☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第55話☆

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770名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 06:16:36 ID:yPCGAZfe
まるで幼少期なのはさんのカートリッジ消費量並みのスピードだな

>>765氏が久しぶりな凌辱モノを投下してくださると聞きつけたので服を脱ぎ捨てて待機してます
アリサ、すずか、大人アルフ、スバル、ギンガ、カリムさん、クイントさん、リンディさん、レティさんあたりならうれしいんだぜ
771名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 06:23:11 ID:9CC1UoDu
>>718
GJ。
>>729の通りまだ切ってない札あるからまだまだ4番の攻勢に期待。主に殺傷設定にしたことが裏目に出る方向で。
しかしからくりの方だったか。エリキャロについてはテレサとクレアも入ってると思っていたんだけども。
偽装系や転送系の魔法っていうとやっぱり
それを利用した肉の盾が見たいけどなかなかないんだよね、そういう鬱ラノベ。ありすぎても困るけど

>>745
GJ、てか何おっぱじめようとしてんだこの二人w
どうなることやら・・・
772名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 06:39:22 ID:BfGG0VTk
「ルーを僕に下さい!」
「キシャー(お嬢様は貴様にはやらん!)」
773名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 06:44:31 ID:TjEaXlm9
>>772
ちょwwwキシャーやめてwwwwwwいろいろ台無しにwww
774名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 06:58:45 ID:oPrRav1C
ごめんちょっと教えて。
エリオの魔力光って何色だっけ?
775名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 07:00:35 ID:EvbOVjNv
黄緑っぽい黄色…だったと思う。
Nanohawikiに書いてない?
776名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 07:00:50 ID:chRFCVz9
>>774
黄色。
777名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 07:51:49 ID:oPrRav1C
>>775
サンクス
778774=777:2008/02/26(火) 07:52:59 ID:4T+OdlaB
ごめ、>>776もサンクス
779名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 07:59:18 ID:vaG/L78/
>>759
ドゥーエならともかく…ウーノは難しいなぁw
あとセッテ…散々言われてるけど喋らねーんだもん…
780名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 08:18:58 ID:XBa0zL/K
>>745
GJ!!最 後 の 壁 「ガリュー」
781名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 08:40:53 ID:EazmTOrh
>>779
セッテは姉には尊敬語、姉妹は呼び捨てってことくらいしかわからん。
妹に対してはどうなんだろ。
782名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 09:33:39 ID:XtCVmJYz
まってろよおまえら・・・もうすぐ・・・クロノ×リンディが完成するからな・・・
783名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 09:42:51 ID:5vRfVymj
>>782
オッケー
全裸待機でwktkしてるぜ!
784( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 09:52:57 ID:AA6ymFt4
(゚Д゚;三 ゚д゚) 先に投下しても良いかな? 待つ?
785名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 09:59:02 ID:fnHbwvHZ
GO!
786( ゚Д゚) ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:01:36 ID:AA6ymFt4
注意事項
・まぁ、初っ端からどえらい捏造です。
・今まで付け忘れてたけど、非エロ。
・レジアス中将はモブか悪役だと思っている人は、読まないほうが吉です。
・でも、フェイトファンには比較的毒が少なかったりします。
・前半アリサマンセー色残ってます。後半はシリアス。
・あぼーんキーワードは「熱い彗星の魔導師たち」
787熱い彗星の魔導師たち 7-01/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:02:13 ID:AA6ymFt4
 ────ドクターの計画は、次段階に進むようです。
「いよいよ、“アレ”が完成すると言うことですね?」
 ────そうなります。
「予定より1週間ほど遅れているようですが、完成度の方は?」
 ────“Unlimited Powered”の行動にもよりますが、まず、問題ないかと。
「そう、それならいいですが……我らの希望、あなた方に託したのです。間違いなどなき
よう、お願いいたしますね」
 ────ドクターにもお伝えしておきます。
「お願いします。ところで、この話、管理局の方は?」
 ────地上本部がいろいろと探りを入れてきていますが、その真に意味するところま
ではたどり着いていません。まぁ、ドクターは彼とは、3年前に切れていますから。ただ
……
「ただ?」
 ────以前もお伝えしましたとおり、No.8とNo.10に仕込んであった、リモートプロ
グラムを除去されたので、こちらも相手の動きまでは、完全には読めなくなっています。
「ええ、それは……そのあたりは、こちらからも情報を流しますので。しかしそれなら、
No.11にも仕込んでおけばよかったでしょうに」
 ────リモートプログラムについて、管理局にリークしたのが、あの愚妹なのです。
……すみません、お恥ずかしい限りです。
「本局……最高評議会は?」
 ────もっと幼稚です。ドクターを自分達が動かしていると思い込んでいる。今は、
No.12のデータにご執心のようですね。
「そんなところでしょうね」
 ────“ゆりかご”の方も、発掘はほぼ完了、復元と、改装の作業が本格化していま
す。最終段階まで、そうはかからないかと。
「よろしく、お願いいたしますわ」

熱い彗星の魔導師たち〜Lyrical Violence + StrikerS〜
 PHASE-07:Renovate from beginning
788熱い彗星の魔導師たち 7-02/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:02:35 ID:AA6ymFt4

