一人して尾谷高校へと走る紺先輩。ハアハアと息を切らしている。
走り疲れたのか、紺先輩は途中、公園のベンチに腰を掛け休憩。
シーサイドから一気に走ってきた紺先輩、ゼイゼイと息が変わる。
「…ったく。どうしてこういうことをする!肖像権の侵害だ」
少し落ち着いた所で、そういえば中身のことはほとんど見ていなかったっけ、と『親孝行』を捲る。
問題の作品タイトルは「まかせて!ねこみみ!」
(タイトルからして、くだらねーなあ)
このようなマンガのことは全然知らない紺先輩、「萌え」を強要する様な扉絵を
目の当たりにすると、げんなりとしてしまった。
とりあえず、見るだけ見ようと、1ページずつ丁寧に読む。
舞台は24世紀のメトロポリス・TOKYO。
未来文明が栄えたこの街に、自然界の逆襲が始まる。
絶滅したはずのニホンオオカミが、奥多摩の落雷により「ネオ・ニホンオオカミ」として復活。
凶暴化したネオ・ニホンオオカミが、メトロポリス・TOKYOに現れ人々を恐怖のドン底に陥れていた。
ある夜、街に表れたオオカミが一人の少女を襲う事件が発生する。
そこに、自然界と未来文明の間に生まれた、苦悩のヒロイン「ねこみみ」が救う、という
びっくりするぐらいベタな内容の同人漫画であった。
「…こいつ、あ歩鳥に似てる」
オオカミに襲われている少女は、タヌキ顔といい、ちょこんと飛び出した髪といい、
そしてマヌケなキャラクターなところといい、萌え絵調で描かれながらも、歩鳥そのものだった。
一応最後まで読んだ『親孝行』。ふと見にした、奥付を気にしながら、ポンと本を閉じる。
今までの怒りもどうでもよくなってしまい、シーサイドのことなど、
すっかり忘れてしまった紺先輩は自宅に戻ろうとしていた。
手に『親孝行』を握り締めて。
そのころシーサイドでは、歩鳥が紺先輩のお代を無理矢理払わされていた。
「わーん!今月のお小遣いがあ。今月は思い切って知らないバンドのCDを買ったって言うのに」
「諸悪の根源がなにをぬかす。資本主義と法治国家の原理にのっとってもらおう!」
コーヒーカップを洗うタッツンが、後ろ向きのまま怒鳴る。
「お仕置きとして、買出しに行ってもらおうかね」
ばあちゃんがエコバックと、メモ用紙を歩鳥にずいと突き出す。
「ちゃんと、書かれた物だけ買うんだよ」
「ふぁーい。マルコ町買い出し紀行ですね」
しぶしぶ、引き受ける歩鳥。とりあえず、仕事をサボる口実だけは出来た、と逆に考える。
「あと、コレ持って行ったら?」
タッツンがニマニマしながら携帯電話を渡してきた。
その携帯電話は、小さく明るい色で無駄に大きな文字のディスプレイ。
「コレ、GPS付のお子様ケータイだから、迷子ちゃんになっても大丈夫な」
「迷子になんかなりません!!」
表に出ると、日は傾き始め、地面の影も長くなってきている。
商店街の連中に冷やかされながら、任務遂行を果たしていく。
「思ったより早く、買い物が終わったな」
珍しくきちんと品物を正しく買ってきて、シーサイドに戻る途中、
ついでだからと、肉屋でコロッケを2.3個買い食い。このくらいの贅沢は、神様も許してくれよう。
「この辺はわたしの庭なもんだからね。だけど、肉屋のコロッケは美味いなあ」
近道しようと細い路地に入る。カアカアとカラスが頭上の電柱で鳴いている。
この辺もカラスが多くなったなあ、と考えながら、コロッケをほお張る。
「だけど、ひどいよ。いくらなんでもわたしの町で迷子にはならないよ!
