ヤンデレの小説を書こう!Part14

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1名無しさん@ピンキー
ここは、ヤンデレの小説を書いて投稿するためのスレッドです。

○小説以外にも、ヤンデレ系のネタなら大歓迎。(プロット投下、ニュースネタなど)
○ぶつ切りでの作品投下もアリ。

■ヤンデレとは?
 ・主人公が好きだが(デレ)、愛するあまりに心を病んでしまった(ヤン)状態、またその状態のヒロインの事をさします。
  →(別名:黒化、黒姫化など)
 ・転じて、病ん(ヤン)だ愛情表現(デレ)、またそれを行うヒロイン全般も含みます。

■関連サイト
ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫(本保管庫)
http://yandere.web.fc2.com/

ヤンデレ臨時保管庫 @ ウィキ(臨時保管庫)
http://www42.atwiki.jp/i_am_a_yandere/

■前スレ
ヤンデレの小説を書こう!Part13
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199940017/

■お約束
 ・sage進行でお願いします。
 ・荒らしはスルーしましょう。
  削除対象ですが、もし反応した場合削除人に「荒らしにかまっている」と判断され、
  削除されない場合があります。必ずスルーでお願いします。
 ・趣味嗜好に合わない作品は読み飛ばすようにしてください。
 ・作者さんへの意見は実になるものを。罵倒、バッシングはお門違いです。議論にならないよう、控えめに。

■投稿のお約束
 ・名前欄にはなるべく作品タイトルを。
 ・長編になる場合は見分けやすくするためトリップ使用推奨。
 ・投稿の前後には、「投稿します」「投稿終わりです」の一言をお願いします。(投稿への割り込み防止のため)
 ・苦手な人がいるかな、と思うような表現がある場合は、投稿のはじめに宣言してください。お願いします。
 ・作品はできるだけ完結させるようにしてください。
 ・版権モノは専用スレでお願いします。
 ・男のヤンデレは基本的にNGです。
2名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 14:31:12 ID:uZFpKqF/
         *、 *、      。*゚    *-+。・+。-*。+。*
        / ゚+、 ゚+、   *゚ ・゚    \       。*゚
       ∩    *。  *。    +゚    ∩    *
   (´・ω・`)      +。   +。   ゚*     (´・ω・`)
   と   ノ      *゚  *゚    ・     。ヽ、  つ
    と、ノ     ・゚  ・゚     +゚    *  ヽ、 ⊃
     ~∪    *゚  *゚      *    +゚    ∪~   ☆
          +′ +′      +゚   ゚+。*。・+。-*。+。*゚
3名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 16:17:26 ID:WxCWaQYG
真面目に>>1乙!
4名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 16:59:40 ID:mGGiUOrW
近い内に>>1がヤンデレっ娘に監禁され(ry
5名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 17:01:54 ID:tF9j5nMa
>>1乙かれー。。チョコレートを分けてあげよう
6名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 19:19:12 ID:1Dk0Mh6B
ドラえもん
7名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:09:27 ID:QLVbbkNH
>>1
夜まで待っても良かったと思うけど、テンプレは特に問題ないね、たぶん。

あと、さっきお前の家を探してる女がいたから住所教えてあげたぞ。
8名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:22:49 ID:5bUVAZI+
>>1
しかし何で>>7>>1の住所知ってたのかが問題だn
9名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:45:59 ID:T4ok4ffd
>>7>>1を追いかけてるヤンデレで
>>1を追いかけてる女がいると知らせることで
>>1にその女を拒否らせる魂胆なんだよ!!
10名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:03:28 ID:mGGiUOrW
受け入れたらどうする
11名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:17:01 ID:T4ok4ffd
だから>>1に恐怖心を煽っておきながら
裏でその女の邪魔をするんだよ・・・
12名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:30:20 ID:E+pkxIV6
とりあえず>>1に合唱
13名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 01:39:44 ID:lTvcSv8V
ららら〜♪
>>1乙〜♪
14名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 03:23:04 ID:smF8rn47
>>1
乙です☆
15名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 09:12:06 ID:s1JwMypw
>>1、よくやった、うちに来て妹とファックしていいぞ
16名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 12:23:04 ID:d6409hKN
武装練金のパピヨンが女だったらいい感じのヤンデレなのになあ、と思う俺。
17名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 12:55:55 ID:PEuN+CIb
デレどこだよw
18名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 13:08:55 ID:d6409hKN
うーむ……カズキだけにしか本名を呼ぶのを許さないところ、とか。
19名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 13:36:49 ID:EOOwjyYi
なんだかんだ言って、白い核金つくったところとかも?
20名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 14:07:10 ID:OgO2lNzb
元病弱で薄幸の美少女が
蝶マスクと魔法少女風ボンテージを身に着けた
ヤンデレ女王様に早代わりかw
21名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 21:22:05 ID:mMeCAGTm
>>15
お前の妹がすごい目でお前を睨みつけてたんだが・・・?大丈夫か?
22名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 21:58:19 ID:7U0YnrLK
>>15
訓練教官殿!
微笑みデブがM14にヤンデレているようですが大丈夫でありますか!?
23名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 22:05:42 ID:IVw6YlOT
>>22
このスレのお約束は…
・ヤンデレヒロインは美女か美少女
・ヒロインの幸せこそがハッピーエンド

なんだよ…


何?ヒロインが可愛くないだと。
それは妄想力と気合とヤンデレ萌えで補うんだ!!
どうしても駄目ならヤンデレの女神様に祈れ!!
24名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 23:00:08 ID:u/QvdIJX
かわいくないヤンデレか・・・
そこで整形ヤンデレだ。
一度愛しの彼に振られてしまった。理由は容姿がジャイコや花沢さんタイプだったから
そこで、彼女は就職後は給料のほとんどを整形資金の貯金に費やし、ついに多額の金銭と引き換えに美貌を手に入れた
もう一度彼にアタックしようとする彼女だが・・・

惜しむらくはこの妄想を文章へ昇華できないことだ
25名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:30:56 ID:GjX6mpLa
>>24


 整形と聞いて余り良い顔をしない人もいるだろう。
「作り物の顔」
 そう言われた事もある。だけど、私にはこれしかなかったから……藁にも縋る想いで「作り物」を求めた。


「私の事。覚えてますか?」
「貴方に言われたから、私は生まれ変わったの」
「待たせてしまってごめんなさい。でも、これからはずっと一緒です」



「手始めにあの醜い雌犬を消してしまいますね。」
26名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:35:11 ID:7Khp71eJ
整形ネタか。
こんなのも考えられる。


自分の容姿に自信がなく、告白出来なかった女の子が整形+ダイエットで
誰もが認める美人へと大変身。元々性格も良かった彼女はたちまち人気者。

しかし…意中の彼は
「前の君が好きだった」とつれない返事。
しかも自分の親友(普通の容姿)といい雰囲気に。

「私は死物狂いで努力したのに!!なんであの子と付き合うの!!」
とヤンデレ覚醒。


悲しいかな、俺には文才及び根気が足りない。
27名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:44:55 ID:+8gK+cDQ
レディコミにありそうだな
28名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:52:16 ID:EJU70vyD
>>26
某バーローな漫画でそれとそっくりな話があったよ。
最終的に男は整形女に毒殺される。
29恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26 :2008/03/02(日) 06:09:33 ID:REqIrwkK
第五話、投下します。
30恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26 :2008/03/02(日) 06:12:09 ID:REqIrwkK
***

 何処からともなく、焦げくさい臭いが狸の鼻をくすぐる。
 狸は火事かと思って飛び起きると、兎が台所から呆れた顔を覗かせた。

「本当に、狸さんは落ち着きがないですね」

 兎は包丁を握ったままこちらを向いたものだから、狸は少しびくりとした。

「ひぇ、殺される」

 兎は何も言わずに台所へと戻る。
 落ち着いて狸は気が付いた。そうか、兎は料理をしているんだなと。

 狸は地べたにあぐらをかき、暫くの間、狸は兎が料理しているのをじっと見ていた。
 その姿を見て、いっそのこと火事だったら良かったな、と溜息をついた。
 兎はこじんまりとしたちゃぶ台に、半分墨になった焼き魚を並べると、
 二匹は向かい合って手を合わせる。

 狸は、兎のところに料理が無いのを見て、すこし不思議そうな顔をした。

「兎さんよお……兎さんは何も食べないのかい?食べないと力が出ないよ……」

 兎さんは少し苦い顔をする。

「いえ、狸さん、私は先ほど味見してお腹一杯なんですよ」

 狸は再び溜息をついた。
 狸は辛うじて食べれるご飯を中心にかきこむ。
31恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26 :2008/03/02(日) 06:12:59 ID:REqIrwkK
「そういえば、狸さん、昨日は何処へ行っていたのですか?」

 狸は一瞬、ご飯が喉に詰まるのを覚え、豪快にせきをした。
 兎はあら、大変と背中をさする。

「いや……少し月が綺麗だったから散歩し……」
「嘘ですね」

 兎は強い口調で否定した。狸は口ごもった。

「嘘だと言うのは、貴方の体から若干、線香の臭いがするのですよ。
 貴方の家で線香を焚いているところを見たことがないのですよ。
 とすると、他の場所で線香を焚いてある場所に行った筈ですね。例えば……」

 少しくすと笑う。その笑い声に、狸はびくりと驚く。

「娘さんの家、とかですね……性懲りも無く、笑われに行くために」

 狸は俯く。
 そして恰も地面に話かけているかのように呟く。

「実は……言い難いことなんだけど……
 俺、やっぱり兎さん、あんたとは付き合えないんだ」

 兎は耳をぴくぴくと動かす。

「あのよお……あの晩、確かに娘のところへ言ったよ、
 で、やっぱり俺、娘のことを忘れられないんだよお……
 俺も、見ての通り、そんな出来た奴でもねえし、
 すっぱり忘れられるほどの男らしさもねえよ……
 だから、兎さん、あんたの好意は嬉しいのだけど」
32恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26 :2008/03/02(日) 06:15:44 ID:REqIrwkK
 兎は途中で笑い出す。狸はまたびくりとして言葉を詰まらせる。

「あはははは、何を、何を言い出すかといえば、またそんな戯言ですか?
 お腹、お腹が苦しいですね」

 狸は少しむっとした様子で口をつぐむ。兎は自信たっぷりに述べる。

「いいですか、遠くの薔薇より身近なたんぽぽです。
 天高く飛んでいるように見える青い鳥もまた家の中で鳴いているわけです」

 そう言うと、兎は狸と距離を詰める。狸の頭を両手で押さえ、唇を重ねようとする。
 狸はそれを押しのける。

「いや……俺は頭が悪いからよくわからんけど、
 そうじゃないんだよ……俺の、俺なりのけじめだよ」

 兎は少し哀しそうな寂しそうな表情を浮かべる。
 兎のことだから演技かもしれないが、と狸は思う。
 だが、それでも、兎の哀しそうな顔を見るたびに、何処となく、兎のことを傷つけてしまったのではないか、
 という罪悪感を覚えてしまう。

「じゃ、俺は……芝刈りに行ってくるからさ……」

 狸は相変わらず不恰好な歩き方で出て行く。
 一人残された兎は唇を噛み締め、袖をきゅっと握った。

「忌々しい……忌々しい……
 あの小娘、まだ私のことを邪魔しようって言うの……」

 そのときの顔といったら、禍々しい魑魅魍魎でさえも、恐れて逃げ出していたであろう。
33恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26 :2008/03/02(日) 06:16:34 ID:REqIrwkK
 ***

 ところで、娘のほうはといえば、爺様と並んで、鍋で煮込んだ芋粥を仲良く食べていた。
 爺様は、その老体のせいか、なかなか外へと出られず、かといって日々貧しい生活であったから、何もしないわけにもいかず、黙々と草履を作っていた。
 爺様はふうふうと粥を冷ます娘を見ながら、少し申し訳なさそうに話を切り出した。

「なあ、娘や。もうお前も年頃じゃ。もうそろそろ嫁に出る事を考えてもよかろ」

 その言葉を聞いて、娘は芋粥を食べる手を止める。

「ええ、解ってます、御爺様。でも、私は既に嫁になる相手は考えています」

 爺様は少し目を丸くする。
 一人娘が既にそのようなことを考えていたとは思ってもいなかったからだ。

「ほほう、娘や。その相手というのは……
 働き者なのかね?品性や行いが良いものなのかね?
 若い者に騙されてはならんぞ、若いうちはなかなか落ち着かないものだから、
 気が気で心配ならんからな」

 娘はにっこりと微笑む。

「その人は、働き者で品性もよく、
 私のことを一番考えてくれていて、一番愛してくれています。
 ですから、そんな心配はいりませんよ、御爺様。
 それに若い人のような魅力で誘惑出来るならば、他の人たちみんな誰でも誘惑されていますわ」

 爺様は少しほっとしたのか、顔をしわくちゃにして微笑む。
34恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26 :2008/03/02(日) 06:19:22 ID:REqIrwkK
「そうだそうだ、わしの一人娘だから賢く育てたつもりじゃ。
 ご免のう、年寄りは少し愚痴っぽくてかなわんくなる」

 娘はただただ相槌のように頷くと、空っぽになった鍋に茶碗を入れて、
 井戸へと向かった。たらいに水を汲むと、鍋と茶碗を浸し、へちまで擦る。
 ふと横を見ると、娘は庭の入り口に一匹の兎が立っているのに気が付いた。

「あら、兎さん、どうしたのですか?道にでも迷われましたか?」

 茶碗を洗う手を止め、そのように呼びかける。
 その呼びかけに答えるかのように、兎は丁寧に深々とお辞儀をする。

「どうも、こんにちは。いつも私の主人がお世話になっております」

 娘は少し考える。何故なら、娘にとって雄兎の知り合いは思い当たらないからだ。

「失礼ですが、多分、人違いをなさっている気がするのですが」

 兎は作り笑みを浮かべる。

「いえいえ、あなたも随分と頭の中が古いのですね。
 私が申し上げているのは、誠実で真面目で、
 ただ何処か頭が抜けていて身形が醜悪な為にみなから嫌われている人のことですよ」
 
 女性の勘というものは恐ろしい。娘はただそれを聞いただけで漠然と理解した。
 この兎が何の為にここにいるのか、ということも。

「あの、失礼ですが、何か勘違いされていませんか?
 確かに、私と恋仲に成っている人がいるのは確かですが、
 貴方みたいなべっぴんの方をお嫁さんに貰っているとは聞いておりませんが」
35恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26 :2008/03/02(日) 06:20:43 ID:REqIrwkK
 兎は表情を崩さずに微笑み続けている。
 但し、目は全く笑ってはいないが。

「ええ、勿論、解っております。
 私も現在独りの身で御座いますし、彼のも独りの身で御座いますが、
 何時しか二人は固く結ばれることになるのです」

 娘は茶碗を手に取り、鍋をぶら下げると、
 先ほどの様子とはうってかわってぶっきらぼうに言葉を投げつける。

「で、何のようですか?そのようなことを伝えにだけ来たわけじゃないでしょう?」

 兎は何事も無いかの如く、淡々と続ける。

「いえ、今日は挨拶というくらいですよ。また何かの縁で出会うこともあるでしょうしね……」

 娘は何も言わずに家の中へと入っていく。
 兎は家のほうへと向き直り、誰も見ていない場所でただ頭を下げ、歩きだした。

「なるほど、あのような娘が言い寄って誘惑していたのですね。
 確かに……あれほどの美人でしたらくらりと来ても仕方ないですね」

 兎はくすくすと笑う。

「いえ、いざとなったら消してしまえばいいだけの話。
 私以外を好きになったならば、それを消してまた向きなおせばいい話。
 簡単なこと、簡単なこと……」

 恋は人を盲目にする、とは良く聞くことではある。
 兎が如何なる目を奪われているのか、それは恐らく神か仏にしか解らぬことであろうということ、なのかもしれない。
36恋の病はカチカチ山をも焦がす ◆iIgdqhjO26 :2008/03/02(日) 06:21:48 ID:REqIrwkK
第五話投下終了です。
37名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 06:26:41 ID:0808zc04
GJ!!
つ、ついに直接対面したか……
38名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 07:14:41 ID:LlmhJJpr
>>36
GJ!
遂に始まった…女の戦いが
ゾクゾクしてきたぜ!
39名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 08:59:19 ID:vBTVNF33
GJ!

オラ、何だかゾクゾクしてきたぞ!
40名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 13:30:21 ID:BmtleZg7
GJ!

娘さんもヤンデレ化するのか?
41名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:12:38 ID:zqxLJyrG
GJ!

兎が正面から宣戦布告したのに萌えた
もう結婚してるから近付くな、とか言うのかと妄想した俺はヤンデレに刺される資格もない
42名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:55:56 ID:7Khp71eJ
>>41
後ろでお前を暗い目で見ている子がいるぞ。




等と言うと思ったか。
そんな根性なしはヤンデレ少女にペニバンで掘られて、地獄ならぬ
天国でも見てこい。
43名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 21:45:12 ID:uQ4T/+sU
>>42
後ろ後ろ
44名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 21:57:10 ID:iBHvJNzm
>>43
後ろ後ろ
まったく、少しは自分の身の回りにも注意を向けたまえ
45名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 22:04:36 ID:EYZQCmL0
>>44

後ろ後ろ
46名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 22:07:52 ID:os3K1Pbw
右向け右
47名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 22:58:30 ID:3IYMkssz
>>46
お前・・・、足下・・・
48名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 23:18:26 ID:giQJlCmt
>>47
おい・・左斜め・・・
49名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 23:20:53 ID:2l8+L1wq
>>47
危なーい!上だぁー!!
50名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 23:22:05 ID:7GMk7qgy
>>48
馬鹿!それどころじゃねぇ!!天井見ろ天井!!
51名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 23:22:28 ID:GST5Rnjj
・・・残像だとッ・・・・!?
5242だが:2008/03/02(日) 23:35:21 ID:7Khp71eJ
この中で一人でも

ヤンデレ少女に襲われてるといいね…
ちなみに俺は普段の行いが悪いのか無事だorz
53名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 23:45:18 ID:3vyDFnuw
>>52
なぜ、あなたが平穏無事なのか、考えたことはありますか?
私が毎日毎日、どれほどの苦労をして、あなたに擦り寄ってくる泥…
・・・いえ、何でもございませんわ。お気になさらず・・・。
54名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:15:35 ID:YDxvYK1P
こういうレスが帰ってくるからこのスレはいいよな
ヤンデレっ子に愛されるのを疑似体験できる……
55名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:22:41 ID:s59JTe+D
>>54
君は何を言ってるんだ?さっぱりわからないYO
56名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:28:45 ID:Pz1LPWMB
>>54
あなたは病んでいる
57名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:31:31 ID:kFRfNJUn
お前達は最高すぎるな
なのになんでまだ無事なんだ?
58名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:53:42 ID:YDxvYK1P
>>56
病んでいるって、ヤンデレっ子に愛されたいと思うのは人として基本的な欲求だろ?
59名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 01:01:25 ID:lmTSvE38
なんという数珠繋ぎ
立体位置を脳内マッピングしようとしたら絶望した
60名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 01:03:21 ID:T7Y5e1dT
>>57
俺たちは皆、ヤンデレっ子を愛している。
だが俺たちを愛してくれるヤンデレっ子がいない、ただそれだけだ。

さーて・・PC閉じて課題をさっさと終わらせるか・・・
61名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 08:03:59 ID:nHh+8dh6
それが…60を確認できた最後の言葉でした(60の母)

60は「最近誰かに監視されてるみたいだ」とよく口にしてました。
まだ…見付からないんですか?
(60の親友♀)

お兄ちゃんを早く見付けてよぉ!!あの女が犯人に決まってるじゃない!!
(60のキモ…妹)

60は無事ですよ。姉だから分かります。
ふふ…もう我慢しないから60ちゃん。
(60の姉)

60に付きまとっていた人?クラスの女の子みたいです。
私?べ、別に彼に興味無いんで。
(60の同級生・ツンデレ?)

60くんをストーキング?はい…よく後を付けたり、彼の持ち物で自慰を行ったりはしてましたが…彼の行方までは。
(60のクラスメイト・ストーカー)

60が行方不明になって一月。早くも捜査本部には諦めの空気が
漂っていた。
だが私は諦めない。必ず60を見付け、そして…
(刑事・60の先輩♀)

??「無駄よ…>>60は私だけのもの。誰にも渡せないの」

>>60拉致事件」
拉致ヤンデレは誰だ?
(母除く)
62名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 09:00:51 ID:pZfgoFVr
姉が一番怪しい
63名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 10:26:06 ID:rwVxyX5z
と見せ掛けて、普通を装う親友が怪しい
64名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 11:51:19 ID:s59JTe+D
実は身の回りの女性を覚醒させるための、>>60の狂言だった!
65名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 13:02:02 ID:scYb9SfW
犯人はヤス
66名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 17:12:00 ID:RjkjOooO
放課後、一通のメールが届いた
今日病欠した恋人からだ

『看病しにきなさい』

おーい、生きてるかー?
「やっと来た、私がいない間に他の女に手出してないでしょうね」
出してねぇ
そう言うお前も病人なら病人らしく寝てろ。
何ソファーでくつろいでんだよ
「ゆっくり寝てらんないわよ!」
はい?
「貴方が私以外の女とイチャついていると考えるだけで、ゲファッ!」
あー!服に血が・・・
汚ったねぇなぁ〜も〜!
「そうよね、私の血なんて汚いわね、それに比べあの女の初めての血はさぞ綺麗だったのでしょうね!」
あの女って誰だよ!あーもう力むから、鼻血が
ほら、ベッドまで抱っこしてやるから
「うふふ、貴方はそうやって私をお姫様抱っこしてればいいの」
はいはい
「もし、他の女にもこんな事したら、私死ぬから、さっきみたいに血ヘド吐いてとても見れたものじゃないようなガハッ!」
はいはい、そうで御座いますかお姫様
「死ーぬーかーらー!」
分かった!分かったから耳元で叫ぶな!・・・・ほら、ついたぞ
「ん、もっと優しく下ろしなさいよ病人なのよ」
ごめんごめん
ってもお前、元気そうじゃねぇか
「あ、そっか、まだ本当のこと言ってなかったけ・・・」
・・・え
67名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 17:22:34 ID:RjkjOooO
「病気の事、私ね・・・」
・・・
「・・・・・・」
・・・・・・
「・・・・・・恋の病なの」
・・・・・・
「・・・・・・」
・・・・・・
「・・・・・・好きー」
照れるぐらいなら言うな!
68名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 17:47:47 ID:m8hkpdJ2
…グッド。

IDに丸が多いなw
69名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 19:51:31 ID:RjkjOooO
なんか読みにくくなってしまった
次から気を付けます
70名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 20:42:46 ID:YDxvYK1P
俺……今朝の夢、ヤンデレっ子の夢だったんだ……
夢に見るまでに恋焦がれているのに、どうして現実では縁がないんだ……
71名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 20:43:21 ID:Q4KJ57EP
なんかライライの吐血ヒロイン椿を思い出した
72名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 20:44:46 ID:AONcBmaJ
>>71
また懐かしい作品を
73名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 21:12:29 ID:foxZk8OH
>>67
ナイスジョブ
これは……ツンヤン?ヤンヒート?
判別が難しいぜw
74名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 01:20:35 ID:sdyPKjD9
>>70
そんなことないよってお前の美人の母さんが言ってたよ。気をつけてね^^
75名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 07:58:42 ID:Cdbtffjt
>>74
そう言えば>>70とは本当の親子じゃないんだってさ。
年も八つしか違わないって、うちのねーちゃんが言ってた。
76名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 16:53:59 ID:sZaS8L3F
つまり腹違いの種違いの勘違いの人違いの親子というわけだな
ところで>>70の母さんが>>75の姉についていろいろ聞いてくるから教えちゃったよ
なんか秘密がどうとかバラしたらどうとか言ってた。ちょっと刺されて怖かったから……
77名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 19:43:14 ID:A8TywC6/
流れぶった切って小ネタ。ヤンデレとは違うかもだが、まあ小ネタですから。

-------------------------------------

「ヤンデレになりなさい」
「は?」
そんな唐突に訳の分からぬ四文字を含まれたことを女友達に言われた私。
そういえば彼が出来たのだとか。いいなあ。でも何その単語。
「何を言ってるかさっぱりなのですが」
「ヤンデレはいいぞぅ・・・ああいいぞぅ」
「・・・ヤンデレってそもそもなんなのはぶ!?」
殴られた。裏拳だった。ひどい。
「全く。そんなこと言うなんて。
そんなことだから好きな人にも告白も出来ないのよ!」
「___!!ななな、何言って。べ、別にあの人のことなんか・・・」
「分かりやすい反応ね・・・ま、いいけど」

その後、ヤンデレについてのトークを友人にみっちり受ける。
聞いていた周りの女の子が逃げたりしていたが、私は逃げ切れなかった。

「で、でも・・・愛という名目でそこまで行っちゃうと・・・やっぱり駄目なんじゃ」
「ふふふ・・・甘い。GEKIAMAよ!」
「何故にローマ字」
「そこにメリットがあるからさ・・・くくく」
「な、何よ・・・」
不敵な笑みを浮かべながら、友人は高らかにこう告げた。
78名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 19:44:00 ID:A8TywC6/
「ヤンデレヒロインであることの良さ、それは・・・ずばり、どちらに転んでもハッピーエンド!!」
「な、なんだってーーーー!!」
「監禁して二人の世界に入ってもハッピーエンド(主にヒロインが)だし、
たとえ愛する人が彼女の症状を元に回復させても二人ともハッピーエンドだから、
ヒロインにとってはとてもおいしいってことなのよ!!」
(ええーーーー)
「でも・・・好きな人が拒絶したり別れる話だってあるんじゃ・・・」
「あ、大丈夫、その後絶対笑顔で泥棒猫を抹殺したり愛する人を調教しちゃってるから♪」
(ええーーーー)
「い、いや、しちゃってるから♪、じゃなくて」
「愛のためなら手段は関係ないの」<最高の笑顔で
「う・・・今の笑顔・・・凄く素敵だった」
「ゲームならエンディングカットの一枚絵になるわね」
「又訳の分からないことを・・・」

「ちなみに、私はヤンデレで幸せになれました、てへ♪」
「え、ええ!?どういうこと?はっ、そういえば
貴方の彼の幼なじみの子が登校していないような?」
「転校・・・したんだよ」<遠い目
「なにその意味深な発言と態度!?」

「さあ、分かったでしょ?ヤンデレになりなさい!幸せはすぐそこよ!」
・・・どないせーと。

追記。
「これを読んでいる貴方。貴方の恋愛は、本当に純愛ですか?」
「何不安あおるようなことを言ってるの!?」
「ヤンデレは疑心暗鬼から生まれるものでもあるのよ・・・くくく」

終わり
79名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 19:44:34 ID:WJpbeD99
>>70の弁当って誰に作ってもらってるんだ?

>>70に彼女はいなかった気がするが
親の弁当でハートマークってのはなぁ・・・
80名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:03:30 ID:Yge3S0le
いいなぁ旨そうな弁当作ってもらえて
俺の妹が料理上手いから今朝頼んだら海苔だけぎっちり詰まっていたんだが・・・
なんか怒るようなことしたかなぁ?
81名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:54:00 ID://wo0E4N
>>80
それ本当に只の海苔か?
もしかして薬g
いや、すまん。ここで言う事じゃなかったな。
82名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 01:16:57 ID:/jrTrKt7
>>80
作ってくれるだけいいじゃないか。
俺なんて作る側なんだぜ。ありがとうって言われたことすらないな。
弁当箱を洗って返してくれる辺りはマメだなぁとは思うけども。
83名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 01:48:15 ID:M79jUxI0
すまん、キモ姉やキモウトはいけるが、母は無理だ

>>82
お前弁当箱の匂いかいでみろ
微かに変な匂いしないか
唾液のような……
84名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 01:59:14 ID:c8yFKoev
唾液の匂いなんか普段から嗅いでなきゃわかるわけないだろ、馬鹿だなあ
85名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:01:12 ID:jHT57ydR
>>80
わかるぜ、妹は色々と面倒だ

だが、お前の場合、髪の毛を愛液で似たものだった可能性がある。臭いを嗅いでみ?
86名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:46:20 ID:kmiWmijS
>>80の弁当を見たがちゃんとした海苔だったぜ。俺の姉ちゃんが作ってくれる弁当に入ってるやつと同じだし
だいたい髪の毛と海苔なんて間違えねーよw
海苔はこう、くちゃくちゃっとしてるけど髪の毛はもっとストレートだろ。それに海苔の方が毛がみじk・・・
87名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 07:55:50 ID:vgCQvtGX
>>86
やあ、おめでとう。
姉ルート確定だね。



今回君の選択は正しかったのか僕には分からない。
でもね、君の回りには妹、同級生、幼馴染み、先輩、教師、バイト先の同僚…

数多くのヤンデレが存在するんだ…

ここにやり直しボタンがあるけど。
どうする?


ヤンデレ愛人生をやり直しする?

⊃ ・ はい
・ いいえ
88名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 11:29:40 ID:DrWfq1/5
ネタを伸ばすのもいいがまずは職人にレスを付けろ。
>>78GJ
89名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 14:26:09 ID:5zoHZaBl
90名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 16:44:29 ID:RUx16DMJ
いやいや、趣味嗜好の合わない作品にレスをつける必要は無いでしょう。
91名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 17:35:03 ID:PRmuNKjz
92名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 22:21:11 ID:jHT57ydR
>>90>>78に取り入ろうとする泥棒猫を駆除して>>78を独占しようとするヤンデレ娘と見た
93名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 23:49:32 ID:vgCQvtGX
>>92
気を付けて!!
>>90の狙いに気付いた君を狙う怪しい人影が……!!
94名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 23:51:38 ID:r62Gulj9
ネタ引っ張り過ぎ…
もういいよww
95名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 00:30:18 ID:19sHNNBM
ほ う ち ょ う を も っ た さ ゆ り が な か ま に
な り た そ う に こ ち ら を み て い る ! !     
96名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 00:47:37 ID:NJKuZsWb
http://www.getchu.com/soft.phtml?id=520805
これは……私もそろそろエロゲデビューの時ですかな
97名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 00:52:26 ID:NJKuZsWb
ごめん、あげちゃった……
反省してる
だから許して
いや本当に反省してるって…
いやおまえちょっ(ry
98名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:21:35 ID:rYw0Ep3s
>>97
どうしてageたりしたの……?
そんなことしたら私と彼だけの秘密の場所が秘密の場所じゃなくなっちゃうじゃない……
そんなに私と彼とを引き裂きたいの?
ユルセナイ……

ってことか
まあどんな形であれ、ヤンデレっ子に関われるとはうらやましい限りですねw
99名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 02:44:40 ID:/SpvI+Zv
前スレでやれ。
100名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 10:52:15 ID:U+t+PbmU
気持ち悪い流れだな
101名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 12:02:21 ID:pRnUsj8f
みんなのヤンデレ覚醒って何が原因?
102名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 13:07:06 ID:Y+ipy+63
7〜8年程前の小6か中一の頃、ある漫画の主人公が監禁される夢を見たあたりかな
性についての知識が乏しかったから、一緒に縛った恋敵の前でキスしたりマーキングする程度
本格的なヤンデレに目覚めたのは二年前、修羅場スレまとめとスクイズの存在を知ってから
103名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 13:17:08 ID:D+YGcxEh
狂った果実

俺、オサーンorz
104名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 13:35:18 ID:5s06Ypad
このスレと嫉妬スレの住人って大半が被ってんの?
105名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 13:43:09 ID:MlzEOkny
少なくとも俺は違う
てかどーでもいい、いちいち他スレを引き合いに出されてもウザイ
106名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 15:09:47 ID:GfsY6QAw
修羅場スレは荒れてたから見てないな
107名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 16:31:04 ID:GR1j7q+9
紅の夕乃さんがストライクだった
108名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 16:32:42 ID:24AbCcCy
夕乃さんってヤンデレか?
109名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 16:40:13 ID:5F5TK1ty
つーか、いつまでも炎上し続ける上に一向に学習能力がつかないアフォどものせいで廃墟スレと化した
あそこの連中どもと一緒くたにせんでくれ

荒らしに魅入られてしまったスレのなんと哀れなことか
110名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 16:41:59 ID:WrX+6JER
キモ姉系の嫉妬要員じゃない?
111名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 17:15:09 ID:HEzNUhxn
俺は間違いなくSHUFFLE!の楓
112名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 17:50:58 ID:z+4NLXTz
かなりマイナーだが、「死者の呼ぶ館」の葵。
113名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 18:33:15 ID:SO0Jror+
>>109
いちいちお前もそういうこと言わないといられないアフォなのかね
他スレの悪口はチラ裏にでも書いてろ
114名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 18:47:36 ID:UOeyR9F3
そろそろ、むこうで勝利宣言するからこっちにくるのかい?
115名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 19:12:37 ID:rYw0Ep3s
前から色々あったけど、決定的だったのが未来日記の由乃
116名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 20:34:39 ID:qYEKESi8
>>110
そういやブレンパワードの伊佐未姉さんもヤンデレだったな

117名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21:12:33 ID:z+4NLXTz
ブレンに出てきたママンはヤンデレなのかな?
118名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:04:20 ID:dz8itgqZ
俺はマナマナだな
最初は引いたけど数ヶ月後に急に愛され過ぎる事の魅力に気づいた
119名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:36:41 ID:n3D1WDVo
マナマナはいいね
実に良い
俺はクロスチャンネルの支倉曜子
120名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:44:39 ID:lg87B77N
じゃあ俺は田中ロミオ繋がりでゲーティア
121名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:51:00 ID:3csouloF
笑うなよ?絶対笑うなよ?


夢野久作の
「ドグラマグラ」のモヨ子
「瓶詰地獄」の兄妹


他の文学作品では川端康成の「青い海、黒い海」の
「私」ときさ子の関係はヤンデレカップルとしては理想的
122名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:55:48 ID:3csouloF
>>121間違えた
りか子だった・・・


あと、エロゲだったら「ハードラヴ」に適うモノは無いな
123名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 23:48:35 ID:L48Eefkr
みんな"○○を読んで目覚めました"って流れなのか…

私は異端だな。
私は"一見大人しそうな女の子が実は暴走娘"というスラップスティック物が大好きで、
それを集めてたらいつのまにかコメディの内容にホラー系が混じるようになって、気がついたら
ヤンデレ属性になっていた。
だから"これを読んで目覚めた"というものがない。…異端すぎるぜorz
124名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00:00:28 ID:5s06Ypad
俺の場合は軽い嫉妬が好きだったが
ネットを使うようになってからヤンデレにのめりこんでしまった。

ちなみに最初、ヤンキーデレと思ってた。
125名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00:12:08 ID:yu/IFjyA
>>124
「あぁん?何見つめてんだこの野郎!……もっと、好きになっちまうじゃねーか……ばかやろぉ」
こうですか、わかりません><
126名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00:49:36 ID:A/SI3krG
ジャンプスクエアの屍鬼の主人公につきまとう女キャラはヤンデレなんだろうか
127名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 01:06:29 ID:340ZjLQE
俺も何で目覚めたってのはねえな……
ラムちゃんで嫉妬に目覚めたのは確かだけどヤンデレは特に無い
嫉妬と独占欲の余りおかしくなるのってエロマンガには昔から沢山あったからたぶんそういう積み重ねで
128名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 01:14:39 ID:hVP0t4J3
南極条約の姉さんのSSを読んだせいで目覚めてしまった……
129名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 02:42:45 ID:OLB5gSsT
俺はニコニコでスクールデイズの鮮血の結末?で覚醒しt
130名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 04:04:27 ID:XycoIvJc
今思うと絶望の世界かなー
131名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 04:42:32 ID:BCwrCpEJ
きみとぼくの壊れた世界の櫃内夜月(目覚め)

SHUFFLEの楓(確定)
かな。
132名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 05:07:33 ID:IEEjhbXZ
ハーレムスレ→女の子の嫉妬ってかわいくね?
     ↓
嫉妬・三角関係・修羅場スレ→ハァハァ、でも嫉妬って女のエゴだよな
     ↓
ヤンデレスレ、キモ姉妹スレ→これだ
133名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 08:07:02 ID:zAwglNBM
絶望の世界にヤンデレなんていたっけ?
134名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 08:54:12 ID:n25IBRZ9
>>36 GJ!!もしかして娘もヤンデレなのか?そうすると狸は両手にヤンデレだな……。

がんばれよ、狸。
135名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 12:44:07 ID:fpPl5CpC
前スレ梅て来たぜ
新しいヤンデレ娘を楽しむとするか
136名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 13:04:54 ID:JePMSbW+
俺は「ほの純」かな
以前からこんな娘がいいなってのはあったが
ほの純読んで完全に覚醒した
137名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 14:00:48 ID:IEEjhbXZ
ああ、そういえば気になってたんですけどカチカチ山のやつって、世界観どんなのなんですかね
レコードでてきたりするし、あと狸とかウサギって普通に擬人化して考えていいものなのかどうかとか
138名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 16:14:31 ID:FQnw00h1
そこらへんは読者の想像でいいと思う
変に決めつけるのもアレだし
139名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 22:23:13 ID:MZ1mTdQC
ところでここに投下する作品にはどれだけヤンデレ分があればいいのだろうか?
1.ヤンデレキャラが出てくる
2.ヒロインの一人がヤンデレ
3.メインヒロインがヤンデレ
4.ヒロインは全員ヤンデレ
140名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 22:41:59 ID:zAwglNBM
そんなもん規定されてねえよ
141名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:33:21 ID:kK0+9Pi2
>>139
ヤンデレが出ればそのじてんでここのスレに投下してもいいってことだ!
が、しかし男のヤンデレはNG。
142名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:35:11 ID:vXtcok0I
>>139
ヤンデレメインの話じゃないとアウトだろ…jk
143名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:45:11 ID:tIQvxoIO
>>142
いや、ヒロインに覚醒ヤンデレがいると、必然的にヤンデレメインになるからいいんじゃないか?
まあ最終的にはヤンデレyじゃないのとくっつくかもしれんが
144名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 01:09:07 ID:bIaNvlsa
どこかで『ヤンデレは料理でいうカレー粉』って言ってる人がいたねぇ。
他を全部キャンセルして食感をカレー風味にしちゃうっていう
145名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 01:12:14 ID:tIQvxoIO
的確だなあ
146名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 01:58:39 ID:vXtcok0I
>>143
なら1,2の区別が分からん
そのヤンデレがヒロインかどうかなんて分からんだろ
それともマルチにするってこと?
147名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:29:27 ID:tIQvxoIO
>>146
ヒロインじゃなくても、主人公の周りにヤンデレキャラがうようよいたらそれはそれで面白くないか?
そもそも、ヤンデレがほとんど絡まない話をこのスレに投下したりする奴がいるだろうか
148名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:38:54 ID:vXtcok0I
>>147
ならヤンデレキャラがメインの話でFAだな
149名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 09:55:08 ID:tGCL4Ykz
俺の想像力では、ヤンデレとのHシーンは監禁のち逆レイプしか思い浮かばん。
150名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 10:11:52 ID:f2DDkF51
男の性欲につけ込んで付きまとうとか・・・
151名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 10:32:58 ID:g7n08d0j
ヤンデレとのHシーンだったら、
・エッチ最中は普通の女の子
・普段は普通、エッチ最中はヤンデレ

パターンは?

