今年もぼんのうまみれです。
953 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 23:43:17 ID:KEta3IyR
kiki
ぴょん吉、中吉、凶……
駄目だこりゃ
5冊目989です。データの整理をしていたら、続きが出てきました。
超今更なのですが投下してもよいですか?
陽子が男体化(?)している、陽子×祥瓊というアレなカップリングなのですが…
うをー待ってます!!
5冊目からいらっしゃる人いるんだなぁ。
957 :
5989:2010/01/13(水) 16:46:21 ID:zXuH5xwy
では、失礼して…
5冊目989はss書庫に入ってます。
ちなみに、データを見つけてからこのスレを探したので、
ずっといたわけではないです。まだあってちょっと感激!
<前回のあらすじ>
胎果であった陽子は、こちらの世界に来る事で容姿と性別が変わった。
男の体に馴染めない陽子が朝の生理現象に困っていると、祥瓊がやってくる。
祥瓊はそれを処理すると、
「次は私も楽しむから、今夜は覚悟しておいてね?」
と去っていったのであった。
「他人に話をするときって、相手を三種類くらいに分けていると思うの。
同性、異性、話のわかる異性、って感じかしら。」
朝の言葉どおり寝所にやってきた祥瓊に、まずは話をしようと陽子は持ちかけた。
それにすんなりと頷いた祥瓊は牀(しんだい)に腰掛けると口を開いた。
「異性には話せない事でも同性には気軽に話せるし、気軽ではなくても、話のわかる異性には
それなりには話すことはあるわ。
でも。陽子は今、どれにも属していないの。元は女なのに、今は男だから女性相手に一歩引いている。
今は男なのに、少し前まで女だったから男相手に踏み込めない。違う?」
「…耳が痛いな…その通りかもしれない。」
女史の口から出た内容は予想をはるかに超えた物だったけれど、
それは陽子の問題の核心をつくものだ。
「体はどうあれ心は女のままで押し通すのか、心身ともに男になるのか、
それとも、どちらでもあるように振舞うのか…どれかにならないとだめだと思うの。
私としては三番目がお薦めかしら。」
「どちらでもあるように?なんか中途半端な感じもするけど。」
今の状態では、どれを選んだとしてもなりきる事は難しいと思ったが、あえてそう反論してみた。
「そうかしら。せっかく、女の事情も知っていて、男の事情も分るのよ?
これは陽子だけがもつ特権だもの、大事にして育てないともったいないわ。
そのためにも、陽子は自分の男を受け入れて認めなくちゃいけない。」
話が繋がった。
しかし、陽子は腹の底にほんの少し 、不快なものが湧き上がるのを感じた。
「…だから、祥瓊は私とその…しにきたの?」
陽子は祥瓊から目を逸らし、つぶやく様に吐き捨てた。
「勘違いしないで。私は王のために犠牲になるとか、そういう偽善をしたいんじゃないの。
それに、遠甫か浩瀚か、もしくは台輔も、私を同じ事を思いつくんじゃないかしら。
そうしたらきっと、適当で最適な相手を陽子に見つけてくると思う。
王を育てたいのなら、それを眺めてるほうが、きっと正しい。」
祥瓊は立ち上がると陽子の脇に回りこみ、逸らした視線の先に立つ。
「でも、それが嫌だから、きたの。」
それを傍観していたら、きっと手を伸ばせなくなってしまうから。
「私は…私か、私の認めたような人じゃないと、陽子の相手になんて絶対に嫌。
…いいえ……せめて、陽子の最初は私じゃなきゃ、嫌。」
いとおしむ様に両の手で陽子の頬に触れ、揺れる瞳で問いかける。
「それとも陽子は…私が相手なのは…嫌?」
それに対し陽子は、衝動的に相手の唇を奪う事で、答えた。
それは、たしかに陽子のみに与えられた特権であった。
女として過ごしてきた年月で得られた物。
何処が良いのか、どの程度が良いのか、そして、どういう風に扱われる事を望むのか。
それらを全て、実行した。
しかし、それだけでは終わらなかった。
