神事は密接な関係があった。
かのギルガメッシュ叙事詩では神造の野獣が神殿の巫女さんと七日七晩やりまくったら人間になった、
と言う一説があるほどだ。

守護竜に選ばれるほどの竜召喚士である以上、キャロは部族において神事に大いに関わっていただろう。
案外性に関する知識はスバティアはおろか、仕事漬けの青春を送ってきた三人娘より上かもしれん。
もしかしたらすでに経験済みかも……。
神聖さと妖艶さとを併せ持つ聖娼……皆さんはどう思いますかな?
425名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:55:22 ID:8eNH1zZB
>>422
てか、手動制御と自動制御の差じゃねえの?
それか、目標点を指定するだけかひとつひとつの動きを直接コントロールしてるかの差。

でもチャフとか使う奴いないから手動制御の利点ってほとんど無いような……
426名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:56:55 ID:vLkxVffd
>>424
まあ、キャロがアルザスを追い出されたのは6歳の頃だし、ちょっとの刺激でフリードが暴れだしてたらしいからねえ……。
てか、守護竜に選ばれた巫女を追放するってどういうことだよと思わないでもない。むしろ普通は部族に縛り付けないか?
427名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:58:57 ID:szVxNjWa
つーか何が問題かって、制御の仕方を教えたり訓練した訳でもないのに危険だ! って追い出した事なんだよな
428名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:08:02 ID:4V3SW+D9
>>426
まあそこらへんは原作に数多く存在するツッコミどころの一つとして軽く流しましょうや。

で、自分としては話を戻し、
「まっさらな天然」説と「百戦錬磨の聖娼」説について大いに議論を交わしたい訳なのですが。
429名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:10:25 ID:Gf7GIpNl
>>428
原作者が原作者なので「百戦錬磨」説を採るとするとエリオが巫女じゃないと変だな。
430名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:13:37 ID:vblFcp5U
>>428
とりあえずお前さんが誇り高いレベルのロリコンさんであることはよく分かったw
まぁ「百戦錬磨の聖娼」はないだろうな。そうならガキに胸触れられたぐらいで動揺するかと。
これはエリオもそうだけどね。
431名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:17:22 ID:owiruvp8
>>428
まて!
『まっさらな聖娼』と『百戦錬磨の天然』なんて語句が頭の中に浮かんできたぞ!?

エリオが我慢できず襲ってみたら
処女だったけど腰使いがとても上手く、数々の体位やプレイも網羅しているキャロ
F計画のおかげで常人より疲れを知らないエリオ君はキャロに言われるがままに……

なんだこの天然エロカップルはwww?
432名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:22:34 ID:8eNH1zZB
>>427
長老様が言いました。
「おまえは、もうこの集落にいることはできんのじゃ」


A:「分かりました……今まで、お世話になりました」→『StrikerS』(機動六課・エリオルート)。
B:「……こんなの、みんな焼いちゃって。ヴォルテール」→『孤高のドラゴンサモナー』(スカ一家ルート)。
C:『たかが子供を恐れて懐柔しようともしない愚物なんて、殺す意味もない』→『天才召喚師、凡人幻術師』(機動六課・ティアナルート)
D:「結婚してください!」

……うーん。ネタは出るが今ひとつパンチが足りない。
433名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:22:35 ID:vLF/T10F
>>431
きっと後ろは経験済みだったんだ。
434名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:26:11 ID:9ctaG+Iq
>>426
なんか緊急時だとキャロがピンチになるだけで喚ばなくても勝手に現れるらしいからな

親「好き嫌いしないで食べなさい」幼キャロ「にんじん嫌い!」→ヴォルテール勝手に登場で村壊滅

みたいな事があったのかもしれん

それはともかくエロ的にはエリオ以外だと相手がもれなくロリの烙印を押されるのがネック
なのハァハァなお馬鹿フェイトの背中を見てガチ百合に育ったキャロがフェイトを襲う話なら考えた事がある
435名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:40:29 ID:IgmqslP7
>>419
凄いな、それ。
こんなのが四方八方上下問わず襲ってきたら避けようがないぞ。
一対一じゃ大抵の相手に勝っちまう。
436名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:44:03 ID:8eNH1zZB
・魔力弾で撃ち落す
・拳や剣で切り落とす
・全周防御
・高速移動で包囲の外側に逃げる
・フェイントで誘導して隙間をこじ開ける

とまあ、色々と手があるわけで。ウィザーズブレインとか参照。
シューティングゲームじゃないんだから。
437名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:47:45 ID:TxA8B7Pq
>>434
なのはとヴィヴィオ、フェイトとキャロ、はやてとリインU
ほら、少なくとも三人娘は全員ロリコンだから、全然問題な(ry

……すいません、百合スレに帰ります。
438名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 16:53:55 ID:IgmqslP7
>>436
そうか。
いや、前に「ファンネルを真面目にやったら誰も勝てない」というのを読んでな。
ついその様に感じたんだ。
439名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 17:00:59 ID:jsJuEKPt
>>434
エロじゃないが、キャロをストーキングするルーテシアってネタを考えた事が。
最終回で送った花が「ずっとあなたを見ている」ってメッセージとかで。
440名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 17:05:32 ID:9ctaG+Iq
>>439
お前のせいでキャロを手に入れる為にガリューにエリオを襲わせるルー子を
想像しちゃったじゃないかwどうしてくれるww
441名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 17:43:25 ID:bRjjNiQl
誘導弾の戦略性とキャロのロリエロスの談義が同時進行で進むってどんだけカオスってるんだこのスレはwww!?
442名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 17:50:34 ID:SledxYKR
ただ今はやてと連結中


電波降りてこねぇかな…
443名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 18:01:58 ID:bkznT0+l
>>442
新幹線の中からとはご苦労様です。いいネタが来る事を期待してます。
444名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 18:04:20 ID:6tDhMT+8
ってことは>>442が乗ってるのはこまちか。
445名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 18:18:49 ID:6wnsg9t7
>>438
なのはさんが恐ろしいのは、その状況で迂闊な隙を見せられない事だからな。
>>436の1〜3は足が止まるからバスターだし、4と5でも迂闊に直線機動取るとやっぱりバスターもらう。
それを掻い潜るか凌いで撃ち合えるレベルじゃないと勝負にすらならないし。

てか、あれだ。
ファンネル使うNTが強いのは、使用中でも本体がエースクラスの動きが出来るからって事だな。
446名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 18:24:06 ID:jkV3RQsJ
……本編描写を見る限り、何をするにも棒立ちになるけどな、なのはは。幾ら何でも神格化し過ぎだろ。
>>436の1〜3で足止める必要はどこにも無いし、4と5も回避軌道は直線に限定されないわけだが。

ファンネルに関しては同意。本体が棒立ちだと普通はそっち狙われて終わりだ。
447名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 18:52:36 ID:ZlIObwqB
『君に届けたいただ一つの想い』の続きが中々来なくてやきもき…
448名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 18:58:29 ID:szVxNjWa
時期が時期だからな
かくいう俺もなかなか執筆に時間が割けなくて困ってる
449名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:00:36 ID:lSvROp9p
くろくんなのちゃん書きたいよーって人、どうしてるかなあ…
450名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:13:38 ID:xoWWWeB3
今日は珍しく職人が誰も来ないな・・・
皆、試験や就職で忙しいのかな?
451名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:14:44 ID:qgUn0a+s
俺も246氏に恋い焦がれてんだけど、とりあえず元気でいてくれってだけで
452名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:15:21 ID:HRPD7vkZ
キャロが部族から追放されたのは神事とかで陵辱されたor陵辱されそうになったから暴走してヴォルテールを召喚してしまったため
なんて王道的展開を考えるロリコン人材がいないで話題が終るのは、このスレの将来を考えると非常に嘆かわしいことではないでしょうか
453名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:24:48 ID:bRjjNiQl
いや、>>403で言ってた事とあんま変わんなくね?

結局はロリ陵辱じゃん。
454名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:32:24 ID:6wnsg9t7
>>446
んー、書き方が悪かったか。
足が止まる→足が遅くなる、直線機動→予測され易い機動、って事で。

てか、魔力弾の迎撃とかどれだけの力が必要なのかイメージできてないんだよな。
魔力纏わせた剣とかで【撫でる】だけで良いのか、【叩く】とか【切り裂く】のかって。
叩く以上なら、力を込めるために足場が無い分を飛行魔法で体勢を整える必要がある筈だし。
だとすると移動が制限されるだろうとか、色々。

そこらへんのさじ加減が分らないからどうしても誇張が増えるんだ。
長文失礼した。
455名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:54:54 ID:9iVTWwfq
>>454
それは使う術者の技量によると思う。
わざわざ完全に消去する必要がない場合、高位のベルカ式なら魔力付加の剣や拳で、
『受け流し』てそのまま離脱 or 接近も可能だろうし。

自動誘導の弾幕なら2、3発打って『軌道そらし』→ある程度の『弾幕破壊』も可能だろうし。


何れにせよ、かなりの技術が必要となるわけか・・・・WBの主要キャラもSクラスばっかりだしな・・・
一般兵が・・・のレベルでは参考にならないか。
456名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:59:09 ID:AOxLAT65
一般兵ならあれだ、ガンダム00の頂武ジンクス部隊。
状況に応じて散開・密集しつつ標的を揃えて攻撃。誘導弾相手なら密集して防御術を重ねるとか。

>>454
予測され易い軌道で動くと撃たれる、足を止めると後が無くなる、程度のことは相手も分かってるだろうに。
周囲にいきなり出現するわけじゃないんだから、相手が足止めてぼけっと突っ立ってるのでなければ包囲できるかも怪しい。

大体、確実に一発で沈むわけでもなければ反撃しないわけでもない。
個性によるけど、多少の被弾は無視して突っ込む、喰らいながら砲撃して先に落とす、等等の選択肢は存在するわけで……

基本的に、防御する側の立場で考えるべきだと思うよ。微妙に喧嘩腰ですまん。
457名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:06:47 ID:6/wUX11o
じゃあショタ陵辱にするか…とりあえず最低基準はルーちゃんのフィストファック、細いからまだ大丈夫だろぅ
458名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:10:16 ID:AOxLAT65
……ルーテシア『が』突っ込むのか?
逆の手では自分のを弄ってるわけだな?
459名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:14:10 ID:vLkxVffd
>>457
「ひぎぃ……! だめだよルー、腕なんて入らな……アッー!!?」
みたいなのか。
キャロも一緒に二人でエリオを犯しまくるとか面白そうだなw
460名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:14:55 ID:6/wUX11o
んーん、右手はエリオ、左手はキャロ
二人の手をしっかり握り合ったままがいい
461名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:17:31 ID:9iVTWwfq
>>456
ああ、あれはよかったな。話は逸れるが、戦場の絆とかアーマード・コアやればわかるけど、敵陣で孤立した場合の状況が
どれ程危険か、実際に数の暴力で攻められることほど怖いものはないということ。
『なのは』含めてこういう作品はキャラが立たないと売れないから、そういう描写が消えてしまうのだが。

なのはのスペックが高すぎる所為で忘れがちだが、どんな術者でも保持する魔力量に限界があるわけだ。質で超えられないならば、数で超えれば勝ち目はある。
・・・・ざっと千倍は必要そうだけど・・・・

462名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:25:40 ID:HkgXBMOu
現在224KB。
埋まるまでに一週間突破どころか、久々に1000行くか?
463名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:31:05 ID:szVxNjWa
>>461
ティアナは頑張ったよな
……ご都合主義に見えるのが玉に瑕だが
464名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:37:05 ID:VWzUjhzJ
なのはって砲撃と誘導弾を並列に処理できったっけ?
使用魔法のシフトにラグがあったりすればそこに付け入る隙ができるのだが。
まぁ、それでもフェイトレベルの機動性と攻撃速度を要するだろうが。

本編じゃBJと飛行魔法やウイングロード以外は攻撃防御問わず複数の魔法を同時使用する描写が殆ど無かったからよく分からん
465名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:42:28 ID:2l67EM/0
>>464
そもそも砲撃時は動くことすらできないんだし、誘導弾まで使えんだろう。
466名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:46:24 ID:iF7dx07C
>>464
ウィングロード除外すると、プロテクション+バリアブレイク+DBというのなら有りましたぜ
467名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:51:05 ID:+7FkneBF
初出動の時に、飛行しながら砲撃してたよ。ショートバスターだったか。
468名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:58:58 ID:PNytgrjt
エリオ+キャロ÷2=エロ

なんて言葉がふと浮かんだ。

六課が解散後10年くらいの設定で
エリオとキャロがふとした事で精神が入れ替わり…

久々に同窓会と称してはやてが元6課のメンバー集めて…
キャロに入ったエリオ(つまりエロ)が女性陣を襲いまくって…

てな電波が来たんだけど…

書けない><

誰かこのねたで書いてくれないかな
469名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:00:08 ID:PNytgrjt
>>468
ミスった

(エリオ+キャロ)÷2=エロ

だな
470名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:30:12 ID:Ijt/bf0c
>>461
ACで複数対一人になるとよほどのことが無い限り秒殺余裕でした
包囲されて誘導ミサイル撃たれると避ける事も出来ずに…orz
471名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:34:41 ID:lSvROp9p
アヌビスのジェフティとその他くらいスペック差があれば一騎当千も可能なんだけどね…
荒野乱戦は一騎当千の体現だ。
472名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:44:04 ID:5YyuYjTW
>>470
やっぱりそうなんだ。
イレギュラー以外は数には勝てないってことですね。
ってことはなのはさんはイレギュr…
473B・A:2008/04/09(水) 21:48:48 ID:vLF/T10F
次に何を書くかで迷っているんで、ちょっとアンケート取ろうと思います。

@:エリオほのぼのSS(フェイトとのエロあり)。
A:エリオ触手(または異世界の魔獣)凌辱SS。

どっちから手をつければ良いでしょう?
474名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:49:57 ID:6/wUX11o
エリオ陵辱で
475名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:50:15 ID:dS0uZwhl
>>461
数の攻めと言えば、死ねよおめーらシリーズにあったけど、実際のところ
あれでなのはを倒せるんだろうか。

いやまあ、空想世界の話に実際もクソもないんだが。
476名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:51:08 ID:I6znoAaK
>>473
@で。
もう奇抜なのはいい。
477名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:53:32 ID:bRjjNiQl
>>473
俺は迷う事無く1に一票。
フェイトとイチャラブというのも乙なもんだと思う。
478名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:54:34 ID:qgUn0a+s
エリオ陵辱キボン!
ごめん、奇抜なの好きで・・・はっきり言ってこのスレのせいだぜ?
ショタとふたなりに目覚めちまったのは
479名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:59:07 ID:n/5R5emQ
俺なんてガチホモにも目覚めてしまった

どうしてくれるんだ・・・・・・・・・・・・・
480名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:00:34 ID:bRjjNiQl
>>479
こんな所でカミングアウトするなwww俺がエロイ人妻書いてやるから戻って来い。
481名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:00:48 ID:6/wUX11o
スレに来る前から、その上で自然な方といったら陵辱だ
482名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:01:10 ID:e94b1bbK
>>473
Aで
483名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:02:09 ID:JWuMS1ih
>>473
エリオ触手陵辱っていうのは、エリオに触手が生えて六課メンバーを陵辱しまくるっていうことか?
484名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:06:51 ID:xEsUSVin
>>483なら大歓迎
485名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:09:34 ID:6/wUX11o
エリオが陵辱する、ならただのチンコ要員だ
エリオが陵辱されてこそ
486名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:09:59 ID:EV1nFuT2
>>473
@でお願いします、ってかここの住人毒され過ぎだぞw
お〜い、戻って来いよ〜
487名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:10:01 ID:HkgXBMOu
>>473
最近のエリフェの少なさは寂しいんで@をお願いします。
488名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:13:25 ID:90bF/C0Z
じゃあエリオがお尻で(ry
489名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:18:01 ID:T3lxv9dS
ここはお尻の好きな奴ら大杉だなw


掘って掘られてがそんなに好きか!私も好きだ!www
490名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:21:58 ID:bRjjNiQl
尻は良い、なにせどんだけ出しても孕まないから出したい放題だ。
491名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:22:16 ID:+z1Q9R3i
触手に寄生されて体を乗っ取られたエリオが意識を保ったまま六課メンバーを凌辱させられる話ならどうか
エリオとおにゃのこ両方凌辱できるし、訳も分からず犯されちゃう子や
状況を察してエリオを助けようとする子など行動に変化もつけられる
492名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:26:30 ID:6/wUX11o
それじゃあエリオの掘削作業が楽しめない

前後編ならおk、前編エリオ触手で後半が>>491
493名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:28:06 ID:I6znoAaK
>>492
そろそろ自重しろ。
494名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:32:44 ID:x5fhXhcH
>>473
@希望で。最近、アブノーマルが多いし、純粋エロを

495名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:39:41 ID:vLkxVffd
@をお願いします。
ほんわかしたい。
496名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:40:48 ID:RbQbr/j6
では、エリオ×プレシアかプレシア×エリオの純愛
のどちらかで。
冗談ですw@でお願いします。
・・・上のも見たいのが本音だぜw
497名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:41:23 ID:PH5W9tZ2
最近細かい部分を忘れがちなのでDVDで見直そうと思うんだが
TVとDVDで変更になった場面て多いのか?

自分が知ってるのはA’sのフェイトM字開脚とStSの頭冷そっかぐらいなんだが

>>473
@希望
498名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:42:22 ID:bkznT0+l
>>475
ある程度の質の奴で数を投入できればね。問題は、どうのように包囲殲滅するか
旧日本軍の数の上での突撃戦法のような愚作では、当然的になるだけ、バスターで包囲網を突破される
相手も有利な舞台に立とうとするわけだし。
499名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:43:34 ID:I6znoAaK
>>497
多いか少ないかで言われたら無茶苦茶多いとしか言えんな。
500名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:45:02 ID:bRjjNiQl
>>497
>>フェイトM字開脚

はい!? ちょっと、そこんとこ詳しく頼むわ。
501名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:53:36 ID:UhFSHeZx
>>496
つまりロストロギアで過去に飛ばされた青年エリオがそこで20代前半あたりのプレシアと出会って、
元の時代に戻るため彼女に協力してもらううちに二人は恋に落ち、
やがて生まれた娘の姿に全てを悟ったエリオは自分がどうすべきか苦悩するんだな。
502名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:58:32 ID:0VKGNtY7
ええと、黒髪の母親と赤毛の父親から、金髪の娘…
まあ、確かに苦悩するだろうな。
503名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:59:22 ID:g3D/EN37
見直し終わったら12時過ぎに一本行きます。
504名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:59:24 ID:KStmu41D
>>498
つ00のタクラマカン
てか、バスター撃ちながら高速移動できないんだから、散開か個別に回避して側面攻撃で終わりでしょ。
505名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:01:47 ID:yKFcCIzW
>>501
それ、滅茶苦茶読みたいぞ。
506名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:04:37 ID:a4K39CBV
自分は>>483>>491みたいなごく普通のおにゃのこ凌辱SSが読みたいっす
だって凌辱モノが好きなんだよおおお
507名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:04:39 ID:gp41+PW5
>>503
いつでも来やがれ、俺もなんとか今夜中に投下できるように頑張るぜ!!
508名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:12:10 ID:vOrl44ks
>>504
つまり、救援なし、広範囲空爆で砲弾とミサイルの雨霰と同様の状況か。
OOの場合は予期せぬ救援で助かったが確かにあれなら確実だな。
509B・A:2008/04/10(木) 00:13:01 ID:BVXKrT95
8対3で@が圧勝。
うまくほのぼのできるかはわかりませんが、先にエリフェ(エロ)+α(非エロ)SSを書こうと思います。
Aの方はその後に。
ご協力してくださった方々、ありがとうございました。
510CRR:2008/04/10(木) 00:14:02 ID:sktdZCok
そろそろOKかな……?
どうも。>>400あたりのスレを眺めてたらこんな話が浮かんだ。
住人の力恐るべし。

・ゲン×はや、ステエキのエロ
・多分本編終了後の話になるのかな?
・尻

ではどうぞ。
511サイヒ:2008/04/10(木) 00:14:12 ID:mV8MzdS7
先月末にやたら書きまくった反動かソープが煮詰まってるんで、
気分転換にユーなの、クロフェ、ゲンはやでピロートーク集みたいなもんでも。
分類的には十八禁になりますが、直接描写はほとんどありません。
ついでにストーリーもありゃしません。
512サイヒ:2008/04/10(木) 00:14:44 ID:mV8MzdS7
うわっすいません。お先にどうぞ。
513CRR:2008/04/10(木) 00:16:38 ID:sktdZCok
「ひゃあぁっ!?」

「ん?どうした八神」

ミッドチルダ臨海部、ごく普通のホテルのごく普通なスイートルーム。
そのベッドの上ではやては素っ頓狂な声を上げ、ゲンヤを驚かせた。

「え、あの、えっと……そっちでするんですか……?」

一糸纏わぬ姿の二人。
シャワーを済ませ、熱い抱擁と口付けの後フェラチオ……と、ここまではごくごく普通の、
ちょっと(?)歳の離れた男女の逢瀬だった。
そう……ゲンヤが、うつ伏せになったはやての、慎ましやかな菊座へ指を滑り込ませるまでは。

「あ……すまねぇ。つい癖で」

「癖っ!?」

知識が無ければ、使おうなどとは考えもしない場所を弄った訳を尋ねると、
はやての予想の斜め上を行く回答が返ってきた。

「……俺とクイントの間に実の子が出来なかったのは知ってるな」

「ええ、存じてます」

「実は……『出来なかった』んじゃねぇ。『作らなかった』んだ」

クイント・ナカジマの話ははやてもちょこちょこ耳にしていた。
その噂から察するに、二人の仲が悪いなどという事は考えられない。
がばっと起き上がり、はやてはゲンヤの方を向き声を上げた。

「ええっ!?何で!?何でやねん!!二人は愛し合ってたんやないんですかっ!?」

そのはやての問いに対するゲンヤの答えは、
これまたはやての予想の斜め上を行くものであった。

「……クイントは、その……尻……の穴……のほうが好きでな……」

「……あー……せやったんですか……」

まだ少女の艶を残す女性と、重ねた年齢とキャリアを感じさせる体を持つ男性が、
お互いに照れながら、ふかふかのベッドの上で向かい合って座っていた。








シリアスな話







514CRR:2008/04/10(木) 00:19:43 ID:sktdZCok
「一回くらい前に入れさせてくれはらなかったんですか?」

「あー、それはだな……ほら、アイツかなり鍛えてたからよ。締め付けがすごくて……」

……クイントは、かなりのアナラーだった。
結婚してからと言うもの、求める時は必ずアナルから。
毎回毎回、クイントが尻に満足した頃には、ゲンヤはすっかり体力を使い果たしてしまっていて、
子どもを作るところまでは遂に行かないまま、クイントは殉職してしまった。

「……搾りきられてたんですね、毎回」

「……情けねぇ」

ゲンヤははやての指摘に、がっくりと肩を落とした。
クイントの括約筋は、若きゲンヤの精を文字通り根こそぎ搾り取るほどの快感をもたらしていたのだった。
―――――ふと、ゲンヤは目を閉じる。
まぶたの奥に浮かんでくるのは、飛び散る汗と、透き通るような肌を持つ臀部と、
不浄の穴を貫かれ艶やかな喘ぎ声を上げるクイントの姿……

「……したいですか?」

「え……?」

思い出に浸っていたゲンヤを、はやての問いかけが現実へと引き戻した。
はやてはごそごそと後ろを向きうつ伏せになって、引き締まった尻をゲンヤへと掲げる。

「……おし……しょ……て……ええですよ」

「ん?」

あまりにか細い声だったためか、ゲンヤははやてに聞き返す。
するとはやては両手を臀部に回し、掲げた双丘を手でぱっくりと割りながら、繰り返した。

「……だからっ!!私のお尻の処女奪ってもええですよって言ったんですっ!何回も恥ずかしい事言わせんといてくださいっ!」

「……マジか」

「大マジですっ!!ああっ、このカッコめっちゃ恥ずかしいんですから早くっ!!」

顔を真っ赤にし、少し目を潤ませながら、はやては叫ぶ。
―――――実は、はやてはクイントに少し嫉妬していた。
今ゲンヤと付き合っているのは自分なのだから、自分が思い出を忘れさせる……
そんないじらしい考えが、はやての深層心理に隠れていた。

「……まぁ待て。物事には順序ってモンがある」

今にもはじけそうな、19歳の肌。
その光景にごくりと唾を飲みながらも、ゲンヤは冷静にはやてに話す。

「はい……?」

手を尻から離したはやて。
振り返ると、何やらゲンヤがフロントに電話をしていた。





515CRR:2008/04/10(木) 00:23:18 ID:sktdZCok
―――――数十分後。

「……あ……はぁあっ……あ……ん……」

ゲンヤが行う『準備』の手つきに、はやては腰をピクンピクンと痙攣させていた。
さすが、クイントと何度もヤってきた経験が生きているのか。
フロントから持ってきてもらったワセリンを潤滑剤にして行う、ゲンヤによるマッサージは、
はやての菊門を、指の挿入の快感にパクパクと開閉を繰り返す『性器』へと変えていた。

(あかん、ゲンヤさん……めっちゃ上手い……っ!!)

はやての口元からとめどなく垂れる涎が、シーツを濡らす。
ちゅぽちゅぽと音を立て肛門を行き来するごつごつした手が、にゅるっとはやての体内から出た。

「ひゃあぁぁああぁ…………っ!!」

抜ける瞬間の引っかかりと、抜けた後の開放感に、はやてが力の抜けた声を上げる。
ギュッとシーツを両手で握り締めたまま、はやては軽く飛んでしまった。

「さて……と。八神、ホントにいいんだな」

「はい……………」

ゲンヤが自らのモノを握り、はやての了解を得る。
了解の声を確認した後、ゲンヤはモノをはやてのアナルへと当て、ゆっくりと力を入れていく。

(あ……お尻が……疼くぅ……こんなトコに入れられたら……どないなってしまうんやろ……?)

潤滑が効果的なのか、はやてにさほど苦しみを与えないまま、亀頭が菊門のシワを広げていく。
ぐぐっと広げられた穴が、引っ掛かりをにゅるんと飲み込んだ瞬間。

「んおおぉぉぁぁぁあ!?はああがあぁあああっぁぁぁ……っ!!」

尻だけを掲げたはやての体が、ビクンと跳ねる。
その小さな体の何処からそんな声が出るんだと言うほどのくぐもった喘ぎ声をあげた後、
はやての体は力なくベッドへと倒れこんだ。

「う……っ、く……ぅ!?おい八神、お前……!!」

「……イって……しまいました……」

あまりにも強烈な腸の締め付けに、ゲンヤがはやてに尋ねると、
はやては案の定、挿入のときの刺激だけで強烈なエクスタシーを迎えていた。
力の入らないはやての腰を抱え、ゲンヤははやてに声をかける。

「……もしかして、素質あるんじゃねぇか?」

そんな意地悪な質問に、はやては顔を真っ赤にしながら答えた。

「お尻の……素質なんて……いりません……よぉ……」
516CRR:2008/04/10(木) 00:25:32 ID:sktdZCok
そんな事を言いつつも、はやての腸内はゲンヤのモノを未だに締め上げる。
口は半開きのまま。体中に汗をかき、鳥肌を立てたまま。
はやてはゲンヤに抱えられていた。

「……ほぉ」

体の反応に思考がついていけないはやてを抱えたゲンヤ。
小さく呟いた後、ごくごく普通に、女性器でするように、腰を使い始めた。

「あはっぁあああああぁ!?やあぁあっっあ!!はひああぁぁっ!!」

それだけで、亀頭が腸壁を抉り、胴体が菊門を広げる。
締め付け感とワセリンの滑り感が、はやての体に未知の快感を叩き込んでいた。

(お尻があぁっ!!お尻がめくれてまうよぉぉおぉっ!!)

はやては声に出そうとするが、口から出た言葉全てが喘ぎ声になってしまうほど余裕が無い。
パンパンと二人の腰が当たり、いやらしい音がスイートルーム全体に響き渡る。
それははやての耳にも当然入り、さらにはやての意識を蕩かしていく。

「はぁぁやぁぁああっっ!!うっ……くああぁあああっ!!」

先ほどよりもシーツをギュッと握り締め、はやては耐える。
空気を求める金魚のようにパクパクと口を開けながら、はやてがゲンヤを受け入れる。
始めはきつかった腸内もほぐれ、ピストン運動もいよいよ前でのそれと変わらなくなって来た。
顔を汗と涙でグチャグチャにしながら喘ぐはやての背中を見下ろしながら、ゲンヤが限界を迎える。

「お……っ!!く……八神、そろそろ……っ!!」

「はやあぁぁっ!!早くっ!!早くキてくださいっ!!でないと……っ!!壊れてまうぅ――――っ!!」

最後にゲンヤが腰をはやてに叩きつける。
年齢による衰えなど微塵も感じさせない勢いで、ゲンヤの子種がはやての腸壁へと広がっていく。
その感触は、はやてに最後の壁を越えさせた。

「はあっぁぁあっ!?!?あ、やあっぁあっ……!!あはあぁぁぁぁ……」

ビクンビクンと体を震わせ、絶頂を迎えた事を体中で示すはやて。
ゲンヤのモノがゆっくりと抜かれると、
まだ少し開いたままのはやてのアナルから、コポッと精液が溢れてきた。

「あ、アカン……腰に……力入らへん……っあ、はぁ……」

ゲンヤの支えを失ったはやては、体をそのままベッドへと預けた。





517CRR:2008/04/10(木) 00:28:52 ID:sktdZCok
「……大丈夫かオイ」

「もう大丈夫ですよ」

一枚の布団に一緒に入った、ゲンヤとはやて。
心配する声色のゲンヤに対し、はやては顔を真っ赤に染めながら答えた。

「……クイントさんがハマったのも、なんや分かったような気がします」

「おいおい……もう勘弁してくれよ」

「あはっ♪そうですよね。これから私と、スバルとギンガの妹を作る仕事が待ってはりますもんねー」

「……………う」

同意の上・覚悟の上とは言え、なすがままに蹂躙されたお返しのつもりなのか。
はやてが冗談とも本気とも取れないセリフを、くすっと笑いながら言い放つ。
それを聞いたゲンヤの顔は、自然と引きつっていた。

「あ、スバルとギンガと言えば……あの子らも、もしかしてお尻のほうが……とか?」

……………ふと、はやてが疑問を投げかける。
その質問に対し、ゲンヤは黙りこくってしまった。

「……………」

「ゲンヤさん?」

「……そうじゃねぇ事を、祈るばかりだ」






―――――その頃、機動六課の寮の一室。

「……ぅぅぅうっ、スバルさん……もう……」

ベッドの上で、裸のエリオが腰を振っていた。
バックからエリオのモノで貫かれているのは、これまた裸のスバル。
エリオのモノが入っているのは、スバルのアナルだった。

「イイよっ……!!キて、キてぇぇぇっ!!」

エリオが苦しそうな顔で、最後のスパートをかける。
パンッと腰を打ちつけると、エリオはスバルの腸へと欲望を解き放った。

「ひゃぁぁぁあっ!?あぁぁああぁああああぁぁぁ……」
518サイヒ:2008/04/10(木) 00:30:01 ID:mV8MzdS7
支援。
俺は夕方か明日の深夜に延期します。
519CRR:2008/04/10(木) 00:34:37 ID:sktdZCok
腸壁に浴びる、熱い感触でスバルは絶頂を迎えた。
ゆっくりとエリオが、ベッドに倒れこんだスバルからモノを引き抜く。
ぽっかりと開いたスバルの菊座から、とろとろとエリオの精液が垂れてきた。

「いい……お尻……ひゃ……やっぱ……いいよぉ……」

ベッドに突っ伏したスバル。
だらしなく口から涎を垂らし、快感に虚ろな目を浮かべていた。
健康的過ぎる体と相まって、普通の15歳の少女では考えられないほどの妖艶さを醸し出していた。

「……いいなぁ、スバルさん。気持ちよさそう……」

「ったく、何処でこんなこと覚えてきたのかしら……バカスバル」

……………そんなスバルとエリオのアナルセックスを、ベッドサイドで見ていたキャロとティアナ。
当然裸で、二人の行為をこれまたさも当然のように眺めていた。

「いいじゃないですか。みんな気持ちいいんですし」

「う……まぁ、私もそれは否定しないけど……」

キャロの無垢な笑顔を向けられると、ついティアナも認めてしまう。
……スバルが六課新人フォワード陣に叩き込んだ、アナルセックスの快感を。
認めたくないが、体は疼いてしまうのだった。

「……う……あ……ぁ……」

さて、新人フォワード陣で唯一の男子であるエリオにとってはたまった物ではない。
週に何回も何回も、スバル・ティアナ・キャロを相手にしてのアナルセックス漬け。
しかも、その度に三人によって搾れるだけ搾り取られてしまう。快感も、度が過ぎると地獄なのであった。

「エーリオ君♪」

「ひゃあぁっ!?キャロ!?!?」

ベッドの上で膝を付くエリオの前に現れたキャロ。
目を輝かせ、エリオの萎んだモノを手でぷにぷにと弄びながら、さりげなくエリオのモノにブースト魔法をかけていた。

「スバルさんの次は、私だよ……♪」

「も……もう勃たな……ぃ……っひゃああぁぁあっ!?!?」

いきなり、女の子と間違えるような喘ぎ声を上げたエリオの尻穴には、ティアナの指がずっぽりと入っていた。
前立腺を刺激されたうえにブーストをかけられたエリオは、
もう続けたくないという意思とは裏腹に、またモノをビンビンに勃起させた。

「ほら、準備OK。ちゃんとローション使いなさいよ?」

「はい♪じゃあエリオ君、いただきます……!!」

ローションでぬるぬるになったキャロの臀部が、尻餅をついたままのエリオの上に降りてくる。
エリオと向かい合い、キャロはエリオのモノを自らの不浄の穴へと導いた。

(ホント……死ぬ……僕は……人類で始めて……射精のし過ぎで死ぬんだ……)

キャロの腸壁に精液を搾り取られながら、朦朧とした意識の中でエリオは思ったのだった。



おわり。
520CRR:2008/04/10(木) 00:36:44 ID:sktdZCok
以上!!『尻・Ass』な話でした……正直スマンかった。
うわやめて物を投げないでやめくぁwせdrftgyふじk

ではさようなら!
エリオが生きていますように!
521名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:40:00 ID:LCX/Gyav
>>520
GJ!まずタイトルに吹いたww
しかしこの部隊長はえらい女の子してるなあ。うちの狸とはエライ違いだ(ラグナロク
いやいや、GJでした!!
522名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:41:56 ID:foHPTlIi
待て貴様!
この消えるならこのGJとペペローションだけは持っていけ!
523名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:44:57 ID:UG/L74rG
>>520
ケツの穴溶接したいぐらいGJだこの野郎!
524名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:47:59 ID:gp41+PW5
>>520
GJだ、家に来て飼い犬ジョンのケツを好きなだけファックして良いぞ!!!

それにしてもはやてが可愛い、これじゃあゲンヤの方からケツ姦にはまっちまいそうだぜ。
525名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:02:01 ID:yKFcCIzW
>>520
やっぱはやてちゃん可愛いです!
GJ。

俺も何か書こう。はやてちゃんで。
526ザ・シガー:2008/04/10(木) 01:05:18 ID:gp41+PW5
さて、皆がケツ穴で盛り上がってる所で悪いんだが20分くらいに投下する。

今回はリンディさんのエロ見たいという人がいたので、それに合わせて「甘党艦長〜」っす。
527名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:13:52 ID:BVXKrT95
>>520
GJ。
シリアスってまさかエリオのことか? エリオがシリアス(真面目)に生命の危機なのか?
頑張れエリオ、僕のSSで良い思いさせてやるから。
よし、執筆再開!
528名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:14:47 ID:zpHdrxKH
>>504
思いっきり高速移動しながらバスター撃ってたぞ
上下左右に動けるのかは知らんが
529名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:17:30 ID:pg0AnRX+
>>509
ちょっと気になったのですが、いつぞやタピオカ氏にプロット問い合わせていた
SSとは別でしょうか?

