新刊もでるので
にげと
20日が楽しみ過ぎて今から眠れない訳だがw
俺もだ
にしてもなんで落ちたの?このスレ
5 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 23:19:20 ID:S5pitfDw
落ち防止のため保守
ご了承願います
6 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 23:25:49 ID:QniQBUAZ
とりあえず支援。
そして宗介×かなめの甘めのを正座して待ってる
VMCで敵船長が言ってた、アマルガムの人体実験で
廃人になってエロ本能剥き出しにされたテッサを所望する
個人的にはマオ×クルツが…(ry
9 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 19:34:54 ID:EgyLsB0n
保守
二度は防ぎたい
11 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 23:08:54 ID:uzv2X/2q
保守
12 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 01:45:52 ID:A++CohId
即死回避。
林水美木原をお願いします。
過去の職人の復帰希望!
せめて新刊出るまでは持ちこたえてみせる……!
15 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 16:50:02 ID:Tg/8W0wZ
保守!
保守()
17 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 21:04:55 ID:cg8mwSwO
ガウルンかなめのハードなエロも宜しく。
陵辱もこのカップルなら万事おk。
18 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 22:43:43 ID:K2i5+4T5
保守ネタ投下。
「千鳥。」
「あら、どうしたの宗介?」
「先ほどミスリルから特S級任務を言い渡された。
君の協力が必要だ。」
「仕事?取りあえず玄関からあがりなよ」
「うむ」
「それで、仕事ってなんなの?危険なのはやーよ。」
「危険はない。
仕事というのは、君の遺伝子の採取だ。」
「遺伝子?髪の毛とか?」
「いや、受精卵が必要であるらしい。
同じように大佐の受精卵もだ。ウェスパードに関する事らしいのだが、詳しくは知らない。」
「は、はぁ?!あんた、なにいってんのかわかってんの?」
「ああ。
大佐には、初めては譲りますと伝えろと言われた。
意味が分からん。」
「じゅ、受精卵って誰のよ!」
「俺が指名された。拒否権はお互い認められない。」
「…」
(これはチャンスなのか…?自分からするのも恥ずかしいし、責任とってくれるだろうし。)
「責任とりなさいよ!」
「もちろん、ミスリルが責任をとる。」
「じゃあ、き、協力しましょう。」
「感謝する。では基地に行くからついて来てくれ」
「は?こ、ここでいいだろ。」
「機材がない」
「はい?」
「体外受精に決まっているだろ。」
「…」
千鳥は無言で宗介を張倒した。
終わり
いーねー、GJ
20 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 14:40:30 ID:A51B+sV/
「野郎ども!俺たちの特技はなんだっ!?」
「犯せっ!!犯せっ!!犯せっ!!」
「この試合の目的はなんだっ!?」
「犯せっ!!犯せっ!!犯せっ!!」
「お前たちは女を犯しているかっ!?」
「願望!願望!願望!」
「OK!行くぞ!」
21 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 22:11:59 ID:nBLfj53H
新刊まであと9日
>20
面白いw
新刊秒読みだな・・・
誤字訂正
「お前たちは犯したいか!!」
でした。
相手のチームの男を(ry
アッー!
ふもふも!ふもっふ!!
ポニ?ポニポーニ?
ふも・・・・・ふもっふ!
ポニ!!ポニポニ!!
誰か翻訳〜
>ふもふも!ふもっふ!!
訳:おい、しゃぶれよビッチ
>ポニ?ポニポーニ?
訳:い、いきなりなんですか? ちょ、やめてっ!
痛いことしないで! うう……言うこときくからぁ……。
>ふも・・・・・ふもっふ!
訳:最初からそう言えばいいんだよ……うう、気持ちいいぜ……!
こんなエロいバキュームフェラははじめてだ!
よし、今日からお前を俺の女にしてやる、毎日やらせろよ!
>ポニ!!ポニポニ!!
訳:ああ……そんな……! ゆるしてぇ……っ!
(ふっ……計画通り……! これでこの男は私の虜……! かねてから口技を練習してきた甲斐があったというものだ……!)
フルメタ関係ねえ
28 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 15:31:21 ID:UxKCHvhl
新刊まであと8日!
ここが動かないのは新刊待ちのせいだな
ここも新刊のネタバレは発売日解禁でいいのか?
職人さんたちの復帰を待ってる
30 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 17:38:48 ID:NPYLFLsY
31 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 19:29:29 ID:UxKCHvhl
>>29 まぁ、新刊ネタバレ注意って表記すればいいのでは?
32 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 07:08:55 ID:D5lurXZB
保守
33 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 00:10:51 ID:g6rJ1XMl
あと7日!
あと6日
やばい、楽しみすぎてそわそわしてきたw
うむ ソウスケとかなめのラブシーンが少しでもありますように・・・
36 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 15:28:43 ID:V7AdG8mD
あと5日!
37 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 10:05:53 ID:HPK/UdFL
あと3日!
ぎゃーーーーーー
楽しみすぎる!!!ああああ落ち着かない
39 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 22:32:54 ID:HPK/UdFL
今日から眠れねぇよ!まったく!
40 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 00:01:00 ID:Dt6xgst2
手に入れたぞ・・・
ちょ、こんな時間に並べる本屋なんてあるのか?w
はいはい、クマクマ
こんな時間っつーか、地域によっては2日ほど前から早売りで出回ってたわけだが。
さっき本屋行って買ってきた。
まだ手に入れてない
そわそわするな・・・ はぁ・・・
>>43 2日も早売りしてるところあるのかよ…
こっち(北海道)は出版業界の悪癖で2日も遅れるのにヽ(`Д´)ノウワァァァン
いまどき全国同時発売なんて当たり前じゃんかYo!
早くよみてぇ…ぐすん
46 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 21:20:10 ID:J+6BYpP9
池袋にある某店では二日前にうってましたが
ある日の放課後…
「千鳥、実は頼みがあるのだが。」
「なに?…また爆発ネタとかはいやよ。」
「いや、そうではない。実は…非常に言いずらいのだが…」
「なによ…あたしがそういうウジウジしたのが大きらいなの知ってるでしょ。さっさと言いなさい。」
「わかった。では言おう。千鳥、俺に毎朝味噌汁を作ってほしい。」
「えっ…そ、それって・・・」
かなめの心が激しくときめいた。
「な、なんで…突然そんな事…こ、困るよ…あたしにだって、心の準備が・・・」
「そうか、困るのか…すまない、無理なら他を当たろう。」
「あ、そ、ソースケ!ダメなんて言って…って、他?」
「そうだ。」
そう言いながら宗介は腹を押さえた。
「実は最近腹の調子が良く無くてな。丁度常盤に相談したら毎朝味噌汁を飲むのがいいと言われたのでな。
味噌汁の作り方がわからないと言ったら千鳥に相談するといいといわれたのだが。」
「・・・ソースケ。」
「なんだ…どこか調子でも悪いのか。体が震えているが。」
「紛らわしい言い方するなッ!」
すぱん!
「…痛いじゃないか。」
「あんたが乙女心を弄ぶからよ!くぬくぬくぬくぬくぬくぬ!」
「痛い、痛いぞ千鳥。俺としても千鳥の味噌汁はいつも美味いと思っていたので、常盤の提案は最適だと思ったのだが。」
宗介にスタンピングを繰り出していたかなめの足が止まった。
「…」
「千鳥、どうかしたのか?」
「・・・し、仕方ないわね。」
かなめはそっぽを向いたまま言った。
「あ、あたしぐらいしかあんたに手料理食べさせてくれる女の子なんて居ないでしょ。毎朝食事用意してあげるわよ。」
「そうか…すまない。この借りは必ず返す。とりあえず、新しい護身アイテムなどどうだろう。」
「いらないわよ。ソースケが傍に居るんだから。…それで、お味噌汁の具は何がいい?」
「うむ。以前食べたなめこの味噌汁が俺の好みなのだが。」
「じゃ、明日の朝はなめこの味噌汁にしよ!帰りに買い物に付き合いなさい!」
「うむ、了解した。」
二人はそんな会話を交わしながら・・・傍から見れば恋人同士であるかのように仲睦まじく・・・下校していった。
『ワーン・ミニッツ!!』
ヘルメットに仕込まれたヘッドセッド越しにカーゴベイ乗員の怒鳴り声が聞こえた。
宗介は目を開いた。
目の前の様々な情報を表示するモニターの圧迫感で、今自分がASの中の狭いコックピットに居ることを思い出した。
輸送機の外は相変わらず暴風雨で、上下左右に激しくシェイクされ続けている。
こみ上げる胃のむかつきを紛らわすために目を閉じているうちに、軽くうとうとしてしまったようだ。
操縦桿を軽く操作してM6の動作を確認しながら、先ほどのまどろみの中で見た愛しい少女の面影を思い返した。
「千鳥・・・」
もう一度会いたい。ただそれだけのためにここまできてしまった。
では行くか
ただ、彼女の笑顔を見るため・・・それだけのために、相介はまた、戦場へ一歩、踏み出す。
鬱憤晴らしに即興書き
エロじゃなくてスマソ
>>46 北海道では漫画やラノベは正規の発売日+2日が標準なのですよ(涙
>>47 GJ!!
泣けてきた……
新刊読んでどうしたらいいのか分からずに悶々としてたが
ちょっと和んだ。ありがと
早く47が新刊読めるといい
「千鳥。少し相談がある。大佐殿の機嫌を大変に損ねてしまった」
「どうしたの?そういえば昨日もいなかったじゃない」
「ああ、ちょっと洋上演習があって、これは軍機だが、大佐殿を救助した結果丸一日近く無人島に遭難してしまったんだ」
かなめの表情が凍りついた。
「で、何をやって不機嫌にさせちゃったのかな?」
言葉が温厚、表情も笑っているが目は思い切り笑っていない。
「よくわからない。倒木を利用してシェルターを確保し、折りよくスコールがあったので飲料水を確保したら、妙な態度を取ってな」
「何やったの?」
「サバイバルキットから水筒を出して、それを」
「ちょっと実演してみて」
相介は突然ズボンを脱ぎ、ポケットの小さな箱からコンドームを取り出した。
「…で?そのときテッサちゃん、どんな様子だった?」
「突然高熱のような表情になり、体力を節約するためか力を抜いて安静にしていたな」
いうと、相介はズボンの片方の裾を縛り、それに息を吹き込んで膨らませたコンドームを入れた。
「それをどうするの?」
「これに雨水を溜めたんだが?とにかく飲料水確保が最優先だ。大佐殿は感染症のワクチンはあるはずだし、風邪などが出たのなら余計に飲料水が」
以下はご想像にお任せします。
アニメ化も3回されて、人気もあるラノベだというのに
何故何度もスレが死ぬのかなあ・・・
新刊のテッサが可愛いんで陵辱ネタくれ
52 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 23:57:47 ID:7s8IEwHe
でもやっと盛り上がりの兆しが見えてきたね。
わざわざスレ立てた甲斐があった
クルツとマオのセックルシーン希望。
ネタバレはもういい?
スレ活性化かと思ったらあの内容では盛り上がるに盛り上がれない…
クルツも宗介もつら過ぎる
が、ここであえて黒千鳥×宗介を希望してみる
56 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 15:57:13 ID:VfN5SZgJ
まだ読んでないから
ネタバレには注記書いてね
新刊買ったけど復習がてら最初っから読み直してる
・・・当分先になりそうだ
58 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 16:51:50 ID:VfN5SZgJ
>>55 「ぐッ、ここは、どこだ?」
見渡すと見知らぬコンクリートの無機質な部屋。
相良宗介軍曹はその部屋のベッドで目をさました。
ベッドにかなりきつく固定され、拘束されている。
外傷はないが、
薬のせいか頭がぼーっとしている。
「たしか、俺は千鳥の家で夕飯を食べていた筈だ。
拉致か?否、俺が薬に気付かない訳がない」
とすると、犯人は千鳥しかいない訳だが…
「ん?、なっ!」
なんと彼の無限発式リボルバー拳銃が天にむかって、
撃鉄を起こしていた。
こんな感じ?
続ける?
>>56ネタバレ配慮たりなくてすまん
↓以下ネタバレ含む
と、いうことで
>>58発射しちゃって下さいwお願いします
黒かなめ楽しみにしてます
希望(ネタバレ含む
黒レナ×黒になる前のかなめが読みたい!
考えたらかなめ二回もレナにキス奪われて・・・ソースケなさけねぇ・・
クルツ×マオもいいが。
61 :
48:2008/02/21(木) 21:23:27 ID:duniclLL
>>49 1日遅れで今日買えましたよ゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゚・*:.。..。.:*
もうかなり読んだ〜
レナードは予想通りだったけど、他は予想を上回る展開
緻密な設定と緻密な描写の賀東節の真骨頂って感じですね
これからクライマックスに向けてwktk
読み終わったら新刊の設定で何か書きますわw
62 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 07:18:43 ID:0nYiPC7f
保守
63 :
49:2008/02/22(金) 08:52:07 ID:nzamk6yr
おお、新作予告があって嬉しい!
>>48楽しみにしてます
64 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 07:21:37 ID:BusQk3Ey
保守
今途中まで読んだんだけど『クルツ×マオでよろしくな兄弟』と賀東に言われている気がしてならない
本スレが盛り上がってるのに何故かここはお通夜だな…
こんな時こそ甘いのが読みたい
新刊の内容で考えると
クルツ×マオ 倉庫でラブラブセックル
レナード×かなめ レナード×白かなめで陵辱セックル
もしくはレナード×黒かなめで合意セックル
宗介×テッサ 慰めセックル
もしくは「相良さん、精子貰います」で逆レイプ
レモン×レイス レズじゃないです金玉姫です で偽装夫婦セックル
宗介×かなめ 宗介×白かなめで「やっと会えた」で感動セックル
宗介×黒かなめで「愛なんて幻よ、あんたが欲しいのはコレでしょ」で逆レイプ
マオ×テッサ 慰め合いでセックル
レイス×かなめ やっぱりレズでしたでセックル
以上の組み合わせが考えられる
誰か頼む
宗介×マオで「彼を失ったこの悲しみを埋めて」セックルというのはどうだ?
その場合はベン×マオのが好みだ
なぜなら宗介童貞が故にヘタクソで「マオがっかり」が想像されて心苦しいからだ
ベン×マオはいいな
クルツがアレな時にこんな話題もなんだが。
宗介×白かなめは宗介夢オチ「最低だ、俺」でも可
宗介×白かなめは宗介夢オチ「最低だ、俺」
読みてええええw
宗介×ナミまだ〜?
>>70-71 ベッドの゙下゙で絡み合う男女が二人。
一人は腰まで届くロングヘアの美人
一人は屈強な体つきに鋭い眼光を宿す若者。
いつものむっつりしたヘの字の口がどこかニヤけている。
「んあぁ。そ、ソースケぇ」
女の方が甘い息を漏す。
その口からは白い粘り気のある液体が垂れていた。
ついでに女は手に手錠を背中の方にかけられ、拘束されている。
「どうした?かなめ。熱でもあるのか?
真っ赤で汗をかいているぞ。
君の下の口が。」
「あ、あんたわかってて言って、んああ!」
女の秘所に男が触れた。
「かなめ、俺が診てやろう。」
こんな感じ?
続ける?
とりあえずこういう風に思わせぶりに書いてる奴に限って、絶対に続きを書かない不思議
全部書いてから投稿しろ
>>73 いいね〜、ベッドの下ってとこがウケたがw
続き待ってるぞ〜
検討しないで書いてくれ。いや下さい。お願いします。
こないだから寸止めばっかりじゃねーかww
寸止めには寸止めの美学がある!
まあ夜までには続けるか…
続き
クチャ…
男の指が女の秘所に挿入された。
「んっ…ぁあ!ひゃぁあ!」
「やはり、変だ。いつもよりかなり敏感ではないか」
「そ、れは、んぁ!ソースケが、薬を、ひゃあっ」
「これのことか?」
男はフィルムケースのような容器から、透明の液体を出し、
女の形のいい乳房の中心で咲く花に塗りたくった。
続ける?
焦らすなあぁぁぁ!
鬼軍曹とエロかなめがもっと見たいです…
81 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 15:46:55 ID:Ey0ZaDD7
ちょいと保守
薬か。 軍曹GJ
で、続きは?w
83 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 15:45:52 ID:5e2sUJ5J
続
「ひゃっ!」
女の形のいい胸を男が鷲掴みにした。
そして乱暴に揉みしだく。「あっ、あぁ!ん、あぁん、ソースケぇ」
トロンと女の目が虚ろになる。拷問用媚薬の効き目は絶大で、
なにもしなくても絶頂に至らせるのだから、民間人が耐えられる筈がない
「んーぁっ!あぁ!ひぃ、いぃよぉ!キモチ、ぃ!ひゃぁあ!」
男がピチャピチャと赤子の様に女の乳房に吸い付く
「ひゃぁあ!ソースケぇ!もうだめぇ、なにか、くるよぉ!
イクぅ!イッちゃうよぉ!ソースケぇ!!」
ビクビクと震えて、女は果てた。
「胸だけで絶頂に至るとはずいぶんはしたないな、千鳥
次は下の穴を診てやる。足を開け」
恐らく続けない
>>83 そんなこと言わずに続けて下さい(´A`)
9mmの弾丸が、小さなテッサの頭蓋を貫通し、射出口から血と脳漿を巻き込んで飛び出した。
…彼女の体は一度だけ痙攣し、かなめの手を離れてその場に倒れ伏した。
「て……」
「だから言ったのに! あなたがいけないのよ!? あれほど──あれほど来るなと言ったのに!
あなたがこの子わ殺したんだわ! どうしてくれるのよ!!」
なんてことを。
ヒステリックに叫ぶかなめに向かって、宗介は走り出した。
考えも何も無い。ただかなめを取り押さえようと。
「こないでって言ってるでしょ!」
かなめの指がためらいも無く銃の引き金を引いた。
一発目は宗介の胸に命中した。その重い衝撃に一瞬息が詰まる。だが操縦服の防弾性能は
拳銃弾を受け止めきった。
二発目は腹のど真ん中に命中し、まるでボクサーに殴られたような一撃に意識が遠のきかけた。
でもまだ宗介の足は止まらない。
三発目はその宗介の足、蹴り足の膝に命中した。
操縦服は三度銃弾を受け止めたが、その衝撃は膝を砕き、全力で走っていた宗介の足は
自重を支えきれずにあらぬ方向へと曲がった。
「!」
足元を掬われた格好の宗介は受身を取る間もなく、バランスを崩して前のめりに地面に
叩きつけられた。
そして、頭を強打した宗介の意識は急速に遠のいていった…
◇
宗介が意識を失っていたのはほんのわずかの間のことだった。
意識を取り戻した宗介の視界に最初に飛び込んできたのは、無慈悲な視線で見下ろす
かなめの姿だった。
「く…」
宗介は素早く自分の肉体をチェックした。
左足は先ほど打ち砕かれた左ひざからあらぬ方向を向いていて、少なくともあて木を
当てるなどの治療を施さなければ歩くことさえかなわないだろう。
そして左腕は元々捻挫で満足に動かせない状態だったのに加え、先ほど転倒した際に
肩を痛めていて、まるで使い物にならなくなっていた。
少なくとも脱臼、悪ければ骨折しているかもしれない。
まともなのは右腕と右足だけ。
対してかなめは仰向けの宗介の腰の上に馬乗りになっていて、宗介は全く身動きが取れない
状態だった。その手には銃も握られている。
「千鳥…俺を殺すのか。」
このまま、かなめを止めることもかなわないのなら、殺されるのもまた良い。
宗介はそんなことを考えながら、答えを待った。
だが、かなめは答えなかった。
代わりに、暫しの沈黙の後でかなめは宗介に問いかけた。
「…そう、怖いのね。」
「何がだ。」
「あたしを逃すことで…あたしとのつながりを失うことが。」
冷たいその一言が、宗介の心をえぐった。
そうだ。俺はそれを恐れている。
宗介の頭の中に、先ほどまでのレナードとの会話がよみがえった。
恐らく、かなめが「大事な仕事」を果たせば、レナードの言う狂った歴史は是正される。
そして、そこではかなめは普通の少女として生きてゆくのだろう。
宗介もまた両親を失うことも無く、戦場に身を置くことも無く、平凡で幸福な少年として
生きる人生をやり直す事ができるのかもしれない。
だがそれと引き換えに、今までのかなめとのつながりは失われる。無かったことに
なってしまう。
「大丈夫。あたしと出会わなくても、宗介にもきっと新しい恋人が現れて、幸せになれる。
あたしがいなくても問題なくなるの。」
「だが…俺はっ!」
「そうね。そんな簡単に人の心は割り切れない。…いいわ。最期に、思い出をあげる。」
かなめは左手で宗介の顔をそっと撫でると、上半身を倒して覆い被さり、自分の唇を
宗介のそれに重ねた。
「…ん…む…ふ。」
「む…ちゅ…は…あ…」
宗介の口腔をかなめの舌が蹂躙する。宗介の唇を食み、歯茎をなめ上げ、積極的に舌を
絡ませた。
濃密なキスを終えて唇を離したかなめの頬は桜色に紅潮していた。
「約束したよね。次に会えたら、思い切りキスしようって。」
「…ああ。」
「キスだけじゃなくて、もっといっぱい恋人らしい事しましょう。」
かなめは妖艶に笑いながら、後ろ手に宗介の右膝に銃口を押し付けると、少しの躊躇も
無く引き金を引いた。
乾いた破裂音と共に9mmの弾丸は操縦服の膝パッドにめり込んで止まった。
だがその運動エネルギーは吸収しきれずに、鈍い音と共に確実に宗介の膝を砕いた。
「ぐあっ…」
「こうしないと、宗介、また無駄な抵抗するでしょ。」
そう言いながらかなめは立ち上がると、タイトなジーンズを下に履いていた下着ごと
脱ぎ捨てた。同様に、上に着ていたぴったりしたシャツを脱ぎ捨て、その下のブラジャーも
はずして放り出す。
裸となったかなめは再び仰向けの宗介の体を跨いで見下ろした。
宗介は、かなめから目が離せなかった。
すべらかな肌、カタチの整った大きく張りのある乳房、細くくびれたウエスト、そして
対照的に程よく肉の付いた官能的でしなやかな腰、すんなりと伸びた健康的な素足。
それをわずかに隠すのは彼女自身の長いつややかな黒髪だけだった。
あれほどに恋焦がれ、求め続けたかなめが、生まれたままの姿で目の前に在るという事実は、
異常な状況にあるはずの宗介の思考能力を奪っていた。
もしこんな異常な状況でなければ、かなめが自分の知るかなめのままであったなら、
宗介は本能のままに彼女の肉体に溺れていたかも知れない。
だが思考能力を奪われながらも宗介の頭の奥底の冷静な部分が警告を発し続けている。
彼女は危険だ、と。
「どう?私は綺麗?」
「ああ…綺麗だ。」
「そう。嬉しい、ソースケ。」
かなめは先ほどと同じように宗介の腰の上に馬乗りになった。
両足はすでに役に立たず、左腕も満足に使えない宗介には、これだけで身動きを封じる
には十分だった。
かなめの細い指がタクティカル・ベストのジッパーに懸かり、一気に引き下ろす。
そして、続けて焦らす様にゆっくりと操縦服の前を開いた。
もう宗介の肉体を守るものは、コットンのアンダーウェアしかない。
今銃弾を叩き込まれれば、抵抗する間もなく致命傷を負うだろう。
「…邪魔ね。」
かなめはポツリとつぶやくと、宗介の腰にあったコンバットナイフを引き抜き、その切っ先を
宗介の引き締まった腹に当てた。
「く…」
緊張が走る。かなめがその気なら、体重を乗せて突き立てるだけで鋭利なナイフが宗介の
腹筋を切り裂き、腸を易々とえぐるだろう。
だがかなめはナイフの刃を上に向けるとアンダーシャツの下を首に向かって一気に滑らせた。
シャツはあっけなく切り裂かれ、下からは鍛え上げられた宗介の肉体が現れる。
触れた外気の冷たさに、鳥肌が立った。
次にかなめは腰を後ろにずらして、再びナイフの切っ先を宗介の腹に当てた。
切っ先はわずかに宗介の肌を傷つけながらすべり、今度はブリーフのウエスト部分に
もぐりこむ。一旦そこで止まり、かなめは薄い笑いを浮かべて宗介の表情を伺った。
「動かないでね。 …動くとアレを斬り落としちゃうかも知れないから。」
ナイフの切っ先が再び滑り出し、宗介のブリーフをあっさり切り裂いた。
中から、かなめの裸身と死の香りに反応して大きく硬く膨張した男性器が勢い良く飛び出す。
「こんな場所なのに、ソースケも興奮してるのね。」
かなめはナイフを放り出すと、宗介のペニスに触れた。
「うっ。」
自分で触れるのとは全く違う、細くひんやりした指の感触。
宗介の背筋に、しびれるような快感が走った。
「気持ち良い? じゃ、もっと触ってあげようか?」
かなめの手が宗介のペニスを握り締め、しごき始めた。
「よ、よせっ、千鳥。」
先端から先走りの液が溢れ出し、かなめの手を汚した。かなめはそれを指先に絡めると、
自らの秘部に摺りこんだ。
「ん…」
宗介のペニスをしごきながら、かなめは自らの秘部を愛撫する。
やがてあたりには湿り気を伴った音と性臭が立ちこめ始めた。
「ふ…んぁ…」
「う、や、やめろ…千鳥。」
下腹部の底からこみ上げてくる何かに耐え切れなくなりそうになり、宗介が悲鳴を上げる。
その宗介の願いを聞き届けるつもりになったのか、かなめは宗介のペニスを開放した。
宗介は一瞬安堵した。が、それは次なる行為への小休止でしかなかった。
かなめの腰が最初と同じように宗介の腰の上に移動してきた。
程よく肉の付いた、弾力のある尻が宗介の腰の上に乗り、ときほぐされ綻び始めたかなめの秘裂が、
反り返って腹部に張り付いていた宗介のペニスの根元あたりに押し付けられた。
「あん…熱い…宗介のアレ、物凄く熱い。」
「千鳥、何をするつもりだ。」
かなめはそれには答えずに、宗介の胸に両手を突くと、1度だけ鋭く腰をしゃくった。
「!」
「あんん!」
愛液で光るかなめの秘裂が、愛液を擦り付けながら宗介のペニスをこすり上げる。
先ほどとは比べ物にならない快感に一度静まりかけた高まりがぶり返し、宗介は声に
ならない悲鳴を上げた。
そんな宗介の反応を見てかなめはクスリと笑うと、今度は立て続けに腰を振り始めた。
「ふっ…んんっ…ふぅっ…うんっ…」
「!…!!…!…うぁっ!」
耐え切れずに宗介の口から声が漏れた。
それが切欠となったのか、宗介の我慢が限界を超え、下腹の奥底から熱い滾りが堰を
切って噴出した。
それは、尿道を通り、かなめの秘部が触れた部分の真下を通って勢い良くペニスの先端から噴出し、
おびただしい量の精子は宗介の腹とかなめの下腹部を白く汚した。
「熱い…すごい…男の子の精子って、こんなにいっぱい出るのね…」
「ち…千鳥…」
知識としては知っていたが、体験したことの無かった射精の快感に宗介は朦朧としていた。
「ソースケ、気持ちよかったのね…ぼーっとしてるわ。」
「……」
「じゃあ、もっと気持ち良いことしてあげるわ。」
かなめは宗介の腹の上に飛び散った精液を手に掬い取ると、萎えかけた宗介のペニスに
塗りつけて再びしごき始める。
宗介は朦朧とした意識のまま、それをただ見つめていた。
やがて宗介の一物が力を取り戻したのを見ると、かなめは腰を浮かせてその上に跨り、
先端を自分の秘裂に押し当てた。
先端が狭く熱い膣口にめり込み、宗介にわずかな快感をもたらした。
「う…千鳥…」
「…かなめって呼んでよ。ソースケ。」
「か、かなめ…」
「良くできました。 ソースケ、あたしのバージンあんたにあげるわ。…世界中であたしを
汚しても良いのはあんただけよ。」
そう言うとかなめは一気に腰を落とした。
途中にあった抵抗も硬くそそり立った宗介のペニスは難なく破り、先端は一気に子宮口にまで達する。
「うあっ!」
「うんっ!」
破瓜の痛みにかなめの膣が強烈に締まり、腹筋がぴくぴくと痙攣する。
そしてかなめの膣内は愛液と血液でぬめりながら、宗介のペニスをぐいぐいと締め上げてきた。
「あ…はぁ…ソースケ…あんたのが…奥に届いてる。」
襲い来る未知の快感に翻弄されていた宗介を見下ろすかなめの顔に、わずかに愉悦の色が浮かんだ。
ややしばらくそのままかなめは動かなかったが、痛みが引いて来たのか締め付けが緩んできた。
代わって、かなめの中がゆるゆると蠢き始め、宗介のペニスに今まで以上の快楽を送り込み始める。
「か、かなめ…まずい、もう。」
「ダメよ…我慢なさい。私をもう少し楽しませて。」
かなめの指先が宗介の乳首をつねり上げた。そしてゆっくりと腰をくねらせ始める。
「ふっ…」
宗介は砕けるかと思うほど奥歯を噛み締めた。
そうしなければ、かなめの蜜壷の中で暴れまわっている自分のペニスが暴発しかねな
かったからだ。
だがかなめの腰使いには加減など微塵も見られなかった。ざわざわと蠢く膣内で宗介は
刺激され続け、蹂躙され続けている
宗介の目の前には蕩けたかなめの顔と、腰使いにあわせてフルフル波打つ乳房。
その光景が宗介の性欲をなお一層刺激する。
宗介は少しでも気をそらそうとかなめから目をそらした。
そして、顔を右に振った宗介の視界に飛び込んできたのは、投げ出した自分の右腕と、
その先にあったテッサの顔だった。
見開いたまま力を失ったテッサの瞳はからみあう宗介とかなめを責めるでもなく、
ガラスのレンズのように冷たく見つめていた。
その眼差しが、熱くなり快楽に埋没しかかっていた宗介の思考を引き戻した。
「あたしとセックスしてる最中に、他の女を見つめてるなんてマナー違反よ。」
そう言ってかなめは宗介の顔をテッサから自分のほうへとぐいと向けさせた。
「あ、ああ…すまない。」
「あたしと楽しもう、ソースケ。 …あたしもうすぐイキそうなの。 ん…ソースケも
一緒にいこう。 …イってあたしの中にたくさん頂戴。 あたしの子宮を思いっきり汚して…
妊娠しちゃうくらいに。 あたしは、ソースケの子供なら生んでも良いの…」
「ああ…く…そうだな。 俺も、かなめに俺の子を生んでほしい。」
かなめの目から涙が一筋流れた。それははたしてかなめの物だったのか、それともかなめに
宿った何かのものだったのか。
かなめの腰使いが一層激しさを増した。さらなる快感の奔流に宗介は歯を食いしばって耐えた。
宗介の右手が手がかりのないコンクリートの床をかきむしる。
「ソースケ…ソースケぇ…ソースケぇ…」
「かっ…か、かなめ…もう…」
「うんっ…きて…ソースケぇ…きてえぇぇぇ!」
下腹の底からの突き上げるような衝動と共に、宗介の体が弓なりにかなめを突き上げた。
しびれるような射精感と共に、先ほどを上回る量の精液がかなめの子宮を直撃する。
「あっ…あ…熱い!」
「う、く、はっ…か、かなめ!」
宗介の体の上で、精液を受け止めるたびにかなめの体がビクビクと痙攣した。
視線は宙をさまよい、呆けたような口元からは涎が宗介の胸元に滴り落ちてくる。
かなめの手が宗介の胸板に爪を立て、皮膚に食い込み、傷だらけの宗介の体に、新たな
傷跡を刻み込んだ。
オルガズムの後の圧倒的な虚脱感に、かなめは宗介の体に身を預けていた。
互いが互いのぬくもりをいとおしいと感じていた。
そして…ややあって、かなめが身を起こした。その右手には、いつの間にか再び拳銃を手にして。
「どう?満足した? もう思い残すことはないでしょ。」
「ああ…すばらしいひと時だった。」
「なら、死んで。 …大丈夫よ。あたしが仕事を成し遂げれば、ソースケは幸せな人生を
やり直せるわ。」
「そうかもしれないな。」
宗介は答えながら、思い返した。
レナードはかなめを生きた『特異点』だと言った。だから死なない、良すぎるほど運が良いのだと。
そしてミラは言った。あなたは『わたしたち』を救ってくれるのかもしれないと。
テッサも言った。おれは『わたしたち』が破滅するのを見届けるためにいるのかもしれないと。
だが、俺はどちらでもないのかもしれない、と宗介は思った。
俺は今までたくさんの人を殺して生きてきた。ならば自分にできる最善のことは人殺しで、
自分はウィスパードに『破滅をもたらす者』なのではないのか。
もしそうであるのならば、あるいは…
「バイバイ、ソースケ。」
かなめの持つ拳銃の銃口が宗介の額に押し当てられる。
宗介の右手が、先ほど指先にひっかかった物を握り締めた。
かなめの指先が、引き金に懸かる。
宗介が唯一意のままになる右腕に力を込めた。
かなめの指先に力がこもると同時に、宗介の右手が動いた。
ずぶ…
かなめの顔が、困惑の色に染まった。
宗介の手に握られたナイフが、かなめの左のわきに突き立っていた。
宗介の兵士としての卓越したスキルは、ナイフの刃先を正確に肋骨間から突き入れ、
心臓を確実にえぐっていた。
「かなめ…」
宗介の目から涙がこぼれた。
自分こそが破滅をもたらすものであるならば、特異点たるかなめすらも殺せるのではないか。
そう気がついたとき、宗介は自分とテッサの間に放り出されていたナイフを手に取っていた。
…かなめを、自分だけのものにする。ただそれだけのために。
そんな宗介の心を感じ取ったのか…かなめはほっとしたような、困ったような、そんな表情を浮かべた。
「バカね……」
引き金にかかった指に力がこもる。
宗介は目を閉じた。
次の瞬間、無煙火薬の発火する音と共に、9mm弾が宗介の脳漿を吹き飛ばした。
◇
「ソースケ!ソースケ!!」
誰かが自分を呼ぶ声がする。
宗介が目を開けると、自分を覗き込むレモンの姿が見えた。
「俺は…生きているのか?」
起き上がって周りを見渡すと、レモンが傍にしゃがみこんでいた。
5メートルほど離れた場所にはテッサが倒れていたが、頭の傷も血溜まりもなかった。
そして、かなめの姿はどこにも無かった。
「どうなってるんだ…? それに…かなめは?」
「彼女は…行ってしまった。君が彼女に駆け寄ろうとしたとたん、急に気を失って倒れて
しまったんだ。」
あれは夢か錯覚だったのか…
宗介は先ほどまでの出来事を思い浮かべた。だが、夢にしてはあまりに生々しすぎた。
かなめの肌の滑らかな感触や肉の柔らかさ、心地よい香り…どれをとってもあまりにリアルだった。
「だけど…」
「何だ… 何かあるのなら言え。」
「いや…撃ち殺されるのを見た気がしたんだ、テスタロッサさんが。そしてその後、
君とかなめさんが…いや、きっと気のせいだ。あるいは…くそっ、あの既視感か。」
レモンが頭をかきむしった。
「さっきのはきっと『ありえた未来』だったんだ。既視感はさっきから消えていたのに、
なぜだろう。」
いつの間にか、先ほどまでの既視感が綺麗に消え去っていた。さっきこのホールに来るまでは
際限なく襲い掛かって来ていたと言うのに。
「かなめ…」
宗介は愕然とした。
かなめはまた自分の腕の中をすり抜けて行ってしまった。今度こそ手放さずに済むと
思ったのに。
宗介がふらふらと出口に向かって歩き出そうとした。
「よせ! 待つんだ、ソースケ。もう遅い!」
「放せ…!」
静止するレモンを宗介は振り払った。
「冷静になれソースケ!ここでバラバラになったら収拾が付かなくなる。」
「五月蝿い。今追わなくては、かなめは、」
「危ない!」
レモンが飛び掛り、二人はもつれ合って倒れた。
やや遅れて、二人がいた場所に銃弾が降り注いだ。
「……!!」
その銃撃が、宗介の兵士としての冷静さを呼び覚ました。
「とうとう追い付かれた。」
レモンが舌打ちする。南側の入り口から敵兵が迫っているのが見えた。
「逃げよう。」
「ああ…」
カービン銃で牽制しながら、焼夷手榴弾を放り投げる。
閃光と爆発が巻き起こり、敵兵との間に炎と煙の壁が作られた。
そして、レモンが助け起こそうとしていたテッサを肩に担ぐと、一番近くの出口から
飛び出した。
時折、迫る敵兵を牽制するためにカービン銃を応射しながら、宗介は考えていた。
果たして、俺はかなめと再び会うことができるのかと。
そして、出会えたその時、どうすれば良いのだろうか、と。
帰ってきた!職人が帰ってきた!
新作でSS書くぜ!と言ったはいいものの、
最新刊の圧倒的な密度の高さにどういう話を書こうかとかなり頭を絞りましたw
でも自分はこういうダークな話よりフルメタの短編のようなどたばた物のほうがしょうにあって良いですわ
次になにか書くときはそっち方面でなんか書きます
>>91 レスポンス早w
このスレはミスリル情報部の常時監視対象に入っているのかw
GJです。
まぁフルメタは短編と長編の明るさと暗さのギャップが激しすぎるからねぇ
それがいいんだけど
次作も期待してます
黒かなめ×宗介ktkr
かなめの「バカね……」て台詞と表情になんか泣けた。
GJでした。
97 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:02:40 ID:wreo4jw/
GJ.age
うおおおおおっ!!
起き抜けにいい物読んだ!!
仕事から帰ってきたらもう一回じっくり読み直します。
職人GJGJGJ!!
感想どうもです
でも昨日はへろへろの頭でテキトーな推敲したせいで
今読み返してみると誤字がちらほらあるし、
なにより日本語が不自由なとこがいっぱいある〜〜〜〜
うら〜〜〜〜
吊ってくる… orz
100 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 23:16:05 ID:wreo4jw/
>>99 いやいや、次作も期待してるって
そしてついに100get
>>99 おおおおおおおお っすっごく面白かったです!
黒かなめエロいww
GJです 次回も裸で待ってます
はぁ、こんな力作の後に
前の駄作の続きなんて書けない…
大丈夫だ、全裸でまってるぜ
>>102 駄作かどうかはペニスが決める、気にする事は無い
了解
>>67 ブルーザー×レミングを忘れちゃいかんぜよ。
短編読んだ時点で絶対あると思ってたけど、すでに手先の器用さを生かすほどの仲になってたとは…
109 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 13:50:12 ID:PBlto0yd
>>83の続き
男は野戦服を脱ぎ捨て、全長15センチ、直径3センチの大型リボルバーを取り出した。
「そ、ソースケの、おっきぃ…」
女が呟く。しかもその影響で女の秘所から蜜が吹き出した。
「? なんのことだ?まだ何もしていないぞ?」
そう言いつつ、男の指は女の秘所に侵蝕した。
「んあっ!…ぁっ…んんっ…ぁあ!」
膣の中を刺激しつつ、その手で豆を剥く。クルツから教わった女性拷問テクらしいが、片手でやるのが重要だとのこと。
「ひゃぁああ!…ぁんっ、あぁ!ひゃあっ、んん!」
今にもイキそうになったところで、前ぶれもなく、男は銃を、一気に押し込んだ。
続けますとも
むしろスレの名物として何時までも無限ループでちまちまと続けてほしい
宗介が干物になってもかまわんw
>>110 GJ お待ちしてました
だが、できたらもう少し書き溜めてから投稿してくれると有り難いぞ。
クオリティ高いのにぶつ切れるからもったいない
114 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:35:07 ID:/ydIj1c1
批評ありがとうございます。
ちまちま出すのは俺の美学、ではなく
他スレで激しく転けてからトラウマで、転んでも短く書けば傷も浅くてすむと思って
それにしてもこけた時のあの視線、二度とそのスレに行けませんよ、全く
99ですけど
どうこけたのかわからんので、そんなの気にするなとまでは言いませんが
まあ、くよくよせず思い切って書いてみては?
漏れはメインは某エロゲSSなんですが過去何度かボコボコにされてますw
でも懲りずに同じスレに投稿してますよ
>>114 そうなのか?凄くいいとおもうぞ!
自分は書けないから羨ましい、自信をもってくれ!
いやー、黒かなめ作品も良かったが、白かなめ、可愛くて萌える
少なくとも今書いてるものはスレ住人に受け入れられてるよ。
だからまとめて投下してくれw
了解
だがまだかかる
待機中
122 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 17:41:40 ID:037n5hV8
保守
書き途中だが
やっぱかなめは処女にすべきか?
シチュによるな
宗介×白かなめなら処女、
宗介×黒かなめならレナと経験済みでも可かと
個人的な好みだがw
ああ、言い忘れました
110です
処女!断固として処女を要望する!
お待ちしてます
IDかわりましたが
了解
全裸待機中
自分も断固として処女希望・・・
同じく処女希望
そして待機
じっと全裸待機
132 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:39:52 ID:xaEa4ggT
「うむ、任務完了。帰還する。退路を確保、足跡を消す。爆薬はここで放棄。RVポイントはブラボー」
すぱん!
「…痛いじゃないか。」
「あんたはまた何やってるのよ。また爆弾とか地雷とか危ないもの設置してるんじゃないでしょうね。」
「それは誤解だ。俺は大事な任務を遂行していたのだ。」
「任務ぅ? …怪しいわね。どんな任務か言ってみなさい。」
「うむ。このスレは現在降下を続けている。この状況を放置すれば遠からずDAT落ちとなるだろう。」
「ふむふむ」
「そうなる前に対策を講じる必要がある。すなわちスレ上げだ。俺はたった今スレ上げを完了したところだったのだ。」
「ふーん…なんか良くわかんないけどまあいいわ。とにかく任務は完了したんでしょ?
だったら一緒に帰りましょ。帰りにおはいお屋でトライデント焼きでも食べていきましょ。」
「ふむ…なかなか良い提案だ。了解した。」
「なんだかんだ言っても…相良君とカナちゃん今日も仲良いよね」
そう言いながら、恭子は生暖かい視線で手を繋いだりといったことは無くとも仲睦まじく帰る二人の後姿を見送った
とか、今日は書き込みが無いので間を繋いでみたりw
134 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:41:39 ID:iZJQKFwT
それにしてもエロパロ板は落ちるの早いな
そろそろ新作が欲しいぜ
ソースケxかなめマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
>>137 すいません
今日中にまとめて投下します
>>138 おお!そんな職人様は謝らなくていいのです
ひたすら待ってるのでご自分のペースで書いてくだされ
では全裸待機継続中
>>138 うっひょー!!
こちらも正座して待機してます
10分遅刻
完成しました
初めから流していきます
142 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:13:42 ID:4T7PH7b+
ベッドの゛下゛で絡み合う男女が二人。
一人は腰まで届くロングヘアの美人
一人は屈強な体つきに鋭い眼光を宿す若者。
いつものむっつりしたヘの字の口がどこかニヤけている。
「んあぁ。そ、ソースケぇ」
女の方が甘い息を漏す。
その口からは白い粘り気のある液体が垂れていた。
ついでに女は手に手錠を背中の方にかけられ、拘束されている。
「どうした?かなめ。熱でもあるのか?
真っ赤で汗をかいているぞ。
君の下の口が。」
「あ、あんたわかってて言って、んああ!」
女の秘所に男が触れた。
「かなめ、俺が診てやろう。」
クチャ…
男の指が女の秘所に挿入された。
「んっ…ぁあ!ひゃぁあ!」
「やはり、変だ。かなり敏感ではないか」
「そ、れは、んぁ!ソースケが、薬を、ひゃあっ」
143 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:14:58 ID:4T7PH7b+
「これのことか?」
男はフィルムケースのような容器から、透明の液体を出し、
女の形のいい乳房の中心で咲く花に塗りたくった。
「ひゃっ!」
女の形のいい胸を男が鷲掴みにした。
そして乱暴に揉みしだく。「あっ、あぁ!ん、あぁん、ソースケぇ」
トロンと女の目が虚ろになる。拷問用媚薬の効き目は絶大で、
なにもしなくても絶頂に至らせるのだから、民間人が耐えられる筈がない
「んーぁっ!あぁ!ひぃ、いぃよぉ!キモチ、ぃ!ひゃぁあ!」
男がピチャピチャと赤子の様に女の乳房に吸い付く
「ひゃぁあ!ソースケぇ!もうだめぇ、なにか、くるよぉ!
イクぅ!イッちゃうよぉ!ソースケぇ!!」
ビクビクと震えて、女は果てた。
「胸だけで絶頂に至るとはずいぶんはしたないな、千鳥
次は下の穴を診てやる。足を開け」
男は野戦服を脱ぎ捨て、全長15センチ、直径3センチの大型リボルバーを取り出した。
「そ、ソースケの、おっきぃ…」
女が呟く。しかもその影響で女の秘所から蜜が吹き出した。
「? なんのことだ?まだ何もしていないぞ?」
そう言いつつ、男の指は女の秘所に侵蝕した。
「んあっ!…ぁっ…んんっ…ぁあ!」
膣の中を刺激しつつ、その手で豆を剥く。クルツから教わった女性拷問テクらしいが、片手でやるのが重要だとのこと。
「ひゃぁああ!…ぁんっ、あぁ!ひゃあっ、んん!」
今にもイキそうになったところで、前ぶれもなく、男は銃を、一気に押し込んだ。
プチっ
「ひぎゃっ…ぎゃぁ、くはぁ……ソースケぇ、痛い、痛いよぉ」
子供の様に女は、目から涙をポロポロ流す。
男はそんな女の姿を見て、サディスト的な笑みを浮かべた。
「少し、我慢しろ。じきに痛みなど消える。」
二人の結合部から鮮血が流れる。
「本当?んぐっ…ひぎぃ、ソースケぇ!」
激痛に耐えつつ、上目遣いで女が尋ねる。
「肯定だ、かなめ」
男はそう短く答え、自分の銃の撃鉄を起こし、振り始めた。
「ん…、ひぎゃ、んぐぅ…んぁ…?、ぁぁッ!」
145 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:28:20 ID:4T7PH7b+
(なんだろう…この感じ…熱い…痛くない…ソースケに包み込まれているみたい)
女は熱病にうなされるようにポーッとなり、うるんでいた目がトロンとなり、
男を受け入れるようになった。
「んぁ…、ひゃん…、ぁあぅぅ…ソースケぇ…。
って、ええぇ!あんた!もしかして…!!」
「? どうした、かなめ?」
「あんたぁ、んぁ…ゴ、ム着…てない、でしょ!!」
「? 何のことだ?」
「だか、らぁ…んんっ…ひゃぁああ!らめ、なさぃい!」
女の嬌声と、パンッパンッパンッと肌と肌がぶつかる乾いた音がベッドの下に響く。
「心配するな、かなめ。
中にたっぷり出してやる。」
「えぇ!?な、なかはだめぇ!
やめっ、ひゃぁぁああ!ぁあっ!あっ、あん!」
手首を拘束され、抱き合うような体位で抱かれ、甘い吐息を漏らす女に抵抗する術はなかった。
「ひゃぁぁああ!らめっ!激し、激しぃよぉ!
もう、イッちゃう!また、イッちゃうよぉ!
ソースケぇ、ソースケぇぇえええ!!!!」
「ぐっ!」自分の名を叫びながら果てる女の中に、男は発砲した。
ドンッドドンッピュッ
続く
以上、です
首吊ってきます
とりあえず落ち着いてSS中はsageろ
早く続きを書く作業に戻るんだ
GJ
>>147 すいません
sageてませんでしたね
処女初めて書いたんで焦って死にました
首吊ってきます
>>148 職人殿乙であります!GJでした
飼い主と大型犬、夜は立場逆転ですなw宗介のドSw
さてと全裸待機体勢に戻るか
夜は逆転というのはイイ!
職人様GJ
もっと宗介かなめ読みたい
どうも
待たせたくせに、手抜き・下手で申し訳ありません。
もし神様のヤローと皆様が許してくれるなら、
以前書いた
>>58の続き、軍曹陵辱byテッサを(ry
ともあれ、こんな駄作にGJしてくれた皆様ありがとうございます。
やっぱ首吊ってきます
いやいや、乙ですよ
スレの存亡にかかわるんでどんどん書いて投稿して盛り上げないとw
実は漏れも宗介xテッサを ニック・オブ・タイム After設定で書いてます
やっと貫通寸前まで行ったところなんで、書きあがるのはまだ先になりますが
気長に見守っていただきたく
まあ、書きあがるまでにスレが落ちそうになったらまたスレあげネタでお茶を濁しますw
>>152 おぉ、先輩殿!期待してます。
やっぱりテッサは受けですか…
黒テッサは没だな…
>>153 いやいや
それぞれの得意分野で書けば良いんじゃないかと
カップリングが同じでも書く人間によって違いがあるのがSSの楽しいところ
気にせず黒テッサ書いてくださいな
個人的にテッサの一番の台詞はOVAの「っていうかマジボケ!?」
だと思うんだが。。。
ゆかなさんってギアスのC.C.とかもやってるから生態変化の術を極めてるんだろうね。
だめだ
フルメタのMC物が読みたい・・・
ふと思ったんだが、
芳樹と高美のエロパロってありか?
159 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 22:37:59 ID:ilCji5Vq
ほす
160 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 00:48:21 ID:/EZ6OmqJ
遠く海の向こうの孤島から届く、
彼の無愛想で、硬質で、それでいてどうしようもなく甘い声・・・
・・・って感じの、宗かな激甘テレフォンセックスなどをを誰かっっっ!!
>>160 よしきたまかせろ!
期待せずにまっててくれ〜。
162 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 02:39:00 ID:/EZ6OmqJ
赤マムシドリンク飲んでまってますっっっ!!
頑張ってみましたが長くなった割りにエロ度はとてもとても低いです。
誤字あったら心の目で修正して読んでください。
ではドーゾ。
深夜2時、かなめは自作した暗号化機能付き無線で所定のチャンネルを選択する。
約束ではこの時間、彼もあの三日月形の島で自分と同じ様にしているはず。
「…もしもし、ソースケ?」
問いかけて数秒待つ。心臓がさっきから早鐘のように鳴っている。
かなめの耳元に、クリアな音質が届けられた。
「肯定。相良宗介軍曹だ」
「…ふふ。こちらは千鳥かなめ。ソースケ」
「なんだ?」
「あのね、…」
お酒も飲んでいないし頭も至極はっきりしている。
真夜中だからだろうか。かなめはいつになく自分の気持ちに素直だった。
「声、きけてうれしいよ」
「!そ、そうか。その、そうだな…こちらも同じ気持ちだ」
ヘッドセットの向うで彼が鼻の頭をぽりぽりかいているのが目に見えるようだった。
かなめは椅子の上に膝をかかえて座り、彼がメリダ島へ行っている間に起こった
身近な出来事を二、三話した。
「ね、何時位までこうしてられるの?」
「あと一時間といった所だ。その後は待機指示だが、勤務時間になるのでな」
「そっか…ふうん…」
一時間。案外短い。
「あの、じゃあ、そろそろ…」
「む、そうだな…、…」
お互い切り出しにくい。けど、わざわざこんな面倒くさい手段を使ってまで通信
しているのには他ならぬ理由があった。
携帯電話では簡単に会話が漏れる可能性があって、出来なかったこと。
初心者丸出しで申し訳ないが、なんか書き込めなくなってしまった…
書き上げてはいるので、また時間あけて投稿さしてもらいます。
「じゃ、パンツ脱ぐね」
「…まだだったのか…」
囁くような音量で、でも間違いなく動揺と衝撃の含まれた声色で彼が言う。
「あれ、ソースケもしかしてとっくに」
「い、いや。気にしないでくれ。…」
語尾にいちいち含みを持たせている辺りに宗介のいじけた犬の様な素振りが
思い浮かべられて、かなめは吐息だけで笑った。
「はい、脱ぎましたよ軍曹殿」
「そうか。では、その、うん…」
「ソースケは?」
「ん?」
「脱いだ?」
「あ、ああ…」
実はとっくに全裸待機状態だったのだが、言うのがはばかられた。
「…もうおっきくなってるの?」
「こ、肯定だ」
「そう。いやらしいね」
ごく優しい口調で咎められて、宗介は我慢ならず自分のものに手を伸ばす。
「あ、相手が君だからだ」
「その言い方って、まるで他の人ともこういう事するみたいだよ?」
「しない!君だけだ…」
言いながら、情けなくなる。なぜ彼女に対しては、こうも狼狽してばかりなのか。
「君の方こそ、その、どうだ」
「なにが?」
「さわっ…て、いるか?」
「…ウン」
かなめはくすくす笑う。きっと彼は向うで真っ赤だ。
笑われた方の宗介はたまらない。やっぱり自分は何かおかしな事をしているのだろうか。
さっきから彼女が何度も失笑のようなものを漏らしている気がする。
それでも右手は休まず動き、耳元で彼女が何か言う度、焦燥感がつのる。
「ソースケ、きもちいい?」
「ああ…」
「あのね、…あたしも、同じ」
「そうか」
「ね、何か喋って」
かなめは自分の胸をきゅっと触ってみて、それから彼の手を思い出して、先端をきゅっと
つまむ。
「んっ…」
「ちどり?」
「声きかせて」
「…君の事を考えて」
宗介は千鳥の手、指先、柔らかさやひんやりした感触を思い出して、瞑目して懸命にしごく。
「こういう事をするようになって随分経つが…」
「うん」
「想像では、その、激しい事をしているのだ」
「ふーん?え、なに?」
「もっと激しい事を、だ。ん…千鳥、うう、くっ…」
「えっ…ソースケ、お、おわっちゃった?」
「はあ…こ、肯定だ。君は素晴らしい…」
満足げな宗介の声にかなめは困ったような声をたてて笑いたいような気持ちになるけど、我慢する。
多分今笑ったら彼は凄く気にする。
「あ、そ。ありがと。ね…どんな事考えていったのか教えて」
「む」
「激しい事ってなに?どんなの?」
「それは…その、君に知る資格は」
「あたしのことよ?教えてよ」
「その、むう…」
「もしかしてあたし以外の人の事考えてたとか?」
「それは、ない!!」
思わず大きな声で答えてしまい、慌てて声を潜める。
「その、誓っていい。君だけだ。こういった、その、こういう状況に俺を追い込む事が出来るのは。
それは自負してもらっていい」
「あ、そう。で?あたしになにしたの」
引き下がらないかなめに折れて、宗介は嘆息した。
「後ろから、抱きしめたのだ」
「それだけ?」
「…食事を作っている時にだ」
「ふーん」
別に変じゃないじゃない、とかなめは思う。
そりゃそんな事された事ないし、晩御飯作ってる時に後ろから抱き着いて、なんてやらしいなあとは
思うけれど。
「もっとヘンな事かと思った」
「も、もっとだと…!?」
驚愕に目を見開いている宗介を放って置いて、かなめは自分のほうを再開する。
下着の横合いから直に触って、もう一度、彼の指を思い出す。凄く優しく触る。
「ソースケ、指なめてみて」
「?」
「音たてて。ね」
大事な所なのでヘッドセットは音質にこだわった。吐息も拾うので、まるで耳元でささやかれたように
声を聞く事が出来る。
宗介は戸惑いながら、言われたとおり舐めてみる。すぐに少し後悔した。右手はさっき自分のものを
しごいたばかりだった。
控えめに聞こえてきた、くちゅ、ぴちゃ…という音に集中して、かなめは指を2本にして自分の中を探る。
空いた手で自分の胸をいじっていたのをやめて、宗介と同じ様に舐めてみる。
彼の耳元にも同じ様に音が聞こえて、ときおりくぐもった声が混じりはじめた。
「そ、スケ…ん、ああん…」
きゅっと股を閉じて震えて、かなめはようやく達した。頭の中では、台所で後ろから抱きしめられていた。
「千鳥、っ、は…くう…」
手を変えそびれて左手でもたもたとしごいていた宗介も、彼女の声で簡単にいってしまう。
「きもちよかった…」
「そうか、それは、俺もだ…千鳥、すまない。そろそろ時間だ」
「あ、うん…ね、ソースケ」
「なんだ?」
「…何でもない。おやすみ」
「ああ、腹を出して寝たりしないように。ちゃんと布団を被るのだぞ」
「あたしそんなに寝相悪くないよ〜。…頑張ってね。待ってる」
「なるべく早く帰る。努力しよう」
「うん」
「それでは」
お互い無線機のスイッチを切ろうとして、でも、なかなか切れない。
向うが切ったら、と思っているのはお互い様で、こういう時リードしてやれるのは私。
「じゃ、ね」
何か言いかけた宗介を遮って、かなめはヘッドセットをはずした。
あいつが帰ってくるのは明後日の明け方の予定。
明日はお休みだし、エプロンでも買いに行こうかな、と思っている。
ちゃんと書き込めた!これで終わりです。
かなめが偽者で申し訳ない。
他の人のも激しく読みたいんで、誰か降臨すんの全裸で待ってますー。
お題がでてからわずか三時間ちょっとで投下とかどんだけ早いんだよオイw
とってもGJ!でした
かなめかわいいよかなめ
>>174 職人の早業キター!!
宗介も全裸待機中だったのかww
かなめもHに慣れればこれぐらい積極的になりそうだ
GJでした!
何というGJ
こういう甘いの読みたかった!
ラブラブ宗介かなめで素晴らしい
またできたら新作投下してください!
というか この後2人は、台所エロのフラグ立ってますねw
職人様気が向かれたら是非続きを・・・w
わーありがとうございます!
お題の素晴らしさに手が止まりませんでした。
相良軍曹にはリアル全裸待機する位がっついて貰わんと!
台所ニャンニャンも、書けそうなら頑張らせてもらいますー。
179 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 01:17:42 ID:REcs+qJs
あぁ・・・職人の光臨を皆、歓喜の涙で歓迎しませう・・・・
最高です!!最高でした!!
カナちゃん可愛い〜vv が、それを上回って宗介可愛すぎっっっ!!
全裸待機って、お前どんだけ臨戦態勢だよ・・///
台所ニャンニャン・・・考えただけでご飯3杯は軽くいけますvv
是非ゞ犬耳ではなく、狼の耳と尻尾を生やした軍曹に背後からぱっくりと・・・ハァ・・・ハァ・・・
とにかく、楽しみにしてます!!!
新刊後のかなめはレナードに求められても拒まないような。
だれか新刊後のこの二人の話書いてー。
いじけテッサ X 宗介がやっと完成したので投下しまつ
片手にサンドイッチと野菜ジュースのパックを持った宗介は、残りの片手で艦長室の扉を
ノックした。
…しばらく待っても返事は無かった。
不在なのではない。部屋の主であるテッサは、この3日の間部屋に閉じこもり、
人と会うことをかたくなに拒絶していた。
責任感が必要以上に強い彼女にしてはありえないような職務放棄だった。
しばらく待っても物音ひとつ帰ってこない事を確認した宗介は、深いため息をついて、
マオから預かった艦長室の合鍵を取り出した。
◇
「もうあの子を何とかできるのはあんたしかいないわ。
ソースケ、ひっぱたいても泣き落としでも何でも良いわ。あの子を引きずり出してきて。」
そう言いながら、マオはテッサから貸し出されていた艦長室の合鍵を宗介に押し付けた。
ソビエトの秘密都市から帰還した直後から、テッサは自分の部屋に引きこもっていた。
そして全ての職務はおろか、全ての人との接触も絶ち、すでに3日が経過していた。
現在残存するミスリルの主要な全てはトゥアハー・デ・ダナンの中にあり、テッサが
その頂点として全てを束ねる立場にある。
そのテッサが職務を放棄したとなると、ミスリルは単なる敗残兵の群れでしかない。
今のところマデューカスが実務は代行しているが、トップの人間に必要なのはそれだけ
ではない。
組織を束ねる立場の人間には、実務的な能力と合わせてカリスマが必要だ。
特に今のミスリルはテッサのカリスマによって成り立っている部分が大きいのだ。
テッサの早急な復帰が無ければ、遠からずミスリルという組織は崩壊するだろう。
「…と、まあ、ここまでは組織を統括する将校としての意見。ここからはテッサの友人
メリッサ・マオとしての話。…心配なのよ。この3日、差し入れだって受け入れてない
から飲まず食わずのはずだし、多分あの子…眠れてないわ、きっと。」
そう言ってマオは心配そうに目を伏せた。
「それならば、マオが説得すべきだ。」
「だめよ。あの子、あたしと口も利いてくれなかった。…多分、クルツをつれて帰れなくて
あたしとあわせる顔がないと思い込んでるのよ。それに、今はあたしにも心に余裕がないの。」
マオもまたクルツを失った痛みから立ち直りきれている訳ではない。
「……」
「あの子は、今までもそうだったけど自分を責め続けている。
そして責め続けて…もう一歩も動けないところまで来ちゃってるのよ。
もしあの子を今の状態からどうにかできるとしたら…あんたしかいないの。
あんたはあの子にとって最高の薬でもあるし最悪の毒でもあるのよ。解るでしょ?
良い方か悪い方か解らないけど、今のテッサをもう一度歩き出させるのはあんたが適任なの。」
マオに押し付けられた鍵を一瞥して宗介はひとつ深いため息をついた。
「わかった…どれほどのことができるかはわからないが…やってみよう。」
◇
合鍵を使うとドアはあっさりと開いた。
簡単なバリケード程度は覚悟していた宗介は拍子抜けしながら部屋を覗き込んだ。
トゥアハー・デ・ダナンは超大型潜水艦だが、スペースは無限ではない。
艦長室といっても士官用のそれよりやや広い程度で、室内には事務仕事用のデスクと
一般兵員用の蚕棚よりやや広い収納式のベッド程度しかない。
奥にはユニットバスも見えたが、ここ数日の間にそれが使われたようには見えなかった。
そして、部屋の主であるテッサは…ベッドの上で膝を抱え、その膝に顔をうずめて座っていた。
美しいアッシュブロンドも、三つ編みをといて乱れるがままに任せてぼさぼさのままだった。
「大佐殿…」
宗介はドアを閉じると、持っていたサンドイッチをデスクの上に置いた。
デスクの上にはポトスの鉢があったが、今のテッサの気持ちを表すかのようにしおれ
かかっていた。
「…何をしに来たんですか。」
顔を伏せたまま、テッサがそう言った。抑揚も無く、感情は感じられなかった。
「友人として、心配になって様子を見に来ました。この3日間、何も食べておられないと
聞いております。カスヤ上等兵にサンドイッチを作ってもらいましたので食べてください。」
テッサが少し顔を上げた。やつれ、その目は空ろで焦点も定かではなく、視線は宗介に
向けられていたが、宗介を見ているかははなはだ疑問だった。
「友人として…ですか?」
しばらく返事を待っていた宗介に向かって、テッサは一言そう言うと、自嘲するように
鼻で笑った。
「ふふふ…友人として、ですって? …本当は私を責めにきたんでしょう?
かなめさんをあんなふうに変えてしまった私を!