自分が抱いているのは祥瓊なのだ。
これは愛しい女史であって、自分の中の女ではない事に、陽子は思い至った。
"女としてして欲しかった事"を参考にするのはいいが、それが目的になってはいけない。
それでは、ただの自慰行為である。
陽子は、祥瓊を愛し、惜しみなく彼女にとっての快楽を与えるように抱いた。
そして淫らに踊り、快楽にすすり泣く彼女を見ることで男としての征服感の様なものが満たされ、
二人同時に頂点を極められた事に、これ以上無い程の愛情が溢れたのだった。
後戯も終わりかけた頃、柔らかな愛撫を交わしながら、陽子は口を開いた。
「祥瓊…ありがとう。私に、男を教えてくれて。」
「男…?女じゃなくて?」
「うん。祥瓊という女性を愛する事で、私の中の男という物がどういうものなのか、分った気がするんだ。
きっと…いや、絶対に、他の女性が相手だったら、分らなかったと思う。」
「いいのよ?別にお世辞を言わなくても。」
「そういうんじゃないんだ。…最初、私は"女だった時、どうして貰いたかったか"という様な考えで動いていたんだ。
でも、祥瓊を見ているうちに、"女の自分"じゃなくて、"祥瓊を"満足させたい、愛したい、と思うようになった。
だから、他の人だったら、私はその人を通じて自分の中の女を抱いて終わったんじゃないかな。」
それでは、自分の中の男を受け入れたとはいえない。
「だから、初めてが祥瓊で、本当に、良かった。」
陽子はそこまで言い切ると、祥瓊をぎゅっと抱きしめた。
「…じゃぁ私も、陽子に女を教わった、というべきかしら。」
くすくすと笑いながら、祥瓊も陽子を抱きしめる。
その後、景王赤子の治世は長く続き、人心をよく知る賢君として知られるようになる。
しかし、その脇には1人の女性がいたことを知る者の数は少ないという。
完
961 :
5989:2010/01/13(水) 17:19:09 ID:zXuH5xwy
以上です。あまりエロくなかったですね…
お目汚し失礼しました。
乙です!!!久々に来た方だったんですね。
最近作品が少ない中嬉しいんだぜ。
大規模な規制も早くとけてほしい。
963 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 12:12:36 ID:imOAcU6D
んにゃ〜。
964 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 12:16:18 ID:imOAcU6D
あ。なんか書き込めたんで短いの落とします。素股プレイは長くなりそうなんで。
965 :
禁じられた遊び:2010/01/14(木) 12:24:04 ID:imOAcU6D
同世代の相手と寝たことなんてなかった。いつも―初めての時も相手は年上で。
今、目の前にいる娘(こ)の様な表情はしていなかった。
966 :
禁じられた遊び2:2010/01/14(木) 12:28:59 ID:imOAcU6D
「−駄目?」
「−え、と。」
いいのかな、とは、思う。こうして誘ってる自分でも。
この娘は慶の王で。
自分は泰の麒麟で。
967 :
禁じられた遊び3:2010/01/14(木) 12:37:09 ID:imOAcU6D
しちゃったら失道とか、その場で死ぬとか。(天帝は変にいけずだから。)
でも。したいものは仕方ないと。
助けてくれた恩人で、自分が兄の様に慕っていた人の想い人。大切な宝物。
「あ、の。」
「うん。」
968 :
禁じられた遊び4:2010/01/14(木) 12:45:00 ID:imOAcU6D
「た、高里くんは彼女、李斎だよね・・?」
「うん。だけどしたいんだ。中嶋さんと。」
一瞬で耳まで朱に染まる。その顔。やばい、可愛い。
969 :
禁じられた遊び5:2010/01/14(木) 13:06:49 ID:imOAcU6D
李斎が好きなのは間違いない。一番好きだ。側にいてくれるだけで幸せだ。
