前スレの続きでナイトメアドリーム第三話を投下します。
近親相姦注意
ついでにナイトメアドリーム人物と設定紹介
・千巻 大和(せんかん やまと)。高校一年生。本編の主役。
気絶してたリリムを襲い、処女を奪ったために魔王の呪いにより悪魔化。以後、呪いを解くために魔力を集める。悪魔名はナイトメア☆ヤマト。
半年前に事故で両親が他界し妹のありさと二人暮し(遺産があり生活には困っていない)。
本人は真っ当な真人間のつもりだがへんたいさんである。
・千巻 ありさ。マジカル☆アリサ。小学6年生。
大和の妹。元気で活発、明るい性格で友達も多い。
魔法天使エンジェル☆ローラとの出会いにより魔法少女マジカル☆アリサとなり正義のため、人々のために戦う。
ショートヘアの栗色の髪。変身時は髪が長く伸びツインテールになる。これは彼女の願望のあらわれである。
千巻家の家事全般と家計を一手に預かる、非常にしっかり者。だが性に関する知識は全くない。
将来の夢はお兄ちゃんのお嫁さん。
・ナイトメア☆リリム。年齢不詳(外見年齢は中学2年生くらい)。魔界よりやって来た悪の魔法少女。
ピンクの髪のツインテールに背中には小さな黒い羽。
魔王の百人の子供の百番目の子供で魔王候補者として選抜戦に参加(魔王の子供は全員参加なので強制的に)。
大和に処女を奪われ、魔王の呪いにより彼に服従する。
その実力は魔王の百人の子供の中で百番目。最弱。
かなりのーてんきな性格のアホの子だが悪の魔法少女をノリノリで演じる。
・次期魔王選抜戦
魔界の次の王様を決める戦い。魔王の百人の子供がこの世界にやってきたのはこのため。
期限は一年。4月1日にはじまり来年の3月31日に終了予定。
破壊、混乱など悪事を働くと功績になり、もっとも功績を挙げた者、または最後の一人が魔王に選ばれる。
功績は魔界にある次期魔王選抜戦監視委員会が公平に判断して決める。魔法少女や魔法天使を倒すと功績が大きいらしい。
この世界を侵略し魔界の領土を広げるのも目的のひとつ。
一年の期間内に魔界に帰還した者は失格となる。それ以外は特にルールはなく、候補者同士で殺し合うのもあり。
なお魔王の百人の子供は全員母親が違う(母親同士が血縁者はあり)。男もいれば女もいる。
女は全員「悪の魔法少女」だが、男には様々なタイプがいる。
・魔王の呪い
魔王選抜戦前に処女童貞の子供たちに魔王がかけた呪い。処女童貞でない子供はかけていない。
人間に無理矢理処女(童貞)を奪われると発動し、その人間を悪魔化し、奪われた者は絶対服従する。
大和はこの呪いにより悪魔化。解除するには魔王以上の魔力が必要で非常に困難。
魔物同士は発動せず、また人間でも和姦なら発動しない。一度悪魔化した人間が他の者を襲っても発動する。
なぜ魔王がこのような呪いをかけたかは大いなる謎。
・魔法天使
魔界が百人の魔王の子供を地上界に送ると同時に、天界より派遣された百人の魔法天使。
魔を撃ち滅ぼす。素質ある少女を魔法少女にすることもある。魔法天使は女性だけで全員処女。処女を奪われると……
ナイトメアドリーム第三話
「ひくっ……ひくっ……」
妹が泣いている。ありさが。大事な大切な妹が。
半年前の記憶。両親が事故で死んだときの。
お父さんとお母さんの亡骸を前に僕と妹は泣くだけ泣いた。もう涙は出尽くしたと思うほど。
それでもまだ妹は泣く。そして僕に涙を止めることはできなかった。
「ありさ……」
むせび泣く妹の頭を胸に抱き、短い栗色の髪を撫でてやるながら、僕、千巻 大和は誓った。
妹を守っていくと。お父さんとお母さんの代わりに。そしてありさを幸せにすると。
その日からありさの幸せが僕の幸せになった。
それなのに……。
気が付くと僕は自分の部屋にいた。人間の姿で暗い部屋の隅っこに膝を抱えて座り込み、じっと待つ。
待つ? 何を? ありさが帰ってくるのをか?
妹を……ありさを犯した僕がどんな顔で会えばいい!?
「くそっ。なんで……こんな」
声に出して毒づく。もう何度目だろう。
悪の魔法少女のリリムを犯して悪魔化し。その呪いをとくため、魔力を集めることにした。
呪いをかけた魔王以上の魔力。そのためには、魔法天使、そして魔法少女を犯して魔力を奪うのが手っ取り早い。
だけど。
やっと倒して、犯し、魔力を奪ったマジカル☆アリサ。その正体は……妹のありさだった。
僕はずっと悪魔の姿だったからありさには僕だとばれていない。
でも……ありさを犯した事実には変わりない。守ると誓った妹を泣かし、傷つけ、汚した事実は。
ガラッ。不意に窓の開く音。
「ふえええ〜ん」
顔を上げると、ピンクのツインテールが見えた。ナイトメア☆リリム。ずいぶんボロボロだった。
「ご主人様〜。やられちゃいました〜」
リリムにはエンジェル☆ローラの足止めを命じていた。そのローラがありさを犯した現場に現れ、僕は飛んで逃げ出した。
「ご主人様?」
僕の顔を見て、リリムが心配そうに眉を寄せる。今はもう夜。部屋の中は真っ暗だが、
魔物の目は暗闇でもものが見える。
「どうして……泣いてるんですか?」
泣いてる? 僕が?
顔を手でふいて気付いた。僕の目から涙が流れているのに。
お父さんとお母さんが死んだときに涙は出尽くしたと思ったが。僕にもまだ涙が残っていたんだな。
「ご主人様ぁ」
リリムが膝を付いて顔を寄せ、ぺろっと頬を舐め、涙を拭いてくれた。くすぐったい。
「マジカル☆アリサにやられたんですかぁ?」
「いや……逆だ。アリサを犯して魔力を吸収した」
淡々と事実だけを告げる。
「わぁ。良かったじゃないですか」
ぱんと手を叩いて喜ぶリリム。
「お前は……知っていたのか?」
「何をです?」
「マジカル☆アリサが……妹のありさだったことに」
「えええええええええええ〜!」
背中の小さい黒い羽をばたつかせ、宙に飛んでリリムは驚いた。
「そ、そうだったんですか!」
そしてリリムははっと気付き、
「そ、それじゃあ……ご主人様は妹さんを……」
横を向いて目を逸らす。
「す、すいません〜」
「リリムが謝ることじゃない。気にするな」
「はい。気にしません」
……本気で気にしなくなっただろお前。
「は〜」
どっと疲れが出る。
「ただいま……」
玄関から小さな声。
僕はすぐさま部屋を出て、階段を下りた。
「ありさ……」
玄関に立ち尽くす妹を見て、僕も立ち尽くす。
とりあえず怪我はないようだ。服もちゃんと着ている。
でも……いつもの元気がない。事情を知らなくても、一目で分かるほどに。
「ご、ごめんね遅くなって……」
目を逸らし、下を向いてありさが小声で謝る。いつもなら謝るときにもはきはきしてるのに。
「い、いや……。無事ならいいさ」
僕は笑おうとして……やっぱり出来なかった。拳を握って、それでも妹から目を離さない。
目に焼きついた光景が脳裏を過ぎる。全裸で、精液まみれで、虚ろな瞳で横たわるありさが。
「ご、ごはん……お兄ちゃんが作ろうか? それとも、どっか食べに……」
「ごめん」
靴を脱いで家に上がり、ありさはさっと僕の横を通り過ぎる。
「今日は食べたくないの……。お兄ちゃん、自分でして食べて……」
「あ、ああ」
しっかりした足取りで階段を上がるありさ。痛みや後遺症は残っていないようだ。
あれだけぶっといモノが挿入されたのに。魔法で癒したのだろう。
僕はその後ろ姿を呆然と見送るしか出来ない。
ありさが部屋に入り、ばたんとドアを閉める音まではっきり聞こえる。
「ひくっ……ひくっ……」
そして悪魔の敏感な耳は、ありさの泣き声をはっきりと聞いた。
「はぁ」
部屋に戻った僕は、深くため息をついて、ベッドに座り込んだ。
早速隣にリリムが座り、ピンクのツインテールから甘い香りが漂う。
「ご主人様ぁ……悲しいんですか?」
「まぁな」
ピンクのツインテールを撫でると、サラサラの感触が手に心地いい。だが僕の心は晴れない。
「なぁ。どうしたらいいと思う?」
ついリリムに相談してしまう。この悪の魔法少女にろくな答えなど期待していなかったが、
「犯せばいいと思います」
とんでもないことを言いやがる。
「あのなぁ」
妹を犯して苦悩してるのに、さらに犯してどうする。
「犯して、ご自分のものにしたらいかがです?」
魔王候補にふさわしいとは言える。それが出来たら苦労しない。
でも……なんだか吹っ切れた。
「リリム」
立ち上がり、リリムのピンクの頭を撫でた。さらさら。
「ありがとな」
「はい」
ニッコリと無邪気な笑み。ありさほどじゃないが、リリムも大切に思えてきた。
隣にあるありさの部屋の前で、僕はやっぱり立ち止まってしまう。ちなみに僕の部屋はリリムの張った結界があるので声は漏れない。
覚悟を決めろ。
ドアノブを回すと鍵はかかっていない。かちゃっとドアを開け、部屋に入った。
明かりを点けていない暗い部屋。暗視の利く悪魔の目には小学6年生らしい可愛い部屋が映っていた。
そしてベッドに沈み込んで泣いているありさの姿が。
「お兄ちゃん?」
上半身を上げ、妹がこちらに顔を向ける。真っ赤に泣きはらした目。
「ありさ……」
僕はばっと飛びかかり、
「きゃっ!?」
ありさを押し倒し、抱きしめた。
腕の中に妹のぬくもりを感じ、しっかりと抱きしめる。
「お、お兄ちゃん……」
抱きつかれたありさは呆然と呟き、
「いやぁ!」
甲高い声で叫んだ」
「いやあぁ! やだぁ! やめて! もうやめて!」
半狂乱になってありさは必死に叫び続ける。無理もない。昼間、悪魔に犯されたばかりなのだ。
「やめてぇ! お兄ちゃん……やだ、お兄ちゃんがこんな……やだあぁ!」
つーとありさの頬を涙が流れ、僕の胸を濡らしていった。
「ごめんな」
ありさが叫び疲れて静かになるのを見計らい、短い栗色の髪を撫でながら僕は謝る。
「ごめんな」
「お兄……ちゃん」
「ごめん」
腕の中の妹をしっかりと抱きしめ、ぬくもりを感じながら僕はひたすら謝る。
「な、なに……?」
泣きはらした声でありさが聞いてくる。
僕はありさを離すとベッドから降りて、
「よく、見ててな」
そして−
暗い部屋の中で僕の体が膨れ上がり、黒い悪魔の姿となる。
「こういうことなんだ」
暗い部屋だがシルエットだけでも誰だか分かっただろう。
「あ、あぁ……」
ベッドの上に座り込み、ありさは呆然と目を丸め口をぱくぱくさせていた。
もう一押し。
「リリム。こっちおいで」
隣の部屋に呼びかけると、
「はーい」
すぐさまリリムもありさの部屋にとやって来る。
「あー!」
ピンクのツインテールを暗闇の中に見て、ありさが座ったまま飛び上がった。
「ナ、ナイトメア☆リリム! そ、そう……あなたがお兄ちゃんを……!」
「いや、違うんだ」
僕は人間の姿に戻ると、ベッドに腰掛けて妹の頭を撫で、今までのことを
「かくかくしかじか」と語って聞かせた。
公園で気絶してたリリムを犯した事。
魔王がかけてた呪いにより処女を奪った僕が悪魔になった事。
リリムも呪いにより僕に服従した事。
そして、呪いを解くために、魔法少女を犯して魔力を集めなければならない事。
僕に頭を撫でられながら、ありさは黙って聞き入る。
「ええ!?」
そして驚く。無理もない。
「そ、それって……お兄ちゃんが全部悪いんじゃない!」
うーん、言われてしまった。実は僕が全部悪い。
「あー、まー、そういうわけで。ごめん。痛かったろ」
「もー」
ぷーと頬を膨らませるありさ。リリムはただニコニコ笑って見ている。
「そっか……お兄ちゃんだったんだ」
一転して安堵したような笑みを見せると、小さく頷き、
「うん……。痛かったけど、お兄ちゃんならいいよ」
「ごめんな」
「もういいよ。許してあげる」
やったー。許してもらった。やっぱ人間、素直が一番だね。今の僕は悪魔だけど。
「あ、あたしね……。すっごく嫌だったんだから。お兄ちゃん以外の人にあんなことされたと思って……」
そっと僕のシャツに手をかけ、ありさが呟く。
「でも……お兄ちゃんならいいよ……。あたし、お兄ちゃんのお嫁さんになるのが夢だから」
「そうか」
また栗色のショートヘアを撫でる。短いけどさらさらの心地いい感触。
「ごめん……だけじゃなんだから。お詫びするよ」
「うん。あたしすっごく泣いたんだよ」
ありさの頭を再び胸に抱き、僕は言った。
「今度は……優しく抱くから」
「え?」
腕の中の妹の小さな体がビクンッと跳ね上がる。
「お兄ちゃん……が、あたしを?」
「ああ。抱きたい」
「また……エッチなことするの?」
「今度は痛くしないから」
「うん……」
腕の中でこくっとありさが頷く。そして顔を上げ、潤んだ瞳を向けた。
部屋に入ったときの悲しみや痛みはもうどこにも感じられない。
「優しくしてよ……お兄ちゃん」
そっと目を閉じる。
「ああ」
僕はその唇にキスした。優しく。
ありさの、妹の唇はとても甘かった。
暗い部屋。見ているのは膝を抱えたリリムだけ。
「はぁ」
口を離すと、小さな口から甘い声が漏れた。その口に手を置き、
「キス……しちゃったんだ。お兄ちゃんと……」
「ああ」
「ホントはいけないんだよね……。お兄ちゃんと、こんなことするなんて」
呟くありさにニヤッと微笑んで見せる。
「僕は悪の魔法少女もやっちゃう男だぜ?」
今更何を恐れよう。
ベッドの上でちょこんと座るありさの、ブラウスのボタンを一つ一つ外していく。
「うんっ……」
恥ずかしそうな声がありさの口から漏れた。はだけたブラウスを脱がすと白い下着が見えた。
まだブラジャーは付けていないらしい。
「ブラ……まだなんだな」
「やだ」
頬を赤く染めるありさ。僕が下着の上から胸に手を触れるとさらに赤くなった。
手にむにっと柔らかい感触。だがまだまだ小さい。
「うん。これならまだブラはいらないな」
「もう」
ありさは毒づくが僕には小さいままのありさが嬉しい。でもいつかは大きくなる。
その前に青い果実のありさを味わいたかった。
「ありさ」
「お兄ちゃん」
そっと呼び合い、口を寄せてまた軽くキス。
それからありさは両手を上げ、下着を僕が脱がし、白く淡い胸が晒される。
小さな……ほんのわずかに膨らんだ胸。乳房と呼ぶにはまだまだ早い。二つのピンクの乳首が、白い胸に鮮やかに映えていた。
僕がその小さな胸に視線を注いでいると、
「やだ……そんなに見られれると、恥ずかしいよぉ……」
とは言ったものの、胸を隠すことはしない。なんだかんだで、ありさも僕に小さな胸を見せ付けているのだ。
埋没するような小さなピンクの蕾をピンと指で弾くと、「あんっ」と小さな悲鳴。
そして妹の見ている前で僕もシャツを脱ぎ、上半身を出した。カーとさらに赤くなるありさ。
そのままズボンとパンツもぽんぽんと脱いでいく。
「ほーら、見てごらん」
僕のちんこはもうビンビンに勃起していた。根元に陰毛の生えた赤黒い肉棒。
「きゃー」
さすがに妹は手で顔を隠してしまう。
「ほーれほれ」
手で覆っていないほっぺたを、勃起したちんこでツンツンと突付いてみる。
柔らかい頬にちんこがぐにゅーと突き刺さっていった。
「やだー。へんたーい」
目をつぶったままありさが手をバタバタさせると、ちんこに当たってビンビンに揺れる。
それがまた心地いい。
「きゃー。きゃー」
と喚くありさの肩に手を置き、そっと横たえた。
「あっ」
背中に布団を感じ、きゅっと妹の身体が緊張した。よしよしと頭を撫でると閉じていた目を開け、僕の股間にしっかり目を向ける。
「これが……お兄ちゃんの、なんだ……」
「ああ」
「大きい、のかな……?」
「うーん」
どうなんだろう。ちんこの大きさ比べはしたことないや。
「ありさの同級生よりは大きいさ」
「もう」
クスッと笑みを見せる。ちんこにも慣れたらしい。
僕はありさの下半身に手を伸ばし、スカートのフックを外した。
ありさが自分から脚を上げ、ぱっとスカートを脱がしていく。その下は純白のパンツ。
「はぁ」
思わず興奮の吐息が漏れてしまう。指を口にくわえ、太ももをぎゅっと閉じ、
ありさが身を固くするのが感じられた。
「可愛いよ」
はぁと耳に熱い息を吹きかける。「きゃっ」と小さく叫んで小刻みに震えた。
顔を胸に寄せ、ちゅっと乳首にキスし、そのまま口に含んで吸った。
「あうっ」
手は太ももに触れ、脚を撫で上げ、付け根のパンツまで触れる。そしてがばっとパンツの中に手を入れ、人差し指を伸ばした。
「はぁっ!」
指が脚の付け根に直接触れ、縦の割れ目に合わせて撫でていく。
「ああっ……はぁん……」
乳首を据われ、秘所を指を撫でられ。ベッドの上のありさがガクンガクンと悶えるのがはっきりと感じられた。
「お、お兄ちゃん……。はぁ、お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
切ない声で必死に呼び、身悶える。
「ああぁ……アッ」
乳首を舌で転がすとガクガクと小さな胸が揺れ、
「ふぁっ……あぅがっ……」
肉の割れ目を指でしゅしゅっと擦ると太ももが擦りあわされる。そしてパンツの中が湿ってくるようだった。
「……あぁ……お兄、ちゃん……。へんに、なっちゃうよぉ」
ああ。いんだよそれで。初めての官能に妹はすっかり乱れ、甘く悶えていく。
「アッ……へん、へんなの……。あつい、よぉ……」
肌にうっすらと汗が滲み、赤味を帯びる。ちゅうちゅうと吸う乳首はいつしか硬くしこり、尖っていた。
もう片方の乳首も手でつまむと、やはり尖っている。
「はうんっ」
首を上げ、背筋を仰け反らせるありさ。脚もドンドン固くなっていた。
「はあぁ……ああぁ……」
股間を擦る指にちょっとだけ力を入れて割れ目に食い込ませる。
「ああぁっ!」
今度は腰が浮かび上がり、背中が落ちた。
割れ目の指を弱め、尖った乳首をちゅうと強く吸う。
「はうっ! はあんっ! やっ……あんっ」
また背中が上がり、腰が落ちる。
「はあっ……ああっ」
伝う汗がベッドを濡らし、手を入れたパンツもどんどん湿ってきていた。
その濡れた幼い肢体がベッドの上でバタついていく。
「ああっ……アァ……アッ……あぐぅ!」
ガクガクと背筋と腰が揺れ、上げ下げを繰り返し、切ない声も徐々に大きくなっていった。
「お、お兄ちゃん……」
潤んだ瞳で必死に訴える。
初めての官能に、ありさはただ翻弄されていた。
そろそろ、かな。
股間をこする指はもうすっかり濡れている。その指で割れ目の上辺にある小さな勃起を探り当て、ぐっと強く押した。
「はあああ−っ!」
腰がガクッと持ち上がったかと思うとパンツがどっと濡れ、全身がピーンと硬直。
「はぁ」
胸から口を離すと、ありさは「はぁ」と深い息を吐いてベッドに沈み込んだ。
パンツからも手を抜くと、しっかりと濡れていた。おしっこ以外の体液で。
「はぁ……あぅ」
潤んだ瞳で息を整えるありさの耳に口を寄せ、僕は囁く。その耳も真っ赤になっていた。
「どう? イッた感想は?」
「い、イ?」
「限界まで気持ちよくなるのを絶頂て言うんだよ」
「やだ……」
赤い顔でありさは囁く。
「でも……お兄ちゃんにしてもらうの、すっごく気持ちよかった……」
「そうか」
ちゅっとほっぺにキスし、口にもキスして唇を重ね。
「パンツ、脱がすよ」
「うん……」
濡れたパンツもするすると脱がし、いよいよそこが露になった。
「やぁ」
赤い顔で小さくありさが呻く。びっちり閉じていて、毛も生えていない桃色の肉の割れ目。
今までの愛撫でもうテカテカに濡れていた。
「可愛いよ」
「やだぁ」
赤い顔でイヤイヤと首を振る。
くすっと笑い、僕は妹を横抱きにした。お互い裸。汗で濡れた肌を重ね、全身のぬくもりを交換する。
「お兄ちゃん……」
胸に顔を預け、ハァと吐息を漏らすありさ。頭を優しく撫で、僕は全身で妹の小さな体を感じていた。
ドクン……ドクン……
お互いの鼓動がはっきりと聞こえる。何もしなくても、自然に興奮が高まっていった。
「うん……」
腕の中のありさがどんどん硬くなっていく。恥ずかしいのだろう。
「大好きだよ。ありさ」
「うん……。あたしも、お兄ちゃん大好き」
「愛してる」
「大好き……。ねえ、お兄ちゃん」
「なに?」
「ありさを……お兄ちゃんのお嫁さんにして」
ふーとため息。ただ頭を撫でていく。
「ずっと一緒だよ」
返事の代わりにそう答えた。一緒にいるのは変わらない。
そして最後の一線を越える覚悟を決めた。一旦体を離す。
「脚、拡げて」
と言っても、ありさはただ硬直して動かない。
仕方ないな。足首をつまむと、硬くなって動かない細い脚を開き、その間に僕は腰を入れる。
「あっ」
触れた足がさらに緊張するのが分かった。
「大丈夫」
「うう〜」
妹はもう涙目でただ僕を見上げる。目を閉じることはしなかった。
ベッドの横では、膝を抱えたリリムがじっと成り行きを見ている。そわそわした顔で。
「入れるよ」
一声かけ、手でおさえたちんこをぐっと小さな割れ目にあてがう。
「ひうぅ!」
先端が肉を分け入り、途端にありさがひくっと震えて怯えた声を出す。
「あ、ああ……」
ほんの先っぽを入れたところで止まり、うずうずする股間を抑え、僕はじっと妹を見下ろした。
震える瞳で僕を見上げるありさ。と、その手が僕の手をしっかりと掴んできた。
「い、いいよ」
そして震える声で必死に言葉を繋ぐ。
「お兄ちゃんなら……いいの」
「入れるよ」
もう一度声をかけ、ずんっと腰を突いた。
「はああーっ!」
幼い割れ目を一気に貫き、ずぶ、ずぶと幼肉をかきわけ、ちんこが埋まっていく。
妹の幼膣は狭くて熱くて。挿れる分だけ締め付けられ、痛いほどだった。
「くうぅ」
僕も痛みに耐え、ありさの胎内をしっかりと感じながら、腰を突く。
「はあぁん! ひゃああーっ!」
ばたばたとありさの腰がばたつき、ぐっぐっとちんこが進み、やがて先端が丸い穴に触れた。
「あ、ああぁ……」
僕をしっかりと受け入れ、ありさが手をぎゅっと握ってくる。僕も手を握り返し、
じっと動かないでありさの胎内に意識を集中した。
ギチギチに狭くて硬くて、そして気持ちいい妹の幼膣を。
「あ、あぁ……」
眉をぎゅっと曲げ、ぱくぱくとありさの口が動く。だが言葉にならない。
衝撃が強すぎたのだろう。僕も今にも暴れそうな腰を必死に抑えていた。
「はぁ……あ、ああぁ……」
口から漏れる涎がぽたぽたとベッドまで落ちる。
「お、お兄ちゃん……」
朦朧としながら、必死に呼びかけてきた。
「い、いいよ……。好きに、して……」
どくん!
妹の声に抑えていた欲情が爆発し、大きく腰を一突き。
「ひぎぃ!」
幼肉が抉れ、ありさの腰が飛び上がる。幼膣にちんこが挟まれ食いちぎられそうな気がした。
それでも腰を何度も叩き付け、その度にパンパンと音がした。
「ひぎゃああぁ! あうぅ! ぎゃうっ!」
ベッドの上で妹の小さな体が跳ね飛び、ギシギシと鳴った。僕はどんどんピッチを早め、じゅっじゅっと淫らな音が響く。
「はあっ! はぐうぅ! あぐぅ! アッ……アガーッ!」
ピンとありさの背筋が仰け反り、繋いだ手にさらに力が篭もった。
「くぅ!」
同時に強烈な締め付けに思わず達してしまう。
白い爆発が脳内を満たし、下半身も白い精液を吐き出していた。
「はああーっ!」
細い脚がばたつき、僕の腰に絡みつき。
どくんどくんと放たれる白濁液が幼い子宮を満たし、そして結合部から溢れ出す。
「ああっ……はぁ……」
射精の勢いに押されるようにちんこがすぽっと抜け、華奢な太ももを汚していった。
「ああぁ……」
呆然と呻く妹の口の涎を舐め、ちゅっとキス。
「お兄ちゃん……」
繋いだ手を離し、その手が僕の首に抱きついてきた。
「好き……大好き……」
「ああ。僕もだよ」
もう一度キスし、精液を垂れ流す股間に指を伸ばす。ぱっくり割れた秘肉からトロトロと白汁が漏れ、赤くなった入り口を指で撫でた。
「ひゃんっ!」
精を受けたばかりの幼膣に触れられ、ありさが腕の中で跳ねた。
「痛いか?」
「う、ううん……。ただビックリしちゃった……」
「そうか」とまたキス。ちゅっちゅっと。
「あ、あの。ご主人様ぁ」
それまで黙ってみていたリリムがベッドの側まで這って来て、熱く訴えてきた。
腰をふるふると震わせ。
「あ、あの……リリムもぉ」
今まで見せ付けられて発情したのだろう。息が熱っぽい。
「ダメぇ!」
と、ありさががしっと僕に抱きつき、
「お兄ちゃんは、ありさのなんだから! あっち行って!」
思わず僕は目をぱちくりさせてしまう。妹にこんな一面があったとは。
「あー。ありさ」
抱きつく妹の髪を撫で、優しく諭す。
「リリムはお兄ちゃんの下僕なんだ。仲良くしてくれると嬉しいな」
「でもぉ」
「ほーら」
まだ納得しないありさを持ち上げ、背中を向けさせて脚を拡げさせる。
小さい子がおしっこするような姿勢で、ありさはリリムに股間を晒すことになった。
「いやーん」
ふるふると怯えるありさ。
「ほらリリム。ありさと仲良くして」
「はい。ご主人様」
僕の意図が分かったらしい。リリムは舌をちらっと出し、ありさの股間に寄せた。
「だ、だめぇ……!」
「うふふ。ご主人様のせーえき♪」
ぺろっとありさの毛も生えていない割れ目を舐める。射精されたばかりで僕の精液を垂れ流す幼い女性器を。
「ひやああっ!」
顎を仰け反らせ、ありさの背中がガクガクと揺れた。
「やだ…やだやだぁ!」
同姓にあそこを舐められ、ふるふると首を横に振る妹。涙が飛び散る。
構わずにリリムは舐め、しゃぶり、あそこに残る僕の精液を吸い取った。
「ひゃああーっ!」
ずずっと精液と愛液を同時に吸われ、持ち上げる妹の体がピンと硬直する。
「もういいぞ」
リリムにやめさせると、僕は再びありさを仰向けに寝かせた。
「リリム。服を脱いで、ありさの上になれ」
「はい。ご主人様」
口を涎といろんな体液でいっぱいにしたリリムが頷き、ぱっとタイトな黒いワンピースを脱いで、ありさの上で四つん這いになる。
「ご主人様〜。早くー」
ありさの上でふるふると腰を揺らし、背中の黒い羽もぱたぱたと動いている。
「はぁ。……あぁ」
下でぐったりなるありさの薄い胸に、リリムの豊かな胸が重なり、こぼれるピンクのツインテールが頬にかかっていた。
「よーし」
下に妹、上にリリム。その情景に僕のちんこはすぐに硬さを取り戻す。
揺れるリリムの小振りのお尻をしっかりと両手で抑える。リリムのそこも毛はなく、しっとりと濡れていた。
「いくぞ」
「早く。早くぅ」
急かすリリムを、バックから一気に刺し貫く!
「はうんっ!」
さすがに慣れたもので、リリムの膣肉は僕のモノをしっかりとくわえ込み、奥へと導いた。
「はあっ……ああっ!」
リリムの背中が揺れ、下にいる妹をぎゅっと抱きしめる。
「ああんっ」
重なる肌を通して、リリムの快楽がありさにも伝わるのだろう。熱い息で一緒に喘ぐ。
僕はリリムの奥まで貫くと、激しく突く。
「はああっ! あぐううぅ ご主人様ぁ! ご主人様ぁ!!!」
ベッドの上で四つん這いになったリリムが腰を震わせて悶え、下のありさに直接伝わっていった。
「ああっ! お兄ちゃん! お兄ちゃーん!!!」
いつの間にかありさの腰もふるふると揺れ、僕とリリムに合わせていた。
「はあっ! アアアッ! もっと、もっとですぅ!」
ピンクのツインテールを振り乱し、喘ぐリリム。ありさと重なる豊かな胸が大きく揺れる。
「ううぅん……うんっ、うん! お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
必死に僕を呼び、ありさもリリムの下で悶えていた。リリムの豊かな胸が震えるたびに、
振動がありさの小さな胸も揺らし、快楽を伝える。
さして大きくもないベッドに三人が乗り、ギシギシと大きく揺れた。
「ああっ! あああんぅ!」
今まで我慢していた分を一気に解き放ち、リリムが僕を激しく締め付ける。
「リリム! ありさ!」
悶えながら抱き合う二人を見て、僕も我慢せずに解き放った。
「はぐうぅ!」
バックから貫くリリムの膣内に射精すると、ありさをぎゅっと抱きしめて硬直。
「はああーっ!」
妹もぎゅっとリリムを抱きしめる。リリムの股間から漏れる白汁が太ももに流れ、ありさの細い脚にも伝っていった。
「はあっ……ああっ」
「はぁ……お兄ちゃん……」
リリムからモノを抜くと、三人一緒に抱き合ったままぐったりとベッドに沈み込んだ。
そして、
「お兄ちゃん」
右から抱きついてくるありさ。
「ご主人様」
左から抱きついてくるリリム。
その二人に腕枕して、僕は身動きできないでいた。3人ともまだ裸。
「お兄ちゃん。はい、ちゅー」
右を向いてありさとキス。
「ご主人様。はい、ちゅー」
左を向いてリリムとキス。
忙しい。
「もう寝るぞ。おやすみー」
さすがに疲れた。明日のことは明日考えよう。
妹のベッドに3人は狭いがありさもリリムもぎゅっと僕に抱きついてくる。
「おやすみ。お兄ちゃん」
「おやすみなさい。ご主人様」
抱きついたまま目を閉じるありさとリリム。
「はぁ」
二人の素肌とぬくもりを感じながら、僕は深くため息を吐く。幸せのため息。
これからどうなるんだろう?
(おしまい)
GJ!
次は隠しボスキャラであるローラの番か…
清純な天使が三人がかりで全身を舌や手でいじくり回されて堕ちるとか期待しちゃうな
乙!!
兄は本当に変態だなw
この調子で犯しまくってくれ
これはいい話だ、GJ!
ありさが兄に抱きつかれて最初だけパニック起こしたのはなぜだろうと言ってみる
17 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 11:08:08 ID:+D9ll6dW
GJ!
次は、妹が兄のためにローラを罠にかけるのかな?
もう少し、妹とのプレイも欲しいけど。
3スレも進んだらウィキで保管庫とかの話は上がらないのか?
君がそう言ってくれるのをみんな心待ちにしていたんだ
新スレに移ったことだし、魔法少女杏とブラッドサイズの人、自分はいつまでも待ってますよー
にしても外伝の人は俺をオナニー死させるつもりなのか?
今夜投下目指して頑張るか。
半年さぼってごめんよママン……
せめてあの頃の文章力が欲しいよ('A`)
俺も頑張るか。
俺はあの頃の情熱が欲しいよ('A`)
24 :
Htare:2008/03/08(土) 20:24:40 ID:gs1ZuS9G
今だに待っている人がいるとは思っていませんでした……;;
ネタも思いついたので、ちょっと書いてみる事にしました。
今回は BADEND です。
肉体の破壊がいくつかありますので、苦手な方はご注意ください
25 :
Htare:2008/03/08(土) 20:31:43 ID:gs1ZuS9G
加速。多数の敵に囲まれていても、相手が攻撃態勢に入る前に分断する。
剣の形に加工した鎌は、黄色い稲妻をまとって、振るわれるたびに光を撒き散らした。
トニトルス。アリスが新たに作り上げた武器の、新しい剣の名前だった。
(敵、多いな……。此処のところ、魔族の動きが活発ね)
雑魚であるために特に問題なく倒すことが出来るが、以前の武器のままならば倒されていてもおかしくない量だった。
武器スタイルの変換は、上手くいったと確信していた。
(魔族の種類は主に死神族。虚神や機神も混ざってるわね)
死神族の下位系は、死者などが揃っていたりする。上位になれば死神そのものが出てくる。
虚神は意思のない存在で、ただ無差別に人を食らう存在だ。存在自体が虚ろで、本体は別世界に存在していると言われている。
機神はその名の通り、機械の身体を持った魔族である。鋼鉄を集めて構成された存在に、何らかの意思が宿った物だと判断されている。
今現在アリスが相手にしているのは、その機神である。
電撃属性を付与されたトニトルスは、それらの機械の身体を綺麗に分断していく。鉄の身体を物ともしない速度と斬撃力だった。
霞む様に移動するアリスは、上空に魔力の収束を感知。
その場から距離を取ると、次の瞬間、
キュゴッッ!
純白の光が、無数に居た魔族を全て喪失させた。
断末魔の悲鳴を上げることも出来ず、一瞬で蒸発させた。
「よっと」
その一撃を放った少女は、軽い掛け声で地面に着地。金髪を風に揺らしてこちらに笑いかけてくる。
「伊万里、出来たら一声欲しいのだけれど?」
とりあえずムスッとした顔でアリスは伊万里に言う。
「ごめんごめん、でも呼びかけたら塊が分散しそうだったからー。やっぱ敵は一網打尽がいいよねっ!」
くるくると身長よりも長い杖を回す伊万里。
ウィントゥス。アリスが伊万里のために作り上げた、遠距離砲撃と、クロスレンジでの突撃能力を付加した突撃杖だ。
攻撃力で言うならば間違いなく伊万里の方が上である。しかし、高威力であればあるほど身体に掛かる負担は大きく、
無駄に乱発出来ない分、持久力はアリスの方が上だと言えた。
……
二人の魔族を倒す速度は、尋常ではなく、当然魔族もそれに対抗するように二人に対する対策を練り始めていた。
この二人を倒す為の条件は二つ。一つ目、二人を揃えないこと。二つ目、休ませないこと。
条件に含め、対策も練り始め、魔族たちの動きはより活発に、この二人の少女の捕縛に動いていた。
一つ目の条件に対し、局所的に二箇所で二人を呼び寄せるような事柄を起こす。
成功。
そして、双方対して、今までに取った戦闘データに基づく相性の悪い相手を配置。
長時間の戦闘を余儀なくされ、二人を休ませないという条件も達成。
結果―――、二人の魔法少女は、完全に追い詰められていた。
その様子を、エリスは名も無い少女をいつも通りつれて、眺めていた。
気に食わないと言えば気に食わない。たった二人を相手にあそこまで徹底的に追い込むとは、と。
「あれは、だめ、だね?」
名も無い少女はエリスに普通の口調で言う。
解っている。そんなことは解っているのだ。
自分の持っている大鎌を構え、飛び降りるのは簡単だが、それは駄目なのだ―――。
いや、完全に無理ではない。今見える魔族全てを沈黙させれば、それで問題ないはずなのだ。
当然リスクも伴い、エリスにとって大切な存在も失われる。アリスよりも、大切な存在を。
だから、―――、やはりエリスは動けなかった。
26 :
Htare:2008/03/08(土) 20:43:45 ID:gs1ZuS9G
何故か書き込みが出来ましたとでるのに、文章がアップされません……どうしてでしょう
27 :
Htare:2008/03/08(土) 20:44:18 ID:gs1ZuS9G
連れて来られた場所は腐臭の漂う肉の壁に包まれた空間だった。
伊万里は多少回復し始めていた魔力を使い、咄嗟に目の前に存在する肉の球体に向かって杖を向けた。
だが、
ブンッ!
「きゃっ!? ……ああっ!」
突然の風斬り音と共に伊万里の腕は強かに打ち付けられ、杖が弾き飛ばされてしまった。
杖は肉の地面に落ち、飲み込まれるように消えていった。
それを見て、背筋が凍りつく。杖がなくては、伊万里は単純に防御力が多少高いだけの、ただの幼い少女でしかない。
「……くっ」
どうにかして逃げ出さなくては……、そう思っていた伊万里の目の前で、中央の球体が降りてきた。近づくだけでその異臭で吐き気すら感じられる物体。
「次はお前か。前のヤツは普通の存在で男だったから直ぐに潰れたが、お前は楽しませてくれるだろうな?」
そう言いながら、その球体はびちょ、と気持ち悪い音を立てて何かを吐き出した。
それは白く丸い物体で、長い同じく白い尾のついた、そんな物体。
伊万里の主観ではそういう風に見えた。距離が遠かったのもあるが、それをなんだと判断することは伊万里には出来なかった。
今その肉の球体が吐き出したのは、頭蓋と脊髄であると言う事を。
遠目でみて、その白い物体は僅かに“動いた”。
びちょ、びちょびちょ、と魚のようにうごめいた後、まるで安心するように停止した。
「な、なに……?」
訳のわからない焦燥感を感じて、伊万里はその身を震わせた。
「精々楽しませろ。前の男は“五十年”しか持たなかったからな」
ぞる、と何かが伊万里の足に絡みついた。
「な、なにっ!?」
そしてそれは直ぐに伊万里を強く引っ張り挙げた。
「やっ、やぁああッ!」
たった一本の触手が、軽いとはいえ伊万里を軽々と掴んで、球体……つまりは本体に引き寄せる。
「やだっ、はなせ、離してよぉッ!」
足に絡みついた触手は、足首から螺旋を描いて伊万里のふとともまで進んで固定されている。それを両手で引き剥がそうとするが、それは鉄のように硬くてびくともしなかった。
そんな無意味な抵抗をしている伊万里の目の前で、
ぐぱぁ……っ。
と、球体が開いた。
「う……臭い……ッ」
あらゆる腐臭の匂いを感じさせた。
中は薄暗く、生暖かい空気と、紫色の気体で満ちていた。
伊万里の足を拘束している触手は、その穴の中に続いていた。
彼女は理解した。
「や……うそ、や、やだ……っ、入りたくない、やだっ!」
自分がその中に放り込まれようとしている事実に。
「や、だ、……あ、や、やだあああああっッ!」
ゆっくりと、まるで恐れさせるように伊万里を中に放り込んだ。
ばくんっ、と閉じて漆黒に閉ざされた。
28 :
Htare:2008/03/08(土) 20:44:53 ID:gs1ZuS9G
しかし、直ぐに鮮明に周りが見え始める。明るくなった周り。それは先ほどよりも狭い肉の世界が広がっているだけ。伊万里の身体一つぎりぎり収まる程度の、脈動する肉の壁の世界。それが発光して周りを鮮明に見せているのだ。
「このッ、このこのっ! 出して、出してよぉッ!」
伊万里は中で暴れるが、肉の壁はある所は柔らかく衝撃を緩和し物ともせず、ある所は鉄よりも硬くてビクともしなかった。
「これからお前を“オカス”あらゆる意味でだ」
「何言って、ひゃうぅ!?」
ぞるん、と両足が落下した様に肉壁に落ちた。膝辺りまで肉の壁に飲み込まれ、伊万里は両足の自由を奪われた。
「何するのッ!」
「聞こえなかったか? お前の身体を弄ぶといったのだ。だがその前に処置させてもらおう」
「処置……? ……くあっ!」
どすん、と後頭部に何かが当った。
否、突き刺さった。それは痛みを感じさせなかったが、長い針のような物だった。それが伊万里の脳髄にまで突き進んだのだが、伊万里はそれを理解できなかった。
「あ……く、う……っ」
「融合完了だ。どうだ、魔力が回復したように感じないか? 体力も」
「……え? ……ぁ」
確かに、身体が健康状態に戻ったような気がした。身体が軽い。魔力も充実しているような気がする。しかし伊万里には杖がなければ魔力を攻撃力に変える術がなかった。アリスならば光弾の一つでも撃って見せるだろうが。
「では、叫ぶがいい」
「え? ひがああっ!?」
何が起こった、訳ではない。伊万里の身体は何処にも何も触れていない。
そう思っていた。痛みが何処から発生したかわからなかっただけだった。
痛みの発信源は足。伊万里の足はいま、見えない場所で砕かれようとしていた。ジワリジワリとつま先から。まるで租借するように。
「いだっ、いだいぢああいあいああぅっあああっ!!?」
狭い肉の世界で伊万里は大声で叫ぶ。
「あ、ああ、あし、足、あががあああッッ!」
大粒の涙を流して顔を振り、髪の毛を揺らして絶叫し続けた。
痛みが膝辺りまで到達すると、痛みは一旦停止した。
「ひっ、ひぁ、……は、あ……はあっ…」
伊万里は痛みが終わった瞬間、痛みだけで支えていた身体を前に倒した。
ぞり……と、音を立てて伊万里の足はそこから切断されていた。
「ぁ……あぁっ、あああああああぁッ!!?!?」
倒れたいまりの腕は、付いたその場所の肉壁に飲み込まれた。
「ひ、ひぃっ!!! や、やめてぇッ!! やだっ!」
腕を食われる。そう思った伊万里は、腕を抜こうと力を込めたが、ビクともしなかった。
「安心しろ、腕はまた今度だ。次は此方だ」
「え? ひ、ひぎぃぃぃあああああっ!?!!?」
伊万里の股間に、何の前触れもなく、肉壁の天井からぶら下がって現れた触手に突かれた。
「ひッッ! いっ、い、いた……ッ!! いっつッたあぁぁいッ!!!! あぐ、うぐっ!?」
触手は容赦なく伊万里の膣道を通り、そのまま子宮壁をまで貫いた。
そして、まったく躊躇もなく出し入れが開始される。
「うぐっ、ひぐっ、あ、ぎッ、あぎっ、あっ、あッ! い、やっ、やだッ! いだいッ、いだあああああああぁあッ!!」
捕らわれた腕をピンと張り、上半身を反らして絶叫する。
逸らした事で伊万里の平たい胸の乳首が惜しげもなく晒され、そこを触手の針が正確に無慈悲に貫いた。
「くぅああぁああぁああああッッッ!?!?! ひぎぃいぃぃあっ! だめえぇぇええッ!?」
ぎっちゅぎっちゅぎっちゅッ!
29 :
Htare:2008/03/08(土) 20:45:23 ID:gs1ZuS9G
それらのストロークは全て同時にシンクロし、伊万里の身体を強く揺さぶっていく。小さく幼い伊万里には、当然許容できる陵辱ではない。しかし伊万里は叫び続ける事が出来た。不思議な事に。
「出すぞ、受け取れ」
「ひっ!? あ、あぁあぁああぁ!? …やめッ…てぇっ…ッ! いっ、いやっ嫌ぁ!! いやぁあぁぁあッッッ!! 」
突然下半身に感じた熱い感触は、伊万里の中を暴力的に広げていく。
「あ、くっ、い、……ぎ、が……っ、も、もう、はいら……ないぃッ!」
伊万里がそう言っても、膣、子宮奥深くに入り込んだ触手の吐き出す物は一向に収まらない。
彼女のお腹が苦しみに比例して大きく広がり、破裂しそうなほどに―――いや、今まさに破裂しようとしていた。
「ああああああああッ!? やぐぅ、い、ぎ……ひがああああああああああっ!!」
ぶち―――。そんな音を聞いたと感じた瞬間、伊万里ははじけるような感触と共に意識が飛んだ。
「一度目だ」
……そんな声が聞こえ……。
伊万里の意識はまた浮上した。
「ぁ……う……っ」
目を開けると、自分が生きている事に不思議な気持ちになる。先ほどまでの暴力的な陵辱はなんだったのだろうか。
目線を落とすと、お腹はべつにどうにもなっていなくて、夢だったような錯覚を覚える。だが身体はあの痛みと恐怖と絶望を覚えている。
伊万里は間違いなくいま、死んだのだ。
「二度目だ。今度は撲殺させてもらおう」
「え? うグッ!?」
突然硬い触手に殴られた。顔を、身体を頭を胸を足を腕を水月を眼窩を、あらゆる場所を殴られた。始めは簡単な場所で徐々に殴られるのに弱い場所、痛い場所、嫌な場所、延々と殴り続けられた。
伊万里は死んだ。
30 :
Htare:2008/03/08(土) 20:46:30 ID:gs1ZuS9G
「三度目だ」
「ひ、ひぅ……っ」
何が起こっているのかわからなかった。ともかくも、目の前に触手があるだけで伊万里の身体は震えた。精神外傷が出来てしまったのかもしれない。それだけ延々と殴り続け殺されたのだ。その所要時間は三日を要していたが、今の彼女に時間の経過を知る術などない。
「今度は快楽を与えてやろう。死ぬまで」
「ひ、やっ……ん…」
先ほどまで自分を殴り続けていた触手が、伊万里の頬を優しく撫でる。
伊万里の身体は今何処も拘束されていない。相変らず狭い肉壁の部屋で転がされているだけ。先ほどまでの撲殺の恐怖に、その身体を小さく震わせているだけだった。
触手はそっとその身体を押し倒し、彼女のみを包んでいる強固な守護闘衣の隙間から触手を忍ばせた。
「あ……くっ」
つかむ事も用意ではない薄い胸を、ぬめった触手は両方掴んで形を変えていく。
「あはああんっ く、や、やめてよぉ……っ、や、だぁ……」
ただ触れられ撫でられているだけなのに、伊万里の身体は熱く火照り始めていた。その場の空気が伊万里に催淫効果をもたらしていることはわからない。
「は、んっ、く……んぐっ」
強くではなく、優しく、グロテクスな触手が伊万里の唇を奪った。中が管状になっており、無数の繊毛のような物がびっしりと。
「い、いあ……うぐっ」
腐臭と気持ち悪い感触に伊万里は涙を流して首を振るが、次第にその動きも遅くなる。
管状の触手は伊万里の舌を飲み込み、緩やかに刺激し始めたのだ。喉の奥を突きかねないほど進んで、
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、
何度も伊万里の舌を刺激し始めた。
「やぁうぅああっ、あぐ、うんぁああっ! あああッ!」
彼女の性感を高める液体を分泌しながら、口の中を蹂躙する。
伊万里は身体を硬直させて、その口内陵辱を受け止める。
(なに、なんなの、……なにこれっ)
伊万里の幼い縦筋は、その行為に愛液をを垂れ流し始め、緩み始める。
大粒の涙を目尻に溜めながら、
「ん、んっ、んんッ! んーーーーっ!」
一度目の絶頂を感じた。
桃色に染まった伊万里の身体の上、捲りあげられたスカートの上にドッと、太い触手が落下した。
「んっ!?」
臍の辺りに落下してきたその触手は他の物と違い、色々な物が突き出ていた。先端はとがっていて無数の細い触手が踊っており、その周りは小さい突起物が脈動していた。
その触手は臍から下腹部へゆっくりとすすみ、分泌される液体で尾を引きながら、伊万里の幼裂に到達する。
「ふあああっ!?」
31 :
Htare:2008/03/08(土) 20:46:54 ID:gs1ZuS9G
ちゅくり、と触れた秘所に、その触手は直ぐに入ろうとせずに前後に動き始めた。
「ひあぅっ、ひぁっ、ひあああっ!」
一度イったことで敏感になった秘所を、触手はその腹で延々とすり続けた。
「ひんっ、ふあっ、あんっ! ん、きゃうっ、ん、はうっ、はっ、はっ、はあぁあっ!」
首を何度も降り、襲い掛かる快楽を否定しようとする。
だが触手の勢いは強く早くなり、伊万里を絶頂に追い込んでいく。
しかし、ぎりぎりで止まって、伊万里の秘所にその先端をあてがった。
「だ、だめぇ…いれちゃ、っぁあ!」
ず、ず、……と、本来ならば入るはずもない極太の触手が突き進んでいく。
幼裂は広がり、その暴力を難なく受け入れてしまう。
「か、はっ……んっ!」
一番奥に到達すると、その先端から出ていた細い触手が子宮の奥へ張り込んでいく。
「んあぁああっ、も、だめ、やだっ、そんなにおくまで、もうはいって―――んんんっッッ!!」
敏感になりすぎた粘膜を刷り上げながら、その触手が回転し始めた。緩やかに。
「んああああっ、あんっ、んあっ、あ、ひああああっ! や、やだああっ、駄目駄目駄目駄目ぇッ!」
両手でその触手を掴むが、そのぬめった触手を止める事は出来ず、体内で回転する触手を受け入れざるを得なかった。
両足を畳んで、身体を小さくして必死にその回転に耐える。
痛みはなくて、ただただ気持ちよかった。
「知らないっ……こんなのっ! 知らないよぉッ!」
涙を流しながら首を振る。
ぐるぐるぐるぐるっ!
突然速度を上げた回転に、伊万里は縮めていた身体をぴんっ、と張って絶叫する。
「んあっああああああぁぁんんんっ!! ああっ! あんっ! ひうんっ! ふぅんっ! あああああぁぁんッ!」
びくんびくんっ! と身体を震わせて二度目の絶頂。
だが、回転は止まらない。
「うはあッ! ひぃうんッ! やだっ! こわ、こわいっ、やだっ! ふぐッ! ぅはああんッ!!」
目を大きく見開いて、伊万里は悶える。身体をどれだけ暴れさせても、伊万里の幼裂に入り込んだ触手は抜けづにしっかりと奥に入り込んだままだった。
「はぐぅっ!! はぁッ!! ひあぁッ! うぐぅッ!!! はぁああッ! ふわっ! やっ、やめっ! もうとめっ、くぅああッ! あああああ―――ッ!!」
三度目。
「はひっ、ふあっ! くあああッ! ふあぅッ! やっやああぁッ! ぅああッ! はうぅッ!」
息をもつかせぬと、まさに言葉どおりに伊万里は侵され続ける。
「こん、なッ! ああァあああッ! んあッ! くはぁッ! やだぁ、やだぁぁぁッッ!!」
四度目。
伊万里は更に連続で行かされる。
……五十八回目。
「くはぁああ―――ッッッ!!?? あはッあああッ! ふぅんっああああああッッ!! や、ひあ、ふあッ!!!」
イけばまた次。快楽は与え続けられ、叫びながら絶頂し、息すらも苦しくなっていた。
吸おうとした瞬間、そんな余裕もないほどに強い快感を打ち付けられる。
「かはあッ! はあッ! かはっッ! うぁんッ! あくぅッ! ひゃあああぁあぁあああ―――ッッ! 」
五十九回目。そこで変化が訪れた。
「なかなかしぶといな。なら此方もだ」
そんな宣告と共に、伊万里のアナルにもまったく同じ触手が突き入れられた。
「ッッッ!?!? あぐぅはははぅぅぅああッ!」
もう意味のある言葉など発する事が出来ず、伊万里は絶叫した。
伊万里が絶頂で息すら出来ずに、叫び続けて死んでしまったのは百七十八回もの絶頂を極めた後だった。
32 :
Htare:2008/03/08(土) 20:47:43 ID:gs1ZuS9G
伊万里蘇生四回目。
「あぐっ!」
今度は四肢が肉の壁に埋め込まれていた。
(……な、なに……どう、なってるの……? もう、わかんないよぉ…)
伊万里の目からは力が薄れてしまっている。
「今度は孕んで貰おうか?」
言葉の意味は理解できなかった。
ただ、
「ん、んんっ!!」
伊万里の幼裂に太めの触手が突き刺さったのは解った。
その触手は途中が太くなっていて、半透明なその中に小さいピンポンだま程度の何かが無数に浮かんでいた。
「……な、に……?」
「孕んでもらうと言ったのだ。まだ子供を作れるからだではないが、安心しろ。この卵に我の精液をかければ羽化する」
「……う、そ…」
伊万里の顔が絶望に染まる。
「嘘ではない」
「や、やだ……やめ、おねがい、そんなのやだ、化物のあかちゃんなんて……んんんッッ!!!」
先端の触手が子宮口を押し開き、更に突き進んだ。これで女性にとって大事な子供を産む部屋を三度も犯された。
「では、行くぞ」
「やだやだやだやだやだやだーーーーっ! ンあッ!! あぎ、はい、……ってぇッ!?」
ぼこん、と中に何か入ってくる気配。涙を流しながら唯一自由になる首を振りたくる伊万里。
「んぐぁっ! あぐッ! いぎぃッ! はっ、ふあ、ッ! うぐぁっぁ!あがぁッ! あっぁあッ!!?」
連続で中に流し込まれる卵に、伊万里の腹部は膨らみ始めていた。卵の形がわかるくらいに、その輪郭を変形させて。
「がっ、ひっ、も、だ、め……っ、はいら、ないっ!」
「そうだな。今回はこのくらいでいいだろう。腹が裂けては出産が出来ない」
「や、だ……したく、ない……こわい、こわいよ、おねがい、ゆるして……も、わたし……だめ、こわい……アリス……母さん…助けて…」
「よんでも誰も来ない。諦めろ」
「アリス……きて、くれる、もん、絶対、きて、くれるもん」
「どうやって?」
「ここ、みつけて、たすけに、きて……いぎぃッ!?」
伊万里の幼裂に別の触手が突き刺さった。それは先ほどの触手みたいに形はそれほど変わったものではない。真っ直ぐで段々になっている程度。だがそれも半透明で、中に真っ白な液体が詰まっているのだけが解った。
「無理だな。此処はお前の住んでいた世界ではない」
「……え?」
「此処は、虚神と呼ばれる存在だけが存在する世界。これる事が出来るのは、連れ込まれた存在と、“我ら”だけだ。決して入ることは叶わぬのだ。お前が死ぬまでは、我は外に出るつもりはない。つまり、お前は此処で一人だと言う事だ」
「嘘……嘘だよ、嘘だよね……? ねえ、私、ここで、ずっと……こんな、んくぁああああッ!」
どくんっ! と音がした瞬間伊万里の中に白濁液が流し込まれ始めた。
「そう、ずっとお前は此処でこうされる。死ぬまで。まさしく骨の髄までしゃぶりつくしてやろう。前の男のように頭蓋と脊髄だけになるまで、その身体をむさぼり続けてやろう。お前が叫んで絶望しているうちは、蘇生し、何度でもお前を殺し犯し殺し犯し殺し犯し続けてやろう」
「はっ、はっ! やだ、死ぬの、やだっ!! もうやだっ?! もう殺さないで、犯さないでっ!」
「今回は我は殺さない。殺すのはこやつらだ」
こやつら、の意味が理解できなかった。
33 :
Htare:2008/03/08(土) 20:48:24 ID:gs1ZuS9G
だが、
「んぐあああああああッ!? いだっ、いたあああああああッ!? や、だめ、あばれないでッ! いぎっあぐっ、いだ、いだいいぃっ!!」
自由になる顔だけを動かして、目を見開いて涙を流し、自分の腹部でうごめく存在を見つめる。
伊万里のお腹の中で何かが動いている。細長い物体が、暴れているのが見えた。
「やだあああああああああああッッ!」
「そやつらは、まず生まれた瞬間近くの存在を食らう。自分と同じくらいの大きさのものからな、最終的には一匹になる」
「はぎっ、はぎぃっ! あばれ、ない、でぇええええっ! や、こわれ、わたし、お腹こわ、れぇ……ッ! 」
説明が聞こえるが、激痛に苛まれている伊万里には理解できない。
「一匹になると、最終的には母体の身体を食い破ってでてくるのだ」
「あぎっ、あっ! くぅああああッ!!?」
彼女のお腹の中で踊っている存在が、徐々に少なくなり、大きくなっているのが伊万里にでも解った。
「あっ、あっ、ああッ!」
自分が壊れていくが解った。
食い破られ、自分の身体が租借されていくのを見ながら、伊万里は死んだ。
虚神は絶望を糧として生きている“個体”である。複数要るわけではなく、現界する存在はすべてその個体の精神の切れ端なだけなのだ。
彼は取り込んだ人間を永遠となぶり続ける。
だから伊万里は、その存在に何百年にもわたり、殺され続け、虚神の糧になったのだった。
34 :
Htare:2008/03/08(土) 20:50:21 ID:gs1ZuS9G
バットエンドですがどうでしょう。
ストーリーが云々と考えていると直ぐにはかけないので、咄嗟に思いついた陵辱を書いてみました。
今後はこういう形で、また何時になるかワカリマセンが書いてみようかと思います。
ちなみに、正しい進み方はエリスが助けに入る、と言う所で変わります(笑
>>34 乙です!! すげー……。これは、すげーです。
感想を書いたら自分が汚れるんじゃないかと思うようなドス黒さがたまりません。
よい絶望でした! 自分もいつか何か書きたいなあ。
まってました!GJです!
大変GJなのだけど・・・
>今だに待っている人がいるとは思っていませんでした……;;
ちょっと気になっちゃったんだけど、これって
「待ってるってレスがついたから今回の投下があった」=「待ってるってレスがなければ投下はしない」
ってことじゃないよね? それだと、単なる誘い受けだし
心配だから一応書いておくけど、催促が続くと作家さんの負担だろうから、みんな「待ってる」ってしつこく書かないだけで
未完の作品には、常に「待ってる」読者がたくさんいるのを忘れないでくだされ
あれだ。ネタが切れた合間合間に投下すりゃいいと思うのよ。
書き込みがまったくないってのは問題だからさ。
>>37 ちょっと気にしすぎじゃないかなぁ
純粋にずっと投下がないのに自分の作品を待ってくれてる人がいてうれしかった
ってことで
>>37みたいな深い意味はないと思うよー
とこれだけいいたかった
話は変わるけど
>>18でも出てるように保管庫欲しいなぁ・・・
誘い受けもウザいけど、それに過剰反応する奴はもっとウザいよ。
「待っている人がいない(レスがない)なら投下しない」のではなくて、
「待っている人がいた(レスがあった)」ことで止まっていた筆が進み出すこともあると思うんだぜ。
つまり投下もしないのに文句ばかり言ってる屑は消えろ、ということですね
理解できました
まぁまぁみんなもちつけ
ここは紳士らしく理想の魔法少女でも考えようぜ
ナイトメアドリーム第四話
翌日の朝。今日は月曜日。
横を見ると、すやすやと妹のありさは眠っている。全裸で。短い栗色の髪を撫でてやる。
そうする兄の僕−千巻 大和−も裸。
「はー」
カーテンから差し込む朝日を見ながらついため息。
昨日は……とうとう妹と結ばれたんだ。まだ小学6年生の妹と。僕は高校一年生。
ああ、天国のお父さんお母さんごめんなさい。大和はいけないお兄ちゃんです。
ありさからは「お嫁さんにして」とも頼まれたがそれには応えられなかった。
だって、ねえ。
「うぅん」
妹とは反対側でリリムが寝返りを打ち、小さな黒い羽の生えた背中にピンクのツインテールが流れる。僕はそのツインテールをぐいっと引っ張った。
「ふあ?」
リリムの目がぱちっと開く。何か言おうとする口を閉ざし、人差し指を口に当て、
「しー」
こくこく頷くリリム。静かにというのを分かってくれたようだ。
そして二人で脱ぎ散らかした服を拾うと、隣の自分の部屋へ。
あとにはすーすー熟睡するありさが残された。今日はゆっくり寝かせよう。
きちんと服を着て、顔を洗う、食パンを齧りつつ僕は言う。
「今日は学校に行こう」
「はい。お勉強ですね」
と手を合わせるリリム。魔界の住人であるリリムは食事の必要はない。
「アホか。『学校を襲って休校にしよう大作戦』だよ」
「わぁ。それは素敵です」
「それじゃ、しゅっぱーつ」
「はーい」
ごっくんとコーヒーを飲んで、僕はリリムを連れて出撃した。
悪魔の姿に変身すると、空を飛び、僕はまず自分の通う高校を目指す。後からは小さな羽をばたつかせリリムが付いていた。
高校の校舎が見えると急降下し。
「そーれ、ウィングカッター」
背中の大きな黒い翼から放たれる風の刃がばりーんと窓を叩き割る。
おおっ、なんだか威力が上がってる。マジカル☆アリサの魔力を吸収したからか。
「きゃー」「わー」
キラキラとガラス片が舞う中、早朝から登校してきた生徒や先生が逃げ惑っていた。
よーしよし。これで今日は休校だろう。僕は休んでも欠席にならない。
「次行くぞ」
「はい」
びゅーんと飛んで、次にありさの通う小学校へ。
「ウィングカッター」
同じように風の刃で窓を叩き割り、逃げ惑う生徒や先生。
よーしよし。これで小学校も休校だろう。ありさが休んでも欠席にならない。
なんて妹想いなお兄ちゃん。Hはするけどなー。
「ふおっふおっふおっ」
笑いながら校庭に着地し、
「ナイトメア☆ヤマト、邪悪に参上」
「ナイトメア☆リリム、ただいま参上」
びしっとリリムと二人して決めポーズ。
「きゃー」「小学校襲撃犯だー」
登校してきたばかりの小学生たちが背中を向けて逃げていく。この前、別の小学校を襲ったんですっかり有名人。ありさは化け物には気をつけなさいと学校で言われ、
チラシを持ってきた。
「そーれそれ。デビルファイヤー」
口から火を吹いて威嚇。こちらも火力が上がっているぞ。
「わーん」
と、小学1年生の女の子が、赤いランドセルを背負ったままぺたんと校庭でけこんだ。
小さな体にはランドセルも大きく見える。そしてピカピカの新品の輝き。
今は四月。ピカピカのランドセルは新入生の証。6年生のありさのランドセルはずいぶんボロボロだ。
「えーん」
あらら。泣いた女の子を悪魔の大きな手で抱えて立たせ、よしよしと頭を撫でた。
「ほら。早く逃げなさい」
「えーん、えーん」
悪魔の姿の僕にビックリしてさらに泣きながら、女の子を走っていく。
その子が校門を出て行くと、周囲にもう人影はなかった。
「よし。『学校を襲って休校にしよう大作戦』大成功!」
「わーい。やりましたー」
大 成 功 。
リリムと二人して手を叩いて成功を喜ぶ。しかし本番はこれから。
「よし。ではこれより、『小学校占領作戦』に移るぞ」
「はい!」
びしっと敬礼するリリム。だいぶ様になってきた。
「それで、占領して何するんですか?」
「ふっ」
鼻で笑い、
「決まってるだろ。縦笛をぺろぺろ舐めたり、置きっぱなしの体育服をクンクンするのだ」
「わわっ。ご主人様、悪い子です〜」
「しかも! 給食を好きなものだけ食べて、嫌いなものは捨てる!」
「はわー。なんて邪悪な! 素敵です〜」
「そーれ、まずは1年生の教室からだ」
「はい」
だだっと校舎に駆け込もうとすると、
ぴかっと白い光が天から降り、行く手に立ちはだかる。
「魔法天使エンジェル☆ローラ、華麗に光臨」
そして光が消え、美しい姿の少女が現れた。背中に白い翼を持つ魔法天使。
小学6年生のありさと同じくらいの年齢の少女。蜂蜜色の金髪、は肩の長さまで伸び、大きな赤いリボンでまとめている。
すらっと伸びた手足は白く、白い清楚なワンピースの腰にも大きな赤いリボン。
まるでリボンにくるまれたような愛らしい金髪の少女。
だが彼女は魔を滅するために天界から派遣された百人の魔法天使の一人。
そして、ありさを魔法少女にした張本人だ。
「お会いしたかったですわナイトメア☆ヤマト……。よくもありさちゃんを」
青い瞳は怒りに満ちていた。
マジカル☆アリサを無残に陵辱した後、ローラは遅れて駆けつけた。
そこで彼女が来たのは、悪魔に犯され、変身が解けて精液の海に沈むありさ。
怒るのも無理はない。
「あのときはどうもありがとう」
「……は?」
いきなり悪魔からお礼を言われ、ローラはさすがに唖然としたらしい。上品な眉がきゅっと寄る。
「何の事です?」
「ありさを癒してくれたろう?」
「それはそうですが……」
あの時、ローラが来ると僕はすぐに逃げ出した。マジカル☆アリサの正体がありさで驚いたからだ。
あれから家に帰ったありさは体も服もきれいで怪我もなく、痛みが残ってる様子もなかった。
おそらくローラが癒してくれたのだろう。だからお礼を言ったのだ。
「あ、あなたにお礼を言われる筋合いはありません!」
あるんだけどな。僕は悪魔の姿から人間の姿になった。
「!」
カッとローラの目が見開かれる。
「はじめまして。ありさの兄の大和です」
ぺこっとお辞儀。
「妹がお世話になってます」
「いえ、こちらこそ」
ぺこっとローラもお辞儀。上品に。
「はじめてではありません」
「え?」
意外な言葉に今度は僕が驚く。
「以前、ご自宅を訪問して食事をさせてもらったときにご挨拶しました。
あ!
ありさが連れてきた白人少女のローラちゃん。あの子がエンジェル☆ローラだったのか。
道理で顔も名前も声も同じだと思ったよ。ただの偶然だと思ってた。
「先程の悪魔の姿……。そう。そちらのナイトメア☆リリムの処女を奪って呪いにかかったのですね」
「うん、そう」
知ってるなら話は早い。
「呪いを解こうと頑張ってるんだけどさ。協力してくれない?」
「残念ですが……魔王の呪いを解ける者は、今地上に派遣された魔法天使の中にはおりません」
うーん。やっぱり魔法天使にも無理か。頼んだらさくっと呪いを解いてくれるのを期待しないでもなかったが。
「じゃあ、魔力ください」
素直に頼んでみる。
「……そのためには、あなたに抱かれなければいけませんが」
「うん、そう」
魔力を吸収するにはHしなければいけない。これは和姦でもいいらしい。
しかし同じ相手から吸収できるのは一度だけ。つまりリリムやありさからはもう吸収できない。
「謹んでお断りします」
ローラの瞳に再び怒りが宿る。
「魔法天使は処女でなければいけませんので」
へー、そうなんだ。
「処女じゃなくなるとどうなるの?」
「教える義務はありません」
そりゃそうだな。でも気になる。
「呪いとかあるの?」
「ご安心ください。そういった事はありません」
うん安心した。とりあえず犯しても大丈夫らしい。
処女を失った魔法天使がどうなるか、自分で確かめるとしよう。
「へーんしん」
気合を入れ、黒い肌の巨大な悪魔の姿になる。体長はおよそ2メートル。
背中には黒い大きな翼、頭には二本の角。口には鋭いキバ。手には長い爪。
「がおー」
大きく手を上げてドカドカと突撃。ぶーんと振り回す爪をローラは宙に飛んで避ける。
はためく長いスカート。パンツが見えそうで見えない。そして上空から、
「ディヴァン」
手から白い光が放たれ僕を直撃! 痛いよ、痛いよー。
校庭をごろごろ転がって痛がる僕に、
「魔を滅ぼす聖なる光です。己が罪を悔い改めなさい」
さらにディヴァンの光を飛ばしてくる。
ごろごろー。
巨体を汚しながらゴロゴロ回転して光をよけ、さっと立ち上がる。反撃。
「デビルサンダー」
ばりばり!
今まで以上の黒い電撃が角から飛んで真っ直ぐ宙に浮かぶローラを狙う。
直撃! と思った瞬間、電撃が不意に消える。あれー?
「ご主人様! 電撃!」
援護とばかりリリムも手から電撃を飛ばす。だがこちらもローラに命中する寸前で消えた。
なんでー?
