パワポケでエロパロ4

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618二等兵
ヘルガ「・・・だからと言って寝坊は良くないけどな。」
ブラッド「・・・減らず口を叩けなくしてやるぜ。」
キュッ・・・
ヘルガ「うぁっ・・・そんなに・・・つまむな・・・。」
ブラッド「じゃあこっちはこうしてやる・・・。」
カプッ・・・ピチャピチャ・・・
ヘルガ「あっ・・・く、くすぐったい・・・。」
ピチャピチャ・・・ピチャピチャ・・・
ヘルガ「くうっ・・・ブ、ブラッド・・・。」
ブラッド「・・・そろそろ下も脱がすぞ・・・。」
ヘルガ「あ・・・あんまり見るな・・・。」
ブラッド「・・・何も恥ずかしがる事などねぇよ・・・よし、指を入れるぞ・・・。」
クチュクチュ・・・。
ヘルガ「ま、待てっ・・・その・・・ゆっくり頼む・・・。」
ブラッド「あ、あぁ悪りぃ・・・。」
クチュ・・・キチュ・・・
ヘルガ「ふぁ・・・ああっ・・・」
クチャッ・・・クチャッ・・・
ブラッド(ヘルガの奴・・・膣が湿ってきたな・・・もう少し攻めてみるか・・・。)
ペチャ・・ピチャ・・
「そ、そんなところ舐めるな!!。」
クチャッ・・ピチャッ・・クチャッ・・ピチャッ・・
ヘルガ「だ・・・駄目だ、ブラッド!!」
キチャッ・・キチャッ・・キチャッ・・キチャッ・・
ブラッド(指が締め付けられる・・・。)
ヘルガ「はぁっ・・・あぁぁぁぁ・・・。」
プシュゥゥゥ・・・。
ヘルガ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ブラッド「感じたのか?」
ヘルガ「うぅ・・・恥ずかしい事を言わすな・・・。」
ブラッド「悪りぃ・・・。」
ヘルガ「・・・やはりお前はバカだ・・・。」
ブラッド「バカなりに配慮はしたんだぜ?」
ヘルガ「・・・当然だ。」
619二等兵:2008/03/23(日) 00:43:16 ID:CcveLkBc
ブラッド「まぁな・・・それよりもそろそろ準備はいいか?・・・痛かったら、ちゃんと言えよ。」
ヘルガ「分かった。」
ブラッド「・・・いくぞ。」
ズブッ!!
ブラッド「き・・・キツイな・・・」
ヘルガ「ああっ・・・くぅ・・・」
ブラッド「・・・動くぞ。」
ヘルガ「任せる・・・。」
キチャッ・・キチャッ・・キチャッ・・
ヘルガ「あ・・あんっ・・」
ブラッド(気持ちいい・・。)
キチャッ・・キチャッ・・
ヘルガ「ふっ・・ふぁ・・」
クチュッ・・クチュッ・・クチュッ
ヘルガ「あっ・・ひぁっ・・」
ブラッド(・・・滑りが良くなってきたな・・・俺もやばい・・。)
クチュッ・・クチュッ・・
ヘルガ「ブラッド・・もう・・はむっ」
チュッ・・ぴちゃ・・ちゃぷ・・
ブラッド「ぷはっ・・はぁ・・俺も限界だ・・いくぞ・・。」
クチュッ クチュッ クチュッ・・
ブラッド「へ・・ヘルガッ!!」
ヘルガ「ブ、ブラッド・・」
クチャッ クチャッ クチャッ・・
ヘルガ「ああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
ブラッド「クッ・・・出る!!」
ビュゥゥゥゥゥッ!!ビュッ!!
二人「・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ヘルガ「朝だ、ブラッド。」
ブラッド「…ZZZ。」
ヘルガ「……。」
カチャ…カチャ…カシャン!!
ブラッド「うわっ!!撃つな!!」
ヘルガ「ほう…少しだが、早く起きるようになったか。」
ブラッド「…それは冗談にならねぇよ。」
ヘルガ「冗談ではない。…私に命を大切にするように言ったのだから、貴様にも大切にしてもらわないと困る。」
ブラッド「わ、分かったから早く銃をしまってくれ(やれやれ、こりゃ言い返せないな・・・)。」
620二等兵:2008/03/23(日) 00:44:13 ID:CcveLkBc
〜三日目朝〜
ジュン「ワームを退治して頂き本当にありがとうございました。」
ブラッド「……(ギロリ)。」
ジュン「…どうかされましたかぁ?(棒読み)」
ブラッド「てめぇ、わざとだろ!!」
ジュン「そんなことないですよ〜。本当に部屋を2つとるつもりだったんですが、たまたま空いていなかっただけですぅ〜。(棒読み)」
ブラッド「嘘だ!!」
ヘルガ「ブラッド!!依頼人に失礼だと何度言えばわかる!!船に戻ったら覚えておけ!!」
ブラッド「くっ…。」
ジュン「まぁまぁ…(ざまぁw)そのくらいにしておいて、報酬をお受け取り下さい。」
ヘルガ「すまない……これはどういう事だ?少し少ないみたいだが…。」
ジュン「…あと、これもお受け取り下さい。」
ヘルガ「!!…ブラッド!!」
ブラッド「何だ?」
ヘルガ「水代1000ペラとはどういう事か説明しろ!!」
ブラッド「はぁ?水はタダだろ!?」
ジュン「ウインダストでは水は貴重なので有料ですよ。メニューにも1杯20ペラって書いてありますよ。(小さい字だけど)。」
ブラッド「ちょっと待てよ!!そんな詐欺めいた話あr…。」
ゴゴゴゴゴ・・・。
ヘルガ「…ブラッド…覚悟は出来たか?」
ブラッド「ま、待て!!話せば分かる!!話せば・・・」
ヘルガ「問答無用!!」

ゴキ!!メキ!!グチャッ!!ドサッ!!!!

ジュン「…それ、ここに捨てていかないで下さいね…。(それにしても本当に仲が良さそうだなぁ)。」
621名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:49:20 ID:CcveLkBc
投稿終了。
うん、ゲストに准(と、クラッシャーの異名を持つ博士)が出てくるんだ。
キャラをなるべく出してみた。

あと、レス消費が多いのはどうしようもないんです…。
(かぎ括弧の前は改行しないといけないから。)
…すいませんorz
622名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:55:06 ID:ZJfRTk0/
GJ!!やべぇブラッド好きになっちまった。
623名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 12:34:53 ID:N3DDH3dJ
裏のブラッドは5の主人公なんだぜ
624名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 12:53:28 ID:InjE6A7N
お三方ともGJだぜ

しかし9の裏サクやるとどうしてもデスパレスからフリーザ軍を連想してしまう俺
625水道局:2008/03/23(日) 19:00:13 ID:meGMEFh1
8で冬子さんネタ。確か要望があったと思うので。
ダークさは多分無いと思いますが責任は持ちません。
あと、かなりおバカです。では投下。
626名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:01:47 ID:meGMEFh1
 顔を上げると、澄み切った蒼の世界が広がり、そこから燦々と陽光が降り注ぐ。
まるで、見ているとその果てのない世界に吸い込まれる様であり、普段は鬱陶しく感じる暑さも全く苦にならない。

視線を下げれば、白い砂浜が広がり、その先には、こちらもまた果てしない、しかし空のそれとは異なる蒼い世界が横たわっている。
波と砂が奏でる一定のリズムと、時折全身を撫でる風がとても心地よい。

季節は夏。

そう、この暑さも、全身に照り付ける太陽の光も、いつもの夏と変わらない。
だが、今年の夏は一味違う。
何が違うかって?強いて挙げれば、
――ここが雪白家のプライベートビーチ、否、プライベートアイランドという事か――
627名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:02:54 ID:meGMEFh1
『お嬢様と海と太陽と』

事の発端は冬子さんの「南の島へバカンスに行きませんか?」との提案だった。
勿論、大好きな彼女からの誘い、二つ返事でOKした。
約束の日、どこへ行くのか知らされないまま、自家用クルーザーで大海原を駆けること暫く。
俺たちは大海にポツンと存在する無人島に到着した。
その後、俺と冬子さんを残し、夕方には迎えに来る旨を伝え、牧村さん達は再びクルーザーに乗り、地平線の向こうへ消えていってしまった。
そして現在、パラソルを組み立て、俺は優雅に景色を眺めている。

「……一味どころか、まさかこんな経験ができるとは……」
この小さな島には俺たち以外誰もいない。おそらく雪白家の物であろう小屋があるだけ。
先程確認したが、地図には載っていない。まさに、個人が所有する島だろう。
「加えてこの状況は……」
ここは南の島。しかも冬子さんと二人きり。こんな状況で嬉しくない奴なんていない。
水着はビキニだろうか、オイルを塗る手伝いをさせてくれるだろうか、などという事を考えていると、小屋の方から冬子さんが出てくる。
さて、どんな水着だろうか、と振り向き、声をかけようとした――が俺はその体勢でフリーズした。
「△☆○□?!」
「あら小波さん、どうなさったの?」
彼女の水着は、――透明だった。
これはアレですか、馬鹿には見えないと言う某王様のお召し物ですか?
「あの……そんなに凝視されると、さすがに恥ずかしいですわ」
「え?!あっ、ああ。そ、そのごめん……」
「やはり日差しが強いですわね」
彼女は身に何も着けていなかった。
美しく、艶やか肢体を惜しみなく大空の下に晒している彼女の姿は刺激があまりに強すぎて正視できない。
ただ立ち尽くす俺を見た冬子さんは小悪魔的な笑みを浮かべ、そっと話しかけてくる。
「まずは……クリーム、塗ってくださる?」
628名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:03:41 ID:meGMEFh1
シートを広げ、その上に冬子さんが横たわる。――全裸で。
「では、お願いしてよろしいかしら?」
「は、はい……」
俺の思考はオーバーヒート寸前だった。
何度もカップルの営みは経験していると雖も、先程視界に映った冬子さんの肢体が頭から離れない。
大きな、しかし形の良い美しいバスト。ウエストは括れ、ヒップから脚先までのラインはもはや芸術。
さらに冬子さん自身の醸し出す艶やかな雰囲気。倒れないのが不思議なほどのインパクトを受けた。
戸惑いを隠せない俺に横になった冬子さんが話しかけてくる。
「今日は二人だけでしょう?なら、水着でなくともいいかと思いましたの」
「は、はあ」
「それにしても、随分開放的な感じになるのですね?とても気持ち良いですわ」
「は、はあ」
同じ返答を繰り返してしまう。精神を集中しないと、あっちの方がオーバーランしてしまう。
「もっとしっかり塗って……」
「は、はあ」
冬子さんの真っ白な躰にクリームを塗っていく。
途中、冬子さんが あん、はぁ と声を出す度、あっちがどうしようもなくなる。
(ヤバイ、そんなエロい声聞くと……)
必死に抑えようとする俺の意志とは反対に、あっちは自己主張が強くなる。
手を動かすのが鈍ったのに気付いたのか、冬子さんがこちらに振り返る。
「どうしましたの?……あら」
隠そうと努力したがそれも無駄に終わり、あえなくそそり立ったモノが冬子さんに見つかってしまう。
629名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:04:23 ID:meGMEFh1
「い、いや、これは……」
「ふふ……私は構いませんのよ?全く反応されないのは、女として屈辱ですもの」
そう言うと彼女は布越しにそっとモノに手を添える。
「つぉ……」
「可愛い声を出しますのね。じゃあ……こんなのはどうかしら?」
冬子さんは俺を押し倒すと、パンツをずらしそそり立つモノを取り出して、それを口に含む。
「はむ……」
「うぁ?!」
その快感におもわず声が出る。
「んっ、んん……あむ、ん……」
ぐちゅぐちゅと厭らしい音を立てながら、伸ばした舌を絡め、括れを周回させてくる。
さらに唾液を塗布して喉奥まで導き、思い切り吸い立てる。
俺の弱い所を徹底的に責め挙げてくる。しかもそれを繰り返すのだから、とても耐えられるものではない。
「くっ、冬子さん、もう俺……」
「んふぅ……このまま出しても良いですわ……あむ」
「!……で、出る!」
「……!!」
勢い良く冬子さんの口内に精を吐き出す。
それを彼女は漏らさぬよう飲み干していく。

息を整えた後、
「はあ、はあ……さすがにすごい量ですわね……。とても濃いですわ……
 ただ、少し早すぎではなくて?」
そう言われ、軽く自己嫌悪に陥る。

「だって冬子さんのがあまりに巧いから……」
「ふふ……。あら、胸に少しこぼれてしまいましたわ……」
そう言って手で掬うとそれを口に運ぶ。
そんな冬子さんの様子にまた硬さを取り戻してしまう。
「まだ十分いけますわね?……では、今度は私にしてくださる?」
そう言って先程使ったクリームを手渡される。
630名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:04:59 ID:meGMEFh1
「い、いや、これは……」
「ふふ……私は構いませんのよ?全く反応されないのは、女として屈辱ですもの」
そう言うと彼女は布越しにそっとモノに手を添える。
「つぉ……」
「可愛い声を出しますのね。じゃあ……こんなのはどうかしら?」
冬子さんは俺を押し倒すと、パンツをずらしそそり立つモノを取り出して、それを口に含む。
「はむ……」
「うぁ?!」
その快感におもわず声が出る。
「んっ、んん……あむ、ん……」
ぐちゅぐちゅと厭らしい音を立てながら、伸ばした舌を絡め、括れを周回させてくる。
さらに唾液を塗布して喉奥まで導き、思い切り吸い立てる。
俺の弱い所を徹底的に責め挙げてくる。しかもそれを繰り返すのだから、とても耐えられるものではない。
「くっ、冬子さん、もう俺……」
「んふぅ……このまま出しても良いですわ……あむ」
「!……で、出る!」
「……!!」
勢い良く冬子さんの口内に精を吐き出す。
それを彼女は漏らさぬよう飲み干していく。