ちなみ私は@。でも正直、燃えエリオならどちらでも可。
530ザ・シガー:2008/04/10(木) 01:23:41 ID:gp41+PW5
さて、そろそろ投下としゃれ込みますか。

今回は「甘党艦長と俺物語」の番外編、二人に結婚が迫る編です。
無論だがエロだ、そこんとこよろしく。
531甘党艦長と俺物語:2008/04/10(木) 01:24:59 ID:gp41+PW5
甘党艦長と俺物語 番外編 結婚前夜


オッス、おらジョン。
究極の逆玉の末に自分の務める船の艦長と結婚する事になったナイスガイだ。
しかし相手は既婚暦のある未亡人で上司、その上子供が二人に飼い犬が一匹という大所帯で不安が一杯だったりするんだこれが。

まあともかく、こうなったらなるようになるってヤツよ。
それで俺は今日、職場の皆に一大発表する事になったんだ。





「はいはい皆〜、注目〜♪」


アースラの管制室、突然の召集によって集められたアースラ全スタッフに向かって、エイミィが陽気な声を張り上げる。
理由を知らぬ一同は不思議そうな顔をして首をかしげる、彼らにはこの召集の理由が分からないのだ。
何か任務上の報告ならば事前に報せがあるだろうし、これといった行事の覚えも無かった。
そして何よりも、エイミィと一緒に皆の前に立っている武装局員の青年の事も大いに謎だ。
そんな中、エイミィは喜色を含んだ声で沈黙を破る。


「実は〜、今日はジョンから重大なお知らせがありま〜っす♪ さあジョン言っちゃって!」
「お、おう。皆‥‥実は俺結婚する事になったんだ」


ジョンのその言葉に集まったアースラ乗組員の中にどよめきが起こる。
そして彼に駆け寄っては口々に祝いの言葉を述べていく。


「おめでとうジョン君」
「ははっ、先を越されちまったな」
「この裏切り者め、幸せになれよ」


皆はジョンを囲みながら笑顔で同僚の幸せにエールを送っていく。
そんな中、最も事の核心を突きかつ事態を混乱に導くであろう質問がかけられた。


「ところで、相手は誰なんだ? 前に付き合ってた彼女って別れたって言ってたよな?」
「あ、ああ‥‥あの子じゃないんだ」
「んじゃ誰だ? 俺らの知ってる子か?」
「もしかしてこの船にいるとか?」
「え〜っと‥‥‥‥実はそうなんだよ」
「なにいいいいぃっっ!!! それ本当かよ!?」
「もしかしてエイミィとか?」
「いや、それはありえねえだろ」
「いったい誰だ!?」
「えっとねぇ‥‥‥‥‥‥‥艦長」
532甘党艦長と俺物語:2008/04/10(木) 01:25:38 ID:gp41+PW5
「は?」
「いや、だからリンディ提督と結婚するんだ」
「嘘‥‥だよな?」
「ホント」
「冗談抜きで?」
「うん」


一瞬の静寂、あまりの爆弾発言にその場の全員の思考は完全に凍りつく。
そして静寂は瞬く間に怒号と混沌に彩られた。


「「「「「「なんだって〜〜!?」」」」」」」


まるでタイミングを合わせたかの如く、全員の声が重なる。
有り得なさ過ぎる事態に場は混乱の極みと化した。


「い、いつから二人はそんな仲だったの〜?」
「ちょっ、何? それじゃジョン君がクロノ君とフェイトちゃんのお父さんになるの?」
「フェイトちゃんの義理の父親!? 義理父さんと呼ばせてくれ!!」
「嘘だ‥‥艦長がこいつと再婚なんて嘘だ‥」
「どうなったるんじゃあ!? なんでテメエが艦長と結婚するんじゃあ!!!」
「こうなったら時空管理局LL(リンディさんラブ)ブラザーズを緊急招集じゃあああっ! このスケコマシをぶち殺したるんじゃああああっ!!!」
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」





「‥‥という訳で皆に質問攻めにされるわ、LLブラザーズの連中に命を狙われるわで散々だったよ‥」
「そうだったんですか、大変ですね」
「イタタッ!」
「あっ! ご、ごめんなさい‥‥染みましたか?」
「いや、平気だよ」


海鳴はハラオウン家に帰ったジョンはもうすぐ娘になる少女、フェイトに今日の大混乱で負った怪我の手当てをしてもらっている。
大方の予想通りにリンディとの結婚報告はとんでもないハプニングとなり果てたのだ。
ジョンは多くの同僚の質問攻めでもみくちゃにされたり、怒り狂ったリンディのファンクラブ“LLブラザーズ”が殴りこみに来たりと事態は大変な事になったりした。
ジョンはアースラを根本的に機能不全に陥れかねない混沌の中からなんとか脱出し、ほうほうの体で我が家に帰り着いたのだ。
といっても彼がハラオウンの家に移り住むようになったのは極々最近の事ではあるのだが。

そしてハラオウン家の長男がやって来るや否や、微妙に眉を歪めてもうすぐ義理の父になる男に相も変らぬ憎まれ口を吐いた。


「なんだジョン、帰ってたのか」
「“なんだ”とはちょっとひどいんじゃないかクロノ君、せめて“お帰りなさいませお父様”くらい言ってくれよ」
「死んでも言わないよ。と言うよりまだ君は正確には僕の父親じゃないだろうが」
「ダメだよクロノ、ジョンさんに酷い事言ったら」
533甘党艦長と俺物語:2008/04/10(木) 01:26:25 ID:gp41+PW5
「しかしだなフェイト‥」


クロノはフェイトの言葉に苦い表情を浮かべる、いかに執務官を務める若きエースとて理性で制御できない感情はあるのだ。
それが母の再婚相手ともなれば感情的になるのも止む無しだろう。
そんな所にシッポを揺らした赤い子犬がやって来る。


「フェイトの言う通りだよクロノ、いくらあんたがマザコンでもさぁ〜♪」
「おいアルフ! 誰が“マザコン”だ!?」
「いや、ここにマザコンはあんたしかいないっしょ?」
「僕はマザコンじゃないぞ!!」
「いや、君はどう考えてもマザコンだろクロノ君」
「何!? し、失礼な!!」
「ク、クロノ落ち着いて‥‥ジョンさんもそんな事言わないでください」


挑発染みた冗談にいきり立つクロノを必死に制止しようとするフェイト、だがジョンはなにやら不満そうに表情を歪めていた。


「むぅ‥‥フェイトちゃん、俺はもうすぐリンディさんと結婚するんだからさ、お父さんって呼んでくれても良いんじゃない?」
「お、“お父さん”ですか!?」
「イエス、アイアムファーザー」


ジョンの言葉を受けて、ワタワタ手を振って慌てるフェイト。
無理も無い、なにせ今まで父親のいない環境で暮らしてきた彼女は人を父と呼んだ経験が無いのだ。


「えっと‥‥それじゃあ‥お、“お父さん”」


顔の前で小さく握りこぶしを作って気を入れ、恥じらいに赤く朱に染まった顔で上目遣いに見上げながらの“お父さん”である。
魔力ダメージに換算するならばスターライト・ブレイカー×10発くらいの天文学的な数値が弾き出される事は必定。
このあまりの衝撃に凡夫たるジョンはひとたまりもなかった。


「げふぅっ!!」


叫びと共に吐血、もんどり打って床のフローロングに倒れこむ、夥しい流血だがその顔は幸福にだらしない笑みをうかべていた。


「ちょっ! 大丈夫ですか!?」
「さ、さ、さ‥」
「さ?」
534甘党艦長と俺物語:2008/04/10(木) 01:27:24 ID:gp41+PW5
「最高うううぅぅぅっ!!!!! フェイトちゃんの“お父さん”最高〜!!」


先ほどのダメージから即座に快復したジョンはそう叫びながらフェイトを抱きしめる。
フェイトは突然の事に驚くが、そんな事などお構い無しでジョンは彼女の頭を撫でまくった。


「いや、もう可愛すぎっしょこれは。もう反則、犯罪級、むしろ一級指定ロストロギア並の危険度だね」
「だろ? フェイト可愛いだろ?」


そんな事を言いながら、いつの間にか人間形態になったアルフも混ざってフェイトの頭を撫でていた。
二人にこれでもかと頭を撫でられてフェイトは恥ずかしそうに顔を真っ赤にする。


「うむ、まったくだ。しかしこんなに可愛いと悪い虫でもつかないかとお父さんとっても心配」
「そうだねぇ、現にその候補が結構いるから」
「ああ、某砲撃魔とか某淫獣とか某執務官とかな」
「おい待て、今僕の事言ったろ!!」
「よし決めた! アルフ、俺達で今ここに“悪い虫撲滅協会”を作ってフェイトちゃんの幸せを守ろうではないか」
「お〜、良いねぇ。ならまずなのはとユーノをくっ付けよう」
「うむ、そしてエイミィに媚薬でも渡せば万々歳だな」
「ちょっと待て!! 何故そこでエイミィが出てくる!?」
「何故って、なあアルフ?」
「うん、エイミィってどう考えてもクロノに気があるし」
「な、な、な、何〜!?」


今度はクロノが顔を真っ赤にして大慌て、この様子にジョンとアルフは“してやったり”と唇の端を吊り上げて笑う。
どうやら思った通りの少年執務官の反応が面白くて堪らないらしい。
そんな所にハラオウン家のお母さんの声が響いた。


『ジョン、そろそろ時間だけど良いかしら?』
「ああ、リンディさん。それじゃあ俺もそろそろ出発しますよ」
『ええ、それじゃあこっちで待ってるわ』


簡潔な会話を終えて通信が切られる。
ジョンは“良い子良い子”とフェイトの頭を撫でていた手を惜しそうに離した。


「それじゃあちょっと行ってくるよ」
「うん、いってらっしゃい」


そう言って家を出て行くジョン、アルフは状況が呑み込めなくて不思議そうな顔をする。
彼が家を出て行ってから、ふとフェイトに問いかけた。


「ジョンとお母さんって今日何か予定あったっけ?」
「うん、今日は二人で式場とか色々見に行くんだって」





「ふぅ〜、これで大体は決まりましたねぇ」
535甘党艦長と俺物語:2008/04/10(木) 01:28:06 ID:gp41+PW5
「そうね、それじゃ帰りましょうか」


式場の予約や日取りを決めたリンディとジョンの二人は、式場予定地のホテルで一息ついた。
リンディくらいの管理局高官の結婚ともなれば招待する人の数もかなりのものになり、会場にはかなりのスペースを確保できるホテルが選ばれた。
式場のその広さは、式に来るのが局のお偉方という実感を大いに与えて、ただのヒラ武装局員のジョンに多大な不安を与える。
彼が局に勤めての数年間で直接会った提督以上の局員などたかだか3人程度だ、しかしリンディとの結婚式にはそれこそ数十人という高官が来るのだ。
若い青年にとってこれはもはや恐怖の領域だった。


(しっかし、本当に大丈夫なんかなぁ〜‥‥式に来るお偉いさんになんて挨拶すりゃ良いんだろう。なんか色々考えたら不安になってきたぜ)


ジョンはボリボリと頭を掻きながら、いらぬ杞憂に頭を悩ませた。
ふと視線をリンディに向ければ、彼女はじっとあるモノを眺めていた。
それは花嫁にのみ袖を通す事を許された純白の装束、幸せの象徴である清き衣、ホテルの一角に飾られていたウェディングドレス。
だがその雪より白い生地を見るリンディの瞳にはどこか悲しげで憂いを帯びていた。
ジョンはその意味を瞬時に理解する、それは彼女の過去を考えればひどく単純なものだった。


(リンディさん‥‥そうかリンディさんは‥)


リンディが花嫁衣装を着るのは初めてではない。
十年以上前、亡父クライドと永遠の愛を誓った日に彼女はこの純白を纏ったのだ。
だが最愛の夫との幸福な日々は唐突に“闇の書”という残酷な運命によって奪われた。
ウェディングドレスを見れば自然と、幼い息子と自分を残して逝ったクライドの過去が鮮やかに蘇るのだろう。
幸せだった記憶と喪失によって与えられた絶望の残留。
リンディの中には今、再婚に対する幸福感と不安感が混ざり合っていると易く想像がつく。


(俺は馬鹿だ‥‥自分の事ばっか考えて‥リンディさんの事‥全然わかってねえじゃねえか)


ジョンは己の至らなさが腹立たしくて思わず握った拳の中で爪を手の平にめり込ませる。
そしてリンディの肩を掴むと彼女を力を込めて抱き寄せた。


「ひゃっ! ちょ、どうしたの急に?」
「‥‥‥」


突然の事に驚くリンディを尻目に、ジョンは彼女を抱きしめてその長く艶やかな髪を優しく指で梳いた。
周りの目など気にしない、ただ強く抱き寄せて優しく髪を撫でる。
そして耳元にそっと小さく囁いた。


「大丈夫だから‥‥」
「えっ?」
「俺はリンディさんを残して逝ったりしない。死ぬまでずっとそばにいるから‥‥だからそんな哀しそうな顔しないでください」


その言葉が放たれて、リンディの心の底に声の残響が届くのに数瞬かかった。
そして、言の葉の意味を理解した瞬間リンディの眼は涙に溢れた。
だがそれは悲壮からくるものではない、自分でも気付かない内に感じていた不安を悲しみを、理解してくれた事が嬉しくて流れる喜びの涙。
リンディはジョンの背中に手を回して自分も彼を抱き寄せて、涙に濡れる顔を彼の肩に押し付けてその温もりと匂いで胸を一杯にする。
536甘党艦長と俺物語:2008/04/10(木) 01:29:27 ID:gp41+PW5
そうすれば、心の中に巣食っていた負の感情は瞬く間に霧散した。


「ジョン‥‥私‥あなたの事を好きになって‥本当に良かった」
「どういたしまして」


リンディが泣き止むまで、彼はずっと彼女を抱きしめてその髪を撫で続けた。





「のわぁっ!」


素っ頓狂な声と共にジョンはベッドに倒れこんだ。
時間は子供達が寝静まった深夜、無論だが夫婦(予定)の寝室で行われる愛の契りである。
しかし今日はいつもと少し勝手が違う。
いつもなら己のマゾヒズムを満たすべく、ジョンに激しく蹂躙されるのを好むリンディなのだが、今日は積極的に自分から“攻め”に転じているのだ。


「あ、あの‥‥リンディさん? 今日はどういう風の吹き回しで?」
「ふふっ、今日は凄く嬉しかったから‥‥そのお礼♪」


リンディはそう言いながらベッドに倒れこんだジョンに近寄って行く。
四つん這いになって迫るその姿はまるで猫科の肉食獣を髣髴とさせた。
ジョンは腰に軽くタオルを巻いているだけだが、リンディは黒のストッキングとガーターベルトという扇情的な姿。

豊満な肢体に白く美しい肌に部分的に彩られた黒が恐ろしく似合っており、暴力的なまでの色香を放っている。
解かれた髪からは、熟れた果実のような甘い香りが漂い、情欲に熱く潤んだ瞳は魔性としか形容の仕様がない程に輝く。
これに反応しない男はまずいないだろう、ジョンの股間の雄はタオルを押し上げて激しく自己主張している。


「あら♪ もうこんなにしてるの?」
「うわっ!」


リンディは手を伸ばしてタオルの下から硬くいきり立った肉棒を取り出すと、迷う事無く口内に咥え込んだ。
唐突な口淫の快感にジョンは即座に発射してしまいそうになる。
リンディの舌は、まるで熟練の淫婦の如き動きで的確に男根を舐め上げ絡み付く。
耐え難い射精感に思わずジョンは呻くように言葉を漏らした。


「くあっ! ちょ、いきなり激しすぎですよリンディさん」
「ちゅぷっ‥‥ぷはぁっ、何言ってるの? まだまだこれからなんだから♪」


リンディは一旦肉棒を口内から出すと、唾液と先走りで粘り気を帯びたその硬い剛直を自分の豊満な乳房で挟み込んだ。
マシュマロにも勝りそうな柔らかさに生娘にも匹敵するきめ細かい肌を持つ乳房、さらにサイズは申し分ない巨乳とくる。
こんなモノで行われる乳淫ときたら、それはもう筆舌に尽くし難い快楽がもたらされるのは必至。
肉棒を強く包み込み、上下に動いて扱き上げる胸の奉仕にジョンは脳を焼かれるような快感を感じた。


「くあっ! ぐうぅ‥やばい、もう出そう‥」
537甘党艦長と俺物語:2008/04/10(木) 01:30:11 ID:gp41+PW5
「んぅ‥それじゃ出すなら“こっち”も味わって♪」


リンディはそう言うと胸の谷間から飛び出す肉棒の先端を思い切り頬ばり、そして口内に含んだ亀頭に吸い付きながら舌先を尿道に差し入れる。
乳淫奉仕の刺激と相まって遂に決定的な射精が訪れた。


「ぐあっ!」


瞬間、肉棒は夥しい濁った白を吐き出す。
リンディは発射された精液を喉を鳴らして飲み込むが、あまりに量が多くて飲み切れない雫が唇の端からこぼれる程だ。
それでも口内に溜まった精を綺麗に飲み干すと、名残惜しそうに口を離す。
もちろん、口から垂れた精液も指で掬って舐め上げた。


「どうだったかしら?」
「いや‥‥もう最高でした‥」
「そう、良かった。でも本番はこれからでしょ?」


リンディは凄絶なる魔性を帯びた笑みを浮かべながらそう言うと、横たわるジョンの上に跨って愛蜜に濡れる己の秘所に彼の肉棒の先端を押し当てた。
先の発射にいささか硬度を失ってはいたが流石は二十代前半の健康男児である、肉棒は未だ雄雄しく天を突いている。
そして一瞬の逡巡もなくその硬い凶器を己が内に飲み込んだ。


「んはぁぁ!‥あんっ!‥‥すごっ‥出したばっかりなのに‥‥んぅぅ‥こんなに硬いなんてぇ」


膣の内部を抉る硬い肉棒の感触に、リンディは挿入の刺激だけで二度は軽く達した。
しかし“今が盛り”と熟れきった肉欲を持て余すリンディにはこれでは物足りない、彼女は貪欲に腰を振って淫らな悦びを貪る。
対するジョンは攻守の逆転した状況か、それともあまりに強い快楽刺激のせいか、ただただ与えられる性感に酔いしれた。


「くうっ!‥‥リンディさん‥ちょっと激しすぎですよ‥」
「らってぇ‥あんっ!‥‥こんなに‥んぅぅ‥気持ち良いんですもの‥我慢なんかできないわ‥」


リンディはそう言いながら欲望の赴くままに腰を振って内部の埋まった肉棒を味わう。
動きは単なる上下運動ではなく、立体的に様々な角度に動いて満遍なく肉の凶器を味わい尽くす。
濡れた唇からはだらしなく唾液が垂れ、瞳は快楽に泣き濡れ、全身は流れた汗に妖しく光り、豊かな乳房は動きに合わせて揺れ動いて凄まじく淫蕩に目を惹き付ける。
蕩けきった表情はもはや管理局提督でも母でもなく、彼女がただの雌(おんな)に変わった事を雄弁に物語っていた。
そのあまりの淫らさと、腰から走る快感によってジョンは自分から動く事も叶わない。
いつもならばこちらから腰を動かすなり、揺れる乳房に手を回して刺激するなりしてリンディを快楽に狂わせるのだが、もうそれどころではなかった。
リンディの動きに合わせてただひたすらに快楽に呑まれる中で彼は“今日は自分が喰われる番”なのだと感じた。
538甘党艦長と俺物語:2008/04/10(木) 01:31:35 ID:gp41+PW5
そして再び発射の時は来る、肉棒が震えて先端より子種の白を出せる限りと吐き出す。


「はぁぁあぁっ!!!!」


体内に満ちる夥しい精液、膣を焼き溶かすのではと錯覚してしまう程の熱い精の滾りにリンディも絶頂を迎えて一際甘い嬌声で鳴いた。
痙攣のように締まって肉棒を締め上げる膣は、まるで一個の生物のように白濁を吸い尽くしていく。
リンディは意識を朦朧とさせるような絶頂の中でジョンの上に倒れこんで身体を預ける。


「はぁ‥はぁ‥‥ジョン‥大好き‥」
「はい‥俺も大好きですよ」


先の激しい情交が嘘のように、二人は優しいキスをする。

じきに夫婦(めおと)となる男と女、今はただひたすらに愛と肉欲に身を任せた獣となって甘い時を貪っていた。


終幕。
539ザ・シガー:2008/04/10(木) 01:35:30 ID:gp41+PW5
投下終了です。
いけない、スーパーオリキャラ注意報出すの忘れてた。

このまま結婚初夜とかも書きたいとか書いて妊娠ネタに行きたいんだが、どういう子供にしようかアイディアがない。
しかもこの時期に生まれたらSTS時空で大暴れしそうだし。

まあ書くかどうか分からないネタはともかくとして、次書くのは「烈火の将〜」だな。
いい加減に完結させたいし。
540名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:41:11 ID:XbNBn/Ls
>CRR氏
>ザ・シガー氏

おっとコイツを忘れていた

【GJ】

そうそうこれもこれも書き込んどかなきゃな

【実用済み】
541246:2008/04/10(木) 02:12:43 ID:OHB4bw+H
お久しぶりです。
最後に投下したのいつでしたか……もう待っている方には申し訳ない限りです。本当にすいません。
実は246、毎日PCの前にいるお仕事をしている訳なのですが、ここ最近かなり修羅場っている状況です。
後切実にスランプだったりします。実はこっちのほうが危険かも。
と言う事で肩の力を抜く為、気分転換に短編を一本書きました。力を抜いて書いた為所要時間二時間程。

・キャロさん一人称触手陵辱物です。
・キャロさん一人称の為エロさは皆無。人によっては鬱になる可能性のある代物です。
・時系列的には、キャロさんがフェイトさんに保護される前くらい。

苦手な方はもの凄いスルーをしてください。
では。
542わたしとくろいりゅう:2008/04/10(木) 02:14:07 ID:OHB4bw+H
 確かあれは、まだわたしがもう少し小さかった頃。今のヴィヴィオより少しお姉さんだった頃かな。フェイ
トさんにもエリオ君にも、二人以外の誰にも出会った事が無かった時の事。
 一族を追い出されて、一人で頑張らなきゃってようやく思えた時。
 わたしと、黒くて強いわたしの竜――――ヴォルテールと出会った時のお話です。


                 魔法少女リリカルなのはStrikerS
                    ―わたしとくろいりゅう―


「じゃあいいかい? 今日はキャロちゃん一人で頑張るんだ」
「……はい」

 それがどういう意味かなんて、聞かなくても分かっていました。
 あの時のわたしは本当に弱くて泣き虫で、なのはさんに鍛えてもらった今は違うって胸を張って言えるけれ
ども、その時は全然そうじゃなくて、すぐに泣き喚いてしまっていました。
 わたしが生まれた時からずっと一緒にいてくれたフリードは、わたしを護ろうっていつも頑張ってくれてい
ます。だから……なのかな、わたしが泣くとすぐに助けてくれようとします。
 大きな翼をいっぱいに広げて、少し怖い顔で炎を吐いて、そうやって私が泣くのを止めるまで護ろうとして
くれます。
 それはとても嬉しい事だったけれど、周りの人はそうじゃなかった。

「じゃあ行ってきます」

 管理局に保護されたわたしは、一人で頑張る為働く事になりました。そして今日は初めて一人でお仕事をす
る日です。
 大嫌いな人に見送られて、わたしはヘリコプターに乗りました。もちろんフリードも一緒です。
 けれども周りには誰もいません。わたしが泣いてフリードが暴れるのを知っているから。だからわたしはひ
とりでも何も言いませんでした。だって、一人は嫌だけど周りの人が怪我をするのはもっと嫌だったから。

「じゃあ、いいかい? 連絡をしたらすぐに向かいに来て上げるから。そいつと頑張るんだぞ」
「はい、わかりました。送ってくれてありがとうございます」

 どこだか知らない所に送られた後、私はいなくなるヘリコプターを見ずにフリードと歩き始めました。今日
のお仕事は良く分からない魔法生物の退治です。
 薄暗くてじめっとした嫌な感じ。支給された少し大きめの管理局の制服があっても寒くって、知らずわたしは
フリードを抱きしめて涙を流します。

「ご、ごめんねフリード。わたしは大丈夫だからっ」

 最近は涙を我慢するのも得意になりました。我慢すればフリードが暴れることも無いから。泣かなければ、
誰も傷ついたりしないから。
 今思えば、ここで泣いちゃった方が良かったのかもしれない。けど、わたしはその時何も知らなかったから。
誰も助けてくれないって思っていたから。
 どれくらい歩いたかな。ちょっと足が痛くて、フリードリヒと一緒に少し休憩って座ろうとしていた時の事
です。
 気付いた時にはもう駄目でした。にゅるって、気持ち悪い変なのが私の足を捕まえたからです。

「いやっ、いやっ、いやぁぁぁぁぁぁぁ――――!!!」

 わたしは助けてって泣きながらフリードに叫びました。何度も何度も、喉が枯れるくらいに叫んだんです。
 ――――なのに。

「何でっ、フリードお願いだからっ! 行かないでよっ!」
543わたしとくろいりゅう:2008/04/10(木) 02:14:49 ID:OHB4bw+H
 あの竜は怖くなったんだと思います。わたしを置いて逃げ出してしまいました。あの時の事は一生忘れません。
エリオ君もあんなのと仲良くならないでわたしともっと仲良くなって欲しいのになぁ。
 と、ごめんなさい。えっと、その後にゅるっとしたのがわたしの制服の隙間から入ってきたんです。ぐにゃ
ぐにゃってわたしの胸をたくさん揉んで……だから、エリオ君に触られた時あんまり恥ずかしくなかったのか
なぁなんて、今は思います。
 制服の隙間からはいってきたにゅるっとしたのは、そのままわたしの胸をたくさんたくさん触ります。
 それがどんな意味かなてその時は知らなくて、ただ恥ずかしくて私は何度も叫びながら頭を振って逃げようと
していました。
 けれどそれはわたしの事なんてお構いなしに次々に制服の隙間に入り込んでいきます。じめっとして、ぬめ
ぬめした気持ち悪い感触に背筋に寒気が走りました。

「いやっ、やぁ……触らないでよぉ! やめてっ――――んぐっ!? んんっ……!」

 今度は口です。普段食べ物を食べるときも開けない位大きいく口を開けられて、そのまま抵抗できずにそれは
入ってきたのです。
 口の中一杯に広がった臭い匂いが嫌でした。喉の奥まで入り込んで息が出来なくなりました。そのまま何度も
出たり入ったりしてそれはわたしの口の中を犯します。わたしの泣いてぐちゃぐちゃになった顔もそれには関
係ありません。だって目が無いんだから当然です。
 相変わらずわたしは身体のあちこちを触られながら、口の中で動くそれを我慢します。喉の奥まで進んできて、
今度は一気に抜いて。
 どれくらいそうされたか分かりません。分かったのは、もうわたしを助けてくれる人はいないって事。わた
しは、死ぬまでこうされるんだって事。

「ひゃっ、んぐっ、はぅっ……く、くるし……んぐぅぅぅ――――!!」

 いきないり口の中のそれが抜かれました。目の前に現れたそれが、目なんて無いのにわたしの顔に近づいて
いきます。次の瞬間、いきなりわたしの顔にドロリとした臭い液体を吐き出しました。
 今まで嗅いだ事が無いくらいの生臭くて吐きそうな匂い。口や目の入り込んだ白い粘液は涎と涙に混じって
流れます。顎を伝って零れた場所は、いつの間に脱がされたのか何も身に着けていないわたしの身体でした。
 白い粘液を吐き出してそれは満足したんだと思います。すぅっと何処かへ消えていくそれにわたしは安心し
てしまいました。
 息を整えたくて臭い匂いを我慢して息を吸い、涎と一緒に一気に吐き出します。
 でもそれは休憩なんてくれるつもりは無いんです。ただ次にわたしの口に入る順番を決めていただけでした。
 順番決めが終わったんでしょう。また新しいのがわたしの口に入っていきます。そして待ちきれなかった他
のそれは、わたしの胸を今までより強く触ってきたんです。

「んぐっ、い、いやっ、おっぱい……吸わないでっ、触らないで!」

 わたしの胸に近づいたそれが、口を大きく広げます。そこからぼとぼとと零れる透明な液体が、わたしの
まっかになった身体を伝っていました。
 でもそんなものが気になりません。それよりもっと気持ち悪いものがわたしの口と胸を触っていたからです。
 口をあけた二本のそれは、ピンと尖ったわたしの胸に赤ちゃんみたいにしゃぶりつきます。痛いくらいに吸
われてもわたしの口に入っているそれが喚くことを許してはくれません。
 胸も口も、もうわたしのものじゃなくてそれ達のものでした。

「ひんっ! ふぁ、ふぁめ……んっ、あぁっ、ひゃらぁっ……んんっ!」
544B・A:2008/04/10(木) 02:15:35 ID:BVXKrT95
>>529
別です。タピオカ氏からのお返事がなければこのままお蔵入りの可能性も。
ちなみに、@もAも燃えエリオは皆無です。

この場を借りて改めて連絡を。
タピオカ氏、目下レンジで温め中のSSが氏の「優しい夢を見られるように」とネタ被りしております。
リニスをテスタロッサ親娘と置き換え、フェイトではなくエリオと絡む(物語的な意味で)お話なのですが、書いてもよろしいでしょうか?
545わたしとくろいりゅう:2008/04/10(木) 02:15:38 ID:OHB4bw+H
 ぬめぬめとして気持ち悪くて、怖くって。わたしの太ももを黄色い液体が伝います。それを見つけたその子
達はわたしのおしっこを美味しいそうに飲んでいました。
 もちろんメインディッシュのそこにはまだ触りません。ただ太ももに絡み付いて舌先で美味しいそうに舐め
るのです。
 恥ずかしさなんて感じません。わたしが感じていたのは恐怖だけ。あと、少しむず痒かったのを覚えています。
 でもその時は必死でした。その子達から早く解放されたくて、わたしは舌をうごかして口の中の子を吐き出
そうとします。
 でも駄目でした。今度は口の中にどびゅどびゅっ、と臭くて白い粘液を吐き出されてしまったのです。
 わたしの口の中で満足したその子が消えていきます。今度の子は少し乱暴で、わたしが咳き込んでいるのも
待ってはくれません。
 一気に喉の奥まで入り込み、胃の中で一度溜まっていたものを吐き出します。それがぬるぬるして気持ちが
いいのかな、その子は凄い勢いでわたしの口の中を楽しんでいました。
 胸は相変わらず、痛いくらいに吸い付かれています。時々歯を立てられたみたいにピリッとした痛みに、わ
たしは悲鳴を上げて逃げ出そうと身体を揺すっていました。

「はぁっ、んっ、んんっ、美味しいっ……これおいしっ……んぐっ……!」

 口の中の子は、何度もわたしの中に臭い粘液を吐き出します。わたしはやめてって叫んだのに、舌で必死に
追い出そうって舐めていたのに、その子はやめてくれません。
 おしっこも止まる事はありません。透明で少しトロッとしたおしっこを美味しそうに舐めるその子達を涙を
流しながら見つめれば、その子達は少しずつわたしの太ももかから這い上がっていました。
 身体が熱くなってぼうっとなって、怖くて何も考えられなくなって。でも、その子達はわたしがいくら怖が
ろうとも許してはくれません。
 そして、切り裂かれたような突然の痛みにわたしは叫んでいました。

「ひあっ、いた、いたいっ……あぁっ、はふっ……で、でも――――」

 痛くてわたしは腰を振って逃げようとします。口の中にいる子の所為であまりしゃべれないから、何度もや
めてと心の中で叫びました。
 それが通じたのかな、わたしのあそこに入りこんでいるその子は更に強くわたしの中に入り込もうとしてき
ます。
 白い粘液と涎を撒き散らしながら、わたしは何度もおもらしをしてしまいました。ぷしゅぷしゅって凄い勢
いで。
 でもその子は中々わたしを解放してはくれません。何度もわたしの子宮を破ろみたいに突き進もうと動きます。
 必死に腰を振って逃げようとするわたしに怒ったのか、何もしていなかった子がいきなりわたしの腰に絡み
つき凄い勢いで上下にわたしの身体を揺すり始めました。

「いい! いい! いいよっ、もっと……もっと気持ちよくなりたいのぉ!!」

 痛くて痛くて……でもその子達はやめてはくれません。わたしの子宮に沢山精液を吐き出し、わたしにわざ
とぐちゃぐちゃという気持ちの悪い音を聞かせようとしています。
 わたしがその子達を掴んで無理やり引き剥がそうとしても、その力は少しも弱まる事はありません。
 そのままわたしはその子達の吐き出した精液で汚れていきます。顔なんてもう涙と混ざってぐちゃぐちゃ
で、口の中は精液の味しか分かりません。
 胸にも沢山射精され、臭い匂いに鼻を塞ぎたくても手はその子達に捕まって動けません。腰を振って逃げよ
うとしても同じ。
 そしてその子達は、わたしのそこを見て笑っていました。

「あっ、お、お尻……だ、駄目っそこは――――」

 わたしのお尻がその子達にぱっくりと二つに割られます。ちょっと赤くなっているお尻の穴が、見ないでと
恥ずかしそうにひくついていました。
 そしてぷっくりと膨らんだお尻の穴にその子が我先にと入り込みます。
 ピリッと何かが避けたような痛みに、わたしは我慢できなくて背筋を仰け反りました。その子はとても大き
くて、入らないことなんて分かっている筈なのに無理やり入り込もうとしてくるから。

「す、凄いお尻……気持ちいのっ、ひゃんっ……あっ、くぅっ、もっと……ふかくぅ……!」
546B・A:2008/04/10(木) 02:16:19 ID:BVXKrT95
ごめんなさい、被ってました。
支援、そして吊られてきます。
547わたしとくろいりゅう:2008/04/10(木) 02:16:23 ID:OHB4bw+H
 ずんずんとお尻に入り込むその子が、不意にわたしのお尻からいなくなります。
 良かったと思ったのも束の間、その子はわたしの顔に射精すると満足そうに消えていきました。次の子も同
じです。少しだけ入ってわたしの顔に射精します。おまんこ入っていた子も、やっとわたしの事を開放してく
れました。

「いやぁっ、もっとぉもっと欲しいのっ、抜いちゃいやぁぁぁぁぁぁ――――!!!」

 わたしはその隙に逃げようと四つんばいで離れます。おまんことお尻に指を入れ、汚い精液を掻き出します。
 でも中々精液は無くなってくれません。仕方なく諦めておまんこを左右に広げ、足を開いて精液が流れてい
くのを待ちました。

「あはっ、こんなにいっぱい……ねぇ、もっとしよう? もっとわたしの事気持ちよくして? ねっ、お願い
だから」

 でもその子達は休憩していただけだったんです。次の瞬間、わたしの身体はまたその子達の玩具に戻ってし
まいました。
 ようやく開放された喜びが、音を立てて壊れます。何でと何度も叫んでもその子達は応えてくれません。助
けてと呼ぶ声も、ぐちゃぐちゃという気持ちの悪い音に消えてしまいます。
 わたしは何度も逃げようと腰を振り続けました。ぷしゅぷしゅっとお漏らしをしながらそんな事は気にせずに、
何もかも忘れて逃げようと頑張りました。

「――――あぁぁぁぁっぁぁ!? みみぃぃぃぃぃぃ!!!」

 でも、何もかも考えられなくなってしまいます。
 どれだけ許しをこいても許してくれないその子達に。
 臭くて汚い、わたしの身体を汚す精液に。
 耳の穴を犯されて、もう自分の叫びも聞えません。聞えるのは、ぐちゃぐちゃというその子達がわたしを
壊す音だけです。
 怖くて痛くて何も考えられなくて。見えるのは、ちんぽの形をしたその子達と精液に汚されるわたしだけ。

「ひぅっ、気持ちい! 気持ちいぃ! 気持ちいいよぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 誰も助けてくれないって分かっているのに。
 ずっとわたしを護ってくれたあの竜ももどってこないって分かっているのに。
 それでも叫ばずにはいられなかった。
 早くここから逃げ出したい。それだけしか考えられなかったんです。
 気付いたとき、わたしは裸でその場に倒れていました。隣にはぐちゃぐちゃに潰れた赤い肉の固まりと、そ
れを見下ろす黒い竜。
 それが、わたしとヴォルテールの初めての出会いでした。


* * *

548わたしとくろいりゅう:2008/04/10(木) 02:17:15 ID:OHB4bw+H
 これは、それからしばらく経った後のお話です。
 フェイトさんに出会い、エリオ君に会いました。機動六課で、家族と呼べる人たちに出会いました。
 フェイトさんは優しくて、甘えると笑顔でわたしの事を抱きしめてくれます。
 エリオ君も凄い優しくて、わたしの嫌いな人参を全部食べてくれるんです。エリオ君は本当に凄い。良くあ
んなの食べれるなぁ……わたしはたぶん無理かも。
 スバルさんもティアナさんも優しいです。なのはさんは少し厳しいけれど、わたしはなのはさんが本当にわ
たし達の事を想っているって分かるから平気です。
 はやてさんもヴィータさんも、シグナムさんもみんなわたしに優しくしてくれます。……あ、そうだ。今から
フェイトさんと一緒にお風呂です。フェイトさんはいつもわたしの身体を丁寧に洗ってくれます。女の子は綺
麗にしなくちゃだめらしいんです……でも、何で一人で入らせてくれないのかなぁ。わたしだって自分の体く
らい綺麗に洗えるもん。
 まぁそんな事はどうでも良くて、楽しい毎日を送っているわたしですが、一つだけ悩みがあったりします。

 ――――エリオ君を見ていると、我慢できなくなっちゃいそうなんです。
549246:2008/04/10(木) 02:18:54 ID:OHB4bw+H
以上です。ありがとうございました。
陵辱される側の一人称と言う事で気味の悪さを出したかったのですが……筆力がついていかなかったです。陵
辱はやはり三人称がいいですな。
後、『君に届けたいただ一つの想い』の方ですが、少しずつ書いています。現在一回書いてそれを修正してい
る所です。待っていただいている方、申し訳ありませんがもう少々お待ちください。
というか実際こんなの書いている場合じゃないのです。本当に申し訳ない限りです。
しかし……エロいエロが書ける様になりたいなぁ……自分の上で投下したエロス神達のような……。
後、初心に返ってなのエリが書きたいなぁとB・A氏のコメントで思ったり。
ではでは。
550名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 02:34:15 ID:XbNBn/Ls
な、なんという投稿ラッシュ!

そして……ああ、なんというエロル・ル・ルシエwww
リアルタイムでGJ!!
台詞と描写の落差がナイアガラ滝以上にあってかえってエロするぐうぅぅッッ!!!

