◆【マテパ】土塚理弘作品総合 6指目【バンブー】◆

このエントリーをはてなブックマークに追加
952名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 22:32:10 ID:xkJEpvP2
>>945
これ、入ってるよね?
953名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 05:14:25 ID:pwem6NP2
入ってるけど出してますよ
954名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 10:17:18 ID:3gr2wGrt
精子をか
955名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 12:25:04 ID:VtMfnJf5
みうらじゅんネタかwww
956名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 18:55:02 ID:9qWHEOwr
・コジロー×タマキ長編「姫と侍」の第2話投下します。
・カップリングが合わない人はNGやスルーでお願いします。

ではOKな人はどうぞ。↓
957姫と侍18/36:2008/07/26(土) 18:55:50 ID:9qWHEOwr
第二話 あいさつと初エッチ


タマキの告白の翌日、コジローは川添邸の居間で机越しにタマキの父と向き合っていた。
室内は冷房が程好く効いていたが、コジローは体中に汗を浮かべている。
「なんか……その、この前来た時はその、
こんな事になるなんて夢にも思っていませんでしたが……」
コジローは机の木目に額を打ち付けるような勢いで頭を下げる。
「俺が娘さんを幸せにします……だから俺に……娘さんをください!」

タマキの父は静かに頭を下げ返す。
「ええ、こちらこそ……娘をお願いします」
緊張に引き攣っていたコジローの顔が少し緩み、
コジローの傍らで正座していたタマキもホっとした面持ちになる。
「お父さん、あたしお茶を入れてきます」
「ああ、頼むよ珠姫」

タマキが部屋を出ると、コジローは相好を崩したままのタマキの父を訝しげに見つめる。
「どうかされましたか?」
コジローの視線に気づいたタマキの父が問うと、コジローは恐る恐る尋ね返す。
「あの……不安じゃないんですか?」
タマキの父は首を傾げた。
「はて……私が何を不安になると?」

「いえ、その……俺……若造ですし、タマ……タマキさんとも年が離れてるし……
それなのに、なんというか、とても落ち着かれている、ような」
怒りや苛立ちや落胆、あらゆる負の感情で迎えられると
覚悟していたコジローには納得できない。
愛娘が男に貰われるというのに、余裕を持てるのがコジローには理解できない。
(正直俺がこの人と同じ立場で学生の娘にいきなり彼氏――しかも肉体関係前提の男――
なんてものが出来たら、いくら病のことがあるとはいえ嫌な顔の一つもするだろうに)

コジローには目前の男の落ち着き払った態度がどうしても腑に落ちないのだ。
しかしタマキの父はコジローの疑問を笑い飛ばした。
「はは、不安はありますよ。……ですが珠姫は高校に入ってから……
いえ、剣道部に入ってからですかな。夕食の時によく部活やあなたの事を
私に話してくれました」
「俺や……部活の事をですか」
958姫と侍19/36:2008/07/26(土) 18:56:57 ID:9qWHEOwr

「ええ。それまでは食事の時もあまり親子らしい会話などなかったのですが……
いや、あの年頃の女の子はそもそも父親と話したがらないものですかな?
ですが……剣道部に入ってからのあの子は、とても物腰が柔らかくなり、
楽しそうに学校や部活での事を話してくれるようになりました」
娘との会話を思い出しているのか、父親の目がとても優しく、暖かくなる。
「もちろん顧問であるあなたのことも話してくれましたよ。ですから、
あなたがあの子を託せるに値する人物であるということはわかっているつもりです」

学校での自分を思い出し、コジローは額にさらなる汗を滲ませる。
「はは、そうですか……あの、学校での俺について変な事言ってませんでしたか?」
ふむう、とタマキの父は両腕を組んで娘との会話を思い出した。
「変な事とは、道場でインスタントラーメンを作っていた事ですか?
それとも生徒にお弁当を無心している事ですかな?」
思わずコジローの顔が青ざめ歪んだ。
「そ……そそ、それはですねぇ、腹が減っては教師はできぬといいますか……そ、その」

必死に言い訳しようとするコジローを見てタマキの父は愉快そうに笑う。
「はははは、そのように弁明しなくていいですよ。
先生が学校でしっかりと指導をされている、
それはこの前道場に来たあなたの生徒達を見て分かっていますから」
コジローは恥ずかしそうに後頭部へ手を当てる。
「いやまあ……指導つっても、その、結果は残せてないんですがね。
ましてやタマ……タマキさんに俺が教えれる事なんてないですし」

剣の技術はそうかもしれません、
と前置きをしてからタマキの父はコジローの言葉を否定した。
「ですがあの子の剣道部に入ってからの成長を見ていれば、
あの子があなたに人として大事なものを教わっているのは一目瞭然ですよ」
「そ、そうですかねぇ」
ここまで褒められると逆にむずがゆい心持になる。
コジローは照れながら頬をぽりぽりと掻いた。

「ですからまあ、私はタマキがあなたに貰われる事に不安や心配はないんです」
タマキの父はきっぱりと言い切った。
「そういうもん……なんですかね」
コジローはまだ完全に納得も理解もできていなかったが、
迷いのないタマキの父の様子にそれ以上の追求はしなかった。
(父親になれば……俺にもわかるのかな?)

