1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 01:03:35 ID:4CAkRzDD
これは良さげなスレだな
>>1乙
>>2 しかし投下がないんだな。難しいシチュなんだぜ。
幽霊みたいな存在の仮面の彼女が
仮面をとるとすごい美女で……っていう
これはオリジナルのみ?
いやいや
スケバン刑事2やらサモナイ3のファルゼン、
ドラゴンフォースのジュノーン、聖闘士星矢の女聖闘士、アルトネリコのシュレリア、
その他諸々なんでも有りじゃね?
重複云々と騒ぐつもりは無いけど
怪盗スレ
正義のヒロインスレ
悪の女とHスレ
悪落ちスレ?
あたりに重なってそーなシチュが見出せなくもない
懲りずにまた立てたのか。
支援しよう 謹賀新年
>>7 逆を言えばそれらのスレも被ってるだろうという事だ
前回投下あったっけ?
66でdat落ち
投下はない
そうか。トンクス
何回考えてもいちご100しか浮かばん
色々妄想は出来るけど文章に落とすのがなかなか・・・
ケンイチ…
消えるのも忍びないし保守
バクガン…
・・・
20 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 07:13:56 ID:oMkbMr7L
ほしゅ
ほ
23 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 16:04:22 ID:TRjBWcaP
ほひゅ〜
だれもいない
googleで「仮面」やら「フルフェイス」で日々検索してて
このスレに行き着いたんだけど、まさかこんなスレがあったとは…
ガキの頃に星矢を見て、シャイナさんだけでなくガイストにもときめいていた俺がちょっと通りますよ。
頭全体を覆う兜に、デビルマンを想起させるフルフェイスの仮面を被った怪しさ全開の敵が、
素顔を晒して見れば黒い長髪の美少女だったのには、子供ながらに惹かれるものがありましたw
あとフルフェイスの人物の正体が美少女ってシチュから、
美少女なのにフルフェイスを装備してる事に萌えるパターンもありますよね。
検索で見つけたもので
>>6に挙がってないものでは、
「無限のファンタジア」やら「モンスターハンター2」が個人的にヒットでした。
(前者はオリキャラを絵師が絵にする企画物のようなもので、後者は3Dアクションで装備品にフルフェイス品が少々。)
…と、ここまで書いてこのスレがSS主体のスレということに気づいた自分orz
低レベルな白黒絵くらいなら投下できるけど、SSは全く自信無いです('A`)
とにかく長年抱えていた嗜好で同志の集まるスレがあった事に感激中ですw
というかこのシチュってマイナーなだけで、好きな人は結構いそうなんですがねぇ…
もう少しメジャーになってくれないかと日々思っております。
>>25 どうせ二スレ続けてSS無しで落ちかけてるスレなんだし
投下なされたならあなたの絵で盛り上がる事でしょう
27 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 13:41:50 ID:gRU8LDv9
保守
28 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 16:22:56 ID:anOME3i/
29 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 23:08:59 ID:OMh0/m95
中々面白そうなスレですね
書いてみたい気もするのですが、シチュが思い浮かばん
「何故顔を隠してるのか」「どうした経緯で素顔が露わになるのか」
この二つを上げてもらえれば書けるかも?
昔は変身ヒロイン=正体を隠す者ってことで仮面系が多かったけど
セーラームーンで素顔でも何故か正体がばれないって言うのが定着したせいで仮面系減っちゃったな
マスク剥ぎとかツボなのになあ
パー子のパターンもいいよな
仲間にすら正体を隠してるという
仮面+全身鎧とか
仮面をつけたら性格が変わるとか
>>33 俺の大好物だわそれw
仮面を着けてるときは凛々しいけど、無いと少し気が弱くなるとかだと萌える(*´Д`)
となりの家の幼馴染の気弱なおねえさんが
マスク被るとなんと悪の女幹部でした とか
女幹部ってマスクはしてなくね?
37 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 08:39:27 ID:QTMSrJim
仮面で性格変わるっていうより
無理矢理洗脳マスクを装着されるだとか(勿論外から見て正体はわからない)
マスクを割られると
正気に戻るだとか
仮面の女戦士が捉えられてレイプ陵辱されちゃう話っておkですか?
おkならチャレンジしてみようかと思います
hosyu
42 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 00:28:43 ID:7XKBZpKU
あげ
ジェイソン(13日のアレ)を女の子化して……って所まで妄想したけど
そこから先どうなるのか見当もつかないよ
hoshu
46 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 07:04:11 ID:+JP0PEsY
昔、「アトランティス」(星川とみ・作)という漫画で
主人公(かつヒロイン)と敵対していた魔王の息子として育てられた仮面の男が、
実はヒロインの双子の姉(←ここ注目)だったというのが仮面が割れた時に判明したのが
すごくツボで嵌ったことがある。
男として育てられたのに、仮面が割れてからの女の子らしさが萌えだった。
なんで顔だけで判明したんだろう……
だってヒロインの 双子の姉 だよ。
ヒロインのそっくりさんだったからに決まってるじゃん。
タキシード仮面、陵辱はおk?
昔のゲームで『ネクストキング』に12人のヒロインが居て、一人が騎士の格好で呪いの仮面付けてたな。
キャラ名忘れちゃったけど。
キャラウェイだね
なかなか人気があるようで
52 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:29:24 ID:62liJl1H
やっぱり、タックル、ベルスター、アンドロ仮面、ラ・セーヌの星、ドロンジョ、
ポワトリン、バットガール、キャットウーマン、パンシャーヌがいいです。
53 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:34:02 ID:zTYHzDzl
トトメスも
セーラーVもいい。
55 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 18:53:35 ID:kVdjOoJ0
トトメスかポワトリンの陵辱をお願いします
浮上
57 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:40:02 ID:09x+phZp
ポワトリン
58 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 11:03:35 ID:vINQ2WZM
「東京変身少女」と言うポワトリンのような赤い仮面をつけたヌード写真集が当時売られてた。
前スレから甜菜してみる
41 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/10/22(月) 22:54:17 ID:hhtxLpVc
中世〜近世風くらいのファンタジー?
ある若手秘密工作員wが雇い主の敵国の城か砦か要塞に箱にまぎれて潜入→
そのまま進入→侵入ルートをミスって見回りに見つかりそうになり目の前の部屋に入ってしまう
なんとなく女部屋っぽい。難を逃れてホッとするもがすぐに出ようとする→その部屋でふと厳つい鎧
を発見、通称黒騎士と呼ばれる敵国の有名な(全身を鎧で覆っている)騎士のものらしい
→お風呂から出てくる物静かげな美少女(黒騎士の正体)とハチ合わせ
→美少女は慌てまくる秘密工作員wにおもむろに近づき色々とご奉仕
→気が抜けた秘密工作員wはいつの間にか縛られ動けなくなる
→秘密工作員wの前で鎧を装着していく美少女、最後に兜と仮面を着けるとまるで乱暴な男のような口調に
→人が変わったような黒騎士に縛られたまま性的な意味で責められる秘密工作員w
A→二次元オチでなんとか脱出して鎧を破壊して再び犯っちゃってからさらって逃げる
B→そのまま美少女と黒騎士の両方に奴隷にされる秘密工作員w
というのを考えたが如何せん文才が…
仮面の黒騎士の正体が美女とか、自分も大好きだなぁ
美女が仮面で顔全体を隠してるという特殊なシチュに凄く興奮するよ
文才ないから書けなくてすまないけどorz
仮面の女騎士というと大概は外見から女と分からず男装要素を含むのもミソ
「ご奉仕……して差し上げますね」
儚げで幼さを僅かに残したような、しかに気品も感じられる声が聞こえた。
充血してすっかりいきり立った肉棒を、無垢な唇が飲み込んでいく
圧迫感と口内の暖かさが性器から脳へと快感になって伝わっていく
どうしてこんな事態になったんだろう?
