保管庫GJ
>>870 むすびが…大好きです。
最初は応援するつもりがだんだん兄がとられるのがイヤになって〜なかんじになると俺が狂喜します。
保管庫の人乙。
ちなみにリンク間違いとかはここで指摘してもええんかな?
>>870 二兎を追いかけて両方Getに決まってるだろ、常考……
どちらか一方なんて決められないな〜
なぜかこの二人がちょっとだけ仲良くなるところを見てみたいんだが…
ネコなカノジョの観察日記
続き来ないかな〜
>>870 結の方が好きだけど両方ってのもいいと思うよ!
GJ!!!
全三回、前編。7レスくらい。前編は非エロ。
「君達、止まりなさい」
休日の白昼、町の商店街を歩いていた僕達は、突然呼び止められた。
振り返ると、そこに立っていたのは警官の制服と制帽を身につけた若い男。
きちんとした身なりと、倣岸とまでは行かずとも他人に命令し馴れているその態度は、どこからみても警察官らしい。
腰にこれ見よがしに下げた一丁がモデルガンであることを除けば。
別に僕はグリップ部分を見ただけで拳銃の真贋を見分ける事ができるようなミリタリーマニアと言う訳ではない。
ただ金属の匂いも火薬の匂いもしなかったから。
「保護者の方は居るかな?」
「……」
「いえ、僕達二人で買い物です」
黙っている連れの少女に代わって正直に答える。
警官の格好をした男、まだ偽と決め付けるには証拠不足だが、はそれを聞いてとても嫌な匂いを放った。
焦げた髪の毛のような臭気が漂う。
サディストが獲物を捕らえ、これからいたぶると言う時に発する嗜虐心の匂い。
「実は……君達に似た中学生二人が家出してここ周辺を徘徊していると言う情報があってね。
いや、君達を疑っている訳じゃないが、これも仕事なんだ。一緒に署の方に来てもらえるかな」
失礼な、これでも二人とも高校生だ。
しかし、どうしたものだろうか。
この男、匂い云々は置いておくとしても、警察手帳は見せないは、同僚と連絡を取っている気配も無いはで、警官を名乗るには怪しい所がありすぎる。
このまま付いていっても、人気の無い路地裏かどこかに連れ込まれて、身包みはがれる可能性は非常に高い。
周りを見回すが、通行人は時折好奇の目線を向ける程度で、関わろうとする酔狂な人間は居ないようだ。
連れの方はと言うと、ボーっと立ち尽くしたまま何の反応も返してこない。
僕は意を決すると、息を思いっきり吸い込んだ。
「お巡りさ――ん! 偽警官が居ます! 助けてください!」
警官の格好をしたその男は、恐怖の匂いを放ちながら僕達を置き去りにしてその場から走り去ろうとする。
十メートルほど離れた所で周りの様子を伺い、悔しそうな顔をした。
本物の警官なんて、勿論いない。
あの男が本物なら、勿論逃げる必要なんてない訳で。
そして正体を明かされた以上、衆人の目があるここでは僕達をどうすることもできない。
偽警官は訳の判らない罵声を浴びせると、足早に立ち去っていった。
溜息をつく僕。
「やれやれ、災難だったね。案内の途中だけど、もう帰ろうか?」
無関心げに立ち尽くしていた彼女は、こくんと一つ頷いた。
帰路に付く僕の数歩後ろを、彼女は黙って付いてくる。
僕は無い頭で必死に話題を探ったが、その殆どは行きで既に喋り尽くしていた。
「どうして」
ぽつりと彼女が呟く。
彼女の方から話題を振ってくるなんて、ここ二日間で無かったことだ。
僕は少し嬉しくなった。
「どうして、偽警官だって判ったんですか」
これまた話し辛い話題を。
僕は取り合えず誤魔化しておく。
「なんとなく、勘だよ。勘。
ここら辺を偽警官がうろついてるって噂もあったしね」
嘘をつくことに対し、若干心が痛む。
彼女は目を伏せ、
「変なことを訊いてごめんなさい」
と、一言。
会話が続かない。
気まずい。
余り経験したことの無い雰囲気に、僕は戸惑っていた。
僕は生まれつき鼻が利く。
お医者の話によると、どうやら通常の人間の三倍の種類の匂いを嗅ぎ分けられるようだ。
感度も非常に高く、種類によれば犬やネズミを遥かに超えているらしい。
特に敏感なのが、ヒトの感情が発する匂いに対してだ。