けれど。この娘を抱きたいと強く願う自分も確かにいて。興味なのか恋愛感情なのか自分でもわからなくて。
「中嶋さん、景台輔とだけ?ずっと?」
「−え?」
「ずっとこれから何百年て生きてくのに一人だけ?」
「何百年って・・そんな上手くいくか・・」
「仮定の話.大王朝になったとして。」
「無理だと思うけど・・」
本題から話がずれていきそうになる。そうじゃなくて。
「中嶋さん、その間sexするの景台輔だけ?」
「〜せっ!!」
970 :
禁じられた遊び6:2010/01/14(木) 13:19:32 ID:imOAcU6D
ぎょっとした表情でまじまじと僕を見た。
「そういうの男の立場から言わせて貰うと重い。」
「お、重い?」
「うん、いつも自分だけ見てるのが嬉しいのなんて初めのうちだけだから。束縛されてるかんじで浮気に走る。」
ああ、自分て汚いと笑いそうになる。
あの一途な麒麟がこの人相手にそんなこと思うはずないのに。いっそ気持悪いくらい大事にしてるのに。
(そのわりには、もうやってるみたいだけどね。)
「−いい?」
「・・・・・・う・・ん。」
971 :
禁じられた遊び7:2010/01/14(木) 13:58:35 ID:imOAcU6D
肩に触れて初めて気付いた。この人はこんなに細いんだと。小さく震えてるのがなんていうか。
ーすごくいい。
顔を斜めに傾けて唇に近付くとそっと目を閉じた。
ちゅ、と触れるだけのキスを数回繰り返す。
息が軽く上がっていくのが手に取る様に分かった。
(16の娘ってこんな反応なんだ・・・・)
いままで、年上とばかりしてたからこういう初々しいのは新鮮だった。
舌をそっと滑り挿れるとびくりと身体が震える。
「大丈夫?」
唇を離し瞳を覗き込むと微かに潤みはじめていた。
「あの、ね。」
「うん、何?」
「なんだか学校に忍び込んでしてるみたいだ・・・」
確かに、ここは白圭宮の書庫で、今は夜で、誰かが来るかもしれなくて。
学校Hとは盲点。それは経験したことない。
「あの・・」
「何・・?」
「私本当にしたこと少ないから・・・」
恥かしそうに囁く声がいつもより甘いのに本人は多分気付いてないんだろう。
「何回・・?」
少し虐めたくなり耳元で問う。
赤かった頬をさらに赤くして消え入りそうな声で答える。
「・・・・さ、三回・・・」
「−へえ・・・」
大事にしてます、接物以外はしてません。なんて態度だったくせに三回も抱いてたのか。
972 :
禁じられた遊び8:2010/01/14(木) 14:13:33 ID:imOAcU6D
「ぜ、全然慣れてないから・・」
「うん、大丈夫。」
肩を抱いてそっと床に身体を横たえる。ひやりとした冷たさに驚くさまが可愛い。
もう一度唇を重ねる。柔らかな震えるそれに。
「すごく」
「・・。」
「悪いことしようとしてるみたいだ」
真面目な顔でそう呟くのが可笑しくて笑いが漏れる。
「高里くん・・・・?」
「ご、ごめん。」
だって《すごい悪いこと》を今からするのに。
973 :
禁じられた遊び9:2010/01/14(木) 14:48:23 ID:imOAcU6D
息遣いだけが聞こえる。
甘い喘ぎ声って慣れてないと出ないって初めて知った。
襦裙の袷から手を差し入れ胸に触れる。ぴくりとそれだけで身体が動いた。
(反応いいんだ・・
何度か掌を包みこむように動かすと中央の頂が固くなり始める。
「…っん・・」
小さく漏れる吐息にあわせるかに重ねた襦を剥いで小衫の上から静かに接物る。
微かな柔らかな感触。頂だけが目立つそこは幼女のようで可愛らしい。
(小さい胸ってこんな感じなんだ・・)
そういえば、自分が寝た相手はみんな大きな胸だったなあ、などと。
「今。」
「えっ!?」
「小さいなって思った・?」
怒ったみたいな顔で、そう問うてくる。
「思うけど・・」
やっぱりね、と呟く。
「景麒もそんな顔してた・・小さいとがっかりする?」
「えーと・・」
がっかりというよりも。
「大切にしなきゃって思う。」
ぱちくり。そんな擬音が似合いそうに瞬きを数度。