『故に、レリック運搬に際しては、現在の1級ロストロギア用ケースに変えて、新たにS
級防爆仕様の、固有魔術式キー・ロックのケースの採用の必要性が、……』
 レッドフレイム、オフィスルーム。
 ユーノは、窓に近い副隊長席に掛け、端末に向かって、文書を作成していた。
 すでに、窓の外は、陽がかなり高くなっている。
「あれユーノ、まだオフィスにいたんだ?」
 入ってきたアリサが、その姿に気付き、いきなり、言う。
「ん、まぁ、これだけ提出してから落っこちようと思ってね。地上本部と本局に回す提案
書」
 ユーノは、笑顔で言いながら、一度手を休めて、手足を伸ばした。
「コーヒーで良いかしら?」
 アリサは言い、休憩スペース用の簡易キッチンに向かう。
「あ、ありがとう」
 アリサは、コーヒーメーカーのデキャンターから、『YuNo・Alisa』の相合傘と、大き
なハートの入ったカップ2つに、コーヒーを注いでいく。
「はい、お待たせ」
「ありがとう」
 ユーノは、アリサからコーヒーカップを受け取ると、添えられたスティックタイプの砂
糖とミルクを入れて、軽くかき混ぜてから、口に運ぶ。
「それで、はやての方からは、何を言われたの?」
 ユーノは、立っているアリサを見上げて、訊ねた。
「ん? ちょっとシフトの変更が…………はっ!?」
 同様に、コーヒーカップをひとすすりしてから、アリサは笑顔で答えかけたが、突然、
何かを思い出したようにすると、顔から血の気が引いた。
「アリサ?」
「いけないっ!!」
789熱い彗星の魔導師たち 7-03/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:03:15 ID:AA6ymFt4