「邪悪な魔法など私には届きません。<聖なる加護>です」
疑問に思うとローラが説明してくれた。教えてもらったらちゃんとお礼を言おう。
「ありがとう、教えてくれて」
「いえいえ、どういたしまして」
それでもなんだかよく分からないが、魔法天使特有の魔法を打ち消す能力だろうか。
「デビルファイヤー」
試しに口から火を吹くが、やっぱりローラに届く寸前で消える。
むむむ。これは困った。どうしよう。何か打開策はないかとリリムを見ると、
「はわわ。ご主人様どうしましょう〜」
やっぱり困っている。少しでも期待した僕が馬鹿です。
「ディヴァン」
「はわー!」
ローラの聖なる光が今度はリリムを直撃! 背筋を伸ばして痙攣し、リリムはばたっと倒れた。
ええっ!? 一撃ですか?
「くそっ」
翼を広げて僕も空を飛ぶ。魔法が届かない以上、肉弾戦を挑むしかない。
「ディヴァン」
真正面から聖なる光を受けるが、痛いのを我慢して耐え、しゃきーんと爪を伸ばして振るう。
さっ、とローラは空中で左に移動し避けた。背中の白い翼はほとんど動いていない。
「このっ。このっ」
両手をぶんぶん振り回すが、ローラにはかすりもしない。宙を舞うように華麗に飛び、余裕を持ってかわされ続けた。
「無駄な動きが多いですわ」
そして太い腕をかいくぐって僕のふところに飛び込むと、両手をかざし、
「アルジーレ」
強烈な閃光に目が焼かれ、何かがどすんとぶつかる。
「うーん」
違う。ぶつかったのは僕のほうだ。校庭に頭から落下したらしい。
分厚い胸からはぷすぷすと白煙が上がっている。痛いったらありゃしない。
立ち上がろうとしたが、脚に力が入らない。ガクガクと膝が揺れる。
「これで終わりです。あの世で神の裁きを」
上空から冷徹な声。そして魔力の高まりとともに明るくなったのに気付いた。
くそっ。ありさの、マジカル☆アリサの魔力を奪ったのにこれで終わりか……。
ん? マジカル?
「アルジーレ」
ちゅどーん
上空からの光が校庭を焼き、白い閃光が走る。だが痕跡は何も残さず、地面に穴が開いたりもしない。魔法天使の魔法は自然に優しいのだ。
「わー」
そのすぐ横でへたれ込み、僕、千巻 大和は思わず声を出してしまう。
人間の姿になって、なんとか動けるように動けるようになった。直撃だったら死んでたかも。
「あなた……」
人間の姿になった僕にローラがわずかに戸惑いの色を浮かべた。
「気付いたんだ」
そして人の姿で僕は言う。
「悪魔の姿じゃなくても魔法は使えるって」
そう。マジカル☆アリサの魔力を吸収した今、僕にも魔法が使えるんだ。
「マジカライズ」
ぴかっと僕の体が青く光り、高校のブレザーの制服に青いマントをまとう姿になった。
手には青い宝玉の付いたロッド。
「おおぅ」
これが僕の魔法使いスタイル。さしずめ、
「マジカル☆ヤマトって感じか」
「ふざけないで! ディヴァン」
可憐な声を荒げ、聖なる光を撃ち込むローラ。
「マジカル☆シュート」
僕もロッドの先端から青い魔法の光を出す。
光がぶつかり、相殺した。
いける!
「マジカル☆シュート」
続けさまの魔法がローラを撃つ!
「きゃっ!」
ビリッと痺れ小さく悲鳴を上げ、宙に浮いていたローラが血に足を着けた。
「どうやら、人間の魔法は防げないようだな」
「くっ……。ありさちゃんから奪った魔力で……」
「一晩休めば回復するさ」
今頃はありさも起きてる頃合か、早めに決着を着けないと。
ありさに気付かれる前にローラを犯す。それが今日の一連の作戦の本来の目的。
青いマントをなびかせ、僕はまっすぐローラに向かって走る。
「アルジーレ」
「プロテクション!」
強烈な閃光。咄嗟に僕は自分に防御魔法をかけた。
アルジーレの閃光が襲い、全身が痛い。だがさっきほどじゃない。
やはり人間相手には本来の効果は発揮しないらしい。それでも痛いが。
「とう」
閃光を走りぬき、最後の一歩をジャンプして詰める。そして手にしたロッドで、
驚愕に目を見開くローラの頬を殴った。
「きゃっ!」
可憐な頬に赤味が走り、ローラはきっと睨み返した。
「よ、よくも殴りましたわね!」
「ああ、悪い」
やっぱり女の顔を殴っちゃいけないよな。
顔を殴られ、一瞬ローラの動きが止まる。僕はばっと手を広げて抱きついた。
華奢なローラの体は抱きしめると、すっごく柔らかい。そして蜂蜜の甘い匂い。
「な、何をするのです! 不埒な!」
不埒なのはこれからだよ。
「変身」
抱きしめたまま、今度は悪魔の姿に変身。
「きゃああっ!」
悪魔の巨体の強い力で絞められ、小さな体のローラの足が地面から離れ、ギリギリと背骨が鳴った。
「デビルサンダー」
そして零距離で角から電撃!
「きゃあああーっ!」
電気に撃たれ、腕の中でビリビリと痙攣するローラ。この距離では<聖なる加護>も無効らしい。
密着する僕にも電撃が流れ込むが、気にしていられない。我慢比べだ。
「「くっ……ううっ」
電撃で痺れながらも、歯を食いしばり、ローラは闘志に満ちた瞳で見上げてくる。
「ま、負けませんわ……。この程度で」
「そうかい」
電撃を止め、黒い翼を広げて空に飛んだ。全身に黒い魔力を集める。
「は、離しなさい……! この悪魔!」
「ああ、悪魔だよ」
腕の中のローラが悶える。だが力はない。
ローラを抱きしめたまま黒い闇に包まれ、僕は地面に急降下。
「きゃー!」
ローラが目を閉じると同時に離し、急上昇。
「ナイトメア☆スパーク!」
そして僕から離れた黒い闇の球が、地面に落ちたローラを直撃!
どかーん
「きゃあああああああああああー!」
爆発、そして長い長い悲鳴。
もうもうと上がる土煙がやんだとき。
「勝った」
金色の髪の魔法天使が校庭に開いた大きな穴の底に倒れていた。
「う、うぅん……」
固く目を閉じた美貌は薄汚れ、苦しそうに呻いている。白い服も所々が破け、
汚れていた。幸いというか血は流れていない。
「ふー」
動かないローラを確認すると、僕はまだ倒れたままのリリムに近寄る。
ピンクのツインテールを引っ張り上げて顔を持ち上げ、ぴちぴちと頬を叩く。
「うーん。おねしょはもうしないですよ〜」
「まだおねしょしてたんかい!」
僕の全力突っ込みに、リリムがハッと目を覚ます。
「はわわ。リリム、おねしょしてないですよ!」
「分かった。リリムはもうおねしょ卒業したもんな」
「えへへー」
にこやかに笑ってやがる。
「はわわ!?」
そして戦いが終わったのにようやく気付いたようだ。クレーターの底のローラに目をやり、
「やりましたねご主人様! 力を合わせて魔法天使を倒しました!」
「お前、何もしてねーだろ!」
「はわ〜」
ぽかーんと口を開けるリリムにがっくりと脱力する。
「あー、もういいから。この辺に触手を召還して、誰も近寄れないようにしてくれんか」
「はーい。おいでませ、触手さんたち」
リリムが手をかざすと、にょろにょろと校庭に無数の触手が生えてくる。
「さてと」
僕はクレーターの底に降り、気を失ったローラを抱えた。軽い。頭と腰の赤いリボンがゆらゆらと揺れる。
「メチャクチャにしてやるからな」
そしてローラをお姫様抱っこで運び、人間の姿になると校舎に歩いていった。
「ご主人様ー。どこ行くですか」
触手を召還するだけ召還し、校庭を触手で埋め尽くしたリリムも後に続く。
「はじめてはベッドの上がいいだろ」
学校でベッドがある場所。すなわち保健室に向かった。
にょろにょろ。外を見ると、無数の触手が蠢き、びっしりと埋め尽くしていた。
「よしっと」
ローラをベッドに寝かせ、リリムが持ってきた水に濡らしたハンカチで顔を拭いてやる。
「うん……」
桜色の唇から微かに声が漏れる。汚れを拭いてやると、可憐な美貌が白く輝くようで。
「キレイだなぁ」
声に出して呟いてみたり。
腰の後ろのリボンをほどき、それで両手を後ろ手にしばった。リボンで拘束される少女。
まるで僕のためのプレゼントのよう。
「うん……」
桜色の唇が苦しげに呻く。ベッドの脇に立ち、そっと口づけた。蜂蜜の甘い味が口に広がる。
「んっ!」
不意にローラの瞳がぱちっと開き、
「!!!」
叫ぼうとして、僕とキスしてるのに気付いたらしい。ぱっと横を向き、
「きゃあああ〜〜〜〜〜〜!」
絹を引き裂くような悲鳴が無言の小学校に響いていく。
「やあ」
爽やかにあいさつ。
「な、なななな、なんてことを!」
かーっと赤い顔で目に涙を溜め、ローラは身を起こそうとしてまたベッドに倒れる。
「くっ!」
自分が縛られているのに気付いたらしい。
「どうだ? リボンで縛られた気分は」
「ふざけないで! 今すぐ解きなさい」
「おやおや」
肩をすくめる。まだ状況が分かっていないらしい。
「えい」
ぺちっと頬を叩いてやる。赤い頬に別の赤味が加わった。
「くぅ!」
歯を食いしばり、ベッドから睨み上げてくるローラ。大変よろしい。
僕は彼女の背中に回り、後ろから手を回して上半身を起こしてやった。
「触らないで!」
後ろから密着すると、ローラの背中に生えた小さな天使の翼が僕の胸に当たる。
ふわふわの羽毛の感触が心地いい。引き千切りたくなる。
「リリム」
「はい」
呼ばれてリリムもとことことやって来た。
「ほーら。魔法天使だぞ」
「はい」
「パンツ脱がして」
「はい」
「なっ!?」
いきなりの会話の流れに絶句するローラ。そして、
「い、いけません。そんな……!」
じたばた脚をばたつかせ、リリムを近寄らせまいとする。
「はしたないぞ」
僕は背後から手を回し、ローラの太ももを押さえつける。そしてリリムが長いスカートを捲り上げた。
「駄目……見ないでください」
くっと悔しげに呻き、ローラは目を閉じる。
「わぁ。可愛いパンツです」
「どれどれ」
ローラの白いパンツにも小さな赤いリボンが付いている。確かに可愛い。
「そういやリリムはパンツ履いてないな」
「はい。魔界にはパンツを履く習慣がないもので」
素晴らしいような、残念なような。
「それじゃあ、ローラのパンツ履いてみろよ」
「はい」
「なっ……!」
さすがにローラは目をまん丸に開けて絶句。
「そ、そそそ……そんな破廉恥な、ふしだらな」
カーッと今まで以上に赤くなるローラの美貌。もうピンクに近い。
しかし脚は僕に押さえられ、抵抗する力はか細い。
するするとリボン付きのパンツを脱がし、リリムは自分の短いスカートの中に履いていく。
「わぁ」
そしてパンツはとうとうリリムのお尻に。
「あ、ああああ……。なんて、なんてはしたない」
ぷるぷるとローラは首を横に振り乱す。金色の髪と赤いリボンが、後ろの僕の頬を撫で、心地よかった。
瞳からはぽろぽろと涙まで流れている。
「ふんふーん」
一方、パンツを履いたリリムはお尻を振って感触を確かめていた。
「どうだ、パンツの感触は」
「なんだか……あったかいですぅ」
「それはローラの温もりだな」
「わああああぁぁぁーっ!」
不意にローラが大声で泣きじゃくる。
「おーい。そんな泣くなよ」
「ああ……わあああーっ!」
それまでの上品さが嘘のように顔を振り乱して涙を飛ばすローラ。パンツを他人に履かれたのがよほどショックだったのか。
「あのー。パンツ返しましょうか?」
「いや、いい」
どうせすぐに挿入するんだし。
「よしょっと」
わーと泣くローラを背後から持ち上げ、ベッドの上で僕の膝に座らせ、脚を開かせた。
小さい子におしっこさせるような格好。
「きゃっ」
さらに恥ずかしい格好に、ローラは驚いて泣き止む。
「リリム。パンツのお礼に、寒くないように舐めてあげて」
「はい」
ぺろっとスカートをめくり、パンツを脱がした中身を確認。
「きゃあぁ! 見ないで! 見ないでください!」
さらに大きな悲鳴。構わずにリリムは剥き出しの秘所に顔を寄せ、僕も注視する。
ローラの脚の付け根の桜色の肉の割れ目。まだ毛も生えていなく、びしっと閉じた縦筋がはっきりと見えた。
「や、やぁ……」
僕とリリムに大事な場所を視姦され、ローラの瞳から涙がツーとこぼれ、頬から顎に流れ、膝に落ちていった。
「わぁ。キレイですぅ」
そして顔を寄せたリリムが、ちろっと舌を出して、縦筋を舐めていく。
「やぁ……! やめて、やめてください!」
縛られた身で悶えるローラだが僕はビクともしない。胸の中で翼がばたつくのが感じられた。
「あ、あぁ……あ……」
自分で弄ったこともないだろうそこを悪の魔法少女に舐められ、ローラは恐怖に慄いた。
だがその顔が青ざめたのも一瞬。
くちゅ、くちゅ……ぺろ。
「んっ……! はうんっ!」
リリムが顔を埋めた股間から淫らな音が響くと、再び真っ赤になり、金色の髪を振り乱す。
「だ、だめ……。そんな、ところ……き、きたないですわ……」
ハァと熱い吐息とともに、徐々に声が上擦っていく。びちゃびちゃとわざと音を立て、リリムは縦筋にひたすら舌を走らせた。
「はぁっ……あ、あぅ…。いけません……そんなとことぉ……。んっ!
駄目。ダメなのに……。くぅ……は、あぁ……。けがらわしいですわ……。こんなぁ……。
くうぅ! こんな、こんなのって……。わたし、私は……人々の平和のために……あああっ!」
腕の中で悶え、喘ぐローラ。その真っ赤な耳に僕は囁いた。
「どうだ? 守ろうとした人間に負け、悪の魔法少女に嬲られる気分は」
「くうぅ……!」
ツーと涙が赤い頬を伝う。
平和を守るために地上に光臨した魔法天使。だがその少女は無残にも悪に陵辱される。
それも、人間だった僕の手によって。
「ああぁ……うんぅ……!」
悔し涙を流しながら悶えるローラに、僕は股間を熱くしていった。
「アアァ……あ……アァ……あ……ア……アァ……」
白い喉が汗ばみ、必死に押し殺そうとするも自然に漏れる声。
股間をしゃぶるリリムの口元はもう体液で溢れ、口をすぼめてその愛液を吸っていた。
「やぁ……も、もう、嫌です……。こんな、こんなの……。こんなのって、ありませんわ……」
ローラの悲痛に喘ぎにリリムも興奮しているのだろう。パンツを履いたお尻を高く掲げ、ふりふりと振っている。
そしてローラの花弁から蜜を、じゅじゅーと音を立てて吸った。
「はぁっ! ……アアーッ!」
一呼吸遅れて、ローラが背筋を仰け反らせ、官能に身を硬直させた。
「よし。もういいぞ」
「はい」
硬直し、ぐったりとローラが脱力するのを感じ、リリムに愛撫をやめさせた。
ローラの股間からニッと笑い顔を上げるリリムの口の周りには、いろんな体液がべとっとついている。
「次は僕の番だな」
膝の上のローラをベッドに押し倒すと、「きゃっ」と小さく悲鳴を上げた。
だがそれだけで、後ろ手に縛られた身をうつ伏せにベッドに沈め、流れる涙がシーツを濡らす。
背中の天使の翼もしんみりとしょげているようだった。
「ふん」
哀れ辱められた天使の姿を見下ろしながら、シャツのボタンを外していく。
気を利かせ、リリムがベルトをかちゃかちゃと外してくれた。
「わー。ご主人様のここ、もうこんなに」
パンツごとズボンを脱ぐと、にょきっとペニスが上を向く。あんな痴態を間近で見せ付けられたら仕方ない。
「う、うぅ……」
泣き伏しシーツを濡らすローラの瞳に、僕はその男の象徴を見せ付けた。
「きゃあっ!
赤黒いそれからすぐに目を離す。
「見ろ」
金色の髪をつかみ、僕はペニスの先端で彼女の眉間を突付いてやった。
ローラはぎゅっと目を閉じて、見ようともしない。
「いやっ。嫌です! そんな、汚らわしい……!」
「汚くなんかないよ。命をもたらす元だぞ」
もっともらしいことを言いながら、本気で嫌がるローラに胸がカッと高鳴る。
嗜虐心をそそられた。
「ほら」
細い肩を掴んで身を反転して、ローラを仰向けにした。後ろ手に縛った両手と背中の翼が下になるが潰れたりはしない。
そして上からローラに覆いかぶさっていった。
「きゃああっ!」
僕は裸で、ローラはまだボロボロのワンピースを着ている。服の上からでも彼女は柔らかく、肌はすべすべだった。
「いや……いやぁ……!」
腕の中で小さなぬくもりが悶えるが、か弱くてか細い。抱きしめたまま口を重ねる。
「んっ……!」
甘い唇の香り。肺まですーと甘くなるようだった。
もはや振りほどく気力もないようで、僕はしばしその甘い唇を味わった。
「……」
すぐ真下の潤んだローラの瞳からは涙が流れ続けるのがはっきりと見て取れた。
「ふー」
口を離し、僕は問うた。
「何故ありさを魔法少女に選んだ?」
「あ、ありさちゃんが……正義と勇気を持った優しい子だからです」
即答。ありさを思い出し、泣くだけだったローラの瞳に光が宿る。
「た、例え……私がいなくとも、ありさちゃんは悪を許しません!」
だろうな。ありさのことなら、僕が一番良く知っている。
だからありさに黙ってローラを襲う事にした。教えたら協力するどころか絶対邪魔する。
身を許した兄の僕が相手でも、悪い事は許さない。ありさはそういう女の子だ。
「いなくなったらって……。どこか行く気か?」
僕の問いにローラは横を向く。手を太ももに伸ばし、そわそわと撫でた。
「もしかして……処女を失うといなくなるのか?」
びくんっ、と鼓動が高鳴るのが直に感じられた。
なるほど。魔法天使は処女を失うとこの世界にいられないのか。
だったら……じっくり愉しまないとな。その前に聞く事がある。
「一度魔法少女になった女の子を、元に戻す方法はあるのか?」
びくんっ、と再び鼓動が高まった。
「それは……その魔法少女次第ですわ」
今度は口を開いてくれた。
「どういうことだ?」
「魔法少女の力の源は希望。即ち、絶望に包まれたなら魔法の力を失います。
同時に、魔法少女に関する記憶も失われます」
なるほど。絶望すれば普通の女の子に戻るのか。
「僕に犯されたときに……よく絶望しなかったな」
あのときのありさは、悪魔の姿の僕に処女を奪われ、精液まみれで虚ろな瞳で。
絶望していてもおかしくなかった。
「治療の後、ありさちゃんは言っていました……。『お兄ちゃんがいるから、
絶対に絶望はしない』と。『お兄ちゃんを守らないといけないから』と」
じーんと胸が熱くなる。そうか。ありさの戦う一番の動機は僕のためか。
「それなのに……。兄のあなたがどうして……」
「いや全く。ひどいお兄ちゃんだな僕」
「今からでも遅くありません。悔い改めなさい」
「それは無理」
上半身を上げ、馬乗りになるとローラの胸元に手をかける。ボロボロの白い布に。
びりっ
「きゃあっ!」
力を籠めると簡単に引き裂かれ、白い胸が直接見えた。下着もブラジャーも身に付けていない。
ありさよりは大きくリリムよりは小さい、ふわふわと見るだけで柔らかそうな形の良い乳房。
桜色の小さな乳首がツンと上を向いて尖っている。
その白い乳房を手で覆い、ふにゅっと揉んだ。
「くっ!」
手の中でむにーと柔らかい脂肪が形を変え、ローラは眉をしかめた。痛みか、それとも別の何かか。
「リリム」
股間を舐めた後、口を拭いていたリリムを呼ぶ。
「おっぱい吸ってみろ」
「はい」
僕は手を離し、ベッドの横から顔を寄せたリリムが形良い乳房へと口を寄せる。
「ひっ!」
さっきの性の悦楽を思い出したのだろう。ローラの美貌にさっと緊張が走る。 リリムが右の乳首を口に含み、ちゅうと吸う。赤ん坊のように。
「やっ……やぁ」
強く、強く。ひたすら強くちゅーと吸い、リリムは目を細めた。
「美味いか? 天使のおっぱいは?」
ピンクのツインテールを揺らして頷きリリムは肯定する。
「やっ……やめ……やめて、くださいぃ……」
金色の眉を寄せて喘ぐローラ。脚がばたつき、馬乗りになった僕を揺らす。だがそれだけだ。
僕も手を伸ばし、左の乳房をむにゅっと揉んだ。
「ひぃ……!」
胸を据われ、揉まれ、さらに脚がばたつく。保健室のベッドがギシギシとなった。
もうとっくに授業ははじまってる時間だが、小学校には誰も来ない。来られない。校庭に召還した触手さんたちが頑張ってるのだろう。
「はあっ……あぅ……」
そしてベッドの上には、乳房を弄られ、悶える金髪の魔法天使。一度火照った体は敏感に感じ、乳房を揉む手の平に固い勃起を感じた。
ちゅうー、とリリムが強く吸い、舌でコロコロと乳首を転がす度に、白い喉が仰け反った。
「ああぁ……うあああっ…。くん、うぅん……。うん、はぁ……。ん……んぅ……。
あ……んんぅ……ん……うぅん……。ん……はっ、あぁ……ア……」
小さいがしっかりと官能を感じさせる喘ぎが絶え間なく天使の口から漏れる。
そしてばたつく脚は徐々に上がり、ゆらゆらと揺れていた。
「ああっ……アァ……あぁ……アァ……」
細かく小さく悶えるローラを見下ろしながら、腰を上げる。そしてばたつく脚を押さえ、
開かせた。長いスカートの中心では毛のない縦筋が赤く輝いている。先程の愛撫で完全に出来上がっていた。
「はあっ……ああっ、み、見ないでくださぃ……」
乳首をしゃぶられながら、見られてるのに気付いたローラが潤んだ目で精一杯の抗議を漏らす。
「今度は見るだけじゃないぞ」
言いながら、片手でローラの脚を上に開かせ、もう片方で上を向くペニスを支えて、
狙いを付ける。目標はもちろん魔法天使の処女。
「くっ……! そ、そんな……ここまでなんて……」
喘ぐ口から無念の声が漏れる。どうやら処女を奪われるのを悟ったらしい。
「いいのか? 処女を奪われるとここにいられないんだろ?」
じっと狙いを付けながら、試しに聞いてみる。
「あっ……。やめてと言っても…アァ……やめて、くれないのでしょう?」
喘ぎながらも気丈に言い返す。
覚悟は出来てるようだ。よろしい。ここでみっともなく『処女だけは許して』
と言おうものなら、無理矢理口でさせて、尻穴に突っ込み、それからやっぱり処女を奪うつもりだった。
許しを請うても無駄な相手とよく知っている。だから許しは請わない。それが魔法天使の最後の誇り。
「でも……ああっ……これだけは、覚えてなさい……」
ゆっくりとスカートの中にペニスを進めていく。リリムに乳首を吸われ、喘ぎながらローラは続けた。
「必ず……他の魔法天使や……魔法少女たちが……、必ず……ああっ!」
それ以上は言葉にならなかった。
ズン! と一気に、僕のペニスが、ローラの縦筋を分け入り、貫いて。
「ああ……アアアアアアーッ!」
胸を吸われながら背筋を仰け反らせ、ローラの脚がピンと上を向いた。
「ひぎっ! ぎいいぃっ!」
歯を食いしばり、必死に耐える。痛みに。別の何かに。それでも体の下の白い天使の翼はバタバタともがいていた。
ギチ、ギチっと狭い肉を引き裂き、肉棒が奥へと進む。苦痛に歪むローラに僕は容赦しなかった。
「ひいっ……! ヒイイィィィ!」
未知の痛みに、それでもローラはよく耐えた。
僕の分身が彼女のお腹をいっぱいに満たして止まり、根元の結合部からは血が流れている。
「これで……処女じゃなかったな」
「あ、ああぁ……」
ぱくぱくと開閉する口から涎が漏れ、目からはさらに溢れる涙。リリムは一心不乱に胸をしゃぶっているが、痛みを和らげるあまりないらしい。
「ひっ……ひぐうぅ!」
僕が腰をずんと一突きするたび、ローラは腰を上げ、身悶え、そして鳴いた。
「あ、あうぅ……。あがうぅ」
体の下でただ泣き悶える魔法天使に僕はすっかり夢中になり、蜜肉を抉った。
その度に、金色の髪が揺れ、上を向いた白い脚がゆらゆらと揺れる。
「ひぐっ……あぐうぅ……」
溢れる涙はベッドを濡らし、瞳にはもう力はない。弱々しく頭を振るその仕草が、彼女の無念さを表していた。
暖かく、そして狭いローラの中。リリムより狭く、ありさより熱い。
「はぁ……ああっ……」
いつしか僕も汗びっそりで顎から落ちる汗がローラの顔に落ちて行った。元は白いその顔も、今は赤く染まり、苦痛と屈辱に歪んでいる。
「あぐうぅ……ひっ、あぁ……」
悲鳴か力なく呻くだけだった口が、微かに言葉を紡ぐ。
「もう……やめてぇ……」
瞬間、ぎゅっと股間が痺れ、熱くなり、耐えれなくなった。
ドクンッ!
白い放流がローラの胎内を満たしていく。
「あがあああああっ! イヤ……イヤアアアアアアアアアアアアーッ!」
とうとう取り乱して絶頂と同時に激しく泣き叫ぶローラ。同時に、僕の体に
ぎゅーんと魔力が流れ込んでくる。ローラの魔力を吸収したようだ。
ぴかっ、とそのローラの体が白い光に覆われた。
「きゃっ」
驚いてリリムが胸から口を離し、僕も慌ててペニスを引き抜いた。
「あ、ああぁ……」
だらんと開いた股間から血と精液を流すローラの体が光に包まれ、そしてふわっと宙に浮く。
「な、何これ?」
僕が聞くと、
「何ですか、これー!?」
リリムも聞き返してくる。僕が知るわけないだろ。
どごーん!
さらに背後の壁が爆発!
「な、なんじゃー!」
振り向くと、そこに栗色のツインテールの魔法少女が立っていた。
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよ〜」
バトンを振り回して名乗るが、すぐにそれどころじゃないと気付く。
「ろ、ローラちゃん!」
白く光るローラに手を伸ばすアリサ。
「あ、アリサちゃん……。ごめんね……」
ローラも手を伸ばし……アリサに届く寸前、光の球となって外に飛び出し、
天へと昇っていった。
……
「はわー」
沈黙を破り、間抜けな声を上げたのはリリムか。
とりあえず。服を着よう。裸はなんだかね。
いそいそと服を着終わると、アリサが僕にバトンを突きつける。どうやら触手の群れを一人で全滅させたらしい。
校庭を見るとそこには何もなく、元の静けさを取り戻していた。
ま、時間稼ぎにはなったな。触手さんたちに合掌。
「お兄ちゃん……。ローラちゃんになにしたの!」
「いや、あのな。処女を失うと、魔法天使は天界に帰っちまうらしい」
「そんな……!」
カッとアリサの目が見開く。
「それじゃ……ローラちゃんにもエッチなことしたの!? あたしがいるのに」
「いや、そうい問題じゃ……」
「ひどい、ひどいよ!」
栗色のツインテールを振り乱し、アリサは地団駄を踏む、リリムがそっと僕に寄り添った。
そんな寄り添う僕とリリムに、アリサはキッと鋭い視線を向ける。なんだか嫉妬が混じってるような。
「許さない……。学校を襲って休校にして。先生から電話があって『化け物が
襲ってきたので今日は休校です』て言われたんだよ」
ああ、それで目が覚めたのか。
「欠席にならなくてよかったじゃない」
「あたしという妹がいながら、ローラちゃんにエッチして天界に帰して」
「いや、普通は妹ともしないんだが……」
「学校の校舎を壊して!」
「ちょっと待て! 壊したのそっちだろ!!!」
どかーん! てやったのアリサでしょー!? 正義の魔法少女が魔法でそんなことして!
「言い訳しない!」
うわっ、なにそれ。なんでこっちが怒られるの?
「いくらお兄ちゃんでも……悪い事は許さないんだから!」
突きつけたバトンをくるっと回して宣言する。こうなると思ったんだよな。
何故なら、
「マジカル☆アリサは正義の魔法少女なんだから!」
さて、この妹をどうしよう。
(おしまい)
GJ!
> 化け物が襲ってきたので今日は休校です
休校ってレベルじゃねーぞwwwww
盛大に吹いたw
全員天然すぐるwww
ローラ→使命まっしぐら
ありさ→正義まっしぐら
大和 →陵辱まっしぐら
リリム→ボケまっしぐら
こうですか?わかりません!
妹は性的な意味でおしおきですかw
毎度毎度いい具合にカオスでイイ感じにエロだから爆笑しながら抜けるwww
こんな小説は初めてだwww
普通、ギャグものはシリアス含ませるんだが、ドリームの人はエロで調整しているんだよな。
突き抜けたギャグはスカッとして気持ちいいぜ。抜けるし。
匿名で本日の誘いうけ
魔法少女を毎回酷い目に合わせてべそをかかせてやるぜ!→生傷が絶えない
→キャラの書き分けが出来ないので治療役なし→敵の知名度高いと軍に退治させろよという話になるので
存在を伏せざるを得ず、病院で怪我の理由をどうごまかすかが思いつかないうえ親バレ対策も思いつかない
から入院させづらい→結果毎回次の話になると怪我はなかったことに。
主人公が高レベルリジェネレーションスキルもちだということに脳内保管してくださいorz
…言いたいシチュは辛うじて理解できるんだが、何をしたいのか理解できない。
HDDがふっとんだ…
投下前だったのに
ナイトメアドリーム第五話。
「へんしん」
「マジカル☆シュート」
僕が変身するのと、アリサがバトンから赤い光を放つのは同時。
どかーん
背後に爆発を聞きながら、ぽかーんと口を開けていたリリムを抱え、僕は悪魔の姿で、
保健室から校庭に飛び出した。アリサが壊した壁より。
「はわ〜」
リリムはお姫様抱っこされたまま、まだぽかんと口を開けている。
「待ちなさーい」
背後からアリサの声。
「よくも保健室をメチャクチャにして!」
「そりゃお前じゃー!」
ついいつもの口調で突っ込んでしまう。マジカル☆アリサの正体が、妹のありさと分かるとどうもやりにくい。
ていうか、正義の魔法少女が校舎の壁をを壊したり、保健室をメチャクチャにしていいんですか?
校庭に出ると気付いたが、ファンファンとサイレンの音が周囲を囲んでいる。
どうやら警察のパトカーが小学校を取り囲んでいるらしい。エンジェル☆ローラを犯すのに夢中で気付かなかった。
そのローラはもういない。僕が処女を奪ったら、天界に強制的に帰された。
「お兄ちゃん……ううん、ナイトメア☆ヤマト。許さない!」
僕の前に回り込み、アリサがきっと睨む。普段は短い栗色の髪が今は長いツインテール。
その髪型と服装が違うだけで、顔も声もいつものありさと全く同じだった。
どうして気付かなかったのだろう。
「はわわ〜」
抱っこされたままのリリムが腕の中で怯え、ぎゅっと二の腕を掴んでくる。
アリサが睨んだのはリリムだったからだ。なんだろう。やたら僕が抱っこしてるリリムを敵視してるような。
「よくも……よくもお兄ちゃんを……!」
ギリリと歯を鳴らすアリサ。目がメラメラと燃えている。なんか怖い。
ばっと翼を広げ、アリサを飛び越え、そのまま低い塀を越えて小学校の前の道路に出た。
「うわっ」
無数のパトカーが並び、悪魔の姿の僕にたくさんいた警官が驚く。中には銃を向ける者もいた。
「逃がさないわよ!」
頭上からアリサの声。同じように塀を飛び越え、バトンを突きつけ、
「マジカル☆シュート」
リリムを抱えたままの僕に攻撃魔法を撃って来る。
「うわっ」
咄嗟に身を屈めると、
ちゅどーん
と背後から爆発音。おそるおそる振り返ると、パトカーが爆発炎上し、
何人かの警官が倒れていた。幸い生きてはいるようだ。
「ああっ! なんてひどいことを!」
地面に着地したアリサが口に手を当て、惨状に激怒する。
「ええっ!? 爆発させたのそっちだよ? ていうか、正義の魔法少女の魔法は周囲に被害は出さないんじゃないの?」
「言い訳しない!」
うわっ、聞く耳なし。
「ねえ、さっきパチカー壊したのあっちだよね?」
銃を持った警官に聞くと、こくこくと頷いてくれた。悪魔の僕と魔法少女のアリサ、
どっちを狙うべきか迷ってるようだ。
「そーれ」
構わずにバトンを振り上げるアリサ。ああっ、ここだと被害が広がる。
リリムを抱えたまま僕は再び飛び、小学校の校庭に戻った。アリサもすぐに追いかける。
ひゅー、と風が通り抜ける校庭には誰もいない。触手をばら撒いていたおかげだろうか。
その触手の群れも、アリサ一人に片付けられた。
校庭の中央にはでかい穴。僕がローラを倒すときに開いたものだ。
太い脚でだだっと駆ける僕を、アリサはツインテールの栗色の髪を流し、軽快に追いかけてくる。
「アリサ!」
さっと振り向き、
「きゃー!」
抱えたままのリリムをぶん投げた。ピンクのツインテールも真っ直ぐ水平に流れる。
「えっ!?」
この攻撃は予測し切れなかっただろう。
ごつーん
栗色ろピンクのツインテールの頭が真正面から激突。両者ばたっと倒れた。
「……勝った」
必殺リリムミサイルと名付けよう。
「まだよ!」
頭を押さえ、よろよろと立ち上がるアリサ。リリムはぐるぐると目を回している。
そのリリムの顔をぐにっと踏み付け、ぐりぐりとアリサは踵をめり込ませた。
「うーん」
リリムは苦しそうに呻くだけでそれでも目覚めない。
「あなたが……あなたがお兄ちゃんを……」
なんだか目が怖い。
「あー、アリサ。その辺で……」
僕が止めようとすると、キッと睨まれた。やっぱり怖い。
「そう……。やっぱり、この泥棒猫が大事なんだ……」
リリムのピンクのツインテールを掴み挙げると、顔も自然に上がる。ほっぺたには靴の跡がしっかり残っていた。
「えい!」
そしてアリサは、ぱーんとバトンでリリムの顔を打つ。ずさーと校庭に倒れるリリムの華奢な体。
「痛っ!」
さすがにリリムは痛みで目覚め、
「はわー。鼻血出たですー!」
ぼたぼたと鼻から血を出し、校庭に落としていた。
「えーん。えーん」
ぺたっと座り込んだまま、リリムは鼻血を出したまま不意に泣き出す。
うわー、痛そう。
「ふん」
そんなリリムを見て愉快そうに微笑を浮かべるアリサ。いい気味というように。
そんな妹に育てた覚えはないんだが。
「あー。リリム、大丈夫か?」
駆け寄ってピンクの頭を撫でると、リリムは涙と鼻血を出した顔で見上げ、
「わーん、ご主人様ー」
「はいはい」
抱きついてくるリリムを大きな胸で受け止め、優しく撫でてやる。涙と鼻血で濡れるが気にしない。
「あー!」
それを見て、さらに視線を強めるアリサ。
「なんで……なんで、そんな優しくするの!」
「いや、あの、そりゃ……。一応は仲間だし」
リリムを抱きしめたまま、悪魔の姿でぽりぽり頬をかく。
「ダメ! ダメったらダメ!」
ふるふると首を横に振ると、長いツインテールも水平に揺れた。
「何が駄目なんだよ?」
「お兄ちゃんはあたしだけに優しくするの!」
「うん。優しくするよ」
「じゃあ、その子は優しくしないで」
「うーん」
まだグスグスと泣くリリムを見下ろす。放っておけない気分が芽生えていた。
「3人で仲良くすればいいじゃない」
「ダメー!」
「なんでー?」
僕が聞くと、アリサはじっと下を俯く。そして、不意にしんみりとした声で、
「お兄ちゃんは……その人が好きなの?」
「え? ああ、その……下僕というか、仲間だよ。うん」
「そう……。そうなんだ」
「ああ、でも。一番好きなのはありさだから。うん、大好きだよ」
「分かった」
キッと上げた顔はなぜか瞳が潤んでいた。涙が溜まっている。
「ええ!? なんでそんな泣きそうな顔するの」
「お兄ちゃん。あたし、本当はね」
「うん……」
「お兄ちゃんがいれば、それでいいの。ローラちゃんのことは許せないけど、
お兄ちゃんが無事だからそれでいの。でも」
瞳に再び力が籠もる。今まで見たことのない、強い光。
ああ、妹も大人になったんだな。と、そのときなぜか感じた。
「お兄ちゃんを横取りする泥棒猫は許せないの。だから」
バトンを向け、
「その女は殺す!」
さっと駆け出す。確かな殺意を持って。
「ええっ!?」
リリムを地面に置いて、咄嗟に前に出て庇った。
「お兄ちゃんどいて! その女殺せない!」
「どくかよ!」
つい怒鳴る。妹に殺人はさせられない。例え魔界の悪の魔法少女でも。
僕にぶつかる寸前で、ばっとアリサの小さな体が宙に飛んだ。
「お兄ちゃん……やっぱり、その女のことが……!」
バトンが向く目標は座り込むリリム。
「マジカル☆シュート」
「くっ」
回避は不可能と判断し、迎撃に移る。
「デビルサンダー」
角から放つ電撃が赤い光を打ち消し、さらに上空のアリサまで届いた。
「きゃああーっ!」
予想外の威力に自分でもびっくりしてしまう。ローラの魔力も吸収し、大幅に威力が向上していた。
「アリサ!」
空中で電撃に撃たれ、ビクンッと痺れ、アリサは落ちてくる。
「危ない!」
受け止めようとするが、地面に激突する前にアリサは体勢を立て直し、下に走ってきた僕の顔を蹴った。
「僕を踏み台にした!?」
顔に靴跡を付けられ、思わずお約束の台詞が出てしまう。
「もらった!」
しまった!
僕の顔を踏み台にしてアリサが向かうのはリリム。まだ座ったままの。
「きゃー」
怖い顔で向かってくるアリサに、リリムは頭を抱えて丸まってしまう。
「馬鹿っ! 逃げろ!」
叫んだがもう遅い。
「マジカル☆シュート!」
「リリム!」
叫び、僕は駆ける。駄目だ、間に合わない!
「リリムー!」
「シ、シールド!」
どかーん!
赤い光が命中して爆発し……。
それが消えるとリリムの周囲をピンクの光が覆っていた。そのシールドの光もすぐ消える。
……どうやら防御魔法で防いだらしい。そういや結界とかは得意だったな。
「はわー」
座り込んだままぽかんと口を開けているリリム。僕は思わず脱力しかけた。
「ちいぃ!」
だが連撃しとうとするアリサにすぐそれどころじゃないと悟る。
「こら! いい加減にしろ!」
アリサの前に回り込み、リリムを後ろに庇って怒鳴る。さっき本気で心配しただけにこっちも本気だ。
「うっ」
じんわりとアリサの目に涙が滲んだ。いや元々滲んでいたのがこぼれてきた。
「やっぱり……そうなの? お兄ちゃん、その女を愛してるの?」
「ええっ!?」
驚いたのはリリム。
「そ、そうだったんですか〜。はわわー。そ、そんな、ご主人様がリリムを〜」
……なんだか誤解しているぞ。2人とも。
「ご主人様! リリム、子供はたくさん産みますから!」
馬鹿! 刺激するな! お腹切られて「中に誰もいないじゃないですか」されるぞ!
「殺す!」
ばちばちっと火花を散らし、アリサの体がふわっと宙に浮き上がる。
あああああ、もうどうにでもなれ!
僕も同じく魔力を解放して黒い球に身を包み、宙に浮かんだ。
「マジカル☆スパーク!」
「ナイトメア☆スパーク!」
そして、お互いの全力が真正面からぶつかる。
「お兄ちゃああああああぁぁぁぁぁぁーん!!!」
「アリサあああああああああぁぁぁぁーっ!!!」
爆発、閃光、そして衝撃!
「うおおおおおおおおおおお!」
衝撃を突き抜け、僕は真正面からアリサに飛びつく!
「来ないで!」
叫び、振り回すバトンを掴み、真っ向から叩き割った。
「きゃああっ!」
そしてアリサに抱きつく。細く、華奢で、儚い魔法少女の妹に。
「アリサ!」
耳元で怒鳴る。
「好きだ!」
ありったけの思いを込めて叫ぶ。
「お前が欲しいいいいいぃぃーっ!」
「お、お兄ちゃん……」
ふっと腕の中の力が緩む。
今!
「デビルサンダー!」
「きゃああああああああああああああぁぁぁーっ!」
零距離からの電撃にアリサは身体を仰け反らして絶叫し、そして脱力した。
腕の中でぐったりと失神したアリサを確認し、僕は電撃を止める。
「ご主人様ー」
後ろからぴょんとリリムが抱き付いてきた。
「結婚式はいつします? あ、その前にお父様に挨拶しないと」
リリムの父親って魔界を統べる魔王だろ? 冗談。
「あのなリリム」
気絶しても変身は解けないマジカル☆アリサをお姫様抱っこし、僕は後ろのリリムに、
「さっきのはアリサの勘違いだから。リリムは嫌いじゃないけど、愛してるとかじゃないからな」
「はわ〜」
「でも、まあ」
アリサが気絶してるのを確認し、僕は続けた。
「リリムを抱くのは結構気に入ってるぞ。気持ちいいから」
「えへへ〜」
前に回ったリリムは、手を後ろに組み、照れたような笑みを浮かべる。鼻血出しながら。
「リ、リリムも。ご主人様とエッチするのは大好きです!」
最初は照れていた笑みが、ぱっと輝く笑顔に変わる。鼻血出しながら。
「だって、リリムのはじめての人ですから」
「ああ、そうだな」
思えばそれがはじまり。僕がリリムの処女を強引に奪ったのが。
「帰るぞ。ここもうるさくなったからな」
ファンファンとパトカーのサイレンが増えていく。
大きな黒い翼を広げ、僕は空に待った。大事な妹を大切に抱えて。
「あーん、待ってくださいよー」
後ろからリリムの小さな羽音も付いてくる。
今日の作戦は、大 成 功。
さて。帰ったらマジカル☆アリサにお仕置きだ。
「うぅん」
「お、やっと目が覚めた」
「きゃっ」
僕のベッドの上で目を覚まし、アリサが身を上げようとして……ぐらっと傾いてまた横になった。
「なにこれー?」
自分の背中を見て唖然とする。アリサの両手は腰の後ろで縛られていた。アリサ自身の長い栗色のツインテールに。
「髪の毛縛り。どうだ、自分の髪の毛に縛られた気分は」
椅子に座りながら、人間の姿になった僕が声をかける。長いツインテールを見たときからやってみたかったんだ。
「むー」
ベッドの上で髪の毛で縛られ、マジカル☆アリサは頬を膨らませる。
……変身解除して元のショートヘアに戻れば髪の毛縛りも解けるんだが気付いていないらしい。
しっかりしてるようで肝心な所が抜けてるのが妹の可愛いところ。
「リリムもやってみる?」
椅子の横でちゅこんと座るリリムにも聞いてみる。鼻血は止まって顔はちゃんと拭いた。
「いえ、結構です」
長いピンクのツインテールの髪の毛縛りも見たいが残念。命令すればやらせてくれるんだろうが。
「んがー!」
僕の横に座るリリムを見て、アリサはガチガチと歯を打ち鳴らして威嚇。
「こーら」
怯えるリリムのピンクの頭を撫でながら、
「仲良くしないと駄目だろう?」
「しないもん!」
まあ正義の魔法少女らしな。悪の魔法少女とは仲良くできないのも分かる。
アリサの場合、別の感情もあるようだが。
「リリムは仲良くしてくれるか?」
「はい。ご主人様の妹さんですから」
「良い子だなー」
良い子、良い子と頭を撫でると、「えへへー」とリリムは無邪気に笑う。
「ご褒美だ」
さらに僕は椅子から降り、リリムの細い顎をつまんで上を向けさせ、ちゅっと唇を重ねた。
「あ〜!」
ベッドの上でアリサがじたばたもがく。だが髪の毛の根元の頭皮が痛いだけだった。
変身解除すればいいのにねー。
「アリサも、リリムと仲良くしてくれたらご褒美だぞ」
「う〜」
歯をギリギリ鳴らして唸るアリサ。こんな妹だったとはお兄ちゃん嬉しい。
「ほーら」
さらにちゅっちゅっとリリムにキスの雨を降らす。
「んっ、んっ」
赤い頬でキスを受け、リリムはうっとりと瞳を潤ませた。
そしてリリムをぎゅーと抱きしめ、ぶちゅっと口を押し付け、舌を絡ませ、
ぐちゅぐちゅと淫らな音を立てる。アリサまで聞こえるように。
「やめて!」
涙目になってアリサは訴える。
「分かった! 仲良くする! 仲良くするからもうやめて!」
妹に泣かれたら仕方ない。
リリムを離し、のっそりと立ち上がってベッドの上のアリサを見下ろした。
魔法少女の衣装のまま、自らのツインテールで縛られたマジカル☆アリサ。
泣いてる瞳でじっと僕を見上げてくる。
「本当に、リリムと仲良くする?」
「う、うん。本当」
こくこく頷くアリサ。本当かなー?
「それじゃあ」
僕は後ろのリリムを振り返り、
「リリム、アリサとしてみろ」
「ええっ!?」
「いつも僕がしてるみたいにすればいいさ」
「お、お兄ちゃん!?」
目を丸くする妹に視線を戻し、ちゅっと頬にキスし、僕は囁いた。
「仲良くしてくれるって証明できたら……たくさん愛してやるからな」
カーと頬が熱くなる。
「そ、それでは」
ごくっと唾を飲み込み、覚悟を決めた表情でリリムは自分の服に手をかけた。
悪の魔法少女らしい黒いワンピースを脱ぎ、その下のリボン付きのパンツも脱ぐ。
パンツはエンジェル☆ローラから奪った物だがアリサは知らない。
すらっとしたリリムの肢体。華奢だが胸は豊かで、股間にはまだ毛も生えておらず、
ピンクの縦筋が丸見え。
「は、はわわ〜」
おぼつかない足取りでベッドに寄り、リリムはあわあわとアリサを見下ろす。
何度も吹っ飛ばされてきた宿敵の魔法少女。そのアリサと仲良くなるのだ。緊張するのも当然。
「……早くしなさいよ」
逆にベッドの上のアリサは目を座らせている。はっきりいって怖い。
アリサの視線はリリムの胸に注がれていた。小柄で華奢な外見の割に豊かな胸。
揉むと心地良いんだよね。
「その胸で……お兄ちゃんを……」
アリサのぺったんこな胸も好きだけどね。まだ小学6年生だし。
緊張して身動きできないリリムに、椅子に座った僕が声をかける。
「リリム。抱きしめてみろ」
「は、はい」
と、ベッドの上に膝を乗せ、裸で服を着たままのアリサに抱きつく。
「んっ」
リリムに覆いかぶさられ、かすかに身じろぐアリサ。
「そしてキス」
言われるまま、そっと唇を重ねる。女の子の桜色の小さな唇がむにっと重なった。
アリサは目を丸くしたが暴れることはしない。
「はぁ」
口を離すと、どちらからも切ない息が漏れる。
「どうだ?」
感想を聞くと、リリムは口を押さえ、
「すごく……甘いです」
一方のアリサはふんと横を向いている。
「胸を出させて」
アリサの胸を覆うのは一枚の赤い布のみ。その布をリリムはそそくさと外していった。
「……」
ぎっと歯を食いしばるアリサ。薄いほぼぺったんこの小学6年生の胸が晒せれる。
小さなピンクの乳首が可愛らしい。
「自分の胸と合わしてみろ」
リリムの豊かな胸が上から重なり、むにゅっと押し潰された。
「あっ……」と、両方から声が漏れる。
「そのまま胸を揺らして」
「は、はい……」
上から胸を重ねたまま、ふるふると上半身を揺らすリリム。
「……んっ」
振動がアリサの小さな膨らみも刺激し、そしてリリムにも返っていく。
「あっ……んっ……アッ……ンッ……」
「……んっ」
早くも小さく喘ぐリリムに対し、アリサはきゅっと眉を寄せて何かに耐えている。
「……はぁ」
そして胸に溜まった熱いモノを吐き出すのだ。と、その潤んだ瞳が僕と合う。兄の僕と。
「……お兄ちゃん……あっ……」
僕に見られるのが刺激になるのか、小さく甘酸っぱい喘ぎを漏らした。そして小さな体がふるふると身悶える。
「うふふ」
すりすりとより早く上半身を揺らし、リリムは豊かな乳房を押し付けてくる。
どうやらこのプレイが気に入ったようだ。
「気持ちいいですか? アリサちゃん」
マッサージしてるように聞いてくる。
「気持ちよくなんか……アンッ……な、ないもん……」
頬を赤く染め、汗を浮かべ小刻みに身悶えし、それでもアリサは上擦った声で否定する。
「でも、ほら」
密着するリリムにははっきりと分かっていた。
「乳首、カチカチに固くなってますよ?」
と言うリリムの乳首も尖っている。そして固くなった乳首同士が触れ合う度、
お互いの胸が電気が流れたように痺れた。
「アッ……!」
「あうっ! ア、うぅ……!」
互いの背筋がガクッと仰け反る。
「リリム。スカートの中に手を入れて」
「は、はい……あっ」
「や、やだっ」
アリサのふわっと広がる緑のスカートの中にリリムの手が伸び、
「そのままパンツの中まで入れて」
純白のパンツの中まで白い手がしなやかに忍び込む。
「アアッ……!」
びくっ、びくっと白い喉を見せ仰け反るアリサ。
「くちゅくちゅしてみろ」
「はい……!」
パンツの中でリリムの手がくちゅくちゅと動き、縦筋をなぞり、揉んでいった。
「アッ……だめ、ダメェ……。あんぅ……!」
縛られた身で悶えるアリサにリリムもリズムを合わせ、上から覆いかぶさりながら股間に指を這わせていく。
「はあっ……アッ、アアッ、アアっ……」
小刻みに喘ぎを刻み、アリサの腰が徐々に浮かぶ。
その様子に僕もベッドに寄り、そしてふりふり揺れるリリムのお尻を撫でた。
「ひゃんっ」
ビクッとリリムの腰が震え、その刺激がアリサにも直接伝わる。
「あっ……アアッ……アアッ……」
リリムのお尻を撫でながら、アリサの喘ぐ顔をじっくり鑑賞。間近で視姦されてるのを感じ、
アリサはさらに赤くなった。
「はあっ……お兄ちゃん、も、もう……」
「リリムと仲良くするな」
「う、うん……。仲良く、仲良くするよぉ」
喘ぎ混じりに訴え、その間にもアリサは撫でられる腰をガクガクと揺らしていた。
「よーし、もういいぞ」
やや名残惜しそうにリリムは手を止める。
「そのままパンツずらして」
「やっ」と言ったものの、アリサは抵抗しない。
するするとスカートの中からパンツが下ろされ、細い脚を通して脱がされた。
「こっちへ」
リリムからパンツを受け取ると、わずかにシミが付いていた。そのパンツを鼻に当てて匂いを嗅ぐ。
「うん。アリサの匂いがする」
「もー。やだー」
真っ赤な顔がさらに恥ずかしさで泣きそうになる。
パンツはベッドの脇に大事に置き、ベッドの上のリリムに言った。
「リリム。アリサの身を起こして」
「はい」
リリムが抱き合ったまま身を起こし、僕はアリサの後ろに回り、
「もう縛る必要ないな」
と、両手を縛る髪をほどいてやった。栗色のツインテールがするするとほどけ、
流れていく。
アリサは特に暴れることなく、ベッドの上で座り込み、リリムと抱き合っていた。
「うん。そのままで」
抱き合ったままの二人の、ツインテールを一本ずつ手に持つ。アリサの栗色の髪とリリムのピンクの髪。
「うん。良い匂い」
手に触れる感触はさらさらで、鼻に寄せると良い匂いがした。カーと二人して赤い顔をさらに赤くする。
「そのままな」
動かないように命じると、栗色のピンクのツインテールを重ね、きゅっきゅっと結んだ。
「ご主人様!?」
「お兄ちゃん!?」
目を丸くする二人に構わず、もう片方もきゅきゅっと蝶々結び。
「ほーれ、ツインテール結び」
正面から抱き合うアリサとリリムの長いツインテールを結んだのだ。これも前からやりたかった。
「はわー」
「もー。へんたい」
リリムは口をぽかんと開き、アリサは毒づく。これもアリサが変身解除すれが解けるんだが。
「それじゃあ」
僕もいそいそと服を脱ぎ、素っ裸になると、
「なめて」
二人の間にちんこを差し出す。もうギンギンに勃起した男の象徴を。
「やんっ」
アリサが目を背けようとするが、結ばれたツインテールが引っ張って離れない。
「きゃんっ」
ほらリリムが痛がる。
「あっ、ごめん」
慌てて正面を向くと、やっぱりお兄ちゃんちんちんが目の前。
「う〜」
眉をしかめてアリサが唸っていると、
ちろ
とリリムが舌を出して脈打つペニスの青筋を舐めた。
「おおう」
びりっと快感に痺れ、思わず腰を振る。
「はー。リリムの口は気持ちいいなー」
ぺろ、ぺろとリリムが舌を伸ばす度、ペニスが感激に打ち震えた。
「あ、あたしも……!」
その様子に、恐る恐るアリサも口を寄せる。根元に陰毛の生え、勃起した赤黒い肉棒に。
そっと小さな舌がペニスの横に触れ、頭までビリッと痺れた。
「う、うん……。アリサもなかなか」
「……へんたい」
毒づきながら、ぺろっと舐めていく。リリムと目を合わせ、お互いにちろちろと舌を走らせていった。
「はー。ごっつええ」
たどたどしいが、だからこそ、こそばゆい感触が絶妙の快感になる。口でさせる気持ちがよく分かった。気持ちいいからだ。
ブル、ブルと腰が勝手に震える。
「よーし。もういいぞ」
僕は慌ててペニスを引き戻す。危うく射精しそうになった。
まだだ。出すなら妹の膣内に。
「アリサ。リリムの上になってこっちに尻を」
「う、うん」
ツインテールを結んだまま、今度はアリサが上になる。そして、緑のスカートに包んだ小さな尻を掲げた。
「うん。濡れてるな」
スカートの中をのぞくと、毛もない縦筋はうっすらと濡れている。うっすらと蜜の匂いがした。
「いくぞ」
「う、うん」
下になったリリムをぎゅっと抱き、リリムも安心させるように抱き返した。
上にアリサ、下にリリム。二つの股間を見て、上のアリサのスカートの中に腰を進める。
「あっ」
先端が濡れた割れ目に触れ、ビクッとアリサの背中が揺れた。結んだツインテールも揺れる。
「大丈夫」
下になったリリムが声をかけると、アリサの頭を撫で、
「私も一緒ですから」
と、ちゅっとキス。同時、僕も一気に妹を貫いた。
「!」
衝撃にビクッとアリサの小柄な体が震え、
「アアーッ!」
リリムがキスした口を離すと、絶叫が漏れた。
「ああっ! ハアアアッ! ああああーっ!」
いきなりの早さでアリサの小さな尻が左右に揺れ、そして狭い幼膣がギチギチに締め付けてくる。
「くっ!」
さっきは我慢した射精感がすぐにぶり返し、たちまち脳内に白い閃光が走った。
「アアアッ! アアアアッ! お兄ちゃん! お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
下になったリリムに抱きつき、ガクガクとアリサの腰が揺れる。早く、早く。
その腰の動きと肉壷の狭さ、そして叫びが、たちまち僕を絶頂に導いた。
「お兄ちゃん! お兄ちゃん! お兄ちゃん! お兄ちゃん、お兄ちゃん! お兄ちゃーん!!!」
ドクッ
挿入して間もないのに、妹の猛烈な責めにあっさりと射精してしまった……。
「ふああああーっ! お兄ちゃん! お兄ちゃーん!」
結んだツインテールも激しく揺れ、そして止まる。
白い背筋を仰け反らせ、硬直し、精を受け止めるアリサも絶頂した。
「アアアアアアアアーッ! お兄ちゃーん!」
どくん……ドクン……。
導かれるまま射精し、僕はなんだか脱力して肉棒を引き抜いた。先端からぽたぽたと出しこぼしの液が漏れ、アリサの尻にかかる。
「はぁ」
ぐったりとため息が漏れる。こんなすぐに射精しちゃうなんて……敗北感。
「ふー」
一方のアリサは満足気な顔で、リリムに抱きついている。なんだか勝ち誇っているように見えた。
「ねえ、お兄ちゃん」
息を整えると、アリサは潤んだ瞳で、
「髪の毛、ほどいてよ」
「あ、うん」
言われるまま、僕は結んでいたツインテールを解いていく。でもそれだけじゃなんだか悔しい。
「こっちもほどくぞ」
アリサのツインテールの根元、黄色いリボンをほどいた。さっと栗色の髪が白い背中に流れる。
「長いんだな」
サラサラの栗色の髪を背中ごと撫で、僕は言った。普段は短い栗色の髪も伸ばせばこうなるんだろうか。
「うん……。長い髪って憧れるから」
それで変身すると髪が伸びるのか。
「あ、あの。こっちも」
控え目にリリムも懇願してくる。
「ああ」
こっちはピンクのリボンで髪を結んでいる。それを二つとも解くと、ピンクの髪がベッドに流れた。
「髪を降ろしたリリムも可愛いよ」
「えへへ」
無邪気に笑い、アリサの下で顔を振って長いピンクの髪を揺らすリリム。
アリサはリリムの上から横に回り、長い栗色の髪を広げていった。
栗色とピンク、二人の魔法少女の長い髪が混じりあい、幻想的な色合いを僕に見せてくれた。
その二人のさらさらの髪を撫でながらアリサに聞く。
「これからどうするつもりだ?」
「お兄ちゃんはどうするの?」
逆に聞き返された。
「とりあえず、今までどおり続けるよ。魔王の呪いを解かないと」
「はい。リリムは魔王目指してがんばります」
……一応、目指してたんだな。リリムとアリサの目が合い、ニコッと微笑みあう。
「じゃあ、あたしも正義の魔法少女続ける」
「えっ?」
「止める人が必要でしょ?」
「うーん」
困ったが、どこかこうなるだろうと思っていた自分がいる。こういう妹なのだ。
「あのな。僕やリリムならいいけど、他の魔物にやられたら酷いことになるんだぞ」
まさか魔王候補者の100人の魔王の子供全員がリリムみたいな奴ではあるまい。
……100人全員がリリムみたいだったら、それはそれで嫌過ぎる。
「大丈夫だよ」
くすっと微笑み、アリサは手を伸ばして僕の頬を撫でる。
「そのときはお兄ちゃんが助けてくれるもん」
「うーん」
もう一度唸る。
そりゃそうだけど。でも危ないことには変わりない。
妹を魔法天使にした魔法天使エンジェル☆ローラは言っていた。魔法少女は絶望すると、
魔法を失い、魔法に関する記憶も失うと。つまり絶望すれば普通の女の子に戻る。
でもなー。妹が絶望するほど酷いことはさすがに出来ない。
そりゃ両手両足切断して、お腹開いて肉便器に改造し、三日三晩おしっこかければ絶望するだろうけど。
そんな酷いことを出来るわけがない。
「分かった」
言って、ちゅっとアリサにキス。それから横のリリムにもキス。
アリサはもう何も言わない。ただ険しい目で睨むだけで。
「これからも、お互いの道を行く。それでいいな」
アリサは正義の魔法少女を。リリムは悪の魔法少女を。そして僕、千巻 大和は悪魔の道を。
お互いの道を進んで行くと決めた。
「ただし」
僕は二人に指を立て、
「家の中は中立地帯。絶対に争わない事。いいな」
家の中までドンパチやられたらたまらない。
「うん」
「分かりましたー」
分かってくれたらしい。それでは、
「今日は学校は休み」
「お兄ちゃんのせいでね」
「ということで。一日中やろう」
「さんせーい」
リリムはすぐに笑顔にになり、アリサは顔を赤らめ、小さく頷く。
そう。今日はずっと3人で抱き合うのだ。
と、その前に、
「ご飯にしよう」
考えて見れば、昨日は夕飯抜きで、今日も朝に食パンを食べたっきり。アリサも何も食べていないだろう。
「それじゃ、ご飯の用意するね」
アリサはさっとベッドから降りる。食事を取ってゆっくりとやる。そう考えたのだろうか。
「うふふ」
その横顔は微笑を浮かべていた。
「あ、リリムもお手伝いします」
リリムが続こうとすると、
「いい? リリムちゃん」
キッと睨んでアリサは告げる。
「お兄ちゃんはあたしの作ったご飯が好きなの。『美味しい、美味しい』て言って、
全部食べてくれるの。
だからお兄ちゃんのご飯は全部あたしが作るの。分かった? 分かったら『はい』と言いなさい」
「は、はいですぅ」
「よろしい」
すたすた階段を降りる妹に、怯えながら戻ってくるリリム。
はぁ。これからどうなるのか。
「ご飯だよー」
呼ばれて下に降りると、「ありさ」はエプロンのみを着けていた。裸エプロン。
長い髪は元のショートヘアに戻っていた。変身を解いて戻ったのだ。
ごくっと唾を飲み込む僕に、
「どう? お兄ちゃん」
くるっと回転するありさ。小さなお尻が丸出し。小さな胸が上から見えるのもまたよし。
「ご飯食べたらたくさんしようねー」
こくこく頷く僕。
いろいろあったけど、今まで以上に仲良しの兄妹です。
さて。ご飯食べたら、小学生6年生の妹と裸エプロンプレイだ。
この街には二人の魔法少女と一人の悪魔がいる。
一人は、
「ナイトメア☆リリムただいま参上〜」
デパートの屋上のステージで豊かな胸を張るリリム。そして、
「ナイトメア☆ヤマト、邪悪に参上」
日曜日の平和なデパートの屋上。そのステージに現れたリリムと悪魔の僕に、
子供たちから、「わるものだー」「きゃー」と笑顔で悲鳴が上がる。
今日の作戦は、『デパートの屋上を占拠して、子供たちを遊べなくする大作戦』。
なんという邪悪、なんという外道!
「待ちなさい」
だがそこにかかる鋭い声。そう。もう一人の魔法少女。
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
ステージに颯爽と登場した正義の魔法少女にデパートの屋上はヒートアップ!
「わー」「きゃー」と、ステージの下の子供たちの歓声も一際大きくなる。
「みんなー。正義の魔法少女、マジカル☆アリサを応援してねー」
「アリサちゃーん」「がんばれー」「やっつけろー」
子供たちから飛ぶ素直な応援。いいなー。なんかいいなー。
「さあ、ナイトメア☆リリム。今日も悪い子にはお仕置きよ」
「わはは。マジカル☆アリサ。今日こそお前の最期だー」
用意していた台詞を吐き、がおーと吠える僕。
「さあ、ナイトメア☆ヤマト。一緒にマジカル☆アリサをやっつけましょう」
リリムも台本通りの台詞を言う。うんうん、たくさん練習したもんね。
「さあ、ナイトメア☆ヤマト。一緒にナイトメア☆リリムをやっつけましょう」
ええっ!? なんでアリサがそんなこと言うの? 台本と違うよ?
「お兄ちゃん!」
「ご主人様!」
正義と悪、二人の魔法少女が左右から僕に詰め寄る。そして二人同時に唱和して言った。
「「どっちの味方するの?」」
ステージの下からは「わー」「きゃー」と子供たちの歓声。
えーと。どっちの味方しよう?
(おしまい)
>>80 もう感想書いていいのかな。
もーね、すっごいすっごい面白かったです!!
本当にGJかつ乙でした!!
素晴らしい、これは良いものだ!
途中ヤンデレったりGガンしたりとネタも豊富なのにエロイと神すぐる
GJ!
>お兄ちゃんどいて!
えーーーーーwwwwww
は、おいといてお疲れ様、GJ!
しかし「蜜の匂い」を「蟹の匂い」と一瞬読んでしまった俺。どんだけ飢えてんだ。
果てしなくエロいけどなぜか抜けないw
>お前が欲しい
どこの世界の変態だwwwww
いろんな意味で才能の無駄遣い、GJすぎる
アホ過ぎるわエロいわで感動したw
相変わらずのアホアホエロエロがすげえー!
これマジでエロゲにして欲しくなってきたわ
>そりゃ両手両足切断して、お腹開いて肉便器に改造し、三日三晩おしっこかければ絶望するだろうけど。
これに一番反応してしまった
ナイトメアドリーム第六話
この街に新たな魔法少女が二人出現した。
一人は、
「ナイトメア☆リリス〜、ゆっくりと〜参上です〜」
五月の爽やかな朝。登校途中の僕と妹のありさは、間延びした声に盛大にずっこけた。
僕こと千巻 大和(せんかん やまと)は高校一年生。妹のありさは小学6年生。
「あ、あれ!」
ありさが指差した先。公園の砂地の上に彼女はいた。
見た目は中学3年生くらいだろうか。背中にサラサラ流れるセミロングのピンクの髪。
ふりふりのフリルがたくさん付いたピンクのドレス。そして背中には小さな黒い蝙蝠の羽。間違いない。魔界から来た悪の魔法少女。
「リリス〜バズーカです〜」
相変わらずのんびりと間延びした声。だが呑気な声とは裏腹に、突如空中から出現したのは、ピンクのバズーカ。
「そ〜れ〜」
肩に担いだバズーカをずどんと発射。ピンクの爆弾がふらふら〜と射出され−
ずどーん
とピンクの爆発。あれ? アスファルトの道路に穴が開いてますよ? 当たると痛そう。
「わー」「きゃー」
登校途中の生徒たちがたちまち逃げ惑う。四月にも化け物が襲ってきて休校になったりと、
この手の事件が頻発するようになったが、これは洒落にならない。
「そ〜れ〜」
もう一発どかんと発射するリリス。
「生徒さんの〜登校を〜邪魔する作戦は〜成功です〜」
頭を抱えたくなる。そのとき、
「待ちなさい!」
鋭くかかる制止の声。誰もが振り向き、そして見た。
公園の土管の上に立ち、黒髪をたなびかせる正義の魔法少女を。
「マジカル☆ナデシコ。淑やかに行きます」
腰まで伸びる艶々とした黒髪に大きな赤いリボン。和風の美貌。着ている物も弓道着を思わせる魔法少女のコスチューム。年の頃は僕と同じくらいか。
マジカル☆ナデシコと名乗った魔法少女は、キリキリと和弓の弦を引き絞った。
だが矢はない。と思ったら、弓に青く光る矢が生じる。
「マジカル☆アロー」
「そ〜れ〜」
魔力の矢とバズーカが発射されるのは同時。ピンクの爆弾が空中で射抜かれて爆発し、ピンクの爆発が宙を彩る。
ぽかーんと見ている僕の横で、さっとありさが駆け出そうとする。僕は慌てて手首を掴んで止めた。
「お兄ちゃん離して。あたしも」
「まあ待て」
実は。妹のありさも、正義の魔法少女マジカル☆アリサである。小さい女の子を中心に人気急上昇中。
戦いをじっと見ていることなど出来ない性格だ。変身して加勢するつもりだったのだろうが。
「今は、あの二人の実力を見せてもらおうか」
互いに距離を取って、弓とバズーカをどかどかと撃ち合うナデシコとリリス。
だが空中で矢と爆弾が相殺するだけで、なかなか埒が明かない。
「……早くしませんと、遅刻してしますわね」
ボソッと呟くナデシコ。爆音の中、誰にも聞こえない小声だが、今の僕の耳は遠くでもよく聞こえる。
なぜなら今の僕は呪いによって悪魔になってるから。その呪いを解くために奮闘中。
「魔力集束」
きゅいーん
ナデシコの弓に青い魔力の光が集まっていく。
「そ〜れ〜」
のほほんとバズーカを撃ちだすリリスに、ナデシコはきっと弓を向け、
「マジカル☆アロー・ファイナルシューティング!」
ぎゅいーん!
