スマブラのエロパロ その4

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666メタ×女マルス1
カービィとデデデにゴネられて引きずられようが、
リンクなどの剣士組やルカリオに誘われようが、
子供組や動物組たちにせがまれようが、
メタナイトは常に一人で入浴するというのを貫いている。
仮面の下の素顔を見られたくないというのももちろんあるが、
性格上、大勢で一緒に過ごすというのに慣れていないのだ。
だからメタナイトにとって、深夜の大浴場はなによりも
リラックスできる大切な場所となっている。
だが、今夜に限って先客がいるようだった。

「あ、メタナイト卿」
入口から最も遠いカランを陣取っていたマルスが手を上げた。
「マルス……こんな夜更けに風呂か。アイクは?」
「一緒に入るって言ってくれたんですけど、今日の乱闘で
疲れてるだろうし、こんな夜なら誰もいないからって」
「なにも男風呂に入らなくても」
「長年のクセで……それに、こっちのが広々してるから」
メタナイトはマルスの体の秘密を知る二人目の人物である。
アイクと相談し、口の堅い彼だけにはいざというときのフォローを
頼むつもりで明かしておいたのだ。
「ああ、入ってきたのが卿でよかった」
安心したのか、事情を知る者の前でマルスは大きく伸びをした。
心なしか以前よりふくらんだ、豊かで形のいい乳房がたぷんと揺れる。
人型の女にさして興味がなくとも、目を惹きつけられてしまいそうになる。
素顔に熱がこもっているのを感じ、振り払うように赤い蛇口を捻った。
自前の紺色の洗面器にお湯が注がれ、底面に描かれた自分の仮面の意匠が
水流の勢いに合わせて波立ち、さざなみ揺れる。
千々に乱れゆかんとしている内心に似ていなくもない。
「そうだ!卿、よければ背中を流させてもらえませんか?」
「!?」
突然の申し出に飛び上がるほど驚いた。実際に数mほど椅子から浮いた。
「いつもお世話になってるし、ここで会うことも少ないし」
「い、いや……私は……」
動揺しているうちに、マルスは自分の絹の洗い布に蜂蜜石鹸を擦りつけて
泡立たせ、答えも聞かずにメタナイトの背中をつるりと撫でた。
鼻をくすぐる甘い芳香。嗅ぎ慣れた香りの正体はこの石鹸だったのか。
愛しい赤子を風呂に入れる母のような手つきで丁寧に洗われて、
喉までせり上がってきていた「結構だ」の言葉が押し戻され、溶けて消えた。
667メタ×女マルス2:2008/02/27(水) 05:19:23 ID:ERc5fKAz
こうも簡単に背後を許し、仮面まで取らされたのは何年ぶりだろうか。
どうもこの異国の王女殿下にはかなわないというか……。
当の本人は膝立ちになって背中を洗ってくれているのだが、おしゃべりに
夢中で両の乳房を無意識で押しつけていることに全く気付いていない。
弾力と弾力の押し返し合いの気持ちよさに負けぬよう、唇を引き締める。
「……それで、アイクさんたらなんて言ったと思います?」
「さ、さあ」
「“お前は俺の後ろにいろ”って。一応同じ剣士として扱ってくれてるけど、
僕が女って分かってから“前に出るな”“俺が守るから”っていうのが多くなって……」
「姫君を守る不器用な騎士といったところか。結構なことじゃないか」
「……僕は守られるっていうのがよく分からないんです。男女の枠組そのものも」
ふとマルスの手が止まり、メタナイトはゆっくり背後を振り返る。
「ずっと男として育って戦って、最後の最後でいざ女であると明かしたら
手の平を返して僕を表に出さず、女王になるなら王婿を娶れと」
「継嗣がいなければ国は途絶える。国家維持には仕方ないだろう」
「家臣団は苦楽を共にしてきた仲間の誰かを種馬にしろと言いました。
そんなの耐えられない。どうして最後まで同列でいさせてはくれないのですか?」
生まれながらに男で、剣を振るわねばならなかった自分にはうまく答えられない。
労わり、庇うべき女性がそばにいたことはこれまで一度もない。
男には男しかでないこと、女には女しかできないことがあるという月並みな言葉で
果たして彼女が納得するだろうか。
668メタ×女マルス3:2008/02/27(水) 05:19:58 ID:ERc5fKAz
「……家臣は国のため。アイクはお前を深く好いていて、傷つけられたくない。
自分だけに守られていて欲しいというような気持ちからそう言ったのだろう。
あれはどうやら相当の鈍感なようだし、それだけ想われていると思えば……」