働かない頭で思考する。
確か任務でとある国の城に潜入して、衛兵に見つかりそうになって思わず飛び込んだ
この部屋で目の前の―――年の頃は18前後だろうか―――物静かげで清楚に見えた…その、裸の女性と
鉢合わせして、それから……そうだった、自分を見られたことと自分がこの女性に見いってしまったのが
ごっちゃになって混乱して、彼女を誤魔化そうとしているうちにいつの間にか彼女のペースに
飲まれて何故かこんな事に……
「んむ…じゅる、むぅ」
思考はそこで中断された。
唾液を潤滑剤として、いやらしい音を立てながら彼女の頭は往復運動を繰り返す。
吐き出され、唾液にまみれた自分のそれが露わになったかと思えば
彼女の唇に根本まで飲み込まれていく。
「はむ、フ…ひふぉひ、ひひへふふぁ?」
上目遣いで自分を見上げながら問いかけてきた。
気持ちいいですか、と聞いているのだろうか……
透き通るような瞳に見つめられるともう声も出せずにただ頷く事しか出来ない。
フェラによって男性器に与えられる快感ばかりではないのだろう、輝くような長い金髪を
振り乱しながら一心不乱に肉棒を咥えて舌を纏わりつかせ、その儚げな手で精嚢を転がす
彼女の淫らな姿にどうしようもなく劣情を掻き立てられたのだ。
されるがままになるうちに彼女の口内で先走りを滲み出していたそれは今にも暴発しそうなほど
脈打っていた。
今にも頭が真っ白になりそうなほどに高まっている快感の中
彼の中にはひとつの冷静な欲望が芽生え始めていた。
―――汚したい―――
彼女の、端正だがまだ幼さを残したその顔を、今こうして自分のものをしゃぶっている
その顔を、自分が出す白濁で染め上げてみたい。
「あ…んんっ……出る…ッ! んっ!!」
その結論に達したと同時に、抑えきれなくなった欲望が彼の中で弾ける。
おもむろに彼女の頭を右手で掴むと、暴発寸前のそれを彼女の口から引き抜き
左手で掴んだモノを彼女の顔へと向けた瞬間、その鈴口からおびただしい
白濁が彼女の顔へと降り注いだ。
ごめん、宣言忘れてた。
懐かしいもの(
>>59)を見かけたので書き溜めて地下に埋めてたものでも投下してみます。一つ上のもそうです
--------------------------------------------------------------------------------------
「あ…きゃっ?」
悲鳴ともつかない声を上げて戸惑うように、彼女は眼前で痙攣しながら白濁を顔へと吐き続ける
男性器を見つめる。
「うん…ん…、はぁ…、え?」
「ん…ちゅる…」
彼は射精を終え激しく息をついた、モノは萎んでいって彼の思考も次第に冷静には―――ならなかった。
彼女が彼のモノを再び口に含んだのだ。
先端には飛び散らなかった白濁をためた肉棒を飲み込み、口内のそれを吸い込んでいく。
尿道に残った精液の残滓を吸い込まれて、その快感に軽く痙攣する彼。
「もう…顔に出すなんて酷いです」
しばらく放心していた彼に、白濁で汚れた顔をむくれたような表情にして彼女は言った。
しかし声色はそこまで不機嫌そうではない。
「ごめんごめん。 君のがあんまり気持ちよかったからさ」
「ふふっ、お褒めいただいてありがとうございます。
それでそのお返し…と言っては何なのですけれど…少しお願いしたい事があるのです」
冗談めかして答える彼に対して微笑みながら語りかける彼女。
この時彼は―――工作員としての未熟さゆえに―――完全に失念していた。
ここがどこで自分がさっきどういう状況だったのか
そして彼女の素性がどういうものなのか、という事にすら考えを及ばすことが出来なかった。
混乱と、性欲によってそういう思考は一時的に彼の頭から抜け落ちていた。
「俺に出来ることだったら何でも言ってくれよ、何だってやってやるからさ」
「ふふ、ではお言葉に甘えますね」
調子よく答える彼になお微笑みかける彼女は文字通りに隙だらけだった彼の手をとって
いつの間にか置かれている―――彼女と鉢合わせして以降の注意力散漫な彼には気付かれないように
いつでも取り出すことが出来ただろう―――手錠をその両腕にはめ込んだ
「……え?」
―――ガチャリ―――
ついで同じように足枷を戸惑う彼の両足にかける
「な、な、何を…」
「ごめんなさい。貴方が戸惑う気持ちは私にも分かるのですけど……」
立ち上がって装飾が凝らされた高価そうなクローゼットの方へと歩いていくと
彼女は精液に彩られた顔を沈ませて、申し訳無さそうな口調で呟く
その時ようやく彼は気付いた…というより考えが及んだ、自分のおかれている状況に。
あたりを見回す…広さもそれなりにあり調度品も良さそうなものがしつらえられている
自分の立っている場所も高価そうな敷物の上だ、相当位の高そうな人物の部屋なのだろう。
そしてあるものが彼の目に止まった、それは……
鎧だった。重厚で威圧感のある赤塗りの全身鎧、所々におどろおどろしい曲面主体の装飾と
触れれば切れそうなほどの鋭利な装飾がされている。
極めつけはその頭部だ、顔を覆う部分に至るまで仮面で覆われたそこは
耳の部分に至るまで裂目が入った口に、鋭く、敷き詰められている牙をむいた
悪魔をかたどったような兜であった
「こ、これは…まさか……」
「でも貴方がいけないんですよ、こんな所に来て、見てはいけないものを見てしまったんですから……」
彼が状況を把握しているうちに引き出しから取り出した拭き物で顔についた
精液を拭き取っていた彼女は、次いで服のようなものを取り出す
「く、くそ…見られちゃいけないものを見られたからって……だから俺をどうする気だ」
「ごめんなさい、『今の』私は貴方を傷つけたくはないんです、でも……」
彼女の取り出した服もある意味異様だった。
装飾の欠片もなく、その上一見した限りでは普通の服のようなたゆみ、ゆるみも見られない
まるで着る者の体にフィットしたような、体を包むためだけの黒一色のスーツ。
まず下半身に足を通していく、そして次はもう片足だ。そうして彼女の下半身は黒に覆われた
それが済めば真っ黒のボディスーツは引き上げられて彼女のなだらかな恥丘をも覆いつくした
「んっ…」
彼女から声が漏れる。熱の入ったような、そんな甘い声。
もしかして今履いてるアレがキツくて感じてしまったんだろうか、とその様子を
彼は思ったが、どうであろうと彼はその様子を見ていることしか出来ないし、
目を閉じるなり芋虫のように体を這わせでもしない限り見ざるを得ない
もしかして自分に見せ付けているのだろうか…という思考もおそらく無駄なものなのだろう
「ん…くぅっ…はぁっ……」
彼女は先程よりも強く、明らかに感じたような声を上げつつ上半身のスーツも同様にして纏っていき、
彼女の体躯は黒く染められていく。しかし下半身と少し違う事に彼は気付いた。
基本的に彼女の体型にフィットするように見えるそれは、胸の部分だけは
やけに寸法が小さい、特に大きい方ともいえない彼女の胸が入るにしても明らかに窮屈だろう。
いや、よくよく見てみれば下半身のヒップの部分もスーツを付けた後は
多少圧迫されているような気がする、つまりこれは……
(女の体型をごまかす為、か)
ついでに言うとフィットしているように見えたスーツ自体にも肉厚があるようだ
もちろん防御力も考えられた結果だろうが……
彼がそうこう考えられているうちに彼女の首から下は真っ黒なスーツに包まれた。
完全とは言わないまでも女性らしいラインは抑えられ、代わりにスーツの肉厚で
ほんの気持ち程度体型が逞しくなったように見えなくもない。
それにどちらかというと彼女の背は女性としては高めだという事に今更ながら彼は気付いた
鎧の傍らに立つ彼女、鎧のパーツを一つ一つ外していく……
(血塗れの騎士、か……まさかこんな女の子だったなんてな)
血濡れの騎士という通り名で呼ばれる帝国軍の猛将、彼も噂くらいは聞いたことがある。
常に全身鎧を身に纏い素顔も正体も誰一人知ることは出来ないが、
噂によると血で染まったかのような恐ろしい容姿の鎧と凶暴・獰猛な性格を持ち
戦場ではその凶暴・獰猛な戦いぶりから共和国軍の兵を震え上がらせていたという
その正体を見てしまったとあってはただでは済まない……どころかまず殺されるだろう
もっとも工作員の自分としてはたとえ無駄になったとしてもそんな重要な情報を
知ることが出来ただけでも一生のうちの最後に残った幸運かもしれない…
(きっと動けない状態でご本人じきじきに殺されるんだろうなぁ)
彼が自分の今後について悲嘆にくれている間も彼女は鎧を装着し始めた。
本来指に当たるであろう部分から鋭い爪が何本も伸びている巨大な鎧の足に
彼女の足が押し入られていく
(って…足が微妙に上げ底かよ、あの鎧…)
腿、脛、腰といった具合に次々に彼女は鎧を装着していき、そのたびに
スーツで僅かに変わったとはいえ、彼女の華奢な体のラインが
鎧の重厚で頑丈そうなラインへと置き換えられていく
(ああ、でも当たり前の事だけどあの恐ろしそうな鎧の下にあるのは彼女の体なんだよな)
彼女の体が、血にぬれた獰猛な悪魔のそれに変わっていく様をぼうっと眺めながら
彼はこんな事を考えた。
そして…太く逞しく、さらに人の体さえも切り裂けそうな鋭利な爪の生えた腕によって
その胸をもおどろおどろしい鎧で包んだ彼女は、哀れむような視線を彼に向けた
「ごめんなさい…そして、さようなら……」
首から下からは女性の体の面影は全く見えずに、毒々しく威圧的な悪魔をかたどったような装飾を
除けば、まるで筋骨隆々の男性の体のラインだ。
唯一残った女性の顔を悲しくゆがめると恐ろしい悪魔そのものを象ったといっていい
仮面が据え付けられた兜を被り、その顔も鎧のそれにかき消される。
そして彼の目の前に、血塗れの騎士が現れた……
「フ…ファファファ……」
その仮面の下から聞こえてきたのは彼女とは似ても似つかない
底冷えのするような低い、恐ろしい男の声。
(あの兜か仮面だかで声を変えてやがんのか…)
「サテ、サッソクダガキサマニハシンデモラオウ」
「イヤ……タダデハコロサヌ。ミテハイケナイモノヲミテシマッタダイショウヲタップリトハラッテモラウゾ」
声ではなく、口調も全く別のものになっていることに彼が気付くのに時間はかからなかった。
彼と先ほど話していたときの幼さを残しつつも基本のある口調、「ごめんなさい」といった時の
相手を愛しむような口調、そんなものとは全く別の、相手をいたぶる事を楽しむような
残虐性がにじみ出るいやらしい話し方だ。
(声だけじゃなくて人格まで変わるらしいな、にしても……)
あの恐ろしい声を出しているのはさっきまで彼のモノを加えていた彼女の口で
残酷だと恐れられ、事実そのような雰囲気をかもし出している目の前の悪魔の正体は
あの天使のような(と彼は思っている)彼女だと考えると、どうにもおかしな気分になってきたのだ。
「マズハサキホドノレイヲソックリカエシテモラオウ…ククク…」
血塗れの騎士が鎧の前掛けを外すと股間部分の装甲が露になる
さらに何かの操作―――どういう操作なのかこの時点での彼にはよく分からなかったが―――を
装甲に施すと、股間部分の装甲が左右に割れ、そこからは彼のものよりずっと巨大で
グロテスクな意匠の凝らされた…赤黒い模造男根が現れた
「おいっ、マジかよっ!」
続く……?
以上です、駄文失礼しました
投下記念あげ
68 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 17:43:42 ID:MSE2AU/J
>>62-66 神 降 臨 !
読ませて頂きましたが、文才のない自分から見て、
語彙の豊富さ、巧みな使い方に感嘆させられました。
内容の方も、幼さの残る優しい美少女が悪魔に変貌する過程や、
悪魔にしか見えない分厚い鎧を着た騎士も、
その鎧の下には美しい素顔に乳房や女性器が存在することを想起させる部分などには、
凄まじいギャップや妄想に激しく興奮させられましたw
もうこれ以上ないくらいGJです。
気が向いたときにでも続きを投下して下さると大変嬉しいです。
最後に、長駄文失礼しました。。
なんという神…
これは続きを期待してしまっても良いのだろうか
てかこのスレ普通に人いたのかよw
スレタイと同じに、みんな隠れてるんです
今週のハヤテは良かった、このスレ的に
このスレ的にはギャグ物はダメなのかな?
いいんじゃない?別に
具体的なシチュは浮かばないけど
般若の面を被った女の子がどうこう…ってのに惹かれる、最近
どういう経緯で般若面にはまったのか気になる
顔面火傷でお面頂戴
80 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 19:55:51 ID:csYzKVsQ
あげ
しかしこういうのってある種のギャップがあるから萌えるんじゃね?