今まで以上のぶっとい矢が和弓より放たれ、ピンクの爆弾をじゅっと蒸発させ、
どかーん
「あ〜〜〜〜〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
リリスを直撃! 間延びした叫びとともにリリスは吹っ飛び、ぴかっと星になった。
「ふー」
マジカル☆ナデシコは長い黒髪を風になびかせ、
「マジカル☆」
弓をくるくると回し、決めポーズでぱちっとウィンク。そして颯爽と宙に飛び、何処ともなく消えるのだった。
「おー」
思わず見惚れていると、
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
赤いランドセルを背負ったありさが腕を引っ張ってくる。
「早くしないと遅刻しちゃうよ?」
はっ。しまった。急がないと。
小学校の近くでありさと別れ、僕は小走りになって高校を目指す。遅刻、遅刻〜。
曲がり角を曲がると、
ごっつん
「きゃっ」
「ご、ごめん」
小さな悲鳴に、咄嗟に謝る。
「大和くん。おはよう」
ぶつけた頭を押さえ、それでもおしとやかに挨拶してくる少女。
「撫子さん、おはよう」
僕の同級生の華道 撫子(かどう なでしこ)さんだった。幼稚園のときからずっと同級生の幼馴染。
腰まで伸ばした艶々とした黒髪に、和風の美貌。紺のブレザーの制服をきちっと着こなしているが、和服や弓道着もよく似合う。
優等生で性格も慎ましい大和撫子。それが撫子さん。
と、その顔を見て僕は固まった。
「どうしたの? 大和くん」
「ああ、いや。相変わらず美人だなーて」
「もう」
照れくさそうに笑う仕草もまた可憐で。
しかし僕が見惚れた理由は別。撫子さんが先程の正義の魔法少女、マジカル☆ナデシコにそっくりだったからだ。
長い黒髪に赤いリボンを付けて、同じ服を着せれば完全に同じだろう。世の中には似た人がいるもんだ。
「急がないと、遅刻するよ」
「は、はい」
たたっと駆け出す僕に、撫子さんも付いてくる。それにしても、優等生の撫子さんが遅刻すれすれなんて珍しい。何かあったのかな?
その日はなんとかギリギリセーフ。
かつて悪魔に襲撃され窓ガラスを割られた校舎も、今は元通り。
あっという間に昼休み。教室はいつも以上にざわついていた。明日からのゴールデンウィークをどう過ごすか話し合っているのだろう。
自分の机でお弁当を広げてると、撫子さんがやって来た。
「いい?」
「どうぞ」
わざわざ自分の椅子を持ってきてちょこんと横に座る。
「わ。ありさちゃんのお弁当? 可愛い」
僕の弁当をちらっと見て、撫子さんが目を細める。僕の弁当はいつも妹が作ってくれている。いや弁当だけでなく3食全て。
7ヶ月前の事故で両親が他界して以来、家の家事は全てありさが引き受けていた。僕がそういうの駄目なもので。
両親が亡くなったときは撫子さんにもいろいろとお世話になった。ありさとも小さいときから仲良くしてもらってる。
「ありさちゃん、最近はすっごく大人っぽくなったよねー」
「そ、そうかな」
自分の弁当を広げながら言う撫子さんの言葉に、僕はドキッとなった。
「ええ。なんだか、大人になったっていうか。気付かない?」
「う、うーん。家のこと頑張ってるからじゃない?」
「すごくがんばってるよね」
そして撫子さんは遠い目をして、
「私もあんな妹ほしいな……」
「僕のお嫁さんになれば妹になるよ」
なんとなく呟いただけだが、
「え? えええ? ご、ごめん、そ、そういうことじゃなくて……」
なぜか手をあわあわ振って、赤くなって撫子さんは言い繕う。
「あ、撫子さんのお弁当も美味しそう。自分で作ったの?」
「うん。お母さんに教わりながら」
よし、なんとか会話を逸らした。
しかし……やっぱりありさは大人っぽくなってるのかな。経験を積むと、女の子は女になっていくのか……。
「はぁ」
「どうしたの?」
「ううん。なんでもない」
禁断の関係は幼馴染にだって話せない。というか、撫子さんが知ったら卒倒しちゃうよ。
「そ、それにね」
「ん?」
「大和くんも……大人になったみたいで」
「あー」
ごほんと咳して僕は両手を合わせ、
「いただきまーす」
「いただきます」と撫子さんも手を合わせる。
同じ机でお弁当を食べる僕と撫子さんを、周囲のクラスメイトは微笑ましく見ていた。
何事もなく放課後。
「大和くん」
帰ろうと準備すると、撫子さんが話し掛けてくる。
「一緒に、いいかな?」
「うん。ありさを迎えに行くけどいい?」
「もちろん」
にっこりと笑顔で撫子さん。それから並んで校庭に出ると、部活動の準備をしている生徒の姿があちこちで見られた。
「大和くんは何か部に入らないの?」
「いや。特に入りたいとこもないし。撫子さんは?」
「わ、私も別に」
「そう? でも、弓道とか華道とか得意じゃない」
「そんな」
にこやかに微笑する撫子さん。いいなー。おしとやかで。
「それに……いろいろと忙しいし」
「え? 何かしてるの?」
「う、うん。ちょっとね」
離し難そうに撫子さんは目を逸らす。ま、いろいろあるんだろう。僕も悪魔になったことは秘密だし。
校門を出て、まずはありさを迎えに小学校に向かう。僕も撫子さんも無言で歩いていく。
なんだろう? 下を向いた撫子さんがモジモジとしている。何か話そうとしているように。
「あー」
こういうときは男から話さないと。
「明日から、連休だね」
五月のゴールデンウィーク。今年は何しよう?
「……大和くんは、何か予定あるの?」
意を決したように撫子さんが聞いてくる。なんでこんなことで緊張してるんだろう?
「いや。特にないけど」
「そ、そそそそそ、それじゃ……」
撫子さんは耳まで真っ赤にして、
「え、ええ、映画でも観に行かない?」
「いいよ」
あっさり僕が言うと、撫子さんは心底ホッとしたように胸を撫で下ろす。なんでそんなに安心するんだろう?
「それじゃあさ」
丁度いい。映画のついでに、
「一緒に買い物に付き合ってくれない?」
「か、買い物!?」
なんでそんなビックリするんだろう?
「うん。映画観たらさ。どっかで食事して、買い物に付き合ってくれないかな」
「わ、私で良ければ……」
赤い顔で下を俯き、なぜだか「よし」と頷く撫子さん。
どうしたんだろう? ただ映画観て、食事して、お買い物するだけなのにすごく嬉しそう。
サー、と春の風が流れ、撫子さんの長髪とスカートを揺らし。ふわっと甘い香りを僕に届けてくれる。
爽やかな撫子さんの匂い。清楚な女子高生の香り。
撫子さんも女っぽくなったんだな、とふと感じた。
話してる間に小学校が見えてきた。
この四月に正義の魔法少女と悪魔が激戦を繰り広げた場所。今ではすっかり元通り。
「お兄ちゃーん」
校門で待っていたありさが手を挙げ、
「撫子……お姉ちゃん……」
隣にいる撫子さんに気付き、露骨に顔を険しくする。
「こんにちわ。ありさちゃん」
にっこりと笑顔で話しかける撫子さんに、ありさはちょっと身を引き、
「こ、こんにちわ」
なんだろう? ありさが撫子さんを警戒してるような。今までそんなことはなかったのに。
「お、お兄ちゃん」
撫子さんの反対側に回り、ありさがぎゅっと僕の手を握ってくる。
暖かくてすべすべの妹の手。僕もしっかりと握り返す。
「行こう」
手を握ると、それまでの不安な様子が嘘のように、勝ち誇った顔でありさは歩き出す。
仲良く手を繋ぐ僕たち兄妹を、撫子さんは一歩後ろで見ていた。
「それじゃ。大和くん、ありさちゃん」
「うん。ばいばーい」
家は近所でもすぐ隣というわけではない。別れ道で分かれると、ありさは嬉しそうに撫子さんに手を振った。
「じゃ。また明日」
「はい。明日」
僕が言うと、少し嬉しそうに撫子さんも手を振る。
撫子さんが見えなくなると、
「明日? 明日、学校休みじゃないの?」
ありさが刺々しく聞いてきた。
「うん。明日、撫子さんと約束があるから」
「えー!?」
そんな驚かなくても。
「そんなぁ。あたしだってお兄ちゃんと……」
「一日ぐらいいだろ」
「ぶー」
口を尖らせながらも、手はしっかり握って離さない。そうしながら我が家に到着。
「ご主人様ー」
ただいまを言う間もなく、玄関を開けると同時に抱きつかれた。胸に柔らかな膨らみが当たり、
目の前ではピンクのツインテールが揺れている。
「リリム、寂しかったですぅ」
「ああ。ごめん」
よしよしとピンクの髪を撫で、横でふーと鼻息荒くしているありさに苦笑い。
「ほーら」
リリムを抱っこして階段を上がり、自分の部屋へ。相変わらず軽い。
「ええっ!? リリスお姉様が?」
制服を脱いで着替えてる間、朝見たことを話すと、リリムは羽をばたつかせて飛び上がる。
目は僕の着替えを注視したまま。
「ああ。知ってるのか?」
「はい。リリスお姉様はリリムのお姉様です」
ああ、やっぱり。
今この世界には魔界より百人の魔王の子供が侵略しに来ている。そして一年の期限の間、
もっとも功績を挙げた者が次の魔王となる。
このリリム、そしてあのリリスのその中の一人。
この魔界の動きに、天界も百人の魔法天使を派遣。魔法天使は素質ある少女を魔法少女にすることもある。
妹のありさや、あのマジカル☆ナデシコのように。
「わー。リリスお姉様がこの街に来てるんですか〜」
手を合わせてキラキラ瞳を輝かせるリリム。
「同じ魔王候補のライバルだろ? 襲ってくるとかしないのか?」
魔王になるのはただ一人、最終的に残った一人が自動的に魔王になる。
一年の期限の間、魔界に帰ったら失格という以外は、特にルールはないそうだ。
つまり他の魔王候補、リリムの兄弟が攻めて来る可能性も十分あるわけで。
「大丈夫ですよ。リリスお姉様とは仲良しさんですから」
「そうなのか?」
「はい。リリスお姉様のお母様と私のお母様は、姉妹なんです」
「へー」
道理でリリムと似てると思った。ピンクの髪なんかそっくり。
「ん? でも父親は魔王で同じなんだよな」
「はい。そうですよ」
未だに信じ難いことだが、このリリムも魔王の娘。魔界のお姫さま。
「しかし姉妹ともどもとは。さすが魔界の魔王」
「そうですか? お父様には私も含めて百人の子供がいますけど、母親は全員違うんですよ?」
「う〜ん」
思わず唸る。百人の母親に百人の子供。魔王恐るべし。
「で、そのリリスはどんな奴だ?」
バズーカを使うところは見たが、他の能力もあるなら聞いておきたい。
「はい。リリスお姉様は、目が二つ、鼻が一つ、口が一つ、耳が二つに、腕が二本、
脚が二本、おっぱいが二つ、羽が二つあります」
「うん、よく分かった」
リリムに聞いた僕が馬鹿だった。
着替えも終わったし、外に出かけよう。
「ご主人様〜。今日は何するんですかー?」
「ふふふ。今日のはとっておきだぞ」
リリムを引き連れて階段を降りると、
「お兄ちゃーん。あんまり悪さしちゃダメだよー。すぐにあたしが止めに行くからね」
「はいはい」
念押しするありさに返事して、僕は外に出る。もちろんリリムも一緒。
てくてく歩いて公園に来ると、
「ではリリム。今日の作戦を説明する」
「はい、ご主人様」
びしっと敬礼するリリム。
魔王に選ばれるためには一年の間に功績を積まねばならない。つまり悪事だ。
リリムの手伝いで僕も悪事に付き合うようにしている。というか、最近はもっぱら作戦立案も僕の担当。
そこまで付き合う必要もないんだけどね。処女を奪ってご主人様になった代償ということで。
「今日の作戦は、『落ちてるお金を拾って、交番に届けない大作戦』だ」
「ええっ!? 拾ったお金は交番に届けないといけないんですよ!」
「ふふっ、そうだろう。だが交番に届けない! 落とした人が困っててもだ!」
「はわ〜。ご主人様、極悪人ですー。悪い子です−」
「ふふ。そうだろう、そうだろう」
我ながら自分の極悪非道さに惚れ惚れする。
「というわけで、『落ちてるお金を拾って、交番に届けない大作戦』開始ー」
「おー」
手を振り上げ、リリムと一緒にがさごそと地面を這いつくばってお金を探す。
ちなみに今の僕は人間の姿のまま。この作戦に悪魔の姿は不要だろう。
がさこそ がさこそ
道端の草むらの中を探してると、
「あー!」
声に振り向くと、リリムが一円玉を掲げていた。
「見つけましたー」
「よーし、それはリリムのものだ。交番に届けちゃ駄目だぞ」
「はーい」
にこにこ笑顔で自分のピンクの財布に一円玉を入れるリリム。作戦は順調。
「よし場所を変えよう」
「はい」
「自動販売機とか、コインロッカーの下によくお金が落ちてるんだぞ」
「わー。ご主人様、物知りですー」
というわけで、自動販売機を見かけては、重点的に捜索。
「落ちてないなー」「そうですねー」
しかしなかなか見つからない。ひょっとして同業者にもう拾われたんだろうか。
「あー。リリムちゃんだー」
そうして街中を歩いてると、母親と手を繋ぐ小さな女の子が声をかけてくる。
最近はリリムも街の人気者になってきた。もちろん一番人気は正義の魔法少女のマジカル☆アリサなんだが。
「リリムちゃんは、わるものなんだよー」
「まあ、そうなの」
手を繋ぐ母親にリリムのことを教えてやる幼女。うんうん、なかなか知名度が上がってきたじゃないか。
「ばいばーい」
手を振る幼女に、リリムもにこにこと手を振る。僕は人間の姿なので眼中になし。
悪魔の姿だったらどうなんだろう? ナイトメア☆ヤマトの人気もちょっと気になる。
そんなこんなで『落ちてるお金を拾って、交番に届けない大作戦』を続けていると、
「あっ、ご主人様ー」
と、また草むらの中からリリムが拾う。今度は茶色の財布。
「なんだか、いっぱい御札が入ってますよー?」
「なに!?」
見るとあらビックリ。財布の中に、ぎっしり万札が詰まってるじゃありませんか。
「こ、これもリリムのですかー?」
「も、もちろん」
家は両親が他界しているが、遺産を残してくれたのでお金には困っていない。
こんな拾ったお金なんかいらないんだからね。
「うーん。どこ落としたかのー?」
ふと見ると、腰の曲がったお婆さんが、困ったように何かを探している。
老眼鏡をかけたよぼよぼの目で。
「お婆さん、どうしました?」
すぐに声をかけるリリム。悪の魔法少女のくせにどこかお節介なところがある。
お婆さんはピンクの髪のリリムにちょっとだけ驚いたものの、話してくれた。
「いやね。財布を落としてしまって。今月の年金が入ってたんじゃが」
「これですかー?」
すぐに茶色の財布を差し出すリリム。
「おお、これじゃこれじゃ。ありがとう。本当にありがとう」
財布を渡すリリムに、お婆さんは何度も何度もお礼を言い、手まで握る。
……まあ、いいか。『交番に届けない』だから、落とした本人に渡すのは。
「ご主人様ー」
お婆さんに感謝されて戻ってきたリリムは、手にひらひらと千円札を持っていた。
「お婆さんから、お礼にもらっちゃいましたー」
「ああ。リリムは良い子だなー」
いい子いい子とピンクの髪を撫でると、リリムは「えへへー」と無邪気に笑った。
リリムが魔王になったら、魔界はどんな国になるんだろう。見てみたい気もする。
お婆さんからもらったお金で、飲み物を買ってちょっと休憩。
僕はコーヒーでリリムもコーヒー。僕と同じのがいいらしい。
「はー」
公園のベンチに腰掛けて缶コーヒーを飲みながら、しみじみと青い空を眺める。
横では、ちょこんと座っているリリムがなぜか顔を赤くしていた。
「どうした?」
「こ、ここですよね」
「えっ?」
「ご主人様に……その、襲われたの」
「そうだったな」
ここ湖の上公園は、僕がリリムの処女を奪った場所。座ったベンチに手を置いて、
「ここで、リリムの処女を奪ったんだよな」
「もう。痛かったんですから」
「ごめんごめん」
今でこそ服従の呪いで従順なものの、あのときのリリムは本気で嫌がって泣いていた。
当然だけどね。今呪いが解かれたら、リリムは僕をどう思うんだろう?
考えながらコーヒーを飲むと、リリムもおそるおそる缶コーヒーを口につけ、
「やーん、苦ーい」
吐き出した。缶コーヒーぐらいで苦いのか?
ぺっ、ぺっとはしたなく唾を吐きながら、
「ご主人様、よくこんなの飲めますねー。これ毒じゃないんですか?」
「いや普通に飲めるから」
「じゃあ飲んでください」
リリムのコーヒーを受け取り、ごくっと飲む。なんだ美味いじゃないか。
「あ……」
するとまたリリムが頬を紅に染める。
「なんだ?」
「だって……間接キス……」
そんなことか。
「キスぐらい毎日してるだろ?」
リリムをこっちに向かせて、ちゅっとキス。コーヒーの味がした。
「苦い?」
聞くと、
「苦いけど……ご主人様だから……」
口に手を当て、そんなことを言う。こっちが恥ずかしいじゃないか。
ベンチの上で顔を赤らめてもじもじと腰を振るリリムを見ていると、なんだか胸の中にもやもやが溜まってくる。
腰までむずむずしてきた。
飲み終わった二本の缶コーヒーをゴミ箱に捨て、ぎゅっとリリムを腕の中に抱いた。
幸い今は誰もいない。
「ご主人様ぁ……」
夕暮れ迫る春の公園で。僕の腕の中で、リリムの切ないため息が漏れる。
ずささ、どさっ。
いきなり何かが落ちる音に、僕もリリムも飛び上がってしまう。
音がした後ろを見ると、木の枝とともに、ピンクの髪にピンクのドレスの少女が倒れていた。
「リリスお姉様!?」
どうやら今朝ナデシコに吹っ飛ばされたリリスは、今まで木の枝に引っかかっていたらしい。
それが今落ちたのだ。
「なんだか、どこかで見た光景だな」
「はい。すごく見に覚えがあります」
ならばやることも変わらない。
リリスは草むらの上で「うーん」と目を回して唸っていた。フリルのたくさん付いたドレスもボロボロで。
「リリム。だれも来ないように結界張れるか?」
「は、はい」
リリムはその場でくるっと回転し、
「おにさん、おにさん、とーりゃんせー」
と呪文を唱えると、ぱっと黒い闇が四方に散る。
「これで、誰も近寄れませんよ」
よしよし。
倒れているリリスに近付くと、目を覚まさないのを確認し、ゆっくりと持ち上げた。
軽い。そして暖かい感触を腕に、芝生へと運んでいく。
そこはマジカル☆アリサの処女を奪った場所。今はもうその痕跡もないが。
持ち上げたとき以上にゆっくりとリリスを降ろす。その可愛い容姿をじっと見下ろした。
実の姉妹で母親同士も姉妹というだけあって、リリムに良く似た可愛い顔。
リリスのほうがやや大人っぽい。
ドレスの下の胸は豊かに膨らみ、微かに上下している。セミロングの髪をすくって鼻に寄せると、甘い香りがした。
ドクン、ドクン。股間に血が集まり、みなぎるのを感じた。
「ご主人様ー。どうするんですか?」
不安げにリリムが聞いてくる。
「決まってるだろ」
僕は首元のドレスに手をかけ、
ビリリッ
一気に引き裂く。
「きゃっ」
失神してるリリスに代わってリリムが悲鳴を上げた。
腰に辺りまでピンクの布地を引き裂いて手を止める。下着は身に付けていない。
輝くような白い乳房がぽろんとこぼれ、ぷるるんと震えた。
華奢で小柄な割にはかなり大きい。リリムと同じくらいか。
「わ、わわわ〜」
後ろでリリムが泡食ってるのがはっきりと分かる。
「リ、リリスお姉様も、襲うのですかー?」
「無論」
魔力を高めるには魔法少女を犯すのが一番手っ取り早い。魔王の呪いを解くためにはたくさんの魔力が必要だった。
「でも、でも〜。処女だったら、呪いにかかっちゃいますよ〜」
人間が魔王の子供の処女を無理に奪うと、呪いにより悪魔化する。そして奪われた者は服従するようになる。
今の僕とリリムのように。
今の僕は悪魔だが、それでも人間に分類され、やっぱり呪いはかかるらしい。
「ま、そのときはそのときで」
そして。未だ目を覚まさないリリスにそっと唇を寄せる。目覚めのキスだ。
リリムがごくっと唾を飲み込む音まではっきりと聞こえた。
ちゅっ。
何度触れても女の子の唇は柔らかい。そして美味。
唇を重ねながら、舌まで挿れ、ちろちろと歯を舐めた。
「んっ……」
リリスの眉がきゅっと寄る。僕はキスしたまま、思いっきり胸をつかんだ。
「!?」
ぱちっとリリスの垂れ気味の目が開く。そしてキスする僕と目が合った。
「!!」
叫ぼうとしたのだろう。だが口をキスで塞がれ声が出ない。
口を離してやると、
「きゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
悲鳴までどこか間延びしている。
「あっ。リリスお姉様、目が覚めました」
「リリムちゃん?」
ゆっくりと上半身を起こし、僕とリリムが上から見下ろしているのに気付いたようだ。
「あのー。ここどこなんでしょう〜?」
「地球の日本」
「リリスお姉様、気絶してたんですよ」
正直に教えてやると、
「そうだったんですか〜。どうもご親切に〜」
「いやいや」
身を起こそうとするリリスにがばっと抱きつき、再び芝生の上に押し倒す。
うわー、リリスとっても柔らかい。
「きゃっ〜。あ、あの〜」
「いいからいいから」
言いながら、破いた胸に手を伸ばし、直接乳房を揉む。やっぱり柔らかい。
「きゃん〜。ど、どうして服が破れてるんですか〜」
ようやく気付いたか。もみもみと豊かな胸を揉むたびに、指に合わせて形を変えていく。
「やめてください〜。エッチなのはいけないと思います〜」
「いいからいいから」
胸を揉みながら、ちゅっとキス。ぽっとリリスの頬が紅くなった。
「あ〜れ〜。はじめてですのに〜」
キスもはじめてか。処女確定。
リリスのか細い肩を押さえ、上からじっと見下ろす。
ドレスを破かれ乳房を晒し、うるうると目を潤ませるピンクの髪の少女。
「可愛いなー」
声に出して呟き、キスしようとすると、顔を横に向けられた。
「やめてください〜。こんなことは、いけません〜」
間延びした拒絶の声。なんだか力が抜けそうになる。
でも。乳房の頂点の桜色の乳首。今度はそこにちゅっとキス。甘い香りが口いっぱいに広がる。
「やん〜」
ちゅっちゅっと乳首に口を付ける度、ふるふる震える豊かな胸。
「やめてください〜。リリムちゃん〜」
横で見ているリリムに助けを求めるが、
「ごめんなさいリリスお姉様。リリムは見も心もご主人様のものなんです」
リリムは身を抱きしめてもじもじするだけだった。
「リリム。両手押さえて」
「はい」
僕の命令に嬉しそうに、リリムは上からリリスの両手を押さえる。
「ふえーん。リリムちゃん〜」
リリムのか細い力でもリリスはほどけないようだ。とうとう涙をこぼす姉に、
リリムは申し訳なさそうな顔をするものの、手は離さない。
「どうだ? 妹に拘束されて、人間に犯される気分は?」
「ふえーん。えーん」
ぽろぽろと熱い涙が両目から溢れる。でも容赦しない。
リリムが押さえてくれるおかげで僕の両手が空く。その手でスカートの裾をつかんだ。
びりっ、と下から引き裂くと白い素足が見えてくる。そして脚の付け根には何も履いていない。
リリム曰く、魔界にはパンツを履く習慣はない。
スカートを腰まで引き裂くと、上からの破れと繋がり、ドレスは左右に開いた。
股間を隠すものはもう何もない。すらっとした縦筋には、うっすらと産毛のようにピンクの陰毛が生えている。
リリムは生えていなかったが、やはり姉ということだろう。
「あ〜ん〜。見ないでください〜」
白く細い脚が、晒された股間を隠すようにきゅっと内股に閉じる。手を入れて押し開くと、
簡単に開いた。本当にか弱い力。
「い〜や〜」
ぽろぽろと泣きながら、首をゆっくりと左右に振るリリス。嫌がる様子もゆっくりしたものだ。
その泣き顔を見ていると、むらむらと何かがこみ上げ、股間が熱くなった。
じゃーとチャックを降ろすと、ぽんと肉竿が勢いよく飛び出す。
「ほーらほら」
揺れるちんこを見せ付けると、
「きゃあ〜〜〜〜〜。象さんは、ダメですよ〜〜〜〜」
間延びした悲鳴を上げるリリスに、姉を押さえつけたまま顔を紅く染めるリリム。
しかしリリスのあそこはまだ乾いたまま。少し濡らそう。
股の間に顔を寄せ、ちゅっと舌を伸ばす。
「はん〜」
舌先にザラザラした薄い陰毛の感触。その奥に熱い肉の割れ目を感じた。
縦筋に添ってぺろっと舐めてみる。
「あん〜。ダメ〜、ダメですよ〜」
小さく甘い吐息とともに、腰が振動するのが直接伝わってきた。
「や〜。や〜。や〜」
ぺろぺろと舌を上下するたび、腰がビクッビクと反応し、喘ぎが漏れた。舌の先端にじゅっと潤いを感じる。
「ふー」
顔を上げると、リリスの股間は僕の唾液と内側からの蜜液でぐっしょりと濡れている。
乳房の上の乳首もピンと尖っていた。その乳首を指で突付いて、グリグリと回す。
「やっ……やめてくださいです〜」
泣きすする姉に、リリムは両手を押さえたまま赤い顔でごくっと喉を鳴らしている。
リリムも興奮しているのだろう。僕の股間もビンビンに溢れんばかり。
暴れる肉竿を手で押さえ、腰を割り込ませると、
「だめ〜。だめですよ〜」
じたばたもがくのが最後の抵抗。
「リリム、電撃」
「は、はい」
手を押さえたままリリムが電撃を流し、
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
全身をバタバタさせ、リリスはすぐにおとなしくなった。リリスに触れているこっちにもビリッと電気が来たが。
ああ、ちんちんがビリビリに痺れる。
ぐったりと力の抜けた股を拡げ、ビリビリ痺れても勃起を保ったままの肉竿を、
ぐいっと花弁の入り口に突き立てた。
「だめ……だめですのに〜……」
性器が触れ合う感触に、リリスの頬を熱い涙が伝う。その涙にぐっと胸が熱くなり、
一気に腰を突く。
ぐにっ、と肉ヒダを分け入り、そして貫く感覚。
「あああ〜〜〜〜〜〜〜〜!」
リリスの背筋がわずかに浮かび、眉をきゅっと寄せた。手を押さえているリリムにも汗が浮かんでいる。
腰を突くたびに、どすんどすんと肉の壁を掘り進み、肉竿が固く熱い秘肉に包まれる。
ぐっ、ぐっと分身を埋め込まれた裂け目からは鮮血が一筋流れていた。
「アア……アアアァ〜……」
リリスのぱくぱくと開く口からよだれが漏れ、大きく見開かれた瞳からは今まで以上の涙が溢れる。
「いや……いやです〜……いや〜……」
絶望的な悲鳴が耳に心地いい。しっかりと腰に手を置き、ずんっと奥まで貫いた。
「ひいいいぃぃ〜」
白目を剥くリリスとは裏腹に、肉竿をぎっちりと埋め込んだ僕は性の快楽に酔いしれていた。
ギチギチに狭いリリスの膣を抉るたびに肉ヒダが震え、さらに締め付けてくる。
「い、いた……痛いです〜」
「そうか、痛いか」
ぐりっと腰を回転すると、肉竿が硬い膣肉をかき回し、こっちまで痛いほど。
「ひいいぃ〜〜〜〜!」
さらなる激痛にリリスは嫌々と首を振り、涙がぽたぽたと芝生に落ちた。
背中の黒い小さな羽がぱたぱたと揺れている。
「許して……ください〜〜〜〜」
「うっ」
懇願するリリスの泣き顔に見惚れ、股間の奥が熱く唸った。
どぴゅっ、と性の衝動がリリスのナカで爆発した。
「ああ……アアアアアァ〜〜〜〜〜」
リリスの悲痛な、それでも間延びした絶叫を聞きながら、僕はリリスの膣内で果て、
心行くまで精を放った。
「ああ……アアアァ……」
熱い奔流をお腹の中に受け止め、全身を緊張させていたリリスがぐったりとうな垂れる。
同時に、僕の中に熱いものが流れ込んできた。リリスの魔力だ。
さらに、
!
心臓を突き刺すような激痛。呪いだ。
処女を無理矢理奪った人間を悪魔にする呪い。それがまた僕を襲う。
「ご主人様ー」
心配そうなリリムの声。もうリリスを解放し、僕の肩を支えてくれる。
「大丈夫だ」
苦しそうに呻き、まだ挿入したままの分身を引き抜いた。ぱっくり割れたリリスの女性器からどろっと白濁液がこぼれてくる。
「ふー」
魔力の吸収も、呪いも終わったようで、深く深呼吸。
リリスの瞳を覗き込むと、光を無くした虚ろな瞳に、徐々に光が戻ってくる。
「リリス。僕はお前の何だ?」
「はい〜。リリスの、リリスのご主人様です〜」
どうやら服従の呪いにかかったようだ。さっきまでは本気で嫌がっていたのに、
今では瞳を活き活きと輝かせている。
「そうか。僕は千巻 大和。よろしくな」
「よろしくです〜」
リリスに手を伸ばして上半身を起こし、ちゅっと優しくキス。拒むことなく、
リリスは目を閉じてキスを受け入れた。
「ごめんな、ドレス破って。リリム、直して」
「それなら〜、自分で〜」
「駄目だよ。リリスは僕に魔力を奪われたんだから。
吸収された魔力は一晩ゆっくり休むと回復する。
「はい。リリスお姉様は休んでてください」
リリムが手をかざし、
「こっぺぱん、こっぺぱん、元通り〜」
呪文を唱えると、あら不思議。破れたドレスが元通りに綺麗になった。
「わーい。これでリリスお姉様と一緒です」
ぎゅっと抱きつくリリムを、リリスは不思議そうに眺め、
「あら、リリムちゃん〜。こんばんわ〜」
のほほんとリリスは言う。
周囲はもう暗くなっていた。さて、帰るか。
「ただいま〜」「ただいまです」「たーだーいーま〜」
「お兄ちゃん、遅かったじゃない」
玄関まで来たありさはびしっと身を固めた。
「お、お兄ちゃん。その人は……」
「ああ、ナイトメア☆リリス。今日から僕の下僕だから」
「はーいー。リリスと〜、申します〜」
ゆっくりと、ゆっくりと頭を下げるリリス。そして家に上がろうとする。
……靴を履いたまま。
「ストップ! 靴は脱いで」
慌てて言うと、リリスは片足を上げたまま、首を傾げ、
「は〜い〜」
こっちに倒れてきた。
「いいか。日本の家に上がるときは靴を脱ぐんだ」
仕方ないなー。僕が靴を脱がせ、ようやくリリスは家に上がる。
「おーせーわーにーなーりーまーす〜」
ビキッと固まっていたありさが、ようやく我に返った。
「マ、マジカライズ!」
いきなりその場で変身。短かった栗色の髪が長く伸び、ツインテールに結ばれる。
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
魔法少女のコスチュームに身を包み、手にしたハート付きのバトンを突きつけた。僕に。
「お兄ちゃん! また、こんな!」
「わー、待て待て」
僕は手をぱたぱた振り、
「家の中は中立だって言っただろ。話せば分かる、話せば」
「もう! またエッチなことしたんでしょ。へんたい!」
ああ、妹の「へんたい!」は耳に心地いい。
「わ〜」
変身したアリサにリリスは目を丸め、
「ご主人様〜。正義の魔法少女です〜」
今更気付いたのか!
「はい、リリスお姉様。私の宿敵のマジカル☆アリサです」
なぜかリリムは嬉しそうに説明。
リリムとリリス。一文字違いでキャラかぶってる姉妹。
ピンクのツインテールが妹のリリム。ピンクのセミロングが姉のリリス。よし覚えた。
「まあ、その辺の説明はおいおいするとして」
僕はキーッと睨むアリサに笑いかけ、
「ご飯にしよう」
「もう」
ぷりぷり怒りながらも、アリサは台所に向かっていく。変身したままで。
「あ〜。お手伝いします〜」
リリスが後に続こうとすると、
「いい? リリスちゃん」
バトンを突きつけ、アリサが言う。いきなりちゃん付けかよ。
「お兄ちゃんはね、あたしの作ったご飯が大好きなの。『美味しい、美味しい』
って言って全部食べて、おかわりまでするの。
だからお兄ちゃんの食べるご飯はあたしが全部作るの。分かった? 分かったら、3べん回って『わん』と鳴きなさい」
その場でゆっくりと三回回り、「わん」と鳴くリリス。
「よろしい」
「ご主人様〜」
台所に向かうアリサと、こちらに泣き付いて来るリリス。
なんだか、前にも見た光景。
「わーい。これでリリスお姉様とずっと一緒です」
リリムは無邪気にわーいわーいと喜んでいる。
はぁ。これからどうなるやら。
とりあえず。
明日の黄金連休初日は、撫子さんとお出掛けだ。
(おしまい)
新キャラ登場乙&GJ
母親の違う百人の子というとどうも聖闘士星矢を連想する俺。
ところで魔力を集めても集めても呪いが重複して自転車操(ry
GJ。
固まるくらいなら気づけ、と思わなくも無いがそこがこいつだなw
個人的には、リリムのお兄ちゃんとかを見つけたときにどういう対応するのか気になるが…w
もう最近コレが日々の潤いになりつつあるなあ・・・
毎度毎度笑いも萌えもエロもソツなくこなしてしかも文章量&更新速度文句なし
ナイトメアドリームの欠点言える人っているのか?
しいていうなら誤字がそこそこあるってことかなぁ
内容に文句全くないから全然気にしてないけど・・・
GJ!
前回で完結したと思ってたよ。
最後の(おしまい)を(つづく)にしてくれるとありがたいかな自分もおわったとおもっちゃったから。
なにはともあれGJ!
あれだとちょうど第一部完になって続投できるからな。
超大作の予感w
魔王の子供が男女半々としたら女だけで全50部構成?な、なんだっ(ry
作者さま無理せずに頑張ってくださいませー
魔王の息子=ショタで、ショタコンの女の子に童貞奪われる外伝希望。
その場合、本編の主人公が「デ〜ビ〜ル!」っぽいので、童貞奪った
女の子は呪いで外観がシレーヌな女デーモンになると予想。
そしてデ〜ビ〜ルな主人公とシレーヌな子が空中で『抜きつ抜かれつ』な
一戦を繰り広げる。
ナイトメアドリーム第七話
ふにふに。
目覚めると体中を包む柔らかい感触。はー、ごっつ気持ちええ。
そして視界を染めるピンク色。さらさらしてる。
ああ、リリスを抱きしめたまま寝たんだと、思い出すのに数秒かかった。
「ばーくーはーつー」
小さな口からは間延びした寝言。その口にちゅっとキス。
昨夜は、『リリスは仲間にした記念パーティー』でリリムと三人でずっと交わってた。
そのリリムはベッドの下に寝そべり、僕のパンツを握り締めている。妹のありさは、
『お兄ちゃんの、へんたい! 不潔!』とか言って不参加。んもう、素直じゃないんだから。
「ん?」
意識がはっきりしてきて気付いた。股間が熱い。何かにぎゅっと挟まれてる。
「おおーい」
思わず自分で突っ込んでしまう。僕のちんこは、朝からリリスの膣内に収まっていた。
昨日は寝る前にちゃんと抜いたはず。どうやら朝立ちが自然に挿入したらしい。
昨日までは処女だったリリスも、今では自然に受け入れるまでになったのか。
はー、それにしてもリリスの中は気持ちいい、ぎゅっと熱く締め付け、自然に腰が揺れた。
横抱きのままリリスの上になり、正常位になると、ゆっくりと腰を振る。
「んぅ」
リリスの美しい眉がきゅっと寄り、小さく開いた口より自然に声が漏れる。
だが起きる気配はない。
ぐりぐり腰を回転するようにして肉ヒダを抉りながら、上を向いた豊かな乳房を揉みしだいた。
「んぅ〜……おねむ〜……」
むにゅむにゅとリリスが寝言を言い、寝苦しそうに汗をかく。ベッドがギシギシと鳴ってるのにまだ起きない。
「出すぞ」
声をかけ、リリスのナカで達しても、なお彼女は寝たままだった。
「うぅ……おーにーくー……」
……。このまま寝かせとこう。
すぽっとモノを抜くと、紅く染まった割れ目からぽたぽたと白濁液が漏れた。
時計を見ると朝の8時。まだ間に合わせの時間には余裕で間に合う。
今日は五月のゴールデンウィーク初日。幼馴染の撫子さんと出掛ける約束。
シャーと熱いシャワーを浴び、ジャーマン・コンチネンタルの紳士服を引っ張り出して着用、
ネクタイをきゅっと締める。
まだ寝ているリリムとリリスをほっぽいてリビングに降りると、ありさが朝食の用意をしていた。
朝はやっぱり味噌汁だね。
「どうしたのお兄ちゃん? その格好」
おはようを言う前に、ありさは僕の格好に目を丸くする。
「ああ、今日は撫子さんとお出掛けだから。そうそうお昼ごはんいらないから」
「えええっ!?」
露骨にぶったまげた声のありさ。撫子さんならお前もよく遊んでもらってたじゃないか。
「そ、そそそそそ、それってデート!?」
「デートじゃないよ。ただ一緒に映画観て、食事して、買い物するだけ」
「……やっぱりデートじゃない」
「違うよ。ただ一緒に映画観て、食事して、買い物するだけ」
いただきまーすと妹の味噌汁を味わう。うん、今やお母さんと同じ味。
「そう……。今度は、撫子お姉ちゃんをヤればいいのね……」
ぶつぶつ呟きながら、ありさも朝食を摂る。
はー。こうしてありさと二人きりで食事するのが、すっごい幸せ。
以前は当たり前の事だったのが、今はとても貴重であると気付かされた。
「それじゃ、行ってきまーす。お昼ごはんはいいから」
「うん。行ってらっしゃーい」
念を押して言い、家を出る。なんだか妹の視線が背中に痛い。
「さ、リリムちゃんとリリスちゃんを起こさなきゃ」
そんな声を背に僕は待ち合わせ場所に。
駅前に午前十時。それが待ち合わせの場所と時間。
十五分前に来たら、もう撫子さんは待っていた。
「おはよう。大和くん」
「おはよう」
清楚な白いワンピースの撫子さん。黒い長髪の純和風美少女に良く似合ってる。
「今日も綺麗だね」
正直に言うと、はにかんだ笑顔を見せてくれた。
「行こう」
手を繋ぐと、撫子さんの白い頬にさっと朱が混じる。その手はすべすべで柔らかくて。
「は、はい……」
手を繋いで、僕と撫子さんは連れ立って歩いた。
まずは映画。チケットはあらかじめ撫子さんが二枚用意してくれていた。
『マハラジャ1999』というタイトルの映画。
「今日はありがとね」
「そんな……」
席に着き、まずはお礼。映画がはじまるまでまだ少し時間がある。
「でもありさが変なこと言っててね。ただ一緒に映画観て、食事して、買い物するだけなのに、『デートじゃない』とか言って」
「……」
横に座る撫子さんは何も言わない。絶句するような空気が伝わったが。まさかね。
「変だよね。ただ一緒に映画観て、食事して、買い物するだけなのに『デート』だなんて」
「……」
沈黙が深くなる。絶句してるわけじゃないよね。撫子さんはおしとやかだから、
映画館では静かにしてるんだよ。
ブー、と鳴って映画館が暗くなる。お、映画がはじまる。
「良い映画だったね」
映画を見終わって陽光の元に出て、うーんと背を伸ばす、良い映画を見終わった後は気分が良い。
「食事、どこにする?」
「大和くんが選ぶならどこでも……」
どこでもってのが一番困る。ファーストフードじゃ撫子さんには似合わないし。
「あ、そうだ。あそこにしよう」
そうしてやってきたのは、
「おかえりなさいませー」とメイドさんが出迎えてくれるメイド喫茶。
「わー。撫子さん、メイドさんだよ」
「……」
なんだろう? 撫子さんが頭をクラクラさせてるような。
「撫子さん大丈夫?」
「う、ううん」
席に着くと、「ご主人様」とメイドさんが水を持ってきてくれた。
「なんでも頼んでいいよ。ここ、料理も美味しいんだって」
「う、うん」
撫子さんはフリフリのメイド服をちらっと見て、
「や、大和くん、こういうのがいいの?」
「うん。可愛いじゃない」
メニューを見ながら答える。
「そうなんだ」
「あ、僕はこのアップルタルトのティーセットがいい」
「私もそれで」
注文すると、メイドさんは「かしこまりました、ご主人様」と言って、厨房へ伝えに行く。
最近はこの「ご主人様ー」は、リリムからずっと言われてるのですっかり慣れた。
「はわ〜。ご主人様がいました〜」
そうそう、こんな風に。
なっ!?
さり気なく視線を周囲に配ると、ガラスの向こうの人混みの中に二つのピンクの頭が見えた。
やはりリリムとリリスだ。あの二人は非常に目立つのですぐ分かる。ピンクの髪に
背中に羽のある女の子はそうはいまい。周囲の人もちょっと驚いているようだが、
特に気にする様子もなく通り過ぎていた。二人のやや離れた場所にありさの姿もある。
「大和くんどうしたの?」
「いや。今日も良い天気だなーて」
外の風景を眺めるふりをしながら、ありさたちの動向に注意する。
こちらに気付いたリリムとリリスが、ありさに向けて移動。なにやら話している。
ちょっと遠いが、今の僕には悪魔の能力がある。そーれ、デビルイヤー。
リリム「ありさちゃん。ご主人様を発見しました」
ありさ「ううぅ〜。あたしのご飯はいらないって言ってあんな所に……!」
リリス「たーのーしーそーでーすーねー」
リリム「ところであの女の人は誰ですか?」」
ありさ「撫子さんていってね。お兄ちゃんの小さいときからのお友達」
リリス「おーとーも−だーちー」
リリム「わあ。それじゃあ、ご挨拶を」
ありさ「だめだよ。お兄ちゃんに気付かれちゃう」
リリス「かーくーれーてー」
リリム「了解です。隠れながら、こっそりと、ご主人様を尾行します」
ありさ「うん。このまま見張ろう」
リリス「どーこーまーでーもー」
……
どうしようあの三人。もういいや、放っとこう。
「お待たせしました、ご主人様」
メイドさんがアップルタルトを二人前持ってきてくれた。
「美味しいね、撫子さん」
「はい」
ふう、ここまでは順調。
あとは買い物だ。
メイド喫茶を出てから、デパートに向かう。撫子さんと手を繋いで。
後ろからは、やっぱり魔法少女三人組が尾行していた。
ありさ「あああ、手なんか繋いで!」
リリム「私たちも繋ぎます?」
リリス「おーてーてーつーないでー」
……。
無視だ無視。ありさはともかく、リリムとリリスは撫子さんには見せられん。
そうしてやって来たのは、デパートの女性服売り場……の下着コーナー。
「あの、ここって?」
戸惑う撫子さんの手を離して、僕は周囲をじろじろと眺めた。
「うん、下着コーナー。あ、こっちが少女用かな?」
こういうのは初めてだから分かんないや。
「お買い物って……」
「うん。女の子用の下着。男が一人だと入りにくいじゃない。撫子さんが一緒で助かったよ」
「…………」
今までで一番深い沈黙。絶句してる気もするが気のせいだろう。
「あ、このピンクのパンツなんかどうかな。ショーツって言うんだっけ?」
「それって……ありさちゃんに?」
「うーん。そんなところ」
「も、もしかして……恋人とか……?」
「えっ?」
僕は顔を上げ、
「いないいない。恋人なんて」
「そう……」
「撫子さんこそどうなの? もてるでしょ」
「私は……その……い、いませんから」
なぜか手を合わせて、もじもじしながら言う撫子さん。
「ふーん」
と僕が下着を物色してると、女性店員がやって来た。
「こちらの恋人さまのお召し物をお探しでしょうか?」
「……ええ、まあ」
振り返ってぱちっと撫子さんにウィンク。恋人と思わせたほうがいいだろうと思って。
くすっと笑って、撫子さんは僕の腕を取り、
「はい。今夜着るものを」
わお、撫子さん大胆。店員さん目を丸くしてるよ。
その頃、僕たちの後方百メートルでは、並んでいる衣服に隠れながら、魔法少女三人がひそひそ話。
でも僕の悪魔の耳にははっきりと聞こえる。
ありさ「ぐぬぬ。なんで下着選んでるの!?」
リリム「わぁ。可愛い服がいっぱいです」
リリス「きーれーいー」
ありさ「あああ。きっと、一緒に下着を選んで、それを着て……きゃー!」
リリム「きゃー!」
リリス「なにするんでしょうね〜」
ありさ「決まってるじゃない。このままじゃ、このままじゃ……。うがー」
リリム「ご主人様もやりますね」
リリス「おーとーこーとーおーんーなーのー」
ありさ「だめっ! だめなんだから……! こうなったら」
リリム「はい?」
ありさ「あなたたち。『繁華街で暴れて、デートしてるカップルをぶち壊そう
大作戦』だよ!」
リリム「ええっ!? でもでも、ご主人様がいませんと……」
ありさ「何言ってるの!? あなたたち、悪の魔法少女でしょ!」
リリム「はっ!? そうでした。リリムは、リリムは悪い子です」
リリス「わーるーさーしーまーすー」
……。
なんだか雲行きが怪しくなってきた。
「撫子さん、急ごう」
「ええっ!?」
ぱぱっと選んだ下着を買って、デパートを出る。
だが時すでに遅し。
「ナイトメア☆リリム、ただいま参上」
「ナイトメア☆リリス、ゆっくりと参上です〜」
突如、デパートの前に二人の悪の魔法少女が出現。
「そーれ、電撃ー」
「リリスバズーカ〜。そ〜れ〜」
空に向かって、リリムが電撃、リリスがピンクのバズーカを発射。
バリバリ、ドカーンと、閃光と爆発が起こり、周囲の人々が逃げ惑う。
こうしてる場合じゃない。
「撫子さん逃げよう。……あれ?」
すぐ隣にいたはずの撫子さんの姿がない。
「撫子さんどこー?」
消えた撫子さんを探してると、
「マジカル☆ナデシコ、淑やかに行きます」
繁華街を荒らすリリムとリリスの前に、正義の魔法少女マジカル☆ナデシコが出現!
早っ!
長い黒髪に大きな赤いリボン。純和風の美貌。弓道着のようなコスチューム。
手には和弓。
見れば見るほど、撫子さんにそっくりな、大和撫子な魔法少女。
「あ〜。ナーデーシーコー」
前回吹っ飛ばされたリリスがゆっくりとバズーカを構え、リリムも電撃を撃とうとして、
「マジカル☆アロー・ファイナルシューティング!!!」
ええっ!? いきなり必殺技!
びゅーんとナデシコの弓からぶっとい蒼い奔流が放たれ、リリムとリリスを二人まとめて空の彼方に吹っ飛ばす!
「あーれー」
「やーらーれーまーしーた〜」
ひゅーんと飛んでぴかっと星になる二人。瞬殺かよ。
「マジカル☆」
可愛くウィンクすると、さっと跳躍してナデシコも消えて行った。
マジカル☆ナデシコが消えると今度は、
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
栗色のツインテールの魔法少女が出現。
「アリサちゃーん」「こっち向いてー」
戦闘も終わり、小さな女の子と大きいお兄さんがアリサに集まり、一瞬にして人だかりとなった。
うーん。ファン層がきっちり二つに分かれてるな。マジカル☆アリサはすっかり街の人気者。
「……て、ええっ!? もう終わってる!」
「きゃー。アリサちゃんだー」「サインくださーい」
呆然とするアリサに、小さな女の子の歓声が飛び、大きいお兄さんの携帯電話のカメラが向けられる。
「みんなー。正義の魔法少女、マジカル☆アリサを応援してねー」
すぐに立ち直ったアリサが、魔法のバトンを回してみんなにアピール。
「きゃー!」「おおー!」
一気に燃え上がるその場から背を向けて僕は離れた。あっちは放っておこう。
撫子さんを探さないと。
「撫子さーん」と呼ぶと、
「大和くーん」と返事。
人混みの向こうから、撫子さんが息せき切って小走りにやって来る。
「あ、撫子さん。心配したよ」
「ごめんなさい。さっきね、マジカル☆ナデシコに助けてもらったの」
「そっか。良かった」
撫子さんの手を握ると、ほんのりと暖かい。正面から見つめる撫子さんが顔を赤くしたような気がした。
気のせいだろう。走ってきたばかりだから。
そしてその顔はとてもマジカル☆ナデシコにそっくりで。
「買い物も済んだし。帰ろう」
買い物袋を掲げて僕は言う。
「はい」
その撫子さんの声は、どこか残念そうだった。
「マジカル☆アリサは、これからもがんばるの!」
『きゃー!』『うおおおおーっ!』
背後からは、マジカル☆アリサの声とファンたちの歓声がこだまして聞こえてくる。
手を繋いで歩いていると、
「ねえ、大和くん」
「うん?」
「さっき、恋人はいないって言ってたけど……」
「うん」
「その……変なこと聞くけど……」
「いいよ。なんでも」
「す、好きな人とかはいないの?」
「いるよ」
「えええええええっ!!!」
「妹」
「そ、そうなんだ……」
「撫子さんは?」
「えっ?」
「撫子さんは、好きな人とかいないの?」
「私は……」
ぎゅっと繋がれた手に力が籠もる。
それ以上、撫子さんは何も言わなかった。ま、無理して聞くことじゃないし。
それにしても、撫子さんの好きな人ってどんな人だろう?
「それじゃあ。今日はありがとう」
僕から手を離すと、撫子さんは名残惜しそうに、繋いでいた手を見つめている。
「こちらこそ。あの……」
「また、誘ってもいいかな」
「は、はい……!」
なぜか僕の言葉に、撫子さんは嬉しそうに頷く。本当に喜んで。
「さよなら」「さようなら」
こうして今日の、一緒に映画観て、食事して、お買い物は無事終わった。
「ふえーん。えーん」
「わーん〜。わーん〜」
家に帰ると、わんわんと泣き声が聞こえる。
「あーん。ご主人様ー」
「ごーしゅーじーんーさーま〜」
抱きついてくるリリムとリリスはボロボロで。マジカル☆ナデシコにやられたのがよっぽど痛かったらしい。
ありさはまだ戻ってきてない。
「はいはい
僕は抱きつかれた二人を引きずるように階段を上がり、自分の部屋に。
「二人とも。尻を出せ」
「えー」「え〜」
「いいから」
いきなりの命令に、二人とも不満そうな顔をしながらスカートをまくしあげ、
お尻を見せた。
リリムは短いスカート、リリスは長いスカート。どっちのお尻も丸くて白い。
そして二人ともパンツ履いてない。魔界にはパンツ履く習慣がないのだ。
「えい」
ぱちーん。
「ひゃうっ」
「えい」
ぱちーん。
「いたいです〜」
二人のお尻をぱちっと叩き、ふーと手に息を吹きかけた。
「勝手に街で暴れた罰だ」
「ふえーん。えーん」
「わーん〜。わーん〜」
あーあー、また泣く。
「ほら。お土産だぞ」
持ち帰った買い物袋を差し出すと、ぴたっと泣き止んだ。
「わーい。わーい」
「なーんーでーすーかー」
「開けてみろ」
ビリビリ、と早速破くリリムと、ゆっくりと剥がしていくリリス。
「わー!」
リリムが手にしたのはピンクのパンツ。
「こーれーはー」
リリスも同じくピンクのパンツ。
ピンクの髪の二人には、ピンクの下着が似合ってると思ったからだ。撫子さんには変な顔をされたけど。
「ほら、二人ともパンツ履いてないだろ? だからそれ着て見せてよ」
「わーい。わーい」
「うーれーしーでーすー」
無邪気に笑顔を見せてくれて、二人は早速パンツを履く。うんうん、そんなに喜んでくれてこっちも嬉しいよ。
「どうだ、パンツの感触は」
「なんだか、お尻が締まる感じです」
「ご主人様に〜、守られてる〜、気がします〜」
そうかそうか。
スカートをたくし上げ、ピンクのパンツを見せてくれる二人にうんうんと頷き、
「それじゃ、パンツ履いたままでしよう」
「はーい」
「ぱーんーつーぷーれーいー」
するするとピンクの髪の姉妹が服を脱いでいく。
それにしてもありさ遅いな。
「うふふ」
「どーぞー」
パンツのみの姿になると、リリムとリリスはベッドの上に横になり、その豊かな胸同士をくっつけて、僕を誘ってくる。
リリムのピンクのツインテールと、リリスのピンクのセミロングがベッドをピンクに染めていた。背中には黒い羽。
「よーし」
僕もすぽぽんとスーツを脱いで全裸になると、すぽーんと肉の泉に飛び込んだ。
ふわー。リリムもリリスもすっごい柔らかい。すりすりー。
「きゃー」
「きゃ〜」
ちゅっちゅっと姉妹にキスし、
「お前ら、二人でキスしてみろ」
ドキッと固まったのも一瞬。
「そ、それじゃあ」
「キースー」
ちゅっ、と姉妹が唇を重ね、合わさる胸がぷるんっと震えた。
「ふわっ……」
口を離すと、唾液が二人を結ぶ。
くー。いいなぁ。美少女姉妹のキス。淫靡な感じ。
そして抱き合う姉妹の股間に手を伸ばす。パンツの中に。
「あっ」「あ〜」
あっと口を開く二人。
買ったばかりのパンツはさらさらで。内側は熱い肉の割れ目。その縦筋を手に平で包む。
「うんぅ」「んん〜」
きゅっと眉を寄せる姉妹を眺めながら、ゆっくりと揉みほぐすように、股間をまさぐっていった。
「あっ……んっ……」
「ん〜。ん〜。んん〜」
身を悶えさせるリリムと、そのリリムに抱きつかれながら、必死に耐えるリリス。
「リリス。我慢しなくてもいいよ」
「は、は〜い〜」
はぁ、と熱い息がどちらからも漏れ、お互いの顔にかかり、性感を交換させていく。
そのまま股間をしゅっしゅっと撫でていくと、身じろぎも大きくなっていく。
「ああぁ……! あふうぅ、あん、あんっ、アンンッ!」
「あ〜い〜……う〜え〜お〜」
徐々に二人のお尻がぷるぷると震え、重なる太ももが刺激を伝え合うようだった。
「はぁ……」「あーつーいーでーすー」
重なる吐息がさらに熱を高め、二人の鼓動がドクンドクンとリズミカルに歌を奏で−。
手にじゅっと熱い液が触れる。内側から溢れる乙女の蜜。
「やあぁん……うんっ……」
「うんぅ……。リリムちゃん〜」
ぎゅーっと姉に抱きつくリリムが身悶えると、リリスも息を合わせて震え、
姉妹の喘ぎが高まっていく。
「リリスお姉様ぁ……うぅん……」
「リリムちゃん〜……ん〜」
ぎゅーと目を閉じるリリスに、リリムからちゅーとキス。
淫靡な姉妹のキスに、どくんっと僕の股間が高鳴った。
「脚、上げて」
ふるふると、固く緊張した二人の片脚が宙に上げられる。
「うん」
手に触れる秘所はもうグチョグチョで。僕の肉棒もピンと勃起していた。
買ったばかりでぐしょぐしょに濡れたパンツをずらすと、ピンクの花弁がはっきりと映る。
「はぁ……ああっ」「ん〜」
期待と不安、胸から湧き上がる熱情、そして股間の疼きに、ふるふると花弁を震わせ、
リリムとリリスは脚を上げてしっかりと待ち構える。
「いくよ」
まずはリリス。両手はパンツをずらしたままで。
にゅるっと肉棒の先端が潜り込み、肉ヒダを抉り、捲れ上げる。
「ひうんっ……あ〜」
はぁと満足そうな吐息。一方のリリムは不満そう。
僕は挿れたばかりのそれをすぐに引き抜く。
「え〜」
不満そうなリリスの声を聞きながら、次はリリム。
「ひゃんっ!」
挿れた途端にぐっと締め付け、僕を絶頂へと導こうと肉ヒダが蠢く。
まだまだ。
さっと抜くと、またリリスにくれてやる。
「はあ〜」
再度の衝撃に、大きく頭を揺らし、長いピンクの髪がリリムにもかかっていく。
「ああ〜……はあ〜……え〜?」
可愛い顔が喘ぎに歪み、すぐに戸惑う。僕が抜いたからだ。
そしてまたリリムに挿入。
「うんっ……」
一気に奥まで貫き、姉に抱きつきながらビクンッと背筋を仰け反らせるリリム。
カチカチに固まった乳首同士が触れ合い、豊かな乳房が震え、悶える。
「はああっ……アアァ……」
リリスの長いピンクの髪に包まれたリリムが悶え、肌もピンクに染めていく。
視界全てがピンクに染まるようだった。肉壷はギチギチに僕の分身を締め付け、
二度と離すまいとするようで。
でも抜く。
「あがああぁ……!」
ずるずると秘肉を抉り、リリムの腰が大きく震えた。
ずぼっと引き抜いた肉棒はもういろんな体液にまみれ。何度もの挿入の衝撃に痺れるほどに痛い。
姉妹の花弁も真っ赤に染まっていた。
「はん〜」
そしてまたまたリリスを一気に貫く。
先端に丸いわっかを感じる。リリスの奥底。じゅーと熱い肉液が肉棒を包み、
ぎゅっと締め付けてきた。
リリム以上に。背中の黒い羽がぱたぱた羽ばたいている。
「あ〜、あ〜、ア〜……。うあああ〜〜〜〜〜〜」
ビクッ、とリリスの全身が小刻みに震えたかと思うと、膣が一気に収縮する。
「くう」
痛いほどの締め付けを感じ、僕は果てた。
「うんんんん〜〜〜〜〜。とーぶー」
どろっ、と溜めに溜めた欲情をリリスのナカで放ち、すっきり爽やかな感覚が股間から全身に通り抜け。
心地よい疲れを感じ、姉妹に抱きついた。
「はぁ」
サラサラピンクの髪と、暖かくて柔らかい汗まみれの少女の素肌。
「うーん」
しばらく体の下の髪と柔肌を堪能していると、
「ずるーい」
リリムが口を尖らせる。
「リリスお姉様ばっかりー」
射精してもらえなかったのが不満らしい。
そのリリスは、もうすやすやと寝息を立てている。……僕の性器を膣内に収めたまま。
今朝もそうだったが、よく結ばれたまま寝れるな。
「はいはい」
ずるっと肉棒を抜くと、「う〜ん」とリリスは唸る。だが寝たまま。
そのリリスを脇にどかし、ちんこを差し出した。射精してすっきりし、すっかり萎びれている。
「じゃあ、口でしてよ」
「えっ?」
目を丸くするリリムのピンクのツインテールを手に取ると、しょぼーんと縮んだちんこに巻きつける。
「きゃー」
うーん。さらさらの髪の感触がちんこに心地良い。
長いツインテールを見たときから、これもやってみたかったんだよな。ちんこ巻き。
「もー。汚いですー」
「僕のちんちんは嫌い?」
「ぶー」
頬を膨らませながらの、ちんこを見つめるリリムの瞳は輝いてる。
髪の毛のサラサラの感触に包まれ、むくむくっと肉棒はふくらみ、どーんと天を向いた。
その様子を観察していたリリムが、
「わー。むくむくで、大きくなって、かわいーです」
くぁいー、ねえ。
「ほら。口でして」
「は、はい」
ごくっと唾を飲み。思い切ってリリムはぱくっと口に含んだ。カチカチと歯が当たる感触。
「歯で噛むなよ」
「ひゃーい」
モノを口に入れながらモゴモゴとしゃべる。舌の動きがダイレクトに敏感な性器に触れ、こそばゆい。
ねとねちょとその舌が巻きつき、髪の毛の上から肉棒を舐めてきた。
髪の毛にちんこまで口の中に入れて、後で歯磨きさせないとな。
「後でちゃんと歯磨きしろよ」
「ひゃーい。しゃまーしゅ」
またもごもごとしゃべり、刺激を伝える。はー、なんかいい。
と、ボーッと頭が痺れ、
ドクッ
いきなり口の中で出してもうた。
「ひゃっ!?」
反射的にリリムは肉棒を吐き出し、それから口の中に出された白濁液を舌で感じ−
ごっくんと飲み込んだ。嬉しそうに。
「えへへー。飲んじゃいました」
あー。なんだか敗北感。
いくら気持ちいいからって、すぐに射精してしまうとは……。
「どうしました? ご主人様」
まだ口から涎と白い液をこぼすリリムが声をかける。
「いや、なんでもない。涎……と精液垂れてるぞ」
「えへへー」
ぺろっと垂れる体液を舌で舐め、また嬉しそうな顔。もっともっと飲みたい、
そんな顔してる。
「はー。リリムはエッチな子だなー」
「ご主人様がいけないんですよ。リリムをたくさんたくさん愛してくれるから」
カー、とこっちが赤くなってしまう。
立ち上がりベッドから降りると、まだちんこに巻きついたままのピンクのツインテールがはらはらと落ちた。
「えー? もう終わりですかー?」
「また今夜な」
今日はゴールデンウィーク初日。まだまだ時間はあるわけで。
服を着ると、脱ぎ散らかしたスーツを畳む。リリムはベッドの上で「はぁ」と精液の味を反芻していた。
「それよりも。問題はマジカル☆ナデシコだ」
リリムとリリスを二人まとめて瞬殺した魔法少女。僕でも勝てるかどうか。
「それじゃあ、次の目標はマジカル☆ナデシコですね」
「ああ」
撫子さんそっくりな純和風魔法少女。犯すとどんな風に泣き叫んでくれるか愉しみではある。
「ただいまー」
そのとき、玄関からありさの声。ようやく戻ってきたらしい。
「よう。お帰り」
買い物袋を持って階段を降りると、ありさはやたら大荷物を抱えて、靴を脱いでいた。
もちろん変身は解いている。
「どうしたのそれ?」
「うーんとね。マジカル☆アリサへのプレゼント」
ファン囲まれてると思ったら、そんなもの貰ってたのか。後で全部チェックしよう。
「あ、そうそう。玩具会社とアニメ会社の人からも名詞もらっちゃった」
「なんで!?」
「なんでもね。マジカル☆アリサの玩具出したり、アニメにしたいんだって。
どうしよう?」
「……まあ、それはじっくり検討しよう」
なんだかね。デパートの屋上から一気に世界が広がる予感。
「あ、そうそう。ありさにもお仕置き」
言って、ありさの頭にちょこんとチョップ。
「あーん。お兄ちゃんがぶったー」
「ちゃんと聞いてたぞ。リリムとリリスをけしかけたのありさだろ」
「だってー」
「だってじゃない。ほら、お兄ちゃんから」
と買い物袋を差し出すと、ぱっと妹の顔が輝く。
「わー。ありがとう!」
ぎゅっと袋を抱きしめるありさ。持ち帰った荷物に比べれば小さいものだが。
「なにー?」
「開けてみな」
ガサガサと開くと、中身はピンクのパンツ。リリムやリリスとお揃い。
「そっか。これ選んでたんだ」
「まあな」
「ありがとうお兄ちゃん!」
ぎゅっと抱きつく妹を抱き返し、よしよしよ頭を撫でてやった。
「着て見せてくれよ。お兄ちゃんはプレゼント見てるから」
「うん!」
こくっと頷くありさ。だだっと自分の部屋に駆けていく。
僕はマジカル☆アリサへのプレゼントを抱えて、リビングに移動。
んー。小さな女の子からのプレゼントはお手紙や絵が多いな。
クレヨンで描かれたマジカル☆アリサの絵に、「アリサちゃん」のよぼよぼの字。
はー、可愛いなー。お菓子の差し入れもある。
大きいお兄さんからは……服や小物のアクセサリー。メイド服やゴスロリ調のドレス、
下着まである。……まあいいか。可愛いから。
大きいお兄さんからのお手紙ある。なになに?
『俺の嫁に』
即没収。後でしめよう。
大きいお兄さんからのイラストもあった。ほとんどは可愛いもの。みんな上手いなー。
だが中には、『マジカル☆アリサが触手に犯されてるイラスト』とかもあるわけで。
そんなエッチなイラストは即没収。こいつらも後でしめよう。
そうやって仕分けていくと、ありさが降りてきた。
「わー。いっぱいあるねー」
もらった張本人が何を。顔を上げて……僕は固まった。
「でも。ありさはお兄ちゃんからのプレゼントが一番だからね」
ありさはピンクのパンツのみの格好だった。薄い胸も惜しげもなく晒している。
「こ、こら。そんな、はしたない」
「えへへ。似合ってる?」
「う、うん。似合ってる」
「よかったー」
パンツ一枚で抱きつく妹を受け止め、ふわっと鼻をくすぐる甘い匂いに胸が高鳴る。
「今日は……もうどこにも行かないよね」
「ああ」
言って、ちゅっと妹の唇にキス。ありさともパンツだけプレイだ。
ありさの軽い体を抱え、リビングのソファに運ぶ。
マジカル☆ナデシコ対策は、後で考えよう。
それにしても、マジカル☆ナデシコの正体は一体誰だろう?
(つづく)
リアルタイムGJ!
もう誰が悪役かわかんねぇw
一瞬遅れたのは他の悪者に犯されたからだと思ったけれど、
実はそんなことはなかったんだぜ! 良かった!! GJ!!
大きいお兄さん、じゃなくて
大きいお友達、じゃないかな?
意味は通じるんだが気になってな
でもGJ!
投下ペース早くて嬉しい限りなのだぜ
このままだとナイトメアドリームが終わったら発狂してしまいそうなくらい好きになってる自分がいる
グッジョブ、ハラショー、ビバ・ナイトメア
専用保管庫をだれか作ってくれ
つ「言いだしっぺの法則」
エロなし作品を書いているものですが今から投下してもよろしいでしょうか?
今までもOKだったし問題ないと思う
では投下します。例によってNGワードはエロなし作品で。
その日の真夜中も特訓のため葵はこっそりと家を抜け出した。
最近読んだ護身術の本に従い道の真ん中を歩いて公園に向かおうとしていると、
前方から人影がこちらに向かってくることに気がついた。若い男性だが
見たところ警官ではないようなので、右側によりつつすれ違うことにした。
だが両者の距離が間近となったところで、あることに気がついた葵は足を止めそうになり、
慌てて再び歩き始める。そして交差点の角を曲がると身を潜めた。
あまりに微弱ですぐ側まで近寄らないと判らなかったのだが、怪物と同じ気配が
することに気がついたのだ。
理由を探るため葵は予定を変えてその男を追いかけることにした。といっても葵に
尾行の心得などあるはずもない。せいぜい物音を立てないようにするくらいである。
幸いなことに葵の鋭敏な感覚を持ってすれば見失う心配は無用であった。
男はとっくに閉店時間を過ぎた店の広い駐車場に入っていく。駐車した車もなく、視界を
さえぎる物は存在しなかった。このまま駐車場に入っては気付かれてしまうかもしれない。
その上、葵の記憶によればこの店の駐車場の出入り口は複数存在するので、出口に先回り
しようとしても別の出口から出たことに気がつかず取り逃がす恐れがある。
かといってこの男と後日遭遇する可能性は低いだろうから、尾行を断念することもためらわれた。
葵が判断に困りながら窺っていると、男は奥のほうには行かずに入り口からそれほど
離れていない地点で立ち止まり振り向いた。男の視線が一瞬葵と重なったように葵は思った。
気付かれた? 葵は驚きで心臓が跳ね上がったかのように感じ、思わず胸を押さえた。
落ち着こうと静かに深呼吸――後なぜか手のひらに人の字を書いて飲む動作をしたり――しつつ、
善後策を練ろうとする。
強襲を仕掛けるという案を真っ先に却下する。怪物の気配が僅かにするとはいえ、人間(?)に
問答無用で切りかかるようなことは葵には出来そうになかったし、実はこちらの勘違いで相手が
ただの一般人であった場合取り返しがつかない。
と、なるとこのまま息を潜めてやり過ごすか、それとも速やかに引き上げるべきだろう。
これからは相手も警戒するだろうから尻尾を出す可能性は低く、このまま引き上げるのが無難なのは間違いない。
だが、このまま手ぶらで帰ると何かあったときに手遅れにならないだろうか? そんな不安が葵の判断を
鈍らせる。そもそも何かがあったときに葵が対処できるとは限らないというのに。
葵の思案を止めたのは決心ではなく衝動であった。衝動の赴くままわけもわからず前方に身を投げ出す。
物陰から出て身を曝すことになるということなど考える余裕はなかった。
転がった勢いで身を起こし、振り向いた葵は衝動の原因を悟った。
先ほどまで自分のいた場所に駐車場にいたはずの男が立っている。まっすぐ自分に突進されていたら
対応できなかったかもしれない。
「お嬢ちゃん、こんな時間に出歩くなんて悪い子だなあ。お仕置きが必要だな」
そんな嘲るような呼びかけとともに男の姿が徐々に変貌していく。
先ほどの直接手だしせずに背後に回る行動といい、わざわざ眼前で変身することといい、男の行動は
己の力を誇示して葵の恐怖心を煽ることを目的としているかのようであった。
己の力に相当な自負を抱いているのだろうか。
人型の怪物の存在がありえるかもしれないとは思っていた――葵が持っている剣の存在がその傍証――。
だが実際に対峙し、喋るのを聞くと動揺を禁じえない。意思の疎通が出来そうな相手を傷つけていいものだろうか?