そしてかなめさんを追いたかったあなたの足手まといだった私を!!」
暗いまなざしを向けたまま、テッサは罵る様に冷たい言葉を宗介に浴びせかけた。
「さあ、言えばいいでしょう! おれの大事なかなめになんてことをしてくれたんだ、
あの時お前さえ居なければ、今頃彼女を取り戻していたかもしれないのに。
この役立たずって罵りなさい!!」
「大佐殿…」
「あの時、私は何もできなかった! …頭でっかちで、その実何もわかっていなかった!
自分の無能さにつくづく嫌になるんです!」
「テッサ。」
「なぜ責めないんですか…!? 私はあなたの大切な人をみすみす敵に渡してしまった
無能な指揮官なんです。
それとも、サガラさんにとっては、私は責める価値もないほどどうでも良い存在なんですか!?」
「テッサ!!」
まくし立てる様なテッサの自己非難の言葉に、宗介は思わず声を荒げた。反射的に手を
振り利上げる。
「!!」
テッサがびくり、と首をすくめた。まるで親にしかられる子供のように。
だが、宗介の手が振り下ろされることは無かった。
強い自制心で、振り上げた自分の右手を左手で下ろした宗介は、搾り出すように言った。
「テッサ…あの時、何もできなかったのは俺も同じだ。 …千鳥を止められなかったのは、
俺の責任でもある。」
テッサが閉じていた目を開け、宗介を見上げた。憤怒とも後悔とも突かぬ表情の宗介が
そこに居た。
「ソビエトに向かうヘリの中で言ったはずだ。人の運命を支配できると思うのはやめろと。
過ぎ去ったことを後悔して反省するのは良い。だがそれで自分を責めるのはやめるんだ。」
「……でも…私には、そんなに簡単に割り切ることなんて、できないんです!」
「テッサ…すまない!」
再び宗介の右手が動いた。
それは、今度は押しとどめられることなく、やつれたテッサの頬を、乾いた音を立てて
打った。
頬を打たれたテッサは、呆然として宗介を見上げた。
「…サガラさん。」
「叱る事でテッサの気が済むのなら、俺が叱る。
慰めることで勇気が涌くのなら、いくらでも慰める。俺にできることなら何でも…
だから…振り返ってばかりではなく前に進んで欲しい。」
「……」
「皆、テッサの言葉を待っている。みんな君を心配している。」
そこまで言って、宗介は真っ赤になって姿勢を正した。
女の頬を平手打ちしたことなど初めてだったのだ。
テッサは、宗介に打たれた頬にそっと自分の手を当てた。
ひんやりとした自分の手とは対照的に、頬は火照っていた。それは宗介に打たれたから
なのか、宗介の言葉に感じるものがあったからか…それは解らなかった。
「それなら…私の我侭を聞いてもらえますか。」
「俺にできることなら。」
宗介が答えると、テッサはその白い頬を赤く染めて言った。
「私を…抱いてください。」
テッサは勇気を振り絞って、消え入りそうになりながらもその一言を口から搾り出した。
だが宗介にそんな迂遠な言い方が通じるわけも無く、困惑したような表情を浮かべた。
「抱く…とは…抱きしめれば良いのでしょうか。」
「そ、そうじゃありません!えと…あの…せ、せっくすですっ!」
思わず答えてから、テッサは言った言葉のはしたなさに耳まで赤くなった。
「…やっぱり、サガラさん嫌いです。女の子にこんな恥ずかしいこと言わせるなんて。」
「も、申し訳ありません!」
宗介は直立不動でテッサに詫びを入れた。そんな宗介を見て、テッサはくすくすと笑う。
「し、しかし…俺は…千鳥のことが、」
「わかっています。今日だけ、今だけで良いんです。…少しだけ甘えさせてください。
…私に、もう一度歩き出す勇気を分けて欲しいんです。」
そう言ってテッサは宗介の首に両腕を回すと、自分の唇を宗介のそれに重ねた。
◇
テッサはベーリング海で補給を受けたときからほぼ5日ぶりにシャワーを浴びた。
宗介は気にしないといったが、好きな男に汗臭いまま抱かれるのは女の子としての
プライドが許さなかった。
ユニットバスから出ると、そこには上半身裸の宗介が待っていた。
緊張のためか、休めの姿勢で直立不動のままだった。
「サガラさん…」
バスタオル1枚の姿で、テッサは先ほどと同じように宗介の首に両腕を回すと爪先立ちで宗介の唇に自分のそれを重ねた。
先ほどのように重ねるだけのキスではない。唇を食み、舌を絡ませる濃厚なフレンチキスだ。
お互いの粘膜が絡み合う、湿った音が静かな艦長室の中に満ちる。
激しいキスで息苦しくなり、自然と鼻から漏れる吐息も荒くなる。
酸素が足りない。頭がくらくらする。
朦朧としたまま、テッサの体はいつの間にか狭いベッドの上に横たえられていた。
その上に宗介が覆いかぶさる。
グラマラスでメリハリのある体つきのかなめと比べ、テッサは小柄でほっそりとしていて、
か弱い印象だった。
宗介の指がテッサの体に巻かれたタオルの胸元にかかり、解き放つと内部からまばゆい
白さの裸身が姿を現した。
細身の肢体の上に乗った形の良い乳房はテッサの息遣いにあわせてゆっくりと上下している。
そして、細く無駄のない腹部とそれに続く腰は見事な曲線を見せ、手足は手荒に扱うと
折れてしまいそうな儚さだった。
「サガラさんの好きにしてください。」
宗介はそれを聞いていたのか、いなかったのか…テッサの乳房に手を伸ばして触れた。
ふかふかとした、それでいて指を押し返す弾力のあるその感触に、宗介はわれを忘れて
もみしだきはじめた。
だがテッサのほうはたまったものではない。遠慮のない宗介の行為に快感と同時に
痛みも覚えていた。
「はぁっ…い、痛っ!」
「あ、す、すまない、テッサ」
「あ…や、やめないでください。サガラさんに触れてもらえるなら、痛くても私は幸せ
なんです。ですから…やめないで…」
離れかけた宗介の手をテッサが押しとどめた。
宗介は戸惑いながらも放そうとしていた手を再びテッサの乳房の上に戻した。
ただし、今度は優しく…そう、ASのスティックを操作するように優しく繊細な動きで
愛撫し始めた。
「あっ…あああ…」
テッサの白い頬と、白い肢体が桜色に染まり始める。体験したことのない感覚と興奮が
テッサの小さな体を満たした。
一方宗介もまた、キメの細かい滑らかなテッサの肌にのめりこみ始めていた。
乳房だけではなく、汗ばんだ細い首筋や鎖骨のくぼみ、腋の下や細くくびれたウエスト
ライン、そしてふっくらとしたおなかや形良く窪んだ臍。
その全てを宗介の硬く荒れた指先が無遠慮に這い回り、性感帯を刺激してテッサを更なる
快楽の渦に飲み込んでゆく。
そして宗介の手がついにテッサの「女」の部分にたどり着いた。
「あ…そ、そこは…」
宗介の無意識の愛撫で息も絶え絶えだったテッサが下腹にたどり着いた宗介の手に
気がついて、わずかに抵抗を見せた。反射的に両足を閉じる。
だが興奮状態の宗介の手は止まらない。子宮の上あたりのふっくらとしたおなかを
撫でると、ほとんど産毛と言っても良いプラチナシルバーの陰毛を掻き分け、宗介の指は
テッサの足の付け根へと潜り込んだ。
テッサは必死に足を閉じてはいたが、ほっそりとした足の間の埋め切れない隙間から
秘裂が覗いていたのだ。
「ひぁ…あああっ」
初めて自分以外の人間に秘部を触れられた感触に、テッサは思わず声を上げた。
股間から腰全体、そして背筋を走って全身にいきわたる強い快感に、テッサの体が
若鮎のようにビクビクと跳ねる。
「はっ…あっ…あ!」
息ができない。
そんな錯覚がテッサを襲った。あまりの快感で自分の体が異のままにならず、呼吸が
正常にできているのかさえわからない。
宗介の指が秘裂をなぞるたびにテッサは恥も外聞も無く腰をくねらせ、背骨がきしむほど
体を弓なりにそらせた。
一方で、そんな意のままにならない体を何とか繋ぎとめようというのか、テッサの両手は
顔の横で力いっぱいシーツを握り締め続けている。
「あっ…はぁっ…あ?…あぁっ!」
テッサが一際高い声で啼いて今まで以上にガクガクと体をそらせたかと思うと、次の
瞬間がっくりと崩れ落ちた。
突然ぐったりとなってしまったテッサの様子に、宗介が我に帰った。
「だ、大丈夫か…テッサ、テッサ。」
「ふぁ…サガラさん…」
肩をゆすられて、朦朧としたままテッサは宗介に視線を向けた。
「…大丈夫…ですぅ…ちょっと…良すぎちゃって…」
「そうか…」
どうやら大丈夫と解って、宗介はほっと一息ついた。
テッサは上手く力の入らない体でふらふらと起き上がるとふにゃ、と宗介に抱きついた。
「て、テッサ…」
「今度は…私がサガラさんを気持ちよくします…」
テッサの指先が宗介の胸から逞しい腹筋を伝ってズボンのウエストまで降りた。
おぼつかない指先でファスナーを探り当てるとじりじりと引き下げる。
「よ、止せ…自分でやる。」
「ダメですぅ…サガラさんだって、私に滅茶苦茶したじゃないですか。」
「む…」
テッサの白魚のような指先が前の膨らんだ宗介のブリーフを引き下げると、すでに戦闘
状態のペニスが飛び出して来た。
「え?…サガラさんのって…こんなに大きいんですか。」
腹に張り付くほどに反り返り、血管が浮くほど怒張したグロテスクな一物を前にテッサが
目を丸くする。
男の性器といえば、子供の頃に兄の未成熟なものを見たっきりのテッサにとっては、
それは想像も付かない大きさのモノであっただろう。
「いや自分は…その…」
宗介は言いながら、以前にシャワールームで見たクルツの一物を思い出した。
アレに比べれば自分のモノはそれほどでもないが、オノD達と温泉に行った時の事を
思い出すとまあ平均値だろう、と宗介は判断した。
「…普通、だと思いますが…普段はもっと小さいので。」
「知ってます。私で興奮してこんな風になってくれたんですよね…嬉しい。」
テッサの手が宗介のペニスに伸びた。指先がその胴に触れて、あまりの熱さに手を引っ込める。
「すごく…熱いです…」
再び手を伸ばして、今度は宗介のペニスにしっかりと触れた。テッサの手が撫で回すと
ペニスがぴくぴくと反応する。
「気持ち良いですか…は…はむ…」
「う、テッサ…止せ…」
テッサが宗介の先端を唇で咥えた。
テッサの小さな唇では宗介のペニスの先端を口に含む事はかなわなかったが、鈴口に
吸い付き、舌で亀頭からカリ首までをつたない舌使いで嘗め回した。
今まで感じたことの無い感触に、宗介の射精感が急速に高まる。
「う…テッサ…まずい…もう…」
だがテッサの耳にはその言葉は届いていなかった。
耐え切れなくなった宗介が絶頂に達する。
「て、テッサ!」
宗介が名を呼ぶのと同時に、先端を咥えたままだったテッサの口に、濃厚な精液が吐き
出された。
「!」
ほとんどすぐに小さな口がいっぱいになってテッサはペニスから口を離した。
だが宗介の溜まりに溜まった精液はそれでは収まらず、テッサの美しい顔を白く汚す。
「ふぁっ…あ…すごい…」
濃厚なオスの臭いにテッサは我を忘れた。
呆然として開いたままの口から垂れた精液が形の良い乳房を汚し、さらに腹から臍を
伝って恥毛まで流れ落ちる。
「て、テッサ…す、すまない。」
「え? …いいんです…これがサガラさんの味なんですね。」
テッサは恍惚とした表情を浮かべると、自分の顔に飛び散った精液を指でふき取り、それを口元に運んで全てをなめ取った。
「…サガラさん…今度は、私の中にください。」
一通り精液をなめ取ると、テッサはそう言いながら再びベッドに身を横たえた。
両手は枕をつかみながら、恥ずかしそうにわずかに足を広げる。
陶磁器のように白く滑らかな肢体。そしてその白い肢体の中心、股間の赤く色づいた
秘裂がぐちゃぐちゃに濡れて宗介を誘っていた。
「早く…早く来てください…この格好、恥ずかしいんです。」
だがここに来て、宗介の中でかなめに対する罪悪感が首をもたげ始めた。
自分の心はかなめにあるのに、ここでテッサを抱いてしまって良いのか。
生真面目すぎる宗介の貞操観が、それ以上の行為へ及ぶのにブレーキをかけていた。
そんな宗介の心を見透かしたように、テッサは言った。
「…今は、今だけは、かなめさんのことは忘れてください。」
いつの間にか羞恥に染まった表情ではなく…捨てられることを恐れる子猫のような表情で、
テッサは宗介を見上げていた。
「…今だけでいいんです…私だけを見てください。」
テッサの必死の言葉に、宗介は覚悟を決めた。
「…わかった。」
宗介は下に履いていたズボンと下着を完全に脱ぎ捨てると、テッサの足の間に体を入れる。
宗介がテッサの細い足を肩に担ぎあげると、秘裂がぱっくり開いて丸見えになり、テッサは羞恥心で枕で顔を隠した。
「では…いくぞ。」
「…はい。」
宗介が自分の一物の先端を秘裂にぴたりと当てた。だが初めてのことでどこに入れたら良いのか良くわからない。
「…ここか?」
「そ、そこはちがいますっ!そこには入りません!もっとお尻のほうです。」
「…まさか、ここか?」
「そ、そこは…そう言うことに使うときもありますけど、今は違います!」
「なら…ここか。」
「んっ…そこです…」
宗介のペニスの先端が、テッサの膣口を探り当てた。
浅くペニスの先端を埋め込まれ、テッサの体がぴくりと反応する。
「サガラさん。」
「なんだ?テッサ」
「女の子の初めての性交は痛みを伴うんです。
ですから、きっと私は痛がって悲鳴を上げると思いますけど…奥まで入るまで、決して
やめないでください。」
「わかった…そうだ…避妊具を持ってきていない…」
以前に簡易水筒だとばかり思っていたゴム製品の使い方を教えられたときに、クルツに
女性とセックスする時には不用意な妊娠を防ぐため装着するのがエチケットだと教えられ
たのを思い出した。
「だ、大丈夫です…今日は安全日ですから…そのまま挿れてください。」
テッサは嘘をついた。
ここ最近のストレスと不摂生のせいで、最近は生理がかなり不安定になっていた。
当然安全日も危険日も解りようがない。
だが、最初で最後かもしれないこのチャンスをそんな些細な事で失いたくなかった。
そして何より…宗介によって胎内まで汚されることで、身も心も宗介のものになりたかった。
「そうか…では、いくぞ。」
宗介はテッサの両足をさらに上に担ぎ上げあげ、腰を中心に体重を乗せた。
十分濡れていたせいか、先端はそれほど無理なく飲み込まれる。
そこで1段薄い壁のような抵抗に阻まれる。…だが宗介は容赦なく腰に力を込めた。
「ひ…」
テッサが小さく悲鳴を上げた。
そして次の瞬間、何かを押し破る感触と共に、宗介のペニスが前進を再開する。
「ひぃ…い、痛…ああ…」
テッサが悲鳴を上げながら身をよじった。
だが足を抱え込まれ、腰を固定された状態のために逃げることはかなわない。
その間にも、処女膜を破った宗介のペニスは、恐ろしく狭い膣内をめりめりと押し広げ
ながら進んだ。
「む…」
ペニスの先端が、やがて硬い感触の壁に突き当たった。だが小柄なテッサの膣は宗介の
一物を全て飲み込むほどの深さはなく、全体の2/3が収まった程度だった。
そのため、性経験の乏しい宗介はまだ入るのではないかと勘違いして、さらに腰に力を込めた。
膣が伸びる感触と共に、突き当りの筋肉の壁に先端をめり込ませながらさらに宗介の
ペニスが飲み込まれる。
たまらないのはテッサだ。破瓜の痛みが収まるかどうかというときに、さらに子宮を押し
上げようとするかのように力任せに宗介がペニスを押し込んだからだ。
「ひ! い、痛いです…もうそれ以上はいりません!」
「す、すまない…加減が解らなくて。」
「少し、少し待ってください。痛みが治まるまで。」
テッサの願いを聞いて、宗介はそれまでの突貫をやめてテッサがくつろげる様に持ち
上げていた足も開放した。
くの字のような姿勢から開放されて、その中心を宗介に串刺しにされたままテッサの
尻がベッドに降りる。
苦しい姿勢から開放されたためか、それまで収縮して押し出そうと抵抗を見せていた
テッサの膣が宗介のペニスを受け入れはじめた。
テッサの膣奥がざわざわと蠢き始め、宗介のペニスの敏感な先端部分を盛んに刺激し始める。
「テッサ…」
「ん…大分楽になりましたから、動いてもらっても大丈夫です。」
快感に耐えてお預け状態だった宗介が、その言葉を受けてゆっくりと抽迭を開始した。
「は…あぁぁぁぁ!!」
テッサは宗介が抽迭を繰り返す度に、まだ残る痛みに混じって自分の内側をこすりあげる
カリ首の感触を感じ、背筋にゾクゾクとしびれるような感覚が走るのを感じた。
無理矢理に押し広げられ蹂躙されているはずなのに、気が狂いそうな未知の感触がテッサの
頭を真っ白に染め上げていく。
「はっ、あっ、あっ、あっ」
宗介が腰を突き出すのにあわせて、狭い艦長室の中に寝台のたわむギシギシという音と、
テッサのソプラノの声が響き渡った。
そして宗介もまた、我を忘れて腰を動かしていた。
宗介が抜き差しするのにあわせてテッサの膣が精液を搾り取ろうと蠢き、嘗め回し、
締め上げ、吸い付いてくるからだ。
その刺激がペニスから全身に流れ込み、宗介の頭をいっぱいにした。
無意識のうちに宗介の腰使いが乱暴さを増す。
先ほど注意されたのも忘れ、カリ首が膣口から覗くぐらいまで抜き、そして力任せに
根元まで叩き込む。
テッサの中で膣が伸び、その奥の子宮口をまるでボクサーのハードパンチのように乱暴に
付き上げた。
あまりの乱暴さに、宗介の先端が子宮口のほころびにわずかにめり込んで、先端を唇で
咥えるような触感が宗介のペニスを襲った。
一方、テッサはそんな乱暴なピストン運動に鈍い痛みを覚えながらも、それに混じって
背筋を這い登る快感に身をよじっていた。
全身の白い肌がピンクに染まり、どっと噴出した汗がテッサの肌の臭いとなって艦長室の
中に充満していく。
形の良い乳房も興奮で張りつめ、その先端は触れられると気が狂いそうなほど敏感に
なって、はちきれそうなくらいに膨らみ尖っていた。その乳房を宗介の手が鷲掴みにして
乱暴にこね回す。テッサは悲鳴を上げた。
苦痛に対する悲鳴だったはずのものに鼻にかかるような甘い音色が混じった。
普段の知的で少女らしい清純さはなりを潜め、今のテッサは男をむさぼる淫靡な美しさに
染まっていた。
「はぁぁ!さ、サガラさん!」
「うっ…テッサ…もう…」
宗介の限界は近かった。テッサはすでに登りつめたままで、両手で枕を鷲掴みにして
支えながら身をよじり続けていた。
「うっ、く…あああああ」
「ああああっいやぁぁぁ」
宗介のペニスが一回り膨らんだかと思うと、はじけるように熱い精液をテッサの胎内に
吐き出した。
宗介が本能的にテッサの一番奥、子宮口にねじ込むように突き入れた先端から噴出した精子は、
テッサの子宮を直接焼いていっぱいに満たし、狭い膣内にまであふれ出して胎内をくまなく汚した。
◇
「もう…あんなに乱暴にして。すごく痛かったんですよ。」
「すまない…途中で我を忘れてしまった。」
狭い寝台の上で、二人は身を寄せ合って体を横たえていた。
今もテッサの股間には鈍痛が残っていたが、心は幸せに満たされていた。
「でもあんなに乱暴にされて痛かったのに…感じてしまいました。もし今後私が乱暴に
されないと感じられない体になっていたら、責任取ってもらいます。」
「…すまない。」
恐縮してひたすら平謝りの宗介だったが、一方テッサは秘密都市の地下で要と話した
ときのことを思い出していた。
一生独身かもしれない、とあの時は言ったが、もしかなめと二人で宗介を共有すること
が許されるなら…そう考えずにはいられなかった。
だがそれはかなめを取り戻してからの話だ。それよりも今は、疲れきった体が強烈に
休息を欲していた。
「…サガラさんのおかげで、前に進む元気が出てきました。ですから、」
テッサは宗介の厚い胸板にその小さな頭を乗せた。
「今はあなたの胸で眠らせてください。そしてぐっすり眠って、起きたらかなめさんを
迎えに行きましょう。」
「…ああ。」
テッサは目を閉じた。
頭を乗せた宗介の胸の力強い鼓動が聞こえてくる。暖かくて、安心できるそのリズムを
聞いているうちに、テッサの意識は闇に落ちていった。
◇
意識が覚醒する。
あまり寝起きの良くないテッサにしてはずいぶんとすがすがしい目覚めだった。
時計を見ると10時間ほど眠っていたようだった。メリダ島を脱出して以来の深く長い
眠りで、今まで自分にのしかかっていた陰気な気分が雲散霧消していた。
宗介も慣れない体験のせいで疲れていたのか、未だにぐっすりと眠っている。
テッサは宗介を起こさないようにそっとベッドから抜け出すとシャワーを浴びた。
そして洗濯された下着を身に付け、ブラウスを羽織ってきっちりと髪を編み上げ、
4日ぶりに制服に袖を通す。最後にタイを締めると気分が引き締まった。
そこでテッサは空腹を感じた。考えればこの3日は何も口にしていなかった。
だが最近食事などろくに喉を通らなかったことを考えれば、3日程度の絶食は珍しい
ことではなかったはずなのに。
その時、机の上にあったサンドイッチの皿が目に止まった。
そっと手を伸ばしてひとつ手に取ると、そのままかぶりつく。
おいしい。
何時の頃からか忘れていたそんな単純な感想が浮かんだ。
2つ3つと手を伸ばし、気が付けば野菜ジュースまで綺麗に平らげていた。
たったそれだけのことで、今まで自分から抜け落ちていた何かが戻ってきたような気がした。
テッサはデスクのメモ帳を開いて一筆走らせた。
たった一言、日本語で「ありがとう」と。
テッサはそのページを破りとると空になった皿に載せ、まだ眠っている宗介を起こさ
ないようにそっと部屋を出て、静かにドアを閉めた。
そして、テッサは歩き出した。
以上です
前回投稿した後で次は短編みたいなコメディ物書くといってましたが
舌の根も乾かぬうちにニック・オブ・タイム アフター物ですw
で、今回のこれはある意味寝取られ物ですかねぇ…
宗介の心理描写がなんとなくテキトーなのは目をつぶっといてください
で、次回こそは短編系のノリの物で
ネタ考えてあるしw エロが入るかどうかが微妙なのが困り物だけど
GJでした!!
自分宗かなの人なんで、テッサズルイと思いながら読んでたけど
読み終わったら、宗介のチンコでよかったらどんどん使いなよ…って
思ってしまった。
短編モノも楽しみにしてる!
GJです!
が、俺まだ新刊読んでないんだよね…
無線エッチの伏線(?)を消化しにきました。
エプロンネタで宗かなです。
また長い+エロ度低いけど、どうぞー。
下校途中に立ち寄ったスーパーで、かなめは先ほどから食品売り場を右往左往していた。
いつもなら食材を見た瞬間、頭の中でメニューが決められるのに。
後ろからカゴを持ってついて回る忠犬のような宗介に意識が乱されっぱなしだった。
当の本人は、今日未明に帰還してそのまま通常の学校授業をみっちり6時間と補習まで受けて
もう少しで眠りの世界に落ちそうな状況だったが。
一昨日の夜、初めて通信機越しにした。
予定ではもっと過激な事を言ったり、やったり…だったのだが、実際はあまり凄いことは出来なかった。
(でも結構興奮しちゃったなあ・・・)
思い出して、ふわりと頬を染める。そしてちら、と後ろを見る。
今日は宗介に、夕飯をご馳走してやると言ってあるのだ。
どうせ戦場帰りのあいつに味の良し悪しなんて判らないだろうけど、でも自分の口にも入るんだし美味しいに越した事はない。
かなめは買い物カゴに適当な食材をつっこむと、宗介をせかしてさっさと買い物を済ませた。
帰宅したら宗介に手洗いうがいをさせ、ついでに買っておいたスウェットの上下を押し付けて風呂場に行かせる。
任務の為とはいえ、数日風呂に入っていなかったのだ。
食事の前にサッパリしておいて貰う位、やましくもなんともない、とかなめは自分に言い聞かせる。
「あんたちょっとくさいわよ」
照れ隠しのつもりか、かなめが遠慮なくそう告げると宗介は少しショックを受けたようで無表情のまま固まり、
そしてそそくさと風呂場に消えて行った。
「…さてと!」
制服からラフな普段着に着替えて、おろしたてのエプロンをつける。
そこで先日の彼の発言が頭に蘇る、と言うかずっと考えていた。
無線機越しに彼の言っていたシチュエーション。
(…ソースケも、一人エッチとかするのかな…?)
あの何も考えていなさそうなムッツリ無表情で、料理している自分に対して破廉恥な妄想を日ごろから
していたのか、とか。だとしたら。
悪い気はしないのだ、実際。つい緩む頬を止められず、きゅっと身をすくめた時、背後でぱさりと音がした。
振り向くと、バスタオルが床に落ちていて。
次の瞬間には、かなめの振り向いた方向と逆側から宗介に抱きしめられていて危うく手にした包丁を取り落とす所だった。
「ちょっ…ソースケ!危な…っていうか!なっ、な…!」
宗介の両腕ががっちりかなめの体に回されて、首筋に彼の顔がぎゅっと押し当てられている。
かろうじてまだ腰とお尻はひっつけられてはいないものの、臨戦態勢なのは確実だろう。
「す、すまない。その…!」
宗介は顔を上げずにもごもごと喋る。
「風呂場にある物を使わせてもらった」
「えっ!?」
お風呂場にあるもので何かヤラシー事を!?かなめは非常に驚いた。が、違う。
「シャンプーを…借りたのだ。その、君と同じ香りなもので…つい、何と言うか…は、反応してしまったのだ」
真面目に説明する宗介の様子と話の内容の間抜けさに、かなめはずっこけそうになった。
勿論きつく抱きしめられているのでよろける事もままならないが。
「そして今の君の姿だ。たまらないのだ…すまん、すぐに済む」
「あ、そう…じゃなくてねえ!ソースケ、あたし今ご飯作ってるでしょ。離」
「離れ難い。このまま料理を続行する事は出来ないか?」
「…ムチャ言うわねアンタも」
「君ならやれる。そう思う」
大真面目に言う宗介に、かなめははぁーっと深いため息をつく。
出来ればそのセリフ、もっと別な時に言って欲しかった。
「じゃまになったら遠慮なく振りほどくからね」
「了解した」
背後で犬のしっぽがばたばたと振り回される空耳を聞きながら、かなめは目の前のまな板と包丁に集中する。
温野菜のサラダにしょうと思っていたけれど、面倒くさいのでスティックサラダで良いや、と人参と
セロリをざくざく切る。
手元を宗介が覗き込んできて、少し視線を横にずらすと彼の意外と長い睫毛が視界に入った。
(…何なのかしら、コイツ。甘えてるのかな)
だいたい興奮したらなさっさと押し倒してくれれば良い物を、なぜこうも中途半端なスキンシップで
満たされようとするのか。全然足りないくせに。
(あたしだって困るのよ、こーいう、中途半端な…)
湯上りの彼の肌はいつもよりしっとり潤っていて、襟ぐりの大きく開いたシャツを着たかなめの鎖骨に
宗介の腕が密着して、頬同士もくっついている。
お腹の底のもっと下、体の付け根がきゅん、と反応してしまう。
して、とでも言えば、この大型犬もぴょこんと自分に乗っかるのだろうか。絶対言えないけど。
「ちどり?」
ふいに彼から声をかけられ、かなめは遠くにお出かけしかけていた意識を取り戻す。
悶々としすぎて料理をする手が止まっていたのだ。
気取られるのが嫌でかなめは何も言わず、煮えたぎる大き目のお鍋にパスタを投入する。
タイマーをかけて、お皿の準備をしようと体の向きを変えたところで宗介にぎゅっと抱き寄せられた。
今までも充分抱きしめられていたので、ちょっと苦しい位だ。さらに彼の足が両側から自分の足を
締め付けてきて、お尻に知っている感触が押し当てられる。
「そ、ソースケ…」
「茹で上がるまで、いいか?」
「え?いや、お皿用意したり色々するから、そろそろ離し」
「言っただろう。離し難いと」
言って宗介はがっちり掴んでいたかなめの両肩から手を離し、片腕でお腹を撫で、もう片方の手で
何やら股間をごそごそして
「ひっ!?」
さすがにびっくりして悲鳴をあげてしまった。
目線を降ろすと、前の開かないズボンの為、中途半端な位置までずり下ろした宗介のズボンが視界に入る。
そしてエプロンで見えないけれど、きゅっと閉じたかなめの太ももの間に彼の物がにゅっと挿入
されていた。すでに先走りでぬめって、ショートパンツの素肌に電気が流れたような衝撃が走る。
「あ、やだ…ソースケ…」
「すぐ、済む…」
そのまま両手で胸やお腹をまさぐられて、挿入する時よりも乱暴な調子で腰を振られる。
かなめは今キスしていないのが凄く寂しく感じた。あんただけなの?と思う。
恐る恐る手を伸ばして、エプロンの上から暴れる彼のものを掴んで見る。
「ち、どり…っ…く…!」
もっとあんあん鳴いちゃえば良いのに。前屈姿勢になってされるがまま彼の律動を
太ももで受け止めながら、彼の手の中で形を変える自分の胸と、エプロンを捲り上げて
顔を覗かせた彼の先端が視界に入る。
乱暴に揉まれているのに痺れる様に気持ち良い。
こんな状況でうっとりするなんてあたし、変態かも…かなめはそう思った。
彼女を思いを知ってか知らずか、宗介は一度ビクリと震えてからシンクの扉にびゅくびゅくと吐精した。
一度では我慢ならず宗介は再び自分のものをしごいて、今度はかなめのショートパンツを
脱がせにかかる。薄い布地の下着をずり降ろし、直接あてがう。
(パスタが吹きこぼれちゃう…)
かなめは冷静に考えて、コンロの火を消す。
なんとか体をねじって彼と向き合うと、ちゅ、と軽くキスをした。
「ね、ベッド、いこ?」
「し、しかし…君は食事を作って…」
「そんな事言う態度?これ」
かなめはエプロンを押しのけて存在する宗介のものを、じーっと睨む。
「その、いや、あと数分で終わる。茹であがるまでには」
「そんなに早いの、イヤなんだけど…」
「む…!」
「ってゆうか、ね。あたしだって、し、したいのよ。ちゃんと」
「〜〜!」
照れてもじもじと先端を弄るかなめの様子に宗介はたまらなくなり、無言のまま横抱きに
抱えるとキッチンからかなめの部屋へ移動した。
ベッドに辿り着くなり宗介はそそくさと脱いでしまい、かなめの服も一通り脱がして
その中からエプロンを拾い上げる。
「これをつけて、してくれないか」
緊張と興奮で無表情のまま怖い顔になった宗介がふざけている訳では無さそうで、
かなめは恐る恐る、聞き返す。
「…マジ?」
「本気だ。その…先ほどの様な状況を想定して、したい」
「…はあ、そう…」
驚いた。どこでそんな事覚えてきたんだろう。それとも自然とそういう嗜好にいきついたんだろうか。
おおよそシチュエーションだとかそういうものにこだわりのあるタイプとは思って居なかった
けど、案外彼の情緒はこういう事から発達していくのかも、とかなめは考える。
その間の沈黙を悪い意味に捉えた宗介が、眉間のしわに深刻な後悔を浮かべている。
「その…いや、ダメなら良い。セックスに着衣などナンセンスだな」
「あ、ううん。そうでもないよ。結構一般的なんじゃないかな…」
「そ、そうか!」
「うん。…ソースケ、着せて?」
両腕を投げ出して彼を導いて、かなめは先ほどよりかなりきつめにエプロンを身につけた。
あまり分厚くない生地の都合上、既に胸の先端は形がくっきり浮き上がっているし
先ほどの彼の先走りや何やのせいで、股の間にはしみが広がっていた。
宗介は浮き上がった乳首を甘噛みし、もう片方を指先で捏ねる。
舌先でくりくりと胸の先端を嘗め回しながらお腹を撫でると、かなめがよがって腰を浮かせた。
「そ、スケ…あん…」
宗介の頭を抱いて気持ち良さそうに感じるかなめに目を細めて、下腹に手を伸ばす。
ごわごわした淡い茂みの奥、かなめの今の所一番感じる部分を摘んでひねると、軽くいったらしく
悲鳴に似た短い嬌声が出た。
快感にぼんやりした彼女を抱き起こし、膝の上に後ろ抱きに座らせる。
エプロンを身体の中心にずらして乳房を露出させると、両手でゆっくり揉んでみた。
豊かだとは思っていたが、こうして中途半端な着衣にしてみるとより際立つように感じる。
宗介は手の中で自由に形を変えるかなめの胸に集中し過ぎて、おずおずと彼女にその手を止められる
まで時間が経つのを感じなかった。
「あのさ、ソースケ…」
「む?」
「おっぱいすきなの?」
「…こ、肯定だ」
「ふうん。じゃあ、こっちは?」
言ってかなめは、そろりとエプロンの端を両手でつまんで持ち上げる。
大切な所を彼の太ももに押し付けて、そこはぬめっていて熱く、準備万端といった風体だった。
「無論、そちらも大好きだぞ」
生真面目に答えるので、かなめはくつくつとお腹を震わせて笑いを堪えた。
「ヘン。ふふ」
「そろそろ挿入しよう…千鳥、コンドームをつけてくれ」
宗介は胸を弄びながら、姿勢を変えてかなめの身体の中心に自身をずらし、あてがう。
姿を現した凶悪な突起にかなめはちょっとひるみ、それからそっと掴んだ。
寝そべった彼の腹に馬乗りになって、薄いゴム製品を装着させる。
流れでそのまま自分が上になってしまい、かなめは恥ずかしくて泣きそうになりながら
先端をあてがった。にゅ、と入ってくる感覚が気持ちよくて、すこしだけ挿入してじっと
していると困ったような表情の宗介と目が合う。
「きもちいい…」
「そうか、それは…よかった。千鳥、その」
宗介の腰が少し浮き上がって促しても、かなめは無視してじっとしていた。
彼女が感じている時にしかない締め付けによる心地よさに宗介は眉をひそめる。
これではまた1分と持たない。自分の上に跨って惚けているかなめ、という絵面も
まずい。さっきからまともに正面を向く事も出来ず、状況を打開するために
少々強引に動く事にした。
「ここは台所だ、と思ってくれ」
「え?」
宗介は浅い挿入のまま身体を起こし、かなめの脚を持ち上げるとあっさり体勢を反転
させた。四つん這いの彼女を後ろから犯して、器用に後退するとベッド脇に降り立つ。
かなめもベッドから降りさせると、壁際にひょいと移動する。
「…そこに両手を突いて。こちらに尻を突き出してくれ」
「えっ…や、やだ!そんなの…」
いつもの事ながら情緒のかけらもない指示にかなめが抗議して振り向くと、この場に
不釣合いな程に真剣な宗介の顔。抑揚の足らない言葉使いと同じ位無表情であれば
良いのに、残念ながら彼はとても熱いまなざしをしていて、結局抗いきれず言うとおりにした。
腰を打ち付けられる度、卑猥な水音が響く。
「料理の最中に欲情とは、厭らしい事だな」
「へ…?」
そーいうシチュエーションなのだろうか。彼はリズミカルに腰を振りながら、
かなめの背筋を撫で回す。ぞわぞわと昇ってくる快感に、かなめはつま先立ちで震える。
「あまり声を出すと隣に聞こえるぞ…」
えーと。つまりはこの家に他にも人が居る状態でこんな事してると?そういう妄想?
かなめはツッコミたい気持ちがむくむくと育ってきたが、頭の理性より腰の辺りから
湧き上がる快感でその衝動もすぐにどこかにいってしまった。
ここは彼の妄想に付き合った方が、色んな意味でイイかもしれない。
きゅっと一度目を閉じて、次に開いたとき…かなめの表情に先ほどまでの知性はなかった。
「だって…きもち、いっ…ンン!」
腰を掴んで深く擦られて、今までで一番奥まで突き上げられてかなめは初めての感覚に襲われる。
こつこつとどこかに当っているのが判る。
彼のものと自分の内側は溶け合ったようにどろどろと快感を共有しているのに、
そこだけが明確にぶつかり合っている。
知らずかなめは壁に爪を立てて、もっと深く咥え込もうと腰を動かした。
耐え切れずずるずると身体が下へ下へ下がり、床に膝を着いてしまう。
腰を高く掲げられて抜き差しを繰り返されると、訳の判らない快感が押し寄せてきた。
「そーすけ…ふぁ…何、か…へ、へん!や〜〜!ああ〜!」
「ぐ…千鳥っ、いっ…!」
最奥に押し当てられた先端に射精の勢いを感じて、かなめも後を追うように震えて達する。
宗介が腰を引いて出ていった後も、しばらく快感が収まらずにかなめは床で惚けていた。
宗介に抱き起こされベッドに横になってもまだ自分から動こうとはせず、強い快感の
波は去ったのに奥のほうでじわじわと何かが燃え上がっているように感じられた。
彼はコンドームを外すのも忘れてかなめの服をかき集め、彼女がさっきから一言も喋らずに
居ることに少し怯えているふうでもあった。
何か言ってあげなきゃ。かなめはもごもごと口を動かす。
宗介はすぐに気付いて、彼女の口元に耳をぴったりくっつけた。そして顔中の血管が切れた
のではないか、と言うくらい赤くなる。
「すっごく、よかったの」
「そ、そそそ、そうか…それは、何よりだ。ああ、全く、そうか…」
しどろもどろになりながら彼女に服を着せようとして、下着を履かせようと脚を持ち上げ
たら彼女の中心を真正面から見てしまい、まだものほしそうにくぱっと開いたそこに
ぎょっとして首を100度位後ろに回転させて視線をそらす。
さっきまで奔放に腰を振っていたのと本当に同じ人なんだろうか。かなめは苦笑する。
何回やっても彼のこういう所は変わらず、うれしいなあ、としみじみ思った。
「さて…」
パンツは自分ではいて、かなめはよっこいしょういち、と言いながら身体を起こした。
「とりあえずゴハンだね。ソースケ、スパゲティー食べたいんじゃない?」
台所の鍋を思い浮かべて、宗介は真面目に答える。
「肯定だ。責任は、俺が取ろう…」
この後、皿にてんこもりになった湯だってさらに1時間程放置した麺の味に、宗介は今後
調理中に欲情はすまい、と新たなおかず探しを決意するのだった。
おわりです。
色っぽい文章が書けたら良いんだが難しい…。
明日このスレを覗いたら他の職人さんが降臨してるように祈ってます!
GJ!!!
欲望に素直な宗介羨ましい
>>201 途中で送信しちまった…
GJ!!! 裸エプロン面白かったです 短編のノリも良いものだ!
それにしてもちょこちょこ職人様が降臨してくださるようになったな
ありがたいことだ全裸待機にも気合が入るわ
205 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 22:04:01 ID:xy7LlGAJ
「艦長、スレの深度が200を超えました。このままでは限界深度を超えます。」
マデューカスの報告を聞いたテッサは、左肩にたらした三つ編みの髪を握って口元に押し当てた。
毛先で自分の鼻をくすぐりながら、正面スクリーンを睨んでダーナの提供する各種情報を吟味する。
現在エロパロ板はスレが激しく浮沈を繰り返している。今浮上してもすぐにまた沈降するのは分かりきっていた。
だが今浮上しなければDAT落ちの危険は格段に増す。
テッサの頭の中でそれらの情報と判断がめまぐるしく交錯し、やがて彼女はひとつの決断を下した
「浮上しましょう。メインタンク・ブロー。浮上角度10度。進路はこのままで。スレ上げと同時に発艦体制に入ってください。」
「アイ・マム。メインタンク・ブロー。発艦深度まで浮上。」
トゥアハー・デ・ダナンはゆっくりとその巨体を海上へ向け、浮上し始めた。
おおおおお
職人様ほんとにGJです
台所ネタ素晴らしかった!伏線回収乙でした
すっかりファンになりましたよ!自作も期待しております!
宗介・・・テッサといいかなめといい・・・何と羨ましいw
誤字だ 自作ではなく次作w
色っぽく書ければ良いのだがと書かれてますが、丁寧な描写で色気を感じましたよ!
>>201 ニヤニヤしながら読んだ GJ!!
宗介とかなめの短編ものは頭からっぽにして楽しめるな
ドラマガ付録のおっぱい載りソース犬に感動している201です。
age職人さんが来てたー。テッサGJでした!
宗かなばっかで申し訳ないけど、書きたい気持ちはあるんで
またよさげなネタをちらつかせてもらったら投下しにきます。
DAT落ち回避の為にも。。。
210 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:20:03 ID:VWAEyxyM
そういえば今月から発売日が変わるのか
隔月間というのが引っかかるなぁ…このままフェードアウトとかは無しにして欲しいが
211 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 01:22:54 ID:PnwGtGa1
>>201 無線機ネタに引き続き、台所ネタもGJでした!!
次回作は宗介の新しいおかずで、「お風呂場で・・・vvv」とか如何でしょうか?
宗介の妙な情緒がどんどん成長するのを楽しみに待ってます!!
212 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:54:36 ID:1rAqgiKc
全裸待機age
まだ全然書いてないので、今日はこれでお茶濁していきます。
書きかけでグダグダになってボツにした奴からチューしてる所だけ抜粋。
ちゅちゅ、と吸い付く音が響いて、ちゅぱ、と音をたてて離れる。
もう一度重なる。
離れる。
宗介の舌がかなめを追って突き出され、また重なる。
さっきから宗介が股間をすり寄せて来ては甘えたような声を漏らすので、かなめは辛抱たまらず彼のお腹を撫でて言う。
「…しよっか」
「なにを、だ」
真っ赤になって眉根を寄せて厳しい顔を作る努力はするが、あまり意味は無かった。
未経験の興奮にうろたえながら、宗介は自分の腹をなでる手をじっと見る。
その手はそのままもっと下へ辿り着き、堅くなった下半身をゆるゆると撫でた。
「こういうとこ、触ったりすること」
「…それは」
あまり淫らな行為を、学生の身分である自分たちがすべきではないのではないか、と思う。
思いはするが、やらないでおこう、とはきっぱりとは言えなかった。
さっきから擦れ合う千鳥の股や胸に、正直興味があって仕方がないのだ。
「いや?」
「…いやではない」
「私もだよ」
ふふ、と笑うかなめの吐息が唇にかかって、宗介は意識が飛びそうになるのをすんでの所で堪えた。
ちょっと冷え込んでますから、全裸待機の皆さん風邪ひかないで下さいねー。
ちょっww 続き気になりまくるんですが!!!
というかこの職人様は何者・・・!
やたらSS上手いですね
ほのかに漂う色気がたまりません!
>>213 うわあああああああああ!!続き読みてええええええ!!
宗介はかなめにこうでも言われないと一線越えられなそうなイメージあるw
いつも楽しみにしてます 今回ものっけから引きこまれまくりww
>>214 フルメタは二次創作少ないから正直めちゃくちゃ飢えていたが
ここに非常に上手な職人様が現れてしかもガスガス書いていただいて感涙している
213です。細切れのにもコメントありがとうございます。
213のは一番初めにここに投下しようとして、結局書きあがらずにほったらかしてます。
手が止まってしまった時に電話のお題が現れたのでスゲー助かりましたw
自分も全裸待機の一員なので他の職人さんがいらっしゃるの超待ってます!
218 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 22:54:45 ID:WH/RAH52
ほす
小学生同士ってのはありかね?
芳樹のとか
ありの方向で!
自分はかなめ×レイスが見たい。
801かよw
え…?百合だろ?
自分はレモン×レイスが見たい
なぜww
緊急ほす
近々芳樹×高美(逆?)を投稿します
やた!
楽しみにしてる。
226 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 23:56:46 ID:gAL4Ac3u
213 このシーンだけでもwktkなのだが・・・
ボツにしてしまったのか!もったいない
全裸待機中の213です。
やっぱり勿体無いと思って先週書き込んでからちょこちょこ
書き続けてるけど、どーにも長過ぎるそしてオチないんで
尻切れトンボになってます。
中途半端でも投下して大丈夫だったら明日辺り投げさせて貰いますー。
今、燃えるワン(ryを読んだんだが…
死ぬんだね……
あぁ…
ああぁああ!!(発狂)
229 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 01:25:32 ID:cAvhF3dM
>>228 ナミファンかい?
そいつはご愁傷さま…
ナミでなにか書いてあげれれば良いんだが
ネタが思いつかんな…
>>229 あ…ありがとう
ナミってどこかアスカに似てる気がしてさ…
賀東め…
フルメタって結構長いのにエロパロは少ないんだな
やっぱりかなめ派やテッサ派とかが衝突するから?
232 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:28:01 ID:PNDUzzMS
>>231 いわゆるラノベの萌えブームがくる以前の作品だからなあ。
そういう一世代前の作品のわりにはある方だと思うんだけどね。
>>227 待っておりました!
途中だろうが作品を拝めるだけで幸せであります
どうか宜しくお願い致します
ここ最近、原作読んでない俺にはナミとか言われてもワンピ(以下ry)の方思い浮かべちまうw
思えば短編終了したあたりからずっと読まなくなったなあ。
213です。
会話の流れをぶった切ってしまうんですが
長くなってしまった上に、まとまらないので最後ブチっと切れて終わりです。
テッサもナミも大好きですが自分が書く話は全てもれなく宗介のチンコは
かなめの股に吸い込まれていきます。
他のが読みたい方ほんまスンマセン…
馬鹿な事をしている自覚は、あった。
ただ、あの「ネコ」が居なくなってから宗介が目に見えてしょんぼりとしているので…
かわいそうなのと、悔しいのと。
(あたしが!元気出したげるんだから!)
気合を込めてその衣装を掴み、かなめはレジへ向かう。
ここは某バラエティグッズショップ、そして手には
「パーティーウェア タイガーガール ホワイト」。
宗介のシロを模した、ホワイトタイガーふうの模様が入ったチューブトップの衣装だ。
今日は宗介を夕飯に誘ってある。
そこで明るく一発この衣装で、あ、いや、一発とはそういう意味ではなく、
明るい調子で「あんたにはあたしもハムスキーもいるじゃない!元気出しなさいよ!」
とでも言ってやれば…彼の気も少しは晴れるのではないかと思っている。
夕飯はすでに出来上がっていて、昨晩から仕込んであるカレー。
あとはさっさと帰宅してパンを切り分けて、この衣装を着て待ち伏せするだけだ。
びっくりするだろうか。案外引いてしまったりして。でもかれは堅物な朴念仁だけど、
こういう冗談が嫌いな訳ではないようだし。
うきうきと袖を(チューブトップなので実際には袖はないのだが)通してみたその
衣装は、標準的な女の子サイズの為、胸元からウエストにかけて体の線に見事に
張り付いており、ちょっとエッチ過ぎるかなあと心配になる。
だが相手はあの相良宗介。
妙な下心を出してきた所でどうにもならないに決まってる、とかなめは鏡の中の白猫に向かって微笑んだ。
19:00時、約束の時間ぴったりに宗介は千鳥宅のチャイムを押し込む。
「はーい」
「相良宗介だ」
「どぞー」
ガチャリ、とドアの施錠が解かれる。
中から開ける気配がないので宗介はドアノブを掴み、そしてぽかんとした。
目の前には、いつもの私服よりもさらに露出度を高めた千鳥かなめ。
胸元から股の付け根ギリギリくらいまでにピッタリとタオルを巻いたような服は尻の
辺りからしっぽのようなヒモが生えており、二の腕から手の甲まで覆う手袋、膝の
高い位置まで上がった靴下に、頭には丸いものが2つついたヘアバンド。
かなめは宗介のリアクションを充分想定内のものとして、きゅ、と相手の手を取った。
「シロがいなくなって寂しそうだから、今日だけ特別、あたしがシロになったげる」
予定していたのとは少し違うセリフになってしまった。
せっかく考えといたのに!とかなめが残念がるより1秒早く、宗介にタックルをかまされた。
…いや、抱きしめられたらしい。
彼はかなめの首筋に顔を埋めて、背中にがっちりと腕を回し、そしてくぐもった声で言った。
「感謝する…」
「ア、いーえ。どーいたし…」
言いかけて、宗介の頬や鼻が首筋に摺り寄せられて絶句する。
なんだか予想外に喜んでもらえたらしい。感動、に近いかたちで。
「シロ」
「…えーと、ソースケ…」
くぅ、と彼が耳の後ろで猫が喉をならすような声をたてる。
身体が密着しすぎていて、かなめは全く身動きが取れず硬直するばかりだ。
そんな事にはお構い無しで、宗介は両手両腕をがしがしと動かしてかなめを体を撫でさする。
「シロはこうしてやるととても喜ぶのだ」
そう言って、彼女のおしりを右手のひらでギュッと掴んで撫でさする。
シッポが跳ねて、かなめのお尻にも自然と力がこもった。
両足を宗介の脚で挟まれ、左手で背中を強く擦るようになでられる。
「気持ち良いか?」
「は!?あ、えーと、そうね、シロ的には…」
言いかけてまた止まる。どう見ても宗介の股間がいつもの状態ではなかった。
「あの、ソースケ…」
「なんだ」
(ど、どーしよう。…流されちゃってもいいのかな…)
チラチラとそちらを視界に入れつつ、かなめは腹をくくる。
これで彼が飛び掛ってくるなら、つまり自分たちはもうそうなるべき頃合なのだ。
「…一応確認しておくけども、あんた、シロと、へ…変な事は、してないわよね?」
「変とは?」
「その、こーいう…」
「体ならたくさん撫ぜてやったぞ?」
「そうじゃなくてね、あの、こう…」
かなめはそっと目を閉じて、軽く宗介の下唇を咥えてすぐ離す。
「…こんなコト」
じっと宗介を見ると、彼はぽかんとして、それから目を見開き硬直して汗をだくだくと
流した後つま先から頭の先まで津波が到達する如く真っ赤になった。
さすがに今の自分の触れ方が、おかしいかもしれないと思い至ったのだ。
尻を手で掴んでぐわぐわ撫で擦るなどと。
「すま」
「謝らないでよ!…ねえ」
そっと宗介の腰に腕をまわして、お尻を撫で返す。
困惑と羞恥でしどろもどろの彼の唇をもう一度奪うと、恐る恐る応えてくれるのがたまらなく嬉しかった。
ちゅちゅ、と吸い付く音が響いて、ちゅぱ、と音をたてて離れる。
もう一度重なる。
離れる。
宗介の舌がかなめを追って突き出され、また重なる。
さっきから宗介が股間をすり寄せて来ては甘えたような声を漏らすので、かなめは
辛抱たまらず彼のお腹を撫でて言う。
「…しよっか」
「なにを、だ」
真っ赤になって眉根を寄せて厳しい顔を作る努力はするが、あまり意味は無かった。
未経験の興奮にうろたえながら、宗介は自分の腹をなでる手をじっと見る。
その手はそのままもっと下へ辿り着き、堅くなった下半身をゆるゆると撫でた。
「こういうとこ、触ったりすること」
「…それは」
あまり淫らな行為を、学生の身分である自分たちがすべきではないのではないか、と思う。
思いはするが、やらないでおこう、とはきっぱりとは言えなかった。
さっきから擦れ合う千鳥の股や胸に、正直興味があって仕方がないのだ。
「いや?」
「…いやではない」
「私もだよ」
ふふ、と笑うかなめの吐息が唇にかかって、宗介は意識が飛びそうになるのをすんでの所で堪えた。
ベッドに横たわっても体から力が抜けない。
彼女の手に頬を撫でられて、どうにでもなれ!という気持ちで目を堅く瞑った。
彼女の対応がすぐ側で感じられて、浮き上がる腰をなんとか自制しようとする。
「ちど・・・」
彼女の手がまた自分の腰周りに来た所で、宗介はどうしたものか判らずひとまず彼女の名前を
呼びかけて声を引っ込ませた。
かなめの手の平に、股間を撫でられて息が詰まる。
宗介が狼狽しているのが目に見えて判って、かなめは不思議な余裕を感じていた。
「きもちいい?」
「あ、ああ…いや、よく判らん…」
「見ていい?」
「…」
沈黙は肯定、と受け取って、ボタンをはずしチャックを下ろす。やはりいけない、と頭の中の理性が言う。
「千鳥、やめるんだ」
「どして?」
「その…」
「…あたしとこんな事したくない?」
彼女が急に悲しそうな目をするので、宗介は非常に焦る。
「それは違う!だが…」
君を汚してしまいそうで。そこは言葉にならず、それ以上喋れもしない。
俺は意気地なしだ、と宗介は自分の言動を呪った。
一方かなめは、宗介が何も言わないものだからしばらくは手持ち無沙汰でトランクスの頂を
じーっと見ていたが、やがて彼の気持ちを「いやよいやよも」という奴と解釈して、指先で
くっと股間を押しこむようにして弄る。
「っあ…」
「ね、ソースケ」
目の前の女神の様な笑顔に、脳が沸騰しそうだ。
「見ていい?」
同じ事を二度聞かれて、宗介は固く目を閉じ頷いた。
「ん…すごい…これってこの中に血が集まってるのよね」
「…保教科書によると、そのようだが…」
かなめの右手が宗介の股間でするすると動いては、正に射る様なとでも言うべき視線で先端をじっと凝視する。
「千鳥、あまり先端ばかりっ…く…」
辛抱たまらず射精した宗介のいちもつから飛び出た液体が、かなめのてのひらにこびりつく。
彼女はそれを目を丸くして見、宗介はいたたまれない気持ちになった。
何も言わないかなめとの沈黙に耐えかねて、宗介はティッシュで彼女の手を拭く。
「…その、すまない」
「へ?」
[汚して、しまった」
ばつが悪そうな宗介は決してかなめの顔を見ようとはせず、先ほどまでとは違った羞恥に
さいなまれているようだった。そんな様子が面白くなくて、かなめは身をかがめて彼の顔を
覗き込むと鼻と鼻をちょい、とくっつける。
「汚くないよ。でもヘンなにおいだね」
「すまない…」
「ね、ソースケ」
返事もせず俯いて罪の意識に苛まれる宗介の耳元に、かなめは悪魔の如く囁く。
「交代、しよ?」
「む?」
「今度はあたしに、ソースケが。ね?あ、勿論ソースケがあたしのこと、触るのイヤじゃ無かったら…」
「いいい嫌ではない!」
やけにどもって返してしまい、また宗介はグ…と、言葉を飲み込む。
かなめは笑って、「じゃあ、脱がせてね」と両腕を投げ出してきた。
彼女の裸体が見れるのは大変ありがたいことだ、と頭のどこかで思う。
しかし、脱がす。自分はズボンを膝位まで脱いだだけだったが、彼女は全て脱ぐのだろうか。
もしそれがこの国での若い男女の作法なら、先ほどのほとんど着衣のまま達した自分は。
かなめが思いもよらないような事で悶々とする宗介は、とりあえず彼女の肩にかかる、
透明なヒモを腕を通して脇の下へ。いかにセクシーな衣装でも、さすがにパーティーグッズ
だけあって胸のパッドとストラップはきちんとついていた。
両肩からストラップを抜き、ぐい、と引き下げると形の良い胸が露になる。
重力に従ってたゆん、とゆれた房を、宗介はまぶしいものでも見るようにして凝視した。
下まぶたが上がって口が半開きの非常にどうしようもない表情で、かなめは少し呆れてしまった。
(こういう時だけ素直になるっていうのも、どーかと思うけどね!)
「あの、ソースケ…気に入ったなら安心なんだけど…」
さすがに恥ずかしいんだけど、と言われて宗介はやっと我に帰り、おへその辺りまで降ろした服をそのまま
スカートもろともずり下げる。
靴下は右足の物はスルっと脱げたが左がひざ上から動かず、どうやって脱がしたらいいかも
判らないのでそのままにしておいた。
残ったのは薄桃色の下着だけ。自分の履いている木綿製のものと比べると、ひらひらと装飾が多くて
身体にぴったりと密着していて、ほんの少しウエストに食い込んだ段差が妙に厭らしく思えた。
どうにもそれは局部を守る為ではなく視線を集めるための物のように思えて仕方がない。
また時が止まったように凝視していると、かなめはもじもじと指先をいじりながら
宗介の方をじーっとみて、小さな声で「電気消そうかな」とひとりごとを言う。
「それはだめだ」
ひとりごとに返事をされてかなめは元から赤みがさしていた顔をさらに真っ赤にして、
宗介の顔に両手をおしつける。
「じゃあそんなに見ないでよ…」
「しかし、いや、君も先ほど随分熱心に俺を観察していたからな。お返しだ」
「おかえ…いらないわよっ。てゆーか、そんなに見るんだったら…触ったら良いじゃないの」
「…む、そ、そうだな」
そうだった。これから交代するのだった。
宗介は改めてかなめの裸を正視した。
いつも目にする腕や脚の健康的な肌色とは少し違う、青みがかった白さのある胸や腹部。
いつまでも撫でていたくなるような曲線で出来た体、それとなく胸を隠そうとしている両腕。
無意識にその両腕を掴んでどかすと、一度かなめと視線を合わせてから彼女の胸に顔を寄せた。
その行動にかなめはちょっと驚き、それからそっと宗介の頭を撫でる。
自分の腕や身体を掴む彼の手からは、すっかり力が抜けていた。
谷間の上の平たい所に唇を押し当て、額をすり寄せてくるので髪の毛が顔にあたってくすぐったい。
予定では今頃自分は宗介に恥ずかしい所を触られたり見られたりして、相当いやらしい事に
なっているはずだったのだが…確かに心臓はどきどきばくばくしているけれど、あまりにも
ゆったりした行為が続くもので、かなめは少し眠気を感じ始めていた。
乳首を咥えられて吸われて、このまま彼と朝まで抱き合って眠ったら、多分幸せ。
そうおもった矢先。
くちゅ。
「!」
驚いて目をぱっと見開く。
胸元には相変わらず宗介。彼の左腕はかなめの背中を先ほどから優しく撫でていたが、腰の辺りを
支えていた右腕がいない。いや、いる。彼女の股で、下着の横合いから指先でじかにふれてきていた。
あまりの事にびっくりして声も出ず、ただ太ももにキュッと力が入ってしまい緊張が彼にばれる。
宗介は敏感に察知して、彼女の気持ちを一生懸命想像して「やはりやめておこうか」と言おうと
したがどうにも口が開かない。そんな事言ってたまるかという気持ちがある。
うしろめたい気もして彼女の顔は見ず、胸元で荒くなる息をなんとか押さえ込みながら右手の
行為に集中した。
下着をどかすとそこにはフワフワと柔らかい肌が待っていて、指を前方に移動させると
陰毛の感触。当然自分の体にあるような怒張はない。くにゃくにゃと押し込むとかなめの体が
震える芯のようなものに行き当たって、暫くそこを刺激していると少しづつ声が漏れ始める。
指の位置を移動して、もっと下の方へ。最初にくちゅっと言った音の正体はぬめりのある
体液で、宗介はそのぬめりを利用して指をまっすぐに、すなわち中に挿入した。
「あ」
こじるような動作でそっとそっと押し進めると、指は案外簡単に中に入った。
関節二つ分位挿して、天井をくすぐる。
かなめが言葉にならない声を上げて両足で宗介の体をきゅっと抱える。
かなめの中も、宗介をきゅっと絞り上げた。
ここに、自分のものを――無理ではないか、と思う。
さすがに自分のものは中指一本の比ではない。しかし今この指は、きゅうきゅうと締め付け
られていて最初の様に動かすにはある程度力を入れなければいけなくなっていた。
これが自分の一物となると、腰を使って股間を前後させなければいけないだろう。
しかしこの狭さ。
(なんとかなる、のか…?)
いぶかりながらかなめの反応が激しくなるポイントをいじっていると、一度ぎゅうーっと
指を締め付けられた後、かなめの体がふるえ、そして力が抜けていくのが判った。
その時小声で猫のような声を上げたのがたまらなくて、宗介は自分の股間にまた熱が
こもるのを自覚した。
指を引き抜くとかなめが物欲しげな目でこちらを見てきた気がして、宗介は落ち着かない
気分になる。もう一度指をあてがい、今度は人差し指も一緒に挿入した。天井をこすると
今度は先ほどよりも大きな動作で腰をよじって、淫らな声も口を塞がずに発する。
挿入している右手指に添えるようにして左手の指で口を開かせ、薬指も挿入しようと
してみるがこれは角度が上手くとれず、諦める。
かなめが期待と不安の入り混じった視線を送ると、宗介はたまらなくなって指を引き抜いた。
「いい、か?」
「ん…多分へいき」
脚を開かせて仰向けに寝そべった彼女の局部に自信をあてがい、入り口に擦り合せてみる。
それだけで脊椎がばらばらに砕けそうな刺激を感じて、宗介ははやく中に入りたくてたまらない。
ただ、聞きかじった知識で女性の初体験は痛みや出血をともなう事があると知っている。
そして先ほどの、指程度の物でさえきゅうきゅうと締め付けるあの狭さ。
逡巡していると宗介の背に添えられていたかなめの手が彼をポンポンと優しく撫ぜて、
そして震えるような深呼吸をする。
「…いいよ、きて」
「了解した」
ぐっと押し当てて腰を突き出すと先端が潜り込み、やはりと言うか予想以上に熱くて狭かった。
ぷちりと千切れたりしたらどうしようかと思った彼女のそこは柔軟に彼を受け止めて、それでも
表情には辛そうなものが見えたが止めてとも嫌だとも言わない。
「千鳥…どうだ?」
状況の確認を、と思って発した言葉は彼女の吐息だけで「ばか」と発音され、そのまま唇を
重ねあう。薄く開いた唇の間で舌と舌が掠めあう度にかなめの中がキュッと反応して、宗介は
目の前の光景に意識が遠のきそうな程の興奮を覚えた。
そしてかなめの発言が「無粋な事を言うな」という意味とは取れず、また聞く。
「痛みはないか?」
「・・・ン」
短く返すかなめは、呆れたと言うか諦めた風情で唇を尖らせる。それをキスしてほしいのだと
解釈して宗介は唇を重ねた。体勢がずれて、当る所も変わる。かなめがつま先をぴんっと
延ばして、何かを堪える。重ね合わせた唇の隙間からかわいらしい声が漏れて、それも食べて
しまいたい、と宗介はさらに貪欲に舌を絡めた。
それから、きゅうう、とこれまでにない強さで締め付けられて、二、三度腰を動かしてから
宗介はたまらなくなって射精までいきついた。
かなめはお腹のなかでそれを感じながら、不思議な感慨にひたる。
(気持ちよかった、って事よね、これは…)
耳のすぐ側で息を荒げる彼を感じながら、ここでようやく大事な事に気付いた。
コイツ、ちゃんと避妊してるんだろうか?
