ファイアーエムブレム&ティアサガ第29章

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1名無しさん@ピンキー
ファイアーエムブレムシリーズやティアリングサーガの18禁SSスレッドです。

前スレ ファイアーエムブレム&ティアサガ第28章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178528489/

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臨時保管庫
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2名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 11:38:32 ID:9Nfk4HHr
過去スレ
「ファイアーエムブレムのエロネタでハァハァ… 」
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10044/1004451716.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第二章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1020/10200/1020016530.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第3章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1033/10338/1033828837.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第4章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1042/10422/1042292300.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第5章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1048/10487/1048789718.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第6章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1053/10532/1053271621.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第7章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1057/10572/1057238909.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第8章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065356946.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第9章
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073706816/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第10章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第11章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091716927/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第12章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097309108/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第13章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101369533/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第14章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第15章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第16章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第17章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120208359/
3名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 11:40:02 ID:9Nfk4HHr
ファイアーエムブレム&ティアサガ第18章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124204091/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第19章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第20章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第21章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第22章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第23章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147260205/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第24章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第25章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157873554/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第26章
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166627802/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第26章(本当は27章)
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174208120/
4名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 11:44:08 ID:9Nfk4HHr
             
        / ̄ ̄ ヽ,                / ̄ ̄ ヽ,
       /        ',             /        ',
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───┬─────┬─────────┬─────┬──────-┘
      l       从              从       l
      人 从从从川               从川从从 从
      川从人从/                  人 从从从
     从从人川                    从川川人
     川人从川                     /人从从
5名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 14:23:02 ID:9Nfk4HHr
あれ、即死回避っていつまでやればいいんだっけ
6名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 16:07:08 ID:OFSt0Jcc
おおーしんじられぬー
あのリンのフトモモが15さいのものかー

んちゅぺろぺろ
7名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 23:31:14 ID:nW4Mltzt
>>1
8人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/01/11(金) 23:48:55 ID:vrP4Oq+5
>>1
乙リンディス
9名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 00:30:36 ID:NvFDrEbR
>>1
10名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 11:37:58 ID:GrXtxkIT
新スレ保守
11名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 09:24:43 ID:y2WPXxLR
12名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 14:07:42 ID:s2RjRqzz
hosshus
13名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 09:39:40 ID:nXPfkyDE
ほっしゅほっしゅ
14敗残の光たち ◆.Z0IkoA3tI :2008/01/17(木) 23:38:20 ID:poiod9Pq
圧政に苦しむ人々の希望として、光の皇子・セリス率いる解放軍は破竹の連勝を重ねた。

その快進撃はついに帝国の首都バーハラにまで届き、
人々はセリスの切開く新たな世界、光り輝く未来の到来を信じて疑わなかった。

しかし、バーハラに温存されていた最精鋭の戦力、
そして闇の皇子・ユリウスの圧倒的な力の前に、解放軍は敗北する。

セリスをはじめ解放軍兵士のほとんどが戦死する歴史的大敗であった。


その後数年に渡って行われた残党狩りは壮絶を極めることとなる。
冤罪も含めて、逃げ延びた兵士、協力した民衆のほぼ全てが捕らえられ、拷問ののち処刑された。
こうして解放軍は全滅し、人々の希望は根絶やしとなる。


さらには、帝国側の中核にあった十二聖戦士の子孫たちも、解放軍との戦いでその多くが戦死していた。
生き残った者も、暗黒教団の暗躍によってある者は謀殺され、ある者は失脚する。
これによって、十二聖戦士たちの築き上げた旧体制は完全に崩壊した。

そして、全ての権力を握った新皇帝ユリウスは、
グランベル帝国の終焉と新・ロプト帝国の成立を宣言する。

その後、人々はかつてのロプト帝国もかくやという暴政に、苦しみ続けることになる――。




以上、一般に広く知られた闇が勝利した聖戦の顛末である。
そして、これから記すのは、勝利した闇の眷属による『戦後処理』の詳細な記録である。

果たして、闇に敗れた光たちの末路とはいかなるものであったかのか?
忌々しい聖戦士の血を引くものに、暗黒神ロプトウスが行った凄惨な仕打ちとは?

あまりに陰惨なその実態を書き記すことは、英雄に成り損ねた勇者たちへの更なる冒涜かもしれない。
だが私は、人々が真なる闇の恐怖を永劫忘れぬためにも、敢えてその暴挙を侵そうと思う。
15 ◆.Z0IkoA3tI :2008/01/17(木) 23:45:05 ID:poiod9Pq
上のような設定のもと、オムニバス式に陵辱ものを書いていきたいと思います。
陵辱というより、鬼畜というほうが正確かもしれません。救いとか多分ありません。
ひたすら酷い目に会います。ダメな人はトリをNGでお願いします。
とりあえず近親相姦は確定です。

あと「私」ですが、多分もう出てきませんw
普通に三人称か、登場人物の一人称で書いていくことになると思います。
なので、そういう伝聞調がくどいという方は安心してください。
16名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 04:06:20 ID:dQ5JMnbl
ほう
17名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 07:07:19 ID:HXZaqLb/
誘い受けはちょっとな…
18名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 10:03:22 ID:FXKuy1yh
むー
19名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 10:09:23 ID:NWZVAziI
三人称より一人称のほうがいいな
20名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 23:36:22 ID:tfMs2/28
>>17
誘い受けじゃなく陵辱・親近の注意書きだろ
過剰反応しすぎw
21名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 11:11:33 ID:MEQdt542
hosshu
22名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 21:34:48 ID:afenEhtQ
ほしゅ
23名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 10:03:32 ID:nLNTIj2z
ほっしゅ
24名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 20:32:21 ID:dKa46y0H
マナマナ
セリスの眼前でレイプされるマナ希望
25名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 19:44:22 ID:9vkf/qhK
マナ
リス
26名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 22:49:07 ID:f0SSp4uz
過疎終焉
27名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 16:26:30 ID:9aCn3oh7
109 :('A`):2007/03/18(日) 15:01:43 0
出会い系で知り合った10歳以上年上のドルカスさんの家へ。
そしたら「これ着て責めて欲しい」と言われて、英雄の証というか、
ウォリアーの人が着てるような角の生えた兜を被させられた。向こうは全裸。

まあこんなのもたまにはいいか、と愛撫してたら、ドルカスさんが喘ぎ声の中、喋りだした。
「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、大漁だった?ねえ大漁だった??」
…オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
ドルカスさんは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。

プレー再開。・・・耳とかをなめつつ体中をさわさわと触る
「お、おにいちゃん、大漁だった?」
「ああ、大漁だったよ」
「あぁぁぁあぁすごいいいぃいぃ!、、な、なにが、、ハァハァなにが倒せたの?」
乳首を舌でやさしく舐めながらオレは答えた
「…アーマーナイトとか、、、ソルジャーがいっぱい倒せたよ」
セリフを聞き、ドルカスさんはびくんびくんと身体をひきつらせた
「はっ!はぁぁぁあんっ!ド、ドルイドは?ドルイドは、た、倒せたの??」 チンコをしごく
「ああ。魔力カンストのドルイドを倒せたよ。今年一番の大漁だ。」
「大漁っ!!ドルイドぉぉ!!おにいちゃんかっこいいいいぃぃぃい ぃくううううう!」
実話です。。きっとウォリアーの人との幼い頃の体験というか、淡い恋心とかが
あったんだろうなあ、といろんなことを考えさせられた一夜でした
                                       バアトル
28名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 11:37:04 ID:vWwK2WPS
インポになりそう
29名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 00:44:33 ID:eS1DbN2o
ライとリィレの純愛物の妄想してたらいつの間にか鬼畜物になっていたほしゅ
30名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 03:05:36 ID:l8vFHhXK
久々にティアサガ読みたい
レオンやセネトの鬼畜ハーレムもの見れたら氏んでもいい
31名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 18:32:52 ID:khEjFs14
シグルド×ディアドラの夫婦間レイプものを希望
32名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 12:06:28 ID:PzEug7iG
ユリアが兄とジジイにレイプされるのを希望
33名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 23:00:09 ID:hlvXP8xn
マナが山賊に襲われるの希望
34名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 21:20:25 ID:exFlgsAf
ここはビラクのアッーものでもいいからなんか投下してくれ!
35ビラク:2008/02/06(水) 23:34:32 ID:amWmUpL5
アッー
364日目会議後 1/2:2008/02/09(土) 23:36:05 ID:uwLWZNSx
「ねーねー、みんなどうしたの?」
 ファは部屋に入ってくるなり、鏡の前で長い髪を梳き整えているソフィーヤに駆け寄った。ファはイグレーヌ
と同じ部屋に泊まっているが、昨夜はロイとイグレーヌを二人きりにするべく、ソフィーヤの部屋で過ごしたの
だ。そして今朝、ソフィーヤが止めるのも聞かずに、「どのくらいやったのかのぞいてくる」と部屋を飛び出し
ていったのだが……
「……どうしたの、って……何が……?」
「だって、みんなのお部屋から……へんな声がするんだもん」
「…………?」

「まずここ。セシリアおばさんのお部屋だよ」
 ファの言葉にソフィーヤが突っ込む前に、確かに部屋の中から「へんな声」が響いてきた。
「あああ、いい、いいーーーーー!! ぴ、ピットくぅん、黒スパッツかわいいよーー!! かーいーーー!!」
「………………」
 ソフィーヤとファはそっと扉を開け、隙間から室内をのぞき見、部屋の主の痴態をしばらく凝視して、静かに
扉を閉めた。
「うぃぃで遊ぶ時は、まわりに人がいないかよく確かめないといけないよね」
「…………そうね……あと……リモコンを…身体に挿れるのも……良くないと思うわ……」

「次はここー」
「……ええと……バアトルさんの、部屋……?」
「うん。ツァイスさんもいるんだよ」
 つい先日リキア同盟軍に身を投じたばかりのベルンの竜騎士と、無駄に血の熱いウォーリアとはどういう関係
なのだろうと思いつつ、ソフィーヤはそっとドアの隙間から室内の様子を窺う。
「これ絶対入ってますね」
「む、いかにも! 性欲を持て余した中年のむき出しのコックが、アッー!イクッ!の中に打ち込まれておる!」
「つかみ技というより、空爆までの一時を愛し合ってるって感じですね」
「うむ、これは使えるぞ! 早速我らも試してみようではないか!」
 ソフィーヤはファをドアから引き離し、逃げるように部屋の前から走り去った。
374日目会議後 2/2:2008/02/09(土) 23:36:37 ID:uwLWZNSx
「さいごはここだよ」
 そう言ってファが案内したのは、ロイに仕えるフェレ騎士団御一行様の部屋だった。部屋には、老騎士マーカ
ス、赤と緑、弓がいる。緊張した面持ちで整列している若い騎士たちを前に、白髪の騎士は抑制のきいた厳しい
声で言った。
「突然だが、今日はお前達フェレ騎士団の忠誠を試させてもらう」
 老騎士は配下の3人の顔をゆっくりと見回しながら語を継いだ。
「何、簡単な事だ。お前達全員の『アルバム』の中を見せてもらうだけだ」
 3人のうち、弓の顔色がはっきりと変わるのをマーカスは見逃さなかった。
「見たいのは、撮り貯めた写真だ。まさかとは思うが……我らが当主の奥方様であらせられるリンディス様を下
から見上げた写真なぞ保存してはおるまいな? のう、ウォルト?」
 今や死人同然の顔色をした弓は、その場にへたり込んだ。

 その頃、フェレでは――
「あ……エリウッド……あなた……」
 朝食の時間をとうに過ぎているのに、いつまでも起き出してこない夫の様子を見に来たフェレ侯爵夫人・リン
ディスは、エリウッドの部屋に入るなり、彼の身体の異変に気付いた。
「ああ……リン……」
 もともと病気がちだった上に、今回の戦乱による心労と親友を喪った悲しみで、最近のエリウッドはかなり辛
そうだった。それが今、頬に赤みがさし、瞳に生色を取り戻している。そして……
「……!! 勃った! 勃った! クラ……エリウッドが勃った!!」
「うん。苦労したよ……アイテムスイッチでアシストフィギュアだけにしても、リセットしてないのに言いがか
りをつけてくるモグラとかどこがアシストなのか全く理解不能な犬ばかり出てくるし、やっと君が出てきても肝
心の一瞬を撮り逃したり図体の大きいキャラ(サル、カメ、ペンギン等)と重なって隠れてたりしてたけど……
でも、『ピクトチャット』ステージの最下段はカメラがかなり下まで回りこめるからね。しっかり目に焼き付けた
よ。もちろん、保存上限まで写真に撮ったし」
 エリウッドは、十数年前に出会った時から全く容色の衰えていない妻に微笑んだ。そして、いきなり彼女の腰
に手を回す。エリウッドらしからぬ、大胆な行動だった。
「あ……」
「リン……あの頃の僕はニニアンに夢中だったから、全然気付かなかった……まさか君が、あんなにきわどい、
それも黒の下着だったなんて……」
「ま、まって……」驚きから醒めたリンは、自分を抱き寄せようとする夫の手をそっと握り、わずかに抗った。
「……ご、ごめん、リン……」
「ううん、そうじゃないの。私、まだ……あの頃の服、持ってるから……」
「え……」
「待ってて……すぐ着替えてくるから。そうしたら、あなたの好きなようにしていいから……ね?」
 エリウッドは、艶然と微笑む妻に新鮮なときめきを覚えた。その一方で、腰までスリットの入った服からのぞ
く彼女の純白の太ももの感触を想像して、血が欲望に燃えるのを感じていた……
38名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 23:41:03 ID:uwLWZNSx
勢いで、勢いのみで書きました。

申し訳ありません。さっさと本編の構想と執筆に戻ります。
39名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 00:47:11 ID:VnPgr2+g
エリウッドwww
40名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 09:16:07 ID:R59Nb2RE
エリウッドどんだけ必死なんだよww


まぁ俺も同じ様なことをやったけどさ…
41名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 12:51:58 ID:vxcVc9vj
これはひどいw
42名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 07:03:11 ID:5yfV5Il5
ロイ「父上がそんなだから僕が出られなくなったんです」
43名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 19:26:04 ID:dBPW2XAc
エリウッドは神
44名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 19:57:24 ID:5yfV5Il5
そして紙
45名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 03:58:25 ID:gJ9Q1ljm
スマブラネタwwww
というか地の文で名前すら言ってもらえない赤、緑、弓ってひでぇw
46名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 09:39:08 ID:cwNxKCt4
もうだめだこいつら(AA略

さすが四日目神はネタの仕込みが違うな
アイナブリッジのセシリアさんはミレディやギネヴィア、エレンとスマブラやってそうだなw
47名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 17:50:14 ID:AvQRHIEd
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
48名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 01:59:11 ID:kcP6H9FR
ラグズとベオクの絆を深めるために、ニケがベオクについての特別講義を開いた。
そこでニケはレテにこう聞いた。
「ベオクの体で興奮時に6.2倍の大きさになる器官は何だと思う、レテ?」
レテは真っ赤になりながら言った。
「どうして私がそのような質問に答えなくてはならないのですか?」
ニケは冷ややかに笑いながらこう言った。
「正解は瞳孔だ。とりあえずお前に言っておくべきことが3つある。
1つ、お前が性交のことばかりを考えているということ。
2つ、お前はベオクに対して無知だということ。
3つ、お前は将来もっと大変な目にあうだろう。」

コピペ改変スマソ
49名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 10:11:36 ID:O4+MDANR
レテ「‥‥アイクのものは‥‥それ以上に‥‥‥大きく‥‥なる‥‥のか‥‥?」
50名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 11:57:06 ID:On+8Iku7
6.2倍ってw
51名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 18:17:55 ID:u3vQx1xp
3倍アイスクリーム!!!
52名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 01:33:32 ID:JDaW9hbe
フュリーマダー?
53名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 15:43:38 ID:PFWWDIq8
エリウッドワロスw
いい年して元気だなぁと思ったけど、エリウッドもリンもまだ30代半ばくらいなのかな?
てか、リンは30歳になったくらい?最高だな
54名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 18:43:08 ID:WxA2od2w
リンは30後半だろ、烈火から20年なんだから
55名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 01:06:59 ID:Dm30Z5oW
何か問題でも?
56名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 02:58:18 ID:nrGAHrfO
これでリリーナの産みの母親が実はファリナじゃなくてリンだったりしたらカオスすぎる
57名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 09:03:13 ID:WJN42uKj
それをあえてやるのが四日目神の神たる所以でわないかと思うのだが…。
58名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 21:10:29 ID:SElkQ/KU
ここで是非山賊にズタボロに犯されるフュリーを
59名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 22:27:42 ID:EEr/1jWz
ロプト教団にひたすら輪姦されるユリアを
60名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 23:27:17 ID:mrmD17I2
男からもそこそこ人気なのだが
むしろ同性である女から人気が出るような女キャラっていないかな
61名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 23:38:19 ID:m4zFpf2q
ティニーなんてどうかね
62名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 00:12:07 ID:KWeEPsn1
アイラとかじゃね?
63名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 00:26:03 ID:yAe64Lgw
ラケシスとか
64名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 06:24:33 ID:hwhQ9gNZ
FEでも男人気とか女人気とかあるものなのか?
性別偏った人気のキャラっている?
65名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 08:32:49 ID:/75tM5wQ
烈火の人気投票なら
例えばウルスラは圧倒的に男性からの人気が高い
任天堂の公式サイト覗いたら結構面白いよ
66名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 21:22:04 ID:JKeZK/Ot
ルトガー→女に人気高
ソフィーヤ→男に人気絶大

ロイはじめ主人公系はみんな良いバランスだったと思う
67名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 21:35:29 ID:Rz8Ru929
エリ何とかは男女レベルじゃなくて人気無さそうな感じがする
何でだろう?
68名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 22:49:01 ID:AZgPhcrL
あげ
69名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 06:28:20 ID:sA5JM5U7
百合向きのキャラはいるだろうか?
70名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 10:22:51 ID:e4r+T2Oo
リンとフロリーナ
あと聖戦のラクチェも男嫌いだったような
71名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 12:18:52 ID:RYSwX98M
>>67
ヘクトルに男女とも人気持ってかれてるからじゃないかな

ラクチェはシャナンとスカサハ以外の男が嫌いなんだっけ。セリスもダメなのかね……
72名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 12:45:45 ID:ucHJaaIQ
男嫌いというよりも、あの兄弟に辟易してるだけじゃなかったっけ?
記憶違いならスマソ
73名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 12:49:23 ID:CAi8KlXT
男嫌いなのはラクチェの代替のラドネイじゃなかったか?
74名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 14:02:00 ID:RYSwX98M
いや、何か女友達が兵士に輪姦されて自分も危なかったとかそんな話だったような
75名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 17:49:50 ID:ctUyqafO
聖戦初プレイではアイラを男6人で集団レイプした
76名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 18:11:19 ID:1Fa94k6S
>>67
エリンシア様が不人気と申すか
77名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 19:24:34 ID:wykX5hpT
ラクチェが男嫌い…?そんな記憶全然ないんだけど
兄弟に関しても、辟易としてるだけで別に嫌ってはなかったような…
78名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 19:46:24 ID:CAi8KlXT
多分ラドネイと混ざってるんだろう
>>74の言っているのもラドネイのことだったはず
79名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 20:12:43 ID:JXR0/+Ya
6章OPより

【ラクチェ】
    わたし・・・もう逃げるのはいやなの
    奴らはケダモノよ!
    わたしのお友達もたくさん殺されたわ

    帝国兵は
    逃げまどう娘達を追いかけて次々と・・・

    あのとき、
    シャナン王子が助けに来てくれなければ
    わたしだって、死んでいた

    ・・・あの子たちの悲しみを、
    わたし・・・忘れるもんか!
80名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 22:11:38 ID:8j39VvxB
ばっかお前等百合つったらミネルバ姉さまと三姉妹だろ
81名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 03:24:30 ID:NXIjtmYv
むしろ男の影がまったくないのは百合っぽいかも分からんね
パメラとかミーシャとか…
あとリノアンとサフィとか
82名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 04:35:02 ID:7uBbq38F
ソフィーヤ×ファ×イグレーヌは長い引き篭もり生活の中で百合関係が芽生えてると信じている
83名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 09:43:48 ID:NEDOQWxb
ヘザーとか
84名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 13:13:30 ID:OLfoh3LY
ミネルバはともかく、三姉妹なんて全員男関係でどろどろしまくりじゃねーか
パオラがアベルから支援受けると知ったときはゾッとしたわ
外伝の誤植が原因らしいとはいえ

聖戦以前はほとんどの女に男があてがわれてるから、百合探しならそれ以降だろう
85名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 13:17:40 ID:JAjS68sZ
>>81
リノアンは婚約者が護衛につけてくれた奴に惚れるような尻軽。
間違っても百合ではない。
86名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 21:39:12 ID:zdzOfrZ2
エスリンとアイラのれずプレイ希望
87人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/02/22(金) 08:21:12 ID:diIYgCtH
朝。
いきなり股間にぬるっとした暖かい感触を感じて、俺は目覚めた。
見ると、シーツの下の股間の辺りが、人の形に膨らんでいる。
俺はシーツをどけてみた。そこにいるのは、案の定パティだった。
俺の朝立ちのモノを、ペロペロと舐めている。
「パティ、何をしている?」
するとパティは俺に向かってにこっと微笑んだ。
「おち○こしゃぶり虫〜♪おち○こしゃぶり虫〜♪」
「お前なあ・・・」
俺は気持ちいいと同時に呆れてもいる。朝っぱらからテンションが高すぎだ。もっとも、俺の股間もそうだが。
そんな俺の感想をよそに、パティは俺のモノを握りながらその不思議な歌を続ける。
「しゃぶってしゃぶってしゃぶってナンボ しゃぶってナンボの商売よ♪」
「こら。」
「どうしたんですかシャナン様、そんなに怖い顔して?」
「俺とお前の関係は、商売だったのか?」
「あっ、ご、ごめんなさい!そういうことじゃなかったんです!ただ、歌詞がそうなっているから・・・。」
俺は憮然として答えた。歌詞がそうなのだから、仕方がない。
するとパティは俺に自分の股間を向けてきた。
「シャナン様、カモン♥」
「まったく、仕方のない娘だ。」
俺はそのいきり立ったモノを、パティのアソコにゆっくりと突き入れた。
「ち○ことま○こでセックスだ。」
「シャナン様のち○こ、超いい感じ♥」
そしてそのまま、俺たちは動き出す。
「あったかいま○こと固いち○こと 中出しま○こと萎びたち○こ」
「まったく、最近は奇妙な歌が流行っているものだな・・・」
そして、そんな流行にすぐに飛びつくパティ。そして、その歌のままに己の欲情をむき出しにして俺に襲いかかるパティ。
更には、中出しして萎びた俺のモノを再びしゃぶるパティ。
「巨大なち○こをしゃぶり虫♪」
しかし、その直後、パティは顔を顰めた。俺のモノは、射精直後なので、まだ精子が表面に残っている。
「シャナン様の精子は苦かった〜」
だが、その顰めた顔も、すごくいい。その表情を見ると、俺の心も収まりがつかなくなる。
俺はパティの股を大きく広げて、その中心にかぶりついた。
アソコをしゃぶったら、アソコをしゃぶっても、アソコをしゃぶり虫。ララララ・・・
「あっ、あっ、あっ、あっ!」
パティは俺の舌に、思わず声を上げた。そして俺は身体を反転し、パティの顔に股間のモノを向けた。
「さあ、しゃぶれ。」
そして俺たちはお互いの股間をしゃぶりあう。何のことはない。俺もパティも、股間しゃぶり虫なのだ。
しゃぶりたい。ただひたすらに、しゃぶりたい。たとえそれが、苦くても。
しゃぶってしゃぶってしゃぶってナンボ。
しゃぶってナンボの、俺たちの関係。
股間しゃぶり虫〜股間しゃぶり虫〜♪

おしまい
88名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 11:36:30 ID:0+88Vxi/
パティwww
89名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 05:07:50 ID:/1dA2VRn
やはりここはアルテナ×平民少女という境地をだな…
90名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 11:00:23 ID:gF0PuYlV
基本的にFEの女は男狂いばっかりだから百合萌えってFEにはあまりないよなー
リン×フロリーナもフロはともかくリンは男と縁が多いし
91名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 13:46:21 ID:fPEw4XfO
FEで男っ気のなさそうな自軍女キャラ

紋章:ミネルバ、ユミナ
聖戦:アルテナ
トラキア:マリータ、エダ、ミーシャ
封印:エキドナ、ファ
烈火:なし

蒼炎以降はよく知らないのでパス
こんなもんか?
92名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 15:46:25 ID:MydDPMrX
>>91
ユミナは普通にあるだろ。まぁミネルバくらいだろうな
俺としてはミシェイルとの禁断の関係を推したいが

聖戦は近親好きにはたまらん。セリユリマンセー
93名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 15:55:19 ID:gF0PuYlV
しかしまぁ男っ気ないキャラ同士じゃないと百合は成り立たないというなら
ホモだって成り立たないんだけどなw女っ気ある男ばっかりだし
94外伝 ◆9QlRx9nooI :2008/02/23(土) 16:08:34 ID:IdcamWGh
封印ワード×ミュウ

「あ、ワードだぁ」
 久しぶりに故郷の村に戻ってみると、小さな女の子がぎゅっと抱きついてくる。
相棒のロットの妹のミュウちゃん。小さな女の子。小さいは可愛い。
「ああ、元気にしてたか」
 大きな手でくしゃくしゃに頭を撫でられ、ミュウは満面の笑顔で大きく頷き、
「うん。ミュウ元気だよ!」
「そうかそうか」
 ワードも大きな笑顔を浮かべ、辺りを見回した。以前は荒廃していた村も、今では活気に満ちている。
ロイの働きによりエトルリアの悪徳貴族が一掃され、以前は荒れ果てていた西方三島も今ではだいぶ復興が進んでいる。
 長い傭兵暮らしの合間にロットと二人、故郷に戻ったワードは目を細めてそんな故郷を眩しく見ていた。
以前では考えられなかったことだ。それに自分が少しでも力を貸せたことに誇りを感じる。
「ねえねえ。あんちゃんは?」
 ワードの大きな手を引っ張ってミュウが聞いてくる。
「ああ。ちゃんと戻ってるぜ。今は姉ちゃんとこだ」
「メアリのお姉ちゃんと?」
 ワードの姉のメアリは両親のいないミュウの面倒を良く見てくれる。もちろんロットも深く感謝していた。
「ミュウも行くー」
「まあ、待て待て」
 隣のメアリの家に行こうとするミュウの首根っこを掴んでワードが止める。
「今は二人っきりにしてやろう。な」
「えー。なんでー?」
「なんででも」
 言ってワードはその太い腕にミュウを乗せて、彼女の家に入っていった。
「ロットが姉ちゃん所にいるから。俺はミュウの所に泊まっていいか」
「うん、いいよー」
 こっくりと頷くミュウ。兄のロットと仲良しのワードはミュウとも仲良し。
「よしよし」
 ミュウを床に降ろしたワードは、背中の荷物の中から小さい箱を差し出し、
「ほら。ロットからお土産だ」
「わー!」
 箱を受け取ったミュウは早速箱を開けて、さらに目を輝かせる。
「プリキュアのうでにつけるのだー!」
 正確に言うとピンキーキャッチュ。
「そうか。よかったな」
「うん!」
 早速腕にピンキーキャッチュをはめて、ミュウは腕を挙げ、
「めたもるふぉーぜ!」と叫ぶ。
 そしてびしっと手を挙げたまま「むふー」と鼻息を荒くして、胸を張った。
ぺったんこの小さな胸。
「ミュウ、プリキュアなんだよー」
「それはよかったな」
 なんのことだかさっぱり分からないが、とにかく口調を合わせるワード。
「ミュウ、プリキュアなんだよー」
 そしてだだっとワードに頭からぶつかっていく。
「えーい」とぶつかるミュウの頭部を股間で受け止め、ワードは「うっ」と唸った。
頭がまともにちんこにぶつかっている。
「がはは。こいつー」
 すぐさまワードはミュウを持ち上げ、高い高ーいと頭上に掲げた。危ない危ない。
95封印ワード×ミュウ :2008/02/23(土) 16:09:53 ID:IdcamWGh
「ははっ。重くなったなー」
「むー。ミュウおもくないもん」
「ははは」
 ぶんぶんと宙で腕を振り回すミュウちゃん。ワードは二度三度と回転してから降ろしてやった。
すると今度は足にしがみついてくる。ぎゅっと。
 そのまま歩くとミュウは「えへへー」と笑い、ワードも苦笑しながらひょこひょこと歩きにくそうに、その場をぐるぐる回った。
 ぐるぐる。
「ねえワード」
「んー?」
 足にしがみついたまま上を向いたミュウちゃんが、
「あんちゃんとメアリのお姉ちゃん何してるのかなー?」
「なにって……いいことじゃないか!」
「いいことー?」
「ああ、いや。なんでもねーよ」
「ふーん」と足から離れ、ミュウは隣のメアリの家がある方向を見て、「見にいこっか」
「あー。それはあとでな」
「ぶー」ほっぺを膨らますミュウ。その膨らんだほっぺたを指で突付くとぶーと唾が飛んだ。
「きちゃなーい」
「汚いなーと言ったワードのズボンにミュウは口を押し付け、ごしごしとこすりつける。
「あっ。こら」
「えへー」
 ミュウが顔を離すと、ワードのズボンは唾でべとべとになっていた。
「こいつー」
「きゃー」
 再び持ち上げて、今度は上下に振ってやる。
「きゃー。きゃー」
 しばらく振ってから降ろすと、「もっかいしてよー」とせがまれた。
「ほーら」
 また持ち上げて、ぶんぶん振る。
「きゃー。きゃー」
 しばらく振ってから降ろすと、「もっかいしてよー」とせがまれた。
「ほーら」
 また持ち上げて、ぶんぶん振る。
「きゃー。きゃー」
 しばらく振ってから降ろすと、「もっかいしてよー」とせがまれた。
「ほーら」
 また持ち上げて、ぶんぶん振る。
「きゃー。きゃー」
 しばらく振ってから降ろすと、「もっかいしてよー」とせがまれた。
「ほーら」
 また持ち上げて、ぶんぶん振る。
「きゃー。きゃー」
 しばらく振ってから降ろすと、「もっかいしてよー」とせがまれた。
「ほーら」
 また持ち上げて、ぶんぶん振る。
「きゃー。きゃー」
 しばらく振ってから降ろすと、「もっかいしてよー」とせがまれた。
「ほーら」
 また持ち上げて、ぶんぶん振る。
「きゃー。きゃー」
「も、もういいか?」
96封印ワード×ミュウ :2008/02/23(土) 16:10:50 ID:IdcamWGh
「やー。もっとしてよー」
 さすがに疲れてきたが、ミュウはまだまだ元気。
「うーん。それじゃあ、お話してやろうか」
「おはなし!?」
 ぱっとミュウの顔が輝く。
 話し下手なほうだが、ミュウに外での世界のことを話すのもいいだろうとワードは考えた。それに休める。
「ああ。いっぱいいろんなことを見てきたからな」
「わー」
 ミュウはワードの大きな手を引っ張ると、自分のベッドまで連れてくる。
そして靴を脱ぐと、ベッドで横になって、
「はい。おはなししてー」
 寝るときにはお話ししてもらう習慣があるのだろうか。ベッドで寝るミュウは瞳をキラキラ輝かせている。
「そんじゃあ、俺たちがロイ様に会ったときから話してやろうか」
「ロイさまー?」
「俺たちの雇い主だった偉い人さ。まだ若いけどな」
「おーじさま?」
「そうだな。王子様だ」
「おーじさま!」
 ミュウちゃんの目がさらにキラキラと輝く。
「ねえねえ。おひささまはー?」
「ああ。お姫様もたくさんいたぞ」
「わー」
 ばたばたとベッドの上で足をばたつかせ、
「キレーだった?」
「そりゃーきれいな人ばっかりでな。それにとっても上品だったぞ。ミュウとは大違いだ」
「ミュウ、おひめさまだもーん」
「だったら、もっとお上品にしないと」
「きゃー」
 ばんばんとベッドを叩くミュウ。何か知らんが嬉し恥かしいらしい。
「ああ、それでな。とにかく、俺はそのロイ様の下で戦ったんだよ。ロットと一緒に」
「ぶー」
 つまんないというように露骨にミュウは口を尖らせる。戦いの話は退屈らしい。
「凄かったんだぞ。こーんなでっかい竜がいてな」
「えー」
 ワードが大きく手を広げると、ミュウはごろんと背を向けて、
「そんな大きかったら、食べられちゃうよー」
「ああ。食べちゃうぞー」
とワードはミュウの後頭部に鼻をごしごしと押し付ける。
「きゃー」
「食べちゃうぞー」
「きゃー」
 ミュウの笑い声を聞きながら、ワードは鼻腔をくすぐる甘い香りにうっとりとなった。
小さな女の子特有の甘ーいミルクの匂い。
「ミュウはまだまだ乳臭いな」
 つい口に出てしまう。
「もう。ミュウ、お姉さんなんだよ」
 ごろんと顔を向け、真正面から小さな瞳で見つめるミュウ。間近で見つめられ、
なぜかワードはドキッと胸を高鳴らせた。
「ワード」
97封印ワード×ミュウ :2008/02/23(土) 16:11:44 ID:IdcamWGh
 そんなワードの胸中を知ってか知らずかミュウはさらに顔を近づけ、ぐいっと鼻頭同士をぶつけた。
「えへー」
 すぐ間近のミュウの笑顔に、ワードもふっと相好を崩す。
「あー。俺も一緒に寝ていいか?」
「うん。いいよー」
「よし」
 ワードも靴を脱いで、小さなベッドに一緒に横になる。大きなワードが乗っただけで、ベッドはギシギシとなった。
「えへー」
 無邪気な笑顔でミュウは大きなワードの顔に抱きつき、ほっぺたをぱんぱん叩く。
小さくて柔らかいミュウの温もりに包まれ、ワードもふっと叩かれる頬を緩めた。
小さな女の子の小さな温もり。
「こーら。痛いぞ」
「おいたー?」
と言いながら、ミュウはぱんぱんと顔を叩いてくる。
「よーし、お返しー」
 ワードの太い指がスカートの中に伸び、ぐっと股間の布を押す。
「やーん」
 下半身に痺れる痛みにミュウの動きが止まり、股をきゅっと閉じる。
だがワードは太い指でミュウのパンツをごしごしとしごき、その奥の割れ目を刺激していった。
「やーん。やだよぉ」
 指がごりごりと割れ目を上下に撫で、ミュウちゃんはもじもじと太ももを摺り合わせます。
「どうした?」
「やぁ。なんか、ムズムズするよぉ」
 汗を浮かべた紅い頬でミュウは訴える。なかなかどうして艶っぽい。
「おしっこしたい感じか?」
「うん……。おしっこしちゃうよぉ」
「よーし」
 さらにゴリゴリと指を押し付け、割れ目をなぞるワード。指の先端に湿り気を感じる。
「やだぁ。でちゃう、おしっこしっししちゃうよぉー」
 目に涙を浮かべ、細い脚をじたばたさせるミュウだがワードはやめてくれません。
小さな体が腕の中で身悶えするのを感じながら、ワードはぐいっと指を布の中に押し込んだ。
「ひぎいぃ!」
 小さな割れ目に異物が侵入しようとする痛みに、ミュウの身体がバタバタと跳ねとぶ。
「やだぁ。やだやだやだぁ!」
 固い肉の感触にワードはふっと力を抜いて指をスカートから抜いた。

 じょおおぉー

 安心したと同時に気が緩んでしまったのか。ミュウちゃんの股間からおしっこが漏れてスカートが濡れちゃいました。
「わーん、わーんわーん」
 おしっこしたショックで泣き出しちゃいます。もうおねしょは卒業したのに。
「あーあー。泣くな泣くな」
 ぽんぽんと頭を撫でてから、ワードはパンツを押してた指をミュウの口に差し出してやった。
「ほら。舐めてみな」
98封印ワード×ミュウ :2008/02/23(土) 16:12:37 ID:IdcamWGh
 半ば強引に指を口に押し込むと、ぴたっと泣き止む。驚きで。
 そしてミュウは赤く泣きはらした目でワードを見上げ、大きな指をちゅうちゅうと吸い始めた。
 くすぐったい感触がワードを包み、下半身までむず痒くなる。だがミュウはすぐに口からぺっと指を吐き出し、
「にがーい」
「そうか。苦いか。はっは」
「にがーい」
 べーと舌を出すミュウ。でも泣き止んだ様です。
「よし。パンツ脱ごうか」
「んー」
 ミュウはベッドの上で両足を挙げると濡れたスカートとパンツを脱ぐと、
ベッドの上にちょこんと座りなぜか上着も脱ぎだします。
「よいしょ。よいしょ」
 シャツをめくると、スカートとパンツと一緒にベッドの脇に投げ、
「ほら。ミュウ、ひとりでぬぎぬぎできるよ」
「うん、えらいぞー」
 とベッドの脇に座るワードは言ったが、ミュウの小さな裸体に見惚れ、ほとんど聞いていなかった。
左手のピンキーキャッチュのみを身に付けた裸の小さな女の子。
 その小さなぺったんこの胸も、すっきりへっこんだお腹も、そしてまだ毛も生えていない幼陰も、全て恥ずかしげもなく晒しています。
「なにみてるのー?」
「あ、ああ」
 ワードはごくっと生唾を飲み込んで、
「ミュウが可愛くなってたからな。びっくりした」
「きゃー」
 頬に手を当て、ぶんぶんと左右に振るミュウ。
「じゃあ、じゃあね」
 ミュウは手で口を隠し、ワードを見上げ、
「ワードもぬぎぬぎしてー」
「はぁ?」
「ぬいでー」とワードのベルトにつかみかかるミュウ。
「分かった分かった」
 苦笑しながらワードが自らベルトを外して、シャツを脱いで上着を晒した。
「これでいいか」
「わー」
 ワードの胸毛の生えた逞しい胸板に目を輝かせながらも、ミュウはさらに、
「パンツも脱いでよー」
「いや。それは」
「ぬいでよー」
「どうなっても知らないからな」
 仕方無しにパンツも脱ぐ。その途端、でっかい肉の棒が飛び出した。
「わー!」
 ソーセージよりも大きなビンビン跳ねる肉の棒。根元には毛がびっしり生えている。
「でっかいちんこー!」
 天を向く勃起したちんこを見て、何がおかしいのかミュウは笑いながらベッドをばんばん叩いた。
「でっかいちんこー!」
「そうか。でっかいか」
 ミュウと戯れているうちにちんこは勃起していたらしい。それを見られて恥ずかしい反面、ミュウが喜んでくれるならそれでいいかとも思ってしまう。
「あんちゃんより、すっごく大きいー!」
「そうかそうか」
とは言え、ミュウの見たロットのちんこは平常時のものだろう。
99封印ワード×ミュウ :2008/02/23(土) 16:13:31 ID:IdcamWGh
「ばーんしていいー?」
 聞いてる間に、ミュウはばーんとでっかいちんこの横っ面を叩いてきた。
「おう!」
 ビクンビクンと左右に揺れるワードちんこ。
「きゃー。きゃー。もっかーい」
 ビンビン揺れるちんこが面白いのか、ミュウは調子に乗ってばんばんと左右に叩いていく。
「おう。おう!」
 小さな手が触れる度に、ちんこはより早く揺り動き、ワードの腰もじんじんに熱くなった。
「わー。すごーい。すっごーい」
 ビンビンに揺れるちんこを目前にし、ミュウはキラキラと目を輝かせる。しかしワードはそれどころではない。
「ミュ、ミュウ、その辺で……」
「えー。もっとしたいよー」
「ダメだ!」
 あんまり大きな声で怒鳴るものだから、ミュウちゃんはびっくりして飛び上がっちゃいます。
「あ,あのな。こういうのは、もっと大人になって好きな人するもんだ」
「ミュウおとなだもん」
 ぶーと口を尖らせるミュウ。全裸で。
「それに、ワードもすきだよ?」
 ミュウの小さな手が揺れるちんこをがしっと掴む。
「ワードは、ミュウのこと好き?」
 ちんこを握り、小さな女の子が聞いてくる。ワードは股間がじんじん痺れ痛いほどだった。
「あ、ああ。俺も、ミュウは好きだ」
「わー」
 ちんこを握ったまま、小さな裸体を寄せ、
「じゃあ、もっとしよー?」
 もっと? 分かっていってるのか? いや、そんなはずはない。ミュウはただ無邪気に遊んでいるだけ。
そんな子にこれ以上するのは……。
「あ、あのなミュウ。このちんこを、ミュウの中に入れるんだぞ。いいのか?」
「うん。いいよー」
 あっさり頷くもんだから、ワードは拍子抜けしてしまう。
「あのな。すっごく痛いんだぞ」
「がまんするもーん」
 またもあっさり。ワードははぁとため息を吐く。
 無知だからこその無邪気。こんな小さい女の子を抱くのはさすがに……。
「すまねえなロット」
 相棒に謝ると、ミュウの小さな肩に手を置き、そっとベッドに横にさせた。
「んー?」
 見上げるワードの目がギラギラ輝くのを見て、ミュウは握っていたちんこから手を離し、小さな裸体を緊張させる。なんだか怖い。
「ワード?」
 大きな手が肩を押さえつけ、離してくれない。その大きな顔が近付いてきた。
そして唇の寸前で言う。
「ちゅーしていいか?」
「んー」
 ミュウは自分から口を尖らせ、ワードの大きな口にちゅーする。むにっと触れる小さな唇と大きな唇。
「くちゃーい」
 すぐに口を離し、ミュウははしゃいだ笑い声を上げた。
「そうか。臭いか」
「くちゃーい」
100封印ワード×ミュウ :2008/02/23(土) 16:14:22 ID:IdcamWGh
 ちゅっと、今度はワードからキス。そのままベッドに押し付け、小さな裸体を抱きしめる。
「んー」
 大きなワードの腕に抱きすくめられ、ミュウは全身がカッと熱くなった。痛くはないけど、なにか苦しい。
 小さな裸を腕に抱き、その柔らかさと儚さにワードは胸を詰まらせた。このまま力を入れれば壊れてしまいそうな華奢な幼身。
「はぁ」
 キスをやめて口を離し、抱きしめたまま熱いため息。それがミュウの耳にかかる。
「ワード……あついよ」
 小さな裸身にうっすらと汗をかき、ミュウもワードの腕の中で熱い吐息を吐いた。
「ん」
 ただでさえ熱い小さなミュウが、さらに熱くなるのを感じ、ワードはさらに優しく抱きしめる。
力は籠めず、あくまで優しく。少しでも力を加えれば壊れてしまいそうだから。
「はぁ」
 腕の中でミュウが息を吐く。胸毛をくすぐり、ずんと胸の奥に響いた。
 ふっと力を抜き、ミュウの肩に手を置き、上から見下ろす。潤んだ瞳でミュウも見上げる。
そしてミュウはワードの大きな顔が、自分の平坦の胸にしゃぶりつくのを見た。
「ひゃんっ」
 胸に触れるひんやりした感触。ぺったんこの埋没した乳首にワードが吸い付いたのだ。赤ん坊のように。
「や、やぁん。だめだよぉ」
 大きな舌が乳首を転がす、舐める度に、湿った感触にミュウは小さく震えた。
「ミュウ、まだおっぱいでないよ?」
 母乳が出るどころかミュウの胸は膨らんでさえいない。その乳首をワードはぺろぺろ舐め、しゃぶっていった。
「ひゃあぁ」
 なんだかむずむずする感触にミュウは我知らず恐怖を覚え、手をぎゅっと握った。
そして目を閉じる。だが目を閉じるとかえってむずむずは大きくなるようだった。
「ひゃぁ……やだぁ」
 開いた目から涙がこぼれる。震える胸を感じ、ワードは不思議に感じた。
こんな小さいのにしっかり感じる人の不思議さ。
「ミュウ、おしっこしたいか?」
 胸から顔を上げ、ワードが尋ねる。
「う、うん」
 ボーッとした頭でミュウは答えた。真っ赤な顔で。
 さっきと同じく。また股間がジンジンする。おしっこしたいようなむず痒い感じ。
「よし」
 小さな手を掴み上げ、ワードがミュウの上半身を引っ張り上げる。そして背中に回ると、
太ももを下から持ち上げて、自分の膝の上に乗せた。
「やぁ」
 ベッドの上でおしっこするポーズをさせられ、大きく脚を拡げながらミュウは頭を振った。
「ほーら。おしっこしてごらん」
「だめ、だめだよぉ。ここおトイレじゃないよぉ」
「いいから」
とミュウの股間をベッドの外に向けさせる。そして野太い指がぴっちり閉じた幼裂を上下に撫でた。
101封印ワード×ミュウ :2008/02/23(土) 16:15:12 ID:IdcamWGh
「ひゃうっ」
「ほーら。おしっこしたくなっただろぉ」
「ひゃっ。ああっ」
 ぐりぐりと今度は指が直接幼肉を撫でていく。
「ああ、そうだ」
と、ワードはミュウの腰を降ろさせる。と、何か固くて熱いモノが幼裂に触れた。
ワードの勃起したちんこだ。
「ひうっ」
 赤黒い先端がミュウの割れ目をつんつんと突付き、ミュウは反射的に身を固くする。
「言ったろ。これがミュウのお腹に入るって」
「入らないよぉ……こんなの」
「入るって言ったろ」
 天を向き、幼肉に触れ我慢できずといった感じで歓喜に震えるワードの分身。
その上のミュウの小さな体をゆっくりと降ろしていく。
「ひいぃ! ひいいいぃ! やだっ! やめて! やめてやめて!」
 体が下に行くごとに、むにっと固いものが割れ目に押し込まれる力が強くなる。
その痛みが徐々に大きくなり、

「ひぎいいいいいいいいぃぃぃ!!!」

 ぶちっと幼肉が引き裂かれ、遂に先端が埋没する。まだほんのちょっと先端が入っただけ。

「ぎゃああああああああぁーっ! たすけて! たしゅけてー! かああちゃーーーーーんん!!!」

 死んだ母を呼び、ミュウは背筋を仰け反らせ、目は白目を剥いた。股間からしゃーとおしっこが出て、溢れる血を流していった。
「おっ。おしっこしたか」
 床に血が混じったおしっこが溜まっていく。おしっこがやんでも、血は止まらなかった。

「かあちゃーーん! かああちゃーーーん!!! いたいよ、いたいよおおお!!!」

 母を求め、何度も叫ぶ。その口から白い泡がぶくぶくと溢れてきた。

「あが……あがああぁ……」

 細い脚が弱々しくバタつき、そしてだらっと垂れ下がった。それでもワードのちんこは少しも進まない。
入り口をちょっと掘り進んだだけで血が溢れ出し、固い骨に阻まれていた。筋はもう延びきっている。

「かあ……ちゃん……」

 もう叫ぶ余力もなく、ぱくぱくと口が開閉する。
「ふー」
 ワードは脱力しきったミュウを持ち上げ、ずるっと先端が幼肉から離れる。
狭い幼膣に無理に挿入し、ワードもかなり痛かった。ちんこが千切れるかと思うほど。
 股間からだらだらと血を流すミュウをベッドに寝かせ、ワードは彼女の髪の毛をつまんだ。
102封印ワード×ミュウ :2008/02/23(土) 16:16:01 ID:IdcamWGh
 血の付いたちんこは固く勃起したまま。ミュウの柔らかい髪で包んでしごくと、
すぐさまぴゅぴゅっと白濁液が飛び出し、ミュウの顔にかかる。
「あ、あぅ……」
 涙でぐしょぐしょになった顔に熱い射精を受けても、ミュウはただ呆然と呻くだけだった。
大きく開いた脚の付け根からは相変わらず血が流れている。
「ふー」
 とりあえず一発抜いてすっきりしたワードはどうしたもんかとミュウを見下ろした。
「おーいミュウ。大丈夫か?」
「……」
 返事はない。ただの壊れた女の子のようだ。
「まいったな」
 ぼりぼりと頭をかく。
と、家の扉が唐突に開き、
「どうしたミュウ」
「すごい声だったわよ」
ロットとメアリが入ってきた。ミュウの兄とワードの姉。
 二人は、ベッドみ横たわる脚の間から血を流す全裸のミュウと、その脇に立つ全裸のワードを見比べ、
「なるほど」
「そういうことね」
 すぐに状況を飲み込んだらしい。
「さ、ミュウ。向こうでキレイにしましょう」
 呆然とするワードの横を通り過ぎ、メアリが血を流すミュウを抱えて家を出て行った。
姉ちゃんに任せれば大丈夫だろうと、ワードはとりあえず安堵する。
 そして残されたロットは、
「はぁ!」
 気合一閃、ばっと服を脱いで全裸になった。その股間のイチモツはすでに臨戦態勢。
ミュウはワードより小さいと言っていたが、なかなかどうして立派なモノだ。
彼も直前までちんこを使用していたのだろう。
「ぬう。見事なイチモツ。はぁ!」
 萎えていたワードも気合いを入れてちんこをフル勃起させる。
「ワードおおおおおおぉー!」
「ロットおおおおおおぉー!」
 お互いに名を呼んで叫び、ちんことちんこをぶつけ合う!
「ちんこー!」
「ちんこー!」
 がちっとちんこがぶつかり、二人の男はニヤッと笑い合う。そして間合いを取り、再び激突。
「ワードおおおおおおぉー!」
「ロットおおおおおおぉー!」
 お互いに名を呼んで叫び、ちんことちんこをぶつけ合う!
「ちんこー!」
「ちんこー!」
 がちっとちんことちんこがぶつかり、二人の男はニヤッと笑い合う。
そして間合いを取り、再び激突。

(おしまい)
103名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 18:59:03 ID:Bpul8pF0
オリキャラは萎えるな
104名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:47:46 ID:jphaq4uI
GJ
相変わらず布団とマヨネーズと幼女をこよなく愛する外伝氏ですなw

>>103
支援会話集参照
105名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 22:39:39 ID:AESkFekN
近親はいいね。セリユリは俺も好きだ。
106名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 23:16:41 ID:gF0PuYlV
外伝氏にしては平和な話だったなw
外伝氏ならメアリすら猟奇の餌食にしそうだと思っていたのに…

オチがわけわからんwwwガチホモじゃねーかwww
107名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 01:05:50 ID:YNhy0qn2
俺もロットはいかにもホモっぽい顔だと思ってたんだ
108名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 08:58:48 ID:wGmqEHNX
近親ものだと聖戦が成り立つな
特に子世代は
ガチホモじゃ紋章の謎だな
特にオレルアンのビラクにはウホッ
109名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 09:01:20 ID:iHyTwjgo
>>108
あんた、「いらない子の謎」のファンか?
110名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 13:34:17 ID:A4vqimP8
ビラク=あべさんは結構昔からあるネタ
111名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:24:24 ID:YNhy0qn2
ダグラス=布団を敷こう、な?
112名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 21:35:42 ID:wGmqEHNX
こんな会話を想像してしまう

ハーディン『ビラク、俺のこれを見てどう思う?』
ビラク『すごく・・・大

なんでもないです
113名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 22:58:33 ID:fC270//r
ほんとにハーディンがそっち系なら、平和だったのにね
114名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 23:33:36 ID:sc8ADHc2
ラルフ「あんたいい男だな」
ディーン「待て話せばわかる俺はノンケだだからやめ…」
ラルフ「ウホッ!」
ディーン「アッー!」
115名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 23:36:48 ID:MKmTG2dN
いい男の系譜
ビラク→レックス→ヘクトル
116名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 03:59:06 ID:lPBaRnYk
>>115
ヘクトルじゃなくてドルカスだろ
117名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 11:25:28 ID:xfMHwISD
ヘクトル「やらねぇか」
118名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 11:35:07 ID:uq6IUMM1
そういえばエリウッドって道下正樹に似てるよな
119名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 16:55:22 ID:BB8SQVfu
>>116
ナタリーを考えるとちと辛い。
個人的には、レイヴァンが油断ならないかもしれないと思う。
120名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 19:11:12 ID:hRkMnytY
レイヴァンだとシャレにならないから別キャラのほうがいいと思うw
121名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:47:30 ID:Y+ULqoV7
>>113
ハーディンがマジでそっち系なら、マルスがアカネイア王として担ぎ出されてるだろうから、
平和にはなるだろうけど悲劇にもなると思うぞ。

>>119
実際にはホモじゃないからこそネタになるのに、
レイヴァンなんぞ入れた日にゃ…
122名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 05:03:22 ID:uK05lhp8
ショタ喰いをしそうなキャラって誰がいるかね
123名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 08:00:45 ID:utadA54Y
セシリア
124名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 09:23:40 ID:U2u9ssf6
ミレディだろ常識的に考えて
125名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 12:47:17 ID:KjQCLv2k
テティス
126名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 16:56:49 ID:m8Y2PM0J
ところで、むかーーしこのスレで話に挙がった気がするんだが、
エロ絵つきのFEのSSやってるサイトってどこだっけ。
なんか触手・退魔系のオリジナルエロ漫画もやってるサイトなんだが。
127名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 04:32:07 ID:fQ78wVv2
>>122
レイリアとアルテナは外せないだろう
相手はシャルローとコープルあたりか
128名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 23:05:42 ID:RIW8Z2ZN
>>126
俺、なんとなく該当するサイトを思い浮かべられたんだが、
そこは(少なくとも俺がここにいた18章以降には)話題に上ってないからなぁ。

>>122
個人的に加えるならエーディン。シャナンとかオイフェとかセリスとか食っちまってそう。
129名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 23:49:02 ID:KPNZQPoH
>128
あー、触手スレ辺りだったかも。
すまんが、良ければ検索ワードをくれないだろうか。
130名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 01:02:22 ID:DFdlgGZE
セリスは実にかわいい。というかFEの男キャラは一見したところ女かと見紛うやつが大杉
131名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 01:22:28 ID:bNPlP4cY
ヘクトルあたりからいきなり男らしくなったな
アイクまでいくとやりすぎだけど
132名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 01:42:52 ID:7x9SiVWI
エフラムがちょうど中間って感じがする。
アイクはまぁ仕方ないというか。シナリオの展開上、親父に似ていった方が感慨深いしな。
親父キャラは男らしくないとアレだし。
133名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 02:48:18 ID:QDeZKmb5
たまには最強の主人公アルム君のことも思い出してあげてください
134名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 04:37:00 ID:RQfuzPgE
はっぱだって強いんだぜ!
135名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 11:07:52 ID:bNPlP4cY
アルムそんな強かったか?
アイクのほうが強いイメージあるけど
136名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 13:01:52 ID:NtOxGpfQ
アルム 破壊神を破壊した男
アイク 女神をコマして女神をヌッ殺した男
137名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 15:23:21 ID:QyZhAIfc
いやいや、コマしてはないだろwww
フラグは立ってた気がするが

ミカヤはユンヌが中に入ってたほうが萌えるなぁ
138名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 15:29:47 ID:oHvifdAP
アイク=基本能力最強レベル&武器性能最強&耐久性無限&遠距離攻撃可&スキル究極
周りの剣士はへなちょこばかり

これ以上強いキャラを作り様がない
139名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 15:48:59 ID:VTmes/Ll
むしろユンヌはミカヤの中に入っていた方が萌える
140名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 16:44:52 ID:tIgQ0BRw
主人公の強さを比べようなんざ、ナンセンスだぜ。兄弟。
一番思い入れが大きいのは、やっぱマルスだな、俺は。
箱田版に影響されたか、俺は、マルスは甘ちゃんの策士というイメージがある。
理想論を具体的な手段で立てていく過程が面白かった。何で、あんな中途半端に終わったんだ畜生。

箱田氏の書く女の子は可愛いんだぜ。
シーダに化けたチェイニーと、それを追いかけるシーダは可愛かった。
そしてマチス、いい意味で別人すぎw
あとがきまんがでちょろっと聖戦にも触れていたから、描いて欲しかったナー。
141名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 16:57:38 ID:7x9SiVWI
主人公同士じゃなくて同作品内での強さの話だと思ったが

何が言いたいかって、セリスが逆レイプされるやつはそれはもうえろかったのだと
142名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 22:31:36 ID:oHvifdAP
エイリーク様のぱんつが白だったのは予想通りでしたが、
リンディス様がふんどしだったのにはびっくりしました。
ちなみにミカヤたんははいてません、生タイツです
143名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 22:44:12 ID:xYyjNy/s
ミランダとサラとナンナがリーフを巡って争う

すばらしい
144名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 12:36:38 ID:QnASBsuc
>>140
エニックスの身内のごたごたに巻き込まれたとか聞いたが、ちゃんと完結してほしかったな。
今なにしてるんだろ?ネットでいいからかいたりしてくれないかな
漫画あったはずなのに行方不明。大人買いしようかな
145名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 01:18:49 ID:qYUmcLT2
>>135
外伝の上限値は40
天使の指輪+根気よく育成を心がければ、
カンスト時には全作品で最強の主人公の出来上がり(武器補正なしで)。

ただアイクは成長がよく、実用的なレベルで高いパラメータまで育つけど、
アルムをカンストさせるのは手間もかかるしメリットも薄い(ぶっちゃけ無い)。

セリカ様のドット絵には愛が感じられると思う。
146名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 17:37:03 ID:X70/wpVc
セリカはBGMの「セリカの旅立ち」も良かったよな(タイトルうろ覚えだが)
あとは当然アニメ。FCなのにあの気合の入りよう。

>>134
はっぱは絶倫なのが良かったよな。
147名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 18:25:10 ID:PyMA/R7U
トラキアリメイクして
光の剣をアンサラーに、ブラギの剣をフラガラッハに改名してくれんかな
148名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 23:14:30 ID:wTv7yyRd
リメイクといえば暗黒竜と光の剣がDSになるらしいな。
…今更だけど。
149名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 00:37:20 ID:S0qieTVx
保守
150名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 04:42:58 ID:ekDCGy7C
リメイクはあの絵柄に萎え萎え。もっとエロスなのきぼん
151名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 07:49:43 ID:jUGunX4o
>>147
光の剣をアンサラーは分かるが
フラガラッハはバルムンクのほうがしっくりくるなあ




魔剣なんだけどね
152名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 11:33:27 ID:6I7BC1O4
今トラキアをリメイクしたらミランダとナンナとサラを選べたりするのだろうか
それより例の暗黒竜はチキやカチュアに不倫できるのだろうか
153名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 14:05:41 ID:UAYH3blz
ファーイアーアーエーンブレーン しーねしねしーねーー
154名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 22:39:21 ID:RhnZ1dJh
>>150
あの絵柄はなんとかならんかね
百年の恋も冷めるぜ
155名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 06:23:55 ID:F5Su3R+y
>>142
さぁはやくディアドラやユリアがどうなっているか教えてもらおうかいや教えて下さい
156名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 09:08:52 ID:ZDg7GoVH
>>152
カチュアに不倫できるなら一万でも買う

シーダが死ぬと他ヒロインとマルスをくっつけられるみたいなシステム導入したら、
シーダ殺す人続出するオカン
157名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 15:25:43 ID:apjM5BOg
>>155
さぁどんな親子丼になるか教えてもらおうかいや教えてください
158名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 20:54:39 ID:ROk527le
>>146
とどめの一撃が盾を放り捨てて走って行くのがカッコ良かったよな
159名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 14:27:00 ID:u5kYtSmv
「いらない」
「ユリア様…お残しになられては…」
「不味いのよ、あなたの料理。豚にでもあげてきてちょうだい」
ユリアの氷のような発言に、純真なマナは、うつむきながら「申し訳ありません…」とつぶやく。
「…セリス様はどうしてこんな土臭い平民の娘を妻に選んだのかしら」
「え?」
「知ってる?セリス様がバルド直系、聖剣ティルフィングの継承者だって」
今更何を言うのだろう。そんなことはグランベルの民なら子供でも知っている。
マナはそう思いながらうなずく。
「あら、浅学な平民風情でもそれくらいは知っているのね」
「はい…」
「それならわかるでしょう?セリス様は相応の家督の持ち主と結ばれて然るべきだって」
ユリアはそう言いながら髪をかき上げる。
「お、お言葉ですがユリア様!セリス様は婚約者として私を指名して下さいました!」
「そう。だから私ね、思うのよ…マナ、あなたはセリス様をどうやって籠絡したのかしら?」
「ろ、籠絡なんてそんな…」
「黙りなさい!」
ユリアがヒステリックに叫び、マナの肩を掴んだ。
その気迫にマナは思わず身を竦める。
「この泥棒猫!どうせ体よ、体に惹かれたのよセリス様は!」
ユリアの爪が、マナの白い柔
160名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:22:44 ID:x6U75I0e
わっふるわっふる
161名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 17:50:41 ID:YuMciery
>>159
何という寸止め…
162名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 20:29:21 ID:ku60AEGl
なんてドSなユリアなんだ・・・ワクワク
163名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 21:51:05 ID:pbunWHxV
まだ早いけどGJ

増税ユリア?
164名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:35:01 ID:JJtGVE+P
「シグルド様が…中に…はぁ…」
「ディアドラ…私は君を愛しているよ」
「はい、私も…一生あなたを愛します…」
数年後
「アルヴィス様…もっと出して…」
「ディアドラ、私はお前を愛しているが…お前は?」
「はい、私も…一生あなたを愛します…」
「シグルドのことは…」
「…なぜ今彼のことを…?」
「いや…なんでもない」

天国
「…私はエーディンを愛せばよかったのだろうか」
165名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 12:25:29 ID:nc5q37Xa
スー
166名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 13:29:35 ID:F1dWsPOz
いや催眠じゃん

俺もどっちかというとエーディン落としたかったが
167名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:04:42 ID:TohnuBYX
う〜んどちらかというとブリギットが
168名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 18:17:52 ID:p+2qBC0w
アイラともちょっといい雰囲気になったのにな。
出会いもディアドラに負けないくらい芝居がかってていいじゃないか。
169名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 18:25:14 ID:JJtGVE+P
ブリギッドはどうにも相手がなぁ、うん
170名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 21:47:25 ID:1GI+nceG
ブリギッドはデューでいいんじゃない?
パティが盗賊だから・・・
171名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 21:59:52 ID:bbZ3oyjR
中で感じる女ディアドラ
シグルドは親友と妹の営みを覗くがいいよ
172名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 22:33:23 ID:1GI+nceG
城の中で下の部屋にいたシグルドが天井がギシギシ鳴るのを気になり上の部屋へ行くと
そこには親友と妹の激しいプレイを目の当たりするシグルド
負け時と妻であるディアドラと激しいプレイに突入しその十ヵ月後にセリスが生まれる

