いきなりですまんが投下します。
漫画が続いてるから、まぁハンター前からのちょっとした分岐くらいに思ってください。
題「咲かない桜の木の下で」
ソレは1本の電話から始まった。
なんの変哲も無い何時もの日常。
秋名とアオが穏やかに過ごし、ことはが放課後仕事にやって来てヒメと恭助が事務所を訪れる。
そんな平凡な毎日の繰り返しの中で、事務所に掛かってきた1本の電話。
アオが出たその電話は秋名に元老院への出頭を促すものだった。
「別に俺は話す事はない!………な、何で。いや、ソレは……わかったよ……ああ」ガチャリ。と電話を置いた秋名は
「ちょっと元老院まで行って来る」
と言い、事務所を後にした。「私も」と言うヒメを置いて。
秋名の去った事務所には、なんとも言え無い空気が流れた事を、皆が感じていたのだった。
そして今、秋名は独り、元老院で3人と対峙していた。
「既に時間は与えた。本来ならお前が高校を卒業した際になされる事だった筈。もう充分であろう」
尊大に言い放つ総代・薄墨の視線は有無を言わせぬモノがあった。だが秋名も呑まれては居ない。
「時間とかそう言うんじゃないだろう!」
「だがお前にも充分理解出来ているだろう。それともお前は全てを解した上で、あくまで拒むという事か?それはこの世界に対する背信に等しい」
薄墨の断固とした言に秋名は歯を食いしばる。
秋名にも薄墨や元老院の言葉は判る。理解もしている。
だが簡単に納得したくないと云う意地がある。
その意地だけが、今の自分をして元老院に屈せずに居られる理由。
「まぁ、そうせっつか無くても良いじゃねぇか」
「!雄飛さん」
「ふん」
突然の横槍に薄墨は顔をしかめる。
「土地神には関係有るまい。何時もは関わらずを貫いておるのだ。でしゃばるでないわ」
「まぁそう言うなよ薄墨。これ以上は秋名も意固地になるだけだろ?今日のトコはお開きにしようぜ」
「ふん!まぁよいわ」
雄飛の乱入で一先ずの時間を得られた事に秋名は安堵を表すも、それはすぐに姿を消す事になる。
席を立ち場を後にしようとした秋名の背中に投げ付けて来る、薄墨の言葉によって。
「お役目、比泉秋名よ」
「!……」
「お前が只一人のお役目であり只一人の比泉の者である事実からは逃れられん。ならばこそコレもお役目の果さねば成らぬ責務の一つ」
「………」
「お前には義務があるのじゃ。比泉の血を絶やさぬ為に、比泉の血に妖の血が混じらぬ為に。先代も先々代も、遥かな昔より続いたお役目の血族を守るため」
「………」
秋名の顔に苦いものが浮かび上がる中、薄墨は尊大に言い放つのだった。
「18になった比泉の者は、人間の妻を娶るしきたりだ」
返事を返す事無く、秋名は元老院を後にした。
「いいのか?秋名」
雄飛の言葉に秋名は無言で頷くだけだった。
並ぶのを止め秋名を見送ると、ふと並ぶ八重に意識を向ける。
「いいの?アニキ。あのままで」
八重の表情には陰りが見える。比泉生活相談事務所の面々を、八重は気に入っている。好きと言っても良い。
今回の事態は、妖怪の驚異や街の変異では無い。無いが、それ以上にあの者達に苦渋の選択を迫る事に成りかねない。
それが八重には心苦しかった。
「しかたねぇだろ。お役目の血に妖怪の血が混じるのは不味いってのは本当だ。お役目は人間でなけりゃ駄目なんだからな。
たった一人のお役目になった時から、秋名にもそれは判っていた筈さ」
「でも」
「先代のお役目と先代の町長。アイツらだって同じだったのを忘れたのか?」
「……」
「お役目の力に妖怪の血が交われば、第2第3の円神が出てくる恐れもある」
「そんな」
「わからんだろ?今は良くても100年後、200年後にはそうなってるとも限らん。円陽が送られてから円神が戻ってくるまでどれ程の月日を必要とした?