息を整えた後、
「はあ、はあ……さすがにすごい量ですわね……。とても濃いですわ……
 ただ、少し早すぎではなくて?」
そう言われ、軽く自己嫌悪に陥る。

「だって冬子さんのがあまりに巧いから……」
「ふふ……。あら、胸に少しこぼれてしまいましたわ……」
そう言って手で掬うとそれを口に運ぶ。
そんな冬子さんの様子にまた硬さを取り戻してしまう。
「まだ十分いけますわね?……では、今度は私にしてくださる?」
そう言って先程使ったクリームを手渡される。
631名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:15:23 ID:meGMEFh1
ここまで来たらもうやってやろうじゃないか。

そう思うと俺は今度は冬子さんを仰向けに寝かせクリームを手に取り、彼女の美しい乳房に塗っていく。

「ん……やっぱり、胸からですのね……」
「一番日に当たりそうだしね」

弧を描くようにゆっくりと、しかし突起には触れぬよう二つの膨らみを弄る。
触れる度にぷるん、と弛む様子は非常にエロティックだ。
右に左に、軽く揉むだけで容易に形を変えるバストは触れているだけで気持ちが良い。
乳首がツンと上を目指しているのが見て取れる。

「冬子さんの胸って柔らかいなあ……。本当に綺麗だ」
「…………」

もう完全に身を任せたのか、目を閉じ、眠った様な冬子さん。
試しに乳首を軽く抓ると、僅かに唇を噛むだけ。
抵抗のない冬子さんに対し、さっきのお返しと言わんばかりに責めに激しさを加えていく。
乳首を口に含み、舌で転がし、軽く甘噛み。もちろん、胸を撫でる手の動きも忘れない。
冬子さんは何も言わないが、彼女の躰が反応を返して来る。
刺激を与える度ビクッと震えるのがその証拠。
続けていくうちに冬子さんが甘い吐息を漏らしてくる。

胸を存分に愉しみ責める手を止め、胸から臍までのラインを指でなぞっていく。
手を離したとき少し残念そうに見えたのは気のせいだろうか。
632名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:16:44 ID:meGMEFh1
小さな臍に軽くキスをし、そのまま手を股に滑らせる。
しかし、秘所には触れない。その周りをゆっくりと焦らすように撫で回していく。
来ると思っていた刺激がなかなか来ず、もどかしさを感じたのか、
秘所がこちらの手に触れるよう冬子さんが腰を動かしてくる。
しかし俺はそれを避けるようにして愛撫を続ける。

これも浜辺での追いかけっこに含まれるだろうか、そんな事を考えているとトロンとした表情の彼女が話しかけてくる。

「あ、あんまり焦らさないで……」
プライドの高い彼女の事だ。他人に弄ばれる感覚は好ましくないだろう。
だが俺は。

「ん〜?どうして欲しいか言ってくれないと」
「なっ……そ、そんなはしたない事できませんわ……!」
「うーん、それじゃあここで止める?」
「そ、それは……」
我ながら悪人だな、と思う。しかしここで引いては悪の正義に反する。

遂に耐え切れなくなったのか、冬子さんが口を開く。
「ゆ、指で……」
「指で?」
「本当に意地が悪いですわね……。指で、な、中を、掻き混ぜて……!」
「よく言えました」
そう言うと俺は既に湿度十分となっている冬子さんの中に指を入れる。
「ああっ!」
最初は一本、次に二本と数を増やしていくと、冬子さんの嬌声が大きくなっていく。
「はあ、あ、ああっ!!い、いきなりで激しい……あぁあっ!!」
軽くイッただろうか、大きく彼女の躰が跳ねる。
休まず、今度は彼女の秘所を下から上へ一気に舐め上げる。
「!?そ、そんな、あひぃんっ!」
633名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:17:24 ID:meGMEFh1
可愛らしい声なのはどっちだか。
さらに剥き出しになったクリトリスを啄ばみ、膣中へ舌を這わせ、音を立てて吸い上げる。
「あぁぁっ!!そこは……ひゃうん!!だ、ダメ、んやぁあっ!!」
それでも執拗に責め続ける。
「すごい……奥からどんどん溢れてくる……」
「そんな事言わな、あぁっ!!でぇぇ!んんぁ!!」
何度目かの絶頂を向かえ、意識を保とうとするが、絶え間なく押し寄せる快楽の波に逆らうことが出来ず、
普段の彼女からは想像出来ない程に乱れてしまう。
「仕上げはここで」
膣口から五センチ程の場所を指で圧迫する。
「ひゃあぁぁあ!!」
絶頂と共に、透明な液体が勢い良く飛び出し、太陽に焼かれた近くの砂に染み込んでいく。
しかし、時間が経つとすぐにそれらの染みは消え、また元の乾いた砂に戻っていく。

しばらく見ていると、ぐったりした冬子さんが話しかけてくる。
「もう大丈夫ですわ……」
「ん?何が?」
「また……。いいですわ、小波さんのを、……くださいな」
「…………」
彼女の甘い囁きと妖艶な微笑みに、背筋がゾクゾクする。
634名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:18:24 ID:meGMEFh1
「ん……」
触れ合うだけのキスから互いの口内を蹂躙し合う。
舌を絡め、唾液を美酒の如く交換し嚥下する。
そして一瞬で硬さを取り戻したモノを秘所にあてがい、一気に奥まで貫く。
「あ、あああ、あああっっ!!!」
耐え切れず、再び絶頂を迎える。
「くっ!締まる!!」
いつもより膣圧が高い。
一度出したとはいえ、気を抜くと一瞬で昇天しそうだ。
「う、動くよ……」
「は、はふぅ」
もはや返事すら間々ならない冬子さんを相手に腰を動かしていく。
「ああ!ああぁあ!!」
「くぅ!」
肉棒の芯から脳髄に向かって、快感が走り抜けていくような感覚を覚える。
「奥、奥に、ああっ!!はぁあぁぁん!!」
「つぁあ!!」
冬子さんが徹底的に中で締め上げてくる。
彼女も、奥に擦れるたび何度も絶頂を迎える。
「はぁあんっ!!はああぁぁぁっ!!」
俺も限界が近かった。
「っつ!冬子、このまま……」
「え、ええ今日は大丈夫……っああぁん!!」
「くっ!!」
「こ、小波さんっ!……はぁあぁああーーーー!!」

今日一番の量を吐き出し、冬子さんの横へ倒れ込む。
「はあぁ……良かった」
「…………」
返事がない。どうやら意識を失っている様子。

まあ無理もないか。しばらくこのままでも……。
そう思いながら俺は空を見上げていた。
635名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:18:52 ID:meGMEFh1
後日、俺と冬子さんは日焼けで色々大変だった。
特に俺の場合、本当に大変だった。
「やはり、ああいう場所でするべきではなかったですわ……」
「まあ……。でも、また行ってみない?」
「い、行きませんわよ!」
それを聞き、あからさまにテンションの下がる俺。
「あの時の冬子さん、可愛かったなあ」
そんな事を呟くと、冬子さんは顔を真っ赤にする。
「残念だ……」
「つ……」
「つ?」
「つ、連れて行ってあげないこともありませんわよ!」
バタン!

「……可愛いなあ」
636名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:20:27 ID:meGMEFh1
以上です。
・・大目に見て下さると幸いです。

最近過疎気味ですねぇ・・。
637名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:21:42 ID:SQHeWYw5
投下乙
上を見ればきりはないだろうが、別に過疎ってるわけじゃないと思うが
638名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:30:46 ID:AClkxeZ7
乙イイヨーイイヨー
むしろ前より盛り上がってるしこれくらいがちょうどイインダヨー
639名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 20:26:29 ID:7xxKbYdS
豊作豊作
640名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:25:54 ID:CcveLkBc
GJ!!ツンデレ万歳
641名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:55:12 ID:4hP/gEsE
GJ!
ツンデレは偉大だ
642名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 00:24:23 ID:CKlvrAOQ
GJ!るりかと冬子、この二大ツンデレは素晴らしい
643名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 01:52:42 ID:7kGntnNL
おぉ、准に冬子にカズにヘルガ姉さんまである!!
GJ!!
6440/12:2008/03/24(月) 02:39:13 ID:xnpBWEr6
予告どおり「ラセツの過去」で投下します。
長くなってしまったので、いつもどおりの8分割では無理でした。

あと、エロ成分ほとんどなし+グロです。

次回こそはスレの趣旨にそったエロエロで行きますので、今回は許してください。
6451/12:2008/03/24(月) 02:39:58 ID:xnpBWEr6
  「あ〜、ハイさん。ようおこしやす。」
 よう子は灰原を笑顔で出迎えた。
 ここは遊郭。売られた女が男たちにひと時のよろこびを提供する場所。
 男の服は黒のスーツ。こだわりがあるのかないのか、よう子はそれ以外の格好を見たことがない。
 灰原は手に持った荷物を持ち上げて、わずかにうなずいた。
  「あら、差し入れ?うれしいわぁ。」
 灰原は奇妙な客だった。
 ほとんどしゃべらないし、隣で寝ているだけの夜も多い。
 ただ、一緒に一晩を過ごしに来る、そういう男だった。
 そんな客を、よう子は最初はあきれ、次に可笑しくなり、今は可愛く思えている。
  (本当に、さびしがりやの犬みたいな人だねえ。)

 今夜は2人並んで窓辺に座り、しばらく夜の川面を眺めながら酒を飲んだ。
 と、ぼそりと灰原がつぶやいた。
  「戦争が始まる。」
 帝国と連邦の戦争かい?とたずねるとしばらく黙ってから答えた。
  「別の組が、ウチの組のシマを荒らしてる。」
 そうかい、とだけよう子は答えた。
 あまり詮索されるのをこの男は嫌う。それに、この男に決定権があるわけでもない。
  「男ってバカだねえ。仁義だのなんだのに命がけでさ。 ま、気をつけてお行きよ。」
 灰原は黙って酒を飲み続けていた。
6462/12:2008/03/24(月) 02:40:42 ID:xnpBWEr6
  「よお、灰原の兄さんじゃないか。あいかわらず決まってんな。」
 翌朝、街角で灰原を見かけて 羽柴は笑顔で軽口をたたいた。
 灰原はちらりとそちらを見たが、無言で通り過ぎていった。
 その姿が見えなくなってから、二ノ宮が不満そうにつぶやく。
  「いつも失礼な野郎だよなあ。晴川組の若頭にあいさつもなしかよ。」
  「やめとけ。」羽柴は相手をたしなめてから灰原の消えた方角を眺める。
  (あいつは強い。できれば戦いたくない相手だな。)
 
 羽柴と二ノ宮の所属する晴川組の組長は病気で入院中で、明日とも知れぬ命である。
 灰原のいる任月組は、この機会に同じ系列組織の晴川組を吸収しようと晴川組長の一人娘なつみとカケルの結婚を考えた。
そして、両方の組織の上位組織であるワギリ会に根回しをして、強引に結婚に持ち込もうとしている。

  「お嬢、任月のとこは麻薬に人身売買なんでもありの外道です。
   この話、俺は絶対に反対です。」
 なつみは黙って羽柴の話を聴いていたが、ついと視線をそらしてつぶやいた。
  「そういうことをしている分、向こうの方が金も兵隊も多い。
  オレが犠牲になって全部収まるなら…」
  「待ってください。…手はあります。」

 そして今日、羽柴たちはそのための交渉に赴こうとしている。
 (これは仁義の道に反することだ。だが、これしかお嬢を守る手は…) 
 灰原のいなくなった方角をにらみながら、ようやく羽柴はふところの刀から手を離すことができた。
6473/12:2008/03/24(月) 02:41:10 ID:xnpBWEr6
 絶叫、悲鳴、怒号、そして流血。
 灰原率いる任月組の襲撃は、すみやかにそして徹底して行われ、大陸系組織・黒竜会の支部は血の海の中に姿を消した。
  「すごいな、さすがはパパの自慢の」
 任月カケルの軽口を最後まで聞かず、灰原は日本刀でドアを斜めに切断した。 
 「ひっ、ひいいいい!!よ、寄るな!
  槍は強いねんで、近寄ったら刺すからな!」
  (子供?…女か。)
  黒竜会の事務所の奥の部屋に隠れていたのは、ひょろっとした感じの少女だった。顔は幼いが背は高い。
  置物の槍を抱きかかえてはいるが、完全に腰の抜けている体勢で抵抗できるとは思えない。
  「ん、なんだそいつは。」
  後ろから覗き込んだカケルは、あきれて続けた。「面倒くさいから殺しとけ。」
  「…必要ありません。」
  答えて灰原は刀を鞘に収めた。
  「なんだと?おまえ、このボクの言うことが聞けないのか!」
  「……。」
  灰原は無言で立ち去った。
6484/12:2008/03/24(月) 02:41:37 ID:xnpBWEr6
 遊郭での行為の後、いつものように2人は同じ布団の中から月を見ていた。
  「今回の働きで…かなりの報酬が出た。」
 突然、沈黙を破って男がしゃべった。よう子は冗談半分に答えた。
  「へえ、身受けでもしてくれるの?」
  「もう金は払った。」
 絶句してよう子は灰原の顔をまじまじと見つめた。
  「明日から俺の…いや、か?」
 味方からも恐れられる鬼神の顔が不安そうにゆがみ、少年のような表情を作る。
 よう子は歓声をあげてそのいとおしい顔を両方の乳房の間に抱きかかえた。
  「ばかだね、さっさとそういうことは言っておくもんだよ!」
  
