【従者】主従でエロ小説【お嬢様】 第五章

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422アリスの学習3
「やだぁ!ショコラは私と毎日一緒じゃなきゃやなの。今日も一緒にご飯食べて抱っこして寝るの!」
ピクッと、エドガーの視線が手の平に乗せていたショコラに移った。
眉をひそめると、汚い物を触るようにショコラの片足をつまんでぶら下げる。
「貴方が肌身離さず持っているぬいぐるみ…。雑菌の温床ですね。不潔な…」
アリスの目の前で、エンガチョつまみされたショコラが逆さ吊りにされて哀れに揺れた。
あわわわ…アリスの唇がぷるぷるわなないた。雑菌、不潔…。女の子に向かってあまりに残酷な言葉だ。
怒りで足元から脳天まで真っ赤に燃えてゆく。
「ショコラ汚くない!先生のバカバカバーカ!嫌いぃ!」
「馬鹿は割り算もまともに出来ない貴方です。ちなみに、私のほうが数倍貴方を嫌っていますので」
エドガーは涼しい顔でサラリと言うと、部屋の外に出た。
扉を閉める直前、エドガーが告げる。