まさかコイツが! とか、え、女だったのかよ!? とか、
中盤過ぎてもヒロインがいないと思ったら最初ッから隣にいたのかよ!! とか。
83 :
82:2008/06/10(火) 22:38:02 ID:S1XI/2Tb
というか早い話がある程度の話の積み重ねと
いかにして予想を裏切るかが大切な気がするんだよ
MGS4にそのものズバリきたこれ
85 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 22:40:06 ID:q+8+eUK9
グランゾートの黒騎士だったかが変声マスクまでしてたラビの母親だったな
あとデモンベインのサンダルフォンとか
保守
ほす
金田一の
雪夜叉伝説殺人事件と、オペラ座館最後の殺人…かな、このスレ的には
表紙が綺麗だったから買ったモンスターハンターのエロ同人誌に、
俺ら好みの娘が出てて吹いたww
まぁ内容がチト鬼畜系で、流石に仮面でのエロは無かったけどね
フルクシャナで犯されるor犯すがよかったのにな
96 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 18:09:31 ID:/dRgMDiJ
>>95 いいねぇこれ。まさに俺たちの趣向にピッタリだww
しかしこの程度のヒラコスで痴女扱いで陵辱ならファンタジーアースとかならレイパー天国になっちまうよ
まあ耐性ない人もいるからな
でもそうか…ギャップ萌えで暴走陵辱ってあるよな
まさにこのスレの主題とも言えるし
あんなアガメムノンの仮面みたいなのの下からあんな柔らかそうなヒラコスの娘が出てきたら
クラッときて抱きついて匂いと感触を楽しむままに押し倒してエロい事の一つや二つはしちゃうか
激しく萌えてゾッコンにはなるだろうけど、セクハラもできないであろう俺純愛スキー
101 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 14:40:26 ID:LrrFGa1Q
それはただの臆病です。
それで嫌われたら元も子もないがな
嫌われていてもいい。俺が好きなら
このスレって上にあるとおり普段はビン底眼鏡掛けてて見たいなシチュでもいいんだよな?
いや、なんか最近鎧を着けた女の子みたいな趣旨になりつつあるからさ。
ついでに保守
個人的に、頭全体を兜で覆った、見た目がかっこよくて見惚れるような(←ここ重要)鎧の戦士が、
素顔を見せてみたら美女だったという相反する二重の萌えが、最近はたまらないなぁ
なので、仮面のままの性描写すら見たいと思ってる
保守
パーマン3号・パー子の「星野スミレ」は最高の素材!
タキシード仮面様でエロパロするスレはここですか?
正直、口や鼻を隠していないのはいま一つ
顔全体を隠してることに有り得なさや妖艶さを感じて興奮するんだよな
保守
『とんでブーリン』に萌男の俺はここにいていい?
BB部隊もいいがカエル兵もツボだな、このスレ的に
ほしゅ
ほしゅ
116 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 07:48:07 ID:y7AWri1R
仮面の下の涙を拭え上げ
なんというデンジャラス
ほす
やっぱり話題がないのかな…
このスレにおける皆のヒロインって誰?
素顔・正体を隠している美少女ってーと元祖的な意味でポワトリンを連想する俺。
バスタードのアーシェス・ネイの初登場がインパクトがあった
別に仮面じゃなくても主人公の相棒で口の悪い黒猫の正体は
魔法でネコに変えられてたボクっ娘でしたってのでもいいんだよね。
月夜だけ会える不思議な女の子、でもその正体は月夜の夜だけ魔法が解ける相棒の黒猫でしたってな感じで。
トランセイザーは完結しちゃったか
ほしゅ
とりあえず浮上させてみる
ミステリーものとかで犯人が被り者や仮面で顔を隠してる場合
素顔が女の子だったらぞくりとするね
と今日発売のdoubt(ガンガンでやってるやつ)のコミックを見て思った
隣町で、祭りがあるのだという。季節柄か、最近はよくその手の話を聞く。
たいそうな縁起が在る訳でもない社に、幾つかの提灯がくくりつけられ、申し訳程度に祭り囃子が響き、あとは出店ばかり、といった、つまりは極在り来たりの祭りであった。
大抵の者が家族や知り合いと来るであろうこの場で、一人でいる者は一際浮いて見えた。
互いに。
狐がこちらを向いていた。
年の頃は十代中頃か。
長い髪を、髪留めでまとめていた。
藍色の浴衣には、紫陽花か何かの花が描かれていた。
狐……の面を被った娘、だった。
遠くから、立ち止まってこちらを向いていた。
声を掛けようと近づくと、踵を返して社の石段を登っていった。
狐の片耳に付いた鈴が、ちりんと音を立てた。
気づけば、娘を追うように石段を登っていた。
娘は一度振り向いて、こちらが追いかけて来たのを確かめると、再び走り始めた。
祭りの人ごみを掻き分け、娘を追った。
どれ程速く足を動かしても追い付くことはできなかったが、見失いそうになる度に、娘は足を停め、こちらを待つように見つめていた。
まるで鬼事のようだった。
娘に導かれるように走り続け、次第々々に参道から離れ、山中に入っていた。
最早帰り道も分からず、暗闇で足元すらおぼつかなくなっていた。いつの間にか娘も見失ってしまったが、自棄になって前に進んだ。
どれ程の時間が経っただろうか、ふと耳を澄ませてみると、鈴の音が聞こえていた。
その音を頼りに、ただひたすら走った。
気が付くと、社の裏手まで戻って来ていた。
そこに娘はいた。
相変わらず面を被ったまま、逃げるでもなく、じっとこちらを見ていた。
間近で見る娘の肌は、夜の月に照らされ、青白く光っていた。幻のようだった。
恐る恐る手を伸ばし、娘の肩に触れた。娘は逃げなかった。
娘を組み敷いて、浴衣をはだけさせ、躰じゅうに触れていった。
どこもひんやりと冷たかった。
自分の熱を移すように乳房を揉み、腿を撫で回し、首筋を貪った。
面越しにくぐもった吐息が聞こえた。
髪留めを外し、手櫛で髪をとかしてやった。
長い髪からはほのかに柑橘系の匂いがした。
うなじを撫でてやると、息が少し荒くなった。
娘の存在を、幻などではないことを確かめたかった。
後ろを向かせ、社の壁に手をつけさせると、逸物を娘に突き入れた。
娘の中は、表面とは違い、煮えたぎるように熱かった。
溶けてしまいそうな感覚に酔いしれ、遮二無二腰を振った。
娘の躰が糸繰り人形のように震え、鈴が何度も音をたてて揺れた。
より深く娘を確かめようと激しく打ち込むと、面に隠れた口からあ、あ、とか細い悲鳴が漏れた。
肉の擦れる感触と、娘の嬌声と、鈴の音。
それ以外の感覚も思考も全て消え失せ、意識が闇に落ちるまで幾度となく娘の中を汚し、果てた。
目が覚めると、すでに御天道様が登った後であった。
娘は、消えていた。
辺りを見回してみても、自分以外の足跡は一つも見当たらなかった。
髪の毛一本落ちていなかった。
まさしく狐につままれたようだった。
仕方なく、帰ることにした。
とぼとぼと社の表に出て、参道を歩き、石段を降りた。
最後の一段を降り切った時、上から鈴の音が聞こえた。
石段の上に、娘がいた。
狐の面を被りながら、どこか淋しそうに手を振っていた。
《了》
終了。
こんな感じでいいのか?
素晴らしい
ほしゅ
135 :
91:2008/12/27(土) 15:48:14 ID:rpoCit0K
スレ違いじゃなくて板違いだったorz
仮面の美少女ってすごく萌えるのに、
どうして萌えジャンルとして浸透してないんだろうねぇ…
オイラは『けっこう仮面』、『まぼパン』、『タックル』、『ベルスター』、『ラセーヌの星』、『ポワトリン』、『パンシャーヌ』、『ぎりぎりぷりん』、その他『女子覆面レスラー』などでカナリはぁはぁするんですが、皆さんいかがですか?
いわゆる、目元だけ覆う仮面の女戦士系かぁ。
電童のベガ母さんはカッコ可愛くて好きだったけど、
個人的に仮面は顔全体を覆ってるのが、ギャップが凄まじくて大好きなんだよねぇ…
てか
>>62-66がギャップ好きな自分としては本気で神だった件
どうにか再降臨して頂けないものかな…
スケバン・・・
>>127-128とかもそうだけどもっとSSがあればなぁ・・・
ジャンルとしては素晴らしいと思う。
なんせ供給が少ない
ほしゅ
書きたいものは数あれどなかなか文章に出来ないな・・・
適当に思いついたシチュ
館だか島だかに集まった若い男女集団(見知らぬ者同士)
そこで異形の扮装をした怪人によるレイプ事件が勃発被害者は男女問わず(男は後ろにアーッ)
怪人の格好は
ライダースーツ+フルフェイスヘルメットかジェイソンマスク or鎧武者 or
顔(口も目もピエロマスクで隠してる)も含めて肌の露出が一切ない道化師
or般若の面+袴振袖 or
タキシード+クラウンマスク or ラバースーツ+ガスマスク orモンスターマスク+着ぐるみ
のどれか
で体格は男に見える模様
怪人の正体(実は女の子、体型とかは扮装に色々つけて偽装してた)を
暴いた主人公は仮面剥いで服破ってエッチに及んじゃいましたとさ
あげ
昔から書きたかった題材にようやく筆力が追いついてきたので、晒します(まだ途中)
ジャンルは能面+ロリです。
能面の少女は、面の奥でくぐもった荒く息をつきながら、私を拒もうと必死にもがいていた。
酒と、酒以外の薬物、そして己の中の滾る血にまで酔った私は、それに構わず、浴衣を引き裂
くように脱がしていく。
やがて、白い肌が露わになった、少女はか細い手で胸を隠そうとするが、その間から覗く裸身
には汗が光り、その色合いと肌触りは乳白の陶器に似ていた。
わずかに覗く乳首は桜の蕾だ。
――乙女だ。まぎれもない、処女。
弱々しい抵抗を続けるが、あっさりと両手は開かれる。ほとんどないほどの乳房が、息づか
いと共に激しく上下した。
わずかな隆起を指でなぞると、少女は発作を起こしたように胸を逸らす。
――それなのに、純白の仮面は表情一つ変えない。
これほどまでに体は感じているのに、純白に塗られた、木彫りの冷たい質感の小面は、性を交
わしているなどどこ吹く風とただ穏やかに微笑むばかりだった。
私は、発作的に面の口の所に開けられた小さな穴に舌を差し込んだ。
「……っ」
今まで何一つ口に出さなかった少女が、初めて声を漏らした。
口部の穴には舌が入る程の余地はなかったが、少女の濡れた唇に舌先が届いた。
唾液の味は甘く、私はますます酔いが深くなる自分を空恐ろしく思った……
私が、なんとも奇妙な体験に退屈を紛らわせたのは、下宿の大家を一応の生業に始めてから三
年ほどたった夏の日のことだった。
「○○さん、手紙ですよ」
「はて、手紙とはめずらしい」
封筒はなかなかに上等な紙だったが、その差出人の名が私を戸惑わせた。
「牡丹楼からか」
私が馴染みにしている揚屋の名である。ここしばらくは懐の余裕がなくご無沙汰していたが、
さりとてツケをためた覚えもない。
不審に思って中を開けてみると、そこには奇妙な事が記されていた。
『ある妓を抱いて欲しい……?』
その妓を抱く際の料金は必要無い、むしろこちらから謝礼を寄越しても良いという。
「はて」私は考え込んだ。なんとも奇妙な依頼である。
客に貢ぐ色女は多いというが、私にはそのような良い目にあった覚えがない。
いや、もてたことが無い訳ではない。ただこちらから断っているだけのことである。それにし
ても……
「よし、行くか」
私は万年筆を白紙の原稿用紙に転がして、質屋からモーニングの三つ揃いを請け出すと、その
足で牡丹楼へ向かった。
原稿とにらみ合うだけが仕事ではない。
その2
「はああっ」
乳首を吸った途端に、可愛らしい声が仮面の奥から漏れ聞こえた。
――ここが弱いのか?