 翌日早朝、2人は並んで川べりを歩いていた。
  「ねえ、知ってる?あたしが外に出るのは3年ぶりなんだよ。」
 遊郭に買われた女は逃亡を防ぐためにめったに外には出してもらえない。
よう子の様に大金で誰かが買ってくれない限りは外に出ることなく生涯を終えることになる。
  「おい、あぶないぞ。」
 はしゃいで橋の欄干に登ったよう子を見て、たしなめるように灰原は声をかける。
  「平気さ。だってあたしにはこれからいいことしか起こらないんだからね。」

 言い終わる直前にパン!という乾いた音。
 よう子の身体が傾いた。
6495/12:2008/03/24(月) 02:42:04 ID:xnpBWEr6
 灰原の目の前で、スローモーションのように胸から血を噴出しながら女は川に向かって落ちていった。
 直後に2発の銃弾が灰原の身体を貫通したが、その痛みにも気づかず、灰原は呆然とその光景を見ていた。

 驚いたのは灰原だけではなく、襲撃者の方も同じだった。だから、羽柴の踏み込みは遅れた。
 羽柴の斬撃は、われにかえった灰原の背中を深く切り裂いたが、相手はそのまま川に飛び込んだ。
 冬の川である。覗き込んで標的を探した羽柴は、川面になびく霧に視界をさえぎられ舌打ちをした。
 「くそっ…二ノ宮っ! おまえわざと女の方を撃ったな?」
 「だ、だって…その方がうまくいくかと思って。」
 いきなり頬を張られて、むっとした調子で言い返す。
 「失敗するわけにいかないんだろ! あいつ、びっくりしてたじゃないか。
 …それに、あの傷でこの寒さだ。きっと、死んでるって。」
  昨日、組長がなくなった。それを機になつみを組長として、晴川組は黒竜会への寝返りを行った。奇襲攻撃で任月組をつぶし、その

シマを黒竜会へ差し出す代わりに保護を受ける。
 それに先だって、羽柴はもっとも危険な相手である灰原の暗殺を狙ったのだが…
  (なんとも後味の悪い開幕になっちまったな。) 
 舌打ちをすると、羽柴は任月組への襲撃のため終結地点へと向かった。
6506/12:2008/03/24(月) 02:42:30 ID:xnpBWEr6
 襲撃地点の数キロ下流。
 ……よう子の身体を抱きかかえ、灰原は肩と片足だけで河原をはいあがった。
 氷の浮く川を流されて全身はしびれ、多量の失血で意識はもうろうとしていたが、彼は目の前の女のことしか考えていなかった。
 声をかけ、ゆりうごかし、なんとかして生命をとりもどそうと試みる。
 灰原は殺しの技だけを教え込まれて育ち、それ以外のことは何も知らなかった。
 だから、灰原にとって彼女は愛人であり妻であり母であり、彼自身の人間性そのものだった。
 それが死んだ。亡くなった、奪い取られた。
 灰原はけだもののように長く吼えた。怒りと絶望に身を震わせて。
 そのまま灰原は意識を失った。

 ………。

 灰原が目をさますと、どこかで見たような背の高い少女が目の前にいた。
  「ど、どうも。目、覚めた?」
 身体を起こそうとしたが、ぴくりとも動かない。
  「あー、無理はせんとき。」
 灰色の髪の女が病室に入ってきて声をかける。細目で笑ってる。いや、そういう顔なのか。
  「黒竜会につかまっとったウチの弟子の命をとらんでくれた礼や。そやさかい、気にすなや。」
 無言で灰原は身体を起こそうと再度試みる。
 あきれて細目の女は言う。
  「死にかけとったんやでアンタは! …その調子やと魔法で治したらどっかに飛んでいきそうやな。」
  「よう子はどこだ?」
 ああ、と女は指差した。「『アレ』なら、ほれ、あそこに埋めた。」
 窓の外の土盛を確認し、灰原の全身から力が抜けた。
6517/12:2008/03/24(月) 02:42:58 ID:xnpBWEr6
 3ヶ月後。森の中を灰原は歩いていた。その背後から、細目の女が声をかける。 
  「もう行くんか?骨はまだつながっとらんで。」
  「戦える。」
 歩みを止めることなく、そっけなく答えて灰原は森の外へと進んでいった。
  「まあ、またんかい。」
 突然、はるか後方にいたはずの女が眼前に出現した。
  「力ずくで止めるで?」
 眼前に火球が出現した。そのまま不規則な軌道を描いて灰原に迫る。
 その怪異を目にして、ためらうことなく灰原は刀を抜いた。
 それが妖怪であろうと魔法であろうと関係ない。斬るだけだ。
 火の球を切断し、そのまま踏み込んで女に斬りつける。だが、女の姿は直前に消えてしまう。
 これは、そういうことのできる女だ。まったく動揺することなく、灰原は振り返って構える。
  「やれやれ、命の恩人にも容赦なしかい!……気にいったわ。」
 女は上機嫌にキャハハハと笑う。
  「こら止めるに止められんわ。そや、今後アンタはラセツと名乗れ。そっちのがふさわしい。」
 「ラセツ」と男は口の中でつぶやいた。悪くない。
6528/12:2008/03/24(月) 02:43:22 ID:xnpBWEr6
 2人は並んでラセツを見送った後、少女は女に口をとがらせた。
  「師匠、ウチにもかっこいい名前をおくれ。」
  「あんたはまだ未熟やから二ツ名なんて〜まだ早い〜。」
  「いずれ、あの男を超えるぐらい強い女になるで、あたしは。」
  「そうかあ? ほなあんたはヤシャや。
  ただし、この名前はあの男に並んだと思ったときに使うんやで。」
  はーい、と素直に答えるのっぽの少女。

  「ところであいつ、墓参りはしていったんか?」
  「いいや。その前は何度かあの前でぶつぶついっとったけどな。
  そやけど、その間ずっと無表情や。
  少しぐらいは悲しい顔をしてもええんとちゃうのん?」
  ああ、と珍しくまじめな調子で灰色の髪の女は教える。
  「つらいことがあんまり大きいとな、人間泣けなくなるもんや。」
  そんなもんかなあ、とのっぽの少女は感心した。 
6539/12:2008/03/24(月) 02:43:47 ID:xnpBWEr6
  「灰原!?おまえ、いきていたのかー!!」
  カケルはラセツが事務所に来たのを見て大喜びした。
  ラセツは組事務所を見回した。ずいぶん小さく、貧乏くさい。組員たちの数も少ない。
  カケルはうなづきながら説明した。
  「晴川組の連中の攻撃で、こっちはシマをほとんど奪われたんだ。
   だが、お前さえ来てくれればこれから盛り返せる!」
  「…晴川組の連中は今なにを?」
  「結婚式だとよ。あのなつみと黒竜会の幹部が結婚するらしい。」
  くるり、と背を向けて出て行こうとするラセツをあわててカケルは制止する。
  「だめだ、戦争は終わりだ!黒竜会とワギリ会は手打ちをしたんだ。勝手な行動はゆるさないぞ。」
   
   ラセツは歩みを止めず、ただこう言った。

  「オトシマエをつけてきます。」
65410/12:2008/03/24(月) 02:44:13 ID:xnpBWEr6
 結婚式場の控え室。自分の晴れ着姿をなつみは鏡で見ていた。
 鏡越しに羽柴が部屋を出ようとしているのを見とがめて声をかける
  「どこへ行く?あたしを守ってくれるんじゃないのか。」
 一瞬足をとめた羽柴は、それでも無言で立ち去った。

 結婚式場入り口。
 晴川組の一堂はその横でジュースを飲んでいた。
 (まったく、妙なことになっちまったよなぁ。)
 黒竜会は、突然なつみと自分のところの幹部との結婚を要求してきた。
 彼らは裏切りを喜んだが、こちらの足元を見て晴川組を吸収しようとしている。
 一度裏切った晴川組に、もう一度裏切る選択肢は残されていなかった。
 (俺たちも、そろそろ足を洗う潮時かね。)

 考え込んでいたので、一堂はラセツの接近を見落とした。
 そしてラセツの斬撃はあまりに強烈だったので、痛みを感じる暇もなかった。
 一堂の最後の思考は、なぜ足元に空があるのかということと、へそから下はどこにいったのか、ということだった。
65511/14:2008/03/24(月) 02:44:44 ID:xnpBWEr6
 今年の春は遅い。まだ雪が舞っている。
 その雪を見ながら、羽柴は川べりに立っていた。
 この場所で二ノ宮は女を撃ち、そしてその一ヵ月後に死んだ。
 抗争中に一般人を助けようとしたのだが…
  (俺が追い込んじまったのかな。)
 さびしい思いで羽柴は振り返る。
 毎日毎日きびしい鍛錬にあけくれ剣の腕を鍛えたのは、仲間と好きな女を守るためだった。
 くしの歯が抜け落ちるように仲間は減り、そして最愛の女も結局は他人のものになる。

  「どうして、なつみちゃんをつれて逃げなかったんだよ。」
 突然、背後から声をかけられた。真薄だ。
 羽柴は振り返って、小柄な部下の姿を見る。
 こいつはいまだに昔のように俺やお嬢のことを名前で呼ぶ。
 思えば、昔はもっと気楽だった。
  「…オトナにはな、できることとできねえことがあるんだよ。」
  「さくらちゃんと無田は逃げたじゃないか。」
 羽柴は苦笑いを浮かべた。無田にそんな度胸があるわけがないから、あれはさくらの方がそそのかしたのだろう。 
  「2人のためにみんな命がけで戦ったのに。こんな結末ってないよ…」
 すまねえ、と言いかけて突然気がついた。
 風にのって流れてくる濃厚な血のにおいに。
65612/14:2008/03/24(月) 02:45:42 ID:xnpBWEr6
  「は、早くにげるでござる!」
 血まみれで逃げてきた小野が式場で倒れると、ワッとばかりに来賓たちは逃げ出した。
 なつみは動くのにじゃまな衣装をはだけて、さらしを巻いた胸をあらわにした。
 そばで呆然と突っ立っている黒竜会の兵隊から刀を奪い取る。
  「明智、羽柴はどこ行った?」「ええと、どこかに…あ、真薄もいません。」
 なつみは庭へ向かって走りながら叫んだ。
  「全員、中庭だ、中庭で迎え撃つ!」
 侵入者がどれだけの大人数であろうと、そこは狭い通路から突然広い空間になるので守り手が有利なはず。
 だが、明智の声に振り返ったなつみは、自分の計算違いに気がついた。
 
 敵は一人。
 だが、けた違いに強い。

 黒竜会の連中は晴川組に力を見せ付ける意味で大量の兵隊を送り込んでいたが、鬼神の前ではうれたトマトの群れにすぎなかった。つ

いに恐怖に負けて黒竜会の指揮官と花婿が逃げ出した。
 明智と徳川は、武器をかまえ決死の形相でなつみの前を固める。なつみも刀をかまえる。
 ふと、この状況とまったく関係のない思いが脳裏をよぎる。
(あいつ、いつからオレのこと『なつみ』って呼ばなくなったのかな。)

 なつみは、最期の瞬間まで男が助けに来てくれることを信じていた。
65713/14:2008/03/24(月) 02:46:55 ID:xnpBWEr6
 「お嬢っ!」
 息せき切って駆けつけた羽柴は、すべてを見た。
 血まみれで雪の上に倒れているなつみを。
 その傍らにたつ、血刀を下げた灰原を。 

 「よくも、なつみを!!」
 純粋な怒りにほえて、羽柴は日本刀を抜き、切りかかった。

 実際、ラセツと羽柴の技量にほとんど差はなかった。
 片方は生きるための剣、もう一つは守るための剣。
 だから、勝敗を分けたのはたった一つの要因のみ。

 …羽柴は泣いていたが、ラセツは泣いていなかった。
 そして、それは決定的な差だった。
65814/14:2008/03/24(月) 02:47:50 ID:xnpBWEr6
 右腕のひじから先がきり飛ばされたことも、けさがけに斬られてとびちる内臓も羽柴は気にならなかった。
ただ、唯一無事な左手で雪の上をはいずって、少しでもなつみに近づこうとした。
しかし、急速な失血は彼の視界と命を奪っていった。
  「な、なつ…」
 羽柴は、なつみにたどりつけず、絶命した。

 ラセツはその様子を最後までじっと見ていた。
 ふと、みあげると雪の降りが強くなってきている。
  …復讐は終わったのに、なぜかまったく満たされていなかった。
 ともかく、とても疲れた。