人間は嬉しい時、怒っている時、悲しい時、いくらその感情を押し隠していても特有の臭気を発する。
さすがにテレパシーみたいに思考が筒抜けなんていうことは無い。
けれど周囲の人間の喜怒哀楽くらいならば手に取るように判る。
将来警察官になれば警察犬と嘘発見器の代わりになれるだなんて、父さんと母さんは笑っていた。
けれど、普通の人は自分の感情を他人に知られるなんて御免だろう。
特に女の人ならば体臭を嗅がれるなんて屈辱でしかない。
だから、僕はこの体質のことを隠している。
知っているのは両親を除けば、かかり付けのお医者とその知り合いの信用できる学者数名くらいだ。
悪い体質ではないとは思う。
色々な制約はあるが、他人の感情に気をつけていれば大抵のいざこざには巻き込まれずに済むし、労せずして場の空気を読むことが出来る。
友達の感情を嗅ぎ分け、"気が利く良い奴"との評価を得るのも悪い気はしない。
今回のような厄介事にも巧く対処することができる。
だけど、この能力はけして万能じゃない。
たまに、居るのだ。僕でも全く感情を読み取ることのできない人間が。
笹川袖もそんな例外の一人である。
彼女が家に来たのは、つい昨日のこと。
出張中の両親から「親戚の子を預かることになった」との電話がかかってきたのが夕方の六時だった。
昔、正月の時何回か顔を合わせた事がある。その程度の関係の娘。
親戚とは言え歳の近い男女を一つ屋根の下に住まわせるなんて、どうかしている。
勿論、理由は訊いた。
父さんは「詳しい話は帰ってから話す」
母さんは「わが息子を信用している」
訳が判らなかった。
自慢の鼻も、相手が受話器の向こうでは通用しない。
それでも、向こうで何かゴタゴタが起こっているのは感じ取れたので、それ以上は訊かず電話を切った。
彼女が家に着いたのがその十分後、丁度僕が出迎えに行こうと服を着替えていた時だ。
その時から、僕と彼女の奇妙な共同生活が始まったのだが。
「えーっと。さ、笹川さん」
「はい」
椅子に座ってじっと俯いている彼女に、意を決した僕は声をかけた。
「お茶が入ったんだけど……」
「お手伝いしますか」
いや、そうじゃなくて。
早速意思が挫けそうになる。
「飲む?」
「ありがとうございます。いただきます」
湯呑みを受け取ると彼女はゆっくりと音を立てず傾ける。
僕は暫し、その人形めいた美貌に見惚れていた。
きらきらと光を反射する長い髪。
唯一の飾り気である黒い鼈甲の髪飾りに映える。
物憂げに伏せられた長い睫毛。
そして、漂ってくる瑞々しい香草の様な香り。
ただ、その表情から、行動から、体臭から、感情がごっそりと抜け落ちている。
彼女の意思そのものが感じられない。
問いかければ返事はしてくれる。
当たり障りの無い、無難な返事を。
彼女から話しかけてることは滅多に無く、自分の要望を表に出すことは決してない。
かすかに記憶に残る、もっと小さかった頃の彼女は、ここまで極端ではなかった。
(どうにかして、喜ばせてあげたいんだけどな)
そうしたら、きっと彼女は素晴らしい香りを放ってくれるんじゃないだろうか。
そこまで考えて、自分の変態的な思考に唖然とする。
どうやら僕は相当自分の鼻に振り回されているようだ。
頭を振って、思考を切り替える。
彼女はお茶を飲み終えていた。
「ごちそうさま。おいしかったです」
全然美味しいと感じてる人の匂いがしてこないのは残念だ。
「お粗末様、お風呂もう沸いてるだろうから先に入っちゃって」
「はい」
着替えを取ると風呂場のほうへと歩み去る彼女を見送る。
扉が閉まると、僕は緊張感から解放されて溜息をついた。
正直、彼女とどう接してよいのかわからない。
鼻が通用しなくなるだけで、人との距離の取り方がわからなくなってしまう。
それでも、彼女のことが気になるのは、ほんの僅かに漂ってくる独特な匂いのせいだろうか。
何かを我慢しているような匂い。
僕には、彼女が自分と言うものを無理矢理押さえ付けているように感じられる。
あんな小さな体で、一体何を堪えていてると言うのか。
(ひょっとすると、僕?)