「ええそうです。それから二人の歳が離れていることを心配されていたようですが、
その点も大丈夫ですよ。あなた達のように10以上歳の離れた夫婦の事を知っていますし」
「へえ、そうなんですか」
それまで穏やかだったタマキの父の瞳に、少なからず寂寥の感情が混じる。
「ええ、とても仲がよく……幸せな連れ合いでした。
だから私は……きっと石田先生と珠姫もそんな風になれる。
そう信じる事ができるんです」
959姫と侍20/36:2008/07/26(土) 18:57:42 ID:9qWHEOwr

少し遠くを見つめるような視線になったタマキの父を見て、
コジローの中にある考えが閃く。
(もしかして……その連れ合いってのは)
「あの……それって……」
しかしコジローが口を開こうとした瞬間、
お盆を持ったタマキが居間に帰ってきたためコジローの問いは中断される。
「お父さん、先生、お茶をどうぞ」

「すまないね珠姫」
「あ、ああ、ありがとう、タマキ」
隣に座ったタマキの耳に、コジローは口を近づけひそひそと呟く。
(お前なぁ、武道館でカップ麺作ってたこととか、
弁当もらってることとか親父さんに喋るなよ)
タマキはコジローを見上げながら同じく小声で返す。
(え、あれって……喋っちゃ駄目だったんですか?)

(駄目に決まってるだろ!おかげで恥かいちゃったじゃねえかもう!
そういうの学校以外の人に喋るの禁止!)
タマキは少し不思議そうな顔をして反論をする。
(でも、本当の事じゃないですか。何で喋っちゃ駄目なんです?)
コジローは意地悪な顔をしてタマキを睨む。
(あ、いーのか?俺も親父さんにいろいろ喋っちまうぞ、お前の学校でのこと)
(え、あたしは別に喋られても困ることなんて……)

(そういわれりゃ確かに……)
コジローは必死になってタマキの素行を思い出す。
(……そうだ!校則破ってバイトしてたこととかあるじゃないか!)
(あ、あれは)
それまで面白そうに二人の掛け合いを眺めていたタマキの父は、
嬉しそうに話へ参加してきた。

「ああ、そういえばそんな事もありましたな。
最初は校則を破るなんてどうかしたのかと思いましたが、
あの時のバイト代でプレゼントしてもらった万年筆は私の宝物になりましたよ」
タマキの父は何なら先生もあの万年筆を見てみますかと進めてきたが、
コジローが丁重に断ったため少し残念そうに首をすくめた。
「今までタマキから高価なプレゼントをもらったことなどなかったのですが、
これも先生の教育の賜物ですな」

「え、はは、そりゃもう、ねえ」
曖昧に返事をした後コジローは小さく舌打ちをする。
(そういやバイトの時タマに家へ電話するよう言ったの俺じゃねえか……
そりゃ親父さんも知ってて当然か……)
(ほ、ほら、あたしには別に後ろ暗いことなんて)
しかしそこでコジローはあることに気づき首を捻った。
960姫と侍21/36:2008/07/26(土) 18:59:32 ID:9qWHEOwr

(……あれ?でもあのバイト、万年筆を買うためじゃなくて確かアニメDV)
タマキは慌てて自ら話題を変える。
「せ、先生、そういえば今日校長先生達に治療の事を話したんですよね?」
「ほほう、それでどうなりましたか?」
コジローは思考を中断され仕方なく思い出すのをやめた。

「ええっとですねぇ……」
コジローは学校での話し合いの内容を二人に掻い摘んで説明する。
話し合いの参加者はコジロー、校長、教頭、一年の学年主任、タマキの担任と副担任。
そこでコジローはタマキが病気で子宮を失いそうな事と、
その治療のためやむなく自分が彼女を妊娠させなければいけない事を話した。

「学校側から念を押されたのは、学校で俺達の関係がばれないようにする事ですね。
ああ、もちろんもう病気と治療のことを既に知ってるうちの部員達は別ですが。
後、そういう関係になったとはいえ、
校区でおおっぴらにデートとかはしないで欲しいんだそうで」
それは当然な判断だろう。教師と生徒での妊娠を前提にした肉体関係など、
『病気を治すため』という大義名分があっても世間体のいい話ではない。

もし二人の関係がばれれば、今回の治療の前からコジローとタマキの間で
そういった関係があったのではないか、などと下種な勘繰りをする者もいるだろう。
(というかまあ、今日の話し合いで先生達にそう疑われてたわけだけど。
……この前永田先生の一件があったから余計に学校側もピリピリするわな)
どれだけコジローが潔白でもそういう妄想を行う輩は出てくるだろう。
そしてその淫らな想像は学校の評判を落とすだけではなく、タマキの心も傷つける。
(そんな事になっちゃいけない……絶対に!)

「タマ……キさんもなるべく学校に通いたいと言っていますし、
もし妊娠してもお腹が目立つまでは通学していいという事になりました」
それを聞いて川添家の父子は同時に安堵のため息を吐く。
「そうですか、それは良かったな、珠姫」
「はい。……やっぱりあたしは剣道部の皆と一緒にいたいから」
父は優しい眼差しで娘を見つめながら、ウンウンと頷く。
「……そう言えば先生、先ほど何か私に尋ねようとしていませんでしたか?」
961姫と侍22/36:2008/07/26(土) 19:01:37 ID:9qWHEOwr

「ああ、そういえば……」
コジローはしばし腕組みをして考え込むが、あの時閃いた物が何だったか思い出せない。
「ええと、なんだか忘れてしまいました、すいません」
「先生と珠姫がいい連れ合いになる、という話をしていた時のような……」
タマキはポツリと呟く。
「なれるといいですね、そんな風に」

コジローは強く言い切った。
「なれるさ、絶対」
その後和やかに3人で談笑しながら時は過ぎ、
日が完全に暮れた後タマキはコジローの車に乗って川添邸を後にした。
もちろん目的地はコジローのアパート、する事は……子宮内膜症の『治療』。


娘とその恋人を見送り一人残されたタマキの父は、
今まで笑みを浮かべていたのが嘘のように疲弊した顔になり、
居間で一人冷めたお茶を啜っていた。
そのどこか暗い瞳が彷徨うと、妻の顔が視界に入る。
妻の微笑みは、まるで夫に向かって大丈夫だと語りかけているかのようだった。
(……そうだな。珠姫は母さんの娘だものな)