抵抗を伴って抜け出る彼のものを思わず覗き込んで見てしまう。
(あ、よかった…)
いつつけたのやら、彼はちゃんとコンドームを装着していて、しかしはずすのに失敗して
かなめの膝にぼとりと垂らした。
慌てる宗介にティッシュを渡して、「気持ちよかった?」と聞くと、彼は口元を
微妙に緩めて頷く。
「ところで、あたし、まだなんだけどなー…」
「…!!?」
「い、いきそびれちゃったのよ…」
本当はさすがに初めてのセックスでいくところまで気持ちよくなれなかっただけなのだが、
でも最初の指の奴はひじょうに具合がよかった。
「そ、そうか…」
てっきりかなめも自分と同じタイミングで絶頂を迎えたと思い込んでいた宗介は、
拭き取ったティッシュをぽそりとゴミ箱に投げ込んで眉間に深刻な苦悩を浮かべている。
一人で楽しんでしまった・・・という罪悪感。さっきの爆発的な快感の波は、結局ひとり
よがりだったというのか。
そんな宗介のすっかり萎えた股間をチラ、と見て、かなめはおずおず切り出す。
「ソースケ、あの、ここ、さ、触って・・・」
「…いいのか?」
「ん。さっきのが…好きかも…」
「そうか!よし!」
喜々としてかなめの脚を持ち上げ、局部を眼前に宗介は厳かにキスをした。
「やんっ」
まだ敏感なそこをつつつ、と舐めて、上にある一番感じ易い蕾をぱくりと口に含む。
舌先で突いて、軽く噛んで吸い上げる。快感に焦るかなめが両足で彼の頭を抱え込み、
抑え切れない嬌声が部屋にひびいた。
「あっ、ゃん…ああんっ、ソ…ふあっ…」
それからしばらく、彼女の口からは途絶える事無く声が漏れ、宗介は彼女が果てるまで
続けようと心を込めて舐め啜った。が、それがどうもよくなかったらしい。
…というような感じで顎が外れるか舌が千切れるまで軍曹殿が
頑張って夜が明けるような感じです。
長々とぬるい話でお邪魔しました。
!!!
コスプレHとは!期待以上のSS
愛の有る丁寧な描写で感嘆
素晴らしい・・・10000回保存しますたw
職人様はそれぞれ好きなキャラと内容で書いて下さればおkですので
新作できたら今後とも投下してやってください!
自分は宗かなでリクエストの内容でも考えておきますので、
思いついたら書き込みに来ますw
キターーーーーーーーーーーー\(・∀・)/ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
GJ!
一万回保存ありがとうございます!
GJの一言が凄い嬉しいです。このスレに来てよかったー。
そして昨晩の投稿ですが、今見ると結構誤字がありました・・・すんません。
話というほど内容もないので意味は通じると思いますが、
何だか訳判らんてとこがあったら解説しますorz
では再び、全裸待機に戻ります〜。
>>246 こちらこそスレに来てくれて有難う・・・!!
触発されて、何かSS書きたくなってきたな・・・
エロパロなぞ書いたこと無いが・・・orz
>>236 なんというGJ!エロもいいけどエロに持っていく流れもご馳走様でした
でもまだ夜は冷えるから靴下くらいは履いておけ、な?
>>247 誰でも最初は初心者だ。がんばれ!
では靴下だけでも履いて待機だw全裸に靴下だぞw
うむ。エロにもっていく流れもGJだったな・・・
鬼畜軍曹もいいが、ちょっと初々しい軍曹もいい。
>>248 初心者SS投下してもいいのか?どんなの書くかな・・・
>>246 GJ!!!
職人来てたー!
かなめ好きだからありがたいっす
>>249 よく言われてるローカルルールとしては、その組み合わせがNGな人のための
カップリングと、名前欄にNGワード
特殊なシチュエーションがあったら断り書き(NRとかスカとかレイーポとか)
特に問題ない場合は、書きながら投下でなくてある程度書いた後貼り付けて投下する
あと、作品の後にあんまり自分語りを入れるとうざがられる場合もあるので程々に?
雑談は名無しでやれば問題ない。思いつく限りはこんなところ?
スレによっちゃカプアンチが変なことを書くかもしれないがこのスレは大丈夫かな
そんなことがあってもある程度は気にせずにGO!
全裸ネクタイでお前さんの投下を待ってるw
254 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 03:23:30 ID:U34smLlO
深い深い海の底・・・
女神でさえも太刀打ちできぬ鉄壁の守護者の中で、
秘め事は密やかに、そして、溶け合ってしまいそうなほど熱く・・・
・・・って感じの宗かな密着セックス in レーバテイン なんてのを
「書いてやっても良いぜ!!」・・・なんていう職人様はいらっしゃいませんか?
自分は宗かな前提のレナかなが見たい
全裸待機〜
>>254 レーバティンでもアーバレストでもいいが
アル&軍曹と3Pならいいなw
>>257 アルが言葉攻め担当だな
「はぁ…あん…そぉすけぇ」
「そんな卑猥な部位がいいんですか?かなめさんは猥褻な女性ですね」
「そろそろ入れるぞ、千鳥」
「軍曹殿、装填の位置が少々ずれています。後1.9aほど上方です。
私の計算では初実施でのアナルセックス実行は女性に嫌われる可能性が98%でした。急いで位置の修正を」
そのまま続けろ!
そういえば保管庫、dat落ちになってるが、どうするよ?
>>258 上手いw
途中で宗介が「黙っていろ!」とキレそうだが、面白いww
アルの最後の言葉の後に
宗介の「肯定だ!」を入れないとw
262 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 15:55:18 ID:HMME2Ytk
>>259 このスレの作品と一緒に復帰させて貰おう
このスレから来た職人さんもOKかな?
「千鳥、本当にココで良いんだな」
「だって宗介膣内だったら直ぐ出しちゃいどうでヤ〜ダ」
「軍曹殿は初体験。えっと!童貞だったのですか?」
「肯定だ!」
264 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:29:22 ID:5rpZWatj
ほしゅ
かなめは吹き込む冷たい風から逃れるために、毛布を頭まで被った。
ここはスイスの山奥、古い山荘の一室だった。
ニケーロを逃れたレナードの一派は各地を転々としていた。
囚われの身のかなめも当然それに同行せざろう得ない状況であり、普通の女の子のかなめに
とって粗末な住まいや食事は身に堪えた。
今のかなめにとって、唯一の安らぎは眠ることだけだった。
夢の中では、幸せだったあの頃に帰ることができた。
恭子や瑞樹、オノD信二らクラスメイトたちとバカ騒ぎした日常、林水や蓮と共に活動
した生徒会の日々、そして…宗介とすごした、いとおしい日々。
それら暖かくて甘い思い出に夢の中で浸り…そして目覚めた時の現実との落差に絶望する。
それでも、それにすがって耐える事だけが、今のかなめにできる全てだった。
毛布の中で、かなめは目を閉じる。
今日もまた、懐かしいあの頃にかえるために。
◇
宗介はチェックリストに目を通していた顔を上げ、目頭を揉み解した。
ニケーロでトゥアハー・デ・ダナンと合流して以来、宗介はマオたちと共に戦いに明け暮れていた。
そして、出撃の度に宗介はレーバーティンの戦闘記録の再チェックを行っていた。
ぶっつけ本番で戦場に投入されたレーバーティンはあまりに未知数の部分が多い。
実践で性能試験をやっているようなもので1戦闘ごとに新たな発見があるような状態だからだ。
勿論研究班が詳細に分析してはいるものの、それとは別に命を預ける機体の状態を把握するために
宗介は毎戦闘ごとに独自に戦闘記録の分析を行っていた。
「軍曹殿、肉体的疲労が無視できないレベルです。速やかに休息をとることをお勧めします。」
「…うるさい。休むのはこの記録をチェックしてからだ。」
アルの進言を一言で押しやり、宗介はひとつ伸びをしてどさり、とシートに倒れこんだ。
「俺は…約束したんだ…千鳥と…必ず…迎えに……ちど…り」
蓄積した疲労にあがらい切れずに、宗介は眠りに落ちた。
「……」
宗介が眠りについたのを見て、アルは眠りを妨げないようにディスプレイの輝度を落とした。
そして…ちょっとした好奇心から、TAROSを起動した。
…宗介の夢を覗いてみたかったのだ。
すると…宗介の思考がアルに流れ込んでくると同時に、宗介の意識はオムニスフィアへと
連結した。
アルはそれを見つめ続けた…興味深げに。
◇
かなめは光に満ちた空間の中をさまよっていた。
…いつものことだ。周りを情報と、誰のものとも知れない言葉が流れてゆく。
その中に、かなめは良く知った声を見つけた。
千鳥…
ソースケ!?
懐かしい言葉に、どことも知れない空間を漂っていた宗介の意識は、辺りを見回した。
目には見えない。しかし、たしかにかなめはそこにいた。
「軍曹殿、肉体的疲労が無視できないレベルです。速やかに休息をとることをお勧めします。」
「…うるさい。休むのはこの記録をチェックしてからだ。」
アルの進言を一言で押しやり、宗介はひとつ伸びをしてどさり、とシートに倒れこんだ。
「俺は…約束したんだ…千鳥と…必ず…迎えに……ちど…り」
蓄積した疲労にあがらい切れずに、宗介は眠りに落ちた。
「……」
宗介が眠りについたのを見て、アルは眠りを妨げないようにディスプレイの輝度を落とした。
そして…ちょっとした好奇心から、TAROSを起動した。
…宗介の夢を覗いてみたかったのだ。
すると…宗介の思考がアルに流れ込んでくると同時に、宗介の意識はオムニスフィアへと
連結した。
アルはそれを見つめ続けた…興味深げに。
◇
かなめは光に満ちた空間の中をさまよっていた。
…いつものことだ。周りを情報と、誰のものとも知れない言葉が流れてゆく。
その中に、かなめは良く知った声を見つけた。
千鳥…
ソースケ!?
懐かしい言葉に、どことも知れない空間を漂っていた宗介の意識は、辺りを見回した。
目には見えない。しかし、たしかにかなめはそこにいた。
抱きしめたい。宗介はそう願った。
すると、自分の腕の中に、やわらかい女の体が収まっていた。
かなめは、突然逞しい男の胸に抱きとめられた。
指でなぞると、大小さまざまなたくさんの傷が感じられた。
ソースケ…
かなめはその胸板に頭を預けた。暖かく、力強い、愛しい男の感触に、かなめは心安らぐのを感じた。
千鳥…
宗介は、腕の中の少女の背を撫でた。
長く、つややかな黒髪の感触。
そして、その切れ間に覗くすべらかな肌の感触。
宗介の手が滑り降りる。滑らかな白い背中を滑り落ち、くびれた腰を過ぎ、女性らしく
膨らんだ尻を撫でた。
目には見えないはずなのに、宗介にはそれが手に取るようにわかった。
かなめはキスしたいと思った。
少し背伸びして、宗介の首に手を回し、唇を重ねた。
唇が重なると、お互いに自然に舌を絡めあった。
まるで蕩けるような感触…舌が絡み合い、宗介の筋肉質な胸板にかなめの豊満な乳房が
押し付けられ、柔らかくつぶれる。
接触した部分が溶け合い、一体となるような甘美な感触に、二人は酔いしれた。
唇が癒着するような感触を味わっていたかなめは、下腹部を突き上げる感触に気がついた。
宗介の股間の一物が、勃起してかなめの下腹をつついていたのだ。
…ね、しよ?ソースケ
…千鳥
かなめは宗介の腰に足を絡みつけた。宗介も張りのある尻肉をつかみ、かなめの腰を
自分の腰の前に固定する。
そして、いきり立った一物をかなめの股間の綻びに押しあてると、鋭く腰を突き出した。
宗介の硬くそそり立った一物が、生娘のはずのかなめの膣に抵抗もなくするりと滑り込む。
宗介は繰り返しかなめを突き上げ、それにあわせてかなめは腰をくねらせた。
腰が一体になるような感触。
宗介もかなめも、お互いどちらがペニスで突き上げているのか、子宮を突き上げられて
いるのか曖昧になり、そして二重の快楽におぼれる。
かなめの乳房に、宗介がかぶりついた。しかも左右同時に。
右の乳首を吸われ、左の乳首を舌で転がされ、快楽に体が震えた。
宗介もまた、全身を無数のかなめの唇にまさぐられる感触に、たとえようもない快楽を
覚えていた。
胸板の上の乳首をかなめの舌が愛撫し、耳たぶを食み、指の一本一本をしゃぶりあげる
感触に気が狂いそうになる。
やがて二人の快楽が、頂点を迎える。
お互いの境界が曖昧になり、今や二人は一体となって溶け合った快楽の塊となっていた。
…うん…んあ…ソースケぇ…ソースケぇ!!
千鳥…ち…どり…かなめ!
大きな快楽の波が、今まで曖昧だった二人の境界を再び明らかにした。
宗介がかなめの際奥にペニスを突き入れ、かなめもまた歓喜を持ってそれを受け入れた。
ああ…ソースケ…
かなめ…愛している…
二人の意識が、闇に落ちていく。
完全な闇に落ちる寸前、二人の小指が絡み合った。
やくそくだよ…ソースケ。早く迎えに来て…
ああ、必ず助けに行く…
そして、二人の意識は完全に闇に飲まれた。
◇
窓から差し込んだ朝日の光でかなめは目を覚ました。
酷く寝汗をかいていた。そして…まとわりつくような疲労感。
乳首は硬く尖り、下着はぐちゃぐちゃに湿っていた…まるで今の今までセックスでも
していたかのように。
やだ…あたしったら…
淫夢にしてもあまりに幻想的で生々しい夢だった。むしろ共振に近いような…
…まさか、ね。
かなめは頭を振ってそれを否定すると、布団を這い出して着ていた衣服を脱ぎ捨て、
タオルを手にシャワーに向かった。
◇
「う…」
宗介はからだの痛みと下半身の不快感に目を覚ました。
ASのシートはお世辞にも寝心地の良いものとはいえない。
節々の痛みに耐えて身を起こすと、まとわりつくような疲労感が宗介を襲った。
そして股間に不快感を覚えて目を落とすと、ありえない量の夢精が下着を汚し、その
外側のカーゴパンツにまでしみを作っていた。
あれは夢のはずだ…
宗介はそう思い込もうとしたが、夢にしてもありえないような、それでいて生々しい夢だった。
まさか…な。
宗介は、疲れのせいだと割り切ってコックピットを這い出した。
そのまま格納庫を出て部屋へと戻っていった。
そして…宗介が格納庫から消えるのを確認して、アルは記録を停止した。
オムニスフィアで出会った二人が何をしていたのか…アルはつぶさに見て、忠実に記録していた。
さて…この記録はどうすべきでしょうか…
アルはしばらく判断に迷った挙句、研究班や専属操縦兵である宗介にも閲覧を禁ずる
最重要記録として保存した。
…人間の男女の恋愛に関する貴重な資料として。
269 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:57:29 ID:3jV573pJ
最近スレが寂しいので
宗介+かなめ+アルの3Pの話で、ちと思いついた話でで書いてみました
一種の電脳セックスとそれを覗くAI…って感じで
素晴らしい!
何だか切なくなった・・
良作、thx!!
こうゆう切ない奴っていいね
甘酸っぱい
GJ!
えがった〜〜〜!
職人さんありがとう。
273 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 22:03:30 ID:3jV573pJ
感想THX
今見直したら1/4と2/4で半分くらい被ってるw
道理で投稿してる時計算あわねぇなぁと思ったよ…
前から書いてる奴も筆が乗らなくてなかなかすすまねぇし… orz
何とか書いてまた投稿するよ
俺も何か書こうと思ってるんだが、生活に追われてて一日がすぎていくorz
なかなか書けねーなー
降臨してくれてる職人さんすげーわ
そのうち暇できたら何か書くわ
>>269 ちと思いついた…でこんな話しを書けるとは
エロもさることながら3Pをこういう形で書くアイデアに唸りました
GJでした
◇の職人さんの作品はいつもとても面白いのでフルメタSSサイト持ってるならぜひ訪れたい…んですが
こういう質問はスレ的に職人側敵にルール違反なんでしょうかね?
持ってるかどうかだけ教えていただけたら必死でググって探そうかと思ってるのですが
もし空気読めてない質問だったらスルーして下さい
そっと全裸待機に戻りますので
??
277 :
269:2008/04/16(水) 22:08:55 ID:Qirhb5gC
>>277 >◇の職人さんつーのは私のことでしょうか?
そうです。◇を区切りに使用されてるのと、レス番羅列するのも失礼かと思い
そう呼ばせていただきました。
サイトにフルメタが無いとのことで残念ですが、ここで読めるだけでも非常にありがたいです。棚ぼたです。
いつも◇で抽出して何度も読んでいたので、今回まとめていただき読みやすくなりましたし
ここで全裸待機しながら楽しませていただきます。
不躾な質問に応えていただきありがとうございました。
◇神様
全裸待機了解しました!!
次回作お待ちしてます
◇神
自分も疑問ていうか気になってた。
ここだけで書いてくれてるのか、何と有り難いwこれからもよろしく!
花見しながら全裸で待機
ふもっぷの中で全裸で待機
ほす
かなめの乳首はピンク色だと思う
てっさたんは白い肌に合った薄桃色でお願いします
宗介は長くて太くて真っ黒?
その上耐久性抜群ってとこ?
宗介とかなめはまともに再会できたら
もの凄く濃いセックスしそうだ
>>286 オナニーもろくにしてなさそうだから
耐久性は厳しいな おそらく回数で勝負
290 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 16:32:25 ID:IzGVdpFH
ふたりとも体力相当ありそうだしな
>>287 今までお預け食らっていた反動もあるだろうしな。
宗介は野獣化しそう
今までの鬱憤を晴らすかの様にサカる訳だ
宗介の価値観だと姦淫即結婚なんだよな
ということは当然初っ端から中田氏しまくりだな 結構なことだ
クルツがいないんじゃ水筒の使い方も知る機会が無さそうだ・・・
今の状態で再開しても二人ともゴムもってないっしょ!
絶対中田氏
宗介のことだから抜いてまで出すことはしないし
かなめが中で出してって言いそう。
自分はかなめに中田氏したら激怒されそうなイメージ
顔射とかしちゃったら宗介殺されそうだ
テッサなら、これが男性と女性のあるべき姿なのですねと喜びそう>中田氏&顔射
勝手なイメージ
かなめ フェラチオはしてもイマラチオは許さない
口内射精はいいけど顔射は許さない
中田氏はいいけどアナルは許さない
ナミ イマラチオはいいけど髪をつかむのは許さない
顔射もアナルもいいけど中田氏は許さない
テッサ オールおk
┼ .(´\ /`/`) +
* (ヽ、\ // ,/) *
+ * (ヽ、 \ / /) +
⊂ニ ) _ ∩ ニ⊃
+ ⊂、 ( ( ゚∀゚)彡 ⊃ イメージの暴走・・・
(/(/(/ ヽ( ⊂彡 、)ヽ) +
ノ / 、)ヽ) *
(つ ノ
(ノ
ほす
GWも全裸で待機します
hoshu
テッサは宗介の尻の穴も喜んで舐めそうなイメージ
テッサは男にM、女にS
かなめは男にS、女にM
ほす
Mなかなめに宗介はメロメロw
>>305 確かにかなめ、メリッサに対してはややS気があるな
宗介は経験不足だろうし体力とガッツは見せても技術が追いつかないだろうな
クルツの性技を伝授してもらってかなめと心・技・体を極めたセックスをしていただきたいものだ
経験不足でもマニュアルでバッチリの宗介w
そしてそのマニュアルは恐ろしく間違ってるんだぜ。
だってマオとクルツがピロートークしながら書いてるんだからw
>>311 そのマニュアル凄いんだろうね。
読んでみたいよw
マニュアル その一 挿入後すぐに暴発しそうになったら
速やかにマデューカス中佐の顔を思い浮かべひたすらこらえるべし
あれ、意外と使える?w
マニュアルその2 初めての女性には痛みが伴うため、初めてか本人に必ず確認を取ること。
間違いがあってはいけないので何度も確認を取るのがいい。
316 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 17:01:36 ID:bRU4Q75U
ゴメン上げた…
>>313 お前天才wwwwwwwww
電車で爽健美茶噴いたわwwww
>>314 マニュアルその3 初めてかどうか確認し確実に相手が初めてだった場合、女性には痛みが伴うため
挿入時には何度も合意の確認を取ること
「…入れるぞ千鳥?」
「ば、ばか…そんなこと聞かないでよ」
「今入れるぞ千鳥?本当に入れるぞ?」
「だ、だから…聞くなってば、もうっ」
「これからほんっとうに入れるぞちど…」
「いい加減にしろ!!!」
宗介入れる穴迷ったりしないかなw
アナルに入れるとぶっ飛ばされるよ。
話豚切って申し訳ないんだが、なんでウィスパると
徐々にアヒャり出すんだ?
教えて、エロい方
323 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 01:36:27 ID:PVW9BPvR
どっちかッつーとラノベ板のスレに投げたほうが良い質問だと思うけどね
でもあそこだと推論合戦になって結果は出ないか…
正解は賀東兄いの脳みそにしかないと思うが、俺の見解を書くと
ウイスパードの聞く「囁き」は未来の事象を知る「誰か」の脳みそからのデムパである。
で、ウイスパードはそれを受信する端末であると。
この辺は最新刊ニックオブタイムで明かされている。
で、問題は、受信するのは多分純粋な情報ではなく、発信元である誰かの知識や経験であるということ。
すなわち、ウイスパードの脳みそにダウンロードされるのは他人の知識や経験なので、
ダウンロードすればするほど「送信元の人格」の要素が受信者の脳みその中に構成されることになる。
つまりささやきを聞けば聞くほど、本人の人格と重なり合うようにして別の人格が出来てしまうわけだ。
すなわち、本編でテッサが説明していたようなウイスパード同士の共振と同じ末路をたどることになり
一人のウイスパードの中で複数の人格が融合して、最後は統合失調症みたいな状態になると思われ
俺はニックオブタイムの最後のかなめはこれの強烈な奴を食らったと想像してる
現実逃避しにきたのにやめてくれww
男は黙って全裸待機
最新刊の内容からすると、根源の女ってのが、破滅系の電波っ娘なんだな。
だからみんな受信しすぎると自殺したりしちゃうんだろう
つまりだ。
その根源の女ってのが、生粋の痴女系電波っ娘だったらと考えるんだ!
>>321 マオとクルツのマニュアルに
女には3つの穴がある目指すは真ん中、間違っても一番下に入れるべからず。
(注) 一番下の穴は、何度が身体を重ね合った者が、了解を得た上で入れる
と書いてあるw
宗介には抽象的な表現は通用しない
3つの穴なんて曖昧な表現では、鼻の穴から数えてしまうだろう
どうあっても下半身に辿り着けないではないか
おそらく図解入りで説明しないと無理だ
328 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 14:06:13 ID:t5H9CU1Z
>>326 >>327 上から鼻の穴、口、マ●コ、
>目指すは真ん中、間違っても一番下に入れるべからず。
>一番下の穴は、何度が身体を重ね合った者が、了解を得た上で入れる
つまり最初はフェラから
>>328 耳の穴は無視かい?
そして、鼻と耳の穴は左右合わせて1つと数えるのか
それぞれ1つと数えるのか…それが問題だ
こう考えると人間っていっぱい穴あいてるなぁ…
330 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 15:19:30 ID:PVW9BPvR
>>328 それだと初回から尿道口挿入プレイというマニアックな展開に(ry
飛んで来ました!!
>>325 つまり、受信しすぎるとだんだん破滅願望のある痴女になってしまうという事でありますか!?
たとえば、大佐殿が自らの意思で下着等を一切身に着けず、
ローターなどを突っ込んだ状態で重要な作戦会議に出席され、
「ああ、ここでいきなりスカートをめくって見せたら…」などと妄想しつつ、
それを実行に移そうとしきりに語りかける「ささやき」を理性の力で抑え込み、
平静を装って作戦の概要を説明したりしたりするような事もありうる、
という事でありましょうか!
もちつけ、お前らww
囁きに乗っ取られるなwww
>>332 要の場合
騎乗位で宗助をボコりながら腰を振り、
どんな日でも白い液という液を搾り続けて中に出させる
なんてのはいかがだろうか
かなめ、ピル飲んでるから中田氏OKですよ!
それか宗介がクルツに終わった後に必ず飲ませるようにと
モーニングアフターピルを貰ってる。
間違って終わった後それを自分が飲む宗介w
何この流れw面白いw
色々妄想できていいな〜フルメタは。
宗介は色々やらかしてくれそうで見てみたいよなw
338 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 22:18:29 ID:BHQMhlU6
何とか新作書きあがりました
ただいま推敲中ですんで連休中には何とか投下します
内容は多分タイムリーな感じ…かな?
>>338 降臨キターーーーーー!!
全裸でエロ雑談しつつ待機した甲斐があった
マオとクルツのマニュアル全裸で読みながら待機してます!
ソースケ×ナミ
署長もクラマもいなかったというif物
相良宗介は悩んでいた。
アマルガムと関係のないことがわかった、ナムサクに
ぐずぐずと留まっていることへの焦燥感も、
今の生活に心地よさを感じるようになったのも、
自分が彼女のことをどんどん忘れていく喪失感も、
間違えて昨夜のクラスA昇格の宴会で酒を飲んでしまったこと、
ついでに今二日酔いで頭が痛いのも
彼を悩ませる要因の一つではあったが、
彼にとっては、そんな事は今は頭になかった。
彼を悩まし、懺悔させる原因
それは、自分がベッドの上で寝ているからだ。
全裸で、しかもホテルではなくナミの家で。
需要があれば続けます。
それと2スレ前のひとじゃないです
343 :
二人だけのエンゲージ 1/13:2008/05/06(火) 13:32:26 ID:NEyMxhPD
「ふーん、良かったわね。テッサとの仲が公認になって。」
そう言ってかなめはにっこりと笑った。
だが宗介には解る。
すでにかれこれ半年以上の付き合いで、口に出してこそいないが、お互い大切に思いあって
いる仲でもある。
いくら朴念仁の宗介といえど、かなめの精神状態を察するのは難しくなかった。
すなわち、かなめは怒っていた。
顔こそ笑顔だが、その言葉には険がこもっていたし、何より…目が笑っていなかった。
宗介の額から一筋、冷や汗が滴り落ちた。
◇
そもそも、なぜかなめがへそを曲げるに至ったかは、少し前の話から始めなくてはならない。
1月。
溜まったミスリルの業務の消化と自己の鍛錬のため、宗介はメリダ島へと飛び立った。
かなめたちと遊びに行く約束を蹴ってである。
最近ではかなめもそれなりの理解を示してくれていて、「仕事なら仕方ないか」と残念そう
ではあったが、すんなりと送り出してくれた。
最後に「……早く帰ってきてくれないとやだよ?」と可愛らしい一言をつけて。
だが、メリダ島で待っていたのは予想外の任務……テッサの「護衛」と、歴戦の古強者とは
名ばかりの悪がき集団との乱痴気騒ぎinグアム……であった。
おかげで訓練はおろか、業務の合間にこなそうと思っていた宿題にも手をつけられず、
ぎりぎり月曜に日本に戻った宗介は数学担当の教師にお説教を食らい、罰として更なる宿題を
命ぜられたのだった。
「まーったく。いっつもいっつもあんたって奴は……」
ついでにかなめにもお説教を貰ったが、そこはかなめの事、口では色々言ってもついつい
宗介の世話を焼いてしまうのである。
「しょーがないわね。宿題手伝ってあげるから今日はうちにいらっしゃい。それと……
ついでだから夕飯もご馳走したげる。」
ちょっと頬を染めながらも、怒った顔を崩さすかなめはそう言って、宗介を夕食に招待
したのだった。
かなめの作った肉じゃがはいつもと違わず美味かった。
グアムで毎食胴回りが数倍になりそうなハイカロリーな料理につき合わされてげんなりしていた
宗介にとっては、かなめの和食は極上といって良いご馳走であった。
その後宗介とかなめは宿題に取り掛かった。
少なくとも、ここまでは「良い雰囲気」だったはずだ。
だがその後、なぜ宿題に手をつけられなかったのか、グアムでの顛末を語るにつれてかなめの
顔が変わって行った。
最初は眉を吊り上げ、その次に表情を失い、そして最後に仮面の笑顔を貼り付け…そして
冒頭の台詞に戻るのである。
◇
344 :
二人だけのエンゲージ 2/13:2008/05/06(火) 13:34:02 ID:NEyMxhPD
外は北風吹きすさむ冬模様の天気だったが千鳥家の中はエアコンによって適温に保たれていた。
だがその中で、宗介は滝のような汗をかき、どうやってかなめの機嫌をとるべきかを頭の中で
必死に模索していた。
「…宿題も大体わかったわよね。じゃ、そろそろお開きにしましょうか。それから明日は
あたし先に行くから……顔見せないでよね。」
そう言い放ってかなめは席を立った。出て行け、というサインだ。
取り付くしまもない様子で、いつものパターンなら宗介は肩を落として帰り、数日後に
ほとぼりの冷めた頃合でかなめに詫びを入れて仲直りするのが常だった。
だが、その時の宗介はかなめに誤解されたまま数日過ごすことになるのがたまらなく嫌だった。
テッサとの仲を誤解されたからだったのかも知れない。
宗介は立ち上がって、背を向けて台所へと行こうとしていたかなめの腕を掴んだ。
「はなしてよ。」
「いや、離さない。君に誤解されたままでは居たくない。」
「……」
かなめが振り返ると、何時になく真剣な眼差しの宗介がいた。
「……なによ。」
「千鳥、このあいだのクリスマスのことは覚えているか?」
「うん。」
かなめがこくり、と頷くのを見届けて、宗介は続けた。
「あの時……テッサを救出した後で、俺はテッサに告白された。」
「!」
かなめの顔に、驚きと、そして恐怖の色が広がる。
──宗介はなんと答えたのだろうか……
──テッサは可愛らしく、性格も良い、魅力的な娘だ。
──自分のように、乱暴でがさつでずけずけとものを言う娘は嫌われたって仕方ない。
かなめの中で、劣等感が首をもたげ始める。
「俺は……」
「……聞きたくない。やめて! 離して!」
かなめは宗介の手を振り解こうとした。だが宗介の手はかなめの腕にあざができるのでは
ないかと思うほど、がっちりと握られていた。
「聞け!!」
宗介のその一言に、かなめはびくり、と体を振るわせた。
「俺は…好きな人がいると……テッサの気持ちにはこたえられないと言った。」
「……好きな人……」
かなめが宗介の目を見た。宗介の、大型犬のような澄んだ、人懐っこい瞳がかなめを見返す。
「その娘は…強くて、美しくて、明るくて、俺に力を与えてくれる。その娘のそばにいられるなら、
俺はどんな困難にでも立ち向かっていける。」
宗介はそう言って、つかんでいたかなめの腕を引っ張った。
かなめはよろめいて体ごと宗介の胸に飛び込み、そして宗介はそんなかなめの肩をしっかりと
抱きとめた。
「俺に力をくれる、それは…千鳥かなめ……君だ。俺は君を、愛している。」
抱きとめたかなめの耳元で、宗介は囁くように、しかしはっきりと言った。
しばらくの間、二人は抱き合ったままだった。
だがしばらくして、先に口を開いたのはかなめだった。
「……ずるい。」
「何がずるいのだ?」
宗介が困惑したように聞く。
345 :
二人だけのエンゲージ 3/13:2008/05/06(火) 13:37:02 ID:NEyMxhPD
「これであたしが断ったら、あたし悪者みたいだし。」
「う……千鳥は俺のことが嫌いなのか。」
かなめの返答に、宗介はおろおろし始めた。そんな宗介を見てかなめはくすくす笑うと、
自分も宗介の背中に腕を回してその逞しい胸に体を預けた。
「おっかしぃ……心配しないで。あたしも宗介のことが好き……あんたは朴念仁で戦争ボケの
非常識人だけど……でも、ずっと、ずっと傍にいて欲しい。」
「千鳥……」
「かなめ……そう呼んでよ。」
「……かなめ」
「ん……良くできました。」
かなめはそう言って、ちょっと背伸びすると自分の唇を宗介のそれに重ねた。
少しの間、時間が止まる。
やがて、かなめは唇を離した。好きな人との最初のキスは……肉じゃがの味がした。
「……初めてじゃなくて、ごめん。」
「……なぜ謝るのだ?」
「香港にあんたを迎えに行く前にね……あたし、レナードと会った時にファーストキス奪われたの。
あの時ね……すごく後悔したんだ。ソースケがいなくなっちゃう前の日にさ、髪を切ってあげたでしょ。
あたし、本当はあの時、宗介とキスしたいなって、思ったの。でも勇気が出なくてごまかした。
でも……レナードに唇を奪われたときにさ、何であの時ソースケとキスしておかなかったんだろうって、
すごく後悔した。」
「……」
「あたしって、いっつもそう。意地張って、素直になれなくて……信じる勇気がなくて、
いっつも好きって言えなかった。それでいっつも後悔してきた。香港に行った時だって、
あたしを置き去りにしたソースケをぶん殴って、その後で好きって言いたかったの。
でも、やっぱり言えなかった。」
「かなめ……」
「でもやっと言える。好きだよ、ソースケ。」
かなめは再び宗介と唇を重ねた
そして、重ねるだけでは足りなくて、唇を啄ばみあい、やかて舌を絡ませる程の激しい
キスを交わし始めた。
濃密過ぎる時間が二人の間に流れる。
二人だけの部屋の中で舌を絡めあう湿った音だけが響く。
かなめは少しも離れまいと宗介の首に回した両腕に力を込め、宗介の両手はかなめの細い背中を
抱きしめながら撫でさする。
そして、時間の感覚がなくなるほどの間抱き合っていた二人は名残惜しそうに唇を離した。
「キスだけじゃ全然足りない……」
紅潮した顔で、かなめが宗介の目を見ながら言った。
そして、宗介もまた興奮した表情で、かなめを見て答えた。
「俺もだ。」
「うん、わかるよ……ほら。」
かなめの手が、宗介の学生服のスラックスの股間に触れた。
さっき抱き合ってキスしていたときから、かなめは自分の下腹に当たる硬く怒張した
ペニスの感触を感じていた。
「う…」
「すっごい硬くなってる……男の子のってこんな風になるんだ。」
「……相手が君だからだ。」
顔を赤らめながらも、真摯な眼差しで宗介が答える。
「君とこうしていると、最近の俺は時々自分を抑えられなくなりそうになる。君を押し倒し、
全てを貪り尽くし、俺だけの物にしたくなる。今だってそうだ。だが……」
346 :
二人だけのエンゲージ 4/13:2008/05/06(火) 13:39:08 ID:NEyMxhPD
「……何?」
「俺は戦うしか能のない……人を殺すことしかできない男だ。そんな俺が君の傍にいて良いのか、
君を抱いてしまって良いのか……俺にはわからない。」
宗介の言葉を聞いて、かなめは宗介の胸に顔をうずめた。
「ソースケは…ただの人殺しとは違う。マオさんだって、クルツくんだって、優秀な兵士だけど、
でも良い人たちでしょ。それにあたしは知ってるから……本当は宗介が優しくて、人の
命の重さを大事にしてるってことも。」
「千鳥…」
「そんな宗介だから、あたしは好きになったの。」
そう言ってかなめは宗介の顔を見上げた。その、はにかんで、恥ずかしそうな表情に宗介の胸が
きゅっと締め付けられる。
「……その……助かる。」
しどろもどろになりながら答えた宗介の様子に、かなめは可笑しそうにくすくすと笑った。
そして、ひとしきり笑った後でかなめは笑みを浮かべたまま宗介に言った。
「あたしはね、ずっとあたしはあたしだけのものだと思ってた。でもそうじゃない。ソースケとなら、
ずっと一緒にいたいの。だから、あんたは、今日からあたしのもの。……そして、あたしの心も
あんたのものよ、ソースケ。」
「……ああ。」
かなめは宗介の手を取って自分の胸に押し当てた。
「ち、千鳥」
「だから……あたしに印を頂戴。決してソースケを忘れられないように、あたしの体に刻み込んで。」
◇
宗介がシャワーを浴びてかなめの部屋に戻ってきたとき、先に戻っていたかなめはバスタオル
1枚を体に巻いただけの姿で、ベッドに腰掛けて待っていた。
「遅い。」
「む……すまない。」
宗介が謝ると同時に、かなめが抱きついてきて唇を奪った。
宗介の筋肉質の胸板に、バスタオル越しにかなめの豊満な乳房が押し当てられる。
「ん…ちゅ……ふふっ、もう硬くなってきてる。」
興奮して怒張した宗介の一物が、バスタオル越しにかなめの下腹をつついてくる。
ディープキスを続けたまま、かなめはあとずさってベッドに倒れこんだ。
かなめに抱き付かれていた宗介もそれにあわせて倒れこむ。
狭いシングルベッドの上で、丁度宗介がかなめを押し倒すような格好で、二人は舌を絡めあった。
「ん…ふ……そろそろ、してほしいな。」
「わかった。」
二人の顔が離れると、宗介の手がかなめの胸元に伸びて、バスタオルの合わせ目にかかった。
そしてそっとバスタオルの前を開くと、かなめの肢体が顕わになる。
……宗介の口からため息が漏れた。
「……どう……かな?」
「……綺麗だ……とても。」
シーツの上に広がったかなめの長い黒髪をバックにして、かなめの白い裸身が宗介の目の前に
横たわっていた。
たっぷりとした乳房は仰向けでも形を崩さず天を向いていた。
347 :
二人だけのエンゲージ 5/13:2008/05/06(火) 13:41:03 ID:NEyMxhPD
それでいてその下のウエストは活動的なかなめらしく細く引き締まっていて、そこから続く腰は
対照的に優雅な曲線を描きながら女性らしい豊満で官能的な肉付きを見せ、そこからしなやかで
メリハリの利いたラインの脚へと連なっていた。
宗介の手が恐る恐る、かなめの肌に触れる。
「……ん」
宗介のかさついた指先が触れた瞬間、かなめの口から吐息が漏れた。
かなめのほっそりした首筋をなぞり、鎖骨の窪みをなぞり、宗介の手は滑り降りて、
たっぷりとした乳房に触れる。
そして、量感のある乳房を包み込むようにもって、そっと揉みしだく。
「やっ…気持ち良い……ソースケ」
かなめの身体が跳ねる。
宗介の目の前にかなめのうなじが晒された。愛用のシャンプーの香りと共に、かなめの
甘い汗の香りが宗介を誘う。
その香りに誘われて、宗介はかなめの首筋に顔をうずめた。
鼻先でうなじをなぞりながら、すんすん、とかなめの体臭を吸い込んだ。
「……やだ…ソースケ、ちょっと変態っぽい。」
「なぜだ? 君の香りはとても心地よい。」
そう言って、宗介はかなめの耳や首筋に唇を這わせた。そして首の付け根、鎖骨の辺りに
強く吸い付く。
「んっ…」
かなめが反応して小さく声を上げた。
宗介が唇を離すと、後にはうっすらと赤くうっ血の跡が残っていた。
宗介の唇が滑り降りて、左の乳房に転々とキスの跡を残しながらその先端に到達した。
綺麗なピンク色だったかなめの乳輪は今や充血して赤く染まり、その中央の乳首も硬く
尖り始めていた。
宗介は先端を口に含んだ。口の中で舌がその乳首に絡み付き、乳輪をゆっくりとなぞる。
「あっ…あ……」
自分で触れるのとは違う、ざらついてぬめった触感にかなめの口から声が漏れた。
宗介の口が左の乳首から離れる。
宗介の唾液で湿った乳首が空気中に晒されると、ただでさえ敏感になっていた乳首が
ひんやりとした冷感に反応して硬度を増した。
宗介の唇は今度は右の乳房を口に含み、左と同じように舌で愛撫し始める。
その間、宗介のかさついてごつごつした指が乳房の横から脇をゆっくりと滑り降り、
ウエストの背中側にもぐりこみ、そして尻まで滑り降りて張りのある尻肉を撫で回す。
宗介の愛撫にあわせて、かなめの体が跳ねた。
そして宗介は右の乳首を十分に堪能した後で…味わうように舌を這わせながら胸の谷間へと
移動し、そこから鳩尾を経て、白く締まったおなかの中心…臍へと滑り降りてゆく。
かなめの形のよい臍の周りをくるりと嘗めまわし、その中心の臍に口づけする。
宗介は舌の先端で臍を掘り返し、吸い上げた。
かなめはその愛撫のくすぐったいようなむずがゆいような感触に吐息を漏らした。
無駄な肉のないかなめの腹がぴくぴくと波打つ。
宗介の手がかなめの尻から滑り降り、ざわり、と太股の裏側を撫でた。
そしてゆっくりと、抱え込むような体制のままで太股を撫で回す。
そして、かさついた宗介の指先が柔らかな内腿を撫でたとき、かなめの体が今までになく
大きく跳ねた。
348 :
二人だけのエンゲージ 6/13:2008/05/06(火) 13:43:02 ID:NEyMxhPD
「……どうかしたのか?」
「ちょ、ちょっとね……内腿、ちょっと弱いかも。」
「そうか。」
短く答えると宗介はかなめの下半身を素通りして両足を軽く抱えあげた。
「ちょ、ちょっと、ソースケってば!」
かなめの抗議を無視して、宗介はかなめの白い内腿に唇を這わせた。
「ふあっ!」
かなめの体が再び大きく跳ねた。宗介は柔らかな肉を味わうように内腿に舌を這わせ、
唇で啄ばみ、キスの雨を降らせた。
「やっ、だめ! ダメだってば!ソースケっ!」
宗介の愛撫にあわせて反応しながら、かなめが抗議の声をあげるが、宗介は無視し続けた。
「はっ…だめ……ダメだっての…はぁ…」
愛撫でぐったりとしたかなめの抗議のトーンが下がった頃、やっと宗介の愛撫が止まった。
そして宗介は、やっと本来の目的地…かなめの秘部へと目を向けた。
「やっ…ダメ…見ないでよ。」
よれよれのまま、かなめは自分の秘部を手で隠した。
「なぜだ…俺と契りを交わすのが目的のはずだ。」
「なんでも! …とにかく今はダメ。」
かたくなに拒否するかなめを見て、宗介は暫し考えて…内腿への攻めを再開した。
「うぁ…ひゃ…そ、そっちもダメだって。」
かなめの体が再び大きく何度も跳ねる。
そして、手のほうがお留守になった瞬間に、宗介はかなめの手を押さえ込んだ。
「あっ。」
かなめの顔が瞬時に赤くなった。
宗介が見たものは……形良く生えそろった陰毛の下、てらてらとおびただしい量の体液を
流して濡れそぼっている秘裂だった。
「だから見ないでって言ったのに……」
「……良くわからないのだが。」
「え?」
宗介は大真面目な顔で聞いた。
「実は女性の性器を見たのはこれが初めてなのだが…君のものは何か違うのか?」
かなめはどこからともなく取り出したハリセンで一発殴っておいた。
「なるほど、君は俺の愛撫にはしたなく感じてしまって、それを悟られるのが嫌だったと。」
「はしたないとか言うな。だ、だって…ソースケがあたしの弱いとこしつこく責めてくるから悪いのっ。」
顔を真っ赤にしながら説明したかなめは、そこまで言うとぷいっとそっぽを向いた。
「では、続けて良いか?」
「……勝手にすればいいでしょ。」
そっぽを向いたままかなめが答えると、宗介はおもむろに顔をかなめの下半身に近づけた。
「ちょ、ソースケ一体何、って、ひゃっ!」
宗介が自分の股間に顔を近づけていることに気がついたかなめが、それを止めようと手を伸ばしたが、
それより早く宗介の唇がかなめの陰唇に触れた。
宗介が舌を伸ばし、外陰部をなめ上げるとかなめの腰がびくんとはねる。
「や、やだ…ソースケ、そんな事」
宗介は答えずに舌を這わせた。今度は秘裂に舌をもぐりこませ、花びらを舐る様に。
「あっ…はっ…やん、や、やだ…ダメだってば……ソースケぇ…」
宗介の舌がかなめの秘部をなぞるたびに、かなめが大きくガクガクと震えた。
粘膜が粘膜をこすりあげる未知の感覚は下腹部から背筋を這い登る快感に変換され、
かなめは体を弓なりに反らせたまま苦しげにあえいでいた。
349 :
二人だけのエンゲージ 7/13:2008/05/06(火) 13:46:04 ID:NEyMxhPD
一方宗介は、秘裂から溢れる体液のすえた匂いにくらくらするような感覚を覚えながら、
執拗に愛撫を加え続けた。
そして、宗介が愛撫をやめて顔を上げたのは、かなめが一際大きく体を反らせて、そして
ぐったりとベッドに崩れ落ちた後だった。
「大丈夫か、千鳥。」
「ちょ…ちょっとタンマ……すごいの来てたの…やっぱ自分でするのとは違うのね。」
自分の自慰の感覚とは違う快感と絶頂感にぐったりしながらかなめが答えると、宗介が
不思議そうな顔で聞いてきた。
「……何が来ていたのだ? 俺には感じられなかったが…まさか、敵か!?」
「違うわよ、バカ。そ、その…イっちゃったって言うか……ソースケは自分でしたことないの?
その…オナニーとか。」
「ない。」
宗介は表情ひとつ変えずにきっぱり言い放った。
「年頃の男の子って自然とそう言うことに興味持ってサルみたいにやってるって瑞樹が言ってたけど…」
「女性に対する興味や性欲はある……だがオナニーは体力を無駄に消耗する。する必要はない。」
「必要はないって……」
かなめはがっくりと肩を落とした。
「初体験の男と女の会話なのかしらね、これって。 ……まあ良いわ、こういうのもあたし達
らしいっちゃらしいのかもしれないし。」
「むう……すまない。」
なんとなくしょんぼりした顔で詫びを入れている宗介を見ながら、かなめはおずおずと足を開いた。
かなめの股間に咲いたショッキングピンクの花びらが、綻んで宗介を誘っていた。
「……多分もう大丈夫だから…来て。」
かなめが頬を染めながらそう言って宗介を誘う。
火照ってわずかに赤みを帯びたかなめの肢体を見下ろして、宗介がひとつ、ごくりと喉を鳴らした。
「……わかった。」
宗介は開いたかなめの足の間に体を置いた。が、そこで宗介は固まった。
「……どうしたの?」
「……どこに入れれば良いのだ? それに…水筒を忘れた。」
「水筒?」
怪訝な表情でかなめがうーむと唸っている宗介に聞いた。
「いや、以前俺はゴム製の簡易水筒だと思っていたのだが、その……行為に及ぶときに避妊に
使うものだとクルツに教えられた。部屋に帰ればあるのだが。」
「ゴム製品? ……ああ、なんとなくわかったわ。」
宗介が言う物の正体に思い当たったかなめは、さらに顔を赤くしながら答えた。
「きょ、今日は……無しでもいい。その……ソースケとあたしの初めてだから……」
「しかし…」
「それに……もし、赤ちゃん出来ても…ソースケなら、責任取ってくれるでしょ。」
「勿論だ。」
宗介は少しの迷いもなく即答した。それを聞いて、かなめもまた安心したように笑った。
「……うん。じゃ、来て。」
「いや、場所のほうは相変わらずわからんのだが。」
「……ああっ、もうっ。」
渋々、かなめは右手を自分の股間へと伸ばすと、指で秘裂を開いて見せた。
「ほらっ…ここ……」
かなめの人差し指と薬指の間、中指が指し示す場所に膣口が開いていた。
真っ赤になったかなめが自分の手で秘部を晒す姿に宗介は異常な興奮を覚えながら、
自分の一物の先端をかなめの膣口へとあてがった
350 :
二人だけのエンゲージ 8/13:2008/05/06(火) 13:48:12 ID:NEyMxhPD
「ん……そこ。」
「……行くぞ、千鳥。」
「ちがう。」
かなめの指先が宗介の唇に突きつけられた。
「か・な・め……言ったでしょ。こんな時ぐらいそう呼んでよね。」
「……かなめ。」
「ん……きて。」
宗介がわずかに腰を突き出した。
男を知らないかなめの膣が、宗介の物を飲み込もうとわずかに広がる。
「ん……イタっ。」
圧力に耐えながら宗介の先端がもぐりこんだところで、かなめの表情がゆがんだ。
「大丈夫か?」
「ん……まだ大丈夫だけど…ゆっくりされるとつらいと思う……一気に入れて。」
宗介はひとつ頷くと、かなめの両足を抱え上げて膣口を上向かせ、自分の腰がその真上に
来るように移動した。
「ちょっと…この格好恥ずかしい。」
「我慢してくれ…行くぞ。」
はちきれそうなほどにいきり立った自分のペニスに、宗介は体重を乗せた。
わずかに先端だけがめり込んでいた宗介のペニスが、かなめの秘部から溢れる愛液でぬめりを
帯びながら、一気に飲み込まれた。
「う…ぁっ…!」
「く!」
自分の膣に焼け火箸を差し込まれたような熱さと痛みにかなめは思わず声を上げて宗介の
体にしがみついた。
細くカタチの良い指先で宗介の逞しい背中に爪を立てる。
一方、宗介もまた、熱く蕩けそうな粘膜の刺激に必死に耐えていた。
かなめの膣は破瓜の痛みで宗介のペニスをぐいぐいと締め上げながらも、早くも宗介の
ペニスから精液を搾り出そうと蠢き始めていた。
そして、ろくにオナニーもした事のない宗介にとってそれは想像以上の快感である。
早くも下腹の奥底からむずむずと射精感がこみ上げて来ていた。
砕けそうなほどに奥歯を噛み締めて耐えていたが、さほど間をおかずに限界を超えた。
「かなめっ…もう、出そうだ。」
「えっ?」
かなめは自分が驚きの声を上げるのと同時に、胎内に熱いものが放出されるのを感じた。
「熱っ…あっ…」
熱い迸りを受けた膣がかなめの意思とは関係なく収縮を繰り返し、快感をもたらす。
体の奥に熱い精液を叩き付けられる感覚を感じながら、かなめは宗介にしっかりと抱きついたまま
離れようとはしなかった。
溜め込んでいた大量の精液を放出し終わって、気だるい疲労感を覚えながら宗介がかなめの
顔を見ると…かなめは恨めしそうに睨んでいた。
「早い。」
「……すまん。」
がっくりと宗介は落ち込んだ。
「あたしまだちゃんとイってないし……今日はまだ付き合ってもらうからね。」
「…了解した。」
そう言って宗介が腰を引くと、落ち込んだ宗介と同じく、ペニスも力を失って項垂れていた。
「ふにゃふにゃね。」
351 :
二人だけのエンゲージ 9/13:2008/05/06(火) 13:49:08 ID:NEyMxhPD
「少し待ってくれればまた起つと思う。」
「ふーん……あ、そうだ。ソースケ、立って。」
「? ……ああ。」
宗介がベッドの上に立つと、かなめは宗介の足元に移動してぺたり、と座り込んだ。
「な、何をするんだ?」
「えっと……わ、結構グロいわね、これ。」
かなめは以前瑞樹に借りて家で真っ赤になりながら読んだ雑誌の中身を思い出した。
おずおずと宗介のペニスに手を伸ばすと、陰茎をつかみ、ぎこちない手つきで扱き出す。
「う…」
「……気持ち良い?」
「…肯定だ。」
ふにゃふにゃだった宗介の一物がかなめの手の中で少しずつ力を取り戻し始める。
そして硬さを取り戻すと、かなめはペニスの先端に顔を近づけた。
「何をするつもりだ。」
宗介の前でかなめは舌を出すと、先端をぺろりとなめた。
「う。」
「……苦…変な味。」
かなめは初めて味わう精液の味に少し顔をしかめてから、さらに宗介のペニスに舌を這わせる。
裏筋を舐め上げ、先端をぐるりと舐めたあとで口に含んだ。
先端だけを口に含んで舌先で先端の尿道口を刺激する。
「う…ちどり……」
「ふ…ん……」
先端をしゃぶられる物理的な刺激と、かなめの唇に自分のペニスが飲み込まれている視覚的な
刺激のダブルパンチで、ペニスはさらに硬さと大きさを増していく。
だがしかし、その刺激はいささか強すぎた。
「ち、ちどり……」
「ん…ちゅ…ふぁ…なに?」
「非常にまずい……もう、出る。」
「へ?」
かなめが宗介の答えの意味を理解する前に、ペニスから勢い良く精液が噴出した。
かなめの口元にあったペニスから噴出した精液はまずかなめの口に飛び込んだ。
そして、びっくりして口を離したかなめの顔の前で、ペニスは暴れまわりながら精液を
撒き散らし続け、彼女の顔や美しい黒髪を白く汚した。
「げほっ、ごほっ、けほっ。」
「す、すまない千鳥。」
「……ソースケ」
睨み付けるかなめの視線に宗介は直立不動になる。
「……」
「……」
「……」
「……ち、ちどり」
「もういいわよ…キスしてくれたら許したげる。」
かなめはそう言って顔についた精液を指で拭い取ると、宗介の首に腕を回して顔を寄せた。
キス。最初重ねるだけ、そして2度目は舌を絡めるようなフレンチキス。
そして、かなめが唾液を宗介の口中に送り込み…宗介の顔が曇った。
「…なんだこれは。」
「あんたの精子……いきなり口の中に出すから、罰よ。」
なんとも言いようのない残念な表情の宗介を見て悪戯が成功した子供のように笑うと、
かなめは枕もとのティッシュに手を伸ばした。
「まったく……顔だけじゃなくて髪の毛とかにもいっぱいついちゃってるじゃない。」
ティッシュと並べておいてあった鏡を覗き込みながらかなめは髪についた精液をふき取りはじめた。
352 :
二人だけのエンゲージ 10/13:2008/05/06(火) 13:51:02 ID:NEyMxhPD
一方、宗介のほうは…目の前の光景に釘付けになっていた。
目の前にはかなめの後姿……色っぽいうなじと白いなまめかしいラインを描く背中があった。
かなめが髪についた精液をふき取っているために長い髪をすべて体の前に回していたためだ。
そして、さらにその手前。官能的な肉付きのむっちりした尻が無防備に晒されていた。
…尻の谷間の一方の終端、アナルの下に開くピンクの花びらから蜜のように血の混じった
ピンク色の精液が滴り落ち、その淫靡な光景に宗介の中のオスの本能がたまらなく刺激された。
「……千鳥。」
「なに? …ってちょっと、ソースケ!」
後ろから腰に抱きつかれたかなめがびっくりして振り向くと、どこかぎらついた目つきの
宗介の顔がすぐ目の前にあった。
「ちょ、ちょっと、ソースケってばって……んぁっ。」
宗介の唇が耳の後ろからうなじを這い回り、キスの雨を降らせる。
両手は腰の位置から這い登り、重そうに垂れ下がったかなめの乳房をわし掴みにしつつ、
先端を執拗に弄り倒した。
「や、やだ…ソースケぇ。」
静まりかかっていた体に再び火をつけられ、硬くとがった乳首からもたらされる甘く
あがらい難い快感に、体がガクガクと震えた。
宗介が乳房を責めているうちに、枕元に両手を付いて四つん這いに近い姿勢だったかなめの
両腕から力が抜けた。
必然的に、膝をついていた下半身は持ち上がり、尻を突き出す姿勢となる。
宗介の唇がうなじから艶かしい背中のラインを這い登る。
そして、再びがっちりとかなめの腰を抱きとめると、尻肉の中心で息づいている秘裂に
自分の一物の先端をあてがった。
「ちょ、ちょっと、後ろからするの!? …ふぁぁぁぁっ!!」
不安がるかなめの声に答えることなく、宗介はペニスでかなめの体を一気に刺し貫いた。
先ほど膣内射精した精液とかなめ自身の愛液で十分すぎるほど潤っていた膣は、宗介の一物を
抵抗もなく、奥までするりと飲み込んでしまった。
いまだ残る破瓜のわずかな痛みを感じながらも、宗介のモノを受け入れたかなめの身体は
先端が際奥に触れた瞬間、びくっと反応した。
そして2度目となる挿入で、早くもかなめの膣は本来の能力を発揮して蠢き始め、宗介のペニスを
しごき、なで上げ、そして吸い付いて精液を吸いだそうと刺激を与え始めた。
腰が溶けそうな快感に宗介の頭が真っ白になり、オスとしての本能が宗介の身体を突き動かす。
ペニスが抜けるぎりぎりまで腰を引き、そして次の瞬間、かなめの子宮を串刺しにする勢いで
激しく、乱暴に腰を打ちつける。
かなめの張りのある尻肉をたたく音が部屋の中に響き渡った。
「ひっ。」
かなめが小さく悲鳴を上げる。
乱暴に突き入れられたペニスの先端が、その狭い口をこじ開けようと乱暴に子宮口を叩いた。
だが、1度では終わらない。連続して突き込み、まるで連続ジャブを食らわせるように
かなめの子宮を突き上げる。パンパンという連続的に肉を叩く音が部屋の中にこだました。
「やっ、はっ、やだっ、ソースケっ」
かなめの甲高い悲鳴も宗介にとっては今や性欲を煽るための1要素でしかない。
そしてかなめもまた、感じるのは単なる痛みだけでなくなりつつあった。
乱暴に子宮口を突き上げられる度に、鈍い痛みと共に鳥肌が立つようなじわりとした快感が
背筋を上ってくる。
ペニスが突き込まれるのにあわせて腹筋がぴくぴくと反応し、痛いほどに勃起して硬度を増した
乳首がシーツにこすれてさらに快感を送り込む。
353 :
二人だけのエンゲージ 11/13:2008/05/06(火) 13:52:04 ID:NEyMxhPD
「あっ、はっ、はっ、あんっ、ソースケっ、ソースケぇ」
かなめの声が、甘ったるい嬌声に変わる。
宗介は無意識に更なる快感を求めて、腰の位置や角度を微妙に変えた。
時に膣壁の上部を付きあげ、下部をこすり、右側をこそげ、左側をなぞる。
それにあわせて、かなめの身体が跳ねる。いやいや、と頭を振り、長い黒髪が舞った。
宗介はかなめの腰を抱え込んだまま、かなめの上半身に手を伸ばした。
乳房をもみしだきながら、かなめの上半身を抱き起こす。
快感で身体に力が入らないかなめは抵抗も見せずに抱えあげられた。
腰の中心を串刺しにされたまま、宗介に支えられていなければ前に倒れてしまいそうな
体勢で膝立ちになる。
姿勢が変わったことで感触が変わったのか、宗介の腰がさらにピッチを上げてかなめの
腰を突き上げる。
かなめはもはや声さえ上げなくなった。ただ空気を求めて口をパクパクと動かしているだけ。
宗介のモノに蹂躙され続けている膣口からは、おびただしいの量のこすれてあわ立った
愛液がだらだらと流れ落ち、シーツに大きなしみを作っていた。
そして二人とも、頂点まであとわずかだった。
「かなめっ、出るっ。」
「ソースケ、きて、きてっ、」
獣のような荒い息遣いの宗介のピッチがさらに上がる。
かなめの背中が弓なりにそり、今まで感じたことがないほどの快感を期待してうち震えた。
そして、上りつめた瞬間…かなめの身体が持ち上がるかと思うほど宗介が突き上げると、
3度目にもかかわらず1度目をはるかに超えるような量の精液がかなめの胎内に放出された。
胎内の奥底に精液が叩きつけられるたびに、かなめの身体が大きくびくっ、びくっ、と
身体を震わせる。
それは短い時間だったのかもしれないが、二人にとっては恐ろしく長く、感じたことのない
快楽の時間だった。
◇
「鬼畜。」
「……すまん。」
「変態。」
「……面目ない。」
「ケ・ダ・モ・ノ」
「……しかしだな、」
「なによ。言い訳するつもり? いいわ、聞いたげる。」
宗介の逞しい腕枕に頭を預けたまま、むっつりとした顔でかなめは宗介を睨んでいた。
そんなかなめを見て一瞬宗介は口ごもったが、意を決して答えた。
「君の姿があまりに綺麗で、色っぽくて、素晴らし過ぎた。だから…思わず我を忘れてしまった。」
「…!」
かなめの顔が真っ赤に染まった。
ぷいっと顔を背け、しばらく沈黙が続いた。
「……なんか悔しい。」
「何が悔しいのだ?」
「なんか一方的に色々されちゃって……ソースケの意のままにされたっていうか。」
かなめは起き上がると宗介の身体に馬乗りになった。
「な、何をする気だ。」
「ソースケが音を上げるまで搾り取るの。覚悟しなさい。」
不敵な顔でそう言うと、かなめは宗介の一物を握った。
354 :
二人だけのエンゲージ 12/13:2008/05/06(火) 13:53:07 ID:NEyMxhPD
◇
カーテンの間から差し込む日の光に、かなめは顔をしかめた。
だが低血圧のかなめの目覚めはあまりよろしくない。
「う〜〜、身体痛〜〜」
節々の痛みに顔をしかめ、胡乱な意識のまま布団から這い出そうとしたかなめは、素肌の肩が
外気に触れた瞬間、その冷たさに布団の中へUターンした。
「さぶ…」
ぬくもりを求めて布団の中をまさぐると、人肌のぬくもりを自分のすぐ横に発見して、
ふにゃっと抱きついた。
「んふ…んふふ……ぽかぽか…」
人肌のぬくもりの抱き枕にご満悦のかなめは寝ぼけたまま頬擦りする。
「千鳥…その…困る。」
「ん〜、いっつもあたしを困らしてるんらから〜、たまには困れ〜」
寝ぼけたままで支離滅裂な答えを返した後で、かなめの中のわずかに覚醒していた部分が
超低速で思考し始める。
ここはあらしんちのベッドのはずなのに…なんでそーすけの声が聞こえるのかしら……
たっぷり10秒ほど考えたが結局答えが出ず、重いまぶたを開いてのろのろと声のした方向を見た。
「その……そんなに密着されると…また君を抱きたくなってしまうのだが。」
宗介の困った顔が息が触れ合うほどの目の前にあった。
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜」
ごすっ。
「痛いじゃないか。」
「悪かったわよ。」
頭に出来たこぶをさすりながらかなめは宗介に謝っていた。
「あたし朝弱いって言ってたでしょ。昨日のこととか咄嗟に思い出せなかったのよ。」
「いや、俺も悪かった。咄嗟に口を押さえて捕縛すべきだった。」
「するなっ!」
いつもどおりのボケに反射的に突っ込み、それからかなめは真顔に戻った。
「昨日…しちゃったんだね。なんだか体中痛いわ。」
「俺もだ…少し腰が痛い。」
そう言いながら宗介は腰をさすった。それを見てかなめはくすり、と笑うと自分の頭を
宗介の胸に預けてもたれかかった。
「ずっと一緒にいてくれるんだよね。」
「ああ。ずっと一緒にいる。絶対に君を手放さない。」
宗介が答えると、かなめは宗介の胸板に顔をうずめたままで聞いた。
「ねえ…いつまでこうしていられるのかな。」
「……」
宗介には答えられなかった。
善良な陣代高校の面々と過ごす、騒がしくも平凡で楽しい日々。
アマルガムによって何時壊されるかもわからない平穏で平和な日々がいつまで続くのかは、
誰にもわからない。
355 :
二人だけのエンゲージ 13/13:2008/05/06(火) 13:55:06 ID:NEyMxhPD
宗介はかなめの細い肩を抱きしめて、そして答えた。
「……たとえ君がどこへ連れ去られたとしても、また俺が連れ戻す。この暖かくて幸せな日常に。」
「……うん。」
一度壊れてしまえば、今の日常は決して戻らない。そんなことはかなめにもわかっていた。
だが、それでも……かなめは宗介の言葉に縋りたかった。
「陣高……一緒に卒業しよ。」
「肯定だ……約束しよう。」
宗介とかなめの小指が絡み合う。それは二人の固い約束の証だった。
◇
〜 おまけ 〜
「ああっ、もうっ。ここも、ここも、ここも、ここも……ソースケの馬鹿っ」
「…すまん。」
全身に残った大量のキスマークを見て、かなめは途方にくれていた。
特に白い首筋と内腿に残ったキスマークはどうがんばっても「蚊に刺された」事にするには
数が多すぎる上に場所が悪すぎた。
「もうっ、内腿のキスマークなんて乳繰り合ってたっていうのばればれじゃないの!」
「……すまん」
「すまん、じゃないわよ。今日は体育の授業があるのに着替えられないじゃない!」
「面目ない。」
「はぁ…本当にわかってんの? まあ……とりあえずファンデーション塗って誤魔化すしか
ないかしらね……」
「千鳥……非常に言いにくいのだが。」
「はぁ? 何?」
がるるる、と唸りを上げそうなかなめの様子に、いささか腰が引けた様子で宗介は指摘した。
「実は……背中にもあるのだが。」
「うそっ…ああっ、こんなにいっぱい!」
「済まない。」
「死ねッ! あんたはいっぺん死になさい くぬっ! くぬっ! くぬっ! くぬっ!」
「痛い、痛いぞ千鳥。」
かなめの素足に蹂躙されながらも、心なしか宗介は幸せそうだった。
356 :
二人だけのエンゲージ の中の人:2008/05/06(火) 13:56:13 ID:NEyMxhPD
夜中に投下しようとしたんですが、なぜか規制食らってました…
規制情報も出てないのに…
今回のテーマは宗かなで延々ベタベタいちゃいちゃ
書き始め自体は前回投稿したものより前なので、
一連のスレの流れにあわせた訳ではないのですが、なんとなくそんな感じにw
かなめの内股弱点説は話の都合のでっち上げなんで突っ込みはなしでw
>>341 慢性的に職人不足なので
需要があれば、なんていわずに投稿して欲しいです
漏れも始め、全裸待機している住人は飢え切ってますのでw
>>342 乙です
358 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 14:23:29 ID:NEyMxhPD
あら
この間覗いたときはまだdat落ちで塩漬け状態だったのが復活したんですね
めでたい
>>356 おおおお!!!◇神キターーーーーー!!!