年頃の女の子にとって、若い男と二人っきりで同じ住環境に放り込まれるなんて状況は、普通に考えると耐え難いことだ。
僕の事を嫌がってるのに、気付いてやれていないと言う可能性。
十分有り得る。
僕は更に気が重くなって気を紛らわすために湯呑み二つを洗ってしまおうと腰を上げた。
ふと、視線が壁に付いているガス計に向く。
点灯していない。
つまり、今熱湯の蛇口を捻っても、湯が出ない。
彼女が風呂場に向かってから、もうとっくに十分過ぎている。
「いや、そんな馬鹿な」
僕は恐る恐る風呂場の方へ向かった。
電気はついている。
誰かが向こう居るのは気配で判る。
だが、曇りガラスの反対側が結露しているようには見えない。
「笹川さん」
呼びかけてみる。
返事は無い
「笹川さん!」
声を張り上げるが、それでも返事は聞こえない。
彼女は無口で声が小さいから聞こえないだけだろう。
僕の中の臆病な部分がそう囁くが、最悪の可能性への恐れがそれを打ち消した。
「笹川さん、入るよ。嫌ならきちんとそう答えて」
僕は心の中で更に十秒数えると意を決し引き戸に手をかけた。
冷気を頬に感じる。
湯気が全く立ち上っていない。
苦痛の、匂い。
手足を折り曲げ小さく縮んだ彼女は、唇を真っ青に変色させて、冷水が満たされた風呂桶に浸かっていた。
ヒーターとエアコンをガンガンに回し、ブレーカーを落とさない様コンロで牛乳を温める。
砂糖を入れて飲み易くし、毛布に包まっている彼女に渡す。
「熱いから気をつけて。ゆっくり飲むんだよ」
伸ばされた腕に浮かぶ黒く変色した痣には気付かない振りをする。
腕だけではない。
風呂桶から引き上げる際、彼女の手足の所々に青痣が浮かんでいるのを見てしまった。
恐らくは、虐待。
彼女が家に来た理由の一つが、ようやく判った。
しかし、預けるなら僕よりももっと相応しい人間の所に預けるべきだろう。
そこだけは未だに判らないが、僕の成すべきことに変わりは無い。
僕はまず、彼女を知らなければならない。
「笹川さん」
びくりと彼女は震えた。
「水風呂に入ったのは、僕に風呂に入って来いって言われたから?」
彼女は静かに首を左右に振った。
彼女が嘘をつくのは、これが初めてかもしれない。
「僕はそんなこと、君に望んじゃいない」
彼女はびくりと震えた。
かすかに漂う恐怖の匂い。
それすらも一瞬、すぐに匂いは消え無表情を取り戻す。
最初、彼女は僕の注意を引くためにこんな自傷じみた行為をしたのかとも考えた。
でも、きっとそれは違う。
他人の言うことには、一切疑問を差し挟まず、一字一句馬鹿正直に従う。
そして、ひたすら自分を殺し、耐える。
それが彼女の処世術なのだろう。
まるで人形じゃないか。
僕は首を振って悲しみと苛立ちを振り払った。
「別に怒っちゃいないよ。けど、君が不必要に傷つくのは悲しい」
彼女が目を上げる。
「どうして、ですか」
「友達のことを思い遣るのは、可笑しい?」
少し図々しかっただろうか、まだ碌にコミュニケーションを取れていないのに、友達だ、なんて。
すっと彼女はソファから腰を上げた。
牛乳が入っているマグカップを床に置き、僕の方へと近付く。
「な、なに?」
すっと伸びてくる彼女の細い腕。
なんとなく、僕はその手を取ってしまう。
彼女は弱々しくそれを握り返してくる
彼女の掌は、冷たい。
暫くすると、突然彼女の目から涙が零れ出た。
溢れ出る悲しみの匂い。
声も無く、ただぽろぽろと涙を零す彼女を見て、僕は大いに慌てふためく。
何か泣かせるような事をしてしまったのだろうか。
嫌悪の匂いはしなかったので、握った手を離す様な事はしなかったが、どうしたら良いかは全く判らなかった。
「ごめんなさい」
彼女は静かに呟いた。
「馬鹿なことをしてしまって、ごめんなさい」
その時、僕は漸く気が付いた。
彼女は人形なんかじゃない。
他人の感情を理解できる、人の悲しみに共感して泣く事ができる優しさをちゃんと備えていて。
けれど自分のそれをどう表現したら良いか知らない。
きっとそれが許されなかったのだろう。
だから、ただ他人の言われるがままに行動する。
そんな状態が正しいとは、思えない。
僕はもっと彼女のことを知りたい。
彼女の魂の匂いを感じたい。
僕はそっと、袖を抱きしめた。
その晩。
風呂桶から運ぶ際覗き見てしまった彼女の肢体や、抱きしめた時の彼女の感触。
そして彼女の素肌から直接嗅いでしまったハーブみたいな体臭を思い出し、一人ベッドの上で悶々としてしまったのは、又別の話。
投下終了
いかん、見直してみると前回の反省点が殆ど生かされていない。
キャラは減ったが相変わらず盛り上がりに欠けるしテンポも悪い。そしてあんまり無口じゃない。
反響を見つつ、次回は来週末にでも投稿させていただければありがたい。
いいねえいいねえ
続きに期待しちゃうぜ
>>890 投下直後に自分の作品を酷評するのはどうかと。
「すごく面白い」と感じていてもその評価のせいで「そうなのか…」
と人の評価まで変えてしまうこともあるだろうから。
あとこのテンポはかなり好きですよ?
んでGJ!!