246氏の仕事が上手く片付くのを祈るのみです。
551名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 03:09:11 ID:a4K39CBV
>>549
エロかったGJ!
フリードに対して黒いよキャロ
思考と言動が真逆だよキャロ
552名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 04:58:14 ID:4lBf996K
はやて「あっなのはちゃん!ちょうどええところに」

なのは「はやてちゃん、どうしたの?」

はやて「なのはちゃん、ちょーお願いあるねんけど…」

なのは「ん?なーに?」

はやて「手ぇ出して」

なのは「…こう?」

はやて「んで両方グーして」

なのは「グー?こうかな」

はやて「ほんなら、そのまま両手擦りあわして」

なのは「それで?」

はやて「擦ったトコ、臭いかいでみて」

なのは「(クンクン)」

はやて「そのまま片足上げてみて欲しいんや」

なのは「…こうでいいの?」

はやて「いや〜ん、まいっちんぐ〜♪」

553名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 05:00:24 ID:4lBf996K
以上
554( ゚Д゚):2008/04/10(木) 05:04:19 ID:dFwkLAWA
おいすーっ。

こんな時間ですが、投下してよろしいでしょうか?
555名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 05:07:15 ID:4lBf996K
是非^^
556( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:13:30 ID:dFwkLAWA
んでは注意事項

注意事項
・非エロ。
・すンばらしく捏造要注意。
・オリキャラ要注意。
・レジアス中将はモブか悪役だと思っている方は読まないほうが吉です。
・スバルファンは要注意。ちょっと追い詰められてきています。
・あぼーんキーワードは「熱き彗星の魔導師たち」
557熱き彗星の魔導師たち 16-01/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:14:14 ID:dFwkLAWA
 キャロが見たいといった映画は、アニメ作品だった。
 驚くべき事に、日本のアニメと、シナリオ、作画ともに遜色のないものだった。
 また、そのストーリーも、どちらかと言うとやや年長者向けであり、アリサやユーノも
退屈しないですむ程度の内容だったのだが……
『なんでこんなことになってんのよ』
 もそもそと、不機嫌そうにポップコーンを黙々と頬張るアリサは、念話でユーノにそう
ぼやく。
『アリサ、不味いって、思念サラウンド使ってる人もいるんだからさ』
 アリサの隣に座るユーノは、苦笑気味の顔になりつつ、そう嗜めた。
 思念サラウンド、とは、念話技術を応用した擬似音響システムで、ステレオ2chの直接
音響に加え思念通信による3次元オーディオ再生を併用する。
『大丈夫だって。3重スクランブルをかけてるんだから、他の人間には聞こえやしないわ
よ』
 これまで、念話は魔導師にとって特別な設備もなく遠隔通信が可能という便利な手段だ
ったが、欠点もあった。シャマルのような所謂ソフトキル型の魔導師や、あるいは武装次
元航行艦程度の傍受設備に対して、ほぼダダ漏れだったのである。
 しかし、4年前の事件で妨害や傍受に対する強度の向上が必要と感じたユーノは、独自
に魔術式を加え、特定の相手へのみ送信できる単方向3重スクランブルを開発していた。
 管理局の方では、より強度の高い双方向スクランブル方式を開発していたが、ユーノか
ら見た限りでは、あまり普及はしていないようだった。
『そうだけど……まぁ、言いたい事はわかるよ』
 アリサがぼやく理由に、ユーノも実は気まずさを感じ、苦笑し続けていた。
 ユーノ、アリサ、キャロ、エリオの順で、劇場のやや後ろ、真ん中の座席に腰掛け……
 その前に、一組の男女……ヴァイスとフェイトが並んで座っていたのだから。
 どうやら、2人はアリサ達には気付いていないらしい。
 最初の頃、フェイトの方はスクリーンに集中していたが、やがて、ヴァイスが、フェイ
トの右手に、自分の左手を重ねる。
 フェイトは驚いたようにヴァイスを見るが、手を引っ込めたりはしない。
 ユーノが、気まずそうに苦笑しながら、見ていなくてもいいだろうと思いつつ見てしま
っていると、
「!」
 不意に、自分の左手に、別の手が重ねられてきた。
 言うまでもなく、アリサの右手である。
 ユーノが、ちらりとアリサを見ると、先ほどまでの不機嫌な様子はどこへやら。少し気
恥ずかしそうにしている。
 アリサは、きゅっとユーノの手を掴んでくる。ユーノは、くすっと苦笑しつつ、アリサ
のしたいようにさせていた。

熱い彗星の魔導師たち〜Lyrical Violence + StrikerS〜
 PHASE-16:The holiday of L.R.6
558熱き彗星の魔導師たち 16-02/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:14:38 ID:dFwkLAWA
「うわー、美味しい」
 そこは、クラナガンでは評判のアイスクリーム専門店だった。
「でしょう?」
 ダブル用のコーンに盛られた、プレミアムフレーバーのアイスに取り掛かりながら、マ
ギーが声を上げると、ティアナは笑顔で微笑みながら、そう言った。
「まぁ、私も相方に教えてもらったんだけど」
 ティアナはそう言って、苦笑混じりの笑顔になった。
「相方って、スバルの事?」
 マギーは、キョトン、として、ティアナに問いかけた。
「ええ」
「ふーん……」
 ペロペロとアイスを食べながら、マギーは感心したような、そうでもないような生返事
を返した。
「ねぇ、マギー?」
 不意に、ティアナは深刻そうな表情になって、マギーに問いかける。
「ん、何?」
 アイスクリームを舐める行為は続けつつ、マギーは訊き返す。
「その……スバル、どう?」
「どうって?」
 ティアナの問いに、マギーは、アイスクリームを口元に当てたまま、キョトンとして、
訊き返した。
「その……ペア組んでて、気になるところとか……ない?」
「さぁ、別に。確かにスタンドプレー目立つけど、あたしのフォローの範囲内だし、いい
んじゃないの?」
 逆に、マギーは微笑み混じりに、アイスクリームを咀嚼しながら、そう言った。
 だが、ティアナの表情は、晴れない。
「そんなに気にかかるの?」
 マギーは、ティアナの様子に、ようやく口元からアイスクリームを離して、そう言った。
「うん……」
 ティアナは、表情の深刻さを増し、マギーと視線は合わせず、そう言った。
「スバルって、ああ見えるけど、本当は私より内向的なのよ」
「そうなんだ」
 アイスクリームを舐めつつ、マギーは応える。
「ふむ、するとそれが6課に来てから、悪化してる、と」
「ええ……」
 ティアナは、憂鬱そうに頷く。
「私がアリサさんの下に就きたいって我が侭で、スバルと別のペアを組むことにしたんだ
けど……そうしなければよかったかしら」
 ティアナはそう言って、俯いたまま、深くため息をついた。
559熱き彗星の魔導師たち 16-03/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:15:03 ID:dFwkLAWA
「そんな事言ったって、あたし達も管理局に奉職してる身なんだし」
 アイスクリームを舐めつつ、そこまで言ってから、マギーはティアナの方を向く。
「今回はたまたまティアナの希望だっただけで、いつペアが組みかえられるかなんて、そ
れはわからないわけじゃない」
「それは……」
 マギーに言われ、ティアナは言葉に詰まる。
 それは、そもそもティアナがスバルに言った言葉だった。
「まぁ、機動6課にいるのは1年間なんだし、その間はあたしがフォローするから、大丈夫
よ」
 元々、機動6課は実験的部隊という名目で、1年間の期限付きの編成である。それが終わ
れば、各々一旦は出向元に戻ることになる。
 マギーは知らなかったが、ティアナは執務官希望だが、スバルは特別救助隊志望だ。6
課での任務が終われば、凶悪犯罪者と直に向き合う機会もなくなるだろう。
「そうね……お願いするわ」
 ティアナは、しかしまだ、蔭のある苦笑で、マギーにそう言った。
「任されたわ」
 マギーはそう言うと、アイスクリームを大きく舐め取り、コーンへと取り掛かった。
「いらっしゃいませー」
 この声自体は、店内にいれば、何度も聞いているのだが……
「あら、ウェンディだ」
 立ち食いのスタンドテーブルの前にいた2人は、まずマギーがカウンターに向かうその
人物がウェンディだと確認すると、ティアナもそちらを向く。
 一方のウェンディは、2人のことには気付いていない様子で、メニューを見ながら注文
を始めた。
 無駄にテンションの高いウェンディの声は、さほど離れていない2人の所まで聞こえて
くる。
「えーと、プレミアムのコーヒーとビターチョコのダブル、それと、オレンジとメロンの
シャーベットをやっぱりダブルで、それからノーマルフレーバー10連スペシャルをひとつ、
お願いするっス!」
「ブッ」
 ウェンディの注文を聞いて、ティアナが思わず、吹き出した。
「10連スペシャルって……あれ、ナカジマ家専門メニューだと思ってたのに」
 ティアナは呆然として、その場に立ち尽くす。
「ナカジマ家専用メニューって……」
 マギーは苦笑する。
「ええ、あと注文するのはギンガさん……スバルのお姉さんと、お母さん」
「ブッ」
 今度は、マギーの方が吹き出す番だった。
「クイントさんが!?」
「知ってるの?」
 驚愕したマギーの言葉に、ティアナは逆に軽く驚いて、訊き返す。
560熱き彗星の魔導師たち 16-04/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:15:25 ID:dFwkLAWA
「アリサ越しにだけどね、一応」
「ああ、そうなんだ……」
 マギーが言うと、ティアナは、納得の声を出す。
「でも……」
 マギーは、呆然とし、テイクアウトの箱詰めを待っているウェンディを見ながら、言う。
「クイントさんて、魔導師だけど……普通の人間、よね?」
 こくん、と、ティアナもまた、ウェンディを見ながら、頷いた。
 実はマギーも歳や体格からすれば、同格の少女よりだいぶ大食なのだが、6課に来てか
らは、ウェンディ、スバル、それに第3小隊のエリオもかなりの大食漢で、さすがに辟易
させられていた。
 もっともエリオはアイスや冷たい飲み物の暴飲には強くないとのことなので、他の2人
と一般人との線引きをしていたのだが…………
「世の中、広いのねー」
「そうなのよ」
 呆然としたまま、マギーが言い、ティアナはそれを肯定する言葉を発した。
「あれっ?」
 買い物を終えたウェンディが、カウンターから振り返ると、そのティアナとマギーを発
見した。
「ティアナ、それにマギーもいるじゃないっスか。こんな所で何やってるっスか?」
561熱き彗星の魔導師たち 16-05/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:15:45 ID:dFwkLAWA

「へっくしゅっ」
「あら、スバル、風邪?」
 クラナガン近郊──時空管理局官舎街、ナカジマ家。
 居間で洗濯物を畳んでいたギンガは、スバルのクシャミに反応して、僅かに驚いたよう
な顔で、問いかける。
 上手く休暇の刷り合った3人だったが、精鋭第5陸士隊のクイントだけは多忙の為に帰
宅せず。──レリック強奪事件が頻発するようになって依頼、それが多かった。
「そんなはず無いじゃん」
 スバルはどこか、元気なく、テーブルに突っ伏したまま、そう言った。
「それにしちゃあ元気がねぇじゃねぇか」
 ゲンヤは、3歳になる愛娘・ステラをあやしながら、スバルに言う。
 余禄だが、ゲンヤは遅くになって恵まれたこの娘を溺愛しており──もちろん、ギンガ
やスバルを軽んじているわけでは無いが──、彼の性格やこの歳の男性からすれば苦手そ
うな、ステラの遊びに、嬉々として付き合っている。
「6課で、上手く行ってないの、スバル?」
 ギンガは優しげな表情でそう言うと、スバルの傍らに近づいてくる。
「…………あたしは、なのはさんに誘われたから機動6課に入ったんだ」
 スバルは、やる気なさそうに突っ伏したまま、愚痴とも取れるような言葉を発した。
「それで落ち込んでたってワケ」
 ギンガは、スバルの傍らに腰を下ろすと、苦笑混じりに微笑みながら、言う。
「実際入ってみたら、なのはさんとは昼間ほとんど顔合わさないし。それに、ティアとは
ペア解消になっちゃうし。隊長と副隊長はなんかいつもイライラしてるしさ」
 子供が不貞腐れたような口調で、スバルは言う。
「隊長って、シグナムさんとヴィータさんが?」
 ギンガが問いかける。すると、スバルはテーブルに突っ伏したまま、頷いた。
「おかしいわね、そんな人達だったかな」
 家族ぐるみで付き合いがある関係上、ギンガもヴォルケンリッターとはある程度の面識
がある。
「まぁ、シグナムの嬢ちゃんは、少しとっつきにくい所があるかもしれないやな」
 ゲンヤが、苦笑気味に笑いつつ、言った。
「そうじゃないんだよ!」
 がばっ、と、スバルは顔を上げて、不満と困惑の混じった表情で、言う。
「アリサさんが……第2小隊の隊長が……なんかメチャクチャするんだよ! ティア引き
抜いたのだってあの人だし……それに、フォワード小隊のメンバー、あたしとティア以外
の2人はあの人の知り合いだしさ!」
「……レジアスの腹心、みたいな感じだって言うからな…………」
 ゲンヤは、スバルに顔を向けると、複雑そうに顔をしかめた。
「八神の部隊、引っ掻き回すのが目的なのかも知れん」
「でも、そんな悪い人には思えないけど……」
 困惑気に、ギンガは呟くように言う。
「ギン姉は、実態を知らないからそんなことが言えるんだよ」
 スバルは、噛み付くように声を出す。
562熱き彗星の魔導師たち 16-06/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:16:06 ID:dFwkLAWA
「大体、ティアが組まされてるの、スカリエッティ製戦闘機人だよ。ティアにしてみれば、
お兄さんの仇みたいなもんじゃないか。何考えてるか、ホント解らないよ」
「スカリエッティ製戦闘機人、ていうと、あいつのところにいた、あのちょっと頭のネジ
飛んでそうなヤツか」
 ゲンヤは、軽くキョトンとしながら言った。あいつとは、もちろん彼の伴侶であるクイ
ントの事である。
「スバル」
「何?」
 ギンガに声をかけられ、スバルは反射的に、視線をゲンヤからギンガに移すが、そのギ
ンガの表情を見て、ギョッとした。
「……ギン姉?」
 ギンガは、険しい視線で、スバルを軽く睨んでいる。
「その言い方は感心しないわ。彼女達は犯罪行為に加担していた事実はないし、今はもう、
スカリエッティのために働いているわけじゃない……それを言ってしまったら……解るわ
ね?」
 険しい表情と口調で、ギンガは言う。
「解ってるよ……」
 スバルは、ギンガから視線を放し、それを俯かせるように伏せながら、言う。
 ────スバルとギンガの姉妹もまた、戦闘機人、と呼ばれる存在だった。
 それも、極初期のプロトタイプとも言える戦闘機人だった。
 製作者は不明だが、陸士総隊・地上本部が背後に1枚噛んでいた、とも言われる。
 当時、地上本部は能力向上のため、人工的に製造された魔導師、あるいはそれに匹敵す
る戦力を求め、その研究を進めていたから、あながち的外れというわけではないようだっ
た。
 しかも、スカリエッティ製戦闘機人──“ナンバーズ”が、調整・促成培養された成長
体の人間をベースとしているのに対し、この姉妹はインテリジェントデバイスの高度自己
拡張機能対応フレームの技術を応用し、幼児期の頃から“成長する”戦闘機人として仕立
て上げられていた。
 …………ギンガが何を言わんとしているのかは、スバルにも解る。ウェンディ達も自分
達も同じだ、と言うことだ。
 この姉妹も、クイントが当時所属していた部隊の捜査の過程上で保護された。
 ただ、ウェンディやディエチと事情が異なるのは、2人とも、事実上クイントの実子で
ある、ということだ。
 クイント・ナカジマの遺伝子を元にした“卵子相当の細胞”に、男性側の遺伝子情報を
組み込んで再現されたのが、2人だった。
 しかも、スバルに至っては、“父親”がゲンヤ・ナカジマであることまで確定している。
 一方、ギンガの“父親”は、ゲンヤではないということのみが判っており、不明だった。
 ともあれ、そのような理由で、2人はナカジマ家に引き取られ、ゲンヤとクイントを養
親として育ったのである。
「解ってるけど……でも……」
 一度はギンガの顔を見たスバルだったが、すぐにまた、気を落としたように、俯いてし
まう。
563熱き彗星の魔導師たち 16-07/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:27:39 ID:dFwkLAWA
「肝心のティアナの嬢ちゃんは、どうしてるんだい。嫌がってるのか?」
 一度、ステラとのカードゲームに視線を戻していたゲンヤが、再びスバルを見て、そう
訊ねる。
 すると、スバルはふるふる、と、首を横に振った。
「ウェンディがスカリエッティ製戦闘機人だって知ってから、しばらくは、戸惑ってたけ
ど……最近は、あんまりそう言うこともないし。誤射事件の時だって、結構2人してコン
ビネーションでアリサさん追い詰めてた……」
 俯いたままのスバルが言うと、ゲンヤはギンガと顔を見合わせ、お互い、軽くため息を
ついた。
「なら、お前さんがどうこう言うことじゃねーやな」
 ゲンヤは、まず、突き放したように、そう言ってから、
「スバル、お前さん、要は長年組んできたティアナの嬢ちゃんと離されて、ちょっと拗ね
てるんじゃねーのか?」
 と、困惑気な苦い顔で、スバルを窘める。
「そうか、それで今回、ティアナさんウチに連れて来なかったのね」
 ギンガも困惑したような表情で、そう言った。
 スバルは、ティアナが天涯孤独の身である、ということに気遣って、ペアでの休みのと
きは、決まって、ティアナをナカジマ家につれてきていた。
 ティアナ自身は、なんで私が付き合わなきゃならないのよ、と毎度零していたが、実際
には満更でもなかった。
 だから、今回の休暇、スバルが、今日は1人で帰る、と言い出し、ティアナは隊舎の前
で呆然とそれを見送ったところを、マギーが発見したわけである。
「ずっと親友でいられると、思ってたんだけどな」
「そりゃ、お前がそう願っているんならな」
 スバルが呟くように言うと、ゲンヤが、険しい口調で言う。
「部隊が離れようが、どうしようが、親友はいつまでも親友よ。けど、今お前さんのして
る事は、その親友と思ってるヤツを信じられない、信じていないって事だぜ」
「そんなことないよ!」
 スバルは、ゲンヤの言葉に、反射的に顔を上げて、言う。
「あたしがティアナの事信じてないなんて、そんなのないよっ」
「だったら、どうしてこういう、捻くれた事してんだ? 管理局は仲良しクラブじゃねぇ。
いつ別々にされるかわからねぇのだって当然だ。それでいちいちこんなひねてたら、お前
さん、そのうち友達全部無くしちまうぜ」
 ゲンヤは、険しい口調と表情で、叱り付ける様に言った。
「あ……う、うん……ティアにも同じこと、言われた……」
 スバルは、俯いたまま、弱々しい口調で言った。
 ギンガは、ふっ、と優しげに微笑んで、スバルの背中を撫でつつ、俯いているその顔を、
覗き込んだ。
「戻ったら、ティアナさんには、謝っておいた方がいいかもね」
「うん……」
 ギンガに言われて、スバルはそう、返事をしたが、どこか煮え切らないものだった。
564熱き彗星の魔導師たち 16-08/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:28:36 ID:dFwkLAWA

「へっくしょい!」
 クラナガンの繁華街のひとつ。
 歩道をはしゃぎながら歩いていたウェンディは、少なくとも見ためでは妙齢の女性にあ
るまじき、盛大なクシャミをした。
「ウェンディ、風邪? また、ちゃんと体調管理していないから」
 ウェンディの後から、レジアスと連れ立って歩いてきた、私服だが、フォーマルなスタ
イルのツーピースを着たオーリスが、やれやれと言ったように、ウェンディに咎めるよう
な声をかけた。
「な、何言ってるんスか姉さん」
 驚いたように、ウェンディは声を上げる
「体調管理ぐらい、ちゃんとやってるっスよ。大体、あたしの身体は、そー簡単に風邪な
んかひかないっス」
 むしろ誇るように、ウェンディは胸を張って、その胸を軽く叩きながら、得意そうにそ
う言った。
「だといいけれど」
 ふぅ、と軽くため息をついたオーリスだったが、仕方ないな、と、不出来な妹を見つめ
るように、優しげに苦笑する
「こういうのは、人が噂をしているから、って言うんス」
 ウェンディは、胸を張ったポーズのまま、そう言った。
「ほう? どこの言葉だ?」
 制服ではない、私物のスーツに帽子をかぶったレジアスが、好々爺のように笑いながら、
ウェンディに訊ね返す。
「地球じゃそう言うらしいっスよ。アリサとユーノが言ってたっス」
「きっと悪口ね」
 クスクスと笑いながら、オーリスはそう言った。
「だぁぁっ、姉さん、それはないっス! ひどいっス!」
 ウェンディは、おどけ混じりに、オーリスに抗議する。
 ははは、と笑いあいながら、商店の並ぶ通りを、3人は歩いていく。
 ウェンディだけは、落ち着きがないように、走り回って先行したりしていたが、やがて、
「あっ」
 と、それを見つけて、短く声を上げ、脚を止めた。
「これなんか良いんじゃないっスか?」
 1軒のブティックの前で、ショーウィンドゥ越しに、ウェンディが指差し、言う。
「こ、このようなデザインは、私の趣味では……」
 オーリスが戸惑ったように、声を上げる。
「そんなことないっスよ。姉さん地がいいんスから。似合うっス」
 ウェンディは、底抜けに明るい表情で、言った。
565熱き彗星の魔導師たち 16-09/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:29:26 ID:dFwkLAWA
「なんなら、儂が出してやろうか、オーリス」
 そのいかつい表情を、優しげに綻ばせたレジアスが、オーリスに言う。
「え? しかし、いいんですか?」
 オーリスは、レジアスの言葉に、驚いたように、訊き返す。
「もちろんだとも。たまには父親らしいこともさせてくれ」
 レジアスはそう言ってから、ウェンディにも視線を向ける。
「ウェンディにも何か買ってやろう」
「わーい、やったっスー」
 ウェンディは、無邪気に、飛び上がってはしゃぐ。
「それじゃあ、なんにするっスかねぇ」
「ウェンディこそ、たまには女性らしいものを買ったらどう?」
 物色し始めたウェンディに、オーリスが言う。
「あっ、姉さんひどいっス! あたし、これでも結構、おしゃれには自身あるっスよ!」
「そうかしら?」
 ウェンディは軽く憤慨したポーズをとり、オーリスは窘めるように言う。しかし、ウェ
ンディの表情は、すぐに、明るい笑顔に戻る。
「店内に入って、選ぶ……あれ?」
 そう言って、ウェンディが、真っ先に店のドアに向かおうとすると、その視線の先に、
見知った顔が見えた。
「オットー! それに、ロウラン三尉!」
 ウェンディは声に出して言うと、たたっ、と、反射的に駆け出し、2人に近寄った。
「ウェンディか」
「うっ」
 オットーは、素気なくそう言って、声の主を見る。だが、一緒に歩いていたグリフィス
は、なぜか、表情を引きつらせた。
「珍しい組あわせっスね。こんな所で何してるっスか?」
 ウェンディはオットーの前まで来ると、好奇心旺盛そうに、瞳を輝かせて、そう尋ねた。
「いや、その……」
「見てわからない?」
 グリフィスは、何か言い訳しかけたのだが、オットーは、あっさりと、そう言った。
「見て……?」
 ウェンディが2人を一瞥する。2人共私服姿。グリフィスはカジュアルカラーのカッター
シャツとデニムパンツで、ラフ過ぎない程度に。オットーは、パンツルックではあるが、
ジャケットの下に、キャミソールタイプのカットソーを着ている。
「まさか、デートとは言わないっスよねぇ?」
 ウェンディはニタニタと笑って、オットーの顔を見た。
「それ以外に何に見える?」
「へ!? マジっスか!?」
 オットーがあっさりと言うと、ウェンディは目を円くして、訊き返した。
 オットーは、言ってしまってから、顔を少し紅くし、視線を逸らす。
「別に、誰かと恋愛しようと、ボクの自由じゃないか……」
「いっやー、おどろきっス。びっくりっス。一番色気のないオットーが男と付き合うなん
て、明日はクラナガンは大豪雪っス」
「…………殴るよ?」
566熱き彗星の魔導師たち 16-10/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:29:54 ID:dFwkLAWA
 大げさに言うウェンディを、オットーはさすがに少し憤ったように、睨みつけた。
「大体、告白は彼の方からされたんだ」
「あ、いや……」
 オットーが言うと、グリフィスは気まずそうな声を漏らす。
「えーっ!? 本当なんスか!? どうしてっス!?」
 ウェンディは視線をグリフィスに移し、眼を真ん円くした表情で問い質す。
「それは……」
 一瞬、言い澱んだグリフィスだったが、一度、喉をゴクリ、と鳴らすと、気まずそうに
視線を泳がせながらも、言う。
「彼女は、僕が今までに会ったことのない女性でしたから」
「そりゃそうっス。オットーみたいなのが何人もいたら、困るっス」
「喧嘩を売ってるのか、ウェンディ?」
 グリフィスの答えに、ウェンディが反射的に即、言うと、オットーが、静かながらも憤
慨したように、言う。
「外見の問題だけじゃなくてですね、こう、静かで理知的なところに、惹かれたんです!」
 まるで、婚約者の両親に答える様に、グリフィスは、きっぱりとした口調で、言う。も
っとも、ウェンディとオットーは、実際に身内と言って良いが。
「ふーん、そんなもんっスかねぇ」
 ウェンディは、嫌味や皮肉ではなく、感心したように、そう言った。
「そう言うウェンディは、何をしているんだい?」
 今度は、オットーがウェンディに、そう訊ねる。
「え? ああ、あたしは家族サービスっス」
「家族?」
 オットーが言い、グリフィスと共に、視線をウェンディの後ろに移す。
 そこに、レジアスとオーリスの姿を確認すると、2人は慌てて、レジアスに向かって直
立不動の姿勢になり、敬礼した。
 レジアスは、2人の敬礼を解かせる為に返礼した後、手振りで「気にするな」と送る。
「もう、2人ともあたしがちょっと帰らないと、食事とかインスタントやら栄養飲料ばか
りになっちゃうんスよ? やれやれっス」
 ウェンディは、呆れたというようなポーズを、大仰にとりながら、そう言った。
「ウェンディが……食事作れるのか?」
 オットーは、軽く驚いたような表情を見せて、訊き返した。
「あっ、ひどいっス! 家庭料理ぐらいは作れるっスよ! そりゃ、マギーとユーノから教
わったんスけど……」
「…………ユーノに、ね」
 オットーは、脱力したように、そう言った。
 あの夫婦なら確かに、そうなるかもしれない、というニュアンスである。もっともアリ
サにとっては、濡れ衣もいいところだったのだが。
567熱き彗星の魔導師たち 16-11/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:30:18 ID:dFwkLAWA
「それじゃ、ボク達はプライベートに戻って良いかな?」
 オットーは、そう言いながら、右手で、グリフィスの左腕を引き寄せた。グリフィスは、
戸惑いの色を見せつつも、拒否せず、ただ顔を紅くしている。
「おうっス。あたしも家族の団欒に戻るっス」
 ウェンディはそう言って、手を振り、レジアスとオーリスのいる方向へと、引き返して
いった。
「おまたせっス」
 戻ってくるなり、ウェンディは、レジアスとオーリスに向かって、そう言った。
「ウェンディ、他の局員のプライベートを邪魔するのは、感心しないわよ」
 ため息交じりに、オーリスはそう言った。
「あははっ、ちょっと挨拶しただけっス」
 ウェンディは、そう言って後頭部を掻きつつ、苦笑した。
「はは、まぁ、良いじゃないか。平和な証拠だ」
 レジアスはそう言うと、腕で、ブティックの入り口を指した。
「行こうじゃないか」
「ええ」
「はいっス〜」
 ウェンディが真っ先に踏み出し、オーリスが続いて、店内に入る。
 続いて、レジアスは扉をくぐりつつ、2人には気付かれないように、表情を険しくした。
568熱き彗星の魔導師たち 16-12/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:30:40 ID:dFwkLAWA

 ベルカ自治区、某所。
「ドクター、“器”の用意が整ったとの事です」
 ウーノは、そう言いながらも、ただ1人、自らの執務室の前で、非実体コンソールを前
に、光学キーボード叩き続け、作業を続けていた。
「ほう、ようやくかね」
 スカリエッティは、待ちかねたというような、口調に皮肉がかった言葉で言う。
「それでは、“Unlimited Powered”との接触を実行したまえ」
「了解しました、ドクター」
 響くスカリエッティの声に、ウーノは答える。
 1人きりの部屋で作業を続けていたウーノは、小型のサブコンソールを、呼び出した。
「セッテ、セイン」
『何、ウーノ?』
『なになに? ウーノ姉』
 相変わらず、淡々とした態度のセッテ。それとは対照的に、セインと呼ばれた少女の姿
の戦闘機人は、好奇心旺盛そうに、あちら側からも覗き込んできている。
「“器”が完成、引渡しがなされるわ。貴方達はそれを、“Unlimited Powered”の元に
送り込んで。良いわね?」
『了解した』
『了解ー!』
 セッテはやはり淡々と、対象的にセインは元気よくポーズまでつけて、そう言った。
『まて』
 ウーノが、2人に何か言いかけたとき、もうひとつ、小型サブコンソールが出現した。
『6課を引っ張り出すのなら、私も参加したいが、駄目か?』
 コンソールの向こうのチンクが、硬い表情で尋ねてくる。
「私は構わないと思うけど」
 ウーノはそう言ってから、視線をチンクのコンソールからセッテのそれに向ける。
「セッテはどうかしら?」
『私も構わない。と言うか、チンクが参加してくれるのなら、心強い』
 セッテは、口調は淡々としたものだったが、チンクへの信頼を感じさせるように、そう
言った。
「O.K. いってきて良いわ、チンク」
『あり難い』
 チンクはそう言って、口元に笑みを浮かべた。
『あ、私の意見はまったくなし?』
 セインが、抗議気味に声を上げる。
『セインは別に、戦闘を行うわけではないだろう。チンクがセインの足手まといになると
は考えられないが?』
 セッテが、冷静そのものの表情で、そうつっ込む。
『あぅ……そ、それはそうかもしれないけどさぁ……』
569熱き彗星の魔導師たち 16-13/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:31:06 ID:dFwkLAWA
「それとも何か、セインにはチンクに参加して欲しくない理由でもあるのかしら?」
 2人を仲裁するかのように、ウーノが割って入った。
『へ? べ、別にそう言うわけじゃないよ!』
 セインはマヌケな声を出し、手をバタバタと振って慌てたように言う。
『なら、別に良いだろう』
『う、うん、オッケー』
 セッテに言われ、セインが苦笑しながら答える。
 そして、3つのサブコンソールが消え、再びウーノは、1人きりになった。
570熱き彗星の魔導師たち 16-14/13 ◆kd.2f.1cKc :2008/04/10(木) 05:35:52 ID:dFwkLAWA
>>557-569
今回は以上です。
571名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 06:30:00 ID:OgZJDRZS
GJです!
しかしギンガとスバルが卵細胞から作られた人工授精児ってネタをみてビックリしました
自分もそういう設定のネタ考えてたんで…
あと骨格部分がデバイスの構成素材を使ってるってネタは
もしかして以前ユーノスレで出た話題が元ネタでしょうか?
アレ自分が言ったネタなんでもしそうなら( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc 氏に使われて凄くうれしいです
572名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 07:21:50 ID:TxOgD1mY
本当にユーノスレの人間って自重しないな。
あのスレの雰囲気を持ってくるなって何度も言われてるってのに。
573名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 08:12:41 ID:Ed+Pb43O
そんなスレあるんだ、801板?

まぁ、それよりGJです。
このスレを見てからスカとナンバーず、そしてレジアスが主人公メンバーよりも好きになってしまったよこんちくしょー。
574名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 08:45:45 ID:qK8xUTJ5
>>573
ここの住民がユーノマンセーを極端に嫌い人がいるので、
追っ払ったから、ユーノマンセーSSがユーノのキャラスレ以外で禁句になってるから、
あっちがゆーのSS用の隔離スレ化してる。
575名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 08:52:02 ID:jx8o1V2N
だったら百合にしかならないんじゃね?
576名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 08:56:19 ID:0xghetcg
ユーノマンセーと相手がユーノってのはまた別の話じゃないのか?
それに他にも男いるだろう
577名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 09:19:43 ID:sjsoQ0RS
まぁ最近の風潮を見るに、エリオ主役ならそれでよしみたいな流れが見えるからな。
ユーノや他の男が相手の場合、書き手にかなりの技量がなければ叩くやつが必ず出てくる。
578名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 09:22:49 ID:sjsoQ0RS
ゴメン。さげわすれ。
579名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 09:32:26 ID:K5K1h4xS
>>539
シガー氏の甘党艦長きてるぅー!
相変わらず、氏の書くリンディさんはエロイなぁ。
580名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 09:46:58 ID:kcp1tdMV
>>577
エロパロスレなのでエロスは正義。

嫌われたのはユーノの皮を被ったメアリ・スーとかあからさまな持ち上げだったような。
当事者でもなかったし昔のことだから記憶が曖昧だが。
581名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 10:00:37 ID:MqHbwZX2
CRR氏、サイヒ氏GJ!
CRR氏のはやてがむっちゃツボや〜。自分で広げるなんて反則でっせ。
それとジョン!氏ねよや〜〜!

それとかなり亀なんだが……。
アクセルシューターって足止めてたのか?
なんだか10年たって結構な数は足を止めないでも撃てる気がしたんでな。
まあショートバスターやアクセルで相手を追い込んで、ディバインバスターで仕留めるのが
基本なのだろうな。
しかし忘れがちなのだが、砲撃魔導師はチームが基本。
フロントアタッカー、ガードウィング、フルバックが就いたらどうなるだろうか……。


582名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 10:03:39 ID:kcp1tdMV
>>581
アクセルシューターは動きながらは撃てない。
ディバインシューターは動きながら撃てるけど威力・速度は劣る。
583名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 10:10:40 ID:UojsDP1N
アクセルシューターもフルじゃなきゃ足止めなくても大丈夫になったんじゃないっけ?

>>580
まあユーノは殆ど設定が明らかになってない分、想像で補う度合いが大きいからなあ…
584名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 10:13:05 ID:GihbYSEC
>>549
246氏生きててよがった。
デスマーチ状態なのね…(´・ω・`)つ旦 オチャドゾー
続きはマターリ待つことにしまつ
585名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 10:23:09 ID:hubSyXWJ
まぁここ最近の百合なら百合スレ、ユーノメインなら淫獣スレに池って空気はおかしいと思うがな

>>570GJ!
これはあれか?ヴァイス×フェイトのエロを期待していいのか?
586名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 10:33:25 ID:NvR5tKap
>>585
ヴェロッサのNTRに絶妙な笑みを浮かべるんですね、わかります
587名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 11:22:34 ID:BVXKrT95
>>583
少なくとも、A’sまでは足を止める必要がありますね。
stsではちょっとわからないです。けど、アレのコンセプトが一度撃ったら攻防一対、
空間制圧的な側面も考えると、足止めて視野広げた方が扱いやすいでしょうね。
確か、本編でセンターガードの役割がそんな感じだったはず。

>>577
エリオの場合、主人公属性高いから多少のマンセーもご都合主義や演出で済ませられるからなぁ。
言うならば、毎回毎回高確率でバイキンマンを殴り飛ばすアンパンマンのようなものか(主役だから必ず見せ場があるという意味)。

きぐるみショーする機動六課っての思いついた。やけっぱちで悪役演じるヴィータとかノリノリのはやてとか。
588名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 11:30:17 ID:K5K1h4xS
>>587
ん・・・以前になんか似たネタがすでにあったよーな>きぐるみショー
589名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 12:37:02 ID:Nnco7RmM
別にユーノが出てきただけじゃ何も言わないんじゃない?問題は、
空気読まずにキャラ個別スレの話題引っ張ってくるんじゃねえ。 このくそたわけがって事ではないの?
590名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 12:48:12 ID:gp41+PW5
百合エロだろうが、レジアス触手姦だろうが、エリオきゅんでウホッだろうが、ユーノメインだろうが、どんなSSでも投下される事を許されているのがここだろう。

個人的にはどんな内容でも面白ければ良いと思う。
でも他スレのネタは自重しような?
591名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 13:20:00 ID:1OLTyQFe
>>580
そんなもんありましたっけ?

今回は>>571が他スレのネタをつい持ち出したのが問題ってだけでしょ。
あと、最近のエリオ祭りの流れを見るにつけ作中での描写の多いキャラは素直に羨ましい。
エロいだけの話を書こうにも取っ掛かりがつかめない。
592571:2008/04/10(木) 13:20:14 ID:OgZJDRZS
きっかけになった者ですがご迷惑おかけして申し訳ありません
以降気をつけますのでご容赦のほどを
特に投下直後にスレの空気を悪くさせてしまった( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc 氏には
申し訳なく思っております
593名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 13:39:09 ID:71/0LZqX
ちなみに、燃えクロノのネタもあるにはあるんで、今抱えているエリオSS書き終えたらそっちも書いてみる。
594名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 13:58:53 ID:tGnrskUq
>>592
どんまい。
>>572の言い方にも問題があったと思うから、あんまり気にするな。
注意はもう少し柔らかめにな。
595名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 14:08:17 ID:UJENFc7Y
>>549
俺はあんたの書くエロが大好きなんだぜ
しかも触手陵辱とロリ大好きだからツボだったぜ!
GJでした
596名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 14:32:48 ID:b0rrs88b
注意するときは柔らかめに……ねぇ…。
みんな雰囲気悪くするのを恐れてか、最近はあまりキツイこと言わなくなったよね。
597名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 15:23:49 ID:2+JjZmGF
上記の流れ然り、まだ注意を促したりする自浄作用があるだけマシだが
最近の勢いを見るにつけ、作者以前に読者が我を張りすぎだとも思うがな
598名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 15:30:51 ID:gp41+PW5
>>581
今さら気付いたんだが、サイヒ氏はまだ投下して無いんじゃ‥‥
599名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 16:03:27 ID:zpHdrxKH
しかしキツい事言い出すと中々止まらんよ?
特にSSの設定とかは議論しだすと止まらんのはあれとかあれで証明済みだし
よほどのマナー違反でもない限り穏便にすませるのがいいさ
600名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:03:03 ID:b0rrs88b
そだね。
ただ明らかなルール違反に対して、嗜めてるそばから、>>344みたく「チョイっと置いといて」
とか言って流そうとする人が出てきてるのをみると、昔に比べて緩くなったなぁと思ったり。
締めるところは締めないと、よいOPPAIはできないんだぜ?
601名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:12:58 ID:UojsDP1N
それはまあ、書いてるとおり単に俺が触手スレで挿し絵つきSSの人が拍手喝采で
歓迎されてるのを見てたことによる。
だから俺の中じゃちょこっと貼る程度に対する規制が緩まってただけだ。
602名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:13:18 ID:2+JjZmGF
そうだね。じゃあいい加減そろそろ〆てレジアスのOPPAIでも語ろうか
603名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:16:16 ID:5/NAp2qM
>>602
それはゴメン・・・
604名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:22:24 ID:bBmdXUJO
レジアスのは脂肪に見えて実は筋肉だから
OPPAIなんてないよ
605名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:25:11 ID:2+JjZmGF
じゃあフェイトとかなのはの乳も異常に膨張した大胸筋なのか……ショックだわ……
606名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:31:51 ID:gp41+PW5
>>605
そ、そんな事言ってたら桃色と金色の閃光によってかなり切ない目に合うぞ!?
607名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:36:15 ID:5/NAp2qM
>>605
そこはほら、男と女で違うから・・・
608名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:42:11 ID:UojsDP1N
ただし、いいOPPAIの保全には大胸筋は非常に重要だ。
609名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:47:28 ID:mV8MzdS7
>>588
着ぐるみじゃないけど、ターンA氏の「リリカル戦隊なのレンジャー」が
六課メンバーによる戦隊ヒーローショー話だな。
610名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:50:43 ID:5/NAp2qM
ターンA氏といえばユーノ対クロノの話の続きが気になる…
611名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 18:18:18 ID:zpHdrxKH
先生…隊長エリオのミッドチルダ大戦の続きが読みたいです…
612名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 18:46:09 ID:gp41+PW5
そう考えると、結構連載を平行して進めてる人って多いのかな?
613名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 18:51:57 ID:c/tL1gZ2
連載中の『でかめろん』の職人さんは、戻ってこないだろうか。
614名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 18:55:08 ID:gp41+PW5
「でかめろん」なんか気になる引きの第一話のまま止まってたヤツだな。

しかしでかめろんってのはやっぱオッパイの事なんだろうか?
615名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:04:23 ID:jx8o1V2N
ティアのメロン?
616名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:06:16 ID:gp41+PW5
いや、ティアナはメロンまでいかない。

いってもオレンジかグレープフルーツくらいだろ。
617名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:12:56 ID:2vi8C5uv
アビスのティアなのかティアナなのか判断に困る
618名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:18:58 ID:BVXKrT95
メロンサイズならシグナムかフェイトクラスでなければ。
え、はやて? まない(r

【返事がない、恐怖の表情を浮かべて石化している】
619名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:19:34 ID:epNCS4LI
でかめろん→でかめろん伝説→ウド鈴木
こんな連想をしたのは俺だけだろう
620名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 20:09:15 ID:TNVfmMPV
>>618
イラストの水着姿を見る限り、はやては脱いだら凄いぞ。





本編じゃ変身シーンカットされてて全く脱がないから意味無いけどなw
621名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:43:37 ID:EwAxGrgE
ピンナップによって明らかにサイズが違います。
アニメのホテルとも違います。

つまり偽にゅ(ry
622名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:52:36 ID:epNCS4LI
>>621
PAD長と申しt(ラグナロク
623ザ・シガー:2008/04/10(木) 22:00:05 ID:gp41+PW5
さて、では10分くらいになったら投下するかの。
今回は「烈火の将は〜」でいきまっせ。

そしてはやての“乳は寄せて上げてる”だと思ったりする。
624サイヒ:2008/04/10(木) 22:02:44 ID:mV8MzdS7
また投下被ったーー!!
ザ・シガー氏の一時間後ぐらいを目処に投下させてもらいます。
ひょっとしたらまた明日になるかも。
625名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:08:22 ID:2+JjZmGF
夜な夜なバストアップを目指して自分の貧乳を揉みしだきながらふとブルーな気分になるはやてちゃん(12〜16)ですね。わかりました
626サイヒ:2008/04/10(木) 22:11:04 ID:mV8MzdS7
やっぱり明日にします。
ところで俺はいつからザ・シガー氏の師父にとかいうだいそれたもんになったんだろう。
627ザ・シガー:2008/04/10(木) 22:11:57 ID:gp41+PW5
さて、では投下イクぜ。
「烈火の将は狙撃手がお好き」の第九話、姐さんメチャいぢめ編。

無論内容はエロ、今回の話でティアナが大嫌いになっても責任は取らない。
ティアナスキーは見ないほうが吉。
628烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/10(木) 22:13:01 ID:gp41+PW5
烈火の将は狙撃手がお好き9


ベッド上で同じシーツに包まり汗に濡れた火照った身体を寄せ合う男女が一組。
機動六課部隊長である八神はやて、そして部隊長補佐であると同時に恋人でもあるグリフィス・ロウラン。
夜の情事を終えた二人は、行為の後特有の気だるげな倦怠感の中で寝物語を語っていた。


「シグナム副長の様子が?」
「うん、最近なんか元気なくって落ち込んどるみたいなんよ、聞いても何も答えてくれんし‥‥グリフィス君はなんか知らへん?」
「さあ、心当たりはありませんね」
「そう‥‥」


グリフィスの返事に気を落としたのか、はやてはシュンとなって寂しそうな表情になる。
そんな彼女の頭をグリフィスは優しく撫でて髪を指で緩やかに梳く。
はやてはその手慣れた愛撫の感触に心地良さそうに目を細めた。


「はやて、あまり気負わないでくださいね」
「うん‥‥ありがと。やっぱグリフィス君に撫でられるの気持ちええなぁ‥‥もっとしてもらってええ?」
「ええ、喜んで」


グリフィスははやての髪をそっと撫で続けながら、その胸中で自分の仕組んだ愛憎劇にほくそ笑んだ。


(なるほど、シグナム副長の様子から察するにティアナは僕の話した情報を使ったのか‥‥ふふっ、女の子ってのは恐いですねぇ。でも最近のティアナを見た感じだと、これで終わりそうも無いかな?)