つい想像してしまった・・・
173名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:43:22 ID:DUfY/TdL
ロプト滅亡から数ヵ月後。かりそめの平和の中、グランベル国王のセリスは、新妻のマナとともに、緩やかだが幸せな日々を送っていた。
従順で、優しく、かわいらしく、時に厳しい。そんな彼女を守ってやりたくなるのは、男として当然の性と言えるだろう。
そしてマナもまた、そんなセリスの愛に全身で答えようと努力する。その姿がますます男心をくすぐり、なお一層愛してしまうのだ。
「セリス様、今日は私がお料理をお作り致しますが…いかがなさいますか?」
マナの申し出に、セリスは諸手を挙げて子供のように喜んだ。
「本当かい!?ありがとう!どうも宮廷の料理人の作る料理は口に合わなくて!」
「私のお料理程度で喜んでいただけるなんて…マナは幸せです…」
マナはうっとりとした表情でセリスを見つめた。セリスは本当に嬉しそうに、「今からお腹を減らしておかないと」などと言っている。
夕食の内容を考えながら、しばらくうきうきしていたセリスだが、不意にマナに向かってある提案をした。
「そうだ、マナ。ユリアの分も作ってくれないかな」
「え?」
その提案は、マナを驚かせる。普段は「君も大変だし、この味は僕が独り占めしたいんだ」と言って、2人分(セリスとマナの分)しか作らせないセリスにしては異例の提案だ。
ユリアといえば、ナーガの直系。セリスの妹だ。大人しく、それでいながら強かな女性として知られている。
本来セリスの妻になる予定の人だったのだが、セリスの強い要望と、世間体や倫理観などからその座をマナに譲渡、自分は王女として政治の場に君臨している。
「…ユリア様の分でしょうか?」
「うん。こんなに美味しいんだ、ユリアもきっと喜ぶよ」
「ですが…私はユリア様にあまり…よく思われていないようで…」
マナは口ごもる。
ユリアはマナを見ると、どうにもその表情が堅くなる。態度もつっけんどんになるのだ。セリスもそのことはよく知っている。
「確かにね…でも、きっと意地を張っているのさ」
「そう…なのでしょうか」
「もちろん。だってこんなにかわいらしいんだよ?」
セリスはそう言って、マナの額に口付けをする。
マナは純真である。未だに恋人の前で裸になることすら恥ずかしがるほどなのだ。
そんな彼女が、不意に口付けなんてされたらどのような反応をするか、想像に難くないだろう。
「せ、セリス様…」
「…それに。ユリアの承諾さえあれば、宮廷料理を君の美味しい味付けに変えることができるかもしれないだろう?」
「…あ。もしかしてそれが目的なんですか?」
「ああ。本当は毎日君の愛情が詰まった料理が食べたいのだけれど…それでは大変だろう?疲れた君は見たくない」
セリスの微笑みに、マナは恥ずかしがりながら何度も頷いた。
「は、はい!でしたら今日は、ユリア様にも食べていただけるように、腕によりをかけて作りますので…!」
マナはそう言って、顔を真っ赤にしたまま部屋を飛び出していく。
「…ふぅ、本当にかわいらしいな、マナは…」
その姿を見送りながら、セリスは誰ともなしにそうつぶやき、玉座へと向かっていった。
174名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:44:19 ID:DUfY/TdL
それから日が沈み、城の跳ね橋が上がりきった頃。
「ふぅ…すっかり遅くなってしまったわ」
マナはそういいながら、台車に盛大な料理を乗せ、それを押しながら廊下を歩く。
既に自分とセリスの分は、食堂に用意してある。「すごいじゃないか!マナ、あとで一緒に食べよう!」と言って大喜びしていた。
逆に、ユリアは大抵の場合、食堂ではなく自分の部屋で食事を摂る。どうやらその方が落ち着くようだった。
そして、それはマナにとっても好都合だった。ユリアとは折り合いが悪く、空気がギスギスしたものになってしまう。誰だってギスギスした空気は好きになれないだろう。
ユリアの部屋の前で、マナは一度深呼吸をして扉を叩く。
「…失礼致します。ユリア様、お食事をお持ちいたしました」
「鍵は開いているわ」
「失礼致します」
マナは扉をあけて一礼する。
「…あら。マナじゃない、どうしたの?メイドに格下げでもされたのかしら」
ユリアはその姿を見るなり、不快さを隠そうともせずに言った。
「い、いえ…セリス様が今日は私に料理を振舞え、と…」
「…へぇ、セリス様が、ねぇ?」
ユリアはそうつぶやき、イザーク風の豪勢な料理の数々を見つめる。そして立ち上がり、台車を蹴飛ばした。
中に入っている魚の煮物が音を立て、出汁が少々溢れ出る。
「あ…」
「いらない」
「え?」
「いらないって言ったのよ。豚にでもあげてきてちょうだい」
「ですが、お食事を摂られないと…」
「何度も言わせないで」
ユリアの氷のような発言に、純真なマナはただ俯くことしかできない。それを見てますます苛立ったのか、ユリアは不機嫌そうに句を連ねる。
「まったく、セリス様はどうしてこんな土臭い平民の娘を妻に選んだのかしら。理解に苦しむわ…」
「申し訳ありません…」
マナの謝罪…否、彼女は罪を犯していないが…には耳も貸さず、ユリアは自室の中を不機嫌そうに歩き回る。
「あなた知ってる?セリス様がバルド直系、ヘイム傍系、聖剣ティルフィングの継承者だって」
「はい…」
マナは頷く。何を今更。そんなことはグランベルの民なら子供でも知っていることだ。
「あら、浅学な平民でもそれくらいは知っているのね?」
「はい」
「それならわかるでしょう?セリス様はあなたのような平民とは比べ物にならない…
雲泥の差、月とすっぽん…いいえ、人間と虫けら、ティルフィングとこわれた剣…
本来ならあなたは、触れることはおろかお目通り願うことすら許されないほど神聖で高貴な存在だって」
ユリアは穏やかに、しかし一つ一つの言葉を強調して、何度も含めるようにマナに言う。
「分不相応だとは思わないのかしら?それとも平民には自重の精神というのがないのかしら」
「お、お言葉ですがユリア様!セリス様はその平民の私めを愛しているとおっしゃいました!今では私があの方の正妻です!」
「ええ、そうね。それは事実だわ。…ねぇ、マナ?」
ユリアの白く細い手が、ユリアの頬にそっと触れる。
「どうやってセリス様を篭絡したの?」
「ろ、篭絡なんてそんな!私は…」
「黙りなさい!」
突然ユリアはヒステリックに叫び、マナの肩に掴みかかった。
「この泥棒猫!どうせ体よ、あなたの体に惹かれたのよセリス様は!」
ユリアはマナの目をまっすぐに覗き込む。怒り。嫉妬。憎悪。それらの感情がありありと見て取れる表情と気迫に、マナは身を竦めることしかできない。
普段は温厚でおとなしく清楚な彼女が、ここまで怒りを露にするとは、誰が想像できようか。
「私は知っているのよ…!あなたが毎夜毎夜、セリス様を丸裸で誘惑していることを…!」
ユリアの爪が、マナの白い柔肌に食い込んでゆく。マナはその痛みと、目の前の女からにじみ出る気迫に、小さい叫び声をもらす。
白い細腕からは想像もできない怪力。動くことはまったくできない。目を逸らすことも許されない。今のユリアには、それだけの気迫があった。
175名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:45:34 ID:DUfY/TdL
「…ねぇ、マナ?」
突然ユリアの表情が柔らかくなり、声が普段の穏やかなものに戻る。
しかしマナの恐怖はまだ消えない。肩にかかる力はますます強くなり、爪が肌を傷つけ血を滲ませている。
瞳は依然として残り続ける嫉妬と憎悪、そして恐怖した者を見下すような悦楽が入り混じり、絶妙な狂気を帯びている。
柔らかな表情と猫なで声とは、あまりにも不釣合い。それがますます、純真な乙女を恐怖の淵へと引きずりこんでゆく。
「セリス様と別れなさい?」
ユリアは笑顔のまま、穏やかで優しい声で、含めるように言う。
「そ、そんな…嫌です…」
「ね?」
かかる力がますます強くなる。肩に食い込む爪はあまりにも痛い。その痛みが、ますますマナを恐怖へと陥れる。
あまりの恐怖に、震えが止まらない。このまま殺されてしまうのではないかということすら、真剣に考えてしまうほどだ。
「ね?」
ユリアは微笑んだまま、肩にかける力を強くする。
無言の脅迫だ。望みの答えを言うまで、絶対に離さないと。あくまでも拒み続けるなら、殺してやると。
それでも、純真でまっすぐなマナは、涙をこらえ、奥歯をカタカタと鳴らしながら、答えた。
「…嫌です」
「あら…バカにはわからなかったかしら」
ユリアはそう言って、にっこりと微笑む。親指の爪が、鎖骨と肩の間をぐりぐりと刺激する。
「あぐっ…」
「これはあなたのためでもあるのよ?耐えられないでしょう?平民、平民って小ばかにされるのは…」
「嫌です…セリス様と別れたくありません…!」
「無知でバカで浅学で、その上無遠慮!ますます理解に苦しむわね、セリス様ったらどうしてこんなのとご結婚なされたのかしら…」
ユリアはそう言って、一度肩から手を離した。肩にかかる負荷が突然軽くなり、マナはホッとする。
ユリアは机の上に置いてある、一冊の古びた本を取り上げる。
「ところでマナ、魔道書ってご存知?」
「…!」
「これ…このオーラっていう魔道書ね、お母様の形見らしいの」
ユリアはそう言って、軽く詠唱をする。まばゆい光が、指先にともる。
その光る指先をマナにむけ、ユリアは無邪気に…しかしどす黒い感情をたっぷり込めて、かわいらしく叫んだ。
「えいっ」
「ひっ!」
マナは身を翻す。間一髪のところで避ける。光の弾は彼女のすぐ横の壁に直撃し、凄まじい音を立てた。
壁は真っ黒に焼け焦げている。こんなものを受けたら無事ではすまないどころか、死んでしまう。
よく考えれば彼女は、暗黒教団の礎であったロプトウスを一撃のもとに葬り去った、ヘイムの血筋の末裔。ナーガの魔道書を使いこなす、光の竜の化身。
一個師団どころか、ひとつの国を壊滅させるだけの魔力を持つ女なのだ。
「あら、ダメでしょ?受け止めてくれなきゃ…壁に傷がついちゃったじゃない」
「ユリア様…」
ユリアは確実に、明確に、自分に対して殺意を抱いている。このままここにいれば殺される。しかし、脚がすくんで動くことができない。
兄の言葉が脳裏を過ぎる。「平民と貴族の恋なんてやめておけ」と。兄の忠告を聞いておけばよかったのだろうか。そうすれば、こんな目にも遭わずに済んだのだろうか。
「今度はちゃんと受け止めてちょうだいね?」
ユリアが今にも詠唱を開始しようとした、そのときだった。
176名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:47:11 ID:DUfY/TdL
「おい、ユリア!何があったんだ!」
一人の少年が、ノックもせずに無礼にも女の部屋へずかずかと入ってくる。
「あ、セリス様…」
「セリス様っ!」
さも心配そうな、あわてた表情。よほどマナを心配していたということが見て伺える。
マナは思わずセリスに抱きついてしまっていた。それを見て、ユリアが小さく舌打ちをする。
「…マナ、君の帰りが遅いから心配になって見に来たんだよ。ユリア、何があったんだ!」
「今までここでお話をしていたんです。ね、マナ?」
ユリアはにっこりと笑ってマナを見つめる。
(下手なことを口走ったら殺してやる)
その目はそう語っている。マナは震えることもできず、感情はただ恐怖のみに彩られていくのを感じていた。
普通の荒くれものなら、セリスがやっつけてくれる。
しかしいくら世界を救った英雄といえど、たとえティルフィングをもってしても、おそらくユリア相手には手も足も出ないだろう。ナーガの魔道書とは、それだけの強さが秘められている。
そして今のユリアなら、「あなたも殺して私も死ぬ」くらいのことは平然とやりかねない。つまり、逆らうことはできないのだ。
セリスには死んでほしくない。マナはそう思って、セリスに強く抱きついた。
「…で、その魔道書は?ふざけるにしてもちょっと度が過ぎるぞ」
「マナがオーラの力を見せてほしい、って頼むから、軽く。そしたらマナったら腰を抜かしちゃったみたいで…大丈夫?」
ユリアは白々しい表情で、マナの顔を見つめる。
「は、はい…ご心配なく…」
「ユリア、せっかくマナがご飯を作ってくれたんだ。美味しいよ?この私が保証する」
「…残念ですが私、ちょっと今は食欲が出なくて…下げていただけませんか?」
「…そうか。とりあえず料理はここに置いておく、どうしても食べられないのなら給仕に下げるように命じてくれ。
だが、私は国王として、お前の兄として、出来る限りマナが腕によりをかけて作った料理を食べるようにお前に命じる」
「仰せのままに」
「行こう、マナ」
セリスはそう言って、マナを腕に抱きかかえたまま部屋を出て行った。
間一髪だった。白馬の王子様が助けに来てくれた。マナはそれが嬉しくて、同時に殺されずに済んだことに安堵していた。
177名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:49:20 ID:DUfY/TdL
「…泣いているよ?どうしたんだい」
セリスの声に、マナははっとした。急いで拭こうとするのをセリスが視線で制し、マナに優しくたずねる。
とても怖かった。殺されるかと思った。闘技場でも、あのイシュタルを見たときでも、あのような恐怖心は抱かなかっただろう。
そこから解放されたのだ、緊張が解けて涙が流れてしまったのだろう。
「あ、いえ…なんか、安心したら涙が出てきて…ごめんなさい、セリス様!」
マナはセリスに向かって謝る。本当なら頭も下げたいのだが、お姫様抱っこをされた状態ではそんなこともかなわない。
するとその意志を汲んだのか、セリスが重苦しい口調で言った。
「ユリアの非礼、私に免じて許してくれないか」
「そんな、そのような…非礼なんて、むしろ私のほうが…」
セリスは目を閉じて首を振る。
「…わかっているんだ、マナ。ユリアがかんしゃくを起こしたのだろう?」
「そ、そんな…私が失礼を…」
「マナ、私は君が大好きだ。たとえユリアが世界を滅ぼしてでも私を手に入れようとしても…」
セリスは一度そこで言葉を切り、マナの瞳をまっすぐに見据える。
「私はマナ、君だけを愛している。この世界の誰よりもね」
「…セリス様!」
胸の奥が締め付けられるような感覚。目尻から温かな雫が流れ落ちるのを感じる。
「ありがとうございます、セリス様!私はこの世の誰よりも幸せです!セリス様の妻になれて、私はうれしゅうございます!」
温かい涙を流しながら、マナはセリスの首筋に抱きつく。セリスは困ったような表情をしながら、マナを抱きかかえ、不安定な姿勢で歩き始めた。
「さぁ、マナ。君の料理が食べてくれと待ちわびているよ?」
「はい!」
マナもまた、嬉しそうな表情になる。その表情を見て、セリスは微笑んだ。
何事もなくてよかった、それにしても本当にかわいらしい少女だ、と。
178名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:50:33 ID:DUfY/TdL
残されたユリアは、落ち着かない様子で頭を掻き毟りながら、オーラの書を片手に呟き続けていた。
「…セリス様…どうして私を愛してくださらないの?どうして私を抱いてくださらないの?私が妹だからでしょうか?
私の愛には気づいてくださっているのに、敢えて私に冷たくなさる…どうして?
どれもこれもきっとあの女よ!あの土くれ女が…!エルウィンドも満足に使えない女がセリス様を誘惑しているに違いないわ!
セリス様はあの魔女に騙されているのよ、きっと…そうじゃなかったらきっと私を愛してくださったはず。私がこんなにも彼を愛しているのだもの!
セリス様はお優しいわ…その優しさに甘えているあの女を…許すものか…許すものか…許すものか!」
食事の入った台車を蹴飛ばす。煮付けられた上等な魚が床の絨毯に落ちる。
べしゃりと落ちたそれを踏み躙りながら、ユリアは不機嫌そうに言った。
「殺してやる…じっくり、じわじわと…いたぶって殺してやる…!
いいえ、違うわ。私が手を下すんじゃない…セリス様を落胆させるのよ…そうよ…あの純真な猫かぶり女の本性を現してやる…淫乱な売女としての本性を現してやる…!
そうすればセリス様はマナに失望する…失望しかけていたところに濡れ衣を着せて牢にでもぶち込んで…
そのまま荒くれた薄汚いヴェルダンの蛮族どもにくれてやればいいのだわ…ふふふふふ…
そうだ、それに平行してセリス様を私に振り向かせていけば、あんな女がどうなろうと知ったことではないでしょうね!ふふっ…」
狂気を孕んだ表情で、ユリアはクスクスと笑い続ける。そして金切り声で叫んだ。
「給仕!この薄汚い豚のえさを片付けなさい。今すぐよ!」

…つづくのか?
179名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 08:35:56 ID:/BqT8egG
セリス様どいて!そいつ殺せない!ってかw
(((( ;゚Д゚)))ユリア怖いよユリア…

しかもユリアは間違いなく地上最強だから困るw
側室とかじゃ……だめですよねぇ、やっぱり……
180名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 10:13:15 ID:wWFPvcYj
なんだ目的はロプトの復活か?w
181人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/06(木) 11:56:14 ID:lT76zXui
側室・・・・・・



セリス「さあ、おまんまんを出せーい!」
ラナ「あ〜れ〜♥」
182名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 12:31:17 ID:y5GpDnFw
なんという馬鹿殿w
183名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 12:41:46 ID:DYTXRRmR
黒ユリア様が悲願を達成出来るようお祈り申し上げます。
184名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 13:10:17 ID:cT5NKHTr
(セリス)
ユリアのために築いたこの街が…
私の墓標になってしまった…
185名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 13:14:09 ID:Uz+AjBIb
これは期待
186名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 15:11:39 ID:alPrsliN
GJ。いいなぁ、黒ユリア……ロプト全開で。期待してます。

>>184
父さん……あなたのための聖帝十字陵はまもなく完成する……
187名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 16:50:17 ID:402xdN4l
>エルウィンドも満足に使えない女が

本筋とは関係のない所で噴いた。
188名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 20:19:27 ID:bH7G41VT
マナマナGJ!
マナマナが〜
マナマナにいびられて〜
マナマナに〜
マナマナな期待
189名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 20:49:14 ID:CiG6q9pw
>172
「ほお、あんな愛し合い方もあるのか」と素直に感心してそうな
シグルド
190名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21:59:50 ID:Cv/Dftu0
マナのこれからが気になる…
191名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:37:41 ID:dmfXlL44
ナイト系のユニットは腰が良さそうだから激しいプレイが多そう・・・
192名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:46:49 ID:aVHpgxVW
腰の強さは
Dナイト(飛ぶし背中硬い)>Pナイト(滅茶苦茶動き回る)>騎馬
だと思うんだがどうだろう
193名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 23:37:55 ID:Xi5+4wVq
騎上位ですねわかります
194名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 02:10:07 ID:L1J1dfi2
アマルダ「スルーフ様、もっとぉ…もっと突き上げてぇ…」
とか
クラリーネ「ほら、馬ならもっと早く走れるでしょう!」
とか
ナンナ「リーフ様、私めは馬でございます、ですから安心してお乗りになって…」
とか
195名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 09:12:10 ID:9XBEo1hG
歩兵から騎士にクラスチェンジしたら腰が急激に成長しそうだな・・・

親世代だとアゼルとかラケシスとか・・・
子世代だとアーサーやリーフなど・・・セリスもか・・・
196名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 21:03:56 ID:zCclAqjw
親世代の女達はみんな淫乱だよなあ
男から子種を搾り取るんだもんなあ
197名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:43:33 ID:4xCesR/n
しかも全員が二人ずつ孕んでる
198名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:47:01 ID:H/KItl6F
妊娠誘発剤使いすぎだろJK
199名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 03:20:16 ID:Bo7jVxcU
床では女らしいブリギッドと
床では途端に貪欲になるエーディン

ただしエーヴェルは淫乱
200名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 13:17:59 ID:r5Wv9uks
エーディンってなんかそんなイメージだよな。

ところで、騎士連中が馬で駆け回ってる戦場を徒歩で移動してる歩兵や魔法使い達だって、
足腰が鍛えられまくりだと思わないか。
201名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 13:59:28 ID:ZFEAJNzS
エーディンはイソギンチャク
アイラは万力
ディアドラはタコ
シルヴィアとティルテュは粗だね
202名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 23:10:04 ID:Bo7jVxcU
よし、ユングヴィの淫乱姉妹がアゼルきゅんを嫐る話を希望しよう
203名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 23:14:44 ID:X5/kzIeR
エーディンは女も平気で喰えるから怖いよな
エーディンによるエスリン陵辱もの希望
ノンケのエスリンを女同士のセックスに目覚めさせる聖女萌え
204人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/08(土) 23:51:30 ID:EcNtV2Y9
「アイラの奴、一体何をするつもりなんだ!?」
今、シグルド軍の面々が、遠巻きにアイラのことを見ている。その輪っかの中央に、アイラとアーダンがいた。
アーダンは仰向けに寝転がっている。そして驚くことに、彼の下半身は素っ裸だった。
「アイラ・・・・・・本当に、やるのか?」
「もちろんだ。」
そしてアーダンを見下ろすアイラも、下半身には何も身につけていない。二人の性器が、周囲の皆に丸見えになっている。
そのアーダンのモンスターは、これ以上ないほどにハードロックでギンギンになっている。その真上に今、アイラが跨った。
いよいよ・・・・・・繋がる。
アイラも、アーダンも、そして二人を取り巻く皆も、ごくりと息を呑む。アイラのアソコから、数滴の雫がアーダンのモンスターの上に垂れ落ちてくる。
(アイラ・・・・・・涼しい顔して、すごい興奮してやがる)
いつものクールなアイラの表情。だが、アーダンは知っている。アイラはその鉄仮面の裏に、激しい熱情を持っているということを。
「では、いくぞ・・・・・・」
やがてアイラは、徐々に腰を落としていった。そしてそれは、同時に彼女の膣が、アーダンのモンスターを咥え込んでいくということ。
そして・・・・・・入った。
「おおおっ!」
周囲から歓声があがる。今、アーダンとアイラが、一つになった。
「アイラ、本当に、俺でいいのか?」
「貴方だから、いいのだ。」
そしてアイラは、下半身に渾身の力を込めて、立ち上がる。しゃがんでいる姿勢から、ゆっくりと立ち上がる。
「アイラっ!頑張れっ!」
「う・・・・・・うおおおおおっ!!!」
アイラが激しく唸った。それとともに、彼女はより一層の力を込める。まるで己の全エネルギーをそれに向けるかのように。
そして・・・・・・奇跡は起きた。
周囲の面々が、一斉に驚きの声を上げた。
アーダンの身体が、アイラの腰によって、持ち上げられて宙に浮いている。
「す・・・・・・すげえ・・・・・・」
「アイラ・・・・・・」
アイラはやや苦しそうに、はあはあと息を荒くしている。今彼女は、膣の力だけでアーダンを持ち上げているのだ。
そしてアイラが再び腰を下ろすと、アーダンは元の仰向けの姿勢に戻った。そしてその上に、アイラがぐったりとなって寄りかかる。
「はあ、はあ、はあ・・・・・・どうだ?」
アーダンは涙ぐんでいた。
「す・・・・・・すごいぜアイラ!俺、思わず感動しちまったよ!」
そんなアーダンを見て、アイラは微笑んだ。
「ふっ・・・・・・アーダン、意外に涙もろいな。」

おしまい
205名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 21:49:41 ID:REcjH/Uy
アーダンが活躍するのかと思ったらそっちかよw
206名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 00:32:43 ID:F0WAVIj5
アイラの逞しさに吹いた
207名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:01:19 ID:cNBOrOeK
ふっと体に違和感を覚え、アゼルは目を覚ました。どうやらベッドの掛け布団がなくなっているらしい。
シレジアは寒いなぁと思いながらそれを拾おうと思っていると、聞きなれた、しかしこの部屋にはあるはずがない声が聞こえた。
「あら、起こしちゃった…」
裸になった金髪の美女が、枕元に立っている。
アゼルは眼をこすりながら、本来この部屋にいるはずのない女に尋ねた。
「エーディン…あの、僕は夢を見ているのかな」
「あら、アゼルったら寝ぼけているのね?」
その金髪の女は悪戯っぽく笑うと、アゼルの唇を自らの唇で塞いだ。
「…!」
舌を積極的に絡ませ、アゼルの後頭部を左手で支え、右手で彼の股間に触れる。それらの作業が、アゼルの眠気を一気に吹き飛ばしていく。
「…え、エーディン…?」
アゼルは胸がドキドキしているのを感じていた。
アゼルはあえて妻と部屋を別にして眠っている。本当は互いに同じ部屋で、もっと言うなれば毎日同じ床で眠りたい。
しかし毎日激しく愛し合っていたら、ある日どちらも足腰が立たなくなってしまったという笑えない笑い話を作ってしまって以降、アゼルは禁欲も兼ね、愛妻と床を毎日共にすることをやめたのである。
無論、ベッドを分けるだけでは効果はないだろう。そう思い、アゼルはこれまでの部屋の隣に移ったのだった。
このように彼自身は意外と貞操観念には厳しいのだが…
「どうしてここに…約束しただろう?一緒に寝るのは1日おきにしよう、って…また笑い者になりたいのかい?」
「だって…我慢できなくなって…ごめんなさい、アゼル…」
身をくねらせ、鼻にかかったような甘ったるい声でアゼルに謝る。
彼女自身が淫乱なのか。それとも一族そろって女癖の悪さで知られているファラの一族の血の宿命なのだろうか。
「あなたのこと考えたら…我慢できなくなって…罰は受けます、だからアゼル…抱いて、くださいませんか?」
普段のエーディンも魅力的だが、月明かりが照らす部屋の中で懇願するその女性は、普段とはまったく違う魅力をもっていた。
「…今夜、だけだからね」
アゼルはできる限り平静を装い、いそいそと服を脱ぎ始めた。
本当は飛び上がるほど嬉しかった。彼とて腰が強ければ、毎日毎晩エーディンを抱きに行くだろう。
(オイフェに頼んで魔道騎士にでもなろうかな…)
なんとも不純な動機ではあるが、馬をもらえば戦闘においても役立つことは間違いあるまい。
208名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:01:59 ID:cNBOrOeK
夜這いをかけてきた女の裸は引き締まっており、無駄な贅肉がまるでなかった。大き目の乳房の先には、大き目の乳輪と乳頭が、興奮を示すように堅くなっている。
既に秘所は濡れそぼっており、前戯の必要などまるでない。顔も既に、物欲しそうにアゼルのモノを見つめている。
一方、アゼルの方は小柄で線が細い。そもそもエーディンより歳下で、背もエーディンより低い。股間にある自身の欲望を示す肉棒も、これでフルサイズかと思わせるほど小さかった。
アーダンやレックスのものに比べれば、自分のものなどかわいらしいサイズである。それが彼のひそかなコンプレックスでもあった。
(…どうやって大きくすればいいんだろうか…)
「ああ…アゼル…素敵…」
その肉棒に、女は突然頬擦りをしてきた。
「え、エーディン…」
「かわいらしくって、それでいて雄雄しくて…すごいわ、アゼル…」
いとおしそうに、物欲しそうに、何度も何度も頬にその感触を味わう。
何かおかしい。今日はやけに積極的だ。普段のエーディンも淫婦と野次られてもおかしくないほど積極的なのだが、それとは少し違う積極性がある。
まだなんとなく夢現の境に意識があるためか、その違和感の正体がよくわからない。もしかしてまだ夢を見ているのではないだろうか。
「はむっ…あへるの、おいひい…んっ…ちゅ…」
女はペニスを口に含み、舌を積極的に動かし、カリ首の辺りを舐め回す。裏筋を舌先で刺激するようにゆっくりと舐め上げ、喉の奥に亀頭を当てる。
これほどにまで積極的な尺八は経験したことがなかった。1日中禁欲をしていた年端も行かぬ少年は、すぐさま絶頂へと導かれる。
「出る!出る!エーディン、出るよ!離れて…」
アゼルはそういいながら腕で彼女を離そうとするが、女は上目遣いでアゼルを見ながら抗議する。
「んっ…ぷはぁ…ダメ…もったいないじゃない…」
「あっ、ちょっとそんな…うっ…!」
アゼルは
その女は搾り取るように、喉を鳴らしながらアゼルの精液を飲み干す。
「んっ…はぁ、…しょっぱくてにがくてまずいけど、喉越しがよくて…癖になりそう…」
口の端からよだれのように白濁を垂らしながら、女は嬉しそうにアゼルのモノから離れる。
「…ねぇアゼル…もう私、我慢できないの…ね、だから…」
金髪の女が自らの秘所を開いてアゼルの顔を見る。次の瞬間、女は戦慄を覚えた。
アゼルの表情が、とても冷たくなっている。
「…僕ももうろくしたな…気持ちよかったからいいけどさ」
アゼルはそういいながら、乱暴に女の胸を鷲掴みにする。
「ここまで気づけなかったのはひとえに僕の愛が足りなかったからだ…エーディン、すまない。ファラの血は争えないね」
「何を…」
「…ユングヴィの血ってのも淫乱が多いのかい?ブリギッド」
アゼルはそう言って、その女の顔をじっくりと見た。
愛妻とはどことなく、顔の作りが違うように見えた。
209名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:02:31 ID:cNBOrOeK
「…え、何を言ってるの?私はエーディンよ、どうしてお姉様のことなんか…」
「エーディンはね。君と違って顔にぶっ掛けられて喜ぶ淫乱女なんだ。この間飲み干させようとしたらさ、えぐついちゃって。あとでものすごく怒られたんだよ」
アゼルはそういいながら、未だ硬さを失わない肉棒をブリギッドの秘所にあてがう。
「…本当のこと言ってくれたら、突っ込んであげるよ」
「ち、違うわ…私はエーディン。エーディンよ、あなたの妻…今日はちょっと、挑戦してみようかなって思って…」
「やっぱりいつもと違うんだよ、どこかしら。…独り身だから寂しくなったのかい?」
「だ、だから私は…エーディン…」
なおもしらばっくれる女…ブリギッドに、アゼルは亀頭を局部にそっと入れていく。
「はぁっ…!」
「ねぇ、ブリギッド。中で僕のこれが…ずぼずぼと出入りして、奥まで君を貫いて…そして中に、たっぷりとあのえぐついたドロッとした液体を流し込む…
それを期待して、わざわざここまで来たんだろう?こんなところでお預けなんて、生殺しだよねぇ?」
「…」
「エーディンはこんなところに筋肉はついていないんだよ」
アゼルの指が、ブリギッドの腹筋に触れる。ブリギッドは思わず声を漏らしてしまう。
「認めるかい?自分がブリギッドだって。エーディンの姉で、義弟に手を出す淫乱女だって…」
「…」
もはや限界だった。
「…はい!認めます!私はブリギッド、ユングヴィの公女、あなたの妻エーディンの姉で、イチイバルの継承者です!」
「他に言うことは?」
「私は淫乱女です、エーディンの話を聞いていて私も欲しくなっちゃったんです…アゼル、お願い!これ以上意地悪しないで!」
涙目になって懇願するブリギッドを見て、アゼルは微笑む。
「まったく、本当に姉妹揃って悪戯好きだね」
「え?」
「エーディンもね…一度同じようなことをしたことがあるんだ。頭にバンダナを巻いて…なれない乱暴な言葉を使って、ね!」
前触れもなく、突然彼女の濡れそぼった秘所に、アゼルの硬い肉棒が突っ込まれた。
「あはぁっ…!痛い…!」
鋭い痛みが、ブリギッドの局所に走る。同時に、鮮血が愛液に混じっている。
「ハン、処女か。処女なのに随分と慣れたものだったじゃないか!」
「あっ、あぁっ…」
「海賊相手にやっていたのか?それともこの軍のもてない男たち相手にか!後ろの穴なら別にかまいません、ってか?」
「ち、ちがう…自分で、自分で、指とかで一生懸命練習してぇ…はぁん…」
「まったく、尊敬するウルの血を引いた実姉がこんな売女だったなんて、エーディンが知ったらきっとがっかりするだろうなぁ…」
アゼルは目の前にいる女を罵りながら、自分も結局、そんなに好きじゃない父親と同類になってしまったのだなぁと心のどこかで思っていた。
結局、父も兄も女に対しては手が早かった。そして自分も。いくら相手から誘ってきたとはいえ、それを断らなかった自分は最低な人間だ。
やはり、ファラの血は争えない。
「さぁ出すぞ…受け止めろ、この淫乱女!」
「はい!出して!中に、奥に出して!」
「くぅっ…!」
アゼルはブリギッドの唇を塞ぐ。ブリギッドは物欲しそうに舌を絡め、アゼルの唾液をごっそりと持っていこうとする。
同時にブリギッドの肉壺はひくひくと痙攣し、精液を搾り出すように動く。アゼルはその動きにますます快楽を高められ、盛大に彼女の中に白い欲望をぶちまけた。
白濁が、ブリギッドを妊娠させんとばかりに勢いよく発射され、彼女の中を満たしていく。
「ああっ…熱い…素敵…」
「…はぁ、はぁ…すごいな…エーディンのとまったく違う…」
その余韻に2人が浸っていると、ふいに廊下から風が吹いた。
アゼルが振り向くと、ちょうど扉が開いたところであった。
210名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:03:41 ID:cNBOrOeK
扉を開けて入ってきたのは、アゼルの愛妻エーディンだった。
「アゼル、何かあっ…」
部屋の中の状況を見て、エーディンは絶句する。
素っ裸になったアゼルが、女を犯している。
放心状態になった姉が、股の裂け目から鮮血の入り混じった白濁液を流して、恍惚とした表情で笑っている。
つまるところ、答えはただひとつ。アゼルが、姉に手を出したのだ。
「…アゼル?お姉様!?」
「エーディン…こっちに来るんだ。お前も一緒にかわいがってあげるよ」
アゼルはそう言ってにやりと微笑む。
「エーディン…?」
ブリギッドはエーディンを見つけると、大きく息を吐いて、嬉しそうに言った。
「…あなたの言うとおりね…アゼルって…素敵…」
「アゼル、あなた何を…返答次第ではただではおきません!」
「違うの…私が…夜這いをかけたら…返り討ちにされちゃってね…アゼルは何も悪くないの…」
だらしのない格好で笑うブリギッドを見て、アゼルはますます興奮していく。
「硬くって…たくましくて…小さいんだけど、上手で…精液の味も癖になるわ…エーディン、ずるい…こんなの、独り占めするなんて…」
エーディンはそういいながら、アゼルに懇願する。
「ねぇ、もっと欲しい…エーディンに出した分だけ、私にも出してください…」
その浅ましい姉の姿をみて、エーディンの股座もまた、ブリギッドと同じように湿り気を帯びてくる。
「ふん、淫乱め。エーディン、聞いたかい?君と同じだ…さぁ、君も一緒にかわいがってあげるよ」
アゼルの自身に満ちた笑いもまた、彼女を興奮させた。普段の優しさが影を潜め、自分勝手にその欲望をぶちまける…そんなアゼルを見たのは初めてだった。
このかわいらしい少年に、めちゃめちゃにされてみたい。そんな欲望が鎌首をもたげてくる。
「…アゼル。私もかわいがってくれますか?」
「当たり前だよ、エーディン」
アゼルはそう言って笑い、エーディンの肩を抱き寄せて口付けを交わす。
「ああ、私にも…」
「わかってる。ブリギッド、起き上がって…エーディン、君は服を脱ぐんだ」
まさに、両手に花。アゼルは2人のそっくりな女性を両腕に抱きよせ、指先で胸を愛撫しはじめる。
恍惚とした表情のブリギッド、物欲しそうな表情のエーディン。
3人の夜は、まだはじまったばかりである。


淫乱姉妹をなぶる話が書きたかったけど俺には力不足でした
211名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:10:46 ID:12XkDr2J
騎兵同士のカップルは一体どうなってしまうのか
212名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:15:27 ID:mpzy/7q1
>>207-210
なかなかナイスな鬼畜アゼルだったぞ。GJ
213名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 03:04:09 ID:m+q2DJN0
生脚ショタ、覚醒
214名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 19:44:53 ID:VkaJlR+U
ラケシスとフュリーのオナニー見せ合いっことか、腕力27の
怪力ラケシスによる女キャラ全員レイプしてまわる話とか、そういうの希望
215名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 20:51:54 ID:SaMefqcr
やはり山賊にズタボロに犯されるフュリーで。
最後は脱糞とアヘ笑いでシメ。
216名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 21:52:59 ID:cNBOrOeK
フュリーとシルヴィアが犯されているのにレヴィンはエーディンにご執心とか
レヴィンの子のはずなのにレスターに何故かドズルの血が流れていたりとか
217名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 22:46:45 ID:skJV6FdN
少年時代のシグルドは夜、妹の部屋に入り寝てる妹にイタズラをしようとしたら
先に親友がイタズラしてたので仕方が無く自分の部屋へ戻り自慰に励むところを妄想した
218名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 23:02:23 ID:VkaJlR+U
イタズラって何だろうか?
パンティ下ろさせて、おしっこの味がする無毛の割れ目を舐めたり
いじったりか?
219名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 00:17:10 ID:3Mpw7+aI
シグルドは妹に自分のモノを見せてこういった
『おれのこれを見てどう思う?』
『大きいけどキュアンのと比べると小さい・・・』
シグルドは底知れないショックを受けたのである
220名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 02:05:04 ID:i1dhWLpD
>>219
ハーディンもきっとそれだったんだよ
221名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 07:27:54 ID:05wQh/bS
キュアンは子供のくせに大人顔負けのいちもつだったんだろうな
何も知らない親友の妹騙し、つるぺたのまんまんにこすりつけて楽しんでいた、と
とんでもないエロガキだ
222名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 07:38:56 ID:Se3GFAw2

【表現規制】表現の自由は誰のモノ【86】
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news2/1204801311/
223名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 09:17:14 ID:vXb3GBQF
>>210
GJ
でもブリギッドとアゼルだったら子どもが微妙になるんだよな…
224名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 13:38:19 ID:3Mpw7+aI
>>207
魔道騎士になりたかったらエリートリングを着けて戦えばいいのにと思ったのは俺だけ?
225名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 22:20:54 ID:i1dhWLpD
>>210
続きを書いて欲しい
226名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 23:25:28 ID:jXFvtn1a
レックス「最近ティルテュとご無沙汰でさ…」
アゼル「はっはっは、そんなもの尻でも撫でりゃ済む話さ!」
アーダン「(そ、そうなのか!)」
アイラ「よからぬことを考えてるな?」
227名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 08:15:59 ID:0nA5pgjS
>「エーディンもね…一度同じようなことをしたことがあるんだ。頭にバンダナを巻いて…なれない乱暴な言葉を使って、ね!」
これすごく気になるんだがよかったら書いてくれよ
228名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 08:22:51 ID:Gow5Tph6
なら俺はシャルローがアルテナとレイリアに誘われる話を
229名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 11:01:23 ID:UB32inEk
ID:Gow5Tph6 は鬼畜
230名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 04:09:41 ID:zjY+Z30h
アゼル萌ええええ
続き切実に希望
231名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 21:47:14 ID:/hqKJ851
一見誰ともつながりのない真面目そうな騎士だが
実はその筋の女性にモテモテのミーシャ

というのを考えてみた
232名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:04:26 ID:vqMoKLAz
レズの女王はエーディンで決まり
233名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:44:51 ID:HuiVyLJ/
そしてブリギッドとの姉妹丼に決まり
234名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:49:49 ID:HuiVyLJ/
フィンとキュアンのやりとり
キュアン『フィン、これを見てどう思う?』
フィン『すごく・・・大きいです・・・』
キュアン『そうだろ。これをお前にやろう。』
フィン『こ、これは!ありがとうございます!』

ゆうしゃのやりを手に入れた
しかし戦線離脱前に質屋に売られてしまうのであった
235名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:03:48 ID:vqMoKLAz
キュアンのいやらしさは群を抜いているな
236名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:21:23 ID:3ODbg+N0
フュリー「この槍…すごいですね。これをくださいな」
質屋「ああ、かまわないが。それはもともとフィンが使っていたもんだよ、なんでもキュアン様からもらったお墨付きの…」
フュリー「いりません。気持ち悪いから」
237名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:24:47 ID:vqMoKLAz
石突きに糞がこびりついていそうだな
238名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 03:49:53 ID:3LGxZs3q
一章の時に人気の無い森で指導を受けるフィン
キュアン『この戦いは長引きそうだ・・・(性的な意味で)』
フィン『どこまでも着いて行きます、ですが私は経験がありません(性的な意味で)』
キュアン『丁度いい機会だ、服を脱げ』
フィン『はい』

その後森からアッー!アッー!と悲鳴が聞こえたとか聞こえないとか・・・
239名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 05:51:33 ID:n/x+yc7M
エスリン「…恋愛は一時の気の迷いだと知りました」
ラケシス「もうお兄様以外信じられない!」
レックス「百歩譲って嗜好は認めるが、キュアンの趣味が分からん」
240名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 06:20:08 ID:wd427q8W
「…ねぇ、ラケシス。フィン様はいいのかい?」
「あの男の話はしないで。一度でも気を許した私は大ばか者だったのよ」
241名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 09:38:20 ID:3LGxZs3q
キュアンのお陰か?
フィンのわさがMAX30になったことは言うまでもない

その後、主君の息子もノンケでも食えるようになったとかならないとか・・・
242名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 10:50:14 ID:SuNfTCAc
ベオウルフ「ラケシス(ホモが嫌いだと言う)お前の気持ちは知っていた」
ラケシス「!!」
243名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 12:43:13 ID:3LGxZs3q
ラケシスの過去がトラウマ

エルト『イーブ、これを見てどう思う』
イーブ『すごく・・・大きいです』
エルト『これは大地の剣といってな、与えたダメージ分を自分の体力を回復する代物だ』
イーブ『はぁ・・・そうですか・・・』
エルト『じっくりと教えてやるこれからな』
そういい彼を四つんばいにして
エルト『思いっきり感じてくれ!ではいくぞ!』
といい彼の穴にエルトのいちもつを刺す

偶然、その現場を見てしまったラケシスには衝撃的であり
それが元でトラウマをなる
244名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 19:43:54 ID:e96mpaIB
キュアンがフィンの尻に散々出し入れしてるのを目撃したラケシスだが
その後、エスリンにしゃぶらせたり中出ししたりも目撃
バイの存在を知ったラケシス
245名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 22:03:01 ID:3LGxZs3q
しかしそんなキュアンもエスリンから貰ったゲイ ボルクのせいか
男としか戦わなくなり女戦士にはスルーするようになる
既に調教済みのフィンをよく可愛がっている

その後、キュアン達は部隊から去ってやっと消えたかとホッとするラケシスがいたのであった
246名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 22:05:19 ID:0xB/AS2H
キュアンに間接的にセクハラされまくってた訳だな
エルトにどんだけ恨みが合ったんだか
247名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 22:49:32 ID:3LGxZs3q
実はシグルドやエルトと出会った頃に好きだった人をエルトに取られて仕方が無く親友の妹と結ぶことになった
エルトはその人とギシギシアンアンしてアレスが生まれたと推測

その事実を知っているのはシグルドとキュアンだけであった・・・
248名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:50:17 ID:JaA673sl
流れが濃いなあw
249名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 00:38:12 ID:BtE/H+vQ
エロくないのが難点だな
250名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:36:13 ID:tW8zOTwa
ホワイトデーのお返しでアイクとライがレテと3P、白と白でダブルホワイト!
なんてことを考えた俺は末期。
251名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 04:13:40 ID:RFC802yI
「ミーシャお姉様!」
「マリータ、その「お姉様」という呼び方はやめてくれませんか…」
252名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:00:26 ID:F0n4irdg
親友が大事にしている妹の初物をいただく
やべえチンポ勃ってきた
253名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:40:38 ID:rSZ482oN
キュアン『エスリン、怖がらずちゃんと見て』
エスリン『キュアン・・・こんなところ兄上に見られたら・・・』
キュアン『大丈夫、シグルドはスリープを掛けておいたから心配はない』

その頃シグルドは夢の中でまだ見ぬ恋人と激しいプレイの最中だった
シグルド『どうだい?俺のわざは?』
???『ああー!いい!いいよー!』
シグルド『うわぁ!もうダメ・・・』

シグルドHP0

オイフェ『ああ、シグルド様がイッてしまわれた・・・』
254名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 01:41:41 ID:YNW275tq
キュアン好きが一人で盛り上がってますね、なんて口が裂けても言えないや
255名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 07:05:14 ID:ATxZXzui
むしろキュアン嫌いだろw
256名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 10:59:28 ID:zwrrmQTu
一人で盛り上がってるのは聖戦好きじゃないの?
257名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 20:02:04 ID:67ZTurY9
聖戦好きだけど全然付いていけねえわ
マニアックすぎ
258名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 20:26:18 ID:nFDca4XZ
レンスター関係は何でこうも濃厚か
259名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 21:12:40 ID:B6IHWTzq
ここでセリティニが好きだという俺は、たぶん少数派。
260名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 22:19:08 ID:zwrrmQTu
セティティニよりマシ。
セティの支援会話のキモさは異常。
261名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 22:41:50 ID:nFDca4XZ
セティもつるぺたまんまん愛好家と見た
262名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 22:56:35 ID:5njRnxUE
聖戦はロリ分が不足している
263名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:14:32 ID:rSZ482oN
だが近親要素は充実
264名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:26:59 ID:1lEZHWBi
ユグドラルのロリ属性はトラキアで多少カバーされている。
265名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:30:12 ID:NMQTfiLb
>>259
俺もなぜかセリスとティニーをくっつけたなぁ

でも一番くっつけたかったのはセリユリ
聖戦の近親はほんと素敵じゃ
266名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:53:25 ID:s7j7Do3l
セリスがユリアを愛してしまったと言われた時はビビったが結局結ぶことは出来ないんだよな・・・
267名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:59:56 ID:NMQTfiLb
まぁ、結ばれなくてもユリアはセリスの傍から離れないけどな。妄想膨らむ
至上最強の小姑…セリスの嫁にとってはウザイだろうなぁ

ってこれまんま>>178かwwwww
268名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 01:41:52 ID:dVmDCb8G
「ティニーの太股はかわいいな、私の宝物だ…」
そういいながら、セティはティニーの太股に顔をうずめて頬擦りをする。
「ああ、膕、脹脛、土踏まず…どれもみな柔らかい…なんて美しいのだ…」
セティの手の平が、いやらしく膝の裏から、柔らかな部分を伝って土踏まずへと動いていく。
その優しく弱弱しい手の動きが、ティニーの
「い、いや…」
「大丈夫…私に身を委ねて…何も怖いことはしないから…」
そういいながらセティは、彼女の膝の裏に舌を這わせる。
不快感と恐怖心を募らせながら、ティニーはセティにたずねた。
「…男の方は、その…胸とか、お尻とかに興味があると聞きましたが…」
「私はお前の脚にしか興味がない」

って感じなんだよ、俺の中のセティは
269名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 11:43:52 ID:mRnQuYmx
大沢乙
270名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 12:40:38 ID:cp5TYpfL
セリティニ主義者のセティニーへの対抗心は異常
それがキモくてセリティニが微妙に苦手だ
271名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 17:51:38 ID:pWaud3ic
セリス×アルテナの俺は異端
一度も見た事がない
272名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 19:13:39 ID:s7j7Do3l
>>271
てか従兄弟じゃねーか!
まあそれはそれでいいのだが
セリスとアルテナでは血縁関係にあるがユリアとアルテナではまったくの他人である
273名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 19:37:52 ID:vvu99O74
アルテナたんは自慢のゲイボルグクリトリスで実母犯してナンボ
274名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 20:29:44 ID:7RacleIu
>>270
それは偏見じゃないか?

>>272
そう言われればそうだな。
不思議とそういうイメージが今までなかったが。
275名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22:07:38 ID:s7j7Do3l
ユリアの血縁関係はセリスとユリウスを除くとアゼルが父の子供達だけだがプレイ状況で変わるから何とも言えない
276名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22:14:12 ID:88JaDmUe
「アルテナ…私を様付けで呼ばないでくれないか」
「何故です?」
「その…私の方が年下だから…本来なら私の方が敬語を使う立場だろう?」
「…甘えたいのね?」
「わ、悪いか!」
「…ふふっ、セリス…」

こうですか?わかりません!
277名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22:33:48 ID:QxZR310m
セリティニ好きなわけじゃないけどセティが嫌いだ。
ただそれだけ。
妹は好きなのに。
278名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 23:37:25 ID:s7j7Do3l
兄妹多くね?
姉弟はアルテナ、リーフとリーン、コプールぐらいじゃね?
279名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 00:10:41 ID:0LJ9fsYL
てか子世代はドズル三兄弟とペガサス三姉妹以外に同性の兄弟、姉妹いないよな
280名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 08:48:24 ID:egaLLuZh
話は変わるが
トラキアと烈火におけるショタおよびショタに襲いかかるキャラって誰になるか
281名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 11:30:07 ID:MZP9zFbb
トラキアはスルーフかな…落ち着いた感じするけど
烈火はギィだろう。見た目も中身も
282名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 15:39:05 ID:uujzk0bh
>>210
なんという鬼畜の血
ポッキしますた
283名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 18:58:30 ID:p4A9iqWV
聖戦では性戦ですから・・・

みんな性欲を持て余してますので
284名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:01:53 ID:i8Jo6/f6
戦場では少年にしゃぶらせて性欲を鎮める
オイフェやフィンはフェラが上手
285名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:23:44 ID:p4A9iqWV
>>284
そう言うとシャナンも少年だぞ

キュアンは夜の営みでエスリンの甘くてクリーミーな母乳の飲んでそう・・・

キュアン『今では俺は特別な存在なので彼(フィン)にあげるのは勿論ゆうしゃのやりだ』
しかし当の本人はナイトキラーであっけなく殺られるのである
286名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:34:23 ID:i8Jo6/f6
シャナンはアイラ代わりにレックスに掘られてそうなイメージが

愛妻エスリンに母乳のお返しにと苦くて臭いちんぽみるくを飲ませるキュアンか
287名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:53:41 ID:BCyj8AYG
またこの流れか
288名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:55:06 ID:i8Jo6/f6
みんな性欲を持て余してますので
289名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 00:59:21 ID:+VETwRB1
腐女子もいいけどほどほどにな
290名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:23:03 ID:vED5BvuK
何でキュアンってこんなに人気あるんやろか
291人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/21(金) 20:38:49 ID:rw24+Y7/
ども。かつてないスランプに見舞われているだみです。
リハビリがてらに一本投下します。
今のおいらには、これが精一杯・・・・・・許してorz
292人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/21(金) 20:39:21 ID:rw24+Y7/
エーディン・ノート(1)

セリスは今、ここティルナノグの片隅の小さな教会に来ている。
「こんにちはエーディン様。」
「まあ、ようこそセリス。」
今目の前にいるのは、エーディンという名の女性。彼女は17年前、命からがらバーハラから逃げてきた一人だった。
バーハラの戦い・・・セリスの父・シグルドが戦死した戦いとして有名である。そしてシグルドの配下の将校たちも、そのほとんどが命を失った。
敗者となったシグルド軍のうちで生き残れたのは、エーディンほか数名に過ぎなかった。彼女は最後尾にいたため、あの惨劇からの脱出に辛うじて成功したのである。
彼女が最後尾にいたのは、彼女がシスターだったからだ。シスターは本来、戦うことが役目ではない。戦士たちの傷を癒すことが役目である。
そのため、戦闘能力には乏しく、行軍の際には常に最後尾にいることになる。
彼女にとっては、それが不幸中の幸いであったのか、今もこうして生きながらえている。
だが、シグルド軍の他の仲間たちの行方は、まったく不明だった。安否情報も、その噂さえ聞かない。
彼女の他にも何人か生き残ったという噂はあるが、その真実のほどは確かめようがなかった。
そして彼女は何とか逃げ延びた。その先は、隠れ里ティルナノグ。まだ幼かったオイフェとシャナンが避難していた地。
そして、彼女の子供たちもオイフェらに連れられて、この地に来ていた。
それから17年・・・・・・

結局、あの時の仲間たちは、レヴィンを除いて、誰一人としてこの地を訪れることはなかった。
アイラも、アイラの夫も、ラケシスも、その夫も。
彼女は、ここティルナノグに逃れてきたシグルド軍の、唯一の大人となった。子供たちの親代わりとして、オイフェやシャナンの強力な助っ人として、彼女はここで働くことになる。
育児に不慣れなオイフェやシャナンにとって、彼女の存在は、何よりも頼もしかったことだろう。
皆がここまで大きくなれたのも、彼女の力によるところが大きい。17年前、彼女は既に大人だったから、子供たちにはない知識と経験があった。
そして今、そんな子供たちの一人、セリスが目の前にいる。彼は子どもたちの中では年上で、長男のような存在。
「セリス。」
「はい。」
エーディンは手に、一冊のノートを持っている。それは、A4ぐらいの大きさで、結構ぶ厚い。
「あなたに、見せたいものがあります。」
そしてエーディンは、そのノートの一ページをめくった。そこには、彼女直筆の絵と文字が書いてある。彼女は結構、絵が上手い。
ティルナノグの子供たちの絵や、在りし日のシグルド軍の仲間たちの絵もある。
「これが・・・父上と母上・・・」
セリスと同じ青い髪の青年と、その側に寄り添う美しい女性。もちろん絵の横に詳細な解説文があるから、セリスにも一目でわかった。
「そう。この方が、あなたの父上・シグルド様と、あなたの母上・ディアドラ様よ。」
セリスは在りし日の父と母の姿に、しばらく見入っていた。もうほとんど記憶にない二人。まだ二歳のときに離れ離れになったのだから、ほとんど記憶がなくて当然だった。
「さあ、そろそろいいかしら。問題は次のページなのです。」
セリスはまだ見ぬ父と母の姿をしっかりと焼き付けた後、ページをめくった。
「!!!」
293人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/21(金) 20:40:05 ID:rw24+Y7/
エーディン・ノート(2)

ページをめくって、セリスはびっくりする。そこには、先ほどの青い髪の青年と、美しい女性が、全裸で抱きしめあっている絵が描かれている。
「え、ええっと・・・・・・これは?」
「あなたを作っている最中の絵よ。」
「・・・・・・。」
しかし、美しい女性だ。その女性が、恍惚の表情を帯びて、青い髪の青年にその裸体を委ねている。セリスは思わず、勃起してしまった。
そして次のページは、パイナップル頭の大柄な男と、漆黒の長い髪の女性が、やはり全裸で交わっている絵。
女性は、よく見るとラクチェにそっくりである。
「こちらは、スカサハとラクチェを作っている絵よ。」
その次のページには、金色の髪の可憐な少女と、金髪の男の性交の絵。
「これは、デルムッドを作っている絵ね。」
更にその次にも、延々とシグルド軍の男女の営みの絵が続いている。
「あっ、レヴィンだ!」
セリスはレヴィンの絵を見つけた。彼は、緑色の髪の女性と交わっている。やはり女性は美しい。
「でもエーディン様、この絵・・・・・・」
「まあ、どうしたのですセリス?」
「レヴィンのおちんちんが、かなり小さいような気がするんだけど・・・・・・」
セリスは頭の中で自分のモノと比べてみる。セリスのモノは他の人に比べて決して大きいというわけではない。別に小さいというわけでもないが、まあ標準なのだろう。
そのセリスのモノに比べても、遥かに小さい。
「レヴィンに何か恨みでも?」
「いいえ。ですが、私は神に仕える身。ですから、決して嘘は描けないのです。」
「・・・・・・。」
そして次のページには、赤い髪の少年と、灰色の髪の少女が交わる絵。このページの少年のモノは、レヴィンとは逆に、かなり大きい。
セリスの倍と言えば大げさかもしれないが、そのぐらいの印象は受ける。
「こ、これはいくら何でも大きすぎ・・・・・・」
「いいえ。私は嘘は描いていませんよ。」
「何か、この女の人、ものすごい表情をしてる・・・」
「そりゃ、あんなに大きなモノをぶち込まれたら・・・」
「・・・・・・。」
「私は・・・・・・大きさよりも、弓を取ったのです。」
「えーっと、よく意味が・・・わかりません。」
294人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/21(金) 20:40:53 ID:rw24+Y7/
エーディン・ノート(3)

そして、シグルド軍の男女の営みの絵は、ここで終わった。
「セリス、本題はここからよ。さあ、ページをめくってみてちょうだい。」
そしてページをめくってみて、セリスは仰天した。
次のページの絵は、肌色の真ん中に、縦の赤っぽい筋が入っている絵。その横の解説には、「ラナ0歳」と書いてある。
「え、エーディン様、この絵は・・・・・・?」
「うふふ。この絵はね・・・・・・ラナの、一番大切なものの絵よ。」
明らかに、女の子のお股の絵である。割れ目の下の小さな窄まりは、お尻の穴だろう。
そして次のページには、「ラナ1歳」と題してある絵が描いてある。大人の人の2本の指が、真ん中の割れ目をぱっくりと左右に広げていて、その中身がはっきりと見えている。
「エーディン様、この指は・・・」
「もちろん私の指よ。」
セリスは思わず下半身が熱くなるのを感じた。ラナの一番大事な部分の成長記録。
「ラ、ラナって・・・こんな形をしてるんだ・・・」
そしてページをめくってみると、1歳ごとのラナの絵が描いてある。
セリスはごくりと息を呑みながら、一枚一枚食い入るように眺めた。それこそ、紙に穴が開いてしまうのではないかと思うぐらいに。
そして、ラナ11歳。
「あっ!血が出てる!」
「ここでラナは、赤ちゃんを産める体になったのよね。」
もうセリスの性欲は止まらない。あまりにも生々しい、そして卑猥な絵。
「セリス、どうかしら、うちのラナは?」
「・・・・・・。」
「あの子の気持ちは、あなたもわかっているはずよ。」
「・・・・・・。」
そして絵の描いてある、最後のページは、「ラナ16歳」で止まっている。
「ここから後は、あなた自身の目で、確かめてちょうだい。」
「エーディン様、僕は・・・・・・」
セリスの男自身は、もうギンギンにいきり立っている。その怒張に、エーディンは目を細めた。
「よかったわ。あなたが、あの子のことを気に入ってくれて。」
そしてセリスは立ち上がり、走って表に出た。
向かう先は、愛しいラナの元。
295人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/21(金) 20:41:56 ID:rw24+Y7/
エーディン・ノート(4)

そして、ラナは・・・・・・いた。
「ラナッ!!!」
いきなりセリスは、ラナに飛び掛る。
「きゃあっ!せ、セリス様!ど、どうしたんですかっ!?」
「ラナ!何も聞かずに、おま○こ見せてっ!」
「い、いやあっ!!!」
「僕のこと好きなんだろう?僕も君が好きなんだ!」
「で、でもっ!いきなりそんな・・・!」
そしてラナを組み伏せ、その上にのしかかる。
「一生大事にするから!」
「そ、それは嬉しいけど・・・で、でも・・・」
「いいから早くっ!」
「いやああっ!」
セリスは強引に、彼女のスカートを捲り上げて、ショーツを勢いよく剥ぎ取った。
「す、すごい・・・・・・(あの絵の通りだ・・・)」
「こ、こんなのいやあ・・・ぐす・・・ひっく・・・」
「ごめんよ。でも、絶対に一生大事にするから!」
「いやあ・・・ぐす・・・ひっく・・・」
セリスはそのまま、ラナの縦筋を舌で縦になぞり始めた。すごく卑猥な匂いが、辺りに立ち込める。
「すごいや!ラナは、もう赤ちゃんが産める身体なんだねっ!」
「・・・・・・ひっく・・・・・・」
「ラナ!僕の赤ちゃん産んでっ!!!」
そしてセリスは、ラナの一番大事な場所を指で弄った。
「ラナ、知ってる?この穴はね、僕のおちんちんを入れるために開いているんだよ。」
「・・・いや・・・いやあ・・・」
「ラナ、泣かないで!お願い、聖戦士バルドに誓って、一生君を大事にするからさっ!」
「・・・・・・。」
「だから、僕の赤ちゃんを産んでっ!」
ラナは涙目でセリスを睨んでいる。その上から、セリスは何度も懇願した。
「お願いします!お願いします!お願いしますっ!!!」
そしてセリスはラナの上に覆い被さったまま、ハンカチで彼女の涙を拭った。
「お願い!愛しているんだ、本当にっ!」
セリスはそのまま、己のモノを強引に彼女の膣に押し付けた。
「いくよっ!!!」
「ひゃああああっっ!!!」
ラナの処女は、ここでおしまい。
ここからは、ラナの女が始まるのです。

おしまい

P.S.セリスはあの後、ちゃんと約束を守りました。
296名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:46:44 ID:fALhtOhh
スランプのせいか、ぶっ飛び具合が大人しめだな
297名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 21:19:41 ID:KbGJF+Gg
アーダンめ!
298名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 21:46:09 ID:Btacd+zJ
ダミアン氏・・・レヴィンに何か恨みでも?
299名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 21:53:17 ID:vED5BvuK
レヴィンはどう見ても粗チンだろ
皮も被ったままかも知らん
300名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:25:03 ID:KbGJF+Gg
どうでもいいけどセリスなんでこんな必死なんだw
301名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:47:25 ID:jbvx0Jq7
アゼル「エーディン、本当はレヴィンの方がいいんじゃない?」
エーディン「出るのが風のように早い人に興味なんてありません」
アゼル「ブリギッドは…」
ブリギッド「アゼル…私はいらない女なの?」
アゼル「そんなことない!二人とも愛している!でも僕はファラの傍系なんだよ?」
ブリギッド「それならレヴィンは包茎なのよ?もっと自信を持って、アゼル!」
アゼル「…うん、そうだな!レヴィンなんかに負けられないぞ!」

アレク「レヴィン王子か…いいよなぁ、女の子にモテモテなんだろうなぁ…」
シルヴィア「私はアレクの方がいいな、だってレヴィンって体もあっちも風みたいにひょろひょろしてそうだもの」
フュリー「ノイッシュは影こそ薄いけど、レヴィン王子と違って優しいし濃ゆいし…」
アイラ「あの王子はどうも非力だな、それに比べればアーダンの怪力は…」
アレク「…なんかレヴィン王子に同情しそうだよ、俺」

レヴィン「俺、いじめられてるのかなぁ…」
302名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:32:43 ID:92DsJazi
すごく・・・カオスです・・・
303名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:36:55 ID:WCWfL94A
レヴィンがガンダムの刹那のようだ
304名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:38:23 ID:92DsJazi
レヴィンと言えば故郷での会話があったな
母親からまだ子供みたいなことを言われてな

レヴィンは『シグルド公とはそんなに歳は離れてないのに』
母親は『あなたとシグルド公では大人と子供の差があります』
もしかして母親は息子のムスコがまだ子供なのを見抜いていたのかな・・・
305名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:51:52 ID:FAsO+Rr/
大きすぎると入らないし、小さいことがマイナスであるとは限らないのでは?
特にシルヴィアもフュリーもマソコは小さいし・・・
306名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:10:41 ID:Xh2KN+w8
アナルにも苦労せず入るだろうな
シルヴィアもフュリーもティルテュもアナル似合うから丁度いい
307名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 03:05:33 ID:xozogUKK
>>301
性大に吹いたwwwww
308名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 04:05:28 ID:Z3vhRYpg
(レヴィン)
『お前らレヴィンが祖チンだの早漏だのとバカにしてるけど
どうせ嫉妬しているんだろwwwアーダン乙www』
っと。送信…

(マーニャ)
うわっ…気持ち悪い…

(クブリ)
誰があんな奴に嫉妬なんかするかよ…

(マイオス)
血筋さえ考えなければ俺たちの方が王様っぽいよな…

(アレク)
鳥の糞頭が何言ってるんだよ…

(ミカヤ)
同じ『緑風』でもサザの方がマシ…
309名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:37:36 ID:b06JdM2o
レヴィンは体格も貧弱だろうしな
みんなの前で裸に慣れないタイプだろう
310名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:57:34 ID:7varcl32
でも、おにゃのこだったとしたら…?
311名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:32:15 ID:b06JdM2o
女体化レヴィンに需要は無いだろう
萌える要素が全くない
312名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:56:39 ID:WCWfL94A
ルルーシュかよw
313名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:42:35 ID:Rip+UJhS
>>311
どう考えても洗濯板のような貧乳、と予想・・・。
314名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 11:48:58 ID:b06JdM2o
洗濯板に干しぶどう2ツ、と老婆のような体だろうな
315名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 12:39:43 ID:92DsJazi
細い、短い、早いの三拍子揃ったレヴィン・・・
太い、硬い、遅いの三拍子揃ったアーダン・・・
316名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 12:47:12 ID:TvgpdXRR
>>308
アレクは何を言ってるんだ
317名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 12:54:12 ID:b06JdM2o
レヴィンは性的な意味では魅力ゼロの粗チン野郎ゆえ何も知らないおとなしい
処女ばっかり狙ってる口だろうな
ヤリマンシルヴィアにエロいちょっかい出しつつも一線超えないのは、自分の
駄目っぷりをpgrされたり軍内に言い触らされたりされるのを恐れているため
ひょろひょろのもやしボディに強い劣等感を抱いているため、城の公衆浴場も
使えず男達からも微妙にハブられている
318名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 14:57:56 ID:Z3vhRYpg
ラーナ「ねぇレヴィン…あなた悩んでいることとかあるんじゃないの?」
レヴィン「うるさい!放っといてください母上!」
ラーナ「…そう。マーニャ、レヴィンの話し相手になって差し上げなさい」
マーニャ「お断りします。自分はこれから任務がありますので」

レックス「あいつなんかむかつくよな、ひょろひょろしてるし何か俺たちのこと見下してくる感じだし」
アーダン「まぁそう言うなよ…レヴィン王子の戦闘力は我が軍には欠かせないだろ?」
アゼル「そうだよレックス。見下されるのだって僕たちが血筋的に彼に劣っているからだろ?」
レックス「そりゃそうだけどな…」
アゼル「でもそれ以外勝てるところがないってことだよ」
ジャムカ「しかもフュリーもシルヴィアもとっくに他人の嫁ときたもんだ。もう残っているものはないんじゃないか?」
レックス「そいつもそうか!フォルセティさえなければあいつもただの遊び人だな!」
HAHAHAHA…

レヴィン「…くそっ、くそっ!」
ティルテュ「レヴィン…」
319名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 15:15:00 ID:7zWGFeXo
……もう祖国も残っていないジャムカ
320名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:19:26 ID:b06JdM2o
ちゃらけたレヴィン相手にまたを開く処女等いない訳で、実は遊び人ですら無いレヴィン
面が割れているシレジアでは女を買う事もままならず、かといって使用人を手込めに
するにも母親の監視の目があるため不可能だ
今はもっぱら軍内の女達をおかずにオナニー三昧の日々である
321名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 18:52:50 ID:92DsJazi
だからレヴィンは国を出た訳だな
表向きは国の為といい本当はこの環境に耐えられず国を出た
その後、命令で仕方が無くフェリーはレヴィンを探すことになったんだな
322名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:41:09 ID:/7CA2hQP
そんな酷い有様でフュリーはよくほれたな
323名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:13:20 ID:KB2IR5XA
表現の自由を侵害するマイクロソフトに徹底的に抗議しよう!