能力じゃなくてただの匂いフェチでも通りそうな主人公に吹いたwwww
これじぇみにの人が書いたの?
マジかよ?作風がガラリと変わってるな。もちろん上手くだけど。
二回目でここまで上手くなれるもんなんだ……
そろそろ次スレの時期か…今スレも名作揃いだったな
GJ!
俺もどっちかっつーと鼻は利くほうだが、家の前を通るとその家の晩飯が大体分かる程度・・・
主人公がうらまやしい
これは期待
続きが気になるなぁ
こんにちは。お久しぶりです
しばらく別スレにいたり規制に遭ったりしていました
以下に投下します。今回は短い話です。エロはありますがあっさりめ
『ことりのさえずり』
『本番一分前です』
いつものように番組が始まる。
ああ、また色々しゃべらないと。スイッチ入れば別に苦じゃないけど、やっぱり始まる
前の緊張はいつまでも拭えない。
『五秒前。……三、二、一』
でも大丈夫。ラジオの向こうで聴いてくれる『あの人』がいるから。
「こんばんはー! 『ことりのさえずり』パーソナリティーの鈴川ことりです。今夜も
一時間、私のさえずりにお付き合い下さいっ」
◇ ◇ ◇
鈴川ことり。25歳。深夜ラジオのパーソナリティー。趣味は映画鑑賞。好きなものは
甘いもの。特徴・よくしゃべる。
私の簡単なプロフィールだ。
本名は木村小鳥(きむらことり)。容姿を世間に公表したことはないから、周りには
あまり私の仕事は知られていない。
この仕事を始めたきっかけは、幼馴染みが私の声を誉めてくれたこと。だから、声を
生かせる仕事を選んだのだ。
最初は声優としてこの業界に入ったのだけれど、ラジオの方が受けがよかったらしく、
今では声優の仕事はほとんどやってない。
番組は土曜の深夜。それ以外の日は所属事務所で事務業をしている。その辺りは普通の
OLと変わらない。
自分で言うのもなんだけど、人気は上々。最近メールの数も増えてるし、うまくやれてると
思う。
うまく演じてると思う。
本当は、しゃべるのはあまり好きじゃない。
普段の私はあんまりしゃべらなくて、人付き合いも実は苦手なのだ。
それでもこの仕事を続けているのは、幼馴染みの彼が私の仕事を応援してくれるから。
毎週欠かさず聴いてくれるあの人のために、私は土曜の深夜を頑張る。
◇ ◇ ◇
はい問題! 今日は何の日でしょう?
毎週聴いてくれてるみなさんなら、きっとわかると思います。
今日はですねー、なんとこの番組、二周年記念なんです!
……微妙? あー、スタッフが微妙な顔をするとかありえないでしょ! なんだかんだで
二年間やってきたその積み重ねをなんだと心得る!
まあいいや。正直私もどうでもよかったりするしね。ぶっちゃけすぎ? 冗談ですよー。
スタッフがあまりにやる気なさげで、私も引っ張られるところでした。危ない危ない。
あ、メールいただきました。東京都、ラジオネーム・ゆきだるまさん。真夏なのにゆき
だるまさんはずっとこのネームだね。
えっと、『ことりさんこんばんは。二周年おめでとうございます』ありがとうございます!
『初回からずっと聴いている身としてはすっごく嬉しいです。これからも一年、二年と
言わずに、五十年くらい頑張ってください』
メールありがとう、ゆきだるまさん。でも五十年はちょっと難しいかなぁ……。そんなに
できたらきっと幸せなんだろうけどね。ほら、最近ラジオ局的にも色々経費の削減とか
あるし、この番組もふとしたことで打ち切りになるかもしれません。常にピンチです。
ヤバいです。そもそも五十年もしたら私七十五歳だよ? 足腰立たないよ? 今みたいに
しゃべれないかもしれないよ? そんな状態になったらもうみんなついてきてくれないと
思うよ。ゆきだるまさんはついてきてくれる?
またメールいただきました。北海道、ラジオネーム・カニ味噌大好きさん。私も大好き。
『ことりさん、こんばんは。私はついていきますよ。ことりさんのさえずりはいつ聴いても
元気が出てくるから。ことりさんがおばあちゃんになる頃には私もおばあちゃんになってる
けど、だからこそ元気もらいたいです。その分メールもたくさん送って、少しでもことり
さんを元気付けられたらいいなあ』
カニ味噌大好きさん、メールありがとう。カニ味噌大好きさんは私と同世代なのかな?
そんなに応援してくれるなんて、すっごく嬉しいです! みなさんからのお便りやメールは
とっても励みになってます。だからそんな風に言ってくれるのはとっても嬉しい。カニ味噌
大好きさんだけじゃなく、応援してくれるリスナーのためにも、私もできるだけ頑張ります!