仕事中に飲んだコーヒーに混ぜられていた“薬”の効果により、闇に解けた将の意識が覚醒するのにかかった時間は一時間。
それは少女が狂った舞台を整えるのに十分な時間だった。

そうして今まさに狂的な執着と嫉妬が生み出す宴が始まる。



「んぅ‥‥ここは‥どこだ?」


シグナムは朦朧とする意識の中で目を覚ます。
埃の舞う煤けた部屋、そこは機動六課の中にある物置代わりに使われている資料室だった。
力の入らない四肢はバインドで固定されており、シグナムは抜け出そうと身体をよじりながら覚醒しつつある思考を巡らせて最後の記憶の断片を手繰り寄せる。


(確か私は一人でデスクワークをしていた筈だ‥‥何故こんな所に‥)


シグナムは自身の愛剣レヴァンティンを起動しようとするが胸元に下げていたアームドデバイスの反応は無い、気を失っている間に奪われたようだ。
なんとか自前の魔法でバインドを解除しようとするが痺れたように魔力が通らない。
そこへ唐突に軋むような音が響く、普段は使われていないドアが立てる音はどこか不気味で不安を煽るようだった。
開かれたドアから部屋に入ってきたのはオレンジ色の髪を二つに結った少女、ティアナ・ランスター。
ティアナは酷く愉快そうな黒い笑みを浮かべながら悠然とシグナムに近寄ってくる。
629烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/10(木) 22:14:27 ID:gp41+PW5
その様子から、即座にティアナがこの状況を作ったと理解できる。
シグナムは、身動きは取れぬとも鋭い眼光をティアナに浴びせてにらみつけた。


「おはようございますシグナム副長。気分はどうですか?」
「ティアナ‥‥こんな事をしてなんのつもりだ!?」


触れなば切れん刃のような視線を受けてもティアナは余裕然とした態度でシグナムに黒い笑みを向ける。
そしてティアナはシグナムの前に立つと、腹の底から言葉を吐き出すようにゆっくりと口を開いた。


「シグナム副長がいけないんですよ? あなたがいるからヴァイス陸曹は私のモノにならないんです‥‥‥だから少し“オシオキ”するんですよ」


その瞳はいささか正気の光に欠き、どこまでも不気味で底知れぬ闇を内包していた。
今のティアナは普通ではない、精神も本能も含めた自身の全てが警鐘を鳴らしてシグナムに危険を伝える。
即座に行使できる全ての魔力を手足に回して拘束を解こうとするが、抵抗はまるで意味を成さなかった。
相変わらず魔力が上手く体内を巡らず、魔法術式も構成できない。
シグナムのその様を見たティアナは唇の端を吊り上げて悪魔染みた笑みを浮かべた。


「ふふっ♪ 無駄ですよ、シグナム副長にはちょっと特別な“薬”を飲んでもらいましたから」


ティアナは無力なシグナムを見下すようなそれでいて嗜虐心に満ちたサディスティックな目で見つめる。
これから起こる事にシグナムは易く想像がつく。
“オシオキ”という言葉から察するにきっと多大な苦痛を伴う拷問や辱めを受けるのだろう、だがシグナムの心には微塵も恐怖などなかった。
肉体に受ける痛みなど最愛の者から引き離される事に比べれば大した事ではない、故にシグナムは変わらぬ覇気を込めた視線でティアナを睨んだ。
だがティアナはシグナムの眼光を受けてなお不敵な黒い笑みを崩さず、相も変らぬ不気味な表情を顔に張り付けている。


「そんなに恐い顔しなくても良いですよシグナム副長、別に痛いことする訳じゃないですから」


ティアナはそう言いながらシグナムの身体をゆっくりとなぞる、冷たい指の怖気をふるう感触は否応無く不快感を刺激した。
シグナムは背筋を走る寒気にゾクリと身体を小さく震わせるが、ティアナは構わず指を走らせて彼女の豊満な胸や尻のラインを撫でる。


「いったい何をす‥むぐっ!」


シグナムが口を開いた矢先、口を猿轡状のバインドが縛って言葉を切った。


「ちょっと黙っててくださいね。それじゃあ、これからたっぷり“見て”もらいますよ。そして知ってください、私達の間にもう付け入る隙なんて無いって事を」


ティアナはそう言うと、魔方陣を展開してシグナムの周囲に術式を展開して彼女に魔法をかける。
一見すると何も変化が無いように見えるがそれはシグナムから見た話だ。
そしてティアナは踵を返して部屋を出て行く、残されたシグナムは身動きも取れぬまま口も塞がれた状態で薄暗い部屋の中で待ちぼうけを食らわされる。
630烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/10(木) 22:14:57 ID:gp41+PW5
しかしそれも、数分も経てば終わりを告げた。

ドアが開いて薄暗い部屋の中に光が差し込む、そして二つの影が足を踏み入れて来た。
一つは先ほど部屋を出たティアナ、そしてもう一つは‥‥


(ヴァイスッ!!!)


届かぬと知っていてもシグナムは思わず胸中で彼の名を叫んだ。
シグナムは拘束された手足で必死にもがいて身をよじり、塞がれた口から声にならぬ呻きを漏らしてヴァイスに助けを求める。
だがヴァイスはまるでそんな彼女が“見えていない”ように平然と部屋の中に足を踏み入れて来た。
シグナムはその様子に即座に合点がいった、先ほどティアナのかけた術式が幻術魔法による視覚阻害だと。


高度に組まれた視覚及び認識阻害の術式によってシグナムを知覚できないヴァイスは、なんでもない風に部屋の中に進み入る。
ヴァイスの背後に控えていたティアナは後ろ手に部屋のドアを閉めてしっかりと鍵を掛けた。
その表情はさながら、獲物を巣に引き入れた女郎蜘蛛とでも形容できそうな妖しさを放っている。


「なあティアナ、こんな所に来ていったい何を‥」


ヴァイスが言葉を言い切るより早くティアナは動いた。
そして幽鬼のように音も無く近寄ると、彼に抱きついてその場に押し倒す。
この状況を最初から想定されていたようにそこにはクッションが置かれており、いささか埃を舞わせながら二人の影は資料室に重なって横たわった。


「ちょっ! ティアナ、いきなり何すん‥んっ」


突然の事に驚き声を上げるヴァイスだが、その口は即座に塞がれた。
塞いだモノは言うまでも無くティアナの唇。
濡れた唇が重なると同時にヴァイスの口内に舌を挿し入れ、妖しく絡まってくる。
抵抗する間もなく深い口付けを強要され、上にのしかかった少女の柔らかい身体が押し付けられてヴァイスの雄(おとこ)を否応無く刺激してきた。
硬くなり始めたヴァイスの肉棒にティアナの手がスルリと伸びて、服越しに妖しい手付きで撫でる。
口内に侵入して蠢く舌の動きと肉棒を撫でる指の感触が、すぐさま彼の情欲を昂ぶらせていく。
たっぷりと時間をかけて唇を味わうとティアナはおもむろに顔を離す、二人の唇の間には透明な唾液が糸を引いていた。


「ぷはぁっ。凄い‥ヴァイス陸曹の‥‥もうこんなに硬いですよ」


ティアナの指が服越しに肉棒を扱きながら、その濡れた唇でヴァイスの耳元で妖しく囁く。
それは16歳の少女とは思えぬ程の妖艶で、まるで夢魔のような色香に満ちている。
その姿に恐怖に近いものと同時に、ヴァイスの背筋を寒気に似た欲望が駆けた。
今のティアナの姿はあまりに抗い難い程に艶めいている。
ティアナの艶めいた姿を見てさらに硬くなった股間の肉棒は雄雄しく天を突いて立ち上がっていく。
631烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/10(木) 22:15:29 ID:gp41+PW5
するとそれを察したのか、股ぐらを這うティアナの手はズボンのファスナーを下ろしてソレを解放した。


「くっ!」


熱く滾った股間を外気に晒され、ヴァイスは思わず呻きに似た声を漏らす。
ティアナはそのヴァイスの様子に嬉しそうに笑みを零すと、迷う事無く白魚のような指で肉棒を握り締めた。


「ちょっ! 待て‥‥いきなりそんな‥」
「でもこんなに硬くって、熱くって、おっきくなってるんですよ? ヴァイス陸曹だって我慢できないんじゃないですか?」


そう言いながらティアナは恍惚とした表情で、愛しそうにヴァイスの男根を扱き上げる。
努力の少女と言われるだけあってコッチの方もぬかりは無いらしい、その手付きは上手に男の性感を高めていった。
ここ最近シグナムを抱いていないだけあって、ヴァイスは即座に発射してしまいそうになる。
だがそれは叶わず、直前で手淫は止められた。


「くっ‥ティアナ?」


決定的な快楽を寸止めされて、ヴァイスが不満そうな顔をする。
だがティアナは構わず身体を一旦離して立ち上がると、おもむろにスカートを捲し上げる。
そうすればそこには、果汁を洪水のように垂れ流した秘所が雄の侵入を今か今かと待ちわびていた。
下着は付けられておらず、愛蜜に溢れる秘所は薄暗がりの中で濡れ光り男を誘う。


「出すならこっちに‥‥ね?」
「ちょっと待て‥‥それはいくら何でも‥」
「良いんですよ‥‥“あの日”みたいに私を抱いて下さい」
「なっ!!」


ティアナは抗い難い呪縛の言葉を吐くと、交合の期待に満ちて潤んだ瞳でヴァイスを見下ろしながらゆっくりと腰を下ろしていく。
互いに服を着たままだがそんな事などお構いなしだ。
しとどに濡れた蜜壷の入り口に亀頭の先端が触れて互いの熱を交換する。肉棒の先走りと愛液が混じりあって淫らな水音を立てた。


「んぅぅ‥はぁっ!‥‥ヴァイス陸曹の‥凄く熱いですぅ‥」
「くっ! ティアナの中も‥‥凄えぞ」


少女の体内に男の欲望が徐々に埋まっていく。
硬くいきり立った肉の棒が膣の内部を抉りながら突き進む、その快楽にティアナは悩ましい声で喘ぎ官能的に情事を飾った。
男根が少女の内に全て埋まれば、後はもう理性の及ぶところではない。


「ふぁぁっ!! 凄いぃ‥あんっ!‥‥気持ち良い‥ですぅ‥」


鼻にかかった喘ぎ声を漏らしながら、ティアナは跨ったヴァイスの身体の上で腰を振って快楽を必死に貪る。
良く締まった少女のしなやかな身体は、無常の快感をヴァイスに与えていった。
これに堪らず、遂にヴァイスも自分から腰を突き上げて悦楽を求め始める。
632烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/10(木) 22:17:14 ID:gp41+PW5
ヴァイスはしなやかなティアナの腰に己が手を回して自分から動きをコントロールする、腰の突き上げも相まって繋がった結合部からは湿った音が部屋の中に大きく響き渡った。


「はあぁぁっ!!‥‥もう‥らめぇ‥あんっ!‥‥わらひぃ‥んぅぅ‥イきますぅ‥」
「くっ! 俺も‥出すぞ!!」
「ふあぁぁぁあぁっ!!!」


甘い嬌声を響かせると同時に絶頂を迎えたティアナの膣が、痙攣するかのように内部に埋まった肉棒をキュッと締め付ける。
その刺激に応じるかのように、ヴァイスもまた絶頂を迎えて吐き出せる限りの精を解き放った。
ティアナの秘所からは受け入れきれぬ大量の白濁が溢れ出す。
絶頂の余韻の中、少女は脱力した身体を倒れ込むようにヴァイスに預けた。

もはや意識は快楽に蕩けきり、どこまでも甘い陶酔の中に溺れている。
瞳は涙に潤みだらしなく開いた口元は唾液で濡れて凄まじく淫らにティアナを飾り、艶やかな髪からは形容しがたい芳香が漂ってヴァイスの獣欲を刺激してきた。


「ひゃんっ!」


可愛い声が漏れてティアナの天地が逆転する。
滾る精を持て余す若者ならば一度の発射など気休めにもならず、欲望に火の点いたヴァイスは身体を入れ替えて今度は自分がティアナの上になった。
彼の目は餓えた獣のように光り、ティアナの内部に埋まった肉棒は即座に硬度を取り戻していく。
ティアナは服に手をかけるとボタンが弾け飛ぶくらいの勢いで服の胸元を開く、そうすれば瑞々しい肌を持つ乳房が露になる。
汗に濡れた少女の胸は年頃らしからぬ艶めかしさを誇り、ヴァイスの理性を破壊して雄を呼び起こす。
そして年若い淫婦は濡れたその唇から逆らうこと等できない甘い毒を漏らした。


「ほらぁ‥‥来てぇ」


男はその言葉に一匹の獣になって少女を貪った。
結合した性器の発する湿り濡れた水音と少女の甲高い矯正が響き渡り、むせ返るような性臭が部屋に満ち溢れていく。


そしてこの獣染みた契りを烈火の将は間近で見続けていた。
瞳は涙に溢れさせ握り締めた手を血に濡らして食い入るように、ただただ妬ましさと恨めしさと愛しさと殺意を込めて。


続く。
633ザ・シガー:2008/04/10(木) 22:26:00 ID:gp41+PW5
投下終了です。
ただ肉体に与えられる苦痛や陵辱よりも、目の前で愛しい人を性的に貪る方が精神に及ぼす効果は大きいと思う。
ですのでこんな展開になりました。

これ以降を分岐エンドにしようか悩んでる、まあ理由は推して知るべし。
まああくまでも検討中なので普通にノーマルエンドにみになるかも。

>>626
あなたのエロSSを初めて読んだ時より、心中にて師と称えさせて頂いております。
634名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:44:27 ID:fyy8V4J4
遅レスですがGJ!!!
>>196
なんというセッエリw
この二人は命がけの戦いを繰り広げたのに何というプレイを(ry
だからこそそのギャップがいい!

それともう意味はないかもしれませんが@を推します。
635名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:50:03 ID:tlBOKJy3
>>633
ティアナスキーながら、怖い物見たさで読ませていただいています。
……いいなぁ!!なんという悪女。こんなティア分もいいなぁ。
GJでした!
636名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:58:20 ID:jJSKq/ay
>>633
GJ!
策士キャラは悪女化するの法則?
というかもうNice Boatエンド以外想像つきませんw
637名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:03:55 ID:Xwu5CeNW
>>633
GJ!
いつの間にかシグナムさんが「死のう」から「殺そう」に思考が90度変わってる!?
638名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:06:52 ID:0uNqwMet
ここって勢いがあるからageなくてもいいと思うんだ
天麩羅にsage進行追加しないか?
639名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:12:15 ID:tlBOKJy3
テンプレにsage推奨ががはいっていないのは、
あまり住人が居なかった無印時代の名残…らしい。

今は書き手も読み手もsage忘れない限りsageてるし別に今更
640名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:21:26 ID:0uNqwMet
StSが始まったあたりで天麩羅叩き台をつくった当時でも住人は
それほど多くなかったしね…。別に書かなくてもいっかと思ったんだ。
単に忘れてるだけなのか…結構ageてる人頻繁にみるような気がするから、知らないのかと。
641名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:27:54 ID:Ny5dfViu
ageとかsageとか何ですか? って人もいるのかも試練。
642名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:53:57 ID:3niEzakG
そういやターンA氏生きてるかなあ・・・
つかエリオ隊長シリーズの再開待ってます(´・ω・`)ショボーン
643サイヒ:2008/04/11(金) 00:00:34 ID:yQATkZyA
日付が変わったら明日です。
というわけで改めて投下しに来ました。
注意書きは基本的に>>511のとおりですが、
ユーなの、クロフェ、ゲンはや以外に、ザフィーラ×アルフとクロノ×カリムを追加。
ザフィーラ×アルフは、二匹とも狼姿でエロってるんでお気をつけください。
クロノ×カリムも、いつもどおり不倫ですんでご注意をば。
644密話:2008/04/11(金) 00:01:37 ID:mV8MzdS7
「はぁぅん……」
 悩ましい吐息をついて、なのははゆっくりとユーノの上に倒れこんだ。
 絶頂直後の気だるさに瞼を閉じて喘いでいると、頭に手が置かれた。目を開ければ、恋人が微笑みなが
ら髪を梳いてくれていた。
 さっきまで激しくなのはを突き上げていたのが嘘のように優しい顔である。ここだけ見れば、まるで女
性のようだった。
 しかし胸に頭をあずければ、女性とは根本的に違うしっかりとした骨格であるのが伝わる。出会った頃
は同じぐらいだった背丈も、背伸びしなければキス出来ないぐらいの差がついた。
 なによりまだ繋がったままの硬い陰茎が男性であることを主張していた。
 自分を軽く貫いている男の象徴にうっとりするなのはだが、ふと気になることがあった。
「……ユーノ君、この体勢しんどくない?」
 自分の体重が重いなどと言われたくはないが、十九歳の女性一人が身体の上に乗ればけっこう圧迫感は
感じるだろう。
「別にそんなことないよ。なのはの胸が当たって気持ちいいし」
「ユーノ君のエッチ……」
「さっきあんなに腰振ってたなのはもエッチだと思うよ。それにさ」
 髪の毛から離れたユーノの手が、背中に回りなのはを力強く抱擁した。
「こうやって、なのはを抱きしめられるのもいいし」
 いっそう彼と密着できて嬉しいなのはだったが、同時に心に湧いてくる想いがあった。
「……ずるい」
「え?」
「私もユーノ君をぎゅってしたい。だからユーノ君が上になって」
「いや、急に言われても」
「いいから早く」
 自分でもいまいちよく分からない衝動に駆られ、なのははユーノの下に入ろうとする。なんだか取っ組
み合いのようになった。
「いたたっ! 腰よじらないでよ!」
「だからユーノ君が素直にしてくれたらいいの!」
「ああもうっ!」
 じたばたやってるうちに、業を煮やしたユーノが強引になのはを持ち上げ、自分も上半身を起こした。
 腰はまだ繋がったまま。いきなり挿入角度が大きく変わり、なのはの身体から力が抜けて、喉からは喘
ぎが漏れる。
645密話:2008/04/11(金) 00:02:25 ID:mV8MzdS7
「あぅん……! またこうやって誤魔化す……」
「そうじゃなくて……ほら、これなら僕もなのはも抱きしめ合えるだろ?」
 いわゆる対面座位の姿勢。宣言どおり、背中にユーノの腕が回って力を込めてきた。なのはも強くユー
ノの頭をかき抱く。頭が胸の谷間に埋れた。
「……なのはの心臓の音が聞こえる」
「ユーノ君の息、熱いね」
 恋人の体温を全身で感じる二人だが、徐々に鼓動と吐息は強くなる。
 やがてなのはは身体を揺すりだし、ユーノの唇は可憐な突起を咥えた。
 再び、部屋は嬌声と熱気に満ちるのだった。


           ※


「ん……んぐ……」
 フェイトはそっと、クロノの陰茎を咥えた。
 いつもは硬さも太さも申し分なく、口に入れれば即座に喉を突く大きさになるものだが、舐めても逆に
しぼんでいくばかりである。
(あんなに出したんだもんね……)
 今夜の情事も激しいものだった。今もフェイトの股間から流れ落ちているのは、自身の透明な愛液では
なく白濁色の精液である。
 フェイトが行っているのも、口での奉仕ではなく後始末。
 尿道に出し残した精液を吸い取り、表皮についた様々な汚れを舐め取っていく。睾丸に流れ落ちた自分
の体液も啜り、余分についた唾液を唇で拭って仕上げた。
「きれいになったよクロノ」
「ありがとう」
 ぽんぽんと、数回頭が撫ぜられる。それはそれで嬉しかったが、少しの不満もあった。
「……クロノはしてくれないの?」
「してあげてもいいけど、君は凄くいやらしいからな」
 手の動きが、髪の毛を弄るものに変わった。口元にも、小さな笑みがある。
「もっとしてほしいって言われたら困るから、やめておく」
「…………いじわる」
 そんなことはないと言いたいところだが、実際に股間を舌で清められ再び発情し、後戯だけだったはず
が延長戦にもつれこんだことがあるから反論できない。
「……クロノだって、強引に何度もしてくることあるくせに」
 口の中で呟きつつ、フェイトはそのまま上に身体をずらしていった。激しい抽迭や絶頂の際にクロノの
胴体に飛び散った様々な液体に汗。それらを舌で味わいながら唇に到達する。
 重ねれば、すぐに舌が入れられた。口の中は精液その他でどろどろだが、すぐにクロノの唾液で喉の奥
に流されていく。これはこれで、後始末をしてくれていると言えないわけでもない。
 舌の粘膜同士を擦り合わせていると、胸がふにふにと揉まれた。
「やっぱりもう一回したい?」
「いや、触りたかっただけ。君はしたいか?」
「私も今晩はいいかな」
 陽が落ちれば清楚さを捨て情欲のままに乱れるフェイトも、今夜はもう精根尽き果てていた。後は抱き
合って静かに眠りたい。
646密話:2008/04/11(金) 00:03:35 ID:mV8MzdS7
 クロノも似たようなものなのか、しきりに眼をしばたかせている。胸に感じる指の力もどんどん弱まっ
てきたかと思うと、ついにはぽふっと乳房に頭をあずけてきた。
 その仕草はなんだか赤ちゃんのようで、エリオやキャロの面倒を見ていくうえで育まれた母性が刺激さ
れ、フェイトを微笑ませる。
「……いい匂いだな」
 あまり言われたことのない胸に対する感想。どういう匂いがするのか訊きたかったが、その前にクロノ
は眠ってしまった。
「おやすみ、クロノ」
 彼が息苦しくないよう柔らかく抱いて、フェイトも眼を閉じた。


           ※


 ナカジマ家のベッドは、八神家の物よりちょっと固い。
 そのせいだろうか。同衾した時にはやてはいつもゲンヤより先に目覚める。しかし不快さはない。ゲン
ヤの眠る顔を観察するのは、この時間のはやてにだけ許された特権なのだから。
 身じろぎせず、ただ頬を緩めて眺めているだけなのだが、不思議にゲンヤも間をおかず眼を覚ます。
「おはようございます」
「ああ、おはよう」
 目覚めの挨拶はしたが、そのまま起きようとはせず二人は黙って見詰め合う。
(昨日もいっぱいしてもろたなぁ……。今日は休日やし、ゲンヤさんの出勤前に一回だけねだろかな)
 シーツのぬるい温度にくるまりながら少々怠惰なことを考えていたはやてだったが、その思惑はがばっ
と起き上がったゲンヤによって破られる。
「今何時だ!?」
「えっと……七時前ですけど」
「ヤバイ! 遅刻だ!」
 甘い余韻など吹き飛ばし、寝台から飛び出すゲンヤ。
「いつもはもうちょっと遅いんちゃいましたか?」
「今日は特別早朝訓練があるんだよ!」
「だったら急いで朝ごはんとお弁当作ります」
「悪いがその時間も無ぇ!」
 床に脱ぎっぱなしの制服をばたばたと慌てて身に着けていくゲンヤ。はやても服の乱れを整えては渡し
ていく。
647密話:2008/04/11(金) 00:04:45 ID:yQATkZyA
 最後にネクタイを手に取った時、いつかやろうと思っていたことが脳裏をよぎった。
「ゲンヤさん、ネクタイ私につけさせてもらっていいですか?」
「だからそんな時間……」
 何か言いかけたゲンヤだが思い直したように、やっぱり頼むと首を出した。
 まだ寝ぼけ気味なので手がうまく動かない。だからゆっくりゆっくりと、はやてはゲンヤの首に巻いて
結んでいく。一分前の慌しさとは正反対の、ゆったりとした時間。
 最後にくっ、と力を入れて形を整え、はやては手を離した。
「これ、新婚夫婦みたいで一回やりたかったんです」
 そのまま、目の前の胸にことりと頭を預ける。
「すいません。六課の都合で、結婚遅れて」
「構わねえさ。この年になれば、時間なんてあっという間に経つ。俺が墓場に入るまでに式挙げてくれれ
ばいいぜ」
「そこまで待たせませんて」
 苦笑しながら、はやては頭を上げた。少し背伸びして、ゲンヤの頬に行ってらっしゃいのキスする。
「じゃ、行ってくる」
「はい」
 陸士隊制服の背中に手を振るはやてだが、ふと悪戯心を起こし口に手を当てた。
「行ってらっしゃいあなたー!」
 声の残響が消える前に、ドアの向こうで派手にすっ転ぶ音がした。
「ありゃりゃ」
 少し刺激が強すぎたかと頬をかくはやて。戻ってきて文句を言われるかと思ったが、足音はそのまま去っ
ていった。
 一人きりになった部屋は朝の穏やかな静けさに満ちており、眠気がぶり返してくる。
 軽く欠伸をして寝直すことにしたはやては、枕に頭を落とし半眼で天井を見上げて呟いた。
「起きたら未来のお嫁さんらしく、掃除とアイロンがけでもしよか……」


           ※


 蒼い巨体が、背中に圧し掛かっている。そして股間から伸びた鋭い陰茎の穂先が、秘所を貫く。
「あくぅっ……! ざ、ザフィーラぁ……」
 背後から犯されて、アルフは弱々しく啼いた。
 アルフと交わっているザフィーラは、いつもの褐色肌に筋肉質な男の姿ではない。全身を覆う長毛に尖っ
た牙を兼ね備えた、蒼き狼の姿だった。
 そしてアルフも、茜色の毛並みを持つ狼へと変身していた。
 本来の姿での性交。ただの興味本位で始めたことだったのだが、それはあまりにいつもとは違いすぎて
いた。
648密話:2008/04/11(金) 00:06:02 ID:yQATkZyA
「うあぁぁっ!!」
 いったいこれが何度目か分からない電流が、背筋をずくんと走った。
 人間の肉棒なら、いかに硬く太かろうが肉と皮だけのものである。だが狼は違う。本当に、骨が入って
いるのだ。
 そんなしろものに子宮口を突かれれば、頭まで響く衝撃に為す術はなくなる。
 せめてここが布団の上で、この手に五指が備わっていれば、シーツを握り締めるという選択肢があった
だろうが、今のアルフの手は鋭い爪こそあれど、何かを掴めるような形状になっていなかった。
 地面を溝が出来るぐらい引っ掻くが、気休めにもならない。
 せめて、顔が見たい。
 人間には不可能な角度で首を回し、アルフは恋人の顔を眼に収める。人間時の面影は眉毛ぐらいしかな
いが、精悍さはそのまま。
 矢先、鼻をべろりと舐められた。
「ひゃあぁっ!?」
 敏感な鼻先をざらざらの舌で舐められ、全身が跳ねる。それが、ザフィーラの絶頂を引き出した。
「ぐぅぁっ!! いくぞ、アルフ!!」
「あああああっ!!」
 膣の中で、ザフィーラの分身が暴れ回る。アルフも激しく身を震わせつつ、続いて到来するであろう射
精の噴射に無意識で備えた。
 だが、予感した激しさは無かった。滲むようにどろどろと白濁液が流され、止まったかと思えばまた出
てくる。
 狼の交尾が人と違うのは、なにも肉棒だけではない。
 射精も数秒で吐き出すのではなく、溜まったのをゆっくりと時間をかけて流し込んでいくのだ。
 アルフの子宮の色をじわじわと丁寧に塗り替えるように、精液が染み渡っていく。それに合わせたのか、
剛直は硬度をそのままに、びくりと何度も痙攣する。
「くぅっ、ふぅっ……! まだ、でてるぅ……」
 胎内を何度も抉られだらしなく涎を垂らし、アルフはいつ果てるとも知れない滾りを身体の奥で受け続
けた。


「どうだった」
「あんまり面白くなかったかな」
 狼姿で丸まったまま、アルフは言った。
「やっぱり手と口が使えないっていうのはマイナスだね。射精もだらだらしてて、気持ちいいっていうよ
りなんか変な感じだったし。……べっ、別にあんたが下手糞だったってわけじゃないよ!? ほんとのほ
んとに!」
 微妙にザフィーラのテンションが沈んだのに気づいたアルフは、慌ててフォローを入れた。人間姿だっ
たら、両手をぶんぶん振ってるところだ。
 顔に出さないだけで、この男はけっこうそういうのを気にするのだ。
649密話:2008/04/11(金) 00:08:05 ID:yQATkZyA
「なんていうか、今までと違うんだけどどっか慣れてない方が強いっていうか。あたし達、狼よりも人間
やってる時間の方が長いからねえ。もうそっちの感性が普通になってるんだろうね」
「ふむ、狩猟本能もかなり薄れているな。狼として魔法も使わず山中で生きて行けと言われたら、簡単に
野垂れ死にするかもしれんな」
「肉が生ばっかりというのはきついねえ……」
 満月の下、八神家の庭で欠伸交じりにくだらない会話をする二匹だったが、ふとアルフは気づく。
「けどさ、これは狼でないと無理だよね」
 ザフィーラの背中に顎を乗せて、固すぎず柔らかすぎずもふもふとした毛皮の柔らかさを楽しむ。
「いいよねあんたは、こんないい毛並み持っちゃってさ。女としてちょっと妬けるんだけど」
「お前の毛もなかなかのものだぞ」
「そうかなぁ? なんかぼさぼさしてて、あんまり好きじゃないんだけど」
 もっとも、今現在アルフの毛並みが乱れているのは、さっきまでの交尾が原因だが。
「乱してすまんな」
 詫びなのか、ザフィーラの舌が毛づくろいをしていく。
 さっきのように舐め回すのではなく、毛を一定の方向に撫でつけていく。
「これも、狼でないと出来ないね」
 アルフも舌を伸ばして、恋人の毛を舐め整えた。
 汗は、人間と同じでしょっぱかった。


           ※


 盛夏の熱気は、夜になっても引かなかった。雲一つ無かった昼間、散々太陽に照らされた空気は、熱を
溜め込んだままどんよりと部屋の隅っこで澱み、身体にまとわりついてくる。
 おまけに安ホテルは空調設備が壊れていて、部屋の中はサウナのような有様だった。
 身体が茹るように熱い。吐く息が蒸気のように熱い。頭が火の点いたように熱い。
「うっ、くぅぁっ……! ああっ、クロノ提督! もっと、もっと……!!」
 そして繋がっている場所が、何処よりも熱い。
 身をよじり、甲高い悲鳴をカリムは上げる。一見クロノに抗っているようだが、肉欲に正直な秘所は
男をもっと貪りたいと根元まで咥えこんでいた。
 クロノもカリムの胸を鷲掴み歯を立て、柔肉を味わっている。
 ついに、カリムとクロノの欲望が、同時に弾けた。
「あくっ……!! 出ますっ!!」
「ふああぁぁっ!!!!」
 身も心も溶かしつくすマグマの如き液体が吐き出される。
 一つになり、汗で湿った肉体からは汗臭さの奥に甘さが嗅ぎ取れた。どこか果物の腐臭に似ていると、
大きく胸を上下させながらカリムは思った。
「はぁっはぁっ……よかったですよ、クロノ提督」
 こちらも激しく呼吸を繰り返していたクロノの口が、ようやく言葉を紡いだ。しかしそれは、カリムの
褒め言葉に対する礼ではなかった。
「…………暑い」
 手の甲で乱暴に額を拭うクロノ。汗が数滴、カリムの顔に飛んだ。
 肉欲に支配されていた神経が正常に戻るにつれて、カリムもじわじわと不快さを覚えていた。性交中の
灼熱ではなく、むしむしといやらしい熱。鼻や口が、膨張した空気で塞がれているように錯覚する。おま
けに、趣味の悪い濃いオレンジ色の壁紙が暑苦しさに拍車をかけていた。
650密話:2008/04/11(金) 00:09:30 ID:yQATkZyA
「この程度、まだまだですよ」
「明日はもっと暑くなるんですか。勘弁してもらいたいですね」
「いえ、そうではなく」
 クロノの身体の下から抜け出たカリムは足を崩してベッドに座り、口元をほんのりと歪めた。
「聖王教会の教えでは不義の罪を犯した男女がどうなるか、知っていますか?」
 戒律の緩さが売りの聖王教も、誰が見ても明確に犯罪である事柄については容赦しない。
「その身は生きたまま冥府に運ばれ、聖王の怒りの業火で焼かれるそうです。それは不思議な炎で、灰に
なるまで意識が残っていると言われております」
「……ぞっとしますね」
 この暑さの数百倍ぐらいですまないことになる事態を想像したのか、クロノが閉口した顔になった。
「ですから、これぐらいの暑さは前座のようなものですよ。覚悟しておいてくださいね」
「いえ、よく考えたら僕には関係ありませんね」
「……どうしてそう言い切れるのですか?」
 思いがけない断言に、カリムは少し当惑する。律儀さはともかく、不遜さは持ち合わせていない男のは
ずだが。
 クロノは淡々と、それこそ朝の次には昼が来るというぐらい当たり前のことを語る口調で答えた。
「僕は聖王教徒ではありませんから、そんな結末は迎えないでしょう」
 クロノの言葉の意味が咄嗟に飲み込めず数秒思案したカリムは、理解した瞬間に吹き出した。
「ふふふ、なかなかの達見ですね。なるほど、信仰がなければ神など木像以上のなんでもありませんし、
神罰も地獄も見知らぬ国の戦争のようなものですね」
「すいません、聖職者の前で言うべきことではありませんでした」
「いえ、おかまいなく。私も天罰を受けた人のことなど、おとぎ話の中でしか聞いたことはありませんか
ら。……ええ、神の実態などそんなものでしょうね」
 くすくすと笑い続けるカリム。クロノはそんなにおかしなことを言っただろうかという眼で、黙ってカ
リムを眺めている。
 二分ほどして、ようやく笑いの発作は収まりかけた。しかしカリムは笑顔のまま、クロノの眼を正面か
ら見つめる。
「しかしですねクロノ提督。ということは、私と一緒に地獄には落ちてくれないのですか」
「……まあ、そういうことになりますか」
「死後まで私につきまとわれるのはお嫌ということですか。ひどい方ですね」
 カリムの言葉に、クロノは細めた瞳と無言をもって答えた。ただ冗談だとみなして答えなかったのか、
図星だったのかは判別がつかない。
 カリムの問いに答えたくない時、クロノがいつも取る態度だった。
(そういうところが本当に卑怯なのですよ、あなたは)
 腹の中で愛人を恨めしく思いつつ、すぐにまあいいかと思ってしまうのも、いつものことだった。
「でしたら、現世で縁のあるうちはとことん私に付き合ってもらいましょうか。……とりあえずは」
 最後まで言うまでもなかった。
 乱暴に口づけられ、カリムは汗まみれのシーツに押し倒される。
 また、身を灼く狂おしい時間が始まろうとしていた。



           終わり
651サイヒ:2008/04/11(金) 00:12:15 ID:yQATkZyA
以上です。
ザフィーラ×アルフは、雑談でザッフィー獣姦希望というのを見て思いついたんですが、
さすがにきちんとした話にするのは無理でした。
狼の前戯ってどうやるんだ。教えてエロイ人。

クロノ×カリムは、俺の二つ名「焦熱廃墟」というタイトルでなんか一本書けないかなと考えてたのの名残。
そしてそのうち書くカリム話の前振り的な物……のはずだったのが、書いてみたらほとんど関係無くなった。

気分転換というより、没ネタリサイクル劇場ですな。


>ザ・シガー氏
いや、こちらこそ「この人ぐらいエロい話書きたい」と目標にさせてもらってます。
お互い頑張りましょう。

嬉しいことを言って頂いて万歳した拍子に、
レティ×リンディのエロネタ思いついたんで、土曜日までになんとか。
ソープは目指せ日曜。最低でも火曜。
エロスが燃え尽きる覚悟でがんばります。
652名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:24:51 ID:y/y8kmBt
>>651
GJ。相も変わらず神か貴方は。
それぞれのカップリングでらしさを出しつつエロいってすごいなぁ。
しかもカリムさん。というかカリムさん。ココ重要。
なんかすごい投下宣言も飛び出してるし、マジでGJだー!!
653名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:25:03 ID:8jxq8fF9
>>651
一気にこれだけの組のエロ話が来るとはGJ
654名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:41:51 ID:uqaoWOGe
>>651
大量のエロカップルに盛大なるGJうううっぅぅl!!!!!。

しかしあれだ、ザフィーラ×アルフで獣姦って凄い冒険だな。
思わず家の犬の交尾を思い出しちまったぜ。


だが一つ聞き捨てられない言葉が‥‥レティ×リンディ!?

今までありそうでなかった禁断の人妻カップリングがエロパロに降臨する予感。
それもサイヒ氏の手によってとなれば期待大っすね!!
655名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:50:43 ID:bi8nVJz8
>>611
俺もエリオ隊長の続きみたいな
656名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 01:12:17 ID:iis3Hbrm
サイヒ氏も
ザ・シガー氏も

実用性が有りすぎて、その、なんだ?
困るwwwww
657名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 01:24:44 ID:24DkGAEw
ふう…干からびちまいそうだぜ
658名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 01:38:06 ID:yLuVMJqy
いきなり、趣味程度で作っていたら大当たりして、
いつの間にか壁際サークルになってしまった守護騎士達(はやて、リインを除く)、というのをを妄想した。





ちなみにはやてがオタク設定(アンソロジー内の元ネタは腐女子)。
しかも何故かハラオウン家(フェイト除く、何故かユーノ含む)も壁際サークルだったり。





ちょっとアルカンシェルでバルサンされてくる・・・
659名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 01:39:00 ID:fzWUkEVh
>>651
相変わらずGJですw毎回楽しみにさせてもらってます。エロい、エロいよ。
でも出来れば事後だけでなく、事中もいれて欲しい・・・・・めっきり見ないユーなのとかゲンはやとか・・・

>その身は生きたまま冥府に運ばれ、聖王の怒りの業火で焼かれるそうです。それは不思議な炎で、灰に
なるまで意識が残っていると言われております

・・・・・・・・・・・・なんだその余りに具体的な刑罰は?実際に浮気でもされたのか、聖王?
ヴィヴィオも出来るのだろうか、これ?
660B・A:2008/04/11(金) 02:12:41 ID:FGepTWcr
2時半くらいに投下できそうです。
661名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 02:17:20 ID:Yk4Pd6lI
>>660
待ってましたー。
662B・A:2008/04/11(金) 02:30:16 ID:FGepTWcr
>>651
エロいよぉ、なんだかみんなエロいよぉ。
しかも、地味にはやてとゲンヤって結ばれてたんですね。てっきりまだそっちは未経験かと思ってました。


こちらも準備完了

注意事項
・エリオ×フェイト
・前半は割とほのぼの、フェイトが登場した辺りからエロにシフトチェンジ
・アブノーマルなプレイは一切なし。珍しく(最近本当に珍しく)普通にセックスするだけです。
・時間軸的にはJS事件が解決して、六課隊舎が再建された後
663名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 02:32:05 ID:jlLb4kHE
サイヒ氏もザ・シガー氏もGJです!!