タマキの父の顔から、幾分悲哀の色が消える。
(それに……どれだけ年の差があっても……どんな病魔が蝕もうと、
二人なら乗り越えていけるかもしれない……、かつての私たちがそうだったように。
そうだろう、母さん?)
写真の中の女性は何も答えず、ただ若く美しい姿のまま夫に微笑を投げかけ続けていた。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
962姫と侍23/36:2008/07/26(土) 19:02:28 ID:9qWHEOwr

シャワーを浴びたコジローが自分の部屋へ戻ると、そこには自分と同じように
一枚のバスタオルを裸体に巻きつけただけのタマキが布団の上にちょこんと座っていた。
(……夢じゃないんだよなぁ、これ)
衝撃の告白から一日しか経過していない。
その間にコジローは校長、教頭、学年主任やタマキの担任と副担任に
タマキの病気と自分たちの事を話し、タマキの担当医に会い子宮内膜症の説明を受け、
タマキの父と会って挨拶を済ませてきた。

そして今タマキと自分の部屋でほぼ全裸のまま向き合っている。
(我ながらすごい行動力だよ、ほんと)
教え子は部屋の中でおびえる小動物のように視線をさ迷わせ、
本棚に飾られた『剣客商売』や『スーパーマリオワールド完全攻略本』、
『be survive』といった本の背表紙を目にしていた。
(気を紛らわせようと必死だなぁおい)

近づいて来たコジローに気づくとロボットのようなぎこちない動きで少女は立ち上がる。
「あの……先生……お願いします」
ぺこりと頭を下げるタマキに、コジローも後頭部を掻きながら頭を下げる。
「お、おお。こちらこそ」
(って……今からセックスするカップルのやり取りじゃねえだろこれ)

「あの……電気は、つけたまま、なんでしょうか?」
「まあそりゃそうだろ」
真っ赤になったタマキは視線を斜め下に落としモゴモゴと呟く。
「で、できれば……真っ暗にして、欲しいんですけれど」
「いや、でも俺はその……あんま経験多いほうじゃないし。
やっぱ見えてないとこう、うまく出来ないから」

それでも諦めきれないタマキはなおも食い下がる。
「そ、そこはなんとか、うまい具合に……して、もらえないでしょうか……」
コジローはやれやれとため息を吐いた。
「……じゃあさ、お前がリードしてくれるか?」
予想外の言葉にタマキは頭を少し斜めにかしげた。
「リ、リード?そ、それはその、どうやって」
963姫と侍24/36:2008/07/26(土) 19:03:10 ID:9qWHEOwr

「例えばそうだな……俺のナニをお前が手にとって、
お前の挿入すべき場所へ導いてくれれば灯りがなくてもなんとかなるな」
しばし間を置き、タマキはコジローの言葉を頭の中で噛み砕く。
「せ、先生の物を……あ、あたしが、あたしの、あ、あた」
とたんにタマキの顔は湯気が出るんじゃないかと思うほど紅潮する。
「お前にそれが出来るなら、電気なんかついてなくてもいいけど」
言葉を返すこともできないタマキはうなだれて白旗をかかげた。

「電気、つけたままで……おねがいします……」
「じゃあやることやる前にあれだ、キス……しようぜ」
(我ながらムードも糞もねえな)
苦笑しながら近づいたコジローはタマキの後頭部へ左手を回し、
小さな顎を右手で掴むと顔を斜め上に向けさせる。
「とりあえず目瞑れ」

少女が潤む瞳をゆっくりと閉じたのを確認すると、
男は荒れ気味の無骨な唇を薄く小さな唇に押し当てる。
(震えてるなこいつ……ああ、しかしほんとちっさいなぁ……
ってあれ?なんか震え方が変な感じに……)
唇をくっつけあって30秒ほど経った後、
タマキの様子がおかしいことに気づいたコジローが慌てて唇を離すと、
タマキはぷはっと大量の二酸化炭素を吐き出し、必死になって呼吸をし始めた。

「タマ……お前、キスしてる時は鼻で呼吸しろって……」
コジローが笑いを堪えながら指摘すると、タマキは真っ赤になり下を向いて呟いた。
「すいません……初めてで……よく分かんなくて……」
「ま、いいや。じゃ、タオル取るぞ」
布越しに胸を触りながらタオルの裾を掴むと、タマキは目を回しながら動揺する。
「え、あの……脱がなきゃ……駄目なんですか……?」

「……そりゃお前、普通は全部脱ぐだろ」
「きゃっ」
コジローがタマキをトンと軽く押すと、
緊張で全身が硬くなっていたタマキはそのまま布団の上に尻餅をつく。
その隙にコジローが上半身のタオルを肌蹴させると、
タマキはぱっと両手を交差して胸を隠そうとするが、
コジローの視線の先は別の場所へ注がれていた。
964姫と侍25/36:2008/07/26(土) 19:04:04 ID:9qWHEOwr

いざ実物を太ももの付け根に確認して、コジローは固まる。
(……予測はしてたけど…………想像以上に狭くて小さそうだぞこりゃ)
「……先生?」
「え、ああ、なんでもないなんでもない。とにかくまあ、怖いのは分かるけど力抜け」
コジローはタマキの頭の両側に手をつきながらもう一度唇を近づける。
「タマ……舌出せ」

恐る恐る差し出されたタマキの舌をコジローは唇で挟むと、
その小さな先端を自らの舌でつつく。
「ぅ…………」
一度口を離すとコジローは少し笑いながら呟く。
「今度はちゃんと鼻で息しろよ?」
コジローはタマキの口へ唇を重ね、タマキの舌を自らの舌でねぶり始める。

