【涼宮ハルヒ】谷川流 the 59章【学校を出よう!】
Q批評とか感想とか書きたいんだけど?
A自由に書いてもらってもかまわんが、叩きは幼馴染が照れ隠しで怒るように頼む。
Q煽られたりしたんだけど…
Aそこは閉鎖空間です。 普通の人ならまず気にしません。 あなたも干渉はしないで下さい。
Q見たいキャラのSSが無いんだけど…
A無ければ自分で作ればいいのよ!
Q俺、文才無いんだけど…
A文才なんて関係ない。 必要なのは妄想の力だけ… あなたの思うままに書いて…
Q読んでたら苦手なジャンルだったんだけど…
Aふみぃ… 読み飛ばしてくださぁーい。 作者さんも怪しいジャンルの場合は前もって宣言お願いしまぁす。
Q保管庫のどれがオススメ?
Aそれは自分できめるっさ! 良いも悪いも読まないと分からないにょろ。
Q〜ていうシチュ、自分で作れないから手っ取り早く書いてくれ。
Aうん、それ無理。 だっていきなり言われていいのができると思う?
Q投下したSSは基本的に保管庫に転載されるの?
A拒否しない場合は基本的に収納されるのね。 嫌なときは言って欲しいのね。
Q次スレのタイミングは?
A460KBを越えたあたりで一度聞いてくれ。 それは僕にとっても規定事項だ。
Q新刊ネタはいつから書いていい?
A最低でも…………一般の――――発売日の…………24時まで――――待つ。
A一般の発売日の24時まで待ってもらえますか? 先輩、ゴメンナサイです。
Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A容量は4096Bytes・一行字数は全角で最大120字くらい・最大60行です。
Aんふっ。書き手の好みで改行をするのも揃えるもバッチリOKです。
規制情報色々
627 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/15(火) 21:54:50 ID:x6K+J9Jh
あ、知らない新規制を発見したので、既出かもだけど報告。
一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えるそうです。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイみたい。
630 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/15(火) 23:03:23 ID:JkkZ5sEy
デザインとして最初に改行入れたいときは、スペースを入れておけばいいらしいよ。
と一応報告。
736 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 07:28:51 ID:sjR/O4I0
−−−
↑文頭にこういう単一キャラクタが重複するのもまずいらしい、と風の噂で。
ちゃんと立てられたか?
人生初立てなんで間違ってたらスマン
……別にいいんだけどね。
埋めネタに使うと言うことは賛辞も感想も求めてないということだろうし、
まあ俺も、改行厨のSSには感想書く気はいつも通り皆無だったし、
「物語何て書いたことないから期待しないでね」などと宣ったクズ野郎に"Keep in ROM!"と叫ばずに済んだわけだから。
このスレが生きてる間に驚愕についての情報が出ることを祈って、
>>1乙。
>前スレ最後のSS
長門スキーの俺でさえ、全く抜けなかったという驚愕!
まあ、面白かったんだが………なにか釈然としねぇよ?
原 作 者 の 新 作 読 む と や っ ぱ 圧 倒 的 な 力 の 差 を 感 じ て し ま う 。
こ れ は も う 如 何 と も し が た い ね ……
スレ立て乙
>>1乙
てか喜緑さんのエロ無いのかよw
微妙に期待してたのに…
>>9 あるよ
会長との甘々ラブコメと会長との凌辱ヤンデレNiceBoat.が
>>10 いやキョンとやる喜緑さんが見てみたかったんだw
てか喜緑さんが会長以外とやるssなんて有ったか?
あるあr……無いなwww
小ネタでキョンを調教するのがあったけど、それ以外は無い
そもそも喜緑は会長と絡みだしてからやたら人気出た口だからな……俺の主観だが
何あの計算しつくされた前スレww
>>11 保管庫のその3にある「涼宮ハルヒの日常」(未完)にあるぞ
>>前スレ613
何というカオス。腹筋が鍛えられてしまったぞ、どうしてくれる。ともあれスレ立て乙です。
>>12 会長と絡んでからも何も、それまで「ミステリックサイン」にしか出てなかったし、その時点では
何者かを全く指定していなかった上に出番も少なかったから、しょうがないだろう。
実際のところ、いまだに何者かを自ら明らかにはしていないし(本編では古泉と藤原の発言から推測できるだけ)。
アニメ版のキャラソンで初めて宇宙人勢力関係者である事を自ら明示したんじゃなかったっけ。
>>14 前スレが埋めネタ+ここへの誘導で埋まったからだろ。完璧すぎだ、あれは。
あとエロはないけど喜緑さんとキョンがいちゃいちゃするのあるよ
エンドレスエイトの設定で
18 :
11:2008/03/04(火) 12:24:53 ID:+fNJEh/j
>>15 サンクス早速読んでくる。
>>17 サマーデイトアグリーンデイの事を言ってるんならそれは知ってる。
>>1乙と言いつつ投下します。
エロなし。11レス予定。
我輩は一般人である。名はキョンという。
さて、明治時代の文豪からのパクリ丸出しなこの冒頭文からもお分かりの通り、俺は普通である事だけがとりえだと思っている一般人である。………いや、あったはずだ。
………あったはず、なのだが『目が覚めたら眠りについた地点と全然違う場所にいた』という今のような経験に慣れてしまっている時点で、もしかしたら一般人という安らげるプレイスはもう遥けき昔のアルカディアなのかもしれん。
親譲りの無鉄砲も無いのに損ばかりしているなあ、とおもわず枕を涙で濡らしてしまいそうになる俺であった。
さて、現在俺が直面しているこの異常事態の原因なのだが、候補を挙げろといわれれば夜空を彩る星の数ほど上げる事が出来ちまう。この素晴らしきハッピーライフに、幸あれ。
皮肉ったところで何一つ変わらない現状に溜息一つ。
ついでに、あまたの星々の中で一際輝く死兆星、すなわち最も可能性の高い原因を吐き出した。
「こりゃ、久しぶりにハルヒが何かやらかしたって事かね」
まあ、原因が分かったところで俺にできる事は何もないんだけどな。
辺りの風景を見回しながら無力感を誤魔化しつつ、再度溜息。
いつの間にか愛すべき我が一軒家から変化していた40℃強の程よい湯加減の温泉から立ち上る湯気が、俺のそんな溜息を吸収しつつ視界を急速に塞いでいった。
――――――――――――
弱酸性のやさしさをあなたへ
――――――――――――
どこからともなく俺のいる温泉に吹き込んできた北風が、俺の視界を塞ぐ湯気を吹き飛ばしていく。『ついでの俺の憂鬱も吹き飛ばしてくれないものだろうか』といつものように願うのだが、それが叶ったためしはない。ガッデム北風、プリーズ太陽。
湯気が超強力送風機もびっくりなほど綺麗に吹き飛んだあとで、
「トップバッター! あたし参上! やっほ、ってねっ!」
素っ裸の鶴屋さんがエロさの欠片も感じさせない健康的な笑顔で俺に声を掛けてきた。なるほど、これが芸術か、………って、ちょっと待てーい!
「ん、どったの?」
「心底不思議そうに聞かんでくださいますか!」
肉体的に健全であり、精神的にもノーマルな一般男性の前で真っ裸という今の状況を正しく理解できているのだろうか、このお人は。………いや、悲鳴とか上げられても俺の社会生活がデッドエンドまっしぐらなのだけれども。
「だいじょーぶっ!」
「その根拠は?」
「キミなら許すよっ!」
「マジ勘弁してください」
いつの間にか、こめられている意味は変わりつつも、すっかり癖になっていた溜息を一つ。
鶴屋さんの台詞は相手が健常男性ならば本気で襲われかねないくらいには危険なものなのだが、それでも最後の一線を踏み越えさせるには足りていないものだ。相変わらずタイトロープを笑顔で泰平に全力疾走しているようである。
映像があまりにも容易に脳内に浮かんでくる事に対し、もう一つ溜息。
「あっはははっ」
そしてそんな俺を見て何一つ躊躇することなく大爆笑の人生の先達。
ピコグラム程度の殺意を覚えたところで、ちょっとだけ真面目な笑顔になった殺意の元凶にこんな事を言われた。
「ダメだよっ! こんなおまけみたいな世界でまでそんなに固くなってちゃっさっ!」
………性分ですよ。三つ子はとうに過ぎてますし、100まで生きる気もありませんから、多分もう一生治らないでしょうね。
「ん、キミがそー言うんならおねーさんからはもう何もないねっ! バトンタッチだっ!」
「………え、バトンタッチって、誰に?」
俺の質問に鶴屋さんは答える事なく、ただこう言った。
「そいじゃねキョンくん。あたしは今、幸せだよっ!」
鶴屋さんがそう言った瞬間にまたも立ち上った湯気が、俺と彼女の間に緞帳を下ろすように俺の視界を塞いでいった。
///
湯気と同時に万年笑顔の愛すべき先達は消え、それと同時にわき腹に何故か冷たい感覚が走る。懐かしい感触なのだがノスタルジアとは程遠い、………つーか、なんだこれ?
「あら、ただのナイフだけど」
………二番バッター、スマイリーキラー朝倉涼子の登場であった。こいつも何故か全裸だ、温泉だからか? どこの世界の風習だ、そりゃ? 俺の腹に突きつけている危険物の撤去も含め、お前という存在に抜本的な改善を要求したいぞ。
「あっ、ひどーい。ちょっとインパクトのある登場の仕方をして好感度を上げようとしただけなのにー」
地に落ちたぞ、好感度。あと、服を着ろ。
「………あたしには有機生命体の好感度とかフラグとかいう概念がよく分からないから」
心配するな。どうせ特定の人種しか理解する必要のない概念だ。ついでに言うが、服を着ろ。
「あら、キョンくんは知ってるの?」
「ああ、谷口の馬鹿がさんざん熱弁してくれたからな」
クラス中の女子から冷たい視線を向けられていたからなあ。他人の振りをするのも一苦労だったんだぜ。
「その割には、折りまくってたわよね? あたしを含めて」
「え、何をだ?」
「………今まさにへし折ったわよ」
言葉の意味が分からないという事を30度ほど頸部を傾ける事で表現する俺に対し、朝倉は溜息混じりにこう言った。
「まあ、いいわ。あなたを糾弾するのはあたしよりも長門さんの方が相応しいでしょうしね」
その言葉に何となく引っ掛かりを覚えて頸部をさらに5度ほど傾ける俺に対し、前よりもさらに大きな溜息付きで、彼女は最後の言葉を伝えてきた。
「あたしは幸せよ。ま、いろいろあるけどね」
俺の視界を覆う湯気。
///
どうやら湯気で視界が覆われるたびに一人一人知り合いと出会っては別れてる羽目になるらしいな。一体全体何のための世界なのかね、これは。
「ええ、わたしもそう思いますよ」
しかも舞台が温泉って、意味分かんないしな。
「全くです。ちなみにわたしも今、全裸ですよ」
鶴屋さんも朝倉もよく分からない事ばっかり一方的に告げて、勝手に消えていっちまうし。俺の頭に一方通行の標識でも立ってるのかね?
「ええ、言葉のキャッチボールって大事ですからね。………大事ですよね」
なんかもう考えるのも面倒くさくなってきたぞ、本当。
「うふふふふ、一生何も考えられなくしてさしあげましょうか?」
「………現実逃避くらい許してもらえませんかね、喜緑さん?」
「わたしが面白くないので不許可です」
そうでしょうとも。ええ、そうでしょうとも。
「喜緑さんはここが何なのか知っているんですか?」
「ええ、もちろんですよ。この世界でわたしが知らない事なんてないんですからね」
平均的な胸を惜しげもなく張りつつうそぶく喜緑さん。
「あら、反応ないんですね」
「どこを見てそんな言葉を吐きやがりますか、あなたは」
「恥ずかしい事ではありません。ちゃんと病院にいけば治るかもしれませんよ」
人の下半身の一部分を見てそうのたまうセクハラ宇宙人である、宇宙法廷はどこにあるんだ。
「つか、俺は正常ですって。人妻に手を出すようなまねはしないってだけですよ」
「………残念です」
「あんたは俺に何を求めてるんですか?」
「さて、ここが何なのかという事ですが」
「いきなり切り替わりましたね」
「ぶっちゃけ、あなたの妄想です」
「最悪の答えが来た!」
「冗談ですけど」
「最悪だ! この人マジで最悪だ!」
くすくす、といつもどおりの底のよめない笑みを浮かべたままで彼女は続ける。
「ま、あなたが思う事があなたの答えなんですから。それを貫きなさいって事ですよ」
答えになってるのかなってないのか、そも真面目なのか不真面目なのかも分からない、そんな彼女の言葉に対し何も言い返せずに口ごもる俺。
ただ、何となくだけどその言葉には喜緑さんなりの温かさだとか、エールだとかが含まれているような、そんな気がした。
「ようするに、結局あなたの妄想しだいって事ですけど」
………気がした、だけかもしれんね、やれやれ。
肩をすくめる俺に、喜緑さんは笑顔のままでこう言った。
「では、さよならですね。わたしは当然、幸せですよ」
そしてまたまた、俺の視界が塞がれる。
///
「WAWAWA、って出た瞬間に消えかけてるじゃねーか、俺! あれか、出オチか? 出オチなのか? ちょ、キョンお前、覚えてろよー!」
///
さて、途中一部で部外者乱入によるノイズが走ったのをつい無意識でかき消しちまったんだが、まああいつとは会おうと思ったらいつでも会えるから別にいいや。
とりあえずさしあたっての問題は、だ。
「―――ゲット―――だぜ?」
俺の体を完璧に拘束しているこの黒髪と、その持ち主であるこの馬鹿娘だな、うん。
周囲はいつの間にか温泉からいつも行っていた喫茶店へと様変わりしている。第2ステージ開幕ってやつか? 全然嬉しくないのは何でだろうね?
ちなみに目の前の黒介は何故かメイド服だ。俺の記憶が確かならあの店はそんなタイプの店ではなかったと思うんだがな。
と、言うか、
「九曜、そのお前の横に物理法則を無視した感じで浮かんでいるアニメでよく見た感じのする球体は何だ?」
色々やばいぞ。主に著作権的に。
「………モン○ターボール―――オープン」
「隠す気ゼロかよ。しかも、どう考えてもその大きさだと物理的に入らないだろうが」
大きさ的にはバランスボールくらいだ。全身の関節を外せば入る事も可能かもしれんが、残念ながら俺は修行僧になる気はないんでね、苦行は無しの方向で。
「まか―――せて」
こうしてまた宇宙的パワーという名の資源が無駄に使われるわけである。まあ、痛くないんなら俺は一向に構わないけどな。
「全身の―――骨を………砕けば―――何とか」
「超力技で痛さマックスッ! ちょっ、ま、リリース! キャッチアンドリリース!」
何気に大ピンチな事に大惨事直前でようやく気付き、慌てて叫ぶ俺であった。
「ユー………ゴット―――ミー?」
リリースの後でこちらに向けて首を微妙な角度に傾けながら、そんな電波を発信する九曜。
悪いが俺にはお前専用の受信アンテナなんてついてないぞ。あと、英語力も正直言うと、ない。………日本語で分かりやすく頼む。
「わたしは―――あなたを―――得られ………なかった」
うん、日本語になったのはいいけど、相変わらず電波だな。電波に国境はない、最悪だ。
………最悪、なんだけど、
「でも………わたしは―――あなたを―――得た―――と………思う」
無感情な必死さをこめて伝えようとしている彼女の思い。
「あなたは―――わたしを………得たの?」
それは俺の心に糸電話だけで繋がっているような、そんな不確かなものだったけれども、
「当然だ、馬鹿野郎」
でも、俺は確かにそう返したのだ。
そんな俺をたっぷり5分ほど見つめた後で、どことなく満足そうな無表情で九曜は言った。
「あいむ―――はっぴー」
///
九曜がそう言った瞬間、床に固定されているはずのソファーが電車の座席のような感じでくるりと180度回転した。
さて、切り替わるためのキーワードはどうやら『幸せ』とか『幸福』とかいう単語らしいな。こうしてまた一つこの世界の謎が解き明かされた、と。………深まっただけかもしれん。
そんな事を考える俺の目の前で、顔見知り未満と主張したいやつがメイド服を着て一人不気味に笑っていた。………ああ、通報したい。
「ふふふふふ、苦節えっと、まあ適当に20年くらいにしましょうか。苦節20年、やっとあたし、の出番が来たのですよ」
「そうだな。とりあえず、だ。手のしわとしわを合わせて?」
「しあわわわっちゃーい! 何なのですか! いきなり退去命令ですか!」
「ちっ」
「舌打ちしたー! 隠す気配も見せずに舌打ちしたー!」
出てきて速攻テンパっている自称超能力者2号橘京子(技なし、力なし)。
………ふむ、確かに舌打ちは少々まずかったかもしれんな。
「ですよねっ!」
「ああ、真剣に考える事にするよ」
何かを期待するような目で俺のほうを見つめてくる橘。
………ふむ、そうだな。
「腹話術とかで誤魔化せねーかな?」
「??? 何の事ですか?」
「ああ、だからな、俺がこうして………」
橘の後ろに回りこんで、服の背中をつかみながら言った。
「アタシハコウフクデスYO!」
「って、真剣に考えてるのはあたしの消し方かーい!」
怒られた。
「んんっ、もうっ! ………あ、そうだ」
一通りわたわたうごめいたかと思えば急に、時代劇だと開始10分で切り捨てられる悪人のような小物臭漂う笑みを浮かべる馬鹿。
「あたしがその言葉を言わない限り、あなたは一生ここから出られないって事ですね」
うわ、マジで小悪人だ、こいつ。切り捨て御免、誰か俺に刀をくれ。
「………つか、それだとお前も一生出られないって事になるぞ」
「え、あ、………はい。………それはそれで」
??? なんでいきなり顔をそむけるんだ、こいつ?
「ああっ、もうっ! とにかく、今この瞬間、あなたの生殺与奪権はこのあたしにあるといっても過言ではないのです」
過言にも程がある台詞なのだが怒らせても厄介になるだけなので突っ込まないでおこう。
「そういやさ、お前や九曜が来たって事は藤原や佐々木も来るって事なんだよな」
とりあえずクールダウンしてもらおうかと話をそらす。
にしても、こりゃちと露骨過ぎるかも知れんな。よっぽどの単純系生物でないと誤魔化されてはくれないだろう。
「いえ、藤原さんは来ませんよ」
単純系新生物が発見された。どこに申請すればいいんだ、ギネスか?
「えっと、とりあえずそれはおいておこう」
「? 何の事ですか?」
無知の幸福というものを魂で理解しながら、さらに話をそらす。
「お前の言い方からすると佐々木は来るって事でいいんだよな」
「………さあ?」
あさっての方向を向いて吹ききれていない口笛もどきをかましてくる橘。どうやら佐々木が来る事は確定済みらしいな、こりゃ。
「そんなっ! あたしの完璧な誤魔化し術がっ! 組織の人達は簡単に騙せたのにっ!」
それは確実に気を使って騙されてくれたんだと思うぞ、レベル的には『中の人などいない』と同じくらいだな、うん。
「そういえば藤原さんから言伝を預かっているのです」
露骨な話そらしっぷりだが、俺も同じような事をしたのでとやかくは言わないでおく。『沈黙は金なり』ではなく『雄弁は禁なり』だ。
「えっと、『ふんっ、まあ低俗な現地人が元気だろうがなんだろうが僕にはどうでもいい事なんだがな。どうやら規定事項らしいから一応伝えておく』っと。………これってツンデレですよね、ツ・ン・デ・レ!」
「ああ、可哀想な事になっているお前の脳内妄想ではそうなんだろうな」
「うふふふふ、これくらいの罵詈雑言なら聞き飽きてますからね。………あれ? もしかしてあなたもツンデレですかっ!」
………まずい。日本語が通じない人だ。
「ええ、こう見えてもあたしは、………えっと、ばいりんがーる? ………ですからねっ!」
………まずい。何もかもが通じないバカだ。
「あーと、とりあえず続けてくれ」
こういう時はとにかく速攻で話を終わらせるに限るよな、速さは力なり。
「あ、はい。えっとですね」
少しだけ真面目な顔になって、橘は藤原の言葉を続けた。
それと同時にやっぱり少しだけだけど、周囲の空気も変化する。
「『選ばれなかった僕達がいまさら何を言ったってどうでもいい事、無価値だ。それでも聞きたいってんなら、それはあんたの自己満足だろうよ』」
橘は藤原の言葉以外は何も言わない。こういう時だけはきっちり空気読んで茶化しの言葉を入れてこないのだ、こいつは。
「『だがまあ、今から言う事も結局は僕の自己満足な独りよがりだ。でも、だけど、聞くんだろう、アンタは物好きだからな。僕には到底理解できないが、まあそれはいい。ただ、………聞くのなら、しっかり聞けよ』」
なんとなく二人に同時に言われているような、そんな気がしてくる。
「『あんたが何を、誰を選ぼうが、僕達は僕達で幸せになる』」
全て言い終えた後、まるで一生分の仕事を終えたような表情で自慢げに俺のほうを見る橘。
その上から大量のメニューが降り注いだ。
「ええっ、何で! あたし何も、………あ」
まあ、お前さっき思いっきり『幸せになる』とか口にしてたしな。
「おのれこれが藤原の罠なのですか!」
客観的にも主観的にもただの自爆だ。つーか、なんだ、一応最後っぽいし何か伝える事があるなら早くしろよ。罵声でも何でも聞いてやるからさ。
「およ、やっぱりツンデレ」
「よし、それがラストソングだな」
胸まで埋まっている橘に向けて、机の上においてあるメニューを振り上げる。
「ノー! アンコールプリーズ!」
ひどく情けない答えが返ってきたので2、3曲なら許してやることにした。
「1曲でいいですけどね」
いいから早くしろ。もう頭も埋まりかけじゃねーか。
「あ、はい、えっとですね」
メニューの山の中から声だけが響いてきた。
「I’m happy!」
無駄に流暢な英語の余韻はどこからか吹き込んできた風に乗って飛んでいき、ついでに吹き飛ばされたメニューの山の中にはもう誰も残っていなかった。
///
何となくで感じた思いを誤魔化すために、まるで今までの俺の人生を表しているかのように和洋中ごちゃ混ぜなメニューをパラパラとめくっていると、
「お客様、ご注文はお決まりでしょうか?」
と、腐れ縁の親友がこれまたメイド服で声を掛けてきた。つーか佐々木、お前もか。
「とりあえず『平穏無事な人生』ってのをオーダーしたいんだが。あとついでに普通の服装もな」
「嘘はよくないな。まあキミの場合は、自分の深層心理の願望に気付いていないだけという可能性もあるんだけどね」
すまん、どう考えても俺にメイド趣味はない。朝比奈さんがメイドだったのはハルヒが命じたせいだし、そもそもあれは朝比奈さんであったから可愛かったのだ。電波系真っ黒娘やら空回り系ツインテールやらお前やらが着ても、………何だ、………ノーコメントだ。
「そっちの事を言ったわけじゃないんだけどね。でも、どちらにせよ相変わらず嘘がつけないタイプの人間のようだね、キミは」
「うるさいよ。大体、趣味が多い方が人生楽しいだろ」
「まあ、『自分が許容できる範囲を超えて手を出しまくる』といった事がなかったらいいんじゃないかな」
近年まれに見るいやな笑みで俺にそう言う佐々木女史。
………いや、俺はもともと自分の手の届く範囲にしか手を出してないぞ。
「ああ、うん、そうだね。………そっちが無意識だったか」
何故か頭を抱えだす佐々木。俺なんか変な事言ったか?
「いやいや、キミはキミだな、と再認識しただけだよ」
気にしないでくれ、と今度は不思議と柔らかな笑み。
長い付き合いなんだが未だにこいつの事は上手くつかめないんだよな、本当。
「まあいいか、とりあえずお前も言いたい事あるなら手早くしてくれよな」
「むう、なかなかに冷たいお言葉だね」
「お前とならいつだって会えるからな」
それなら会いたくてもなかなか会えない人達に時間を使った方がいいだろ。
「………感情を無視してるのか重視してるのか、本当にキミは面白いな」
ここまできてようやく、いつものくっくっくという笑いを見せる彼女。
「いいからとっとと現実に戻ってからまた会いに来いよ。待っててやるからさ」
「いいのかい?」
「何がだ?」
「ああ、やっぱり無意識だったか」
また頭を抱えだした。趣味なのだろうか?
「まあ、いいや。夢幻のこの身はキミのその言葉で『とりあえずの満足を得た』、という事にして消えるとしよう」
だけどね、といつも見せていた特徴的な笑みを浮かべつつ彼女は俺に告げた。
「覚悟するんだね。現実の僕は消える事はないんだよ」
何の覚悟だよ、と俺が問おうとする前に、
「じゃあまたね、キョン。アイムハッピー」
と佐々木が言い、
次の瞬間に喫茶店の床が抜け、俺は真っ暗な空間に放り出される事になった。
///
あまりに周囲が真っ暗なため、落ちているのか浮かんでいるのかという感覚さえ曖昧になってくる。
「さて、どこから説明しましょうか」
そのまま闇に体が溶けてしまうような気がしたその時、俺の耳にそんな自称超能力者1号(技なし)の声が飛び込んできた。
その瞬間俺の周囲に広がる、文芸部室という名のSOS団本部。
俺自身もいつの間にか制服を着て本部常設のパイプ椅子に座っているようだ。夢だからって滅茶苦茶すぎないか、もう。………てか夢、なんだよな、これ?
「ふふふ、あやふやで曖昧模糊、夢か現実かわからない、そんな状況は『いつもの事』だったと思いますが」
視線を上げるとにやけ面のエスパー野郎が、これまた制服姿で定位置に座っていやがった。
良い顔のやつは何を着ても映えるよなあ、とうらやみつつ、
「とりあえず、先手は俺だな、古泉」
言いながら、目の前の将棋盤に並べられていた『歩』を前に進めた。
「そういえば、こんな事をするのも久しぶりかもしれませんね」
「ん、そうか?」
「そうですよ」
「それなら今度、また何か持って来いよ」
「そうですね」
益体も進展もない会話が続く。変っていくのは盤の上だけのようだ。
「聞かないんですか?」
「何をだ?」
「この世界が何なのかという事ですよ」
香車で俺の陣地に鋭く切り込みながら古泉はそう言った。どうやらいつも通りの解説役らしいな、こいつは。
「100文字以内に収まるんなら聞くぞ」
香車の移動で開いたスペースに角を叩き込み、王手をかけながら言う俺。
「………」
「腹心の部下に裏切られて破産したワンマン社長のような目で俺を見るな」
恨むんなら一を知らせるのに十を聞かせようとする自分の悪癖を恨め。
「100文字以内などと言われてしまったら僕のアイデンティティーが崩壊してしまうじゃないですか」
むしろしちまえ、んなアイデンティティー。
「まあ、仕方ないので無視して解説を始めましょう」
「俺のアイデンティティーが無視された!」
「ようするに奇跡の残りかすの集合体といったところでしょうか」
「30文字以内に収まった!」
しかも意味不明である。まあそれもこの空間らしいと言ってしまえばそれまでだが。
「ふふふ、どうですか。ミステリアスな謎の転校生らしい台詞だったでしょう」
「じゃあ謎のままグッバイだな」
そんな風に駄弁りながら、逃げる古泉の王将を追い詰めていく俺。
「おやおや、どうやら困った事になりそうですね」
いつものさわやか似非スマイルでちっとも困ってなさそうにのたまう古泉。
「まあ、僕はこう見えて、少なくともこの世界ではですが、負う責任の少ない脇役1号にすぎませんからね」
不吉な事をいうな。それじゃこの後に本番が待っているようじゃないか。
「ええ、待ってますよ」
さらりと言うな、さらりと。………まあ、思い当たる人物は二人ほどいるが。
「………二人、ですか。なるほど」
腕を組み、全身を使って大きく頷く古泉。何が『なるほど』なんだろうね。
「自業自得だ、という事ですよ」
「………50文字以上100文字以下で頼む」
「あの二人くらいまで深い付き合いをしないと、手遅れにならないとその想いに気付けない。わりと最悪の部類に入りますね、あなたは。………と、どうです? ばっちり制限文字数以内でしょう?」
盤上ではいつの間にか俺の王将が逃げ場の無い状態まで追い詰められていた。
「俺の気分的には一万文字以上だ」
足掻きの一手も、
「それも、自業自得ですね。王手」
簡単に返されてしまう。…………まいった。いろんな意味で打つ手がない。
「覚悟は、決まりましたか」
めったに見せない真面目な表情で俺にそう言う古泉。
「ああ、負ける覚悟はできたみたいだ」
こっちも珍しく素直に、真面目に答える。
「そうですか、それなら僕もここまで来たかいがあったというものです」
『小さな親切大きなお世話』という名言を知っているか?
「性分ですので」
………まあ、ありがとうな。
「どういたしまして」
中身が詰まっているようで詰まっていない、そんなやり取りを交わした後で、
「それでは、また会いましょう」
と、必要のない前置きを残しつつ古泉はこう言った。
「あなた達に、幸福を」
///
ことり、と俺の目の前に湯飲みが置かれる。
「お久しぶり、キョンくん」
視線を上げるとダイナマイトなおっぱいがいた。
「………何か不謹慎な事、考えてない?」
もとい、制服姿の朝比奈さん、ただし(大)バージョン、が俺にお茶を入れてくれたところであった。
高校生というものを象徴する制服に超高校生級のはちきれんばかりのダイナマイツが収まっているというこの状態、思わず呼び名を間違えてしまう俺を一体誰が責められようか、いや誰も責められまい。
「もう、エッチ」
「そこではにかみながらのその言葉はある意味凶器だと思いますよ」
俺を含めた不特定大多数のハートはもう粉々である。
「うーん、あたしは粉々にするんじゃなくて、射抜きたかっただけなんだけどな」
そう言って俺の胸を人差し指でちょんちょんとつつく朝比奈さん。
………よし、これはルパンダイブおっけーいでFAなフィーリングだっちゃ。
「ええ、優しくしてくださいね」
マジでOKが出た。
ああ、友よ! いや、盟友よ! いざ行かん、天国への13階段を。はるか遠きアルカディアへ!
そして俺は相変わらず思春期男子のハートなら鷲掴みどころか丸呑みにしてしまいそうなほどのスマイルを浮かべる朝比奈さんに、
「つか、狙いすぎですよ」
こつん、と軽く突っ込みを入れた。
本当に軽く小突いただけなのに彼女の瞳に痛みが宿る。
小突いた手を通して俺の胸までその痛みが伝わってくる。
仕方ないさ。仕方、ないだろう。
未来だろうが現在だろうが、俺達は現実を生きてるんだから、そりゃ、痛いさ。
「夢、ですよ、ここは。何を選んでも後には残りません」
「なら、なおさらでしょう」
俺に都合のいい夢ならば、後に残らない幻ならば、なおさら、許されない。
選びなおすなんて真似、誰よりも俺が許さない。
「まあ、結局は俺の、我侭なんですけどね」
「………バカ」
少し拗ねた感じのその言葉からは、もう痛みは感じられなかった。
隠しているだけなのかもしれないけれど、それはもう俺が暴いていいものじゃない。そのくらいには俺だって学習しているのだ。
「あたしはもう割り切れてるからいいけどね」
「そうなんですか」
「むー、そこで聞き返すから、キョンくんは泥沼にはまるのよ」
場の空気があまりよろしくないものに変質する。………どうやら俺には死ぬまで学習が必要らしい、生涯学習はどこに申し込めばいいんだろうかね。
「あたしはもう割り切れてるからいいけどね」
「そうなんですか」
とりあえず天丼で誤魔化してみる。
「………」
「………」
どうやら泥沼にはまったようだ、泣きたい。
「もうっ、泣きたいのはこっち!」
「ごめんなさい」
それくらいしか返す言葉がない。
「ほんとに、ほんっとうっに、バカ」
はい、バカでございます。既に泥沼にどっぷりとつかりきり、差し出される藁にすがる事しかできない哀れな子羊でございますです。
そんな自己嫌悪の波に押し流されて後悔という名の海の藻屑となっている俺を、ジト目で見つめる朝比奈さん。
その顔を直視する事ができず、視線を落とすへたれマックスな俺。
「でも、大好きでしたよ」
そんな俺に届く、天使の歌声。
上げた視線の先にあるものは、あの頃と同じ天使の微笑で。
「ずるくないですか、それ」
「あら、バカよりはましでしょう?」
それもそうか、と簡単に納得してしまうバカをおいて、天使は天上へと戻るのだろう。
「そうね、言いたい事はもう全部言っちゃったし。………あ、一つだけあったわ、言い残した事」
「何ですか」
「現在進行形の人もいるから、頑張ってね」
「………」
まだ出てきていない残り一人のことを思い『どうしたものか』と頭を抱える俺に対して、最後まで微笑を崩さないまま朝比奈さんはこう言った。
「それじゃ、バイバイ。あなた達の幸福を祈ってるわ」
///
朝比奈さんが去ってすぐ、パラリ、パラリという音とともに、透明な存在感が部室内に出現した。
深呼吸ほどあからさまではないが、気分を落ち着かせる事ができるくらいには深い呼吸を2・3回。
決める覚悟の種類も分からないまま、とりあえず動こうと視線を上げる。
いつもの場所に座り、いつも通りに本を読む彼女。
あの頃から、何一つ変らない姿で。
―――『長門有希』がそこにいた。
「よう」
俺の言葉に対し、視線だけで頷きを返し、またページをめくる長門。
「いつから、そうしていたんだ」
「最初から」
「いつまで、そうしているんだ」
「ずっと」
「それで、いいのか」
「いい」
必要最小限な言葉の応酬。それに心地よさを覚えている自分がいた事は否定できない。
「あなたが、そばにいるから、いい」
言葉少なく、それゆえに直球でくる、彼女の感情に好感を持っていた自分を、俺は否定しない。………でも、
「やっぱり、これはダメだ。ダメだよ、長門」
だからこそ俺は、今の彼女を否定しなくちゃいけないんだ。
透明度100%の視線が俺に向けられる。その視線に込められた感情はもう、今の俺には読めない。
「………そう」
高速で動く長門の唇。動かなくなる俺の体。
「なら、分かるように、する」
これが一般人の台詞なら笑い飛ばして終わりなのだが、目の前にいるのは俺と『未知との馴れ合い』状態にあった親愛なる宇宙人だ。人間の体なんて細胞どころか原子レベルで改変できるだろうよ。さようなら今までの俺、こんにちわ新しい僕、………笑えねえ。
「あなたが、そばにいるなら、いい」
長門はそう繰り返しながら、まるで壊れていない機械のような無駄のない動きで立ち上がる。
「あなたに、そばに、いてほしい」
俺の近くにそのまま歩いてくる長門。その顔を見て俺は理解した、させられた。
なるほど『現在進行形』ね。どうやら朝比奈さんの忠告通りになっちまったようだな。
「わたしの願いは、それだけ。いつだって、それだけ」
どう考えてもホラーとかサスペンスとかに分類されそうな状況なのだが、恐怖心はない。
透明な彼女の透明な瞳から流れる透明な水。この世界で一番綺麗で、一番悲しい存在証明。こんなの見せられて恐怖心なんて感じるはずがない。
ただ、感じるのは罪悪感。ここまで想われてるってのに何もできない自分が本当に情けない。
でも、だからこそ、俺は言わなきゃいけない。罪悪感を噛み潰して、彼女の想いを堰き止めなければならない。
だって、俺が選んだのは『長門有希』じゃないのだから。
からからに渇く口を無理矢理動かして、嗚咽がこぼれそうになるのを押し込んで、言う、伝える、ぶつける。
「ごめん」
長門の動きが精密機械のように一瞬で停止する。自分の言葉が彼女に与えたショックを理解しながら、最後まで告げた。
「ごめん、長門。俺はその願いを、かなえない」
そうやって、彼女を、『長門有希』を、拒絶した。
永遠に近い一瞬の沈黙。その中で彼女が何を思ったかなんて俺には分からない。
目を閉じる。現状、俺がまな板の上の鯉である事に変りはない。伝えるべき事は伝えたし、あとは料理人に任せるだけである。
「………」
後ろから抱きつかれた。
「………」
そのまま、何も起こらない。
けれど、たとえこれから鉱物になってしまいそうなほど変化なく時間だけが過ぎたとしても、背中に感じる湿り気と温もりが俺を有機生命体のままでいさせてくれるような気がした。
久しぶりに彼女と繋がっているような、そんな気がした。
30分ほどたっただろうか。
俺の背中にしがみついたまま、顔を見せないまま、長門は俺にこう言った。
「そんなあなただから、わたしは、選んだ」
俺は何も言わない。多分だけど、言っちゃいけない。
「だから、あなたを変える事は、できない」
俺は彼女の悲しみに、これ以上手を出しちゃいけないんだ。
「それならせめて、このまま、触れ合ったまま、お別れ」
振り返り、抱きしめ返しそうになる手を気合で押し込めながら、彼女の最後の言葉を聞いた。
「それが、わたしの幸せだから」
その言葉とともに部室が光の粒子に変っていく。
白く染まる世界の中で、どこからか俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
意識が薄れていく中、最後に一言だけ、俺の背中にいる親友に言葉を残す事にした。
「俺も、お前と共にあれて、幸せだったよ」
///
「キョン、ちょっとキョン!」
耳が発酵して新商品として大ブレイクしそうなほど聞きなれた声がして、目が、覚めた。
視界には見るだけで懐かしさがこみ上げてくるような、愛しの我が家の安物ダイニングテーブル。
窓から見える空は暗い。どうやら俺は昼下がりに襲ってきた眠気の大群に全面降伏し、机に座ったままでかなり長い間熟睡していたようだ。
「と、言うかねえ。久しぶりの二人きりだってのに、目の前でマジ寝をかますその神経って人としてどうよ? って、何で笑ってんのよ」
出会ってからだからもう10年くらいになる連れ添いが、あの頃と変らない不機嫌顔を俺に向けている。実はこれ、かまってもらえなくてちょっと拗ねているだけなのである。いや、最近気付いたんだが。
「まだ寝ぼけてるでしょ。お風呂もう入ってるからさっさと行ってきなさい」
『あ、ボディーソープ切れてるから新しいの出しといてね』、と若干いじけモードが入った彼女の声を聞きながら、とりあえず爆弾を落としてみた。
「じゃ、一緒に入るか、ハルヒ」
「な、何でよ!」
「久しぶりの二人きりだからな」
ここ最近はずっと子供と一緒だったし、二人だけってのは本当に久しぶりだ。
「う、………ああ、もうっ」
顔を真っ赤にしながらこっちをにらみつけるハルヒ。実はこれ、喜んでいるのである。尻尾があればすごい勢いで左右に振られているであろう。………これも最近気付いたのだが。
「いいわよっ! その挑戦、受けて立つわよっ!」
いや挑戦って、………うん、まあ確かにすると言えばするんだが。
ドカドカドカ、などという大和撫子からは程遠い効果音を立てながら風呂場に向かう彼女の後姿を見送りながら考える。
(結局、さっきまでのは夢、だったのかね)
それは過ぎ去ってしまった事で答えはおそらく、もう、ない。
時間移動なんて出来ない俺にとってそれはもう、永遠に失われてしまうものなのだろう。
だけど、
(………久しぶりに、みんなに会ってみようかな)
残った何かがある事だけは、それだけは間違いないと、そう俺は思うのだ。
だからとりあえずは、『今』に、会ってみようと思う。
もう会えなくなったやつらにだって、『今』からだったらきっと会える。
知り合いをたどっていったら芋づる式に出てきそうなくらいの関係はあるはずだし、何よりこっちには神様もどきのバカもいるんだ。多少の無理なら力技で押し通せるだろうよ。
「こらキョン! 早くこーい! あと、ボディーソープ忘れるんじゃないわよー!」
風呂場から聞こえてくる機嫌良さそうな怒鳴り声に溜息をつきつつも、今からやるべき事をあれこれ考えながら立ち上がる。
(ああ、うん。とりあえずは風呂、だな)
まずは一番近くの『今』から会おうと、風呂場前の棚にある弱酸性のやさしさを持ってハルヒのもとに向かう俺なのであった。
以上です。
では、また。
ふられたヒロインは、少し心残りでほとんどふっ切れているイメージだな。10年も経っているから当然かもしれないが
いい感じだ
>>5 空気読まずに前スレの595です。
携帯からの接続がおおいから見にくいレス及びssになるかもしれません、先にあやまっておきます。
順調に話がつくれれば日曜か月曜日に投下できるかと思います。
最後にROMってなんですか?美味しいの?
>>31 こういう雰囲気、好きだ。なんともいえん読後感があるよ
なんだかしんみりとしてて
いいお話でした
GJ
ところで、朝比奈さんがどうでもいいレスを返す中、
前スレの乙女大戦!だけに全く無反応なのは、これを書いた本人だと自ら暴露しているようなものじゃないか?
>>5みたいなレスを返すのに、超長編を全く無視なんてそれこそ不自然だしな。
しかし、そうなるとさんざん言っている「無駄な改行」を本人もやりまくっているわけだが。
遅まきながら
>>1乙。そして前スレラストのカオスっぷりに吹いたww
>>31 途中までギャグ物かと思いきや、最後のしんみりしたまとめ方が(・∀・)イイ!!
>>39 スルーしました宣言するほど几帳面(笑)なのに、それこそ不自然だろう。
何でもかんでもレスをつけまくったのが、失敗だったな。
>>37 本人のこだわりか何か知らないけど、良作をスルーするのはいつものこと
感想にしてもわりと独り善がりなことばっかり言ってるから、多数から支持される作品を書けるような人じゃないと思う
>>37 朝比奈さんが良作を完全になかったことにするのはいつものことだよ。
文句を言う以外できない人だから、良作には口を出せないんだろう。
というか、乙女大戦!を書いた人に対してあまりに失礼だ。
あんな下種と一緒にするな。
乙女の作者の為に突っ込むが
>>5で改行厨云々言ってんのが感想なんじゃね?
朝比奈さんがつっこめないほどの良作ってことだと思えばいいんだよ
>>43 俺もそう思ったw
てかそもそも朝比奈さんが無駄な改行を嫌う理由ってなんだっけ?
それか前スレにコメをするのは……と思ったんじゃない?
>>31 やや乗り遅れ気味だが、GJです。
最初はギャグネタかと思いつつ、進むにつれて徐々にしんみりとした感じになって、最後はどこか清々しささえ感じる幕引き。
なんとなくこんな結末でもいいかな、なんて思ってしまった。少し寂しい感じもいいな。
まー、この人がまともな文章書けるとは思わんね。
感想文ですら感想文にならない人間なのに。
朝比奈さん酷い言われよう
でももし朝比奈さんが有名書き手の人だったりしたら、
今まで叩いてた人達はどんな反応するのか見てみたいなw
>>50 すまん、ネタでも釣りでもなくマジで大御所じゃないかと思ってる。
改行効果使わないで一度も感想を貰って無い人だろ。
前にその人の作品来た時もスルーだったし。
コテ使ってまで俺もSS書いてますよ、なんて主張を繰り返す自己主張の固まりが、
今まで一度も作品自慢したことがないなんて有り得るだろうか。
>>51 具体的のどのSSよ。
褒めちぎってやれば、多分月に上るぜ。
>>51 それは普通にありそうだなー。
某有超名書き手のサイト見てたら無駄な改行がほとんど無くてこれはもしかしたらとか思ってた。
大御所っていったら二人思い浮かぶけどさ、
アスタの人はブログに「朝比奈さんは私じゃありません」って明記してたし、
オンザの人はブログに「ハルものしか書いたことない」みたいなこと書いてたし、U−1書いてたって話と矛盾するよな。
謎は深まるばかりだぜ……
>>34 Read Only Memberの略つまり読むだけでレスしない人
昔の朝比奈さん、カムバックだぜ……
無駄な改行をしないって、文章書く上で当たり前のことじゃね?
結論は朝比奈さんかわいいよ朝比奈さんで良いんじゃねw
この荒んだスレの清涼剤だよ朝比奈さん。
>>57 無駄な改行は同意だが、しかし『適度な改行』はBBS形式ではある種のテクみたいな、読みやすさはある、ような気がする。
60 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 03:15:10 ID:WLJGPvah
ちなみに、なんで朝比奈さんって呼ばれてるの?
胸がデカいから
>>54の後者です。
万が一にもNG登録している相手と間違われるのは嫌なので言いますが、朝比奈さんは自分ではありません。
前スレの567が自分です。改行だらけの『パパは高校一年生』とかがすごい好きです。
うおぅ、スレ的五大神様その2降臨キター!
上品な毒って(ぶっかけられる立場じゃないならw)好きだぜ、無条件に歓迎だ
>>62 まずは申し訳ありませんでした。
前スレでU1云々の話が出るまで疑っていました。
同時に名乗って貰えてかなりすっきりしました。
ありがとうございます。
騒がせてしまいすいません、しばらくROMって反省します。
どうしてここの住人は中の人を断定したがるんだろう?
中の人って何?赤ちゃんはコウノトリが運んで来るんだよ
中に誰もいませんよ。
改行くらいいいでしょ。
ただ、文量のわりにレス数が多くなってしまい
相対的に長ったらしく感じてしまうということはあるけど。
だが朝比奈さんが乙女大戦の作者でないなら、書き手であると盛んに主張しながら数ヵ月以上SSを書いていないことになる。
ひょっとしたら別のSSは書いたことあるが、ハルヒのは書いたことないんじゃない?
朝比奈さんなんてもう旧いよ
これからはもっと分かりやすくツンデレしてくれる藤原くんの時代だぜ!
>>60 出始めの頃に誰かがそういう風に妄想するネタSSを書いたのがきっかけで、ある種のコードネーム化したんだっけ。
細かい事は覚えていないが、今ほど殺伐とはしていなかったような気もするな。
ところで、なんだかんだで間もなく最新刊から1年か。二次創作で散々いじられ済みな新キャラ勢が原作で
遥か斜め上な方向性を与えられたら、現在の流行は陳腐化するのだろうか。
まあ、公式パロディで「母さん」「父さん」という呼称で呼び合おうとする人々が出没する今、問題になる事はないだろうが。
驚愕では二次創作のイメージが完全に破壊されるはず。でも、驚愕に合わせて新しい妄想すれば良いだけ
作者は意図的に新キャラの情報を隠してと思われるが、果たしてどんな感じになるか
新キャラが使い捨てキャラだったら、そもそも深く考えてないし、驚愕でも何も出て来ないかもしれないけど
中河ポジか、会長・コンピ研部長みたいな立場(作品的な)に落ち着くと思うけどな、結局のところ。
普通に退場して終わりだろうな。モブキャラ以外で出てくることは多分二度と無い
>>71 そもそもSS書きじゃない可能性はないのか?
俺はそう判断してるけど。
作者探しするようになったら末期だと思った
もうこのスレ駄目かも分からんね
あんまりな状況なんで、書いとくか
乙女大戦!の執筆者は、以前「二涼辺三角関係」の作者ですよ。
ソースは本人のブログ。
誰が書いていようと面白ければそれで良いじゃない!!