とすると、案外処女ではないのかという考えが一瞬頭をよぎるが、少女のくぐもった声はあ
まりにも幼く、叱られた子供が泣き出したときに出すような声だった。
――とすると、特別にこの子は敏感なのか。
私は、右の乳首を舐めながら、左胸を優しくさする。
たまにつねると嫌がって身をよじるが、その動作がなんとも可愛らしい。
漏れ聞こえる息づかいは相変わらず肺病患者のように荒かったが、その荒さは徐々に変容し始
める。
―――そろそろか。
私は、ずっと太ももをさすっていた右手を徐々に上へ、股の付け根へと位置をあげていき…
…
「ああっ」
そこに手が触れた瞬間、少女は感電したように体を動かした。
少女はきつく膝を閉じたが、秘所にはまだ私が残ったままだ。
私は、手の痛みを殆ど感じなかった。 そのまま、指を蠢かせる。クリトリスに優しく触れる。
面がのけぞり、白い首筋が露わになっる。私は、その不自然な体勢のまま、首筋に舌をはい回
す。
垂直に沿った男根を、太ももにこすりつける。右手はビショビショに濡れていた。
激しい痙攣とともに少女は身をよじらせた。
絶頂に達したというのに、仮面はあいかわらず表情を変えていない。ただ、仮面の隙間から、
涎がきらきらと漏れていた。
「これは○○さん、ようこそお越しくださいました」
銚子を一つ空にしたとき、女将がいつもにまして愛想良く挨拶をした。
「ああ、お呼ばれにあずかってきたよ」
「お手を読まれたのですね」
「ああ。……変な病気を持っているんじゃあないだろうね」
「いいえ、まさか」
「では、余程の不細工とか」
「貴方の好みでは無いかも知れませんが」
女将の笑いになにか妙な物が含まれているような気がしてならなかったが、私は構わずに杯を
勧めた。
やがて、程々に酔った頃に私は部屋に通された。その部屋は、今まで私が利用した事のない
最も上等な部屋だった。羽布団に私は体を沈める。
――ここで寝るだけでも、釣りがきそうだ。
しかし、私の好色な部分は、言いようのない期待と不安で、興奮状態に陥っていた。
初めて女を抱いたときにも、こんな興奮を味わったことはない。
初めての時には萎縮していたあの部分も、今晩はいきり立っている……いや、しかし、今宵の
猛り方が少々おかしいことに、私はこの時点で初めて気がついた。
まるで、自分の物ではないように、私のそれは、固く高くいきり立っていたのである。
「とろろ芋をつまんだせいかしらん」
その疑問が溶ける前に、がらりとふすまが開いた。跳ね起きた先には、女将に連れられて奇
妙な少女が立っていた。
背丈は十代前半といったところか。そういう妓はそう珍しくない。
奇妙なのは、女将に手を引かれてやってきた少女の顔は、小面の面に覆われていたことだ……
「この子なんですよ、抱いて欲しいのは」
「……貴方の所の子ではないようですね」
「ええ。その代わりに一つ条件があるのです」
「正体を詮索しないこと?」
「ええ……それと、この面を外さないことです。絶対に」
この続きはまだです……不評じゃなければ続けようと思います。
じらしプレイだと…っ!
GJです続きがどうなるか非常に気になります是非ともお願いします
激しくGJです!
情景が事細かに思い起こされるその文章力に感服しました
149 :
145:2009/01/31(土) 12:09:27 ID:gN9/kmux
遅くなりました、続きを投下します。
その3
……少女は絶頂の余韻にいまだ痙攣したように体を動かしていたが、私はそれに斟酌せずに膝を開いた。
我ながら浅ましいことだと思うのだが、私のいきり立った男根は、主人になったように私を支配していたのである。
少女の膝は力なく二つに分かれた。そこにはくっきりとした割れ目がある。
一瞬ドキリとしたことに、そこにはわずかな茂みさえなかった。
――幼い。
しかし、背徳間などすでに吹き飛んでいた。
開かれたあそこは乳首よりもあでやかな桜色で、私を受け入れるべき場所が、ひくひくと動いている。早く入れてくれと言わんばかりに。
私はぐいと体を沈めようとしたがそれを察してか、低いうめき声がかすかに聞こえてきた。
「や……めて」
顔をあげると、愉快そうに笑う小面の顔がある……能面が上を笑って見えるというのは本当らしい。
とても、私に犯されるのをやめて欲しいという表情ではない。
わたしは、すでに濡れそぼったそこに、私自身を突っ込んだ。
「んあああっ!」
嬌声にはほど遠い声。思っていたとおり中はきつく締め付けは強かった。
私は膝を持ち上げて、思う存分に中を犯し尽くす。
数多くの女を抱いてきた私だったが、少女の、私のあそこを吸盤のように吸い尽くすそれは言いしれぬほどの快感を感じていた。
「ひっ」
「ああっ」
悲鳴に近い声を、上下に揺れる仮面が発する。髪を振り乱しながらも、無表情。
仮面の奥の顔は?
引きつっているのか、悦びにゆがんでいるのか。
私は、思わず仮面をずらそうとしたが、宙を掴んでいた手がずらそうとした手を押さえた。
――神聖不可侵というわけか。
私は腹立ち紛れに、腰を思い切り突き上げた。私の腕の中で思い切り胸を反らす。
私は少女の中に欲望をはき出した……
「……しかし、私がわざわざ選ばれた理由はなんなんだい」
「皆に評判がいいからですよ」
「何の評判?」
私はにやにや笑いながら言った。
「いやだ、おわかりのくせに。こんな店での評判って言ったら……ねえ、旦那」
150 :
145:2009/01/31(土) 12:12:14 ID:gN9/kmux
昔からこういうSSやAVや画像や……を探しているんですがなかなか無いのですよねえ。
その4
私の上で、裸身が踊る。髪が舞う、そして仮面が狂乱していた。
少女の乱れ方は尋常ではなかった。
……私は、一応はき出し終えて(その量は私が一度に出した最高のものだった)やや落ち着いていた。
白い割れ目を更に白く汚したそれは、月光に照らされいやらしく光っている。
それを見ているとまたすぐにむらむらとしてきたが、その前にふと思い立ったことがあった。
傍らに片付けられた膳には、酒が……おそらく媚薬入りの酒が残っていたはずである。
私は、それを水で薄めるとコップに入れて仮面の少女に差し出した。
「喉が渇いただろう。後ろを向いているから飲みなさい」
汗まみれの少女は喉が渇いているはずである。
少女がそれを手に取ると、私は後ろを向いた。
ごそごそ動く音に振り向くと、少女が面をずらして口だけを露わにして、コップの水を一気に飲み干そうとしていた。
ごくごくと白い音がうごく。唇は小ぶりで小さかった。面がずれていてこちらは見えないのだろう。私は面を戻す前に、また後ろを向き戻った。
酒とクスリの効果はてきめんだった。
少女は、私にすがりついて、無言で何かを訴え始めた。白い裸身に、ほのかな桜色が滲んでいる。うなじについたホクロがひどく色っぽく見えた。
「どうしたんだい?」
わたしがとぼけると、少女は荒い息づかいをしたまま何も告げない。
「なにをしてほしいんだい」
「だ……いて」
くぐもった声。
「さあて」
「抱いて、私を抱いて!」
声の調子は幼いはずなのに、酷く淫奔に聞こえる。
少女が私を押し倒そうとする。その力はか弱かったが、私は調子を合わせて倒れることにした。
慣れない手つきで、私の物を穴にいれようとする。その小さな手に握られるだけで、わたしのものは益々固くなった。
「ああ」
少女の体を私の物を貫いたとき、漏れ聞こえたのは歓喜だった。
私が思わず出したのにもかまわず、少女は必死に腰を動かし始めた。
151 :
145:2009/01/31(土) 12:18:29 ID:gN9/kmux
その5
あっという間に朝がきた。私はだらしなく眠りこけていたが、ムリもない。
数えただけでも十回は出したのである。
すでに昇りきった太陽がひどくまぶしい。黄色に見える。
やはりというか、能面の少女の姿はなかった。
部屋には私の不快なにおいと、少女の甘酸っぱい残り香が残るばかりだった。
布団には赤いしみが残っている。
私は痛む頭を抱えて牡丹楼を出た。懐には礼金として頂いた十円もの金がうなっている。この金で精がつく物を食べないと、腎虚で死にそうだ。
「ひどく喜んでいましたよ」
私を送り出す女将の顔は酷く満足げだ。よほどの礼金をもらったのだろうか。
「あの子は」
「聞かない約束ですよ」
「そうか……」
下宿に帰ってくると、私が下女として雇っている少女が庭をはわいていた。
「あ、こんにちは」
もうそんな時間かと私は苦笑する。そういえば、この娘は昨晩の少女と同じくらいの年齢だ。
ふと、思い立って少女のうなじを見ると、そこには小さなホクロがあった。
「どうされました?」
私を怪訝そうに見る少女。
「いや、まさか」
私は苦笑して、部屋に戻った。
私はこれからもうなじにホクロがある少女を見ると、あの娘の事を思い出すことになるのかもしれない……
私は礼金の十円で能面を買った。もちろん小面の面である。
(ふぃん)
改めて見ると誤字脱字が多いですが、ご容赦ください……
こういう程度のものならまだいくらでも書けますので、需要があるようでしたら
又書きますね。
152 :
145:2009/01/31(土) 12:24:30 ID:gN9/kmux
どうしても気になる誤字が……
その1
面の奥でくぐもった荒く息→くぐもった荒い息
その3
能面が上を笑って見えるというのは→能面が上を向くと笑って見える
お目汚し失礼しました。
シチュエーション的にいい!