[email protected]
ファミ通へのお問い合わせメールアドレス

内容例
今回、子供の人権保護を盾に表現の自由を侵害しようという忌むべきキャンペーンに、
マイクロソフトが協賛されたことについて、まことに遺憾であります。
もはやこのような企業はゲーム業界にとって害悪でしかなく、
ファミ通編集部の皆様には即刻、
マイクロソフト製のハードに関する記事を削減していただけることを願っております。


https://support.microsoft.com/contactus2/emailcontact.aspx?scid=sw;ja;1238&ws=japan
Contact Us マイクロソフトへのご意見・ご要望

内容例
このたび「なくそう!子どもポルノキャンペーンのネット署名受け付け」に
貴社が賛同されたことについて遺憾の意を表明いたします。
児童ポルノ法を改正することにより
アニメやゲームなどのキャラクターへの性描写までもを禁止しようという主張ですが、
アニメやゲームを規制対象にしてしまえば表現の自由を著しく侵害することとなります。
そもそも架空のキャラクターに年齢が存在するとは限らず、
18歳未満かどうかを確認する方法は皆無と言っていいでしょう。

貴社がこれ以上、表現の自由に対する弾圧を続けるのであれば、
わたくしが貴社の製品を購入することは二度とございません。
今回のことについて謝罪をしていただけないのであれば、
知人にも貴社の製品の購入を控えるよう呼びかけてゆく所存であります。

貴社の良識のある判断をお待ちしております。
324名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 21:18:45 ID:tObu4Vb0
シグルド軍は美人が多いなと、かたっぱしからナンパするも男持ちばっかりで
結局オナニーライフなレヴィン
325名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 11:09:12 ID:57HsEFVv
ノイッシュ厨が暴れているな
326名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 14:19:05 ID:jeBxVeRf
セフェラン×サナキ見たい
327名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 16:37:57 ID:YovyhFx4
>>322
短小とか早漏なんて考えてたら、王妃の座なんて手に入らない
・・・と、考えてみる。
328名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:13:40 ID:FRyQd/Fg
>>322

フュリー「私がいないとあの人ダメだから」
シルヴィア「ダメーんズになってるよフュリーちゃん」
329名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:51:10 ID:QrfWrURd
レヴィンの短小ぶりはポークビッツにも劣るからな
そんなんでフュリーが満足出来るかどうか
他の女達は普通か巨根で楽しんでるのに自分と着たら
330名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 21:02:26 ID:rhR6icgW
シルヴィアとフュリーが寝取られる話を誰か書けということだな
↓よろしく
331名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 21:36:48 ID:tx3Ok6b+
そのあとティルテュと激しいプレイになるのをな
↓おう、早くしろよ
332名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:23:58 ID:OPlqVenG
じゃあ喧嘩してるうちにデキちゃってレヴィンどうでもよくなったから
レヴィンの前でイチャイチャしはじめるフュリー×シルヴィアで
↓たのむよ
333名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:39:02 ID:3g2bg9wj
イチャついてるのを見て気に食わなかったのでそのまま部屋へ連れ込み
レヴィンは『くどいぞ、さっさとイケ!』
と言いながらもどうしてもレヴィンが先にイッてしまうのであった
↓濃厚な話カモーン!
334名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:41:14 ID:QrfWrURd
>330〜325
レヴィンは妄想だけは一人前だな
335名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 22:48:34 ID:Z/u2JYPJ
シルク可愛いよシルク
336名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 23:47:29 ID:c8MiOtWZ
>>326
オルティナが怒ってます

しかしセフェランは性欲だなんて忘れてそうだw
337名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 04:16:45 ID:Jq9QR6Fa
シルクもいいが
シスターならサフィとエレンだな
338人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/24(月) 05:20:05 ID:iekunx0y
ロイ:ねえリリーナ、おま○こ見せて!
リリーナ:嫌。
ロイ:どうして?
リリーナ:そんな恥ずかしいこと、ダメに決まってるじゃない!
ロイ:残念だなあ。仕方ないからララムさんに見せてもらおうっと。
リリーナ:・・・・・・仕方ないわね。今回は特別よ。(くぱぁ)

ロイ:ねえリリーナ、おっぱい揉ませて!
リリーナ:嫌よ。
ロイ:仕方ない。ララムさんに揉ませてもらおう。
リリーナ:仕方ないわね(ぺろん)さあ、揉みなさいよ。揉めるほど大きくないけど。
ロイ:ほんとだ。小さいや。
リリーナ:・・・・・・。

ロイ:ねえリリーナ、僕の赤ちゃん産んで!
リリーナ:嫌。
ロイ:仕方ないな。またララムさんに(ry
リリーナ:わ、わかったわよ!はいどうぞ!・・・ん・・・はあはあ・・・あ・・・
ロイ:う・・・す、すごい・・・はあはあ・・・うっ!(ぴゅっぴゅっぴゅ!)
リリーナ:あ・・・ロイの精子が・・・いっぱい・・・♥
339人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/24(月) 06:55:49 ID:iekunx0y
ララム:ロイ様!
ロイ:わあっ!ララムさん!
ララム:ロイ様!あたしね、ロイ様の赤ちゃん欲しいな〜♥
ロイ:わかった。リリーナとたくさん子供作ったら、一人養子にあげるよ。
ララム:むう〜そういう意味じゃないのにい〜
340名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 08:33:28 ID:kb58fJwb
不覚にもララムに萌えてしまった・・・。
341名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 21:19:06 ID:sk5aGrG+
シャガールのもてなしで生ガキ喰いまくって下半身ムラムラになってしまう
フュリーのお話をお願いします
フュリーのハマグリにシャガールのホッキガイがみりみりと挿入されるような香具師
342名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:24:48 ID:gGhENWvi
>>341
君が考えているさらに斜め上を行くオチ付けてやるから待ってなさい
343名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:25:31 ID:8clPq/Fr
シルク可愛いよなシルク めが可愛い
>>339
ララム可愛い
本気でロイにせまって「ごめんよ」と言われて崖から突き落とされる可愛い
344名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22:35:53 ID:sk5aGrG+
牡蠣に当たって下痢と嘔吐を繰り返すフュリーも捨てがたい

こんだけ王侯貴族が集まれば毎日強壮料理くっててもおかしくない
345名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:44:50 ID:BnVWdV/s
フュリーみたいないかにも堅物な女でも、
なぜこう超絶ミニスカでしかもえげつないスリットが…
346名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:48:22 ID:OAALqBph
ハメられたくて仕方のないお局予備軍だから仕方がない
天馬の翼をシューターで射おとされて落下、群がる敵兵や山賊に輪姦されるためのミニスカスリットだ。
347名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:54:18 ID:sk5aGrG+
フュリーはむっつりスケベだと思われ
女同士でエロ話がオッパジ丸と興味ない振りしながら必死に盗み聞きして
夜、それをネタにオナニー三昧みたいな
348名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:56:22 ID:BnVWdV/s
フュリーの中で想像されるレヴィンのちんぽはでかいんだろうな
んで実物見てガッカリ

フュリーに限らず聖戦の女の服装はけしからんのが多いので、
もう女全員アーダンにレイプされたらいいと思うよ
349名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:57:57 ID:OAALqBph
俺のアーダンを汚すな

というか山賊がいい。山賊輪姦バンザイ!
350名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:01:13 ID:sk5aGrG+
フュリーは巨根シグルドあたりにレイプしてもらうといいんじゃね
351名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:04:53 ID:S9DIfPsP
俺は凌辱は好きだが輪姦はすかん。誰か一人がじっくりたっぷり嬲るのが好きなんだ
シグルドでもいいがイケメン過ぎてレイプ感が薄まる。シグルドがセリスのようなショタならアリだったんだが
アーダンがだめならリフでもおk
352名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:06:36 ID:NtQ3jxyd
じゃあやっぱりラケシスにレイプしてもらわないとな
353名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:40:55 ID:IwW4xf1o
つ【クリムゾンコミックス】
354名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 01:23:24 ID:TgQ9uZai
フュリーたんは幸薄そうだなカワイイけど
355名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 08:46:40 ID:6kiHmnXI
レヴィンとフュリーはオナニー仲間でいい。
356名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 10:11:49 ID:AUYJAg8T
デューはとうぞくなので軍にいる女の処女を盗んでいきそう
背が小さい上顔は童顔なので難なく女に近づきホレ薬を飲ませてそう
357名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 21:27:00 ID:rxFawvt0
>>356
デューとラケシスの五章の会話はいろいろ想像力が働かさせられてよかったなぁ
358名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 22:42:24 ID:AUYJAg8T
デュー×ラケの会話は確かに色々発想させるな

ラケ『デュー、こんなところでなにをしてるの!』(ラケの部屋で)
デュー『それはないっす、おいらもずいぶん(ちんこが)強くなったんだよ、少しは見直してよ』
ラケ『わかっています、でも、これからの(今夜の)戦いは、今までとはちがう、あなたでは(体力的に)無理よ』
デュー『ラケシスまでそんな事を言うのか、おいら、もう(ちんこは)子供じゃないぞ』
ラケ『ふふっ、(ちんこが)子供だなんて思ってないわ、だって・・・』
デュー『あれれ、ラケシス、(あそこが)赤くなってる』
ラケ『もうっ、デューったら!』
デュー『ラケシス、おいら(毎晩)楽しかったよ、(ちんこを)やさしくしてくれてありがとう』
ラケ『デュー、わたしもよ・・・』

こうですか?
とうぞく→シーフファイターにCCしてちんこが強化されたか・・・
359名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:12:05 ID:xNKdhU5A
デュー×ラケは実はかなり好きだった。
誰か書いてくれい‥‥
360名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:46:43 ID:37nYhfeK
>(ちんこを)やさしくしてくれてありがとう

これがわからない
CCして強化されたちんこ=やさしいちんこって事はないだろう
361名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 08:59:40 ID:mP319vte
聖戦の話になると止まらなくなるな
362名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 19:05:10 ID:0QOyPXwF
聖戦ってそんなエロイのか?
363名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 19:57:05 ID:t7y/Uadm
子作りゲー
364名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 20:26:54 ID:dolzrWFs
セックスどころか中出し妊娠出産があるゲームだからな
出産後もセックス中出し妊娠出産するし
365名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 20:58:49 ID:zsJzivdj
必ず二人子供を作るし必ず男女の兄弟が生まれる
まさに近親ゲー
366名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 21:04:47 ID:dolzrWFs
赤ん坊のいる家は、赤ん坊の隣でセックスするのん?
367名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 23:30:28 ID:zsJzivdj
軍にいる男共の童貞を盗むのでは肉棒の味見をするパティ
その最初に犠牲者はシャナンでその次がセリス
368名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 23:46:00 ID:hWa49zgx
自由な入浴がままならない世界ではオーラルセックスも命がけだな
369名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 07:33:47 ID:aGepy/0u
>>368
いやまあ、その辺はFEに限らずファンタジー戦記系の世界観ではみんなそうだしw

そういえば某ラノベで「ファンタジー戦記系のRPGは衣装は中世風なのに下着類は
現代風なのが不思議」とかいう発言があったが、それと同じで暗黙のウチにスルーする
べきなのではと思ったり
370名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 09:01:17 ID:DoJv8aqJ
だってなぁ・・・
ウンコその辺にボロボロ落ちてるなんて嫌過ぎる
マルス様はウンチしないよ!
371名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 10:31:29 ID:wvM+uSvt
やはりここはだな
ペガサス三姉妹をだな
372名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 11:24:06 ID:eMhcW7In
姉妹丼は悪くはないが親子丼も捨てがたい
373名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 12:24:32 ID:XJaFUuRF
さっき社食で親子丼食べてた俺が通ります
374名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 16:39:40 ID:T5GW2dDO
社食からもかい
やっぱり性戦の妄想でもしてたのか?
375名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 17:01:29 ID:eMhcW7In
親世代でも子世代でも性欲を持て余す
376名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 20:02:52 ID:IHQlSCTA
やっぱり親世代で決まり
あそこまでドスケベなゲームってなかなか無いだろう
377人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/03/27(木) 22:42:00 ID:Pn4cwvKW
ロイ:さて、じゃあ次は・・・・・・
リリーナ:何よ、今度は何をさせようっていうの?
ロイ:そうだなあ・・・アソコを両手でぱっくり開いて「ロイ、私のおま○こにおち○ちんちょうだい♥」ってやってもらおう。
リリーナ:そ、そんな恥ずかしいこと、できるわけないじゃない!
ロイ:なんだ。ララムさんはやってくれたんだけどなあ・・・
リリーナ:・・・・・・わ、わかったわよ・・・・・・

ばんっ!!!

ララム:ロイ様!あたしそんなことしてないもん!!!
リリーナ:ララム?
ララム:ララム、そこまで変態さんじゃないもんっ!!!
ロイ:うげっ!ラ、ララムさん!
リリーナ:ロ〜イ〜!!!
ロイ:リ、リリーナ、顔が怖いんだけど・・・
リリーナ:サンダー!!!
ロイ:ぐげえっ!ララムさん助けて!
ララム:がんばって〜(くるりんくるりん)
リリーナ:ありがとうララム。それじゃもう一回、サンダー!!!
ロイ:ラ、ララムさんの裏切り者〜くぁwせdrftgy裸々無lp;@:「」
378名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 13:00:44 ID:1lwyrO1T
なんという天罰
379名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 01:34:19 ID:72z7a58c
女同士ってどうなのよ
380名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 01:37:09 ID:gQSKAyaH
例:
レベッカ×ニノ
サン×フラウ

よって無問題
381名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 16:07:17 ID:dyLgui4z
攻め女がガチムチ野郎を掘る話ないの?
382名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 19:16:37 ID:1GnYH77r
ミスト×ボーレとかか?
383名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 19:38:39 ID:9kRVrS5D
マスターナイトレベル30でガチムチマッチョに成長したラケシスがフィンの前立腺を責め立ててケツでしか逝けない様にするお話
384名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:08:51 ID:y4PI4bsC
>>382

ちょwww
385名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 21:28:00 ID:070iVZas
どういうわけか、最近ツァイスはエレンに掘られてもいいような気がする・・・。
386名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 05:18:16 ID:DshqK86H
むしろエレンは孤児院の子供を片っ端からつまみ食いするようなシスター
中でもルゥがお気に入り
387名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 12:19:14 ID:h0YZ72xq
でもエレンタソの僧衣のフィット感は異常
388名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 19:50:43 ID:FjVq0fxF
対するミレディはギネヴィアの制度例
389名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 19:53:33 ID:IN+8UfpW
こ…この流れは三日目神の洗脳のせいか?
390名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 01:12:33 ID:ynZfrdAh
ミーシャのお姉様っぷりには惚れそうだが
生憎絡むキャラとか口調とかが掴みづらい
間違いなくカリンやマリータあたりと絡むと思うんだけど
391名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 01:28:57 ID:97TxCILB
エダも捨てがたいだろう
392名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 02:05:03 ID:JnhJkIeT
エダはEDでもアルテナに(ry
つかエダの攻など想像出来ん
兄から(ありもしない)リノアンとのアレやコレ(の妄想)を色々
セクハラまがいに聞かされてそうだ
393名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 13:38:43 ID:97TxCILB
ミーシャは清楚な顔つきのくせに
実は天馬騎士隊の頃からめぼしい少女を部屋に連れ込んで色々している
間違いない
394名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 18:17:58 ID:+LnMoyHI
FEミュージアムにサプレイズが
395名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 20:39:30 ID:i+1vyypd
モルダ捜査官の事だったら怒るぞw

なぜかラクチェ物で執筆中
関係ないけど今日はエイプリルフール
396名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 21:13:43 ID:77WCyc73
聖魔の公式イラストとかいつの間にあったんだw
397名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 21:32:38 ID:XmfM7EFM
アルテナが巨クリでフィンを犯すお話希望
398名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 22:25:15 ID:pVRypwxP
オルソンの公式絵に噴いたwww
399名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:00:29 ID:97TxCILB
四月馬鹿なら嘘を吐くか
ユリア様は巨乳
400名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:59:14 ID:fc3HG9TR

セネリオは女
401名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 02:50:14 ID:N8wuU12A
伊藤さん二期オメ
402名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 00:45:57 ID:9VXOqGAm
マスターナイトにCCしたラケシスは男も女も関係なく犯し
受けも責めも御手のもの
ほとんどのオモチャを自由自在に操り攻めてそう・・・
403名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 07:58:20 ID:uyJZp59l
ラケに清楚で可憐というイメージ無いから、それ見て見たいわ
つかラケってO沢のせいで、性格激悪で純情なフィンを顔でだまくらかしたイメージがあるな
404名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 12:48:21 ID:9VXOqGAm
フィンはキュアンから色々と責められラケにはおもちゃにされ悲惨だな
その後リーフがマスターナイトになると男でも女でもガチでもノンケでも食ってそうだな
ナンナと散々やった後フィンを責めるリーフ
親子二代に渡って責められるフィン・・・
405名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 14:41:20 ID:fZhnm30k
シルクとマナとローラ大好き
406名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 15:29:22 ID:lUUd2jJc
>>403
聖戦やったことないから知らないけど
それが本当ならラケシスはミカヤみたいないポジションだな
いつのまにかデイン国王に就いたり、弟みたいに可愛がっていたサザを執政兼旦那に
したり、とウハウハ女
407名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 15:38:05 ID:5bDJGJrJ
>>406
それはミカヤについて穿ちすぎだろw
このスレでエロノリに持っていくのもいいけど100%悪意しかないレスは不快でしかない。
408名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 16:12:08 ID:lUUd2jJc
>>407
そうか?
ミカヤってそういう評価を下してるスレもサイト管理人も割と多いぞ?

一応、弁護しておくが、自分はミカヤのことは好きでもないし、嫌いでもない
が、客観的にそう見えた
特に悪意はないんだが
気分害したら悪かったが、このスレの他の書き込みの中では大人しいから見逃して
ほしかった、、、
409名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 16:18:23 ID:5bDJGJrJ
>>408
それこそ、そのスレ住人もサイト管理人も穿ってそういう評価を下してるんだろうがw
>>403がラケを穿ってるみたいにな。

妄想と原作をごっちゃにしててるだけならともかく、
お前のミカヤについてのレスについてはエロとも関係ないから人を不快にさせるだけで意味がない。
410名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 16:25:24 ID:yZ0NoPFQ
そもそも>>403のラケシス像自体が偏見の塊でしかないしな
不快になったりそれは違うと思っても、いちいち言っても仕方ないからレスしないだけで、
誰も何も言わないから受け入れられてる、みんながそう思ってる、というわけではない
411408:2008/04/03(木) 17:39:06 ID:lUUd2jJc
>>409

だから、悪いって書いてあるだろうが?
しかも、410が書いてあるみたいに、ラケシスが間違ったことを書かれても、
他のやつはいちいち反論してこない
いちいち反応してくるな

お前のミカヤに関する書き込みだって全くエロと関係ないぞ?
それはどう説明するんだ?

412408:2008/04/03(木) 17:41:14 ID:lUUd2jJc
しかもミカヤがデイン国王になったのも、サザを旦那兼要職につけたのも原作
通りだろうが
何が妄想だ
413名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 17:41:56 ID:J7t6Xqg1
で、どこがおとなしいのか教えてもらおうか
414名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 17:48:55 ID:oySLsyx3
悪かったって言ってるのに何でまた噛みついてんの?

あとパロディと原作の違いは区別しような。
前に聖戦関連でエロネタやってた奴ら(ラケシスの書きこみでなく、レヴィンとかキュアンとかやってた奴ら)
は、ちゃんと区別して言ってたんだぞ。

(たぶん)
415408:2008/04/03(木) 18:10:06 ID:lUUd2jJc
そうだな
じゃあ、こういうのはどうだ?
国王になったミカヤがサザを旦那に、レオナルドとペレアスを1号、2号にして
毎晩お戯れあそばしたっていうパロディ
これなら、まあ、このスレにあうんじゃまいか
416名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 18:45:11 ID:kZScFSgP
国王になったゼフィールがペレスを旦那に

…?
417名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 19:07:25 ID:uyJZp59l
春だねぇ〜
418名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 19:58:17 ID:nX4IGUnZ
いっそミカヤもラケシスも嫉妬する女を嘲笑って色んな男を食いまくればいい。
悪女も極めれば清々しいさ、きっと。
419名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:03:14 ID:l0j4g1Qu
藤森ナッツのラケシスは、ツンデレ。
あまりのデレ化に驚いた。…急展開杉だろ。
それでも、あのラケシスは可愛かったが。
420名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:05:27 ID:oySLsyx3
ラケシスってどの解釈が正しかったんだろうな。
ナッツのは「〜ですわ」とか言いそうな深層のお嬢様だし、
大沢のは寄らば切る系の凄みのある極道の娘

後者の方がキャラ的には好きだったんだけどな
ストーリー展開はともかくとして
421名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:45:50 ID:uyJZp59l
まぁいいじゃん。解釈なんて人それぞれ
ぶっちゃけノディオン語るとスレが荒れるから嫌だ。
422名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:18:24 ID:ng5efUZv
O沢のラケはかわいそうなオツムの子というイメージしかない
エルトの生首がまだ生きてるかもしれないというセリフで盛大に笑ってしまった
423名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:20:43 ID:mForl6/N
生首抱きしめて「これからはずっと一緒だよ」は純愛の基本
424名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:32:11 ID:uyJZp59l
O沢はある意味ギャグ漫画だからなぁ…
俺はシグルドの婚礼衣装にワロタ
425名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:58:06 ID:wGPMHetC
やっぱりフィンとラケの話題は盛り上がるなw
ラケシスは兄様夫婦の営み時に無理矢理乱入して兄様チンポをくわえこんでるタイプ
フィンはフィンで主君夫婦の営みを覗きながらオナニー三昧の童貞釜
426名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 22:03:43 ID:9VXOqGAm
エルトは妻と妹の四つんばいにして『穴が二つあるとはいい眺めだ』と言いそう
フィンは主君夫婦の営みに乱入して空いてる穴に入れるファインプレーをしそう
427名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 22:27:21 ID:wGPMHetC
淫乱なラケシスがケツモロ感のフィンを犯す
馬糞や人糞が転がっている野外で青姦、騎上位で
428名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 22:40:36 ID:9VXOqGAm
マスターナイトにCCしたラケシスの腰は半端なく強く
ペニバンを装着したラケが騎乗位でフィンを犯す
そしてフィンにオナニーを強要してフィンが限界に達し
ラケの胸に精子を放つ
429名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 22:49:45 ID:wGPMHetC
フィン、レイプされてる間中ギンギンに勃起しまくりだと思うが
普通に尻で射精出来るだろ
大地の剣をフィンの尻に突っ込んで勃起したところを跨がってずこばこずこばこ
430名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:37:47 ID:yi9Kj+WM
お前らどうせもうリフのことなんて覚えちゃいないんだな
431名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 02:02:24 ID:H3DP/7iS
忘れがちだから言っとこう、順調に育つと最終的に
技 フィン>ラケ
運 同
力 ラケ>>>>フィン
だからな。受のイメージばかり強いが…
432ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/04(金) 06:24:21 ID:dFbLKktI
ジェファルとニノです。
嫌な方はスルーお願いします。
最初はラガルトとか出てきます。

「なあ、一つ聞いていいか?ニノとは今どこまで・・・・・・おらよっ、と」
そう俺に問い掛けながら、かつて“疾風”と呼ばれた紫髪の男は、その名の如く風のように敵弓兵の目前に迫り、両の手に交差させたナイフでその露になった喉元を掻き切る。
疎らに草の生えた乾いた土の上にドサリ、と崩れ落ちる弓兵の返り血を浴びてなおも薄笑いを絶やさず、その男“疾風”は長い髪をなびかせながら俺の隣にトッと降り立った。
「・・・って冗談だ。にらむなって」
「・・・・・・」
額に巻いていた布を解き、それでナイフや顔についた血を拭っている。
今度は背中にそいつの体温を感じつつ事の終始を見届けた俺もまた、手首を押さえ捉えていた年若い魔導師の首に赤黒い刃を走らせた。
「・・・俺が冗談を知らない男だということを忘れたのか」
またひとつ、消え行く命を見つめながら背中越しに問い掛ける。
「いやまあ忘れたわけじゃないがねえ。ただなんつーか、お前も随分と変わったみたいだしな」
「・・・・・・ニノが、俺を変えた」
少し考えてからそう言うと、フッと背中から温かな感触が消える。
「だろうねえ。何せ“手癖の悪い”お前が傷ひとつ許さないニノだもんなあ」
「・・・・・・」
その言葉と共にガチャガチャと金属音の鳴るほうを振り返ると、そいつは今し方手に掛けた弓兵の物品を漁っていた。
「・・・言っただろう、冗談はわからん。・・・それに手癖が悪いのはお前のほうだろう、疾風」
「はは、わかってるじゃないか冗談。まっ、それだけあの子を大事にしてくれてるってことは嬉しいんだがねえ」
「・・・なら、この話は終わりだ」
「あー、待て待て・・・おっ♪」
ごめんなさいよ、と疾風は、死体のウエストポーチから小さな宝を探り出していた。
そしてそれを布で拭いたり重さを確認したりしてつぶさに観察した後、くるりと俺のほうに向き直り近づいて来る。
「あー死神、これはお前が持っとけ。・・・あの弓兵、きっと戦闘中に落としたくなくて指にはめてなかったんだろうな」
そう言われて差し出した傷跡だらけの手の平に、太陽の日差しを受けて輝く小さな銀の輪が置かれた。
「・・・これは?」
「ニノに渡してやれ。将来の誓いに、クッサイ愛の台詞と一緒にな。見た感じかなり小さいようだからニノの指にもはまるんじゃないかねえ」
「・・・だが、これは死体から・・・」
「気にするなって。所詮お前は罪人、死神。暗い過去からは一生逃れられねえ。今さら気張ったってしょうがないだろう?」
「・・・・・・」
確かに、これまで多くの人の幸福や可能性を切り裂いてきた俺に、まっさらな誓いの指輪など手にする資格はない。
そもそも俺が、誰かと一緒に生きていきたいと思うこと自体許されないだろう・・・。
そう思い手の中の冷たく堅い銀の輪を握りしめると、疾風が俺の背中をバシンと叩いた。
「安心しろ、お前の暗闇にはニノがいる。逃れられねえ闇も光を辿ればいつか終る時が来るやもしれねえってね・・・もちろんその光を護るのは死神・・・いや、ジャファル、お前だ。
・・・つってもまあ、これはルセアやレナートの受け売りなんだがねえ。そういやルセアは本当に男なのかい?今度あいつのアレを確認してみないとな、ははは」
「・・・・・・」
今のところ目につく敵はいない。
初夏の風がだだっ広い戦場の草木を撫で、暫し緩やかな時が流れる。
「それでジャファル、お前・・・まだニノとキスもしてねえんだろう」
「・・・・・・」

微妙なネタですが多分続きます。
433名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 07:13:48 ID:2l4WMKBV
GJ
久々の新作。続きに期待
434ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/04(金) 20:36:36 ID:dFbLKktI
オリキャラ、百合あり。

「だーかーら、にらむなっての。まあ生業が暗殺の死神だった男に女の扱いの手練を期待しちゃいねえがな。お前がロリコンっつーだけでもずいぶん驚いたもんだぜ」
足下の死体から弓と魔導書といくつかの傷薬、それにまだかなりの矢が残ったままの矢筒や造りの良さそうな皮のベルトやらを剥ぎ取ぐ疾風が、問うた気に俺の顔を見る。
「・・・ロリコン?」
「知らないのか?アレだよ、幼女趣味ってやつ。なあちょっとこれ半分手伝えよ」
「・・・・・・」
どう見ても半分とは思えない量の荷物を受け取りながら、俺はこの男が何を言いたいのかを考えながら答えた。
「・・・俺は別に幼女が趣味な訳じゃない」
「ニノだから好き、ってことか」
何かこの読めない男に自分の“好き”などという感情をそのまま言葉にするのに抵抗を感じた俺は、そうだ、とだけ言って渡された荷物の中から分厚い魔導書を選んで押し返す。
一瞬、腕の荷物の山に目を留めた疾風だが、やがて再び俺の顔を見てから視線を宙に落とした。
「ふーん、そうかい・・・しかし或はロリコンのほうがよかったかも知れないがねえ・・・ま、お前があの子を大切にしてる気持ちはよーくよく分かったから心配いらねえかな」
「・・・それはどういう意味だ」
訝しく思いそう聞くと、一息黙った後に荷物を抱えたまま隣に回り込んできた疾風が左肘で俺の右腕をグイグイと小突いてきた。
「まあ近々お前にも分かるだろうよ。ただ俺が言いたかったのは・・・そろそろ唾の一つくらいはつけておいたほうがいいかもってことさ。
今あの子がお前を慕っているのは純真で無垢な感情だが、もう昔の仲間時代とは違うってことは理解させておいたほうがいいんじゃないかねえ。いずれにせよお前の我慢が切れた時にショックを与えたくないだろう?」
「・・・・・・」
まったく、昔からこいつの考える事は分からない。もっともそれは、俺が他人のことを考えずに生きてきた男だからかもしれないが。
そうこうしているうちに小山の向こうからもう聞き慣れた軍師の貝笛の音が鳴り響き、集合の合図を確認した俺たちはその方角へと戦利品を抱えて歩き出した。

ちょうどその頃。
神殿と思しき場所で、ネルガルの腹心ソーニャと一人の女が向かい合って話していた。
「それで、どうだったの?」
ソーニャの問い掛けに、黒い外套をまとった女が深く被ったフードから顔を覗かせると、艶のある長く美しい緑の髪がその肩にこぼれ落ちた。
「・・・大丈夫です。やれますわ、ソーニャ様」
その女の返事を聞いたソーニャは満足そうに頷いてから彼女の頬に手をあて、耳元で囁く。
「良い子ね・・・お前は私がこの計画の為にネルガル様に特別に創っていただいたモルフ・・・。この私でも羨むほどの美しい出来だわ・・・ほら、このカラダも」
言いながらソーニャが自らの豊かな胸を右手で強く抱き寄せた女の胸にムニャリと押しあて、女の外套の下から差し込んだ左手を太ももの内側へゆっくり這わせると、耳たぶを吸われていた女が苦しそうな息を漏らした。
「ソーニャさ・・・ま・・・まだ外が明る、んっ」
言葉を発しようとした女の唇をソーニャの赤い唇が包み込み、正午過ぎの静かな神殿内に女達の淫らな吐息が響き渡る。
暫くするとソーニャはねっとりと重ねていた唇を離し、女の外套の中からトロリと濡れた中指を引き出してそれをしゃぶった。
「・・・いいこと?この計画が成功したら、お前をもっと可愛がってあげる・・・夜は毎晩、一緒に寝てあげるわ」
ソーニャの言葉を聞き、口から溢れた唾液を手の甲で拭っていた女が嬉しそうに瞳を輝かせた。
「ソーニャ様・・・嬉しい・・・!私、頑張りますっ・・・!」
435名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:04:46 ID:EWdpkQhV
腕力でねじ伏せられてしまう時点で十分受だろが
DVは同じく腕力27の主君に散々振るわれてたろうからSMもバッチ来いのフィン
436名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:35:37 ID:NFzO6Hzr
新作来てるーーーーー
マジ面白そう。続きっ…続きをーーーー
437名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:29:43 ID:ie2acPQK
フィンラケどもはそろそろ黙れ
438名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:51:04 ID:H3DP/7iS
>435
それとて当たらなければどうという(ry
キュアンだって技ボーナスあるから出来る所業だ
ファビョるのは大概にして去れ
439名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:52:15 ID:1gah5bKH
フィンは心底では力で征服されたがっている
だから技が低いキュアン、ラケシスらの暴力を甘んじて受けて悶える
440名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:59:59 ID:2l4WMKBV
ジャファニノに期待
ツバつけさせてください
441名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:09:10 ID:yi9Kj+WM
聖戦厨いい加減にしろ
442名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:38:44 ID:TusSiAre
もちろんさー
シグルドは今、男子に夢中なんだ(フィンとシャナン)
シグルドはおしゃぶりが大好きなんだ(乳吸う時)
みんなも一緒に殺ってみようよ(ザコ兵を倒す時)
自然に体が動いちゃうんだ(ドラちゃんとやる時)
シグルドのブツはリング四個分ぐらいかな(いちもつの大きさ)
うれしくなるとつい殺っちゃうんだ(ボスを倒す時)
443名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:50:09 ID:1gah5bKH
なにシグルドがフィンとシャナンにおしゃぶりさせるのが大好きで
コックリング4つも嵌めてドラに嵌めるのが嬉しくて仕方が無いと
444名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:53:14 ID:iQ9Db7ol
オイフェは眼中にないのか・・・
445名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 00:04:51 ID:221gHcJT
>>434
オリキャラが気になります。百合は好きなので大歓迎。
もちろんジャファニノ本番も楽しみです。
446名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 00:24:50 ID:/DIYNGl7
オイフェは既にシグルドによって調教済み
ドラちゃんが来るまでの間の性処理役
ドラちゃんが居なくなった後の慰め役
447名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 00:33:03 ID:wC2mcSb0
ドラが着てもオイフェ一辺倒なシグルド
なんでもエスリンに良く似てるからだそうだ
448名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 02:21:16 ID:ARMbB62Z
SS投下の邪魔をするな、バカ野郎
449名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 02:27:37 ID:4Ybskyet
空気読めないのが延々しゃべってるな
AV初めて見た頭悪い高校生みたいな内容ばっかり
450名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 03:25:03 ID:AjJykPcR
待て、これは聖戦を貶める工作員の仕業だ!

なわけないか
451名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 07:16:59 ID:OIXqH1hz
SS楽しく読ませて頂きました。本番期待しています。
ただ、雑談をしている方も居ますし、投下は書き上げてからの方が良いかも知れませんね。
烈火好きなのでお待ちしています。
452名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 14:20:56 ID:fMBYkitG
雑談の次は誘い受けか
なにこのウザい流れ
453名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:52:02 ID:3lyIHaNs
続きマダー
454ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/06(日) 00:13:17 ID:RJ17EbKz
予想外に長くなってしまったので途中投下。
今回エロなし。
あと2回の投下で終る予定です。

「ジャーファルッ!なに見てんの?」
その夜、軍全体での食事を終えてテントの中で体を横たえて休んでいたジャファルに、まるで疲れというものを知らないかのような少女の明るい声が降り注いだ。
「ニノ・・・!お前・・・“日没後の異性隊員間の両テント内出入り禁止”の規則を忘れたのか・・・?」
そう言いながらジャファルが眺めていた指輪を無造作にポケットに突っ込むと、その動きをきょとんとした表情で追っていたニノが男の足下に小さく座り込んで首を傾げた。
「へえ意外、ジャファルも規則とか気にするんだ?」
「・・・・・・」
ニノに言われて初めて、ジャファルは先日リンが声高に唱えていた、いかにも軍内風紀担当員のケントとフィオーラからの提案らしいくつかの規律をしっかりと守っている自分に気がついた。
「・・・“郷に入っては郷に従え”というのは暗殺業の鉄則だからな。それより・・・じきにやつらが闘技場から帰ってくるだろう。面倒になる前にここを出ろ」
肘枕をしていたジャファルがそう言ってそっけなく寝返りを打つと、ニノはぷうと口を膨らませて男の破れたマントの裾を引っ張った。
「だーって、あたしもテントで一人で留守番でつまんないんだもん。それにジャファルはもう暗殺者じゃない・・・でしょ?」
「・・・・・・」
「あたし、エリウッド様やここのみんなと出会ってびっくりしたんだ。世の中にはこんなにいい人たちもいるんだって」
「・・・ニノ、留守番というのはお前達のテントを見張れということで・・・」
「いーじゃない、もうちょっとだけ。お金はほとんど軍師さんが持ってるし、今日のお宝はラガルトおじさんとマシューさんが売りに行ったし・・・ね、ジャファルもそう思わない?」
ニノのその言葉にジャファルの体がピクリと僅かに反応する。
過去の任務に関しては努めて考えないようにしてきたジャファルだったが、最期の言葉に今では仲間の関係となったマシューの名を呼んだレイラの声だけは忘れることが出来ずにいた。
「そりゃあもちろん“黒い牙”も大好きだったけどさ・・・。かあさ・・・ソーニャもあたしがうんと小さかった頃はもう少し、優しかったし・・・」
「・・・・・・」
「・・・ジャファル、聞いてる?」
「・・・・・・」
「もうっ、ジャファルってば!」
「・・・・・・」
「いいもん、ジャファルが話してくれるまであたしここを動かないからね!」
「・・・・・・」
クイ、クイ、とニノの引っ張るマントが背中の古傷を柔らかに撫でる、その一瞬を愛おしく感じて自嘲の笑いをもらしながらも、束の間の安らぎにジャファルは目を閉じてオオカミ達の遠吠えを数えた。
これまで年月という名の魔物がただ自分の命を蝕んでいくのを望むかのように生きてきたジャファルにとって、このまま時間が止まればいいと思えるほど穏やかな時を過ごしたのは或はこれが始めてだったかもしれない。
455ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/06(日) 00:14:31 ID:RJ17EbKz
そうして暫くマントをいじっていたニノだったが、パタリと手を止めたと思うと今度はジャファルの背中に近寄ってユサユサとその体を揺さぶり始めた。
「ねえ、さっきポケットにしまったのって何だったの?」
「・・・・・・」
ジャファルは黒い牙を抜けた今も目以外のほとんどを覆っているその黒布に深く顔をうずめ、伸ばしていた両足を引き寄せて少し体を縮めた。
「・・・べつに大した物ではない」
「うそ!それならどうして隠したりしたの?」
「・・・・・・べつに隠した訳じゃない」
「じゃあ見せてっ」
「・・・・・・・・・・・・」
暫くの沈黙の後、ついに観念したように体を起こしたジャファルは気が向かない様子でゴソゴソとポケットの中をまさぐり、グイと掴んで引き寄せたニノの手にそれより大分大きな自分の手を重ねた。
「・・・?」
ジャファルが静かに手を退けると、ニノの白い手の平で蝋燭の炎に照らされた指輪が淡い黄橙色に輝く。
「指輪だ!」
ニノはその銀の輪を人差し指と親指でつまんで燭台にかざし、緻密に施された装飾のその巧みな技術に驚いた。
「わあ、すごいきれい・・・!あたしソーニャの持ってた沢山の指輪を見たけど、その中のどれよりもこれが一番きれいだよ!」
そう言って食い入るように指輪を見つめるニノの横に、ジャファルが黙って近づいた。
「それで昔ソーニャに『あたしも指輪してみたい』って言ったんだけどお前には必要ないって怒られて・・・だからあたしも大人になったらきっと、って・・・でもジャファルが何でこんなもの・・・あっ・・・?」
ジャファルの脇腹をくすぐるサラリとした緑の髪のニノが確かめるような表情で顔を上げると、男はコクリと頷いた。
「やる」
「・・・ほんとっ!?ほんとに!?ありがとうジャファルッ!!」
そう言い大きな紺碧の瞳をキラキラと輝かせたニノが誇らし気に人差し指にそれをはめたのを見て、疾風ラガルトの『いいか、はめてやるなら指を間違えるなよ。薬指だぞ、薬指』という言葉通りそれを教えようとしたが、
あまりにも嬉しそうなニノの様子に水を差すのを躊躇われたジャファルは黙ってそれを見つめた。
「・・・気に入った、か・・・?」
その小さな指にスルリと収まった指輪を見ながら訪ねたジャファルはニノがうん、と大きく頷いたのを見て、初めて彼女にその気持ちを打ち明けた時のように、触れたら壊れてしまうかのように儚く思える少女の体をしっかりと胸に抱き寄せた。
「ジャ・・・ジャファル?」
「・・・ニノ。それを婚約の誓いとさせてほしい」
自分を包み込むようにして抱くジャファルのそのはっきりとした言葉を聞いて、ニノもその華奢な腕で力いっぱいに応えた。
「うんっ、この戦いが終ったら二人で暮らすんでしょ?そしたら毎日、こうして一緒にいられるね・・・!ね、夜は一緒に寝てくれるでしょ?」
「・・・ああ」
「ほんと?じゃあ兄ちゃんたちにつくってもらった人形もいい?それから・・・ベッドの中で寝ながらチェスは?」
「・・・・・・ああ」
「わあい楽しみ!」
「・・・・・・」
つい先程まで昼間ラガルトに受けた提案を肯定的に考え進めていたジャファルだったが、まるで他心なく未来の自分たちを語るニノを前にそれらもろもろの煩悩は音もなく消えてなくなった。
「ジャファル。あたしたち、ずっと幸せに暮らしていけるといいね・・・」
――――――もう誰が何と言おうと、どんな関係だろうと構わない。ただそこに、お前がいてくれれば――――――。
互いにしっかりと抱き合うほとんど終りかけに近い蝋燭の炎に照らされた二人の影が、簡素なテントにぼんやりと映る。
「・・・・・・ああ、そうだな・・・」
しかしそんな二人の願いなどお構いなしの如く、先刻まで見事なこと座の輝きを見せていた夜空には仄暗い暗雲が垂れ込んでいた。
456ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/06(日) 00:15:49 ID:RJ17EbKz
続く
457ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/06(日) 01:08:13 ID:RJ17EbKz
※訂正
 ジャファルは黒い牙を抜けた今も目以外のほとんどを覆っているその黒布に深く顔をうずめ
→ジャファルは黒い牙を抜けた今も顔以外のほとんどを覆っているその黒布に深く顔をうずめ

ぎゃー脳内マスク
458名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:04:50 ID:Sb/vymPO
続きキターー
おおお…良い展開だ。次を楽しみにしています
459名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 11:57:58 ID:mzK4lV7o
にのかわいいよにの
460名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 12:35:17 ID:G5rxdMtV
ジャファニノに支援。本番に期待
461ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/06(日) 18:30:32 ID:RJ17EbKz
その翌日。
朝から降り始めた雨は次第に強まり「この雨はじき台風になる」というリンとラスの言葉からその日の進軍を様子見ることとなったエリウッド一行だが、その実、内心誰しもが思い掛けない休日を与えられたと喜んでいた。
隊員はその貴重な一日を可能な限り有効活用するべく剣を振る者、本を読む者、今後の進路の計画を練る者、仲間内の賭博に興ずる者、たわいない世間話に花を咲かせる者、ただひたすら寝る者などなど、
それぞれが窮屈ながらも時折笑い声のもれるテントの中で思い思いの時を過ごす。
そんな中イリア天馬騎士見習いのフロリーナは愛馬のヒューイが雨の苦手なこともあり、数時間置きにはテントの傍の大木に戸板を渡した雨除けの下の様子を見に行っていた。
「ヒューイ・・・ヒューイ。濡れてない・・・?」
そう言ってまたも雨除けを覗き込みに来たフロリーナはそこにあるはずのヒューイの姿が消えているのを見ると、驚いてその周囲を見回しあまり大きくはない高い声で叫んだ。
「ヒューイ!!どこにいるの!?ヒューイ!!ヒューイ・・・!!・・・あっ・・・?」
自らの雨除けも忘れ激しい雨にずぶ濡れになって叫んでいたフロリーナが鬱蒼とした林の向こう側に目を凝らすと、遠くの木立の隙間から覗く白い馬の足を見つけた。
「ヒューイ!!」
慌てて駆け寄るフロリーナに気付いたヒューイもヒヒ・・・と小さく鳴き翼を数回はためかせて彼女を迎える。
「ヒューイ!はぁっ、はぁっ・・・もう・・・ヒューイったらこの雨の中勝手にいなくなるんだもの、びっくりするじゃない・・・ああっこんなに濡れてる!あなたここで一体何して・・・」
濡れたヒューイの目のまわりを両手で拭うフロリーナが息を切らしてそう言うと、彼女のその短いスカートをヒューイがグイグイと先へ促すように引っ張った。
「ヒューイ?どうしたの?」
その美しいペガサスはそこから少し先の木立の中の大木の近くに、もうそうする意味はないと思いながらも頭上にかざした手でヒューイに雨が掛かるのを防ぐような体勢のフロリーナを誘った。
「ヒューイあなた一体どこへ・・・あら・・・?あれは・・・・・・人・・・・・・?」
462ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/06(日) 18:31:09 ID:RJ17EbKz
朝方の草原の民の言葉通り正午過ぎにはますます強まったその雨は、丘陵地帯に沿った平野の近くの林の一角に設置された二つの簡易テントを容赦なく叩きつけていた。
「チ・・・まーったく、嫌な天気だぜ・・・」
「そう文句を言うなよヘクトル。二人の助言のお陰で戦いの最中での嵐を免れることが出来たんだ、それだけでも運が良かったと思おう」
「うむ、エリウッド様のおっしゃる通りですぞヘクトル様。いやしかしまあ、自然と共に生きる者が道中傍にいるというのはこの上なく心強いものですなラス殿!」
「・・・」
「セイン何だそのおかしなプリントのハンカチは・・・ん?それはまさか春画じゃないのか?」
「ばっ・・・ばかっ!ケント!声がでかいっ!」
「・・・しゅ、春画だと・・・?」
「あれハーケン様どうしたんですか?なんか複雑そうな顔して・・・あっマリナス殿!その焼き菓子は今までに見たことのない色と形ですが!」
「ややっ、さすがはロウエン殿。実は今マリナス堂の新商品考案中でしてな・・・どれ、ちょっと試作品の味見をお願いしてよろしいですかな?」
「ギィ、てめえいい加減人の寝込み襲うのやめろよな!俺の貸しが増えるのはいいが、変に勘違いする奴がいそうで堪らねえからな。特にあのラガルトとかいう男」
「げげっマシュー・・・!しっ、師匠どうでしたか!?今の俺の渾身の一振り!」
「・・・血が・・・揺らぐ・・・」
「よおマシュー、俺が何だって?・・・っと上がりだ、悪いなお二人さん」
「あーあーまたかよ!ずっとお前の連勝でちーっとも楽しくねえ。あーつまんねーつまんねー。なあヒース?」
「確かに・・・何回やっても勝てないな、あんたには。何か秘訣でも知っているのか?」
「コラお前たち!そんなせせこましい賭け事などは止めてわしのマニュアル実践を・・・ぶええーーーくしゅ!」
「おっさん!くしゃみをする時は手で口を塞いでくれよな。声のでかいあんたのくしゃみは周りに唾が飛んで仕方がないんでね」
「レイヴァンよ、それ以上は・・・ああワレス殿ワレス殿。その拳を開いてこのハンケチを受け取ってくだされ」
「・・・オズインさま。あなたの苦労はきっと、神が見ていてくださって・・・」
「ああもう、うるさいなあ。パント先生ちょっとすみません、昨日先生からお借りした魔導書の中に読めない詠唱部分があって・・・」
「ん、いいだろうエルク。見せてごらん」
「ほーんと、エルクは勤勉だなあ。それにカナス教授も・・・。教授がいつも読んでいられるその本もやっぱり魔導書なんですか?」
「やあウィル。・・・そうさ、話せば少し長くなるんだがこれは結構すごい本でね・・・。始めにこの原本が書かれたとされているのは今から約一千年ほど」
「なあドルカス、貴様の細君を見習い俺も絵なんぞを描いてみたんだがこれをどう思う?」
「これは・・・俺たちを描いたのかバアトル・・・!こ、今度この絵をナタリーに見せても良いか!?・・・きっと喜ぶに違いない・・・!」
「おいダーツよ、そんなところで寝ていては風邪を引くぞ・・・この腰布を掛けてやる・・・」
「んあ・・・?・・・ああ、わりぃなホークアイ。しけの時はどうも眠くて仕方がなくてよ・・・ぐがー」
そんな次から次へと生まれては消えていく会話の嵐をドラムのような雨音と共に、腕を組んだジャファルがテントの隅で目を閉じて聞いていた時、彼らの花園にずぶ濡れのフロリーナが飛び込んできた。
「リンディス様、向こうの林に・・・あっ・・・!?」
思いもよらず一斉に男達の視線を全身に浴びたフロリーナはすぐに頬を真っ赤に紅潮させ、オロオロとたじろいでその場から数歩後ろに下がった。
「あ・・・のっ・・・わたし・・・ま、間違えて・・・それで・・・・・・ご・・・ごめんなさいっ!!」
「フ、フロリーナさん!?」
セインがそう言うが早いか、フロリーナは振り向き様にポロポロと涙を散らしながら大慌てでテントの前から駆け出した。
「あ、行っちゃった・・・。彼女あんなずぶ濡れでどうしたんだ?とりあえず追いかけ・・・あ、あれ?・・・お、おいっ!」
シクシクと泣きながら駆けるフロリーナが石に躓いて転びそうになった時、追ってきた人物が彼女の腕を後ろから掴んで引き寄せた。
「おい待てよっ!お前ずぶ濡れじゃねえか」
「あ・・・」
その腕に支えられ間一髪で転倒を免れたフロリーナは男の声を聞き、驚いて後ろを振り返った。
「ヘクトル様・・・!」
463ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/06(日) 18:32:10 ID:RJ17EbKz
「なるほど、それで耳の良いヒューイが林の中で倒れていた彼女を見つけたってわけか」
ずぶ濡れのヘクトルに大きめの布を渡しながらエリウッドがそう言うと、鎧を置いて質の良い青いシャツを豪快に脱いでいたヘクトルがそれを受け取って体を拭いた。
セインよりも早く立ち上がりフロリーナを追いかけて行ったヘクトルだったが、テントに戻ってきた彼の腕にはフロリーナともう一人、黒い外套に身を包んだ女が抱えられていた。
「それであの美しい彼女、目を覚ましたのかな?ああ、こんな時に何も出来ないなんてもどかしい!」
非常に心配そうなセインがそこから数百メートルほど離れて設置された女性陣のテントをうかがうようにして目を凝らす。
「どうだろう・・・。だが心配せずとも向こうのテントのほうが、僕らよりもちゃんとした看病をしてあげられるだろう」
エリウッド達があれこれと話している後ろでいつも通り目を閉じ柱に寄り掛かってそれを聞いていたジャファルに、同じく黙ってその様子を見ていたラガルトがヒラリと近づいた。
「やっぱり来たねえ。思ったより早かったな」
「・・・・・・」
そう言ってラガルトは腰のベルトに下げた鍵束をジャラジャラともてあそぶ。
「この間の視察の帰り、数日前からお前のことを嗅ぎ回っている女がいるって行きつけの店で聞いてね。試しにこの近くで張ってみたら確かにウロウロしてたんだよ、あの女」
「・・・そうか」
ラガルトの話に一度は閉じていた目を開いたジャファルだったが、その鋭い目つきでエリウッド達の背中を一瞥すると再びゆっくりと瞼を下ろした。
「それで気になったのは、お前に関して聞いて回ってたっつーその内容、それにあいつのあの・・・」
そこまで言いかけて、ラガルトは暫く黙ってからジャファルの肩を数回叩いた。
「まっ、後はお前が自分で確認するんだなジャファル。あの女が何者なのかは知らねえが、とにかく用心することだぜ」
「・・・・・・」

その頃もう一つのテントでは。
「リ、リン・・・ディス様、わ、私ひとりでやれるわ」
「ダメよフロリーナ、グズグズしてたら風邪引いちゃう。さ、背中も拭いてあげるから後ろ向いて」
「あ・・・ちょっと待って・・・あ、ダメ、そこは・・・く、くすぐったいわ」
そんなリンとフロリーナの横でも同じようにテントの床に敷いた布の上で濡れた女の体を拭いていたルイーズが、替えの服を着せようと抱きかかえたその女の指先がピクンと小さく動いたのを捉えた。
「・・・ん・・・」
「あら、目が覚めた?良かったわ、あなた雨の中この近くの林で気を失っていたのよ」
数回の瞬きの後ルイーズの柔らかな腕に抱かれたまま半身を起こした長い緑の髪の女は、深い紺碧の瞳でゆっくりと辺りを見回すと少し安心したように美しくもどこか幼い表情で微笑んだ。
「・・・助けて頂き・・・ありがとうございました・・・。・・・私の名はマリオネス・・・。どうぞマリオと、そうお呼びくださいませ・・・」

続く
464名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:16:14 ID:Sb/vymPO
続きキターーー
そろそろエロに入るのかな?
465名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 10:24:17 ID:W5XE9pRu
おおお…続きに期待です
466名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:33:18 ID:ywfhbTbp
フロリーナのキャラが自然でイイ
正直ウザかった原作よりこっちのが好みだ
467ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/07(月) 22:47:14 ID:pU3vSwf+
本番までが長くてすいません。
次でラストです。

「いやー、実に美しい!そのしなやかな髪、つぶらな瞳!そしてこの吹き荒れる嵐の中での劇的な出会い!まさに運命!これぞ運命!あなたもそう思いませんか?マリオさん!」
そう言ってスプーンを右手に握ったセインがすり足でマリオに詰め寄ると、背後にぬらりと現れたケントの平手がパコーンと小気味の良い打撃音をその空間に響かせた。
「まったく・・・どうしてお前はそう女性に目がないんだ?」
その夜、もはや即席の簡易テントではしのげないほどの暴風雨と化した天候に対処すべく、一行は急遽近くの適当な洞窟でその嵐が過ぎるのを待つことにしていた。
「人聞きの悪いことを言うんじゃない。“女性に目がない”のではなく“美しい女性に目がない”のだ!」
言ってから女性陣の冷ややかな視線に気付いたセインはすごすごと自分の席に戻り、それまでのテントより幾分広い洞窟の中で円卓を囲むようにして食事していた彼らの輪の中のマリオが静かに微笑んだ。
「ねえ、マリオはどうしてあんな所で倒れてたの?」
なかなか噛み切ることのできない堅い干し肉を口にくわえながらニノが唐突に訪ねると、隣に座っていたマリオは微笑みながらその小さな口のまわりについた食べカスを指でつまんだ。
「・・・先日たった一人の身寄りだった祖母に先立たれ・・・若い頃の父と母が暮らしたというリキアの首都に二人の知人を訪ねてみようと山を下っていたところ、山賊に遭遇してしまって」
マリオの話を聞きながらひたすらガツガツと夕食を貪っていたバアトルは、仲間達の疑わしそうな視線が自分に向けられているのに気付くと違う、違うとパンを頬張った顔をせわしなく振って否定した。
「・・・なんとかそこから逃げ延びたものの、その後斜面で足を滑らせてしまったんです」
そう言って自分に向かってにっこりと微笑んだマリオが人差し指に乗せた肉片を自らの舌先に運ぶのを見て、ニノはその笑顔にどこか危うい蟲惑さを感じた。
「それであの林に転落したマリオさんをあの子・・・ヒューイが気付いて様子を見に行ったのね。きっとあの灌木がクッションになってくれたんだわ」
心なしか得意そうに語るフロリーナは、彼女の後ろで座ってニンジンを食べていたヒューイの背中を優しく撫でた。
「本当に、きみに大した怪我がなくてよかった。それにしてもマリオ、きみはリキアを目指しているのか・・・だったら丁度いい。これから僕らもリキアを抜けて海を渡る予定なんだ、よければ送って行こう。いいだろう?みんな」
エリウッドがそう言うとセインを筆頭に皆が口々に賛同する中、その頃には既に食事を終えていたジャファルと引き千切った干し肉を口に放り込んでいたラガルトは微笑むマリオの様子を黙って観察していた。

マリオ同行の話もまとまり皆の食事も雑談も終わりを迎えた頃、目の前に隣り合って座るニノとマリオの姿をじっと見つめていたリンが何気なく口を開いた。
「ねえ、そうして並んでると何だかすごく似ているわね、ニノとマリオって」
その言葉にいち早く反応したのは、食事を終えて隣に座るマリオの髪を触らせてもらっていたニノだった。
「え!?本当に!?あたし、マリオに似てる!?」
驚きながらも嬉しそうに振り向いたニノとマリオを見比べると確かに、新緑のような緑の髪やつぶらで大きな紺碧の瞳、可愛らしい小さな鼻と唇まで二人はよく似ていた。
「そりゃ雰囲気は全然違うけど・・・マリオの顔だけ見てるとまるで10年後のニノに思えるわ」
うん、うんと頷く皆やリンの言葉に静かに微笑むマリオとは対照的に、ニノは照れくさそうにしながらも喜びを隠せない様子でほとんど水の入っていないコップに口をつけた。
「えー、あたしこんな美人じゃないよお」
そう言ってひび割れたコップから顔を覗かせるニノの指から放たれる小さな光が、複雑な面持ちのジャファルの赤い瞳に映る。
「でも・・・そうしてるとまるで本当の姉妹みたいよ」
「そうね、私達よりもよっぽど似ているわ」
「えー、そんなに言うとマリオに失礼だよお。・・・でもでも、お姉ちゃんができたみたいでちょっと嬉しいな!」
フロリーナとフィオーラの言葉にニノとマリオが互いに笑い合っているとジャファルの視線に気付いたマリオがその瞳を一瞥して微かに目を細め、
何か含みを持ったそれにジャファルはギロリと鋭い眼光を浴びせるとその隣で無垢に笑うニノの様子を見守った。
468名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:57:51 ID:W5XE9pRu
興味深い展開です。続き期待待ち
469名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:05:45 ID:6hzdIJgV
烈火良いね、烈火
続き頑張ってください
470ジャファニノ ◆/3ggofGih. :2008/04/08(火) 02:42:26 ID:7Y5WW36e
「山賊から逃げて斜面から足を滑らせた・・・か」
その後、彼らと同じように自分が使った食器を布で拭いて片付けていたマリオの横に手伝いを装ったラガルトが近づき低い声で囁いた。
「どう見ても引っ掻いたようなかすり傷にしか見えないんだがねえ」
「・・・・・・」
ガヤガヤと騒々しい話し声に溶け込んで隣に座ったラガルトに皿を持って行かれ、マリオは黙って膝の上で手を組んだ。
「何が目的かは知らねえが、運が良かったな。そんな顔でもなきゃあの男とは話すことすらできねえぜ」
「・・・足を滑らせたのは本当です。テントに近づこうとしたら、あのペガサスに見つかってしまって」
「・・・・・・」
マリオのその言葉に動かしていた手を一瞬止めたラガルトだが、すぐにまたゴシゴシと皿を拭き始めた。
「警戒してすごく怒っていました。逃げようとして追いかけられた私は林の中に駆け込んで、枝をかき分けて走っていたら・・・」
「すっ転んで頭を打った、ってわけか」
そう言い目に大きな二本の傷のある男が拭き終わった皿をコツンと石の床に置くと、ルイーズの白いガウンに身を包んだマリオは恥ずかしそうにうふふ、と笑ってまだ血のにじむ膝の傷を指先で撫でた。
「・・・どうもお前はジャファルに用があるらしいが奴の命を狙ってる刺客って風にも見えねえ。街ではあいつの食った物や買った物を聞いてまわってたみてえだし・・・お前一体何者なんだ?」
「・・・・・・」
その言葉に指の動きを止めたマリオはラガルトの足下の薄い鉄皿に手を伸ばし、もう汚れの残っていないそれを再び黙々と拭き始めた。
「やれやれ、顔に似合わず強情だねえ。・・・まああんたには俺も少し興味があるし、暫く様子を見ることにするか」
そう言ってヒースの呼び掛けに今行く、と答えたラガルトが腰を上げると彼の手をぎゅっと掴んだマリオが言った。
「お心遣い感謝いたします、ラガルト様」
「・・・・・・」
その手を緩やかに振り解き仲間達と楽しそうに笑うニノと洞窟の隅でいつものように目を閉じているジャファルを一瞥したラガルトは、賭博の続きをしようと待ち構えているヒースとガイツの元に向かいながら呟いた。
「こりゃあ悪い予感が的中しちまったかねえ・・・ま、後はジャファルのやつがなんとかするしかねえか」
471ジャファニノ ◆/3ggofGih. :2008/04/08(火) 02:49:06 ID:7Y5WW36e
その夜、唸るような風と一向に降り止む気配のない大雨の中ひとつの洞窟で身を小さくして寝る数十人の男女から少し離れた場所で、ヒタヒタと近づく足音に気付いたジャファルは薄く閉じていた瞼を開き腰の刃に素早く手を掛けた。
「やっぱり、あなたは寝てないのですね」
「・・・貴様、何者だ。なぜ俺のまわりをうろつく」
そう言い何人もの生き血を吸ってきた赤い愛刀を眼前に構えるジャファルにたじろぎもせず、静かに微笑みをたたえたマリオはその前に座りながら長い髪を首の後ろに払った。
「安心して。わたし戦闘能力はゼロに等しいの。それに・・・あなたに私は殺せないわ」
「・・・・・・」
暫く黙ってその顔を見つめていたジャファルが二本のキルソードを徐に鞘に納めると、マリオは数メートル先でスヤスヤと寝息をたてているニノを振り返ってから言った。
「ニノはとても魅力的ね。元気で明るく素直でいい子・・・私もすぐに好きになってしまったわ」
屈託のない笑顔で言うその顔がまるでニノそのもののように見えそこからパッと顔を背けたジャファルも、マリオの先の仲間達に囲まれて眠るニノに視線をやる。
「・・・あいつに何をする気だ。お前の目的はこの俺だろう」
言って再びナイフの柄に手を掛けようとしたジャファルの赤い瞳がマリオの紺碧の瞳を捉えた時、マリオの白く細い指がジャファルの浅黒い指に絡んだ。
「ええ・・・私がここに来たのはジャファル、あなたに会うため・・・」
そう言ってひんやりとした滑らかな石の床に膝をついたままジャファルとの距離を縮めたマリオは、絡めていた指をするりと解いたかと思うとその首に腕をまわして抱きついた。
「な・・・」
突然やわらかな温もりに包まれ息を呑んで硬まるジャファルの唇に、少し顔を傾けたマリオの柔らかく濡れた唇が重なる。
「・・・・・・っ」
石の壁を背にしたジャファルの胸に膝丈のガウンを素肌にまとっただけのマリオの小振りな胸が押し当てられ、唇の裏にクニャリと生暖かい感触を感じたジャファルはドン、と絡みつく女を突き飛ばした。
「や・・・やめ、ろっ・・・!」
床に手をついて倒れたマリオのガウンから白い太ももが覗き、壁に寄り掛かったジャファルが腕で口を拭いながら荒い呼吸をしていると、彼らの後ろでヘクトルの寝ぼけたような声がした。
「・・・なんだあ〜?夜中にうるせーぞー・・・ぐがー」
「・・・・・・」
裾の乱れを直しながらゆっくりとその場に立ち上がったマリオは変わらずあどけない表情で微笑んでから、動揺を隠せない様子のジャファルに去り際に静かに告げた。
「私の目的はただひとつ・・・ジャファル。あなたの遺伝子をこの身に儲けることよ」

続く
472ジャファニノ ◆/3ggofGih. :2008/04/08(火) 02:52:53 ID:7Y5WW36e
(二つ目以降の投下が出来なかったので携帯から投下したらトリが変わっちゃいました。
間空いちゃってすいませんでした。)
473名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 09:36:24 ID:Jka75+xi
待ってました!
これは面白いです。
ニノ以外機能しなさそうなジャファルが落とされるか否か興味ありますね。
474名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 13:51:03 ID:O+p7sUMY
マリオって言われてもあの赤い帽子の奴しか思い浮かばないから困る
475名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 16:34:50 ID:Pk57mxnh
wktkしてきた
マリオの正体はやはりアレなのかな
476名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 18:10:24 ID:h5L01QXi
ジャファニノ懐かしいなぁ
烈火カプでもかなり好きだった(*´Д`)ハァハァ
477名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:45:14 ID:4a04kvip
マリオネス…

「この鋼のやりをうけてみよ!」の人か
478名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:42:55 ID:wdtZpElr
次回作の赤緑騎士はブラザーズな罠。
479名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:05:23 ID:Jka75+xi
続きが待ちきれないぜ…
480人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/04/08(火) 22:22:28 ID:tBqXs8GG
「パント様・・・・・・」
ベッドに入るなり、ルイーズは私の股間を触ってきた。
「おいおい、ルイーズ、いきなりかい?」
「いけませんか?」
ルイーズは言う。夫と妻なのだから、夜は愛し合って当然。
この美しく妖艶な妻は、その溢れる性欲を微塵も隠そうとはしない。その己の全ての性欲を、ストレートに私にぶつけてくる。
そう一瞬考えている間に、妻は既に私の股間の衣類をずらして、私の陰茎を露出させてしまう。
美味しそうに私のものを口に含む妻。彼女が私のキノコを口に含んだ瞬間、私のそれは巨大化する。
だが、私もやられてばかりではない。彼女の股間に、蜜と匂いで私を誘う大きな花がある。
その花は、巨大化した私のキノコを今か今かと待ち焦がれていた。
「仕方ないな、ルイーズは。そんなにも、これが欲しいのかい?」
「・・・・・・意地悪ですわ。私の気持ちなんて、とっくにわかっているくせに。」
私はその濃密な匂いの立ち込める花に、己の巨大なキノコを融合させた。
妻の花の、燃えるような熱い想い。

今夜はファイアー!

