怪力な女の子に嬲られたい

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81名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 19:44:25 ID:p4LsmNBi
シャロンやマコトには随分お世話になったもんだw
と言うわけで誰かエロパロを書いてくれ!
82シャロン(ニューマンアスレチック):2008/08/02(土) 12:53:20 ID:+rLr0tPa
 トラックはシャロンを乗せたまま、町はずれの廃工場の中に到着した。
 シャロンは、車の荷台から引きづり下ろされ、マットのようなものの上に寝転がされる。
 ブラウンのツインテールが、汚れたマットの上にはらりと落ちる。
 ニューマンアスレチックの競技終了直後に連れ出されたので、
 白のジャケットの下にはブルーのレオタード、膝上の白のニーソックス、赤い手袋とブーツのままだった。

 1人の男が、助手席から降りて、鉄扉をしめた。
 
 男達全員の顔がはじめて分かった。
 リーダーは30歳くらいだが、残りは高校生のような少年、全員で5人のグループだ。
 
 1人が、小さなビデオカメラを三脚にセットしている。
「もし、警察にいえば、このビデオをインターネットに流すからな。覚えておけ。」
 リーダーがシャロンの顎を、靴のつま先で持ち上げながら言った。
 シャロンの心の底から、怒りがこみ上げてきた。

 この男達は、この手口で少女を襲い、レイプしているに違いない。
 だから、被害者の少女達は何も語らなかったのだ。

「おい、お前ら。。」
 リーダーの男がというと、高校生らしき2人が、シャロンの身体を左右から押さえ込んだ。
 その手慣れた雰囲気は、彼らの常習性の現れであり、シャロンの怒りは頂点に達する。

 残りの2名が、シャロンの両足をつかみ、大きく左右に開いた。
 リーダーの男は、ズボンのジッパーを下ろし、自慢の勃起したペニスを露出した。
 でかい、しかも黒光りといっていいのか不気味な色だった。
83シャロン(ニューマンアスレチック):2008/08/02(土) 12:53:57 ID:+rLr0tPa
 男の手は、彼女のレオタードのに手をかけ引き裂こうとした。
 激しい競技用に耐えるよう特殊繊維のレオタードは、伸縮性はあるが破れない。
 じらされた男は、自らの性欲のまま、股間のレオタードを少しずらし、
 彼女のヴァギナをあらわにした。
 じっと、我慢を続けるシャロン。彼女にある考えが浮かんでいた。
 この男に、死よりもつらい制裁を。。。
 
 ペニスを擦りつけ、亀頭をシャロンのヴァギナへとあてがった。
 ・・・やがて亀頭全体がねじ込まれ、彼女の中へ無理矢理に進入する。

 快感に浸ろうとしたとき、突然、男の顔が歪んだ。

「きき、痛、たた、、、。」
 
 シャロンはヴァギナの筋肉に力を込め、男のいちもつを締め上げていく。

 何も知らなかった男たち。
 彼らは、テレビもみなければ、世間の話題とも疎遠だった。
 シャロンがニューマンといわれる、超人的身体能力をもつニュータイプであることを全く知らない。
 時速200Kmで走るわ新幹線は止めるわと、常人と掛け離れた能力。
 100万馬力!!のリセエンヌであることを。

 その100万馬力のヴァギナが、容赦なく収縮する。
「ギャーッ。。」
 途方もない圧力を加えられたペニスは、たちまち形を失う。
 シャロンのヴァギナから、チューブからでる歯磨き粉のように、血塗れのミンチ状の肉片となり押し出された。
 男がショックのあまり気を失うと、
 シャロンは、まだ押さえつけている、4人をじろりとにらんだ。

 赤いブーツが瞬時に手をはね除け、押さえていた2人の男は激しく吹き飛んだ。
 時速200Kmの脚力が、男達への凶器に変わった瞬間だ。

 シャロンは、両手を押さえつけている2人の手首を、赤い手袋の中に捕まえた。
 そのまま握った。
 バキバキッ、メキメキ、、、と倉庫に響く破砕音。
 何度か握り直し、完全に手首の骨が粉々になるのを確認すると、
 満足した笑みを浮かべた。

