櫻井のカバンをキープしたまま豊口は言った。
「そうだっ、男子マネージャーだ!」
「おい、思いつき! やに決まってんだろ返せ!」
櫻井がカバンを取り返そうと手を伸ばすが、豊口はカバンを右に振ったり左に振ったりしてなかなか掴めない。
豊口は男子マネージャーを得るべく全力だった。
櫻井もカバンを取り返そうと全力だった。
なのでその攻防の末、櫻井が豊口の左胸を揉み上げた行為は事故である。
ジャージは櫻井にも触り慣れた生地、その下にブラジャーらしき一枚の感触、その二枚の布壁ごと揉み上げた時に、
もにゅ
という幻聴がした。
そして櫻井は男子マネージャーをする事になった。
明日さっそく部へ行く約束をとりつけられたが、部活は部活、授業は授業、宿題は宿題である。自分は明日から女子しかいない中に入り込む変態として注目されるかもしれないという心の不安があったとしても、宿題はやってしまわねばならない。
櫻井はシャーペンを右手に持つ。
その手に感触が甦る。
もにゅ(リプレイ)
ジャージの感触ブラジャーの感触柔らかな衝撃。
首を振った。
気をとりなおしてシャーペンを握る。
もにゅ もにゅ(リフレイン)
「あーーー! うわくっそぉぉ!」
櫻井は真っ赤な顔ごと頭を抱えてのけ反った。
(あーそんなことより明日不安だなぁ! 大丈夫かなぁ!)
無理矢理明日の事を考える。
が、右手を意識すればエンドレスリフレインするあの感触。
勃起もしてる。
「・・・」
櫻井はテッシュ箱をベッドに投げ置き、自分はすぐ横に腰掛けた。ズボンとパンツを中途半端に脱ぎ、足を軽く開いてペニスを握り、目を閉じた。スムーズな一連の動きに悲しくなりつつも、手を上下させる。
想い描いているのは豊口でもあの感触でもない。巨乳AV女優である。断じてあの感触ではない。
女優の胸を変形させるほどに揉みしだく映像を再生する。
やがて快感に女優からのモーション。たわわな胸でペニスをこすられる。
しばらく擦ると体を離し、乳の先で亀頭をつついてイタズラしてきた。乳首が立ち上がりそういえばあの時のブラジャーの向こうに乳首が、
櫻井は静止した。
(いかん、だめだそれはダメだ)
そもそもあれはただのブラジャーだ布だ。そんな感触まで感じなかった。なにを補正しているのだ。
映像を女優に戻す。
細長の二重瞼の美人は含み笑いで顔を歪ませて亀頭をぺロリと舐めた。
女優の鼻は高めで、髪は明るい茶色、短いボブである。豊口とは似ていない。唇はぽってりとして婬猥に光を返している。その唇を開いてペニスを含み、ゆっくりと上下される。櫻井は合わせて、手を強めに握って上下させる。
しばらくフェラの妄想と一緒にそうしていると、高みが近づいてくるのを感じた。
映像を挿入直前に切り替える。挿入などしたことはないが、一番気持ちよいのだと思っているのでいつもその場面で抜くことにしている。ちなみにパイズリもフェラもされたことはない。
女優はまだ足を閉じぎみだ。しとどに濡れた秘部を広げるため足首を持つ。絆創膏だらけの膝と柔らかそうな白い太ももが、
(・・・っ!)
シンプルなアンクルソックス。ジャージに制服のスカート。片足を取られてるせいで見えそうなパンツ。豊口が照れた表情でこちらを伺っている。
『あの・・・』
そんな場面を思い出してしまった迂闊さに血の気が引いた。なのに握っているものが一際興奮したのが分かって、より焦った。
(うわあああああ違う違う違う! )
女優、女優だ。足を開かせて、挿入して、あとはフィニッシュのために扱く。
女優のイメージを崩さないように。映像ではピストン運動に入っている。櫻井はテッシュもスタンバイした。
『あっ、あ・・・・・・あぁんっ』
苦しげに駆け巡る快感を受け止めている。
もう少しだ。
櫻井は握りしめて扱き上げる。
白い足がびくびくと快感を示す。そして、
『櫻井っ・・・!』
豊口は櫻井を欲しがり、泣きそうな顔で絶頂した。
櫻井は自らの精液をテッシュに受け止めた。
櫻井は豊口に対しての強い罪悪感を抱いて、男子マネージャー初日の不安な朝を迎えなければならなくなった。
〆
おつ。
まさかと思って覗いてみればクロスマネジ投下されてるとは!
久しぶりに面白そうな連載だから続いて欲しい。
クロスマネジ
なっちん×豊口
百合
なっちん=ラクロス部の背の高い短髪の女の子。今週一番怒ってた子。
「俺ら」って言ってるシーンがあったので一人称「俺」にしました。
---
「・・・なっちん・・・?」
俺が上、みそらが下。寝ぼけた目でみそらが俺を見る。
俺はみそらが何を思っているかも考えずに両手で頬を包み、キスをした。
「んっ」
みそらの反応が可愛い。
可愛いみそらを襲うように覆い被さる俺は、誰が見ても優位に見えるだろう。
音をたてて唇を離すと、みそらがとろんとした瞳で俺を見る。
支配欲が満たされる。
愛情に似た喜びが沸き上がる。
「みそらぁぁぁ」
愛情は溢れかえり、しりすぼみに小さくなる呼び掛けと反比例にみそらの頭をぎゅうぅぅと抱きしめた。
みそらは俺の胸の中でもだもだしている。苦しいようだ。
慌てて離れるとみそらは俺から距離を取った。
「なっちん――」
どうしようもなくみそらに触れたい。
そして理性や常識や状況が、まるでどこかにいってしまったみたいだった。
---
みそらのジャージのチャックを半分も下ろせば、柔らかそうな胸がある。
なぜノーブラなのかは知らない。
俺はジャージの中に手を入れて、脇から心臓にかけて胸を揉み上げた。
チャックを揺らして、乳首が出てくる。胸を両手で支えながらその先端を舐める。
ぺろ、ちゅっ、ちゅ。
「あ、あっ・・・」
みそらの声は気持ち良さそうだ。
気を良くした俺は先端を舌で押し込んだ。生暖かい舌でぐりぐりとされるのも好きなのか、それとも左胸が弱点なのか、みそらの体が震えるのが分かった。
「みそら、気持ちいい?」
「う・・・」
真っ赤な顔で言葉に詰まるみそら。
涙が出そうな瞳の視線を捕まえながら、胸を揉みあげて両方の先端を摘まむと、視線を反らして消え入りそうな声で、うんと言った。
俺は込み上げる笑いを堪えるので顔を歪ませた。
摘まんでいる先端を軽く潰すようにして刺激する。
「・・・っ!」
柔らかさを堪能しながら揉み、先端をまたぐりぐりと押し込んだり摘まみ上げたりして弄ぶ。
「やっ、なっちん痛いよ、引っ張らないでー」
「痛い?」
みそらはやや嫌そうに体を捩った。弄びすぎたらしい。
「ごめんなみそら。じゃあ、」