あ、曲のリクエストをいただきました。東京都、ラジオネーム・うさぎのしっぽさん
からのリクエストです。
『こんばんは。二周年おめでとうございます。話聞いてると、この番組もいつか終わるかも
しれないんだなあ、としみじみ思いました。それは当たり前のことなんだけど、好きな
番組が終わるのはやっぱり淋しい。だから少しでも長く続くように、これからも毎週聴いて
応援していきたいと思います。
リクエストは私の好きなアーティストのアルバム曲です。ついつい聴いてしまうこの曲を
ラジオで聴きたい! ことりお姉さんお願いします』
ということで、ふっふっふ、お姉さんはあなたのお願い受け付けますよー。というか
お姉さんて。お姉さんて! そんな風に呼ばれる日が来ようとはっ。気分いいですねなんか。
じゃあ早速行っちゃいます。曲はハンバートハンバートのアルバム『道はつづく』から。
『長いこと待っていたんだ』
◇ ◇ ◇
家に帰り着く頃には、時計の針はもう午前三時を回っていた。
中に入って玄関のドアを閉めると、どっと疲労が押し寄せてきた。二周年ということで
いつもよりしゃべりに気を遣ったせいだろう。このままここで眠ってしまいたい気分に
なってくる。
そんなこと、彼が許さないけど。
「おかえり。小鳥」
出迎えに現れた清川空(きよかわそら)は、いつもと同じ笑顔を向けてきた。
ん、と小さく頷く。口を開く必要はない。彼はちゃんとわかってくれる。
「疲れてるかもしれないけど、ちゃんとお風呂入ろうね。汗もかいてるだろうから」
私はまた頷き、それから幼馴染みの袖を引っ張った。
私が空にだけ見せるサイン。
「一緒に入ってほしいの?」
私は思わず赤面したが、はっきり頷いた。
空は嬉しげに微笑む。
「いいよ。ていうか、ぼくもそうしたかったから」
そう言うと、空は私の頭を撫でた。
また赤くなってしまった。誰かに見られてるわけじゃないから、別に恥ずかしがらなくても
いいんだけど。
空に促されて私は浴室に向かう。
脱衣場で服を脱いで裸身をさらすと、空の表情がまた嬉しげになった。
恥ずかしさから抗議の視線を送ると、彼は首を軽く振った。
「いいじゃない。男は好きな女の子の裸をいつでも見たいんだよ」
女の子て。私二十五歳なんだけど。
「こんなにちっちゃくてかわいい子に、歳なんて関係ないよ」
そう言って私を浴室に押し込む空。扉を開いた瞬間、熱気が顔をむわっ、と叩いた。
振り向いて空を軽く睨む。ちっちゃいって、それはどこを見て言ってるの?
「別に幼児体型なんて思ってないよ?」
口にする時点で多少は思ってるんじゃないか。
「疑り深いなぁ。ぼくは小鳥がかわいいって言ってるだけなのに。座って」
言われたとおりに腰掛け椅子に座る。すると後ろから空がお湯で頭を流してくれた。
ショートカットの髪は洗いやすい。それは誰かにされる場合も同じ。
私はこうして、空に髪を洗ってもらうのが好きだ。空の手つきは丁寧で優しいから。
空に髪を預けると安心する。
「気持ちいい?」
頷く。空は私の痒いところも全部わかってくれて、それは私にとってかけがえのない
ことだ。
しゃべるのが苦手で、それを全部受け止めて理解してくれたのは空だけだったから。
鏡を見ると、わしゃわしゃとシャンプーの泡が私の頭に広がっていっている。
「よし、流すよ」
目を瞑る。温かいお湯が頭から体全体に、泡とともに流れ落ちていく。
「ああ、そういえば二周年おめでとう」
濡れた顔を両の手の平で拭ってから、私は振り向いた。
「記念にケーキ買ってきてるから、上がったら食べよう」
ケーキ。その言葉に私は思わず目を見開いた。甘いものにはつい反応してしまう。空
からの贈り物なら尚更だ。
「でもすごいな。まさか二年も続くなんてね」
空はしみじみと呟いた。
それに関しては私が一番驚いてる。1クール、2クールで終了する番組がほとんどの中、
なぜ私の番組が生き残っているのだろう。
「みんな小鳥が好きなんじゃないかな」
そう、空は言った。
好き。
そりゃ好きじゃなかったら応援なんてしてくれないだろうけど。
直球すぎてピンとこない。
それに、みんなが好きなのは『鈴川ことり』だ。私はそれを演じているにすぎない。
本当の私は、別に、
「同じだよ。ラジオのことりも、今ぼくの目の前にいる小鳥も同じ」
私は呆気にとられた。何を言っているのだろう、彼は。
「小鳥は『鈴川ことり』が偽物だと思っているみたいだけど、あれも立派な君の一面だと
ぼくは思ってる。そうじゃないと、あんなに楽しそうにしゃべれないよ」
違う。それは演じてるだけで、