そんな葵の動揺を見て取った剣はこのままでは勝てる相手でも勝てないと判断して撤退を勧めることにした。
人間を傷つけることを葵が忌避してるのは初めからわかっていたことだ。
(葵、引き上げるぞ)
躊躇していた葵はその助け舟に飛びついた。無論、誰かが襲われていたりしたらそうはならなかっただろうが。
(う、うん)
男を見据えたまま後方に飛び退りつつ、葵は剣の擬態を解く。鞘が黒い霧状の魔力と化して葵を包みこみ、
着地したときにはすでに漆黒の長剣を携え、黒衣をまとう剣士の姿となっていた。
一方男の方もすでに変貌を遂げ人外の姿となっている。きわめて大雑把な表現をすれば蜘蛛男だ。
コガネグモめいた鮮やかな縞模様の体色で本来の四肢に加え背から虫の足のようなものが二対生えている。
「へえ、お仲間か」
向こうにとっても葵の変身は意外だったのだろうか、葵にとっては都合のいい事実ではある。
相手の敵意がなくなれば万々歳だし、そうでなかったとしても逃げ出す際に全力疾走するには
無防備な背中を見せることになってしまうからもう少し距離をとっておきたいところだ。
だがそんな思惑は続く一言で粉々に吹き飛んだ。
「お嬢ちゃんもあそこで力を貰ったのか?」
不覚にも足を止めてしまった。あそこってどこ? 力を貰うってどういうこと? 反射的に迸りそうになる言葉を
あわてて飲み込む。そんなことをしては「お仲間」ではないと暴露するようなものだ。
だが葵が目に見えて動揺するのを見て向こうは葵を「お仲間」ではないと思ったようだ。
一息に間合いを詰めると背中から生えた足の先端から細い糸を飛ばしてくる。ふわふわして切り払うのは難しそうだ。
それをかわして風上に回りこもうとする葵。だが、間髪をいれずに男の左手から太い糸が伸び鞭のように襲い掛かる。
男の手の動きによって微妙に軌道を変化する糸を葵は体勢を崩しつつも辛うじて避けた。
だが男にはまだ右手が残っていたのだ。右手から伸びた糸を体勢の崩れた葵は避けることが出来ず、とっさに
自分と糸の間に剣を割り込ませる。純白の糸が漆黒の刀身にへばりつき、引き寄せようとする男と唯一の武器を
奪われまいとする葵の間で綱引きの形となった。
力においては葵が勝った。じりじりと男が引きずられていく。しかし更なる力を全身に込めた葵の体が突如後ろに流れる。
力比べの不利を悟った男が糸を手から切り離したのだ。そう葵が悟ったときにはすでに男が新たに伸ばした糸が
絡み付いていた。
もがく暇もなく葵の体が宙に浮き、勢いよく地面に叩きつけられる。圧迫された肺から大量の空気が押し出され、
葵は喘ぐ様に口を開閉させた。男の攻撃がそれで止まるはずもなく、振り回された葵は今度は金属製の車止めに
叩きつけられた。衝撃で車止めが変形する。もちろん葵もただではすまなかった。
頭が灼かれるような激痛で声にならない絶叫を上げ、剣を取り落としてしまう。
武器を失った葵に出来ることは必死で頭をかばおうとすることだけだった。
何度振り回され、幾度地に叩きつけられただろうか。朦朧とした意識の中葵は浮遊感が消えたことに気付く。
男が手を止めたのだろうか。口の中を切ったのか、血の味がして気持ち悪い。
そんなことをぼんやりと考えているうちに視界がはっきりしてきた。
間近に近づいてきた男の姿を見て身を起こそうとする。体中に痛みがはしり、起き上がるだけなのに非常に億劫だった。
「っ!」
男にとってはその動作は非常に緩慢なものに映ったことだろう。葵が上半身を半ば起こしたところで無造作に
胸を踏みつけた。肋骨にひびが入っていたのか、それだけで葵はうめき声をあげて再び倒れこんでしまう。
それだけでは飽き足らないのか男は足を捻るように踏みにじる。葵は激痛にさいなまれたが叫び声を上げる
気力も尽き果てていた。
何かに助けを求めようとしてふと葵は以前に剣が勝手にかばんに入ってきたことを思い出した。
自力で移動できるのならひとりでに飛んで刺さったり出来ないだろうか? そこまで行かなくても
手元に引き寄せることが出来たらいま自分を踏みつけている足を突き刺して、その隙にひょっとしたら
逃げられるかもしれない。そう考えて葵は剣に呼びかけた。離れたところに落ちてはいるが剣の一部である
鞘を身に纏っているから意思の疎通は可能である。
だが無情なことに剣の返答は糸で厳重に束縛されているから今は無理というものであった。
相手の武器を使用不能にすることは向こうにしてみれば当然であろう。
一縷の望みを絶たれてしまった葵の中で弱気の虫が頭をもたげてきた。
(私、このまま死んじゃうのかな)
怪物相手とはいえ他者と戦い、傷つけ、殺すのだから本来自分も傷つき、殺されることを覚悟するべきなのだろう。
だが、葵にそんな覚悟はない。もともと初めは自分の意思と関わりなく戦いを強いられたからということもある。
しかしそもそも覚悟というものは誰にでもできるものなのだろうか?
覚悟のある人間を美しく感じることがあるが、誰にでもできることをしている人間にそんな感覚を
覚えないのではないだろうか。
嫌だ、死にたくない、今のまま死ねない。痛切にそう思った。
葵は消極的な今の自分があまり好きではない。人付き合いは苦手だし、電車で人に席を譲らなかったこともある。
深刻なものではなかったとはいえいじめを看過したことすらあった。そんな自分は嫌だ。
自分を好きになりたい。ここで終わってしまったらなりたい自分になれない。
強い意思さえあれば変わることが出来ると言ってくれたのに!
萎んでいた葵の闘志が徐々に高まっていく。閉じていた目を開け、相手の僅かな隙をも見逃すまいと見据える。
そんな葵の反抗的な態度を男はむしろ楽しんでいるかのように声をかける。
「知ってるか? 蜘蛛は食事のとき獲物に消化液を注入し、溶かしてからすするんだぜ」
そういいつつ葵のそばに顔を寄せ、左右に牙を開くとそこから液体をたらす。雫は葵の耳を掠めて落ちた。
先ほどまでの葵であれば震え上がっていたことだろう。だが今の葵の精神を支配するのは灼熱の怒りだった。
怒りのせいか全身が燃え上がるように熱く感じるほどだ。
こんな相手を嬲り者にして遊ぶ下種野郎に好き勝手にされてもいいのか? いや、よくない!
両腕に力が戻り苛烈なまでの熱さを帯びる。硬く握り締めた両手が比喩ではなく本当に燃え上がった。
鉄より強靭と讃えられる蜘蛛の糸でも熱には弱いものだ。葵を拘束する糸が見る間に崩れ落ちていく。
葵は拳を突き上げた。
「まあ俺の場合は女を別の意味で蕩かして……うおっ?」
男は葵の急激な変化に対処が遅れた。さすがに拳に当たりはしなかったものの、思わず身をかわした隙に
葵に起き上がられてしまう。有利な体勢を失ってしまったのは明らかだった。
「ちっ、お楽しみは後にとっておくとするか」
「あ、待ちなさい!」
戦いの流れが変わったと思ったのだろうか。男は脱兎の如く逃げ出した。
この行動は勝負はまだ五分かむしろこれまでの痛手で自分が不利だと判断していた葵の意表をついた。
あわてて追いかけるが、男は店の屋上に糸を伸ばし一気に上まで登ってしまった。
そのまま糸を使って屋根伝いに移動しあっという間に離れていく。追撃は不可能だった。
男の姿が視界から消える。
葵の精神を包んでいた高揚が去り、気が緩んだためだろうか。にわかに炎を帯びた両手から苦痛の波が
押し寄せてきた。熱で温感が麻痺したのか、全身が寒気で震えるほどだ。
(熱っ。と、止まらない?)
戦いは終わったというのに炎は消えるどころか勢いと面積を増していく。このままでは長手袋に覆われていない
剥き出しの皮膚まで火に包まれてしまうのは明らかだった。もはや一刻の猶予もない。
(私を手にとれ! 早くしろ!)
剣に叱咤され葵は反射的に剣を覆っていた糸を焼き払う。剣は吸い込まれるように葵の手に収まった。
その途端炎の拡大が止まり、徐々に勢いを弱めていく。やがて炎は消え、葵は安堵の息を吐いた。
夜中に騒ぎを起こしてしまったので遅まきながらこの場を離れた。
家に帰る道すがら体のあちこちが痛み、顔をしかめる。考えるべきことはいろいろあるかもしれないが、
疲労と痛みでろくな考えが浮かびそうにない。今はただゆっくり体を休めたかった。
エロなし作品は以上で投下終了です
この作品こっそり楽しみにしてるんだよ。お久しぶり、GJ。
続き待ってるよー
エロなしさん作品もめっさ好きや!
この雰囲気がたまらねえ
前スレに保管庫作ってくれた人いるね
やっと追いついた
ナイトメアドリーム完全版ってどこで買えるの?
140 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 15:29:11 ID:YIaVo206
hsy
魔法少女ネタで撫子なんて言われたら…ド真ん中ストライクな訳で。
にしても主人公ロリコンだなぁ
>>143 魔法少女陵辱スレのチンコ要員だしロリコンなのは当然なんではw
前スレがまだ埋まってないな
ナイトメアドリ−ム第八話
「アアァっ! ふああああーっ!」
ベッドの上で妹のありさの小さな肢体がばたばたと跳ねる。
正常位で僕のモノを受け入れ、乳首をリリムがしゃぶり、その下ではリリスがおへそを舐めていた。
「お兄ちゃん……! やだ、もう、だめーっ!」
三人同時の責めにピンと背筋が仰け反り、小さな全身が極限まで硬直。
「お兄ちゃん! お兄ちゃん! お兄ちゃん! お兄ちゃん!」
そして幼膣が僕を締め付け、一緒に絶頂へと誘うのだ。
「アアーッ!」
もう何度目の射精と絶頂だろう。
小学6年生の妹の膣内にドクドクと精を放ち、ふーと息を整える。こぼれる汗が妹の顔にかかった。
「はぁ」
紅潮した顔ですっかり放心し、ありさは絶頂の余韻に浸る。そうしながら、
ゆっくりと目を閉じ、うたうたと眠りに入っていた。
「もういいぞ二人とも」
リリムとリリスも顔を上げ、満足気にニッと笑い、すりすりと裸の身を寄せてくる。
五月のゴールデンウィーク二日目。
今日は自分の部屋で朝からずっと妹のありさを抱き続けた。リリムとリリスも一緒になって責め続け、何度も何度も絶頂させて。
昼頃にようやく満足し、ありさはぐったりと眠りに就いたところ。
「ご主人様ー」
リリムが僕の手を取ると、自分の豊かな胸に当て、
「リリムも、リリムもー」
お尻をふるふる振って求めてくる。リリスも口には出さないが、やりたそうな顔でうずうずしていた。
「いや、僕もやりたいけどな。また今度」
「えー」
「ほら服を着て」
「はーい」
それから、妹を起こさないように服を着て下のリビングへ。
「ふー」
朝からありさを抱き続けたが、僕はまだまだ元気。というか、小学6年生の幼体では満足できないようになっていた。
決して妹に飽きたというわけではない。だがやはり貧弱すぎるのだ。
「さて。今日はマジカル☆ナデシコ捕獲陵辱大作戦だ」
「はい。いよいよですね」
リリムがぐっと手を握れば、
「ナーデーシーコーにーかーちーまーすー」
リリスもやる気満々だ。二人ともちゃんと服を着ている。
「では作戦を説明する」
「ナイトメア☆リリム、ただいま参上」
「ナイトメア☆ヤマト、邪悪に参上」
郊外の山の上にある山の上公園。連休ということもありピクニックの家族連れが多い。
その平和なひと時に降り立つ、リリムと悪魔の姿の僕。
「そーれ、電撃ー」
「デビルサンダー」
二人で力を合わせて電撃を出すと、バリバリと雷が落ちるような音が響く。
ただし地上から空に伸びる雷。
「きゃー」「わー」と、突然の悪魔の襲来に逃げ惑う人々。
シートの上に広げていた弁当もそのままに逃げ出していく。
お、あの玉子焼き美味しそう。
ぱくぱく。
「あー。ご主人様、つまみ食いですー」
「馬鹿。『他の人の弁当を食べちゃうぞ大作戦』だよ」
「なるほど。それは悪い子です」
ぐぐっと拳を握るリリム。
お茶も飲んじゃおう。ぐびぐび。
「あー。今日は良い天気だなー」
「そうですねー」
誰もいなくなった公園。リリムと二人して青空を眺める。と、リリムがちょこんと
頭をこちらに預けてきた。ピンクのツインテールが風にゆれ、鼻腔をくすぐる。
「ご主人様と、ピクニック……。楽しいのです」
ふと顔を上げ、口を突き出すリリム。僕は悪魔の大きな口でちゅっとキスしてやった。
「あのー……」
そこにかかる申し訳なさそうな声。
「いい雰囲気のところ悪いんですが、名乗りをやってよろしいでしょうか?」
鈴の音のような涼やかな声の少女。
「どうぞどうぞ」
「では」
ごほんと咳をして、
「マジカル☆ナデシコ、淑やかに行きます」
そこに立っていたのは、和弓を手にした正義の魔法少女。
和風の可憐な顔立ちに、長い黒髪には大きな赤いリボン。コスチュームも弓道着によく似ている。
どこまでも和風な魔法少女だった。なぜか僕の幼馴染の撫子さんそっくり。
ありさは家で疲れ果てて寝ているので、マジカル☆アリサは出動不能。必然的に、
悪事の現場に現れるのは、このマジカル☆ナデシコというわけだ。
「よっと」
立ち上がり、側に寄り添うリリムの頭を撫でながら、
「ナイトメア☆ヤマトという。この前はリリムとリリスがお世話になったな」
「そう……」
厳しい眼差しでこちらを見るナデシコ。ほんのり頬が赤い。
「仲良いのですね」
ちょっぴり羨望の混じった声。
「お礼に」
僕は大きな悪魔の手を、ナデシコに向け、
「お前を犯して、陵辱して、強姦して、レイプして、孕ませてやろう」
「結構です!」
僕の言葉にキッと眼に怒りが灯り、弓に魔力の矢が生じる。マジカル☆アローだ。
「はっ!」
矢は狙いたがわず、僕に向けて一直線。
「シールド」
咄嗟にリリムがピンクの光の壁を作る。だがパリーンとあっさり破られ、
青い魔法の矢が僕の分厚い胸に突き刺さった。
「痛い痛い」
シールドのおかげで威力は和らいだとはいえ、まともに刺さったら痛い。
魔力の矢はじゅっと消えたが。
「退却〜」
「そーれ、逃げろー」
背を向けて逃げ出すと、
「お待ちなさい!」ナデシコも追いかけてくる。
山の上公園の側にある林の中。
ドスンドスンと巨体で走る僕と、軽快に背中の羽をはばたかせて浮遊するリリム。
そのすぐ後を、ナデシコが弓を手に追ってきていた。時々は矢を撃って来る。
「痛いよ、痛いよー」
しかもその射撃は正確。僕の大きな背中や翼に当たり、痛いったらありゃしない。
しかしそれもここまで。
「リリス、今だ」
「は〜い〜」
返事と同時に、ドカーン! と爆発音。ナデシコの足元から。
「きゃあっ!」
爆発に巻き込まれ、煙に包まれるナデシコ。
「やーりーまーしーたー」
林の奥からゆっくりと駆け寄ってくるリリス。手には爆弾の起爆装置であるリモコン。
リリスは、魔界でも有数の爆発物のスペシャリストだそうだ。
そこで考えたのが、マジカル☆ナデシコを誘き出し、爆弾で仕留めるという作戦。
もちろん原型はとどめるように威力は抑えてある。バラバラになったら犯せないもん。
最悪、死体があればそれでいい。
「さてと」
煙が風に流れ、どうなったか確認しようとすると、
「危なかったですわ」
ナデシコの平然とした声が聞こえる。木の上から。
「へっ?」
見上げたときには、青い矢が飛んできて、リリスの手にしたリモコンを射抜いていた。
「あ〜」
リリスの手の中でばらばらに砕けるリモコン。
木の上の太い枝。弓を手にしたナデシコが、こちらを毅然と睨んでいた。
どうやら咄嗟に跳躍したらしい。
「ふえーん〜。リモコンが〜」
「その様な、姑息な手にはかかりませんわ」
さっと降り立つナデシコ。長い黒髪が華麗に舞う。
「さあ。観念なさい」
「そうは行くか。デビルサンダー」
僕の角からの電撃を余裕で避け、魔力の矢で応戦。
「くっ」
まともに矢を胸に受け、遂に膝が落ちた。やはり撃ち合いでは不利か。
「はわー。ご主人様ー」
「はわわ〜」
はわはわと口を開けるだけのリリムとリリス。ああ、もう。
「下がってろ!」
と言ったものの、二人とも引かない。逆に僕の前に出た。庇うように。
「ご主人様はリリムがお守りします」
「おーまーかーせー」とリリスもピンクのバズーカを構える。
「良い覚悟ですが」
僕を庇う二人に、ナデシコはちょっとだけ感心したようだ。
「ですが、これまでです」
キリリッと和弓に青い魔力の矢が生じる。
くっ、撃ち合いでは不利。近付こうにもその前に射抜かれるのは必至。
ならばどうする?
考える僕の目に、リリスのバズーカが映った。
ナデシコがきゅっと矢を放った。
ドクン! 胸に痛みが突き刺さる。
リリスの処女を奪った際にかかった呪い。悪魔化する魔王の呪い。
でも、僕はもうその呪いにかかっている。ではどうなるか?
いちかばちかで、僕は自分の体にかかった『呪い』に呼びかける。
「フォームチェンジ!」
ぎゅるんっ!
左腕が闇に包まれ、ぶわっと一回り大きくなった。そして−
「ナイトメア☆ヤマト・キャノンフォーム!」
左腕そのものが黒がねの大砲となり、どすんと黒い魔力弾を発射!
「えっ!?」
魔力弾は青い魔力の矢を軽く弾き、呆然と立つナデシコの側を通り過ぎ、林の木々を薙ぎ倒し、直進していく!
「おおっ!」
大砲になった自分の左腕を見て感激。これがフォームチェンジ。カッコイイ。
「わー! ご主人様、すごいです!」
「リリスの〜、バズーカと〜、おーそーろ−いー」
うむ。きっとリリスのバズーカ能力が付与されたんだろう。しかもその威力は段違い。
「ふふっ。これなら撃ち合いでも負けぬ!」
キラーンと左腕の大砲をナデシコに向ける。今度はは外さない。
「くっ。ですが」
ナデシコの弓に矢が生じる。
「武器の威力だけで決まるものではありません」
しゅぱぱっと矢を連射。威力で負けるなら数でというわけか。
こちらもドカンと大砲を発射。無数の矢を弾き、
「まだまだ」
さらにドカンドカンと魔力弾を連射。
「きゃあっ!」
全ての矢を消し去り、砲弾はナデシコを包む。
「きゃあああーっ!」
幾つもの直撃を受け、吹き飛ぶナデシコ。どさっと茂みの上に落ち、美しい黒髪が流れる。
「う、うう……」
苦しそうに呻き、歯を食い縛って立ち上がろうとするが、体に力が入らないようだ。
ドカドカと歩み寄り、大砲の砲口をナデシコに向け、
「もうお前の負けだ。諦めろ」
「あ、ああ……」
撫子さんそっくりの美貌が震え、瞳に恐怖が映る。戦闘前の僕の台詞を思い出したんだろう。
「心配するな。優しくするぞ」
「きゃっ!」
長い黒髪を右手で掴み、顔を上げさせる。
「い、痛い。離して。ケダモノ!」
「悪魔だよ」
なお喚くその口に、顔を寄せる。
「嫌っ!」
キスされると気付いたんだろう。ナデシコが顔を背けるが、構わずにその頬に接吻する。
「嫌ーっ!」
頬とはいえキスされるのは嫌だろう。ナデシコの瞳が潤み、涙がこぼれそうになる。
だがギリギリで踏みとどまる。そして叫んだ。
「天使様、お助けを」
パリーン!
天からの稲妻が僕だけを直撃。
「いたーっ!」
慌ててナデシコの髪を離す。すぐ側にいたのに、ナデシコは傷一つなし。
天を見上げるが、快晴で雷を落とすような雲はない。その代わり、
「エンジェル☆フローラ、清楚に光臨」
黄金の後光を背に、美しい天使が降り立つ。
おそらく、マジカル☆ナデシコを魔法少女にした魔法天使だろう。
この世界で魔王選抜戦を行う魔王の百人の子供に対抗し、天界が派遣した百人の魔法天使の一人。
年齢は二十歳前後だろうか。波打つ金色の髪は腰まで伸び、前髪はきっちりと切り揃えている。
表情は穏やかだが、悪を許さぬ強い意志を瞳に秘めているようで。白い羽衣に背中には白い翼のその姿は、確かに天使そのもの。
「よくがんばりましたね、ナデシコ。リライブ」
地上に降り立った天使は、ナデシコに手をかざす。すると白い光がナデシコを包み、
一瞬で癒したようだった。みるみる力を取り戻すナデシコ。
「はい。ありがとうございます天使様」
フローラを見上げるナデシコの瞳は希望に満ち満ちていて。面白い。その希望、天使ごと粉砕してやる。
僕はぺろっと舌なめずりして、天使に大砲を向け、ドカンと闇の魔力弾を発射。
だがフローラに命中する寸前で消えてしまう。
「無駄です。邪悪な魔法など、<聖なる加護>のある天使には届きません」
「ちっ」と舌打ちする僕。
悪魔や悪の魔法使いの魔法を打ち消す、天使特有の能力<聖なる加護>。どうやら魔力弾も防げるらしい。
前回のエンジェル☆ローラ戦は魔法使いマジカル☆ヤマトになって勝ったが……。
今度は真っ向から打ち破る!
ドカン、ドカンと魔力弾を連射。その全てがフローラの直前で消える。
「くっ」
だが僕は見逃さなかった。フローラがわずかに後ろに下がるのを。
威力に押されてる? よし、行ける!
「ライトニング!」
「マジカル☆アロー」
だが相手も一方的に撃たれてるわけはない。フローラが白い電撃を、ナデシコが矢を射ってくる。
「リリム! リリス!」
「はい。電撃〜」
「そ〜れ〜」
だがナデシコに天使がついてるように、こっちにもリリムとリリスがいる。
リリムの電撃がフローラの電撃を弱め、リリスのバズーカはナデシコの矢と相殺。
「痛い、痛い」
消しきれないフローラの電撃が僕の悪魔の巨体を打つ。だが我慢できないほどじゃない。
「はわわ。ごめんなさい〜」
一人相手の攻撃を相殺できないリリムが、泣きそうな顔で謝る。
「いいから。続けろ」
「は、はい」
相殺できないまでも、リリムだって役には立ってる。
林の戦いは、ドカンドカンと壮絶な撃ち合いになった。
僕が左腕の変化した大砲より魔力弾、リリムは電撃、リリスはバズーカ。
相手の魔法天使フローラは白い稲妻、魔法少女ナデシコは青い矢で応戦。
お互い一歩も動かずに、いや動けずに、射撃戦を続ける。もはや間にある木々は全て薙ぎ払われ、視界は広くなっていた。
ドカン、ドカン。
リリムとリリスに援護され、僕はひたすら魔力弾を連射。フローラの<聖なる加護>に全て阻まれるが、彼女もまた汗を浮かべている。
どうやら<聖なる加護>にも限界はあるらしい。
僕の体にも電撃や矢がどかどか打ち込まれるが、リリムとリリスの援護射撃のおかげで弱まっている。それでも痛いが。
<聖なる加護>が破られるのが先か、僕がダウンするのが先か。そういう我慢比べの勝負だ。
二十発、三十発……と魔力弾が<聖なる加護>の前に消え……
「きゃあっ!」
三十三発目にして、フローラの華奢な体が後ろに吹き飛ぶ、後ろの木にぶつかった。
「よっしゃ!」
「天使様!」
駆け寄るナデシコに、さっと立ち上がり、フローラは強気な笑みを見せ、
「やむをえません。ナデシコ、全力で行きますよ」
「は、はい!」
二人同時にこちらを向き、その魔力が一気に高まる。むっ、必殺技か。
ならばこっちも!
「アルジーレ!」
「マジカル☆アロー・ファイナルシューティング!」
フローラの手より強烈な白い閃光、ナデシコの弓より彗星の如き青い巨大な矢が放たれる。
互いの必殺技が合わさり、さらに強大になるようだった。
ぶしゅー
僕の左腕が丸ごと変化した大砲が、黒い蒸気を上げて前後に展開。フルバレルだ。
「ナイトメア☆キャノン・フルバースト!」
フルバレルになった大砲より、今まで以上の黒い闇の魔力弾が放たれ、視界全てを闇色に包む!
「電撃!」
「そ〜れ〜」
同時にリリムとリリスも、電撃とバズーカを発射。
「いっっっっっけえええええええええええぇぇぇっ!!!」
叫ぶ僕の声がドカーンと大爆発の音に呑まれる。
お互いの全力の射撃がまともにぶつかり、林をいろいろな色で染める。
青、白、赤……そして最後に残ったのは黒。
「えっ!?」
「きゃー!」
ずごーん
僕の放った巨大な闇の魔力弾が、フローラの閃光も、ナデシコの巨大な矢も吹き飛ばす!
そして、林の木々を全て薙ぎ払い、闇の巨大魔力弾は真っ直ぐ突き進み、空の彼方に消えていった。
「ふー」
大気圏を突破し、宇宙まで飛んで行った魔力弾を見届け、息をつく。
前後展開していた大砲ががちゃんと元に戻り、ブーと黒い蒸気を上げた。
目の前には、かつて林だった荒涼とした大地。根こそぎ木々は吹き飛び、抉られた地面は赤くなっている。
我ながら惚れ惚れする威力だ。
そしてその地面に、無残に倒れ付すエンジェル☆フローラとマジカル☆ナデシコ。
「やりましたー。ご主人様!」
「勝ーちーまーしーたー」
抱きついてくるリリムに、バズーカを上げて万歳するリリス。
ああ、大勝利だ。魔法天使と魔法少女をまとめてゲット。
左腕の大砲を元に戻し、普通の腕へ。キャノンフォームから基本フォームにフォームチェンジ。
この基本フォームにも名前を付けねば。
「うひょひょ」
こみ上げる笑いを止められず、笑顔でフローラとナデシコが倒れている抉れた地面へ飛んで行く。黒い翼を広げ。
二人ともぐったりと倒れ、目を閉じて気絶している。衣服はボロボロだったが特に外傷はない。
よしよし。腕や脚の一本や二本なくても構わないが、やはり五体満足のほうが犯すときに興奮する。
悪魔の太い腕で二人を抱えると、無事なままの僕たちの後方だった林へと運んでいく。
最初はどっちを犯そうかな?
「ナデシコにしよう」
すぐに決めると、フロ−ラを木の根元に寝かせた。
「リリム、リリス。この天使を見張ってて」
「はーい」「みーはーりー」
ぐったりと目を閉じているフローラに、駆け寄るリリムとリリス。天使の翼をさわさわと触っていく。
「わー。すっごく柔らかいよリリスお姉様」
「羽毛布団〜」
まあ大丈夫だろう。
さてと。
芝生の上にナデシコを寝かせ、僕はじっくりと鑑賞する。
乱れた黒髪さえもどこか美しく。端正に整った和風の美貌は凛々しささえ感じさせた。
弓道着のような魔法のコスチューム。下の袴を長い爪で縦に引き裂くと、白いス素足が見える。
「ほー」
綺麗な脚に見惚れながら、脚の付け根まで袴を着ると、はらっと左右に落ちた。
その下の小さなパンツもずっと爪で着る。はらっと落ちる白い布。
うっすらと慎ましく覆う陰毛。その奥には桃色の乙女の花園が広がり、割れ目はぴったり閉じていた。
うわー。今すぐ突っ込みたい。いやいや我慢。
羽織のような上着も左右にずらすと、ぽろんと白い乳房がこぼれる。下着は身に付けていなかった。
小さすぎず大きすぎず、形の良い美乳。白い胸の頂点には桃色の乳首が色づき、一層白い肌を際立たせていた。
我慢できずに、ツンツンと太い指で胸を突付く。もちろん傷は付けないように。
むにーと白い乳房に埋もれていく指。うわー、柔らけえ。
「う、うぅん……」
と、ナデシコが寝返りを打ち、長い黒髪が揺れる。
ちゅっ。
小さく呻く口にキス。さらさらに柔らかい。
「!」
ナデシコの瞳が開けられ、驚きで見開かれ。
口を離すと、
「きゃあああああーっ!!!」
うーん、気持ちいい悲鳴。
「ああ、あぁ……」
ごしごしと腕で口を拭き、僕を涙目で見上げてくる。
「な、何をするのですか……!」
「言ったろ」
剥き出しの乳房をそっと大きな手で包み、
「犯して、陵辱して、強姦して、レイプして、孕ませてやるってな」
ぐにっと揉む。
「嫌……嫌ぁーっ!」
ようやく自分の衣服が破かれ、はだけてるのに気付いたのだろう。
両手で胸を揉む僕の手を掴み、どうかそうとするがあまりに非力で。大きな悪魔の手はビクともしない。
「離して……離してください!」
うるさいなぁ。
「デビルサンダー」
「きゃああああーっ!」
角から軽く電撃を流すと、ナデシコは芝生の上で跳ね飛び、苦痛にのたうつ。
この電撃責め、結構気に入ってる。
「はぁ……あぁ……」
電撃を止めると、息も耐え耐えにぐったりと横たわる。
乱れた美しい黒髪を撫で、それから赤いリボンごと髪の毛を掴み、顔を持ち上げさせた。
「どうだ? 今の気分は?」
「く、ううぅ……」
涙で滲んだ目で、それでも気丈に睨むナデシコ。
「あ、あなたなどに……好きにはさせません」
「好きにされてるではないか」
「か、必ず……天罰が……」
「天使ならあそこだぞ」
横を向いた視線の先、フローラがうつ伏せに倒れている。リリムとリリスは彼女の翼をぺたぺたと触っていた。触り心地いいんだろうか。
「ああ……。そ、そんな……」
「というわけで、もう助けは来ない」
助けに来たエンジェル☆フローラはあの様。
マジカル☆アリサことありさはお家でお寝んね。
まだ僕の知らない魔法天使や魔法少女が助けに来る可能性もあったが、その気配はなし。
「大人しくしてれば、優しくしてやるから」
悪魔の大きな舌で、ナデシコの頬をべろっと舐めてやる。
「ひいぃ!」
ナデシコは長い黒髪を振り乱し、嫌々と首を振った。
そのか細い肩を押さえ、再び芝生に押し倒す。
「きゃっ」
上から見下ろすナデシコの瞳。さっきまでの凛々しい光は消え、哀れにも震えていた。
「お、お願いです……」
「なんだ?」
一応聞いてみる。
「わ、私……す、好きな人がいるんです……」
「へー」
「は、初めては、その方に捧げようと、操を立てているんです」
やっぱり初めてか。よしよし。
「で、ですから……」
「犯す」
きっぱり言い放ち、下で震えるナデシコの唇を奪った。悪魔の大きな口で。
「!!!」
ちゅーと吸い付き、たっぷり堪能してから口を離し、
「良い味だな」
「あ、ああぁ……」
ガクガクと震えるナデシコの瞳。今まで堪えてきた大粒の瞳がこぼれてくる。
「そんな……こんなのって……」
言葉とともに、ぷるぷると震える乳房に顔を寄せ、
「良いおっぱいだな。いただくぜ」
ぱくっと口を開いてしゃぶりついた。
「嫌っ! 嫌です! 許して、触らないでぇ!」
泣き叫ぶ声を耳に心地よく聞き、口に含んだナデシコの美乳に甘噛みし、ぺろぺろと舌で乳首を転がしていく。
「やあぁっ! やめてぇ! やめてくださぁい! お願い、お願いですからぁ!」
ああ、いい悲鳴だ。ちゅうと乳首を吸うと、胸全体がびくっと震えた。
「た、助けて……。もう、やめて、もういいでしょーっ!」
冗談。本番はこれからだぜ。
口を離すと、美しい乳房はたっぷりと唾液にまみれている。頂点の乳首は小さなまま。
なんだまだ感じてないのか。
「デビルサンダー」
もう一発、軽く電撃。
「きゃああああーっ!!!」
電撃にビリビリ痺れ、ナデシコはがくっと動かなくなる。
僕は一旦離れ、腰を覆うズボンを脱いだ。どんな激闘でも破けない魔法のズボン。
下は何もなし。魔界にはパンツを履く主観がない。悪魔時の服装は魔界の慣習に従うようだ。
するっとズボンを脱ぐと、腰からはにゅるーんと伸びた勃起。
人間ではありえないような逞しい男根。我ながら惚れ惚れする。
それでぐったりと倒れるナデシコの頬を突付いてやった。
「ひ、ひぃ!」
電撃に痺れていたナデシコの頬に涙が流れ、男根まで伝っていく。
「どうだ。これがお前の処女を破くんだぞ」
「いやぁ……いやぁ……」
「しゃぶれ」
「えっ?」
「僕もお前の股間を舐めてやる」
言って、ナデシコに腰を向けたまま体の向きを変え、顔を彼女の股間に寄せた。
うっすらと陰毛の生えた秘所に。
「僕が満足したら、挿れるのはやめてやる」
「……は、はい」
よし。
長い舌を伸ばし、ナデシコの花弁をべろっと包み、舌全体で味わう。
「ひゃっ!?」
びくっとナデシコの腰が浮く。舌に触れるザワザワとした産毛のような感触。
その奥の肉の割れ目を、ぺろぺろと唾液をまぶすように舐めていく。
「ああっ……んっ……」
ようやくナデシコの声に甘いものが含まれる。
僕は自分の腰を振り、尖った男根を口に押し付けて、促がした。お前も舐めろと。
「う、うぅ……」
屈辱の声が漏れる。
そしてちんこの先端にそっと触れる唇の感触。それだけで僕のちんこはビクビクと震えた。
「きゃっ!?」
驚きでナデシコは口を離した。
一方の僕は遠慮なく彼女の肉ヒダを舐め、しゃぶり、ぐちょぐちょに濡らしていく。
ピンクの秘肉も、赤く染まるようだった。
「ああぁ……はぁ……。アッ……」
舐められる股間を悶えさせ、喘ぐ口でナデシコは必死に舌を伸ばす。だがほんの先っぽだけ。
舌が触れる度に、赤黒い僕の先端が震え、ナデシコは口を離してしまう。
うーん。最初は感じていたが、慣れるとなんともなくなった。
いつしかシックスナインは一方的に僕が舐めるだけになっていた。
「いや……イヤァ……。やめ、やめてください……」
やめてほしかったら、僕を満足させればいいのに、それすらしない。
自分だけ愛撫するのが馬鹿らしくなってきた。
「もういい」
僕はナデシコから離れると、彼女の脚を大きく開かせた。彼女の女芯は僕の唾液でしっかりと濡れている。
「ひっ……嫌ぁ!」
何をされるかさすがに悟ったのだろう。愛撫で赤らんでいた彼女の顔がサッと青ざめる。
浮かんでいた汗も一瞬で引っ込むようだった。
「そ、そんな……口でしたら許してくれるって……」
「満足させたらだ」
満足したら本当にしないつもりだったよ?
「お前、ほとんど何もしなかったじゃないか」
「だ、だって……」
「だってじゃない」
さっきまで顔のすぐ前にあった悪魔の男根を、今度は腰へと近付ける。
「い、嫌ぁ! 嫌です! 許して、後生ですから許してぇ! 好きな、好きな人がいるんです!」
涙をぽろぽろ流し必死に訴えるナデシコ。
好きな人がいる乙女の純潔を無残に踏み躙る。その状況に、僕の股間はさらに熱くなるだけだった。
「やめてーっ!」
と、別の方向からも嘆願の叫び。
うつ伏せのエンジェル☆フローラが、こちらに顔を向け、必死に叫んでいた。
その背中の上にリリムとリリスが座り、押さえつけている。今のフローラにはあの二人を退かせる力もない。
「やめて……許してぇ!」
「お願いだから、その子は許して! わ、私が……私が何でもしますから!」
ナデシコとフローラ、二人の悲痛な叫びが重なり、半分吹き飛んだ林に流れていく。
ふーむ。魔法天使は処女を失うと天界に帰ってしまう。それでも、ナデシコのほうが大事というわけか。
魔法少女にしたのはフローラだから当然という気もするが。
「やめて……やめてぇ……。もう許してぇ……」
「犯すなら私だけにしてぇ! お願い、お願いだからぁ!」
むせび泣くナデシコの声、必死に叫ぶフローラの声を聞きながら、
「やだ」
ずぶっ、と野太い男根を乙女の園に突っ込ませていた。
「ひぎいいいぃぃぃ!」
まだ先っぽが入っただけだというのに、ナデシコは絶叫を上げて、腰を浮かせた。
手が地面を掻き毟り、腰は逃れようともがくが、僕の手はしっかりと脚をつかんで離さない。
そして何より。先端を挿れただけで頭が痺れるほどの快楽が走る。これはやめられない。
「やめてえええーっ! お願いだからやめてください!」
そう叫ぶなフローラ。次はお前の番だ。
「ぎゃああああああーっ! ……アアアアアーッ!!!」
断末魔のような叫びを上げ、背筋を浮かべてはダンと地に落とし、頭を振り回してナデシコは悶え続ける。
「イヤアアーッ! イヤアアアアアアアーッ!!!」
地面を掻き毟る手から血が流れている。爪が剥がれたか、指の皮膚が傷ついたか。
だが、みしっ、みしっと男根を突き込まれる肉の裂け目からは、ドロドロともっと大量の血が溢れ、太ももまで流れていた。
単なる破瓜の血としては多すぎる。あまりに大きすぎる男根の挿入に、どこか傷ついたらしい。
「はがあああっ! あがアアアアアアアァァァァーッ!」
眼下で長い黒髪乱れ咲き、苦痛に歪む美貌からは涙が滝のように溢れ、叫ぶ口からは涎が吹き出ている。
純和風美少女の泣き叫ぶ姿をしっかりと堪能しながら、ギチ、ギチと処女肉を引き裂き、
ゆっくりと腰を進めた。
「ひぎゃああああーっ!」
とっくに処女は破られ、硬い肉を引き裂き、先端が掘り進んでいく。その度に、
ナデシコは泣き、悶えた。
やがて悪魔の男根はずっしりとナデシコの膣を満たす。それでも男根は半分も埋まっていない。
「やめてー! お願いだから、もうやめてえええええぇ! 犯すなら、穢すなら私にしなさい! お願いだからーっ!」
フローラはまだ叫び続けている。無駄な願いを。
「ふー」
血に染まった腰を止め、ギチギチに狭いナデシコの膣を味わう。ドロッと血に溢れた狭い肉壷を。
「アアァ……アァ……」
もはや叫ぶのも限界か、ナデシコはただぷるぷると身を震わせる。涙の溢れる瞳からは光が消え、もう何も映していない。放心した虚ろな瞳。
「はぁ……あっ……アアァ……」
涎を垂らす唇が震え、なんとか言葉を紡いでいた。
「たすけて……大和くん……」
えっ!?
自分の名前を聞いた瞬間、頭に電気が走り、どくんっと精子を放っていた。
「いやぁ……いやあぁ……」
白濁液があっという間に胎内を満たし、結合部から血と一緒に流れてくる。
同時に僕に流れてくる魔力。ナデシコの魔力を吸収したのだ。
「このケダモノ! 悪魔ぁーっ!」
フローラの叫びはまだ続いている。ああ、悪魔だよ。
ずぼっと男根を抜くと、無残に裂けられた結合部から、どろっと白濁液とそれ以上に血が流れてくる。
そしてナデシコの体が青い光に包まれた。
魔力を奪われ、変身が解除されるのか。
マジカル☆ナデシコの正体、しっかりと拝ませてもらおう。
やがてナデシコの体から光が消え、そこにはひとりの少女がぐったりと横たわっている。
赤いリボンが消えただけで長い黒髪はそのまま。破かれた弓道着は葵の着物に変わっていた。
どうやら変身前のナデシコは着物を着ていたらしい。
そしてその顔は……。
「え?」
涙でぐしょぐしょになり、虚ろな瞳で放心しているその顔は……撫子さんだった。
僕の幼馴染で小さいときからの友達の、華道 撫子さん。
その撫子さんが、悪魔の僕の体の下で、股間から血と精液を流して脚を開き、
虚ろな瞳で泣きながら横たわっていた。
「なんで……なんで……」
頭が混乱する。だが分かった事はある。
マジカル☆ナデシコの正体は撫子さんで、
「なんで、こんな」
僕は、撫子さんを犯したんだ。
「こんなのって……うがあああーっ!」
悪魔の叫びが林にこだまする。その声を、僕自身はどこか遠くに聞いていた。
(つづく)
相変わらずバカだwwwwww
超GJっす
主人公はデジャビュを起こさないのかwwww
主人公学習能力ないなw
脳味噌まで呪われてるんじゃねーのかww
GJ!
主人公ワロスwww
清清しいほどにバカだw
主人公…絶対変身する度に記憶失ってるだろwwwww
ブラスター化でもしてんのかよwwww
やっぱギャグの基本は繰り返しだなwww
実は、認識阻害の魔法がかかって、顔が同じでも別人に見えると言う、
重厚な説定が……ないな。
ナイトメアドリーム第九話
撫子さんと初めて会ったのはいつだったか。はっきり覚えていないほど、
小さいときからずっと撫子さんとは一緒だった。
でもあの日の約束だけは今でも覚えている。
あれは幼稚園で遊んでたとき。
「やまとちゃん」
どうしてそんな話の流れになったかまでは覚えていない。当時から長い黒髪がきれいだった撫子さんが、幼稚園児だった僕−千巻 大和−に言った。
「なでしこはね、おおきくなったら、やまとちゃんのお嫁になるの」
「うん。いいよー」
無邪気な笑顔の幼馴染の女の子に、僕も笑顔で答え、その白い手を握った。
「ぼく、おーきくなったら、なでしこちゃんをおよめさんにする!」
それは僕と撫子さんだけの、小さい日の約束。
ただの無垢で無邪気な子供同士の他愛無い約束。
だけど−
どうしてこんなときに、あの日の約束を思い出すんだろう。
今、撫子さんは僕の側に横になっている。
林の中の芝生の上で、無残な姿で。
長い黒髪は乱れ、地面を引っ掻いた指からは血が滲んでいる。葵の着物ははだけ、乳房も股間も剥き出し。
そして股間の中心はぱっくりと割れ、血と精液が滲んでいた。
「あ、アアぁ……」
虚ろな瞳、放心しきった顔で呻くように呟く。
「ごめん……なさい。ごめんなさい……」
誰に謝っているのか。無意識にごめんなさいと呟き続けていた。
その彼女の前に立つのは、悪魔の僕。処女を奪ったばかりの野太い男根は未だ反り返り、
先端からはまだ白濁液を滲ませていた。
「ごめんなさい……大和くん……」
放心した撫子さんの呟きに、びくんと体が反応する。
目の前の悪魔が、僕だと気付いたわけじゃない。ただ幼馴染の『大和』を呼んだだけ。
でもなぜ僕なんだろう? 母親とか、もっと違う人を呼ぶだろうに。
「やめてください……。お願いですから、その娘にはもう手を出さないで」
弱々しい声に振り向く。金髪の女性が翼の生えた背中にリリムとリリスに座られ、
地面の上で倒れていた。顔と腕は必死にこちらを向いて。
ああ、もう一人いたんだ。
魔法天使エンジェル☆フローラ。撫子さんを正義の魔法少女マジカル☆ナデシコにした張本人。
美しかった顔も今は涙で濡れている。当然だろう。目の前で、ナデシコが処女を奪われたのだから。
「リリム、リリス、そっちはもういいぞ。この女を見てろ」
「はーい」「は〜い〜」
フローラの背中に座って押さえていたリリムとリリスが立ち上がり、今度は撫子さんにまとわりつく。
二人ともほんのりと頬が赤い。犯されるナデシコを見てたのは一緒だ。欲情したのだろう。
「あはっ。ご主人様のせーえき♪」
「ひゃんっ」
リリムが撫子さんの股間を舐め、微かに悲鳴が漏れた。
「あんまり無茶するなよ。また可愛がるんだからな」
「はーい」「は〜い〜」
股間を舐めるリリムに、胸をもみもみするリリス。
ま、あっちは大丈夫だろう。
「待たせたな」
泣きながらうつ伏せで地面に寝そべるフローラの側に立ち、眼下に見下ろす。
涙を流す瞳で、なおも気丈に睨んできた。
ほっそりとした、それでいてしっかりと成熟した肢体を白い羽衣に包み、
ゆるやかに波打つ金色の髪は腰まで伸び、前髪はきっちりと切り揃えている。
背中には、天使であることを証明する白い翼。
僕は大きな悪魔の手で、その翼を掴みしめた。
「きゃあっ!」
手の中の翼は意外に頑丈で、強い弾力で押し返してくる。
「くっ……。な、なにを」
引っ張られたフローラが背中を仰け反らせる。
「デビルサンダー」
「きゃあああああーっ!」
不意に角から電撃。バタバタとフローラが悶え、美しい顔が苦痛に歪む。
その顔に胸がきゅんと高鳴る。翼を握ってる手も痺れたが、そーれもう一発。
「きゃあああああああああああああーっ!!!」
二度目の電撃に背筋をピンと仰け反らせて硬直し、フローラはがくっと脱力。
「はぁ……あぁ……」
息も絶え絶えといった感じで呻くフローラ。いたぶられる天使の美女に胸が踊る。
翼を握る手に力を籠め、一気に引き上げた。
「きゃぁっ!」
ぶちっと何枚かの羽根が抜け、宙に舞う。そのうちの一枚を手にして、フローラの白い羽衣の背中に手をかけた。
ビリリッ、と白い布が簡単に引き裂かれ、白い背中が露になる。翼の付け根も。
「な、なにを……」
「デビルサンダー」
「きゃあああああああああーっ!」
三度目の電撃にのたうつフローラを眼下に、腰を落とし、木を背中にあぐらをかいて座る。
そしてフローラの金髪を片手でつかむと、背中を向けさせたままで無理矢理に膝の腕に座らせた。
木の前で、悪魔の僕の上に天使のフローラが座ったような格好になる。一部を引き抜かれた白い翼が胸に当たり、くすぐったい。
そうして片手に白い羽根を持ったまま、片手で羽衣を破き、背中だけでなく
前も下着もパンツも剥いでいった。豊かな胸から股間までも晒されていく。
「あぅ……。な、なにを……」
「決まってる」
豊かな乳房を後ろから眺め、僕は告げる。
「犯して処女と魔力を頂く」
ビクンッ、とフローラが震えるのが直接伝わってきた。
「お、お願いです」
フローラの声は震えていた。哀れなほどに。
「あの子は……マジカル☆ナデシコは助けてください……」
フローラの涙を流す視線は倒れ付した撫子さんに向けられている。虚ろな瞳で
リリムに股間を舐められ、リリスに胸を弄ばれていた。だが反応はほとんどない。
「心配するな」
同じ光景を見ながら、膝の上に座らせたフローラに囁いた。
「殺しはしない。たっぷりと愉しませてもらうさ。飽きるまでな」
「あ、あぁ……。そ、そんな……」
頬にさらに熱い涙がこぼれるのが後ろからでも見えた。撫子さんを戦いに巻き込んだのはフローラ。
その結果は悪魔による陵辱。それを止める力も術もない。
「ごめんなさい……。ごめんなさい」
むせび泣く天使の金色の髪に鼻を寄せ、くんくんと匂いを嗅ぐ。晴れやかなお日様の匂いがした。
「良い匂いだなー」
「お願いです……。どうか、どうかマジカル☆ナデシコは見逃してください!」
「そうだな」
髪の匂いを嗅ぎながら、手に持ったままの白い羽根で天使の頬を撫でる。涙で濡れた頬に。
たちまち羽根の先端も涙に濡れた。
「お前が僕を満足させたら、考えてやってもいいぞ」
僕の男根はまだ硬く勃起したまま。膝の上のフローラの太ももにゴリゴリと当たっている。
「……」
しばしの沈黙。逡巡するのが分かった。
「は、はい……。なんでも、なんでもします。ですから……」
「満足したらな」
言葉とともに、手にした羽根を顔から下に動かす。フローラの豊かな胸、その頂点の桜色へ。
「ひゃっ」
さらっと羽根で乳首を撫でると、思わず声が漏れる。だがすぐには歯を食い縛って声を抑えた。
「声を出せ。あっちの女がどうなってもいいのか?」
「は、はい……」
さわさわと羽根を走らせ、脇の下や首筋をなぞり、
「ひゃっ!? きゃんっ」
豊かな乳房の曲線に合わせて羽根でなぞり、さわっと乳首を撫でていく。
「んっ……あんっ……」
膝の上のフローラが微かに身じろぎし、甘い吐息が漏れた。
そのまま羽根でくすぐり、彼女の反応を愉しんでいく。
金色の髪で覆われた耳をくすぐり、鼻へと。鼻をくすぐると小さく「くしゅん」とくしゃみが出た。
「ははっ」
「うう〜」
恥ずかしそうに唸るその口をくすぐり、そのまま下へ。首から胸の中心を撫で、
おへそをくすぐった。
「んぅ」
フローラのお腹が固くなるのを感じる。
「力を抜いて」
言いながらもっと下、脚の付け根へと羽根を向ける。太ももを撫でながら、
中央の股間へと。
後ろから覗くと、股間にはしっかりと金色の茂みが覆っていた。その茂みを羽根でさわさわと撫でていく。
「んっ……あっ……。やっ……」
はぁと切ない息が漏れ、ぐっと歯を食い縛って何かを堪えそうになるが、
「声を出さないならマジカル☆ナデシコを犯すぞ」
「あ、アンッ。アン……んっ……んっ……うっ……」
規則的な喘ぎを耳に、股間の羽根を走らせる。もっと早く、もっと奥へ。
「はああっん!?」
不意にビクッと膝の上のフローラが跳ねた。
「ここか?」
股間の上辺、茂みの奥をしゅっと撫でる。
「はあっ!」
ビクンッと跳ねるフローラ。どうやらここが急所らしい。
「あっ……アアッ。アアアンッ」
さわさわと股間を撫でる度に切ない声が漏れる。
羽根で割れ目を愛撫しながら、もう片方の手で背後からぎゅっと乳房をつかんだ。
「あうんっ」
撫子さんよりもさらに柔らかい胸の脂肪。つかんだ指が食い込んでいく。
その指でツンと乳首を捻った。
「きゃうっ!?」
もうプックリと尖った乳首。直接指でクリクリこね回すと、フローラの身体は敏感に反応し、股間への愛撫と相まって、膝の上で振動していった。
背中の白い翼もさわさわと羽ばたき、僕の胸をくすぐる。魔法天使は興奮すると翼が動くらしい。
リリムとリリスも背中の羽を動かしていたっけ。
「はあっ!? きゃっ、やあぁっ、ダメッ、だめぇ!」
羽根で股間の茂みの奥を撫でられ、指で乳首をこねられ、膝の上のフローラが緊張し、
悶えていくのが直に伝わってくる。声も徐々に上擦ってくるようだった。
「はああっ……アァ……。やめて、もう許してぇ……」
「いいのか?」
赤くなった耳を舌を伸ばして舐め、僕は囁く。
「お前が拒絶するならマジカル☆ナデシコを犯すだけだ」
「くぅ……。ひゃんっ、わ、わかりました……。わ、私に……うんっ……」
フロ−ラの頬に汗が浮かび、涙と一緒に流されていく。
憎むべき悪魔に嬲られながら、受け入れるしかない。天使にとってどれほどの屈辱だろう。
「はあっ……。あああっ、アアァ……」
いつしか膝の上のお尻がリズミカルに揺れていた。
「どれ」
股間を撫でていた羽根を掲げ、ローラの目の前で眺め、
「もうしっかり濡れてるな」
羽根はぐっしょりと濡れていた。
「くっ」
涙を流しながら頭を振るフローラ。涙が飛び散り、流れる金髪が僕の胸をくすぐる。
濡れそぼった羽根を捨て、両手で太ももを下から支え、フローラを持ち上げた。
「なにを……」
「そろそろいいかな」
尖った肉棒の真上に、フローラの花弁。このまま下に降ろせば挿入される。
「魔法天使は処女を失うと、天界に帰るんだっけ」
エンジェル☆ローラは光になって天へと昇っていった。このフローラも処女を奪えばそれっきり。
「つまらんな。こっちにしとくか」
持ち上げる角度を変え、今度はお尻を向けさせる。白いお尻。その穴を。
そのままフローラを下に降ろし、肉棒が尻穴に突き刺さった。
「ひぎいいぃ!」
太ももに緊張が走り硬直する。全身も同じく硬くなっているだろう。
「力を抜け」
無理なことを言いながら、下へ下へとフローラを押し付け、肉棒がアナルへと突き刺さっていく。
白い尻はもう血が滲んでいた。
「ぎゃあっ! ち、違う、そこ違いますぅ! はがっ!」
「違わないよ」
ずぼっ、ずぼっ、と悪魔の硬い肉棒がお尻に埋まり、さらに血を噴き出させていた。
僕の肉棒も痺れるほどに痛い。人間のままだったら我慢できなかっただろう。
「ああぁ……アガアアアァーッ!」
フローラの絶叫が虚しく青い空へと吸い込まれ。
「ひぐうぅ! はぎゃああっ!」
金色の髪が僕の目の前で踊り、視界を金に染める。
そしてずるずるっと、溢れる血を潤滑油にして肉棒がアナルに潜り込み、
すっぽりと埋まった。
「あぁ……アアアァ……いやぁ……」
わなわなと震えるフローラの白い背中と翼を見ながら、僕は動きを止め、硬いアナルに意識を集中する。
硬くてギチギチで、それが心地良い尻肉。狭くて痛いほど。だがその痛さが心地良い。
うん、アナルもなかなかいいものだな。
「はああっ……。あっ、アアッ……」
さすがに魔法天使だけあって、痛みにはもう慣れたようだ。滂沱しながらも、
フローラは必死に痛みに耐え、苦悶の表情のまま固まっている。
「どうだい? お尻に挿れられた感触は?」
「ぐぅ……。い、痛いです……」
正直でよろしい。
お尻から溢れる血が肉棒を伝い、僕の股間にも流れ、陰毛を赤く染めていた。
「それじゃあ」
ぐいっと腰を突くと、
「ひぎゃああーっ!」
硬い尻肉が内部からほじくられ、絶叫が再び上がる。
「痛い? 痛いだろう? もっと痛くするよ」
ぱんぱんと肉を打ちつけながら腰を突く度に、フローラの絶叫と涙がほとばしった。
「ひいいぃ! やああっ! いたい、痛いいいぃぃー! 痛いんですうぅーっ!」
無様に泣き叫ぶ天使を背中から眺め、揺れる金髪に視界を奪われながら、僕は夢中になって腰を突き続けた。
肉棒がごしゅっと尻肉を抉り、こちらもジンと痺れるほど痛い。悪魔の肉棒だから耐えられる痛み。
「くうぅ!」
股間からビンビンに伝わる痛みと刺激に酔い痴れ、ガンガンと腰を振っているうちに頭の中も痺れてきた。
「はぐううぅ! はああっ! やめ、もうやめてえぇ! 壊れる、壊れちゃいますぅ!」
泣き叫ぶフローラの絶叫が耳から脳にこだまし、僕を頂点へと誘った。
「くっ」
突っ込んだ肉棒が発射し、ドロッと尻穴を白く染め上げた。
「アア……アアアアアーッ!!!」
ガクガクとお尻を揺らすフローラ。その尻にドクドクと大量に射精し、血と一緒にこぼれてくる。
「ふー」
あまりの心地よさに僕は脱力し、フローラの太ももを支えていた手を離してしまった。
「ああっ……あがああっ!!!」
叫ぶフローラが前のめりに倒れ、尻を高く上げた格好で頬を草むらに付ける。
お尻からは、血と白濁液がドロッとこぼれていた。
撫子さんに続いての射精にすっきりしたか、僕の肉棒はしゅんとしなだれていた。
血を付けたままで。
「どうやら、アナルの処女を奪っても、天界には帰らないようだな」
息を整え僕は言う。フローラが天に変える様子はない。と同時に魔力も奪えないようだが。
魔法天使を飼うときは、処女を奪わずにお尻だけを使うことにしよう。
「痛かったろ」
「ア、アァ」
草むらに涙にこぼし、ただ呆然と呻くフローラ。だがその瞳にはまだ光がある。
今度はどうしようかと考えてると、
「や、やめてぇ」
別の場所から声が上がった。
撫子さんだ。
胸をリリス、股間をリリムに舐められ、小刻みに身悶えしつつも、涙を流す瞳でこちらを見ている。
「もう……やめてください……。天使様に、ひどいことしないでぇ……」
どうやらさっきのフローラの絶叫で目覚めたのだろう。自分も処女を奪われ、
今なお悪の魔法少女に嬲られながら、フローラを気遣う。
「な、撫子……」
フローラも顔を挙げ、涙を流す瞳で撫子さんを見返した。そして微かに微笑む。
「私なら大丈夫です……。悪魔になど決して屈しませんから」
「天使様…… 。あうんっ!」
びくっと撫子さんが腰を上げて悶える。リリムの舌がよりはやくなり、
びしょびしょと音を立てて股間を舐めていた。膣内射精した僕の精液を舐め取るかのように。
「ああ……。ごめんなさい撫子……。お、お願いです、彼女にはもう何もしないで……」
「さて。どうしようかな」
うつ伏せに倒れていたフローラの肩をつかんで反転させ、仰向けにして顔を上に向かせる。
豊かな胸もぷるるんと震え、上を向いた。
フローラの乱れた金髪を撫でながら、天使の泣き顔をじっと見下ろす。
「お願いです。どうか、どうか撫子は許して……」
「言ったろ。お前が満足させたらな」
フローラの上に覆いかぶさり、ぎゅっと上から抱きしめる。柔らかい天使の肌を全身で感じ、
豊かな胸が弾力を持って僕の体を押し返した。汗で濡れてもなおサラサラで。
そうしてゆっくりと顔を近づけていく。フローラはもう抵抗しようともしなかった。
抱きしめられる女体もぐったりと脱力したまま。
ちゅっ、と抱きしめる天使にキス。上品な甘い味。フローラは涙を流す目を開いたまま受け入れた。
そのまま唇を吸い、全身を硬く抱きしめ、天使の全身をも味わう。
こうして裸を抱きしめてキスしているだけで、胸がカーッと熱くなる。萎えていた股間に見る見る血が集まるのを自覚した。
一旦口を離し、ちゅっちゅっとキスの雨。何度もキスしながら、横目で撫子さんを見る。
「んぅ……あんぅ……」
撫子さんは長い黒髪を揺らし、芝生の上で悶えていた。リリスが乳首をちゅうちゅうと吸い、リリムは股間を必死にしゃぶっている。
「……あっ……。嫌ぁ……」
微かに喘ぐ声がこっちまで聞こえていた。
フローラも同じ光景を見ているのだろう。涙を流し続けている。悪魔に辱められるよりも、
自分が巻き込んだ撫子さんが嬲られるのが悲しいのだ。そして己の無力を嘆く。
僕は強く強くフローラにキスし、頭を抱えて金色の髪を撫でていった。フローラは黙って僕のキスを受け入れる。
「ふー」
天使を抱きしめているうちに、すっかり熱くなった悪魔の体を離す。股間は再び硬さを取り戻していた。
その血の付いたままの肉棒をフローラの顔に突きつけ、
「舐めてきれいにしろ」
「……」
血にまみれた赤黒い肉棒を、フローラは涙目で見上げ、ゆっくりと顔を上げる。
そして何も言わずに、舌を伸ばしてちろちろと舐めだした。
「うおっ」
フローラの舌が肉棒に触れ、付着した血を舐め取るたびに、ビクビクと腰全体が勝手に動く。
「いいぞぉ」
見下ろすフローラの金色の髪を撫でながら、僕は快楽と、それ以上の征服感を感じていた。
処女を奪う以上に口でさせたほうが、女を屈服させたという想いが強くするのだ。
「口でくわえてみろ」
言われるまま、大きく口を開いて野太い悪魔の肉棒を天使が咥える。
フローラの口の中は狭くて暖かく、びしょびしょに濡れている。
「あー。いいぞ」
その感触は膣に挿入したときと同じかそれ以上の快感を肉棒に与えていた。
べっとりと舌が肉棒に絡み、筋を舐め、カチカチと当たる歯の感触すら心地良い。
「やめてぇ……。天使様にひどいことしないでぇ……」
自身も性的に嬲られながら、撫子さんがなおも哀願してくる。だがリリムと
リリスに愛撫され、ただむせび泣きながら悶えるしか出来ない。
「ふー」
たどたどしいが、だからこそ巧妙に感じるフェラチオに僕はすっかり満足していた。
フローラの口の中で肉棒がむくむくと大きくなり、圧迫していく。
「んっ」
たまらずに口から肉棒を吐き出すフローラ。唾液が肉棒の先端と天使の口を結んでいた。
「なんだ。もう終わりか?」
「い、いえ……」
「脚を拡げて見せろ」
このまま口でさせてもいいが、あとには撫子さんも控えている。フィニッシュといこう。
「はい……」
もはや言われるがままフローラは己の脚を開き、その中心部を晒してくれた。
金色の茂みの奥、
赤く艶かしく輝く秘所。ぐっしょりと濡れている。お尻は赤く腫れ、まだ血を流していた。
腰を割って肉棒を突きつける。フローラが口で肥大化させてくれた男根。血も舐め取ってくれたが、すぐにまた付くだろう。
「挿れるぞ」
「お願いです……。どうか撫子は助けてください」
処女を失う寸前まで案じるのは撫子さんか。なんて良い天使だろう。
その天使を無惨に陵辱するかと思うだけで、肉棒がビンビンに震える。
「いくぞ」
開かせた脚の太ももをつかみ、ぐっと腰を進める。豊かな金色の茂みに先端が触れ、
くすぐったい。
ぐにっ。
鋭い先端が茂みの奥へ分け入り、肉ヒダを左右に掻き分け、
「ひっ……!」
ずりゅっ! と一気に貫く。
「アアーッ!」
林に、悲痛な叫びが迸った。敗者の無惨な声。
「アアァ……! はううぅ!」
フローラの手が草むらを掻き毟る。先程のアナルへの挿入で痛みには慣れていただろう。
だが処女を奪われた衝撃に慣れるものではない。
「ああっ……あがぁ……」
ぐに、ぐにっと悪魔の野太い肉棒が、清楚な天使の処女を貫き、埋まっていく。
結合部からは鮮血が一筋流れていた。
「はっ……アァ、あうぅ……」
必死に耐えようとするが、美しい眉はきゅっと曲がり、顔は苦痛に喘ぐ。
その天使の顔を見ながら、僕は欲情が満たされるのを感じ、さらに昂ぶらせる。
もっとだ。もっと泣いて見せろ。
ぐりっ、と突き刺した肉棒で膣肉を抉るように腰を突く。
「ひいぃ……! あ、あう、あぐううぅ……!」
フローラの腰が跳ね上がり、そして落ちる。その動きもまた肉棒に刺激を与え、
股間から脳へと伝わってきた。
「ああぁ……。お、お願いですぅ……。撫子は、あの娘だけは……」
「天使様……ああ、天使様ぁ!」
フローラの哀願と撫子さんの悲痛な叫びが重なる。
処女を奪われながら、想うのはお互いの身の安全。麗しい女の友情じゃないかね。
「ひぐうぅ……!」
腰を突くたびにぱんぱんと肉と肉がぶつかる音がし、苦痛に呻く声がする。
そして処女肉を引き裂いた僕の肉棒は狭い膣で抽出を繰り返し、天使の胎内を存分に貪っていた。
「ああぁ……アアァ……! あうぅ……」
いつしか僕の腰に合わせてフローラも腰を振り、ギチギチとただでさえ狭い膣を締め、
肉棒にさらなる刺激と快感をもたらす。
「やめてぇ! もうやめてください!」
撫子さんの悲鳴が聞こえる。
「どうして! どうしてこんなひどいことができるんです! あんまりです!」
「あぁ……アアァ……」
幼馴染の少女の悲痛な叫びを耳に、体の下で泣きながらただ揺れるフローラを見下ろす。
涙を流し続ける瞳から徐々に光が消え、虚ろになりつつあった。
その虚ろな瞳と目が合った瞬間、ドクンと鼓動が胸の奥から高まり、
どくっ
膣内で射精していた。
「アアァ……こんな……ごめんなさい……」
呆然と呟くフローラの胎内に白濁液が迸り、溢れ、結合部から漏れ出す。
同時に僕の中に熱い魔力が流れ込んできた。フローラの魔力も奪ったのだ。
「ふー」
射精の爽快感と魔力を奪った充足感に満足しながら、肉棒を引き抜く。
どろっとこぼれる精液に混じって血が一筋流れていた。
「ごめんなさい……撫子……」
開いた脚から精液を垂れ流し、流れる涙が頬から草むらに落ちていく。
そのフローラの身が光に包まれた。
処女を失った天使は天界へと帰っていく。
「天使様ぁ!」
「ごめんなさい……」
最後まで撫子さんの身を案じながらも、フローラは光となって天へと昇っていく。
「あ、あぁ……」
光が消え去った空を見上げ、撫子さんはただ泣いていた。
相変わらず胸をリリス、股間をリリムが舐めているが、もうあまり気にしていない。
「もういいぞ二人とも」
のたのたと歩み寄りながら僕が命じると、二人とも名残惜しそうに撫子さんから口を離した。
リリムもリリスも口の周りは涎でべとべと。汚いなー。
「ご主人様、素敵ですー」
「魔法天使は〜、お空にぴゅ〜」
擦り寄る二人のピンクの髪を撫で、僕は倒れ付す撫子の側に膝を寄せた。
「天使は天界に帰ったぞ」
「うぅ……」
見下ろす撫子さんの瞳からはまだ涙が溢れ、芝生へとこぼれている。よくこんなにも泣けるものだ。
その美しい黒髪を摘み上げ、顔を無理矢理に挙げさせた。
「きゃあっ!」
髪を引っ張られる痛みに悲鳴が上がる。その口に大きな悪魔の口で触れた。
さっき撫子さんにも僕のちんこを舐めさせたが気にしない。
「いやっ!」
口が触れると同時に顔を横に向ける撫子さん。元気になってよかったよかった。
「まだまだ元気じゃないか」
僕は撫子さんの顔の前で舌なめずりし、
「これならまだ愉しめるな」
「あ、ああ……。そんな」
撫子さんの涙を流す目が、全身が、ガタガタと震え、
「嫌ぁ! もう嫌です! 許して! 助けて!」
そして撫子さんが助けを呼ぶのは、
「助けて大和くん! 大和くん!」
なぜか僕だった。今、悪魔になって撫子さんを犯す僕、千巻 大和。
ここで僕が正体を明かしたらどうなるだろう?