みそらを抱き起こす。手をとり、肩を抱きながら囁く。
「自分でやってみせて」
「・・・え、えぇぇぇ!」
みそらは目をぎゅうと瞑り、髪の毛乱れるほどに首を振った。
「やだやだやだ! なっちんのドエス! ドエロス!」
首振りをやめると、ぱっと俺を見た。真正面から胸を揉むジェスチャーをして、
「こ、今度はこちらから、」
「しねーでいいって」
俺はみそらの手を叩き落としてにっこり笑った。
「して」
うぐぐ・・・と悔しそうに唇をひしゃげさせるが、やがて観念したのかジャージを払いのけて、胸を掴んだ。
むに、もにゅ。
半分しか開いていないチャックが邪魔らしく、いっそ全開にしてしまおうとチャックに手をかけるみそらを制した。
「それはそのままで」
「な、なにそのこだわり・・・」
みそらは素直に言うことを聞いて、チャックはそのままに胸を持ち上げた。
不服そうに上目遣いで俺を見ながらもにゅもにゅと揉みしだく。
こちらとしてはみそらが自ら胸を差し出しているようでいい眺めだ。
「右と左、どっちが気持ちいい?」
言いながら左の先端を指先で弾く。
「んっ・・・・・・」
「こっちだよな」
今度は軽くねじるように摘まむ。
「あっ、・・・う、うん、そっち」
言ってからみそらは茹でたみたいに赤くなる。
「ねえなっちん、その・・・」
「ん?」
「さっきみたいにされたい・・・なんて」
「俺にいじめられたいの? こうやって?」
摘まんでいる先端を乱暴に弄る。
みそらの小さい喘ぎを聞きながら、また手を離した。
期待を裏切られたかのような表情をするみそらに意地悪く笑いかけると、今度は下のジャージに手を突っ込んだ。勿論パンツの中でもある。
陰毛を探り、割れ目に沿っていくと、膣部はとろとろの液体で溢れていた。
「――っ」
期待に息を飲むみそらに言い捨てる。
「ほら、ちゃんと手を動かせよ」
返事はなかったが、小さく頷いて、ゆっくりとまた胸を揉み始めた。
それを暫く眺めてから、それに合わせてひだを撫でる。
直接的な刺激がなくもどかしいのか、みそらはようやく自ら先端を摘まんだ。
それを確認してから、俺は愛液体でぬるぬるの指先で陰核に触れる。
「あっ・・・」
しかしまたみそらが先端から指を離すと、俺も陰核から指を離す。
「なっちん・・・」
「何?」
「うー」
ニヤニヤとみそらの物足りない顔を眺めるのは気分がよかった。
みそらは頬を染めて、覚悟したように目を瞑る。
そして見せつけるように先端を弄った。
どんどん羞恥に染まるのが分かる。
俺は笑うのを堪えた。
陰核に愛液を塗りつけ、愛撫していく。
「あ、あっ・・・・・・あぁっ」
みそらが先端を摘まみ弄るので、俺は陰核を荒く潰してこすった。
「あぁ・・・はぁっ・・・あぁぁっ」
片足を持ち上げて、親指と人差し指で挟むようにこすり続けた。
みそらが自らの先端を摘まみねじるのと同じようにしたかったのだが、愛液のせいで摘まんでも滑り逃げてしまう。もっとも、その刺激もみそらには気持ち良いようだが。
「――っっ! な、っちん」
みそらはもう胸もその先も掴んでいるだけだったが、構わず陰核を刺激し続けた。
もっとしてほしいくせに、逃げるように腰を捻る。足が痙攣する。陰核が滑り逃げないように、押し潰しながら摘まんで擦った。
「ぁっっっ!!」
みそらは一層体を震わせた。
そして俺のもとにくたりと脱力した。
みそらの目元にキスを落とすと、脱力したの瞳と視線が絡み合う。
「・・・なっちん。次は、なっちんの番だよ」
薄く笑って、みそらはずっと勃起していた俺の男根に優しく触れ、
---
朝スズメの声がする。
なんて夢だ。ちんこが生えた。一応布団の中で確認をするが夢は夢だった。
「はぁー」
みそらー。と、つい口から出そうになったが、あの夢の内容からして罪悪感に阻まれた。
みそらは好きだがそういうのとは全然違うだろ。
「・・・」
なんだか自信がなくなってきた
女子高生がノーブラの時点であり得ないと気づいて目が覚めててくれれば・・・夢の序盤である、ここまで複雑な気持ちとはならなかったろうに。
「はぁー」
今日は朝から部活がある。
気をとり直して支度を始めた。みそら含む、女子ラクロス部へ行くために。
このあと、俺らの女子ラクロス部に、みそらが男子を迎えていて、俺は激昂することになる。
その怒りは女子部に男子がいるからであって、みそらが男を連れてきたという事実とは微塵も関係がない、と思いたい。
〆
保守
保守
407 :
名無しさん@ピンキー:2012/11/17(土) 05:50:16.89 ID:NqF6S7EW
age
ヤングジャンプもありかな?
テラフォーマーズ書きたい
総合だから良いんじゃない?
411 :
名無しさん@ピンキー:2013/01/14(月) 14:12:09.27 ID:HRELCxl8
爆乳白鳥乙鳥集団痴漢レイプ
ハイキューの潔子さんで誰か…
エロいよ、エロすぎる
絶対2年連中のオナネタになってそうだ。
ハイキューは女キャラ少なすぎるんだよなぁ…
ボンボン坂お願いします
オリキャラによる潔子さん妄想
途中で止まったら規制です。
(後日貼り直します)
うちの学校バレー部あんだよ。男子のバレー部。
そこの女子マネ、めっちゃ可愛いの。
名前は潔子さん。
苗字は知らないから、俺の中であのマネさんは「潔子さん」。
たまに……っていうか、しょっちゅう思うんだよね、うちの部にも潔子さんが欲しい。
例えば、雨でグラウンドが使えなかった時に、部室で二人っきりになって……。
◇
「ちょ、こんなところで……」
潔子さんの抗議はひとまず無視して、折りたたみテーブルに押し倒す。
簡易式のテーブルは大げさに軋んだ音を立てたので、ちょっとレイプしてるみたいで興奮した。
「えー? 嫌ですか?」
「……誰か来たらどうするのよ」
嫌とは言われなかった事にほっとする。
「来ませんよ、こんな土砂降りなんだから」
「でも」
目を閉じて「んー」と冗談っぽく唇を近づける。
潔子さんは「やれやれ」という気配でため息をついてキスを返してくれた。
これは調子に乗ってもいいかもしれない。
肩をつかんでいた手を、そろっとおっぱいの方にすべらせる。
潔子さんの体がピクッとふるえた。
「……本当に、するの?」
少し困った顔がすごく可愛い。
たくさん困った顔には罪悪感がわくから、このくらいがちょうどいい。
「鍵! 鍵かけますから!」
「……ちゃんと、窓も」
「オーケー!!」
よし! よーし!