 (終)
84名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 13:56:36 ID:BMfUPkdy
>>82-83
GJ!
しかし、やろうと思えば最初から瞬殺出来たはずなのに・・・
淫乱って言うのも最高ですねw

またシャロンでSSを書いて頂けたら嬉しいです!
85名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 22:37:29 ID:zvfshNOQ
マコトが男を嬲り殺すSS書きたいけど、大まかなシチュエーションがうかばない。
細かい部分は出来てるんだけど…
誰か知恵を貸してください…
86名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 22:49:02 ID:BMfUPkdy
>>85
電車に乗っていて痴漢され、その男を拉致って・・・とか。
個人的には大人数相手に一撃で殺したりわざと力を加減して嬲り殺したりとか。
(暴力団やマフィアの本部に単体で突入し、殲滅するとか。)

後は無難に銀行員と言う設定を活かして、
銀行強盗が襲ってくる→マコトによる公開処刑など。

・・・すみません、私にはこれ以上の良い場面が思いつかないですorz
87名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 23:59:21 ID:geIl952e
ただ人を殺すだけじゃなくて怪力少女のスペックを測るとかそういうのも見てみたいなぁ
怪力少女用に開発された測定器具など→測る→本気を出すまでもなく破壊とか
88名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 03:19:08 ID:M3nHAnLk
超人オリンピック用品のモニターを頼まれて、
あっさり壊しちゃうコトブキ・マコトとかだねw
89名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 23:44:56 ID:wtOc4Q8Y
シャロン&マコトのペアに生かさず殺されるの嬲りをw
90名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:50:48 ID:UcfdWS9d
期待age
91名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 23:28:02 ID:Vy82YGPd
マコトの口調とかわからないなぁ…
チャキチャキの江戸っ子で普段は銀行員らしいがw
92名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:59:23 ID:CenuI8ah

「カニカニカニーー!」
おい。なんだ。どうしたってんだ。波に乗ってカニがビーチに。
「おい、ユウ、ちょっと来いよ」
「カニカニカニーー!」
「うん、どしたー、タケル」
「見ろよ、これ、俺の足元にいる謎の生命体Xを」
「へっ、これ?単なるカニじゃん。近くで見ると殻が
ザラザラしてて気持ち悪ハサミも思ってたより大きくない--」
「カニカニカニーーー!」
「ゲッ!しゃべった!」
「そうだろ、これは鳴き声とかじゃなくてほんと”俺達の言葉をしゃべってる”よなぁ」
「あっ、痛い」
93名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 11:19:31 ID:R73pVCt4
プロジェクトA子スレですね、わかります
94名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 02:13:50 ID:0kzm2YrY
A子のダメな所は頃されない所だな。
95名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:22:31 ID:vQQ5ZgaE
 
96名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 22:59:28 ID:BKslQ0/b
ttp://slashdot.jp/science/article.pl?sid=08/08/01/0635241

このネタで超怪力になってしまう話をどなたかお願いします。
97名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 13:17:06 ID:sdujFz81
 
98名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 02:12:07 ID:H/Dose4F
 
99名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 08:18:19 ID:/O6kwV94
ほしゅついでに。
ここは筋肉ムキムキの女の子取り上げてもいいのかな?
それともあくまで外見は普通で怪力っていうの?
100名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 17:41:34 ID:Teb3JtlW
>>99
とりあえず怪力な女の子であれば良いんじゃないかな?
101名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 18:21:06 ID:EKZxB9ij
こんな「龍が如く」ならとってもやりたい。
少女がヤクザより強くて、最強キャラ。
拉致される→主人公桐生が助けに着いたときには敵対勢力が全滅。
襲撃される→相手を血の海に叩き込む。主人公よりやり口がエグい。
25対1で勝つ少女。
102名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 19:15:21 ID:I6kJLgwz
>>101
おまいは俺か?
103名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 19:46:05 ID:2/KIef3g
>>101
完全武装相手に対して己の身体のみで、と言う感じだったら最高だ
104名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 00:45:29 ID:3ONzCh47
超筋肉の娘っ子が力任せの残虐行為にでるシチュとか
描いてくれそうな人なんて…まあ、いないわな…
105名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 04:33:05 ID:u6P2pjC3
>>104
凄く・・・見たいです・・・
筋肉娘じゃなくても、怪力娘なら誰でも・・・
106名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 22:45:43 ID:dnbgpu+W
107名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 20:47:11 ID:oUOarS3M
軽装少女vs重装備で鎧を着た巨漢兵士で、
少女が格闘だけで兵士を殴り倒すようなシチューないかなぁ
108名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 20:30:14 ID:7/CV3MUv
誤爆
109名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 01:00:47 ID:HYiMmiFH
怪力っていったら三宅しのぶかな
でもめちゃくちゃ人気ないよね・・・
110名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 15:33:06 ID:xE/2GbIf
ラムの人気が強烈すぎるからなあ。
怪力薬飲んでスーパーガールになる回が良かった。
111名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 00:01:38 ID:umtzqx1q
>>110
そんな話あったっけ?