GPSなんか考えた人たち、みんなカラスに突付かれてしまえ!」
と、足元の空き缶を蹴っ飛ばすと、ゴミ箱でエサを荒らすカラスの頭に当たった。
都会のカラスは凶暴。いつの間にか仲間が増えて歩鳥はカラスに囲まれている。
一羽が鋭いくちばしを短刀のように向け、歩鳥のコロッケを目標に飛んできた。
「きゃああああ!!」
間一髪、歩鳥は屈みこんで、頭を引っ込める。
ちょこんと出た髪の毛が、カラスの翼に当たりブンと揺れる。
通り過ぎて行ったと思いきや、黒い弾丸はブーメランのように戻ってきた。
「カラスに殺されるよお!」
コロッケを握り締め、メイドは悲鳴を上げた。
突然、カラスの翼をめがけて細い水のビームが飛んでくる。
水のビームは、黒い羽根が飛び散るほどの勢いで、カラスはクルクルっと宙返りをする。
歩鳥が振り返る。路地の奥には、頭から尖がったものが生え、下には尻尾のようなものが
伸びている小柄な少女が立っている。
その姿は、逆光でシルエットになっているので、ぱっと見よく分からない。
「助かった?」
目も慣れてきてよくそのシルエットを見ると、おもちゃの黄色いウォーターガンを
右手に持ち引き金を掛けており、銃身を右肩に掛け銃床を左手で支えている。
そして、顔を見ると、キリリとした目つきで構えている紺先輩が立っていた。
頭には大きなネコの耳の付いたカチューシャ、腰からは長いしっぽが伸びていて、
まるで萌えアニメのヒロインのよう。しかし、マヌケな事に服は尾谷高校の制服のまま。
「にゃあああ!蹴散らしてくれよう、カラス共め!」
動物のような声を叫んだ、ネコ紺先輩。勢いよくカラスに向かって走り、
再び放水の構えを取る。既に何羽かは飛んで逃げている。
まるで、ライヴでベースを掻き鳴らすかの様に、ウォーターガンをブンと振り回しながら、
そばのリンゴ箱を足がかりに大きくジャンプする。
逆光でしゃがんだ歩鳥には、宙を舞うネコ少女のシルエットが映る。
解き放たれた大蛇のような水は、残ったカラスに襲い掛かり一瞬で打ち倒してしまい、残らずカラスは逃げてしまった。
ネコ紺先輩は、ライヴの曲を終えたように着地を決める。
周りには、散っている黒い羽根が残る。
あっけにとられている歩鳥に、振り向いたネコ紺先輩が叫ぶ。
「まかせて!ねこみみ!」
「は、はあ」
決め台詞(らしきもの)を真面目に言い放ち、ウォーターガンの銃口からありもしない煙をふっと吹き消そうとしている。
ネコ紺先輩、かっこよく走り去ろうとしたが、歩鳥が蹴った空き缶を踏んづけ派手に転んでしまった。
やっている事はマヌケなのに、真面目な顔つきだったので噴出しそうになったが
そんな事さえも、吹っ飛んでしまう一瞬の出来事だった。
「どうみても、アレ、紺先輩だよなあ」
そういえば、自分もクリスマスの時に、タケルたちを騙くらかそうと、
クリーニング屋をグルにし、サンタの格好をさせたことがあったっけ、
とコロッケをほう張りながら歩鳥は思い出す。
歩鳥が持たされた携帯がけたたましく鳴る。うはっ、タッツンからだ。
居場所がはっきり分かるから、言い逃れは問答無用に不可能だ。コン畜生と歩鳥は地団駄を踏む。
受話器から、唾が飛んで来そうなほどの勢いで怒号が聞こえる。
「こりゃ!あほ!何故、そこに居る?道草食ってんじゃないよ!」
「食ってるのはコロッケです」
「バカー!」
まっすぐに帰ろう、と思ったけど、もうこうなったらいくら遅れても同じだ。
他人には理解しがたい嵐山流理論で導いた結果、本屋で立ち読みして、シーサイドに戻る事にする。
「さらば、タッツン。下界との綱は今、切り離された」と呟き携帯の電源を切る。
翌日、木曜日。
朝一番の授業が始まる前、歩鳥と紺先輩は廊下ですれ違った。
「ごめん、そういえばコーヒー代払ってなかったよ…」
サイフから小銭を取り出そうとする紺先輩、歩鳥が「わたしが払っておいたから気にしないで」
と軽く手を振って断る。それでも、というので紺先輩から代金を受け取る。
「このあいだはごめんなさい。それに、わたしこそ、先輩ありがとうございました」
「ん?」
「ほら。あのネコみたいな格好して、でっかい水鉄砲で…」
「カラスなんか、知らないよ!」
ツンとカッコつけて、いつもの様にクールに振舞う紺先輩。しかし、どう見てもバレバレ。
「わたしは、その時学校にいって漫画部に乗り込んでいたんだからね!」