部室のはしからぐるっと時計回りに鍵をかけて回る。
最後に窓のカーテンをシャっと閉めて振り返った。
「……これ以上、脱がないから」
「え゛? ……これ、以上って……」
テーブルの前に立っている潔子さんは、さっきと全然変わらなかった。
上から下までいつもの制服姿で、首のとこのリボンも付けたままだし、メガネも付けたままだ。
いや、メガネは外さなくていいんだけど。
むしろ全裸になってもメガネは残しておいてください。
以上、も何も1枚も脱いでないじゃないですかー。
と突っ込みそうになったところで、可能性に気が付いた。
確かに潔子さんは1枚脱いでいるのかもしれない。
薄くて小さくてたためばポケットに入れてしまえるような布きれ。
つまりパンツを。
「……」
思わず潔子さんのスカートに目が行った。
俺に透視能力があれば、と心から思う。
夢遊病のようにふらふらスカートに手を伸ばして、寸前で潔子さんにガードされた。
「……えっち」
意義あり!
エッチなのは潔子さんだと思います!
もう一度潔子さんをテーブルに座らせる。
さっきまでと違うのは部屋に鍵がかかってることと、潔子さんのスカートの中。
服の上からおっぱいに触る。
イメージとしてはつきたての餅。
でもブレザーとかセーターとか着こんでるから、多分よく分からない。
「ん……」
「じかに触っても?」
「だめ、人が来たとき困る」
かすれ気味の声がエロい。
制服の上からおっぱいに顔を埋める。
潔子さんは俺の頭を抱きしめてなでてくれた。
おっぱいの方はいくらもにゅもにゅやっても乳首が見つからない。
こんなに厚い布越しじゃ無理か。
諦めてスカートの方に手を入れた。
期待通り、下には何もはいてなかった。
「ひゃっ」
「……ビチャビチャだ」
言うと、頭を抱く腕がぎゅうっと締めつけられた。
「わ、私だけじゃないでしょ!」
全然痛くないヘッドロックは照れ隠しらしかった。
おっぱいにぎゅうぎゅう押し付けられて、むしろ気持ちいい。
あ、でもちょっと息が苦しい。
「ギブ、すんません、俺もガチガチです」
それで潔子さんは腕を緩めて許してくれた。
息を吸うために顔を上げて、赤い顔をした潔子さんと目が合った。
恥ずかしそうにそっぽ向くのが可愛い。
クチュっと指を動かすと、潔子さんは目を閉じて体を震わせた。
入口付近をクチュクチュやってると、すぐに呼吸が乱れ始める。
「あ、んまり、見ないで」
「いや、参考のために」
「……なんの参考?」
答える前に潔子さんが顔を寄せてきた。
キスをされて、反射的に目をつぶる。
俺の目を閉じさせるためのキスだと気付いたけど、プニプニした唇とか濡れた舌とかが気持ちいいので気にしないことにした。
「こっち、いい?」
「……ん」
潔子さんが膝を開いてくれる。
スカートのせいで見えないけど、これはこれで風情があるかもしれない。
手探りであてがって、にゅっと押し入る。
「ん、はぁ」
抱きつくようにもたれかかってきた潔子さんの、吐いた息が耳にかかってくすぐったい。
お互い背中に腕を回しあって抱きしめあう体勢だ。
折りたたみテーブルの頼りなさが気になって、抱き合ったままゆっくりと抜き差しを始めた。
「あ、ふぁ、うん……」
潔子さんの足が俺の腰に絡みついてくる。
潔子さんが全身で縋り付いてくる。
「潔子さん、いい?」
「いい、よ……っん!」
ゆっくりとした動きはもどかしく、だけど確実に快感を積み重ねていく。
このまま続けたらイクことなく際限なく気持ちよくなってしまいそうだ。
……そう思った瞬間、暴発に近い感覚で潔子さんの中に精液をぶちまけていた。
◇
じらしプレイは爽快感に欠けるな、とかテーブルの上っていう設定は失敗だったかな、
とか脳内反省会が行われたのは一瞬だけだった。
話をしたこともないマネさんのエロい妄想をするのは、人としてどうよ、的な自己嫌悪がわいてくる。
……どうして世界には賢者タイムなんて存在してるんだ。
潔子さんすんません、マジすんませんした!
古舘先生ごめんなさい! 本当にごめんなさい!
神
420 :
名無しさん@ピンキー:2013/03/24(日) 20:25:50.32 ID:4x5Q7ibb
スピカは乳でかエロ娘
ハングリージョーカーいいね。
いいよねー
423 :
名無しさん@ピンキー:2013/04/18(木) 21:13:49.90 ID:hgQUEkoa
今ヤンジャンで書いてる
ハングリージョーカーねぇ
博士が「人体構造の研究だ」と言って助手の体をいじくり回す
とか?
エウレカを体内から出す研究と言って令嬢をいじる
とか?