ドラエモンの人は中御所?
>>75 あれだけ派手に登場してすぐ退場というのはもったいない
SOS団VS佐々木団で10冊書いても良いくらいだ
ずいぶん前の話だけど、SOS団inドラクエVの話は完結しましたか?
してない
作家探しは悪くはないと思う。
好きな作品の作者が、実は別のスレに大量投下しているのを知った時や
ブログに作品を展示しているのを知った時など
フォオオオオオオ!
って感じだ。
空気を読まずにバカエロを投下。
保管庫様で保存してもらっている48-154『変態佐々木シリーズ』(笹の木〜〜曲)の続きで、長らくお待たせしていた(佐々木+ハルヒ)×キョンの3P編です。
いつものごとくキャラが間違った方向に暴走しており、エロはSM色が強めですので、前作などを覗いてみて苦手な方はスルーヨロ。
また、話が前後してしまって申し訳ありませんが、本SSは『驚愕は結曲?』より前で、初めての3Pという設定でして、
書き連ねていたらあまりにも長くなってしまったので、今回はとりあえず前半だけ投下させてもらいます。
後半は、たぶん来週あたりに投下できると思うので、あまり期待せずに待っていてください。
業務連絡:保管庫管理人様
いつも丁寧な仕事をしていただき、ありがとうございます。
本SSは時系列的に『驚愕は結曲?』の前で、『笹鈴前争曲』の次に当たりますので、可能でしたら、この2つの間に収蔵してください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
17レス予定。
『笹鈴競争曲/前』
うららかな陽気の名残が多少の肌寒さに取って代わりつつある春の夕暮れ。
俺は、いまだに釈然としない面持ちで佐々木家の玄関にたたずんでいた。
なぜかと問われても、様々な要素が絡み合いすぎて端的に説明するのは難しい。
だが、よそ様のお宅の玄関で、自らの下半身に2枚の舌が蠢いている様子を呆然と眺める破目に陥れば、
宇宙人と未来人と超能力者に太鼓判を押されなくとも、普通の人間なら誰だってそう思うことだろう。
なに?意味が分からない?おーけー説明しよう。今日は今回のバカ騒ぎが始まってから2週間目の土曜日夕方。
佐々木の陰謀における当初のもくろみである『制服で3P』の決行日である。
珍しく眠たげな目をショボショボさせていた団長様の鶴の一声で、不思議探索という名のウインドーショッピングが午前で切り上げられた本日、
俺は随分と久しぶりの穏やかなる午後を惰眠に費やし、幾分なりとも体力を回復させた。
そして、ニヤニヤ笑いで見送るお袋と妹の生暖かい視線を背に受けながら、
縦にすれば小惑星134340番まで届きそうな溜息をつきつつ、劣化ウランよりも重い足取りで、本日の戦場である佐々木宅にお邪魔することとなった。
もちろん逃亡するという選択肢も非常に魅力的だったわけで、ぶっちゃけて言えば、それはチャイムを押す直前まで、俺の頭の7割を占めていた。
だが、二組の超能力者機関の代表達に蒼ざめた顔で懇願されれば、自らの保身の為だけに世界を危機に曝すのは、さすがに躊躇われるってものだろう。
その原因は言うまでもなく、二柱の迷惑大明神たちにある。
ハルヒと共に大人の階段を一歩昇ってしまった日以降、俺はオナニーを覚えたサルのごとく、学校でハルヒを抱きまくっている。
一例を挙げれば、無理やりトイレに連れ込まれて、無造作かつ乱暴に奉仕させられるのがマゾ奴隷の醍醐味であると、
『声高』に主張するハルヒの口を塞ぐ為に、今週は家庭科実習室近くにある我が校で最も利用者が少ない男子便所でコトに及ぶことが多かった。
ちなみに、一回ごとのプレイ時間に余裕がないので、ハルヒとの実戦は至ってシンプルだ。
とりあえずハルヒを便所の個室に引きずり込んで洋式便座に座らせ、
トレードマークである黄色のカチューシャを掴んで、その小さな頭を股間に引き寄せる。
だが、排泄を目的とした空間で、愚息だけでなく精液排泄の便女として扱われる現実をも強く突きつけられたハルヒは、
団長としてのせめてもの誇りを保つ為に、下からキッと睨みつけつつ、意地でも自ら口を開こうとはしない。
しかしながら、その強気で生意気な顔をあざ笑うかのように、桃色に上気した柔らかい頬をプニプニと剛直で突っつき、
ねっとりと糸を引くカウパーを塗りたくりながら鼻をつまめば、いかに超人的な肺活量を誇るハルヒといえども、そうそう長く我慢できるもんじゃない。
で、顔が真っ赤になるまで口を固く結んでいたハルヒが、プハッと息をつく瞬間を見計らってその桜色の唇に無理やりマラをねじ込み、
口腔を深々と陵辱される苦しさに目尻から大粒の涙を零れさせる団長様のオグオグという喉音を楽しみつつ、
満ち足りた征服感に目を細めながら、生臭い汁を何度となく直接胃に注ぎ込むって寸法だ。
もちろん言うまでもなく、このハルヒの嫌がる素振りは演技……というより、俺の嗜好?を嬉々として受け入れてくれた結果である。
以前、何を思ったか、真剣な表情をしているハルヒに欲情してしまった俺が、唖然とするこいつの顔を犯した際に、
口内および喉奥にぶちまけられた量が当社比1.3倍だったそうで、それ以来、イラマチオで奉仕を強要されるときのハルヒは、
外部の人間に見せるようなSOS団団長としての傲岸不遜で挑発的な視線で俺を睨みつけるようになった。
そして、なんだかんだと言いつつも唯我独尊な団長様を汁便女に堕とす興奮に猛った俺は、
ハルヒの強気な顔が無機質なレイプ目に変わるまで、その狭い喉奥に向けて一切遠慮することなくガツンガツンと腰を振り、
糸の切れたパペットのように為すがままになった団長様が、
肉棒に掻き混ぜられてクプクプに泡立った精液と唾液と涙の混合物を口に端から垂らしながら力なく崩れるまで、
白く濁った艦砲射撃を繰り返すようになったというわけだ。
とはいえ、粘液まみれの顔でぐったりと洋式便座にへたり込んだハルヒは、一見したところ、
性欲の捌け口だと言わんばかりに執拗に乱暴されて自我が崩壊しちゃった肉人形(本人談)のように見えないこともないが、
冷静に観察すれば、そのとろとろに潤んだ瞳を満たしているのは、明らかに桃色の瘴気であり、
どう考えても、焦点の合わない虚ろなレイプ目というより、
焦点を結ぶことすら忘れて快楽に身を委ねるサキュバスの目といったほうが妥当な表現であるし、
少なくとも、当人が自称するような使い潰された性処理玩具だの、ザーメンまみれの哀願動物だの、
生唾ローションオナホだの、センズリティッシュの代用品だのといった
人間を形容するには根本的な何かが間違った単語群が指し示す状況から程遠いことは間違いない。
だいたい、手を変え品を変え、どんなに無慈悲に責め立ててみたところで、
俺の精巣がこれ以上の援軍をひねり出せないことを察知した途端、ハルヒはその大きな瞳に優しい光を輝かせて復活し、
俺はエロだのアホだのと毒づかれながら、毎回最後には、あの大輪の花のような笑顔で嬉しそうにお掃除フェラをする団長様の様子を
射精後の虚脱状態の中でボーゼンと見守る破目になるんだしな。
だが、ひと気のない早朝の旧館ならまだしも、中休みの屋上近くの階段踊り場や昼休みの屋上、放課後の部室をはじめとして、
空き教室やらトイレやら体育倉庫やら何とか準備室やら、とにかく、人目のない場所と時間を見つけるたびに、
のべつまくなしというか見境なしに睦みあっていれば、いくら機関の手回しや長門の情報操作をもってしても完全に隠しおおせるはずがない。
なんせ、一応周囲に人のいないことを確認してコトをおっぱじめるものの、行為の最中は人目をはばからず、
エロゲの中の人にすらドン引きされるようなハードワークをこなしているからな。
しかしながら、関係者一同の生暖かい視線は別として、現実にはクラスの連中の態度は至って平穏。
国木田はまだしも、谷口すら何も言ってこないところを見ると、空気を読んで貰っているだけではないことぐらい容易に想像がつくってもんだ。
その疑問をただすべく、スマイル野郎をいつもの食堂テーブルに呼び出したところ、
ニヤけ具合が5割方増した胡散臭さ全開の笑顔で種明かしをしてくれやがった。
曰く、ハルヒはコトに及ぶに当たって、毎回、去年の春にあいつと二人で迷い込んじまった隔離型閉鎖空間の発展版を発動させているらしい。
ただし、それはせいぜい半径15m程度の非常に小型なものであり、広がる気配がまったくないことから、機関は楽観視しているとのこと。
景色が灰色にならない上に、周囲の雑音はきっちり聞こえるもんで全く気付かなかったが、
どうりで誰にもバレないし、何ラウンドもこなしている割には、時計の進みが異様に遅いわけだ。
しかも、今のハルヒはモノトーンだった心象世界が総天然色になっちまうくらいに、この三角関係の修羅場を全身全霊で楽しんでいるらしく、
感情の振れ幅こそ以前より大きいものの、イライラすることはほとんどないらしい。
というわけで、古泉はお役ご免のマッタリモード。
仕事を全てあなたに押し付けているようで気が引けます、などと殊勝なことをぬかしやがったが、
その顔には心の底からリラックスした笑顔が浮かんでいる。
まあこいつも中学以来、青春の大部分をハルヒ対策に費やしてきたわけだしな。
この関係はいつ破綻するか分かったもんじゃないから、束の間とはいえ、俺が肩代わりするのも仕方あるまい。
ちなみに、このエロ専用閉鎖空間の情報封鎖は完璧で、超能力者の出禁はもとより、
長門はおろか喜緑さんや緊急招集された朝倉までもが力を合わせても、中に干渉することは不可能だったらしい。
まったくもって、この上なくハルヒらしい大げさな恥ずかしがり方だが、その恥じらいを少しくらいはプレイに反映して欲しいもんだね。
まあ、とりあえずそいつは横に置いといて、だ。
もう一方の神様候補である佐々木も、集中すると時間の流れから切り離されるという極めて非常識な特技を習得している。
しかもその能力は回を増すごとに着実に進歩しており、2週間が経過した今では、
そこまで集中しなくても、ある程度意識的にオンオフすることも可能になったらしい。
その原理について、選挙前の政党運動員並みに電話攻勢をかけてくるアホの子に聞いてみたところ、
閉鎖空間と現実空間の相転移における揺らぎに出来るエアポケットのような狭間が云々といった辞書を切り貼りしたような解説ならまだしも、
紅世だの、渦巻く伽藍だの、因果の流だの、カリカリモフモフだのといったツッコミどころ満載な単語の羅列に偏頭痛を覚えた俺は、
丁重にその番号を着拒にさせていただくこととした。
もっとも、翌日からは、ひっきりなしに追加されるコインの音をBGMに、公衆電話経由の恨みがましい説法を聞くようになっただけだったけどな。
それはともかく、佐々木が意識的に時間的空白を作れるようになったということは、
たとえ家の中でも家族の目を気にする必要性が低下したということであり、
結果的に俺の数少ないリラックスタイムであった風呂の時間が、この半居候娘に占拠されたということでもある。
まぁ遠慮と気配りの固まりのような佐々木は、ハルヒと違って俺が疲れていれば、無理に侵入してくるようなことは決してない。
だが、湯船でゆったりとしたひと時を満喫し、体の端々に溜まった乳酸が分解され尽くした頃合を正確に見計らって、
はにかみ笑いを浮かべながらオズオズと入ってこられると、毎度のこととはいえ、かなり照れるのは言うまでもない。
しかも佐々木はあえて全裸ではなく、ハルヒのアホウにアドバイスを受けたという中学時代に使っていた競泳型スク水を着用してくる。
その胸に小さく縫い付けられた『ささき』っていう平仮名の名札には突っ込みを入れるべきなのか?
なんにせよ、学年で6番目のチビだったという中一の時のブツを、わざわざ内側のサポーター類を外して着てくるもんだから、
各部が食い込みまくりの透けまくりのテカりまくりのポッチりまくりのスヂりまくりの…………
まあ何というか、縦にして鞄に入れてしまった弁当のご飯よりも偏った俺の性的嗜好にピンポイント爆撃を喰らわせてくれるわけだ。
そして、愚息の愚直な反応を真夏のプールサイドのような笑顔で確認した佐々木は、
最近ネットで勉強中という肉体的なサービス業のおねーさま方の秘技を惜しむことなく披露し、
しなやかな身体をスポンジ代わりに使用して、俺の体を隅々まで磨き上げることに執念を燃やしてくる。
驚くほどによく伸びるスク水の布地は、辛うじて標準的な水着としての防御面積を保っているが、
妖しげな拘束具以上に全身をピッチリと押し包むことで佐々木のスタイルの良さを際立たせ、
特にその引き締まったお腹のすべすべ感をいやでも強調する。
それが発泡マットに寝そべらされた俺の背中を自在に這い回るだけでなく、
たおやかで安産型な艶尻が目の前でぷりぷりと揺れまくりつつ、
指先から肩までを丹念にマッサージしながら滑るってんだから堪ったもんじゃない。
いうまでもなく、急角度で食い込んだ股布は、健康的なはずの競泳型スク水の印象を淫らなものへと変換し、
その危険なラインがエッジとなって女性特有の丸みを強調することで、
佐々木のメリハリの利いた華奢な肢体が内包する肉感的な曲線美をこれでもかと言わんばかりに浮き彫りにしている。
さらに、上半身に目を向ければ、鎖骨の頼りなさを強調するようにキュッと食い込んだ肩紐が、佐々木のレギュラーサイズの乳房をも押し潰し、
胸部に納まりきらない乳肉の一部が脇からぷっくりとはみ出している。
そして、極限まで引き延ばされて、うっすらと肌色が透けて見えるくらいに薄くなった布地を突き破らんばかりにピンと勃った乳首が、
指の谷間や耳の裏といった狭隘な箇所を重点的に這い回り、切なくもコリコリした刺激をもたらしてくる。
もちろん愚息の扱いは佐々木の最も得意とするところであり、濡れた水着のしっとり感と、
水を弾くきめ細かい肌のすべすべ感のギャップを存分に利用して攻め立てるだけでなく、濡れ羽色になった黒髪を駆使して焦らしたり、
ボディーソープやローションといった風呂ならではのオプションを使って、コキ系技術の真価を叩き込んできたりもする。
その上、狭いだけでなく硬いタイル壁を持つ浴室で行われるフェラは、必然的に音が反響しまくるために、
視覚、触覚だけでなく、ドルビーサラウンドとなったフェラ音が、聴覚にも甘美な飽和攻撃をかけてくる。
目をつぶって想像してみてほしい。
チュパチュパと亀頭を舐める柔らかな唇の音が天井に反射して頭上から降り注ぎ、
竿をネットリと呑み込む舌のジュボジュボ音が壁に木霊する音と混ざり合って奏でられる濃密で淫靡な旋律。
そして、口の端から止め処なく溢れる唾とカウパーの混合液が、
メトロノームのような一定のリズムを刻んでピチャンピチャンと垂れ続け、
堪らずに口中に放たれた一発目を、目を細めながら美味しそうに飲み下す佐々木のコクコクという喉音が風呂場の湯気に溶け込むことで、
すべての淫音が汗腺を通じて俺の内部にじんわりと染み込んでくる。
これはまさに、目を開ければすぐそこで愚息が経験している行為を全身で体験しているに等しく、
佐々木のリズミカルな風呂フェラは、湯煙に火照ったマゾ顔の佐々木に全身を包まれ、
優しい粘膜に全てを委ねながら、骨の髄までしゃぶり尽くされるかのような倒錯的な快楽を叩き込んできた。
そのあまりの凄まじさに、言わずもがなで暴走した俺が、佐々木に頭の上で両手を組ませて、
大きく開いたスク水の腋口から愚息を突っ込む変則的な腋コキ兼パイズリ……というかスク水に対するレイプを堪能したり、
ローライズされすぎたジーンズのように見え隠れしている桃の谷間を尻ズリで犯したりするのは、日常茶飯事の行為であり、
水着に締め付けられることで丸みが極限まで強調された美尻に軽いスパンキングのご褒美を与えながら、
食い込む股布を無理やりずらして芯まで火照った佐々木の胎内に侵入し、
浴室をところ狭しと木霊する甘くかすれた喘ぎ声を存分に楽しみつつ、
文字通り精魂尽き果てるまで膣内発射を嗜むことになるのは、もはや既定事項であると言えよう。
要するに、十分すぎるほどに佐々木の思惑にはまった結果、
俺はほぼ毎日のように紺をベースとしたシンプルな競泳スク水がヌルヌルに漂白されるまでぶっカケ続け、
当然の帰結として、風呂に入る前よりもぐったりと疲れる破目に陥るわけだ。
そして、匂いのこもりやすい浴室が正常な状態に戻るまで、俺と交代で湯船に浸かった佐々木がゆっくりとした女の子らしい長風呂を堪能し、
明らかに湯あたりだけでない陶然とした表情で上がってくるころには、
妹の意味深なまなざしを誤魔化すために、俺が無駄に胃を痛めることになる。
『お風呂の歌』に、ミヨちゃんにごちゅーしーんなどという歌詞が追加された気がするのは、聞かなかったことにしておこう。
閑話休題。そんなこんなで、だんだんとやつれていく俺の様子を
ザマアミロともオメデトウとも付かない嬉しそうで意地の悪い笑顔で見守っていた古泉であったが、
今日になってハルヒ空間と佐々木時計が直接ぶつかりあった場合の偶発的な危険性に思い至ったようで、
対立組織と手を組んでまで緊急の討議を重ねた結果、俺の敵前逃亡によって相乗効果で暴走されるよりはマシ、という
極めて消極的な結論を持って橘と共に我が家を来訪し、その泣き落としに近い説得をしぶしぶ了承した俺は、
いやいやながらも、股間の神通棍で横島なる美神さん達を倒す勇者の役を引き受けたってわけだ。
以上、回想終わり。
悲鳴を上げる愚息をなだめすかししつつ、縦にすればM78星雲にも届きそうな溜息をつきながら、
指定時刻である6時半にご両親が不在の佐々木宅のチャイムを押すと、俺は待ち構えていた晴れハレの笑顔ふたつに出迎えられた。
「「おかえりなさい、キョン!!」」
っておい、ここはどこのメイド喫茶だ?
「なに言ってんのよバカキョン!メイド喫茶ってのは、あの服を脱いだら十人並みな子の最終手段でしょ?
みくるちゃんじゃないんだから、喫茶店なんかにこんなに可愛いメイドさんがいるわけないじゃない」
「そうだよ、キョン。あんな半端なイメクラ紛いと一緒にされるのは、いささか心外だな。
それに今日のコンセプトはメイドではなく『制服で新婚3Pイラァシャーイ!』だぞ。
まあ、二人が姦りたいシチュエーションについて、昨日から朝まで討論を重ねた結果、妥協点を模索したらこうなっただけなんだがね。
何はともあれ、そんなところに突っ立ってないで、入った入った」
と、いささか以上に不穏当かつ意味不明な発言をしつつ、ハルヒと佐々木は俺の手を掴み、玄関へと引っ張り込んだ。
てか、痛いからそんなに掴むなって。慌てなくてもここまで来たら逃げやしないから。
だが、異常に真っ赤な顔の二人は、大慌てで鍵をかけ、三和土に正座して意味ありげに潤んだ瞳で俺を見上げてきた。
今日のこいつらの格好は『制服で3P』というコンセプトを意識してか、二人とも制服を着用している。
ハルヒはいつもどおりの北高セーラー。一方の佐々木は名門進学校の地味なブレザーを封印し、
何故か中学時代の紺セーラーを引っ張り出してきたらしい。
で、その上にエプロンを着用しているようなんだが、制服だけなら見慣れたものが、
そこにエプロンが上書きされると、とたんに幼妻的な妖しい雰囲気になるのはナゼなのかね?
ここら辺でもうひとつのコンセプトである『新婚さん』を表現したかったのかもしれんが、
二人が着けているエプロンはピンクのフリフリ付きなんぞではなく、あくまで実用重視の胸まである調理実習で使うようなやつであり、
これを見る限り、制服エプロンというマニアックなチョイスは、夕飯の準備をしてくれていた最中に起きた偶然の産物……
ではないことは、立ち上がって振り返ったこやつらの下半身が露になったとたん明らかとなった。
……あのー、お二人とも、スカートと下着を忘れていらっしゃいませんか?
なんとこのアホウどもは、一見、制服の上にエプロンを羽織っただけのように見せかけて、
実は下半身はすっぽんぽんという斬新かつ意味不明な暴挙に打って出たらしい。
普通?の裸エプロンであれば、現実感が欠ける分、おふざけ的な印象が強くなるが、
見慣れたセーラー服の上半身が極めて普通なだけに、実用的なエプロンの下で2個の桃尻が蠢く様は妙に生々しく、
その鮮烈なコントラストは、俺の理性をピヨらせるのに十分な破壊力を秘めていた。
「やったわ佐々木さん!見てこのキョンのテント!!」
「うむ、大成功だね。しかしさすがは涼宮さんだな。新婚というコンセプトから安易に裸エプロンを連想した僕が浅はかだったよ。
セーラー服という日常に、エプロンという日常を掛け合わせることで逆に非日常を演出し、
一呼吸おいてから、チラりズム効果のコンボをプラスした桃尻エプロンで止めを刺すとは!コスプレ道は奥が深いよ。僕もまだまだ修行が必要だな」
「どう?気に入ったでしょキョン!?もちろん上はノーブラよ。エプロンに手を突っ込んでセーラー乳を揉み潰すなり、
生尻が真っ赤になるまでスパンキングを浴びせるなり、好きなだけめちゃくちゃにするがいいわ!」
「さあキョン、視覚効果では涼宮さんに一本とられたが、家を舞台とした奉仕実技では僕に一日の長があるからね。とりあえず駆けつけ三本を抜かせてもらおうか」
あまりにも意表をつかれて呆然と玄関に立ち尽くしていた俺に対し、その無言を肯定と受け取ったのか、
背後に回りこんでひざまずいた佐々木が、後ろから腰に手を回して、カチャカチャとベルトを外しにかかってきた。
そして、まるで社交ダンスのように見事な連携を保って俺の前面にひざまずいたハルヒは、手を使わずに唇だけでジッパーを下ろし、
媚びの固まりのような粘り付く視線で俺を挑発しながらトランクスを引き下げて、既に臨戦態勢に入りつつあるご子息に頬ずりをかましてきた。
前門の狼、後門の虎ならぬ、前門のハルヒ、後門の佐々木というわけだ。さてさて、人としてどっちが悲惨な状況なんだろうね?
「おや、さすがはキョンだね。僕がこの位置にひざまずいただけで、今日の肛門担当を勝ち取ったことを見抜くとは。
ま、手始めにいつもの『行ってらっしゃいのアナルリップに手コキ』をするだけだから、そんなに縮こまらないでくれ」
そっちの『こうもん』じゃねーよ!それに、『いつもの』じゃなくて、その技は一昨日に一回やったきりじゃねーか!
「聞いたわよキョン?あんたってば、早朝とはいえ、いつ御家族が起きてくるかもしれない自宅の玄関で、
後ろにひざまずかせた佐々木さんにアナル舐めを強制したらしいじゃない!?
しかも、股の下から伸ばした手で玉転がし&手コキなんていうオプションをプラスさせたうえに、
排泄器官に口づけをさせられる屈辱にむせぶ彼女の靴の中に、プールができちゃう位にべっちょりと排精したそうね?
足の裏ってお米が一粒でも付いてたら気になるのに、ニチョニチョのスペルマを靴下に染込ませて、
マゾ雌に一日中奴隷の自覚と服従心を刷り込もうだなんて!まったく、あんたってばやっぱりトンでもないご主人様だわ!」
いや、あれは不幸な事故が重なった偶然の産物であってだな、慌てて拭こうとした俺を押しのけた佐々木が、
嬉々として生足を突っ込んで恍惚とした表情でフリーズしてたもんだから、
何も言えなくなっちまった俺は、せめて靴下を履かせるのにも一苦労を……って聞いてますか、ハルヒさん?
「そんな羨ましい仕打ちを聞いたら黙ってられないじゃない!
次の月曜からは朝練の仕上げに、カチューシャにたっぷりザーメンを染込ませてもらうからね!これは団長命令!
もともと黄色だからカピカピに黄ばんでも目立たないだろうけど、
もし誰かに気付かれちゃったらと思うと、それだけでスペルマを土鍋3杯分の興奮だわ!」
いや、大さじ3杯でも無茶なのに、土鍋3杯て。
「うむ、犬にとっての電柱ではないが、オスが自らのテリトリーを誇示する為に、マーキングを施すことは自然の習いだろ。
自らのトレードマークにキョンの所有物である証を塗りこんで頂けるなんて、羨ましい限りだよ。
電車通学の身の上では、さすがの僕でも人目のつくところにスペルマをカケてもらうのは、やや躊躇うからね。
おいおい、そんな目で見なくても大丈夫だよキョン。
熟考した結果、顔射してもらった精液を拭わずに一日を過ごすなんていう夢は諦めたからさ」
おい、それは熟考しなきゃならんようなことじゃねーだろ!
「あんまり硬いこと言ってないで、とっととこっちを硬くしなさいよキョン。
エロマンガの逆輪姦シーンでよくあるでしょ?まずは前後二舌同時奉仕で、たっぷりと一番絞りを味わわせてもらうんだから!」
いや、そもそも逆輪姦なんて単語は、ほとんど聞いたことないぞ?とツッコミを入れるより早く、佐々木の舌が俺の菊門に濃厚なキスを施し、
それと呼応するように愚息をパクリと咥えたハルヒが、目をキラキラさせながら、満面の笑みでテクニカルなフェラを開始した。
自らの下半身に蠢く2枚の舌。
そのあまりに非現実的な光景と、射精感すら蕩かすような圧倒的な快感を前にして、
呆然自失でフリーズしつつも妙に冷静になった俺は、この状況をじっくりと観察してみることにした。
まず、前にひざまずいたハルヒは、野球大会のチラシを持ってきたときのような喜色満面の笑顔で竿にむしゃぶりつき、
大きなストロークでねっとりと舌を棒に絡めつつ、甘える子猫のように制服エプロンの下に息づく美巨乳を俺の腿にすり付けてくる。
一方の後ろにかしずいた佐々木は、聖遺物に拝跪する聖職者のように菊門にキスをしていたかと思ったら、
幼い舌を精一杯に伸ばして精巣を裏側から舐めあげるような快感を叩き込み、
条件反射的に絞まる俺の大臀筋をなだめるように、股の下から手を伸ばして玉を転がしてきた。
二匹の口舌奴隷には快楽の荒波に翻弄される俺の反応が、どちらの口撃の成果であるかが分かるらしく、
裏攻めの結果として愚息の仰角が上がると、一瞬眉を曇らせたハルヒは、
キツツキのように猛然と頭を振ってチュパチュパとフェラ音でアピールしながら、
温かい頬裏と柔らかい唇をキュッと窄めてカリ首をこそげるようにして攻め立ててくる。
逆に、表攻めにより大臀筋が締まると、佐々木はちょっと悔しそうに小鼻を鳴らしつつ、
ピアニストのような繊細かつ大胆な手つきで袋の中の玉を転がしながら、
肛門から玉袋にかけての蟻の戸渡りを触れるか触れないか位の絶妙なタッチでくすぐり、
さらに、より一層濃厚なアナルリップで俺を内部から蕩けさせるべく、必死にすがり付いてくる。
それらがまるでテニスのラリーのように繰り返されることで、俺を挟んだ奉仕技術品評会のキャッチボールは激しさを増していき、
ついには、ハルヒが奏でるフラメンコ並みに情熱的なジュボジュボ音と、
佐々木が上げるミルクを飲む子猫にも似たぺちゃぺちゃ音が、ひとつの音楽のようにシンクロを始めた。
波同士がぶつかるとそのエネルギーを打ち消しあうように、前からの愉悦によって高められた射精感は、後ろからの快楽によって引き戻され、
逆に後ろから突き上がる我慢の限界は、前に吸われてキャンセルされる。
その甘美なシーソーゲームによって外に向かうことを許されなかった興奮は、そのまま背骨を駆け上がって脳に蓄積し、
とっくに人間としての閾値を越えて濃縮されたエンドルフィンによって煮込まれた俺の理性は、
熱湯に放り込まれた寒天のようにグズグズに溶け始めた。
ここで瞬殺されては漢が廃る!
せめて意識を逸らすために、最後の気力を振り絞って後ろを振り返れば、
サラサラと楽しそうに揺れる佐々木の髪と、実用的なエプロンの下でプルンプルンと蠢く桃尻のコントラストに視線が釘付けになり、
慌てて顔を前に戻せば、唾液とカウパーでテラテラに輝く愚息が突き刺さる極上の笑顔だけでなく、
頭が前後するたびに大きく開けられた制服エプロンの襟元から覗くハルヒの深い谷間に生唾を飲み込む破目になる。
ましてや目を瞑ろうものなら、いやでも鋭敏になる皮膚感覚から神経細胞そのものに快感が染み込み、
快楽中枢から噴き出すアドレナリンが心臓の拍動を急激に高めることで、毛細血管の先々にまで痺れるような愉悦が広がる。
まさに女男女と書いて『なぶる』と読む漢字そのものの、拷問に近い性悦地獄。
冬の日本海のごとく押し寄せる快楽の荒波を、耐精感のテトラポッドでどうにか防ぎ続けていた俺であったが、
ハルヒと佐々木の口撃がピタリと一致した瞬間に、その漢の意地は大波に浚われた砂の城のように崩壊した。
射精直前でぶわっと大きくなる俺の亀頭に対し、得意満面で瞳を輝かせたハルヒが
尿道を駆け抜ける射精速度を上げるべく、シェイクをちゅごごっと吸い上げるようなバキュームを始めた。
しかしながら、一向に発射されないスペルマ。
あれ?と言いたげな表情で小首を傾げたハルヒは、鼻で一つ大きく深呼吸をすると、カリ首をその柔らかい唇でむごむごと抑えつつ、
白魚のような指で竿をコスコスとコキ上げながら、骨髄ごと吸い出してやると言わんばかりの最大級のバキューム攻撃をかけてきた。
上気した頬が笑窪のようにキュッとすぼまることで、ハルヒの温かい頬裏がねっとりと亀頭を包み込み、
同時につぷつぷの舌先が鈴口をこじ開けるようにチロチロと這い回る。
こんな口撃を受けて我慢できる男がいようはずがない。
だが、限界を超えて脳に溜まり続けていた快楽物質は、そのあまりの量ゆえに神経が伝えられる閾値を超えてしまい、
緊急避難的に情報伝達が制限されることで、俺は、愚息がスペルマを吐き出したがっているのに、
本体がそれを押しとどめるという摩訶不思議な事態に陥ってしまった。
盟友の異変を察知して前に回りこんだ佐々木も、ハルヒを援護すべく、
まるでフルート奏者のような絶妙なタッチで玉から竿にかけて舌を這わせ始めた。
少し佐々木に場所を譲りつつ、棒から指を離して亀頭を攻めに専念するハルヒと、
唇裏で柔らかく肉茎を挟みながら、ゆらゆらと首を横に振る佐々木。
その目も眩むような絶景と吐き気を催しそうなほどの刺激に誘導されて、
完全に発射体制に入った精管から、スペルマの尖兵たるカウパーがトロトロと染み出しはじめた。
しかしながら、脳によってストップがかけられた状態では、大臀筋や括約筋による後押しが無いため、
その進軍速度は潮が満ちるかのように非常にゆっくりとしたものであり、
本来ならば、ザーメンが通り過ぎる一瞬で終わるはずの喜悦は、精管が体液で満たされつづけることで、肉竿に限界を超えて充填され続けた。
並んで歩いていたら、男どころか女ですら思わず振り返りそうな美少女達の2枚の舌が、一心不乱に自分の愚息にまとわりつく。
その顔は艶やかに上気し、チラチラとこちらを伺うように向けられる2対の上目遣いには、媚びと期待と不安が込められている。
そして、今にも涙が零れそうな程にトロンと潤んだ瞳には、隷属に陶酔するマゾ雌の誇りが熾き火のようチロチロと見え隠れし、
カウパーが漏れ出すたびに、ガソリンを吹きかけられた焚き火のごとく、歓喜雀躍を伴う仄い炎となって轟々と吹き上がった。
だが、その禍々しいほどの妖艶さとは対照的に、二人の表情はわが子を見守る母親のように真摯で慈愛に満ちたものであり、
その優しさに励まされて、俺の神経回路を支配していた緊張状態は、春風に当てられた雪のように徐々に溶けていった。
そして、冬の陽だまりに似た暖かさがじんわりと胸を満たした瞬間、途切れていた下半身からの情報伝達が回復し、
堰を切ったように白い濁流が二匹の舌喉奴隷の顔面に降り注がれはじめた。
溜まりに溜まった十数回分に及ぶであろう快楽物質の塊が、崩落するダムの勢いで脳から背骨を通って玉に流れ込み、
瞬間的にスペルマに変換されて体外へと放出される。
バクバクと波打つ心臓は、その激しい吐射を支えるように更に速いビートを刻み、
送り込まれた酸素によって全身の細胞が真っ赤に燃え上がる。
ドクドクと体中を駆け巡る血液の全てが精液となって鈴口から噴き出すような快感。
それはスペルマを放出するために大臀筋がビキンビキンと収縮するたびに俺の全身を硬直させ、
脳に直接電気ショックを与えたかのごとく、目の前にナニカを弾けさせることで、俺の眼底は真っ白に燃え上がった。
まるで立小便でもするかのようにビュクビュクと放たれ続けるザーメンは、
狙いを誤またずに吸茎奴隷たちの眉間に向かってびちゃびちゃと注がれ、
跳ね返った粘液の雫が、形の良い額や、すっと通った鼻筋を穢していった。
さらに、パックのように顔中にベットリと張り付くことで、真っ赤に上気した頬を濃淡の付いたテラテラのピンク色に輝かせ、
ぬるぬるの滝を形成しながら、エサをねだる雛鳥のように大きく開けられた口に、白く濁った栗の池を形成していった。
その上、手を離してしまった消防士のホースのような勢いで撒き散らされるスペルマは、
一滴たりとも逃すまいと顎の下に添えられた顔射奴隷たちの手のひらを一杯に満たした挙句、
首筋を愛撫するようにねっとりと滑り落ちることで、可憐な鎖骨に生臭い精のプールを形成した。
さらに、その勢いは止まるところを知らず、鎖骨からも溢れ出た雄汁は、
襟元からセーラー服の中になだれ込んで、清らかな胸の谷間で白濁した氷河となっただけでなく、
暴走した括約筋によって、竿がビクンビクンと跳ね上がるたびに四方八方に飛び散り、
セーラー服の袖や襟をはじめ、実用的なエプロンまでをも、ゲル状の蛋白質で白くヌルヌルに染め上げていった。
うっとりと目を閉じてタパタパと顔に注がれるザーメンを受け止めていた汁便女たちは、その土砂降りのような勢いがようやく弱まると、
口に溜まった大量の白いゼリーをソムリエのように舌の上で転がしながらゆっくりと味わい、
名残惜しみつつもコクリコクリと喉を鳴らして胃の腑の奥に収めていった。
そして、薄目を開けて両手の平に溜まる半固形に粘ったプールを嬉しそうに確認した後、
三々九度の杯を干すようにゆっくりと傾け、ずるずるといやらしい音を立てながら飲み干していった。
さらに、指に絡まるスペルマを舐め清めながら、お腹一杯になるまでエサをもらった犬の目でニコニコと俺の顔を見上げていた二匹の精飲ペットは、
お互いの体中にネットリまとわりつく粘液の存在に気付くと、競争だと言わんばかりの勢いで、相手にむしゃぶりつきを始めた。
一滴でも多くのスペルマを味わうべく、ハルヒが一生懸命に舌を伸ばしてぢゅるるっと恋敵の頬を吸い上げたかと思えば、
その攻撃をなすがままに受けていた佐々木が、お返しだと言わんばかりにハルヒの首筋をゆっくりと流れる牡液にチロチロと舌を這わせる。
そして、くすぐったさのあまりに暴れまわっていたハルヒが、隙を見て佐々木の華奢な鎖骨に溜まった白濁のプールをずぞぞっと啜り、
ハルヒの深い胸の谷間に粘り付く半透明のゼリーを発見した佐々木が、ムムッと眉を吊り上げながら、襟元に顔を突っ込んでペロペロと掃除する。
無論、服にぶち撒けられたザーメンも例外ではなく、布地に吸わせては勿体ないと言わんばかりの勢いで、
佐々木の紺セーラーの袖にネットリとこびり付く白濁をハルヒが丁寧に舐めあげ、
お返しに北高セーラーの水色の襟を穢すゲル状物質を佐々木が熱心に舐った。
2枚の舌がぺちゃぺちゃと音を立てるたびに、濃厚な粘液がとろりと糸を引き、
ずずっと淫らな音を立てて半固形の白濁が啜られるたびに、唇の端からくぷくぷの泡が現れては消えていく。
その淫猥で楽しそうなハーモニーの競演は、実用的なエプロンやセーラー服を穢したザーメンだけでなく、
艶やかな黒髪にも飛び散った白濁までもがすっかり処分されるまで、果てることなく延々と続いていった。
・・・・・・・・・・・・・・・
とりあえず\(^o^)/オワタ
乙カレー
続きをワッフルワッフル
これぞエロパロって感じだな
>>77 ここでは書かずにvipやキャラスレで書いてるのかもしれない。
変態佐々木さんキター
相変わらず無駄に濃厚だぜ……
…ふぅ
なんか、バカじゃねーの? こげなん書いて。
(褒め言葉のバカです)
変態佐々木シリーズキタコレ
相変わらずすげーバカなのに同じくらいエロいw
物凄い才能を持ってると思う
色々な意味で
前スレではじめて見て保管庫で読み漁って以来待ち望んだ変態佐々木キター
前哨戦でこれだけバカエロ全開とは、いつもの事ながら恐れ入る。
時系列的に外野の対応も不自然さがない。世界をきっちり構成できてるから、ちょっとしたネタにニヤリとさせられるし。
でも、佐々木の初めてはさらっと強奪済みなのか。そこはちと惜しい気もするな。
とにかく続きが楽しみだ。頑張ってくださいね。
変態佐々木シリーズ乙
ずっと待ってたかいがあった
いつもより短いはずなんだが、最近ご無沙汰で慣れが戻ったのか
うますぎて味がわかりませんw もーバカすぎるしエロすぎる
大学院生の俺も待望していた。ありがとうまじで。
このバカエロっぷりは藤崎に通ずるものがあるなw
この作者の小説読んでわかることはただ一つ。
作者がやたらとフェラ好きだってことだけだ。
唇と口腔は本番が無いにも関わらずエロかったもんな…
なんというエロさ
風呂場で金玉ユニットが爆裂分離してなくなっちゃったよ
馬鹿でエロくて笑えて
改変度合いも甚だしいのに、収拾させているのがすげぇ
>>119 何本もエロ書いてると自然に分かると思うが、
基本的にフェラは楽なんだよw
本数書いていくと特に
124 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 10:13:20 ID:ZX67vEYJ
俺も本番の描写煮詰めるのめんどいときは口淫に逃げるw
文章でこんな表現はちと違和感があるかもしれんが、「絵」になり易いんだよなあ
間を持たせるのも楽だし
素人が40レスほど投下しますがよろしいでしょうか?
某SSに多少似たところがありますが他人の空似です。
君が書いたのなら何の問題もない。
>>3に注意して落ち着いて投下してくれ。
俺は、いつか古泉の言っていた言葉を思い出していた。
なぜかって?それは分からない。ただ、俺の記憶から消えずに残っている
ということは、やはり引っかかる何かがあるのだろう。
古泉はハルヒのことを神だと言っていた。
もちろん、俺の知っている神は
自分のワガママで世界を都合よく変えたりはしないだろう。
そもそも、神がアダムとイヴをつくり・・・なんて話は
信じちゃいない。
科学の発達した現在、神の存在を信じているのは
宗教徒かどこかで運よく道を間違えたオッパッピーな方々くらい
のもんであろう。しかし、ハルヒが現れてから、
そういう非科学的なこと、ものを信じざるを得なくなってきたのだ。
実際、統合思念体とやらの一派に殺されかけたし、
猫が喋ったり、夏休みを何回もループしたり・・・
閉鎖空間に飛ばされてハルヒと・・・いや、あれは夢ということにしておきたい。
といったような体験をしてきているのだ。
世の中の何が正しいのか、混乱してしまうこともあった。
しかし、すべてはハルヒの能力によるものであると
考えれば説明はつく。
「なに考えてるのよ。」
「ねーってば」
誰かが俺の体をゆすっている。
その声の主はハルヒだ。
「アンタのアホ面はバッチリカメラに収めておいたわよ。」
全く、最近こんなことばかり考えて困る。
「ん?あたしのこと?それともあんたのいやらしい妄想のことかしら?」
「どっちも違う。ちょっと・・その・・考え事をしてただけだ。」
ハルヒはふふーんと言って目を細め、
「はっきりしないところが怪しいわね。」
昔からそうなのだが、何かに集中しているときの俺は
まわりが見えなくなるらしい。
それがどこでも寝れることと関わっているかは分からないのだが。
俺はホワンホワンと七色の渦がぐるぐるまわっているのを
背景の空間に、まるでフワフワ浮いているようだった。
下を見ても、いまいち自分が立っているのか浮いているのか
分からない。ふと、キラキラという音とともに(実際にはしなかったが)
何者かの足が視界の上のほうに入ってきた。
誰かが、ゆっくり、舞い降りてくる。
そいつは、古代ギリシャの賢者のような服装をまとい、
合掌している。頭の後ろのほうから神々しいまでの光を放っていた。
眩しさで思わず目が眩む。逆光のせいで、そいつの顔が見えない。
そいつは俺と同じ足場の位置で静止すると
ようやくその光が和らいできて、そいつの顔が見えた。
モデルのようなすらっとした体形。
柔和な目。爽やかなスマイル。
さわやかなスポーツ少年のような面持ち。
こいつは・・・古泉じゃねえか!
「古泉!一体こんなところで何をしている!
それにそのダサいつかの演劇で着たような衣装はなんなんだよ!一体!」
「北高1年9組の古泉一樹のことですか?」
声も喋り方も古泉そのものだ。
「そうか!ここはお前の得意の閉鎖空間だな!
今度はハルヒとじゃなく、よりによってお前とか!
俺はお前なんかとキスするのはごめんだからな!」
「困ったものです。私は、あなたの知っているお友達では
ないのですよ。」待て、今、こいつ、なんと言った?
私?俺の知る限り、古泉の一人称は僕のはずだ。
ちょっと頭のおかしな発言をしたときもこいつは僕を
貫き通してきた。ってことは、とうとう本当におかしくなっちまったのか?
古泉よ!
「私は、月の住人です」
俺はもう呆れるしかなかった。NASAの開発した宇宙服を着ないと1秒たりともいられない場所なんだぞ?
「しかし、実際に住んでいるのですから仕方ありません。」
もういい。そうか。これは夢か。明日古泉にこのことを話して
爆笑させてやろう 俺は確認のため頬をつねってみたが、痛かった。
「私は、この地球に有機生命体を発現させるきっかけをつくりました。
地球人はそのような存在のことを神と呼びます」
やれやれ。俺もついに神とのご対面か。
46億年前に私は太陽系にやってきました。それから5000万年後、
私は、チタンの外装で覆われた直径3000キロの巨大な宇宙船、
すなわち月をつくり、地球を観察することにしました。
ほら、月っていつも同じ面を地球に向けているでしょ?
あれは24時間地球を監視できるようにするためなんですよ。
この時点では、まだ生命の発生の条件はそろっていません。
私は、生命の誕生に必要な要素を含む隕石は地球に当たるように
誘導し、不要なものや害のある隕石は宇宙船に当てて守ったりしました。
そして、38億年前にようやく現在のバクテリアのようなものを
誕生させることができたのです。そして、恐竜が跋扈していた
時代までは順調でした。恐竜がいずれ高度な知性を持つ生命体に
進化することは見抜いていましたが、
6500万年前に予想外の自体に直面します。
直径10キロという大きさの天体が
地球に衝突したからです。
これにより恐竜はもとより、地球上の80〜90%の生命体が絶滅。
「これだけ巨大な天体が接近してたのに
なにもしなかったのか?」
ついいつものクセでタメ口になってしまう
「なにもしなかったというよりなにもできなかったというのが正しいですね。
突如、上空500kmに出現するなど
全くの予想外でしたからね。
気づいたときには既に手遅れでした」
「そんなことって・・・」
地球人であれば、5次元空間からワームホールを通じて
ワープアウトしてきたというような仮説を立てるでしょう。
しかし、何者かによってつくりだされたというのが私の考えです。
そのことはおいておいて、
恐竜が絶滅したため、私は恒温動物である哺乳類に
高度な知性が芽生えることを期待をしました。
「神様でも絶滅した生物を蘇らせることはできないんですか?」
「一度死んだものを完全な形で蘇らせることはできない。
私の最終目的は涼宮ハルヒのような願望を実現させる能力を
有機生命体に持たせることでしたからね。
今思えば、隕石が衝突せず、恐竜が順調に進化しても
はたして能力が発現していたかどうかは謎です。
あのときの私の価値観は今とは大分違っていましたから
隕石が衝突することは規定事項だったといえるでしょう。
そして数万年前に現在の初期の人類が誕生したのです。
そして、最近になってようやく当初の目的を
達成すことができたのです。
涼宮ハルヒのような能力を持った人類は
いつの時代にも存在していましたが、手品レベルのものでした。
しかしあるとき、突然その力が爆発的に強くなったのです。
まてよ。いつの時代にもだと?
それはまさか、能力が子孫に引き継がれるということか?
やあ、そこには触れないように話したつもりだったんですが、
ばれてしまっては困りますね。なぜ隠す必要がある?
それは今はちょっと言えませんね。
涼宮ハルヒのそれは正に神というレベルに相応しく、
平和的に使えば、人類の滅亡の危機を救うことができ、
悪く使えば、世界の終焉が訪れてしまうほどです。
彼女の唯我独尊、傍若無人な性格を考慮すれば
間違いなく後者に使われるでしょう。
あながち間違っちゃいないが、このとき、
神に対してはじめて怒りを覚えた。
こいつは神とは名ばかりで、ハルヒの性格の
なんもわかっちゃいない。
「大分、お怒りのようですね。
それにしても、涼宮さんは自分のことを本気で心配してくれる、
本当にいい男性と出会いましたね。今回このことをあなたに話すのは、
それだけあなたが信頼できる人間だと私が判断したからです。
そうです。この能力がどう使われるかは
あなたに懸かっているのです。
涼宮さんが純粋な心を持っているということも
ありますしね。
来るべき事態に直面したとき世界が救われるかどうかは、
涼宮さんがどれだけこの世界を愛しているか。
ということが重要になってきます。
もし、この世界が嫌い、でも自分が消えるのは嫌だ。
そう願えば涼宮さん以外の人類は消去されるでしょう。
そして、そこから彼女にとって都合の良い世界が構築されるでしょう。
いつかのあのときのようにね。
あなたはとっくにお気づきでしょうが、
一応話させていただきます。
あなたが涼宮さんから3年前の、野球場に連れてかれたときの
できごと語られたあと、あなたはなんと答えましたか?