ずっとお待ちしてました
いやあそれにしてもこっちが恥かしくなるくらいいちゃいちゃしまくってる!
個人的にかなめの「早い。」の一言がツボでした
かなめはこういうグサっとくること本当に言いそうww
◇神ありがとうございます!!
らしすぎる二人がツボだー!
やっぱり宗かなは最高よ!
あー…
戻ったのか保管庫…
ずっと連絡なかったから、暇で作ったが、今日中に消しとこう
削除しました
364 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 16:54:22 ID:NEyMxhPD
◇神 乙です
しかし、宗介は本当にオナニーしそうにないな
体力云々もあるけど、完全無防備で隙だらけな状態だろうし
アフガン時代にケツも狙われていた身としては
いろんな意味で気が抜けなかっただろうな
◇神,、乙&gjでした
内腿が弱いかなめ萌ゆる
ハァハア
乙でした!
早漏ケダモノ宗介非常に良かったです!
かなめもかわいい!
>>356 GJ!
ソースケなんという早撃ちw
>>357 保管庫あったのか…これは今日は眠れない!
最初のあたり読んでてヒヤヒヤしたぜ!神GJ!
さらに、いまフルメタやってる千葉県民の俺は
寝る前にかなめのスク水が見れて幸せだ
>>356 GJ!!!!
蹴られながら幸せそうな宗介ワロスw
保管庫見られないんですがorz…
◇神ありがとう
今夜ゆっくり読む!
ナミssも待ってる!
374 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 01:45:33 ID:1RJJTreO
感想どうもです
感想を励みに、次はさらに前から書きかけで放置してるのがあるのでそれに着手します
ちなみにカプは宗かなではないです
それにしても保管庫の管理人様仕事速すぎですわw
昨日の今日でもう登録されてるw 感謝です
いや、マデューカス×カリーニンだな
レモン×宗介か
林水×宗介だな
あー…いや、やっぱ
ガウルン×宗介だな
379 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 21:19:04 ID:1RJJTreO
なんでお前ら 男x男 ばっかりなんだよw
投下するパロってやっぱ本番重視なの?
本番なしとか微エロとかだめ?
>>380 ご覧の通り、スレ住人は職人に飢えている
微エロでも歓迎されるはず
どんどん投稿して欲しい
微エロも陵辱もラブエロも歓迎です。
>>376 >>377 やめてくれw笑っちゃったじゃないかw
特に レモン×宗介ってw おまw どんなだよww
カリーリン×宗介でもいいが
いやここは…
クルツ×宗介
マデューカス×宗介
クルーゾー×クルツor宗介
考えられる限りカップリングを挙げてみる
ことごとく宗介が受キャラで吹いたw
なんとなく分かるが
宗介が攻めになるのはかなめ相手だけだからな
それも微妙にヘタレ、天然ぽい攻めだけど
大佐は?
まあプレイ前は受けっぱなしだけどw
>>387 どうだろうねぇ
黒大佐もありじゃない?
というか昨日酔っ払って、風呂場で頭打って気が付いた!
マッカラン×クルーゾーだ!
いやちがうだろ。
マデューカスの自慰こそ至高
つかこのスレには阿部が潜伏してるのかと疑いたくなるんだがwww
テッサと宗介ならテッサの健気攻めかな、俺的には
>>392 テッサは攻めだな確実に
かなめは受け
似たタイプなのになぜかナミは攻めって感じがする
ナミってなんか高山みなみの声しかしないんだが
おれだけか?バーローwww
確かに!高山みなみ系だw
うん。ナミは攻めな気がするな
字を見て今気がついたが
高山みナミかw
俺アホじゃねーのw
クルツ×マオ希望
>>398 マオ×クルツはありえるが
逆はありえない、俺的に
宗介とかなめは受け受けカップルだから、いろんなとこからチョッカイが入るワケだな。
で、ふたりだと宗介がちゃんと攻めをやるのはさすが男の子。
まあ昼間や他人のいる前ではかなめの方が激責め(攻めじゃなくて)だけどね。
宗介は最初ヘタレかもしれないが、慣れればテクニシャンだと思うのは俺だけか?w
AS乗りは皆上手そうだw
>>400 TSR最終話の殺人コンボと告白寸前までいってへたれるギャップに萌え死んだw
>>401 真面目だから猛特訓の末、加藤鷹ばりのゴッドフィンガーになり
俺のこの手が真っ赤に燃えry
今まで欝憤がたまっていた分、初夜はとてつもないことになりそうだ
・・・かなめ、死ぬなよ
初夜がとてつもなくて、慣れたらテクニシャンか
性豪かw
>>400 宗介はよっぽど追い込まれないと攻められないと思ってたが
再会したらどうなるんだろうな
とりあえずキスはするんだろうが、その後すぐにそういう関係になれるのだろうか?
かなめに「いいよ」と言われないと踏み切れなそうなんだが
テンションあがってるから速攻やってしまうんだろうか?わからん
>>403 確かに真面目だからな。先々は期待できるかもしれない
ただ、変な方向に目覚めてなければ・・・(と、微妙にネタ振りw)
>>405 愛してる!の熱々テンションだからなー。早そうな予感がするが。
>>405 1回目は勢いでやれても、日常に戻ってからの
2回目がなかなか出来ないとかだと非常に萌えるな。
童貞が一度セックスの味知っちゃうとやたらヤりたくなるもんだが
宗介は耐えられるんだろうか
>>408 童貞+今までの鬱憤だから我慢出来なくなる可能性はある
加えてもしミスリル退役なんて事になったら・・・かなめが壊れるwww
そこでミスリルからの資格兼捕食者の大佐に
適度のガス抜きならぬ精抜きをしてもらっってだな
>>410 あくまでもガチホモに持って行くつもりかwww
412 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 01:02:19 ID:zjD5llv5
大佐は女だろw テッサの事じゃん
つまり宗介のちんぽを挟んでかなめとテッサがにらみ合いを…
>>412 ここまできたらテッサも宗介とかなめの関係に口は挟まないだろうが
「・・・でもかなめさんだけじゃ持たないだろうから、私が相良さんの精処理を担当します♪」
とか素でいいそうで怖いwww
>>412 しまった大佐殿とカリーニンが頭の中でごっちゃになってた
すまん本当にすまん!忘れてくれ!想像しないでくれ!w
逆に考えてみよう。
かなめの方が凄かったら……
普段尻にしかれっぱなしだから
セックスぐらいは宗介優位で…と望むのは我侭かね
>>415 かなめは常識人だからそこまで性に対する執着はないだろ
軍曹は…味を知らない分箍が外れたらヤバいなwww
もし仮にだが宗介とかなめ、両方絶倫だったら・・・
一応だが男は「吸われる」側だからな…
かなめも絶倫だった場合は最終的には、
宗助が軍曹なだけに脱水完了な状態になったりwwww
大丈夫だ!ゴムの簡易水筒で水分補習は万全だ!
というか、ゴムって内側に油塗ってるから
水筒としてはまずいのでは…?
薬品的なものとか…
422 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:31:28 ID:zjD5llv5
コンドームの場合は粘膜に直接触れるので大丈夫なように作ってると思うぞ
基本合成じゃない生ゴムらしいし
あれは簡易水筒じゃなかったのか?!
>>416 ベッドの上くらい、かなめが宗介にデレてもいいと思うんだ……
まぁどのみち鬱憤が両方たまっているから初夜はもの凄い事になりそうだw
初めは二人で手探り
段々と宗助の絶倫が火を噴く
自分にがっつくのが嬉しくてデレるかなめだが、途中でウィスパってアヒャり出して、お搾り開始
宗助、水筒で補給だ
黒かなめ、ゴムなんて何生ぬるいもんだしてんだ!生で出せや
こんな電波受信した
>>424 普段言わないような可愛いこと言って甘えたりするんだろうな
宗介は慣れたらどうだどうだとばかりにかなめを攻めそうだな
…賀東、フランス書院で続編書かねえかな
んで次の朝いつものようにかなめにつっこまれると宗介が
「…痛いじゃないか、ベッドの上の君はあんなにも穏やかで優しかったのに」
って暴露して、恭子たちにからかわれて赤面するかなめが容易に想像できるw
>>425 ソフィアさんどんだけドSなんだよwwwww
宗助「ち、千鳥。もう残弾が…」
黒かなめ「こういうときは名前でよべやぁ!お仕置きよ!」
宗助「!!?」
黒かなめ「玉袋から搾り出してあげるわ!!!」
宗助「あ゙あ゙あ゙〜っ!!!」
>>427 まぁかなめ本人はどっちかっていうとMの方がいいかな
ソフィアさんはドSでおkだがwwww
黒かなめ「あんたの愛はこの程度なわけぇ!?」
宗助「ひ、否定だ。俺は君を愛…」
黒かなめ「声が小さいわよ!」
宗助「お、俺は君を世界中の誰よりも愛してるぅぅ!」
黒かなめ「よく言った、宗助ぇぇぇ!ならそれを示しなさい!」
白かなめ(攻めるのもいいかも…)
黒かなめが公になっちまたw
黒大佐に搾られてる宗助が一言
「大佐に命が吸われていきます…」
>>431 全く同意。かなめ本人は総受けドM。ソフィアさんはその逆。
黒かなめ×白かなめは修羅場。
えっ、ソフィアって人名でおk?
ここでする話題じゃないかもしれんが、
やっぱり最後は大佐の後押しの後に公衆の面前で
「かなめ!お前が好きだ!お前が欲しい!かなめ!」「宗助ーっ!」(注、素っ裸)
みたいな感じかねぇ
438 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 00:29:37 ID:PMsP5QpR
そして最後に石破ラブラブ天驚拳でベリアルを撃破ですね わかります
いや、ここは嫉妬したアルが宗介、かなめ、あの野郎ごと吹き飛ばす訳ですね
わかります
わからねえよww
それにしても、職人カモーン
ガチほもで宗介がアッ−−−−−!ですね。 わかります。
ヤンが掘られる話ならかくよ!
よくここには阿部さんが後輪するなw
降臨といえば満を持してクルツだが
ここにクルツとマオ姐さんのがあんまりないのは
ガトーのやつを越えられる自信がないから?
・・・いや俺はもちろん自信ないけど
クルツとマオは案外、肉体関係望んで無い人多かったんじゃないだろうか
って自分がそうなんだけどw
エロパロで「いらない」主張は自重汁。静かにNGしとけ
俺は好きでまってるんだよボケ
フルメタならどのカプでもおkです!
とりあえず、慢性的に書き手不足だ
どうにかしないと
つーか恭子とか先生とか学校サイドの人はかかれないな
かなめと宗介は無事に再開できたら、今までの開きを埋めるぐらい
思いっきりお互いを愛し合ってほしいな
ほす
かなめが目を覚ますと、自分のベッドの中に何故か相良宗介が居た。
え?これ、夢?とかなめはいぶかしんだが、まだ頭がはっきり覚醒していない。
おもむろに宗介の顔を両手でさわってみると、とても柔らかくて、すべすべで。
ソースケの顔なら本物はきっと岩のように固いに違いないわ、と思い、かなめはこれを夢だと言う事にした。
そして最近とても気になる事を、目視確認してみる事にする。
かなめはエイ、と掛け布団をひっぺがすと、宗介の腰に両手を伸ばす。
何だかややこしげなジャケットの前をあけて、ズボンのベルトも外す。
ボタンもチャックも外してしまい、あとはエイッ!とズボンを膝まで降ろしてしまった。
パンツも一緒に降ろしたそこには、もしゃもしゃした黒い毛の下、くたり、とだらしない、やわらかそうな物が横たわっていた。
「ふーん…」
夢にしては物凄く細部のディテールまで凝っているな…とは思うが細かい事は置いておく。
漫画でしか見たことのなかったそれを、かなめはチョイチョイとつついてみる。
しばらくくすぐるような動作を続けていると、それはむくむくと形を変え始めた。
(へえ、これが…)
どんどん成長し、天井目指して起立したそれは、まるで教育番組の植物の成長を早回しした動画のようでちょっと面白い。
少しヘンなにおいがするのと見た目がグロテスクなのはおいておいて、かなめは立ち上がったいちもつの先端にキスしてみた。
「…ふふ」
ちゅっちゅと口付けを繰り返すたびに宗介が苦しげなくぐもった声をあげるので、段々面白くなってくる。
竿に手を添えて、柔らかい袋を指先で弄びながら、ついにかなめはそれを口の中に含んでみる事にした。
「っう…!!?」
そこでようやく宗介は起き上がり、しかし目の前の事態に目を見開いて無言で居た。
無理も無い。目が覚めたら惚れた女が自分の股間にしゃぶりついているというのは、どう考えても夢だった。
実際この手の夢は最近一晩に三回は見る。しかし今日のリアルさは一体何だろうか。
「ち、ちどり…何を…!」
「ん…なんか判んないけど、あんたが居たからしてみたの。気持ちイイ?」
「あ、ああ、とても…くっ」
「こんなに生々しい夢、はひめてらよ…」
「しゃ、しゃべらないでくれ…!うっ…」
びくん、と宗介の体が跳ねて、かなめの口の中に液体が発射される。
「うえっ!」
正直な感想を端的に漏らして、両手に吐き出された白いものに目をぱちくりさせているかなめを今度は宗介が押し倒す。
「俺にも…その、君の膣周辺を舐めさせてくれ!」
「きゃっ」
ぽてん、と横倒しになったかなめの腰からパジャマのズボンとパンツを一緒に引き摺り下ろし、宗介はがっつく犬の食事のごとくそこに顔を寄せた。
「これが、君の匂いか…」
「あ、やん!そんなに…んっ…!」
鼻先でクリトリスに刺激を与えながら、宗介は躊躇無く彼女の中へ舌を割り込ませた。
どういうわけかそこは非常にぬめっていて、一緒に指も一本挿入してみるとかなめの体がびくびくと跳ね上がる。
宗介は再び漲ってきた自身を彼女の入り口に宛がい、先端でののじを描くように摺り寄せるとたまらなく気持ちがいい。
「くっ…千鳥…!」
いよいよ切っ先が彼女の唇を割り、挿入せんとするその瞬間…
「ぐえー!かなちゃん、あさだー!おきろー!」
突然の怒号に二人はビクッと身を固めて、声の方角を見る。
そこにはニワトリ?を模したキャラクターがジタバタと暴れながら時をつげていた。
かなめは呆然としつつも目覚まし時計を止める。
「…あれ?」
おかしい。
目覚まし時計を止めたのに…目が覚めない。
「ゆ、ゆめ?じゃ、ない…?」
お互い顔を見合わせ、しばらく不思議そうに黙りこくり…その後盛大に絶叫した。
最近職人さんいなくて寂しいのでコネタ書いてみました
前後のシチュエーションとかはあんまり考えない方向でたのんます!
軍曹、自分のセーフハウスの床と千鳥の寝床、間違えちゃったんだきっと
コネタ乙です。
その手の夢を一晩に三回も見る宗介ワロスw
GJ!
いきなり「膣周辺」ってのが、ソースケの特徴を掴んでいてイイ!
コネタGJ
目覚ましがあと数分遅ければ。惜しいな軍曹。
ええい何をやっているか軍曹!
獲物を前に舌なめずりは三流のやる事だとry
一晩に三回wwww
たまりすぎだろw
いやはや良いネタでした!GJ
保守
夏姉妹の百合物頼む
>>456 GJ!
危うく寝ぼけたまま処女と童貞失うところだったなw
寝ぼけてフェラするかなめエロスww
なんて新しい夢オチwwww
455です。GJありがとうございます!
自分の書くソースケは常に下半身さえあればいい状態でどうしょうもない
ですけど、また投下させて貰いますー
>>467 出遅れたけどGJ!!
◇の職人さんですかね?
小ネタもエロじゃない部分も面白いのが凄い…
469 :
◇の人:2008/05/25(日) 22:20:09 ID:kf1Ao02s
>>468 私じゃないですw
その賛辞は455さんにあげてください
私の方は筆がのらなかったり、リアルの仕事がちょっと忙しかったり、
本職?のジャンルで電波を受信して久々に一本書いたりしてたので
現在執筆中のフルメタものがストップしてます orz
コンスタントに投下してそうなのが私一人なのはやはりきびしいです…
スレを盛り上げる作家さん求む…
ども、445です。
電話でしたりエプロンでしたりシロちゃんコスプレでしたりする奴を
書いた者です。
自分の本職は絵書きなので、なかなか定期的に上げにこれなくて申し訳ない…
また何か書けたら投下させて貰います!
◇さまのもまた楽しみにしてます!
そして来たれ新しい職人さん〜。
470ですが間違えました445じゃなくて455です
失礼しました
お2人とも陰ながら応援しております!
クオリティ高い職人様が2人もいらっしゃるとは
十分贅沢な気持ちでいっぱいです・・・!!
>>469 >>470 そ、それは失礼しました
お二人ともお上手なんで勘違いしてしまいました…orz
>>416 >>424 遅レスだが
どうせこの先何度となくやるんだろうから
その時に応じて臨機応変に攻守交替すれば良いと思った
どうも落ちやすいスレだな
476 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 15:31:15 ID:ifWU/c4j
hosyu
477 :
◇の人:2008/06/02(月) 23:49:42 ID:nH1dFJ3S
前編が出来たので置いていきます
仁義なきファンシーとか読み返してから読むのを推奨します。
478 :
仁義無きマリアージュ 前編 1/8:2008/06/02(月) 23:50:36 ID:nH1dFJ3S
「ねえ、ソースケ」
「なんだ」
「林水先輩とお蓮さん、ここ何日か様子がおかしいと思わない?」
「ふむ…」
宗介は生徒会室の奥、生徒会長席に座る林水とその横に控える蓮に目を向けた。
会長席の林水はいつもと変わることの無い白皙、細面で怜悧な風貌で変わったところは
見られない。オールバックのヘアスタイルにも一分の隙も無かった。
だが宗介の兵士としての目は、上官の苦悩を敏感に読み取っていた。それはいうなれば、
戦略上の重大な決断に頭を悩ませる司令官のそれである。
一方、蓮はというと、これは分かりやすかった。
浮かない表情、度々吐き出されるため息、そして苦悩の色の浮かぶ眼差し。
そのどれをとっても、「私は悩んでいます」と宣伝しているようなものだった。
「たしかに、少々様子がおかしいな」
「でしょ? 何かあったのかしら…」
「ふむ…もしや」
何か気が付いた風な宗介の言葉に、かなめは身を乗り出した。
「何か気が付いたの?」
「うむ…恐らく、美樹原は何らかの組織に弱みを握られ、陣代高校の機密漏洩を持ちかけ
られたに違いない。それを会長閣下に報告し、閣下は陣代高校のために美樹原を切り捨てる
べきか否か、判断に困っているのだ。美樹原は有能かつ会長閣下の右腕とも言える立場の人間だ。
簡単に切って捨てるには代償が大きすぎる。だがしかし、」
すぱん!
「痛いじゃないか」
「痛いじゃないわよ!そんな事あるわけないでしょ。もう少し常識的に考えなさい」
「むぅ」
宗介はかなめに叱られてしゅんとなった。尻尾があったら力なく垂れているかもしれない。
一方、宗介を叱りはしたものの、かなめも何かそれらしい理由は思い浮かばなかった。
「…仕方ないわね。帰りにお蓮さんを誘ってちょっと話を聞いてみましょうか。ソースケは
林水先輩のほうお願いね。で、今夜あたしんちで合流して報告しあいましょう」
「了解した」
◇
頃合を見て、かなめは蓮を連れ出した。
蓮は林水に何事か告げたいが言い出せない風で未練タラタラだったが、結局その勇気が
涌いてこないことで諦めて、かなめの誘いに従った。
今二人は泉川の商店街を歩いている。
時間は夕暮れ時で、買い物の主婦が大勢行き交っている。そんな中を二人は駅に向かって歩いていた。
「ねえ、お蓮さん…林水先輩となんかあったの?」
学校を出てしばらく黙々と歩いていたかなめは、途中で買ったトライデント焼きを片付けた
ところで切り出した。
「いいえ。先輩とはいつも通りです」
否定はしたが、蓮の顔色はさえなかった。かなめと一緒に買ったトライデント焼きにも
ほとんど口をつけていない。
479 :
仁義無きマリアージュ 前編 2/8:2008/06/02(月) 23:53:52 ID:nH1dFJ3S
「でも…ちょっと様子変だよ? あたしじゃ相談相手になれないかな?」
「……」
蓮は立ち止まって、しばらく黙り込んでいたが、やがて振り返って話し始めた。
美樹原蓮はここ数日悩んでいた。家のことについて。
美樹原組は歴史と格式、そして義理人情を重んじる今時珍しい任侠集団である。
その組長寛二の「素人衆には迷惑かけちゃなんねぇ」という方針により、地域住人からの
ショバ代を強引にまきあげるようなシノギは美樹原組では一切していない。
また、現在のヤクザ組織の収入としては定番ともいえる麻薬と売春にも手を染めず、
もっぱら的屋とノミ行為にて糊口をしのいでいる状態である。
ゆえに元々それほど裕福とはいえない組であるが、時折物入りな時はあるもので、その時は
仕方なく寛二の顔で知り合いの金融業者に借金を申し込んでしのいでいた。
その額は積もり積もっておよそ5千万円。
ところがその債権を、どこから調べたのか、探し出して買ったものがいた。
…元龍神会組長の菅沼である。
菅沼は龍神会を壊滅させられて以来、檻の中から残った舎弟を使って美樹原組を調べさせ、
借金があることを突き止めたのである。
そして数日前、菅沼の舎弟が美樹原組に来て要求したことは、借金の一括返済か、蓮と
菅沼の息子との結婚であった。
組をつぶされ、角山組から破門された菅沼は、今や関東の極道界にボン太くんの名と共に
畏敬の念を持って語られている美樹原組を逆に取り込むことでヤクザ界に復権を果たそうと
目論んだのである。
無論、寛二とて蓮を易々と菅沼に渡すつもりは無かったが、およそ5千万という借金は
今の美樹原組にとっては途方も無い額だった。
一気に返済するとなると、組事務所一切を売るぐらいしかないが、伝統ある組事務所を
売るということは寛二にとってはすなわち組の解散に等しいことだった。
そして、蓮もヤクザの娘としてそれなりの心構えをもって今まで生きてきた。
蓮は7代続いた組を自分の我侭で潰す事はできないと考えていたし、自分が身を差し出す
ことで組が永らえるのならば、それも仕方の無いことだと思っていた。
しかし、同時に蓮は17歳。まだ恋愛に夢を持っている年頃である。
彼女には片思いながら意中の相手もいる。 ……言うまでもなく林水敦信その人である。
…自分がどこの誰とも知らない男と婚姻することになるにしても、せめて一言思いを
林水先輩に告げてからにしたい。
蓮はそう思いながらも言い出すこともかなわず、ここ数日悶々として学校生活を送って
いたのだった。
「はぁ〜 あの変態組長に息子が居たの」
「はぁ…まだ18歳だそうですが、法的には結婚もできますし」
そう言って、蓮は憂鬱そうにはぁ、とひとつため息をついた。
「で、林水先輩には告白しないの?」
「…告白して先輩を悩ませるのであれば、いっそ黙っていたほうが良いのかもしれません。
告白したいのはあくまで私の我侭ですし」
480 :
仁義無きマリアージュ 前編 3/8:2008/06/02(月) 23:57:25 ID:nH1dFJ3S
そう言って、蓮は目を伏せた。
かなめは、どう言葉を掛けたら良いのか分からないまま、泉川駅の傍で蓮と別れた。
一礼したあと、背を向けて去っていく蓮の背中が、かなめには泣いている様に見えた。
◇
「…ということみたい。 で、そっちはどうだったのよ」
香ばしく焼きあがったギンダラの切り身の横につやつやに炊き上がったご飯をよそった
お茶碗と、海苔の味噌汁の入ったお椀を並べながら、食卓でお預けされている犬よろしく
待っていた宗介に話を振った。
「うむ。俺が会長閣下に聞いてみたところではな…」
◇
「会長閣下、少しお話があるのですが、よろしいでしょうか?」
かなめと蓮が出て行き、林水と二人っきりになった生徒会室で、宗介は切り出した。
「何だね? 相良君」
宗介は休めの姿勢のまま林水の視線を受け止め、ひとつ咳払いをしてから話し始めた。
「失礼ながら、会長閣下には悩みがあるようにお見受けしました。」
林水はちょっと驚いたように眉をわずかに動かした。
「なぜそう思うのかね?」
「…自分のカンです。」
「ふむ…自分では何もないように振舞っていたつもりだったのだが…」
林水は少し考え込んで、そして答えた。
「相良君は、見合いというものを知っているかね?」
「見合い……ですか。たしか、結婚相手を見極めるために紹介された相手と面会する事
だったと思いますが。」
「そうだ。実は私のところにいくつか縁談話が来ていてね……」
林水敦信はここ数日悩んでいた。
林水は高校進学に際して、周りの反対を押し切って陣代高校を入学して以来勘当同然と
なっているため、自らの学費と食い扶持を自ら稼ぎ出して生活している。
それゆえに普段親の意見や影響などというものとは縁遠い生活をしてはいるものの、
林水自身はまだ未成年の高校生である。
一方、親には親権というものがあり、子供の育成や教育に対して責任があるために、
子供の将来や進路といったものに少なからず口を出すことができるわけである。
そして数日前、林水に親から見合いの話が来た。
表向きは親として息子に良い許婚を探してやろうという体裁を装ってはいるものの、
実際のところは政治家とのパイプが欲しい政財界の人間と、影響力の拡大を狙いたい政治家の
魚心と水心であって、要するに政略結婚である。
「閣下にその気がないのであれば、断れば良いのでは?」
「私もそのつもりだったのだが…敵も然る者、父から回ってきた見合い相手は学業や能力、
家柄、そして器量まで文句をつけがたい娘ばかりでね。会いもせずに断るのはいささか難しい
状況なのだよ。」
そう言って眉をひそめたまま、林水はメガネの位置を正した。
「断ると分かりきっている相手と見合いをして、後々傷つけることになるのもいささか忍びない。
何か見合いその物を断るいい口実を探しているのだが…見つからなくてね。」
「見合いを断る口実ですか。しかし、断っても閣下のお父上がまた新たな相手を探して
くるのでは?」
「それは心配ない。」
宗介の疑問に林水は不敵な笑みを浮かべて答えた。
「父に対しては私にもいくつか手札があるのでね。」
◇
「……で、結局林水先輩は見合いを断る口実が欲しいのね。…あ、んん…ちょっと。」
かなめは宗介の執拗な愛撫に身体をくねらせた。背筋を這い上がるゾクゾクする快感に
鳥肌を立てる。
あの激しい初体験以来、宗介とかなめは「深夜警護」と称して毎日のように身体を重ね
続けていた。
覚えたての頃はサルのように、とはよく言う話だが、今の二人はそれに近い。
若さと体力に任せて一晩に5回6回とこなす日々が連日のように続いていた。
日々研鑽と分析を重ね、連日あの手この手の綿密な戦略でかなめの肉体を侵略してくる
宗介に対して、かなめは一方的に翻弄され続けていた。
今もまだ挿入前だというのに1度軽くイかされてしまっていた。一晩で2桁に迫る回数
イかされることも珍しくないのだ。
「それに関しては、俺がひとつ作戦を具申した。閣下は今晩熟考されるそうだ。」
かなめの茂みに舌を這わせて愛撫していた顔を上げて、宗介が答えた。
「……意見?…まさか、また、爆弾とかでふっ飛ばせとか、言ったんじゃないでしょうね。」
荒く乱れた息を整えながらかなめが聞くと、いささか傷ついたというような表情で宗介が
反論してきた。
「俺は馬鹿ではない。閣下には「すでに将来を誓った相手がいる」と言ってみてはどうかと申し上げた。」
「ふーん、宗介にしては珍しい意見ね。あんたがそんな事言うなんて。…んっ、そこダメだったら。」
「見合いとは結婚相手を探す会なのだから、すでに相手がいれば意味をなくすだろうと思っただけだ。」
「はぁ…ん……や、そこ…ダメだってあん…」
話をしている間も宗介の責めは止まらない。指先でかなめの弾力に溢れた乳房を優しく
揉みながら、もう片方の手は弾むような張りのあるむっちりとした尻を撫で回す。
残ったもう片方の乳房の先端に唇を這わせる。先端の突起から乳輪にかけて舌先を円を
描くように這わせ、その後突起の先端を舌先でつついて刺激を加える。
そして、興奮で充血して先端ばかりか乳輪までが盛り上がったのを確認してから宗介は唇を離した。
唾液で湿った乳首が外気に触れるとひんやりとした感覚が更なる刺激となって、さらに硬さを増す。
「はぁ……でも、嘘ついてもすぐにばれるんじゃないの? まあ、あの林水先輩の事だから、
ありもしない架空の女の戸籍とか簡単にでっち上げそうな気もするけど。」
「嘘をつかなければいい。俺は美樹原を相手役に推薦しておいた。」
「え?お蓮さん?」
「そうだ。会長閣下が恋人にと考えるなら彼女が筆頭に来るだろう。それに美樹原も会長閣下を
慕っている。適任だ。」
「へえ…意外。」
感心したような目で見られて、宗介は心外そうな顔で聞いた。
「何が意外なのだ?」
「あんたにそう言う色恋沙汰に関する観察眼があったとは思わなかったわ。」
かなめの言葉に宗介は憮然として反論した。
「……君とこういう関係になって、俺も少しは男女の色恋について理解したつもりだが。」
「……怒った? ごめん。」
かなめがすまなそうに苦笑いして謝ってみたが、宗介はむっつりとしたまま無言でかなめの
両足を両肩に抱えあげた。抵抗する間もなく腰が持ち上がり、かなめの女陰が宗介の目の前に
無防備にさらけ出される。
無防備にさらけ出される。
「やっ、ちょ、ちょっと。」
「すまないというのならば、君にはカラダで償ってもらおう。準備も万端のようだしな。」
十分すぎるほど潤っていたかなめの秘裂に宗介は自分の分身の先端をあてがった。
「もう…なんか夜になるとソースケ性格変わってない?」
「そうだとすれば君がいけないのだ。君の色香は俺を狂わせる……では、行くぞ。」
歯の浮くような台詞を並べながら、宗介は腰に力を込めた。
凶悪でグロテスクな肉の塊が容赦なくかなめの敏感でデリケートな部分に侵入し、カラダを引き裂く。
「はぁん…っ!」
膣内を蹂躙しながら押し入ってくる宗介のペニスの感触に鈍痛を覚えながらも、愛する男に
犯される幸福感でかなめの口元に愉悦が浮かんだ。
宗介は人差し指で屹立したかなめの乳首を弄びながら、強い弾力を持つ乳房を全体をゆったりとこね回した。
下半身と胸からの同時の攻めで、かなめの身体は強い快楽に満たされてゆく。
人体の一部とは思えないほど恐ろしく硬くそそり立った肉棒が、かなめの膣内の弱い部分を
乱暴にえぐりながらリズミカルに子宮を突き上げる。
子宮口を叩かれるしびれるような感触に反応してかなめの引き締まった腹筋がぴくっ、
ぴくっと引きつる。そして腰は無意識のうちにさらにペニスを求め、少しでも自分の
奥底へと導かれるように、宗介が突き込むのにあわせて鋭くしゃくりあげている。
二人はまるで一体の機械にでもなったかのように、ベッドの上で同期してリズムを刻みながら
動き続けた。
だが、高まりはかなめの方に一足先におとずれた。
かなめが一際大きく腰をしゃくるのと同時に宗介の腰にその長くすらりとした足をがっちりと
絡ませて腰を固定する。
かなめは膣の奥の奥までペニスを飲み込み、膣口を宗介のペニスの付け根にすりつける。
そして、少しでも隙間を埋めるかのように宗介の背中にまわした両腕に力を込め、宗介の
胸板に自分の豊満な乳房を押し付けた。
かなめの唇が宗介の唇を求める。宗介がそれに無言で答え、舌を絡めあう。
そして絶頂。かなめの身体が大きくがくっ、がくっ、がくっ、と痙攣するのと同時に宗介の
分身をリズミカルに締め上げた。
やがて、快感の大きな波が去ったかなめは、ぐったりとしてベッドに倒れこんだ。
まだペニスを差し込まれたままの秘裂からはおびただしい量の愛液が泡立ち、白く濁って
あふれ出し、シーツに大きなしみを作っていた。
「良かったか?」
「……うん。」
そう言って、肩で荒い息をしながらかなめは笑って答えた。
「そうか……では今度は俺の番だな。」
そう言うと宗介は抱え込んでいたかなめの右足を開放し、左だけを改めて抱えあげた。
「またバックから?」
「いや、次は横だ。」
「横? ……って、ちょ、ちょっと、ソースケ!」
宗介は左足を抱え込むと同時にかなめの右足を跨いだ。側位と呼ばれる体位だ。
かなめはこの体位は初めてだった。
「ちょ、ちょっと! まださっきの余韻で敏感なんだってば。」
「では、行くぞ。」
かなめの抗議を無視して宗介は再びピストン運動を開始した。
限界まで左足を開脚し秘裂をさらけ出した状態で、宗介のペニスが有無を言わさず根元まで
叩き込まれた。
「ひっ〜〜〜〜〜!」
不意を突かれて悲鳴を上げそうになって、かなめは思わず口を押さえた。
だが宗介の責めは止まらない。
宗介のペニスが連続してかなめの下腹の奥底まで突き刺さる。その度にかなめは声が
出そうになるのを必死に堪えた。ついこの間も、隣近所に響き渡りそうな大きな喘ぎ声を
上げてしまい、朝学校に行くのにマンションを出る時に恥ずかしくて死にそうな思いをしたのだ。
そして、そんなピストンがしばらく続いて…そして奥まで挿入したところで止まった。
攻めが一息ついてかなめはほっとした。だが、それは次なる責めの前触れだった。
宗介は根元までペニスを挿入したままで、大きくのの字を描くように腰を回した。
一息ついて油断していたかなめは膣内をぐりっ、とペニスでかき回され、大きな悲鳴を上げた。
「ひやっ!」
ぐりぐりと腰を動かすたびに普段触れ得ない部分をえぐられ、単純なピストンでは味わえない
快感に身体がびくっ、びくっとベッドの上で跳ねた。
「はっ、ああっ、だめ、それだめ! ソースケっ!」
「そろそろ俺もいきそうだ……中でもいいか?」
「だめっ! ゼッタイだめっ! 今中に出されたら、おかしくっ、なる!」
かなめは最近ピルを服用するようになっていたので妊娠の恐れはなかったが、精液を直に
流し込まれると意識が飛ぶほどの快感を得る事があるのに最近気がついていた。
それを恐れて息も絶え絶えにかなめが訴えるも、宗介もまた絶頂を目前にして聞こえて
いなかった。かなめの左足を抱えたまま、腰だけを激しく動かしてかなめの股間に叩きつけ
続けている。
「くっ、ふっ、ふっ、はっ、いく、いくぞ。」
「はぁっ、やっ、だめっ、だめっ、だめぇ!」
宗介が一際激しく腰を叩きつける。ペニスの先端がかなめの子宮口を的確に捉えた。
かなめが膣内で宗介のペニスが膨らむのを感じた次の瞬間、子宮の中に焼けるような熱さの
体液が流し込まれるのを感じ……意識が飛ぶような激しいオーガズムの波がかなめを襲った。
痙攣を起こしたかと思うほど身体を弓なりにしならせながら、宗介の放つ子種を下腹の奥底で受け止め続けた。
意識が真っ白に漂白されるのを感じながら、同時にかなめは種付けされる雌の喜びを感じていた。
◇
あくる日。
「あー、腰痛〜い。」
どんよりとした目つきのままあくびをかみ殺しつつ、かなめは腰をさすった。
昨夜はいささかがんばりすぎた。調子に乗りすぎて2桁にのる大台を達成してしまったのだった。
おかげで超寝不足のうえに体中の節々が痛かった。おかげで授業もろくすっぽ頭に入って
こなくて、何度か注意も受けていた。
「今日の体育の授業が激しかったのかね?」
「いえ…」
「ではプライベートで何か運動でもしたのかね?」
「まあ、そんなとこです。」
「ふむ……」
扇子を片手にかなめの横を歩いていた林水は扇子をぱちん、と閉じると暫し考え込んで、
その後かなめを挟んで反対側を歩いていた宗介に目を走らせ、そして言った。
「それは相良君と二人でやる運動かね?」
「え゛」
かなめが固まった。
宗介は顔を引きつらせたまま、滝のような冷や汗をかいていた。
「な、なんでそう思うんですか……林水センパイ」
「いや、なに。相良君と君のシャンプーの香りが一緒だったのでね。運動の後で汗でも
流したのかと思ったのだが。」
確かにその通りだった。朝起きてから二人で一緒にシャワーを浴びつつ、おまけに流れで
風呂場で一発いたしてしまった。
「え、えっと……ソースケの奴が今朝うちに来たときにあまりにも汗臭かったので、あたしんちのシャワーに問答無用で叩き込みました……」
かなめが口からでまかせを並べ、その横の宗介はそれにガクガクと頭を縦に振って必死に
同意した。
「ふむ、そうかね。私はてっきり君たち二人がセッ「ああ、あれっ、あれですっ!センパイ、
あれがお蓮さんの家です!」ほう、あれが。」
かなめの身を挺した話題そらしが功を奏したのか、林水の関心は目の前の屋敷に移った。
今日、蓮は学校を休んでいた。
おそらく林水に対する未練を断つために、残り数日を休んで過ごすつもりなのだろう、
とかなめは推察した。
一方、一晩熟考した林水の心は決まっていた。
生徒会の仕事を早めに切り上げた林水は、かなめに蓮の自宅への案内を請うた。
このため、生徒会は早々にお開きとなり、林水とかなめ、宗介は連れ立って美樹原家へと
向かう事になったのだった。
「ごめんくださーい。」
かなめが玄関を開けて声を掛ける。
美樹原家──すなわち美樹原組組事務所は古きよき時代のしっかりした作りの木造建築である。
とはいえ、建屋は屋敷と言えるほどの豪華さは無くただの平屋の民家である。しかし庭は広く、
敷地を含めればそれなりの資産価値を持つと思われた。
「へい、どちらさんで……って、おお、かなめちゃんじゃねえですかい。」
奥から出てきたのは若頭の柴田だった。強面の顔がかなめの姿を認めたとたんに和らいだ。
「あ、柴田さんお久しぶりです。お蓮さん、居ます?」
「お嬢さんですかい? ……まあ、居る事は居るんですがねぇ……」
「失礼。」
柴田が渋い顔で応対に困っていたところで、今まで黙っていた林水が一歩前に進み出た。
「あんたは?」
「美樹原君の学校で生徒会長をしている林水というものです。美樹原君のお父上…美樹原組長に
お会いしたい。」
◇
蓮は朝から自室に引きこもっていた。
学校に行く気にはなれなかった。行けば林水と顔をあわせなければならないし、そうなれば
なお一層未練が積もる。
約束の期日がくれば婚約をしなければならず、その後ならばいろいろなものに諦めも
つくだろうと思い、それまで数日学校を休もうと決めた。
尋ねてくるであろう学校の友人も柴田に頼んで断ってもらうように言ってある。
勉強机に臥せったまま、蓮は視線をめぐらせる。
机の上には教科書や参考書が並んでいる。その横に小さな写真立てがあり、林水と二人で
納まった写真が入っていた。以前生徒会の活動のときに撮った物だ。
「……先輩。」
そうつぶやくと、蓮の目から涙がこぼれた。
「……お蓮さん?」
背後のふすま越しにかなめの声が聞こえて、蓮はびくっ、と反応した。
「……かなめさん。」
涙を拭きながら蓮はふすまのほうへと振り返った。
「今ね、林水センパイが組長さんと話してるの。」
「林水先輩が!?」
蓮はその名を聞いて思わず立ち上がった。
ふすまに駆け寄ると乱暴に開け放つ。ふすまの向こうには驚いた顔のかなめと、思わず
背中に片手を回したままの宗介がいた。
「林水先輩が? なぜなんです? 先輩が父と何のお話を!?」
「うーん…」
いつもとは違うまくし立てるような蓮の問いに驚きつつも、かなめはちょっとだけ悪戯っぽい
表情で答えた。
「きっと、お蓮さんにとって良いことよ。」
◇
庭を見通せる美樹原家で最も広い部屋へと林水は一人通された。
そこには病床の組長、寛二が居た。寛二は寝床から半身を起こした状態で林水をじっと見ていた。
林水はそんな視線に物怖じする事もなく、いつも通りの冷静さで寛二の前まで進むと、
柴田に差し出された座布団を固辞して畳の上に正座し、寛二に正対した。
「陣代高校で美樹原君と共に生徒会で働いております、林水敦信と申します。」
そう言って林水は軽く一礼した。
「蓮の奴からおめえさんの事は聞いている。蓮じゃなく俺に話というのは何だ。」
腕を組んで試すような視線を向けたまま寛二が尋ねると、林水は両手をたたみに突いて
深く頭を下げた。
「……そいつは何の真似だ。」
そのとき、パタパタという足音が近づいてきたかと思うと、誰何することもなくがらり、と
ふすまが開け放たれた。
それと同時に、林水の口からその言葉が放たれた。
「私と美樹原君、いや、蓮さんとの、結婚を前提としたお付き合いを認めていただきたい。」
それを聞いた蓮は……その場で失神した。
という事で前半分(予定)です
一応前回投稿した宗かなの初体験話の後の時間軸設定です。だもんでやりまくりです。
話が長くなるのは予想されてたので、前後編で分けるのは当初から考えてたのですが、
エロパロ向きに前編にもエロ入れたいお→じゃあ宗かなくっつけちゃえ→前回の投稿→今回の前編
という回り道となりました。
あと、かなめがピルを飲んでるのは、あまりに避妊具の消費が激しすぎて馬鹿にならないというのが最大の理由です。
(あんまり頻繁に買いに行ってうわさになるのがイヤだとか、そういう方面の意味で)
ちなみに、今回ソースケはほとんど汁男優でしかないのですが、次回は主人公らしく活躍する……はず。
首を長くして待っていただければと思います。
GJでした!
リアルタイムで投下されててびっくりした!
後編も楽しみにしてます!
そして2桁達成おめでとうwww
◇神乙でした!!
相変わらず素晴らしい!起き抜けからいいモノ読ませて頂きました。
続き楽しみにしてます!
二桁…若さだなww
>>486 ◇職人、GJであります!
お連さんかわええw
後編、全裸で楽しみにしてます
490 :
486:2008/06/04(水) 00:06:57 ID:MmyUi5pj
感想どうもです
しかし…昨日はまたへろへろの頭で書き込んでたせいか
読み返して5レス目の頭に余計な1行がくっついてるの発見 orz
途中もおかげで〜。おかげで〜。とかおかしな日本語になってるところあるし o rz
見落としがボロボロと…鬱だ
全裸でほす
汁男優www
ToyBox
ほしゅううううう
おお!職人様GJ
ストーリーがしっかりしてて面白い。
お蓮さんが出てくるとは珍しいな。
496 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 00:20:32 ID:w61MGAkM
待機
497 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 19:01:48 ID:pE8d6sTq
まとめサイトどこよ?
498 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 19:02:38 ID:pE8d6sTq
すまんかった、みっけた
TSR地上波確定おめでとう!!!
ほす
>>501 今やってる無印が終わったらだいたいどこの局も
次の週から始まるっぽい
誰か散髪シーンのエロパロを!
千葉県民の俺、勝ち組www
ふもっふやらないのか…
あの温泉回の気合い入ったエロっぷりが
見れんのか… (´・ω・`)ショボーン
4期フラグだといいが、単にBDの宣伝か?
どうなんだろうなー。
全裸ほす
507 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 01:13:48 ID:OGUQMxtm
散髪シーンのエロパロどんなだ
「ちょっと!ソースケ、ど、何処見てんのよっ・・・」
って、胸見てたのがかなめにバレちゃう展開か?w
ソースケは動揺するのか開き直るのかどっちだw
すっすまん千鳥!つい…魔がさした…俺も一応…男なのだ
とかで終了しそ
小説版の裸の解説も気合はいってるよな
ガトーはへんなとこで気合入れすぎだよ!
>>508 そこで終了せずに、かなめの方から「いいよ…」で先へ進もうぜ!
こういう時、覚悟を決めるのはかなめの方だと思う、
というかヘタレの軍曹では勃っても「これは何かの感染症だ!」
とか言ってごまかしそう
無理があります軍曹殿!w
勃起感染症ワロスww
散髪シーンのDVDコメンタリーで関が
「体は反応している」とか言ってたの思い出した
宗介が屈強な男にレイプされるのが見たいです
散髪シーンからエロに雪崩れ込む同人誌なら見たことあるな
タイトル忘れたけど
関のコメントは酷いw
かなめのパンツは何色かとかw
関はかなめラブだからな。
それぐらいの妄想は許してやれ。
かなめは天然のパイパンらしいので、その辺りのエロパロを・・・
どっちかって言うとテッサの方がちゅるんちゅるんな感じがするけどな
いや、むしろテッサはうっすらと銀毛が生えてて
それをテッサ自身がすっごい恥ずかしく思ってて
みたいなほうが萌える
テッサのマン毛は剛毛
ちなみに宗介はパイパン
マオは腋毛はえてそうだな
522 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 08:09:56 ID:YOvgkYPh
フルメタの同人見てみたい・・・
あんまり出回ってないよな〜。
>>513の散髪からエロに雪崩れ込む同人は見たことあるな
汁たっぷりの濃いセックスだった 宗介のかなめへの執着が凄くて
読んだ当時は違和感あったが、今思えばキャラの解釈あれで正解だったのかもしれん
逆に言うとアノ頃はまだ本人に自覚はなかったんじゃない?
それを言ったらエロパロ、同人書けなくないか?w
>>522 エロパロが少なければ同人も少ない
エロ同人誌を書く人は高確率でこの板の読み手・書き手であるらしいから、
とりあえず、このスレを盛り上げないと
ふもっふ8話あたりで二人っきりになったわずかな隙に襲いかかる大佐。
中佐が怖いから逃げようとするそーすけの股間に無理矢理しゃぶりつき、
逃げたらあることないこと中佐に言い付けると宗助を脅して、勢いで本番開始して搾り始める大佐。
その後、命からがらかなめの家に逃げ込んだ宗助だったが
待ってたのはあたしは抱けないのか?と毒づくかなめで、宗助は泣く泣く最後の力と精を絞り出す。
という電波を受信した。
ちなみにかなめと大佐の二人の鞄には、マオ姐さん執筆の男を追い詰めるマニュアルが…
どんだけソースケ受難なんだよw
普通にガンガン攻めるソースケも見たいなー。
ヘタレも可愛いが、やはり男だからな
げっそりした宗介を学校で待っていたのは
佐伯恵那の御奉仕という名の精液搾取だった・・・
部活動終了後の女子シャワー室、かなめが一人シャワーを浴びてると・・・
『か〜なちゃん♪』
『わ!?ビックリさせないでよー恭子!』
『ゴメンゴメン。今日の練習疲れたね〜もう足がパンパンだよ〜』
『そ〜ね〜結構ハードだったわね〜でも恭子遅かったわね みんな帰っちゃったわよ』
『うん。今日は部室の掃除の当番だったから・・・かなちゃんは?』
『あたしは顧問の先生に呼び出されてね〜話し込んでたら長くなっちゃった』
『・・・・・・』
『どうしたの?恭子。』
『かなちゃん、また胸大きくなったんじゃない?』
『え?!そんな事ないわよ〜ちょ、ちょっとそんなに見つめないでよー』
指でかなめの胸を突付きながら
『いや!絶対大きくなってる!イイな〜かなちゃんのオッパイって形も凄くイイよね〜ツンツン・・・』
『恭子だって最近大きくなってるじゃない!』
『なんとかBカップって程度だもん・・・ハァ〜かなちゃんみたいに大きくならないかな〜』
『大きくても肩こりが酷くて大変よ〜』
『でも・・・かなちゃん・・・』
『!?』
『相変わらずココはツルツルなんだね♪』
『ほ、ほっといてよー』
かなめの股間に顔を近付ける恭子
『かなちゃんってスタイルは抜群なのにココだけは幼女の頃のまま・・・でも凄く綺麗だよ〜かなちゃん』
『あ、ありがとう。もうイイでしょ?』
『最初は剃ってるんだと思ってたけど・・・かなちゃん知ってるー?』
『なにを?』
『こうゆうのを天然パイパンって言うんだって』
『・・・あ、そう。さ、早く浴びて帰ろ〜恭子・・・ちょ、ちょっと!!?』
恭子は両手をかなめのお尻に回し、顔を股間に埋め性器を舐め始めた
『な、なにすんのよ!恭子!!』
ダメだ!素人が書くとハチャメチャな文書に・・・orz
>>531 いやいやよくやった!GJ!
恭子ちゃんは昔読んだ同人誌のイメージで、凄いヘンな子って
印象があるのではまってるw
確かかなめのオナニーを手伝うと言うか邪魔する話だった
干す
リアルな話、諸外国じゃ無駄毛処理の範疇に陰毛も含まれてて、
短く切りそろえたり剃ったり抜いたりするのがデフォ。
純正外国人であるテッサはもちろんのこと、
外国育ちの千鳥さんも無論女性の嗜みとして整えているに違いない。
さらに同様に相良軍曹も整えているに違いない。
(軍隊的に衛生面もあるだろうし)
外国人と結婚した日本人が配偶者から
頼むから陰毛もちゃんと処理してくれと言われるらしい。
詳しくはウィキペディアで「パイパン」と検索すべし。
そうだけどさぁ
チン毛もマン毛もないとエロスを感じないな俺は
けつ毛までボーボーじゃないならおk
サワサワ生えてる程度がちょうど良い
パイパン万歳!天然万歳!!ww
皆忘れているかもしれんが宗介はイスラームだぞ
イスラム圏といえば髭をそらないのが男のたしなみ
流石に宗介は髭ボーボーではないが、下はもさもさでは無いだろうか
布団に寝そべらせて下着を剥ぎ取った後、宗介はかなめの股を見て、非常に驚いた。
勿論表情には出さないが、しかし一瞬の間をかなめは敏感に感じ取ったらしく、
居辛そうに膝をぴったり合わせてそっぽをむく。
「千鳥、君は…」
「い、言わないで!」
あまりにも自分の股と様子の違うかなめの股間は、不思議な事に彼女の頭髪と同じ
色の毛は一本も生えておらず、おなかや太ももと同じ、透ける様な美しい肌色のままだった。
「いや、これは…確認させてもらおう。よく知らんのだが、俺たちの年齢になると、
股間や腋に陰毛が生えるのではないのか」
「いっ…そ、そーよ…でも、あたしは生えない人らしーのよ…」
しぶしぶ答えると、宗介は右手を顔に当ててふーん、と思案していた。
「…きもちわるい?」
かなめがとても心配そうに聞いて来るので、宗介は弾かれたように顔を上げると必死に否定する。
「いや、美しいと思うぞ」
「そんな風に言わなくても!」
かなめは両手でさりげなくかつしっかりと自分の股を隠して、上目遣いに宗介をじっと見る。
「…見せてよ」
「む?」
「ソースケもズボン脱いで?あたしだけなんて、ずるい」
請われて、宗介はモゾモゾとズボンを降ろしにかかった。
こちらはこちらで恥ずかしいものがあって、すでに彼女の裸をごく近距離に感じていたせいで、
下着を脱ぐと勢いをつけて半身が飛び出した。
かなめは目を丸くして、飛び出したものをじっと見る。
「う、うわー…」
何ていうか、男って…とぶつぶつ呟かれ、宗介はいたたまれない気持ちになる。
彼女の毛が生えていないつるりとした股と比べたら、自分のほうがよっぽと恥ずかしい。
頭髪よりも相当縮れた、ごわごわとした黒い毛の下に普段はぶら下がっているだけのものは
充血して半勃起状態で、自分の一番浅ましい欲望が言葉にしなくても全てばれてしまう。
「ホントにこんなのついてるのね」
ちょん、と指先でこわごわ突かれて、宗介はしりもちをつきそうな位の衝撃に襲われた。
まずい、このままではつんつんされただけで醜態を晒し兼ねん。
宗介は膝をついてかなめの正面に座ると、彼女の両足を抱きかかえ、そのまま簡単に
間に割って入った。
「やっ…ん、ソースケ…?」
「痛みを感じたら言ってくれ。では。行くぞ」
「ちょっと、何…っ!!!」
太ももを両腕に抱え込み、そのまま正面のつるつるした部分に吸い付く。
舌で周囲を舐めてみても、そこには産毛さえなくて、唾液に助けられてぬるぬると心地よく
行き来する舌の動きに、かなめは気持ちよくて抵抗を忘れた。
宗介はさりげなく彼女の脚におのれを擦りつけながら、溢れてくる蜜を舐め取ろうと鼻先を
埋めるようにして内側へと侵入する。ぴらりと開いた彼女の中は、肌表面とは全く違う
鮮やかな肉の色だった。
「はあっ…ちどり…!」
いよいよ我慢が効かなくなり、宗介は今にも爆発しそうな塊をかなめの中にねじ込んだ。
視線を下に落すと、自分の陰毛の下に赤黒い性器が見え隠れし、それは何に阻まれる事なく
かなめの中にぬめり込んでは出て、を繰り返している。
こんなふうに広がるものか、吸い付くようだ…宗介はその光景をしっかりと目に焼きつけ、
そして激しく腰を擦りつけ、打ちつけた。
やがて吐精し、収まりがつかず再び動き出すと、かなめの亀裂から先ほど吐き出したものが
溢れ出してくる。中を掻き出すようにして動く度、反応が変わって面白くさえある。
無毛の恩恵をしっかり目に焼きつけながら、宗介は射精を重ねる為にさらにかなめを攻め立てた。
かなめ:つるつる
宗介:もさもさ
で書いて見た
毛の話で盛り上がってて正直面白いw
クルツは・・・
なんかふつうっぽいな
担任の神楽坂恵里はもっさり縦長
恭子は色も量も薄毛
瑞樹は一般的な陰毛
お連さんは綺麗にセットされた真っ黒逆デルタ
風間はじつは女の子でちょっとしかはえてない
>>540 久々に職人キタ━(゚∀゚)━ !!
読んだらかなめは薄っすら生えてる派を返上したくなった
エロイ、エロイぞ
つるもさハァハァ
テッサは元々薄め?
まぁ外国人だから綺麗に処理してるかもしれんが、かなめのパイパンに刺激(対抗して?)されて自らツルツルに剃毛してるとか??
マオ姐さんは濃いそうだねw
>>540 俺もうっすら派だったがパイパン…いいかもしれん!
これはいいものだ…
これはいいwGJとしかいいようがない
目覚めてしまいそうだw
しかし毛穴も無く天然モノのスベスベマンコは堪らんですな〜w
540です
楽しんで貰えたなら幸い!
自分も職人さん降臨を日々心待ちにしてます
TSR再放送始まったらエロイ職人さんがわらわら現れますように
いや内容的にTSRはエロっぽいシーン……
は!?
夏姉妹と宗介の憎しみと愛情は紙一重で宗介を愛しちゃった夏姉妹が「愛人でもいいの」プレイか!?
540さんどーしてくれるw
本当にかなめがつるつるとしか思えなくなったじゃないかw
もっとやってくれw
まあアニメで毛を書いちゃうと逆に卑猥度うpしちまうしな
というわけでアニキャラは皆パイパン(大暴言
マオ姉さんにはむしろもっさもさであって欲しい
>>553 邪魔とかムレるとか身も蓋もない理由で剃ってそうだ
かなめのパイパンマンコ最高ー!!ww
それにしても会長×お蓮さんの続きも待ち遠しいわ。
待機
職人待ち!
皆の毛の話・・・面白いなw
マオ姐さんは腋毛もボーボー??
セサミハイチの方が好きなんだが、周りの人は誰も覚えてないって言うぜ
見たら絶対覚えてるのに。何故だ!
かなちゃ〜ん!陰毛生えた〜??
フルメタ二次創作探したら
どこの宗介も巨根で絶倫なんだが
エロパロってそういうもんなのか?
それとも宗介にそういうイメージあるってことか?
後者かと
へたれ男が良いというエロパロ住人もいるし
>>565 巨根はともかく体力があるかないかと言えばあるだろう
宗介はやっぱり本職の軍人さんという事で体力ありまくりな印象だからじゃないかな
なんかコトーニじいさんにどやされながらテッサをよがらせまくるとか面白そうだ
「なんだそのファッキン・ファックは!
貴様は女の一人も満足させられん早漏短小フニャチン野郎か!」
「サー! イェッサー!」
「何じゃそのみっともない腰の振りは!
ひょっとしてそのケツでわしを誘惑しとるのか!」
「ノー・サー!」
「だったらせめてその股間にぶらさがっとるお粗末なものをおったててせっせと腰を動かせ!
動け! 動け! クソ動け!」
「イエッサー!」
「だ、だめですぅ、サガラさん、は、激しすぎますぅ〜〜!」
ああ、なんかダメな思考になってるな、俺
宗介が巨根ってイメージはないな・・・
長さは普通で太めなイメージがあるw
仮性包茎か剥けてるかは知らん!
>>569 ああ、そんな感じだな
ついでに言えばあまりオナニーしてそうに無いから
刺激に弱く早いイメージがあるな
で、体力あるから復活も早いというエロ漫画仕様w
>>569 忘れてるかも知れんが宗介はイスラームだぞ
割礼してるに決まっているw
>>570 加えて結合部から噴出すほどの量の大量の射精ですねわかります
ムスリムだと何歳で割礼するの?
詳しく知らない。
本来は少年期にするものだけど、今は生まれた時に手術してしまうと聞いた記憶が。
イスラム圏で出産した日本人母が、息子のズル剥けチンチン見て仰天したとかいう話も。
ソファの背もたれに強く頭を押しつけてかなめは身をよじる。
くち、と音を立てて指先にからみつくのは自分の体だ。
タンクトップをずり上げ尖る乳首を軽くつまんでこすると腰の奥がうずいて、
熱くなった肉の壁が細い指先を締め付ける。
ちがう、こんなんじゃない。
背を抱える胸板の弾力、彼女の中でうごめき抜き差しされる不器用なのか
器用なのか分らない指先の太さ、こらえきれないものを無理にこらえて、
かなめ、と囁く声。
それでも豊かな乳房を強くつかんで腰を浮かせ、爪先までをほんの数秒
こわばらせた彼女は一人きりでの醜態を恥じるように眉根をきつく寄せて
ティッシュをケースから何枚も引っぱり出した。
右も左も分らない初心者ですが、思いつきで書いてみました。
割礼のお話の流れに割り込んでしまってすみません。
>>574 小ネタGJ!
初心者だろうが問題ない
また書いてくれ!
OKOK!!
さぁ、続き書くんだ!
577 :
574:2008/07/07(月) 16:56:22 ID:Ik++4I3i
ありがとうございます!
いたらぬところやおかしなところがあれば教えてください。
では続きです。
578 :
574:2008/07/07(月) 17:01:51 ID:Ik++4I3i
下着とショートパンツを引き上げ、いい加減帰って来なきゃメモリから
番号を消してやろうかとPHSをにらみ付けた矢先、彼からと分るように設定した
着信音が鳴る。
「…もしもし」
「俺だ。もうすぐそちらへ着く」
久しぶりの無愛想な声が未だ熱を持ち彼に飢えた体の奥に響いて、彼女は
一瞬息をひそめ、わざと面倒くさそうに返事してやる。
「あー、そう。思ったより早かったわね。…で、何時頃よ?」
鼻の奥がつんと痛くなったのを覚られないように強く声を出すと、
鼻白んだのか返ってきたものは沈黙だった。
「もしもし?ソースケ?」
「…今帰る」
聴き取りにくい低い声がそれだけを叩きつけるように伝えて、ぶちり、
と切られる。
「ちょっと?ソースケ!?晩ご飯は!?」
叫んでしまってから、かなめはとっさに出た自分の台詞の年齢および
社会的身分につり合わないあまりの所帯くささにげんなりとうなだれた。
通信用端末の具合が悪く移動中もいじっていたら思いのほか近くまで帰って来て
しまっていて、セーフハウスへ帰還してから連絡してもかまわないだろうと
頭では考えていても、がまんしきれず妙な地点から連絡を入れてしまった。
彼女の、発熱でもしているかのような気だるげな声は、これまで何度か聞いたことが
ある。
普段のとおりに話そうとしている音程に何か甘いものが混じっているのに
気付いたのはごく最近のことだ。
まさか。
情事の後のほんの少しの間、いつもの彼女に戻るまで、汗に肌を濡らすように
潤んだ声は自分しか知らない筈だと思っても、彼女とは何の確約もしていない。
陸に待たせた女たちが、海という女から離れるつもりのない男どもに愛想を
つかせて堅実な陸の男と寝ることを選び破局を迎えるという話は飽きるほど
聞かされており、そんな事は所詮他人事だと、彼女を一人で待たせるように
なってからも思っていた。
なんという焦らしプレイだ!