「それこそ、その言葉はあの人を慕っていた人に言うべきだったのです。
今更の姫扱いは無用です。私は後ろでなく、隣に並んで立ちたいのです」
まっすぐな性格は時としてとてつもない頑固になるのだな。
メタナイトはふっと微笑んで向き返ると、マルスの二の腕をそっと撫でた。
もうほとんど消えかかっているが、微かに矢傷や刀傷の痕が残っている。
歴戦の証を慈しむようになぞって、素顔に似合わぬ低く落ち着いた声で言う。
「私は貴女を優れた剣士であると同時に、魅力的な女性だと思っている。
今もそれは変わらないが貴女がそれを望まないなら、この感情は封じよう。
決死の思いで身につけたこの剣技さえあれば、私たちは分かり合えるのだから」
その言葉に感極まったのか、一拍置いてマルスはメタナイトを抱きしめた。
「!!」
ちょうど胸の谷間にすっぽり収まる形になり、大いに慌てるが手が緩むことはない。
自分の体の弾力とはまた違う弾力に、体中の力が抜けていくようだった。
マルスはメタナイトの様子に気付いていないのか、ぎゅっとより一層の力を込めると
嬉しそうに頬ずりをした。
「卿……ありがとうございます」
ぐったりして顔中を薔薇色に染めながら、それに答えるように力なく腕が揺れた。
669メタ×女マルス4:2008/02/27(水) 05:21:47 ID:ERc5fKAz
「随分長湯だったな」
脱衣所の真ん中に置かれた縁台に腰掛けていたアイクが、二人に声をかける。
装備は解かれてゆったりした寝間着姿ではあるが、横にはラグネルの鞘が見える。
「物騒な。こんな湿気の多い場所に持ってきたら錆びるぞ」
「何かあったらと思ってな。でも、あんたでよかった」
ふと時計を見れば結構な時間がたっていた。帰りが遅いのを心配したのだろう。
一番無防備になる風呂場で、マルスに狼藉を働こうとした奴を斬ろうとして
わざわざ得物を持ってここで待っていたのだ。
守りたいアイクと守られたくないマルス。ちぐはぐさについ苦笑が漏れる。
「先に休んでてって言ったのに」「お前が遅いからだ」と押し問答する二人の間に
目には決して見えない親密な空気を感じて、不意に胸の奥底がちりちりと爆ぜた。
『これが嫉妬というやつか?』
自分の知る嫉妬とはまた違う感情に、ついこの二人をからかってしまいたくなる。
「マルス、今日はとても刺激的でいい夜だった。またご一緒願いたいものだ」
それを聞いて、アイクは頬を赤らめるマルスと仮面のせいで表情が全く分からない
メタナイトを交互に見た。少し睨みつけるような目なのは気のせいだろう。
アイクが口を開く前に、メタナイトは悠々と脱衣所を出て行った。

翌日からの乱闘で、メタナイトに対してだけアイクの最後の切り札の成功率が
格段に上がったことに気付いたのは、たった一人しかいなかった。

【終】
670名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 05:26:20 ID:ERc5fKAz
>>621 ごめん。期待してたのとはきっと違う。
女王子は美巨乳であることが俺のジャスティス。
スレ消費すまんかった。
671名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 05:48:39 ID:qiNyOVnG
>>670
GGGGJ!悶えたハァハァ
貴方の言葉の選び方が大好きです。
672名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 06:45:59 ID:Vo/gcrc7
メタ様×女王子ぐっじょぶ!
心配性なアイクに萌えた(*´Д`)
みんなかわいいもっとやれ〜
673名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 07:40:09 ID:myI5rDe1
もう、あれだ、全員GJ
お持ち帰りしてもいいよね?
674名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 09:39:24 ID:xArCsPpA
もうマルスが女にしか見えなくなったwww

にしても数mはちと浮かびすぎではwww想像して吹いたwwww
675名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 09:41:22 ID:ERc5fKAz
>>674
数mmの変換間違い。今気付いた。