もしかしたら仲間になってくれるかもしれない。
でも−
「助けは来ない」
泣き叫ぶ撫子さんに僕は告げた。出来るだけ冷酷な声で。
「お前はここでずっと悪魔に犯されるんだ。ずっとな」
「嫌ぁ!」
掴み挙げた髪を離し、再び撫子さんを芝生の上に押し倒す。はだけた葵の着物に包まれた華奢な体に抱きつき、悪魔の力で抱きしめた。
「ひっ! 痛い、痛いぃ!」
ぎしぎしと背骨が鳴り、僕は少し力を弱めた。腕の中の暖かい体温、さらさらの肌に胸が高鳴る。
腕の中で哀れなほどに震える撫子さんを抱きしめ、僕は言う。
「これから、お前が妊娠するまで射精してやる」
「ひっ……!」
「楽しみだな。お前のこのお腹が大きく膨らんで悪魔の子を産むのが」
「嫌……嫌ぁ! 妊娠なんて、産むなんて嫌ぁ!」
「喜べよ。新しい命の誕生を」
「嫌アアアァァァーっ!」
叫ぶ撫子さんの脚を拡げさせ、僕はさっと腰を突き出す。
エンジェル☆フローラにたっぷりと射精したばかりなのに、僕の肉棒はもう勃起していた。
その勃起の先端で撫子さんの花弁を撫で、言葉を続ける。
「ほーら。これがお前の中に入って、妊娠させるんだぞ」
「嫌ぁ! 嫌あぁっ! 大和くん! 助けて大和くん!」
「妊娠妊娠妊娠妊娠妊娠妊娠妊娠妊娠妊娠妊妊娠妊娠妊娠妊娠妊娠娠妊娠妊娠妊娠」
妊娠と言い続けながら、僕はどすっと肉棒を突き刺す。撫子さんの膣に。
「嫌アアアアアアアアァァァァーッ!!!」
撫子さんの絶望の叫びが林にこだまし−
不意にその体が黒い闇に包まれた。
「ほう」
僕はすぐに肉棒を引き抜き、撫子さんの変化を観察する。
エンジェル☆ローラは言っていた。魔法少女は絶望すると、絶望の闇に囚われ、
魔法少女や魔法に関する記憶を全て失うと。
これがその『絶望の闇』なのだろう。
撫子さんを包んだ闇はすぐに消え去り。そこにはぐったりと倒れる撫子さんがいた。
以前と同じくはだけた着物の格好。見た目は何も変わっていない。
「リリム。ちょっと来い」
「はーい」
駆け寄るリリムのピンクのツインテールを掴むと、勃起したままのちんこの絡め、
どぴゅっ
しゅしゅっとこすって一発抜いてすっきり。
「いやーん」
ピンクの髪に掛けられたリリムはぶーとほっぺたを膨らませた。
「悪い悪い」
脱ぎ捨てたズボンを着ながら僕はリリムとリリスに言う。
「お前らは先に戻ってろ。帰ったらたっぷりしてやるから」
「はーい。おつかれさまでした」
「おーつーかーれー」
ぱたぱたと背中の小さな黒い羽を羽ばたかせ、飛んでいくリリムとリリス。
「よし」
僕は倒れたままの撫子さんを見下ろし、魔法の呪文を唱える。
「ピュリファイケーション」
まずは浄化の魔法。血や汗や精液、撫子さんの汚れが一瞬で消え去る。膣内射精されたばかりの精液も消せるので、避妊の魔法としても使えた。
「リカバー」
続いて最高位の回復魔法。傷が一瞬で治り、着物も元通り。
今の僕はここまで魔法が使えるようになっていた。魔法天使二人を犯したのが特に大きい。
「よしよし」
撫子さんが元通りになったのを確認し、僕は彼女を抱きかかえると、大きな黒い翼を広げて空に飛ぶ。
腕の中で、撫子さんはぐったりと気を失っていた。
日が傾き、夕日になる。その赤い光を受け、
「うぅん」
撫子さんがようやく目を覚ました。
「こんばんわ」
「ええっ!?」
びっくりして僕の膝から飛び上がる撫子さん。ベンチの上、僕(もちろん人間の姿)に膝枕されながら寝ていたのだ。
「や、大和くん!? どうして?」
訳が分からず混乱している撫子さん。そうだろう。
「ビックリしたよ。散歩してたら撫子さんが倒れてたんだもん」
僕の言葉に撫子さんは「うーん」と唸って考え込む。
「あれ? 私、家でお華の稽古してたのに……」
それで着物なのか。だがそこから先の記憶は無いらしく、しきりに「おかしいなあ」と呟いてる。
「大丈夫? どこも痛くない?」
僕の言葉に撫子さんは自分の体を見下ろす。着物から草履を履いた足まで。
「う、うん。大丈夫」
「そう。良かった」
本当に良かった。ぶっといモノを挿入された後遺症もないらしい。魔法って便利。
「ここ、どこ?」
夕日に照らされて赤くなった周囲を見回しながら撫子さんが訊ねてくる。
「湖の上公園」
山から撫子さんを抱えてここまで飛んで来たのだ。山の上公園は警察が立ち入って何かと騒がしい。
「そう……。あ、ありがとう」
不意ににっこりと爽やかな笑顔を向ける撫子さん。それから照れ臭そうに。
「でも良かった。見つけてくれたのが大和くんで」
「なんで?」
「だって……大和くんなら、安心だから」
「はは」
乾いた笑みで応える。
今の僕が悪魔で、撫子さんを犯して処女を奪ったなんて言ったら、どう思うだろうか。
「送ってくよ」
そして僕は撫子さんの手を取り、歩き出す。
「う、うん」
撫子さんも僕の手を握り、草履を履いた足で歩き出した。頬が赤いのは夕日のせいだろう。
赤い夕日が沈み、薄暗くなる街角。僕と撫子さんは黙々と歩き続け。
「大和くん」
先に撫子さんが口を開く。もう魔法少女じゃない普通の女の子。
「あの……約束、覚えてる?」
「約束?」
「うん。幼稚園の」
あっ、と僕はすぐに思い出した。
「覚えてるよ。撫子さんをお嫁さんにするって約束でしょ?」
やや下を向き、頷く撫子さん。
「妹からもね。同じこと言われたんだ」
「えっ?」
「お兄ちゃんのお嫁さんになるーって」
「そう」
くすっと撫子さんは微笑を浮かべる。妹のありさが本気で、僕が妹を抱いたと知ったらそう思うんだろうか。
「私ね……。今でもそう思ってるよ」
「えっ?」
手を握ったまま、撫子さんが立ち止まる。横を向くと、真摯な表情で撫子さんが僕を見つめていた。
泣いていた撫子さんも綺麗だったけど。薄闇の向こうの撫子さんは今まで見た中で一番綺麗で美しくて。
「好きです」
「は?」
つい間抜けな声を出してしまう。
「私、大和くんのことが好きです」
撫子さんの言葉を理解するのに、たっぷり時間がかかった。
混乱する僕に、撫子さんんが追い討ちをかける。
「私と、お付き合いしてください」
えええええぇぇぇえぇ!?????
そ、そそそそそ、そんなこと急に言われても!!!!!!!!?
「大和くん」
真剣な、美しい眼差しで、撫子さんが真っ直ぐ僕を見詰める。
えーと、えーと、えーと。
ど、どどどどどどど、どうしよう!!!!??????
「好き」
こ、こここここここ、こういう場合、どうすりゃいいの!!!!!!!?
が、がおー!
(つづく)
GJ ある意味急展開?
GJ!
まぁ天使に八つ当たりしたくもなる罠w
急展開ktkr!
撫子さんにwktk
やっぱり馬鹿だw
それに良い鬼畜ナマ
もう第9話かよ・・・
信じられない品質&スピードだ!
ナイトメアドリーム第十話
あたし、千巻 ありさ(せんかん ありさ)、小学6年生。正義の魔法少女マジカル☆アリサやってます。
そのきっかけは今年の四月。
友達の金城 智子(かねしろ ともこ)ちゃんと一緒に公園の前を歩いていたとき。
「ナイトメア☆リリム、ただいま参上」
いきなりの声。見上げると、ピンクの髪をツインテールにした女の人が滑り台に立っていた。
わー。なんだか悪の魔法少女って感じの女の子。あたしよりちょっと年上みたいだけど。
背中には小さな黒い羽が生えている。
「リリムの、小学生を襲っちゃおう作戦は始まったばかりなのですよ! そーれ、おいでませ触手さん」
その子が手をかざすと、にょろにょろと地面から何かがせり上がってくる。
「やーん。なにあれ」
思わず声に出して言ってしまう。
細長いにょろにょろした触手が幾つも絡み合ったような生き物。それが何体も公園に現れていた。
「そーれ、やっちゃいなさい!」
リリムが命令すると、触手がわらわらとやって来る。こっちに。
「智子ちゃん、逃げよう」
「う、うん」
あたしは智子ちゃんの手を引っ張ってすぐ逃げた。
智子ちゃんはおかっぱ頭にメガネをかけたおとなしくて優しい女の子。あたしの大事な友達。
「はぁはぁ」
公園から一直線に走って逃げる。あたしは平気だけど智子ちゃんはもう息が上がってた。
「がんばって」
リリムという女の人はもう見えなくなった。でも触手はまだまだ追いかけてくる。
「きゃっ!?」
と、智子ちゃんは転んじゃう。そこに、後ろから追いかけていた触手が一斉に飛び掛ってくるの!
「ダメ!」
その前にあたしは手を広げて立ちふさがった。智子ちゃんは大事な友達。
それに、あたしにはお兄ちゃんがいるんだもん!
無数に蠢く触手があたしの目前まで迫り−
「エンジェル☆ローラ、華麗に光臨」
きれいな声と共に周囲が白い光に包まれた。
「えっ?」
気が付くと、真っ白い空間にあたしはいた。
「死んじゃったの……?」
そんな。お兄ちゃんに会えなくなる。でも、お父さんとお母さんには会えるのかな?
「違いますよ」
くすっと笑うような声。さっきのきれいな声だ。
「だれなの?」
聞くと、目の前にすっごくきれいな女の子が現れたの。
金色の髪にすっごく白い肌の、美人な女の子。背中には小さな白い翼。
「天使……様?」
「私は魔法天使、エンジェル☆ローラ。今この世界は狙われています」
そしてローラと名乗った魔法天使は、あたしにとんでもない事を教えてくれた。
今この世界に魔界から百人の魔王の子供が侵略しに来てること。
その百人で一番功績を挙げた子供が次の魔王に選ばれること。
迷惑な話だよね。魔界で決めたらいいのに。
「ですが、天界はこの世界を見捨ててはいません」
だからローラちゃんたちが来たんだって。百人の魔法天使。
「ですが、あなたにも手を貸してほしいのです」
「え? あたし?」
「はい」
にっこりとローラちゃんが上品に微笑む。こっちが照れるような微笑。
「あなたには、その素質があります。何より人を思いやる優しい心が」
うーん。ちょっと考える。
お兄ちゃんは心配するだろうな。
でも。
何もしなかったら、お兄ちゃんも危ないんだ。
「やります」
あたしはすぐに覚悟を決めた。何よりお兄ちゃんのために。
「では」
ローラちゃんがあたしの手を握る。カッと熱いものが流れ込み、次に胸の奥からもっと熱いものが溢れてきた。
「なに……これ……」
熱に浮かされながら、あたしが聞くと、
「それがあなたの力。魔法の力です。自分を信じて」
「うん……」
そしてあたしは手を上げて叫ぶ。魔法の呪文を。
「マジカライズ!」
内側から光が溢れ……変化する!
そしてあたしは変身していた。
短い髪が長く伸び、ツインテールに結ばれた。ふわっと広がる緑のミニスカート。
そして手にはハートマークのバトン。
「さあ、お行きなさい。救いを求める人の下へ」
「はい!」
気が付くと、あたしは元の場所にいた。
前には触手の大群。後ろには倒れている智子ちゃん。
守らなくちゃ。あたしが!
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
くるくるとバトンを回し、あたしは呪文を唱える。魔法はもうあたしの中にあった。
「マジカル☆シュート!」
赤い光がバトンから放たれ、触手は一瞬で消し去っていく。
すごい! すごいよマジカル☆アリサ。
「わあ」
振り向くと、後ろでぽかんと智子ちゃんが口を開けていた。
「早く逃げて」
「で、でも……ありさちゃんが」
そっか。智子ちゃんにはあたしの正体が分からないんだ。
「ありさちゃんはあたしが助けたわ。だからあなたも早く」
「は、はい」
立ち上がり、よろよろと智子ちゃんは走って行く。
ごめんね。すぐに行くから。
「よーし」
あとはあのリリムとかいう悪い魔法少女だけ。
公園に行くと、リリムは「はーっはっは」と高笑いして、大きな胸を揺らしていた。
むー。小学生だから胸で負けるのは仕方ないよね。
それにしても許せない。あんな気持ち悪い触手で、小学生を襲うなんて。
怒りがあたしに力を与え、赤い光が全身を包む!
「マジカル☆スパーク!」
全身を包んだ赤い光が球となってリリムに飛び−
どっかーんと炸裂!!
「あーれー」
吹っ飛んでいくリリム。
「ふえーん。小学生なら大丈夫と思ったのにー。次は幼稚園児を襲うですよー」
お空の彼方に飛んで行き、ぴかーんと星になりリリム。悪い子は懲らしめられる運命なのよ。
バトンをくるくる回し、勝利の決めポーズ。
「マジカル☆」
ぱちっとウィンク。うん決まった。
「ありがとうローラちゃん」
どこかで見ているはずの天使のローラちゃんにお礼を言う。そうだ。智子ちゃんを安心させないと。
変身を解き、あたしはすぐに智子ちゃんの所に向かった。
「智子ちゃーん」
「あっ、ありさちゃん。良かった」
これが、あたしの魔法少女としての初仕事。初めての戦い。
ここから全てが始まったんだ。
でも。
正義の魔法少女は大変だよー。
悪魔に負けてエッチなことさんざんされたり。すっごく痛かったの。
その悪魔があたしのお兄ちゃんで、おまけにあのリリムを下僕にしてたり。
もう、お兄ちゃんたら、へんたいなんだから。
でもね。あたしはそんなお兄ちゃんが大好き。
だって、ありさはお兄ちゃんのお嫁さんになるんだもん!
月日が経つのは早いものでもう6月。
梅雨に入ってずっと雨だったけど、今日は久しぶりの良いお天気。
体育も校庭でかけっこです。
あたし走るのは得意。一番でダーッとゴールを駆け抜けた。
「いっちばーん」
後ろを見ると、一番後ろは智子ちゃん。
「智子ちゃんがんばれー」
せっせと走って智子ちゃんもゴールイン。一番最後に。
ハァハァと息を吐きながら、メガネをかけた顔であたしを見上げ、
「ありさちゃん、はやーい」
「へへー」
得意気に笑って見せる。運動はあたしの勝ちだけど、勉強は智子ちゃんの勝ちなんだよ。
「はーい。みんな集まって」
先生がクラスのみんなを集める。体育はもう終わり。どうして楽しい時間はすぐに過ぎちゃうんだろ。
「もうすぐプール開きがあります」
もうそんな時期なんだ。水泳も大好き。
お兄ちゃんもあたしのスクール水着姿が大好き。
「スクール水着の準備をしておくように。去年のスクール水着はもう小さくなってるかもしれませんので、お家に帰ったら、きちんと確認してください」
『はーい』
スクール水着か。去年のは着れるかな? あたしも背が伸びたし。
ちゃんと確認しておこっと。
「はーい。次の授業があります。教室に戻って」
チャイムが鳴って、体育は終わり。
「行こう、智子ちゃん」
「うん」
体育館にある更衣室で女子だけで着替えする。もう6年生だもんね。お兄ちゃんなら見られても平気だけど。
上着を脱いでると、
「あーりさちゃん」
後ろから抱きつかれた。
「きゃっ!」
「わー。胸大きくなった?」
友達の美奈ちゃんだ。あたしより短いショートヘアの女の子。後ろから胸を触ってくる。
「やーん、やめてよ」
すぐに手を離してくれるけど、
「だれか好きな人に揉んでもらったとか?」
そんなことを言ってくる。
「もー」
本当は美奈ちゃんの言うとおりかも。最近はお兄ちゃんに揉んでもらってるから。
それに……。
「きゃー」
「なに赤くなってるの? ははー。思い出してんでしょ」
「そんなんじゃないよー」
本当はそうだけど。
ああ、みんなにもあたしがお兄ちゃんと結ばれたって教えてあげたいよ。
「でも、ありさももうすぐブラだね」
と言う美奈ちゃんはもうブラジャーをしていた。クラスの半分ぐらいはブラジャーをしてるんじゃないかな。みんな早い。
「うーん。あたしはまだいいかな」
「えー」
と言われても。なんだか、お兄ちゃんはしないほうが好きみたいなんだもん。
口は開きながら着替えしてると、すぐに話題は移る。
「そうだ、聞いた?」
「何?」
美奈ちゃんはうふふと笑って、
「また出たんだって。トイレのおしっこ飲み」
「えー」
今この小学校には噂がある。
放課後の女子トイレでおしっこしてると、便器の奥から水のようにどろっとした手が伸びて、
「おしっこ飲ませろー」と言うんだって。
それでおしっこ飲ませると、手はすぐ引っ込んじゃうの。
単なる噂じゃなくて、実際に被害に遭った女子生徒もいるって話だけど。
「女の子だけ狙うなんてへんたいだよー」
その『おしっこ飲み』が狙うのは女子のおしっこだけ。へんたいさんだー。
「ねえ、智子ちゃん」
着替え終わった智子ちゃんに聞くと、
「う、うん」
妙に神妙な顔で頷く。メガネの奥の瞳は何か思いつめてるよう。
「どうしたの?」
「うん……。あの、四月に怪物が襲ってきたことあるじゃない」
そう。この小学校は四月に化け物に襲われ、休校になったことがある。
特に保健室なんか壁も壊されて、室内もメチャクチャになって。警察のパトカーも何台か壊されたんだって。
ひどいよね。誰だろう、そんなひどいことをしたのは。
「その怪物の仲間じゃないかって?」
美奈ちゃんが聞くと、智子ちゃんはうんうんと頷いた。
「大丈夫だよ。また化け物が出たら、正義の魔法少女がやっつけてくれるから」
ぐっと握り拳を作ってあたしはみんなに言う。そう。ここに正義の魔法少女がいるんだから。
「そう……だよね。魔法少女がいるんだし」
メガネをかけた目を逸らし、それでも智子ちゃんは考え込んでるようだった。
何か迷ってるようにも見えた。
着替えを終わって教室に向かうと、
「きゃっ」
階段の途中で智子ちゃんがこけた。考え事してたみたいで。
「いたーい」
「わっ。血が出てる」
膝をすりむいて血が出てる。痛そう。メガネの奥の目に涙が滲んでいた。
「保健室行こ。先生にはちょっと遅れるって言ってて」
あたしは智子ちゃんの手を握って、保健室に連れて行く。
四月の化け物騒ぎで壊れ、突貫工事で修理した保健室。そこだけ真新しい。
「松坂先生」
「はーい」
ドアを開けると、保険医の松坂 明美(まつざか あけみ)先生がいた。
すっごく美人で若い先生。茶色の髪を後ろで一本に束ねている。
「智子ちゃんがけこんで怪我したの」
あたしが説明して、智子ちゃんを前に出す。
「はい。そこ座って」
椅子に座った智子ちゃんの怪我した脚をきれいに消毒し、絆創膏を貼ってくれた。
「はい。これでいいわよ」
「ありがとうございます」
立ち上がる智子ちゃんはもうすっかり笑顔で。
「あ、ありさちゃん」
「はい」
「胸、出てきたんじゃない?」
もう。松坂先生まで。
「そろそろブラジャーに変えたら? 先生が一緒に行くから」
「いえ結構です」
家は八ヶ月前に両親が事故で死んで、お兄ちゃんと二人暮し。その事情を知ってるから、
松坂先生はいろいろと親切にしてくれる。
女の子にはいろいろとあるしね。お兄ちゃんには相談できないこともあるの。
あれとかあれとか。
でもブラジャーを買うんだったら、お兄ちゃんと一緒がいいな。
「ありさちゃんは、大和くんの妹さんだったわね。お兄さんは元気?」
いきなり松坂先生がお兄ちゃんの事を聞いてくる。
「せ、先生、お兄ちゃんを知ってるの?」
「ええ。この学校に赴任してきたとき、6年生だったから」
初耳。松坂先生は何か思い出したように、「ふふっ」と笑っている。
「お兄ちゃんは元気です。それじゃ」
急に不安になって、あたしは智子ちゃんの手を取って保健室を出て行った。
「また来てねー」
松坂先生の上機嫌な声が背中にかかる。
むー。
なんだろう。この不安な気持ちは。
放課後。
「ばいばーい」
さっさと帰る人に、まだおしゃべりしている人もいる。
あたしはランドセルに教科書を入れて、帰る準備をしていた。
1年生のときからずっと使っててもうボロボロの赤いランドセル。6年にもなると、
ランドセルを使ってる子はほとんどいないけど、あたしは卒業するまで使うつもり。
だって、お父さんとお母さんが残してくれた大事な物だから。
帰りはいつも校門までお兄ちゃんが迎えに来てくれる事になっている。
「あ、ありさちゃん」
智子ちゃんが遠慮がちに声をかけてきた。
「何?」
「あ、あの……。その。お、おトイレに……」
「うん。一緒に行こう」
ニコッと微笑んで、あたしは智子ちゃんの手を取った。
トイレにお化けが出る噂があるんだもん。一人は怖いよね。
教室にランドセルを置き、智子ちゃんもバッグを置いて、トイレへと。
「ごめんね」
「いいの。友達じゃない」
智子ちゃんと一緒に女子トイレに入っていく。ここまで来たら、あたしもしたくなっちゃった。
「じゃあね」
「う、うん」
不安そうな顔の智子ちゃんと別々の個室へ。さすがにここまで一緒には入れない。
お兄ちゃんならトイレも一緒でいいけど。
じゃー
「ふー」
あー、おしっこ出るとすっきりしちゃうのはどうしてだろう。じゃーとおしっこするが気持ちいい。
お兄ちゃんにエッチなことしてもらうのはもっと気持ちいいけど。
にゅろん。
何かがあたしのお尻を撫でる。そうそう、お兄ちゃんもこんな感じ……
「ええっ!?」
びっくりして、声を出そうとして……ぬるっとした半透明の手があたしの手を塞いだ。
「もがが」
「ふー。やはり女子小学生のおしっこは美味じゃのう」
便器の奥に何かが潜み、あたしのおしっこを飲んでいる!
「もがが」
その『何か』が便器から半透明の手をにゅるーと伸ばして、口を塞いでる。
やーん、なんか汚い。
じゃーと出るあたしのおしっこを飲み干し、そいつが便器からにょろにょろと這い出てきた。
最初は細長い水の棒みたいだったけど、にゅるにゅるとあたしの目前で蠢き、
人の形になった。水で構成された半透明の化け物。
「ナイトメア☆ドロイド、どろっと参上」
口の無い水の顔でそいつはそう名乗った。目も耳も鼻も無い。
やっぱりリリムちゃんやリリスちゃんと同じ、魔王の百人の子供の一人なんだろうか。
「もがが」
相変わらず水の手で塞がれ、声が出ない。鼻は塞がれてないから息は出来るけど、
これじゃ変身も出来ないよー。
「ふふふ。おしっこのお礼に、お前に気持ち良いことをしてやろう」
水の体からにょろーんと幾本もの水の手が生えてくる。やーん、気持ち悪い。
その水の手が、あたしの服のボタンを外そうとするの!
「もがー! もががー!」
だめー! あたしに触っていいのはお兄ちゃんだけなんだから!
「もがー! もががー!」
脚を上げて蹴飛ばしてやったけど、脚が水の体を通り抜け水しぶきが飛ぶだけ。
「なかなか元気な娘じゃないか。どんな味か愉しみだぞ」
口の無い水の化け物、ドロイドが嫌らしく言う。でもどうやって声を出してるんだろう。
不思議。でも、この怪物の父親は魔王だけど、母親はどんな魔物なんだろう。
リリムちゃんが、魔王の百人の子供は、百人とも母親が違うと言っていた。
「もががー!」
とかやってるうちに、ボタンが外されちゃう! いやー!
「ま、待ちなさい!」
そこにかかる声。ドアがばーんと開いて、黒いリボンがドロイドを包む!
「ぐぐっ」
リボンが水の腕を全て切断し、あたしを解放してくれる。ホッとしたあたしが見たのは。
「マジカル☆トモコ、おとなしく行きます」
トイレにすっと立つ魔法少女。あたしもはじめて見る人だった。
年齢はあたしと同じくらい。黒い艶々したおかっぱの髪に大きな赤いリボン。おとなしそうな可愛い顔。
ひらひらフリルのいっぱお付いた黒いドレス。ゴスロリ調て言うのかな。そんな感じ。
手に持った黒いリボンが長く伸び、ドロイドの水の体をぐるっと包んでいた。
でも中から膨れ上がってて、今にも溢れそう。
あれ? でもこの子、どこかで見たような……。
「だ、大丈夫?」
震える声で、それでもしっかりとマジカル☆トモコは聞いてくる。
「うん。大丈夫」
答えながらあたしは気付いた。マジカル☆トモコは智子ちゃんにそっくりなんだ。
メガネを外して同じ格好させたら本当にそっくりだろう。世の中には似た人がいるんだね。
すっごい偶然。
あっ、そういえば智子ちゃんはどうしたんだろう。確か隣にいたはず。
「早く逃げて」
リボンで必死にドロイドを押さえ込みながら、トモコがあたしに呼びかける。
本当に智子ちゃんそっくり。声まで同じ。
「待って。智子ちゃんが、友達がまだいるの」
「そ、その子ならもう助けたから」
そっか。それなら安心だね。
「ありがとう」
お礼を言ってあたしはトイレから走って出て行く。もちろん逃げるためじゃない。
背後では、リボンの隙間から水が溢れ出し、ドロイドが今にも逃げ出そうとしていた。
待っててね、マジカル☆トモコ。
廊下に飛び出すと、周囲に誰も居ないのを確認し、手を挙げて呪文を唱える。
「マジカライズ」
しゃらーんと魔法の赤い光があたしを包み、髪が伸びてツインテールになる。
魔法のコスチュームになって、手には魔法のバトン。玩具会社の人が子供用のバトン玩具を鋭意製作中。
よし。
さっと変身したあたしはすぐトイレに戻る。そこでは、
「きゃあっ!」
トモコのリボンが破られ、ドロイドがその水の体を出したところだった。
「マジカル☆シュート」
そこにすかさずあたしが魔法で攻撃。赤い光がドロイドに命中し、水の体の表面をじゅーと蒸発させた。
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
くるくるバトンを回して名乗ると、二人目の魔法少女にドロイドはさすがに怯んだ様子。
「きゃー! アリサちゃんだー!」
そしてマジカル☆トモコは瞳をキラキラ輝かせている。
「あ、あの。私、マジカル☆アリサのファンなんです!」
「あ、どうも」
ファンと言われて、つい手を握ってしまう。
「きゃー!」
あたしと握手して、トモコちゃんは本当に嬉しそう。いや、でも、同じ魔法少女なんだし。
「これからよろしく! さあ、一緒にナイトメア☆ドロイドをやっつけましょう、
マジカル☆トモコ」
「はい。マジカル☆アリサ!」
あたしがバトンを構えると、トモコちゃんも一緒にリボンを向ける。
いいなぁ。仲間って。
「げげっ」
トイレの奥まで後ずさりしたドロイド。二人の魔法少女にあきらかに動揺しているみたい。
顔なんてないから感情は分かりにくいけどね。
「女の子のおしっこを飲むなんて、いけないへんたいさん。今日こそ正義の魔法少女が
おしおきだよ。八つ裂きにして、内蔵引っ張り出して、目玉えぐってやるんだから」
「げげ」
あたしの言葉に、やっぱりドロイドは怯えたみたい。内臓や目なんてあるのかな。
「あ、あのー。いつもそんな感じなんですか?」
なぜだかトモコちゃんも怯えているような。おそるおそる聞いてくる。
「へんたいさんは嫌いだから。いつもはこんなんじゃないよ」
お兄ちゃんならいいけどね。お兄ちゃん以外のへんたいさんは皆殺し♪
「さあ。観念なさい」
「ぐぐ」
トイレの奥までドロイドを追い詰める。さあ、とどめはどうしよう。
水の体にバトンを突っ込んでぐるぐるかき混ぜてやろうかな。
なんてあたしが考えてると、ドロイドが背中の窓を水の手でさっと開ける。
そして、
「あっ」「逃げた」
あたしとトモコちゃんが駆け寄るよりも早く、窓から飛び降りちゃう。ここは3階だけど、水の体なら関係ない。
ドロイドが開けた窓から下を覗くと、水のかたまりがプールの方向にうにょうにょと這いずっていた。
幸いなことに生徒や先生の姿はない。
「待ちなさーい」
あたしも窓から飛び降り、ひゅっと風を切って3階の高さから着地。魔法少女に
変身したら、運動能力もすっごく良くなるの。
あれ? でもトモコちゃんが来ない。
「上を見上げると、3階の窓からこっちを見下ろすトモコちゃんと目が合った。
とっても青ざめた顔をしている。
「トモコちゃんも追いでよー。魔法少女ならこれぐらい平気だから」
「でも……」
「大丈夫」
手を広げてあたしはトモコちゃんを待ち構える。
なんだか友達の智子ちゃんと怖がりの性格まで同じ。
「早くしないと、逃げられちゃうよー」
「ご、ごめんなさいー。やっぱり怖いー」
窓から顔を引っ込めちゃうトモコちゃん。あらら。
少し待ってたら、裏口のほうからトモコちゃんが走ってきた。階段を走って降りてきたみたい。
「ごめんなさいぃ……」
今にも泣き出しそうなトモコちゃんに、あたしはくすっと笑ってみせる。
「いいよ。慣れてないうちは、仕方ないし。それより早く追いかけなきゃ」
「は、はい!」
トモコちゃんと一緒にプールへと走っていく。
びゅーん。魔法少女に変身するとすっごく早く走れる。トモコちゃんも早く走れるのが嬉しいらしくて、笑顔になっていた。
金網のフェンスを飛び越え、プールの側に降り立つ。今度はトモコちゃんも一緒にジャンプした。
「上手、上手」
「えへへ」
言葉を交わしながら、油断なく周囲を観察。
プール開きを間近に控え、水がいっぱいのプール。しーんと静まり返っていて誰も居ない。
あのナイトメア☆ドロイドの姿もなかった。
「気を付けて」
「はい」
姿は見えないけど、このどこかにいるはず。慎重に、慎重にあたしとトモコちゃんはプールへと近付き−
急にそのプールの水全体が持ち上がり、大きな波のように被さって来た!
ざっぱーん
「きゃああっ!」
耳に聞こえてきた悲鳴はあたしかトモコちゃんのものか。気が付けば、水の中にあたしはいた。プールの中に引きずり込まれた!?
「もががー」
口の中に水が入ってくる。苦しい。もがいてみるけど、ちっとも進まなかった。
水泳は得意なのに。変だよ。この水、普通じゃない。
見ると、トモコちゃんも同じように水の中に閉じ込められていた。苦しそうにもがいているけど、あっちも動けないみたい。
「ふふふ。我が体内へようこそ」
どこからともなく声が聞こえてきた。ドロイドの声。
「もがー。もががー」
どこ? どこにいるの?
「お前たちはもはや我が体の中。決して逃さぬ」
声は直接頭の中に響いてくるみたいで。
まさか!?
プールの水全部がドロイドになっちゃったの? するとここはプールの中?
「もががー」
ああ、息が苦しい……。なんだか、頭がボーッとしてきちゃった。
お兄ちゃん……
「おっと。気絶したら面白くない」
ごぼっと急に顔が水の外に出る。顔だけプールの上に出されたんだ。
「がはっ。ごほごほ」
水を吐き出して、精一杯空気を吸う。はー、空気ってこんなにおいしいんだ。
トモコちゃんも同じように顔を出して、息を吸っていた。よかった。でも体はまだプールの水の中。
そしてコンクリートに固められたように体は動かない。これじゃバトンも使えないよ。
うーん、うーん。
力を入れてみたけど、やっぱりダメ。少しも動けない。
「トモコちゃん大丈夫?」
「は、はい……。けど、動けないの」
やっぱりトモコちゃんも動けないみたい。
「ど、どうしよう?」
涙目になってトモコちゃんが聞いてくる。そんなことあたしに言われても。
でも、何か考えないと……。
ぷるん
「きゃああっ!」
お尻を撫でられたような感触につい悲鳴が出ちゃう。ううん、撫でられたんだ。
水の中に半透明の『手』が何本も現れている。手は自在に水の中を移動し。
あたしのお尻を撫で、胸まで触ってきた。
「や、やだ。やめてよ」
むにむにと小さなおっぱいが揉まれ、むず痒い感触がしちゃう。やだ、お兄ちゃん以外にこんな……。
「きゃああっ! やだ、やめて! やめてください!」
見れば、マジカル☆トモコにも手が群がり、黒いドレスの上からべたべた触っている。
トモコちゃんはもう目から涙を流し、ふるふるとおかっぱの髪を振っていた。
「いやぁ! ママ! ママァ!」
トモコちゃんの胸が触られ、長いスカートの中まで手が潜り込み、白いパンツの上から股間をまさぐる。
「やんっ!」
あたしのスカートも水の中でたくしあげられ、同じようにパンツの上から手が触ってきた。
「きゃああっ! やだ、やだやだっ!」
お兄ちゃんに触られたときを思い出す。違う! お兄ちゃんはもっと気持ちよかったもん。
「やぁ……いやぁ……!」
水の中で、もみもみと胸を揉まれ、パンツの上から股間を撫でられているうちに、
頬が熱くなった。
感じてるの? あたし。お兄ちゃん以外にされて。
「やめて! 許して! ママァ! 助けて!」
泣き叫ぶトモコちゃんの声がぼんやりと聞こえる。ごめんね。助けられなくて。
トモコちゃんのドレスの下のパンツが脱がされ、股間をまさぐる水の手が細長い形になった。
「えっ?」
見下ろすと、あたしもパンツを脱がされ、手が細長い形に変形する。
これ……お兄ちゃんの股間に付いてるのと同じ……。
ちんこ!
水の手がちんこの形になって、あたしとトモコちゃんの股間に突き刺さろうとしてるんだ!
「くくくっ。そーら、挿れてやるぞ」
ドロイドの哄笑が聞こえてくる。今やこのプールの水全てがドロイドの体。
あたしとトモコちゃんはその水の体の中で弄ばれ……エッチなことされてるんだ。
「やああっ! やめてください! お願いだから、もう許して!」
おかっぱの髪を振り乱し、トモコちゃんが泣きながら懇願する。
でもあたしは知ってる。決してやめてくれないことを。
「お兄ちゃん……」
股間に硬いモノの感触がする。水のちんこが入ってこようとしてるんだ。
「きゃああああああぁぁぁーっ!」
トモコちゃんも同じ感触をしてるんだろう。必死に叫んでいた。
「お兄ちゃん……!」
そしてあたしが想うのはお兄ちゃんのことだけ。
悪魔でへんたいで、でもあたしのお兄ちゃん。
「お兄ちゃん!」
強く想う。あたしを抱いていいのは、お兄ちゃんだけなんだから。
動けないなら……!
あたしは動けないままで、体内に向けて魔力を凝縮していく。
赤い魔力の光があたしを包み、じゅっと水のちんこや手が蒸発していく。
そしてあたしを拘束するプールの水そのものも。
「マジカル☆スパーク!」
ゼロ距離でのマジカル☆スパーク!
どっか〜ん
「きゃ〜!」
爆発音、そしてトモコちゃんの悲鳴。
「はぁ、はぁ」
息をつきながら、あたしはプールの底に膝を付いた。水はもうほとんど吹き飛んでいた。
「トモコちゃん!」
すぐ横で、赤い顔でトモコちゃんが倒れていた。目には涙。
「大丈夫!?」
「う、うん……」
すぐに立ち上がるトモコちゃん。そして涙を拭いた。
そうだ。あたしたちは正義の魔法少女。泣いてる場合じゃない。
「げ、げげっ……」
プールの底の中央、わずかに残った水溜り。その水溜りが人の形になった。
ナイトメア☆ドロイドの本体。
「トモコちゃん!」
「うん。マジカル☆リボン」
しゅっとトモコちゃんの手から黒いリボンが伸び、ドロイドを包み込んで拘束。
「今度は逃がさないわ!」
エッチなことされて、トモコちゃんも怒ってるようだ。はー、本当にやばかった。
黒いリボンにぎゅーんと魔力が流れていく。
「マジカル☆リボン・ファイナルフラワー!」
ドロイドを拘束したままリボンが持ち上がり、ぱっと花びらの形になる。
そしてドロイドを黄色い光の花が包んだ。
「マジカル☆シュート」
同時にあたしもバトンから赤い光を放射。
「ぎゃー!」
黄色い花の光と赤い光がドロイドの水の体を包み、どたっとプールの底に倒れる。
そして、ナイトメア☆ドロイドの水のかたまりのような体のが黒い闇になり、
風に流されていった。
そっか。魔物は死んだらこうなるんだ。死体も残さないで闇になって消え去る。
リリムちゃんやリリスちゃんも死んだから、こうなっちゃうのかな。お兄ちゃんにべたべたくっつくあの二人をぶち殺すのが、今から楽しみ。
「やったね。マジカル☆トモコ」
「はい。ありがとう、マジカル☆トモコ」
ニコッと微笑みあい、トモコちゃんとそっと手を握る。ちょっとやばかったけど、
なんとか勝てた。それも二人が力を合わせたから。
「ね。あれやろうよ」
「あれ?」
「うん。あれ」
「は、はい!」
嬉しそうな顔で頷くトモコちゃん。
あたしはバトンを、トモコちゃんはリボンをくるくる回し、
「「マジカル☆」」
ぱちっと二人同時にウィンク。誰も見てないけど、お約束ってことで。
それからトモコちゃんと顔を見合わせ、クスッと笑う。
なんだか不思議。トモコちゃんとはずっと前から友達みたい。
あっ、いけない。お兄ちゃんが迎えに来るんだ。
「ごめん、あたしこれで」
さっと飛び上がり、プールから出て走っていく。
「あ、あの……。ありがとう、アリサちゃん!」
後ろからトモコちゃんの声が聞こえてきた。
また一緒に頑張ろうね。マジカル☆トモコ。
裏庭で変身を解いてほっと一息。
教室に戻る途中で智子ちゃんと会った。
「あっ。智子ちゃん」
たたっと駆け寄り、手を繋ぐ。なんだかマジカル☆トモコと同じ感触。
「大丈夫だった? さっきね、トイレで化け物に襲われて、魔法少女のマジカル☆トモコに助けてもらったの」
「う、うん。あたしもね。マジカル☆トモコに助けてもらったの」
「そうなんだ。よかった」
「あ、でもそのあとね。今度は、マジカル☆アリサにも助けてもらったの」
「へー。すごいじゃない」
と言いながら、あたしは内心『あれ? 智子ちゃん助けたっけ?』と首を傾げていた。
まあ、いいや。
「行こう」
教室に戻って、ランドセルを背負うと、
「それじゃあ、また明日。ばいばーい」
「うん。ばいばい」
智子ちゃんと別れて、校門へ走っていく。
「お兄ちゃーん」
校門ではやっぱりお兄ちゃんが待ってていた。
「あっ!」
でももう一人。お兄ちゃんの横に、長い黒髪の女の人がいた。
お兄ちゃんと小さいときから友達の撫子お姉ちゃん。優しくて美人であたしも好きだけど。
最近はすっごくお兄ちゃんと仲が良い。こうして二人で並んじゃって。
「お兄ちゃーん。とう」
と、あたしは走りながらジャンプして、
「ありさちゃんキーック!」
飛び蹴りを繰り出す。撫子お姉ちゃんの顔面に。
めきっ
見事に撫子お姉ちゃんのきれいな顔に蹴りが命中。あたしが着地すると同時に、
鼻血を出しながらぶっ倒れた。いい気味。
「な、撫子さーん!? こらありさ! いきなりなにするんだ!」
「いいから、いいから」
「よくなーい!」
というお兄ちゃんの腕を引っ張って、あたしは学校を後にする。
「ご、ごめんね撫子さん。あとでちゃんと叱っておくから」
ふーんだ。お兄ちゃんとべたべたする撫子おねえちゃんが悪いんだよ。
撫子お姉ちゃんは鼻血を出しながら、よろよろと立ち上がり、手を振っていた。
べーだ。
「こらー!」
家に帰るや早々、お兄ちゃんはこつんとあたしの頭を小突く。軽く。
「あーん。お兄ちゃんがぶったー」
「いきなり撫子さんを蹴るからだろ!」
「なによ、最近は撫子お姉ちゃんといちゃいちゃしちゃって。付き合ってるの?」
「う……!」
びくんっとお兄ちゃんが震える。
「ああっ! そうなんだ!」
「それはともかく。蹴っちゃだめ」
「うん。これからは包丁で刺す!」
「包丁も駄目!」
「じゃあ、金属バットで殴る!」
「金属バットも駄目ー!」
言い合うあたしとお兄ちゃんを、リリムちゃんとリリスちゃんがニコニコ笑顔で見ていた。
ふーんだ。あなたたちもそのうち刺してやる。
そんなこんなで自分の部屋に。
「あ、そうだ」
スクール水着を引っ張り出して着てみる。用意しておかなきゃ。
「やっぱり小さくなってる」
本当はあたしが大きくなったんだけど。
着られないことはないけど、あちこちきつい。特に胸。去年より成長したってことかな。
「お兄ちゃん」
スクール水着を着たまま、お兄ちゃんの部屋に。
「こ、こら、ノックぐらいしろ」
「あーっ」
お兄ちゃんは全裸で部屋の中央に立っていた。ベッドにはリリムちゃんとリリスちゃん。
やっぱり二人とも全裸。
「またエッチなことしようとして!」
「て、なんだその格好は!?」
「あ、これ?」
くるんと一回転して、
「もうすぐプール開きだから、スクール水着の準備だよ」
言いながら上目遣いで甘えた視線をお兄ちゃんに送る。甘えんぼビーム。
「でも小さくなっちゃった。見て見て。乳首がこんなにくっきり」
「う、うん。新しいの買おうな」
ごくっと唾を飲み込んで、お兄ちゃんが胸元を覗き込んでくる。
もう本当にへんたいなんだから。でも大好き。
「お兄ちゃん」
あたしは裸のお兄ちゃんに飛びつき、首に手を回して、
「大好き」
ちゅっとキス。お兄ちゃんもあたしを受け止めてくれる。
「今日は去年のスクール水着でしよ。破いてもいいよ」
こくこくと頷き、お兄ちゃんはあたしを抱っこしてくれた。へへ。
リリムちゃんとリリスちゃんがぶーと口を尖らせるが無視。お兄ちゃんはあたしが一番なんだから。
「お兄ちゃん」
大好き。
でも、マジカル☆トモコちゃんのことは秘密。教えたら、すぐエッチなことしそうだもん。
それにしても、マジカル☆トモコちゃんの正体は誰なんだろう?
(つづく)
>>183 GJですた!
もうドキのムネムネがとまらなくなっちまったぜ
> ふーんだ。あなたたちもそのうち刺してやる。
先生、もう手遅れです(ヤンデレ的に)
GJ!
松坂先生は怪しいなw
おにいちゃんどいて!そいつ殺せない!
ヤマトの精液注ぎ込まれて、妹は黒魔法少女化しつつあるのか?
主人公、撫子とはもうヤったんだろうか?
200 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 16:50:44 ID:aM0sLH6j
>>199 それがこれからの軸になりそうだな。
とにかく手の汗を拭いて待ちませう。
俺も作品書かなきゃwwww
何やってんだ?俺はwwwww
エロゲ化まだー?
俺も書かなきゃいけないのにかれこれ一ヶ月も濡れ場で止まっている。
ドリーム凄いからいいもの仕上げようと思ったけど、
最近はもう飲まれちゃってる。
ナイトメアドリーム第十一話
金城 智子(小学6年生)は魔法少女マジカル☆トモコである。
魔法天使エンジェル☆アクアの手によって魔法少女になった智子ちゃんは、
今日も悪と戦い続けるのだ。
「ただいま〜」
その日、智子は上機嫌で家に帰ってきた。
メガネにおかっぱのおとなしそうな女の子。今日はとってもいいことがあったらしく、
軽い足取りで自分の部屋へと入っていく。
バッグを降ろすと、椅子に座り、にへへとつい顔が緩む。
と、部屋の押し入れのふすまが開き、「ふわ〜」と大きなあくび。
「あ、智子ちゃん。おはよう」
「おはよう、じゃないよ〜。もう学校終わっちゃったよ」
「ごめんごめん」
押し入れの上の段の布団で寝ていた女の子が、すたっと降り立つ。
見た目の年齢は智子ちゃんよりちょっと上ぐらい。中学1年生といったところでしょうか。
青みがかった黒髪は智子と同じようなおかっぱ頭、前髪もきっちりと切り揃え、
撫でると気持ちよさそう。
大きな瞳は爛々と輝き、小柄で華奢な体をスクール水着のような服で包んでいる。
背中にはなぜか亀の甲羅を背負い、その甲羅からは白い翼が出ている。背中から生えた翼が甲羅の通し穴から出ているらしい。
少女の名はエンジェル☆アクア。智子を魔法少女にした張本人。つい一週間前ばかりの話である。
それ以来、アクアはこの押し入れの中に居候していた、
「もう。今日は大変だったんだから」
「え? 何かあったの?」
きょとんと聞き返すアクア。ベッドに腰掛けると、ずしっと布団が沈む。甲羅の重みだろうか。
「うん。学校でね、ナイトメア☆ドロイドと戦ったんだよ」
そのときを思い出し、ぽわわんと智子の瞳が夢心地になる。
「あのね、それでね。マジカル☆アリサと一緒に戦ったの!」
おとなしい智子にしては珍しく、興奮した様子で拳まで握って。
「そっかー。ごめんね寝てて」
マジカル☆トモコのピンチに魔法天使が現れなかったのはこれが原因。寝てた。
「うん、大変だったんだよ」
プールで閉じ込められ、水の手で胸やあそこをぺたぺた触られたときを思い出し、
ぶるっと智子は身震い。
「でもでも、アリサちゃんと一緒に頑張って勝ったの!」
「そう。偉い偉い」
立ち上がり、アクアは智子のおかっぱの頭をよしよしと撫でてやる。
「マジカル☆アリサはね。とっても可愛くて強かったよ」
頭を撫でられながら、アリサの姿を思い出し、智子はさらに瞳を輝かせる。
キラキラと。でも。
「なんだか、マジカル☆アリサはありさちゃんにそっくりだった」
友達の千巻 ありさちゃん。髪を伸ばしてツインテールにして、同じ衣装を着せれば、
マジカル☆アリサと全く同じ。すごい偶然。
窓の外を見上げ、ぼんやりと智子は呟く。
「でも、マジカル☆アリサの正体は誰なんだろう?」
その日の夜。
千巻家では、兄の部屋にみんな集まり−
「はああぁんっ! お兄ちゃん! お兄ちゃん!!」
しきりにお兄ちゃんと呼び続ける妹のありさに、兄の大和はガンガンと腰を叩き付け、
幼い膣に突っ込んだ肉棒をかきまぜる。じゅくじゅくと淫らな音が響いた。
ありさが身に付けていたちょっと小さなスクール水着はあちこちが破られている。
特に胸と股間が大きく裂かれ、淡い胸はよだれまみれで乳首は勃ち、股間は兄のモノをしっかりと受け止めていた。
まだ小学6年生だというのに、兄の手によりありさはすっかり開発されていた。
その自らが開発した青い肢体を、大和は存分に貪っていく。
「ありさ! はぁ、ありさ!」
スクール水着を破いてのプレイにいつも以上に興奮し、大和は腰を振り、ベッドの上の妹を揺さぶっていく。
「ああぁん! いい! いいよぉ! お兄ちゃん! お兄ちゃん! お兄ちゃん!」
肉の欲求を存分に肉親にぶつけ、絡み合う兄と妹を、リリスとリリムの姉妹が、
これまた床の上で裸で絡み合いながら見ていた。
二人とも、大和がなかなか相手してくれないから、お互いで慰め合うことにしたらしい。
姉妹のピンクの髪が絡み合い、豊かな乳房が合わさり、パンパンと肉がぶつかる音が響いた。
頬を染めて裸で抱き合い、大和とありさの近親の情事をしっかりと瞼に刻む。
「うううぅん! お兄ちゃん! ありさ、もう! もうだめっ!」
「ああっ。いっしょに行くぞ」
どくん
もう今日何発目か数えるのも忘れた射精。どくどくと幼い子宮を精液が満たし、
細い太ももにこぼれていく。
「はぁ」
すっかり満足しきった声を出し、ぐったりとありさはベッドに沈み込む。
ずるっと肉棒がこぼれ落ち、絶頂の余韻に心地よく浸りながら、夢心地に眠りに入っていた。
その妹を見下ろしながら、大和はふーと息を吐く。
だがまだだ。体の奥から新たな欲情が沸きあがる。妹に散々中出ししながら、
大和はまだ性欲を満足させていない。
高校一年生の盛り真っ最中ということもあるが、悪魔になって以来、性欲も増大しているようで。
本人もそれは自覚しているが、沸きあがる欲情をとめられない。今は妹だけでなく、
美しい下僕が二人もいるのだから。
ベッドから降りると、床で抱き合うリリスとリリムに向かう。二人同時に抱きしめた。
「きゃっ」「やーん」
すりすりと二人のピンクの髪に埋まり、ちゅっちゅっとキスの雨。
大和の性欲が収まるまでまだまだ掛かりそうだった。
床で抱き合う三人に気付かず、ありさはくーと早速寝息を立てている。
今日はもう起きそうもない。
だから今夜起こることに気付かなかった。
その日、昼間は快晴だったが、夜になると暗雲が立ち込めていた。
6月の梅雨の時期。星空も月も見えない夜空の下で。
「がおーん」
一匹の狼が吠えていた。いや、顔こそ狼のそれだが、しっかりと二本の脚で立っている。
狼男。人が見れば真っ先にそう思うだろう。
ふさふさの銀の毛並みに、大きな口に並んだ鋭い牙。まさに絵本で見るような狼男の姿そのものだった。
唯一違うのは、背中に生えた蝙蝠のような小さな羽。
「ナイトメア☆ワイツ、わおーんと参上」
ワイツと名乗った狼男が吠える。もっともその声を聞く者は誰もいなかった。
誰も居ない夜の河川敷。さらさらと川の流れる音だけが聞こえる。
「がおーん」
構わずに吠えると、河川敷の地面からもこもこと何かが盛り上がってくる。
夜闇に輝く赤い瞳。ワイツと同じ銀色の毛並み。大きさは虎や獅子ほどもある。
それは魔の力を秘めた犬。狼にも見えるが犬。魔犬である。
そして自らが召還した魔犬に、ワイツは命じた。
「さあ。人間どもをたらふく食おうぜ」
「智子ちゃん、智子ちゃん」
寝ている智子を、揺り起こす手。まだ眠りに入ったばかりの智子はすぐに目を開けた。
「なーに? アクアちゃん」
起き上がりメガネをかける。パジャマ姿の智子に、アクアは真剣な声で告げた。
「魔物よ」
「えっ!?」
眠気がすぐに吹き飛んだ。暗くてアクアの表情は見えないけど、真剣な雰囲気が伝わってくる。
「変身よ」
「う、うん」
そしてパジャマのまま、智子は手を挙げ、
「マジカライズ」
呪文を唱えると、青い光が智子を包む。
メガネが消え、おかっぱの髪を赤いリボンが飾り、パジャマはゴスロリ風の黒いドレスに変わっていた。
「行くわよ」
「う、うん」
緊張した面持ちで頷くマジカル☆トモコ。変身すると暗闇の中でもはっきり目が見え、
アクアの真剣な表情も見えた。
魔法少女は夜に戦う場合も多い。暗視は必須能力だ。もちろん天使も同様。
窓を開けて、さっと外に出るアクアのあとをトモコも続いていく。きちんと窓を閉め、小声で呟いた。
「ちょっと、行って来ます」
それはまだ起きているはずの両親への言葉。智子に兄弟はおらず、一人っ子。
魔法少女しているなんて知ったら心配するに決まってる。だから両親には秘密にしていた。アクアのことも。
内心罪悪感を感じながらも、トモコは先を行くアクアの後に続いて走っていく。
今は街を守らなきゃ。
向かった先は河川敷だった。
その土手を、今にも大きな犬の群れが駆け上がっていくのが見える。
「行かせない」
魔犬の群れを見かけ、すぐさまアクアがその前方に立ちふさがる。
「あ、あんな大きい……」
一方のトモコははじめて見る魔犬に脚がすくんでいた。普通の犬だって怖いのだ。
爛々と赤い瞳を輝かせ「ぐるる」と唸る虎や獅子ほどの大きさもある魔犬。
それがたくさん。怖がりのトモコが怯えるのも無理は無い。まだ小学6年生。
「トモコ、しっかり!」
トモコの怯えを感じ、アクアが檄を飛ばす。
「は、はい」
そうだ怖がってなんかいられない。あの魔犬が街に出たら大変なことになる。
震える脚をなんとか動かし、前に出ようとして−
「がうー!」
「きゃっ」
吠える魔犬にやっぱり脚がすくんでしまう。と同時に、魔犬が一斉に飛び掛ってきた。
「きゃー!」
「ウォーターバリア」
アクアが手をかざすと同時、魔犬の前に水の壁が立ち塞がる。
きゃいーんと鳴いて水の壁に跳ね飛ばされる魔犬の群れ。
「ウェイブ・ブレイド」
さらにアクアの両手から波のような大量の水が横一直線に広がり、全ての魔犬を上下に切断!
そのまま川まで流してしまう。
「大丈夫?」
「はい。だ、大丈夫……です……」
ふるふる震えるトモコは、上下にすぱっと切断され、血と内臓といろいろなものをぶちまける魔犬を目撃し、
「きゃー!」
悲鳴を上げ、さらに震えてしまう。
切断された魔犬は川に流され、黒い闇となって消えた。
「しっかり。まだこれからよ」
アクアの言葉を証明するように、
「ナイトメア☆ワイツ、わおーんと参上」
切断された魔犬が流された川より、狼男がその巨体を現す。ずぶ濡れで。
「やってくれたな。よくも俺の可愛い犬どもを」
丁度そのとき雲が途切れ、月光が差し込み、ワイツを照らした。
「きゃああっ!」
月光を浴びてキラキラと濡れた銀色の毛並みが輝き、その凶悪な狼の顔を浮かび上がらせ、
トモコは悲鳴を上げてしまった。
「エンジェル☆アクア、瑞々しく光臨」
名乗ったワイツに、アクアも名乗ると、後ろにいるトモコに、
「ほら。トモコも」
「マジカル☆トモコ、おとなしく行きます」
ほとんど反射的に、震える口でトモコも名乗った。
「へー」
月が再び雲の奥に消え、周囲が暗闇に戻る。ギラギラ輝く赤い瞳で、ワイツはアクアとトモコを見比べ、
「どっちもなかなか可愛いじゃねえか」
べろっと大きな舌で舌なめずり。
「可愛がってやるぜ。たっぷりとな」
しゃきーんと両手の爪が長く伸びる。そして牙を剥いて襲い掛かった。
「まずはてめえからだ!」
飛び掛ったのは天使のアクア。
「トータス・ガード!」
慌てず騒がず、アクアは背中の甲羅に手足と胴と顔を引っ込める。
ごろんと転がった甲羅に、ワイツは爪を立て、
「硬えー!」
ビリビリ痺れる手を押さえた。
「このっ!」
続いて大きな口で噛み付き。ぱくっ。
「硬えー!」
だが結果は同じ。爪も牙も硬い亀の甲羅に弾かれる。
「ふんっ。この甲羅の前には、半端な攻撃など通じません」
亀の甲羅の中からアクアの得意気な声。確かに攻撃は通じないが、
「それで、どう攻撃する気だ?」
すぐにワイツは気付いた。亀の甲羅に引っ込んだアクアに攻撃する手段はないと。
「なら、こっちからだ!」
後ろで震えているだけのトモコに目標変更。鋭い爪を向け、飛びかかる。
「きゃー! きゃー!」
瞳を輝かせ踊りかかる狼男に、トモコは呆然と立ち尽くし、自分に降りかかる長い爪を、涙を溜めた瞳で見上げるだけで。
「させません!」
すると、アクアを収めた亀の甲羅が猛スピードで回転し、
「トータス・スピン!」
ぎゅいーんと甲羅が宙を飛び、背中からワイツに体当たり!
「ぎゃーっ!」
甲羅を受け、吹き飛ぶワイツ。トモコの上を飛び過ぎていく。
「しっかりなさい! トモコ!」
甲羅から顔と体を出して立ち上がり、アクアは今にも泣き出しそうなトモコに、
「あなたは正義の魔法少女なのよ。だれが人々を守るというの?」
「は、はい!」
そうだ。泣いてるだけ、守られてるだけじゃない。
私は、戦うために魔法少女になったんだ。
あのマジカル☆アリサのように。
それに、なんだかアクアのほうが強そうで。一緒だとすごく安心。
「て、てめえ!」
背中をしたたかに打ちつけたワイツが、よろよろと立ち上がり、向かってくる。
「マジカル☆リボン」
トモコの手に持った黒いリボンがぎゅーんと伸び、ワイツに絡みつき、胴体をぎゅっと締め付けた。
「な、こんなもん!」
ワイツが大きな体で力を込めると、ギチギチとリボンが鳴る。あんまり長い時間は拘束できそうもない。
「アクアちゃん!」
「うん!」
こくっと頷き、アクアは両手を上にかざす。その両手から水が噴き出し、巨大な渦潮が巻き起こった。
「なっ!?」
さっとワイツの顔が青ざめる。だがもう遅い。リボンの拘束はすぐいは解けない。
「アクア・ブレス!」
頭上の渦潮を前に向け、アクアの必殺技がワイツを包む!
「ぎゃー!」
渦潮に飲み込まれ、ワイツが叫ぶ。それは断末魔の叫びになるはずだったが−
「レイズ・クロー!」
ぶしゅっ。
不意に大きな影が頭上から渦潮に飛び込み、真っ二つに切り裂いた。
「えっ?」
そしてアクアは見た。
ずぶ濡れの河川敷に、新たに立つ青い魔物を。
ワイツを狼男とするなら、それは青い虎男。ワイツより一回り大きく、青い毛並みをしている。
精悍な虎の顔は闘志に満ち。両肩と両膝には青い宝玉が輝いていた。背中にはやはり小さな黒い羽。
「ナイトメア☆レイズ、とらとらと参上」
名乗り、がおーと夜空に吠える。地の底から震えるような雄叫び。
「くっ」
新たに現れたレイズに、アクアの表情に陰りがよぎった。ワイツよりも明らかに上。
トモコもまた、ガタガタと震えが戻っていた。レイズの大きな全身から感じる強烈な圧迫感に、胸の底から凍えそうで。
「レ、レイズの兄貴!」
レイズの足元に倒れていたワイツがようやく顔を上げる。
「みっともないぞワイツ」
「へへ。すまねえ。助かったぜ」
狼の顔でワイツは愛想笑いを浮かべているように見えた。
魔王の座を目指す魔王の百人の子供。手を組む者もいるということだ。
「トモコちゃん」
二体の獣人に視線を向けたまま、後ろのトモコにアクアは言う。悲壮な決意で。
「逃げて」
「えっ?」
「足手まといはいらないのよ」
辛辣な言葉だがトモコにもすぐ分かった。アクアが身を挺してトモコを逃がそうとしていることに。
「ウェイブ・ブレイド」
魔犬を一層した波の刃。
「ふん」
だがレイズが長い爪を一閃するだけで、波は跡形もなく消えてしまう。
腕力が、そして爪に込められた魔力がワイツとは段違いなのだ。
「逃げて」
もう一度アクアが言うがトモコは動けなかった。いや動かなかった。
確かに怖い。すっごく怖い。でも−
「逃げるなんてできないよ」
震える声で言い、震える手でリボンを構える。だって、
「私だって、魔法少女なんだから」
えーいとリボンを伸ばす。だがレイズを包むより早く、細切れに刻まれた。
「えっ?」
トモコには、リボンを切り裂くレイズの動きさえ見えなかった。
暗闇のせいじゃない。明かりがなくてもはっきりと見えている。あまりにも早過ぎたのだ。
じろっ、とレイズの虎の瞳がトモコに向けられる。
目が合っただけで「ひっ」と怯え、心臓が飛び出そうだった。
「戦士で無い者が戦場に来るんじゃねえ」
虎の口で言い、今度はアクアに、
「お前もだ。こんなガキを戦いに巻き込んで」
「くっ!」
ぎりっと歯を噛み締めるアクア。彼女にも分かっていた。智子が戦いには不向きな性格だと。
それでも巻き込んだのは自分。だから守る。守りたい。
「だが」
レイズが一歩踏み出す。それだけで空気が震えるようだった。
「戦いになった以上は容赦しない」
そして青い虎男が牙を剥く。
「タートス・ガード」
ワイツのときと同じように甲羅に体を引っ込めるアクア。
長い爪が甲羅に突き刺さるも、カキンと弾かれる。構わずにレイズは大きく口を開けて噛み付いた。
その牙も甲羅に阻まれたように見え、
「ナイトメア☆ファング・フルクラッシュ!」
大きな牙が青く光ったかと思うと、膨大な魔力が牙から直接流し込まれ、
ばりーん!
「きゃああっ!」
甲羅が粉々に砕け、中からアクアの小さな体が飛び出した。
スクール水着に包まれたおかっぱ頭の小柄な少女が、河川敷の野原に倒れ伏す。
甲羅に半ば包まれていた背中の小さな白い翼もはっきりと見えていた。
「アクアちゃん!」
駆け寄ろうとするトモコの前に、突風が巻き起こる。青い巨体が突如として前に立ち塞がったのだ。レイズだ。
「あ、ああ……」
またも目に見えないほどの超スピードで目の前に現れたレイズを、トモコは震える瞳で見上げる。
レイズはじっとそんな哀れな少女を見下ろし、
「どうした? 仕掛けないのか?」
「えっ?」
「あの天使を助けたいのだろう? お前の全力を見せてみろ」
そうだ。アクアちゃんを助けないと。今助けられるのは私だけ。
「マジカル☆リボン・ファイナルフラワー!」
手に持ったリボンが長く伸びてレイズを包み、黄色い魔力の光が花びらの形になる。
「ええぇい!」
そして光の花びらがレイズの巨体に向かい−
「えっ?」
ぱっと消えた。
「そんな……」
正確には吸収されたのだ。レイズの両肩両膝の青い宝玉に。
「所詮この程度か」
つまらなそうに呟き、レイズが拳を振り上げる。トモコの頭よりも大きな手。
「あ、ああ……」
涙が溢れ、頬にこぼれた。
ここで……私、死んじゃうんだ。
「やめて!」
アクアの叫びを聞きながら、レイズの爪が振り下ろされる。
「ひっ!?」
ぴたっ、と爪はトモコの眼前で止まる。
へなへなと崩れ落ちて草むらに座り込んだトモコの股間から、じょーと音が漏れた。
「ちっ」
おしっこを漏らした魔法少女に舌打ちし、レイズは背中を向ける。
「ワイツ、こいつは好きにしていいぞ。俺はいらんからな」
「へい!」
すぐに満面の笑みを向け、ワイツが飛び掛ってきた。
「きゃあっ!」
細い肩を押さえられ、草むらの上に押し倒されるトモコ。
「へへっ、おしっこ漏らしやがって。ここまで臭うぜ」
狼だけあって鼻は利くのだろう。こんなときなのに、恥ずかしさでトモコは赤くなる。
「きゃああっ!」
だがすぐに悲鳴に青ざめた。アクアの悲鳴だ。
トモコと同じようにレイズに押し倒されたアクアが、そのスクール水着を破られていた。
「いやっ!」
淡い胸元が無惨に晒され、レイズの虎の舌がべろりっと舐めていく。アクアは
ただおかっぱの頭を振り乱し、悔し涙を流すだけだった。甲羅を砕かれた亀に何が出来よう。
「ア、アクアちゃん……」
トモコの目からもさらに涙が溢れる。
「へへっ。じゃあこっちも」
ワイツもしゃきーんと爪を走らせ、
「きゃああーっ!」
黒いドレスがいとも簡単に裂け、アクアよりもさらに小振りの乳房が晒された。
「小ちぇえなぁ」
それでもワイツは大きな狼の舌でべろっと胸を舐めてきた。
「ひっ!?」
ザラザラした舌の感触に、トモコはただ気持ち悪くて青ざめる。
「やだ……やめてぇ……。ママァ!」
大人しい正確で性的な知識はほとんどないが、それでも自分が何をされようとしてるか悟り、トモコは泣き叫ぶ。
「へっ。ママーかよ」
泣き叫ぶ少女に愉快そうに顔を歪め、ワイツは小さな乳首をぴちゃぴちゃと唾液をまぶすように舐め、味わっていく。
「嫌ぁ……嫌あ……。やめて、やめてください、もう許してぇ……」
乳首をコロコロと転がされ舐められ、気色悪さと恐怖にただ泣き声だけが大きくなっていく。
ぺちゃぺちゃと胸は唾液にまみれながら、先端の乳首はまるで変化しなかった。
「ちっ。本当にガキかよ」
なんら性的な反応を示さないトモコに、ワイツはつまらなそうに口を開いた。
押さえつけた手を離し、一旦身を離す。
「はぁ……」
トモコがホッとしたのも束の間。
ワイツは唯一身に付けていた腰のズボンを脱ぎ去る。毛皮に覆われた体に衣服は必要ないが、
そこだけは決して破れないズボンを履いていた。魔界にパンツを履く習慣はないので、
下は何もなし。
そしてズボンを脱ぐと、ずーんと天を向く醜悪な肉の塊りが飛び出す。
「ほーら。見てみな」
「きゃあっ!」
見ろと言われて直視できるはずもなく。トモコはすぐに目を逸らした。ただ銀の陰毛に包まれた赤黒い肉棒だけが脳裏に刻まれる。
「そう。嫌がるなよ」
目を閉じて涙を流すトモコの頬を、つんつんとワイツは肉棒で突付く。
「これが、お前の中に入るんだぜ。入るかなー?」
大柄な狼男ののワイツの性器は、大人の男よりもはるかに大きく逞しい。
一方のトモコは小学6年生でも小柄なほう。
「嫌ぁーっ!」
頬に触れる感触が何か悟り、トモコは嫌々と首を振る。おかっぱの頭も揺れ、
切り揃えた髪の端が肉棒を撫でた。
「はー。いいぜ」
思いもよらぬサラサラの髪の感触に腰を震わせ、ワイツはドレスのスカートに手をかけた。
ビリッ、と簡単にスカートが腰まで裂け、細い脚が晒される。あまり運動したこともないような華奢な脚。
「いやぁ……。助けて! 助けてアクアちゃん!」
その頃のアクアは、貧弱な胸をレイズにしゃぶられ続け、小さく身悶えていた。
「くぅ……、。ト、トモコちゃん……。はぁ」
トモコの悲痛な声を聞きながら、熱い吐息が漏れる。
虎の舌で徹底的に舐められる胸は赤くなり、小さな乳首はツンと尖っていた。
その乳首を転がすように大きな舌がコロコロと舐めていく。
「あっ……んっ……」
すりすりと細い太ももが擦り合い、緊張で力が籠もる。
「こんなぁ……嫌っ……」
魔物に嬲られ、魔法少女は助けを求めているのに、何も出来ずに感じている。
そんな自分がどうしようもなく恥ずかしく、悔しく、涙が滲む。
「お願い……。トモコちゃんだけでも助けて……」
乳房を舐める舌をとめ、レイズは残酷に言い放つ。
「駄目だ。敗者は勝者に従うもんだぜ。それが嫌なら戦うな」
「お願い……」
「恨むならお前自身の弱さを恨め」
涙を流すアクアを見下ろしながら、レイズの手が股間に伸びる。一気にスクール水着の
腰の部分を引き裂き、乙女の大事な部分が晒された。水着なので下着は無し。
「嫌ぁっ!」
アクアの叫びを聞きながら、トモコもまた股間を晒されようとしていた。
「あー。しょんべんくせえ」
破いたスカートの中に手を入れ、おしっこで濡れたパンツを長い爪でびりっと切り裂く。
「やめて! やめてください!」
言われてやめるはずもなく、ワイツはじっと脚の付け根を視姦する。
アクアもトモコも毛はまだ生えておらず、びしっと固く閉じた一本の縦筋が丸見えで。
見られながら、羞恥と恐怖でトモコはひたすら叫んでいた。
「助けて! 助けてマジカル☆アリサ!」
一方その頃、マジカル☆アリサこと千巻 ありさは。
「すー。すー」
お兄ちゃんのベッドでぐっすりと眠っていた。
破かれたスクール水着の上から毛布を被り、ぐっすりと兄に抱かれ火照った身を休ませている。
その横では、まだまだ元気な大和が、リリスとリリムを相手に姉妹丼。
マジカル☆アリサもナイトメア☆ヤマトも今夜は出撃不能。
「嫌ぁ やめて、もう嫌ーっ!」
「やめて! お願いですから、もうやめてください!」
真っ暗な河川敷に少女の叫びが響き渡る。だがそれを聞く者は襲っている本人のワイツとレイズだけ。
トモコとアクア、おかっぱの少女二人は、晒された股間を大きな口でしゃぶられ、
泣き喚いていた。
ワイツの狼の口がトモコの秘所をしゃぶり、レイズの虎の口はアクアの秘所をしゃぶっていく。
「やぁ……やだぁっ! 助けて! だれか助けてよぉ! ママ! ママァ!!!」
「うっ、くぅん……んっ、はぁ……。お、おねがい、トモコはたすけてぇ……」
気持ち悪さにただ泣き叫ぶトモコに対し、アクアの声には明らかに甘いモノが含まれていた。
しゃぶられる腰がもぞもぞと動き、それでもトモコの助命を願う。
ぺちゃ、ぺちゃ、ぺちゃぺちゃ。
ワイツとレイズの舌の動きがより早くなり、貧弱な少女の割れ目を舐め、唾液をまぶし、
濡らしていった。
「嫌ぁ! もう、もう嫌ああぁーっ! こんなの嫌ーっ!」
恥ずかしい所を舐められる羞恥で泣き叫びながら、トモコの心はこんなはずじゃないと叫んでいた。
あのマジカル☆アリサのように、かっこよく悪い魔物をやっつける。そのために正義の魔法少女になったのに。
それなのに。
現実は、魔物に無惨に敗れ、エッチなことをされている。
「やだああぁーっ!」
理想と現実のギャップに、トモコの目から大粒の涙がこぼれ、顔をぐしゃぐしゃに濡らしていく。
「ごめんね……。ごめんねトモコ……。ううぅんっ……」
レイズに秘所を舐められ、未知の官能に困惑しながら、アクアは泣き叫ぶトモコに、
やはり泣きながら謝っていた。
おとなしくて優しい、戦いには不向きな性格の智子を巻き込んだのは自分。
だからこそせめて一緒にいて守ろうとした。昼寝してて学校で戦ってたときには来れなかったけど。
それなのに。
現実は、守ることも出来ず、一緒に魔物に嬲られている。
「ああっ……んあああっ……はっ……」
高まる官能に自然と腰を揺らし、喘ぎを漏らし、アクアの瞳からも大粒の涙がこぼれていった。
「やめてぇ……やめてよぉ……」
「ごめんね……トモコ……。はっ」
おかっぱの少女二人の泣き声を聞きながら、レイズがゆっくりと顔を挙げる。
「そろそろいただくぞ」
じゃーとズボンを脱ぐと、やはり虎のペニスは隆々と勃起していて、乙女の花弁に向けられる。
アクアの秘所は唾液で濡れそぼり、内側からも愛液が漏れていた。
「へへっ。じゃあこっちも」
先に脱いでいたワイツも、勃起した狼のペニスを、破いたスカートの中に進ませた。
「ああっ……いやぁ……」
トモコはまだ少しも感じていないが、秘所は唾液で濡れている。
おかっぱの少女の処女を、醜悪なケダモノの肉棒が貫こうと近付いていく。
「いやぁ……。やだぁ」
ギラギラ光る狼の眼差しを見上げ、トモコは呆然と呟き続ける。狼の腰が自分の腰に近付き、なにか硬いものが割れ目に触れた。
それが何か、何をされるか本能で悟り、小さな口が精一杯の悲鳴を上げる。
「イヤアアアアアアアアアアアァァァーッ!!!」
ずしゅっ!