「可愛い胸だと思うよ?」
くすくすと笑いだす。
「な、何?」
「ごめん。なんか景麒と同じこと言うから・・・」
「嘘・・・」
「本当。」
―ちょっとそれは同レベルっていうのは厭だ。
974 :
禁じられた遊び10:2010/01/14(木) 15:12:09 ID:imOAcU6D
「だからね、あんまり触らないで欲しいんだ。」
ぱちくり。と今度はこちらが瞬きする。
「景麒にもいうんだけど。」
「あ、ああうん。」
「痛いから強く触ったりしないで?」
お願いと囁く声は可愛いけど、楽しみ半分ていうか。
「駄目・・かなやっぱり。」
「景台輔は触るの・・?」
あいつは・・と恥かしそうに告げた。
「やだって言っても触るし。やめてくれない。」
おいおい大丈夫なのかよと呆れる。そのうち無理矢理しそうと心配していた氾台輔の読みは半分あたりだ。
「だから・・」
「うん、わかった。」
ありがとと礼を言われるのも可笑しいのだけれど。
「・・・・・・ん・・?」
あれ、と気付いた。
それって。
ねえ。
「高里・・・くん・・?」
ずいと顔を近くに寄せる。
「中嶋さん・・それって。」
「それ?」
するりと裙の裾から指を這わす。
「え、や、ちょっ!」
「こっち触っててことだよね?」
975 :
禁じられた遊び11:2010/01/14(木) 15:35:47 ID:imOAcU6D
温かなそこは微かに湿っている。
人差し指でぴたりとあわせめを数回撫でる。閉じられていた脚が緩やかに開く。
「やっやだ!高里くん!」
「だって、触れって言ったの中嶋さんだよ?」
とろりとした液体が指に纏わりつく。ああ濡れてきたんだ。とくつりと笑う。
「なんかもう、指挿入ても平気そう・・」
「・・っ。」
経験回数は少ないのに感じやすくて濡れやすいって可成美味しいと思う。
(景台輔狡い・・・・)
くちゅと音をたてて指が胎に飲み込まれる。指一本でもきつそうな貌。
でもなんだか違うような。
「ねえ・・」
「・・・ぇ・・?」
ぐいと両脚の間に頭を寄せる。綺麗な紅の茂る潤いを湛えたそれを見ながら。
「舐めてあげようか・・・?」
976 :
禁じられた遊び12:2010/01/14(木) 15:55:39 ID:imOAcU6D
がたん!!
と音がして二人して音の方向に振り向く。そこにいたのは、
ーなんということでしょう。泰麒のお父様泰王驍宗。(嘘。)
「んな、なにを・・・・」
何をも何も見りゃ分かるだろうと邪魔者に視線を投げる。
ついぞ見たことのない驚きと焦りの入り混じった表情の主に。
自分の麒麟と隣国の女王が仲が良いのは知っていた。
笑い合い軽く触れあったりもする。
蓬莱では普通のことだというしお互い良い仲の相手もいることだし。
息子も大きくなりお父さんさみしいなあ・・などと考えていた今日この頃。
それが、今眼前で繰り広げられているこの光景は・・!!
977 :
禁じられた遊び13:2010/01/14(木) 16:08:41 ID:imOAcU6D
息子に裏切られたー!!
そうその顔に書いてあった。(息子でもないし裏切った覚えもないが。)
そしてその夜白圭宮に主上の怒声が響いたという。
「お父さんそんなの許さないぞ!!」
と>
978 :
禁じられた遊び14:2010/01/14(木) 16:47:59 ID:imOAcU6D
次の日予定を繰り上げ帰途につく景王ににこやかに近付いて泰麒はそっと耳打ちした。
「今度はちゃんとしようね。」
「金波宮で会議室Hみたいな。」
発火するのではと思わせる勢いで顔を赤くした景王にあははと笑いかける。
「こうりー!!!!」
怒鳴りつける主など意に介さずとばかりにけらけらと笑う。
―もしかしたら自分はとんでもない人物を常世に呼び戻したのかも知れないと押しに弱い若き女王は思い悩むことになる。
ちょwwwぎょうそうのキャラ崩壊www
泰麒が黒くて面白かったよGJ!!
次は是非本番も書いてくれ!
楽しみにwktk読み進めてたらオチがwww
GJ!!!