おしまい
481ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 00:39:17 ID:NVzp9XcB
投下が遅くなってしまってすいません。これで終了です。
前回は何故か投下中にリファラのエラーが。携帯のトリが変わったのは単純にスペルミスでした。

翌朝。
激しいながらもその速度の速さが幸いしたのか互いを蹴り合うようにして寝ていた彼らが目を覚ました頃、真っ青な空が覗く洞窟の入り口からは眩しいほどの朝日がたっぷりと注ぎ込んでいた。
「よかった、多少地面がぬかるんでいるかもしれないがこの天気なら今日の移動に問題はなさそうだ。きみを送り届けるのが事のついでとはいえ、リキアは僕らにも思い入れのある土地でね。これも何かの縁だったんだろう」
寝起きとは思えない爽やかな表情で寝巻の首元を正しながらエリウッドが言うと、同じく体を起こしてその明るい光に目を細めていたマリオが少し寝不足の顔でゆっくりと頭を下げた。
「ねえマリオ、あたしが三つ編みしてあげる!大丈夫、ちゃんとあの子で練習してるから」
そう言いボサボサの髪の人形を指差したニノに髪を預けて微笑むマリオの横で、朝食の準備をしようと革袋のひとつをゴソゴソと漁っていたロウエンが額に手を当てて嘆いた。
「あちゃー!昨日の夜食べた干し肉、あれで全部だったことすっかり忘れてました!」
そう言いロウエンが肉袋をひっくり返してユサユサと振ると、いくつかの肉の欠片がパラパラとむなしくその場に落ちた。
「他の袋には何か食べ物が入ってないの?」
寝起きのため珍しく髪を下ろしたリンがクシでそれを丁寧に梳きながら聞くと、パン袋と野菜袋の近くにいたセーラが眠い目をこすりながらその中身を覗いた。
「ん〜と・・・パンはまだ沢山あるわね。あとニンジンが少しに・・・ジャガイモもいくつかあるわ。でもフルーツはもうないみたい・・・ってやだ大変!フルーツがないじゃない!」
そう言ってすっかり目の覚めたセーラにすかさず視線を向けられ、寝る時に掛けていた布をせっせと畳んでいたエルクは嫌な予感とともに動かす手のスピードを速めた。
「・・・フルーツくらい別になくたっていいじゃないか」
「あーもうバカねえ!女の子は潤いが命なのよ?食後のフルーツがなかったらこの玉のお肌が荒れちゃうでしょ!」
「・・・よく言えるよな、女の子だなんて。・・・君のその前向きさが羨ましいよ」
「ちょっとなにボソボソしゃべってんのよ暗いわね!いいから早くいちじくの実でも採ってきなさいエルク!」
「・・・ハア・・・。あのさ、そんなに食べたければ君が自分で探しに行けばいいだろ?」
「も〜!あんたってどこまで頭が悪いわけ?こんなか弱いシスターが森の中をウロウロしてクマにでも襲われたらどうするのよ。
それともあんたは女の子に平気で危険を冒させるような、そんなサイテーな男だったってこと?・・・やだ信じらんない、皆さんちょっと聞いてくれます!?」
革袋の隣で腕を組んで座る髪にカーラーを巻いたセーラが軽蔑の顔つきで仲間達に呼び掛けると、どうしていつもこうなるんだと言って魔導書を手に立ち上がったエルクの背中にクシも入れられていないボサボサ頭のロウエンが声を掛けた。
「あ、エルク。俺も行くよ。ウサギか鳥を捕まえたら朝食は串刺し肉にできるな。二人で多めに捕まえて、残った肉はまた干さないと」
そうして堪り兼ねた日頃の心労をつらつらとこぼすエルクと時おり遅れた相槌を打ちながらそれを聞くロウエンの後ろ姿を、洞窟の入り口に通じる細い通路でヒューイのブラッシングをしていたフロリーナが複雑そうな顔で見送った。
「あのねヒューイ。前から考えてたんだけど・・・私ね、ベジタリアンになろうかと思うの・・・」
482ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 00:48:28 ID:DihtYY0H
すいませんまたエラーが。
携帯から投下するのでちょっとお待ち下さい。
483ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 01:06:24 ID:DihtYY0H

朝食を調達しに行った二人が戻るまでの間、時に身支度をしたり荷物をまとめたりしている彼らの怒鳴り声や笑い声が飛び交って響く中で、まとめるような荷物もなくただじっと目を閉じて座っているジャファルにラガルトがポリポリと頭を掻きながら近づいた。
「ようジャファル、おはようさん。景気はどうだい?」
言ってドカリとその隣に座り込むと、気怠そうにゆっくりと瞼を上げたジャファルは前を見据えたまま抑揚のない声で言った。
「・・・言いたいことがあるのならさっさと言え」
「おやおや、機嫌が悪いねえ」
そう言い長い脚を伸ばして座っていたラガルトが片脚を抱え同じく正面を向いたまま答えると、その先でマリオのボロボロの三つ編みに続き困ったように笑うレベッカの髪をつたなく編むニノの姿が二人の目に映った。
「その様子を見る限り、早くもあの女・・・マリオネスからの接触があったみてえだな。・・・おっと待てよそう怒るなって。俺だってあいつが何者なのか分かってるわけじゃねえんだから」
ギラリと動いた赤く小さな瞳に久しく背中を冷やしたラガルトが弁解するようにそう言うと、再び視線を戻したジャファルははチッ、チッとナイフの柄先を爪で弾くという普段はあまり見せない仕草をした。
「・・・疾風。最近お前がやたらと俺達のことを気にしていたのは、あの女の目論見に心当たりがあったからなんだろう」
「・・・と言うと?」
「・・・・・・」
484ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 01:12:41 ID:DihtYY0H
それきりプツンと黙ってしまったジャファルにこれ以上の詮索は止めておこうと考えたラガルトが腰を上げたその時、セーラの言いつけ通り片手にいちじくを携えたエルクが洞窟内に息を切らして入ってきた。
「て・・・敵襲です!この林を抜けた平野の先の山から山賊達がこちらへ迫てきてます!恐らく外で調理用にと起こしていた火の煙が見つかったのではないかと・・・!」
「なにっ・・・それで数は!?」
「恐らく10人前後の集団ですが、ウサギを追って罠をしかけに行ったロウエンさんがまだ平野から戻って来ないままなので早く援護に・・・」
そう言い肩で息をするエルクからいちじくを受け取ったマーカスのもとにエリウッドとヘクトルが駆け寄り、リンと軍師もそれに続いた。
「どうするんだ?エリウッド。相手の勢力はこちらの約三.五分の一、それも恐らく名もない田舎山賊の輩だろう。この中抜きの精鋭数人を向かわせるだけで事足りるんじゃないか?」
ヘクトルのその言葉にあごに手を当てて暫く考え込んでいたエリウッドだったが、その後しっかりと戦闘態勢に入っている顔つきの仲間達を見渡してから力強く言った。
「いや・・・どんなに無勢に思える相手でもこちらも全力で立ち向かおう。少しの慢心が引き金で思わぬ結果を迎えることになるかもしれない」
そう言い皆がそれぞれに頷くのを確認した後、エリウッドは洞窟の中央部でほとんど崩れた二本の三つ編みを胸に垂らしてきちんと正座しているマリオを見た。
「マリオ、きみはここに残っていたほうがいいな。誰か、マリオの傍についてあげていてくれないか。万が一この洞窟の中まで攻め込まれても、自分の身とマリオを守ることの出来る者がいいだろう」
そんなエリウッドの言葉にセインを始めとする何人かの男女の声が上がる中、それまで洞窟の隅でじっと座っていたジャファルが徐に立ち上がると彼らに向かっていつもより少し大きな声で言った。
「・・・俺が残る」
485ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 01:16:23 ID:DihtYY0H
予想もしなかった声に全員が驚き振り向いてジャファルを見たが、その真摯な目を見たエリウッドはすぐに気持ちの良い笑顔でかつての死神に礼を述べた。
「ありがとうジャファル。きみが彼女と一緒にここに居てくれるのであればとても安心だ。・・・よし、それじゃあ行こうみんな!」
そう言い足早に洞窟の外へと向かうエリウッドに仲間達がぞくぞくと続く中、その場に残った二人の姿に目をやったラガルトは視線の合ったジャファルに肩をすくめてそこから立ち去り、
最近少し読めるようになってきた魔導書を手に携えたニノもいつもとは様子の違うジャファルに不思議な顔色を浮かべながらも後から来たきれいに髪の直ったレベッカに行こう、と手を引かれそれに続いて出て行った。
「・・・ジャファル・・・?」
486ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:25:41 ID:NVzp9XcB
(携帯も書き込めなくなったので専ブラ変えました。またエラー出る?)

「・・・・・・」
薄暗い洞窟の中そこに残った二人は互いに黙っていたが、暫くするとひんやりと冷たい石床に座っている自分の背後に立つ男を振り返って見上げたマリオが口を開いた。
「ジャファル。昨日の私のキス、どうだった?本当はあの時もっと続けてあげられればよかったのだけど」
すると屈託なく言うマリオの言葉が終わらないうちにしゃがんで彼女と目線を合わせたジャファルが乱暴にその白いガウンの胸ぐらを掴むと、ニノの編んだ拙い二本の三つ編みが揺れた。
「・・・お前がいつどこで俺のことを知ったのか知らんが、命が惜しくばこれ以上おかしな事を考えるのは止めて今すぐここから立ち去れ」
そう言い薄い絹の布を掴む手に力を込めたジャファルがグッと細い体を引き寄せると、長いまつ毛を瞬かせたマリオが大きく澄んだ瞳でその手を包む。
「・・・それは無理な頼み事だわ。たった一度、あなたが私の肉体を受け入れてくれるまで・・・私はあなたから離れることはできないの」
切に願う幼い子どものような表情のマリオに見つめられ、何か堪らえ切れなくなったように乱暴にその手を振り解いたジャファルはすっくと立ち上がり彼女を見下ろして言った。
「・・・はっきり言う。お前に何の積りがあるにしろ、俺はお前を抱くことはない」
そうきっぱりと低い声で言い切ったジャファルが自分に背中を向けると、マリオは膝立ちになってその黒いマントの後ろ姿に手を伸ばす。
「・・・なぜ?あの時あなたも・・・感じていたでしょう・・・?」
言いながらマントの中の黒いズボンをまとった脚を両手で撫でるようにして触り、堅い尻の近くまで滑らせた右手を両脚の間からその先へと伸ばすマリオの頬を、振り返ったジャファルが平手で殴った。
「・・・やめろと言っている・・・!」
昨夜と同じようにして床に手をついて倒れたマリオは、赤くなった左頬に手を当てて毛を逆立てる獣のような険しい表情のジャファルに小さく微笑んだ。
「・・・じゃあこう言えばどう?・・・私はあなたが大好きなニノの一部なんだ、って」
そう言い頬を押さえながらその場に正座したマリオの三つ編みから結んでいたリボンのひとつがハラリと解けると、マリオを殴ったジャファルの右手がビクンと動く。
「・・・な、に・・・?」
もうひとつの三つ編みを解きながらマリオは膝に落ちた青いリボンを拾い、細く吊った目を見開いているジャファルの赤い瞳を見てにっこりと言った。
「私は、ニノの髪からネルガル様に創り出されたモルフなの」
「!」
そのネルガルという言葉にシャッと二本のナイフを抜くジャファルに、はだけたガウンの胸元を直しながらマリオは落ち着いた声で語った。
「・・・ネルガル様は強く美しいものを愛するお方で、ソーニャ様もそんなネルガル様を深く愛していらっしゃるわ。だから自らの手で生み出されたモルフ達に夢中なネルガル様を惹き付けるため、
ソーニャ様はかつてそのお傍で死神として暗躍していたあなたの高い戦闘能力に目をつけられたの」
「・・・・・・」
「あなたとニノが“黒い牙”にいた頃からあなたがニノを好いていたことに気付いていらしたソーニャ様は、確実に且つ安全にあなたの力を手に入れるため、
以前その手で切られたニノの髪を使って彼女にそっくりのモルフ・・・この私を創り出すことをネルガル様に提案してくださったの。
でもニノの容姿を忠実に再現することに気を置かれすぎたネルガル様は・・・うふふ、生み出された私がまったく無力なことを知ってとても残念がっていらしたわ」
そんな無邪気な照れ笑いをして語るマリオをナイフを手にしたままのジャファルが黙って見つめる。
「・・・そしてあなたの力をネルガル様のモルフに与えそのご寵愛をお受けになるため、ソーニャ様は私にあなたと関係を持つこと・・・あなたの遺伝子をこの体内に入れて持ち帰ることを、私に命じられたの」
487ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:27:02 ID:NVzp9XcB

その頃。
エルクの報告を聞き林の先の平野に駆けつけたエリウッド達はそこここに罠をしかけてまわっていたロウエンと無事合流し、押し寄せてきた山賊集団を見事に蹴散らした。
そしてロウエンの張った罠を皆で手分けして確認してみると、その中のいくつかに哀れにも命を落としたウサギ達が掛かっていた。
「やりました!これで今朝は石焼の串刺し肉がたっぷり食えますよ!もう向こうに火の用意が出来てるんでさっそく食いに行きましょう!」
「・・・あれ?」
罠から外した力ないウサギ達を両手に抱え嬉しそうに言うロウエンが林のほうを指差すと、その後ろで自分の指にあるはずの物がないことに気付いたニノは慌てて足下を見回してからそれまでの行動を振り返った。
「エリウッド様、わたし洞窟にいる二人を呼んできます」
そう言いヒューイの背中に乗ったフロリーナがフワリと空に舞い上がると、血の気のない顔をしたニノがそれを制止した。
「待って!あたし・・・あたし大切な物をなくしちゃって・・・もしかしたら洞窟の中に置き忘れてきたのかもしれない・・・だから、あたしに行かせて!」
「あっ、ニノ・・・」
フロリーナの返事も聞かずそこから駆け出したニノは、走るのに邪魔な魔導書をその場に放り出すと胸がドクドクと騒ぐのを感じ洞窟へと急いだ。
「どうしようっ・・・あの指輪をなくしたらあたし、きっとジャファルに嫌われちゃうよっ・・・!」
488ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:44:00 ID:NVzp9XcB
一通りマリオの説明を聞き終えたジャファルは暫く黙っていたその後、その美しく哀れなモルフを見下ろして小さく舌打ちをするとナイフを鞘に納めながら洞窟の壁に視線を投げて言った。
「・・・あの女、心性の魔女め・・・」
「・・・いいえ!ソーニャ様は強く美しくとても偉大なお方よ。それに・・・ソーニャ様のお陰で私はこうして存在することができたのだもの」
「・・・・・・」
怒りのあらわなジャファルの言葉にマリオが身を乗り出してそれを否定すると、自らの欲望のため手段を選ばず己を利用するソーニャを庇う彼女にジャファルは理解できない疑問をぶつけた。
「・・・お前は何とも思わないのか?好きでもない相手にその身を許すことを・・・」
「・・・・・・!」
ジャファルのその率直な問い掛けに一瞬言葉を詰まらせたマリオはしかし、すぐにいつものように飾らず微笑んだ。
「より多くの経験を積めば、より自分の愛しい人を満足させることができるわ」
「・・・・・・」
まるで他心のないその笑顔と言葉に、マリオの美しくも自身とは交わることのできない相異を抱く心を見たジャファルは少し考えた後ハッキリと言った。
「それに・・・」
「マリオネス。俺はニノを愛している。ニノを悲しませたくない。だからお前を抱くことはできない」
「・・・ジャファル・・・!」
その言葉に暫くジャファルのその真っ直ぐな瞳を見つめていたマリオだったが、やがて諦めたように視線を自分の膝に落としてからポツリと呟いた。
「・・・分かった、わ」
そう言いゆっくりと立ち上がったマリオはニノや皆によろしくね、と言ってから洞窟の隅に畳んで置いておいた黒い外套を取りに向かい、それに手を伸ばそうとしてからジャファルを振り返った。
「・・・それにね、私が男の人と唇を重ねて嫌じゃなかったのは・・・ジャファル。あなたが初めてだったの」
「・・・・・・」
言って寂し気にニコリと微笑んだルイーズのガウンに身を包んだままのマリオが外套の袖に腕を通すと、そのベルトを締めようと下を向く彼女の手元からカチャカチャと小刻みに震える音が響いた。
「・・・・・・」
「・・・おい」
「・・・・・・」
「・・・おい、マリオネス!」
「・・・あ・・・」
その背中に近付いた訝し気なジャファルが細い肩をグイと掴んでこちらを向かせると、赤くなった頬に一筋の涙を浮かべたマリオが震える声で小さく言った。
「・・・ソーニャ様はきっと・・・任務の失敗を・・・許されないわ・・・・・・わ・・・私・・・きっと・・・ソーニャ様に・・・・・・あ・・・・・・」
「・・・・・・」
そう言い顔を背けたマリオが力なくその場に座り込むと、その震える緑の髪を見つめていたジャファルは徐にそこから立ち去り、洞窟の入り口近くに置いてある共用の荷物袋から一つの瓶を手にしそこへ戻ってきた。
「・・・あの女の目的は俺の遺伝子だと・・・そう言ったな」
「・・・・・・?」
目を閉じて震える手を握っていたマリオがその声のするほうに頭をもたげると、手にした空の薬瓶の栓を引き抜いたジャファルが静かに言った。
「マリオネス・・・暫く後ろを向いていろ」
489ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:45:20 ID:NVzp9XcB
(投下が不安定ですいません)

「・・・・・・」
微かに聞こえてくる衣擦れの音を背にジャファルに言われるまま座って待っていたマリオは、暫くの後ついに立ち上がり洞窟の隅に近付いて言った。
「ジャファル、やっぱり手伝わせて」
「・・・・・・!やめろ、余計なことを・・・!」
石壁を背に脚を開いて座っていたジャファルがその場から動けずに言うと、外套のベルトを外したマリオは置かれた瓶の傍にある彼の左手をとり自らの小さくしかし柔らかな胸にそれを押し当てると弧を描くように動かした。
「安心して。わたし時々ソーニャ様の代わりにネルガル様の気まぐれのお相手も務めていたの」
「・・・マ、マリオネス・・・っ・・・・・・!」
そしてせわしなく動くジャファルの右手を優しく除けて自らの左手をそこに宛がったマリオは、その手の中で堅く膨張したそれを調べるように行き来すると小さく開いた口から覗かせた赤い舌先でその先端に触れた。
「・・・くっ・・・・・・!」
初めて感じる感覚に苦しそうな息を漏らすジャファルに構わずその裏側から下の周辺まで遊ばせた舌を這わせていたマリオは、一度そこから顔を上げると今度はそそり立つそれを温かく濡れた口の中に含んだ。
「・・・マ・・・マ、リ・・・っは・・・くっ・・・!」
口の奥深くまで達するそれを含んだマリオの緑の髪が自らの股の間で揺れて振り乱れると、浅黒い肌にうっすらと汗を浮かべたジャファルはついに限界に達するのを感じマリオの髪から覗く耳に触れた。
「・・・んっ・・・!」
合図に気付いたマリオが慌ててそこから口を離し手を伸ばした薬瓶に脈打つジャファルの先端を宛がうと、放たれた遺伝子はドクドクとその薬瓶を白濁に染めた。

「・・・よかった・・・。これできっとソーニャ様もお喜びに・・・あらジャファル、それは・・・?」
薬瓶を手にほっと胸を撫で下ろすマリオは、身を整えながら石床にキラリと光る何かを見つけそれを拾い上げるジャファルに訪ねた。
「・・・俺がニノにやった指輪だ・・・。将来の、誓いとして・・・」
「素敵!ちょっと見せて」
言ってその美しい銀の輪を見つめるジャファルとマリオはしかし、洞窟の通路から走り疲れたニノの小さな足音が近付いてくるのに気付かずにいた。
「・・・ジャファル。それでニノとはもう・・・?」
不意にキラキラと輝かせた瞳で指輪を見つめていたマリオに尋ねられ、ベルト代わりの二色の布を締め直していたジャファルはそれをぎゅっと縛って答えた。
「・・・あいつはまだ・・・子どもだ・・・」
「でもニノも立派な女よ、あなたにその気があるのなら話せばきっと・・・」
その乾いた手にそっと指輪を返しながらマリオが言うと、ジャファルは受け取ったそれをポケットにしまいながら焦点を合わさずに宙を見つめた。
「・・・いや、俺はあいつとはずっと・・・このままでいいと思っている」
「それは・・・体の関係を持つことのない、友達同士のような付き合いでいいということ?」
「・・・ああ、そうだ・・・」
ジャファルの言葉に少し解せないかのような表情を見せたマリオだったが、その後数回頷くと彼の体をフワリと優しく抱きしめた。
「ジャファル。・・・ありがとう」
「・・・・・・」
そうして静かにジャファルから身を離したマリオが洞窟の通路のほうに向き直ると、そこには肩上の髪を乱し小さく口を開けて立ち尽くしている少女がいた。
「ニノ!?」
マリオの驚いたような声にハッとジャファルが振り返ると、いびつに笑って指を組むニノがそこから僅かに後ずさった。
「あ・・・たし・・・忘れ物、しちゃって・・・皆が勝った・・・から・・・朝ご飯、二人を呼びに・・・あ・・・えっと・・・えへっ、・・・っ・・・!」
「・・・ニノ!」
最後にひと際ぎこちない笑顔でそう言ったニノはジャファルの呼び掛けにも構わず二人にクルリと背中を向けると、その場から逃げるように全速力で駆け出した。
「ニノ!」
洞窟の中に響くいくつもの足音が次第に小さくなって行く中、マリオが無表情に立つジャファルに心配そうな声を掛けるとその赤い瞳が小さく揺れた。
「ジャファル・・・」
「・・・あいつらには適当に言っておく。だからお前は早くあの女のもとへ戻れ」
その言葉に黙って大きく頷いたマリオは黒いマントを翻して走り出そうとしたジャファルを呼び止め、固く握った薬瓶を胸に願うような笑顔で言った。
「ジャファル!・・・どうかいつまでも、ニノと幸せに・・・」
490ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:46:25 ID:NVzp9XcB
「・・・ニノ!」
「・・・ジャファル・・・?」
洞窟から出て林の奥深くへと走る少女の腕を掴んで引き止めたジャファルに、振り返ったニノが苦しそうに息を切らして明るく言った。
「ご・・・めんねジャファル、あたし・・・いつまでも・・・子どもでっ・・・!」
「・・・ニノ、俺の話を聞いてくれ」
「あたし・・・あたし頑張って早く大人になるから・・・だから・・・」
言葉を挟んだジャファルがその華奢な腕を掴む手に力を込めると、いつものように元気に笑おうとするニノの瞳から大粒の涙がポロポロと溢れ出た。
「・・・だから・・・いつまでも友達同士でいいだなんて言わないで・・・!」
「・・・!ニノ、俺の話を・・・」
「・・・もうマリオに触らないで・・・あたし以外の女の人に触らないで・・・あたし・・・あたしっ・・・」
「ニノ!」
こぼれ落ちる涙を抑えることが出来ず必死でそれを拭うニノの細い体を、ジャファルは力を込めた腕で壊れそうなほど強く抱いた。
「お前が俺を好きだと言ってくれたあの時・・・俺はもうそれで充分だと思った。これからはお前を護るためだけに生きて行くと・・・そう心に誓った」
「ジャ・・・ファ・・・」
腕の中の小さな温もりを強く強く抱きしめながら、苦し気な表情できつく目を閉じたジャファルが言う。
「・・・だが今、その考えは変わった。・・・俺はお前のことが知りたい。お前が何が好きで、何をすれば喜ぶのか・・・俺は知りたい。・・・ニノ、お前のすべてを見せてくれ・・・」
「・・・ジャファル・・・!」

その頃、唯一自らが行使することのできる移動魔法を使って神殿に戻ったマリオは、赤い玉座に脚を組んで座るソーニャの前に歩み出た。
「お待たせ致しましたソーニャ様・・・少し予定が変更してしまいましたがこれがお約束の・・・」
「お前、よくもこの私を裏切ってくれたわね」
そう突き刺すような冷たい声と視線で言われたマリオは、思いもよらぬソーニャの言葉に手の中の瓶を握りしめはたと顔を上げた。
「えっ・・・?」
「・・・ネルガル様のベッドで緑の長い髪の毛を見つけたの。ネルガル様にお訪ねしたらはっきり仰られたわ。・・・お前があのお方をそそのかしたとね」
「!そ、そんな、私は・・・」
言い訳は無用よ、という言葉とともに恐怖に後ずさるマリオに、手の上で電光を帯びて輝く光の玉をまとったソーニャが迫る。
「さようなら、マリオ」
「ソー・・・!・・・・・・ガ・・・ハッ・・・」
ゆっくりと、その黒い外套のベルトの向こうに貫通したソーニャの赤い腕が引き戻されると、口から一筋の赤い血を流したマリオがその場に崩れ落ちた。
「・・・ソー・・・ニャ・・・様・・・愛・・・し・・・・・・て・・・」
「・・・フン。この私を裏切るとは二人とも同じ顔をしてよくやってくれたものだわ。・・・まああの娘とそっくりだったお前など、この計画が終ったらどの道始末しようと思っていたのだから丁度良かったわ」
足下に広がって行く鮮血を眺めながらそう言い薬瓶を回収しようとマリオの腕を持ち上げたソーニャは、その手の中の薬瓶の姿に愕然とした。
「こいつ・・・!死ぬ寸前に瓶を握りしめて割ったのね!」
その光景にヒステリックな声を上げたソーニャは瓶の破片にまみれたマリオの白く濡れた手を乱暴に投げ捨てると、氷のように冷たく輝く金色の瞳で彼女の穏やかな死に顔を見つめた。
「まったく・・・!モルフとはどこまで役に立たない人形なのかしら・・・!」
491ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:47:40 ID:NVzp9XcB
その夜。
急遽リキア同行を思い留めたマリオがそれまで暮らしていた家へ引き返したというジャファルの報告を聞き残念がっていたエリウッド達だったが、どこか不思議な彼女と過ごした一時は彼らの旅の安らぎとしてその心の中に残っていた。
そんな中いつものように闘技場に向かった一行の女性テントで一人留守番をして字を読む練習をしているニノの元に、同じく自ら留守番を引き受けたジャファルがぬっとその姿を現した。
「・・・ニノ」
そう一言呼び掛けて握った拳を差し出すジャファルに不思議な顔で近付いたニノは、なあに、と明るい笑顔で尋ねてからそれを受け取った。
「・・・あっ・・・これ・・・!」
「・・・洞窟の床に落ちていた」
ジャファルの言葉に頭をコツンと叩いたニノだったが、すぐに指輪を人差し指にはめるとその手を愛おしそうに抱いた。
「よかったあ・・・!あたし、ジャファルになんて言おうかずっと考えてたんだ。もう見つからないって諦めてたから・・・」
言って再びもとの位置に収まった指輪を嬉しそうに見つめるニノの小さな手を、黙ったジャファルがぐいと掴んでそこから指輪を抜き取った。
「・・・ジャファル、もしかして、あたしが指輪落としたこと怒ってる・・・?」
不安気な表情のニノが尋ねると、ジャファルはそれを彼女の左の薬指にゆっくりとはめた。
「・・・少し動いてしまうかもしれないが・・・これからは紐でも付けてここにはめていろ」
「?」
ジャファルの言動に不思議な顔でそれを眺めつつも、指輪のことを責められなかったニノは嬉しそうにうん、と頷いてジャファルの手を握った。
「ニノ・・・?」
「・・・ジャファル、あのね、あたし・・・ジャファルに指輪のお礼してなかったでしょ?・・・それでねっ・・・」
モジモジと照れたように視線を泳がせたニノが言うと、その繋いだ手の温かさに驚きながらも訝し気なジャファルは素っ気なく答えた。
「・・・?べつに礼など・・・」
「いーの!あたしがしたいんだから!だからねジャファル・・・ちょっと、しゃがんで!」
「・・・・・・?」
何だろうと思いながらも言われるままその場にしゃがみ込んだジャファルに、ニノは更に目を閉じるよう促す。
「・・・これでいいのか?・・・ニノ。・・・ニノ?二・・・」
暗闇の中呼び掛けていたジャファルは突然、自分の唇に柔らかな唇がそっと触れるのを感じた。
「・・・!」
驚いたジャファルがパッと目を開けると、白い頬を真っ赤に染めて手を後ろで組んだニノが視線を落とし僅かに震える声で言った。
「ジャファル・・・あたしも・・・あたしもねっ・・・ジャファルに・・・見て・・・もらいたいの」
「・・・ニノ・・・?」
「あ・・・あたし、ぜんぜん大人っぽくないし・・・その・・・どうすればいい、とか・・・ぜんぜん、分かんないし・・・」
「・・・ニノ」
「・・・ほんと言うと・・・ちょっと・・・こわいけど・・・でもあたし、ジャファルなら・・・」
「ニノ。無理をしなくていい。・・・昼間俺が言ったことを気にしているのなら・・・」
そう言いテントの床にポトリと涙の粒を落としたニノの言葉を遮るようにその小さな肩を抱きしめたジャファルが言いかけると、ニノもまた涙の痕の顔で明るくそれを否定した。
「・・・ううん!違うの、無理じゃない・・・だってあたしも・・・ジャファルのこともっと知りたいから・・・!」
「・・・・・・!」
492ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:49:42 ID:NVzp9XcB
「・・・ニノ、大丈夫か」
二つのマントが重なるように無造作に置かれたその横でニノの青いベストの首紐に手を掛けたジャファルが尋ねると、ほんのり色づいた頬で仰向けに寝たニノはコクン、と頷いた。
「・・・怖くなったらいつでも言え。いいな」
言いながらその首紐を解いて脱がせたジャファルが自らも丈の短い黒いベストを脱ぎ捨てると、眼前に迫った浅黒く引き締まった胸板にニノは小さく息を呑んだ。
「・・・・・・」
ニノの顔が良く見えるようにと燭台を手元に近づけたジャファルは、蝋燭の炎に照らされる少女の姿に見とれて言う。
「・・・綺麗・・・だな・・・」
そして体重をかけないようにその体に覆い被さり細い首に唇を寄せると、彼女の肉体を覆う白く短いワンピースをゆっくりと両手で引き上げた。
「あ・・・」
恥ずかしさと恐怖にぎゅっと目を閉じたニノが顔を背けると、その太ももに彼女の上に乗っているジャファルが男であることを再確認させる堅い膨らみが触れる。
「ニノ・・・」
露になったニノの白く小さな胸と淡く色づいたその先端に込み上げてくるものを抑えられなくなったジャファルは、彼女のワンピースをグイとあご下までずり上げると両手でそのなだらかな膨らみを包んで揉みしだいた。
「・・・あっ・・・!・・・ジャ、ファ・・・」
ビクンと顔を横に振るニノの初めて見せる艶かしいその声と表情に、それをもっと引き出したいと感じたジャファルは手の中の堅く尖り始めた先端を口の中に含んでクチュ、と吸い上げた。
「んあっ・・・!」
ニノの反応に誘われるままそれを数回繰り返したジャファルは、そこから唇を離すと上体を起こし彼女の白い小さなショーツに手を掛けた。
「・・・下ろしていいか・・・?」
女性を抱く手法や手順に自信のないジャファルがそう確認すると、初めての感覚にうっすらと汗ばんで目に涙を浮かべたニノがしかし笑顔をつくって頷く。
「・・・うん・・・見て、ジャファル・・・あたしの・・・すべて・・・」
493ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:50:11 ID:NVzp9XcB
ニノの言葉に一瞬安堵の色を見せたジャファルは躊躇わずその手を引き下げ両脚を掴んで開かせると、現れたまだ産な彼女の裂け目を見つめ熱を帯びてピチャリと濡れているそこに指を宛がった。
「・・・・・・!」
その瞬間ビクンと震えたニノが恥ずかしさに泣き出しそうになるのを堪えながら首元のワンピースを握りしめていると、彼女の顔を見つめながら揃えた中指と人差し指をゆっくりと前後左右に動かしながらジャファルが尋ねた。
「ニノ・・・どうだ・・・?気持ちいいか・・・?」
そんなジャファルの問い掛けと自らの下半身から聞こえてくる水音に恥じ入りながら、荒い息づかいのニノは打ち上げられた魚のようにビクビクと胸を反らせて答えた。
「っはぁ・・・あたしっ・・・ジャファル、ん・・・はっ、あっ」
「・・・これはどうだ・・・?・・・・・・それともこう、か・・・?」
「んあ、ジャファルっ、だめっ・・・あっ、ああっ!?」
言いながら手探りでニノの一番反応の良い場所を探していたジャファルはそこが彼女の中の一部だということを知ると、ヌルリと光る指を引き抜いて腰に巻いていた布を解き自らもズボンを脱ぐと限界までそそり立ったそれを露出させた。
「・・・ニノ。痛かったら言うんだぞ、いいな」
乏しい知識ながらも相手が痛がるであろうことを予想できたジャファルはそう言うと、髪を乱し小さな唇から涎の垂れるうつろな瞳のニノが頷くのを確認してから言った。
「・・・いくぞ」
ゆっくりと、ゆっくりと、ニノの開かれた脚の間の自らを押し進めて行くジャファルは、入れた途端ギュウウと想像以上にきつく締め付けてくる彼女の熱く柔らかい壁の感触にその膨らみを増した。
「・・・あ・・・?ジャ・・・ファル・・・い・・・痛い・・・ああっ、ジャファルっ!痛いっ!痛いよおっ!」
「ニノ!?」
ジャファルのそれが半分近く少女の体に飲み込まれた頃、そのあまりの激痛にボロボロと涙をこぼしながらニノが叫んだ。
「痛いっ、ジャファル抜いて!抜いてえ!あああっ!」
「・・・!すまんニノ、今すぐ・・・」
そう言い少女の中いっぱいに堅く膨張したそれを急いで引き抜こうとしたジャファルの腕を、痛みに顔を歪めたニノがグッと掴んだ。
「・・・まっ・・・て・・・ジャファル、そこっ・・・・・・そこなら・・・平気だから・・・」
「・・・ニノ・・・?」
言ってその手をジャファルの手の平に滑らせそれを強く握ったニノは、汗と涙でグショグショに濡れた顔をニコリと歪ませるようにして笑った。
「・・・おねがい、このままつづけて・・・ジャファルが気持ちよくなるまで・・・あたしの中から離れないで・・・」
「ニノ・・・!」

見つめ合うニノとジャファル、その繋いだ手の隙間から覗く小さな光はその後暫くは続くであろう彼らの限られた時の幸せな暮らしを、決して彼女の手から離れることなく見守るように照らしていた。

END
494ジャファニノ ◆UTy1jCWcWw :2008/04/11(金) 02:50:46 ID:NVzp9XcB
以下は補足その他、ただの蛇足の後書きです。
#このSSを書くにあたって、初めは敵キャラとして普通に気に入っていた程度のジャファルが仲間となったその後、
めでたく結ばれたニノを熱愛するその変貌ぶりに感激しつつも「なんだ、ただのロリコンか」とその愛を簡単に結論づけてしまった自分を省み、
烈火の中でも特に印象深かったこの二人のストーリーを性癖に頼ることのない肯定的な見せ方で、ジャファルのニノに対する気持ちの揺れ動きを書くことはできないかと思い立ったのがきっかけでした。
#そこでその為には誰かしらのお姉さんキャラとジャファルを絡ませる必要があったわけですが、やはりジャファルにニノ以外の自軍の女性との関係を持たせるのは難しく、そこでニノそっくりのモルフという最終兵器を起用するに至りました。
#あのモルフの名前で某ブラザーズを連想した人もいることと思いますが、彼女の名は候補にあった“リリィ”(百合の意から)とどちらにしようかと悩みに悩み、恐らく彼女の名付け親はネルガル又はソーニャであるだろうこと、
そしてその後のストーリー展開を考慮した末“marionette”(操り人形)からとった“マリオ”、それに性質や状態などを表す接尾語の“ness”を足した“マリオネス”を最終的に選択しました。歳は恐らく20代前半です。
#うろ覚えの部分も多く地理的なことは出来るだけぼかして書きましたが、やはり魔の島へ向かう前の一行のラガルトの台詞にレナートがいたりと、時間軸的な矛盾が起きてます。それにいくつか誤字もあります。
#あとこれまで何度もグラや公式絵を見ていたにも関わらず、記憶の中のジャファルはいつも黒いマスクをしてました。
#あのモルフが死ぬことは最初から決めていましたが、最後までソーニャが救いのない鬼になってしまったのが残念でした。
#そんなこんなで溢れ出る妄想を抑えられずに書いてみたものの、あの頃の二人を取り巻いていたであろう状況も多く書きたかったということもあり、長さのわりにラストまでニノとジャファル二人の描写が少なくなってしまいました。

以上、長くなりましたが今まで読んでくれた人感想くれた人、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
495名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 07:13:07 ID:gOIm1l5H
GJ
萌えたぜ(*´Д`)ハァハァ
496名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 16:07:17 ID:XtxVVg0d
昔あったティアリングサーガのコッダ陵辱みたいな
小説が載ってるサイトはないでしょうか?
497名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:08:14 ID:8bB0ypAu
ニノ可愛いよニノ
498名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:00:50 ID:lG4IreUW
ジャファニノーーーー!
499名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:15:08 ID:AmIOWikX
>>494
最後まで読ませていただきました。やっぱニノいいなぁ。
何より、流れを変えてくれてありがとう!
500名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:31:36 ID:qnSRaZ4W
ロリコンが多いなw
年上好きは少数派か...?
501名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 10:38:59 ID:x0wCdVnk
みなさんロリ好きですね
このスレではロリ>親近>年上この順番ですね、はい
502名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 10:59:10 ID:qrBox1yD
素人ポイけど頑張って書いている良い作品だった。
烈火好きなので嬉しい。
あと、誰かに突っ込まれる前に言っておくけど、
2chのエロパロは書き捨てが基本。製作秘話や過剰な自分語りはあまり歓迎されない。
やり過ぎると叩きの対象にもなるから注意な?
もし、ちゃんとした反応が欲しければブログでも何でも自分のサイトを作った方が良いと思う。
余計な口出しスマンかった
良い作品をトン
次回を期待してるぜ
503名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 17:43:24 ID:XnFl6qVC
>>502の親切さに南米は泣いた
504名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 21:02:09 ID:rGbozcb1
あと、小出しもあまり歓迎されないと言っておく
投下するなら一気にばばっとね
505名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 21:39:41 ID:sg9FeP/2
何故かと言うと、他の職人が投下し辛くなるから。
そして、スルー出来ない厨に荒されるから。
荒らされたら書く気力が無くなるでしょ?
でも待っている読み手も居るんだ。途中で打ち切られたらそういう人がガッカリするでしょ?
2chは気軽にSS置けるけど、その分、けなすのも楽。
ある程度は割り切れないと…
506432:2008/04/14(月) 00:22:40 ID:HF0K1dQo
はい。よくわかりました。すいませんでした......。
皆さん親切にありがとございました。
507名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:41:23 ID:WWgpCQZ0
古参住人はこのスレの栄枯盛衰を見てきてるから
荒らしが湧かないように過敏になる時が
語りや細切れが何となく許容されてるジャンルもあって雰囲気はスレによる

凹まず次回作も頑張ってください
508名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 07:11:59 ID:jjD1Epgx
作品はかなり良かった。良い職人には居着いてもらいたい
509432:2008/04/15(火) 23:44:54 ID:Qk1eB3ge
皆さん優しく教えてくだすってありがとございます。
次がんばります。ではまた妄想から......
510名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 03:00:16 ID:XMq/OC5u
保守
511名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 03:42:16 ID:/k8TPOL4
sageで保守とか意味ないよw
512名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 12:53:31 ID:A/gt9H+G
sageでも保守されるよ
513名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 17:04:43 ID:jiN9qfP9
この城(スレ)を死守するのだ!
敵に制圧されては我々は全滅だ!
514名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 17:42:57 ID:zkUuWG+3
敵って誰だよ?
515名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 00:02:26 ID:X+o48pb3
凸乙
516名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 00:25:06 ID:8Yhd15l5
ヨハンとヨハルヴァがラクチェのことで争い、レスリングで勝負を決める
先にどちらかのパンツを早く取った方が勝ちとなる熾烈な戦いとなる
そこに突然現れたラクチェがその戦いを目の当たりにして
『やめろ!この変態兄弟が!』と言い流星剣であっけなくやられるドズル兄弟
517名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 03:44:18 ID:wJBQTDLW
また聖戦か
518名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 19:52:17 ID:n6E4cnn/
それ以前の問題だろ
519名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:19:21 ID:nZ34lm1f
ヨハンとヨハルヴァがブリアンのパンツを奪い合うところまで読んだ
520名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 21:24:37 ID:Yh432tHR
ヨハルヴァ:やった!ラクチェのパンツ、ゲットだぜっ!
ヨハン:甘いな!俺なんて、ラクチェの本体をいただいてしまったぞ!
ブリアン:残念!そいつはスカサハだ。
521名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 22:45:52 ID:X7XCFTdq
パティは大変な神器を盗んでいきました

逃げる際、シャナンに出会い『アンッアアンッアンッアアンッアンッ』とシャナンにハメられる
処女で血が流れるものの『感じないわ、痛くないわ』と無理して言う
パティ『知らないわ!そんな神器、貴方に渡したらこわれちゃう(流星剣使い過ぎで)』
そしてシャナンは人のお金まで簡単に盗んでいくのであった

最終的には
シャナンは大変なお金と処女を盗んでいきました
522名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:43:25 ID:n6E4cnn/
(TT
523名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:56:45 ID:KF1zpjq/
聖戦だけで独立したらどうやろか
色んな意味で濃すぎる
524名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 00:20:33 ID:4oQL7lOY
そして従兄妹同士のカップリングでさらに血が濃くなるアッー
525名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 17:21:21 ID:HgEvVTr0
聖戦独立は仲間はずれみたいで反対かな
潤滑剤としても大きく貢献してくれてるし
526名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 17:33:23 ID:uDAS/9Xa
他シリーズからも濃いのを希望
527名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 21:40:39 ID:r+7PoixO
潤滑油というとどうしても夜の方を連想させるな
もっとも奴らにそんな小道具は必要なかろうが
528名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:11:02 ID:1biTHHvV
今劣化キャラで執筆中だが時間が足りねえOTL
529名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 01:34:26 ID:/L+TKamc
偶然だな 俺も今劣化SSを執筆中だ
SSってムツカシイなOTZ
530名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 12:11:43 ID:1zUn01yp
マナマナ
531名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 21:59:06 ID:SeSLOq3t
自分も今自サイト用に書いているけど18禁ってどこまで詳しく書いていいのか
悩むな
しかも書いている途中で興奮しすぎてかけなくなるorz
532名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 00:01:39 ID:8AComcpd
どこまでも詳しくかけるから18禁だろうよ
ドスケベな香具師希望
533名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 07:23:01 ID:mET5O17J
だれか封印やって
534名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 07:45:02 ID:o1MLjc5U
四日目神が居るではないか
しかも次はロイリリ
535名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 08:11:01 ID:6OcQPRzn
ロイリリ意外と見ないから楽しみだ
536名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 20:02:32 ID:3MDKA1Km
聖戦でフィンラケ希望
537名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 10:10:27 ID:caT58Xmh
もうヘザーさんが女の子つまみぐいする話でいいよ
538名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 16:27:14 ID:N4nvdSEE
保管庫にヘザーハーレムってのがあるけど続きが1つもねえ
楽しみにしてたんだけどな
539名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 20:12:14 ID:TMw3sdQT
ミシェイルとマリアってどう?
きもいかな・・・
540名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 20:48:49 ID:mT2gF3cq
なぜわざわざそんなことを聞くのかがわからん
普通じゃんそれ
541名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 21:47:45 ID:QBNWkbBM
近親かつロリなのを気にしてるんじゃね?

それはともかくシーザは俺の嫁
542名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 23:36:30 ID:7Y7fwduy
俺らアグストリアさ行くだ〜 アレイクゾ〜

店も無ェ 宿も無ェ
馬はそれほどはしって無ェ
武器も無ェ 道具も無ェ
兵士は 毎日ぐーるぐる
朝起ぎで 馬連れで
二時間ちょっとの散歩道
電気(雷)も無ェ 瓦斯(炎)も無ェ
輸送隊が一日一度来る
俺らこんな城(シルフィ)いやだ
俺らこんな城(シルフィ)いやだ
アグストリアへ出るだ
アグストリアへ出たなら
銭コァ貯めで
アグストリアでベオ飼うだ
543名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 00:13:39 ID:Ob5YPs/O
ミシェイルとマリアお願いします(></
544名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 10:09:46 ID:RqP1QtSV
ミシェランとマリクで我慢しろ
545名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 12:40:55 ID:lnZ0SNQm
ヨコハマタイヤとミスターは嫌
546名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 20:57:45 ID:Ob5YPs/O
ミシェイルとミネルバは普通に見かけるんですがマリアがないですよね
検索したけどほとんどなかったです
やっぱ体格的に無理そうだからなんですかね
547名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 21:18:06 ID:TzeDtkOK
ミシェイルは粗チンポイから体格に関しては大丈夫そうだな
548名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 21:31:56 ID:wQpZzLhc
粗チン判定の基準がわかりません
549名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 01:08:17 ID:iXfmHqqn
阿部るとカインのウホッな関係
ドーガは己の槍をゴードンの後ろから刺す
550名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 09:51:08 ID:okIR5Y0J
紋章はウホッ天国 近親天国だったからな〜(笑
551名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 11:06:10 ID:iXfmHqqn
聖戦が近親天国
親世代だと
シグルド『どうだエスリン?俺のものを感じるのは?』
エスリン『兄上、私もうダメ!』
バイロン『!二人共何をしている!?』
シグルド14歳の時の日記

アンドレイ『二人の姉上を犯すとは・・・まるでトンボとりをしてるようだ』
エーティン『あぁぁアンドレイ。中にちょうだい!』
ブリギッド『私にも!私にも!』
バーハラの悲劇のわずか数日前
552名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 11:38:00 ID:okIR5Y0J
確かに性戦もだよね
でもあれはやりすぎてひいた
553名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 12:33:09 ID:jMlmd5AM
平民に生まれたこの命
しゃきっと散らせて見せましょう(わわわわー)
554名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:36:56 ID:zPQoMLfX
シグルドとエスリンはそんなふしだらな関係は結んでいないはずだぜ?
555名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:46:51 ID:wPPCd4+N
>>551
なんで明らかに近親匂わせてるエルトシャン×ラケシスやセリス×ユリアじゃなくてそいつらなんだw
アンドレイとかギャグにしか思えないw
556名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 00:13:57 ID:QWTuLTF4
シグルドはディアドラと出会うまで精通すらありませんでしたので
557名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 15:12:37 ID:QsWpJ2SL
同期で独身なのシグルドだけ
558名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 19:35:05 ID:+ize3trh
=童貞なのもシグルドだけ
他は可愛い処女妻貰えて良かったが、シグルドのは出所のはっきりしない女
559名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:47:49 ID:UewLETch
つまりシグルドは出所不明の妻にやさしく教わったのですね
キュアンはガンガン行きそうなタイプでエルトはじわじわさせるタイプですね
560名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:31:17 ID:92FBkq6c
シグルドはオナニーsら経験無しという朴念仁だと良い
561名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 01:07:54 ID:TRdg896a
保守
562名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 07:00:29 ID:lhF7LHh0
紋章でイチオシのカチュアとウォレンの話がなくて俺涙目
563名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 12:23:11 ID:oDzS/skK
ウォレンにカチュアはもったいなすぎる
564セリス子さんの憂鬱2:2008/05/06(火) 13:26:46 ID:9tKGNcmi
ウォレンカチュアのどこがいいのかわからんので、
562はエロく語ってくれまいか。
565名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 13:28:13 ID:9tKGNcmi
名前欄が残ってた。見なかったことにしてくれ。
566名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 13:53:43 ID:oDzS/skK
セリスはマジかわいいからな。あんなかわいい子が反乱を立ち上げたら俺絶対支持するよ
567名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 16:39:41 ID:1T96XmcU
562のウォレンとカチュアという珍しいカップリングに興味が湧いた
568悪魔神官ポー ◆ka5BrNUzcE :2008/05/06(火) 16:41:23 ID:uNWSv+Ji
聖戦・ラクチェ物で一本書けました。
特に猟奇とかマニア向けのネタがある訳でもないので、このまま投下します。
569Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:42:01 ID:uNWSv+Ji
波一つ立たぬ真っ暗な海の上に、朧な月が静かに浮かぶ。
そんな内海の真ん中でミレトスの方角に視点を移せば、夜空の端が薄赤く染まっているのが見えるだろう。
朝焼けではない。大陸一の港町が数年振りにその機能を思い出したかのように昼も夜もなく働き出したのだ。
波止場の至る所で油が焚かれ、大勢の人夫がターラやメルゲンからやって来た船の荷揚げに勤しんでいる。
一方の市街地では、トラキアの露天商が怪しげな金細工を並べて客寄せの口上を述べる。
街でも一二を争うと名高い料理店では、ターラの穀物とダーナの葡萄酒と紫竜山の材木とをいかなるレートで
取引するか、各地の集まった大商人たちが円卓に所狭しと並べられた山海の珍味を前に激しい商談を交わす。
暗黒魔道士が我が物顔で徘徊し、人々に恐怖と絶望とを植え付けるべく睨みを利かせる夜が終わったのだ。
セリス皇子率いる、グランベル解放軍の進軍によって。
もう焼き討ちも子供狩りも恐れる必要はない。
ロプト教団が放逐され、それまでの鬱憤を晴らすかのように賑やかな夜を謳歌する商業都市の夜景を、
その復活の為に最大の功労を挙げたラクチェは、熱に浮かされたような目で三階建ての宿屋から眺め下ろしていた。

夜更けを過ぎても一向に消えない色取り取りの街灯が、大路を往来する人々の姿を鮮明に映し出している。
光はあまねく闇を照らすものだ。硝子を透過し、窓に寄り掛かるラクチェの姿を闇の中に浮かび上がらせる。
決してこちらに構わず歩き続ける通行人が、いつ自分に気付いて顔を上げるかも知れない。
もしそうなったら――
不安気に振り返ったラクチェの背後から、容赦無い一撃が加えられる。
寝台で抱き合っている時よりもずっと深い。身体の奥に押し付けられたそれが、彼女の内なる不安を完膚なき
までに掻き消してしまう。無意識の内に窓枠を握り締めて抗おうとしたものの、身体は既に限界を迎えていた。
熱を帯びた鎧のような筋肉が背中に強く押し付けられ、片腕まで絡め取られてしまった。衣服の替わりに、
彼の裸体を身に纏うような格好だ。
一糸纏わぬラクチェの乳房を、背後からの無骨な手が握り締める。粗野な手付きが少し痛い。
多幸感が出口を求めて体内を彷徨い、自分の物とは思えない甘くて長い吐息となって喉から漏れるのを、
はっきりとラクチェは自覚した。
570Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:42:32 ID:uNWSv+Ji
引き抜かれると同時に、ラクチェは糸の切れた傀儡のように膝を突いて床に座り込んだ。
そんな風に錯覚しそうな脱力感を覚える。腕の力も借りないと体重を支えられない。
全身の怠さと脳天の痺れから少しでも早く回復しようと、狂ったように空気を貪る。
人心地付いて、ラクチェは自分に耐え難い恥辱を与えた男を睨み上げる。
悪戯が過ぎて、母親に大目玉を喰らう直前の少年のような顔が彼女を見下ろしていた。
彼の口から繰り返し聞かされる謝罪の言葉は、えらく月並みな物だった。本能の赴くままに女を辱めておいて、
もっと気の利いた言葉は出て来ないのか。無垢な少年のように澄んだ瞳で怯える様が、少し情けない。
本当にこれが獣のように自分を弄んだ男と同一人物なのか。怒りの遣り場を失って、呆れたような溜息を一つ。
そっぽを向いて無視を決め込む。
感情のまま行動した筈なのに、どこか自分でも芝居掛かっているような違和感を拭い去れない。
背後から首に回された、樫のような逞しい腕を待っていたのか。それともやたら親愛の情を顕示するような
彼の頬擦りだろうか。
どちらも正しいのだろう。けれどもそれでは不十分なのだ。
決して許してやるものか、と腕から逃れようと藻掻くラクチェの耳に彼は囁く。
明るい大通りから硝子越しに暗い室内は覗けない。水面を斜めに見ても水底の光景を知るのが難しいのと同じ理屈だと。
そうなのか――硝子をよく知らない自分にも解る易しい説明に、つい危うく納得してしまいそうになる。
彼の言葉を無批判に受け入れてしまいそうになる自分を制し、ラクチェは彼が嘘を吐いてるのか否か確かめ
ようと更に念を押す。
回答は簡単な物だった。
ラクチェの痴態は俺だけの物だ、誰にも見せてやるものか――力を込めたその声に偽りが無い事くらい、
彼女には解っている。
けれども彼の社会的な地位を鑑みて、もう少し言い様はあるだろう。それがラクチェには心配だ。
馬鹿じゃないの、と小さく吐き捨てて、ようやくラクチェは彼と向き合う。
正面から抱き合う体勢を取っていながら、視線だけは明後日の方角に泳いだ彼の表情が可笑しい。
こちらを向けとばかりに強引に顎を掴み、ラクチェは彼の唇を奪った。

どうも女とは、本来的に男よりも要領の良い生き物であるらしい。
黒く輝くラクチェの瞳を覗き込んでいると、彼もそう認めざるを得ない。彼の悪戯心は彼女を怒らせたが、
彼女は決して彼を怒らせない。
激しい自己主張を続ける彼の分身がぬらり、と擦れた。
驚いてラクチェを見ると、不敵な笑みを浮かべて腰を揺すっている。絶頂の機を逃してしまった彼の裏筋に、
花弁の粘膜を密着させて無言の挑発を加えているのだ。
初めて彼女を抱いた時の様子を、彼はずっと覚えている。普段は勝気なラクチェが二人きりになった途端、
白磁の人形のように強張ってしまったのだ。衣服を剥ぎ取られるのも唇を奪われるのも全て彼任せで、
身体を重ねた時も自然災害を遣り過ごすかのように、固く目を瞑ったままだった。
あの時と変わらないのは、白磁のように滑らかな彼女の肌だけ。
571Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:43:07 ID:uNWSv+Ji
けれどもラクチェの行為が、単なる肉欲から来る衝動的な物ではない事も彼は知っている。
互いの身体が馴染み始めた頃、一晩で何度ラクチェが達するのかと試した事があった。ラクチェの締め付けに
何度も耐え、これ以上は射精を堪え切れないと指での責めに切り替えた途端――
ラクチェが子供のように大声を挙げて泣き出した。
大慌てで行為を取り止め、宥め透かして漸く落ち着いた所で彼が事情を訊ねた処、何故絶頂を堪えるのかと
彼を激しく叱り付けた。その後数日のご無沙汰を経てから許して貰ったのだが、その際口にするのも憚られる
一言をラクチェが求めて来たのも、今となってはほろ苦い思い出である。
彼にかかせた恥の代償とする積りだったのか、ラクチェは一度だけ彼の内に秘めた欲望を受け入れてくれた。

挑発を続けるラクチェの意図を理解して、彼は額に唇を落とす。今度は彼が不敵な笑みを浮かべる番だった。
ラクチェの背中と膝裏に素早く腕を回し、彼女を抱き上げる。愛しの姫君として寝台に運ばれる間中ずっと、
ラクチェは彼の胸板に顔を埋めて悦に浸る。
皺一つ無い敷布の上に、ラクチェが仰向けの姿勢で沈む。淑やかな笑みを浮かべて、抱いて欲しいと静かに呟く。
彼は一つ頷いて寝台の上に移動し、ラクチェの太腿を掴んだ。ラクチェが彼を受け入れようと静かに目を瞑る。
亀裂に走った感触に、ラクチェが目を大きく開いた。待ち望んでいた物とは少し違う。
首を上げた彼女の目に飛び込んだのは、大きく開かれた腿の間に顔を埋める彼の後頭部。
茹蛸のように顔を赤らめ、見ないで舐めないでと訴えるようにラクチェは足を泳がせる。
踵で蹴っても、彼は責め続ける。
確かに相手の性器を口に含んだ経験はラクチェにだってある。けれど何度愛し合っても、恥ずかしい物は
恥ずかしい。
彼女のささやかな抵抗は、花弁を割って進入する柔らかくざらついた感触に、ゆっくり舐め溶かされて行った。
572Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:43:39 ID:uNWSv+Ji
一頻りラクチェの蜜を味わい、堪え切れずに挿入する瞬間を待ち構えていたかのように、ラクチェが彼の手を引いた。
前のめりに倒れた彼が、ラクチェに覆い被さる形になる。彼女の腕が筋肉を纏った肩甲骨に回される。
さかんに唇を求めて来る。好きだとうわ言のように繰り返す。無意識からか彼女の腰が宙を彷徨う。
何度も絶頂を迎えたラクチェの肉壁は潤い続け、胎内に収めた彼を離すまいと抱き締める。
はしたなく蜜を撒き散らし、淫らに蠢いて射精を盛んに促す。
意外と早く絶頂は訪れた。ラクチェにその予感を告げる。
熱に浮かされ蕩け切っていたラクチェが俄かに我に返る。彼が隠し持つ願望を読み取ったかのように、
切な気な眼差しで首を横に振る。
引き抜いて彼は膨れ上がった屹立をラクチェの腹に押し付ける。
二人の肌に隙間無く挟み込まれた屹立が、欲望の塊を迸らせる。
肌の上にじわりと生暖かく広がる粘着いた感覚がこの上無く愛しい。
彼の脈動とラクチェの呼吸が調和するのは自然な流れだろう。
満ち足りた笑顔で、ラクチェは愛の言葉を彼の耳元に囁いた。

固く抱き締めていたラクチェから身を離し、尻餅を突いた格好で彼は座り込む。
心残りを悟られまいと、彼はわざと大袈裟に喜んでみせる。
とは云えそれを額面通りに受け取る程ラクチェは鈍い女ではなかった
自他共に認める男勝りの凄腕であっても、肌を重ねた男の機微にまで疎い訳ではない。
臍から下腹部にかけて迸った彼の情欲の痕跡を、細くしなやかな指先で掬い取る。
白い残滓を見せ付け、彼の見守る前で指を口に含む。愛惜しそうな仕草を心掛けた積もりであっても、
生臭いそれを口に含めば耐え難い苦味につい眉を顰めてしまう。
何とか舌を馴染ませ、腹の上に溜まった物を少しずつ掬い取っては舐める。
すっかり清めてしまってから、気怠さの残る身体に鞭打ち、勢いを付けて起き上がる。
乱れ切ってしまった敷布の上を腹這いに進み、何をするのかと身構えた彼の腹に口付ける。
汗と体液の混じった滑り気の為か、闇の中でも波打つ腹筋の上に唇を走らせる。
勢いを失った彼自身を手に取り、鈴口に溜まった白濁に舌先で触れる。
尿道を扱き、その中に溜まっていた彼の精をも搾り出す。
無言の内に訴えかけるように、ラクチェは懸命に尽くそうとしていた。
決して彼を嫌っているのではない。実際激しい情欲の波に飲まれながら彼の全てを胎内に受け止めた時、
どれだけ満ち足りた心境に辿り着いた事だったか言葉には表せない。
けれども彼の子を懐妊する訳には行かない。身篭ってしまえば戦場に立てない、ただの女に成り下がる。
今はまだその時ではない。いずれ時が至れば、自ら進んで彼との間に為した子を産むつもりだ――
ラクチェが申し訳無さそうにする必要はない。謝るとしたら、事情を察知していても身勝手な雄の欲望を抑え切れない彼の方だろう。
月並みな謝罪の言葉を繰り返すラクチェの口を、彼は強引に唇で塞ぐ。ラクチェの歯の隙間を舌で抉じ開ける。
喉の奥で抗議の呻きを上げたラクチェだったが、次の瞬間口の中に送り込まれた物は素直に受け入れた。
あの苦味を濯いでくれるつもりなのか。そう解したラクチェは、それを口腔の粘膜に馴染ませて飲み下す。
それが間違いで無かった事は、彼の舌の動きが教えてくれた。唾液をたっぷりと含ませた舌が、ラクチェの味雷を洗ってくれる。
苦そうに顔を顰める彼にどこか滑稽さを感じ取った。元はと云えば彼の分泌物ではないか。
けれどもラクチェに彼を笑い飛ばす事は出来ない。今は彼の望むままに任せた方が、彼女には心地良く感じられた。
573Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:44:29 ID:uNWSv+Ji
訓練用の模造刀が、回転しながら晴天に浮かぶ太陽の脇を舞う。
剣聖オードの直系であるシャナンは、自分の手元から弾き飛ばされた刀の軌跡を、眩しさも忘れて呆然と目で追った。
それが落下して土に突き刺さるまで、時間に直せば僅か一秒にも満たなかったか。
けれども反応速度に一秒の遅延時間があれば、天と地ほども違った結果を招く。硬直したその隙に、相手は眼前まで迫っている。
受け流そうにも丸腰。左右に逃れようにも既に手遅れ。

「シャナン・エンド!」

自分以外の口から、その固有名詞が無情な響きを伴って紡がれる。
手が痺れて白刃取りによって回避できる可能性も残されていない。尤も横薙ぎの胴斬りに対して白刃取りを決めるのも無理な話だが。
肋の二三本は持って行かれる、とシャナンは覚悟を決めた。最悪胴斬りに続けて、振り向きざまに縦斬りまで駄目押しとばかりに極め兼ねない。
相手が相手だけに有り得る話だ。あくまで気休めに過ぎぬと知りつつも、シャナンは目を瞑り丹田に力を込めて来るべき打撃に備える――
ゆっくりと瞼を開けば、刀はシャナンの腹と髪一本分の隙間を開けて静止していた。目を上げれば一回り年下の従妹でもある愛弟子の顔。
間近に迫っていたそれは、無邪気に勝ち誇った表情ではなかった。慈愛を含んだラクチェの柔和な眼差しは、シャナンも初めて目にするものだ。
それが若くして命を落とした叔母の、端正な容貌と重なって見えたのか、シャナンはそのまま数秒ほど呼吸すら忘れた。
「勝負あり、ですね」
ラクチェは構えを解いて剣を収めると、師匠でもある一回り年長の従兄に向かって柔らかく微笑む。

地に刺さった模造刀を拾うべく、シャナンは力無い足取りでゆっくりと歩いた。
出航を知らせる鐘の音が風に乗って耳に届いた。西を見下ろせば、ターラに向けた船が静かに岸壁から離れて行く。
市街地から少し離れた丘陵の上に設けられた陣営は、セリス皇子の指示によるものだ。軍隊が街に入れば住民の間に混乱を齎すだろうし、
各地の義勇兵で膨れ上がった解放軍を収容するだけの宿泊施設はミレトスの街にはない。
それにこの地方の足掛かりを得たとはいえ、油断は禁物だった。これから帝国軍と本格的に事を構える以上、集まった義勇兵たちを足手纏いのまま放置する訳にも行かない。
彼らを無駄飯喰らいの地位に貶めないためにも、そして無駄な戦死者を出さぬためにも、日頃からの練兵は欠かせなくなる。
住民への配慮から考え出されたセリスの案は、ミレトスの防衛線、それから大軍を訓練する場所の両方を確保するのにも役立った。
シャナンも各部隊の隊長たちを集めて剣を教える傍ら、自身の修行も兼ねて久々にラクチェを街から召還したのだが――
この結果だ。
「お前が初太刀で流星剣を撃つのは判っていた。太刀筋にしても何とか受け流す事は出来ただろう。しかし――」
「まさか流星剣を目晦ましにするとは、想像できなかったでしょう?本命は篭手取りです。剣を手離してしまえば、
 いくらシャナン様でもそれ以上は戦えませんから」
剣を抜き取ろうと身を屈めたシャナンが皆まで言い切らぬ内に、ラクチェからの答えは返って来た。質問しようと思っていた事柄まで
見抜かれていたか、と振り向いて目を丸くする。
元々は彼が教えた話だった。ラクチェはその教えを忠実に守ったに過ぎないが、しかし――
「以前のお前なら、相手を無力化させるよりも先に斃してしまっていた筈だ」
「だからですよ、私の篭手取りが成功したのは。シャナン様の油断を突いたから上手く行ったんです。次に戦えば私負けちゃいますね」
それは違う、とシャナンは瞑目して首を振った。
574Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:45:35 ID:uNWSv+Ji
まったくシャナンの完敗だと認めざるを得ないだろう。彼が今までラクチェに勝てたのは、彼女の太刀筋が攻撃しか能のない
単調で読み易いものだったからだ。刺突や斬撃の速さや威力、物理的な能力で自分を超える相手に対し、豊富な戦闘経験に基づく
駆け引きで彼女を御してきたに過ぎない。
だがラクチェの剣は、最早ただ人を殺す為だけの剣ではない。実際シャナンの自分に対する評価を読み切った上で、シャナンを翻弄して
傷を負わせず戦闘不能に追い込んだ。以前なら決めていたであろう胴切りを直前で寸止めして見せる、などという難易度の高い芸当を、
胴を真っ二つに引き裂かんばかりの剣速から見事にやってのけるというおまけ付きで。
完全に格上がその実力を見せ付けるような戦い方だった。それでいてラクチェには勝って驕った様子は全く見られない。
これまでの師弟関係が完全に逆転してしまった、とシャナンも納得するより他にはない。
苦虫を噛み潰したような笑みを浮かべてシャナンは問う。
「以前とは比べ物にならない、大人の剣だな」
そう言うやラクチェの瞳が大きく開いた。頬が僅かに赤みを帯びたようにも思われるが、けれど何が彼女にそんな顔をさせたのか、
何一つ判らないままにシャナンは質問を続けた。
「一体お前の中で何が変わった?」
ラクチェはすぐに答えず、シャナンから顔を背けるように内海を臨む。
沖に出た船影が三角帆を広げた頃、ラクチェは意を決したように大きく息を吐いた。

