「そんな…」
変わり果てた後輩の姿に言葉を失う和美。だがそれも束の間。次この姿になるのは彼女の番なのだから。
「えっ、あ、やっ!?やだっ、待って!!」
閉じていた両脚がグイとガニ股に割られ、剥き出しの割れ目に亀頭があてがわれる。
彼女の秘部まだ十分に湿っていない。だが、それを待っていればこのローパーは仲間達に獲物を根こそぎ持って行かれてしまう。だから…。
「い、いい、ひっ!いやぁぁぁあぁあぁーーーーーッ!!!」
グチュリ、と。自身を包む粘液に任せて、力ずくで和美の下の口をこじ開けた。
(あ…ぁ…。和美…さん…)
目を覆いたくなるようなその光景を、ハルカはベッドの下から余さず見ていた。
しなやかにくびれた和美の腰がユッサユッサと上下に揺すられ始める。彼女はまるで駄々をこねる幼児のように、両脚を出鱈目に動かし拒絶の意思を表明していた。
(あ…)
ハルカの目線がふともう一人の看護婦と重なる。ハルカは蛍子の名を知らなかったが、和美の代わりに時々薬を持って来てくれてた人だと覚えていた。
果たして彼女は隠れているハルカに気づいていたのだろうか?少なくともハルカには、その視線が自分を誘っているように感じられた。思わず背筋を走る冷たい感触に、ハルカは小さく身震いする。
「んはっ…!やあ…っ、やめて…、やめ…っ!!くァっ!!」
触手に貫かれた和美の悲鳴には、一種のリズムが生まれ始めていた。そうだ…。自分はあの感触を知っている。
(最初はとっても痛くって…死んじゃうのかもって思って。…でも…)
その内だんだん頭がぼんやりしてきて、触手を挿し込まれた場所からツーンと切ない感じが込み上げてきて、それが身体中に広がって。
(お湯みたいなすごく熱いのを流し込まれて、身体中がムズムズしてきて、それから…それから…)
ハルカはその先を知っている。幾度となく夢にまで見てうなされ、そのたびに下着を駄目にして、とうとうオムツまで付ける羽目になったあの感触。
あれほど怖かったのに。あれほど死んでしまいたかったのに。…なぜだろう、二人の犯されている姿を見ていると、なんだか無性にドキドキしてくる。興奮してくる。
まるで胸の奥に自分じゃない自分がいるみたいだ。
「ん…んん…」
ずっと同じ姿勢で眺めているのが辛くて、狭いスペースで少しだけ身体を捩る。
すると…微かに生暖かく湿った感触が股間でした。布団の隙間から洩れ出てくる匂い…。そうだ、これはあの夜さんざん嗅いだ自分のニオイ…。
「あ…!」
気が付けば、ローパーの動きが止まっていた。両手の華を味わっていた肉塊は、ゆっくりとこちらを振り返る。
気付かれたのだ。理由は多分このニオイ。愛液の芳香だ。
(やだ…こ、来ないで…)
触手がゆっくりと這い進んでくる。なのに身体は動かない。怖くて足が竦んでいるのではなかった。
なぜだかは自分でも分からない。どうせ逃げ道など無いのだし、それに…。
「……………」
彼女自身は気付いていなかったが…逃げてしまうのが何だかほどく勿体無い気がしていたのだ。
♯
「でぇぇぇーーーいッ!!」
怒声と共に振り抜かれるフロムヘヴンに半身を抉られ、一体のローパーが崩れ落ちる。
「はぁ…はぁ…はぁ…。…くっ」
待合室は正に地獄と化していた。院内は大小様々なサイズのローパー達がひしめき合い、逃げ遅れた患者やその家族、若い女性スタッフらを思うが侭に犯している。
運び込まれる患者の性質上、職員も女性の割合が大きかった事が悲劇に拍車を掛けていた。
リノリウムの床は怪しげな粘液や白濁液、更には失禁した犠牲者の尿にまみれ、気をつけなければ転んでしまうところだ。充満する異臭は十秒で人間の嗅覚をオシャカにしてしまう。
「ぜいッ!!」
通路のど真ん中に陣取り患者たちを弄っていた肉塊をナツメは一撃で叩き伏せる。
地べたに投げ出された被害者達の様子は、今まで見てきた犠牲者の中でもとりわけ酷いものだった。
赤子のように泣き喚く者に、死んだ魚のような目で床に転がる者。中には亡骸と化したローパーに詰め寄り、狂ったようにその触手を頬張りだす娘もいる。