思い出したくはないが、憂鬱なことに、
何も気の利いた返答はできなかったのが
事実だ。それ、なんですよ。あなたが閉鎖空間に飛ばされた原因の根底は。
その上にいくつかの要素が積み重なったにすぎない。
唯一の理解者であるあなたに
重い口をようやく開いて相談したのに、
期待を裏切られたと。
ちょっと待て。あれは相談というよりは、ハルヒが
勝手に話始めたんだ。
「残念こと上ないですね。あなたにそのような自覚がないとは」
あのあと、不機嫌になって帰ってしまったように見えたのは気のせい
なんかじゃない。それに、俺だって適当に話を聞いていたわけじゃない。ただ・・・
いくら神とはいえ、
一緒にいる時間は俺のほうが長いし、
ハルヒを理解しているつもりだ。
だからこういうことを言われるとちょっとイラッとくる。
しかし、そこまで傷ついていたハルヒに気づいてやれなかった
俺が情けない。あのときの借りはいつか返そうかと思っていたさ。
ただ、ハルヒに正直に向き合おうとしなかっただけだ。今までは。
神の言っていた来るべき事態・・・
そのようなことが本当に起きるなんて文字通り
夢にも思っていなかった。
それは、俺の些細な一言によって起きてしまった。
俺は長門が世界をつくりかえようとしてから、以後、
以前よりも長門に話しかけることが多くなっていた。
なにを話すかって、私的なことから情報統合思念体のこと
まで様々だ。だが、多くは長門、今日も元気か?
みたいな内容であるような気がする。
俺は前から疑問に思っていたことを口にした。
「長門はハルヒの観察が仕事なんだよな?
確か、自律進化の可能性とかを見つけるためなんだよな?」
でも、ただ眺めているだけじゃ、見つからないと思うぞ。
「なぜ?」その純粋な問いかけに俺は困ってしまった。
超高度な知性を持つという情報統合思念体。
朝倉は有機生命体の死の概念が理解できないといい、
いつかの長門はエラーが蓄積して暴走した。
エラー、そんな超生命体がつくったTFEI端末が
エラーなど起こすだろうか。そして、朝倉のような
後を省みないような大胆不敵な行動を起こすするだろうか。
いくら急進派とはいえ、もしかしたらたった一つの行動で
宇宙が崩壊する危険性があるというのに。
朝倉が消えるときに言っていた言葉。
「それまで、涼宮さんとお幸せに。じゃあね」
皮肉たっぷりに聞こえたのは気のせいだろうか、
長門に負けたんだから当然か。いや、何か別の意味があるような
気がしたが、その正体は想像に任せる。
俺が思考を廻らせていると、長門が口を開いた。
「涼宮ハルヒから噴出した情報は情報統合思念体にとって
単なるジャンク情報にしか見えなかった」
その長門の喋り方に妙な既視感を覚えつつ、
「わたしは、デジタルな情報ではなく、本というアナログ的な
媒体を通して、有機生命体を理解しようとした
でも、わたしが始めに着手したジャンルには
ジャンク情報が多すぎて全く理解できなかった」
それでこいつの読む本は小難しいものばかりになっちまったのか。
「でも、最近、今まで無視していたジャンルも重視するようになった」
さて、今まで無視していたジャンルとはなんだろう。
まさか、官能小説ではッ!?。
ええい。前言撤回。
長門、読書はおもしろいか?
「とても。ユニーク。」
口調は変わらないが、必死になにかを
訴えているようだった。
「そういえば、長門はハルヒの能力を一度使ったことになるんだよな?」
「情報統合思念体にはあれは私自身のエラーによるものだと報告している。
借りた能力であって、その効果は一時的なものにすぎない。
他人がその能力を共有することは不可能」
似ている。3年前のハルヒと世界改変したときの長門が。
「長門、なんとなく分かったよ。自律進化の可能性がな」
長門が口を軽く開けてこっちを見ている。
こいつにとってはこれが驚きの表情なんだろう。
エラー、それを引き起こしている正体は感情だ。
そして、健全なる肉体に健全な精神が宿るというように、
肉体を持ってはじめて性欲、食欲、睡眠欲といった欲が生まれる。
そしてそこから感情も生まれる。つまり・・・
肉体を持たない情報統合思念体がハルヒのような能力をもつことは
不可能ということだ。
そのときだった。長門が突然、頭を抱えて、苦しみだした。
長門!?俺は長門のはじめて見せるその表情を見て
動揺する。まさか、またエラーの蓄積による・・・
長門は、今にも床に倒れそうな勢いだった。
俺が長門を支えるのと、長門が倒れるのは同時だった。
長門の全体重を両腕でガッチリとキャッチする。
長門は、俺の腕の中で見えない何かと必死に戦っている
ようだった。しばらくして、長門が目を覚ました。
もう苦しそうな表情はしていない。
「私の中の強制プログラムが発動した」
「それはあのときみたいな暴走か?」
「これは私のようなTFEI端末をつくった
情報統合思念体の上層部が
私に極秘であらかじめ体内に組み込んでいたもの。今まで気づかなかった。
自律進化に関する重要な情報を発見したと私自身が判断すると
上層部に強制的に呼び出しがかかる仕組み。
自律進化に関する情報は暗号化したので情報統合思念体には
今のところ漏洩していない。私だけが解読できる
ジャンク情報を含んでいるので、情報統合思念体に
は解読できないはず」
「なぜだ?それは統合思念体が追い求めてきたことじゃないのか?」
「情報統合思念体にとって、おそらくそれは大きな発見であるとともに、
残念な報告である。不要になった私は情報連結解除されるか、
情報統合思念体に戻ることになるかもしれない。
上層部には自律進化に関する重要な情報を
発見したという情報は既に強制転送されてしまったため
上層部から直接コンタクトを取るという連絡が入った。
また、情報を暗号化したことも情報統合思念体は把握しているので
私を信用できないとの事。あなたが対応をとることになるかもしれない。
もしそうなったら発言は慎重に。上層部は私にも知ることができない。
私はまだ、この星にいたい」
わかったよ、長門。統合思念体の上層部・・・機関でいう
お偉いさん方ってことだろうか。
と、その瞬間、閃光、少し遅れて落雷のような音。
きた。外に出ると、グラウンドの彼方から
医者の白衣を着たような男が現れた。
力強い足取りでこちらに近づいてくる。
その動きは、スローモーションがかかったように見えた。
黒縁の眼鏡をかけているのも確認できた。
オールバックで、髭も生やしている。
元DQN出身というよう感じがしたが、
そのわりには高貴な感じもした。
幹部はやや顔を斜めにしながら
「さて、パーソナルネーム長門有希から今回、
自律進化の可能性となる重要な手がかりを発見したという
報告があったものでね。」
それはお前が勝手に長門に埋め込んだ
もののせいだろうと思いつつ、
顔を正面に向き直し、俺を両目でまっすぐ見据えると、低音を強調して、
「なぜ隠す必要があったのですか?
っと。こんなところで話すのもアレなので、
場所を変えましょうか。」その瞬間、地響きが轟き、
周囲の地面が空に向かって噴水のように炸裂すると、
瞬く間に天を覆い、変形して密室を作り出した。
暗い。そして狭い。机がやつと挟んだ位置にあり、
俺はいつのまにか椅子に座っている。
デスクトップには唯一の光源である首の曲がる蛍光灯がひとつ、
長方形のロッカーが2台並んでいるのも見える。
窓の外は真っ暗で、窓は針金入りの丈夫なやつで、
手前にはガンメタル色の2センチほどの幅の鉄の棒が
等間隔で設置されている。これはまるで、尋問部屋、
警察の取調べ室ではないか。核シェルターの中もこんな感じかもな。
「先程の質問は保留ですか?」
俺は交渉することにした。
「長門は、この惑星に残りたいと言っています。
情報連結解除されたり情報統合思念体に戻るようなことを望んではいません。
だから、交換条件で、僕が自律進化の可能性の情報を提示する
かわりに、長門を地球に残してあげてください」
一気に喋り終えた。一瞬の沈黙。
「まったく・・・どういう・・・」
幹部はやれやれと手を目に当てた。
「パーソナルネーム朝倉涼子は独断専行をするし、
長門有希はエラーが蓄積されて暴走した上、
こんな惑星に愛着を持って残りたいと言うとは。
どうしてTFEIにすると異常な行動に出るのでしょう?
感情とやらは異常行動を引き起こすジャンク情報にしかみえませんが。
情報連結解除?そんなことわざわざしませんよ?
戻りたくないなら地球という星が滅ぶまでいるがいいです。
我々が求めているのは、自律進化への糸口なのでね。
それさえ手に入ればどうでもいいんです。そんなことは」
とりあえず、安心した。が、長門がこんな親玉にいいように
利用されてるのが気に入らない。
「それで?自律進化の可能性については?」
俺は唾を飲み込んだ。「結論から言うと、情報統合思念体が
涼宮ハルヒのような能力を有することは不可能です。」
幹部は髭を撫でながら、細い目でこちらを見ている。
「有機生命体は生きたいという強い意志と感情によって
そのような能力が獲得できたんだと思います。
ですから、肉体を持たず、死という概念のない
情報統合思念体に進化の過程でそのような能力が
芽生えることはないでしょう」
幹部はしばらく何かを考え込んでいたが、
何かを決めたように、
「能力さえ手に入ればこんな星など
用済みですからね。」嫌な予感が過ぎる。
「あなたたちはそんな能力を手に入れてどうする
つもりなんです?」
「手始めに、地球人を情報統合思念体の言いなりにするのも良いでしょう。
だが、と言って手を握り締める。震え方で力の入れ具合が分かる。
「祝砲として地球をドカーンとやるのがめでたいかと。」それに合わせて手のひらを一気に開く。
そのときの俺は正に驚愕そのものだっただろう。
そして幹部が呟いた。
「なんて言うと思いましたか?」
へ?
全く、本当に地球人とは面白いものですね。
言葉の意味を真に受けてしまうなんて。
地球人には映画やアニメなどの娯楽があるようですが、
それに登場する悪い宇宙人かなにかと私を重ね合わせてはいないでしょうか?
もう少し、私を信用してもいいんじゃないかと。
あなたが私を信用していないように、
私も有機生命体の言うことなどは素直には信用できませんね。
たしかに、朝倉涼子や長門有希を狂わせた地球人は
汚い存在ですが。
それにしても、言葉でしか概念を伝えられない生命体と
こうやって話していると、じれったくてしょうがない」
クソッタレだ。本当に。。
こんなやつがトップに君臨してるなんて
どこまで統合思念体とは下劣な集団なんだ。
「遊びはこれくらいにしておいて。
あなたに、すべてを話してもらいましょうか。
さきほど申し上げた内容だけでは
我々の計画には不十分ですからね。
それに・・・あなたが「嘘」をついている可能性もあるので。」
幹部は手のひらを自分のほうに翳した。
スウィッという音を立てて、
一指し指から注射針の太いもののような鋭い棒が
生えてきた。俺のほうにその指を向けて、落ちろ!蚊トンボ並みにグルグル
まわしてくる。
「これをあなたの脳に刺して、
直接、情報を読み取ることができます。」
人指し指ならぬ人刺し指だな。こりゃ。
しかし、これ以上こいつに話すことは
朝比奈さん的にいえば、禁則事項に引っかかる。
くそっ。どうすりゃいい。こいつが納得するような
嘘をついて誤魔化すしかないな。さもなければ、あの針が
俺の脳天を・・・!考えただけで頭が痛くなってくる。
どうする、俺
そのころ、外の世界では大変なことになっていた。
なんでも、俺が行方不明扱いで、地元警察や消防が
町中を捜索しているらしい。俺は行方不明になるにはまだはやすぎる年齢だ。
きっとハルヒのことだから、そのうち自衛隊も出撃させることだろう。
頼むから、俺の名前を全世界に向けて発信するようなことはしないでくれ。
俺が部室で長門と別れたあと、長門は俺のあとを密かに追跡していたらしい。
しかし、俺たちのいたあの空間へ入り込むことができず、
それ以上追うことはできなかった。
たぶん、長門が俺のあとについてきたのを
幹部が察してあのような空間を瞬時につくったのだろう。
しかし、なぜ俺が行方不明扱いなんだ?
長門があのあと部室へ帰った。
しばらくしてハルヒや古泉がやってきて、
俺と朝比奈さんがいないことに気づく。
ハルヒが、まさかみくるちゃんに変なことしてるんじゃないでしょうね?
と言う。古泉はやれやれのポーズをする。
長門が少し間を置いて、「彼はトイレに行くと言っていた」
「ふうん?」とハルヒ。
そのあとすぐに朝比奈さんがやってきた。
「あれえ?今日は、キョン君いないんですかあ?」
「トイレに行ったらしいわよ」
それから10分。
「遅いわね」
20分。
「・・・」
30分。
「あー!もう我慢できないわ!トイレってどこのトイレかしら?」
長門に案内されて
ハルヒはずかずかと男子トイレに入っていった。
瞬時に鼻を押さえて、鼻声で
「くっさあい・・・!ここの掃除当番はどこのどいつよ!」
あたりをみまわして
「おかしいわねー。ドアが全部開いてるわ
有希、本当にここなの?」
「一番近いところはここ。でも、ここじゃないかもしれない」
「そうよね。キョンも場所は選ぶわよね」
ハルヒは放射線汚染区域からいちはやく逃げるようにそのトイレから脱出した。
それから他の男子トイレを次々に見てまわって、
とうとう最後の体育館に隣接した
自称、学校中で一番キレイなトイレも見て回った。
そして部室に戻った。
「ほんっとにどこいったのかしら、あいつ。
明日会ったら小一時間たっぷりとっちめてやるんだから。
もういいわ、今日は、解散!」
そうして一日目のSOS団の活動は終了した。
そのあと長門は黄緑さんとコンタクトを計り、
空間へ割り込む作業を手伝ってもらえないか相談し、
合同で作業を開始した。
作業は徹夜で行ったが、ついに空間に割り込むことはできなかった。
騒ぎになったのは次の日だった。
担任岡部がいつになく真剣な面持ちで教室に入ってきて
教台につくなり、「○○○○君が昨日の夕方から
行方不明だそうです。」みんなの驚きの声。
「俺は○○の担任として警察の捜査に協力するから、
今日の帰りのホームルームはなしだ」
「俺も捜査に協力するぜ」
「トイレに行く途中でいなくなったの?」
「学校の中でいなくなったってこと?」
「誰かに連れ去られたってこと?
でもそれだったら誰か見てるはずだし・・・」
「私は見てないのね」
「まじかよ・・・あのキョンが・・・嘘だろ・・・」・・・
そのことは瞬く間に全校生徒が知り、一日中○○の
話題でもちきりだった。
そのときのSOS団の面々はというと、
長門は黄緑さんと空間に割り込む作業に必死だった。。
ハルヒは俺を探しに行った。
古泉も、機関から当然のごとく連絡が入り、
いまごろは神人と壮絶なバトルを繰り広げているところだろう。
朝比奈さんはわんわん泣いている。それを鶴屋さんが励まさしている。
「どうですか?話す気にはなりましたか」
・・・
「時間切れ。タイムアウト。」
どうせこいつは言おうが言わまいが、
最初から確認のために結局最後は俺に針を入れるつもりなんだろう。
これが俺の宿命さ。なに・・・死にはしないさ・・・
しかし、いざ針を向けられると怖い。
俺は後退したが、すぐに壁に行く手を阻まれた。
追い詰められた。お終いだ。
「それでは、暫しの間、気絶していただきましょう。
このまま入れたら痛いどころでは済みませんので」
幹部は針を持つのとは反対の手を翳し、
力をこめ始めたので俺は目を瞑った。
ドンという衝撃と共に俺の意識は途絶え、
俺は気絶した・・・
・・・
「目を覚ましたようですね。
ジャンク情報が多すぎて少々梃子摺りましたが、
とてもいい情報を得ることができましたよ」
俺は頭が気になっていた。
痛みはない。試しに額を恐る恐る触ってみた。
傷のような感触は見当たらない。
「気にすることはありません。傷は元のように再生しましたし、後遺症も残りません。
それにしても・・・全く、私ともあろうものが、ワクワクしてきましたよ。
まさかあの能力が子孫に代々引き継がれるとはね・・・
TFEIとあの涼宮ハルヒの間に子を持たせ、
情報統合思念体に帰還させ、メモリを同期する。
これが本当だとしたら、いよいよ長年望んだ自律進化が実現する・・・」
くそっ!やっぱり読み取られたか!こいつはハルヒを
産む機械に利用するつもりだぜ!
「そんなことをたかが有機生命体に教えてなんの意味があるのでしょう?
自称神とやらもとんだ馬鹿ですね。」
そのとき、俺の目の前に誰かが降り立った。
真っ白な背中が視界いっぱいに見える。
頭のほうを見ると、頭にオリーブの葉が巻いてあった。
こいつ・・・どこかで・・・
「遅かったですか・・・不覚でした。私としたことが」
古泉と同じ声がした。こいつはまさか・・あのときの・・!
「・・・!」
動揺を隠し切れない幹部の様子が伺える。
しかし、すぐに落ち着きを取り戻し、
「この空間に入り込むとは、なかなかやるなあ・・
そんな存在が我々情報統合思念体以外にいるとはね
やはり貴様はこの少年の夢の中だけの存在ではなかったか」
しかし、これで確認の手間が省ました。
進入したことでいい気になっているようですが、
その程度で自称神を名乗るには程遠いがな・・・
情報統合思念体のトップに君臨する私こそが正真正銘の神なのです」
それをすかさず神が切り返した。
「神の存在をいまごろ知った情報統合思念体が
全宇宙の全知全能の神とは。これはいかがなものでしょう?」
幹部が口を閉じたまま歯を噛み締めたのが分かった。
それまでとはうって変わって表情が険しくなる。
「地球人などの味方をするとは・・・
所詮有機生命体に過ぎないというのに。
バクテリア以下の存在が生きたいと願ったただそれだけの理由が
涼宮ハルヒの能力の発現のきっかけだと?
馬鹿馬鹿しいにも程がある。
神というならば、それだけの能力をお持ちなのだろうな?
ちなみに、私はこの状態でも通常、毎秒53万デジバイトの情報処理能力を持っている。・・・驚いたかね?
神は平然を保って
「では、私は情報統合思念体の最高レベルの機密情報を言い当てて差し上げましょう」
「なに!?」
幹部が異常なまでの反応を見せる。
「あなたはもともと、あなた達が馬鹿にしている
有機生命体・・・だったということ」
「・・!なぜ・・それを・・・!」
「神を侮っては困りますね」
「どこまで知っている」
「宇宙の開闢とほぼ同時に情報統合思念体が
存在していたということは事実です。
が、あなたは有機生命体生まれの情報生命体です。
とある星がありました。
そこの星の人だったのがあなた。
科学が限界まで発達したその星では
性欲、食欲、睡眠欲といった欲望は
世間一般では情報処理能力に
じゃまなものであるとして認識されており、
欲望から解放されるため、
不老不死を実現するために
なにより有機生命体の情報処理能力の限界を超えるため
電脳化が強制的に進められていた。
星が超新星爆発を起こすと、電脳化された者たちの
情報だけが残り、情報生命体として宇宙をさまようことになった。
そしてのちにあなたは情報統合思念体に拾われることになる・・・
幹部は目を見開いて暫く机の上に視線を落としていたが、
再び神に視線を戻すと、ニヤリと口元を歪めた。
「ふっふっふっ・・・どうやって知ったかは知らんが、
確かに貴様が凄いということだけは認めてやろう。だが、貴様は知りすぎた。」
「ならば、交換条件はどうでしょう?
私がその情報を秘密にするかわり、あなたも今後いっさい
涼宮ハルヒに干渉せず、自律進化の可能性も捨てる」
幹部はさらに怪しい笑みを浮かべ、
「そんなことはしない。なぜなら、貴様を消し去ってしまえば
秘密もばれず、自律進化もできて一石二鳥だからだ!」
後半にいくしたがって、幹部は声を荒げ、殺気に満ちた表情になる。
神は笑顔を一瞬曇らせたが、また復活して
「いいでしょう。受けて立ちましょう。
とはいえ、場所が悪いです。第三者に被害が出ることは望みません
それに、雰囲気もでませんしね」
その瞬間、部屋が砂上の楼閣の如く崩れ始め、新たな空間を再構成した。
今度は、随所に岩肌の切り立っている広大な荒野が目の前に広がった。
少しはなれたところには大きな湖もある。
この、生物など皆無に等しい大地で、2人の神が激突しようとしていた。
「貴様など、情報連結解除ですぐに消し去ってみせよう」
長門、朝倉を遥かに凌駕するスピードで呪文を唱え始めた。
「E/・Gcsチ撫�7dSIィ」p+a[イ。掻オt5d)ォ耗�鵙zヲュ椛_゙・ゲZサlチュ「+ミィ"ウ...」
瞬時に神は幹部の後ろに回りこみ、
強烈な正拳を背中にぶち込んだ。鈍い音がした。
幹部はぐはっと言って呪文を唱えるのをやめた。
移動したときの風が遅れて吹いてきて、神のマントを揺らす。
「忘れたのですか。有機生命体の戦いの基本は物理攻撃であると」
幹部は神の声が背中越しに聞こえてきたので目だけをそちらの方に向ける。
「あと5秒もあれば貴様を消滅できたのにな」
「あなたは何も分かっていない。涼宮ハルヒが全くの他人からの
性行為を黙って受けつけることなど、100%ありえない。
無理に強姦でもしようとしたならば、それこそ世界の終焉が訪れます。
そんなことを予測できない時点で・・・あなたは情報統合思念体幹部として失格です。
それにしても・・・いきなり大技とはなかなか派手ですね。
しかし、呪文は唱えるのに集中するため、その間、お体が無防備になる
という欠点があるのです。それとも、体を使うことには慣れていませんか?」
さるったかな?30分くらいだったかね。それと60行入るからもうちょっと詰めたらどうだろうか。割り込みすまん。
163 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 12:08:40 ID:bqu5ucJ8
どうでもいいから下げようぜ
「全くおしゃべりな野郎だ」
幹部は超高速詠唱によって限りなくゼロに近い時間で瞬時に
手にビームセイバーのようなものを取り出してみせた。
いきなり、神に切りかかる。空気を振動させる音が出る。
神は冷静にそれを回避する。
次の瞬間、幹部が一刀両断を振りかざす構えを見せたので、
神は一気に幹部の懐に接近し、とび蹴りをする。
幹部はすごい勢いで吹っ飛び、30メートル以上吹っ飛ばされたあげく、
岩山に激突した。人型に窪みができる。
しかし、幹部はすぐに窪みから這い出て立ち上がった。
その間に、神は拳の中にプラズマを集めて、それを光線として放った。
目で追えないほどのスピードだった。これは、もう終わったなと
俺の中で思った。しかし、幹部はビームセイバーを構えたまま一歩も
動いていないというのに、無傷だった。と、幹部の右後ろの遠くの山に爆発が起こった。
しばらくして爆発音が響く。幹部は瞬時にビームセイバーを使って
粒子砲の軌道を屈折させていたようだった。流石というべきだろうか。
幹部が後ろの岩山をけり、30メートルの距離を一気に縮める。
ゼロ距離から10メートルの距離の間で激しい攻防戦が繰り広げられる。
しかし、ビームセイバーは動きの速い神に対しては有効ではないように
見える。「その剣をあなたは十分に使いこなせていませんね。
そもそも、あなただけが武器を使うというのは道理に反するような気がするのですが」
「戦いに道理もクソもないだろうが・・・と言いたいところだが、
この剣を貴様にくれてやることにしよう」
神がその言葉の本当の意味を理解する直前だった。
次の瞬間、それを横から見ていた俺にはビームセイバーが神の体の向こう側を通過したように見えた。
しかし、神がしばらくしてガクッと膝を突き、脇を抑えたのを見て、
それが神の体を貫通したことが分かった。致命傷だ。
突き抜けた剣が後ろの岩の中に消えた。
「剣は時として飛び道具としても利用できるということをお忘れなく。」
始めて、神から笑顔が消えた。その目は、古泉のものとは似て非なるものだった。
殺気を感じる鋭い瞳だった。もう立ち上がれないのかと
思ったが、10メートルほど飛び退いて、再び戦闘態勢に入った。
そんな神に幹部がチャンスだとばかりに猛攻をしかける。
それをすべてガードする神。ガードするたびに
爆発物が炸裂するような、常識では考えられない音と衝撃波が発生する。
少しずつ、神が後退する。
劣勢だと感じたのか、神は瞬時に上空へジャンプする。
そして、なにかの準備動作のようなことを始めた。
これが神にとっての必殺技のようなものだろうか。
そして、ブーメラン型のレーザーカッターのようなものを発射した。
あまりにもスピードが速かったので、幹部は直前まで受け止めるか
迷ったように見えたが、避けることにしたらしい。
カッターは幹部スレスレのところを
通過し、地面に激突。そこから地割れが発生し、東西に一直線に伸びる。
俺のいたところにも亀裂がきたのであわてて走って逃げた。
すると、大地が激しく揺れ、亀裂の幅がどんどん広がっていった。
俺は立っていられなくなった。
最終的には東西を横切る幅10メートル、長さは測定不能なほどもある大クレバスができた。
その延長線上には大きな湖もあり、クレバスに勢いよく水が流れ込み、
新たな滝を生んでいた。どれだけ深いのだろうと近くのクレバスを
おそるおそる覗き込んでみる。真っ暗で底は見えなかった。かわりに、
地下水脈と思われる水の音がトゥトゥと聞こえてきた。
惑星が真っ二つにされたのではないかと思うほどであった。
幹部の白衣の一部が焼き焦げて灰になって空中を漂っていた。
幹部は空中にジャンプして神に接近しようとする。
それを、指から発せられる光線で阻止しようとする神。
それを防ぐ幹部。神が上昇を止めると、
幹部もその高さで止まる。
神に一撃が入ればすかさず神も反撃し、幹部に一撃が入れば幹部も反撃する。
しばらくはその繰り返しだったが、
幹部が全身全霊を込めた加重力衝撃踵落し(命名俺)
が神の頭を直撃した。明らかに今までの衝撃とは違う。
恐らく、情報操作を大幅に加えたのだろう。
大気を揺るがす衝撃音を轟かせ、
真っ逆さまのコンコルド如く神は一直線に地面へ、しかし、地面には激突せず、
先ほど神のつくった大地の裂け目に消えた。
どうなったかは、分からない。しかし・・・
今までの殺気が嘘のように感じられなくなったのが事実だ。
幹部は念には念を入れてという感じで、近くにあった木を引っこ抜くいて
呪文を唱え、瞬時にミサイルに変形させた。
そして手で操りながら神が消えていったポイントにミサイルを
打ち込んだ。クレバスはかなり深いのか、かなり時間が経っても爆発音が聞こえない。
一体どうなっているんだ?静寂が訪れる。俺は幹部と二人きりが恐ろしくなり、
できるだけ幹部から離れようとした。夢の中で走るときのように、うまく足が動かない。
また地震がおきはじめた。すると、さっきまでパックリと口を
開けていたクレバスがなんと塞がりはじめた。そして、
2つの大地が最後にドコーンと物凄い衝撃で衝突した。
そのまま脳震盪を起こしてもおかしくないくらいの衝撃だった。
恐らく、ミサイルが爆発した衝撃も入っているだろう。
神の負けが確定した瞬間だった。
幹部の勝利の雄たけびが聞こえる
終わった・・・何もかも。
さっきからそういえば太陽が暗い。
雲に隠れてしまったのか?
と、太陽を見ると
日食が始まっていた。なんの前触れもなく。
一体なぜ?しかし、
それは日食ではなかった。
俺はそこに神の姿を見た。神の手の上にある黒い球体が太陽を隠していたのだ。
これは、古泉が得意とする赤い球体に似ている。
が、大きさが比較にならない。
それはバレーのサーブのようではなく、
サッカーのスローイングのように投げられた。
渾身の力で投げられた黒い球体はゆっくりと幹部に近づく。
神は俺のところに一直線に飛んできた。
「早くここから離れるんです!
説明している暇はないッ!」
幹部が神の存在に気づいた。
幹部は驚きを隠せないようだった。
しかし、それより不気味なほどゆっくりと接近する黒い球体に
意識が向いたようだ。
俺はなにがなんだか一つも分からなかったが、神に従うことにした。
神は俺を抱えて飛んだ。神の服がバサバサ揺れる。
神は額に手を当て、念じ始めた。
「この空間は私がつくり変えたものであるから、
外部からの進入を防ぐための防壁ははじめのあの狭い部屋のものより
格段に薄く設定してある」言い終わるか言い終わらないうちに、
視界がぼやけ、暗黒の闇に包まれた。
そして、俺はもとの世界に返ってきた。
ここは、間違いなく北高のグラウンドだった。
終わった・・・のか?
「まだ終わってません。やつが出てこないように、
あの空間とこちらの世界を遮断しないと。今、やっています」
すると、突然俺は誰かに思いっきり体当たりされた。
俺は尻餅をつく。
「イタタタタ・・・」
「あっ、ごめんなさい!・・・って・・・キョン!?」
「ハルヒ!?」
どうしたハルヒ。まるで幽霊でも見たかのような顔してるぞ。
ハルヒは驚いた表情から徐々に心配そうな表情に移行させながら
「アンタいままでなにしてたのよ・・・家にも帰らないで・・・
学校中で行方不明って大騒ぎなんだから・・・」
「でも、よかった。無事で」
いきなり抱きつかれてしまった。さて、なんなんだろうな
この状況は。行方不明?俺の体内時計が正しければ、この世界から
消えてから2時間も経っていないと思うんだが、それだけで
行方不明とはんな大げさな
ハルヒは俺の制服に顔を押し当て、目頭をぐりぐりしてから
顔を上げた。そこでようやく神に気づく。
「あれ?なんで古泉君も一緒なのよ」
俺は神とアイコンタクトして
「あ・・・それはだな・・・親戚だ。そう!親戚だ」
「へー。親戚にしては似ているわねー」
うまく?誤魔化せたようだ。
「それで、いままで何してたの?」
「誘拐されてたんだ。悪いやつにな」
俺の言っていることは間違ってはいないだろう。
その瞬間、不安げな表情になる。
やっぱり・・・とハルヒ。
「怪我はしてない!?なんか変な人体実験とかされなかった!?」
あー。脳に針を刺されたが、あれはたぶん大丈夫だろうから
俺はこう答えた。
「ああ。大丈夫だとも」
ふと、足元を見ようとしたとき、自分の制服が濡れていることに気づいた。
それからこの騒動は俺が見つかったことにより一件落着した。
ただ、誘拐されたというストーリーを偽造するのには苦労したが。
そのあと、神と2人になり、俺が謎に感じた点を聞くことにした。
まず、あなたのなかでは2時間くらいに感じたのに、
実際に外の世界では3日も経っていたということです。
これはあの空間が非常に特異な存在であったということ。
時間の流れがあそこでは外界よりも非常に遅かったんです。
それがなぜかというと・・・それはちょっと言葉で伝えるのは
難しいですね・・・例えば、パソコンにモノを詰め込みすぎて
動作が遅くなる・・・といった現象と同じだと思ってくれたら
少しは分かりやすいんじゃないかと思います。
それから、奈落の底に突き落とされた私がなぜ生きていたか。
それは簡単です。惑星の反対側まで亀裂が入っていたからなんです。
まさか、あの私の技がそこまですごい威力だったとは思いませんでしたよ。
正に、惑星を一刀両断ですね。
そんなことを笑顔で語るのが恐ろしい。
もしあの星の内部が地球のようになっていたとしたら、私は中心部を通過する際に、
熱でドロドロに解けてしまっていたことでしょう。
また、もとにくっついたのは、重力による影響でしょう。
そして、幹部の隙をついて、イプシロン星ほどもある
質量を持つブラックホールを密かに創っていたんです。
あらかじめ重力遮断フィルターの処置をしていなければ
光速で逃げようとしても吸い込まれてしまいます。
そしてあの空間ごと吸い込まれて最後には蒸発して「無」になります。
あの空間が完全にブラックホールに飲み込まれたのが
私たちが脱出してからわずか5秒。まさに大脱走ですね。」
そんな桁違いのことを聞いてもそこまで驚かないのは既に慣れてしまったからなのだろうか。
それとも、スケールが大きすぎて実感が沸かないのか。どっちかだ。
「それから、私と容姿が似ているお友達があなたにいるので
あなたのまわりにいるといろいろ厄介なことになりそうですね。私は月に帰ります。
それではまた、どこかで。」
そう言って神はマントをひるがえし、グラウンドをあとにした。
しかし、神の言っていた来るべき事態はこの時点では
まだ訪れていなかった・・・
朝比奈さんは泣きながら俺に抱きついてきて
よかったよかったと言っていた。
古泉は、ハルヒを宥めたり、ハルヒが次々と生み出す閉鎖空間の
神人退治のせいで、ほとんど出勤状態で、3日間全く睡眠を取っていないらしい。
だから、俺が生きていたということを知った瞬間、
その場に倒れてしまったらしい。古泉がこれでは、
機関のみなさんも同じような状態だろう。全く、申し訳ないことこの上ない。
長門は「あなたはこの世界から63時間と3分消失していた。
あなたに再び会えて、私という個体もよかったと思っている」
長門らしい、不器用な感情表現だ。
「すまんな。長門。やっぱり情報統合思念体は
好きになれそうにない」
「謝ることはない。私も、そこまでして自律進化したいとは思わない。
それに・・・私はそれよりももっと大切なことを見つけたから」
鶴屋さんは「みくるがわんわん泣いてさあ。こっちまで泣きたく
なってしまいそうだったんだよっ?でも、あたしはキョンくんが
絶対帰ってくるって信じていたっさ!」
谷口は、だらしなく鼻水を垂らしながら涙目で、
俺の肩に手を置いて、がっくりとうなだれグズグズと
「キョンがいなくなっていたら俺の人生はどーなっていたことやら・・!」
長くなりそうなので、これくらいにしておく、
!
しかし、まずこのことを家族に伝えなければならない。
一刻も早く家族のもとへ帰らなければ。
と、帰ろうとしたときハルヒによって阻止された。
「だめよ!いくら犯人から解放してくれたとはいえ、
まだそこらへんをうろついてるかもしれないじゃない!」
それくらい大丈夫だって。今回の件で、
何が危険なのか学んださ。
「学んでないのはあんたじゃない!普通、誘拐なんてされたら
しばらく一人で外も歩けないはずだわ。これからはあたしが
一緒に帰ってあげるから感謝しなさい。ううん。帰るときだけじゃ
だめだわ。学校にくるときもあたしがついてないとね」
ハルヒは朝が早いから俺の束の間の休息が奪われてしまいそうだぜ。
それは、本当に束の間の休息にすぎなかった。
次の日、ハルヒはやはり朝早く俺の家の呼び鈴を鳴らした。
俺がまだ支度途中だったので玄関でハルヒを待たせることにした。
「おっ はよー!」
ドアを開けるとハルヒが朝から大きな声を出した。
俺はまだ眠い目をこすりつつ、ハルヒと登校することにした。
高校生ともなれば、カップルが下校している光景など
珍しくもなんともない。しかし、朝から一緒に登校しているのは
あまり見ない。少なくともこの学校ではな。
ってなに勝手に付き合ってることにしてんだ俺。
「どんな大男でも、二人いっぺんに誘拐することは
難しいと思うわ。きっと一人ずつ引きはがして連れ去るんじゃないかしら。
そうなったらあたしの手を絶対はなしちゃダメ!
でも、その前にそいつの股間にあたしの蹴りを入れてやるわ。」
さて、ハルヒは頭の中でどんな大男と戦っているのだろう。
ハルマゲドン 前半 −完ー
初めッから読む気がしないSSではないんだが・・
なんか続きが読みたくないSSだ・・・
勢いと山場が見えなく短調な感じがする
グドグドだな。手に汗を握るバトルを期待していたのに
途中でうんざりしてもう飛ばそうと思ってここまでスクロールしてきたら、
「前編」
('A`)
>>2にもあるように、
>Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
>A容量は4096Bytes・一行字数は全角で最大120字くらい・最大60行です。
なので、セリフの途中の改行等は読みにくくなるので参考にして欲しい。
まあまあ、枯れ木も山の賑わいというじゃまいか。
>>171 とりあえず乙。
前編で感想書いちゃうのもなんだけど、オリキャラ?が神様というのはやや反則気味ですね。
それに、原作の特徴であるキョンの冗長なモノローグを意識して加えていかないと、ハルヒSSっぽくならないかと。
変態佐々木の人みたいに、エロ描写で全てを吹っ飛ばすとか、
前スレラストの人のように、思いっきり砕いてカオス路線に突っ走るとかの筆力があれば問題ないでしょうが、
そういった特徴がないと、既に指摘があるように物語り全体が平坦になってしまうと思われます。
とか何とか言いつつ、後編の超展開を期待w
うーん、難癖付ける場所は山ほどあるが、どこからケチをつけていいものか。
4096Bytesは1000文字でOK?
初めましての小ネタ投下です
いろいろご容赦ください
「キョン、ちょっとこれ見て」
「あ、なんだ?…………なんだこれ?」
「あんたの写真よ」
「は、何言ってんだ?この写真、どう見ても女じゃねーか」
「だから、女のあんたの写真よ!」
「……はぇ??」
「どれどれ………これはあれですね。あなたが女であると仮定して作られたものですね」
「分かりやすく言え」
「つまり、性転換後のイメージ画像のようなものです」
「……それで女の俺ね…。分かったが表現が生々しいぞ、古泉」
「これは失礼」
「で、なんでそんな写真がインターネットにデカデカと載ってるんだ」
「ネットで知り合った人に依頼したのよ。あたしたち五人の写真送って、性別が逆だったらどんな感じなりますかーって」
「いつのまにそんなことを………」
「ちょっと気になったからねー。あんたも気になるんじゃない?女の自分の姿とか、男のあたしとか有希とかみくるちゃんとか。女の古泉君は新しい萌え要素になりそうだわ!」
「……最後以外は否定しない」
「むう。そう?おもしろそうなのに」
「そうだ。ところで俺のしかないってことは、他の人のはまだできてないのか?」
「そうよ。まったく仕事が遅いったらないわ!」
「女の子のキョンくんですかぁ…」
「それなら名前はキョン子ちゃんできまりですね」
「異議なし」
「………そんな殺生な」
「ちょっとキョン、自分の女姿見てなんとも思わないわけ!?さっさと感想の一つも述べなさい!」
「へいへい。………なんかやたらと枚数多くねーか。二桁越えそうだぞ」
「き、気のせいよ気のせい!それより感想はないの!?」
「うーん………特徴のない、普通の女だな。自分で言うのもなんだが、特徴がないという俺の特徴を良く捉えてると思う。ただ………」
「ただ?」
「どれもこれも髪型がポニーテールなのはどういうこった?制作者のこだわりか??」
「「「「………」」」」
「ホント、なんでポニーなんだろうな」
「「「「……それは……」」」」
「あんたがポニーテール萌えだからよ」
「あなたがポニーテール萌えだから」
「キョンくんがポニーテール萌えだからですぅ」
「あなたがポニーテール萌えだからですよ」
きれいにハモった
vipでやるといいんじゃないかな
俺も一つ書いて良いかな?素人だけど
NOと言ったら?
>>186 よろしい、ならば泣きながら落としなさい。
がんばってみるよ…(ノд`)
今から2ヶ月前に届いた[同窓会案内]、
なんてもんは全て終わったあの日から5年という歳月を知らせてくれるのには
十分な破壊力を持つもんで、少々ノスタルジーな感傷を思い出させるには十分な物があった。
届いてから数日間、行くか行かないか悩んでる俺に古泉から着たメールの一文は俺を決心させるには十分な判断材料だった。
『長門さんが来られるようですよ?「機関」から降りてきた情報なので間違いないそうです。
涼宮さんはどうされるか伺っておりませんが…』 と。
久しぶりに古泉からアイツの名前が出たなと、今まで気を使ってくれていたのだろうと思いながらも長門情報に意識を切り替える。
以前から長門には高校3年間の観察終了後、無期限の待機モードに入ると聞いていたため
高校卒業後全くと言っていいほど逢っていない。その為長門が来ると言うだけでもマイナス要素を
半減以上させた。やれやれ、現金なものだと自分自身に呆れながらも行く事を決心した事を
報告するメールを古泉に送ったのが一ヶ月前。
そして今日、実家から2駅と少し離れた所にある大学に通うためと口実をつけ始めた一人暮らしも
本当はあいつがいるあの町から離れるための口実であった事を思い出しながら
遅れてはならないと思いつつ少し速いながら出かける仕度をはじめた。
電車に乗り、慣れ親しんだあの町に向かう。
駅を降り5年ぶりにこの町に立った最初の感想はたいした変化も無かったってことだ
毎週集まった噴水前もよく奢らされた喫茶店も変わらずに存在した。
俺は少し時間が有る事を思い出し、当時不思議探索で行かされた桜並木を目指す。
並木には青葉が生い茂り、桜本来の役割を担ってない事で季節をあらわしていた。
そういえばこんな季節だったなと思い出したのが、
始めての不思議探索で朝比奈さんから語られたトンデモ話だった。
先に長門からの話を聞いていなかったら、確実に人付き合いを改めたであろう電波話
この時は長門を電波扱いしてたためか、朝比奈さんの話が不思議レベルで言えば
長門より下に感じたんだろう。
歩くたびに永遠と続くような錯覚をさせる並木道を通り抜け、腕時計を確認する。
「…よし。まだ…いける」
そう思い、次に向かったのは図書館だった。
休日だと言うのに閑古鳥が鳴いたかの様に閑散としてる館内に足を踏み入れる
多少居る客のなかでも、本を読む客の中に混じり寝ている客もチラホラ居た
まぁカウンターの中に座ってる職員でさえ眠たい目を擦り作業をしているのだから、どっちもどっちだろう
俺はいつかの様に適当に館内をうろつきに目に付いた本を抜いてパラパラとめくっては元に戻すことを繰り返す。
そして以前手に取った事のあるノベル本の続きを適当なソファに座り読み始める。
以前よりこの本の面白さを理解しつつもやはり本は睡魔助長薬であることを思い知った。
圧倒的な睡魔とソファの座り心地良さによる二段攻撃に意識諸共持っていかれそうになった時
胸ポケットの携帯が震える。
「あわっ?!」
鳴ったと同時に体がビクッとはね、おかしな声を発してしまう。
いつの間にか隣で寝ていたオッサンが何事かとこっちを擬視してくるが、構わず携帯のディスプレイを確認する
ディスプレイには『古泉一樹』と表示されていた
俺は館外に飛び出し携帯に出る。
『お久し振りです。古泉です』
「あぁ、電話で話すのは随分と久しぶりだな。で、どうしたんだ?同窓会にはまだ時間はあるだろ」
『えっと、すいません。そちらに時計はありますか?出来ればスグにご覧頂きたいのですが…』
「あぁ、わかっ……たぁ!!??」
近くにある時計を確認すると既に同窓会開始時間から10分経っていた…
『目は覚めましたか?では、まだご在宅でしたらスグに迎えを…』
「…すまん、駅前の図書館だ。タクシーでも捕まえてスグに向かうっ」
『なぜそんな所に…とりあえずわかりました。
お気をつけて、…それと「5秒以内に来ないと罰金」だそうですよ』
「…それを先に言ってくれ…」
『ふふっ、ではお待ちしていますよ』
電話の向こうでニヤついてる古泉を想像してすこしイラつきながら、
駅前でタクシーを拾って行き先を伝える
会場に向かうタクシーの中、話しかけてくる運転手の話を流しながら、
アイツに逢える。そんな事を考えていると初恋をした中学生のように、
気がつけばドキドキと跳ねる心臓を押さえつけていた。
しかしそれと同時に、俺の当時のヘタレ具合もくっきりと思い出す
なぜ、あの時俺はなぜ断ったのだろう
気づけばいつも繰り返していた自問自答…
好きじゃなかったんだろうか。 もしかしたら嫌いだったんじゃ?
いやホントは怖かったんだ。 そう、好きだったから怖かったんだ……
じゃあこっちからもう一度? アイツは俺を許してくれるだろうか……
考えれば考えるほど抜けられない思考…
そんな思考から呼び戻してくれたのはタクシーの運転手で
どうやら着いたらしく会場前、北高正門前だった。
俺は料金を支払い、会場へと向かう
会場に向かう足は近くにつれて、重りを科せられるかのように重くなっていく
けど、その重りを振り払うように少し歩測を早める。
この先でアイツは待っているのだろうか…俺に話しかけてくれるのだろうか…
どんな顔でアイツに話しかけたら良いのだろうか…
そして、もう一度不機嫌そうな顔のあとに見せる
満面の笑みを俺に迎えてくれるのだろうか、
…気がつけば体育館入り口の前だった。
やれやれ、ここまで来ると覚悟を決めなければ、な
俺は少し重めのドアを開け、アイツ達を探す
古泉が俺を見つけニヤついた顔をしながら手を振ってくる
その横で長門が顔を上げ俺を見つめてくる
あぁ、未来に帰ってしまった朝比奈さん以外のSOS団が揃ってる
俺が駆け寄ると卒業後、また伸ばし始めたんであろう長い髪を一つに括り、
アイツ、ハルヒが不機嫌そうな顔で一言
「遅い!!罰金!!」
と、いつもの調子ので言った後
何年経っても変わらない、満面の笑みで俺を迎え入れてくれた―
なんか、もうホントにすんません
携帯電話のCMみたいに
コンパクトにさわやかでよかったです
ええのう
NOと言いきらんでよかったわい
GJ!