続きを待つ!超待ってるのでお願いします
おお続きがキター
初心者と思えぬ上手さだ
楽しみに待ってる
581 :
574:2008/07/07(月) 20:06:28 ID:Ik++4I3i
人気のないビルの屋上で爆音と強風以外は何もない空中から飛び降りた宗介は、
バックパックから懸垂降下用ザイルと器具一式を取り出し慣れた仕草で手すりに
結びつけ、最低限の安全確認を一瞬で済ませると手すりを乗り越えてビルの側面を
固い靴底で蹴りながら、目指す階までほぼ一気に滑り降りる。
不審者の影はベランダには無く、開かなければ即座に銃で叩き割ろうと
思っていた窓はあっけないほど軽く開いた。
それは彼女の置かれている状況をかんがみるとむしろ無防備なほどで、
普段ならばかなめに一言忠告すべきだと思うところなのだろうが、今は
それどころではない。
土足で踏み込んでやるつもりの寝室には人の気配は無く、彼は音を立てないように
素早くブーツを脱ぐと銃を構えたまま、軽い足音や食器のふれ合う音のする
ダイニングの方へと移動する。
彼にとって聖域に等しいその場にいる者は、自分も見知った彼女のごく親しい友人らや
彼女の家族を除けば、すでに彼の中では誰であれ排除の対象になっていた。
まして、先ほどのかなめのあの声、は。
痛いほど噛みしめていた奥歯を一度ゆるめて、つまらないミスをしないよう
カンを研ぎ澄ませる。
だがドアを開けダイニングに滑り出ても、タンクトップとショートパンツの上に
エプロンをしたかなめのほっそりとした姿以外に人の気配を放つものは他にない。
すでに退去済み、ということなのだろうか。
ならば、と宗介は銃をホルスターに収め、気配を殺したままかなめの背後に忍び寄った。
んなぁーにが、今帰る、よ!
きつい言い方をしてしまったのは悪かったかもしれない。けれどあんな風にえらそうな、
怒ったような声を聞いたのは初めてだった。
強く吐き出した何度目かのため息のしっぽが細くなりきる前にふるえて、
かなめは刻みかけの葱を仇のようににらみつける。
ばーかばーか、急に帰ってきたってろくなもん無いんだから。
…もう、あたしのこと、イヤになってきたのかな。
やっぱり、だめだったのかな。
このまま、最後の晩餐は葱料理ばっかりだった、なんて思われちゃうのかしら。
ボウルに刻み葱をまとめて放り込んで手をすすぎ、冷蔵庫からとりあえず卵と
豆腐を取り出しシンクに置いた彼女は、突然背後から強く抱きすくめられて悲鳴を
上げることも出来ず息を飲む。
「帰ったぞ、千鳥」
一瞬固まってしまった自分に怒りを覚えながらも、先ほどまで手にしていた文化包丁の
ありかを彼女が探る前に聞き慣れた声がかかり、嗅いだことのある汗のにおいがした。
「ちょ、あんたソースケ!?何で、どこから」
宗介は慌てて問う彼女の唇をおおうように食らいつき、両の手首をまとめてつかむと乱暴に
彼女の衣服に手をかける。
ふだん行為に向かう前よりも明らかに軟らかく熱を持ち湿った箇所を布ごしに探り当ててしまってから、
手も洗っていないことを思い出したが止まれない。
582 :
574:2008/07/07(月) 20:17:22 ID:Ik++4I3i
「やめて!いきなり何なのよ!」
自分のものではない、けれど覚えのある指と体温が最奥に閉じこめていた熱に直にふれて、
かなめはその場にへたり込みそうになった足に力を入れ直す。
普段の彼との態度のちがいに偽物ではないかと疑ったが、五感がすぐにそれを否定した。
彼の姿、彼の声、肌にふれる熱、火薬やガソリンに似た匂いに混じる彼の匂い、先ほど舌先を
かすめた、この数日求めてやまなかった彼の味。
まがうことなく彼は本物だ。
だが、されていることの意味や訳がまるでわからない。
以前は自分に興味などないのだろうと落ち込む原因になっていた彼の無愛想さは、実は臆病さの
裏返しでもあって、こういう関係になってからでさえも自分が彼の意を先回りして汲んでやらねば
すぐには手も握って来ないほどなのに。
すでに昂ぶりきった最中よりも高い体温を押しつけてくる彼の声は、機械のものより
固く冷たかった。
「先刻、君は何をしていた」
「は?ご飯作ってたけど」
「その前だ。俺と通信する前、君は何をしていたのかと聞いている」
「…なっ」
かなめの色白の頬に、かあっと血が上る。
自分一人でしたことを、こいつに責められるいわれはない。
それ以上に、言えるわけがなかった。
「そんなことあんたに関係ないでしょう!放して!」
まとめてつかんでしまっても細い手首を、折れてもかまわないとばかりに激しく振り回す
彼女の豊かな胸元が、薄い布地の下で暴れている。
彼女のまとう体の線どころか肌まで露わな衣服は、やわらかで無駄のない曲線をおおうには
あまりにも小さすぎる。
細くしまった腰の辺りに誰かが向けたであろう視線と、それに彼女が返した姿を思うと、
はらわたが焦げつきそうだった。
「んっ、の!」
宗介は彼を蹴りつけようとするすらりとした足の動きを拘束した手首を引くことで崩して、
どこかで聞いたような陳腐な台詞を吐き出す。
「答えられないのなら、君の体に問うまでだ」
問うてどうするというのだろう。彼女の体は自分のふれる前から潤んでしまっている。
それでも彼女の内側から何者かの影を追い出しきってしまわねば、自分は。
歯を食いしばったまま引きずり寄せて、任務中に限らず何度も夢に見た甘い香りの
やわらかいきゃしゃな体を抱え込んだ。
さぁさぁ!!
やってきましたよぉぉぉおおお!!
584 :
574:2008/07/07(月) 22:28:59 ID:Ik++4I3i
こんな時でさえ彼女の黒髪は滑らかな光沢を放ち、さらさらと清楚な音を立てている。
「――っ!」
跡を残すために強く吸い上げた首筋の下がすくんでふるえた。
人目に付くところに痕跡をとどめると彼女は怒る。だが彼の本心はいつだって
彼女の内外に自分を刻んでおきたかった。
目に付くところに自分以外の残した跡は無い。しかし着衣の下はどうだろうか。
釣り上げられたばかりの魚のように抵抗をやめない彼女の動きを封じるには、裂いた着衣で
縛ってしまうのが最も手っ取り早く有効だと思われたが、それでは彼女の表面しか
拘束できないだろう。
タンクトップの下に手のひらを突っ込んでたくし上げる。
前回こっそり残した薄い跡など影も形もない、すべらかに光る白い肌と胸元をおおう
装飾の少ない淡い色の下着が、これらの行為に似つかわしくないほどしらじらと清潔な光源に
さらされた。
宗介は褥で彼女のするように下着の細かな留め具を外そうとしたが、片手で暴れ続けるかなめの
拳をかわしつつ彼女の自由をも奪いながら残る片手でそれを行うのは困難に思われたので、
下着のもつ弾力を利用して押し上げてしまう。
「ちょっと!いい加減に…っ」
強くこすれたせいか、それとも他の理由でなのか。
艶やかな色をした乳首の先は、歯をかすらせたり舌で転がしたりするまでもなく既に
固く尖っており、小さな果実から果汁を吸い取るようにしてやると、抵抗することに集中していた
彼女の力が急に拡散した。
「や、やだっ、やめてソースケ…」
彼女の縛めのために使う必要のなくなった片手で腰から背中にかけての肌を撫で上げ、
もう片方の乳首の先をかすらせて、それ以上は何もしてやらずにふっくらとした臀部に
すべり落とす。
指をかけてショートパンツを引き下げ、さらにその下の小さな薄布の隙間から
指を差し入れると、彼女の最奥に届くそこはすでに充分以上に熱を持ちぬめりを帯びていて、
たやすく受け入れられてしまう。
いつもとは逆に摩擦の少ないことに苛立った彼がすぐに指を二本に増やし内側から
脹らますようにこすると、振り上げられていたきゃしゃな拳が力なくほどけて彼の胸元に
すがりついた。
からみついてくるその箇所に、瞬く間に固くなっていく自身を奥までねじ込んで彼女の
内側から全てを占めてしまいたかった。
しかしそれでは、足りない。
「や、ぁん!」
くちくちと粘りけのある水音を立てながら、容赦のない手つきで弱いところばかりを
休む間もなく責められる。
ぷくりとふくらんだ芽を探るようにつままれ、同時にせばまりひくつく内壁を腹側に
押し上げられたかなめの下着はその意味を無くすほど濡れそぼった。
自分の指では決して届かない箇所を強く探られて、記憶を元にした想像の感触の希薄さを
思い知らされた彼女はがくがくと腰を揺らせる。
「い、いや、いやぁっ、」
長い黒髪が乱れて、汗ばむ肩にまとわりつく。
宗介の胸に顔をうずめ髪の陰に逃げ込むように顔を伏せたかなめは、快楽にゆるむ唇を
埃に汚れた目の荒い布地にすりつけた。
それは彼にでさえも待ちわびていた恋人にする仕草にしか見えず、宗介は荒くなっていく
呼吸を奥歯で噛み殺す。
彼女は普段の気の強さとはうらはらに、よほど興が乗らないと最中の顔を自分からは
進んで見せ付けたりはしない。
惜しいと思っているものの、彼女の不興をかった後のことを思ってあまり無体を
強いないようにしていた彼は、あまりに露わで早すぎる反応への報復のように彼女を
胸元から引きはがして、無理矢理その小さなあごとやわらかい頬を捕らえ、
台所の煌々とした灯りの方へ向けてやる。
これきりの逢瀬になるかもしれないという焦りに胸を灼かれているのを常のようには
抑えきれず、細い首筋が抵抗を示してくっきりと浮かぶのにも手をゆるめることなく
悩ましげに眉をひそめた彼女の濃く長い睫毛がうっすらと濡れているのを余さず眺めた。
585 :
574:2008/07/07(月) 22:42:36 ID:Ik++4I3i
「――…っ、――っあ、あん!」
きり、と唇を噛みしめ耐えようとしていた彼女の奥に、ずぷりと指を根本まで突きこみ
届くところまでせり出してきたやわらかな凹凸に指先を沈め、何度もくり返す。
ゆるんでは引き締めようとして失敗をくりかえすぬれぬれと赤い唇から、甘く熱い息を
切れ切れに吐いてかなめは引き絞るように背を弓なりに反らせたが、目は固く閉じられて
彼を見ようともしない。
焦れた宗介は半開きの唇を深くふさいで彼女の舌先をさぐり、絡めようとした。
一瞬応えかけられたものの天敵に遭遇した小動物のごとくかわされて、
頭に血の上りきった彼は手荒いやりようでかなめの中から指を抜き出し、支えがなければ
まともに立っていられもしない彼女の背を冷たい床に押し当てる。
ぐしゃぐしゃになった下着と彼女の滴らせたものの染みの広がったショートパンツを
足首から引き抜き、ひくひくとふるえる潤んだ裂け目に先走りのにじむむき出しの自身を
押し当てた。
そのまま一気に挿入してしまいたいのをこらえて、彼女がそれに気付くのを待つ。
敏感になった箇所で感じるものがそれまでの彼との行為の中に無かったことと、
何か磁力のように内側に飲んでしまいたい渇きに奥底がひくついて、かなめはあわてて
力の入れ方を忘れかけた腕をつきわずかに後じさった。
だが液の伝った跡のぬれぬれと光る白い腿の間に割り込んでいる彼は、猛禽の爪のように
手を広げて、両の膝上を押さえつけている。
「ソースケあんた、…ゴム、は」
「答えなければこのまま続ける。何をしていた?答えろ」
誰かの前で、こんなありさまになりながら、君は。
一切の感情を声と顔に出さずにいるのに、彼女に迫る姿は滑稽なほど必死だった。
かなめは唇を噛みしめて、彼からも自分の身体からも目をそらしている。
尚も詰問を続けようと「千鳥」と強く言いかけた彼の声をさえぎって、かなめがキレた。
目元を淡い色に染めた焦げ茶の瞳が、真っ向から宗介の青灰がかった瞳をにらみつける。
「あんたが何を怒ってんのか知らないけど!…あたしがこのせいでビョーキとか妊娠とかしても
責任取る気はあるの?」
「無論だ」
だからこその怒りだとの自覚はないものの、彼女の反論を力任せにねじ伏せるべく
きっぱり答えた彼が、返答を、と怒鳴り返す前に彼の隙を突いて起き上がったかなめは
彼の上に膝立ちの馬乗りになり、文字通りいきり立つ彼自身をつかんで自らをあてがい
思いきり奥深くへ飲み込んだ。
締め付ける入り口とは裏腹に、やわく脹らむ奥が突然粘るように彼を包み込み
まとわりついて、一瞬気が遠くなる。
「ち、ちどり!?何を」
「責任、取るんでしょ」
少しかすれた低い声で答えた彼女も、こすれ合った途端に強く波打ちさざめく感覚に
流されかけて、肩で息をつき簡単に溺れてしまわないように足の付け根に力を入れる。
それさえも刺激になって身体の芯から痺れてとろけてしまいそうで、歯を噛みしめ、
際限なく上げてしまいたい声をのど元でこらえた。
合わせ目からわずかな動きに波が寄せるように、粘りけの薄い潮のような液体が
たらたらと流れ出る。
充分に丁寧な準備を終えなければそうはならない彼女の体を想った宗介は、
意地でもこちらからは動くまいと、すがめた目で彼女を見上げた。
586 :
574:2008/07/07(月) 22:47:58 ID:Ik++4I3i
「こういう、こと、してたのよ」
彼女の告白に、どこまでのことを、と臓腑が煮えて焼き切れそうだ。
「………一体、誰とだ」
「あんたよ、ソースケ」
宗介は意外な答えに息を飲んだ。
「それは…どういう…」
「わかんないの?」
きゅ、と太ももで腰をはさまれ、蕩けるように熱くなった肉の壁が彼を
優しく締め付けて、耐えきれなくなった宗介はうめきを上げた。
「ん、っぁ、あんたが、…いつまでも帰ってこないから、っ」
こうやって自分、で。
心のどこかを引き裂くような彼女の声に、我に返った宗介は焦って身を起こし、
きゃしゃな肩に伸ばした手をかけたが、彼女を抱き寄せる前に引きはがされた。
「千鳥…」
先ほど同じように彼女を胸元から遠ざけた記憶など既にどこかへ飛ばしてしまって、
力の入らない声で彼は彼女に呼びかける。
彼を含んだ入り口を根本にこすりつけ更に深く体を沈めたかなめは、
厚く大きな手のひらを広げさせて押しつぶすほど強く胸に押しつけ、乳房をつかませた。
「こんな、ふうに、ふ、ぁ、あんたにされるときみたいにっ」
尖る先を彼の手にこすらせたかなめはびくびくと内股を引きつらせ、日に焼けた手の甲から
ずるりと白く小さな手を放して拳をにぎり、彼の薄汚れた野戦服の胸を力なく叩いて
うつむいた。
「誰の、せいだと、思ってんの」
肌の匂いだけでも指先の記憶だけでも、簡単に快楽を得られてしまうようになったのは。
もう他の誰とでも、この体はこんなあさましいことにはならないだろうに。
「…あんたなんか、嫌い。大っ嫌いよ、ソースケ」
「………千鳥」
「名前、呼びなさい。いつも、してるとき、みたいに」
「…かなめ」
かなめ。
やわらかなかすれ声で耳元に囁かれた彼女はか細い声を上げ、力をこめて抱きしめる腕の中、
びくりと背を反らす。
途端にうねるように締め付けがきつくなって、彼は我慢できずに奥深くまで突き入れた。
「ひあ…あ、あうっ」
「……ぅ、くっ」
直にふれ合うのは初めてで、常とは比べものにならない深さで届く刺激に、
彼はあっという間に放ってしまう。
背をこわばらせて奥深くで彼を受け止め彼の上に崩れ落ち、それでも彼に
体をこすりつけるように身をよじり、互いがふれ合っているだけで泣き声とも
嬌声ともつかない甘い喘ぎを止められない彼女の姿に、再び腰の奥から
痛いほどにせり上がるものを感じた彼は、ますます酔って溺れ混む。
これほど乱れていても顔だけは彼に向けず、あごをとらえて唇を重ねても
すぐに振り切るようにそらされて、追いかけてようやく絡めた指先を
傷めてもかまうものかとばかりにほどかれてしまう。
「あたしの、知らないところで死んだら、許さない」
許してやらないから。
ばーか。
うわごとのようにくり返し、つながった箇所以外では彼を受け入れるつもりは無いと
あからさまに示されて、それでも宗介は彼を弱々しく振りほどくかなめの細い背中を
何度も抱きしめた。
587 :
574:2008/07/07(月) 23:05:05 ID:Ik++4I3i
「すまなかった、俺はてっきり」
「聞きたくない」
「君が…俺以外の誰かと」
「あーそう。つまりあんたはあたしのことそういう人間だと思ってるってわけよね。
よーくわかったわ」
あぐらをかいた宗介の膝の上で、ひどく乱れた姿をした半裸のかなめは
体操座りをしている。
彼の精を直に受け続けて気を失いかけるほど何度も達した彼女は深い淵から
浮かび上がるように彼の腕の中で目を開くと、すぐに彼から離れ背を向けて
うずくまったが、宗介が強引に膝の上に乗せて抱え込んだので、事実はともかく
拗ねる子供とそれをなだめる年長者のような体勢になってしまっていた。
「ち、違、…俺が…不甲斐ないせいで、君が…」
「ほんっとそうよね。見損なった」
「…その、体の具合、は」
「今さらうるさい。どうせあたしなんか病気になったっていいと思ってるくせに。
変な感染症にかかっておなかから腐って死んじゃってもかまわないんでしょ」
「そんなことはない。断じて無い」
「じゃあさっきのは何なのよ。あんたがどこで何さわって来たのかなんて、
あたし知らないんだけど」
「め、面目ない」
「だから何?口だけじゃ何とでも言えるわよね」
「ち、千鳥」
「……………」
「か、かな、め」
「何よ」
「その、……きれいだ」
「へー、そう。で、いつの話なのそれ」
「あ、ありがとう」
「うざい」
「いつもすまない」
「聞き飽きた」
「愛してる」
「嘘くさい。ってかアンタの愛ってああいうのなの。ふーん」
そういうことに関しては異様に少ない語彙と過去の記憶を振り絞るも、
ことごとくはねつけられてしまう。
当然だ。自分はそれだけのことをしてしまったのだから。
「頼む、許してくれないか。本当にすまなかった」
「一生許さない。次に同じ事やったら子供がいたって別れるわ」
「…それは嫌だ」
膝を抱えて顔を伏せている彼女を、宗介は全身でおおうように抱きしめた。
中に放たれたものと自らの体内を潤していたものが白く糸を引くように
流れ出ていて、腰を下ろした、というか
下ろさせられた彼の衣類に染みるのもまるで無視している。
動けるようになればすぐに風呂場へ向かう清潔好きな彼女が、こんな事を
してしまっているのが自分に対する罰に思えて胸が掻きむしられるように痛いのに、
どうしてだか冷え切っていたどこかの何かが温まったような気がしてならない。
「何なのそれ。あんたが言える立場!?」
それでもそれだけは嫌だ、と宗介は彼女の肩口でかぶりを振った。
588 :
574:2008/07/07(月) 23:09:17 ID:Ik++4I3i
「他に言うこと無いの?」
「すまない」
「謝ったってすむことじゃないでしょう」
「俺が悪かった」
「…ごめんなさいは?」
「ごめんなさい」
「ノートに一万回書かせるわよ?」
「了解した。それで君の気が済むのなら、」
「そんなんで済むわけないでしょうが!」
顔も見せずにぴしゃりと言い返されて、宗介は弱り切る。
「本当に俺が悪かった。だが、頼む。手当くらいは受けてくれ」
せめて患部の洗浄は俺がする、と横抱きに抱き上げても、かなめはうっとおしいとばかりに
彼の胸に腕をつっぱり顔をそらしている。
「シャワー、貸して」
そっとバスタブのふちに下ろされ腰かけたかなめは、うつむいたまま手を出した。
まだうまく動けないらしい。
白く濁ったものが、こぷり、と泡のはじけるような音を立てて溢れ、真白い内股をつたって
流れ落ちているのが見えて、彼は顔をしかめた。
あの中には己と彼女のものしかない。
それを扇情的ですらある眺めだと感じてしまって、その事実に自分の愚かさ加減を
思い知る。
湯温を確かめている細い肩が揺れているようで、抱きしめるために手を伸ばしかけて、
自分にその資格があるのかと手を下ろし、関節の白く浮き出るほど拳を固く握りしめた。
「…すまなかった」
「責任取るんじゃないの?」
他人事のような口調で言い返したかなめは湯で体を流しながら
「見ないで欲しいんだけど」と突き放すように言い、無遠慮なほどまっすぐに
見つめてくる宗介の視線をそらさせる。
「当然だ。しかしこれが原因で君が病を得たり、……死ぬようなことでもあれば、
俺は悔やみきれん」
「じゃあもしさっきあたしが本気で浮気してたら、あんた心中でもする気だったってわけ?」
う、と固まる彼の前で、かなめは肩をわざとらしくすくめてため息をついた。
「やっぱりバカよねあんたは。そのバカさっさと直しなさい」
「そうすれば、別れずにいてくれるのか」
「あーでもバカは死んでも治らないって言うし。それに病気にならなくたって
妊娠や出産で死ぬ場合もあるわよ?あたしまだ妊娠するには若すぎる年だしね。
…洗面所からタオル持ってきて」
かなめはしれっと言い放つが、洗面所までダッシュで往復して彼女にタオルを
手渡した宗介は極限まで青ざめて、すぐには声も出ない。
「い、今すぐ病院へ行こう。君の服はどこだ」
着替えは、と女物の服装のことなどまるでわかっていない唐変木は、
唯一わかる彼女の公用の着衣である学校の制服を取ってきてしまって
「そんな格好で行けるか!」とハリセンで殴られた。
589 :
574:2008/07/07(月) 23:10:43 ID:Ik++4I3i
「はー、病院ねえ。で、待合いにいる間にあんたにまた仕事入ったりして。
そしたらもちろんあたしを置いて出かけるのよね?あんた忙しいもんね。
それであたしは一人でお医者さんにデートレイプの被害者ですか、とか
聞かれちゃって、体の中にこーんな金属の耳かきみたいの入れられて証拠採取されたり、
妙な道具で体の中洗われたり、弁護士事務所紹介されたりモーニングアフターピル処方されたり
するってわけね?でもあれ、副作用がすごくきついって聞いたんだけど。
で、そのせいで体の調子おかしくしてしばらく寝たきりでもあたし一人暮らしだし、
何でそうなったのなんかなんて家族にもキョーコにも言えなくて、
何かの拍子にうっかり突然死とかしちゃって、そうしたらあんたが帰ってくるまでに
ここで腐乱死体になってるかもよねー」
「そ、そんなはずはない。君には俺以外にも護衛がついている」
「撃たれたりケガしたりならともかく、寝てる間の心臓麻痺や何かの発作だったら
間に合わなくない?
あたし一応今は健康だけど、それも薬やショックのせいで、なんて場合だと分らないし」
無駄な方向に想像力が豊かな彼は、もはや土気色の顔で息も絶え絶えになっていたが、
宗介が彼女の指示で床に広げたバスタオルに座り込み、脱衣所に置いてあった下着をつけ、
たたむ前の洗濯物の中から適当な着替えを取ったかなめは、ふんだ、と
そっぽを向いた。
日頃は彼の方が無茶苦茶な妄想で自分の行動を諫めようとするのだから、
このぐらいは言ってやらないと腹の虫が治まらない。
女性の体には自浄作用があるけれども、さすがに不安が無いわけでもないことだし。
性的接触で伝染する性病はともかく、この男のことだ、妙な感染症くらいは
拾って来ていそうな気がする。
あとで医療費その他は請求してやろう。
他は…責任は取る、と言っていることだし。
そこだけはやたらきっぱりと宣言した口調を思い出して、看護兵いや医療班を、
などと言いながら慌てふためく彼をちらりと横目で見やったかなめは、
まだ少し口を尖らせたまま尋ねた。
「ねえ、ほんとにあたしのことがそんなに大事?」
「勿論だ、だから死なないでくれ千鳥!」
「大事なら、どうしたらいいと思う?」
あたしはもう言ったわよ、と静かに問われた彼は叱られた犬のようにうなだれて
長い間悩んでいたが、ようやく思い至ったのか、ぽりぽりと頬をかいてぼそりと呟いた。
590 :
574:2008/07/07(月) 23:11:58 ID:Ik++4I3i
知らないところで死んだら許さない、ということは。
必ず、君のもとへ。
「…ただいま」
「………うん」
立ち上がりかけたところをふらついてしまって横抱きの姿勢で抱え上げられた
かなめは、持っていたタオルでごしごしと顔をこすった。
まだ顔は見せたくない。きっと目が腫れてしまっている。
どんな理由でも彼に泣かされるなんて、ちっとも嬉しくないんだから。
「おかえり。次はちゃんと玄関から帰ってきなさい」
そっと下ろされたベッドに横たわり、手をのばす。
ぼさぼさの頭を軽く撫でてやると、宗介はその手を握って口元に持って行き
唇でふれ、額に当てて長いため息をつく。やわらかくてあたたかい彼女の手は、
もう彼を振りほどいたりしなかった。
ガラスを割ったり土足で上がり込んだりしなくて本当に良かった、と思う。
そんなことをしたら、軽くても今後一切この家には出入り禁止だったろう。
よもや彼女が自分の不在にそんな事をしているとは思いもよらなかったとはいえ、
我ながらひどい暴走をしてしまった。
反省しているにもかかわらず、腹が鳴ってしまってますますいたたまれない。
「あんたのせいであたししばらく起きられないから。おなか減ってるなら
自分でカップ麺でも作って」
と言い放ってだるそうに彼に背を向けたかなめは、ふう、と息を吐き、
握られたままでひらひらと器用に手をふった。
「あ、葱は台所にいっぱい刻んであるからそれ入れて食べなさい。
生野菜ぜんぜんないよりましだから」
自業自得の彼は、…わかった、と肩を落とし、胃袋よりももっと飢えているのは
彼女への気持の方だった、とようやく自覚する。
あんなことをしなければ、今頃はあたたかい彼女の手料理にありつけたに違いないのに。
うなだれている気配に、ばーか、と口のかたちだけで言った彼女は「頭なでて」と
聞こえにくい声で呟いた。
耳ざとい宗介は、そろりと手を伸ばして彼女にふれる。
「…かなめ」
「何よ」
「君を愛してる。信じてくれ、本当だ」
少しの沈黙の後、今日は側にいて、とかすれた小さな声が囁いた。
「ああ」
「仕事でも行かないで」
「約束する」
「絶対?」
「絶対だ」
言い切る彼が専門家として求められる位置で働かなければ、きっとたくさんの人が死ぬのだろう。
そうなれば彼は、いつかこの選択を後悔するかもしれない。
「…やっぱり、いい。やめとく」
あたたかく包み込まれていた手を引っ込めたら慌てたように大きな手が追ってきて、
ぎゅっと握られた。
「………か、…かなめ」
「違うって、しょうがないもの。でも今日みたいな無理矢理なのはもういやだからね」
「わかった。二度としない」
「じゃ、ちゃんとキスして」
言っておいて枕に顔を埋める。
「その、俺は非常にそうしたいのだが、このままでは…頼む、こちらを向いてくれないか」
聞こえないふりをしていると、珍しいほどはっきりと困っている声がした。
「どうしたら許してくれるのだ?」
「知らない。そのくらい自分で考えなさいよ。っていうかお布団が汚れるから
さっさとお風呂入って着替えてきて」
ベッドに無理矢理入り込んで彼女を抱きしめている彼を爪先でつついて、
かなめは今日が安全日で一応助かったかも、とため息をついた。
591 :
574:2008/07/07(月) 23:14:41 ID:Ik++4I3i
以上です。
長々とお目汚し失礼いたしました。
すんげえええええええGJ!
かなめがかわいい。
そして、かなめを思っての暴走宗介も、その後の事実を知って
自分のしたことでおろおろする宗介もかわいい。
つーか、初心者って嘘だろってぐらいすごい上手いなぁ。
>>591 うぉおお!テラGJ!!リアルタイム投下からずっと目が離せなかったぜ!
いいエロごちですた!
>>591 感想を書こうと思ったけど適切な言葉が出てこないや
ごちそうさまでした!
>>591 ちょwww小ネタじゃなくて力作www
GJ!!!
上手過ぎる初心者職人マジGJ!!
初心者?ウソだろ〜〜
これが初心者って・・敷居たけぇぇぇw
いやはやマジでGJです
一気に読まされましたよ。二作目も是非とも!!!
これで初心者か・・・
なんてこった!
宗介の不器用さとか、かなめのかわいさとか、もう最高!
GJっした!
>>591 増えた!
この渇いたスレに職人が増えたどおおおおおお!!
2人のキャラらしさがあって面白かったGJ!!
すばらしくGJだな。
宗介はごめんなさいとは言わないな。
すまん。
>>600 作者さんかな?馬鹿を言うな!
そうなんだけどそこをかなめに
「ごめんなさいは?」って言われて「ごめんなさい」しちゃうとこが萌えるんだよ
ほんとにありがとうございます
宗介は下着何派なんだろう。
ボクサー 散弾銃的に
ボクサーがいい。
ボクサーはいいもんだ・・・
間に合わせにそこらのコンビニで買ってきたようなトランクス。
もしくはミスリル支給のサポーター系統のもの。
匍匐前進の時、下着がずれたり中身が邪魔だったりするそうなんで。
クルツもボクサーがいい。
マオは黒いセクシーな下着(シルクとかレースとか
かなめは案外セクシー可愛い系の紐付きパンティとかだと萌える・・・!
脱がす時に、「き、君はいつもこのような形状の下着を・・・?」とか、言ってたらいい!(軍曹が
クルツは真っ赤なピッチリブリーフだぞ
トランクスはないな。動きにくいから。
千鳥は何だかんだ言いつつも尽くしてくれそうなイメージが有る。
Hも文句言いつつも結局は色々してくれそうだ
下着も、頼めば、指定の物を着用してくれそうな予感
宗介はセックスの最中にやたら千鳥千鳥言いそうだ
OMO以前はそんなイメージ無かったんだがな…
>>609 金髪狙撃兵「いいねえいつでも事に運べて手っ取り早いし。んじゃ俺も真似し(殴られた」
>>610 宗介は「千鳥」にも「かなめ」にも別々の思い入れがありそう
614 :
613:2008/07/12(土) 10:28:10 ID:24S//jXO
615 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 08:22:02 ID:b+6CKuju
新装版見たか!?
千鳥エロ可愛いな!
616 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 08:49:55 ID:EXjKN52P
kwsk
書店で見かけたけど、いい感じだな。かなめかわいい。
でも個人的には前の方が好き。
620 :
574:2008/07/15(火) 23:37:28 ID:xPHpEWYt
新装版の表紙のお話の流れに割り込んでしまってすみません。
先日投稿させていただきました初心者です。
何分色々なことに初心者なので、楽しんで下さる方がいて下さって
本当にほっとしました。
ありがとうございます!
以下、もしよろしければ楽しんでいただけましたら嬉しいです。
「わざわざ来なくてもいいのに」
もー、と口先では文句を言いながらも改札口から出てきたかなめは、
忠犬ハチ公よろしく待っていた宗介を見上げて、照れくさそうな笑顔を見せる。
「…いや、かまわん」
彼女のすすめで適当に購入したTシャツと手持ちのジーンズという、この時期
どこにでもいそうかつ目立たない服装の宗介は、胸をなで下ろした。
友人と女同士で買い物やお茶を楽しむのだから絶対についてくるな、と言われた
宗介は当然のように多少彼女の履き物などに超小型発信器を仕込んだり、
ちょっとばかり待ち合わせ場所まで尾行したり、ギリギリまで彼女の近辺にいたのち、
彼女に異変は起こらないか事件に巻き込まれはしないか自分のしていることが
見つかってしまわないかなどと肝を冷やしながら駅まで先回りしていたりしたのだが、
どうやらそういったことは彼女にはバレていないらしい。
実際、かなめの用は彼女自身の言った通りで、そこには確かに何も問題はなかった。
髪型こそいつもの通りに先を赤いリボンで結わえ背に流しているが、
きゃしゃなデザインのかかとのあるサンダルを履いてすその短い薄手のワンピースを
まとった彼女は、やはり制服姿にスニーカーの時とは、どことなく違う。
綺麗に飾られ整えられたものを、むざむざ乱し壊すのはためらわれる。
だがしかし、と周囲から不快な眼差しを向けてくる輩を気配と視線で威嚇した宗介は、
彼女の戦利品を含む荷物を引き受けるべく手を差し出した。
「おみやげ買ってないわよ?」
「…そうか」
いたずらっぽく言った彼女が笑って、彼は少し遠くを見ながらぽりぽりと頬をかいた。
外出でそこそこ疲れているはずのかなめが未だ上機嫌なのには理由があって、
今夜は彼女が贔屓にしている球団のナイター試合があるのだという。
「晩ご飯はお素麺でいいわよね?ソースケも汗臭いから先にお風呂に入っちゃって」
ばたばたと夕飯を済ませてシャワーを浴びた彼女は早々にパジャマに着替え、
観戦中つまむものをあれこれと物色している。
「この場合、枝豆かポテチが定番よねー。コーラと麦茶とどっちがいいかな」
コップに氷を放り込んで麦茶を注ぎ風呂上がりの一杯を一気飲みしていたかなめは、
気がそぞろだったせいで手をすべらせた。
わ、とも、ひゃ、ともつかない声を上げた彼女を宗介は素早く振り返る。
「あちゃー…」
どうもズボンに麦茶をこぼしたらしい、と彼女の番犬は広げていた横文字の雑誌に
視線を戻した。
かなめは少し迷ったが、風呂上がりで暑いこともあって、えいやっと下を脱いで
足の辺りを見回す。
すそが長めだから、ちょっとみっともないけどこれでいいか。
今日着ていったワンピもこれよりちょっと長いくらいの丈だったし、と彼女は
少しだけ宗介の座っている方を気にしながら思う。
彼は今日の格好に、特に何の反応も示していなかった。
…涼しいし別にこれでいいや、と、うっすらわいた面白くない気持ちをどこかへやって、
さて、と時計を見たら張り切りすぎたせいか、まだ全然開始時間にもなっていなかった。
適当にテレビ見て時間つぶすか。
えーいリモコンリモコン、と彼女はソファの周囲を探し始めるが見当たらない。
ソファの隙間にでもはさまっているのだろうか。
「あれ?あ、そうだ」
昨日テレビガイドに挟んだまま床に置いたんだっけ、とソファの上から肘掛けの下へ
四つんばいで手を伸ばす。
すらりとした白い太ももが、何事かと後ろを振り向いた宗介から丸見えであることに
彼女は気付かなかった。
後ろからおおいかぶさるように捕えられて、目当てのリモコンをつかんだかなめは、
腰どころか胸元まで手を回して彼女を力一杯抱きしめているぼさぼさ頭の主に
文句を言った。
「何、…ちょっとソースケ!?」
どうしてさっきの可愛い格好の時じゃなくって、こんなヘンな格好の時に
こういうことするんだろう。
もう熱いものが思いきり敏感な場所に押し当てられていて、困ってしまう。
まあナイターの時間までに済めばいいし、スキンシップは嫌いじゃない、と彼女は
手を伸ばしてリモコンをローテーブルの上に置き軽くため息をつくと、自分の下腹を
抱え込む彼の日に焼けた手の甲をなだめるように叩いてやった。
首筋にキスをくり返している彼の手がすそからもぐり込んで、胸をまさぐられ揉まれて
体をねじったら唇にも深いキスをされる。
少しずつ肌を合わせることに慣れてきた彼の熱が伝わって、自分も体温が上がった
気がした。
今日はこのまま後ろからなのかな、とちらりと思ったかなめは時計を見やって、
まだまだ時間のあることに、ほっとする。
予定があると拒めば解放してくれる筈だけれど、楽しみにしていたナイターだけに
開始から見ておきたかった。
ショーツをずり下げられ、脱がそうとしているので足を伸ばして抜き取りやすく
してやる。
潤みはじめた箇所を馴染ませるように指を入れられて抜き差しされると、背筋が
ざわついてぬるぬると抵抗がなくなってくるのが自分でもわかる。
「ん、…ん、あ…っ」
少しだけ残った抵抗にこすれるように、熱いものが差込まれてわずかに背が反った。
彼が入ってくると、浮き立つような落ち着くような妙な気分になる。
挿れられれば何となく感じてくるし、そこまで激しくイかなくたってすっきりするし、
髪や頭を撫であったりキスしあったり、気持ちが良くなった後の彼に
うんと抱きしめられるのは嬉しいから。
激しく動く彼に合わせてそれなりの感覚と接触を心地よく思いながら、かなめは
薄目を開けて時計の針の位置を確かめた。
動きを止め詰めていた息を吐いて、彼女を引き寄せ抱きしめている彼の汗ばんだ
手の甲や腕をを撫でてやる。
耳の後ろにキスをして、先ほどまで腰をつかんでいた大きく厚い手のひらが
うなじや髪を何度も撫で下ろしている仕草に、今日の友人らとの会話を思い出す。
続きがしたいのだけなのかもしれないが、たぶんこいつは他の子の彼氏に比べて
マメで親切なのだろう。お互いに海外暮らしが長いせいもあるのかもしれない。
いろいろ鈍くて融通が利かないけれど、どこか肝腎なところの中心だけは
押さえているような気はしないでもない。
体から彼が抜き出された後、何かを探して動く気配がする。まだ時間はあるから、
あと一回するには充分だろう。それ以上は今日は断るつもりだった。
女の子同士のお茶会で個別のブースに通されたから、どうしても年頃の興味は
そういう方向へ行きがちで、彼氏の達する回数が伝聞も交えて出たおり、かなめは
宗介とのことは内緒にしておいて未経験者が中心の側にいて聞き役に徹していたけれど、
どうも皆の話を聞くに及んで日頃薄うすうす感じていたことがはっきりしてきた。
ひょっとしてこいつ、…回数、多い…?
誰かがそれっていいことなんじゃないの?と聞いたら、経験者側の子の一人が
眉をひそめて「それがね、そうでもないみたい」と言った。
「女の子の体があんまりよくなくて満足できないから、って時もあるんだって」
そうなんだ、とその時はうなずいたけれども。
こういうのに、よくないとかいいとか、あるんだ。
熱の高い手のひらに腰や背中をさすられる。
どうかするとそれだけで訳がわからなくなることだってあるのに、今はただ
子供のころ頭を撫でられたのとそう変わらない感じしかしない。
自分だってナイターの時間を気にしているくらいだ、言えた義理ではない。
でも、と胸のどこかがひやりとした。
そうなの、かな。
あたしもしかして、あんまり、…よくない、の、かな。
頬をうっすらと上気させた彼女は、うつぶせに腕枕をして時計を時々見ている。
先ほどの最中でさえ、気がそぞろだった。
数日前から楽しみだと語っていた野球の試合がもうすぐ始まるというから、と
こらえていたのを、とんでもなく扇情的な格好をされて我慢ができなくなってしまった。
彼女は自分の姿に、どうも無頓着すぎるきらいがある。
街中でああもはしたない格好をすることはないだろうし、襲われることもこの国では
少ないのだろうが、路地裏の薄暗いところなど解りはしない。
宗介は使い捨ての避妊具を外した自身をぬぐい終えて、ふう、と息を吐いた。
彼女の邪魔をしておいて言えた義理ではないが、少し面白くない。
こちらへ集中させるには、自分ではなく彼女の反応を高めてやる方が効果的だろう。
一度我慢ができなくなって放ってしまった分、次は少し余裕がありそうだ。
いいか、と尋ねると、ん、と気だるげにうなずかれたので細くやわい体を抱え上げて
膝の上に乗せ、薄いラテックスでおおった自身を彼女の中にゆっくりと挿れていく。
やわらかく締まってきてゆるくはないが、収めてしまうのに抵抗はほとんど無い。
こうしているだけでも少し気が遠くなりそうで、宗介は彼女の肌をまさぐる手の力を
加減した。
肩口に唇でふれて、今までの観察の結果や彼女の意見を思い返す。
どうもその大きさや弾力を自分が楽しむために乳房を揉むより、尖った固いところや
その周辺を指先でかすめていく方が彼女の反応は大きかったし、その後も初めから
揉むだけの時より肌が吸い付くようになめらかな手ざわりになっていたように思う。
内側も最初から自分が放ってしまうのを優先して早く激しく突くよりも、
ゆっくりとはじめた方が青々しく固い果実の熟れてとろけていくように柔らかく粘って、
そうなってから放つと彼女側から求めていたように吸い取られる心地がして、
ただ焦って放った時より快感は増す。
尖った芽のようなところも、最初から強くふれると痛がってやめろと言われるが、
そっとふれ続けたり他で達したりしたあとは、同じ力加減なのに身をよじって
甘い声をあげて肌の奥をふるわせたり、内側の露出し出した箇所を自分からこすりつけて
くることさえある。
ふむ、と彼女の側にいるわりには極力冷静に分析を終えた彼は「そうでなくとも
気持ちよさそうにはしているが、一度反応しきってしまった後の方が自分も心地が
いい」という結論に達して、それでは、と推論を証明するために実行に移した。
ソファの背もたれに背を預け、少し傾けた自分の体に彼女の背を受けて、
足を広げさせる。
彼女の胸の突端と、己を飲み込んでいる潤んだ箇所にそろりと指先を這わせて
己は動かないようつとめた。
文字通り腰を据えてかかる彼の膝の上、そうとは気付かず正面の暗い画面に
うっすらと自分たちの様子が映っているのが目に入って、かなめは落ち着かない気分に
なる。
ここでこういうこと、したことがないわけじゃない、けど。
じわじわと背筋やももの内側が汗ばんでくる。
な、なんで動かないのかな。
ソースケは、あんまり気持ちよくないのかも。
何だか腰の奥や気分がいたたまれなくなってきて、彼女はおずおずと彼の顔も
テレビの画面も見ないようにしながら聞いてみた。
「…さっきみたいに、動いたりしない、の?」
「……そうだな」
人工の皮膜越しにも伝わってくる何かに引き起こされるむずがゆさに似た感覚に
耐えながら、彼女の体を傷めないよう集中していた宗介の声は、どこか棒読みじみて
いる。
ずっと同じように弄っている指先の力はいつものようにだんだん強くなりもせず、
それがおざなりで気のない仕草のように思えるのに、熱ばかりが上がって
どうにもできなくなってきて、かなめはとうとう自分から腰を動かしてしまった。
そのとたんに、かすかにこすれたところから電気の走るように刺激があちこちを
疼かせて、ぞくぞくする。
あからさまにそんなふうになってしまっているのがはずかしくてたまらないけれど
止まれなくて、もぞもぞと体を揺らすが、彼は同じ事をくり返している。
彼からも動いて欲しくて不安定な姿勢のまま、彼の腕にかけた指先で彼にしがみつく。
後ろ頭をこすりつけると彼の匂いが強くなって、いつもなら穏やかな気持ちに
なるはずなのに、やるせないほど足掻きたくなった。
しかし自分の足は左右に大きく広げられ、膝の裏を彼の膝頭に引っかけられたまま
ぶら下がっており、爪先をどこかへついて力を入れることもできずにいる。
もしここで彼の膝の上から降りてしまえば興の冷めた彼が手を止めてしまうかも
しれない、とうかつに動けなくなった彼女は、いつかもしかして機会があれば
してみようかと思っていたことをやむなく試してみることにした。
聞いたときは、やだー、なんて言いながらわらったけれど。
はずかしいし、いやがられてしまったらこわい。
でも。
きゅ、と尻に力を入れる。
「ん、…ーっ」
慣れないことをしてみたところで、その瞬間、彼を含んだ部分でいつもより強く
彼のからだを感じたこと以外は良くわからない。
ダメみたい、とゆるんだところに思いきり深く突き上げられて、かなめはつい高く声を
上げてしまった。
「ぁ、あん!あ、あ…」
何で、
何、が。
そう思ったのも一瞬で、すぐに頭の中が真っ白になって彼とのことしか考えられなく
なる。
「いやぁっ、あああ、ん、んっ、ぁあ」
なぜ彼女はこんなにも、耳にするだけで耐え難くなるような声を上げるのだろう。
力をこめないよう注意深くふれていると、彼女の体から甘い香りが立ちのぼって
誘われているようで、それでも動かずにいたら、何故か彼女の方から積極的に動かれて
今までされたことのないことまでされてしまって、それ以上こらえていることが
出来なくなった。
くそ、ともがくようにきゃしゃな体を抱きしめて己を収めている下腹のあたりを
細かく揺するようにさすってやると、びくびくと中でも動いているのが感じられて
彼女が強く背を反らせ、やがてすんなりした手足から力が抜けた。
なおも止まない熱いうねりに搾り取られるように放ってしまうと、ぴくん、と
内ももがつれるように跳ね、あたたかいものが胸に響いて彼女を抱きしめる腕に
力をこめる。
声や反応や行動から察するに、達したと言われる状態になったようではあって、
宗介は安堵すると同時に、次こそは自分より彼女を、と汗ばむ細く白い肩に
常にも増して乱れた硬い髪をこすりつけた。
ソファにうつぶせに体を投げ出して息を切らせていたら、後ろから抱きしめられて
また挿れられてしまう。さっきとはまるで違って、はじめからいきなり声が出て
背中が反った。
「は、ぁあ、…んんっ」
同じように胸の先をさわり、前に回った手が濡れた突起をやわやわとかする。
思いきり激しくして欲しいのにやはり宗介は力をこめず、さっきみたいにされるのかと
思ったら、勝手に締めつけてしまって中がびくびくと痙攣している。
彼を求めて腰や背中がくねって動きはじめて、どうしようもない。
「やっ、ぁ、あ、…ソ…スケっ」
息が切れて、うまく名前も呼べず、彼もそれ以上には動いてこなかった。
「も、やぁあっ」
届ききることもなく奥深くだけを疼かせる刺激に焦れて、ソファの肘掛けを握りしめて
悲鳴を上げたら、内側で彼のものの固さが増した気がした途端、急に何度も今まで
届いたことのない箇所まで突きこまれて、指の間に割り込むように手を握り込まれた。
「ー…っああっ、ぁう、」
もっとずっと続けていたい。
一刻も早く彼女の中に放ってしまいたい。
矛盾した望みが激しく争って、宗介は彼女の体にしがみつく。
甘く誘う香りが強くなり、かたちを変えてやわらかくうねるものにからみ込まれて、
じっとしていることなどもうできない。
先端の敏感な箇所がざらざらとした箇所にすれて奥底の手前の固い弾力のある箇所に
引っかかり外れる度に目の前に火花が散るようだった。
自分一人で自身を弄んでもこんな事は起こらず、ただ優しく受け取ってくれるときも
満たされないわけではないのに、だんだんと贅沢を覚えるように彼女に飢えて
しまってどうしようもない。
自分が望むほどには、彼女がこの行為を望んではいないかもしれないのに、それでも。
耳の後ろに押し当て吸い付くようなキスをされ胸を鷲づかみにされて、ひ、と
細く息を吸い込んだかなめの全身が引きつれた。
背中に彼の胸板が当っているのさえもじんじんと響いて、頭の中も身体の芯も
熱くて溶けそうだ。
「や、やだ、あぁんっ……ふ、ぁ、あ…っ」
焼け付くような温度の声で何度も名前を囁かれ、腕から力が抜けてがくがくとゆれる。
腰を抱えられた姿勢で尻だけを高く突き上げるようにして、彼の先端を挟み込む。
抜き差しされる度に大きく太くなっていく感じがして、もっともっと激しくなればいい、
とその行為にだけに集中してしまう。
うすくやわい肌に指の痕が残りそうなほどつかみ寄せられ、急に内側から熱が広がり
染みこんで、揉み込むようにうねりに揺さぶられた彼女は甘く高いすすり泣きに似た
悲鳴を上げる。
「んっ、ぁ、ああああっ」
いやいやをするように狂おしく頭を振り髪を乱した彼女は、彼の名をかすれ声で
小さく叫ぶ。
ソファの座面を踏み外した白い片足がぎゅっと伸びて、細かくふるえ、やがて
くたりと垂れた。
かなめはぐったりとソファに体を投げ出して横倒しになる。
まだ奥の方が痺れてひくひくとうごめいていて、今これ以上のことをされたら
壊れてしまうような気がするのに、どうなってしまってもいいような気分もある。
ぼんやりとした視界の端でごそごそしている彼は、どうやら後始末をしているらしい。
「あたしにもー…」
このままでいるわけにはいかない、とどうにか思い出して手を伸ばしたら、膝を
広げさせられて、ぽんぽん、と足の間を拭かれてしまった。
「い、いいよ、やめて」
「この方が早いぞ」
さすがにおむつをされている赤ちゃんみたいではずかしくて、彼女は膝を合わせる。
「自分でする、から」
「そうか?」
言いながらも手を止めない彼に後ろの方や足まで拭かれて、濡れたあとに風が当るように
ひんやりした。
「え、や、やだ」
まさか、そんなことになってるなんて。
ソファ拭かないと、と急に理性が戻ってきた彼女は、あわてて起き上がって被害を
広げないよう正座する。
手で座面をさすって確かめても特には汚していないようで、ほっとした。
パジャマのすそも大丈夫のようだ。
「千鳥、…その、」
背中を抱きかかえる大きな手にもたれて湿ったところを拭きながら時計を見ると、
もうすぐ番組の開始時刻で、あまりにも時が早く過ぎていたことに驚く。
「わ、もうこんな時間!?大変…」
急いでソファを降りティッシュを始末して、ソファの下に落ちていたショーツをはいた。
シャワーを浴びるどころか枝豆を茹でている間もないので、ポテトチップを
引っぱり出す。選んでいるヒマなどないので麦茶とコーラの両方とコップを多めに
持ってきて、テレビをつける。
この後すぐ、というCMに、かなめは、ほっと息をついた。
「よかった、間に合ったー…」
菓子の袋を開けてつまみやすいよう広げ、コーラを二人分注ぐ。冷凍庫から氷を
取ってきついでに、おしぼりや食べかけのチョコ菓子や買い置きの揚げせんべいなども
追加した。
てきぱきと簡素な宴の用意を済ませた彼女は、わくわくと握りこぶしで画面を
注視している。
「………千鳥」
彼は先ほどまで顔を埋めていた、未だに甘く香るきゃしゃな肩を抱いてみた。
「何、ソースケ」
振り向いたきらきら輝く焦げ茶の瞳が眩しい。
「…時間に間に合ったようで何よりだ」
「うん!」
その気はないらしいが彼女は現在機嫌がすこぶるいいらしい、と悟った彼は、
それでも往生際悪くむずむずと体を揺らして、彼女の肌に体をすり寄せる。
常からも彼女は美しく健康的な肌の持ち主だが、今し方身を重ねる前に比べると、
明らかにしっとりときめの細かさを増しているようで、宗介は己の忍耐力を試されて
いるような気分になった。
相手チームの選手を狙撃しての不戦勝では意味がないと、以前怒り狂う彼女に
己の無知を叱責されたので、宗介は球団の勝敗に対して特にコメントすることを避ける。
耳に唇でふれてもくすぐったそうだが怒らない。彼女はめずらしいくらいの上機嫌で、
それは本当に嬉しい。
嬉しい、が。
「やった!ストライクバッターアウト!」
ばしばしと背を叩かれ、まるでそれが彼の手柄でもあるかのように細く白い手で
頭をぐしゃぐしゃと撫でられた。
そっと腰の後ろに手をすべらせると、コーラを満たしたコップをあおりながら
彼女は遠慮なく彼の体にもたれてくる。
「ぷはー。ソースケも飲んだら?のど渇いたでしょ」
「…では、遠慮なく」
開放的で親密な彼女の態度は、確かにそれなりに幸せだと言えなくもない。
これが屋外観戦で事に及ぶ前ならば、どれだけありがたいことだろう。
「打ったー!!でかした、走れー!!」
かなめはおっさんのように宗介の首にきゃしゃな片腕を力強くかけて、勢いで
彼の日に焼けて傷だらけの頬にキスをした。
彼が思わず彼女を抱きしめ返したら、すぐに顔だけ画面に向き直られる。
積極的な彼女も全く悪くはないが、…できれば可能な限り自分の方だけを向いていて
欲しいと思う。
それでも画面に夢中で見入る彼女が拒まないのを最大限に活用して、すべらかな髪を
撫で体を密着させ、うなじの匂いを嗅ぎ頬にキスをしようとしたら、抱きかかえられた
ポーズのまま彼の膝にパジャマのすそからのぞくなまめかしく白い足をかけていた
かなめが、無造作に彼の顔をのぞき込んだ。
間近での輝くような笑顔に、心臓がどきりと鳴る。
「ソースケも巨人が勝ってて嬉しいの?」
「…ああ。最後まで勝ち抜いてくれることを期待する。できればさっさと敵を殲滅して
欲しいものだ」
「あんたにしちゃいいこと言うわね。よっしゃ行けー!負けんじゃないわよ!!」
この様子では…機嫌がよければもう一戦承知してくれるかもしれないが、結果が
悪ければ確実に駄目だと言われるに違いない。
それどころか八つ当たりでしばらく禁止、などという羽目にもなりかねないだろう。
彼は、興が乗ったあまりハリセンを取り出し振り回している彼女の長い黒髪を
指先ですいて上気している頬に唇をよせつつ、横目で敵方を呪殺しかねないほど熱心に
画面の中の勝負を見守った。
以上です。お目汚し失礼いたしました。
なんてアダルティな作品…!
久しぶりのGJです!
リアルタイムで読ませて頂きました!
GJGJ!!
前回よりエロイなー
GJ&ごちでした
かなめの切り替えの早さにわろた
どんだけ巨人戦好きなんだw
あんたどんだけ神なんだ……
ただエロいだけでなく二人それぞれの不安げな様子、心の動きがたまらん。すげぇ(´Д`)
>>631 おおおおスゲーGJ!!!
エロスが増してる!
そして文が読みやすくなってる
うーん素晴らしかった 次回作も期待してます
637 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 10:20:17 ID:etAFMlEP
ホントどんだけ巨人戦がw
しかし、エロくて良かった!
可愛いかなめと、回数の多いソースケが見れて幸せだ
にしても、このスレの職人さんはレベルが高いな・・・w
数は少ないがレベル高いよな
全裸待機もしがいがあるってもんだ
そして今日も全裸待機
今日は巨人勝ったからソースケお預け喰らわずにすんでよw
アンチ巨人もソースケの為に巨人軍応援だw
あー宗介に中田氏されたい
姐さんに押し倒されたい
今日も今のところ快調
このまま勝ったらソースケ、かなめは何回戦まで突入なんだろうw
明日日曜だし!
マオ姐さんはいいよなあ。
酒の勢いで逆レイプされそうになるも思わぬ反撃を受けて女の子になる姐さんSSが読みたいです><
日本語おかしいで
何ヶ月も戦場に出て行ったソウスケはかなり日干しだけど
帰ってきてかなめとする時
かなめも何ヶ月も愛液溜めていたからソースケ生で挿入したら
たちまち水分補給でパンパンに膨れあがるんだろうなw
650 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 04:32:14 ID:5nsJ9fuA
何日も風呂に入っていない宗介のちんぽしゃぶりたい
651 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 11:38:39 ID:OZpbNviz
テッサ乙
実際テッサで男ひしめく潜水艦で暮らしてるワケだし
そのテの欲求って相当濃そう。
男ひしめく潜水艦で一人火照った体を慰めるテッサ
酔ったソウスケがクルツを掘るSSキボンヌ
やっぱ書きやすいカプは、かなめとソースケです。
今、陣代高校の臨海学校編を書いていますので
もうしばらくお待ち下さい。
テッサもクルツも出ませんがお許しを。
逆・・というかマデューカスに掘られる方が・・・
>>655 おおおおおクーラー自粛して
全裸汗だくで待機してます
>>655 楽しみにしてますw
勿論かなめはパイパンでヨロシクですww
かなめは薄っすら生えてるって
アニヲタ*宗介まだー
全裸保守
ほしゅ
ほす
HOS
かなめと同じく俺もツルツルにして保守!
今週のTSR放映も面白かった!