でも面白くはないか。
152名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 12:46:27 ID:EKhYBOF+
>>151
どっちも美味そうで困る。
153名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 13:15:29 ID:/dMe3Mmv
主人公のことばかり考えて生きてきたために性の知識が不足していて、
いざ逆レイプしようとしたところで何をしていいか分からず戸惑う。

とかどうだろう?
154名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 13:34:50 ID:XnA1neIe
>>151
下の方は、男がショタ、女がお姉さんみたいなのしか、想像できない。
155名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 20:48:34 ID:L5Xt3WDe
>>151
会社員の女上司と男部下
会社内では女上司が男部下を叱りまくってるが
プライベートだと女上司が男部下に甘えまくってる
そんな二人にかわいい後輩女部下が近づいてきて・・・



っていう妄想をした
156名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:05:30 ID:eJyQK2pi
>>155
書いてみた。
全然推敲してないし、上司がまったく可愛くないけどね。
157名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:06:18 ID:eJyQK2pi
「横島くん、例の書類まだなの?」
眉を吊り上げて鋭い目で睨んでくるのは俺の上司の三上レイさんだ。
「あ、はい。あと三十分だけ待ってください」
そして答えたのが俺、横島忠綱。去年、大学を卒業して、ここの会社に就いたばかりのサラリーマンだ。
「その台詞は一時間前にも聞いたわよ!ろくに仕事も出来ないなら辞めてしまいなさい!この亀男!」
部屋中に聞こえるほど大きな声で罵られる。
俺は確かに仕事は出来ていない、でもこの書類をほんの数時間でやれって言う方がおかしいだろ…
そんな不満を腹の中にしまいこみながら黙って仕事を続ける。
周りの人間は憐れみ半分無視半分だ。
そりゃそうだ。
三上さんは仕事ができるが性格がキツイで有名な女傑で、わずか28という年齢で部長の地位に上り詰めた人で変に触らないことがここでの暗黙のルールとなっていたのだ。
しかし、そんなことをまったく知らなかった四月、新入社員歓迎会で俺はやってしまったのだった。
結論から言おう。
その夜に俺は三上さんを抱いた。
お互い酔っていたし、俺は女の子が大好きなのだ。
そして朝になって気づくシーツの紅い点。
トドメは目が覚めた三上さんの一言。
「……責任とりなさい」
そんな理由で三上さんと恋人になるハメになった。
158名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:06:57 ID:eJyQK2pi
「愛してる」
そう言って遠慮なく俺の口の中を貪っていく彼女。
「好きよ」
誰もいない社内では二人の声しか聞こえてこない。
(…今日もか)
これで何日連続だろうか?
俺は今、俺の唇を強引に奪う女、つまり三上さんに無理矢理残業させられているのだ。
そして夜が更けて二人っきりになると強引に愛を求めてくる。
まあ、それだけならいいんだがこの女は休みの日になると勝手に人の家に上がり込んでくる。
はっきり言ってウザいことこの上ない。
恋人がいる人ならわかるだろうが、恋人といえど他人なのだ。
取るべき最低限の距離というものがある。
しかし彼女はそれを知らなかった。
現に彼女は今、上司という特権を利用し俺を長時間拘束している。
前に同僚に手伝ってもらって与えられた仕事を全て終わらせて先に帰ったことがあった。
すると泣きながら朝まで説教をされた。
また別れ話を切り出したこともあった。
すると彼女は包丁を自分の首筋に当てて「別れるくらいなら死ぬわ!」と叫んだ。
なんという地雷女だ。
俺は自分の不幸を呪いつつ彼女の求めに無気力に応じるのだった。
159名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:07:32 ID:eJyQK2pi
「あの……もしかして横島先輩ですか?」
四月、俺が入社して一年目になった日、社内で俺は知らない女の子から声をかけられた。
「はぁ……確かに俺は横島だけど……君は?」
失礼かもしれないが知らない人は知らない。
こういうのはオレオレ詐欺や宗教の勧誘かもしれんからはっきり言った方がいい。
「ヤダなあ。私、蛍です。昔、隣に住んでた」
蛍?
いや、あいつは丸っこいメガネをかけててダサい三編みしてた女だぞ。
しかし、俺の目の前にいるのはショートカットでくりくりした瞳の美少女だ。
うん、間違いなく別人だ。
「悪い、俺は宗教や詐欺に引っ掛かる馬鹿じゃないんだ。騙すなら雪之丞あたりがオススメだぞ」
そう言って立ち去ろうとしたがかなわなかった。
「…マザコン」
ボソッとした黒い声。
「…中2まで一緒にお風呂」
こ、こいつは……
ニタリと笑う少女。
「やあ、蛍くん。積もる話もあるし一緒にランチでもどうだい?」
「わあ、素敵。私、駅前のフレンチレストランがいいです」
こいつ……
そして俺は二人の諭吉を失った。
160名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:08:01 ID:eJyQK2pi
※※※

やっと見つけた。
わたし随分探したんだよ。
でも忠にぃが悪いんだよ。
忠にぃが色んな親戚の家を転々としてたから探すの大変だったんだから。
忠にぃ、覚えてる?
ちっちゃい時にね、私たち結婚の約束してるんだよ。
今はうるさいハエがたかってるみたいだけど安心していいよ。
すぐに潰すから。
アナタのお母さんみたいにね。
161名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:08:40 ID:memk7XIy
「いじめ特派員」
毎日いじめに悩まされる中学生健二。
毎日いじめを行う中学生源藤。
この凹凸コンビが突然特殊秘密機関にGLNA(グルア)に
「いじめ特派員」として任命される。
任務は健二が源藤以外のいじめを行う者(TEPテップ)に
わざといじめられるように日々を過ごしTEPを特定する。
源藤は健二を含むいじめを受ける者を目標とし
肉体的苦痛を与えないようにいじめて共犯者を
いじめを行う者(TEP)として健二と源藤が一緒に
秘密特殊機関GLNAに報告するのが任務だ。
GLNAへ報告後TEPは翌日からいじめを行わなくなるか
あの世へといくの道しかない。その排除の基準を知らない
健二と源藤は徐々に不安を募らせてゆく。強制的にいじめられる
健二。強制的にいじめる源藤。共に精神もやられはじめ
無差別な報告になっていくのだった・・・・
162名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:10:29 ID:XLkIzPEp
以上です。
理由あってPC使えなくて、後日もっとちゃんとした文のやつを投下できたらなぁと思います。
お目汚し失礼。
163名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:18:22 ID:llHaRyu3
>>162
GJ!!
お目汚しなんて、もっと自信持とうぜ!
164名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:20:28 ID:bV+kCuFH
>>161
なにこのくう(ry
165名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:23:03 ID:P/gsxe62
>>162
結婚してください
166名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:26:58 ID:1JGvYCqC
とりあえず一言


名前はちゃんと考えような。
いくらなんでも、漫画のキャラクターの名前を引用するのは良くない。
分かる人は分かるぞ。


でも、こういう話は好きだぜ。
167名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:46:19 ID:XLkIzPEp
>>166
わかる人がいてくれてすげぇ嬉しいw
実は母親の名前は絹代にするつもりだったのは秘密だw
ツッコミ入ったし名前は変えときますね
じゃあもう消えます
168名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:52:03 ID:H5VSucGj
まさかゴーs…
169名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 01:06:58 ID:hF7FhsuH
>>162
おああああ!ほんとに書いてくれるとは!GJ!
170名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 01:07:30 ID:llHaRyu3
見慣れない部屋で目が覚めた俺はベッドに縛り付けられていた
ハッキリしない意識の中、身に起こったことを必死に思い出す
今日は学校を休んで一日部屋にこもっていて
夕方にクラスメイトの今日子がプリント持ってきてくれて……

「あは、やっと起きた、このまま死んじゃうのかと思ったよ」

そうだ……この女、今日子にスタンガンのようなものを押し付けられて

「おはよう、って言ってももう夜中だけどね」

そう言って今日子は俺にまたがった
いわゆるマウントポジションというヤツだ

「ねぇ、なんで今日休んだの、一緒にお勉強したかったのに、お弁当だって作ったんだよ?」

「……ここはどこだ?」

「ここは私の部屋、ねぇ、なんで休んだの? 答えてよ」

彼女の手がじわりじわりと俺の首に近づく

「言えないんだ、それとも忘れちゃったのかな?」

「な、なにを……?」
手が首にかかり

「じゃあ教えてあげるね、昨日、あなたは、私を、犯したんだよ!」

「ぅぐっ!」
一気に締め上げる

「無理やり!無理やり!私をレイプしたの!覚えてないの!?」

俺は手足を縛られているせいで抵抗できない

「自分が何したか分かってるの!? 女の子の人生メチャクチャにしちゃう最低な事したんだよ!?」

「やめ……」
急に彼女の締め付ける手の力が抜け解放された

「やめて……?」

「げほっ、はぁはぁはぁ」

「やめてって、私も言ったよね、言ったのに、止めてくれなかった……」

パシーン!
「っつ!」
突然の平手打ちに、頬が熱く痛む

「何度も、何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度もやめてって言ったのに!」

パシーン!パシーン!パシーン!パシーン!
繰り返される往復ビンタに頬の感覚がなくなってきた
171名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 01:08:18 ID:llHaRyu3
「はぁ、はぁ、どう?思い出した?……じゃあ証拠見せてあげるね」

そう言うと彼女は上着を脱ぎだした
お世辞にも大きいとはいえない胸のふくらみ、その頂点の桃色の乳首、そして……
痛々しいほどくっきりと刻まれた歯形が見えた

「この歯型が誰のものか、わかるよね? ……言い逃れできないよ
 こんな痕つけた歯にはお仕置きしなきゃ、ね」

彼女はポケットからペンチを取り出し口元へと運ぶ

「どの歯からにしよっか、前歯がいい?それとも奥歯?犬歯にする?」

「ぅう……ごめ、なさい…ぅ…ごめんなさい」

「あはは、泣いちゃったね」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

「許さないよ、絶対。その代わり、条件飲んでくれたら警察行かないよ」

俺は首を縦にふった、何回も

「私以外の女と話さないで、私以外の女に触らないで、私以外の女と遊ばないで
 私以外の女と食事しないで、私以外の女と仲良くしないで、私以外の女とSEXしないで
 私、あなたに傷物にされたの、その責任、死ぬまでとりなさい」

選択の余地はなかった、俺は泣きながらその条件を受け入れた



その日、放課に英語の補習を終えて教室に一人残っていた
教師は戸締りをするようにとだけ言って先に帰ってしまった
電気を消した薄暗い教室、さあ帰ろうとしたその時

「補習お疲れさま、ジュース買ったのはいいけどお腹いっぱいになっちゃって、飲む?」

いつの間にか後ろに立って缶ジュースを差し出す今日子がいた
彼女は補習を受けなかったから、とっくに帰ってるはず
もしかして俺をまって……なわけないか、委員会の仕事でもしてたんだろう

「サンキュー、いただきまーす」

これって間接キスだよな……
ジュースを飲む時、一瞬だけ彼女が見えた
笑顔だった、口元だけ笑っていて、目が笑っていない笑顔
その目に何か暗く淀んで見えたのは教室が暗かったからだろう

俺はジュースを飲み終えて……

END
172名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 01:15:26 ID:llHaRyu3
あ、タイトル考えてないや……
寝る前にレイプネタ思い浮かぶ俺どうかしてるぜ
おやすみ
173名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 09:43:08 ID:P/gsxe62
テラ策士ww
174名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 00:01:10 ID:cHVr7ICR
>>167
GSはそれなりにSSサイトが残ってるから読んでる奴も
多いだろうよ
175ヤンデレジャンケン ◆ZUUeTAYj76 :2008/03/11(火) 01:18:23 ID:yB8LhmHR
『テレビの前のよいこのみんな〜!』
『テレビの前の恋する乙女たち〜!』
『『ヤンデレジャンケン、はっじまっるよ〜!』』

「……なにアンタ、いまだにそんなの見てんの?」
「おいおい、コレ結構おもしろんだって、見りゃ分かるよ」

『こんにちわ!ヤン助お兄さんと』
『こんにちわ!ヤン美お姉さんの』
『『ヤンデレジャンケンの時間だよ!』』
『初めて見る子のためにお兄さんが説明してあげよう!』

『ルールは簡単、

 ・ノコギリは包丁に強くて
 ・包丁は主人公に強くて
 ・主人公はノコギリに強いぞ!

 後は普通のジャンケンと一緒だ!』
『それじゃあいっくよ〜!』
『『ヤンデレジャ〜ンケンジャンケンポン!』』

ヤン助お兄さん:包丁

『主人公の子はおめでとぉ〜!
 負けちゃった子は次もがんばってね!』
『2回戦いくぞぉー!』
176ヤンデレジャンケン ◆ZUUeTAYj76 :2008/03/11(火) 01:24:45 ID:yB8LhmHR
「……ってさっき主人公じゃジャンケン負けてなかった?」
「なに言ってんだよ、主人公は刺されるもんでしょ、勝ちだよ勝ち」
「はぁ?」

『『ヤンデレジャ〜ンケンジャンケンポン!』』

ヤン助お兄さん:ノコギリ

『包丁出した子おめでt』

『――ちょっとカメラ止めて』

『ど、どうしたのヤン美お姉さん!?」
『どうして……どうしてノコギリなんて出したのよ』
『どうしてって言われても、その』
『最初は包丁出してくれたのに! なんでノコギリなんか出すのよ!』
『取り合えず落ち着こうよ、ね、本番中だよ』
『昨日は何度も愛してるって言ってたくせに……裏切るんだ』
『え、ちょ、本番中になにを』
『本番本番って、そうやって誤魔化そうとして、ノコギリをかばってるのね!許さない……』
『ちょっと!包丁どっからだしたの!?待って待って待って待って!あぶな』

『ああああああああああああああああああああ!!!!』

しばらくお待ちください
177ヤンデレジャンケン ◆ZUUeTAYj76 :2008/03/11(火) 01:34:03 ID:yB8LhmHR
「うわー、なにコレ、放送事故?」
「毎週こうさ、先週は危なかったなぁ」
「……」
「さて、しばらくはこのままだ、いまのうちにトイレトイレ」

10分後

『もうっ、ヤン助お兄さんったらカメラの前なのに恥ずかしい』
『はは、あははははははは』
『よいこのみんなと恋する乙女たち!まった来週〜!』

「……なんかお兄さん服ボロボロだったんだけど」
「先週なんてスタジオに血だまり出来てるのが映ってるだけだったぞ」
「よく放送できるわね、こんなの」
「いいなぁ、またお兄さんの一人勝ちかー」
「あんた、こおいうのが好きわけ?」
「映ってない時いったいなにが起こってるのか、気になるぅ!」
「ねぇ、ちょっと、人の話を」
「録画した先週分もう一回見ようかな、一緒に見る?」
「……っ!」
「ん?どした?」
「そんなに好きならヤってみる?……ヤンデレジャンケン」

END
178名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 09:15:04 ID:kmW8ZNGj
>>177
乙!!

一瞬ヤンデレジャクソンと読んでしまったww
179名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 12:38:17 ID:FUoV5NLu
これが初カキコなのになんで俺がいるんだw>ヤンデレジャクソン
180名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 12:49:43 ID:pENwhtK6
>>177
GJ!
この番組みてぇwww
181名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:07:10 ID:AsR2DN5Y
good job.

ノコギリ=桂○葉
包丁=西園寺○界
主人公=ま(ry

ということかな?

182名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 22:43:01 ID:PXPA1bQM
>>181
それだと包丁対ノコギリで包丁出した子おめでとうってなるのはおかしくないか?
いや、だからおねえさんはキレたのか
183名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 22:50:31 ID:pENwhtK6
>>182
包丁はノコギリに殺られるからじゃね?
一回戦だと殺られる主人公おめでとうだし
184名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 22:52:56 ID:PXPA1bQM
>>183
そうか、主人公がま(ryならな
ついついヤンデレ好きの心情として、殺される=ハッピーエンドって考えてしまって
185名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 13:00:16 ID:9gHmvUsg
全裸でカチカチ山待ち
186名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 17:38:54 ID:TlcK85tY
>>185
靴下と眼鏡は外すなよ
187名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 20:31:39 ID:qveVhmfQ
いいんだよ、PS2版の事もあるし
188名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:24:35 ID:hEdQJQa/
>>185
俺もカチカチ山待ってるぜ 兎がどう出るか楽しみだ
それよりいいのか?おまえの家の前にいるあの娘、ずっと外で待ってるみたいだが...
ま 俺はおまえらがヤンデレっ娘とイチャイチャしてるの見るしか出来ねぇけどな ちくしょう...何で俺の所にはヤンデレっ娘がこないんだ...
189名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:33:06 ID:YkpcPe80
さっき>>188の家の前で女の子を見たんだがなんかうつむいてブツブツ呟きながら往復してんだよ
まるで夢遊病のようだったし・・・・・・まさかなぁ・・・
190名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 05:18:27 ID:Jy49iAmm
ヤンデレと付き合ってたことがあるんだが

http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-329.html

うらやましい・・・うらやましい・・・。
191名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 06:34:18 ID:yeXvQjW/
ああ、リアタイでみてたよそのスレ
最後は思いっくそ釣り臭くなったのが嫌だったけど

VIPのスレなんてみんな釣りかもしれないが、
どうせ作り話ならヤンデレとのハッピーエンドにしろよな
192名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 08:52:13 ID:kb7QG1bR
俺もリアルタイムで見てたわ

後半は釣り臭かったがまぁ面白かった
193名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 09:32:32 ID:m5OBLQz3
>>190 これ続きますと言いながら、続いてないけどまさか……なんてことはないよね?よね?
194名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 10:35:32 ID:yeXvQjW/
続いてるよ。パー速に移ってた
195名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 15:33:29 ID:YkorIoS1
その1しかみれないんだが続きはどちらに?
196名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 18:26:00 ID:m5OBLQz3
>>195

ヒント:>>194
197名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 19:37:34 ID:FPs/tD9G
臭い
198名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 20:58:47 ID:55MfvYIT
泥棒猫の悪臭が…
199名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 16:05:00 ID:TdwlTOq8
今日はホワイトデーか。
ヤンデレなあの子はどんなお返しを望んでいるのかな
200名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 18:35:08 ID:CYtbKJlC
相手が一般人なら俺には分からんが、ヤンデレなら考えるまでも無いじゃないか
自分にリボン巻いて、「お返しは、ワ・タ・シ(はぁと」って言って来いw
201名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 19:08:01 ID:bhJyyyIG
いえいえそんなお返しだなんていいんですよ気を遣わなくて!
一ヶ月前、チョコと一緒に入れておいた書類さえもらえれば…ね。
202名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:42:29 ID:F/HSB6Ll
 今年度は我々ヤンデレスキーにとって飛躍の年でありました。
 ヤンデレ大全の販売、コミックマーケットで販売されたヤンデレキャラを主にしたゲームの登場、
SNSの有志が主催する同人誌即売会の開催など、ヤンデレの知名度は上がるばかりであります。

 しかしながら、ヤンデレ属性のキャラクターに対する誤解も広がってもおります。
 刃物などの凶器を振り回している、高笑いしているだけ、男につきまとっているなど、
一般的な感覚から見て過剰ととれる行いをするだけでもヤンデレと認識されるのが現状です。

 また、我々ヤンデレスキーに対しても同様です。
 ヤンデレ好きの人間は、刺し殺されたいという願望を持っている、刃物を振りかざす女性が好きである、
凶行に走る女性の手助けをする、自身も犯罪を犯す可能性がある、と心ない人々に思われています。
 精神を病んでさえいればデレが無くてもヤンデレである、と認める人達もおります。
 このように我々を取り巻く環境は厳しくなっております。
 今後もヤンデレ属性に対する誤解の拡大が懸念されます。

 我々の活力の源はヤンデレ属性の女性の存在です。
 返答を間違うだけで命の危険にさらされるほど強力なヤンデレから愛されることを望みます。
 我々の精神の安定・安心をはかるには、最低でも隣の家に住むヤンデレに目覚めた幼なじみと、
同じ家に住む過保護な姉、もしくはツンデレな妹が必要であると考えられます。

 我々ヤンデレスキーは一致団結し、ヤンデレ抜きの生活の改革を実現する構えであります。
203名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:57:48 ID:UnHzYT4O
「○○は私のもの」っていうのと
「○○には何されてもいい」っていうのは
タイプが違うヤンデレなのかな?
一人のヤンデレがどっちの台詞とも言ったりするかなぁ。
204名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:16:27 ID:Cv5LnGUV
もともと病んでる人が他人を好きになるみたいなのは違うように思うんだ
どっかのまーとかみーとかパーとかペーとかいうラノベを読んでいるとどうしても違和感が付きまとう
205名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:51:53 ID:UnHzYT4O
てことは>>「○○は私のもの」とか>>「○○には何されてもいい」とか
いう思考回路はヤンデレにはあまりみられるものじゃなかったりする?
206名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:08:26 ID:BhN2NzJy
パーとかペーて誰のことだ?
207名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:12:02 ID:RgAL6XXe
>>206
林家だろjk

それともそれはまさかギャグで言っているのか?
208名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:12:05 ID:KEVPcaQ6
ピンクのおっさんとおばさんが頭に浮かんで他を想像できねぇw
209名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:05:58 ID:8Kt9MiTH
>>202近年稀にみる演説に拍手を送りたい。
210名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:19:21 ID:ju6rT4iZ
私はかつて、マナマナという名で呼ばれたこともある女だ
211名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:45:44 ID:hHZZFRkG
>>210
総帥こんなとこで何やってんスかw
212名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 08:36:26 ID:4dsk07Ss
ヤンデレっ娘に「別れよう」と言ってみよう。
ヤンデレっ娘の目の前で、他の女性とキスやセックスをしてみよう。
ヤンデレっ娘の目の前で「俺お前の事嫌いなんだ」or「俺他に好きな人いるんだ」と言ってみよう。
ヤンデレっ娘に内緒で遠い場所に引っ越してみよう。
ヤンデレっ娘に「俺ツンデレ以外好きになれないんだ」と言ってみよう。
ヤンデレっ娘に【堂々と】「キャバクラ逝ってくる」といってみよう。
ヤンデレっ娘の事を命が続く限り無視してみよう。
ヤンデレっ娘に「俺BLスキーなんだ」と言ってみよう。
ヤンデレっ娘に内緒でエロDVDやエロ雑誌を集めてみよう。
ヤンデレっ娘を監禁して自由に恋愛してみよう。
ヤンデレっ娘の娘を溺愛してみよう。
ヤンデレっ娘の事を【何があっても】絶対に拒絶し続けよう。
 
友達がレポートのために全部やってみようと言ってるんですが、どうするべきですかね?
213名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 09:48:15 ID:OLXVT0jm
>>212
それを全部やるってのは、空を飛びながら地表を歩きながら水中を進めって言ってるようなもんだぞ
214名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 09:57:00 ID:UrOuOBzV
とりあえず100人で行う事をおすすめする。

何人生き残れるか?
215名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 10:04:21 ID:tInMXHwm
>213-214
の流れを見てレミングス思い出した。
216名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 10:25:27 ID:mrI5qiSB
あのなぁ、ヤンデレっ娘って実は共生体なんだ。

対象となる男がいて、始めてヤンデレっ娘になる。
つがいでしか成立しないんだ。

貴重なヤンデレっ娘をそんなくだらんレポートで失う訳には行かん!!
217名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 12:20:43 ID:GCastQuK
>>212の内容を全て検証するのは不可能だろう。
ヤンデレっ娘はたった一人しか愛せないから、男が百人居ようとも>>212の友人しか見ないはず。
どれか一つ実行した時点で監禁&調教されることは間違いない。
その無謀な友人は>>212、君が体を張って止めるべきだ。

友人がオリバさん並に頑強な男ならばもしかしたら、という望みはあるが。
218名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 12:29:30 ID:hHZZFRkG
てことは、件のヤンデレ娘はジャバ・ザ・ハットみたいなアレか…。
219名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 12:46:02 ID:iHWfz5do
つまんないからやめてくれ
220名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 14:59:25 ID:+b50LJmP
リアルで好きな子に首絞められて目覚めてしまった・・・
221名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:06:00 ID:+b50LJmP
寺誤爆・・・ごめんね
もう・・・7年も前の話・。。。
222名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:23:27 ID:Twly2CQK
人生はつまらないからこそ、くだらないことが面白い
って姉さんが言ってた
223名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 16:48:00 ID:UrOuOBzV
グゥレイトォな姉だな。
大切にしろよ。
224名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:39:05 ID:0genp+2h
ヤンデレっ娘に内緒で遠い場所に引っ越してみよう。
ヤンデレっ娘に「俺ツンデレ以外好きになれないんだ」と言ってみよう。
ヤンデレっ娘に【堂々と】「キャバクラ逝ってくる」といってみよう。
ヤンデレっ娘の事を命が続く限り無視してみよう。
ヤンデレっ娘に「俺BLスキーなんだ」と言ってみよう。
ヤンデレっ娘に内緒でエロDVDやエロ雑誌を集めてみよう。

とりあいず命だけ助かりそうなのをリストup
225名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:46:38 ID:7Oq+mqRn
鳥会津?
226名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:49:41 ID:qjPdj1AZ
>ヤンデレっ娘に内緒で遠い場所に引っ越してみよう。
>ヤンデレっ娘に【堂々と】「キャバクラ逝ってくる」といってみよう。
>ヤンデレっ娘に内緒でエロDVDやエロ雑誌を集めてみよう。

この三つはちょっとやってみたいな
227名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:16:28 ID:LPjtezr5
俺の部屋にあったエロDVDがひとつ残らず消えてたことがあった
家族に聞く訳にもいかないからそのままだが
228名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 02:18:42 ID:fM3rbUZ+
なんで創作スレでリアルの話になるん?
229名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 03:08:04 ID:vTOFb/SQ
今日読んだ海外のSF小説のヒロイン(顔に傷あり)が、
主人公が他の女とキスしてるところを目撃してしまって、
「わたしには彼しかいないのに」とさめざめ泣いた後、
彼らが滞在している都市を敵方に売っ払って、ピンチになった主人公を助けることにより
もう一度彼の心を自分の方に向けさせようと画策していた。

ヤンデレは世界共通の萌え要素なのだと確信できたぜ。
230名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 11:10:23 ID:3w/k4qVp
なぁ、アニメのワンピースに出ているカバってヤンデレ?
231名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 11:12:37 ID:jaOKC1v+
なんでもかんでもヤンデレってなぁ・・・
232名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 12:10:16 ID:Vb7PNAGQ
勘違いヤンデレが増えるくらいならブームにならずマイノリティのほうがいいや…
233名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 12:21:39 ID:PrNHcmtC
↑同意せざるを得ない
234名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 12:23:08 ID:BBHWAhYH
ちょっとストーカーすればヤンデレ
リストカットで脅せばヤンデレ

ヤンデレは相手のことを第一に考えるんだよ
相手の事脅したりはしない
235名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 13:20:51 ID:uZKU5xYj
確かに脅しはないな
でも嫉妬から派生する暴力は場合にもよるが個人的にはアリだと思う
236名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 17:09:45 ID:Oiubn1GM
「別れるっていうんなら、死んでやる!」
と言いながら手首にカッターの刃を立てるんじゃなくて、

「お願いだから別れないで」とか、
「馬鹿なこと言わないで。私はずーっと、あなたの彼女なんだから」
という内容の電話やメールを送り続けたりするわけだな。

うん、脅されるよりもお願いされる方が健気で可愛いね。
237名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 17:35:30 ID:YZucyE3+
積極的に脅すのと、結果的に脅してるのとでは、やっぱりちょっと違うよね
238名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 18:20:21 ID:OsZMSLsO
ヤンデレ道は奥が深い…

という訳で

新作及び連載の続編と、俺に惚れてくれるヤンデレを全裸で待つか。
239名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 18:45:10 ID:PrNHcmtC
なんか最近定期的に来て下さる作者達が来ないよな

まさかヤンデレに監禁…いや、まさかね……
240名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:20:53 ID:H/3Daq1J
俺はゆっくり病んでいくのが好きだから、そういう作品書いてるんだが、途中まではヤンデレじゃないからこのスレに投下しても叩かれそうだから投下できない
全部書き上げてから投下という手もあるがその気力は無い
241名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:33:03 ID:Oiubn1GM
>>240
結果的に黒化するのなら問題なし。
むしろ、最初から病んでいない方が病む過程を楽しめるからお得な気分になる。
それに、今までも最初から病んでいないヒロインは居た。
242名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:35:11 ID:H/3Daq1J
一万字書いてもヤミ要素0なんだぜ?
というか六万字超えた辺りからしか病まない予定なんだぜ?
243名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:44:41 ID:ZyfP2B7w
>>242
私はいっこうに構わん!!
…他の人は分からんけど
244名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:47:48 ID:xMJjZTFw
超大作警告だせばおk
しかし病みに入らずに断念したなら叩かれるだろうな
245名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 20:18:17 ID:mvQqPl3Y
>>240
最初に注意がきとして書いとけば大丈夫と思うがね。
個人的には投下してほしいです。
246名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 20:22:57 ID:PhHg6yDw
言葉様が理想です><
247名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 20:56:25 ID:BCEy1vps
ヤンデレとかくれんぼしてそのまま放置したい
248名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 21:04:02 ID:H/3Daq1J
むしろ俺はヤンデレっ子から隠れていると、
「あ、分かった! かくれんぼがしたいんだね! もう、○○君は子供だなぁ」
とか言ってその辺をガッサガッサ差がされたほうが興奮する
249同族元素:長夜の闇 ◆6PgigpU576 :2008/03/16(日) 21:33:08 ID:w4xuIDnz
 
投下します。第一話目です。
同族元素:回帰日蝕 と関連(時系列では続き)していますので
保管庫でざっと目を通していただけると、より分かり易いかと思います。
250同族元素:長夜の闇 ◆6PgigpU576 :2008/03/16(日) 21:34:25 ID:w4xuIDnz
    
 先日、俺は、無二の親友と、その双子の妹である友人を、失った――


 高校に入って一ヶ月程経った頃、親友が同級生の女からストーカー紛いの被害を受け、
親友側についた俺も、少なからず被害にあった。
 頭を殴られ階段から突き落とされ、幸い頭の方には異常は無かったものの、脚の骨に
罅(ひび)が入り、入院を余儀なくされた。
 入院して途中リタイアとなった俺には事の顛末を知る術は無く、病院から方々に掛けた
電話も、当事者の誰一人として捕まえる事は出来なかった。

 そして長い入院期間も六週目を迎えた面会時間終了間際、今まで消息が掴めなかった
親友が病室に現れた。
 少し痩せたようだが、五体満足な親友の姿に安堵する。
 しかし親友は、こちらが訊いた事には一切答えずに、唐突な別れを切り出した。
 一方的に告げられた別れの言葉は、到底納得できるものではなかったが、それだけ告げ
ると親友は制止の声を振り切って、病室を出て行ってしまう。
 治りかけとはいえ、脚の骨に罅がはいっていた状態では満足に追いかける事も出来ず、
結局退院するまで何も出来ないでいた。

 悶々と過ごした入院生活も終わり、退院すると直に親友の家に向かった。
 別れを言って去った以上、電話が通じるとは思わなかったし、何より直接会って話さな
いと俺の気が済まない。
 だが家は誰も居らず、近隣の人に尋ねると、あの事件辺りから居ないようだった。
 親友の両親にも連絡を取ったが、親戚の所にいるとの一点張りで要領を得ない。

 八方塞。
 途方に暮れ、親友の家の前で座り込んでいると、一人の女がやってきた。

「また、お会いできると信じておりましたわ」

 美しい女だった。
 漆黒の髪は腰まで真っ直ぐに流れ、やや切れ長の大きな目に長い睫毛、陶磁器のような
白い肌に頬の桜色と唇の薔薇色。胸が大きすぎる気もするが、モデルのような長い手足の
体型は均整がとれ、自然と目が惹き付けられる。

 そう、忘れもしない、親友が別れを言いに来た際、脚の怪我を圧して追いかけた結果、
不様にも転倒した、その時、俺を助け起し親友と車で去っていった女。
「アンタ……」
「わたくしは、湖杜(こと)と申します。陽太(ようた)さんとは親戚になりますわ」
 優雅な立ち振る舞いで、そう名乗った女、湖杜はこちらが名乗るのを待っている。
「俺は、前園東尉(まえぞの とうい)。陽太の親友だ」

 これが、この美しい女、湖杜との再会だった。


 湖杜は親友の清水陽太(しみず ようた)と親戚で、彼らがもうここには居ないと告げた。
 行き先を尋ねても、教えられないとの一点張りで埒が明かない。
「俺は、事の顛末を知りたい。というか、知る権利があると思うんだが」
「そうですわね……お気持ちはよく解ります。けれど、お教えする事は出来ませんわ」
 しかしどうしてもと粘ると、湖杜は近況や様子を教えるくらいならと譲歩してきた。

 それから俺は湖杜と週に一度、こうしてこのカフェで会っている。
251同族元素:長夜の闇 ◆6PgigpU576 :2008/03/16(日) 21:35:43 ID:w4xuIDnz
     
 半ば指定席となったいつもの席に、いつもの様に向かい合わせで座ると、何も訊かず
さっさと注文を済ませ、黙ったまま注文の品を待つ。
 いつものアイスコーヒーとエスプレッソがきて、一口、口をつけると湖杜が挨拶をし、
陽太とその双子の妹、夏月(なつき)の様子を教えてくれる。

 ここまでが、いつもの定番となった、一連の流れだった。

「東尉様……もう、お身体の方は、よろしいんですの?」
「……ああ、もう大丈夫だ」
 梅雨の長雨は、完治した筈の脚をじくりと痛ませ、蒸し暑さと共に不快指数を跳ね上げ
るが、それを湖杜に言っても仕方が無い。

「温めると良い、と聞きますわ。来週には梅雨明けでしょうから、もう少しですわね」
 美しく微笑むと、優雅に音一つ立てず、湖杜はカップに口をつける。

 こちらが言わなくても湖杜は全てを読み取り、そして決して厭らしい言い方ではなく、
当然の様にさらりとした気遣いを見せる。
 それは、ともすれば厭味や不快に感じる事だが、不思議と湖杜相手だとそんな感情が
湧かず、寧ろ心地良く感じてしまう。

「なぁ……もう少し、会える日を増やせないか?」
 だからだろうか、こんな台詞を口にしてしまったのは。

 高校はテスト休みに入っていて、残すは終業式だけだったが、家に居ても妹が喧しく、
両親とは顔を会わせたくなかった。
 離婚とまではいかないが、どうやら親父の仕事が上手くいってないようで、ここ最近、
親父とお袋は喧嘩が絶えず、見苦しい事この上ない。
 そんな家は寝る時だけ居ればいい。しかし外で時間を潰すと言っても、陽太が去ってか
ら倦怠感が付き纏い、何のやる気も起きない。
 そんな時思い掛けない事から、外で時間を潰すのに格好の場所を紹介されたが、そこは
夕方に差しかかるような時間からしか開いておらず、それまでの時間を持て余していた。

 何となく独りになりたくはなかった、だからといって誰でも良い訳でもない。


「構いませんわ。どの位増やされます?」
 やはり湖杜は理由を訊いてくる事もなく、すんなりとこちらの要求を飲んでくる。
「どの位増やせる?」
「毎日でも構いませんわ」
 参った。本当に考えてる事を読まれているんじゃないかと思う程、言って欲しい返事が
返ってきやがる。
「いいのか? 毎日なんて……」
「ええ。このカフェも夏の間は休み無しだそうですし、問題はないですわね」
 問題はそこではない気もするが、何でも無い事の様に微笑まれてはしょうがない。
 降参して甘える事にしよう。
「ありがとう」
「わたくしの方こそ、毎日東尉様にお会い出来るなんて、嬉しい限りですわ」
「そう言って貰えると助かる。けど……」
 どうして湖杜がここまでしてくれるのか、正直解らない。

 その疑問が顔に出ていたのだろう。湖杜はまるで全てを解っているような、そんな
笑みを浮べると、口を開いた。
252同族元素:長夜の闇 ◆6PgigpU576 :2008/03/16(日) 21:37:16 ID:w4xuIDnz
    
「簡単な事ですわ。わたくしは、東尉様が、好きなんです」

 その密やかに艶を含んだ涼やかな声が紡いだ告白は、僅かな歓喜と優越感をもたらし、
そしてそれが当然の事の様に、俺の中に納まった。

 けれど、告白を受ける気は無い。
 確かに湖杜の事は、嫌いではない。寧ろ、好意的に思っている。
 しかし陽太の一件や両親の事、それらが二の足を踏ませ、何より俺自身、今に満足している。
 告白を受けて、この関係が状況が変わる事が嫌だった。

「流石に今すぐに、とは考えておりませんわ。わたくし自身も急過ぎると思いますし」
 そう言って、ゆるりと微笑む湖杜は、やはり俺の答えを解っているのだろう。


 断れば、この時間を亡くしてしまう。
 受けても、この時間を亡くしてしまう。

 しかし、どうするべきか、問題はそこだった。
 告白をされた今、現状維持は無理だろう。いくらこちらが望んでも、それは余りに
湖杜を馬鹿にしている事になる。


 言葉に詰まった俺のテーブルの上に投げ出してあった右手を、湖杜は両手で掴むと
身を乗り出し、始めて見る切迫した表情で迫ってきた。

「今は、このままで構いませんわ。
……ですから、わたくしの東尉様へのこの想いを、否定なさらないで。
わたくしを嫌いにならないで。距離を置こうなどと、離れてなど、いかないで下さい」
「……湖杜……」
 その大きな瞳には薄っすらと水の膜が張り、眉を寄せ、俺の右手に縋るように湖杜は
艶やかな唇を戦慄かせ、真摯に言葉を想いを訴えかける。

「東尉様……申し訳ありません……
今、この想いを告げても、東尉様が困る事は解っていましたの」

「……けれど、わたくしは、この想いを、胸に秘めておくことが、難しかったのです」


 美しかった。

 そう言って伏せた瞳が、色彩る長い睫毛が震えるのを、引き結んだ薔薇色の唇を、
湖杜を形作る全てが、美しく、魅了された。
253同族元素:長夜の闇 ◆6PgigpU576 :2008/03/16(日) 21:38:39 ID:w4xuIDnz
       
 また俺は、湖杜に甘えようとしている。

 いくら湖杜自身が望んでくれているとしても、告白の返事もしないで現状を維持したい
など、卑怯な逃げでしかない。

 だけど、俺には湖杜が必要だった。

 今、湖杜までも失ったら、俺には、ただただ空虚な時間しか残らない。
 それも、いいと思っていた。
 湖杜に再会して同じ時間を共有するまでは。

 しかし、知ってしまった。味わってしまった。湖杜と共に過ごすこの時間の甘美さを。
 この満ち足りた時間を手放す事は出来ない。卑怯だと解っていても。


 掴まれた右手に力を込め、湖杜の細くたおやかな手を握り返すと、湖杜はゆるりと伏せ
た目を上げた。瞬間、耐え切れず遂に零れた一滴を、空いた左手でそっと拭ってやる。
 初めて触れた陶磁器のような頬は、温かく滑らかだった。
 何となく、そのまま柔らかい頬に指を滑らせ感触を楽しむ。
「……東尉様……」
「湖杜……」
 じっと見詰めていた湖杜の吸い込まれそうな漆黒の瞳が、ふっと弛み、固い表情が柔ら
かく解けた事で、こちらの意図を正しく理解されたのだと解り、安堵の息を漏らした。

「東尉様、明日も同じ時間に、こちらでお待ちしてますわ」
「……ありがとう」
 謝罪の言葉が出掛かったが、感謝の言葉だけを何とか口にし、そのまま別れの時間まで
俺の右手を握り締めている湖杜を、ただ黙って見詰めていた。





 街は黄昏に染まり、湖杜と居れる時間が終ってしまった俺は、関係者以外立入禁止の
ひっそりとした通路を、先日知り合いになったタカシに教えてもらった、時間潰しの格好
の場所、植物園の中にある温室に向かうため、音を立てない様静かに歩いていた。

 タカシとの出会いは可笑しなもので、有り余る時間を前に途方に暮れていた俺を、ヤツ
がナンパしたのが切っ掛けだった。
 タカシは鋭い切れ長な目と髪を後ろに流し露になった額、180cmある俺よりも10cm程高い
長身で鍛えていそうな体躯が、知的で硬質な雰囲気を醸し出していて、何となく視線を向
けた俺と目が合うと真っ直ぐに近付いてきて「モデルになって欲しい」と、にこりともせ
ず言い放った。
 何故OKしたのか自分でもよく解らないが、写真のモデルになる代わりに、この温室に
毎日タダで入り浸る事を許された。

 辿り着いた温室の硝子の扉を開け、指定席となったベンチに腰掛ける。

 カシャと、小さなシャッター音がして、首を巡らせるとタカシがカメラを構えていた。
「よう、トーイ。今日は読書はしないのか?」
「ああ。今日は寝る」
254同族元素:長夜の闇 ◆6PgigpU576 :2008/03/16(日) 21:40:04 ID:w4xuIDnz
     
 タカシと短い挨拶を交わすと、視線を戻してからベンチに深く座り直し目を閉じた。
 断続的なシャッター音が、タカシが写真を撮っている事を告げていたが、別段気にする
事もなく、ゆるりと訪れた睡魔に身を委ねる。
 写真のモデルといっても、特にポーズを取らされる事もなく、自由にしていていいと
その代わりこちらも適当に撮らせてもらう、と最初に言われていたからだ。

 タカシが、どんな漢字なのかも知らない。
 苗字も歳も何をしているヤツなのかも、何も知らない。
 それはタカシも同じ事で、俺の名がトーイという事以外、何も知らない。
 詮索してこないタカシの距離感が心地良かった。



 寝ている間に、すっかり夜になっていた。
「じゃ、またな」
「ああ。また、な」
 日付が変わる前には家に着けるかギリギリだな、と思いながら、少し固まった身体を
ぐっと伸ばすと、そう短い挨拶をタカシと交わし、温室を後にした。

 自宅には日付が変わる前に着いた。
 鍵を開けて家に入ると静まりかえっていて、親父とお袋の醜い言い争いは休戦中らしい
事が解り、少し気が楽になった。が、
「お帰り」
「……ああ」
自室のドアを開けようとした所で、後ろから声が掛かった。
 三つ下の妹、秋佳(しゅうか)だった。

 陽太と夏月の兄妹と違って、俺達兄妹の仲は非常に悪い。
 秋佳は眉間に皺を寄せ、俺を睨みつけている。その生意気な態度にうんざりした。
 どうせいつもの厭味か罵りだろう。
「お兄ちゃん、最近随分と帰りが遅いけど、どこで何してるワケ?」
「お前には関係ない」
「変な人とつるんでるんじゃないでしょうね? やめてよね、お兄ちゃんが警察のお世話
なんかになったら、迷惑なんだけど!?」
「警察の世話になるような事はしてねぇし、するつもりもねぇよ」
「じゃあ、どこで何してるのよ?」
「…………」
 本当にウザイ。
 これ以上聞いていたら、いい加減殴ってしまいそうなので、無視して部屋に入った。
 廊下でまだ何か言っているようだが、知ったことじゃない。
 全てを意識の外に追い遣ると、明日の湖杜との時間を思いながら、一番速く時間が過ぎ
る方法、寝る事に専念した。


「折角、邪魔だった清水陽太と夏月の兄妹がいなくなったのに……どこの誰よ? あたしの
お兄ちゃんを誑かしてるのは!?」

 だから俺は知らない。
 秋佳がそんな事を言いながら、俺の部屋を睨みつけていた事など。


−続−
255同族元素:長夜の闇 ◆6PgigpU576 :2008/03/16(日) 21:41:20 ID:w4xuIDnz
 
以上、続きます。また暫く宜しくお願いします。

以前コメくれた方々、ありがとうございました。
256名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:13:45 ID:urBGvGN9
>>255 GJ!!どうやら東尉はヤンデレに包囲されているようですね。
ただ、気になるのは、タカシが男なのか女なのか……。名前からすると男のようだが。
257名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:28:41 ID:32S8pDld
>>255
リアルタイムは初めてだw

乙です!!
258名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 23:20:05 ID:BCEy1vps
>>255
GJ!まさか続くとは…!
259名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 23:28:26 ID:fm+Jfdsp
最近思ったが、レナみたいなのがヤンデレだなんて言われる理由は、
何をするかわからない、手に負えないというが、ヤンデレのイメージになってるからだと思う。
きっと一般人からすればヤンデレの目的より手段の方だけが強く印象に残ってるんだろう。
だが本来は、ヤンデレの目的の方がヤンデレの正しいイメージであるべきだと思う。

俺のイメージ

何をするかはっきりしていて(主人公を手に入れるため)、手に負える(絶対に自分の事を愛してくれる)、

260名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 23:56:26 ID:O/pCZ2xn
ラブラブ相思相愛相手のおっとり家庭的娘が、
実はヤンデレの冷酷超切れ者で、
二人の幸せの障壁は完全犯罪で潰して行きかねないことを知って
主人公が(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルしながら
今の平穏を守っていこうとするパターンが好きです。
261名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:11:47 ID:VR7X/rDz
>>260
おっきした
262名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:40:38 ID:Yt8HvTIo
>>255
GJ
東尉にも陽太と夏月みたいに幸せになってほしい
263名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 03:32:31 ID:aCdeT5WN
>>255秋佳はキモウトか。こりゃ危ないなぁ。そして湖杜の方も何かが隠れているという気がしてならない。
2人のこの先がとても気になる。wktkして続き待ってる。GJ!!
264名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 07:45:49 ID:X7Zzh6v9
>>255GJだぜ!
俺はホワイトデーのおかえしって言われて3日間姉妹に雑用させられてたぜ
おかげでPCすら使えずじまいだったよ
三倍返しが3日間雑用ってないだろ たかがチョコ2つだぞ?
265名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 11:18:40 ID:qLOxYyO3
>>264
とりあえず自慢は外でやってくれ
266名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 11:35:25 ID:Q39I77TL
>>255
続きktkr
前作で東尉は良いヤツだったからなあ、幸せになってほしいが
267名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 11:37:04 ID:Q39I77TL
sage忘れた;;
スマン
268名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:19:22 ID:S34fQ3NA
とりあえず、タカシが実は女だったに10ペリカ程賭けさせてもらうぜ
269名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:15:15 ID:hl8QSvWo
>>255
続編ktkr&GJ


270名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:23:05 ID:hl8QSvWo
あれ?いつのまにかsageが消えてた・・・・。
吊ってきます。
271名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:55:49 ID:n/tu84KE
>>259
レナは暴走するとアレだけど普段は普通だからなあ
その辺のギャップをヤンデレと混同してるのもあるかも
272名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 02:36:01 ID:oy4ELj9b
今ここ見てたら外でアハハハハ らしき声?(結構高めの感じで)が聞こえて本気でびびった。なんか普通に笑って出す声じゃない感じでちょっと鳥肌たった。
273名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 07:09:01 ID:fpX8/hsy
だからそういうのはSSスレでやるなって
雑談でもないしさ
274名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 09:10:03 ID:O5HGhvY2
>>255
包囲網ktkr

ツンの底にドス黒い独占欲…
275名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 14:10:44 ID:QBK7jRTF
ポケモンのチコリータは独占欲強いよね。嫉妬もするしまさにヤンデレ!
276名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 20:03:59 ID:2KMtAsPl
投下失礼します。壁に耳あり障子に目あり、というものを書いてみました。
ご容赦の程ををを。
277壁に耳あり障子に目あり:2008/03/19(水) 20:04:54 ID:2KMtAsPl
 「――それで信仰の為にこの聖書を買って勉強会に参加しませんこと?」
「いえ、ですから僕には必要ないんですって」
ファンデーションと香水のダブルパンチは僕にはキツイ。鼻が曲がりそうだ。
「でも神様を信じていらっしゃるんでしょ?」
神様を信じてたらみんなソレを買うのが当然、と言いたいのだろうか?この老婆は。
「あの……自分で言うのも何か嫌なんですけど、――僕目が見えないんです」
「……え、本当に? ……嘘吐いてるわけじゃないですよねぇ?」
声色は疑惑だが察する雰囲気は断定だ。

ここで法的な言い訳でもして帰ってもらおうと口を開いたところを他の声が遮った。
「おいババア、てめぇが調べる権利もこっちが胡散くせぇ本を買う権利もねぇ。それでも何かいいてぇなら今から来る警察に話してくれよ」
ピッ、と軽い電子音が聞こえた。多分うちの子機の電源を切る音だと思う。
「あ、あらそう? ごめんなさいね? 変なこと聞いちゃって。それじゃあごめんあそばせ」
重めの音を立てて床をすべる音が聞こえる。太った? なんて聞いたら関節技をきめられるので止そう。うん。
その乱暴な音の主は、これまた乱暴に戸に鍵をかけ乱暴に振り向いた。
「姉さん、このえ姉さん。目上の人は労わらなきゃ駄目だよ」
「いいんだよ。年寄りってのは自分が年寄りってことに甘えてるんだからよ。ってかお前もお前だ。女の私が男らしくて男のお前が女らしくてどうすんだ。情けない」
「姉さん、それは姉さんも情けないってことだよ」
腰に手を当てて深く溜息を吐く姉が見える。
「真二、お前は私と違って随分と頭が良いんだろう? だったら持ち前の頭脳であんなババアはささっと追いやれよ。」
それをやろうとしたんだけど姉さんが……とは言えない。
「さあ、将棋の続きしよう。茶入れてる間にお前が逃げたかと思ったぜ。勝ったら何でもいう事を利くんだよな?」
「分かってる。逃げないしいうことも利くよ。勝てたら、だけど」
「何でも……何でもかぁ。お風呂、いや恋人デイ……うんこれだな!」
何か一人で唸っている姉さんは放置。しかしなんか鼻息荒いね、姉さん。風邪?