薄墨の言ってる事は、ある意味で正論だ」
八重は苦い表情を見せながら、静かにその場から姿を消した。
マリアベルを従えた雄飛は何気に空を見て溜息をつく。
「まったく。嫌な雲行きだな」
事務所に戻った秋名を待っていた面々は、元老院で何を話してきたのか秋名に聞いてはいたが、
「別に、何時もの定時報告みたいなもんだ。まぁ俺はあんまり元老院に顔出さないからな。小言の一つも言われるさ」
と、秋名にかわされていたのだった。
その夜、秋名の部屋には秋名ともう一人の姿があった。
「!あっ!!…あき…ぅあ!!」
「はぁ!はぁ……こ」
裸で互いをむさぼる姿に恥じらいは無く、二人はその行為に没頭していった。
すでに始まってから暫しの時間を経過している。行為の終焉を、二人も一層感じている。
「ああ!秋名!!………も、もうアタシ、い……イっくぅぅううあああ!!」
「俺、もだ!ことはぁあ!!」
共に絶頂をむかえ、暫しのまどろみの時、ことははその身を秋名の胸に預ける。
秋名は無言で、ただことはの髪をすいているだけだった。
いつからか、秋名とことはは身体を重ねる様になっていた。が、別段二人が恋人だとか好き合っている訳ではない。
なんとなく、どちらからともなく始まった関係。
ことはは基本的に男には興味は無いし、秋名もことはに対して特別な感情は持っては居なかった。
自分達の特異な状況に有って、性への衝動を充足させる為に、ただ互いに都合が良かった。それだけだった。
「ねぇ、秋名」
「うん?」
身を預けたまま話し掛けてくることはに秋名は静かに耳を傾ける。
「今日のアレ、嘘でしょ?」
「……なんの話だ」
「惚けてもだめよ。元老院。なんで呼ばれたの?」
ふとその目を見ると、ソコには真摯な光が宿っていた。全ての嘘を見透かすような。
「はぁ……かなわねぇな」
「当たり前でしょ。で?」
にこやかなことはに何処か救われた気がして秋名は話す事にする。
「前にも言ったろ……俺の、今後についてさ」
「!それって」
ことはにもすぐに思い当たる。
「…そう…ま、もう子供の時間は終わりって事よね。でも……いいの?秋名」
「……なんのはな「いいの?秋名」…ことは」
秋名の言葉を遮り問い掛けたことはは、ベットから身を起こし下着を身に着け始める。
「ことは?」
「アタシは良いのよ。特に秋名に拘ってる事も無いし。まぁ別に他の男に抱かれる気も無いから、精々秋名を誘惑して偶に遊ぶ位で丁度良いって思ってるし」
「あのなあ」
自分の家庭崩壊の危機を軽く起こそうとしてくれる目の前の女子高生に苦笑を漏らす。
「でもヒメや桃華ちゃんは?あの子達の気持ち、秋名も気付いてるんでしょ?」
「………どうかな」
「アオは?秋名の事、ほんとに信頼してる。でも秋名が人間と妖怪で線を引いたと感じたらアオだって」
「別に俺は線なんか引いてない!」
思わず語句を荒げる秋名ではあったが、ことははまったく動じない。
「でも無いとは言えないでしょ?好きとか嫌いとかの前に、まず人間か妖怪かって事が重要。それは線を引いてるって事でもあるでしょう」
「……」秋名にも、それは理解できる。出来るからこそ、自分も納得出来ないのだから。
「ま、アタシにはどうしょうもないけどさ。明日、アオ来るんでしょ?」
「……ああ」
「早めに話しといた方がいいと思うよ」
黙り込む秋名を残し、ことはは「じゃね」と秋名の部屋を後にするのだった。
取り合えずココまでです。
続けたいと思います。
それでは
133 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 21:23:50 ID:ZVUwFv1D
一番槍GJ!
シリアス物か。
纏めきるのは大変そうだけど期待して待ってます。
さぁ、盛り上がって参りましたぬるぽ
GJだガッ
136 :
◆??? :2009/06/22(月) 18:43:11 ID:sfywtj2g
GJ
137 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 07:28:55 ID:0S6S9jC/
アオのエロ話おねがいします。
138 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 07:30:29 ID:0S6S9jC/
アオのエロ話おねがいします。
エロのアオ話おねがいします。
アロのエオ話お願いします。
誰もこないなぁ、ぬるぽ
__
マ´ `マ
! ill i! i! i! )
リ !|(.゚)ー゚ノ| わたくしがまだ頑張っておりますわん
c(,_U_U
143 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 08:52:53 ID:2yMlPxMp
頑張って
__
マ´ `マ
! ill i! i! i! )
リ !|(.゚)ー゚ノ| 頑張りますわん!
c(,_U_U
__
マ´ `マ
! ill i! i! i! )
リ !|(.゚)ー゚ノ| わたくしの艶っぽい話は
c(,_U_U まだですのん?
