と、ここ数日そんなことばかりが頭を回り、
仁科君の電話以降、この憤懣やる方ない気分をどうしてくれようかと持て余してた挙句、
結局のところ私はいつも通りに匠先輩と涼子さんにこの鬱憤をぶちまけようと思いついた。
匠先輩と涼子さんはいつでも私の話を親身になって聞いてくれる。
幼馴染とはいえいつもいつも恋人のいない19歳の女が訪問するのは如何とは思うし、
匠先輩にも涼子さんにも悪いとは思うのだけれど、居心地が良いのだから仕方が無い。
私は今日も力いっぱい文句を言ってやろうと思って通い慣れた匠先輩の住んでいるアパートへ歩いたのだ。
手に近くのスーパーで買った差し入れを入れたビニール袋を持ちながら
桃の木のある坂道を登り、くたびれたコンクリートの塀の脇を抜けて駅からアパートへの道を私は歩いた。
そしてアパートに着くといつも通りにドアをノックし、いつもどおりに返事を待たずにドアを開けた。
しかし玄関に身体を入れながらの
「こんにちは。」
の声は途中で尻すぼみになった。
部屋の中には匠先輩と涼子さんと、それから何故か判らないけれど、
私が力いっぱい文句を言ってやろうと考えていた仁科君が座っていたからだ。
全員がびっくりした顔をしていただろうけど
仁科君はとりわけびっくりした顔をしてがたんと音を立てて立ち上がった。
私も当然驚いた。
何でここにいるの?
先回りしてたの?
私に文句を言われる為に?
-*-*-*-*-*-*-
感想ありがとうございます。
続きは書けましたら。
ノシ
>>686GJ!
やっと出会ったか。これからの展開に期待だわ。
つかどんだけカープ好きなんだよww
久々に喜多さん読もうと思ったらサイト消えてた
調べたら鯖自体が停止してるみたいだ
長いこと更新してなかったけど、このまま終了はしないで欲しいなあ
689 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 05:17:58 ID:/cluUGYW
気の強いロリ系が読みたい
保守
691 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 13:27:45 ID:Qi+YpeGr
uniさん、はりーあっぷぷりーず
保守
このスレだけでしか書いてない訳でもあるまいよ
これが、誤爆だと、伝われこの思い!!!
ほしゅあげ
保守
気の弱いスレが落ちってしまった・・・
ごめんなさい
699 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 21:04:59 ID:XfIScEPD
規制解除されてたら一本書いて来る
701 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 10:44:33 ID:1oLiDJay
ツンデレとはどう違うの?
702 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 21:19:37 ID:g5B43B9w
ライバルだと思っていた男に助けられて惚れてしまう女の話
保守
保守
ほしゅ
706 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 22:56:40 ID:1r0KAzAE
age
707 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 20:00:27 ID:/PNXOLOE
保守
709 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 19:07:04 ID:afrwF9jz
age
age
保守
ほ
復帰
714 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 01:37:44.36 ID:+WCk4yFB
あげ
ほ
生意気だった年下の幼馴染が見せるしおらしさ
717 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 15:46:16.50 ID:auJIwCUK
718 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 22:03:06.76 ID:W61BAbRu
久しぶりに書いてみるか
とりあえず強気な幼馴染み♀×弱気な幼馴染み♂の組み合わせで
どちらかが幼なじみならもう片方も自然と幼な・・・
気のせいだな。
説明に多くて損なんてのはないからな
720 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/16(土) 17:50:04.27 ID:fuKR7etJ
ほしゅ
721 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 21:02:24.96 ID:JHDFmyYp
あおなにしお
ほっしゅ
保管庫がないんですが
どなたかログください
725 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 00:06:11.63 ID:FABzy5A/
「こんなとこで何やってんの?他にやることあるんじゃない!?」