私が首を振ると、空はいいやと否定した。
「小鳥は気付いてないかもしれないけど、『鈴川ことり』は本当に楽しそうにしゃべるんだ。
でもそれって別に台本があるわけじゃないんでしょ? 小鳥が演じているつもりの『鈴川
ことり』は、いつも明るくて聴いてるこっちも元気が出てくる。アドリブであれだけやれる
のは、元々小鳥の中にそういう一面があるってことなんじゃないかな」
そう、空は言った。
そうなのだろうか。もしそうだとすると、それはつまり、
「要するに、小鳥の人気は本物だってこと。自信持っていいと思うよ」
そう言って、空は私を抱き締めてくれた。
空の言うことをそのまま受け止めて自信を持てる程、私はまっすぐじゃない。
でも、空に認めてもらえることは嬉しいし、応援されることは励みになる。それは空だけ
じゃなく、ラジオを聴いてくれるリスナーに対してもそうだ。
彼の胸に頭を預ける。温かい肌触りにほっとして、私は顔を上げた。
目を閉じて、私達はキスを交わした。
唇を離すと、彼ははにかんだ。
「こういうかわいい面を見れるのは、ぼくだけだけどね」
耳元で囁かれて、私は顔が熱く火照るのを自覚する。
空の手が私の全身を撫で回し始めた。
胸や脚を触られて、私は身をよじる。あの、私疲れてるんだけど、
「せっかくの日曜だからね。いっぱい愛し合おうよ」
そんなことを言う。毎週似たような言葉を聞かされてるんですが。
私はじっと彼を睨んだ。
空は小さく笑って、
「ここじゃ嫌?」
私は頷く。
「でもダメ。今日はここでしたい」
上がってからでもできるのに。ケーキだって食べたいし、
「今したいんだ」
あう……ケーキ……。
そんな未練を彼はあっさり吹き飛ばした。
空の右手が私のあそこを捉える。
体が強張る。そんな急に、
お湯で濡れた指が中に入ってきた。痺れるような感触に、私は彼の肩を掴んでこらえる。
左腕で抱き締められる。深いキスを交わし合うと、私はもう抵抗する気がなくなっていた。
胸を吸われる。そのまま舌が上に移動し、うなじを舐められる。
右手はもうずっと私の中を弄っている。奥までなぞられる感触に、震えが止まらない。
体のいたるところを愛撫されて、私の体は沸騰しそうなくらいに上気した。
「入れるよ?」
私はもう頷くことしかできない。空は私を抱え上げると、あぐらを組んだ脚の上にゆっくり
下ろしていく。
彼の太いのが入ってきた。一気に貫かれて、私は快感の吐息を洩らす。
「気持ちいいよ……」
空の声には余裕がなくて、本当に気持ちよさそうだ。
私は嬉しくなって、自分から腰を動かした。
強烈な刺激が私の奥に響いた。腰が止まらず、私は快感を貪る。空は奥歯を噛み締めて
懸命に何かに耐えている。
奥を激しく突かれて私は悶える。体が上下する度に側面の襞々が擦れて、子宮の辺りが
きゅう、とうずいた。
動けば動くほど刺激が増していくようで、私は快楽に溺れそうになる。
「ごめ……もう無理」
空が言葉を洩らす。いつもよりずっと早いけど、今日の私には充分だった。私ももう
あまり保たない。
私は空にしがみつきながら、ひたすら体を上下させた。
温かい湯煙に包まれながら、意識が高まる。投げ出すように、遠くに。
「小鳥……くっ」
彼が呻くと同時に、全身が震えて快感が駆け抜けた。
私の中で空のも震えている。
意識が飛びそうになる。私はなんとかこらえて、はあ、と深い息を吐いた。
次第に気怠さに包まれる中、私は早くケーキが食べたいと思った。
「上がったら食べようね」
空の声に私は笑顔で頷いた。
◇ ◇ ◇
「こんばんはー! 鈴川ことりです。今週もやって来ました『ことりのさえずり』」
次の週も、私は変わらず『鈴川ことり』を務める。
しゃべるのはやっぱり苦手だ。でも、以前ほど嫌いじゃない自分がいる。
二年間で慣れてしまったのかもしれない。
五十年もやれる気はしないけど、『私を』好きでいてくれる人がいるなら、これからも
頑張れる気がする。
毎週欠かさず聴いてくれるみんなのために、私は土曜の深夜を頑張る。
「うさぎのしっぽさん、先週に引き続いて曲のリクエストありがとう! 曲は……好き
ですねー。ハンバートハンバートのアルバム『11のみじかい話』から、『明日の朝には』
お聴き下さいっ」
以上で投下終了です。
このスレでは比較的高めな年齢設定ですね。
いろいろと書きたいネタはあるので、今後もちょくちょく現れようと思っています。
それでは。
480kb超えたので次スレ立てようとしてみましたが、無理でしたorz
すみませんが、どなたか次スレお願いします
>>905 GJ!