そうですね、とシャナンを向かずにラクチェは呟いた。
「――自分を大事にしよう、って思うようになったからでしょうか」
意外な一言に、シャナンは驚きとも感嘆ともつかぬ声を漏らす。
「お前がか?自分より他人を大事にしなければと言っていただろう」
ラクチェが己を大切にしたいなどと言い出した記憶は、少なくともシャナンには無い。それが聞き間違いではないと強調するように、
彼女の項が殊更大袈裟な動きで上下した。
「だから自分の命を捨てても、みんなを守るのが正しいって、そう思ってたんです。けど――」
「けど?」
一つ一つ言葉を選ぶラクチェの口振りに、シャナンは無意識の内に続きを促していた。
「それってやっぱり自分勝手でしかないなって気付いたんです。確かにティルナノグの友達や解放軍の仲間が死ぬのは嫌。
 だけどそれは私だけじゃない。他のみんなだって、私が死ぬような事があったら悲しむのは一緒ですから」
馬鹿ですよね私、とラクチェは苦笑する。
「ラナもユリアもフィーも、みんな私に無茶をしないように言ってくれてたのに。私いつも『ありがとう』って答えてたけれど、
 みんながどんな気持ちで私にそう言ってたのか、全然気付きもしなかった」
「――成る程。お前にも、周りの皆が抱いている想いに気付くほど大きな出来事があった、という訳だな」
はにかんでラクチェは頷く。掠れるような小声でそっと呟いた。
「――あいつの為にも、命は粗末にできない」
575Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:46:07 ID:uNWSv+Ji
利発そうな黒髪の青年と、それより筋肉質で身長も高い熊のような男が、連れ立って丘を登って来る。
それまでどこか夢見心地だったようにも見受けられたラクチェが、玩具を発見した猫のように黒い瞳を輝かせ、
思い切り手を天に掲げてぶんぶんと振りながら彼の名を叫ぶ。
熊ことドズルの第三公子がその場に立ち止まり、引き攣った動作で顔をゆっくりと背けた。
黒い瞳がほんの一瞬だけ曇ったようにも見えたが、それは気の所為だろう。ラクチェは姿勢を正し、失礼しますと
一礼するや、くるりと身を翻す。
電光石火の動きでドズル公子の元へ駆け下りて行くや、やや大袈裟にも映る身振り手振りを交えてドズル公子を問い詰める。
煙たそうに眉を顰める公子の態度も構わず大声で怒鳴り付け、双子の兄に窘められても一向に怯まず、
剥きになってさらに捲くし立てる声がシャナンの耳にも届く。
けれども激しい口調とは裏腹に声色が弾んで聞こえる辺り、本気で怒っている訳でも無さそうだ。
反論を試みるも言い負かされ、沈黙して俯いたドズル公子の顔を、ラクチェが膝を屈めて下から覗き込む。
ぷいとそっぽを向けば側面に回り込み、無邪気な瞳で彼の顔を捉える。反対側に背けた渋面を追って、雀のような足取りで回り込む。
上下左右どこに逃げても捕まってしまう。口論ばかりか、顔を使った鬼ごっこでもどうやらドズル公子はラクチェに勝てない宿命らしい。
不貞腐れて腕を組んだドズル公子が何事か呟くと、楽しそうにケタケタと腹を抱えてラクチェが笑う。
仲の宜しい事で、と肩を竦めた双子の兄の頭を軽く叩くと、ラクチェは信じ難い行動に出た。
樫のような太い腕にしがみ付き、固く組まれていた筈の太い腕をいとも簡単に解くと、ごつごつとした彼の手を握り締めた。
何するんだ、と慌てふためいた声を上げる熊公子の抗議もどこ吹く風といった様子で、街の方角へと黒髪を弾ませ引き摺って行く。
やれやれ、とばかりに肩を下ろした双子の兄が早足で歩き出す様を、
シャナンは地に刺さったまま放って置いた剣を抜く事も忘れてただ見送った。
576Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:46:41 ID:uNWSv+Ji
彼女の剣が短期間に老獪さを増している事に気付いた時点で、自分の知らぬ内に何か心身共に大きな変化を経ていたであろう事は
自身が第一級の剣士であるシャナンが感付かない訳には行かなかっただろう。
けれども心の内に生まれた予感を、本当は認めたくなかったのかも知れない。
彼女がほんの赤子の時分から、年頃の娘に育つまでをずっと見届けて来た彼だが、自分以外の男に朗らかな姿を見せる場面を、
まさか自分が目撃しようとは夢想だにしていなかった。
彼の知るラクチェは真面目で一本気で、剣に限れば自分が相手であっても敵愾心を剥き出しにして掛かっていき、その度に負けては唇を尖らせていた。
ティルナノグで育った誰よりも、セリスの挙兵以降に加わった仲間たちの誰と比較しても、彼女は一番の負けず嫌いだと皆が評するだろう。
けれども素直な心を持った娘である事は、自分が一番知っていた筈だ。
その彼女が――
熊のごとき体躯を誇る斧戦士に、ティルナノグの幼馴染たちと比べても遜色の無い、寧ろさらに親しげな態度で接する姿が瞼に焼き付いて離れない。
あれが彼女の選んだ相手なのだろう。恋愛なんてと常日頃から嘯いていた嘗ての彼女を思い返すと、嘘のように眩しくて朗らかな姿だった。
人間変われば変わるものだ。恋人の存在が心の余裕を生み、それが契機となって自分の置かれた状態を冷静に見つめる事ができるようになった。
その結果、自分をも凌ぐ剣の技を会得するに至ったのだろう。
人間として、剣士として、女として――
一回り年下の従妹が成長を遂げた一方で、自分はその間どう変わって来たのだろうか。
自分は剣聖オードの末裔で、イザークの王位と神剣バルムンクの継承者で――
そこまで思い浮かべて、シャナンは天を仰ぐ。抜けるような晴天はどこまでも単調な青。誰が言ったか悲しみの青であり、憂鬱の青だというのは多分正しい。
もし自分が王位とも神器とも縁が無かったとしたら、一体何が残るのだろう。
オイフェと違い、自分は特に知略に優れた人物でもない。自分は剣しか知らず、生涯の大半を只管剣を振るう事に費やして来た。
その生涯に一片の悔いも無いのは確かだ。
けれども唯一自らの拠り所としてきた剣技ですら、今やセリスやラクチェを始めとする若者達に遅れを取り始めている。
若い彼らはこれから更に成長を遂げるだろう。四捨五入すれば三十になる自分には、成長の機会はあまり残されてはいまい。
その僅かな機会を最大限に活用できても、目標としてきた剣聖どころか祖父や父にも並び立てるかどうか自信は持てない。
――『引退』――
今はまだ仕事が残っているが、然程遠くない将来はその二文字を視野に入れるべきだろう。
いっそオードの直系に生まれなかった方が、気楽に剣の道を歩めたかも知れない。聖戦士の裔という立場が、今の自分には重過ぎる。
こんな心境のまま神剣を手にしていても、セリスの成功を見る前に呆気無く戦場で命を落としかねない。
僅かに生じた迷いは、剣を振ろうが瞑想しようが容易に断ち切れない。しかも迷いは迷いを生み出し、加速度的に膨らむものだ。
さらに言えば迷いを抱えた歴戦の勇者よりも、迷いを持たぬ新兵の方が戦功を挙げられ、かつ戦死の可能性も低くなる。
そんな冷徹な事実の数々を、常に戦いの中に身を置き続けてきたシャナンは厭というほど知り尽くしていた。
――『引退』――
将来の出来事であると漠然と考えていたその二文字が、現実味を帯びて来る。このまま不安ばかりが増大するようなら、
俄か義勇兵よりも仲間の足を引っ張りかねない。ならばいっそ、ここで退いた方が迷惑を掛けずに済むだろうか。
セリスに自分の意思を伝えたら、彼は怒るだろうか。引き留めようとするだろうか。それとも笑って許してくれるだろうか。
いずれにせよ、今日ほどに剣を捨てようかという気分になった日は初めてだった。

前触れも無く世界が闇に閉ざされ、シャナンは大いに狼狽えた。
――見えない!何も見えない!
このまま大火力の集中砲火を浴び、二人掛りで膾斬りにされ片腕を跳ね飛ばされ、戦闘不能に陥った所で心臓を抉られて死んでしまうのか。
自らの生命も顧みぬ勇敢な鋼の戦士を襲った悲劇が、今度はシャナンの身にも降り懸かろうとしている――
577Viva in Amore, Gladiatori !:2008/05/06(火) 16:47:22 ID:uNWSv+Ji
という切羽詰った状況ではない。瞼に感じるひやりとした感触は、明らかに女の指と判る心地良いものだ。
それに背中に感じる重み。柔らかな肉感が背中に押し付けられる中、聞き慣れた間伸びする声が彼の身の安全を保障してくれる。
「だーれだ?」
知っているが彼女の態度が気に入らない。シャナンが無視を決め込むと、背中の柔らかな膨らみが更に押し付けられた。
「だーれだ、カッコはぁと」
呼び掛ける声に、苛立ちが混じったのがはっきり判る。放って置けばへそを曲げて、いつまでも彼の目を塞ぎ続けるだろう。
ずっと盲いたままでいるのにも飽きて来た彼は、解放される為に仕方なく相手をしてやった。
「パティだな。私にこんな悪戯を仕掛ける不届き者は他に居ない」
「エヘヘ、あったりー」
視力を取り戻したシャナンは、肩に回された華奢な手を解いて振り返る。
太陽のような眩しい笑みを湛えた盗賊娘。全く悪びれた様子も無く、子犬が尾を振るように蜂蜜色のお下げ髪を左右に揺らしていた。

<<終>>
578悪魔神官ポー ◆ka5BrNUzcE :2008/05/06(火) 16:47:53 ID:uNWSv+Ji
以上で終わりです。本当にありがとうございました。
579名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 21:08:29 ID:+Z9NvRcr
ラクチェ可愛いよラクチェ
580名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 23:02:38 ID:eIokmLKf
パティも可愛いよパティ
581名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 00:45:38 ID:BS4l3OUD
トラキア776の「暗黒の森」マップに一人だけ出てくる女マーシナリー×味方女性キャラ
ライナス×烈火の剣ハードモードの「運命の歯車」マップに出てくる女ドルイド

オリキャラになるか だめか やめとくか
582名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:38:50 ID:zmdC+WPd
ちょwwGJ
神が降臨するとはこのことですね。
キャラはよく分からないけど…読み応えがあり、面白かったです。
自分もこれぐらい良いの書ければなあ…

583名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 19:22:26 ID:ePr2udcT
ヨハルヴァ×ラクチェは初めてみました
GJです。
584名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 21:14:53 ID:kwYNDpgH
へザーって夜な夜な女性キャラがいるテントに忍び込んでそうだよな

すり抜けというスキルもあるし
585名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 21:39:12 ID:HSkyBb41
しかし見切りと待ち伏せを持ってると進入した途端にイカされそうだな・・・
586名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 00:15:43 ID:6AqRAUoq
そうか…能力勝負とか武装解除とか挑発とかあるもんな
587名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 12:02:09 ID:I1Ym1w2C
女をイカす為、追撃は必須です
後は祈りで我慢しましょう
588名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 00:15:37 ID:w1zO5mS/
じゃあ自分はスキル「連続」で
589名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 01:28:00 ID:TRXYwuJQ
必殺だと相手がすぐにイッてしまうのであまりおすすめ出来ない
突撃だと営みが長く続く場合がある
ライブがあれば毎ラウンドごとに回復するからおすすめ
590名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 01:43:49 ID:lW6kpYFI
スキルはいいが、本人の実力が問題なのだよ…
591名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 01:49:21 ID:qFp+489P
スキル祈りで
592名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 03:09:55 ID:vByVKXQA
一発屋で
593名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 12:13:45 ID:TRXYwuJQ
エリートがあればすぐに経験値がたまってレベルがあがればハードなプレイが出来るようになるのに
594名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 02:55:48 ID:wbzphr7V
ハードと言えばクリムゾン
5954日目午前 1/17:2008/05/11(日) 12:14:28 ID:0Oai530i
 永遠に続くかと思われたリリーナのキスだったが、おそらく時間にすると一瞬の出来事だったろう。少女の顔
が離れ、数瞬の空白を置いて驚きから覚めたロイは、すぐ目の前にあるリリーナの潤んだ瞳と、自分の唇に残る
柔らかく温かい感触に、これが夢でも妄想でもないことに気付いて、再び驚いた。
「………………」
 リリーナは、何か言いたそうにじっとロイを見上げている。さまざまな想いがあふれそうになっているのに、
どうやって相手に伝えればいいのか分からない。そういう表情だった。
 ロイの方も、突然の出来事に言うべき言葉が見つからない。二人きりの部屋でベッドに腰掛け、抱きつかれて
好きだと告白され、キスされたのだ。こういう状況で何か気の利いた受け答えができる程、ロイは器用ではない。
「…………ロイ…………」
 半ば呆然としている少年に、リリーナはまたキスをした。今度はさっきよりわずかに長く、強く唇を押し付け
てくる。ロイはリリーナにされるままに口付けを受けていたが、ただ唇を重ねるだけの稚拙なキスにもかかわら
ず、胸の奥から熱い感情が湧き上がってくるのを感じていた。
「……リリーナ、僕……!!」
 高まる熱情に耐え切れず、ロイは腕を回して少女を強く抱き寄せる。ベッドに並んで腰掛けていた二人の身体
がもつれ合い、絡み合って、白いシーツの上に倒れこんだ。
 リリーナの柔らかな肉体の感触に、ロイはますます腕に力を込めた。リリーナは苦しげに息を喘がせつつも、
少年を抱き返し、何度も彼の唇にキスをする。服越しでもはっきり感じられる少女の豊かな胸の感触に、ロイは
我を忘れた。彼はリリーナを組み敷くように寝かせると、彼女に覆いかぶさるようにキスをした。
「…………っ!?! んっ、んんんんーーーっ!!!」
 ロイに口を塞がれたリリーナがびくりと震え、悲鳴を上げた。彼女の口中に、ロイが突然舌を挿し入れてきた
のだ。生暖かいどろりとした感触に、少女はいやいやと首を振った。
「んむっ…………んんっ!! んぅううう、むっ…………ううう、んんんっ!!!」
 少し強引だったが、ロイは右手でリリーナの頬を押さえつけ、少女の口の中を舌先で犯し続けた。唾液で濡れ
た舌で少女の舌を絡め取り、歯茎をなぞり、震えおののく少女の舌を強く吸う。清楚な令嬢には刺激の強い愛撫
だったが、丹念に続けるうちに、リリーナの抵抗が明らかに弱くなっていった。
「……ごめん、リリーナ……嫌だった?」
 さっきまで少女の顔を押さえつけていた右手で彼女の髪を撫でつつ、ロイは唇を離してリリーナの目を覗き込
んだ。彼女の青い瞳にあるのは、怒りよりも困惑、そして……
5964日目午前 2/17:2008/05/11(日) 12:15:03 ID:0Oai530i
「もう、ロイったら……いきなりこんなことするなんて!! ……こ、こんな…こと……」
「リリーナが嫌だったら、もうしないよ」
 ロイは優しく微笑んでみせたが、リリーナは無言で目をそらせた。その瞳には、「こんなこと」がもたらした
不思議な感覚に戸惑いつつも、もっとして欲しいという欲望の光が宿っている。ロイはそっと彼女の顔を自分に
向けると、唇同士が触れ合う寸前まで顔を近づけて、止めた。わずかな沈黙の後、リリーナが両手をロイの肩に
回し、自分から顔を上げてキスを浴びせてきた。
「…………んっ……んっ…………んちゅ……ぅ…………」
 湿った音を鳴らしながら、リリーナは積極的に舌を差し出す。想いを寄せる少年との接吻、そして濡れた口腔
器官が絡み合ってもたらす未知の快感に、少女は我を忘れていた。時折二人の歯が当たってカチカチ鳴るのも、
あふれた唾液が唇の端から垂れて首筋を濡らすのも、少しも気にせずに舌戯を続ける。
 ロイの方も、夢中でリリーナの舌と唾液を貪っていた。自分が教えた「大人のキス」ではあったが、これほど
までにリリーナが気に入ってくれるとは思ってもみなかったのだ。ロイはリリーナを抱き寄せ、その長い髪を撫
でながら、ずっとこのままでいたいと痺れるように感じていた。
「…………ロ、イ…………あ、あの…………」
 たらりと銀色の糸を引いて、リリーナの唇が離れる。上気した頬に、その唾液の糸が垂れかかった。
「……ん……なに……?」
「な、何か、おなかに……すごく、硬いのが…あたってるの……」
 未練がましく口元から垂れようとする唾を舌先で舐め取りながら、ロイは内心ぎくりとした。リリーナとの熱
烈なキスのおかげで、ロイのそこは凶暴なまでに硬くなってしまっている。少女の下腹部に押し当てる格好にな
っているこの凶器をどうしたものかと躊躇うロイだったが、先に口を開いたのはリリーナだった。
「………………ね、これ……あれ、でしょう? こ、この、あれ、で……さっき、ユーノさんとゼロットさんが
……してた、みたいなの……」
 潤んだ瞳で決然とロイを見上げるリリーナだったが、その声は徐々にか細くなっていく。先刻目の当たりにし
た北国の城主夫妻のなまなましい男女の交わりが、幼馴染みの少女をここまで大胆にさせ、同時に恐れさせても
いるのだと、ロイにはすぐに理解できた。
「しても、いい?」
「…………え……」
「さっきみたいなこと。リリーナと、したいんだ」
 ロイはできるだけ明るい声音で、からりと言う。そして返事を待たずに身体を起こして膝立ちになると、さっ
さと上着を脱ぎ始めた。
5974日目午前 3/17:2008/05/11(日) 12:15:41 ID:0Oai530i
 リリーナは大きく目を見開いて言葉を詰まらせていたが、あらわになった少年の胸を見て我に返ったらしい。
ばっと顔を赤くすると、あわてて顔をそむけた。
「……ロ、ロイ……そんな、いきなり……」
 自分がいきなりロイにキスしたことを棚に上げて、リリーナは消え入りそうな声でつぶやく。そんな彼女をい
とおしげに見つめながら、ロイは最後の一枚を脱ぎ終えた。
「ほら、リリーナ……これが『あれ』だよ。そんなに怖くないから、ね?」
 冷静に考えると、初めての行為におびえる可憐な美少女に充血し切った勃起を見せ付けるというのも相当血迷
った行為だとロイは頭の片隅で思っていたが、あるいはこれも付き合いの長さ故の狎れというものかもしれない。
現にリリーナは、何かをこらえるかのように手を口元に当てている。はにかんでいるのかと思ったが、笑ってい
るのだ。
「……もう、ロイのばか……」
 呆れたように、しかしどこか安堵したように、リリーナは微笑んだ。ロイの「あれ」を実際に目にしたことへ
の安心もある(見れば見るほど可笑しい形状だとリリーナは思った)が、そういう不器用な心遣いがいかにもロ
イらしく、彼女を温かい気持ちにさせた。
 少女の笑顔を見てぶるんと「あれ」を振るわせたロイは、リリーナの脇に胡坐をかいて腰を下ろし、顔だけ少
女に近づけた。
「リリーナも、脱いで欲しいな」
「…………ん…………」
 リリーナは含羞に頬を染めつつも、迷うことなくうなずく。そして静かに身体を起こすと、ロイに向き合うよ
うに座り直し、上着に手をかけた。
 ロイは一枚一枚身にまとう布を脱ぎ捨てていくリリーナを眺めながら、この少女に惹かれ始めたのはいつの頃
からだろうと思い返していた、初めて会った時? あの時はリリーナが見せてくれた子馬(牡)が何故か発情し
て幼少のロイに襲い掛かった悪夢のような記憶の方が鮮烈だ。その後も何度か顔をあわせ、親しく打ち解ける機
会もあったが、あくまでも友達としての親しさだった。彼女を異性として認識したのは、やはりオスティアに留
学した時だろうとロイは回想する。性に目覚めた彼は、セシリアに童貞を奪われるまでは毎晩のようにリリーナ
を夢想して熱い想いを噴出させていた。服につつまれた豊かな腰や胸を想像し、形を与え、その手触りまで感じ
られるほどに育て上げる……ちょうど今、彼の目の前であらわになった少女の胸は、そんな彼の妄念を超えて美
しかった。
「あ……今、びくびくってした……」
「だ、だって……リリーナのおっぱいが、きれいだったから……」
 正直なロイの「あれ」の反応に、リリーナはあきらめたように笑顔を浮かべる。彼女の上半身はすでに裸で、
たっぷりと実った胸が小さく揺れていた。ロイが思っていたよりやや大きく、そして遥かに均整の取れた素晴ら
しい乳房が、手を伸ばせば届く距離にある。少年は美しい肉果にかぶりつきたい衝動をぐっとこらえて、彼女が
下半身を脱ぎにかかる仕草を見守っていた。
5984日目午前 4/17:2008/05/11(日) 12:16:15 ID:0Oai530i
 いつもおせっかいな位ロイの世話を焼いてくれたリリーナ。清楚でおとなしい印象とは裏腹に、意外と行動的
で負けず嫌いなリリーナ。父親の死の悲しみにも、オスティアの後継者となった責任にも立ち向かう気丈なリリ
ーナ……特に、父・ヘクトルの葬儀の際のリリーナの姿は、今でもロイの脳裏に焼きついている。クーデター派
を打倒してベルンの脅威を除いた後、ロイやセシリアといった関係者、そしてオスティアの領民を前にして、弔
辞を読み上げた時のリリーナの横顔。
「私たちは、一人の英雄を失いました。これは敗北を意味するのでしょうか? いいえ、始まりなのです!」
 悲しみを見せまいとしているのか、毅然として声を励ますリリーナを見守りながら、リキアの国力がベルン王
国のそれと比べて30分の1以下ってどんな基準で言ってるんだろうとか、リキアって人類一人一人の自由のた
めの戦いを掲げていたっけとかロイは思っていたが、
「私の父! そして皆さんの愛してくださったオスティア侯ヘクトルは死にました! 何故だ!?」
 というリリーナの叫びに我に返った。なぜ最後だけ言葉遣いが違うのかと思いつつ、ふと隣に立つセシリアを
見上げたが、喪章をつけて沈鬱な顔つきの魔道軍将は「……だからさ」と小さく何かつぶやいただけだった。
 と、そこまで思い出した時、こちらを見るリリーナの視線に気づいた。すでに身にまとっていた衣服を全て脱
ぎ終えた彼女は、一糸まとわぬ姿でベッドの上に端座して、熱っぽい目でロイを見つめている。窓からの陽光を
浴びる彼女の肌は白くまぶしく輝き、肩にかかる青い髪がその白さを際立たせていた。
 二人はしばらく無言のまま、互いの裸体を見つめ合っていた。幼い頃から見知った間柄でも、相手のこういう
姿を目にするのは初めてである。ロイの肉体を凝視するリリーナのまなざしは熱を帯び、火傷しそうな程だ。だ
が決していやらしい目ではなく、乙女らしい清純な憧憬をたたえた目である。ロイは、見られるということがこ
れほど気持ちのいいものだと初めて気づいた。
 そんなロイの視線は、彼女の愛らしい顔から、長く美しい髪を伝って肩へ下り、そのまま形よく盛り上がった
胸へと至る。そしてぎゅっと引き締まったウェストと、むっちりと脂ののった腰に……
「……いつから、どうしてロイが好きになったかなんて、分からない」
 リリーナが唐突に口を開いた。「でももう、気がついたらずっとロイのことしか考えられなくって……どんな
ことでもいいからお話してたいとか、手を握ってて欲しいとか、思ってたし……」
 リリーナは身体を前に倒し、四つんばいになってロイを見上げる格好になった。胸以上に良く発育したお尻の
ラインが、ロイの視界に飛び込んでくる。リリーナはそのまま猫のようににじり寄ると、ロイのむき出しの胸に
額を押し付けてきた。
「………………」
 かわいらしさと大胆さの混じった少女の行動に、ロイは言葉を失う。が、ざわめく血のうねりに突き上げられ
て、彼女の身体を抱きかかえると、そのままベッドに押し倒した。
5994日目午前 5/17:2008/05/11(日) 12:16:51 ID:0Oai530i
「リリーナ……っ」
「ん……!!」
 今度のキスは最初から激しく、ぶつかり合うような勢いだった。リリーナは強く激しくロイの舌を吸い、腕を
伸ばして彼の背中を撫で回す。ロイも舌先で少女の口内を愛撫しながら、彼女のむっちりした肉体に身体を押し
付けていく。重ね合わせた胸と下腹部から、くすぐったいようなあたたかさがロイの肌に伝わってきた。
「……は……ぅんん!!」
 唐突にロイの口が首筋に押し当てられ、リリーナはびくりと身体を震わせた。さっきまでさんざん少女の口腔
をかき回していたロイの舌が、薄く透けた血の脈に沿って這い回る。ぬるぬると唾液をまぶしながら首筋を舐め
上げる少年の舌は、そのままリリーナの鎖骨に達した。ロイはほっそり浮き出た少女の鎖骨を唇で噛みつつ、時
折歯で刺激しながら、なおも舌先と唾液で愛撫を重ねていく。
「う……あ…………く、くすぐっ…た…………ぁんっ!!」
 リリーナの甘い呻きが、急に裏返った。ロイが彼女の左腕を掴んで頭上に押し付けると、その脇のくぼみにぶ
ちゅっと口付けしてきたのだ。
「あ、やっ…………ひっ!! そ、んんな……ああっ!」
 腋窩から鎖骨にかけてじっくりと唇で愛撫し、また脇に戻る。そして再び鎖骨に沿って這い回り始めた口が、
今度はいきなり乳首を吸った。いや、吸うと言うよりむしゃぶりつくという方が適切かも知れない。ロイは半ば
顔を埋めるようにして、美少女の豊かな胸を口に含んでいた。
「んっ…………ちゅ…………む……」
「う……ん、ロイ……あん!! もう、赤ちゃんみたい…………」
 リリーナは少年の赤い髪を優しく撫でながら、そっと彼の頭部を胸に抱き寄せた。ロイの方も、口だけでなく
手も使って、リリーナのたっぷりした乳房を愛撫している。もっとも愛撫と言っても、リリーナを悦ばせる以上
にロイ自身が夢中になる愛撫だった。年の割りに良くふくらんでいる乳房は、どこか幼さを残しつつも十二分に
大きく、しかもまだまだ成長することを感じさせるように品良く張り出している。おそろしくキメの細かい柔肌
の下には、みずみずしい弾力に満ちた脂肪がみっしりと詰まっており、その豊麗な白い肉の丘の頂点には、小さ
な赤い豆粒のような乳首がピンと立っていた。
 その乳首をずっとしゃぶっていたい衝動に耐えながら、ロイは身体をにじらせてリリーナの腹部に顔を移した。
硬質な白さではなく、どこかあたたかみを感じさせる白い肌を舐め回し、へそのくぼみを舌先でえぐる。腰のま
わりはすっかり肉づいて、ちょっと動かすとむちむち音が鳴るような厚みがあった。へその周囲を愛撫されたリ
リーナが腰をよじらせるたびに、程よくのった脂肪がロイの目の前で形を変える。ロイはリリーナの腰の厚みを
舌と手と目で堪能すると同時に、「次」に備えて少女の太ももを割って脚を開かせた。彼の頭上でリリーナの息
を呑む気配がしたが、それでも彼女は抵抗しなかった。
6004日目午前 6/17:2008/05/11(日) 12:17:24 ID:0Oai530i
「………………んっ!! ひゃっ…………あ!!!」
 ついにさらけ出した秘所にロイの熱い吐息がかかり、リリーナは小さく悲鳴をあげた。恥所のあたりは、指先
がとろけそうになるほどの柔らかい粘膜に覆われているが、ロイの入念な愛撫によって、少女のそこはすでにう
るみを帯びて女の匂いを発している。ロイはリリーナのその部分の形状をひととおり確かめると、身体を起こし
てリリーナの横に寝そべる体勢になった。
「……ロ、イ…………?」
「リリーナ……ここからは、一気にいくよ」
 ロイは左手でリリーナの頬を撫でながら、軽くキスをする。リリーナは何が一気に来るのか分からぬまま小さ
くうなずいたが、次の瞬間、彼女の全身を雷撃が貫いた。
「…………っ!!! ひ…………い、あ、あ!!」
 珊瑚色に輝くリリーナの肉芽が、ロイの右手でむき出しにされた。敏感な朱色の小さな突起を、ロイは親指の
腹を使って、さするように刺激する。最初は羽毛で触れるように優しく撫で、やがて珠を磨くようにちょっと力
を込めると、そのたびにリリーナはびくんと身体をふるわせて反応した。
「あ、ああっ、うぅっ!! あ…………ああーーーーーーっ!!」
 充血した芽を撫でながら、ロイは中指を膣口に進入させた。あふれかえる蜜のおかげで先端はちゅるりと呑み
込まれたが、さすがにそこから先はきつく窄まっている。ロイは無理することなく、少しずつ指を前後させて、
少女が異物を受け入れるのを促した。その間も、リリーナへの愛撫は休み無く続いている。キスをし、乳首を吸
い、脇腹を噛み……
「……ん……んんーー、ふぁぁっ!! いっ…………う、うあうっ!!」
 ロイへの想いと、彼の巧みな愛撫がもたらす初めての快感が、膣を貫かれる苦痛に打ち勝った瞬間、少年の指
が膣口から引き抜かれ、代わりに彼の舌が進入してきた。
「う、あ、あ!! やーーー!! あああ……ああーーーー!!!」
 さっきまで交わしていたキスを、今度はそのまま下の口にされて、リリーナは悶絶した。ロイの熱い舌が蜜口
を舐め回し、湧き出す愛のしずくを音を立ててすすり上げる。圧倒的な快感と羞恥心に、リリーナは思わず脚を
閉じようとしたが、それはたっぷり脂ののった太ももで少年の顔を挟み込んだだけに終わった。ロイは頬に当た
るあたたかい肌の感触を楽しむように、ぶるぶると顔を横に振る。その動きによって、彼の鼻梁に触れていた彼
女の花芽が刺激され、またリリーナは身体を震わせた。
「やああ、ああああ…………うっ……ああ、あああ…………」
 自分の体奥がかあっと熱くなるたびに花芯から愛液が溢れ出し、ロイの口元を濡らしているのがリリーナ自身
にもはっきり知覚できている。そしてその反応に彼女自身が恥ずかしくなって、またとめどなく愛液を分泌する
……リリーナはロイの赤毛を掴んでくしゃくしゃにしながら、泣くように喘いでいた。
6014日目午前 7/17:2008/05/11(日) 12:18:03 ID:0Oai530i
 乙女の恥じらいにも構わず、ロイの責めはますます激しさを増していく。彼の舌先はぐっと奥まで挿し込まれ、
襞の隅々まで舐め回すように動き回る。同時に指で紅い蕾をつまみ、舌の動きにあわせてぐにぐにと揺り動かす
と、リリーナはほとんど絶叫するように泣き叫んだ。
「あ、あふっ……あううっ、あうううーーー!! な、にか、くうっ、くる……きちゃうう!!」
 身体の一番奥深いところで急速に膨れあがる未知の感覚に、リリーナは悦びと恐れを同時に感じていた。それ
と察したロイは、顔を上げ、恥芯の愛撫を右手に任せると、おびえる少女の耳元に口を寄せた。
「リリーナ……大丈夫、一番好きな人の名前を言ってごらん」
「え……あ、ああっ…………? す、きな…ひ……おうぅっ!! あ、ああっ!!」
 ロイは、困惑するリリーナを安心させるように微笑みかけると、これまでで最も苛烈に秘裂を責め立てた。親
指の腹で花芽を擦り、中ほどまで挿入した指を軽く曲げて肉壁を掻くように早く大きく動かし、同時に手のひら
で空気を送って粘液質のいやらしい音を立てさせる。容赦ない刺激に、オスティアの姫は狂ったように吼えた。
「うああぁぁあああっ!! ロ、ロイ……ロイぃぃぃぃっ!! ああ、あーーーーーーーーーー!!」
 抑制のタガの外れたリリーナは、上の口から絶叫とよだれを、下の口から蜜のはじける湿った音とおびただし
い喜悦の汁を垂れ流して、悶え狂った。ロイはそんな彼女の痴態を見守りつつ、右手の動きをより早める。
 幼馴染みにして姉妹のような間柄のリリーナが、清楚で利発、正義感が強くて気丈な美少女が、自分にしがみ
ついて随喜の涙を流している……ロイは左手でリリーナを抱き寄せ、力いっぱい抱きしめた。
「ロイ、ロ……いいいっ!! すきぃ、ロイ、うぁうっ、ロイぃ……ろ……おぅぅうううう!!!」
 快感の炸裂に、リリーナは声をかすれさせ、背をのけぞらせた。むっちりとよく実った下腹部が、がくがく何
度も波打っている。ロイは、苦しげに息を吐くリリーナの身体の上に覆いかぶさると、彼女の目に浮かぶ涙を唇
で拭い去った。そして彼女を強く抱きしめながら、耳元でささやいた。
「僕も、リリーナが……大好きだよ……っ!!」
「あ…………ああ…………あ…………」
 告白すると同時に、ロイはリリーナの膣に本体を挿入した。激情に灼かれた少女の意識はまだ虚空にあり、全
身の力を溶かしきったままだったが、その瞬間にはびくりと身体を震わせて反応する。濡れた唇をわずかに動か
して何か言ったが、ロイには聞き取れなかった。
「……い、いた……」
 小さくそう漏らしたのは、ロイの方だった。入念な前戯によってリリーナの破瓜の痛みを和らげることには成
功したらしいが、彼女の締め付けの凄まじさは彼の予想を遥かに超えている。初めてであることを差し引いても、
相当にきつい。
6024日目午前 8/17:2008/05/11(日) 12:18:36 ID:0Oai530i
 それでも、先端が入り口付近の濡れた隘路を通り抜けると、大分楽になった。いや、むしろ……
「うっ…………あ…………」
 思わずロイが不覚の喘ぎ声を漏らしてしまった程、リリーナの膣の中は「快感の肉壷」そのものだった。根元
をぎゅっと締め付けられ、傘のあたりは粘着性の肉襞が貼り付き、先端には生き物の吸盤のような粘膜が吸い付
いてくる。たまらずに腰ががくんと揺れたが、少女のそこはロイを隙間なく包み込み、ぴたりと絡み付いて離れ
ない。あまりに気持ちよすぎて、うっかり口開いただけで達してしまいそうになる。それでも彼は歯を食いしば
って、少しずつ小刻みに、リリーナの中で動き始めた。
「んんん、んっ、あ…………」
 ロイの動きにあわせて、リリーナはか細く啼き始める。好きな少年の腕に抱かれながら、彼の本体を自分の胎
内に迎え入れていることの満足感が、少女の全身を包み込んでいた。彼女は無意識のうちにロイの背に腕を伸ば
し、強くしがみつく。柔らかな胸乳がロイの胸板でひしゃげ、切なく甘い吐息が少年の耳元をくすぐった。
「ロ、イ……すき……だい、すき…………」
「リ、リーナ、ぼ、くも…………ふあうっ!! ……あ…………」
 一度締め付けが緩んだと思った瞬間に耳元で囁かれ、同時にぎゅっと締め付けられたロイは、たまらずに達し
てしまった。たぎりたった熱い粘液が、清らかな乙女の肉壷にどくどくと注ぎ込まれる。膣内深くに打ち込まれ
た肉の楔が跳ね回り、次々と牡の体液を発射し続けていた。
「あ、う……ああ…………」
 苦痛に近い快感が、少年を切なく喘がせる。いきなり膣内に射精してしまったことへの罪悪感は、官能の激流
に押し流されていた。ロイはただリリーナの身体を潰しそうになる程きつく抱きしめながら、圧倒的な快感に酔
いしれていた……

「……ロイ…………だいじょうぶ…………?」
 ようやく射精を終え、荒い息を吐き続けるロイの胸の下から、リリーナが気遣わしげに声をかけた。彼女にと
っては、凄まじい肉体的な快感とあたたかな精神的な充足感を同時に味わって天にも昇る心地だったのだが、唐
突に少年が身体をビクつかせて突っ伏したのである。男の生態を良く知らないリリーナにとっては、驚きよりも
不安が先に立った。
「……ご、ごめんね、リリーナ……」
 ロイは額ににじんだ汗を手の甲で拭いながら、心の底から少女に詫びた。早々に達してしまった事と、いきな
り膣内に射精してしまったこと、そして彼女に気を使わせた事に対して、である。
6034日目午前 9/17:2008/05/11(日) 12:19:26 ID:0Oai530i
「……?」まだ頬を上気させているリリーナは、なぜロイの方が謝るのか分からぬまま小首をかしげた。その仕
草が、ひどく蠱惑的に少年の目に映る。
「リ、リリーナこそ、大丈夫? その……痛く、なかった……?」
 依然として少女の膣奥深くに肉剣を突き刺したままではあったが、ロイは聞かずにはいられなかった。いかに
事前に「受け入れ準備」をしたとは言え……
「いたっ!!」
 突然リリーナが顔を上げて、ロイの肩にかぷっと噛み付いた。赤い歯型がくっきり残り、疼く様に痛む。
「……痛かった?」
 見ればリリーナはくすくすと笑っている。初めて見るような、いたずらっぽい笑顔だった。
「う、うん」
「私は、もっと痛かった。でも……」
 少女の大きな青い目が、うれしそうに細められた。彼女の額が、ロイの額にこつんと当たる。
「でもね、ロイの気持ちが伝わったの。ロイが、私の事を想ってくれてるのが……」
「ん…………」
「ロイの、好きだっていう気持ち……もっと、感じさせて」
 少女の甘い薫りが、ロイを包みこむ。彼は今、自分の心臓がどくどくと血を弾き出しているのを感じていた。
血の滝が音を立てて流れ落ちるような興奮とともに、彼の本体は再び力を取り戻し、周囲の肉壁を押し返すよう
に激しく膨張する。
「あ……あっ!」
 その感触に、リリーナは歓喜の悲鳴を上げる。ロイは彼女を抱き寄せつつ、ベッドの上を転がって、上下を入
れ替えた。今度はリリーナがロイの上に乗る形だ。
「ん……ん」
 陽光に輝く青い髪をかき上げながら、リリーナはロイの顔に頬擦りした。そして彼女なりの愛撫なのだろう、
ロイの顔をぺろぺろと舐め回し始めた。
「あ……ん……」
 仔犬のようなリリーナの奉仕に、ロイは女のような嬌声をあげた。稚拙な愛撫かも知れないが、リリーナとい
う少女の可憐さと健気さが直接肌を通して伝わってくる。ロイはくすぐったさと気持ち良さ、そして愛おしさを
噛みしめながら、ゆっくりと腰を突き動かし始めた。
「んんっ……んうぅ…………」
 リリーナはぴくんと身体を震わせたが、それでも舌の動きを止めようとしない。それどころか、ぎこちなくで
はあるが自ら腰を動かし始めた。肉孔で男性本体を包み込みつつ動くことが、男を、つまりロイを悦ばせること
らしいと本能的に悟ったようだ。リリーナを気持ちよくさせようとするロイの方が、かえって興奮させられてし
まっている。
6044日目午前 10/17:2008/05/11(日) 12:19:58 ID:0Oai530i
「ん……んん、ロイ……んっ……ふぅっ」
 青い毛の仔犬の奉仕は、ロイの顔から首筋を下り、鎖骨のあたりにまで達していた。このまま乳首のあたりを
責められたら、またすぐに果ててしまいかねないと直感したロイは、リリーナの腰に手を伸ばす。
「ひゃん!!」
 突然腰のくびれを掴まれ、リリーナは上体を弾ませた。その甲高い悲鳴、ぽよんと踊った乳房の弾力、一瞬ぎ
ゅっと締まった膣内の感触に、ロイは危うく射精しそうになる。が、ここが踏ん張りどころだった。ロイはなめ
らかに白く光る腹部のくびれを両手で撫でつつ、少しずつ腰の動きを速く大きくしていく。さっきはあまりの締
め付けに圧倒される一方だったが、その点今回は多少余裕がある。もっとも、叫びたくなる程素晴らしい蜜壷で
あることに変わりは無いので、油断はできなかったが……
「あうっ!! あ!! くふ……ぅっ!!」
 ぶちゅん、ぶぷっと音をたてながら、ロイのものを深々と受け入れた少女の厚みのある腰が跳ねる。結合部か
ら粘液がとめどなくあふれ出し、ロイの内腿を汚していく。肉剣が胎内をかき回すたびに、リリーナの肢体はロ
イの胸の上で悶え、よじれていた。しかし彼女の方も、一方的に責められ続けている訳ではない。ロイの本体の
形を確かめるように、ねっとりと熱い膣壁が蠢く。
「くっ……う、リリー…ナ……!!」
「だんだん、わかってきた……ロイのが、おっきくなったり、あんっ、してる……」
 うれしそうに微笑むリリーナと目が合い、ロイは思わず顔を赤くした。
「やっぱり、リリーナって……可愛い……」
「……え……」
 きゅうううっと膣壁が収縮し、ロイはとっさに歯を食いしばって射精の衝動に耐えた。リリーナの大きな瞳が、
じっと彼を覗き込んでいる。きれいな白い歯の間からのぞく舌先が、ひどく淫猥な感じだ。
「もう一回、言って……」
「……リリーナって、可愛い。すごく、すごく可愛いよ!!」
 言ってから、ロイは挿入したものを引き抜きかけ、そして勢い良く奥まで打ちつけた。
「あ、あああーーーーーーーーーーー!!」
 リリーナはロイの上に突っ伏して、身体を波打たせた。大きな乳房がロイの胸の上を吸い付くように転がり、
秘腔が激しく蠕動する。ロイは少女の大きな尻肉を鷲掴みし、腰の動きに合わせて前後左右に揺すった。
「ううーー、はぅぅううううっ!! あ゛ーーーっあ!」
 ぐちゅぐちゅと音を響かせながら随喜の涙を流す肉孔を、ロイは力強くえぐっていく。たっぷり脂ののったリ
リーナのお尻を掴む少年の指の隙間からは、白い柔肉がはみ出して、膣奥を激しく突き上げるたびにぷるぷる震
える。お菓子の生地をこねる様にリリーナのヒップを弄びながら、ロイは何度も何度も少女の子宮を責め立てた。
6054日目午前 11/17:2008/05/11(日) 12:20:42 ID:0Oai530i
「んんああ、う、くっ…………!! ロ、イ、いいいい、あぁーーーー!! あーーーー!!」
 絶頂が間近いのか、リリーナは全身をひくつかせながらロイに身体を押し付けてくる。同じく限界に近づきつ
つあるロイは、さんざんいたぶっていた彼女の丸いお尻から手を離し、うっすらと汗ばんでいる彼女の身体を抱
きしめた。
「リリーナ、好きだ……リリーナ……っ!!」
「あああうっ!! ロイ、わたし…も…………す…き、あ!! うああ、ロイィィーーーーー!!!」
 ロイは、2度目の愛の証をリリーナの膣奥に放った。同時に、リリーナの腰がしゃくりあげるようにがくがく
と動き、少年の精をもっと搾り取ろうとするかのように細かく揺れる。そんな少女の求めに応じて、熱い白濁液
がたっぷりと注ぎ込まれた。
「う……ううっ…………」
「あ゛っ……う、ぉううう…………」
 1度目とは比較にならない程の凄まじい快感に、ロイもリリーナもしばらく呻き続けることしかできなかった。
その間も、二人の性器は絶頂の律動を続けている。
「……リリーナ……」
 ロイにとって、長年つきあってきたリリーナを抱くというのは、夢の世界にいるようなものだった。しかし一
方で、その脂身たっぷりの肉体がもたらす快感は、まぎれもなく現実のものだ。二つの世界の狭間で、ロイは恍
惚の呻きを漏らした……

「ロイ……好き」
 もう何度言ったか分からない言葉を口にして、リリーナはロイの胸の上から顔を起こした。まだ射精の余韻が
冷めやらないロイは、ぼんやりと彼女の乱れた髪を直しながら微笑み返す。
「うん……僕も、大好きだよ」
「ありがと…………ね、覚えてる? 昨日のお昼のこと……」
「……ん……?」
「ほら、ロイにフェラチオしてあげたこと」
 ロイの意識はいきなり現実に引き戻された。昨日の昼、中庭でリリーナと昼食を食べた後、セシリアに唆され
た彼女が、いきなりロイに口腔奉仕も申し出てきたのだ。……したのは指だったが。
「お、おおお覚えてるけど……」
「あれって、本当は……指にするものじゃなかったのよね……ごめんなさい。さっきユーノさん達がしてるの見
て、やっとどこにすればいいか分かったわ」
6064日目午前 12/17:2008/05/11(日) 12:21:13 ID:0Oai530i
「そ、そう……おめでとう……」
「だから、ロイにも……」
「だ、だめ!!」
 ロイはあわてて首を振った。何故今更止めるのか自分でも良く分からなかったが、清楚な女神相手にはしてい
いことと悪いことがある気がしたのだ。
「……? でも、ロイのここ……すごく、されたがってる……」
 ロイは狼狽して、性懲りも無く勃起している自分自身をリリーナから引き抜いた。ちゅぽんという音とともに、
二人の体液が秘裂から溢れ出す。ロイは、激しい行為の名残に濡れてそそりたつそれを手で隠そうとしたが、そ
の手をリリーナに抑えられた。
「ほら……こんなになってるって事は、やっぱり……」
「ち、違うよ! と、とにかく、口で……するなんて駄目だから……」
「………どうして……?」
 不満そう、というより悲しそうな表情で、リリーナはロイを見つめる。ロイは言葉に窮して、目をそらした。
「……いや……だって、リリーナに、そんなこと……」
「ロイだって、私の……舐めてくれたじゃない! 私も、ロイが気持ちいいって事、したいの!」
 生々しい事を言われて、ロイの勃起はびくんとふるえる。リリーナの気の強さを知るロイは、抵抗をあきらめ
た。だが、どうせしてもらうなら……
「……いいの?」
「もちろんよ! がんばって、ロイに気持ちよくなってもらうから」
「あ、ありがとう……じゃあ……」
 興奮に胸が張り裂けそうになりながら、ロイはベッドのふちに腰掛けた。そしてその正面に、リリーナを座ら
せる。必然的に、リリーナは腰を浮かせてロイのものを口に含むことになる。ロイとしては、リリーナの腰のく
びれと、丸く大きなヒップラインを見下ろしながら奉仕してもらいたかった。
「ごめんね、こんな格好させて……」
「ううん、ロイがして欲しいなら……」
 リリーナはにっこり微笑むと、自分の愛液と男の白濁液で汚れている勃起を両手でそっと握った。
「うあっ!」
 たったそれだけのことで、ロイは思わず腰を浮かせた。射精後の敏感な肉筒にとって、美少女の指は刺激が強
すぎる。リリーナは一瞬気遣わしげな表情を浮かべたが、苦痛を与えた訳ではないと知ると、小さく唇の端を曲
げて微笑んだ。
6074日目午前 13/17:2008/05/11(日) 12:21:44 ID:0Oai530i
「ちゅっ」
 先端の割れ目に、リリーナがキスをした。数回角度を変えて唇を押し付け、これから愛撫しようとする「もう
一人のロイ」に挨拶する。そして根元を持って直立させると、唾液で湿らせた唇で裏側の筋をなぞり始めた。
「……っ!!」
「ちゅる…………んんー、ちゅくっ……れろ」
 濡れた唇が、ねっとりと敏感な部分を這い回る。何度も上下するうち、唇だけでなく舌先も加わって、ロイの
幹を濡らしていく。
「ん……ん、はぷっ」
「か……は…あ!!」
 いきなり先端部分を口に含まれ、ロイは息を詰まらせた。膣内とは違った温かさと柔らかさが、少年の肉剣を
包み込む。リリーナはそのままゆっくりとロイを呑み込み、頬の裏側でロイの先端部分をしごき始めた。
「な……あっ!! はうう、ふああああ!!」
 あまりの衝撃に喘ぐロイの目が、上目遣いに見上げるリリーナの目と合った。彼女のぷにぷにした頬は、彼の
本体を含んでいびつに盛り上がっている。やわらかそうな頬肉に、ロイ自身の先端の形がくっきり浮かび上がっ
ていた。
「リ、リリーナ、やっ、やっぱり、だ……ああああっ!!」
「ん、ぐ…………むぐっ……んんん……」
 リリーナは奥までロイを呑み込み、同時に舌を駆使して本格的に奉仕し始めた。少年の両腿の間に顔を埋め、
青い髪を揺らして大きく頭を前後させる。ロイの目の前で、汗のにじんだ少女の白い背中がなまめかしく陽光に
輝き、大振りの桃のようなお尻が小刻みに揺れた。
「ううう、うあああっ……」
「……むっ…………んん…………んぐぅう……」
 たっぷり唾液をまぶしながら、舌が左右から肉剣をしごきたてる。時折、喉の奥に先端が当たり、そのたびに
少女の鼻息が付け根の部分にかかって、雄の興奮を煽り立てた。
「リ、リ、ナ…………も、う、もう…………んあああああっ!!」
「ちゅぅぅうっ…………ぢゅぢゅ……ぐちゅーーーう」
 思わずロイが少女の頭部を掴んだ瞬間、リリーナはきつく口をすぼめて、強烈に吸った。前後運動を続けつつ、
口内で舌を動かしながらの一気吸いである。ロイは首を仰け反らせ、ほとんど泣き声に近い呻き声と共に絶頂に
達した。
6084日目午前 14/17:2008/05/11(日) 12:22:15 ID:0Oai530i
「リ、リーナ……っ!! すき、すきだ…………っ!!!」
「お、あ…………きゃっ!!」
 極限まで大きくなっていたものが引き抜かれるのと、たぎり立っていた濁液が噴出するのとが同時だった。矢
のような勢いで放たれた第1撃は、リリーナの額を直撃した。直後の第2撃も同じところに命中し、塊となった
粘液がどろりと流れ落ちて、少女の鼻梁にかかる。その次は右頬に貼りつき、また額にかかる。
「ごめん……リリーナ……ごめん……」
 純朴な少女の顔を穢す行為を詫びながら、ロイはなおも欲望の汁を少女の顔めがけて放ち続ける。最初に額に
かかった白濁液が、唇の脇を流れ落ちておとがいから垂れ下がる頃、ようやく射精が終わった。しかしその時に
は、清楚な乙女の顔は牡の体液でぐしょぐしょに汚されていた。
「……あ…………おわっ、た……?」
 閉じた右目のまぶたに、ねばつく粘液が棒状にへばりついているため、リリーナは左目だけでロイを見上げた。
顔を上げたせいで、鼻の頭から垂れていた精液の糸が、上唇にぺとりと貼りつく。その唇も、半分以上白い液体
に覆われていた。
 その凄惨な光景に心臓を高鳴らせながら、ロイは手を伸ばして、半ば呆然としている少女の頬に付いた粘液を
指先ですくい取る。そしてその指をリリーナの口元に……
「……ちゅくっ……んー、ちゅうう……」
 リリーナは自分からロイの指にしゃぶりついた。まだ温かさの残る少年の体液を丹念に舐め取り、そして飲み
込む。喉を鳴らして男の濁液を嚥下するリリーナの姿に、ロイは自分の愛情と欲望が限界まで燃え上がるのを感
じていた。
「リリーナ、リリーナ……!!」
 ロイは少女の身体を抱き起こすと、自分の精液が付着するのも構わず、キスの嵐を浴びせた。そしてそのまま
ベッドに倒れこむ。
「ん……ロイ……」
「リリーナが……して欲しいだけ、してあげる」
「わたしも……ロイがしたいだけ、していいから……」
 濃厚な男女の匂いが立ち込める寝台の上で、ロイは再びリリーナに挿入した……

 ――数ヵ月後――

 ベルンの降伏と、それに続く「竜」との戦いに勝利した知らせをフェレにもたらしたのは、マーカスだった。
吉報をいち早くエリウッドに報告するべく、ロイ達に先んじて帰還したのだ。
「……という次第でございます。イリアに入りましてからは、なにぶん激戦の連続にて、つい報告がおろそかに
なっておりましたが……詳細はこれに記してございます」
 老騎士の差し出した報告書を、エリウッドは無言で読み始めた。
6094日目午前 15/17:2008/05/11(日) 12:22:47 ID:0Oai530i
・「海の道」 
 クーデター残党を掃討しつつイリアを目指すロイ達。が、国境のレーミー城は地形を利用した天然の要害だっ
た。しかも海岸から離れた小島のロングアーチが進軍ルートに睨みをきかせており、攻撃は容易ではない。
 その時リリーナが、アーチの射手の注意をそらして、その隙に航空部隊が急降下攻撃をしかける案を提案。ロ
イは受け入れるも、リリーナの言う「注意をそらす事」とは、男女(ロイ×リリーナ)の交わりのことだった。
当初は「恋人同士のじゃれあい」だったはずが、本気になったリリーナがロイを押し倒して本格的にヤりだして
しまう。射手の注意をひきつけることには成功したものの、攻撃に向かったシャニーとミレディがロイ達に気づ
き、何故か「参加」することに。が、そうこうするうちに潮が引いて「海の道」が開通し、結果的に勝利を収める。

・「凍てつく河」
 晩冬のイリアに入り、山岳地帯の寒さがロイ達を襲う。戦闘以前に寒さにやられかねないと判断したロイは、
自軍に寄り固まって暖を取れを命じるが、何故か彼の周囲に女性が集結。「ロイは髪が赤いから暖かさをイメー
ジし易いし」「ロイからは栄養たっぷりの熱いミルクがほぼ無尽蔵に搾りだせる」「御託はいいからとにかく抱
いて」と、彼女達はロイに群がってその身体で暖を取る。

・「冬将軍」
 イリアの奥へと進軍するロイ達を待ち受けていたのは、恐るべきブリザードと天馬騎士・シグーネ。このまま
争えば、同じイリアの人間同士が相打つ悲劇になると判断したロイは、シグーネに1対1の決闘を申し込む。そ
れも、「この寒さの中互いに裸になって素手で戦う。勝負を長引かせないための条件だ。そしてあとへ恨みを残
さないためににも生まれたままの姿で戦う。最初に相手に哀願した方が負けだ。どちらかが相手に哀願し二人で
抱き合って温め合わないとおそらく二人とも凍えて死ぬ」というセシリア提案のルールに従っての戦いだった。
 ブリザードの中ロイは苦戦を強いられるも、シグーネを捕まえることに成功。「あ……このまま……」と囁く
シグーネにロイは挿入。そのまま交わり、つい最後までヤってしまうも、「男は射精の瞬間が一番弱いのよ」と
反撃されてしまう……
6104日目午前 16/17:2008/05/11(日) 12:23:27 ID:0Oai530i
・「イリア解放」
 無事イリアを解放したロイ。そんな彼に、囚われていた市民達(全員女性)が「お礼」をする。

・「氷雪の槍」
 そろそろ神将器の担当を決定しなければならないが、最も破壊力のある斧・アルマーズの担当が未定のままだ
った。戦力的に最も妥当なのはウェンディだが、どうしても斧の扱いがSランクに達しない彼女に対して、ロイ
とリリーナは、壁を存分に破壊させて武器の扱いを上達させようとする。「武器の扱いは子宮で覚えるんだ」と、
ロイが後ろから挿入した状態で斧を振るわせる……

・「封印の剣」
 ついにベルン本土に乗り込んだリキア同盟軍。まずは「封印の剣」を手にするべく、ロイ達はベルン主力軍の
守る「封印の神殿」を攻略しようとする。「敵の防衛拠点には降下作戦で」というセシリアの提案で、主力メン
バーが飛行部隊に乗って一気に奥まで侵攻することに。ロイはシャニーのペガサスに乗るが、空中で欲情したシ
ャニーにせがまれるまま彼女の口内に射精したロイは、バランスを崩して落下。木々が衝撃を吸収して奇跡的に
助かるが、彼はそのまま地上をさまよい、「秘密の店」に迷い込む。赤毛ポニーテールの美女が経営するその店
で、ロイは秘密の大サービスを受ける。

・「黙示の闇」
 暗闇の中、ロイの目になるキャス。しかしロイの視界が利かないのをいいことに、キャスの「いたずら」がロ
イを身体を弄ぶ。暗闇で目が聞かない分、他の感覚が増幅されたロイは足腰が立たなくなるまでキャスに搾り取
られてしまう。
 そしてどうにか手にした「封印の剣」。それを祝って、クラスチェンジした彼自身の封印の剣に、女性達が一
斉に群がる……
 
・「見果てぬ夢」
 幾多の試練をくぐり抜け、ついにゼフィールと対決。「来たか……フン、こんな少年に我が道を妨げられると
はな。…………こんな……少年に……(*´Д`)ハァハァ」
 ロイは、ギネヴィア達の手で女装させられていたのだった。勝負は一瞬で決着したが、犬耳メイド服姿のロイ
に劣情を催した女性陣が襲い掛かる。
6114日目午前 17/17:2008/05/11(日) 12:24:20 ID:0Oai530i
・「ベルンの亡霊」
 「暗闇の巫女」を止めるべく、竜殿の前でベルンの残党を死闘を演じるロイ達。最後に残ったブルーニャは、
敗北を悟り、自害しようとする。それを止めようとしたロイは、リリーナに言う。「美しいものを今……今あの
人に見せてあげなければならない! 愛というものが美しいものだということを! でなければあの人は愛憎の
葛藤の中で己が身を切り裂くだろう……リリーナ!」「は、はいっ!」
 で、ブルーニャの目の前で濃厚ラブラブな男女の営みを見せ付けたり、あははははと笑いながら全裸で追いか
けっこしたりする……

・「伝説の真実」
 神将器を携え、竜殿の中に赴くロイ達。連れて行くメンバーは、リリーナ、フィル、ウェンディ、エレン、ミ
レディ、イグレーヌ、ソフィーヤ、ファ、ララムと、気が付けば女性ばかり。そんな彼女達と共に、彼は玉座を
ひとつひとつ「性圧」していく。

・「暗闇の向こう」
 いよいよ「暗闇の巫女」との決戦。地の底から次々と魔竜を呼び出す彼女の力に苦戦するロイたち。そんな中、
「巫女は処女でなければ勤まらない→なら処女を奪えば……」と思いついたロイは、彼自身の封印の剣で暗闇の
巫女・イドゥンを貫く……

 報告書を読み終えたエリウッドは、目を上げて穏やかにマーカスに尋ねた。
「これ何てエロゲ? それに小池一夫せンせいもだいぶ混じってるようだね」
「いやいや、ロイ様は見事に性徴されましたぞ! これでフェレも安泰ですな」
「そうだね……これは私も負けていられないようだ。ロイが帰るまでに、弟か妹を作らないといけないな……
ちょっとリンディスを起こして、昨夜の続きをしてくるよ」
「ほほう、それは結構でございますな! ますますもってフェレ万々歳ですぞガハハハハハハハハハハハハ」
(エピローグに続く)
612名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 12:25:25 ID:0Oai530i
 かなり完成が遅れました。長年愛用したPC、9801−DXがとうとう逝ってしまいまして……
 次回(ロイ×イドゥン)で完結です。

613名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 12:26:37 ID:5XD6XD5d
まさか運良く四日目神に遭遇するとは…
しかしもう次で完結か
614名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 12:29:08 ID:Euibo7D4
イヤッホウ四日目の神久々に来たーーーーーー1111!!!!
あああ次回で完結ですか、読んで楽しみたいと思うのと同時に勿体ないなあ…。

98ご臨終ですか…某YU-NOと銀英伝4EXと痕と天翔記と三国志5とランぺルール専用機にしてましたねえ
今はエミュレータですが
615名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 12:32:41 ID:Euibo7D4
…っていうか、まさか今までの全部マーカスの手によって書かれたなりきり実況的書簡とかいうオチですか…?
あと、イグレーヌはどうなるんですかね神様
616名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 12:39:59 ID:0Oai530i
>>615
さすがに実況とか夢とか妄想とかいうオチではありません……

各女性については、次回触れます。
617名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 12:43:59 ID:Euibo7D4
>>616
あ、夢オチ妄想オチじゃないんですね、あーよかったw
次回楽しみに待ってます!
618名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 15:01:11 ID:iSxD5ADC
乙でした。次回が最後だと思うと…
619名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 15:37:02 ID:AmOVKlYo
もうマトモな目で封印の剣を見れません
620名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 21:45:03 ID:8YqRugZN
>>609-611みたいな「シチュ列挙」ってのも
想像かき立てられていいなぁ。
621名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:36:35 ID:yiD81qgW
うおおおおお神きてたあああああああああ
どの話もよかったけどやっぱりロイ×リリーナいいなぁ(;´д`)ハァハァ
各女性のエピローグ楽しみにしてます
622名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 03:04:37 ID:6UsORqah
ロイリリ−−−−−
623名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 03:37:16 ID:dCYJEFuN
久しぶり
624名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 10:49:32 ID:xk8uBiuJ
イドゥン期待してたのに・・・orz
625名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 11:20:23 ID:HPwz+KNu
イリアの女性たちのお礼に当然ユーノの女の赤ちゃんは入ってるんですよね
赤ちゃんとなんてこのロイはすごいなー
GJ!
626名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 11:25:27 ID:4CcVUVqa
>「巫女は処女でなければ勤まらない→なら処女を奪えば……」
DQ4小説版のクリフトだっけ?
627名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 15:29:32 ID:QGZuXdNr
>>626
そんな場面あったな。
爺に殴られて未遂には終わったが
628名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:04:47 ID:qfYdNbUf
女軍師×リンっていうのはどこにありますか?
629名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:22:38 ID:TvIcON3I
あなたの心の中に
630名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 22:25:03 ID:WveS1ZuB
>>626
いや……そこは自分なりに「小池一夫せンせい的な展開」を考えてみただけです……

あまり気にしないでください……
631名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 01:34:36 ID:m3D60I3F
保管庫復活しないのかな?
これ見てるとホント復活して欲しい
632名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:49:21 ID:rN3FtdFl
wikiを借りて保管するとか?
他のSSスレだとよく見かける
633名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 17:28:22 ID:rzHE9/14
ルネス兄妹の濃厚なからみまだー???
634牛歩戦術 ◆nr5KirhqzY :2008/05/14(水) 23:11:37 ID:CvxLPldo
劣化キャラで執筆がほとんど完了
後は推敲作業のみだけだ
明日の20時頃に投下する予定です。

結構な長文なので連投規制対策に三回に分けて投下したいと思います。
のでご了承ください。ではまた明日
635人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/05/15(木) 00:16:23 ID:uZkWRdxg
仮想支援会話 エルフィン×ファ 特A

ファ:ねえねえ、エルフィン
エルフィン:はい、ファ、なんですか?
ファ:ファはね、ずっとエルフィンに聞きたいことがあったの。
エルフィン:なんでしょう?私に答えられることなら良いのですが。
ファ:あのね、エルフィンは・・・・・・お姉ちゃん?お兄ちゃん?
エルフィン:・・・・・・どっちだと思います?
ファ:えっとね、最初はね、お姉ちゃんだと思ったの。とっても綺麗でいい匂いがするから。
ファ:でもね、この間、ロイのお兄ちゃんが、エルフィンは男の人だからお兄ちゃんだって言うの。ホント?
エルフィン:そう、私は『お兄ちゃん』ですね。・・・何なら証拠をお見せしましょうか?
ファ:うん!
エルフィン:それでは・・・・・・おっと、イグレーヌが来てしまいました。続きはまた今度ってことで・・・
ファ:ぶ〜!つまんないよお!

仮想支援会話 エルフィン×ファ S

エルフィン:ファ。
ファ:あっ、エルフィン!こないだの、見せて見せて!
エルフィン:今日はイグレーヌはいないみたいですね。それでは。(ポロン)
ファ:わっ!すごいおっきーい!
エルフィン:いかがですか、私の一物は。
ファ:そっか、お兄ちゃんなんだ・・・えへへ。
エルフィン:?どうしました?
ファ:あのね、えっとね、ファもね、エルフィンに負けないくらい綺麗になるから!おっきくなるまで待っててね!!約束だよ!
エルフィン:あ、ファ!待ってください!私のは既におっきくなってますよ!
ファ:えっ?
エルフィン:それに、ファがおっきくなるまで待たなくてもいいんですよ。何なら今すぐ!

エルフィン:おっと、またイグレーヌが来てしまいました・・・・・・それでは、名残惜しいですが。
636人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/05/15(木) 00:17:11 ID:uZkWRdxg
仮想支援会話 エルフィン×ファ SS

ダグラス:王子・・・!どうなされたのだ!アソコが・・・!?
エルフィン:その声は・・・・・・ダグラスか。
ダグラス:勃起しておられるのか?
エルフィン:ファを見ると、こうなるのだ・・・・・・挿入すれば元に戻る。大丈夫だ・・・
ダグラス:かしこまりました。それではファを・・・
エルフィン:いやダグラス。ファよりも、イグレーヌを・・・・・・
ダグラス:・・・御意。

ダグラス:うおおおおおっ!ふん!ふん!ふん!!!
イグレーヌ:ひいい!ひい!ひい!ひい!