肉の槍が幼い秘裂に突き刺さり、盛大に血の花を咲かせ、細い貧弱な脚に流れていった。
「トモコオォォォーッ!!!」
狼男に貫かれるトモコに、必死に手を伸ばすアクア。その天使にも、蒼き虎男のペニスが突き刺さる。
「ひぐううぅぅぅっ!」
太い異物が細い腰に突き刺さり、血を噴き出させながら、埋まっていく。その痛みと感触に、アクアは背筋を仰け反らせて叫んでいた。
「やめてぇぇぇーっ!!!」
ずしゅずずっ。
幼く狭い膣を虎の凶悪なペニスが貫き、一気に奥まで突き進む。
「ひぎいいいぃぃぃ!」
今までの官能は一瞬で吹き飛び、痛みだけがアクアを支配していた。
「ぎゃああああーっ!」
そしてトモコの叫びに、罪悪感がぶり返す。
「ああ、トモコ……」
レイズに犯されながら、アクアは目を逸らすことなくトモコを見た。狼男に
無惨にも処女を散らされるおかっぱの少女を。
「ああっ! あがあああっ! いたい! いたいよおおぉぉ!」
ワイツのペニスはまだ先端しか入っていない。それでも身を引き裂かれるような痛みに、トモコの全身がのたうっていた。
だが体が動くと同時に、膣に突き刺さった肉棒が刺激に慣れていない幼い膣肉を抉り、
さらなる痛みとなる。
「いだああぁっ! ぬいて! おねがいだからぬいてぇええぇっ! いたい、
いたいよおおぉっ!」
「へへっ」
痛みで泣き叫ぶ少女に愉悦を漏らしながら、ワイツはなかなか埋まらないペニスに焦っていた。
トモコの割れ目はあまりに小さく、大きな肉棒は硬い幼肉に阻まれ、ちっとも進まない。
気持ちだけが先行し、性欲を満足させられず、ただ腰に力を込める。
「いたいいぃ! ぬいて、ぬいてっえたらぁぁーっ!」
「うっせーぞ!」
苛立つワイツは怒鳴りながら、ぐいぐいと腰を押し付ける。だが血が噴き出すだけで、
肉棒は少しも埋まらず、ワイツ自身も痛いだけで少しも気持ちよくならない。
「はああっ! あがああっ!」
一方のアクアは、レイズのモノを深々と突き刺されながら、腰を揺らして喘いでいた。
ワイツよりもさらに大きなペニスを突き込まれながら、いつしか痛みは和らぎ、
子宮を刺激する疼きが生まれている。
「ああっ……。だめ、こんな、だめなのにぃ……」
「ひぎいいいぃっ!」
トモコの叫びが耳を打ち、アクアをさらなる罪悪感が打ちのめす。だが一度火照った身体はどうしようもなかった。
アクアの狭い膣を奥まで貫きながら、レイズはじっと腰を止めて泣きながら喘ぐ天使を見下ろす。
「くうぅ……あっ……アッ……アァ……」
アクアの腰がわずかに上下し、お腹の中に埋まったペニスに刺激を与える。、
レイズは動いていない。アクアの腰が勝手に動いているのだ。
「いやぁ……もう、もう、イヤアアアアアアアアアーッ!」
犯され、感じている事実に、アクアはおかっぱの髪を揺らして絶叫する。
ぽつり、と涙の流れる頬に雨が落ちて来る。
暗雲からぽつぽつと雨がこぼれ、すぐにザーと大降りになった。
「ひぎいいぃ! ひぎゃあああーっ!」
「ああっ……アアアアーッ! イヤアアアアーッ!」
その大降りの雨に打たれながら、おかっぱに少女二人が泣き叫ぶ。トモコは痛み、
アクアは官能に。
「ちいぃ!」
ぐいぐいと腰を進めながら、血が溢れるだけで、ワイツは相変わら先端だけを挿入し、
そこから進めないでいた。
苛立ちが頭の中を真っ赤にし、得られない快感にさらに苛立つ。
「くそったれがぁ!」
「ひぎゃあああーっ!」
先端だけ挿れたペニスで狭い幼膣を無理矢理に抉り、ワイツは獣欲を爆発させた。
華奢な肩口にがぶっと噛み付き、同時に射精する。
「いたあああーっ!」
鋭い牙が胸に食い込み、同時に射精を受ける。上半身が血に、下半身は血と白濁液に染まり、トモコは意識を失っていった。
そしてマジカル☆トモコの魔力がワイツへと吸収されていく。
抱いた相手の魔力を奪う能力。それは魔界の住人ならば全て持っている。
マジカル☆トモコの変身が解け、顔にはメガネがかかりおかっぱの髪からリボンが消え、
破かれたドレスはパジャマへと変わっていく。
「トモコオオオオオオォォォォーッ!!!」
肩から胸を食い千切られ、射精を受けて変身が解ける智子を、アクアはカッと目を見開きながら見ていた。
その彼女にも、虎男の精液が注がれる。
「アアアアアーッ!」
屈辱と後悔、痛み、そして初めての絶頂。様々な感情がアクアを揺さぶり、
ドクドクとレイズの射精が子宮を満たし、結合部から溢れ、細い脚にまで流れていく。
「アアァ……アァ……」
そしてアクアの魔力もレイズに奪われ、ペニスが引き抜かれると同時に、
その体が白く光る。
処女を失った魔法天使は天界へと帰っていく。
「ごめんね……智子……」
最後に呟いたのは智子への謝罪の言葉。無念を残し、エンジェル☆アクアは光の球となり、
雨を降らす暗雲へと飛んで行った。
「ふー」
一息つき、レイズはズボンを着る。雨はザーザーと降り注ぎ、青い毛皮を濡らしていた。
「へへ。すまねえ兄貴。つい殺っちまった」
同じくズボンを履きながら、ワイツが謝る。その足元では、元の姿に戻った智子が血を流して倒れていた。
引き裂かれたパジャマ、噛まれた肩から胸元まで大きく裂け、血で染まっている。
ぱっくりと脚は開かされ、股間からは血と精液がこぼれていた。メガネの奥の瞳は光を失い虚ろで、もう何も映していない。
小柄な少女の体にザーザーと雨が降り注ぎ、血を流していく。それでも血はとまることはない。
見るからに智子の傷は致命傷だった。魔法でも使わない限り、すぐに死に至るだろう。
「構わん。俺はいらぬと言っただろ。行くぞ」
「へい」
ばっとその場から飛び立つレイズとワイツ。背中の小さな黒い羽をはばたかせ、
雨の中を飛んで行く。今日はもう帰るだけ。
あとにはただ、血まみれで横たわる智子だけが残される。
血まみれの胸が微かに上下し−すぐに動かなくなった。
翌朝。
「ふわー」
あくびしながら二階から降りてくる大和に、ありさがいつものように声をかける。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはよう」
昨日はあんなに激しく交わったのに、ありさは朝から元気。大和より早く起き出して朝食を作っている。
テーブルの椅子に腰掛けながら、大和はTVを付ける。
『おはようございます。今日、最初のニュースです。
本日未明、埼玉県あけるり市の河川敷で、少女の惨殺死体が発見されました』
あけるり市といったらここじゃないか。大和は眠気を吹き飛ばして、TVに見入る。
『発見された遺体は、金城 智子さん小学6年生とご家族が確認されました。
智子さんは昨夜より行方不明となっており、遺体には肉食獣に噛まれたような傷跡があったということで、警察では付近の住民に注意を促がしています』
「ええっ!?」
台所でニュースを聞いていたありさが飛ぶように駆け込んできた。
そしてTVを見ると、すぐにどこかに電話する。
「あ、もしもし。あたし、智子ちゃんの同級生でありさと言います。
……えっ!? そ、そうですか……。はい、分かりました……。はい」
受話器を置き、その場にぺたんと座り込むありさ。信じられないと言った様子で。
「どうした? 知ってる子か?」
言いながら、大和は思い出した。ありさと一緒に遊んでた、智子という女の子を。
「そんな……智子ちゃんが……智子ちゃんが……」
ありさの目に見る見るうちに涙が溜まっていく。大和はどうすることも出来ず、
ただ胸に抱きしめてやった。
その兄の胸に顔を埋め、ありさの涙がこぼれる。
「智子ちゃんが……わああああああああぁぁぁーっ!!!」
(つづく)
GJそしてオイオイバトル物への路線変更の予感がするぜい
もしかしてナイトメアの作者って、萌え笑いエロだけじゃなくてバトルや泣きとかも今までと同じレベルで書けるのか・・・?
底が見えないぞ、この作者の筆力
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『エロコメもののネ申作だと思って読んでたら
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ いつのまにかシリアスバトルでレイプ殺人のダークになっていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも 何をされたのか わからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 催眠術だとか超スピードだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと素晴らしい才能の 片鱗を味わったぜ…
遅ればせながらGJ!
続きが気になるな
今回ので作者が好きなものがわかったかもしれんw
ガチで金取れるな。。
凄い人もいるもんだなぁ・・・
なんというプロ作家w
氏ならいつかこの展開になると思ってたぜ…
これは、妹の『聖(性なるじゃないぞ)なる泉涸れ果てる』時が来る前兆だと見た。
つまり、ワイズ=ジャラジ。
しかし、レイズが奪った魔力を、ヤマトが回収する方法は……もしかして「アーッ!」?
>>223 いや…妹が搾り取る可能性も否定出来んな
ナイトメアドリーム第十二話
泣き声が聞こえる。たくさんの。
同級生の泣き声。
小さな棺にしがみついて泣き叫ぶ母親の声。
「ひくっ……うっ……。ごめんね。ごめんね」
そしてありさ自身の泣き声。
河川敷で惨殺死体で発見された小学6年生の金城 智子。
警察の死体解剖も終わり、翌日には自宅で葬式が行われていた。
学校の同級生も全員参加。その中で、ありさはずっと泣いていた。智子ちゃんと大の仲良しだから。
そして正義の魔法少女でもあるから。
葬式も終わり、ぽつぽつと同級生は帰っていく。学校はもう放課後で今日はこのまま解散。
呆然と外に出ると雨が降っていた。雨にも気付かないように下を向いて歩いていると、
傘が頭上に差される。
「お兄ちゃん……」
兄の大和が、自分の傘にありさを入れてくれたのだ。大和もまた黒スーツに黒ネクタイの喪服姿。
何も言わず、大和はありさの小さな肩を抱き寄せて歩き出す。妹を同じ傘に入れて。
「うっ……ううっ……」
兄の腕を握りながら、ありさは思い出したように泣いていた。
ザーと雨が泣き声をかき消していく。
「ご主人様ぁ」
「ご主人様〜」
家に帰ると、ピンクの髪の少女二人が出迎えてくれる。
ピンクのツインテールのリリムはぱっと大和に抱きつき、ピンクのセミロングのリリスは、
指をもじもじと絡めていた。
と、ありさが兄に抱きつくリリムの顔面を殴る。グーで。
「いたいですー」
ぶしゅーと鼻血を出しながらぶっ倒れるリリム。
「あ、ありさ?」
「どうせ、あなたたちの兄弟なんでしょ……」
「えっ?」
鼻血を出しながら立ち上がるリリムを、ありさはキッと睨み付け、
「智子ちゃんを殺したの! 魔物でしょ!」
「まあ落ち着け。そう決まったわけじゃないし」
大和がなだめるが、ありさは涙目で続ける。
「決まってるよ! 智子ちゃん、大きな動物に噛まれたような傷跡があったんだよ!」
智子の死体には何か大きな動物に噛まれたような傷跡があった。それが直接の死因とされ、
警察では付近の住民に注意を促がしている。猛獣注意と。
「まあ確かに、この辺に野生の肉食獣はいないけどさ」
魔法少女はいるけどね。
「智子ちゃんを殺した化け物……」
ぐっとありさの小さな手が硬く握られる。
「許さない。……絶対に、許さないんだから」
大粒の涙がありさの頬からこぼれ、床を濡らす。
大和も、鼻血を出すリリムも、その鼻血を拭いてやるリリスも、何も言えなかった。
その日から、
「ただいまー」
ありさは学校から家に帰ると、
「行って来まーす」
すぐに外に出掛ける。街のパトロールのためだ。
「気を付けてな」
走って行く妹の後ろ姿を見送りながら、大和は小さくため息。
相手は小学生の女の子を噛み殺すような奴だ。心配な気持ちもあるが、止めて聞くような妹じゃない。
いざとなったら自分が助けに行けばいい。大和はそう決めていた。
二階の自室に入ると、リリムが抱きついてくる。最近はありさと顔を合わせるのが怖くて、部屋で待つようになった。
「ご主人様〜」
すりすりと頬を寄せるリリムを抱きしめ、大和は早速ベッドへと寝かせる。
半袖の夏の制服を脱ぎながら、ベッドでわくわくと待つリリムと、ちょこんと座っているリリスに念を押す。
「ちゃんと魔力の感知はしておけよ」
「はーい」「は〜い〜」
ありさがピンチのときに、交尾に夢中で気付かなかったなんてなったら、洒落にならない。
「それじゃあ、まずはリリムからな」
「わーい」
だから大和は、リリムとリリスを交互に抱くことにする。一人は待っている間、
魔力の感知に専念するのだ。
「うんっ……」
裸になったリリムに覆い被さり、柔らかな肢体をしゃぶり、味わっていく。
リリムのピンクのツインテールを撫でながら、大和はどんな魔物が智子ちゃんを殺したのかと考えていた。
おかっぱでメガネをかけ、おとなしくて控え目の智子ちゃん。
殺すなんてもったいない。僕だったらたっぷりじっくり犯すのに。
「あっ……んっ……」
股間に指を走らせると、リリムは敏感に反応してくれる。
うん。我ながらよく開発したもんだ。
リリムだけではない。リリスも妹のありさも、何度も抱いて青い性を開花させていった。
その女たちを守る。大和に確かな使命感が芽生えつつあった。
ところで撫子さんとはどこまでいったんだろうね。
その日の夜。
さんざん外を駆けずり回ったありさは早々に寝てしまい、今度は大和が外に出る。
もちろん大和は悪魔だからして、パトロールなどでは断じてない。『夜の街を徘徊しよう大作戦』だ。
学生の身で夜の街をうろつくなど、なんという悪事であろう。今はまだ人間の姿。
「わー。ご主人様、お星様がきれいですぅ」
「おーほーしさーまー。きーらきらー」
しかもリリムとリリスの美少女姉妹連れ。まさに極悪非道の所業。
人気の無い路地を歩きながら大和も星空を見上げる。梅雨の雨続きで星空を
見るのもずいぶん久しぶりに感じた。
すっと星空に指を向け、
「見えるか、北斗七星の横に輝く星が」
「見えません」「みーえーなーいー」
「そうか。二人ともまだまだ死なないな」
かく言う大和も、北斗七星の横の星は見えていない。
そうこうしながら、暗い路地を選んで進んでいく3人。悪魔も悪の魔法少女もも夜目が利くので問題は無い。
「むっ」
住宅街を歩いていると、大和がさっと電信柱に隠れる。
後ろから、サイレンを鳴らさず赤色灯だけを回してミニパトが走ってきた。
女子小学生惨殺事件があったばかりなのだ。警察もパトロールを強化している。
ぽかーんと口を開けているリリムとリリスの横で、ミニパトはぴたっと止まった。
じゃーと窓が開き、助手席に座った若い婦警さんが顔を出す。
「あなたたち。こんな時間に何してるの」
「夜の街を徘徊しよう大作戦です」
「はーいーかーいー」
正直に言うリリムとリリス。隠れている大和はぐっと親指を立てていた。
「あっ!」
と、運転席の婦警がリリムを見て声を上げた。こちらも若い。
ミニパトの中で婦警二人は小声で囁き合い、ドアを開けて出てくる。
「ねえ、あなた。もしかして、最近現れた悪い魔法少女じゃない?」
「はい。そうですよ。リリムは悪さする子なのです」
あっさりと答えるリリム。ピンクのツインテールの背中には小さな黒い羽。
目立つことこの上ない。
「もしかして……女子小学生惨殺事件も、あなたが?」
「やだなー。リリムはそんなことはしません。やるなら幼稚園のバスジャックです」
まだやる気だったのか。
「わー。リリムちゃん、悪い子〜」
と言うリリスにも婦警の目が向けられる。
ピンクのセミロングに、ピンクのひらひらフリルのドレス。背中には小さな黒い羽。
こちらも非常に目立つ。
「あなたも、悪い魔法少女?」
「はーいー」
バズーカ使って暴れてたわりには、警察にはあまり知られてないらしい。
もっともプロの爆弾職人は表には出ないものだが。
「リリスは〜、バズーカ使いますー」
と聞かれてもいないのに、リリスがぱっとピンクのバズーカを出現させる。
このリリスバズーカは、リリスの魔力により生み出されているのだ。
突如出現したピンクのバズーカに、婦警二人は目を丸くしたものの、
「銃刀法違反の現行犯で逮捕します」
慌てず騒がずリリスに手錠をかける。
「あ〜れ〜」
「待ってください! リリスお姉様を逮捕するなら、リリムも!」
「はい。あなたも共犯で逮捕」
がちゃっとリリムにも手錠。
「わーい。リリスお姉様とお揃いです」
そして悪の魔法少女二人を逮捕した婦警は、ミニパトに乗せ、連行していった。
「ええーっ!? えー!!!?」
赤色灯だけを回して走っていくミニパトを、大和を顎を大きく開けながら見送る。
こうしてリリムとリリスは警察に逮捕されました。
めでたし、めでたし。
−ナイトメアドリーム第一部リリム編完−
終わってどうする。
「まあ、何とかするだろ」
何とかしない気もするが、大和は一人で『夜の街を徘徊しよう大作戦』を続行する事にした。
逮捕された二人は、警察に飽きるか、ちんこが欲しくなれば帰ってくるだろう。
「たらりらったらーん」
デスマーチを口ずさみながら、星空を見上げ歩いていく大和。
「んっ?」
と、遠くに黒い影が飛んでいるのが見える。それも二つ。
意識を集中すると、確かに魔力を感じた。
「へんしん」
その姿がぶわっと黒い影に包まれて肥大化する。
体長2メートルほどの黒い肌のに二本角の悪魔。背中の黒い大きな蝙蝠の羽を広げ、
ばっと夜空に飛んで行く。
「こらー。待つのだー」
「もう。しつこいわね」
悪魔の耳に若い女の声が聞こえる。二人だ。どうやら空中で追いかけっこをしているらしい。
月をバックに先を行く少女の姿が見えた。箒にまたがった金髪の美少女。
満月を浴びてキラキラ輝く金色の髪。腰まで真っ直ぐ伸び、左右を一房ずつ結んでいた。
ツーサイドアップというやつだろうか。
その頭に黒いとんがり帽子を被り、裾の短い黒いドレス、背中には黒いマントを羽織っている。
マントの内側には小さな黒い羽。今はその羽ではなくまたがった箒で飛んでいるらしい。
典型的な魔女スタイルの黒ずくめの少女だった。月光で浮かび上がる顔は白く端正で、
聡明さを感じさせ、蒼い瞳は知的に輝いている。
「あら、また誰か来た」
近付くヤマトに、いち早く気付いたか、箒のスピードを緩める。
「待つのだー」
それで後ろを飛ぶ少女に追いつかれた。
赤い髪をポニーテールにまとめ、赤い武道着の少女。背中には小さな白い翼。
その翼をはためかせ、飛んでいるらしい。
いかにも気の強そうな幼さを残した童顔。先を行く美少女とは対照的な美少女だった。
「あーらら」
上昇してくるヤマトに前、後ろから赤いポニーテールの少女に挟まれ、箒の少女が空中で停止する。
「むっ。なんだお前はー」
ポニーの少女も、悪魔の姿のヤマトに気付いたらしい。空中で止まって、睨みつける。
「ナイトメア☆ヤマト、邪悪に参上」
「……」「……」
ヤマトが名乗っても、少女二人は沈黙したまま。金髪の箒の少女は冷ややかに、
赤いポニーテールの少女は睨みつけるような視線を向けていた。
「あのー。僕が自己紹介したんだから、二人とも名乗ってほしいんですが」
「エンジェル☆リーシャ、元気に光臨!」
先に赤いポニーの天使の少女が勢いよく名乗り、
「ナイトメア☆エステル、美麗に参上」
金髪の悪の魔法少女も涼やかに名乗った。
「あ、どうも。二人ともお美しい」
正直な感想を漏らすヤマトに、リーシャが指を突きつけ、
「さてはお前、悪魔だな」
「はい。そうですが」
「こいつの仲間だな!」
こいつとはエステルのことらしい。月光を反射し、金色の髪がキラキラと空中で輝いている。
「いや、初対面です」
「嘘をつくな!」
「本当ですって」
今にも噛み付きそうな勢いで睨む魔法天使リーシャ。
「ねえ。なんなの?」
ヤマトが聞くとエステルは肩をすくめ、
「知らないわよ。空を飛んでたら、いきなり襲い掛かってきたんだから」
どうやら深い事情があるわけではないらしい。
魔物や悪の魔法少女を見かけたら、とりあえず退治しようとするのは魔法天使の習性である。
「二人いっぺんでも負けないのだー」
リーシャが両手を構えると、そこに赤い魔力の光が集い、
「エンジェル☆トンファー!」
トンファーとなり、さっと翼を広げ、挑みかかってくる!
「それじゃ、お願い」
「えっ?」
さっと箒を飛ばし。ヤマトの広い背中に移動するエステル。
「守ってよ。男でしょ」
「いや、そんな」
とか言ってるうちに、トンファーを構えたリーシャは目の前。
「デビルファイヤー」
牽制のつもりで口から火を吐く。ぼーっと夜空を赤く染める業火。今まで吸収した
魔力の分だけ威力も上がっていた。
「はあっ!」
だがおの炎の中を真っ向から突き抜け、リーシャはトンファーを下から繰り出す。
「ぐえっ」
顎を下から突き上げ、上を向いた顔に、またトンファーが振り下ろされる。二連弾。
「ぐぎゅうぅ」
ずーんと真下に落下するヤマト。
「いてー」
目に涙を溜めながら、翼を広げ、地面に激突する直前で何とか停止した。
「痛いよ、痛いよー」
そのまま着地して、殴られた顔に手を当てる。どこかめり込んだんじゃないかと思うほど、痛かった。
「まだまだなのだー」
その前に、リーシャも降りて来て着地。二本のしなやかな脚でさっと構えを取る。
どうやらヤマトが落下してきたのは山の中のようだ。森が広がっているだけで明かりも見えない。
だからこそ星空がきれいで、月と星が対峙する二人を見下ろしていた。
「ふれー。がんばれー」
背中から涼やかな声。エステルも降りてきたらしい。
「あのー。出来れば、手伝ってほしいんですが」
「そうねー。君がやばくなったら、考えとくわ。本気でやばかったら逃げるけど」
「おーい」
と言ってる間に、リーシャが仕掛けてくる。
「はっ!」
くるっと小柄な身を横に回転させ、竜巻のように迫ってきた。
「くっ」
横薙ぎに繰り出されるトンファーを左腕に受ける。みしっ、と野太い悪魔の腕がきしんだ。
人間の姿だったら、間違いなく骨折していただろう。
「エンジェル☆キック!」
回転の勢いをつけたまま。リーシャのしなやかな脚がすっと伸び、ヤマトの
左即頭部を蹴り抜いた。右上段蹴り。
「うおっ!」
ごぉーんと衝撃が直接脳に響き、悪魔の巨体がよろめく。
そこへすかさずリーシャの連撃蹴り。その場でまたくるっと回転し、今度は左足の踵が同じ場所、左即頭部を直撃!
「ぐっ」
もう叫ぶ余裕もなく、ヤマトは目がグルグル回って倒れ付した。悪魔の巨体がどーんと倒れ、無様に大の字をつくる。
「あらら」
その様子に、エステルは口に手を当てていた。だが目は笑っている。
「さあ。お仲間はもうやられたのだ」
「だから仲間じゃないって」
仕方ないなー。と呟き、エステルは地面すれすれで浮遊していた箒から降りる。
しっかりと大地に立ち、ちょいちょいと指を自分に向けた。リーシャを誘っているのだ。
「まあ、その程度なら勝てそうだし。いいわ、相手してあげる」
「待てよ……」
地面からくぐもった声。
リーシャが振り返ると、ヤマトがのっそりと立ち上がっていた。大きな悪魔の口からは赤い血が流れている。
「むっ。良い根性なのだー」
さっとトンファーを構えるリーシャ。だがそれだけだなく、魔力を乗せたエンジェル☆キックは脅威。
「フォームチェンジ」
だからヤマトは戦法を変える事にした。左腕が闇に包まれ、一回り大きくなる。
リリスの処女を奪った呪いで追加された砲撃形態。
「ナイトメア☆ヤマト・キャノンフォーム」
左腕が丸ごと黒い大砲に変化。その砲門をリーシャに向ける。
どかん!
発射された黒い闇の魔弾が真っ直ぐリーシャに向かう。
「ちっ」
後ろに下がり、それから横に飛んでかわすリーシャ。この至近距離で避けるだけでも大したスピードだが、ヤマトとの距離は開いていた。
かわされた魔弾はどごーんと木々を凪ぎ飛ばし、エステルのすぐ側を通って空に消えていく。
「へー」
魔弾の風圧に長い金髪がサラサラと流れ、黒いとんがり帽子を押さえながら、
エステルはにやっと口元を歪ませる。
「まあまあやるじゃない」
森の中をリーシャは高速で右に左に動く。ヤマトの照準をずらすためだ。
実際、ヤマトの悪魔の目でもリーシャの動きは追いきれなかった。ただでさえ障害物の多い森の中なのだ。
暗闇は関係ないとはいえ、これでは狙いにくい。
それでもドカン、ドカンと撃ち込んでみるが、まるで手応えがない。
「もらった!」
リーシャの小柄な体が目の前にせまる。懐に飛び込み勝利を確信した笑み。
だがその一瞬こそヤマトが狙った瞬間。
「フルバレル」
ぶしゅーと黒い煙が上がり、左腕の大砲が前後に伸びる。
「ナイトメア☆キャノン・フルバースト!」
ごおおっ!
フルバレルの大砲から巨大な闇の魔弾が発射。
「なっ!」
至近距離での特大の一発。逃げ場は無い。すぐに悟ったリーシャは避けようとせず迎撃に出た。
「エンジェル☆トンファー!」
その場で高速で回転し、巨大な闇の魔弾をトンファーで殴り、
「エンジェル☆キック!」
さらに蹴りまで加える。
だがフルバーストの魔弾は少しも威力を減じることなく、リーシャを呑み込んでいった。<聖なる加護>ごと。
「きゃあああーっ!」
耳を打つ乙女の絹を裂くような悲鳴。そして木々が倒れ、地面が崩れる轟音。
「ふー」
全てを薙ぎ払い、左腕の大砲ががしゃんと縮んで元に戻る。さらに大砲から普通の悪魔の腕へと戻っていった。
前を見ると、山の地面が森ごと吹き飛ばされ、赤い土を晒している。その土の上で、
ぐったりとリーシャが倒れていた。気を失っただけで、目立った外傷は無い。
<聖なる加護>が本体だけは守ったらしい。
「よかった」
生きてるのに安心するヤマト。体が吹き飛んでたら犯せない。
「あー。いきなり危ないわね」
と、頭上から声がかかる。箒にまたがったエステルが降りて来た。
「よう。無事だったか」
実を言うと、斜線上にエステルがいたのに気付いてはいたが、ヤマトは構わずフルバーストを発射した。
余裕がなかったのか、一石二鳥を狙ったのか。
「やるじゃない。格闘はからっきし駄目だったけど」
「無茶言うなよ」
この前までごく普通の高校生だったのだ。殴り合いには慣れていない。
「ナイトメア☆ヤマト。リリスとリリムの処女を奪った元人間の悪魔」
いきなり自分の事を説明するエステルに、ヤマトは目をぱちくりし、
「僕のことを知ってるの?」
「まあね。他の魔王候補者の情報を集めるのは、魔王選抜戦の基本だし」
「基本、ねえ」
リリスやリリムが情報集めしている気配は全く無かったが。
「そういや、リリスとリリムはどうしたの?」
「逃げ出してなかったら、今頃は留置所かな」
「は?」
「いや、こっちのこと。あの二人なら大丈夫だよ。多分」
「……まあ、あの二人だからね」
エステルも『あの二人』の性格が分かっているのだろう。事情を察したようだ。
「いろいろ調べてるならさ。僕の住んでる街−あけるり市で小学6年生の女の子が
殺されて、どうも魔物の仕業っぽいんだけど。知ってる?」
「ああ。あれね。知ってるわよ」
あっさり言うエステル。
「教えてよ。助けたお礼に」
「私一人でも大丈夫だったけどね。まあいいわ」
ふと遠い目をして、エステルが言う。
「ワイツとレイズ。今あの街にいるのはこの二人よ」
「いや、名前で言われても分からん」
ヤマトは魔王候補者の百人の魔王の子供のことはほとんど知らない。リリスかリリムに聞いておこう。
「ワイツは狼男。レイズは蒼い虎男」
「なるほど。狼と虎ね」
それで痛いに大きな噛み跡があったのも納得がいく。
「強いのか?」
「ワイツは大したこと無いけどね。レイズは厄介よ。格闘だけなら魔界でも有数の強さだから」
「格闘ねえ」
倒れているリーシャをちらっと見る。リーシャの速さに全く付いていけなかった。
勝てたのは必殺の一撃が上手く当たったからに過ぎない。
「私が教えられるのはここまで」
箒に腰掛け、エステルが飛び去ろうとすると、
「もう行くの?」
ヤマトがギラギラした瞳でエスエルを見つめる。美しい金髪の魔法少女を。
「ふふ。そんな獣の目で見ても駄目よ」
「僕が、リリムとリリスの処女を奪ったのは知ってるだろ?」
「次は私?」
エステルの瞳がすっと細まる。
「その気なら覚悟なさい。命は無いから」
見つめ合う二人の間をサーと夜の風が流れていく。徐々に二人の瞳に力がこもり、
見つめ合いが睨み合いに変わろうとする頃。
「うぅん……」
微かな呻き声が二人の緊張をほどいた。リーシャの声だ。
「早くしないと、あの子起きるわよ」
「そうだな」
今日は魔法天使一人で我慢しとくか。ふっと、ヤマトはエステルに向けていた欲情を緩めた。
「それじゃあね。ケダモノの悪魔さん。リリスとリリムによろしく」
腰掛けた箒がすっと上昇し、エステルは金の髪を夜空に輝かせ、飛び去っていく。
「さてと」
飛び去るエステルを見送ると、ヤマトは倒れているリーシャに視線を向けた。
エステルに向けていた欲情したケダモノの瞳を。
べろっと大きな舌が唇を舐め、血をふき取る。
土が剥き出しになった地面に倒れているリーシャの赤いポニーを摘み上げると、
「うぅん」と呻き声が聞こえる。だがまだ目覚める様子はない。
「デビルサンダー」
「きゃああああーっ!」
ヤマトが二本のツノから電撃を浴びせると、ギャッと飛び跳ねて目を開け、
電撃にビリビリと背筋を仰け反らせて喚いた。
「痛っ! 痛い!」
電撃を止めると、ぐったりとリーシャはうな垂れる。
「どうした? さっきの元気はどうした?」
「くぅ」
小さく唸るだけで声も出せないリーシャを太い腕で抱えると、まだ無事なほうの森に運んでいく。
そして生い茂る草の上にリーシャの身を横たえてやった。
「デビルサンダー」
「キャアアアアアアアーッ!!!」
ぐったりと横たわるリーシャにまた電撃。
草むらの上でリーシャのしなやかな肢体が、ビクビクッと飛び跳ね、電撃を止めるとすぐに動かなくなる。
「はぁ……あぁ……」
電撃責めに息も絶え絶えといった感じで、目の端に涙が浮かんでいた。
「くっ……。ボクが、悪魔なんかにぃ……」
屈辱に顔を歪めるリーシャに、ヤマトは太い腕を伸ばす。
武道着のような衣装の襟元に手をかけ、一気に引き裂いてやった。
「きゃああっ!?」
淡い膨らみがこぼれ、そのまま下に引き裂き、腰まで裂いていく。縦に真っ直ぐ
引き裂かれた武道着ははらっと左右に落ち、滑らかな素肌を直接悪魔の目に晒す。
「くっ……。見るなぁ……」
電撃に痺れたのか、リーシャは体を隠すことも出来ない。上半身は下着を身に付けておらず、
小振りの乳房がつんと上を向くのが見えた。下は白いパンツ。
そのパンツに爪をかけ、びりっと一気に引き裂く。
「やめろぉ! 見るなぁ!」
とうとう目から涙がこぼれる。
「ど−れ」
ヤマトはわざと声を出し、上からじっくりとねめつけるように視姦。
しなやかに伸びた脚の付け根。貝のようにぴったりと閉じて一本の縦筋となり、
まだ陰毛も生えていない。
「やめろぉ……見るな。見ちゃだめなのだぁ」
「見るだけじゃないぞ」
悪魔の爪が縦筋に添ってなぞると、ヒッとリーシャは怯えた声を出し、
「触るなぁ……。悪魔が、ボクに、触るなあぁ……」
背中の白い翼がばたばたとはばたく。だが飛び立つことも体が動くこともない。
それが精一杯の反抗なのだろう。
「悪魔は嫌いか?」
「決まってる……だろう。悪魔に、触られるなんて、嫌なのだぁ……」
苦しそうに呻きながら、なんとか言葉を紡ぐ。目から溢れる涙はぽろぽろとこぼれ、
太ももに落ちていった。
「ふむ」
ヤマトは悪魔の巨体でリーシャのよく鍛えられたしなやかな肢体を覗き込み、
「デビルサンダー」
「ぎゃあああああーっ!」
またまた電撃。ばたついていた白い翼も動かなくなる。
それを見て、ヤマトの姿が小さくなっていった。
人間の、千巻 大和の姿になる。
「お、お前……」
「これならいいだろう」
人間になった大和に、リーシャは苦痛に顔で驚いた表情になる。
「どうして……人間なのに……」
「呪いで悪魔になってね」
言いながら、人の手で彼女の赤毛のポニーテールを撫でてやった。サラサラした感触。
「やめろ……。ボクたちは、人間を、守ってるんだぞ……」
人間を守る天使が人間に嬲られる。そんな事あっていいはずがない。
「うん。だからさ」
顔を近づけ、大和はのリーシャの耳元で囁いた。
「君の魔力もらうよ。嬉しいだろ? 人間の役に立つんだから」
「やめろ……やめるのだぁ……」
呻くリーシャの耳にハァと熱い息を吹きかけ、優しくリーシャを抱きしめる。
服の上からでも、魔法天使の柔らかさと温もりが伝わってきた。
「やめてぇ……。今なら、まだ、許してあげるのだぁ……」
「許しはいらない」
抱きしめながら、大和の口がそっとリーシャの唇に重なる。キス。
「……んぅ」
唇が触れただけの軽いキスだけど、リーシャの目からさらに涙が溢れ、こぼれていった。
その涙を間近で見ながら、大和は口を離した。
「ごめんね。できるだけ優しくするから」
身を離すと、自分の服を脱いでいく。
「あっ、ああぁ……」
衣擦れの音がする度に、リーシャの凛々しい顔が恐怖に怯え、動けない天使の眼前で、
大和は己の裸身を晒す。
まだまだ未成熟な成長途中の少年の体。だが股間のペニスだけは隆々と上を向いている。
「こんなになっちゃった」
その勃起したペニスを、リーシャの顔に近づけていく。
「やめるのだぁ。そんな、汚いもの、近づけるなぁ。見せるなぁ」
「汚いとは心外だな。命の元だぞ」
震えるリーシャの瞳を心地よく見ながら胸を高鳴らせ、赤いポニーテールを摘み上げる。
そして、勃起したペニスをポニーテールでくるんだ。
「やめろぉ……やめるのだぁ、やだぁ……」
しゅしゅっと髪でペニスをしごき、大和はそのサラサラの感触にうっとりと恍惚の表情になった。
「うん、髪の毛気持ちいいよ」
赤いポニーが勃起した醜悪なペニスを包み、しごくたびにサラサラと毛の感触が内側まで撫でるようで。
「やめろぉ〜。ばか〜。へんたい〜」
「は〜」
腰が勝手にびくんびくんと脈動し、慌てて大和は髪を離した。
危ない危ない。危うく出すところだった。
「それっ」
再び上に覆い被さり、今度は直接肌を重ねて抱きしめる。
「さわるな〜。ボクにさわっちゃだめなのだ〜」
「触るよー」
すりすりと頬を寄せ、全身でぎゅっと抱きしめる。
体の下の魔法天使の少女のなめらかな肌と温もりを全身で感じ、大和はそれだけで股間がビクンビクンと蠢く。
硬い勃起がリーシャの太ももに当たり、赤黒い先端からは早くも先走りの液が滲んでいた。
まだだ。まだまだ。
射精しそうな股間をぎゅっと抑えたが、ゆっくりしていられる余裕もない。
ちゅっとキスすると、腕の中のリーシャがビクッと震えるのが直接伝わってきた。
肌を重ね、高まる体温と鼓動がお互いに伝わり、さらに高めていく。
「はぁ」
大和の熱い息がリーシャの頬にかかり、おぞましさでリーシャは唇を結んだ。
だがそのリーシャもまた、胸に熱いモノが溜まって行くのを自覚している。
「ボクは……ボクは……。もう、やめるのだ〜」
腕の中でリーシャが微かに身じろぐ。だが電撃責めに抵抗する力はもう残っていない。
またキスしてから、大和は上半身だけを起こす。
抱きしめているうちはほとんど感じなかった小さな胸を見下ろし、両手で包んでみた。
手の平に 淡いそれでもむにっと柔らかい乳房の感触が広がる。
「やめ、やめるのだ〜」
ぐりぐりと包んだ手の平を動かすと、硬いものが触れるのは分かった。ピンクの
乳首が勃起し、手の平に当たってるのだ。
「ボク、ボクぅ……。ボクは、こんなの嫌なのだ〜」
「ごめんね」
泣きながら微かに首を振るリーシャ。赤いポニーもさらさらと揺れる。
顔を降ろし、頬を流れる涙を舐め、そのまま胸まで口を移すと、手をどかせた。
ツンと勃起したピンクの蕾が間近に見える。ちゅっと口で含んで吸ってみた。
「イヤなのだ〜」
ぷるっと震える小さな乳房。その震えが乳首を通して大和にも伝わる。
「うん。美味しいよ」
乳首から口を離し、大和はもう片方の乳首もピンと指で弾いた。
「いたっ……。んっ」
微かな痛みと、それ以外の感触を胸に感じ、リーシャの額にうっすらと汗が浮かぶ。
大和の股間はもうギンギンに勃起し、赤い衝動を脳に送り、まだかまだかと
待ち遠しく訴えていた。
「はー」
熱い息を吐いて股間に溜まった情欲を吐き出すが、その程度鎮まるものではない。
リーシャのしなやかな太ももに手を置き、ぐっと左右に拡げて、脚の付け根を見る。
「見るな〜」
しっかり視姦。毛も生えていない割れ目はぴったり閉じたままだが、微かに
桃色に染まってる気がした。
鼻を寄せてみると、汗の匂いしかいない。これっぽっちも濡れていないようだった。
鼻を寄せたままで、舌を伸ばしてべろんっと伸ばしてみる。
「ひゃんっ」
冷たい気持ち悪さ、あそこを舐められる気色悪さに、リーシャの身がきゅっと緊張した。
手で拡げる太ももも硬くなるのを感じる。
ぺろぺろと縦筋にそって舌を走らせ、とりあえず唾液で濡らしていく。
「やめるのだ〜。そんなところ、汚いのだぁ〜」
ぐったりとなっていたリーシャの身が、舐められる股間を中心にふるふると震え、
硬くなる。愛撫されて感じているのではなく、ただただ気持ち悪さで。
リーシャの緊張の高まりを大和も肌越しに感じ、顔を上げた。見下ろす縦筋は、
唾液で一応は濡らしておいた。
「待たせたな」
自らの分身に呼びかけ、暴れるそれを手で押さえて照準を付ける。目標は天使の処女。
「ひっ!?」
赤黒い肉棒の先端が縦筋に触れ、その硬い感触にリーシャの腰がぶるっと震えた。
「ま、まさか……。うそ、うそなのだ。ボクが、そんな……」
人間に犯されるのが信じられず、リーシャの唇がわななく。
「ボクは……ボクは、魔法天使なんだゾっ! い、今まで、人間を守ってきたんだからぁ!」
「うん。今までありがと」
先端に触れる割れ目の感触を存分に愉しみ、ぐっと腰に力を入れて突く。
ぶちっ
「ひぎゃああああああああああーっ!」
ずしっと肉棒が割れ目を引き裂いて貫き、鮮やかな鮮血が流れた。
「やめろぉ! 抜けーっ! 抜くのだーっ!!!」
こんな気持ち良いのに誰が抜くか。肉棒を包む秘肉の感触に酔い痴れ、まだ誰も触れたことのない肉壷を抉っていく。
「ひぎいぃ! 動くな、痛いのだぁ!」
処女を一気に貫いた肉棒が内側の肉ひだを抉る度に、鮮烈な痛みにリーシャはのたうつ。
格闘天使も内側からの痛みには慣れていない。
ずりゅっ、ずりゅっ、と肉棒を突くたびに血が流れ、奥へ奥へと進み、すっぽりと収まった。
「あ〜」
先端に丸い輪っかを感じ、ゾクゾクと背筋を震わせる大和。リーシャの中はギチギチに狭く、
油断するとすぐでも出してしまいそう。
「抜けーっ! 抜くのだーっ! 抜いて! 抜いて! 抜いてえええぇっ!
お願いだからーっ! 抜いてええええっ! 抜いてよよよよぉーっ!」
もはや恥も外聞もなく、無様にリーシャは泣き叫ぶ。赤いポニーテールが宙に舞い、
涙が飛び散った。
「くっ」
そしてただでさえ狭い肉壷がぎしぎしと大和の肉棒をこそぎ、刺激をもたらす。
「どうして、どうしてなのだーっ! ボクは、ボクは、人間を守る天使なのにぃーっ!」
ツーとこぼれる涙が頬を流れ、落ちて行く。
元気に人間を守ってきた魔法天使。それが今、無惨に人間によって穢され、
処女を奪われ。
「ボク、ボクもうやだーっ! 壊れちゃう、壊れちゃうよーっ!」
リーシャの腰がびくんっと跳ね上がり、膣内の肉棒もぐっと締め付けられた。
「ボク、壊れる……。壊れちゃううぅーっ!」
しなやかな脚が上へと向けられ、ぴんと硬直する。
「やだ、やだやだやだ……。抜いてくれなきゃイヤなのだーっ!」
「もう……」
膣内の締め付けが急速に高まり、さっさりと大和は果てる。
「抜いて、抜いて、抜いて抜いて、抜いてえええぇーっ!」
泣き叫ぶリーシャの膣内にどくっと射精が放たれ、上を向いていた彼女の脚が大和の腰へと絡みつく。
「ボク、ボク、ボクはあああーっ!」
どくっ、どくっと大和は精を放ち、射精の爽快感に浸りながら、リーシャから流れてくる魔力を受け取っていた。
「ふー」
リーシャの魔力を吸収すると、するっと肉棒が抜け落ちる。
「あ、ああぁ……」
虚ろな瞳で呆然と放心状態になるリーシャ。その身が光に包まれ、球となる。
「良かったよ。ありがと」
光の球となって天へと飛んで行くリーシャに、大和は素直にお礼を述べた。
光が消え去った、星空を見上げ、
「さて。帰るか」
家に戻ると、先にリリムとリリスが帰って来ていた。
「ご主人様〜」
いつものように部屋に入ると同時に飛び付いてくるリリム。リリスはもうベッドですーすーと寝ている。
「お前ら、警察はどうした?」
「はい。かつどんというものをご馳走になりました」
「あー。それで、どうやって逃げ出したんだ」
「はい。今日は警察で泊めてくれたんですけど、檻のかかった殺風景な部屋で、
ご主人様もいないので、リリスお姉様がバズーカで穴開けて帰ってきました」
「バズーカって……没収されなかったの?」
「あれはリリスお姉様が魔力で生み出しているので、いつでもどこでも出せるんです」
「なるほど。しかし日本の警察もだらしない」
警察は魔法少女を捕まえるようにはできていないわけで。
「まさかとは思うが。僕やありさのことは話さなかっただろうな」
「ご安心ください。この家やご主人様やありさちゃんのことは、誰にも言ってません」
もし話してたら、この家は警察に包囲されていただろう。
「うん。偉い偉い」
ピンクの頭を撫でられ、リリムはえへへっと無邪気に笑う。
「よーし、ご褒美だ」
そして大和はリリムを抱えると、リリスが寝ているベッドに一緒に寝かせ、
服を脱いでいく。
「きゃー」
リーシャに出したばかりだが、大和はまだまだ元気。
「あ、そうだ。エステルってのに会ったぞ」
脱ぎながら言うと、
「誰ですかそれ?」
「ナイトメア☆エステル! お前らの姉妹じゃないのか?」
「はっ、そうでした。エステルお姉様はとってもキレイなんですよ」
「うん。会ったから分かる」
夜空にキラキラ輝く金色の髪を思い出し、それだけで股間が熱くなる。
いつか、あのエステルも犯したいな。
そう思いながら、大和はリリムに覆い被さっていった。
そしてあっという間に土曜日の夜。
「ナイトメア☆ワイツ、わおーんと参上」
夜の河川敷、智子の遺体が発見された場所よりやや上流に、狼男が降り立つ。
「わおーん」
ワイツが吠えると、地面からもこもこと魔犬が召還され、ギラギラと赤い瞳が夜闇に輝いた。
「行くぜ、野郎ども」
魔犬を引き連れ、ワイツが街の方向に向かおうとすると、
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
栗色のツインテールの魔法少女が行く手に立ちはだかる。
「また魔法少女か」
べろっと大きな舌を出すワイツ。その狼の口を見て、アリサの瞳に怒りが宿る。
「あなたね……。智子ちゃんを殺したのは!」
「ともこ?」
ワイツはオウム返しに呟き、
「ああ。あの、マジカル☆トモコとかいう弱っちい魔法少女か。俺様が犯して殺したぜ」
「えっ?」
意外なワイツの言葉に、アリサは呆然と立ち尽くす。
智子ちゃんにそっくりな、マジカル☆トモコ。
アリサはまだ、マジカル☆トモコの正体を知らない。
でも、とてもそっくりなマジカル☆トモコと智子ちゃん。そしてさっきのワイツの言葉。
「そんな……そんな……」
頭が混乱する。でも分かったことはある。
「まさか……」
マジカル☆トモコの正体は友達の智子ちゃんで、
「そんなことって……」
マジカル☆トモコは、このワイツに犯され、そして殺された。
「そんな……」
混乱した頭がなんとか落ち着きを取り戻す。目の前には敵がいるのだ。
心の整理をつけると、アリサの瞳がワイツに向けられた。闘志を越え、殺気を秘めた瞳で。
「許さない……!」
ギリッとバトンを握る手に力が籠もる。
「許さないんだから!」
そしてワイツと魔犬の群れに、一人で突っ込んでいくマジカル☆アリサ。
「智子ちゃんの仇……!
ぶっ殺す!!!」
(つづく)
GJ!!!
因縁の戦いに、続きワクワクテカテカ。
/
/ ナイトメア☆ワイツ、わおーんと参上!
∠
∧_∧ \_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) ,-っ | そうか!よし!殺す!
/⌒ヽ/ / _) \
/ \\//  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ /.\/ ‐=≡ ∧ ∧
/ ∧_二つ ‐=≡ ( ´Д`) 仇はとるぞ。
/ / ‐=≡_____/ /_
/ \ ‐=≡ / .__ ゛ \ .∩
/ /~\ \ ‐=≡ / / / /\ \//
/ / > ) ‐=≡ ⊂_/ / / .\_/
/ ノ / / ‐=≡ / /
/ / . / ./ ‐=≡ | _|__
/ ./ ( ヽ、 ‐=≡ \__ \
( _) \__つ ‐=≡ / / /
. ̄ ``) ‐=≡ // /
`)⌒`) ‐=≡ / | /
;;;⌒`) ‐=≡ / /レ
;;⌒`)⌒`)‐=≡ (  ̄)
速い!
エロい!!
面白い!!!
貴方が神か
ああ、何回見てもいいものだ・・・
人格が変化しつつある妹の戦いぶりに期待大。
兄はカンフー天使から吸収した魔力で格闘戦系の力を手に入れたかな?
これでレイズとも互角かと思いきや。
レイズには亀天使から吸収した能力がある……。
しかし…セックスで疲れて寝てる間に親友死亡なんだよなー
トラウマもんだな
ブラストル兄貴とか…
ナイトメアドリーム第十三話
夜空には暗雲が立ち込め、遠くではピカッと稲光。
6月の梅雨の重苦しい空気は川近くの河川敷ではさらに湿気を帯び、夜になっても立っているだけで肌に汗が浮かぶ。
その空気を裂き、マジカル☆アリサが駆ける。栗色のツインテールをなびかせ、
手にはハートマーク付きの魔法のバトン。
「きゃいーん」
幾つもの赤い輝きがその手に立ち塞がる。虎や獅子ほどの大きさもある魔犬。
そもそも彼らの前に立ち塞がったのがアリサだ。
アリサの細い華奢な体など一噛みで砕けそうな鋭い牙を光らせ、魔犬が殺到する。
「はっ!」
走りながら真上に飛び、アリサは牙をかわし、
「マジカル☆シュート」
バトンから放たれる赤い魔力の光線が魔犬を撃ち、じゅっと蒸発させていく。
長い栗色の髪をなびかせ、アリサが華麗に着地したとき、全ての魔犬が消え去っていた。
「てめえ。よくも俺の手下を」
がるるっと吠えるには、唯一残ったワイツ。銀色の毛並みの狼男。背中の小さな黒い羽が、
普通の狼男と違うことを物語っている。
百人の魔王の子供の一人であり、魔王候補者のワイツ。
爪と牙を光らせ、獣そのものの俊敏な動きで、アリサに飛び掛っていく。
じっと睨みつけるアリサは、その場から動こうともしなかった。
「もらった!」
巨大な手、刃物のような爪がアリサに振り下ろされ……すり抜けた。
「なにっ!?」
たなびくツインテールすら掠めず、ワイツの爪が空を切る。その顎が下から殴られた。
「ぎゃっ!」
爪をかして懐に飛び込んだアリサが、下から殴ったのだ。バトンで。
ふわっとワイツの巨体が浮かび上がり、その腹にアリサはバトンを当て、
「マジカル☆シュート」
魔犬を一層した魔力光線を零距離で放つ。
「ひぎゃーっ!」
狼男の巨体が宙に飛び、河川敷の高い草むらに飛び込み、ごろごろと転がって行く。
「ふー」
お腹に直撃を受け、ワイツが飛んで行った方向を相変わらずの鋭い視線で見つめ、
アリサはすたすたと歩みだす。
自ら草むらの中に入り、アリサの小さな身を高い草が覆う。だが不思議と虫は寄り付かなかった。
全身から立ちのぼる殺気に恐れたように虫も寄り付かず、鳴き声さえ聞こえない。
聞こえるのはさらさらと流れる川のせせらぎのみ。
「はー。はー」
そして荒い息が微かに聞こえる。ワイツの息。
「てめえ!」
草むらを突き破り、ワイツが牙を剥き出しに襲い掛かってくる。
ガン!
牙が噛み合う固い音だけが響く。
噛み付く直前、再びアリサの姿が消えたのだ。
慌てて下を見るがそこには誰もいない。
「上か!?」
見上げても分厚い雲が見えるだけ。魔物は夜目が利く。
「後ろよ」
「!?」
振り向こうとしたときには、アリサの魔法が放たれる。
「マジカル☆シュート」
「ぎゃーす!」
背中に直撃を受け、草むらを飛び出し、元の広い原っぱに押し戻されていた。
「ぐっ……。うっ」
背中からぶしゅーと煙を上げ、ワイツは四つん這いになった。お腹にも真っ赤な傷跡が残っている。
「ちきしょう……」
地面に着いた手に草を握り締め、手の甲に汗がこぼれる。
その狼の耳に小さな足音が響き、びくっと巨体が震えた。
「ちきしょう」
再び呟き、よろよろと立ち上がる。震える膝をなんとか抑えつけた。
−俺は魔王の子だ。魔王になるんだ。
脳裏にレイズの勇姿がよぎる。魔界にいた時から、誰よりも強く、憧れだった腹違いの兄。
だからこの世界に来たとき、真っ先に勝負を挑んだ。そして負けた。
それはもう気持ち良いほどの完敗だった。これで死んでも悔いはないほど。
だがレイズはこう言って、とどめは刺さなかった。
『お前はもっと強くなる。強くなったら、俺と戦え』
それ以来、ワイツはずっとレイズにくっついている。強くなるために。少しでもレイズに近付くために。
「わおーん」
吠えて、萎えた闘志に渇を入れる。
こんな所で、こんな魔法少女に、負けていられない。
強くなる。せめて、レイズの兄貴に認められるほどに。
「がおーっ!」
ビリビリと空気が震えるほどの遠吠え。近くで聞いているアリサは耳がビリビリしながらもビクともしない。
「フルチャージ!」
ワイツの牙が黄色く光っていく。魔力の光。
それはレイズの必殺技をワイツなりに真似たもの。
「ナイトメア☆ファング・フルクラュシュ!」
牙に魔力、脚に力を籠め、全力で駆ける。それでもレイズには遠く及ばないが、
今はマジカル☆アリサに届けばそれでいい。
避けられないと思ったのか、それとも最初からその気がないのか、アリサはその場から動かない。
両手でバトンを突き出し、ワイツの牙を迎え撃った。
ガシッ!
魔力を籠めたワイツの牙がバトンに食い込み、そしてあっさりと砕け散った。
(勝った!)
ワイツの瞳が勝利の確信に満ち−そして怯えた。
アリサと目があったからだ。殺気を込めた瞳に。その殺気に身体が勝手に反応し、
一瞬だが動きが止まる。
その一瞬に、アリサが動いていた。
「がはっ!」
狼の顎が下から突き上げられる。アリサのパンチに。
小柄なアリサが、ジャンプしながらアッパーカットを放ち、ワイツの巨体が宙に飛んだ。
そしてアリサはすかさず膝を落とし、十分にバネを溜め、
「アリサちゃんキーック!」
真下からの飛び蹴り! 右足が赤い光に包まれる。魔力を籠めた一撃。
「おごうぅ!」
空中に飛び上がっていたワイツにさらにアリサの飛び蹴りが突き刺さり、深々と埋まっていく。
「くはっ」
白目を剥き、さらに天高く爆発的に狼男の巨体が飛び、そして落下。
地面にバーンと大の字に倒れ、背中を上にワイツは半ば埋もれていた。
しっかりと人形の穴が残るほどに。
ビクッビクと巨体が小刻みに震え、横を向いた口からは泡が吹き出ている。
目は白目のまま。
もはや虫の息のワイツを、アリサは冷たい眼差しで見下ろす。その手がゆっくりと
上げられ、ワイツの目に向けられた。バトンは砕かれてもうない。
目玉に指を突っ込んでとどめを刺そうというのか。
「智子ちゃん……。仇は取るよ」
すっと人差し指がワイツの目玉に突き刺さろうとし、
「!?」
不意に後ろを振り向き、そして跳んだ。
さっとワイツから離れ、さっきまで自分がいた場所を睨む。
「良い反応だ」
腕を組み、そこに蒼い虎男がいた。ワイツより一回り大きい。そして何より、
ワイツとは比べ物にならない魔力と闘気。その気にアリサは反応した。
「誰?」
「ナイトメア☆レイズ、とらとらと参上」
名乗ると、レイズは虎の口をにやっと歪ませる。笑ったのだ。
「マジカル☆アリサと言ったな。なかなかの戦いぶりだったぞ」
つまり最初から見ていたのだ。あれほどの魔力と闘気を隠したまま。
じっとアリサの手が汗ばむ。いつも握っているバトンはすでにない。
「魔法少女といえば、魔法に頼りきりの小娘ばかりと思ったな」
さっきのアリサの戦いぶりを褒めているのだ。油断なく身構えるアリサに虎男が言う。
「武器を壊されたな。今日はもう帰れ」
「えっ?」
意外な言葉に一瞬アリサの目が丸くなる。だがすぐに戻った。ワイツを怯ませた殺気を込めた瞳に。
そのアリサの殺気を、レイズは余裕で受け流す。
「あなたも、智子ちゃんの仇なんでしょ?」
「お互い、命張って戦ってるんだ。死ぬこともある」
なんの感慨もなくレイズは言った。当たり前の事だと言う風に。
「そうだね……」
レイズの言葉をアリサは否定しなかった。彼女自身、ワイツを殺そうとした。
「でも」
素手でじっとレイズを睨み、
「智子ちゃんの仇は取らせてもらうよ」
ハァと、つまらなそうにレイズはため息を吐く。
「戦いになったら容赦しないぞ」
「あたしもだよ」
「負けたらどうなるか分かってるのか?」
思い出す。ナイトメア☆ヤマトに負けて、無惨に陵辱されたことを。
すっごく痛くって、それ以上に悔しくて悲しくて。
ヤマトはお兄ちゃんだったけど。もしまた同じことされたら−。
かすかにツインテールが揺れ、そして止まった。
「負けなきゃ、いいんだよね」
アリサの手が固く握られ、レイズに向けられる。勝てばいいのだ。
「良い答えだ」
ニッとレイズの口元に笑みが浮かんだ。
勝てばそれでいい。強ければいい。それは魔界の掟。
「その前に」
レイズは不意に宙を見上げ、
「出て来い。いるんだろ」
「どうも」
声がして、夜空から悪魔が降り立つ。
「ナイトメア☆ヤマト、邪悪に参上」
アリサとワイツと戦ってる途中にヤマトは到着していたが、黙って見ていたのだ。
レイズと同様に。
「ナイトメア☆リリム、ただいま参上」
「ナイトメア☆リリス、ゆっくりと参上です〜」
さらに二人の美少女がヤマトの背後に降り立ち、びしっとポーズを決める。
特に意味は無い。
「ほう」
ヤマトを見て、レイズはかすかに目を細めた。
一方のヤマトは、アリサ同様に緊張している。
『ワイツは大したことないけど、レイズは厄介よ』
エステルの言葉が思い出される。こうして目の前にして実感できた。圧迫感が半端じゃない。
「はわわ〜。ご主人様、レイズお兄様ですよ」
後ろのリリムも、声こそいつもの調子だがやはり緊張しているらしい。
「レイズお兄様〜。このご主人様が、リリムのご主人様ですよー」
訂正、やっぱりいつものリリムだ。
すりすりとリリムがヤマトの腕に抱きつくと、リリスも、
「リリスも〜」
と反対側の腕に抱きつく。
「あ〜。レイズちゃんだ〜」
そして今頃、レイズの存在に気付いたらしい。
「相変わらずだな。服従の呪いにかかっても」
どうやらヤマトの事情を知ってるらしい。レイズは腕を組みながら、腹違いの妹二人を見ていた。
魔王の百人の子供は百人とも母親が違う。
このレイズがリリスやリリムの兄だとはにわかには信じられないヤマトだった。
倒れているワイツとも腹違いの兄弟。
「ちょっと二人とも!」
兄に抱きつくリリムとリリスを、キッとアリサは睨む。殺気が今はこの二人に向けられていた。
「あー。アリサ」
そんな妹に、ヤマトは悪魔の姿で、
「今のうちに逃げるのがいいと思うんだけど」
どうにもレイズには勝てそうな気がしない。なんというか、プロとアマチュアの差を感じる。
「だめだよ。あいつらは智子ちゃんの仇なんだよ」
「でもなー」
「ナイトメア☆ヤマトと言ったな」
会話が聞こえたのかレイズが口を挟む。
「お前は逃がさないぞ。戦ってもらう」
「なんでー?」
「強そうだからだ」
「そんな、僕は、悪魔になりたての新人ですから」
「やりゃ分かる」
その虎の目がアリサに向けられ、
「なんなら、そっちの小娘をヤってもいいんだぞ」
ヤる、というのが、殺すのか犯すなのかは判然としない。だがヤマトの瞳がガラッと変わった。
「あいにくと、妹に手を出す男は許さない主義でね」
腕に抱きつくリリムとリリスを引き離し、ヤマトが前に出る。
「アリサ、お前は下がってろ。バトンが無いだろ」
「大丈夫だよ。殴るから」
小さな拳をぎゅっと握るアリサ。バトンが無いとマジカル☆シュートや、
最大の必殺技であるマジカル☆スパークが使えないのだが。
そして壊れたバトンはすぐには直せない。
「リリム、リリス、援護よろしく」
前を見たまま、ヤマトは後ろの二人に呼びかける。
「はい」「わかりましたー」
リリムがぎゅっと手を握り、リリスがピンクのバズーカを構える。この二人は前に出してもあまり役に立たない。
「やる気になったか」
爛々とレイズの瞳が輝く。その爪がしゃきーんと長く伸びた。
「見せてもらうぞ。悪魔になった人間の力を」
しゅっ、と虎の巨体が前に跳ぶ。
(早い!)
一瞬でヤマトと間合いを詰め、目前に迫っていた。
「くっ」
振り下ろされる爪を、こちらも爪を伸ばして受け止める。
すぱっ。
受け止めたその爪がさっさりと切り裂かれた。そのまま胸を切り裂かれ、血が飛び出す。
「お兄ちゃん!」
横からはしっとアリサが素手で殴る。レイズは避けようともせず、脇腹にアリサの拳が叩き込まれた。
「軽い」
魔力を籠めた一撃なのだがレイズは平然としている。
「離れろ」
黒い翼を広げてヤマトは上空に飛び、アリサに呼びかける。言われるままアリサが下がると、
「デビルサンダー」
「電撃〜」
「そ〜れ〜」
上空のヤマトが角から電撃、後方のリリムも手から電撃、リリスはバズーカを発射。
突っ立ったままのレイズに、どかーんと攻撃は命中するが、
「利かんな」
レイズは平然と立っている。電撃は両肩両膝の青い宝玉に吸い込まれ、バズーカの弾丸は命中して爆発したが青い毛並みに火傷一つ付かない。
「ご主人様〜。あれ魔力吸収石ですよ」
「なに!?」
「魔法攻撃を吸収しちゃうんです。でもいっぱい溜まると赤くなるはずです」
リリムの説明を上空で聞いて、ちっとヤマトは舌打ち。格闘が得意で、遠距離からの魔法攻撃も吸収する。
なんと厄介な。
リリスのバズーカの弾丸は吸収しないようだが、レイズには全く利いていない。
警察の拘置所の壁も壊す威力なのに。レイズの体は単純に頑丈に出来ているらしい。
「どうすりゃええねん」
真下のレイズを見ながら考え込むと、しゅっとその巨体が消えた。
「戦闘中にのんびり考えてる暇はないぞ」
背中から声。同時にぐさっ、と翼が切り裂かれる。
「ぐわー!」
キリキリ舞いと回転しながら落下するヤマト。
「きゃっ」
その下にいたアリサが思わず避け、ヤマトは頭から地面に落ちる。
「いたた」
「あっ。ごめーん」
すぐ立ち上がるヤマトに謝るアリサ。さっきのレイズの言葉を思い出し、
ヤマトはすぐに周囲を警戒する。
レイズはまだ宙に浮かんでいて、ゆっくりと降りてきた。
視界にレイズを納めながら、ヤマトはちらっと背中を見る。右の翼が半ばから切り裂かれていた。
これでは飛べない。魔物の翼は大きさに関係なく魔法で空を飛ぶための必需品なのだ。
レイズも小さな黒い羽で飛んでいる。
それにウィングカッターも使えない。技の一つを封じられた。
(どうする?)