ところでたまに、サイヒ氏とザ・シガー氏の書いた作品が頭の中でごっちゃになるのは俺だけですか?
いや、両氏に失礼になるのはわかってはいるのですが。
664風邪っぴきエリオくん@:2008/04/11(金) 02:33:26 ID:FGepTWcr
それは、ある日の早朝の出来事だった。
JS事件も無事に解決し、事後処理もひと段落したある日、いつものように新人たちは早朝訓練のための準備を行っていた。
スバルの柔軟体操を手伝うキャロに、クロスミラージュに不備はないか念入りにチェックしているティアナ。
そして、我らがエリオ・モンディアルはというと・・・・・・・・。

「へっくしょん!」

まるで天地を揺るがすかのような盛大なくしゃみをしていた。

「エリオくん、大丈夫?」

先程からしきりに鼻をすすっているエリオの顔を、キャロは心配そうに覗きこむ。
見ると、エリオの顔色は真冬に水着で屋外に放り出されたかのように青白く、鳥肌まで立っていた。

「風邪引いたんじゃないの? 季節の変わり目は体調崩しやすいし」

「大変! エリオくん、すぐに医務室に行った方が良いんじゃ・・・・」

「大丈夫だよ、健康には自信が・・は・・は・はくしょんっ!」

強がりを言おうとした瞬間、エリオはまたも盛大にくしゃみをしてしまった。
今度は鼻水が鼻から垂れ落ち、飛び散った鼻水と涎にティアナは顔をしかめて言う。

「リーダー命令、あんたは今日の訓練休みなさい。なのはさんには私から言っておくから」






『風邪っぴきエリオくん』






「38℃・・・症状は寒気と鼻づまり・・・改めて言うのもなんだけど、風邪ね。自覚症状とかはなかったの?」

エリオの部屋まで出張してきたシャマルが持参したカルテにペンを走らせながら言う。その顔には、どうしてこんなになるまで放っておいたんだという呆れの色が浮かんでいた。

「すみません、3日くらい前から・・・」

「にわか療法は悪化のもとよ。今回だって、早い内に診れてたら処方箋だけで済んだのに」

「本当にすみません。けど、訓練をサボっちゃいけないと思って」

「体調管理も局員の務めなんだから、気をつけてね。いざという時にFWが風邪で寝込んでいたじゃ、
笑い話にもならないわ・・・・・はい、風邪薬。ちゃんと食後に飲んでね」

「ありがとうございます、シャマルさん」

シャマルから受け取った風邪薬を机の脇に置き、すまなそうに一礼する。

「それじゃ、お大事に。何かあったら通信でも何でも良いから連絡してね。すぐに駆けつけるから」

そう言って、シャマルは医療鞄を手にエリオの部屋を後にした。一人残されたエリオはどうしたものかと悩んだが、
そもそも風邪を引いていてはさしてできることもないという結論に達し、諦めて布団の中にくるまった。
665名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 02:36:32 ID:ycYn0zMG
支援
666風邪っぴきエリオくんA:2008/04/11(金) 02:39:35 ID:FGepTWcr
(風邪か・・・・僕が引くのは初めてかな?)

どこか自嘲気味にそんなことを考える。
少なくとも、自分が病気にかかったのはこれが初めてだ。幼い頃に何度か風邪をこじらせた記憶はあるが、それは自分のことではなく
オリジナルのエリオ・モンディアルの記憶だ。自分が何歳の段階で自我を与えられたのかはわからないが、少なくともそれだけはハッキリと自覚できる。

(まあ、風邪を引けるってことは、僕が人間だって証になるのかな)

そこまで考えて思考を中断する。どうせ、考えたところで詮無いことに変わりはないのだ。だから、今は降って湧いたこの休暇を満喫することにしよう。
そうしてしばらくの間、特に何をするでなく天井を眺めていると、訓練帰りと思われるスバルたちがエリオの部屋にやってきた

「ヤッホー、エリオ。元気してる?」

「馬鹿、風邪引いているんだから、元気なわけないでしょ」

「そっか、あたしは病気ってなったことないからよくわかんなくて」

「何とかは風邪引かないって言うもんね」

「もう、ティアぁぁ」

辛辣なティアナの言葉に、スバルは心外だと言わんばかりに頬を膨らませた。
このやり取りだけ見ていると、2人はいったい何をしに来たのかわからなくなる。
キャロもそう思ったのか、2人を無視して早々に本題を切りだした。

「エリオくん、具合はどう?」

「風邪だってさ。そんなに酷くはないけど、熱が下がるまでは安静にしておけって。
仕事を休まなきゃいけないって思うと、何だか心苦しいけどね」

「そんなことないよ。エリオくんには元気でいてもらわなきゃ、わたしもフェイトさんも悲しむよ」

「大げさだよ、ただの風邪なんだから」

「風邪はこじらせると肺炎を起こすのよ、舐めてかかったら酷い目を見るんだから」

まるで経験してきたかのようにティアナは言う。いや、彼女のことだから、間違いなく経験したのだろう。
どうせ、体調不良を押してハードトレーニングをしたせいで倒れたに違いない。

「何か言いたそうね?」

「いいえ、別に」

「そ・・・・あ、スバル。あんた渡すものあったんじゃないの?」

「あぁ、そうだった。エリオ、これお見舞いの品」

そう言って、スバルはどこからか黄色いバナナを一房取り出し、机の上に置いた。

「お腹空いていると思って」

「時間があったら、街に何か買いに行けたんだけど・・・・・・」

「ううん、十分だよ、キャロ。ありがとうございます、スバルさん、ティアさん」

「別に良いわよ、お礼なんて。さ、2人ともそろそろ戻らないと、ヴィータ副隊長に怒られるわよ」
667風邪っぴきエリオくんB:2008/04/11(金) 02:42:56 ID:FGepTWcr
「あぁ、待ってよティアぁ」

「エリオくん、お大事に」

始業時間が迫っていたせいか、3人は慌ただしく部屋を後にした。そして、再び部屋に沈黙が訪れる。

「お見舞いか・・・・・今度、何かお礼しないとな」

とりあえず、朝食代わりにバナナを一本食べることにした。





それからしばらくの間、本を読むなどして時間を潰していると、今度はシグナムが部屋にやってきた。

「邪魔するぞ、エリオ」

「シグナム副隊長!? お、おはようございます!」

慌てて居住まいを正し、敬礼をしようとするが、シグナムはそれを手で制した。

「そう畏まるな。シャマルから聞いたが、風邪らしいな。病人は病人らしく大人しくしていろ」

「は、はい!」

「やれやれ・・・・・ああ、それとこれを」

シグナムは持参をした水筒の中の液体をコップに注ぎ、エリオに差し出した。
渡されたコップには生理的に嫌悪感を示す緑色の液体が並々と注がれており、
しかもホカホカと湯気を立てていた。イメージ的には、温かい青汁だろうか?

「あの、これは・・・・・・」

「古代ベルカに伝わる秘伝の薬湯だ。風邪にはこれがよく利くぞ」

「これが・・・ですか?」

この毒々しい緑色の液体が? 確かに秘伝の薬湯と言えば聞こえは良いかもしれないが、見てくれは毒以外の何ものでもない。
匂いも何だか土とタールを混ぜて煮詰めたような感じだし、飲んだら病気が治るどころかその場で昇天してしまいそうだ。
しかも、シグナムは先ほどからジッとこちらを見つめている。これは、飲むのを見届けるまで帰らないぞという暗黙の意思表示に見えた。

(ままよ!)

意を決して、エリオは呼吸を止めて薬湯を呷った。瞬間的に薬湯の味が舌全体に広がり、口の中が匂いで満たされていく。
言うまでもないことだが、味は死ぬほど不味かった。遭難して餓死しかかったとしても、これだけは絶対に飲みたくないと思える味だ。
シャマル先生の手料理と良い勝負かもしれない。

「どうだ?」

どこか期待に満ちた眼差しでシグナムが見つめてくる。どうやら、彼女には悶え苦しんでいる様が見えていないらしい。

「え・・ええ・・・・飲めなくは、ないです」

「そうか。前にアギトに作り方を教わったのだが、作ったのはこれが初めてでな。そうか、おいしいか」

一言もそんなことは言っていない。
668風邪っぴきエリオくんC:2008/04/11(金) 02:45:02 ID:FGepTWcr
「ちなみに、味見の方は?」

「たまたま近くにいたヴァイスがしてくれた。よほど美味かったのか、口から泡を吹いて喜んでいたぞ」

(それ、きっと気絶したんです)

「まだ半分ほど残っている。ここに置いていくから、好きな時に飲むと良い」

「あ、はい。お気遣い、ありがとうございます」

水筒を机の上に置き、シグナムは去っていく。耳をすませば、皮靴の音が寮の廊下を歩いていく音が聞こえた。
エリオは自分の中の危険信号が解けるのを待つと、そっとベッドから這い出て水筒の中身を窓から外に流し捨てた。
心なしか地面から変な色の煙が出てきたが、あえて無視してベッドに戻り、現実を忘れるために眠りにつくことにした。

後日、シグナム特製の薬湯は新たな被害者を出し続け、後の世に残る大事件にまで発展したのは、また別の話である。





「・・・・ん・・・うぅ・・・・・」

むくりと半身を起こす。
薬が効いたのか、体が大分軽くなっていた。相変わらず少し寒気がするが、熱の方は引いているようである。

「ひょっとして、副隊長の薬湯のおかげ?」

だとしたら、古代ベルカの薬学も馬鹿にできないものがある。
そんな冗談を思いながら時間を確認すると、既に時刻は夕方に差し掛かっていた。
窓の外には水平線に沈む夕日が赤く輝いており、机の上には誰かが持ってきてくれた昼食の盆が置かれていた。
当然のことながら、料理はすっかり冷めきっている。

「10時間は寝たかな」

自覚すると、何だかお腹が空いてきた。冷めた昼食に手をつける気にはなれなかったが、スバルが持ってきたバナナならば食べられそうだ。
見回せば、他にも六課のみんなが見舞いに来てくれたと思われる痕跡が多々あった。

「リィン曹長はキャンディの詰め合わせ、シャーリーさんはシュークリーム・・・・・あ、これドライアイス入ってないや、勿体ない。
こっちはなのはさんの・・・・何で訓練メニューなんて置いていったんだろう・・・・・・」

自分が寝ている間に、かなりの面子がここを訪れていたようだ。知っているメンバー以外にも、交替部隊や直接のスタッフではない
清掃員や食堂の人たちも来ていたようである。六課に入ってから一気に広がった人脈の広さに、エリオは思わず嘆息した。
669風邪っぴきエリオくんD:2008/04/11(金) 02:47:45 ID:FGepTWcr
「ここの人たちは、みんな良い人ばかりだ」

そんな人たちと出会えただけでも、今日まで頑張ってきた甲斐がある。
その時、部屋の外で人の気配がしたかと思うと、小さく2回、扉がノックされた。

「はい、開いています」

エリオが返事をすると、扉が開いて人間の大人ほどの大きさの蒼い狼が部屋の中に入ってきた。
その背には、5歳くらいのオッドアイの少女がどこか楽しそうに跨っている。

「エリオお兄ちゃん、お見舞いに来たよぉ」

「ふむ、思っていたよりは元気そうだな」

「うん、薬飲んで眠ったら、大分マシになったよ」

「それは良かった。どうにもお前がおらぬとシグナムもキャロも調子が出ぬようでな、
早く復帰してもらわねば、隊全体の士気に関わる。とりわけ、テスタロッサ・ハラオウン執務官殿はそれが顕著だった」

「フェイトさんが?」

「フェイトママね、失敗ばっかりしていたよ。廊下で転んだり、訓練でティアナお姉ちゃんに撃たれたり・・・・・」

「それ本当?」

フェイトの高速機動は自分を遙かに上回り、その動きを捉えることは容易ではない。
いくらティアナがこの一年で上達したとはいえ、彼女の腕と知略だけではリミッター付きの彼女に
射撃魔法を当てることも難しいはずだ。それができたということは、今日のフェイトはかなり不調ということになる。

「それだけ、お前のことを気にかけているということだ。機会があれば礼の一つでもすると良い」

「いや、礼って言われても・・・・・・」

「何、子どもらしく甘えれば良い。丁度、ヴィヴィオが高町教導官にしているようにな」

「でへへへ」

ザフィーラの言葉にヴィヴィオは頬を緩ませる。どうやら、褒められていると思ったようだ。

「そうだ、ヴィヴィオが早く元気になるおまじないをしてあげるね」

ヴィヴィオがそう言うと、ザフィーラは無言でエリオの側までヴィヴィオを運んだ。
自分で動く気は更々ないらしい。
670風邪っぴきエリオくんE:2008/04/11(金) 02:49:24 ID:FGepTWcr
「元気になーれ、元気になーれ・・・・」

単調なリズムを口ずさみながら、ヴィヴィオはエリオの頭をグリグリと撫で回す。
曰く、悪い病気を集めているらしい。そして、しばらくそれを続けた後、集めた悪い病気は丸めてごみ箱にポイっと捨てられた。

「これで元気になるよ」

「うん、ありがとう」

これは気休めだ。恐らく、なのはかフェイトか、ひょっとしたらアイナさんが教えた病気の治るおまじない。
科学的な根拠も魔法的な効果も何もないが、唱えられると不思議と体が温かくなっていく気がする。
それは、聖王と呼ばれた少女が使ってみせた、人を幸せにする程度の力しかないささやかな魔法だったのかもしれない。





次に目覚めると、外はすっかり暗くなっていた。
ヴィヴィオとザフィーラが帰った後、夕食まで一眠りしようと思ってベッドに潜り込んだのだが、またしても寝入ってしまったようだ。

「参ったな、夕食くらいはみんなと取りたかったのに」

夕食どころか、時刻的にそろそろ就寝時間である。みんな明日のためにもう寝ているか、残った仕事を片付けるか自主訓練かで忙しいはずだ。
つくづく、今日は間の悪い一日だ。
とりあえず、何か腹に入れようとベッドから降りたその時、不意に扉がノックされた。

「エリオ、私だけど」

「フェイトさん? 開いています、どうぞ」

扉が開き、土鍋が乗ったお盆を手にフェイトが部屋に入ってくる。仕事が終わったばかりなのか、彼女は私服ではなく制服だった。

「具合、どう?」

「はい、お陰様で大分楽になりました」

「良かった・・・・わぁ、凄いお見舞いの品だね?」

部屋の隅に並べられたお菓子や本や花束などを見て、フェイトは笑みを零す。
そして、持参した盆を机の脇に置くと、徐にエリオの顔に手を当てた。
671風邪っぴきエリオくんF:2008/04/11(金) 02:51:16 ID:FGepTWcr
「フェ、フェイトさん?」

「熱は・・・・もうないみたいだね」

どうやら、熱を計っているらしい。だが、両頬を手で触られ、間近で見つめられては、却って緊張して熱が上がってしまいそうだ。

「どれ・・・」

「!?」

コツンと、フェイトは自分の額をエリオの額に当てる。
瞬間的にエリオの頭はパニックに陥り、心臓が早鐘を打った。慌てて眼を瞑るが、鼻や頬を掠めるフェイトの息づかいや、
仄かに伝わってくる汗の香りがエリオの男の本能をどんどん掻き立てていく。

(ちょっとだけ、ちょっとだけ顔を前に出したら、フェイトさんの唇が、僕の口と・・・・口と・・・・・・)

恐らく、今の自分は頭から沸騰したやかんのように湯気を立たせていることだろう。
そんなエリオの戸惑いなど露ほどにも気づかないフェイトは、額を離して机の上に置いた盆をこちらに持ってきた。

「熱はもう大丈夫みたいだね。おかゆ、作ってみたんだけど・・・・・食べる?」

「は、はい。是非・・・・・」

やや上擦った声で答え、身を固くする。
その態度がおかしかったのか、フェイトは苦笑しながらおかゆをレンゲで掬い、息を吹きかける。

「あの、自分で食べられますけど・・・・」

「良いの。エリオはまだ病人なんだから、大人しくしてなきゃダメ。たまには、お母さんらしいことさせてくれたって良いでしょ?」

「は、はぁ・・・・・」

「ふぅー・・ふぅー・・・・はい、あーん」

「あ、あーん」

口に運ばれたおかゆを咀嚼し、ゆっくりと嚥下する。
仄かな塩の味わいと、柔らかなお米の食感が何とも美味だった。調味料は間違いなく母親の愛情だろう。

「おいしい?」

「は、はい!」

「それじゃ、あーん」

「あーん・・・あつっ!?」

「ごめん、熱かった?」

「い、いえ、大丈夫です」

「けど・・・・あ」
672風邪っぴきエリオくんG:2008/04/11(金) 02:52:56 ID:FGepTWcr
何を思ったのか、フェイトはおかゆを掬って自分の口に含むと、何の前触れもなくエリオの口に自分の唇を重ね、
そこから口移しでエリオにおかゆを食べさせた。

「うぅ・・・ん・・・くちゅ・・」

「・・・うぅん・・うあぁ・・あ・・・・」

ゆっくりと唇を離すと、透明な唾液が2人の間で糸を引いた。
すぐにフェイトは次の分を掬うと、また自分の口に含んでエリオにおかゆを食べさせる。
それを延々と繰り返し、土鍋の中が空になるまで2人は何度も唇を重ね、唾液を交換した。

「もう、お腹いっぱい?」

「・・・あの・・・まだ・・・」

「なに?」

「もうちょっと、食べて良いですか?」

「良いよ、私で良ければ」





一糸纏わぬ姿となったフェイトの胸に、同じく裸になったエリオはむしゃぶりついた。
瑞々しくもずっしりと実の詰まった果実は柔らかく、顔を埋めれば乳房の下に溜まった汗が蒸れた匂いを発している。
そのむせ返る匂いを楽しみながら、エリオは愛しい義母の胸を堪能する。

「もう、エリオ、赤ちゃんみたい」

「だって、フェイトさんの胸・・・・反則です」

呟きながら、歯を立てて乳首を甘噛みする。脊髄を走る電流のような快感に、
フェイトは身悶えながらエリオの後頭部を掴んで自身の胸にグイグイと押し当てた。

「あぁ・・・・いい・・・あぁ・・あはぁ・あ・・・」

「フェイトさん・・ああ・・いき・・でき・・ぐぁ・・・」

「あ、ごめん・・・・大丈夫?」

「は、はい・・・・あの・・・・」

顔を真っ赤に染め上げながら、エリオは恐る恐るフェイトを見上げる。
673名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 02:54:57 ID:ycYn0zMG
連投支援
674風邪っぴきエリオくんH:2008/04/11(金) 02:55:16 ID:FGepTWcr
「なぁに? 今日はエリオの好きにして良いから、うんと甘えて良いんだよ」

「それじゃ・・・・フェ・・・フェラチオ・・・・してもらっても・・・良いですか?」

「ふふっ、甘えんぼさん」

苦笑しながら、フェイトはエリオの股間に顔を埋めてその鋭く反り返ったエリオの肉棒に愛しげに舌を這わす。
そして、躊躇なく頭から咥えこんだ。

「んっぅ・・・うぅん・・んぅぅ・・・」

「あぁ・・はぁぁ・・・フェイトさん・・・舌・・・舌がぁ・・・・」

「くちゃぁ・あ・・・・はぁ・・・ぅぅん・・・・」

伸ばされたフェイトの舌が尿道の入口をくすぐり、エリオは情けない声を上げて首を振る。
その反応を楽しむように見上げながら、フェイトは上へ下へと頭を上下させながら舌と口を
いっぱいに使って熱を持った肉の槍に奉仕する。その何とも言えない甘美な味わいと、
生き物のように肉棒に絡みつく舌の感触にエリオは早くも絶頂に達しようとしていた。

「あぁ・・あ・フェイトさん・・・だぁぁ・・・でぇっ・・・」

「良いよぉ。出して・・・射精して・・・全部口で受け止めてあげ・・あぁう・・・うあぁ・・あぁ・・」

「あぁぁ・・あはぁっぁぁぁぁ!!」

フェイトの舌奉仕に呆気なく達したエリオは、彼女の口の中に腐臭を放つ液体を注ぎ込む。
粘り気の強い精液は非常に濃く、飲みこもうにも喉に絡まってなかなか嚥下できない。

「ごほっ・・・ごおっ・・・・はぁ・・・・いっぱい射精たねぇ」

「は、はい・・・」

「ねぇ・・・・・今度はこっちに、くれるよね?」

両足をM字に広げながら、フェイトは挑発的にエリオを誘う。当然ながら、彼に選択肢などあるはずがなかった。
勢いのままにフェイトを押し倒し、射精したにも関わらず固く勃起したままの肉棒をぐちゅぐちゅに濡れたフェイトの肉ヒダに合わせ、息を荒げながら挿入する。

「あぁぁぁっ、きたぁぁぁっ!!」

「フェイトさん、フェイト・・さんぁぁ・・!」

「うぅ・・あぁぁ・・いいぃ・・・エリオの、固くて・・あちゅい・・あ・・あ・あ・ぁ」

「フェイトさんの膣、あったかくて、きつくて・・・あぁぁ・・あだ・・もう・・・・」

「えぇ、早い・・もっと、ねぇもっと突いて・・・・・・」

「がうあぁぁぁぁっぁぁあっ!!!」

獣のような雄叫びを上げながら、エリオはまたも呆気なく果ててしまう。
膣の中で解き放たれた精液の量は先ほどとそう変わりなく、ぐねぐねとうねる膣道を白く汚しながら接合部へと逆流してきた。
余りに早く射精されたことを抗議しようと、フェイトは不満げにエリオを睨む。だが、返ってきたのは無言のピストンと乱暴で荒々しい胸への愛撫だった。
675風邪っぴきエリオくんI:2008/04/11(金) 02:57:51 ID:FGepTWcr
「えぇっ、嘘・・・まだ固い・・・」

「うあぁぁあ!」

「だぁ・あぁ・・・嘘、さっきよりも大きい・・・あぁ・・またぁ・・跳ねる・・・・中で跳ねてる・・・あぁぁっ!!!」

膣で締め上げると、まるでそれに反発するようにエリオの肉棒はどんどん大きく、固くなっていく。
反り返ったカリの部分は容赦なくGスポットを刺激し、文字通り槍と化して柔らかな肉の壁をこじ開けながら子宮の入り口を何度も何度もノックした。
同時にエリオの細腕がフェイトの大きな胸を揉みしだき、覆い被さるように体を曲げて唇を重ねてくる。

「フェイトさん・・・僕、またぁ・・」

「うあぁ・・・いいよぉ、何度でも射精して・・・あぁ・・・だめえ・・あ・・あい。
イキそ・・・あぁ・・うあぁ・あぁ・・・・・」

「ぐぅい・あ・・あ・・やぁぁ・・あ・あ・・!」

不意に、堰を切るように三度目の射精が迸った。その脱力感と倦怠感にエリオの思考は一瞬途切れるが、
それを気合で補って尚も深く、強くフェイトの膣を抉る。射精のせいで亀頭が過敏になり、擦り切れるような痛みが走るが、
それでも構わずエリオは腰を動かし続けた。

「あぁ・・射精しながら動いてる・・・せいえき・・・しえぇいあ・・・出て・・・出ながら・・・・えぐり・・えぐ・抉れてる」

「あぁぁ・・・まだ・あ・・まだ射精る・・・まだまだぁ・・・!」

「ぁぁぁぁっ! だ、あ・・あやぁぁあ、イクぅ、私もイク、エリオ、エリオぉぉぉっ!!!!」

一際深く突き入れられた瞬間、四度目の射精が子宮の中を満たしていく。
間を置かずに連続で射精した疲れから、エリオはぐったりとフェイトの上に倒れ込んだ。
それでも男の本能はゆっくりとではあるが腰を動かし続け、柔らかなフェイトの体を貪ろうとする。

「ぁぁ・・あ・あ・エリオ・・・私のエリオぉ・・・私の・坊や・・・あ・あ・あ・」

「フェイトさん、もっと・・まだ、いけますよね?」

「うん、もっと頂戴・・・エリオのしぇいえき、もっとちょうらい・・・・」
676風邪っぴきエリオくんJ:2008/04/11(金) 02:59:42 ID:FGepTWcr
呂律の回らない言葉を発しながら、2人は尚も激しく交わる。ただ快楽に身を任せ、本能のままに互いを貪り合う。
獣の交尾を言っても差し支えのないこの営みは、結局深夜まで続けられた。





翌日。

「へくちゅん!」

小鳥のさえずりを聞きながらまどろんでいると、不意にフェイトは可愛らしいくしゃみをした。
名残惜しげにフェイトの胸を弄んでいたエリオは、その可愛らしいくしゃみに思わず笑みを浮かべた。

「もう、笑ったぁ・・・・」

「すみません。ひょっとして、風邪移しちゃいました?」

「そうかも・・・・・・熱はそれほどでもないみたいだけど・・・・・・」

「大事を取って休んだ方が良いですよ。なんなら、僕が看病しましょうか?」

「今度はエリオが、おかゆ食べさせてくれるの?」

「フェイトさんみたいに上手く作れませんけれど」

「良いよ、待っているから。もちろん、その後も期待して良いんだよね?」

「良いですよ、足腰立たなくなるくらい激しくしてあげますから。なんなら、今からどうですか?」

「もう、エリオのエッチ」

そう言うフェイトもまんざらではないようで、胸を弄るエリオに対抗するように勃起し始めた肉棒に手を伸ばす。
そして、どちらからというでなく唇を重ねると、2人は再び布団の中に潜り込んだ。

その日、2人が仕事に遅刻したのは言うまでもない。

                                                      おわり
677B・A:2008/04/11(金) 03:04:05 ID:FGepTWcr
異常です。
長い・・・・お見舞いシーンが長い長い。本当はエロ本を持参したヴァイスとかインゼクトをお見舞いに行かせるルール―とか、
何故かエリオが風邪を引いたことを知ったスカが獄中からガジェット型ラジコン(自爆装置付き)を郵送してきたりとか、色々とネタはあったけどあえなくカット。
おでこごっつんことか口移しとか、もう少しエロく書きたかったなぁ。
支援、ありがとうございました。
678名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 03:06:31 ID:ipi5Lupr
>>677
GJ!
でも俺は本当は2時半に寝るつもりだったんだぜwww
679名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 03:07:59 ID:ycYn0zMG
リアルタイムGJ!
しかもフェイトの「あーん」攻撃!

う、羨ましくなんか無いんだからね!!!

しかし、ザ・シガー氏、サイヒ氏、B・A氏と上手ですねぇ
おいらはエロが書けないので、ほんと羨ましいです
数年前まではエロは読むのも書くのも好きだったのに…orz

680名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 03:10:14 ID:jlLb4kHE
>>677
GJでした!!
それと、本文投下直前とはいえ割り込み失礼しましたorz
681名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 05:07:08 ID:RRwj/ADn
GJです、お見舞いシーンも微笑ましくてよかったです。むっはー
68226-111:2008/04/11(金) 06:47:02 ID:NNyo/4O8
8スレぶりに投下。朝ッパチから一本行かせていただきます

・メインはナンバーズ一同、セッテとチンク
・オリキャラが居ます
・非エロです。欠片もエロくありません
・タイトルは「機械の心・機人の心U」
・拙作:「機械の心・機人の心」と「スカリエッティに大変な〜」の続編という流れになります、同タイトルの設定を持ち越しています
・使用レス数、20レス

簡単に状況を説明するならば、

「厚生施設にナンバーズ姉妹が全員居ます(ドゥーエ含む)」
「某丸いのもインテリジェントデバイス扱いで一緒に居ます」

それでは、投下を開始します。注意書きの多い展開ですが、上記を踏まえた上でお楽しみください
683機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:47:35 ID:NNyo/4O8
ミッドチルダを襲った「JS事件」から早一年と三ヶ月・・・
首都:クラナガンに残っていた事件の傷跡は粗方癒え、街並みは以前の活気をほぼ取り戻していた
事件の最中で甚大な被害を被った時空管理局地上本部も、今では大規模な改修が施され、無骨で堅牢なその威容を取り戻している・・・

そんな、首都から遙か彼方の海上・・・獄門島の如き立地条件の隔離施設では・・・

「ただいまッスー!!!」

私服姿(!)のウェンディが喜色満面で、帰宅の挨拶をしている所だった
彼女の後ろにはギンガと、妙に疲れた顔をしたノーヴェの姿がある。ギンガは局の制服だが、ノーヴェはウェンディと同じく私服だった

「・・・大変だったようだな。ノーヴェ」
「あぁ、チンク姉。ただいま・・・ったく、ガキみたいにチョロチョロしやがるから、大変だったよ・・・」
「お疲れ、ノーヴェ。ギンガさんも」
「私は楽しかったわよ?スバルのちっちゃい頃もあんな感じだったから・・・何だか懐かしかったわ」

チンクとディエチの言葉に、ノーヴェは芝生の上にひっくり返ったが、ギンガはにっこりと笑顔である

今日、ノーヴェとウェンディの二人は、ナンバーズの監督官であるギンガと共に市街に出ていたのである
社会見学の一環・・・という名目だったのだが、二人にとっては見る物聞く物全てが新鮮な世界だったのだ。ウェンディがはしゃいでしまったのも無理はあるまい


「お土産も買ってきてるッス!」
「え?マジで!?どれどれ・・・」

ウェンディの言葉に、レクリエーションルームでくつろいでいた姉妹達はぞろぞろと彼女が抱えていた紙袋を覗き込んだ

「・・・何、これ?・・・お菓子?」
「そうッス!めっちゃ美味しかったッス!!いっぱいあるから食べて欲しいッスよ!」

紙袋の中には、大量に買い込んだ丸い揚げ菓子:ドーナツが入っていた
ちなみに、ノーヴェとウェンディに“お小遣い”が与えられている筈が無いので、会計はギンガ持ちである
684機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:48:07 ID:NNyo/4O8
「あら、ホント。美味しいわね」

お相伴に預かったドゥーエの感想にウェンディは目を輝かせるが、同じく輪の形になった揚げ菓子を口に運んだトーレは少々渋面を作った

「ふむ・・・しかし、少々味が濃すぎないか?それに、脂っぽいぞ」
「トーレ姉様。一瞬で3つも食べておいてその台詞は如何な物かと思いますけど・・・?」
「まぁまぁ、クア姉・・・トーレ姉はでっかいから、沢山食べなきゃ足りないんだよ」
「・・・クアットロ、セイン。久しぶりに近接格闘の稽古でもどうだ?腹ごなしには丁度良いぞ」

ぎろり、と“実戦隊長”に睨まれて、クアットロとセインは引き攣った笑みで誤魔化した
そんな妹達の姿に、ウーノは読んでいた書類の束を置くと、

「それじゃあ、お茶の用意をしてくるわ」

そう言って席を立つ。キッチンスペースに向かう長女の後ろを、末娘の双子が追った

「・・・手伝います」
「あら、ありがとう。オットー。ディード」

ぶすっ面にも見える無表情な二人に感謝の言葉を呟いて、ウーノは微笑を見せると、吊られるように、双子の顔にも小さな笑みが浮かんだ
この隔離施設で生活を共にするようになって半年。チンクから下の妹達・・・特に、セイン、ディエチを除く末っ子世代は、ウーノにとっては妹と言うよりも娘に近い
“父”に代わり、ナンバーズの“母親”として成長を感じることができるのは何より嬉しいことだった


「公園みたいなところに行ったんだけどさ。ウェンディの奴。何でもかんでも珍しがってフラフラしやがるから・・・」
「そうか・・・お目付役、ご苦労だったな」

隻眼を細めて、チンクはへたり込んでいるノーヴェの頭を撫でてやった。日頃、苛烈な言動が目立つこの少女も、かの小さな姉には頭が上がらないようだ
そんなノーヴェに、監督官として同行していたギンガは少し意地悪な笑みを浮かべて、

「あら、初めて食べたアイスクリームに感激してたのは誰だったかしら・・・?」
「ギ、ギン姉!!それは秘密って言っただろ!!」
685機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:48:38 ID:NNyo/4O8
途端に、ノーヴェは顔を真っ赤にしてギンガに詰め寄った
噛み付かんばかりの勢いだが、ギンガはうふふふ、あら、そういえばそうだったわねおほほほ、とどこ吹く風である
公園の屋台でギンガが奢ってくれたアイスを手渡された時は、“極彩色の丸い形をした冷たい物”がアイスクリームという“食べ物”であると信じられなかったノーヴェだが、
ギンガを真似て、おっかなびっくり舌を伸ばして一舐めし、その冷たい甘さに思わず瞠目して、気が付いたら一口で頬張っていた程である

やはり、どこまでもスバルそっくりなノーヴェであった

「できれば、チンク姉にも食べてもらいたかったけど・・・その、溶けちゃうからって、持って帰れなかったんだ・・・ゴメン」
「気にするな、ノーヴェ。いつか姉が外出できるようになったら、その時は一緒に行こう」
「ホントに?約束だからな?」
「あぁ、約束だ」

チンクの言葉に、ノーヴェは笑顔で大きく頷き、あ、と何かを思い付いた顔で“子分”にも声を掛けてみた

「そだ。いつかはサンタも一緒に食べに行こうぜ。あとお前のボディ、冷凍庫とか付いてないのかよ?」

彼女の言葉に、ノーヴェの“子分”にしてナンバーズのインテリジェントデバイス。その姿はマスター型のV型ガジェットドローン:サンタは目をピカピカ光らせた

(ノーヴェ隊長、機械装置で“物体を冷やす”っていうのは結構大変なことなんです。それに、俺には物を食べる機能なんてありませんよ)
「あぁ、そりゃそうだよな・・・」
「それ以前に、サンタを市街地に堂々と連れて行くわけにはいかんだろう。インテリジェントデバイス認定を受けたとは言っても、一般市民にとってガジェットはガジェットだ」
(そうです。石ころでも投げ付けられて球のお肌に凹みでもできたらどうしてくれるんですか)
「お前の複層結晶装甲を凹ませるって、どんな石ころだよ・・・」

ちなみに、一般的なインテリジェントデバイスと違い音声出力機能が無いサンタだが、カメラアイの明滅(ピカピカ)を利用した高速有意信号で意志の疎通を図っている
身も蓋もない言い方をすれば、モールス信号と同じ仕組みなのだが・・・

(お肌に傷が付かなくても、ガラス細工の様に繊細な心にヒビが入ったらどうしてくれますか。砕け散ったら再起不能ですよ?)
「そんときゃ、記憶が飛ぶくらい蹴ってやるから心配すんな」

何故、こうも流暢に喋れるのだ。というツッコミはご容赦いただきたい
686機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:49:11 ID:NNyo/4O8
そんな、ワイワイと賑やかなレクリエーションルームの片隅で・・・ぽつんと佇んでいる姿があった
トーレに次ぐ高い身長。額を守るヘッドギアに、薄いピンクの長い髪・・・ナンバーズの7女:セッテである
無口で無愛想なオットー以上に、寡黙で表情を見せない彼女は、今も何の感情も伺い知れない顔で姉達の姿を眺めている・・・そんな妹に、ディエチが目敏く気付いた

「セッテも、食べてみたら?美味しいよ」

ナンバリングこそ、ディエチは10番、セッテは7番であるが、稼動歴で言えばディエチの方が早い・・・つまりは年長者だ
ディエチは、手に持っていたドーナツをセッテに差し出す。彼女は、無表情なまま差し出された菓子をじっと見詰め・・・促されるままに受け取り、口に運んだ
一口、囓る。揚げた甘い生地のサクリとした感触。表面を白く飾る粉砂糖の甘さ。微かに滲み出る揚げ油の風味。そんな情報に、セッテは無表情なままディエチに尋ねた

「・・・ディエチ。これが、“美味しい”という情報なのですか?」
「“美味しさ”の定義は人それぞれだよ。セッテが好き味なら、“美味しい”ってことで・・・それで良いと思う」

答えを教えてくれないディエチの言葉に、セッテはもう一口小さく囓り、もぐもぐと噛んで飲み込んだ

「甘味が過剰。油脂分が多く、合成添加物も混入されています。総合的な栄養価は低く、摂取が有用とは思えません」
「・・・まぁ、確かにそうかもしれないね」
「有毒ではありませんが、有害に近いと断定できます。“美味”と判断することはできません」
「うん。だったら、それはそれで良いんじゃないかな」

セッテの認識は、人間としては問題かも知れないが・・・そこを矯正するつもりはディエチには無い
セッテはセッテの感性のまま、更正プログラムを修了できれば良い・・・そんな風に思っている。とは言え、隣で微かに困り顔を作る妹を放っておくのは少々心苦しい

「セッテにも、“嬉しい”ことが見つかったら、きっと分かると思うよ。どうして、みんながこのお菓子を美味しいって言うのかが」
「・・・“嬉しい”、こと・・・?」

無表情のまま、口の中でその言葉を何度も転がすセッテである

「“嬉しい”という情報が理解できれば・・・こうした物が“美味しく”なるのですか」
「かもしれないね」
687機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:49:43 ID:NNyo/4O8
どこまでも曖昧なディエチの言葉に、ドーナツの小さなかけらを持ったセッテは渋面を作った

「・・・正確に伝えていただかなければ、理解できません」

彼女の言葉に、ディエチはあははと笑った。“嬉しそう”な笑顔だった

「それは、セッテが自分で見つけなきゃいけない答えだからね」

そう言って、ディエチはズボンに付いた芝生を払い落とし、ウーノ達が盆に載せて運んできたカップを受け取りに行く
セッテは、そんな彼女の背中と、“嬉しそう”な姉達の姿と、指先で持っている小さな菓子のかけらを見詰め・・・ぽい、と口の中に放り込んで、

「・・・やはり、“美味しい”とは区別できません・・・」

口の中で広がる、少々過剰な甘味に、困り顔になる末っ子であった

顔を上げて、姉達の姿を見てみれば、ウーノが湯気を上げるカップを配っている姿が目に付いた
更正プログラムを受講するようになっても、“長女”の風格は健在で、今でもその威厳を以て妹達を束ねている・・・そんな彼女も、今は微笑みを浮かべていた
先程のディエチのような笑顔とは違う、密やかな笑みだが・・・“嬉しそう”な笑顔だ。とセッテには思えた
ウーノの後ろに控えて、同じくカップの載った盆を捧げ持つようにしているオットーとディードも、顔を見合わせて微笑んでいる
カップを傾けながら、いつもの笑顔を浮かべているドゥーエ。トーレは仏頂面が基本だが、セインに関節技を極めている顔はどこか“楽しそう”だ
セインも、ぎぶぎぶぎばーっぷと叫びながらトーレの身体をぺちぺちタップしているが、大袈裟な悲鳴の中に苦痛の色は混じっていない
クアットロは、唇の端に付いていたドーナツのかけらをドゥーエに摘み取ってもらって頬を染めている。笑顔ではないけれど、“嬉しそう”だった
チンクは、へたり込んでいるノーヴェの頭を撫でてやっている。撫でている方も撫でられている方も、二人とも、“嬉しそう”だ
ウェンディは、自分が食べていないのに紙袋の中が空っぽになっている事になんじゃこりゃぁぁぁッスー!!!と絶叫している・・・だけど、どこか笑顔に見える

みんな、“嬉しい”という事を知っているから・・・あんな風に笑えるのだろうか?
自分にとっての“嬉しいこと”とはどんなことなのだろうか・・・?