kwsk詳細キボン
112名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 01:23:21 ID:EcE5Z7ZB
怪力といえば金剛番長に出てくる剛力番長がポイント高い。
ロリで頑丈。しかもお嬢様でちゃんこを食べるという。
113名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 00:42:00 ID:Xco776VA
あれでロリじゃなかったら普通に単行本買ってたのに・・・
さすがにペドやロリはカンベン。
114名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 15:10:37 ID:WBcIg7Wj
ほしゅ
115名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 18:20:39 ID:q3DyZwqr
午後になってからベースを出発した第4中隊がその街に到着したのは日暮
れ近くの事だった。野営のキャンプを組む前に街を偵察していたジョンストン
と中隊長のアクロイドは、街外れの路地で一人の少女に出会った。虚ろな顔の
、14,5歳の線の細い少女だった。
アクロイドは少女を保護しようと近寄る。「お嬢ちゃん、家はどこだい。」な
どと尋ねながら。
少女は顔を上げた。美少女だ、とジョンストンは思った。少女は徐に片手をア
クロイドに差し出した。アクロイドは優しい男だった。戦争に来る前は教師だ
ったと言う。さぞかし良い先生だったのだろう、とジョンストンは思った。そ
の時も、アクロイドはにっこりと微笑むと「心配しなくていいよ」と少女の手
を取ろうとした。だから彼は、自分の腕が砕かれる瞬間も、自分の胸に巨大な
穴が貫通する瞬間も、気づかなかった。気づいたときには、差し出した自分の
腕に新たな5つの関節が現れだらりと垂れ下がっていた。そして目の前に居た
少女の細い腕に、赤い塊が握られていた。彼は教師だから、それが何かは知っ
ていた。そしてどうしてそんなものが突然少女の手に現れたのか少し考え、ふ
と自分の胸に目をやった。だが彼には理解できなかった。彼は優しい男で、少
女にそんな事が出来るなどと信じられなかった。そのまま、ハートを無くした
彼は埃だらけの地面に倒れた。
116名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 18:21:34 ID:q3DyZwqr
つづき
ジョンストンはその一部始終を凍りついたように見ていた。少女はアクロイド
に歩み寄り、虚ろな目で見下ろすと、汚れた足でその優しい顔をぐしゃりと踏
み潰した。血と、脳みそと骨の破片が地面に広がった。
少女は顔を上げた。その目はジョンストンを見据えていた。さっきまでの虚ろさ
は消え、異様な光が輝いていた。だがそれは活力や生とは違う、死の輝き。それ
から少女は汗を流し硬直したジョンストンに向かってアクロイドの心臓を突き出
すと、これはお前だぞと言うように邪悪な笑みを浮かべるとそれを片手で握りつ
ぶした。ジョンストンの顔にまだ暖かい血が降りかかる。それで我に返ると、
彼は一目散に路地から走り出た。
表通りに出てすぐに、偵察中のジョカルノとレインのコンビにぶつかったが、
彼は短い悲鳴を上げただけでその場を逃げ去った。
「おい、どうしたって…」
ジョカルノが腹立たしげにジョンストンの背中にそう叫ぼうとした瞬間、彼の
体は中を舞った。いや、彼がそう感じただけで、実際には彼の体は凄まじい力
で投げ飛ばされ、その時の衝撃で既に背骨がやられていた。彼はかなり長い間
舞っていたように感じたが、実際には一瞬で約50メートル先の瓦礫に叩きつけ
られ、一瞬で全身の骨が砕け散り、その破片が突き刺さる前に、内臓や筋肉、
皮膚などの柔らかい部分は衝撃で裂けて飛び散った。そして相棒のレインは、
ジョカルノの最期を見届ける前に、降ってきたかのように突如現れた少女の下
敷きになった。彼女の細く締まった強靭な脚部による跳躍は、足の下の男を肉
の塊に変えた。
117名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 18:22:26 ID:q3DyZwqr