425 :
名無しさん@ピンキー:2013/04/20(土) 13:37:44.51 ID:mtgfqjkR
千歳が博士の研究室を片付けてたら博士の研究の過程で意図せず生み出された、
人体に巻きついたり吸い付いたりして全体から病気や怪我を治癒させる液体と、
先っぽから体内に直接出して痛みを和らげる快楽物質と体力を回復させる栄養物質の液体が出る細太様々な触手群に、
ほとんど飲み込まれるような埋まるような形で全身びっちり巻き付かれて、
博士がどうでもよくて放っといたから制御不能になってて全身隅から隅まで三穴中出し(栄養と快楽物質)凌辱快楽拷問レイプされて、
叫び続けてアヘ顔もさらして脳も爆発しそうだけど体にはいいから、
なんらかの拍子に解放された後日ますます綺麗になってておっぱいもさらに大きくなっちゃった
っていう話が読みたい
それひんぬーのお嬢さんでも出来そうだな
効果を聞いて敢えて飛び込むとかw
「ごちそーさまっした!」
いかにも満足といった表情で、帽子の男が手を合わせながら言った。
「ム……早いな。体に良くないぞ?」
黒髪を下ろした女が、向かいの席から忠告する。
「だって超美味かったんしたもん!今まで母ちゃん以外の手料理とかほとんど食べたことなかったんスけど、なんつーか……フレッシュっス!」
「う、うむ……ありがとう」
パッとしないレトリックであるが、この男がいつもこのような調子だということは、彼女もよく知っている。
それよりも彼が偽りのない顔をして言うものなので、褒められることに免疫のない彼女は微かに頬を染めた。
「あ――……母ちゃん早く帰ってこないかな――……」
現在時刻は20時頃、場所は黒澤淳の部屋。
その1時間ほど前に、彼女の隣人であり部下の轟豪が訪ねてきて、
「サーセン、ウチの鍵なくしちゃって……ベランダ開いてるか見たいんで通してくれないっスか?」
確かそのようなことを言って、部屋へと上がり込んだ。しかし、と言うべきかやはりと言うべきか、ベランダの鍵は開いておらず、
彼の選択肢はは親の帰宅を待つのみとなった。本来ならこの時点で追い出すところなのだが、彼が空腹を理由に居座ることを所望。
曰く、食べに出かけられるほどの所持金も無いということなので、たまたま多目に作っていた夕食を振舞うことになったのであった。
「ほんとありがとうございました!黒澤さんいなかったら自分どうしようもなかったっス!」
「こちらこそ……口に合ったようでなによりだ」
「自分、こんなにお世話になっておいてこのまま出ていくわけにはいかないっス」
「……別にキサマに見返りなど求めてはいない」
「いやいやいやっ!何かお礼させてくださいよっ!ほんとに感謝してるんスよ!?そうだ!皿洗いさせてくださいよ皿洗い!」
「いや、遠慮しておこう」
この男に割れ物を扱わせる気はない。それよりも、早くこの場を去ってほしい、というのが本音であった。
「ゴウ巡査、悪いが――」
彼女がその意図を伝えようとしたところ、男はパッと顔を輝かせた。
「マッサージ!……マッサージさせてくださいよ!前断られちゃったんで、今日こそは……」
「マッサージ?」
彼が以前にこれを提案したのは、黒澤が隣に引越してきて間もなくのことであった。
身体をほぐしてあげるという行為はゴウにとっては精一杯の心遣いだったのだが、
当の黒澤には「揉む」という単語がいらぬ想像の飛躍を招き、当時は未遂に終わっていた。
「ほら、よく眠れるようになるかもしれないっスよ」
そう持ちかけるゴウの顔は黒澤から見てもやましいものには見えず、
さらにその時は黒澤も本当に疲れ気味だったので、彼の行為に甘えるというのは不自然なことではなかった。
「ム……では頼む」
「りょーかいっス!」
そばにあったクッションを枕にして、黒澤が床にうつ伏せる。
「とりあえず肩からでいいっスか?じゃあはじめますよー」
ゴウが声をかけて、両手で肩を掴み力を込める。そこそこに強い指圧であったが、痛くはない。
「慣れているものだな」
「そうっスね、よく母ちゃんにもやってあげてるんで」
確かにあの頭は肩が凝るだろうな……と思ったが、口にはしなかった。
「それぐらいでいいぞ」
「了解っス、じゃあ次は脚でいいっスね」
躊躇することもなく、ゴウが黒澤の片ふくらはぎに手を伸ばし、先ほどと同じように入念に揉みはじめる。
普段であれば手が触れただけでも殴り飛ばすのだが、さっきの肩揉みでかなりリラックスしていたというのもあり、
その手つきからは純粋な気づかいのみを感じ取ることができた。
「だいぶ張ってるみたいっスね……今日もお疲れさまっした」
この男はいらぬ気を遣うという行為を知らない。
言い換えれば、コイツがやることは全て本心からということになる。
うつ伏せになったまま振り返ってみると、活き活きとした顔をしてマッサージに励むゴウの姿が自分の肩越しに見えた。
見たことはないが、ちょうど彼が自分の母親にしてあげるのと同じ心持ちなのであろう。
――本当にコイツに下心はないのか?ただ純粋に後輩としての任務を全うしているのか?
そう疑問に思ったときに黒澤が覚えたのは、安心ではなかった。
彼女はこの男に惚れている節がある。と言ってもそれは彼女の異性へ対する耐性のなさから発生したものであって、
仮にゴウのポジションに全く違う男が現れていたとしても、同じような結果になっただろう。
そんな男を知らない女の中で、ある考えが発生する。
”コイツの本心を知りたい。コイツの気を引きたい。あわよくば、コイツと――”
そして、それぞれの思惑が渦巻き、混ざり、ある行動への起爆剤となった。
「ん?黒澤さん、もう脚いいんスか?」
おもむろに身体をこちらに向けた黒澤に、ゴウが質問する。すでに黒澤の顔はわずかに紅潮していたが、
ひと仕事終えて満悦するゴウにはわからないほどであった。
「ゴウ巡査……その、この前だが……」
「いつっスか?」
「私がここに引越してきて間もないときだ。あのとき……キサマ「とりあえず全身揉んでみる」などと言っていなかったか?」
黒澤の顔に力が入り、赤みが一気に増す。
「んー……そうしたっけ?確かに言ったかもしれないっスけど」
ゴウがそう言ったのを聞き届けると、黒澤が完全に仰向けに向き直り、肩肘をついてゴウをじっと見すえ、
「仮に……仮にだぞ?こういう所を揉んでほしい、などと言われたらどうするつもりだっ、たの……だ」
そう言いながら、空いた手を胸元に寄せた。
「いやいやありえないっス!黒澤さんがそんなこと許すわけないっス!絶対殴られ……」
「キサマにどうするかと聞いているのだ!!私がどうとかではないッ!!」
ただでさえ熱くなっていた頭にズレた返事が届き、思わず声を張り上げてしまう。
が、相手がそれに怯んだのに気付いたので、すぐに話を続けることにした。
「絶対に手は出さない。その、もちろん蹴りもだ……。だから揉んでくれ、などと言われたら……どうしてたか、と聞いているのだ」