 その場を去りかけて、ふと自分でもわからない衝動に駆られたラセツは羽柴の手となつみの手をかさねてやった。
 そして、こんどこそ振り返らずに立ち去った。

 男のいなくなった後には、舞い降りる雪に覆われてゆく無数の死体だけが残された。


FIN.
65915/14:2008/03/24(月) 03:04:11 ID:xnpBWEr6
おかしい。
ラセツと芸者の濡れ場を書く予定が、
なぜかダッシュメンバーが10裏に登場しない理由の説明にー!!!
660名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 04:42:48 ID:Uv0Fwdu8
投下乙です
こっそりと先月に投下するかもとか言ってた気がするのを今更投下
ダッシュキャラを見て、今だとモモコに怒られるだろうな(約束を守らなかった的な意味で)
とか考えた俺はたぶん重症
661冬の夜:2008/03/24(月) 04:43:15 ID:Uv0Fwdu8
 十二月――ペナントレースもとうに終わり、プロ野球選手が次の年に備えて各自英気を養う月。
外に出れば身を縛るような寒さが襲ってくるのは必然ともいえる。そんな季節。
そういえば今朝は雪が降っていたな、と宙を見詰めつつ小波は思う。
とは言っても、店内は暖房が十分に効いているため、寒さを感じることはない。
「それでですねー、ひどいんですよホントに。……きいてますか? 先輩」
 可愛らしい唸り声に、視線を前に向ける。
完全に座った目、乱れた口調、真っ赤に染まったほっぺた。
「……うん、ちゃんと聞いてるよ、春香ちゃん」
 テーブルにもたれかかっている身体、焦点の定まらない視線。
「ホントですか〜? だからぁ、ひどくて、ひどいんですよ!」
 これらすべてから推察するに……いや、考えるまでもないことだ。
小波は小さく嘆息する、ただ現実を見つめたくなかっただけなのを認めながら。
「世の中はー! 大変です!」
 彼の目の前にいる可愛い彼女――倉見春香は完全に酔っぱらっていた。
現在二人がいるのは、がやがやとした喧騒が常に耳にはいるような、小さな居酒屋である。
一応小波は――見栄を張りたい気持ちもあって――高級な店でのディナーなんかを予定していたのだが。
『そんな方苦しそうなところでお酒を飲んでも楽しくないですよ。
しょ民はしょ民らしく、しょう規模な居酒屋に行きましょー!』
 という春香の一言で、久しぶりのデートの終わりは居酒屋で締めとなったのだ。
確かに、未だ大人の女性の妖艶さよりも、若い女性の可愛らしさが勝っている春香には、
居酒屋のような所がふさわしいかもしれない。
それにそんな店のデートは、きたるクリスマスに取っておくのも悪くないだろう。
そんなことをつらつらと思いながら、小波は春香の話を聞き続ける。
「ひどいからひどすぎでひどいんです! 理不尽ですから大変なんですよ!」
「……うん、そうだね」
 彼女は先ほどからこのような言葉を何回も口にしているのだが……何が酷いのか、何が理不尽なのか。
おそらく言ってるの本人にもよくわかっていないだろう。
虚ろな瞳でこちらを見る彼女には、判断力が残っているとは思えない。
「そーです! ほんっっっっとに! 大変なんです!」
「ああ、うん、……そうだね」
 とはいっても、久しぶりの二人きりの時間。
甘えてくる理由も良くわかるし、それを嬉しく思う部分もある。
だからこそ小波は黙って何も言わなかったのだが……
「先輩もそう思いますか? 思いますね! ひどいんれすから」
「あー、うん思う思う」
「やっぱりそう思いますよね!! ……んっ、んっ、んくっ……ぷはぅ」
「思う思う……」
 流石に一時間近く同じ話をループされると堪えるものがある。
適当な返事になるのも仕方ないと言えるのだが……それをよしとしなかったのだろう、
彼女は薄いオレンジ色の液体をぐぐっと一気に飲み干すと。
「んむ……先輩!」
 不満の色の濃い瞳でこちらを睨みながら、
「何がそう思うんですか?」
「へ?」
「だからぁ、何がそう思うんですか?!」
 不意打ちの問い詰めの言葉を放ってきた。それを数瞬遅れて理解する小波。
何がそう思うか、考えて、考えて、彼の口から飛び出したのは。
「え、えっと……レポート……プロスポーツにおけるサイボーグ選手の規制についての……じゃないよね?」
 今朝ニュースで見た話だった。春香がレポートがどうこう言っていたのを思い出したまではよかったのだが、
内容をまともに言われてないのに正解を返せるわけもない。
「ちゃんと聞いてないじゃないですか! ひどいですよ!」
 とんちんかんな答えを聞いて、春香は怒りの赤を表情に加えてだんだんと机をたたき、
「罰として……すいませーん! カシスソーダおねがいしまーす!」
 勢いよく立ち上がって――無駄に元気のいい声で――店員に向かって注文の言葉を放った。
こちらを向く店員の「大丈夫ですか?」と言いたげな視線が少し痛い。
662冬の夜:2008/03/24(月) 04:43:57 ID:Uv0Fwdu8
「……ちょ、ちょっと、飲み過ぎだって、春香ちゃん」
 さすがにまずいと感じて、小波は止めようとするが……こちらを向いた春香は得意げに胸を張って、
「モウ、ダイジョーブ! ですよ先輩! こんなのお酒じゃなくてジュースですから!」
 そんなことを言ってきた。確かに口当たりのよく飲みやすい酒はジュースと言ってもおかしくはないのだが。
「いや、さすがに十……えっーと」
 小波は彼女が空にしたコップを数えようとして……テーブルの上に
コップの姿が見当たらないことに気づいた。こまめに器を下げてくれた勤労な従業員に感謝。
あるいは恨みを抱きつつ、記憶の底を洗い始める、が。
「十一杯です! カシスソーダ二杯、カルーアミルク三杯、梅酒三杯…………」
 春香がつらつらと飲んだものを口にし始めたことで、その努力は徒労に終わった。
いくらなんでも飲み過ぎである、普通はとっくにつぶれている。
覚えてるなら少しは自重してほしかったなぁ、とか思っていると。
「……先輩はまだ三杯ですね。すいませーん! ビールを……えーっと、……じっぱい!」
「へ?」
 立ち上がって店員に向かって叫ぶ春香を、呆然と眺めて……
「大至急で! それと、から」
「って、もういいから! もう何も頼まなくていいから!」
 言葉を理解して慌てて立ち上がり、春香の口に手を当てると同時に、店員さんに目で「もういいです」と語りかける。
「……伝票、ここに置いておきますね」
 察してくれたのだろう、店員は速やかに向こうへと消えていった。
愛想笑いがかわいらしい女性だったな、と顔をにやけさせる小波。
その瞬間。
「んむー! むがむが、がぷっ」
「いたっ!」
 生暖かく、ぬるりとした感触に指先が包まれ、鋭い痛みが襲ってきた。
反射的に手を離すと、中指に赤い線。血が出るほどではなかったが、少々痛む。
小波が抗議の視線を春香に向けると、彼女はにやにやと笑いながら、
「もう、公衆の面前れ女の子の口に熱い棒を差し込むだなんて。…………先輩のえっち」
 目を潤ませ、上気した頬でそんな言葉を囁いてきた。
もうひと押しされたら抱きしめてしまいそうだなぁ、なんて思いを断ち切るようにあくまで冷静に反論する。
「……いや、指が口に入っただけだから、しかも噛まれて被害にあったのは俺だし」
「あまつさえ言い逃れするつもりれすか! チクショー! やけざけしてやるー! すいませーん!」
「だからもうダメだって!」
 逆切れし、あろうことかさらなる追加注文を唱えようとする春香の肩に手を置いて、落ち着かせようとする、が。
「うっ!」
「どうしたの? ……げ」
 春香の表情が、一気に暗くなる。それを見て小波の脳裏に祝勝会で泥酔したチームメイトの姿が浮かぶ。
……それも道路で思いっきりリバースした。
「…………なんだか、きもちわるいです」
「と、とりあえずトイレに!」
 考えらる最悪の事態……だが春香はあくまでも楽しそうに。
「うわぁ、女の子をトイレに連れ込んで何するんですか? ……先輩のすけべ!」
「…………そんなこと言ってる場合じゃないって! ほら、立ち上がって」
 魅力的な微笑みで、からかう言葉を口にしてくる春香。
軽くあしらう余裕もなく、小波が腕を掴んで立ち上がらせようとすると。
「……あ……うーん……ぐぅ」
「へ?」
 春香はぺたんとテーブルに倒れこみ。
「ぐーぐー………………すーすー」
「……え? 寝ちゃったの?」
 小さな寝息を立て始めた。覗き込むと、先ほどとは一転してやたらと幸せそうな表情。
「すーすー」
「…………どうしよう」
 それとは対照的に表情を暗くしながら、小波は小さく溜息を吐いた。
663冬の夜:2008/03/24(月) 04:44:42 ID:Uv0Fwdu8
「……よっと」
 最近ぎしぎしと音がうるさくなってきた安っぽいシングルべッド、その上に暖かな彼女の体を横たえる。
できるだけ優しくしたつもりだったのだが……
「…………ふぁ」
 小さく身じろぎして、ゆっくりと春香が眼を開く。
ぼんやりとした目ではあったが、先ほどのように強くは酔っていないようだった。
「あ、起きちゃった? 春香ちゃん」
「あれぇ……先輩? ……ここ、どこですか?」
 上半身を起こし、きょろきょろとあたりを見渡す春香。
普段は結構だらしない印象を持つ小波の部屋も、今はきちんと整頓されている。
昨日念のため部屋を片づけておいてよかったと安堵する小波。
「寮の俺の部屋だよ。……ほんとは駄目なんだけど、春香ちゃんの寮にはちょっと行きづらくて」
 今年の四月――ちょうど小波がプロ二年目のジンクスを跳ね返すため奮闘していた頃。
春香は大学へと進学した、それも小波の所属する球団の近くにあるところへと。
つまり親元を離れる形となっているため、彼女は現在大学の寮に世話になっているわけだが……
さすがの小波にも酔いつぶれた春香――もちろん未成年――を送り届けるような勇気はない。
「先輩の、部屋…………」
「汚い所でごめんね」
 感慨深げにつぶやく春香に、苦笑しながら言い訳。
と、彼女の眼がどこか邪な光を帯びる。
「………………ちゃーんす」
「へ?」
「いえ、なんでもないです! ……ところで先輩」
 だがそれは一瞬で消えさり、彼女は胸元を開いて風を送りながらこちらへ言葉を紡いでくる。
どことなく甘い香りに、心臓が大きくどくん、と脈打った。
「ちょっと喉が乾いちゃって……飲み物をもらえますか?」
「あ、そうなんだ。お茶でいいなら冷蔵庫にあるけど」
 部屋の片隅に位置する小型冷蔵庫――掃除し忘れていたため少々汚れている――に足を向ける。
球団寮に住んでいると食事を用意する必要はないため、中身はほとんど飲み物だ。
「ああ!! えっと……すいませんけど、スポーツドリンクとかないですか?」
「ああ、それなら……あれ?」
 冷蔵庫をごそごそと探る……が、いつも常備してるスポーツドリンクが見当たらない。
「……ちょっときらしてるなぁ、なんなら買ってこようか?」
 すぐ近くに自動販売機があることを思い出し、小波が聞くと。
「はい! お願いします!」
 元気な春香の声。先ほどのちらりと見えた邪な光を思い出す……
「うん、じゃあちょっと待っててね、すぐ戻ってくるから」
「はい!」
 微笑みを交わして、部屋を出ると同時に小波は全速力で駆けだした。
目指すは階段脇にある自動販売機である。
球団寮の内部をよく知らない春香は、近くのコンビニにでも行くと思っているのだろう。
そしておそらく……いや、間違いなく春香は部屋を漁ろうとする。
それならば……
664冬の夜:2008/03/24(月) 04:45:10 ID:Uv0Fwdu8
 ガタン、ピッ、ダダダダダッ。
まあ、そんな感じで、わずか一分ほどで自分の部屋へと舞い戻った小波。
もちろん、部屋に近づくにつれ足音をできるだけ殺すのは忘れていない。
ドアのノブをゆっくりと回し……隙間から覗き見る。
予想通り、春香の姿はベッドの上にない、が。
(……頭隠して、だなぁ)
 ベッドの下から可愛いお尻が生えている。フリフリ揺れる淡い赤のスカート。
彼女が探っているところには雑多に荷物を置いているためか、
少々目当てのモノ(若い男性ご用達アイテム)を探すのに手間取っているようだった。
小波は最新の注意を払いながらドアを開き、抜き足差し足忍び足、ベッドへと近づいていく。
「うーん……おかしいですねぇ……先輩のことだから絶対に……」
「…………」
 真後ろにたどり着いて、どうしようかと思案。
そういえば両隣の住人はいないんだっけ、と思いだして。
「は〜る〜か〜ちゃん!」
「キャッ!」
 小波は小さなお尻に飛びついた、そのままスカートを脱がそうとして……
ビリリッ、と小さな音がした。
「…………あ」
「わわわわわ!! ちょ、ちょっと! 先輩……あいたっ!」
 続いて鈍い音。ベッドが一瞬だけ揺れて……静寂。
「…………」
 小波が固まっていると、春香がのそのそとベッドからはい出してきた。
振り返り、こちらを涙目で睨む春香。
……その顔に、ちょっとだけ欲情したのは小波の一生の秘密である。
「いたた……先輩、いきなり何を……あああ! スカートが!」
 音が聞こえていたのだろう、すぐにスカートが破れていることに気づく春香。
そのまま彼女はこちらに拳を差し出し。
「先輩!」
「ご、ごめん! その、悪気は……いや、ごめん」
 怒ったような声をぶつけてきた、思わず言い訳を口走りそうになる小波。
だがどうにか自制することができた、春香がそれに気づいていないとは思えないが。
「……先輩」
「な、なに?」
「ジュースくれません?」
「へ?」
「ですから、ジュースを」
「あ、うん」
 伸ばされる人差し指、示されたのは小波の手元だった。
怒っているような雰囲気もなく、にこやかな笑顔。
予想外の行動にあっけにとられながら……なんとか差し出された手に、
キンキンに冷えた缶を手渡す。
「よいしょ……」
 よろめきながら体を起こし、春香はベッドの上に腰かけた。
そのまま、彼女はぽんぽんとベッドを叩き。
「先輩……隣に座ってくれません?」
「あ……うん」
 ただ頷くことしかできずに、小波もベッドに腰かけた。
665冬の夜:2008/03/24(月) 04:45:39 ID:Uv0Fwdu8
 小波がベッドに座ると同時に、膝の上にわずかな重圧がかかる――春香が体を横に倒してきたのだ。
甘えるようにすりすりと足に頭を擦りつけて、彼女は静かに笑う。
さらさらと流れる短めの髪。未だに酔いの残る瞳は少し濡れていた。
赤くなっている首元に触れると、少しくすぐったそうに身を悶えさせてくる。
とくとくと言う脈拍が、心地良い音楽となり、小波の心に響く。
「……ぷはぁ……スカート、破けちゃいましたねぇ」
 しばらくして、寝そべったまま器用にスポーツドリンクを飲み干した春香がぽつりとつぶやいてきた。
その声にこちらを責めるような調子はなく……どちらかと言えば確認のような感じではあったのだが。
「…………ごめん」
「いえ、どうせ安物でしたし……それに、もともと私が……その」
 それでも小波の口からは謝罪の言葉が飛び出し――それに反応して、春香の表情が暗く沈む。
まあ確かに人の部屋をあさるという行為は、例え恋人と言う関係でも余り良いことではない。
「まあ、それでもさ。破いたのは俺だし」
 だが、まだ大した被害の起きていない小波にたいして春香は実害を受けている。
それも小波も見るのは初めての、真新しいスカートが使い物にならなくなってしまった。
「そうですけど……まあ、喧嘩両成敗ってことでどうでしょう?」
「……うん、そうしようか」
 視線を絡め、再び微笑みを交す二人。どことなく甘いムードが漂い始める。
エアコンからは風の音、身体からは鼓動の音。けれど汗の流れる音さえ聞こえるような静寂。
完全に二人の世界に入ったかに見えたのだが、春香が目を逸らしたことで空気の色が変わった。
「……でも……これじゃあ寮に帰れないですね」
「あ……」
 小さな声。破けた音は小さなものだったものの、引っかけ方がまずかったのだろうか。
裂け目はかなり大きくて、淡いピンク色の下着が姿を見せている。
小波の視線に気づいたのか……春香がそこに手を置く。
「えっと、……さすがに先輩の服は無理ですよね」
 身体を起こし、衣装ダンスの方へ視線を向ける春香。
その横顔は未だ酔いが残っているのか、……もしくは恥じらいを感じたのか、かなり赤みが強い。
その赤に口をよせて吸い上げたい衝動をこらえながら小波は口を開く。
「大丈…………いや、無理だね。……明日俺が朝一番で服を買ってくるよ」
「? ……はい、お願いしますね」
 特に根拠もなく大丈夫だと言おうとして……慌ててそれを否定する。
考えてみれば、今は久しぶりのえっちをする好機である。……逃す手はない。
ここしばらく一人で処理さえしていなかったためか、股間が期待に膨らみ始める……
「先輩、……ちょっと暑くないですか?」
 小波の欲望に濡れた瞳に何かを感じたのか、
少々不安を感じているような――けれどどこか期待の見える瞳で、春香が問いかけてくる。
「いや、寒いくらいだけど」
 視線をこの部屋にある唯一の暖房――エアコンに向ける。
小波たちが部屋について、まだ十分ほどしかたっていない。
必然的にエアコンはまだ部屋を暖めておらず、上着を脱ぐのも少し躊躇するような気温だった。
「えっと……わたしは暑いんです! なので脱ぎますね」
「へ?」