エルフィン:さあファ、今のうちに。
ファ:イグレーヌ、何してるの?
エルフィン:とても楽しいことですよ。
ファ:楽しいの?
エルフィン:はい。ファも、楽しいことは大好きでしょう?
ファ:うん!ファ、楽しいことだーい好き!
エルフィン:そうですか。それでは、ファも、おぱんつを脱いでみましょうか。
ファ:え?
エルフィン:おや、どうしました?
ファ:ファね、ちょっと・・・恥ずかしいかも。
エルフィン:恥ずかしいけれど、楽しいことですよ。
ファ:そうなの?
エルフィン:はい。私が言うのだから、間違いありません。
ファ:う、うん、わかった・・・・・・はい。
エルフィン:(ごくり)そ、それでは・・・おまたを広げてみましょう。
ファ:こ・・・こう?
エルフィン:はい、よろしいですよ。ファ、おしっこの出る穴とウンチの出る穴はわかりますね?
ファ:うん。
エルフィン:その間に、窪んだ割れ目と、その中に穴があるのがわかりますか?
ファ:ええっと・・・あ、これ?
エルフィン:そうです。その穴はですね・・・・・・男の人のおちんちんを入れるための穴なのです。
ファ:えっ?そうなの?
エルフィン:はい。そしておちんちんというのは・・・・・・この間見たやつです。
ファ:ええっ!?あんなに大きいのが入るの!?・・・・・・入るかなあ・・・・・・
エルフィン:大丈夫です。それでは、入れてみましょう。
ファ:う、うん・・・・・・ちょ、ちょっと待って!
エルフィン:どうしました?
ファ:えっと・・・・・・ファの穴、小さくて、エルフィンの、おっきいから、入らないんじゃないかなあ?
エルフィン:大丈夫ですよ。この穴の周りは、弾力があって非常に伸びるのです。その証拠に・・・ほら。(びろ〜ん)
ファ:わあっ!すごい広がった!
エルフィン:でしょう。それでは、入れてみましょう。
ファ:あ、あれ?ファ、おしっこしてないのに、何だかおまたがぬるぬるするの・・・
エルフィン:それはですね、男の人のおちんちんを入れやすくするために、ファのこの穴から出てくるのです。
ファ:ううん、何だか熱いよう・・・
エルフィン:ふふふ。ファも発情しているのですね。
ファ:はつじょう?
エルフィン:そうです。私のおちんちんを入れてほしいと、ファの身体が自分から反応しているのです。
ファ:ええっ?ファ、そんなこと思ってないよう・・・
エルフィン:ファがそう思ってなくとも、ファの身体は勝手に反応しているのですね。それでは・・・
ファ:ふぁっ!!!いったーい!!!
637人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/05/15(木) 00:17:48 ID:uZkWRdxg
エルフィン:いかがですか?
ファ:す、すごく・・・熱いのおっ!!!熱くて痛いのおっ!!!
エルフィン:大丈夫。すぐに気持ちよくなりますよ。
ファ:う、うん・・・あ・・・
エルフィン:いかがですか?ファ、楽しいですか?
ファ:ううん・・・なんだか、すごく熱くて、ファ、何が何だかわからないよお・・・
エルフィン:すごく・・・気持ちいいのですね。私も・・・気持ちいいですよ・・・
ファ:あっはああ!ふぁあああうう!ひゃああああっ!!!
エルフィン:さあファ、もっともっと気持ちよくなりましょうね・・・
ファ:んあああっ!はああああっ!んんんんっ!!!
エルフィン:ふふふ、気持ちよさそうですね。それでは私も・・・・・・
ファ:ああああ!んあああ!
エルフィン:中に・・・・・・たっぷりと出してあげますよ・・・・・・それっ!!!
ファ:ひゃあっ!?・・・・・・あ・・・・・・
エルフィン:いかがですか?私の濃いエキスは・・・・・・
ファ:い、今、お腹の中がすっごく熱くなったの・・・・・・
エルフィン:楽しかったですか?
ファ:うん!ファ、すごく楽しかった!
エルフィン:またしたいですか?
ファ:うん!またやりたいな♥
エルフィン:そうですか。それは良かったです。

おしまい
638名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:29:23 ID:vImpnTLJ
>>634
期待
せめて登場キャラだけでも(ry

>>635
GJ!
スレ番一桁の頃からのファンだけど、だみゃ〜ん氏はかなりの負けず嫌いじゃないかと
お見受けしております。
639名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 07:28:20 ID:deYbH+Yk
ジャファニノの人の新作マダー?
640名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 13:56:27 ID:dPfbndBv
歴代シスターキャラで一番魅力的なキャラは
641名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 13:59:35 ID:TRWh5PQT
>>635
ふぁ可愛いよふぁ
642名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 19:27:37 ID:ntnf6DE4
レナさんに一票
643名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 19:35:03 ID:ur6r89fb
ユミナかわいいよユミナに一票
644名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 19:35:40 ID:ur6r89fb
誰かミシェイルとミネルバで書いてください
645名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 19:54:41 ID:x+E31S6+
ファかわいいよファ
幼女見てるとちゅっちゅまんこしたくなるよね
うん
>>640
シルク
646名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 20:07:00 ID:jb8Beb+F
ルゥがミレディかエレンを孕ませる話を
647名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 20:21:46 ID:Kf6ig4Gy
>>640
セーラ様
でいいんでしょうか
648名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 21:36:42 ID:lmIxBEHe
>>640
ジェニー
649名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 22:41:30 ID:hRO0ZPaY
>>640
ユミナたん
650名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 23:15:49 ID:bPuMJVJv
>>646
ミレディ吹いた
651牛歩戦術 ◆nr5KirhqzY :2008/05/15(木) 23:29:47 ID:4jWKd/L1
忙しくて遅れましたがSSを投下したいと思います

若干マイナーですが、烈火のギィ×プリシラで
支援会話を踏まえておけば、より楽しめると思います

注意
長文、純愛?
652ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:31:38 ID:4jWKd/L1
深く生い茂った森の中。
太陽はなりを潜め、辺りはすっかり闇に包まれている。
風が森林を騒がせ、焚き火の炎が煤を上へ上へと舞い上がらせる。
その中で、照りつける炎を無表情で眺めている少年がいた。
少年の眼はどこか寂しげでただ黙々と複雑に歪曲する炎を見つめている。

「……これでよかったんだ……」
少年は自分自身に言い聞かせるように言った。これが最善の答えなんだと、頭に押し込める。
風が吹き付ける。全てを排除するように少年と焚き火を吹き飛ばそうとする。
焚き火はそれに煽られ、耐えようとする。しかし、一方的なまでの攻撃に焚き火は散り散りに消え去った。
深淵なる闇が少年をも巻き込んで、全てを覆い尽くす。少年は暗闇の中、何も変わらず、木に肩を寄せている。
自分の想いが焚き火のように簡単に消えればいい、風のようにどこか遠くへ行けばいいのに。
そんな風に考えていた。
だが、想いとは裏腹に青年――ギィはある少女のことを思い出していた。

――――――――
――――――
――――

始まりはリキアのラウス候爵領内でのできごとだった。

653ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:35:56 ID:4jWKd/L1

ラウスでの戦闘。エリウッドに傭兵として雇われていたギィは条約通り、敵兵に剣を振るっていた。
まあ、エリウッド様に雇われたというか、マシューにそそのかされたと言った方が正しい。
そのときの戦闘で、戦争に乗じて略奪行為をする山賊から頬にかすり傷を負わされた。
傭兵兼剣士であるギィにとってかすり傷はよくあることだったので、何も手当てもせず、そのまま戦闘を続行させていた。
それに、その頬の傷が勝利の証のようだと何となく意気揚々としていた。

すると、突然後ろから声をかけられた。
後ろには見知らぬ少女が心配そうに滴り落ちる傷を見つめていた。
その少女は――幼さが残った可愛らしい顔。肩に架かるか架からないかぐらいの栗色の髪。
天使の羽を想像させる髪飾り、翠と白を基調としたシンプルだけど、どこか気品を感じさせる上着。スカートも白。
白を多用した色合いから、とても涼しそうで清潔感が漂っていた。
近くの村娘なのか? でも、どことなくシンプルな服装の中にも何か気品さを感じられる。

ギィはいったい何のようだと尋ねようとした。が、それを遮るようにテキパキと傷を手当てしてくれた。
それを終えると気軽に声をかけて、と言葉を残し、そよ風が通り過ぎるように立ち去った。
ギィは見知らぬ子の手当てに呆然とした。言いようのない温かみを残して。
頬に触れると処置した後の温かさが伝わる。遅れて、頬が紅くなるのが分かる。
可愛いけど変な奴、それが第一印象だった。
でも、もう会うことはないだろう。
雇われた身分である俺にはここに滞在する理由はない。それに、自分の夢を叶えるためにも無理だった。
ギィは不思議な魅力を持つ、少女に会えないことを残念に思いつつ、戦いへとまた駆け出した。
その後、エリウッド様一行に新しい仲間が増えたと聞かされる。

これが少女――プリシラとの初めての出会いであった。
654ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:38:48 ID:4jWKd/L1

あの日以来、ギィはプリシラと出会うことはなかった。
いや、自分から会わなかったというほうが正しい。
別に嫌いというわけではなかった。むしろ、すこし気になっていた。
ある時、何気なくエリウッド様から彼女のこと聞いてみると、彼女はエトルリアの貴族の令嬢らしい。
そのことを聞いたギィは貴族の子だったんだ、と残念そうな声を漏らす。
なぜだか知れないが少し寂しかった。
でも、思えば初めて会ったときから、そんな雰囲気を漂わせていたような気がする。
今にして思えば納得であった。
あと、詳しいことまではわからないが、理由があって、エリウッド一行に同行するようになったという。

別にやましい気持ちで聞いたわけではなかった。
確かにかなり可愛いけど。ただ…あの時のお礼が言いたかっただけだ。
でも、ギィは元々あまり女性と触れ合ったことがないので、どうやって接すればいいのか分からなかった。
それに彼女は崇高な貴族の令嬢だという、俺みたいに下々の人間に言い寄られるのは迷惑にちがいないだろう。
それでも、何かお礼がしたい、サカ族の人間は恩義を大切にするのだ。
ギィは頭を凝らした結果、ある結論にたどりついた。
主に後方で部隊を援護する役目を担っているプリシラ。
攻撃手段が乏しい彼女は常に危険に晒されている。
だから、俺は彼女に向かってくる敵を倒す。影ながらに助けようと見守ろうと。
それが、俺なりのお礼の仕方。

決意の表れであった。

それからというもの、戦場でギィはプリシラに気づかれないように付かず離れずに見守った。
敵が彼女に到達する前に討伐する。自分への負担は大きかったけど、修行の一環と思っていたので、それほど辛くなかった。
それに、彼女の護衛の騎士みたいでギィは何となく誇らしかった。
しかし、その思いと裏腹にプリシラの関係は思った以上に長くは続かなかった
655ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:42:11 ID:4jWKd/L1

ある日、ギィはいつものように、プリシラを見守っていた。
負傷者を探しているのか。立派な馬に乗る彼女は髪をなびかせ、草原を駆けていた。
爽やかな風を一身に受け、さらさらと流れる髪。ギィは何時にもなく、ついついそんな彼女に魅入っていた。
髪を掻き分ける姿が飾られた羽飾りと相成ってまるで天使を思わせるほど美しかったのだ。
プリシラに見とれていたギィはあることに気が付く。
彼女の進行先に大きな窪みがトラップのように待ち伏せていたのだ。
そいつは茂みに隠れ、巧妙かつ狡猾に潜めている。
彼女はそれに気づいていない。このままだと、窪みに足を取られて、落馬するかもしれない。
そんな考えがふとよぎるとギィは無意識に駆け出していた。

ギィはプリシラに注意を呼びかけるが、もう遅いと判断すると、いなや足を速めた。
「危ない!」
彼女は突然の呼びかけに少し驚いたようだ。
その刹那。
「――――!? きゃあ!」
案の定、くぼみに足を取られ、バランスを崩し、馬から投げ出された。

ギィはよりいっそう脚を奮い立たせ、スローモーションのように落ちる彼女を抱きとめた。
ナイスキャッチといわんばかりにしっかり受け止めることに成功。
ふうと安堵のため息がこぼれる。
腕の中には、頬を赤らめたプリシラがキョトンとしていた。
ギィの右手にはプリシラの背中、左手にはプリシラの膝裏、その格好はまんまお姫様抱っこであった。
女性に慣れていないギィは自分の大胆な行動に慌てふためき、彼女を地面に帰した。
ギィは腕から降ろすと、すぐに彼女の身体を見回し安否を尋ねた。
「大丈夫です」
と、元気そうな言葉を聞いて、一安心した。
656ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:44:57 ID:4jWKd/L1
プリシラと直接会うのはあの日以来だなと、ギィは感慨深く思った。
まあ、尤も彼女は俺のことは覚えていないだろうけど、そう考えると何となく寂しかった。
いつもは遠巻きからでしか、彼女を見ていなかったけど、間近で見る彼女はなんとも新鮮でとても可愛い。
シンプルながらも気品に満ちた服装も彼女の滑らかなプロモーションを存分に引き出している。
その美しさは肉体的な美しさだけではなく、内面から光り輝くものである。
申し訳そうに自分の安否を気遣うプリシラにギィは「心配ないよ」と宥めた。
そして、言葉を紡ぎだす、ギィにとって耳を疑うような言葉が聞こえてきた。

「ありがとうございます、ギィさん」

お礼の言葉である。一般人にとってはなんら普通の言葉。
しかし、ギィにとっては悪魔の囁きとも思えるものであった。
ありがとうございます、ギィさん。………ございます、ギィさん。
……ます、ギィさん。…ギィさん。ギィさん?
ギィに脳内にその言葉が何度も反響し、一瞬意識が遥か彼方へと飛び去った。

まさか、俺のことを知っている?
ドギマギしながら、プリシラにそっと尋ねてみる。
嘘だと信じて。
だが無常にも残酷な言葉が紡がれる。
「よく、近くでお見かけするので――――――」
予想の範疇を超える答えが返ってくる。あまりの衝撃な内容で後半部分が耳に入らなかった。
名前を知っているくらいなら、同じ部隊にいる以上、分かるだろう。
だが、この発言から判断すると明らかにバレバレだったのだ。
自分では、影のようにひっそりとやってきたことが、丸わかりだったなんて。
馬鹿だ。本当に馬鹿だ。
あまりの羞恥心にギィは背を向けて逃げ出していた。
声にもならない声を張り上げながら、顔を真っ赤にして、体裁など全く気に止めないで。
なんて馬鹿なんだろうと後悔するぐらい。
疾風のように走るギィにプリシラは制止の声をかける。
しかし、ギィの耳は何も受け付けていなかった。
一目散にプリシラとの距離を離していった。

657ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:48:04 ID:4jWKd/L1
その後、ギィは森の境界ともいえる所で岩を背に腰掛けていた。
彼女を振り切ったギィは心身ともに疲れきっていた。
全速力で走ったのもあったが、精神的な疲れのほうが勝っていた。
気が滅入っているせいか、思うように疲れが癒されない。
先ほどの出来事を考えるたびに、口から吐き出されるため息が止まることはなかった。
いくら、自分を慰めても、自己嫌悪に陥るばかりであった。
それもそうだ、自分が隠れてやってきたことがバレバレで、そのうえ彼女を目の前に逃げ出す。
あまりにもひどい醜態を晒してしまったのだ。

「はあ、みっともねえ」
――どうしてそう思うんですか?
「そりゃそうだろ…ずっと近くで見てたのがバレていたなんて……最悪」
――ずっとですか?
「おう、初めて見かけてからずっと…あんな子がどうして戦場にいるんだろって、気になったからな」
――あんな子とは?
やけに心の中に質問を投げかけてくる。俺の頭は変になってしまったんだろうか?
ギィは不思議な違和感を感じた。後方からである。
嫌な予感をしつつ、身体を向けると、そこにはプリシラが静かに立っていた。

爆発的な感情がギィの中で反響した。何が起こっているのがわからなった。
頭が必死に現実を認識しようとするが、それでも追いつかず、ギィは全身を四方八方に震わせ飛び跳ねた。
多分、今ので寿命が縮まったのは確実だろう。
予想外の自分の驚きぶりにプリシラは頭を垂れ謝った。
ギィは胸を押さえながら勘弁してくれよと体を落とした。
頭を落とすプリシラを横目にギィは何とか落ち着きを取り戻す。
658ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:49:57 ID:4jWKd/L1
プリシラは頬を赤く染め、たどたどしく、
「あの…それでわたしのような…とは?」
と、ギィに非常に答えづらい質問を聞いてくる。わざと自分を困らせるとしか思えない質問。
ギィは一瞬プリシラが小悪魔ように見えた。
「えーっと……だから」
「だから?」
プリシラは身を乗り出し、尋ねる。すぐ目の前に真剣な面持ちの彼女が接近する。
ギィはその彼女の行動に虚を付かれたと同時に胸の高まりを感じた。
「だから…あんたみたいな…」
ギィの中で葛藤が巻き起こる。
君みたいな可愛い子が、と言いたいところだが。
とてもじゃないが言えそうにない。可愛いだなんて、なんか自分に下心があるようで言えない。
でも、考えすぎだ、ギィ。ただ自分が感じたこと言うだけなんだ。
そこに、下心はあるか? いや、ない。
ただ単に褒めているだけじゃないか。
でも、もしかしてプリシラに下心があると勘違いされるかもしれない。
そんな混乱の中、ギィは覚悟を決める。自分の思ったことを口に出そうとした。

「そのっ…か、かわ……」
迷ってないで早く言うんだと、心の中で囃し立てる。でも、
「かわ?」
と、自分の言葉を反芻するプリシラ。そのことで何が何やら分からなくなった。
むしろ、覚悟が崩れ、可笑しな軌道を描く。
「その…かっ、かっ、金持ちが」
「…」
そう言うと、プリシラは黙ったままでいた。その姿は少しがっかりしたように見える。
ギィは本日二度目の自己嫌悪が振り起こった。何やってんだよ、俺はこんなことが言いたいわけじゃない。
ギィはすぐに流れを変えようと話を続ける。

659ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:50:30 ID:4jWKd/L1
「なんか、深い事情があんだろなって、気になったから…自然と近くに…いたんだ」
苦しい。苦しい言い訳だなと、ギィは冷や汗を流す。俺だったら、100%信用しないだろう。
プリシラは自分の言葉に何か引っ掛かるものを感じたのだろうか。顔を落とし、悲しい表情を見せる。
たぶん、彼女は事情に触れられたくないのだろう。
「困った顔すんなよ。別に無理に聞こうってんじゃないんだ」
切ない彼女を見ると、ギィは慌てて訂正する。
「…本当に?」
プリシラは曇り空が晴れたように表情を変え微笑む。
守ってあげたくなるような儚げな笑みだ。
「困っている女は黙って助ける! それがサカの掟だ!!」
彼女の表情に少し胸の高鳴りを感じながら、ギィは啖呵を切った。
胸がむず痒いが、心の内は喜びに溢れていた。
「……ありがとう、ギィさん」

プリシラのお礼の言葉。これで二回目の「ありがとう」の言葉。
「いや、ああ…」
ギィは顔を赤らめ戸惑った。本当は自分がお礼の言葉を言わなければならないといけないのに…。
前に手当てしてもらった頬に触れながらそのことを思い出しながらプリシラの瞳を覗き込み。
「うん、まあ、任せとけって」
ギィは胸を張って、快活に言った。
それに付け加えてもう一つ。
「約束するよ」
660人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/05/15(木) 23:51:14 ID:GoH7OAM5
をををっ!!!
ギィプリ!ギィプリ!ギィプリ!!!

支援
661ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:52:43 ID:4jWKd/L1

この出来事以来、ギィとプリシラはちょくちょくと約束を取り付け、時間の合間を縫って落ち合うようになった。
戦場においても、プリシラを約束通りに守り通した。
が、別に深い関係までは進んでいない。ただ楽しくお喋りする関係である。
彼女と付き合う内に見た目のあどけなさとは裏腹に意外にしっかりとした性格の女の子であり、凛とした態度はまさに貴族令嬢の風貌を漂わせていた。

ギィ自身も同年代の女の子の知り合いが出来たことで、嬉恥ずかしくも色々なことをプリシラに聞かせた。
マシューにからかわれていることや憧れの剣士に出会えたのこと、何気ない毎日のことやくだらない世間話をたくさん話した。
プリシラはそんなたわいもない会話に新鮮味を感じたのか。
耳を傾け、優しく頷き聞き入っていた。

あるときは動物の狩の仕方や故郷のことや夢のことなどを聞かせたりと、種類は大いに富んでいた。
特に印象深いのがプリシラから恋人はいるかと聞かれたときは少々焦りながらも、いないよと言ったときの彼女の喜びようは思いで深い。
そんなこんなで俺みたいな田舎もん相手に飽きないもんだな、貴族のお嬢様の行動はよくわかんねえな、
と思いながらも、純粋にギィはプリシラとの出会いを楽しんでいた。

彼女に会う度に胸の高まり、自然と笑みがこぼれ楽しくなった。
彼女が楽しそうな表情をする度に心臓が早く脈打った。
笑顔がとても魅力的であった。
引き込まれそうな笑みを浮かべて、緑色の瞳に見つめられると、胸から何か込み上げてくるものがある。
心地よい鼓動が身体を支配する。全身に広がる不思議な感覚。
そんな心地よさはギィにとって初めての感覚であった。

「同世代の女の子とあまり接していないから慣れていないんだな」
と、ギィは毎度毎度自分に言い聞かせていた。

でも、その認識はある日を境に大きく変わるようになった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

662ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:56:08 ID:4jWKd/L1

ある日の夜。月が天に青々と光り輝く雲ひとつない草原。
月明かりが漆黒の闇を作り出すのでなく、柔らかい暗さを演出させる。
その中でギィとプリシラは互いに肩を並べ腰掛けていた。夜風が爽やかに吹き付け、二人を優しく包み込む。
ギィは傍目にいるプリシラを横目で覗き見る。
月明かりに照らされる彼女は不思議な妖艶さを醸し出していた。
しかし、今日の彼女はいつにもなく暗い表情で上の空だった。
心はここに有らずといった感じであった。
ギィはプリシラから寂しい感情を感じ取った。
プリシラにどう声を掛ければいいか、分からなかった。

どうしてそんなに悲しそうな表情なのか?
どうしてそんなに寂しそうな表情なのか?
今にも泣き出しそうな表情なのか?
いますぐにも聞き出したかった。でも、できそうにない。

今にも彼女が脆く儚くて触れれば壊れそうであった。
ギィは気持ちを抑え静かにプリシラと一緒に夜空を眺めた。

夜風が冷たい空気を運び出す。体中が寒さに震え、肌が粟立つ。
純白な衣がゆらゆらと揺れ、はたはたと衣切れ音を奏でている。
すると、突然プリシラは堰を切ったようにギィを見つめ、少し間を置いて尋ねる。

「あの……ギィさん、突然ですが…あなたの故郷ってどんなところですか?」
663ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:58:16 ID:4jWKd/L1
突然の質問。
ギィはプリシラから故郷のサカのことを質問されると思ってみなかったので、アタフタしつつも返事を返した。
「えっと…俺の故郷のサカはここに似て綺麗なところかな。でも……ちょっと違うところあるな」
「違うところ?」
「ああ、風が違うかな。…なんと言うかさぁ、サカの風は全てを包み込むんだ。自分が感じたもの全てを」
「素敵なところなんですね」
プリシラは静かに微笑んで、続けて問いかける。

「ギィさんは…どうして故郷を離れたのですか?」
少し戸惑った。彼女がいつにもなく真剣な表情であったのだ。
ギィは今までに誰にも語っていない真情をプリシラに語りかける。
柄にもないなあと思いつつ、自分が目指している夢を話した。
「前に言った時があると思うけど、俺、サカ一の剣士になりたいって、言っていたよな」
プリシラは子どものように小さく頷く。
「故郷に残していった母さんたちや部族のために剣の修行をしているんだ。
 サカ一の剣士になって、強くなって、

 俺は―――皆を守る力欲しいんだ」
ギィはこのことは内緒にしてくれと付け加え、照れながら頭を掻いた。
恥ずかしさから夜空に目を泳がせた。
「ふふふ、そんなことありません。ギィさんはとても立派です」
プリシラはその話を聞くと感慨深く感じ取ったのか、複雑な笑みを浮かべる。
その笑みは寂しさが籠められているような気がした。
664ギィ×プリシラ:2008/05/15(木) 23:59:51 ID:4jWKd/L1

緩やかに流れていた夜風が散り去っていく。
その中で不意にギィは今まで不思議に思っていたことを尋ねてみた。
「プリシラはさあ? どうしてエリウッド様の旅に付いて来てるんだい?」
自分はマシューに頼まれた? 件と剣の修行の一環としてエリウッド一行に雇われている。
でも、プリシラはエトルリアの貴族の令嬢ではあるが、戦いに身を置いてまで危険に晒す理由はないはずだ。
ネルガルによって世界が危険に晒されているが、戦いに身を投じる必要はない。
そこまでして彼女がこの場にいる疑問を聞いてみた。

ギィの問いにプリシラは黙ったまま夜空を見上げていた。
その瞳の奥は、神秘的な月を覗かせ、寂しさがこめられているようだ。
「ああ、別に嫌なら無理に答えなくったっていいよ」
ギィは聞いてはいけないことなんだな、と言葉を濁す。
「いえ……そんなことは…」
プリシラは柔らかい笑みを浮かべギイを見つめ、少し間を置いて胸の奥底から静かに語り出した。
「私……兄を探していたんです」
「エッ!?」
突然プリシラから語られる旅の理由。『探していた』という過去の言葉。
それに驚きながらも、ギィは一言一句逃さぬよう耳を立てていた。
今日の彼女の態度いつもと違って変だった。でも、これなら彼女の態度も頷ける。
プリシラの兄はもう……
ギィは聞いてはいけない話題だったんだなと暗く顔を落とす。
プリシラはギィが影を落としたことで慌てて言葉を続ける。
「いえ、別に亡くなっていた訳じゃないんです。兄様はもう見つかりましたので心配要りません」
「ごめんごめん」と勝手な思い込みに恥じながらも、
それは良かったと、ギィは自分のことのようにため息を漏らした。
ギィのそんな子どもっぽい仕草にプリシラは頬を緩めた。

665ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 00:01:17 ID:4jWKd/L1

プリシラは旅の理由を語り出す。
没落した兄のことを配慮してか、詳しい名称までは教えてくれなかったけど、今までの経緯のあらましを話してくれた。
過去にエトルリアの貴族に養女として出されたこと。自分の故郷が没落して両親が亡くなり、兄が行方不明になったこと。
そして、
「ある方から聞いたのです。両親が自害したことを……その理由を…」
死んだ両親のこと。プリシラは声を震わせながら紡ぐ。
「私は嫌な考えが思い浮かぶのです。お父様とお母様は兄様と私を見捨て死んでいったと……。
 自殺以外に道はなかったのでしょうか? 他に最善はなかったのでしょうか?
 死の瞬間まで私と兄様のこと、想わなかったのでしょうか?
 そう思うと私は…私は…」
と、抑揚のない声で言い終える。その瞳には涙を潤ませていた。
プリシラから紡ぎ出された台詞は悲しさであった。

――――見捨てられた。

見捨てられたという心の消失感。
その言葉が幼き頃の出来事と重なり、苦しんでいるのであろう。
「………本当にごめんなさい、ギィさん。あなたにこのような陰気な話をするなんて……」
プリシラは涙を拭って見せるいつもの微笑み。
儚げで脆い、そんなイメージが付き纏う笑顔。
ギィはプリシラの作り物の笑顔を見ると、自分のことのように胸が痛んだ。

でも、彼女は強い。

自分を心配させまいと、気遣ってくれる笑顔からそう感じ取った。
そうでなくても瞳の中には静かに燃える青い炎のような強い意志を感じ取った。
以前から感じていたことだが、今日のことでよりいっそう確信に近いものを垣間見た。
彼女が見せる気丈な微笑み。
でも、その微笑みがとても悲しかった。
こんなにも小柄な身体から強い魂を感じることが出来るのだろうか?
俺を心配させまいと気丈に振舞うこと出来るのだろうか?

(でも……今日だけは…)
666ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 00:02:50 ID:riq/BRyD

「謝らなくていい」
ギィはそっとプリシラの肩に手を掛け、抱き寄せる。
「えっ!?」
突然抱き寄せられたことでプリシラはギィに眼を向ける。そこには、凛々しくも優しい彼の顔があった。
「無理に笑わなくていいんだ。感情を隠さず、自分の想いを素直に出していいんだ。
 俺はつらいよ…。本当は泣き出したいのに…
 無理して笑顔を作っているプリシラを見ているのがつらい」
真摯の想いをぶつける。熱い想いをぶつける。
偽りの無い言葉を心の奥底から紡ぎ出す。
「だからさ。今日だけは我慢しなくていいんだ」
その瞬間、プリシラの瞳が涙で滲み出す。
何の偽りのない素直な感情が心を満たしていく、その形は涙となって現れる。

「ギィさん、ギィさん――――」
プリシラは大粒の涙を溢れさせ、子どものように泣いた。
悲しみを洗い流すように、寂しさを拭い払うようにギィの胸元にうずくまった。
ギィはそっとプリシラを抱き寄せ、泣きじゃくる彼女の髪に触れ、優しく撫でた。
彼女の想いを全身で感じたくて、彼女の体温を肌で感じたくて優しく包み込んだ。
彼女は強い。明日になればまた優しい笑顔を周囲に振りまいてくれるだろう。
だから今日だけは一緒に居てやろうと思った。
悲しい涙を捨て、新しい未来を切り開くため。

667ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 00:03:42 ID:riq/BRyD
ギィの心臓の鼓動が脈動する。
ドクンドクンと破裂してしまいそうなぐらいポンプを潤滑させ、胸の高まりを身体全体に巡らせる。
感情が駆け巡る。
愛しい感情が全身に駆け巡る。

――ああ、そうだったんだ。
ギィはいつもプリシラのことが気になっていた。初めて出会った時からずっと気づかない振りをしていた。
――気づいたよ。
プリシラの気遣いが、優しさが、笑顔が、全てが欲しい。
――俺はプリシラのことが好きなんだ。
気丈な振る舞いの中に弱さが見え隠れする、彼女を支えてやりたいんだ。
命に代えても守ってやりたい。
ずっと一緒に居たい。
共に生涯を歩きたい。
ずっと側にいて欲しいんだ。
大好きな彼女の微笑みが欲しいんだ。

ギイの中で満ち溢れる恋愛感情。
加速していくプリシラへの想い。

だが、それと同時にある感情が生まれてくる。
燻っていた黒い枷が忍び寄ってくる。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
668ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 00:06:06 ID:riq/BRyD

あれから数分後、プリシラは落ち着きを取り戻した。
肩を寄せ合い、手を重ね、二人で雲ひとつない夜空を眺めていた。
今日だけは傍に居たかった。
なんせ気が付いてしまったのだから、プリシラに対する愛しい気持ちが……。
そして、報われることない暗い影も……。
ギィは暗い影を落とし、今ある幸せを感じるかのように、重ねていた手をギュッと強める。
「ありがとう、ギィさん。あの…その…」
しどろもどろになるプリシラ。そんな彼女を見ると自然と笑みがこぼれ、
「ああ、いいさ、いつでもこんな俺の胸を貸してやるさ」
と言った。その瞬間、水が沸騰したようにプリシラは紅潮し、
言ったギィ本人ですら恥ずかしさから頬が真っ赤になった。
そんな暖かい雰囲気の中、可笑しさから二人して笑いあった。

ギィはプリシラを横目で眺め思う。
このままずっと時が止まればいいと思った。
永遠にずっとこのままで……。そうすれば、俺は……。
669ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 00:07:56 ID:4jWKd/L1
「ギィさん、もう一度お借りしていいですか?」
突如、暖かい眼差しが注がれる。
「エッ!! それって、俺の……」
「……駄目ですか?」
プリシラは視線をギィから離し、また紅く染め、ボソッと囁く。
ギィはドギマギしながらも胸を貸してやった。柔らかい香りが胸を打つ。
ギィの胸板に顔を寄せるプリシラ。彼女に触れられると心臓の高まるのが分かった。
ドキドキしていることを悟られたくないな、と思いつつ、身を貸す。

「ギィさんの胸……とても温かい…」
頬を胸に当て、そっと目を閉じるプリシラ。
温かさを肌で感じ、遠い昔の過去を思い出しながらそっと語り出す。

「お恥ずかしい話ですが、小さい時、兄様にわがままを言っては、今と同じようにしていました。
 寂しい時や悲しい時、何か不安で眠れない時に、いつも兄様の下へ駆け込んではよく困らせていました。
 兄様は困った顔をしながらも、いつも私に優しく接してくれました。
 そんな兄様の肌の温かみに触れるたびに、私は愛されている、守られている。
 そんな想いが感じ取れ、とても安心できました。
 でも――――」
胸にうずくまっていたプリシラは目線を上げ、ギィを見つめる。大きく開く目に圧倒させる。
「―――それ以上にギィさんの胸は温かい。
 嫌なことも辛いことも全部、温かく包み込んでくれる。
 嬉しいことや楽しいことを私に与えてくれる。
 ギィさんの前だと私……兄様以上に安心できます」
注がれるプリシラからの熱い眼差し。合わせた肌から感じる熱く漲る彼女の心音。
彼女は恋している。
恋愛ごとに関しては疎いギィであったが、さすがに気が付いた。
プリシラも俺と同じように想っていると。
たぶん俺たちはお互いに惹かれ合っていると。
だが、それは――――
670ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 00:10:01 ID:riq/BRyD

ギィはプリシラの顔を覗き込む。
上目遣いでギィを見つめるプリシラ。先
ほどまで涙を流していたせいか頬全体には赤みを帯び、ひどく蟲惑的な色っぽさが溢れ出ている。
涙交じりの瞳がよりいっそう扇情心を駆り立てる。
それと同時にギィの中で黒い欲望が蠢く。
「……!?」
「今日はもう遅くなったな。今日はここでおひらきにしないと。
 仲間たちが心配するかもしれない。……宿舎まで送っていくよ」
突如、ギィはプリシラの肩に手を掛け、彼女を突き放すように身体を遠ざける。
空気が引き裂かれるような音がする。
「……ギィさん?」
プリシラはギィの突然の変わり様に呆然としつつ、催促されるままギィに連れられる。

会話もなく急ぎ足で足を進めると、数分としないうちに宿舎にたどり着いた。
ギィはプリシラの寝室の扉まで送り届ける。
「夜分遅くまで私と付き合ってくれまして、ありがとうございました。
 また明日も会いましょう。おやすみなさい」
と、頬を綻ばせ、プリシラは微笑んだ。
「……ああ」
扉の前で快活にしっかりとした足取りで踵を返すプリシラ。
それを見送ると、ギィは無表情のままに歩き出す。
先ほどまでプリシラと一緒にいた丘陵に足を進めていった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
671牛歩戦術 ◆nr5KirhqzY :2008/05/16(金) 00:13:19 ID:riq/BRyD
今日のところはここで終了です。
明日?の20時ごろに続きを投下します

今のところで問題などなりましたら、
今後のために参考にしたいのでご指摘お願いいたします。
ではまた明日
672名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 00:29:30 ID:MT4/fuRe
>>671
乙です
>>660
あんたはwww
673名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 00:46:55 ID:/rTm0Oh1
乙。これは期待せざるを得ない

ギィプリって結構人気あるんかな。俺も好きだから多く見れるのは嬉しいことだ。
674名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 01:38:19 ID:+LrGPDCV
>>67i,
ギィ「い、いたんですか?!」
プリシラ「ずっと」

な流れにワロタ。こういうシチュは好きだw
675名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 02:00:46 ID:cg8XhVc9
ジャファニノといいいい作品が続くな。これは嬉しい
676名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 08:03:43 ID:j1lGkucg
支援会話がギィの主観になるからか、ギィプリの人ってプリシラに夢を見ている傾向があるなー
プリシラは黒くてなんぼだと思うんだけどな。いや、嫌いじゃないぜギィプリ。
677名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 11:09:27 ID:DUfQVdT/
夢見てるっていうか、プリシラが黒いというのも偏った見方だと思う
678名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 11:19:43 ID:PKqddj+F
いつもレイヴァンとルセアとしか支援起こさないからちょっと根暗な子に見える
ギィは使いづらいんだよ力あがんねーし
679名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 13:36:48 ID:j1lGkucg
プリシラの支援会話は全員男
なので女性陣に嫌われているか、孤立しているイメージがある。
680名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 19:35:55 ID:PKqddj+F
>>679
イサドラはいいこだよ〜
681牛歩戦術 ◆nr5KirhqzY :2008/05/16(金) 20:21:54 ID:6KpTsDLg
それでは約束どおり
ギィ×プリシラの続きを投下したいと思います。
682ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:23:50 ID:6KpTsDLg

月明かりしか光源が見当たらない丘の草原。
ギィはそこにまた辿り着くと、柔らかく生い茂った所に寝転がった。
散りばめられた星たちを覗き込むと、変わらず光り輝いていた。
ギィは十数分前のことを思い出す。
プリシラに対する淡い想いを。
そして、抗うことのできない情欲。
プリシラに抱かれ、彼女の感情に片鱗に触れるたび、俺は抱きしめたい衝動に駆られた。
本能に身を任せ、彼女の全てを貪りたかった。
でも、内に残る最後の理性がそれを止めさせた。

彼女と俺にはどうすること出来ない 『現実』 が立ちはだかっている。

「畜生っ、畜生」
ギィはやり場の無い怒りを地面に叩きつける。
拳が腫れあがるほど殴りつける。でも、気持ちは収まることを止めない。
それほどギィはプリシラを愛してしまったから。

彼女の一つ一つの仕草。
彼女の慈愛に満ちた微笑。
彼女のあどけない美貌。
彼女の艶やかで悩ましい肢体。
彼女の全てに心を奪われていた。
もうこれ以上プリシラと一緒にいられない。
俺はもう抑え切れなくなる。
彼女といれば、彼女を肌で感じたくなる。
彼女の聖域を自分の色で染め上げたくなってしまう。
彼女の黄色く喘ぐ声が聞きたくなる。
683ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:25:26 ID:6KpTsDLg
「駄目だ、駄目なんだ」
動物としての原始的な本能がギィを蝕む。
俺は彼女と会うべきではない。
会ってしまえば……限界を突破してしまうだろう。
「だから、俺は……」
ギィの中で新たな決意が生まれる。
それは、彼女を悲しませることになるかもしれない。
でも、最悪の事態を招くよりはましであった。
自分自身の手で彼女の『笑顔』を奪いたくなかった。
ギィは決意が固まると、身体を起こし、宿舎へと踵を返した。


昨夜の出来事を境にギィはプリシラに会う事を自重するようになった。
彼女を見かければ、身を隠す。彼女が声をかけて来れば、わざと無視することもあった。
ギィは徹底して、彼女から離れようとした。
運悪く彼女に捕まれば、剣術の稽古に励みたいだの、今日は忙しいだの、適当な理由をつけては彼女に会う事を拒んだ。
傍目からも拒絶の意思が伝わるぐらいはっきりと。
その度にプリシラは切ない表情を残し、「また今度」と気丈な笑みを見せ、約束の言葉を付け加えた。
その約束にはっきりと答えることなく、あいまいな返事を残す。

ギィは切ない微笑を見るたびに良心が打ち震えた。
彼女の悲しい姿は見たくなかった。でも、これ以上自分と関われば悲しみはもっと深くなってしまう。
ギィは小さくなったプリシラの背中を見るたびに、そう言い聞かせ、彼女から身を離そうとした。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
684ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:27:08 ID:6KpTsDLg

盛大に繰り広げられる宴の催し。
リキア地方のある居酒屋を貸しきって、開催される勝利の宴。後夜祭。
戦いは終わったのだ。
悪の権化であるネルガルを打倒、龍への脅威は過ぎ去った。
先の戦乱で多小被害はあったものの、世界を脅かす敵はいなくなった。
エルブの大地に平和が訪れたのだ。
だから、エリウッドは今まで自分のために働いてくれた者たちに労いの催しを開いた。
戦いが終わったことで一行は大いに羽目を外した。酒に食べ物、歌に踊り。
騒がしい声が店中に響き渡る、酒を呷りぶっ倒れる人間もいる。
そこにいる全員が、勝利の喜びを噛み締め、享受していた。
だが、その中で一人拭かない顔で酒を啜る男がいた。

ギィである。
ギィは皆と合わせるように楽しく過ごそうとするが、心の奥底では複雑の心情であった。
ネルガルを倒し、世界は救われた。そのことは、自分自身にとっても喜ばしいことである。
でも、ギィには半ば素直に喜べなかった。
少しでも皆と一緒に楽しもうと、無理に酒を飲み込むが、酔いが回るだけで効果は無かった。
酔いだけが身体に満たされる。
ギィは火照った身体と会場の熱気を払うかのように外に向かった。
酔いを少しばかり覚まさないと、明日に影響が出てしまうからだ。
685ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:29:28 ID:6KpTsDLg

宴会場の外に出ると、夜風が吹き込み、会場の熱気を治めるかのようにギィの身体をゆっくりと冷やしこんだ。
暑さと酔いで呆けていた思考が鮮明になっていくのが分かる。
ギィは会場から漏れる灯りをたよりに居酒屋の裏に回りこみ、薄暗い路地裏の壁にもたれかかり、酔いを覚めるのを待った。
だんだんと酔いが覚めてくると、ギィは空を見上げる。
漆黒の広がる空には月が煌々と照らしつけ、月明かりに同調するかのように、この戦いで駆けた思い出を振り返っていた。

思えば、エリウッド様一行に雇われたのはマシューに無理やり誘われてからだった。
恩義という名のマシューの脅迫に従うかたちで俺は雇われたんだ。
まあ、そのせいでマシューにずっとからかわれる羽目になるんだが。
それを差し引いても元々の雇われ主は気に入らなかったので、
エリウッド様に長期に渡って雇われたのは幸運だった。
マシューのおかげで俺はだいぶ成長したと思う。
先の戦いで俺は数々の苦難に立ち向かったし、色んな出会いを果たした。
部隊で一番親しいマシューをはじめ、雇い主であるエリウッド様、ヘクトル様、リン様、
同じサカ族の戦士ラス、美人で俺を子ども扱いするルイーズ様、俺に剣術を師事してくれたカレル師匠。

そして……プリシラ。

ギィは見上げていた空から目線を反らすと、か細くため息をついた。
ギィが今日の宴を楽しめなかった理由。それはプリシラのことであった。

686ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:32:37 ID:6KpTsDLg
あの晩の決意からギィは己を殺して、プリシラと会うことを少なくしていった。
わざと冷たい態度で彼女に接したり、無視するなどして嫌われようとしてきた。
彼女に嫌われることで己を想い断ち切ることが出来る。そう考えずっと冷たく接してきた。
けれども、プリシラは俺の冷たい態度にもめげず、ずっと俺にいつものような微笑を浮かべ、接してきた。

そのたびに、ギィはどうしてなんだと心の中で叫んだ。
どうして嫌われるようなことをしているのに俺を嫌わないんだ?
どうしてこんな最低な俺に微笑みかけてくれるんだ?
いっそのこと嫌ってくれたほうが…諦めが付くのに…。
どうして……なんだ?

プリシラに接するたびギィの心は彼女に奪われっぱなしであった。
今でも彼女のことを愛している。むしろ以前よりも彼女のことが愛しい。
だからこそ複雑な心境だったのだ
今日で以って、ギィはここを出発するからだ。
つまりそれは同時に彼女から去るということである。

戦いが終わったことで契約が切れたのだ。報酬も支払われたし、明日の朝にはここを出るつもりだ。
俺の夢はサカ一の剣士になることだ。戦いが終われば、戦いを求め、歩き出さなければならない。
プリシラと会えるのは今日で最後である。それはとても都合の良いことだ。
でも、今日を最後にプリシラの姿を見納め時であると、複雑の気持ちだった。
ギィは頭を大きく左右に振ると、プリシラのことを振り切る。
今日は何も考えずもう寝よう、明日は早いんだ、と言い聞かせ、宿舎へと戻ろうと、壁から身体を離す。
大きく足を踏み込むと、突如気配を感じた。
こちらへと足を進め、ギィのほうへと近づく足音。突然の気配にギィは暗く澱んだ路地から進む影を凝視する。
ギィは人影に警戒を強め、腰に携えた鞘に手を掛ける。
人影が近づいてくるにつれ、姿が少しずつ明かされていく。
ぼやけていた視界が彩りを帯びるように鮮明になっていく。
露になっていく影にギィは心を奪われた。
687ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:34:59 ID:6KpTsDLg

猛々しく蒼く燃える月を背景に寂しい表情をしている少女の姿が浮かび上がる。
そこには見るもの全てを圧巻させるような眩さを放っていた。
瞳から感じられる憐れみにも似た感情は人の行く末を案じるかのように見え、
天界から地上に舞い降りた女神のように神々しさに慈しみに溢れているようだ。
それは、まるで、絵画の切り取ったような素晴らしさであった。

そこにはプリシラが佇み、真っ直ぐにギィを見据えていた。
「どうして、プリシラがここに?」
呆けた思考を働かせる前に無意識に問いかけた。
「たまたま、ギィさんが外にいるのをお見受けしたので…」
ギィは止まった思考を取り戻し、プリシラを一目見ると、視線を離して黙りこんだ。
どうして…今日に限ってまた会ってしまうんだ、と気まずい気分に駆られる。
ギィが黙り込んでいると、プリシラが声を震わせる。
「前から聞きたかったの、ギィさん。
 最近、ギィさん……私から避けていますよね?」
ギィは眼を合わすことなくじっと黙り込む。
そんなギィにプリシラは唇を震わせ声を強める。
688ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:37:38 ID:6KpTsDLg
「どうして、何もおっしゃってくれないんですか!? どうして何も!?」
荒げた声を震わせるたびに言葉は小さくなっていく。
その声はだんだんと涙を帯びていった。
「何か……言ってください…どうして何も……どうしてなの?
 どう…して私から……避け…ようとするのですか?
 どうし…て……ど…う…」
プリシラの瞳から大粒の涙が零れ落ち、頬を伝わる。
「私は…ギィさんに対して…何か…ひどいことをしたのでしょうか?
 ギィさんが…私から…離れ…るたびに…わた…し…わたし…」
「それは……違うんだ」
視線を落としたままギィは否定する。
「それなら……どうしてギィさんは…」
「……」
ギィにはとても言えなかった。彼女ためを思っての行動だと。
俺が俺らしくいるためにはそうするしかなかったと。

彼女の服の袖は涙を拭っていたせいか濡れていた。
沈黙を続けるギィにプリシラは止め処なく流れる涙を何度も拭いながら感情を胸の奥底から吐き出す。
「私はもう我慢できません。
 ギィさんが離れるたびに……心が空っぽになったような…気がしてもう駄目なんです」
プリシラから語られる感情にギィは落としていた視線をプリシラに向ける。
彼女の感情に心の一端に触れた気がしたからだ。
「もう限界…です」
彼女の感情が心の奥底から搾り出される言葉。
689ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:39:57 ID:6KpTsDLg

「私……ギィさんのことが大好きです」

プリシラから紡ぎ出された想いに、ギィは全身に電流が流れたかのような衝撃が走り、眼を大きく見開いた。
「大好きで……大好きで…たまりません……だい…好…きで…ひ…っく、えっ…」
プリシラは愛の告白を言い終えると刹那、両手を顔に当て、嗚咽交じらせ、よりいっそう泣き出した。
泣いている彼女を見ると以前のような嬉しさは一つも感じられなかった。

俺が最も守りたかった―――楽しそうにするプリシラの『笑顔』がそこには一片もなかった。
本当はこんなことを求めていたわけじゃないんだ。
ただ俺は…いつも俺に向ける微笑みを守りたかったんだ。
ギィの全身に熱く愛しい気持ちが循環していく、自分自身では制御しきれないほど頭に血が巡ってくる。
その抑えきれない感情は、はじめて彼女に対する愛しい想いに気づいた時よりも、灼熱に燃え滾っている。
今すぐにも抱きしめ、弱った彼女を守りたくなる感情に駆られる。
そして、情欲という本能に身を任せたくなる。

抑えるんだ。これ以上彼女を見てはいけない。
彼女から眼を離すんだ。
彼女から目を背けるんだ。
駄目だ。駄目だ。駄目だ。
ギィは理性をフル回転させ、黒い欲望を鎮めようとするが抑え切れない。
まるで生まれたての小鹿のように震えているプリシラは扇情的で、
ギィの野生の本能を刺激するにはもってこいの獲物であった。
ギィは脳内で己を抑制させるが、身体はそれを許さなかった。
690ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:43:04 ID:6KpTsDLg
「エッ!?」

突然の温かい感触に小さい悲鳴上げるプリシラ。
ギィはプリシラの元へ歩み寄り、彼女の小柄な身体を抱きしめた。
彼女が逃げださないよう、羽交い絞めるように強く放さない。
プリシラは突然のことで呆気にとられ、嗚咽交じりの涙声は消えていく。

その瞬間、ギィは少女の唇を奪った。。
「ギ…ィ…さ…ぅんん」
驚きばかりのプリシラは避けられない。
お互いの前歯同士がぶつかり合う。
痛めてしまった彼女の上唇を食むように、顔を傾け、唇を滑らせる。
ほんの十数秒。
それがギィにとって、プリシラにとっての初めての口付けだった。
691ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:44:52 ID:6KpTsDLg

初めて触れる唇の感触は熱く柔らかくしっとりとして淡く濡れていた。
感触のいい余韻が満たされるが、ギィは名残惜しそうに唇を離す。
眼を大きく見開き、丸くしたプリシラは唇を離した後も、硬直するばかりで何も発せないでいる。
ギィは真っ直ぐにプリシラを見据えると、肩を引き寄せもう一度唇に触れる。
プリシラもそれに応じるかのように目を閉じてキスを受け入れる。
「ん、んぅ……―――」
今度は最初と違ってお互いを求めるような深く長い口付け。さらさらした髪に指を滑り込ませ、さらに多く求める。
舌と舌を絡ませ合い、体液を交換する。唾が潤滑油となって舌を口内に忍び込ませる。
二人は息をするのを忘れるぐらい唇を重なり合わせ貪りあった。
溢れてくる呼吸に深く没頭していく。

「んぅ……はぁ……あ…ん……」
無我夢中にキスし合ったせいか、息が続かなくなり、プリシラから苦しそうに小さく喘ぐ声が漏れ、
ギィはそっと彼女から離す。口を離すと同時、プリシラは大きく息を吐いた。
顔の高さを合わせて真っ直ぐに見つめると、プリシラの澄み切ったエメラルドのような瞳に自分の顔が映っている。
口付けという、交わりの前置きに、ギィは己の昂ぶりを加速させる。

ギィは本能に身を任せ、彼女のすらっと引き締まった腰に撫でるかのように手を回す。
プリシラはこれから起こりうる出来事に頬を真っ赤に染め、絡ませ合っていた視線を恥ずかしそうに落とす。
「ギィさん……ここでは…あの…その、場所を…」
「ああ、ゴメン…ここでは…その…俺の部屋で……続きをしないか?」
プリシラはよりいっそう頬染め、聞こえないぐらい小さな声で「はい」と伏し見がちで返事を返した。
ギィは羞恥で弱弱しくなったプリシラの滑らかな手を少しばかり強引に引くと、早足で駆け出した。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
692ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:47:56 ID:6KpTsDLg

ギィがプリシラを連れ出した場所はギィの宿舎の寝屋だった。
石で出来た壁のブロックが規則的に並べられ、見る者に冷たい印象を与える殺風景な部屋。
目を凝らせば、部屋全体は黒く薄汚れ、独特の磨れた匂いが鼻に付く。
部屋自体も広くもなく閉鎖的で、簡易なベッドが隅にぽつんと置かれ、
最低限の日常品しか置かれていない貧乏宿の一室である。

プリシラのような貴族令嬢にはなんとも盛り上がりに欠けている環境かもしれないが。
興奮冷めやらぬ状態のギィはお構い無しに、プリシラの肢体をベッドに押し倒すかのように腰を下ろさせる。
「あっ…」
小さな悲鳴を上げ、ごわごわとしたベッドの上にちょこんと座るプリシラ。
これから行われる情事に対して、不安からくるものか、恥ずかしさからなのか、
視線を合わすことなく、小刻みにもじもじさせている。
そんな、愛くるしい仕草にギィは根っ子に残っていた理性がぶっ飛びそうになるが、
それを押し止め、不安げに尋ねる。
「本当に…俺で…いいのか?」

しばしプリシラははにかみながら目を伏せると、
「ギィさん…となら…私―――したい」
ギイの中で最後の防波堤が崩れ去った瞬間であった。
693ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:51:23 ID:6KpTsDLg

互いの視線を絡め合うと、唇を重ねあった。
柔らかい感触。興奮しているとはいえ、不思議なほど冷静なので、余計にプリシラの唇の柔らかさを実感する。
口内でくちゅくちゅと舌を絡ませる音が広がる。
いやらしい音が脳内に響くと、一段階心音が高鳴るのと同時に体温も高まる。
「う…ん……ギ…ィ…さ、あ…」
まだどこかぎこちないプリシラを抱き寄せ、更に強く唇を合わせる。
彼女の柔らかい髪から漂う甘い香り。理性を狂わせてしまうような匂いが本能を燻らせる。
息苦しそうな嬌声が漏れるたびにギィに活力が漲る。ただ唇を重ねる行為では我慢できない。
ギィは無意識のうちに、服の上から胸の大きさを確かめる。
「ぁ…」
突然女性のシンボルに触れられ、一瞬ビクっと身体を硬直させるプリシラ。
ギィは緊張させまいと、優しく胸を撫で回す。
絹越しから伝わるプリシラの乳房の感触はとても柔らかく、ギィの下半身の一部を昂ぶらせるには十分だった。
もう我慢できない、服が邪魔だ、じれったい感情がギィの中に沸き起こる。
今すぐにでもプリシラの裸体を拝みたくて仕方が無い。
「服、脱いでくれないか?」
「は、はい…。
 は…恥ずかしいので後ろを向いてくださるなら…」
喉元から搾り出した返事をすると、ギィは「分かった」と後ろを振り向く。
694ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:53:24 ID:6KpTsDLg
本音を言えば、直に服を脱ぐところから見たかったのだが、
プリシラが嫌なら仕方がない、ギィは残念そうに後ろを振り向き、ギィも服をそそくさと上着だけを脱ぐ。
プリシラは緊張の為か少々覚束ない手つきで服を脱ぎ出している。
背中越しから衣の擦り切れる音が聞こえる。
衣擦れの音を聞くとこれからの行為の現実味が帯びてくる。
背中の後ろではまだ見ぬ桃源郷が広がっていると思うと心が沸き踊る。
「…できました」
戸惑いを含んだ返事にギィは期待に胸を躍らせ、プリシラのほうを振り向く。

一つしかないランプの光源が、魅惑的に彼女の肢体を黄土色に照らしつける。
そこには一糸纏わぬ姿のプリシラがたわわに実った乳房を右腕で隠しながら、気恥ずかしそうに俯いていた。
ハンマーで直接叩かれるような衝撃が脳に広がる、ギィの思考は理性も本能もどこか遠く彼方に消え去った。
想像以上に美しいプリシラの肢体にただただ呆然と見惚れていた。
「あんまり…じろじろ見ないで…」
呆然と凝視するギィにプリシラは恥ずかしさから身体を強張らせ、
女の証である乳房をいっそう手で覆い隠そうとする。

695ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:56:41 ID:6KpTsDLg
ギィは上から下の順に全身を見定めるように目配せする。
さらさらとした潤いにとんだ栗色の髪。皿の上にミルクを敷き詰めたような白い肌。すらりと滑らかな手足。
首から肩へ、肩から腰へ結ぶ体のラインは端麗さを醸し出している。
言葉ではいい表すことが出来ない、月並みの感想しか思い浮かばない。
彼女の潤んだ翠の瞳が情欲を駆り立て、
ギィはまだ見ぬ胸の膨らみを確かめるべく、胸に覆いかぶさった手を緩やかに払いのける。

「や…ぁ…」
プリシラは弱い抵抗を試みるが、ギィの力に勝てるはずもなく、双乳を露にし、控えめに揺れる。
プリシラの乳房は、着やせするのだろうか見かけよりも大きく、
巨乳とは言いづらいが形の良いもので、手のひらにちょうど乗るぐらいサイズだった。

「プリシラって、結構胸大きいんだね」
誰にも見せたことのない胸をまじまじと覗かれ、プリシラは頬を朱に染めていく。
「恥…ずかしい…ギィさん…」
「そんなことないよ…プリシラの胸…すごく綺麗だ」
そう、偽りのない言葉は言うと、ギィは少女の胸を鷲掴んだ。
とても表現できない柔らかさが手に広がる。
「あゃ、…や…優しく……おね…が……い」
ギィは胸の感触の心地よさに驚愕しながらも、緊張を取り除くようにプリシラの乳肉を揉み解す。
手に伝わる感触は今までに体験したことのない柔らかさで、
揉むたびに形を変えていくのが何とも言えなく、不思議な感覚だった。
ギィは手の力に緩急をつけたり、強弱をつけたりとその感触を楽しんだ。
696ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 20:59:25 ID:6KpTsDLg
「あ、はぁ…ん…」
ギィになされるがままにプリシラの色を含んだ声が時折漏れ出す。
粘土をこねるように胸を右手でこすり合わせていくと、乳首がぴんと尖っていく。
摘んで欲しそうに自己主張している、乳首を親指と人差し指で摘んで、押し込んだり引いたりと全方向に揺らした。
「や……ぁ…んん…は…う……っく」
プリシラにとって感じやすい部分なのか、押し殺していた甘い声が高まったような気がした。
それでもお構い無しに、乳突起をコリコリと弄ると全身をぴくぴくと反応させる。
強く摘むと、乳首は快楽という刺激をより貪るかのように硬質化させていく。

「はあ……ん…あ…ぁ。う、恥ずかしい」
弾力のある双丘に掴むと同時に顔を近づけ、敏感に反応する乳房にしゃぶりつく。
螺旋を描くように舌を動かし、中央にある頂まで何度も舐め上げ、硬く尖った乳首にたどり着くと、
ちゅぱちゅぱと音を鳴らし、赤ん坊のように吸い付く。口の中に乳首を舌先で転がす。
「ひゃ…くぅ…ん……ああ、あ」
そんな動作を続けるうちに、緊張が解れていき、プリシラの顔が悦楽に浸ってくるのが分かる。
プリシラの透き通った白い肌が淡い桃色に色付いていく。俺が染めているのだ。
ギィは右手で柔肉を愛撫しつつ、淋しそうに持て余した左手を胸から腰へと蛇が這うように太腿まで沿わし、
プリシラの張りのある太腿を悪戯に撫で進める。
さわさわと太腿を基点に彼女の秘壷付近まで撫で回す。
そして、ギィはついに汗ばんだ太腿を滑らせ、プリシラの聖域に手をつける。
697ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:02:57 ID:6KpTsDLg
「やん、…だ…ら、ぇ……あ」
プリシラの艶を含んだ声が興奮を煽る。
触れるか触れないかという感覚で割れ目をなぞってみると、
秘所は彼女の分泌した蜜によって、広範囲に渡って濡れていた。
とても初めてとは思えないほど愛液を垂らしている。
感じ易い体質なのだろうか。
「プリシラのアソコ、すごく濡れてる…」
ギィは賞賛にも似た驚きの声を漏らすと、プリシラはカーと一瞬でお湯が沸くように顔を熱くした。
「やだ、そ、……あぁ、ん」
彼女が言い切るのを遮るように、ギィは惚けた穴に人差し指を忍ばせると、また喘ぎ始める。
プリシラの膣内は熱く滾っており、襞は異物を排除するかのようにぴったりと指に吸い付く。
指を変幻自在に動かすたびに、さらに愛液を分泌させ、くちゅくちゅと悩ましい音色を奏でる。
プリシラは動きと共に、ビクビクと弓なりに腰を震わせ、手の動きに同調している。

「う、ぅ…んっく、…はぁ…っう」
肉壷は指から手のひらと蜜を伝わらせ、手をとろりとした感触が手に広がる。
膣内を掻き回していた手を一旦引き抜くと、ゲル状の液体に濡れた手がランプの光に照らされ、淫靡に光る。
「プリシラって…感じやすいんだね」
「い…や、そんな、恥ずかしいこと…言わない…で。
 ただ…気持ちが…良くて」
ハァハァと呂律が回らない、プリシラはぐったりと肩揺らし、ベッドに横たわる。
プリシラのえも言えぬ、淫猥な姿に喉を鳴らす。
限界であった。ギィの怒張は今にも唸りを上げ、ズボンの中で爆発しようとしていた。
ギィはそっとプリシラを仰向けに寝かせ、彼女に覆いかぶさるように見下ろす。

「プリシラ、俺はもう我慢できそうにない。 俺、プリシラと繋がりたい」
「はい、私…私も…ギィさんと結ばれたいです。
 だから私を…抱いて…ください」
と、プリシラが口元を緩ませる。
698ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:04:33 ID:6KpTsDLg

ギィはプリシラと結ばれるためにズボンを脱ぎ始める。
窮屈になったズボンの中では男根が今か今かと待ち構えている。
下着を脱ぎ終わる頃には男根はいち早く天を仰ぐように外に剥き出していた。
「!?」
プリシラは立派にしなるギィの男の証に一瞬身を強張らせ、一物を凝視する。
初めて見るそれの大きさに驚愕の色を隠せない。
ギィもまじまじと自分の分身を眺められては、何となく気まずい。
「プリシラ……いいかい?」
「ぁ…はい……お願いします、ギィさん」
と、プリシラは言うものの不安が残るのか、表情がぎこちない。
それもそのはず、プリシラの小柄な膣口に大きく張り詰めた肉棒を挿入させるのだ。
体内に異物を押し込むという恐怖は想像だにつかない、もうちょっと緊張を和らげる必要がある。
そう感じると、ギィは不安感を拭いうため不意に顔を近づけ、彼女の額にキスをした。
699ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:05:37 ID:6KpTsDLg
「ひゃっ!」

思わぬキスに身を跳ねらせるプリシラ。
そんな小動物のような仕草にギィは小さな笑みをこぼす。
プリシラはそんな小憎らしい笑みにむっと睨みつける。
「もう、ギィさんったら……」
機嫌を損ね、いじけた表情のプリシラにゴメンゴメンと謝るギィ。
そんな彼にプリシラはお返しとばかりに、不意にギィの頬に手を当て、ほんの一,二秒間唇を重ねる。
「!?」
プリシラの大胆な行動に意識が追いつかない。
一瞬キョトンと目をぱちくりさせるギィを見て、プリシラは勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
「んふふ、いやらしいギィさんにお返しです」
プリシラの誇らしげな笑顔。
今までに見せたこともない表情にギィは親しみと愛しさが混在する感情を覚えた。
やっぱりプリシラには勝てないな、と心の中で息を漏らす。
今のたわいもない会話で多少プリシラの緊張が緩くなったようで、
硬直していた体が柔らかくなったような気がした。ついでに自分自身の欲望を抑制できたようである。
ついにギィはプリシラに手を掛ける。
700ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:07:48 ID:6KpTsDLg
「やぁん…だ、め…恥ずかしい……」
ギィはプリシラの両足に手を掛け、股を広げると、そこにはプリシラの聖域ともいえる女性器が露になる。
恥ずかしい部分を晒され、羞恥心からプリシラは視線を外す。
蜜を含んだ淫裂はヒクヒクといやらしく愛液を垂らし、すでに受け入れる態勢が整っている。
「いくよ…」
ギィはプリシラの聖域に自分の怒張を宛がう。

「んんあ!」
ペニスを半分入れたところで狭い襞の膜が亀頭にぶつかる。
彼女が処女であることを証明する膜が行き当たると、その薄膜を破るように一気に腰を突き出す。
「んんんんっぅう…」
ペニスが膣内に完全に入り込む。その瞬間、二人は初めて結ばれ、繋がった。
彼女の中は人肌以上に熱い、初めて男を受け入れた膣穴はとても狭く、ぴっちりと襞が男根に吸い付く。
淫襞がうねるたび、全身に快楽の波が痺れとなって押し寄せる。
プリシラの処女膜が破られ、痛みで顔を歪ませる。
「はぅ……んっく、んん…ギィ…さん」
プリシラの苦痛を押し殺した声が漏れると、ギィは身体を密着させたまま動きを止める。
彼女の瞳は涙を滲ませ、ハアハアと吐息が肌にあたる。
「痛かった? 痛かったなら…」
「大丈夫です…ちょっと驚いただけです。
 気にしないで…続きをしてください」
「……分かった。続けるよ」
ギィは膣内に入れた怒張を動かす。
プリシラが痛まないようにゆっくりと奥を貫く。
701ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:09:12 ID:6KpTsDLg
「う、うう…ぁん」
緩やかな腰使いと共にプリシラは険しい吐息を漏らすが、お構い無しに腰を動かし続ける。
今まで感じたことのない最上級の快感が全身を支配する。
それがギィの思考を麻痺させる。
淫らに震える彼女を見るたびに。

彼女の全てが欲しくて、
彼女を独占したくて、
彼女を征服したくて。
ゆっくりだった腰使いが徐々にスピードを上げ、子宮を持ち上げるように何度も大きく突き上げる。

「いやんん…あん……ギィ…っさ…ん激し…す。もっ、と…や……さしく…壊れちゃいそ…」
苦痛を訴えるプリシラを無視する。もう何も聞こえない。
興奮が理性をぶっ壊す。脳内が快楽に溺れていく。
ギィは無我夢中にプリシラを貫き続ける。
いななくようにして充血の増した剛直が蜜肉でピックンと上下に揺らす。
一物に熱い塊が押し寄せてくる。
「っ……く。プリシラ、そろそろ俺…」
「んん……ギィさん…」
電流が走る。初めて味わう甘い疼きが脳内を突き抜け、思考が真っ白になる。
「ああ、あぁ、俺もう…イキそうだ」
意志とは無関係に腰を激しく打ちつけ、蜜壷に大量の白濁液をぶちまける。
「熱いよぉ…熱い…ぎ、ギィさん、ん…んん、やぁん」
ペニスをびくびくと震わせるたびに第一射、第二射と膣奥にスペルマを吐き出す。
身体の奥まで注ぎ込まれた精液。下腹部に感じる熱さに、プリシラは放心したまま身を震わせた。

702ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:12:10 ID:6KpTsDLg
ギィは一度射精したせいか、野性の本能が少しだけ治まる。
理性が戻ってくる。少しばかりやりすぎたようだ…。
処女であるプリシラに対して淫逸過ぎる行為にギィは反省する。

「ゴメン……やりすぎた。俺…初めてだから、我慢できなかった」
放心状態のプリシラはギィに「大丈夫です」と、弱弱しく微笑む。
膣内に広がるギィの残留を感じながらも歓びに満たされていた。
精液と破瓜による血と愛液が混ざり合う、膣内に留まりきれない淫猥な液体が、
コポといやらしい空気音と共に、プリシラの太腿を伝い落ちる。