彼女らのそばでたむろしながら、昨晩の深夜アニメのことを話していた漫画部員たちに、
二人の会話が耳に入り「はあ?」と言うよう顔で二人を見る。
「さいですか。そういえば、まるでマンガ本から飛びたしたようなヒロイン、なんだかこの曲と雰囲気とか、内容がぴったりなんですよ。
この曲の内容のこと、よく知らなかったから、学校のパソコン使ってネットで調べまして…」
歩鳥がカバンからすっと取り出したのは、洋楽のCDだった。
「この間、深夜のバラエティ番組見てたら、オープニングでこの曲使ってるのを聴いて、すぐ気に入っちゃいまして、
そして次の日、学校の帰りに本屋さんで立ち読みしてたら、BGMで丁度同じ曲が流れててたんすよ。
店員さんに聞いたらコレだって教えてくれて、一緒に入ってるCD屋さんで即買いですよ。
帰って、すぐi-podに入れちゃいました」
CDを手にした先輩はじっとジャケットをじっと見ている。
「AQUA『Cartoon Heroes』か…」
「お店が開けるほどCDをたくさん持ってる先輩ですけど、もし持ってなかったらお貸しましょうか?いい曲っすよ」
ちょっと考えた末に、紺先輩はこう答える。
「…うん、ありがとう。この曲、一度フルで聴いてみたかったんだ。借りとくよ」
「今度、感想聞かせてくださいね!あっ、今日は木曜かあ。1時限目は数学なんだよね、やだなあ…」
と言い残し、頭を抱えながら歩鳥はパタパタと去っていった。
放課後。部活がなかったので、紺先輩は寄り道せずに自宅に戻る。
小さなテーブルの上には、昨日のネコミミカチューシャとしっぽ。そしてウォーターガンが。
これらは、小学校の学芸会で使った役の小道具。
顔がいいから、いきなり主役に抜擢。一同の期待のかかる中、見事ヒロインを演じきった時のもの。
昨日『親孝行』を読んでふと思い出し、押入れからわざわざ見つけ出したのだ。
捨てる技術を持たぬ両親が「いい思い出だから」と、未だに取っていて
引越しの時にどさくさに捨てればよかったのだが、実家から何故か一緒になって梱包されてきたのだ。
その時やった役と『親孝行』掲載「ねこみみ」の内容と似ているのである。
紺双葉、彼女は思う。
もしかして自分は、このときに舞台に立つという快感を忘れられず、
今でも、同じくステージに立つ音楽をやっているのかもしれない、と。
「ガキの頃を思いだしちまったよ」
(あのマンガ描いたヤツ、確か同じ小学校の同じクラスのヤツだよな。
もしかして、この時の学芸会を思い出して描いたんじゃねえのかな)
と思い、もう一度『親孝行』の奥付を見返す。作者は、同じ学年のヤツだ。
うん、確かに見たことのある名前。確信した。
木曜日の深夜。
パジャマに着替えた紺双葉は、歩鳥から借りたCDを聴こうとしていた。
プレイヤーとヘッドフォンをプラグに繋ぎ、準備OK。
安アパートで音楽聴くには、気を使わなければならない。
隣の部屋のヤツから「音楽がうるさいです」って玄関の扉に張り紙されていたこともあった。
CDをセッティングし、スタート。始まるまでの合間がたまらない。
イントロのドラムが耳に響く。ヘッドフォンを両手で押さえる。
アニメ声の女性ボーカルに野太い男性ボーカル、まるで本人達がマンガのキャラのよう。
彼らは北欧のバンドで、この曲は、日本でもCM曲に使われたりもしている。
『そうさ、おれたちゃコミックヒーロー。ずっとガキのheartでコマから飛び出すのさ』
『ようこそ!マンガの世界に!』
『おれたちとお前にゃ、出来きることとそうじゃないこともあるんだぜ』
和訳すると、「Cartoon Heroes」は、だいたいこんな感じの曲だった。
「コレ、昨日のわたしだな…」
(マンガのコマと、ステージって似てるなあ。板の上じゃ、なんでも出来るし…)
双葉が、CD棚を見上げる。棚には、全く同じCDが既に置いてあったのだ。
「あんなに、ニコニコさてれ勧められたらなあ。あ歩鳥のヤツめ」
夜中の2時過ぎまで、双葉の部屋には明かりが点いていた。
金曜日の放課後。シーサイドで紺先輩はまったりとしている。
コーヒーを運んできた歩鳥がニマニマしながら先輩をからかう。
「それにしても、紺先輩が遅刻してくるなんて珍しいですよね。
タッツンさあ。今日は、先輩と一緒に登校してきたんですよ」
(やめてくれ!そんな事をばらすのは!)