193 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 01:35:43 ID:QbFTBGPl
泣いてもらって正解だった。
あんたが次に泣く日を待ってるぜ。
悪くはなかったんだが、この手のネタはやや食傷気味なこともあってか、
どっかで捻って欲しかったと思うワガママ心。
良くも悪くも平凡だね。
誤字脱字や壊れた日本語多すぎるから全部書き出して泣かせてやろうかと一瞬思ったが、
面白いから苛めることないや、と思った
そんなもんだよね。つまんないから叩かれる、面白ければ許される
これは後者
平凡な事は悪ではないからな
あんま書きなれてないって割に、内容は小奇麗にまとまってるね
もっといい物を書きたいと思うようになれば、自然と上手くなるんじゃないかな
今後もここに投下してくれると嬉しいです
あなたなら、きっとさらにいいSSが書けますよ。
「攻撃開始!」
ハルヒの宣誓により俺達の攻撃が開始された。
対象は所属不明機2機。
「あいつら逃げる気だわ!追いかけるわよ!キョン!」
そういった瞬間、敵機のうち1機が静止したサッカーボールを
思いっきりシュートしたように加速し、
もう一機も刹那の間隔で同じように異次元空間に消えた。
「これより、ワープ航法を開始します。」
「了解。」
俺はワープ航法の操作を行った。
俺の愛機グランダーワンダーは急加速発進した。
一気にシートに背中がもの凄くへばりつく。
やがてまわりの景色が歪み、七色のトンネルを
恐らく光速以上のスピードで駆け抜けた。
異空トンネルを出ると、もとの景色と変わらない、
しかし、星の配置が移動前と全く変わっている。
俺達は30光年の距離を瞬時にワープしたのだ。
「見て、キョン!あれ!」
目の前に浮かんでいるのはまるでスターウォーズに
出てきそうな母艦、マザーシップだ。
「あ!さっきのやつらが中に入っていったわ!」
「他に入るところはなさそうだな・・・よし、あの扉が閉まる前に侵入しちまえ!」
見ると、既に扉は閉まりかけている。
「ブースター全快!」
扉が半分閉まったところをぎりぎりで進入した。
まるでエースコンバットの本物のパイロットになれた気分だぜ。
後ろで扉が硬く閉まる音がした。
ライトに照らされたトンネルが続いている。
二つの鏡を向かい合わせにしたときに見える空間のようだ。
それにしても狭い。あいつらはこんなところを平気で毎日出入り
しているのだろうか。よく死者が出ないものだ。
そのとき警報がなり響いた。WARNING!WARNING!
侵入者発見!ただちに撃墜せよ!
いきなりのことで危うく心臓がじゃじゃ馬の如く邁進しそうだった。
「来たわね・・・油断は禁物よ!」
ようやくトンネルを抜けると
巨大な筒状の広い空間に出た。
「ここがやつらの飛行場・・・って感じね
きっとまだあたふたしてるに違いないわ。
そこを一気に叩くわよ。」
そう。ハルヒの言うとおり、宇宙船や戦闘機はみな
壁に寄生したキノコみたいにそこらじゅうに蔓延しており、
ほとんど無人のようであった。これはチャンスかもしれない。
「広範囲攻撃支援ユニットを作動。」
ギャシャンギャシャンとファンネルのようなモノが
戦闘機のまわりに配置された。
「攻撃、開始!」
その瞬間、砲塔から無数のレーザーが発射される。
レーダーに数え切れないほどのTGTが映し出される。
これは破壊しがいがありそうだぜ。
コンピューター制御により確実に対象を破壊する。
まるでシロアリの巣にキンチョールを噴射したように
船内は大混乱に陥った。次々と戦闘機が破壊されていく。
真珠湾に於いて奇襲攻撃を受けた連合軍の気分を味わうがいい。
そうして数百単位の敵をあっという間に撃破してしまった。
動かない敵とはなんと楽なものだろう。
と、英雄気分に浸っていると、なにやらおかしい。
先ほど侵入してきた扉が閉まり始めた。
俺達を閉じ込める気か!?
「まずいわ。もう今からじゃ間に合わない。
あそこから脱出するのはあきらめたほうが良さそうね。
他にどっかに抜け道があるはずだわ!」
するとカマボコ形のひときわ大きなトンネルを発見した。
「あそこだ!」
俺達は脱出経路だと疑いもせずにそこに駆け込んだ。
ブルーとシルバーのいかにも未来的な
六角形の通路だった。あちこちにコンテナが浮遊している。
通路はスクリーンセイバーのときのウネウネしたやつみたいに
ウネウネしていた。進めば進むほどうねりは複雑になり、
障害物は増えていった。
「くっ!障害物が多すぎる!障害物回避レーダーを展開!」
「こんなのはね。壊しちゃえばいいのよ!」
「馬鹿!やめろ!」
言い終わるかいい終える前にハルヒの機体からビームが
対象のコンテナに当てられた。TNT火薬並みの爆発が起きる。
アクロバット飛行に失敗した給油機が地面に激突したみたいに、
爆発火炎がトンネルに広がる。
「突っ込むぞ!ブースターOFF!引火する!それからEシールド展開!」
俺達は爆発の中に突っ込んだ。
300`でコーナーをドリフト走行し終えた直後
の無免許ドライバーような気分だった。生きているのが奇跡だった。
正気に戻るには暫しの間時間が必要だった。
「危なかった・・・」
気づくと冷や汗でダクダクだった。
「それにしても・・・あと少しであぼんするところだったわ。」
誰かさんのおかげだ。でなきゃ俺達は既に100万回死んでる。感謝しろよ。
「どうやらここは貨物を運搬する通路のようだな。
その中には当然爆発物も・・・俺が先に言っておけばよかった。」
「いいえ。あたしも目が覚めたわ。これは遊びじゃないってね。
・・・それにしても・・・ここが貨物通路だとすると、
この先には・・・?」
「この先はおそらく貨物庫だろう。やつらの裏貿易を見てやろうぜ!」
トンネルを抜けると、そこは貨物庫だった。
いや、そうとは言い切れないがそういうことにしておこう。
無数のクレーンのアームが作動している。
どう考えても、戦闘機が入るような場所ではない。
積み上げられたコンテナの間を慎重に通過していく。
「危ない!!!!!!!!!!!!!」
レーダーが迫り来るクレーンに対して最大限の警戒音を発する。
ビュウウウウウウウン!
間一髪、俺の機体はまるでジャンボジェット機が
レインボーブリッジの下を潜り抜けるようにして
クレーンを回避した。
しかしまあ、よくぞ次々にピンチが訪れるものだ。
極限状態に何度も出くわしてしまった俺の脳内は、いつの間にか
ノンアドレナリンが快楽物質に変化してしまったらしい。
そう。俺は恐怖を楽しんでいた。現に今、とてもワクワクしている。
イチローがわざと外野フライをスライディングキャッチして
観客を楽しませるように、俺はいつの間にか超+思考になっていた。
ハルヒとの相乗効果でその威力はもはや無限大だ。
死を恐れない人間だけで構成された軍隊が最強なんだぜ。
どれくらいだろうか。低空飛行、低速巡航を続けてから。
視界の先には闇が映る。宇宙空間か。俺達はようやく脱出できるのか。
しかしその宇宙空間には星がなかった。
ここは・・・まだ船内だ。しかしまあ、これほどにまで広い空間が
あったとは、正直、驚きだぜ。
俺達はいけないところにきちまったのかもしれない。
そう。神の寝室の領域を侵してしまい、神の怒りを買ってしまった挙句、
シンデレラボーイから一夜にして最下層民に堕落したようなやつの気分にさせらる。
なぜなら、キリングマシンの赤い眼光が俺達に向けられたからだ。
k2に登っていて飢えたユキヒョウに出会ったらどうする?
どう考えても友好的手段では解決できそうにないぜ。
だったら、戦うだけだ。言わなくても分かっていた。
俺達は言葉という概念を抜きにしても瞬時に意思の疎通ができていた。
普段は壊れたギアボックスの噛み合わない歯車同士のような関係なのにな。
こういうところで息が合うのは何かの才能だろう。
キリングマシンは問答無用で両肩から多弾頭ミサイルを発射した。
ぴったり俺の機体のケツについてきやがる。
サメに追われるカジキマグロのような気分を味わいつつも、
アクロバット飛行によって十中八九を空中爆発させた。
残りの2割ほどはまだしつこく追ってきやがる。
目の前にキリングマシンが見える。俺はそいつに突っ込んだ。
と、見せたのはフェイク。直前で回避し、急上昇。
強烈なGが俺を襲う。意識をしっかり保て。そのまま宙返りすると、
自分のミサイルをくらったキリングマシンが見えた。
反撃開始だ。そのまま機体を再びそいつに向ける。
両翼の先端に浮かぶコバンザメのような
支援ユニットからレーザーを発射する。直撃。青白い閃光が走る。
が、やはりこれほどではビクともしないらしい。
キリングマシンの後方から2つのファンネルが飛び出した。
こちらに向かってくる。それを撃墜しようとしたが、
いとも簡単に避けられてしまう。動き方が科学的にありえないのだ。
トンボのように急停止、急発進を繰り返し、
俺の周囲を旋回している。ギョーイギョーイという不快な鎮魂歌のような
その音に思わず耳を塞ぎたくなる。
ビュウイーンとそのミルワームのように開口した穴に光の粒子が見えた。
どんどん光が集まっていく。やばい。逃げ切れない。
俺のレーダーが悲鳴を上げている。超時空戦闘機でさえも
上回る科学力だというのか。光の粒子が泉から湧き出る水くらいに
増大したところで、そのエネルギーは全て俺の機体を貫通。
するはずだった。2機のファンネルモドキは
アシタカの放った弓矢のように一瞬で貫通された。
ハルヒがそいつが発射体制に入って動きを止めた瞬間に
狙いを定めて発射した渾身の光の矢が俺を救ったのだ。
俺はこう言ってやった。
「ナイスキル」
再びキリングマシンに視線を向ける。
ファンネルはもう使えないぜ。
全身兵器の超科学の結集した無慈悲な目が不気味だ。
両肩の装甲が開いたのを俺は見逃さなかった。ホーミングミサイルだ。
同じ手は効かないぜ。
俺はミサイルが出てくる前にそこにレーザーを打ち込んでやる。
ミサイルが引火し、大爆発を起こした。
キリングマシンは対空砲を失った
戦艦大和も同然。集中砲火を浴びせてやる。
キリングマシンが朽ち果てるのは時間の問題のはず。だった。
突如として館内に緊急アナウンスが響き渡り、
赤い警報ランプが点滅する。警戒音を響かせる。
俺達を動揺させるために仕組んだ罠なら、その作戦は成功したと言っていいぜ。
「アナウンスが英語で聞き取れなかったが
なんだかやばそうな雰囲気だな・・・」
「まずいわね。やつらはあたしたちをこのまま船ごと爆発させて
宇宙の藻屑にするつもりだわ。爆発までの時間は・・・残り30分。
うん、さっきのと違いこれは駄目だ
伸びしろを一切感じさせないのに、現状が酷いレベルである
>>206 ただ駄目だで片付けないで
どこがいけないのか指摘していただけるとありがたい
まだ途中っぽいから
全体の構成やオチなどのことは分からない
この段階で評価を下すのはどうかと思うが。
ただ、現状で言えるダメそうな部分といえば、自己満足度が高そうなとこかな。
読み手が運良くはまってくれればいいけど、外れるとつらい
文や言葉使いがこなれてないのは「伸びしろ」に属するものだと思うしね。
端的にいえば、ハルヒSSにおけるお決まりのパターンを使っていないのが問題かと。
キョンに「」を使って喋らせ過ぎとか、
それなりの長さなのに、何故こんなことになっているかといえば……的なものがないとか、
本当に必要なのかどうかわからないような比喩が無いとか。
良いものと悪いものが見れるなんて為になるスレだな
個人的に考えるに、このSSの致命的な欠点は『ハルヒSSである必要がない』ってことかな。
ハルヒにSFアクションを望んじゃいないというか。
状況説明一切無しで、いきなり二人がノリノリでスターウォーズごっこしてるとこ書かれても、
名前だけすげ替えた変なSSにしか見えないし。
VIPの銀河大戦パロは面白かったのにな
あれは「所詮VIP」だった。
最近だと笑うセールスマンとのクロスが良かった>VIP
女体化や性転換物ってここで書いていいのか?
おk
正直、本気で勘弁して欲しい
投下するときは先に注意書き入れてくれ。絶対読まないようにするから
それさえしてくれればご自由に
>>215 お伺いたてるとこうなるから聞かないほうがいい。
「投下します。TSモノ注意」と言って投下してしまえ。
それで読みたくない人はスルーする。
昔国木田の性転換物があったきがするんだが
確かそのときは認められてなかったっけ
認められてねーよ
単に誘い受けが勘弁なだけだな。
>219
シチュスレだと版権物は嫌がられる
変なの涌くし。
まあ、どこのスレでもスルー出来ない痛いのが居るって事だな。
このレスもきっと痛いのに噛みつかれるんだろうけど
TSモノは大好物なのでドンドン投下して欲しい。
痛い押しつけが好きな奴に限って他人を痛い奴呼ばわりして上から目線の図
お伺いを立てた時点で、SS書き慣れてない人だということがわかるので、
すでに読み飛ばす準備を始める俺。
さすが初心者お断り体制のスレだな。育てるとかそういう概念が存在しない。
読者と言うよりもお客様気取りなのだろう。
Q読んでたら苦手なジャンルだったんだけど…
Aふみぃ… 読み飛ばしてくださぁーい。 作者さんも怪しいジャンルの場合は前もって宣言お願いしまぁす。
書き手を育てるとか、どんだけ上から目線よ。
駄目な部分に片っ端から駄目といってやれば、書き手が育つからオーケーですかね。
駄目なもんには駄目と言うけどな。
まあ、投下するのは勝手なんだが、
初めから期待を失うような前振りは止してくれって話。
読まない宣言をしているんだからダメとも言えないじゃないか。
232 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 23:13:43 ID:lAgVAKn7
育 て る ( 笑 )
そんな概念、素でいらねえwww
ID:4phLlxJ1は「自分が書き手を育てている」という、
恥ずかしいことこの上ない自負を少なからず持っているってことだよなあこれは
うわ俺なら自殺もんだ。勘違いすぎるw
どこのスレよりもここは書き手を厳しく批評して育てているんだと
昔はみんなそろって言っていたんだけどねぇ……
いやいや、いっていないから。
つうか書き手を育てるってあらゆる意味で痛すぎる。
814 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/06/10(日) 00:50:59 ID:T7p8nKM7
ああ、みんなの言う通りだ。だから一個人ごときに普遍的な分析なんか不可能だよ。
そもそも傑作の定義すらままならんでしょ。。
あくまでも俺的に、育てる気のないレスの連発で
とうとう益と害が逆転したかって感じてる。
「読ませてくれる作品」の投下が減ってるからな。それだけだ。
559 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/12(土) 15:58:52 ID:N1Y2V3Qc
というか作品が投下されてこんな反応だと新しい書き手が育たないんじゃないか?
511 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/02/11(月) 00:27:56 ID:3KoVwVpp
ハルヒは住人の入れ替わりが激しいのに、
このスレは今だに職人の入れ替わりが出来てない。
他のスレがスムーズに世代交換が行われてる一方で、取り残されたように孤立してる。
まあ新参を育てようにも、投下される作品がこうも糞だとなあ。
明らかに手抜き、って感じの糞だもんな。
探せばまだまだ出てくるが。
237 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 23:45:07 ID:ohTGPfDq
要注意人物ファイルNO.1「京アニ工作員」
____
/:::::::::::::::::::::\ ひきこもり。童貞。粘着。自作自演。
/::::::::::::::::::::::::::::::::::\
|:::::::::::|_|_|_|_|_| 以前、アキバでエロゲを購入。中身に納得がいかないことから
|_|_ノ∪ \,, ,,/ ヽ 以後、とあるメーカーに対して異常なまでに憎悪を持つようになる。
|::( 6 ー─◎─◎ )
|ノ (∵∴∪( o o)∴) 劣等感の塊で、他アニメを叩くことのみで自我を保っている。
| < ∵ 3 ∵> 論理的な思考が出来ず、コロコロと自分の主張を変える。
/\ └ ___ ノ 自分に不利な意見には目を通さず、
.\\U ___ノ\ あくまで自分の土俵で相撲をとろうとする卑怯者。
\\____) ヽ 本人は理論派と思っているが、その論旨は見ての通り矛盾だらけ
自己紹介されても困るぜ。
バカばっか
どうして……人は仲良くできないのかな……
このスレ色々と面白いね
それより投下はまだかねそろそろ風邪をひきそうだ
早く服を着ろw
>>236 昔は、とか言ってるから聡明期の頃かと思ったら、
よりによって持ってくるのがたった半年前のレスってお前……
もう終わりかけてたじゃないかよ、その頃って
って言うか、終わりかけてたからそういうこと言い出す馬鹿が増えだして、
今も終わってるからお前みたいな馬鹿が顔真っ赤にしてがなり立ててるんだよ
お前今日はもう寝ろ。な?
ぐっすり寝て落ち着いてからこの流れを見直せば、君はきっと分かる子!
思ってなくても「お前ならできる」とか言うのって、教育の基本なんだぜ?
このスレはもっと、ID:4phLlxJ1を育てるという概念を持った方が良いと考え直したね、俺は。ブワッハハハ!w
聡明期ってなんだよw まさかとは思うがれいm
これは はずかしい
いや、ネタなんだろうと思ってやろうぜ。
ブワッハハハとか書いてる時点で、きっとネタと割り切って書いてるんだろうから。
しかし、下手だと感じて駄目出しすると、新人に厳しすぎて育たない、とか言われて、
下手なやつはスルーしたり、どうでもいい扱いをすると、またしても同じようなこと言われる。
飴と鞭とは言うが、誉めるところの見あたらないようなブツは腐るほどあるしなあ。
ネタでも はずかしい
間違い部分はネタにできてないから
恥ずかしさで「如何ともしがたいね」の人を越えることは難しい
あれは名言だったなwwwテンプレ化したのはあの発言から2,3スレ後くらいだったか
しかし困ったことに作者の新刊が出ない罠
如何ともしがたいねの人もこんなのと比較されたら遺憾だろう
254 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 12:24:08 ID:vObt/a+H
書き手を育てる聡明期にはやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……
会わせ技一本
いずれ原形がなくなりそうだなw
書き手を育てる聡明期にはやっぱ圧倒的な力の差を全裸で踊り狂うハルヒに感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……
お前はセンスない子だわ…
うわわわああああああああああああああああああ
一行目の前半と後半が日本語的に繋がりがなくておかしいからな
メタってるわけじゃないし、ギャグになってないからただ頭の悪い人が書いただけな文章に成り下がってる
まあ、センスは感じない
人をけなすという部分において此処より優れたスレはないんじゃないか。
そういや昔の小ネタにここの住民は批評が凄くてもちろん初投稿は小ネタだが自分でなんども推敲したはずなのに住民に誤字、脱字を指摘された。
みたいなのあったな
猿も泣きながら寝落ちするスレ
猿の川流れ、弘法も木から落ちる、河童も筆の誤り
つーか、↑の台詞をいまだに引っ張ってるって、小学校のイジメみたいだな。
いい加減忘れてやればどうだ。
>>263 どの辺が小ネタなのか全然分からん
まともな日本語書けるようになるまで出入り禁止の刑
朝比奈さんが出入り禁止になった方が良いと思っているのは俺だけか?
つNG
で結局投下は無しなのか
数日前に結構な力作が来たばっかりなんだから、贅沢言うもんじゃないぞ。
>>268 うるさいだけの、自称『その道の人』なんて、どこのスレにでもいるじゃないか。
力作?
力入ってりゃ良いってもんでもないだろう
何作だったらいいんだ?
良作
ネタになるものでも良いね。(物議を醸し出さない程度の)
ハルヒ達は、納豆は好きだと思う。
北高の舞台は関西(兵庫?)らしいけど、関西人は納豆嫌いが多いと聞くし
ネバネバな物を口に含んだ長(ry
276 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 10:50:10 ID:NwrY4pjA
如何ともしがたいって書かないんだ勉強になった。
278 :
275:2008/03/10(月) 13:32:06 ID:9o1Ube0r
すまん、間違えた
(誤)ハルヒ達は、納豆は好きだと思う。
(正)ハルヒ達は、納豆は好きだと思う?
涼宮ハルヒが世界改変能力をもつにいたる経緯
◆涼宮ハルヒさんを誘拐しての不良仲間4人で輪姦
◆不良仲間の家に監禁し暴走族仲間十数人で輪姦、左記を知る関係者は100人に及ぶ
◆陰毛を剃り、陰部にマッチの軸木を挿入して火をつける。
◆涼宮ハルヒさんを全裸にしてディスコの曲に合わせて踊らせ、自慰行為を強要。
◆涼宮ハルヒさんにゴキブリを食べさせる。
◆涼宮ハルヒさんの性器や肛門に鉄棒、ビンなどを挿入。
◆涼宮ハルヒさんの性器や肛門に入れたビンに釘を打ち肛門内、性器内で割った。
◆涼宮ハルヒさんの両鼓膜が激しく傷ついており、最後のほうはほとんど音が聞こえていなかった。
◆涼宮ハルヒさんの小指の生爪を剥がす。
◆涼宮ハルヒさんの殴打された顔面が腫れ上がり変形したのを見て「でけえ顔になった」と笑う。
◆度重なる暴行に耐えかねて、涼宮ハルヒさんは「もう殺して」と哀願することもあった。
◆左乳首はペンチのようなもので潰す。
◆顔面に蝋を垂らして顔一面を蝋で覆いつくし、両眼瞼に火のついたままの短くなった蝋燭を立てる。
◆衰弱して自力で階下の便所へ行くこともできない涼宮ハルヒさんに、飲料パックにした尿をストローで飲ませる。
◆鼻口部から出血し、崩れた火傷の傷から血膿が出、室内に飛び散るなど凄惨な状況となった。
◆素手では、血で手が汚れると考え、ビニール袋で拳を覆い、腹部、肩などを力まかせに数十回強打。
◆1.74kgのキックボクシング練習器で、ゴルフスイングの要領で力まかせに涼宮ハルヒさんを多数回殴打。
◆ダンベルを1メートル以上の高さから涼宮ハルヒさんの腹部に向けて落とす。
◆揮発性の高いジッポオイルなどを涼宮ハルヒさんの太腿部等に注ぎ、ライターで火を点ける。
◆あまりの恐怖に涼宮ハルヒさんの脳は縮小していた。
◆最初は手で火を消そうとするしぐさをしたものの、やがて、ほとんど反応を示すこともなくなり、涼宮ハルヒさんはぐったりとして横臥したままになった。
◆涼宮ハルヒさんが死んだのでコンクリート詰めにして放置。
◆遺体の乳房には数本の裁縫針が入っていた。
◆監禁中の涼宮ハルヒさんの様子が撮影された家庭用ビデオテープがある。
◆腸壁にも傷があった。
◆受精していた。
◆固まった血で鼻が詰まり、口呼吸しかできなかった。
◆歯茎にまともに付いている歯は一本もなかった。
◆あまりのストレスに生前頭髪が抜け落ちていた
コンクリ事件か。
っつーかそのコピペ通りだと能力持つ前に死んでるぞ。
>>262 しょうがないよ。こういうスレなんだし。
その通りだったら能力で一時的にせよ不死身になったということか
キレてないっす
涼宮ハルヒさんが死んだのでコンクリート詰めにして放置。
……死んでる件。
286 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 21:13:43 ID:Qgt4EWaM
実は思いっきり近所の事件なんだよなあ、その事件…
事件を風化させるなとかよく言われてるけど、早く忘れたいって人多いんだ
涼宮ハルヒ。
あいつのせいで俺の人生は180度回転してしまった。
俺ももっと高校生「らしい」遊びがしたかった。
放課後は谷口や国木田を誘って近くのゲーセンで遊んだりな。
SOS団なんぞもうこりごりだ。
辞めればやつの能力によって世界が崩壊する。
二ヤケスマイルエスパー野郎がそう俺に忠告してきやがる。
朝比奈さんとイチャイチャしたくてもそのトンデモ能力によって
俺の夢は儚いものとなってしまう。
長門も駄目だ。あいつにとっては俺が自分以外の女といるのが
気に入らないらしい。
不思議探索だと?不思議なことなどありもしないと
分かりきった上でそれをせねばばらないとは
なんと苦痛なことだろう。あいつは藤岡弘探検隊にでも入団すればいい。
俺は一生あいつに拘束されて生きてゆかねばならんのか。
席やクラスが一緒になってしまうのならどうせ大学だって
一緒になってしまうんだろう。俺が他の女と結婚することなんて
絶対あいつは許さないだろう。俺はもっとたくさんのおなごと
お付き合いしたいのだ。
もう我慢の限界だ。だから俺はある計画を立てることにした。
いや、計画ってほどでもない。
家にはミリタリーマニアの親父のコレクションである
アーミーナイフがある。そいつを今回の計画に利用させて頂くとしよう。
鞄の中に隠して登校する。
その日の涼宮ハルヒはいつになく上機嫌だった。
そいつは知りもしないだろう。今日がやつの命日になるなんてことはな。
後始末はどうしようか。なに、長門の手にかかれば
人々の記憶から涼宮ハルヒの記憶だけを消去することなど容易いことだ。
とはいえ、スタイル、顔立ちだけは一級品だからな。
強姦してから殺そうか。それとも死姦しようか。
閉鎖空間とやらが発生してもこいつを殺してしまえば
ノープロブレムだ。胸の高鳴りが抑えきれない。
興奮してきた。
いよいよその時がやってきた。
部室には涼宮ハルヒが既にいた。
もう偽善者ぶるために間抜け面をすることもない。
部室のドアを思いっきり閉めると、瞬時に鍵を閉めた。
涼宮ハルヒがいつものように俺の名前を呼ぼうとして
こちらを振り返ろうとして、いつもと違う雰囲気に戸惑いながら
「ど・・・どうしたの?鍵なんて閉めて・・・それとその
わざとらしい顔やめなさいよ・・・あんたにはその顔似合わないわよ・・・?」
そうか、人を殺す前の顔ってこんな感じなんだ。
あの涼宮が一秒でビビッてやがるぜ。
俺は後ろに構えたアーミーナイフに気づかれないようにして
やつに接近する。
それにしても、こんなに不安そうな表情を俺に見せたのははじめてだぜ。
なかなかかわいいじゃねえか。でもな。それくらいで
気が変わるほど俺はもうアマちゃんじゃねえんだ。
気づいたらナイフを涼宮ハルヒに刺していた。
苦痛、というよりは悲しそうな顔をしている。
「どうして・・・?」
「キョン・う・・だけは・・ゥッ・分かってくれると
思ったのに・・・」
またおなごか
292 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 23:40:31 ID:ojUSzfn5
誰かハルヒコとキョン子のSS書いて
誰か書いたら俺も書くから
>>292 vipでやれカス
つーかニコ厨のせいでここ最近のハルヒ関連(TSもの)がウザくてしょうがないわけだが…
男ハルヒとか男長門とか考えた奴は腐女子以外にいねーだろーし。
氏ねよ腐れマ○コが。
お前にとってのvipは嫌いなものの追放先みたいな感じだな。
でもあれのおかげでキョンの消失の女キョンのイメージが俺の中で確定したw
>>295 キョンと古泉はアリだな。あと国木田。
だが男ハルヒや男長門はアウトだ…
>>294 もともと確信犯の隔離板だったんだぞ
そんなに馴れ会いたいのか?
お前が出て来る度に毎回NGするのも面倒なんだが
全体的にもう少しスルーしてくれ、そうすれば騒ぐ奴も減るだろう
それでなくてもそろそろ春休み突入だってのに
>>296 だがどこかで見た朝比奈さんの
「禁則事項だ、馬鹿野郎!」
には吹いた。
>>299 この時期ならすでに突入してる奴等もいるぜ。
まあニコ厨とvipperがゴキブリ並みにウザイのは同意しておく。
とりあえず何かを叩くことで自分の位置を確保しようとする
どうしてそこに在るもの、訪れる者を取り込み認めようとしないのかな?
ハルヒはTSにもしやすいしねぇ。
つーかハルヒコだとかキョン子だとか架空の人間に仕上げちゃ意味が無いだろ
>295
同じく。
305 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 05:11:16 ID:KlRVHcqU
唐突だが
Mr.Childrenの「乾いたkiss」を佐々木視点でどーにか書けないもんかねと考えてみた
でも書き逃げしたssを仕上げなきゃいけん
これまで国木田って性転換ものあったっけ?
古泉かなんかのはあった気もするけど。
>>306 性転換はないけど、実は女子だったというやつならあった。
ちなみに未完。
>>306 周囲の人間すべて性転換、ていうのがあったはず。
国木田の描写2〜3行だけど。
>>307 国木田の憂鬱シリーズだっけ?あれって未完なんだ
ハーレム作ってやっちゃってるからもう完結だと思った
310 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 14:13:43 ID:Jk3cD9uu
とりあえず何かを叩くことで自分の位置を確保しようとする
どうしてそこに在るもの、訪れる者を取り込み認めようとしないのかな?
谷川流の原作は驚愕以外も全然出ていないらしいな
かなり酷いスランプなんだろな
早くスランプ克服して欲しいけど、難しいかも
313 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 16:20:45 ID:EQxTWBud
とりあえず何かを叩くことで圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……
確定申告が大変なんじゃろな
あまり働くと税金が大変ということか?
だったら一年1、2冊を常に出し続けるのかな
これにマジレスするってお前、どんだけゆとりなんだよ
あまり働くとやっぱ圧倒的な税金が大変に感じてしまう。
だったらもう一年1、2冊出し続けたいね……
谷川仕事しろw
これをそのままの意味で使う日が来ようとは……
このスレの物だったと思うのですが、
キョン(♂)が平行世界のキョン(♀)を長門特製の銃で撃つSSを読んだ事があるのですが。
再読したいのですが、何方かタイトルを教えて下さい。お願いします。
確か、その平行世界の性別は、キョンだけが逆だった気が、違っていたらスイマセン
>>319 保管庫の谷川流の部屋その3にあるキョンの消失
便乗して捜索依頼。
ハルヒの力が消えるストーリーで、でも消えてからの話じゃなくて終盤に消える話。
これだけじゃ難しいよな…。こういうタイプのSS結構あると思うし。
けっこう長めだった。
>>322 ちょいと表現が違うんだが、能力が終盤に「封印」される、長い話なら、保管庫その4にある35-108氏作「ラスト・ラプソディ」というのがある。
ちなみに話の特徴としては、能力封印までのタイムリミットまでに、キョンが色々あってかけずり回る羽目になる、というもの。
>>322 力が消えると長めのSSから、35-108様『ラスト・ラプソティ』に500点。
助言がダブってしまったか。しかし、自分が書いたコメント、冷静に見たら後半部分はほぼどのSSでも当てはまるよな。
このシリーズキョンが動いてこそ進むし。
どれから読んでいいのかわからないので
このスレの住民のベスト3のSSを教えてちょ
328 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 02:09:18 ID:8vJkQuZ1
変態佐々木シリーズ
36−295の涼宮ハルヒの口(確か変態佐々木シリーズと同じ作者)
27−389のキョンの消失とかかなぁ・・・
>>326 好みは人それぞれであって、このスレの住民のベスト3など存在しない
どれから読んでいいか解らないのなら、読まなければいい
また荒れそうなネタフリを…と思ったが
みんな大人な対応だな
どれから、だと?
そんなん最初からに決まってんだろ
力作は沢山ある、時間あれば読破すべし
332 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 02:26:58 ID:YD64Py+f
1位ループ•タイムシリーズ(保管庫その3)
2位変態佐々木シリーズ(保管庫その5)
3位喜緑江美里の校内放送シリーズ(保管庫その4)
が俺の中でのベスト3
お決まりを忘れてるな、古泉一樹のある種の罠
>>326 自分でランキング書いといてなんだけど他にも良作はたくさんあるからランキングはお薦め程度に考えて
保管庫の最初から読んで自分にとってのBEST3を作るべきだね。
普段はこういうの答えないんだが、何となく懐かしいSS思い出したんで
お薦めランクと言うか自分のお気に入りで今では誰もあげないようなヤツを。
14-703様『涼宮ハルヒの透過』
16-674様『ポッギーゲーム』
22-849様『優曇華の花』
もう2年前の夏なんだなぁ……。
30-599 『少年オンザグラウンドゼロ』
49-587 『セイクリッド・カプリチオ』
53-517 『敬具、来未ワリ人形より』
シリーズ物じゃない中編だとこのあたりが読みごたえあって好き。
優曇華の華の人の作品は俺も好きだな。
じゃ、自分も便乗していくつか。
7-318様:『長門有希さんの』シリーズ
8-343様:『逆サトラレ』
8-275様:『朝比奈みくるの憎悪』/『朝比奈みくるの絶望』
8-479様:『涼宮ハルヒの驚愕』
9-477様:『ある雨の日のハイテンションユッキー』
13-150様:『涼宮ハルヒの○天国』シリーズ
37-275様:『国木田の』シリーズ
48-154様:『朝倉涼子のカウンセリング』/『委員長便女の性活』
53-187様:『モテ男の』シリーズ
こんなところかな。
38-822様:『SOMEDY〜』シリーズ
40-355様:『電気少女は〜』シリーズ
52-265様:『喜緑江美里の憂鬱』シリーズ
54-435様: 『気分はそうブレイバーレイディー』/『気分はそうブレイバーレイディー〜リグレット〜』
とか実は好き
忘れたからここ置いとく
つA
サマーデイトアグリーンデイなんかの作者の作品
最近来ないけど一つの作品がどんどん長くなってるから仕方がないんかね
>>338 お前とは良い酒が飲めそうだぜw
普通の長門にはあまり萌えないがハイテンションユッキーは最高だぜ!!
そのうち誰かネットで発表されたハルヒ系SSのベスト100とか企画してくんねーかな。
驚愕マダー
こういうときに張り切って自分のランキング書いていくやつって、
本当に馬鹿なんだなあって思うわ
思っとけば?
お気に入り挙げる流れは結構好きだぜ。
このところご無沙汰だったし。
長期休暇で読み返したり、発掘するのもまたいいのでは
ハルヒか長門が寝取られるSSってどっか無いですかね?
どっかにあるよ
教えてくださいお願いします^^;
クレクレ君って久しぶりに見たわ
寝取られって、付き合ってる前提が必要だからあまりないんじゃないかな、と思った。
少なくともここで見た記憶はないんだが、忘れてるだけか?
>>352 ここの保管庫に収録されてる分だけで約1500作(推定)だ。ガンバレ
そういえば、キョン×森さんって少ないね。
ところで、サイバイバルゲームの景品がキョンってやつのタイトルなんというんだっけ。
>>354 昔TSでオリキャラでレズでNTRと評価されたSS書きましたが何か?w
>>356 あれの作者の人と遭遇出来るとはw
サイトのほうでもあの路線はもうやらないのか。
>>355 その組み合わせでエロありなら1個見たことあったな…
Junebride
日曜家族
脱環/檻オンザデイ
18-374:初潮ネタ
低速安全二人乗りーズ
高速暴走三人乗りーズ
ハルヒと妹が出てくるのがどーも好きだ。短いのだと「デイジー・ベル」と謎々を出すやつ。
デイジー・ベルは元ネタ分からなかったので調べた挙げ句2001年宇宙の旅の映画まで見たんだが、
さっぱり理解できなかった上、終盤は電波過ぎて頭がおかしくなりそうだった。
色々と元ネタになってることは分かったが。シムアースのモノリスはこれだったのね。
喜緑さんの校内放送が好きだ
362 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 21:47:03 ID:h4lX4ljV
忘れちゃ困るぜ。
「二涼辺三角関係」はガチだぜ。
耳かきフェチとしてはこの二つ
『耳掃除(長門編)』
『イヤーズクリーンコンサルタント』
mouiitteba
この流れ何度目だろう……。
>>355 サバゲーかと言われると気になるが、保管庫その3にある27-620氏作『涼宮ハルヒの完結』の2話目『その後』がその手のお話。
まんまサバゲーネタならその2にある11-16氏作『JOHNNY GOT HIS GUN』というのもある。こっちは景品というより奪還という展開だが。
ハルヒ派の俺がカキコ
5-409 それはそんな尻だった 〜シークエンス1 涼宮ハルヒ〜
5-454 バカップル、ハルヒ×キョン@銭湯
11-16 パパは高校1年生
20-535 どうみてもデートです。本当に(ry
21-126 エンドレス・デイト
25-41 ループ・タイム シリーズ
26-538 涼宮ハルヒの欲情
……なんでこんなエロが多いんだ……もっと良い非エロ作品だっていっぱいあるだろうに。
延々と他人をけなしまくってる普段の流れに比べりゃ、ずっといい。
もっとやれ。
てことで俺も、他にも好きなのあるけどすでにあげられちまったからひとつだけ
34-576様 『ワンハングドグラウンドゼロ』
じゃあ俺もあげてやんよ。
ちょうど季節ものの11-757様
『涼宮ハルヒの白日』
『涼宮ハルヒの黒日』
48-109様 『ミヨキチの変貌』
ミヨキチかわいいんだぜ。
そうだそうだ!
このスレではこれは外せないね
「古泉一樹のある種の罠」
せっかく自分の作品をおおっぴらに宣伝できる機会なんだから活かさないと!
あ、↑の作者じゃないんだけどね ^^;
「古泉一樹のある種の罠」これはもう、内容的にはこのスレでは
1500本(推定)の指に入る出来だよ!
作者乙
>>372 1500本ってほぼ全部じゃねーかww
でも俺は「古泉一樹のある種の罠」は内容的(主に長さ)にはこのスレで1500本どころかNo1に入るほどの作品だと思うよ!
作者乙と聞いて、思ったんだが商業的なものでもないし作者が自分の作品紹介してなんになるんだ?
ともあれ、ある種の罠は最高だな。
>>366 サンクス。確認してみたら、27-620氏の作品だった。改めて、ありがとう。
>>374-375 アレが投下された当時は、これを超える長さのSSが今後どの場所でも投下されることはないと思っていた俺がいました。
↓これより過去作品の貶し、扱下ろしタイム
↑これまで過去作品の貶し、扱下ろしタイム
2ちゃん系列のスレで投下された谷川二次のなかの最長作ってどれ?
>>381 俺は逆に最短が知りたい。小ネタとか見てるとどこまで短く詰めに詰めて
なおハルヒネタなんだとちゃんと解る事ができるかちょっと気になった。
「このあたしの配慮をありがたく受け取ることね!」
そう言ってハルヒは特に両手が塞がっているというわけでもないのだが、
「ありがたく受け取ることね!」
言い直した。
最短SS書いてみました
「この中に一般人・男の子・やれやれ・キョン、すべてに該当したらあたしの前にいなさい!」
うう〜ん、オチをつけると2行は欲しいかなぁ
ハ「この中に宇宙人・未来人・異世界人がいたあたしのところに来なさい!」
古「……え、あれ?」
>>381 機械知性体たちの輪舞曲:長門キャラスレ
涼宮ハルヒの軌跡:VIP
涼宮ハルヒの経営T:VIP
三つともテキストで550kbを超える想像を絶する長編。
ちなみに古泉一樹のある種の罠は確か450kbぐらい。
>>382 書いてみた。
キョン一行日記:今日もハルヒに振り回されて疲れた、やれやれ。
386 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 15:37:40 ID:hW0/I8Sz
>>382 最終的には、
にしこり
みたいな感じまでいきそう。
下げ忘れた。スマン。
ちょいと前にやってたfake starの奴って、もう完結した?
>>385 550KBくらいで想像を絶するとかは言いすぎな気が
投下作品としては間違いなく長いけどSSサイトなんかじゃそんくらい普通にゴロゴロあるし
まあハルヒからSSに足突っ込んだ人にはピンとこないかもだが
ハルヒはSSサイトではそんなに盛り上がってないしなぁ
にしこり ってのは のだった の親戚か何かか?
のだった は誰の顔に見えるんだ
「っ」が鼻か?
何処までの長さからSSになるのだろうか
「――あなたが……好き――」
これはでは誰もSSとは呼ばないだろう
「――あなたが……好き――」
といきなり言ってきたのである。
まだだろう
歩いていると、音もなくあの特徴的な髪型の女の子が何処からとも無く出現した。そして、
「――あなたが……好き――」
といきなり言ってきたのである。
まだだな
『好き』と最初に言った奴にこれをやろう、まぁどうせあいつだろうがな。
と考えながら歩いていると、音もなくあの特徴的な髪型の女の子が何処からとも無く出現した。そして、
「――あなたが……『好き』――」
といきなり言ってきたのである。
まだだ
SOS団の中にこいつを欲しがりそうな奴は一人もいないだろう、さてどうしたものか。
そうだ、これのことを『好き』と最初に言った奴にこれをやろう、まぁどうせあいつだろうがな。
と考えながら歩いていると、音もなくあの特徴的な髪型の女の子が何処からとも無く出現した。そして、
「――あなたが……『好き』――」
といきなり言ってきたのである。
この辺からか?
ハルヒは子供らしいとか言いそうだし、長門は見向きすらしないだろう。そして朝比奈さんは欲しがりそうにないし、古泉もまた然り。
とSOS団の中にこいつを好きそうな奴は一人もいないだろう、さてどうしたものか。
そうだ、これのことを『好き』と最初に言った奴にこれをやろう、まぁどうせあいつだろうがな。
と考えながら歩いていると、音もなくあの特徴的な髪型の女の子が何処からとも無く出現した。そして、
「――あなたが……『好き』――」
といきなり言ってきたのである。
らしくなってきた
ハルヒは子供らしいとか言いそうだし、長門は見向きすらしないだろう。そして朝比奈さんは欲しがりそうにないし、古泉もまた然り。
親に捨てなさいといわれたが捨てるには忍びない。かと言って売ろうにもこいつは売れないだろう。
誰かにやろうとも考えたが、
とSOS団の中にこいつを欲しがりそうな奴は一人もいないだろう、さてどうしたものか。
そうだ、これのことを『好き』と最初に言った奴にこれをやろう、まぁどうせあいつだろうがな。
と考えながら歩いていると、音もなくあの特徴的な髪型の女の子が何処からとも無く出現した。そして、
「――あなたが……『好き』――」
といきなり言ってきたのである。
ちゃんと聞いていないのに、話すのはやめなさい。そのまえに、人の心を読むな。そして冗談で「誰々が好き」と言うんじゃありません。
ここらで終わる
>>389 そのSSサイトにはどうやって行けば良いのですか?
いやハルヒの二次創作はかなり活発な部類だろ
涼宮ハルヒの陵辱の続きがみたい
>>395 やっぱり第一期エヴァブームや、葉鍵の全盛と月がモロ被ったSS黄金期とかを知ってる人からすると
なに見てもショボく見えるんじゃないだろうか
相対的に見れば今のジャンルでは、ハルヒはけっこう頑張ってる方だろう
>393
面白い実験だな、俺ぁ気に入ったよ
>>393 『題名:文芸部室』
.
.
.
.
本を閉じる音。昨日の同じ時刻よりすこし乾いた感じ。
401 :
393:2008/03/13(木) 21:57:40 ID:7stmFlVY
最後のとこが分けわからんようになってた
親に捨てなさいといわれたが捨てるには忍びない。かと言って売ろうにもこいつは売れないだろう。
誰かにやろうとも考えたが、
ハルヒは子供らしいとか言いそうだし、長門は見向きすらしないだろう。そして朝比奈さんは欲しがりそうにないし、古泉もまた然り。
とSOS団の中にこいつを欲しがりそうな奴は一人もいないだろう、さてどうしたものか。
そうだ、これのことを『好き』と最初に言った奴にこれをやろう、まぁどうせあいつだろうがな。
と考えながら歩いていると、音もなくあの特徴的な髪型の女の子が何処からとも無く出現した。そして、
「――あなたが……『好き』――」
といきなり言ってきたのである。
ちゃんと聞いていないのに、話すのはやめなさい。そのまえに、人の心を読むな。そして冗談で「誰々が好き」と言うんじゃありません。
こうが正しい
なんで九曜が出てきたんだろ
これ九曜スレに投下すべきか?
てか、あいつって誰だ?
あいつ……つまり朝倉?
妹か
国木田説を推したい
意地でも脇役を目立たせようとする。その意気やよし。
>>385 ある種の罠はあの量を一度に一気に投下したからアレなわけで
普通はあれだけの量なら10回くらいに分けて投下だよな
ちなみに、涼宮ハルヒの経営はまだTなんだよな。あの調子でXくらいまでやると量だけはすごいことになる
しかし、山も落ちもない話をダラダラと……読まないから良いけど
昔々、Kanonに「プールに行こう」という伝説のSSがあってだな…
>>407 これ投下時からずっと気になってた事なんで一度だけ作者をかばう。
記憶違いないよなとざっと41を見直してきた。
「12ヶ章、断章2つになる長編」と言って2章まで投下開始。
『一気に投下しちゃいなYO』(
>>140)
3・4章投下。細切れか一気に行くか聞く(
>>165)
『できてんなら落とせ』(
>>166-178)
全部投下。スレ埋まりまたぐ
何レス、あるいは何kあるか言わなかった作者も悪いが「一気に投下で埋めた」のは作者のせいだけじゃないだろ。
話自体や途中途中の修正&脱線は100%作者が全てだが。
単発レスの言うこと一々バカ正直に訊く作者はやっぱりバカだって結論しか出ないんだけど
全然庇ってませんよねそれ
単発がどうとか…アニメ板と勘違いしてんのか?
BBSPINKのスレは基本過疎なわけだが。アニメ板と違って人口が多いほうが珍しいと
2年前の超加速のときに話してたはず
そろそろ驚愕出てから一年経つなぁ
ここまで新刊が延びるとは思ってなかったぜ
なんという未来人
つまり驚愕出た後もまた一年は待たされるのか
ここってキョン子SSってアリなん?
>>416 俺は別に気にしないがTSものが嫌いな人も居るから、
投下する前に一言書いとけばいいんじゃね?
>>416 聞くと主張合戦になるからただ一言
「投下します、キョン子モノです」
だけ書いて落とせばいい。
とうとうここまでキョン子が押し寄せてきたか……。
まあ別にいいんですけどね。
今騒がれてるキョン子は扱い的にTSモノとは少し違う気がする。
♂→♀ じゃなくて ♀ な感じ?
>>420 一応、広義な意味ではそれもTSに含まれるっぽい。
今、VIPにループタイムを転載してる奴いるぞ。あくまでも作者だと言い張ってるが
>>423 逆に否定できる要素も何もないが。決めつけは良くないな。
やり方に対する批判と、転載だと決めつける行為は全くの別物だ。
>>425
発言がおかしいんだよな。エロがあるからエロパロに投下したとか言いながらVIPで投下してたり
>>426 「エロがあるからエロパロに投下した」のはこっちに元からあったループタイムであるとも考えられる
>>426 そもそも何でもありのVIPで何をわめきちらしているんだ?
明らかな転載だと証明できたならわかるが、それもできていないのに
投下の仕方がまずいとかエロパロのルールをVIPに持ち込んで騒ぐなよ。
んなことやっていると、KYな住民がいるスレとか言われるぞ。
別にvipでわめくのは構わないが、ここでわめかれるのは困る。
本人だろうが転載は転載。本人が転載したのか、他人の騙りかの違いがあるだけね。
続きがあるんならそれを、さもなければゼロ使の投下作品とやらを晒せばほぼ一発で割れるな。
vipが何でもありだと言っても、エロ隔離板から全年齢板へエロを転載はまずいんじゃないか?