「だあああ、何で勝てねえ! 飛車角銀無しだぞ!? ええ? それで勝てないってのはアレか? 遠まわしに馬鹿だと言われてるのか私は!」
「なんていうか、姉さんは直情型過ぎるんだよ。だって自分の陣地全然守らないし。王手って言われた時だけ守るとかどうかと思うよ」
「それはなぁ、攻撃は最大の防御って奴だよ」
ニヤリと自慢げにいうこのえ姉さん。アホくさ。
「まあ、そんなアレな自論はどうでもいいから、片付けと晩御飯宜しくね」
ちっ、という舌打ちとともにカラカラと駒を片付ける心地よい音が聞こえる。
「なあ、毎回聞くけどよ。お前本当に目見えてないのか?」
またか。これで何度目か分からない言葉を繰り返す。これからはテープに録音して聞かせようか。
「本当に見えないよ。僕はただ『音で分かるだけ』だから」
「そうは言うけどよ。お前普通に戸を空けるし階段上るし……本当にその鈴鳴らすだけで周りが分かるのか?」
そういって姉さんは僕の手首についた鈴を指で弾く。
「そうだ、としか言いようが無いよ。それより姉さん、歩が一個床に落ちてるよ」
むっ、と少し唸って眉を寄せる姉さんの顔が僕の頭の中で浮かび、段々と消えていった。
変な能力だと自身ですら思う。しかし医者に聞いたところ超能力的なものではなく、意外と科学的なことらしい。訓練次第でできる人間もいるとか。僕にはそれが先天的に使えた。それだけだ。
下の方からくぐもった声が聞こえる。いつものように耳を澄ましてみると姉さんが机の下に居るのがおぼろげに見えた。
「しかし私にはやっぱ普通に見えてるようにしか思えねぇな。普通に瞬きするし、こうやってチェスや将棋もするしな。違うのはその手首の鈴だけだ」
「そんなことないよ。僕は色が分からないしテレビや本は見れない。まあ本は姉さんが読んでくれる、色は思い出せばいいけど、やっぱテレビは少し気になるかな。なんか方法考えないとね」
「例えば?」
「……姉さんが実演してくれるとか?」
音はずれてるのに必死になって合わせようとしている姉さんを想像して僕は笑った。でもそれもいいのかもしれない。
「お前は本当に酷い奴だな。いいだろう! やってやるよ。主にホラー映画をな!」
278壁に耳あり障子に目あり:2008/03/19(水) 20:05:47 ID:2KMtAsPl
「ねえ、このえ姉さん」
「なんだ想像して怖くなったのか?」
フフンと勝利を確信したような音が聞こえる。
「僕の股の逆方向に歩が落ちてるんだ。そっちは近づいても何にも無いよ?」
ゴンと低い音がなった。合わせてテーブルのコップが倒れる。何も入ってなくて僥倖。
「ななな何を言うんだこの弟は。分かってるに決まってるだろ? ま、まったくもう」
云々唸っている姉は放置して今日の献立を予想する。コロッケか唐揚げ、どっちだろう?

卵かけご飯だった。手抜きここに極めり。
279壁に耳あり障子に目あり:2008/03/19(水) 20:07:45 ID:2KMtAsPl
短いですが投下終了です。まだヤンでないのであれかも知れませんが
大体方向性はわかるんじゃないかなぁなんて。

それでは失礼します。
280名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 23:08:13 ID:f/fe44d5
>>279
短いのとちょっと状況がわかりにくかったのが残念かな
でも題材は面白そう、次に期待してます
281名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 23:12:19 ID:zfNSe3F0
GJ! 男前な姉に萌えた
弟のは、ちょっと前にテレビでやってた音の反射でわかる人ですね
282名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 00:19:52 ID:s/HlyuSl
イルカみたいな奴だな
283名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 05:16:17 ID:Nf3qKroH
疑問なんだが
わざわざ自分の時間を割いて、低レベルの駄文を晒して
悦に入る心理ってどうなの?
自己顕示欲もろだしなのがうざいんだけど?
反応あっても1、2レスってむなしくないか?
まあそのレスもかなり自演臭いんだけどなw
小説家気取りの馬鹿は困ったものだよねぇ?
284名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 06:06:38 ID:qShsNQgn
と、ヤンデレさんが申しております
285名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 06:38:04 ID:4dCMY6hF
疑問なんだが
わざわざ自分の時間を割いて、低レベルの批判レスを晒して
悦に入る心理ってどうなの?
自己顕示欲もろだしなのがうざいんだけど?
反応あっても1、2レスってむなしくないか?
まあそのレスもかなり自演臭いんだけどなw
評論家気取りの馬鹿は困ったものだよねぇ?
286名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 07:09:16 ID:I6xrH0ni
春ですねえ
287名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 08:13:18 ID:Gxf96Gx6
春だなぁ
288名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 09:05:41 ID:s/HlyuSl
>>285
ああ、隣りの国のことね
289名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 09:26:11 ID:Rn3OOMzo
ヤンデレに膝枕されたい

で、うっかり名前を間違えたい
290名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 10:28:45 ID:F0XAUius
>>286-287
なんか妙に平和だなwww
なんか和んだw
291名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 11:15:27 ID:IjztZp5a
自演うざ





























きめぇw
292名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 11:17:33 ID:IjztZp5a
きもw





























うんこwサ
293名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 11:46:25 ID:QHGbxfNC
いまどき小学生でもこんな低レベルそうそうおらんやろ……
294名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 12:36:37 ID:j00Iggue
そういえば、友人に勧められて「未来日記」という漫画を読んだんだが、
物凄い、ヒロインが、怖かった…。
漫画でヤンデレヒロイン久しぶりに見たな…。
我妻由乃(がさい ゆの)とか言うんだけど、みんな知ってる?
295名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 12:45:44 ID:8aPvl787
多分このスレではかなりメジャーかと
前話題出てたような覚えがある
296名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 12:50:35 ID:Szh87agw
むしろこのスレの住人で知らない奴いるのか?
297名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 14:30:36 ID:/vdaBtTd
初代から出てたな
298名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 16:50:47 ID:99X7zExf
すみませんねぇ、うちのスレの住民がおかしなのをこちらのスレに誘導しちゃいまして
以前から民度の低いスレだと思っていましたが、まさかこれほど常識がないとは・・・
やってはいけないことをやってしまったようです
本当に申し訳ない
今度こそ本当に愛想がつきました
299名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 16:51:53 ID:mmu04+Pl
ヤンデレがある程度の知名度をえた一因だと思うぞ由乃は
300名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 16:58:35 ID:1p2oQEjk
まあ、阿修羅さんにしても潮時だったことだし、幕を引くのに丁度いい機会なんじゃない?
301名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 17:12:43 ID:kpgUeTsC
ゆのかわいいよゆの
302名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 17:37:12 ID:XQaO7gSy
ゆのがかわいいと思った俺は異端ですか
303名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 17:57:44 ID:Szh87agw
このスレに限っては正当
304名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 17:59:38 ID:mmu04+Pl
>>302
由乃が可愛くない人はあんまりこのスレには来ないと思うが
305名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 18:30:20 ID:QHGbxfNC
空鍋→由乃→ナイスボート のステップでヤンデレがメジャーになった感
306名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 19:28:12 ID:gv73oaMF
>>305
Nice boat

なんかうろ覚え綴りだから絶対間違ってると思う突っ込め誰かっ



さて、スレ住人のみなさんどんなヤンデレが好きか聞いてみる
俺は嫌われたくないからと尽くしてくれる子とかが好きだ
307名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 19:30:35 ID:cbpyfK1G
由乃ってメジャーか?
空鍋とNice boat.はニコニコ動画のせいで有名になってしまったが
308名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 19:32:45 ID:Szh87agw
>>306
俺もそういうのが好きだなあ
>>307
>由乃ってメジャーか?
このスレの住人に聞いても正当な答えとはいえないだろw
309名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 19:37:09 ID:zNAwzwNw
前からそれなりに知名度はあったような
まぁどっちかと言うと最近のヤンデレブームというか
そういうので有名になったと思うが
310名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 20:16:29 ID:Gxf96Gx6
そんな空気の中あえて言おう

ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ、と
311名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 20:21:04 ID:cbpyfK1G
俺は未来日記一巻しか読んでないからわからん
312名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 20:23:37 ID:Gxf96Gx6
>>311
最近のヤンデレってどっかサイコデレと混じってる感あるじゃん
でも未来日記は実にヤンデレらしいっていうか、ヤンデレキャラの教科書って感じ
313名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 20:24:03 ID:mmu04+Pl
>>311
一巻の時点でかなりレベルの高いヤンデレだったような
314名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 20:27:17 ID:rw88VOBP
俺はどんなことがあっても、ひたすら側にいてくれるヤンデレが好きだ
ヤンデレの基本じゃんと思われるかもしれないが、邪魔者の排除や監禁なんてなくてもいい
それだけあれば、俺には十分だ
315名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 20:29:35 ID:pgHy65xQ
>>314
同意。他に魅力的な女が現れた〜って場合でも、排除しようって考えるよりは
「やっぱりわたしじゃダメなんだ」と過剰な自己嫌悪に陥るような病み方が好き。
まあそういうのってヤンデレとは言わないのかもしれないが……どうなんだろう?
316名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 20:44:09 ID:LDiiyDFn
人間の数だけ病み方が違っても良いと思うんだ
317幼馴染:2008/03/20(木) 21:05:03 ID:IONC9RsG
 ――暑いな……。

 俺は事に至る前に設定した暖房の温度に汗をかきながら、眼下にいる女に
抽迭を繰り返していた。ベッドのシーツは俺と彼女の汗と淫らな液体で、所々
にしみを作っている。
 うっすらと日焼けした彼女――最近付き合いだした俺の彼女・玲菜も全身を
うっすらと紅く染め、俺が突き上げるたびに快楽の声を放ち、霧のような汗を
飛び散らせている。
「あぁん……! 浩一郎っ……! す、すっごく熱いよぉ! あ、あたし……、も、
もう……んはっ!」
 玲菜が俺の背中に爪をつきたてる。そろそろ玲菜は達するらしい。

 ……後で背中に引っかき傷ができていないか、鏡で確認しないとな。
 俺はそんな事を頭の隅で考えつつ、まずは玲菜を達しさせて俺もフィニッシ
ュを決めようと、両肩に抱えた玲菜の脚をさらに高く広げるように持ち上げる。
 俺と玲菜の結合部分から、白っぽい泡のような液体が ぬらぬらと艶かしく
光を放っているのがよく見える。
 脚を広げた事により、いくらか締め付けが緩くなった玲菜のそこに、俺は力
いっぱいいきり立った俺自身を突き上げる。
「……っっ! んぁああっ! 浩一郎! あ……たし……イ、イくぅっっ!」

 玲菜の身体が小刻みに痙攣し、一瞬硬直した後、全身から力が抜けて行く
のがわかる。達したのだ。
 では、今度は俺の番だ。ぐったりとした玲菜の上に押しかぶさり、玲菜の奥
深くまで、何度も何度も俺自身を力任せに打ち付ける。
 かすれた玲菜の小さな喘ぎを、湿った肌同士がぶつかり合う音が打ち消し
てゆく。淫らな水音と、互いの肌が奏で合う音が部屋の中を満たしていた。
 玲菜の秘所の奥深くにある 少しざらついた天井を、熱く滾った俺自身の先
端で突き上げる度に、半分朦朧としながら玲菜自身も腰を動かし、小さな悲
鳴に近い歓喜の声をあげる。
「……玲菜。俺もイくぞ!」

 ガクガクと玲菜の体を揺さぶりながら、俺は最後の抽迭を急がせる。
 湿ったリズムの速度と音量がぐんぐん上がり、ついに俺も頂点迄上り詰めた。
 一瞬、頭の中がスパークし、俺は痺れるような感覚で玲菜の中に熱い性欲
を解き放つ。
 精を解き放った瞬間、玲菜の脚に力が篭り、背中に回した腕と絡めた足で
俺を締め付けてきた。玲菜の秘所は、結合部をより深く咥えこみ、離そうとし
ない。まるで俺の全てを喰らい尽くそうとする、別の生き物のようだ。
 俺はそんな性に淫らで貪欲さを示す玲菜の反応が気に入っている。体の相
性がいいのだろう。

 一滴残らず射精した後、俺は一息つくと玲菜の上からゆっくり横に寝転がる。
 そして、まずは手探りで暖房のリモコンの電源を切る。
 きちんとベッドメイクされていたシーツはもうぐしゃぐしゃだ。汗と俺達の液で
乱れており、マットの下に織り込んだ部分までベッドの上にずり上がっている。
  俺はそのマットから外れたシーツの端を無造作につかむと、汗まみれにな
った顔を拭った。
 しわになったシーツは、今まで俺達がセックスをしていた証の淫らな匂いが
染みついていた。
318幼馴染:2008/03/20(木) 21:06:23 ID:IONC9RsG
 しばらく脱力していた玲菜が、のろのろと上半身を起こし、ベッドスタンドに置
かれたバージンスリムという煙草に手を伸ばす。
 細い煙草を咥えると、整った爪先でライターから煙草に点火する。
「玲菜、お前煙草吸うんだっけ?」
 玲菜は煙草を吸う、というよりは吹かしつつ、悪戯っぽく笑う。
「えへっ……。この間見た映画の真似。なんだか大人っぽい雰囲気でしょ?」
 俺は無言で玲菜から煙草を奪い取り、灰皿の上で火を消した。
「玲菜には似合わないよ。少なくとも俺は、愛し合った後に女が煙草を吸うの
はあんまり好きじゃない」
 ……ちょっと格好付けすぎたか? 一瞬俺は思ったが、玲菜の方はしゅんと
して、俺を上目遣いに見上げている。
「……ごめん。浩一郎が嫌ならやめるよ。もう煙草なんか吸わない。美味しく
なかったしね」

 一見、今風の割り切った女性のように見えるが、そんなしおらしさが玲那に
はある。付き合い始めて半年、俺はそんな玲菜に惹かれ続けている。
「浩一郎? あたしの事、嫌いになる?」
 玲菜が再び俺に抱きついてきた。
 普段なら、ここで第二ラウンド開始なのだが、残念ながら今日はスキンの残
りがもうない。

 それに、今日俺はこれからちょっとした用事があるんだ。

「嫌いになんかならないさ。でも今日はこれでおしまい。スキンも在庫切れ。
 残念だけど、続きはまた今度な。それと、夕方からちょっとした用事があるん
だよ。悪いけど、シャワー浴びたら今日は帰ってくれないか?」
 『帰れ』という言葉に玲菜がぴくんと反応する。
「用事って何? まさか女じゃないでしょうね!?」

 割と鋭いなと苦笑するが、そんな色気のある話じゃない。
「一応、来るのは女だけどさ。ただの従妹だよ。今度うちの大学に入学するん
で、同じマンションに部屋を借りるから、面倒見てやらなきゃいけないんだ。
 そのうち、玲菜にも紹介するよ」
 玲菜は不審そうに俺を見つめるが、諦めたように裸のままベッドから降りる。
「ちゃんと紹介してよ? 美人なの、その子って?」
「さぁなぁ……。俺ももう何年も会ってないし。色白の日本人形みたいな記憶
はあるが、女は年月で変わるからな。さぁ、急いだ、急いだ!」
 俺は裸のまま振り向いている玲菜の尻を軽く叩いた。玲菜はやや不機嫌そ
うに肩をすくめ、浴室へと消えて行く。

 とりあえず従妹が駅に着くのは17:45予定。
 それまでにこの乱れたシーツだけでも洗濯機に放り込んでおかないとな。
 自分も起き上がると、まだ己自身にスキンがへばりついているのに気づき、
無造作にそれを外すと ティッシュに包んでゴミ箱に投げ込んだ。
 そして、淫欲で汚れたシーツを換えるべく、ベッドからやや乱暴に剥ぎ取った。
319幼馴染:2008/03/20(木) 21:07:15 ID:IONC9RsG
 ――上京してくる従妹。確か、名前は藤堂美佳。
 子供の頃は、何度か彼女のお屋敷で遊んだ記憶がある。
 俺の家は藤堂の分家だが、彼女は藤堂本家の一人娘だ。確か最初は兄貴
もいて、一緒に遊んだ記憶はあるが、俺達がまだ幼い頃に不慮の事故か病
で亡くなっている。当時、悲しくてわんわん泣いた記憶はあるが、何故死んだ
のかについては記憶が曖昧で覚えてはいない。
 つまり美佳は唯一残された、藤堂本家を継ぐ娘なのだが、その大事な跡取
りをよく四年も娘一人で上京させる事を許したな……とやや不思議ではある。
 その位、藤堂家は由緒ある古い家柄なのだ。

 まぁ、俺には関係ないさ。分家の親父達の言いつけで、しばらく兄貴として
お嬢様が都会に慣れるまでのお守りをするだけだ。

 俺は新しいシーツでベッドマットを包みながら、これからやってくる従妹につ
いて反芻していた。

 玲菜は相変わらず不満そうにブツブツ言いながら、ストッキングが伝線した
だのとグズグズしている。作業を続けながら、ご機嫌取りの会話をし、なんと
か部屋の玄関まで追い立てる事に成功した。
「夜、きっと電話してね。浩一郎。忘れたら、直接ここに来ちゃうからね!」
「わかった、わかったって。謝るからさ、玲菜」
「じゃ、約束のキスして!」
 部屋の玄関口でとんでもない要求をしてくる。外国じゃあるまいし、そんな所
をご近所に見られたらどうするんだ!? 俺はやや狼狽した。
 しかし、要求に応じてやらないと素直に帰ってくれそうにもない。俺は軽く辺
りを見回すと、玲菜を抱き寄せて唇を重ねた。その途端、玲菜は俺の頭に腕
を絡ませ、ねっとりと舌を絡ませてきた。
 これじゃ挨拶代わりのフレンチ・キスどころかディープ・キスだ。
 しばらくの間俺の口内をむしゃぶった玲菜は、やっと納得してエレベーター
に乗り込んだ。玲菜を見送った後、口の周りについた彼女のルージュに気づ
き、慌ててシャツの袖で拭う。
 ――やれやれ。女の嫉妬は可愛いだけでもないんだな……。

 俺は紅く染まった自分の袖口を見下ろしつつ苦笑すると、性の臭いが篭っ
た部屋の換気作業と掃除機をかける為に部屋に戻った。
 少し急がないと、お嬢様をお待たせしてしまう事になる。


「……間もなく、○○線が当駅に到着いたします」

 無機質な駅のアナウンスが流れてくる。さて、会ったら呼び名はどうしよう?
美佳ちゃん、でいいのかな。年下にさん付けも変だしな。
 俺はそんなどうでもいい事を考えながら、ホームに入ってくる新幹線を見つ
めていた。
 確か6番線のグリーン車から降りてくるはずだ。
「6番線、6番線……っと。この辺か」
 下を見ながら歩いていると、新幹線の扉が開く。さぁ、数年ぶりの再会だ。
 十年以上前の写真を握り締め、俺は降りてくる乗客の顔を眺めていた。

「浩ちゃん! 浩ちゃんでしょう!?」
 突然、鈴を転がすように澄んだ声が、昔懐かしい呼び名で俺に呼びかける。
 声の主の方を振り向いて、俺は一瞬硬直する。

 昔から日本人形みたいな顔立ちだったと記憶していたが、陶磁器のように
真っ白な肌、艶やかで真っ直ぐと伸びた長い黒髪、黒曜石の瞳が赤い唇を際
立たせている。紛れもない美少女が、俺に向かって駆け寄ってきた。
320幼馴染:2008/03/20(木) 21:08:15 ID:IONC9RsG
 群青色のツーピースに白い手袋をしていた彼女は、俺のそばまで駆け寄る
と、真っ白な手袋を惜しげもなく投げ捨て、俺に抱きついてきた。
「ああ、浩ちゃんだ! すごく会いたかった! 私の事、覚えてますか?」
 俺の首に飛びついた彼女は、背丈が足りないせいか脚が宙に浮いている。
 それでも不思議と体重を感じなかった。こんなに再会を喜ばれるとも思って
いなかった俺は当惑し、間抜けなセリフしか出てこなかった。
「えっと……。美佳ちゃん……? 大きくなったねぇ」
 少女は俺に抱きついたまま、顔を俺に近づける。
「嫌。浩ちゃんったら、そんな他人行儀な呼び方して! 私の事は美佳って呼
んでくれてたでしょう?」
 今にも紅い唇が触れ合いそうな距離だ。俺は益々どぎまぎした。

「そ、そうだっけ……?じ、じゃあ。美佳。よく来たね。迷わなかったか?」
 美佳は相変わらず唇が触れ合いそうな距離でくすりと笑う。甘い吐息が俺
の顔にかかっているのに気がつかないのだろうか?
「嫌やわ。浩ちゃんったら。美佳はもう大人です! 浩ちゃんのお嫁さんにだっ
てなれるんよ?」

 ――へっ!? いきなり冗談か? 俺はとりあえず聞き逃しておく事にした。
 すると、美佳は俺のとぼけぶりに 形のよい眉を片方吊り上げた。
「……忘れちゃったの? 大人になったら、美佳をお嫁さんにしてくれるって。
 浩ちゃん、美佳と約束したでしょう? 私、ずっと楽しみにしてたんよ!?」

 そんな昔の事を持ち出されてもなぁ……。きっと久しぶりの再会で、はしゃい
だ美佳が、俺をからかっているだけだろう。たまに方言っぽい発音が混じって
いるのも、きっとはしゃいで気がついていないんだろうな。
 いきなり先手を取られっぱなしだが、いつまでも抱き合っているのも気まず
い。俺は美佳を降ろすと、投げ捨てた手袋を拾ってやり、彼女に渡した。
「さ、さぁ。じゃ、いつまでもここにいるのもなんだし、美香の部屋に行こうか。
 荷物は他にあるのかい?」
 小さな(多分)ブランド物のバッグと、ちょっと少女趣味な小ぶりのトランクケ
ース。美佳の所持品はそれだけだった。
 降ろされた美佳は、ちょっと物足りなさそうだったが、荷物は他にはない、と
答えると、今度は俺の腕に彼女の腕を絡ませてきた。

 いきなり腕を組んでくる美佳の大胆さに、俺はまたも居心地が悪くなって、
思わず周囲を見回してしまう。
「おいおい。美佳はもう大人なんだろ? 従妹同士で腕組むか? 普通?」
「誰も従妹とかなんて知らないでしょ。浩ちゃんたら相変わらず照れ屋さんな
のねぇ。でもね、美佳は浩ちゃんとずっとこうして歩きたかったの! ダメ?」
 黒い瞳が、俺を吸い込みそうに見つめる。まだ、あどけなさを残す瞳に、俺
はなんだか拒む理由がない気がしてきたので、美佳の思うようにさせる事に
した。
 美佳は嬉しそうに俺の片腕に体を押し付け、ぴったりと寄り添う。
 俺は残った方の手で、小ぶりなトランクケースを持ってやる事にした。
「ふふ……。こうしてたら、私と浩ちゃんって、恋人同士に見えるかな? 見え
るよね? 早速、最初の夢が叶っちゃったぁ〜」
 美佳は嬉しそうに、俺の腕に頬ずりをしながら小声で囁く。
 俺は相槌を打つように笑いながら、美佳を連れてタクシー乗り場に急いだ。
321名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 21:10:11 ID:IONC9RsG
 先にタクシーから降りた美佳は、俺達のマンションを嬉しそうに見上げた。
「浩ちゃんのお部屋は406号室だよね? 美佳は506号だから……浩ちゃ
んのお部屋の真上になるのかな?」
 まだ住人不在のマンションには、明かりが灯っていない。
 暗い部屋の窓を、美佳は指差しながら探していた。

 確か506号室は私立の医大に通う学生が先月まで借りていたのだが、い
つの間にか空室になり、美佳が借りる事になったのだ。
 藤堂家の力が動いたのか、他だの偶然か。それもどうでもいい事だった。
「美佳、オートロックの使い方とかは読んできたのか?」
「ううん。浩ちゃんが教えてくれるだろうと思って。暗証番号だけはメモしてきた」
 美佳は笑いながらバッグの中に入れていたメモを手渡してくる。

 やれやれ……。大変なお守りを任されちゃったなぁ。
 メモを見ながら、美佳の郵便受けをまずチェックする。実家から手紙やら届
いているかもしれない。
「いいか、美佳。郵便受けはこうやってロック解除するんだぞ?」
「はぁ〜い!」
 俺はなんとなく家庭教師気分で、美佳の郵便受けの扉を開いた。

 DMが数通と、茶色い袋に入った封筒が1通。
 DMは屑篭に捨てると、茶色い封筒を美香に手渡した。
 美佳は封筒を受け取って、差出人を見ると、興味なさそうに破ろうとする。
 俺は差出人の名前がちらりと見えて、慌ててその手を引きとめた。
「ちょっと待った! 美佳! それ……T大の通知じゃないのか!?」
 思わず美佳から封筒をひったくる。
「いいんだってば。浩ちゃん! そんなの受けてみただけなんだから。
 私は浩ちゃんと同じ大学に行きたいの!」
 美佳が迷惑そうに封筒を取り返そうとする。俺は悪い事だと自覚しつつ、そ
の封筒を勝手に開けてしまった。

 ――藤堂美佳。右の者、T大理Vに合格とする。2***年*月*日……――

 ……T大合格!? それも理V!? 俺の通ってるのは平凡な私大だぞ!?
「返してっ! 浩ちゃんのバカッ! 実家にばれないようにって、ここの住所書
いておいたんよ!」
 呆然としている俺から便箋を奪い取ると、美佳は急いで破り捨てた。
「お、おい! 勿体無い事するなって! 親に黙って大学決めたのか?」
 修復不能なほど紙を細かくちぎった後、美佳は真っ直ぐと俺を見つめて言う。
「だから言ったでしょ! 私は浩ちゃんと一緒にいたいの! そこは義理で受
けただけなんだってば! 行く気なんか最初からなかったんだもん!」
「……」
 T大といえば、誰しも憧れる難門なのに、平然と合格を蹴る美佳。
 離れていた年月の間に、美佳に何があったのだろう?
「もういいでしょ。浩ちゃん、寒いよ!早く中に入ろ? ドア開けてよぉ〜」
「あ、ああ……」
 いわれて見れば、受かったのは美佳であって俺じゃない。美佳の意思が決
まっているなら、俺には何も言う権利はない。
 しかし、なんだか美佳に対する敗北感が陰鬱に俺を襲っていた……。
 俺はのろのろとオートロックを開け、エレベーター呼び出しボタンを押した。

322名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 21:11:54 ID:IONC9RsG
 なんだかいつもよりエレベーターの動きが遅い気がした。
 やっと5回に着くと、506号室の前で立ち止まる。
「美佳、鍵は?」
「え〜と……。ちょっと待って。あ、これこれ」
 やはりブランド品らしいキーケースごと俺に手渡す。
「鍵くらい、自分で開けろよ。美佳」
「だって〜。なんだか緊張するんだもん。じゃぁ、浩ちゃん、一緒に開けよ?」
 ……はぁ? 俺は意味がわからず、美佳を見つめた。
「ほら〜! ウェディング・ケーキの執刀みたいにやろうよ! これもやってみ
たかったんだぁ〜。美佳」
 美佳はキーケースから部屋の鍵をえり分けると、俺に握らせ、その手の上
に、自分の小さな手を添えた。
 なんだか馬鹿馬鹿しい茶番を演じているようで、俺はさっさと事を済ませてし
まいたかった。
「じゃ〜ん! これから美佳と浩ちゃんのお城の門を開けま〜す!」
 はしゃいでいる美佳に、ややげんなりしながら部屋の扉をあける。
「……当たり前だけど、真っ暗だね……。浩ちゃん、電気のスィッチはどこ?」
「へいへい……。お前も早く覚えろよ? 毎回呼ばれるんじゃかなわないぞ?」
 すっかり主導権を握られている。俺はめんどくさそうに、俺の部屋のスィッチ
と同じ位置をまさぐった。

 しかし、さすがに今日上京したばかりの少女をホテルに置いてくる訳にも行
かないだろう。
「今夜だけだぞ? それと、俺の部屋には何も食うもんなんかないからな!」
 美佳は嬉しそうに笑うと、またも俺に抱きついてきた。
「心配しないで! どっちにしろ、今夜は浩ちゃんのお部屋で再会のパーティ
ーするつもりだったから、ケータリングの手配はしてあるの!」
 ……やられた! こいつは高級ホテルなんて泊まり慣れてるお嬢様だった
んだ!
「さ、浩ちゃん。お部屋に連れてって。男の人のお部屋なんてはじめて!」
 俺は美佳に引っ張られながら、部屋はきちんと片付けていたかを気にしつ
つ、俺の部屋へと足取りも重く歩き出した。

 俺の部屋の前には、既に某有名ホテルのケータリングサービスが待ち構え
ていた。
「藤堂様ですね。ケータリングサービスをお持ちいたしました。お手数ですが、
 お部屋に通していただけますでしょうか? セッティングさせていただきます」
 いかにもホテルマンらしいサービス営業口調だ。
「浩ちゃん。はよ、お部屋開けてあげて!」
 俺はむすっとしながら、自室の鍵を開ける。
 サービスマン達は素早く部屋に侵入すると、手際よくテーブルセッティングを
開始した。
「お待ちの間に、コーヒーなどはいかがでしょうか?藤堂様」
「そうやね……。私はロシアン・ミルクティーでいいわ。浩ちゃんは?」
「……ビール!」
 不機嫌そうに言ってみると、高級なグラスに盛られたビールが差し出された
のには閉口した。
323名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 21:12:52 ID:IONC9RsG
「ワインくらいしか用意してないと思ったのに……」
 精一杯の我儘だったのだが、美佳は事もなく笑う。
「いやねぇ……、浩ちゃん。彼らだってプロなんよ? 芋焼酎だってあるわよねぇ?」
「い、いえ……。さすがにそこまで今回は……。次回からはご用意させていた
だきます! 藤堂様!」
 このホテルも、藤堂の名前は知れ渡っているという事か。

「では、失礼いたします。藤堂様、またのご用命をお待ちしております!」
 手馴れた手つきで美佳が請求書にサインをし、サービスマン達は去って行った。
「浩ちゃん。これでやっと二人きりになれたね。あ、鴨のロースト切り分ける?」
 いそいそと小皿に盛り付けてくれている美佳を、俺はやはり不思議そうに見
つめていた。

 そこに、いきなり俺の携帯が鳴り響く。
 着信通知を見る迄もない。この着メロは、いつも俺からの電話を待ちきれず
に電話してくる怜奈だった。


「なぁに? 浩ちゃん。それ、何のメロディやの?」
 ナプキンの上に小皿を置いた美佳が、俺の胸ポケットで鳴っている携帯音
に訝しそうに首をかしげる。
「ん? ああ、携帯が鳴ってるみたいだ。……ちょっとごめん、美佳」
 俺はなんだか美佳の傍で携帯に出る事に対して、なぜか俺の中で危険信
号が働くのを感じた。
「へぇぇ……。最近の携帯はいろんな音楽が出るんやねぇ」
 背後で美佳が不思議そうに言う。美佳は一体いつの携帯を使っているんだ?
 旧家の育ちだから、新機種などは興味ないのかもしれない。いや、そもそも
携帯など持ち歩いていないのか。何しろ旧家のお嬢様だ、直接電話になんか
出る事も少ないだろう。
 実家では送り迎えのSPが付き添って息が詰まると報告してきていた、毎年
何度か来ていた他愛のない挨拶葉書にも、写メール画像はおろか、携帯番
号やメルアドさえ書いてなかった事を思い出す。

 だが今はそれ所じゃなかった。
 胸ポケットを押さえたまま、洗面所へと場所を移して携帯を取り出す。
 電話の向うで玲菜の不機嫌そうな顔が浮かんでくるようだった。
「もしもし!? 浩一郎? なんですぐ出てくれないのよ! 電話するって言っ
たじゃない!」
 ……やっぱりな。留守電機能をセットしておくほうがいいかもしれない。
「あ、ああ、ごめん。ちょっと電波状態が悪くてさ。こっちから電話するって言っ
ただろう?」
 一瞬、玲菜が黙り込む。しかし、そのまま黙ったままでいないのが玲菜だ。
「だって、いくら待ってもかかってこないんだもん! 従妹さんとは会えたわけ?
 あんまり可愛い子なんで、あたしの事なんて忘れてたんじゃないの?」
 ――そう来たか。
「ああ、さっき駅まで迎えに行って、部屋に送り届けたよ。なんでそういう話に
なるんだ? ちゃんと紹介するって言っただろ。変な邪推はよしてくれよ……」
 俺を挑発しては怒らせ、すぐに玲菜が謝っては、甘い会話に持ち込む。
 これがいつもの玲菜と俺の電話のやり取りだった。
 だが、今日は少し事情が違う。あまり長電話をしていると、美佳が見に来そ
うな気がしていた。
 うぬぼれかも知れないが、今日の美佳の態度を見た限りでは、いきなり玲
菜の存在を知らせるのはまずい、と俺は感じている。
324名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 21:14:33 ID:IONC9RsG
 玲菜が俺のご機嫌取りを始める前に、俺はシャワーのコックを捻って水音
が玲菜に聞こえるようにすると、手短に玲菜に言った。
「ごめん、本当にごめん。今日はもう疲れてるんでまた明日な。風呂の中だか
らもう切るぞ。明日、いつものところでまたな」
「え……?ちょ、ちょっとぉ! 浩一ろ……」
 プツッ。ツー……ツー……。

 一方的に携帯をオフにした。明日にでも謝ってご機嫌を取ろうと決めた。
  明日は大量にスキンを買い込んで、玲菜を満足させてやればいい。
 口やかましく我儘な事も多いが、玲菜の体は正直だ。

 俺はそのまま携帯の電源を切ると、胸ポケットにしまって洗面所から出よう
としてぎょっとした。洗面所の入り口に、美佳が立っていたのだ。
「な、なんだよ、美佳……! びっくりするじゃないか!」
 美佳は手に自分のタオルを握り締めて伏目がちに俺を見上げた。
「だって……。食事の用意ができてるのにシャワーの音がしたんやもん……。
 浩ちゃん、シャワー浴びるんなら、タオル使うかなぁ、って思って……」
 瞬きをすれば、音が出るんじゃないかと思える程 黒くて長い睫毛が美佳の
瞳を隠している。一瞬、泣いているのかと思って、なぜか俺の胸が痛んだ。
「ああ、ごめん。電話してたら風呂場の汚れが目に付いてさ。話ながらシャワ
ーで洗い流してたんだ。風呂は美佳の後でいいんだ。今日はお客様だもんな。
さぁ、食事にしようか」
 我ながら驚くほどさらりと嘘が口から出る。そして俺は美佳の背中に手を当
てて、ケータリングの食卓へと促そうとした。が、美佳は顔を紅く染めたまま動
こうとしない。

「……美佳? どうした?」
「浩ちゃんより先にお風呂入るなんて、恥ずかしい……。男の人を差し置いて
なんて、私、入った事ないんよ。浩ちゃん……」
 抱きついてきた時の大胆さの微塵もない。古風な家で育った少女は皆こうな
んだろうか? そりゃ、お嬢様は専用風呂をお持ちだろうから、後から他人が
使う事もないだろう。
 俺は美佳の謙虚なのか天然なのかも不明な言葉に、奇妙な新鮮さを感じた。
「そ、そっか……。恥ずかしいか。じゃ、いっそ一緒に入るか? 美佳?」
 つい冗談めいた言葉を発してしまう。その言葉で美佳がもっと紅くなるのが、
なんだかとても可愛らしかった。白い肌を耳まで紅く染めて俯いている。
「……」
「じょ、冗談だって! さあ、せっかくのご馳走が冷めちゃうから食べようぜ?」
 頬を染めて無言のままの美佳の肩を抱くと、美佳はピクリと震えながら頷き、
益々顔を上気させながら、俺と一緒に食卓に戻った。

――つづく
325名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 21:35:33 ID:rw88VOBP
>>324
GJ!
話は非常に面白そう
 
だけど、投下前に投下宣言と投下後に投下終了を告げた方がいいよ
326名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 21:44:55 ID:qWtkzPtP
>>325
志村ー、ぐぐれ、ぐぐれー!
したらばのヤンデレスレからの転載だぞ
327名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 21:57:45 ID:cbpyfK1G
>>326
それってどこすか?
328名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 22:01:05 ID:Gxf96Gx6
なんだよ他人の褌かよ
ってか最近多いな転載房
329名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 22:01:54 ID:zNAwzwNw
てかしたらばにヤンデレスレとかあったのか
330名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 22:06:36 ID:qWtkzPtP
>>327
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/otaku/10206/1201790799/
今携帯なんでURLおかしいかも(´・ω・`)
331Pinks ◆PinkSk5pfw :2008/03/20(木) 22:19:38 ID:j1V9ivVq
すいません、そのSS書いた本人ですが……。
あそこはあくまで下書きスレで、エロパロに投下する段階では全くありません。

それにまだまだ終了のめども立っていません。
どういうつもりか知りませんが、無断転載はお断りします。
332名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 22:32:50 ID:ZU0f1mlK
(´_ゝ`)
333名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:16:37 ID:An0gVjzW
>>330
つーか、ここにURL出していいもんじゃないだろ・・・
334名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 00:14:06 ID:fXMvFcdx
>>331氏…
晒されたお気持ちは察してあまりありますが…

すごい連載なんです!
消さないでいただけないでしょうか。
GJなんです!
335名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 00:53:11 ID:C+CzHub8
ID:IONC9RsGを著作権侵害で告訴すればいいと思うわけだが
勝手に自分の作品を著作者の許可なしに貼り付けているわけだし
被害届を提出すればいい。今の時代、簡単に見つけられるから、
逮捕してもらえばいい
336Pinks ◆PinkSk5pfw :2008/03/21(金) 01:24:15 ID:/+K4WVHH
え〜とですね……。
告訴するほどの立派な作品ではありませんし、平日昼間に仕事を休んでまで、
趣味で書いてることで家裁に行く暇もありません。
それに、本当にこれってまだ、ただの下書きレベルのものなのです。
知り合いレベルに見てもらって、誤字とかを直したり僻地でのんびりやってたのですよ。

プロットは最後まで決まっているのですが、なかなか進展せずにずるずるときてしまい、
ともかく書き上げてから修正しようと思っていたものです。
ただ、かなり欝展開になるので、投下するつもりはありませんでした。

こちらが驚いてここに伺ったのは、今日もダラダラと自分のスレに投下するかと開いたら、
晒されてますよという書き込みを見て吃驚したからです。

あんな中途半端なもののコピペやURLを晒して、何がしたいのか、不思議でなりません。

ただ、他に書き込みに来てくれている現役の職人さんにまで、迷惑が及ばない事を祈っています。

長文にて失礼しました。
スレ住人の皆様にも、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
337名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 01:34:47 ID:My4xHj1C
>>336
悪いのは荒らしとこちらのスレの住人の不注意な行動です
こちらこそ本当に申し訳ありませんでした
338名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 02:01:19 ID:7PH7kIAE
>>294
よう、俺w

俺もこないだ友人に薦められて読んだばかりww

中々楽しめたよ
楓には及ばんがなw
339名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 05:48:06 ID:hscLdnKA
>>331
きめぇんだよ
小説家気取りの先生さんよ
340名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 06:29:50 ID:e2Cdi4WG
>>339
転載房乙。
もうすんなよ。お前がネ申になれるわけじゃないんだ。
341名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 08:24:12 ID:CJeuTJJe
>>339
黙れカス
ばれなきゃあのまま続ける気でいたんだろクズが
密かにあそこの更新を楽しみにしてたのを台無しにしやがって氏ねよ
342名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 09:07:04 ID:Gn3YQp4q
>>331
もしこのスレを見ていらしたらすみません。
自分もリンクからあなたのスレを見に行きました。
全て読ませていただいてしまいました。
…あまりの素晴らしさに感動しました。

お願いします。引越しと削除は思いとどまってください。
できればあのまま連載を続けていただきたいです。
343名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 09:25:08 ID:jUxAgTUN
荒れそうだからこの話題終了な
344名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 10:44:18 ID:JkfdVpAI
ヤンデレの元祖は改蔵の羽美ちゃんだと思うわけですよ
あれはただの不思議さんだとは自分でもわかってはいるが
345名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 10:56:06 ID:EH6HI3oB
少なくとも元祖ではないとオモ
346名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 10:58:51 ID:E+Kqwl1y
元祖とか言うと神話からになっちゃうだろうしな
347名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 11:20:26 ID:VDzHzOSa
元祖とか言うても、ヤンデレじみた逸話は大昔からあるしな
348名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 11:50:35 ID:dCrJ/O/y
例えば、……何かあったっけ?
349名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 11:51:00 ID:ZYPk2+6v
荒れそうじゃなくて荒れてんだよ!
だいたいなんで即レス付けたんだ?
>>326
>>330
お前いつもこことそのサイト見てるからだろ
携帯でまでチェックしてるほどかのサイトに固執してたんだろ

>>339の転載厨=>>326 >>330
>きめぇんだよ 
>小説家気取りの先生さんよ 
馬鹿じゃね?醜い負け犬根性丸出しで吠えてんじゃねーよ
その二言でお前のチンケな劣等感がもろに見えてるんだよ!