GJ! いや〜久々に来ましたねぇ〜♪
ID:imOAcU6D さん感謝でありんす。お年玉もろた気分w
982 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 01:31:31 ID:BtlQiq3R
こんな駄作でよいのなら、規制かかってなければいくらでも・・・
983 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 01:43:59 ID:BtlQiq3R
あ、また書き込めた・・泰×陽寸止め(でもないか・・)おとした土匪です、
つか素股プレイの予告したのもわしでつ。はよ落とせってセルフつっこみだ。
でも↑のネタで本番したら景麒罰金ですよね・・十両?店長誰?小松?
あ、でも、長くなると思うんで新スレ立ったら風俗ネタ落としたいと思います。
どんな話なんですかw
自分としては早く見たいですwwあ、でも980過ぎたら落ちやすくなるんだっけか。
985 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 02:08:11 ID:BtlQiq3R
慶の三人娘は祥瓊大(F)鈴(C)陽子(A)のお胸だと大変よいです。
ちっちゃいことはいいことだ!!!ーすんません、貧乳派なんですー
ちっぱいマンセー!!あ、景麒の元カノは爆乳の方向で。小松は巨乳派。ガチで。
ここで大切な一言。
《いくら揉まれたところで仙籍に入ってしまえば大きくならない!》―S&Yー
眠いとアホなことしか浮かばないもんでつね・・・
楽俊の妄想ネタ書きたくなったのに眠くて耐えられな・・・
規制とけてたらあちた落としたいとおもいます・・きっと中学男子ノリのエロネタだと思います・・
新作投下スバラシイ!!!!!!!!!!!
ぜひとも再投をキボンヌ
ただ、次スレのこと
最近ピンクはモリポタの持ち主でないと建てられないそうです
だれかポタ持ちのヒトよろしくお願いシヤス
げっまじすか!?
最近継続して立ててた者ですが今回難しそうだな…orz
988 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 14:29:44 ID:MW5mHBew
985です・・昨日の自分に呆れてます・・何だよちっぱいマンセーて。
貧乳スキーなのは分かったから・・・。お詫びに妄想楽俊落とします。
989 :
妄想妄想大妄想1:2010/01/16(土) 15:01:10 ID:MW5mHBew
「文張はいいよなあ。」
大学の寮の楽俊の部屋に講義の後なだれこんで来た数名の学友達が開口一番そう言っ
た。
「何がだ・?」
自分の何処がいいのか楽俊にはわからない。(毛皮か?)
「何言ってんだよ、まったく!」
「そうだ!」
「この淫乱上級官吏!」
何だ、それ。髭をひくりと動かしながら楽俊は困惑する。
「分からないとか言うなよ?お前だって正丁なんだから。」
そう諭す鳴賢の顔を獣の丸い黒目でじっと見つめる。
「やっべ!これだよ!この目が狡いんだ!」
「くっそ〜!半獣って卑怯だ!!」
狡い、卑怯だ、と騒ぎだす学友達の真意がちっとも分からない楽俊。
「文張、おまえ・・本気で分からないのか・・?」
異様に優しい眼差しで鳴賢は楽俊を見つめる。
「だから・・何がなんだ?」
はあああ〜っと、景台輔もかくやというため息をついて彼は楽俊に囁いた。
「おまえんとこに良く遊びに来る赤毛の娘と緩く巻いた髪の娘のことだ。
と。」
990 :
妄想妄想大妄想2:2010/01/16(土) 15:22:58 ID:MW5mHBew
「陽子と・・祥瓊のことか・・?」
「あ、なんだよ!分ってんじゃねかよ!」
「どっちか譲れよ!!」
譲れと言われてもどちらも楽俊のものではない。大体二人に失礼だと思う。
「あの、赤毛の娘いいよな〜、女らしくはないけど。」
「馬鹿!それがいいんじゃねえか!夜は別の顔みたいな!」
「夜は女〜ってかんじかよ!」
「もう一人の娘もいいよな〜。」
「気位たかそうな子が迫ってきたりな!」
「あの子胸でかいしな!」
何で知ってんだよお前〜などと盛り上がる莫迦たち。いくら将来有望な学生とはいえ女っ気の少ない大学生活では色々えろえろ溜まるものも合るとは言えかなり