さっきの叱責もすでに気に留めていない様子で少し考えると、ゴウが返事をした。
「自分、黒澤さんがおっぱい揉んでほしくなるような理由とかわかんないスけど、黒澤さんの頼みであればそりゃ揉みますよ」
十分すぎる尺と内容を備えた答えであったが、かえって黒澤は混乱させられた。
返事はイエス。しかしそれは頼み事だから。肝心の本人の意思がわからない。
「つーか何スか?黒澤さんおっぱい揉んでほしいんスか?」
相変わらずデリカシーのない追い打ちに、黒澤の右手が固く握られる。だが、先ほど自分で言った約束を思い出したので、制裁が飛ぶことはなかった。
――さて、この男は胸を揉むことを頼まれたと思っている。
断る理由はいくらでもあるが、そもそも自分で蒔いた種。
なにより、本心ではこうなることを望んでいたのではないのか――。
納得のいく答えを出す前に、黒澤は声を発していた。
「……その、頼まれてもいいか……」
「ウィッス!」
本日何度目かの返答は、普段のそれと何ら変わらぬものであった。
「おぅ、黒澤さんノーブラじゃないっスか」
部屋着の上から手を触れたゴウが意外そうな声を上げる。
「う、うむ……風呂上りだったもので」
「ん?黒澤さんなんか固いっスよ?さっきみたいに楽にしてくれればいいスのに」
できるわけがない。この歳になって、初めて異性にこのようなことをされているのだ。
「とは言っても……どう揉めばいいんスかね?肩とか脚とかと同じ力じゃ痛いっスよね」
「私に聞くな……ッ」
口調こそ強気なものの、彼もこういった行為には疎いということを知り、黒澤は安心とも不安ともとれない気持ちになっていた。
「じゃ、とりあえず失礼させてもらうっス」
ゴウが両手をしっかりと膨らみに据え、先ほどと同じようなペースで動かしはじめる。
「どうっスか?黒澤さん」
「どうというのは……」
「気持ちいいとか痛いとかないっスか?」
黒澤が返事に詰まる。はっきり言って肩揉みのような心地よさは全くないのだが、肌が薄い部分であるため手の温かさがよく伝わる。
「……続けてくれ」
言われるがまま、行為が続行される。それから少し経過したところで、ゴウが口を開いた。
「黒澤さん。ちょっとやり方変えさせてもらってもいースかね」
「好きにしろ」
やはりそっけない言葉を返すが、すでに黒澤はゴウの顔すらまともに見られないほど緊張しきっていた。
「了解っス」
返事をしながらゴウが手つきを変えた。手の平が脇寄りにあてがわれ、今度は押し上げられる。
「こうしてやるといいって昔母ちゃんが言ってたの思い出しまして」
「んっ!」
突如、声と共に黒澤の状態が小さく跳ねた。
「あ……サーセン、痛かったスか」
「い、いや、違うのだ」
「それならいいんスけど」
先ほど黒澤が声を上げたとき、ゴウの親指が彼女の胸の先端部に触れていた。
しかし彼はあくまでも揉むことに専念していたのでそれに気付いてはいない。そして、再び本人の意向にはない刺激が襲う。
「ん……ッ!待てっ、ゴウ巡査……」
「どーしたんスか?」
「その……指が、先に当たっている」
「あ、ほんとっスね」
寝転がっているため自分では確認できないが、彼が理解したということは、服の上からわかるほどそこが目立っていたのだろうか。
この流れの上とはいえ、やはり恥ずかしい。黒澤は、改めて自分の紅潮を確認するために、顔に片手を置いた。
「ってことは乳首は避けて揉まないといけないってことっスよね」
確かにマッサージを前提としているのであれば、余計な刺激は必要ない。だが、今この場でそういう考えをしているのは彼だけである。
方向性の食い違いを受けて、黒澤が弁解を図る。
「いや……そういうわけではない」
「じゃあもっと乳首触ってほしいってことっスか」
本当に根も葉もない言い方である。しかし図星であるため、悔しいが受け入れるしかなかった。
「んっ、んん……っ!」
口を強く閉め、いらぬ声が出ないように耐える。枕代わりのクッションの下に敷いた両手は、しっかりと布を握りしめていた。
「ちょっ、ほんとにいーんスか黒澤さん!?超キツそうなんスけど……」
「続けろと言っているだろ!!」
「は、はいサーセン!!」
ゴウの両手は再び形を変え、今度はちょうどマウスを持つような形になる。人差し指と中指で先端に触れ、残りの指でバストを挟む。
先輩のためにと勤しむ彼の顔つきは、愛撫というよりもビデオゲームにでも夢中になるときのそれに近かった。
「黒澤さん、コレ気持ちいーんスか?」
「そんなこと言えるかッ……!!」
「え、何がっスか?」
彼にとっては些細な疑問を口にしただけであったが、予想外の返答に戸惑い、思わず手を止める。
そして、ふと思いついた言葉を続けた。
「そうだ黒澤さん、ダイレクトに触ってみてもいいっスかね」
「ッ!!そ、それ……は」
「ゼッタイ効果あると思いますよ」
何に対する効果なんだ、とツッコみたくなったが、おそらく本人も答えられないと察して思い留まった。
ゴウが得意げに鼻息を上げながら、両手を部屋着に潜り込ませる。
「あっ……!コラ、まてっ!!」
裾が両腕に押し上げられて腹部があらわになったが、胸は隠れたままである。
「おぉ、超やーらけーっス」
「うぁぁ……!!」
直に触れられたという羞恥から、かすれた叫び声が喉奥から上がった。
「こんなんでよかったっスかね?黒澤さん」
「ウ、ウム……その、悪くなかった……」
あれから更にエキサイトするように見えたが、ゴウが少し飽きていたこと、そして慣れない刺激を受け続けた黒澤が疲弊気味だったことから、
どちらが促したでもなく休戦となった。
上がりきった心拍数を鎮めるべく、黒澤が胸部を片手で押さえ、長く息を吐く。
「そーいえば黒澤さん、さっきから脚ゴソゴソしてませんでした?」
ビクッ、とでも聞こえてきそうな勢いで黒澤が硬直した。
時間にしてそこまで長くはなかったが、じっくりと胸を責められることによって黒澤の身体は確実に熱くなり、
自分の本心もわからぬまま次のステップを求めはじめていた。もちろん彼の目の前で触れて慰めるということもできるわけがなく、
どこにも縋る当てのない腰を持て余していたのであった。
「気付いて……いたのか」
「わかるっスよ〜超ゴソゴソしてましたもん!超ゴソっしたもん!」
「ぐ……ッ」
一度は落ち着きかけた鼓動が、再び激しく打ち始める。普段の黒澤であればそのまま激情に任せて蹴りでも飛ばすところだが、
全身の力が抜けきっていたため、被害が出ることはなかった。
「で、するんスか?」
お任せください、とでも言わんばかりの得意げな顔でゴウが言う。
「する……とは」
「マッサージっスよ」
「ここでいいんスよね?」
ゴウの右手が脚の間に当てられる。ズボンの上からのわずかな触覚が、今まで放っておかれていた疼きをかえって高めた。
「は、早くしてくれ……ッ!!」
「りょーかいっス」
中指の腹が、強く中心部に押しつけられる。
「あぁ……っ!!」