実際にいそうなラジオの語り口調が心地よかった。
ついでにスレ立て挑戦してみるわ。
声優だけどラジオのしゃべりが面白くてラジオのDJが本業になっている人というと
どうしても某男性声優が頭に浮かんでしまうw
それはともかくかく乙です
投下GJ!
次スレ乙
913 :
梅寝た:2008/08/17(日) 16:08:41 ID:trxNdr3R
「はいはい、暴れないでくださーい」
わたしは現在見知らぬ人達に両手両足を押さえつけられ、強制的に仰向けにさせられている。マスクで隠された口からは丁寧な言葉が出ているが、逆にそれが恐ろしい。
「嫌……いやぁ!離してぇ!!」
必死にもがくけれど、相手が大柄で数も多いとなると非力なわたしではどうにもならない。普段の自分からは想像もできない大声で叫ぶけれども無意味に近い。
今この場にいるのはわたしと見知らぬ男達。それと………わたしをここに連れてきた張本人。恋人の男の子。
なぜ、どうして、こんな。絶対にわたしの気持ちを理解してくれていると思ってたのに。デートなんて言ってこんなところに連れてきて、わたしを地獄に堕とすのか。
顔を横にして、恨みに満ちた視線を送る。そらされた。悔しい。
「はーい、いきますよー」
どこか気抜けした声と同時に、見るだけでも吐き気がする異物がわたしの中に侵入した。
「………っ!………!!」
もはや苦痛にのたうちまわることも、悲鳴を挙げることすら許されない。それらの行為は、全て自分に痛みとなって跳ね返ってくる。
「………〜〜!!」
地獄だった。これほどの痛み、地獄以外の何で形容しろというのだ。
その地獄はたっぷり三十分は続いた。途中で気絶したから正確な時間は判然としなかったけれど。
目が覚めたとき、最初に感じたのは温もりだった。
「………」
おんぶされている。今回の地獄の原因に。
なんとなく安心感があったけれど、ちょっと腹が立ったので首を絞めてみる。
「ちょ、痛い痛い」
痛かったのはわたしの方だ。針山地獄だってあそこまで残酷ではなかろう。
「まて、俺を恨むな。恨むなら甘いものを食い続けてなおかつ歯磨きを怠った自分をうらぐぶぅ!」
絞め付けを強化。やかましい口は喉から塞ぐに限る。
というかデートと偽って歯医者に連れていくなんて外道のすることだ。よって罰を下す。
耳に狙いを定め、はむ。
「うおっ!なにぐぅっ!」
歯を立てず舌と唇で甘噛みし、首への拘束は緩めない。アメとムチをコンマ単位の間隔で与えられている感じだと思う。いい気味。
「くっ、いつまでもやらせるか!」
叫びと共にわたしのふとももが鷲掴みにされた。
「……〜!!?」
まずい。わたしがこの人の弱点を知っているのと同じで、この人もわたしの弱点を知っている。わたしはふとももが異常に弱い。
どのくらい弱いかというと、そこをいじられただけで達して………なにを言わせてるの?
だがここで屈するわけにはいかない。わたしの歯痛を作り出した原因には、きっちり罰を与えねば。
決意を固め、わたしは耳への攻撃を再開した。
その後。
わたしたちは近所の住人の通報によりやってきた警官に交番へ連行され、まるまる二時間説教をされた。する場所を選べとか言われた。
当然デートは中止になった。というかこんな歯で甘味処巡りなどできるわけもなく、夕飯もまともに食べられなかった。
腹が立ったので耳に噛みついて泣かせてやろうと思ったら、逆にふとももに噛みつかれて鳴かされた。
本当に散々な一日だった。
………………………最後以外は。
という埋めネタでした
梅ネタのクオリティ高すぎて吹いたww
GJ!
918 :
ume:2008/08/18(月) 06:10:06 ID:uZ5usa69
……せんぱい。
…………恥ずかしいので……一回しか…言いませんから…………。
……ちゃんと……きいててください……。
あいしてみゃふ
……も、もう一回いいですか……?
いいよいいよ
何度でも聞いてやるさ
920 :
つめねた:2008/08/18(月) 23:01:44 ID:Jm0ylbPL
俺が暑さに弱いのを知ってか、太陽はうざったいほど輝き続けていた。ちっとは休め。
せっかくの夏休みなのにどこにも行けない。遠出なんかしたら速攻ばたんきゅーだ。特に恋人のゆいは夏が苦手で、うかつに外出もできない。
そんなわけで、夏はいつも俺がゆいの家に向かっている。出かけられない今、せめて一緒にいるくらいはしたい。ゆいの家ならクーラーもあるし。
しばらく歩いて到着。相変わらずでかいなとか思いながら、インターホンをプッシュ。
すると、扉の向こうからバタバタという音が聞こえてきた。何かあったのか?