半狂乱のジョンストンがキャンプに駆け込み危険を知らせると同時に、殺戮が
始まった。中隊員12名のうち逃げ遅れた4名がその場で殺された。彼女のパンチ
を食らったサンダースは、一発目であらゆる臓器を血と伴に口から吐き出し、
二発目で人の形で無くなった。彼女は片手でウィリアムズの首を握って砕き、
もう片方の手でディクソンが構えたばかりの銃を彼の胸部に突き刺し貫通させ
た。2人の亡骸から手を離す前に、彼女の脚は逃げようとしたメリエスを捕ら
え、彼はその硬い筋肉質の太股と脹脛の間で頚椎を折られた。彼女はメリエス
の首を挟んだままその場で宙返りをした。魂の抜けたメリエスの体は、彼女が
着地すると同時に離され、近くの建物の壁を血と臓器で彩り無様に崩れた。
副隊長のベスケスが2人の部下と合流した頃、一人で逃げていたスミスが廃屋の
中で少女と遭遇した。スミスはハンドガンを抜くと素早く発砲した。5発の弾丸
は全て彼女に命中した。だが、その内の4発は甲高い音と伴に彼女の足元に転が
った。確かに彼女の赤い襤褸のような服には穴が開いているが、その下の肌は
傷ついた様子が無い。いや、一発だけ、彼女の皮膚に食い込んだ弾があった。
だが本来肉に食い込んでいたはずのその弾は彼女のわき腹に擦り傷程度の傷を
つけただけだった。
118名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 18:22:53 ID:q3DyZwqr
それを見たスミスは恐怖で顔を引きつらせた。どうなっているのだ?あの少女は
鋼で出来ているのだろうか?
彼女は腹に食い込んだ銃弾を引っ張り出した。ほんのわずかな血が白い肌に滲
んだ。彼女は舌を突き出し、冷たい光を放つ銃弾に付いた一滴の血を舐めると
、指に力を込め鋼鉄の銃弾をぺしゃんこに潰してしまった。
スミスは悲鳴を上げたかった。しかし彼の喉はそれを許さない。ハンドガンを
構えたまま、彼の目はズンズンと向かってくる少女を追う。彼女の手が銃身を
握り、飴細工のようにぐにゃりと曲げた時、初めて彼は悲鳴を上げた。
そう遠くない場所で、ジョンストンはその声を聞いた。そして直感的に察した。
次は自分だ、と。
119名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 06:45:04 ID:5B8UnZoG
>>115
最高にいい流れ!GJだ
少女に筋肉質なスタイルを感じさせる
表現があれば、なお嬉しかったがな
120名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 02:01:51 ID:86H8gdYC
>>115
GJ!
全滅するまで続きが読みたい
121名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 23:19:52 ID:j+DzboFC
期待age
122本当にあった怖い名無し:2009/02/26(木) 04:42:13 ID:TmGZFnPK
内戦が始まってからのこの20年、その国では常にどこかで銃弾が飛び交い、毎日たくさんの命が埃っぽい大地に散っていた。今や国土の殆どが戦地で、戦に死は付物。
特に、陰惨な死が。だがその日の午後第4中隊が経験したそれは、普通の戦場の恐怖とはまるで違っていた。
「こっちだ!」
ベスケスは、瓦礫と化した街で叫んだ。すぐさま通りの向こうの煉瓦塀の影からジョンストンが飛び出し、こちらに向かって駆けてきた。だが通りの真ん中まで来た瞬間、
それはあっという間だった。「それ」が飛び降りてきて、100キロはあろうジョンストンの巨体を瞬く間に持ち去った。ジョンストンの巨体に似合わぬ甲高い悲鳴はあっ
という間にベスケスの耳に届かなくなった。
「くそ!」
また「それ」が戻って来まいかと、ベスケスは半壊した建物の影に身を潜めた。
「おい、何なんだよ!」
ベスケスの後ろで、取り乱したルーベンスが大声を上げた。すぐさま、カーターがルーベンスを黙らせる。
「ちくしょう、何なんだよ…。」
「第7小隊を全滅させた奴だ。」
「何だって?それじゃ…それじゃあたった一人で…」
言いかけたルーベンスを、カーターが制止する。
「言うな。」
カーターは震えていた。
「兎に角、ここから脱出するんだ。あの化け物から逃れるには、それしか無ぇ。」