少なくとも俺はずっと楽しみにしてたんだ!
ここに投下してない職人になら何しても問題ないみたいな発言はやめろ
すっげ腹立つ




350名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 11:55:17 ID:VDzHzOSa
↓↓↓以下何事もなかったかのように再開↓↓↓
351名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:03:24 ID:fXMvFcdx
何事もなかった事にはできないでしょ…さすがにやりすぎだよ
今回の件は
352名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:11:07 ID:xJvvMSca
嫉妬スレが崩壊した理由は住人がバカすぎて、
荒らしの自作自演を見抜けなかったことにある

さて、ヤンデレスレ住人はバカではないことを証明できるか
353名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:23:33 ID:ZYPk2+6v
以下荒らしの釣りと自演
>>317-324
>>326 
>>330 
>>332
>>339
>>352

他所のスレ住人をバカ呼ばわりとはお前何様だ?
下手糞な釣りはやめとけ
354名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:28:53 ID:E+Kqwl1y
神話のヤンデレで有名なのって誰だ?
ヘラとか?
355名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:33:01 ID:/fT/TFIB
ギリシャ神話はヤンデレ多いって聞いたことあるけどなあ。
昨日からの流れ見て驚いたんだが、未来日記ってあんまり知られてないのか?
ここの住人なら当然抑えてると思ってたんだが。
まあ個人的には由乃はあんまり萌えなかったが
普通にかわいい女の子に見えてしまって
356名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:44:18 ID:mhN7SY9O
俺も知らんかった
まぁ俺はあまり漫画とか小説はチェックしてなかったからあれだけど
357名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:50:04 ID:jhVYtIDj
>>347 >>350以外全て単発IDな件について









必死だな
358名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:57:58 ID:gLS6D3GR
擁護で騒ぐのもいい加減にやめろ
>>336氏が自作自演でここを荒らしている、
という結論にもって行きたい荒らしの目論見にまんまとはまってるのがわからないのか?
過去ログよく読み返してみろ

なんでこんな事ぐらいにも気がつかないんだ
その程度もわからない厨なら、氏のファンなどとおこがましい事をほざくな
359名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 13:06:01 ID:jjrKLG/8
いい加減長文でスレ消費すんのやめたら?
さっさと忘れろよ
360名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 13:19:05 ID:/fT/TFIB
>>356
ん〜。
ヤンデレ大全ぐらいしかまとめてくれているところって無いからしかたないかなあ。
もうちょっと系統立ててまとめられればいいんだけどねえ。
といっても定義するだけで議論になるぐらいだから難しいかもしれんが
361名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 13:23:18 ID:LwSJqL/8
じゃお前が責任もってレス削除依頼出してこいよ。
ID変えてる暇があるんだからさ。
362名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 13:38:36 ID:VDzHzOSa
無様
363名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 13:45:40 ID:LwSJqL/8
>>362
携帯厨に言われたかねえな
一人芝居乙。
364名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 13:52:13 ID:xJvvMSca
何か嫉妬スレみたいに自作自演で荒れてきたな
荒らしは粘着で頭がおかしいからスルーしていても、
住人を装った荒らしがすぐに話を振り返るから

完全にスルーしてヤンデレ話をすればいい

365名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:02:57 ID:LwSJqL/8
誤爆で自慢してやがるのもお前だろ
366名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:15:08 ID:fXMvFcdx
>>364
素直な質問なんだけど、自作自演ってどのレス?
アンカーつけて説明してくれない?
367名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:18:23 ID:ci1TlVYZ
単発IDで擁護したり叩いている奴は自作自演の荒らし
正直に言うと、本当に手口とかは幼稚すぎる。
368名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:19:23 ID:w+LrACgH
「あなたがいないとダメなの!」って感じに男に依存 するのもヤンデレなのか?
369名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:22:48 ID:fV2Zze0E
>>367
だからなんで違うIDが答えるんだよ
具体的にアンカーつけてどれが擁護でどれが叩きなのかそこまでやれよ
ID変えてる暇があるんだから(ry
370名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:25:36 ID:fV2Zze0E
>>353はちゃんとアンカーつけて荒らし指定してるじゃないか
それと携帯厨のID:VDzHzOSaな

どうみても追い詰められて話をそらそうとしてるようにしか見えない
371名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:28:39 ID:fV2Zze0E
>>364
>自作自演で荒れてきた
自作自演も荒らしてるもお前だろ
PCからのID:VDzHzOSa
372名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:32:53 ID:xLEVKPVk
ヤンデレに愛されて眠れないCD聞いたが
ありゃヤンデレっていうか猟奇娘だよな
373名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:34:15 ID:w+LrACgH
>>372
kwsk
374名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:35:56 ID:LpcOAw1A
>>372
禿同
ヤンデレ大全といい、あのCDといい、どうしてこう分かってないのか
いや、商業主義的に考えてインパクトが無い、と普通のヤンデレ案では却下されたのかもしれないが
375名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:36:00 ID:EOKPgj40
>>372
その辺わかってない人多いよな
376名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:41:33 ID:W2UwLP4F
取り敢えず刺せばヤンデレ、取り敢えず流血沙汰を起こせばヤンデレ、取り敢えず病んでりゃヤンデレ
こんな風に勘違いしてる奴が増えてきたとは思う

別に「カリフォルニア巻きは寿司じゃない」みたいなことは言わないが
「米を使えばみんな寿司」みたいな風潮は勘弁して欲しい
377名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:42:05 ID:EH6HI3oB
裏でネチネチと謀略をめぐらすより
刃物持ち出したりした方が受けがいいのかね
378名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:44:38 ID:OGG09y47
刃物なんて出すなんてキチガイすぎるw
更に愛しい彼よりも泥棒猫を惨殺しなきゃダメだろw
379名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:45:17 ID:jjrKLG/8
結局インパクトなんだろうな
「わかりやすい、目に見えやすい」ってことが重要なんじゃね
380名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:46:14 ID:w+LrACgH
その辺はやっぱメディアのアレだろう。地味で分かりづらいものより派手で分かりやすいものの方が人多く惹き付けるから
でもそれが氾濫すると辟易する。
381名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:51:18 ID:OGG09y47
せめて、ヤンデレヒロインが病んで行く描写の過程をちゃんとしてから
ヤンデレ化→主人公にアプローチ→HAPPYEND

空鍋ヒロインと鋸ヒロインには軽い工程だなw
382名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:51:22 ID:xLEVKPVk
妹→凄み入れるとこで笑ったが全体的に良
幼なじみ→五寸釘笑ったwww
同級生→静かに狂ってるある意味一番病んでる

個人的にはこんな感想
383名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 14:59:32 ID:LpcOAw1A
だから三パートになんかせず、46分通しで一人のヒロインを描けばよかったんだよ、アレは

大体登場キャラは病んではいるけどデレがねえよ
あるとしても自分に対するデレだ、ありゃあ
384名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:02:55 ID:WzoRcdTx
前スレだったか前々スレだったか忘れたが、日本書紀にヤンデレがいるとかいないとか議論されてた
385名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:08:25 ID:7pCmFfvk
>ヤンデレ化→主人公にアプローチ→HAPPYEND 

軽い・・・軽すぎる
ライトポップなヤンデラーなんか真のヤンデラーじゃない!
とことん泥沼化しヤンデレヒロイン一人にとってのハッピーエンド、周囲にはバッドエンド
これぞ真のヤンデレ道だ!
386名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:09:28 ID:My4xHj1C
>>372
俺は嫉妬深い女の子って感じで聞いてたけどな
387名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:11:01 ID:jjrKLG/8
>>385
待て、HAPPYENDが誰にとってのものかを考えてみるんだ
388名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:15:15 ID:7pCmFfvk
世界観が破綻してもヤンデレ娘にとって幸福と思える環境
HAPPYENDはヤンデレ娘のためにあるんだー
精神病院の一室に閉じ込められても、男を独占していると思い込めればそれで幸せなヤンデレ娘に萌え

サイコっぽいヤンデレ娘に惹かれるものこそ真のヤンデラーだと俺は力説する!(鼻血
389名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:18:11 ID:EOKPgj40
>>387
愛する彼の為のものに決まっておろう
390名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:23:04 ID:jjrKLG/8
>>389
だとしたら
「愛する彼は私と一緒にいれば幸せになれる」
「あの女の所へ行けば不幸になる」
とか言って
主人公もそれに染まっていく…のはどうなんだ?
ちょっと混乱してきた
391名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:56:32 ID:EOKPgj40
>>390
彼の幸せはヤンデレ娘の認める幸せしか存在しないから
それもまたHAPPYENDかもしれないってことじゃないかね
392名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:03:30 ID:Q9cc5D5p
自演雑談の撒き餌バレバレワロスw
うんこSS早く投下しろクズ





































うんこw
393名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:05:06 ID:Q9cc5D5p
うんこSSまだああああああああああ!?











まちきれないのおおおおおおおおおおおおおwwwwww












うんこおおおおおおおおwwww













うんこっこw
394名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:08:52 ID:xLEVKPVk
春だなぁ
395名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:09:55 ID:qM136tbo
やはりヤンデレ道は奥が深いですな・・
396名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:09:59 ID:Q9cc5D5p
自己顕示欲だけは旺盛な小説家気取りのうんこの行動は見てて笑えるおw











早くご自慢の必死こいて書いたうんこ駄文投下するおw











自演の2、3レスしかつかないけどうんこw








うんっこおおおおおおおおおwwww









うんこっこw
397名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:12:45 ID:jjrKLG/8
>>391
なるほど、thx

まだまだ俺は修行が足りんな…
しゃっほー第一話から見直してくるわ
398名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:21:13 ID:JkfdVpAI
というかヤンデレは自分の幸せ=頭の中の彼の幸せだと思う
399名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:25:33 ID:W2UwLP4F
>>398
それだな
少しずれてる幸福論だから世間には悲劇だとか言われちゃうわけですね
400名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:35:14 ID:jjrKLG/8
>>398
一気に解決した
よし、これで妄想し放題だぜヒャッハァ!
401名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:39:25 ID:EOKPgj40
>>399
世界が自己完結してるヤンデレがそれじゃないかね
自己完結してるヤンデレとしてないヤンデレってなんだよってことになるが

ちなみに俺は両方好きです
402名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:17:14 ID:NagY7J3v
ヤンデレは自分さえ幸せならいいって思考のことだと思うんだ
想う相手はあくまで自分が幸せになるための手段なんだよ。
403名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:21:22 ID:LpcOAw1A
>>402
それはヤンデレってよりメンヘラじゃね?
ヤンデレはあくまで相手本位だと思うぜ?
404名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:26:38 ID:StDaKrYX
自分は相手本位だと思い込んでる自分本位というのもあり?
そのズレっぷりが悲劇に転じるところもまた良いと思うのだが。
405名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:29:06 ID:hFVXOicj
よし書けすぐ書け
406名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:29:50 ID:My4xHj1C
>>402>>404
それは嫉妬深いだけ
スクイズでいうと、世界と言葉様の違いみたいなもん
407名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:42:08 ID:cgk1mK/W
>>368 その程度じゃ、まだヤンデレじゃないよ。それが、監禁へと移るとヤンデレじゃない?
ま、ヤンデレのボーダーラインは人それぞれだから、なんとも言えないけど。
408名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 18:26:48 ID:2XDMBNaZ
あああ、なんか定義の話になるとわけわかんなくなるわ
とりあえずヨッピーはヤンデレかメンヘルかを教えてくれ
409ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76 :2008/03/21(金) 18:32:49 ID:uy+ZxvCh
この病院には「暗黙の了解」があった
『404号室に入る患者とは関ってはならない』
けれど私は、その4階の端にぽつりとある個室が気になっていた
まるで他の患者から隔離されているその病室
入るのは毎回女性で、大体1ヶ月周期で入れ替わる患者
なぜ気になるのか自分でよく分からない
だからこそ、会いたかった、あって話をしてみたかった

――チャンスは意外と早く訪れた

その日、私は夜勤だった
突然の搬送、近くで大規模な玉突き事故があったようだ
スタッフは皆その対処におわれ、私もそうするハズだった
私が向かったのは404号室
ダレも居ない4階、きっとチャンスは今しかない
鍵を空け、私は404号室に入った

「いらっしゃい、なにも無いけれど、ゆっくりしていって」

直後、暗闇の中から声をかけられた
儚げな少女の声、暗くて姿は見えない
でも間違いない、この病室の主だ
410ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76 :2008/03/21(金) 18:33:34 ID:uy+ZxvCh
「私に、会いに来たのでしょ? 違う?」
「あなたと、一度でいいからお話したくて」
「だったら、そんな所に立ってないで、座ってください」

私は暗闇にぼんやり浮かぶパイプ椅子に座った

「なにか悩みがあるのね、たとえば、恋……とか」

……!

「うふふ、図星ね。彼と上手く言ってないみたいね」
「そうだけど、どうして、どうして分かるの?」
「だってあなた、そっくりなんですもの、私に」

そして私は話した、自分のこと、彼のこと、二人の関係
彼との付き合いが上手くいっていないこと
どうすればいいのか分からなくなっていることを
彼女はそれを全て聴いてくれた
そして私に語りかける、当然のことを言うように

「好きにすればいいのよ
 彼の幸せのために貴女の幸せのために
 二人の幸せのためなら彼だって喜んでくれるわ
 だって貴女達は愛し合っているのでしょう?
 愛し合う二人が幸せになるのは当然のことじゃない、ねぇ? 
 幸せになるために思い浮かぶことの全てをしてあげるの
 少し手荒な手段をとっても彼なら許してくれるわ、
 だって貴女を愛しているから。貴女も、彼を愛しているから。
 今は拒絶していても、きっと将来感謝されるわ
 貴女に愛されてよかったって、幸せだって
 うふふ、私の彼もよく泣きながら……あ、惚気てごめんなさいね」
411ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76 :2008/03/21(金) 18:35:49 ID:uy+ZxvCh
すぅっ、と心のモヤが晴れていくのを感じた
きっと私は迷っていたのだ、
今ならきっと何だって出来る、彼のために
それを感じたのか、彼女は満足そうに頷き言った

「さあ、早く行動に移したほうがいいわよ、邪魔が入る前に、ね
 そうそう、お礼を言うの、忘れていたわ」
 
お礼を言わなければならないのは私のほうなのに

「開けてくれて、ありがとう」
「……あ」

気づいたとき、彼女は病室から消えていた


彼女がどうなったのかは分からない、きっと恋人と幸せにしているのだろう
あれから、私は病院を辞めて彼に会いに行った
彼は酷く驚いていたけれど会いにきてくれたのを喜んでいたんだと思う

「これからはずっと一緒に居られるからね」

そういうと、彼は泣きながら何度も謝った
ああそっか、自分のせいで仕事をやめたと勘違いしているんだ
自分を責めないで、私は自分の意思で仕事を辞めたんだから

さあ、一緒に幸せになりましょう
412名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 18:52:42 ID:K9GmB92b
>>411
うわぁ病みが感染した……!
GJ!
413名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 18:57:09 ID:K9GmB92b
連レスになるが、
>>408
よっぴーは
・重度の依存
・私が彼を一番幸せにできる
・レオの幸せ第一(=自分のそばにいなくちゃ駄目
……だったよな。
俺はヤンデレだと思うんだが……
414名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 19:20:55 ID:DLZ3gaPY
>>411
普通に( ;∀;)イイハナシダナー
と思ったけど、やっぱりどこか怖いなw
415名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 19:38:53 ID:xLEVKPVk
>>411
GJ!
次はこの女が404号室の患者になるのか
416名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 19:39:05 ID:2XDMBNaZ
>>411
GJ、こうして素敵な女性が増えていくんですね!!
>>413
だけど惚れる前の段階でトラウマで病んでるから
そこらへんの解釈がわけわかんなくなった
417名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:09:21 ID:EOKPgj40
>>411
ヤンデレっ娘世にはばかる!
GJっした!
>>416
ヤンでからデレるのか、デレてからヤむのかってことじゃなくて
飛びっきり強烈なヤンとデレが同時進行するのがヤンデレだと思う俺
なのでよっぴーはヤンデレだと思います
418名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:21:10 ID:PFWXziNM
病みの扉〜叩〜い〜て〜
ここから今飛び出そう
419名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:44:35 ID:aOtlMoFe
>>413
よっぴーwwww

楽しいゲームだと思って楽しんでた俺を最後に突き落としてくれたやつか。
あれから俺はおかしくなった。
420名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:47:14 ID:PN9mLsIE
>>384
>日本書紀にヤンデレ
前スレ以前の亊はよく知らないけど、百襲姫の事かな?
荻原規子著 白鳥異伝に出て来る百襲姫がスゲー病んでる。
421名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 21:11:39 ID:Qbljri6A
ギリシア神話とか日本書紀の話題が出てて気になってググったら、北欧神話、ギルガメッシュ叙事詩なんかにもヤンデレがいたw
422名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:47:33 ID:7PH7kIAE
甘えん坊なヤンデレが見てみたいです
423名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:16:08 ID:0TKOBkKj
>>422
「えへへ〜監禁しちゃうのであります〜」
「浮気したらお尻ペンペンだよ〜…剣山で〜」
「必殺カレーで幸せになろうね〜…あの世で〜」


異論反論は覚悟の上だ。
ただ後悔はしてる。
424名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:22:07 ID:CpX9mH9E
あれ?あのキャラの声で聞こえてくるのは俺だけだろうか
425名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:27:23 ID:EH6HI3oB
りゅうおうたん保管庫を見てた俺には
自然とあのキャラの声で聞こえてきたよ。
426名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:29:26 ID:YMWzdsoS
>>423
何か違うwww
427名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:41:02 ID:iRUUH8T1
>>423
甘え……てんのかコレ?
428名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:20:58 ID:cuknJhSh
台本形式で悪いがこんな感じじゃね?
女:えへへ〜(すりすり
男:あー……女。離せ。
女:やだよぅ、離したらどこかに行っちゃうでしょ?(すりすり
男:戻ってくるって。な? だからせめて手錠を外せ。
429名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:21:05 ID:LrNpDTcP
お茶会の人が降臨されなくてとても寂しい。
更紗タソの続きが気になるよ…。
430名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:42:07 ID:PLgZfThC
俺はヤンデレ家族の人とかちかち山の人が待ち遠しい
431名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:40:43 ID:LH1OM7WJ
俺はことのはぐるまをずっと待ってる
華ルートが気になって仕方ない
432名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:58:15 ID:wVGM9x27
>>423
To Heart2のこのみ?

>>422
 俺に彼女ができてから急に学校を休んでいた美弥が突然飯を作るから家に来ないか、とメールを送ってきた。
 幼馴染のコイツは小さい頃からいつも俺に甘えてきて、よく彼女ではないのかと周囲から言われ続けていたが、実は違う。
 俺はコイツのことを妹くらいにしか思ってないし、どうしてもそうとしか認識できない。
 たぶん、俺はコイツに慣れすぎたんだと思う。
「てへへ、こうして二人っきりでご飯食べるの久しぶりだよね♪」
 そう言って俺にすり寄って来る美弥。
 ほんの一瞬、俺は躊躇ったが、俺は美弥を振りほどく。
「……なあ、美弥。俺も彼女がいる身分になったわけなんだが……その、もっと自重してくれないか?」
「…………え?」
 男が操をたてるっていうのもアレだと思うが、ケジメはつけないといけない。
 俺に依存しっぱなしの美弥とも、そろそろケリをつけようと思う。
 このまま、コイツが俺に甘え続けるわけにもいかないのだから。
「俺さ、お前の気持ちに応えてやりたくて、お前を女として見ようとした時もあったんだ。
でもな、やっぱり俺はお前の事が友人以上には想えないんだ……だから、」
「もう、いいよ」
 俺が言い終えるのを待たずに、美弥は言葉を遮った。
「………シュウ君。ボクもね、もう決心はついているんだ」
 悲しみを覆い隠すように、美弥は笑っている。
 それが痛々しくて、申し訳なかった。
「学校を休んでいたのもね、心の整理のためだったんだ。あははは、ボクでも乙女らしいところってあったんだね」
「……美弥」
「さ、ご飯食べようよ♪今日は腕によりをかけたんだから!」
 この時、美弥の目が虚ろだったことに、俺はもっと早く気づけば良かった。



「ねえねえ、シュウ君。ボクの料理どうだった?」
「ああ、美味かったよ。でも、妙に味が濃かったかな」
「えへへ、分かる?実は今日作ったの、特別な料理なんだ♪」
「特別?それってどういう……………っ!?」
「あは、薬が効いてきたみたいだね♪」
 一瞬、コイツが何を言っているのか分からなかった。
 否、信じられなかったんだ。いつも俺の後ろで能天気に笑っていたコイツがこんな事をするなんて……。
「お、前……どういう、つもり、だっ!?」
 満足に動かない体で俺は這い蹲るように、美弥を睨みつける。
「だって、シュウ君が悪いんだよ?ボクがこんなに、シュウ君のことが好きって昔からアピールしてるのに、あの女と付き合うなんてさ」
 そう言って美弥は俺の服を脱がし始めた。
「どうしたら良いか分からなかったよ。誰に相談しても諦めろって言うし……」
 ズボンにまで手を掛けて来た美弥に、俺は必死で抵抗する。
 だが、俺の抵抗も虚しく、ズボンは徐々に脱がされていく。
「でもね、ボクはどうしてもシュウ君のことが好きなんだ。
好きで好きで、もうシュウ君無しじゃ生きていけないんじゃないかってくらい」
 ついにトランクス姿になった俺を美弥はうっとりと眺めている。
 俺の意識は段々と朦朧としていき、い識することさえ、鈍ってきた。
「だからね、ボクがシュウ君にいっっっっぱい甘えて、もっと好きだって教え込んであげるよ」
 もう、ミヤがなにをいっているのかも、わからなくなってきた。
「時間はたっぷりあるよ。だから―――――――ずっと、甘えさせてね?」


自分も微妙か……orz
433名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:13:18 ID:NHBOf4UT
うんこw






















」うんこおおっっっっっw
434名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:19:36 ID:DrWuKc+V
>>428
>>432
どちらも結構萌えるんだが
435名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 06:13:53 ID:zfdUJPCP
>>432そこまで書けたなら、全部書いてくれって。
こんな甘いヤンデレ見せられたら、堪らんのですよ。
436名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 06:29:58 ID:G8fkVcW7
今度発売されるコードギアスのゲームの学園編に恋愛ギアス(だっけ?)を使う主人公が登場する。
使用した相手に好意を持たせるギアスなのだが、どうやらギアスを使いすぎるとBADに直行ぽい……
もしや黒化するのでは?と予想してみる。
437名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 06:57:19 ID:YqHCsKx7
まあ、二次のヤンデレはよく見かけるよな。
あれはあれで面白い
438名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 07:35:01 ID:me5llFN+
君の知っている全部の二次創作のヤンデレをkwsk教えてもらおうか
439名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:24:30 ID:YqHCsKx7
>>438 ハルヒ 長門 らきすた D.C GIFT SHFFLE! ゼロの使い魔 火魅子伝 CLANNAD かな。
まあ、コアなのもあるが
440名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:01:10 ID:mSCqw5ZC
ハルヒのヤンデレは見たことあるな
二次創作も悪くないなと思ったよ
441名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:13:42 ID:Z62TI4Jk
>>428
あんた最高
442名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:26:19 ID:7vI8MAFK
人気な作品はSSの数が多すぎて読む気、探す気が起きないんだよな
よろしければ作品名をplz
443名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:58:49 ID:YqHCsKx7
>>442 そうしたいが作者じゃないのでここでやっちゃまずいだろ。
たぶん、それぞれの作品に『ヤンデレ』ってつければいけるんじゃないか?
444名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:22:48 ID:UzjpbA2F
前ここで貼られてた東方のSSがいいヤミっぷりだった
445名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:02:06 ID:/JWGshb7
ヒロインが病むのはやっぱ主人公のせいかね?
誠みたいのは論外だが、これっぽっちも原因がない主人公ってのもいないよな
446名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:35:06 ID:FIPTFBYv
>>445
いきなり病む、なんてことはないだろうからねぇ。最初っからクライマックスはただのメンヘラと間違われそうだし。
原因としてなんらかの形で主人公(というか彼氏のほうか)が原因として関わる形が普通じゃないかな。

447名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:46:57 ID:PLgZfThC
>>445
未来日記のユッキーみたいに、まったく無関係といえるものが無いわけじゃない
でも大半は主人公のせいだけどな
448名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:15:13 ID:frT+J6Ji
主人公は普通に接していても
女のほうにヤンデレ因子みたいなのがあって
ほんの少しの勘違いからってのはありそうだが

だがそうなると主人公は本当に悲惨だ
449名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:23:32 ID:/JWGshb7
>>446
だよなぁ。ただ余りにも理不尽な理由でヒロインが病むと
「主人公悪くないだろw」と思ってしまうw


>>447
そうなのかw
未来日記読んだこと無いから興味出たwdクス
450名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:50:31 ID:PLgZfThC
>>448
悲惨じゃなくて幸運だろJK
451名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:22:36 ID:LH1OM7WJ
話題変えてすまんが、ヤンデレの恋人が轢き逃げで殺されたとして、次の内どれが一番病み度が高いと思う?
1、轢き逃げ犯を人間の精神では想像出来ないぐらい残酷に殺し尽くす
2、轢き逃げ犯の周りにいる人間一人一人を轢き逃げ犯の目の前で残酷に殺す
3、殺して下さいと懇願するほどに拷問しつくす
4、恋人の後を追い、来世で幸せになる
5、復讐する気力も死ぬ気力も失い、抜け殻のように壊れていく
452名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:31:02 ID:PLgZfThC
>>451
6、彼氏の幻覚を見て、その幻覚の彼氏と暮らす
453名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:33:18 ID:GizpjVrL
2→3→1→4
で、( ;∀;)イイハナシダナー
454名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:35:15 ID:eYZgFUu5
轢き逃げだからなあ・・・
過失であって故意でないのが難しいところだな

彼氏が強盗殺人や通り魔にあったのなら>>453と同じでFAなんだが
455名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:13:11 ID:sl7Uu8FJ
>>454
彼氏が強姦殺人〜にみえた俺はある意味病んでるのかもしれない
456名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:31:12 ID:A1FWuYRH
俺は5かなぁ…または4

ヤンデレは、主人公さえ生きていれば無敵かもしれない。
他の女に寝取られたぐらいなら「彼の気の迷い」と断定して、いくらでも奪い返すことができる。でも、生死はなぁ…

復讐心を燃やすのにはエネルギーがいるし、支えを失ったヤンデレがそこまで強くなれるとは思えない
完全崩壊。こういう脆さもあるからこその、ヤンデレだと思うんだがいかに。
457名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:32:06 ID:XaENO2HJ
その辺は好みだろ
458名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:33:12 ID:ZE6PRlQg
>>275に触発されてポケモン擬人化でヤンデレss書いてるんだが……
長編になりそうな上に、しばらく病みそうにない
なんか書いてるうちにスレチな気がしてきたんだが、果たして投下していいものだろうか
459名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:09:21 ID:8skwDCGH
私は一向に構わん!
というかむしろお前の様な奴を待っていた!!

と言いたい所だが二時創作の上擬人化となると難しいわな そりゃ
俺としては是非とも投下して欲しいが
ちなみにポケモンは何?
460名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:13:21 ID:ZE6PRlQg
>>459
>>275のとおりにメインはチコリータで。まあアニメ見てないからアニメのとは性格が異なるでしょうが
舞台はポケモン金なのですが、やったのがかなり昔なので、攻略サイトを見ながら書いていますが曖昧だと思います
461名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:14:43 ID:XaENO2HJ
ポケモンは二次創作になるんじゃないのか?
462名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:37:23 ID:ZA9D1YWx
気にするな。
自らの魂の限り書き尽くすんだ……!

お願いします。
463名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:01:58 ID:8skwDCGH
二次創作といってもポケモンはストーリーあって無きが如しだから取っ付きやすいと思うんだがなぁ
464名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:05:09 ID:KucUlQAK
とりあえず投下してみるといいよ
465名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:13:01 ID:ZE6PRlQg
それではお言葉に甘えて
とりあえずプロローグ的部分だけ投下します
まだ一章の途中くらいまでしか書いてませんが
466ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 02:14:26 ID:ZE6PRlQg
 ポケットには収まりきらないような怪物、縮めてポケモン――
 僕達が住んでいるこの世界には、そう呼ばれる、人間とも、その他の動物とも一線を画した独自の生物群が存在している。
 容姿は種族によって異なるのだが、人間と、植物や動物とのハイブリッドのような見た目をしているものが多い。
 ポケモンは種によっては、動物や植物、はたまた人間と交わり種を残す、という特殊な芸当が出来るものもいる。
 そしてそんな容姿どおり、彼らは、人間に使えないような特殊な能力と、植物や動物には無いような、人間に近い高等な頭脳を備えている。
 我々人間は、そんな彼らと時に協力し、時に相愛し、そして時に対立しながら生きていた。

 今日は十五の誕生日。
 僕達の国には、ポケモンと人間の相互理解のために、十五になるとパートナーとなるポケモンをつれて、国内を旅する、ということが法律で定められている
 この旅は、パートナーとの友好度や戦術、出会ったポケモンの数やパートナーとなる契約をしたポケモンの数、それらのポケモンの生態などの研究等々の個人の資質と、人間とポケモンの人格を測る、国による試験も兼ねている。
 将来ポケモンの研究をしたい僕にとっては、研究員の資格を得るために、厳しい試練をクリアしてポケモンマスターを目指すというシビアな旅なのだった。
 というわけで、夢の実現を果たすための第一歩、パートナー候補のポケモンとパートナー契約を結ぶべく、あのポケモン研究の権威である大木戸博士の助教授を勤めていたこともあった、宇津木博士の勤める上都ポケモン研究所に来ていた。
467ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 02:14:49 ID:ZE6PRlQg
「はあ……」
 白を基調をした明るい色合いの研究所の前で、僕はため息をついた。
 実は落ち着かなくて、ついつい説明会の三時間も前に来てしまったのだ。我ながら、度胸がない自分が恥ずかしい。
「はあ……」
 さすがに三時間前じゃ研究所内に入ることも出来ない。もう一つため息をつくと、その辺で暇を潰そうと、研究所をあとにしようとする。
「はあ……」
 と、研究所に背を向けた僕の耳に、僕のものではないため息と思われる声が聞こえてきた。
 右を見れば、大きな赤い目を持つ、女の子がいた。
 髪は萌黄のような黄緑色をしていて、深緑の玉で縁取られた黄緑のワンピースを着ている。
 そしてこれまた黄緑のポシェットを脇に提げていた。
 ここまでなら、ちょっと変わった可愛い子だなー、で通っただろう。
 しかし、彼女の頭頂部からは、深緑のような深い緑色をした大きな葉っぱが生えていた。
 ポケモンだ。
 見た目から考えて、おそらく草タイプに分類されるであろうポケモンの美少女が、悩ましげな表情を浮かべて、研究所を見ていたのだ。
 もしかして、彼女も旅の参加者なのだろうか。
 若干幼い印象を受けなくも無いものの、十五に見えないことも無い。
 しかし参加者ならば普通まだ集まってもいないだろう。なにせ三時間も前だし。
 まあ、ここで出会ったのも何かの縁だ、どうせこれから暇だし、話しかけてみるか。
「あのー、もしかして参加者の方ですか?」
「ひゃ! あ、あの、どちらさまですか?」
 驚かれてしまった。僕はそんなに怪しい風貌をしているのだろうか。ここ数日、緊張のあまり満足に寝れなかったからかなり血色は悪いだろうけど。
「い、いやー、こんなところにいるから、もしかして参加者の仲間かなーと思ってさ。僕は参加者のゴールド。人間だよ」
「まだ説明会まで三時間もありますよ? 一体何を考えているんですか?」
 と、少女から冷たい口調で厳しい台詞と、アホを見るような視線を受けた。
 まったくの正論なんだけどさ……。
「は、ははは、落ち着かなくてさ。じゃあ君は個人的用事なのかな?」
 僕は苛立ちが表面にでるのをなんとか押さえ、苦笑いをしながら、彼女に尋ねた。
「いえ、私も参加者なので」
 彼女は平然とそう答えた。
468ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 02:15:17 ID:ZE6PRlQg
 ……おい。
 人を馬鹿にしといて、自分も参加者かよ。
「じゃあ、どうして三時間も前に来たのさ?」
「そんなの、私の勝手です。いちいちうるさい人ですね」
 彼女は顔をしかめ、煩わしそうに答えた。
 ……あれぇ? 僕うるさかったかなあ。うーん、そんなにうるさくした覚えはないんだけれども。
「もしかして、緊張のあまり早く来すぎた、なんてことはないよね?」
「そ、そんな訳ないです! どこかのバカと一緒にしないで下さい!」
 まさかと思いつつもカマをかけて見たら、ものすごく分かりやすいリアクションをしてくれた。
「ぷ、くくく」
 僕はそんな彼女の様子がおかしくなって、思わず笑い出してしまった。
「な、そんなにおかしいですか! あなただって同じなくせに!」
「いやあ、僕のほかにこんな人がいるなんて思っても見なかったからさ」
「一緒にしないで下さい!」
 同じだと言ったり、一緒にするなと言ったり忙しい子だ。
 しかし、こうしてみると、彼女のふくれっつらも、厳しい言葉も可愛らしく思えるから不思議だ。
 彼女はしばらく僕を睨んでいたが――もしかしてこれがにらみつける? 僕の防御力を下げているのか?――、突然プイっとそっぽを向き、そのままズンズンと大股で歩き出した。
「どこに行くのさ」
「ついてこないで下さい! 警察に訴えますよ!」
 う……随分と嫌われたものだなあ。もしかして僕はポケモンが不快になるような何かを出しているのだろうか――いやいやそんなはずは無い。ポケモンの友人も結構いるし。
 となると、やはり寝不足のせいかな。
 原因をそうと決め付けた僕は――け、決して現実と向き合うことを逃げたわけじゃない――、ちょうど研究所の傍にある公園にベンチがあるのを見つけ、時間までそこで横になることにした。
 ポカポカとした朝の日差しとさわやかな春の風が気持ちいい。
 寝不足の僕がそんなコンボを喰らって無事でいられるわけがなかった。
 僕はそのまま眠りに落ちていってしまった。


「う、うーん……」
 眩い日差しに照らされて僕は眼を覚ました。
 目を開けると、太陽がかなり高く見える。
 上体を起こし、寝ぼけ眼をこすりながらポケギアを開く。
 表示されていた時間は、説明会の開始時間を三十分も過ぎていた。
 頭の中にかかっていた霞が、一瞬で蹴散らされた。
 ベンチから飛び降り、ダッシュで研究所に向かう。
 入り口には研究員と思しき、白衣を着た男が一人立っていた。
「す、すいません! 説明会って」
「ああ、もう始まってるよ。早くポケギア出して」
 研究員は参加する予定だった人数がそろってないことから、僕が遅刻していることを分かっていて立っていたのだろう、呆れたような視線を僕に向ける。研究員は態度だけでも「余計な手間増やさせやがって」という言葉が聞こえてきそうな様子だ。
469ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 02:15:42 ID:ZE6PRlQg
 僕はさっきから手に握り締めっぱなしのポケギアを研究員に渡すと、男はそのポケギアを機械にかざした。
 ピッ、と電子音が鳴る。
「はい、これでOK。会場は壁に貼ってある順路図のとおりに進んでいけば分かるから、急いでね」
「はい! すいませんでした!」
 僕は研究員から返してもらったポケギアを握り締め、研究所に入った。
 壁には分かりやすいように矢印の印刷された紙が貼ってある。
 僕が走ってその矢印のとおりに進むと、程なく会場の前の角についた。
 角を曲がった先、つまり会場と思われる場所から人の話し声が漏れ聞こえてくる。
 まずいな……。当然だけど完全に遅刻じゃないか……。
 立ち止まって少し呼吸を整える。
「はあ……」
 ため息を一つつき、覚悟を決める。
「はあ……」
 と、僕のものじゃないため息がどこかから聞こえてきた。
 冷静になって見てみれば、角の陰から黄緑の物体が覗いて見れる。
 そして、深緑の葉っぱがピョコンと陰から飛び出した。
 ……見、見なかったことにしよう。
 それだけで陰にいるのが誰だか分かってしまったけど、彼女と話している時間はない。それに遅刻しといて、その上廊下で話しているとかどれだけ非常識なんだ。
 ……こんな日に遅刻しただけで十分非常識であることはよく理解している。
 こんな時間にこんなところにいるってことは、やはりなんらかの事情で遅刻してしまい、そしてそのことが後ろめたくて会場に入るに入れず途方にくれている、といったところだろう。
 まるで僕みた――いや、こんなこと、知るだけで彼女は怒るだろうな。
 僕は胸を張って大股に歩き、角を曲がり彼女の前を通り過ぎた。
 横目に、目を見開き、口をポカーンと空けている彼女が見えたが、視線も向けずにスルーした。
 目を合わせれば、確実に会話か口論が始まる、という確信があったからだ。
 僕はそのまま一息に会場の扉の前まで来ると、ゆっくりと扉を引いた。
「すいません! 遅刻しました!」
 人の頭を見なくていいように、深々と頭を下げる。
 会場は一瞬間静寂に包まれ、そしてその後笑いが巻き起こった。
 見えないが、痛いほどの視線が降り注がれているのがよく分かる。
「あー、いいから空いている席に座りなさい」
 困惑したような声が僕に向けられた。
 宇津木博士のものだろう。
 顔を上げると、会場には五十人くらいの人間と、同数のポケモンがいた。
 ほとんどはもう前に向き直っているが、中に数人、ニヤニヤしならがこちらを見ている者もいる。
470ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 02:16:19 ID:ZE6PRlQg
 会場内を見回すと、空いている席は前のほうにしかない。
 僕は小さくなりながら、人々の脇をとおり、その空いた席に着いた。
 と、僕に続くように席に着いた者がもう一人。
 見れば、例の彼女だった。
 僕に便乗して、目立たないようにしたわけか。
 僕は恨みがましい視線を向けてやるが、彼女は微妙に視線を正面から反らして、顔が見えないようにしている。
 心の中でまたため息をつくと、机に置かれた資料を開いた。
 宇津木博士の説明はその資料に準拠したものであり、その資料を見れば遅れてきても困るような点は無いようだった。
 しばらく続けられた説明の後、宇津木博士は机の上に置かれた封筒の中を見るように指示した。
「これが、人間とポケモンとのパートナー契約書です。先ほど説明したとおり、必ずこの会場内で一人一人がパートナー契約を結ばなくてはなりません。
ご存知のとおり、整備された街道から僅かに外れただけでも野生のポケモンが出没します。もしそれが凶暴なものであったら、無力な人間だけではどうすることもできないからです。
逆に街では人間と共にいるということが警察の保護を受けられるということになり、ポケモン自身の身を守ることになります。というわけで、これから自由時間としますので、パートナーとなる人を決めてください」
 その言葉で、静かだった会場内がワッと騒がしくなった。
 ……パートナー契約ってどうやったらいいんだ?
 もしかしたら、いやもしかしなくても最初の方に説明があったのかもしれない。
 資料の目次を見て、それと思しきページを見る。
 えーと、役所が発行している人間とポケモンで契約書を交換して、その後その契約書を役所に届け出るらしい。……ここ研究所だよな。
 と当惑していたら、早くも契約を結んだと思しきペアが宇津木博士に契約書を渡していた。なるほど、今回に限り、博士のほうで手続きしてくれるのか。
 そうこうしているうちに、もう半分近い人たちが契約を済ませたか契約に入ったかしている。これはまずい。
 とりあえず、序盤のジムの都合上、炎タイプか電気タイプ等の属性のポケモンと契約したい。一番まずいのが草だな。飛行にも虫にも弱点とかいいとこなしだ。序盤はまだ慣れないのに弱点続きは避けたい。それに草タイプは全体的に弱い、という研究報告もある。
 となればうかうかしれられない。一人でいるポケモンを見つけると、早速話しかけてみる。
「あのー、契約まだですよね? 僕とけいや……」
「ごめん、こんな大事な日に遅刻してくるような非常識な奴とは契約できない」
 冷ややかな視線を向けられ、一蹴されてしまった。
 う……やはりかなり悪印象のようだ。
 しかし気にしてもいられない。すぐに別のポケモンに声をかける。
「あのー」
「すいません……」
 声をかけただけなのに、頭を下げられ、そしてそのまま歩き去られてしまった。
 そりゃあポケモンにとってもパートナー選びは大切だ。人によって長さは異なるが、しばらく旅を共にすることになる相手だ。もし僕がポケモンだったとしても、こんな日に遅刻してくるような常識の欠如した奴とは契約したいだなんて思わない。
 そうと分かっていてもこれは凹む。どうして寝過ごしてなんかしまったんだ、と悔やまずにはいられない。
471ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 02:17:01 ID:ZE6PRlQg
 そうこうしているうちに、ほとんどの人が宇津木博士の前に出来た列に加わっているか、契約を終えて会場から出てるかしてしまっていた。
 残っているのは……
 と、会場内を見回したところで、あの彼女と目が会った。
 彼女もコッソリ入ったとはいえ、大体の人が遅刻してきたことに気づいているだろうし、それに見るからに草ポケモンだから倦厭されているのだろう。
 ジムリーダーは定期的に入れ替わるっていうけど、草にとって相性の悪いタイプが最初に二つ続くなんて、今年旅立つことになる草ポケモンはかなり理不尽な思いをしているに違いない。
 しかし同情はしても彼女と組む気にはなれない。
 彼女も考えていることは同じらしく、すぐに視線を逸らした。
 しかし妙なことに、彼女は自分から人に声をかけている様子がない。
 おかしいとは思ったものの、僕も視線を逸らして人を探す。が、もう全員が契約を結んでしまったようだ。
 なんてこった……。じゃあ彼女と契約を結ぶほかないじゃないか。
 しかし僕はそんなことはおくびにも出さず、彼女に歩み寄る。
「あ、あのさ、もうみんな契約しちゃったみたいだし、僕と契約しない?」
 だが、僕の言葉を聞いた彼女は露骨に嫌そうな顔をして、会場内を見渡した後、多分誰も他に残りがいないことを確認したのだろう、大きくため息をついて、契約書を差し出してきた。
「早く出しなさいよ……」
 彼女は苛立たしげに僕を睨む。
 それで僕は慌ててその契約書を受け取ると、急いで契約書を取り出した。
「あ、朝も言ったけど、僕はゴールド。ポケモンマスターを目指してるんだ。よろしくね」
 僕はなるべく明るい口調で言いながら契約書を差し出した。
 彼女はそれをぞんざいに奪い取ると、ボソボソと話し出した。
「私はチコ……何その手?」
「あ、握手でもしようかと思って」
「止めてよ」
 厳しい口調で言うと、彼女は僕の手をはらった。
 さ、さすがの僕でもこれだけやられたら平常心ではいられない。……でも、ポケモンマスターを目指す旅となれば、かなり長い旅になることは必至。ならば旅に出る前から関係を悪化させるようなことは出来ない。
 しかしこんなに失礼な態度をとり続けているってことは、彼女――チコは必須課題の“おつかい”だけで旅を終える気なのだろうか。
確かに、必修の課題はこれだけだ。これを終えれば、一応旅を終えることは出来る。……その代わり、ポケモンと人間の双方が関わるような仕事には絶対に就けないが。
彼女はもしかしてかなりの差別主義者で、最初から自分の出身のポケモンコミュニティー内で、人間とは関わらずに生きていくつもりなのかもしれない。となると、早々に野生のポケモンとパートナー契約しなくてはな。
 僕は陰鬱な気持ちに包まれたが、だからといって仏頂面を向けてるなんて無礼だと思い――もっとも、チコはずっと無表情なのだが――、一応の笑みを作っておく。
 チコは僕の顔を一瞥すると、目を伏せた。
 か、顔も見たくないってことか!?
「じゃ、じゃあ宇津木博士のところ行こうよ」
 僕はそれでもくじけず、顔に笑みを貼り付けたまま努めて明るい声で言った。
「……はい」
 それに対して彼女は、もはやダウナーとも言える空気を出している。
 く、くじけないぞ! くじけるもんか!
 僕は心の中で自分を励ましながら、宇津木博士の前の列に並んだ。当然最後尾だ。
 他のコンビはぎこちないながらも、互いに自己紹介をしたり、談笑したりしている。
 それなのに、僕達ときたら……。
 まったくの無言だ。しかも彼女はうつむいていて、表情すら伺えない。
 ……なんだか、少し泣きたくなってきた。
 そんな地味な罰ゲームのような一時を耐え、ようやく僕達の番が回ってきた。
472ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 02:17:24 ID:ZE6PRlQg
 僕達は博士に契約書を差し出す。
「君達で最後か……えーっと、若葉町在住の若葉ゴールド君と、若葉町在住の香草(かくさ)チコさんだね」
「はい」
「……はい」
 宇津木博士は僕達の名前を読み上げると――香草さんっていうのか。しかしこの町に住んでいるのに一度も会ったこと無いなんて――契約書をスキャナーで取り込んだ。
「はい、これで登録されたよ。後はお互いに契約証明書にあるバーコードをポケギアで読み込んでね。後、これがおつかいで届けるものだから。それと、入り口にいる助手から傷薬を受け取ってね」
 そう言って博士は二通の契約証明書とポケギアくらいの大きさの、茶色い紙で包装された小さな小包を差し出した。
 僕はそれを受け取ると、僕のものだった契約書を香草さんに差し出した。道具類の管理は人間の仕事だから、この小包は当然僕が持つことになる。
 彼女はポシェットからポケギアを取り出すと、契約証明書のバーコードをリードしていた。
 僕もそれにならって、ポケットからポケギアを取り出すと、バーコードをリードした。
 するとポケギアがピピッっと電子音を発し、写真を含む彼女のデータを表示した。
 へー、タイプはやはり草、それも単色だ。特性は深緑。使える技は蔓の鞭に宿木の種、それに体当たりの三つか。……睨みつけるは使えないんだな。確かに僕の防御力が低下したように思ったんだけれども。
「じゃあ行こうか」
 僕はまだポケギアを覗き込んでいる香草さんに声をかける。……人間のデータなんてほとんど見るところ無いんだけれどな。
 彼女は答えることも無かったが、ポケギアをしまって歩き出した。
 やれやれ、とため息をつきたいのをなんとかこらえながら彼女の後に続く。
 そしてそのまま無言で研究所の入り口まで来た。
「はい、傷薬ね。これで仕事終わりだー」
 入り口に立っていた白衣のお兄さんから傷薬を渡された。お兄さんは大きく伸びをしている。
「まだ日も高いし、早く行きましょ」
 見れば彼女はもう研究所から数十メートル進んでいる。
「もう、遅いわね。何もたもたしてるのよ」
 僕が走って追いつくと、彼女は苛立たしげに言ってきた。
「な、なんかさっきとテンション違わない?」
 彼女の声質は先ほどのボソボソした陰気ものとはまったく異なり、大きく明るいものになっている。それに表情もどこか晴れやかだ。
「ああ、室内の蛍光灯の明かりじゃほとんど光合成出来ないんだもん。まあ鈍感な人間には十分みたいだけど」
 なるほど、やはり草ポケモン、日差しが強いと活発になるらしい。
 しかし、なんだか遠まわしに悪口を言われたような。
 まあそんな些細なこと気にしていたら、これからのしばらくの彼女との二人旅を生きていけそうも無い。
「何ぼーっとしてるのよ、急いでよ」
「あ、歩くの早いよ」
 僕は、短時間でかなり減少してしまった僅かな期待と、これからの莫大な不安を胸に、ポケモントレーナーとしての一歩を踏み出した。
473ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 02:18:26 ID:ZE6PRlQg
今回はここまでです
474名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:34:31 ID:yQWFOz2/
>>473
GJ!
意外とすんなり読めた、というか続きが気になる
475名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:48:30 ID:8skwDCGH
GJ!!
ぽけもんと人間の関係の設定とか上手く処理してあって感心しますた
自分も赤緑と同じ感覚で最初にチコリータ選んでエライ目にあったクチだから他人事におもえんわw
続き期待させていただきます
投下乙でした
476名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 08:30:32 ID:lbrHanJK
>>473GJ!
凄い斬新で上手な設定だな。不自然さも無いし、ここまで出来る力量と想像力が羨ましい。
 
俺も見た目の可愛さでチコリータ(♀)選んで散々苦労したなぁ。それでも最後まで彼女一匹で全て攻略しきった時は、最高のパートナーになってた気がする。
この二人もこんな関係になるのかね(これにヤンデレ追加したら凄そうだww)wktkして続き待ってる。
477名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 12:28:28 ID:LVRH+zlS
GJ!