デスパイアにその身を蹂躙された過去から立ち直ろうとしていた彼女らの心は、二度目の凌辱により完全にへし折られ、精神の平衡を失っていた。
「…いけないっ」
酸鼻を極めるその光景に思わず見入っていたナツメは首を振る。彼女には何としてでも助け出さなければならない者がいるのだ。
ハルカの部屋は3Fの5号室。エレベーターは使えないだろう。現在地からの最短ルートを頭の中で描き上げると、ナツメは脇目も振らずに走り出した。
途中、通路で出くわしたローパーにはすれ違いざまの一撃を見舞い沈黙させていく。後ろ髪を引かれる思いだが、今は被害者達の手当をしている余裕は無い。
「でやーーーっ!!」
幸いな事に、獲物との行為に夢中になっているローパーは容易に撃破できる相手だった。
不埒な陵辱者どもは何が起きたのかすら分からぬまま、出会い頭に裁きの鉄槌を喰らい挽肉へ変わり果てていく。
非常階段を突風のように駆け上がり、踊り場に居た敵を横殴りの一撃で転げ落とし、ナツメは一気に三階に到着。
「…うっ!!」
廊下は既にローパーで溢れ返っていた。敵の侵攻は思っていた以上に早い。病室からも女性の喘ぎ声がひっきりなしに洩れてくる。
眩暈にも似た絶望感を何とか打ち払い、長い廊下を一直線に駆け出すナツメ。窓から外を見れば、駐車場に警察車両が集まっている。ようやく封鎖が始まったようだ。
(…ここまで来れば、あと少し!)
行く手を塞ぎながら女医たちを嬲っていた三匹に、強烈な水平スイングをナツメは放つ。
色事にご執心だったローパーたちは、まるで蒸気機関車にはねられた豚のように仲良く宙を舞い、天井の蛍光管を粉々に砕いて落下した。
三穴責めから開放された女性達は悩まし気な呻きを残して床に伸びる。触手の抜けた陰部からはザーメンと愛液の混合物がごぽりと音を立て溢れ出した。
急がなければならない。間に合わなければハルカもこんな姿に…。
「…っ!?ハルカ!!」
305号室。辿り着いた部屋の入り口を前にナツメは息を呑む。病室の扉は発破でも掛けたかの如く破壊され、室内からは複数の女の嬌声が聞こえていたのだ。
最悪の事態が脳裏を掠める。だが…立ち竦んでいる暇は無い。今は一秒だって惜しい。
滑りそうなほど汗の滲んだ手でフロムヘヴンの柄を握り直し、ナツメは室内へ踏み込む。そこでは…。
「んむぅ…むぅ…、はむ…んちゅ…ぷはっ。ん…、むぅん…むは…」
「や、やめぇ…。も…もうダメぇ…。もうできない…。できないからァ…」
セミのようにローパーにしがみ付きながら、一心不乱にその一物をしゃぶるナース。
もう一人の同僚は言葉で拒絶の意思を表明しながらも、涙の光る目元を恍惚に緩ませ下半身をグラインドさせている。
そしてその二人の向こうに…。
「あ…や…。やめてぇ…」
ローパーに捕獲された少女がひとり。真っ白なパンツをパジャマのズボンと一緒に足首まで下ろされ、小さなクリトリスを触手の亀頭でグリグリ撫で回されているところだった。
「ハルカァーーーーー!!」
自分でも驚くほどの疾さで粉砕天使の体は敵の間合いに踏み込んでいた。仰天したローパーは振り返ろうした瞬間にはもう肉片と化し、スプラッターな効果音付きで病室の壁に飛び散っていた。
素股を開帳させられたまま宙吊り状態だったハルカは、戒めを解かれベッドの上へ落下する。
「ハルカ!!」
最愛の妹に駆け寄り、その小さな体を力一杯抱き締めるナツメ。無事だった。間に合ったのだ。
一方のハルカは突然の出来事に頭が付いてゆかず、ただ目を丸くして万力のような抱擁にどう対処すればよいのか戸惑っていた。
「えー…えっと…。クラッシャー…エンジェル…?」
その名で呼ばれ、ナツメはハッと我に返る。そうだった。ハルカは姉の正体を知らない。エンジェルは変身中、カモフラージュの魔法が発動している。
どんなに容姿がそっくりでも、その姿を見る者は自分の知っている人物と目の前にいるエンジェルとを結びつける事ができないのだ。