ジョンストンは自分がしばらく気を失っていた事に気づいた。暖かい液体がズボンを濡らしている事にも気づいていた。ジョンストンは目を開けた。
足の感覚が無い。彼は下を見る。すると地面は足元より10メートルほど下に見え、彼は自分の体が3階ほどの高さに浮いているのが分かった。
「目が覚めた?」
すぐ横から声がした。彼がはっとして見ると、あの少女が半壊したビルのフロアの縁に立ち、片腕で彼の首を掴んで持ち上げ宙吊り状態にしていた。
「しー。」
彼女はいたずらっぽく薄笑いを浮かべ指を口元に当てた。
「動かないで、一度お前たちとお喋りしてみたかったんだ。答えてくれたら、生かしてあげる。」
その容姿以上に幼げな彼女の声で、ジョンストンは勃起した。それを悟られないよう彼は脚を動かしたが、体がぶらぶらと揺れただけだった。だが薄っすらと筋肉の盛り
上がった彼女の腕はびくともしない。彼は恐怖を覚え、虚勢を張った。
「脅しなら効かないさ、この高さなら死にはしない。」
少女の笑みが広がる。
「殺すつもりなら、もう、抉ってるよ。」
そう言った途端、彼女は手を離した。ジョンストンの巨体は落下する。悲鳴を上げる間もなく、何かが折れる嫌な音と伴に、下半身に衝撃が走る。両足で着地した彼は
すぐにその場に倒れた。膝が砕けたようだ。すぐ傍に少女が着地した。その衝撃で地面が揺れた。仰向けに横たわりうめき声を上げるジョンストンの上に、少女は圧し掛
かるように跨った。想像以上の重さだが、彼の股間はざわめいた。彼はそれを恥じと思った。
「お前たちは何?ここで何をしてるの?」
「何、だと?」
彼女は脚を曲げ、歳の割りに大きな足でジョンストンの股間を踏みつけた。ジョンストンは悲鳴を上げる。彼女は足の裏に伝わる感覚を確かめると、ほくそ笑むように笑
った。
123本当にあった怖い名無し:2009/02/26(木) 04:42:55 ID:TmGZFnPK
「変わった服着てる。その武器も、剣じゃないね?」
「戦争だ。俺たちは、兵士だぞ。」
ジョンストンは喘ぎながらやっとのことでこれだけ口にすることが出来た。
「…お前の言ってる事、分かんない。まぁ、いいや。」
彼女は徐々に脚に力を入れていった。硬くなったペニスがぎりぎりと圧迫されていく。彼の顔から汗が噴出した。
「なあに?」
彼は言おうとした。だがあまりの激痛に悲鳴しか出てこなかった。
「何言ってるのか分かんないよ。」
彼女はジョンストンの股間を踏み潰した。一瞬にして彼の一物は萎み、血がどくどくと流れ出した。一瞬、ジョンストンは声を失った。だがすぐに戻ってきたそれはもう
喘ぎとしか呼べないものになっていた。
「行方不明になった、第7小隊の捜索だ…。」
「ああ、お前らより前にここへ来た連中か?腹を抉ってやったら赤ん坊みたいに泣き叫びやがって、醜い…吐き気のするほどつまんない奴ら。」
ジョンストンは少女の目を見た。黒い瞳に湛えた冷たい光は暗い淀みのように無機質で、ジョンストンは思わず目を背けた。
「貴様何をした…。」
「喰ってやったよ。」
やがてあまりに多くの血が彼の体を去り意識が朦朧とし始めた。
「使えないな。」
それを聞くと彼女は、彼の体から離れた。
「大丈夫、すぐだから。お前ラッキーだよ、他の奴らに比べれば。」
彼女は彼を見下ろしにっこりと微笑むと、去ろうとした。痛みと言う感覚が薄らいでくるにつれて、ジョンストンの中に怒りと憎しみが沸いてきた。
「無理だな…。」
言ってすぐに後悔したが、もう後戻りは出来ない。彼はそれ以上弱さを見せないように言った。
「殺されるぞ。」
「そう見える?」
彼女は楽しそうに言った。その笑みに彼は悪寒を感じた。目の前に居る少女は人間ではない。常識を逸脱した怪物なのだ。
「ぼくたちはねぇ、お前らがここへやって来るずっと前からここに居たんだ。ここは聖地だ、人間が汚すことは許さない。」
少女の中に恐ろしい怒りが沸き立ち、それが力になって体中を駆け巡り漲るのをジョンストンは感じた。一瞬、恐怖は畏怖へと変わり、次の瞬間絶望が顔が覗かせた。
「じゃあね。」
彼女はそう言うと、拳を握った。
「待て、生かすと言ったじゃないか!」
ジョンストンは脅えきった。自らの死、それもこの上なく陰惨な死に直面し絶望などという言葉を掲げ崇高ぶるのをやめた。プライドはかなぐり捨て、金切り声で命乞い
した。
「殺さないよ。」
そう言うと少女は2人のすぐ後ろに聳えるビルの柱を殴った。彼女が拳を振るう衝撃だけで石の支柱に巨大なクレーターが穿たれ、拳が突き刺さると同時に石柱はまるで
砂塵のように粉々された。轟音と伴に建物中に皹が走り、地面が揺れる。
「でも自分で逃げてね。」
彼女は残酷な笑みを残し、あっという間にその場から消えた。一発のパンチで一棟のビルが倒壊しジョンストンの上に倒れてきた。その轟音は彼の悲鳴を打ち消し、砂埃
のために誰にも彼の最後は見えなかった。

