【従者】主従でエロ小説【お嬢様】 第五章

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424アリスの学習5
こんなに一杯線が入ってるノートのページを三枚も埋めるなんて無理だ。とりあえず1ページ丸々使って大きく「ごめんなさい」と書いたが、残り2ページが埋まらない。
大体反省文って何を書けばいいのか分からないよ…。
『分からないことがあれば、すぐに辞書で調べなさい』
エドガーの言葉が頭に蘇った。
「…辞書…」
“反省文”と辞書でひけば、スラスラと書けるのだろうか。
アリスは椅子から立つと、部屋の隅の本棚にトテテと駆け寄った。
たくさんの本が並んでいても、辞書は分厚い背表紙ですぐに見つかる。アリスの背でやっと届く上部の棚に辞書はあった。
「んっしょ…うんしょっ………あ?」
背伸びをして両手で辞書を引きずり出すアリスの目に、鮮やかなピンク色が飛び込んできた。
辞書の下段の一冊の本の上部から、ピンク色の冊子が少しだけはみ出ている。