しかし、作者さんは草ポケモンの恐ろしさを知ってるのか・・・?
478 ◆wzYAo8XQT. :2008/03/23(日) 12:33:47 ID:ZE6PRlQg
皆さん、GJありがとうございます。安心しました
続き頑張ります

>>477
今でこそ補助や状態異常、宿木の種の陰湿さなど理解できますが、当時も今もポケモンは火力だ! パワーこそ正義だ! とほざいているような単純バカゆえw
ゴールドもそういう路線で行かせたいと思います
全ては病みのための布石としてw

ポケモンの話題はそろそろスレチになりそうなので自重します
479名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 13:08:05 ID:cdP6otyC
知らず知らずアニメのチコリータに萌えていたあの頃・・・

いやー、続きが楽しみです。頑張ってください。
480名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 15:10:56 ID:2XHQvgPc
えーと、>>473はヤンデレ小説だよね?ぜんぜんそんな感じがしないのだが……。
481名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 15:14:01 ID:kpZjxA5G
>>480
>>458
しばらく病みそうにない
482名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 15:14:21 ID:Yq2eBpsn
ツンデレと思わせといて微妙にヤンデレの下地が見え隠れしてるな。
まさかポケモンに萌える日が来ようとはおもわなんだ。
483名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 15:31:01 ID:2XHQvgPc
>>481 あ、注意書きあったのね。ごめん。
484名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 15:41:49 ID:kpZjxA5G
>>483
気にしなさんな。
最初からヤンデレもいいけど、段々と病んでいくのも味がありますぜ…フヒヒ
485名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:15:10 ID:XGyL0owV
二次創作か…ドラクエXのビアンカが病んだ『ドラゴンクエストX〜ヤンデレの花嫁〜』なら良く妄想したな。
文才ないのでSSにはできないが、金髪で勝気な女の子が病んで主人公を振り回すのはイイよ。
486名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:23:47 ID:SHNTP4CN
ビ病ンカさんか…
いいぞ!もっとやれ!
487名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:35:38 ID:zthSgpLc
二次創作でヤンデレといえば月姫や空の境界を忘れちゃいけない、と言ってみる・ω・`
鮮花なんて監禁願望ありありですよ?
488名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 02:09:30 ID:6zpHIdD6
>>487
kwsk
489名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 03:54:06 ID:Y7LSUZ8V
>>487
二次創作って?
490名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 09:03:57 ID:1+6r89IL
二次も何も月姫は素でヤンデレでてくっだろーがよ
491名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 10:16:01 ID:T2q5968/
二次創作はそっちでやったほうがいいと思う
492名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 11:26:58 ID:C0DMGSxB
俺は
キャラ改変なし→二次
キャラ改変あり→ここ
でいいと思ってる
493名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 11:51:21 ID:xRxpWfuW
ポケモンはここにしか投下できないな
他のはいくらでも
494名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 16:54:28 ID:qM4+RjYB
この線引きが二次創作の難しいとこだなぁ
495名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 17:27:40 ID:Kd82dR+1
ぱちモン?
496名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 18:30:58 ID:GemILKQa
ミニリュウとヨーギラスを育てるときの苦労は計り知れないぜ・・・・。
497名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 19:20:54 ID:zJg2Jgjn
スレチ
498名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 20:06:55 ID:r+mcos5t
なんかこう人外のヤンデレっ娘に激しく萌えを感じる
特に人間を馬鹿にしてたり下にみる様な態度の人外娘が病むとヤバい
499名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 20:27:13 ID:hXWoMypE
>>498
スキュラ娘さんとかラミア姐さんとか最高ッスよね
500名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 21:31:26 ID:qM4+RjYB
>>498
他の泥棒猫共のことは人間の分際で!とか怒って
愛しい彼の場合は特別なんですね!
501名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 21:55:54 ID:kTzvK7RU
>>497
誤爆したと察してください><
反映されないと思ったらこんなところに投下されれてた。
502名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:13:42 ID:jSbzWyb9
とりあえず、ポケモン金買ってくる
503名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:27:03 ID:JPrS6PFZ
もうやめて!内蔵電池の残量は0よ!!



ソースは俺、5百円無駄にしちまったぜorz
504名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 01:11:07 ID:nIpgtuwu
>>503
電池が無いなら入れ替えれば良いじゃない。関係無いが金銀版が最高傑作だと思うんだ俺。
ところで人外ヤンデレってどんな娘がいたっけ?
なんか直ぐに思いつかない
505名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 01:26:00 ID:QS0ZWvIf
>>504
……遊戯王のユベル?(一応人外でヤンデレ)
506名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 03:00:05 ID:H8cxfP0l
>>504
沙耶(沙耶の唄)とか?
……あれは厳密にはヤンデレとは言わないのかも。数年前の記憶なんで曖昧だ。
つーか、ヤンデレはみんな人g(ry
507名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 04:10:47 ID:7zKIr5Xq
人外ヤンデレか…
何かこう…そそるものがあるな。
スライム娘とかにヤンデレられたら、私をあなたの体の一部にしてとか言って飲まされたりするのかな…
508名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 06:28:43 ID:fqJZ2CPc
ヤンデレは基本攻撃的&能動的で、対象の男より優位に立つ傾向がある
しかし、それを逆にしたらどうなるだろうか?

浮気をしたことを男に責められ、許してほしければ誠意を見せろといわれ
足の裏を舐めたり指を詰めたりなど許してもらえるなら何でもする
次第にそれが原因で病んでしまい、男の奴隷になってしまうって話はどうだろう
ヤンデレの魅力ってのは強烈な依存心なんだからさ
509名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 07:40:58 ID:qU27LlRi
>>508
それはただの鬼畜陵辱物だろ
510名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 08:34:26 ID:ZMb5cmj7
>>506
何言ってんだよ、アレは純愛だ

世界を犯す純愛だが
511名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 09:35:17 ID:/TBxY3iy
ドラゴンが王女を浚って幽閉するシチュを逆に(別に王子じゃなくても可)してみれば、
監禁モノの人外ヤンデレのできあがりかと・ω・`
512名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 09:52:46 ID:G+SCwoq0
>>511
憧れの人間様と結ばれたいと、
いつも心に思ってたドラゴンの少女が、
ちょっとしたきっかけで、とある小国の王子に恋をして、
日に日に想いを募らせていき、とうとう爆発。
王子を自分の根城に拉致監禁してしまう。
脱出を試みようとする王子だが、いつも失敗に終り、
その度にドラゴン娘は涙混じりに自分の王子への愛の深さを語る。
そんな日々に次第に王子の心もやられていく・・・。


・・・・・・うん、俺にできるのはここまでだ。
513名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 10:45:10 ID:SYIUCLQi
>>512
早く続きを書くんだ
514名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 11:03:32 ID:RO+J8ydT
いやあえてDQ1のさらわれた王女が実は竜王にヤンデレ状態だったということは・・・
生まれ持った容姿と力からコンプレックスありありな竜王
配下のモンスターたちに囲まれながらも1人さびしい毎日を過ごしていた

ある日竜王は自分の城から対岸を見渡すと、その先には人間の城がありそこにいる王女に一目ぼれしてしまう
そして竜王は悪いことだとしりつつも日に日につのる孤独に耐え切れず王女をさらってしまう
しかしさらってきた王女は竜王の行いに怒ると思っていたが
静かに竜王の行いを受け入れ優しく竜王を受け止める

そして王女は竜王の孤独に触れ合ううちに、自分も持って生まれた立場から孤独な境遇のために
だんだんと同情しつつも自分が竜王を守らなければみたいな状態になり
それがどんどん悪化し竜王は私のもの・・・!みたいな状態になtって
あまりに束縛がひどくなってきたので
困った竜王は王女を幽閉し、門番にドラゴンをたて、自分は城の奥深くに隠れるという電波が舞い降りた
515名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 12:27:33 ID:Zhz1gjv9
>>512
ところがドラゴンの棲む洞窟の環境は、人間の身体にはあまりにも過酷だった。
ドラゴン娘に惹かれつつある王子だったが、遂には病に倒れてしまう
半狂乱になったヤンデレドラゴン娘は、根城の洞窟を飛び出した。
七の昼と七つの夜を駆け、はるか遠い東の島にある、神々の住む霊峰の頂へ。
そこに生える「仙草」――不老長寿を与える神秘の霊薬を手に入れるために。
しかし神々は悪しきドラゴンの飛来に槍を向ける。
こうして千の神々と一匹の女ドラゴンとの、激しい戦争が始まった。

一方、王子救出の命を受けた女勇者がいた。
しかしドラゴンは留守中で、ベッドでは王子様が苦しそうにうなされているだけだった。
美少年の苦しみ臥せる様は、ある意味エロティックだ。女勇者もコロッと参ってしまう。
そのままお姫さまだっこでお持ち帰りする。

やがてドラゴン娘がボロボロになって帰ってきた。
角は折れ、翼はもがれ、身に何十本もの神の矢が突き刺さっている。
けれども王子がいない。自分の留守中に何が起こったのかを悟ったドラゴンは、怒りの雄叫びを上げた。
流した血の涙は、竜の心を真っ赤に染め上げる。愛らしい少女の姿が、灼熱のドラゴンの身体へと変貌していく。
『ドラゴンは正体をあらわした!』
愛と狂気の竜は、荒れ狂う炎の嵐となって、王子が連れ去られた王城の方へと飛んでいく。

一方、女勇者は王子様をお城へ帰す気にはならず、町の宿屋にお泊りしようとしていた。
はぁはぁ苦しそうな王子さまにハァハァしながら、「昨夜はお楽しみでしたね」するためだ。
しかし王子のベルトに手をかけたところで、巨大なドラゴンが町を襲ってきた。
ドラゴンは女勇者から王子の匂いがすることに気が付いた。ラスボス戦である。

傍迷惑な女同士の最終決戦であった。多くの住民が巻き添えになって死んだ。
ピンチになるとベホマ唱えやがるせこい女勇者だったが、嫉妬に狂った竜の前にはMPもゼロになった。
渾身のドラゴンブレスが、不貞な女勇者を焼き尽くす。だがドラゴン娘の腹にも、ロト6の剣が突き刺さっていた。
神々との戦いの傷で、彼女は既に限界だったのだ。女勇者と戦える身体ではなかったのである。

ひゅうひゅうとか細い息を吐きながら、ドラゴンは王子の元へ這っていった。もう少女に化ける魔力もなく、醜い竜の本性のままだ。
ドラゴンは霊峰から取ってきた仙草を咥えている。これさえ飲み下せば、どんな致命傷もたちどころに治るだろう。
でも、目の前には苦しそうな王子の姿がある。だから、彼女はそっと王子の口に仙草を押し込んだ。
だって、ヤンデレだもん。愛してるんだもん。
もうドラゴン娘の目はかすみ、何も見えない。最後に王子の元気そうな笑顔を見たかったが、それが残念だった。
ふと頬に冷たい感触があった。ひょっとしたら王子が泣いてくれているのかもしれないし、ただの雨なのかもしれない。
それでもドラゴン娘は、幸せそうに、最期の息を吐いた。 ――Fin――

スタッフロールの後は、王城のテラスからドラゴンの死体を見下ろす女王(王子のキモ姉)のニヤリ笑いで〆
何が言いたいかというと、ヤンデレの魅力は依存心でも攻撃性でもない、「(見境なしの)愛」なんだということだ。
516名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 13:22:12 ID:34nzP/kp
まさかドラゴンに萌える日がこようとは……
517名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 13:27:12 ID:d+lo1JPh
誰でもいい、ライアンでヤンデレ書いてくれ
518名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 13:30:53 ID:Zhz1gjv9
それはホイミンがヤンデレなのか
それともライアンがヤンデレなのかw
519名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 13:44:08 ID:nthKglw7
>>515
さぁ一刻もはやくそれを文章にする作業に取りかかるんだ!
520名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 18:42:11 ID:wkdCY2iL
俺は色々な小説やエロパロを書いているんだが……
このヤンデレというジャンルは書くよりも読む方が面白いのはなぜだろう?
521名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 18:48:19 ID:wnhDzvOz

              ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
             /": : : : : : : : \
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         r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : : : : : : :i    /
         L_, ,   、 \: : : : : : : : :i   / 恋したら
         /●) (●>   |: :__,=-、: / <   負けかなと思ってる
        l イ  '-     |:/ tbノノ    \
        l ,`-=-'\     `l ι';/      \  ニート(24・男性)
        ヽトェ-ェェ-:)     -r'          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ヾ=-'     / /
     ____ヽ::::...   / ::::|
  / ̄ ::::::::::::::l `──''''   :::|
522名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 18:54:04 ID:wkdCY2iL
確かに大した文章じゃないけど……悪いwまぁ、そういうことだよなww
523名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 19:53:16 ID:TAMPPMk4
やべぇ>>515にかなり心がじーんときたwwwwというか、学生、ヤンデレ、逆レイプな小説ないかなぁ。
524名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 20:44:24 ID:5Tr/haTI
>>523
書け、書くんだよ
525名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:34:50 ID:4HDCUk8Y
>>523
書け、臆病者!
526名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:58:06 ID:RbSGD/2G
サイファー自重しろwwww
527名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:59:43 ID:SQrJDxuu
ピクシーだろ?
528名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:15:23 ID:znGUH1xQ
solo wing pixyさんだな
529名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:17:11 ID:zD1lI3Ay
何の話してるのかワカンネ
そんなどうでもいいことより、ヤンデレを!
530名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 05:21:26 ID:m74JuDyo
>>529エースコンバット
今思えばこういう戦争系のも、かなりいいヤンデレになるよな。
 
数多の死線をくぐり抜けてきた相棒(男&女)男に拾われ、育てたれてずっと一緒に生きてきた女には男が必要不可欠になっていた。
 
しかし男は幼馴染みと婚約した。しかし相棒の女は「私の方がずっと彼の事をわかってる。だって15年間ほとんど一緒に過ごしてきたんだから!」
そして…的な
531名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 06:46:56 ID:qTAeE7zm
この中でいない君といる誰かを知っている人挙手
532名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 07:38:13 ID:1fQ0OUCi
……知らない人がいるのか?
533名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 07:47:07 ID:qTAeE7zm
あ、良かった。知っている人いたわ。
534名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 08:08:15 ID:fd506/K4
他のルートを半裸で待ってる
535名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 13:01:35 ID:0mZ8ECep
挙手とスレの無駄だから
536名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 14:15:02 ID:GwBk2HqC
挙手厨死ね
537名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 15:41:52 ID:wOESRvro
今、保管庫読んでいるのだが、未完の長編で続きが気になるのが本当に多い
いない君もそうだし、よづりとしまっちゃうメイドさんも凄い気になる
538名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 20:43:07 ID:IOob4XI+
>>537
激しく同意だが仕方ないよな…
作者さんなりの事情があるんだろう
539名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 00:53:23 ID:5b+n33UR
ほととぎすまだかな
540名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 06:02:40 ID:6zFuHBd4
変に急いで出来の悪いのを公開されるのもなんだし、商業誌ならともかく義理はあっても義務はない世界だからなぁ。
俺にそんな未完の対策を忘れさせるだけの名作が書ければいいんだが、読書感想文もまともに書けぬ身だ。すまん。

話は変わるが、現在アパシーミッドナイトコレクションやってるんだが、これの送り犬編Cルートがかなり良い。
普通に良い話な展開もあるんだが、選択肢次第ではかなりヤンデレといういうか、女の情念を強調した展開にもなる。
個人的にお勧め
541名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 11:16:26 ID:1bSY2eTG
ナリカ可愛いよナリカ
542名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 11:28:50 ID:LhqqAoXS
>>540
そういうのよく肩透かし食らうから、よければkwsk
543名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 12:29:53 ID:0lXkI3hj
>>539
3月は忙しいみたいなこと別スレで言ってたから
今月中は難しいかもな
544名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 15:07:17 ID:qMo5fsyq
それにしても保管庫漁ってみると結構名作が揃っているね(そして未完の多いこと)
まだwikiしか見てない人も漁ってみる事をお勧めするよ
>>537
しまっちゃうメイドさん読み返してみたら腹筋崩壊したw
545名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 20:23:20 ID:9zbuzsVL
投稿ヤンデレSSってやっぱりこのスレ周辺の保管庫とかwiki
が一番多いのかな?
546名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 21:46:27 ID:PJggZNxE
妖精の本読んでたら、すっげーの見つけた


リャナン・シィー(アイルランド)
ゲール語で「妖精の恋人」という意味の名をもつ、泉や井戸の周りに現れる妖精。
美しい女性の姿をした妖精で、常に人間の男性からの愛を求めている。
リャナン・シィーは愛した男性以外には見向きもしなくなるので、
惚れられてしまった人間は生涯付きまとわれる。
その愛を拒んでも、対象の男性に一方的に奴隷の様に媚び、傅き、尽くす。
その愛を受け入れてしまうと、生命力を吸い取られていってしまう。
しかし、愛を受け入れた男性に芸術的な才能を授けるとされており、
詩人に夭折した人間が多いのは、このリャナン・シィーを受け入れた為と言われている。
547名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 21:52:51 ID:q1g0Q9VF
>>546
なんという修羅場トリガー
548名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 22:03:50 ID:9/th75xt
>>546
ちょっと井戸掘ってくる!
549名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 22:24:27 ID:9kX309Co
>>546
なんか皮肉な話だな
愛した男に好かれなければ長くその惚れた男と一緒にいれるが、好かれたら殺したくないのに自分のせいで死んでしまう
550名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 22:25:32 ID:T8VfrP0p
>>548
よせ。やたらめったに穴を掘っても、出てくるのは……

遅かったか。やはりヤンデレモグラ娘に……
551名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 22:28:35 ID:qShjnu3i
メガテンだと鬼女なんだぜ。
しかも回復魔法とアギ系の魔法を持っているので、天使や女神を作るための
合体材料に何度も何度も仲魔にしては合体を繰り返してた。
552名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 22:29:34 ID:PJggZNxE
>>549
本によると、モンスターとしては吸血鬼に分類されるらしいです
愛した男を我が身に取り込もうとしてるんでしょう
553ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:09:07 ID:RF+iNqTl
投下します。かなこルート26話です。
554ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:10:45 ID:RF+iNqTl
第二十六話〜令嬢と地下室で〜

「遠山様。どうぞ、中へお入りください」
 室田さんの手によって、ドアが開いていく。
 開ける前に自分の身分がそうするのにふさわしいのかと省みたくなるほど、重厚な扉だ。
 今来ている場所はかなこさんの住む菊川邸。
 三度目となる今回は望んでここにやってきた。俺がそうしてくれ、とかなこさんに頼んだのだ。
 怪我をした華を助けるために。

 バスの中で華を気絶させたのは、その後の会話を聞かせないため。
 華も一緒に来たら邪魔になるから降ろして欲しい、と言って頼んだ。もし聞いたら、あいつは拒むに違いない。
 それに、あのままにしておいたら、またかなこさんへ挑みにいっていただろう。
 勝ち目のない戦いへ向かうのを放っておくわけにはいかなかった。
 華が左肩を負傷しているから勝てないと思ったわけではない。
 もし万全の状態であってもかなこさんには敵わないだろう、と踏んだのだ。
 肩だけで済んで良かったと思う。現に今、華は生きているのだから。
 今頃はバスを降ろされた運転手に連れられて病院に行っているはずだ。

 扉が開ききった。ドアの傍で黙礼する室田さんの前を通り過ぎ、邸内へ足を踏み入れる。
 しん、としていた。
 踏み込んだ途端に外界からの音から隔絶された。空間の静寂に聴覚を支配された。
 冗談みたいに広い屋敷なのに、他に人がいないのか? かなこさんと室田さん以外、誰も?

 立ち尽くしたまま耳を澄ませていると、背後から声がかかった。室田さんだ。
「ただいま、屋敷の使用人は私一人しかおりません。他のものは皆出て行きました」
「出て行った? 全員が一度に?」
「はい。昨日の夜、遠山様と私が一緒に屋敷へ入ったときにはすでにそうなっておりました。
 もっとも、そのことに気づいたのは今朝のことでしたが」
「十本松が居なくなったからですか」
「いいえ、どうやら十本松あすかがそうしたようです。
 連絡の取れた元使用人に聞いたところ、十本松あすか自らが解雇を言い渡したということでした。
 どうやら、純粋な契約で使用人を雇っていたようです」
 そこで一旦言葉を切ると、一段階低い声音で続けた。
「菊川家では使用人を希望する人間に対して、私が面接を行っていました。
 ですが、邪な考えを抱いていると見抜けていなかったようです。そして十本松あすかの企みにも気付けなかった。
 災いをもたらす人間を招いたのは私です。全ての責任は私にあります」
 そう言う室田さんの表情には悔恨が浮かんでいた。
 見て分かるとおりに、室田さんは執事という職業に誇りを持っているのだろう。
 だからこそ、俺には納得のゆかないことがある。
555ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:12:13 ID:RF+iNqTl
「室田さんはどうしてかなこさんを……止めないんですか?
 今のかなこさんが普通じゃないことぐらいわかっているんでしょう?」
「もちろんでございます」
「わかっているのに、止めないのはなんでです?」
「主が過ちを犯そうとしているなら、止めるのが執事の役目である、と思います。
 ですから、今の私がこうして遠山様を屋敷にお連れしたのは執事としてではございません。ただの年寄りの妄動です。
 図書館まで車で送ったのも、私がそうしたいと望んだから。バス会社へ連絡をしてバスを止めさせたのも私です。
 遠山様を追い詰め、ご友人の方に傷を負わせたのも私の責任です。
 私はただ、かなこ様に幸せになっていただきたいのです。それこそが私の幸せでございます」
「……かなこさんは死のうとしているんです。俺に殺されることを望んでます。
 それでも幸せになれますか? かなこさん……と室田さんは」
「それがかなこ様の望むことであれば。どのような形でも、それが幸せと言えます。
 遠山様はご存じないでしょう。かなこ様が以前、どんな方だったのか」
 かなこさんの顔を脳裏に浮かべてから、頷く。
 考えてみれば俺は、かなこさんのことをよく知らない。
 今までは踏み込もうともしなかった。知ったところで無駄になるから。
 俺が金持ちの家のお嬢様と接触する機会なんてないと考えていた。
「とても繊細なお方でした。普段は静かに物思いにふけり、夜が近づくといつも寂しそうにしておりました。
 菊川家の長女であらせられますから、連日資産家や政治家の息子からお見合いの話はやってきます。
 それら全て、かなこ様は受けませんでした。桂造様や私が説得しても無駄でした。
 決まった相手がいるような話は耳にしません。それなのになぜお見合いを受けないのかわかりませんでした。
 謎が解けたのは二週間ほど前のことです。かなこ様はその日、図書館へ行かれました。
 屋敷で待っていた私は、帰ってこられたかなこ様の表情を見て、年甲斐もなく心を動かされました。
 ついぞ見たことのない柔らかな微笑みを浮かべておられました。
 もう、おわかりでしょう。その日はかなこ様と遠山様が初めて出会った日です。
 あれから、かなこ様はずっと…………」
556ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:13:55 ID:RF+iNqTl
「そこまでです、室田」
 芯の通った強い声がその場に響いた。
 声が聞こえてきた方向を向くと、階段を降りてきているかなこさんがいた。
「ほどほどになさい。雄志様をここへお呼びしたのは、あなたと長話をさせるためではないのですよ」
「申し訳ございません、かなこ様!」
「……もういいわ。下がりなさい。あなたはあなたのするべきことをなさい」
「かしこまりました。それでは……遠山さま、失礼いたします」

 一礼して室田さんは立ち去った。
 廊下の角を曲がって姿が見えなくなってから、俺はかなこさんに向き直った。
「いきなりですけど、はっきり言っておきます」
「なんでございましょう?」
「俺の気持ちは変わりません。かなこさんを殺したりしませんから。
 ここに来たのは言うとおりにするためじゃなくて、二人きりで説得するためです」
「どうしても、でございますか?」
「……ええ。しないと言ったらしないんです」

 断りを入れたことで、怒鳴られるか斬りつけられるかと予想していたのだが、かなこさんに動きはない。
 バスの中で遭遇したときのような危ない感じもしない。
 にこやかに微笑んでいるだけだ。
「雄志様がそうおっしゃること、予測していましたわ。ですが、わたくしは諦めません。
 ここにお連れしたのは、雄志様のお気持ちを変えさせるためです」
「俺の話、聞いてました?」
「あなた様のお言葉は一字一句、聞き逃しませんわ。
 見ていただきたいものがあるのです。それを見て下されば、お気持ちも変わるはずです」
 自信たっぷりの淀みのない口調だった。
 俺の気持ちを変えさせるほどのもの? これ以上、この屋敷の中に何があるっていうんだ?
「ご案内いたしますわ。わたくしの後についてきてくださいませ」
557ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:15:57 ID:RF+iNqTl
 五歩先を歩くかなこさんに導かれて向かう先は、屋敷の地下室だ。
 といっても、昨日十本松が死んだ地下室ではない。もう一つの古い地下室だ。
 昨日は向かう必要がなかったから行かなかったが、やはり何かがあるらしい。
 壁のランプによって薄暗く照らされた螺旋階段をこうして下っていると、嫌な気配がひしひしと伝わってくる。
 かなこさんが見せたいもの。それが何なのかは知らない。予想もつかない。
 だが何を見せられようと俺は気を変えてはならないし、逃げてもいけない。
 俺と香織と華、そしてかなこさん。
 これ以上誰も死なせずに過ごすためには、俺が力を尽くすしかない。

 黙ったまま階段を下り続けていると、扉に遭遇した。
 扉の縁やノブの辺りに錆や苔が付いて変色している。ただし鍵穴までは錆び付いていない。
 かなこさんの言う、見せたい物がとうに準備されているということだろう。
 室田さんでさえ近寄ることの許されない地下室の向こう側。 
 そこへいたる扉が、かなこさんの取り出した鍵によって重い音を立てて開かれた。

 最初に目に飛び込んできたのはまばゆい光だった。
 すっかり暗がりに慣れていた目が眩む。
 十秒ほど待ち、まぶたの向こうにある光に慣れはじめてから、薄く目を開く。
 かなこさんの足が見えた。床は石を繋ぎ合わせて作ってあるようだ。
 視線を上げる。少しの段差が出来ていて、その先には畳が敷いてあった。
「…………たたみ?」
 見間違い? いや、何度目を凝らしても同じだ。
 床には畳が敷き詰められていた。地下室の入り口に石畳があり、木製の敷居の先に畳がずっと続いている。
 地下室は和室だった。しかも、部屋と言うにはあまりにも広大な。
 広さは、六畳間の俺の部屋の三四倍はある。
 壁は無機質なコンクリートではなく障子で覆われている。左右の障子の向こうに白い光源が見える。
 天井板にはプリントではない本物の木目が並んでいる。
 部屋の奥、床柱で遮られた左には床の間が、右には天袋と違い棚がある。
 余分な物など一切この和室には無かった。

「何なんですか、この部屋は」
「見てお分かりになりませんか? 雄志様は見覚えがあるはずです」
 ――無い。
 実家の内装は和風だけどここまで広くもないし立派でもない。
 これまで行ったことのあるどんな場所だってここの光景とは似ていない。
「ここは、前世のわたくしが過ごしていた部屋をそのまま模した部屋ですわ。
 お忘れですか? ここで雄志様とわたくしは幾度も言葉を交わしあったというのに」
「……なるほど」
 そりゃ見覚えがないはずだ。俺は前世の記憶なんて持ち合わせていないんだから。
 
「どうぞ、お上がりください」
 かなこさんが靴を脱いで畳の上へ上がった。俺もそれに続く。
 踏みしめた畳の感触は固く、冷たかった。
 足下を警戒しながら歩き、部屋の中央辺りで立ち止まる。
 障子の向こうから何かが飛んできたりしないか、と疑ったが、白い光以外のものが入り込んでくる気配はない。
 静か過ぎる。かなこさんの足音さえ聞こえない。
558ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:17:01 ID:RF+iNqTl
 かなこさんは和室の奥にある天袋の前に立つと、振り返って俺を見た。
「雄志様。心はお決まりになりましたか?」
「心……ああ、かなこさんを手にかけるって意味ですか」
「はい」
 この人は殺されることを望んでいるのに、どうして柔らかな笑みを浮かべて居られるんだろう。
 かなこさんの考えが俺には分からない。
 最上の愛情表現は相手を殺すことだと、かなこさんは言っている。
 性的なカニバリズムに似たものなんだろうか。どちらにせよ、俺には理解できない思考だ。

「心は決まってますよ。自分がどうしたいのか、はっきり自覚しています。
 ――何度も言っているように、俺はかなこさんを殺したりしません」
「……そうでございますか」
 悲しそうな、残念そうな声だった。
 少しだけ心が痛むが、悪いことをしたとは思わない。
 間違ったことをしているわけではないのだから。

「それともう一つ、言いたいことがあります。
 かなこさん、もう俺につきまとわないでくれませんか?」
「雄志様……? 何をおっしゃっておられるのです?」
「聞いてください。俺は、本気なんです」
 強く息を吸い込む。これから台詞を言う心構えを作るために。
「かなこさんは俺と前世で恋人同士だったから、という理由で俺に近づいていますよね。
 でも、前世でそんなことがあったのだとしても、おかしいんですよ。
 違う人間として生まれてきた二人がまた結ばれるなんて」
「いいえ。おかしくなどありません。何も間違っているところなどありません。
 雄志様とわたくしは将来を約束しあった仲なのです。だからこそ、今こうして巡り会えたのです。
 これを運命と言わずしてなんと言うのですか」
「かなこさんの勘違い、です」
 自分でも驚くほど、はっきりと告げてしまった。
 だけど、これぐらい強く言わないといけない。
 信じられないような行動をとる人が相手なんだから、強気で行かなくては。
559ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:18:35 ID:RF+iNqTl
「勘違い……? わたくしの……?」
「そうです。あなたは何かが原因で俺のことを好きになったのかもしれない。
 その何かを前世からの縁だと勘違いして、自分で納得してしまっているだけです。
 俺にはそう見えます。
 だって、俺みたいなどこにでも転がっている男が、かなこさんみたいな高嶺の花の人と
 少しでも関係があったり、するわけがないじゃないですか」
「そのような……現世での家柄など、わたくしにとっては何の価値もございません。
 雄志様に愛されることのみが、わたくしの幸せなのです」

 かなこさんが近づいてくる。部屋の向こうから、中央にいる俺の方へと。
 悲しさをあらわすように伏せられた眉と目尻、涙を零しそうなほど潤んだ瞳。
 小刻みに震える唇からは、嗚咽と共に呟きが漏れている。
「お願いでございます。どうか、どうか……」
 とうとう、お互いが腕を伸ばせば触れ合える位置まで近づいてきた。
 かなこさんは両手で顔を押さえ、項垂れている。

 無意識のうちに俺の足が少しだけ前に出ていた。
 ――また出てきた。発作だ。
 かなこさんと香織を前にした時だけ起こる、吐き出さずにはいられない暴力の衝動。
 距離を空けていれば抑えることができるが、ここまで近づいてこられると勝手に表に出てくる。
 かなこさんが顔を上げた。見えたのは、大粒の涙を流し続ける泣き顔。

 突然、呼吸が楽になった。
 衝動を抑える必要が無くなった。衝動が瞬間的にかき消えたのだ。
 訳も分からず悲しくなった。そして、自分に対しての激しい怒りが湧いてきた。
 女性を泣かせたからではない。もっと深い、心の奥の奥にある暗闇の中からこみ上げてきた。

 ――どうしてこの人を泣かせた!
 ――なぜ悲しませるようなことを言った!
 ――何が勘違いだ、ふざけるな!

 そんな声が聞こえた気がした。
560ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:20:21 ID:RF+iNqTl
 悲しみと怒りと、予期しない心からの声に混乱していると、肩に手が触れた。
 相手の顔しか見えない距離にまでかなこさんの顔は近づいていた。
 静寂に包まれた地下の和室には、かなこさんの嗚咽しか音がない。
 鳥の羽ばたきよりも小さい呟きもここまで近づけば全て耳に入ってくる。
「お願いでございます。……どうか、どうか、そのような悲しいことは言わないで。
 思い出してくださいませ……本当のわたくしのことを…………寄り添って過ごしたあの日々を……」

 不意に、朝に目を覚ましたときのような感覚が襲ってきた。
 頭の中がクリアになり、軽くなった。
 そこへ押し寄せたのは喜びや悲しみや怒りや後悔などの強い感情がない交ぜになった混沌。
 偏頭痛、そして目眩。立っているのがやっとだ。
 かなこさんの顔はすぐ近くにあるはずなのに、認識できない。
 頭の中にある感情のうち、どれから片づけていけばいいのか分からない。
 複雑に絡み合ったそれらと自分の意識が混ざり、さらに膨らんでいく。
 痛い。頭の中でギリギリと音がする。意識もろとも吹き飛びそう。
 首に冷たいものが触れた。感触が上へと上がっていく。
 撫でられただけなのに、背筋に冷や水を浴びせられたように芯から震えた。
「一度だけ……一度だけでいいのです。わたくしに唇を許してくださいまし。
 そうすればきっと、いえ、今度こそ思い出してくださるはずです」
 首を軽く前へと引かれた。
 倒れそうになったが、首に触れている冷たい感触と胸に当たるやわな体を支えにして耐えた。
 歪んだ思考のまま目を開くと、そこには目を閉じて唇を薄く開けた女性の顔があった。
 どんどん近づいてくる。だがこんな満身創痍の精神状態では何も出来ない。

 唇に柔らかな感触。なんとなく、俺はキスされたんだと分かった。
 頬に息がかかる。首の後ろを弱い力で押されている。だけど、唇を押しつけられている感じはしない。
 安らぎがあった。ずっとこの場に留まって休んでいたくなる。
 しかしその時、それを押しとどめる囁きが聞こえてきた。
 体の感覚が全て耳に集中した。鮮明な声が、頭の中を深くえぐる。

 ――お前はそんなことをしてはいけない。
 意識に浸透していく。 
 ――お前がするべきことはすぐにその女を振り解くことだ。
 何よりも正しい忠告に聞こえる。
 ――お前が一番愛しているのはその女ではない。他の娘だ。
 そうなのか? ……そうなのかもな。
 ――その女の唇は汚らわしい。すぐに離れるべきだ。
 離れて、それから、どうする?
 ――拒絶しろ。憎み、恨め。そして、殺してしまえ!
 そんなことはしたくない。
 ――ならば、嫌え。見つめられる、近づかれる、話しかけられる、たったそれだけのことさえ許してはいけない!
 どうして?
 ――お前には好きな女がいるからだ。そんなことをしていて、好きな女に失礼だと思わないのか。
 ああ、そうだった。
 そうだったよ。俺には恋人が居る。だから、この人のことは嫌って――――――
561ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:24:14 ID:RF+iNqTl
 引きつるような息の音が聞こえた。
 いつの間にかすっきりしていた視界の中には、顔を歪めたかなこさんの顔があった。
 俺の首の後ろからはとっくに手を離して、距離を空けて立っていた。
「あ……あああ…………ああ、あああああ! う、ああああああああ!」
 その場にくずおれ、かなこさんは慟哭した。
「また! ……また間に合わなかった! ここまで性急に動いたというのに、もう雄志様は毒されていた!
 今度こそはと強く願ったというのにまだ、雄志様に取り憑くものがいる!」
「か、かなこさん?」
 座り込んだかなこさんに右手を引かれて、抵抗する間もなく床に座らされた。
 上着の襟を掴まれ、引き寄せられる。憎しみの籠もった眼差しに一直線に見つめられる。
「なぜ邪魔をする! 一体貴様はなんだ! なぜわたくしの雄志様を独占している! なぜ独占できる!
 わたくしは……幾たび生まれ変わっても一緒にはいられないのに、どうして貴様は……」
 胸の中にかなこさんが顔を埋めてきた。
 すすり泣く声が耳に入り込んでくる。
 俺はかける言葉も見つからず、ただ泣き崩れるかなこさんの肩に手を添えるだけしかできなかった。

 そうしているうちに、かなこさんの嗚咽が鎮まってきた。
 肩を掴んでかなこさんの体を起こす。俯いたままだから表情までは見えない。
「もう、大丈夫ですか」
「…………………………しなさい」
「え?」
「離しなさい。雄志様に取り憑いた悪霊めが、わたくしに触れるな」
 充血して真っ赤になった目で睨み上げられた。反射的に手を離す。
 かなこさんはふらつきながら立ち上がると、俺の後ろへと歩いていった。
 放心したままその場に座り込んでいると、背後から重い鉄の音が聞こえてきた。
 振り返ると、地下室の入り口に立つかなこさんの後ろ姿があった。
 鉄製の扉の上に開いている小窓に指を入れている。
 小さな音が耳に届いた。アパートの鍵を廊下に落とした時に立つような音。

 かなこさんが近づいてくる。ずっと俺を恨めしげに睨んだまま。
 畳から腰を浮かす。同じ目線から見つめ返したが、かなこさんは気にも留めずに歩き、通り過ぎた。
「何をしたんです、今」
「鍵をかけました。もう二度とこの部屋から出ることはできませぬ。わたくしも、あなたも」
 素っ気ない声が俺の心を激しくかき乱した。
「……え? 出られないなんて、そんなの……嘘でしょう」
「あの扉は内からも外からも鍵をかけられます。鍵が無くなってしまえば二度と開けられませぬ」
「じゃあ、鍵は…………まさか、今のって!」
「扉の向こうに落としました。これでもう、あなたはここから逃げられない」
 閉じこめられた。かなこさんと二人で、絶対に出られない密室に。
「は、はは……そんなの、嘘でしょう。どこかに出られる道があるはず」
「そのようなものはありませぬ。
 この部屋は、雄志様が今のように取り返しの付かない状態になった時のことも考えて作らせました」
「そんなの……こんな! 取り返しのつかない状況にしたのはあなたじゃないか!」
「わたくしにとっては些細なこと。これからすることを考えるならばこの状況こそが望ましい」

 背後からの戸を開ける音に振り返る。
 天袋の戸を開けたかなこさんが布の袋に包まれた長物を取り出していた。
 紫色の紐の結びが解かれていく。布が取り除かれ、中身が姿を見せる。
 かなこさんの手に緩やかな弧を描いた白木が握られていた。
 それがただの白木であって欲しいという間抜けなことを俺は願っていた。
 だが、もちろんそんな願望が叶うことなどありはしない。
 何の感情も映さないかなこさんの瞳が俺の目を見据える。穏やかな口調で告げる。
「雄志様、聞いておられますか? わたくし、これから取り憑かれ苦しむあなたさまをお助けいたします。
 悪霊をこの刃で、二度と甦らぬよう、残滓も残さず、退治いたします。
 ですから、聞いておられるのでしたら――どうか、力をお貸しくださいまし」
 かなこさんが、白木の端を右手で握った。
562ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo :2008/03/28(金) 00:26:12 ID:RF+iNqTl
というところで、26話は終わりです。

かなこルートはあと2〜3回の投下で終わる予定です。
563名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:29:01 ID:MHQHZQkJ
リアルタイムGJ!
564名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 01:02:15 ID:CKWHsc/O
ついにリアルタイムきた
主人公もパワーアップしているけど、どうなるかな?
565名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 03:25:02 ID:kJAvi2Mn
おぉ!ことのはぐるまキテタwww
このままBAD ENDに直行か…?
ていうかまだ物語始まって二週間しか経ってないんだな
566名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 09:02:27 ID:W9fs2vNq
523だがこんなところにあったわ、望みのものが。
しかも襲った方じゃなくて華の方がなんか好みだ。
567名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 15:57:43 ID:nAKCBPIg
568名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 19:51:27 ID:C4QRnsy+
最近投下されるSSの量が減ってきてる気がする。
まさか、このスレに書きこんだ奴はヤンデレ娘に狙われて
ある回数書きこむとそのヤンデレ娘にお持ち帰りされてしまうのか?!
とか考えていた俺はただの阿呆ですね。作者さんたち、頑張ってくれよ〜
569名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:09:25 ID:FmCYkgY4
>>568
そのネタで書いて投下すればいいんじゃね?
570名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:28:39 ID:BlF/euAA
年度末はみんな忙しいのさ
571名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:57:16 ID:C4QRnsy+
最近投下されるSSの量が減ってきてる気がする。
まさか、このスレに書きこんだ奴はヤンデレ娘に狙われて
ある回数書きこむとそのヤンデレ娘にお持ち帰りされてしまうのか?!
とか考えていた俺はただの阿呆ですね。作者さんたち、頑張ってくれよ〜
572名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:59:29 ID:C4QRnsy+
あれ?なんで二回書き込んでんだ?スマンかった
573名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 21:56:35 ID:DgZ9uoqN
前そんな感じの「ヤンデレ喫茶」ってなかったっけ?あれは良かったな。
574名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 07:55:28 ID:8g44rgIe
575名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 23:41:02 ID:uv/QcFjK
>>569
ためしに書いてみてるが、gdgdすぎてなんだかもう・・・
明日頃投下できるかもね。
576名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 00:31:18 ID:nuujFB3L
>>575
誘い受けうぜ
577名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 01:50:02 ID:oToJsXb/
過敏うっぜ
578名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 01:53:25 ID:mHzd0mal
はいはいワロスワロス
579名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:12:06 ID:ikjCDlIA
でも実際書いてる本人すら駄目だと思ってるのに、わざわざこんな風に書き込む意味が解らん?