「セッテ、どうかしたのか?先程から難しい顔をしているが」

不意に声を掛けられ、顔を上げるとトーレが居た。向こうの方ではセインが四肢を妙な具合に捻らせて、珍奇な死後硬直の様な有様を晒している
688機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:50:28 ID:NNyo/4O8
トーレ:ナンバーズの三女にして実戦隊長。最も早期に生み出された戦闘特化型の機人・・・そして、恐らくは自分と最も近しい資質を持った姉
ディエチには、「自分で見つけなければならない」と言われたが・・・現状、情報が圧倒的に不足している
なので躊躇うことなく、セッテは尋ねた

「トーレ」
「な、何だ?」

常の無表情のままだがどこか真剣さを漂わせた末っ子の問い掛けに、トーレは僅かに気圧されて上擦った返答を返してしまった

「トーレも、先程の菓子を食べていたようですが」
「あ?あぁ」
「“美味しい”ものでしたか?」

質問の真意を計りかねた
なので、彼女は己の思う通りに頷いて見せた

「あぁ、格別にうまい。という程ではなかったが・・・まぁ、悪くはなかったな」

ちなみに、彼女は結局何だかんだと言いながらも一人で6つのドーナツを平らげていたことを、ここに明記しておきたい
彼女の豪快な食欲に関してはさておくとして、セッテはトーレの言葉に軽く衝撃を受けた・・・日頃、仏頂面で妹達に怒声を叩き付けている三女殿にも、“嬉しい”ことがあるのだ

「トーレ。あなたにとって、“嬉しい”という情報はどの様なものですか?」
「な、何だ藪から棒に・・・?私にとっての、“嬉しい”こと?」

末っ子からの問い掛けにトーレは顎先に指を当てて、ふむ、と首を捻った。自分にとっての“嬉しい”とは・・・

「今は、そうだな・・・お前達、妹を鍛えてやることが一番の喜び、かもしれないな。チンクほどの姉らしい真似は・・・まぁ、柄でも無いしな」
「・・・戦闘、訓練」
「あぁ、そうだ。管理局預かりの身分とは言え・・・私達は機人・・・戦闘機人だ。その力を以て為せることがある。力を磨いて損はない」

トーレの言葉に、セッテは浅く頷いた
689機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:51:00 ID:NNyo/4O8
そう、自分は機人。戦闘機人・・・戦う為の存在だ
己の二つ名:“空の殲滅者”というのは決して大袈裟な名乗りではない。そこらの空戦魔導師よりも遙かに卓抜した飛行技術は、姉妹達の中でも二番目に優秀である
IS:スローターアームズで操る固有兵装:ブーメランブレードを扱わせれば、単身で航空武装隊の一個中隊くらいは全滅させる自信がある

「・・・戦うことが、私達の存在意義。ならば・・・“嬉しい”という情報は、戦闘の中でこそ見出せるのでしょうか・・・?」
「セッテ、一体どうした?先程から聞いていれば、少し変だぞ?」

眉根を寄せたトーレの詰問に、セッテは胸の裡にある悩みをあっさりと打ち明けた

「揚げ菓子の“美味しさ”を理解するために、必要な情報だとディエチに聞きました」
「・・・?・・・ドーナツを、食い足りなかったのか?済まない、一人で6つは食べ過ぎだったか」
「いえ、そうではありません。トーレの食べ過ぎは否定しませんが。“嬉しいこと”が見つかれば、“美味しい”という情報も理解できる。と教わりました。
私としては、どう贔屓目に見ても有害と区分するべきあの揚げ菓子が何故“美味”と判別できるようになるのか、興味があります」

戦闘後に食べれば、“美味しい”と思えるのでしょうか・・・などと、セッテの少々物騒な独り言を受けて、トーレは苦笑を浮かべると、淡いピンクの髪の毛を乱暴に掻き回した

「空腹は最高のスパイス、という言葉を人間達は使うそうだが・・・お前の出すべき結論はそこでは無いのだろうな」
「理解できません。過度の空腹により味覚が正常に機能しなくなると言うことでしょうか?」
「そうかもしれんな。まぁ、いずれわかるようになる・・・“機械”すぎるのはお前の欠点であり、同時に美点でもある。少し、姉達を見習え」
「・・・見習え、ですか・・・」

トーレの大柄な体躯から覗き込むように首を伸ばし、セッテは微かに渋面を作った。トーレはセッテの表情の変化を訝しみながら肩越しに振り返ると、

「。」

思わず、言葉を無くしたトーレである
ドーナツの最後の一個を巡って、ウェンディとセインとノーヴェが骨肉の争いを繰り広げていた
チンクとギンガは喧嘩雲の周りをうろうろしているが、仲裁に割り込むタイミングが計りきれずサンタ共々困り果てている。そんな二人と一機をディエチが諦め顔で慰めていた
ウーノとドゥーエはカップを片手にウェンディ達の様子を眺めていて、クアットロが面白しろそうだから、というだけの理由でシルバーカーテンを発動
大量のドーナツの幻影を降らせて混乱に拍車を掛けた。「クア姉ーッ!!!!」という三者三様の怒号をうふふ笑いで素敵に迎撃。本物はこっそり彼女が確保していたりする
オットーとディードは完全に二人だけの世界でドーナツを食べさせあっていた・・・関わろうとしないのは無関心故か、それとも賢者の対応か
690機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:56:28 ID:NNyo/4O8
見習え、と言った前言を撤回しようとトーレは口を開き掛け、



賑やかなレクリエーションルームの喧噪を、赤いランプの点滅と警報が叩き壊した
一同の顔にはさっと緊張が走り、ギンガのブリッツキャリバーが緊急通信を受信する



――― 市街地、廃棄都市区画に広域指名手配中のテログループを捕捉
地上部隊が出動するも苛烈な抵抗に遭い負傷者多数。緊急増援要請。至急出動されたし

かくして、戦闘機人の少女達に命令は下された



○機械の心・機人の心U



港湾地区の倉庫での初出撃から早3ヶ月近く。管理局員として鎮圧にあたった経験は既に幾度もある
最近は、特に緊急出動が増えている様に思う・・・ナンバーズの実力を評価してくれるのはありがたいのだが、少々軽々しい気もする
治安維持任務への貢献も更正プログラムの一環。とは言え、あまりこき使われるのも業腹だ・・・状況を説明しながら、そんなことを考えてしまうギンガであった

出動許可が出ているのは、最初から更正プログラムを受けていた、チンク、セイン、オットー、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディ、ディードの7名+サンタ
JS事件終結後、管理局への協力を拒み軌道拘置所に収監されていた、ウーノ、トーレ、クアットロ、セッテ。そして少々事情が異なるドゥーエの5名には出動許可が下りていない
プログラムの教育課程上、“未だに更正が不十分”と判断されている為だ・・・ギンガは何度か上申しようかと考えたが、上層部がナンバーズを“怖れる”気持ちも理解できている
普段の陽気で賑やかな姿からは想像も付かない様に思うが、彼女らは戦闘機人・・・直接戦闘タイプではないウーノやクアットロでさえ、素手でも魔導師と渡り合える力がある
未だに、「廃棄処分」を声高に主張する保守派の上層部も居る。迂闊に藪を突いて状況を悪化させたくはなかった

「ギンガ。状況を説明して貰えないか?」
691機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:57:00 ID:NNyo/4O8
チンクに促されて、ギンガは慌てて命令文に視線を走らせた

「・・・ミッドチルダ北部・廃棄都市区画で、広域手配中だったテログループを捕捉。陸士部隊が出動しているけど苦戦中らしいわ」
「まぁた局の尻拭いッスか?」
「コラ、お仕事に文句言わない」

呆れ口調のウェンディを窘めたのはセインであった。どうやら、“姉”の威厳をアピールしたいらしい。苦笑しながらギンガは命令文の続きに目を通す・・・少し眉根を寄せた

「・・・?・・・どうも、おかしな状況みたいね。これを見て」

そう言って、ギンガは添付されていた現場の写真を一同に見せた
その写真の中では、数十名の陸士部隊員が倒れ伏している・・・特に外傷は見当たらないようだが・・・

「・・・最近のテロリストは、非殺傷設定の魔術で管理局と抗争を繰り広げているの?」
「まさか。連中はいつでも殺す気で来るよ」

ドゥーエの言葉に、ディエチが厳しい口調で答える・・・実際、その通りだ
向こうは殺すつもりで襲い掛かってくると言うのに、こちらは殺さないように立ち向かわなくてはならない。“正義の味方:時空管理局”の辛いところである

「何らかのフィールド系魔法で局員が無力化されている・・・らしいわ。詳細は不明」
「・・・そこに飛び込め。って話かよ」
「そういう事になるわね・・・ごめんなさい。いつも、危険な任務ばかりで・・・」

溜息混じりに赤毛を掻くノーヴェのぼやきに、ギンガは謝りながら頭を下げた
彼女としては、いつもいつも管理局に都合良く使われてしまう彼女らに対して、申し訳ないという気持ちが募っていたからだ。自分の所為では無いけれど、自分の局の一員なのである
責任の一端は、間違いなく自分にも有る・・・だけど、

「・・・危険なのはいつもの事だし、働きが認められる機会に恵まれるのは、そんなに嫌な事じゃない」
「市民と局員の方々にとってはご不幸なのでしょうが、私達は、私達の為に力を振るうことができる事を歓迎しています」

顔を見合わせて頷き合うオットーとディードの言葉に、ギンガは少しだけ気が楽になる思いだった
692機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:57:31 ID:NNyo/4O8
「・・・よろしくお願いね。それと・・・今回から、セッテの出動許可が下りたわ。セッテ。お姉さん達を助けてあげてね」
「私、ですか・・・?」

いつも通りに、姉達の出動を見送るつもりで立ち尽くしていたセッテは、ギンガの言葉に少しだけ目を瞠っていた

「ですが、何故、私だけが・・・?」
「あなたの稼動歴が短いことが理由かしらね。詳しいことは書かれていないけど・・・まぁ、それは後にしましょう。
今回の投入人数は5名。チンク、今回もリーダー役お願いできる?」
「心得た」

ギンガの言葉に、チンクはしっかりと頷いた。監督官である彼女から見ても、この小柄な銀髪の少女は頼もしい存在である

「後は・・・詳細不明の無力化フィールドもあるから・・・ディエチ、ウェンディ、オットー。なるべく距離を取って叩けるフォーメーションで行きましょう。勿論、私も出る」
「はい」
「ウッス」
「了解」

名前を呼ばれた三人はそれぞれ返答を返し、ギンガの視線が最後の一人を選定するべく視線を彷徨わせて・・・セッテの長身に目を止めた

「セッテ、許可が下りたばかりだけど・・・出れる?」
「・・・命令とあらば」

無表情に頷くセッテにギンガは少し困り顔になってしまった。彼女としては、“命令”というつもりはこれっぽっちもないのだが・・・

「セッテ。命令じゃないわ、これは要請・・・つまり、砕いて言うと、“お願い”なんだけど・・・」
「・・・?・・・」
「まぁまぁ、ギンガさんもセッテも、あんまり難しく考えないで。とにかく現場に急行しなきゃマズイんじゃない?」

埒が開かない二人の間に割って入ったセインの言葉に、一同は慌てて出動準備に移った。慌ただしく駆け出してゆく妹達+ギンガの背中を眺めながら、

「・・・セッテちゃん、大丈夫かしら?」
693機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:58:02 ID:NNyo/4O8
念の為に申し添えておきたい。頬に手を添えて、心配そうな台詞を呟いたのはクアットロである
その呟きを耳にしたノーヴェとセインは、揃って勢い良く振り返り、物憂げな顔をしている四女の姿に腰を抜かしそうになった

「ど、ど、どうかしたのかよクア姉!?」
「もしかして変な物でも食べた?何か変な病気!?性格が良くなる奇病ってあるんだね!クア姉、あたしにも伝染して!!」
「・・・ノーヴェちゃん?セインちゃん?二人ともお姉様の事を何だと思ってるのかしらん?」
「明晰な頭脳は頼れるものの、その性格の悪さ故に敵に回すのも味方に付けるのも恐ろしい方・・・と、その様に認識しています」

IS:ツインブレイズよりも斬れ味鋭い、ディードの一刀両断な言葉を受けて、クアットロは怒りを通り越して落ち込みそうになった
確かに、否定はできない。否定はできないが・・・

「ディード、そう言ってやるな。クアットロだって妹達の身を案じてやるくらいの心を多少は持ち合わせている筈だ。多分」
「フォローありがとうございますって言いたいところですが微妙に失礼なのは何故なんですかトーレ姉様ーっ!!」
「クアットロ・・・昔はあんなに素直な良い子だったのに・・・」
「ち、違いますっ!違いますよドゥーエ姉様!クアットロは今でも、その・・・昔のままの純情可憐、とは言えませんが、えぇっと・・・」

よもや、クアットロの唇から“純情可憐”なんぞという四字熟語が出てくるとは。妹3人が新手の珍獣を見るような視線を姉である四女に送ってしまうのであった
姉妹きっての“策士”が狼狽している姿を眺めるのは、それはそれで面白くはあるのだが・・・このままでは話が進まない。長女:ウーノが助け船を出した

「最後発の3人の基礎プランはクアットロが考案したものだったのよ。特にセッテは、“傑作”と認めていたくらいだったものね」
「そ、そうそう!そうです!だから、少しは親心と言うか、その、だ、第一私が妹達を心配するのはそんなにおかしい事でも無いでしょう!?」

クアットロの言葉に、セインとノーヴェとディードは、声を揃えて以下のように答えた

「「「天変地異の前触れだよね」としか思えねー」かと思われますが」
「妹がいじめるーっ!!!」

嘘泣きと共にドゥーエに抱き付くクアットロであった。そんな彼女に、ウーノは少し厳しい表情で尋ねる

「でも、クアットロ。貴女がセッテを傑作と評したのは、“余分な思考の排除”の結果でしょう?あの娘の“成長”が戦機としての完成度を落とす事を心配しているのではないの?」
「今更戦機としての完成度なんかに拘りはありません。けど・・・ただ・・・」
694機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:58:53 ID:NNyo/4O8
口籠もるクアットロである。一同に視線でせっつかれて、彼女は言いにくそうに付け加えた

「ただ・・・あの、純真無垢なセッテちゃんが、ウェンディちゃんみたいなはっちゃけた性格になったらどうしようと心配で・・・」

なんだ、そんな心配か。つまらない。と一同は笑い飛ばそうとして・・・半端な笑みのまま凍り付いた
セッテの心は白い。感情過多な自分達とは違い、余計な事を一切考えない・知らないセッテは、最近になってようやく“外部”に興味を持つようになった
例えるならば、好奇心旺盛な赤ん坊の様なものだ。ドーナツの味に関してもそうだったように、様々な事に関心を抱くようになりつつある

そんな中で、例えばウェンディに感化されることが無いと言い切れるだろうか・・・?日常的には接点の少ない二人だが・・・

「・・・それは・・・心配ね」
「あ、あぁ、心配だな・・・しっかり、教育してやらねば」

辛うじて、ウーノとトーレがそれだけを口にできた。セインとノーヴェ、ディードに至っては、想像の恐ろしさに声さえ無い
ただ一人ドゥーエだけは、それはそれで面白いんじゃないかしら?などと考えていたりする。やはり、この次女殿はただ者ではない

「・・・ん?どうかしたのか?」

転送ポートへの道すがら、姉妹達が居るレクリエーションルームを駆け抜けようとしたチンクが、ふと足を止めた
どこか引き攣った雁首を並べている一同を胡乱げに見やり、小さく首を傾げ・・・赤毛の妹に尋ねてみた

「ノーヴェ。何かあったのか?」
「え?あ、い、いいや。セッテの奴も初出撃だし、ちょっと心配だなー、って言ってただけだよ。ウェンディの奴なんか頼りになんねーし・・・
チンク姉とサンタが付いてりゃ、そうそうやられるような事は無いだろうけどよ」
「む、酷いッスよノーヴェ。頼りないとは何事ッスか」

チンクの後ろから、ライディングボードを抱えたウェンディが走ってきた。唇を尖らせて抗議するウェンディの主張を適当にあしらっていると、
オットー、ディエチ、そしてセッテも準備を終えて掛けてきた

「オットー、気を付けて」
「ありがとう。ディード。行ってきます」
「ディエチちゃんも、まぁ、頑張ってね」
「もう少し、やる気になれる応援だと嬉しいんだけどな・・・まぁ、ありがと。クアットロ」
695機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 06:59:32 ID:NNyo/4O8
駆け抜けてゆこうとした三人の・・・セッテの背中に、トーレは声を掛けた

「・・・セッテ!」
「はい」

振り返った教え子の顔は、常と何一つ変わらぬ無表情で、トーレは一瞬言うべき言葉を忘れかけたが、
言うまでもないことかと思うものの、気を取り直して言っておく。姉らしく、びしりと

「久々の実戦だ。気を抜くな」
「了解」

そっけない一言を言い置いて、セッテはチンク達の後を追って走り出した。心配する甲斐が無い程にあっさりした末娘の対応は、頼もしくもあるが・・・

「・・・何事も、無ければ良いがな」

やはり、一抹の不安は拭えないトーレであった・・・そんな三女の姿に、長女・次女の二人は顔を見合わせて微笑んでいたそうな





転送ポートからクラナガン北部の廃棄都市区画まで、ギンガ、チンク、オットー、ディエチ、ウェンディ、セッテ、そしてサンタの6人と1機は飛んだ
直線距離で数千kmという距離を一気に跳躍し、喧噪に満ちた現場に降り立つ・・・一瞬、奇異な視線が集中したのが確かに分かった。毎度の事だが
待ち構えていた局員に、ナンバーズの一同はそれぞれの固有兵装を預け、手首に手錠を掛けられた。サンタは、全機能がロックされているログを表示して見せた

はっきり言えば、手伝いに来たのに拘束を受ける謂われは無いと、毎度不満なのだが仕方が無い。それもこれも、以前にノーヴェが局員相手に大暴れをしたのが原因なのだ
ちなみに彼女が大暴れをした原因はと言うと、尻を触られたとかそんな理由だ
顔を真っ赤にして怒鳴りつけても犯人が自首しなかった為に、その場にいた男性局員を片端から張り倒したという経緯がある
その時の監督官だったラッドは惨状を目の当たりにして顔面蒼白になったが、その時の現場指揮官が話の分かる女性士官だったことが幸いであった。お咎め無しとはいかなかったけど

そんなこんなで、両脇を武装局員に挟まれて、手錠を掛けられるのもすっかり慣れっこになった一同は怒号が飛び交う陣地をお気楽な足取りで横切ってゆく
歩いて数分。陣地の中央には、野戦時には簡易発令所にもなる索敵系が充実した指揮車がデンと据わっていて、中から出てきた現場指揮官から下された命令は、実に単純であった
696機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 07:00:04 ID:NNyo/4O8
「敵性勢力の規模は不明。詳細不明のフィールド魔法により局員が数十名現場に取り残されている。第一に、局員の救出を頼む。第二に、敵性勢力の鎮圧。
作戦時間は1時間とする。諸君の実力ならば十分に間に合うだろうが・・・万が一抵抗が苛烈であった場合は、監督官殿の判断で交戦時間の延長を許そう」

優先順番が逆では無い辺り、この度の指揮官殿はなかなか穏健派であるらしい。作戦時間に関しても良心的と言えた。何故、作戦に時間制限が掛かるのかと問われれば、
任務中の脱走防止の為、だそうだ。そんなつもりは更々無いのだけれど・・・まぁ、仕方が無いかと半ば諦めているナンバーズ姉妹である。時間制限も今回は随分“優しい”
話が分かる指揮官殿だ・・・ギンガはそんな風に思ったが、次の一言に顔色を失う羽目になった

「・・・尚、この度の事件は、今までにない類の広域魔法が確認されている。この術者の身柄は何としても確保すること。不可能ならば、殺傷も容認する」
「ま、待ってください!」

ナンバーズ一同は、誰一人驚きはしなかったが、ギンガは慌てて指揮官に食って掛かった

「彼女達は、未だに更正プログラムを受講中の身で、局員では無い身分です!そんな子達に、手を汚せと命令するのですか!?」
「・・・そうだ」
「従えません!彼女らは局員ではありません。治安維持任務への貢献を義務づけられているとはいえ、命の責任を負うべき立場では無い筈です!」

命を奪う・・・究極的には、その為に生み出された存在である戦闘機人の少女達だが、ギンガはそれだけはさせまいと食い下がった
そんな少女の抗議に、初老の男性指揮官は奥歯を噛み締めながら、呻くように言葉を返した

「・・・我々としても、苦渋の決断だ。既に投入した局員の半数以上が戦闘不能。取り残されている人員は24名。本局に応援を要請はしたが・・・このままでは間に合うまい。
状況は、既に最悪と言える。このまま取り逃すような事があってはならん。絶対に、だ」
「ですが!「了解しました。直ちに任務に移ります」

ギンガの抗議を無視するように、チンクは指揮官にそう告げた。ギンガは瞠目して小柄な纏め役を振り返るが、彼女は隻眼を伏せたまま短く告げた

「・・・ギンガ監督官。状況が逼迫しているという事実はこの場で議論していても解決しない。我々は早急に任務に移る」

そう言って、手錠を掛けられている両手を持ち上げて見せた。とっとと外してくれという意思表示であるが・・・チンクの、隻眼に宿した覚悟の光に、ギンガは姿勢を正して敬礼し、

「ギンガ・ナカジマ陸曹以下、ナンバーズ5名。出動します」

それだけ告げて、さっさと指揮官殿に背を向けて歩き始めた。ギンガに続いて、チンク達も歩き出す・・・そんな背中に、彼は小さく呟いた

「・・・すまない」
697機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 07:00:39 ID:NNyo/4O8
背中で聞いた小さな謝罪の言葉に、ギンガは足を止めかけたが・・・そのまま、すたすたと歩き去る
後ろに続いていたウェンディが、わざとらしいくらいに盛大な溜息を吐いた

「はぁ〜・・・ギンガは真面目過ぎるッスよ。あのおっちゃんは、別に“殺せ”って命令した訳じゃないッス」
「それは分かってるんだけどね・・・やっぱり、嫌なのよ。あなた達が都合良く、汚れ役ばかりに使われるんじゃないかって心配だし・・・」
「気持ちはありがたいけど、それも私達の仕事だから・・・まぁ、なるべく頑張って生け捕りにできるようにする。その方が、ギンガは嬉しいよね?」
「それは、勿論そうだけど・・・」

勿論、ディエチの言う通りなのだが・・・しかし、余り危険を冒して欲しくないという気持ちもある
だからと言って・・・犯罪者から“更生中”の彼女達に、「殺した方が楽だから」等と言うわけにはいかない。断じていかない
暗い顔を俯けたギンガを励ますように、陽気な顔を作ったウェンディが脳天気な口調で断言した

「心配無用ッス!チンピラ魔導師の二十人や三十人。アタシ達に掛かればちょちょいのちょいッスよ!」
「ウェンディ、頼もしい限りだが・・・お前は、取り残されている局員の救出を頼む。姉達では“足”が無い」

チンクの言葉に、あ〜、そうだったッス・・・と、ウェンディは呟いて、手錠を掛けられたままの両手で所在なげに頭を掻いた
そんな姉妹達に、サンタがピカピカでブリーフィングを始めた

(作戦司令部からのインフォメーションです。敵性グループは推定30人程度。廃ビルの一角に立て籠もっている模様です。武装は違法改造品の射撃デバイス)

地図を投影しながら、サンタはそう説明した。立て籠もっている廃ビルとやらは、1500mほど先の、僅かに斜めに傾いだボロボロのビルである

(未確認情報ではありますが、敵性グループは数名の人質を取っている様です)
「・・・長距離攻撃で、直接叩かないのはそれが理由。だね・・・」

オットーの呟きに、ディエチも眼差しを険しくして頷いた。どんなに優れた砲撃魔導師であっても、こんな状況ではお荷物になりかねない

(そして、問題の無力化フィールドは・・・立て籠もっている廃ビルを中心に、およそ半径1000m付近まで展開されているようです)
「へぇ、広いッスね」
(そうですね・・・俺のAMFはどんなに頑張っても半径100m位ですから・・・)
「あぁ、コラコラ。サンタ、落ち込むな。お前のAMFはその気になればどんな魔導師でも無力化できる代物だろう」
698機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 07:05:32 ID:NNyo/4O8
どんよりとした雰囲気を纏う我等がインテリジェントデバイスを、呆れながらも慰めてやるチンクである
ノーヴェ“隊長”がいれば問答無用で張り倒しただろう・・・もっとも、そんな乱暴な態度も彼女なりの励ましなのだけれど
ともあれ、チンクの励ましが胸のどこかに響いたのか、胸の無いサンタは気を取り直すとブリーフィングを締めくくった

(要救助者の位置情報、既に確認済みです。現在の所、局員に死者は出ていませんが、危険な状況ではあります)
「急がなくちゃならないわね・・・ウェンディ、サンタ。あなた達は救助活動に専念して。チンク、ディエチ、オットー、セッテ。それに私の5人で制圧に向かいましょう」

ギンガの言葉に一同は頷き、手錠が外された両腕を何度が振ると、チンクはオットーに、ディエチはセッテに抱えられて、ウェンディはボードに飛び乗ると、颯爽と空に舞い上がった
ギンガもバリアジャケットを身に纏うと、群青色の“道”ウィングロードを延ばし、ナンバーズ姉妹達+サンタと共に廃ビルへと向かう

局員の行動を妨げている、正体不明の無力化フィールド・・・これに関しては、触ってみなければ分からない・・・だが、“機人”である自分達なら抵抗できるかもしれない
ギンガ達は、そんな風に思っていたし、ナンバーズに出動を要請した上層部も、同じような考えであった
AMF系の、魔力の結合を阻害する類のフィールドの亜種なのではと推察し、ならば戦闘機人の出番だ。という判断が下されたのである

(無力化フィールド、推定圏内に入ります!)

念の為、AMFを展開すると共にサンタのピカピカで一同に警告を飛ばす。誰もがぎゅっと歯を食い縛って、襲い来るやも知れぬ衝撃に身構えた。が・・・

「・・・ありゃ?何て事無いッスね?」
「そう、だね・・・何なんだろう?もう、フィールドの範囲内で間違いないんだよね・・・?」

予想以上に、“何とも無い”のであった。拍子抜けした、と言わんばかりにウェンディは渋面を作っている
黄金の眼差しを宿したギンガにも、何の変化も無いようだ・・・ともあれ、何もないのならばそれで良い

「それじゃあ、二手に分かれましょう。手筈通り、ウェンディとサンタは要救助者の救出を最優先。良いわね」
(了解しました)

ギンガの言葉に、サンタはピカピカで応え、続いてウェンディも了解の復唱をする



・・・誰もが、そう思っていた
699機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 07:06:03 ID:NNyo/4O8
だが、ウェンディの唇が紡ぎ出したのは、あまりにも予想外な言葉だった



「・・・こわい・・・」



風の唸りに混じって耳に届いた呟きに、誰もが意表を突かれてウェンディの方を振り向いた

いつも陽気な笑みを浮かべている顔は、仮面のような無表情だ・・・否、徐々に、強張りつつある
恐らくは、彼女にとって最も縁遠い感情・・・“恐怖”に塗り潰されてゆく

「ウェンディ・・・?今、何て・・・ッ!!?」

ディエチは言い掛けた言葉を最後まで喋れなかった。セッテに抱えられた格好のまま、全身をガタガタと震わせ始めたからだ
得物であるイノーメスカノンを取り落としそうな程に、歯の根が合わない程に、ディエチもまた恐怖一色に塗り潰された顔になっていた

「こわい・・・くるしい・・・いやだ・・・」
「・・・こわい・・・たすけて・・・!!」
「ウェ、ウェンディ!?ディエチ!どうしたの!!?・・・っひぅっ!」

瘧の様に全身を震わせながら、虚ろな口調で助けを求める二人の姿は、それだけで最早ただ事ではない・・・ギンガは、一時離脱を提案しようとしたが、
彼女までも、思考の間に滑り込んできた得体の知れない感覚に息を呑んで身を強張らせ、ウィングロードの上にへたり込んだ

「・・・ぅあっ・・・!?」
「オットー!?ぅぅっ!」

チンクを抱えて飛翔していたオットーも、呻きを漏らして姿勢を崩した
咄嗟にチンクはオットーの腕にしがみついたものの、チンクもまた白貌を更に白く青ざめさせている
浮遊さえ維持できないのか、フラフラと姿勢を崩し始めたオットーの身体を、彼女が腕に抱いたチンクごと、サンタがアームを巻き付けるようにして抱え込んだ
700機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 07:06:37 ID:NNyo/4O8
「くっ・・・うぅっ・・・シェルコート・・・AMF・・・!!」

呻き声に等しいチンクのコマンドに応じて、彼女の羽織っているコートは燐光を帯びた
彼女のコート、固有兵装:シェルコートは優れた防壁展開能力を持ち、ガジェットには劣るものの、AMF展開能力を有している

「セッテ、サンタ。一度、下に下りるんだ・・・墜落の、危険がある」
「了解」
(りょ、了解!)

AMFのお陰か、少しだけ顔色を取り戻したチンクの言葉に、セッテとサンタは降下してゆく
セッテはディエチを下ろし、サンタはオットーとチンクを下ろすと、ウィングロードの上にへたり込んでいるギンガとボードに乗ったまま迷走するウェンディを回収した

改めて、状況を確かめる

「・・・クソ、最悪だ・・・」

珍しい、チンクの悪態が全てを物語っていた
そう、“最悪”という一言に尽きる
オットー、ディエチ、ウェンディ、そしてギンガが戦闘不能。4人とも地面に横たわるか、或いは座り込んだままで、何度呼び掛けても震えるばかりだ
チンクは自前のAMFのお陰か、何とか動けるようだが・・・玉の汗が浮かんだ額に、小刻みに震える身体。己の両脚で立てているのが不思議なようにも見える
常の無表情を崩さないセッテとサンタだけは、どういう訳か平気そうである・・・否、表情を作る機能こそ無いものの、サンタのピカピカは実に見事に彼の混乱っぷりを示していた

(こ、これはどういう事なんですか!?おかしな魔力場は何も検出されていないのに・・・!!)
「・・・情報が不足しています。現状を正しく認識することは不可能です」
(そうは言いますけどセッテさん!・・・あれ、セッテさんは、どうして平気なんですか・・・?)
「・・・この無力化フィールドの術者が意図的に私を影響下から外している。可能性があるとすれば、その程度しか思い付きません」
「セッテ、お前には・・・“聞こえない”のか?」

隻眼を瞠って、チンクはセッテを見上げ、そう尋ねた。長身の末娘は、少しだけ首を傾げると、

「・・・このノイズは、何らかの有意信号なのですか?」
701機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 07:07:08 ID:NNyo/4O8
セッテのその言葉に、サンタは耳を・・・正しくは集音マイクを・・・澄ませてみたが、彼の耳には何も聞こえない
チンクは銀髪を掻きむしるような荒っぽい手付きで掻き回すと、この状況の理由を推察した

「うっ・・・恐らく、正体不明の無力化フィールドの正体は・・・“念話”だ」
「(念話?)」

一人と一機の返答は実に見事にユニゾンした

「あぁ・・・しかし、この通信強度というか・・・くっ、何なんだこれは・・・?通信を遮断しても頭に入ってくる・・・AMFを展開すれば、少しはマシな様だが・・・」
(思念通話は、管理局の魔導師によって広域通信妨害結界が張られている筈です・・・確認しました。現在、周辺3km付近では、局員以外の通信は封鎖されてます。その筈です)
「・・・局の手落ちでは無い、か・・・サンタには効かない魔法だろうが・・・セッテ、お前は本当に何とも無いんだな?」
「はい」

こくり、と頷いたその顔は、本当にいつも通りのセッテの顔だ。何がそんなにも姉達を苦しめているのか理解できない・・・そんな風に書いてあるように見える程に

「・・・そうか・・・聞いてくれ。先程から、姉の・・・姉達の頭の中に、ずっと、思念が流れ込んできている・・・この有様で予想は付いているだろうが、“恐怖”という感情だ」
「私には、理解できない情報です」

苦悶に顔を歪めるチンクに、セッテは常の無表情のままであった。そんな末娘の長身を頼もしげに、しかしどこか寂しげに眺めて、チンクは溜息混じりに言葉を吐き出す

「あぁ、だからセッテには効かないのだろうな。サンタにはこの念話が届いていないようだし・・・」
(あの、チンクさん・・・大丈夫、ですか・・・?)
「・・・肉体的な消耗は無いが・・・精神的にはかなり苦しいな。下手をすれば気が狂いそうだ」

不敵な笑みを浮かべて強がるチンクだが、今も彼女の顔には玉の汗が浮かんでは流れ落ちている・・・
何が“恐い”のか、それは分からないが、とにかく“恐い”という感情だけが心の底から湧き出てくる。一種の強迫観念症・・・パニック障害とでも言おうか
そんな状態が長く続けば・・・確かに、気が狂いそうだ。蹲り、頭を抱え込んで震えている姉妹達の姿に、一層実感が湧いた

(一度離脱しましょう!体勢を整えてからもう一度挑むべきです!)

目を光らせてそう訴えるサンタだが、チンクは首を横に振った
702機械の心・機人の心U:2008/04/11(金) 07:07:40 ID:NNyo/4O8
「・・・良いか、サンタ。セッテ。この状況は確かに危険だが・・・チャンスでもあるのではないかと姉は思う」

チャンス。その言葉に、セッテは少しだけ目を細めて、

「無力化フィールドの正体がチンクの推理通りのものであったならば、敵性グループは影響下から逃れるための結界を張っている筈。恐らくは、全員が一塊になって。
――― そこを叩け。ということですね?」
「その通りだ。こんな馬鹿げた通信強度の念話をこれだけ広域に広めておいて、敵味方の選別ができるとは思えない・・・恐らく、現状では敵も身動きが取れていない筈だ。
頃合いを見計らって、こちらが混乱している隙を突く・・・そんな腹積もりだろう。攻撃してくるならまだ良いが、撤退だけは許すわけにはいかん」

サンタは、抗弁しようと目を光らせかけたが・・・結局、何も言えなかった
チンクの言う通りだ。例えば市街地のど真ん中でこんな事態の発生を許せば、どれほどの被害が出るか・・・叩くならば、今しかない

「ディエチ達のことは良い、心配するな。こんな状態であっても自分の身くらいは守れる。
セッテ、サンタ、私の三人でこの“念話”の元を叩くぞ。局員の救助を優先せよという指令だったが・・・そんな悠長な状況では無いらしい」
「良いのですか?」
「姉が許す」

セッテの問い掛けに、チンクは力強く頷いた。そんな姉妹のやりとりを眺めながら、サンタは逡巡するが・・・

(・・・俺のAMFが無くなっても・・・本当に大丈夫でしょうか?)

そう、今は彼がAMFを全開出力で展開しているのだ。幾分マシ、という程度の違いでしかないらしいが・・・それでも、苦しみを和らげることができるのなら、そちらを選びたい
彼の眼差しはそんな風に訴えているが、チンクは首を横に振った

「サンタ。お前の気持ちは尊いが、お前が居てくれていても、いずれは耐えきれなくなるだろう。それくらいなら1秒でも早くこの念話の元を叩くべきでは無いか?」
(・・・)
「それが、妹達を助ける最良の方策だろう。オットーにISで結界を張ってもらうこともできるが・・・この状況で、レイストームが暴発すれば全滅は必死だからな」

己も苦しい筈だが、気丈な笑みを浮かべてみせるチンクに、サンタは決心した。勿論残していくのは心配だし不安だが、ならばせめて・・・1秒たりとも無駄にはしない。できない
返答もそこそこにサンタは浮遊機構を作動、チンクの小さな尻を頭の上に乗せると十分な高度まで浮かび上がる。セッテも、彼に続いて飛び上がる
地べたで震えている妹達に心配げな一瞥を送ると、迷いを振り切るように一人と一機は飛翔した
70326-111:2008/04/11(金) 07:10:00 ID:NNyo/4O8
とりあえず、ここまでです
久しぶりにSSを書いたら、使用レス数が41レスにも昇ってしまったので・・・
残り分は、IDが変わった頃にお届けします。この分ですと、次スレになるでしょうかね?

残りを投下し終えたら、保管業に復帰予定です

それでは、スレ汚し失礼しました
704名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 07:46:59 ID:1gkkl8Vq
>>703
GJです。本当に久しぶりの投下で非常に楽しく読ませてもらいました!!
ナンバーズは本当に楽しそうですね。
705名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 09:03:55 ID:lEfPndRM
>>703
これは良いナンバーズ、GJ!!
司書業にも復帰とのこと、いつも本当にご苦労様です、頭が下がりますm(_ _)m
では続きwktkで待ってます!
706名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 11:59:20 ID:r+n6EHwB
保管業乙であります!こういう地味だが大変な仕事をやってくれる方には感謝だな。

そのうちユーノ×なのはを落としてやんよ。
707名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 12:32:05 ID:RRwj/ADn
GJです!

いいですねナンバーズ〜
お持ち帰りしたい
708名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 12:54:34 ID:JhttZRxG
>>703
GJです!!
久々の投下で嬉しさMAXです!!!
ナンバーズ姉妹&ギン姉&サンタの組み合わせは最高!!!
続きが早く読みたいです!!!
709名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 13:03:15 ID:Yk4Pd6lI
>>708
GJです。なんだろう……セッテがとても愛おしいよ。
710名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 13:04:05 ID:Yk4Pd6lI
すみません! アンカーミス! >>703でした!
711名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 13:12:35 ID:0Fpl108d
>>677
GJ!
712名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 14:45:55 ID:FGepTWcr
>サンタは浮遊機構を作動、チンクの小さな尻を頭の上に乗せると十分な高度まで浮かび上がる。
この一文に嫉妬したのは俺だけではないはず。
サンタ、変わってくれぇっ!
713名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 14:57:10 ID:9ddnEyaR
>>703
貴方の書かれるナンバーズは本当に生き生きとしてらっしゃる。
GJ!!
714名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 17:54:18 ID:Jvi89m1X
ここのエロSSはライトな感じがいい
近々出る○イ○○ンのなのはのエロ同人はなぁ……サンプルからして受け付けない
715名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:05:42 ID:g7wHOTy6
何がライトだよw
エロなら陵辱だ触手だろ
716名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:27:05 ID:uqaoWOGe
>>714
お前さん‥‥246氏の投下したキャロ触手姦を見てないのか?
717バンパー:2008/04/11(金) 18:45:11 ID:USFKSFYi

唐突なんですけど、エロのアイディアが浮かびました。
なのはと一夜を共にしたユーノだが、胸愛撫が気に入らないと言われる。
はやての乳揉みを体験したなのはにとって、余り気持ち良くなれなかった。
それで怒りに燃えたユーノは、後日はやてを押し倒すが、実ははやては本人が一番胸が弱かった。
気付いたユーノははやての乳房を揉む揉む揉む揉む更に揉む!