今度はすぐに決断する。レイズの言ったようにのんびり考えてる暇などない。
「フォームチェンジ」
ヤマトの左腕が黒い闇に覆われて一回り大きくなり、黒がねの大砲に変化。
「ナイトメア☆ヤマト・キャノンフォーム」
この相手に格闘戦を挑むのはあまりに無謀。なら遠距離からの砲撃しかない。
リリムの説明だと魔力吸収石にも限界はある。天使の<聖なる加護>だって打ち破れたのだ。
「リリス、僕と合わせろ」
「はーいー」
ドカンと魔力弾を撃つヤマトに合わせ、リリスもバズーカを発射。
「ふん」
巨体に似合わぬ素早い動きでレイズは左右に動く。悪魔の目でも追いきれぬほど。
ヤマトとリリスの同時砲撃をかいくぐりながら、一瞬で間合いを詰め、ヤマトの眼前で爪を振り上げた。
「リリム、シールド」
「シールド」
ヤマトの背後にいたリリムが呪文を唱え、赤い光がヤマトを包む。レイズの爪を受けると、
一瞬でシールドは消えたが、一瞬で十分。
「この距離なら!」
ドカンと大砲を発射。
「むっ!」
リリスのバズーカと違いヤマトの魔力弾は魔力吸収石に吸い込まれる。
だが至近距離の一撃にレイズの身が衝撃に震えた。
「アリサちゃんキーック!」
そこに即頭部に魔力を籠めたアリサの飛び蹴り。
「あたしがいるのも、忘れないでよ!」
忘れたわけではない。ヤマトの砲撃に、動きが止まったのだ。
ドカン!
至近距離からのもう一撃に、魔力吸収石が青から赤になる。
「よし!」
ぶしゅーと黒い蒸気を上げ、大砲が前後に伸びてフルバレルへと。
「ナイトメア☆キャノン☆フルバースト!」
砲身が伸びた砲門から今まで以上の特大の魔力弾が発射。この至近距離。逃げ場は無い。
あのエンジェル☆リーシャのように。
強大な魔力弾を目前に、レイズの口元が緩み、牙が青く光った。
「ナイトメア☆ファング・フルクラュシュ!」
大きく開いた口がフルバーストの魔力弾に噛み付き−
ばしゅっ、と噛み砕き、魔力弾を掻き消した。
「なにっ!?」
驚くヤマトの左腕の大砲がぶしゅーと黒い煙を上げて前後に縮んで元に戻る。
フルバーストはそう連発できる技ではない。必殺技とはそういうものだ。
「ふー」
魔力弾を噛み砕いた口からもふしゅーと黒い煙が上がっている。レイズはこきこきと首を回して鳴らし、
「なかなかの一撃だったぞ」
フルバーストは噛み砕き、アリサの蹴りもあまり利いていないらしい。
両肩両膝の宝玉は赤から青に戻っていた。溜め込んだ魔力を今のフルクラッシュに注入したのだ。
「くっ」
大砲を向けるヤマトだが、すかさずレイズは砲門を掴む。砲門を下に向け、
「武器に頼りすぎだな」
ガッ!
爪が大砲にめり込み、半ばから切り裂いた。
ボトッと落ちた大砲が黒い闇になって蒸発し、左腕は元の悪魔の腕に戻る。
だがその左腕は肘から先が無い。
「ぎゃあああああーっ!!!」
左腕から盛大に血を噴き出して叫ぶヤマト。
「痛がる暇があったら反撃しろ」
レイズの爪がぐさっとお腹に突き刺さった。硬い悪魔の皮膚装甲を突き破って。
長い爪を引き抜くと、一緒にずるっと腸がこぼれる。大腸だろうか小腸だろうか。
「がっ……。ああっ」
どろっと口から血が溢れ、残った右手が無意識にお腹を押さえた。
あっという間に手がまみれ、こぼれた腸がぷるるんと揺れる。自分の内臓を見ながら、ヤマトは前のめりに倒れていた。
「お兄ちゃん!」
「ご主人様ぁ!」
近くで上がった悲鳴がどこか遠くに聞こえる。
なんとか顔を上げ、霞んだ目でヤマトは見た。
アリサが泣きながらレイズに殴りかかり、逆に殴り倒される。
リリムが泣きながらレイズにすがりつき、蹴り倒される。
リリスが泣きながらバズーカで殴りかかり、自分で転んで動かなくなる。
魔法少女3人が倒されるシーンを、ヤマトは呆然と見るしかなかった。
「貴様……。よくも、アリサとリリムと……リリスまで……」
血を吐き続けながら、ヤマトが呻く。だが地に突っ伏したまま起き上がる力もない。
「リリスは勝手に転んだだけだろうが」
足元に倒れる魔法少女3人を見下ろすレイズ。3人とも目立った外傷はなく血も流れていない。
なんだかんだで血を出さないように気絶させたらしい。
「レイズの兄貴!」
そのとき、ひょっこり起き上がったワイツの声が響く。
ようやく目覚めたワイツは、倒れているヤマトと魔法少女3人を見比べ、
「さすがレイズの兄貴! もう片を付けたのか」
つまらなそうにふんと鼻を鳴らすレイズ。
「おおっ。リリスがいる」
ワイツはリリスに気付くと早速近寄り、そのピンクの長い髪に鼻を寄せ、くんくんと匂いを嗅ぐ。
「んー。やっぱ良い匂いだぜ。リリムも一緒か」
リリスの体臭を嗅ぎながら、同様に倒れているリリムに目を向ける。二人とも腹違いの妹。
「兄貴、こいつらどうします?」
「お前の好きにしろ。そっちの魔法少女もな」
「へい!」
喜色満面、ぱたぱたと尻尾を振るワイツ。名残惜しそうにリリスから離れ、
アリサの側に立つと、長いツインテールを摘み上げ、
「さっきはよくもやってくれたな」
可愛い顔の前で、しゃきーんと狼の爪を光らせる。
「やめろ……。やめろぉ!」
その様子を見て、倒れたままのヤマトがずるずると前に動く。血をこぼしながら、
右手一本で前に這いずって行く。
その背中に、レイズの太い脚が乗せられた。
「ぐはっ!」
引き裂かれた翼の上から踏みつけられ、ヤマトの前進が止まった。
「よーく見ておけ」
レイズと倒れているヤマトの視線の先、ぐったりと気を失うアリサに、ワイツの爪が向けられる。
「やめろ……頼む、やめてくれ……」
悪魔の瞳からぼとぼとと大粒の涙がこぼれた。
ザッ、とワイツの爪が一閃し、アリサの胸を覆う赤い布がはらっと落ちる。
その下の淡い膨らみが晒された。
「へへっ」
べろっと大きな口で舌なめずりし、その舌が小振りの乳房を舐めた。
「よくも痛めつけてくれたな。お礼に可愛がってやるぜ」
「んっ……」
アリサの眉がきゅっと寄り、目がうっすらと開く。
「きゃああっ!?」
そして気付いた。胸が晒され、狼の舌に舐められていることに。
「や、やだぁ! お兄ちゃん!」
「アリサ……」
叫ぶ妹を見上げ、ヤマトは悪魔の姿で泣くことしかできなかった。レイズは
そんなヤマトを冷たく見下ろしている。
「これが負けるってことだ。妹が辱められるのをよく見ておけ」
「くそ……」
妹の命が助かったのはホッとした。だがその代わり、穢される妹を見せ付けられようとしている。
「くそおおっ……。ちきしょう……ちきしょー……」
ぼろぼろとこぼれる涙が口からの血に混ざり、地面に落ちていく。
「いやぁ! お兄ちゃん! お兄ちゃーん!」
「へへっ。お兄ちゃーんかよ」
べろっと乳房を舐める舌を止め、ワイツは薄ら笑いを浮かべ、
「あの、トモコって女の子も、ママ、ママーッて泣いてたぜ」
「くぅ……! こんな、こんなぁ!」
智子ちゃんの敵討ちに来て、返り討ちに遭い、大好きなお兄ちゃんの目の前で穢される。
「こんなのって……ないよぉ! いやだああぁぁぁーっ!!!」
「そうそう」
か弱い力でもがくアリサを腕に抱き、ワイツはその柔らかさを存分に堪能し、
「お前ら正義の魔法少女はな。そうやって、犯されて泣き叫んでればいいんだよ」
そして、小柄なアリサを押し倒し、覆い被さっていった。
「やだぁ!」
狼の毛皮に全身を包まれ、おぞましさに鳥肌が立つ。
「いやぁっ!」
べとっと大きな狼の舌が頬を舐め、首をなぞり、また小さな胸をしゃぶっていく。
淡い膨らみはもう唾液でべとべとで。
ぺちゃ、ぺちゃと、音を立ててざらつく狼の舌が小さな乳房を揉むように舐め、
先端の桃色の乳首を転がし、刺激をもたらす。
「やだっ! やだぁ! お兄ちゃん以外はいやだぁっ!」
ツインテールをぶんぶん揺らし、おぞましさに歪んだアリサの顔が左右に揺れる。
だがそんなことで、ワイツがやめるはずもない。むしろアリサの悲鳴を心地よく聞きながら、
小さな胸を味わっていた。
「いやぁ! お兄ちゃん!」
叫びながら頭を振ると、その兄と目が合った。
レイズに踏みつけられ、泣きながらヤマトもこちらを見ている。
「いやああっ!」
その兄の目と合った瞬間、アリサの胸がドクンと高鳴り、お腹の奥の子宮がキュンと疼いた。
「はぁん!」
舐められる乳首がツンと勃起し、ワイツにもはっきりと伝わる。
「やああっ! いや、いやいや、いやいやいやいや、嫌ーっ!」
泣いている兄の目を見ながら、アリサは熱く火照った体を悶えさせる。
そう。アリサの体は火照り、自然に喘いでいた。
「やぁ……! どうして、どうしてぇ!」
犯されているのに、智子ちゃんの仇なのに、お兄ちゃんに見られているのに。
「うがあああっっ! はああっんっ! あぐううぅ!」
ワイツの体の下で腰がビクンと飛びはね、尖った乳首は固くしこる。
「いやっ! だめ、ダメーッ!」
必死に自分の体に呼びかけるが、一度火が点いた青い体は止められない。
兄の手によって開発されたアリサの幼い青いからだ。今その青い肉体を、狼が貪り、
兄以外の男でも敏感に反応することをアリサ自身に教えていた。
「やめて……やめてえええぇぇぇっ!」
泣き叫ぶアリサの声を聞きながら、どうにも出来ない自分にヤマトもまた泣いていた。
「やめろ……。もう、やめてくれ」
口ではそう言いながら、決してやめてくれないことを心が理解していた。
ヤマト自身、どんなに頼まれてもやめなかったから。
これは報いだろうか。
魔法少女を、魔法天使を、無惨に陵辱し、嬲ってきた、その報い。
違う。
妹が、アリサが犯されているのは、負けたから。弱いからだ。
強くなればいい。そうすれば誰にも妹は傷つけさせないで済む。
涙を流すヤマトの瞳に、暗い炎が灯る。強くなる意志、そして復讐の決意。
その暗い瞳を見下ろし、レイズがニヤリと口を歪めていた。
「やあああっ! はんっ! あうんっ! やだぁ!」
固くしこった乳首を舌でしゃぶるたび、ビクンッと胸が震え、腰が浮かび上がる。
小さいくせにずいぶんと敏感なアリサに、ワイツも目をギラギラさせて、獣欲を高めていった。
「へへっ。ずいぶん感じてるじゃねえか」
「感じて、なんか、ないもん……」
涙目で反論するが、真っ赤に染まった顔では説得力がない。全身に汗が浮かび、ワイツの毛皮を濡らしていた。
ぐったりとなったアリサからワイツが離れると、夜の空気がさっと流れ込み、火照った体を冷やしてくれる。
だがそれも一瞬。
アリサを見下ろすワイツがさっとズボンを脱ぐと、毛に覆われた狼のペニスが飛び出す。
もう勃起し天を向く野獣の性器。
「ひっ!」
その大きさと猛々しさが目に飛び込み、アリサの目が露骨に怯えた。もう最初の威勢の良さはない。
「へへっ」
自分を仇と狙い、痛めつけてくれた魔法少女が泣き叫び、怯える。それがたまらなく愉快で、ペニスもビンビンに震えた。
「そーら」
長い爪がふわっと広がる緑のミニスカートを切り、はらっと落ちる。
「きゃっ!」
咄嗟に隠そうとするが、手も動かせなかった。レイズに殴られた際に魔力も注入され、動きを封じられているのだ。
「ほー」
スカートの下、ピンクのパンツを珍しそうにワイツは眺める。
魔界にパンツを履く習慣はない。トモコと違うピンク色の下着が珍しいのだろう。
だがすぐに興味は中身へと移ったようだ。パンツに爪がかかる。
「だめっ! これ、お兄ちゃんからもらったんだから!」
お兄ちゃんからもらった大事なパンツ。それをワイツはあっさりと爪で引き裂く。
「いやあああっ!」
大事な部分を見られる 事よりも、お兄ちゃんからもらったパンツを破かれ、
アリサは泣き叫んだ。兄との絆まで一緒に切られたようで。
お兄ちゃんのモノが何度も出入りしているが、アリサの割れ目はぴったり閉じたピンクのままで、毛も生えていない。
その割れ目を、ワイツはべろっと舌で舐めた。
「いやぁっ!」
気持ち悪さに震えるアリサの腰。
「なんだ、もう濡れてるじゃないか」
アリサの股間からは、汗とは別の匂いと味がした。甘酸っぱい愛液の味。
「いやああっ! イヤーっ!」
力の限りアリサは叫ぶ。泣く。それしかできないから。見ているお兄ちゃんに、
嫌がっている事を示すように。アリサは決して、お兄ちゃん以外に犯されて悦ぶ女の子じゃないと教えるように。
「お兄ちゃん! お兄ちゃーん!!!」
「アリサ……」
狼男に覆い被さられ、泣き叫ぶ妹をヤマトも泣きながら見ているしかない。
決して目は逸らさなかった。今日この日のことを決して忘れないように。
ワイツの手が爪を立てないように腰をつかむ。そしてアリサをぐるっと引っくり返し、
後ろを向かせた。
そのままお尻を持ち上げると、四つん這いの姿勢にさせる。丸いお尻を見下ろし、
ワイツのハッハッという荒い息をアリサは背中越しに聞いていた。
「やめてぇ……」
まるで犬のようなポーズ。狼男には相応しいかもしれない。
そして小さなお尻に、ぐにっとぶっといモノが突きつけられた。
「ひっ!」
熱く固い肉棒の先端がお尻を撫で、持ち上げたアリサの秘所へと向けられる。
「いや……あぁ……」
それが何なのか経験としても知っており、アリサの目からさらに涙がこぼれる。
「こんな……智子ちゃん……お兄ちゃん……」
智子ちゃんの仇も討てず、兄の目の前で、
ずぶっ
狼の先端が、幼い割れ目を貫き、衝撃ととともにアリサを突き刺した。
「イヤアアアアーッ!!!」
痛みはそれほどでもない。ヤマトに、悪魔のペニスに処女を奪われたときがよっぽど痛かった。
だが。
心の痛みはあの時以上。
「いやああああっ! お兄ちゃん! おにいちゃああああんっ!!!」
処女を奪われる以上に、好きな人と結ばれた後で、他の男に犯される方が残酷かもしれない。
しかもその好きな人の前で。
「いやあああーっ! イヤアアアアアアアーッ! お兄ちゃん! お兄ちゃん!」
四つん這いで背筋を仰け反らせ、溢れる涙がポトポトと落ちる。
「くうぅ! いいぜぇ!」
狼のペニスがずっしりとお腹に刺さり、埋まり、小さなお腹を内側から突いていく。
「はがああっ! ひうっ、ひうっ、ひううううぅっ!」
ぐっと手が草を掻き毟り、アリサは痛みと衝撃に耐えた。だが心の痛みは耐えようもない。
「お兄ちゃん! ごめなさい! ごめんなさい! お兄ちゃん! お兄ちゃん!」
見ている兄に必死に謝り、ツインテールを揺らして泣き続ける。
お兄ちゃん以外の男に犯され、身体を奪われ。体の痛み以上に、アリサは胸が張り裂けるように悲しかった。
「いやあああーっ! お兄ちゃん! お兄ちゃん! お兄ちゃん!」
必死に兄を呼んで、ただ泣きむさぶ。
その揺れる白い背中と栗色のツインテールを見ながら、ワイツはガンガンと腰を叩き付けた。
「ひぎいいぃ!」
小さなお尻が縦横無尽に揺れ、内側を抉っていく。使い慣れた幼い膣は狼の
ペニスをぎゅうぎゅうに締め付け、大きく裂けた割れ目からはじゅっじゅっと淫らな音が漏れていた。
野太い狼のペニスを挿入されながら、血は流れていない。
「あがああぁ……がああああーっ! いや、いやあああっ!
お兄ちゃん! お兄ちゃんお兄ちゃん! ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい!
お兄ちゃんぅ! ごめんなさあああぁーい!」
「おおう!」
泣き叫びながらアリサの幼膣は太い狼のペニスをぎちぎちに締め付け、もはやワイツの頭は真っ白になり、電撃が走った。
「うおおおっ!」
「いやあああああっ!」
ドクンッと膨大な量の射精が放たれ、アリサの細い背筋が仰け反り、そして硬直した。
「アアァ……アアアアアアアーッ!」
断末魔のような悲鳴とともにドクドクと狼の精が幼い子宮に溢れ、たちまち太ももまで流れ、細い脚を白く染めていく。
そして射精の勢いに押されるように、ずるっとペニスが抜け、ぱっくり割れた秘裂からドロドロッと白濁液がこぼれた。
「ふー」
射精の爽快感に獣欲を満たすワイツ。その身に、アリサからの魔力が流れ込んでくる。
「ア、アアァ……」
ぐったりとうつ伏せで倒れ、虚ろな瞳で股間から精液を流すマジカル☆アリサ。
その魔力がワイツに奪われ、ぴかっと光り、変身が解除される。
長い栗色のツインテールが短髪になり、服装はパジャマへと変わっていた。
ただしビリビリに引き裂かれ、ほとんど全裸。
「ありさ……」
犯され、魔力を奪われた妹を見届け、ヤマトはただ泣いていた。こちらはまだ悪魔の姿。
左腕が肘から吹き飛び、内臓がはみ出す重症。今人間の姿になったら死にかねない。
悪魔の強靭な生命力だからこそ、まだ意識があるのだ。
「ふー」
「あ、あぁ……」
ズボンを履きながら、虚ろな瞳で横たわるありさを見下ろすワイツ。これからどうしてくれようかという風に。
「帰るぞワイツ」
その思考をレイズの言葉が止めた。
「こいつどうします?」
「放っておけ」
ヤマトを踏みつけていた足をどけ、レイズが言う。
「悔しかったら強くなれ。強くなったら俺と戦え」
「ああ……。そうするさ」
血を流しながらヤマトは言ってのける。瞳はまだ暗い怒りを失っていない。
その瞳にニッと笑い、レイズは空へと飛んだ。暗雲からは今にも雨が落ちそう。
「あっ、待ってくれよ」
まだ失神しているリリムとリリスを両肩に抱え、ワイツも後を追って飛び上がる。
連れ去ったリリムとリリスをどうするのか。ひとつしかない。
「ありさ……」
悪魔の姿で片腕で這いずり、ヤマトは虚ろな瞳で放心したありさに寄る。
「ちきしょう……」
その頬にぽつんと雨が振り、たちまち大降りになっていく。
妹は穢され、リリムとリリスは連れ去られた。完全な敗北。
穢された妹を片手で抱きしめ、悪魔の絶叫が雨中に響く。
「ちきしょおおおおおおおおおおぉぉ!」
(つづく)
GJ!
GOOD JOB!じゃなくGOD JOB!
まさに神の仕事ですね
ありえん。何だこの神作。
ヤマトが復活してリベンジする話も今から期待。
しかしレイズかっこいいなー。
リーシャは名前と格闘でボクでなのだだと、うっかり蹴打術使いの子を連想するがきっとそんな事はあるまい。
…いや、セント☆アクアのことを考えるとそうも言い切れないか。
ゾイダーでコンプ時代に読参やっててTRPGゲーマーかw
この人の作品を無料で読めるとか世の中おかしいと思う
逆に金払うのもおかしい作品あるからな。
読めば読むほど続きが気になって急かしたくなってしまうんだぜ。まさにGJ!
ルナルの話題はそれだけで懐かしいな。
しかし人死にがでるぐらいハードとは予想外
なんか表に出てきた魔法天使って全員悪魔に負けてね?
一応は悪魔を狩るために派遣されたはずなのにみんな悪魔より弱いことを疑問に思う
269 :
みつお:2008/04/07(月) 11:07:58 ID:+gXGPSuo
負けたっていいじゃない、少女だもの
いや、強いのは強いんだろうが、
頭が弱いんだろう。少女だしな
実は、ハニートラップだったりして。
吸収した魔力が、毒が回るようにあるとき、一斉に!とか。
天界はからめ手できそうだな。
>>268 オツム勝負なら男よりもずっと勝るはずなのにな。
でも、ぶっちゃけパワーで勝てないというシーンはあっても、
策略負けで再戦はありえないだろ?
100人もいるんだから他での場所では勝ってるでしょ。ドロイド君みたいのもいるし。
それに強いのに来られたら主人公瞬殺されて連載が終わってしまうw。
このスレの90%はナイトメアドリームでできています
ナイトメアドリーム第十四話
じゃー。
熱いシャワーが横たえたありさにかかり、その体をそっと大和は抱きしめてやった。
二人一緒にシャワーを浴びながら、腕の中の妹をしっかりと抱きしめる。両手で。
レイズに千切られた左腕は完全に再生していた。内臓も。ありさの体の汚れも消えている。
膣内射精された精液も。
あの後。
ザーと降り注ぐ雨の中、ヤマトは千切られた腕から血を流し、腹から内臓をこぼしながら、動けないでいた。
悪魔の身だからこそ、まだ意識があるのだ。人間だったらとっくに死んでいてもおかしくない。
「ありさ……」
片手で抱きしめた腕の中の妹を、霞んだ視界で呆然と見つめる。
ワイツに陵辱され、魔力を奪われて元の姿に戻ったありさ。ほとんど裸のままで、
虚ろな瞳で放心している。幼い膣はぱっくりと割れ、射精された精液がまだこぼれていた。
その腕に抱くありさの感触もだんだん遠くなっていく。
「ちくしょう……」
意識が霞み、ヤマトは無念の呻きを漏らし、ゆっくりと前に倒れ−
その身が白い光に包まれた。ありさごと。
「エンジェル☆オーロラ、清らかに光臨」
光が消えると、目の前に金色の髪の天使が立っていた。
ほっそりと細い体を白いドレスに包み、輝く金色の髪が腰まで伸びている。
背中には小さな白い翼。年齢はありさよりやや上、中学2年生くらいに見えた。
「……なぜ僕を助けた」
悪魔の姿でヤマトは言う。千切れた左腕が元に戻っていた。お腹の傷も癒え、
意識もはっきりとしている。
腕の中のありさもしっかりとパジャマを着ていて、体の汚れも消えていた。
膣内射精された精液も完全に消えているだろう。
「あなたを助けたわけではありません」
オーロラと名乗った魔法天使の少女は、涼やかに言うと、ありさに優しい眼差しを向け、
「私が助けたのはその少女です。ローラから、電話で頼まれましたので」
「なるほど」
エンジェル☆ローラ。ありさを魔法少女にした張本人の天使。大和に処女を奪われて天界に帰ったが、死んだわけではない。
天界から電話で知り合いの天使に頼んでいたのだろう。残してきたありさのことを。
「いや、でも、電話って? 天界から繋がるの?」
「来るのが遅くなってしまいました」
ヤマトの疑問をきっぱり無視し、オーロラは続ける。夜闇に在ってなお、彼女は光り輝くようであった。
「この場は見過ごしましょう。ありさのこと、頼みましたよ」
言うだけ言うと、オーロラは空へと飛んでいく。
気が付けば、いつの間にか雨はやんでいた。
「ありさ……」
ヤマトはまだ失神したままの妹を抱え、黒い翼を広げる。
家にかえるために。そして。
家に戻ったヤマトは人間の姿の大和に戻り、まずはお風呂に。
じゃーとシャワーを浴びながら、そっとありさの唇にキスする。何度も、何度も。
ちゅっちゅっとキスするうちにありさの眉が寄り、「うぅん」と声が漏れた。
「あっ……。お兄ちゃん」
そして裸で兄に抱かれているのに気付き、自分からもぎゅっと抱きついてくる。
「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
「うん」
小さな妹の体を腕に抱き、大和はよしよしと短い栗色の髪を撫でてやる。
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
「なに謝ってるんだよ」
いきなり涙をこぼしながら謝るありさの、髪から背中を撫で、
「謝るのはお兄ちゃんのほうだよ。ごめんな。守れなくて」
「ううん。いいの。いいの」
涙を流す瞳でありさが見上げる。その口にまたちゅっとキスし、抱きしめたまま動かなくなった。
シャワーを浴びながらお風呂場でキスする兄と妹。
どれだけそうしていただろうか。
大和のほうから口を離し、ありさは名残惜しそうに見上げる。潤んだ瞳で。
「あ、あの……。ありさね、ありさは……」
何か言おうとするありさの口を今度は指で止め、大和から言った。
「エンジェル☆オーロラって言う天使に助けてもらったんだ」
「オーロラ?」
「ああ。ローラに電話で頼まれたんだって。ありさを」
「ローラちゃんが……」
じっとありさの目に涙が溜まる。今度は感激で。
「あ、お兄ちゃん腕は?」
今更気付いたように、兄の左手にそっと手を重ねる。
「うん。そのオーロラに治してもらった」
「そう……。よかった」
重ねた手を握り、ありさは兄に胸に頬を寄せる。逞しいお兄ちゃんの胸に。
「あのね、ありさね」
「うん」
「嫌だったけど……大丈夫だったよ。お兄ちゃんのほうがよっぽど気持ちよかったから」
「……」
「だからね。ありさは絶望しないの」
「そっか……」
よしよしと胸に頬を寄せる妹の頭を撫でてやる。
正義の魔法少女は、絶望すると魔法も魔法に関する記憶を失い、普通の女の子に戻る。
だけどありさは絶望しなかった。お兄ちゃんの目の前で陵辱され、なお希望だけは残していた。
お兄ちゃんが助けてくれると信じて。
ありさを抱く大和の腕にぎゅっと力が籠もる。大和はそのありさの期待に応えられなかった。
守ると決めたのに。決して妹を傷つけさせないと決めていたのに。
「お兄ちゃん」
兄の目が険しくなり、気付いたのだろう。自分を助けられなかった事に苦悩するのが。
今度はありさからちゅっとキスし、微笑んで見せ、
「忘れさせてよ。お兄ちゃん」
「ああ」
じゃーとシャワーを浴びながら、大和はゆっくりとありさの身をマットの上に横たえる。
そして妹の上に覆い被さっていった。
忘れやせてやる。あんな狼に犯されたことなど。
めちゃくちゃにしてやる。狼以上に。
「あんっ」
兄の手がいきなり秘所を撫で、ありさの腰が浮き上がる。
「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
シャワーを浴びながら、兄と妹は禁断の情事を重ね、青い性に溺れていく。
この二人の禁断の愛はどこに行き着くのだろうか。
ありさの小学6年生の幼い体を抱きながら、大和は頭の隅で考えていた。
連れ去られたリリムとリリスはどうなっているのだろうと。
今頃はこんな風に……。
「ああっ……アゥ! アッ! ア、アァ! アアアーッ!」
幼い嬌声を上げ、体の下で妹が悶える。リリムとリリスの事は頭の片隅に残しておき、
大和は幼い妹との情事に夢中になっていった。
山奥の今や誰も使っていない別荘。そこにレイズとワイツの隠れ家はあった。
もう何十年も使われていないだろう。ベッドや家具などなく、剥き出し木の床の上に、
リリムとリリスは転がされていた。
「へっへっ」
ピンクの髪の美少女姉妹を見下ろしながら、ワイツが狼の瞳を輝かせる。レイズの姿はない。
『お前の好きにしろ』
それだけ言ってレイズは外に出た。言われたように、あとはワイツの好きにするだけ。
床に転がるリリムとリリスは、じっと目を閉じ、後ろ手に銀色の縄で縛られていた。
ただの縄ではなく、魔法封じの縄。魔法少女を捕らえるのに必須の品である。
「ほら。そろそろ目を開けな」
べろっと大きな舌でリリスの頬を舐める。
姉のリリス。ピンクのセミロングに、ピンクのふりふりドレスを着たピンクづくしののんびりした少女。
「う〜ん」
べろべろ舐めているうちに、呻き声が漏れ、ゆっくりと目が開いてゆく。
その間に、ワイツは隣のリリムもべろべろ舐めていった。
妹のリリム。ピンクのツインテールの、タイトな黒いワンピース。姉妹とも共通するのはピンクの髪と、背中の小さな黒い羽。
この黒い羽は狼男のワイツの背中にも生えている。
「ふわ〜。もう朝ですか〜?」
「おはようございますー」
呑気な声とともに、姉妹は目覚め、それから後ろ手に縛られているのに気付き、
「あ〜れ〜。手が動きません〜」
「ご主人様ー。今日は緊縛プレイですかー?」
じたばたともがく姉妹にワイツは眉を寄せ、
「がおー!」
一声吠える。その声に、ビクッと姉妹は飛び上がった。後ろ手に縛られた身で。
「はわわ〜。ワイツちゃんだ〜」
「はわわ。ワイツお兄様ですよ、リリスお姉様」
ようやく自分に気付いた姉妹に、ワイツはよしよしと頷く。暗い部屋の中で、
ワイツの狼の瞳だけがギラギラと輝いていた。
「さーて。どっちからにするか」
くんくんと匂いを嗅ぎ、ワイツは姉妹を交互に見比べる。
ピンクの髪のどちらも可愛いリリスとリリムの姉妹。ワイツにとっても腹違いの妹である。
3人とも魔王の子供なのだ。リリスとリリムは母親同士が姉妹であり、さらに近い血縁関係にある。
ちなみにワイツの母親は獣人族で、レイズの母親と同じ一族である。
「あのー。ワイツお兄様」
ねめつけるような視線を向けるワイツに、リリムが、
「ご主人様が心配すると思うのです。お家に帰してください」
「あーん?」
ワイツの視線がリリムに固定した。ギラギラ輝く野獣の瞳が。
「あいつなら、レイズの兄貴にボロクソに負けたぜ」
「でもでも。帰らないと、心配するのです」
「全く。人間なんかに襲われて、親父の呪いにかかっちまって」
魔王が処女または童貞の子供にかけた呪い。
人間に無理矢理処女(童貞)を奪われる、その人間を悪魔にし、服従するという呪い。
リリムもリリスもこの呪いにより、大和に服従していた。そして大和は悪魔になる呪いを二つも重なっている。
「ちっ、やっぱ殺しときゃよかったな」
服従の呪いは対象者が死ねば自然に解除される。こうして服従の呪いがかかっているということは、大和はまだ生きている。
「ワイツちゃん〜。お願い〜」
リリスも一緒になって頼み込む。微かにワイツの頬が赤くなった。
「へっ。リリスはあとだ。俺は好物は残しとくほうでな」
ずっとワイツの狼男の巨体がリリムに覆い被さる。そして抱きついた。
「きゃっ!」
ワイツの狼の毛皮に包まれ、リリムはきゅっと身をよじった。そしてワイツの荒い息遣いと雄の匂いを感じる。
大和が自分を抱くときにいつも出していた、ケダモノの匂い。
「だ、だめですよぉ!」
処女だったリリムも、大和に何度も抱かれているうちに、すっかりと開発されていた。
雌を狙う雄の欲情にも、敏感になっている。だから分かった。ワイツが自分を求めていると。
「やー。柔らけえ」
だが構わずにワイツはリリムの華奢な体を抱きしめ、その柔らかさを存分に味わっていた。
「だめですったら、ワイツお兄様……! リリムとお兄様は、兄妹なんですよぉ!」
「それがどうした」
大きな狼の口がべろっとリリムの頬を舐める。そして唇を塞いだ。
「んー!」
カッとリリムの目が見開き、ワイツの体の下でガタガタと震えだした。
ぺろぺろと狼の舌がリリムの唇を舐め、しゃぶっていく。
「どうした? あの人間に、抱かれてるんだろう?」
「いや……イヤですぅ! やめてください!」
抱かれているからこそリリムはワイツを拒絶する。
「ご主人様……。リリムを抱いていいのは、ご主人様だけですぅ!」
「そうかい」
狼の爪がリリムの胸元に伸び、ビリッと一気に引き裂いた。
「きゃああっ!」
リリムの、華奢な割に豊かな乳房がぽろんとこぼれる。
「やめて〜。ワイツちゃん、やめてあげて〜」
横で転がるリリスも頼み込むが、発情したワイツの耳には聞こえない。
「いやっ!」
ワイツが狼の口で乳房にしゃぶりついてくる。
「きゃっ……。やぁ!」
腹違いの妹の乳房を大きな口いっぱいに含み、傷をつけないようにぱくっと甘噛み。
「ひっ……!」
鋭い牙で柔らかい乳房を挟まれ、サッとリリムの表情が青ざめる。このまま本気で噛まれたら、間違いなく痛い。いや切断される。
「や、いやですぅ……」
ガタガタ震えるリリムの心配をよそに、ワイツは口に含んだ豊かな脂肪をぺろぺろと舌で舐め、唾液でまぶしていく。
「んっ。くすぐったいですぅ」
くすぐったさに身をよじり、恐怖がすぐに吹っ飛んだ。
「やーん。だめですよワイツお兄様〜。兄妹でこんなことしたらー」
大和とありさは止めなかったくせに。というか、最初に「犯せばいい」とけしかけたのはリリムだった。
「だめー。ダメです〜」
くすぐったさに悶えながら、それでも嫌々と首を振り、リリムのピンクのツインテールが揺れる。
拒絶の声を愉快に聞きながらワイツは胸を味わい、股間の疼きを高めていく。
マジカル☆アリサを犯してなおたぎったままのワイツの獣欲。その毒牙は実の妹へと向けられる。
「ふー」
ようやく胸から口を離すと、もう唾液でべとべとで。ピンクの乳首も唾液で包まれ、
ツンと尖っていた。
「はぁ……あぁ……。も、もう終わりですよね」
最初は青かったリリムの顔もすっかり紅潮し、汗を浮かべていた。
「これからが本番だ」
リリムに答え、ワイツはさっとズボンを抜く。猛りきった狼のペニスがドンと天を向いていた。
「きゃ〜。ワイツお兄様、リリムはもう子供じゃないんですよ。一人でお風呂入れます」
「誰もお風呂入れるなんて言ってない」
「じゃあ、じゃあ、おトイレ一人で行けます」
「あーん。トイレも行かないな」
「で、でもでも、リリムおトイレ行きたいですぅ」
本気かどうか、もじもじと腰を揺らしてみせるリリム。
「ワイツちゃん〜。リリスが、代わりに〜、なります〜」
横ではリリスがまだ頼み込んでいる。姉としての義務感だろうか。
「リリスは後でな。たっぷり可愛がってやるからよ」
リリスにべろっと舌なめずりして見せ、ワイツはリリムのスカートに手をかけ、
一気にビリッと引き裂いた。
「きゃああっ!」
短い黒いスカートが簡単に裂け、ピンクの布が見えた。
「なんだー? 人間みたいにパンツ履きやがって」
魔界にパンツを履く習慣はない。にも関わらず、リリムはピンクのパンツを履いていた。
ちなみに履く習慣がないだけで、パンツそのものは魔界にも存在する。
「だ、ダメですぅ。これは、ご主人様にもらった大切なものですから」
それは大和にもらっら大事な下着。
「ふーん」
その大事なパンツを、ワイツはあっさりと引き裂く。鋭い爪で。
「あぁ……。嫌ああーっ!」
するっと股間からパンツが脱がされる恥ずかしさよりも、パンツを切られたショックで悲鳴が上がった。
「ひどい……ひどいですぅ! リリムの宝物だったのにぃ!」
目にじっと涙が溜まり、たちまち落ちていく。
「ワイツお兄様のバカぁ! 狼!」
「あー。悪かったな」
狼の手で肌を傷つけないように太ももをつかみ、さっと両脚を拡げさせる。
まだ毛も生えていないピンクの割れ目が、はっきりと眼下に晒された。
「お詫びに、いいものくれてやるぜ」
ワイツの腰が近付いていく。まだ濡れてもいない妹の秘裂に。先端は鋭い肉棒。
「い、イヤァ! だめです! それはだめですよぉ!」
むにっ、と先端が割れ目に触れ、簡単に肉ヒダがめくれ、内部に入ってきた。
「ご主人様ぁ! ご主人様がっ! ご主人様じゃないとおぉ!」
激しくリリムの首が振り回され、揺れるピンクのツインテールが顔に当たり、
撫でていく。
その感触にワイツは頬を緩ませ、肉棒を包む肉の柔らかい感触に目を細めた。
「やめてぇ〜。ワイツちゃん、やめてあげて〜」
「いやああぁ! いやっ! いやあああっ! ご主人様、ご主人様あああっ!!!」
懇願しながらしくしくと泣き出すリリス、もはや余裕もなく泣き叫ぶリリムの声に胸踊り、
一気にズンッと腰を突く。
「ひぎいいいいぃっ!」
ワイツの狼のペニスがお腹深くまで刺さり、リリムは絶叫して背筋を仰け反らせた。
「あー。いいぜぇ」
乾いた膣肉を狼の肉棒が乱暴に擦り上げ、たちまちじゅっと濡れていく。
男のものを受け入れるのに慣れたリリムの体は対応も早い。すぐに愛液で肉壷を濡らし、
ワイツの太いものを包んで潤滑油とし、膣肉が傷つくのを防いだ。
「ひぎゃああああーっ! やだっ! やだやだやだやだ、やめてよおーっ!」
「なに言ってやがる。もうこんなに濡らしやがって」
壊れないように体が勝手に濡れただけ。リリムが感じているわけではない。
どっちにしろワイツにしては同じ。腰を突き、濡れた肉壷をかき混ぜていく。
「ひぎいっ! だめ、動かないでぇ!」
ぱんぱんと肉と肉がぶつかる音がして、膣内にずんと衝撃が伝わり、そして膣肉が抉られる。
一突きごとに、ドクンドクンとリリムの胎内に熱い衝撃が走り、身体を火照らせていった。
「はああっ! だめ、やめて、いや、もういやーっ! とめて、ぬいて、とめて、
許して! 許してくださぁい!」
飛び散る涙が振り回されるツインテールと混ざり、ワイツの目を愉しませた。
体の下で泣き叫ぶリリムをじっくり視姦しながら、一突きごとに飛び散る涙に股間をさらに熱くする。
「いいぞぉ」
もっと泣け、叫べ、喚け。
「あああぁ! あがぁ! どうして、どうして、わあああーっ! リリムいやなのに、
いやって言ってるのに、だめなのに、どうして、やめてくれないんですかぁ!
やめてよ、もうやだぁ! いやなんですったらぁ!」
ガクンッとリリムの腰が上がり、ワイツの動きに合わせて揺れていく。
心は嫌がりながらも、体はしっかりと反応していた。大和に開発された成果。
「くうぅ。なかなかいいぜぇ」
必死に嫌がりながらも、体は感じ、喘ぎ悶えていく。その理想的な反応に、
ワイツはさらに昂ぶり、腰を早めていった。
痛がるだけの処女もいいが、感じてくれるほうが交わってるという感じがする。
「おらぁっ!」
ガッと腰を突き上げると、リリムの体が若鮎のように飛び跳ね、背筋が仰け反ったまま、
ガクガクと振動していく。
「ひいいぃ! いやあああっ! いやあああああっ!」
いつしかリリムの脚は上を向き、腰に合わせてガクガクと揺れていた。
「ご主人様っ! ご主人様あああっ! リリムは、リリムはああーっ!」
涙で霞んだ目で必死に大和を求める。でも見えるのは、ギラギラした瞳の狼男だけ。
「助けて……助けてくださぃいっ!」
ぎゅっ、とリリムの膣がしまり、ピンと上を向いた脚が硬直する。
「おおうっ!」
リリムに誘われるまま、ワイツはお腹の中で果てた。
「だめえええええぇっ! だめですううぅ!」
リリムの悲痛な絶叫を聞きながら、ワイツはどくどくと膨大な量の精を出し続ける。
妹の膣内へと。
「いやあああっ! ご主人様ぁ! ごめんなさいいいぃーっ!」
熱いものを胎内に浴び、硬直したリリムの体がガクガクと震え、そして脱力し、
上を向いた脚もがくっと下に落ちた。その脚に、股間から流れた精液が伝う。
「ふー」
熱いものを放ったワイツにも、リリムから熱いものが流れてくる。リリムの魔力だ。
「よかったぜぇ」
リリムの魔力を吸収すると、ワイツは腰を抜いた。ごぼっと大量の白濁液がこぼれ、
木の床に流れていく。
「あ、あぁ……。いやぁ……」
放心状態で、瞳は光を失い虚ろになっていく、後ろ手に縛られたまま、股から精液を垂れ流すリリム。
「リリムちゃん〜。ごめんなさい〜」
同じく縛られたままのリリスがしくしくと泣きながら謝った。姉として妹を守れなかったことに謝っているらしい。
「へへっ。すぐに同じにしてやるぜ」
すっきりして垂れるペニスをそのままに、すぐさまリリスにワイツは覆い被さっていった。
「いや〜」
狼の毛皮に包まれ、きゅっと身を硬くするリリス。その姉を、リリムは虚ろな瞳で見ていた。
「リリス……お姉様……」
放心状態のリリムの声が微かに聞こえる。
「んー? まだ元気か」
リリスに抱きつきながら、ワイツは「わおーん」と吠えた。
床からむくむくと一匹の魔犬が召還されて来る。
「リリムを抱いてやりな」
命じられた魔犬はきゃんきゃんと嬉しそうに吠え、早速リリムへと覆い被さり、
ワイツの精液を垂れ流す股間に己の腰を突きつける。
「ひっ!」
そしてリリムは、上に覆い被さった魔犬の、硬いものを腰に感じていた。
虎や獅子ほどの大きさもある間犬。勃起したペニスはやはり大きい。
「だめ……だめぇ……」
虚ろな瞳にさらに涙が溢れる。そして正常位で、勃起した魔犬の獣のペニスが挿入されて来た。
「いやああああああっー! うがあああああーっ!!!」
放心していたリリムをさらなる衝撃が襲い、虚ろなだった瞳がさらなる絶望に染まる。
正義の魔法少女だったら絶望の闇に染まるところだろうが、魔界の悪の魔法少女にそういったものはない。
「リリスちゃん〜。ひどいです〜。やめてあげて〜」
魔犬に犯されるリリムに、リリスの涙もさらに激しくなる。
「心配すんな。お前は俺が相手してやるからな」
リリスのピンクのドレスを引き裂きながら、ワイツは愉悦を止められないでいた。
「リリス。俺はな、魔界に居たときから、お前を抱きたかったんだぜ」
そのリリスが今こうして腕の中にいる。
「うう〜」
魔犬に犯されているリリムを見せ付けられながら、ドレスを破かれ、泣いている。
リリムに射精してすっきりしたはずなのに、さらなる獣欲が昂ぶるのをワイツは股間の奥から感じていた。
ビリリッ、とひらひらフリルのドレスが裂け、乳房がぽろんとこぼれる。
リリムよりもやや大きい乳房。ワイツは豊かに実った胸を鑑賞しながら、長いスカートも切り裂く。
「なんでー。リリスもパンツかよ」
リリムと同じく、大和にもらった大事なピンクのパンツ。やはりそれもあっさりと引き裂かれる。
「ご主人様 〜。ごめんなさい〜」
まるで大和との絆まで引き裂かれたような気分に、リリスの涙が増していく。
それはありさとリリムも味わった悲哀。
「忘れさせてやるよ。あんな男のことはな」
ワイツの鋭い牙の並んだ口がリリスの股間に埋まっていく。うっすらとピンクの陰毛の生えた乙女の園に。
「いや〜」
股間に硬い牙がカチカチと当たる感触に、リリスはきゅっと緊張して股を締める。
そのきゅっと締まった股間にあーんと大きく口を開き、ぱくっと噛み付いた。
「だめ〜」
あそこを食べられる、という恐怖に、ますますリリスは硬くなっていく。
だがワイツは軽く甘噛みするだけで、股間に鋭い牙を触れさせ、べろっと舌を伸ばしてくる。
「きゃんっ」
生暖かく濡れた舌が敏感な部分を舐め、くすぐったさに腰が震える。その震えを口の中に感じ、ワイツは舌を早めていった。
じゅるっ、じゅっ。
「や〜」
大きな舌が包むように割れ目をなぞり、唾液をまぶし、股間の奥にまで刺激をもたらす。
「ん〜」
リリスの額にうっすらと汗が浮かび、頬が紅く染まる。いつしか恐怖による硬さは消え、
代わりに官能で体が硬くなっていく。
「いや〜。はぁん〜」
甘酸っぱい吐息が漏れ、潤んだ瞳から涙が流れ落ちた。
「はああぁ〜。ふああ〜」
胸に溜まった熱を吐き出すように大きな吐息が漏れる。だが胸の内から熱い疼きが生まれ続け、しゃぶられる腰が自然にガクガクと震えた。
「ご主人様〜。ご主人様がいいの〜」
大和以外に愛撫されているのに感じる体が恨めしくて。リリスは悶えながら、
しくしくと泣きすすっていた。
「え〜ん。えーん、えーん〜」
リリスの泣き声を聞きながら、ワイツはただ一心に秘所を貪っていた。じゅるじゅると
狼の唾液が股間をぐっちょりと濡らし、内側からもじっと熱い液が漏れ出す。
舐められるリリスの股間が浮き上がり、ガクガクと左右に揺れていき。その動きに合わせてワイツも顔を揺らした。
「いやああああっ! やあああああああっ!」
その横からは、リリムの絶叫が迸る。
ドクン、ドクンと、魔犬の射精を受けていた。膣内に。
そしてジャーと、魔犬と結ばれたリリムの股間から、黄色い液体が漏れる。
おしっこしたらしい。トイレに行きたいと言ったのは本当だったらしい。
「あああぁ! いや……いやああああっ! もういやですぅ! 許してぇ!」
魔犬のとまることない射精を受け続け、おしっこを漏らしながら、リリムは
光を無くした虚ろな瞳でただ泣き叫び、そして犯されていく。
「許して……。なんでも、なんでもするからぁ! ご主人様ぁ! どうして、
どうしてリリムを助けてくれないんですかぁ! ご主人様ー! リリム、リリムひどいことされてるんですよぉ!」
その声を聞くべき大和はここにはいない。今頃は家でありさと慰めあってるから。
「リリムちゃん〜」
妹の悲痛な泣き声に、リリスもしくしくと泣くしかできなかった。そして
股間をしゃぶるワイツは二人の母親の違う兄。
「へへっ、いい味だぜぇ」
リリスの愛液を堪能すると、ワイツはようやく口を上げる。唾液で濡れた大きな口。
その口で、リリスの唇を塞ぎ、キスしてきた。
「ん〜」
涙を流すリリスの華奢な体を抱きしめ、ワイツは口を押し付け、べろべろと唇を舐める。
柔らかくて甘いリリスの唇。その甘さはワイツは大いに満足させ、昂ぶらせ、
狼の尻尾がぶんぶんと揺れた。
その腰のペニスはギンギンに勃起し、先端を尖らせて、リリスの花弁を狙っている。
リリムに射精したばかりだというのにまだまだ元気。
「イヤァ……イヤアアァ……」
隣からのリリムの泣き声にも、ワイツの腰がビンビンと揺れた。
魔犬に正常位で犯され、リリムは放心しきった状態で射精を受け続けていた。
ただ呆然と呻くだけの悪の魔法少女に、魔犬は激しく腰を振って射精を続けていく。
「それじゃあ。こっちもいくぜ」
「う〜」
リリスの体を引っくり返すと、ワイツは背中から乳房に手を回し、ぎゅっと摘む。
「ひうっ」
ビクッと浮き上がるリリスの腰。そこに、硬いモノが触れた。勃起したワイツの性器。
「いや〜」
腰を下げて逃げようとするが、その分だけワイツも腰を降ろす。両手は後ろ手に縛られ、
涙を流す頬が床に触れ、その背中からワイツが覆い被さってくる。
豊かな乳房がきな手でつかまれ、ぷにぷにと揉まれ、先端の勃起した乳首が爪で弾かれる。
「やめて〜。だめ〜。いーやー」
リリスの背中の小さな黒い羽がぱたぱたはばたき、ピンクのセミロングの髪が、白い背中でゆらゆらと揺れていた。
その背中を見下ろしながら、ワイツはぐっと腰を下げ、逃げるリリスの花弁を捉える。
「だ、だめ〜」
拒絶の声は遅かった。
手の中の乳房をぎゅっと揉むと同時、さっと腰を叩きつけ、肉ヒダをめくりあげ、
桃色の秘肉を縦に裂き、狼が突き刺さる。
「はあぁ……あぐううぅ……」
床に触れる頬に今まで以上の涙が伝い、水溜りを作っていく。
腰に刺さった肉棒は柔らかい秘肉を抉りながら、さしたる抵抗もなく奥へ奥へと進み、
すぐにお腹いっぱいに埋まっていった。
「ひぐううぅ〜。あう〜あうぅ〜。はぐ〜」
後ろ手に縛られた状態で、犬のようにバックから犯され、肉棒に貫かれた腰がガクガクと揺れる。
「おおう」
振動が股間から直接脳に伝わり、ワイツの瞳にギラギラと欲情が昂ぶっていった。
しっぽりと濡れたリリスの肉壷は暖かく狭く、すぐにでも射精してしまいそうで。
「いいぜぇリリス」
床に泣き伏すリリスの歪んだ顔、揺らめく白い背中とピンクの髪を見下ろし、
ワイツはガッと腰を叩きつけた。
パン、とお尻の肉が音を立てる。
「ひいぅ!」
膣内を抉られる衝撃にリリスの背筋が仰け反り、羽がぱたぱたとはばたく。
「気に入ったぜ」
リリムも悪くなかったが、やはりリリスとのほうが相性はいい。
ワイツは夢中になって腰を振りながら、背中から声をかける。
「リリス、お前は俺の嫁だ」
「ひいいぃ! ひぐぅ、いや、いやです〜」
泣いているリリスに、ワイツの声が届いてるかどうか。
「今日からは俺の嫁だからな。ずっとこうしたかったんだぜ、リリス」
妹の肉壷を存分に掻き回しながら、ワイツが血走った目で言い続ける。
ちなみに魔界では近親婚も重婚も有り。
「はああっ〜! ぐっ、うっ、あぐうう〜」
ぽかんと開いた口から涎がこぼれ、涙と混ざり、床に水溜りとなっていく。
そして肉棒の突き刺さった腰は高々と上がり、ガクガクと上下左右、縦横無尽に揺られていた。
「あうっ、あうっ、あう〜」
紅い頬で喘ぎを漏らし続け、膣肉を抉られるたび、背中がぎゅんっと仰け反り、
ワイツの目を愉しませていた。
「これから、うんと可愛がってやるからな」
恍惚とした表情でただ腰をがむしゃらに揺らし、胸を揉み、ワイツははっはっと息を早めていく。
「ご主人様〜。ごめんなさい〜」
犯されながら想うのはやはり大和の事。その言葉に、有頂天になっていたワイツの瞳に怒りが宿る。
「へっ、あの野郎も次に会ったら殺してやるよ。リリスの処女を俺より先に奪いやがって」
殺したら服従の呪いも解ける。ああ、そうだ。殺してやろう。
「ひうっ、ひふっ、うう〜」
バックからガンガン突かれ、胸を揉まれ、リリスの背筋が仰け反り、そしてピチピチと床の上で跳ねた。
「はうう〜。いやああ〜」
そしてぐっと膣が締まり、ワイツを絶頂へと誘う。
「くううぅ!」
熱くたぎる肉棒の欲求のままに精を放ち、膣がたちまち白濁液で染まっていく。
「はがあああぁ〜。いや、いや、だめええぇ〜」
射精を受け、リリスの体が飛び跳ね続け、そしてぐったりと動かなくなった。
肉棒の突き刺さった結合部からドロッと精液がこぼれ、太ももに流れていく。
「いやぁ……。ああぁ……」
放心した虚ろな瞳のリリスを見下ろしながら、ワイツは射精のさっぱりした爽快感の余韻に浸り、リリスからの魔力を吸収した。
リリムに続いて、リリスの魔力も体に流れ込んでくる。
「ふー」
ずぶっと肉棒を引き抜き、ワイツは己の魔力の高まりに体を震わせていた。
ぷるぷるとその狼男の巨体が震えていく。
おや? ワイツのようすがおかしいぞ。
しんかさせますか?
→はい
いいえ
小刻みに震え続けたかと思うと、ワイツの体がぶわっと黒い闇に覆われ、一回り大きくなる。
「ナイトメア☆ワイツ、とらっと参上!」
そして闇が消えたとき、そこには一回り大きくなった虎男のワイツがいた。
銀色の毛並みのまま、レイズのような虎男になっている。
「おおおっ!」
ワイツは大きくなった自らの手を見て、
「虎だ! 俺は虎になったんだ!」
これでレイズと同じ虎男。もう噛ませとは呼ばせない!
「やったぜリリス!」
「ああ……。うあぁ……」
そのリリスは、お尻を上に向けたまま虚ろな瞳で放心している。
「へへっ。虎になった記念だ」
リリスを仰向けにすると、ワイツは大きくなった虎男の巨体で覆い被さる。
「いやぁ……」
体の下にリリスをの暖かみを感じ、容赦なくワイツは抱きしめ、しゃぶっていった。
「いやぁ……あぁ……」
その隣では、延々と魔犬に犯されているリリム。
「ご主人様ぁ……」
「たすけて……たすけてぇ……」
まだ来ない助けを求め、リリスとリリムが呆然と呟き、犯されていく。
虎男になったワイツがリリスを犯し、魔犬がリリムを犯す。
悪の魔法少女の陵辱劇がまだまだ終わらない。
そして長い長い一夜が明け。今日は日曜日。
「お兄ちゃん?」
起き上がったありさは、先に起き出し、ベッドに腰掛けていた兄の背中に抱きつく。
ありさの部屋。昨日はお風呂から出てからも、ずっとありさのベッドで一緒に寝ていた。全裸で。
「おはよう」
「うん。おはよう」
朝の挨拶を交わし、くすっと微笑む兄と妹。
しばらくそうして裸で寄り添い、
「あのな」「あの」
二人同時に口に出し、顔を見合わせて笑った。
「お兄ちゃんから言って」とありさが言うので、大和から続ける。
「リリムとリリス、助けないとな」
「うん」
ありさはこくっと頷き、
「智子ちゃんの仇も取らないと」
「そうだな」
ありさの肩を抱き寄せ、その頭を抱きしめる大和。
柔らかい甘い香りが短い栗色の髪から漂う。その甘い妹の香りを胸に満たし、
「でも、もっと強くならないとな」
「そうだね」
身も、心も。強くならないと。妹を守れるぐらいに。
「というわけで」
腕を伸ばしてありさの瞳を見据え、大和は告げる。
「今日の予定は、『強くなってリリムとリリスを助けて、智子ちゃんの仇を討とう大作戦』だ」
「うん」
こくっと頷くありさ。兄の手をしっかりと握り締め、その手を上げた。
「がんばろうね。お兄ちゃん」
「おー」
繋いだ手を上げて、「おー」と声を上げる兄妹。
そうだ。負けて泣いてる暇なんかない。
その頃。リリムとリリスは。
「いやぁ……いや……」
「もう……ゆるしてぇ……」
魔犬と虎男になったワイツに一晩中犯され、精液まみれで横たわっていた。
その瞳に光は無く、虚ろな瞳でただ泣き続けている。
(つづく)
GJ!
リリムとリリス、思ってた以上にがっつりやられちゃったなぁ〜
狼より虎のほうが上なんだ。了解w
GJ!
俺、虚ろな瞳で横たわるってシチュが大好きなんだって思い知ったわww
GJ! ところで魔王の娘が魔王の息子からも魔力を奪えるのだろうか?
だとしたら犯して犯されて魔力を奪い合って最強の一人が……どう見ても蠱毒です本当に(ry
>>289 ナカーマ
GJ!
冗談で90%って書いたんだけど冗談じゃないで95%ほどになるなこれじゃ。
ほかの職人さんも負けないようにがんばれ!
GJ
>>290 何故例えになまなましい蠱毒をw
蟷螂とかでも良いじゃんw
なんというエロス・・・
これは製品化間違いなし
実際本でたら買いだわw
GJエロすぐる
更新早いなー。GJ!
>虎だ! 俺は虎になったんだ!
ごめん、ワイツ君。タイガー三井が頭に浮かんで笑っちゃった。
なのはにハマってからエロパロ板を除いたら、関連スレのなんと多いことか・・・。
速攻でお気に入りに入れさせていただきました。
そして職人GJ!!
落ちた前スレにしか書いてないので宣伝も兼ねて
・杏の人に拍手レスにてメッセージを送っていますのでご一読願います
・こっそり作っていた保管庫でやっと1スレ目の保管が完了しました
・次スレテンプレ案を保管庫に置きました
このスレのコピペ+某巡回スレの注意書きコピペです
スレタイすらもコピペなので代替案募集中
・更新は大体この時間です
ttp://kuma.usamimi.info/magi
298 :
297:2008/04/10(木) 06:01:17 ID:+r5YIlus
肝心な事書いてませんでした
文面からわかるかと思いますが、スレ保管庫の宣伝です
ナイトメアドリーム第十五話
うららかな6月の日曜日。梅雨の季節だが本日は快晴。
その平和な日常に、
「ナイトメア☆ヤマト、邪悪に参上」
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよ〜」
悪魔と正義の魔法少女が降り立つ。誰も居ない山中の野原に。
本当に人っ子一人居ない山奥。誰も見ていないが、ヤマトとアリサは正面から対峙し、
「ふははっ。よくきたなアリサ。今日こそお前の最期だ」
「平和を乱す悪い悪魔は、正義の魔法少女マジカル☆アリサが許さない」
くるくると魔法のバトンを回すアリサ。ワイツに壊されたバトンは完全に修復していた。
「みんなー、正義の魔法少女、マジカル☆アリサを応援してね」
そして誰も居ない野原に、ぱちっとウィンク。
「そうはいかないぞ。ウィングカッター」
ばさっとヤマトの黒い翼が広がり、風の刃を放つ。レイズに破られた皮膜も完全修復。
びゅーんと空を切り裂き、風の刃は空に飛んでいく。
「よくぞかわした。これならどうだ。デビルファイヤー」
続いてボーと口から炎。アリサの居るのとは反対方向に。
「負けないわ。マジカル☆シュート」
「デビルサンダー」
アリサがバトンから魔法の光を放ち、ヤマトは額の二本角から電撃。それぞれ明後日の方向に。
……
技を出すだけ出すと、ヤマトとアリサは周囲に気を配り、
「誰も来ないな」
「来ないねー」
「やっぱ山奥すぎたんじゃない?」
「でもでも。街でやったら迷惑かかるし」
「あー。しかし誰も来ないなー」
「来ないねー」
この兄と妹は、『魔法で戦ってるように見せて、誰か来たら襲っちゃおう』作戦の実行中なのである。
ぶっちゃけ、魔法天使か魔法少女が来たら、犯して魔力を奪い、強くなろうという作戦。
しかし悪魔のヤマトはともかく、アリサちゃんは正義の魔法少女でしょ?
「仕方ないよ。智子ちゃんの仇を討つためだもん」
そうですか。それなら仕方ない。
「あー」
悪魔の姿でぼんやりと空を見上げながら、ヤマトは想う。
「リリムとリリスは今頃どうしてるかなー」
犯されてる。
「うーん。エッチなことされてなければいいけど」
瞳が光を無くして虚ろになるぐらい犯されてるって。
「お兄ちゃーん」
ヤマトが連れ去られたリリムとリリスのことを考えてると、アリサが駆けてきて、
「とうっ」と勢いをつけたままジャンプ。足をこちらに向け、
「アリサちゃんスクリューキック!」
ぐるんっと空中で体が回転し、ぎゅるるーんと紅い弾丸となってヤマトの横を通り過ぎた。
どかーん
そのまま山の木々を粉砕し、とことことアリサは戻ってくる。
「どう?」
「うん。なかなかいいんじゃない」
「へへー」
前回、格闘であっさりとレイズに負けたアリサ。必殺のアリサちゃんキックも全く効かなかった。
パワー不足なのである。女子小学生なのだから仕方ない。
そこでアリサが考えたのが、回転を加えたアリサちゃんスクリューキック。
当たると痛い。
「しかし、アリサはどんどん格闘が強くなっていくな」
「えへへー」
無邪気な笑みを悪魔の兄に向けるアリサ。
「だって。お兄ちゃんにくっつく泥棒猫を、片手で殴り殺すんだから」
「あー。ほどほどにな」
それからヤマトは自分の左腕をぶんぶん振り回す。レイズに切断された左腕。
エンジェル☆オーロラに治してもらい、こちらも完全修復。
「ところでアリサ。お兄ちゃんは左腕を大砲にすると、キャノンフォームになるだろ」
「うん」
「この今の基本フォームにもなんとかフォームって名付けようと思うんだ」
決して名付けるのを忘れてたわけではない。思い付かなかっただけだ。
「んー」
アリサはこくんと小首を傾げ、栗色の長いツインテールを傾け、
「いいんじゃないかな。基本フォームで」
「うん。じゃあ基本フォームでいいや」
というわけで、基本フォームの名称は基本フォーム。
「今度はドリルフォームとかがいいなー」
悪のドリル魔法少女の処女を奪えばそうなるかも。
「平和だなー」
ごろんと野原に転がり、青い空、白い雲を見上げているうちに、ヤマトはのどかな気分になってくる。
「そうだねー」
同じくごろんとなり、ヤマトの腕に頭を乗せるアリサ。
ぽかぽかとお日様を一身に浴び、身も心もほかほかに。
「平和だなー」
「そうだねー」
「ナイトメア☆ブラストル、とらとらとらと参上!」
「あっ、なにか来たよお兄ちゃん」
「わー。黒い虎男だ」
背中に小さな黒い羽の生えた黒い虎男が降りてきた。その虎男が訊いてくる。
「お主ら。リリムとリリスを知っておるか?」
「知ってるよー。僕は二人のご主人様だもん」
「おおっ。では今何処に」
「知らないよー。レイズとワイツが連れてったもん」
「なんと。レイズとワイツめが。承知した」
しゅっ、と黒い虎男は姿を消し、何処かへと去っていく。
「なんだったの、今の?」
「さあ?」
ヤマトは悪魔の首を傾げ、
「ていうか、せっかく来たんだから、あいつを犯して魔力を奪えばよかったんじゃ?」
「お、お兄ちゃん? そっちもOK?」
「いやOKじゃないけどさ。アリサはどうよ」
「あたしは正義の魔法少女だもん。魔力を奪う能力なんてないよ」
抱いた相手の魔力を奪うのは魔界の住人か悪魔のみ。
「そっかー。なんだか不公平だねー」
ぼんやり空を見上げると、
「あれ? また何か来た」
来ない来ないと思ってたら、急によく来るようになった。
ぴかっ ごろごろ。
快晴だというのに、雷鳴が轟く。そして、見上げる空に竜が飛んで来た。
「ドラゴン!?」
びっくりして起き上がるヤマト。ファンタジーのお約束が遂に登場するというのか。
よく見ると、その竜の前を箒に乗った少女が飛んでいた。
「しつこいー」
「あれは?」
見覚え上がる。輝く金色のツーサイドアップ。エステルだ。
どうやらエステルが竜に追いかけられているらしい。
ヤマトも翼を広げてびゅーんと空を飛び、アリサは地上で待つ。
「おーい」
飛びながら呼びかけると、エステルと竜もヤマトに気付いたらしい。
ぴたっと竜が空中で制止し、エステルはヤマトの背後に回り込む。
間近で見ると、竜はそれほどの大きさでもなかった。せいぜいヤマトの二倍ぐらい。
ヤマトがおおよそ二メートルくらいだから、十分に大きいのだが。
赤い肌に赤い翼の赤竜だった。翼の表面にはバチバチと稲妻が走っている。
さっきの電撃はこの竜のものだろう。
鼻頭には刃のように長い角が一本生え、その鋭い牙が並んだ口が開く。
「なんだお前は」
しっかりとした発音。野太い声で、喉の奥では稲光のような光が垣間見えた。
「ナイトメア☆ヤマト、邪悪に参上」
ヤマトが名乗ると、竜も、
「ナイトメア☆デカルト、どらっと参上」
どうやらこの竜も、魔王の子供らしい。
「また助けられたわね」
背中から、箒にまたがったエステルが声をかける。長い金髪を手で撫で、セットしている。
前と同じ黒いとんがり帽子に黒マントの魔女ファッション。
「おい。ヤマトとやら」
「なに?」
慎重に身構えるヤマトに、デカルトが訊ねてくる。
「リリムとリリスを知っているか?」
「また?」
さっきのブラストルと同じ問い。
「知ってるけど、今の居場所は知らない。レイズとワイツが連れてった」
そして同じように正直に答える。
「そうか。ではもう用はない」
背中と長い尻尾を向けると、デカルトはばりばりと翼から雷鳴を出しながら、
飛んでいってしまった。
「なんなんだ?」
二体の魔物から立て続けにリリムとリリスのことを聞かれ、ヤマトの頭は疑問符でいっぱい。
「なんなの?」
後ろのエステルに訊くと、「さあ」と彼女も肩をすくめる。
「私も知らないのよ。いきなりリリムとリリスを知らないかーって追いかけられて」
よくよく空中で追いかけられる魔法少女らしい。
「お兄ちゃーん」
下からアリサが呼ぶので、すぐにヤマトは地上に降り立つ。
「誰ですか?」
ヤマトと一緒にエステルも一緒に地上に降りて来る。はじめて見る金髪美少女に、
アリサは露骨に顔をしかめた。お兄ちゃんと一緒だから。
「僕の妹のマジカル☆アリサ。見ての通りの正義の魔法少女」
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
ヤマトがまずアリサから紹介すると、アリサはバトンを回して名乗りを上げる。
「へー。悪魔の妹が正義の魔法少女ねー」
半ば呆れながら、エステルは箒から降りて地に足を着けた。
「アリサ。こちらはエステルさん。よく知らない人」
ヤマトが紹介すると、エステルも黒いマントをはためかせ、口上を上げる。
「ナイトメア☆エステル、美麗に参上」
「うわっ、この人自分で美麗とか言ってるよ」
「失礼だぞアリサ。美人じゃないか」
「お兄ちゃん、こういう人が好み?」
「綺麗な人はみんな好きだよ。
……! も、もちろん、一番はアリサさ」
一瞬胸に突き刺さるような鋭い視線を感じ、ヤマトは慌てて付け足す。
そんな兄と妹を、エステルに額に指を当てて見ていた。付いて来れない。
「ところで。さっき、リリムとリリスが連れ去られたって言ってたけど」
「うん。レイズに負けて連れ去られた。ワイツはアリサが勝ったけどな」
「うん。ボコボコに殴って蹴ってやったんだ」
がしっと小さな拳を握るアリサ。
「その割には呑気ね」
呆れたようにエステルはハァとため息。
「呑気じゃないよ。こうして魔法少女を誘い出して、犯して魔力を奪おう作戦を実行中なんだから」
「そうそう」
こくこく頷くアリサ。そして兄と妹はびしっとエステルを指差し、
「というわけで、お前の魔力とついでに処女をもらう!」
「本当は嫌だけど! お兄ちゃんにエッチされろー!」
一応作戦は覚えていたらしい。
「えー? 私? ていうか、なにこの変態兄妹」
ジト目になってやれやれと肩をすくめるエステル。
「大体、なんで処女だって分かるのよ」
「分かるよ。経験無いんだろ」
きっぱり断言するヤマト。エステルは黒いとんがり帽子を抑えて視線を隠した。
「そりゃーね。私の初めてはもう決めてる人がいるし」
好きな人のために貞操を守ってきたらしい。
「だからごめんね。あなたに抱かれるのは無理なの」
「いいねぇ」
心に決めた人がいる女を無理矢理犯す。処女を奪う。ヤマトの悪魔の心に嗜虐の火が点く。
「僕に処女を奪われれば、服従の呪いにかかるってわけだ」
魔王が処女(童貞)の子供にかけた呪い。処女を無理矢理奪った人間を悪魔にし、
その人間に服従する。
「そうね」
黒いとんがり帽子から手を離し、エステルが青い瞳を強く輝かせる。真剣な表情。
ギラギラした瞳のヤマトに、欲情した雄の匂いを感じたから。隣のアリサもやる気満々。
「行くぜぇ」
さっとヤマトが踊りかかり、戦闘開始の合図となった。
悪魔の巨体で迫り、ザッと大きな腕を振るう。手には長い爪。
エステルに魔法を使う暇を与えず、肉弾戦を仕掛けたのだ。
「ヘイスト」
だがエステルの魔法はさらに早かった。
振り下ろされる爪が当たる寸前、ひゅっ、とエステルの姿が消える。
「なっ!?」
いや、猛スピードでかわしただけだ。残された箒がからんと草に落ちる。
「お兄ちゃん、後ろ!」
アリサの声に振り向くより早く、後頭部に強い衝撃。
「がっ」
前のめりに倒れそうになるのを必死に堪える。くらくらする頭を抑え振り向くが、
もうそこにはエステルはいなかった。心配そうに見るアリサがいるだけ。
「上!」
アリサの声に今度はばっと前に跳ぶ。寸前までヤマトが立っていた場所に、
金色の輝きが落ちてきた。エステルの金髪のきらめき。
すたっと着地し、黒いとんがり帽子を片手で抑え、エステルは不適に笑う。
「どうしたの? 全然遅いじゃない」
「いや、そっちが早いんだよ」
今のスピードといい、蹴りの威力といい、あのエンジェル☆リーシャにも引けは取らない。
リーシャと戦っても負けなかった、というのは本当だったのだ。
「見えた?」
視線はエステルに向けたまま、後ろのアリサに聞いてみる。
「だめ。ちょっとしか見えなかった」
ちっと舌打ちするアリサ。
「そうか。僕は全然見えなかったよ」
魔法で加速してるにしても、エステルは早い。早すぎる。
だがスピードだけなら勝機はある。リーシャにだって勝ったのだ。
黒いとんがり帽子から手を離し、エステルは両手を前にかざした。
「シャープネス・クロー」
膝まで覆う長い黒手袋。その上にしゃきーんと鋭い鉤爪が三本生える。
「なにっ」
「私ね」
鉤爪を構えながら、エステルが言う。
「こう見えても、格闘タイプの魔法少女なのよ」
黒いとんがり帽子に黒マントの魔女の格好に反して、戦闘スタイルは格闘。
しゅっとその身が消え、ヤマトの眼前に迫った。
「お兄ちゃん、右!」
アリサの声に右手をかざす。その腕にざっと鋭い傷が走った。
ヤマトには全く見えないが、アリサにはかろうじて見えるらしい。
ヘイストの呪文で加速し、シャープネス・クローの鉤爪で敵を切り裂く。
それがエステルの戦い方らしい。
「デビルフャイヤー」
ぼーと口から火を吹くが、もうエステルの姿はなかった。
「どこ!?」
周囲に視線を向けるが姿は見えない。アリサの声も聞こえなかった。
キン
と、後ろから金属音。
「へー。よく受けたわね」
振り向くと、エステルの鉤爪をアリサがバトンで受け止めていた。
目標をヤマトからかろうじて見えるアリサに切り替えたらしい。
鉤爪を受け止めたバトンがじりじりと押され、鉤爪の先端が目に向けられる。
アリサの可愛くも強気な眼差しに。
「やめろ!」
ザッとヤマトが駆け寄り、背中の黒いマントに爪を振り下ろす。そのマントがはためいたかと思うと、サッと消えた。
「くっ」
慌てて腕を止めるヤマト。アリサの頭上でギリギリ止める。
「すまん」
「お兄ちゃん後ろ!」
声に振り向くよりも早く、足元をすくわれた。
そして悪魔の巨体が転ぶよりも早く、ドンと強い衝撃。連続蹴り。
「どわっ」「きゃっ」
吹っ飛ぶヤマトに巻き込まれ、アリサも一緒に草むらに倒れた。
「ごめん」
すぐに立ち上がり周囲を警戒。エステルは鉤爪を装備した腕を腰に当て、余裕で待っていた。
「もう終わりにする?」
「まだまだ」
ぺろっと唇を舐めるヤマト。横ではアリサもくるくるとバトンを回している。
「デビルサンダー」
「マジカル☆シュート」
電撃と魔法の光を同時に発射。しゅっと消えるエステル。
「右!」
アリサの声に電撃を右に向ける。電撃が草を薙ぎ払い空を切り裂いていく。
「上!」
ヤマトには全く見えないが、アリサの声に翼をはばたかせウィングカッターを上空に。
風の刃が空を切り裂いていくが、手応えはまるでない。
「そこっ! マジカル☆シュート」
するとアリサがバトンを向け、前方に赤い光を放った。
「きゃっ」
ばしゅっと光弾が命中し、エステルは両手を交差して防御。微かに体が後ろに下がり、
その頭から黒いとんがり帽子が落ちた。はらっと金色の髪が宙に舞い、陽光を反射してきらめく。
「やるじゃない。私に帽子を落とさせるなんて」
両手を交差させたまま、命中させたアリサにエステルが視線を向ける。微笑を浮かべているが、目は笑っていない。
「あなたこそ。しっかり防ぐなんて」
くるっとバトンを回して、アリサも微笑む。こちらも目は笑っていない。
「えーと」
二人の魔法少女を交互に見て、ヤマトは置いてきぼりの気分を感じていた。
超スピードに全く付いていけない。
「そのマントも取ったほうがいいんじゃないですか?」
「取ってみなさいよ」
アリサの言葉をエステルは挑発で返す。落ちた帽子は取ろうとしない。
「お兄ちゃん。援護よろしく」
「えっ? あっ、うん」
かすかに腰を下げるアリサ。ヤマトは止めようともせず、左腕を変化させた。
「フォームチェンジ」
ぎゅるんと左腕が闇に包まれて一回り大きくなり、黒い大砲に変化。
「ナイトメア☆ヤマト・キャノンフォーム」
左腕が変化した大砲を見て、エステルが独り言のように呟く。
「当たらなければ、どうということはない」
逆に言うと、当たれば痛いということだ。
サッとエステルの姿が消える。
「右45度」
「角度で言われても分からん」
とりあえず右斜めにドカンドカンと大砲から闇の魔力弾を連射。
どごーんと土が吹っ飛び、木がへし折れ、土煙が上がる。
「そのまま砲撃を続けて」
「えっ?」
ヤマトに指示し、アリサは自ら砲撃の中へと飛び込んでいく。
妹の背中を見ながら、ヤマトは言われたとおりに砲撃を続ける。一応は当たらないようにしているが、動きまわられてはどうなるか分からない。
「当たるなよ」
願いながらドカンと砲撃を続ける。
その砲撃で巻き起こる土煙の中、砲撃音に混じってカキンカキンと金属音が聞こえてきた。
どうやらアリサとエステルがやり合っているらしい。だがヤマトにはおぼろげにしか見えない。
「お兄ちゃん! ここに撃って!」
妹の声のした方向にどかんと発射。
「きゃああっ!」
するとアリサの小さな体が宙に飛び、ヤマトは慌てて砲撃を止めた。
「アリサ!」
どっと地面に倒れるアリサ。だがすぐに立ち上がる。手に黒い布を持って。
「へへっ。取ったよ」
それはエステルの黒いマント。
砲撃がやみ、土煙が収まると、あちこち穴が開いた地面の上にエステルは立っていた。
黒いマントを取られ、背中の小さな黒い羽がはっきりと見える。
「ふーん」
感心したようにアリサを見るエステル。その金色の髪には埃一つない。
「ヘイストのスピードに付いてこれるなんて。やるじゃない」
帽子もマントもなく、裾の短い黒いドレスのみになったエステルはやっぱり綺麗で。
裸も見たいものだとヤマトは股間を疼かせていた。
「大丈夫かアリサ」
「うん」
駆け寄るとアリサはニコッと笑みを見せてくれる。その小さな体のあちこちに切り傷があり、血が滲んでいた。
手に取ったマントを離し、バトンを構える。
「休んでろ」
その前に出て、ヤマトは左腕の大砲をエステルにむけ、
「フルバレル」
がしゃんと大砲が前後に伸びる。砲門の中に膨大な闇の魔力が渦巻く。
「当たらなければ大丈夫て言ったわよね」
ヤマトの必殺の一撃を前に、エステルは腰を沈める。いつでも動ける体勢。
当てる自信があるのかどうか、ヤマトは特大の魔力弾を発射した。
「ナイトメア☆キャノン・フルバースト!」
どごっと周囲の光が吸い取られ、一瞬暗くなる。巨大な魔力弾は真っ直ぐエステルに直進。
その射線上からエステルの姿が消えた。
「甘い」
フルバーストを余裕で避け、エステルはヤマトの眼前に出る。
両手の鉤爪がぐさっとお腹に突き刺さった。
『痛がる暇があったら反撃しろ』
レイズの言葉が脳裏に甦る。
ヤマトは無意識のうちに、お腹に鉤爪を突き刺す右手をつかんでいた。
「えっ!?」
鉤爪を引き抜こうとしても、悪魔の右手がしっかりつかんで離さない。
「アリサ!」
そしてヤマトはエステルを掴んだままアリサに叫ぶ。
「うん」
だーっとアリサはエステルを掴むヤマトに駆け、飛び上がり、
「アリサちゃんスクリューキック!」
伸ばした右足に赤い魔力の光が集束し、猛烈な勢いでその身が回転。
魔力に回転の勢いが加わり、ヤマトが掴んだエステルの背中にぶち当たる!