146 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 01:39:56 ID:t7E++ArJ
保守
ほ
7巻読んだが・・・破壊力やばいなあれ
ショタプレイかとおもいきや
いつでも大人の姿になってマリアベルにやりたい放題できる雄飛
俺も俺も
153 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 18:26:47 ID:Erbd954p
ほ
154 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 01:32:58 ID:kTvYWXod
マリアベル期待
155 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 04:15:33 ID:NRwouzXI
アオ期待
今年も終わりだな保守
( ・ ω ・ )
ほしゅ
あけおめ
豆まきもバレンタインも終わってしまった
161 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 16:37:19 ID:cuONIvL3
仕方ない
新刊は来月か
また限定版にCD付くんだな
保守
(´・ω・)
hosyuu
166 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 11:40:07 ID:gH3Avs5k
またアニメ作るのかぁ
どうなるんだろう
最後の1分ぐらいで「よざカル!」もやってくれると燃料的にはいいですねー。
>>166 また? 前アニメ化された事なんてあったっけ?
秋名「ちょ、この鎖はずせよ!おい、ことは、聞いてんのか!」
ことは「聞こえてる〜♪」
秋名「ふざけてないでっておい、はずっ!?」
はぷっ
ことは「んふ、秋名のデカチン、いただきまふぅ。はむっ、んぷんぷっ、んずずず・・・・・・」
みたいな話はないのか
170 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 17:21:28 ID:rNh9Oa9x
アオのエロ、お願いします
171 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 12:19:14 ID:JSqiXUUd
いきなりですみませんが投下します
短いですが一応ヒメと恭助の話です
172 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 12:43:51 ID:JSqiXUUd
「ふ…ぁ、あっ、あんっ」
所員が皆帰った、静かでひんやりとした事務所。
しかしそんな雰囲気とは裏腹に、いつもなら書類の束で埋もれているデスクの一角ではおよそそこには相応しくない行為が繰り広げられていた。
「あ…ぁん…!ぁっ、きょ、すけぇ…、あっ、」
「…お嬢様」
「あ、やぁ…!そこ、…だめぇ」
いつからだろうか。
二人きりで、特に何もすることのない時はこうして愛し合う。
恭助はヒメをデスクに縫いつけるようにして、自身を突き入れるのだ。
173 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 12:45:27 ID:JSqiXUUd
「ぁんっ!恭、すけ…、やだ、ぁあ…おかしくな…、ふぁああ」
ずぶっ、ずぷ
熱くて硬くて、ずっしりしたものがヒメの中を何度も出入りする。どうしようもないくらいに感じる体と自分でも聞いたことのないような甘い声で頭の中が真っ白になりそうになるなかで、ヒメはすがりつくように恭助の首に腕を絡めた。
「…っ、…お嬢様、」
「あっ…ぁあ、あぅ、きょ、す、んぅ!…んんん――――…」
激しくなる律動の中、深いキスと黒いスーツに包まれた腕に抱かれて、ヒメはいつものように達する。
174 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 12:47:12 ID:JSqiXUUd
「はっ…、はぁ、はぁ…」
顔を真っ赤にして大きく呼吸をするヒメの乱れた前髪を、整えるように流した恭助の指は先程までの行為の愛撫のせいで少しふやけていて。
首からはマフラーがとられ、胸元は大きく開いていて。
いつもきっちり締められた黒いネクタイは緩んでいて。
捲られたスカートの裾は愛液でぬれていて。
付き合ってもないのに、何やってんだろ。
お互いそう思っていることはわかっているはずなのに重ねた唇は愛しかった。
簡素だが、色々想像させられるな。
GJだ。
GJ
てか過疎ってんな
別スレに流れたか?
しかたない
ここは俺のアオ陵辱ssを投下するか
177 :
名無しさん@ピンキー:
アオ「中はだめだよぅ…あっ…ちょ!らめぇ!」
円陣は容赦なくアオの幼いまんこの中に自分の夥しい量の精液をぶちまけた
円陣「ふぅ…良かっただろアオ?」