「よっしゃー、ランニングはここまでやでー」
 なぜか、地球の旧い女子用体操着、すなわちTシャツとブルマという構成の衣装で、ス
ターズ小隊とライトニング小隊のメンバーを先導してきたレンは、ホイッスルを吹きなが
ら振り返り、それを口から落として首紐に下げながら、笑顔でそう言った。
 ぽんっ、と、レンは純白の騎士甲冑姿になると、
「ほな、模擬戦プログラムの方の様子見てくるさかい、これまでは小休止や〜」
 そう言って、浮遊魔法で飛び上がり、奥の区画へ飛んでいった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 ライトニングのエリオとキャロは、相変わらずランニングだけでバテバテだ。
 しかし、その2人と2つしか違わないマギーは、それ程呼吸を乱していない。
「すごい、ですね……アルピーノさん……全然、息……上がって、なくて」
 キャロよりはまだ余裕のあるエリオが、地面にへたり込みつつ、見上げて、そう言った。
「ふぅ……そうかしら?」
 マギーは、そう言って、小首を捻る仕種をしてから、
「あ、そうそう、あたしは、マギーって呼んでくれて良いわよ、エリオ、キャロ」
 と、付け加えた。
「あ、はい」
 エリオはそう、返事をしたが、キャロの声は、ない。まだ、その余裕がないのだ。
「確かに、ヴィータさんの時に比べれば、レン副隊長の方が、こういうの甘いみたいだけ
ど……それでも、すごいよ」
 自分もさほど息の上がっていないスバルは、苦笑気味の笑顔で、そう言った。
「やっぱり、これも、バニングス隊長の?」
「んー、アリサは型とか技術は、基礎から徹底して重んじるけど、こういう持久力の付け
方は、あんまりしないわね」
 スバルの問いに、マギーはそう答えてから、
「あー、うちにはまあ、父の生前には、もっととんでもない師匠が、2匹……というか、2
人、いたから」
 と、そう言いながら、渋い顔をして、表情を引きつらせた。
「ふーん……って、マギーのお父さん、亡くなってるの!?」
 納得した声を出しつつ、スバルは、驚いて、聞き返す。
「うん……あ、つっても、事故とかじゃなくて、トシよ、トシ」
「トシ?」
 答えてから、マギーは、急に苦笑して、少し気まずそうな顔をしたスバルに、言う。ス
バルは、顔を、キョトン、とさせた。
「あたしの父、あたしとは孫と祖父みたいな歳の離れ方だったから。しょうがなかったの」
「あ、そうなんだ……」
 マギーは軽い苦笑交じりに言うが、スバルの顔は、やはり晴れない。
 一方。
「なぁなのはちゃん、良かったら、模擬戦、あたしやるで?」
 なのはの背後に着地したレンが、少し心配そうに、言う。
「うん。レンでダメなら、私がやるよ? それなら、良いでしょ」
 フェイトも、やや心配げに、言う。
「えっと……レンちゃん、クロースレンジと直射特化だし、フェイトちゃんは、模擬弾で
も、雷が乗っちゃうから、あまり……ね」
 なのはは苦笑して、2人を振り返った。だが、その笑顔には、どこか、蔭が残っている。
790熱い彗星の魔導師たち 7-04/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:03:50 ID:AA6ymFt4
「そう言うなら止めへんけど……」
 ────ま、そっちのフォローはあたしが何とかしといたるか。
 レンが、そう考えていると、入れ替わりに、フェイトが、幾分表情を晴れさせて、しか
し、笑顔というわけでもなく、言う。
「でも、無理はしないでね。なのはだって、昨日アリサに撃たれた後に出動強行して、結
構負担掛けてるんだから」
「うん、大丈夫だよ」
 にこっ、と、笑顔を作って、言うと、
「それじゃ、私、あの子達のところに行ってくるね」
 と、レンと、すれ違うように、その場を後にした。
「スバル達には、マギーちゃんついてるさかい、平気やと思うけど……」
 クライドやリーゼ姉妹との縁で、マギーとも何度か、面識もあり、手合わせもしたこと
のあるレンは、言う。
「ここまで来ると、なのはちゃんのほうが心配やね。あれ、あからさまに無理してるやん」
「うん……でも、なのはは言っても、止めようとしないから……最初に会った時から、そ
うなんだ。まっすぐなのは、美点だと思うんだけど……」
 レンの言葉に、フェイトは同意し、そう言った。
「アリサちゃんが本格的に管理局入りしなかったの、自分のせいだと思っちゃってるんよ
ね。ンなモン、しがらみ関係あらへんと、個人の裁量や言うのに」
「そうなんだ、もともとアリサは、家業継ぐつもりでいたからね。管理局に、本腰入れる
つもりは、もともとなかったんだけど」
 困惑気な顔で、2人は会話を続ける。
「まぁ、でも、7年前の事件、キョーレツやったそうやからなぁ……あたしは、記録と噂
でしか、しらへんけど」
 レンが、リインフォースの自動防衛システムの“スタブ”の任を解かれ、ヴォルケンリ
ッター5騎目として再起動したのは、4年前のことだ。
 はぁ、と、2人揃って、ため息をついたとき。
「フェイト! レン!」
 バリアジャケット姿、レイジングハートを起動した状態で、アリサが、2人の目の前に、
急速に迫り、ホバリング相当の高度まで、落とす。
「マギー、この前のティアナ達みたいな模擬戦、参加させてないでしょうね!?」
「えっ?」
 アリサの、切迫した問いに、フェイトは、レンと顔を見合わせつつ、眼を白黒させる。
「マギーの魔法の師匠は、あたしも多少は教えたけど、基礎部分は……」
 アリサが言いかけたとき、背後で、穏やかなオレンジ色の魔力光が、一瞬、閃光となっ
て迸ったかと思うと、
 ちゅどぉぉぉぉんっ!!
 と、アリサの背後で、大爆発が起きた。
 ────少しだけ、時間を戻す。
「1発だけ当てれば良いの? 1対4で?」
 マギーは、スバルに、そう訊ねた。
「うん、そうなんだけど……」
「ふーん」
 重そうに言うスバルに、マギーは、素気ない感じの返事を返した。
『勝ちに行くなら、作戦あるけど、どうする?』
 マギーは、スバルや、エリオ、キャロに、念話を飛ばした。
『あたしは……』
791熱い彗星の魔導師たち 7-04/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:04:23 ID:AA6ymFt4
『ストップ。ユーノ仕込みのレンジ絞りと単方向スクランブル掛けてるけど、そっちから
の返答は、高町隊長に聞かれる。だから、YesかNoかにして。それに、無理強いはしない
し、Noでも、フォローはするわ』
 答えかけたスバルを、一旦遮って、マギーは言う。
『この中じゃ新参だし、難しいかな』
 マギーはそう言って、自嘲気味に苦笑した。
『あたしはYes』
 だが、スバルはそう、即答した。その表情には、険しさがある。
「…………」
 そのスバルを見て、きょとん、として、呆けかけたエリオとキャロだったが、すぐに、
『僕も、Yesです』
『私も、Yesです』
 マギーは、意外そうな顔をしつつ、3人の顔を順に見回すと、それから、悪戯っぽく、
笑って、ウィンクした。
『O.K. それじゃ、スバルは右、エリオは左から、牽制。当てなくても良いから、当たら
ないように。スピードで翻弄して』
『Yes』
『キャロは、私から離れないで、2人、特にスバルを重点に、加速ブースト』
『Yesです』
「それじゃ、いいかな?」
 なのはは、気付いた様子もなく、4人の正面に浮遊し、バリアジャケット姿で、L4Uを握
りつつ、言う。
「はじめるよ、レディ……」
 その瞬間、4人は各々の行動に備えて、構える。
「ゴー!」
 その瞬間。
『Stinger blade』
「反応速度の速さが、ストレージデバイスの強みよっ」
『Phalanx shift』
 いきなり、WS-Fに、大技を指示する。
「えっ?」
 なのはが気付いたときには、周囲に、穏やかなオレンジ色の光の魔法陣と魔力スフィア
が、発生していた。
「くっ」
 オレンジ色の、剣を模った魔力弾が、発射されようとした、その瞬間。
 なのはは一気に高度を落とし、そこで、L4Uを構えなおす。
「L4U!」
『Round guarder』
 桜色の光のドームが、なのはを覆う。
 ドドドドドドドドッ
 無数のスティンガーブレイドがそれに当たり、弾けるが、1本たりとも、貫通はさせな
い。
 ────そうだよね。
 なのはは意を強く、表情を引き締めつつ、次のアクションの為に、ラウンドガーダーを
解き、構える。
『Wing Road』
792熱い彗星の魔導師たち 7-06/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:04:55 ID:AA6ymFt4
「ストラーダっ!」
『Spear attack』
 両翼から、スバルと、エリオが迫ってくる。
『Break slash』
 急機動でウィングロードの軌道を外し、シールドは使わず、エリオのストラーダを、魔
力刀でパルチザン化したL4Uで、弾く。
 ────2人には、飛行魔法が必要、か、後で教えよう……
 なのはそう思いつつも、“本命”である、やや間合いを取って、しかしその真正面にい
る、彼女に視線を向けた。
 そのマギーは既に、自分と比べてもひときわ小柄なキャロを脇に抱えつつ、WS-Fに次の
指示を出している。
『Stinger blade, Clash mode』
 発生する魔力弾の剣は、視覚的にも研ぎ澄まされたように鋭さを増す。
 ────たとえ不意打ちでも、この子達に隙をあげる様じゃ、私はまだ……
「アリサちゃんに、追いついてないよ!」
『Execution shift』
『Round shield, Dual exercise』
 桜色の光の二重盾が、無数のオレンジ色の光の剣を、散らす。
 ────強くなろう、私も、この子達と一緒に。
 ……ちゅどぉんっ、ズドンッ、ドガァンッ、ボカン!!
 廃棄区画を完全に破砕する勢いで、オレンジ色と桜色の閃光が激しく飛び交い、それに
時折、澄んだ深く鮮やかな青と、わずかに寒色のかかった黄色のそれも入り混じり、爆発
と破壊を周囲に広げている。
「さっすがマギー、あたしより容赦ないわ……」
「あのバカ猫2人が師匠じゃ、そりゃこーなるわな」
 眼下で繰り広げられる“物理的な”破壊活動に、浮遊した状態のアリサが呆れたように
言い、レンも同様の表情で、同意した。
「でも……アリサ」
 背後から、声をかけるフェイトを、アリサが振り向く。
「なのはもなんだか、楽しそうだよ」
 フェイトは穏やかに笑って言い、アリサは一度、下に目をやって、
「ん」
 と、感慨深そうに、言った。
「って! あ、あたしは別に、なのはの心配なんか、してるわけじゃないのよ!? ただ、ス
バルや、ライトニングの2人が、マギーの無茶に付き合わされてないか、って気になった
だけなんだから。ホントよ!?」
 突然、アリサは顔を上げると、手をバタバタ振りながら、そう言った。
 しかし、フェイトは、穏やかに笑っている。
「なんやぁアリサちゃん、素直やあらへんな」
 ニヤニヤと笑いながら、レンが詰めてくる。
「ユーノ君の前だと、めっちゃデレデレやのに」
「だーかーら、違うってば! 大体、ユーノは関係ないでしょうが!!」
 アリサはバタバタと手を動かしながら、そう言った。
793熱い彗星の魔導師たち 7-07/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:05:20 ID:AA6ymFt4