「昨日は、夜更かししてたんだよ」
「先輩らしくないですよね。というか、歩鳥は遅刻癖を早く直せ!」
ゴソゴソと紺先輩はカバンから可愛らしい紙袋を取り出す。中身は昨日のCD。
「あっ、CDもう返してくれるんですか?どうでしたか?」
「うん。このチョイス、いい線いってると思うよ…。」
恥ずかしそうに、紺先輩はすこし俯きながらコーヒーを飲む。
「丁度わたしたち、あがりの時間なんですけど、あの…
タッツンと一緒に紺先輩の家に遊びに行っていいですか?お土産、持って行こうと思うんですけど」
紺先輩は何気なしに「いいよ」と答えた。
バイトを終えたタッツンと紺先輩は河井荘の入り口にいた。
白猫のコバンが「にゃあ」と壁の上を通り過ぎる。
歩鳥は「あったかいのがいい」とギリギリまで待ってお土産を買ってきて、後から追いつくとの事。
「久しぶりに、先輩の部屋に来ますね」
タッツンが紺先輩の後に続く。ギシギシと廊下が鳴る。
「うん。それにしても、歩鳥は何を持ってくる気だろう。『あったかい』のがいいって」
扉を開ける直前に、歩鳥がバタバタと追いついてきた。
「おまたせ!シンプルですけど、美味しいんですよ。揚げ立て買うのは、大変なんですから」
歩鳥は肉屋のコロッケをいっぱいに詰めた、小さな紙袋を持ってやってきた。
「お一つどうぞ。歩きながら食べるのが通なんですよ」
先輩とタッツンに一つずつ、コロッケを勧める。
コロッケを割ると、湯気が立ち上り、中に詰まった金色の具が食欲を誘う。
(もう、家に着いてるのになあ。でも、美味しそう…)
と紺先輩は思いながら、みんなで美味しく頂く。
紺先輩が鍵を開け、自宅の扉を開くと、小さなテーブルの上にねこみみカチューシャとしっぽ
そして、黄色いウォーターガンが置きっぱなしにしてあった。
背筋にヘンな汗をかいた紺先輩の顔が赤らむ。コロッケを咥えたままなので、ウンとも喋れない。
(しまった、片付け忘れた!歩鳥にバカにされる!)
それらを目の当たりにした歩鳥は、思い出したように指差しながら叫ぶ。
「ほら!紺先輩!!早くアレでカラスを追っ払わないと!」
おしまい。
紺先輩にねこみみを付けたいなあ→そういえば、紺先輩に合う曲ってなんだろう
→そういえば「Cartoon…」ってあったな→ようつべでPVとか見て「この曲、合うかも」→妄想。
事の顛末はこうなんです。
そんでもって、投下終了です。
乙
いいね〜
GJ!!
89 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 00:56:06 ID:5iWAegRm
夏休みスペシャルで3話つかっちゃったせいか、なんか物足りない4巻。
ネムルバカももうちょっと量があるといいんだけどなあ。
腹八分目がいいってことか。
90 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:41:29 ID:1TEjySK7
さあ、その思いをSSにぶつけるんだ。
思ったより柔らかいんだな。
あれだけ牛乳飲んでりゃね。
93 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 01:25:57 ID:wJ2rY8sm
ネムルバカもフラグタチマクリング
95 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 18:24:31 ID:snDPo9hD
エロユキ「この部分がマニアックでいいな」
96 :
ほとり:2008/04/06(日) 15:35:37 ID:baqUDa2q
このスレは非常に活発だね。
結局ホトリ×紺しか組み合わせがないんだよな、この漫画。
小六歩鳥におっきした。
エヴィちゃん×タケルも捨てがたいと思うのだがどうか
骨董屋のねえちゃん×ホトリ なんてのもアリだと思うぜ
紺先輩×タケル
亀井堂×エロユキ
歩鳥母×エロユキ
紺先輩×歩鳥×タケル
いや、なんでもない
102 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 03:14:14 ID:62+WdKAE
で実作は?