 身体を起こして、もぞもぞもと身体を揺らし始める春香。
上着のボタンに手を駆け、はずそうと試みるが……手元がおぼつかないのか、外すことはできずに。
「あれ、駄目ですね…………先輩が脱がしてくれません?」
 そのまま小波に体重を預けてくる、ほぅ、と微かな酒気を帯びた吐息が届く。
鈍感な小波とはいえ、さすがにこれが何を意味するかはわかる。
「……脱がすだけじゃ済まないよ?」
「…………はい」
666冬の夜:2008/03/24(月) 04:46:10 ID:Uv0Fwdu8
 口付けから始めるのはお約束と言うべきか、
ともかくまずはソフトなキスから始まった。
軽いなぞるだけのキス、それでもぞくぞくと背筋が痺れていく。
股間に血が集中するのを自覚しながら、小波はゆっくりと唇を離した。
「んっ……先輩って、キスも上手になりましたよね」
「上手になったのはキスだけ?」
 身体を擦りつけながら、ボタンを一つずつ丁寧に外していく。
一つボタンが外れるたびに、暖かな空気に春香の匂いがかすかに混じる。
一秒でも早く体を重ねたい、だが今は彼女の生まれたままの姿を見たい気持ちが勝っていた。
セーターを脱がし、手早く彼女を生まれたままの姿に近づけていく。
「いえ……その、ほかも……うわ、すごく固くなってますね」
 さすりさすりとズボンの上から擦られ、微弱な快楽に襲われた小波が目を閉じる。
春香の下着に触れていた手が止まり、一瞬ではあるが力が抜けた。
「じっとしててくださいよ? 先輩……」
「あ、あれ?」
 気づけばするりと腕の中から体温が逃げていて、春香が小波の股間に口元を寄せていた。
ジッパーをじりじりと下ろし、手なれた手つきで小波の分身を取り出す。 
すでに天を仰ぐほど大きくなっているそれを、春香が愛おしそうな目つきで視姦する。
「いつも思うんですけど……苦しそうですよね、苦しそうに膨れ上がって……ぺろ」
「うぁっ」
 露出した鬼頭をちろちろと舐めながら唾液をたらし、細くやわらかい指で竿をこする春香。
今すぐ射精してしまうほど強い刺激ではないが、穏やかな快楽がただ心地よい。
「……春香ちゃんも……だいぶ上手くなったね」
「あたり前じゃないですか。……先輩に気持ち良くなってほしいですし……んっ! んんっ!」
「…………」
 上目遣いの彼をした春香の可愛らしいセリフに、小波の心が満たされていく。
艶のある髪を指に絡めながら、頭をゆっくりと撫でる。
それが嬉しかったのだろうか――春香の動きが変わる。
「あむ、んっ、んっ……ちゅっ、んっ、んっ!」
 喉の奥まで使いながら前後に頭を動かし、じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てるストローク。
瞳を閉じて、ただひたすらに快楽を与えてくる春香。
激しさを増した攻めに、小波の口からかすれた喘ぎ声が飛び出す。
「ん……う! く……や、やば……でそう」
「ん、むぅ、じゅる、んむ!」
 早くも小波の限界を伝える言葉に、春香の眼が開く。
こちらを見つめるねだるような瞳に向けて、欲望を吐きかけるように。
「う……出る!」
「むー! んんっ!」
 射精が始まる、勢いよく飛び出した精子が春香の口内を蹂躙していく。
小波は身悶えしながら春香の頭を押さえつけ、全てを受け止めさせる。
……もっとも、春香は口を離すそぶりは見せなかったが。
虚脱感が股間に現れて、頭を離す小波。ゆっくりとこちらを見た春香の瞳は、満足感に満たされていた。
「……(ちゅぷ)」
 量が多かったのか、それとも少し気が緩んだのか。春香の口元から白い液体が一滴溢れる。
それを彼女は指で拭い、自らの口へと突っ込んだ。
艶めかしく自らの指をしゃぶる彼女の姿は、まるで娼婦のように淫ら。
けれど眉をひそめ、口に含んだ液体をどうしようか迷っている姿はひどく初々しい。
667冬の夜:2008/03/24(月) 04:46:34 ID:Uv0Fwdu8
「……ティッシュ使う?」
「(ふるふる) ……んぅ」
 枕もとのティッシュを指さすと、すぐに否定された。
どうやら吐きだす気はないらしい。迷っていたのではなく、飲み込む決心がつかなかったと言うことだろうか。
「(こくり)」
 しかめられた眉が普段どおりに戻ると同時に、少し濡れた喉が小さく動く。一度だけではなく、二度、三度。
しばらくもごもごと舌を口の中で動かして、一滴も残さず飲み込もうとする春香。
その様子を見て、小波は手を伸ばし再び頭に触れて優しく撫でた。
嬉しそうに目を閉じる春香。まるで子犬みたいだな、なんてことを思う。
「ん〜、……先輩?」
「どうしたの?」
「キスしません?」
「え、いますぐはちょっと」
 目を見開き、すぐにこちらに寄り添ってきた春香が言った提案は、少しだけ小波をためらわせた。
射精した液体を口にした彼女に、すぐキスをするというのは少々――ほんとうに少しだけ――気分が悪い。
こちらの態度を見て、彼女の瞳に怒りが加わる。もっとも、本気で怒っているわけでもないようだが。
「うぅ、ずるいですよ先輩、先輩は私の……その、ここをなめた後でもすぐにキスしてくるじゃないですか」
「たしかにそうだけど、春香ちゃんのここは綺麗だから……うん」
 目を逸らしながら、指さされた春香の秘所に触れる。
熱い、一枚布に隔たれているにもかかわらず、とにかく熱い。
「せ、先輩のも汚くないですよ?」
「いや、でも綺麗かって言うと……ちょっと」
 自分の目で見る限り、赤黒く充血したそれは綺麗という概念からはかけ離れているように感じた。
それに同意するように、小さく春香はつぶやいてくる。
「うーん……確かに綺麗っていうより、可愛いって感じですよね」
「……」
 一度射精したにもかかわらず、天井を向いている小波の分身。
それが少しだけ角度を下げた。
「あ! 違いますよ? 別に小さいって意味じゃなくて」
「…………」
 視線を斜め上に上げて、たそがれる小波。
慌ててフォローする春香の言葉が、余計に悲しかった。
「ほ、ほんとです! いつもちょっと苦しいくらいですし、
でもそれが結構気持ちいい…………」
「……へ?」
 虚空を見ていた小波だったが、春香の言葉を耳にして思わず視線を戻す。
春香は自らの言葉の卑猥さに気づいたのか、一瞬で顔を赤くした。
「せ、先輩! 何言わせるんですか!」
「……いや、春香ちゃんが勝手に」 
「と、とにかく! 濃厚なのを一つお願いします! ぶちゅっと」
「……わかったよ」
 手をぶんぶんと振り回す春香の頬に、そっと手を添える。
瞳を閉じた彼女のみずみずしい唇に、ゆっくりと口付けた。
「……ん」
「!」
 春香が舌を差し出してきたことに少し驚いたが、そのままちゅるちゅると音を立てながら舌を絡ませる。
危惧していた味はほとんどせず、ただ彼女のやわらかい舌の感触が心地良い。
ぬるぬるとした唾液を交換して、互いを味わいつくしてく。
668冬の夜:2008/03/24(月) 04:47:28 ID:obxKmxRb
「んむっ、……っん!」
 だが今更キスだけで満足するはずもなく、小波は春香を再び脱がし始めた。
破れたスカートがするりと外れ、かすかな牝の匂いがあふれだす。
もじもじと動く太ももに目を奪われそうになるも、無視して胸へと手を伸ばす。
柔らかく、暖かく、鼓動が伝わるかたまり。
興奮しているのか、桃色の突起物は少し隆起していた。
「ん〜〜〜〜」
 フロントホックのブラを外し、柔らかい乳房を優しく揉む。
汗ばんだ薄い桃色の肌が、吸いつくように手にまとわりついた。
「ふぁ……あっ、先輩、あの……今日は大丈夫ですから、その、このまま……」
 こちらの男根を手で擦りながら、春香。
にやにやとした笑みを自覚しながら、小波は耳元で囁く。
「生でしてほしいなんて、本当にエッチだね、春香ちゃんは」
 その言葉に春香が動揺するかに思えたが……彼女は挑発的な目つきでこちらを見つめ。
「えぇ、そうですよ! えっちですよ! 気持ち良くなりたいんですよ! 悪いですか?」
 逆切れしつつ肌を寄せてきた。心臓の鼓動が伝わるほど密着して、二人はそのままベッドに倒れ込む。
「いや、むしろそそるね」
「ん!」
 胸に一度顔をうずめた後、ゆっくりと舐めまわし始める。
朱に染まっている肌が小さく震え、頬に当たる柔らかい感触がこれから先の期待を増幅させる。
時折後が残るほど強く吸いつきながら、小波は下半身へと手を伸ばした。
「ふぁ……んっ!」
 最後の砦――それを下ろす。
あらわになる微かに湿った艶やかな陰毛……だが
「まだあんまり濡れてないね……エッチな春香ちゃんにしては珍しい」
「〜〜〜〜!!!」
 濡れているのは確かなのだが、視認できるほど濡れてはいない。
それが少しだけ不満だったが、小波は優しく春香を責め立てていく。
すでに膨れ上がっている陰核を優しく撫で、ひくひくとうごめく入口をこじ開け。
快楽で弛緩していく春香の身体に男根を擦りつけて快楽を味わう。
「ちょっといじっただけで……もう溢れだしてきた」
「…………んっ!」
 指を引き抜いて春香の目の前にかざすと、確かに光る淫らな液体。
それを春香の眼前へと持っていく、恥ずかしそうに歪む顔。
「やっぱり先輩の方がえっちですよ……わざわざ見せるなんて、んむぅ!」
 それを口へと突っ込むと、春香は音を立てて指をしゃぶり、自らの液体の味に顔をゆがませた。
小波はそれを気にせずに責め続ける――固くなった胸の突起、汗ばんだうなじ、赤く染まった頬。
快楽に耐えきれなかったのか、春香は小波の指を口から出し、小さく鳴きだした。
舌でつつき、噛み、舐め、吸いつく。そのたびに微妙に違う声色の喘ぎ声が漏れる。
「ん! あぁ、はぁ……先輩も、脱いでくださいよぉ」
「ん〜、なんかその時間ももったいなくて」
 面倒で脱いでなかった服を、春香は力の抜けた手で脱がせようとしてくる。
責めるのをとめずに、彼女の身体を味わい続けていると。
「だ、駄目ですって……こう、たくましい胸板に触れるのが。
んっ! ……その、だいご味なんですから」
 春香がいやいやと小波の身体を押しながら、そんなことを言ってきた。
涙目の彼女――悲しいというわけではないだろうが――に、小波の手が止まる。
669冬の夜:2008/03/24(月) 04:47:51 ID:obxKmxRb
「……そうなの?」
「先輩だって、あぅ……ほ、ほら。胸を触るの好きじゃないですか」
「それとこれとは別な気がするけど……まあ、いいか」
 名残惜しいがいったん離れて、手早く服を脱ぎ裸体をさらす。
プロ野球選手なだけあって体には自信がある小波。
もっとも、いまだ発展途上……まだ伸びる余地はあるとも考えているのだが。
「…………ふぁ」
 感嘆した声が耳に届く、視線を向けると涎を垂らしそうな呆けた顔。
足をもじもじと動かし、欲にまみれた瞳でそりあがった男根をじっくりと見つめる彼女の姿に、
小波は衝動を抑えることができなかった。
「んんぅ!」
 押し倒し、再び唇を奪う。
そのまま男根を入り口にあてがい、一気に貫いた。
「!!!!」
 身体が震えるほどの快楽、暖かく濡れた内壁がキツク絡んでくる。
口を離すと先ほど彼女自身が言っていた通り、少し苦しそうに息を吐きだした。
「はぅ……あっ、はぁぁ……んっ!」
 それでも彼女は快楽を感じているのか、こもった吐息を淫らに吐き出しながらゆっくりと腰を動かし始めた。
小さな水音と共に、ギシギシと音をたてて揺れる安ベッド。
スプリングがイカれてしまうのを少し怖れたが、愛しあいたいという心が彼女の動きを止めようとしなかった。
「自分から腰を振るなんて、本当にエッチなんだな」
「うぅ……ん……」
 春香は懸命に身体を動かしているが、小波が若干押さえつけるように位置を取っているため
大した動きをすることができていない。
加えて小波も動こうとしていないため、春香は満足する快楽を得ることができないようだった。
「せ、先輩……その……」
 まっすぐにこちらを見つめる瞳には、明らかに懇願の色が入っている。
小波は彼女の望みをかなえるべく……
「きゃっ」
 動いた、といっても腰をグラインドさせるのではなく、春香を上にするために。
狭いベッドの上でそれを行うことは少し困難だったが、春香の協力もあって何とかやり遂げる。
「う……あ……」
 騎乗位――つながっているところを見られているのを意識したのか、春香の顔が羞恥で歪む。
「ほら、これなら動けるだろ? 頑張って」
「は、はい……ん!」
 命令に従い、春香が動き始める。
貪欲に腰を動かして自らの快楽のポイントへと男根を擦りつける。
ぐちゅぐちゅという音、ベッドの軋む音、互いの荒い呼吸。
互いの存在を確かに感じて、少しづつ高みへと昇っていく。
「ひゃ! あああ!」
 さらなる快楽を求め、小波もゆっくりと腰を動かし始めた。
もはやベッドのことを気にする余裕もなく、ただただ無心で突き上げる。
「あっ、あぁっ、あはぁ……」
 眼前で揺れる乳房、それをわしづかみに。
ぐにぐにと歪ませ、プルプルと揺らし、紅色の突起をつねる。
春香の眼がだんだんと情熱にとろけていくのを見て、小波の眼も同じようにとろけていく。
一段と固くなった肉棒に、卑猥な粘液がまとわりつき。
彼が春香の最奥を小突いた瞬間。
「ふぁあああああああ!!!」
 びくびくと体を震わせ、春香が一際大きい声を部屋に響かせた。
膣内の締め付けも強まり、射精を促すようにきつく蠢く。
だが小波はそれをモノともせず、さらに突き上げる。
670冬の夜:2008/03/24(月) 04:49:03 ID:obxKmxRb
「あ、いや、せんぱ、も、いって、うぁ!」
 制止の言葉と共に彼女の手がこちらを押さえつけようと伸ばされる。
その手を掴み勢いよく引き寄せて、首筋に口付け。
密着しながら、それでもさらに激しく腰を動かし続ける。
「あ゛ぅ、あっ! あっ、んっ、んぁ!」
 何度も絶頂を迎えているのか、苦しそうに春香はうめき続けている。
痙攣し続ける身体は限界を訴え、抜けなくなるのではないかと思う締め付けが襲ってくる。
「せんぱい……せんぱい!!」
「春香ちゃん!」
 切羽詰まった声に春香の顔を見る。
彼女のぼんやりとした瞳と視線が絡んだ瞬間、小波は欲望を吐き出した。
「う、あぁ! あっ……あっ!」
 どく、どく、と波打ちながら快楽を甘受する己の分身。
それを奥へ、奥へと押しこむ。
 吐きだされるたびに春香の身体が震え、吐きだすたびに幸福感に包まれて。
「あっ……はぁ、はぁ……はぁ……ふぅ……」
 一時の間を置いて、春香の震えがだんだんと小さくなっていく。
密着した肌から伝わる激しい鼓動、それを誰よりも近くで感じながら小波は射精を終えた。
唇を離し、唾液の糸が垂れる。春香はゆっくりと目を開き、嬉しそうに顔をゆがませた。
「……先輩」
 しばらくしてくぐもった吐息と共に、耳元で囁かれる。
愛の言葉、事後の感想、そんな言葉が聞こえると思っていた。
「まだ、終わりじゃないですよね?」
「へ?」
「ん!」
 彼女の赤く染まった顔が視界に入ったかと思うと、口内に異物が侵入してきた。
柔らかなものが、口のなかを犯す。
口づけ、そう呼ぶにはあまりに荒々しい食べられてしまうと錯覚するようなもの。
同時にベッドの軋む音が再び聞こえ始める。
二度吐き出して力を失った分身に、快楽が襲いかかる。
「は、春香ちゃん……すぐはちょっと、ぐ!」
 唇が離れると同時に、小波は情けなくも懇願した。
だが春香は聞く様子もなく、一心不乱に髪を揺らしながら動き続ける。
熱い吐息、滴る汗、据えた匂い、ぬるりと生暖かい感触。
小波のモノに力が戻るのに、そう時間はかからなかった。
「あ、固く……あっ! ああ!」
 力を取り戻したモノで、良いところを刺激されたのだろう。
春香の口からくぐもった嬌声がこぼれ始める。
「んっ、あっ……奥、もっと奥……あんっ!」
痛いほどに己の分身を食われて、小波はまともに動けずにいた。
それでも手を伸ばし、彼女の身体を支える。
一掃と激しくなる動き、揺れる乳房から光る汗が飛ぶ。
混じった体液が音を立て、濡れた肉に包まれた骨がぶつかりあうほど強く。
「先輩……私、もう!」
「わかった!!」
 春香の口の端から涎がこぼれそうになるのを見て、小波は腰を思いっきり突き上げた。
「あ゛あ゛あああああぁぁぁぁ!!!!」
 再び奥へと飲みこまれていく精、高らかに叫ばれる声。
「はぁ、はぁ、はぁ……ふぁ……」
 …………長い長い余韻の後、春香はくたりと力をなくししなだれかかってきた。
今度こそ終わりを実感し、小波は大きく息を吐きだす。
「……先輩」
「ん……」
 繋がったまま、確かな幸せを感じながら二人は強く抱きしめあった。
671冬の夜:2008/03/24(月) 04:50:56 ID:obxKmxRb
 小鳥の鳴き声、意識が急速に浮上する。上半身をおこすと同時に柔らかな感触が腕に触れる。
見るとそこには愛しい彼女の姿。穏やかな寝息を吐きながら幸せそうに眠っている。
(……ぷにぷに、っと)
 ほっぺたをつつくと、春香は小さな笑顔を形作り、ころりと寝返りをうった。
もっといじくろうかとおもったが……かわいらしい寝顔を壊すことが出来ずに、彼は立ち上がった。
とりあえず服を買いに行かないと、そう思い身支度を整えようと思ったところで
「あ……」
 ようやく彼は外に出れない身体だと気づいた。
交わった後軽く体を拭いたものの、未だ身体に匂いがこびりついているのがわかる。
(先にシャワー浴びようかな)
 節々痛む身体を引きずり、小波は歩き始めた