ひどく目に毒な光景だ。
ギィの分身が再び反り起つのが分かる。
「ふぇ…ギィさんの…が、また大きくなっています…」
「え、その、溜まっていたっていうか…その、プリシラがあまりにも可愛いから。
 でも、今日はもう疲れているだろうから…気にしなくても」
「ギィさんが望むのでしたら…大丈夫です。
 だって…ギィさんが苦しそうなら力になりたいんです。
 だから…」
「本当にいいのか? プリシラがいいのなら…俺」
「はい、私、もっと……。ギィさんを…感じたいです。
 ですから、私にきてください…」
と、頬を朱色に染めながらギィの胸に寄り掛かるプリシラ。
そんな愛くるしい事を言われ、ギィの思考が愛しさで爆発しそうになる。
それに、プリシラのたわわな胸の感触が己の情欲を再び呼び起こすには、時間の問題であった。
703ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:14:05 ID:6KpTsDLg

ギィはそっと背中に手を回し、プリシラをベッドに寝かしつける。
そして、先ほどと同じように正常位の形になる。
「それじゃあ、いくよ」
「はい、私をギィさんので…いっぱいにしてください」
精液に満たされた秘壷にギィは熱く煮え滾る一物を押し込むと、
結合部から大量の精液が溢れだし、シーツを分泌液で湿らす。
あいかわらず、彼女の淫裂は精液を貪欲に搾り出そうと、ひだひだがきつく締め付ける。

「ふぁ……っ。ギィ…さん」
プリシラは再び股間に駆け抜けるギィの感触に喘ぎ声を漏らす。
閉じていた瞼は大きく見開くと、すぐに快感に酔いしれ、トロンと瞳に潤いがこもる。
「動かすね」
ギィがプリシラに動かす合図を送る。
そんな合図に応えるかのようにプリシラは両手を大きく広げ、ギィの首に手を回し、口を寄せ合う。
少女の朱唇が重なる。お互いに競うようにして舌を這わせ合うギィとプリシラ。
何も言うわけでもなくお互いに差し出した手を重ね、指同士を絡ませあう。
一体感が、結合した箇所だけではなく全身に広がり、二人を包み込む。
ギィは、腰を動かし、抽送を開始する。
704ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:16:11 ID:6KpTsDLg
「うぅんん……あ…ぁ、う」
身体の内側を抉られ脳天まで駆け登る電流に、少女は狼狽の声を上げる。
溢れんばかりの蜜が潤滑油の役割となって、肉棒がスムーズに挿入される。
「ぁあ、あぅん……やっん、ん、」
腰を打ち付けるたびに、プリシラは最初のときのような苦痛に歪むことなく、徐々に色を含んだ嬌声へと変化していく。
甲高い声が耳朶を震えさせる。
「ふぁ、ん、から…だ…熱くて…気持ちが……良すぎ、て、何も考…んら、あんん」
今にも蕩けそうな瞼で口をぽかんと半開きにして、よがり声を張り上げ、性の歓びを享受するプリシラ。
普段彼女からは想像の付かないほど、今では熱く燃えるかのよう貪欲に躯を求め、快感に酔いしれている。

そんな酷く淫靡な姿がこんなにも淫らに美しいなんて、考えもしなかった。
ギィは新たな側面から見えるプリシラに驚嘆しつつも、そんな淫らな姿を自分だけしか見せないことに喜びに似たものを感じた。
ギィは淫らなプリシラをもっと眺めたかったが、もうそろそろ我慢できそうになかった。
自分の分身が熱いものを吐き出したいと大きく脈動し悲鳴を上げていた。

「プリシラ…俺、もう出そう…」
「やぅ……。あん…出、して…私の中を……。ギィさんので…熱…く、してください」
プリシラに膣内に精液を放つべく、ギィは己の昂ぶりと共に打ち付けを加速させる。
それに合わせるようにギィはプリシラの赤く濡れた唇を塞ぎ、舌を注入する。
口を塞がれ、プリシラも無我夢中に舌を激しく絡ませ、唾液を交換し合う。
上の唇と下の唇を同時に攻められ、プリシラは快感に身を捩じらせる。
705ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:17:58 ID:6KpTsDLg
「んふう…、ぁぁ…あ、……ふぁふ、んん…ぁ」
白濁液が剛直の先端まで行き渡る。膣内が大きく締まるのがはっきりと理解できる。
その瞬間、全身に電流が流れ、射精のシグナルを鳴らす。
ギィは絡ませていた口を離す。

「うっく…出る…」
「ちゅっぱ…ふぁ、いい…い、いい…イクッ…イっちゃうッ…んんんあぁあぁあ」
一気に奥へと突き入れた瞬間、膣奥に二度目の精液注入を開始し始めた。
ギィのペニスがビクンビクンと痙攣するたびに己の種子を流し込む。
一度目の射精よりも長く、プリシラの奥にねっとりとした白濁液を埋め尽くす。
ギィは二度目の精液を抽入し終えると、繋がったままプリシラの柔らかい肢体に倒れ込む。

「はーーっ…ふうーーっ…あっ…ふっ…」
身体を密着させたまま吐息を漏らし合い、お互いに快感の余韻に浸るギィとプリシラ。
そのままの状態で数分休むと、お互いに声を交わすこともなく、二人は見つめ合う。
ギィの眼差しもプリシラも眼差しも『まだ足りない』と訴えかけていた。

二人は唇を重ね合わせると、再びお互いの躯を求め、貪り合った。
我を失うほどの快楽の波は二人を虜にした。
脱力感の抜けない内に時を忘れるほど何度も、そう何度も求め合った。
精神と肉体の昂ぶりを感じあった。

二人の行為はまるでそれはお互いの魂を共有させる儀式のようであった。
いや…二つに別れていた魂が、一つに戻ろうと、再び融合させる行為といったほうが正しいかもしれない。
それほどまでにギィとプリシラは身体を共有し合ったのだ。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
706ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:20:03 ID:6KpTsDLg

ギィは薄い毛布に包まり、プリシラの髪を優しく撫でていた。
手で柔らかい髪を梳くたびに柔らかい香りが漂い、鼻腔をくすぐる。
会話を交わすことなく、腕を枕にして胸板に寄りかかるプリシラ。
肌の温もりを逃がさないよう、毛布に包まり、お互いに肌を感じあっていた。
そんな甘い沈黙の中、プリシラはギィの瞳を見つめ、口を開く。

「ギィさん……私、とっても嬉しいの」
ギィは視線の感じた場所を振り向く。
「ん、どうしてだい?」
そこには優しく微笑むプリシラがいた。潤んだ瞳から幸福に満ちたものをひしひしと伝わる。
「大好きなギィさんと…こうして結ばれ、肌の温かみを感じることが出来るからです」
「ああ、俺もさ。俺も大好きな子とこうして寄り添え合えるんだから…」
肩を抱き寄せ、ギュッとひときわ胸に近づける。
「きゃっ」と小さな悲鳴をあげ、頬を赤く染めるプリシラ。
「可愛いな、プリシラは…」
顔を紅潮させるプリシラにギィは頬を緩ませる。
あれほど激しく愛し合ったのにかかわらず、初々しい反応を見せたことで、素直な感想を漏らす。
プリシラは「もう」と頬を膨らませ子どものように視線を外す。
707ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:21:18 ID:6KpTsDLg

そして、もう一度ギィの肌の温度を確かめるように、胸に頬を当てる。
「やっぱり温かいです…ギィさんの胸…安心できます」
「そうかな。俺の胸ってそんなにいいものなの?」
「はい、とっても…」
ギィはよく分かんねえや、と息を漏らした。
そんな、たわいない時間を共有している。
と、プリシラは突然微笑み出し、感慨深く言葉を紡ぎ出す。
「ふふふ、ギィさん。私…変なこと言いますから、聞いてくれますか?」
「へえ、プリシラにしちゃ珍しいね。いいよ」
「うふふ、あまりに今日のことが突拍子なので…なんだか現実味が湧かないのです。
 今こうして、ギィさんと一緒にいることが幸せすぎて……。

なんだか――――夢の中にいるようで…」
「ははは、俺もそう思っちまうな。
 まるでプリシラと一緒にいられることが―――――」
ギィは言葉を紡ぎ出す。

「――――夢のようだな」
708ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:22:53 ID:6KpTsDLg
と、口に出した瞬間、世界が反転した。

「『夢』だと…」

ギィの脳内に鳴りを潜めていた黒い影が囁きかける。
血の気が引くのが分かる。
「……? どうかしましたか、ギィさん? 気分が優れないようですが…」
プリシラはギィの変化に気が付き問いかける。
「いや……何でもないよ。ちょっと考え事」
「そうですか? ギィさんがそうおっしゃるなら安心ですが……。
 何か悩み事でもあれば…私はいつでもギィさんの力になります。
 だから、気軽に言ってください」
「……ありがとう、プリシラ。俺は大丈夫だよ…気になったことがあっただけさ…」
ギィはいつものように明るく振舞う。

プリシラはそんなギィの態度に怪訝さを感じながらも、数分も経たない内にギィの腕の中で眠りに落ちていた。
プリシラの穏やかな寝顔を見るとギィは切なく、顔を歪ませ、最後に小さく呟いた。

「取り返しの付かない……ね」
と、とても悲しい表情を浮かべ、彼女を覗き込んだ。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

709ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:24:44 ID:6KpTsDLg

そうだ。
これは夢だったのだ。
水一つもない荒野の中に放り込まれた旅人が見た夢。
現実があまりに厳しくて、どうしようもなくて、求めたオアシス。
それは旅人が見た幻であった。
その蜃気楼の中で俺はただ踊り狂っていただけなんだ。
ただ俺は現実から目を背け、逃避していただけなんだ。
俺たちがいくら愛し合い、求め合おうとも、待ち構えているのは不幸でしかない。
幸せというオアシスを求め、先に進んでも、そこにあるものは幻想でしかない。
俺達には超えることのできない、問題が、現実が、立ちはだかっているんだ。

彼女と俺には 『身分』 という名の壁が高々に聳え立っているのだ。

710ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:27:36 ID:6KpTsDLg

それは、絶対に覆すことの出来ない不落の要塞。
俺はサカの人間で、彼女はエトルリアの貴族のご令嬢だ。
身分も異なっていれば、民族も違う。
文化も、習慣も宗教もほとんどが異なっている。
俺たちが結ばれれば、確実に不幸になってしまうだろう。
どんなに俺が彼女を愛しようが、
どんなに彼女が俺を愛しようが、
幸せは訪れない。永遠に。
彼女の優しい微笑を奪ってしまうだろう。
俺と一緒にいても幸福は訪れはしないだろう。
俺には彼女を幸せにするほど、力、がない。
無力なんだ。

だから、俺は何も言わず、彼女の目の前に消えるべきだったのだ。
彼女が俺を忘れてくれるようにいなくなるべきなんだ。
彼女が俺を忘れて、幸せへと進めるよう、消え去る。
これが最善の手段である。

711ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:29:06 ID:6KpTsDLg
彼女は俺がいなくなって悲しむだろう。
でも、彼女は強い。こんな俺よりもずっと…。
俺がいなくとも悲しみを乗り越え、やっていけるだろう。

ギィは腕に寝ているプリシラをそっと枕に入れ替えると、彼女を起こさないように服に着替える。
朝日が出ない内にギィは旅の身支度を済ませる。
出会うべきではなかった。どうせ俺たちの進むべき方向は違うんだ、
一緒にいれば遅かれ早かれ俺たちは離れ離れになるんだ。
飛ぶ鳥は跡を残さず、そう、心に言い聞かせ、愛する者に目を向ける。

ベッドの中にすやすやと寝息を立てているプリシラ。その表情はとても穏やかであった。
傍目から見ていても幸福感に包まれているようで、見ていて辛かった。
身分という障害さえなければ…俺は彼女を……。
ギィは毛布に包まっているプリシラに近付き、切ない表情で頬を撫でる。

「んっ…ギィ……だ…ぃ好き…」
と、寝返りをうって、少女は聞こえるか聞こえないか、小さな声でボソッと愛しい人の名を囁いた。

712ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:29:50 ID:6KpTsDLg
「くっ…」
それを聞いたギィは声を押し殺し、拳を握りしめ、彼女の名前を叫ぶ衝動を押しとどめた。
今すぐにも彼女を抱きしめ、どこか遠くへ連れて行きたい衝動に駆られた。
だが、『現実』という理性がそれを押さえつけ、踏み留まらせる。

そして、重々しく踵を返すと、
「さよなら、プリシラ」
愛していた人の名を呟く。そして、それを最後に部屋を跡にした。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
713ギィ×プリシラ:2008/05/16(金) 21:30:46 ID:6KpTsDLg

宿舎を出ると、夜風がひんやりと顔に当たり、気持ちが引き締められる。
ギィは夜空を見上げる。
月の傾きから丑の刻だと、判断すると目的もなく、ただ離れるために足を進めた。
その途中、笑い声や雑音が耳朶を揺らす。勝利の宴はまだ続いているようで灯りが零れている。
ギィはその灯りから遠ざかるように宛ても無い道中を急いだ。

そのときである。背を向け、二、三歩進んだところでギィを呼び止める声が聞こえる。
「何処に行くんだ、宴はまだ終わってねえぞ。
 それに、挨拶もなしに去っていくとは薄情になったもんだな…ギィ」
質素な服装にマントを羽織らせ、腕を組んだ男が威風堂々といた。
そいつはギィにとって最も顔見知りである男。
「……マシュー」
後ろを振り向くと、そこには壁にもたれ掛かり、不適に笑うマシューの姿があった。
714牛歩戦術 ◆nr5KirhqzY :2008/05/16(金) 21:35:33 ID:6KpTsDLg
今日のところはこれで終わりです。
現時点で問題ありましたら、ご指摘ください

明日で最後の投下になります。
時刻は21時ごろに投下の予定です。

ではまた明日
715名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 21:42:39 ID:/rTm0Oh1
乙。切ない…
716名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 23:29:55 ID:PKqddj+F
>>714
待ってるよー
717名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 00:35:03 ID:CnXjCmHw
一人称と三人称がごっちゃになってないか?
718名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 02:23:28 ID:WXYUXSfa
ルネス兄妹の濃厚なからみまだー???
719名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 03:36:03 ID:8pIcYCXE
エフラムがエイリークをレイプして妊娠させるSSは考えてるけどうまく文章にならんなぁ
720人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/05/17(土) 03:53:34 ID:/bctFdzL
ヴァルターのモノを入れられて血が出るエイリーク
ゼトのモノを入れられてちーが出るエイリーク
721名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:04:26 ID:Mds1cs3r
エロパロなんて日本語としておかしくなければいいと最近気付いた
そりゃ俺だって文章の体裁は気にするが
722牛歩戦術 ◆nr5KirhqzY :2008/05/18(日) 23:26:39 ID:zxg+j8E8
忙しかったことと急遽SS展開を変えたことで遅れ
約束の期日に投下できなかったこと、
その間に他の書き手に投下しずらくしてしまったことを
深くお詫びいたします。

これで最後の投下になります。
723ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:30:04 ID:zxg+j8E8

ギィは顔を歪ませ、マシューに顔を向ける。
そんなギィにマシューは相変わらず俺を小ばかにしたような口ぶりで語りかけてくる。
「辛気くせえ顔すんなよ。お前らしくねぇ」
今日ほど会いたくない奴に会ったなとギィは押し黙る。
「だんまりか……。まあ、いいや、ギィ、ちょっとこの俺とつきあえや、近くにいい店を知ってるんだ。
 そこで飲み直さないか?」
マシューはそう言うと、遠く離れた向かい側の酒場を親指で指差す。

「いや、俺は……遠慮するよ」
気分が乗らない。今すぐにでもこの場所から離れたいのに。
だが、マシューはそんなことお構いなしに約束を取り付けてくる。
空気を読んでもらいたい。
「もう今夜で最後なんだ。最後ぐらいしっぽりと飲もうぜ」
「だから、俺は……」
ギィの断りを遮り、ぽつんと一言。
「メシの借りは後三つ残っているんだよな。証文にはこう書いてあるぜ。
 このひもじく飢えたギィはマシュー様に多大なご恩があり、肉一切れにつき、
 何でも言うことを聞きます、と」
マシューは戯曲を演じるように身振り手振り、懐から取り出した証文を顔の前にちらつかせた。
「うぐ、それでも駄目だ」
「ふーん、サカ族の戦士は恩義を破るような部族なんだ。恩をあだで返すような民なんだ。
 サカ族の誇りってそんなもんだったんだな。あーあ、失望しちまったぜ」
大げさに両手を曲げ、心底がっかりした口調で皮肉る。
マシューのずるい言い方にギィは歯を食いしばり睨みつける。
そんな言い方をすれば断れ切れない。
「卑怯者」
「へ、褒め言葉として受け取っておくぜ。
 それに一時間ぐらいだ……急ぐならそれからでいいだろ」
ギィはしぶしぶマシューの用件に承諾すると、マシューに連れられ、指定された酒場に向かう。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
724ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:32:44 ID:zxg+j8E8

連れられた酒場はぼろぼろに薄汚れた木造で、
今日の宴の会場よりもツーランクも下がる大衆向けの酒場であった。
しかし、そんな内装の割に商売は繁盛しているようで、テーブルは多種多様の人々で埋め尽くされていた。
歓喜の声が飛び交う雑踏の中を掻き分け、一番奥のテーブルを陣取る。

「今日は俺の奢りだ」
マシューは今にも壊れそう椅子に座ると、すぐに注文を取りに来た女給にエールと適当なつまみを頼んだ。
ギィは胃が重くなるなと思いつつ、流されるままマシューの言う通りに身を任せた。
マシュー本人とは言うと、酒は飲まないようでミルクを頼んでいた。
すぐにジョッキになみなみと注がれたエールとカップ一杯のミルク、
と三切れパンが運ばれ、遅れてチキンのハーブ焼が届けられる。
ギィはエールを少し口につける。
エールは精製が低いのか匂いがきつく、お世辞にも美味いといえない。
だが、チキンのハーブ焼はかなり絶品で美味かった。

マシューはここのチキンのハーブ焼は天下一品だと大いに盛り上がり、一人で、はしゃいでいる。
そんな一人盛り上るマシューを尻目にギィは一気にエールを飲み干し、
怪訝な態度でここに連れてきた真意を尋ねる。

「で、一体何の用なんだ? あんたの世間話に付き合うほど俺は暇じゃないんだ。
 用がないなら帰らせてもらうぞ。俺は今夜中にもここを発―――」
「―――プリシラだったかな。お前が惚れている娘」
ギィは一瞬表情を曇らせ、眉間に皺を寄せ、睨みつける。
725ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:34:55 ID:zxg+j8E8
「どうして…知ってる?」
「おいおい、相変わらず純粋とやら素直とやら……ちょっと吹っかけてみただけそれかよ。
 そこまでくると馬鹿の域だぞ」
「……で何時からだ?」
馬鹿にされ、気分を悪くするギィ。
「そんなに怒るなよ。俺の情報網をなめちゃあ困る。
 お前があの娘に夢中なのはとっく前から知っているぜ。
 まあ、簡単な種明かしをするとお前ほど態度が顔に出る奴は珍しいぜ。
 お前の親しい奴なら何となく感づいていたんじゃないかな。
 だけど、女に疎いお前のことだ。あまり、仲は進展していないと踏んでいたんだが……。
 まさかあそこまで進んでいるとは……驚いたよ」
ギィは青ざめる。マシューの口ぶりからあることが予想される。
まさか…こいつ…。
「まさか…あんた…」
「そのまさかだ。お前ら、熱烈に抱き合って、そのうえ熱い口づけまでしていたじゃないか。
 お前があそこまでやるなんてな……。
なんか初々しくて、見ていた俺が恥ずかしくなったよ」
ギィは顔を真っ赤にさせ、頭をかかえ、自己嫌悪に陥る。
まさか全部見られていたとは、よりによって全く頭があがらないこいつに…。

からかい甲斐あるなあ、と面白いように反応するギィを見て、腹を抱えて笑うマシュー。
馬鹿笑いするマシューを睨むが、弱ったギィの眼力では、
怯むどころか素直じゃない子どものようで、ますます笑いが増すばかりであった。
苦悶するギィを一頻り堪能すると、マシューは不意に真剣な表情に変え、眼孔を尖らせる。
726ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:36:15 ID:zxg+j8E8
「で……お前はそれでいいのか?」
テーブル下に頭を潜らせていた、ギィは突如のマシューの変化に顔をあげ、見据える。
飄々としたマシューの姿はなく、いつにもなく真剣な彼の姿があった。
「何のことだ?」
訳の分からないことを言い出す、緩んだ気持ちを引き締め、問い返す。
「けっ、分かっていやがるくせに……」
「だから何のことだ!?」
口調を荒げる。
「へ、何なら言ってやろうか。
 何故、彼女に何も言わず出て行く?」
核心を付く言葉を突きつけられ、ギィは一度言葉を失うが、すぐに気を立て直し、言葉を返す。
「ぐ……どうして、あんたがそのことを知っているんだ」
「お前のすかした態度から、そんなことだろうと思っただけだ。
 ……どうして何も言わず出て行く? 惚れている娘だろ?」
ギィは一瞬視線を落とし、影を残すが、すぐに表情を元に戻し視線を交差させる。
「あんたには関係ない話だ」
「確かに俺には関係ないことだ。でも、無理にでも聞かせてもらうぞ。
 貸しは後二つ残っている。お前に選択権はない。
 さあ、話な」
「ぐぐ……悪魔め」
忌々しい眼つきでマシューに吐き捨て、嫌々ながらも事の経緯を語り出す。

727ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:38:36 ID:zxg+j8E8
プリシラとの出会い。
そこに生まれた淡い想い。
あるときを境に気付いてしまった恋愛感情。
それと同時に忍び寄る現実。
蠢く悪魔から距離を置く自分。
そして、抑え切れなくなった本能。

ギィは手短ながらも詳しく詳細を語った。
「――――だからさ。しかたなかったんだ。
 俺とプリシラは一緒に居られないんだ。
 俺といれば彼女は不幸になるんだ。どうしようもないことなんだ……。
 だから俺が黙って去ることが……俺にとっても彼女にとっても最善なんだ」
ギィは悔しそうに拳を握り締める。
どうしてこんなことになったんだろうか?
俺はただプリシラと一緒にいたいだけなのに。
だが、現実はそれを許さないのだ。
ギィの告白を静かに聞き届けていた、
マシューは悲壮感に駆られているギィを見据え、静かに口を開く。
「……悲しい話だな」
「…ああ」
マシューの同情の一言に弱弱しく頷くギィ。
だが、己の不幸を嘆くギィにマシューは語気を強める。
「ちげえよ。
 お前じゃねぇ、彼女ことだ」
「えっ!?」
「彼女のために去るだと…考えただと…。
 そんなこと…純粋さを通り越して、とんだ大馬鹿野郎だな、お前」
マシューの突然の変貌に愕然となるギィ。
しかし、マシューはそれを無視して話を続ける。
728ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:40:44 ID:zxg+j8E8
「お前は彼女のことなんざぁ、何も考えちゃいねえし、分かっちゃいねえ。
 本当に彼女のことを考えたか? 黙っていなくなれば彼女が悲しむことを考えたか?
 いや、考えていねえ。お前はただ恐れたんだ。
 彼女を見ることもせず、目を背け、逃げ出したんだ」
気を戻したギィはすかさず反論する。
「……違う。俺は考えていたさ。俺がいなくなればプリシラが悲しむことぐらい」
「違わねえよ。お前は自分が傷つくのを恐れた……ただの臆病者なんだ」
黙れ。
「でも、俺は…俺は…ただプリシラの幸せを願って」
「幸せを願ってだと…テメェは何もわかってねぇ。
大切な人を…愛する人を…突然失う悲しみを何一つ分かっていない」
黙れ。黙れ。
「そんなことはないさ……プリシラは強い。俺がいなくともやっていける」
「馬鹿が……お前は分かってねえよ。大切な人を失ったらなあ。
 ……強さなんてもんは関係ねぇのさ。
 半身を削られるような…心を抉り取られるような…喪失感。
 行き場の無い悲しみが自分を責めたてるんだ……。
 考えたのかこの気持ちを……こんな理不尽な悲しみが彼女を責めたてるんだ」
黙れ。黙れ。黙れ。
「……あんたに何が分かるって言うんだ。この俺の気持ちが……。
 俺だってな、辛いんだ……好きでこんなことしたくなかった」
「ああ、俺には、お前のこと何ざ、一切分からないさ。
 だがな、彼女が悲しむことだけは分かる。
お前の身勝手な考えで悲しむ姿が手に取るように分かるぜ」
黙れ。黙れ。黙れ。黙れ。
「お前は踏ん切りがついているからいいだろうが、彼女はどうなる?
 突然お前がいなくなれば……」
黙れ。黙れ。黙れ。黙れ。黙れ―――
729ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:42:19 ID:zxg+j8E8
お前に何が分かるって言うんだ。所詮は口だけじゃないか。
俺の苦渋の選択の辛さが。
夢と現実の葛藤がどんなに心を乱されるか。
俺の立場がどんな辛いか。
大切なプリシラを諦めなければならないことが……。
俺にとってどんなに辛いか。

―――お前に何が分かるって言うんだ!!!

「黙れぇえええ!!!」
ギィは腹の底から怒号をあげ、言葉を遮る。
腰に携えていた刀に手を掛け、そのまま一閃。

言葉の弾幕が飛び交う酒場に時が止まったかのような静寂が広がる。
消えることのないと思われていた騒々しさは鳴りを潜め、空間はギィとマシューのものへと変化する。
剣を居抜くギィに周囲から戸惑いと冷たい視線が注がれる。
突然のことで困惑している女給、酒を酌み交わし一日の疲れを癒していたお客たちの目がギィに向けられる。

ギィはマシューの首元に長く伸びた刀身を突きつけていた。
そんな彼をマシューは動じることもなく、冷静に瞳を見据えていた。
二人はその状態のまま、静かに視線を交差させていた。
しばしの沈黙が続くが、マシューが口を開くことですぐに破られる。
730ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:43:30 ID:zxg+j8E8
「それが、お前の答えか……」
「ああ、そうだ…もう決めたことなんだ」
「……そうか」
と言うと、ほんの一瞬、マシューは視線を降ろし、目を閉じる。
その仕草には一瞬悲しさと切なさが籠められている…そんな気がした。
ギィは刀を離し、鞘に戻す。
「ごめん」
ばつが悪そうに視線を下ろす。
マシューはいつもどおりの口調で「気にするな」と言いすぎたことに謝った。

「やっぱり、お前は才能があるわ。その気になれば俺はここで首を切り落とされていたかもしれなかった」
マシューは嬉しそうに語り出す。
それもそのはず常に周り警戒するのが、日常となっているマシューの職業柄。
どんな場所でも、常に警戒を怠れない諜報員である自分。
初めて出会ったときは未熟な剣士だった男がいつの間にか自分を超えていた。
自分に見切ること出来ないほど素早い刃を繰り出したことは素直に嬉しかった。

「あんたが俺を褒めるなんて珍しいな……」
ギィはマシューに褒められ、恥ずかしながら頭を掻く。
いつも自分を小ばかにしていた奴が褒め言葉を送るなんて、ギィは歯痒くなった。
マシューは他に何か食うかと勧めるが、ギィは荷物をまとめ、踵を返す。
夜が明ける前に町から出なければならないのだ。
731ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:44:36 ID:zxg+j8E8
「で、もう行くのか?」
「ああ」
「そうか……本当に彼女に会っていかねえのか?
 お前らはもっと話し合うべきだ。
 さもないと後悔する事に……なるぞ」
「その忠告は俺に残った貸しか?」
「いや……貸しは俺に一矢報いた時点で無くなったよ。
 ……本当は貸しを使ってでもお前を止めたいさ。
 けど、約束しただろ? 勝負に勝ったら、あのときの借りはでチャラだってな…」
ギィは目を閉じ、一瞬だけマシューとの出会いの記憶を思い出した。
あのときはマシューがいなければ飢えて死んでいたかもしれなかった。
感謝しきれないほど、こいつには恩がある。
けど…
「だったら、どうしてそこまで俺につっかかるんだ?」
「へっ、愚問だな。そんなの簡単だろ……」
マシューは息を大きく吸い込み少し間を置いて。
732ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:46:32 ID:zxg+j8E8
「―――友人としてだ、ギィ」
真っ直ぐに見据えた。
「友…として」
言葉を失う。
「最後に、もう一度友人として言うぞ…。
 お前の本心はどうなんだ? 本当にこのままでいいのか?」

ギィの心が揺らいだ。
俺は間違っていたのではないかと、選択は真実ではないと。
だが、俺は――――
「……もう決めたことだから」
ギィは思い留まった。
マシューに背を向ける、背中が全てを物語っていた。
揺るぐことの無い決意だと。
「何を言っても無駄のようだな……」
「………」
ギィは黙ったまま出口へと歩を進める。
「お前の夢、叶うといいな」
不意にマシューは声を大きく上げる。
「サカ一の剣士になるんだろ」
「……」
「お前なら絶対になれるさ」
「…」
「いつでも応援しているぞ、ギィ」

突如背を向けていたギィは後ろを振り向く。
「マシュー!」
その顔は、
「そんな顔すんじゃねえよ、お前らしくねえ」
涙ぐんでいた。
733ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:48:19 ID:zxg+j8E8
「ありがとう、マシュー。あんたに会えて本当に良かった」
「ああ、俺もだ、楽しかったぜ、ギィ。お前をからかえなくなって寂しくなるぜ」
「へっ、俺もあんたの詰まらない面を拝めるのは寂しくなるぜ。この悪魔め…」
「けっ、最後まで言うねえ。俺は悪魔なんかじゃねえよ…」
マシューはギィの目を真っ直ぐに見据え言い放つ。

「俺たちは友達だろ」
「ああ、そうだな、友達だ」

ギィは背を向け歩き出す。
「またな、友よ。もう会うことはないだろうけど」
「またな。……それと、美味かったぜ。
 ここのチキンのハーブ焼、あんたの言うとおり天下一品の美味さだった」
「だろ…またここに来ることになったら……この店に来るといい。
 なんせ味にうるさい、俺、御用達の店だからな」
ギィは出入り口の扉に手を掛け、外に出ようとしている。
「ああ、じゃあな、マシュー」
「じゃあな、ギィ」
734ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:51:51 ID:zxg+j8E8
最後の別れを告げ、闇に紛れるように遠く去っていくギィ。
二人は感じ取っていた。もう俺たちは会うことはないと、心の奥底から感じ取っていた。
マシューはそんなギィの背中を名残惜しそうに眺めると、女給に新しい飲み物とチーズを注文する。
運ばれたチーズを頬張りながら、マシューは先ほど去った少年のことを思う。

最初は世間知らずで甘ったるい志の持ち主、
良く言えば純粋で真っ直ぐな精神のギィが戦いを経て、一回りも二回りも成長した。
夢に向かって走り続け、日々成長していた彼を見ていて、素直に嬉しかった。

だが、本当にこれで良かったのであろうか?
俺は無理でもギィを押し止めるべきだったのだろうか?
いや、考えても無駄だ。これは、奴の決めたことだ。
俺には関係ない。
でも、
「お前は分かっちゃいねぇよ、ギィ」

大切な人失う悲しみがどんなに身を耐えがたい痛みなのか。
お前は一片も理解しちゃいねえ。
どんなに覚悟を決めようが、分かり切っていようが。
心に深い傷を残す。
ある者は自分を責めたて、自虐的に嘆き苦しむ。
ある者は他人を責めたて、攻撃的に全てを恨む。
ある者は思考を停止させ、傷口を知らず内に深める。
強い人間であろうが屈強の戦士であろうが何かしら影を落とすんだ。
最愛の人を失うと、人間は弱くなっちまうんだ。
735ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:52:24 ID:zxg+j8E8

「この俺のようにな……」

マシューは深くため息をつき、どこにも焦点を定めず、心を巡らす。
本当にこれで良かっただろうか?
無理にでも止めるべきだったのだろうか?

「レイラ……」
マシューは最愛の女性であるの名を口ずさむ。

いや―――だったのかもしれない。
彼女はもうこの世にはいないのだから。

「俺は……選択を誤ったかな?」


――――
――――――
――――――――
736ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:54:15 ID:zxg+j8E8
長い思い出の旅に浸っていたギィは毛布に包まり、過去ことを振り切り、空を見上げる。

あの出来事から、三日が経過していた。
彼女との別れはとても辛いことだったが、過去のことで足踏みしている暇なんてない。
剣の修行に専念することや当面の食料や金銭面でのことで忙しい。
現実は厳しい。色々面倒なことがたくさんある。
俺の進む道は遥か彼方にあるのだ、俺は前を進み続けなくていけない。
俺は立ち止まることはできない。
プリシラのことで迷っている暇はないんだ。

風のようにずっとずっと走り続けなければならないんだ。
目標に向かってずっと…それが俺の夢だから。

「プリシラ……」
でも、あとほんの少しだけ彼女を想ってもいいだろう。
もう逢えることはないのだ。
あれだけ俺たちは想い合っていたのに、俺は彼女のことをあまり知らない。
俺は彼女のことはエトルリア地方の貴族令嬢ぐらいとしか知らない。
お互いに惹かれあっていたのが、皮肉に感じる。

今宵は星の綺麗な夜だ。
雲ひとつ無く、澄んだ夜空に月が映える。
彼女も同じ月を見ているだろうか?
今にも星が降り注ぎそうな空を眺め、プリシラの幸せを祈る。
一面に星が散りばめられた空には、幸せに暮らすプリシラの姿が、うっすらと映ったような気がした。
その表情はいつも自分に見せていた輝かしいばかりの優しい笑顔だった。

737ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:55:39 ID:zxg+j8E8
 
        ある姫君の物語
―――A certain princess's of the tale―――


私は見惚れていた。
草原を駆ける青年の姿が目を当てるのが勿体ぐらいほど輝いていたから。
踏みしめた青草が風に運ばれ舞い上がる。自由に野を駆け回る彼の姿が私の心をなぜか揺さぶる。
汗にまみれながらも、剣を振るう勇ましい姿が未知なる感覚を呼び起こす。
初めて彼を見たとき、私にはその新たに生まれた感情が何ものなのか、分からなかった。
駆ける青年は私の持っていないものを持っている、それだけは無意識に感じ取っていた。
「あっ」
山賊との戦いで青年がケガをしたのが、目に映った。
私は胸から込み上げるものを感じ、無意識に駆け出した。
愛馬の疾駆に身体を揺られ、かすり傷を負った青年に駆け寄る。
「あの、待ってください」
「!?」
後ろを振り向いた青年は少々戸惑いながらも真っ直ぐに私を見据えた。
真っ直ぐに向けられている瞳に一瞬だけ引き込まれそうになる。
私の視界にぼやけていた青年の姿が鮮明に焼き付けられる。
サカ族特有の翠色の毛髪。その髪女性のように長く、三つ編みに結っている。
頭にバンダナを巻き、身をまとっているのは草原の色によく映えそうな蒼いチェニック。
白いズボンが上着の蒼さをより引き立たせている。
青年の右頬から、血が滴り落ちている。
ちょっとした擦り傷であるが、私は彼の頬に触れ、そっと手当てをした。
澄んだ蒼い目がとても印象的であった、鋭い意志がひしひしと伝わり、
その瞳に見つめられると、どうしてか頬が熱くなるのが分かった。
738ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:56:36 ID:zxg+j8E8
手当てを終えると、私は紅くなった頬を悟られたくなかったので名も知らぬ青年から急いで離れた。
変な女だと思われるだろう。でも、感じたことない熱さを溢れ出る。
胸がどきどきする。今までに感じたことのない鼓動を感じる。

初めて体験する不思議な感覚に戸惑いを覚えていると、
マントを羽織った青年が心配そうに近づいてくる。
その青年は私が旅のお供として雇い入れたエルクであった。
「プリシラ様、どうかなさいましたか?」
「えっ」
紫色の髪を揺らし、青年は鮮やかな紫色の瞳を投げかける。
「ここはまだ戦場です。ぼうっとしていては危険です。
 プリシラ様に何かあれば、僕はいてもたってもいられません」
「ありがとう、エルク。私は大丈夫です」
回らなかった思考が動き始める。
今日の私は少し変だ。あの青年の顔が頭から離れない。
私は戸惑いを感じながらもこんなに胸が熱くなったのは初めてであった。
幼いときに大好きな兄様の側にいると、こんな感覚を覚えていたが、この時ばかりは少し違っていた。
兄様の側はなんと言うべきか胸を包む温かさみたいなものを感じていたと思う。
でも、彼からは身体全体を包む温かさみたいな感覚を覚える。
それはとても心地よいものであった。
739ギィ×プリシラ:2008/05/18(日) 23:58:12 ID:zxg+j8E8

不思議な感覚を私に与えた青年との邂逅から幾星霜の月日が流れる。
青年の名はギィ。サカ出身の傭兵で、剣の修行がてらエリウッド様に雇われている。
簡単に彼の詳細を語るとこんな風に説明できる。
でも、それ以上に私は彼に対して深いものを感じていた。
今では彼との関係は以前よりも深いものになっていた。
私が落馬しそうになったとき、彼が私の目の前に現れ、間一髪のところで助けてくれたときから。
私たちは打ち解けあい、二人でいる時間を増やしていった。

私の心は彼のことで満たされていた。
初めて出会ったときよりも、彼は心の中に侵入してきた。
そして、少しずつと私は気付き出す。
これは恋なのだと……。
何かのきっかけがあるとか、そう言うものはない。
ただ、時の流れを実感するように、少しずつと彼の魅力に惹かれていったのだ。
むしろ、憧れに近いかもしれない。
私にとって彼のイメージを一言で表すなら。
『風』
私は風のように駆ける彼の姿を眺めるのが一番大好きだ。
夢に向かって、生き生きしている彼を見るたびに自分の事のように心が躍った。
誇らしく、輝いている彼の姿は私を胸の奥底から癒しの風で包んだ。

私は夢見ていた。彼と共に在りたいと願う日々。
いつまでも一緒に居られたらどんなにいいか…。
私はどんな生涯が立ち阻もうとも、彼と共に生涯を歩みたいと強く願っていた。
私の奥底に眠る魂が訴えかけるのだ。
彼と結ばれることがどんなに素晴らしいことで幸せなことであると。

真実は目の前にあると。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
740ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:00:19 ID:zxg+j8E8

町の広場。
その中で少女と二人の男が今宵の別れを見送るべく、向き合っていた。
少女の後ろの遠い彼方から歓声と灯りが混ざり合って漏れだす。
眠ることのない勝利の宴を途中にして、少女は町の外まで二人の男性を見送っていた。

「兄様……もう行かれるのですね」
少女は物悲しく翠の瞳を光らせ、深紅の髪を靡かせる男を見据える。
「ああ、俺たち傭兵は戦が終われば、また次の戦を探しに戦場に戻る。
 それが、俺たち傭兵の生き方だ。わかってくれ…プリシラ」
プリシラと呼ばれた少女は切ない表情で答える。
「それにしても……今日ぐらいはゆっくりしていいのでは…」
「すまないな、プリシラ。俺はもうレイモンドを捨てた身……。
 顔見知りがいる場で長居するわけにはいかない…」
「でも…兄様…」
「はは、そんな顔するな、プリシラ。
 最後ぐらい…笑顔で見送ってくれよ」
プリシラはとても納得のいかない顔で笑うレイヴァンの目を覗き込む。
今宵で最後、血の繋がった兄と最後のお別れになるかもしれないからだ。
そう、やすやすと表情を変えることはできない。
「兄様…今ならまだ間に合います。
 叔父様に頼んで…以前とのようにはならないですが…。
 今よりも…環境は良くなります。だから……」
741ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:01:59 ID:zxg+j8E8
レイヴァンはプリシラが言い切る前に言葉を遮る。
「プリシラ、お前は昔から変わらず強情な奴だったな。
 今のように、自分の意志を曲げず、己の意志で突き進むそんな性格だった」
「兄様、何を…突然…」
突然昔話され、戸惑いから顔を熱くさせる。
「そして、何かあるたびに俺に泣きついては離れなかった」
「それは…その…昔のことですので、今では…」
「それ以外にも…寂しがり屋に、甘えんぼ。
 それに最近気づいたんだが、意外なほど嫉妬深い。
 これは直しておいたほうがいいぞ。
 男はあんまり独占欲が強いと逃げて行ってしまうからな。
 兄として忠告しておく」
「一体!? 何を言うのですか?」
過去の行いを掘り出され、羞恥に身を大きく揺らすプリシラ。
でも、そんなことを無視するかのようにレイヴァンはしみじみと思い出を語る。
「ははは、プリシラことは、よく知っている。
 俺がいなくなって、お前が深く悲しむこともよく知っている」
「だったら……どうしてですか?」
レイヴァンは赤い瞳を輝かせ、プリシラの瞳の奥まで覗き込む。
それは、強い信念が真っ直ぐに込められた瞳。
742ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:04:10 ID:zxg+j8E8
「前にも言ったと思うが…。
 俺は…コンウォル家を滅亡させたオスティア家に、俺は復讐するつもりだった。
 レイモンドの名を捨て、レイヴァンを名乗ってから、俺はそのことだけを考えて生きてきた。
 だけどな、そんなことは全く無意味なことだった。ただの一方的な逆恨みでしかなかったよ。
 そして、そんな意味のないことに気が付いた時、俺は悟ったんだ。
 俺には何もなかったと…コンウェル家でいたときから、何もなかったと。
 財産を失った時に気付くべきだった。俺は何も目指すこともなく惰性に生きていたんだと。
 全てを失ったことで…空っぽの自分をオスティア家にぶつけていた…ただの愚か者だった」
ふつふつと己の不甲斐無さを語るレイヴァンにプリシラは声を張り上げる。
「違います! 兄様は立派です。兄様は我侭な私に…優しく接してくれました。
 だから、自分のことを悪くおっしゃらないでください。
 兄様がそんなふうに言うと悲しくなります」
「ふ、やっぱりお前は優しく、強い子だ…プリシラ。だが、事実は事実だ。
 俺は認めなければならないのさ、自分自身の弱さを……。
 お前の申し出を受け入れれば確かに裕福な生活は確実に保障されるだろう。
 だが、今のまま俺ではお前の優しさに甘え、駄目になっていくだろう。
 俺はこの戦いで色々な奴に出会い、いろんなことを学んだ。
 エリウッド様やリン様、ヘクトル……様が真っ直ぐ自分の道を進んでいるように。
 俺も進まなければならないのさ……自分の道に。
 今はまだ何も掴んでないが、俺は絶対に見つけ出す。
 剣と共に歩み答え―――真実を見つけ出す」
「……兄様」
「そうしてやっと俺はお前と張り合えるだろう、だからプリシラ、俺は…」
「分かりました……。兄様の意思はもう変わらないと…」
レイヴァンの視線の先には、目を潤わせ、今にも泣き出しそうなプリシラがいた。
743ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:06:29 ID:xnGZqDCz
「すまない、プリシラ」
悲観に満ちた顔するプリシラにレイヴァンは罪悪感から謝った。
しかし、プリシラは溢れる前の涙を拭い去って、想いを口出す。
「謝らないでください。兄様の行いはとても素晴らしいことです。
 私は見守らせてもらいます。兄様が進むべき道を見つけ出すことを……。
 だから、私のことは心配しないでください。
 私はいつも兄様のことを見守っています」
涙を見せることなく気丈に振舞うプリシラを見ると、レイヴァンはふっと鼻を鳴らす。
本当は泣き出して俺を止めたいのだろうが、俺のことを尊重して、その感情を押し殺している。
行方不明になっていた俺を探しに行く根性といい、
やっぱりプリシラは強い…俺以上に強い。

「はっはっは、やっぱりお前には敵わないよ」
そんな誇り高い妹がいることの嬉しさから笑みを浮かべるレイヴァン。
突然、大笑いされ、なんのことだか理解できず、慌てふためくプリシラ。
そんな二人の微笑ましい光景を見て、頬を緩ませるルセア。
三人に温かい空間が包み込む。
今宵の別れは永遠ではない、そんな予感を感じさせる温かさがあった。
744ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:08:10 ID:zxg+j8E8

温かい名残を残しつつ、別れのときが近付いてくる。
「では、プリシラ。俺はもうこの町から出るぞ」
「はい…兄様…お元気でいらっしゃってください。
 このプリシラ…そのことだけが望みです」
「ああ、心配することはない。俺はお前が幸せになること祈っている。
 今宵が最後の別れとなっても俺はお前のことは忘れることはない。
 お前が俺のことは忘れることはないように……俺たちの見えない絆で繋がっている。
 永遠に途切れることのない絆が……。それを忘れるな。プリシラ」
「はい」
と、頬を緩ませ、快活に返事を返す。
レイヴァンは微笑みを最後に見ると、後ろを振り向き歩き出した。
「では、いくぞ。ルセア」
「はい、レイモンド様」
別れの言葉を残さずレイヴァンは立ち去った。
気高き傭兵―レイヴァン。
柔らかな光―ルセア。
二人の旅は始まったばかりである。

745ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:08:41 ID:xnGZqDCz
町の外へと消えていく二人の背中をプリシラは物悲しそうに見送った。
本当は納得はいかなかった。でも、認めざるをえなかった、彼もまた私と同じように意思を貫く人だったから。
今、自分ができること、それは最後まで見送ること。
最後まで涙を流さず、兄であるレイヴァンが快く旅立てるようにずっとそうしていた。
強く強く見送っていた。
そして、完全に後姿が闇に溶け込んでいくと、プリシラは悲しい余韻に浸ることなく。
踵を返して、宴会場へと戻りだした。

プリシラは兄との別れの後でも泣くことはなかった。
レイヴァンが自分を信じてくれたように……。
私はずっと強くいよう。

―――これを機に姫君の運命は大きく動き出す。

宴会場に戻る途中、プリシラはある人物に出会う。
その人は、今では兄以上に愛しい者であり、心を大きく揺さぶる、大切な人だった。

「あそこにいるのは…、ギィさん?」

746ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:10:25 ID:xnGZqDCz

          ある姫君の物語は動き出す
―――A certain princess's of the tale is accelerated―――


幾重にも並んだ石壁が多い尽くす部屋、お世辞にも綺麗な内装とはいえない一室。
その中のただ一つの窓口から眩い朝日が差し込む。陽光は部屋中に広がりを見せ、
ベッドで寝息をたてている少女の瞼をくすぐった。
眼光に朝を知らせるシグナルが照らしつけ、少女を目覚めさせる。
少女は栗色の滑らかな髪をもどかせ、身体を起こす。
プリシラは目覚めた場所が分からず、一瞬キョトンと辺りを見渡す。
見知らぬ部屋に裸の自分、下半身の一部の違和感。
意識が優れてくると、すぐに理解した。
昨夜と愛する彼と身体を重ね、愛し合ったこと。
愛する人と結ばれることがどんなに素晴らしいことで、心が湧き上がるほど、幸せに満たすことを。
昨夜のことを思い出すと、昨夜の自分の淫れ様にプリシラは頬を真っ赤した。
そして、愛する彼を一目見ようと、隣を見るが、そこには誰もいなかった。
747ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:11:35 ID:xnGZqDCz
「ギィ…さん…?」
プリシラは何も無い部屋を見渡す。そこには何も無い空間だけが佇んでいる。
ギィの姿形がいないことに気が付く。
彼は散歩に出かけたのだろうか? ちょっとした用事でここにいないだろうか?
と、頭を巡らすが、身体に迫る嫌な予感が寒気となって、シグナルを残す。
「ギィさん何処にいますか? 返事をしてください!」
悪い予感であって欲しい、そう期待を込め、愛する人の名を叫ぶ。
その呼び声と共に、いつものようにはにかみながら自分の名を呼ぶ彼を現れる。
そう、頭に描くが、彼は現れる事はなかった。
空っぽの希望がだけ取り残されていく。

プリシラはいなくなったギィを探すため急いで服に着替え、宿屋の外へと飛び出し、ギィの名を叫んだ。
彼を探す途中、嫌な考えが頭に過ぎり、涙ぐみそうになるが、それを必死に押さえつける。
ただの散歩だとずっと言い聞かせていた。
でも、嫌な考えが脳内を覆い尽くす。
それでも、一縷の望みにかけて諦めることなく、叫び続けた。
そんな永遠に続くと思われる行動の最中、一人の男性が前に現れる。
748ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:13:32 ID:xnGZqDCz
「プリシラ様…あなた様に伝言です」
「あなたは…確か…マシューさん?」
無表情でプリシラの目の前に現れたのマシューであった。
プリシラ自身は彼のことはあまり知っている人物とは言えないが、
ギィとの会話で彼の名がよく出たので、分からない人物ではなかった。
彼女にとって、マシューはギィの仲の良い友達だとぐらいとしか把握していない。
でも、今はそんなことは気にしている場合ではない。
なぜ、あまり接点のない彼が私の目の前に。

「………。ギィから伝言です」
「ギィさんから!? ギィさんは今何処にいるんですか? ギィさんは今…」
愛する彼の名前を聞くとプリシラは飛びつくようなぐらい跳ね上がった。
マシューは今にも感情が爆発しそうなプリシラの目を見据え、淡々と答える。
「それは分かりません。彼はただ一言『さよなら』と」
本当はギィから伝言など頼まれてはいなかった。
本来なら、プリシラのことなど無視していても良かったのだが、
これはマシューなりのギィに対する最後の善意であった。
何も知らずしているのは酷だと判断した上での行動であった。
これが良いことなのか悪いことなのかは分からない。
どちらにせよ、伝えなければならない、マシューはそう思ったのだ。
749ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:17:13 ID:xnGZqDCz
「えっ!!」
全身が逆立つ、頭の中が真っ白になる。
目の前の人が何を言っているのが理解できない。
納得がいかない。認めることができない。
「それはどういうこと…ですか!? 理解できません……意味が分かりません!?」
プリシラは激しく心を乱し、マシューに詰め寄る。
自分自信、何を言っているのか分からない。
それほど、思考と言動が連結しない。
激しく動揺するプリシラにも関わらずマシューは態度も変えず答える。
まるで死を宣告するような低いトーンで。
「もう一度言います……彼はあなた様に『さよなら』とただ一言だけ」
嘘だといって欲しい。思考がその言葉で覆い尽くされる。
プリシラは激しくマシューの胸元に、もみくちゃにしがみついた。
普段とは考えられないような行動にうって出るほど、彼女の心身は混乱しきっていた。

「悪い冗談はよしてください! とてもそんなこと信じられません!
 嘘だと言ってください!
 嘘だと…。本当は嘘だと…」
マシューに酷く心に突き刺さる視線が注がれる。
彼女の眼差しは『嘘だと言って欲しい』と懇願するような目。
いや、娼婦のように媚びへつらうような卑しい眼差しがあった。
その目には以前のような彼女の強さである、凛として透き通ったものはなかった。

「ギィは…去りました。これは紛れもなく……事実です」
「嘘だと言ってください、嘘だと。
 ねえ? 言ってよ、嘘だと?」
「……………」
そこにあったのは深い沈黙だった。
それは彼が去ったという事実を認めざるをえないことを意味していた。
750ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:18:31 ID:xnGZqDCz
「そんな…うそ…うそ…う、そ…う……」
思考が。思考が。思考が。
真っ白に。真っ白に。真っ白に。
なっていく。なっていく。なっていく。
身体が。身体が。身体が。
バランスを。バランスを。バランスを。
失っていく。失っていく。失っていく。
涙が。涙が。涙が。
止め処なく。止め処なく。止め処なく。
溢れ出す。溢れ出す。溢れ出す。
「ひっく……ひック」
プリシラはマシューの前で泣き崩れ、絶望に打ちひしがれた。
周囲の目も気にすることなく、腹の奥底から絶望の声を張り上げた。

彼女の心は分かっていたのかもしれない。
彼女自身が今日の日を境に感情を表に出さなくなることを。
だからこそ、訪れる冬の兆しを感じ、心を最大限に震わせる。
今だけでも感情を爆発させている。
マシューはそんな彼女に目を背けることなく、ただ表情を変えず見届けていた。

そのときである。ある青年が息を切らし、颯爽と駆けつける。
「プリシラ様!?」
騒ぎを聞きつけ、紫の髪が印象的な魔道士が目の前に現れる。
751ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:21:16 ID:xnGZqDCz
エルクであった。
すぐにプリシラの安否を確認すべく、肩を揺らすが、泣いたまま何も動じなかった。
エルクは想像の付かない緊急事態に混乱しそうになったが、
すぐに事の発端であろう当事者マシューの胸元に掴みかかり、声を荒げ、事の次第を問いただした。
「貴様あ! プリシラ様に何をした!?」
眉間にしわを寄せ、眼孔を鋭く尖らし、にらめつける。

マシューはそんな脅しに怖気づくことも無く、冷静に飄々と答える。
「濡れ衣だ。俺は何もしちゃいねえ……」
「なんだと!? 貴様じゃなければ…誰が彼女をこんなふうにするんだ!?」
喧騒に揺れるエルクにマシューはやれやれとため息をつく。
冷静さを欠いている男にわざわざ説明するには骨が折れる。
そんなことを考えていると、泣きじゃくっていたプリシラがゆらりと立ち上がり、エルクの腕にそっと触れる。
「止めてください…エルク。マシューさんは悪くありません」
プリシラの腕の感触を感じ、エルクははっと気を取り戻し、後ろを振り向く。
彼女を一目見るとエルクに戦慄が走った。

彼女の目は死んだ人のように覇気が無く、亡者の目だった。
「……悪いのは…悪いは私なの…だから、だ、から……」
嗚咽を混じらせ、必死に言葉を搾り出す。
一瞬自嘲の笑みを浮かべると再びプリシラは泣き始めた。
752ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:25:00 ID:xnGZqDCz
そんな心乱すプリシラにエルクは絶句していた。
あの凛と高らかとしていた彼女がそんなにも心乱していることに、
胸にナイフを刺されたような衝撃が疼き出す。
悲しかった。ただひたすら悲しかった。
どうして、こんなにも心を乱し、声を張り上げているのか?
いや、僕は分かっている。たぶん、彼女は……。

わんわんとわななくプリシラの泣き声に騒ぎを駆けつけた人々が興味津々と集まり出す。
事が大きくなる前に、ここから離れる必要がある。
泣くことを止めないプリシラを人気のいない静かな場所へと連れていかなければならない。
そう、考えると、エルクは彼女の手を握り締め、人だかりを無理矢理に掻き分け、手を引いていった。

エルクはプリシラをどこか静かな場所に連れていく間、悔しさでいっぱいであった。
空ろな彼女の目。その目を見たとき、自分の中で敗北ようなものを感じた。
プリシラの瞳にはもう何も映らない。それはまるで虚無のように深く
何気ない喜びも、楽しさも、心を動かす感動すら届かない。
彼女をこんな風にしたのはすべてあの男のせいなんだ。
彼女にとって…あの男はそれぐらい重要で大切な存在だったのだ。
それは彼女が壊れるぐらい……の。

どうして……僕じゃないんだ……。
753ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:27:44 ID:xnGZqDCz
       深窓の姫君の物語
―――The secluded princess's tale―――

あの絶望的な事実を突きつけられてから、半時間は経過していた。
プリシラはエルクに人ごみのいない静かな公園へと連れられていた。
それでも相変わらず、プリシラは涙を止めることもせず、泣き続けていた。
プリシラにとって分からないことだらけであった。

理由を聞き出そうにも、彼は私の下から去ってしまった。
何がいけなかったのだろう? どうしてこんなことになったのだろうか?
彼との繋がりは確実に会ったはずだ。
でも、どうしてこんなことに。

頭の中で何度も反復させては、自問自答するが答えは見つかることはなかった。
そして、それらは真実に導くこともなく、陰鬱な感情へと蝕んでゆく。
そして、何が弾けたように答えが見つかった。

勘違いだったんだ。
ギィさんから感じた愛も感情も全て幻だった。
彼から感じた魂のつながりも全て勘違いにすぎなかったのだ。
愚かさ加減にも限界がある。
ギィさんにとって私は都合のいい女だったのだ。
ただ、私は性欲を埋め合わせるだけの存在だった。
彼に勝手に言い寄ってくる姿は娼婦に似た行動に違いなかったのだ。
なんとも愚かしい私。ただ理想に溺れ、沈んでいった馬鹿な女。
それでも、私はギィさんのことが大好きだった。
たとえ彼が私のことを嫌っていようとも私は、彼を愛していた。
だからこそ……私は…。
754ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:30:51 ID:xnGZqDCz

自責の念がプリシラを押しつぶそうとしていた。
昨日のうちに二人も大切な人が失ったことで、埋めようのない孤独が彼女を支配していた。
彼女の半身は半分以上根こそぎ抉り取られていた。
罵って欲しかった。こんな惨めな自分を罵って欲しかった。
途方もない闇がプリシラに覆い尽くしていく
すると、突如泣くのをやめ、エルクを見据える。

「…エルク」
「プ、プリシラ様!? 落ち着かれましたか。
 心配でした、プリシラ様がずっとこのままでいるかと思うと…」
泣き止んだプリシラを見ると、エルクはほっと胸を撫で下ろす。
しかし、そんなつかの間の安堵はすぐに砕け散ることになる。
「エルク……私は本当に愚かですね」
「えっ、プリシラ様、何を…」
「私だけが勝手にはしゃいで、勝手に勘違いして、勝手に愛し合っていると思っていて……。
 挙句の果てには…エルクにも迷惑を掛けて、皆にも心配掛けさせて…本当に馬鹿ですよね…私」
自虐じみた台詞にエルクはすかさず反論する。
「そんなことありません! 僕は、僕はそうは……」
「もう、いいのです。こんなことだから兄様には見捨てられ。
 ―――ギィさんにも見捨てられるのです。
 だから、こんな私を笑ってください。こんな愚かな私を蔑んでください」
755ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:33:14 ID:xnGZqDCz

自嘲の笑みを浮かべるプリシラ。
自棄になったプリシラはもう笑うしかなかった。愚かな自分自身を笑いがこみ上げてくる。
そんなプリシラにエルクは歯を大きく食いしばる。
「申し訳御座いません、プリシラ様」
真剣な表情でプリシラを見据えると、手を振り上げ頬を張り上げた。
パーンと乾いた音が響き渡る。

頬を叩かれたことで意識が分散し、呆気にとられるプリシラ。
「エルク……」
プリシラは頬をビンタされ、熱くなった箇所に手を当て、呆然とエルクに視線を向ける。
そこには、悲しそうに顔を歪ませる彼がいた。
とても、切ない表情…でも、それは同情のようではなかった。
それはまるで……。

「プリシラ様…」
すると、突然、エルクは膠着したプリシラを強く抱きしめる。
「!?」
プリシラは考えもしなかった行動に言葉を失う。
どうして、彼がこんな行動にと、意識が混乱してくる。
身体がうまくコントロールできない。
「自分のことを卑下するのはやめてください。
 あなたはとても素晴らしいかたです」
「そんなこと…」
756ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:35:43 ID:xnGZqDCz
「僕は一目見たときから……あなたのことを愛していました」

「えっ!?」
突然の愛の告白に目を丸めるプリシラ。
「だから、僕は見てられない。
 プリシラ様の悲しみに沈む姿が、自分の事のように辛くて…辛くて仕方がない」
「……エ、エルク…」
「僕は―――決してあなたを見捨てたりはしない!?」
エルクは小さくなったプリシラの肢体を少しだけ放す。
そこには真っ直ぐに彼女を見据えるエルクの姿があった。
その瞳は真っ直ぐで純粋な想いが篭っていた。
「僕は心の奥底から誓います。
 彼のように……見捨てたりはしない。

 ―――ギィのようにあなたを悲しませることは絶対にしない」

エルクは真摯の想いをぶつけると、そっとプリシラの小さな肩に手を掛けると、
華奢な躯を引き寄せ、彼女の朱唇に唇を重ねた。
757ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:39:42 ID:xnGZqDCz
プリシラはエルクのキスを拒絶しようとすれば拒絶できた。
けれでも、エルクの自分の対する想いに触れ、それを受け入れたのだ。

ギィがいなくなったとき、プリシラが最初に感じたことは喪失感だった。
どうしようもない孤独が辛かった。大切な人を失う孤独は耐えられなかった。
両親には先立たれ、兄はいなくなり、挙句の果てに最も愛する者も消えていってしまった。
無限に広がる孤独を埋め合わせたかった。
この失った心の半身を誰でもいいから埋め合わせたかった。
今はもう全てを忘れたかった。苦しみや悲しみを綺麗に流したかった。

―――ギィのことをとにかく忘れたかった。

失ったギィの代わりとして、埋め合わせるのはエルクにとってとても酷いことだと分かっている。
でも、孤独は嫌だった。壊れたくなかった。
何でもいいから、半身を埋め合わせなければ、もう耐えることはできない。

758ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:41:52 ID:xnGZqDCz
プリシラは目を閉じ、エルクの優しくゆったりとした口付けを受け入れる。
ギィとは違う、野性味のない、包み込むようなキスを受け取る。

プリシラは想う。
ギィのことを忘れ、私を愛してくるエルクと共に生涯を歩こう。
彼ならずっと私を愛してくれる。彼なら私を寂しくさせることしないだろう。
でも、なぜか、

―――涙が溢れ出すのが分かる。

エルクと一緒にいれば、幸せにちがいないはずなのに。
どうしてか、涙腺は止まることをせず、ずっと涙を零れさせ続けていた。


The secluded princess's tale has just started.