しばらく待ってみる。と、
チャララッチャチャーン
「……?」
なんか聞き覚えのある音が中から響いた。なんだっけ、これ?
『愛と勇気を瞬間氷殺。クールホワイト』
………あ、思い出した。
『氷の微笑で平和を凍結。クールパープル』
これって確か、夏限定で放映されてる、
『撲殺。クールブルー』
何故か人気のある戦隊物、
『冷却戦隊、クールレンジャー』
説明しよう。
冷却戦隊とは、夏限定で放映されているアニメのことだ。暑苦しい日本に涼しさをというコンセプトの元、三人の美少女が悪を氷殺するというアニメである。
921 :
つめねた:2008/08/18(月) 23:03:42 ID:Jm0ylbPL
ただ、ふつうの戦隊物とは似ても似つかない。
まず第一。登場人物が全員美少女。これはまだ許容できる。
第二。そのヒロインたちのテンションが異常に低い。どれくらいかというと、町で人が怪獣に襲われていてもスルーするくらい。さらに語尾に『!』が絶対つかない。
第三。前半十五分の時間、意味もなく三人の姿を放映している。サービスカットもある。
もはや戦隊物と名乗るのがおこがましいくらいだが、人気はあるらしい。どうなってんだ日本。
一応怪獣と戦うシーンもあるのだが、戦い方もおかしい。
ブルーが本の角で殴打。これだけ。他の二人は家でグダグダしているだけである。
話を戻そう。ゆいの家からそのアニメのBGMが流れてきたのだ。
なぜ? 俺が聞きたい。どうして? 俺が聞きたい。
……とにかく入ってみよう。がちゃ、と玄関を開ける
「く……クールブルー……さん………じょう」
蚊の鳴くような小さい声。玄関に立っているのは間違いなくゆいだ。だが、格好が異常だった。
簡単に説明しよう。ゆいは現在衣服を纏っておらず、代わりに全身のいたるところに保冷材を巻いていた。起伏がほぼ皆無の胸や一番大事なところも同様である。
「………」
「………」
922 :
つめねた:2008/08/18(月) 23:05:18 ID:Jm0ylbPL
カセットデッキから気抜けしきっている歌声が響く。主題歌まで無気力とは、なめてるだろ。
「…………どうした?」
いくら暑いのが苦手でもこれは異常だ。頭をやられたのか。
「え………っと……」
裸に近い格好もじもじされると、狼さんになっちゃいそうなんですが。
「これなら…暑くないから……おもいっきり………抱いてもらえるから……」
はい狼覚醒率七十%。上目遣いは反則だろ。
「だから………………抱いて?」
その瞬間、狼は目覚めた。俺はゆいの体をぐいっと引き寄せ、力いっぱい抱きしめた…………って冷た!?
「はふぅ…………あっかたい…」
ちょ、この子直に保冷材巻いてるの!?
「おいゆい、お前どのくらいこの格好してたんだ!?」
「…………いちじかん?」
………
その後、ゆいが高熱を出して寝込んだことは言うまでもない。
冷たい埋めネタでつめねた
お粗末
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/ = 完 =
,.-―っ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人./ノ_ら~ | ・・・と見せかけて!
从 iヽ_)// ∠ 再 開 !!!!
.(:():)ノ::// \____
、_):::::://( (ひ
)::::/∠Λ てノし)' ,.-―-、 _
______人/ :/´Д`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
|__|__|__( (/:∴:::( .n,.-っ⌒ ( ノlll゚∀゚) .(゚Д゚llソ |
|_|__|_人):/:・:::∵ヽ | )r' ー'/⌒ ̄ て_)~ ̄__ イ
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|_|_| 从.从从:/ |__|::レ:/ ___/ヽ、_/
|__|| 从人人从 ..|__L_/ .( ヽ ::|
|_|_|///ヽヾ\ .|_|_ /⌒二L_ |
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巛ノi
ノ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ')/ノ_ら ∧_∧ | いきなり出てくんな!!
、)/:./、 ( ´Д`) | ビックリしたぞゴラァ!!!
)/:./.:.(,. ノ) `';~"`'~,. \ ________
\\:..Y:.( ・ '' :, ,. -―- 、|/
_____ 从\、,. ,; .,、∴';. ・ ( _ノ~ヾ、ヽ
|__|_ _(_:..)ヽ:∴:@) ノ(゚Д゚ #) )
|_|__|_人):|:・:::∵ヽノ) (_(⌒ヽ''" `ー'
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