「それで、ティアナの様子はどうなのかな?」
 時間は大きく下って、丸1日後。
 フォワード3小隊は、突然のオフシフトを与えられていた。
 高速道路を、フィアット“NUOVA”500改、「チンク・エント・チンク」が飛ばす。運転
席には当然アリサ、助手席にはユーノ。後部座席に、フェイトとウェンディが収まってい
る。
 アクセルの踏み込みを巧みに調節し、流れているとは言えそこそこ混んでいる車の隙間
を、すいすいと追い抜いていく。
「んー、まぁまぁかな。まだBehind Pack専門だけど、もうちょっとしたら飛べるように
なるし」
「飛行魔法、教えたの、ティアナに!?」
 軽く驚いたように、フェイトは聞き返す。
「まぁ、執務官志望ならいずれ要るしね。いつまでもウェンディに運ばせとくわけにも行
かないし」
「あっはっは、もうあたしよりティアナの方が飛び方上手いっス」
 アリサが言うと、ウェンディがフェイトの隣で、あっけらかんと言った。
「そうなんだ」
 フェイトは、微笑みつつ、そう言った。
「それにしても、この時期にロストロギアの評価大会なんてやらなくても良いのにねー」
 アリサは、呟くように言った。
「仕方ないよ。一般はレリック問題なんて知られてないし、管理局の威厳にも関わるから
ね」
 助手席のユーノが、苦笑しながら、言った。
「レジアス中将としても、本局に貸しはつくっておきたいだろうし」
 ユーノは、アリサに向けていったのだが、フェイトは、その言葉に、少し、表情を渋く
する。
「?」
 隣に座っていたウェンディは、突然、フェイトが塞ぎだしたのを見て、きょと、とそっ
ちを向く。
「どうしたんスか? ハラオウン隊長」
 ウェンディは、少し心配そうに、同時に好奇心旺盛そうに、訊く。
「え? あ、ううん。なんでもないよ」
 フェイトは、軽く驚いたようにしつつ、笑顔を繕って、そう言った。
「なんでもないって顔じゃない気がするっスけど、まぁ、詮索はやめておくっス」
 ウェンディは、苦笑して、シートに、身体を沈めなおす。
「…………」
 フェイトは、すこし逡巡した後、
「ね、ねぇ、ウェンディ」
 と、ウェンディに声をかけた。
「? 何っスか?」
 ウェンディは、好奇心旺盛そうな眼で、フェイトを見た。
「あ、う、ううん」
 しかし、フェイトは、結局、言葉を詰まらせてしまう。
「あ、そう……私の事は、フェイトで呼んでくれないかな。うち、4人全員、局員だから」
 そう、話題をすりかえて、誤魔化した。
794熱い彗星の魔導師たち 7-08/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:06:17 ID:us//L+0R
「そうっスね、お母さんは総務統括官、お兄さんは提督で、お姉さんは無限書庫司書長で
したっスね。確かに、皆ハラオウンじゃ、紛らわしいっス」
 相手が上官にもかかわらず、ウェンディはそう、軽口を叩いた。
 そんなやり取りをしている、その前では。
「おかげでこっちは、ビハインドとシフト入れ替えで、フォワード3小隊とも、警備に投
入……か。ま、レリックが出てくるとは限らないけどね」
「うん、出来ればそれに越した事はないと思うけど」
 アリサとユーノが、そんな会話をしていた。
「どうでもいいけど……」
 運転席と助手席の間から、フェイトが顔を覗かせると、渋い苦笑で、言う。
「アリサ、普段からこんな運転してるの?」
「え? 普通でしょ、これぐらい」
 アリサは、平然と答えた。割り込みに追い越しにと、ウィンカ点灯からレーンチェンジ
まで、ほとんど無意識に行っている。
 いや普通じゃないから。フェイトはそう思った。自分も、コンパーティブルのスポーツ
カーに乗っているが、緊急走行でもこんな乱暴な走り方はしない。
 ところが、
「アリサ、もっとブッ飛ばすっス」
 と、ウェンディは、フェイトとは逆に、アリサをさらに煽る。
「うっしゃー!」
 アリサは、威勢良く応えると、ハンドルを握りなおして、挑戦的な笑みになる。
 ワンオフで追設したオーバードライブレバー──初期の多段トランスミッションに見ら
れた、シフトノブのリンケージ機構の改修を避けるため、最上段1速は別のレバーで切り
替える方式──を抜き、4速に落とす。アクセルを踏み込み、LJ50エンジンを唸らせ、「チ
ンク・エント・チンク」を、さらに加速させた。
 もともとは13ps足らずの、イタリアのサンダル車だ。しかも今やヴィンテージ物である。
足回りも弄ってあるとは言え、車内の動揺はひどい。フェイトは、後部座席に乗っている
にもかかわらず、目が回りそうな気分だった。しかし、運転手はそれを不快と捉えにくい
し、ウェンディはその由来もあって平然と、アリサをさらに煽っている。ユーノは、もう
慣れているのか、諦めの苦笑を、浮かべていた。
795熱い彗星の魔導師たち 7-09/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:06:38 ID:us//L+0R