432 :
58-30:2008/03/14(金) 23:57:26 ID:tM5DEX4f
微妙に3/14に間に合わなかったけど、投下ー
58-30続き。
ツン:デレ=7:3
朝の教室。
「よぉ」
「ん……おはよう」
やけに気だるそうに机に臥せったハルヒから、声が返ってくる。
「随分と眠そうだな?」
「なんか、昨日あまり眠れなかったのよね」
まぁ、その気持ちは分からんでもないぞ。今日は、男子であろうが、女子であろうが、皆色めきたつ日だ。
「バレンタインの話?それは関係無いわ」
違うのか。
まぁ、よくよく考えてみれば、涼宮ハルヒともあろう人が、想い人の為に健気にチョコレートを作る姿というのも、なかなかに想像しがたい風景かもしれないな。
「あ、そうそう。これ」
悲しくなるほどに質素な包装紙にくるまれた箱を手渡される。
「義理チョコよ。ありがたく受け取りなさい」
「ん……ありがたく頂いておこう」
義理だろうが、ハルヒチョコだろうが、もらえるものは嬉しいもんだ。
「多分、後でみくるちゃんと有希も渡してくれると思うけど、それも義理だから」
他人の気持ちまで決め付けるなよ。ひょっとしたら、秘めたる想いを込めてくれているかも知れないだろ?
「ばっかじゃないの?」
馬鹿とか言うな。
万に一つだろうが、可能性があるなら賭けてみるのが、熱い展開ってなもんだぞ。
「はぁ?」
顔をしかめるハルヒに説明してやる。
「いいか?『この作戦の成功率は1%にも満たない』って台詞が合ったとしたら……」
「『0じゃなければ、それで充分だ』的な答えを返すのが、ポピュラーかしら?」
ま、そういうことだ。
「ふーん……ものはいいようね」
まぁ現実ってもんは、そんなに甘くないけどな……
言いかけた言葉を、1限の教科書を求めて机を探索していた俺の指が遮る。
──ラミネート加工の艶やかな感触。
「あ。安心しなさい。あんたの机にチョコを入れてくような奇特な娘はいなかったわ」
ハルヒの声に俺は、びくりと反応してしまう。
「な、何で分かるんだよ?」
「暇つぶしに見てたのよ」
趣味が悪い奴だな。
「さっきも言ったけど、昨日はあんまり眠れなかったから早く学校に来たの。で、これといってやることもないから、仕方無しに見てたってわけ、ドゥーユーアンダースタン?」
ノー、アイキャントだな。
眠れなかったからと言って、学校に早く来るような行為は理解できんし、しようとも思わん。
「ま、つまる所あたしがこの席に座って以降、怪しげな行動をとった奴はいなかったわ」
──じゃぁ、こいつはいったい誰からのものなんだ?
休み時間、ハルヒの視線を掻い潜って持ち出したソレをためつ眇めつ眺めてみる。
ハルヒが何時に来たのかまでは知りえんが、もしも、あいつの証言が正しいなら、谷口あたりの悪戯という説はないとみていいだろう。
わざわざ、それだけの為に早起きするとは思えんからな。
包み紙に手をかけて、確かめる。
なかなかに丁寧なラッピングが施されているが、ところどころに消えきっていない皺が存在している。
何度か包みなおした跡だろうか?
──贈り主はどんな奴だろう?
少なくとも、やれ『不機嫌になると世界を滅ぼす』だとか、やれ『何かの大会に出る』だとか、そういった突拍子も無いことを言い出して、俺を振り回さない奴だと嬉しいね。
あぁ、そうだな…あとは、怪しい団を作らない奴で、人を引っ張るのにネクタイを掴まなけりゃ、更なるプラスポイントだ。
それで、ポニーテールでも似合ったら、あとは言うことが無いな。
っと。本題に戻るか。
犯人──と言うのは、言葉が悪いが、適切な言葉も思い浮かばないので、仮に犯人としておこう──
・犯人の遺物は確かに、俺の机にあった。
・ハルヒは、犯人を見ていないと主張している。
これが、二つの事実だ。
可能性としてありえるのは、まず、ハルヒが見ている以前に犯行が行われたという説だ。
「それは、ない」
「ぉっ……と!?お前いつからそこに?」
不意に現れた長門有希に、俺は一瞬慄いてから言葉を発する。
「涼宮ハルヒが学校に来たのは、今日の7時半、校門の鍵が開くのと同時であった為、生徒の中では、彼女が一番最初に学校内に侵入した」
あいつは、何をそんな時間から学校に来てるんだ?いくら眠れないからって言って早過ぎないか。
「なら、ハルヒが嘘をついてるのか?」
「それも、違う。涼宮ハルヒは、2年5組の到着から5分以内には、自分の椅子に着席し、あなたの机を凝視していた」
何をそんなに見るもんがあるんだ。俺の机の中にタイムマシンはないぞ、あるのは置き勉した教科書くらいなもんだ。
「じゃぁ、これは前日に俺の机に入れられたものなのか?」
「その答えもまた、否。詳細を説明すると休み時間が終わる可能性が高い為、省略するが、その贈答物は間違いなく今日あなたの机に入れられた」
──なんだそりゃ?完全犯罪だ。どうしたってこいつが机の中に置かれることは不可能じゃないのか?
「When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth」
「……日本語でおk」
反応に困ったので、とりあえず答えておく。
「ミステリでは、死亡したとされる人間は疑われない場合が多い」
「まぁ、そりゃ当然だな」
長門の言葉の的を射ることができないで考えていると、右手に包み紙を差し出してきた。
「受け取って」
「ん……あぁ。サンキューな」
「これで、容疑者・長門有希は死亡した。……『あとはわかるな?』」
すまんが、分からんな。
俺がお前の言葉を聞いて思ったのは、せいぜいまだハルヒに正式な礼を言ってなかったてことを思い出したことぐらいなもんだ。
ツン:デレ=6:4
…………
………………
…………………
沈黙に耐えかねて一つ溜息をつく。
「………………………………」
冒頭から続く三点リーダの嵐は、俺にとって三点リーダ製造の代名詞のような存在である長門のものではない。
俺の知る限りでは、静寂をもたらしてくれる人間ランキングの上位から最もかけ離れた人物。
──涼宮ハルヒの代物だった。
──俺がいったい何をしたというのだろうか?
「ちょっと残りなさい」
退屈な授業も全て終わり、特筆することもなかったホームルームも済んだ昼下がり、部室に向かおうとした俺の首根っこを掴んだのは、涼宮ハルヒの言葉だった。
やれやれと一つ溜息をついて、席に戻る。
「何の用だ?」
「いいから、待ってなさい」
『待てば海路の日和在り』と昔の人は言っていることぐらいは知っているが、いかんせんハルヒの言うことを聞いて、待っていたとしても何某かの良い事が起こるとは思えんのだがな。
「なぁ」
「何よ」
ハルヒが、ぶっきらぼうな言葉を返してくる。
「俺達は何を待ってるんだ?」
「うるさいわね。何でも良いじゃない」
「もうクラスの奴らも皆帰ったぞ。いつまでここに居ればいい?時間の無駄だろ」
「……意味はあるわ」
何故か語尾を弱めながらハルヒが答える。
…………
そして、再び沈黙。
「いい加減にしろ。せめて理由を説明しないなら、俺は帰るぞ」
「…………これよ」
そっぽを向いたままのハルヒが、観念したかのように押し付ける「それ」を手にとる。
「くれるのか?」
「…………そうよ。ありがたく頂きなさい」
ハルヒは、さっきからこちらを見ようともしない。どんな表情をしているんだろうか?
「サンキュー、な」
受け取ろうと伸ばした手が空を切る。
「って、おい」
「ま、間違えたわ」
手を引っ込めるハルヒ。
「何だと?」
大声も出していないのに、蜘蛛の糸が切れてしまったような気分の俺の前でハルヒが別の包みを差し出してくる。
「あんたのは、こっち。誤解しないように言っといてあげると、義理だかんね」
言われなくても分かるさ。さっきのものと比較すれば明らかに見劣りする包みだ。
「これは……うん、そう。親父のよ」
聞いてもいないのに、説明を始めるハルヒ、何故だか、いやに饒舌だ。
「なかなかの孝行娘でしょ?さ、部室行くわよ」
そう言ってハルヒは立ち上がった。
──やれやれ
義理チョコの一つに随分と時間をかけさせられたもんだ。正直、あまり割に合わないね。
「えー!……なかった…ですかぁ?」
「仕方ない……ない、あたし…譲歩し…のよ」
「でも、それじゃ、駄…です。バレンタ…ンは、その為にあるんですよ」
部室での一幕、ハルヒと朝比奈さんが何やら話しているのが聞こえる。
「聞き耳を立てるのはいいですが、勝負に集中してはどうですか?飛車取りですよ」
古泉がパチリと駒を動かしながら、言葉をかけてくる。
「何を話してるか、少し気になっただけだ」
まぁ、確かに趣味は悪いがな。
「ふむ、推察するに今日のイベントの話でしょう。あなたの戦果はいかがなものでしたか?」
はなにつく笑顔で、古泉が語りかけてくる。
「ろくなもんじゃなかったな」
角行の移動範囲だったせいで打てなかった場所に銀将を打つ。
「王手」
「……これはこれは……相変わらず、こんな所でだけは決めてくれますね」
なんだそりゃ?けなしてんのか?
「いえいえ、とんでもない」
──パタン
長門が本を閉じる音で本日の活動が終わる。
「キョン!」
帰り際、先に3人が出た後でハルヒが声をかけてきた。
「今度は何だ?」
「これ」
さっきの厳重に包まれたチョコレートを、こちらにつきつけてきた。
「それは……」
言葉につまる。俺はどんな反応をするのが正しいんだろうか?
「それは……親父さんのだろ?ちゃんと渡してやれよ」
その言葉は本当に俺が言いたかった言葉だろうか?
…………『馬鹿』
アイツの声にならない声が聞こえた気がした。
ツン:デレ=5:5
「これ」
ぶっきらぼうなハルヒの言葉とともに渡された包みは、やたらと丁寧な包装がなされていた。
もちろん、中身の察しはつく。
いくら普通を嫌うハルヒでも2月14日にわざわざモナカを渡してくるとは思えない。
問題は──その意味だ。
「ハルヒ」
俺に包みを突き出して以来、動こうともしなかったハルヒに声をかける。
「な…によ?」
「これ、空けていいか?」
「勝手にしたら」
細く深呼吸して、慎重に包みを開く。
豪奢という程、飾りはないけれど、質素というには小奇麗に纏まり過ぎている逸品。
そう、問題は……これが本命かどうか?
「なぁ?」
「…………何?」
長門みたいな答え方をするハルヒ。
「これは……義理か?」
「ち、違うわ」
相当慌てているのだろうか、普段なら水車のように回る舌がちっとも回っていない。
といっても、俺も同じくらいに慌てているから、おあいこだ。
「なら……」
全部言い終わる前に、ハルヒが答えた。
「黙秘よ……黙秘権を発動させてもらうわ」
と言って、自分を納得させるように何度も頷くハルヒ。
「なら、こいつの意味は自由にとってもいいってことだな?」
「勝手にすればいいじゃないっ」
言い放つとハルヒは立ち上がり、
「あたし。もう帰るから」
と言って、逃げ出した兎のようにドアへと向かった。
「ハルヒ」
──ちょっと待て、俺には言わないといけない言葉があるんだ。
「何よ?」
それは、俺にとって少しだけ特別な意味を持つ女の子への言葉。
義理だとか、友情だとかとは違う本当に少しだけ特別な意味を俺に伝えてくれたあいつへの言葉。
「この気持ち、ありがとうな」
ツン:デレ=4:6
「……なぁ?」
「何よ?」
「本当に、それを受け取って良いのか?」
「なんでそんなことを聞くわけ?」
さも不思議そうに、ハルヒの双眸が俺を見つめてくる。
「いや……、だな。俺は正真正銘の一般ピーポーだぞ?」
「そうね。あんたは、極々普通の一般人よ」
お前には秘密だが、変人どもからのお墨付きさえ受けているしな。
「じゃぁ……どうしてだ?」
少しの時間を置いて、ハルヒが答える。
「説明しづらいこと聞かないでよ。あんたといるとつまらなくないとか、もっともな理由をつけれないこともないけど……そういうのって理屈じゃないんじゃないかしら?」
まぁ、そうかもな。
「で、返事はどうなのよ?流石にあんたが、『ハイパーゴールドラグジュアリーフルオートマチック真ファイナルヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーン』だとかの定冠詞がつくようなレベルのニブチンでも、この意味ぐらいは分かるわよね?」
──まぁな。
しかし、なんて答えてやればいいのだろう?上手い言葉がなかなか沸いてこない。
「あぁ、もうじれったいわね。早く答えを出しなさいよ!」
って、おい。早すぎだろ、痺れを切らすのが。
「こっちは、今どうやってOKするか、迷ってるんだ。少し待ってろ」
俺の言葉を無視して、ハルヒは啖呵を切りつづける。
「それとも、何?きっちり言葉にしないといけないくらいあんたってニブ………あんた、今OKとか言わなかった?」
俺の口が、俺の意思を上手いこと言葉にしてるならな。
「……なによ。ムードもへったくれもないじゃない。やり直し!」
って、おい。お前が言わせたんじゃねぇか。
といいつつも、頬を染めるハルヒがわりに可愛かったので、もう一度台詞を考え直すことにする。
「ハルヒ」
「何よ?」
「……好きだ」
ぴくんと反応する姿が、俺の知る涼宮ハルヒの中でも最高だった。
「満足できたか?」
ハルヒは何も言えないようでコクコクとただ頷いていた。
「で、他に望みはあるか?」
「そうね……」
どこか普段の企み顔に似た表情で考えて、答えるハルヒ。
「あたしの本命を貰った以上は、他の娘から貰ったりしたら承知しないわよ」
──いやいや、待て待て。
まだ俺は、朝比奈さんと長門からも受け取っていないぞ。
「ダメよ」
なんでだよ。
「馬鹿キョン。あんた、さっき何て言ったのかしら?ちゃんとその意味考えなさい」
いや、あの2人は大事な友人でだな、
「ダメったら、ダメ」
赤くなって駄々をこねるハルヒ。
「妹のも、か?」
「モチのロンね」
──やれやれ
帰宅後、妹に追い回される自分を幻視して、軽くため息をつく。
けれど、ハルヒの我侭を聞いてやろうと思える程度には、今の俺は幸福だった。
ツン:デレ=3:7
「…………」
さて、さっきからずっと目の前の涼宮ハルヒがむくれている理由はなんだろう?
少なくとも、朝一緒に登校してきた時は、最高の笑顔を見せてくれていた筈だ。
原因は何だろうか?
記憶を手繰り寄せ、朝の自分を思い返してみる。
──ひょっとして……?
「なぁ、ハルヒ」
「………………」
「朝、長門から渡されたチョコ、受け取ったこと怒ってるのか?」
「……違うわ」
他人さえ巻き込むような不機嫌声が返ってくる。どうやら、正当らしい。
「いやぁ、あのだな……長門はさ、ほら大事な友達だしさ」
「…………」
湿度に直したら80%は越えていそうな、ジトリとした瞳で無言のままに睨まれた。
やれやれ、どう対応したもんかね?
迷っていると、誰かの声が俺を呼ぶのが耳に入る。
「キョン君いますかー?」
見れば、教室の出入り口のところで朝比奈さんが手を振っている。
「あ、これ。今日はちょっと用事があって部室にいけないので先に渡しておきますね」
「あぁ、こりゃどうも」
……じゃねぇ!!
つい、普段のお茶のノリで受け取ってしまった。
「………………」
殺気だ。言葉では言い表せないが、アイツから殺気が感じられる。
「じゃ、わたしは教室に戻りますね」
殺気に気づいているのか、いないのか、朝比奈さんはそのまま俺を残して退場していった。
……さて、どうしたものかね?
「ハルヒ」
「…………」
夕暮れの部室。
体の悪いことに二人きり。長門はコンピ研で、朝比奈さんは前述のとおり用事。古泉はまぁ、アルバイトだろう。
「あのさ、今日はバレンタインだよな?」
「…………それが?」
冷ややかな目で睨み返された。取り付く島も無いな。
「いや、さ……ひょっとして俺の分もあったりするなら……」
「捨てたわ」
何ーーーーーーー!!
「ゴミ箱に捨てた。だから、存在しないわね」
「なんてことしやがる」
「必要ないと思ったから捨てたのよ。いけない?」
あぁ、クソ……
「いいか、待ってろよ。探し出してギャフンと言わせてやる」
ハルヒに向かって言い放ち、俺は部屋を出る。
「……馬鹿じゃないの」
ハルヒの声が聞こえた。
そうかも知れない。でも、俺はやっぱりアイツの作ったチョコが欲しかったんだ。
「ここも外れか」
ゴミ箱から目を離し、一人呟く。
我ながら馬鹿みたいだぜ。
「あと、残ったゴミ箱ってどこにあったっけな?」
独り言に対して、言葉が返ってくる。
「二階の東に捨てたわ。でも、もうないはずよ。ゴミは夕方に回収してるはずだから」
「ハルヒ……おまえ」
闖入者の姿に驚いて、俺は声をあげる。
「何よ。有希とみくるちゃんのチョコで充分じゃない、この欲張り」
「違ぇよ」
「違わないわ」
「お前のじゃなきゃ意味がない」
……思い返すと随分歯が浮くことをいったもんだな、俺は。
「でも、もうチョコはないわ」
「そう、らしいな。ま、お前と仲直り出来るなら、最悪手に入らなくても諦めれるかな?」
「あたしが、仲直りしないって言ったら?」
「集積所くらいまでだったら、探しに言ってやるさ」
「馬鹿じゃないの」
うつむいて、ハルヒが答える。
「あぁ。そうだな」
ちゃんと、こいつの気持ちを考えなかった俺は本当に馬鹿だ。
「キョン」
「なんだ?」
「ちょっと、こっち来なさい」
言われたとおりに近寄ってやる。
「チョコの代わりに……あげるわ」
頭が、ハルヒの顔に引き寄せられた。
──今日はゴメンな。
塞がっている口の代わりに心で呟いて、俺はハルヒの頭に結わえられた『こいつの想い』を優しく撫でた。
つーか誰も「キョン子」に突っ込み入れてないところに吹いた
意味分かんなかったよ俺
絶望的だ
ツン:デレ=2:8
「ハルヒ」
「何よ?」
「アレは?」
「アレってなんのことかしら?」
とぼけんな。朝、古泉に渡してるところを見たぞ。
「何?あんた妬いてんの?」
違う。羨ましいのは事実だが……
「欲しい?」
「言わずもがなだ」
正直に言ってやったんだ。さぁ渡せ。
「ふーん。だが、断る」
ずこっ
大概の人間が、デパートの屋上でメダル1枚入れた後で聞いたことがあるんじゃないかという効果音で、コケてみる。
「何故だ?」
「良いじゃない?朝、ちゅーしてあげたでしょ?」
それはいつもの事だろ?今朝に限ったことじゃない。
「何よ?足りないなら、ここでしてあげても良いわよ」
『良いわよ』じゃないだろ。場をわきまえんか。教室だぞ、ここは。
「あら、別にあたしは構わないわよ」
だから、そういう問題じゃないだろ?……まぁ、別に俺も構わないが。
「んじゃ、する?」
──あぁ、クソっ。
心の中で悪態をつく。どうしようもなくなって結局致してしまう。
ハルヒが顔を近づけて目なんか閉じるせいだ。間違いないね。
「って、だからそういうことじゃねぇ!!」
呼吸を整えて啖呵をきる。
「まだ不満?まったくエロキョンなんだから」
「そういうことでもねぇ!!」
というか、教室でそんなことを語るな。どっちがエロだ、どっちが。
「ま、言いたいことがあったら、ちゃんと言葉にしなさい」
そう言って悪戯っぽく笑うハルヒの姿は、まるで西洋の御伽噺の女の子のようだった。
──仕方ない。単刀を直入して言うしかないか。
「ハルヒ。俺のチョコレートはどうなってる?」
「実は用意してなかったりしてぇ?」
って、おい!俺の今までの行程は何だったんだ?ただの寸劇か!?……って
「むごっ」
口の中に広がるカカオの風味と、鼻腔をくすぐる甘い匂い。
目の前には、向日葵の花束のようなハルヒの笑顔。
「間抜け面」
──うるせぇよ。
男が、好きな女のチョコに奔走して何が悪いんだ?
俺は心の中で一言、呟いた。
ツン:デレ=1:9
「……よぅ」
「OHAー♪」
朝、目が覚めると、懐かしい挨拶を決めるハルヒが居た。
「あ、ちなみにヤマちゃんの方ね」
どうでもいい事をいちいち説明しなくてもいいぞ。
「アタシ達の世代だったら、こっちの方が本家ってのは譲れないとこでしょ。それに、そういう説明って結構重要だと思わない?」
まぁ、確かに昔の俺はそれについて物議してみたりもしたが、今となりゃ、それもどうでもいいことだ。
「で、お前は朝っぱらから何してんだ?」
確か、昨日は家にいなかったはずだぞ。
「通い妻♪」
こともなげに言い放ちやがった。
「あのなぁ」
ツッコミをいれようとしたところで、ハルヒの人差し指が俺の唇に当てられる。
「まぁまぁ」
まぁまぁじゃない。
「嬉しいところが無いわけじゃないでしょ?」
否定はせんがな。
「ま、いいじゃない。今日はバレンタインなんだし、イベント事の時ぐらいあんたの傍にいたいってアタシの切ない気持ちを分かってよ」
基本、四六時中傍にいなかったっけ?俺達。
「で、バレンタインってんなら、どんなチョコを作ったんだ?」
「こんなのよ!」
ハルヒの顔が、ニヤリと歪むのを見たかと思うと、次に感じたのは強引に開かれる唇の感触だった。
──って、おい。何のつもりだ。こいつは?
なんて思ってると、良く知ったアイツの舌の感触とともに、甘味が舌を刺激し始めた。
「堪能したかしら?」
長いキスを終えた後で、ハルヒが悪戯っぽく微笑んだ。
「よく分からなかったな。もう一回頼めるか?」
俺は、少しだけ嘘をつくことにした。
ツン:デレ=0:10
「早……きな…い!……馬鹿……ン!!」
悪いが、もう少し寝かせてくれ。
昨日のコトで、俺は少し疲れてるんだ。
「ふーん。起きないってんなら、あたしにも考えがあるわ」
ああ、そうかい。好きにしてくれ。俺はもう少し惰眠を貪らせて貰……
「って、おい!」
跳ね起きて即座にツッコミをいれる。
「……ん、おひひゃわね」
体勢を変えないまま、ハルヒが答える。
「お前は、朝っぱらからヒトの『ジョン・スミス』にいったい何をしてやがる?」
「何って、朝の処理?」
屈託ない笑顔で答えるハルヒ。
「しかも、その格好は何だ?」
「あんた、昨日シ過ぎで脳みそ溶けちゃったの?今日はバレンタインよ」
普通の人間はバレンタインだからって、そんな阿呆な格好はしねぇよ。
「普通なんてつまらないって、あたしがいつも言ってることぐらい知ってる出しょ?」
──溜息をついて、寝癖の残った頭をバリバリかく。
「一応、聞いといてやる。なんだその身体についたチョコレートは?」
「ボディペイントよ」
ダメだ、こいつ。早くなんとかしないと……(AA略)
「何よぉ、その表情。この格好、扇情的だとおもわない?」
あぁ、そりゃそうだがな。
「けどな、そんな格好してどうするって言うんだ?いまから学校だろ?」
「休んじゃう、とか?」
残念だが、俺は皆勤賞を狙うほど勤勉なつもりもないが、とくに意味もなく休むほど不真面目でもないぞ。
「むー」
むくれるな。『学校に行こう』とか、どっかのラノベタイトルを間違えたような決意が捻じ曲がりそうだ。
「だいたいな、そんな事したら皮膚呼吸できなくなってヤバイんじゃないのか?風呂で落としてこいよ」
都市伝説かも知れんが、バラエティーで全身に金粉を塗った芸人が死にかけたなんて話を聞いたことがあるぞ。
「嫌よ。せっかく作ったっんだもの」
馬鹿か?お前は。
「あんたが……食べれば良いじゃない、ここで」
…………いやいやいや
「何よ、アタシが呼吸困難になってもいいってわけ?」
んなワケあってたまるかよ。
「じゃぁ、いいじゃない」
よかねぇよ。
ここで退いては負けだ。今日、学校に行くという野望(?)は叶わなくなるだろう。
しかし、アイツの方が一枚上手だったのだろうか、俺の搦手を見つけたハルヒは追撃をしかけてきた。
「ね、キョン」
物欲しげな表情で見つめるな。負けそうになる。
「……食べて」
言葉の後にハートマークが見えた気がする。
あっけなくも、完敗だぜ。
結局、その日は学校に行けなかった。
──自分の意志の弱さが嫌になるね、全く
ああ、そうそう。食べ物を粗末にしたりすると、どこかの団体とかから睨まれそうなんで、追記をしておく。
──今回、使用した『超監督』は、この後で『雑用スタッフ』が美味しく頂きました──
なーんてね。
〜the end〜
あーあ昔俺の机に誰からか分からないチョコが入れてあったのを
思い出してせつなくなってしまったじゃないか・・・
GJ!
なんかハルヒにつられてキョンもデレてる感じが良い!
449 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:17:26 ID:Zh5CnwM1
>>447
自分がモテると勘違いしてる奴の机にチョコいれたことはあるな。友達と企画して。そいつが朝来て、机の中見てからの顔が最高におもしろかった
ぐぉぉぉ、悩ましいっ。
ツン:デレ比ってハルヒのかと思ったら、キョンもデレてんじゃねーか!
ていうか高校生で裸チョコとか、お父さん許しませんよっ?
451 :
58-30:2008/03/15(土) 00:21:05 ID:UJkuTnzg
以上。
本来、バレンタインネタで、しかも1ヶ月前に投下したものの残りがこんな遅くなって申し訳ない。
↓以下、自分語り。
似たシチュ、似た言い回しがどうしても多くなってしまったのが、心残りだなー……
というか、ショートショートは起承転結をつけるのが、非常に難しいですね、やっぱり。力不足を書いてて思いっきり感じました。
発想は悪くなかった気がするけど、ぶっちゃけデレの段階はそんなに0〜10で変わってない気がします。
あと、あんま遂行してないので誤字脱字があったら、すいません。
自分語りがこのスレで嫌われてることは重々承知ですが、自己顕示欲が強いのか、どうしても1レスくらい語りたくなります。
てか、1レスくらいいいと思うんだけどねー……読み飛ばしてくれればいいんだし。
まぁ、なんというか……目汚し失礼しました。
>>451 比率7;3の犯人はハルヒということでおk?
長門が死んだ人が疑われないとか言い出すから朝倉が犯人とか思ってしまったw
>>452 ずっとハルヒだと思っていたが、朝倉でもいいな
なあ、ドクロちゃんっぽいSSってなかったっけ?
ああ、谷川が書いたドクロちゃんのことか
QPマヨネーズ部?
>>451 てっきり未完になると思ってたが、このタイミングに合わせてきたのか。GJです。
デレ分増量にともない気がつくとくっついてるのがデフォなのは良いアイディアだと感心した。
どうでもいい事だが、推敲を遂行してない、という事でよいのかい?
ボッシュート
461 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 09:33:04 ID:ykYo50si
ちゃらっちゃらっ、しゅるるるる〜〜〜ん
>451
あまぁ〜い!!GJ
こういう連作物はもう少し1つ1つの長さを短めに纏めたほうがテンポが良くなると思うんだぜ
なんかボケた事にされているな。誤変換を指摘しただけのつもりだったんだが。覚悟はしてたけどさ。
そういえば、今年はホワイトデーネタは出てこなかったか。原作でもあおっておきながら見事にスルーされているが。
あまぁーいGJとか。
ここはいつからvipになったんだっつーの。
>>464 このスレの初期からこういう賛辞は結構あったんだがな……。
こっちが発祥だしなぁ
>>451 GJ!!!
次はキョン視点で更に甘々なホワイトデー編をwktk
>>466 在日は臭いからvipにでも行っててくれや
471 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 20:26:44 ID:ZSM1Nl/s
発祥(笑)
キムチうめーwwwwww
よそと比べたり馬鹿にして悦に入ったり、ずいぶん低俗な奴等が多いな
VIPPERなんだろう。
どう見てもエロパロ特有の流れです。本当に(ry
ホントこのスレは面白いなあ
21歳以上の書き込みとは到底思えない
18歳以上からおkになったんじゃないの?
>480
専ブラ使ってると板TOP出ないから、以外と知らない人は多いんだよな
482 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 05:33:02 ID:cK1apyLe
以外と意外の違いを知らない人は多いんだよな
以外とね
ただの変換ミスだろ……
>>463 ホワイトデーネタは、『驚愕』の回想シーンに出るか、さらに続巻の短編集に出るんじゃない?
>>485 二次創作スレでその発言は何か違和感あるんだけど
体育祭とかと一緒で普通にスルーされそうな気がする。
体育祭はちらっと記述があったような希ガス
部活動対抗リレーで長門が本気出して云々とか
生憎どの巻の記述だったかは忘れちまったが
マラソン大会はハルヒが1位で長門が2位
百人一首大会は長門が一位でハルヒが2位
ってのもあったな。これは時期的には憤慨掲載かな。
体育祭と聞いてマンガ版だと思った俺は負け組
>>490 >>489は「陰謀」の冒頭部分に記載されている小ネタ。そういうのは学校行事的には冬場に行うものと相場が決まっているからだろ。
>>488は「溜息」で合ってる。団長はもとより長門が無茶をやってくれたから、とんでもない事になったみたいな書き方だな。
リレーって大体4人一組だから、野郎共はそれなりの行動をとっただけなんだろうが、まるで語られていないのでそれこそ想像の域を出ない。
>>491がいうとおりツガノ版にも運動会ネタがあるけど、あっちは原作の部活対抗リレーのネタは完全にスルーしてるのがな。こっちだとキョンが奮起してたけど。
>>492 >野郎共はそれなりの行動をとっただけなんだろうが
よく揺れそうな上級生はここでもやはりお荷物か
バンド構想でもタンバリン担当にされるし
変態佐々木mada-?
変態佐々木はさっき食べたばっかりでしょう
いい加減、養老院に放り込もうぜ
三世帯住宅はつらいぜ
>>493 おそらくは、としかいいようがないけどな。4人一組かも不明なので。念のため原作を確認したが、第2走者とアンカーについてしか書いてない。
まあ、どうせ妄想しかできないのなら、SSを作るなりなんなりすればいいんだろうが、自分は一度やって懲りたから、実力者の登場に期待したいところ。
キョンを見た女がエロくなるSSが見つからないんだけどタイトルなんだっけ?
>>499 保管庫その2収録、11-757氏の『涼宮ハルヒの妄想』かなあ。あまり自信ないが。
>>499 長門とか鶴屋さんとやるやつかな?ちょっと前に読んだけど名前忘れた・・・orz
なんかまた読みたくなってきたから教えてエロイ人!
あと500get
特に大した意味は無いんだが、
みんなは短編と長編のボーダーラインをどのくらいで捉えてる?
あと500get
なんというか、済みませんといわせてください。
短編と長編のボーダー、か。保管庫に収録されたときにスクロールさせる回数が二桁超えたら長編、という感じだけど。
後は読みやすさや内容の濃淡で結構印象変わるから、一概に分量だけでは決めにくいと思うな。
1〜5 超短編
6〜10 短編
11〜20 長めの短編
20〜∞ 長編
505 :
501:2008/03/17(月) 00:18:23 ID:HT9eb3Tr
あぁ〜やっちまった・・・。
>>500 俺の探してたのはそれだった。ありがとう。
>>499 保管庫1にある「ハルヒナ草シリーズ」じゃないか?
>>502 一概に長さだけで決めるものでもないけど
1〜2レスで掌編
だいたい15レス以下ぐらいで一度か前後編ぐらいで投下されるのが短編
だいたい50レス以下で2〜5回ぐらいに分けて投下されるのが中編
50レスを超えて複数回に分けて投下されるのが長編
ぐらいじゃないかと。
ここのスレのルールがよくわからないんですが、
少し教えてください。
・谷川ネタじゃないとダメということなんですが、
ハルヒの世界に他のキャラが出るのはありですか?
・エロはなくてもいいですか?
・小説風じゃなくてキャラの会話的な表現でもいいですか?
こんな感じで噴出しの前に人物名表示させて・・・
ハルヒ「ないんだったら作ればいいのよ」
キョン「だから何を?」
ハルヒ「エロ小説よ!」
>>508 >谷川ネタじゃないとダメということなんですが、
>ハルヒの世界に他のキャラが出るのはありですか?
>>1にもあるが、谷川ネタ以外でのクロスネタはご法度。
どうしてもと言うならvipかご自分のblogででも投下して下され。
>・エロはなくてもいいですか?
おk。というか寧ろエロくない話の方が多い筈。
>・小説風じゃなくてキャラの会話的な表現でもいいですか?
>こんな感じで噴出しの前に人物名表示させて・・・
>ハルヒ「ないんだったら作ればいいのよ」
>キョン「だから何を?」
>ハルヒ「エロ小説よ!」
台本形式は人によって好き嫌いがあるので、正直オススメは出来ないかと。
どうしてもと(ry
>>509 ありがとうございます。
わかりやすい説明ありがとうございました。
頑張ってネタ作れるように努力してきます。
らきすたとのクロスオーバーは既にあるぞ
>>511 そりゃvipやがな…
ここじゃ谷川作品だけが法律だ。
>>1にもそう書いてある。
クロスオーバースレがある、って意味じゃね?
つまり他の先生の作品(確か二次創作スレが無い)の世界にSOS団の面子を行かせるというのは御法度か
SSの90%は公開された場所を問わずに糞だが、
そのうちのクロスオーバー作品は99%が糞だ。
なー、ちょっと訊きたいんだけど
ハルヒSSを三人称で書くのってアリ?
ありだから投下してくれ
>>516 アニメをそのまま小説体に起こせばそれは三人称SS。よってアリ。
しかし実際は難しいぞ。
まず、キョンや妹や鶴屋さんや朝比奈さん(大)を何て呼ぶ?
ここは自称ベテランが手本を示すときだ。
逆転の発想をしてみた。
キョンたちをどう表現するか。
→キョンも妹も鶴屋さんも朝比奈さん(大)も出なければ問題なし。
→SOS団3人娘だけの話ならいいじゃん。
→例えばバレンタインのチョコ作りとか?
と、ここまで考えた時に何故か「パン工場」が頭をよぎる。
→アレには勝てんと廃案。
真面目に読んでたのに最後でそれは反則www
保管庫の涼宮ハルヒの唇or口腔って作品が口へのこだわりが
凄すぎてとてもいいんだけど同じ作家か同じ作風の作品は他にありますか?
今まで見たSSか商業小説の中でも一番かもしれない。
保管庫読め以上
>>523 あまりに圧倒的な文章量なので検討をつけるのすら難しくて
>>524 1章読んだだけで色々伝わりました。とてもよいものです。ありがとうございます。
>今まで見たSSか商業小説の中でも一番かもしれない
>商業小説の中でも
……いや、ちょっと待て……マジで
中学生はVIPに帰れよ
台本形式も要らないから帰れよ
>>526 いや真面目に18禁限定として二次元ドリームとか美少女文庫とかじゃ
フェラ・イラマ描写がいまいちなので。
上記属性の中ではキャラ補正もあるけど唇・口腔と変態佐々木シリーズの
描写力は高いと思います。
>二次元ドリームとか美少女文庫とかじゃ
「商業小説」の例がラノベかいっ!
530 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 02:30:19 ID:g7KXDZkl
久しぶりに朝比奈さんを見た
ラノベが商業小説で無いなら適切なツッコミ
「ラノベは商業小説である」が「商業小説はラノベではない」
まちがえた
「商業小説はラノベだけではない」
だね
小ネタ投下
おkかもん
北高校。そこにも不良とかヤンキーとか呼ばれる連中がいた。
「5組の朝倉とヤリてーなー。おい何か良い方法ないか?」
「番長。俺のクラスメートのマジメ君(渾名)の筆跡偽造ラブレターで呼び出すというのはどうですか?」
「マジメ君なら、OKするにしても断るにしても朝倉はやって来るなー多分」
「任したぞ」
「来たらみんなでマワそうぜ―」
そして、朝倉涼子は体育館裏に呼び出された。
「きゃあ何するのよ」
「俺達と良い事しようぜ」
「もしかして、これ、レイプって奴?」
「姦らなくて後悔するより姦って後悔する方が良いと言うからな」
「へーそんな言葉あったんだ」
「どうせ一度は経験することだ、怖がること無いだろ」
「でもどうせならかっこよい男の子が良いな。せめてマジメ君とかキョン君くらい」
「思う存分抵抗してみろよな。無駄だろうけど」
「あなた達こそ、止めるなら今だわ」
「それ、無理。だって俺達は朝倉と本気でヤリたいからな。実は俺自身は女とヤルのが初めてだから、じっくり教えて欲しいな」
(全く失礼な連中ね)
「怖かったら叫ぶんだよ。その方が興奮できるしな」
(そういや、ビデオにあったわね)
「好きなだけよがって良いんだぜ」
「そろそろ本気出そうかな」
「こんな状態で強がるとは、ますます好みだ。そろそろ剥いてしまおおぜ」
朝倉を剥こうとした瞬間、不良二人の手が体から離れた。朝倉の手には大きなナイフが
「あれ?」
「私と良い事しましょうよ」
朝倉は左手一本で不良一人を軽々と投げ飛ばす
「どういうことなんだ?」
「殺らなくて後悔するより殺って後悔した方が良いのでしょ?あなた達がさっき言った言葉でしょ?」
さらに不良三人を次々に投げ飛ばす。マネキン人形のように扱われる不良達
「こいつ化け物か?逃げろ」
「そんなに怖いの?でもどうせ、いづれは経験することでしょ。怖がることは無いわよ」
逃げる不良達だが……
「出口が消えたぞ。どういうことだ?」
「思う存分抵抗してみたら?無駄だろうけど」
「勘弁してくれ」
朝倉は不良一人の足を切り取る
「それ、無理。だって私はあなた達に本気で死んで欲しいから。私は有機生命体の死の概念がまだ理解できないから。だから教えて欲しいわね」
「止めてくれ」
一人の脇腹にナイフを突き刺し、グリグリする
「怖かったら叫ぶのよ。その方が興奮できるから」
不良達は既に抵抗する気力も無い
「神様助けて」
「好きなだけよがって良いのよ。じゃ死んで」ニコッ
(終わり)
非常にコメントをしにくい小ネタだな
…オチは?
なぜビックリマークを使わないのかという思いが
なんか見たことある気がする
前スレでそういう話題が一時のぼったな、それじゃないか?
今まで見たSSか商業小説の中でも一番の朝倉かもしれない。
転載?
>528
世界を広げろ、と言っておく。
ことによっては一般向けレーベルにもエロいのがな。
ラノベ以外も読んでみろー。手始めに京極夏彦とかどうだ。れっつ一気読み。
佐々木の100冊
あれだな。
見事に棒読みな感じだ。
臨場感のかけらも感じない。
体育館裏に、一人の少女。そのまわりには、血にまみれ、ぴくりとも動かない三人の男。
少女の右手には一本のナイフ。左手には一本の足。
「変ねぇ」
その少女の口から紡がれるのは、酷く透き通った声。
「さんざん叫んでたけど、別に興奮なんかしなかったわよ?」
彼女は、もう二度と動かない物たちに語りかける。
「やっぱり有機生命体はよく分からないわね。もっと調査しなきゃ」
両手に持った二つの物体を器用にジャグリングしつつ、軽やかな声を辺りに響かせる彼女。
「手始めに彼女の鍵である彼に、これと同じことしてみようかな?現状維持はもう十分だし」
ぱし、ぱし、と落下物をキャッチする。
「うん、明日にでも実行しようかな。そのためにはまず………」
彼女は手に持った物を地面に落とし、歩き去った。
落とされた二つは、鈍い音と軽い音を響かせ、砂になり、消え去った。
もう二度と、動かない物たちと共に………
勝手にリレーしてオチを付けてみた
反省はしていない
こういう馬鹿が反省を覚えないとどうにもならんね
これはフォローのしようが無いんだぜ
>>536,
>>547 乙。
王道なドS朝倉さんだけど、なんと言うか、子供が蟻んこを潰して遊ぶみたいな、
無邪気にやっちゃえ的な可愛さ?が出せると、より恐さが倍増して面白いんじゃないかと。
俺には書けないがなw
「きゃあ助けて」が個人的にツボったwww
携帯小説でももっとましな物あるぜ?
京子と涼子って似てね?
558 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 06:04:21 ID:qQ4rEjjM
久しぶりに来てみたら、なかなかハイクオリティなSSがあったので嬉しかった。
3人乗りーズ以来、久々に笑わせてもらったよ。
なあ、
>>547が割とまともに見えてしまう愚鈍な俺に
誰か産業で解説してくれないか?
お前の一方的な願望と思い込みで住人の気質を決めつけないで欲しいのだが
>>544 京極はうぶめと檻しか読んでないよ。
文章でのフェラ・イラマ描写に関しては世界をどう広げても
フランス書院とかの小説ぐらいしかないと思うのだけれど。
いつの間にか、なのはに抜かれているな
らきすたに抜かれる前に新刊がでることを望む
三人のりーずの人サイト持ってたんだね
外部サイトで面白いとこってどこらへん?
週刊ヒロインズの人のとこぐらいしかしらないや
そんなことよりここには九曜のエロが足りないと思うんだ。
何故だ? Why?
九曜?誰それ?
>>569 本文の描写と挿絵に矛盾がある「分裂」新キャラその2か。どう見ても髪の毛が波打ってないんだよな。
……ボケだったら無視して構わんぞ。
なんだこの馬鹿は? Why?
初エロものの上に生ぬるい。
嫌な人はスルー推奨です。
春眠暁を覚えずとは本当によく言ったものだ。
暖かい春の陽気に誘われるように再び眠りにつく。
そんな日々を送る予定だ
ったはずなのに。「キョン喉乾いたわ。お茶煎れてちょうだい」
……なんでこんなことになっているんだろうか。
『突撃!ジョン=スミス』
3月末。今は俗に言う春休みってやつだ。いや、この期間も散々ハルヒに振り回されることくらい分かってたさ。
けどな、昨日は郊外不思議探索とやらで朝から晩まで遊んだじゃないか。
もちろん俺は専ら使いっ走りで、順番待ちとかやらされてたわけだ。分かるだろ?男二人で観覧車に並ぶ辛さ。一生思い出したくない。
だから今日は一日中寝ることに徹すると決めていたというのに。
「何寝てんのよ!あんたまだ一つも宿題終ってないんでしょ?見てあげるから着替えて待ってなさい!」
とヒステリックなモーニングコールで叩き起こされ、部屋に押し入られ、今に至る。
いや、正直宿題を見てくれるのはありがたいんだが本当に疲れているんだ。
最近結構遊んでただろ?例えば朝比奈さんの合格記念パーティーや、朝比奈さんの卒業記念パーティーや、朝比奈さんのSOS残留決定記念パーティーでな。
しかもまだ朝比奈さんご入学記念パーティーもあるそうじゃないか。
「あんた、そんなこと言ってずっとサボってたんでしょ。分かってんの?春休みはあと3日しか無いのよ?あたしならこんな宿題半日もあれば終わるけど……」
ハルヒの顔がふっと曇る。
「…これ休み明けのテストに出るのよ?もうあたしたち3年生なのよ?こんな成績じゃ同じ大学……いやどの大学にも入れないわ」
お前と同じところに行くつもりも無いけどな。この前のこいつの模試の結果は人間では無いと思ったものだ。
でもどの大学にもっていうのは困る。頼む、教えてくれ。
「分かればいいのよ。ねえ、キョン喉乾いたわ。お茶煎れてちょうだい」
はい。ハルヒ大先生様仰せのままに。
と言っても俺は朝比奈さんのように上手に茶を煎れる事もできないので、適当に冷蔵庫にあった麦茶を注ぐ。ついでにたまたま二つあったプリンも持っていこう。
確か好きだったよな、これ。
「おーい。持ってきたぞ」
プリンも食べるか?と聞こうとして口を閉じる。
ハルヒはテーブルに突っ伏して寝ていた。
いや、本当に喋らない分には申し分無いね。長い睫毛が白い頬にかかっている。
俺はサラリと顔にかかっている髪を耳に掛けてしばらく見つめていた。ハルヒはまだ起きる様子が無い。
……こいつだって疲れてたんだよな。なのに俺のために体にムチ打って来てくれている。
それを知っているから一概に迷惑だとは言えないし、正直助かっている。(ただもう少しスケジュールを常人並にはして欲しい)。
もう少し、もう少しだけ見ていたかったがここで起こさんと後々に殴られるのは嫌と言うほど分かっている。
「ハルヒー?ハルヒさ―ん」
呼び掛けても返事の代わりにスウスウと規則正しい寝息が聞こえるのみだ。やれやれ。
その時俺の頭のなかに一つある考えが浮かんでしまった。
ああ、ここでこんな悪戯心が起こってしまったことを咎めないでくれよ。ただ少し普段の仕返しがしてやりたいだけなんだ。
と誰に言うでもなく自分自身に言い訳をしてソロリとハルヒの背後に回る。
幸い家族は俺を残して鼠の国まで旅行中さ。家には俺とハルヒしかいない。
それを自身の中で確認し、腹部の方に手を伸ばして……
「ぁっはっはははははっ」
……そこ、やらしい事考えたやつ残念!廊下に立ってろ。
俺はハルヒの脇の下をコチョコチョとくすぐる。いつか長門がハルヒにこれをやっているのを見て知った。ハルヒはこれに相当弱い。
「ちょっあははははは」
「いつも散々俺をこき使ってる仕返しだ。大人しくくすぐられてろ」
ハルヒは笑いながら目を三角にしてこっちを睨んだ。言いたいこと分かるかな?つまりハルヒは起こっているが、俺にくすぐられてて笑わざるを得ないってやつだ。
鼻フックは覚悟しておこう。
「ちょ、キョン!いっいいかげんにしなさっあははははっ」
いい加減調子に乗り過ぎたかな、と手を離した時、
「…ぁっ」
ビクリとハルヒの身体が震えた。
俺も震えた。驚いて手を止める。
小さな、でも確かに聞いてしまった。紛れもない所謂喘ぎ声ってやつを。
沈黙。ハルヒの顔がみるみるうちに真っ赤に染まっていく。俺はというと顔と下半身に全身の血液が流れ込んでいくのを感じた。
もう一人の俺が冬眠から目覚めた熊のようにムクムクと起き出したのは気のせいではないはずだ。
こら、春眠暁を覚えずって言うだろ?お前はもう少しゆっくり寝てろ。
ほらハルヒも変な目で見てるじゃないか。
ってええ!?