124本当にあった怖い名無し:2009/02/26(木) 05:13:38 ID:TmGZFnPK
 第7小隊が音信を絶ってから3日後、司令部は捜索隊の派遣を決定した。選ばれたのはアクロイド中尉率いる第4小隊だった。その時になって、アクロイドとベスケス
は初めて第7小隊がただの偵察隊でなかったことを知った。彼らの向かった街は、中世以来廃虚だった遺跡のような場所で、戦争が始まってから家を追われた人々が
住み着いた街だった。それが一夜にして、200人以上の住民全てが消えたのだ。死体も見つかっておらず、文字通り消滅である。第7小隊の任務はその調査だった。
司令部から戻ったアクロイドは出発前夜、同郷だったベスケスにだけこのことを告げた。無闇に他の隊員を脅えさせたくなかったのだ。
すっかり戦場慣れしてしまった彼らの感覚には、麻酔でもかけられたように、銃弾や飛び散る血や泥にまみれて死んでいく人間などはもはや恐怖の対象でなかった。
無感動というわけではないが、せいぜい起こる感情と言えば道端で踏んづけた犬の糞や便器の淵に飛び散った小便に対するのに似た嫌悪くらいだった。だがオカル
トや、見えないものに対しては、子供の頃以上に恐怖を感じた。ベスケスの場合、特に夜の闇の中で、その感覚が一層研ぎ澄まされるのだ。
その夜も、アクロイドと一杯だけやってから寝床に就いたベスケスは以前難民キャンプで一人の老婆から聞いた話を思い出していた。
 その老婆は視力を失っており、娘だと言う無愛想な女性の手を借りて何とか生きているといった感じだった。
「昔はこの辺りは狼の国だった。」
老婆はそう言った。
「狼はとっても強い力を持った生き物で、昔から人間たちは狼を崇めた。」
「狼は悪者だと思っていたけど?」
ベスケスは尋ねた。
「人狼ちゅうものを知っとるか?あれは元は人間だったが、親を殺した罪で獣にされたのよ…。しかし見てみろ、今は。そこらじゅうで、人が人を殺しておる。基準
なんてものはそんなものよ。」
老婆は焦点の定まらない目でベスケスを見つめた。その空虚に自分の影だけが浮かんでいるのをベスケスは眺めていた。
「じゃが人は狼を狩った。だから、奴らはわしらを憎んでおる。狼の地で人が人を殺すのはその罰じゃ。」
「狼はこの半世紀見つかっていない。絶滅したんだよ。」
ベスケスは言った。老婆はしばらく黙っていた。あまりに長い間何も言わないので、ベスケスは一瞬不安になった。娘を呼んだ方が良いのではないか、そう思い老婆
の濁った瞳から目をそらしたその時、老婆はぽつりと呟いた。かろうじて聞き取れる程の声だったが、ベスケスはその一言に、幼い頃階段下の暗闇に感じたのと同じ
不安を覚えた。
「そうかの?」