今日出かけるのに3回抜いてしまった・・・
154 :
145:2009/02/01(日) 19:15:48 ID:MYDjQOLK
この中で書くとしたらどれが良いでしょうか?
1 女忍者に性的尋問される男
2 能面を被ってのオナ中に下女に見つかって苛められる男
3 祭の儀式?で動物着ぐるみ+狐面姿で動物のように交わる少年少女
4 仮面を被った状態で公開筆おろしさせられる少年ないし少女
いつも妄想しているネタです・・・
5 某国の若き女王or超お嬢様学校の生徒会長
とにかくものすごく節度があり隙がないと思われているヒロインが
ひそかにハレンチ仮面で前代未聞の痴態のオンパレード
正体バレそうになって危機
1…と思ったけど、素顔隠してるのは女忍者でおk?
157 :
145:2009/02/01(日) 22:42:34 ID:MYDjQOLK
5番いいですねえ。
書いた順に投下します。外出先で携帯しかないので、ペースが遅くなります・・・・・・
1番はまた次に・・・顔を隠しているのは女忍者です
その1
「ふう」
紀子は鉛筆を転がすとため息をついた。
「今日は徹夜になりそうね・・・・・・」
ホテルの部屋のように広い女子寮の室内に、独り言は寂しく響く。
紀子はじっと窓の外を眺めていたが、やがて部屋の明かりを消した。
冴えた月明かりが部屋を満たし、それだけで胸がどきどきと高鳴る。
(少しだけ、少しだけね)紀子は自分に言い訳をするように呟くと、どさりとベッドに横たわった。
紀子には、最近新しく覚えた楽しみがある。
紀子は、息が乱れるのも気にせず、パジャマをはだけ、下をおろす。
紀子は、露わになった小ぶりな胸と、白いレースのパンティを、おそるおそる、優しく撫で回しはじめた。
「はぁ・・・・・・ん」
そのとたんに痺れるような快感が紀子の体を包んだ。
乳首を摘むと、ジンジン胸の奥で響くものがある。
(赤ちゃんがここを吸うとこんな風に・・・・・・?)股の付け根を触るのは耐えられない。
(触りたい・・・・・・でも汚いし・・・・・・)
それに、余りにも気持ちが良すぎる・・・
紀子は布団の中で夢中になってもぞもぞ自分の体を弄りはじめた。
自然と笑みがこぼれるままに、紀子は身をまかせていたが、その表情は人から見てどんなにみだらだっただろう。
しかし、紀子はなんらやましいものを感じていなかった。
ずっと箱入り娘として育ってきた紀子は、性知識など皆無で、自分の行為がどういう事なのか理解していなかったからだ。
なぜ気持ち良くなるかなど知らず、ただ、本能の欲するままに己の体を貪る。
明日になれば聖母に祈りを捧げる手で、胸をもみし抱く。
祈りを唱える口は、だらしなく流れる涎に濡れ尽くしてつやつやと輝いていた・・・
ひとしきり己の体を楽しむと、紀子はホーッと火照ったため息をついた。
全身が汗だくで、頬は上気している。
そろそろ勉強を再開しようか、と気怠げに身を起こした時、紀子は不信げに首を傾げた。
紀子の視線の先に、何か白い物体が浮かんでいたのである。
それが人の顔を模した仮面だと気づいたのは、仮面から腕が伸びて紀子の口をふさいだ時だった・・・・・
シチュや描写や女の子がいい感じにいい感じなSS投下の余韻の間もなく
次のSSっすかw
なんかオラすげぇわくわくしてきたぞ
あ、
>>154は自分も1が見たいですね
159 :
145:2009/02/02(月) 00:42:35 ID:6u24RBJr
発表する場所さえあれば書きたい・作家志望の・春休み前の学生の・仮面、二次フェチですから。
携帯からなので表記が変でないか不安です。案外量は書けるものですが。
前置き長くなりました。
その2
「そ・・・それで?」
と、身を乗り出して、由乃。のどを鳴らして唾を飲む。
「まあ、俺もそこらは聞いた話なんだけどな」
凜華がニヤリとわらう。
仮面の半月上に笑う顔が紀子の眼前に迫った。
「ん〜っ・・・・・・!」
口をふさぐ手袋の感触はガラスのように冷たい。「はあっ、はあ・・・・・・」
仮面から吐き出される生暖かい息が紀子の顔をなぶる。
反射的に紀子は噛みついたが、子猫の生え揃わぬ牙ほどの痛みも与えなかった。
あっという間に猿ぐつわを噛まされ、後ろ手に縛られる。
恐ろしいまでの手際の良さ。
はだけた胸を隠そうと紀子は必死に隠そうとするが、動かせるのは指だけだった。
「ウツクシイ」
男の声。しかし、その声は不自然なまでに低い。
仮面は笑い顔だったが、その笑みに人間の要素は薄い。
半月の目の奥は闇に紛れて暗く、瞳は見えない。
白い仮面を除き、全身が黒一色に覆われた怪人は、紀子の目には生あるものとは写らなかった。
怪人の黒い手が、紀子の体に迫る。
(殺される!!)
紀子は思わず目を瞑ったが、苦痛の替わりに紀子の乳房に走ったのは、凄まじいまでの快感だった。
(あ・・・・・・っ)
涙に滲んだ瞳を見開く。
眼前には仮面があったが、その、表情を変えないはずの無機物の顔が、奇妙な事に笑みを増しているように見えた。
「ケガレタカラダメ・・・」
(汚れてなんか・・・ああっ)
ぬっとりとした感触に胸をもみしだかれ、紀子は圧倒的な陶然に襲われた。
生まれてから今までに味わえなかった15年を、悔いるほどの悦楽。
己の手では味わえない感覚に、一瞬で紀子は捕らわれた・・・・・・
わっふる
161 :
145:2009/02/02(月) 02:04:49 ID:6u24RBJr
1番を希望する方が多いようなので、同時進行したいのですが・・・次のお楽しみということで。
どなたか神が降臨して二次絵本にして下さると最高なんですけどねえ・・・・・・いや、脳内でも楽しいですが。
仮面淫夢(安易かな)その3
「ふっ、ふっ、ふっ・・・・・・」
「ハア、ハアっ・・・・・・」
猿ぐつわと仮面から漏れる淫靡な息が、月下の聖的な空間を犯していた。
尖った乳首をこね、太もも絶妙なタッチでなぞる。
快感が形を為して、紀子の全身を這い回っているようだった。
怪人を見つめる紀子の目は、とろんととけ出さんばかりだ。
赤く染まって踊り狂う肢体を見下ろして無表情でいられるのは、教会のを飾るマリア像くらいのものだろう。
仮面さえも銀月に輝いて悦楽に酔っているようだった。
怪人が仮面越しに、猿ぐつわの取れた唇にキスをする。
紀子は拒もうともせずにむしろ仮面を舐めまわした。
怪人は、怪人らしからぬ醜態を見せる。
面をずらして、唇を露わにすると紀子に口をあわせ、舌を絡めたのだった。
唇をぴたりとあわせたまま、仮面の怪人のどろどろに湿った指先が、秘所に触れようとする。
そのとたんに紀子は、急に目が冷めたように見開いて、唇を放した。
「イヤっ」
そこは、己自身さえ触れたことのない聖所だった。
怪人は半分面をずらしたまま、生身の口をにやりと歪ませると、下半身へ、ゆっくり顔を近づけ・・・・・・
「ああーっ」
絶叫が、静かな聖地、女子寮のしじまを破った。
部屋に駆けつけた女生徒立ちが見たものは、開け放たれた窓と、法悦に悶える紀子の白い裸身だけだった・・・・・・
「怖えーっ」凜華の胸を揉みながら、由乃。
「だろう?」僅かに感じながら、凜華。
どことも知れぬ部屋の中で、裸身の二人はじゃれあうように絡みあっていた。
「・・・・・・で、その怪人を凜華が捕まえたんでしょう?」「あたり」「それで、正体は?」「まあまだ続きがあるんだって」
そう言うと、凜華は由乃のうなじに舌をはい回した。
「やん」「話すのは、一勝負終わってから」
嬌声。
・・・・・・と言うわけで、続きます。オチは書かれているので意外性はなさそうです。
続きを上げるのは昼以降になりそうですね。
162 :
145:2009/02/02(月) 02:08:51 ID:6u24RBJr
訂正
冒頭の
二次絵本→二次絵です。
連想変換で・・・絵ならともかく絵本は大変ですね。
163 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 19:18:18 ID:5778d8DN
164 :
145:2009/02/02(月) 22:05:51 ID:tJhgnLi4
遅くなりました。
一レスに一つはエロ描写を入れたかったのですが・・・
その4