投下した後おべんちゃらで「全然下手じゃない」「面白かった」って言って欲しいのか?
それなら黙って投下すりゃ良いのに。このスレでは反論、批判は荒らし認定で封じられてんだし。
580名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:16:25 ID:eKB/0asU
>>579
議論厨乙
そうやって釣り針に引っ掛けようったってそうはいかね……




っは!?
581名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:18:53 ID:KlmpPkm8
昨日、駅で突然見ず知らずの姉ちゃんに飴貰って会話が始まった
俺より一個年上だとか俺を年上だと思ったとか、仕事で他県に研修に行ってたとか
背が低くて学生に間違われるとか言ってきたんだがヤンデレフラグなのか?メンヘラか?ビッチか?
身長150センチくらいの可愛い子だったんだが、初対面の二十歳過ぎた野郎に飴は無いよな普通
582名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:25:38 ID:GDwyf222
逆に考えるんだ
それは本当にただの飴だったのか、と考えるんだ
583名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:26:59 ID:vlz3uXoh
天然なのか、ゆとりなのか……それともネタ?
世間知らずって恐いな
584名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:28:53 ID:vlz3uXohi
↑のは>>581のことね
585名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:32:54 ID:r/vqFgVk
つつもたs…いや、なんでもない
586名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:40:21 ID:KlmpPkm8
食ってから自分もそうとうアレだとは思ったが童貞が自分の好みの女の子に
話しかけられて頭がまともに動くはずないだろ?
587名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:42:35 ID:r/vqFgVk
それには同意せざるを得ない
壷とか普通に買ってしまいそうだ
588540:2008/03/31(月) 02:51:42 ID:4fz9kcFj
>>542
亀レスごめん。とりあえず概要を語ると
主人公は千葉の大学に通う女子大生。容姿は良いのだが流行に疎く、考え方もどことなく古風。恋愛の方も慣れておらず、まともに異性とつきあったことがない。差出人不明の手紙に悩まされている。
しかし数合わせで参加した合コンで出会ったサラリーマンと、出身地が同じという事もあり意気投合。恋をする。
今までにない気持ちに大いに浮かれる主人公だが、郵便受けに今まで一通しかこなかった手紙が山ほど送り込まれるようになり、不安にかられサラリーマンに相談する。
サラリーマンは大いに憤り、二人は良い雰囲気になりそのまま一夜を共に。
翌日目を覚ますとサラリーマンは既におらず、簡単な書置きが残されている。既に仕事先に向かっていた。
元々不安にかられており、縋る対象を求めていた主人公は相手に強く執着し、物陰から見つめるだけと仕事先にまで向かってしまう。
サラリーマンの仕事先であるビル出入り口付近にある喫茶店で待つこと数時間。昼頃に一人出てきたサラリーマンを見つける。
しかし、サラリーマンはその後なんと主人公を合コンに招いた友人と合流し、親しげに肩を抱きながら近くのレストランに入っていく。
呆然とした主人公はそのまま逃げるように走り去り、自宅に引き返す。
翌日友人を問い詰めるが、マトモに相手にしてくれず、一回寝ただけで恋人と考える純情な発想をからかわれる。
納得できずサラリーマンに直接問いただしてみると、友人はセフレで主人公とも遊びだったとあっさり開き直り、信じられず縋りつく主人公を今までとうって変わって冷たく突き放す。
それでも諦められない主人公は、もう一度話せばきっと優しい彼に戻ってくれると固く信じ何度も会おうとするが、もちろんそんな事が起きるわけもなく、どんどん邪険にされていく。
とうとう相手の会社前で待ち伏せまでするようになったところで、ストーカーとして警察に逮捕される。
しかし悪い話ばかりでもない。主人公はあの夜にサラリーマンの子供を妊娠していた。彼に会えないのならばせめてこの子は私の手で育てようと決意したところで場面が転換。
川原を主人公はベビーカーを押しながら歩いている。乗せているのは彼との子供、などではなく白い子犬である。しかし主人公はその子犬が自分とサラリーマンの子供である事を信じて疑っていない。
道行く人は主人公を奇異な目で見るが、主人公は気にしない。彼女は至福の幸せを手に入れたのだ。
とまぁ、こんな展開。
もっとも、このルートははっきり言って基本設定からは外れるパラレルワールドな展開なんだけどね。
589名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 02:57:09 ID:KlmpPkm8
俺はそれの警備員さんの飴玉婆さんルートが好きだな、ヤンデレ娘も出てくるし
590無形 ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 18:49:20 ID:EsE5f1aD
ぎりぎり3月間に合った・・・
投下します
591ほトトギす ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 18:51:23 ID:EsE5f1aD
楢柴文人から改めての謝罪があったのは、昨夜の事だった。
財閥の長のそれとは思えない丁重な謝意と、従妹との婚約の解消を正式に告げられた。
騒動の発端――綾緒は謹慎を申し付けられたらしい。
自分の罪を自覚できるようになったら、本人にも頭を下げさせる。
伯父はそう云って額を地面に擦り付けた。
楢柴文人は有言実行の人だ。
彼がそう云う以上、その言葉を信じない訳には往かない。
綾緒の件は一件落着と考えて良いのだろうか。僕の胸は少しだけ軽くなった。
従妹とはここ最近で色色あったけれど、以前のような関係に戻れたら良いな、とは思う。それが可能か
どうかは置いておいて。
だから。
「日ノ本くん」
今は。
「朝ご飯作りに来たわよ」
この人――“日ノ本創の恋人”、織倉由良こそが最大の問題になったと云える。
チェーン越しに覗く笑顔。
手にはスーパーの袋。
そして、包帯。
「開けて?日ノ本くん」
「・・・・」
綾緒には織倉由良は家に入れるなと云われたが、今はそれ以上の理由で入れるべきではない、と思う。
けれど。
「ね?」
どこか不気味な笑顔を浮かべるこの人を、拒む力が僕にはなかった。
チェーンを外す僕の顔は、一体どの様であったろうか。
すぐ傍の壁を見上げる。
そこには綾緒の設置した能面があり、面はじぃっと、僕を見つめている。
(綾緒に知れたらただじゃ済まないんだろうな・・・)
だけど、拒んでもただでは済まない。
痛痛しく巻かれた包帯が、拒むことを拒ませる。
「ふふ、おはよう、日ノ本くん」
「・・・おはようございます、織倉先輩」
彼女は上機嫌で靴を脱ぐ。心底嬉しいのだろう、雰囲気が明るい。
「ねえ、日ノ本くん」
「はい?」
「防犯のつもりだか何だか知らないけど、チェーン掛けるの止めてね?」
「え?」
「だって、そんなのがあると、私がこの家に入りにくくなるでしょう?窓ガラスを破ったり、鎖を切断
するのも面倒臭いし、すんなり入れるようにしてくれると嬉しいな?」
「・・・・・」
彼女は笑顔。
何て事の無い話しをするように、笑顔でそう云った。

「はい、めしあがれ」
暫く後。
テーブルにつく僕の前には、朝食とは思えぬ力の入った料理が並べられている。
僕はそれを力なく口に運ぶ。
「どう?美味しい?」
なんて先輩は微笑むが、僕には味がわからなかった。
今まで何度も先輩のご飯は御馳走になった。
だから、今咀嚼している『これ』も良い出来なのだろう。見るからに腕によりをかけたとわかる品品な
のだから。
先輩は重ねて「美味しい?」と問う。
味覚を機能させていないまま、僕は頷いた。これも嘘になるのだろうか。
「良かった。まだまだあるから、沢山食べてね?」
織倉由良は上機嫌に微笑んで、頬杖をつきながら僕を見つめている。
「ふふ、嬉しいなぁ。日ノ本くんが私のご飯、食べてくれてる」
「・・・・」
「・・・ねぇ、日ノ本くん」
592ほトトギす ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 18:53:50 ID:EsE5f1aD
「はい?」
「日ノ本くんには、イトコの女がいたわよね?」
一瞬動きが固まる。ここでその名前が出てくるとは思わなかった。
「綾緒の、ことですか」
「そう、その娘」
先輩は自身の作った料理に目を落とす。
「前にあの娘、自分が日ノ本くんのお世話をする、何て云ってたけど、その後どうなったの?」
「・・・・」
僕は手を止めた。
先輩と綾緒の相性は間違いなく悪い。
ただ、不幸中の幸いと云うべきか、接点があまりない。余計なことにならずにいる。
先輩を刺激するようなことは云わない方が良い。
それが僕の下した決断だった。
「綾緒は、そうそうここには来れませんよ。あいつ、雪見台(ゆきみだい)に住んでるんで。習い事も
多いし、家の付き合いもありますから」
本来の綾緒はそうだ。
ここ最近が特別だっただけで、それは、嘘ではない。
「ふぅん」
先輩は指で皿を弾く。
「まあ、中学の時から日ノ本くんが私のお誘いを断ったのって6回だけだったから、それはその通りな
んだろうね。――それにしても、雪見台かぁ、遠いねぇ。じゃあ、“後回し”かな」
「え?」
「ううん、こっちの話。それよりも日ノ本くん」
織倉由良は笑顔で僕を見る。
「私達、恋人同士よね?」
「――」
「どうしたの?どうして答えてくれないの?」
「いえ・・・」
僕は首を振る。
包帯ばかりが目に入る。
「先輩、手、痛くないんですか?」
「ん?これ?」
織倉由良は自らの腕に目を落とし、それからくすくすと笑った。
「ふふふ。これはね、日ノ本くんに安心して貰うために付けた傷だもの。日ノ本くんが私のことを好き
だって云えるようにした代価なの。だから、平気。ジンジンと疼くけど、日ノ本くんのことを考えると
この痛みも心地良いのよ?私は何度でも命を掛けられる。貴方が望むなら、今この瞬間にだって」
どこか夢見るような表情で彼女は包丁に目をやった。
「や、止めて下さい」
「でも」
「お願いですから、怪我するようなことはしないで下さい」
「・・・・・」
僕がそう云うと、彼女は口を止め、動きを止めた。
織倉由良は頬を染めている。
頬を染めて、僕の掌を両手で包む。
「嬉しいなぁ。やっぱり日ノ本くんは私を愛してるのね?私のことを気遣ってくれているのね?」
掌を引き寄せ、その甲に頬を擦り付ける。
陶酔とはこういう状況をさすのだろうか。いずれにしても、『僕』と『彼女の中の僕』には大きな乖離
があるようだ。
「私、日ノ本くんがいれば、他は何もいらない・・・。日ノ本くんもそうでしょう?だからね、お願い
があるの」
「・・・・」
僕は答えない。
何を云われるか判らないのだから、返事など出来るはずも無い。
けれど彼女は沈黙を肯定と受け取ったらしい。そのまま言葉を紡ぎ、『お願い』を口にした。
「あのね、私以外の女の子とは、口を利かないで欲しいの」
「――え」
「誰とも。何とも。どこでも。女と云う女とは、口を利かないで?そのかわり、私も日ノ本くん以外の
男の子とは、口を利かないから」
「そんなの」
593ほトトギす ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 18:56:03 ID:EsE5f1aD
無理に決まっている。
第一部活をどうしろと云うのだろうか。茶道部は僕以外、皆女子なのだ。
「部活なら気にしなくて良いのよ?もうあんな所へ往く必要なんて無いの。あそこは元元、日ノ本くん
を保護するために拵えたのだから。これからの放課後は、ここか私の部屋ですごせば良いの。この世界
には2人だけで良い。他はいらないの」
そうでしょう?
先輩は当たり前のことを確認するかのように僕に微笑みかける。
けれど僕は首を振った。
「そんなこと出来る訳無いじゃないですか。先輩だって、そのくらい判るでしょう?」
「・・・・・」
織倉由良は笑顔を消して、悲しそうな顔をする。
「日ノ本くん、どうして判ってくれないの?私達は愛し合ってる。そうでしょう?」
「・・・・・」
「なら、お互いを大切にしたいじゃない。お互いだけにしたいじゃない。だから“他”は不要だし、そ
うなる様に努力すべきでしょう?」
違う。
この人は。
織倉由良の考えはどこかおかしい。
仮に僕が彼女の本当の恋人だったとしても、こんな考え方についていけはしないだろう。
いや、それ以前に。
(織倉先輩は、こんな人間ではなかったはずだ)
ここ最近の――そして、今の彼女の態度。
それは、明らかに常軌を逸している。
『彼女の中の僕』が先輩を愛しているとしても、ここまで歪な愛情になるものだろうか。俄には信じら
れない。
彼女が変わってしまう様な、そんな事があったのだろうか。それとも僕の目が節穴だっただけで、元か
らこういう人だったのだろうか。判断が付きかねる。
「ね?そうしてくれるわよね?」
「・・・・・」
彼女は僕の手をぎゅっと握る。
(何とかしないと)
僕は冷静でいるであろう後輩の姿を思い浮かべた。

「それは申し訳ありませんでした」
一ツ橋朝歌は深深と頭を垂れた。
申し訳ありませんと云っている割には、表情に変化は無い。
ここは学校の屋上。
時間は昼休み。
織倉先輩から逃れ、比較的発見され難いこの場所へ一ツ橋を連れて来た。勿論話を聞いて貰うためだ。
ここ最近の織倉先輩の行動と僕の立場。そして綾緒の境遇も説明した。
一ツ橋はいつも通りの無表情で黙って話を聞いていたが、聞き終えると前述のように頭を下げたのだ。
「何でお前が謝るんだ?」
「責任の一端が私にもあるようですから」
後輩は無表情に面を上げる。隣同士に座っているので、顔が近い。
「責任の一端?」
「部長がお兄ちゃんのことを好いている事は知っていました。お兄ちゃんは、知らなかったでしょうけ
ど」
「寝耳に水だった」
「部長には、想いが届いていないからお兄ちゃんは振り向かないと云いました。それでああしたのだと
思います。加えて云えば、お兄ちゃんの過去を話したのも私です。今思えば余計なことをしましたね」
「そうか。藤夢のこと話したの、お前だったか。確かに、一ツ橋なら、僕の過去を知っているか」
「すみません」
「いや、そのくらいなら別にお前のせいじゃない。謝らなくて良い」
僕が云うと、一ツ橋はもう一度、無言で頭を下げた。
「これをどうぞ」
ひと段落すると、一ツ橋は掌を差し出した。そこには何かが乗っている。
「これは?」
「御守りです。今回のものも効果が無かったようですから、交換します」
使い方は一緒です。
594ほトトギす ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 18:58:27 ID:EsE5f1aD
そう云って立ち上がる。以前貰った御守りは首からかけているので、架け替えるつもりなのだろう。
「お兄ちゃん」
「ん?」
「確認ですが、お兄ちゃんは、部長のことを愛してはいないんですよね」
「異性に対する愛情という意味ではね」
「そうですか」
ちいさな妹分は頷いて、じっと僕の顔を見つめる。凄く顔が近い。息が掛かりそうだ。彼女はそのまま
の姿勢で、身じろぎもしない。
「どうかしたか?」
「いえ何でもありません。終わりました」
後輩は以前の御守りを仕舞うと、そのまま僕の膝の上に座った。相変わらず、軽い。
「なあ一ツ橋、僕はどうしたら良いと思う?」
「朝歌です」
「・・・朝歌」
「お兄ちゃんは、どうしたいんですか?」
「僕か?」
目を閉じる。
想起するのは、少しだけ前の日常。
普通に暮らしていた毎日。
そんな光景。
「以前の境遇に戻ることは、不可能だと思います」
胸中を察したのか。一ツ橋は僕が答える前に云う。
「そうだろうな」
納得はしている。
それは理想、否、妄執だ。
どう纏めても、戻ることの無い日日なのだ。
「それでも僕は、先輩には昔の尊敬できる人に戻って欲しい。仲の良い、唯の後輩に戻りたいんだよ」
「具体策はあるんですか?」
「ない。だから相談してる」
「・・・・」
「まあ、当面の問題として、“恋人関係”を解消しないとな」
けれど、峻拒できない。
すれば、あの人は再び自身の身体に刃物を突き立てるかも知れない。
「なあ、朝歌、何か良いアイデアはないか?」
「時間切れです」
「え?」
後輩は僕の膝の上から降りた。
刹那、屋上の扉が開かれる音がする。
「日ノ本くんっ」
「織倉先輩・・・」
音のしたほうに目をやると、そこには息を切らした『恋人』の姿。
随分走り回っていたのだろうか、白い肌に珠の汗が浮かんでいる。
(時間切れ、か)
「探したのよ?どうして私とお昼を一緒してくれなかったの?」
「・・・・・」
怒ったような。
拗ねたような。
それでいて安堵したような。
そんな表情で、僕の傍へと遣って来る。
「朝も云ったでしょう?私達はもっと一緒にいる時間を作らないといけないの。1秒も無駄には出来な
いのに・・・」
云いかけて、先輩は動きを止める。
「・・・・・何、それ」
白く長い指が、華奢な矮躯を指差した。僕の傍に在る後輩の姿に気づいたらしい。
「どうして?どうして私じゃなくて、朝歌ちゃんと一緒にいるの?」
「あ、これは・・・」
「私、朝云ったわよね?私以外の女の子と、口を利かないでって。なのに、なのに、なのに!なのに!
なのに!!何で私以外の女といるのよ!?」
炎のような瞳だった。
595ほトトギす ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 19:00:40 ID:EsE5f1aD
怒りを燻らせ、揺れる双眸が僕を捉えた。
僕は一瞬、身を竦める。
刺激しない方が良い。
それは判っている。
判っているが、長い付き合いの後輩を無視の対象には出来ない。
「先輩、流石に一ツ橋とまで口を利かないなん、」
「黙って!!」
僕の言葉を遮って、織倉由良は一ツ橋を睨みつける。
「朝歌ちゃん。貴女が私の日ノ本くんをここへ連れて来たの?」
「・・・・・・」
一ツ橋は答えない。
澱みの無い瞳で、じっと年長者を観察している。
「私と日ノ本くんは付き合ってるの。愛し合ってるのよ?貴女が日ノ本くんと古い知り合いなのは知っ
ているけど、そんな理由で私達の間に入り込んじゃいけないの。どうなの?貴女が日ノ本くんをここに
攫ったの?」
「はい。私が先輩に無理を云ってお付き合い頂きました」
「なっ」
違う。
相談を持ちかけたのは僕なのに。
「そう。やっぱりそうなのね。――じゃあ」
ゴツッと。
鈍い音が屋上に響く。
それは織倉由良が一ツ橋朝歌を殴りつけた音だった。
一ツ橋は一瞬身体を揺らしたが、すぐに直立の姿勢に戻った。口を切ったのか、口端から血が滲んでい
る。
「と、朝歌!」
僕は思わず駆け寄ろうとする。
けれど、後輩は目でそれを制した。
「余計なことはしなくて良い」
そういう瞳だった。
「・・・・・・」
ここで本当のことを話せば、織倉先輩は逆上し、更に話が拗れる。それを知っているから、一ツ橋は嘘
云ったのだ。
(でも駄目だ)
それでも一ツ橋を悪者にするわけには往かない。
「織倉先輩、待って下さい!一ツ橋を誘ったのは僕のほうだ。悪いのはこいつじゃない」
「日ノ本、くん・・・・?」
織倉由良は信じられないものを見たかのような顔をする。
「どうして?どうしてこの娘を庇うの?悪いのは朝歌ちゃんなのに。私達の貴重な時間を奪った張本人
なのに・・・」
「そうじゃないんです。本当に僕が一ツ橋を誘ったんだ」
「・・・・」
先輩は呆ける。
次いで俯いて。
そして、怒りに歪んだ顔を上げた。
「このっ、浮気ものッッッ!!!!」
先輩は腕を振り上げる。拳ではなく、平手。
僕は目を閉じた。別に殴られるくらいは構わない。
けれど。
「うぁあっ!痛いッ・・・・!!!」
先程まで微動だにしなかった一ツ橋が、織倉由良の腕を捻り上げていた。余程に力が入っているのか、
指が腕に食い込んでいる。
「ひ、一ツ橋」
「朝歌ちゃん、な、何するのよ・・・!」
「それは私の科白です」
淡淡と。
いつものように抑揚の無い、無機質な喋り方だった。
「私を叩くのは構いません。ですが、兄に手を上げるなら話は別です」
「ぅ、ああああ!痛い、痛い、痛いぃぃ!!!」
596ほトトギす ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 19:02:54 ID:EsE5f1aD
「そうですか」
ぎりぎりと指が食い込み、白い手首が鬱血して往く。包帯を巻いていないその腕も、このままでは治療
が必要になってしまう。
「朝歌!止めろ!!!」
僕は叫ぶ。
「・・・・」
一ツ橋は僕の顔を見る。
本気でそう云っていると判ったからか、
「わかりました」
アッサリと手を離した。
「〜〜〜〜〜!」
戒めを解かれた織倉由良は驚愕し、それから怒りが込み上げた様な顔をする。
「何するのよっ」
力任せに頬を張る。
一ツ橋は抵抗もしない。避けもしない。黙って叩かれている。
「織倉先輩、もう止めてください」
僕はたまらず腕を掴んだ。一ツ橋はどれほどの力を込めていたのだろう。彼女の腕は真っ赤になってい
た。
「日ノ本くん!まだこの女の肩を持つの!?」
「そうじゃありません。暴力は止めて下さい。悪いのは僕なんです」
「酷いよ、日ノ本くん、悪いのは朝歌ちゃんなのに・・・っ」
織倉由良は腕を振り解くと、涙を浮かべて走り去る。
「先輩・・・」
「今はそっとしておいたほうが良いです」
追いかけようとした僕を、後輩が制した。
「後で私が謝っておきます。多分、それで解決します」
「けど、それじゃ、お前が」
「構いません」
一ツ橋は織倉由良の消えた方角を見つめている。
「お兄ちゃんは、自分の問題を解決してください。それで良いんです」
「でも、」
「“これ”は見物料みたいなものです。気にしていません」
そう云って頬を撫でる。
痛痛しく腫れ上がっているが、何事も無いかのような表情だった。
「気にしないって、お前・・・」
「気にしてません。」
一ツ橋は涼やかな瞳で僕を見る。
「私、ただの傍観者ですから」
597ほトトギす ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 19:04:59 ID:EsE5f1aD
放課後になった。
先の宣言どおり、一ツ橋は織倉先輩に謝罪に往ったらしい。
元元の原因は僕にあり、更には先輩の狂行があり、その結果の出来事なのだから一ツ橋に非は無いはず
なのだ。
けれど、扱い次第で命に関わる話だからと泥を被った。
「あとで一ツ橋に謝っておかないとな」
勿論、お礼も。
そんなこんなで、帰路に着く。
先輩も後輩もいない。
珍しく、今日は一人の放課後になりそうだ。
酷い話だが、少し心が軽くなった。僕は自分で思っているよりも、性格が悪いのかもしれない。
校門まで来て、異変に気付く。
疎らにだが、人だかりが出来ていた。
「?」
何だろう。
僕もそちらに歩き出す。
「あれは・・・」
そこには、見覚えのある高級車が止まっていた。
僕の血。
それが交換になったときに乗った、あの車だった。
車の傍には使用人と思しき人物が立っている。
彼は僕に気付くと、人だかりを気にせずこちらへ来て、丁寧な礼をした。
「日ノ本様。お待ち申し上げておりました」
確かに見覚えのある人だ。楢柴の屋敷で、何度か合った事がある。
「あの、僕に何か・・・」
『どちら』の用事だろうか。
父か、子か。
それとも、別の誰かか。
彼はもう一度丁寧に礼をした。
「綾緒お嬢様の云い付けで参りました。どうか、御同行下さい」
598無形 ◆UHh3YBA8aM :2008/03/31(月) 19:07:37 ID:EsE5f1aD
投下終了です
次回は投下は未定になります、申し訳ありません
では、また
599名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 19:10:16 ID:EeU/Srfx
この作品の良さに脱帽
600名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 19:39:32 ID:XxW1dQPx
ほトトギすキター!作者マジでGJ!これからもよろしくお願いします!次回も楽しみにしています!
601名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 19:44:32 ID:mHzd0mal
なんつーかこれ俺の急所にあたってたまらないんだがwww
GJ
602名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 20:26:27 ID:UM8F8DbA
投下乙であります。
怖ええええええええええええ!!
先輩といい綾緒といいなんかもう病みが深くなりすぎて良い意味で怖くて怖くてたまらないんですが。
朝歌派としては果たして朝歌が傍観者で終えるのか、最後の最後に牙を剥くのかが楽しみです。
603名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 20:31:01 ID:OWcQZZ6f
ただただ私はいう。
素晴らしいと。
604名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 20:39:37 ID:7WOvt1eO
>>598
God Job!

>>601
おティンティンにクリティカルヒットするんですね、わかります 
605名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:15:03 ID:OhdLDIr1
GJ!
俺も朝歌派だからなぁ…
続きwktk
606名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:10:24 ID:eFia5zsl
綾緒派だけど今回で初めて朝歌に萌えた。
>「私を叩くのは構いません。ですが、兄に手を上げるなら話は別です」
この台詞とかすごく(・∀・)イイ!! 
607名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:02:48 ID:RugEicNh
GJ!
だけど朝歌派としてはこの先の展開が不安過ぎる
キモウトスレの朝歌とはパラレルワールドの可能性もあるけど
608名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:08:55 ID:/A1foQ6v
>>598
相も変わらず野GJでした。
続きものんびりと待ってます。


保管庫の中の人の仕事ぶりには本当に脱帽。もうほトトギすが
掲載されているし。いつも本当に乙です。
これからもどうぞよろしくです。
609名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 03:27:03 ID:S2sX103B
ようやく、ようやく一ツ橋の病みが見れた
彼女には聖域でいてほしかった気もするけど、やっぱ嬉しい
610名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 04:46:31 ID:2IkzQAS0
朝歌が良すぎるんだが…なんつーかここまで気に入るとは思わなんだ。

なんか呼び方もお兄ちゃん固定になってるしだんだん病んできたのかとwktkしてます。
611 ◆wzYAo8XQT. :2008/04/01(火) 13:45:28 ID:ovaSZsBM
結構間が空いてしまいましたが、これから投下します
ヤンデレになるのはいつの日になることやらか……
612ぽけもん 黒  鳥と草むら ◆wzYAo8XQT. :2008/04/01(火) 13:46:56 ID:ovaSZsBM
 僕達は他愛の無い話をしながら歩き――話の内容は本当にただの世間話だったが、彼女の口調は強いものの、ちゃんと会話が成立した。
つまり話もしたくないほど僕を嫌っているというわけじゃないようだということが確認でき、少し安心した――、町のはずれの草むらの前に着いた。
 人間の子供は皆、危険だから町からは絶対に出ちゃダメ! もし草むらに入ったりしたらこわーいポケモンにさらわれちゃうわよ! と親から耳にたこができるほど言われたものだ。無論、僕も例外ではなかった。
 ポケモンも子供は同様だろう。田舎町だからあまり危険なポケモンはいないとはいえ、もしいきなり複数の大きなポケモンに襲われたら逃げることもままならないだろう。
 少し不安になって、香草さんに話しかける。
「えーっと、これから草むらに入るわけだけど、大丈夫だよね?」
「私を誰だと思ってるの? エリートなのよ? その辺の雑魚なんか相手にもならないんだから」
 彼女は胸を張り、自信満々に答えた。
 エリートとは。確かに彼女は御三家と呼ばれることもあるあのメガニウム系の純系のように見える。もしかしたら、それなりに良家のお嬢様だったりするのだろうか。
「それは頼もしいね」
「当たり前でしょ! 弱い人間なんかと訳が違うんだから!」
 むむ、中々に聞き捨てなら無い発言が。やはり彼女は差別主義者なのだろうか。先ほど覚えた僅かな安心がすぐに不安に覆い隠される。
 彼女はそういうと、僕の不安をよそに足早に草むらに分け入った。僕も慌てて彼女の後を追った。

 しばらくはただの虫かねずみくらいしかいなかった。あれだけ危険と言われていた草むらなのに、町の中の草むらと変わらぬあまりの平穏さに拍子抜けしてしまった。
 しかし、油断したのがまずかった。僕は何かの羽音を聞いたかと思うと、次の瞬間には地面にねじ伏せられていた。
「うわぁ!」
「何!? 鳥ポケモンじゃない!」
「当面の食べ物ゲットですー」
 聞こえてきたのは香草さんの慌てた声と、間延びした可愛らしい女の子の声。
 背中にしっかりと感じる重さと香草さんの言葉の意味。
 つまり僕は、鳥ポケモンに背後から飛び掛られたのだろう。
 いや、そんな冷静に分析してる場合じゃないぞ! あまりに暢気な口調だからついつい油断してしまうが、よく考えれば食べ物ゲットとか不穏な台詞が聞こえたぞ!
 もしかしてこのままさらわれてそのまま……うわあああああ!! まずい、それはまずいぞ!
「た、助けてー!」
 僕は必死に手足をバタバタと動かし暴れる。しかしびくともしない。
「落ち着きなさい! 『蔓の鞭!』」
 香草さんの大声の後、何かが空気を裂く音が聞こえ、僕の背中が軽くなった。
 急いで飛び起きると、香草さん手首の辺りから指くらいの太さの濃緑の蔓が飛び出していた。
後ろを向けば深い茶髪と鋭い黒い目をした、全身が卵色の羽毛に包まれている、腕が翼になっている少女がいた。
 鉤爪になっている赤褐色の右足と左の翼を蔓で絡めとられている。
 そして……なんと言ったらいいのか……服を着ていない。
 これは……ピジョット系の子供かな? 翼の表地が見えればそうだと断定できるんだけども。
「『風起こし』ですー!」
 と、ぼんやりしていたら、彼女は激しく羽ばたき始め、瞬間突風が巻き起こった。
「うわあああ!」
「きゃああああああああ!」
 僕は再び地面に這い蹲り、香草さんは蔓が千切られた上に数メートル飛ばされた。
 子供とはいえ鳥ポケモン。草タイプでは相性が悪い。
 ならばやはり、僕のやるべきことは一つだろう。
 僕は立ち上がると、リュックを下ろし、そして走って彼女に飛び掛った。
「きゃあ! な、なにするですー!」
 彼女は油断していたのか、あっさりと僕に押し倒された。そして当然慌てて僕をどかそうと暴れる。
翼で叩かれる背中が痛い。こんなにあっさりいくんだったらリュック下ろさなかったらよかったな。しかし頭一つ分も小さい彼女では僕をどかすことは出来ない。
「あのさ! 僕とパートナー契約しない!」
 僕はバサバサという騒音に負けないように、声を張り上げて言った。
 それを聞いた彼女の攻撃の手が少し弱まった。
613ぽけもん 黒  鳥と草むら ◆wzYAo8XQT. :2008/04/01(火) 13:47:23 ID:ovaSZsBM
「ぱぁとなぁけいやく? それ食べれるですぅ?」
 彼女はキョトンとして僕を見つめる。正直、かなりこれはやばい。主に僕の理性的な問題で。
「食べれないけど、食べ物は保障するよ!」
「本当です? ならするですー!」
 そう言って、彼女は拍子抜けするくらいあっさりと攻撃の手を止めた。満面の笑みとともに。
「ありがとう! これからよろしくね!」
 僕は彼女の上からどけ――少し彼女の感触が名残惜しかったが――、彼女の翼をとって起こした。
 さて、これからが問題だ。
 後ろを向けば、ちょうど香草さんが上体を起こしたところだった。 ああ、赤い双眸が彼女の憤怒の表情によく栄える。
「は、話聞こえてたよね? そういうことだからさ、お、落ち着いて」
「黙りなさい」
 音量は小さいが、その声はどんな怒声にも劣らぬ迫力を持っている。
 予想よりも遥かにまずい事態だ。
「落ち着こう! とりあえず落ち着い」
「黙れ!」
 それ自体で空気を裂けるような、鋭く尖った大音声が発せられた。
 僕と彼女のビクンッと体を竦ませる。
「たかが……たかが小鳥の……それも低脳な野生のポケモンの分際で……よくもこの私に傷を負わせてくれたわね……! 殺す……殺してやる!」
 彼女は立ち上がると共に、両の手首から十本近い数の蔦を出した。
 あの鳥ポケモンは僕を殺して食べようとしていたみたいだから正当防衛が成立しなくもないだろうけど、今の香草さんに、そこまでの理性的思考が出来ているとは思えない。
「話を聞いてよ!」
 ああダメだ、彼女は完全に聞く耳を持っていない。
 しょうがない、こんなことに使うことになるなんて思ってもなかったが……。
「ええと、僕はゴールド。君、名前は?」
 僕は背後の彼女に呼びかける。
「はい! ポポというです!」
「ポポさん、少しの間だけ、なんとかあいつから逃げてくれ」
 僕はそう彼女――ポポに指示すると、自身はバッグに向けて走りだした。
 僕のバッグに入っている奥の手を使うために。
 ポケモン商品で業界最大手であるシルフスコープ社製の眠り粉。
あたれば九割以上の確率で相手を眠りに落とす。僕が野生のポケモンから逃げるために用意した最後の手段だ。それをまさかこんな形で使うことになろうとは。
 僕が走り出した後、すぐにバサバサという羽音が聞こえた。
 ナイス判断だ、ポポ。
 あの数の蔦では地面を走るという2Dの動きではすぐに捕らえられてしまうだろうが、空を飛ぶという3Dの動きでは捕まえるのは容易ではないはずだ。
 その様子を確認しようと顔を上げる。
 その瞬間、僕の脳に衝撃が走った。
 速い!
 香草さんの蔦はそれぞれが意思を持っているかのようにそれぞれが独立して無軌道に動き回っていて、しかもその速度は風圧だけで草が薙げるほどのものだ。
 一方のポポも、複雑な軌道を描いて飛び回っていて、あたりそうで中々あたらない、という絶妙な距離をとっていた。どうしても避けられないものは翼で起こした風で切り裂いている。
 二人のレベルの高さに驚かされる。
 こういっては何だが、普通に町で暮らしているポケモンとは格が違う。
 と、彼女らのバトルに見とれている場合ではない。
 今僕は観客ではなく選手なのだから。
 僕は大回りに彼女の後ろまで回りこむと、そのままそろそろと彼女に近づいていく。
 幸いにも彼女は自らの蔦を捌くので精一杯で、周囲に対しては気が回っていないようだ。
「えいっ!」
 僕は一気に彼女に接近すると、彼女の頭上で眠り粉をぶちまけた。
 振り向いた彼女と視線が合った、と思った次の瞬間には、僕は地面に横たわっていた。
 同時に、全身を強い痛みが襲う。
 痛みに耐え、なんとか目を開くと、数メートル先に僕を見下ろしている香草さんがいた。
 振り向きざまに何かされたのだろうけど、何をされたかすら分からない。
 彼女は一歩、また一歩と僕の方に歩いてくる。
614ぽけもん 黒  鳥と草むら ◆wzYAo8XQT. :2008/04/01(火) 13:48:16 ID:ovaSZsBM
 背筋に寒いものが走った。全身の痛みは引いてきていたが、腹部の痛みだけは引くどころかいっそう強く主張してくる。そのせいで、体が強張って立つことすらままならない。逃げることなんて出来るはずもない。
 彼女は僕の足元まで来ると歩みを止めて、何かを言おうとしているのか、口を開いた。
 が、口は言葉を紡ぐことなく、そのまま彼女は僕の上にダイブした。
「……………………!」
 僕の腹部に彼女の腕が勢いよくめり込み、僕は言葉にならない悲鳴を上げた。そして、そのまま意識を飛ばされた。

――――――――――――――――――――――

 目を開けると、僅かな光が感じ取れるのみだった。
 日暮れか明け方か。いずれにせよ、太陽の姿は見えなかった。
 暫し待つと、脳と視界にかかってた靄は晴れてきた。
 現状を確認しようと上体を起こそうとして気づいた。
 僕の上には、まだ香草さんが乗ったままだった。
 よく考えてみれば、眠り粉は二十回分以上あったはずだもんなあ。それを一度に、それももろに受けて、なおかつ強い刺激が与えられなければしばらく意識を覚ましていなくても不思議はない。
 それでも、まだ香草さんが寝てるってことはその日の内ってことだろう。
 つまり、今は日暮れの時間であり、僕は数時間ほど気絶していたみたいだ。
「香草さん、起きて」
 香草さんの肩を揺する。
 程なくして彼女は意識を取り戻した。
 無言でコシコシと目をこすると、再び僕の上に倒れこんだ。
「……暗い」
 先ほどまで辺りを僅かに照らしていた残光はもうなく、光源といえば星明りくらいしかなくなっている。つまり、彼女にとってしてみれば、もう休眠の時間なのだろう。
 しかしそれでは僕が困る。
 というわけで、僕は彼女を僕の上から下ろすと、目を凝らしてなんとかリュックを見つけ、そして中から野営用の道具を取り出した。
 固形燃料に火をつけ、辺りにあった枯れ草や枯れ木を集めて火を起こす。野生のポケモンや害虫に対する対策と、料理のためだ。火の上に水筒の水を移したなべをくべた。
「ゴールド、目を覚ましたです?」
 何を食べようかとリュックの中をあさっていると、上からバサバサという羽音と共にポポが降りてきた。
「ポポ! 一体どこ行ってたんだ?」
 僕が目を覚まして以来姿が見えなかったから、あの騒ぎで怯えて逃げてしまったかと思っていた。
「ポポ、空から二人見てたですー。そしたら暗くなって降りられなくなったですー」
 そうか、野生のポケモンに襲われることの無いように見張ってくれてたのか。でも日が暮れてしまうと鳥目だから、何も見えなくなってしまって途方にくれてた、って時に僕が焚き火をして、それを目印に降りてきたって訳か。おかしくて僕はクスクスと笑ってしまった。
「そうなんだ、ありがとう。ところでお腹減ってるよね、何食べる? 人間の肉はさすがに無いけどさ」
「人間? ポポは人間なんか食べたりしないです! パンなら食べるです!」
 ポポは翼をパタパタさせて抗議する。
「でも、僕に飛び掛って『食べ物ゲット』とか言ってなかった?」
 僕はパンの缶詰を開封して、彼女に手渡しながら問う。
「それは、大きなリュック背負ってる人間はみんな食べ物持ってるからですー」
 ああ! そういうことか!
 彼女の狙いば僕じゃなくて僕の持ってるリュックだったのか!
 はあ、そりゃそうだよな。そもそもポポは人を裂けるほど鋭い鉤爪を持っているわけでもないし、人を食いちぎれるほど立派な牙を持っているわけでもない。よく考えれば人間を食うために襲うわけがない。
 急に気が抜けてしまった。いや、ちょっと前までは気どころか意識さえ抜けていた訳だけれども。
「なぁに? 騒がしいわね……」
 香草さんがこの騒ぎで起きたみたいだ。ちょうどいい、説明してしまおう。
「いやあ、実はかくかく」
「しかじかというわけなんですー」
「……なにそれ。どうしてそんなこと」
 今の彼女はそもそもが感情の起伏に乏しく、僕達の話を聞いて何を思ったかがまったく分からない。昼間の元気すぎるのも困り者だが、こういうときはあまりに元気がなさ過ぎるのも困り者だ。
615ぽけもん 黒  鳥と草むら ◆wzYAo8XQT. :2008/04/01(火) 13:49:36 ID:ovaSZsBM
「説明したとおりさ。ポポにはなんの問題もないわけだし。あ、香草さんはパンと御飯どっちがいい?」
「……パン」
 僕がパンの缶詰を手わたすと、彼女は無言で開け、そのまま黙々と食べだした。
 僕もパンの缶詰を開け、食べると、沸いたお湯でインスタントのスープを作り皆に配った。
 それを食べ終えると、ポポはすぐに寝てしまった。鳥ポケモンの大半は基本的に朝型だから無理も無い。
「……歯磨きたいんだけど」
 一方の香草さんは、朝型とはいえ衛生状況を気にかけるくらいの余裕はあるようだ。
「はい」
「……なにこれ?」
「知らない? シルフスコープ社製の『キシリトール配合メタモンガム』。五分くらい噛んでると歯を磨いたのと同じ効果があるとか」
「……知ってるわよ。私は歯を磨きたいって言ったんだけど」
「しょうがないじゃないか、水は貴重なんだから。吉野町に着くまでどれくらいかかるか分からないし」
 彼女はしばらく不服そうにメタモンガムを眺めていたが、諦めたようにため息を一つ吐くと、包装を向いて噛みだした。
 僕もメタモンガムを噛みながら、寝袋を取り出すと、一つを彼女に手渡した。
 二人のガムを噛むクチャクチャという音だけが沈黙を埋めていた。
 しばらくして二人ともガムを口からだし、包装に包んでリュックのゴミスペースに入れた。
 僕はその後寝袋に包まり、ボーっと空を眺めていた。

 野外で寝て空を眺めるなんていつ以来だろうか。
「ねえ……起きてる?」
 僕のそんな懐古は、香草さんの呼びかけによって中断された。
「起きてるよ。どうかした?」
「……どうしてあんな子と契約するの?」
 僕はつい吐きそうになったため息を慌てて飲み込んだ。まだ引きずっていたのか。
「さっきも言っただろ? 彼女には何の問題もないんだから」
 それに香草さんに石英高原で四天王を倒して殿堂入りまで旅をする気があるように思えない、ということは言わなかった。
「私一人だと不安なの?」
 言い切ってからでよかった。言葉の途中に挟まれたなら確実に言葉に詰まってしまっただろうから。
 この言葉はある意味、核心を突いている。
「私、強いのよ? ……誰にだって、絶対に負けないんだから」
「強くたってタイプの相性とかあるだろ? やっぱりそれをカバーする仲間が」
「相性なんて関係ないわ。どんな相手だって、私は負けない」
 凛とした強い言葉だった。僕は言葉を失ってしまった。
 これで分かった。彼女は人間を差別しているわけではない。自分の種族以外の全てを差別しているのだ。自分の種族に対する圧倒的なプライドが拗れた形、か。
 後はそのままずっと無言だった。
 聞こえる音は虫の鳴き声と香草さんの息の音と、時々聞こえてくるポポの寝言だけ。
 あまりの静けさにそのままうとうとしてしまった。
 慌てて、なんとか意識を覚醒させ、そのまま寝袋から抜け出した。
 必ず一人は火の番が必要だ。でも、香草さんはポポには出来そうもない。今日はとりあえず僕がやるとして、明日からどうしようか。
 僕は一つため息を吐くと、近くの木の根元に、木を背もたれにして、火のほうを向いて座り込んだ。この姿勢なら負担も少ないし、うとうとすることはあるだろうが火が消えたり燃え広がったりしていないことの確認くらいは出来るだろう。
 上着をペロンとまくってみる。予想通り、腹部には大きな青あざが出来ていた。
 はあ、ともう一つため息を吐く。前途多難どころじゃないぞ、これは。
 これからどうしようか。
 そんなとりとめも無いことを考えたり、小さくなった焚き火に枝を放り込んだり、うとうとしたりしながら、僕は夜をすごしていった。
616 ◆wzYAo8XQT. :2008/04/01(火) 13:50:22 ID:ovaSZsBM
今回の分は投下終了です
617名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 14:17:55 ID:bnS9KDIk
>>616
GJ!
楽しみがまた増えたよ
618名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 15:28:29 ID:Uo1UDhti
>>616
GJ!
wktkが止まらないw
619名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 17:02:09 ID:w6yDn/QG
>>616
ポケモンを一度もまともに観たことのない俺がGJをお贈りします。
放送はごらんのスポンサーの提供でした
620名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 17:28:54 ID:Ki2bDz1l
>>616
GJ!
ところどころに小ネタが織り込まれていて素晴らしかった。
621名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 22:22:35 ID:OycTah3d
>>616
GJ!チコ可愛いよチコ

>>そして……なんと言ったらいいのか……服を着ていない。

その発想は無かったわ
ということは
最終的にはゴールドは六人のヤンデレ娘に囲まれながら
老若男女問わず全裸のポケモンが跋扈するカオスワールドを
冒険するわけですね!
622名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 22:51:24 ID:QCPgck/h
part14からの今北産業なんだが
この板のレベルすごいな
623名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:48:34 ID:wekgogX/
無形氏が来ていた…だと…?
一日遅れだが乙です!
624名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:20:13 ID:SgQ5+kb7
朝歌は徳川家康ということですね、わかります
625名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 01:25:37 ID:hKolcGLT
誰か甘えん坊なヤンデレを書いて俺を殺してくれ…
626名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 02:02:06 ID:qf1e772I
「625お兄ちゃん…625お兄ちゃん…」

夜、寝ているとふと妹の声が聞こえた。…またか?
もそもそとベットから這い出て部屋のドアを開けるとそこにはぬいぐるみを持ってべそをかいた妹。

「どうしたんだい?」
「ひっく、ひっく、625お兄ちゃんごめんなさい…こわいゆめ見たの…ひっく」
「そうまた見たのか、よしお兄ちゃんが寝付くまで手を握っててあげよう」
「ひっく、ありがとう625お兄ちゃん♪」

ニコッ とべそをかきながらも笑った妹を部屋に入れて一緒にベッドに入る。
こうやって泣き虫の妹と一緒に寝るのはいつものことだ。

だから俺は妹がぬいぐるみの中に隠したものに気がつかなかった…

「お兄ちゃん…まだ起きてる?」
「ん…なんだい?」
「あたしが見たこわいゆめってね、お兄ちゃんがしらない女の人とけっこんして、
 あたしのこときらいになるゆめだったの…」
「そうか…大丈夫、お兄ちゃんはおまえが一人立ちするまで一緒に居るよ」
「ほんとう?ほんとうのほんとうに?」
「ああ、本当だ。だから今日はもう寝ような」

「ううん、言質が取れたから寝る前にやることができよ」
「やること…?」
「えへへ、あたしと一緒に居てくれるんだよね?
 あんな恋人気取りの雌豚のところには行かないんだよね?
 ずっとあたしの、あたしだけのものになってくれるんだよね?」

なんだ、この空気は…!?うぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!
く、首に、首になにか、さ、刺さって、刺さってる!!いだだだだだだだあ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛!!