味嚢の一つ一つをなぞるかのような丹念な舌の絡み合いに、
タマキは脳内が蕩けるような快感に見舞われた。
(やだ……キスしてるだけなのに…………気持ちいい……)
布団とのしかかるコジローの顔で頭をサンドイッチにされ、
おまけに顔の両側は自重を支えるコジローの手で塞がれているため、
タマキは逃れる事もできずコジローの舌が生み出す
甘美な愉悦にただただ身悶えするばかりだった。

頬の内側や歯列などを舐め、唇と唇を挟み合わせ、
唾液と唾液を混ぜ合わせる行為が2分は続いたころ、
教え子の目が初めての快感に朦朧としてきたのを確認してコジローはゆっくりと唇を離す。
そしてもはや体を隠す働きを満足にせず、
ただ彼女の体に張り付いているだけのバスタオルへ手を這わせ、
その下に隠れたほとんど盛り上がりのない胸部を掴む。
(うへえ……まじでぺったんこだな)

「先……生……?」
愛撫の停止にタマキが不思議そうな声を上げると、
コジローはごまかすようにもう一度キスをする。
そしてそのなだらかな膨らみを揉む……というより押しつぶすと、
タマキの顔が痛みに歪んだ。
965姫と侍26/36:2008/07/26(土) 19:04:44 ID:9qWHEOwr

「つっ……」
コジローは慌てて手と唇を離す。
「あ、優しくしたつもりだったけど……痛いか?」
「はい……ちょっとだけ」
(まーしかたないか。ここはまだ発達遅いみたいだな……いや、胸だけじゃないけど)
一度引っ込めた指を触れるか触れないかという位置へ戻し、
コジローは壊れ物を扱うかのような優しい愛撫を開始する。

「あっ……」
濡れた和紙を摘み上げるかのような繊細さで白い乳房の上を撫ぞり、
円を描くように指を這わせるとタマキの吐息が少し蒸れる。
「ふぅ……」
(ま、一応それなりに感じたりはするわけだ。
なら、こっちの方も大丈夫か?)
コジローが股間の曲線をつーとなぞる。

「ひっ、いたっ」
タマキの悲鳴に慌ててコジローが愛撫を止め自分の手を見ると、
そこにタマキの痛覚を刺激した犯人を発見する。
「ああ……そういやそうだったな。すっかり忘れてた……」
少女の柔肌を傷つけた物、それは練習でできた竹刀ダコだった。
(そういやここんとこ家帰っても素振りしてたからなぁ……)

大学時代、童貞を捨てた時は毎日の素振りなんてやっていなかったから
竹刀ダコなど存在しなかったが、今の手では指による愛撫などできない。
(だったら……もう、挿れちまうか?)
しかし処女の濡れていない性器に、しかもタマキのような小柄な少女へ
いきなり挿入するような危険な真似をできるわけがない。
(だとしたら……こうするしかないか)
コジローは顔を少女の股へ近づけると、未開の秘裂を舐めあげた。
966姫と侍27/36:2008/07/26(土) 19:05:46 ID:9qWHEOwr

保健体育では習わなかった行為にタマキはパニックを起こす。
「え、きゃ、そ、そんなところっ……き、汚いです!」
コジローは割れ目から口を離しタマキに尋ねる。
「風呂入ったばかりだろ?それともちゃんと洗わなかったのか?」
「いえ……そ、それは、ちゃんと、洗っておきましたけど……」

「なら大丈夫だろ」
顧問の髪を掴みなおも何か言おうとするタマキを無視して、
コジローはもう一度そこを舐める。
「あ、や……」
タマキはコジローの頭を抑えたまま可愛く喘いだ。
(なんつーか……見かけは小学生みたいだけど……
刺激してやれば一応、少しは濡れてくるんだな……)

遠目では一本の線にしか見えないそこを何十回も舌でなぞり続けると、
貝の口のように閉じていた肉の門に段々と空間が生まれ始めた。
タマキの全身からも少しずつ力が抜け、コジローは少女の両足を少しずつ割り開いていく。
しかし彼女の両足を大きく両側へ開かせても、
そこは包皮に包まれたクリトリスの頭がやっと空気に触れるぐらいしか隙間が開かず、
コジローの肉棒を入れるにはまだ早く思える。

(とはいえ……もう愛撫を始めて5分ぐらいか……
タマの体の小ささと処女って事を考えると……この位のスペースで限界なのか?
……なにより愛撫に時間かけすぎると、
不安と恐怖がぶり返してせっかく濡らしたここが乾いてきちまうし)
実際に今も濡れ方が最初の頃に比べ悪くなってきている気がする。
決断を下すなら今かもしれない。
「タマキ……そろそろ入れるぞ?」

上気して息が荒くなっていたタマキの顔がさっと強張る。
「は……はいっ」
「ほら、あんま硬くなるなよ」
コジローが自分のバスタオルを取ると、タマキは息を呑んで彼の下半身を一度凝視し、
そんな自分の様子を伺うコジローに気づき慌てて視線を他の場所へ彷徨わせる。
「お、お願い……します……」
967姫と侍28/36:2008/07/26(土) 19:07:06 ID:9qWHEOwr

視線、呼吸、声色。全てが震え、定まらない。
コジローの逸物を見てから、タマキが更なる恐怖に支配されるのが手に取るようにわかる。
(そりゃなあ……正直入れる方の俺でさえ……怖いぐらいだし……
裂けたりしないよな?)
コジローは先端をそこにあてがうと、身を屈めて震えるタマキの唇へ再度キスをする。
「力抜いてなるべく楽にしろ」
「は……はい……」