凜華が、学校内で連続して起きた仮面の怪人による性的暴行事件について聞かされたのは、
玲の口を通してのことだった。
「表向きにはしないようにね。この学校には伝統があるのですから」
「伝統ねえ。それにしても怪しからんな」
ジャージ姿の凜華は、汗に光る額を拭きながら眉をひそめた。
「ええ、全くです」
横に並ぶ玲が、こっくりと頷く。
「何で俺も混ぜないんだ」凜華が真顔で言うのを見て、玲は呆れ顔で首をふった。
「・・・・・・あなたがそういう反応をすると、予想しなかった訳ではありませんが」
「いやあ、良いねえ。仮面の怪人の誘う禁断の花園、快楽の宴。辛抱たまらん」
黙っていれば宝塚の男役スター並みのボーイッシュな美貌を持つ凜華なのに、今はにやけきって別人のようだ。
強いて言えば童顔の福山雅治。
「全く・・・・・・」
凜華と共にいると口癖のようになる言葉だ。
玲はため息まじりに口にした。
精巧な人形細工が憂いたようなその様は、竹取物語のかぐや姫が現代に生まれ変わったらかくなろうという絶世の美貌だった。
裏庭の、紅葉盛りの道を歩く二人はすべてにおいて好対照だったが、聖純女子学園の両花と言えば、この二人を指す。
その存在はK県下でも有名で、地方ファッション紙で表紙をかざり、特集を組まれるほどだ。
日焼けした顔に手入れを欠いた髪を乗せた凜華は、何時もラフと言うより大ざっぱな服装をしている。
どんな服でも似合ってしまう自分を知っているのかは、本人以外わからない。
一方、玲は一目で生徒会長だとわかる気品がある、
K県の女子学生全ての憧れである、一歩間違えれば喪服に見えかねない紺のブレザーを完璧に着こなしている。
それと分からないほどの化粧をしているが、自分の顔を把握しきった無駄のない装飾で、羨望する者こそあれ咎める者は居ない。
性格も、外見も何一つ共通点のなさそうな二人の仲が良いのは、聖純学園の最大の謎と言われていた。
「しかし、不思議だなあ。この学校のセキュリティは万全のはずなのに」
「あら、本当に?」
「どういう意味だ」
凜華の家は日本有数の警備保障会社で、聖純学園の警備を任されている。
「ルパン三世でも進入できないとおもうぜ」
「その看板文句を変えないといけませんね」
と、玲が辛辣に言うが、こんな口調をするのは凜華に対してだけだった。
「今までに被害にあったのは何人だ?」
「今のところ、表向きになっているだけで十人ほどかしら」
「…そんなに大勢がヤラれてるのか」
凜華はうらやましそうな顔をした。
無理せずがんばって
166 :
145:2009/02/03(火) 00:48:08 ID:06+Ah3vR
>>165 無理などころか……好きで書いているので。(この板の皆さんは皆そうでしょうが)
羞恥プレイのようなものですね。
ただ、見るに堪えない文章を書いていないかが心配です。こういう文章を友人に批判して貰うわけにもいきませんし……
その5
仮面の怪人の指先が、初々しい顔の少女の破瓜を破った。
ファーストキスを奪われた女生徒が不登校になった。
性に目覚めた、最初の被害者である紀子のような女生徒が、他の女生徒をを誘うようになった……
仮面の怪人は、口部の穴からアヌスを舐めた。
未経験の快感に、新入生の女生徒は気絶するほどの快感を覚えた。
キスさえしたことのなかった女生徒は、快楽が生み出す罪深さを恐れるあまり、修道院に入ったという。
大きなバイブが、二つの穴に同時に差し込まれる。
自然には味わえない、究極レベルの快楽を経験したある生徒は、退学して性技を極めるために吉原に職を求めたという。
「ああ、うらやましい」
それらの報告を聞いて、凜華はほおっと息を漏らした。
「人事じゃないのよ。次はあなたが襲われるかも」
「そう言うレイもね」
凜華の言葉に、玲が苦笑混じりに笑みを見せた。
「しかし……十人以上もそんな目にあっているのに、学校は何も対策を取らないのかねえ」
「あら。学校はなにも知らないはずよ。それに、怪人に犯されたのは十人どころではないはずだし」
玲が平然と言うのに、凜華は首をかしげた。
「……だって、その歌人に強姦されたんだろう?大事件じゃないの?世間的には」
「忘れたの?生徒会規則2条、生徒の自治を全面的に認めること……
私の判断で、先生達には言っていません」
「なんで?」
「皆があなたみたいに、性に関してオープンではないのよ。怪人に襲われたとしても、
何も言わない生徒も多いはず」
どこか、弁解するような玲の口調に、凜華は首をすくめた。
「まあ、いいや……しかし俺の所に来なかっただけでも、そいつは万死に値するね」
仮面の男に犯されなかった事に対して、凜華は不満げに肩をすくめた。
「……そこで相談なのですが、凜華。あなた、犯人を捕まえてくれませんか?」
「えっ」
「そういうわけで、合気道部主将の俺をリーダーにして、俺が警備をすることになったのさ」膣に指を差し込みながら、凜華。
由乃は、凜華の言葉も耳に入らない様子で、凜華の指に体を委ねていた。
支援
酒を飲みながら文章を書くものじゃないですね……
その5を読み直してゲンナリです。
少し口直しに、女忍者を書いてみましょうか。
忍法に流派は数あれど、共通するのは女の技のすさまじさだ。
「さて……と」
俺は、痛む体を起こして鉄格子を握ったが当然びくともしない。
全身が痛む。特に、石を抱かされた膝は砕けんばかりだ。
(しかし)
伊賀の隠里で、死の一歩手前まで追い込まれるほどの過酷な修行を受けていた俺だ。
これしきの尋問で屈することはありえない。
(何とか脱出せねばな)
俺は、喉の奥に手を突っ込んだ。
空の胃袋からは胃液の一滴も出てこないが、代わりに胃の中に隠してあったヤスリが
あらわれた。小指ほどの大きさで、金剛石の破片がちりばめられている。
(あと三日も頑張れば開けられそうだな)
作業に取りかかろうとした矢先のことだった。
「そんなところに隠していたんですね」
俺は驚きのあまりにヤスリを取り落とした。
(上か!)
不覚だった。いくら同業者とはいえ、俺ともあろう者が人の気配に気づかないなん
て。
逆さまにぶら下がっていた黒衣の女が、音もなく地面に降りる。かなりの手練れだと
分かる。
細身の体で、胸にかなりのふくらみがある。
顔は狐の面に隠されていて分からないが、体どおりの顔ならばかなりの美人そうだ。
「さすがですね、あれだけ痛めつけられてまだ逃げようとするなんて。さすがは伊賀
の乱丸さん」
「……なぜ俺の名を知っている」
「有名ですから、貴方の名前は」
忍者が有名であれば終わりだ。存在が知られぬからこそ一流の忍者といえる。俺は苦
笑した。
狐面の女は、鉄格子を開けて、俺の元に近づいた。
「かわいそうに、こんなに傷ついて」
「ふん。大方雇い主を聞き出しにきたんだろうが、俺にはどんな拷問も通用せんぞ」
「……本当にそうですか?」
そう言いながら、狐面の女は俺の胸をなぞる。
「色仕掛けも通用しない。仮面で顔を隠すような女ならなおさらな」
「ふふっ、試してみますか」
狐面の女が、俺にまたがった。
(……俺を甘く見ているな)
首の骨を折るのも、心臓を貫くのもこの状態では思うままだ。この女を殺せば、脱出
するのは簡単だ。
「イケナイひと……いったい何をこの城から盗もうとしたの?」
俺は、返事をしないで女の首に手を伸ばそうとした。
その時だった。俺の股間に電撃が走ったのは。
破瓜を破った
投下は嬉しいけど先のを終わらせてからのがよくないか
忍者はメモ帳に書き溜めるとか
>>170 ケータイならメールに書き溜めればいいしね。
そして間違えて送信
いや、俺じゃないよ?
俺の友達の話だぞ?
アルガードのCMが一応このジャンル?少女じゃないけど
ケメコデラックスみたいなのもありなんじゃなかろうか。
続きマダー
176 :
145:2009/02/11(水) 23:33:13 ID:ggYS0ikW
非常に遅れて申し訳ありません。続きを投下します。
その6
すやすやと、という形容がふさわしい様子で玲は眠っていた。ほのかな明かりに照らさ れた寝顔にはつややかな、満足しきった笑みが浮かんでいる。
頬が美酒を含んだかのようにわずかに赤みが差してしている。
その表情はどこか達成感に満ちたものに見えた。
ギシ……ギシ……
(……?)