「あ、あかん! 私……また! またオッパイでイってまう! あんっ……あ、ああああああっ!!」

620さんの「はやても実は脱いだらそれなりに乳でかい」発言で思いつきました。
まあ、巨乳好きの俺が思いついたものですから、気に入ってくださるかどうかは分かりません。
基本的に一にシグナム、二にフェイト、三.四がすずかで、五にシャマルですw
ただ、規制とか事情が重なって、書けそうにない……
誰か書いてくれるなら嬉しいです。
718名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:01:19 ID:k2EyEf4g
>>714
いや陵辱で殺人予告すらでたことあるんだが…最近来た香具師か?
ま、まずsageよう。それと同人の話は板違いだぜ。
719名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:03:13 ID:+eqtQ9Vh
>>714
保管庫の作品群を見てから言ってくれw
BL、触手、フタナリ、レズ、レイプ、などのどう考えてもアブノーマルから
砂糖を過剰摂取確定なラブラブノーマルエロまで幅広く揃ってるのが分かるはずだ
ついでに、ストーリー重視の感動巨編やヒーローテイスト溢れる熱血物、胃が痛くなる愛憎劇と
粒揃いだ。どう考えてもエロパロの域を超える素晴らしい作品群が君を待っている 
720名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:34:06 ID:T5pnqK4Z
あらゆる物があるカオススレだな。
721名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:36:54 ID:uqaoWOGe
エロパロなのに非エロ作品がかなりの数あるしな。

それもかなりの良作傑作が群雄割拠してるから困ったもんだ。
722名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:42:44 ID:YGFU6Ovv
殺人予告喰らう位の陵辱モノ書きてぇなぁ
723名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:25:56 ID:ytmUTjsA
俺は『エロいよ』的なレスが一個でももらえればお腹いっぱいです
笑った、楽しかったみたいなレスはそこそこあるんだが『実用した』みたいな
ものはついぞもらった事がない・・・いや、GJの二文字だけでも十分
嬉しいんだけどね。

724名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:36:30 ID:X3AH7r6s
質問なんだがヴァイス×ティアナまたはヴァイス×アルトの同人誌(18禁)
ってだれか知らない?ヴァイス×シグナムはあるんだけど。
725名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:41:30 ID:NvygOYHy
>>724
知る中では無いなぁ

だから作るんですけどね
726名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:41:34 ID:KZFCZJqT
>>724
確かある…
ヘリが鬼畜なやつなら……
727名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:42:45 ID:8Rn089uw
>>724
ヴァイスとティアナの絡みさえあれば、どんなシチュでもいいのか?
だったら1つ心当たりがあるが。
728名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:44:04 ID:8Rn089uw
あー……
>>726氏の心当たりと同じ奴な気がする……
729名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:50:07 ID:KZFCZJqT
>>728
サークル名忘れたが…
ユーノが爽やか鬼畜なやつwwwwww
730名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:52:04 ID:X3AH7r6s
あ〜確かに一つあった。ヴァイス×ティアナ×なのは×エキストラだったかな。
なにげにユーノが裏で糸引いてた。
731名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 20:52:12 ID:AGH39hIQ
同人誌なんて関係ねぇ!愛があればなんでも出来る!それがカオスってやつだろ!?
732名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:11:16 ID:InsMq0K3
殺人予告なんて出てたのか……どの作品?
733名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:11:59 ID:bi8nVJz8
>>677
GJ!!
ラブラブのエリフェイはたまらなくいいです!
あ〜んはもっといいです。
そしてあまりの甘さにニヤニヤが止まりませんですたw

久しぶりにエリルーも見てみたいのですがいかがでしょうか?
アリシアが生まれた後、娘が寝た後に搾乳プレイにいそしむ二人とか・・・・
734名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:16:41 ID:YGFU6Ovv
>>651
アメリカは十九世紀後半には既に世界第一位の工業生産を実現していましたが、第一
次世界大戦によってイギリス・ドイツを大きく引き離し、さらにその後、トーズ案によ
ってドイツを支援したのですが、その資金は最終的に賠償金としてイギリス・フランス・
イタリア・ベルギーら西欧諸国に渡り、総額132億ドルに及ぶ対米債務の返済費用に充て
られました。これ以降、世界経済の中心はイギリスからアメリカに移ることとなり、大
戦前には債務国でさえあったアメリカは、一躍最大の債権国となり、今でこそ流石に陰り
が見えますが、当時はそれこそ空前の繁栄を享受することになったのです。
735名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:17:21 ID:YGFU6Ovv
誤爆
736名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:36:08 ID:iy3trAUv
どこの住人だよw

sage方が分からん、誰か教えて下さい
737名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:39:50 ID:bug+/hTu
メール欄にsageと入れなさい
738名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:41:20 ID:7O26Zw22
>>730
ゆずぽんだな
739名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:49:14 ID:Ruyi6tLJ
>>723
まあ、なかなか書き込みずらくてw
740B・A:2008/04/11(金) 22:07:39 ID:FGepTWcr
>>733
考えてないわけじゃないんですけど、あの2人で何か書こうとするといつも思い浮かぶのは「リリカルなのは? 魔法少女? なにそれ食べれるの?」的な
長編活劇ばかりですよ。けど、一回は書いておきたいんですよねぇ。あっちのエリオは10年もお預け食らっていたんでベッドの上では真性エロオ・揉んでやるという裏設定がありまして。
ちょい頑張ってみます。
741ザ・シガー:2008/04/11(金) 22:23:38 ID:uqaoWOGe
35分くらいに投下します。
「烈火の将は〜」の分岐エンド1です。

今回は相当に暴走しちまいまして、かなりのスーパーnice boat展開になってしまいました。
血がキライな人は見ない方が吉。
742ザ・シガー:2008/04/11(金) 22:34:54 ID:uqaoWOGe
んじゃ、そろそろ投下します。

「烈火の将は狙撃手がお好き」の第十話、エンドルートの1です。
今回はかなりエグイ話です、主に流血・殺人・死体・発狂、などの鬱要素を含みますのでご注意を。
743烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/11(金) 22:37:00 ID:uqaoWOGe
烈火の将は狙撃手がお好き10 分岐の一 鮮血の終焉


遥か昔、ある剣客がこんな事を言った。
“心という器は、ひとたびヒビが入れば二度とは元に戻らぬ”と。

それは気高き将とて変わらず、烈火より熱き憎悪の豪炎は容易く彼女の心を焼き尽くす。
後には血の惨劇のみが残り、酸鼻なる鮮血の芳香を濃密に漂わせていた。





部屋に入った瞬間にフェイトは壮絶な吐き気に襲われた。
その場は外気に触れた内蔵から発せられる耐え難いほどの悪臭と、今まで見てきたどんな事件現場よりも赤い朱が支配している。
染める朱の根源は言うまでも無く生命の赤、血液の持つ鮮紅である。
時間経過によってドス黒さを出し始めてはいたが、未だ目に鮮やかに映る赤色は否応無く不快感を誘う。
フェイトは必死に吐き気を堪えて部屋の中に足を進める。

そうすると、そこにはかつて“人であったモノ”が鎮座していた。

うず高く盛られた肉片の山、あるいは切り裂かれあるいは力任せに引き千切られ、皮も肉も骨も内蔵も脳髄も滅茶苦茶にされている。
凶器であるカッターナイフが無造作に転がっているがミキサーにかけたとて、ここまで人体を破壊し尽くす事は叶うまい。
制服の残骸に残されたIDカードとオレンジの髪がなければソレがティアナであったとはすぐには分からなかっただろう。

さながら魔獣の捕食の如き惨殺の痕跡、フェイトは堪え難い吐き気と共に深い悲しみの涙を流す。
だが“これは執務官である自分の義務”だと自身に言い聞かせて必死に感情の昂ぶりを抑えながら、もう一つの遺体に目を向ける。
それはティアナであった残骸より、少しばかり距離をおいた場所にあった。
服が血に濡れている以外は争った形跡も無く、殺人現場に残された遺体にしては綺麗なものだ。
傷の無い綺麗な骸(むくろ)、ただ一点‥‥

首が無い事を除いては。





轟々と嵐のように雨が降り風が吹く、まるで彼女の血の痕跡を消す為かと思える程に激しく。
かつて烈火の将と呼ばれた女は傘もささずに、その激しい風雨の中を歩いている。
手には一つのバッグを抱えている、両手で以ってまるで宝物でも扱うかのように大事に抱きかかえていた。
その目は生気を失い正気の光に欠き、艶やかだった髪はたった数日で目も当てられぬ程に痛んでいる。
屍のように蒼白な顔色と相まって、その姿はさながら幽鬼に見える。
彼女の名はシグナム、数日前まで機動六課にその身を置いた気高きベルカの騎士であった女。
シグナムはフラフラとした足取りで、当てどなく歩き続ける。

その時、突如として閃光が走りシグナムの周囲に魔法陣が展開。
円形をしたミッドチルダ式魔法陣から射出された無数のバインドがシグナムの手足に絡みついて拘束する。
744烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/11(金) 22:37:48 ID:uqaoWOGe
瞬時にして万力の如き力で縛り上げて、古きベルカの騎士を捕縛した。

そうすれば、身を隠して待ち伏せを成功させた管理局武装局員の一個中隊が現われる。
彼らは各々の手にデバイスを構え射撃魔法を即発射可能な状態でシグナムの脳天に狙いを定めている、必要とあらばすぐにでも射殺できる容易を整えているのだ。


「シグナム二尉、あなたを殺人と死体遺棄の容疑で逮捕します」


隊長と思われる壮年の武装局員が歩み出て、シグナムに勧告する。
四肢をバインドで拘束されたシグナムは成す術も無く縛られたままだ。
完全なる捕獲、もはやこれを逃れる術など常人ならば有り得ぬ話だろう。
だがバインドの拘束により彼女の手からバッグが落ちた時、場の空気が変わった。


「ああ! ヴァイス!! ヴァイスウゥゥ!!!」


落ちた“ソレ”にシグナムは叫びながら縛られた手を伸ばそうともがいた。
ゴロリ、そんな音と共にバッグからボールのようなモノが転がり落ちる。

夥しい腐臭を撒き散らしながら落下した腐肉の塊、それは数日前に死亡した被害者の一人ヴァイス・グランセニックの頭部に他ならない。
腐った肉と皮が爛れて蛆が湧き、腐汁が垂れ流され、死によって光を失った濁った目は一度見れば一生の悪夢になるだろう。
死人と目の合った武装局員の一人は吐き気を堪え切れずに思わずその場に吐物を撒き散らした。

武装隊の隊長である男は、背筋に走る恐怖を堪えながら死者の一部に手を伸ばした。


「これは‥‥酷いな‥」


思わず呻きのような声を漏らしながら、彼は屍の目蓋を下ろしてやった。
だが死者への憐憫によって行ったこの行為が彼の命を劇的に縮める事となる。
彼は触れてはならぬ鬼の逆鱗へと指をかけたのだ。


「‥るな‥」
「え? 何を言って‥」


聞き取れぬ程の声量のシグナムの呟きに、疑問の言葉が口を出る。
次の瞬間、空気を引き裂くような絶叫が木霊した。


「私のヴァイスに触るなああああぁぁぁっ!!!!!!」


鬼は叫びと共に魔力を爆発的に上昇させ、四肢を拘束するバインドの術式を破壊。
飛行魔法を即時行使して一番近くにいた武装局員に接近する。
瞳は闇より暗き憎悪の炎に燃えており、その鬼気迫る殺気に武装局員は指一つ動かす事も叶わない。
美しくすらあるシグナムの白い犬歯が喉笛に喰らい付き、さながら肉食獣の如く食い千切って鮮血の飛沫を宙に描く。
首の肉を瞬時に失った男は刹那の間に絶命、周囲の武装局員は彼の身体が地に落ちた時になってようやく反撃を始めた。


「くそっ! 撃て撃てえぇぇっ!!」
「相手は丸腰だ、早く仕留めろっ!!」


怒号と共に放たれる射撃魔法の閃光、風雨と混じった光の筋はある種の芸術性すら帯びている。
745烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/11(金) 22:38:46 ID:uqaoWOGe
丸腰の女一人にデバイスで武装した武装局員の部隊との戦い、それも相手はさながら獣染みた狂気に墜ちた狂女である。
言うまでも無く有利不利の差は明白であり、戦いは瞬時に終わるのが普通だろう。

だがここに幾つか想定外の事実がある。
まず一つ、彼女は数百年の永き時を闘争の中に生きた歴戦のベルカの騎士でありどれだけ思考を狂わせようとも本能にまで刻んだ技は消えない。
二つ目、この程度の数的優位は高位のベルカの騎士を相手になんら有利足らないという事。

そして三つ目、これが最も大きい要素である。
シグナムの愛剣であるアームドデバイス、炎の魔剣レヴァンティンは確かに機動六課に残されていた、だがしかし‥‥‥‥

彼女の持つ刃は一つではなかった。



「ぎゃんっ!」


素っ頓狂でさえある程の断末魔の叫びが一人の武装局員の口から漏れる。
その絶叫が響き渡った時には男の頭は幾重に刻まれ、脳漿と墳血を撒き散らしながら地に落ちた。

雨に濡れる緋色の髪を揺らした鬼は、その手に一振りの刃を携えていた。
緩やかな曲線を持つ刀身は常人の想像もつかぬ切れ味を誇り、青く美しい刃紋はもはや芸術の域にある。
シグナムが用いた得物は俗に刀と呼ばれる刀剣、意思など持たぬただのストレージデバイス。
それはレヴァンティンに比べれば、内部に集積された魔法術式は皆無に近く、カートリッジも使えず変形機構も無い物だったが“ある一点”においては、かの魔剣を遥かに凌ぐ妖刀であった。

シグナムは息つく間もなく、即座に次の獲物に狙いを定めて飛び掛る。
飛行魔法の行使と超人的な脚力と共に行われた高速移動は一切の反撃を許さず、標的となった局員との距離を詰めた。
だが武装局員とて木石ではない、反射的に防御障壁を展開して守りを固める。
彼はそれなりに高位の魔道師であったのか、その障壁は固かった。
レヴァンティンとて簡単に攻め抜けないだろう、だがこの妖刀ならば。


「ぎゃああぁぁっ!!!」


再び絶叫、木霊する死の残響と共に男の身体が防御障壁もバリアジャケットも肉も骨も内蔵も構わず胴から横に両断される。
その手応え、まるで研ぎ澄まされたカミソリが柔い紙でも切るかの如し。
妖刀の持つ唯一にして最大最強の能力、それは悪魔的に鋭き刃のもたらす“切れ味”に他ならなかった。
746烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/11(金) 22:41:24 ID:uqaoWOGe
その威力、もし相対したならば例え高町なのはの防御ですらも断ち切るであろう。

狂気の中に墜ちた魔剣士に悪魔染みている程の鋭き刃、もはや武装局員部隊に抵抗する意味など無い。
彼らの運命は既に死神の鎌の届く距離にあるのだ。


「うわああぁぁっ!! 来るなっ!! 来るなあああぁぁっ!!!」


武装局員は眼前に迫る死の恐怖に恐慌し、血が出るほど叫びながら射撃魔法を撃ち出す。
防御障壁を多重展開し、バインドを配置し、陣形を組んでデバイスを構えて迎撃する。
普通ならば相手がどれだけ強くとも立ち向かえる状況だろう、だが今回は相手が悪すぎた。

鬼は人知を超えんばかりの速度で接近しながら、凄絶なる回避によって射撃魔法の嵐を掻い潜る。
魔神の加護でも受けているのかそれとも血肉に刻んだ戦いの本能の成せる業なのか、射撃魔法の迎撃はかすりもしない。

そしてまず一人目、斬られた首が酒瓶のコルクのように勢い良く飛ぶ。
二人目、逆袈裟掛けに胴を斬り上げられ苦悶の表情のまま斬り殺される。
三人目、奇跡的に斬撃を回避したが鞘による返しの打撃に脇腹から内蔵を破壊され、次の瞬間には頭を割られた。
四人目、防御障壁を展開して神に祈るが身体を縦に両断される。
五人目、果敢にも自ら突っ込み攻撃するが‥‥

狂気の鬼が振るう刃の阿鼻叫喚の地獄絵図。
天より降る豪雨と風雷に鮮血の飛沫が混じり、凄惨なる斬殺魔宴を飾り立てる。
そして幾許も無き間に狂鬼の宴は幕を下ろした。

最後の一人を三枚に下ろして、遂に斬る相手がいなくなったのだ。
シグナムは先の戦いが嘘のようにゆっくりと周囲を見渡し、もはや動いている者は己一人だという事をじっくりと認識する。

虚ろな眼に血の気を失った蒼白の顔、雨に濡れた緋色の髪、そして返り血に染まった五体に同じく血濡れの刃の妖しい輝き。
あまりに背徳的で狂い歪んだ姿、もはやそれは至高の絵画であるような凄絶なる魔性の美しさを持っていた。

賞賛する者無き美しき鬼女は手のデバイスを待機状態に戻すと、地に落ちた“恋人”に近付いて行く。


「ああ‥‥ヴァイス‥大丈夫か?」


蛆の湧く死人の頭部を持ち上げると、心の底から愛おしそうに手で撫でながら頬ずりすると、変色した唇にそっと口付ける。
747烈火の将は狙撃手がお好き:2008/04/11(金) 22:43:06 ID:uqaoWOGe
腐った皮も肉もまるで気にしない、彼女にとってソレはこの世の何より愛すべき恋人なのだ。


「もう離さない‥‥私達はずっと一緒だ‥ずっとずっと‥」


シグナムはまるで呪詛のように呟きながら腐る屍を抱き寄せて狂った暗き笑みを浮かべる。
そしてヴァイスの首を再びバッグに入れると、服に付いた血も気にせずに歩き出す。
脳裏にはかつての彼との甘い記憶と妄想が入り混じり、狂気をさらに深く深く淀ませていく。


生まれて初めての恋と愛に筆舌に尽くし難い悦びと幸せを得た将の心は、狂った姦計によって壊れ果てた。
もはや彼女が昔日の凛然たる姿を取り戻す事は永遠に無いだろう。

だが彼女はこれで幸福になったのかもしれない、少なくともこれで彼と引き離される事は無くなったのだから。

終幕。
748ザ・シガー:2008/04/11(金) 22:48:35 ID:uqaoWOGe
投下終了です。
正直言って書いてて楽しくてしかたなかった。
やはり、狂い咲いてこそ花は美しい。

まあ次は普通にノーマルエンドで幸せにしたい、あとエロ。
やっぱオッパイが無いとな、オッパイ。

ちなみに最初のセリフは某残酷時代劇漫画の好きなセリフからです。
749名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:52:26 ID:ZM/18+25

「ストーリーのある」鬱好きの身としては嬉しい限りです。
はやて&ヴィータ登場をちょい期待しましたが、それでもGJ!
別ルート楽しみにしてます。
750名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:57:24 ID:3XUswiK3
GJです!
これをアニメか漫画で見ることになったらスクイズなんて目じゃねぇなw
751名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:59:38 ID:lEfPndRM
いやああああああああああああああ!!!!
姐さんが!姐さんがぁっ!!!nice boatにいいいい!!!

GJでした!ノーマルエンド楽しみに待ってます!
752名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:01:16 ID:HNNazc5X
ちょw
シグルイかよ

まあ、三重も結構なヤンデレでしたが
753名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:04:41 ID:iaXh2XMH
niceな船が…nice な boatがぁぁあ!
ッアーーーー!!

GJっした。
姐さん可愛いよシグナム
754名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:07:40 ID:ZCcgFVow
GJ…

この後ACfA虐殺ルートみたいに精鋭部隊が討伐にやってくるんですね
755名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:08:23 ID:YGFU6Ovv
ティアナの凄惨な死体を見たいと思ったのリョナラーは俺だけじゃないはず
756名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:12:03 ID:GO3YUjjZ
あれ?俺レス書いたかな?

ところで、黒幕のヤツに神罰が下るのはいつですか?
757ザ・シガー:2008/04/11(金) 23:17:34 ID:uqaoWOGe
>>756
あの色ボケメガネ野郎の事ですか? 安心してください、無論仕置きますよ。
758名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:18:08 ID:Eh7u5w/p
GJ!!です。
シグナム姉さんいいですねwこれぞ究極の愛の形ッ!!プレシア系LOVEwww
そして、散るならアカギ的に散ってくれ、グリフィスw
759名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:22:35 ID:FGepTWcr
今から香典の準備をしておこう。
760名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:47:32 ID:C8jHQSTF
「なのは、谷間が出来てるんじゃない?」

「うん、そうなの!まだまだ成長期みたい」
「ちょっと待って、わたしも今日は谷間あんねんで!」
話に加わってきたのははやて。見せつける様に必死によせているが、いかんせんアリサやすずかに比べると貧相なボディをしている。

なのはとはやての胸は、薄い。
谷間といっても本当に僅かなものであるが、二人には大切で貴重なのだろう。
フェイトも小さいが、はやて曰く「ええ乳の形してるからいいやん」と一蹴された。


「ああ、大きくならんかな。これじゃパイズリ出来んわぁ」
自分の胸を揉みながら、はやてはしみじみと爆弾発言を投下した。

「そうだよ、試してみたけど出来なかったの!多分シグナムさんくらいじゃないと出来ないよ」
「やっぱりそうなん?!ってか何やってんの、なのはちゃん!」
「にゃはは、少し試してみたくって」
女の子特有というか、昼間から語る話ではないことをなのはとはやては着替えながら語る。

「パイズリって何?」
フェイトが話に乱入する。流石フェイト。ガチユリ少女が男女の営みについて知ってる訳が無かった。


「え、フェイトちゃん知らない?アレだよ。男の人の棒を胸に挟んでしごくの。結構気持ちいいらしいよ。」
真面目に答えるなのは。ちなみに実践した相手はフェイトのお兄ちゃんだ。



「何それ!汚いじゃないか。おしっことか出る場所に口なんてつけられる訳ないよ!」
「でも私らもその場所舐めてもらうねんで?お相子やん」
やれやれ、と言う様にはやては話す。ちなみにはやての相手はヴェロッサ。


「え、無理。汚いし臭いよ、何でそんな事出来るの?てかなのはそんなことしてるの。してないよね、少コミで読んだことがあるだけだよねだってなのはは私の」

「ま、まぁ愛があれば出来るで!フェイトちゃんも早くいい人見つかるといいな」
「いらない、出来ても絶対しないからっ!」

「・・・と言うよりあんたら昼間ッからなんて会話してんのよ!!このオバカたちー!!!」
「アリサちゃん落ち着いて〜。これで終わりね、3人とも!夜にまた話ししようね」

昔のことを思い出す。まだほんの学生だったあの頃。いつでも仲良し5人組でいた青春時代。
あの時は、男の人のおちんちんを舐める自分が想像できなかった。
あの時、はやてが言っていた愛があれば何でも出来るの意味がわからなかった。でも、今は。今ならわかる。

この人をもっと気持ち良くしてあげたい。イく時の可愛い声と顔が見たい。
そう思うと、いてもたってもいられず、フェイトはでかくなった胸でパイズリをしながらしゃぶり続けるのであった。

「ああ・・・フェイトさん、で・る・・・アッー!!」どぴゅっ。

終わり
761名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:51:46 ID:C8jHQSTF
読みにくいく舞台背景は見えない、な話ですみません。

中学時代の体育が終わって制服に着替えてるところを妄想してみてください。
76226-111:2008/04/12(土) 00:09:24 ID:FwOIf/Wf
夜も更けて参りました
今朝投下した「機械の心・機人の心U」の続きを投下したいと思います

が、テキスト容量で40kbほど。現在のスレ容量は448kb

次スレを立ててから投下しようと思っていましたが、スレ立てできませんでした
どなたかお願いできませんか?立ったら、いってみようと思います
763野狗:2008/04/12(土) 00:12:28 ID:MMd9E+I/
新参者ですが、やってみます。
特に変更点はないですよね?
76426-111:2008/04/12(土) 00:14:57 ID:FwOIf/Wf
タイトルの通し番号以外は
次で66スレを数えますか・・・
765野狗:2008/04/12(土) 00:18:41 ID:MMd9E+I/
766名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:21:53 ID:DuutrWSr
スレ立て乙
76726-111:2008/04/12(土) 00:22:03 ID:FwOIf/Wf
野狗氏に満腔の感謝を、後顧の憂い無く投下させていただきます

>>702の続きです
・ISの扱いに関してかなり妄想が混じっています
・容量削減の為、sageずに行きます。ご了承ください

では、投下を開始します
768機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:22:43 ID:FwOIf/Wf
理由もなく、胸中に滑り込んでくる不可解な“恐怖”という感情・・・それに苛まれ、頭の上に乗せたチンクの身体は小さく震えているのを感じ取ったサンタは、
彼女を気遣うように目をピカピカさせ質問信号を飛ばす

(チンクさん・・・本当に、大丈夫ですか?)
「無論だ、姉はこの程度でへこたれはしないぞ・・・それより、急ぐんだ。姉はともかく、妹達の事は長く放っておけない」
(・・・了解しました!)

胸の裡でじわじわと鎌首をもたげる“恐れ”に抗いながら、彼女は不敵な笑みでサンタに応えた・・・心が喰い潰される感覚に、冷や汗が背中を流れ落ちていたけれど
彼は、不安を口にするのを諦めて、チンクの身体が滑り落ちないようにアームで支えてやった。彼は空気が読めるロボである

可能な限りの最高速で飛翔しながら、チンクを頭に乗せたサンタとセッテは、敵グループが立て籠もっているとされる廃ビルを目指す
眼下に広がる廃墟の間に、武装隊のバリアジャケットを纏った人影がちらほらと見受けられたが・・・今は彼らを助けている暇など無い
正直に言えば、助けようという考えさえ浮かんでこなかった

「サンタ、魔力の反応はありますか?」
(ビルの中央階付近に反応があります。結構大きい・・・それ一つきりですね。急がないと・・・)
「・・・了解。位置情報を確認、突撃します」
「な、ちょっと待てセッテ!一人で突っ

高速戦特化型のトーレに次ぐ空戦機動力を持つセッテである。サンタを追い抜く格好で更に加速し、チンクの制止には耳を貸さず、一散に突撃していった
もしもこれが、実戦隊長でもある姉だったならば、一年ぶりの“戦闘行動”に何か感慨の一つも抱いたかもしれないが、生憎セッテはそういう性格ではない
常の、仮面じみた無表情を僅かに厳しく引き締めると、彼女は両手に握り締めた固有兵装:ブーメランブレードを握り直し、サンタが観測した魔力反応目掛けて投擲した
左手から投じられた湾曲した形のブレードは、高速回転しながら飛翔する

「・・・IS:スローターアームズ」

そして、セッテの呟きを受けて、意志が宿ったかの様にブレードは加速する
ブレードの縁で空気を斬り裂きながら音よりも速く飛翔し、力学を無視した軌跡を描いてガラスが砕け落ちた廃ビルの窓から室内へと飛び込んで行った
数瞬後、コンクリート色の噴煙が窓から噴き上がった。セッテは間髪入れずその窓から侵入する

“恐怖”に囚われた姉妹達の姿からは想像も付かないほどに、彼女には恐れも怯みも一切見受けられない
頼もしくはあるが、一人にしておくわけにはいかない・・・チンクとサンタは懸命に後を追う
769機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:23:15 ID:FwOIf/Wf
室内に侵入したセッテは、立ち籠める粉塵越しに結界の中で顔を引き攣らせている十数名の集団を見つけた
先に投擲し、室内へと飛び込んでいたブーメランブレードはコンクリート製の壁をぶち抜いて隣室の壁に刀身を食い込ませている

「・・・」

無言のままセッテは動く。運の悪い奴らだった、としか言いようがない
本来ならば、勧告の一つも宣言してから鎮圧行動に移るのが、局員としての“作法”なのだが、勿論、今日が初出撃のセッテはそんな事は知らない

「敵集団を捕捉。制圧開始」

一方的な宣言と共に、セッテは右手のブーメランブレードを投じた
結界の中で顔を引き攣らせてた連中は、どこかせせら笑うような顔を見せた。恐らく、結界の強度には自信があったのだろう。運が悪かったとしか慰めようがない
投擲されたブレードは一直線に結界に向けて飛び、結界を形作る魔力障壁にぶち当たり、あっさりと砕き散らした

セッテのブーメランブレードは、ただの投擲武器ではない。スカリエッティ作の固有兵装に何の仕掛けも無い筈がないといえば納得していただけるだろう
バリアブレイクに特化した彼女のブレードは、触れた魔力障壁を問答無用で叩き割る機能を備えている。それが例え、施設規模の爆発に耐えうる強度の結界であろうとも例外は無い

「・・・戻れ」

破れる筈がないと高を括っていた連中は、いとも容易く結界を破られたという事実に悲鳴を上げた。そんな連中を尻目に、彼女はISを発動
隣室の壁に突き立っていたブレードを手中に転送する

正直に言えば、セッテはこんな風に狭い場所で戦うのは苦手である。こうした閉所環境での近接戦闘が得意なのはノーヴェの方だ
スローターアームズの軌道制御にも限度がある為、ブーメランブレードの投擲はいちいち壁に阻まれる
彼女の長所の一つでもある空戦機動力も、こんな場所では存分にその力を発揮できない。“得物”と、“足”を封じられた状況だ

とはいえ、浮き足だったアマチュアテロリスト風情に負ける気はしない

焦りの色が濃いのは、結界が破られた以上彼らも“念話”の影響を受ける為だろうか。顔を引き攣らせて違法改造品と思しきデバイスを向けてきた
生成されたスフィアに籠められている魔力量から察するところ、素人にしてはなかなかの練度。と言えそうだ。当たれば「痛い」では済まないだろう
そんなスフィアが数十発。一斉に魔力弾となってセッテの長身に向かって放たれた
770機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:23:48 ID:FwOIf/Wf
殺傷設定・手加減無し。清々しいほどに分かりやすい殺意に満ちた攻撃を目前にして、セッテは毫も怯まず、地面に這い蹲るように身を低く沈み込ませると、四肢を使って右に飛んだ
90°傾いた視界の中、猛禽の様な眼差しで敵集団を見やりブレードを投擲。肘から先だけを振って、軽い力で投げ放たれたブレードだが、

「スローターアームズ」

彼女の呟きと共に、逃げ出すように加速した。息を呑んだ男達数人がブーメランブレードの直撃を受けて大きく吹き飛ばされる
本来ならば上半身と下半身がお別れしていてもおかしくはないのだが、吹き飛ばされた数名は全員五体満足で、衝撃に意識を失ったか、或いは苦悶の呻きを上げている
命が有るのは出撃前に、「なるべく生け捕りにする」とディエチが言っていたから、というだけの理由である・・・そんな幸運を感謝するつもりは無いだろうが

床面スレスレを横っ飛びの格好で滞空しながら、セッテはコンクリート製の床に拳を叩き付けた
ただの人間が同じ真似をしたら間違いなく拳を潰していただろうが、生憎彼女は機人である。床を殴った反動で更に跳躍
90°傾いていた視界が更に90°傾いた。直立している男達を天地逆さまの格好で睨み付けながら、セッテは左手のブレードを投擲
ISによって加速、軌道を補正しながら飛翔するブレードを追い掛けるように、セッテは天井を蹴って男達に肉迫する
トーレ仕込み+ノーヴェの蓄積データ持ち、という彼女の格闘戦スキルが低かろう筈がない
ブーメランブレードに薙ぎ倒されなかった不幸な男達は、迫り来るセッテの姿に悲鳴を上げながらデバイスを振り回した
抵抗のつもりなのだろうが、セッテはデバイスを振り回す男の手首をあっさり掴み取ると、そのまま引っこ抜くように肩越しに後ろへ投げ捨てる。悲鳴が尾を引いて隣室に飛び込んだ
棒立ちに立ち尽くして、口を半開きにしたまま固まっている間抜け面に掌抵をぶち込み、鼻骨を顔面にめり込ませた
新たな悲鳴が満ち、セッテは掌を汚す赤黒い鼻血もそのままに腕を振り上げた

セッテより遅れることおよそ2分。サンタが窓枠をぶち抜いて転がり込んできた時には、セッテは獅子奮迅の大活躍を終えた所だった
当たり前のことだが、彼女は無傷で、その足下には十数名の無惨な亡骸が・・・いや、死んではいないか。とはいえ、亡骸一歩手前の男達が転がっていた

「セッテさん。無事だな・・・だが、あぁ・・・」
「?」

セッテの姿と、彼女の足下を確かめて、チンクは額に手を当てると頭痛を堪えるような顔で首を振った

「・・・本来、こうした捕り物の前には、仮の身分とは言え局員であるという事を示す為に口上を述べる必要があるんだが・・・」
「そうだったのですか」
(ま、まぁ、ブリーフィングの時に説明しなかった俺のミスですし、今回は緊急でしたしね)
「殺傷許可さえ下りておいた作戦です。問答無用の奇襲であっても問題は無かったと判断しますが」
771機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:24:20 ID:FwOIf/Wf
(まぁ、その通りなんですけど・・・それでも、今後は気を付けてください・・・)

正規の管理局員では無いからこそ、管理局のルールを遵守することで“更正”の態度を見せる事も必要なのだが・・・サンタは、こっそりと溜息を廃熱ダクトから吐き出した
短気なノーヴェでさえ、チンクが手綱を取っていなくとも、これほどまでに問答無用の強襲を仕掛けることは無くなってきたというのに

「ともあれ、敵性グループはこれで全員みたいだな」
「人質がいると言う情報は?」
(待ってください、探査します・・・生体反応が上の階に一つだけ、魔力反応無し。恐らく、当たりです。チンクさん、セッテさん、保護に向かってもらえませんか?)
「わかった」「了解」

踵を返して上階に向かう二人の姿を見送って、サンタは床に倒れ伏している男達の惨状に改めて溜息を吐き、残してきたディエチ達に通信を繋いだ
ちなみに、発生機構を備えていない彼の遠隔通信は“声”ではなく“文字”を送るタイプである

(ディエチさん、こちらの制圧は完了しました。もう大丈夫だと思いますが、どうですか?)

敵性目標は完黙。どいつが術者なのか不明だが、姉妹達や局員の心を苛んでいた“恐怖”も掻き消えた筈だ・・・だが、返ってきたディエチの言葉はサンタの予想を裏切っていた

『・・・ぅぁぁ・・・ぁぁっ・・・くぅっ、い、やぁっ・・・』
(ディエチさん?ディエチさん!・・・“念話”が途切れていない・・・?この“念話”の発信元は、この連中の中には居ない・・・?)



上階に上がったチンクとセッテは、埃っぽい床にへたり込んで、嗚咽を上げている5歳くらいの少年を見つけた
薄汚れた衣服にボサボサの髪の毛、棒切れの様な細い手首には手錠が掛けられていて、もう片方の環は柱に沿って伸びるパイプに掛けられていた
周囲に危険が無いことを確かめて、二人は近寄ってゆく。足音に顔を上げた少年の顔がはっきりと恐怖に強張った。いっぱいに瞠られた瞳の端に涙の粒が盛り上がる

「・・・」

セッテは足を止めた。どうやら、この少年は自分の事を怖れているらしい・・・小汚い風体を見れば、彼の人質生活の長さが伺える。無理も無い・・・とは思うものの、
“恐れ知らず”なのがセッテの美点であり、同時に欠点でもある。“恐怖”を知らないが故に、他者の恐怖を取り除く術も知らないのだ
どうしたものか、と思案する彼女だが、チンクは己の心を苛む恐怖を押さえ込むと、にっこりと笑みを浮かべてみせた
772機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:24:55 ID:FwOIf/Wf
「君、心配はいらないぞ。私達は助けに来たんだ」

チンクはにこやかな笑顔を向けて歩み寄って行く。それでも、手錠で繋がれている少年はまだ震えている・・・どうも、彼の視線はセッテに向けられているようだ
振り返ったチンクに視線で訴えられて、セッテは少しだけ渋面を作ると少年の前で跪き、常の無表情のまま告げた

「・・・心配は要りません。あなたを保護する為に来ました。安心してください」
「ぅ、ぅう・・・」

泣き顔は一向に改善されなかった・・・当たり前だ。こんな状況で「安心してくれ」と頼まれて、安心などできるものか
笑顔の一つでも向ければ良いのだろうか?とセッテは悩む。以前、「少しは笑う練習でもしたら?」というドゥーエのアドバイスに従って笑顔を作ってみたことはあるのだが、
それを直視した姉妹達の反応を思い出せばあまり効果的とは思えない・・・彼女自身は確かめていないので何とも言えないが、誰一人笑い飛ばすこともできなかった程の顔である

「・・・あ、あのひと、たちは・・・?」

少年は震えながら、途切れ途切れの言葉を紡ぎ出してそう尋ねてきた。その言葉に、チンクはゆっくりした口調で言い聞かせる

「君を捕まえていた者達は全員、やっつけたぞ。もう、君は自由だ」
「それ、じゃあ・・・ぼくの、やくめは・・・?」
「あなたの、役目?」

こんな少年に、何の役目を与えていたというのだろうか・・・?二人がそれを問い質そうとした時、下の階に居るサンタから通信が入ってきた

(チンクさん、セッテさん、こちらサンタ。状況報告をお願いします)
『あぁ、サンタか。人質と思われる子供を一人保護した。特に問題は無い』
(・・・その子供は、どんな様子ですか?)

サンタの問い掛けを怪訝に思うこともなく、セッテは一度視線を少年に向けると、問い掛けに素直に答えた

『酷く怯えていた様子でしたが、現在は少し落ち着いています。外傷などは軽微です』

セッテの報告に、サンタは沈黙した
773機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:25:27 ID:FwOIf/Wf
しばしの沈黙の間に、彼がどんな考えが巡らせていたのかは知る由もないが、数秒の空白を置いて、サンタは二人に告げた

(了解しました・・・チンクさん、体調の方はどうですか?例の“念話”は?)
『あ?あぁ・・・大分マシだな。多少、残響というか、そんな感じが頭に残るが・・・ほぼ消えたと言って良いだろう』
(・・・確認しました、ディエチさん達も同じような気分だそうです)
『そうか・・・良かった』

ほっとした溜息を吐くチンクである

(本部にも状況を伝えました。昏倒していた局員に関しては、救助隊が派遣されるそうです)
『わかった』セッテ、姉達も戻るとしよう」

そんな言葉で通信を締めくくると、チンクは人質になっていた少年を繋いでいる手錠を外そうとして・・・当然ながら、鍵が掛かっていることに気付いた
魔力錠ならば、術式を逆算して解錠することも可能だが、生憎とこの手錠は近年では珍しいアナクロな手錠である
デトネイターで鎖を爆発させることもできるが、あまりこの少年を刺激したくもない。下の階に戻って、セッテが制圧した男達の中から鍵を探すか・・・と考えるチンクだが、

「チンク、少しどいてください」

そんな呼び掛けと共に、セッテはチンクに代わって少年の前に跪いた。そして、手首を繋いでいる手錠の鎖を握ると、無造作な手付きで鎖を引き千切った
目を丸くしているチンクと少年に首を傾げながら、セッテは彼の薄汚れた、小さな身体を抱き上げてやった

「セッテ・・・お前の腕は、その・・・大丈夫か?」
「問題有りません。チンクこそ、本当に大丈夫なのですか?」

ほんのついさっきまでは紙の様な顔色をしていたチンクだが、今は少しだけ生気が戻ったように見える

「あぁ、随分マシになった。セッテのお陰だな。助かった」
「・・・私は、私の役目をこなしただけです。謝辞を言われるようなことではありません」
「そうかもしれないが・・・礼くらいは言わせてくれ、セッテ」

そんな風に笑い掛けながら、チンクとセッテは下の階を目指して歩き始める
774機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:26:00 ID:FwOIf/Wf
下の階に下りると、サンタが拘束用の簡易デバイスで伸びている連中をふん縛っているところだった
掌くらいの大きさのバックルのよう形をしたデバイスを身体の上に置くと、自動的にリングバインドが発生して対象を拘束するタイプである

(チンクさん、セッテさん、お疲れ様でした。その子供が・・・?)
「あぁ、人質だろう。上の階に繋がれていた」

ごろり、とサンタは転がってセッテに近寄ると、彼女の腕の中に収まっている少年の姿を覗き込んだ
ヒッ、と悲鳴になり損なった喘鳴が彼の唇から漏れたのは・・・まぁ、無理も無かろう。サンタはV型ガジェット・・・球体ボディの直径は2mを越える
カメラアイの位置こそセッテの目線と同じくらいだが、一般的に考えて彼の身体はデカくておっかない巨体なのである
顔を見ただけで怯えられるのは少々心外なのだが・・・ともあれ、サンタは各種センサーで少年の身体を診断した
健康状態は決して良好とは言えないが、致命的ではない。外傷も軽微。緊急性は低い・・・そんな風に考えていたサンタだったが、

(・・・やっぱり・・・)
「どうかしたのか?」

ピカピカで独白を呟くサンタを見上げて、チンクは不思議そうな顔を作った。やはり、とはどういう意味だ・・・?