髪切るとこエロいよなー。
あれでツルツル(薄毛でもいいが)とか反則に可愛いだろwかなめ・・・。
散髪シーンに限らず、別に脱いでるわけでもキスしてるわけでもないのに
エロくするのがうまいよな>ガトー
ホッシュレフト
マオはクルツの子どもを孕んでる
クルツがほんとに死んでるなら、
その展開はありだろうな。
別に生きててもありだと思うけど
妊娠してる事がわかってマオねぇさんが産む事を決意した辺りで
「いやぁ、死に損なっちまった〜♪」とか照れくさそうに登場して
「責任とれこの馬鹿っ!」とかいってマオねぇさんが泣きながら殴り倒すの
あの状況で生き残るってのはさすがに無理っぽいな。
万が一生きてても下半身不随とか、インポになるとかw
>>672 ほんでその後濃厚な妊婦セックスか。
>>673 「実は宇宙放射線病にかかっていなかった」に較べりゃ、はるかに生き残ってそうだぞw
>>673 俺はレイス(とその昔のGRUの教官一味)に救出されたと思ってる
そしてマオねぇさん大ピンチのときになぞの狙撃が以下略w
ホッシュライト
この時期は職人さんも忙しいのだろうと思いつつほしゅ〜
ハッピーターンつまみにアイスコーヒー飲みながら保守
そいえばコミケ前だっけ保守
読者の期待するものは書かないのであるが、粗末なものを投下。
ジョキ、ジョキと宗介の髪を切る。なぜ髪を切ってあげることになったのか。単なる気まぐれかもしれないし、
他人の髪を切るということに興味があっただけかもしれない。ただ楽しそうだったからかもしれないし、実際に
こうやって散髪していることは意外に楽しい。
あちらにハサミを入れたり、こちらに入れたり。少しずつ髪が切りそろえられていき、さっぱりとしていく。
自分の手で、自分の思い通りの宗介になっていく。それはいつもの宗介と同じわけなのだが。
宗介はおとなしく髪を切られている。床屋さんであれほど暴れたのが嘘であるかのように、借りてきた猫よろ
しくじっとしている。
指先から伝わってくる宗介の髪の感触。硬くてゴツゴツとした手触り。恭子のやわらかくてしなやかな髪とは
正反対の男らしい髪。今まで知らなかった宗介の一面。今初めて知った宗介の一面。髪を切りながら宗介の髪を
撫でる。こんな機会でもなければこんなことできるはずもない。だからこそ大事に、いたわるように、このわず
かな時間を惜しむかのように、そして恋人にするように髪を撫でる。
宗介も恋人に触られているかのようにやすらいだ表情でかなめにされるがままを許している。宗介の頭をあれ
これ動かしてみたり、まっすぐ前を向かせたり。髪を切りながらたわいもないことをあれこれと喋る。しんみり
とした、やすらぐような会話。恋人同士だとか、夫婦だとかが話すような。こうやってスキンシップをしている
ことで自分の気持ちが宗介に伝わるのだろうか。きっとそうなのかもしれない。そうなってほしい。口にはとて
も出せないが、この瞬間だけは心が通じ合っている。そう想う。
いつの間にか好奇心を満たす楽しいという気持ちはどこかに消えていた。今ももちろん楽しい。
でもそれは、宗介だから。こうやって、恋人同士の気分で近づけるから。
鏡に映る自分と宗介。こんな気持ちでべったりとくっつけるなんて、こんな時でないとありえ
ない。ちょっと寄りかかれば宗介とくっつける。もしこのまま宗介を抱きしめたとしたら、彼は
どう思うことだろう。宗介の頭を胸に抱き寄せてみたとしたら。
きっと、ありのままを受け入れてくれるのではなかろうか。
そんな都合のいいことをあれこれと夢想しながらハサミを振るう。少しずつ、でも確実に宗介
の髪は切り揃っていく。切れば切るほど、この素敵な時間は終わりに近づいていく。もし散髪が
終われば、またいつもの距離に離れなければならない。それは残念で寂しいことだった。もし許
されるのであれば、この幸せな時間をずっと楽しんでいたい。そんなことは不可能だとわかって
いたとしても、そう望みたくなる。ずっとこうしていられればいいのに、と。
かなめの想いとは裏腹に、宗介の髪はあらかた整ってしまっていた。どうしようか迷いながら
話だけを続ける。顔と顔を近づけながら耳元でそっとささやく。
「あたしね、宗介だけは信じているから」
ぎゅっと抱きしめてもよかったかもしれない。
「もう少し、右を向いてくれる?」
なぜか宗介は逆を向いたので、頭を掴んで自分の方へ向き寄せる。これで前の方も切ることが
できる。
前屈みになって散髪を再開する。ジョキ、ジョキと切る。
前髪を切っていると、すぐに宗介の異変に気づく。そわそわしているというか、落ち
着かないというか、さっきまでのやすらぎムードとはまるで違う。どうしてこんなこと
になったのかとちらっと宗介の目を見る。泳いでいるというか、どこを見ているのかピ
ンと来た。こうやって屈んでいるとTシャツの胸元が丸見えだ。胸の谷間と水色のブラ
が宗介の視界にも入っている。いつもなら「どこ見てんのよ!」とどつくところだが、
その言葉がのど元まで込みあがってきたところでぐっと我慢をする。たまにはこうやっ
てあいつをどぎまぎさせてやろう。谷間を凝視されているのはしゃくだが、見まいと思
いつつも胸に視線がちらちらと行ってしまう宗介を見るのは楽しい。朴念仁だとばかり
思っていたものだが、意外に普通の男子と変わらないのだと、こういう意外性を発見す
るのもなかなかいい。気づいていないふりをして、もう少し困らせてやろう。前髪を切
り終わるまで、いつも守ってくれているのだから、サービスしてやるのも悪くない。
宗介だって、こういうの興味あるのか。
もし、このまま宗介の顔を胸に埋めてやったら。抵抗するだろうか。慌てるだろうか。
それとも、すべてを受け入れてくれるだろうか。
自然とキス、できるだろうか。そしてあれやこれやと、大人の階段を上れるのだろうか。
そんな風になれるだろうか。なってもいいのだろうか。
宗介とあれこれなる姿を妄想しながら髪を切る。ジョキ、ジョキと規則正しいリズム
を刻む音が心地よい。
「よし、できたぁ」
いつの間にか、宗介はうとうとと眠ってしまったようだ。終わりの声でも起きたりはせ
ず、ゆらゆらと体を揺らしている。
じーっと宗介の顔を凝視する。いつも物騒なことばかりしている男でも、寝顔は可愛い
ものだ。なんとなく、とても幸せそうに眠っている。こんな間近で宗介を観察するのはは
じめてだろう。宗介の吐息がかなめの頬にふれる。少しだらしなく開いた口。意外に綺麗
な唇がかなめをドキドキさせる。このまま、顔を近づけていけばキス、できるかもしれな
い。普段は素直になれなくても、寝ているうちならなんでもできる気がする。この前に延
期してしまった分を、取り返してもいいかもしれない。変な気持ちがどんどん膨らんでい
って、かなめは静かに唇を近づけていく。
やっぱり、だめっ。
そう思った瞬間には唇と唇が合わさっていた。優しく、ふれあうだけの初心者のキス。
宗介の唇の感触が唇越しに伝わってくる。
キスって、こんな味なんだ。
あたたかくて、あまくて、やわらかくて、心がとろけそうになる味。むさぼりたくなる
ような、震えるような、しびれるような。宗介の息づかいを感じながら、軽く宗介の唇を
自分の唇で噛む。
すぐにやめないと宗介が起きてしまう。そんなことがわかっていても、止められるもの
ではなかった。ずっと味わっていたい。むさぼるように、もっと、もっと。このあまく、
せつなく、ほんわかとした雰囲気を手放したくない。そんな気持ちが頭の中で支配的にな
っていく。もし、宗介が起きたとしても、どうにかなるものか。今までの関係からほんの
一歩前に近づくだけ。それで誰が困るというのか。誰も困るわけもない。少なくとも自分
だけは。今この瞬間が手にはいるのだというのなら、今までの関係を失ったとしてもそれ
でいい。宗介だって、きっとそうに決まっている。
悪魔なのか天使なのか、そう都合のいいことを頭の中でささやいてくる。
気づいてほしいのか、気づいてほしくはないのか。それもどちらなのかはもうよくわか
らない。気づかなければ、そう長い時間ではないだろうが、この甘美な瞬間をもっと味わ
える。宗介が目覚めれば、こんな唇をあわせているだけのキスではなく、次の段階に進め
る。舌と舌を絡み合わせるディープなキス。唾液を交換し、飲み干し、とろとろに蕩けた
吐息を混ぜたキス。さすがに一人だけではそんなことできるわけもない。
起こしたいのなら、声を掛けるなり、肩をトンと叩くなりすればいい。そんなことわか
っていたとしても、どちらもする気は起きない。では起こしたくないのかというと、そん
なこともない。体は次のステップに進みたくてうずうずしている。こんなささやかなキス
をしているだけだというのに、胸は熱くなり、心臓は高鳴り、ほんの少し、少しだけれど
股間が湿ってきてしまっている。こんなことだけで濡れてしまう。つまり、宗介のモノを
欲しがってしまっているなんて、普段の自分なら断固として否定したことだろう。
次は何をすればいいのか。ずっとこのままでいいのか。宗介の頬を撫でたり、たくまし
い胸板をまさぐったり、あるいは、宗介の股間に手を伸ばしてあれを愛撫したり。あれや
これやを頭の中で考えているうちに気がついたら宗介と目が合っていた。
先に気づいたのはどちらだったのか。自分か、宗介か、それとも同時なのか。夢から醒
めてすぐに目があったということはあるのかないのか。
きっと、自分も宗介と同じ表情をしているのだろう。瞳に映った自分が見えたわけでも
ないのだが、そう確信する。宗介は驚き、戸惑っていた。だからといってすぐに悲鳴も行
動もしなかったというのは、もっと前に目覚めていたからなのだろう。宗介はされるがま
まにキスを受け入れていた。彼もキスを楽しんでいたに違いない。宗介の瞳はキスでのぼ
せているみたいだった。そして自分の瞳も。
硬直していたのはそんなに長い時間ではなかった。あれやこれやを理解して軽く微笑む。
そこには畏れも遠慮もいらなかった。目を閉じて唇を近づければ、予想よりも早く唇が合
わさる。
一方的なキスではなく、宗介も積極的に求めてきている。キスの経験が豊富なわけもな
く、きっとはじめてのくせにやたらと上手だった。それは自分も同じことで、こんな大人
のキスをしたことなんて今までになく、それでも体が勝手に動くのはどうしてなのだろう
か。赤ちゃんがおっぱいの飲み方を誰に教わるでもなく知っているように、ひとはキスの
仕方を本能的にわかっているとでもいうのか。
くちゅくちゅと舌と舌が絡み合う。ぬめりとしていてとろとろで、心を直接触られてい
るかのような快感。普通のキスも素敵だったけれど、こっちはひどく官能的だ。エッチの
前哨戦ともいえるし、セックスそのものともいえた。薄目をあけて宗介を見る。宗介も同
じことをしていたのがわかって少し照れる。宗介も照れる。同時に微笑む。
ちろちろと舌をつつきあうと、次は宗介の口の中に思いっきり舌をつっこんで舌で舌を
搾り取る。舌の裏側だとか、歯茎のところだとか、そのあたりを舌で這わせると宗介は腰
砕けそうなほど感じている。次は自分の番。宗介と同じように感じられることを待ちわび
て心が震える。
唇を離すとお互いの混じり合った唾液が名残惜しそうに糸を引くのがとてもエロチック
だ。くすっと微笑むとまた口づけを交わす。
宗介の口の中の唾液を舌ですくって自分の口の中に移す。それを宗介が舌で絡みとって
いく。宗介がそれを自分の唾液と混ぜてまた受け渡し、再度かなめの口の中で唾液と混ぜ
て宗介の口の中に送り込む。時折、それをお互いに美味しそうに飲み干す。舌の上にいっ
ぱいに唾液をためて、飲ませるためにわざと唇を離す。上からのぞき込むようにして唾液
をたらーっと宗介の開いた口の中に流し込む。
こうやってべとべとになるほどキスを続けていくと、体が火照ってくる。宗介だってズ
ボンの前を痛そうなほどにパンパンに膨らませている。そろそろ次のステップに進みたく
なってくるが、宗介は一向に手を出してこない。股間は宗介がほしくてぐしょぐしょに濡
れているし、おっぱいは宗介に揉んでほしくてたまらないほど疼く。ここまで何もしてく
れないと自分で弄りたくもなってくるが、さすがにこいつの前ではそんなことできない。
さわって。なんて要求することももちろん。
こんな魅力的な女がねだっているのにどうして何もしないのか。宗介を恨めしく思うと
ころではあるが、宗介の表情を見ると彼も苦しんでいるのがよくわかる。きっと、かなめ
の許しを待っているのだろう。それが彼なりのルールであり、紳士的なつもりでもあるの
かもしれない。この期に及んで理性を失って襲いかかってきたりしないのは自分への信頼
であると受け取っておこう。
少し気分がよくなっても、体の火照りは収まるわけではない。だからといってやっぱり
宗介に「して」とは言えない。自分でもできない。だから、宗介の体に擦りつけて彼を挑
発する。
キスをしながらぎゅーっと胸を押しつける。抱きしめる。宗介が座っているところに対
面座位のかっこうで座る。少し不安定な分、余計に宗介に抱きつく。抱きつくながらゆっ
くりと体を上下に揺らす。勃起した乳首が制服越しに宗介の胸板でこすれて気持ちがいい。
股間には宗介の勃起したものが感じられる。下着の湿りが宗介に伝わってしまっただろう
か。さすがにズボン越しではそんなことないはずだが、少し不安になる。
上と、胸と、下でそれぞれが擦れあう。確かに気持ちがよくて先ほどの欲求不満感は薄
れはしたが、これはこれでじれったくて余計に募るものがある。自分がたまらない以上に、
宗介なんて苦しいだろう。それとも刺激が強すぎて腰砕け寸前だろうか。いつまで我慢で
きるのか彼を試す。
「ち、千鳥……」
想像以上に早く宗介は泣きそうな声を漏らした。わざとわからないふりをして首を傾げ
てとぼける。宗介は声にならない悲鳴を上げる。射精しそうになっても、この程度で暴発
するのは男として許せないのだろう。一度このまま出させて優位を築き上げるのも悪くは
ないが、はじめてなのだからちゃんとすっきりとやりたかった。きっと、宗介だってそう
だろう。唇を噛みしめ必死に我慢している宗介の顔を見ていると嬉しさと憐憫の気持ちが
同時にわき上がってくる。
「ねぇ、ソースケ。どうしたいの?」
擦りつけるのをいったんやめて、耳元で囁く。答えはあくまでも宗介から聞かなければ
ならない。もし、意中の言葉が出てこなければ、再び宗介を刺激しなければならない。今
度はきっと泣いて謝っても許さないだろう。
宗介はその一言を言うのにやや躊躇しているようだった。しばらく、いや、ほんのわず
かな時ではあるが見つめ合う瞬間ができる。目で回答を促す。きっと通じないかも知れな
いが、きっとわかってくれるはず。
「千鳥を抱きたい」
宗介にしては婉曲な答えだった。八〇点。心の中でだけつぶやく。残りの二十点は終わ
るまでに埋め合わせてくれればいい。宗介の問いかけにどう答えるべきか逡巡して、少し
もったいぶって、頬を赤らめてうなずく。
「うん……。でも、ベッドでして……」
宗介の首に抱きつくと、宗介はそのまま立ち上がって、お姫様だっこで寝室へ向かう。
その間にもキスは忘れずに。この瞬間を惜しむかのようにゆっくりと、ゆっくりと歩いて
いく。
宗介はお姫様だっこをしてもふらつくそぶりさえ見せない。意外に華奢な作りの体の割
にはけっこう逞しいところがあるのだと改めて見直す。
優しくベッドに横たえさせられるとまたキスをする。宗介の手が胸にまで伸びてくる。
待ちわびた快感に吐息を漏らす。ビクッと体が震える。自分でさわってもせいぜい気持ち
いいかなという程度だというのに、異性にさわられるとどうしてこんなに違うものか。宗
介も胸を揉んでいて気持ちがいいのだろうか。きっとそうなのだろう。
プチプチとブラウスのボタンが外されていく。下着は可愛いやつを付けていただろうか。
こんなことになるんだったらこの前買ったものを付けておくんだったと少し後悔する。ブ
ラウスがはだけて薄いブルーのブラが露出する。宗介は獣のような鋭い視線で谷間を凝視
している。
ブラウスの次はブラジャー。後ろに手を回してガチャガチャとやっているがなかなか外
れない。やっぱりケーケンないんだ。少し嬉しくなる。ブラが外れないので乱暴に上にず
らそうとするのを制止する。
「乱暴にしないで。優しく、ね」
ホックになっているから、そう、両手でしっかり外せば……。
指導してあげると今度はちゃんと外せた。胸の締め付けがゆるんでほっとする。
宗介は肩紐を一つ一つ外していく。お父さんにも見せたことがないおっぱい。それを異
性に見られるのはやはり気恥ずかしい。大きさといい、形といい、どこに出しても恥ずか
しくないものだとわかっていてもそれは変わらない。いっそのこと手で隠してしまおうか
と思わないでもないが、無駄な抵抗なのは間違いない。
あれこれと頭の中で考えているうちにブラジャーがすとんと下に落ちる。宗介が生まれ
て初めて異性の目に露わになった胸を凝視している。そしてすぐにこの処女地に手を出し
てくる。瑕一つなくたわわに育ったおっぱい。男を悦ばすためにあるおっぱい。すでに乳
首は服の上から宗介に揉まれて勃起していた。宗介は自分のおっぱいを気に入ってくれる
だろうか。好きでいてくれるだろうか。そういうことばかり気になってしまう。
「んっ」
宗介の無骨だが暖かい手が胸を包み込む。いつもは乱暴なくせに赤ちゃんを抱きしめる
かのように優しく触っている。宗介の指が乳房の中にゆっくりと沈んでいく。乳房の感触
とかなめの反応を一つ一つ確かめつつ優しく揉みしだく。
宗介の体温を胸から感じる。自分や恭子に触られるのとは明らかに違う。電気が走るか
のような快感に思わずあえぎ声を漏らす。最初は不意打ちのような快感に驚いたりもした
が、慣れてくればじわじわと広がってくる甘美な刺激に心地よくのみこまれていく。
宗介は唇に名残惜しそうに口づけをすると、次にあご、首筋、鎖骨へと舌を這わせてい
く。鎖骨の次は乳房。宗介の狙いはもうわかっていた。乳首を口に含まれると今までにな
い強い快感が襲ってくる。「あふん」と艶やかな声を漏らすと宗介は嬉しそうにおっぱい
を飲み始める。おっぱいが出るなんてわけがないのに、宗介は一心不乱に乳首を吸ってい
る。その姿は宗介が赤ちゃんになったみたいだった。母性本能をくすぐられてきゅんとする。
「ねぇ、ソースケも脱いで……」
言われてはじめて自分がまだ服を着ていることに気づいたのか、宗介は自分の服を一瞥
して一気に脱ぎ始める。さすがに全裸になることは躊躇したのだろう。トランクスだけは
そのままだった。脱ぎ終わると覆い被さってきてまたキスをする。
宗介の裸は華奢ではあるが、よく引き締まっていてたくましさを感じる。古傷があちら
こちらにある。新しいものから古いものまで。宗介の戦歴を物語っている。宗介の体重を
感じながら、腕を宗介の背中に回す。裸で抱き合うのは心地よかった。古傷にそって指を
なぞったり、厚い胸板をさすったり。こんなに気持ちがいいのだから宗介も同じだろうと
乳首を弄ってみたりもするが、宗介はそんなに気持ちよさそうでなかったのが少し悔しい。
裸で抱き合っているといっても、まだ服は残されている。先に進むためには脱がされ
る必要がある。トランクスに宗介のものがテントを張っている。鼻息も荒い。すぐにで
も挿れたくなっているのだろう。男のものがどういうものなのか。知識では知っていて
もまだ現物を目にしたことはない。まだ幼い頃にお父さんとお風呂を一緒に入った時に
は目にしているはずだが、おぼろげにしか覚えていない。触ってみたいし、見てみたい
のだが、なかなか踏み出せずにいると、宗介はスカートを脱がし、パンツに手をかけて
いた。
上下でおそろいの下着。こっちを見られるのも恥ずかしいが、パンツをまじまじと見
られるのも同じくらい恥ずかしい。なにせ今のあそこはびしょびしょに濡れてしまって
いる。パンツにまで伝わったシミを見られたとしたら、これはもうどうにもならない。
気づかれないうちに脱がしてほしかったし、中のものを見られるのももっと恥ずかしい。
矛盾しているのだが、そういうことになる。どちらにしても恥ずかしいのだ。濡れてい
るということは、感じているということだし、宗介のものが欲しくてたまらないという
シルシなのだから。
パンツに糸を引いてませんように。
そう祈りながら一気に脱がされる。宗介にとってもそこは未知の秘境で、花園で、知
的好奇心を刺激するところだったのだろう。ごくっとつばを飲む音が聞こえた。
恥ずかしい。もうそれだけでいっぱいだった。耳まで赤くなっているのではないだろ
うか。足を閉じているから中までは見えないはずだが、黒いふさふさの陰毛とぷっくり
とした恥丘が宗介の瞳に映っている。
そんな自分の気持ちを知ってか知らずか、宗介は強引に足を広げさせて中身を見よう
とする。ぎゅっと足に力を入れれば抵抗できたかもしれないが、どうしてか恥ずかしい
気持ちだけで力が入らなかった。自分でさえもあまりよく見たことのない最後の秘境が
宗介に見られてしまう。
変な形をしていないか。グロいとか思われないだろうか。弄られてもいないのに濡れて
いてはしたない女だと思われないだろうか。そんな心配ばかりが脳裏によぎる。宗介は割
れ目をこれ以上ないほど見つめている。ただ見られるだけというのはつらかった。触るな
りしてくれれば気も紛れるというのに、などと正常な思考なら絶対に思いもすらしないこ
とを考えてしまっている。
「恥ずかしいよ……」
せめてもの抗議をしてみるが、宗介には通じない。
「千鳥、綺麗だ」
などと的外れなことを返してくる。足を閉じてしまいたくなるが、宗介が両膝にがっち
りと手を当てているためにそれもできない。恥ずかしさで余計に割れ目からじゅくじゅく
と愛液がしみ出している。
宗介は割れ目を存分に視姦すると、もう十分に濡れていると思ったのだろう、トランク
スを勢いよく脱ぎ捨てた。宗介の逸物が目に飛び込んでくる。
大きい。それに、なんかすごい。
百聞は一見にしかずとは言ったもので、想像していたものよりも大きくごつく、逞しい。
凶器以外の何者でもないそれがかなめの膣にねじ込むために勃起している。宗介の顔は意
外に整っていて綺麗だというのに、こっちのグロテスクさはどうだろうか。勃起したもの
を初めて見るというのは意外にショックだった。
こんな大きいの、入るのかな。
客観的に見ればそこまで人並み外れたものではないはずで、冷静に知識をひもとけば平
均程度であるはずなのだが、ほかに比べるものを見たことがないためもあって十分すぎる
ほど大きく見える。なにせ自分のあの小さな穴の中に入るのだ。指一本が限界にみえるは
ずの穴なのに、宗介のものの大きさといったら、比較にもならない。
性的興奮よりも破瓜のことばかり考えてしまう。痛いとか血が出るとか、痛いとか、痛
いとか。あんなものを入れるのだから、痛いに決まっている。経験のある親しい人は瑞樹
くらいしかいないが、はじめてのことは聞いていない。瑞樹によれば入れるのはすごく気
持ちいいらしいが、そんなこと信じられないほどに宗介のは大きい。
そんなことを考えていると、宗介は逸物を手に持って割れ目に擦りつけていた。くちゅ
くちゅと粘膜と粘膜が擦れあい音がする。あふれ出た愛液を竿やら先端やらになすりつけ
ているようだった。いきなり入れられなくてよかった。まだ心の準備ができていない。つ
い先ほどまでは宗介とひとつになりたくてたまらなかったが、いざその瞬間を迎えてみる
となかなか決心がつかない。
「あっ、ふっ、うん……」
性器同士を擦りあわせているとまた快感がじわじわとわき上がってくる。堅い棒がクリ
トリスを通過するたびにあえぎ声が漏れる。こうやって生殺しみたいにされているのにだ
んだんと我慢できなくなってきていた。確かにこうやっているのは気持ちがいいけれど、
達するほどじゃない。いい感じになってきてもなかなか最後までは昂ぶれない。そんな自
分の気持ちを代弁するかのように割れ目からは愛液が止めどなくあふれ出している。もし
かしたらもう太もものあたりまでぐっしょり濡れているかもしれない。シーツに染みまで
できていたとしたら、それを宗介に知られたとしたら、淫乱な女だと思われるかもしれな
い。さすがにそれはたまらない。
「ソースケ、せつないよ……」
潤んだ瞳で宗介に促すと、宗介もすべてを悟ったようだ。これから挿入するという合図
に口づけをしてから逸物に手を添えてかなめの膣に入ろうと照準を定める。はじめてのく
せに乱暴でないのは少し意外だった。それとも、はじめてではないのだろうか。そんな疑
惑さえ頭の片隅に浮かんだほどだ。だが、彼が新兵だったのはすぐにわかった。ここまで
大事に大事にしてくれていたのに、いざ挿入というところでなかなかうまく入らない。
そこ、違う。
最初は少し上だった。次は下過ぎ。今度は右。なかなか入れるのに手間取っている。何
度やってもうまくいかないので宗介は焦り始めていた。きっと、自分はベテランのつもり
だったのだろう。どこで仕入れた情報だか知らないが、もしかしたらクルツからなのだろ
うが、かなめを上手にエスコートするつもりだったのだろう。それとも、童貞だというこ
とを知られたくなかったのかもしれない。宗介の焦りはそんな色も感じられる。そんなこ
とどうでもいいのに、いや、はじめてでかえって嬉しかったというのに。
さて、どうしてやろうかと考える。無理に入れなくてもいいからと言うべきだろうか。
それとも、かなめが宗介のに手を添えて導いてあげるべきか。いや、どちらも宗介に恥を
かかせるだけかもしれない。乗りかかった船なのだから、ここは最後まで宗介に主導権を
握らせてあげよう。
「もうちょっと右……。うん……、そう、そこ……」
これくらいなら大丈夫。入り口がしっかりわかったところで宗介は一息ためた。
ゴリゴリとこじ開けるかのように宗介が入ってくる。と、同時に引き裂かれるような激
痛が襲ってくる。無理無理。こんなの入らない。メリメリっと何かが避けるような音が聞
こえてくるようだ。悲鳴を上げたくなるがぎゅっと我慢をする。ある一定のところまで入
ってくるとあとはスムーズだった。こんなペースで痛みにこらえなければならないのかと
思っていたのに、一気に一番奥まで宗介が侵入してきた。
「あはぁん」
一息をつく。子宮口を突かれたと思ったら、そこで止まる。どうやら根本まで入ったよ
うだ。宗介も心配そうな表情でかなめを見つめる。
「大丈夫か、千鳥」
問いかけに、小さくうなずく。ぎゅっとシーツを鷲づかみにして痛みをこらえていたが、
慣れたのか、それとも一番奥まで入ったからか少しずつ痛みが和らいできたような気もす
る。もちろん、まだまだ痛いと言えば痛いのだが。
「やっと、ソースケと、ひとつに、なれた、ね……」
おなかの中で宗介を感じる。普段の宗介のようにむっつりで態度がでかいが、なぜだか
とても嬉しい。痛みをこらえているかなめを気遣って優しく頬を撫でてくれる。宗介を包
んでいるはずなのに、宗介に包まれているようなあたたかさだった。
ひとつになってキスをする。つながりあって動けない中で、唯一動かせる部分を交じら
せる。舌をめいっぱい伸ばして宗介の舌を求める。くちゅくちゅと絡み合う。激しく、激
しく。セックスしているかのように。
動かしていなくても宗介のものが膣でピクピクと蠢いている。下の口で激しく擦り合わ
せたいのだろう。かなめも宗介の種子が欲しくてペニスを締め付ける。つながっているま
まの状態というのは気持ちよくて、ちょっとくすぐったくて、せつない。もっと快感を貪
りたくてたまらないのはきっと宗介も同じだろう。揺れるようにわずかながら宗介の腰が
動いている。そしてかなめも宗介に合わせて腰が動きつつある。
宗介は何か言いたそうにして何度も躊躇している。言葉がなくても通じている。言葉が
必要なのはかなめだった。これだけは言わないと宗介に伝わらない。
「動いてもいいよ……。でも、優しくしてね」
かなめを気遣うように宗介はゆっくり、ゆっくりとペニスを抜いていく。もう抜けちゃ
うというあたりでカリの部分だけで引っかかり、再び挿入していく。溢れ出た愛液を巻き
込んでじゅぷぷぷと音を立てて沈んでいく。かなめの膣を広げながら。
押し込むたびに膣のひだひだに亀頭が擦れていく。一番奥で宗介のペニスがかなめの子
宮口にキスをする。まだ苦しいという気持ちの方が大勢ではあったが、少しずつ、少しず
つではあるが、あれ、これって気持ちいいのかもと思えてくる。
宗介も我慢ならなくなってきているのか、少しずつ腰の動きが速くなっていく。それに
合わせてかなめもあえぎ声を漏らしていく。
宗介としていることは気持ちよかったが、それでもまだかなめはどこか楽しめないでい
た。心の引っかかりとでもいうべきか、まだ宗介から聞いていないことがある。必死に腰
を振りながら、時にキスをし、時に乳房を揉まれ、乳首を吸われたりしたとしても、その
もやもやは晴れない。そんなかなめの微妙な気持ちの変化に気づいたのか、唐変木の割に
はよくやったのだろう。かなめの頬を撫でて宗介はその言葉を囁いた。
「千鳥、愛してる……」
「うん……」
その言葉を聞いて、きゅーっと膣が収縮した。待ちわびていたたった一言。真に欲しか
った言葉。かなめは全身で宗介に「あたしも愛してる」と応える。
おなかの中をぐちゃぐちゃにかき回されているかのような快感の中、かなめの意識は徐
々に白濁していく。はじめは小さな声にすぎなかったものも、今では隣に聞こえてしまう
のではないかと心配したくなるほどに大きくなっている。もうそんな些細なことを気遣う
余裕はなくなっていた。ただ、宗介を感じたい。宗介を欲しい。ひとつになりたい、気持
ちよくなりたい、という欲望だけがかなめを支配している。
えっ、あっ、なにこれっ? んっ、あっ、あっあっあっ……。
「なにか来ちゃう。来ちゃうよぅ!」
宗介の背中に手を回し、きつく抱きしめる。ビクビクっと激しく痙攣しながら、宗介の
背中に爪を立てる。
宗介も既に限界を通り過ぎていたのだろう。かなめの膣がこれ以上にないほど締まるの
をきっかけとして、かなめの膣に激しく精を放出しはじめた。
「あっ、うっ、ああっ、かなめ、愛してる。かなめぇー」
「あたしも愛してる。ソースケ、ソースケ、ソースケ……」
意識が途切れそうになりながらも、勝手に口から言葉が飛び出ている。冷静だったらこ
んなこと絶対に叫べない。きっと、恥ずかしくてハリセンで打っ叩いていたことだろう。
射精しながら宗介がぶちゅーっと濃厚なキスをしてくる。狭い膣の中で宗介のペニスが暴
れ回る。熱い白濁液が飛び散っている。びゅく、びゅくと勢いよく精子を子宮に注ぎ込ま
れている。子宮はそれを美味しそうに吸い取ろうと膣が収縮を繰り返している。
射精を終えると宗介はぐったりとかなめにもたれかかってきた。宗介の体重を全身で感
じる。精を絞り尽くしても、宗介のペニスはまだ小刻みに震えていた。まだ大きいままだ
が、少しずつ小さくなって言っているような気がする。
「ソースケぇ……」
すべてをやり終えて満足感いっぱいの宗介の表情を楽しみながら唇を重ねる。事を終え
た後に重ね合わせる肌のぬくもりは心に染みるあたたかさだった。髪を優しく撫でてくれ
たり、宗介の胸を指でなぞったり。いちゃいちゃとしているその様は幸せそのもの。宗介
の胸に顔を埋めながら、この瞬間が永遠に続けばいいのにと思う。既に宗介のものは普段
の大きさに戻って、いつのまにかつるんと膣から抜けていた。かなめのおなかに入りきら
ない精液が破瓜の血に交じって割れ目から零れ落ちている。
「千鳥、まだ痛むか?」
「えっ? ああ、うん。あはは、うははは……」
まだ宗介にお腹をかき回されているような感触が残ってはいるが、痛みはほとんどない。
それよりも気持ちよかったなんて宗介に言えるわけもない。
少しずつ普段の二人に戻ってきて、今まで忘れていたあれやこれやを思い出す。
コンドーム、付けてない。
精液はこれでもかというほどにかなめの子宮に注がれている。今日は安全日だったかど
うか頭の中で計算する。
「うっ……」
そろそろ危ない日なのを忘れていた。そんなに確率が高いわけも出ないが、もしかした
ら、できてしまうかもしれない。気持ちよかったし、セックスのショックで排卵されるこ
ともあるなんて授業で習った気がする。それは理にかなっているし、あれだけ気持ちいい
のだからそんなことがあっても不思議じゃない。
もし、妊娠してしまったら、堕ろすなんてことは考えたくない。じゃあ、産むのかとい
うと、宗介は認知せずに逃げるようなへたれでないことだけは確かだ。この非常識男のこ
とだから、きっと喜んでくれるはずだ。ただ、このまま学校生活を送れるだろうか。日に
日に膨らんでいくお腹。変な噂は流れるだろうし、噂ではなく事実としても、きっとろく
な目で見られないのは想像に難くない。珍奇の目で見られるのもごめんだ。できることな
ら卒業したかったが、そういうわけにもいかないかもしれない。
それに、法律的に結婚できるかといえば微妙なところだ。いきなりは無理でも、赤ちゃ
んが生まれてから入籍ということになるだろうか、それとも、宗介と一緒に国外にでも引
っ越しするのか。いざとなればツテでどうとでもなるのだろう。おそらくは物騒な国ばか
りなのだろうが。
次から次へとろくでもないことばかり思い浮かぶ。なんで避妊しなかったのか。コンド
ームは、こんなことになるなんて予想すらしなかったので用意していない。何はなくとも
備えておくべきだったか。外に出してもらってもよかったのだが、あまりにも気持ちよす
ぎて忘れていた。あの快感を知ったとしたら、これからも外で出してなんて言えないかも
しれない。やはりできる限り安全日にしたほうがいい。けれど、したくなったらまたつい
しそうではある。いやいや、それより問題なのは生理が来るかどうか。
既に快感よりも不安や怒りが勝っている。射精しおえてののほほんとしている宗介の顔
を見るだけでも、殴り飛ばしたくなってきた。
そんなかなめの気持ちを機敏に察したのだろう。宗介は優しい手つきでかなめの頬を撫
でてくる。
「かなめ、愛してる……」
そんなことで籠絡されるつもりではなかったのに、たった一言で冷えかけていた心が氷
解する自分が情けない。許してやってはいけないというのに。
「ねぇ、ソースケ。今度はちゃんと、ゴム付けてよね」
「ん? ああ。わかった」
そうやって宗介は素直に答えるが、宗介自身、ただうなずいただけで何のことなのかわ
かっていないことをかなめが知るよしもない。
おわり
初めてリアルタイムでの投下に遭遇した
職人乙ー&GJ
DBDの髪切りシーンは好きなのでこのシーンでエロパロ読めて嬉しい
コピペするだけなのに疲れた……。
わざわざ駄作をここまで読んでくれた人ありがとう。
職人さんが書き上げるまでの前座だと思って笑ってやってくれると嬉しい。
次があればもうちょっと一気に書き上げるとするか。
美味しくいただきました
投下乙であります
おれもリアルタイムは初だ!!GJすぎる……キスがおおいのもたまらん!(´3`)
職人きたー!!
コミケ前の忙しい時期にGJであります!
引き続き全裸待機
職人さん、ありがとう!
濃厚なキス描写がたまりませんなあ。
GJ!!職人さん乙!!
かなめの詳細な心理描写とオチの宗介がナイスです!
あっ、うっ、ああっ、かなめ、愛してる。かなめぇー
かなめぇー
かなめぇー
宗介像が崩壊した
コミケ行きてーなー
おいでおいで、と言いたい所だけど
今からじゃカタログ手に入らないだろーな…
初心者に夏は酷だし、冬コミで待ってるぜ!
>>710
地獄で会おうぜ
>>711 フルメタ18禁本去年より増えてねーかなー
ホッシュミドル
やはりかなめにはデレが似合う。
全裸待機で保守中
ほしゅ
保守
保守
今週のTSRも切なかったな
宗介どんだけかなめのこと好きなんだ
うん。切な過ぎて泣ける・・・。
TSR最高
かなめもあんな目にあっても、
宗介を追っかけて香港まで行く位、惚れ込んでるしね。
だけど肝心な時に「学級委員だからよッ!」ってw 千鳥が好きだw
保守!
かなめ可愛いよかなめ
保守
かなめが可愛すぎて保守
過疎中すまん。
前スレ最後でガウルン×かなめを書いた者だが、あれでスレ落ちたのかと思ってしばらく何も書かずにいたのだが…
久しぶりに書きたくなった。またここに投下してもいいだろうか?
>>727 過疎ってるしなんら問題は無い。
ただし最近の甘い流れの中、鬼畜投入すると多少アレかもしれん
全裸でまってるぜ
ガウルン*宗介でお願いしますよ。
かなめの目の前で犯される的な。
>>727 巧い職人が鬼畜書いたのを読むと本気でトラウマになるという経験を味あわせてもらったが
問題ない
涙目になりながら全裸待機している
731 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 23:32:56 ID:Z95kHtHK
ID変わってしまったが、
>>727です。
ありがとう、今日からパソコンで書き始めてみる。
投げ出すことは絶対にしないから、期待しないで待っててくれ
お待ちしております
>>732 久々に職人キターーーー!
何十年でも何百年でも待ってる
はぁっ・・・ぁ」
少女はため息にも似た吐息を漏らす
「かなめ・・・かなめっ・・・」
その少女の上に乗る男は夢中で腰を動かす
ベッドが歪な音を立ててもかまわず、ひとつの目的に向かって
「あっ・・・あぁ・・!」
少女の声が大きくなる
「かなめ・・・中でいいか?」
「はっ・・・だ・・・め・・・今日危ないし」
「・・・わかった・・・」
その男は不満そうにしながらも腰を引き抜き、目的ー本当の目的とは違ってしまったがーー
を終え、男は満足そうに少女の上から降りる
少女は荒い吐息をしながら、行為の余韻に浸っていた・・・
736 :
732:2008/09/10(水) 17:28:33 ID:HzC7bhm9
「千鳥」
いきなり呼び止められる
振り返るとそこには、いつもどおりの朴念仁が立っていた
「なによ、せっかくの休日で、これから買い物に行こうと思ってたのに」
「すまん、だが、その」
何かいいにくそうに下を向く
こいつの名前は相良宗助
凄腕のエージェント?でミスリルだかなんだかの軍に所属している根っからの軍人だ
こいつが私の学校に来てから、私の生活はあらされ放題!
平和な学校生活など望むこともできなくなった・・・
「なんなのよー。女子高生の休日は貴重なのよ!?用件があるならさっさと・・・」
うじうじしているのにいらつき、先を促してみると、目つきを変えて近寄ってきた
・・・まさか
「任務だ。あの島へ一緒に来てくれ」
・・・やっぱり
「はいはいわかりましたよー。ま、ミスリルの御氏名じゃしょうがないわね。テッサにも会いたいし」
「感謝する。それでは一緒に来てくれ」
そう言うと私の手を引っ張って強引にタクシーに乗せられた
こいつが無茶なのはいつものことだが、今日はいつにもまして強引な気がする
「で、今日は何の用なのよ?」
「機密事項だ。ここでは話せない」
「また機密・・・はいはい」
こっそりため息をついてみる
強引なくせに、大事なことは私は知らない
利用されているみたいで面白くない
その後は特に話すこともなく、ヘリで島まで運ばれた
前回は途中で海のど真ん中に落とされたことを考えると、ラッキーな気がする
(やばい・・・普通はこうなのよこう。海に途中で落とすヘリなんてないない)
頭を振って危険な色に染まりかけている思考を元に戻す
島に着くと、宗助はまた私の手を引っ張ってずんずん歩いていく
どうせ基地にでも連れて行かれる・・・と思っていたが
「ついた、ここだ」
「・・・へ?」
着いたのはお洒落な感じのコテージだった
「ここ・・・って?」
「買った。入るぞ、千鳥」
「買った・・・って!えぇーー!」
無茶苦茶にも慣れていたが、これは予想外
「いくらしたの?すごいすごい!」
「俺は傭兵だ。このくらいは買える」
中に入ってみると、これまたこいつのセンスとは思えないお洒落なインテリアの数々・・・
思わず見とれていると、真ん中にある大きなソファーに座らされた
「すごいわねー。これあんたが選んだの?」
「いや、クルツに頼んだ」
「クルツ君?あぁ確かに彼の趣味っぽいかも」
それきり宗助は口を閉ざした
気づけばすごい汗をかいている
「どしたの宗助?具合でも・・・」
さすがに心配になり、声をかけようとすると・・・
「千鳥、好きだ」
「・・・はぁ?」
言葉の意味も理解できないままソファーに押し倒された
737 :
732:2008/09/10(水) 17:49:23 ID:HzC7bhm9
「ちょ、ちょっと!」
「好きなんだ、千鳥」
宗助に組み敷かれたまま、なんとか抗議の声を上げる
顔が近い・・・目があってしまった
「そんなこといきなり言われても・・・とりあえずどいてよ!」
照れるやら恥ずかしいやらで完全に混乱する
それでもなんとか組み敷かれているのから脱出しようとすると
「俺が嫌いか?」
なんか寂しそうにそんなことを聞いてくる
「そ・・・だからっ!こんな状況で聞くことじゃないでしょ!」
「嫌いなら、嫌ならそういってくれ。今すぐやめる」
寂しそうな目、それはどこか叱られている犬を思い出した
「き・・・嫌いじゃないわよ」
恥ずかしさでそっぽを向いて何とかそれだけ搾り出す
「そうか」
途端にうれしそうな顔になった。なんだかかわいい。尻尾が付いてたらぶんぶん振っているかも
だが、きょうのこいつの予想外は私の予想外のレベルを遥かに超えていた
「なら続ける。嫌なら言ってくれ」
そう言うといきなり上着を脱がされた
そのままブラの上から胸をもまれる
「な・・・なな・・・」
予想外にもほどがある。声も出ない
そのままブラをたくし上げようとしている宗助に、何とか声を上げる
「な、なにやってんのよいきなり!!今日のあんた変だと思ってたけど、
何か変なものでも食べたの!?とにかくやめて!やめなさい!!」
「・・・嫌なのか?」
また寂しそうな瞳。だが、これで騙される訳にはいかない
「当たり前でしょ!何考えてるのよ!!」
やばい、少し泣きそう。恥ずかしい、悔しい
「任務があるんでしょ!?こんなことしてる場合じゃ・・・」
「任務は・・・ない。ヘリは2000ドルで借り受けた」
・・・頭がまた混乱する。つまり、こいつは・・・
私を襲うために、こんなコテージを買って、任務だと嘘までついて、ここまでつれてきたと・・・?
すまん、とりあえずここまで。次に大量投下する予定
ちなみに2個上も自分です。コテだけつけることにした
>>737 わっふるわっふる
続きお待ちしています
おお!!細かいこと言うと宗助→宗介だが内容は非情にGJだ!!
久しぶりに職人様が降臨してくれてwktk
ガウルン×かなめの職人様
鬼畜・ガウルンかなめとか貴重すぎる!大歓迎であります。
自分も全裸待機
742 :
732:2008/09/11(木) 18:21:05 ID:MBLTQv2+
この作戦は失敗するわけにはいかない
今まで数々の任務を果たしてきたが、これほど困難な任務はなかった気がする
恋愛の機微など俺にはわからない
だから、自分なりにクルツの本で勉強してみた
ムード作り、夏の海、別荘、ゴージャス演出、そして・・・
はっきり言ってその本に書いてあることはほとんどわからなかったが、最善は尽くした
そして最後に、愛を表現するならばやはり体を重ねるのが一番だとあった
そのとおりにしているのだが・・・
「千鳥、さっき言ったとおりだ。嫌ならやめる・・・」
千鳥は泣きそうな瞳で俺をにらんでいた
なぜだ、俺は君に愛を伝えたかっただけなのに・・・
「嫌いじゃ・・・ないわよ」
落ち込み始めたところに、そんな声が飛び込んできた
「嫌いじゃないわよ!もう!むしろ好きよ!もっと早く気づきなさいよ!!」
今度は怒鳴られた・・・泣いている?
「わ・・・私はっ・・・私・・・」
一方的に怒鳴ってきたと思ったら、今度は泣いている・・・
理解できん。だが、好きなんだ。俺は、君が。
「千鳥、すまない・・・」
「謝るんじゃないわよ・・・バカ・・・」
「好きなんだ・・・」
「私もだってば・・・バカぁ・・・」
「千鳥・・・」
千鳥の泣き顔、声、そして、半分あらわになっている胸を見たとき・・・
何かが頭の中で切れてしまった
今までどんな任務も冷静にこなしてきたはずの俺の頭に、時限爆弾のように仕掛けられていた何か
それが爆発してしまった
「千鳥、すまない・・・」
「謝るなって・・・」
「もうとめられん」
「え・・・?」
千鳥の下着を強引にはずす
本にはずし方が書いてあった気がしたが、忘れてしまった
そのまま胸を揉みしだく
「やぁ・・・そ・・・」
千鳥は暴れるのをやめ、されるがままだ
きれいな胸の頂点にある場所を口に含み、吸ってみる
「んぁ・・・だ、め・・・」
そのまま舌で転がしてみる
「それ・・・だめぇ・・・ん・・・!!」
千鳥の呼吸が激しくなってきた
なぜだろうか、このうれしさは、幸福感は
「気持ちいいのか、千鳥」
「そんなこと・・・ない・・・ぁああ!!」
気持ちよさそうに見えるが、まだ足りないらしい
いつの間にか大きくなってきたそこを舐め、つまむ
「ふぁっ・・・ああっ!!」
千鳥の声が大きくなる・・・まだだ、もっと聞きたい、この声を
743 :
732:2008/09/11(木) 18:21:44 ID:MBLTQv2+
胸の後は・・・
俺はゆっくりと千鳥のスカートに手を伸ばす
「はぁ・・・や、宗介・・・」
千鳥は弱弱しく抵抗してくるが、止められない
そのままスカートの中に手を入れてみる
そして指で目的地を目指す
「だめぇ・・・そこ・・・はぁ・・・」
千鳥は両手で顔を隠しながら抗議してくる
目的地にたどり着くと、そこは温かかった
下着の上から触ってみる
指先に小さな湿り気を感じた
「だめ・・・だめ・・・っ!んぁ・・・だめぇ・・・」
ここは今回の作戦の最重要ポイントだ、慎重に・・・
「ん・・・ぁあ・・・はっ・・・はんっ・・・」
千鳥の声が大きくなった、間違っていないらしい
下着をずらし、直接触ってみる
「ああああぁっ!!やぁっ!宗介・・・だめ、だめ・・・っ!!」
そこは確実に先ほどより湿っている・・・
いや、もうこれは・・・
「千鳥・・・濡れている」
「ば・・・!!そん・・・ああぁあ!!ない・・・くぅ・・・」
否定しようとしているようだが、真っ赤になって震えているだけだ
俺は無言でスカートを脱がした
さっきまで触っていた場所は、下着の上からでも形がわかるほど濡れていた
そのまま下着まで脱がそうと・・・
「ま・・・て・・・待って宗介・・・」
待てない、待たない・・・
下着を脱がすと、千鳥は足を閉じてしまった
慎重に、慎重に・・・無理だ
744 :
732:2008/09/11(木) 18:22:47 ID:MBLTQv2+
千鳥の足を強引に開かせる
「ちょ・・・宗・・・介ぇ!!」
千鳥は足を閉じようとしているようだが、そんなことはさせない
すでに濡れている場所を舐めとるように、舌を這わせる
「そう・・・っ!!そんな・・・きたな・・・いよ・・あぁんぁ!」
「汚くなどない」
「恥ずかし・・・くん・・・ぁ・・・ああぁ!」
「問題ない」
舐めても舐めても、蜜が出てくる
千鳥の声も大きくなる・・・もっとだ、もっと・・・
「そ・・・すけ・・・んっ!ぁぁっ!!まって!まってぇ!!」
千鳥が悲鳴のような声をあげた
・・・いかん、調子に乗りすぎたか?
「すまん、千鳥・・・嫌だったか?」
「嫌じゃ・・・ない・・・でも・・・その・・・」
まただ、嫌でないのになんなのだろうか
「あの・・・その・・・うぅ〜〜〜」
顔が真っ赤だ。興奮によるものか、それとも快感のためか
「もうっ!察しなさいよ!!その・・・れてよ」
「・・・?すまない、聞き取れなかった。もっと大きな声で頼む」
「うぅ〜〜〜!!もう入れてって言ってるのよ!!」
「・・・はぁ?」
「もう恥ずかしくて気持ちよくてだめなの!!気づきなさいよこの鈍感!!」
・・・千鳥はそっぽを向きながらそんなことを怒鳴ってきた
・・・何を言っているのか、すぐにはわからなかったが・・・
俺は、それを実行する決意をした
大量投下とか言いながらこんな量ですいません・・・
次の投下で完結まで持っていくつもり
ちなみに前スレの作品のような鬼畜系を期待してる方、すいません、今回は鬼畜はありません
次回は鬼畜書きたいww
乙
自分的には鬼畜より甘々なのが好きなので
こっちの方が嬉しいや
続き待ってる
宗介…おまいwww
ハァハァ
748 :
732:2008/09/13(土) 23:38:04 ID:9mxBw4TA
悔しい、恥ずかしい、こんな朴念仁に・・・
でも・・・気持ちいい
これは仕方ない、本能だと納得させても、恥ずかしいものはどうしようもない
だから、早く終わってほしくて・・・
あーもうだめだ、嘘はつけない、気持ちよくて、我慢できなかっただけだ
「千鳥・・・いいのか」
いまさら聞いてくる、答えるのも恥ずかしいのを気づけ、この鈍感
「いいから・・・早くしてよ」
悔しいから顔は見せない、そっぽをむいてやる
「では・・・入れるぞ」
だからいちいち宣言・・・って!!
「ちょっと待って、宗介・・・あの・・・付けてよ」
「付ける・・・とは何を?」
「・・・知らないの?」
「肯定だ」
・・・嘘でしょ
「だから・・・その、あれよあれ!!」
「千鳥、あれとかこれとかの言葉で意思を伝えようとするのは日本人の悪い癖だ。物を言うときにははっきりと」
「だぁあああ!!あんただって日本人でしょうが!!だからコンドームよ!!スキン!!ゴム!!」
こんなんじゃいつものどたばだと変わらないじゃない・・・
「・・・・・・・・・・・」
・・・え?
「千鳥・・・その・・・水筒を付ける趣味は俺には」
はりせんがなぜないのだろう
「いや、君が・・・その、そういう趣味なら・・・」
スリッパでもいいかもしれない
「あーもーいいわよ・・・何か・・・バカらしくなってきた」
「俺は真剣だぞ?」
「いいってば・・・もう・・・」
「真剣なんだ」
「わかってるってば・・・」
「どうしようもないんだ、千鳥」
「だから・・・」
「千鳥・・・限界だ」
「・・・え?」
何がなのか・・・聞く前に、このバカは・・・本当にこのバカは・・・
デリカシーのかけらもないこの・・・
「んっ・・・ぁ・・・ふぁぁぁ!!」
「・・・っ!」
「そう・・・す・・・もっと・・ん・・あぁ!やさしく・・・」
「千鳥・・・千鳥・・・」
「ゆ・・・くり・・・あんっ!んっ!」
それでも、どうしようもなく、私はこいつが好きで
好きな相手にこんなことされて、嬉しくないはずがなくて
「うぅ・・・ん・・・ぁあっ!!あぁ・・・ん、くぅ・・・」
・・・気持ちよくないはずがなくて
「あ・・・ん・・・いい、そ、すけ・・・きもち・・・いいよ」
・・・そんな自分が嫌になるけど、でも
「好きだ、千鳥。好きだ、好きだ」
・・・ずるいわよね、こいつ・・・
「・・・わたし・・・もっ・・・好き・・・すきぃ・・・ぁあああ!!」
どうしよう、私、こんなに・・・こんなに・・・
「千鳥・・・っ!!」
「ああぁあ!!んぁああ!!ぁああ!!ぁっ!!っ!!」
だめ、何も考えられなくなっていく
「・・・千鳥っ!!」
「ふぁぁぁぁあぁ!!・・・っっ!!」
749 :
732:2008/09/13(土) 23:38:39 ID:9mxBw4TA
二人の男女は、ソファの上で荒い息をついていた
その行為の余韻に浸るように
その行為を懐かしむように
その時間が永遠になるように
いつまでも、荒い息を収めようともせずに
だが、やがて少女のほうが口を開いた
「・・・中に出したの?」
「・・・・・・・・・」
「答えなさいよ・・・」
「・・・・・・・・・」
「ちょっと・・・まさかあんた・・・」
「・・・スースー」
「・・・人に・・・中で出して・・・寝てる・・・」
少女は男の下から少し苦労して這い出して、部屋から何かを探している
少しの時間探しただけで、それはすぐに見つかったようだ
その意図は不明だが、少女はスリッパを握り締めていた
「この・・・!!」
少女はスリッパを未だ寝ている男の頭にーーー
・・・たたきつけなかった
「なんて幸せそうな顔してんのよ、このバカ」
男はこれまで、心のそこからの熟睡の経験などほとんどなかった
それが、幼いころから硝煙と血にまみれてきた男の戦士の本能だった
だが、今この男には、たとえ頭に拳銃を突きつけられたとしても起きない眠りが訪れていた
「・・・ったく、しょうがないやつなんだから、あんたは」
少女はスリッパを放り出し、代わりに部屋の隅の毛布を持ってきた
「特別大サービスよ、起きたら、大感謝しなさい」
毛布を男にかけ、少女もその中に入り込む
「私も寝ちゃお・・・おやすみ。宗介・・・」
少したったころ、ソファからは二人分の寝息が聞こえた・・・
いや、寝言が聞こえた
「問題ない、千鳥、君は俺が・・・守る。守る・・・」
・・・結局次の日の昼まで眠り込み、そう都合よくヘリを借りられるわけもなく、二人は学校を2日休む羽目となった
・・・えー、以上で。純愛系書くのもなかなか楽しいなぁw
目覚めそうだ・・・何かにw
駄文に付き合ってくれたみんなに、心からの感謝を。ありがとうございました。
もし、次回があれば、また稚拙な文にお付き合いください。では
・・・もし、万一要望があれば、プロローグの話を書きます。でも、この作品は一応ここで完結です。
最後にもう一度、ありがとうございました!!
ひでー奴だな、宗介w
なんというニヤニヤ小説
イイヨイイヨー(・∀・)
人前で眠る宗介も子供っぽくてかわいい
GJでした
くそー ラブラブしやがって・・・!
かなめかわいすぎるだろ。
宗介は酷いが、まあ確かにこんな奴だなww
目覚めてくれたなら、また是非書いてくれ。
プロローグもまってるぞ!
753 :
732:2008/09/14(日) 10:50:22 ID:m7XCikDs
超おまけ
警告、読まないほうがいいと思います
「カシムゥッ!愛してるぜぇ!」
「ぐ…うぁ…」
「どうしたどうしたぁ!!もっと抵抗してみろよ!」
「あ…やめ…ぐ…」「そう…すけ…」
「ヒャハハハハ!かなめちゃん〜!カシムがよがり狂う様はどうだ?興奮してきたか〜?」
「ちど…見るな…みるな…く…」
「やめて…やめてよぉっ…!」
「あ〜いいねぇ〜!!もっとその声を聞きたいが…残念だがもう出ちまいそうだ!ヒャハハハハ!!」
「宗介ぇーっ!」
「出すぜカシム!!出しちまうぞ〜!」
「う…ぐ…アアッー!!」
…ごめんなさい
感想ありがとうございます
おまww
笑ったw
台無しだwwww
という訳でバツとしてもう一本宗介×かなめの甘いヤツを書きたまえ
いや、ホントにお願いします
深夜、東京某所。
とある廃墟の病院。
「ぐ…。ち、千鳥…。もう、十分だろう。
解放してくれ。」
全裸の青年が、苦しげにうめく。
頬は紅く上気し、引き締まった肉体は縛られ
いくつかのキズと銃創の跡とともに
紅く腫れ上がった荒縄の跡、白くこびりついたロウなどが、点々としている。
「解放…?なんで…?
私に無断で一人ナニしていた、アンタの罪が
この程度で済まされるとでも…?
ふざけんじゃないのよッ!!」
千鳥と呼ばれた少女は、荒縄を思い切り振り下ろす。
いかにも痛そうな音がひびきわたり、男の口から悲鳴が漏れる。
「ねぇ、ソースケ。あなたは一体誰のものかしら。
彼方の心も、体も、ココも、一体誰のもの?」
笑顔で少女は尋ねる。彼女の容姿は腰まで届く黒髪、キリリと(以下略
という美少女だが、目は完全に加虐の光が宿り、
爛々と光っていた。
「ちど…カナメ、様のものです」
「そうよ、そうよね。
なら第2ラウンド行きましょう?」
少女はそう言って12.7×99ミリ弾を、男の穴にネジ込んだ。
甘いのを、といわれたので
中央線止まりすぎ
電車の中で書いてたら変な目でみられた
誰がヤンデレかなめを見たいと言ったw
>>732と行動が全く被ったんだが、
俺も電車の中で書いてしまった。
内容はオマケのシチュエーションの続きっぽい感じでガウルン×宗介→かなめ
内臓を引きずり出され掻き回されるようなその感覚に、宗介は何度も嘔吐感にさいなまれ、
そして何度も射精を堪えた。
背後から自分を犯すガウルンの存在感が憎く、
そして目の前のかなめが目にいっぱい涙をためてこちらを見ている事が…辛かったし、救いでもあった。
「ほら〜〜カナメちゃん、大好きなカシムが男にヒイヒイ言わされてる様はどうだ〜〜?興奮する?
おっ?カシム、お前も気持ちいいのかよ、飛んだあばずれだな!」
きゅう、と締まるのはかなめの事を考えたからだ。
かなめ、かなめ、かなめ…。宗介は虚ろな瞳で心を閉ざす。
「も…やめて…。ソースケこわれちゃう…」
かなめの懇願にガウルンはウンウンうなづいて、素敵な遊びを思い付く。
「カナメちゃん、カシムかえしてほしーい?」
刻々頷くかなめにガウルンは満足げに笑う。
「じゃあ、カシムが10秒以内に精液ぶちまけたら抜いてやる。手伝いな」
「…?」
「聞こえなかったか?前からしゃぶれってんだよ、雌豚」
腰を捕まれがくがく揺すられて、宗介の股間も力無く跳ねる。
(宗介を、あたしが…そしたらソースケは…)
「やめ…」
「んうっ…はふ…」
それ以上考えるのはやめて、かなめは宗介の腰に縋るようにまとわるとかぷん、と先端を口に含んだ。
熱くて苦くて変なニオイがして、かなめは一生懸命なめ回す。
竿を握って擦ったり絞ったりすると、頭上の宗介が短い悲鳴をあげた。
「やめっ…千鳥、だ、め…」
涙を流して懇願する宗介はとてもかわいくて、まるで自分で感じすぎて狂っているようだった。
かなめは宗介が後ろから犯されているのも忘れて行為に熱中する。
毛深い両腕が宗介の胸筋を撫で回し、分厚い舌が耳のなかをはい回る。
宗介はその行為が全てかなめから与えられていると思い込むことによって精神を守り、また興奮を高めていった。
かり、と出っ張った所を噛むと、かなめの口の中に液体が吹き出した。
正直すまんかった…でもこれ結構楽しいな!w
759 :
732:2008/09/17(水) 20:22:22 ID:JaaxAijf
ちょ、ちょっとすまない。
732だが、超おまけ以降は書いてないw
なぜこんな流れに…俺のせいかw
今732で書いたプロローグを書くか新作で甘いor鬼畜を書くか悩んでますw
760 :
756:2008/09/17(水) 23:03:40 ID:6B1fUWW0
えーと、私は732氏とは別人です
紛らわしくてすいません
まぁ、ソースケ受けって書きやすいよね
>>758 すげぇぇぇぇwww
なんかすげーインパクトだ!!確かにホモネタなのに楽しいなw
かなめが健気に頑張ってるのは可愛いw
電車のなかでかw勇気あるな・・・!GJ!
ところでTSR最終回酷かったなー。あの放送の仕方は無いわ。
762 :
729:2008/09/18(木) 04:58:14 ID:CSn4r4IG
あら・・・リクエストに答えてくれる形になって嬉しいがな(´;ω;`)アンガトヨ
明日の夜十時か明後日の夜十時に、宗介×恭子のエロパロを投下しようと思うんだが、問題ないだろうか?
問題あったらレスしてくれ。なければ予定のとおり投下する
楽しみにしています、恭子のとは珍しいw
763です
十時から予定通り投下します
状況は『かなめとの動物園デートの後日談』ってことで
後日談だけど漫画とか原作読んでなくても多分大丈夫
文量はエロパロにしちゃ大分多めの約二万五千字→原稿用紙約六十枚分
全部読んでくれりゃ嬉しいけど、面倒だったら適当なとこを拾い読みすんのも悪くない思いやす
季節は秋。昨日よりも身長を伸ばした影法師が、陣代高校からの帰り道を歩く、二人組の男女―――ザンバラ頭の少年と、三つ編みの小柄な少女―――を追随している。
「常磐。愛とはなんだ?」
ザンバラ頭の少年―――相良宗介の質問は、いつも突飛で唐突だ。そして不必要なまでに真剣な眼差しで語られる。
秋口の陽光に赤く染まる真摯な瞳に見入られて、三つ編みの少女―――常磐恭子は、恥ずかしそうに目を伏せて、どうにか
「……相良くん……いきなりどうしたの?」
とだけ言葉を返した。
「いや……昼休みのときに千鳥に、お前は愛が無いと言われたのでな……」
宗介は、本日の昼休みのことについて回想する。
いつもどおりの授業を終え、いつもどおりの昼休みが始まる。
いつもどおりに四時間目終了と同時に教室を飛び出した、黒髪ロングの快活そうな少女
―――千鳥かなめが、戦利品の焼そばパンを片手に、豪快な足取りで自分の席に戻ってきた。
彼女の席の後ろで怪しげな干し肉を噛る宗介を見るなり、かなめは一息に言った。
『……あんたまたそんな得体の知れない干し肉食べてるの?たまにはもう少しまともなもん食べないと、体壊しちゃうよ?
……他に食べたい物とかさー、なんかない?……もし作る時間がないんだったら、あ、あたしのお弁当を作るついでに』
あんたのお弁当も作ってきてあげようか?という嬉しい申し出を不幸にも遮るように、宗介は話しだす。
『これは得体の知れない干し肉などではないぞ、千鳥。先日ドイツの知り合いから送られてきたジャーマンジャイアントグレイという食用ウサギを自ら捌いて加工したものだ。
けっして得体の知れない物ではない……また、俺は体調管理にも気を使っている。確かに味は淡白だが、ウサギは脂肪分が……』
宗介が話を終えるよりも先に、かなめのハリセンが彼のこめかみに炸裂する。
宗介の体はヘソのあたりを支点に回転しながら宙を舞い、教室の扉を突き破り廊下に飛び出した。
リノリウムの床に横たわる彼の体めがけ、かなめの鋭いスタンピングが降り注ぐ。
『この前、生でウサギを見たばかりの癖に!良くそんなもん食べられるわね!』
『痛い。痛い。痛い』
『あんたには愛が無い!だから食える!』
『痛い。痛い。痛い』
『だからあんな鼻がピスピスしてて可愛い動物を、こーんな愛の無い持ち方で持てるのよ!』
かなめは宗介の両足を小脇に抱えると、ハンマー投げの選手よろしく回転し、廊下の窓から宗介を放り投げ……―――宗介気絶により、回想終了。
「……さすがに死ぬかと思った」
深く溜め息をつく宗介を見て、惨劇の一部始終を見ていた恭子は、幾分青ざめた顔で苦笑した。
彼の頬に、ピンクの水玉模様の絆創膏が貼られている。恭子が貼ったものだ。その絆創膏を指先で慈しむように撫でながら、彼女は言う。
「でも……死ななかったんだから多分カナちゃん、手加減してくれたんだよ」
まったくしていない。
「そうだな。彼女はいつも親切だからな」
特に関係がない。
因みに件のかなめは、生徒会の用事で未だ学校に居残り中である。
宗介は彼女の用事が終わるまで生徒会室で待っているつもりだったが、体の節々が痛そうな彼―――さすがの宗介といえど、扉を突き破り表に放り出されれば、ギャグ漫画程度の怪我はするのだ―――を見兼ねたかなめに、
「早く帰らないと、今後一切晩ご飯作ってあげないからね!」
と無理矢理帰宅させられたのだ。恭子は宗介のお守り役である。
「それはまぁいいとして……愛とはなんだ?愛が無いと言われても、愛が何かわからなければ話にならない……」
「……うーん……辞書に載ってるような意味ならわかるけど、多分そういうことじゃないよね?……難しいなー……なんだろ?わたしも良くわかんないなー」
天使のような笑顔で、それでも幾分申し分なさそうな顔をする恭子を見て、宗介はさも意外そうに、
「そうか。常磐にもわからんことがあるのだな」
と呟いた。
「ふふっ、そりゃそうだよ。なんで?」
「いや……ただなんとなく君は、こういう心理的なある種の象徴的なことに詳しいような気がしてな……君はよく千鳥の考えていることについて、俺にアドバイスをくれるだろう?だから常磐なら千鳥の言う『愛』とはなんなのか、知っているような気がしたのだ」
他の何気ない単語と同じ愛想の無い声で、『愛』という単語を発する彼の唇が妙に滑稽で、恭子は宗介にばれないように小さく忍び笑いをした。
「カナちゃんの考えはわかりやすいからねー。でも愛については……うーん、やっぱりわかんないかな」
一瞬の間。
天使の笑顔はそのままに瞳だけが潤んで、なにか惚けたような色に変化した。恭子は、
「……多分本当の愛っていうのは、誰かを本気で愛したり愛されたりしなきゃわかんないんじゃないかな?」
と、いつもと変わらない調子で言った。
「なるほど」
今のは気のせいか?―――既に恭子の瞳は普段と同じ色に戻っていて、宗介は、今の彼女の変化は、秋の陽光が見せた幻であると結論付けた。
恭子は前を向き、宗介に問い掛ける。
「……相良くんは誰かに愛してるって言ったり、言われたりしたことある?」
ほんの僅かな俊巡のすえ。
「……言った記憶はないが……言われたことならあるぞ」
「そのときどんな気持ちになった……?」
天使の笑顔なのに、宗介が気付くか気付かないかの、ほんの一瞬だけ泣き出しそうな顔をして―――恭子は考える―――誰だろう?カナちゃんは……素直じゃないから言うわけないし……もしかして佐伯さん?いや。最近仲良さげな東海林さんという可能性も……?