そして、ついにコジローの分身がタマキの中へ挿入される。
「……っ!……」
(き……きつい…………それにすごい力で閉め潰そうとしてくる……)
コジローの侵入があるポイントでとまる。
硬くてきつい壁の圧力よりなお強い存在感で、
その薄い肉の瘤はタマキの純潔を守っていた。
(くそ……なんて苦しそうな顔してやがる……)

コジローの下で涙を溜めたタマキの顔色は蒼白で、
彼女の感じる苦痛がどれだけ激しいかを雄弁に物語っている。
(かといってここで止めるのは……できないな。
タマキの病気を治すまでの時間はそんなに残されてねえんだ……)
大きく息を飲みこむと、コジローは一気に腰を突き出し教え子の貞操を奪った。
「ぁぅっ…………」

くぐもった悲鳴がタマキの口から漏れ、たまり切った涙が堰を切って流れ出す。
その瞬間まるで陰茎を握り潰される様な圧力を感じ、コジローも低く呻く。
「……我慢しろ。すぐ終わらせる」
破瓜の血がわずかながら潤滑油の働きをしてくれるのは不幸中の幸いだった。
コジローは歯を食いしばってタマキの中で前後に肉の刀を動かす。
その度にタマキは口から苦しそうな吐息を零し、頬が青白くなっていく。

処女であり体格の小さいタマキの締め付けが、コジローの快楽中枢をすぐに高めていった。
(…………すげえ締め付けだ……これなら、すぐに出せる…………)
コジローはまるで板に釘を打ち込むように、硬くてきついタマキの穴を陰茎で穿つ。
「タマ……出すぞ……」
「っは…………」
ほどなくコジローは何度か腰を痙攣させながらタマキの中へ濃く白い液体を放ち、
射精が完全に終わった後ゆっくりと腰を引いてタマキの体から離れる。
968姫と侍29/36:2008/07/26(土) 19:07:47 ID:9qWHEOwr

「タマ……もう終わったぞ?」
ティッシュペーパーでタマキの股間から滲み出る白と赤の混合液を拭きながら、
コジローはタマキの頭を撫でる。
「だからもう……力抜いていいんだ」
その言葉でようやくタマキはシーツを力強く握り締める指を脱力させる。
「はい……」
「涙も拭こう……な?」

コジローの声でようやく自らが泣いている事に気づいたタマキは、
慌ててコジローから顔を背ける。
「あ、はい……その、すいません……」
彼女の目元をハンカチで拭いながら、コジローはとてつもない罪悪感に苛まされていた。
(ああ、くそ……なんかものすごくひどい事したみたいだ……
こんな事ならロリコンかサディストに生まれてくりゃよかったな……)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


翌日の部活時間、男子更衣室から出てきたコジローは楽しげな談笑を耳にする。
見れば武道館の片隅で女子五人がタマキを中心にして輪となり、
大人の女になったばかりの少女に対しマシンガンのように次々と質問を繰り出していた。
「じゃあ、ついにタマちゃんは……」
「はい、一応、昨日……」

「ええー、本当に、本当に、その、タマちゃん、先生とそういう事を……」
「何でそんなに驚いてるのよ。サトリだって賛成してたでしょ、
タマちゃんが治療を先生にしてもらうのを」
「え、そ、それはそうですけど、その……実際にこういうことになるとはその、
なんていうか現実感がないというか、その」
遠くから眺めるコジローと目が合い、
サトリはますます顔を紅潮させてもごもごと言葉を飲み込む。

「さとりんはウブだねぇ、これ位のことで真っ赤になっちゃって」
「……そういう先輩も少しのぼせてるみたいですけど」
ミヤミヤの指摘どおり、サヤの顔は微妙に赤い。
「え、あ、あたしが赤面してるって?な、何を馬鹿なことを!」
慌てふためくサヤにミヤミヤが爆弾を落とす。
「先輩、もしかして処女ですか?」
969姫と侍30/36:2008/07/26(土) 19:08:44 ID:9qWHEOwr

一瞬武道館を沈黙が支配した後、サヤの顔が真紅に染まる。
「な、なわけないでしょ!言っとくけど結構すごいんだからね、あたしは」
「…………サヤ〜ん、そんな事で見栄張らなくても。本音でいこうよ本音で」
「キリノまで何さ!話してないけど結構経験豊富なんだからねあたしは」
(((も、ものすごくうそ臭い……)))
コジローとキリノ、ミヤミヤが疑り深い眼差しサヤに向けるなか、
サトリはますます顔に血を上昇させる。

「す、すごいです、皆さん大人です!それに比べて私なんて……」
「いやいやさっちん、あたしも経験ないし、
まだ高校生なんだから経験なくても卑屈になることないって」
まるで自らの疑惑を晴らすかのようにサヤが話題を変えた。
「しかし一昨日告白されたばかりなのに、先生も行動早いっすねぇ。
で、どうだったのタマちゃん、コジロー先生変な事しなかった?」

コジローはおいおい何馬鹿なことを言ってるんだ、
とサヤを止めようとしたが思いとどまった。
それは昨日コジローがタマキの主治医に会った時に受けた説明を思い出したからである。
『病気の発見がここまで遅れたのも、川添さんの家庭環境や交友関係に一因があります』
コジローがどういうことかと尋ねると、
女医はメガネのつるを人差し指でずり上げながら説明した。

『父子家庭で育った彼女には、
子宮内膜症で起こる月経の激しい苦痛を相談できる同性の家族がいませんでした』
確かに女の子は父親に生理のことなど説明はし辛いだろう。
『中学時代もあまり親しい友達がおられなかったようですし……
特定の趣味を語り合う友達はいたようですが、
体の変調を話せるほど心を許せる仲ではなかったようです』