情けなく、嘆かわしい。
音もなく立ち上がり楽俊は部屋の扉を開ける。
「―文張?」
いぶかしむ友人等に低〜い声で告げた。
「お帰りはあちらだぞ。」
991 :
妄想妄想大妄想3:2010/01/16(土) 15:43:09 ID:MW5mHBew
なんてことを言うんだあいつらは。
珍しくイライラした様子で書机を蹴ろうとしてやめる。この姿で蹴れば怪我をする。
夜は女。胸でかい。この二つの言葉がぐるぐるとまわりだす。
陽子はぶっきらぼうだけど、最近なんだかはっとするほど女らしく見える時がある。
祥瓊がさりげなく腕を組んできた時にあたった驚く位に柔らかく弾力のある胸。
二人とは、旅で寝食を共にした仲で、衝立越しに着替えたりしたこともある。陽子なんか自ら着替え
させた。
あの時の感触を思い出す。
痩せてはいたがところどころ柔らかく自分と違う性の肢体。
ずくり。
身体の中心が疼きだす。
(二人ともおいらが嫌いなわけねよな・・)
wktk
993 :
妄想妄想大妄想4:2010/01/16(土) 17:53:54 ID:MW5mHBew
「楽俊・・・」
そう、震える声で囁きながら陽子は肩から袍を滑り落とした。
「ね、楽俊・・」
艶然と微笑み祥瓊は襦裙を一枚ずつ優雅に脱いでゆく。
「わかるでしょう・・?私達あなたが好きなの・・。」
「し・・祥瓊・・」
ゆったりと流れるように見事な裸身が楽俊の目に晒される。
「他の誰かに盗られるのは厭なんだ・・」
ぎこちなくまだ発展途上の裸を羞恥で震えながら陽子は楽俊に見せる。
「お、おいらは・・」
「どちらか決めろなんて言わないわ。」
「でも、楽俊じゃなきゃ厭だから。」
ふたりが。ゆうるりと近付いてくる。これは。もう。耐えられない。
「よ、陽子・・、祥瓊・・おいら・・。」
唇の両端を美しく持ち上げ祥瓊は嗤う。
「いいのよ、どちらが先でも。ただし陽子は初めてだから私も手伝うわ。」
994 :
妄想妄想大妄想5:2010/01/16(土) 18:56:06 ID:MW5mHBew
驚いて楽俊は陽子を見る、恥ずかしそうに頷いた。
「台輔とはしてねえのか・・?」
「してないよ。したがるけど私は楽俊がいいの。」
嬉しいのだけれどいいのだろうか、半身を差し置いて半獣風情が。
「いいのよ。」
優しく嗤って謳う様に祥瓊は言う。
「半身だからって何でも一緒にしなくていいのだから。」
楽俊の手を取り陽子の柔らかな膨らみにそっと触れさせる祥瓊の顔は女神の様。
「あ・・」
ちいさく声を上げる陽子に楽俊は確認する。
「おいらでいいのか・・?」
「楽俊が・・・いいの。」
見つめ合う二人に祥瓊は苦笑する。
「私もいるのだけど?」
続きwktk
998 :
妄想妄想大妄想6i:2010/01/17(日) 01:29:27 ID:DZhFuhpV
以前に触れた時よりも遥かに柔らかく悦い陽子の身体に眩暈がする。
震える指で胸の中央を摘む。
「痛っ・・」
「わ・悪い陽子。」
慌てて指を離す楽俊を祥瓊は嗤う。
「楽俊、女は繊細なの。もっと丁寧に・・・ね?」
999 :
妄想妄想大妄想7:2010/01/17(日) 01:49:03 ID:DZhFuhpV
どくん
「・・・・あ。」
でちまった・・・・・・。
正丁とはいえ楽俊はまだ、誰ともそういうことをしたことがなかった。
ので、妄想もここまでが限界だ。
はあ。とため息をついて今自分が出したものを手巾でふき取る。
ようことしょうけい。
二人共皆がいうように可成り良い部類に入るだろう。
「いつか・・・」
いつか、この妄想が現実になったりしたら・・・
「おいら・・・どうしよう・・」
大学の中でも注目株の功よりの留学生張清。
お人好しでつめの甘い彼は恋人に近い位置にいた女子二人を麒麟と熊に
かっさらわれたことにまだ気付いていなかった。
「楽俊は情けないな。」
「おまえだって景麒に陽子盗られたじゃねえか。」
1000 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 02:35:00 ID:0MEpauj6
1000!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。