「こんにちは!小波さん!」
 シャワールームをでた瞬間、とてつもなく爽やかな声。
振り返ると無意味にキラキラとしたオーラを持つ、輝星也の姿がそこにあった。
「こんにちは……そういえば今日出発だっけ」
「はい!」
 にこにこと笑う彼に苦笑しながら返事をする。
つい先日、金銭トレードで移籍が決まった輝。
少々迷惑な所がある彼ではあるが、いなくなるとなると、寂しいものを感じる。
「そうだ! 一つお願いがあるんですけど、いいですか?」
「? 俺にできることなら」
 少し困ったような顔をした輝、しばらく合うことはないだろう彼の望みは、
できるだけ聞いてあげたかった。
「ありがとうございます!実は他の皆さんに断られて困ってたんですよ、さあ行きましょう!」
「へ?ち、ちょっと!?」
 ぐんぐんと小波を引っ張る輝、猛烈に嫌な予感が襲ってくる。
黒野博士の機会を前にしたときのような、そんな予感が。
「いえ、最後にもう一度練習をしようと思いまして」
「げ! や、やっぱり俺はや「さあ! 走ってグランドに行きましょう!」
 ただでさえ疲れている時に、彼の言う『友情タッグ練習』をしたくはなかったのだが。
拒絶の言葉を言うことすらできず、小波はグラウンドへと連れ去られた。


「…………ふぁぁ……? 先輩?」
 きょろきょろとあたりを見回し、部屋の主がいないことに気づく。
布団に彼のぬくもりが残っていることからして、彼がいなくなってあまり時間はたっていないのだろう。
眼を擦り、大きく伸びをしたところで、ようやく春香は部屋に一人きりだという事実をようやく認識した。
……そうなれば彼女がとる行動は一つ。
「……今がチャンス」
 小さくつぶやくと、彼女は……
672八時起きなのはたぶん気のせいじゃない:2008/03/24(月) 04:53:16 ID:obxKmxRb
終わりです、…春香がこんなに書きづらいとは思いませんでした
動かしやすさで言えば武美が一番ですね、ボケ、突っ込み、シリアス、全部オッケーなのはすごい
ちょっと描き終わった後の確認が足りないのはごめんなさい、似た文章使ってるかも
673名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 07:18:02 ID:CKlvrAOQ
きたきたきたぁ!GJGJGJ!!
〇〇の夜ってことは作者は管理人さんですかね?あなたの作品私大好き
674名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 11:22:09 ID:0wKsWUi3
GJGJGJGJGJGJGJ!!!
春閣下いいよ春閣下

春香は攻略してて一番楽しかった。
性格もいいし鬱展開ないしイベントもニヤニヤ三昧だし
675名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 13:03:08 ID:ZDhH0yAX
べ、別にラセツがGJってわけじゃないんだからね!
676二等兵:2008/03/24(月) 17:59:31 ID:Ynk0iuCl
アンヌって需要あるかな?
正確には9裏のアンヌ×ボブなんだけど…。
677名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 18:20:47 ID:CKlvrAOQ
パワポケで需要のない彼女なんてほとんどいないさ
678名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 19:10:22 ID:Beek1i3F
春香の人GJ!
前スレから待ってた甲斐があったぜ
あとリンのSSが完成したので投下します。
6791/8:2008/03/24(月) 19:14:11 ID:Beek1i3F
注意:8主人公が茜と出会う前のSSなので茜の出番は無いです。

『お仕置き』

夜は人でごった返すゴールデン銀座も、平日の昼間であり、人は疎らだ。そんな街をリンは足早に歩いていた。
モデルといっても通用しそうなほどの美貌を持つリンは、常に周囲の注目を集める。今日も行きかう男達の視線を集めていた。
普段ならそんな視線など気にも留めないのだが、今日のリンは様子が違った。
人々の視線を恐れ、逃げるようにしている。その表情には焦りの色が浮かんでいた。
いつものクールな彼女を知る人間から見れば別人かと疑うことだろう。
それほどまでに今のリンは異常だった。

リンは目的地である公園に到着すると、辺りを見渡した。
この場に呼び寄せた人物がいるはずだ。
「遅かったじゃないか」
背後から声が聞こえる。振り返るとそこには肩から大きなバッグを掛けた小波がいた。
リンに気付かれずに背後を取るあたりは流石はCCRのエージェントといったところか。
今日、彼女がここに来たのは小波に呼び出されたからだった。
「ちゃんと言われた通りの格好をしてきたか?」
リンは黙って頷くことで肯定する。
「じゃあ確認するぞ」
こっちへこいとばかりに茂みへと歩き出す小波の後をリンは無言で追った。
人目につかない場所まで辿り着くと、リンは少し躊躇った後おもむろにコートのボタンを外しだす。
コートを開くと、中にはリンの生まれたままの姿があった。

今日リンが裸にコート一枚でここまで来たのは、この男に強要されたからである。
と言っても別にリンが弱みを握られているわけでも、人質がいるわけでもない。
ただ小波は女を虐めることに性的興奮を覚える男であり、リンは虐められることに快楽を見出す女であったというだけのことである。
初めのうちは互いの第一印象とあまりにかけ離れた性癖であるがゆえに戸惑いがあった。
そのため二人の行為は言葉責めなどソフトなものだったが、性行為の回数が増えると次第に内容はエスカレートしていった。
遂にはこんな野外露出プレイにまで手を出したというわけである。
6802/8:2008/03/24(月) 19:15:24 ID:Beek1i3F
「ちゃんと言いつけは守ったみたいだな。でも約束の時間を5分オーバーしているぞ。お仕置きだな」
“お仕置き”とは言っているものの、小波は時間を守れていないことに腹を立ててなどいない。
それでも“お仕置き”という言葉を使うのには理由がある。
二人が付き合い始めて間もない頃、お互いの性癖を知ってもなかなか欲求に従えないでいた。
小波はいつも気丈なリンを虐めることに抵抗があったし、リンも虐めて欲しいと言うにはプライドが邪魔した。
そんな折、リンの不手際で小波が被害を受けることがあった。その際小波はふざけて“お仕置き”と称してリンを陵辱したのだ。
このとき二人は気付いたのだ。“お仕置き”という大義名分があれば無理なく調教ができると。
今では“お仕置き”は小波がリンを責めるための、またリンが小波に責められるための口実となっていた。