何かの気配に、レイ0がまつげを震わせる。なにか重いものがベッドを沈ませたようだった。
「ふーっ、ふーっ……」
荒い息づかいが、生暖かく玲の顔を這った。
(……まさか)
玲が、おそるおそる目を開くと、底には銀色の仮面が浮かんでいた。
「つっ!」
とっさに玲は手を振り上げたが、頬の横で仮面の怪人の手が伸びて、玲の腕をつかんだ。
「あうっ」
かなりの力で、手を後ろにひねられる。痛みに顔をゆがませて、玲は叫ぶように言った。
「何者ですか、貴方は!?ふざけないで」
「フザケテナドイナイサ」
仮面の怪人の片腕が、キャミソールの肩口に触れる。玲は必死に抵抗をするが、あっさりと形の良い胸が露わになった。
「クロイチクビダ。ズイブンツカイコンデイルナ」
「誰、誰なのよ、貴方は!」
「ミテノトオリ、カイジンダ」
「うそよ、そんなはずはない。だって、怪人は……」
「私だ、って言うんだろ」
突然に声のトーンが変わり、玲が聞き慣れたものになった。その声は……
「そうだよなあ。怪人が居るはずないもんな。お前以外に」
そう言いながら仮面を脱いだのは、凛華だった。
「り……リンカ?」
「おうい、みんな。入っていいぞ」
凛華が声をかけると、部屋に次々とパジャマやキャミソール姿の女生徒達が入ってくる。
「見覚えがあるだろう」
玲の部屋に入ってきた生徒達は、十五人にも及んだ。生徒達の容貌にはいろいろな個性があったが、全員に共通するのは美しい事で、花壇の中に迷い込んだ美しさがあった。
しかし、その瞳には一様に冷たい視線が浮かんでいる。
「……そうか。怪人の正体はリンカだったのね。その格好がその証拠。さあ、皆、花山さんを捕まえて……」
「なにをとぼけているんだか。この衣装は、レイ、アンタの部屋から出てきたんだぜ」
そう言ってリンカは、開け放しになっているクローゼットを指さした。
「ウソよ。……仮にそこに入っていたのだとしても、誰かが私を陥れるために」
「もう準備は良いかい?」
「はい、お姉様」
凛華が振り向いた先には、いったいいつの間に運び込まれた物か、大型の液晶テレビと、DVDデッキが設置されていた。華凛がにやにや笑うのを、玲はキッと睨み続けている。
「良い物が映っているんだけど、見る?」
「……」
玲は何も言えなかった。凛華が懐から取り出したDVDを素早く奪おうとするが、あっさりとはねのけられる。
「誰かレイをしばっていてくれよ。……ロープや手錠、色々あるぜ」
「やめなさい、貴方たち!……私にこんな事をしてただですむとでも……」
多勢に無勢で、玲はあっさりと縛られる。ロープで縛られた上に、後ろに回された手に手錠をかけられるという厳重さだった。
「さあ、お立ち会い。仮面の怪人の正体が明らかになる決定的瞬間です」
DVDがデッキに吸い込まれる。再生が押されると、そこにははっきりとした画像が映し出されていた。それは、殆ど明かりもなく暗いはずの寮の廊下を写しだしていたが、不意にくっきりと仮面姿の怪人が映し出された。
「赤外線カメラ。くっきりと映っているねえ」
怪人は、辺りをうかがって誰もいないのを確認すると、端の方に位置する玲の部屋へ向けて一目散に駆けだした。
場面が不意に変わり、玲の部屋が映し出される。中に入った怪人が、仮面と、全身を覆うタイツを脱いで、ベッドの上にホオル。その姿は紛れもなく玲当人のものだった。
「……な、なんでこんな映像が」
「気がつかなかっただろう。この間部屋に行ったとき、つけておいたんだ」
「この間って、貴方が最後にこの部屋に来たのは、もう三ヶ月前の事じゃあ」
「それはさておき」
凛華が話しを逸らすのを追求しようとした矢先に、デッキの画像が玲の飛び込んできた。
「イヤッ!消して!」
それは、玲があられもない姿でベッドに横たわり、しきりに胸と性器をまさぐる様だった。ビデオアングルが遠くから固定されているだけに、その様子はひどく生々しく映し出されていた。
177 :
145:2009/02/11(水) 23:37:14 ID:ggYS0ikW
もう続きなんて望まれてはいないかもしれませんね……書くのが遅れすぎました。
でも一応書き残しておきますね。
その7
「ヘンタイだねえ。女の子を襲った後のお楽しみってとこか」
「やめて……」
映像には声が無かったが、それでもその痙攣する様子と恍惚に満ちた表情から、イッているのは明らかだった。
「ほら、こうしてオナニーが終わった後は、何食わぬ顔で廊下に出て……」
「リンカ姉様……」
「うん?」
しきりに解説をしていた凛華に、玲を抑えていた一人の女生徒が困惑したように声をかけた。
「レイ姉様ったら、濡れてる」
カッと玲の表情が赤くなった。レイはにやにやと笑いながら玲に近づくと、首筋を舐めあげた。
「ひゃっ!」
「おいおい、自分のオナニーを見て欲情するなんて、つくづく痴女だなあ」
「あんたに言われたくは……あうっ」
「よし、もういいか。……みんな、レイへの罰はなにが良いと思う?」
ざわざわと声が上がったが、誰かが発言をする前に凛華が宣言をした。
「……さあ、みんな、この生徒会長の仮面を被ったレイ……いや怪人を同じ目にあわせようぜ」
そう言いながら華凛はキャミソールを無理矢理脱がしていく。レイを掴む少女たちも、それに同調して、ブラを、パンツを脱がしてしまう。
「ふんふんふーん♪」
丸裸になった玲は顔を下に向けていたが、華凛はそれを揚げさせると、つい先ほどまで自分が被っていた、銀色の仮面を、玲に被せた。
「何をするの」
「みんな。こいつは玲なんかじゃない。……みんなの貞操を破った仮面の怪人だ。遠慮はいらないぜ」
華凛はそう告げると、いまや全裸に仮面をまとっただけの玲の、胸にむしゃぶりついた。
「ああ……っ」
「さあ、皆も」
舌先で乳首をもてあそびつつ、華凛が促す。やがて、意を決したように、最初に襲われた少女、紀子がもう片方の胸に手を当て、ゆっくりと揉み始めた。
無数の舌が、玲の体を這い回っていた。
「ひもちいいでひょ」
股の間に顔を埋めたまま玲が声をかけるが、返事はない。とてもできるじょうたいではない。絶え間なく襲う快感に、仮面の怪人はもはや逃れる術を知らなかった。
穴という穴が、同時に埋められる。唾液にまみれた仮面が輝き、全身がつやつやと濡れて胎内から出た幼児のように輝いていた。
敏感な場所はおろかつま先や脇まで舐められ、息をつく暇のないオルガズムが絶え間なく怪人を襲う。
とはいえ、怪人への責め苦に参加できない少女達も中にはいたが、そういうあぶれた者達はそれぞれがペアを組んでお互いの秘所をせめあっていた。
むんむんと熱気と甘美な匂いが立ちこめ、室内は快楽の地獄そのものとなっていた。
ふと、華凛は顔をあげると、玲ほどに濡れてはいない体を起こして仮面に手をかける。
その、笑みをかたどった仮面の奥には、それ以上に引きつったような玲のかおがあった。そこには、優秀かつ厳格な生徒会長の姿など片鱗も見られない。
「あっ、あっ、あっ……」
声にならない声をたえず上げつづける。目は焦点が定まらず、だらしなく空いた口からは犬のような涎が垂れ続けている。
「まだ十二時か。夜は長いよ」
そう言いつつ、華凛は玲の口を吸うと中の涎を美味しそうに吸い尽くした……
翌日になって、平然とした顔で学校に登校してきたのは、華凛と玲だけだったという。
178 :
145:2009/02/11(水) 23:40:21 ID:ggYS0ikW
例によって誤字脱字が多くて死にたくなります……一応読み返してはいるのですが。
その8
「えっ……その玲っていう人も、それだけの目にあって普通に登校してきたの」
「ああ。あの時俺は思ったね。ヤツは大物になると。第一声が『おはよう、凛華さん』だぜ、それもにっこりと笑って。普通あれだけの目に遭えば廃人になりかねないってのに」
「……怖いわね。そんな目に遭わせようとしたの」
「いや、なあに。そうなる前にはやめようと思ったけどな」
制服を身につけた由乃が呆れたように首を振った。
「凛華って昔からそうなのね」
「おいおい、この格好に着替えたら先生って呼べと言っているだろう」
ジャージ姿の凛華が言う。
「一応、れっきとした体育教師なんだから」
二人は連れ添って、熱気の籠もった体育倉庫を後にした。もうすっかり夕日は落ちて、体育館の中はくらくなっている。
「そうして、俺と玲は二人そろって母校の教師になったのさ」
「そしてこうして生徒を喰っている……と」
「喰われたくないのかい」
「まさか」
二人は唇を重ね合った。
「……ところで、そのレイって人……も先生なんだよね。名字は……?」
「ああ、言って無かったっけ。一条ってんだ」
別れざまに告げられて、初めのうちは誰のことだか思い出せない様子で首を傾げていたが、OOはふと思い出したようにか顔をあげた。
「一条って、理事長先生の名前じゃ……」
「あら、呼びました?」
はっとしてOOがふりむくと、そこには上等な女物のスーツに身を包んだ理事長の姿があった。柔和な顔で穏やかにほほえんでいる。
「理事長先生……」
「まったく、あの人は昔からああなんだから」
ふうっ、とため息をつく様子を見て、OOは安心する。まさか、この人が玲の話に出てくる怪人だなんて、そんなはずは……
「……ところで、今から理事長室に来ない?」
「えっ」
体育倉庫みたいな場所じゃなくて……内緒なんだけど、あの奥には隠し扉があって……」
OOが有無を言わさず連れられた部屋に、銀色の仮面が飾ってあったかどうかは、また別の機会に……
お疲れ、シチュも表現もキャラ付けも良かったよ
特にバレた後にもう一度仮面被せて……ってあたりはそそった
個人的な好みを言わせて貰うと怪人が仮面や黒ずくめを抜いで中の人になる
あたりをもっとねちっこくやって欲しかったかも
誤字脱字の類は目立ったけど書き上げてから何時間か以上寝かせてから見直すと
見つけやすい…と思う
一週間や一ヶ月間隔が空く事なんてざらだから気にせずに
またエロい力作待ってるよ
180 :
145:2009/02/12(木) 23:25:49 ID:JNeUEAsu
ご感想有難うございます。速く終わらせようと焦ってエロ描写を半ば手抜きでやってしまいました。
つーかそれだと力の入れ方が間違ってますね。本末転倒でした。
次に書くときはもっと良い作品にしたいです・・・誤字脱字なしに。
だれもいない
居ないねー。
スレに沿うか沿わないか、かなりグレーゾーンな上に、エロまで持って行けないネタを投下。
つまりは保守。
「変、身ッ!」
その男、大河内達也(おおこうち たつや)が低く唸った。
つぶやくその声にあわせ、腰に巻いたベルトのスイッチを入れる。
通常のベルトとは異なり、バックルの部分にいろいろな機能が詰め込まれたボックスがついている。
機能、それは、この「変身」の機構も含む。
スイッチを押されたボックス、その全面についたインジケーターがめまぐるしく明滅し、装着者のコンディションを素早くチェックする。
そして装着者が間違いなくこの青年、大河内達也であることを確認したとき、無機質なマシンボイスが発せられ、変身機能が実行される。
その間、僅かに1秒。
ベルトを中心に、体表上を無数のナノマシンが覆い尽くし、決められたパターンの装甲を形成していく。
衣服は分解され、その異形の姿をさらす。
赤い、赤い、深紅のボディ。
そう、この姿こそ。
「仮面ライダー、ルキフェル!!」
いま、戦いの幕が開く。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
「ライダーキック!!」
「ぎゃああああああっっ!!」
叫び声を上げて怪人「トカゲセーラー服」が爆死した。
「大丈夫だったかい?」