『愛してるぜぇーカァシムゥー』
残念。正解はガウルンである。
「最低最悪の気分になった。反吐が出そうだった」
「そ、そう」
予想外の反応に、恭子は苦笑して、少し転びそうになってしまった。苦笑いのなかに、なぜか少しホッとしたような造作がかい間見える。
宗介は考える―――あの馴れ馴れしい糞野郎たるガウルンでさえ、人を愛することができたのだから、俺にもやってできないことではないのではないだろうか……?とりあえず愛し方さえわかれば―――。
「……愛がなんなのかはわからんが、とにかく俺も、人を愛することが出来れば、愛のある人間になれるのだろうか……?」
そんな単純な話じゃない気もするけど?―――と思いつつも、恭子は消極的に賛成する。
「そうだね。かもしれないねー」
「だが俺にはそもそも、どうすることが愛するという行為になるのか……人の愛し方というのがわからん……」
宗介は自分の無知を恥じ入るように、視線を伏せがちにして言った。そんな彼の様子がとても、とても可愛くて。
「……じゃあさ、わたしが人の……女の子の愛し方、教えてあげようか?」
もういい。奪ってしまおう。たとえ彼の心が彼女にあるとしても―――こと、戦争と恋愛に関しては、あらゆる手段が肯定されるのだから―――。
「……うん、今日はカナちゃん家に泊まってくから……心配しないで……うん……それじゃ、うん……」
恭子は携帯電話をきり、ポケットにそれをしまい込んだ。後ろに立つ宗介に向き直り、いたずらっ子のような顔で、
「えへへ……お母さんに嘘、ついちゃった……」
と言った。
いつもとは違う、少しだけ高揚したような、背徳感を孕んだ彼女の笑顔が酷く妖艶に見えて、宗介は彼女から視線を逸らし絆創膏が貼られた頬をポリポリとかいた。
今二人は、宗介のセーフハウスの中。リビングへと続く廊下に立っている。時刻は夜の七時。
まだ電気を付けていない室内は、お互いの表情を見るだけで限界といった調子で、室温もなぜか外より低いように感じられる。
黙って照明のスイッチを入れる宗介に恭子が声をかける。
「……少し寒いね」
「今、暖房をつけ……」
エアコンのリモコンを探る彼の背中に、儚いくらいの重さがのしかかる。
体の前に恭子の腕が回されて、我知らず高鳴る心音を誤魔化すように、
「……常磐?」
憮然とした声で宗介は言った。
前に回された恭子の腕が、僅かに震えている。
「……今からわたし達がなにをするのか……相良くん、わかってる?」
「なにとは?人の愛し方について、君が教えてくれるのではないのか?」
彼はなにもわかっていない、そんなことはわかってる。
だから愛とはなにか、何ていうことを異性に簡単に聞けるのだ。
だからわたしの誘いにのって、今もわたしの腕に、抱かれたままでいてくれるのだ―――わたしは彼の無知につけこんで、思いを遂げようとする卑怯者だ―――。
「今からすることは、みんなには内緒だよ?……特にカナちゃんには、絶対言っちゃダメ」
「なぜだ?」
「なんでもだよ……とにかくこれはわたしと相良くんだけの秘密ね。いい?」
「……了解した」
有無を言わさぬ勢いで言葉をつむぐと、宗介はしぶしぶながらも了解した―――特にカナちゃんには、絶対言っちゃダメ―――ごめんね、カナちゃん。でも、いつまでも煮え切らないカナちゃんも悪いんだよ?
……相良くんがカナちゃんのこと大好きだから、あんなに応援してあげたのに……相良くんがカナちゃんのこと大好きだから……。
「……常磐?」
背後から忍ぶような嗚咽が聞こえてきて、宗介は恭子に向き直った。
彼女は天使のような顔をくしゃしゃにして、大粒の涙を流している。
両手の甲で滴る涙を必死に拭うが、それでもなお涙は流れ出て。
宗介はまったく意味がわからず、脂汗を流しながら反射的に謝った。
「すまん常磐……俺はまた、君に酷いことをしてしまったようだ……」
崩れおちた恭子の高さに合わせて、宗介が屈みこむ。
「ご、ごめん……違うのこれは……その……むしろ謝るのはわたしの方で……もう……自分でもよくわかんないよぉ……」
「なぜ謝る?君はなにも悪くない。頼む、泣き止んでくれ……いつも笑っている君が……泣いていると、俺は……」
「本当は相良くん……愛とか……そういうことわかってるはず……
そ、そうじゃなきゃあんなにカナちゃんのこと大事に思えない……ごめんカナちゃん……ごめんね相良く……」
「……もういい。やめろ」
言葉の意味はよくわからない。だが、自分の言葉で自分の身を切り刻むような彼女が見ていられなくて。どうにか力ずくにでも黙らせてしまいたくなって。
宗介は恭子の両肩を抱いて、常よりもほのかに赤く、滴る涙でてらてらと光る彼女の唇に、自分の唇を重ねた。
人工呼吸とは違う。そんなことはもうわかっている。できるだけ優しく、それでいて力強く。
「ふっ…くぅ……」
恭子の半開きの口の端から、艶っぽい息が漏れる。
彼女の唇についた涙を舐めとると、涙には塩分が含まれているにも関わらず、それは仄かに甘いような気がした。
唇で唇を噛み、彼女の前歯を僅かに舐め、そこからどうしたら良いものか―――不意に自分の下っ腹に生まれた熱い衝動を、細くか弱い彼女にぶつけて良いものか―――と俊巡した瞬間、恭子の腕が宗介の後頭部に回された。
恭子の舌が宗介の歯の間に強引にねじ込まれる。彼女の繊細だが力強い舌が、隈無く宗介の口内を蹂躙する。舌と唾液がぐちゅぐちゅといやらしい音をたてる。
宗介の股間は痛々しいまでに硬くなり、恭子の股間もまた、僅かに湿り気を帯びてきた。
恭子は宗介の性器の感触を太股に感じ、また、自分が欲情しているのが彼にばれてしまうような気がして、そっと宗介から体を、唇を離した。
互いの唇の間に、互いの唾液によって橋ができる。宗介は名残惜しそうに恭子の唇を見つめると、口内に残った彼女の唾液をごくりと飲み込んだ。恭子も口元を拭うこともせず宗介の唾液を飲み込むと、天使の笑顔―――それでいて淫靡な表情で言う。
「……これが女の子の愛し方、レッスンワンだよ……なんちゃって」
そしてまた、いたずらっ子っぽく笑った。
「……片方だけ先に裸になっちゃダメだよ?……交代交代に脱いでって……相良くん、ワイシャツ脱がせて……」
寒々しい蛍光灯の下で、すでにワイシャツを脱ぎTシャツ姿の宗介が、恭子の襟元のボタンに手を掛ける。
一個。二個。三個を外したところで、恭子の胸の膨らみ―――かなめと比べれば小振りだが、それでも予想外にグラマラスな―――と、水色のブラジャーが露になる。宗介はボタンを外す手を止め、白く柔らかそうな胸元を凝視し、
「まだダメだよ……脱いでからじゃなきゃ。すぐに触らせてあげるから。ね?」
と笑顔の恭子に嗜められた。
恭子のワイシャツを脱がし終え、今度は自分のズボンを脱ぐ。
灰色のボクサーパンツの上からでもわかるそれは、これ以上ないまでに勃起している。突起の先端がカウパー腺液―――通称、我慢汁で湿っているのを見て、恭子は自分の体を見て彼が興奮しているという事実に嬉しくなった。
「……ありがと」
ポツリと呟く。
「なんだ?」
「ううん、なんでもない。ほら、次はスカートだよ」
恭子は努めて明るい声で言った。
宗介の手がスカートのホックをいじる。が、焦燥からかなかなか取れない。
いつもは凄く複雑で物騒な機械ばかりいじってるくせに、スカートさえまともに脱がせられないのだ。
本当に初めてなんだ―――恭子はそう思い、眼下で焦っているザンバラ頭が愛しくて愛しくてたまらなくなった。
「……すまん」
恭子は宗介の手を取り、うまくスカートを脱がせるよう指導してやる。
「初めてなんだから仕方ないよ……なんだか嬉しかったし……それに、わたしも初めてなんだよ?」
「なにがだ?」
「……こういうエッチなことするの」
彼に遠回しな表現は通用しない。それにも関わらず恥じらいが、恭子の口に蓋をして、セックスという言葉だけはどうしても言えなかった。
「これはエッチなことなのか?」
股間をあれだけ腫らしといて、一体この男はなにを言っているのか?恭子は彼の常軌を逸した鈍さに、急激に不安になった。
「そうだよ……わたしが相手じゃイヤ?」
今にも泣き出しそうな顔で言う。
「そんなことはない」
宗介はきっぱりとそう言った。彼のはっきりとした物言いは、時々だが人を安心させる。
宗介は恭子のスカートを脱がすと、自分のTシャツの裾を掴み、荒々しく脱ぎさった。間近でTシャツを払われて、仄かに汗の匂い―――宗介の匂いが、恭子の鼻先をくすぐる。
「……傷だらけだね」
率直な感想だった。
彼女は宗介の脇腹の古傷にそっと触れて「……痛かった?」と呟いた。
宗介の表情が幾分固くなる。恭子はしまった、と思った―――恭子が撫でるその傷は、順安でかなめを守るために負った傷だった―――当然恭子に、そんなことはわからない。だが、わざわざこんな時に過去を掘り返すようなことを言うべきではなかった、と後悔した。
お願い。過去のことなんて考えないで。今は、今だけは―――わたしのことだけを考えて―――。
「痛かった……が、常磐が撫でてくれたおかげで、もう痛くない」
頬をかきながら宗介はそう言った。
再び泣きそうな顔になった恭子をどうにか笑わせたくて、宗介は慣れないジョークを言った。はっきり言って全く面白くない。それでも恭子は晴れやかに笑い、「よかったね」と言った。
「次はブラジャーだね」
ひとしきり笑うと恭子は、自分のブラジャーの下部に両手をあて、胸元を強調しようとした。が、虚しくなって止めた。どうせすぐに見られてしまうのだ。今更虚勢をはったところで意味はない。
宗介は彼女の背後に回ると、ブラジャーのホックを外した。慣れたのか、恭子と目が合わないため幾分緊張が和らいだのか判然としないが、今度はすんなりと外すことができた。
ブラジャーが重力に従って床に落下する。恭子の柔らかな乳房が外気に触れ、乳首が心持ちひんやりとした。彼女は身を固くした。
見たい。触りたい。どんな色をしている?どんな感触をしている?どんな味をしている?
「まだダメ……!」
正面に回ろうとする宗介に背を向けて「恥ずかしいよ」と小さく呟く。
普通の男なら有無を言わさず襲いかかっいるところだ。が、ここでちゃんと言うことを聞くのが、宗介が宗介たる所以である。彼は忠犬の気質を持つ男であった。
恭子は胸元を押さえ、宗介に背を向けて深呼吸をし、精神を落ち着かせる。
「……恥ずかしいから、同時に見せっこしよ?……相良くんがわたしのパンツを後ろから脱がせて、相良くんもわたしの後ろで自分のパンツを脱ぐの……ダメ、かな?」
宗介は熱く込み上げる衝動を、無理矢理に押さえつけ、「いや、かまわん」と愛想の無い声で言った。
宗介は素早くボクサーパンツを脱ぐと―――途中、勃起したペニスがパンツのゴムに引っ掛かったりしたが―――恭子の背後に屈みこんだ。
水色の生地に包まれた柔らかそうな尻肉。それだけで宗介のペニスは、人生最大までいきり立った。
パンツの横の部分を両手で持ち、徐々に下へとずらしていく。
まず最初に尻の谷間の上端が見え、パンツのゴムの上に尻肉がのる。今にも、本能的にペニスをねじ込みたくなる衝動を、歯を食い縛り必死に耐える。
無垢な、それでいて性欲を掻き立てる尻が完全に露出したあたりで、恭子は急に両足を閉じた―――もし、パンツから糸が引いてたらどうしよう―――自分の尻に突き刺さる宗介の視線を感じて、触られてもいないのに恭子の股間はびちょびちょに濡れていた。
「常磐……もう少し足を開いてくれ。パンツを脱がせられない」
「ご、ごめん」
恭子は最低限だけ股を開き、腰をよじり、尻を揺すり、どうにか股間が濡れているのを誤魔化そうとする。が、目の前で丸出しの尻を振られて、宗介はたまったものではない。ただでさえ我慢ならないのに。触れてもいないのに射精してしまいそうだ。
宗介は触れるギリギリまで、股ぐらに鼻を近付けると、その場で思いっきり匂いを吸い込み、ねじ込みたい衝動をどうにか押さえ込んだ。
「……脱げたぞ」
「ありがと……じゃあ見せっこしようか?」
別に運動をしたわけでもないのに、恭子の呼吸はすでに乱れている。それは宗介も同様だった。呼吸器の障害だろうかと一瞬疑い、今は彼女のことだけを考えようと、頭からその疑いを弾き出す。
「振り向くよ……いい?」
「ああ」
恭子は自分の胸を抱いていた手を、背中にまわすと、ゆっくりと宗介を振り返った。
最初は首だけを捻り、照れたように笑う顔が。
次に腰を捻り雫石のように無垢な乳房が。
最後に足を右足を軸に回転させ、可愛く生え揃った、いやらしく濡れそぼった隠毛が宗介の視界に飛び込む。
彼女の肢体は白石の彫像のように白く純真なのに、なぜかぬらぬらと淫靡に濡れているような気がして、もう、本当にどうしようもなくなってしまって―――彼のペニスが脈動し、我慢汁を滴らせる。
あまりにもグロテスクな見た目と動き。
その正直すぎる反応に気付いて恭子は、
「相良くんのエッチ」
と頬を赤らめて言った。
―――恥ずかしい。いやらしい……だけど、愛しくてたまらない―――
愛情と不安と好奇心で、心臓が破裂してしまいそうだ―――張り詰めた『それ』にわたしが触れたら、彼はどんな顔をするのかな?どんな動きをするのかな?
……確かめたい……でも、『それ』を触りたいなんて彼に言ったら、エッチな女だって軽蔑されちゃうんじゃ……そんなのイヤ。絶対にイヤ……イヤだけど……でも、でも―――。
「……常磐?」
恭子の視線が自分の『それ』に注がれているのに気付いて、宗介は少し落ち着かない気分になった。
「え!な、なに相良くん?」
「いや……君はその……俺の性器に興味があるのか?」
どこまでもデリカシーのない物言い。
恭子は今まで以上に顔を赤くして「あの、その……」と言葉を探す。が、上手い言葉が見つからない。彼の言葉は珍しく的を得ていて―――恭子は白状した。
「……うん……興味あるよ?……ダメかな?相良くんはそ、その……」
『それ』のことをどう呼んだら良いものか。『それ』にも『それ』なんかじゃない、ちゃんとした呼び方が合って……でもそれは凄く恥ずかしい呼び方。
でも、でも、実際に口にしてみたら、物凄くやらしくて気持ち良いかもしれなくて……もういい。言ってしまおう。どうせこれから、もっと凄いことするんだから。
「そ、その、おちんちんに興味ある女の子、キライ?」
俊巡。
「……常磐。『おちんちん』とは、なんだ?」
肩透かし。宗介は日本語に堪能だが、いわゆる幼児語については詳しくない。
もっと形式張った的確な言い方でないと、彼に伝わらないことを悟り、恭子は真っ赤な顔でまくしたてた。
「ペニス!男根!男性器!ちんこ!ちんぽ!うまい棒!の、ことだよ!」
「常磐。あまりそういう言葉は、大声で言わない方がいい……」
相良くんのせいでしょ!と言い返す気力もなく、恭子はうなだれた
―――最悪……もう完全に嫌われた。少し苛立ったからって開き直ってあんな言葉を叫んで……どうしよう。また泣きそう―――。
「嫌いじゃないぞ」
宗介の言葉の意味が一瞬掴み取れず、恭子はきょっんとした顔で彼を見上げた。
「『おちんちん』に興味がある女性のことだ。俺は嫌いじゃない。なぜなら俺もそうだからな」
意味がわからない。いや、わかる。彼は自分のおちんちんに興味があると言ったのではなく、つまり、つまり―――。
「俺も君の体……特に胸や、俺でいう『おちんちん』がある部分に興味があるからな……それに、何事にも興味を持つことは良いことだと思うぞ?」
「そ、そう。ありがと……」
この男はしれっとした顔で、とんでもないことを言ってのける。
たとえ興味があるとしても、普通本人の前では言わない。他の人が言ったら完璧にセクハラだ。
なのに、彼が言うとなんでこんなに胸が高鳴るのだろう。
「じゃあさ……おちんちん、もっと近くで見てもいいかな?」
「かまわんぞ」
直立した宗介の前に、恭子はひざまづいた。
鼻先数センチのところに努張したペニスがそそり立つ―――眼鏡、邪魔だな―――眼鏡も、髪もといていないことに今更気付いて、恭子は丸眼鏡と緑のリボンをあわただしく外す。
髪をといた恭子は、常より少し大人びて見えて、宗介は図らずもドキドキとしてしまう。
その間も恭子の視線は、目の前のペニスの裏筋に注視されていた。
すごい。すごいすごい。わたしにはついてない……変な筋がいっぱいで……多分、他の人のだったら気持ち悪くて見てられない……なのに、相良くんのだと思うと見てるだけじゃ我慢できなくて。
「……触っていい?」
「……ああ」
隠語の連呼は無駄ではなかった。恥ずかしすぎる言葉を口走ったことで緊張がほぐれ、大胆に攻めることができる。
眼前のペニスに右手を伸ばす。白く細く、小さな手。人生で初めて異性に触れる指先、ペニスの根元に絡み付く。全長を覆うのに片手だけでは足りず、恭子は左手を、鬼頭の上に被せた。それだけでペニスが脈動し、我慢汁を滴らせる。
「えへへ……ベタベタだね」
宗介の我慢汁は尋常の量ではなかった。もともと体力があるうえに、彼はオナニーをしない。無駄に体力を消費する愚かな行為だと言って、射精は夢精以外ではしたことがなかった。
そして体調の問題か、ここ二週間ほど夢精していない。金玉が重い。
「これ知ってるよ……が、我慢汁って言うんでしょ?……こんなに一杯出るんだ……すごいね」
普通は出ない。彼は特別だ。
恭子の手はまるでローションをいじったかのようにぬるぬるとしている。今この瞬間さえ、ペニスの先端から、こんこんと泉の如く湧き出る我慢汁。恭子の綺麗な指の動きにあわせて、ぐちゃぐちゃと卑猥な音をたてる。
彼女はペニスを上下に擦るようなことはせず、握る手をゆるめたり、力を入れたりと、グッパーグッパーしていただけだったが、宗介は砕かんばかりに奥歯を食い縛り、良く知る『中佐』や『少佐』の顔を思い浮かべ、耐えなければならなかった。
手の中でビクビクッとペニスが脈動する。すごくやらしい。グロテスク。こんなの入るのかな?わたしには大きすぎないかな?……でも必死で、射精を我慢する姿は、少しだけ可愛いかったりして。
「えい!」
「と、常磐!?」
いきなり腰に抱きついてきた恭子に、宗介は驚きの声をあげる。
彼の鍛えられた腹筋にグリグリと額を擦り付け、彼の匂いを胸一杯に吸い込む。
手の平で尻を揉む。固い。でも弾力と張りがあって、なんか気持ちいい。
ペニスに胸を押しつける。わざと鬼頭が乳首に当たるようにし身体を捩る。指で触れるよりも熱い。ぬるぬるしてて気持ちいい。脈動がより強く感じられる―――もうずっとこうしていたい―――。
宗介のペニスが、恭子の存外大きなおっぱいにズブズブと埋没していく。まるでおっぱいに挿入しているような感触に―――
柔らかい。吸い付くような肌。優しくてやらしい匂い。常磐の心臓の鼓動が、股間に伝わってくる―――宗介は「あぁ……」と短く呻いた。
その声を聞いて気を良くした恭子は、彼の腰を抱いたまま自分の身体を上下に揺すり、おっぱいをペニスに強く擦り付けた。
まるで宗介の身体全体がペニスになり、恭子の白い身体―――白い指によってシゴかれるような錯覚。背筋を蟻が這いずるような快感が宗介を襲い、ほどなく限界を迎えた。
「くぅ……!」
「きゃっ!?」
胸の谷間でペニスが一際強い脈動を見せ、濃い、白子のような精液を吐き出しながら暴れ狂う。
恭子はあまりの精液の量に驚きながらも、一層強く宗介の腰を抱き、おっぱいをペニスに押しつけた。
「ぇ、えっ!……す、すごい!まだ出てるよ……」
宗介の射精は30秒ちかく続いた。
その間恭子はずっと、彼の精液を全て受けとめるように、ペニスの上に覆い被さり続けた。柔らかい胸も、天使のような顔も、明るい色の髪も、濃い精液でドロドロだ。
宗介は手に自身の精液がつくのもかまわず、彼女の髪をすくように撫でると、
「すまん……汚してしまったな」
と謝罪した。息が荒い。
申し訳なさ気な彼の顔を見てられなくて、恭子は明るい声と、表情で言った。
「大丈夫だよ!最初からこうなるのはわかってたし……それに、さ、相良くんの精液は汚なくなんかないもん!……って、ひゃっ!」
宗介は膝立ちになって恭子の顔を覗きこみ、彼女の頬についた精液を舐め取った。
脇の下に腕を回し、やさしく抱きながら顔中を、肩や胸まで舌を這わせる。キスするように、ついばむように舐めたかと思えば、今度は舌を根本まで出して、ベロンベロンと舐めてきたり……なんか本当に犬みたい、恭子はそう思った。
「えへへ……相良くん、くすぐったいよぉ……ふふっ」
宗介は無言で舐め続ける。精液は変な味だ。でもなんだ?常磐の肌は少し甘いというかなんというか……。
「君はうまいな」
「えっ?」
エッチが上手いという意味だろうか?違う。相良くんは多分……。
「ひゃうっ!」
「うむ。やはり美味い」
綺麗な桃色。今まで恭子以外に誰も触れたことがない乳首に舌を這わせ、彼は言った。
傷つけないように細心の注意を払いながら、乳首に吸い付き、舌先で弄ぶ。ちゅぱちゅぱっという淫らな音を聞いて―――やってることは赤ちゃんと変わらないのに、なんでこんなに気持ちいいの?―――と恭子は思った。
「おっきな赤ちゃんでちゅね〜。恭子ちゃんのおっぱいはおいちぃでちゅかぁ〜?」
恭子は照れ隠しに、幼児語―――赤ちゃん言葉で問い掛けた。宗介はちゅぽん!という音をたて、乳首から口をはなし、
「うむ。君のおっぱいは美味いぞ」
と答えた。
「ダメだよー。赤ちゃん言葉で聞かれたら、赤ちゃん言葉で答えなきゃいけないんだよ?」
「そうなのか?……だが、俺はその赤ちゃん言葉というのが、いまいちよくわからんのだが……」
それは日頃見慣れた人間にしかわからない些細な変化だが、本当に困ったというような顔をする宗介が、滑稽で。それでいて愛しくてたまらなくて。
「じゃあわたしの後に続けて言ってみて?」
「了解した」
自分で言うのって、なんか馬鹿っぽくて恥ずかしいけど。
「恭子ちゃんのおっぱいは……え〜と……ねぇ相良くん。わたしのおっぱいってどんな味がするの?」
復唱させる台詞を言う途中で、恭子の脳裏に妙な疑問が浮かんできた。
おっぱいが美味いってどんな味だろう?……自分じゃ舐めたことないし……まさか、肉の味ってことはないよね!?
「なんというか……本来は無味。もしくは汗のしょっぱさくらいしか感じられないはずなんだが……何故か君のは……」
珍しく歯切れの悪い返答。変な質問だったかな?と恭子は思った。
「……何故か君のおっぱいは……かすかに甘い……優しい味というか、舐めてると酷く安心する。そんな味だ。とにかく美味い」
彼が誉めてくれてるのはわかる。でも結局、どんな味なのかはいまいちわからない。そもそも安心とは、興奮と逆の言葉ではないだろうか?こんな状況で果たして喜んでいいものだろうか?と恭子は思った。
が、太股に再び熱く、硬くなったペニスを感じ―――まぁいっか。欲情はしてくれてるみたいだし―――と自分自身に言い聞かせた。
「じゃあさ……わたしのおっぱい、好き?」
「ああ。好きだぞ」
「大好き?」
「大好きだぞ」
『好きだ』と一言言われるだけで、些細な不安など掻き消えてしまって。
「うふふ……ありがと。じゃあ言うよ!これはさいじゅうようにんむだから、一字一句間違えず復唱すること!いい!?」
「りょ、了解した」
恭子の妙な物言いに、宗介は少しだけ狼狽えた―――軍隊ごっこ、なんちゃって。言い慣れない言葉だから少し変だったかな?
「恭子ちゃんのおっぱいは、甘くておいちくて大好ゅきでちゅう〜……はい!」
「……きょ、きょうこちゃんのおっぱいは、甘くて、お、おいちくて大好ゅきで、ちゅう〜」
「よくできました!偉いね〜」
宗介の物言いは思った通りたどたどしくて、少し恥ずかしそうで、それでも一生懸命で―――なんかいいかもしれない……『きょうこちゃん』って―――思い付きをそのまま口に出してみる。
「ねぇ相良くん。さっき言った『きょうこちゃん』って……その、どうだった?」
「どうだった、とは?」
皆目見当もつかんといった様子の彼の前で、うつむき、指先をいじいじと弄びながら恭子は言う。
「わたしの呼び方……『きょうこちゃん』って呼びやすい?」
宗介は口のなかで、三回『きょうこちゃん』と呟いてから、
「どうも言いにくいな。少し長い」
と言った。
落胆。別に呼び方なんてどうでもいいけど、いつまでも名字じゃ少し他人行儀なんじゃないかと思ったりして……そんな乙女心の機微なんて、彼には絶対わからない、と納得している自分がいて。
「そもそも俺は、ちゃんとか君とか、そういうのが苦手なのだ……『きょうこちゃん』よりも単に『恭子』と呼ぶ方が、楽でしっくりくるな」
宗介に『恭子』と呼ばれた瞬間、妙な快感が股間からうなじまで駆け上った。
人間には、他人に支配されたいと思う心の働き、欲求があるという。『恭子』と下の名前を、呼び付けで呼ばれた瞬間、自分が彼の物になってしまったような錯覚に陥って。
「うん、それいいね!……恭子……今夜はわたしのこと、恭子って呼んでよ……いいかな?……宗介くん……?」
さりげなく名前で呼んでみる。前々から言ってみたかった。でもなんか恥ずかしくて、今までの関係が壊れてしまいそうで……でも、やっと言えた。彼は何も言わず受け入れてくれるかな?
「……わかった、今日は君のことを恭子と呼ぼう」
「ありがとう……宗介くん!」
本当は今夜だけでなく、ずっとずっとそう呼んで欲しいけれど。
普段は使わないベッドの上で、二人して見つめ合って。
「宗介くん、宗介くん」
「どうした?恭子」
「えへへ、呼んでみただけだよ」
『宗介くん』と彼を呼ぶのも、『恭子』と彼に呼ばれるのもくすぐったくて、楽しくて、気持ち良くて―――用もないのに何度も彼の名を呼んでしまう。
そのたびに彼は律儀に『恭子』と呼び返してくれて、わたしは、今の自分の気持ちをどう表現するばいいのかと気をもんでしまって―――結局、一番シンプルな言葉へとたどり着いた。
「宗介くん、大好きだよ」
言いながらしなだれかかるように、彼の首に抱きつく。
「俺もだ。恭子、好きだ」
彼の温かい息が耳をくすぐり、初めて『恭子』と呼ばれた時のように、背筋がゾクゾクとした。
恭子は帰り道での会話を回想する―――わたしが宗介くんに『愛してると言ったことがあるか?』と聞いたとき、彼は確かにこう言った。
『……言った記憶はないが……言われたことならあるぞ』
もしかしたら彼の言う『大好き』は、友人に使う『大好き』とそう変わらないものなのかもしれない。
でも、こんな風に抱き合って、彼の甘い言葉を聞いたのは、今はまだ地球上でわたしだけのはずで。
ただそれだけで、彼女の胸は、これ以上ないまでに満ち足りる。
「ぎゅーっ」
と言いながら恭子は、両腕に力を入れ、互いの身体を密着させた。
自分の頬を、彼のバッテン印がついた頬にスリスリと擦り付ける。
白い乳房が宗介の硬い胸板に潰されて変形し、脇の下からはみ出した。
「宗介くんの匂いがする」
首筋に顔を埋め、恭子は言った。
彼女は宗介の腰に両足を回すと、股間の土手、恥丘をペニスの根本に擦り付ける。
互いのお腹の間に努張したペニスが挟み込まれてペニスの根本から、何か熱いものが込み上げてくる。
熱い。硬い。ぬるぬるしてる。ビクビクしてる。
「ふふっ……宗介くんもぎゅーってしてー。ぎゅーって」
宗介は彼女の背中に手を回すと、優しく、それでいて力強く抱き締めた。
彼女は痩せていて、その肉の中にはしっかりと骨格が埋没しているはずなのに、なぜこんなにも柔らかい?
思いっきり力を入れれば、その肩や腰はどこまでも細くなっていってしまいそうで、宗介は爆弾を解体するとき以上の繊細さで彼女を抱き締めた。
互いの股間がさらに密着して、恭子の一番敏感な部分が、宗介自身の根本に強く擦り付けられて―――やだ、なんか気持ち良くなってきちゃった―――彼女は身をよじり、いやらしく腰を揺する。
男と女、互いの体液が交ざりあって、ぐちゅぐちゅと淫靡な音をたてる。
「恭子……!」
「わっ!?」
我慢の限界だった。宗介は恭子を腰にのせたまま、彼女ごとベッドの上に倒れこむ。倒れこんだ衝撃で腰に回されていた彼女の足がゆるみ、ベッドの上に投げ出された。
やっぱりね、と恭子は思った。急に無口になったから、もしかしたらって思ったけど……そうだよね、男の子だもんね。むしろここで宗介くんの理性を吹っ飛ばせなきゃ、女が廃るというかなんというか……。
「……宗介くん酷い顔してるよ?」
いつのまにか絆創膏が剥がれてしまった頬に手を添えて、恭子は言う。
「悲しいの?……それとも寂しい?」
見上げた彼は、なにか取り返しのつかないことをしてしまったような顔をしていて、思わず恭子は声をかけた。
少しわたしを乱暴に扱っただけで、こんなにも恐怖に奮えて―――嫌いになると思った?わたしがどこかへ行ってしまうと思ったの?―――そう思うんだったら―――
「もう一回ぎゅーってして」
わたしのこと、ずっと捕まえていてよ。
恭子の天使の笑顔に励まされて、宗介の顔から険しさが消える―――自分の体重が彼女の身体にかからないように肘や膝を張りながら、慈しむように細い肢体を抱き締めた。
「……恭子」
「ん……うっ……」
貪るようなキス。今度はさっきとは逆に、宗介が舌をねじ込んだ。
口内を犯す。唾液をさらい、濡れる舌に絡み付いて。
まるで何かを捜し求めるように、上顎や歯の裏、唇の裏や奥歯のそのまた奥まで舌を伸ばす。蹂躙する。
彼女の口内から唾液を吸出し、自分の口内で淫らな音をたてながら自分の唾液と混ぜ、また彼女の口内に流し戻す。
おいしそうに喉を鳴らしながら、唾液を飲み干す彼女を間近に感じて、宗介は世界に受け入れられたような安堵感を覚えた。
「宗介くんのエッチ」
息継ぎに離れた濡れた唇が、そんな言葉をつむいだ。
無意識だった。無意識に宗介の右手は、背中から彼女の左の乳房に移動し、左手は彼女の股間をまさぐっていた。
宗介が乳房を揉みしだき、濡れそぼった割れ目に指先を埋めるたびに、恭子は「あっ……やぅ……!」と苦し気な声をあげる。
「あ、んぅ!……宗介くん……宗介くん……!」
彼の名を呼ぶのは気持ちいい。
「……ひぅ!あぁ!ぃやぁ……あぁあ……ん!」
本能だ。性知識に無学な宗介は、本能で恭子の性感帯を捉えた。親指が恭子のクリトリスを捉え、優しく擦り上げる。
乳首は硬く勃起し、股間は宗介の腕どころか、シーツ、その下のクッションを濡らすまでグショグショに濡れている。断続的な痙攣。
おしっこ漏らしちゃったかも……と思い恭子は半泣きになった―――初めてのエッチでこんなになっちゃうなんて、淫乱な娘だって思われたらどうしよう……でもしょうがないよ……だって、いつも宗介くんに触られるのを想像して、オナニーしてたんだもん―――。
「え!ヤダ……!宗介くん、そこは……恥ずかしいよぉ……」
自分の身体の上を、這いずるように下の方へ移動する宗介に気付き、恭子は声を荒げた。
彼女は足を閉じ、進行を妨げようとするが、宗介の鍛えられた膂力に抗うことは出来ず、図らずも宗介の頭を両足で挟むような形になってしまった。
宗介は眼前の、まだ誰にも見られたことのない秘所を、まじまじと見つめた。
「やだやだぁ。恥ずかしいってば……そんなとこ汚いよ……きっと臭いし……宗介くんガッカリするよ?」
だっておしっこ漏らしちゃったもん。
「汚くないし、臭くもないぞ?」
宗介は陰唇の割れ目に、鼻をぐりぐりと押しつけながら言った。恭子は「ひゃぅ!」と驚いたような嬌声をあげた。
「絶対ウソ、だもん……?」
「否定だ。君の股間はいやらしい匂いはしても臭くはないし、このヒダの色や形も、俺は、とても綺麗で魅力的だと思うぞ?」
思ったまま、見たままをそのまま口にする。それが宗介の欠点であり、また美点でもあった。
いやらしい匂い?ヒダの色、形が綺麗?嬉しいような、そうでもないような。
「……宗介くんは、わたしのおま……おまんこのこと、好き?」
「……おまんことは?」
バカ。
「……目の前にあるもの」
「好きだぞ」
やっぱり嬉しい。彼が『好きだ』と言うだけで、またしても些細なことはどうでもよくなってしまって―――まるで呪文一つで病を癒す、魔法使いみたいだ。
宗介は舌を根本まで引き出すと、先程恭子の顔についた精液を舐め取ったときのように、股間をベロベロと舐めだした。
酷く荒っぽい舐め方にも関わらず、時折的確に、恭子の濡れそぼった性感帯をくすぐる。
彼の舌がアナルに触れたとき、恭子はたまらず短く鳴いた。
「ふっ……ひぅ……!」
「やはり君は美味いな」
アナルが美味しいわけないでしょ!そんな言葉も自分の嬌声に掻き消されてしまって。
良く通る、抑揚の無い声を発する彼の舌と唇が、こんなエッチな―――少し変態的かもしれない―――行為に使われているのが信じられなくて、もしかしたら彼は別人なんじゃないかと不安になる。
けれど、自分の股間で蠢くザンバラ頭は、自分のスカートを脱がそうと悪戦苦闘していたそれと、同じように可愛くて―――愛しくて―――。
キスをしたい。宗介はそう思った。この部分が大隠唇、そしてその内側が小隠唇と呼ばれることは、知識としては知っている。
当然見たのは初めてだが……なるほど、確かに唇に似ているな―――この唇の中も、上の唇と同じように、仄かに甘く、優しい味がするのだろうか?―――。
「ぁ、あぅ!?……そ、宗介くん?……そんなとこに挿れちゃ……んぅ!」
宗介は舌先に力を込め、膣口に押し当てる。
舌先を窄め、膣口を強引に押し拡げる。舌先が三センチほど膣内に挿入されて……味は……少し苦いか?……これならまだ肛門の方が……と愚にもつかない感想を持った。
膣壁の味をすこしでも感じるように、舌を抜き差しし、唾液と愛液の混合液を撒き散らしながら膣内を蹂躙する。
あぁもぉ!なんで宗介くんは、こういう恥ずかしいことばかりするのかな!?
恭子は嘆く。それでも股間が、腰が熱く疼いて。我知らず腰を浮かせ、宗介の顔に大事な部分を擦り付ける。
愛しいザンバラ頭を両手でわしゃわしゃと掻き抱き、両足を宗介の肩の上にのせ、首の後ろでクロスさせる。
太ももやふくらはぎに力を込めて宗介の頭を抱き込むと、顔の下半分が恭子の股間と一層強く密着し、膣内で暴れる舌が、より奥深くまで挿入された――――もぉ……もぉ……!
「んぁ!……宗介くん!宗介くん……好き……ぅあぅっ……もぉ……いやいゃあ!!」
恭子が両手と両足で、宗介の頭を締め上げるのと同時に、膣が収縮し彼の舌先を締め上げた。
恭子の細く柔らかい身体が全身を使ってうち奮え、膣周辺の分泌腺や尿道から、大量の潮が噴水のように吹き出した。宗介の顔がぐっしょりと濡れる。
それでも彼は、舐めるのを、キスするのを止めてくれなくて。
「やだやだぁ……もぉいいよぉ……」
恭子は宗介の頭から両手をはなし、自分の顔を隠す。
おしっこ漏らしちゃった……それもこんなに一杯。宗介くんに一杯かかって。飲まれちゃって……。
厳密には潮は小水とは別物だが、今回が初めての潮吹きだった恭子に、そんなことはわからない。
彼女は指の間から泣きそうな声で、
「おしっこなんか飲んじゃダメだよ……?汚いから………お腹壊しちゃうよ?」
と言った。
「汚くないないし、腹も壊さん」
宗介は股間から顔を上げ、両手で隠された彼女の顔を見上げる。
手の下の彼女の顔は、もう天使のような笑顔をたたえていないだろう。真っ赤な色をして照れてる?もしかしたら怒っているかもしれない。それでも彼女の顔が見たくて。
「君の身体の中で、もしくは君の身体から出るものに汚いものなどない」
宗介は恭子の身体をよじ登るようにして移動した。手に覆われた彼女の顔と、自分の顔を近付ける。イヤイヤと彼女は首を振った。
それにも構わず、彼は指の隙間から彼女の顔を覗きこんで、
「君は自分の身体に俺の精液がかかったとき、言っただろう?俺の精液は汚くなんかないと……だから、君の身体から出る体液も、俺にとっては汚くなんかない。君の体液は俺にとって、君にとっての俺の精液と一緒なんだ……恭子……頼むから顔を見せてくれないか?」
と言った。
恭子は両手の下で更に顔を真っ赤にして、
「……宗介くんのヘンタイ」
ポツリと呟いた。
変態と言われるのは心外だが、否定したところでなにも始まらない。
宗介は自分の頬をポリポリとかきながら、
「変態は嫌いか?」
と問い掛けた。
「ううん。ヘンタイな宗介くんも、好きだよ」
両手の下から現れた顔は、真っ赤に染まり、目尻に涙がたまっているにもかかわらず、輝くような満面の笑みを浮かべていて―――ただそれだけで彼のペニスは、これ以上我慢ならないといった様相を呈してしまって。
「……後ろからはちょっと怖いから、初めては前からにしようね?」
恭子は、自分の腰の横に両膝を置いて、膝立ちになった宗介を見上げ、照れたように笑って言った。
ぬらぬらと光るグロテスクなペニスが、視界に入る。
触れてもいないのにビクンビクンと脈打っている。心なしか彼の息も荒い。互いの汗と愛液が混ざったやらしい匂いが、鼻について、それだけで膣がきゅぅと収縮する。
早く欲しい。でも、怖い。
宗介は後ろに下がり、彼女の両足の間に腰を落とした。
彼はペニスを右手で掴むと、恭子の恥丘や隠裂、クリトリスに、亀頭と裏筋を擦り付ける。
ヌルヌルになった生の性器と性器が触れ合って、凄く気持ちいい。にちゃにちゃと淫らな音がして、彼女の濡れた隠毛が亀頭に絡み付いた。
「……挿れるぞ」
と言ったくせに、なかなか入ってこない。
さっきまであんなに舌をねじ込んで好き勝手していたくせに、膣口を見失ってしまったようで……亀頭が焦らすように陰唇を刺激する。
宗介は自分で擦り付けているにもかかわらず、ただそれだけで射精しそうになってしまった自分を恥じた。
「違うよ。それはおしっこの穴だよ……もう少し下……それは、うんちを出す穴……恥ずかしいから、触っちゃヤダよ?」
さっき少し舐められたのに、今だにアナルは慣れない。
「す、すまん……ここか?」
「うん……よく見つけました……」
皮肉なのか本当にそう思っているのか判然としない。
やっとここまできた。不安で怖いけど、凄く嬉しい。どうしよう……また泣いちゃいそうだよ……。
膣口に亀頭を押し当てて慎重に進めていく。実際には特に音などたっていないはずなのに、深く入るたびに、ズブズブと幻聴が聞こえてくる。
宗介のペニスがカリを越えてもう少しいったところで、今までにない抵抗があって。
メリメリとその『膜』を亀頭に裂かれながら―――痛い。熱い。苦しい。でも、嬉しい。このまんま根本までおちんちん嵌められて、二人して気持ち良くなって―――そして気付く。
「んぁうぅっ!」
突然、恭子が悲鳴を上げた。
「どうした!?……痛かったか?」
「ううん……違うの。ただ思ったより大きくて、お腹の中が苦しくなっちゃって……大丈夫だよ?……続けて……」
心配そうな表情で問う宗介に向かって、見る人を安心させる笑顔で恭子は応えた。
違う。違うの。確かに少し痛いし苦しい。でもそれは予想してたより全然マシで……宗介くんにいっぱい愛してもらったからかな……全然平気。
それより問題なのは―――彼が今、ゴムをつけてないってことで……もしまたあんなに沢山中出しされちゃったら……赤ちゃんできちゃう、かも。
そう思うと膣内が急激に収縮してしまって。
まだ根本まで入ってないのに。
「……恭子……もう駄目だ。射精るぞ……!」
「ぇええっ!?」
熱くて濃い精液が尿道より飛び出す。
宗介は本能的に恭子の腰を抱き、射精しながら、根本までペニスを一気に押し込んだ。
恭子の狭く浅い膣の中。子宮口に亀頭が叩きつけられ、彼女は「んぁああ!!」と叫び声をあげた。
宗介はペニスを軸に恭子の腰を横に回転させ、子宮口をこじ開けんばかりにグリグリと亀頭を押し付ける。
恭子の膣壁が宗介の射精に反応し、ぬらぬらと蠢く。
外からくるものを内側に押し込むように膣壁が動き、宗介は自分のペニスが、彼女に吸い込まれてしまうのではないかと錯覚した。
射精は再び30秒ちかく続き、膣口とペニスの隙間から、大量のスペルマが滴った。
それはあまりの濃さ、粘性のため、すぐにはシーツの染みにならず、恭子の隠毛に絡み付いたり、恥丘から糸を引いてブラブラと二三度揺れたのち、やっとこ重力に負けるのだった。
宗介くん、いくらなんでも、早すぎるよ……。
膣から萎えたペニスをにゅぽんと抜かれ、横寝になった恭子は、上気した頭でそう思った。
おちんちんはもう外に出たのに、まだなんか入ってるような気がするよ―――実際、大量のスペルマが膣内に残留していて、恭子が違和感から腰を捩るたび、こぽこぽと流れ出た。
濃い精液が太もも、尻を伝ってシーツに流れ落ちる。……本当に赤ちゃんできちゃうかも……でも宗介くんの赤ちゃんなら、いいかな?むしろ欲しい。
わたしと宗介くんの子供だったら、絶対可愛いよ!宗介くんって結構ハンサムというか、可愛い顔立ちしてるし……
自分で言うのもなんだけど、わたしだって、可愛いくなくはないと思うよ!だってお母さんやお父さんが可愛いって言ってくれるもん!
……名前はどうしよう……男の子だったら恭介、女の子だったら宗子、かな!?絶対どっちでも可愛いよ!
……でもお腹が大きくなったら、もう高校には通えなくなっちゃうなー、今時中卒でも生きていけるかな―――と思い、宗介の今までの生き方を想像し、どうにかなるか、と考えた。
学歴とかキャリアとか関係ないところで生きてきた彼と一緒なら、親子三人……子供は三人くらい欲しいから親子五人くらいどうにか生きていけそうな気がする……
それに宗介くん、あんなに沢山高そうな機材もってるし、投資もしてて、兵器関係で外国ばかりだけどコネも沢山あるんだよねー……もしかしたら宗介くんって、結構将来有望なんじゃないかな?
―――などと女の打算をしている恭子に、背後から宗介が声をかけた。
「……すまん」
えっ?どういうこと?
「……だ、大丈夫だよ!お互い初めてなんだから、少し乱暴になっちゃったり……少しどころかもの凄く早かったけど……
全然気にしてないから!……これから何回だってできるんだから、次回はもっと頑張ればいいんだよ?」
そういう意味だよね?
最後少し乱暴で、もの凄く早かったから宗介くん恥ずかしくなって、申し訳なくなっちゃって、謝ってるだけでしょう?
「いや、そのことも確かに申し訳ないのだが……そのことではなくてだな……」
もしかして、わたしに中出ししたこと後悔してる?―――やだよやだよ!宗介くんはわたしのもので、わたしは宗介くんのものなんだから!子供が出来ちゃイヤ?わたしは欲しいよ!?
宗介くんが嫌だって言っても、わたしは絶対生む。絶対可愛いもん!二人なら育てられるもん!そうすれば宗介くんはずっとわたしと一緒だもん―――だからそんな申し訳なさそうな声、出さないでよ。
目尻に大粒の涙をたたえ、懇願するような瞳で宗介を振り替える。
そうするとそこには、本当に申し訳なさそうな宗介の顔と―――やだやだ!―――また再び硬く熱くそり立った、今だに元気過ぎるペニスが視界に入った。
「すまんがまだまだ足りないんだ……君はずいぶんと疲れてしまったようだが……うわごとを言い、目の焦点が合っていなかったぞ。大丈夫か?……君の後ろ姿や、その……股間から垂れる『俺の』を見ていたら……また君を抱きたくなってしまって……」
妄想の世界にトリップしていた恭子を見て、宗介は妙な勘違いをしたようだ。
「……恭子。君さえよかったら、俺にまた抱かれてくれないか?」
なにがなんだか良くわからない。
きょとんとした顔で「……うん。いいよ」とだけ言うと、彼は本当に嬉しそうな顔をして、わたしの背中にしがみついてきた。
逞しい腕と胸、硬い腹筋、強靭そうな足腰、そしてどうしようもないくらい駄々っ子なペニスが、わたしの後ろに密着する。
尻肉と尻肉の間に、彼のペニスが挟み込まれる。
わたしがお尻の筋肉に力を入れて、ペニスを圧迫すると、気持ちよさそうに腰を上下させ、ヌルヌルとペニスを擦り上げた。
亀頭や裏筋がアナルに直接あたる。
凄く恥ずかしいのに本当にもう、どうでもよくなっちゃって―――だってもうわたしの全部、唇もおっぱいも、おまんこもアナルも……心も身体も、あなたにあげてしまっていいような気がしたから。
尻の谷間で、ペニスが激しく脈動する。
恭子の背中と宗介の腹の間に熱い精液が吐き出され、彼はそれを塗りたくるように―――彼女は自分のものだと誇示するように―――身体全身を擦り付けた。宗介は『気持ちいい』と言葉で言う代わりに、深く深く息を吐いた。
「……宗介くんばかりズルいよ。自分ばかり気持ち良くなって……わたし宗介くんと一緒に、気持ち良くなりたい、な……?」
全然満足できない。もっといっぱい。身体中ベトベトになって、愛液のなかで溺れちゃいそうなくらい、宗介くんに嵌められちゃって。
「……君は気持ち良くなかったのか?」
どうも宗介には、自分が気持ち良ければ相手も気持ち良いだろうと、思い込んでしまう変に自己中心的なところがあるようだ。
そりゃ確かに気持ち良かったけど……やっぱり。
「今のは今のでいいけど……射精すときは、わたしのおまんこの中じゃなきゃ……ヤダよ?」
彼女の愛らしい唇がいやらしい言葉を呟いて、今まさに吐き出しきったところにもかかわらず、宗介のペニスは、尻肉の中で、先ほどよりも更に硬く太く熱くなった。
宗介は少しだけ下にズレると、尻の間でペニスをスライドさせ、恭子の愛液とスペルマでジュクジュクな、膣口へと、再び亀頭をあてがった。
両手で二つの乳房を揉みしだく。乱暴なのに繊細に。人差し指と中指の間に乳首を挟んで、コロコロと転がしてみたり。左右の乳首を擦り合わせてみたり。
「恭子」
自分の顔を彼女の肩の上、顔の横に置き、彼女の名を呼ぶ。
「君の顔が見たい」
振り向いた恭子の濡れた唇に口付けするのと、努張したペニスが彼女のヴァギナを貫くのはほぼ同時だった。
宗介が腰を押し込み、恭子の膣内の淫らな収縮が、太く逞しい物を招き入れる。
今度は一息に突き刺す。
宗介の鍛えられた下っ腹と、恭子の柔らかな尻肉が衝突し、スパンキング音を発した。
彼女の尻が、打ち付けられた衝撃で波打つ。彼女の肢体はどこまでも柔らかい。
「もっと……!いっぱい!激しく!揺すって!いや!ぁあ!ぁん!!」
彼女の尻に腰を打ち付けるたびに、彼女はどうしようもなく甘い叫びをあげる。
あまりに激しく鳴くため、キスを中断せねばならなくなった。
彼女は上半身をベッドにヘタリ込ませたまま、無意識に下半身だけを突き上げる。
『抱かれる』という『犯される』といったポーズだ。宗介の中の雄が、今夜一番の咆哮をあげる。
奥まで貫いたペニスを、膣口付近まで抜き出す際、亀頭のカリがさっきだした精液を掻き出して、ジュッポジュッポと大きな音を立てる。動きに合わせてスペルマが飛び散る。
彼女はその音がどうにも恥ずかしいらしく、甘い嬌声を上げながらも耳を真っ赤にして、それが宗介には可愛いくて可愛いくて仕方がない。
何度も何度も。激しく、それでいて優しく腰を叩きつけられ、彼女の膣内が、もうあなたのことをはなさない、と言わんばかりの勢いで脈動、収縮した。
「やぁあ!もう……もう……!宗介くん、宗介くん!……ぃゃああああああ!!!」
万力のような力でペニスを締め上げられ、宗介は顔をしかめた。
それでもどうしようもないくらい気持ち良くて、恭子の膣に搾り取られるように、ビュルビュルッと勢い良く射精する。
宗介が射精してもなお、膣の収縮、痙攣は続き、出したばかりのペニスに『もっともっと!』と催促する。
一度に二度の射精。一気に倍の量のスペルマをたたき込まれ、膣内の圧力が高まっていく。
ついには限界を超え、万力の如くペニスを締め上げていた膣口の端から、ビュルビュルと勢い良くスペルマを吐き出した。
恭子の身体中から力が抜け、今度こそ満足したといった様子で、だらしなく崩れ落ちる。
それでもまだ、膣内は程よく収縮し、ヌメヌメとした壁が淫らに蠢いていた。
宗介もまた疲れ切って恭子の背中にヘタリこむ。が、ペニスの方はと言えば、今だ貪欲に催促する恭子のヴァギナに応えて、ゴポゴポと射精を続けている。
下半身で繋がったまま、二人で同時に痙攣し、二人の繋ぎ目からダラダラと愛液を滴らせた。
どれくらいそうしていただろうか。
ずっと覆い被さったままだと、恭子が疲れると思った宗介が、横に退こうとして、それでもまだ彼女と繋がっていたくて、彼女を後ろから抱きしめ、結局挿入したまま横抱きでいることに落ち着いて。
「ボン太くんだな」
宗介の発言は、いつも突飛で唐突だ。そして不必要なまでに真剣な眼差しで語られる。
「……宗介くん……いきなりどうしたの?」
「いや、俺たちの子供の名前だ。なにか良いものはないかと考えていて……」
ずっと一緒にいたいと思ってたのは、自分一人だけじゃなくて。
同じ時、同じ場所で同じことを考えていて、体以上に心まで重ね合わせたことに気付いて―――胸の奥に小さいけれど温かいものが、ポッと灯った気がして、凄く嬉しい。
「ふふっ……宗介くんはおもしろいねー。でも、ボン太くんはちょっと……二人でゆっくり考えよ?」
時間はあるんだから―――わたし達は、もうずっと一緒なんだから。
青白い蛍光灯の下で笑う彼女は、自分の性欲を再び燃え上がらせ、理性を吹っ飛ばすには十分魅力的で―――まだ抱き足りないんだが―――と言おうとした唇を、柔らかい唇で優しくふさがれてしまって、それきりもう何も言えなくなってしまって。
「宗介くん、愛してるよ」
最後に少しだけ、愛とは何かわかったような気がしたが、それはもしかしたら気のせいかもしれなくて。
了
これで終了です
初投降で携帯厨なもんで、妙にレスを食ってスレの寿命を短くしてしまい申し訳ない
今から白瀬あいみで抜いて、寝ます
読んでくれた人がいたら、ありがとうございました
>>795 これはGJという言葉の他、言葉はあるまい!
素晴らしいものをありがとう。
>>795 乙
1レスの長さもレス数としてもこんなものじゃないかと思うので無問題
ちなみに、個人的にはエロそのものより、
愛していると言われた相手でガウルンが出て来たところが滅茶苦茶ツボで吹いたw
いやあ、これはなかなか濃厚なものを有り難うございます。
>>797 フルメタの魅力は個人的に悪役にあると思うんで、どうしても出したかったんすよ
どっちかっつーと、ガウルンよりゲイツの方が好きなんですけど……どうしてもゲイツでラブラブが書けなくて
誰かアイデアがあったら書き込んどいてください
採用は投下をもってかえさせていただきやす
次回(いつになるかわからんけど)は、スタンダードに宗かなか、ゲイツで書きたいと思います
シーユーネクスト ナニー
GJ!
ゲイツと…仔猫ちゃんではどうだろう…
>>795 よいものをありがとう
宗介学校でもそれなりにフラグ立ててるからな
職人様貴重な品を有難う。
スタンダード作品も期待してるぜ!!
保守?
職人さんを全裸で待機中
805 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 07:06:17 ID:uhR5cVDf
あげちゃうもんっ!
>>800 玉蘭「あいつ嫌い。なに考えてるかわからない」
玉芳「そうね」
本当は先生(ガウルン)よりもゲイツ様に心惹かれるツンデレ玉蘭。
玉蘭「パンスパンパンパパンスパーン!」
ゲイツ様「うっ!」
玉蘭「はやっ!?」
ゲイツ様「……ちょっと、短かったかな……?」
エロパロでゲイツ様を使うには、短小か早漏設定は不可欠ですな。
GJ!ありがとう職人さん!言われてみれば確かにw
宗介がかなめに足蹴にされるのが読みたいなあ
と思いつつ、保守
809 :
:2008/10/11(土) 03:10:27 ID:wocvXRMU
げし、とかなめの足の裏が正確に宗介の鼻柱にヒットした。
「…痛いじゃないか」
「う、うるさい!どこさわってんのよ、このヘンタイ!!」
かなめは色白の頬を淡く染めながら、かき集めたシーツや毛布で体の前面を隠す。
しかしはだけた制服の衿の奥からきゃしゃな首筋や、そこから続く丸みを帯びた細い肩が
のぞいているのにはまるで気付いていないので、宗介は既に臨戦態勢の己を持てあましながら
途方に暮れた。
「そうは言われても、俺が君の下半身にさわらなければ行為が続行できんのだが」
「それでもだめ!どうしてもって言うんならあたしにさわらないでやって!」
これまで性交渉に及ぶこと既に数回、はじめは必死だったせいか羞恥心の出る幕が
なかったと見えて、むしろかなめの方が積極的に体を開いてきたこともあったというのに、
急にここに至ってのこの反応である。
「それは無理だ」
正直な話、宗介としては彼女の体にふれたくて、肌を重ねてしまいたくてたまらない。
そろり、と身をよせると容赦のない鋭い蹴りが飛んできて、紙一重でかわした彼の頬をかすった。
「千鳥。…その」
片手で顔の下半分をおおったまま横を向いた宗介がぼそりと「見えるぞ」と言うと、かなめは
悲鳴をあげて布の固まりをすらりとした腿の間に押し込んで彼を睨む。
「こっち見ないで!」
彼女を見もさわりもしないで完遂するにはどうしたものかとの思案のあげく、宗介は
「俺から君をさわるのが嫌なのか」とかなめに聞いた。
810 :
:2008/10/11(土) 03:11:18 ID:wocvXRMU
「……嫌…、って訳じゃ…ない、けど」
ごにょごにょと口ごもる彼女に、ならば、と詰め寄れば「だめって言ってんでしょ!」と
身をすくめてぐしゃぐしゃのシーツ類をかき抱いたままの彼女から横なぎに回し蹴りを
食らいそうになって、のけ反った宗介は、むう、と呻いた。
はっきり言ってそろそろ限界なので、このまま我慢しきれなくなってしまえばおそらく
自分のやることは彼女の気にくわないことでしかない。
最悪、心身のどちらか、もしくは両面で彼女を傷つけかねないし、そんな事態は絶対に
避けなくては。
彼は顔には何も出さないまま、ぎりぎりの状態まで追い込まれた思考で導き出された答えを
口にした。
「俺から君をさわってはいけないのなら、君から俺をさわってくれ」
ここで「やめる」という選択肢が存在しないあたりが若気のいたりというものだろう。
一方、あまりに堂々と言われてしまったかなめにもその選択肢は浮かばず、これまでの
幾度かは自分がお姉さんぶってしかけてしまったこともあり、彼女はついうなずいてしまった。
「見ないで、よ」
「了解した」
宗介は少しだけほっとして目を閉じる。
彼女の姿を見ることも出来ず自分からはふれられないにしろ、いい加減この切羽詰まった
状態から解放されたかった。
ごそごそと布の固まりから抜け出す音がして、柔らかい布地がすれる音、ぱさり、とベッドの
下に何か軽いものが落ちて、きし、とマットのスプリングが鳴る。
浅いのか、呼吸が速い。さらさらというかすかな音は髪だろう。その周囲より高い温度を
やわらげるうっすらとした湿り気は、汗ばんででもいるのだろうか。
視覚を遮断したせいで研ぎ澄まされてゆく聴覚と彼女の気配を肌で捕らえようとする意識の
おかげで、早くも彼自身がはち切れそうに痛んできて宗介は焦る。
おずおずと伸ばされてきた指先と、傍らにかがみ込むあたたかみを感じていると、手の甲に
ふわふわとやわらかな刷毛で掃くように彼女の髪がすれた。
一番下までシャツのボタンを外してベルトの金具をといてジッパーを下ろした辺りで、彼女の
動きが止まる。
811 :
:2008/10/11(土) 03:12:15 ID:wocvXRMU
わかりやすく反応している自身の欲を目の当たりにして逃げてしまったのではないかと宗介は
慌てたが、探るまでもなく彼女の気配は傍らにあった。
考えてみれば話しかけるなとも動くなとも言われてはいなかった、とようやく思い当たった彼は
「脱ぐぞ」と言って身を起こし、裸になる。
本当は薄目を開けて彼女が本当にそこにいるのか、どのような表情をしているのか、どんな姿勢で
いるのか見たくてたまらなかったが、どうにかこらえて乱れた寝具の上にあぐらをかいた。
花のような甘い香りが近づき、ひんやりした柔らかい指先と手のひらが頬をなでて、唇がふれる。
思う存分彼女の中に入ってしまいたいのをこらえて待っていると、彼の内側に入り込もうと
した舌先はすぐに引っ込んでしまった。
「千鳥」
「な、なに?」
彼女の顔の一と角度からすると自分の側に膝立ちしているらしい、とそちらを向いて宗介は
交渉を始める。
「当初の話では、俺がさわってはいけないのは君の下半身だけだったのではなかったか」
「そ、…うだっけ」
「そうだ」
欲を言えば目も開けて彼女の全身を見たかったが、そこはおいおい交渉することにしよう、と
宗介はかなめの熱を感じる方向へ手を伸ばした。
声を飲む気配を撫で上げた背の肌ごしに感じて、彼は手を止める。怖がらせてしまったのだろうか。
812 :
:2008/10/11(土) 03:13:17 ID:wocvXRMU
だが、それにしては…何か妙に、甘い、…ような。
「や、やっぱりだめ、ソースケはさわらないでっ」
焦ったような彼女の声が何故か腹の下をうずかせるように体中に響いて、宗介はたまらなくなる。
「そもそも何故俺は君にふれてはいけないのだ?」
律儀にも肌の上すれすれに広げたままでいたら、手のひらの下で身をよじる動きを感じて彼は
熱にかすれた声で彼女の名を呼んだ。
もっとうんとキスがしたい、力一杯抱きしめたい、髪を肌を全身で撫でて歌う声も途切れる声も
全部を余さず聞いて、奥底でも末端でも君と深くつながりたい。
「…千鳥」
だって、と固くうずくまる今にも逃げ出してしまいそうなからだから、蚊の泣くような声がした。
「………へんな声、…でちゃう、から…っ」
かなめの体を囲い込んで硬直した腕と広げたままの手のひらのそばゼロコンマ一ミリで、
熱と湿度がふわっと上がり、甘い香りが濃くなる。
「断じて君は変な声など出していないぞ」
「あ、あたしがいやなのっ」
「では君が耳をふさいでいれば済むことではないのか」
ついうっかり言ってしまった言葉に彼女がうなずくはずもなく、宗介は至近距離からの腹への一撃に
体を丸めてうめき声を上げた。
813 :
:2008/10/11(土) 03:14:34 ID:wocvXRMU
足蹴にされているだけですみません。
おおおおお、早起きしてよかった
職人さんGJ!ごち!!
照れまくるかなめがめちゃくちゃかわええ
「だって……」とか小さい声で顔染めながら言われるとゾクゾクする。たまらん(´Д`;)ハァハァ
・・・で、続きマダー(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チンチン
うおおおお職人さん超GJ!!!
で、続きはいつ頃の投下だろうか
職人来てた!!!
