【従者】主従でエロ小説【お嬢様】 第五章

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420アリスの学習2
「うあ〜ぁん!先生がぁいじわるするのぉ…っ、アリスのっ、ショコラ取ったぁっああうぁあぁ〜ん!」
「……子供の泣き声は正に騒音だ」
眼鏡のフレームを指先でスッと直し、エドガーは神経質そうな細い眉を不快気に歪めた。
白い手袋をはめた指でわめくアリスの鼻をむぎゅっと摘む。
「ふんぎゅっ!?むふー!」
驚いて泣き止むアリスを元の無表情で見下すと、鼻を摘んだまま冷徹に言い放つ。
「お黙りなさい。非常に耳障りです。泣けば許されると思っているのは馬鹿げた甘えですよ」
ぐ……怖い。アリスはぐずりつつも、エプロンスカートを握り締めて押し黙った。
パッと指を鼻から外したエドガーは、ショコラを片手にスタスタと部屋を出ようとする。
「…あっ…どこ持ってくの?」
アリスの問いにエドガーは緩慢に振り向いた。
「今日からしばらく預かります。貴方が反省なさったらお返しします」