 同じ頃────陸士総隊・ミッドチルダ地上本部。
「よろしかったのですか? 開催の許可、出してしまって……」
「拒否は出来んよ」
 治安防衛長官・執務室。
 実娘であり優秀な秘書官であるオーリスに言われ、レジアスは、窓の傍らに立ち、眼下
にクラナガンの町並みを見下ろしながら、そう言った。
「本局としてはメンツに関わるし、一般市民に動揺や無用な憶測を生みたくないという点
では、こちらも一致しているからな。逆に、スカリエッティに隙をつくりかねん」
 険しい表情、渋い口調で、レジアスはそう言った。
「しかし、過去にも、これに紛れての上級ロストロギア密輸事件が何度かあります。未遂
には終わっていますが……」
 オーリスもまた、険しい口調で、そう言った。
「当日の、会場周辺、機動6課以外の警備担当は?」
 レジアスは、オーリスを振り返って、そう訊ねた。
「管轄区の常勤警備は第108、本部指揮の派遣部隊は第5、となっています」
「そうか、ナカジマ家集合だな」
 レジアスは、冗談めかして言うが、表情は、晴れない。
「それから、私服を何個小隊か、本部直轄で動員してくれ」
「了解しました。それでは、失礼いたします」
 オーリスは言い、レジアスの命令を実行する為に、執務室から出て行った。
「公会意見陳述会も近いというのに……奴が、おとなしくしている道理は、何もない……
な」
 レジアスは、執務机に腰を下ろすと、深く、ため息をついた。
796熱い彗星の魔導師たち 7-10/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:07:11 ID:us//L+0R

「おいしい!」
 カップ盛のプレミアムアイスを、スプーンで口に運びながら、思わずといったように、
マギーは声を出した。
「クラナガンにこんなおいしい店あったんだ」
「大げさじゃないかしら?」
 苦笑気味に、ティアナがマギーを見る。
「そんなことないよ、ティア。ここのアイスはミッド一だって」
 スバルが、ティアナの背後から、言う。
「アンタは、バケツ食ったって同じ感想でしょーが」
「あーっ、ひどい!」
 呆れきった顔でティアナが言うと、スバルは抗議の声を上げた。だが、現にスバルの手
には、特大コーンに、プレミアムではない一般フレーバーを10連に盛り上げた、別名“ス
バル・スペシャル”と呼ばれるシロモノである。
 ちなみに、多くのフードファイターをその冷たさで撃沈させてきた、このスバル・スペ
シャル、敗北しなかったのは、スバル本人を除けば、他に4人しかいない。ただし、その4
人にしても、“完食できる”と言うだけで、好き好んで注文するのは、その内の1人だけ
である。
 閑話休題────珍しい取り合わせ、と言うか、新旧スターズメンバーの3人でクラナ
ガンの繁華街のひとつに繰り出し、ウィンドゥショッピングをしつつの立ち寄りだった。
 パランパンパンパンパンパン……
 ミッドチルダで一般的なタイプのガソリンエンジンや、直噴LPGエンジンとは異なる、
妙に軽いエンジン音の、小型乗用車が、3人の目の前で、路肩に寄せる。
「あれ?」
 それを見たことのあるマギーが、声を出した。
「アリサ!?」
 マギーが言うと、運転席から降りてきたアリサも、3人の存在に気付く。
「あ、いいわよ」
 アリサは、敬礼しようとしたティアナとスバルを、手で制してから、
「なんだ、アンタ達も来てたんだ」
 と、言う。
「げっ」
 ユーノ、フェイトに続いて、降りてきたウェンディが、そう声を漏らす。
「?」
 その視線の先にいた、スバルは、小首をかしげるようにして、ウェンディを見た。
「あ、いや、なんでもないっス」
 ウェンディは、慌てて笑顔を取り繕い、そう言った。
「アリサ、あ、あたしやっぱ、プレミアムのバニラとチョコチップにしとくっス」
「? 別に遠慮しなくても、いつものように10連スペシャル頼めばい……」
「わーっ、わーっ、わーっ!! アリサ、わーっ!!」
 アリサが言いかけた言葉を、ウェンディは手をばたつかせながら声を上げ、遮った。
「まだ気にしてたんだ、意外と根が深いのね」
「?」
 呆れたようにマギーが言った・
 状況が理解できないティアナとスバルは、顔を見合わせた。
797熱い彗星の魔導師たち 7-11/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:08:03 ID:us//L+0R