「あっ…ご、ごめんなさい。そのー…えーっとね…。ほっ、ホラ。今日この病院で初めて無事な人に逢えたから、お姉さん嬉しくなちゃってつい…ね」
嬉し涙を湛えた瞳を慌てて逸らし、しどろもどろの弁解に奔走するナツメ。横目でチラリと窺うと、ハルカは怪訝そうな顔つきでこちらを凝視していた。
さっき自分の名前呼んでなかった?とか、毎回無事だった人と抱き合ってるの?とでも訊きたそうな丁度そんな表情。
「あのさっ、とりあえずパンツ穿こうよ。うん」
咄嗟の機転でそう告げるナツメ。指摘された妹はハッと我に返り、真っ赤になりながら下着とズボンをいそいそ持ち上げる。とりあえずこの場は誤魔化すことに成功したようだ。
せっかくなら万が一の弁解方も例のマニュアルに載せとくべきだとナツメは心の隅で愚痴る。
♯
「ん…はぁ…。むちゅ…」
静寂を取り戻した室内は、蛍子の発する淫らな声だけがやたらと生々しく響いていた。
ローパーの凌辱から開放された後も、彼女はその死骸に覆い被さり、ピクリとも動かない触手に細やかな舌使いで奉仕し続けている。
そんな彼女のお楽しみも、もう終わりが近い。絶命したデスパイアの体は末端から静かに光へ返り始めていた。
もう一人の被害者、和美の方は意識があるのか無いのか、半目のまま床に寝転がり時折甘いうわ言を繰り返している。
「……………」
ナツメは部屋の入り口から片目だけを覗かせ、廊下の様子を窺う。敵の姿は見当たらない。残っているデスパイアはどうやら各自他の病室でお楽しみ中のようだ。
どの部屋にいるのかは廊下からなら喘ぎ声で一発で分かる。手間は掛かるが、戸別訪問で一匹づつ潰していくのには好都合だ。なにせ集団が自分から勝手に寸断されてくれてるのだから。
蹂躙されている人々を囮にするようで後ろめたいが、ナツメ一人ではこれが精一杯である。
「いい?非常階段の敵は全部やっつけたから、もうじき警察の人たちが来るわ。私はこれから他のデスパイアを片付に行くけど、絶対に動いちゃ駄目よ」
「う、うん…」
「とりあえずこの階のデスパイアから倒していくから、もし何かあったら大声で私に知らせて。いいわね?」
早くこの病院を掃討して戻らなくては。あの時は気が動転していたが、思い起こせば自分はエミリア達の決定をご破算にしてしまったのだ。帰ったら何と言われる事やら。
みし…っ。
ハルカのベッドに背を向け、病室から一歩踏み出そうとしたその時だった。窓ガラスの向こうに取り付けられていた自殺防止用の格子が不気味な音を立てて歪む。そして次の瞬間――――――。
ガシャァーーーーーン。
砕け散る硝子に掻き消されるハルカの悲鳴。
予想だにしなかった事態にナツメが振り返った時にはもう、最愛の妹は極太の触手で巻き取られ、窓枠から外に引きずり出されていくところだった。
『ほーっほっほっほっほ!獲ッたわァ!!!』
「…なっ!?」
声の主は伯爵夫人ヒルバーツだ。
「くっ、ハルカ!!」
弾けるように病室を飛び出し、脇目も振らずに全力疾走。
喉が焼け付く感触もお構い無しに階段を駆け上がり、屋上へと飛び出たナツメ。彼女の前にそびえていたのは、先ほどまで交戦していた巨大な肉の塊。
瘤だらけの皮膚は至るところに焦げ付いたような傷痕が刻まれ、吊るしている人質の数も半分以下にまで減っていた。相当な激戦を繰り広げたらしい。
地上では機動隊員たちが巨体めがけてひっきりなしに射撃を続けている。
「無事だったか、ナッちゃん!?」
「マルーシャさん、エミィちゃん!ハルカが、ハルカがぁ!!」
屋上に降り立った二人に駆け寄り訴えかけるナツメ。彼女らも無傷では済まなかったらしい。打撲を受けたのか、エミリアは右肩を庇うように抑えている。
マルーシャは助けた直後と思しき一般人の少女を抱きかかえていた。
『なかなかやってくれたじゃない貴女たち。ま、どの道この病院はしばらく使い物にならないでしょうから、今日は一旦お暇させて貰おうかしら。お土産も頂いた事ですしね。うふ♪』