「ちょ、お前!何見てんだよ!」
「へっ?あ、いやあ人類の神秘を」
何冷静にまじまじと見つめてんだ。うをっやめろ…つつくのだけは勘弁…
そんな俺とは裏腹にジーンズのジッパーを外そうとするハルヒ。
「いい加減にしろ!」
「嫌よ、面白いじゃない。」
何が面白いだ。俺は全く面白くない。まだ異性に見られたことが無い俺のジョンをお前にやすやすと見せるなんことは却下だ却下。
くるっとハルヒに背中を向ける。こうすればハルヒもどうしようも無いだろう。俺のジョンの貞操は守られたのだ…と思われたのだが。
…この女自分の身体を押し付けてきてやがる。背中に感じる二つの膨らみにまた反応し始めた俺。ああ、男とは何と悲しきものかな。
「それ、いつもどうやって処置してるの?谷口に借りたDVDとか?」
「なんでお前がそれを知ってる。」
「本棚の後ろに洋物のエロ本が入ってることくらい知ってるわよ」
…じゃあコイツは俺が巨乳好きなのも知ってるんだろうな。悪かったな。貧乳好きよりはマニアックではないと思うのだが。
「まさか、有希やみくるちゃんを想像して?」
なんでそこで長門が出てくる。朝比奈さんなんぞ畏れ多くてそんな汚らわしいことできるか。
「…じゃああたし」
…ノーコメント
「したんだ」
さあな。忘れちまったな。
「さっき、ゴミ箱の中の大量のティッシュを見ちゃったんだけど」
「お前は!」
ハルヒと勢いよく目が合う。まずい。その目は非常に爛々と輝いていた。
「してあげよっか」
冗談だろ?
俺がポカンとあっけにとられている間にもハルヒはジーンズのジッパーを開けて、勢い良く飛び出したジョンをしげしげと眺めていた。
ああ…すまん。お前を守りきれなかったよ…今にも泣きそうだ。
ハルヒはというとソレそのものを見るのは初めてのようで、顔を赤らめて少し恥ずかしそうにニヤニヤしていた。
「とりあえず、掴んでみればいいのかしら」
ギュっと掴まれるもう一人の俺は初めて女の子に触られるということもあり、ウキウキしていたようだった。
もうすでに限界が近い気がする。
ゆっくりと這うハルヒの指に呼応して大きくなっていく。何だ、これ。異常に気持ちいいぞ。
ハルヒの白く細い指が根元から先まで覆うように上下する。
さすがのハルヒでもこれには少し抵抗というか慣れていないのでその指の動きは覚束ない。
だが、その覚束なさが余計に俺を奮い立たせた。
「ん、いい?」
上目遣いで聞いてくるな。その顔はヤバイ。
ハアッと荒い息が漏れる。なんだ、息苦しい。変な声が漏れないようにするのが辛い。
俺の愚息はというと、もういつでも発射準備OKな状態で待機中だ。
「出してもいいのに」
「嫌だ」
「掛けてもいいのに」
そりゃ、初めての俺にはハードルが高すぎる。もっとノーマルなものにしてくれ。とか俺は何言ってるんだろうね?
「ん、じゃ」
俺の目の前に衝撃的な画面が映った。これはDVDでも写真集でも何でもない。生だ、ライブだ。
俺の物を涙目になりながら咥えるハルヒ。それでも一生懸命に奉仕しようとくちゅくちゅと音を立ててしゃぶっている。
裏筋の方にツツと舌を這わせたかと思えば亀頭に舌を立ててちろちろと攻撃する。
ヤバイ。本格的に力が入らなくなってきた。
「すまん。ハルヒ」
それだけ言うと、俺はハルヒの顔にありったけの精子を掛けた。
「結局掛けたじゃない」
だから、すまん。つーか、その姿を見ているのはなんとも言い難い。
やわらかそうなピンクのワンピースにぐっちょりと染み込んでいる俺の精液。ハルヒは顔に残っていた俺のソレを舐めた。
「まあいいけど」
何故かハルヒは上機嫌だった。わけが分からん。
「ベタベタして気持ちが悪いからお風呂、借りるわね」
是非そうしてくれ。その姿も悪かないがなんと言うかものすごく自己嫌悪に陥るというか…
「あ、あとあんただけ気持ちよくはさせないからね」
「は?」
何言ってんだこいつ。
「あたしがお風呂上がったら第2ラウンド開始!あたしをとことん良くさせなさい!」
とウィンクして行ってしまった。
くそっ。今日のジョンはやたらと元気だな。もう起きてきやがる。
…そういえば宿題全く進んで無いな。
まあ、家族もいないことだし明日にでもまたハルヒが教えてくれるだろ。
fin
>悪戯心が起こってしまった
そういえば寝てるハルヒの顔にイタズラ書きをするイベントはまだ未消化だったなあ
妙にダルっぽい語り口が良い感じ。
GJだ。
しかしハルヒの喘ぎがもう少し欲しかったところだッ
>>578 よし!
俺は第2ラウンドをwktkしながらまつぜ!
これはイイ馬鹿エロw あと余計なお世話だが、1レスに倍入る。
>>2参考。
強気で高圧的なハルヒに突然言われると萎えることもありそうだけど、ちゃんと出せて良かった
これくらい大人しいハルヒなら勃ちっぱなしだな
さすがにフロ一緒には入らんのか…
最近、モノローグを少し入れてタイトルを表示されるのが多い気がするんだけど
流行ってんのかな?
何にせよ
>>578 乙
>初エロものの上に生ぬるい。
>嫌な人はスルー推奨です。
こんな前説でどう判断しろってんだよ
結局嫌かどうか読まなくちゃ分からんねえじゃん
なにがスルー推奨だ、アホか
その前説スルーして本文入ればいいじゃないか
……その発想は無かったわ
わろたw
でも確かに初心者だから、と逃げ口作って投下する奴は嫌われるよな。
俺は基本的に、そう言う前置きしてあるやつは大抵期待外れだから読まない。
住民の反応が好ければ戻って読む、って感じだな。
あんまり自分を卑下すんなってことかな。
じゃあ次から気を付けるわ。
指摘サンクス。
このSSはスロースターターだな
ただタイトルがそそられるので結局最後まで読んでしまった
>>591 IDがww
89Pってどうなるんだwww
>住民の反応が好ければ戻って読む、って感じだな。
なるほど、こういう人もいるから
見え見えの自演GJにも意味があるのか
新参とかも釣られそうだしな
>>593 『委員長便女の性活』を越える凄まじい状況にwww
比較的新参の人に聞きたいんだけど、昔のSSって片っ端から読んでる?
一部外部サイトになってる人のところは面白いし全部読んでるんだが
ログが多すぎて保管庫全部おっていくのはきついわ
春休みで時間はあるんだが・・・
纏めサイトの存在位は気が付こうよ
>>596 最初の方を少し読んで決めてる
好きなキャラが出てるのは大概読むし、嫌いなシチュはとばす
基本こんな感じ
>>597 まとめサイトって保管庫じゃないの?
>>598 サンクス。そんな感じになるよね
型月とかEVAのSSと比べてハルヒの書き手さんたちは
2chを主戦場にしてる人の割合が多い希ガス
一応ジャンル(キャラ)別にまとめたガイドwikiがある。
>型月とかEVAのSSと比べてハルヒの書き手さんたちは
>2chを主戦場にしてる人の割合が多い希ガス
年齢層が全然違うからなあ
下手したら二桁くらい違うかもだぞ
>>573 根本的なことだが、春休みには宿題も休み明けのテストもないよ
>>602 うちの高校は春休みでも宿題も休み明けのテストもあったよ?
北高はどうか知らんが
「久しぶりだな。涼宮」
いつもの男が部室のドアの前に立っていた。
「ちょ、ちょっとキョン?なに変なこと言ってんの?」
ハルヒは眉毛を左右不釣り合いにして
差別的な目で「そいつ」を見た。
「キョン?誰だよそれ」
俺は、ジョン・スミスだ」
ハルヒはキュンという効果音がふさわしいような反応をした。
ジョンは部室の片隅の笹の葉に気づくと
そっちに歩きだした。
「そうか。今日は七夕か。お前の願いごとは何かな・・・?」
途端にハルヒがそれを阻止しようとした。
「だ、だめ!見ないで!」
「そんなにみられちゃまずいものか?」
顔を僅かに紅潮させたハルヒは俯いたまま黙っていた。
「まあ、いいか。それにしても
そのキョンってやつが気になるな。お前のオトモダチなのか?」
「関係ないでしょ。あんたには。それにしても・・・」
ジョンはハルヒに近づく。
「こういう関係なのか?」
そう言ってハルヒの太股に手を置く。
ハルヒは息を呑んでからその手を払い除けた。
「俺は知ってるんだぜ・・・去年の七夕に何が書いてあったかを・・・」
ハルヒはジョンから目を離し、床に視線を落す。
「そこには俺の名前が書いてあったんだぜ?
その夢をお前は今叶えてるってことだ。嬉しいだろ?」
「べ、別に・・・そんな好きとかそういうわけじゃなくて・・・」
ハルヒは声を潜めて自分に言い聞かせるように話す。
「じゃあ好きなんだな。好きってことはこういうことされても
構わないってことだろ?」
ジョンはハルヒの両手を掴んで壁に押し付けると
そのままハルヒの胸に自分の顔をうずめた。
そのときだった。朝比奈さんがガチャリと笑顔で部室に入ってきたのである。
朝比奈さんはいつもの席に向かおうとしたところで
いつもと違う様子に気づいたようだ。
「す・・・すみませんで・・・したっ・・・」
言いながら背中を向けて風のように去ってしまった。
「あ、あんたなんで鍵すらかけてないのよ!」
「エロ涼宮。」
「いいから閉めなさい!面倒なことにはしたくないの!」
「もう見られちまったけどな。まあ、確かに野郎が入ってきたら
もっと面倒なことになりそうだ。」
ジョンは部室の鍵を完全にロックした。
そしてまたハルヒの前に立つ。
「そんなに俺と遊びたいかよ?」
「ほんっとあんたってイヤらしい性格してるわね」
「初対面の男にいきなりライン引きを手伝わせた
お前ほどじゃないけどな。」
「ほんっと男って嫌ね。結局体が目的なんでしょ?」
「その言い方だと過去に何人か許したように聞こえるぜ??
俺は涼宮の性格も好きだけどな。」
「な、何言って・・」
「勘違いするなよ。こういう生意気な女のほうが
いじめがいがあるからな。」
再びジョンはハルヒの体を触りはじめる。
ハルヒは敏感なところを触られるたびに必死に
我慢しているようだった。
「制服の上からでもわかるくらい乳首立たせちゃって。
これじゃあ下はどうなっていることやら・・・」
ジョンはハルヒのスカートをめくり上げて
片方の腕を侵入させた。
「やめなさいっ・・・」
ハルヒがジョンの手を掴んで阻止する。
「そろそろ言ってることと体の反応が分かれてきてんじゃねーの?
ま、ここを触れば分かることなんだけどな。」
ハルヒは眼だけはまだなんとか平常を保ち、しかし顔を真っ赤にして
なされるがままにスカートの中をいじられる。
ジョンの手は下から舐めるようにハルヒのパンティに浮き出たスジを攻める。
ときおりハルヒがうっとかくっとかいう声を出す。
それを聞いて機嫌の良くなったジョンはいよいよ
パンティの中に手を忍ばせる。
感覚だけで性器を理解しているような慣れた手つきで敏感な部分を攻める。
「スルスル手が入るぜ・・・本当に涼宮はエロいな・・・」
ハルヒは俯いて眼を閉じて必死に堪えているようだったが、
そろそろ表情にもそれが表れてきた。声もどんどん頻繁に出てきてしまう。
「我慢するこたぁねーのによ。もうおかしくなっちまえよ。
どうせ今日限りなんだしよ。」
「どういうこと・・・?」
ハルヒの問いかけにジョンは一瞬手の動きを止める。
「今日は七夕だろ・・・?俺がこっちの世界にこられるのは
一年でこの日だけなんだ。俺はお前が探していた異世界人みたいなもん
だからな。」
「だったらあんたこそ一度だけだからってヤリ逃げみたいに
するんじゃなくてもっと優しくしなさいよね・・・」
「これでも全然優しくしてやってるつもりなんだがな。
本当は両腕縛って後ろから思いっきりぶち込みたいくらいなのによ。
それとも・・・そっちのほうがいいか?」
?
規制か何かに引っかかったのか?
改行がうぜえ。よほど長い行じゃない限り改行はよせ。
>>603 はっきり言っちゃうけど、お前の高校かなり異常な
>>607 最近 自分の親しんだ形式以外拒絶してしまう狭量ゆとりが増えたなぁ
>>603 私立のものすごい進学校かなんかか?少なくとも公立じゃ考えられないな
クラス替えがあるから、担当教諭なんかも変わるし、
そうすると宿題の提出先なんて何処なのかわからんし
偏差値55〜60程度の公立だったが宿題あったよ
提出は自由、出せばプラスになるけど出さなくても問題ないっていう形だったけど
あとテストもありました
>>602 進学校の私立は普通あるぞ。うちの地方だけかもしれないが
北校は公立だから分からんが
校長が下手に進学を意識してるせいで行事の感慨がぶち壊しになったりしてるようだから
春休みも宿題くらいは出るんじゃなかろうか
一行ごとにブランク行入りとか
見たこともないんだろうな……
ブランク行とは違うだろ。……理解してないみたいだな。
いやいや
どれだけ狭い形式しか許容してないかという例だが
そんなことも言わなきゃ分からないゆとりか?
まっ、これがもし上出来な作品なら、読みにくさなどさして問題にされないのだろうけどね。
それはあるかもな。
いやいや。まだ完結してないみたいだし、結論を出すのは早計だよ。
完結していなければだけれども
朝比奈さんに窘めれてしまった……ごめん、大人げなかったよ。すまん。しばらくROMるわ。
相変わらず厳しめな感想が多い事で。形式については作者の趣味が出るんだし、いちいち目くじらを立てなくてもいいと思うけどな。
お世辞にも読みやすいとはいえないけれど、投下経験がないんであればトライアンドエラーで覚えるしかないからしようがないしね。
長期休暇中の課題ってのは、どちらかというと中位クラスの学校に顕著なのではないかな。上位だと学校で下手にやらせるより個々人が勝手にした方が合理的だったりするし。
北高は本編描写から見て普通科の偏差値が55〜60程度って感じだから、進学重視型なら課題量が多いのは自然だと思う。公立の場合、一通りの教科をやるのが一般的らしいし。
俺の学校でも春休みに宿題があったし、休み開けにはテストがあったぞ
>>442 俺も最近キョン子の存在を知ったけど、画像を見たらツッコム気も失せた
キョン妹も成長したら、あんな風になるんだろうか
ブラコンの気質が多少あるからポニーにはしてそうだけど
俺の行ってた高校は、私立で宿題あったし、その上普通科以外は講習に強制参加なんだぜ
久しぶりにNの消失を見た。
驚愕が出ないのはまさか……
流の消失?
「僕のアイデアメモに蓄積された伏線・フラグの集合が、内包する矛盾点のトリガーとなって
執筆停滞を引き起こした。それは不可避の現象であると予想される。僕は必ず、何年後にも
驚愕を完成しないだろう」
そして淡々と、
「対処方法はない。なぜならその停滞の原因が何なのか、僕には不明」
このやつか?
ごめんね!のポップが一年過ぎてまた使えるようになっちまったな
春休み課題はその学校によるみたいだな。
うちの高校も普通にあったからそんなつもりで書いてたわ。ちなみに公立な。
まあ読む際は適当に流して欲しい…って言うと怒られる?
ところでお前らぶしつけで悪いが
今流行の性転換ネタは知ってる?
悪い事は言わん
VIP行こうぜ?
あれは絵だからみんな笑って許してくれるし、嫌悪感を示す人間をからかう道具として荒らしにも使えるが
文章だとキモくなるだけだからみんなマジギレしちゃうだろうし
荒らしに文章書くスキルなんかありゃしないしで、
まあ、文章系では流行らないだろう
版権OKなTSスレがあるんだからそっち行けばいいじゃん
TSスレなら誰も文句言わないよ
パー速でやってるよ
あそこはSSものせてるし興味あるなら覗いてみるといい
633 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:30:28 ID:pvOTz/dj
凄い勢いで寂れてるけどな…
イラスト系はまったく見てないから流行ってるといわれてもピンと来ないんだよなー。
>>634 イラスト見ても損はないよ
面白いで済ませられるレベルだから
すまねーな荒らすつもりはなかったんだが・・・
文章系では需要なさそうだし性転換ネタは絵だけにしとくわ
俺からもぶしつけに質問。
ここのSS作品で印象に残ってるセリフとかシーンってある?
二次創作で心に残るっつったらかなりのモノなんかなとふと思って。
ハイテンションユッキーに校内放送の人のネタとか、タイムリープとか鬼緑さんとか
ん?誰か来たみたいだから見てくる
>>637 王道だが少年オンザグラウンドゼロの立って戦え〜のくだりだな。
キョンと古泉の熱い友情ものが大好きな俺には最高だったw
しかし、残念ながらオンザは設定が原作と矛盾するという致命的な欠点が。
読んでて気づかなかった
矛盾てどこ?
642 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:56:43 ID:LEbde+W2
635 名無しさん@ピンキー [sage] 2008/03/21(金) 17:57:45 ljCylUzr
>>634 イラスト見ても損はないよ
少年オンザグラウンドゼロって保管庫のどのあたりにある?
オンザ読み直してみたが矛盾点が分からなかった
どこらへんにあったっけ
>>640?
そもそもオンザが書かれたのって分裂の前だしな。
少しの矛盾ぐらい出てくるだろう。
てか分裂以前に書かれた中学時代の変な女関係のssは全て矛盾してるしなw
矛盾というか、完全なIFになっちゃうからなw
致命的とまでは行かなくても、キョンが閉鎖空間に入る下りはちと無理があるな。
古泉の意志で招き入れることはできるが、あの状況だとどうみても拒絶しているわけで、
さらに言えば、手を握っただけじゃ閉鎖空間の壁を超えられないだろ。
あと個人的には機関に入った後の古泉なんだろうけど、機関の影も見えないのは少々不満。
古泉の言っていることを真に受けるとかなりでかい組織になるしな。
上で上がってたお勧め全部読んだら一日つぶれたぜ
ある種の罠ほんと長いな
原作の喜緑さんはそこまで腹黒くないのに、なぜかSSだと腹黒い設定のはなぜだ?
キャラソンのせい?
>>652 人間如きとか言ってるしなw
でも腹黒でも悪人ではないと思う。
でも喜緑さんて影薄いんだよな
アニメだとほとんど出てないし、小説でもこれといった活躍はなし
朝倉の方がよっぽど記憶に残ってるな
分裂以前のSSでは昔の女はハルヒの小型みたいなのが多いな。
昔の女がハルヒと共通点多くないとキョンがハルヒに惹かれる理由が無いからなー
それはない。
タイムリープって保管庫の何処にある?
見つからない……
ちなみに俺が作品群の中で印象に残ったくだりは、【ユニーク】。
>>655 そうか?
キョンは本当は不思議な(面白い)ことを求めていたのに、現実の前で徐々に抑圧していったって前提があるから
ハルヒがそれを率直に表に出して行動しているのを見て、そこに惹かれたというのは別におかしくもないと思うが
マジレス失礼
>>605 もしかして、それで終わりじゃないだろうな?
>>657 ループタイムか?
高畑の「タイムリープ」をハルヒに改変したやつなら時のパズルだが。
>>657 保管庫じゃなくてエロパロ板ガイドから探したほうが楽じゃないか?
663 :
657:2008/03/22(土) 20:08:43 ID:z5mSmPP/
一応タイムリープってタイトルの作品が無かったことが分かってホッとした(ちなみにループタイムは既に読んでる)。
皆の優しさに感謝。
蒸し返して悪いんだが
春休みの課題と休業明けテストってあるもんじゃないのか?
俺は公立の理系の出だが部活やりつつ午後から毎日5〜6時間やって
ようやく終わる量だったぞ。20日程度の休みでな。
提出先は全て新しい教科担任だ。
すまんスルーしてくれ
>>649 普通の人間だと無理だろうけど、キョンの場合は入れても不思議でない感じがするなあ
超能力者がどんなに拒絶しようが、
最終的には空間を作ってる本人のハルヒが、受け入れるかどうかだろうし
面白ければ細かい設定は気にしない俺は異端なのかな
型月のSS界なんか結構細かいところまで原作にあわせる風潮があったけど
EVAあたりは適当だったからなあw
俺もだけど、今スレはそういう流れのようだ。たまにはいい。
蒸し返して悪いんだが
春休みの課題と休業明けテストってあるもんじゃないのか?
俺は公立の理系の出だが部活やりつつ午後から毎日5〜6時間やって
ようやく終わる量だったぞ。20日程度の休みでな。
提出先は全て新しい教科担任だ。
すまんスルーしてくれ
蒸し焼きにして悪いんだけれど
捕らえて殺して硝酸で溶かして外洋に捨てるってありじゃないの?
私はこちら側じゃない世界の出だけど妹が拷問受けつつ小学時代から毎晩やって
まだ身ごもらりませんよ。三年間くらいかしら。
翻訳したら悪魔召還の手順書でした。
すみません。絶望してください。うふ、うふ?
カミナ自重しろw唐突な改変ネタに吹いたわwww
「あんたさ、告白ってしたことある?」
ハルヒの突然の質問。頭が追いつかない。告白だって?
「そ。どうやってするのかなって思ったの」
「なんだ、誰かに告白でもするのか」
「は?何言ってんの?」
「告白するから告白の仕方を聞いたんじゃないのか?」
「違うわよ。ちょっと聞かれたの。告白したことってありますかって」
ハルヒにそんなこと聞く奴…ハカセ君だろうか。ハルヒが家庭教師って言ってたし。
「それでお前はどう答えたんだ」
「されたことはあるけどしたことはないって答えたわ」
そういえば谷口から中学のときはすごかったと言う話を聞いたな。
「だから告白するとしたらなんて言おうか考えてたの」
「…疑問なんだが、好きな、というか告白しようと思っている奴はいるのか」
「そんなのいないわよ」
「バカじゃないのかお前」
「なんですって!」
「そういうのは相手が出来たときに考えればいいんだよ、そもそも相手に合わせるもんだし」
「違うわよ、告白っていうのは自分の気持ちを伝えるものでしょ。だからさ…」
ハルヒは俺をまっすぐに見つめ
「好き」
と言った。はっきりと、その瞳には俺だけが映っていた。
「こんな感じでしょ。…ちょっとキョンどうしたの?」
いまのは、ただのふりだ、告白するならこうするというふり。
だというのに、動悸が激しい。なにうろたえてるんだ、俺。相手はハルヒで、しかも真似事をしただけじゃないか。
「あからさまに目を逸らさなくてもいいでしょ。そんなにヘンだったかしら?」
ハルヒが気付いていないのが救いだ。本当なら今すぐここから逃げ出したい。でも一つ言っておかなきゃならん。
「ハルヒ、さっきのはあんまりやらないほうがいい」
「さっきのって?」
「告白まがいのことだ」
「別にいいでしょ。ちょっとした練習よ、練習」
「万が一、そう万が一に勘違いしちまうバカがいるかもしれないからやめとけ」
「そんなのいるかしら」
いるかもしれないだろ。どっかに。
「言葉には力があるって言うからな。例えば…」
ハルヒの肩に手を置き、まっすぐにハルヒの目を見つめて言う。
「好きだ、ハルヒ」
ハルヒは顔を赤くして「あ、わ、うあ」とわたわたしている。
「バ、バカキョン!エロキョン!」
意味不明な上に関係のない罵倒。またとりえあず怒ってやがるな。
「わかったか?なんか少し勘違いしてしまいそうになっただろ?」
「うう、わかったわよ。もう言わない。もう、キョンはホントバカなんだから、バカみたいバカみたい」
もはや俺を罵倒しているのか、自己嫌悪にさいなまれているかの区別がつかない
「………キョンも」
ハルヒが俺を見上げながら問いかけてきた。
「キョンも「勘違い」したの?」
勘違いしたほうがいいのか、悪いのか。勘違いしないほうがいいのか、悪いのか。
「…さあな」
そんなの答えられるわけないだろう。なにせ俺にもわからないんだから。
もうハルヒなんだか、釘宮なんだか、俺には分からんのですよ…
>>671 GJ
ベタベタハルヒのマンガのノリ思い出した
ところで鶴屋さんとスモークチーズの関係って元ネタどこだろう
原作探したけどみあたらない
ちゅるやさんでググれ
行ってきた
多少癒された
レギュラーキャラがみんなラーメンマンみたいだった
94 :ハルキョン SS 告白 :2007/03/06(火) 00:16:06 ID:bC82iqXu
「あんたさ、告白ってしたことある?」
ハルヒの突然の質問。頭が追いつかない。告白だって?
「そ。どうやってするのかなって思ったの」
落ち着け俺。整理しよう。ハルヒは告白の方法を知りたがっている。つまり誰かに告白するということか。
――中略――
勘違いしたほうがいいのか、悪いのか。勘違いしないほうがいいのか、悪いのか。
「…さあな」
そんなの答えられるわけないだろう。なにせ俺にもわからないんだから。
95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/06(火) 00:21:20 ID:tW4q5HzB
あまあぁぁ〜い(*´д`*)ハァハァ
96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/06(火) 00:28:41 ID:tAEmvOVh
>いるんだよ。どっかに。
お前ってやつはw タマランGJ!
>>673 うわ、ゆとり臭せえこいつ
皮肉を全然理解できてねえ
>>678 俺のレスに反応するなんて真性の方ですか?そうですかwww
喧嘩まがいなら余所でやってくれ
迷惑だ
681 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 12:29:32 ID:0WznmxfI
レベルも低いってレベルじゃないですから本格的なスレに投下するのは憚られるのですが・・・
今更だが、保管庫にあるSSにカップリング表示やプレイ内容が書かれてないから自分の読みたいものを探す時、少し不便だな。
書いた人がタイトルというか名前欄にでもカップリングとプレイ内容表記するとか・・・保管庫が不便なのは確かかもしれないけど
あ〜わかる
ガイドwikiの長門セクションで長門×朝倉を探してて、
さっぱり見付からないと思ったら朝倉の所にあった時とか
保管庫は善意で保管してくれてるから、不満を言うのは筋違いじゃね。
そのためにガイドが発足したわけだし、文句言うやつは編集に参加してるんだろか?
かくいう俺は利用したことないので参加してませんすみません
>>681 投下は誰にもとめられません。が、聴かれたら答えるよ。
もしイオリってコテなら、まず間違いなくフルボッコにけなされる!
作者本人なら転載(というか再投下?)でもことわり入れて投下すれば感想もらえるだろうけど
オリキャラは基本的に忌避されるし、そいつがメインの話だとなおさら。
しかも自己投影の主人公だとイタ過ぎ。書いたやつ死ねばいいのに
って言われそうだよ?
でもちょっとだけ、非難の嵐にさらされる
>>682の姿が見たいキモするから、
完結してるか、区切りのいいところまで出来上がってたら投下してみるといいよ
よく人間は、やらなくて後悔するよりも、やって死ぬほど後悔したほうがいいって言うじゃない!
ファイトだよ!
687 :
681:2008/03/23(日) 14:50:32 ID:0WznmxfI
>>686 ありがとうございます。
イオリっていうのは鳥割(引退)したラウンジ板のコテハンさんの名前ですが、作中ではイオリはコテさんをモチーフにしたオリキャラです。
当初はキョンくんか古泉くん、谷口あたりを鬼畜キャラにしようと思ったのですがイメージ出来ず。
名無しの用務員のおじさんにしようとしたのですがそれも上手くいかなかったのでコテハンさんの名前と性格(一人称くらいですが)をモチーフにしてみたものです。
有希ちゃんはヒューマノイドインターフェースではなく、何の力も持たない気弱な文学少女だったら・・・というifで。
叩かれまくって死ぬほど後悔するのは目に見えてますが、ご進言通り区切りいいとこか完結したら投下してみようと思います。
お答えいただきありがとうございました。
オリキャラ×改変原作キャラ?
頼むから断り書きつけてね。絶対読まないから
俺も絶対読まないから
>>687 まじめな話、ここじゃなくてVIPの方が向いてると思うんだけど。
ここは原作に忠実な作風が好まれてるスレだよ。
面白ければいいのだが、オリキャラはSS系では一番引かれるから。
助言どうもです。
スレ汚し失礼致しました。
>>681のスレがあるなら
このスレに投下する必要は全くないし
ラウンジのコテならラウンジでやれよ
マジレスするとここは相当厳しいから辞めておいた方が良いよ
フルボッコにされるから
確かにここでは原作に忠実なSSが多いよな
物は試しってことで
>>681のスレから行って読んでみたけどあれはちょっとひくわ
キャラの性格改変とオリキャラのダブルパンチはない。片方に絞るべきだろ。面白いことが前提だが
これは蛇足だが長門好きなやつらにすさまじい反感を買う内容だった
俺もかなり腹がたったぞあれ
今、ざっと
>>681のスレを読んできたが……
ここのスレのまとめ作品読んでるのかと。
VIPに投下を勧めたが、それもやめといた方がいい。
わざわざここで叩かなくてもいいだろ。まだ投下してないのに。
新しいタイプの荒らしなんじゃね。
俺には
>>694や
>>695の方が余程荒らしに見える
結局ここの人間って言いたい放題に貶せる対象を探してるだけだよね
二三人も言っておけば済んでるであろう話を、「俺も言わなきゃ気が済まねえwww」とばかりに長文まで書いちゃって
なんだかなあ
>>691 まだ見てるかな?
ざっと見た感じだとこれはここやVIPよりSM板のハルヒスレに落とした方が合うかも。
>>698じゃあここじゃないどこかにお帰り下さい。
じゃあここじゃないどこかにお帰り下さい。
もう駄目だな、ここ……。
元々大して立派な場でも無いよ
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
批判する人は凄い作家じゃないと駄目だ、という新説誕生。
まぁ、みんな落ち着け
そうカッカしてもどうしようもないだろ
作品に対する批判はまだわかるが、ただの住人同どうしの罵り合いになってるぞ
もっと穏やかにいこうじゃないか
これもまたループのうちですよ
良作が来るまでこの流れが続きます
708 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 02:12:37 ID:jj1Wh1ib
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
大丈夫www作品批判してるやつもたいしたSSなんて書いてないんだからwww
委員長便女の性活って保管庫のどこよ? ガイドにも見つからん
>>709 そこまでタイトル解ってるなら、ページ内検索ぐらいしろよ。
変態佐々木シリーズが収録されてないわけないだろ。
>>709 保管庫その5、48-154氏作。環境によって場所の相対的な位置がずれるが、その5の下の方だと思えば間違いない。
多分、シリーズが長期連載になったからその6を探していたんだろうけど、保管庫管理者のご厚意によりシリーズ作品は最初の作品に連続して保存されているから、
必ずしも新しめの作品が最新のページにあるとは限らない。今後のご参考になれば。
エロパロ板なのにエロくないの多いよな
エロいこと経験したことのないガキしかいないジャンルだもの
でも話の整合性とか雰囲気は他の保管庫より高い作品が多い気がする
あくまで個人的にだけど
エロい作品ばっかのスレなんてそうそうない、というか俺は見たことない。
エロパロ板なのにエロくないの多いよな
だから何だ?
さかりのついた厨房じゃないんだからガツガツエロに走ることもなかろうよ
エロパロ板なのにエロくないの多いよな
いや、エロいの多いよ?
え?なになに?それって馬鹿には見えないってヤツ?
春だな
>>710 スマン。検索する癖がなくて。見つかった。
>>711 次からよく調べて聞きます。ありがとした
委員長便女の性活って保管庫のどこよ? ガイドにも見つからん
>>724 谷川その5、48-154様の下のほう。
頼むから聞く前にタイトルでググるぐらいしてみてくれ。
最近このスレが雑談の場に思えてきたんだが……
今更?投下がないとこんなもんだよ
最近このスレが雑談の場に思えてきたんだが……
雑談いいじゃないかっ
名誉顧問ワロタwww
唐突に質問なんだけど、このスレって約束とか戸惑とかのゲームを基にしたSSの投下ってあり?
保管庫にはその類の作品はなかったと思うんだけど、そこんとこどうなのね
知らないと全く分からない、とかにならないように書けば大丈夫じゃね?
ネタバレにさえ気をつければいいんじゃない?
未プレイの俺としては注意書きだけして投下してもらえば。
>>732.
>>733サンクス
注意書きをした上でゲーム未プレイでも楽しめるようにすればOKってことか
なかなか難易度が高いが書いてみるわ。完成次第投下するぜ
名誉顧問ワロタwww
唐突に質問なんだけど、このスレってエロパロ板なのにエロくないの多いよな
保管庫にはその類の作品はなかったと思うんだけど、そこんとこどうなのね
既出
荒らしよくないんじゃないかっ?
こんな時は魔法の言葉だ
ひゃ〜い
ひ、ひゃ〜い
困ったものです。
やれやれだ
742 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 15:28:41 ID:9PlaE1OR
乳首乳首。
そろそろ新スレかな?
委員長便女の性活って保管庫のどこよ? ガイドにも見つからん
エンドレススリーってか
このスレの上の方を見ろ
745はあれだ、
微笑みの貴公子を思い出すな。喜緑さんの校内放送の。
こんな時は魔法の言葉だ
ひゃ〜い
>>750 一っ走りして、キャラスレ全部とVIPのハルヒ関連スレ全部に「ひゃーい」と書き込みしてくれば、SSが投下されるかも
空気を読まずにバカエロを投下。
予定よりも大幅に遅れてしまいましたが、保管庫様で保存してもらっている48-154『変態佐々木シリーズ』(笹の木〜〜曲)の続きで、
>>87の続編に当たります。
言うまでもなく、今回もキャラが間違った方向に暴走しており、エロはSM色が強めですので、前作などを覗いてみて苦手な方はスルーヨロ。
尚、またもや書いているうちに、収まりが付かなくなってきた上に、このペースだといつまで経っても完成しそうにないので、とりあえず今回も中編での投下になります。
細切れになってしまい申し訳ありません。 m(_ _)m 後編が出来るのは、いつになることやら……orz
>>522 自分の書いたエロは、36-295涼宮ハルヒの唇/口腔、47-512涼宮ハルヒの類人猿と、このシリーズの3つですが、
この程度のエロはフランス書院などの本格的な官能小説なら、いくらでも転がっているかと。
もしあの手の本がとっつきにくいのであれば、官能小説の奥義 (永田守弘著、集英社新書)という本がお勧めです。
これはエロ小説評論家?である著者が、シチュエーションやパーツごとに、プロ作家の一文を抜き出した官能小説のガイド本ですが、
さまざまな趣向が網羅的に抑えてありますし、官能小説の歴史や官能小説の書き方十か条なんて項目もありますので、
エロSSに挑戦してみたい方にもぴったりかと。いろんな意味で日本語の表現力に感心すること請け合いです。
11レス予定
『笹鈴競争曲/中』
ひ、ひゃ〜い
射精後の虚脱感から、円筒形の頑丈な傘立てに座り込んで呆然とへたばっていた俺とは対照的に、
グルーミングをする子猫のように戦友を舐め清めながらじゃれあっていた白濁奴隷たちは、
ようやく一滴残らず舐め尽したことに満足すると、自然とこぼれる笑顔を無理やりしかめてクレームを上げてきた。
「このエロキョン!今日はどっちがあんたを多くイかせられるかで勝負する日なんだからね!
二人に平等にカケてくれちゃったら、どっちの得点か判定できないじゃないの!」
「そうだよキョン。こんなにすばらしい量をぶっカケて貰って苦言を呈すのもなんだが、
今日は便女の意地を賭けた大一番だからね。次はきちんと僕の穴を満たして貰えるとありがたいな」
「ちょっと!何ちゃっかりおねだりしてんのよ!?今日は抜け駆け禁止のガチンコ勝負の日でしょ!」
「そう言いながらご子息様をお掃除フェラでねぶりあげているのは誰だい?あ、もったいない!カウパー様が一滴こぼれたじゃないか」
「これは条件反射よ、条件反射!文句なら射精後は必ず粘り気が無くなるまで、舌でお清めするように躾けたキョンに言いなさいよ」
「ふむ、それは気の毒に。ちなみに僕にとってのお掃除フェラとは、次の射精を促がすための玉舐めが中心なのさ。
一回ごとの時間が限られている君と違って、夜は長いからね。ということで、少し顔を寄せてくれないか?」
「むっ、あんた達ってばそんな贅沢なことしてんの?ううへはいわ、ほおえおひょん!」
許せないわ、このエロキョン、と言いたいようだが、モノを咥えながら喋るんじゃありません。
「チュポmぁんっ、れも、すごいわキョン、あんなに出したのにチュルれんれん、硬さが衰えてないじゃない。
今日はどうしちゃったの?やっぱりこのセーラーエプロンは効果絶大ってことよね?
ってコラっエロ佐々!なに人が口を離した隙にシャブりついちゃってんのよ!?今日の棒担当はあたしでしょ!」
「はまいひょすすみひゃひゃん、ポヒュ、もとい、甘いよ涼宮さん、レロ今日は仁義なき戦いなんだから予定は未定さ。
チュルらいたい、こんなに溢れるカウパー様を黙って見ていられないよ」
「フン、まぁいいわ。ちょっと予定が早まっちゃうけど、昨日の夜に話し合ったとおり、30秒ルールでいきましょ。はい、12秒経過〜」
「ルールはいいが、そのカウントは「ハイ20秒けいかー」
「なっ、断固抗議するぞ!しゅしゅみひゃはも!」
いや、だから棒を咥えたまま喋んなおまえら。てか、咥えながらケンカしないでくれ。いつ噛み千切られるか、ヒヤヒヤするじゃねーか。
おおきた!
「はい30秒!こーたーいっ!チュポ」
「くっくっ大丈夫だよ、キョン。例え小なりと言えども、ご子息様に傷をつけるなんて可能性は、万に一つもありえないから安心してくれ。
僕らのようなマゾ雌にとって、自らを律し、隷属させてくれるこの逞しい肉根は背骨にも等しいからね。
もしこれが何かの拍子に失われようものなら、僕らは精神的にだけでなく、物理的にも立っていられなくなってしまうのさ。おっと20秒経過だよ」
「ちょっと!いくらなんでも今のはまだ15秒も経ってないでしょ!モゴ」
「さあ30秒だ。……むっ、ずるいぞ涼宮さん、とっとと離したまえ!」
「やっぱルールなし!ガチンコ勝負よ!ちんこなだけに!」
いや、それはいくらなんでもベタ過ぎだろ。っておい佐々木、なんでお前は一本取られたとでも言いたげな表情をしてるんだ?
「自分が有利なポジションから宣戦布告するとは卑怯なり!いいだろう。胸囲の違いが戦力の決定的な差でないことを教えてやる!」
と、どこかの赤い人のような台詞を吐きながら、ダブルリップフェラで楽しそうに競争を始める二人。
……あのなお前ら。わかったから、そんな満面の笑顔でケンカすんな。じゃあ俺がルールを作るぞ。30秒じゃなくて、30回ルールでどうだ?
「30回ってピストン!?」「だね?」
まるでオモチャ売り場で好きなもの好きなだけを選びなさいと言われた子供のように喜色満面な声ではしゃぐ二人。
だが、そこに浮かんだ笑顔には、純粋すぎるほどの歓喜とともに、狂喜に彩られた淫欲が浮かんでいた。
俺の命令に従って、そそくさと下駄箱に手をつき、少し足を開いて立ちバックでツンと尻を突き出す2個の肉便器。
その雌穴はトロトロに火照り、パクパクと収縮を繰り返すたびに、生唾のようなヨダレが次々と溢れては、糸を引きながら健康的な太ももを穢していく。
そして、興奮で浅い息をつきながら振り返ったその顔には、従属を本能とするマゾ雌に特有な媚笑が浮かび、
本来なら澄み切った深い黒を湛えるはずの瞳は、油膜を張ったかのような淫蕩な瘴気でドロドロに濁っている。
さらに、拘束具のように強く結ばれた紐がぎゅっと食い込む若雌たちのしなやかな身体は、
エプロンにぴっちりと包み込まれることで、女性にしか出し得ない優しいボディーラインが強調されているにも関わらず、
白濁の残渣がカピカピにこびり付くセーラー服は、この美少女達がただの種汁便女であり、
性欲の捌け口として、スペルマを排泄するための肉穴に過ぎないことを如実に表していた。
玄関という日常空間に並べて突き出された2個の桃尻。
一方は、やや小ぶりながらも、ぷりんと締まった逆ハート型であり、いかにも活動的なハルヒらしい瑞々しい固さが、
完熟目前の果実のような甘酸っぱさを振り撒いている。
もう一方は、搗きたての餅のようにふっくらとした柔肌を持つ、たおやかな安産型であり、
佐々木の天邪鬼な性格にならって重力に目一杯逆らった丸みが、餓狼の前に放り投げられた美肉となって雄の獣欲を煽っている。
はちきれんばかりの健康美に躍動するハルヒの珠尻と、しっとりとした女性美の萌芽が匂い立つ佐々木の艶尻。
例えとしては正しくないかもしれないが、燦々と太陽が輝く常夏の楽園と、しんしんと雪が降り積もる風雅な露天温泉とでも言おうか。
どちらが上、と言う性質のものではなく、明らかにどちらもが最上級で、しかも、両者は未だ発展途上の危うい美しさを醸し出していた。
その妖艶な淫美の塊に吸い寄せられるように、両手でそれぞれの桃肉を撫でまわすと、
途端に熱い溜息を漏らしながら瞳を潤ませる媚肉奴隷どもは、より強く俺の手のひらを味わうべく、自ら尻をくねらせはじめた。
左手には、指をぴんと弾き返すハルヒの珠尻。そして、右手には、指がしっとりと沈み込む佐々木の艶尻。
それぞれをグッと鷲掴みにするたびに、ビクリと震えて噴きだす汗が、極上のローションとなって指の滑りを加速させ、
さらに力を込めれば、熟しすぎた桃のようにズブズブと指を沈み込ませる尻肉から、
女の子にしか出せないふわっとした香気を伴う脂汗が、じくじくと染み出してくる。
そして、それらがすぐに蒸発することで、ハルヒの爽やかで清冽な香りと、佐々木の甘く艶やかな匂いが絶妙な配合で交じり合い、
その桃色ガスに煽られた俺は、麻痺した理性に命じられるままに、パン生地を捏ねるかのごとく、
いつまでも飽きることなく2個の美尻を撫で回していた。
ふと我に返ると、息も絶え絶えに悶えるマゾ雌たちの桃尻は、指でちょんと突けばぷるるんと弾ける程に揉みほぐされていた。
ためしにちょっと舌を這わせてみると、双方の媚肉は、それすらもしっとりと沈み込ませるほどに蕩けており、その弾力はもはや液体に近い。
これを指や舌だけ味わうのはあまりにも勿体ないな。と、いうことで、ちょっとしたアイディアを思いついた俺は、
垂れる涎を拭うことも忘れてトロトロに惚けた顔のハルヒと佐々木を背中合わせで立たせ、
まるで溶け合うようにぴったりとくっついた二人の生尻の狭間に愚息を突っ込んでみた。
アナルセックスとも、尻の谷間を利用した尻ズリとも異なる、尻たぶそのものへの陵辱。
これは2個の尻があって初めて可能な技であり、左右からハルヒのフレッシュな珠尻と、
佐々木のジューシーな艶尻という異次元の柔らかさが、圧倒的な肉感をもって愚息をしっとりと包み込む。
しかも、ほぼ脂肪細胞で構成されている乳房とは異なり、尻には直立二足歩行を支える大臀筋があるため、
二人のタプタプの尻肉は、パイズリのようなほんわりとした柔らかさだけでなく、
しっかりとしたグリグリ感をもって、心地良くムスコを締め付けてきた。
さらに、俺の意図を察した淫娼たちが、少しでも強く愚息を味わうために、押しくら饅頭のように尻を前後左右に擦り合わせ始め、
快楽刺激に対して無条件で反応する雌達の大臀筋が、俺のピストンと連動してキュッと締まることで、
肉槍を突き立てられる悦びをこれでもかと言わんばかりに表明してくる。
このしっかりとした固さを持ちながらも、蕩けるような柔らかさがもたらす快楽の海に溺れながら、ひたすら美尻の挟間に抽送を繰り返していると、
髪をサラサラと振り乱しながら、全身運動で桃尻を激しく擦り合わせる二人の胸が、楽しそうに揺れていることに気付いた。
その母性の象徴に誘われるように、二人のエプロンに手を突っ込み、制服の上からたゆんぷるんに暴れまわる若乳を揉みしだけば、
途端にうっとりとした喘ぎ声を上げる乳雌たちが、尻肉をぴくんぴくんと硬直させることで、自らが受けている快楽を愚息に還元し始めた。
まず、左手には制服エプロンをぱんぱんに突き上げるハルヒの美巨乳。
その魅惑の山塊は、手の平にずしっと圧し掛かる肉感をもって、俺に雌の生々しさを突きつけつつ、
ふわりとした柔らかさに蕩かし込まれてしまった我が指からは、母性的な優しさが染みこんでくる。
そして、タプンタプンの量感を堪能しながら、ゆっくりと円を描くように揉んでみると、
焦点の合わないウルウルの瞳で熱い吐息を漏らすホルスタインは、指が乳に食い込むたびに、
ぷりぷりの桃尻を条件反射でキュッと硬直させることで、愚息に圧倒的な性悦を与えてくる。
一方の右手には、指にしっとりと吸い付く佐々木の軟乳。
大きさこそはハルヒには劣るものの、あえて襟元を大きく開けることで制服と柔肌の隙間を強調し、
そこから薄桃色の可憐な突起を見え隠れさせることで、俺のチラりズム属性をこれでもかと言わんばかりに煽ってくる。
そして、そのコリコリに尖った初々しい小悪魔を存分に鑑賞するために、
俺は布地を引き伸ばすべく、長門のギターのような激しい指使いで紺セーラーを揉みくちゃにし、
大きさと反比例する感度によって高く甘い声を奏でていた媚雌は、立っているのもやっとなほどに体の芯を蕩けさせながらも、
フワフワの艶尻を別の生命体のように蠢かせることで、一心不乱に愚息に縋りついてきた。
乳を痛ぶれば痛ぶるほどに、尻で愚息に媚を売る性奴たちの奉仕が激しさを増していき、
噴き出すメスの汗で湿った冬セーラーのやや硬質な感触と、トロトロに火照った若肌の張りが程良く混ざり合っていく。
そして、その独特の手触りが、見慣れた制服の上からクラスメートの乳房をまさぐっているという事実をいやでも強調し、
平和で怠惰な日常を握り潰すような背徳感に煽られた俺は、更に夢中になって二人の柔乳を貪っていった。
だが、二人のホットスポットは少しずつ違うのか、愚息を心地よく締め上げるタイミングを一致させるのは、なかなか難しく、
若乳に試行錯誤の爪痕を残しながら弱点を探ってみると、焦らされすぎて息も絶え絶えになってきた美肉奴隷たちは、
淫欲でドロドロに濁った流し目で、止めの一撃を哀願してきた。
飼い主に全面的に依存し、隷属の枷に縛られることに自らの存在意義を見出す儚くも熱っぽい視線。
そのマゾ雌の本性を曝け出した瞳が俺の中に眠る残酷な悪魔に火をつけ、気が付いたときには、
俺は、二人の乳房を引き千切らんばかりの力で揉み潰していた。
「きゃはんっ」
「ひぅぅっ」
粘膜に順ずる敏感な部分を荒々しく蹂躙され、悲鳴に近い喘ぎ声を上げながら仰け反るハルヒと佐々木。
しかし、マゾヒストの哀しい性により、身を切るような痛みをそのまま快楽に誤変換してしまう美少女達は、
暴走した雄から押し付けられる激痛を嬉々として受け入れ、清らかな乳房を抉られるたびに、軽い絶頂に達して恍惚の表情を浮かべている。
当然のことながら、雄の爪が柔肌に食い込むごとにビクビクと痙攣する桃尻は、
メスの柔らかな脂肪でねっとりと竿に密着しつつも、内部の筋肉が左右からムスコをきゅんきゅんに締め上げ、
たぽたぽの尻肉が硬直と弛緩を繰り返しながら、激しく擦り合わせられることで、
我が愚息は淫肉が蠢くミキサー車に放り込まれたかのような、めくるめく快楽の渦を漂っていた。
その肉悦の嵐に耐え切れなくなった俺が、溺れるものが藁にすがるように、
セーラー服の下から遠慮がちに自己主張する二人の乳頭を同時にグリッと捻り潰してみた途端、
疼痛によって深い絶頂に達した尻雌たちは、全身を同時にビクンと痙攣させた。
すべすべの珠尻がキュッと締まり、ふわふわの艶尻がねっとりと絡みつく。
その心地よい刺激が更なる獣欲を煽り、ラジオのチューナーを合わせるかのごとく、乳首を右へ左へと捻るたびに、
液状化する程に蕩けた尻たぶの下で蠢く大臀筋が、大地を動かすマントルのような蠕動を繰り返す。
そして、痛悦の天国を漂うマゾの慶びが頂点に達した瞬間、俺は、ほわほわの柔らかさと、心地良い固さという
背反する二律を全く違和感なく両立した肉塊の間に、本日2回目とは思えない量のスペルマをドパドパとお見舞いしていた。
「ぁんっ、やっぱりあんたってば、お尻属性も強かったのね?2回目なのに全然量が衰えないじゃない!」
「すごい量だよキョン。中に出されたわけでもないのに、背骨が痺れそうだ」
軽い絶頂の気絶から帰ってくるなり、桃尻をベッタリと覆うコンデンスミルクを指で必死にすくっては舐め清めていた柔肉奴隷達は、
壊れたマゾ雌の目のまま、俺に蕩けるような微笑みを投げかけてきた。
「あれ?でも、まだまだカッチンカッチンじゃない!?やるわねキョン!さあ遠慮せずに2回でも3回でも、好きなだけぶち撒けちゃいなさい!」
「くくっ。僕らの尻はキョン専用の排泄便器だからね。精液で飽き足らないなら、僕は温泉浣腸でも構わないよ?」
「あ、それもいいわね。どうするキョン?穴?それとも他を使う?」
「むむっ、他を、と言いながら、胸を揉みしだいて挑発するとは、卑怯だぞこの乳牛!」
「違うわよ!これは、さっき散々に弄ばれたオッパイが疼いちゃって仕方ないから宥めてるだけよ。
あんただって、グリグリに揉み潰してもらってイったんでしょ?よく見てみなさいよ。キョンの握力のせいで真っ赤になってるから」
ハルヒの指摘を受けて、大きくくつろげた襟元をしげしげと覗き込んだ佐々木が、驚嘆の表情を浮かべる。
「む、これはすごいね!痛々しいほどに赤くなって、所々、キスマークみたいな痣が出来ているよ。
自分ではどんなに激しく慰めてもこうはならないからね。これはキョンに思いっきり楽しんでもらえたメスの勲章だな。
ってちょっと待ちたまえ!僕に目を離させた隙に、ちゃっかり無駄乳をご子息様に押し付けるとは!!謀ったな涼宮さん!!!」
「ちっちっちっ、甘いわ佐々木さん!あんたはまぶだちだけど、アンタの乳上がいけないのよ!