行き場のなかった刺激から一気に解放され、黒澤が悦びを含んだ叫びを上げる。その直後に、自分の声が響くことを恐れ、両手で口元を覆った。
「なんかせわしないっスね、黒澤さん。あんま動かれるとやりにくいっスよ」
「黙れッ!!」
いつものように叱責の声を上げたつもりだが、まともに聞き取れないほどのボリュームになっていた。
自分のものとは違う、幅のある指が繰り返し刺激を与える。
同じ部分を2本指で捏ね続けていたかと思うと、全体をゆっくりと擦り、黒澤が口を挟む間も与えず、今度は強めに押さえる。
前戯としてはあまりにもお粗末というか雑だったのだが、彼の人間性を考えると妥当である。
「おい……ゴウ巡査」
自分にさえ聞こえるかわからないほどの声で、黒澤が相手の名前を呼ぶ。
「なんスか」
「……直接……触ってくれ」
さすがに向こうから要望されたとなると、彼女を恐れるゴウにもためらう必要はない。
右手をまっすぐズボンの中に滑り込ませ、そのまま温まりきった器官に触れた。
「ひゃあぁ!?」
快感というよりはそれに対する驚きから発せられた声が響く。と同時に、ゴウがにわかに目を見開いて右手を引き抜いた。
「黒澤さん!ヌルヌルっス!超ヌルヌルっスよ!ホラ見てください!」
この男は興奮していた。健全な方向に。活き活きと声を張り上げて、右手を黒澤の目の前に差し出す。
無色の液体がそれぞれの指にしっかりと絡んでいるのを見せつけられ、黒澤は自分の身体がいかに素直かを実感した。
「あ……サーセン、続けますんで」
黒澤の鋭い目つきに委縮し、すぐさま濡れた手をさっき入れた所に戻す。彼女の眼が羞恥のあまり潤みかかっていたことには気付いていなかった。
「っあ、あぁ……ぁ……っ!!」
着衣のときよりも格段に強い感覚に襲われ、慄くような声を上げる。彼女が性欲を満たす行為に至ることは初めてではなかったが、
自分の意志に反して行われるそれは格が違った。
「きてくれっ……中にもッ……!!」
「えっ、中って……」
「聞くほど難しいことじゃないだろッ!!」
彼は色々足りない人間ではあるが、さすがにそこに入れられる場所があるということは知っている。
特に湿ったところを指先で何度か押さえてアタリをつけると、そのまま慎重に挿し込ませた。
「くぅぅ……っ!!」
自分側から見て確認はできないが、おそらく2本は入っている。しかし十分に解れていたため、痛みは感じなかった。
「つ……続けて、くれ」
「りょーかいっス」
すでに限界近くまで責められた黒澤とは対照的に、ゴウが最初期から変わらぬトーンで答え、入っている部分をゆったりと前後させる。
「うぁぁ!そ、そう……それっ……!!」
指の関節が内壁に引っかかって擦れるような感覚に見舞われるたびに、黒澤が上体を床に押し付ける。
潤滑剤が絶えないので、指の動きが遅くなることはない。むしろコツがつかめてくるので、徐々に速さは増していった。
「もっと……してくれっ、はやくぅ……っ!」
彼女が人前で、ましてやこの男を前に理性を失うことは滅多にない。そんな彼女が口に出してまで求めるほど、
彼女の中を満たしていく快楽は今までになく強かった。
責められているところの収縮が、自分でもわかる。これが相手の指に伝わっているのだと思うと、ますます息が上がった。
「くっ……ん、んんっ!」
不意に、身体の芯がいっそう熱くなった。これから来るものに怯えるかのように強く目を閉じ、腰を浮かせる。
ゴウが彼女の様子に気付かなかったわけではないが、さほど気に留めることもなく同じペースで続けた。
「あ、あぁぁっ!ゴウじゅん、さっ、あ、あアぁぁぁ――……っ!!」
自分でも聴き慣れないほど高い媚声を上げ、黒澤が全身を大きく震わせた。
何に促されるでもなく黒澤が目を覚ました場所は、ソファの上であった。元々そこに置いてあったブランケットが敷布団にされている。
時刻は22時の少し前。それまでの記憶を辿ろうと思いながら身体を起こすと、聴き慣れた軽い声がした。
「あ、起きました?」
声がした方に目をやると、バラエティ番組の点いたテレビを前にゴウが脚を崩して座っていた。
「黒澤さんあのあと急に”もうさわるなッ!!”とか言って自分の手ぇバシッてやって、そのまま寝ちゃったんスよねー。
ほっとくのアレなんで、一応そっちに運んでおきました」
彼がそこまで言い切る前に、黒澤が再び身を横たえ、壁のほうを向く。
そして、ブランケットの端を両手で強く握り、見る間に赤くなった顔に寄せた。
――部下に性的なことを強要させてしまった。
この男に対して灸を据えることは普段からあるが、今回に関して彼には何の落ち度もない。彼はただ自分のことを気遣ってくれただけなのに、
純粋な気持ちに付け込んで、上司としても一人の女としてもあまりに軽率な行動をしてしまった。
自分への怒りや相手への申し訳なさ、そして取り消すことのできない行動への恥じらいに自然と眼が熱く潤んだ。
「……ゴウ巡査」
対象に背を向けたまま、震えた声で言う。
「すま、なかった……。あんなことを、させてしまって……嫌だっただろう……」
「あんなことって何スか?」
「その……妙なところを触らせたりして……」
「あー、胸とかあそことかっスか?それがどうしたんス?」
「……な、何でそんなに平然としているのだ!!」
「いや、だって自分マッサージやってただけなんで」
「キサマ、なんとも思わなかったのかッ!?」
「いや、べつに……」
その言葉を聞いて、ようやく黒澤が勢いをつけて立ち上がり、ゴウの方を向く。
「じ、自分なんかマズいこと言っちゃったっスか!?」
彼女の制裁を恐れるあまり、余計なことを口に出してゴウが委縮する。しかし、その眼差しがいつものような怒りには燃えておらず、
どこか悔しさのようなものを含んでいることに気付き、疑問と戸惑いの表情を浮かべた。
「黒澤、さん?」
「本当に……本当に、ただのマッサージだったというのだな?」
「そうっスけど……。黒澤さん、自分の腕前ぶっちゃけどーっしたか?」
そう質問する彼の表情には相変わらず一分の曇りもない。彼のこういう所がいつも周囲を苛立たせるのだが、
今回に限って黒澤は自分の胸の中で沸き上がるものが落ち着きはじめるのを感じた。
「う、うむ……悪くなかった。その……感謝する」
「アザッス!」
軽く敬礼をしながら、やはり笑顔でゴウが言った。
「そうだゴウ巡査、お前の母親はもう帰っているのではないか?」
「あ、そーいえばさっきガチャガチャいってた気がします」
「ではもう行っていいぞ……色々すまなかったな」
「何言ってんスか黒澤さん!自分黒澤さんに超お世話になったってゆーのに!」
「あ、そうだゴウ巡査」
「何スか?」
「今晩のこと……絶対に口外するのではないぞ」
「……?了解っス。じゃあ黒澤さん、お邪魔しました」
再び一人だけになった自分の部屋で、黒澤はさまざまな考えを巡らせていた。
あれだけのことをしておいて平然としているなんて、あの男に性的な感情というものはあるのだろうか?