「…………っ!!」
マダムがそう告げると、彼の鎮座していた国道の舗装がベキベキとひび割れ陥没していく。周囲をぐるり取り囲み、銃撃を続けていた機動隊員たちは蜘蛛の子を散らすように距離を取る。
「ハルカを返してっ!!」
「危ない!!」
駆け出そうとしたナツメにエミリアが当て身を食らわせ、もつれ込むように倒れる。二人の頭上すれすれを、極太触手の横薙ぎが通過していった。
『それでは皆さん、またお逢いできる日まで。御機嫌よう』
その一言を最後に大量の土砂が巻き上がり、伯爵夫人の巨体は地中へと沈んでいく。気化爆弾で空けたような大穴だけを、街のど真ん中に残しながら…。
♯
「…何人ぐらい連れて行かれた?」
長い沈黙を破ったのは、マルーシャのそんな一言だった。
「二十人弱ね。建物の中にいた子分達も撤収したみたいだから、それに連れてかれた人も含めると結構な数になるわ」
「そうかい」
抑揚の無い声で、二人は淡々とやりとりしていた。当然、ナツメはその会話に加わっていない。彼女はただ黙って、妹の連れ去られた大穴を見詰めていた。
「どうする、機動隊には挨拶してくのかい?顔見知りの署長サンに根回して貰ったんだろう?」
「そうね…」
そこまで言って、二人はようやくナツメの傍らにやってくる。エミリアの顔は険しかった。マルーシャはというと、何かをしきりに警戒しているような素振りだ。
「殺されは…しないわよ」
「――――――!!」
先に口を開いたのはエミリアだった。その一言にナツメの顔が引きつる。
「…あなたの妹だもの…」
並んで大穴を覗き込みながらエミリアは言葉を続けた。
彼女の言わんとする事は理解できる。エンジェルの血縁者ともなれば、エネルギー源としては申し分ない。使い捨てになどは絶対にされないはずだ。
飢えぬよう、乾かぬよう、最上級の待遇が与えられ…そして、犯され続ける。つまるところ、そういう事だ。
「とにかく、奴の討伐は今後の最優先課題よ。あらゆる情報網を使ってアジトを突き止めるから、少しの間―――――…」
そこまで言いかけたところで…。
「エミィ!とめろッ!!」
背後からマルーシャの絶叫が響き渡った。ハッとしたエミリアが隣を見ると…。
「ごめんなさい」
ポツリとそう一言残し、フロムヘヴンを握り締めたナツメは宙を舞い…そして、穴の中へと飛び込み消えていった。
「なッ!?」
エミリアはナツメの消えていった闇へと力無く手を伸ばしたまま固まっていた。
馬鹿な。ありえない。連戦で消耗した体で、敵が手ぐすね引いているであろう場所へ、何の作戦も無しに、単独でナツメは飛び込んでいったのだ。
常識的に考えても、この大穴が本命の居場所まで一直線に繋がっているとは思えない。そもそも下に何があるのかすら分かっていないのだ。今ならまだ追いつけるかもしれないが、それこそ飛んで火に入るなんとやらである。
あまりの出来事にエミリアは二の句も継げずにいる。そこへマルーシャが大股で詰め寄り、火薬臭にまみれたグローブで襟首を掴み上げた。
「このド阿呆っ!!煽ってどーすんだよっ!?顔見て気付けよ察しろよ!!学習能力ナツメとドッコイじゃないかよ、ええ!?」
いつも見せる余裕も全部捨てて地金で怒鳴るマルーシャ。彼女の言う通りだった。さっきのナツメは、お約束の『何を言っても無駄』の状態だ。
彼女がどんな挙に出るかは容易に想像がついたはずだ。あの場はふん縛ってでも一旦連れて帰らなければならなかったのだ。疲労と敗北感の所為だろうか。エミリアも相当鈍っていたらしい。
「ご、ごめんなさい…」
結局、彼女の喉が振り絞ったのは、力ない謝罪の言葉だった。
「かーっ、もうっ。その台詞まで一緒かよ」
金髪をクシャクシャと掻き乱しながらマルーシャは地団駄を踏んだ。ナツメの仲間入りに難色を示した彼女の懸念が、物の見事に的中してしまったのだから。
しかし、これ以上ここで戦友をなじっていても始まらない。事は一刻を争う。
「ハーァ…どーすんだよ。このままじゃ姉妹どんぶり確定だぞ」