『ウーノ姉さん』
 ベルカ自治領内。某所。スカリエッティのアジト。
 突如、通信用の小型非実体コンソールが現れると、事務机で作業をしていたウーノは、
そちらを見た。
「ドゥーエか。クライアントの意見はどうだった?」
 ウーノは、すぐ下の妹に当たる、No.2ドゥーエにそう訊ねる。
『特に。これまでと同じです。“アレ”の完成を待つ、と』
「ふ、雌狐が」
 ドゥーエの報告に、ウーノは、スカリエッティにも通じるような口調で、しかし、表情
はニュートラルなままほとんど変えずに、言う。
『それと、11番レリック、2日後のロストロギア評価大会にあわせて、クラナガンに輸送
されるそうです』
「ずいぶんと急だな」
 ドゥーエの言葉に、ウーノは、少し目元を険しくして、言った。
「以前から計画していたのではないのか?」
『我々を試しているフシがありますね』
「は、どいつもこいつも、腹の探りあいと言うわけか」
 嘲笑するように、ウーノが言った。すると、画面の向こうのドゥーエも、酷薄そうに、
薄く笑う。
「わかった。引き続き、潜入を続けろ」
『了解しました』
 返事をして、ドゥーエからの通信は切れる。非実体コンソールは、一度消えた。
 代わりに、ウーノは、別の妹を、呼び出した。
「セッテ、ノーヴェ」
 ウーノが呼びかけると、新たに、2つの、小型非実体コンソールが、現れる。
『ウーノ、何?』
『なんだい、ウーノ姉』
 画面の向こうに現れた、レオタード状の青い全身スーツを来た2人の、まだ少女と言っ
て良い年恰好の女性が、ウーノに聞き返す。
「ドゥーエから報告があった。11番レリック、評価大会の会場に来る」
『!』
『!!』
 モニターの向こうで、2人の顔色が、変わった。
『つまり、あたし達は、それの奪取ってわけだな?』
 No.9ノーヴェが、そう、訊き返してくる。
「そうだ。チンクとセインも動くが、それぞれ役割がある……ある程度以上の援護はして
やれない。出来るか?」
『問題ない』
『大丈夫だぜ』
 ウーノの言葉に、No.7セッテは淡々と、そしてノーヴェは力強く、答えた。
「わかった、ならば、詳細は追って伝える。装備の整備をしておけ」
『了解』
『おうっ!』
 これまた、対照的な返事をして、2人の通信も、切れる。
 室内にはまた、ウーノが、黙々と作業する姿だけが、取り残された。
798名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 10:10:17 ID:5RNnNRBP
途中からsage抜けてるよ、気をつけて
799熱い彗星の魔導師たち 7-12/11 ◆kd.2f.1cKc :2008/02/26(火) 10:10:34 ID:us//L+0R
>>787-797
今回は以上です。

レス番ミス、>>791は 05/11です。

「この」ミッドチルダでは、自動車用エンジンはガソリンとLPG直噴にしました。混乱させてすみません。

スレ容量がやばくなったので、“また”途中からメアド容量節約のage進行にしました。申し訳ありません。
800名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 10:13:40 ID:5RNnNRBP
>>799
sageじゃないのにも理由があったのか。
そうとは知らず、失礼しました。

後GJ!!
801名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 10:19:29 ID:Nfgxc0u3
またレス数800超えか
802名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 10:20:47 ID:r7qPwD98
取り急ぎ次スレ立ててきた。

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第56話☆
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203988779/
803名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 10:27:16 ID:FsGvWm3e
>>802
乙なの。
さて仕事に行くか…。
804名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 11:05:11 ID:v1px9Lu4
あと10KBくらいか、もう埋めの時間だ。
805名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 11:21:53 ID:pO5m51o0
>>718
GJ!!!
クワットロ貴様外道すぎるわああああああ
キャロの不憫さに泣いた
そして何よりも予想していた展開よりもはるかに上を行くストーリーを用意した作者にGJ!