ジ○ン公国の栄光も真っ青なパイズリテクを、そこで指を咥えながら見てなさい!」
と、お約束のネタで返しつつ、2枚の布地越しとは思えないほどに柔らかい感触を愚息に押し付けてきたハルヒは、
射精後の虚脱感でまだ呆然としている俺の手をとって、先ほどの頑丈な傘立てに座らせ、
床に膝立ちになってエプロンの胸ポケットの下に愚息を滑り込ませた。ってなんだこりゃ!?
「どう?驚いたでしょキョン。今日はいくら洗っても黄ばみが取れないくらいにぶっカケてもらうつもりだったから、
どうせH専用になっちゃうんならってことで、制服とエプロンを改造しておいたのよ。
このエプロンの胸ポケットは、下地を切り取ってあるダミーで、ここに下から突っ込んでもらえば、
セーラー服に開けた穴から、直接、生おっぱいのパイズリを楽しんでもらえるってわけ!」
豊かな谷間にしっかりと棒を挟み込みながら、初めて獲物を捕らえた子猫のような表情で得意げに語るハルヒ。
団長様を跪かせてパイズらせるだけでも、男にとっては十分な刺激であるが、
セーラー服とエプロンの下に直接愚息を突き刺すパイズリは、布地のシュルシュル感が玉や棒をくすぐるだけでなく、
幼妻的なあどけない雰囲気を肉棒で陵辱することにもなるため、ビジュアル的にもかなりソソられるものがある。
なんと言うべきか、コスプレものを標榜しつつも、開始10分で全裸になるAVには、ぜひとも見習ってもらいたい趣向だな。
などと訳の分からないことを考えていたら、服の下でさらに硬度を増す愚息の感触を満面の笑みで受け止めたハルヒは、
制服とエプロンをしわくちゃにしながら、両手で服の上から美巨乳の狭間に愚息をしっかりと固定し、
切なそうな上目遣いで俺を挑発しつつ、ゆっくりとパイズリをはじめた。
支援
「むむっ、なんだその媚び媚びな目線は!?涼宮さんらしくないぞ!」
「違うわよ、バカ佐々!これは媚びようと思ってるんじゃなくて、勃っちゃった乳首に制服が擦れるし、
いやでも剛毛ちゃんがチクチク突き刺さってくるから、自然にキュンってなっちゃうだけよ!」
「むかっ!それは言外に、僕にはスペースが十分にあるだろうと揶揄しているつもりだな!?」
「だ〜〜っ!!なんだってあんたは、いちいちオッパイに突っかかるのよ!ほら、ここに座んなさい!姦ってみれば分かるから!」
そう叫ぶと、いったん愚息を解放したハルヒは、隣でいじけていた佐々木の手をとって無理やり俺の前に座らせ、
自分はすこし横に移動して、俺の脛を使ってパイズリの実演を始めた。
「ほらっ、こうやんのよ!まずは基本技の縦ズリ!どんなスポーツでも同じだけど、とにかく腰が命よ。体全体を上下に動かして、じっくり擦りあげなさい!」
っておい、パイズリはいつからスポーツになったんだ?という俺の素朴なツッコミをスルーしつつ、
俯き加減でハルヒの実技指導を見守っていた佐々木は、意を決したようにハルヒと同じ魔改造が施された制服の下に愚息を取り込むと、
セーラー服とエプロンの上から標準サイズの胸を精一杯にキュッと寄せて、指示された通りに恐る恐るズリ始めた。
そういえば、強制パイズリなら何度も犯ったが、佐々木に自発的に擦ってもらうのは始めてかもしれん。
ハルヒのふわっとした暖かい谷間とは違うが、すべすべで少しひんやりした感触の美乳による奉仕は、これはこれで十分すぎるほどに気持ちいいし、
なによりも、その戸惑った表情で行われる初々しくぎこちないテクニックが、逆に雄を強烈に滾らせる魅力を秘めている。
「そうそう、上手いわ佐々木さん。みくるちゃんクラスの爆乳の子なら、
腰を使わずに胸をたぷたぷさせるだけでも十分だけど、別にそれにこだわる必要なんて全然ないの。
ほらっ、よく見てみなさい、この制服に浮かんだカウパーの染み!
あんたのパイズリは、キョンをこれだけ興奮させてるって証拠なんだから、もっと自信を持って堂々と姦っちゃいなさいっ!
でもちょっとムカつくわね。近頃、あたしの時には、こんなに大量に噴かないくせに!」
アヒル口のジト目で睨みつけてくるハルヒとは対照的に、佐々木は愚息の反応と教官の指導を交互に確認しながら、
始めて自転車に乗れた子供のように興奮した笑顔を浮かべている。
「じゃあ、慣れてきたみたいだから、次は左右のおっぱいに使う交互ズリにチャレンジしてみましょ。
大丈夫よ、今と同じ要領で擦りながら、手のほうを片方ずつ上げ下げすればいいだけだから」
一瞬ひるんだ佐々木は、オズオズと体全体をぎこちなく横に揺らし、何とか左右の乳を使って攻撃を加えてきた。
「うん、上手いわ。その調子よ。でもそれはどっちかって言うと、乳ビンタ攻撃ね。
それよりも、こんな風に体を少し斜めに動かすみたいにしながら両手を動かすと、もっとキョンに気持ちよくなってもらえるのよ」
と、いいながら、佐々木の手に自らの手を添えて要領を教え込むハルヒ。まったく、こいつの面倒見の良さには本当に頭が下がるね。
その微笑ましい光景に目頭を熱くしていたら、匠の技を直に伝授されて何やらコツを掴んだらしい佐々木が、一気にズリのスピードを上げ始めた。
って、ちょいたんま!いや、出ちまうって!!
「さあ、いい感じよ、佐々木さん!でも、キョンもだんだん余裕がなくなってきたみたいだから、次は乳ファックでインターバルを置いて焦らしちゃいましょ。
全裸ならもっと簡単なんだけど、これは体を前後に動かして、おっぱいに突き刺してもらう技よ。
このポイントはオッパイ全体で亀頭ちゃんを満遍なくスリスリしながら、ときどき乳首で上手く鈴口を刺激することね。
ここはあんまり強くしちゃうと痛いだけだから、やり過ぎはよくないんだけど、慣れれば絶妙のアクセントになるわ!」
さっきのハルヒのアシストで要領を得た佐々木は、初めて料理を作った子供のように顔をほころばせながらハルヒの指導を忠実に実行してきた。
そして、腕を組んでその様子を見守るハルヒも、要所要所で的確かつ懇切丁寧なアドバイスを送りながら、
幼稚園児の妹に平仮名を教える小学生のお姉ちゃんのような晴れがましい笑顔を浮かべている。
「ね?だいたいコツは掴んだでしょ?さあ、これで免許皆伝だから、とっととキョンをイかせちゃいなさい!」
「ハイ、教導官!!」
って、それなんて魔砲少女?なんてツッコミはさておき、ハルヒ流のパイズリ術をマスターしつつある佐々木は、
長年のコンプレックスから開放された安心感と、新しい世界に挑戦する好奇心が入り混じったキラキラの瞳を俺に向けながら、
サラサラの髪を振り乱して、一気呵成にズリ上げてきた。
「さあ、覚悟したまえキョン!涼宮流の奥義を受けてもらおうか!」
ノリノリで縦横無尽に動きまわりつつ、カウパーが溢れ出すたびに、大きく開けられた制服の襟元から覗く亀頭を嬉しそうに啜る佐々木。
そのあまりに無垢な笑顔と、キュッと寄せられた谷間から見え隠れする禍々しい愚息のコントラストにやられた俺は、
佐々木の肩を掴んでぐっと引き寄せると、制服とエプロンの中にドパッと生臭い体液を吹き上げた。
びゅくびゅくと音を立てながら噴水のように吐き出されるスペルマ。
そのぬるぬる牡液は、満ち足りた上目遣いで微笑む佐々木の胸だけでなく、大きく開いた襟元から無節操に撒き散らされることで、
ほっそりした首筋から、綺麗に整ったあごを満遍なく穢し、華奢な鎖骨に白く濁ったプールを形成した。
「ま、まあまあね。これからもっと精進すれば、あたしのライバルになれなくもないわ」
教え子の胸元を汚す雄汁の量を確認したハルヒは、ちょっと悔しそうに小鼻を鳴らしつつ、うんうんと肯いている。
えーと、俺の尻をそんなに強くつねらないで貰えますかハルヒさん?てか、ものすごく痛いから止めれって。
「くくっ、すごい量だよキョン。それにこの顎の下から蒸発してくる芳香は、形容しがたい素晴らしさを持っているね。
深呼吸をしなくても直接鼻腔に吸い込まれるから、自然と脳に染み込んでくるよ!だが、このスペルマは涼宮さんのものだな」
いつもよりも3割り増しに晴れハレな笑顔で嬉しそうに喉を鳴らしていた佐々木は、
首筋にぶち撒けられた精液を丹念に集めると、その手柄の証を感謝を込めて教官に差し出した。
だが、それを見たハルヒは照れ笑いを浮かべつつ、ちっちっちっと人差し指を振る。
「ダメよ佐々木さん。初めて胸でキョンをイかせた喜びは、一人でじっくりと味わいなさい。
それにあたしだってすぐに一発貰っちゃうから、そんなお気遣いは無用よ」
自信満々にそう断言したハルヒは、ニッと淫魔の笑いを浮かべながら、射精後の虚脱感で腰砕けになっている俺の前に膝立ちになり、
制服エプロンの下に蠢く美巨乳の谷間に、ぱふっと肉棒を挟み込みこんできた。ってちょい待て!発射直後じゃいくらなんでも無理だって!
だが、ハルヒの乳圧に馴染んでしまった愚息は、その豊かな感触に脊髄反射を起こしてむくむくと再起動を始め、
その反応を炎天下の太陽のような笑顔で確認したハルヒは、二つのボールを放り投げるように、
ぷるーんぷるーんとリズミカルに乳肉を上下させることで、息子の硬度を一瞬にして回復させてみせた。
「ほーら元気になってきた!さあキョン、本家の凄まじさを、とくと味わいなさい!」
ネコ科の動物が獲物をいたぶるような笑顔でパイズるハルヒ。
だが、喋っている間も、その美巨乳はまるで別の意思を持つ軟体動物のように妖しげに蠢き、
まるでアナコンダのごとく一部の隙もなく息子に絡みつくことで、俺の興奮を一気にレッドゾーンまで高めてくる。
瞬殺を防ぐために丹田に力を込めてみたところで、ノーブラでも制服とエプロンをぱっつんぱっつんに突き上げる美巨乳の張りと、
棒に染み込むような柔らかさに挟撃されては、なけなしの漢の意地など真夏の炎天下に放置されたカキ氷に等しい。
ましてや、愚息をしっかりと谷間で捕らえるために、ハルヒの細長い指が見慣れた北高セーラーに食い込む様子が歪な興奮をそそり、
実用的なエプロンをパンパンに突き上げる乳房が、制服ごとユサユサと暴れまわることで、ハルヒの奔放で楽しそうなズリテクが一層際立ってくる。
しかも、襟元を大きく緩めているハルヒは、時折、深い谷間から覗く亀頭をフレンチキスで啄ばみつつ、
トロトロの熱い唾液を潤滑剤としてまぶすことで、魔性の谷間のぬめりをアップさせてくる。
そして、ニチャニチャと粘液を竿全体に馴染ませながら、左右の乳を交互に放り投げるように激しくズリ上げてきたかと思えば、
美巨乳の大きさを存分に生かして、コリコリに勃った桜色の乳首をカリ首にじっくり這わせることで、俺の弱点を巧みに嬲ってきたりする。
その上、堪らずに噴き出すカウパーをちゅるちゅると美味しそうに啜りながら、つぷつぷの舌先で鈴口を丁寧に刺激しつつ、
乳房のふんわり感とは、また違ったプニプニ感を持つほっぺたで、愚息を励ますように頬ずりをかましてくる。
その無垢で楽しそうな笑顔の真下からグロテスクな肉茎が飛び出し、それが清楚な制服エプロンの下に埋もれていく様子が雄の劣情を昂ぶらせ、
特に、ハルヒの清らかな谷間の白さと、亀頭の凶悪な赤黒さから生み出される強烈なコントラストが網膜をジリジリと焙ることで、
俺の耐精感の残りゲージは見る間に減少していった。
「うーん、さすがに凄いテクニックだな。僕が前の精液を処理し終わるより早く、次の射精を促がす気かい?」
胸にぶち撒けられたスペルマを指でかき集めて美味しそうに舐めしゃぶりつつ、ハルヒのズリテクを興味津々に見守っていた佐々木が目を丸くする。
一瞬、自信満々の笑顔でニヤリとその問いに答えたハルヒは、すぐに慈愛に満ちた女神の微笑に戻ると、
穏やかな上目遣いを俺の視線に固定したまま、更にズリあげるスピードを上げてきた。
肉厚感を強めるために乳肉をギュッときつく引き寄せ、膝立ちになって体全体を動かすことで、
余りある肉鞠の谷間をタプーンタプーンと波打たせるハルヒ。
その激しい動きによって楽しそうな笑顔が真っ赤上気し、肉棒を通じて伝わってくるトクトクの心拍は、
いかにもハルヒらしい激しくも優しいビートを刻んでいる。
そして、谷間から染み出す汗が、体温と摩擦によって熱を帯びる愚息を癒すように包み込み、
その極上のローションが珠肌のなめらかな滑りを強めることで、更なるカウパーの噴出を誘ってくる。
ついに、絶え間なく漏れ出す先走り液によってテラテラに輝く谷間がクプクプと泡立ち始めた瞬間、
俺の中で何か音を立てて崩れ去り、最後の抵抗を放棄した俺は、本日4度目とは思えないほどの大量の白濁をその深遠なる谷間に放っていた。
「どうキョン?やっぱり本家の技はすごいでしょ?」
ビュクビュクと暴れる愚息がようやく落ち着くと、谷間をチラリと覗いて白濁の量を確認したハルヒは、
いつぞやの野球大会のチラシを持ってきたときのような得意満面の笑顔で胸を張った。
その顔には、吹き上がった雄の欲望汁がベットリとこびり付き、顎の先からザーメンがとろりと糸を引いているにも関わらず、
団長の晴れハレの笑顔は、見渡す限りのヒマワリ畑のような明るい輝きを放っている。
その淫らでありながら、透明感溢れる美しさに見蕩れてコクコクと肯く俺に満足したのか、
一転してマゾ顔に戻ったハルヒは、潤んだ上目遣いで媚びながら、谷間に溜まるドロドロの白濁液を両乳でニチャニチャとかき集め、
襟元をさらに大きくくつろげて片乳を取り出すと、セルフ乳舐めを駆使しながら、
クプクプに泡立ったスペルマをジュルジュルと美味しそうに舐め下していった。
・・・・・・・・・・・・・
\(^o^)/オワタ 支援サンクス
いつも思うんだがプロの人なんじゃなかろうか
あとGJ!!
プロなら、これから妄想垂れ流します的な言い訳および自分語りマエガキなど……書く人を知ってるが、そりゃプロだから許されるこった。
ジャンルは全然苦手ではないっつーのに、このマエガキアトガキ!
嗚呼、これだけで本体も読みたくなくなるね。やれやれ。
ま、そんなわけで、今回も感想は書かないぜ。
ところで永田さんの本を紹介するあたり、ひょっとして控え室の同士なのか?
レクチャー的な新書など挙げるより、好きな小説、または作家を示してほしかったね。どうせ無駄話するならさ。
念のためだが、このレスにレスしてはならないぞ。語りたくても耐えろよ。
本人?
>>752 変な流れ作ってしまったのでちょっとしつこいかもしれませんがレスありがとうございます。
類人猿は読んでなかったんですが、なんとなく唇/口腔と変態佐々木シリーズの
濃厚な描写からもしかしたら同じ方かなーと思っていました。
本格官能小説はちょっと対象外なので二次元的な小説の中で
使えるという意味で私的な一番かなと。
奥義の本は興味深いものの、微妙に手に入れにくそう…
既にエンガチョ指定されたくせに偉そうにバカじゃねえのw
確かにどんな本よんでるのか知りたいな
気持ちは分からんでもないんだがさあ…「プロの人なんじゃね?」とかそう言う角度の持ち上げ方やめようぜ…
「原作者の新作読むとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……」
↑
これと同ベクトルの寒さを感じて、せっかく満足できる作品を読み終わったあとの恍惚感が一発で台無しになるんだが
>>768 自分本位に考えてんじゃねぇ。逆なんだよ
前書き然り、改行然り
みんなオマエの感想いらねーからやってんだよ
変態佐々木キター
>773
そのネタもいい加減しつこいよな。
ネタっつーか、「ツマンネ」の変わり使ってんでしょ?
頭脳でシャミセンに負けているな
変態佐々木シリーズか……
ちょっと作業してくる
ふう・・・・
>777
引き合いに出され過ぎて大概くどい気がするんだよなー。
別に悪意があって言ったわけでなかろうに、そろそろほっといてやりゃいいじゃないか。
>『笹鈴競争曲/中』
これ鈴なのはわざと?
>>768 きっと作者さんは荒れないように注意書きをしてくれているんだよ
スレが荒れると投下しにくい雰囲気になって、みんなに迷惑がかかるじゃないか
あんまりカッカしてもいいことないぞ
みんなに言える事だけど、もっと落ち着いていこうよ
あと皆さん、長文スマソ
ハルヒ性転換ネタがみてみたい・・・
自給自足は無理ですた。保管庫に見かけた人いる〜?
>>752 おお、続きがきた。GJです。いい具合に焦らせてくれて、先が気になる事この上なし。引き続き頑張ってください。
>>783 今更だけど、わざと、というより狙ってつけたんだろうね。笹にしてるのもおそらく同じ意図だろうし。
それをいったら、作者殿の注があったのは承知しているけど、佐々木の対ハルヒ口調は原作とは違うはず。
>>752 続きGJです。エロいのか面白いのか良く分からなくなったw
>>767 GJ!
待ってたよ。ありがとう。いつもながら清々しいまでに変態だな。
「非単調ラブロマンスは微睡まない」読んでボロ泣きしてしまった
鶴屋さんとキョンもいいな〜。
まさに神
エロ神さまじゃ!
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ 天狗じゃ、天狗の仕業じゃ! >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__////
コンピ研部長が長門に告白されてふられる話が見たい
新参ですが「ふんもっふ」と「マッガーレ」の意味教えて
フルメタ
>>794 「と言う訳で僕は今から彼女に告白するっ! 君には僕の生き様死に様を見てもらいたいんだ」
また面倒な事を……まぁ良い、当たって見事に砕けてくるがいいさ。
「長門さん、あなたが好きですっ!」
「わたしはスキじゃない」
長門の容赦ない一刀両断の一言で部長は崩れ落ち砂の粒子と化した。
「それにしてもあっさり断ったな長門」
「……?」
長門なは何の事かと首を傾げて聞いてくる。いやさっきの部長の告白の話だよ。
まばたきで相槌をうち、長門が答える。
「彼は間違った告白をした。だから正しただけ」
は? それこそ何の話だ? 今度は俺が首を傾げて聞き返すと、
「わたしはスキじゃない……わたしは、有希」
ご苦労さまでした部長、俺は心の中で彼に合掌してやった。
新参ですが「ふんもっふ」と「マッガーレ」の意味教えて
803 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 22:57:01 ID:HlhKpJ8M
>>802 「ふんもっふ」は知らないが、「マッガーレ」は"My Girl Let's!"だったと思う。
嘘つけwww
エキサイト翻訳にかけたら「私の少女になろう!」って出た
マッガーレって聞くとどうしてもふじのんの「凶れ」を思い出す。
レイプされて鬱になったな
>>785 性転換ネタとは微妙に違うけど
キョンの消失(1〜4の方)はキョンが女だ
>>785 37-275の♀国木田シリーズ
これも性転換とはちょっと違うか……
コピペですが「ふんもっふ」と「マッガーレ」の意味教えて
ふもっふは別のアニメのタイトル。アニメ製作つながりらしいね
セカンドレイドも。
詳しく知りたければ「フルメタルパニック」で検索すべし
マッガーレは「曲がれ」
昔は超能力といえばスプーン曲げという時代があってね
詳しく知りたければ「ユリ・ゲラー」で検索すべし
ヲタの教えたがりって聞いてもないことまで
うざいノリで一人語りまくるのはなぜなんだろう
それがヲタというものの正しいあり方なんだよ
ゆとりのコンプレックスを刺激するとこのザマ
>813
つーか聞かれたことじゃねーか。
前から思ってたが変なの常駐してるよな、ここ。
4月1日に驚愕とアニメ二期の情報が発表されそうな雰囲気
そういや分裂は四月一日に出たんだよな。
きっとながるんは文庫一冊丸ごと嘘でした! って言いたいに違いない。まさに驚愕。
前から思ってたが変なの常駐してるよな、ここ。
>>718 可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな
ずれ過ぎだろ
たぶん驚愕出たらみんな驚愕すると思うな。
最終巻だしな
>>293 可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな
最終巻 前編、 最終巻 中編、 最終巻 後編、
最終巻 完結編 第1章、 最終巻 完結編 第2章、 最終巻 完結編 第3章、・・・
普通にこれで終わりだろ
驚愕プロローグ
佐々木派とは色々あったが、結局勝てて良かった。あいつらとは二度と会いたくないね。幸い、もう会うことがないけど
佐々木派は機関の工作員に『お仕置き』を受けた後、統合思念体の実験材料として使われ、処分された。ざまーみやがれ
あの佐々木と同じクラスで1年を過ごしたと考えるだけで鳥肌が立ってくる。できれば忘れたい事実だね
長門に記憶の抹消を頼んだら「あなたの記憶は既に涼宮ハルヒによって何度も書き換えられている。これ以上は無理」と言われた
あのハルヒが俺の記憶を書き換えるわけがないだろ。長門なりのジョークと思うことにしている
記憶の書き換えというと、九曜の情報操作により俺と佐々木が付き合っていて一緒に塾に行っていることになっていたらしい
そんな事実は無いのに、国木田達俺の元クラスメートは今も情報操作が解けない
そのおかげで国木田が佐々木のことを今でも聞いてくる「今どこに住んでいるか?」って。いつも「俺が知るわけ無いぞ」と答えるのに国木田は俺を信用しない
その度にハルヒが妙な誤解をして機嫌が悪くなり閉鎖空間が発生するので、正直国木田は死んで欲しい
それはそうと、今日は俺とハルヒの結婚式だ。長門に頼んで情報操作で作ってもらった特大ダイヤをハルヒの指にはめるんだ
(プロローグ終わり)
そして、本編では高3の時にキョンがハルヒに告白しようとして断られ、3度目の告白でOKされるエピソードを500ページ使ってダラダラとやる
おいおい、結婚指輪なんて自分の給料で買ってこそのもんだろ…
とりあえず国木田カワイソス。
>>827 可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな
831 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 05:34:41 ID:w2xZnDSR
流「ハルヒシリーズの最終巻は分裂」
ハルヒ「な、なんだって−」
涼宮ハルヒの驚愕 完
>>827 1回目
「好きだ、ハルヒ」
「短すぎ、もう少し愛を語りなさいよ」
2回目
「俺の心境は今ジェットコースターに安全ベルト無しで乗る以上の緊迫感とそれに伴うめそ
(以下450ページに渡るキョンの告白は省略されました)」
「いくら何でも長すぎ。これならまだ前の方がましだわ」
「そうか」
3回目
「好きだ、ハルヒ」
「あら偶然、私もよキョン」
涼宮ハルヒの驚愕 完
>>832 可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな
え?そのコピペ定着するとでも思ってんの?
ププwww
835 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 10:25:02 ID:DTWlbBZW
ププwwwププwwwププwwwププwwwププwwwププwwwププwwwププwwwププwww
三回告白とは三国志を想起させる。
しかし三はフリーメーソンで神聖とされる数。
さらにハルヒには仏教的世界観が示されていると考えることもでき、
この説によれば ハルヒは大日如来 朝比奈は弥勒菩薩 長門が阿弥陀如来 古泉が空海 キョンが最澄といえる。
この設定でエロスと真理、肉体と精神の共存を成し得るSSを期待したい。
@如来。
つまり世界は消滅する
な、なんだってー!!(AAry)
もう気付いてる人もいるよね?こんばんは如☆来☆で☆す おひさ
さてご無沙汰してる間私は2chでやることといえば仏閣板の過疎スレにhage(仏閣→坊主だからwww)書き込むことくらいだった。
そこで私は私の中にある一つの可能性を見いだした 続く
というのが機関のお偉方の考えです。
それは尼萌というジャンルだ。頭髪を落とした若い女性は意外とそそるということだ。ここで一つ考えてみてほしい。長門がハルヒがみくるがくりくり坊主になった姿を
長門は鋭い目をしており、こういうタイプは頭おろすことでより凛々しくなる。仏に仕える清楚さも一番よく出る顔だ。もとがショートで違和感も少ない。
みくるは恥じらいこめてツルツルの頭をさわさわするだろう。長い髪の子ほど照れは大きいから。頭を剃ると目立つのは瞳なのだが、大きい丸みのあるあの目を恥じらいに潤ませるのが強調されるのだから萌えは必死だ。
最後にハルヒだが、前述のように強調される瞳のおかげで感情の起伏がよりはっきり読み取れるようになる。デレ期の恥じらいも元気いっぱいな普段の魅力もより強調されるのだ。
頭髪を落とすと素材の良さ、特に目の魅力が際立っ
こうして考えてみるとかの三人を寺に入れてみるというのも一興ではなかろうか。
おっとこれはしたり
朝倉を忘れていたよ。許してくれ。目の話ばかりしたが、目と同様剃髪で際立つのは眉だ。
彼女のやまとなでしこな太い眉の動きが鮮明になる。ファンにゃあたまらねぇはずだ
インターフェースに仏教は必要ないだろうけどね(´・ω・`)
>>845 可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな
というのが機関のお偉方の考えですw
848 :
如来:2008/03/30(日) 21:34:11 ID:bgH4I+mK
恋心にほだされてバクるようなインターフェイスだもの、信仰に身を捧げたって不思議じゃないと思うが??
>>836 2、3、6、7、9、11、13、15かな?
てかこんな動画あったのかw
投下します。
エロなし。小ネタ。2レス。
この地域には珍しく積もるほどの雪が降り続いていた、そんなある日の話になる。
その日の放課後、わたしは部室の窓辺で本を読みながら自分と彼との関係について考察していた。
そんな事を考察する理由なんてわたしは持ち合わせていない。
当然、する意味なんて、もっと無い。
でも、多分、だから、
それはとても、悪くない事だと思った。
――――――――――――――
意味の無い考察、あるいは………
――――――――――――――
たとえば、心の臓。
彼が右心で、わたしが左心。
彼が受け取った血液を、わたしが世界へ送り出す。
わたしと彼が、わたし達が世界の中心で、そして二人、いつまでも共にある。
うん、悪くない。
たとえば、ふかふかの焼き立てパンとそれを焼く窯。
わたしを美味しく焼き上げる彼。
そのまま召し上がってくれるのなら、それは言う事なく、悪くない。
だけれども、実際だとそんな窯は不良品として捨てられるだけだろう、残念。
でも、焼かれている間ずっと、彼の温もりに包まれている。
それはすごく、悪くない。
たとえば、上眼瞼と下眼瞼。
目を開けて頑張っている時は、だいたい離れ離れ。
でも、暖かなベッドの中で安らかに眠る時にはだいたい一緒、寄り添っている。
穏やかな時間を寄り添うように過ごす二人。
うん、すごくすごく、悪くない。
たとえば、太陽と布団。
別々だと何という事はない二つの存在。
でも二つが合わさった時のあの『おひさまのにおい』は、たまらなく悪くない。
二人で一つの事をなす。
これもまた、悪くない。
たとえば、雪と世界。
世界の一部を白く染め上げ、溶けて水となり、雲となってまた雪となる。
そうして再び、世界と一つになる。
儚く消える時は少しだけ切ないけれど、
それでも多分、悪くない。
………違う。
悪い。
そう。
すごく、悪い。
そう、本当は、分かっている。
彼が『そう』なりたいのは『わたしと』ではない。
分かっている。
今わたしが抱いた感情は、とても、とても、悪い。
横を、先程からずっと幸せそうに眠っている彼を、見る。
寝顔を、見る。
寝息を、聞く。
彼を、感じる。
………どうしてだろう?
それだけで、悪いものが体から抜けていくような、そんな幻想を抱いた。
雪が降り続く中、窓辺で本を読みながら、彼を感じつつ考察する。
『祝福』が降り続く中、
『至福』を読みながら、
『幸福』を感じつつ考える事。
それはとても、悪くない事で、
何の意味も無い、ただの考察。
あるいは………。
以上です。
では、また。
854 :
如来:2008/03/30(日) 22:17:44 ID:bgH4I+mK
朝倉だと思ってよむとまた良いなあ
ブレイバーの人かな?
貴方の書くSSには何時も泣かされてます、乙
ハイテンション版が欲しいな
858 :
如来:2008/03/30(日) 23:36:14 ID:bgH4I+mK
最近どうもSOS団の活動が某サウンドノベル中の危険な遊戯、部活に酷似してきた感が否めぬのだが独創性を過剰に重視するハルヒのことだ。
指摘すればさらにややこしい活動に参入させられかねない。とりあえず最下位者に与えられる栄誉、団長のパシリという罰ゲームさえ回避さえすればよいのだ。回避さえすれば・・・
「はい、またまた今日の罰ゲームもキョーン!負けることを避けようとして勝つ気概がないのよ!」くそ、くやしい!セリフに既視感があるのもなんだかくやしい!
「く、なぜだ、なぜこうもツキがめぐらない」
「昨日もでしたし今日は勘弁してあげては?」おおっ流石朝比奈さん、菩薩のようなやさしさは根っこは厳しいレ○の比ではない。
「ダメよ、みくるちゃん!部活は真剣勝負なんだから!」
「ぶかつぅ〜??」
「ななによキョン!いちおう公には部活っていう届け出だし、別におかしくないじゃない!」
「まあ同好会だった気がするけどな」
「いっいろいろあれこれ根回ししてあたしが部にしたのよっ!まったく部長の気苦労くらい察しなさい!」
「部長〜??」
「〜〜〜!嘘だ!!こんな設定嘘だ!!」
859 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 23:44:37 ID:1ne6nNW4
SOS団が小泉以外女でキョンが古泉好きなSSってなんだっけ?
いいからsageやがれ
861 :
如来:2008/03/31(月) 00:16:44 ID:HkYsWKdh
坊主頭の話なんだけどさあ〜、けっこう耳も目立ってくるんだよ剃髪すると。耳で舐めどころじゃん。考えてみよっか!
長門とかは耳トンガってて小さそう。みくるは柔らかそうな福耳。ハルヒはテレが耳に出るから感情がわかりやすい。
朝倉はどうなんだろうな。
キャラは髪型ありきだけどたまには剃った状態を想像しろよ〜!
862 :
如来:2008/03/31(月) 00:25:54 ID:HkYsWKdh
坊主頭の話なんだけどさあ〜、けっこう耳も目立ってくるんだよ
剃髪すると。耳って舐めどころじゃん。考えてみよっか!
長門はトンガった小さな可愛い耳、みくるは柔らかそうな福耳、
ハルヒはきっとすぐ耳を真っ赤にしてキレたり恥じらったりするんだ。ワクワクするだろ!
キャラって髪型ありきだと思われてますよね?顔かわんねーとか。そういう認識バリカンで刈り上げてゆきたい。そう思うよ。
ゴメン、俺坊主属性ないんだ。
865 :
如来:2008/03/31(月) 12:38:30 ID:HkYsWKdh
あと坊主の魅力は露わになる首筋な。首も細そうだし、やっぱ長門が一番くりくり坊主にあいそう!
いい加減うざくなってきたから自重しろー
春だな
>>867 可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな
>>859 VIPのやつじゃないか?
ガール・ミーツ・ガールだったと思う
とと、この辺りで長編1つ行ってみる。
エロ無し。あと、結構長く続きそう;
嫌な事態ってのはどうして立て続けに起こるんだがねぇ。
SOS団結成2年目の6月はまさにそんな状態だったぜ。まったく、何で俺ばっかりなんだっての。
それにしてもまぁ……うん、酷い雨の日だったよ。ついでに湿気のせいで蒸し暑い、月曜日の事。キャラメルコーンが美味しい日だ。
「………しまった」
俺が思わずそう呟いたのは我らが部室で勉強会を開いている時だった。
別に勉強会を開いたのに他意は無い。朝比奈さんは今年で3年生である。つまり受験の年だ。
たまたま部室にやってきた鶴屋さんを見てそんな事を思い出した俺はハルヒに期末試験が近い事を理由に勉強会を提案した。
普通なら却下とか言いそうなハルヒは何故かそれに2つ返事で了承。かくして勉強会が開催された。
そして、ここまでは良かったのだが……。
俺のノートのページが無くなるという事態が発生した。やはりこの前買っておくべきだったと反省。
かと言って……。この面子にノートを借りれるかというとそうではない。
例えばハルヒ。そんな事を言えば何かと癇癪を起こすに違いない。断言しよう。長門は貸すよりも作りそうだ。
朝比奈さん。恐れ多くて言えません。古泉。何か悪い気がする。鶴屋さん。もっと何か悪い気がする。
「ノートが無くなったんで新しいのを買ってくる」
そう言って席を立つが、何故か古泉以外の全員が俺に注目していた。要は、女性陣全員って事だ。
何だろう、俺は何か悪い事でもしたか? 俺がそう思いかけた時、ふと思い立った。
「……解った。ついでに何か甘いもんでも買って来てやる。リクエストは何だ?」
その言葉に、一同は呆気に取られたような顔をした。
が、それは俺の思い違いだったのだろう。古泉を除く全員から様々なリクエストが飛んできたのだった。
古泉、お前は自費で買え。
「……冷たいですね」
やかましい。お前は黙ってろ、ややこしくなるからな。
俺は古泉に言い放ってから部室を出ようとした時だった。
「………長門?」
長門と目が合った。だが、長門はすぐに視線を教科書に戻した。
「……気を付けて」「そ、そうか」
俺はそう返事をすると、部室の外に出た。
雨の中、傘を差してあの坂を上り下りするというのは考えてみるとかなりおっくうな事だ。
だが、行かなければノートは手に入らないし、団員達に何か奢る事を約束した以上、行かなければならない。
そう思いつつ、歩を進めていく。ふと、北高の制服を着た女子が、道の先で立っているのに気付いた。
「こんな雨の中、傘も差さずに何してるんだ? 風邪ひくぞ」
俺はそう声をかけ、その女子に近づく。その女子は下を向いていた。ずっと下を向いていた。
「なぁ、大丈夫か? おい?」
「平気よ」
その女子がそう答えた。何処かで聞き覚えがある――――いや、俺はこいつを知っている―――!
「久し振り。そして、すぐにさよならね」
「朝倉………!」
俺が傘を落しかけると同時に、朝倉の手にアーミーナイフが出現する。
あの時と同じ。いや、あの時よりも、ずっと距離が近い。そして、長門の助けも入らないだろう。
限りなく近い死の恐怖が、俺に迫る。
マズい。これはマズい。
「くそっ!」
慌てて後ろを向き、ついでに傘を畳んでしっかりと止める。
これでも少しは武器になる筈だ。どっかのチャイナ宇宙娘よりは下手だろうが。無いよりマシか。
「(やはり、武器なら木刀が欲しいよな)」
「逃げられないわ」
朝倉のその発言と共に、校門が一瞬で壁になる。そう言えばコイツらはそういう芸当が出来たな。
「………やるしかないか」
「そうね。でも、あなたは死ぬだけ」
朝倉がそう言いつつ、ナイフを片手に迫ってくる。
その斬撃を、傘で弾いた。
「やるわね」
朝倉は手の中でナイフを回転させ、次は上から迫る。だが、遅い。
その斬撃は、見え見え過ぎる。以前は対応出来なかった。唐突すぎたからかも知れない。だが、今なら可能だ。
「朝倉……俺の事、覚えてるのか?」
「もちろんよ。統合情報思念体の指令で再構成された時、メモリーの上書きを行ったもの」
ナイフと傘という微妙な武器同士の鍔迫り合いの中、朝倉は俺の問いにちゃんと返事をした。
なるほど、そして俺をまた殺しに来たと……何とも忙しい奴だな。
「……しかし、朝倉。お前、前よりも動きが悪いな? なんだ? 生理中かぁ?」
「セクハラで訴えるわよ? あなたも前よりも逃げてないわ」
「これは……そう、アレだ。イメチェンだよ、イメチェン」
俺のその言葉の直後、朝倉が大きくナイフで薙ぎ払ってくる。
切っ先が擦り、千切れたネクタイが地面に落ち、同時に僅かに噴き出した鮮血が紅い波紋として落ちて広がった。
「(本物だ……!)」
この斬撃は間違いなく本物。こっちの傘はリーチはあっても、殺傷力は突きでも無い限りかなり低い。
それに、こういう突きというものは当てにくいと相場が決まっている。
「(ヤバい、どうする………誰か、助けに……)」
そうは思っても、さっきの出血のせいか、朝倉の攻撃を防ぐのが精一杯で、攻勢に出られない。
校門であった壁に追い詰められた。そして――――斬撃の後、俺の手から傘が飛んでいき、そして。
「……これで詰み、ね」
朝倉の手が、傷口を圧迫して、更に痛みが走る。止血にはなるだろうが、込めている力が強すぎて逆に痛みを覚える。
「………じゃあ、死んで」
朝倉のナイフが、俺の首元へと迫る。それが、あまりにもスローに見えて―――――。
「うおらあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
絶叫と共に、俺の背後の壁から人影が高く躍り出た。
その掌の上に、いつぞや見た紅い球体が浮かび、人影はそれを思いきりスパイクする。
「くっ!」
朝倉が離れると同時に、朝倉の足下に紅い球体が直撃。盛大な音と共に爆音が広がった。
「古泉……!」
「大丈夫ですか!? 長門さんから、すぐに後を追うように言われて……」
古泉が俺の手を引いて助け起こす。そうか、長門があんな事を言ったのは……。
「これはいったい、どういう事だ?」
「詳しい説明は後です。正直、相手を倒し……」
そう言った古泉が固まった。何だ、と思いつつ俺が古泉の視線の先を見た。
朝倉の姿は消え失せていた。だがしかし、もっと別のものが現れていた。
昔、スプラッター映画を見た事があった。その時に出て来た殺人鬼は麻袋を被っていた。
文字通り、麻袋を被った殺人鬼がたくさん迫ってきていた。
しかも正面だけでない。学校の塀の上や、庭にも現れているのが見える。
「……古泉。どうすれば元へ戻れる?」
「長門さんは部室まで戻ってくれば消滅すると言ってました……ですが、これほどとは………」
そう言った古泉の声が震えているのが解る。そりゃそうだろう。
「……部室まで戻ったとしても、原因を取り除かなきゃこの異常事態は治らないんじゃないのか?」
「それもそうですがね……」
ま、確かに後は長門が何とかして………。
俺がそう思った時だった。見えてしまった。ある人物が。
「……………!」
橘だった。何故、こんな所にいるのかという念より先に。橘の周囲に例の麻袋装備の殺人鬼が取り囲んでいる。
「………くそっ。古泉、お前、部室までどうにか突破して長門の助けを請え!」
「きょ、キョン君!?」
「いけ好かない奴だが、見捨てたらな……見捨てたら、俺の中で何かが間違うかも知れない。だから、助けに行く。それだけだ」
俺は古泉のその場に置いて、橘目指して走りだした。
さっき落した傘を途中で拾う。なんかの役に立てばそれでいい!
「うおりゃあああああああああああああああっ!!!!!!!!」
「きょ、キョン君!?」
橘が驚きの視線を向ける。俺はそれに指をあげて返すと、傘でまずは薙ぎ払う。
だが、傘の一撃で怯む敵なら苦労は無い。2撃目、3撃目と立て続けの打撃。
「くそっ、数が多いってんだよコノヤロー! 橘! お前もこっち来い!」
「だ、だって人が多いんですよ、無理ですよぉ!」
「しょうがねぇ奴だな! お前は超能力者じゃねーのかコノヤロー」
俺の叫びは殺人鬼の叫びにかき消された。傘の一撃でもう一度吹っ飛ばす。
だが、倒しても倒してもキリが無い。やっとの思いで、橘に辿り着こうとした時だった。
「本当に、間抜けよね」
橘の姿が、朝倉に変わった。
俺が驚くより先に。アーミーナイフが、突きを放った。
ザクッ……という音とともに、鮮血が溢れ出して。俺の意識が、地に落ちた。
頭上で、話し声が聞こえる。
ボンヤリと意識を取り戻して、目を開くと天井が飛び込んできた。どうやら、保健室なのか。
「おや、目覚めましたか?」
古泉が顔を出す。その脇には長門がいる。朝比奈さんやハルヒはいないようだ。
「お2人は先に帰られました。鶴屋さんもです」
そうか。ところで、古泉。俺はどうしてたんだ?
「ええ、さっきの件ですが………長門さんと喜緑さんに助けて頂きまして」
そっか…………後で謝っておこう。
「いえ、それより……信じられない事態でした、あれは」
古泉がそう言って首を振り、長門がその後に続けて口を開いた。
「あの事態は、まさに天文学的な確率から発生した異常事態」
長門が淡々と語りだした。
「統合情報思念体でもなく、天蓋領域でも無い未知の情報体……地球に偶然舞い降りた彼らが、ある人物との接触を行った」
「ある人物? それって誰だ?」
「それが、あなた」
長門の言葉に、思わず口が開いた。
「……俺?」
「そう」
信じられん。古泉が言ってた信じられないってのはそういう事だったのか。
「未知の情報体は貴方にその情報の一部を移す事で、ある種の異空間を発生させた。そしてその中で、貴方と、それに近しい存在の恐怖となりうる
対象を複製したものを見せた。貴方の傷が消えているのはそれが異空間内での傷であるため」
長門はそう言い放つと、俺の額を撫でた。
「だが、今後も注意して欲しい。恐らく、未知の情報体はあなたを初めとする誰かにこれまで以上に干渉をかけてくる可能性がある」
ふむ。それは用心しておこう。
しかし、どうにも何故あの時橘が出て来たのが解らないが……。
「……………」
あー、長門? 何で睨んでるんだ? 怖いんだが。
「………あなたの短慮さに呆れている」
うう、すまん。だから睨むな、本当に。
長門の言葉少ないけど的確に突いてきた説経から解放された俺は、帰路についていた。
古泉は送っていくと言ったのだがそれは丁重に断った。幾ら何でも自分で帰るぐらいの事は出来る。
もっとも、俺の足は自宅では無く自然と駅へと向いていた。
あんな事があったせいか落ち着かないせいだろう。そんな俺でも、センセイならちゃんと見てくれるのが嬉しいところか。
「………長門はともかく、古泉とか朝比奈さんに、そういう人はいるのか?」
何となく気になる。ほぼいつでも、相談に乗ってくれるような、身近な人が。他の面々にもいるのかどうか。何となく気になっていた。
「まぁ、いいか……」
俺はそう呟くと、ホームへと滑り込んできた電車に乗り込もうとして――――視界の隅に、誰かが飛び込んできた。
そいつは、見慣れた北高の女子の制服を着ていた。
そいつは、ポニーテールで。俺を、睨んでいるようにも見えた。
瞬きをした後に、奴の姿は消えた。だが………それでも、俺の記憶にその姿を刻みつけるには充分過ぎる時間だった。
投下完了と。第2話以降はしばし待て。
面白そうだね。あとでじっくりよもう
展開の唐突さが全てをぶち壊しにしている。
もうちょっと肉付けって物をした方がいいと思うぞ。
あまりにも忙しすぎて、逆に内容が頭に入らない。
>>877 可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな
初っ端からここまでgdgdでもうお腹一杯。
殆ど戦闘シーンしかないストーリーに、詳しいバックグラウンドや読み込ませる心情描写もなし、急展開をカバーする文章力もなし。
読者をおいてきぼりにしたら、書き手のオナニーSSじゃないか。
お前もどうせ完結しないで途中でほっぽり出すんだろう?