大きく溜め息を付いたマルーシャは、何とか普段の調子を取り戻して頭を捻る。
彼女の言う通り、ナツメ一人で太刀打ちできる相手じゃない。オマケに今度は妹を人質に取られている。
「マルー…。弾、あと何発残ってる?」
「ラスト一発ポッキリ。延長も二次会も無し」
彼女はそう言ってブラチーノの機関部をコツンと指で弾く。
二人の間に長い静寂が流れた。騒ぎが収まったのを知り、演奏を再開しだした蝉が鬱陶しい。
蒸し暑く重苦しい沈黙を破ったのは、静かで良く通るエミリアの一言だった。
「付き合って…貰える?」
少しの間を置いて、マルーシャの溜め息交じりの返事が。
「隊長はアンタだよエミィ。あたしからそれ以上言うつもりは無い」
その言葉にエミリアはふーっと大きく息を吐く。
「悪いわね。もしもの時は貴女だけでも何とか逃がすから…後のことは頼むわ」
「やですね。やり残した事があるなら自分でやんな」
二人の天使は冥界の入り口のような闇の前に立つ。
深い。中の様子はまるで窺えない。梯子やロープになりそうな物も見当たらなかった。突入したら最後、別の出口を捜さなければ脱出は叶わないだろう。
作戦目標は藤沢姉妹の奪還。余り考えたくはないが…どちらか一方は諦めなければならない局面もありえるだろう。
「ホント…世話の焼ける天使サマだよ…ったく」
「ごめんなさい。やっぱりマルーが正しかったみたい」
「その話はもう無しだ。…行くぜ」
エミリアが黙って頷く。そして、二人の踵は揃ってアスファルトを蹴った。激戦で埃にまみれた衣装を翻しながら、天使達は夜よりも深い暗黒の中へと飛び降りていく。
遥か頭上へと遠ざかっていく、真夏の太陽を望みながら。
とりあえずは以上で中編完結なり。いつも以上に長ったらしい文章で申し訳ありません。
次回は洞窟大冒険。ぶっちゃけナッちゃん素で迷惑。
正直、後編で詰め込めるか怪しくなってきたので、ちょっとハミ出すかもしれませんが、そのぶんえちぃを濃くできたらなァと努力していく次第でアリマス。
途中、メモ帳の改行設定ミスって見苦しい箇所が残りましたが、どうかご容赦を。
>>740 うぉおおおおおおぉぉぉおぉぉぉ乙ーーーーーー!!
相変わらず完成度が高いなチクショウ
しかもいい所で切りやがる。
大丈夫。改行設定のミスなら自分もやったw
乙 彼 様 !
現在仮読を終了。
これより清読に突入した後、二時間の構想・準備期間を置き実用に励む所存。
もうゲームにして売ってもいいくらいの完成度だな。
しっかし、何かねこのスレは
プロが、普段自分の思い通りに書けないから
その発露のためにここに来てるのかと
かんぐってしまうほどのクオリティな作品に
時に出会っちまう。
それほど触手って奴ぁ、創作家にとって
魅力的な物体なんだなあ。
まったくもう、触手趣味してて、つくづくよかったと思うぜ兄弟たちよ
俺←チラシの裏にでも書いt
謀ったなぁ
こんなところで止められたら悶えが止まらないじゃないか!!!!
江口市覇呂町此処はヒロインの戦場…
エロいなぁ。それだけでもなくて、面白いなぁ。
誰かグラフィックつけてノベルゲーにして同人で売ってくれ
テメエが描けって?
俺は棒人間が精一杯ですorz
言い出しっぺの法則?
>>740 GJ!GJ!
最近このテキストがないと落ち着かないのは俺だけですか…?
GJ!
後編ではカラスが伯爵夫人倒してマルーをニョロる展開を期待しとく
>>749 誰が言った? ――棒人間じゃあいけねェと、どこの誰が言った!?
程度の高さ低さなんざ構うものかよ! 精一杯を尽くすのが触手ャーの生き様ってもんだろうよ!!
棒触手
……おにゃのこ痛そうだな
棒触手か・・・
こうなったら棒犬だろうが実現できそうな勢いだぜ・・・
棒イソギンチャクはどうやるんだ?
これはアレかな、捕らわれたハルカが堕ちて、悪の天使になってナツメを責める展開を期待してもいいのかな。
「お姉ちゃんも、気持ち良くなろうよ…一緒に…」
>>740 GJ!ハルカァーーーー!
