【従者】主従でエロ小説【お嬢様】 第五章

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430アリスの学習8
あれ?おかしいな…。
チラリとエドガーの様子を盗み見ながら、アリスは少々焦った。もうとっくにデレデレになってるはずなのに…。
アリスはムムム…と首を傾げながらも、人差し指でつつーっとエドガーの喉元から胸へとなぞる。
ボタンを軽く輪をかいていじりながら、下へ下へと降りてくる。
いよいよとばかりにベルトに手が触れた瞬間、パンッとアリスの手が払い退けられた。
「ふにっ!」
驚いて見上げると、エドガーは眉間に皺を寄せ額を押さえている。
「馬鹿だ馬鹿だと思っていましたが、まさかこの年で痴女に成り下がるとは…」
エドガーが机の上を指す。
その先には、ノートと辞書の下からはみ出たピンクの冊子があった。
「あの毒々しい色には見覚えがあります。いつだか、メイド達がコソコソ回し読みしていた物だ」
うあ、バレた!女の秘密が!
怯むアリスにエドガーが畳みかけた。