「えへへへへ、本できちんと調べたんだよ。
 首のうしろのここにある神経を破壊すれば人間って半身不随になるってね。
 大丈夫大丈夫。刺したのは特注の畳針だから傷穴は小さいし血もすぐ止まるよ♪

 …625お兄ちゃん?ねぇ、眼を開けてよっ!半身が不随になるだけだよ?殺すつもりはないんだよ?」
 625お兄ちゃん!625お兄ちゃん!625お兄ちゃん!625お兄ちゃん!625お兄ちゃん!」

こうして>>625は死んでしまった。
だが彼は幸せなのだろう。
627名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 08:17:46 ID:UQo+fRay
>>616
GJ。
ただ、時々出て来る社名はシルフカンパニーじゃなかったっけ?

作品内での名前はシルフスコープ社って事になってるんだったら、申し訳ない。
628 ◆wzYAo8XQT. :2008/04/02(水) 10:40:39 ID:8xO1p88/
>>627
うへあ
うっかりしてました
次回からはちゃんと直しときます
629名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 18:31:43 ID:kZ6tv3L3
630名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 21:52:47 ID:59IWgLj2
世にもに割りと王道なヤンデレ女がwww
631名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 21:55:45 ID:C0e03Pdm
フジテレビwwww
632名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 21:57:27 ID:zgyUsCaV
3次元に萌えたの初めてww
633名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 21:59:34 ID:w2+U9/hF
戸田恵梨香かわええwwwwww
修羅場のとことかマジ最高wwwwww
634名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:03:16 ID:ECKwon3q
どんな内容だったんだ?
635名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:09:42 ID:zgyUsCaV
ヤンデレ分の所だけを言うと
男に弁当作ったりして恋人ですよみたいな流れだったんだが
実はストーカーでしたみたいな?
最後は多分男と彼女がそのストーカーに刺されて終わり


…説明下手ですみませんorz
636名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:11:25 ID:3mWrsdIG
>>629
前から思ってたんだがこれ正直ただの釣りだろ
637名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:26:21 ID:SgQ5+kb7
釣りと創作と人を楽しませるという点で何が違うというのかね
638名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:36:01 ID:HKRg4PH9
いや、キモいだろ?戸田恵梨香棒読みだし、何より三次元でやるとただムカつくだけだ。と姉と共に話し合っていました。
639名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 00:32:49 ID:t2lhbXSd
>>638
姉・・・?
640名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 00:35:20 ID:TCdknWxx
>>637
>>632みたいなのが出てくるから言っただけ
641名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 00:54:43 ID:K8IBNpac
嘘つき自重。俺640じゃねぇwwww
642名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 00:59:11 ID:K8IBNpac
ちなみに姉は腐女子じゃないからな
643名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 01:00:54 ID:3ShlSqq5
どうでもいい
644名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 02:10:59 ID:eaND1FtN
綺麗だったよ
645名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 10:59:06 ID:kXpaUr/r
どうでもいい
646名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 12:36:44 ID:2JA/jQ1t
(ドラマ) 世にも奇妙な物語 2008-04-02 春の特別編 「これ……見て……」 戸田恵梨香 [704x396 DivX521].avi 146,031,828 865f44680d103956ce9b106761dd988334d44f95

四の五の言わずにコレ見て判断
647名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 12:41:18 ID:vKBPr9zQ
全く無意味なリアル情報アピールお疲れ様です
そして二度と来なくて結構です
648名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 18:20:45 ID:7bY5Aa5w
どっちも邪魔
649名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:25:38 ID:aw18P7ZH
二次オンリー板でないわけだから、過剰反応してる奴の方が気持ち悪く見えるな
650名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:30:17 ID:0Hss4d2E
←←←右から左に受け流します←←←
651名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:34:07 ID:TCdknWxx
虹賛辞の問題じゃないのが分からないのが春厨
652名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:32:03 ID:i2cIDldx
三次にヤンデレは存在しません
653名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 22:55:43 ID:0Hss4d2E
>>652
一瞬「にゃんデレ」に見えたぞ!
どうしてくれる!
654名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 23:04:07 ID:guIgz/kS
>>629の名言

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/01(火) 23:47:14.91 ID:jLLGVA1l0
ヤンデレとメンヘラは同義語でいいの?

ちょっと束縛するくらいじゃん
可愛いじゃん



109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/01(火) 23:48:36.27 ID:JwuRALkAO
>>107
別物


ヤンデレは愛故に

メンヘラ基地は人格故に
655名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 00:07:44 ID:aDQH8iOg
>>653
それただのデレデレじゃね?m9(ОДО)デュワー
656名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:11:32 ID:VkPZRYNj
「刺します」

 優しさと不安に塗り固められた声が耳に届いた。
 多分、僕も同じような気持ちだったのだと思う。
 命を奪われかねない獲物を向けられて、なお全面的に彼女を信用していた。
 けれどそれは皮膚を貫通し、痛みが走り、それによる僕の呼吸の乱れは声にのぼってきそうだった。
 彼女を見ると、弱々しげな目尻を表情の中で際立たせている。
 ふっと涙の粒をそこに幻視できるように。
 そして、僕を傷つけたのは彼女のはずなのに大丈夫か、と問うてくる。
 戸惑いつつも僕は笑顔で返した。笑顔といっても微笑くらいだ。
 彼女の見えないところで脂汗をたっぷりかいていたから、微苦笑だったのかもしれない。
 それでも彼女は嬉しそうに笑った。
 しばらくたつうちに、僕はだんだんと眠くなってくる。
 ごわんごわんと耳元が疼き、それが子守唄のような役目をしていたからだ。
 体の力が抜けていきそうになる。時々、傷口がずきんと痛むこともあった。
 時間の流れがとてもゆっくりとしたものに感じ始めて、ああ、このまま、彼女の隣で寝てしまいたい。そんな考えも頭に浮かんできた。
 しかしそう思ったところで、また声がかけられる。
 今度は事務的だった。

「はい、終わりましたよ。ありがとうございました」

 マスク越しの声でもそうと分かる綺麗な声を、僕は耳に染み込ませた。
 可愛らしい笑顔もそっと盗み見、その日から僕は献血の虜になった。
657名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:17:58 ID:VkPZRYNj
献血中に白衣のヤンデレを夢想した俺は末期。
この後「僕」は献血ナースにアプローチ。
めでたく付き合うも「彼女」の愛情深さは「僕」にとある要求をする。
「怪我をして。あなたが入院すればずっと一緒にいられるから」

というところまで妄想。
誰ぞ頼む('A`)
658名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:19:51 ID:iXVaN4gs
つまらん
659名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:24:31 ID:VkPZRYNj
精進するよorz
660名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 03:12:07 ID:Y2CYAD2P
そういう輩の感想は聞き流せ
661名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 07:13:58 ID:sppuLHQU
俺も刺されたくなってきた!
662名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 07:20:21 ID:oLLn+log
うんこ
663名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 07:57:51 ID:HqxeYt+p
ヤンデレなラノベとかってあります??
664名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 08:38:53 ID:haFczotQ
文学少女だな
665名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 09:44:24 ID:qj0JaYTS
あれはヤンデレというかメンヘラ
しかも他の男とくっつきそうだからやめとけ…
666名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 10:41:39 ID:/aOeuLzR
うんこっこ
667名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 11:07:24 ID:mNS8bz4M
          , ─ 、      / ⌒ \
        /    \   /     ヽ
        /   , −´  ̄ ̄ ̄ ─  、|
       /  /    , ───── \
       | /    /            ヽ
/  /  |/     /   ⌒\     /ヽ ヽ
  /   /    /     ヽ l /      ヽ l /  ヽ
/      l     /      / ⌒ヽ     /⌒ヽ   l
   / |    l      | (‘l |      |(‘l |   | メロンパン食ってる場合じゃねえ!
  /   |    |     l     l   _ l    l  l
/  / l     |      ` ー ´   (二) ー ´  |
  /    l   l          ___       !
/  /  ヽ  ヽ     ヽ/´      l     /
  //   lヽ   ヽ      ノ─-、    ノ     /
//    /ヽ\ ヽ   /____ノ_ /   /
/    /  \` ー` ‐─────── イ   /
  /  /     ` −──/⌒/´ー‐─´\ / /
/   /        \  ヽ_/  #♯# ヽ /
                >´⌒ヽ   ♯# /⌒ヽ /
668名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 11:30:04 ID:XIuuP3yN
デレてこそのヤンデレ
ヤン状態すら受け入れられるのはデレがあるからこそ
浮気者が病んでも、それはただのメンヘラだ

一途な想い故に病むからこそ美しい



いや、文学少女ほぼ読んだことねえんだけど
必要とすることと愛することとの間には絶対的隔たりがあると思うんだ
669名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 12:55:37 ID:HqxeYt+p
>>665
買っちまったじゃん…
670名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 14:09:13 ID:FxGLE9GV
文学少女はメンヘラ
デレはほとんどない
671名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 20:26:02 ID:1cHvYFQE
だが全員がメンヘラなわけではない。

女同士が揉めている光景が好きな人なら買っても楽しめる本だと思う。
三巻と五巻にそれっぽいのが出ている。

672名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:34:49 ID:NTGWJk0+
むしろあれはツンデレ萌えの人が買う本だと思ってる
673溶けない雪 ◆g8PxigjYm6 :2008/04/04(金) 21:40:36 ID:xtqVsE/d
流れをぶった切って投下します
相変わらずの遅筆なのは・・・・・うん、気にしません
674溶けない雪 ◆g8PxigjYm6 :2008/04/04(金) 21:41:32 ID:xtqVsE/d
11

田村 夏夢視点より


健二に更生…と呼べる様なものをさせてもらった私は、
その頃にもなると沢山の友達を作る事が出来ていた。
多少、小学生で苦労したが、それもが仕方ない。
一度拒絶をしておきながら、自分から歩み寄ったのだから。
しかし、健二を見習って何度も諦めないで歩み寄っていくうちに、
そういった人達とも仲良くなる事が出来た。
仲良くなる日が来るとは思っていなかったので、
そんな人達と笑い合う日常に対しては凄く驚いたりしていたが。
だが、そこらへんは慣れだった。
最初は違和感がある日々も、中学に上がる頃には自然となっていた。


私がその気持ちに気付いたのは、小学校という囲いから、
中学校という囲いに変わって、まだ日も浅い頃だ。
中学に上がってから最初に喜んだ事は、健二と同じクラスになったという事。
小学校の頃は、5年生、6年生共に同じクラスになれたけれど、
小学校より人数が多くなる中学
(ここら辺の地域には他と比べて中学校があんまりないのだ)
で一緒のクラスになるのは厳しいだろうなと思っていた。
あの日の運動会以来、健二とはよく話をするようになり、たまに一緒に遊んだりしていた。
遊びと言っても、私は一人以上でやる遊びというものをあまり知らなかったので、
新しい遊びが出る度に、健二からどうやってやるのかを聞く事が多かった。
そんな最初の、二人だけで遊んでいたのが、私がクラスに溶け込むにつれて、二
人が三人に、三人が四人に、四人が五人に…と段々と増えていく。
気がついたら私は、かなりの人数と遊ぶ様になっていた。

しかし、そんな大人数と遊ぶ様になった頃には、健二と遊ぶ事はなくなっていた。
それもそうだ。
女子ばかりの中に一人だけの男子。
そんなもの、居づらいに決まっている。
それでもなお、途中までは遊んでいてくれたのだ。
きっと、ギリギリ一杯まで居てくれたのだろう。
こんな私に付き合ってくれた健二に感謝もしていたし、
本当にギリギリまで付き合ってくれたのもちゃんと分かっている。
それでも、たまに校庭で友達とサッカー等のスポーツを楽しそうにやっている健二を見る度に沸き上がる寂しさというものを、結局私は中学に上がる頃になっても取り除く事は出来なかった。
なので、私は健二とはよく話をした。
遊ぶ事は出来なくとも会話は出来る。
私は必死になって健二と話をした。
何を必死になっていたのかはその時の私には分からなかったが、
それでも私は健二と毎日会話をした。
675溶けない雪 ◆g8PxigjYm6 :2008/04/04(金) 21:42:39 ID:xtqVsE/d
そのお陰とも言うべきか、休み時間には健二と話すのが普通になっていた。
健二との会話は、いくら話そうとも飽きる事なく、とても楽しい時間だった。
そんな楽しい時間も、いつまでもいつまでも続くものではない。
健二の友達が誘いを出し、それを健二が承諾して一緒に外へ出ていく。
その背中を見る事が何回も、何回もあった。
その背中を見る度に、よく分からない感情が、胸の中で生まれた。
中学に上がって間もない頃の健二と私の関係は、そういうものだった。



小学校から中学校に上がっても、私と健二の関係は、小学時代から変わっていなかった。
やはり休み時間に話をして、健二の友達人からの誘いが、健二との会話が終わる合図。
そして私から離れる健二を見る度に生まれる、よく分からない感情。
小学校から中学生に変わり、明らかに何もかもが変わった筈だった。
だけど、私と健二の関係は全く変わっていなかった。
健二が去った後は、私も私で友達と談笑をする。
これと言って、大した話をしなかったけれど、これはこれで楽しかった。
ある日、そんな風にいつも通りの談笑をしていた時
「なっちゃんは健二君の事好きなの?」
そう、唐突に聞かれた。
ちなみになっちゃんとは私のあだ名で、友達がつけたものだ。
何でも、背が小さい私にピッタリの愛称だという。
小学生の時は普通だった私の背も、中学生に上がったとたんに、伸びなくなってしまった。

そう聞かれた私の答えは
「分からない…かな」
といったものだった。
友達の質問に、私は否定の答えを出すつもりだったのに、口から出た答えは否定ではなかった。



「一緒に帰ろうよ」
放課後、私は健二を誘った。
誘ったと言っても、一緒に帰ろうといったものだけど。
「え?…うん、まぁたまにはいいか」
最初は私の申し出に面食らったようだったけど、健二は快く承諾した。
帰り道、私と健二は沢山の話をした。
小学生の、あの時の健二の心境、私の心境。
それは出来れば掘り返したくない話だったけれど、
実際に話してみれば笑える良い思い出となっていた。
そんな流れだったからだ。
私がずっと聞こうに聞けなかった事を言ったのは。
「健二の家の両親は…健二の両親は何であの日、運動会に来てなかったの?」
私の質問で、健二の顏が曇ったのが分かる。しかし、それも一瞬で元に戻して言う。
「いや、実は両親が仕事の都合で海外に出てるんだけどさ、
その都合で結構忙しいんだよね。だから運動会もその都合で来れなかったんだよ」
676溶けない雪 ◆g8PxigjYm6 :2008/04/04(金) 21:43:32 ID:xtqVsE/d
そう答えた目の前に居る人の、いつも通りの調子で話すのを見て、
簡単に分かってしまった。
何かを…隠していると。
「本当にそれだけなの?」
当たり前だ。
そんな単純な事なら何で…何であの時
「…何でそんな事を訊くの?」
あの運動会の、教室ので
「じゃあ、何であの時教室で、健二は泣いていたの?」
何で、健二は泣いていたのか。
「………そうか。あの時、その場面も見ていたのか」
健二は少しの沈黙の後、そう独り言を言って、直ぐに隠していた事を話始めた。
「僕にはね…妹が居たんだよ」
「えっ?」
私が声を上げてしまったのも無理はない。
決して長いとは言えないが、2年位の付き合いになる。
その間に、少ないとはいえ、健二の家に何回か行った事もある。
それでも、妹に会った事もないし、妹が居る等といった話を聞いた記憶もない。
いや……、妹が「いた」?
「両親は妹を溺愛していてね…親ばかここに極めたり、といってもいい位だった。
でもだからといって、妹を溺愛しているから、
僕が疎外されていた、なんて事はなかった。
ただ、妹の方をよく可愛がっていただけで、僕も親の愛情をもらったよ。
それでも小さい頃は、妹ばかり構われている事に対してたまに羨ましいなと思ってた。
でも、ある程度の年齢になると、慣れだったのかもしれないけど、
そんな家の風景も悪くないなと思える様になっていたけどね」
昔を懐かしむ様に、昔を羨む様に、健二は続けた。
「だけど、そんな家の日常も、妹が事故にあって…死んでからは壊れた。
妹が死んだのは…小学4年生の時だった。
車が妹に直撃。
よくあるような交通事故…。
妹が死んでから両親は、その事を忘れる様に仕事に入れ込む様になってね。
海外ばかりに行って、家に帰ってくる事なんてほとんどなくなった」
「健二…」
その時の私が発した彼の名前は、果たしてちゃんと届いていたのだろうか。
喋れば喋る程に、健二の顏からは懐かしむという感情が薄れ、
悲しみという感情が表に出てきている。
それでも私は、そんな健二を止める事は出来なかった。
喋るのも辛い事、それでも私に話してくれている。
「親が居ない間は、近所の優しいおばあちゃんに面倒を見てもらってくれていたんだ。
おばあちゃんは本当に僕に優しくしてくれてね、運動会なんかにもちゃんと来てくれた。
年甲斐もなく行事が好きな人でね、僕が徒競走なんかで一位を取ると、凄く褒めてくれた。
あんまりこういう事は言いたくないけれど、いつもいない家にいない両親なんかよりもずっと、
家族らしかった。
だけど、それでも両親も運動会に来て欲しかった。
用事があっておばあちゃんが来る事が出来なかった小学5年の運動会、
あの場所で、その事に気付いた」
677溶けない雪 ◆g8PxigjYm6 :2008/04/04(金) 21:44:27 ID:xtqVsE/d
小学5年生の時の運動会。
昼休み。
独りで教室に居た、あの日、あの時間。
「昼食時になると、皆が皆、親の所に向かう。
そんな中で一人だけ、どこにも行けないやつ。
それが僕だった。
校庭には、どこにも僕の居場所がなかった。
だから、誰も居なさそうな場所…立ち入り禁止の教室で、僕は昼休みを過ごした。
夏夢が言う様に、確かに僕はあの時教室で泣いていたよ。
だってそうだろう?
確かに両親は、僕にも愛情を注いでくれた。
だけど、結局は妹とどちらか選べと言われたら妹をとる。
そんな両親だったんだよ。
それは妹が死んでも変わらない。
今生きている僕を見向きもしないで、死んだ妹の事ばかり気にして…
その事に気付いて、どうして堪えられる。
強い人なら、それでも堪えられるかもしれないけど、僕には堪える事なんて無理だった。
弱い人間だからね」
まるであたかも、堪える事が出来なかった自分を悔いている様な表情。
あぁ…自分は、聞かなければ良かった話を聞いているんだな、と思う。
別に、私がそれで悲しくなるとか、そんな理由からではない。
健二にそんな顔をさせてしまった事に、私はそう思った。
「だけど、あの時は夏「健二はさ…」……何?」
それでも、一つだけ、どうしても聞きたい事があった。
その問いに対する健二の答えも分かるし、その答えに対して私が思う事についても、分かっている。
それでも、聞いてみたかった。
「健二は……その事で誰かが憎かったりする?」
「ないよ」
やっぱり。
しかも即答だったではないか。
「確かに、妹が死んでから家に帰ってくる事がなくなった両親や、
車で妹をはねた運転手を最初は憎んでいた。
だけどね、それは仕方がない事だ。
両親は結局僕より妹を優先しただけ。
運転手については、妹が自ら当たりにいった様なものだったからね。
だから、今の家庭状況は、どうしようもない事だ。
誰も悪くない…誰もね」
これで話は終わりとばかりに口を閉ざす。


気がつけば、もう別れ道だ。
「じゃあね、夏夢。また明日」
「うん、また明日」
つい先ほどまでの空気取り繕う様に別れの言葉を言う健二に、
私も同じ様にして別れの言葉を言った。
678溶けない雪 ◆g8PxigjYm6 :2008/04/04(金) 21:45:25 ID:xtqVsE/d
そして別れ道で、私と健二は別れた。

帰路につく途中で考えていたのは、先ほどの話。
いや、正確に言うと、あの話で私が分かった事だ。
健二の話を聞いて、今まで分からなかった秘密を知って、
ようやく分かったのは、私は健二が好きだという事。
きっと、この気持ちは、あの時の教室で健二を見た時から続いていたのだろう。
その事の認識については、ある意味予定調和ともいえた。


それとは別に、さっきの話で抱いた気持ちがあった。
それは………………………自分でも戸惑ってしまうほどの、
健二の両親と妹に対する憎しみだった。





投下終了
ようやく次回でヤンが出てきます
視点変更もこれで終わりです
679名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:47:30 ID:EUQsmw9S
溶けない雪キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
680溶けない雪 ◆g8PxigjYm6 :2008/04/04(金) 21:47:43 ID:xtqVsE/d
そして誤字発見orz
>>677
下から2行目

空気取り繕う×
空気を取り繕う○
です

失礼しました
681名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:11:21 ID:mbrHm5Jk
GJ!
とうとう次回から本番ですね、続きに期待してます。
682名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:21:23 ID:sppuLHQU
ぐっじょぶ
683名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:37:52 ID:ZFO3F5jO
水無月さん派だが、思わず夏夢に転びそうになってしまった……
684名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:42:41 ID:R//NWJ8A
>>678 GJ!!
そろそろ夏夢の初ヤンが出てくるか?
685名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:48:19 ID:R//NWJ8A
sage忘れた……マジスマソ
686名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 01:51:22 ID:laTy91Qh
うんこっこw
687名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 02:40:55 ID:hnlJ3tco
>>678
GJ!
夏夢の闇がいい感じに出てきましたね
688名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 04:45:05 ID:Lhd2YAZO
うおおお久しぶりに溶けない雪キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
689名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:26:50 ID:SofpzrgT
紅の崩月夕乃って
素質があると思わない?
漫画版しか読んでないんだが。
病んでくれないかなぁ。紅だけに
690名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:37:38 ID:oD2xuLW9
紅は好きじゃないがその人とロリだけは好きだ
ただヤンデレとは違う気がする
691名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:42:43 ID:mB94j0+4
紅好きな人が少なくて悲しい
アニメ板でもボロクソ言われてるし
銀子がヤンデレになってくれれば…
692名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:12:55 ID:2l1TMMBG
紅は好きだ。特に銀子が好きだ。
だがヤンデレになって欲しくはない。そのままの銀子でいてほしい。

しっかりした性格の夕乃が病むとしたら、真九郎が紫と(性的な意味で)くっついた時ぐらいじゃないだろうか。
いつまでも子供だと思っていたら、いつの間にか奪われていた……みたいな。
693名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:28:40 ID:+m9oivD+
>>691
好きだから酷評なんだよ
694名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:02:53 ID:P4dDj9bg
紅で思い出したが戯言シリーズの巫女子って若干ヤンデレ要素あったよね?
695名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:13:57 ID:rxzrQdAJ
紅見たけどいまいち設定が理解できなかったぜ!
696名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:16:38 ID:BKHv8Oy9
一言いわせてもらうとここから先はよそでやれ
雑談もいいがほどほどにしろよ
697名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:02:40 ID:VM8sY3Ym
ヤンデレの歌

ボクの名前はヤン坊♪ ボクの名前はデレ坊♪
2人合わせてヤンデレだ〜 キ〜ミとボクとでヤンデレだ〜♪
小さな鋸(ノコ)から 大きな鉈(ナタ)まで
血を出せモツ出せ ヤンマーディーゼルー♪
(提供:ヤンマーディーゼル)

698名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 04:54:56 ID:ylz4z6rb
>>697L&M乙
699名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 08:41:28 ID:/IUyOyaQ
渡瀬草一郎の「輪環の魔導師」のヒロインはヤンデレの素質が十分
700名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 10:16:33 ID:FfBc3aFk
ヤンデレに正座させられたい
701名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 10:34:58 ID:93ERfAMt
キモ姉でよろしければ心当たりが
702名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:40:38 ID:e89bKf8T
困ったことになった
ヤンデレを優先すればストーリーが立ち行かず、ストーリーを優先すればヤンデレが薄味になる
703名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:42:03 ID:u9yZjj/X
自分でどうにかしろ
704名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 12:53:04 ID:jn0rGM8V
自分語りでなれ合おうとするなカス
死ね
705名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:13:52 ID:93ERfAMt
>>704
そーゆう発言はsageてから言えよ
706名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:22:00 ID:i0D14iH1
>>702
薄味でもヤンデレはヤンデレじゃね?
707名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:23:26 ID:vtlb37ey
>>705
ただ病んでるだけの人間にレスするのはヤンデレ好きとは言わん
708名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:31:39 ID:VGGzxdAI
>>702
薄味の方が好きな子だっているよ?
709名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 15:47:06 ID:0H0plSbJ
710名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 17:34:53 ID:MLSyLoq2
711名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:41:58 ID:PP3qkPE2
たらかし
712名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:43:54 ID:7Tucocz6
にされたら
713名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:44:24 ID:dKYqChdE
ほうちょう
714名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:04:52 ID:Se1pyFg4
でどろぼうねこ
715名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:14:28 ID:3Qjo+Xd3
を刺
716名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 23:22:13 ID:qM1NbmZN
し続け
717名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:22:50 ID:6+oABejT
愛しの
718名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:43:17 ID:nyD4KJRp
彼にも
719名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:45:52 ID:f7r6/Vwh
ボンバヘッ
720名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:55:46 ID:LI644C3E
>>719
何か違うなwwww
721名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 08:10:14 ID:+BiOMbeB
>>719
フイタwww
722名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 10:54:49 ID:5mN/Qzn/
    ボ ン バ ヘ ェ !
          ,へ ● へ
   o    o    /           o
  オ   オ    \    ォ゚   オ
           //
723名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 12:00:06 ID:20G3deVn
>>719
お大事にwwww
724名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 17:19:53 ID:+kAEz2HW
メンヘラのSSを読んだり、投下していいスレって蟻鱒蚊?
725名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:42:48 ID:0VEwU1Jn
メンヘラ≠ヤンデレ
726名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:01:27 ID:eK6DDsk5
前に「ヤンデレだ! 」って騒がれてたNASAの女性宇宙飛行士の特集組まれてるけれど
ただのビッチだったぜ……
727名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:32:41 ID:wW8R3BiW
ただのビッチとヤンデレなんてどうやって間違ったんだ?
728名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:54:39 ID:2zOQygIF
オムツを付けて1500`車で爆走、泥棒猫の乗った飛行機を待ち伏せ
って行動自体はぶっ飛んでてヤンデレっぽかった
729名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:15:05 ID:8FFlKLEB
新歓と黒化って相性がいいかも
730名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 23:31:14 ID:tE6r/pGx
新しい人間関係が生まれるってことは新しい泥棒猫出現の可能性をはらむってことだからな
731名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:49:29 ID:MPfRmceK
沙耶の歌やったけど
ヤンデレ云々よりストーリーがきつかった
732名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:13:46 ID:3koAJVky
グロ耐性ないときついかもねー
733名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:20:38 ID:MPyP1e2h
以前ここのスレであったヤンデレ喫茶ならぬヤンデレリフレとかないかな・・・。
いや秋葉原とかにあるメイドさんがリフレクソロジーとか肩たたきとかしてくれる
ののヤンデレバージョンとかあるかなって思っただけなんだが。

・・・疲れてるだけだな、俺orz
734名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 07:17:03 ID:NeuYoOPF
いや、そんなことよりヤンデレ喫茶だろう。あれは神すぎる。
735名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 20:31:41 ID:zSHFEP6Y
そんな喫茶があるのか
736名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 20:48:03 ID:3koAJVky
三次のヤンデレとかまじありえない
737名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:20:34 ID:NeuYoOPF
お前ら、保管庫を読め保管庫を
738名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:22:33 ID:NeuYoOPF
お前ら、保管庫を読め保管庫を。『ヤンデレ喫茶は実在する〜』みたいなのがあるから1度目を通して見ろ。良作だから。
739名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 21:52:32 ID:3PTnDTjo
お兄ちゃんどいてそいつ殺せない
740名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:20:33 ID:VlqIJNPq
つーかあれを知らん奴がここにいたのか
741名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 22:47:48 ID:+r5YIlus
馬鹿あんまり刺激するな

そういう雰囲気になるとあそこ思い出しそうでいやなんだよ・・・
742名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:03:21 ID:HLssP2nl
毎回この手の話になるNE!

知らん人には勧めれば良いだけのこと、「これを知らない奴は居ちゃいけない」みたいに取れることを言うのは良くないぜ?
まあ、俺変な拡大解釈乙
743名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:15:47 ID:fibeP2vc
この場を和ますジョークでも

「あれ、いつの間にか雨がヤンデレ!」
744名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:23:46 ID:aH2xQ5jG
>>743
コイツをどうすればいいか悩ンデレ
745名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 23:37:01 ID:fibeP2vc
我ながら酷いもんだと悔ヤンデレ
746名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:09:17 ID:968YealY
この板はじめてきたんですが投稿していいですか?携帯からですが…
747名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:15:00 ID:1Jv91LJ6
いいんじゃないのか。

ただ、書きながら投下は止めたほうがいい。
投下するときは、書き上げてからまとめて投下するほうが無難。
748名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:16:08 ID:sMkAG+Yz
>>746
you投稿しちゃいなよ
749名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:20:06 ID:9JhslUri
是非投稿して下さい

あと、次回から誘い受けはやめておいた方がいい
スレによっては叩きの対象になったりするからね

携帯からなら改行も気をつけると良いよ
750名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 15:34:17 ID:WB9DNt2S
大口叩いといて糞みたいなもの投下しやがったらやっぱり叩かれるけどな
あまり甘く見ないほうがいい
751名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:11:11 ID:hltbFLg7
そうやって悪い空気にもってくのが一番すきじゃないかな
752名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:20:38 ID:VgvsVe5E
反応してそれを引きずるのも好きじゃない

で投下はどうなったのかな?
753名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:52:42 ID:Qf+4fLzs
そういや、本保管庫が更新されなくなって久しいね
夏まで行ったらまるまる一年止まってる事になるんじゃね?
とりあえず更新しないならしないで新保管庫へのリンクや更新停止宣言してもらいたいなぁ

……メールでも送ってみようかしらん?
754名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:00:58 ID:968YealY
すいません大口を叩くつもりはなかったんですが…不快にさせてすみませんでした。
書きためたほうがいいとのアドバイスをいただいたのでまた後日にします。
ご迷惑をおかけしました
755名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 19:07:39 ID:3Qoy7446
>>754
自分の納得いくように書いてください。お待ちしてますよー
756名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:23:26 ID:YkN6srT4
叩かれても文句言うなよ・・・
あらかじめ叩くって警告してるんだからな
757名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:04:47 ID:hltbFLg7
>>756 そのまえにあげないでくださいw
758名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 03:17:09 ID:fzsvzCQN
なんだか春だなあ
こんな感じで職人が減ったら嫌だなあ
759名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 05:00:12 ID:2LC9LI0y
息子はもう入学式とっくに終わったんだがなぁ…
他の春房も早く現実で忙殺されないかなぁ…
760名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 07:03:12 ID:jIrPchjB
>>759
ちょ、親wwwwwwww

なんか普通に驚いちゃったよ・・・・。
761名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 08:09:18 ID:u6vZJl25
ワシの孫はとっくに入学式も終わったというのに…

なんて言うおじいちゃんもこのスレを見てるかもしれないぞ
762名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 10:11:38 ID:2RV9RQr6
>>759
むしろ職人のほうが忙殺されてそうだけどな
763名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 13:03:14 ID:XIndT0uu
むしろ今暇なのは入学式終わって友達が出来ず大量の必修授業の鬱憤を晴らしたい大学生だろう
つ〜わけで友達とか出来ず、偶然声をかけてくれた男にベタボレのヤンデレ娘を希望
764名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 17:54:58 ID:6othDKGm
>>763
俺はその逆がいいな〜。友達が居ない男に声かけた女がヤンデレでだんだんその男にはまっていくやつ。
765名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 02:17:46 ID:PMQ93Ca0
私がいてあげないと…ってなっちゃうんだな。
766名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 14:33:06 ID:PLpNUcyv
767名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 18:25:38 ID:ryKIahhi
>>765
そうそう、それでその男にもう一人女のお友達が出来て病んでいくってストーリー。

こういうのまだー?(・∀・)
768名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 19:30:24 ID:m4bYDGPD
男「最近できた友達B子って言うんだけど、A子の話したら…」
女A「誰よそれッ!?私とだけ話してればいいじゃないのよ!」

男「前に話したA子にお前の事話したら何か怒っちゃってさー」
女B「そう…そんなにA子さんが大事…?」

男「(・ω・`)」

こんな展開だな
769名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 19:50:52 ID:mIhiO5lh
>>768
そして男に友達がいないことで安心しきっていた妹がツンデレ→ヤンデレに……
770名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 19:57:25 ID:y61rW8Ip
ふと思ったんだけどさ、クーデレとかデレデレってある意味ヤンデレに分類できないか?
771名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:19:59 ID:ENY5GNZU
定義の話は荒れやすいからやめたほうが…
772名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:26:18 ID:y61rW8Ip
スマソ
忘れてくれ
773名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 21:17:33 ID:e9ZIBen1
ヤンデレとしては料理が上手い子とそうでない子だとどっちがいい?
774名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 22:14:15 ID:QZy4dJ0W
>『ヤンデレ喫茶は実在する〜』
ググったら出て来た
良かった〜
775名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 22:26:39 ID:sVvYec6n
まずい料理を無理矢理食わせるとかでなければどっちでもいい
776名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 22:46:26 ID:u3JhQOjt
「ヤンデレ喫茶は実在する〜」は世にも奇妙な物語にでてきそうな内容だったね。
タイトルは「ヤンデレ喫茶」とかでね。
777名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:02:16 ID:Jtsa3Cla
>>776
「お持ち帰られます」というタイトルが思い浮かんだ
778名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:34:59 ID:ZzV6+8uJ
ヤンデレって単語にこだわらなければありそう
779名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:51:15 ID:r5qd/qfh
>>778ジュドー乙
780名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:52:36 ID:r5qd/qfh
  
781名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 01:26:20 ID:vUrR/FCK
好きな歌でヤンデレ小説書こうと思ったらプロットすら練れないからご飯作りに行っていいですか?
イイデスヨね?
782名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 07:18:24 ID:2D7ZrXfU
ディスプレイから手が…
783名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 10:38:51 ID:8VceWvzc
ディスプレイ「私の事だけ見て。あなたの書く淫らな物語を、私にだけ見せて?」
784名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 12:38:09 ID:pye1yHOf
こうして職人達はディスプレイに呑み込まれていくのであった
785名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 13:50:03 ID:itjcycHa
次はあなたかもしれない・・・
786名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 15:01:01 ID:0XoDggo9
二次元に行く方法ついに発見!

とかニュースになってお祭り騒ぎだな
787名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 15:50:24 ID:ZbYqMZd1
このスレとキモ姉妹スレは神だな。
788名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 19:43:22 ID:oqnBxiYL
他スレのことはどうでもいいです
789名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 20:14:50 ID:ZbYqMZd1
別にお前に聞いたつもりはないんだが・・・。
どうでもよかったらスルーが基本ですぜ。
790名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 20:18:26 ID:zpgLp0y9
>>789
矛盾してるよ
791名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:41:09 ID:arSeNSVz
ヤンデレがヤンデレに愛されたらどうなるんだろうな

女1→女2→男
こんな感じで
792名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:45:06 ID:28tic25p
百合はアンチが多いからきをつけたほうがいい
793名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 22:15:52 ID:PrPFazkq
妹もヒロインとしてありですか?
794名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 22:19:12 ID:H0GHukay
なら
女1→男→女2では?