確かにあいつは友達が少なそうだったもんな、
と出会ったばかりのころのタマキを思い出しながらコジローは苦笑した。
クラスメイトといかがわしい雑誌の記事について語り合ったり、
18禁のDVDをこっそり部活の先輩から借りたり、
ちょっと大人びた下着を友達と一緒に買いに行ったり。
中学時代のタマキにはそういった経験が殆んど無かったのだろう。

『もし剣道部に入って今の先輩や学友達に出会わなければ、
川添さんの子宮内膜症の発見はますます遅れていたでしょう』
タマキの病の発見に繋がったのは、何気ない女子更衣室での会話からだったらしい。
そんな説明を聞いていたから、コジローは教え子達の猥談を放置した。
(ま、こういう話をして知識を蓄えることも必要だしな……今のタマには)
多少は自分が話の種になるのもしょうがないか、とコジローは割り切る。
(まあ男子が来たら止めるぐらいでいいか)
970姫と侍31/36:2008/07/26(土) 19:10:20 ID:9qWHEOwr

「変な事って……なんですか?」
首を傾げるタマにミヤミヤがさらっと答えた。
「例えばそうね……口でしろと強要されたり」
タマキは少し頬を染めながら昨夜のことを思い出す。
「ええと、確かに口でしましたけど」
タマキの答えに一瞬場が凍りつく。

幽鬼のようなゆっくりした動きと修羅のような形相でミヤミヤがコジローの方を振り向く。
「……へー、初めての年端もいかない女の子に口でするように強要……」
(ここここ、怖えええええええ)
ミヤミヤの全身から立ち上がるどす黒いオーラに、コジローの血が凍る。
彼女の竹刀の切っ先は、コジローの頭部へゆっくりと向けられた。
「ば、馬鹿!違うってば!俺はタマに強要なんかしてねーよ、
むしろ俺がしたんだって!タマもちゃんと説明してくれ!」

コジローの必死な形相に驚いたタマキがこくこくと頷くのを見ると、
ミヤミヤの顔が元に戻る。
「あら、そうだったんですか。それならOKです」
しかしサヤは顔を真っ赤にして大声を上げた。
「ええ、先生がタマちゃんのを口でって……そ、それはそれで変態臭いような」
「まーでも前戯をするのは大切だからねぇ、特にタマちゃんは初めてなんだし。
ある程度慣らすのは大切なんじゃないかい?」

「キ、キリノまでそんな事を!」
「……経験が多いという割には、口でしたこともされたことも無いんですか?」
ミヤミヤの突っ込みにサヤは耳まで真っ赤になる。
「どーせ……どーせあたしは処女ですよー、うわーん!」
泣きながら武道館を飛び出したサヤの脇で、
サトリはサヤに負けないぐらい顔面を朱に染めていた。

「タマちゃんと先生が大人の関係に……宮崎さんは口でするのが当たり前……
この部って……この部ってなんだか大人だ……」
どうやら今までのやり取りで脳が許容量を超えたらしく、
サトリはへなへなと力を失い壁にもたれかかった。
そんな中着替えの終わったユージが男子更衣室から出てきたので
コジローは手を叩いて女子の話を終わらせる。
971姫と侍32/36:2008/07/26(土) 19:11:01 ID:9qWHEOwr

「ほらほらお前ら、ユージが来たから話は終わり。続きはまた部活の後でな。
練習はじめっぞー」
ユージは武道館内の不穏な空気に首を傾げる。
「あれ、皆何の話をしてたんですか?サヤ先輩はいないし東さんはグロッキーだし」
コジローは適当にごまかした。
「ま、なんでもないから気にすんな」

「じゃ、あたしタマちゃんと打ち込み稽古します。よろしくね、タマちゃん」
いきなりミヤミヤは困惑するタマキの手を掴んで武道館の端っこへ引っ張ってゆく。
「あ、ずるーいミヤミヤ、二人きりで稽古しつつ色々タマちゃんから
聞きだすつもりだね!」
「おほほほほ、早い者勝ちですわよ部長」
「てか俺の指示もなく勝手に打ち込み稽古始めんなよミヤ!」

「聞き出すって……何をです?」
「まあ気にするなってユージ」
取り付くしまもないコジローの様子にユージはため息を吐く。
「じゃああたしはサヤでも探してきますか。
全くあの子も変なとこで見栄っ張りなんだから」

「先生とタマちゃんが大人の……口でするのは当たり前……」
サトリはまだうわ言の様に何事か呟き続けていた。
と、サトリはバランスを崩し倒れこむ。
「きゃあ!」
しかしその腕をユージが掴んだ。
「大丈夫東さん?体調悪いのなら休んだ方がいいよ」

「え、ええ!?あ、はは、大丈夫です私は、ほら、こんなに元気!」
ぶんぶんと機械的に素振りをするサトリを怪訝そうに見つめた後、ユージは館内を見渡す。
ミヤミヤとタマキは打ちこみ稽古と称して何かを小声で話し合い、顧問は心ここにあらず。
サヤとキリノはどこかへ行き、ダンは掃除でまだ来ない。
(全く、みんな身勝手だな)
「先生とタマちゃんが大人の……口でするのは当たり前……」
ユージはにこやかに笑いながらまたぶつぶつ呟き始めたサトリを誘った。

「じゃあ東さん、俺らもやろうよ」
「え…………」
一瞬の絶句。その時サトリの頭はナニのことで一杯だった。
そんな頭の沸騰した彼女にとって、ユージのお誘いは練習のことと認識できなかったのだ。
「ユ、ユ、ユユユユユージ君と私が、いいいいいいっしょに……」
「?うん、いっしょにやろ」
「い、いやああああああっ」
972姫と侍33/36:2008/07/26(土) 19:13:12 ID:9qWHEOwr