 遠くの方で建物が一棟倒壊したのを目撃してから2時間後、ベスケス、ルーベンス、カーターの3人は街の反対側までやってきていた。日はとうにとっぷりと暮れ、
闇が3人の精神状態を更に絶望へ追い込みつつあった。
「待ってくれ。」
ルーベンスがうめくように言った。
「あ、足が…」
「何を言ってる!今はそれどころじゃ無い!今にもあの怪物が来るっていうのに…」
カーターが怒鳴った。
「静かに!」
ベスケスが制止する。
「聞こえるか…?」
3人は耳を済ませた。最初は、どこかでパチパチと燃える炎の音がする以外、辺りは圧し掛かるような静寂に包まれていた。だが次第にうなりのような音が近づいてく
る。
「何だ…?」
125本当にあった怖い名無し:2009/02/26(木) 05:20:29 ID:TmGZFnPK
「何だ…?」
次の瞬間、3人はほぼ同時に空気の動きに気づいた。巨大な鉄骨がうなりを上げながら猛スピードで3人の方へ飛んでくる。
「避けろ!」
ベスケスはそう叫びながら死に物狂いで走った。同時に、数トンはあろう錆びた鉄骨が3人の居た場所の地面を抉った。カーターはそれより前にその場から跳躍してい
たが、ルーベンスはそうはいかなかった。鉄骨に上半身を破壊され、今そこに残っているのは腰から下の部分だけだった。
「カーター?」
ベスケスは闇に向かって囁いた。返事は無い。
「カーター!」
カーターは暗闇の中で土煙の中に動くベスケスの影を見つけた。
「ベスケス、ここだ!」
だがその時、背後から別の声が聞こえた。
「見ぃっけ。」
カーターが振り向くと同時に、何か重いものが彼の足の上に叩き下ろされた。カーターは悲鳴を上げた。見るとそれは鉄骨ではなく少女の足だった。動けなくなった彼
は直立したまま拳を彼女に振り下ろした。だが彼女は親指から中指までの3本の指を広げると、それだけでカーターの拳を止めた。更に彼女がその指に力を入れると彼の
手は砕け、役に立たなくなったそれはぶらりと腕からぶら下がった。
もがき苦しむカーターに、少女は抱きついた。
「しーしー、動かないで。」
彼女は腕に力を込める。膨らみかけた胸以外は、カーターの体に触れるのは全て鋼のように硬く冷たい、およそ少女の体とは思えない恐ろしい物だった。
「このまま抱き殺す事も出来るんだよ?」
カーターは抵抗をやめた。彼はもう生きるのを諦めた。その時はそのつもりだった。
「いい子だね。」
少女の声に残忍な響きがこもる。次の瞬間、少女はカーターの腕に手をかけると、それを肩から引きちぎった。カーターは喉が潰れるほどの悲鳴を上げた。