それとも、私に欲情させられるだけの器量がなかったのか?
今度、私からお返しと称して同じことをやってみせたらわかるだろうか。
その場合……やはり、口なども使った方がいいのか?いや、それはまだ早いか――。
はっきりした結論が出せないまま、布団に入る。まだ考えの整理がついていないし中途半端に寝てしまったしで
しばらくは寝付けないと思っていたが、いざ横になってみると間もなくして意識が薄れた。
――きっと明日からのアイツも、いつもとは何ら変わらぬ調子で私に接するだろう。
そのことに安堵するべきなのか、はたまたがっかりするべきなのか分からないうちに、黒澤は穏やかな眠りにつくのであった。
おそまつ
乙(;´Д`)ハアハア
イイネ
保守
照橋さんが萌えるので斉木の超能力でなにかしたいけど斉木のキャラ的に妄想がはかどらない
HACHIのテッキンがまじエロいんですけど。
HACHIのふゆみ(酒上=バッカス様の生娘コレクションの2番)のやつ。
処女はとっときます。
流血表現あり。
規制にひっかかったら後日貼りに来ます。
ここだけの話、と前置きして古い友人は裏事情を語り始めた。
「あれは人間だしさ、アイシテルとかないよ?」
「そうなんですか?」
酒上は相槌を打ってからグラスに口をつけた。
べたべたと甘やかして「可愛い人」と呼んでいた娘のことを、友人は一言で切って捨てる。
「血液奴隷だよ。それ以上でも、それ以下でもなく」
酒上の思考のすみに、友人が奴隷と評する娘の姿が浮かんだ。
幸せそうに一途に愛に陶酔する彼女の笑顔を、酒上は少々気の毒に思う。
「では、どうしてあんなことを? 皆の中では君は人間に恋した変わり者ですよ?」
風評を気にしていないらしい友人は面白がるように笑った。
「味がね、まろやかになるんだよ」
「なるほど」
酒上は頷く。
血液の味には個体の精神状態が反映される。
アドレナリン、ドーパミン、セロトニン……人の感情とはつまり化学物質で、
物理的に溶け込んだそれらが味に変化をもたらすのは当然だった。
酒上はワインやウイスキーの味についてはうるさい性質だったが、
こと人血のこととなれば「乙女であればいい」程度のこだわりしか持っていない。
せいぜい「アドレナリンの多い血液はぴりっとした味がする」程度の知識があるだけだ。
目の前の友人はとにかく血液の味にこだわる性質で、
パックで支給される量産品など飲もうともしないレベルだった。
しかし……アドレナリンの刺激のない血液はどんな味がするのだろう?
酒上は思わず生唾を飲み込み、友人と目が合ってバツの悪い思いをした。
「まあ、試してみてよ。人間なんて優しくすればすぐ落ちるから」
「そうですね……でも、いくら味が変わるといっても恋愛ごっこは面倒ですね」
「それだけの見返りは保障するよ。濃厚まろやか」
熱心な勧めを受けて、酒上は心の中で手持ちの生娘コレクションからの選定を始めていた。
選んだのは、酸味と甘みのバランスの良い娘だった。
酒上はその娘の名前がふゆみということすら知らない、
つまり、それ以上でもそれ以下でもないただの血液奴隷だった。
「私を好きになって下さい」
「はい? はぃ……は……? はぁ」
ふゆみはすんなりと命令を受け入れられずに、戸惑いを隠しきれなかった。
奴隷の模範解答は一言「はい」と答える事であろうが、
酒上はさほど厳しくないスタンスだったため、条件反射のような服従は出てこなかった。
酒上の戯れの相手に選ばれなかった生娘たちも目配せしあってざわついている。
「……では、恋はできましたか? 血液に快楽物質の分泌は進みましたか?」
その質問でふゆみは酒上の意図を理解した。
生娘たちの栄養状態と血液の関係について説明されたことがあったし、
怯えている人間の血液は刺々しい味がするのだと、誰かが話していたのを聞いたこともあった。
(いつもとは違う血が飲んでみたくなったんだ)
別にふゆみと恋がしたかったわけではないのだと理解する。
『もしかしたら分かり合うことができるのかもしれない』という期待が裏切られた失望と、
『自分たちを採血原としか考えてない半神と分かり合えてたまるか』という反発心が守られた安堵感と。
二つの感情のうち、ふゆみの心のをしめているのは圧倒的に後者の安堵感だった。
(ああ、この人は本当に化け物なんだなぁ)
「ひとまず味見をしてみましょうか」
酒上がスイッチを入れ、ふゆみの腕に装着された機械が振動を始める。
絞り上げられた血液は細いチューブの中を通り、酒上の口中にぽたりと落ちた。
舌で転がすように味わって、酒上はいささか機嫌を損ねた様子でふゆみに問いかけた。
「君、真面目に恋をしていますか?」
当然ながらふゆみの精神状態はいつもと変わらない。
憂鬱でうんざりしていて、慢性的な恐怖心に捕らわれている。
こんな状況で半神相手に恋をできるだなんて、酒上はそんな馬鹿げた考えを本当に信じているのだろうか?