しかも上手い
そして焦らしプレイ
くせになりそうだ…続き待ってる
817 :
:2008/10/11(土) 17:00:18 ID:wocvXRMU
いつものように「痛いぞ」とも言わず膝蹴りの入った箇所を押さえて動かない宗介に、つい容赦の
ない攻撃を無防備極まりない姿の相手に入れてしまったかなめは口ごもりながら言った。
「あ、あんたがバカなこと言うからなんだからね」
「………っ」
返事がしたいらしいのに言葉がないのに急に怖くなって、彼女はそろそろと宗介の背を撫でる。
「だ、大丈夫?」
小さく上がった片手が小刻みに振られて、どうも「大丈夫だ」と示したいらしいが、汗だくで
腹を抱えて身を伏せている姿はどう見ても大丈夫そうではない。
「…ご、ごめんね?わざとじゃなかったんだけど」
「………」
ぼそぼそと聞こえた声はどうやら「問題ない」と言っているらしいが、ほとんど音になって
いないのに慌てたかなめは、青くなった。
「ちょっと、ほんとにごめん。おなか見せて」
宗介の手をどかせて見た箇所は赤くなっていた。彼女はそうっと彼の下腹を撫でて彼の顔を見る。
苦しそうに寄せられていた眉がゆるんで細く息が吐かれたので、かなめも肩から力を抜き患部に
手を当ててゆっくりとさすってやる。
「まだ痛い?ほかにどっか痛いとこある?」
「……ないわけでは、ないが」
彼女の手の甲に重ねるように手のひらをかざして、宗介は「さわってもいいか」と尋ねた。
「あ、あたりまえじゃない、何言ってんのよあんたは」
こんな時にまで我慢しなくても、と半泣きのかなめの手を包んで腹に押し当て、さりげなく彼女の
背に腕を回した宗介はじわじわと彼女を抱き寄せて己の体に密着させると、長い息を吐く。
首筋に固い髪のすり寄せられるのを感じた彼女は「この方が楽?」と聞いた。
「ああ」
低い声で答えた宗介は、時おり腕や手のひらを動かして、かなめの背筋や脇腹の形をなぞるように
撫でては彼女の体を引き寄せるように、ごく軽く腕に力を入れる。
818 :
:2008/10/11(土) 17:01:04 ID:wocvXRMU
彼に悟られないようそろそろと息を吐いていた彼女の呼気が、わずかに震えた。
…ソースケ、あたしのこと撫でてるだけなのに。
彼の腿にぴたりとふれている裸の下腹の奥がむずがゆくしびれてくるようで、かなめは彼の胸板の
上で伏せていた顔をしかめる。耳たぶにかかる暖かな息に、頬のうぶ毛がぞくぞくとあわ立った。
尖っていく胸の先端を止めることも隠すことも出来ず、ほんのわずかな彼の動きに肌の下で
熱が上がる。
彼女の優しい手のひらに撫でられて痛みは薄れたものの、薄れきってしまうまでに別のところの
欲求に抑えが効かなくなってしまい、この辺りか、と遠くなりそうな気をどうにか彼女にふれている
箇所に集中させた宗介は、先ほどからそこにふれると明らかに彼女が身をすくめる肌の薄いところを
やわやわと撫でた。
これまでのことから比較的わかりやすい直接的な箇所の他に、彼女の体にはそういう場所が
いくつかあるらしいことは知っていた。
ふれているうちに、布に染みが広がっていくようにあちこちの感度が上がる、というのも。
最後には全ての色が変わるのではないかという期待は、どうも事実になりそうで、彼は彼女の
肌をたどる指先に不自然な力をこめてしまわないよう集中する。
ざらり、と固い毛先が首筋をかすり、下腹から這い上がる熱が広がって彼の肌のふれていると
ころとつながるようにむずがゆさが増した。
漏れそうになった声を飲み込んだかなめは、慌てて体に力を入れて宗介の顔を見上げる。
「あ、あのね、ソースケ」
続きを言おうとしてかすった唇が、じん、と痺れてひるんだ瞬間、隙を突かれた。
「……ふ、…っ」
絡め取られるように深くキスをされて、潤んだ目をかたくつむる。
息を切らせた彼女が何も言えなくなるまで何度も唇を押し当てて、既に充分なほど感じやすくな
っている彼女の腿の間に膝を割り入れて、ゆるりとこすり上げる。
819 :
:2008/10/11(土) 17:01:47 ID:wocvXRMU
「!んん、…、――っ」
びくびくとしなやかな背がはねるのを押さえ込んでしまいそうになって、彼は息をつぐように
かなめの唇を放して小さな頭を強く抱え込んだ。
「そ、すけ、やだ、…ぁ、」
彼女のももが彼の膝上を挟むが、制止なのか次の仕草への懇願なのか、お互いもうわからない。
ぬるぬるとにじむ熱くてやわらかなところをこねるようにこすってやると、かなめは細く声を
上げて強く背を反らせた。
宗介は放ってしまいそうな己にどうにか片手と歯で封を切った避妊具をかぶせて、彼女の体を
開き、未だひくつくところへ自身を押し当てる。
彼のあご先から流れ落ちた汗が、かなめの透けるように白い下腹や抱え上げた腿の裏側に
いくつも降りかかって垂れた。
「いくぞ、千鳥」
「や、やだ、いま来ちゃだめっ、」
いやあ、と悲鳴を上げた彼女の起こした波が彼の先端に吸い付くように彼をほんのわずかに
内側へ引き込んで、強くかぶりを振って長い髪を乱した彼女の中に穿つように全てを収めてしまった
宗介は、かなめのがくがくとふるえる背中を宥めるように何度も撫でた。
少し収まりはしたものの、彼の弾む息がかかるだけで身をよじる彼女の涙で濡れた頬にキスを
する。
「動いて、いいか」
く、と息を飲んで彼を見上げたかなめの焦げ茶の大きな瞳から、じわりと涙があふれて宗介は
たまらなくなる。
もっと彼女をむちゃくちゃにこわして作り替えて、自分無しでは立ち上がれないようにして
しまいたい。
そんな彼女を見てみたい。
けれどそれは例え叶えられたとしても、叶えてはいけない類の夢だ。
そもそも自分もそこまで持たないだろうと、冷や汗の出そうな気分で彼は勇み足の体に最後の
意地でブレーキをかける。
820 :
:2008/10/11(土) 17:46:43 ID:wocvXRMU
宗介の激しい痛みをこらえているかのような、強く眉根を寄せている表情に彼の限界を悟ったのか、
かなめは涙の跡の残る、それでもきれいな顔で微笑んだ。
「いいよ、ソースケ」
きて。
「や、あ、あああっ」
数度突き入れただけで背を反らせた彼女の中に思いきり放ってしまうと、彼は汗にまみれた肩を
抱きしめてくれていたやわらかな細い腕を名残惜しい気持ちで外して、ゴムを取り替えた。
当たり前のように一度では終えないのを、断られずいるのをいいことに受け入れさせてしまっている。
彼女に蹴られた腹の辺りは明日には痣になるだろうが、本来この程度の痣で済ませてもらえるような
ことではないのだろうとも思ってはいるけれど、それでこの欲の収まるわけでもなく。
再び収めた彼女の中がねばって脹らむように彼を押し包む。
放って間がないのに余裕がなくなりそうで、宗介はかなめの豊かな胸をつかんで先を軽く噛んだ。
「ひぁっ」
もう中に入ってるのに、なんで。
ぞくぞくと胸から体の中心に電気のようなものが走って、彼を受け入れているあたりで何倍にも
増える。
彼の出入りしている湿った音が大きくなった気がして、かなめはしわだらけのシーツを握りしめた。
「ん、く…やああああん」
体を打ち付けてくる宗介の汗が肌に落ちるのさえ響いて、気が付くといつの間にかうつぶせに
なっていた上、自分が上げているものとは思えないような泣き声が喉から絶え間なく漏れていて、
彼女は慌ててシーツをつかんでその端を口に入れる。
今し方まで自分を煽っていた声が急に途切れたので何かあったのかとのぞき込むと、
食いしばるようにしてシーツの端を噛んでいて、彼女の声が聞こえなくて不安になった宗介は
動きをゆるめてさりげなくシーツを引いてみたが、なかなか外れない。
そのうち彼女の頭がベッドマットにわずかに押しつけられた時だけ布地が外れそうになるのだと
気付いて、伏せた細い背を抱え込んでベッドの端にすがりついている彼女の耳元で彼女の名を
呼んでやる。
途端に彼を深くくわえ込んでいる内側が絞られるように狭まって、苦しげに鳴いた彼女の
ゆるんだ口元からシーツが外れた。
821 :
:2008/10/11(土) 17:47:21 ID:wocvXRMU
「ひあ、あん、あ、ああ…も、やめて…」
彼女の懇願にもかかわらず聞き入れてやることもできなくて、宗介はせめて、と動きを速くして
自分を追い込んだ。
自身を彼女の最奥に押し当て、きゃしゃな腰を引き寄せるようにして揺すぶると、きゅうっと
形のいい尻が持ち上がって、ずるずると彼を引き抜きながら床にへたり込んだ。
「っ、大丈夫か、千鳥」
「……んなわけ、ない…しょ…」
ばか、と横抱きに抱え上げられたかなめは呟いて黙る。
今夜だけで何度貪ったことか、いくら彼女が元気な女子高生と言ったところでフルマラソンを
重装備で走りきる十代の現役傭兵に欲が尽きるまでの相手をさせられれば、当然保つまい。
彼女が何度も行き着くところまで行き着いたのなら、尚更だった。
それでも彼女以外に求める気など無い彼は、彼女の唇に台所から持ってきたスポーツドリンクの
ペットボトルをあてがう。
少しずつ飲み下したかなめはペットボトルの飲み口から口を離すと、彼の腹の辺りにそっと
手を伸ばして言った。
「…あとで湿布貼らなきゃ…ね…」
ふう、と息を吐いてそれきり寝入ってしまった彼女の傍ら、宗介はうっかり握りつぶしかけた
ペットボトルをベッドサイドに置くと、彼女を横たわらせて毛布を掛けてやり、熱くなった額を
押さえた。
今の彼女に抱いた気持ちを彼女に知られたら、腹を蹴破られても文句は言えまい。
そろそろ寝床で全力を尽くす以外に彼女を喜ばせる他の手を身につけなければ、逆効果の
ような気がする。
はあ、とため息をついた宗介は自分の体の始末を終えたあと、彼女の隣にもぐり込んで寝息を
立てている彼女の髪をしばらく撫でていたが、ふと思いついて非常にていねいに彼女の体の
始末をもしてしまい、翌朝かなめに悲鳴を上げられた上で「余計なことしないで」ととりあえず
昨晩とは違う場所にしこたま蹴りを入れられた。
822 :
:2008/10/11(土) 17:48:33 ID:wocvXRMU
以上です。スレ消費及びお目汚し失礼いたしました。
続きないかもとか思いつつ催促してみたら
職人さん最光臨ktkr
お目汚しどころか、目と心の潤い補給させて頂いた、ありがとう
つーかマジうまいしエロいなー
職人さんGJ!すげーエロいしよかった!ありがとう!
続きキタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
すげーおもしろかった!
職人さんアリガトです。
宗介の蹴られた位置がもしかして海綿骨折か、と
心配になったが、何と言うラブラブぶりwww
職人さんマジGJ!
続き来てた!
クオリティたけぇー!
GJ!
夜勤明けから戻ってきてみれば、なんと素晴らしい!
ラブラブ振りに思わずヤニ下がりますなあ。
…ただ…出来ればゴムは付けないで欲しいと思うのは、贅沢でありましょうか?
>>828 >>809の職人さんと自分は別だが、
長いスパンで宗かなの話を考えたりするのが好きなので、必然的に避妊させるなあ
だって宗介の精子ってかなめの膝についても、膣まで這い上がって行くぜ、きっとwww
子供出来たら学校通えないし、学校通えなくなったら学校でエッチ出来ないだろ
すげえ困る。
でもゴムなし宗介はきっと凄く乱れると思うので、見てみたくはあるな!
830 :
:2008/10/12(日) 16:56:06 ID:Yn01GYRZ
浅くまどろんでいた相良宗介の意識が急浮上する。
身体の上に乗っているのはあたたかくてやわらかな重み、ほっそりした腰は未だ腕の中に
あったが、目を開けたら消えてなくなってしまうのではないかと目を閉じたままなめらかな
薄い肌を手のひらで撫でさすってみた。
腰骨、背骨、肋骨、肩胛骨、頸椎、どれも己とは比べるべくもないほどきゃしゃな造りで、
強くふれてしまった時はいつも少し不安になる。
うなじを撫で上げて絹糸のような髪に根本から指を通せば、引っかかることもなく先まで
すべりはらはらと落ちて、そっと手を下ろすとやわらかな尻があった。
そのどこかふわふわした曲面を撫でていると、昨夜両手でつかみ寄せて彼女の中へ何度も
放ったことを思い出す。
とたんに腰のあたりが重くなり、血の集まる感覚と共に自分を包んでいる潤んだ熱の高い
場所が急に狭くなった。
じわじわと動きたくなってきてしまって、もっちりとした肉の中に指先を沈めてもむように
つかみ自分に押しつけると甘いしびれが末端から背筋に走って、彼女の中に挿し入れたままの
自身が張り詰めていくのがわかる。
自分の上で果てた彼女がその姿勢のまま気を失うように眠りに落ちたのを手放しがたくて
髪や背や腕を撫でていたら、いつの間にか自分もうとうとしてしまっていたようだ。
ゆるく身体を波打たせていたら包まれていた箇所の熱がじわりと上がり、膨れあがる己に
押し出されて来たものか、ぬるぬるした液体が染みだしてくる。
ん、と小さな声がして目を開け胸元を見やると、身じろぎしたかなめの伏せた顔が見えた。
眉間に薄くしわをよせた彼女の長い睫毛がふるふるとふるえて、宗介は狭まりだした箇所を
前後に揺するように腰を動かしてやる。
「んん…」
甘い響きの混じりだした声に彼女を起こしてしまいたくなるがそれもためらわれ、かといって
意識のない彼女の身体を勝手に使ってしまうというのも良いわけがない。
起きた彼女がこの行為に乗ってくれるのが一番ありがたいのだけれども、とすぐには
止められず、しかも彼女の内にあるせいで確実に追い込まれつつある身を往生際悪く動かして
いたら、ぴく、とかなめの内側がはねて、寝息が乱れた。
831 :
:2008/10/12(日) 16:57:12 ID:Yn01GYRZ
「は……ぁ」
裸の胸にすり寄せるように小さな頭が動いて、彼の胸に手をつき身を起こした彼女が彼を
見下ろす。
色白の整った顔の目尻はすでに淡く染まり、つややかな唇が紅かった。
「ソースケ…?や、ぁんっ」
自分を抱え込んでいる彼の名を眉をひそめて呼んだとたん、不意に腰の奥深くを強く突き上げられた
かなめは、彼にしがみついた格好のまま細く悲鳴を上げる。
昨夜自分を穿つ彼にすがりついた姿でどのくらい眠ってしまっていたのか。
恥ずかしくてたまらなくて本当は叫んで逃げ出したいのに、起き抜けから身体はもう生身のまま、
強く彼にからみついてしまっていた。
彼女を見上げて目を細め薄く口を開けた宗介が朝の光の中で汗をきらきらさせていて、目を
閉じることも出来ずにかなめはただ貫かれる。
両手で腰を抱えて宙に浮かせた彼女の中へ己を打ち付けていると、潤んで熱をもったままの
そこから昨夜の名残りか今彼女からにじみ出したのか、あたたかい雫がたらたらと彼女の内股を
つたって彼の下腹に滴った。
「ソ、ソースケ、あ、あぁっ」
固い棒に引きずり出されるように内側をかき回された彼女が背を反らして大きく胸を波打たせると、
宗介は彼女の行き止まりの固く閉じた小さなところを己の先端に押しつけて精を放つ。
「――っあああああん!」
ぶつけられた熱に思いきり身体を強張らせたかなめの奥深くが、彼を揉みしだくように何度も
うねり、あふれる熱を浴びてひくひくとうごめいた。
敏感になった先端を直に搾られ吸い上げられた宗介は喉の奥で低く呻いて、汗に濡れ息を
切らせた彼女の身体を抱き寄せてなめらかな髪を何度もなで下ろし、唇を深く重ねる。
少しだけ離れると長い睫毛が彼の頬をかするほどの近くでふわりと動いて、透けるような焦げ茶の
潤んだ瞳が彼の青灰の目を見つめた。
ちどり、と呟いて指の腹でふっくらとした皮の薄い果実のような彼女の唇を撫でている彼は、
まだ彼女の内側から抜け出るつもりはないらしい。
そうと悟って困ったかなめは、顔にはほとんど出ていないがやたら嬉しそうな彼から顔をそらし、
しばらく動かないでいたものの落ち着かない気持ちのやりどころがなくなって、自分を思いきり
抱きしめて再び何となく腰を揺すり始めた宗介の脇腹をつねってやった。
832 :
:2008/10/12(日) 17:01:28 ID:Yn01GYRZ
以上です。コップ一杯程度ですみませんが、生一丁ということで。
お目汚し失礼いたしました。
生キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
職人さん乙ー
それにしても生キボン書き込みから
投下まで早すぐるwすげー
そしてやっぱりエロくてラブラブだw
宗介がかなめに溺れてメロメロなのは読んでてニヤニヤしてしまう
とっても(・∀・)GJ!!でした
甘あまでイイ!GJです!
仕事はえーーww
生GJ!
朝からいいもの読めた
おおおおお、キターーーーー!!!!!
職人さん、ありがとう!
しかし、抜かずに何発やったんだ、宗介www
期待しつつ保守
838 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 19:28:57 ID:t7K3dur5
ほす
839 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 20:27:35 ID:QyzghYhl
そーすけ×かなめは、お腹いっぱいです
他のカップリングも読みたいのです
宗介×佐伯見たい
ソース犬×かなめ見たい
みずき×つばきを…
843 :
:2008/10/22(水) 07:55:44 ID:s+Kk2bRK
宗介×かなめもクルツ×マオもレナード×テッサも好物です
ここは和姦が多くてありがたい限りだが、フルメタでエロパロ読めるんなら
どのカップリングでもいい
ということで今日も全裸待機だ
玉芳 玉蘭が宗介によって尋問されるって話を・・・・・・
>>839 お残しは黙って
只でさえ少ない職人さんが投下を怖がって来なくなっちまったら元も子もない
宗介×かなめの職人さんが今一番割合が多いだけ
不満のみ書き込むよりも希望をリクエストする方が願いは叶いやすい
真剣にどうかと思うなら自力で好きなカプの話を作るか、ブラウザを閉じる方が確実
閣下×蓮を希望
どのカップリングでも全裸待機!!もちろん宗介×かなめもだ
風邪ひきそうなので靴下だけははいておく
意見を持つなとも必ずGJで褒め称えろとも絶対言わん。
しかし自分の発言の力にあまりにも無自覚なコメは、職人さんの士気にかかわる。
職人さんの報酬は何十レス書いてもコメだけなのに、1〜2行のアンチコメと等価の扱いをしてりゃ、
職人さんももっと扱いのいいよそへ流れるのは道理。労力的につり合わん。
荒しも叩きもお断りだが、せめて好みの合わないものへのマナーは徹底しておかんとスレ自体が枯れる。
コメ1行カキコされる合間に10レスくらい投下されるような175ジャンルならともかく、
アンチコメにスルーしてるだけで援護も支援もなしじゃ職人さんも居着きにくいと思われ。
「漏れのイメージと違う」ってコメに「だったらおまいさんのイメージ通りってやつを思うぞんぶん投下してってくれ」
と何度もオモタ
>>839見てカッとなって、すぐ脊髄反射で反論コメ書き込もうかと思ったものの場が荒れるかも…
と自粛したけど、確かにこのままヌルーじゃ投下して下さる職人さんに失礼な上、
この流れの中じゃ、せっかく書いて下さっても投下しにくいかもしれないね。
ヘタレですまんかった。
>>846-847言いにくいことずばり言ってくれてありがとう
職人様。お気になさらず好きなカプを投下してくだされ!
自分としては宗かな大好きなのでもっと読みたいぞ。
勿論他カプも美味しくいただきたい所存だ
とにかく、このスレで作品拝めるのは嬉しいぞ。フルメタファンだからな。
850 :
家庭の医学:2008/10/24(金) 02:44:08 ID:QIbHCUaQ
帰宅した宗介は下腹部に妙な倦怠感を覚えていた。むかむかとするような…いや、もぞもぞと言った方が適切かもしれない。
そして動悸が速まり、どうにも股間を押さえていないと落ち着かない気持ちだった。
自分が倒れたら誰が千鳥の護衛をすると言うのか。うう、千鳥千鳥…。揉めばほぐれるかと思い、木綿の下着越しに圧迫
してみて…驚愕した。体から白っぽい膿が、排出されたのだ。変な臭いもする。妙な罪悪感もある。恐ろしくなった宗介
は先日級友らがやたら楽しそうに眺めていた書物をセーフハウス内で探すが、ない。疾患についてパソコンで調べるのは
ためらわれた。検索結果はダーナにつつぬけだ。もし、自分がよからぬ病に犯されていると疑われて、即刻任務解除とな
ってはたまらない。宗介はまだ少し変な臭いのする手で携帯端末を掴むと、一番近所に住んでいる知人に連絡をとった。
「もしもし?どうしたの?」
「千鳥か、相良だ。…一つ、借り受けたい書籍があるのだが」
「なに?」
「君の家に家庭の医学はあるか?」
「あるけど…ソースケ、どっか悪いの?」
「まだ決まった訳ではないが、気になる兆候があってな…調べさせて欲しいのだが、これから防護服を着て君の家まで行
くので、玄関前に書籍を置いておいてはくれないだろうか」
「ええっ…、ソースケ…マジなの?」
「何でもなければ良いが…大事を取るに越したことはないのでな」
「そう…わかった」
耳元で喋るかなめの声音が急にしっとりと熱を帯び初めたのは気のせいではないだろう。彼女が心配してくれているのだと
無意識に悟って、宗介はまた下腹に熱を感じた。
「では、30分後そちらに向かう。書籍は玄関に置いて、君は室内にいるようにしてくれ」
「うん…」
電話を切ってまた膿が出て、宗介は絶望的な気持ちで久しぶりにNBC防護服に袖を通した。 ずんぐりとしたシルエットで
キビキビと歩き、向かいのマンションまで来た。
何度も通ったかなめの部屋までの道、病気によっては本当にもう会うこともできないかもしれない…そう思うと宗介の胸は
張り裂けそうなほど痛んだ。香港から帰った時、あの時君を抱きしめていればよかった、と後悔しても遅い。涙を流す女性
が胸にもたれ掛かってきたら抱きしめるべきで、それでさらに相手が抱き着いてきたらキスすべきと言ったのは軽率な同僚
だが、あの時…キスというのはともかく、いや、その、それは話が別というか…悶々とした思考とさっぱり重みの減らない
袋(何回射精すれば気が済むのか、甚だ疑問である)を抱えて、宗介は目的のドアまでたどり着く。
顔を上げた宗介は、まず…驚いた。
かなめが、分厚く思い家庭の医学を両腕に抱え、豊かな胸にややめり込ませるようにして立っていた。
「ちど…」
「約束破ってごめん。…でも、あたしやだよ…」
目元が赤いかなめは既に涙を流した後なのだろうか。宗介は込み上げる衝動に前屈みになった。また膿が出そうだ。
「千鳥…しかし、君に」
「あたし、病気がうつっても良いよ…」
喋るかなめの唇が艶やかに赤くて、宗介は酷くこころが落ち着かなかった。
自分を思って今にも涙をこぼしそうなかなめは正視に耐えない。よろけた宗介を支える為に近づいたかなめの真っ直ぐな目が、
美しくて。
「千鳥…本を、貸してくれ」
「うん…」
宗介から離れるつもりがないことを寄り添うことでアピールして、かなめは本をそっと渡す。
「ね、中、入ろ?」
「しかし…」
肘をつまんで引っ張られ、宗介はフラフラと上がり込んでしまった。防護服も着ているし消毒もしてきたので多分大丈夫だろ
う、などと急に楽観的になる。
851 :
家庭の医学:2008/10/24(金) 02:45:11 ID:QIbHCUaQ
疑わしい項目を一つずつ調べてみたが、どこにも該当する症状はなかった。真剣な目つきでページをくる宗介を黙ってみつ
めていたかなめも、30分にもなる無言の時間に耐え兼ねて恐る恐る、尋ねてみる。
「ねえ、宗介…どんな病気なの?」
「わからん、全く未知だ」
「熱とか、咳は?」
「熱はない。…と、思う。咳もだ。だが動悸が速い。倦怠感の様な物がある。それから…変な臭いの膿が出るのだ…」
「ウミ?どっか怪我してるの?」
「いや、現在目立った外傷はない。…ペニスの先から出る。尿と同じ穴と思われる」
この時、真剣な面持ちだったかなめの顔に明らかなツッコミの色が浮かんだことに、宗介は気づかなかった。
かなめも、あくまでも深刻な様子の宗介に、それオナニーしてるだけんんじゃ…とは言えなかった。でも多分そうだ。
「宗介、あのさ…それ、って…どう、やるの?」
「どう、とは?」
不思議そうな宗介はとりあえず説明を始める。
「最初は股間に奇妙な倦怠感があったので揉んだのだ。そうすると白く臭い膿がでた」
うわ、臭いんだ。とかなめは妙に冷静に考える。多いとは言えない知識を総動員したところ、宗介は多分…初めて射精した
のだ。そりゃ、びっくりするだろう。突然体からそんな、そういう…それが出たら。かなめはもじもじと居心地悪そうにし
て、ちらちら宗介を見る。
「…出るとき、痛い?」
「いや、痛みはないな…ただ少し体が弛緩して、意識が遠のくぞ」
「ふうん…」
あたしは体がきゅっとなってその後、ほわ〜っとなるけどなとはかなめも言わない。相変わらず深刻な表情の宗介に、かなめ
はそっと言ってやった。
「ソースケ、それ多分病気じゃないよ」
「そうなのか?」
「ん…生理現象、って言うのかなあ」
「君は、この症状について俺よりずっと知識があるようだ」
ほんのりと色づいたかなめの顔や腰を捻って座る体を見ているとまた排出したくなり、宗介はおずおずと切り出す。
「千鳥、これが病気でないのならば良いのだが、その…やはり不安なのだ」
「うん?」
「見て、もらえないだろうか」
「え…え。ちょっと、ソースケ!?」
もぞもぞと防護服を脱ぎはじめた宗介を止めかけて手を引っ込め、あれよあれよという間に彼は色気のない木綿の下着姿に
なってしまった。中心がこんもりしているのは気のせいではないと思う。
852 :
家庭の医学:2008/10/24(金) 02:46:33 ID:QIbHCUaQ
「ペニスがこのように硬く腫れてしまい…こう、揉むと…」
一度下着をずり降ろしてそこがどうなっているかかなめに見せてから、宗介はもう一度はきなおしてその上からぐいぐいと
股間をまさぐる。程なく、くっと小さく息をのんで射精した。その時のとろけたような表情は、簡単には忘れられないと思う。
「どう…だ?」
はあはあと息を荒げ涙目できかれて、かなめは思わず「あたしも」と言いかけ慌てて口をつぐんだ。
「あ、うん…それ、病気じゃないよ。あの…えっと」
気持ち良かったのかな。誰の事考えてしたのかな。
(…あたし?)
ティッシュを渡してやりながらかなめの体は中心からじんじんした熱が出る。
「皆それは、で、出るよ…それとはちょっと違うけど、女の子も、出るの」
「そうなのか?では君も初めての時は不安に?」
「あたしの時は…もう学校とかで教えてもらってたからそんなには。でも血だから…」
「血!?…出血したのか?」
「うん。毎月出るのよ。でもそれって当たり前の事なの。あ、あと…」
かなめはちらり、と宗介の股間を見遣る。さっきよりもっと大きくなっていた。
「…あたしに、見せたこと誰にも言っちゃだめよ?学校でも、ミスリルでも…普通、一人でコッソリするものだから」
「そう…なのか…」
一人でコッソリ、と聞いて宗介の股間が更に持ち上がる。つらそうで、かなめはごく優しく囁いた。
「あのね、ソースケつらそうだから…このままじゃ家帰れないよね?だから」
前屈みになって宗介にぐっと近づく。越えてはいけない領域へそっと、踏み込む。
「もう一回だけ見てあげる…ソースケ、パンツ脱いで…」
「あ、う…」
「このままじゃ気持ち悪いでしょ?中…ほら、どろどろだよ」
下着を脱がされ、床に正座した宗介は余りの事態に硬直した。かなめの本意が解らない。一人でこっそりするものだと言う
くせに、見てあげるとは…まるでそうすると気持ち良いとばれているようで、後ろめたくもある。いや、これはただの親切心だ。
確かにこの衝動に襲われると、歩行困難に陥るし、動悸も激しくなる。だから…だすのだ。 宗介は改めて自分の物を見下ろし、
右手で掴む。ソファに座ったかなめがじっと見ている。掴んだはいいが、下着越しに揉むのと直接掴むのは勝手が違った。
しかもかなめに直接見られている。緊張と混乱で宗介の股間は徐々に威力を失い、目に見えてしぼみはじめた。かなめの方を
向くことが出来ず、宗介は俯いたままぼそぼそと「今日はもう仕舞いの様だ」と呟いた。
空気を読まずにぶちこみに来ました
スレ立てれんのでなるべく文字詰め込んだのだが見難かったらすまん
他の職人さんと比べたらツメの甘い文章だが(レベル高すぎだここww)
好きなので、書けたらまた投下しに来ます
という事で他の職人さんもまた投下してね
なんかすごく(・∀・)ニヤニヤしたよw
なんつーか、二人とも微笑ましい。
そろそろクルツ×マオが読みたいお、誰か書いてほしいお(´・ω・)
職人さんGJ!
高2で精通か、宗介…今までよっぽど栄養が足りてなかったんだなw
>>853 おつー、GJ!
てっきりかなめが扱いてやるという流れになるのかと思ってwktkしてしまった
や、緊張と混乱で萎んでしまう宗介もかわいいけどw
アフガン時代にお稚児さんにされたんじゃなかったのかよ>宗介w
ほしゅ
ほんとこのスレレベルたけぇよなーw
投下してくれる職人さんマジGJです!
ラノベ板がエロパロ状態じゃないか
宗介はエッチの後、ほのぼの腕枕…とかでも無表情で目が開いてるんだなあ
>>853 GJ!!
充分上手いですがな
それにシチュエーションが面白かった
オナニー直後で防護服着て千鳥んちに行く宗介想像したら吹いたw
もし気が乗ったら続編書いてくださると嬉しいが
難しければ次回作に期待
>>861 確かに、ベッドの下よりも、
腕枕中に眼開けて眠ってる方が怖いよなw
864 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:29:35 ID:+b2SVVGD
落ち着いたペイズリー柄のワンピースと、シンプルなベージュのカーディガンを上品に着こなしているブルネットの女。
「そこで待っていろ。今シャワーを浴びてくる」
ホテルに帰って早々、変装したレイスは部屋隅のベッドを指差し、玄関でつっ立っているミシェル・レモンにそう言い放った。
怒気を孕んだ足取りでシャワー室へと向かう彼女を尻目に、レモンは小さく溜め息をつく。
レイスの支持どおりにベッドに腰かけようとして、上質なクッションの柔らかさに驚いて体勢を崩した。
クッションに背中が沈む。簡素な照明が視界に入る。その灯りに照らされて、天井の染みがまるでレリーフのように浮かび上がった。顔に見える。レモンは口のなかで呟く。レイスに似ているようにも見える。
レモンはその染みを漠然と眺めながら、肩を落とし再び溜め息をつく。
なんでこんなことになった?
わかっている。僕が余計なことを言ったからだ。
「君はレズビアンなのかい?」
図書館からの帰り道に発した自分の言葉に、改めてあの時の僕はどうかしていたと、反省の溜め息を漏らす。
モスクワで寝食をともにするようになって、今日で四日目。
外では夫婦のように寄り添うくせに、ホテルに戻るやいなや全身で「お前にはまったく興味がない」と示してくる。
肌に触れるどころか、眼さえもあわさない。
単に嫌っているのではなく、彼女は本当に僕のことを「ただ自分が書物を調べるのをサポートするだけの肉の塊」と認識しているのだと思うと、酷く腹が立った。
だから言ったのだ。
からかい半分に言ったのだ。
案の定彼女は僕の肩にしな垂れかかると、まるで恋人に囁くような調子で、「殺すぞ」と熱い吐息を耳元に吹きかけた。
だがまさか、本当にこんなことになるとは。
「いや、別にしたくないわけじゃないんだけどね……」
身を起こし、額に手を当てて、レモンは一人ごちる。
彼女はきれいだ。スタイルもいい。
東洋人特有の肌理の細かい肌と、東洋人に似付かわしくない長い手足。
筋肉も程よく鍛えられていて、服の上からでもわかる、つんと上がった乳房や尻肉を思い返すと、不覚にも股間が熱くなる───本心で言えば抱きたくて仕方がない。
ホテルへの帰途での、互いに耳元で囁きあう甘い口論のすえ、冗談半分で言ってみた。
「じゃあ、君がレズビアンではないと、ベッドの上で証明してくれないか?」
まさか了承されるとは。
下心はありあまるほどにあったが、今は任務中。果たして本当にしてしまって良いものだろうか。
レモンは額から手を下ろし、天井のレイス似の染みに、視線で問い掛ける。
抱いてしまっても、構わないだろうか?と。
照明の瞬きとともに染みの表情が変わり、一瞬まだ見ぬレイスの喘ぎ顔を見た気がして、レモンはその場からしばらく立ち上がれなくなってしまった。
865 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:33:16 ID:+b2SVVGD
不意にシャワーの音が止み、扉が開く音が聞こえた。その音が自問自答の深みに陥っていたレモンを、急速に現実へと引き戻す。
水が床に滴る音と、タオルが擦れる音。ドライヤーの音。
どれもこれも小さな音であるにも関わらず、鐘の音のように室内に響く。もうすぐ彼女が出てくる。
任務中だということもあるし、この任務を自分に頼んだ片思い中の艦長のことを思うと、自分の行為は酷く良くないことのように思える。
ダメだ。やっぱり止そう。
そう思って声を上げかけたレモンの口は、
「待たせたな」
と言って、シャワールームからワンピースを着ただけの格好で出てきたレイスに、いきなり股間を鷲掴みされることで、遮られてしまった。
恐ろしい女だ。レモンはそう思った。
着替えらしい着替えがなかったため、変装中に着ていたワンピースをそのまま着用している。
下には何もつけていないのだろう。湿り気を帯びた肌にワンピースの生地が張りついていて、引き締まった肢体の輪郭が必要以上に露になっている。
大きく開いた胸元から、上気した肌が覗く。
剥きたての白桃を思わせるみずみずしい肌。彼女は思ったより若いのかもしれない。
だのになぜそんな余裕の表情をしていられる?
濡れた鴉羽のような髪の間から、刃物のように鋭利な瞳が覗く。なにを考えているのかわからない顔だ。なにを思って唐突に、自分の股間をまさぐる。
時折薄い唇の間から、濡れた舌が覗く。舌なめずり。どうしようもなくその舌に吸い付きたくなって唇を寄せ掛けて、
「あんなに油断しきっていたくせに、股間だけは臨戦態勢なのだな」
というくだらないジョークにまたしても遮られた。
クックッと彼女が笑う。
「くだらない」と自嘲し、眼を細める。
その表情が今までに無いほど無邪気に感じられて、レモンはまるで年下のティーンエイジャーに犯されているような、不可解な気分になってしまう。
レイスの掌の中で、レモン自身が一際大きく、固くなった。
「おまえはロリコンなのか?」
いつになく唐突な物言い。レモンは一瞬心を読まれたような気分になった。
「なんでだい?」
動揺を気どられないように、出来るだけ低い声で言う。
「いやなに。噂になっているぞ。おまえTDDの艦長に惚れたらしいな」
「なっ……!?」
レイスの両手が水を掬うような形で、熱くなった股間を包みこむ。
指先で玉のあたりをさわさわと撫でると、親指の付け根の肉厚の部分で、ズボンの上からいきり立った物を擦り上げた。
添えられた両手はそのままに彼女は身を乗り出すと、レモンの両膝に跨ぐようにして腰掛けた。
互いの鼻と鼻を突き合わせ、
「私のような年増では不満か?それとも私のことを、あの艦長だと思って抱いてみるか?」
と酷く楽しそうな様子で言う。
866 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:36:41 ID:+b2SVVGD
馬鹿なことを、と言い掛けたレモンの唇が、柔らかく甘いもので塞がれる。半ば濡れた黒髪が頬をくすぐり、久しく嗅いでいなかった雌の香りに、一瞬意識が遠退く。
閉じられた薄く白い瞼。そこに通る青い血管に魅入られて、レモンはやっと、自分がキスされているのだと悟った。
レイスの舌がレモンの口内に強引に割り入って、白い両手が乱暴に後頭部を掻き抱く。情熱的なキス。この氷のような女のどこに、こんな激しい衝動があったのかと、レモンは面食らった。
もつれ合うようにベッドに倒れこむ。レイスは薄い頬を凹まし満足するまでレモンの唇を吸うと、身を起こし、彼の腰に馬乗りになった。
理性的な彼女に似付かわしくない、動物的な微笑。唇が震え、瞳に怒りとは違う炎が宿っている。
レモンは本能的に危険を察知し、身をくねらせて彼女の下からの脱出を試みた。が、それも無駄なこと。
ズボンがいつの間にか膝まで下ろされていて、上手く動くことが出来ない。
それでもどうにか身を捩るが、レイスはその動きに合わせて腰の上で体を揺すり転倒を防ぐ。彼女の両手がレモンの両肩を掴むと、もはや身を捩るのさえ困難になってしまった。流石はミスリルのエージェント。荒事はお得意らしい。
観念したレモンがレイスに問い掛ける。
「なにをする気だ?」
「決まっているだろ?」
呆れたように、それでもどこか興奮したような声色でそう言うと、レイスはレモンの腰の上で自身の股間を擦りつけるように、腰を前後にスライドさせた。
身体の根本から熱いものが込み上がってくる。それを吐き出したい衝動にかられ、寸でのところでその衝動を押さえ込む。
熱に浮かされたように腰を揺する彼女。あまりに激しく動くため、一動一動の度にワンピースの裾がずり上がる。
下には何も履いていなかった。濃い陰毛がトランクスに擦れて、砂を潰すような音を立てる。
その音を聞いてレモンの中で抑圧されていた衝動が、再び出口を探して暴れだした。
煮えたぎる脈動によって、そのことを察したレイスは、僅かに腰を浮かせ、左手をトランクスの中に突っ込む。
「まだ駄目だ」
と言って眼を細めると、今にも発射寸前のブツの根元を圧迫し、強引に射精を後らせた。
「あっ」と情けない声を上げて、レモンが頬を染める。非難がましい視線を、いやに楽しげなレイスに向けた。
「そう恨めしそうな眼をするな。これから干からびるまで相手してやるから」
彼女はそう言うとワンピースのポケットを漁り、コンドームの袋を取り出した。いったいいつの間に買ったのか?そのことを問うと、
「買ったわけではない。水筒の代わりに常時携帯している」
と冗談ではぐらかされてしまった。
左手は根元を握ったままで、右手だけで器用に袋を破くと、中身を取り出し口にふくんだ。その仕草に心臓が早鐘を打つ。
「ひぃっとしてほ。ひゅけてやる」
口にゴムをくわえているため、発音が酷く不鮮明だ。
なにを言っている?と問い返すより先に彼女の姿が視界から消える。次いで、生暖かい感触が股間を襲った。
何か柔らかくて熱いものが、いきり立つ物に覆いかぶさっている。
彼女がくわえているのだ。自身の股間で蠢く艶やかな黒髪を見下ろして、レモンはそう悟った。
黒髪が股間で前後に揺れる。その度に自分が根っこから持ってかれそうになる。逝きそうになると左手で根元を締め上げられる。狂おしい。
「よしっ」
と言ってレイスは股間から顔を離し、再びレモンの上に跨がった。
なにが「よしっ」だ?と思い自身の股間を見下ろすと、すでにコンドームを着けられた努張した物が視界に入る。さっきのフェラチオの時につけたのか。なんたるテクニシャン。ミスリルではこういう技術も習うのだろうか?
867 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:38:38 ID:+b2SVVGD
「挿れるぞ」
ワンピースの裾をつまみ上げ、自身の陰毛を見せ付けるようにして、レイスは身体を沈ませる。
どうにでもなれ、とレモンは思った。
張り詰めたペニスが彼女の股間で四度滑った。なかなか入らない。
手で照準を合わせれば良いものを、なぜか彼女は、両手でワンピースを持ち上げたままで、腰の動きだけで挿入しようと試みている。
レモンはその行為に焦れて、片手を伸ばし自ら照準を合わせようとする。が、その行為に熱中していたレイスによって、伸ばした手を弾かれてしまう。その瞬間偶然にも、亀頭が膣口に当たり、にゅるんと根元まで飲み込まれた。
「あっ……くぁう……ぅん……」
レイスが喘ぐ。予期せぬ挿入に息が詰まった。
体内に飲み込まれた熱いものを慣らすように、ゆっくりと腰を上下させる。最初は浅く。次第に深く。時には八の字にストロークし、徐々に膣を慣らしていく。膣壁がやわやわとほぐれ、感度が上がってくる。
半年振りか。レイスは口の中で呟いた。レモンに接合部を見せ付けるようにして、汁を飛ばさん勢いで激しく腰をくねらせる。
「あっあぁっん!ひぁ!あっあっあっあっんあぁん!」
レイスは自分の気持ちを昂ぶらせるために、わざと大声で喘いだ。自分の甘い叫びに赤面し、どんどん自分を追い込んでいく。
なんだこのはしたない女は、と自分を心の中で罵倒すると、どうしようもなく興奮してしまう自分が憎らしい。
868 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:40:57 ID:+b2SVVGD
挿入したままで身を倒し、レモンに抱きつく。唇を求める。レイスがせがむように舌先で唇を突くと、レモンの舌がそれに応え、中空でナメクジのように絡み合った。
レモンの腕が今夜初めて積極的に動き、彼女の背中を掻き抱く。小さな背中だ。あまりの儚さに胸が締め付けられる。その胸にレイスの形の良い乳房が押しつけられ、卑猥に変形する。
背中から下へと手を滑らし、いまだにピストン運動を続ける尻肉を掴んだ。思うままに揉みしだき、自分の腰により強く叩きつける。引き締まった腹と濡れた下腹部が、やらしい衝突音をあげる。
レモンはその音が恥ずかしくて、照れ隠しに彼女のワンピースを一気に胸まで引き上げた。
引き上げる時にワンピースと乳首が擦れて、レイスはいままでとは異質な甘い声をあげる。
「僕の本名はポール。君は?」
唐突にレモンはそう言った。
「……なぜそんなことを聞く?」
腰を振るのを中断し、身を起こして問い返す。露になった乳首が外気に触れて、少し寒い。レイスの乳首が固く勃起した。
「こんな時くらい名前で呼びたいだろう?」
レモンの両手が乳房に伸びて、暖めるように包み込む。若干小振りだが形の良い乳房が、レモンの手の平にすっぽりと納まった。
レイスは乳房に当てられた両手に自身の両手を重ね、何事か考えると、俊巡のすえ、
「……ユンヒ」
と短く言った。
「いい名前だ」
「私は好きではない」
どこか拗ねたような表情で彼女はそう言うと、再び腰をくねらせる。弾むように腰を上下させ、全身で張り詰めた物をしごきあげる。
あまりに激しく動くため、乳房から両手が離れそうになる。離れないようにと、やや乱暴に乳房を握る。その瞬間に膣壁がやわやわと蠢き、いままでに無い力で煮えたぎる根っこを締め上げた。
「ユンヒ……君は素晴らしい……もう、イきそうだよ……」
賞賛の言葉とともに自分の限界を伝える。彼女は小さく頷くと、「ポール……ポール……」と小さく何度もレモンの本名を呼び、ピストンのスピードを上げた。
「やあぁあ!んぁ……あああああああ!!!」
彼女は獣のように喘ぐと、身体を弓なりに仰け反らせた。
真上を向いたままでびくびくと身体を痙攣させる。口元から垂れた涎が仰け反った首を伝い、白い乳房を僅かに濡らす。
痙攣の度に乳房が揺れ、膣がいきり立つペニスを締め上げる。柔らかくて熱い膣壁がペニスの形に変形し、これ以上ないくらいに密着する。
レイスが余韻を楽しむように、二三度腰を上下させると、レモンの頭は呆気なく白濁し、尿道から熱いものを吐き出した。
869 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:42:10 ID:+b2SVVGD
脱力したレイスがレモンの胸元に倒れこみ、覇気を失ったペニスが膣からにゅるんと抜け出る。
「ユンヒ」
耳元に唇をよせ、優しく彼女の名前を呼ぶ。
彼女はそれに応えず、レモンの股間に手を伸ばすと、コンドームを乱暴に抜き取った。片手で器用にそれを結び、まじまじと見つめる。
「たくさん出たな」
精液によって膨れたゴムの先を指先で突き、彼女は意地悪そうに言った。
「君がかわいいからね」
「お世辞のつもりか?」
「本心だよ」
乾いてきた黒髪を、指で梳きながら言う。
彼女がこんなに艶っぽい女だとは思わなかった。アムールの国の男たるレモンが、終始圧倒され続けた。
(君はレズビアンなのかい?)
馬鹿なことを聞いたものだ。とんでもない誤解だ。
(じゃあ、君がレズビアンではないと、ベッドの上で証明してくれないか?)
おめでとう。君の無実は証明されたよ。
「ならば、本心だと証明してくれ」
彼女はそう言って、ヘタリきったペニスを激しく、それでいて繊細にしごきあげる。私をかわいいと思うなら、まさかこれで終わりじゃないだろう?視線でそう問い掛ける。
「ちょっと待……」
制止する声はあえなく唇で塞がれてしまった。
君がかわいいからこそ、たった一回で出し切ってしまったと言うに。そう不平を漏らそうとして唇を離す。が、再び熱を持ち始めた股間に気付き、口をつぐむ。
レイスは固くなり出した股間に満足したように微笑むと、
「言っただろう?干からびるまで相手してやる、と」
と言って今度は首筋に唇を落とした。
「干からびるまでやれば、僕が君のことをかわいいと思っている証明になるってことかい?」
「そういうことだ」
わかった。君を疑った報いだ。甘んじて受け入れよう。と、レモンは落胆とも昂揚ともとれない、熱い溜め息を吐いた。その吐息を感じてレイスはくすぐったそうに身をよじる。
今夜は長い夜になりそうだ。よろしく頼むよ。
とレイスにではなく、彼女に良く似た天井の染みに、視線で問い掛けた。
初めてリアルタイム遭遇したぜ。
職人さんGJ!!エロいしすげえ上手い。
貴重なレイス分をありがとう!
871 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 22:52:28 ID:+b2SVVGD
終わりです。スレ汚し申し訳ない。
ここの書き手さん達は上手い人が多いんで、あえて主流でないとこを狙いました。でもレイスはレズでも良いと思います。
前の人も言ってましたが、少しでも書き手さんの創作意欲が刺激されて、スレが盛り上がればいいんだけど……
また書いたら投稿します。
個人的にゲイツ様が好きなんでゲイツ様を軸に、と考えておりますが、中々ゲイツ様扱いにくくて……では、読んでくれた方がいたら、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
GJ!すごい上手いね。
Sっ気入ったレイスがどうしようもなくエロい
ごちそうさまでした
レモンうらやましいぞこの野郎
うおおおGJ!レイスかわいいなー
レズでもバイでもいい!
また投下してくれるの、全裸でお待ちしてます
874 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 23:15:11 ID:Xdx7C1KS
いやー、フランス男をメロメロにさせるレイスってのも良いもんですなあ。
GJ!!
GJ!!
スレ汚しだなんてとんでもない!!
レイスが大人なのに可愛い
ゲイツ様のも期待してます
GJ!!
エロカッコイイ!
レイスとレモンのキャラがブレて見えないのがすげえ
特にレイスなんか難しそうなのにな
GJ!
はじめてこのスレに来たんですが、これから軍曹とチドリと大佐の3P探します。
多分あるはず。
ちなみに軍曹はイスラムなので4人までOKですよね。
昔書いて、少し書き直したもの。
テッサたんの来日のやつ。
いったい、俺が何をしたというのだろう。
相良宗介はリビングのソファーにもたれかかるようにして座りつつ、額に手を当てる。
地雷だらけのアフガニスタンやら、ソ連軍の奇襲、味方の裏切り、はたまたミスリルでのウルトラC級の困難な任務でさえ、逞しく生き延びてきた宗介といえども、今、置かれている状況と比べれば児戯にも等しくさえ感じられる。
よほど、自分の能力が疑われているのではないかと疑心暗鬼にさえなる。
所属する戦隊においてほとんど最上位の中佐と大佐が直々に視察に来るだなんて。そして、大佐が自分の任務を評価するためにしばらく滞在することになったなんて。
援軍であるはずの、戦友、メリッサ=マオも天候の都合でまだ到着はずいぶん先のことになる。
少なくとも二、三日くらいは戦隊長であるテレサ=テスタロッサ大佐と二人っきりで過ごさなければならない。千鳥かなめに助けを求めてもみたが、あっさりと断られてしまった。
実際にアマルガムが襲撃してくる、という可能性は低いのだろうが、それでもたった一人でテッサを護りきるというのは非常に困難なことだった。
いや、実際には困難であるはずはない。歴戦の強者、相良宗介であるのなら。しかし、彼はとても強いストレスを覚えている。なんというか、非常に落ち着かない気持ち。これを何か簡単な単語で表現することは、まだ彼には不可能だった。
今、テッサはシャワーを浴びている。
宗介がいるリビングからバスルームまでは廊下とドア一つしか隔てていない。神経を研ぎ澄ませている宗介からしたら、万が一、彼女に危険が迫ったとしても、すぐに察知し、駆けつけることができる。
シャツが腕から抜ける音、ご機嫌な鼻歌、ホックを外す音、そして非常に薄い布が太ももにこすれる音。
心を静めるためにグロックを整備しつつも、ドギマギとした苛立ちがおさまらない。
とても、困った状況だった。
蛇口を捻る金属音、そしてシャワーの雑音……。
聞いているだけで中の様子が丸わかりになってしまうような、そんな錯覚。
いけないことだとわかりつつも、彼女の安全のために聞かなくてはならない。
ちゃぽんと浴槽に足を入れる音。そしてまた鼻歌。ざぶんと浴槽からあがる音。再び蛇口を捻る音色とシャワー。
拳銃をバラして、組み立てて、またバラす。不要だというのに、もう10回くらいは同じ動作を繰り返してしまっている。
ある種、心地よいリズムの中、もう一度、バラそうとした瞬間、異質の音が耳の中に飛び込んでくる。それは、ごく短いものではあったが、悲鳴だった。
危険。
そう頭が認知した時は既に体が兵士の緊張を取り戻し、ものすごい勢いで駆けだしていた。ドアを蹴飛ばし、廊下を風のように通り抜け、とは言ってもたいした距離ではないのだが、更衣室のドアを潜り、一目散に浴室へ突入する。
浴室のドアは鍵がかかっていたが、宗介が蹴破ればなんの防御にすらならない。危険を承知で無謀にも浴室に突入し、チラッとテッサの無事を確認してから換気用の窓に視線を向ける。
何も異常はない。
弾避けになるようにテッサの正面に立ちながら、次は天井、そして浴室の隅々にまで視線をやる。
「………………?」
湯気と熱気と、テッサが手に持っているシャワーから流れ出る水の音以外にはやはり何もない。怪訝そうにテッサの方を振り返ると、彼女は目の前の出来事を理解できずに硬直していた。
わずか数秒であろう。はじめに宗介がとても深刻な事態≠ノ気づき、慌てて彼女から視線を逸らす。同時に彼女も硬直が解け、そしてめいっぱいの悲鳴と、シャワーを宗介にお見舞いした。
「わたしはただ、ゴキブリに驚いちゃっただけです」
いつも以上に堅く服を着て、びしょ濡れになった宗介も着替えさせ、リビングのソファーに腰を掛けて、テッサは宗介に抗議をした。
「たしかに、ゴキブリごときで悲鳴をあげたわたしが悪いかもしれませんけど、でも、これはあんまりです」
心の中はまだびしょ濡れの宗介は彼女の言うこと一言一言にただうなだれるしかない。それよりも下士官である宗介からしたら、大佐といえば雲の上の人も同然である。ミス・誤解であったとしても、そう簡単に許されるわけもない。
それどころか、クビか、いや、クビならまだマシだろう。その場で処刑されるか、最激戦地でバナナとリンゴを武器として戦わせられるか。どちらにせよ、蛇に睨まれたカエルのように、ただ脂汗を流して処罰が決まるまで待つしかない。
「はっ……、もうしわけありません……」
「どんな状況でも守ってくれるっていうのは嬉しいんですけど、だからってどんな時でも守ってほしいわけじゃないです」
次から次へと、あんまり進展のないコトを、怒りと日頃のストレスをぶつけるようにテッサは話す。いくら宗介のことが好きだからといって、トイレや浴室にまで踏み込まれてはたまったものではない。
確かに、彼が精一杯やってくれていることはよくわかっていた。悪気のないことも。そしてこういう事態になればよく考えずに暴走してしまうことも。
「それに、わたしの裸、見ましたね?」
「いえっ、けっ、けっしてそのようなことは……」
否定したとしても、それが嘘であるのは自明だった。一瞬、目が合ったわけであるし、数秒間、凝視された気がする。
「見ましたね?」
もう一度、強く念を押せば、宗介は小さく、頷くほかはなかった。
「はい………」
実際は、裸を見られたことがショックだっただけだった。それをカモフラージュするために怒ったふりをしている。いや、怒って自分を欺いている。宗介が見たいと言ったのなら、もしかしたら、自分の裸くらいいくらでも見せてしまったかもしれない。
もちろん、自分のことを好きという前提条件は付くものの。
「別に見られてどうこうってほど大したものじゃないですし、わたしも軍隊に身を置く者です、裸を見られるくらい覚悟はできてますけど……」
雨に濡れた子犬のように小さくうずくまっている宗介を見て、テッサはこれ以上怒ると可哀想かな、なんて思い始めていた。ただ、裸を見られ損というのも、ちょっと許せない気がする。そこまで思い当たった時、普段の彼女なら考えられないようなことが口から出る。
「サガラさんも裸を見せてください」
あっ!と、つい口にしてしまってマズいかも、とテッサは後悔する。露骨すぎただろうかとか、セクハラだとか、軽蔑されるだろうかとか。
ただ、宗介の反応は、
「はぁ……?」
というものだった。
良い癖なのだか、悪い癖なのだかわからないが、テッサには頭の回転の速さと喋る速さが同じになってしまう、というよりはそれが正しいかどうかは考えずにすぐにフォローしてしまうことがある。
「だから、サガラさんがわたしの裸を見たんですから、わたしもサガラさんの裸を見る権利があると思います。というか、サガラさんの裸を見せてもらったら、おあいこですから、今回のことは不問にしてあげます」
結局、わけがわからない。自爆してしまう。ただ、ここまで来てしまえば、あとは突っ走るしか他がない。頭に疑問符を浮かべてる宗介の手を取って、半ば強引に客間、テッサの寝室に連行する。
真っ暗な自分の部屋に入り、照明のスイッチをパチッと押す。一秒くらい経ってからやっとパチパチっと蛍光灯が点灯をし、部屋中が明るくなる。
元々、客間だけあってベッドとソファー、それにテッサが持ってきた荷物が入っているバッグくらいしかない閑散とした部屋。部屋のコーディネイトはマデューカス中佐がやってくれたらしいが、清潔感があるということ以外は女の子らしい部屋というわけでもない。
手を引いて宗介を連れてきたものの、ドクドクと心臓が破裂するんじゃないかというくらい、テッサの鼓動は大きくなっていた。緊張と興奮と、そしてエッチな気持ち。宗介に聞こえてしまうのではないかと不安に思えば思うほど、高鳴りは余計に大きくなる。
もうここまできたら、今更「冗談でした」では終われない。無言のまま宗介をベッドの中央に座らせ、そして自分もベッドの上に進出する。
不適切なほどテッサと宗介の顔が近づく。見上げるようにして宗介をテッサは一度、見る。緊張して硬直している宗介。言葉は何もない。抵抗がないことを確かめてから、テッサは宗介のシャツのボタンに手をかける。
ぷち、ぷち、と一つ一つ上からボタンを外していく。
外していくうちに、テッサはなんだかすごく楽しい気分になっていた。
シャツのボタンを全て外したら、丁寧に脱がせてあげる。次はインナーのTシャツを脱がす。
「手を挙げてくださいね」
Tシャツの裾に手をかけて、一気にまくしあげる。腕から外し、頭を越えてTシャツが彼の一部から独立する。用済みになったTシャツをその辺にポイと置いて、本命の宗介の体を凝視する。
華奢ながら、鍛えられた胸。よく見れば銃創やらなにやら、古傷が無数に発見できる。テッサは思わず宗介の胸に抱きつき、そして顔を彼の胸にうずめる。
「た、大佐殿………」
見るだけと言ったのに……。そういうニュアンスが含まれた戸惑いと軽い抗議。ただし、強い拒絶ではなかったので、テッサは安心して心地よい一時を楽しむ。
あたたかい胸。少し脈が速いものの、規則正しく聞こえてくる心音。ほんのりと色の違う乳輪と小さな乳首。背中に回した手がたまたま見つけた傷跡を優しくなぞる。
「えへへ、けっこうガッチリしているんですね……」
屈強な兵士だからといって、宗介は筋骨隆々といったタイプではない。文系の優男とは違うが、柔道部員やらラグビー部員と並べればすごく華奢に見える。けっして筋肉がないというわけでなく、マラソン系の選手のように、極力無駄のない体つきをしているからだろう。
ただ、それでもこうして抱きついてみれば、逞しく、堅く感じる。
「ずっとこうしていたい気分ですけど、次、行きますよ」
次。つまり、ズボンを脱がすということ。ちょっとした恥じらいと、大きな好奇心。少女が堂々と触るのはちょっと躊躇してしまいそうなズボン。指先だけで軽くタッチして決意を固めてから、がちゃがちゃとベルトを外し、ボタンを外す。
ジッパーに手を伸ばす。ゆっくりと下ろしていくと、迷彩色のトランクスが窓から顔を出す。
「大佐殿……!」
今度は明らかな拒絶だった。テッサの上目遣いと宗介の目が合う。刹那の沈黙。それでも彼女は止められなかった。
「だめですよ。これは罰なんですから」
にっこりと微笑む彼女のあっという間にズボンをはぎ取られてしまう。パンツ一枚のみ。海パンと原理は一緒だと思っても、やはり恥ずかしさがこみ上げてくる。
布きれ一枚、ただの布、軍隊育ちならなんでもない、いや、だからこそ女の子にパンツ姿を見られるというのに気恥ずかしさを覚える。
「じゃあ、ちゃっちゃと次に行っちゃいますよ」
そう宣言して、嬉々として最後の一枚に手をかける。宗介はぎゅっと目を瞑る。おしりに力を入れてささやかな抵抗をしてみるが、ほとんど無力だった。するするっとはぎ取られ、宗介は生まれたままの姿をテッサの目に晒した。
お臍から下へ続く肌地。もさもさとした草原と、その中央部に屹立する建築物。そして宗介の体からぶら下がっている袋が二つ。まだ勃起はしていなかったが、それでもテッサは残念には思わなかった。
頬を赤らめ、無言でテッサは宗介の一物を凝視する。昔、父親と一緒にお風呂に入った時に見たものと同じもの。あのときはたいして意識もしなかったが、今、改めてみると、すごく卑猥な感じがする。
宗介の一番大事な場所。テッサは無意識のうちに宗介のペニスに手を伸ばしていた。
「あっ」
くにくにと遠慮なく宗介の男根をいじりまわす。生まれて初めて触る異性の性器。蛭でも触ったような不思議な感触。ただ、骨のない感触は、宗介のあえぎ声が聞こえるとすぐに硬化を始め、テッサの手の中でみるみる大きくなっていった。
「大きいし、硬い……。それに、すごく熱い………」
知識としてそれが大きくなるのは知っていても、目の前で大きくなる瞬間を見ると、本当なのだと感心する。そして、勃起するということは、宗介が性的に興奮しているということも。
「大佐ど……の」
宗介は三度、テッサに呼びかける。ただ、それは前の二度とは違い必ずしも拒絶するものではなかった。ほのかな好意を寄せている異性に自分の性器を刺激されている。テッサのひんやりとした手が宗介の竿を握っている。
そして、より気持ちよくなってもらおうと、握った手を上下に動かしている。テッサにされる手淫。自分でするのとは比べものにならないほど気持ちがいい。
思わず、声が漏れる。
「あっ………う んっ。あっあっ……」
「うふっ、かわいい」
テッサがしごくたびに、宗介のペニスがビクッと反応する。それを楽しむかのように強弱をつけている。竿を上下していたと思ったら、玉を撫で、亀頭を優しく擦る。どこで覚えたのかわからないが、経験の乏しい宗介ではすぐに射精してしまいそうになる。
「なんか、透明な液が出てきてますよ。気持ちいい……んですか?」
「うっ……はっ。最高であります……」
眉根を寄せながら、必死にこみ上げてくる射精感を耐える。
苦しそうにしている宗介の顔を見て、テッサはすごく充実感に満たされる。
「うれしいです。メリッサと一緒に、バナナで特訓した甲斐がありました」
「バナナ……?」
聞き慣れない単語に、ついオウム返しに口にしてしまう。普段のテッサなら口にするのも憚られることではあるが、興奮しているからだろうか、正直に答えが返ってくる。
「そうです。初めてこういうことするときに、下手な娘だとサガラさんに嫌われちゃうってメリッサが……。でも、バナナと全然違いますね。不意にビクッと動くところとか、形とか、熱さとか……。ふふっ、当然ですよね」
他の人のペニスなら気持ち悪いとか思うかもしれない。客観的な評価を下すとすれば、それはグロテスクだと思う。ピクピクと上下運動するたびにピクピクと動く宗介の分身は、文字通り宗介とは別の生き物のようにテッサには見える。
ただ、それでもすごく愛らしく思える。不思議と。好きな人のだからだろうか。
いつの間にか、テッサも宗介に負けないくらい、興奮していた。頬を赤く染め、瞳がとろんとしている。性感帯には指一本触れられていないというのに、テッサの大事なところがしっとりとしめってきている。
「んっ………」
テッサは無意識のうちに股と股を擦りあわせていた。宗介の目には見えるわけもないが、テッサのパンツの中で下の唇と唇が擦れるたびにぬちょっと音が漏れる。宗介のものを受け入れるために、愛液が染み出してくる。シュッシュッと微かに布と布が擦れあう音もする。
宗介に気づかれてしまうのではないか。そんな恐怖と、相反する、宗介に触ってほしいという気持ち。揺れ動く二つの気持ちが、テッサをさらに昂ぶらせる。
「あっ……」
気がついたら、テッサは宗介の男根を銜えていた。マオから教わったように。一生懸命、バナナを宗介の分身に見立てて舐めたように。じゅぽじゅぽっと音が立つ。
テッサの小さな口に宗介の大きなペニスが入っている。それだけで宗介は興奮で射精してしまいそうになるが、それどころか上目遣いで宗介を見つめながら、亀頭を撫でるように舐め、裏筋をなぞり、鈴口を刺激する。
ぬめぬめとしたものが宗介の気持ちがいいところをこれでもかと舐め回す。
「どう……ですか……?」
「大佐……どっの……感っん……激……であっ……りますっ」
限界はすぐそこまで迫っていた。もう、いつ射精してしまってもおかしくない。このままテッサの口の中で果ててしまっていいのだろうか……などと逡巡する余裕はあったが、頂点へ向けて確実に昂ぶっていっていた。
「サガラ……さん。んぐっ、大佐殿じゃないです。んっ、テッサって呼んでください」
テッサがいつも宗介に甘えてきているのは鈍感な宗介自身でさえも薄々と気づいてた。それでも、テッサと宗介の間には天と地ほどの身分の差がある。今、彼女が自分のペニスを銜えて跪いているとしても、容易には超えがたいものがあった。
「テッ……サ」
「はい」
「テッサ……」
ぐぐっと射精感がこみ上げてくる。
「テッサ……もう……」
このまま口の中に出すのはさすがに憚られた。ただ、テッサの方がイきそうだということを告げてもフェラを止めない。このままならどうなってしまうのか、わかっているはずだが、もしかしたらわかっていないのかもしれない。
それとも、宗介のペニスをくわえていることに興奮しすぎて、夢中になって気がつかないだけかもしれない。ともかく、テッサは宗介のものを一生懸命に、そして美味しそうに舐めていた。テッサの恍惚とした表情を眺めながら、宗介はリミッターが壊れてしまったことを覚った。
「イクっ!」
ドクッドクと容赦なく精液をテッサの口の中にぶちまける。
「ひゃっ! あっ、っんん…」
いきなり宗介のペニスが口の中で暴れ回り、どろどろとした液体と、生臭い臭いが口いっぱいに広がる。驚いている間にも次々と宗介の精液が口の中に飛び込んでくる。ちょうどタイミングがよかったから咳き込むこともなく、射精が終わる瞬間を心地よく感じながら待っていた。
「……はっ……はっ……はぁ……はぁ……テッサ……大丈夫……です……か……?」