最初はヤンデレな女1が男を追うが、女2の事を好きな男は相手にしない。

頭にきた女1は女2を攻撃するが、潜在ヤンデレな女2が……
795名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 22:24:33 ID:JShc+Lnd
男1→女→男2の構図なら鬼哭街やカルタグラで見れる
男1がめっちゃかわいそうだったw
796名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 22:30:42 ID:Jw/kvDyj
妹もヒロイン?もちろんありさ!でも、その場合キモウトって分類されちゃうかな?
797名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 22:59:49 ID:iUw5U/BS
何度も言うが、ヤンデレ男は萌えない
798名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:10:43 ID:JShc+Lnd
別に萌える必要はなかろう
799名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:27:36 ID:iUw5U/BS
訂正しよう、殺意が沸く
800名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:55:19 ID:ZbYqMZd1
ヤンデレ男=キモい、うんこ、ゴミ、存在自体が犯罪。

ヤンデレ男は1970年代に生まれた男に多い(たぶん・・・ニュースとかドラマとか)。
それ以降の人は女自体に興味がない、または怖いと言う人が多い。
801名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:10:13 ID:Tx1Ra2mA
ヤンデレ女vsヤンデレ女2
で、精神分裂症と思われてる男(実際はホントにストーカー被害を二人から受けてる)が発狂してヤンデレ二人を殺すんですね、わかります。

大筋が決まりました。
じゃぁご飯作りに行きますね?
802名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:12:36 ID:umauOvek
夜食を用意してまで徹夜で作品を書くとは、見上げた根性だ
803名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:17:50 ID:Tx1Ra2mA
あぁ、駄目だ、歌詞通りだと男がヤンデレになってしまう。


精神分裂症なんて書けないよ!
804名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:22:24 ID:JzKOp+xL
精神分裂してるけどどっちもある1人男のことがすきだというのはどうだ?
体の主導権を巡って誰もいないところで自問自答?するんだぜ
805名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:30:46 ID:wLxz8nXL
精神分裂症って、最近は統合失調症と言い換えされている症状であって、
多重人格とは違うような気がするが
806sage:2008/04/15(火) 01:06:54 ID:eE9dacPr
女1→女2→男
の場合だと女1は男を消して
女2を監禁ですね、わかります。
807名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:23:23 ID:Tx1Ra2mA
>>805
そう
他人からは被害妄想だと冷やかされる男と、その男をストーカーするヤンデレとか考えたんだけど
808名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:06:31 ID:wmghlt+x
809名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:31:14 ID:3SUy27Ig
>>808
ぞくぞくしたぜ。まさかリアルであの名言を言う女がいるとはな
810名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 06:03:28 ID:2/zUqovS
年齢が……
811名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 08:59:01 ID:VAcS7+Mx
葉月かわいいよ葉月
812名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 09:13:33 ID:F58mZi7B
ここはヤンデレさえあったら二次も行けるのだろうか?
813名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 10:05:30 ID:o68QueU/
っていうかここはヤンデレの二次が基本だと思うんだが
814名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 11:57:16 ID:LRQrZyZI
シチュスレなんだし現に二次は少数派じゃないか?
815名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 12:13:23 ID:4GRmkwKg
二次創作てこと?
816名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 14:50:28 ID:3SUy27Ig
個人的には全然おKだけど、他の人はどうなんだろな
817名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 15:04:55 ID:FlAXf7Ul
この話題定期的にでるne!
818名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 15:12:51 ID:IdpjXWeC
テンプレに
> ・版権モノは専用スレでお願いします。
って書いてあるからだめなんじゃね
819名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 15:13:47 ID:pMKEBo3d
二次創作は原作見てないとわからんこともあるから別でやってほしい
820名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 16:25:40 ID:+T3eeVF0
ヤンデレCD2弾の双子ってブラクラの双子がモデルなのか?
821名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 17:54:54 ID:nXUrNRmo
ローゼンかと思った
822名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 18:01:31 ID:+T3eeVF0
ブラクラスレでも言われた
でも設定が似てるし、片っぽの声優と武器は同じだし…
823名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 20:20:58 ID:/TSHyEqn
見てきたが、完全にアウトだな
つーかまたヤンデレ物ってより猟奇殺人物になってんじゃねえか
824名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 20:57:21 ID:pMKEBo3d
殺せばいいとでもおもってるのか?
825名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:03:43 ID:78w1rWNg
ヤンデレキャラは皆が殺人・暴力衝動があると一部の人に誤解されている現実が悲しい。
スクールデイズとかは思い悩んだ末にようやく凶行に及んでいたのに。

だから、このスレのSSに俺は期待している。
826名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:50:23 ID:C1p1rceX
前にも誰かが言っていたけど
凶行という中でわかりやすいのが殺人なんだよね

所詮殺人は手段にすぎないってだけで
殺人=ヤンデレなわけではない
そこらへんを誤解してる人がレナやら朝倉をヤンデレヤンデレ言ってるんだよね
デレはどこにあるのかと問い詰めたいわ
827名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 22:34:48 ID:LSjvhZ//
確かに。どちらもそうだが、特にレナの場合ただ圭一が見た幻覚の様なものだからアニメやマンガしかやったことない厨房が勘違いしているんだろうな。
828名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 22:52:56 ID:pMKEBo3d
圭一に対する好意はあるが、原因はあくまで病気だしな
829名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 22:56:15 ID:lOwEqOK/
その他にもメンヘラとヤンデレが混同されるが、
ヤンデレ→相手原理主義
メンヘラ→自分原理主義 という大きな違いがある、とか。
830名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:52:29 ID:5gM4qTLh
ツンデレみたくはなりたくないがこのままだと確実にそうなる
831名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:06:39 ID:u7xgrF9L
もし、ヤンデレ娘の体が酷く弱かったら

人を使うのか、無理して行動するのか。
832名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:18:14 ID:bPVGtUki
ひぐらしの詩音は症候群関係なしにヤンデレだと思うんだが
833名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:53:37 ID:hBfzUXZv
>>832
あれはL5補正があるし愛しの彼を手に入れるための行動じゃないかなあ
ヤンデレだったら彼が死んだら後を追うと思う
それか生きてると信じてどこにいる?って探し続けたりとか

まあ死んでないけど死んだ前提だったし
834名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 03:03:46 ID:bPVGtUki
でもL5補正があっても詩音は6人も殺してるからな…
もともと攻撃的な性格なのもあるけど
835名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 04:18:57 ID:EHOgJxZV
別にヤンデレとメンヘラは同居できない属性じゃないから両方ってことでいいんじゃね?
836名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 05:22:44 ID:PQm5QT6/
いや、ヤンデレとメンヘラは別物。
同居なんて絶対無理だろ。なんでも混ぜるなよ
837名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 05:32:45 ID:KrbTb/7l
10レスも経ってないのになw
838名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 08:39:55 ID:kqUt4BAm
    ∧_∧::
    (´Д`)::
   /⌒  ⌒ヽ::
  / /へヘ/ /::
  / \ヾミ /::
  `-イ `-イ::
   /y  )::
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  / /::
 ( く:::
 |\ ヽ:::
 | |\ ⌒i:
| |::ヽ〈:
ノ ):: (_ノ:
(_/\
839名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 09:15:58 ID:hBfzUXZv
>>834
それはただ殺しただけじゃんか
「さとこはさとしを縛ってる」はさとしが生きてればヤンデレだけど復讐の一環じゃただの猟奇
それに何人殺そうがヤンデレになるかとは関係ない

第一、クイーンの言葉様はザ・ワールドさんしか殺してないし楓様なんて鍋とバインダーだけだぜ?
840名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 10:22:21 ID:27tBTzIb
別に定義なんぞどうでもいいがな
841名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 10:22:33 ID:wmrj5XTw
この話定期的に出るな
最終的に荒れるからここらで終了しときなよ
842名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 17:18:29 ID:FJQb2A1x
いや、むしろこう言う流れが荒らしを追放してんだろ。
荒れだす→この流れが来る→荒らしつきいるスキなし 無限ループ
だからどんどん来い!
843名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 17:45:59 ID:EHOgJxZV
ひぐらしだけにループ!!
844名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 19:44:28 ID:fPILe6RQ
>>843
誰がうまいこと言えと
845名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 12:59:23 ID:jpVcSRhf
大体、ヤンデレヤンデレといわれるが、
個人的に最近のヤンデレキャラをさらに細かく分けるとこうなる感じがする

1:下衆デレ
愛のためなら何をやってもかまわない、
愛のためならどんな惨劇を生み出しても許されるといった下衆っぽいデレ

2:エゴデレ
周りの人間や相手の事を考えない、まさしくエゴイズムによるデレ
1と似ているが、1が恋のためなのに対し、これは自分のためによるデレ

3:重デレ
愛の度合いが重すぎることによるデレ
愛のために自分を狂わし、愛のために追い詰められ、
愛のために全てを投げ打つ重々しいデレ

にわかがヤンデレヤンデレと呼ぶキャラの殆どが1と2だったりするんだよな
846名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 13:42:06 ID:R349LUJE
最近じゃひぐらしをヤンデレっていうくらいだからなあ

とループしてみる
847名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 14:09:15 ID:2GDths/H
2番なんかはタカビーキャラによくあるな。
そういう間違ったツンデレキャラが、さらに間違ったヤンデレをするものを喜ぶ。
おおなんという志の低さよ。















でもリンゴより美味しいリンゴジュースって時々あるよね。
848名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 14:18:41 ID:UhpKlEMR
俺は大抵のりんごジュースは甘すぎて飲めたモンじゃないと思うけどな
甘けりゃいいってモンじゃないんだ甘けりゃ
849名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 14:34:41 ID:jMWqgNfF
いない君といる誰か読み返すと
いつもの議論で言われているヤンデレの対象から外れてるような…
アレ追い出したい人がいて自演でもしてんのか?
850名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 14:53:22 ID:JvF07Qi0
あれはヤンデレ以外の部分でも十分に読ませてくれるからな
851名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 15:05:04 ID:1Bvrvz0c
>>849
定義厨は荒らしだろ
構わなくていい
852名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 18:45:00 ID:oRFwsQLR
そもそも全然分類になってないしな。

>>848
水で割れ。
853名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 19:07:40 ID:mZy8bzRU
ジャーン!ジャーン!
854名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 19:12:24 ID:6yf8mShC
げえっ!ヤンデレ!
855名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 19:24:31 ID:pNArkP+i
スラングの定義を求めること自体が間違いじゃね?
ネット・オタクの間での常用語になった「ツンデレ」も元来の意からは遠く離れたモノに成り代わってる。

・精神を病む
・誰かを好き

の二要素を含めば即「ヤンデレ」判定が現状。
この第一要素の判定があいまいで

・元来精神を病んでいる(先天性メンヘラ
・恋愛と無関係な部分で精神に異状を来たす(突発性メンヘラ

がヤンデレ判定されてて混乱を生んでいる。
前者も恋愛関係で異常行動を示す場合線引きが難しい。(例:ストーカー気質、コレクター気質)

ここから先は極個人的な意見になるが
「これは萌えらんねー」→「こんなのヤンデレじゃねー」
って意見の人間も多い気がする
個人の好みや主義で範囲が変わるなら、もはや制御は不可能
そこに在るモノ全てを受け入れる、ってぐらいの心の余裕がないとスレが排他気質→戦場→荒野となるんじゃないか
余計な心配かもしれないが、ただの戦闘狂(戦闘気質ヒロインスキーではなく)も呼び寄せたらスレ存続に関わるし
ヤンデレスキーの懐の深さを見せてやろうぜ
856名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 19:30:07 ID:pNArkP+i
>>853-854
あれこれ思考して阿呆な長文書いてる間に仲いいなお前ら
俺浮いてるじゃん

つまりあれか、これも孔明の罠か
857名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 20:54:13 ID:rbNTn83M
小説を書くスレなのに自説を書いてる人たちって何なの?
858名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:02:47 ID:KIjfQsLs
>>857みたいなやつがいるから荒れるんだよな…
859名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:23:26 ID:XhBAhrGC
>>858みたいなやつがいるから荒れるんだよな…
860名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:23:58 ID:jpVcSRhf
>>855
ツンデレ自体も元はちゃんとした定義があったのに、
外からやってきたにわかが定義を好き勝手変えてしまった挙句、
ツンデレに定義はないと無理矢理結論付けてしまった
今ではヤンデレでも同じ事が発生している

わかりやすく言えば、丼好きが丼のちゃんとした定義を理解していたのに、
丼のどの字も知らん奴が勝手にカレーライスを丼だと言い張り、
挙句の果てには丼の定義自体を米と具を同時に装えばいいとしてしまった
つまりはそういうことだ
861名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:45:03 ID:kDNsgLr9
ひぐらしキャラがヤンデレにはあたらない、という意見には同意なんだけど

そうでなくとも、ひぐらしの場合、作者がヤンデレに対して
「プライドの下がりきった男へ媚びてる」と批判的なわけでしょ。
御高尚なひぐらしのキャラがヤンデレだ、なんて、そのファンがいくら頑張ったところで
教祖の竜騎士にはいい迷惑なんじゃねーの。
862名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:56:49 ID:8z5+O2uZ
で、今日は何レス定義の議論に費やされるんだ?
ここ最近更新したら伸びていて投下来たのかと思えば雑談・議論で伸びているだけだし……
そんなに議論したかったら本保管庫のBBSでやってくれよ。
863名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 22:00:29 ID:pNArkP+i
>>860
一行で要約すると

カレー好き「計画通り!!(ニヤリ」

ってことですね
わかります


>>862
わかりました
864名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 00:52:54 ID:rSzTcIJQ
SS以外で5行以上書かれても……
865名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 02:00:03 ID:BmKnsaqX
864レスで312KBしか使ってないからくだらない議論に長文を使うんですね、わかります
866名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 05:14:50 ID:P++eIhaS
まあにわかがどれだけ迷惑かってことがよくわかるってことだたな

興味出たから来たってにわかは半年ROMるだけでも平和になると思うよ
867名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 13:28:52 ID:UJ+2l6Hx
古参の自己主張もウザい
このスレ自体がそんなに古くないスレなのに何言ってんだコイツらは

わからなかったら黙ってる。でも、わかっていても語らないのが大人な対応だと思います
868名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 14:45:42 ID:eC2yRS8r
もうじきこのスレも三年目に突入ですね
869名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 15:01:35 ID:P++eIhaS
>>867
>>866が古参の自己主張だと思うならあと数年待った方がいい
870名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 16:01:32 ID:IniuZiYt
今度は自分を棚上げにした自治議論でつね。
871名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 16:19:54 ID:A2BrV60S
うんこ
872名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:04:20 ID:/dmvwGUm
>>868
まだ二年ぐらいだと思う
俺が初代スレ見たときは確か2006年の夏だったような
あの頃はお茶会の人しかいなくて酷い荒らしが普通にいたな
よくここまで成長したもんだ、2スレ目がたつとは思えないぐらい荒れてた
873名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:14:22 ID:/dmvwGUm
ごめん、3年だった
8−6の要領で2006年入れるの忘れてた
874名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:19:30 ID:nND0KPxZ
三年B組ー!ヤンデレ先生ー!
875名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:43:51 ID:p2q4r5wC
>>869
釣りだよな?
876名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 19:14:37 ID:jxHvGw94
>>873
初代スレが06年なら2年であってる
2周年が終わって3周年目に突入ってことだな
877名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 19:53:02 ID:/XyqZxjU
ヤンデレ先生か…

・高校に入学式してきた男とヤンデレ先生の話
授業態度が悪く性格がルーズな男は遅刻ばかりする。自然ヤンデレ先生は男に厳しくなる。
愛情の裏返し、男に接するための理由でことある事に男に注意するヤンデレ先生(でも怒鳴らない)
しかし、自分が男に惹かれていることに気付き、好きだと自覚した頃には男に彼女ができていた
男を諦められないヤンデレ先生。男の隣に居る男の彼女がヤンデレ先生を見て笑う
次第に病んでいく先生。今まで遅刻していた男は彼女と登校するために遅刻しなくなる。授業態度
も真面目になってきて、それがまた彼女の影響なのかとヤンデレ先生は思いつめて考えてしまう
「ねぇ男、どうして遅刻しないの? いつもみたいに遅刻してきたらいいじゃない。
遅刻しなくなるなんて誰の影響かな? 男は不真面目でだらしなくて多少問題を起こしてばかり
じゃないと先生落ち着かないな。不真面目じゃないのは男らしくないよ…」なんて教壇でブツブツ
と呟いて傍目にもヤベーんじゃね?みたいな目で見られるくらいに酷くなる
(または家で独りきりになった時にだけおかしくなって誰も気づかない)

そんなある日、男が友達に次にどこで彼女とデートするか話しているのを聞いてしまう。
既にアレな人になってしまっているヤンデレ先生が暗い微笑を浮かべる。後のヤンデレ孔明の誕生である。
男と彼女のデートにヤンデレ先生はこっそりストーキングをして写真を何枚も隠し撮りする。
デートの翌日学校に行くと男は生活指導室に呼ばれ、彼女とラブホテルに入っていく現場の写真を
先生から見せられ停学になる。
ヤンデレ先生が作った合成写真は学校にばら撒かれ、それを先生達が見て問題になったのだ。
停学になり、周囲から人望があり人気もあった男は次第に孤立していく。
いろいろな根拠のない噂が学校中に広まっていたが、誰もその噂の出所は知らない。
それでも男は彼女と別れず健気に頑張る。
一向に別れない男と彼女を憎らしげに見るヤンデレ先生。廊下の影から顔を半分出してこっそり男
を観察するその姿は某岩本道場の先生の如き形相である。
心が病んだ先生に既に善悪の判断はなく、薄暗くなった夕暮れの帰り道、遂に凶行に走る。



とここまで考えた。他にも3通りルートがある。
堅物美人教師が病んでいく様とか超興奮するんですけど誰か書いてくれませんね?
878名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 19:54:33 ID:/XyqZxjU
ちなみに別ルートは

・ヤンデレ先生が男にまとわりつく女達を排除しながら影で見守っていくルート
(堅物だから男女の関係は高校を卒業してからの事と考え、男が卒業するまで何かを待っている)

・先生が病んでいく様とありふれた日常を描くハートフルな暗黒小説ルート
(誰も居ない教室で一人で授業をしたり誰もいない机に向かって注意したり黒板に延々と男の
名前を書いたりオナったりと病みっぷり満載)

・監禁ルート
(個人授業・課外授業・調教ルートともいう)
879名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 20:09:10 ID:f8JXxrEv
土手で天を仰ぎながら「3年B組!」と声をあげる美人で男子生徒に人気のある坂本先生(仮名)。
そして集まってくる女生徒たち。しかし生徒たちの手には包丁・ナイフ・日本刀・ノコギリetc...

わーっしょい!わーっしょい!わーっしょい!わーっしょい…

「勝鬨を上げるわよー!」
「あたしたちの彼氏を寝取ったババァの首級(みしるし)よ!」
「シねシねシねシねシねシねシねシねシねシねシねシね…」
「あんたさえ、あんたさえいなければ・・・」

わーっしょい!わーっしょい!わーっしょい!わーっしょい…

その胴上げは異常を察知した婦警の大森さん(仮名)に発見され一時止まったが
彼女が手持ちの拳銃弾を死体の頭部に全て打ち込んだあと、彼女の音頭で再開された。

わーっしょい!わーっしょい!わーっしょい!わーっしょい…
880名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 20:34:32 ID:SxPwGP+3
>>877ちょwそこまで考えてるなら自分で書けよwww
他人のプロットでやるのは正直結構めんどいんだぞ・・・

本人が書き忘れor気づいてない先入観的なイメージがあるからな
881名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 21:21:45 ID:d6ooqwkr
まぁ実際に書き上げるのが一番大変だしなぁ。
882名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:15:09 ID:85OVWaoW
877と逆の話を考えてた。
主人公は新任の男性教師で、授業やら担任の仕事やらがうまくいかずに意気消沈しているところを真面目な学級委員(女子生徒)に励ましてもらう。
委員長の手助けを受けながら、主人公は少しずつ教師生活に慣れていく。
やがて委員長は自分から放課後に職員室へ話し込みにくるなど、だんだん二人の距離が縮まっていく。
主人公は委員長に感謝しながらも、教師と生徒以上の感情は持っていなかった。委員長も真面目故に不器用な若い先生に親近感を抱いているだけのつもりだった。
しかし主人公には学生時代から友達以上恋人未満の女友達がいた。彼女と過ごしている休日を委員長が目撃してしまったその日から、世界が歪み始める……

そんな話。
忙しくて書く時間がないから、誰でもこのネタを使ってもらってかまわない。
睡眠時間削ってでも書きたいという気持ちになったら自分で書くかもしれんが。
883名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 23:49:30 ID:/XyqZxjU
>>880
モルダー、わたし疲れてるのよ…
俺は自分が書くよか人が書いたのを読みたい派ですから

俺としては堅物で真面目な美人教師がじわじわ病んでいく様を描いたSSが読みたいです
ヤンデレとは病んでいく過程が面白い。それがより病的であればあるほど素晴らしいと思うのです
884名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:06:33 ID:lePuzouM
昭和初期の空気はヤンデレによく似合う
時代そのものが病んでいると、病んだおにゃのこがより病んで見えていい
885名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:14:55 ID:PSZHl/lV
>>883
それだけ精密なプロットが書けるなら書くべきだ
アレだよ? 自分の手でヤンデレっ子が創造されるのはそれはそれで興奮するぜ?

>>884
演歌って結構ヤンデレの歌多いしな
886名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 13:01:14 ID:jRJc+pnH
>>885
プロットじゃなくて妄想を書いただけですから…
基本的には他力本願の男です。他人任せの卑しい人間なんです
書くと言って書けなかったり完成できなくて投げ出したりと口だけの男になった時の恥ずかしさを
考えたら恐ろしくて書けない矮小な人間なんです。
期待されると心臓が止まりそうになってハゲるんです。期待を裏切る男で有名なんです
887名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:22:05 ID:iKRNB0KU
男も女もヤンデレなカップルを書きたいと思ってたらそれじゃただのバカップルになることに気がついた
888名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:46:05 ID:MmNN+Bha
>>887
お互いにストーカーしあったり監禁しあったりするんですねわかります^q^
889名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:53:57 ID:EzgLap7O
女「あの女の臭いがするッ!!」
男「君のほうこそ、男物の香水の臭いがついてるぞ!」
女「えっ…やだ、触られてた…?」
男「うげ、このハンカチか…」
女「消臭しよう!」
男「消臭しよう!」
ギシギシアンアン

こうですか?わかりません!
890名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:27:02 ID:kDxo5az2
男のヤンデレは警察にタイ―ホされる可能性が高いが女のほうは警察に逮捕される可能性が少ない。
つまり女のほうがレベルが高い。
891名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:53:54 ID:ntGl6zy+
>>887
面白そうw
892名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:56:53 ID:yvNpMyLl
>>887
SSにしてみてくれw
893名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 21:27:06 ID:tJ9GvpPn
ヤンデレ家族と傍観者の兄の続きまだー?
894名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 21:45:26 ID:bEPt7q5h
それは確かに待ち遠しいなぁ。あれ、兄ちゃん少し報われてない(?)よな。これからどうなるだろう?
895名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 23:12:29 ID:y27fzcAF
1000いきそうだなコレ
896名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 02:17:42 ID:Dxe2igAZ
じゃあ1000いく前に質問!ヤンデレとドMって両立できる?
897名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 02:55:49 ID:Vhw0RUs2
ぶっちゃけ弟が主人公みたいになって(ry
898名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 02:56:30 ID:F5ji2GT5
どっちも可能ではあるんだが、ドMゆえにSな恋人に躾けられてるうちにヤンデレになっちゃったのか、
好きな相手に構ってもらってるという証としてM的なことをされることを欲し始めちゃったのでは大分違うな
そもこの場合のSMってのは言葉で攻めるとか多少拘束するとかのソフト系?
本当に傷とかつけるハード系? いやSMには詳しく無いからよくわかんないけど。
899名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 03:35:11 ID:g1rDtAc4
SMとは、相手に深刻なケガを負わせたりしない&深刻な傷を受けたりはしないという信頼の元に成り立つプレイなので
とにかく構われたいタイプのヤンデレか、SMしてるうちに相手にベタぼれしちゃったM子あたりなら両立は可能ではないかと。
自傷癖の延長とかなら、むしろ物足りないんじゃね
900ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms :2008/04/20(日) 06:18:30 ID:WWUQ5a6O
投下します。第十話です。
901ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms :2008/04/20(日) 06:21:37 ID:WWUQ5a6O
 葉月さんと二人きりで歩く通学路。
 それは、同じ高校に通う男子生徒垂涎のシチュエーションである。
 ここ最近はほぼ毎日葉月さんと登校している俺であるが、飽きたと思ったことは一度もない。
 嬉しいに決まっている。可愛い女の子と一緒に肩を並べて歩くなんて、
少し前の俺だったらうさんくさいまじないに頼ってでも叶えたい願いだったのだ。
 だがしかし、今日はどうもいい気分になれない。
 嬉しくはあるのだが、それ以上に気に掛かることがあってどうしようもないのだ。
 ――弟は今、どこにいるんだ?

「でね、昨日お父さんにチョコレートあげたら、いきなり道場に行っちゃったの」
「へえ……」
「なにするつもりかなと思って見に行ったら、明かりもつけずに一人で正座して黙想してたの。
 すっごい喜んでたみたいだけど、もらえてそんなに嬉しかったのかな、チョコレート」
「……ああ、たぶんね」
 チョコレート。昨日はバレンタインだった。
 なんだろう。最近ではバレンタインにチョコをあげた男子を誘拐するのが流行っているのか?
 弟がモテているということは知っている。
 弟が中学に上がってきたときいきなり大量のラブレターやら熱烈な告白を受けているということも風の噂に聞いた。
 弟を誘拐して飼いたがる女子が居てもまあおかしくはないな、と思っている。
 だが今まではこんなことは無かった。
 せいぜい着衣に乱れのある状態で帰ってくるか、両手に紙袋を持って帰ってくるぐらい。
 十四日が過ぎて、翌朝になっても帰ってこないなんて初めてだ。例外だ。
 無断で外泊しているだけかもしれないが、弟の性格からしてそれは考えにくい。
 そもそも、今生の別れを匂わせるようなメールを送るなんて冗談が過ぎる。
 しかも、俺宛に送ったメールとは対照的に、両親には外泊するから心配要らないという内容のメールを送っていた。
 周到な。おかげで両親は弟が友人の家に泊まっていると信じて疑わなかった。
 弟はこんなことしないはずだ。頭の出来がどうこうじゃなくて、こんな意味不明なことはしない、という意味で。
 待てよ、携帯電話を誰かに奪われているなら――――
902ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms :2008/04/20(日) 06:22:37 ID:WWUQ5a6O
「ねえ。……ねえってば!」
 耳のすぐそばから聞こえてきた声に思考を留められた。 
 声のした方向、左を向く。葉月さんが俺の肩を掴んで揺さぶっていた。
「どうかしたの?」
「話、ちゃんと聞いてた?」
「あー……うん。もちろん。お父さんの話でしょ。
 そりゃ、嬉しいに決まってるよ。男はいくつになってもバレンタインチョコをもらえたら嬉しいものだから」
「ふーん、聞いてはいたんだ。それなのにいまいち反応が良くないのは……」
 突然葉月さんが前に回り込んだ。正面から向かい合う形になり、立ち止まる俺。
 葉月さんがいたずらを企んでいそうな笑い顔をしてのぞき込んでくる。
「ふふふ。……もしかして、拗ねてる?」
「なんで?」
 今の会話のどの部分に不平不満を覚えるというのだろう。
 ただ葉月さんが父親にチョコレートを渡した、というだけの話だったはずだ。
 俺がいつまでも黙り込んでいると、葉月さんは不思議そうな目で見つめてきた。
「え……と、あれ? ほ、本当にわからない? 何か不公平さを感じたりしない?」
「いや、特には」
「だって私、昨日あなたにあげてないよ? チョコレート」

 ――ああ、そういうことか。
 父親にあげてどうして自分にはくれないのかと俺が思っている、と。
 ふうむ。言われてみれば少し悔しさが沸いてくる。
 昨日もらえたのは、弟から押しつけられたチョコレートの箱と何故か入れ替えに鞄に入っていたオレンジ色の箱のみ。
 昨晩は弟の帰宅を待っていたせいで開けられなかった。よって、昨日のカカオ摂取量はゼロ。
 もし葉月さんからもらえていたのなら食べていたのだろうが、もらえなかったものは仕方がない。
 それに、チョコをもらなかっただけで心を乱しているように思われたらかっこ悪い。
 ここは平静な振りをするとしよう。

「俺は昨日葉月さんと一緒に帰れたから。それで十分だよ」
「え、ホント!? ――っじゃ、ない。違う違う、そういうことじゃなくって、その……あのね」
「ん?」
「……ううん、なんでもない」
 葉月さんは短いため息を吐き出し、再び隣について歩き出した。
903ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms :2008/04/20(日) 06:23:48 ID:WWUQ5a6O
* * *

 昼休み。昼食を食べ終わった後で携帯電話を取り出して開き、何度かボタンを操作する。
 指を止め画面をじっと見ていると、合体させた机を挟んで向かい側に座る高橋に話しかけられた。
「何をやっているんだ君は。今日はずいぶんと熱い眼差しで携帯電話を見つめているじゃないか」
「ん……そうだったか?」
「うむ。数学の時間に暇だったから君の行動をじっと観察していた。
 そうしたら君は授業開始、それから十分後、次に五分後、その後は数分も経たないうちに携帯電話を操作していた。
 君がそこまでするなんて滅多にないからね。で、何をしていたんだ?」
「メールの問い合わせ」
「誰からの連絡を心待ちにしているんだ?」
「それはもちろん、誘拐されたお……」
「……誘拐?」
 あ――しまった。
 変なことを言ってどうする。そもそも誘拐されたかどうかすらはっきりしていないんだぞ。
「すまん口が滑った。今の無し。忘れてくれ」
「誘拐とは穏やかじゃないな」
 高橋が神妙な顔をしながら腕を組んだ。失言を忘れてくれそうな気配、一切無し。
 気にしないでくれ、頼むから。変に話を大きくされたら困るんだ。
「誰がさらわれた? 君の周りにいる誰かか?
 もしや――一年女子の間でダントツの人気を誇る弟君ではあるまいな?」
 思わず息を呑んだ。
 こいつ、どうしてそんなことがわかるんだ?
 もしかして俺の顔に書いてある、とかか?
 まずい。ごまかさないと。
「違う違う! そういう物騒な話じゃないんだって!」
「しかし日常的に誘拐という単語を口にするのはその道のプロかアマチュアか、物書きぐらいだろう。
 君が物作りに並々ならぬ熱意を持っているのは知っているが、犯罪や小説の執筆に関しては門外漢じゃないか。
 正直に白状したまえ。何かあってからでは遅いんだぞ」
「むぐっ……」
 何かあったから正直に白状できないのだが、そういう場合はなんと言ったものだろうか。
 前言撤回、高橋には通用しない。
 最近サスペンスドラマにはまっている、なんて言ってしまって深く追求されたら答えられない。
こちとらテレビはバラエティしか見ていないのだ。
 こんな時は対象の興味を他に向けるのが一番。
 よし、いちかばちかだが、高橋の後ろを指さして「あ! 篤子先生がスカートをたくし上げて潤んだ眼差しでこっちを見ている!」でいこう。
 こんな手を使うのは初めてだ。高橋の篤子先生への情熱を考えれば、成功率は五分といったところ。
 やってみよう。勇気を振り絞って。恥を我慢して。
904名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 06:27:57 ID:U7h/b+ze
つC?
905ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms :2008/04/20(日) 06:28:24 ID:WWUQ5a6O
 高速で右手の人差し指で高橋の肩の後ろの何もない空間を指して叫ぶ。
「ああ! 篤子先生が――――あ?」
 狙いをつけずに指した方向には見知らぬ女子生徒が居た。場所は教室の黒板側の入り口。
 女子生徒と視線がぶつかる。そりゃ、いきなり指さされたら不審に思うわな。
 なんとなく悪いことをした気分になりながら腕を下ろしていく。
 すると、なんということだろう。さっきまで視線を交わしていた女子生徒がこちらに向かって来るではないか。しかも表情が険しい。
 もしや葉月さんを慕う、石鹸の香り芳しい多年草的な嗜好を持ち合わせている人たちの一人?
 またピンチかよ。しかも高橋に問い詰められるよりやばい。
 女子に問い詰められたら反撃できない。もし泣かれたらうろたえるしかできない。

 そんなことを考えているうちに女子生徒はすぐ目の前にやってきていた。
 机の上に手をつき、拳二つ分ほど空けた距離まで顔を近づけてくる。
 相変わらず表情は険しいままであったが、近くで見たその顔は俺への嫌悪を宿してはいなかった。
 むしろ追い詰められ、俺に救済を求めているようである。
「先輩、正直に答えてください。とっても大事なことなんです」
 後輩らしき女子の問い詰めに対して俺は頷きで返事した。ここで首を振るほど俺は愚かではない。
 顔つきだけでなく声の調子まで緊迫しているのだ。言うとおりに大事な用件なんだろう。
「先輩の弟さん、今どこに居ますか?」
「え……。弟?」
 弟の所在を聞いてくる、ということは。
「君、もしかして弟の?」
「同じクラスです。それと、あと……」
 女子生徒はそこで斜め下に視線を逸らした。
 なるほど。この子、弟のことが好きなのか。例の弟のファンクラブの一人かも。
「悪いけど、弟がどこにいるのかは俺にもわからないんだ。あいつ、昨日からどこかに出かけているみたいで」
「嘘……じゃあ、本当に居なく……? 手がかりとか、行きそうな場所とか」
 首を横に振る。もしわかっているならここでじっとして考え込んでいない。
 突然肩を掴まれた。強く掴まれたが痛みは覚えない。
 女の子の腕が震えているのは弟が居なくなった恐怖からきたものか?
 本当に、たったそれだけでここまで青ざめた顔をするだろうか?
「お願いします、もう少しだけ、深く思い出してください。じゃないと私、私たち……」
「ねえ、どうしたの? 弟が学校を休んでいるだけでそこまで心配しなくても」
「違うんです! 先輩が思い出してくれないと、私まで危ないんです! 消されちゃいます!」
「け、消されるう?」
 それは眉毛に引いた線を消されるとかいう意味じゃなくて、存在自体ってこと?
 弟が消えたから、今度は自分の番だと? まさか、神隠しでもあるまいし。

 女子生徒を安心させるための言葉を選んでいると、複数の視線を感じた。
 昼休みの教室内だから人の目はもちろんある。だが、特に強いものが一つある。
 左に目を向けると高橋の顔がある。眼鏡の向こうの瞳にあるのは静観の意志。気になるほどのものではない。
 とすると一体誰が?

 次は右側へ顔を向ける。
 すると、いきなり鋭い眼光を放っている人物と視線がぶつかった。
906ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms :2008/04/20(日) 06:29:51 ID:WWUQ5a6O
 葉月さんだ。女友達との話を止めて俺を見つめている。
 女友達の輪の中でも際だつ美しさを彼女は持っている。が、今は瞳の中で炎をごうごうと燃やしていそうなご様子。
 あれは怒っているのか? 俺に対して? 女の子に対して? 両方?
 いずれにせよあの状態はまずい。既視感、既知感、嫌な予感。
 まるで弟の勉強を見ている最中に睨み付けてくる妹のよう。
 葉月さんから目を逸らす。じっと見ていても事態は解決しない。
 まずは肩を掴んで俯く後輩をなんとか帰さなければ。

「とにかく落ち着いて。弟ならきっと明日には何事もなかった顔で登校してくるはずだから」
「駄目です。それじゃ遅いんです!」
「どうして?」
「だって明日まで、ううん、きっと今日中に私たち……皆居なくなっちゃいます」
「だから、なんで居なくなるの?」
「あの女は待ちません! きっと腹いせに私たちに言えないような……ことを、してきます。絶対そうです!
 そうじゃなきゃ、あんな。あんな、血がいっぱい出るようなこと……」
 カチカチと音が鳴る。歯と歯が当たる音を立てているのは後輩の女の子。
 相当な恐ろしい目に遭ったことに違いない。そしてそれをやったのは同性である女の子。

 誰だ?
 弟が居なくなったことに動揺し、暴力を振るう人間。そして、そいつは弟の行方を気にしている。
 あれ――どうしてそいつは直接俺のところに来ない? 
 行けない理由がある? 俺と顔を合わせたくない? 俺とは会いたくもない?
 もしそうだったとしたら、そいつは俺を嫌っている。
 女の子で、弟のことが好きで、俺のことが嫌いで、他人に暴力を振るえるやつ。
 一人だけ心当たりがある。あいつだ。

 後輩の女子に声をかけようとしたら、突然彼女が顔を上げた。
 いや、無理矢理上げられたと言った方が正しい。彼女は前髪を引っ張られていたのだ。
「いっ……たい。やめて、もう許し、て……」
「遅い。もう待てない。お前のせいで顔を出すことになっただろう。……どけ」
 頭を引っ張られて女の子が倒れる。高橋の方に倒れたおかげで床にはぶつからなかった。
 闖入者と対峙する。さっきの予測通りだった。
 髪は金色で長く、白い絆創膏で頬を隠していて、瞳に俺への憎悪を漲らせていた。
 喉が締め付けられる。俺はそいつが怖かった。
 目とか行動とか口調とか、どれかが怖いんじゃなくて、いずれも怖ろしかった。
 だけど逃げることもできない。ただ俺は黙るしかできなかった。

 ふと、頭の中に疑問が浮かんだ。そしてすぐにそれは解決した。
 どうしてこいつが、二度と顔を見せるなと言ったこいつが俺の前に顔を出したのか?
 決まってる。そんなの、たった一つの答えを求めているから。
「アニキ。あんたの弟――あいつは今、どこにいる?」
 葵紋花火が一番に気にかけるのは、弟のことだから。
907ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms :2008/04/20(日) 06:31:50 ID:WWUQ5a6O
今回はここまで。
最近書いていなかったので、少しずつペースを取り戻すつもりで短めの投下です。

あと、ミス情報。

>>903の下から7行目の
> 前言撤回、高橋には通用しない。

 前言撤回、は高橋には通用しない。
でした。ごめんなさい。
908名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 07:09:43 ID:CU9IwQJ8
おお
リアルタイムに遭遇したw

GJ
909名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 09:14:30 ID:hnwgHXxF
お久しぶり
グッジョブルゴーニュ
910名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 10:08:55 ID:txa9OQed
GJ
911名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 10:54:55 ID:UcrLSDdr
GJ!
912名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 11:41:40 ID:34bszVtQ
相変わらず緊張感あふれる話GJ。
913名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 14:48:16 ID:JLvvD+8o
おいおい…俺が出掛ける前に確認した5分後に投稿されちまったよ。でもGJ!本当に楽しみにしていました!続きもまた楽しみにしているので、じっくり書いといてください!
914名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:14:45 ID:TX/cIHvp
915名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:32:04 ID:uS9UXXEQ
おお傍観者の兄来てた! GJ!
相変わらず次の話がwktkだぜ

ってか葉月さんが可愛すぎるw
916名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:39:30 ID:1fjKjUSh
これは葉月さんvs花火にwktk
917名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:57:31 ID:ucgutHcy
GJ!
アニキはマジで理不尽な目によくあうな…幸せを願わずにはいられない。
918名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 18:12:12 ID:+YC0cGu/
バカ野郎、兄貴は葉月さんといういい人に想われてるじゃないか、幸せ者だぜ

ヤンデレ予備軍? いいえ、一途なだけです
919名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:55:10 ID:1XEz4lx3
兄貴逃げてー!弟に関わっちゃダメー!
920名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 05:21:16 ID:b7eaewG+
GJ!
だが兄貴自分が物凄いヤバイ位置にいることに気づけw
921名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 06:04:46 ID:TbaMmDOz
http://blog.livedoor.jp/pasoku_matome/archives/51114821.html
↑ここを見ていたら特に気になったレス

>幼馴染を振る→幼馴染が社会人と交際(当時中学生)→
>幼馴染処女喪失→高校で再度付き合う→処女じゃない事を知る
>俺後悔してもしきれないほど悩んで泣いた
>なんで振ったんだろうって泣いた
>でも処女じゃないし若干調教されてる(てた)の知っても
>別れる気にはならなかった
>結局はその人が好きか好きじゃないか
>本気なら処女非処女関係なく付き合える


俺ならその女になんて言ってやるだろうと思って、とあるヤンデレの有名な台詞が頭に浮かんだ。

「例えばお前等がその昔・・・幼き頃、捨てられて凍えている子犬を助けたことがあるとしよう・・・でも死ね。」

ヤンデレの一途さを一度味わったら、簡単に他の男に移る現実の女で童貞なんか捨てられないな。
922名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 09:16:39 ID:A5xCnPb+
>>921
それ実際はかなり辛いよなあ

でもヤンデレならって考えちゃうあたり俺ももう手遅れだな
923名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 10:16:19 ID:hUGgvNlj
>>921
というかこのパターンは男が自業自得だよな、どんな理由であれ振ったなら別の男に行くのは仕方ないね
しかし割り切って一歩進んでるわけだし偉いと思うよ、てか俺もリアルでは付き合うのに処女とか関係ないね
むしろ経験のあるひとにセックスを教えてもらいた…まぁスレ違いだな、すまん
924名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 10:53:08 ID:TbaMmDOz
まあ確かに世間一般の倫理では振られたら素直に諦めるのが相手に対する誠意なんだが、
ここではそれじゃあビッチ扱い、ストーキングする事が相手に対する敬意であり誠意なんだよな。
925名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 11:28:35 ID:+RBXkFrz
自分が悪いだけに男はやりきれないな
926名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 13:20:30 ID:RXKZ1T/a
>>921
処女非処女とかで悩んで泣くなんて・・・。
そしたら風俗嬢と結婚した兄貴なんて大変よ。
927名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 15:31:39 ID:eiuI+4Pl
>>926
全俺が泣いた
928名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 17:49:39 ID:usX4L/a0
>>926
兄ちゃんかっこいいな、北の国からの純みたいじゃん!まぁ、純は別れたけど・・
929名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 18:10:55 ID:vRomEwn1
>>926
というか処女非処女って発想自体が童貞くさいよな。
あげくに泣くとかどんだけw
930名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 19:43:33 ID:kef2E0xM
ここから先ラス投下ラッシュ
931名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:33:43 ID:RXKZ1T/a
>>929
兄貴は関係ないけど俺は処女に拘ってますがなにか(´;ω;`)
932名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:36:02 ID:1iMmkZdf
二次元の世界でこだわるのは分かるんだが
現実で処女にこだわる奴の気持ちが分からん
933名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:39:04 ID:ezsU377b
おまえらスレチだぜ自重しろ
934名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 22:58:48 ID:x/CuoINb
ヤンデレ娘は処女が合うか、非処女が合うか・・・


まあ、非処女でも血は出るし、痛がるし、
処女膜なんて関係なくて、要は男が如何に女を感じさせて
膣内を濡らしてるかがポイントらしい
935名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 23:40:51 ID:xpf5kd97
936名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 00:55:03 ID:yYUOAElU
ヤンデレ娘は小学生の時に男の持ち物で辞意をしたから非処女です
937名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 01:40:17 ID:oUKZ6soz
それエロ漫画でもたまに見るけど、主人公を思って破ったとはいえ残念な設定だな
何故待てなかったんだ…とか思う
938名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 02:03:20 ID:95lE8xk6
愛ゆえに
939名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 03:11:08 ID:Fxg7zdXL
「こんなに苦しいのなら、膜などいらぬ!」

悲しい女よ。誰よりも愛深きゆえに。
940名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 05:43:43 ID:JDMXZ0Wa
裸王 乙
941名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 08:24:17 ID:RrOs48yL
裸王ではなくて、性帝だがな。
942名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 11:31:29 ID:ZXx6iWhO
「男君……もう一度ぬくもりを」

ででででーでんでででででん♪
ボーナス、確定ッ!!
943名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 11:39:39 ID:Z9IHIfLh
退かぬ (男に)媚びるが 省みぬ!!
誰よりも愛深き故に愛に狂った女か…でかいピラミッドを男のために造らせるんだな
944名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 12:13:00 ID:wKTj/ttw
>>942
スロッター自重しろww
945名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 12:17:40 ID:95lE8xk6
はーい、今週も始まりました、性帝のヤンデレラジオ GO-SHO-HA!
946名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 12:27:41 ID:ez61WH4Z
お前達どんだけ北斗好きなんだよw
947名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 13:55:31 ID:76t1WKgj
北斗にはシンを筆頭にヤンデレ多いからな。

惜しむらくは全員男だという点
948名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 18:04:42 ID:ddPvQCNt
>>947
「このラオウの思い届かねば、ユリアにも死あるのみ」とかかw
この発言もいつもの定義厨に言わせれば自分中心の考え方はヤンデレじゃない、とか騒ぎ立てるんだろうけど
949名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 18:23:09 ID:FeBJn2YY
ジュウザとか性別逆ならかなり萌えるんだがなw
950名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 19:26:01 ID:Smign5jC
ユダは間違いなくヤンデレ
951名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 20:24:12 ID:a1svpmS2
フドウは外せないでしょ。暴れ物の本性を隠しての道化芝居は何かやってくれそう。
952名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 22:24:35 ID:wsaVpxaf
>>947
リハクの娘のトウもけっこうヤンデレ(攻撃性は皆無)

ユリアの代わりにおもちゃにしてくれてもいいです!
ダメなら自殺します!
953名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 22:39:10 ID:crqNDyc0
そろそろスレチだな。もうおまえらジョジョ板で話してこい。
954名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:01:56 ID:ScD05Zc0
俺が好きなヤンデレ言葉


「あなたの彼女は、私なんですよ?」
955名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:05:31 ID:deJm60V/
俺が好きなヤンデレ言葉

「ずっと一緒です」
956名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:21:14 ID:nE7DAgvz
超短編

「安曇君……」

また、やってしまった。
グラウンドで部活をしている安曇君の姿を見ながら
誰もいない教室で自慰にふける。
我ながら、どこかおかしいことも自覚している。
でも、ヤメラレナイ。

安曇君……。
安曇君が私の思いに気づいてくれないのが悪いんだよ?
こんなにこんなにこんなに思ってるのに。
教室でオナニーしちゃう変態さんなっちゃったのも安曇君のせいだよ?

だから

せきにんとってくれるよね?
957名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 02:11:08 ID:FMrzXYQ8
一番大事なのは好きになった相手を「思う過程で」病んでしまう事
結果的に精神病のようになったのならともかく
元々精神病だった子は(少なくとも狭義の意味には)含むべきじゃないのも確か
958名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 08:47:59 ID:z4w6aGQF
>>956
なんていう短編
でも萌える(´∀`)
959名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 19:18:54 ID:mtTSZ6jn
1970年代の映画見てたんだけど、ヤンデレが多いのはいいが髪型ダサくてなんだかな(´・ω・)
960名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 20:02:36 ID:H/UguVVZ
それはヤンキー姉ちゃんがツンデレしてるだけ
961名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 20:59:31 ID:z4w6aGQF
このスレはもう少しだからいいけど次スレからは議論はやめにしてくれ……
962名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 21:11:25 ID:mtTSZ6jn
>>961
素人か?スルー覚えようぜ。
963名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 21:17:06 ID:zNJTcDvn
>>962 お前がいうことではないなw
964名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 21:50:05 ID:RC30XAmd
喧嘩はやめよう
965名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 22:00:36 ID:z4w6aGQF
けんかするつもりはなかったですが……スレ汚しすみませんでした
966名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 23:11:46 ID:5oIZeY6k
スレ汚してしまったからこれ以降浄化するため神が現れるでしょう
967名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 23:33:28 ID:sNl+0M+K
968名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 22:05:24 ID:MIC/HPD9
ヤンデレカルタのPVがでてる
http://www.nicovideo.jp/watch/nm3086125
969名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 01:23:11 ID:zn3invok
あーあ、誰か
ヤンデレの武闘派愛情表現を全て力ずくでねじ伏せ、弟を狙うヤンデレを猛烈に支援してて、いつの間にかヤンデレが弟ヤンデレに勘違いして命を狙う構図になっていて、一時はヤンデレvs弟ヤンデレになるんだけど
それも武力行使で制圧して
ヤンデレに刺されてもサラシで止血して終わりな
そもそもヤンデレを病んでると思わない程心の広くて、馬鹿で普段は冷血だけど興味を持つと一途で面白いこと大好きで超人な主人公
の小説書いてくれねーかなー
970名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 01:27:46 ID:pmqktdo9
日本語でおk
971名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 15:08:29 ID:k9CC72Vh
たぶん、ヤンデレに巻き込まれない主人公のSSが読みたいと言っているんだろう。

主人公最強設定の中二病漫画的SSになりそうだが…。
972名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 18:34:28 ID:fV925+VN
確かにヤンデレに勝てる主人公ってのは読んでみたい
973名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 19:10:16 ID:TERLz9OD
勝てるのはベクトルの違う基地GUYだろw
974名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 19:15:11 ID:zVyaCUYy
ヤンデレに勝てる主人公ならNao2をオススメする
射殺したり奴隷にしたりするよ
975名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 23:33:25 ID:UvqDZ014
そうゆうのじゃなくて、向けられる愛を上手に捌ける主人公がいい
976名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:56:22 ID:lac1+xMT
ヤンデレを最終的には癒してしまう、超男前主人公ということか?
977名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 06:34:06 ID:nMo5woZf
ひぐらしのレナはヤンデレじゃないが、例えるならそんな感じか?罪滅し編みたいな
978名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 10:51:00 ID:nMo5woZf
文の主旨間違えた。レナじゃなくて罪滅し編そのものだった。あーゆー話が欲しいんじゃないか?
979名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 13:01:41 ID:dHJVDZqA
>>977>>978
ヤンデレ的に言うとBAD ENDだろ・・・常考
980名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 11:42:23 ID:BuOZBwvN
いや、別に癒されなくても物語にはなるだろうし、
上手く書けば割とほのぼの(謀略その他が空回り)したヤンデレ話になるんでは?
981名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 13:44:14 ID:BxtaRLEZ
>>981ヤンドジ思い出した
982名無しさん@ピンキー
>>981
なるほど、参考になった