サトリの突きを食らったユージは吹っ飛んだ。
「なぜにーーーーっ」
「ああ、ユージが死んだ〜」
遅れてやってきたダンが、武道館の外まで飛んできたユージに驚きの声を上げても、
コジローはまだ放心したままタマキの方を眺めている。

それはミヤミヤとタマキが壁際へ移動する時のやり取りを見聞きしたからだった。
――それでタマちゃんは、Hした時痛くなかった?――
――……少し痛かったけど、大丈夫です……――
――そう、ならよかった――
手を引っ張りタマキとは反対側の方を見ていたミヤミヤは気づかなかった。
大丈夫と答える少女の顔が全然大丈夫そうではないことに。

(IH予選で立っていられないほどの痛みを耐えていたあのタマが……
あんなに辛そうな顔をするなんて……)
改めてコジローは、セックスが体の未発達なタマキに
どれだけ負担をかけているかを思い知らされた。
(こんなんでタマキの病気、ちゃんと治してやれるのか……?
こんなザマで、俺達うまくいけるのか…………?)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

「うまくいくわけねーーーーーーーーー!!」
突然大声を出すコジローに、タマキがびくっと振り向く。
初めての夜から五日経っていた。いくら毎晩Hをしているとはいえ、
そんな短期間でタマキがセックスに慣れるはずもなく、
今日もコジローはタマキの泣き顔を見ながら射精した。
その後セックス後の倦怠感と罪悪感に苛まされていたコジローはいきなり吼えたのだ。

「すいません……あたしの体が、その、未成熟で」
「あ、いや、タマは謝るな!謝らなくてもいいから。
お前に怒ってるんじゃねえんだよ!」
コジローの大声にますますタマキは小さくなって彼に尋ねる。
「え、あの……じゃあ、誰に怒っているんですか?」
「そうだな……この状況を作った神様かな。タマをひどい病気にしやがって!
このままだと俺は……」
973姫と侍34/36:2008/07/26(土) 19:14:02 ID:9qWHEOwr

そこでコジローは吐き出そうとした叫びを止める。
(このままタマの辛そうな顔見ながらセックスを続けてたら俺、
……インポになっちまう!)
事実、昨日はタマキの中へ入れる前に萎えかけて自分でしごかなければいけなかったし、
今日はH前の風呂へ入ってる間に愚息が下を向いてしまい、
やはり自分で慰めてから始めなければいけなかった。

しかしこれらの事実を口にしたら自分の体つきに
自信のないタマキを傷つけるかもしれない。
(事実自分で未成熟とか言い始めてるし……いやまあ、確かにその、
ちょこっと子供っぽいけど、とにかくそれは置いといて!)
「このままだと、うまくいかねえ……いくわけねえ!」

普通のカップルならお互いの性感を探し、体を慣らしていくこともできるだろう。
だがタマキとコジローにはそんな悠長な真似はできない。
タマキの子宮には、子宮内膜症にはタイムリミットがあるのだ。
「あの……あたしは別に……辛くなんかはないですよ」
「……辛くないわけねーだろ。こんな涙目になっといて」
タマキはぎこちなく笑ってみせる。

「あ、あの……これは嬉し涙、です」
「……いやいやいや。ありえねーよ。ガチ泣きじゃねえか」
「そ、そんな事は……ないです。はい」
コジローははあ、と大きくため息を吐く。
(あーもう、こいつはこんな感じで強がるし……先輩との試合といい、
東城戦の時といい……結構意地っ張りなところがあるのは分かってたけど……
こんなんじゃこいつどんどん自分で自分の首を絞めるぞ)

もしこのまま苦痛しか生まないセックスを続けるならタマキはさらに濡れにくい体となり、
セックスの負担やストレスはますます増加するといった負のスパイラルに陥ってしまう。
そうなればタマキを妊娠させるというゴールはますます遠くなる。
そして何よりこのままだとコジローは不能へ一直線、
彼の物が勃たなくなれば妊娠もくそもない。
(こうなりゃ……あいつに相談するしかない!)

974姫と侍35/36:2008/07/26(土) 19:15:23 ID:9qWHEOwr

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「というわけで、昨日お前を送った後にもらってきたのがこれだ」
翌日コジローの部屋で取っ手のついた金属製の嘴のような外見をした器具を見て、
Hの終わったばかりで疲れ果てていたタマキは不安そうな声を上げる。
「あの……これって何なんですか」
「ああ、クスコっていう医療器具だ。膣の大きさを測るものだよ」
「名前じゃなくて……」

(何でそんな物がここに?)
「お前や俺が苦しまないようするために必要なんだよ。ほら速く足開け」
「ええ、あの、あ、冷たっ」
布団の上で両足を大きく開かされたタマキは、
いきなり下半身に冷たいクスコを入れられて悲鳴を上げる。
「んじゃま、ゆっくり広げていくから……痛くなったら言えよ」

コジローは閉じていた銀色の嘴を少しずつ広げていく。
それとともにタマキの膣口が大きくなる。
(や……広がって)
「……あ、いっ、いタッ」
「ふーん、これ位か……じゃ、このサイズだな」
ようやくクスコが抜き取られてほっとしていたタマキは、
コジローが袋から取り出した物を見て今度こそ仰天した。

「え……そ、それは……」
男性性器を模し合成樹脂でできたあまりも淫靡な物体。
「これはディルドーだ。……さすがにこいつは名前を知らないか」
「そ、そんな物どうす……」
コジローはさも当たり前のように呟いた。


「入れるんだよ、お前の膣に」


「え、無理、そんなの無理です!そ、そんなの……なんで」
「ローションたっぷりつけるしサイズもでかすぎねえの選んだから問題ねえよ」
目を白黒させているタマキの腰を掴み、
コジローはその割れ目にディルドーの先端を突っ込んだ。
「や、……あ、おおきっ、……いや、はいっちゃ……」
タマキは少し苦しそうな表情を浮かべたが、
コジローは怪しいピンク色のこけしを力ずくで少女の中へと沈ませる。
975姫と侍36/36:2008/07/26(土) 19:16:15 ID:9qWHEOwr