小波はバッグのファスナーを開け、中を物色しだした。
このバッグの中にはリンを調教するための道具が沢山詰まっている。
小波はバッグからピンクローターを取り出す。今まで何度もリンに快楽を与えてきた道具だ。
「ホテルまでこれを付けてもらう」
リンは絶句した。これまでの調教はいずれも人目につかない所で行われてきた。
こんな格好で街を歩くことさえ恥ずかしいというのに、ローターをつけて人前に出るなどもっての外だ。
「そんな!?」
想像しただけで震えるリンに構うことなく、小波はローターを肉芽へと押し付ける。
「ひぃっ!」
十分に開発されたリンの身体は、否応無く反応してしまう。クリトリスは途端に大きくなり、皮を剥いて外へと飛び出す。
小波はそんなリンの反応を満足げに眺めた後、ローターが落ちないようにしっかりとテープで固定する。
「こんな状態で外を歩くなんて……」
「何勘違いしてるんだ?」
現状を憂うリンに小波が追い討ちをかけるように語りかける。その手には新たなローターが握られていた。
「今日はローターを3つ用意したからな。乳首にも付けるぞ」
クリトリスだけでさえどうなるかわからないというのに、さらに乳首まで責められるというのか。
あまりの要求に、リンはぞっとする。
身を震わせるリンを小波は強引に抱きよせて口づけする。と同時に口移しで何かの錠剤を送る。
リンにとっては完全な不意打ちだ。とっさのことについ錠剤を飲んでしまう。
「ぅん…… 何を飲ませたの!?」
「すぐにわかるよ。毒じゃないから安心しろ」
まだ聞きたいことがあるリンだったが、小波に何を言っても答えるはずもない。
小波のことだし毒の類ではないだろう。諦めて早くホテルへ行くことにする。
「さあ行くぞ。言い忘れてたけど、ホテルに着くまでにイったらまたお仕置きだからな」
小波は追加の課題に、リンはまた頭を悩ませることになった。
6813/8:2008/03/24(月) 19:16:07 ID:Beek1i3F
公園からホテルまでは歩いて10分程度。ただ歩くだけならばなんて事はない距離である。
それでも今のリンにとっては地獄のような時間となっていた。
3つの弱点から連続的に与えられる振動に加え、白昼堂々こんな痴態を繰り広げているという事実がリンの官能を責め立てる。
それでもなんとか堪え、道のりも半分を迎える頃になると刺激にも慣れてくる。
この調子で行けば何とかなりそうだ。そう思うリンに新たな衝撃が襲い掛かる。
「!?」
突如ローターの振動が強くなる。リンは何が起こったか理解できず小波を見る。
「驚いたか? このローター、リモコンで操作できるんだ」
必死に耐えようとするリンだったが、変幻自在に強度を変える球体に対して彼女の身体はあまりに頼りなかった。
「もうイったのか。リンは堪え性がないな」
往来で絶頂に達してしまう恥辱はリンの被虐心を煽る。そんなリンに小波の言葉がトドメを刺す。
「今の顔、すっごいエッチだったぞ。周りの奴らに気付かれたんじゃないのか?」
リンには顔から火が出そうなほどの恥辱に悩まされながら、ゆっくりと進むことしかできなかった。

ホテルへと辿り着く頃にはリンは一人で立つことさえままならない状況に追い詰められていた。
小波の腕に抱きつく姿は、仲の良いカップルの様である。
リンにとってこんな姿を人前に晒すことはこれ以上ない屈辱であったが、意思とは裏腹に身体は言うことを気かない。
既にチェックインしてあるらしく、すぐさま部屋と向かうことが唯一の救いだった。
6824/8:2008/03/24(月) 19:17:00 ID:Beek1i3F
部屋へ辿り着くなりベッドに倒れこむリン。身体はとっくに限界だったようだ。
「お願い、小波君。もう外してもいいでしょ?」
「ああ。でもまだお仕置きがあるからな」
小波はリンに取り付けたローターのスイッチを切り、手早くテープを外す。
ぐったりとしたリンの身体を小波は抱き起こし、備え付けの椅子へと運ぶ。
リンを座らせると、小波はまたバッグの中身からあるものを取り出した。
縄である。緊縛プレイは二人の間で特にポピュラーなプレイなので縄の使用頻度は高い。
今では小波も縄の扱いに長けるようになっていた。
リンは瞬く間に椅子に縛りつけられる。
両手は背もたれの後ろで拘束され、自由に動かすことができない。
左右の足はそれぞれ手すりに固定されており、大きく股が開かれる形になった。
女性の恥ずかしい部分を隠すことができない体勢である。
肥大化したクリトリスも、熟れたヴァギナも、アナルさえも公開する恥辱にリンは気が狂いそうだった。
「いい眺めだな」
小波はリンの開かれた股の前に移動し、彼女の恥ずかしいところ全てを特等席で見ている。
リンは見られるだけで気をやってしまいそうなほど感じていた。
小波のことだからこれだけで終わるわけがない。
これからどんなお仕置きをされるのか、想像するだけで女性器は濡れそぼる。
過剰に分泌された愛液は重力に従って下方へと流れ、肛門を淫らにコーティングする。
その様子を見て、小波は次のお仕置きを思いついたようだった。

小波の手には奇妙な道具が握られていた。
大小大きさの異なる球体が数珠繋ぎになっており、一番大きい球体には指が引っ掛けられるぐらいの輪っかが取り付けられている。
「何なの、それ?」
初めて見る異様な物体をリンが不安げに尋ねる。
「これはアナルビーズって言うんだ。このビーズを尻の穴に入れて引っ張る玩具だよ」
楽しそうに道具の解説をする小波とは正反対に、その卑猥な使用法を聞いたリンは言葉を恐怖した。
小波は緊張で強張ったリンのアナルにビーズを一つずつ丁寧に押し込んでいく。
このアナルビーズは奥に行くたびにその直径を大きくしてある。そのため、後の方になるに従って肛門への刺激も大きくなっていくのだ。
無論腸内の異物も多くなっていくため、身体の中からの圧迫感も増大していく。
時間と共に肥大していく苦痛にリンは苛まれる。
「よし。全部入ったな」
挿入が終わると今度は尻から生える輪っかに指をかける。
アナルというのは入れるよりも抜くことで快楽を得られる器官である。
故にこの道具もアナルから引き抜くことで最大の快楽を得られるのだ。
これまでの調教でそのことを知っているリンは、その快楽に耐えるべく身構えた。
しかしリンの次なる恥辱はまったく別の場所から始まるのだった。
6835/8:2008/03/24(月) 19:17:55 ID:Beek1i3F
「こ、小波君。縄を解いて」
「まだお仕置きの最中だぞ」
唐突に調教を止めるように言い出すリンに、小波が呆れたように返す。
間に休止を置いたらしらけてしまう。そんなことリンもわかっているだろうに。
「終わったらすぐ戻ってくるから、また縛られに来るから速く」
「どうしたんだよ」
小波の問いかけに、説明を躊躇うリン。しかしこのままでは開放してもらえない。観念したようにリンが口を開く。
「ト…… トイレに行きたいの」
恥ずかしがりながら答えるリンに、なるほどとばかりに小波が頷く。
「ようやく効いてきたか」
小波は一人納得する。当然理解できないリンは小波に説明を求める。
「さっき公園で薬を飲ませたよな。あれ、利尿剤だったんだ。
本当は尿意に耐えながらホテルまで行かせるつもりだったんだけど効くまで結構時間がかかったな」
「わかったから、トイレに行かせて」
「いいこと思いついた。ちょっと待ってろ」
「え? どこへ行くの? 速く解いて」
部屋から出る小波。リンは置き去りにされてしまう。
縛られて自由を奪われたリンはどうすることもできず、ただ漏らさないように下腹部に力を込めるだけだった。
6846/8:2008/03/24(月) 19:18:47 ID:Beek1i3F
小波が部屋へ帰ってくる。ペットボトルを買ってきたようだ。
速く解けというリンの言葉を無視してペットボトルの中身を捨てる。
空になった容器の口をリンのクリトリスへと押し付けた。
リンは一瞬何をしているのかわからなかったが、すぐにあることに思い至る。
「まさか!」
「その通り。この中にすれば解かずに済むな」
「そんな……お願い小波君、縄を解いて」
「それじゃあチャンスをあげるよ」
アナルビーズへと手を掛ける。
「これを引き抜いて、漏らさなかったら解いてもいいぜ」
リンは言葉を失う。極限まで我慢しているのにそんなことされて耐えられるはずもない。
なんとか止めさせようとするリンを無視して一気にアナルビーズを引き抜く。
肉体も精神も限界まで虐められたリンに強烈な刺激が襲い掛かり、頭の中が真っ白になる。
耐えられなくなりペットボトルへと黄色い液体が注がれる。
女性は一度尿を出すと途中で止めることができない。リンは止められない洪水に翻弄されるしかなかった。
「沢山出たな。もうちょっとで溢れるところだったよ」
目の前にたった今排泄した液体を持ってこられ、リンの羞恥は燃え上がる。
何より恥ずかしいのは小波の前で放尿したときに快楽を感じたことである。
あまりに破廉恥な事実がプライドを蝕んだ。
きっとこの男はこのことに気付いているだろう。
これからのお仕置きのネタに使われるかと思うと、今から気が滅入る。
もっとも今そんなことを気にしている余裕など無いのだけれども。
6858/8:2008/03/24(月) 19:20:19 ID:Beek1i3F
小波も満足しただろう。ようやく開放されると、リンは心の底から安堵した。
リンが人並み以上の体力を持っていたとしても、これ以上続けられては身体が持たない。
息も絶え絶えといった様子で絶頂の余韻に浸るリンは、小波の行動に気付けなかった。
「な、何をしてるの小波君?」
小波は野外でリンがつけていたローターを再び装着させていた。
「俺は疲れたからこれで休むけど、リンにはまだおしっこ漏らしたときのお仕置きが残ってるだろ」
そう言う小波の手には、バイブレーターが握られていた。


結局リンが開放されたのはこれから2時間後のことだった。
普通とはかけ離れた小波とリンの関係は、一人の少女と出会いを経て更に歪んだ関係へと発展することになるのだが、それはまた別のお話である。
686名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 19:24:24 ID:Beek1i3F
投下完了しました。
茜と知り合ってからリンとエロいことさせるのが無理っぽかったので、茜と出会う前にリンとエロいことさせてみた。
おかげで茜の出番がなくなってしまった……
茜好きな人ごめんなさいorz

>>677
そんな事言ってると陸手先生とか書いちまうぞ
687名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:15:44 ID:muQr6saU
一番槍GJ!
これは是非茜と出会った後のも書いて頂きたい!

そして陸手先生は勘弁して。
688名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:23:43 ID:fztJuuLK

責められるリンもいいね

陸手先生・・・怖いもの見たさで希望してみるwww
689名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:24:19 ID:iz7jj/JX
えっ・・・俺の望みが文章化されてる?

GJだよ
690名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:47:11 ID:2B3q+SWH
GJ。できれば1主とようこ先生希望
691名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 19:57:03 ID:4bjuzWnz
GJ!
今度は責めるリンも見てみたい
692名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 23:50:56 ID:DTrdxnNX
五十鈴のネタってある?
693名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:05:52 ID:DhzNtM/L
普通のラブラブえっちなシチュなら誰でも使えるよな、コスプレとかSMとか
そのキャラを生かしたシチュとなると五十鈴はあんまりないかもなぁ
694名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:28:35 ID:x/bWWvdI
すでに洞窟のシチュは書かれたけど、別にこのシチュは誰かのものなんて書かれていないからかいてもいいんじゃね?

とりあえず五十鈴の神光臨を気長に待つとしよう
6950/8:2008/03/26(水) 01:12:55 ID:tWF/FGB/
おそらく陸手先生以上に需要のない人物が主人公です。

人気のある、とあるヒロインが出てきますが
この解釈は私独特のものだと思うので、あまり真に受けないでください。
6961/8:2008/03/26(水) 01:13:22 ID:tWF/FGB/
  「おかえりなさいです!」
 帰宅して靴を脱ぐ前に小さな人影が居間から走ってきて私に飛びついた。
 いつものように、私はよろけながらそれを受け止める。
  「ただいま、茜。ちゃんとご飯は食べたのか?」
  「はいです。アカネは5%増量セール中なのです。」

 私の名前は高坂章正。大神グループ第6課に勤めるサラリーマンだ。
 課長職とはいえ、出世街道からは離れてしまっている。
  「今日はこの前の定期テストの結果が返ってきたのですよ?」
  「あ…ああ、なるほどな。」
 見てみると数学100点、英語100点、…やれやれ。
 当然のこととはいえ、こうも満点が続くとげんなりする。
 答案用紙から目をはずすと、茜は得意そうになにかを期待してこちらを見ている。
  「ん、なんだ?」
  「えへへ、まだあるのです!今日は美術の授業でお父さんの絵を描いたのです。」
  「ま、お前のことだから完璧な絵なんだろうな。」
 軽い皮肉をこめて私はいなし、ネクタイをはずす。
 手渡された絵をなにげなく受け取って、私は凍りついた。

 幼児が描いたような書きなぐり。「おとうさん」とゆがんだ字。

 思わず私は茜を平手打ちしていた。
 あれに手を出したのはそれが初めてだった。
 怒ったのではない。私は途方もなく怖かったのだ。
6972/8:2008/03/26(水) 01:13:49 ID:tWF/FGB/
 私が会長に呼び出されたのは、それが初めてのことだった。
 秘書にここで待つようにといわれた場所で私たちは不安そうな面持ちで顔を見合わせた。
 植草、田上、そして私。
 いずれも出世街道から離れた40超えの連中である。
 会長みずから引導を渡す気になったのだろうか?