ベスケスは少し離れた所からそれを聞いていたが、耐え切れずにマシンガンを手にすると物陰から飛び出した。その時彼の目に入ったのは、片腕片足をもぎ取られたカー
ターと、彼の頭を片手で掲げ立っている少女の姿だった。
「よせ…。」
ベスケスは弱弱しい声で懇願した。
「この子、放して欲しいんだ?」
少女はもう片方の手でまだ血の滴るカーターの足の付け根を抉った。カーターは金切り声を上げる。
「よせ!」
「何でお前らはここに来るんだ?」
「知るか!戦争なんだ、俺たちは命令に従っただけだ!ここは首都侵攻への要地だ。だから…!」
少女はカーターのもう一方の腕を引きちぎった。カーターが絶叫する。
「やめろ!!」
「勝手にぼくの町に入ってくるからだよ。」
ベスケスは膝を付いた。
「頼む、彼を…解放してくれ。」
少女はカーターの顔を覗き込んだ。
「残念、もう死んじゃった。弱っち。」
そう言って笑うと彼女はカーターの体を放り捨てた。
126本当にあった怖い名無し:2009/02/26(木) 05:23:54 ID:TmGZFnPK
ベスケスは叫びながらもう一丁のマシンガンをベルトから引き抜くと乱射した。少女はしなやかに宙返りを打ち物陰に隠れた。
ベスケスは撃ち続けながらずかずかと廃墟を進んだ。ふと、金属の軋む音が聞こえた。ベスケスが振り向くと、彼女の強靭な脚が打ち捨てられた自動車を蹴り上げると
ころだった。彼女は地を蹴ると飛び上がり、宙を舞う自動車をベスケスめがけ蹴り飛ばした。キックの衝撃で自動車はひしゃげ猛スピードで迫ってくる。ベスケスは避
けると、素早く少女を狙って銃を撃った。途端に、爆発が起こった。近くにあった別の車に引火したのだろう。爆炎はあたり一面を覆った。ベスケスは急いで建物の影
に避難したが、若干火傷を負った。やがて火が収まると、先ほどの通りは全てが焼け焦げていた。これではあの化け物もひとたまりも無いだろう、と安心しベスケスは
手にしたマシンガンを取り落とした。だが次の瞬間、眼前の瓦礫が盛り上がった。タンクほどもある巨大な瓦礫を持ち上げ、その下から彼女が現れた。服は焼け焦げて
いるが、その下の体には焼けど一つ無い。破れた服の間から彼女の白い肌の下に隠された強靭な肉体が見える。憎悪が血液となって、体中の筋肉が皮膚の下ではち切れ
そうになるのが、そこからでも分かった。
ああ、そうか。あれが獣か。本当は今起きていることは何一つ理解できなかったが、ベスケスは分かったように感じた。あれはずっとここを守っていたんだ。この街な
どではない、このちっぽけな土地なんかではなく、この世界を。人間を憎み、引き裂き滅ぼすために生きながらえてきた古の力の権化、反人間の化身。彼女を前にして
敵う術などない。ここへ来た時から、おれたちは彼女に嬲られ殺されると決まっていた。
彼女は咆哮した。それはもう少女の声ではなく、人間の声ですらない。ベスケスが今日まで馴染み、信じていた世界のものではなかった。彼はその場に立ち竦む。瓦礫
を蹴散らし少女が突進してきても、彼は動けなかった。その恐怖と絶望は、彼からあらゆる感情を奪い去った。少女が彼に飛び掛り、その指が腹に食い込み腸を抉り出
した時にも、彼はもう何も感じなかった。そうして彼は絶命する。それでも少女はしばらく、彼の肉を散らかすのをやめなかった。彼女が手をかけるといとも簡単に骨
が砕け、中から熱い液体が滴り落ちた。彼女が膝をつくと、ベスケスの東部はピニャータのように破片となり中のものがそこら中に飛び散った。ハンサムだった顔は見
る影もなく、少女の逞しい脚の下で潰れ黒っぽい血を地面に垂れ流している。一通り楽しむと彼女は立ち上がり、血まみれの腕を舐めた。足の下に、まだ湯気の出てい
る新鮮な肉がある。彼女は再び屈み込むと、這い蹲りベスケスを貪るように食い始めた。彼女はとても空腹だった。普段なら食べない腸までも食べた。
彼女は脅威の食欲でほんの10分もしない内に人間1人を食い尽くした。やがてそこにはしゃぶり尽くされた骨とわずかな体毛だけが残った。彼女は体中についた血を綺麗
に舐めると、満足げにげっぷをした。
127名無しさん@ピンキー:2009/03/06(金) 22:22:13 ID:wWeKsNbX
続きをプリーズ。
128名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 18:37:34 ID:M9Rb4cKm
実写版、怪力女に。。。。。。。
ttp://groups.yahoo.com/group/amazingasianamazongroup/
129名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 21:31:59 ID:vZJ47nqM
hoshu
130名無しさん@ピンキー
期待あげ