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
759ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:46:53 ID:xnGZqDCz
どこも宛てもなく、道中をただ、気を紛らせるために歩く男がいた。
やりきれない思いをかかえるマシューであった。

マシューはドサクサに紛れ、あの騒ぎから逃げ出していた。
元はといえば自分が起こした騒ぎだったのが、とてもじゃないがいられなかった。
後悔だけが痕として残った。
マシューは遠く離れた場所から慟哭に身を委ねている姫君から背を向ける。
泣き叫ぶ声が酷く耳につき、不愉快な気分へと誘う泣き声。
心の悲鳴がだんだんと遠ざかっていく。
マシューは悔しさで歯を軋ませる。
彼女をここまでした男に対して、そして、こんな風にしてしまった自分自身に対して。
悔しさで噛み締めた唇から血が滴り落ちる。
そんな中、マシューは空を見上げ、今はもういない男のことを思い浮かべる。
760ギィ×プリシラ:2008/05/19(月) 00:48:16 ID:xnGZqDCz
「ギィ……これが、お前の求めていた答えなのか?」
物悲しく言葉を漏らすと、先ほどのギィが愛していた人の姿を思い出す。

不意に見せた彼女の目。その目は死んでいるように覇気が無かった。
あの目は知っている。俺と同じ……自分を責め、自暴自棄になった目だ。
それは傍目から見ていても、とても辛かった。
まるで俺自身を見ているようで……。

どうしようもない後悔が湧き上がるがマシューは舌を鳴らし、それを振り切ろうとした。
その刹那、大地を揺さぶるような大きな風が吹き込んだ。
風は何も変わらず俺たちを包んで、運んでくれる。
大自然の目の前では、ちっぽけな存在でしかない。

今、俺のすることはこんなことじゃない。
マシューはふっと鼻を鳴らすと、限りなく続く空を見上げ、思う。

風に憧れ似たようなものを感じた青年は青く澄み切った空に想いを届けた。
あの二人が幸せになりますように。
俺のように悲しい思いをしなくてもいいように。
ギィとプリシラの幸せを風に乗せるように何度も何度も願い届けた。

                                                 END
761牛歩戦術 ◆nr5KirhqzY :2008/05/19(月) 00:54:03 ID:xnGZqDCz
投下完了です
お疲れ様でした。これで、この物語は終わりです。
この四日間、色々と迷惑をかけたと思いますが
最後まで付き添って頂いてありがとうございます。

では、次の機会までさよなら
762牛歩戦術 ◆nr5KirhqzY :2008/05/19(月) 00:56:12 ID:xnGZqDCz
おっとタイトルを忘れていた
このSSのタイトルは『風の憧憬』です
では、ほんとうにさよなら
763名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 01:10:51 ID:NH+20NbV
バッドエンドか、乙。
まあ普通にいけばこうなるか…
764名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 01:46:02 ID:tsvg9hVe
GJ。なんというバッドエンド・・・続編希望しる
サブキャラがかっこよすぎだ特にマシューが
それに比べ・・・ギィ
てめえは俺を怒らせた
765人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/05/19(月) 02:14:57 ID:Pvf+6twH
くやしいのう・・・くやしいのう・・・
ギィギィギィ・・・
766名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 18:10:40 ID:/pVTEB5h
BADENDは好きだから自分的にはGJ
ただ、くっつくと思って読んでいた人は憂鬱になったと思うよ
767名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 18:19:09 ID:cVcq2cKc
「ギィ×プリシラ悲恋」とかの方が、ギィ×プリシラ好きな人にも抵抗なかったかもね
768名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 20:39:52 ID:b3K3RDJS
だが「悲恋」とつけてしまえばオチが分かる罠
難しいな
769名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 21:57:36 ID:hNvIPnr1
それは、元ネタのキャラを使う二次創作である限り仕方のないこと
770名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:33:38 ID:/pVTEB5h
まぁ悲恋は別に良いが、この話を一言で言うと
「ヤリ逃げ」でしかないのが悲しいな。

それより、だみゃ〜ん氏がギィプリハッピーエンドSSを書いているような気がしてならない。
771名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 22:36:05 ID:m9rQNbvy
>>761 乙です。
>>770 過去の傾向からみると同感。
772名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:36:31 ID:cVcq2cKc
ヤるなら駆け落ち
別れるならヤらない

にしてほしかったのう
773名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 10:05:50 ID:+m8ip8nn
セルフィナさんがグレイドの墓の前でアスベル君とまぐわうSSはまだですか?
774名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 15:19:20 ID:7V4MHp78
アルバあたりの方が…
775名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 22:15:48 ID:jKF2VhBp
セルフィナと言えばフィンとの会話で
セルフィナ『あなたはグレイドに興味があるのに女には冷たいね』と言ってたね
ちょっとフィンの見方が変わる会話だったな・・・
ラケの話題の時にはフィンは『なんのことやら』でとぼけるしちょっと聖戦とは違った印象受ける
776グレイド:2008/05/21(水) 01:09:53 ID:aC9n709e
わたしのーおはかのーまーえでー
ヤらないでくださいー
777人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/05/21(水) 01:40:42 ID:3AsJVmGb
777
778名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 14:18:05 ID:xWR3b15U
「あなたあなたあなた〜あなたをたべーるとー」
779名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 20:02:54 ID:vSbYTZx7
『悪党退散!悪党退散!困った時はすぐに呼びましょセティ様』
780名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 20:30:40 ID:wexKOZgK
どう見てもゲイだよなあ>トラナナフィン
781名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 23:33:11 ID:JlZLGcui
相談もしないで身勝手な思い込みで身を引くって最低な男だよな。
782名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 23:41:34 ID:vSbYTZx7
なんせフィンはのちの伝説の槍(イチモツ)騎士ですから
ナウい息子のデルムッドはカリスマ(性的な意味)の騎士なのですから
フィンは部下とパンツレスリングで稽古してたに違いない
海老と餡かけチャーハンで力をつけてここまで出世(射精)したに違いない
ただ嫁(ラケ)と結婚してから最近だらしねぇな
783名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 00:09:25 ID:wJR5jlmi
フィンはゲイなので子供は出来ません
784名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 01:53:43 ID:mp/4f/Ox
またフィンの話題かよ
785名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 19:45:46 ID:b79VYOXQ
ここで一発ゲイ疑惑が晴れるようなフィンラケエロ小説希望
786名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:33:12 ID:YHg/z5Cw
フィンは子世代キャラのが萌えるからそっちキボン
アルテナとか義理の娘設定のナンナとか…
787名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 21:50:29 ID:UG9JI6yB
ここはオーソドックスにキュアンにレイプされるフィンというのはどうだろう
788名無したん(;´Д`)ハァハァ:2008/05/23(金) 22:10:35 ID:5lEWDZSK
それじゃ自分はミネルバがミシェイルにレイプされる話キボン
逆もオケ
789名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 22:46:28 ID:y0nFQc8t
いやいや、フィンの相手はリーフがオーソドックスww
親子丼(受で)も素晴らしい
790名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 05:33:54 ID:ksvSQMjf
なるほどナウい息子とパンツレスリングしてパンツが破れるまで戦うのですね
そして聖戦が終わり平和が戻りフィンは不意に姿を消す
まだ見ぬ地『新日暮里』へと旅立つ
791名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 11:02:03 ID:xlly2t9z
ホモの話はもうたくさんだ
792名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 15:13:14 ID:sSwKfLA2
ネタが無いから雑談に走るのは仕方ない
793名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 16:32:38 ID:Ig1hQRFh
ショタスレのせいで自分の中でツンデレショタがマイブーム
ということでレイをおしおきするヒュウきぼん
794名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 19:30:17 ID:zttg2I4d
レスリング用パンツを盗んだフィンをおしおきするキュアンきぼん
795名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 19:51:53 ID:EBa6/FBY
この板は、スカ、リョナ(グロ)、凌辱、801、TSという閲覧者を選ぶ特殊シチュエーションの制限はないはず。
嫌ならスルーすればいい。
796名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 20:55:29 ID:ksvSQMjf
>>794
ゲイ ボルグの使い手であるキュアンのスパンキングは
スキルの連続と連動し、フィンの尻を真っ赤に染める
797名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 21:22:10 ID:QQnbIkQ0
勇者の槍も叩かれていないのに真っ赤に腫れ上がる
798名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 00:23:20 ID:bUI91V/G
お前らそんなにフィンが好きか
799名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 01:14:55 ID:/ccsJlZS
封印やって。
もちろん男女カプで。
800名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 03:26:40 ID:SdtnjXk8
男女男男女男女!( ゚∀゚)o彡゜フウゥッ♪ フウゥッ♪
801名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 11:35:17 ID:TewxiLBz
トラバント×フィンとかはダメですか?
802名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 11:48:45 ID:FAgz49Py
おk
レイプものか?
803名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 13:00:03 ID:3ZoMrrJ3
>>801
はるほどこういう訳ですね
フィン『トラバント!今日こそはキュアン様の仇を』
トラバント『ふん、フィンか、ザコはとっと消えな』
とトラバントの目を追う速さでスパンキングをする
トラバントは見切り持ちでフィンの心は読めていた
トラバント『おや、こんなに痛めつけられてもまだイカぬというのか!』
フィンのスキルの祈りでなんとか持ちこたえているがそろそろ限界に近い
トラバント『ならば来れでも喰らえ!!』といいフィンの尻の穴にイチモツを挿してイッてしまう
フィン『エスリン様・・・キュアン様・・・お許しください』

そんなトラバントも昔は・・・
イード砂漠を横断するキュアン達を襲撃する
トラバント『キュアンよ!娘の命が欲しければゲイボルグを捨てろ!』
キュアン『良かったのか?こんな所までホイホイと突いて来て、ならとことん可愛がってやる』
しかしトラバントのイチモツはナイト系に特効がありキュアンはすぐにイッしまった
キュアン『フィン・・・リーフを頼んだぞ・・・』
部下『ところでこの子はどうします?ここで殺しますか?』
トラバント『私に任せろ!考えがある』
と言いトラバントはキュアンの娘とゲイボルグを持って先に帰ってしまう

そして今・・・
リーフ『トラバント!父上と母上の仇!』
トラバント『キュアンのせがれか、わざわざイカされに来たか』
リーフ『私はこの日をずっと待っていた、この手でイカすことを』
トラバント『お前に何が出来る!ゲイボルグも使えぬお前に!』
しかしリーフは光輝くイチモツでトラバントを追い詰める
対してトラバントのイチモツは銀色の細長いだったが相性の関係的にはトラバントが有利ではあったが
リーフは一撃で遂にトラバントはイッた・・・
トラバント『アリオーン・・・後は頼んだぞ・・・』
リーフ『見ていてくれましたが父上!母上!』
リーフの顔はやけに清々しいものであったそうだ

こうですか?嫌な戦いです
804名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 13:03:10 ID:ADGozQC5
さりげなく801なのにふいた
しばらくこの流れか
805名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 14:04:24 ID:TewxiLBz
>>803
GJ!!
素晴らしい…正しく理想通り…
806名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 14:19:52 ID:a/LlsaAq
GJ
フィンは801こそ相応しい…
807名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 17:43:57 ID:FAgz49Py
フィンは手も口も尻も絶品だろうな
808名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 18:58:02 ID:lIfuYsK5
フィンに限らずイケメン喪男タイプの男性キャラって、腐女子には格好のエサだな。
女に興味を示さないなら、男に興味を示すんだろうって想像してしまうような。

同性にも異性にも関心が低い男って、女から見たら想像の埒外の生き物なのかも。
809名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 19:55:13 ID:FAgz49Py
フィンは男には興味ある奴だけどな
キュアン様やグレイドみたいな渋めのイケメンマッチョや
リーフきゅんみたいなカッコ可愛い子がな
810名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 21:51:17 ID:9244aS5t
もう聖戦で別スレたてれば?
811名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:14:44 ID:JhiUJ+Ni
こんなガチホモどもと一緒に追い出されても困る
812名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 00:55:59 ID:hx9+uKAf
私のおとうさんさんがくれた初めてのガチムチ
それは男ーズオリジナルで 私は4歳でした
その味は甘くてクリーミーで
こんなすばらしいガチムチをもらえる私は
きっと特別な存在なのだと感じました
いまでは、私がおとうさん
息子にあげるのはもちろん男ーズオリジナルなぜなら
彼もまた特別な存ゲイだからです
813名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 02:03:38 ID:Ib/05v5+
空気読まないガチホモどもめ
814名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 05:35:58 ID:nz8qxHza
なんか801は801だけで需要がありそうじゃねえか
801板でスレ立てて戻ってくんな
815名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 09:28:21 ID:lEHlGnG1
腐がなぜあちこちで嫌がられるのかよくわかるスレだ
801板池よ
816名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 12:45:15 ID:wIFdUGyi
ちょっとの雑談や小ネタくらいスルー汁とは思うが、801は確かに人を選ぶ趣向だからもう少し控えめにした方が良いとオモ
とはいえ、レンスター系の801大好きなので最近の流れは嬉しかったりするww
トラフィンたまらん
817名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 19:42:11 ID:YzhdgrJw
フィンがあまりにも女々しいからいけないんだ
818名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 22:20:59 ID:U+ekbGp4
女軍師×リンを書きたい
でも軍師の性格に悩む…
819名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 22:40:59 ID:qaR5eMbR
保管庫には♂のがあったよね
リンやフロリーナどころかナタリーにまで手を出す鬼畜軍師
820名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:38:12 ID:q6Yfh24m
リン、フロリーナと3Pですね
821名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 00:09:40 ID:lBiKtcQm
女軍師なんてそれこそどんな性格でもいい気がする
個人的には軍師というとサイアスのような性格なんだが
822名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 01:13:14 ID:oMenVg54
プレイヤーそれぞれの性癖が出てくるというわけだ…

中々面白い試みだね
823名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 18:57:47 ID:UE0yaBda
それにしても蒼炎暁は人気ねえな…最新FEのくせに
余程愛着沸かないキャラばっかなんだな
824名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 19:00:22 ID:BcNPapSf
蒼炎暁は、キャラというよりシナリオがダメな作品だよ…
あれは杜撰という他ないね
825名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 19:23:14 ID:XzQnnAeY
聖戦は人気あるよな
よっぽど愛着枠キャラばっかりだったって訳か
826名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 20:16:44 ID:WDV3rCka
聖戦厨うぜぇ

と言ってほしいのか?
827名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 20:23:38 ID:XzQnnAeY
蒼炎、暁中も相当ウゼエがな
特にアイク厨の腐
アイクの話して欲しくてたまらない臭ぷんぷん
828名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 20:25:52 ID:bRtwztYi
作品対作品を煽ろうとしても意味ないぞ
829名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:12:39 ID:oMenVg54
聖戦はゲーム性からして同人やらSSやら書いて下さいって言ってるようなもんだからなw
830名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:52:13 ID:v015H4UH
聖戦では近親に特化したシナリオやイベントが多いから仕方が無い
しかしクロードとシルヴィアが兄妹なのか未だ謎だ・・・
アルヴィスとディアドラは異父兄妹ことを考えると可能性は低くは無いが・・・

まあ近親好きにはたまらないゲームって訳ですね
831名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 04:08:51 ID:KKWpupYr
>>823
やりもせずに文句言うな
832名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 11:03:55 ID:HtTqDSLo
>>831
逆だね 蒼炎暁しかやった事無いんだよ
だからここまでネタ出ないの見てるとシリーズ通してやってる奴らは
余程蒼炎暁キャラに愛着湧かないんだろうなと思っただけだ
833名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 11:16:20 ID:KDEfqY45
だらしねぇな
834名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 13:10:34 ID:KKWpupYr
こ れ は ひ ど い
835名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 15:23:32 ID:5JUgN8Ds
ヘザーさんがイレースを食べ物で釣って逆に食べてしまう話はまだですか
836名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 16:02:20 ID:f9K/5vW6
蒼炎暁はシナリオに納得いかないCP好きの不満からギスギスしやすいので誰も手をつけないのかと思ってたよ

蒼炎だけんときはそれなりにあったような
837名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 17:21:57 ID:zOTwNLQU
>>834
ナウい息子
838名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 17:24:13 ID:zOTwNLQU
間違えた>>833にな
最強とんがりコーン
839名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 23:35:51 ID:MrB/4Okk
近親といえばミシェイルとミネルバでしょう
無理だったらミシェイルとマリア、ミネルバとマリアでもいいです
リメイクも出ることだしwktk
840名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:05:45 ID:ZGg1Ixto
劣化リメイクしても誰も喜ばないよ
841名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:42:02 ID:m5T8g6kc
暁が少ないのは職人が減ったのとアイクのフラグクラッシュ、支援が誰とでも組めるがカプ固定でペアエンド少ないのが原因な気がする
あとキャラ続投ばっかで蒼炎とネタ被るだろうし、新キャラではミカヤとサザ、ヘザー関連以外特にネタないし
842名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:59:29 ID:9Wgtij2O
少なくとも燃料にはなるだろうリメイク

やったことない人だって少なくないだろうしな
843名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 02:29:32 ID:ExPJcWlR
おっぱいシーダはまだかね
844名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 03:03:23 ID:BMNCrNzL
イサドラかプリシラと女軍師の見たい
イサドラとプリシラのでもいいから
845名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 08:40:59 ID:jAp5uBYU
ここ見てるとあまりに聖戦ネタ多いから興味が沸いて来た
まだやったことないけど今度買ってみようかな
846名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 15:54:03 ID:Tu5IQKr5
レイリアは及び腰のシャルローに後ろから抱き付き、耳元で囁いた。
「ねぇ、シャルロー」
「な、なんですか?」
シャルローはこの手の婀娜っぽい魅力のある女性を見ると、自然と胸が高鳴った。
薄地の露出度の高い服は、胸の谷間やすらりとした脚…つまり肝心な部分を全く隠していない。
大人らしい色っぽさのあるこの踊り子に、シャルローは見とれざるを得ない。
ましてや今は、後ろから柔らかな胸が押し当てられ、甘い囁きが耳を蕩かしている。
「私が相手なのは嫌なの?」
レイリアは少し悲しげな表情を作りうつむく。
こんな女性に言い寄られれば、好意を持たない男はまずいない。
「そ、そんなことはありません!」
シャルローは声をうわずらせて答える。それを聞いて、レイリアは悪戯っぽくと笑った。
「それなら行きましょう、私の部屋はすぐそこだから」
レイリアはそのまま、後ろからはがいじめにするように自分の部屋へと引きずっていった。
「わっ、ちょっとレイリアさん!」
「もう、男の子なんだからしっかりなさい」
レイリアはそう言って、シャルローの耳たぶのあたりにふぅと息を吹き掛けた。
「うひゃあ!」
シャルローはかわいらしい悲鳴をあげる。レイリアはそのま

(省略されました)
847名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 20:34:43 ID:BMNCrNzL
近親相姦キター
848名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 21:00:10 ID:/0OzX2LV
シャルローキュンの可愛さに勃起してイッちゃったよ

こればほんとの「シャルローに散る」ってヤツかガハハハハハハハ
849名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:52:39 ID:t8/btFG1
エスリンはシグルド対して『だらしない兄貴』と発言しているので恋愛感情はない
ラケシスはエトルに対して家臣達に対してブラコン発言してるので恋愛感情はあり

何なんだこの兄妹の差は・・・確かにシグルドは指揮官☆2でだらしねぇが・・・
エトルは指揮官☆5の最初から神器持ちだから味方なら最強なんだが
850名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 07:18:02 ID:iud0yNte
>>849
空気読めるか
851名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 07:44:09 ID:ZhEf92/I
からけ
852名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 09:52:34 ID:F5jBOsu2
>>846
あぁん!続きは?
853名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 19:05:48 ID:bhQc1kyq
>>849
ゲームシステム上しょうがないだろ、基本的に緩めなのに☆5もあったら更にテキトーにやってもクリアーできるわ
854名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 19:40:16 ID:Y5fNb5iW
兄貴達の違いというよりは妹達の問題だろうな
ロリコン男相手でも平気かどうかとか
855名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:42:17 ID:xqYuBacA
ガチエロラケシス希望
856名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:32:28 ID:hVERji02
じゃあ俺は発情ソフィでも
857名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:34:04 ID:fwMTo2kx
久々にオズイン×セーラの話でも出てこないかな
858名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 03:18:37 ID:oZUjAdM1
ヒーニアス×エイリーク


どうしてこんなことになったのか、エイリークには判らなかった。
気付けば自分は、ヒーニアスの腕に抱かれていたのだ。

「目覚めたか?」
エイリークの鼻先に、ヒーニアスの息が吹きかかる。
「あ、あの、王子。ここは・・・?」
「どこって、私の自室だが」

豪奢なベッドに腰掛け、エイリークを包むように抱くヒーニアスが、さらりと言う。
ヒーニアスの自室?
はっきりとしない頭で、エイリークは懸命に考える。
何故、自分はヒーニアスの腕の中にいるのだ?
自分の後ろ頭と両脚にまわされたヒーニアスの腕。
温かな胸板に当てられたエイリークの耳に、彼の鼓動が伝わる。
ドクッ・・・ドクッ・・・。
ゆったりとした、しかし力強い鼓動。
うっかりすると、また眠ってしまいそうなほど心地良い腕の中で、自らの太ももを包む短いスカート。
それが太ももの付け根にめくれ落ち、下着が見えてしまいそうなことに気付く。
エイリークが慌てて裾を直すと、ヒーニアスが言った。
859名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 03:19:04 ID:oZUjAdM1
「何故隠す?」
その言葉に、エイリークは驚いてヒーニアスを見上げた。
「な、何故って・・・。は、恥ずかしいからに決まっているではありませんか」
そう言ったエイリークの太ももに視線を移すヒーニアス。
程よい肉付きの、白く細長い脚。
エイリークが眠っている間にさんざん眺めていたとはいえ、やはり美しい。

「今さら恥ずかしがっても仕様があるまい」
「・・・は?あ、あの」
そう言ったヒーニアスが、エイリークの髪を撫でるように梳いた。
「こうしていると、まるでゼトになったような気分だな」
「お、王子・・・?」
「ゼトを悦ばせたいのだろう?私も彼の気持ちにならなければな」
「・・・?」
ヒーニアスに髪を梳かれながら、きょとんと目を見開くエイリーク。
ゼトをよろこばせる・・・?

「あ、あの、王子。一体・・・」
不思議そうに自分を見上げるエイリークに、ヒーニアスがやっと気付く。
「エイリーク・・・もしや君は、何も覚えていないのか?」
言いながらも、依然ヒーニアスの指はエイリークの髪を絡めている。
「は、はい。申し訳ありません、わたくし・・・」
「まあ、無理もないな。あれだけ飲んでいれば・・・」
860名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 03:19:25 ID:oZUjAdM1



***

それは今から約3時間前の、日没のことだった。
エイリークは城から抜け出し、一人、酒場で飲めない酒をあおっていた。

「ふう・・・。ぅっく・・・」
4、5杯、立て続けに飲んでいたためか、無性に身体が熱い。
酔いのまわってきたエイリークは周囲の目も忘れ、羽織っていたコートを脱ぎ捨てた。
「ゼ、ト・・・」
ぽつりと吐き、カウンターに顔を伏せる。
ぼおっとする頭に、昨夜の出来事を思い描く。

それは初めてゼトと結ばれた夜。
裸でゼトに抱きすくめられた瞬間、幸せに胸が張り裂けそうだった。
もうこのまま、どうなってもいいと・・・そう思った。

しかし―――

「エイリーク?」

突然、肩に手を掛けられ、エイリークは気怠そうに顔を上げて振り返った。
「・・・ヒーニアス王子・・・?」
「やはりエイリークか。こんな場所で供もつけずに・・・ゼトはどうしたのだ」
「・・・うっ」
わあっ、と、エイリークがヒーニアスの胸にしがみついた。
「エイリーク?」
「わたくし、わたくし・・・もうゼトに会わせる顔がありません・・・!」
「・・・・・・」
861名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 03:19:51 ID:oZUjAdM1

事情はよく分からないが、このままでは人の目を引く。
どうやらお忍びはお互い様のようだ。
しがみつくエイリークをさっと抱き上げ、ヒーニアスは酒場の店主に声を掛ける。
「これが次の仕事の依頼書だ。今度もぬかりなく頼む。それと、彼女の御代はこれで」
「うっう・・・ゼトっ・・・」
金貨を一枚置き、エイリークのコートをすすり泣いている彼女に羽織らせる。
ヒーニアスは足早に出口へと急いだ。

「まったく・・・一国の姫君が一人で酒場に入るなどと・・・何かあったらどうするつもりだったのだ」
「・・・もうしわけ・・・ありましぇん・・・」
腕の中のエイリークが真っ赤な顔で言うと、ヒーニアスは大きく溜め息をついた。
「はぁっ・・・」

「あの・・・おうじ・・・ろこへいくんれすか?」
「決まっているだろう。君をルネスの城へ送り届ける」
「ら・・・らめっ!」
ヒーニアスの襟首を、エイリークが力いっぱい握りしめる。
「エイリーク?」
「ら、らめらんれす!まらゼトにあうわけにあ・・・」
「ゼトと何かあったのか?」
「・・・そりは・・・」
「何があったのだ?」
「・・・・・・」

黙り込むエイリーク。
ヒーニアスは素知らぬ顔で歩みを速める。
「ふむ・・・そろそろルネス城が見えてくる頃か」
「!」
その言葉に、エイリークはヒーニアスの首に思い切りしがみつく。
「らめれす!かえっちゃらめ!」
「・・・・・・」
862名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 03:20:42 ID:oZUjAdM1

今度はヒーニアスが黙ってしまう。
「駄目と言っても・・・君の城の者達が心配するだろう」
「おうじのおしろにつれれいってくらさい!」
「・・・なに?」
「そしてでんれいをおくってくらさい、えいりーくはおうじのおうちにとまるからと・・・」
「しかしだな・・・」
「おねがいれす、おうじ・・・!」

ぎゅうぅぅと腕に力を込めるエイリーク。
相手が酔っているとはいえ、ヒーニアスは不覚にも自制心を解放してしまう。
ぎゅっとエイリークを抱き返すヒーニアス。
(かわいい・・・)

ヒーニアスはエイリークを抱きしめたまま、その背中をさすってみた。
「・・・・・・」
細く温かく、微かに柔らかい。
背中をさすられるのが心地いいのか、エイリークはいっそう強く抱きついてくる。
「おうじ・・・ろうかおねがいれす・・・」

体中にエイリークを感じ、堪らず、甘い香りのする髪に鼻を押し当てる。
そのまま耳から頬へ、頬から首筋へと唇を寄せると、エイリークはくすぐったいように身をよじった。
「ふぇ・・・?おうじぃ・・・?」
はたと我に帰ったように、ヒーニアスが顔を離す。
(いかんいかん・・・)

エイリークが自分を必要としている。
そう思うと、嬉しくなった。

「・・・わかった。君の城には至急早馬を走らせよう。今夜は私の城に泊まってゆくといい」
「ほ・・・ほんろうれすか!?」
「だが、せめて彼と何があったのか話してくれないか」
ヒーニアスの首から手を離し、エイリークはやがておもむろに口を開いた。
「・・・りつは、・・・・・・」
863ほんのりヒーエイ:2008/06/03(火) 03:21:53 ID:oZUjAdM1
ぎゃー
ちょっと修正します
続きは多分明日の夜になります
864名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 19:33:52 ID:MnyLhwI5
ガチエロラケシス
相手は誰?
865名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 19:48:44 ID:v0KqcaCr
シャガール
866名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:32:01 ID:hVERji02
聖戦の話する奴ってどうして空気読めないの?
867名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:39:36 ID:QGVv5eQu
基本的にどんな話をしても良くね?
連載ssが全部終わるまでは書き込み禁止なん?
868名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:39:03 ID:prQJXsiF
>>864
候補は
カップリングの王道であるフィン
はたまた隠し子疑惑のあるベオウルフ
美女と野獣ならぬ姫と盗賊の組み合わせでデュー
やっぱり兄様、100回ヤッても大丈夫なエルトシャン
ギザな男エリオット
アグストリアの独裁者ジャガール
強い!硬い!遅い!なアーダン
869名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 00:06:21 ID:6mIWNpjH
アーダンにイカされまくって欲しい
870ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:20:14 ID:pPP2hfTx



***

「・・・ふ、はぁっ・・・ふ」

指と指を、舌と舌を絡め合うエイリークとゼト。
ほとんどゼトにされるがままのキスだが、エイリークは懸命にそれに応える。
裸の肌と肌が重なり合い、自分を覆うゼトの重みすら心地良かった。
「エイリーク様・・・失礼致します」
エイリークが充分に濡れていることを確認し、ゼトは彼女の秘穴に自身の一物をあてがった。

許されることではないと知りながら、夜な夜な想い描いてきた主人の裸。
それが今、自分の腕の中にあることが、ゼトには未だ信じられない。

先走りによって既に濡れているゼトのそれは、明らかに普通の男達よりも大きい。
ただでさえ華奢な、男を知らぬエイリークに、果たして自分が受け入れられるだろうか―――

一抹の不安を胸に、ゼトは小さく息を吐く。
そしてゆっくりと、濡れそぼったエイリークの膣口に自身の先端をあてがう。
871ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:20:37 ID:pPP2hfTx

「ひゃああっ」
その瞬間、激痛に顔を歪めるエイリーク。
「エイリーク様・・・」
飲み込まれてゆくゼト。
「んああああああああああ!」
コリッ。
なにか鈍い感触を感じるゼト。
エイリークの太ももに紅い鮮血が流れ落ちる。
「うあああああああああああああああああああっ!」
あまり痛がるエイリークに、不安になるゼト。
「エイリーク様、ひどく痛むのですか?」
悶えながら頷くエイリーク。

案の定、初めて男を受け入れた、いや、異物を受け入れたエイリークの狭い膣中。
それは身体中で、ゼトを拒んでいた。

仕方なしに自身を引き抜くゼト。
それは今にも張り裂けそうなほど硬く、巨大に膨張し、グロテスクに脈打っている。
エイリークが痛がるのも無理はない。

しかし、太ももの間から紅い血を流して涙と唾液にまみれる王女は尚も美しく―――
ゼトはこのまま自分を抑えられる自信がなかった。

「あ・・・ゼト・・・」
すまなそうに手を差し伸べるエイリークに、背中を向けるゼト。
「申し訳ありませんエイリーク様。少し・・・一人にして頂けますか」

「あ・・・!ゼト、わたくし・・・!」

エイリークは痛みに堪えて立ち上がり、着替えもままならず大急ぎで部屋を飛び出して行った。
872ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:21:18 ID:pPP2hfTx



***

「あの後、街道で拾った馬車の中で・・・君が私に言ったんだ。自分はゼトを悦ばせたいと」
エイリークの髪を梳きながら、彼女のイヤリングをつまむヒーニアス。
「わ、わたくしが・・・」
言われてみれば、確かにそんなことを口走った気がしないでもない。
「もうゼトを拒むことのない身体になりたい、と・・・」
「あ・・・」
ようやく思い出したエイリーク。みるみる顔が赤面していく。
そうだ。
自分は馬車に揺られ、優しく肩を抱いてくれるヒーニアスに懇願したのだ。
そのためにはどうすればよいのか教えてくれ、と。

「思い出したようだな」
「は・・・はい・・・」
恥ずかしそうに俯くエイリークに、目を細めるヒーニアス。
「では」
一言いうと、エイリークの細いあごを持ち上げる。
「お、王子・・・?」
「教えて欲しいのだろう。黙って私に身を委ねるといい」
そしてそのまま、エイリークの唇に自分の唇をそっと重ねる。
優しい口づけ。
すぐにエイリークの唇から離れる。
「恐がらずに・・・大丈夫、リラックスするんだ」
その言葉にエイリークが目を閉じて頷く。
ヒーニアスは再び、唇を重ねた。
873ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:21:44 ID:pPP2hfTx
「・・・・・・」
それでも、揃えた拳を胸の前でにぎるエイリークに、ヒーニアスは笑みをもらす。
「口を、開いて・・・」
言われるまま、口を開けるエイリーク。
その空洞を自分の唇で塞ぎ、ヒーニアスはゆっくりと舌を伸ばす。
奥へ奥へと、自分の口中をゆっくりと侵攻していくヒーニアス。
エイリークはゼト以外の男の愛撫に、違和感とともに新鮮な快感を覚えた。
「ん・・・っう・・・あふっ・・・む、ぅ・・・」

かわいい―――

ヒーニアスの腕の中で、舌を絡められ時折ぴくぴく震えるエイリーク。

エイリークが、私の口づけで感じている―――

自身も感じていることはさて置き、満足げに、ヒーニアスは銀糸を引いた唇をゆっくりと離す。
「・・・はぁっ・・・おう、じ・・・」
エイリークの口元に垂れる銀糸を、ヒーニアスは舌先でぺろりと掬い取る。
「気持ち良くなってきたか?」
「は・・・はい・・・」
「よし。いい子だ」
赤い顔でぼおっと答えるエイリークの頭を撫で、ヒーニアスは彼女を抱いたまま立ち上がる。
そして後ろのベッドに、そっと、エイリークを横たえた。
874ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:22:05 ID:pPP2hfTx

「あ・・・」
反射的に身を縮めるエイリーク。
「大丈夫だ。ゆっくり、練習してみよう」
言いながらヒーニアスは長い上着を脱ぎ、上半身裸になる。
そしてベッドに乗ると、仰向けに寝るエイリークの上に跨がった。
「話を聞く限り、君はセックスの際に緊張している嫌いがある」
優しくエイリークの頭を撫でるヒーニアス。
「もっとも、初夜というものは互いに力み過ぎてしまうものだ。さすがのゼトにも余裕がなかったのだろう」
自身がセックスを経験したのかはさて置き、ヒーニアスは努めて穏やかに語る。
「エイリーク、正直に言うのだ。君は初めてのセックスが恐かったのだろう?」
「あ・・・」
その言葉に、エイリークの瞳から熱い涙が溢れた。
「は、い・・・わたくし・・・ゼトに抱かれ、とても嬉しかったのに・・・彼を傷つけてしまいました・・・」
「泣くなエイリーク。誰でも初めはそういうものなのだ。ことに君のような純情な女性は」
ぽろぽろと落ちる涙の雫を、ヒーニアスが親指で拭う。
「ほんとう・・・ですか・・・?」
「ああ。彼もちろん君の気持ちは理解していたはずだ。だがきっと、彼も自分を抑えられなくなるのが恐かったのだろう」
「・・・・・・」
そう言って再び、エイリークの涙で濡れた唇に口づけをする。
「だがもう案ずることはない。全て私に任せてくれればいい」
875ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:22:33 ID:pPP2hfTx

ヒーニアスの指が、エリークの太ももに伸びる。
そして触れるか触れないかというその指を、エイリークのスカートの中までゆっくりと這わせる。
「ひゃ・・・っん」
くすぐったさに小さく笑い声を上げるエイリークに、ヒーニアスが口づける。
「んっ・・・はぁん・・・」
少し緊張がほぐれたのか、今度は積極的に、エイリークのほうからも舌を絡めてくるようになった。
「んっ・・・んっ」
舌を絡め、遊ばせた指先をショーツの周辺で行き来させる。
そしてヒーニアスはエイリークの服の上から、彼女の美しい胸をそっと手で包んだ。
程よい大きさの、柔らかく弾力のある胸。
優しく優しく、揉みほぐすようにこね回す。
時折、先端を、爪で軽く押し込んでみる。
「んふぅっ」
ビクッと震えるエイリーク。
快感に身を委ね、次第に絡める舌の動きがお座なりになる。
ヒーニアスはおもむろに唇を離すと、いよいよ本腰を入れることにした。

エイリークの上着を、少しずつめくり上げるヒーニアス。
みるみる露になるその白い肌に、押し殺した興奮も一気に高まって行く。
やがてエイリークの胸を隠す物がなくなった瞬間、ヒーニアスは思わず溜め息を漏らした。
丸くこんもりとした、形の良い乳房。
淡く色づいた、つんと上を向く果実のような乳首。

よほど余裕がなかったのだろうか。
初夜を迎えた次の夜だというのに、エイリークの躯にはゼトの刻印の一つも見当たらない。
そもそも彼女がゼトを受け入れていられたのは、ほんの僅かな時間だったという。
その間、ゼトは射精に至っていない。
ほとんど処女同然とも言えるエイリークを前に、ヒーニアスの所有欲は一層高まる。
876ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:23:04 ID:pPP2hfTx

「エイリーク・・・」
ヒーニアスはそっと、その感触を確認するように、エイリークの乳房を下から揉み上げてみる。
そのままぷっくりと膨らんだ先端を指でつまみ、くにくにと擦り合わせる。
「ひゃぅんっ」
仰け反って喘ぐエイリークがなんとも艶っぽい。
硬さを増して小さく収縮する乳首を口に含んで吸い上げ、軽く歯を立ててみる。
「あうっ・・・王子っ」
左手と口でエイリークの胸を犯し、右手をショーツの上からあてがう。
声を出さずに反応するエイリーク。
ぬるぬるとした水っぽさとむわっとした熱気が、ショーツの奥から滲み出している。
「もう、こんなに濡らして・・・」
無表情なヒーニアスの言葉に、エイリークの羞恥心が煽られる。
「も、申し訳ありません、わたくし・・・」
「謝らなくていい。自分に素直になるのだ」
言いながら、ヒーニアスはそっと、エイリークのショーツの際を撫でる。
「あ、あ・・・」

自分の愛撫に、エイリークが感じ、濡れている。
このまま彼女を犯してしまいたい、ついそんな欲求に駆られる。
それをなんとか気合で押しとどめ、ヒーニアスは平然を装う。
877ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:23:27 ID:pPP2hfTx

ショーツの際をなぞるように触れられ、エイリークの感度は既にメーターを振り切っている。
「んぅ・・・おうじぃ・・・」
「どうしたエイリーク?」
「あ・・・」
とぼけたように言うヒーニアスに、エイリークは訴えるような瞳で見つめる。
頬をピンク色に上気させ、背中を仰け反り、指の動きに変化をつける度に震えるエイリーク。
「おう・・・じ・・・」
自分はよく頑張っていると、ヒーニアスは思う。
「エイリーク。私にどうして欲しいのだ?」
際をなぞっていた指でショーツの腹を軽く擦り上げると、エイリークがひと際甘い声で鳴く。
「はうぅぅんっ」
「さあ言うのだ。どうして欲しい」
「ぁっ・・・」
爪を立てて引っ掻くように擦る度、仰け反るエイリークの胸がぷるぷると揺れる。
「さ、わって・・・」
「なに?」
「さわって、ください・・・」
虚ろな瞳で訴えるエイリーク。
自分から言わせるように仕向けたとは言え、ヒーニアスの枷は今にも外れそうだ。
「エイリーク・・・」

股間を覆うズボンが鬱陶しい。
そんなことを考えながら、ヒーニアスはエイリークの白いショーツに手を掛ける。
するするとそれを下ろしていくと、現れるエイリークの蒼い茂み。
初心なエイリークがわざわざ手入れをしているとも思えないが、薄い茂みはきれいな三角形に生え揃っている。
普段のエイリークからは想像もつかない妖艶な躯。
878ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:23:54 ID:pPP2hfTx

エイリークの膝を、左右に大きく拡げさせる。
「やぁっ・・・王子・・・見ないでください・・・」
ぱっくりと口を開いた、エイリークの淡く染まる縦筋。
今か今かと、何かを待ち受けているように妖しく濡れている。
「可愛いぞ・・・エイリーク」
言いながらヒーニアスは、揃えた2本の指でエイリークの縦筋をゆっくりと擦り上げる。
「ふあぁぁっ・・・!」
すぐに、エイリークの秘穴からみるみる蜜が溢れ出る。
くちゅくちゅと水っぽい音が、二人の興奮を高める。
「おう、じ・・・ヒーニアス王子っ・・・」
あくまで優しく攻め立てるヒーニアス。
縦筋をこねていた指をその少し奥、秘穴の入り口へと持って行く。
その瞬間、ぬちゃぬちゃとした水音がごぷっと鈍い音に変わる。
「ゃあっ・・・!」
「エイリーク。何も考えずに、私の指にだけ意識を向けるのだ」
脚を閉じようとするエイリークの恥じらいに気付き、ヒーニアスが言う。
「頭を真っ白にして・・・快感に身を委ねるのだ。ほら、どんどん気持ち良くなるだろう」
「あ、ぁ・・・わたくしっ・・・!」
純真で気高いエイリーク。
例え好きな相手だろうと、異性とセックスをすることに罪悪感のようなものを感じてしまうのではないか。
そう考えたヒーニアスは、何よりもまず、エイリークをリラックスさせることに集中した。
879ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:24:25 ID:pPP2hfTx

「快楽を求めるのだエイリーク。今、この時だけは」
ヒーニアスの言葉に、次第にエイリークの身体の力が抜けていく。
「そうだ。可愛いぞ、エイリーク。かわいい・・・」
自分の淫らな姿を可愛いと言われ安心したのか、エイリークが少し嬉しそうにヒーニアスを見る。
ドキン、と、ヒーニアスの胸が早鐘を打つ。
(エイリーク・・・!)
ゆっくりと膣口を掘り進めながら、ヒーニアスはエイリークの胸を揉みしだき、唇を重ねる。
「んぅぅ」
熱い口づけ。
ヒーニアスの人差し指が、エイリークの中に飲み込まれる。
収縮し、侵入者をきつく締め上げるエイリークの膣壁。
これではさぞかし痛かろうと、その狭い膣道にヒーニアスは思う。
そしてこの少女に自分を無理矢理入れてしまいたいと。
880ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:24:46 ID:pPP2hfTx

あたたかなエイリークの中で、思い切って人差し指を大きく動かしてみた。
「はぁっ・・・」
痛がる様子はない。
ヒーニアスは軽く指を曲げて、ほじるように膣壁を刺激する。
「んんぅっ・・・!」
次第に感覚の鈍くなるエイリーク。
それに伴い蜜の量も少なくなると、きっと痛がるだろう。
すかさず、ヒーニアスはエイリークの唇を、乳房と乳首を貪るように犯す。
「ひゃあんっ!おうじぃっ!」
するとすぐに、ヒーニアスの指をあたたかな粘液が飲み込む。
そして親指で肉芽を擦り、人差し指に中指も足してGスポットを刺激する。
4カ所を一度に攻められ、エイリークは激しく身体を震わせる。
「んむうぅっ!ふうぅっ!」
(イクのだ、エイリーク・・・!)
親指の動きを速め、2本の指を曲げて掘り進む。
「むふうぅぅっ!」
唇を塞がれ、声にならないエイリークの喘ぎが、ヒーニアスに飲み込まれる。
(イけ!エイリーク!)
次の瞬間、ひと際激しく震えたエイリーク。
ヒーニアスの親指に、びくびくとした振動が伝わる。
くちゅ・・・と、エイリークの唇を解放するヒーニアス。
エイリークの口元には、溢れた唾液が筋を描いている。
「ぁ・・・?わたくし・・・」
881ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:25:08 ID:pPP2hfTx

これまで自慰もしたことのないエイリーク。
実に、これが初めての絶頂だった。
「エイリーク・・・」
無事にエイリークを絶頂に導き、一安心のヒーニアス。
エイリークを胸にぎゅっと抱き寄せる。
そして―――

「王子・・・わたくし・・・」
「エイリーク・・・」
外れてしまったヒーニアスの枷は、もう戻すことはできない。
ヒーニアスはエイリークに口づけると、立ち上がり、股間を覆う布切れを脱ぎ捨てた。
「王子・・・!」
晒されたヒーニアスの一物は、ゼトのそれより細いものの、浮き出た血管が激しく脈打っている。
「どうやら君の中は、非常に狭いようだ」
「えっ・・・?」
下半身とは裏腹に、落ち着き払ってヒーニアスが言う。
「ゼトを難なく受け入れるためには、私のものを受け入れることができねばならぬだろう」
しかしどことなく視線の定まらないヒーニアス。
無理もない。
彼の理性はもう一杯いっぱいなのだ。
882ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:25:46 ID:pPP2hfTx

こわい―――

昨夜の激痛を思い出し、エイリークはベッドに後ずさる。
「ゼトを悦ばせるのだろう?」
呪詛のようにも聞こえるその言葉に、エイリークは思い直す。
そうだ、ゼトを―――

決心を固めたエイリークは、自ら脚を拡げ、目を閉じた。
「お願い致します、王子・・・」
「・・・エイリーク」
エイリークの縦筋に、そっと口づけるヒーニアス。

「では」

言うが早いか、ヒーニアスの一物が濡れたエイリークの膣口に飲み込まれる。
「ああぁっ!」
ピリッとした鋭い痛みが、エイリークの身体を駆け巡る。
少しでもエイリークの痛みを紛らわそうと、悲鳴を上げる唇を塞ぐヒーニアス。
「んんんぅっ!」

ヒーニアスのそれがゼトのものより細身だったためか。
それとも、ヒーニアスの指を受け入れた後だったからか。

徐々に進入してくるヒーニアスを受け入れるエイリークを、昨夜のような激痛が襲うことはなかった。
既に感覚の麻痺していたエイリークの膣は、その中で張り詰めるヒーニアスをこれでもかと締め上げる。
「ううっ!」
思わず声を漏らすヒーニアス。
883ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:26:10 ID:pPP2hfTx

エイリークと自分が繋がっている。

その喜びはヒーニアスを更に巨大化させ、押し寄せるような快感が彼を襲う。
(エイリークっ・・・!)
擦れ合うエイリークの茂みとヒーニアスの茂み。
その感触を味わうように腰を押しつけ、少しだけ持ち上げる。
そしてゆっくりと、それをエイリークに打ちつけた。

「んうううううううっ!」
ぐっ、ぐっ、と、力を加減して腰を打ちつける。
その度に、エイリークは塞いだ唇の中から苦し気な声を上げる。
「んう!んううっ!」

やはり多少の痛みを感じ、エイリークは下腹に力を入れるのだが、それが膣壁を一層締めつけてしまう。
これまで感じたことのない、意識が飛ぶような快感に、ヒーニアスの腰が激しさを増して前後する。
(エイリーク!エイリーク!)

次第にヒーニアスの抜き差しする距離が広がり、痛みとともに鈍い快感を感じ始めたエイリーク。
「ううう!ふうぅぅぅっ!」
奥底から沸き上がるような、真っ白い快感。
「んううううううううううっ!」
エイリークが2度目の絶頂を迎える、ちょうどその時。
884ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:26:41 ID:pPP2hfTx

ドクッ!

エイリークの中のヒーニアスが、波打つように脈を打つ。

ドクドクッ!

このまま出してしまうのはまずい―――
そう考えたヒーニアスは急いでエイリークから抜け出し、小さく痙攣している彼女の顔に欲望を解放した。

ピュッ・・・ドクドクドクドクッ!

出しても出しても尽きることのないヒーニアスの白液。
顔に、胸に、腹に、太ももに、エイリークの全身に勢いよく放つ。

「ぁうぅ・・・」
身体中にヒーニアスの白液を受け、震えるエイリーク。
ヒーニアスは彼女をそっと抱き起こし、抱きしめる。

「エイリーク。もう恐れることはない。心のまま、彼を受け入れるのだ」
本当はこのまま、君を離したくはないが―――
885ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:27:34 ID:pPP2hfTx

そんなヒーニアスの胸中を知ってか知らずか、エイリークが口から白液を垂らして微笑む。
「王子・・・ありがとうございました・・・何とお礼を申し上げればよいか・・・」
ヒーニアスを抱き返すエイリーク。
「礼など必要ない。だが・・・代わりに、と言ってはなんだが―――」
言いながらエイリークの髪を梳くヒーニアス。
「君から私に・・・キスをしてくれ。私をゼトだと思って、彼にするように―――」
「キス、ですか・・・?」
「ああ・・・」

これで思う存分ゼトを受け入れてあげることができる。
「王子・・・」
その嬉しさに、エイリークはヒーニアスの唇を貪った。

「ふうっ・・・!ふうんっ・・・!」

エイリークから激しく求められる口づけ。
その舌使いは普段のエイリークからは想像もつかないほど淫乱で、そしてより一層、彼女を愛おしく思えた。

(ゼト・・・)
(エイリーク・・・)

恐らくエイリークとゼトは、いつもこんなキスをしているのだろう。
それはヒーニアスにとって、とろけるように甘く、そしてほろ苦い口づけだった。

銀糸を引きながら、ゆっくりと唇を離す二人。
ヒーニアスは立ち上がり、エイリークに優しく微笑んだ。

「エイリーク。まだ後ろのほうが手つかずだったのを思い出した」
886ほんのりヒーエイ:2008/06/04(水) 00:28:02 ID:pPP2hfTx



***

その後、無事に和解することのできたエイリークとゼト。
次に繋がった際、ゼトは痛がるどころか積極的に自分を求めてくるエイリークに疑問を抱くも、
その後は円満な性生活を送ったという。

めでたしめでたしである。



「・・・とまあ、戯れにこんな筋書きの寸劇を用意してみたんだが、どう思う?
もちろんキャスト及び観客はここにいる我々だけだが」

「あ・・・ありえませんっ!」
ヒーニアスの際どい説明に、顔を真っ赤にしてテーブルを叩くエイリーク。
「あり得ませんね」
微笑みながら紅茶をすするゼト。ちょっと目が据わっている。
「そうだな全くあり得ない。俺の出番がないじゃないか」
「あ、兄上!」
「安心したまえ。君の出番はちゃんと次に用意してある」

城のテラスで仲良くお茶を飲む4人。
風薫る春の空を見上げ、エイリークは静かに目を閉じた。

父上。
エイリークは今日も、元気です。



END
887名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 02:42:15 ID:YeS3UfBF
うおおおおおお
エイリークかわえええ
GJ!!!
888名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 11:03:40 ID:5v9ohylQ
よくやったぞ
聖魔は意外と少ないからな
889名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 00:41:07 ID:4WaF8rSH
聖魔が一番少ないね
サイトは結構あるみたいだけど

封印や烈火より新しいのになぜだろ
890名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 17:42:40 ID:36aKbFO+
ここの過去ログ倉庫にはミシェイルとマリアはあるのに何故ミシェイル×ミネルバは
ないんだろうか
誰か書いてよ
891名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:23:56 ID:4ETssrVt
>>890
話の流れ的に2部でミシェイルがミネルバを助けた後に
どこかでミネルバを押し倒してミシェイルの槍を突き刺す
その後はガダインの近くの村で降ろされてマルスが来るまでヤッてる兄妹
892名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:30:30 ID:BGkgk7bV
修羅場って需要あるか
893名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:57:00 ID:fQm+p2kH
>>892
何でも歓迎
894名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:45:33 ID:xHodMkij
>>889
ゲーム的にあんまり評判良くなかったからじゃない?
キャラも焼き直しばかりで印象薄いし。
895名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:46:45 ID:uKr/N0VF
助けて!名無しさん!
896名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 00:13:14 ID:I0qzpWhP
>>890
激しく同意。誰かミシェイル×ミネルバ書いてほしい。
二部のあのシチュエーションはおいしすぎる。
897名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 01:55:49 ID:A80jb94q
ところでミランダとナンナ、どっちの方が好きだ
898名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 13:24:23 ID:XfhDLmzD
どっちかと言われても。好きなのはサラです。
899名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 15:50:46 ID:VaHuwnFQ
正ヒロインはフィンです。
900名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 17:00:55 ID:A80jb94q
絶対こんな流れになると思ったよ
901人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/06/07(土) 17:33:30 ID:S8jlx3JA
ルネスの宮殿。
今ここに、グラド帝国との熾烈な戦を勝ち抜いた文武百官が、ずらりと並んでいた。
その中央にはエフラム王子、そしてエイリーク王女。さらに、その騎士団の精鋭たちと、ヒーニアス王子やターナ王女、ヨシュア王子、そしてラーチェル聖王女など、今回の式典に招待された他国の重鎮たち。
さらに、その横には先の戦に参加した、一般人のみんなも並んでいる。
皆、正装をしている。騎士団の鎧は皆、新調され、ピカピカに磨かれていた。
ここにいるのは、先の戦を勝ち抜いた歴戦の勇士たち。そのあまりの威容に、ロスは思わず恐れおののいた。
「な、なんか俺、場違いなんじゃないかなあ・・・」
「ロス、うろたえるな!お前も立派な、彼らの一員なのだぞ。」
ロスの横で、ガルシアがそう言った。ロスも、彼らと共に、先の戦を勝ち抜いた一人なのである。
しかし、そのロスでさえも、思わず恐れおののいてしまうほどの、その威容。凄まじい迫力。
だが、彼らの目には、厳しさや恐さはない。どちらかと言うと、和やかで、穏やかな雰囲気。
そんな中、中央の脇の司会者席にルーテが登場した。
「それでは、ただいまより、卒業式を始めます。」

この大広間の片隅には、オルガンがあり、そこにはナターシャが座っていた。
そして式の開始と共に、彼女は和やかで、しかも厳粛な旋律を奏でる。
「卒業証書、授与。」
ルーテの声が、会場に響く。それと同時に、エイリークが祭壇の上に上がった。
「それではロス、前へ。」
「は、はい!」
ロスは緊張しながら立ち上がり、祭壇の前に進み出る。そして、エイリークの前に立った。
それと同時に、エイリークは卒業証書を大きな声で読み上げた。
「卒業証書。ロス殿。あなたは、このたびめでたく、童貞を卒業したため、ここに卒業証書を授与します。804年3月○日、ルネス王国国王代行、エフラム。」
まだ正式に国王になる前なので、エフラムは国王代行となっている。
そしてエイリーク王女は卒業証書を両手で持ち、ロスの前に差し出した。ロスはその証書を右手、左手の順でしっかりと掴み、深く礼をして受け取った。
そしてロスが左手に卒業証書を持つと、エイリークはロスと握手を交わした。
「おめでとうございます。」
エイリークがそう言うと、ロスはもう一度深く礼をして、自分の席に戻った。その隣の席では、アメリアがポッと顔を赤らめている。
「何だか、ちょっとだけ恥ずかしいね♥」
そしてロスは、近くの一般席を見た。そしてジストと目が合った。
ジストはロスに向かって、親指を突き立てた。
「やったな!これでお前も一人前だぜ!」
そしてロスも、ジストに向かって親指を突き出した。
「へへへ。」

「続いて、国王代行、式辞。」
エイリークが祭壇から降りると、続いてエフラムが祭壇へと上がる。
「騎士団長、告辞。」
「来賓、祝辞。」
そして、式典がすべて終了すると、国王、騎士団、来賓の皆が、一斉にロスとアメリアを取り囲む。
「せーの!わっしょい!わっしょい!わっしょい!」
そして歓喜の胴上げが始まった。ここから、ロスの本格的な人生が始まる。

おめでとう、ロス!
そして、頑張れ、ロス!

おしまい
902名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 18:13:22 ID:idkNc/OT
>>897
ミランダで
903名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 18:47:25 ID:MNcgh+eT
>だが、彼らの目には、厳しさや恐さはない。どちらかと言うと、和やかで、穏やかな雰囲気。

卒業して賢者モードですかw
904名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:56:53 ID:c9W2szOb
>>897
ナンナで
フィンは聖戦ではあまり重要視されてないがトラナナでは結構重要なポジションにいる

聖戦〜トラナナでの間フィンはリーフとナンナと一緒に食事をしたり一緒に寝たりしてたんだろうな
一緒にお風呂とか入ったりしてたのかな?
ナンナ『パパのおちんちん大きいけどリーフ様のと比べるとちょっと小さい』
フィン『リーフ様はお前に見られて大きくなっているのだよ』
ナンナ『じゃあパパはもっと大きくなるの?』
フィン『そうだとも見せてあげよう』
と言いフィンは股間に力を入れ、そのイチモツは天にそびえるように勃った

スマン・・・俺のスキルではここまでだ・・・ぐふっ
905名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:30:12 ID:0AF6zaI4
>>901
いつも乙です。
アメリアには処女卒業式やってあげないの?
906名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 08:21:26 ID:AQEAvjOZ
>>904
そしてフィンはそのままナンナのはぢめてを奪いました。

義親子設定だとくっついて欲しいとか思うのですが、ダメですか?そうですか…
907名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 15:44:49 ID:n4/Ot2IS
いくら平常時とはいえ、子供のリーフの勃起時のより小さいのか
908名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 20:36:49 ID:zrVWpD5I
フィンのは短小真性包茎
909名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 22:04:38 ID:86aOm5aY
>>908
フィンの槍(イチモツ)はショートランスと申すのか?
二回責めが出来るゆうしゃのやりじゃないと言うのか・・・
910名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 22:20:06 ID:gLjhrZ4r
ちっちゃいのを散々苛められて、逝けそうで逝けない射精地獄を味合わせてみたいんだぜ?
ラケシスで
911名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 22:43:00 ID:86aOm5aY
ラケは大地の剣でフィンの精液をどんどん吸い取り自分の体力を回復する
フィンの体力が無くなりフィンは『こんな体では足手まといになりますのでレンスターへ帰ります』
とラケから逃げるのであったがその後ラケがレンスターに来て毎日のように槍(イチモツ)の使い方にダメ出しを言われる
肝心のラケは『まだ兄様の槍がマシだわ』とか『あら?もう槍が壊れちゃったの?私が修理してあ・げ・る』などと
言葉責めやハードなプレイでフィンはおもちゃとし扱われるのであった
912名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 23:09:21 ID:DKfZugUk
> 『まだ兄様の槍がマシだわ』

待て、エルトのも知ってるのか
913名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 23:55:47 ID:DZwHqu0e
更にはベオのも知っています。
914名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 01:24:53 ID:kz0sSq1P
ベオはほそみのやり
915名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 07:21:11 ID:Nd1vqRlI
ベオが細みってことは無いだろう
巨根のテクニシャンというイメージがある。
フィンは早い小さい下手と三拍子以上揃った、童貞短小包茎っぽいから対比が面白い。
…いや、フィン好きですよww
916名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 07:21:55 ID:iaP91yM5
レンスターは巨根半島、と聞いていたラケシスはフィンの粗チンっぷりに落胆
917名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 08:39:39 ID:NmmaSeBc
ベオの得物は剣だから槍のフィンよりは小さいのではないか
918名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 12:44:37 ID:Nd1vqRlI
話が変な方向に行ってるな。
最近フィンラケ厨が常駐してるだろ?テラウザスww
ラケはもうデューで良いよ。多分一番巨根だし。
919名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 14:22:05 ID:DJEgEBPs
性戦厨自体うぜー
どこでもどんな板でもチンポの話と近親の話
920名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 17:23:55 ID:mxGcyllQ
聖戦はいいけどチンコの話はちょっとな
せめておっぱいにしてくれ
男のじゃないぞ
921名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 18:45:34 ID:/zI9pNLg
マンコの話ならいいのか?
粗マンラケシスとかふくふくのディアドラとか
聖戦嫌なら自分で他作品の話題振れよ
922名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 18:46:56 ID:Kl/R8tFy
おお、足の臭さの話でもいいらしいな
臭いフェチには厳しい昨今でね
923名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 18:47:16 ID:+gBskrwG
だから時代は今セーラ様だって
924名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:14:46 ID:/zI9pNLg
>915
ベオが上手いというのは認めるが、サイズはやぱり小ぶりと見た
フィンが童貞短小新正方形の上、早漏で下手でケツモロ感のホモにして
ロリコンにも興味津々というのは分かるが
925名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:21:00 ID:Nd1vqRlI
フィンのバージンは何歳の頃に散らされたのだろう…
お相手はもちろんキュアン様で。
926名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:23:37 ID:/zI9pNLg
ああ見えてキュアンとはセックスした事無いだろ
ノンケの上、ラブラブの可愛い嫁がいるのに何でフィンのケツ掘らなければならない?
927名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:49:49 ID:Bwf17tQt
槍使いだけにヤリ足りないのです←ケツ論
928名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:59:18 ID:/zI9pNLg
フィンはトラバントにレイプされたのが初釜
929名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 21:00:57 ID:19oUe49h
フィンは傾国の美少年ww
レンスターの宝
930名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 00:56:59 ID:OGOCbimc
生鮮自重しろ
931名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 11:51:45 ID:3ceeV4L3
聖戦腐女子のたくましさは異常
もはや大阪のおばちゃんレベル
932名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 12:35:12 ID:mEgpFU+Q
お誉めに預かり光栄です
933名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 16:37:46 ID:cYU/dc/f
なんで自覚があるのに消えないんだろう
スレ潰したいだけなのか?
934名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 18:52:57 ID:mtYJLv3G
↑これしきで潰れるスレならとっくの昔に無くなってる
何度も言うようだが、自分の話したい話があるなら自分でネタ振るこった
935だみ@携帯:2008/06/12(木) 18:55:24 ID:xAimNmHi
ノアだけはガチ
936名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 22:05:18 ID:cXk8os/6
フィソだけはガチガチ
937名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 22:08:04 ID:tt/jqaFU
そろそろフィンスレ立ててみようと思うんだけど、板はどこがいいかな
938名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:32:19 ID:lAgRhlEO
>>934
だみゃーんのネタを無視しておいてよく言うぜ
939名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 01:01:14 ID:lNeo+cwY
ネタ振っても無視するどころか、
投下中に雑談かますようなやつらだからな
聖戦嫌いを増やすための工作じゃないかと思えるくらいひどい
940名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 02:11:08 ID:JE9ILH+g
むしろそうなんだろ…
それか最強に空気読めないかのどちらか
941名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 04:40:26 ID:3zCYk1d4
フィンでNG登録しとけ
942名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 05:48:15 ID:gSU4sh5W
エルフィンまで消えないか心配だ
943名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 12:10:03 ID:PgSB0Nde
フィンランドも消えちゃう
944名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 12:40:56 ID:EEdwveqh
フィンって言葉は白いとか美しいって意味があるんだっけ?
945名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 15:00:23 ID:G0NsWbu3
マフィンを食べることもスキューバダイビングさせることもできませんな
946名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 18:35:05 ID:jLo42hrX
実験的に聖戦のエロネタオンリーの隔離スレを立ててみようと思うんだ
「キャラサロン板」で大丈夫?
947名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 19:08:51 ID:TUIMdDSA
聖戦ネタが消えるのは寂しいけどこの流れじゃ仕方ないのかもな
少し聖戦とは距離を置いたほうが良いのかもしれない
>>525
と書き込んだのが懐かしい
948名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 19:23:28 ID:jLo42hrX
強制移住という訳ではないから、どこに書き込むのも本人の自由という事で
949名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 20:39:31 ID:lNeo+cwY
それじゃ意味ないだろう

俺だって聖戦は好きだぞ。でも現状は目に余る…
950名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 22:33:51 ID:+hnOSXyQ
私は僧侶リフ
951名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:42:12 ID:atXYg4Ad
スレに投下できないかと思って、
前から暖めてるヴァイダ姐御ネタを書き進めてるんだが、
シリアス方向にばっかり走ってエロがない罠www
物語に凝るとエロが物足りなくなることを今更ながらに痛感した
本職のエロ書きはマジパネェ


……あと、ここまで書いておいて、姐御に需要がないだろうことにも気付いたwww
952名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:59:56 ID:uk/5ERJq
一番とまでは言わないけど、ヴァイダ姐さん好きだよ
需要がないなんてことはないと思うので(少なくともここに一人いる)
無事エロが入ったら是非投下してくれ、待ってる
953名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 08:39:56 ID:u34llEQX
私は執事リフ
カイン様の靴紐を結ぶことが出来ます。
954名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:50:48 ID:r7e+EBgO
955名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 01:14:13 ID:ZsSmhvVn
聖戦用なんて立てる必要がない
956名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 02:40:48 ID:p5xc+FgX
せっかく聖戦トラキアで書いてもあの厨と同類項にくくられるならやめた方がいいか
957名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 07:32:58 ID:E5CM5OHs
フィンの話題は引き続きここでおk
958名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 10:46:40 ID:BblwQJ20
オッケー
ホモでもノーマルでも好きなだけ語るといい。
嫌ならスルー汁
959名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 11:48:07 ID:0nrXaZAh
スルーしてたら延々それしか話さないじゃん
投下しても無視して話続けて、やる気削がすじゃん

っつか801は801板にスレたてたら?
960名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 14:19:11 ID:Bco3eizB
よっぽどチンコが好きなやつなんだろうな
961名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 16:49:15 ID:iewb4i2w
>>954
一応乙
凍結決定っぽいけど気を落とさんな
962名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 05:20:51 ID:kPvHPgvi
このスレでエロパロ投下するのはやめた方がいいな
963名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 18:50:21 ID:xOYMmbDM
結構はやってるな
964 ◆ka5BrNUzcE :2008/06/16(月) 23:34:38 ID:GeDrVTTB
亜茶&千葉犬氏は無事なのかな…
965名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 11:50:34 ID:A1W0L3dj
そろそろ次スレ立てた方がよくね
966名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 14:41:55 ID:rY2dYgW8
濃厚なホモスレに次スレを必要とする思考が分からんね
967名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 12:32:24 ID:ER5pb+T/
聖戦ってVCで落としてやってみようかと思ったけど聖戦厨がPINK板じゃないところでも
ところかまわず性器と近親の話題をしたり、スレ立ててるのを見てやらないことに決めた
カプ叩きもひどいし
968名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 12:34:17 ID:cCoptFTD
VCで落としたとか公言するお前も大概だがな
969名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 14:02:18 ID:ER5pb+T/
>>968
意味不明なんですけど?
結局あまりにマナーを守らない聖戦厨が多くてその程度の人間しかファンにいないんだと思ったから
VCでも購入しなかった
970名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 14:21:07 ID:MxJ8EEd8
>>969が低年齢かつスレを荒そうとしているのは確定的に明らか
971名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 17:55:26 ID:VMke3UME
新暗黒竜でマルスはCCできるのかね?
あとドラゴンナイトとペガサスは別系統になると
個人的に嬉しいね
972名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 22:01:36 ID:I1C4SiHO
>>971
多分アリティア制圧後にスターロードにでもCCすると予想。
ドラゴンとペガサスが別系統になるのはいいけど、そうすると仲間Dナイトがミネルバだけになるんだよなぁ…
973名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 22:31:25 ID:PvolCggK
まあそれも良いんじゃない
シューターも2人だけだったし、基本敵に敵分類のユニットという雰囲気の方が、
当時のDナイトには合ってると思う
974名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 23:14:24 ID:ICh1PI04
ドラゴンナイトが一番強くね?
魔法防御低いけど硬さはアーマー並だし
ファルコンは打たれ弱いが魔法防御が比較的高そうだから
でも城内マップとかだと降りないといけないから他のユニットより劣るが
唯一の利点は降りると特効が無くなるぐらいか
975名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 23:37:27 ID:RFFfMIrn
>仲間Dナイトがミネルバだけになるんだよなぁ…
新キャラに男Dナイト追加なんてことになりかねないな('A`)
976名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:03:16 ID:Faglt+pp
ミシェイルが仲間になるのかもな
977名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:03:44 ID:6KfRX5js
つミシェイル
978名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:54:25 ID:+xyzb9ES
謎の仮面の騎士2号登場w
979名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 03:10:49 ID:VNe2jtTe
>>972
それなんてスーパーマリオワールドw
980名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 04:00:12 ID:p2Y33yVx
フレイとかいう女Sナイト?みたいなのも登場するっぽいから
男Dナイト追加はあるかもしれないな。
出すのはいいけどミネルバと安っぽい主従恋愛とかは勘弁して欲しい
981名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 08:31:58 ID:Enjfel+b
ミシェイルとの近親恋愛よりはマシだろう
982名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 08:33:51 ID:bk1QpVVD
カチュアはマルスと男Dナイトと両天秤、
パオラ・エストもアベルと両天秤なんてのも避けて欲しいところだ。
983名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 11:42:17 ID:80+BYLO7
ミシェイルとの近親恋愛の方がいい
984名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 14:17:46 ID:GhGAT88N
>>980
なんというミディア優遇

まぁ、女キャラの中で彼女だけ影薄いからなぁw
985名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 15:00:23 ID:15G1Uzun
>>984
他の女性陣がドロドロ展開になりかねないのが多い中で、普通に幸せなカップルってだけで普通に見える
…強いて言えば、シーマと並んで年齢的にうわ何をすくぁwせdrftgyふじこlp;@
986名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 15:30:58 ID:Enjfel+b
アストリアとの再会会話はこっちが赤面しそうなラブラブっぷりだもんな
直視と記憶ができない
987名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 16:29:24 ID:TVFPoXFR
よし、次スレが出来上がる頃までに紋章で書いてみる
捏造カポーも混じるが勘弁な(´・ω・`)
988名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 17:36:48 ID:Wu+m9CNg
一応注意書きつけておけばおkと思われ
989名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 23:31:12 ID:O0kXqBR4
個人的にアスミディは好きだな
何かと報われない感じの強いアカネイア組の中で、ちゃんと幸せになって欲しいと思う
990名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 23:48:50 ID:zJQPY9si
ターナは俺の嫁
991名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:12:14 ID:UslUwOX8
ミシェイルがレナに求婚してレナが逃げ出したって設定はどこがソースだっけ?
もう長いことFEから離れてるから忘れちまったよ。

何のためにあるかよく分からん設定だし。
992名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:25:11 ID:L/SqZ1UB
マチス仲間にするときじゃなかった?
993名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:47:03 ID:FkVw67ks
次スレ頼む。
987じゃないけど保守代わりのが落とせそう。
994名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 09:43:26 ID:cSPmc/W4
>>994
さあ、今すぐ保守に行くんだ

ファイアーエムブレム&ティアサガ第30章
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1213922499/
995人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2008/06/20(金) 09:44:33 ID:a07GVhcg
おもいっきりかぶっちゃった・・・・・・おrz
996名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 11:59:50 ID:jFBTWOCa
どんまい
997名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 15:22:02 ID:ZBSIryEA
1000だったらラケシスたんと恋人同士。
998名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 15:22:55 ID:ZBSIryEA
1000だったらラケシスたんと恋人同士。
999名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 15:24:09 ID:DYveDsf0
999ならラケシスは俺の嫁
1000名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 15:24:44 ID:DYveDsf0
1000ならラケシスは俺の嫁
10011001
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