>>745
結婚するための最後の試練キタ!!!!
頑張れ新郎!ルーを勝ち取るために。
今のエリオなら、なぐりあいでも絶対に勝てる。
GJ!!!!
806名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 11:54:17 ID:bZxjHZVY
クアットロGJ! いい外道っぷり。
だが「悪党の哄笑が響き、主人公達は絶望に沈む」な展開に勃起する俺では「MOTTO MOTTO!」とか「足りない足りないぞおおおおおおおおお!」と言わざるを得ない。
しかしここまでハッスルしてくれたクアットロもフルボッコ確定っぽくてもったいないなあ、ifでクア勝利のBADENDってないかなあないんだろうなあ、なんて思う俺は間違いなく少数派。というか俺以外にそんな奴いるのだろうか。
807名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 11:55:32 ID:bZxjHZVY
とりあえず上のは>>718の感想
808名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 12:01:38 ID:b6+4nOvJ
>>806
ロボエリオとガジェットにヤられるキャロなら見たい
809名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 12:04:29 ID:ntSCJXrW
埋め用の軽いの投下
カートリッジに魔力を込める部隊員が、管理局に入局を目指す若手に部隊の説明をする話です。
短いし、勝手な設定の上、なのは以外名前すら出ません。
810名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 12:06:12 ID:ntSCJXrW
どうも初めまして未来の管理局員の目指してる皆さん、私は本局所属の魔力充填隊の隊員です。
えっ……魔力充填隊ってなに?
……まぁ、かなり地味ですし裏方の仕事ですから、入局しようとする方も知らないのは仕方ないのですが……知りたいですか?
あ、一応知りたい…………分かりました、お教えしましょう。
私たち魔力充填隊の仕事は…………ずばり、戦闘魔導師が使う、カートリッジへの魔力込めです。
……どうせそんなことだろうと思った……ですって?
いえいえ、別に怒ったわけじゃないんですけど……慣れてますから……。
他の部署から弾込め隊だの充填魔導師だの、色々と皮肉を言われてますから……
あ、すいません、変なこと言っちゃいましたね、忘れて下さい。
それでは、魔力充填隊についてお話します。
魔力充填隊は元々、事故や事件、病気などで第一線に立てなくなった戦闘魔導師や、
高い魔力資質を持っていても、戦いの才能がない方達の就職先として設立された部署です。
戦闘魔導師の方々は、まだ現場での経験を生かして、戦闘アドバイザーになったり、現場指揮をとったりと出来たのですが、
魔力資質が高いのに戦いの才能がなかったり、戦い方が特殊であったり、他人に命令するのが苦手な方は、涙を呑んで管理局を去らなくてはなりませんでした。
しかし、せっかく優れた能力を持って生まれたものを、無駄にするのは勿体ないと当時の上層部は考え、
ベルカ式の魔導師が使うカートリッジシステムの充填部隊を創ることを決めたのです。
設立当時は使い手の少なさから、金食い虫扱いを受けていたみたいですが、
ここ数年で安全性が確立されたため、カートリッジシステムをデバイスに組み込む魔導師が急増し、充填隊の重要性は増しました。
ですが、その需要に対して供給が追いつかず、やむなく今年から新たに入局を目指す皆さんからも、人をとることになりました。
勤務時間はその人の魔力量に変化します。
カートリッジに魔力を込める仕事のため、魔力量が多いほど早く、かつ多く仕事ができます。
給料は武装隊ほど多くは出せませんが、普通の内勤組に比べれば高めとなっています。
また、優秀な方は隊長から推薦してもらえ、有名人の専属充填員となることも出来ます。
ちなみに私の友人の一人は、あの機動六課の副隊長にも専属充填員として働いていますよ。
何でもカートリッジに込めた魔力にも相性があって、魔力を込めた人によって使いやすい、使いにくいがあるみたいです。
そしてこの仕事の醍醐味は、戦いの苦手な私でも誰かを守る手伝いが出来る事です。
確かにこの仕事は昇進にあまり期待は出来ず、その上疲れる作業です。
必然的にやる気も起きず、止めたいと思ったことがありました。
しかし、今の私はこの仕事に就けた事を、誇りに思っています。
私の想いを変えたそれは、10年ほど前に起きた闇の書事件でした。
皆さんもご存じと思いますが、エースオブエースである高町なのは殿が関わったこの事件で、私が魔力を込めたカートリッジが使われました。
それは私でなくてもよかったし、特別な想いを込めたものでもありませんでした。
自惚れとは思っていますが、結果的に私が世界を救う手助けができたんです。
今まで生きてきて、本当によかったと思いました。
ですから、皆さんにも誰かを助ける手伝いをしてほしいのです。
カートリッジに魔力を込めて……


終わり
811名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:04:42 ID:EL3Rw9Rp
>>806
YOU、作者様に許可とってIFを描いちゃいなよw
812名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:07:53 ID:EL3Rw9Rp
>>810
なんか会社説明会の紹介文みたいだw
機械的にやってるのか人でなのかどっちなんでしょうかね?
管理局は人で不足だろうからあっても兼業っぽそうだな
813名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:10:11 ID:PFOn8r5X
ども。お供えです。
僕も埋めネタ一本行きます。