全裸で2ヶ月待った甲斐があったエロさだ!
マルー編って言ってたからいつレブナンが乱入してくるかと思ったw
マルーに股開かせた話がすっげー気になりますw
続きも期待してる!
あとハルカは幸せにしてあげてくだしあ><
GJハルカ!ハルカ!
連れ去られたハルカがぐっちょんぐっちょんのどろどろのべとべとべとになってて、
ナツメがぶわーてなるの待ってます。
>>760 ハルカのイメージはジブリールアリエス。
ところで、500オーバーで書き込めなくなるんだっけか?
512だな。正確には。
500とは6144字分も差があるぞ。
マルー強くね?
エミィが怪我してんのに一人ピンピンしてるし。
そういや桃肉屋さんのHPってやっぱもう無いんかね?
あの人の文章が好きなだけに無くなってるとしょぼんだぜ。
埋めますか?
・・主に触手で。
じゃあ俺も細いのを一本。
〜
埋めるまでに次スレ立てようぜ
>>766 一時公開停止中ぽ。
でもやる気はバリバリあるらしい
「****」には「桃」をローマ字で入れておくれ
//****niku.h.fc2.com/
次スレはまだか
乙だにょ
おつです
よし触手的に女の子を埋めてくるノシ
女の子に埋まってくるの間違いだろ?
| ,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \ ハラショー
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ >
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' /
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
一瞬ここがACスレかと思ったが何ともないぜ!!
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくりしていってね!!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくり犯していってね!!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/ = 完 =
--------------------------------------------------------------------------------
,.-―っ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人./ノ_ら~ | ・・・と見せかけて!
从 iヽ_)// ∠ 再 開 !!!!
.(:():)ノ::// \____
、_):::::://( (ひ
)::::/∠Λ てノし)' ,.-―-、 _
______人/ :/´Д`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
|__|__|__( (/:∴:::( .n,.-っ⌒ ( ノlll゚∀゚) .(゚Д゚llソ |
|_|__|_人):/:・:::∵ヽ | )r' ー'/⌒ ̄ て_)~ ̄__ イ
||__| (::()ノ∴:・/|::| ./:/ /  ̄/__ヽ__/
|_|_| 从.从从:/ |__|::レ:/ ___/ヽ、_/
|__|| 从人人从 ..|__L_/ .( ヽ ::|
|_|_|///ヽヾ\ .|_|_ /⌒二L_ |
──────── ー' >ー--'
--------------------------------------------------------------------------------
巛ノi
ノ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ')/ノ_ら ∧_∧ | いきなり出てくんな!!
、)/:./、 ( ´Д`) | ビックリしたぞゴラァ!!!
)/:./.:.(,. ノ) `';~"`'~,. \ ________
\\:..Y:.( ・ '' :, ,. -―- 、|/
_____ 从\、,. ,; .,、∴';. ・ ( _ノ~ヾ、ヽ
|__|_ _(_:..)ヽ:∴:@) ノ(゚Д゚ #) )
|_|__|_人):|:・:::∵ヽノ) (_(⌒ヽ''" `ー'
||__| (::()ノ∴:・/|::|( \ \ \) ) _
|_|_| 从.从从:/ |__|::|ノ \ ミ`;^ヾ,)∃ < へヽ\
|__|| 从人人从 ..| /:/ _,,,... -‐'''"~ /ー`⌒ヽ、 (( (゚Д゚llソ |
|_|_|///ヽヾ\ ./:/ _ \ / /T;) /~  ̄__ イ
─────── ノ (, \/__/__,ノ|__`つ ヽ__/
´⌒ソノ`
--------------------------------------------------------------------------------
______/ \____
|__|__|__/ / ヽヽ,|__|
|_|__|___い 、 , ,ソ_|_|
|__|___/ ̄`^⌒´ ̄\_.| .l´~ ̄ ̄ ̄`.lヽ
|_|_| | |_| / ⌒ ⌒ ⌒ .| !
||__| 从ヽ-i´ ,_ ,_ 'i-'"_| / ___ _ _ ___/,イ
|_|_|从イ/´:::::::::::::::::::::::`i、_| / ̄ /i.|
|__||从/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,._| ~||~~~~~~~~~~~~ ´||
|_|_| ,,!;;;;;;;;;i⌒i;;;;;;;i⌒i;;;;;;;;;;;!,|