「いや?今日は何も・・・」
「じゃあちょっと付き合ってよ。重い運び物があるのよ」
「いいけど、ご褒美何かあるの?」
「無償でしてくれたなら良かったけど予想はしてたわ。何がほしいの?」
「保守って言ってほしい」
「ちょ・・・女の子になんてこと言わせる気なの?!」
「じゃあ手伝わなくていいんだよ?」
「分かったわよ!い、言えばいいんでしょ!」
「ほ・・・ほしゅ」
「保守してる君はかわいいな本当に」
「わ・・・ちょ!抱きつくなぁ!!」
「君をベットまで運ぶんじゃなかったんだ?」
「ぇ・・・」
「顔真っ赤だよ?」
「ぅん・・・」
「もっかい保守してもらっていい?」
「!!うん・・えっと・・・ほしゅ」
ここまで書いて気づいたけど、これ、気の強い娘が従順になる瞬間や
間違ってないぞ
727 :
725続き:2011/06/12(日) 12:06:39.96 ID:dh5Pcqqg
暇だった。名前適当。次の保守はしおらしくしてみる
「ちょ、降ろして!用事があるって言ったでしょ!」
「そういえば言ってた。重い荷物だっけ」
「話が早くて助かるわ。ほ・・・保守したんだからちゃんと働いてよね」
「さすがに女の子に重いなんて言えないから仕方ない」
「まだベッドに行くつもりだったの?!」
「まぁ。仕事の報酬に貰うから」
「あなたってそんな頭しかないの。まぁ早く終わらせましょ。」
「ところで荷物って?モノによっては意気込みが要るんだけど」
「えぇ、実家の野菜が着てたらしいんだけど、あいにく不在でね。集配センターから運んでほしいの」
「ハイィッ!?」
「あら?運んでくれたら手料理をサービスするわよ?」
「ふむふむ・・・よし乗った。でも条件二ついい?」
「いい予感はしないけど一応聞くわ」
「裸とまでは行かなくても下着エプロンと、食べるときにまた保守してほしいな」
「何処まで変態なのよ!」
「どこまでも。主導権は僕にあるし」
「くっ・・・わかったわ・・・は、はだっ、エプロン・・・と、保守でしょ。やってやろうじゃない」
「裸エプロンまでしてくれるんだ優しいなぁ美樹は。」
「あっ!ちょ!」
「待った無し♪」
こっちの事情で説明を省いたが、
・大荷物なので無理矢理に運ばせるのは気が引けて、
しかも自分では運べないので、わりと要求をのまないといけない感じ。
・男は根は優しいので結局は運んであげるつもりだが、
何処まで要求を受け入れるのか面白半分で要求した。
・女の子の方は根が真面目で、自分で宣言したことは
何があろうとやろうとする性格。
彼女の中では失言であろうと「待った無し」「言ったね?」などと言われたら撤回しないルール
・野菜は20kgくらい想定。ついでに米も10kgくらいは。
(プロットでは野菜50kgだったがさすがに女性一人で食べきれない。)
男の名前って要る?まぁ文の上で必要ならまた適当につけるが。
藤林丈司
わかりました。丈司君ですね。
たけし・・・でいいのかな?
たけし様、で
下宿の隣で、1歳上の美樹と親しくなったのはたしか、大学2年の頃。
俺、久保丈司が晩飯を作って、食べようとしていた時だ
いきなり玄関が開けられて、女性がふらふらと入ってきた
「え?守口さん!??」
隣人くらいは、と顔と名前は覚えていた。あとアレのお供の為にも
「ははは、お母さ〜ん、ご飯ありがと〜」
(この人、別の世界を見てる!!ってか酒臭っ!)
その後頑張って止めようとしたが、肉じゃが半分とご飯一杯半、
そしてベッドが彼女の餌食となった
あの時に初めて、いつも邪魔だったソファーに感謝したよ。
正直、ドキドキで眠れなかったけど
そのまま土曜の朝を迎え、俺は一応ではあるが、
彼女の分の朝飯まで作り出した
玉子焼きを巻き終わった辺りでベッドから守口さんの悲鳴が聞こえた
その後、彼女は俺が説明している間は倒れた犬耳を幻視するほど
しょんぼりしていた
(まずい。先輩相手に俺はなにしてんだ。ひとまず…)
「あの、朝ご飯食べます?守口さんの分も作ったんで良ければ」
「あ…家に戻って」ぐうぅぅう
見事な腹の虫だ
「やっぱり食べりゅ」
あ、噛んだ
「うぅごめんなさい」
「謝らないでくださいよ、気にしてませんよ」
その後3分ほどなだめていると、落ち着いてくれて
モグモグとご飯を食べてくれている。
「どうですか?お口に合います?」
「はふはふっ、ばっちぐーですよ後輩君!」
立ち直り早いな、おい
「あの、久保です。久保丈司」
「そうだった。そうだった。久保君。私は朝は牛乳なのだが、あるかい?」
「割と居直ってますね…ありますけども…」
そう言いながら僕はコップと牛乳パックを取り出す
「で、何やってるんですか?他人の携帯を勝手に…」
「へ?アドレス…要らなかった?お詫びとして彼女になってあげようかと」
何この人強引・・・
「ちょ、何を言ってるかわからないです」
「どうせ居ないでしょ?それともこんな年増のお姉さんは嫌?」
なんで涙目になってるんだ感情の起伏が激しすぎるだろ
こっちが涙目になりたいんだよ!
俺が童貞だからって足元を見やがって・・
「い、嫌なら…断っていい…よ?」
「いえ、お願いしますっ!」
「おっしゃ!料理人ゲット!」
「え?」
こうして付き合い始めた一年後、
俺は彼女の居る人生を前に書いたように楽しんでいる。
終
次回は時代戻して荷物運び編
容量ぎりぎりで失礼しました。
GJ
>「やっぱり食べりゅ」
可愛いなw