103 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 03:43:20 ID:fBVqakpP
あげ
104 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 13:33:27 ID:KmdWGaQ0
投下待ち
105 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 13:21:51 ID:3yV+SmR1
それ待ち
106 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 17:51:21 ID:zox3GrJJ
本スレは誰かが感想書いたりすると寄ってたかって(一人かもしれないけど)けなしたり馬鹿にしたり、
やたら突っかかる奴がいたり、古参だ新参だとあおる奴いたりで本当に雰囲気悪いよなあ。
漫画は好きなんだけど、なんでおかしなファンが多いんだろ。
とこっちの方も投下がなくなちゃったねえ・・・。
読んでもない荒らしが調子に乗ってるだけだから気にすんな。
108 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 22:23:52 ID:m94zuvhA
非エロなマジパロでも、百合でもどんとこい超常現象。
109 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 04:08:17 ID:9jKapZiD
本スレも荒れ気味。
でもあきらめないぜ。
ほとりが無理やりウンコ食べさせられる話を誰か書いてくれ。
「姉ちゃん、ウンコできたよー」
「へえ、今日はタケルが作ったウンコなんだ」
「そうだよ。初めてだったけど上手く出来たよ。ちょっとまだ目がしみるけど」
「新鮮だから、目にしみるんだよ。どれどれ、いっただきまーす」
「ぼくのウンコ、どう?」
「うん、サラサラなんだね。おいしいよ」
この日の嵐山家の夕ごはんは、あったかいウンコでした。
「姉ちゃん、ウンコできたよー」
「ゴメン!タケル。きょうは『シーサイド』で食べてきたんだ」
「そんなあ!せっかくぼくがウンコつくったのに!!」
「タケル、堪忍な」
「姉ちゃん!ぼくの…ぼくの…ウンコが食べれないの?」
「タ、タケル!!やめて!!」
「せっかく、時間をかけてつくったウンコを…。姉ちゃんの…バカー!!」
「ああん!目が…、目が…」
「とびっきりの香辛料なんだよっ!」
歩鳥は、タケルのウンコをおかわりしたのは、言うまでもありません。
114 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:47:08 ID:MZKdYF7W
今月も含め、最近の連載は紺関係のキャラ背景ものだったり、なんか面白いな。
そういう感想のカキコが本スレでできる雰囲気じゃないのが嫌だが。
ついでにたまにはあげ。
ここってネムルバカとか、他の作品はダメ?
バ「…ってあれ?真田くんの分のカレー1個たりなくないかね!?」
タ「あ」
歩「そうだ…今先輩が後から来て材料足すの忘れてたっ!!」
歩「どーしよーカレーもう残ってないよー」
タ「仕方ないわね…私の分を真田くんに…」
歩「待ってっ!!」
歩「足りない分あたしが手品で作って見せるよ!」
タ「非っ!!現実的よ!そんな事できる訳・・・」
歩「い・い・か・ら」
歩「見てて…とっておきのーー」
歩「ホーカスポーカス…」
ジュボボボボ〜〜〜〜
歩「ワン・・・」
ブボッ
歩「ツー・・・」
ブリッ
歩「スリーッ!!」
ジャーン
タ(……えっ!?何!?さっきの音…ってかこのカレー色も違うし
人肌っぽいけど…まさか…いや!そんなハズ…でも…っ!!)
バ「早速真田に持ってくよ」
歩「あ…持ってっちゃったけど…大丈夫だよね?」
タ「はっ!?」
歩「実はアレ、カレーじゃなくて…」
タ「やめてっ!!聞きたくないっ!!」
絵を想像できない場合は、
今週号のチャンピオンの読み切りを見よう。
しまった… orz
誤:今→正:紺
>>115 いいんじゃない?「萌えナビ」のナビ子をエロエロにしたい。
乳のサイズは
タッツン>静さん>歩鳥>針原さん>エビちゃん>紺先輩>ユキコ
という認識でおk?
120 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 03:30:27 ID:08yzP3QC
本編がさらに紺×歩路線が強化されて良い感じだが、本スレの荒れ具合が泣ける
歩鳥のエロさにワイが泣いた!
精液はこれで拭き
今日始めてアワーズ買った。買ってよかった。
「本当は歩鳥と別れたくないから、イギリスには行きたくないんだ・・・」という台詞にちょっと泣いた。
125 :
名無しさん@ピンキー:
あたりきしゃりっきってね。