「きゃああー!」
スクリューキックをまともに受けたエステルの背中がみしっと軋み、ヤマトと一緒に吹っ飛んでいった。
どかーん
重なった二人は森の中に飛び込み、木々をへし折りながら、なおも止まらない。
やがて大きな音がして、地面にでっかい穴を開け、重なるように倒れた。
「うー。いてて」
左腕を大砲から元の腕に戻し、ヤマトは腕の中のエステルを確認する。
背中は煤けているものの、まだ意識はあるようだ。
「くうぅ」と苦しそうに呻き、ヤマトのお腹に突き刺した鉤爪を引き抜く。
ごぼっとお腹から血がこぼれた。だがレイズのときのように内臓は飛び出ない。
傷が浅いのだ。
「ま、まだ……」
まだ立ち上がろうとするエステルを、両手でしっかり抱きしめ、
「デビルサンダー」
「きゃあああああーっ!」
電撃を浴び、腕の中で悶えるエステル。その苦悶の表情にヤマトの胸がどきんと高鳴った。
「きゃああああっ! ま、まだ……この程度で……きゃああああああーっ!」
電撃を浴びせ続けても、まだエステルは爪を立ててくる。だが力が入らないようで、悪魔の皮膚を貫くことは出来なかった。
鉤爪は虚しく胸板の表面だけをなぞっていく。
「大丈夫ー?」
電撃を流し続けてると、アリサがやって来た。
「ああ。もうすぐ終わる」
「きゃああああっ! アアアアアァアアアっ!」
悪魔の電撃を受けながもら、必死に爪を立てようとするエステルを見て、アリサは
「がんばれー」と声をかける。どっちを応援してるのか。
「ああぁ……はがぁ……」
やがて白目を剥き、口から泡を吹いてエステルはがっくりと脱力した。
一度電撃を止め、ヤマトはすぐにまた電撃を放つ。念のためだ。
「はうっ」
軽く電撃を受け、エステルの体がビリッと飛び跳ねる。だがそれだけだった。
「勝ったー」
「やったね」
戦利品のエステルを抱え、ヤマトが勝利を宣言すると、アリサもバトンを高々と回す。
「マジカル☆」
そしてウィンクして勝利の決めポーズ。
マジカル☆アリサは正義の魔法少女です。
「うぅん……」とエステルが目を開けると、青空が見える。眩しさに目を細めた。
「起きたー」
上から、見知らぬ人間の少年が見下ろしている。
「誰?」
体を上げようとして気付いた。後ろ手に縛られている。
「くっ」
山腹の野原。自身の黒いマントの上にエステルは寝かされていた。
「僕だよ」
言うと大和は悪魔の姿のヤマトになる。傷は魔法で治した。
「あっ」
それでエステルは気付き、そして思い出した。電撃に痺れて気を失った事を。
すぐに人間の大和の姿に戻り、エステルを上からじっくりと見ろしてくる。
いやらしいギラついた視線で。エステルはきゅっと体を緊張させ、視線から目を逸らした。だが体は視姦されたまま。
「あっ、目が覚めた?」
声に顔だけ向けると、アリサが箒にまたがっている。こちらは変身したままで、
エステルが乗っていた箒にまたがり、ぴょんぴょんジャンプしていた。どうも飛ぼうとしているらしい。
「ねえ、これ飛べないんだけど」
使い方が分からないらしい。訊ねるアリサにエステルは無言を顔を背ける。
縛られた両手に力を籠めるがビクともしない。当然、鉤爪は外されている。
エステルの手を後ろ手に縛っているのは、彼女自身のドレスの胸元の布。
「きゃああっ!?」
当然、豊かな乳房は丸見えなわけで。それに気付いたエステルは、頬を赤くして身をよじった。
隠そうとしても、両手は後ろに縛られて動けない。
その横からするすると衣擦れの音がする。大和が服を脱いでいるのだ。
「きゃっ!?」
一瞬目に飛び込んだ赤黒い肉棒に慌てて目を閉じた。
「わー。お兄ちゃんもう大きくなってる」
呆れるようなアリサの声。
「アリサは後でな」
まずはエステルから。目を閉じ、胸を晒したエステルの上に覆い被さっていく。
「やめて!」
上に大和の重みと温もりを感じ、エステルははっと目を開けた。そして豊かな胸を揉む大和の手を感じながら、
「きょ、協力するわ。だから、もうやめて」
「協力?」
むにむにと胸の弾力を愉しみながら、聞き返す大和。
「え、ええ。レイズとワイツを倒して、リリムとリリスを助けるんでしょう。
私も協力する。だから離して」
「うーん」
手に触れる胸の柔らかさをたっぷり感じながら、大和は涙目になるエステルを見下ろし、
「ちゅー」と、口を尖らせて近づけた。
「!」
不意の事に、エステルは避けられなかった。ぶちゅっと唇に暖かくて濡れたものが触れてから気付く。
キスされたことに。
「いやあっ!」
咄嗟に横を向いて口を離すエステル。その視線の先に、箒にまたがり、黒いとんがり帽子を被るアリサの姿があった。
わくわくした様子で、エステルに覆い被さる大和を見ている。
「ね、ねえ。あなたからもやめるように言ってよ。正義の魔法少女なんでしょ」
「うーん」
サイズの合わないぶかぶかのとんがり帽子を手で抑えながら、アリサは欲情した兄の目を見て、股間がきゅんと疼くのを自覚していた。
「でも、あなたは悪い子の魔法少女だし。まあお仕置きだと思って」
「そんな……」
正義の魔法少女からも助けてもらえず、エステルは呆然となる。その口に、再び大和の口が重なった。
「いやっ!」
嫌々と顔を振って口を振りほどき、長い金髪が乱れ、大和の目を愉しませた。
キラキラ輝く金色の髪を掬い上げ、大和が言う。
「キスも初めてか?」
「く〜」
涙を溜めた瞳に怒りが籠もる。屈辱に顔が赤く染まった。
「協力するって言ってるでしょ。今なら許してあげるから」
「許しは要らない」
金色の髪を撫で、サラサラの感触に胸を高鳴らせながら、大和は顔を胸に近づけていく。
「今はエステルが欲しい」
言うと、その口でピンクの乳首をちゅっと含む。
「やっ」
口に含んだ乳首は舌触りよく。母乳は出ないが甘くて美味しくて。ちゅうちゅうと強く吸う。
「うんぅ」
唇を噛んでエステルは耐える。痛みと屈辱と、もっと別の吸われる胸の奥からくる疼きに。
「わー。お兄ちゃんだけずるーい」
すぐ近くにアリサの声。箒と帽子を置き、ドキドキと顔を赤らめている。
「アリサも吸ってみろ」
胸から顔を上げ、大和はアリサに譲る。
「うん」
自分よりもはるかに豊かな少女の胸にドキドキしつつ、アリサはそっと乳首を口に含んだ。
大和が吸い、唾液にまみれた乳首を。
「やっ。んぅ」
兄の唾液を舐めるように乳首をしゃぶり、歯を立て、軽く噛んでみる。
「ひゃっ!?」
ビクッとエステルの豊かな胸全体が震えた。ニヤッとアリサの目が笑い、ちゅうちゅうと吸い立てていく。
「はっ……。だめ、やめなさい……。やめなさいってばぁ……」
妹に胸を吸われ、きゅっと眉を寄せて身をよじるエステル。悔しさだけではなく別のものが声に含まれてきた。
「アリサもやるなー」
ここまで協力的とは思わなかった。
胸は妹に任せ、大和は黒いドレスの短いスカートをめくりあげる。
魔界にパンチを履く習慣はない。エステルもノーパンで、薄暗闇の中に金色の花園が広がっていた。
うっすらと生えた薄い金色の陰毛。その下の桃色の割れ目。指で触れると、
ビクッと腰が浮き上がった。
「だめっ!」
瞳からツーと溜まっていた涙がこぼれる。
乳首を吸うアリサがもう片方の胸にも手を伸ばし、もみもみと揉みだした。
大和と違う、女の子の繊細な揉み加減。
「ううっ……だめ、だったらぁ……」
ハァハァと、年下の少女の愛撫に、息が荒く、そして甘くなっていた。
そしてスカートの中では、大和の指が花弁に触れ、ぐりぐりと撫でてくる。
「んんぅ! んぅ。 んっ、んんっ。んっ」
グリグリと指が中心部を押し付けて回転し、浮かび上がるエステルの腰も一緒になって回転する。
ちゅうちゅうと吸われる乳首が、尖ってくるのをアリサは口の中で感じていた。
「やっ! やああっ……いやっ、いやああっ!」
妹に胸を吸われ、揉まれ、兄に股間を責められ、エステルの身がガクンッと悶え、
そして緊張が高まっていく。
胸がドクンと高鳴り、股間が奥からきゅんと濡れる感覚。それが何かエステルは知っていた。
大好きなあの人を想う度に、同じような切ない気持ちになっていたから。
「いやっ……いやぁ……」
もう恥も外聞もなく、涙がぽろぽろとこぼれる。
「お兄様……。助けて、お兄様ぁ……」
股間を弄びながら、大和がニッと口の端を歪める。
「へー。好きな人ってのはお兄様か」
乳首をしゃぶっていたアリサも顔を上げ、
「お兄様が好きなんだ。へんたいさんだねー」
お兄ちゃんはいいのか。
唾液で濡れそぼり、ぷっくりと勃起した乳首を指で弾く。
大和も割れ目の上をなぞり、手に触れた肉芽をツンと指で弾いた。
「やっ、ああっ……。お兄様、お兄様……お兄様ーっ!」
乳首とクリトリスを同時に責められ、エステルの腰がググッと持ち上がる。
「ね、ねえ、協力するって言ってるでしょ! なんでもする、するからぁ!
だからお願い、これ以上は、もうこれ以上は、だめ、許して、許してください……!」
涙と金髪を振り乱しながらエステルが必死に懇願する。魂の奥から振り絞るような声で。
「お兄ちゃん、もうあそこビンビン」
兄の股間をしっかりと見据えながら、乳首を弄るアリサが言う。
「もうヤッたほうがいいんじゃない」
「しかしな」
手に触れる秘所はまだあまり濡れていない。微かには濡れてるが、大和としてはじっくり愉しんでから処女を奪いたい。
「早くしたほうがいいよ。この人何するか分からないし」
「やだっ! やだ、いや、だめ、許して……!」
エステルは後ろ手に縛られて泣き叫ぶだけだが、確かに何をするか分からない。
舌を噛み切って自殺することだってある。
じっくり愉しむのは処女を奪って服従させてからにしよう。
そう決めると、大和はエステルの太ももに手を置き、脚を開かせる。
「ひっ。いやっ、いやっ、お兄様、お兄様がいいの、嫌ーっ!]
電撃で痛めつけられた体にはろくな力が入らない。簡単に脚は開かされた。
短いスカートは捲り上げられ、隠すものは何もないしなやかな脚の付け根。
金色の薄い茂みの奥、桃色の割れ目はうっすらと濡れ、鮮やかに色付いている。
「お兄様……。どうして、どうして助けてくれないんですかぁ……。助けてよぉ……お兄様ぁ……」
ぽろぽろとこぼれる涙。悲しみに染まる美しい顔。ゆらめく金色の髪をしっかりと見下ろし、大和は腰を突いた。
「ひぎいいぃ!!!」
みちみちと生暖かい肉の壁を裂き、赤黒い肉棒の先端が処女肉へと突き刺さり、
「いやあああああーっ!!!」
一気に貫いた。
「わぁ」
ワクワクした赤い顔でアリサの眼は、兄の肉棒が突き刺さる結合部に一心に注がれている。
「血が出てる」
肉棒の突き刺さった股間からは一筋の血が流れていた。
「あたしもあんなだったのかな」
悪魔のヤマトに処女を奪われたときを思い出し、ぺろっとアリサは唇を舐める。
見ているだけで胸がドキドキしてきちゃった。
「やああっ! 抜いて! 抜いて! 抜いてえええぇっ!」
悲痛な叫びを聞きながら、大和は肉棒を包む柔らかさと狭さに歓喜して腰を突く。
「ひぐううぅ! 抜いて! お願いだから抜いて! 抜いてったら抜いてぇ!!!」
肉棒が狭い膣肉を抉り、ばたばたと脚がばたつく。
「くぅ」
肉棒から直接脳にまで刺激が伝わり、大和は夢中になって腰をガンガンと叩きつける。
何度体験してもいいものだ。処女を無理矢理奪うのは。
「ああっ……アガアアッ!ひいっ、ヒイイィっ!!!」
浮き上がった腰がガクガクと左右に揺れ、一緒になって大和の肉棒を締め付けられる。
「いい。出すぞ、出すぞぉ」
「いやあああっ! ナカは、ナカはやめてえええっ! ださないで! お願い!
抜いて! 抜いて! 抜いてえええええぇぇぇっ!!!」
泣き声に後押しされるように、大和は頭の中が真っ白になり、果てた。
「出さないでえええぇぇぇーっ! ダメーッ! ナカは、ナカは嫌ーっ!
お兄様ーっ! お兄様! 助けて、助けてええええぇぇぇーっ!!!」
そしてドロッと膣内に精液が注がれていく。
「アアアアアーッ!」
絶叫を聞きながら、大和はドクドクと射精し、アリサは赤い顔で自分の体をきゅっと抱きしめていた。
熱い。体が熱い。お兄ちゃんに慰めてもらわなきゃ。
「はぁ」
切なく熱い吐息を漏らすアリサの見届ける中、浮かび上がった腰がぐったりと下がる。
「ふー」
そして肉棒を抜く大和の中に魔力が流れ込んで来た。エステルの魔力。
「ぐっ」
同時に、胸に突き刺さる鋭い痛み。呪いだ。
その身に三度、悪魔になる呪いがかかる。
「お兄ちゃん? 大丈夫?」
「ああ」
体を流れる流れる汗に冷や汗が混ざる。呪いの痛みはすぐに消えた。
「あぁ……。はあぁ……」
体の下で、目から涙、股間から血と精液を流すエステルに訊く。
「エステル。僕はお前の何だ」
「は、はい……」
さっきまで泣き叫んでいた口でエステルは大和を見上げて言う。
「私の……マスターです」
「マスターか」
リリムとリリスはご主人様だが、エステルの呼び方はマスターらしい。
「うん。今日から僕がマスターだ」
後ろ手に縛っていた布をほどいてやり、大和はエステルの金髪を抱きしめ、撫でてやった。
サラサラでキラキラ輝く金色の髪。これがもう僕のもの。
「キスして」
大和が言うと、エステルは頬を染め、やや躊躇いながらも自ら口を重ねてくる。
ちゅっと唇を重ねるだけの軽いキス。
さっきまであんなに嫌がっていたのに、今はキスまでしてくれる。
服従の呪いは便利。そして非情。
「エステル。お前の好きなお兄様ってのは誰だ?」
「はい。カイトお兄様です」
頬を染め、恥ずかしながらもエステルは口にした。服従の呪いにかかっても恋心が失われる訳ではない。
「ふーん」
と今度は大和からキス。好きな人を言った口に。
「僕とどっちが好きだ?」
「それは……」
「どうした?」
「ま、マスターです」
逡巡したがエステルははっきりと告げる。
ずっと想いつづけた愛しいあの人よりも、処女を奪った強姦魔を選ぶ。それが服従の呪い。
「お兄ちゃん」
ぴょんとアリサが抱きついてくる。
「アリサも、アリサも」
「はいはい」
キスしながらアリサを押し倒す。太陽の下、草の上に。
今日はこのまま野外プレイだ。
「エステルの魔力が回復したら、レイズとワイツを探すからな」
「はい」
青空の下で抱き合う兄妹を眩しく見守りながら、エステルが頷く。
「それまでは」
腕の中のアリサに何度もキスし、大和は視線をエステルに向けた。
お兄様に恋する金髪の美しい魔法少女。
「3人で愉しもうな」
大和が妹とエステルを抱いてる頃。
虎男に進化したワイツも、リリスとリリムを相手に愉しんでいた。
「へへ。いいぜぇ」
床にあぐらをかいて座るワイツ。その股間に顔を寄せ、リリスとリリムが一心にペニスに舌を走らせ舐めている。
もう何度も射精を受けたのだろう。二人とも顔は精液にまみれ。ピンクの髪も白く汚れていた。
虚ろな瞳、壊れた表情で、ただワイツのペニスを舐めていた。股間からはどろくどくと白濁液が溢れ、脚を白く染めている。
ぴちゃ ぴちゃ
薄暗い部屋に淫らな音が響き、虚ろな表情の姉妹を、ワイツはよしよしと撫でてやる。
「あぁ……」
「あ〜……」
リリムもリリスも言葉さえ失い、ただ壊れた声で呻くだけだった。
(つづく)
デカルトまで出てきたかwwww
伝説の三虎はいいね ギミック満載で
リーシャはルナルのリーシャで、アクアは超女王様のセント☆アクアです
GJ!
>お兄ちゃんにくっつく泥棒猫を、片手で殴り殺すんだから
ここはやはり、逃げてー! 撫子さん逃げてー!
と言うべきだろうか。
GJっす!てか伝説の三虎ってゾイド?w
相変わらずのクオリティ&速度だ・・・
最初のなんちゃって陵辱からここまで発展するとは思わなかった、いい意味で
>>314 この流れだともうなでしこさん当分は出てこないような・・・
トランスホークとプテロレイズ、ブリッツハーケンとの合体マダーw
本当にご無沙汰しておりました、杏の人です。
>>297 よろしければ杏のシリーズも他の作品同様保管して頂けると幸いです。本当にお疲れ様です。
出てきただけというのも寂しいので、魔法少女杏第13話共通、及び通常ENDを更新しました。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/blog-entry-32.html 通常ENDヘは下部のリンクから進めます。
※申し訳ありませんが、エロシーンなしです…。
Indexへ戻れば過去の話も読めますので、よろしければどうぞ。
次回は第13話BADENDの予定です。
本当はBADENDまで書き上げてからにしようと思ったんですが、なかなか筆が進みませんで…。
生存報告も兼ねて、通常ENDまでですが更新させて頂きました。
ノロノロながらも完結まではなんとか続ける所存ですので、どうかよろしくお願いします。
あ、書き忘れましたが
>>297 リンクはどうぞご自由になさってください。
319 :
297:2008/04/11(金) 00:03:50 ID:+r5YIlus
業務連絡のみ
>>317,318
了解しました。快諾ありがとうございます。
>>317 うおー BADENDが楽しみでしょうがねえぞぅ
>>317 うお−!ホントお久しぶりだな!
続き催促とかはしたくないがそうなると作者さんは忘れられたような気がして寂しかったりするんかな?
ボキャ貧でGJ!以外に気の利いた事が言えない我が身が辛いが、ずっと楽しみに待ってるよ
今更気付いたけどナイトメアの作者様あの外伝氏じゃないかw
このギャグとほのぼのレイプとたまに出る猟奇描写は確かに氏の物だ
これからも期待してます
ナイトメアドリーム第十六話
「撫子さーん」
朝。いつものように彼が私の名前を呼んでくれる。
「おはよう。大和くん」
「おはよう」
小学校からちょっと離れた場所。
妹のありさちゃんを小学校まで送った大和くんは、ここからは私と一緒に登校してくれる。
本当は家から一緒でいたいんだけど。私と大和くんが一緒に歩いていると、
ありさちゃんが殴ってきたり、蹴ってきたり、包丁で刺してきたり、バットで殴ってくるので、
ありさちゃんが見てないところで一緒にいることにした。
私、ありさちゃんに嫌われてるのかな?
ううん、本当は理由は分かっている。
大和くんを見るありさちゃんの目。あれは間違いなく恋する少女のもの。
私も同じ目をしていたから分かる。今もそんな目をしてるのかな。
「はぁ」
ため息。隣の大和くんが「どうしたの?」と顔を向ける。
「ありさちゃんと、仲良くできるのかな」
「仲良くしてたじゃない。ほら、3人で一緒に遊んで」
うん。幼い頃は3人でよく一緒に遊んだよね。ありさちゃんは本当に可愛くて、
私もあんな妹が欲しいとずっと思ってた。
「あの、撫子さん」
「はい」
「今度の日曜さ。どこか出掛けない?」
そ、それってデートのお誘い? そうよね。デートしたっておかしくない。
だって私と大和くんは……。
「だめだよ」
え?
振り向くとありさちゃんがいた。手に包丁を持って。
「お兄ちゃんはあたしと結婚するの」
どす。包丁がお腹に刺さる。
不思議と痛みはなかった。私のお腹を包丁が縦に切り裂き、子宮を開くのまではっきりと見えてしまう。
「なんだ。中に誰もいないじゃない」
そう言ったありさちゃんは、大和くんの生首を抱えて、地に濡れて笑っていて。
「お兄ちゃん。これからはずっと一緒だよ」
夕日の海を背景に、ボートに乗ったありさちゃんが大和くんの生首とともに船出していく。
「夢……?」
なんだかすごい悪夢を見たようで。
寝汗をびっしりと掻いて目覚めた撫子は、長い黒髪を振って頭を振る。悪夢を打ち払うように。
「あんな夢見るなんて」
今日は月曜日。気を取り直して起き、学校に行く準備。
顔を洗って髪を梳かし、夏の半袖の制服を着る。大和くんが、「よく似合うよ」と言ってくれた夏服。
「撫子」
すると居間から母親の呼ぶ声。
「大和くんから電話よ」
「えっ?」
なんだろうと思い、すぐに電話を取る。
「もしもし」
『あ、撫子さん。おはよう。ごめんね朝から』
「ううん。いいの」
『悪いんだけどさ。今日、学校休むから』
「えっ?」
『ちょっと妹の看病でね』
「ありさちゃんが?」
『うん。最近落ち込んでたからさ』
そっか。同級生の友達が、惨殺死体で発見される事件があったばかりだし。
「うん。ありさちゃんに付き添ってて。私も放課後行こうか?」
『い、いや、いいよいいよ。うん。大丈夫だから。それで、学校にはもう欠席するって連絡したんだけどさ』
「うん。ノート取っておくから」
『悪いね』
「いいよ。ありさちゃん元気になるといいね」
『そうだ。今度さ。どこか出掛けない?』
「うん……。また行きたいね」
『じゃあ、今度また日にち決めよう。それじゃあ』
切れた電話をしばらく撫子は見つめ、それから受話器を置く。
(大和くんは、ありさちゃんとずっと一緒か)
ふと窓の外を見ると、今日は快晴だった。
これでよし。
受話器を置き、学校と撫子さんへの連絡を済ませると、大和は不意に寒気を感じ、びくっと震えた。
横にありさが立っている。包丁を持ち、半眼で。
「お兄ちゃん。朝ごはんできたよ」
「あ、ああ」
ありさも小学校に休みの連絡を入れていた。こちらは『お兄ちゃんが、持病の妹がいないと寂しくて死んじゃう病を再発させたので看病します』という理由で。
「わーい、ありさの作るご飯は楽しみだな」
無理に笑顔を作ってリビングに行くと、もう一人の少女が待っていた。
「マスター。私の準備を済みました」
ナイトメア☆エステル。新しい下僕の悪の魔法少女。
長い金髪は左右で一房ずつ結んでツーサイドアップにし、黒いとんがり帽子に黒いマントという魔女ファッション。
昨日処女を奪って、家に帰ってからも抱いて。すっかり大和は気に入った。
大和に奪われた魔力は回復し、いよいよ連れ去られたリリムとリリスを救出しに行くのだ。
その前に居場所を探さないといけないが。
「私の使い魔を放っておきます。窓を開けてください」
大和が窓を開けると、エステルが長い黒手袋を填めた手をかざす。
宙にもやもやと黒い闇が浮かび、それが無数の蝙蝠となり、窓から外に飛び立っていった。
「蝙蝠を使えるのか」
「はい」
得意気にエステルは頷く。格闘だけではないということだ。
「お兄ちゃん」
「あ、ああ。それじゃ、探索は蝙蝠に任せて」
席に着き、手を合わせる。
「いただきまーす」
まずは朝ごはん。エステルは後ろで静かに待っている。魔界の魔物は魔力があれば食事は必要ない。
そしてありさは、リリムやリリスにもご飯は作っていなかった。
お兄ちゃんにくっつく女に食べさせるご飯はないからだ。
「ごちそうさまー」
朝ごはんを食べ終わっても蝙蝠が戻ってくる気配はない。すぐにはさすがに無理だろう。
大和はエステルを連れて二階の自室に入っていく。台所で食器を洗うありさは、階段を上がる二人をジト目で見上げていた。
「いいもん。最後に勝つのはありさなんだから」
やおら包丁を握り、きらっと光る刃に薄ら笑い。
「お兄ちゃんの赤ちゃんを産むのはありさなんだから」
もしありさ以外の女がお兄ちゃんの子供を妊娠したら、
「お腹を切り裂けばいいんだよね」
包丁を握りながら、ありさちゃんはニタニタと笑うのでした。
そうとは知らず、部屋に入った大和は早速エステルに抱きついていく。
「やんっ。マスター。慌てないで」
背中の黒マントに手を回し、金髪と一緒に抱きしめる。そして口を重ね、吸い付いた。
「んー」
唇を吸われ、うんっとエステルの頬が紅く染まる。
口を離すと、大和はエステルのとんがり帽子を取り、マントも外させた。
「もう。慌てないでったら」
くすくすっと笑いながら、エステルはわずかに身を離し、背中を向ける。
小さな黒い羽の生えた背中。裾の短い黒いドレスのジッパーが見える。
「脱がしてください」
ジッパーを降ろすと、エステルは自ら黒いドレスを脱ぐ。ブラジャーを取ると豊かな胸がぷるるんと揺れた。下は何もなし。
昨日散々抱いたというのに、豊満な白い裸身に大和は眩しく目を細める。そして股間が疼いた。
もどかしそうに大和も服を脱ぎ、その間にベッドに寝そべるエステルの上に覆い被さっていく。
ベッドに広がる長い金髪を撫で、体の下の柔らかさと温もりを全身で味わい、肌を重ねて。
「んんぅ」
ハァと熱い吐息。白い肌がたちまち熱を帯びて紅潮し、うっすらと汗ばむ。
こうして裸で抱き合うだけで、お互いの高まる鼓動がはっきりと伝わり。大和はすりすりと全身をすり寄せ、エステルを包み込み、キスしていく。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっちゅっ。
口を吸い、舌を絡め、いつしか唾液が二人の口を結ぶ。
「ふふ」
舌を絡めながら、エステルはしなやかな脚をきゅっと閉じた。勃起したちんこが太ももに挟まれる。
「もうこんなにして」
潤んだ瞳で見上げるエステル。太ももに挟んだ硬い男根をしっかりと感じ取る。
「ぐりぐりして」
恍惚とした表情の大和に頼まれ、太ももをすりすりと擦り合わせ、挟んだ男根をぐりぐりすると、
「出る」
ぴゅっ、と白濁液が赤黒い先端から飛び出し、太ももを汚した。
「早っ」
「悪い。最近たくさんした後はすぐ出ちゃうんだ」
どうも最近早漏気味。リリムとリリスを連続で抱き、続けて射精することが多いせいだろうか。
「エステルの太もも、気持ち良い」
「はいはい」
裸で抱き合いながら、エステルは太ももに挟んだ男根をぐりぐりと擦り付けてくれる。
「うううぅん、いいよ〜」
恍惚とした真っ赤な顔で大和はぎゅっと抱き、腰をガクガク振ってエステルの太ももに挟まれた男根を抽出していく。
すぐにまたむくむくと大きくなり、硬さを取り戻していた。
「脚拡げて」
男根を挟んでいた太ももが開き、ゆっくりと恥ずかしげに開かれる。中央の付け根はうっすらと濡れそぼり、薄い陰毛が花びらのように咲いていた。
昨日まで処女だったのに、今はもうすっかり男を受け入れるようになっていて。
大和は貪るように、エステルの女を貫き、男を埋めていく。
「はうっ」
お腹の中に突き刺さる男根をしっかり見据えながら、エステルの声が上擦る。
「マ、マスター……はああっ、うんっ」
「痛い?」
「だ、大丈夫、です」
美しい眉をきゅっと曲げながら、エステルが汗を浮かべて喘ぐ。美麗なその顔が愉悦に染まる様に、挿れたばかりの男根がきゅっと熱くなる。
「はあっ……ああっ、はっ……」
正常位で結ばれ、大和はエステルの奥深くまで挿れながら、しっかりと抱きしめてやった。
汗を含んだ肌はそれでもすべすべで。体の外も内も一つになったようで、大和は挿入したままで動きをとめ、じっと抱き合った。
「あぁ……はあ……あ……あ、アァ、あああぁ……」
抱き合ううちに徐々にエステルの喘ぎ声が大きくなる。
エステルの肉壷がじゅっと熱い液に満ち、男根を優しく包み、しごいてくれる。
「はあっ。いいよ」
我慢しきれず、大和の腰がびくんびくんっと小刻みに震えだした。
「マ、マスター……がまん、しないでぇ……。どうぞ、お好きなように……アアッ」
「うん……。ナカに出してもいい?」
「ど、どうぞ……。お気に召すままに……。うんっ!」
ガクガクと結ばれた二人の腰が小刻みに揺れ、膣肉が男根を締め、同時に膣肉も抉られる。
「んんっ。んんんんぅ。んあっ!」
エステルの顔が爆発するように真っ赤になり、大和もまた頭の中を真っ赤に爆発させていた。
「んぅ! んんんんんあ〜!!!」
「くうぅ! でる! だす!」
どくんっと熱い精が膣内に射精され、部屋に絶叫が轟いた。
「ああ……アアアアアァーっ!!!」
エステルをしっかりと抱きしめ、奥の奥まで大和は精を放っていく。
その頃、レイズとワイツが隠れ家に使っている山奥の別荘では。
「へへっ」
びちゃ、びちゃとワイツが目の前の豊かな乳房を舐め、激しく腰を使う。
その度に天井から吊るされたリリスが揺れ、挿入されたペニスが精を放つ。
「あぁ……あ〜……」
とろんとした放心した表情で、射精を受けてもリリスは微かな喘ぎしか漏らさない。
その全身は濃い白濁液に染まり、イカ臭い異臭を放っていた。股からこぼれた精液が脚を伝い、ぽたぽたと床にこぼれている。
隣では、同じように天井から吊るされたリリムが、虚ろな瞳でうな垂れていた。放心しきった表情で、股から精液を流しているのも同じ。
「可愛いぜぇリリス」
虎男に進化したワイツは、自らの精液で白く染めたリリスの乳首をしゃぶり、飽きることなく精液を注いでいく。もうお腹はぱんぱんだが気にしない。
「リリス。お前は俺の嫁だからな」
「あ〜……」
言葉すら失い、壊れきった表情でただ揺さぶられるリリス。
一方のリリムはただの性欲処理。ワイツだけでなく、召還される魔犬の相手すらさせられた。
「まだまだ可愛がるからな」
ずっと犯し続けてるのにもかかわらず、ワイツの性欲は衰えることを知らない。
犯されて続け、目は虚ろになり、壊れ、放心し、天井から吊るされるリリスとリリム。
カーテンさえない窓から朝日が差し込んでいる。その窓に蝙蝠の影がよぎった。
陵辱には一切参加することなく、レイズはじっと玄関前の木の下で座禅を組んでいた。
座禅を組んで瞑想する蒼い虎男。
その目が開き、森の木々の間に舞う蝙蝠を見据える。
「今日は、やけに蝙蝠が多いな」
それも微かに魔力を含んだ蝙蝠。誰かの使い魔だろうか。
虎の口がニッと歪む。戦いが近いのを察知して。そして再び、座禅を組んで瞑想に入る。戦いが始まるのを待ち望みながら。
異変があったのは、太陽が真上に来る頃。
バリバリ、と空から雷鳴が轟く。快晴だというのに。
「ナイトメア☆デカルト、どらっと参上」
そして木を薙ぎ倒しながら、赤いドラゴンが舞い降りてきた。ドラゴンといっても圧倒的な程に大きいわけだはないが、それでもレイズの二倍程度の大きさ。
「デカルトか」
予想もしなかった相手に、レイズがのっそりと立ち上がる。
「ナイトメア☆レイズ、とらとらと参上」
一応名乗り、虎の爪をしゃきーんと伸ばす。
「リリムとリリスがここにいるな」
意外な言葉に、レイズは目を細めた。
「確かにいるが。あの二人に何のようだ?」
「我が主が求めている。連れて行くぞ」
「主だと?」
レイズは爪を構えたままで疑問を発する。だが実の所どうでもよかった。戦えれば。
「お主には関係ないこと。さあ、リリムとリリスを渡してもらおう」
「断るといったら?」
「力づくで頂く」
「なら、断るしかないな」
これが『リリムとリリスを渡したら戦う』だったら、レイズはすぐに引き渡していだだろう。そういう虎だ。
「笑止! 我が電撃、受けてみよ」
ばさっとデカルトの大きな赤い翼が電撃を帯び、バッと宙に舞う。静止状態からの凄まじい瞬発力。
ばさばさと突風が吹き荒れ、木の枝を揺らしていく。
ばりばりと雷鳴を轟かせながら空を飛ぶデカルトを見上げ、レイズの口が開く。
「ジェットレイズ!」
背中の小さな黒い羽がばさっと大きく肥大化し、色も蒼くなる。
そして一気に空へと飛んだ。
ジェットレイズ。レイズの空中戦形態である。
赤き雷竜と空飛ぶ蒼い虎が空中で激突する頃。
「なんじゃー」
別荘の扉が開き、ワイツが飛び出した。さすがに気付いたらしい。
「レイズの兄貴!」
兄貴が戦ってる。虎に進化した力を見せ付ける良いチャンス。だが戦いに割り込むと、兄貴怒るしな。
なんて考えてると、新たな魔力が近付くのに気付いた。
「誰だ!」
そのワイツの声に、三つの影が空から降りてくる。
「ナイトメア☆ヤマト、学校休んで邪悪に参上」
「マジカル☆アリサ、学校休んでちゃきちゃき行くよー」
「ナイトメア☆エステル、美麗に参上」
学校休んだヤマトとアリサ、それに箒にまたがるエステルである。
エステルの使い魔の蝙蝠がこの場所を見つけ、駆けつけたのだ。
ベッドでごろごろとエステルと裸ですごしていたヤマトが、びしっと指差して銀の虎男に言う。
「誰だお前!」
「ナイトメア☆ワイツ、とらっと参上」
「えっ? ワイツ? 狼じゃなかったっけ?」
「そうだ。俺は虎だ。虎になったんだ!」
「なんでー?」
以前のワイツは狼だった。その頃よりも一回りも大きい。
「魔力を集めたおかげで進化したんだよ」
「えー。Bボタン押してキャンセルしろよ」
「誰がするか!」
「むー」
進化したワイツを眉をひそめて見ながら、ヤマトは僕も魔力を集めれば進化できるのかなと夢想していた。
「リリムとリリスはどうした」
「抱いたぜ。たっぷりとな」
単刀直入なワイツの言葉に、ヤマトもアリサも一様に眉をしかめる。
「抱いたって……妹だろ?」
「だからどうした。俺はな、リリスを嫁にするんだよ」
「妹を? 嫁に?」
「そうだ」
「へんたいだ。へんたいがいるよお兄ちゃん」
と言ったのはアリサ。将来の目標はお兄ちゃんのお嫁さん。
「ああ。実の妹を抱くなんて、最低の変態だな」
と言ったのはヤマト。実の妹のありさを何度も抱いている。
「はっ。魔界ではな、妹と結婚するのもありなんだよ」
そのワイツの言葉に、ヤマトとアリサはぞくぞくと背筋を震わせた。
「うーん。魔界いい所だな……。いや、しかし、でも」
「……! だ、だめだよ。そんなのだめ」
なにやら凄い葛藤があるらしい。しばらく悩んだあと、ふーと大きく深呼吸してようやく落ち着いた。
「とにかく。リリムとリリスは返してもらうぞ」
ばりーんと遠くから雷の音。デカルトの雷鳴だ。レイズとデカルトが戦っているのに、ヤマトたちも気付いている。
今がチャンスということだ。
「この前のように簡単に行くと思うなよ」
ワイツがしゃきーんと虎の爪を光らせる。進化して図体がでかくなっただけではない。
全能力が大幅に向上している。それが進化。
「アリサ、エステル。手を出すなよ」
ずいっと一歩前に出るヤマト。
「お兄ちゃん。そいつ智子ちゃんの仇なんだけど」
できれば自分の手で仇は討ちたい。
「ああ。智子ちゃんの分も任せとけ」
その兄の悪魔の背中がすっごく頼もしくて。アリサは仕方なく譲ってやった。
「でも元気だよね」
朝からエステルさんとエッチなことしてたのに。
ありさが参加しなかったのは体力温存のため。小学6年生の未成熟な幼い体には、交尾は負担が大きい。だから泣く泣くじっと我慢していたのだ。
それなのに、お兄ちゃんもエステルさんもけろっと平然としている。
あたしの精力つけなくちゃ、と思いながらアリサはバトンを握り締め、兄の悪魔の背中を見守った。
「行くぜ」
ワイツが前かがみになったかと思うと、さっと前に出た。
早い。銀の暴風の如く、一瞬にしてヤマトの懐に飛び込み、胸に爪痕を刻む。
飛び散る鮮血。もう少し踏み込みが深かったら、確実に仕留められた。
「くっ」
ざっと後退し、ヤマトは胸に刻まれた爪痕を見下ろす。
「やるようになったな」
確かに以前のワイツとはスピードが桁違いだ。
「へへっ。エステルも抱かせてもらうぞ。それにアリサもな。今度はたっぷりと可愛がってやる」
「それは無理」
キラッとヤマトの目が光った。怒りで。そして己の中の呪いに呼びかける。
エステルの処女を奪ってかかった悪魔になる呪いに。
「フォームチェンジ!」
叫び、右腕が闇に包まれる。そして一回り腕が大きくなった。
「がおー」
右肩に獅子の顔が生え、獰猛に吠える。そして五本の指が鋭い鉤爪に変化し、長く太く伸びた。
「ナイトメア☆ヤマト・ライガーフォーム!」
「がおー!」
名乗ると同時、右肩の獅子も気高く吠えた。
「なにぃ!」
カッと活目してワイツはヤマトの新フォームを見た。
一回り大きくなった右腕。肩には獅子の顔が付き、指が全て長い鉤爪へと変化。ワイツやレイズの爪よりもさらに大きい爪。
「へっ。だがな」
大きいということはそれだけ取り回しも難しいということだ。スピードで圧倒すれば。
「行くぜぇ!」
銀の風となってワイツが突撃してくる。
カキン。ワイツの爪を、ヤマトは簡単に弾いていた。右腕の巨大な爪で。
「なにっ」
「遅い」
そして今度は目の前のヤマトの姿が消える。
「どこだ!」
「こっちだ」
後ろから声。振り向くより早く、左腕が落ちた。
「ぎゃああああーっ!」
ヤマトの爪で切り落とされたのだ。進化したワイツでもまるで見えない超スピード。そしてパワー。
「わあ。お兄ちゃん早ーい」
「なかなかのスピードですわね」
口に手を当てるアリサと、腕を組んでいるエステル。二人とも感心した口調だが、目はしっかりとヤマトの動きを見ていた。
「どうした?」
左腕を切り落とされ、だらだらと血を流しながら悶絶するワイツを見据え、ヤマトは右腕を振り上げる。その指は根元から爪。
「レイズは痛がる暇があったら反撃しろと言ってたぞ」
「ちくしょう! ちくしょおおおぉぉ!」
俺は虎だ! 虎になったんだ!
「負けられるかよ!」
ワイツの牙が闇を放つ。魔力の闇。
「ナイトメア☆ファング・フルクラッシュ!」
そして魔力を籠めた牙で噛み付いてきた。ヤマトはそれを右腕の爪でカキンと受け止める。
−砕けろっ!
渾身の力と魔力、そして意地を込め、ワイツは噛み付き−
ばきっと牙が折れた。
「ぎゃあああーっ!」
必殺技で噛み付いたのに逆に牙が折れ、ワイツは口を押さえてうずくまる。
「もう終わりか?」
だらだらと口と左肩から血を流しながら、ワイツは怯えた目で見上げた。
「ひっ、ひぃ!」
ヤマトの右肩の獅子の顔がじろっとこちらを睨んでいる。ヤマト本人の目は空に注がれていた。
ばりばりっと雷鳴が青い空に轟いていた。あちらもそろそろ頃合か。
「デカルトサンダー!」
空に静止するデカルトが全身から放つ電撃を避けようともせず、ジェットレイズは真正面から突っ込んでいく。
「うおおおっ!」
ヤマトのデビルサンダーとは比べ物にもならない猛烈な電撃。たちまち両肩両膝の魔力吸収石がいっぱいになり、赤くなる。
吸収しきれない電撃が蒼い毛皮を焦がす。だが同時にレイズはデカルトの懐に飛び込んでいた。
「デカルトカッター!」
至近距離まで迫ったレイズに、デカルトは頭部の刃のように鋭い角を振り下ろす。
だがレイズの姿が瞬時にして消え、角は空を切る。
「どこだ!?」
「こっちだ」
背中から声。同時に翼に亀裂が走った。
「ぎゃあああっ!」
デカルトの大きな背中に回り込んだレイズが翼に爪を立てたのだ。
バランスを失い、落下するデカルト。その背中にしがみつきながら、レイズは溜め込んだ魔力を牙に深く首筋に噛み付いた。
「ナイトメア☆ファング・フルクラッシュ!」
本家本元の虎の一撃。デカルトは地に落ちるよりも早く、絶命し、黒い闇になって消えた。
「ひいいぃ!」
左腕と牙を失ったワイツが背中を向けて逃げ出していく。頭からはリリスのことも完全に消えていた。
「ライオトルネード」
ヤマトの右肩の獅子が口から竜巻を吐き出す。竜巻はワイツを捕らえ、空中で固定した。
「行くぞ」
「がおー」
獅子が吠え、爪にばちばちと闇が集まり、黒く染めていく。
ヤマトの巨体がふわっと浮き上がり、竜巻に固定したワイツに突っ込んでいった。
「ナイトメア☆クロー・フルスラッシュ!」
「ぎゃああああーっ!」
五本の闇の爪がワイツを切り裂き、闇に帰す。
「智子ちゃん。仇は取ったよ」
闇となって消え失せたワイツを見て、アリサはきゅっとバトンを握った。
「ほう」
丁度そのとき、ジェットレイズが大きな青い翼を広げて空から舞い降りる。
地上に降りると、翼は縮んで元の小さな黒い羽になった。
「ワイツを倒したか」
微かに目を細め、抑揚のない声でレイズは呟いた。戦って死んだ戦士に同情はいらない。
「その右腕。なかなか面白い」
ライガーフォームになったヤマトを見て、レイズはニヤッと口元を緩ませる。
ワイツが死んだことはすぐに忘れ、強敵が出現したことを喜んでいた。
「お前も、あのデカルトとかいうのを倒したようだな」
右腕の爪をわきわきと動かし、ヤマトが腰を落とす。
ワイツを倒した直後のヤマトと、デカルトを倒した直後のレイズ。条件は互角。
「がおー」
右肩の獅子が吠え、レイズと睨み合う。獅子と虎の視線がぶつかり、空気が震えるようだった。
アリサとエステルも一言も発せず、固い表情で見守るのみ。
「がおー」
「行くぞ」
獅子が吠え、先にヤマトが動く。
黒い巨体が突風のように突進し、蒼き虎を呑み込まんとする。
がきんっ。
ヤマトの巨大な爪とレイズの虎の爪が交差し、レイズの蒼い巨体がずずっと後ずさった。
パワーでヤマトに押されているのだ。爪を合わせたまま、踏ん張る足がずりずりと土を盛り上げ、後ろに下がっていく。
「なるほど。大したパワーとスピードだ」
左腕の爪でヤマトの爪を受け止めながら、レイズは右手を振り上げる。
「だが左ががら空きだ!」
変化してない左腕。その付け根にざっと爪が突き刺さる。
飛び散る血。同時に、ヤマトは右肩から体当たり。
「がおー」
右肩の獅子の顔がばくっと噛み付く。レイズの左肩に。
「ぬおっ」
さっと後ろに跳ぶレイズ。左腕がだらっと下がる。ヤマトの左腕も同じように血を流して垂れ下がっていた。
「痛がる暇があったら反撃しろ、だったな」
それは前回の戦いでレイズが言った言葉。ヤマトはそれを実践してみせた。
左肩を爪で突かれながら、レイズの左肩に噛み付くことで。
「ふふっ」
「ははっ」
レイズとヤマト、二人の口がニヤッと笑い、
「ふはははははははっ!」
「はーはっはっははっ!
すぐに大きな笑いとなる。二人の哄笑が山奥にこだまする。
ともに左肩からだらだらと血を流しながら、心底から笑っていた。見ているアリサとエステルは目を点にして呆れている。
「面白い! 面白いぞ小僧」
笑うだけ笑うレイズにヤマトが訊ねる。
「ところで。お前はリリムとリリスを犯ったのか」
「はっ。犯るわけないだろ。妹だぞ」
「なにぃ!」
愕然とするヤマト。妹だから抱かない犯さない。それは当たり前の常識。
しかしそれを、まさか魔物のレイズに言われるとは。
「お前……まともなんだな」
「普通だろうが」
言うとレイズは背中を向けた。
「逃げるのか?」
「決着は着けるさ。相応しいときにな」
「そうだな」
ヤマトも悟った。いつか、そのときが来ると。
「また逢おう。強くなっておけよ」
青い翼を広げ、ジェットレイズになって空へと飛んで行く。蒼い虎が青い空へと。
「またいつかな」
その姿を見送りながら、ヤマトはライガーフォームから元の基本フォームに戻った。
右肩の獅子の顔が消え、腕が元の大きさになり、巨大な爪に変化した指も元通り。
「お兄ちゃん!」
ばっとアリサが駆け寄り、血を流す左肩にバトンをかざす。
「ライブ」
回復の呪文。血が止まり、傷が癒えていく。
「やったね。お兄ちゃん」
「ああ」
「やったよ」
アリサは空に呼びかける。天国の智子ちゃんに。そして兄の手を取り、
「さ、帰ろうか」
「ええっ!? まだ駄目だよ。リリムとリリスを連れて帰らなきゃ。こら、腕を引っ張るんじゃない、まだ痛いんだから。
て、なんで本当に帰ろうとしてるの! 連れて帰るってば! こら、今度は包丁持ってどこ行くの! 今のうちにとどめ刺そうとかしちゃ駄目! 包丁は没収します! 没収!」
(つづく)
毎度乙です
デカルトに主がいたと言うことは
無骨そうな彼を逆レイプして童貞を奪った人間の女性が居るわけか
GJ!
撫子さん戦線復帰してくれないかなー。
>Bボタン押してキャンセルしろよ
吹いたw。
ナイトメアと杏は保管庫は別なん?
別の天使から力貰って復活ってパターンはありえ無くは無いだろうけど、その場合記憶どうなるんだ。
あと、ありさ黒すぎ吹いたw 天職は魔法少女じゃないだろ絶対w
337 :
保管庫:2008/04/13(日) 03:00:14 ID:PeISYr/R
ナイトメアも杏もスレ保管庫にて保管します。
古い順に作業を進めていますが
現在1スレ目まで保管が進んでおり、
ナイトメアはまだ登場していません(初投下が2スレ639)
杏は途中から投下形式が個人サイトにて公開となっていた為
作者の了承を得るまで保留にしていました
OKが出たので今後順次保管します
まだ本スレには全然追いついていませんが
長い目で見て頂けると幸いです
ナイトメアの人も保管子(マテ)さんもGJすぎます!
もう何か最近このスレ凄い、もうホントやばいです
ナイトメアですが、最初から16話までtextファイルで保存していますが、どっかにアップロードしたほうがまとめやすいですか?
もしそうならちゃきちゃきうpするんで言ってください
>保管子さんへ
そういえば地味にスレの残りが25KBしかないんだね、490KBぐらいで次スレかな?
340 :
保管庫:2008/04/13(日) 22:42:12 ID:PeISYr/R
>>338 ご提案ありがとうございます。
ご本人からOKがでましたらご好意に甘えたいです。
早く保管完了してSSをリアルタイムで読んでGJを出せる身体になりたい
読みながらじゃなくて機械的に保管だけ進めれば
さくっと終わりそうな気もしますがw
ふっと思った。
魔法少女が相手を陵辱するお話ってどうよ?
スレタイを見ればあっているな。
エロゲの定番の魔力補給にえちー的に考えて魔力がすっからかんにになるまでの
消耗戦の末に美形悪役に勝利した魔法少女が、
「魔力……魔力が欲しいの……」
とか虚ろな目でつぶやきつつ身動き取れない美形悪役を陵辱するんですね。
魔法少女に憧れて引っ付いて回る弟分(妹分)を押し倒して
「どうしてこんなことするの? お姉ちゃん……お願いだから元に戻ってよぉ……」
とか言われる展開も大好物だが。つか俺三点リーダー使いすぎだろうJK
>>343 「ごめんなさいごめんなさい!本当はこんなことしたくないんです!」
ズチュ…ズチュ…濡れた粘膜の触れ合う粘着音がますます激しくなる。
犯しながらひたすらに謝る少女と散々犯され、すでに目も虚ろになった魔女。
散々注ぎ込まれた白濁液が一突きごとに溢れ出し、ジュクジュクと泡だって魔女の会陰を汚してゆく…
こんな感じで泣きながら犯す魔法少女と言うのが希望なんだ
何で犯すかの理由はとくには考えてない。
次スレ立ててくる
>>297 テンプレ使わせてもらいます
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_ン ゝ、ilrlモi=、 lr'iモiゥ,イ,イン、´ 乙だぜ
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i゛='、____, ゝ‐'ニ-‐´ ヽ _、`´、 , ,',i
`ー ニニ-‐'´ ヽ 、`二ニ-'
349 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 15:57:22 ID:p1a3DER0
一乙
いつも感想ありがとうございます。いろいろ参考にさせてもらってます。
ちなみに「どっちの味方するの?」とか「付き合ってください」とか「誰を選ぶの?」とか、
選択肢を突きつけて答を出さないで終わらすのは、ここで選んだ選択肢でEDが変化するからです。
ギャルゲーでいうならヒロイン選択肢。最後どうなるだろう。
リリムの基本フォーム、リリスのキャノンフォーム、エステルのライガーフォームは最近の平成ライダーのイメージです。
撫子さんは戦線復帰させたいなーと。
夏休みはやっぱり大きな話をやろうかと。ガッシュでいうなら千年前の魔物編とかファウード編とかの、遺跡で魔物ぞろぞろ出て来てくるような感じ。
今後ともよろしく。
ありがとです
エロ抜きでも物凄い楽しみにさせて貰ってますw
| ,.ゝ─-,.r'´ ̄ `丶、
ヽ,.r'" ,. / ヽ `ヽ--─ '"フ
/ ,.' / il i ヽ 丶 ,.イ
,.イ/ /i /l !| l ヽ l,..ノ,. 'i
/ィ / /-ノ、l ハ ! ! : l i/j l |
! l/ ,ir‐‐、 iヽl -ヽl、 l !│ / ,' ! 乙ニャン
)r'! i l;;ソ ‐r‐、,ソ,.j / / /,ィ ,. -‐- 、
'´ l | ' j.:.::ゞj /、 / // i / ,. -、 ヽ
l lヽ l> `'‐'"//ッノ ! ハ! ` / , ' ヽ ゙!
,.-l 、ゝ、 __ ,. ‐'フ,' ミ,.| j | ,' / j l
/ ` シ;. "'ツ'´ ,シヽ' `' | l ノ! ,.ヘ
! ,.ゞヘ;.j、ハ.r;.iゞ'ミ'゙ `丶、 l '、 '"'´
l l / / ヽ ヽ ヽ ヽ 丶
ヽ,i' , ' > '´ ヽ ヽ、 j ヽ、 ヽ
/ '、 ,.' ,ノ リ ,ヘ、 ヽ ヽ
! ヽj ,. '" ! l ヽ、. --、._ j !
丶 `'´ ノ‐--- '! 〉i`ヾ、
ヽ...,, -- 、.. ,. '"| j / ,' ヽ
ト、 ヽi ゙;,,.シ ̄;ゞ l ,'l ,.' ノ-'" 丶
〉、 l `''"^'''"´ ̄| l、..__,. -' =‐- 、.._ i
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| l ,. '´ l ! ヽ j
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353 :
保管庫:2008/04/18(金) 06:46:19 ID:Sr1dve6R
今更ですが、杏の人の保管庫もテンプレに入れた方がベターな気がしてきました
個人の保管庫は他スレとかではテンプレには載ってない様ですが
氏の保管庫は現時点においてほぼ全部このスレの作品ですし
埋めついでにご意見頂けると嬉しいです
---
FTP不調で更新をupできず…
354 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 05:29:29 ID:n8ce99cr
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. i ヽヽ、、,,,___,,,/-‐〃´\ヽ`、 ゝ´ ´´´. ,' / Y´ヽ ;
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〆' iヾ ヾミ 、_'´' ヾ'‐ 、;;;ソ´'、{:::::: ,' r'. ,' l .!
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{ { { .{ヽ `、ヽ.`''''''''""´ 、 ,‐-、 iゝ:::::::::::,' ノ ノ 、' .,'
i i ;i { ヽ \ミ=、(_rr''';;;;:-、、 '-‐'’ ,> 、;;,' /`''''''' 'ー;'''´ /
`、! ;;i 丶 \ ‐-、ヽヽミ;;;;'‐; ,、‐'ヽヾ;,' /-‐ '' ´ ,' /
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ヽ.\ \ミ、_`'==---‐''´ヽ、`ヾヽヽ`;;;;;、,' / .〈 ,' /
丶、ヽ、丶-= 二三ー''´"'' ‐-=-‐ ' ´ ,' / ヽ、.,' , '
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355 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 05:30:54 ID:n8ce99cr
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l从;.;;;.;、.\.;' 、 `´ /.;.;..;.;.;.l、.:. .:..l 、.;.、.:ヽ
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/ ー┐ `ヽ、
/ //  ̄└z \
/ / // ヽ _ヽ
/ / / 〃 /イ l ト─- 、 // ',
/ / / /' / / / l | `弋´ ハ
; !| i|. / / / / / j ! { | |
l l !| i|/〃/ /}/| // ヽ_/| l
| / !| i|:{/く/ ノイ 〃 〉´.リ
/ j | :l| _,,x-\ 尸 |
. / /^|l :lfイ;:^て_ハヽ__, _ ! i|
/ /{ |l !|ヾ_r、/ '‐ァ七<、 { i|
. / |! ヽl !| ` {f;:^ーク }! ,.イ /!
,′ !i l !| /// ゞ‐-' ∧;j / |
ll |l! l i| ' /// /.ィハ ヘ l
|l |l! ! ト、___ )- ,.イ! ! { リ
|l ||! l i| ̄ ̄} rー‐< l.! ノ {イ }
ヽヘァゝー--! i| /`=='f´| / 〃 ,{Yリ
/ \ ヘ. i|\./_::::::::::::::L| ./∠,_// トイ
. / \\ j|`ヽ>二:::::.:|┴、 乃{`ー-、` { !}
/ ハ ヽl |:::::| ̄ ̄´{| | ヽ { !}
l !l | |:::::| .l| | l {iリ
(よく分からないが取りあえずNG登録した)
いきなり誰もいなくなった?
次スレができてるからね
埋めてるんでしょ?
梅
, -‐゙ ´ "ニ、
, '/ ヽ_`,
i、、_! ン´
ヽ、゙ , , 、 、 、 ヽ
,', - /, ' i ,' ヽ ヾヾ、、`i 'l
、_彡' ' ,'i,'_l、ヾ l、l_l」i, , ミー
_ン ゝ、ilrlモi=、 lr'iモiゥ,イ,イン、´
'´,ゝi ー‐' `ヽー‐'l',ィ'、`
, -‐ ´/i,iヽ __ ,イlヽ、` ‐- 、
,<´ /l ' 'l i` 、'/゙`/!l ' lヽ `ヽ,、
/ ヽ /l ヽ "`´ / l、ヽ / ヽ、
/ ヽ /l ヽ / l 、 / l
| , ' ヽ / l /|\ヾ '/ィ'`iヽ、 l 、, / 、 l
/ 、 ヽ l` '、´ | i i`V´i l | _ >' i / , i ヽ
|, l l l > | l l ゚// | \ ヽl l l ヽ
/ 、ヽ l,l/ , '´ | l´゙"7 | \ ヽl l ヽ
/ ー- ヽヽ、l/ \ | ├┤ | / ヽ l,__‐-- `、
/ `〈 \ | l l | / 〉´ ヽ
〈 \ ヽ | l l | / / l
i..、 \ `、 | l .l | / / /|
| \ \ l | l l | l / /::::::|
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〈 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::l:::r゙ 、 、 〉 i .レ::::/::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ
∧ 〉::::::::::::::::::::::::::::::l〈,ィil / /i !__!‐'::::/:::::::::::::::::::::::::::::∧ /l
/ V∧::::::::::::::::::::::::::::::l::::゙-'ー'i-'i:::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::| ´ l、
, -‐/ / |::::::::::::::::::::::::::::::,ゝ:::::::::i:_:i:::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::|l l ヽ、
/ / / |:::::::::::::::::::::/ l-‐´ ̄  ̄`‐-l- 、:::::::::::::::::::::::::| l ヽ \
/ / / ` ー-- イ l i ,' `i 、_::::::::::/ ヽ ` \
/´ / /' l _l l l ヽ  ̄´ ヽ ヽ
`ヽ、 _ /--――‐フ< `ヽ、 )、 ̄  ̄`l , -‐ヽ、___ _ヽ ヽ
 ̄ , '´ `ヽ ヽ, ィ'-'l l`ー-、/ , '´ ̄ヽ `ー――‐'  ̄
i゛='、____, ゝ‐'ニ-‐´ ヽ _、`´、 , ,',i
_ ⌒ヽ_ / `ヽ、
/´_ `ヽ、 ,ィ''´ ̄ハ、i,/lヽ、 l!
,ィ´/'´/::/:::ラ./ / /!イソ !i .ハ /
/゙ ! ' ::´:::::::|:// / ,イ /!"゙ヾ|リ i メ
! | :: ::::::ri/| |:::i|ハ i.|| i,/|! _//!:::|::::|
| :: .::イリノハ ::!lィl丙`|/ |、 _ハ/::/:::;/
i ; ::::レl/ !,ヾ、! ゙'゚┘ 尤i'/,' /
/ !..:::::l/ ::::アi. 、 , ゙‐'ソ'"'´ もう 埋めるわよ いいわよね?
ト、_// :::|:::::/ ::::://^ヽ、 ~ ,.ィi′
`ー'ナ/.:/::::/ ::::/´! ヾ "´l:::l|
i / .:|:::/ :::;ィ/ |! ヽ:::!:riト、_,
!| /:|/ .//! ,!| ヽ ヾ、,リ
| | //:::/:::! ! \. \ ヽ\
ヾ// ::::/:::::|ノ _二;ヽ ゙、 ,}
オ′:::i :::::::|/ ̄ \ ヾー-、
/ | :: ::|::::::::::! ハ iヽ i
i | ::|:::::::::リ ,イバー‐'′! ヽ
! |i : :|:::::ノ i /ハ | / | \
ヾ _,, !<_. { ///" ヽ
_,. ‐''";;;;;;;,:'";;;;;/ ゙̄T''''r-レ \ _ i
ヾ"、_;;;;_,;:'";;;;;;;;;;/;;;;;;;;;i;;;;;l;;;;;| }=ニl!;;ト、 /
ヾ;;;;;;/`''ー--ヶ、;;;;;;シ;;;;;;|;;;;;;! ぐー`"ヽ!
ヾi' / ヾ、;;;;;;;/;;;;;;;| 〈´  ̄~゙'''┘
;ヘ , i ゙\;;;;;;;;;ハェュj
! `ヽ、'_,{_ ゙\;;;;;|