ふゆみにはもはや、不可能なことをわざと強要して楽しんでいるのではないかとすら思えてきた。
「そうだ、こうしましょう。君のお願いをひとつ叶えてあげます。それと引き換えに君は恋をする」
酒上の提案にふゆみは一瞬息が止まった。
捕えられてからずっと、ふゆみの抱く願いは一つだけだ。
ここから解放されてかつての日常に帰る事。
それは、目の前の男になら実現が可能な願いだった。
止まっていた呼吸が再開する。浅く小刻みな呼吸だ。
心臓は鼓動を早め、痛いくらいの緊張に視線が泳ぐ。
「……あの、だったら」
「それ以外で」
絞り出すようなふゆみの言葉は、しかし途中で酒上に遮られた。
「えっ?」
「何を考えているかは知りませんが、そういう深刻そうなこと以外で」
失望にふゆみの肩を落とした。
無駄な疲労感の中で、彼女はぽつりと答えた。
「他は……特にないです」
「そうですか」
酒上はしばらく考えをめぐらし、彼の友人が行っているものよりもインスタントなプロセスを思いついた。
要するに快楽物質さえあればいいのだ。彼女の感情については妥協してもいい。
「では私が自力でなんとかしますから、君は楽にしていてくれたらいいですよ」
紳士的に微笑んで、ふゆみの襟に両手をかける。
少女の着衣が一瞬で引き裂かれた。
ふゆみは悲鳴を上げて反射的に胸元を抱き寄せた。
酒上は彼女の都合など気にもとめず、びりびりと服を破り捨てていく。
「あっ、や、やめてっ! うそ! やだぁ!」
男が女の服を脱がす事の意味が、年頃の娘に理解できないはずがなかった。
傍らで整列している生娘たちも、目の前で行われようとしている行為に青ざめている。
同じ境遇ゆえの親近感から少女たちは仲が良く、
そんな友人が凌辱される様を見せつけられるのはある種の拷問と言えた。
また、この行為を酒上が気に入れば、
ふゆみと同じ事が自分の身に降りかかってくる可能性が高いという絶望的な未来の予想もついた。
酒上の手から逃れようとしてふゆみが転んだ。
それでも彼女は這いずって逃げようとする。
ふゆみの服を器用にはぎとっていた酒上は、ふむ、と首をかしげた。
「床は痛くありませんか?」
ふゆみはぶるぶると頭を振ったが、ただ現状を拒否しようとしているだけの動きで、
会話が成立しているわけではない。
それを理解した酒上は黙って彼女を肩に担ぎ上げた。
小柄とはいえ彼もまた半神、人間の娘一人分の重さなどあってなきがごとしだ。
「あのねぇ君、打ち身があると血がえぐくなるんですよ?」
「やだぁっ、放してぇ!」
ばたばたと暴れる足が酒上の体にぶつかるが、彼は気にした風もない。
「残りの子は、ひとまず部屋に戻しておいて下さい」
配下にそう命じて、酒上は部屋を出て行った。
ベッドに下ろされた時、ふゆみはほとんど下着姿にまで剥かれていた。
焦らす様子も楽しむ様子もなく、酒上は機械的に下着を脱がせ……ようとして抵抗されて引きちぎった。
「ぐすっ、も……やだ……」
ふゆみを後ろから抱きかかえるようにして膝に乗せ、両手で乳房に触れる。
「やだ……やだ……」
涙声で嫌だとつぶやくふゆみはどこか幼児帰りしたような姿だ。
やわやわと揉みしだく酒上の手を剥がそうと爪を立てたが、
子猫のひっかきほどの効果も得られず、ただ手を重ねているだけになってしまった。
自分だけ裸にされていることが惨めだった。
背中に触れるスーツの感触が一層ふゆみの惨めさを強調した。
酒上はネクタイすら緩めていない。
触れてくる手には嫌悪感しかないのに、物理的な刺激に胸の頂が立ち上がる。
手の平のなかでくにくにと翻弄される乳首を中心にじんわりとした感覚が広がっていく。
考えたくはなかったが、これが「感じる」ということなのかもしれない。
心を裏切る体の反応に、ふゆみはぎりっと歯を食いしばった。
愛情の上に行われる行為のはずだった。
こんな暴力的な形で行われるはずではなかった。
何よりも悔しいのは、強制される快楽に体が応えていることだ。
「ふっ……ん、う……」
初めての感覚をどうにかやり過ごそうと耐えているふゆみの口から、
隠しきれない悦楽を含んだ吐息が漏れる。
(違うの! 気持ちよくなんてない!)
心の中でどんなに否定してみても、体は素直に酒上の手に従っている事に、
ほかならぬふゆみ自身が気づいていた。
両手で胸を揉んでいた酒上だったが、頃合いと見たのか片手を下腹部の方に下ろした。
ふれた指がくちゅりと濡れた音を立てる。
「……!!」
ふゆみの顔が真っ赤に染まった。
泣き出しそうな表情で、食いしばっていた奥歯を一度ゆるめる。
彼女は追い詰められた表情で、下唇に歯を立てた。
がりりと嫌な感触、そして口の中に広がる血の味と鈍い痛み。
しかしふゆみは少し表情を和らげた。
不快な味もじんじんと熱を持ったような傷の痛みも、望まない快楽よりはずっといい。
「ああ、もう、君達はまた」
胸に触れていた方の指がそのまま上がり、ふゆみの口に突っ込まれた。
「んっ! う、むぅ!」
「バイ菌が入ったらどうするんですか」
あきれたような声音でそう言って、酒上は行為を再開した。
当然ながら人間が噛みついた程度で半神が怪我などするはずもなく、
自傷予防にさしこまれたそれに舌が絡む様は、両者に自覚のない指フェラの様相を呈していた。
愛液の絡んだ指がぬるりとクリトリスを撫でる。
「ふぁっ!?」
途端にふゆみの体がビクンと跳ねた。
(なに? 今の?)
そのための器官から生まれた感覚を、とっさには快楽と認識できなかった。
胸を揉まれていた時のじわじわとした感覚とは全然違う、神経を直接刺激するようなダイレクトな快感。
「ふっ、あ! んっ、らめ……ひゃんっ」
閉じることのできない口から声が漏れる。
それはふゆみ自身の耳にも嬌声にしか聞こえない。言い訳のしようもなかった。
飲み込み切れない唾液が口の端を伝う。
シーツを握りしめて首を振っていやいやして、ふゆみは必死に抵抗しようとする。
酒上はふゆみの痴態に対して、およそ情欲というものを感じさせない機械的な動きで行為を続けた。
受け入れ準備を始めて緩みかけた膣口も、うごめいているであろう内部に興味を示した様子もない。
感度のよいクリトリスに蜜を塗り付け、押さえつける。
ふゆみはまるでスイッチを押すと声を上げるおもちゃのようだった。
「んっ、んー! やっ、あ、……ぃ、やぁあー!」
蓄積された快感が臨界点を超えた瞬間、ふゆみは拒絶を叫びながらイッた。
ふゆみの全身が弓なりに張りつめる。
そしてぐにゃりと弛緩した。
崩れ落ちた先は酒上の腕の中で、彼に身体を預けているような体勢がふゆみにはひどく不愉快だ。
彼女はまだ自由にならない体を無理に前に倒して酒上から離れた。
酒上はもう彼女の体への興味をなくし――正確な意味ではそもそも興味など持っていなかったのだが――採血装置のスイッチを入れた。
小さなモーター音をBGMに、ふゆみの血液が酒上の口中に滴る。
彼はゆっくりと息を吐き、満足そうに笑った。
「これは確かに、濃厚まろやか」
それはふゆみたちへの刑の宣告だった。
<終>