ある日のヴァイスとエリオの会話
エロ無し。
1レス終了です。後書きはしませんので、次の方は、そのままどうぞ。
814ある日のヴァイスとエリオの会話:2008/02/26(火) 13:12:06 ID:PFOn8r5X
6課のあるお昼の出来事。
「なあ?エリオ?」
「なんですか?」
この日、エリオは珍しくヴァイスと食事をとっていた。
仕事の都合上、ティアナ達、フォワードメンバーと食事を共にする機会が多いエリオだが、
たまには、こういう日だってある。
「お前さぁ、ティアナ達に欲情したりしねーの?」
「ブゥゥゥゥゥ!!!!!」
ヴァイスの、あんまりと言えばあんまりな発言に、思わず口にしていた、スパゲティーを、噴き出してしまう。
「ななな!何を言い出すんですかいきなり!!」
そんなエリオの惨状に気付かないかのように、ヴァイスは続ける。
「いやぁさ?スバルは、色気とかそんなのとは、程遠い気がするけど、BJの時はあの露出だろ?
逆に、ティアナは露出は少ねぇけど、何て言うのかねぇ?こう、妙に押し倒したくなるような色気があるし、
俺にゃ、そっちの気はねぇから解らねぇが、キャロも一部の連中には大人気だし。
渦中のエリオとしては、どうなのかねぇ?と思ってさ」
「知りませんよ!そんなの!!大体、訓練中や、出撃時に、そんな事意識してる余裕、ある訳無いでしょ!!」
ヴァイスは、顎に右手を当て、フムと頷く。
「それもそうだな!変な事聞いて悪かった!!」
「本当ですよ!」
エリオは熱くなってしまった顔を冷やすように、水を一口含む。
「よく考えりゃ、お前は全部見てるんだから、それくらいで欲情する筈も無いわな!」
「ブゥゥゥゥゥ!!!」
そして、再び全てを吹き出した。
「そうじゃ無いでしょ!!!」
とりあえず無難な突っ込みを入れてから、水浸しになってしまった、テーブルを片付けるエリオに、
背後から、ヴァイスが更に声をかけた。
「そうそう!人気って言えば、お前も一部の連中には、目茶苦茶、人気高いぞ。
もし、6課が解散なんてなった日にゃ、武装隊辺りから、お前に、強烈なラブコールがあるんじゃねーかな?」
「もう、いいです」
そう、覇気の無い声で答えながら、
『もし、6課が解散することになっても、武装隊だけには、絶対にいかない!』
ひそかに決意した、エリオであった。


そして、午後の訓練。
「エリオなにやってるの!?動きも遅いし、注意も散漫過ぎだよ!!」
響く、なのはの怒号。
男というのは、悲しい生き物なのだ。
それまで、意識せずいた物も、何かのきっかけで、気付いてしまうと、意識せずにはいられない。
例えば、露出しているふともも
例えば、激しく動き回る中でチラチラと見える下着。
例えば、自分の背後に隠れる少女の、幼い胸の感触。
そんな状態で、集中なんて、ねぇ?
無理でしょ。
それに、速く動くのだって、男には、女には無い、余計なモノがある訳で。
それが、おっきくなってたりしたら。
まあ、確実に邪魔で、速く動いたり出来ませんて。

『うぅ。ヴァイスさんのせいだ。全部全部、ヴァイスさんのせいだー!!!』

エリオ=モンディアル。
苦悩多き、フォワードメンバーの黒一点。
彼が、エロオ=モンデヤルとして、覚醒する日も近い………のか?
815名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:18:14 ID:RbNrbp+u
>>814
ヴァイス……なんて罪深いw!
816名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:19:51 ID:Nfgxc0u3
>>814
一度意識しちゃうと後は坂道を転がり落ちるように
エリオ南無
817名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:23:42 ID:qUhGOdDj
そして6課の女性全員を手込めに
818名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:35:46 ID:RUHEPnWS
>>814
続きが読みてえ……。
そしてエリオファンの武装隊がw
819名無しさん@ピンキー
@埋め
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   /:;:.イ:.:.:.:.:.:./:.:.ハ:.:.:.:.:ト、:斗:.:.:.:|:.:ト| 
   |/ l:.:.:.:.:./元:x ヘ:.:.:.|x云ハ:.:.:|:.:|、!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ハ:.:.:.:| 辷」 ヘ:.:|辷ソ {:.:.:ト、! T
     x|:.:./lヘ、   '   、/|:.:/|  |
   イ  ∨   へ、 ` ` イ |/'| 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     、 _                                   _
     アヘヘ `ヘ                              _,.'´ ,、`ベ、
    Z ノ八从ハ                             ∠_{ミ「 rヘ(ヘ ゞ
    `ヘリ ゚ヮ゚ノリ  <≫-、                     ,〃j (V ^ー゚ノリ`      /.\
      /j}弁{f⊇≠=比三>                 .  // ノ⊂),]冗[!>       | 0 0 |
     G'{z{}z}ハ  <≫‐'´                    く/ ((( くフ式>.、       ̄| ̄
     ‘ー(_ハ_)┘                       .     _足/}足_ . .        | 
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                                   ヽリ从::ゝ  ゝ'  /j.:∧.::.:l::.::.::.::.:.
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                                      ピーッ…
                                  ┏┓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┗━━━━━━━━━━━



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<そういう勝負じゃないんですってば!
  ギュィィィイイイイイイイインンンン!!!
<あ〜っ!やめてやめて!やめてくださ(ズブリ!)いいいいいいひぃぃぃぃ!!!

                                                     |
`'~`'''`'`'`~'~~`~~'`'`''''"`'`'`'~`'''`'`'`~'~~`~~'`'`''''"`'`''~~`~~'`'`''''"`'~~`~~'`'~`~~'`'`''''"`'`'~`~~'`'`'''
____________________________________
                              |.::l.::.:|:l::.:ヘ.::.::.l..::.l:イ⌒ |.::.::.l//.::.',
                             |ハ :.|:l::.::.代.:.:\イ斥f^ヾ::.::lV::.::.::.:.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Yヘ::.::トfk ̄ ゞ‐'' |.::.:jノ:l::.::.:::.:.
                               ヘ:.:.:l`小`'' , _   |.::.,'.::.:l:.::.::.::.:.
                                   ヽリ从::ゝ  ゝ'  /j.:∧.::.:l::.::.::.::.:.
                                    Yヽ.::>ァr'V://⌒ヽ:.::.::.::.:.
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【穴戦地】
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第56話☆
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