 やがて、通された会長の部屋は薄暗くて天井の照明だけがやけにまぶしかった。
 …薄暗いのにまぶしい?
 会長の存在感に圧倒されているからそう感じるのだと、しばらくして気がついた。
  「6課の高坂君。7課の植草君。8課の田上君。」
 会長は一人ひとり名前を読み上げると椅子にすわったまま私たちを見下ろした。
 いや、私たちは立っていたから見下ろされるはずがない。だがそう感じたのだ。
  「今日から君たちにはわがグループの新商品の開発に協力していただく。」

 新商品。けげんそうな表情をうかべる私たちの目の前に、3人の女の子が連れられてきた。
 うつろな目つきをしているが、いずれも10代なかばだろう。
 ひとり幼く見えるのがいて、髪の毛がひとふさ真上にゆれていた。
  「今日から、この子達を娘として育てていただきます。」
 女の子たちを連れてきた、だらしなく白衣を来た男はそう宣言した。
 どうしてそんな勇気があったのかわからないが、私はようやく声を絞り出した。
  「あの…わたしは結婚すらしておりませんが。」
 白衣の男が私の目の前に戸籍を突きつけた。私は結婚して、死別したことになっている。
  「このくらいのことが大神にできないとでも思っていたのかね?」
 会長は愉快そうに、そう言った。

 この日から私の恐怖は始まったのだ。
6983/8:2008/03/26(水) 01:14:21 ID:tWF/FGB/
  「絵ですか?おかしいですね。彼女たちなら、完璧なデッサンで描けるはずですがね。」
 白衣の男は首をかしげた。

 こんなに汚いデスクは見たことがない。どうも技術職の連中はだらしない。
  「とりあえず、参考のためにその絵をいただきましょうか。」
 捨てなくてよかった。私はしわをのばした絵を彼に手渡した。
  「ははあ、なるほど。記憶からのイメージ想起ですね。」
 うなづいて絵を返してくる。
  「記憶ブロックに阻害されて、正確な描写ができないのですよ。」
 のどがからからになった気分で手をのばした私は、ファイルの山をくずしてしまった。
 人物の写真つきのデータファイルが床にちらばる。
  (第3世代アンドロイド?)
  「あ、だめですよぉ。
   その資料、口外すると首が飛びます。ええ、リアルにね。」
 白衣の男はニヤニヤしながら首を切り落とすアクションをした。

 帰りに偶然、エレベータの中で植草に会った。
  「君のところはどうだい?」
 小声でたずねてみた。
  「ああ、最高さ。いいオモチャをもらったな。」
 え?…聞き違いではないのか?
 再度たずねると彼はゆがんだ笑いを浮かべた。
  「まさか、まだ使っていないのか、君は?
   さすが、社内で聖人とうわさされているだけのことはある。」
 再度たずねると彼は教えてくれた。
  「あれはセクスドールさ。そのために作られてるんだ。」
 ぎょっとして私は彼の顔を見つめた。
 彼は声を押し殺して笑っていた。ひゅうひゅうと口から息を吸い込む音がもれた。
 その表情、あきらかに彼は狂気に犯されつつあった。
6994/8:2008/03/26(水) 01:14:55 ID:tWF/FGB/
  「お父さん、おかえりなさいです!」
 あいまいに答えた私に、茜は身体を押し付けてくる。
 植草の話を聞いていた私は、おもわず嫌悪に身をふるわせた。
  「?どうしたのです、パパさんは。」
 下から見上げる媚を売る表情。まるで商売女のように…
  「やめろ!」
 私が叫ぶと、茜はびくっと身をすくませた。
  「アカネ、なにかいけないことしましたですか?」
 口の中でもごもごと言い訳しながら居間に逃げる。
  「アカネが人間として大事なものが欠けているから、愛してくれないのですね?
   ショックです。100万ボルトぐらいショックです。
  こうなったら実力行使です!」
 茜がタックルしてきた。
 私は思わず、茜を突き飛ばしていた。
 ごん。
 いやな音がした。
 テーブルの角にあたった?あわてて私は茜の様子を見た。
  「痛いです。アカネの大事なところが痛いです!」
 頭から大量の血を流しながら、茜は無邪気に笑った。

 それはとても恐ろしい光景だった。
7005/8:2008/03/26(水) 01:15:29 ID:tWF/FGB/
  「なんなんだ、あの回復力は。あれじゃ人間じゃないことが一発でばれるぞ。」
  「大丈夫ですよ、製品版は人間並みに傷の回復力を落とす予定です。」
 こともなげに白衣の男は答える。
 この男は自分が神だとでも思い込んでいるのか?

  「そんな技術があるのに、どうして精神面を完全にしないんだ。」
 え?と不思議そうに白衣の男はこちらを見る。
  「人間として大事なものが抜け落ちてるんだろ?彼女たちには。」
 ああ、と彼は笑みを浮かべた。
  「本人がそう言ってたんですね。
   あれ、ウソです。」
 こんどは私はきょとんとする番だった。
 くくくっ、と笑いながら彼は説明した。
  「そう思い込ませてあるんですよ。
   自分たちは不完全な存在だ、ってね。
   普通の人間に対してコンプレックスを持っていると、なにかと操作しやすいですから。」 
 わたしは唖然と目の前の男を見た。
  「じゃあ、涙はどうなんだ。あの子は泣けない。」
  「うっとおしいじゃないですか。乱暴して泣き出したら気分がなえるでしょ?」
  そばの水槽を指差す。
  「まあ、時々は涙の出るタイプも作ってるんですよ。
   たまにはそんなのもいいかと思って。
   でも失敗作だと思ったらそこの装置で溶かしちゃうんです。ジューッとね。」
 こいつは神かもしれないが、完全に狂っている。
7016/8:2008/03/26(水) 01:16:01 ID:tWF/FGB/
 その夜、茜が私のベッドにもぐりこんで来た。
 純粋な笑顔で私の顔をのぞきこんでくる。
 やわらかい身体と体温を感じる。肌のなめらかな感触に陶然とする。
 「アカネを愛してくださいです。」
 愛らしい唇が言葉をそっとつむぎだす。
 それにくちづけできれば、なんと心地よいことだろう。

 (なんだ、立たないの?)
 大学生のとき、私は初めて女とベッドに入った。
 緊張していた私が、さんざん前戯しても立たないことにいらだった女は小馬鹿にしてそう言った。
 (男として大事ななにかが欠けているわね。)
 それ以来、私は女を近づけなかった。

 茜の顔が、あのときの女の顔と重なった。
 私は絶叫して茜をベッドから突き落とした。そのまま狂ったように殴りつける。
 家庭内暴力、という単語が頭の中をよぎったが、そうしないと発狂してしまいそうだった。
 私の中のトラウマが、隠していた傷があばかれた。純粋な天使によって。
 
 われに返った私は茜の手当てをし、茜が寝入るまでそばで謝り続けた。
 はれ上がった茜の寝顔を見ながら、私はつぶやいた。
  「お前、心のない人形だったらよかったのにな。」
 一瞬、茜がぴくりと反応したような気がした。
  「幸せしか見えない人形なら、よかったのにな…」
7027/8:2008/03/26(水) 01:16:32 ID:tWF/FGB/
 あの夜から、私はささいなことで茜に暴力を振るうようになった。
 このままだとあの子を殺してしまうかもしれない。 
 私は茜と離れて暮らすことにした。
 「パパはお前と一緒に暮らせないんだ。誰か、一緒に暮らしてくれる家族を見つけるといい。」
 自分でも信じていない言いわけだ。しかし茜はすなおに聞き入れた。
 
 アルバイトとホテルは私が手配した。だが、初日からあの子はホテルを利用しなかった。
 ホテルからの連絡で心配した私は、探し回ってそばの公園でダンボールで作られた奇妙な巣を見つけた。
 なんと、名前が書いてある。
 (アカネハウス1号、ね。)
 どういうわけか笑みがもれ、私は携帯電話で撮影した。いつでも会社に報告できるように。

 それから数ヶ月がすぎた。会社はなんの報告も要求してこない。
 時々様子を見に行ってみたが、元気にやっているようだ。
 アカネハウスが作り直されるたびに私は写真をとった。だんだん立派になっていく。

 そんなある日、公園を出たところで突然私は胸倉をつかまれた。
 相手は若い女だった。黒いコートを着ている。美人の部類に属する女だ。
  「まったく、やってくれたわね。
   見事な経歴査証よ。クライアントにウソを報告しちゃったじゃない。」
 息ができずにわたしはあえいだ。
  「あなた、高坂章正さんでしょ?アカネの父親の。ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
 私が拒絶すると、女は腹を蹴った。痛い。空腹だったので吐かなかったが、胃液が口からたれた。
 だが、私は笑い出しそうだった。
 この女の暴力は怖くない。痛くて死んでしまいそうだが、純粋で単純だ。
 大神のような狂気に満ちてはいないし、魂が腐ってしまいそうな恐怖もない。
  「あなた、本当は結婚してないわね。あの子はいったい何者なの?」
 動揺を抑えようとしたが、それだけで目の前の女には十分だった。
  「そう…やっぱり、まともじゃないのね、あの子は。」
  「違う!」
 私は怒声を放った。女は驚きに目を丸くする。

 白衣の男の笑い、植草の狂気、会長の見下した目、フラッシュバックする。
 『溶かしちゃうんです。ジューッとね』『ああ、最高さ』そして茜のはれ上がった顔。

  「まともじゃないのは我々なんだ…あの子は、犠牲者なんだよ!」
 私は地面にうずくまって泣き出した。
7038/8:2008/03/26(水) 01:17:11 ID:tWF/FGB/
 ある日、仕事中に電話が鳴った。
 茜が公園で暮らしているからひきとれという内容だった。風邪で倒れたらしい。
 ずいぶん落ち着きをとりもどしていた私は、いい機会だと思った。
 こんどこそちゃんとした親子になろう。

 公園で私を待っていた男を見て、不意に既視感にとらわれた。どこで会った?
 「あの家です。」
 アカネハウスを指差した男がこちらを向いた瞬間に思い出した。床に散らばったファイルの中の写真。
  (だ、第3世代!)
 なぜだ。
 なぜ大神製のアンドロイドが私の娘の居場所を私に教える?
 陰謀。罠。忠誠心のテスト。
 さまざまな単語が私の頭の中をうずまいた。口の中がカラカラになる。
 茜が出てきたとき、私はいきなり娘の顔を張り飛ばした。強い口調でなじる。
 突然、腕をつかまれた。
  「なんだね君は。君が私に連絡してきたのではないのかね。」なんという強がり。
  「アカネは貴方と一緒に居てはいけない!」
 え?
 突然、すべてのピースがぴったりはまった。
 こいつは何も知らないのだ。自分が何者かさえ。
 そして、茜のことで本当に怒ってくれている。
  「フン!か、勝手な事をほざきおって。」
 あとは簡単だった。適当に相手をあおってから、私は逃げ出した。
 さようなら、茜。私の娘。本当の家族を見つけたのだな。

  「これでよかったの?」
 会社に帰ろうとすると、背後から黒いコートの女が私に声をかけてきた。
 この女は天涯孤独、自分の力だけで世の中を生きてきたのだろう。
 それがどうした。
 私だって社会の中で天涯孤独、必死になって生きてきたんだ。

  「当たり前のことを聞くな!
  娘の幸せを願わない親などいるものか。」

FIN.
704名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:34:32 ID:x/bWWvdI
その発想はなかったな…。
面白GJ
705名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 02:06:54 ID:mJAQHw7D
GJ!
茜の父親をちょっと見直したわ
…でも茜が悲しい家族事情なのは変わらんな…
706名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 10:38:54 ID:l0NNPGvr
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJG(ry
アカネの父親がこんなまともな人間だったとは…! 意外に良かったZE★
そして主人公が第3世代アンドロイドという可能性を出してきたか…。可能性としては十分にあるな。
707名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 12:51:27 ID:Exp9Tw2Q
じ、GJ過ぎる…。
どうしたらこんな斬新な発想が出て来るんだ…。
リンとの絡みが最高。
708名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 13:02:50 ID:l0NNPGvr
今気がついたが、「植草」てwwwwwwwwwwwwクソワロタwwwwwwwwwwww
ニュース見てれば頻繁に目にする名前のはず。
709名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 14:37:21 ID:vHlEkal0
GJです

>>708全国の植草さんに謝れ!
ちなみに俺は田代という苗字のせいで・・・
710名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 14:56:50 ID:3P2+wXrQ
GJ!こういう発想はなかった
彼はマトモすぎたんですね・・・聖人か。

しかし人間は神にも悪魔にもただのヒトにもなるな・・・
711名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 15:08:00 ID:l0NNPGvr
>>709 塩酸★シメジ★平目★出目金 塩酸★シメジ★平目★出目金

 TA★SHI★RO!!!


…はい。すいません。
712名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 15:38:25 ID:x/bWWvdI
神と同じなんて羨ましい…。
親に感謝なさい。

そういえば出所したな…。
713名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 15:00:09 ID:2xVA+4G2
俺なんか名前が「誠」ってだけで氏ねって言われてるのに…。
714名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 19:57:40 ID:5VNssaCg
しかしこのスレは盛り上がってる時と過疎ってる時の差が激しいな
715名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 20:08:15 ID:NrtQoGpb
俺は時期が時期だからだと思うけどな。年半ばごろは安定して賑わってたし
716名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 20:08:53 ID:Lt0XtAGC
雑談でもいいからスレがにぎわってた方が嬉しいな
雑談からネタが浮かんだりするし
717名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 20:17:26 ID:rnRWeuxB
とりあえずまだエロに至ってないキャラをどうにかせねばなるまいと思う今日この頃
718名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 20:59:28 ID:NrtQoGpb
真央で書いているがエロが書けないこの頃