設定としても、超展開を持ち出す以前に基本的な部分でツッコミ所が満載なんだけど
次回でその辺が自然に物語として回収されることを期待……出来そうもないかなあ
とりあえず一つ。
キョンは電車じゃなくてチャリじゃね?
Someday in the〜(笑)
とりあえず、ノートなら購買で買えば良いだろと思った。
電車も使ってた気がするし売り切れだったのかも知れない。
どっちにしろ何話あるか知らんが途中過ぎて評価不可だろう
キョンは駅までチャリだった気がする
そもそも口調が全然キョンっぽくない。
口調どころか性格がキョンと違う
頼れるオリキャラのセンセイ(笑)
途中だから判断不可って言ってる奴はどんな糞小説でも糞漫画でも最後まで読みきらないと判断ができない白痴のようである
こんなん続き見るまでもねえだろ
アホか
俺の嫁の朝倉さんの性格が極悪すぎる・゚・(つД`)・゚・
タイトルにSomeday in theを入れると京アニ厨が勘違いしてくれますの図
876 :名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 16:51:00 ID:5N6VXdVH
面白そうだね。あとでじっくりよもう
凄まじいほどのボロクソな言われようにワロタw
こりゃもう続き投下ねーな
本当にここの住民は偉そうだな。
まあ確かにこれは内容云々以前に文章力の時点でアウト。
けど、もうちょいやんわりと言うべきだと思うけどなw
というよりももう少しキリのいいところまで投下すべきだった。
>875
乙です。
上の方のレスでもあったけれど、やはり展開がせわしないかな。
スピード感を出すのはいいけれど、もっと緩急をつけた方がいいと思う。
続きを待っているよん。
>>866 俺は嵐だ。俺に構うな。反応するとお前も嵐になるんだぞ。
国木田女装させたらどうなるんだろう……って既出かな?
>>900 そんなSSがエロパロにも投下されていてな、みんなそろってきもいきもいと……
903 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 00:23:06 ID:RJmDbW8t
>>875みんな結構強く言ってるけどお前のがおもしろくなるためのアドバイスだからな。
続き待ってるからがんばってくれ。
あとキョンと古泉の絶叫が変だった。
休み時間、人気者設定のわたしはじゃれてくる友達をまいて、彼女のクラスを訪ねた。
今日はそんな気分だった。改めて自分の意義を確かめたい日だったのだ。
「長門さん〜?」ポツンと座って読書中の彼女に声をかける
「不必要な接触は推奨されていないはず」目線さえ向けず返してくる返事。
「やだ、なにそれ〜、おっかしい、ちょっと話くらいいいじゃない。トモダチでしょ」
「要件、なに?」
「どうよ、ダンナさまの様子は?」
「それならあなたの方が観測時間は長いはず」
「対象と彼の接触時間はあなたの方が長くみてるでしょ?」
「・・・特に報告すべきことはない」
「あら、そうかな?対象の変化は目まぐるしいまでだと思うけど?」
「そういう認識できてるならわたしに聞きにくる必要はないはず」「まあ確かにそんなこと聞きにきたんじゃないわ」言葉を切る。わたしにとっても少し勇気のいる質問だから。「聞きたいのはあなた本当はどうしたいのかってことよ。」
ageてしまった…すみませんでした……。
彼女の顔が少し強張るのが見て取れた。やっぱりだ。こんな任務の申し子のような子にさえ私情は宿る。
ましてわたしのように豊かな感情を表層的にインストールされたタイプなら尚更だ。
第一導入された感情体系は人間の精神が最も揺れる時期の規格。わたしのこの苦しみを少しでも分かち合えるものと思い、彼女に話かけてみたのだ。
彼女はやや悲しそうな目を向けた。「蓄積したエラーは・・削除してゆくしかない」
「えっ・・?」たったそれだけ??
「細かいエラーも蓄積すると連絡網が生まれシステムをおびやかすから」
そんなことを聞きにきたんじゃないっ!
「あのさ、そうじゃなくて・・」
「さっき本当はどうしたいかとあなたは言ったけど、エラーで生じた現象は本当のことじゃない」
・・・この子はあくまで任務が自分の存在意義で、胸をかける想いは・・エラーに過ぎないんだ・・。
「がっかりしたわよ。あなたには」捨てぜりふをはいてわたしは彼女の視線を背に感じながら教室をでる。
わたしは彼女とは違う。明るく振る舞わなきゃならない、愛想をふりまいて、人気者で、それでいて深入りされないようにスキをなくさなければならない
。人形みたいに押し黙ってれば、浮かんでくる気持ちにだってそりゃあゆっくり対処できるでしょうよ!
でも実際人間と積極的に関わることを負わされたわたしにはそんなヒマないんだよ!
人と触れ合う一瞬一瞬で次次に「エラー」は引き起こされるんだから!わたしは彼女のように割り切れやしない。
彼女のようになりたいとも思わないし。削除しなくちゃいけないモノがあるとすれば、それはわたしの中じゃない。
わたしの外、つまりこの残酷な対象のおもうがままの外の世界だ。加速する想いが客観的な解析を振り切ってごくごくシンプルな結論にいたる。
彼を殺そう。
わたしのこの「感情」がいったい何なのか分からない。涼宮ハルヒに対する独占欲なのか、それとも彼に対する愛情なのか、単に遠巻きにチヤホヤされるだけでなく人間らしい友情を誰かと結びたかっただけかもしれない。
ただあんなにベタな告白まがいの誘い方で呼びだしといて、
動機がレズッ気や友情じゃ殺される方もかわいそうだ。彼のために自己解析にバイアスをかける。
こんなところも人間臭いかもしれないと思うとわたしは満足できた。さあゆこう。彼のところに。殺意という名の愛を解き放つんだ。
最後が臭かったけどなかなかでした
別の作品が出来たら読みたい
あっ!今日があの日だからって嘘じゃないんだからね
gdgdだな・・・
ちょっと微妙
前半の会話部と後半の地の文との比重がどうもアンバランス
せっかくなら双方織り交ぜつつ、テンポ良く朝倉の心情を語った方が味があったと思う
あと内容的に、原作では思念体の意思における所為としか言述していなかった朝倉の胸襟が
全くの人間的な情念だったっていうのは少し違和感を覚える。原作を補完すべき内容であれば尚更
彼女の顔が少し強張るのが見て取れた。やっぱりだ。こんな任務の申し子のような子にさえ私情は宿る。
ましてわたしのように豊かな感情を表層的にインストールされたタイプなら尚更だ。
第一導入された感情体系は人間の精神が最も揺れる時期の規格。わたしのこの苦しみを少しでも分かち合えるものと思い、彼女に話かけてみたのだ。
彼女はやや悲しそうな目を向けた。「蓄積したエラーは・・削除してゆくしかない」
「えっ・・?」たったそれだけ??
「細かいエラーも蓄積すると連絡網が生まれシステムをおびやかすから」
そんなことを聞きにきたんじゃないっ!
「あのさ、そうじゃなくて・・」
「さっき本当はどうしたいかとあなたは言ったけど、エラーで生じた現象は本当のことじゃない」
・・・この子はあくまで任務が自分の存在意義で、胸をかける想いは・・エラーに過ぎないんだ・・。
「がっかりしたわよ。あなたには」捨てぜりふをはいてわたしは彼女の視線を背に感じながら教室をでる。
わたしは彼女とは違う。明るく振る舞わなきゃならない、愛想をふりまいて、人気者で、それでいて深入りされないようにスキをなくさなければならない
。人形みたいに押し黙ってれば、浮かんでくる気持ちにだってそりゃあゆっくり対処できるでしょうよ!
でも実際人間と積極的に関わることを負わされたわたしにはそんなヒマないんだよ!
人と触れ合う一瞬一瞬で次次に「エラー」は引き起こされるんだから!わたしは彼女のように割り切れやしない。
彼女のようになりたいとも思わないし。削除しなくちゃいけないモノがあるとすれば、それはわたしの中じゃない。
わたしの外、つまりこの残酷な対象のおもうがままの外の世界だ。加速する想いが客観的な解析を振り切ってごくごくシンプルな結論にいたる。
彼を殺そう。
わたしのこの「感情」がいったい何なのか分からない。涼宮ハルヒに対する独占欲なのか、それとも彼に対する愛情なのか、単に遠巻きにチヤホヤされるだけでなく人間らしい友情を誰かと結びたかっただけかもしれない。
ただあんなにベタな告白まがいの誘い方で呼びだしといて、
動機がレズッ気や友情じゃ殺される方もかわいそうだ。彼のために自己解析にバイアスをかける。
こんなところも人間臭いかもしれないと思うとわたしは満足できた。さあゆこう。彼のところに。殺意という名の愛を解き放つんだ。
マズい。これはマズい。
「くそっ!」
慌てて後ろを向き、ついでに傘を畳んでしっかりと止める。
これでも少しは武器になる筈だ。どっかのチャイナ宇宙娘よりは下手だろうが。無いよりマシか。
「(やはり、武器なら木刀が欲しいよな)」
「逃げられないわ」
朝倉のその発言と共に、校門が一瞬で壁になる。そう言えばコイツらはそういう芸当が出来たな。
「………やるしかないか」
「そうね。でも、あなたは死ぬだけ」
朝倉がそう言いつつ、ナイフを片手に迫ってくる。
その斬撃を、傘で弾いた。
「やるわね」
朝倉は手の中でナイフを回転させ、次は上から迫る。だが、遅い。
その斬撃は、見え見え過ぎる。以前は対応出来なかった。唐突すぎたからかも知れない。だが、今なら可能だ。
「朝倉……俺の事、覚えてるのか?」
「もちろんよ。統合情報思念体の指令で再構成された時、メモリーの上書きを行ったもの」
ナイフと傘という微妙な武器同士の鍔迫り合いの中、朝倉は俺の問いにちゃんと返事をした。
なるほど、そして俺をまた殺しに来たと……何とも忙しい奴だな。
「……しかし、朝倉。お前、前よりも動きが悪いな? なんだ? 生理中かぁ?」
「セクハラで訴えるわよ? あなたも前よりも逃げてないわ」
「これは……そう、アレだ。イメチェンだよ、イメチェン」
俺のその言葉の直後、朝倉が大きくナイフで薙ぎ払ってくる。
切っ先が擦り、千切れたネクタイが地面に落ち、同時に僅かに噴き出した鮮血が紅い波紋として落ちて広がった。
「(本物だ……!)」
この斬撃は間違いなく本物。こっちの傘はリーチはあっても、殺傷力は突きでも無い限りかなり低い。
それに、こういう突きというものは当てにくいと相場が決まっている。
「(ヤバい、どうする………誰か、助けに……)」
そうは思っても、さっきの出血のせいか、朝倉の攻撃を防ぐのが精一杯で、攻勢に出られない。
校門であった壁に追い詰められた。そして――――斬撃の後、俺の手から傘が飛んでいき、そして。
「……これで詰み、ね」
朝倉の手が、傷口を圧迫して、更に痛みが走る。止血にはなるだろうが、込めている力が強すぎて逆に痛みを覚える。
「………じゃあ、死んで」
朝倉のナイフが、俺の首元へと迫る。それが、あまりにもスローに見えて―――――。
「うおらあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
絶叫と共に、俺の背後の壁から人影が高く躍り出た。
その掌の上に、いつぞや見た紅い球体が浮かび、人影はそれを思いきりスパイクする。
「くっ!」
朝倉が離れると同時に、朝倉の足下に紅い球体が直撃。盛大な音と共に爆音が広がった。
「古泉……!」
「大丈夫ですか!? 長門さんから、すぐに後を追うように言われて……」
古泉が俺の手を引いて助け起こす。そうか、長門があんな事を言ったのは……。
「これはいったい、どういう事だ?」
「詳しい説明は後です。正直、相手を倒し……」
そう言った古泉が固まった。何だ、と思いつつ俺が古泉の視線の先を見た。
「やるわね」
朝倉は手の中でナイフを回転させ、次は上から迫る。だが、遅い。
その斬撃は、見え見え過ぎる。以前は対応出来なかった。唐突すぎたからかも知れない。だが、今なら可能だ。
「朝倉……俺の事、覚えてるのか?」
「もちろんよ。統合情報思念体の指令で再構成された時、メモリーの上書きを行ったもの」
ナイフと傘という微妙な武器同士の鍔迫り合いの中、朝倉は俺の問いにちゃんと返事をした。
なるほど、そして俺をまた殺しに来たと……何とも忙しい奴だな。
「……しかし、朝倉。お前、前よりも動きが悪いな? なんだ? 生理中かぁ?」
「セクハラで訴えるわよ? あなたも前よりも逃げてないわ」
「これは……そう、アレだ。イメチェンだよ、イメチェン」
俺のその言葉の直後、朝倉が大きくナイフで薙ぎ払ってくる。
切っ先が擦り、千切れたネクタイが地面に落ち、同時に僅かに噴き出した鮮血が紅い波紋として落ちて広がった。
「(本物だ……!)」
この斬撃は間違いなく本物。こっちの傘はリーチはあっても、殺傷力は突きでも無い限りかなり低い。
それに、こういう突きというものは当てにくいと相場が決まっている。
「(ヤバい、どうする………誰か、助けに……)」
そうは思っても、さっきの出血のせいか、朝倉の攻撃を防ぐのが精一杯で、攻勢に出られない。
校門であった壁に追い詰められた。そして――――斬撃の後、俺の手から傘が飛んでいき、そして。
「……これで詰み、ね」
朝倉の手が、傷口を圧迫して、更に痛みが走る。止血にはなるだろうが、込めている力が強すぎて逆に痛みを覚える。
「………じゃあ、死んで」
朝倉のナイフが、俺の首元へと迫る。それが、あまりにもスローに見えて―――――。
「可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな」
「……………!」
橘だった。何故、こんな所にいるのかという念より先に。橘の周囲に例の麻袋装備の殺人鬼が取り囲んでいる。
「………くそっ。古泉、お前、部室までどうにか突破して長門の助けを請え!」
「きょ、キョン君!?」
「いけ好かない奴だが、見捨てたらな……見捨てたら、俺の中で何かが間違うかも知れない。だから、助けに行く。それだけだ」
俺は古泉のその場に置いて、橘目指して走りだした。
さっき落した傘を途中で拾う。なんかの役に立てばそれでいい!
「うおりゃあああああああああああああああっ!!!!!!!!」
「きょ、キョン君!?」
橘が驚きの視線を向ける。俺はそれに指をあげて返すと、傘でまずは薙ぎ払う。
だが、傘の一撃で怯む敵なら苦労は無い。2撃目、3撃目と立て続けの打撃。
「くそっ、数が多いってんだよコノヤロー! 橘! お前もこっち来い!」
「だ、だって人が多いんですよ、無理ですよぉ!」
「しょうがねぇ奴だな! お前は超能力者じゃねーのかコノヤロー」
俺の叫びは殺人鬼の叫びにかき消された。傘の一撃でもう一度吹っ飛ばす。
だが、倒しても倒してもキリが無い。やっとの思いで、橘に辿り着こうとした時だった。
「本当に、間抜けよね」
橘の姿が、朝倉に変わった。
俺が驚くより先に。アーミーナイフが、突きを放った。
ザクッ……という音とともに、鮮血が溢れ出して。俺の意識が、地に落ちた。
「原作者の新作読むとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……」
わたしのこの「感情」がいったい何なのか分からない。涼宮ハルヒに対する独占欲なのか、それとも彼に対する愛情なのか、単に遠巻きにチヤホヤされるだけでなく人間らしい友情を誰かと結びたかっただけかもしれない。
ただあんなにベタな告白まがいの誘い方で呼びだしといて、
動機がレズッ気や友情じゃ殺される方もかわいそうだ。彼のために自己解析にバイアスをかける。
こんなところも人間臭いかもしれないと思うとわたしは満足できた。さあゆこう。彼のところに。殺意という名の愛を解き放つんだ。
投下完了と。第2話以降はしばし待て。
Someday in theって付いてるタイトルだから面白そうだね。あとでじっくりよもう
春だな
918 :
如来:2008/04/01(火) 08:33:52 ID:6CstQRVF
>>893 諦めが肝心だよ。SSスレは他にもあるし。
なんでもそれなりに楽しめる俺としては次から書かなくなってしまうのが困る
批評っていうかけなしてるだけじゃまいか。春関係ないだろこれ
921 :
にょらい:2008/04/01(火) 09:14:31 ID:6CstQRVF
私は心情独白で心理描写(中二病www)をするのが好きだ。会話やストーリー部分を織り交ぜられればいいんだけど、細かく細かく書きたいあまり、独白で描写を独立させてしまう。
この方式でうまくやるにはどうすればいい?てか短いSSでやるなってことかもしれんが。
心理をうまく書くにはどういった表現での工夫が考えられるだろうか?
>>920 悪かった。俺もちょっと悪ノリが過ぎた
>>921 お前自身は存在自体がネタなのか知らんが、もし他に閲覧してる誰かの参考にもなればと一応マジレスします
別に地の文ばっかの独白でも個人的には読みやすければそれでかまわんけど、上のSSの場合はああして会話的要素も取り入れているんだから、それらをもっと効果的に構成しても面白かったんじゃない?っていう意味
独白が、会話が問題っていうか、それらの組み立て方が引っかかっただけ
内面的な描写で全体的にまとめるタイプなら、要所要所にポイントとして会話文を挿れたりすると文が眠たくならないかも知れん
って思ったけど、こんな感じで良かった? 長文失礼しました
923 :
にょらい:2008/04/01(火) 10:19:55 ID:6CstQRVF
>>922 要所要所で会話をいれるか。こんな感じ?
会話部分なしで、会話の内容を回想し噛みしめるようなかんじ↓
「蓄積されたエラーは削除してゆくしかない」彼女の抑揚のない声を何度も胸で反芻する。こんな設定のわたしにどうしろってゆうのよ。
「エラーは互助的に連絡しあいシステムを脅かすから」わかってる。わかってるんだ。そんなことは。でも削除されるだけなんて、 この想いにそんな価値しかないなんて。
「・・・特に報告すべき事はない」ああいってくれたとき、・・・にわたしはあなたがわたしと同じ想いでくるしんでるって見いだせた。だからわかってくれるって思ったんだよ?なのに
「あなたの言う『本心』はわたしたちの本質じゃない。ただのエラーよ」突き放された。慰められるでもなく、冷静に、たしなめられただけだった。
すまんが、あんまくどいネタ引っ張りたくないから俺はこれでもう書き込み自重する。偉そうにご迷惑をおかけしました
他人のSSとか小説とか読んで、自分と近いものを感じる文章を参考にするといいんじゃないかな。特に内面描写なら、もっと純文学系
あと変なネタやらコテやらでスレ困らせるのも程々にしとけよ……。いい歳してんだろうし
如来は存在自体がネタ、その通りだ。真剣に物に取り組む勇気のない如来は掲示板ですら奇をてらったキャラを演じ嵐まがい。
そしてそんな薄っぺらさを少しでも正当化しようと如来などという高次の目的で動いているかの仮面をかぶっているにすぎぬ。
如来の解釈では朝倉涼子は人間的な感情の暴発としてコトを起こした。あのような行為を期待する思念体の存在をでっあげて。
なぜそんな必要があったのか?人間らしい感情に憧れを抱きそれに身を任せつつもなお、捨て切れぬサガ、すなわちインターフェースであることに後ろめたさを感じたからだ。
そして感情の発露を高次の目的と言い換えたのだ。自分の感情を自分で引き受ける勇気が足りなかったから。
激情にやかれながら、素直になれずそれを思念体に仮託させて正当化した朝倉涼子は、ぎこちないおふざけを交えスレッドに書き込んでくる如来自身の写し鏡なのかもしれない。
926 :
ニョライ:2008/04/01(火) 11:11:12 ID:6CstQRVF
真剣な議論を持ちかけてもネタを引っ張りすぎ自重しろ。
そして結局、結論は下手くそはもっと本よめ!経験をつめ!
空虚な悪口レスであれるくらいなら自治厨ぽくとも一度真剣に問題に向き合った方がいいと思う。
まあ掲示板て空気を重視するから、問題を見つめず、雰囲気だけとりつくろうから、同じようなことが何度も何度も輪廻するだろうが。
何故か独創的な評論をしているな
ネタにマジレス
ここはSSスレの中でも屈指のSS職人が集い投稿する場所
このスレの読み手は文法や心理描写などの書き方を書き手が各自習得済みであるということを前提として作品を読む
なのできちんとした書き方を習得できてない奴が叩かれるのは当然のことなのだ
また「〜〜って酷評してるけどじゃあどんな文章ならいいの?」なんて質問はそもそもNG
なぜならそんなこと質問しなきゃ面白い話が書けないような奴はそもそも投稿資格がないのだから
ここは「SS職人を育てる」場所じゃない「SS職人が挑戦する」場所なのだから
ここで酷評を受けた奴はまだ挑戦するには早すぎたということ
自分のレベルを上げてからまた挑戦すればいい
というかマジメに批評や感想を言ってくれる人と、単に煽る・叩きたいだけの人のレスを一緒くたに扱うから、なんかおかしく見えるんだよ。
取捨選択しないとね。
ここはいつまでも粘着してる奴がいるから見極めが肝心
一応…。
>>921、
>>923に関しては恐らく真剣に聞いているのだろうと思うから、そこだけもう一度レスさせて下さい。
そういう方向で悪くないんじゃないかと思う。個人的には
>>904-906よりもそういう感じの方が好きかな。そこから更に肉付けしていけば文に雰囲気が出てきそうな萌芽も感じられるし。
ただ、文章を構成する上での基本的な約束事には則った方が良いだろうと思う。例えば
>>923に関しても、その会話部と地の文を一行で繋げるのはおかしくないか?
そういった事は、もっと一般的な小説に少しでも目を通せばすぐ分かったんじゃないかと思う。だから薦めたつもりだったんだけど。
別に多くを熟読しろ、ってことじゃなくて、文章全体のレイアウト、呼吸、リズム、テンポ、そういったことを参考までに俯瞰してみて欲しかったんだよ。俺は、だけど。
くどくどと申し訳なかった。
>>928 そういうハイレベルな空気がどことなく伝わってきて、わたしから如来というハンドルネームでの虚勢を引き出したのかもしれないな。なかなか良い論理を見た。興奮したよ。
932 :
如来:2008/04/01(火) 12:24:08 ID:6CstQRVF
ハルヒの家に来るなんて初めてのことだ。
俺は現在涼宮家の玄関先にいて、もの珍しげにその家の外観を眺めていた。
閑静な住宅街にある別段変わった所のない2階建ての住宅で、俺は少し期待を裏切られたような、そうでもないような。
少なくともハルヒの性格には似合わないよなと一人黙考しつつインターホンを押した。
――インターホンを押してしばらく待っていると、その中からいつものハルヒの声で
「入って良いわよ」という声がして、俺は素直に玄関の金属戸を開けて中に入った。
俺が中に入るとどたどたした音と共にハルヒがひょっこり顔を出して、
「こっち。ついてきて」
と案内をしてくれて、俺は別に言う事もなかったので、
「お邪魔します」
という常套句と共に足を踏み入れた。もちろんちゃんと靴はそろえた。
それでハルヒに具されるまま、廊下と階段をしばし歩いていると
「ここよ。わたしの部屋」
目的の場所にたどり着いた。
本当にハルヒの性格とは不釣り合いなほど普通の部屋扉で、どうせ部屋の中もそうなんだろうと予想していたのだが、
「なっ…………」
予想は高速で微塵切りされた。
「なに口開けて固まってるの?」
怪訝そうな顔でハルヒが俺を見ていて、
俺はいけないいけない、と頭をブンブン振りつつ、
やっぱり驚愕は収まらない。ドアノブに手をかけたまま、唖然として部屋を見渡した。
「べ、別に部屋中ピンク色だって誰にも文句言われる筋合いないわっ」
俺の内心を察したらしいハルヒが少しつっかえながら言った。
そう。部屋中はピンク色にあしらわれ、ベット、布団、枕、絨毯、カーテン、などから小物に至るまでほとんどピンク色だった。
なんか、ラブホテルみたいだと冷や汗をかきつつ、やっぱりこのことは突っ込まない方がいいなと結論した。
「まぁ、いいんじゃないか」
当たり障りのない返答をして、絨毯の上にゆっくり腰を下ろした。
「じゃ、今飲み物持ってくるね」
いつもとはやけに違う態度のハルヒ。変だなぁ、と思いつつも特に問題があるわけじゃないので俺は
「あぁ……頼む」
と言って、ハルヒの背中を見送った。幾分落ち着かない気持ちで。
一つ気になるんだが、ハルヒは家であんなミニスカート履いてるのか?
ハルヒはピンク色のミニスカートを、上は白を基調にしたブラウスを身につけていた。
普段行動するときの私服と随分ギャップがあって俺はドギマギしつつも、何とか気持ちを落ち着かせるため、
もう一度部屋を見渡してみた。
意外にぬいぐるみが多いのに気付く。しかもサイズがどれもでかい。
試しにその一つのクマのぬいぐるみを手にしてみると、それからはハルヒの匂いがほんのりした。
もしかして、いつもこのぬいぐるみたちを抱いているのだろうか。
そんな事を考えているとハルヒが静かに部屋の扉を開けて、
「お待たせ」
と上品に言って、俺の胸の鼓動一際ドキドキさせた。普段と違いすぎる。
俺はハルヒの清楚な服装を再度確認して、
コイツは実は大人しい種類の人間ではないのかと疑いつつ、
ハルヒの持ってきた桃のジュースを手にして、
「サンキュ」
と一声かけて、口をつけた。
俺達はそれから当たり障りのない雑談をして(何故かSOS団に関係する話はしなかった)
そろそろ帰る時間になった。そもそも一体何のためにここに来たんだ?
まぁ、いいかと思い、「じゃ、俺帰るわ」とハルヒに声をかけたとき、
――窓の外が一瞬にして大荒れになった。
それはもう凄まじい荒れ方だった。窓の外で大木が空中浮遊していた。
俺は背筋が凍る思いがしてそっとハルヒを見やると、
「一緒にいて……」
とウルウルした瞳で《ハルヒが》俺を見ていた。
おいおい悪い冗談だろと思いつつも、一向に収まらないハリケーン並の風勢を見て、
俺はその場で口を開けて固まる事しかできなかった。
夜8時。少し長居しすぎた感じの時刻。一体俺はどうすれば良いのか。
一人無人島に取り残された気分で頭を回転させていると、
「今日は泊まって……」
唐突にハルヒがそう言ったのだった。おいおい、冗談だろ。
しかし、結論から言うとそれは冗談でも何でもなく、本当に真面目な話だった。
「じゃあ、先にお風呂入っていいよ」
ハルヒが頬を俯かせながら言った。
いや、着替えがな……と頬をぽりぽり掻いていると、
「わたしので良かったら……」
と水玉模様の描かれたパジャマを手渡された。丈は結構長い、けどさ
「嫌?」
俺は上目遣いに見上げるハルヒを目に入れた途端、
ここは断っちゃいけないとはっきり理解した。直感が。
「わ、わかった」
俺は内心これからどうなるのか不安に思いつつも風呂場に向かう羽目になった。
あ、パンツどうしよ。
湯船に浸かってはぁ〜と疲れた声を漏らしていると、
風呂場の扉をとんとん叩く声がした。
「はい。なんだ」
俺はハルヒが何か注意でもしに来たんだろうと高をくくっていた所、
「入るね」
とゆっくり扉を開けて、全裸で胸と下を押さえつつ入ってくるハルヒを認めて、
「……」
呆然とした。沈黙が俺を支配したと言っていい。
ハルヒは頬を少し赤らめつつ、おずおずと浴槽に入ってきて、
そんなに広くもない湯船のため、俺とハルヒは密着する形となった。
「あ、あ、あ、あ」
俺が口をぱくぱくさせているとハルヒが一層近づいてきて、
俺の肩にそっと頭を乗せた。髪が俺の胸の当たりをくすぐった。微かにハルヒの匂いがした。
これって夢だよな…………。そう誰か言ってくれ。 (終わり)
みんな知ってると思うよ
938 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 16:32:45 ID:7W7JBWvH
ネタにマジレス
ここはSSスレの中でも屈指のSS職人が集い投稿する場所
このスレの読み手は文法や心理描写などの書き方を書き手が各自習得済みであるということを前提として作品を読む
なのできちんとした書き方を習得できてない奴が叩かれるのは当然のことなのだ
また「〜〜って酷評してるけどじゃあどんな文章ならいいの?」なんて質問はそもそもNG
なぜならそんなこと質問しなきゃ面白い話が書けないような奴はそもそも投稿資格がないのだから
ここは「SS職人を育てる」場所じゃない「SS職人が挑戦する」場所なのだから
ここで酷評を受けた奴はまだ挑戦するには早すぎたということ
自分のレベルを上げてからまた挑戦すればいい
939 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 16:33:26 ID:7W7JBWvH
ここはSSスレの中でも屈指のSS職人が集い投稿する場所(笑)
ここは「SS職人を育てる」場所じゃない「SS職人が挑戦する」場所なのだから!!!!!!!!!
940 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 16:34:51 ID:7W7JBWvH
ほかのスレに紹介してきたらことごとく小馬鹿にされてしまいましたwwwwwww
ここはSSスレの中でも屈指のSS職人が集い投稿する場所wwwwwwww
なんと言っても「SS職人を育てる」場所じゃない「SS職人が挑戦する」場所なのだからな!
出たwwwwコピペ荒らしwwww
春だなぁどうしようもなく。
エイプリルフールネタがまだ投下されてない……
>>935 文は癖が無くて読みやすいんだけど、話自体にオチが無い
で、っていわれたらそこで終わりになってしまう。おしいっ!
945 :
長門たん:2008/04/01(火) 19:25:34 ID:6CstQRVF
インターフェースには色々なタイプの子がいる。あたしはよくマジメに仕事をこなしてるって思われてるけど、実はそうでもない。
だって只今、同僚の女の子に禁断の恋愛中なのだ!彼女はあたしと真逆のタイプですっごく社交的なのに、根はマジメで誰とでも程良く距離をとってちゃんと観測の仕事をこなしてるエラい子。
そんなマジメさがたまにでちゃうところがぎこちなくてかわいいんだぁ。でもあたしとはまだ仕事の話しかしてくれない↓
そんな彼女が珍しく休み時間にあたしの教室を訪れた。えっもしかしてあたしに用!?いや彼女のマジメさと人付き合いの手広さから人前であたしに接触する確率は3.2563%さらに十分間休みでそれが起こる確率は・・ってどうでもいい!あたしに話しかけてよ、お願いっ!
「長門さん〜?」
きキタ━(・∀・)━!!!!えっどうしようあたし、推測値以上のこの心拍数どうしよう!混乱のまま思わず口が滑る
「不必要な接触は推奨されていないはず」
あーあたしバカぁ!仲良くなりたいんだから歩みよらなきゃなのに「やだ、なにそれ〜、おっかしい、ちょっと話くらいいいじゃない。トモダチでしょ」友達認定キタ━(・∀・)━!!!!冷たくしちゃったのになんか今日の涼子ちゃん優しい!
てかトモダチでしょとかヤバいんですけど、マジ萌えるんですけど!ワクワクしてあたしは尋ねる
「要件、なに?」
「どうよ、ダンナさまの様子は?」ダンナさま〜?何またキョンくんの話〜?ツマンネ。適当に流そ。まっこういう固さがまたカワユいんだけどね涼子ちゃん。
「それならあなたの方が観測時間は長いはず」
「対象と彼の接触時間はあなたの方が長くみてるでしょ?」
「・・・特に報告すべきことはなぃ」
「あら、そうかな?対象の変化は目まぐるしいまでだと思うけど?」
やけにひっぱるなぁなんなんだろ?ハルヒとかキョンとか興味なぃよ〜。あたしが興味あるのは涼子ちゃんなんだよ。こんな話、好きな人に恋愛相談されんのとおんなじ。せつないよ!もぅ帰って!
「そういう認識できてるならわたしに聞きにくる必要はないはず」
「まあ確かにそんなこと聞きにきたんじゃないわ」えっウソあたしと仕事以外の話しよってこと!?マジ!?しかも何この間は?
「聞きたいのはあなた本当はどうしたいのかってことよ。」
946 :
如来:2008/04/01(火) 19:31:58 ID:6CstQRVF
えいぷりるフールネタの基本的な枠組み↓
女キャラのストレートな愛情表現。→たじろぐキョン→ば〜か!エイプリルフールなんだからっ!→だよなあ笑→心のなかで「察せよニブチンっ!ヽ(`Д´)ノ プンプン」
いい加減コテはずせよ粕
ハイテンション版きたww
四月馬鹿はVIPの臨時スレに投下されました
950 :
長門たん莞:2008/04/01(火) 20:47:21 ID:6CstQRVF
どうしたいのって涼子ちゃん、もしかして誘ってる!?もちろんあたしがしたいのは(^ε^)-☆Chu!!だょ〜!
あまりにも積極的なアプローチに恥じらいのあまりあたしは顔を強張らせる。うん、だけど今受け入れちゃダメよ!あたし。
見境ない女だと思われちゃうわ。クールなあたしに憧れてくれた涼子ちゃんを幻滅させちゃダメ!とりあえず拒否よ!ツンツンよ!
「蓄積したエラーは・・削除してゆくしかない」「えっ・・?」
えっっだってカワユいー!!でもここは心を鬼にしなきゃ。ゴメン涼子ちゃん!
「細かいエラーも蓄積すると連絡網が生まれシステムをおびやかすから」そうよ、本当は女の子同士なんていけないのだわ。エラーなのだわ!
「あのさ、そうじゃなくて・・」戸惑うカワユいあたしの涼子ちゃん。なんかいじめたくなっちゃう。もっと強くたしなめてあ・げ・る!
「さっき本当はどうしたいかとあなたは言ったけど、エラーで生じた現象は本当のことじゃない」そう、女の子同士なんて真の性のありかたじゃないのよ。だから萌えるんだけどヾ(≧∇≦)〃
「がっかりしたわよ。あなたには」吐き捨てるような語気にあたしへの思いの強さが感じられてちょっと罪悪感↓ゴメンね涼子ちゃん次はもうあたしも良識なんか捨てるからね!愛情受け止めてあげるからね!
ぼちぼち次スレだな。
とうとう60か、驚愕出ろよ……。
既に埋めネタ投下されているのか?
>>952 ここはSSスレの中でも屈指のSS職人が集い投稿する場所
空を見上げる。
何時に無くからりと晴れた空は、この日を待ち望んだ私の心の中そのもの。
長かった本当に長かった。
空回りした中学三年間、命令のままに素っ頓狂な事をやらされるなんてこんな気持ちを誰がわかってくれるっていうの!
それは例えば、日本人が日本語で日本製の石灰を使って日本のグランドにこう書くのだ。
『私はここにいる』
……次の日マジ休もうかと思った。
ああ、憂鬱。
中学の私のクラスは六階建ての四階、校門から玄関までグランドに集まった先生たちを見てハテナマークを浮かべて歩き
窓からそれを見なおしたクラスメイトが引きつった納得顔を浮かべる。
わかる、その気持ちよーっく分かるわ。
だってここには夢もロマンもサスペンスもついでにミステリーだってないもの。
これは仕組まれたただのお遊戯よ。
それはどこかの権力者が目の眩んだ哀れな亡者どもに金貨を投げつけて、悦に浸ってるようなもんだわ。
そして、その黒幕こそ私。
あーもう。これが一番腹立たしい。
時間を戻せるならせめてもうちょいアレンジは加えたい。進めていいなら一気に進めてしまいたい。
ベストを尽くさなかったのがあの時の私にとっては唯一の汚点よね。
顔を真っ赤にして線を消し始めた教頭と生徒会の面々をちょっとだけ見直しちゃったくらいに。
だいたいなんでこんなまどろっこしい真似をしなくちゃいけなかったのか。
それがまったくもって一番の謎で問題なのよね、あーわくわくする。
今から十年とちょい前、銀河系で活発に活動していたはずの情報フレアにごく小さな淀みが発見されたことからそれは始まった。
始めはなんてこと無いなんて思われていたんでしょうけど、
それが次第に広がり始めた事で自体はだんだんと予測を超えていった。
あいつらだってそれは真剣になったんじゃない?
だって自らの存在が消滅するかもしれない重大な事件だもの。
そして、ほどなくその原因がある一人の人物に思い当たったのよね、それがこの地球にいるまたとんでもなく普通な奴なのよ。
誰だと思う?それはね。
「それじゃ一年間よろしくお願いします」
あーあ、また何とも面白くない挨拶だこと。
前のクラスメイトが当たり障りのない自己紹介を終えて腰を下ろす、と同時にシーソーのように私が立ち上がった。
ふふーん、よろしくキョン。
私は目の中に太陽を集めてその背中に思いっきり注いでやった。
与えれたラストミッション。それはコイツから可能な限りの無気力さを奪う事。
そして同時に私の解放も意味するわ。
もう誰の命令もうけないんだから!
小さく息を整える。
キョンの興味を引きつつなおかつ自分自身の宣言も同時に込めて、私の意志で話す最初の言葉をこの教室のつまんない空気にのせる。
感じるまま自由にやってやるんだから!!
埋め用
はやくマトモな人次スレたてとくれい
久しぶりに1000行くね
958 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:28:49 ID:3sf+z2sI
>>957 可能性高そうな予想だな。30%くらいか
まあ、今年それを言い出さなくても来年あたりにそれを言い出すのは確実だけどな
そんなにおかしくも無く、改変のしにくい
汎用性の無いコピペを広めたがる奴って何なんだろうね?
04/01は本当に荒れに荒れた
まず日が変わったとたん朝倉SSの乱稿
ネタか真性かわからん稚拙な内容のSSで無駄に、そしていたずらにレスとスレ容量が失われる
そしてこれまた要領の得ない評論会
糞コテとそれにいちいち群がるバカども
春の陽気に当てられたか?
そしてエイプリルフールが許される午前ギリギリに意味のわからんネタにマジレス
なにが「ここはSSスレの中でも屈指のSS職人が集い投稿する場所」だ。寒いんだよ
しかもそれにいちいち反応し他スレにまで迷惑かける馬鹿
ようやくひと段落したと思ったら最初の三行で読む気のそがれるクソSSが投下され
04/01最後のレスは「久しぶりに1000行くね」というチラ裏かつ味気ない一行レス
結局2008/04/01はエイプリルフールネタのSSも投下されず春の陽気に当てられたお祭り気分の住民たちが他人を罵りあって終わるという悲惨な日となった
そして今日初めてのレスは少ない頭で考えた糞つまらないコピペをはやらせようと必死に頑張ってるキチガイ
このスレにはもはや未来も希望もないな
昨日の流れはほんとに嘘であって欲しい
俺がここを見始めてからこの一年半の中で最大にスレの終わりを感じた
963 :
A.F.D.:2008/04/02(水) 02:45:48 ID:jU6j5sCR
人間というのは難儀な生き物で、同種族が伝える内容が本当なのかどうかと勘繰ってしまう下種な部分を持つ種族である。
ましてや今の俺は目の前に立つ存在が本当の事など何一つとして語ってないのではないかと疑心暗鬼の状態だ。
だがそんな行為を一概に俺の所為だと責め立てるのは少し待ってもらいたい。理由を聞けば誰だって俺に賛同してくれるはずだ。
なぜなら今日は四月一日、万愚節。そう、年に一度の全国一斉嘘つき量産日と化すエイプリルフールであり、その上目の前に立つのが
我らがSOS団の団長にしてトラブルメーカー、涼宮ハルヒその人だというおまけ付だからだ。
「最上級生となったからには後輩たちのお手本とならなくてないけないの。いつまでも不思議探索だなんて事はやってられないって訳。
SOS団は北高に対して、いえ北高だけじゃなくて地域に関しても貢献していく福祉ボランティア団体に路線変更を行うことにするわ」
「奉仕団体とは涼宮さんらしい、大変素晴らしい考えかと」
突込み所満載の団方針を語る団長に対し盲目的に賛成票を投じる古泉。いくら何でも嘘つき過ぎだ。そんなんで騙せる奴は俺の知る限り
「福祉ボランティアですかぁ。難しいですけどそういう人のお役に立てるのって素敵な事ですよね。って、あ、そうでした。今日は嘘を
つかないと逮捕されちゃう日なんでしたっけ。えっと、そういうのは良くないと思います」
疑うという単語を知らないのではないかと思われる天使のようなこのお方ぐらいのものだ。ところでこのお方に嘘をつかないと逮捕される
なんていう嘘を吹き込んだのはいったい誰なんでしょうかね。俺は脳内で軽快に笑うこの場にいない名誉顧問の姿に尋ねてみた。
「ところで有希、さっきから熱心に何読んでるの?」
「年少系ロリられた世界。つまらない本を見つけては、ばらして晒して賞賛でごまかし内容に抗議する話」
お前までライアー合戦に参加するのか長門。というか何なんだその食指の動く内容は。
「…………」
いやそんな「さぁ?」と言った表情で首を傾げられてもこっちも困る。それで面白いのか?
「全然。入手してから七一〇回読み返しているが未だに面白さが解らない」
いやそんなに無理して読むこともないだろうというかそれもまたウソなのか? もはや何を信じればいいのか解らないまま俺は
正午を告げるビックベンモドキな鐘の音を待っていた。理由はいたって簡単、始業式が終わり部室に揃うなりハルヒが
「という訳で今日は今から昼のチャイムまでみんなでウソをつくのよ!」
と最初に宣言したからだ。
狸と狐の化かしあいと化した部室内では可愛らしいネタからどぎついブラックジョークまでが防衛最前線の弾丸以上に飛び交い
そろそろ性も根もネタも尽き時計の針がもうじき頂上で交差しようとした時、ハルヒからとんでもない最後の弾丸が放たれた。
「ところで有希にみくるちゃん、あなたたちはキョンの事どう思ってるの?」
「えっ?」
「…………」
話題を振られた二人が一度俺を見つめ、そして再度ハルヒを見つめて回答に詰まる。もちろん話題の中心となっている俺の息もだ。
どんなウソが返されるのやら。万が一朝比奈さん辺りから「大好き」とか言われた日には天にも昇る気分のまま地獄行きとなる。
「……あなたは?」
長門が長剣を抜刀しハルヒへ斬り返す。ハルヒもまた他の二人と同様に一度こちらを向いてから天井の縁でも見つめるが如く首を
あげて言葉に詰まっていた。三人の互いへの目線を観察するに、どういう答えが最高か真剣に考えているようだった。
「……あたしは」
言葉を切り出したのはハルヒ。目線を一瞬泳がせてから俺の方を向き一呼吸入れると、
964 :
A.F.D.:2008/04/02(水) 02:47:37 ID:jU6j5sCR
キーンコーンカーンコーン
「あたしは好きよ、キョンの事」
チャイムに被せてハルヒが顔を赤らめながら答える。
キーンコーンカーンコーン
「わ、わたしも、キョン君のことは、えっとすすすすす好きですっ!」
朝比奈さんはチャイムの音に焦りつつ吹っ切れたかのように主張する。
キーンコーンカーンコーン
「おそらくわたしも、彼に対して好意というものを持っている」
そして静かに長門が答え、俺の方をじっと見つめてくる。
キーンコーンカーンコーン……。
そしてライアータイムは終了の鐘を告げた。突然の三人の告白に俺はもう色々な意味で限界に近い。気の利いた返答を返すどころか
一言も発する事が出来なかった俺が文字通り言葉を探して脳内中を駆け巡っていると、
「はい、これでオシマイっ! 最後ので大逆転ね、一番騙されたキョンは罰ゲームとしてやかんに水を汲んできなさいっ!」
そんな初耳の内容と共にしてやったりの表情を浮かべた団長からやかんを投げつけられた。
水を汲んで帰ってくると部室前に古泉が一人で立っていた。
「お疲れさまです。コスチュームチェンジだそうです」
なるほど。俺は納得すると古泉に倣い横に並び立った。
「何故涼宮さんがウソをつくのはお昼までと決めたか解りますか?」
エイプリルフールのルールだからだろ? 詳しくは知らんがウソをついていいのは午前中だけだって聞いた覚えがあるぜ。
「そうです。ウソをついていいのは午前中のみ、つまり正午までです」
改まって何を言い出すんだコイツは。俺は中から「もういいわよ!」と言う団長の指示に従いやかんを持ちなおすと、ドアノブを
握る古泉に開けるよう目で伝えた。古泉は頷きドアを開ける。そして俺が通り過ぎようとした瞬間、俺にだけ聞こえるような小さな声で
「ところで知ってますか? チャイムというのは定刻になった時に『鳴り始めて』時刻を知らせるモノなんですよ」
そう告げてきた。
小ネタのクセに間に合わなかったorz
965 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 03:57:07 ID:aOi0bdlB
04/01は本当に荒れに荒れた
まず日が変わったとたん朝倉SSの乱稿
ネタか真性かわからん稚拙な内容のSSで無駄に、そしていたずらにレスとスレ容量が失われる
そしてこれまた要領の得ない評論会
糞コテとそれにいちいち群がるバカども
春の陽気に当てられたか?
そしてエイプリルフールが許される午前ギリギリに意味のわからんネタにマジレス
なにが「ここはSSスレの中でも屈指のSS職人が集い投稿する場所」だ。寒いんだよ
しかもそれにいちいち反応し他スレにまで迷惑かける馬鹿
ようやくひと段落したと思ったら最初の三行で読む気のそがれるクソSSが投下され
04/01最後のレスは「久しぶりに1000行くね」というチラ裏かつ味気ない一行レス
結局2008/04/01はエイプリルフールネタのSSも投下されず春の陽気に当てられたお祭り気分の住民たちが他人を罵りあって終わるという悲惨な日となった
そして今日初めてのレスは少ない頭で考えた糞つまらないコピペをはやらせようと必死に頑張ってるキチガイ
このスレにはもはや未来も希望もないな
>>964 なんとも不穏な空気の中、時季に合わせたSS、GJです。
キョンがフリーズしたのは、最後の古泉の一言の意味するところに本能的に気付いていたからなのか、それともマジで鈍いのか、どっちにしてもらしさが出ていてよかったです。