(チンクさん、セッテさん、その少年・・・彼は、人造魔導師です)

――― 人造魔導師
その言葉に、チンクは息を呑んだ・・・ただの一般人であったならば“救出された人質”で事は済んでいただろうが、人造魔導師となると話は変わってくる

「・・・サンタ、間違いないのか?」
(はい、間違い有りません。リンカーコアの反応に、幾つか人工の物が混じっています・・・それに・・・)
「何だ?」
(彼のリンカーコアは極度に消耗しています・・・例の“念話”の発信源は、恐らくこの少年です)

サンタのピカピカ・・・カメラアイの明滅による有意信号通信を理解できない少年は戸惑うばかりだったが、さっと緊張の色を濃くしたチンクとセッテ、二人の姿に顔を強張らせた
チンクの隻眼には驚きの色が濃いだけだが、セッテの眼差しは明らかに剣呑な輝きを帯びている

「サンタ、確かなのですね?」
775機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:26:31 ID:FwOIf/Wf
(まず、間違いないでしょう。彼は人造魔導師。恐らくは・・・後衛型の失敗作なのでしょうね。例の“念話”も、どちらかと言えば暴走に近い魔力行使だったのだと思われます。
でなければ、普通コアはこれ程に消耗しません。大掛かりな施設で精密な検査をすればもっとはっきりするでしょうけど・・・)
「いえ、それだけわかれば十分です」

セッテは、腕に抱えていた少年の身体を地面に下ろした
へたり込むように地面に座り込んだ少年を無表情に睨み下ろし、セッテはブーメランブレードを両手に構えた
彼女が何をするつもりなのか、チンクはいち早く察して少年とセッテの間に、両手を広げて壁になるように割り込んだ

「待つんだセッテ!まだ、この子供が術者だと確定したわけでは無いだろう!サンタを疑うわけでは無いが・・・だが、ここでお前が手を下して良い理由は無い!」

ブレードを振りかぶる妹を毅然と睨み付けて、チンクはそう言い放つ・・・だが、彼女の顔は不意に苦悶に歪んだ

「う、うぁぁっ・・・あ、あぁっ・・・!!!」

チンクの背後、彼女が庇っている少年が向けられた殺意に、全身をガタガタと震わせながら悲鳴とも嗚咽が入り交じったような、掠れた声を上げ始めたからだ
チンクだけではない。セッテが制圧したテログループの男達、その中で意識がまだあった者達も、同じように苦悶の呻きを漏らし始めた

最早、確定的と言えた
例の“念話”の術者はこの少年だ。彼の能力は、“自分の感情を広域に感染させる”という物なのだろう
テログループが彼に課した役目とは、恐らく「怯えていること」。それだけで、誰もが彼と同じように怯えを抱いて無力化されてしまうからだ

「チンク、もう分かったでしょう。その子供は、危険です。人の姿をした爆弾と言っても過言ではありません」

冷然とした口調でセッテはそう切り捨てた
そう、この能力は危険だ・・・下手をすれば、戦闘機人である自分達よりも。こんな能力が市街、人口密集地のど真ん中で発動したら?相当な混乱が起こるだろう
“恐怖”だけではなく、もしも彼が“自殺衝動”を抱くような事があったら?術者も死んでしまうかもしれないが、数万人単位で道連れが発生するだろう

それは、チンクだって分かっている。良く分かる話だ
だけど、彼女は心を押し潰そうとする“恐怖”の重圧に抗いながら、黄金の隻眼を殺気を漲らせる妹に向けた

「・・・セッテ・・・姉を、なめるな・・・だからと言って、そんな勝手な真似を許すと思うか・・・!?」
776機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:27:14 ID:FwOIf/Wf
そう言いながら、チンクは不敵な笑みさえ浮かべて見せた。セッテの実力行使に対抗するように、指先にスティンガーを構えている

「チンク、本気ですか?」
「・・・正気か?と聞きたいのだろう?・・・くっ、生憎、姉は正気だし、本気だ」

顎から落ちる冷や汗の雫を拭いながら、きっぱりとチンクは言い切る。そんな姉の姿にセッテは表情を厳しくして、身構えながらチンクに尋ねた

「何故、そこまでその子供を庇うのですか?チンク、貴女の行動は管理局員としての服務規程に抵触する行為です」
「・・・お前にも、この子供の“声”が聞こえているんだろう?何も聞こえていないわけでは無いんだろう!
セッテ。耳で聞くな、心で聞け!こんなにも悲痛な、『死にたくない』という叫びが、何一つ胸に響かぬほど、姉は“機械”ではない!!」

ズラリ、とスティンガーを扇の様に指先に構え、かつて無いほどに厳しい口調で彼女は吼える
最早、姉妹が相手であっても、一戦交える事も辞さない・・・冷や汗まみれではあるものの、そんな覚悟に充ち満ちた凛々しい顔でチンクは立ちはだかった
セッテは、そんな叫びを受けて少しだけ顔を伏せ・・・3秒が経ち・・・5秒ほど沈黙し、やがて顔を上げた

「わかりました、チンクがそこまで言うのならば仕方がありません。貴女を傷付けるわけにはいきませんから」
「・・・そうか・・・わかってくれたか?」

その言葉に、チンクはほっと表情を緩め、



「IS:スローターアームズ」



セッテはそんな呟きと共に、問答無用でブレードを投擲



――― できなかった
777機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:27:45 ID:FwOIf/Wf
(セッテさん、そこまでです)

投擲モーションに入っていたセッテの腕を、サンタの丸い身体から伸びたアームが押さえ込んでいたからだ

「・・・サンタ、あなたも任務の遂行を邪魔するのですか?」
(いえ、邪魔なんかするつもりは毛頭ありませんよ・・・ただ、つい先程、作戦開始から1時間が経過しました。作戦時間終了です。直ちに戦闘行為を停止してください)

不意を突かれてかけて硬直していたチンクは、サンタの説明に慌てて時間を確かめた
確かに、作戦開始から1時間と数秒が過ぎている・・・思ったよりも、最初の足止めで時間を食っていたらしい

(作戦時間の延長に関しては、ギンガ監督官に一任されています。勝手な判断で戦闘を続けることは、服務規程上見過ごせませんよ?)
「・・・」

何も言わず、セッテはブレードを握り締めていた両腕の構えを解いた。同時に、瞳に宿していた剣呑な光も失せている

「セッテ!お前という奴は、どうして姉の言うことが聞けないんだ!!」

未だに、“恐怖”の感染は続いている筈だが、チンクは隻眼の端に涙を浮かべたままセッテに詰め寄って叱り始めた

「姉が信用できないか!?管理局が信用できないのか!?私達を見くびってくれるな!」
「・・・はい、申し訳ありません。チンク」

常の、仮面じみた無表情のまま静かに頭を下げられて、チンクも少し頭が冷えた
思えば、この末っ子がこんなにも“執着”という感情を見せたのは初めてではないだろうか・・・?訓練に関してはともかく、他者に対しては
姉からの言い付けを破ったということさえ、初めてだったように思える

「ですが、チンク達の様子を見て・・・何かしら、焦燥感を感じたのです」
「?どういうことだ・・・?」
「“恐かった”のだと思います」

思いがけない、意外な言葉に、チンクは目を丸くした
778機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:28:18 ID:FwOIf/Wf
「恐かった、とはどういう・・・お前は、この“念話”を聞いても何とも無いのだろう?」
「はい。その通りです。念話そのものには何の影響も受けていませんでした。ですが、チンク達が苦しむ姿に、“恐怖”を感じたのだと思います」

無鉄砲とさえ言える単身での突撃も、彼女の“焦り”が原因にあったのだろうか・・・?

「私は、戦機です。それ以外の何者にもなれません。壊すことに躊躇いはありませんし、壊れることを恐れもしません。
・・・ですが、姉妹達が壊れてゆく姿を見過ごせるほど、私は、“機械”ではありません。
私が戦機として機能するのは、ドクターと姉妹の為だけです。その為に危険要素を須く排除することが、私の存在理由です」

チンクは、溜息を吐いた。セッテの言葉は勿論嬉しくはあるのだが・・・彼女の純真無垢さは、やはり危険である
「ドクターと姉妹達の為になるかどうか」という事を、ほぼ全ての行動の判断基準にしているからだ
有用なものは全力で守り、無用なものは全力で排除する・・・極端から極端に走る彼女の思考は、やはり“子供”という他無い

「・・・全く・・・お前はもう少し世俗に汚れるべきだな」
「・・・?」
(世渡りの術と、手加減という理論を憶えろ、ということですよ。セッテさん。さぁ、早くギンガさん達と合流しましょう。監督官と離れ離れになってるのがバレたら面倒ですよ)

サンタのピカピカに、チンクははっとして地面に蹲っている少年を助け起こした
幼い身体はコアの消耗に耐えかねたのか半ば意識を失っていたが、震える身体を安心させるように抱き締めてやると、そのまま両腕に抱え込んだ
外見こそ幼いチンクだが、機人である彼女の膂力は外見不相応に強いのだが・・・とは言え、体格的に少々苦しい・・・

「チンク、代わります」

見かねた、というわけでは無いのだが、セッテはそんな風に申し出た
だが、チンクは彼女の申し出に少しだけ渋面を浮かべた・・・騙し討ちをしてでも、彼を殺そうとしたのだ。何となく、セッテの腕に預けることは気が引けるが・・・

「作戦時間は既に終了。現時点での戦闘行為は禁則事項に当たります・・・心配には及びません」
「そうか・・・では、頼む」

末娘らしい言葉にチンクは苦笑を浮かべると、彼女の腕に少年の身柄を預ける
そのまま、セッテと、チンクを頭の上に乗せたサンタは壁に開けた大穴から飛び立ってゆく・・・作戦目標はひとまず達成。今回の任務、こうして終わりを告げた
779機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:28:50 ID:FwOIf/Wf
その後の話をすれば、
チンク達よりも先に救助隊と合流していたギンガ達は全員無事だった。
ウェンディは何一つ手柄を上げられなかったことを悔しがったりはしたけれど、ディエチとオットーは事件が無事に解決したことに安堵していた

保護された人造魔導師の少年に関しては、事件の後に本局に送致されリンカーコアの停止措置を受ける事になった
違法に生み出される人造魔導師の多くは、望まぬ形で“魔力”という力を与えられ、望むように生きることができない者が多い
自分でも制御しきれない強大な能力であっても、リンカーコアの機能を封印すればただの一般人として生きていく道ができる。彼の少年の幸せを祈りたい

一連の事件は、少年の能力から“スクリーマー事件”と呼称されるようになり多くの人々に記憶され、同事件の解決に尽力した少女達の存在は、決して人々に知られることはなかった



――― そして、そんな事件から一夜明けて、翌日のことである

「歓談中に失礼を致します。トーレ、少しよろしいでしょうか?」

ウーノ、ドゥーエの二人と茶を楽しんでいたところを末の妹に呼び掛けられて、トーレは振り返った
視線の先には常の無表情を張り付かせたままのセッテが立っている。相も変わらぬ、見事なほどの直立不動である

「あぁ、構わんが・・・どうかしたのか?」
「先日の出撃では、結局、戦闘の中で、“嬉しい”という情報を理解することができませんでした」

何の事だ?と眉を顰めるトーレだが、つい先日、彼女がそんなことを相談してきたことを思い出した

「このままでは、例の揚げ菓子を美味しく食べることができません・・・何か、他の方策があれば教授していただきたく思っているのですが・・・」
「ほ、他の策・・・か・・・??」

いきなり無茶な教えを乞われて、トーレは面食らった
戦闘経験は誰よりも豊富な実戦隊長ではあるが、流石にセッテの相談は畑違いと言わざるをえない

「あぁ・・・スマン。ウーノ、ドゥーエ、少し知恵を貸してくれないか?」
780機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:29:23 ID:FwOIf/Wf
カップを片手にニコニコ笑って成り行きを見守っていた長女と次女に、トーレは小さく頭を下げて頼み込んだ
中途半端な返答を返してセッテを傷付けたくない・・・どこまでも純粋すぎるこの末っ子の事だ。茶化す様な回答が返ってきても真剣に取り組んでしまうだろう
妹からの懇願を受けて、ドゥーエはカップを置いてセッテに尋ねた

「そうね・・・ねぇ、セッテ。“嬉しい”という事がどういう事なのかを理解したいの?」
「はい」
「ドクターの力になること、姉妹達の助けになること。そういうのは“嬉しい”ことじゃないの?」
「人格の根幹部に根ざした存在理由ですが、その・・・それとは違うように思えて・・・申し訳ありません、うまく表現できません」

渋面を作って、セッテは俯いてしまった
小さく首を傾げたまま、ウーノが彼女に尋ねる

「それでは、セッテ・・・つまり貴女“だけ”の理由を、“嬉しい”と思える価値基準を求めているの?」
「・・・そうなのでしょうか・・・いえ、そうなのでしょう」
「それは、他人に相談しても仕方が無いわ。貴女自身が見つけなくては納得できないでしょう?」

少々厳しい口調でウーノはセッテにそう諭した
長女の言葉に、セッテは少しだけ身を縮こまらせ・・・そんな彼女にドゥーエが助け船を出してやった

「まぁまぁ、ウーノ姉さんの言う事は尤もだけど・・・結論がそれじゃ、可愛い妹の助けになってあげられないじゃない。何か助言の一つでもしてあげなきゃ」

妹には甘い次女殿であった

「ねぇ、セッテ。要は、“自分の好きなこと”を見つけるのが一番手っ取り早いんだけど・・・少し、考え方を変えましょう」
「考えを、変える・・・?」
「そう。“誰かの好きなこと”をしてあげる。っていうのはどう?自分でしたい事が見つからないなら、誰かがして欲しい事をセッテがしてあげるのはどうかしら?
“嬉しい”って言う気持ちを他人に与えてあげれば、きっと何かが掴めると思うわよ?」
「・・・ですが、例えば何を、誰に・・・?」
「そうね、姉妹の中から選ぶとしたら、誰かしら?やっぱりトーレ?」
「ド、ドゥーエ!」

いきなり自分の名前が出たことに、トーレは少しだけ頬を紅潮させてドゥーエを制止した
781機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:29:54 ID:FwOIf/Wf
勿論、悪い気はしないのだが、生憎、“して欲しい事”などそんな急には思い付かない・・・セッテには悪いが

「セッテ。悪いが、ここに居る面子は除外してくれ」
「?・・・わかりました。では・・・先日の戦闘の最中で、チンクに迷惑を掛けてしまったので・・・チンクがして欲しい事をしてあげたいと思います」
「あぁ、ちょっと待ってちょっと待って」

では、失礼します。という言葉と共に一礼して立ち去ろうとするセッテを、ドゥーエは慌てて制止した

「セッテ、貴女は・・・まさか、チンクに直接尋ねるつもりじゃないでしょうね?」
「はい、そのつもりです」
「そんなのつまらないじゃない!」
「・・・?」
「あ・・・いえ、そうじゃなくて・・・ここは一つ、吃驚させてあげましょう?チンクの事なら私も良く知ってるから・・・ね?」

こんなにも面白そうな獲物を逃がしてたまるか
満面の笑みの下で、そんな本音が透けて見えるような気がしたウーノとトーレであった。そして、ドゥーエは何やらセッテに耳打ちをし・・・



場面を、レクリエーションルームに移そう
今日も賑やかな年少組を、クアットロとチンクが面白そうに眺めている・・・クアットロの顔には、どこか辟易としているような感じがあるけれど

「全く、いつもいつも、毎日毎日どうしてあんなにも賑やかに大騒ぎできるのかしらねー」
「良いことではないか。妹達がじっと静かにしている様な事があったら、その方が驚きだ」

この喧噪を、騒音と思わなくなったのはいつのことだっただろうか?それ程までに、馴染んでしまったように思う
今日はドッジボールに興じているらしい・・・妙に気合いの入った掛け声が、賑やかな歓声の間に混じって聞こえてくるのが少々不思議だが

「でぇりゃああぁぁぁっ!!!!」

ジェットエッジが炎を帯びて、ノーヴェはボールを蹴り飛ばした。勿論、一般的なドッジボールのルールでボールを蹴るのは反則である
782機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:30:25 ID:FwOIf/Wf
砲撃じみた勢いでボールは飛翔し、相手陣営のコートの中・・・ウェンディを目指して真っ直ぐに目指す
最早、回避は不可能・・・そんな確信を抱いて唇に不敵な笑みを刻むノーヴェだったが・・・

「甘いッス!IS:エリアルレイヴ!!」

ウェンディの叫びと共に、不可視の壁・・・ISによって作り出された空気の流れがボールの軌道を反らし、同時にその勢いを殺した
スピードの落ちた流れ弾をディエチががっちりキャッチ

「さぁ、こっちのターンッスよ!ディエチ、ヘヴィバレルで反撃ッス!!」
「・・・いや、それは無理だから・・・」

びしっとノーヴェを指差して、声高らかに宣言したウェンディだったが、生憎ディエチのIS:ヘヴィバレルは砲を媒体にするエンハンス系のスキルである
無論、丸腰の状態でも機人の膂力は常人を遙かに凌ぐが・・・ウェンディの期待には応えられない。イノーメスカノンの薬室にボールを押し込めば話は別だが

「だから、ディード、お願い」
「畏まりました」

ディエチからボールを渡されたディードは、真上に一度ボールを放り上げ・・・

「IS:ツインブレイズ・・・はッ!!!」

両手に構えた赤光の双剣を背中に隠すように大きく振りかぶると、交差させた二刀をボールに叩き付けた。勿論、一般的なドッジボールのルールでボールを棒で叩くのは反則である
ジェットエッジを用いたノーヴェの蹴打にも匹敵する勢いでボールは飛び、ノーヴェ達の陣営に戻ってくる
彗星の様に突き進んでくるボールの先には、大欠伸をしているセインが・・・

「馬鹿よけろ!!」
「んが?」

ノーヴェの叫びに、欠伸混じりの返事を返すセインである。そんな彼女の顔面にボールが炸裂・・・しなかった

「・・・ディープダイバー・・・!」
783機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:30:56 ID:FwOIf/Wf
ディードが悔しげに唇を噛み締めて呻きを漏らす。セインのIS:ディープダイバーは物質透過能力・・・文字通り、ボールはセインに“当たらない”
ずるいッスよ反則ッスよ!というウェンディのブーイングには耳を貸さず、セインを貫通したこぼれ球をサンタが拾い、再びノーヴェ達のターン

(それじゃあ、行きますよ!)
「おぅ、やってやれサンタ!!」

ノーヴェの応援を受けながら、サンタはベルト状のアームの先にボールを乗せて、ぶん投げた
V型ガジェットであるサンタの体高はおよそ2m50cm程。アームを一杯に伸ばした投擲モーションの最高点は地面から5m程にもなる
斜め上から隕石の様に落ちてくるボールを間一髪避けながら、ボールを得たウェンディが反撃。IS:エリアルレイヴを併用した超必殺の変化球
コートの中で、ディエチが助けを求めるような視線を送ってきたが、クアットロとチンクは引き攣った笑みを返すことしかできない

そんな風に、オットーが展開している隔絶結界:プリズナーボクスの中で激闘を繰り広げる妹達を眺めていると、こちらに近寄ってくる足音が聞こえた
視線を巡らせれば、ああいう球技には一番向いていそうなISを持っている末の妹の姿があった。チンクは微笑を浮かべながらセッテに声を掛ける

「セッテ、お前も参加したらどうだ?IS有りの“遊び”なんて今までしたことも無いだろう?」
「・・・あれは、新手の戦闘訓練ですか?・・・今は遠慮をさせていただきます。それよりも、チンクに話があります」
「ん?姉に何か用か?」
「はい」

真剣な顔で・・・彼女の顔付きはいつも真剣だが・・・切り出してくるセッテに、チンクも居住まいを正して向き直った
クアットロも少し興味を引かれたようで、セッテの話に耳を傾けているようだ

「・・・先日の出撃では、チンクを困らせてしまったことをお詫びしたく思いまして」
「あぁ、そんなことか・・・気にするな、と言っても無理なのだろうが・・・姉の対応にも少なからず問題が有ったからな。こちらこそ許してくれ」

先日の出撃で、保護した人造魔導師の少年を、セッテは殺そうとし、チンクは守ろうとした
刃を交えたわけでは無いが一触即発の状況ではあったし、セッテはチンクの不意を突いてでも彼の少年を殺そうとした
チンクとしては、彼女自身が汚れ仕事を引き受けることはやぶさかでは無いのだが、下の妹達にはそんな汚い真似をさせたくない・・・そんな意地もあった
セッテの判断が絶対に誤りであったとは言えない。けれど、罪人である姉妹達の手をこれ以上汚させない。そんな決意を、彼女は密かに固めている

「セッテ、お前の姉妹を想う気持ちは尊いものだと、姉は良く理解しているぞ。だが、その気持ちをもう少し弱者の為に向けてやってくれ」
784機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:31:28 ID:FwOIf/Wf
「・・・はい」

しっかりと、セッテは頷いた。末っ子の素直な姿にチンクは満面の笑みで応え、クアットロは溜息を吐いた

「セッテちゃんも、丸くなっちゃったわね・・・はぁ」
「そういうクアットロも随分角が取れたものだと、私は思っているのだがな」
「あらあら?どこもかしも真っ平らなチンクちゃんには言われたくないわー?」

四女と五女の間で何やら火花が散っているのが見えたような気がするセッテである

「ま、まぁともかく、だ。セッテ、今後も共に頑張っていこう。公私の両面で、姉はお前の成長を見守っているぞ」

そう言って、チンクはセッテの頭を撫でてやろうと手を伸ばした。爪先立ちになって背も伸ばした
いくら背が低いとは言え、目一杯背伸びをしてやれば、セッテの長身でも頭に手が届・・・と、届かない・・・

「チンクちゃんとしては、もうこれ以上して欲しくないんじゃないかしらー?」

おほほほほ、というクアットロのわざとらしい哄笑に、チンクはきっと振り返るとムキになってセッテの頭を撫でようとぴょんぴょんジャンプし始めた
そんな真似をされてもセッテとしては困るばかりだし、クアットロとしては面白いばかりである
一頻り足掻いて、結局全ての努力が徒労に終わった小さな姉は、息を切らしてがっくりと肩を落とした

「む、無念だ・・・」
「あの、チンク。私が膝を曲げて屈めば「いや、それはダメだ。それだけはダメだ!姉の沽券に関わる!!」

チンク的には“撫でてやる”のが良いのであって、“撫でさせてもらっている”のではダメなのだ

「・・・申し訳ありません、チンク」

何となく、謝ってしまうセッテである。ぺこりと頭を下げられて、ようやく己の大人げなさに気付いたチンクは慌てて顔の前で両手を振った

「い、いや、お前が謝ることは無いんだ。顔を上げてくれ」
785機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:31:59 ID:FwOIf/Wf
頭を撫でてやるチャンスでもあったのだが、セッテは顔を上げてチンクを相対した
背丈の関係上、どうしても二人の視線は斜めになってしまう・・・セッテの顔を見上げながら、チンクははぁ、と溜息を吐いた

「・・・姉も、お前やトーレくらい背丈があったらな」
「あらあらー?私はおチビなチンクちゃんの方が良いわぁ。可愛らしくて」
「クアットロっ!あまりからかってくれるなっ!」

クアットロの意地悪な褒め言葉に、膨れっ面になるチンクであった
そんなチンクに、セッテはずいと詰め寄り、

「では、失礼します。チンク」
「何をだ?・・・うわっ!」

問答無用で、セッテはチンクの両脇に手を差し入れると、そのまま小さな軽い身体を抱え上げた

「高いですか?チンク」
「し、質問の意図がわからん!何のつもりだセッテ!」

抱え上げられた格好のままじたばたと暴れるチンクだが、セッテの両腕はその程度の抵抗では揺るぎもしない

「ドゥーエに教わりました。チンクはこうしてもらうのが何より好きなのだと」
「なっ!そ、そんなことは無いぞセッテ!それは誤解だ!と、とにかく下ろせ!!」

突然の出来事に、クアットロさえ伊達眼鏡の奥で目を丸くしている。そしてついに、抗議を黙殺していたセッテの唇から決定的な一言が紡ぎ出された

「・・・たかい、たかーい」
「ッ!!」

チンクの顔は一瞬で茹で上がったかのように真っ赤に染まり、クアットロはひとたまりもなく噴き出した
そのまま腹を抱える格好で身体を“く”の字に折り曲げ、面白過ぎて笑い声は声にならない。盛大に歪んだ唇からは喘鳴の様な吐息が漏れるばかりで、呼吸さえままならない

「意味はわかりませんが、チンクが抵抗したらこう言え、と・・・チンクどうでしょう?誰よりも視点が高いですよ」
786機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:32:30 ID:FwOIf/Wf
無表情にそう尋ねてくるセッテの言葉に、チンクはぎこちなく周囲を見回した
確かに、高い。普段の視点の倍近い高さからものを見るのは、飛行できない自分にとってはなかなか新鮮だ

ただ、「高い」というのは同時に「目立つ」という事でもあって、

「あーっ!チンク姉とセッテが何か面白そうなことしてるッスーっ!!!」
「こらセッテ!チンク姉に何やってんだよ!!」

聞こえてきた賑やかな声に、チンクはひぃ、と息を呑んだ。ドッジボールは結局引き分けで終わったらしい。妹達が目敏くチンク達の姿を見つけ、駆け寄ってくる
ウェンディ達は、チンクを抱え上げているセッテと、セッテに抱え上げられているチンクと、倒れ伏して痙攣しているクアットロという奇異な組み合わせに少々困惑した様子だ
ちなみに、クアットロが痙攣している理由は、呼吸困難レベルで爆笑している為である

「チンク、嬉しいですか?」

わななかせた唇を酷使して、そんなわけがあるか。と大喝しようとしたチンクだが、そんな叫びは喉の奥から出てこなかった



セッテが、笑っていたからだ



唇の端に、ほんの微かな、しかし透き通る様な微笑を湛えて、セッテは抱え上げているチンクの顔を見上げていた

「・・・セッテ、今、どんな気持ちだ?あ、姉は・・・その・・・う、嬉しいぞ」

セッテの笑顔を守りたくて、チンクはそう言った・・・勿論、本当は恥ずかしいので早く下ろして欲しいのだが
チンクの問い掛けに、セッテは微笑を浮かべたまま、己の心情を口にした

「・・・何だか、温かい気持ちです・・・?・・・これが、“嬉しい”という情報なのですか?何故、チンクが嬉しいと私も嬉しいと感じるのでしょう?
すみません、チンク。情報を整理したいのでもう少しこのままで居させてください」
787機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:33:03 ID:FwOIf/Wf
こうして、“空の殲滅者”とも渾名される七女:セッテは、少しだけ成長できた
何やら独り言をぶつぶつと呟きながら、己の裡に湧き上がった情報を整理する彼女の腕の先では、銀髪の小柄な少女が、おーろーせー!と叫んでいたとか何とか・・・

“喜び”を自ら得る術を得た彼女は、今後、急速に“人間味”を身に付けて行き、三女や四女が頭を抱えたりする事もあったりするのだけれど、
それはまた、別のお話・・・



余談ながら、この後、チンクには受難の日々が続くことになる
彼女の後ろに忍び寄って「たかいたかい」をする、という遊びが姉妹達の間で流行ることになるからだ

「ノーヴェ。援護を頼む。私の背中を預けられるのはもうお前かサンタしかいないんだ」

すっかり疑心暗鬼なチンクは、壁を背にするかノーヴェかサンタに背中を守ってもらう日々が続いている・・・とは言え、ノーヴェも内心では

(くっ・・・や、やってみてぇ・・・)

チンクの背中を眺めながら、己の欲望と戦っていたりするのだけれど
わきわきする両手を握り締めて、「たかいたかい」の願望を握り潰す。そう、自分はお調子者のウェンディなんかとは違う。いい歳して悪戯者なドゥーエやクアットロとも

「し、しっかしよぉ、一体何が面白いんだろうな?」
「私には理解できんが・・・ドゥーエ姉様によると、抱え上げたときの私の顔が“たまらない”のだそうだ」

姉妹からも賛同を得た、ドゥーエの言葉である

(ち、ちんくねえの“たまらない”かおってどんなかおなんだよ!?くっ、み、みてみてぇ・・・)
「人で遊ぶのは感心できん。正当な理由があるのならば譲歩も考えられるが・・・“可愛いから仕方が無い”というのは何なんだ、全く・・・」

ぶち、とノーヴェの中で何かが切れた。己の欲望に操られるように、ノーヴェはチンクの隙だらけな背中に肉迫すると、問答無用の素早さで姉の肩を掴んで振り向かせ、
細腰を掴むとそのまま抱え上げた

「ノ、ノーヴェ!お、お前まで姉を裏切るのか!!?」
「・・・え?あ、ご、ごめん!!チンク姉!!」
788機械の心・機人の心U:2008/04/12(土) 00:33:35 ID:FwOIf/Wf
衝動に負けて自分が何をしているのか、数瞬遅れて理解したノーヴェは慌ててチンクの身体を下ろそうとする。下ろそうとするのだが、
頬を真っ赤にして、小さな拳をぶんぶん振って抗議の叫びを上げる小さな姉を見上げて、ノーヴェは思わず呟いた

「・・・た、」

“破壊する突撃者”などという物騒な二つ名などどこへやら
ノーヴェは実に締まりの無い笑みを口元に浮かべると、震える呼気と共に、

「・・・たまんねぇ・・・」
「何がだーっ!!!!」

絶叫してしまうチンクであった





そんなこんなで、警報の鳴らない隔離施設の昼下がりはのんびりと過ぎて行く・・・









789機械の心・機人の心U おまけ:2008/04/12(土) 00:34:25 ID:FwOIf/Wf
「・・・」
(あの、チンクさん)
「何だ?」
(その・・・動けないんですが)
「転がって動こうとするからだ。浮遊機構で動けば良いだろう」
(・・・はぁ、わかりました)

サンタは弱り切った溜息をダクトから吐き出した。彼の頭の上では、チンクがぺったり座り込んでいる
姉妹達の魔手から逃れる為、彼女はついにサンタの頭の上に居座るようになってしまったのだ

(あの、チンクさん・・・チンクさんが恥ずかしがって嫌がるのが面白いから、みんなやめないんじゃないですか?)
「だったら、あの屈辱を甘んじろと言うのか!?くっ、それだけは無理だ。絶対に無理なんだっ!」
(あぁ、すみませんすみません。わかりましたから頭を殴らないでください)
「あ、あぁ、すまない。取り乱してしまった・・・」

銀髪を掻き上げながら溜息を吐くチンクである

「・・・自分でも、笑って受け流せば良いのはわかっているのだが・・・だが、しかし・・・くっ・・・なぁ、サンタ。何か事件は起きないだろうか?」
(な、何をいきなり物騒な事を言ってるんですか?)
「解決すればドクターの釈放が適うくらいの大事件が起きないだろうか?そして、その事件を華麗に解決し、もっと背の高い身体に作り直して貰うんだ」
(・・・あの、チンクさん?)
「そうすれば、私も・・・ふふふ、ノーヴェや、ウェンディや、ドゥーエ姉様や、セッテだって・・・ふふっ、たかいたかいってしてやるのにな・・・」
(うひゅおっ!!?ち、ち、ちんくさんっ!?頭の天辺に「の」の字を書かないでください!くすぐったいって言うかむず痒いって言うか鳥肌が立ちそうですからっ!!)

どんよりとした障気さえ感じ取れるような気がするチンクである

「す、すまない、サンタ・・・まったく、私は駄目だな・・・これでは、姉失格だ」
(そ、そんなことないですよっ!チンクさん、ほら、元気出してください!散歩でもしましょう!)
「あぁ・・・本当に、すまないな、サンタ・・・お前の心遣い、決して忘れないぞ」
(何言ってるんですか、皆さんの助けになるのがガジェットの、デバイスの努めなんですから、元気を出してください。ちょっと高く飛びますよ?ほら、たかいたかーい)

ふわり、と高く舞い上がりながらサンタはカメラアイをピカピカさせてそう言った



彼が自分の失言に気付いたのは次の瞬間で、その時には既にチンクは顔を俯かせ、長い銀髪で表情を隠しており、



ぱちん、という指を鳴らす音が集音マイクに ―――
79026-111:2008/04/12(土) 00:42:20 ID:FwOIf/Wf
以上です。お粗末様でした
セッテの成長物語のつもりでしたが、気が付けばチンクのいじられ物語になっていました。ナンデヤネン

ナンバーズの姉妹関係の序列に関しては、独自解釈があります。今更ですが前書きに書いておくべきでした
ナンバリングの早い順に姉、というよりも、稼動時間の長い順に姉、と私は捉えていました
尤も、セイン〜ディードまでの“年少組”の間では姉妹関係の序列などあまり意識はされていないみたいですけどね

ともあれ、そういう理由でセッテ=末っ子(の一人)でした
本来ならば、一番最初に書いておくべき注意書きでした。ご容赦ください

次に書くなら・・・ナンバーズでエロ展開を一本。プロットが良い感じに上がってるので形にしますかね
勿論、その前に司書業に復帰するので、執筆業はまた休業しちゃいますが・・・

野狗氏、スレ立て感謝でした。重ねて、厚く御礼を
それでは、スレ汚し失礼しました
791名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:50:24 ID:wpijPE4p
>>790
GJっすよ

ちょっとチンク姉をたかいたかいしてくる
792名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:53:46 ID:iLuvubcL
GJですよ〜

ナンバーズはいいなぁ。
793名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:55:35 ID:DuutrWSr
もう最高っっっ!!! 超GJ!!!!!
なにコレ? なんなの? 俺を萌え殺す気なの? 今俺が死んだら確実に死因は“萌え過ぎによる悶死”だ。

セッテが微笑みに至るまでの過程や、純粋すぎる姉妹への想いが素晴らしい。
そして何よりチンク姉‥‥‥これはもう犯罪だろ?
俺もチンクが書きたくなったよ、エロだけど。
794名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 01:00:30 ID:0J3t+Oc7
>>790
GJです。
ゼスト戦から変化してないから、成長しないのは確定だからな。老けもしないけど。
だが、諦めるなチンク。この世界には魔法の言葉がある。つロストロギア。

<急速に“人間味”を身に付けて行き、三女や四女が頭を抱えたりする事もあったりするのだけれど
司書業に専念と言う事ですが、こちらも期待してます。
795名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 01:03:48 ID:Y0srV93x
>>790
GJです。やっぱりセッテが可愛い……!
彼女がどんな風に変わっていくのか……いつか知ることができる日を心待ちにしています。
79626-111:2008/04/12(土) 01:08:05 ID:FwOIf/Wf
言えない・・・元々はエロ展開のプロットで、

ピンクノイズ(エロパロ的な意味で)発信>ナンバーズ発情、男性武装隊員も巻き添えで発情>セッテには効かないので発信源を叩きに行く
>セッテの迅速な仕事により姉妹一同寸止め>隔離施設に帰ったら風呂場で性教育

なんていう無茶なプロットだったことは絶対に言えない・・・フリはともかく、ヤマとオチが組み立てられなくて今の形になりました
エロ展開は・・・別の形で、描きたいと思っています
797名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 01:26:26 ID:8ZYu5TeE
>>790
思わずみなみけの三女ぽいチンクを思い浮かべてしまったじゃないかw
798名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 01:28:53 ID:EN5E6N4f
>>796
やべぇニヤニヤが止まらない。
GJッス

今考えてるギンガとスバルと数の子の話書かないと・・・
799B・A:2008/04/12(土) 02:01:52 ID:81fTlUJz
>>733
とりあえず、頑張ってみましたので次スレの方に投下しますね。
800名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 02:05:36 ID:MMd9E+I/
>>798
言えない………
ギンガとスバルの数の子天井 に見えたなんて………
801名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 02:08:48 ID:eiqduCVH
スバギンナンバーズの14姉妹丼と聞いて来ました
802名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 02:23:27 ID:wpijPE4p
ソープナンバーズ全員指名と聞いてソニックブーンで来ました
803名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 02:23:28 ID:Y/ossHNr
>>796


GJッ!!!
そしておかえりサンタ
でもサンタよ、せっかく帰ってきたのにノーヴェとは師弟って言うより、兄弟の関係になりやがって!
これじゃ男女の関係(エロパロ的な)を想像しにくいじゃねぇか!
サンタがノーヴェの尻を触った奴を探し出してタックルをお見舞いしたり、
おまけでサンタがチンクとばかりいることに苛立ちを覚えたり……
そんなことがこの先にありませんか?


今ふと思ったけど、V型って某機動戦士のマスコットロボに似てない?
その内V型ビットとかV型バブルとか使ってきそ
腹に拳の跡がついている所を発見されました
804名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 02:47:05 ID:qv0nOHb6
>>796
GJでした!!
ナンバーズ(今回は特にチンク姉とセッテ)が可愛すぎて、たまりません!!!
次回作も楽しみにしています。
805名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 11:31:35 ID:IcrcDfXU
大変残念な報告があります
日本終了のお知らせです

人権擁護法案 微妙に反対多目?→人権施策推進法で強化
既に失効された法案を何故?
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1207759391/
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1202221887/
児童ポルノ 二次元引っ込めたと見せかけて、三次無差別逮捕は予定か…そしてコレが第一弾…二次も追加されるのは目に見えてる
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1207891753/
ネット規制法、もはや目も当てられない…
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1207878699/

本当に日本がヤバイのですが、誰も知らないまま終了です
数週間後、数日後にニュースで流れた時は可決後です、政府は二度と国民の声など聞きません
事はネットだけじゃなく、現実に及んでいるのですが誰も知らされません

どうしますか?出来る事はまだあります、おそらくこれが最後のチャンスでしょうが

なのはキャラの大半が規制されてからでもエロを書けますか?
806名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 17:41:39 ID:DuutrWSr
そろそろ埋めの季節か。
807名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:09:51 ID:K+C6ipCH


      //      ,.へ          ー‐-、` 、:.:.::/  \ \
__ _,. ‐'´/      /                ヽ/ k'^ヽ、   ヽ ',
`ヽ、__/     /  / / / /            ヽ ∨ !:.:.:.:.:.ヽ、  ', !
     / /  /  ,' / / / /  , ヘ、       ',   |:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 ', |
.    / /  /   l ,' | i_!__| |  | |__|_| !  |  i | ト、:.:.:.:.:.::.:|  |
    /|イ  /   ' | !  ィ'∧ハ∧!  |,ハト、ノノ`ヽ  ,' | ,' \:.:.::.:.::|  |
   ,'  |   !  | .| |  N,r‐=ト    斤―-、 / / N   ヽ、:.:|  |
   /  '., ト、 l  | ト、 〈 ヒ′;;|     ヒ′;;}ヾ//  !      ー'  |
.  /    ヽ|. \ト, |  ヽ| 辷_.リ     辷_.ソ 7  ∧         |
 /         | |   ', ::::::::::::  ′  ::::::::::: /  ,'  ',        |
./           /レ∧   ト、    - ―    /   ,   !           |
       /  / ',   ! > 、     ,. イ   l    !           | 
     ┌fj-fj-fj-fj-fj-fj-fj┬|-`-ー- ´┤ _|  |   |         |
.   ,. -─-、            |:::::::::::::::: ,/´ |   | __   !           ',
   j ー─<             | -‐-- /   |   |-‐- 、 ',         ヽ
  { ー─<  そろそろ    |  ,/      |   |     ト ヽ
  /l  ー‐< 次スレに     /´ ̄ `l丶 / |   |    lハ \
  '  ー--‐'  移動して   { ̄ ̄ |  \.  |   |    iハ    \
  l.    |   下さい!  {´ ̄   |   \|   |    リ }    \
  ゝ _ |              ヽ´ ̄ |     |   |  ,′ノ       ヽ、
      └───────┘`ー ' {      !  i|   //
808名無しさん@ピンキー



                           __
                     ,. -―/-、`)
                   〈V〉†ヘ==べ゙ミ、
                   (咒){ {从从! }ヾ  なぁなのは、重くないのか?
                   ,.ィゝ(V ゚ -゚ノ|ノ
                  〈y)Σう'⌒~´ヘヘ      .,,;;;,,,,;;;;;;
                    // ,ハノノソヽソハ
     .,,;;;,,,,;;;;;;          ハ ヾl.゚ ヮ゚ノ!.ノ    ヴィータちゃんは軽いから楽ちんだよ
                     lつ7|..7つ┓    .
   .,,;;;,,,,;;;;;;              ,/ソ、j、iヾ|冊冊        .,,;;;,,,,;;;;;;
              ,' ̄ ⌒ヽ/ ̄ノ ノγヽ⌒ヽ  .
               (--(ニ二_(_)(--〇--)    .,,;;;,,,,;;;;;;
    i!wwl        ゝ/__ヽノ    ̄ゝ/__ヽノ  
''''"~"”~"~"~”~”''"~"''''"~""~"~"~"~"''"~"''''"~""~"~"~"~"''"~"''"''"~"'''"''"
  ;;;;;;;...,;;;,,,;;;;;   ;;...,,;;;,,,,;;;;;;;  wwv;;  ;;;  (~)  ;;;;;;.,,,.,;;,,,.. 
   wvv;;;   ※    ;;;;;;;;;.....''''':::;;;; wwv (ヽ||/)    ;;;;.,.,..,;;