「よし、タマ。これからは家でこいつを入れたまま生活するんだ」
えげつない指示に、タマキは涙目でコジローを見上げる。
「な、なんの……ために」
「首長族や耳長族って知ってるか?首に輪をつけたり、耳に重りをつけたりして
首や耳を長くしている人達だ。あれと同じで、お前のあそこを大きくするんだよ。
毎日大きさを測って、大きくなったらその度にサイズを少し大きめなディルドーに変える。
この繰り返しで俺のが入っても痛くないようにするまで大きくするんだ!」

「でも……こんなの……入れたままなんて……」
タマキが難色を示すのも当たり前の話だ。しかしコジローも必死になる。
(俺は親父さんの前でこいつを幸せにするって誓ったんだ……)
なんせタマキの病を癒せるかどうかの瀬戸際なのだから、
コジローも引くわけにはいかない。
「やるんだよ、このままじゃお前セックスの時辛いだけだろ!」
「わ、わかりました、わかりましたから!そ、その、体を揺すらないで下さい……」

(こ……こんなのつけたままじゃ、動くのも辛い……)
「ほ、ほんとに、これ、入れたままじゃないと駄目ですか……?」
「あ、稽古をしたり、親父さんと飯を食ったりする時は外していいぞ。
だけどそれ以外に勉強や寝る時、アニメを見る時とか一人の時は入れたままだ。
……後このことは部の皆にも秘密な、特にミヤには」
「うう……わかりました……」
(……こんなんで大丈夫なのかな……色々と)


続く
976姫と侍 次回予告:2008/07/26(土) 19:17:54 ID:9qWHEOwr

タマキの病を治すため暴走するコジロー
「こういう薬も使ってみるか?」

少しずつタマキの中に生まれる新たな感覚
「アニメ見たのに…………内容、全然……覚えてないや……」

そして起こる悲劇
「どうしたんだね珠姫?なんだか顔が赤いようだが……」
「っておい、まさか今も入れたままかよ?!
親父さんにばれたら……俺殺されちまうじゃねえか!!」


次回姫と侍第三話、『羞恥と芽生え』(仮)


「ごめん……なさ……あたし……高校生なのに………………漏らしちゃいました…………」
977名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:27:57 ID:ewJ3ugyV
キリノが空気過ぎるせいかもしれんが、長いだけで面白くないし
書き手のキャラや原作に対する愛情みたいなものが感じられない
設定はリアルっぽくしようとしてるのに、話の流れというか周りの反応が
ファンタジー過ぎる
あと、真面目?な和姦物で肉棒とか書かれると違和感があるな
978名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:32:45 ID:NarEMxEV
がんばれがんばれ

応援してるよ
979名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 21:14:54 ID:WMBuX5gb
そろそろ次スレですな
980名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 21:30:39 ID:Mm17QiCg
>>975
すごい組み合わせだなw
乙!
981名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 21:37:14 ID:vo4Qa6hr
テンプレ

土塚理弘氏の漫画の総合エロパロスレッドです。
マテリアル・パズルやBAMBOO BLADEのエロ全般を扱います。
小説のみならず絵師さんの活躍なども大歓迎です。
やおいものやグロ描写のきつい作品は対象外です。
荒らしや煽りなど、スレッドの進行の妨げになるレスは華麗にスルー。

●過去スレ
【マテパ】土塚理弘作品総合 6指目【バンブー】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206282101/
【マテパ】土塚作品総合 5指目【バンブーブレード】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195654694/
【マテパ】土塚理弘総合エロパロ4指目【バンブー】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1151590522/
【マテパ】土塚理弘総合エロパロ3指目【バンブー】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131114856/
〜マテリアル・パズルのエロ小説〜 2指目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1104670126/
〜マテリアル・パズルのエロ小説〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1053234874/

●関連サイト
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/

土塚理弘作品系スレ ログ保管庫
http://totsuka.nomaki.jp/

【マテパ】土塚理弘作品総合【バンブー】作品保管Wiki
http://www13.atwiki.jp/bamboo-blade/pages/1.html
982名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 22:18:55 ID:LB1RKkY1
983名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 22:21:22 ID:2q5Q+ySm
読んでもいないのに批判してる奴って、何なの?
984名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 23:18:32 ID:RXUMe2L+
>>976
続き待ってます
985名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 10:15:57 ID:A7uNFu2n
いろいろと面白い展開になってきた
こりゃ続きも楽しみだ
986名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:02:51 ID:v7GkDLjd
987名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:03:23 ID:v7GkDLjd
988名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:03:47 ID:v7GkDLjd
989名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:04:16 ID:v7GkDLjd
990名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:33:20 ID:Fi6tIWlH
でもまだ990
991名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:35:29 ID:5qcBT0y7
1000ならウラ様が脱ぐ
992名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 23:17:33 ID:I/NagerB
次スレえぇ
993名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 11:30:15 ID:Laj72oTk
赤ちゃんを人質に取られたプリセラレイプはまだですか
994名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 11:31:42 ID:Laj72oTk
995名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 12:12:52 ID:VmK6WZ2d
よっしゃあ>>2ゲットォォ!
996名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 13:46:18 ID:Laj72oTk
二分の一ははずれたようだな
997名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 13:50:14 ID:zWwMWeou
タイ
998名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 13:50:35 ID:zWwMWeou
ミン
999名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 13:50:59 ID:zWwMWeou
グわ
1000名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 13:51:39 ID:zWwMWeou
る――――――――ッ!!!!!
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。