【従者】主従でエロ小説【お嬢様】 第五章

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423アリスの学習4
「次の授業までに反省文を提出して下さい。ノート3ページ分で結構です。休み時間が終るまでに完成させるように」
ひー!
「やだぁそんなの!」
アリスの悲鳴をかき消すようにガタンと重い扉が閉まった。
勉強部屋に一人ぼっちで残され、アリスはまたヒステリックにわんわん泣いた。
あんな怖くて冷たい家庭教師大っ嫌い。
アイツが家に来るまでは、優しい家族や使用人達に可愛いがられ楽しく過ごしていたのに。
どんなにイタズラしてもお稽古をサボっても許してくれたのに。
アイツが教育係としてこの屋敷に住み込んでから、アリスの自由な毎日は無くなってしまった。
「う…ぅ…パパに頼んでももアイツをクビにしてくれないし…誰もアリスを助けてくれない…」
大人は誰も助けてくれない、自分で何とかしなくては。
アリスはしゃくりあげながらも机に向かい、渋々ノートを開いた。