敵を倒したルキフェルは、とらわれの子供たちを解放した。
その子らは、ルキフェルの異形におびえることもなく、皆感謝の言葉を返してきた。
そしてすべての子供たちが立ち去ったあと、ようやくルキフェルは変身を解除した。
「達也さん!!」
変身を説いた達也の元に駆け寄る美少女、赤峰さやか(あかみね さやか)。
彼女は、達也の恋人だ。
お嬢様風の美少女であるさやかに比べ、達也はあまり美男とは言い難い。
がっしりとした体躯、2m近い大柄な男であり、イケメンではないがたくましい風貌をしている。
それでもさやかが惹かれるのは、達也の心にある正義の炎が熱いからである。
「ひゅーひゅー、見せつけてくれるなぁ♪」
寄り添う二人を、口笛で囃したのは赤峰小太郎(あかみね こたろう)、中学生になる、さやかの弟である。
弟にからかわれて赤面し、達也のそばから半歩離れた姉に代わって、小太郎が達也に近づいた。
「達也さん、がんばって、奴らを倒してくれよな」
小太郎はそういって、達也の手を取った。
「ぜったい、由美ちゃんの仇を取ってくれ!」
小太郎が、思いを込めて言った言葉。
大河内由美(おおこうち ゆみ)は達也の妹である。同時に、小太郎の幼なじみであり、想いを寄せる相手であった。
しかし数ヶ月前、達也の父が開発していた「ルキフェルシステム」を狙って襲いかかる謎の組織によって、父と、母と、妹の命は失われた。
達也の戦いは、失われた命に捧げる復讐の戦いなのだ。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
ここは、達也の住む、秘密基地の一室。
簡易なベッド、テーブルが置かれた、寝室である。
その部屋に備え付けられた簡易なバスルームに一人、大河内達也が立っていた。
彼は、一糸まとわぬ全裸である。
「解除(イジェクト)!」
達也が、小さくつぶやく。
すると、彼の身体に変化が起こった。
ばくん、と大きな音を立てて、彼の胸板が観音開きに開いた。
同時に、胸の中に満ちていた大量の赤い液体が当然のごとく、ぶちまけられた。
赤い液体、それは血液か、と問われれば、否、である。
液体が失われ、達也の大きく空いた空間に、なにやらうごめくものがある。
続いて、方が大きくせり上がり、背中に反り返る。当然人間の動きではない。
そして背骨の下方、腰のあたりから大きくくの字に曲がり、背後にドサリと倒れ込む。
もうおわかりであろう。
この身体は人間の身体ではない。
内部を精密頑強な機械で構成された、義体である。
その義体の中から現れたのは。
「ぷはぁーーーーっ、疲れたーーーー!」
窮屈そうな姿勢から大きく背伸びした、全裸の少女である。
彼女の名前は、大河内由美。
そう、死んだとされている大河内達也の妹である。
実は、組織によって襲撃された際、死んだのは父、母、そして兄の達也なのである。
本来、「ルキフェルシステム」は、兄である大河内達也のサイズに合わせて製作された。
そして彼の、暗号化された特殊な生体情報を認識して起動するシステムなのである。
開発者である彼らの父は、万が一のために、妹である由美のためにもシステムを開発しようとしていた。
しかし、少女であり肉体のか弱い彼女ではシステムの負荷に耐えられないこともわかっていた。
そこで考案されたのがこの義体。
由美がこの義体を装着することによって、達也本人に成り代わり「ルキフェルシステム」を装着することができるようになる。
いわば、由美は二重に変身をしているのだ。
「うう、あいかわらず、さやか姉さんを騙すの、気が引けるなぁ・・・。
それに、小太郎も・・・。
ごめんね、二人とも」
彼女が親しい二人を謀ってまで兄の達也を演じるのには訳がある。
それは、この「ルキフェルシステム」を守るためだ。
装着者にすさまじい戦闘力を与えるこのシステム、当然のことながら悪用されてはいけない。
故に開発者である父は、特殊暗号化生体認識システムを採用した。
この試作品は、第1号被験者である達也でしか装着できない。
父である博士の死とともにオリジナルデータが失われたいま、変身ベルトは他者誰も解析できず、機密は万全であるはずだった。
「それにしても、お父さんのおっちょこちょいったら・・・」
そう、博士が間抜けにも犯してしまった過ち。
妹の装着するこの義体は、簡単に解析できるのだ!!
つまり、この義体を調査し、調整さえすれば、達也の暗号化された生体情報を奪い取ることができる。
ついでに言えば、由美よりも小柄なものならば、そのまま入れ替わりなりすますことだって可能となる。
シャワーで身体を洗い流した由美は、肌着も着けぬままベッドに飛び乗った。
そしてぐったりと身体を脱力させる。
「ああ・・・早くあいつらを倒さなきゃ・・・」
けだるげにつぶやく彼女。
もうすぐ、父の残した義体も使用不可能になる。
それまでに敵を壊滅させ、誰もシステムを狙わぬようにしなければいけない。
彼女に残された時間はあまりないのだ。
ゆけ! 戦え! 大河内由美!!
システムを守り抜き、悪の組織を壊滅させるのだ!
胸とおしりがふくらんで、義体に収まらなくなってしまう前に!!
・・・と、こんなネタは浮かんだが、エロに持って行くことができない。
乙!
まあアレだ、正体がバレる描写があれば良いわけだ
1.義体状態でご飯を食べてたら体に痒みが→どうやら食物アレルギーかと思い至る→痒みやなんやらでやむを得ずイジェクト→赤峰のどちらかが全裸少女目撃→正体を隠された怒り、戸惑い等で暴走。完全な善人って、レアなんです。
2.敵の攻撃かなんかでルキフェルシステムに異常が発生、安全装置が起動し変身解除→大河内家を襲撃した敵「なぜ貴様が生きているー。」→ひっぺがしタイム。
3.達郎として生きるには社会的に問題がありすぎて目を付けられる展開
みたいな?
やはりこういうのは正体バレや引っ剥がすのを妄想するとそそるな
ともかく乙でした
超乙です。エロになんとか持ち込めればもっと最高だったのですが。
普通のSSにしても面白そうなネタですね。
完全に四肢拘束する敵が出るとかどうかな。弱点は生身でも潰せるくらいで、トラップ系の敵。
イジェクトして(全裸でw)不意打ちで倒すか、このまま負けるかのジレンマでw
このスレの人はさ、無理やり仮面被せて犯す、みたいなS思考と
仮面美少女に犯されるみたいなM思考のどっちが多いの?
そういうスレじゃないと思うが。Mスレ潰しか?
>>193 両方、とりあえず
>無理やり仮面被せて犯す
なら素の女の子はSっぽくて
>仮面美少女に犯されるみたい
なら素の女の子はMっぽいと良し
仮面女に犯されるネタだと、とてもベタながら
仲の良い美人の姉を陰で性欲の対象にして毎晩一人エッチの材料にしている弟くんは
ある晩の賢者タイムに突然異様な紛争の謎の仮面の人物に襲われて責められ犯される(裸じゃなくて着衣がいいな)
で、事が終わってみると仮面の正体は、とっくに自分がエロい目線で見られてるのに気がついてた姉さんでした
あたりかなあ
関係ないけど今日は13日の金曜日だ
>>196 >謎の仮面
>今日は13日の金曜日だ
ホッケーのマスクですね
ニンテンドーのゲーム「メトロイド」のサムスなんかも、このスレの範疇だよな。
どう見てもごついパワードスーツ姿で男だと思わせておいて、実は美女だというあたりなんか。
>>198 同感。ただサムスはアーマーが個人的に微妙…
アーマーもかっこ良ければ、ギャップはあれど二重に好きになれて良いのに。
まぁMGS4のカエル兵みたいなキモ可愛いヘルメットも好きだけどw
保守
201 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 17:51:50 ID:pH4pz/rW
201
クリスマスに正月に節分に節句にひな祭りに13日の金曜日×2に
バレンタインにホワイトデーがあったわけだが
何か合ったネタってないものかな
でっぷりした白髭のサンタさん、実は着ぐるみで、中は可愛い女の子、
>>203 したがってるプレイをさせてくれるんですね。
☆
206 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 15:01:12 ID:7Fjx8p1H
★
207 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/20(月) 04:57:28 ID:9efX1ixZ
☆
星とほし(ゅ)を掛けてる事に今気付いた
武装錬金の毒島もこのスレの範囲内だな。
普段はプレデターみたいなガスマスク被ってるけど素顔は美少女だし。
209 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 07:58:09 ID:FXF70zPQ
旧日本軍の従軍看護婦たちが
白衣にガスマスクを付けて行進している写真を見たことがあります
満州で撮られたものだということでしたが、あれは萌えました
「ぬくもりの中で」ってゆうギャルゲーで仮面+制服の少女いるよ
その学校の会長になった者は仮面を付けるって感じだ、まだやってみてないが
>>210 情報dd
絵柄も良い感じだし、あの変な仮面に加え、対人恐怖症という設定にも萌えたw
今度中古ショップで漁ってみるよ
212 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 03:12:09 ID:HdnMYTH9
あげ
保守
214 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 01:17:15 ID:5LSDzy4H
保守
保守
スレが結構寂れてきたな…
正体不明の脅迫者が「○○をバラすぞ」って感じでヒロインの弱み握って携帯で
卑猥な事をするように指示する
まあ要するにエロ脅迫モノで、脅迫者の正体がヒロインの親友の女の子だったというのは
仮面抜きでも割と嗜好が近いんじゃないかと思ってみたり
もちろんボイスチェンジャーで声を男声かあからさまな電子音に変えて
普段は話さないような男っぽい淫語で命令しまくりで
最後は相手に目隠ししてorやっぱり仮面つけて直接犯すとなお良い
217 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 23:45:18 ID:IIz9Vd8y
その題材でSS書いてくれ。このスレッドはSSを必要としている
218 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 11:16:14 ID:P4vFaOnJ
ぎりぎりプリン?
普段はフルフェイスの仮面だけど、素顔の美しさに思わずドキッとするようなシチュが個人的に最高
属性っ子スレから来ました
注意書き
・最後を上手く纏めきれませんでした
・自制を促す為エロなしです
とりあえず投下
花火大会を前に、友人から突然キャンセルの電話。
「悪ぃ、急に用事が出来て行けなくなっちまってよ」
仕方なく俺一人で出店などをぼんやり見ながら、公園を歩くことにした。
さすがにこんなイベントだ。夕方だが人は既に随分と集まっている。
周囲には浴衣姿もちらほら見受けられる。当然だが、大抵は男連れのカップル。
適当に遊んで、人が込む前に場所でも確保しようかと思っていた。
が、一人でそんなに必死になるのも馬鹿らしい。
俺は外れにあるベンチに腰を掛けた。
一人身は辛いな――なんて思いながら、俺は煙草を吹かす。
と、隣に誰かが座ってきた。
中学生くらいだろうか。可愛らしい白地に桃色の花模様が入った浴衣姿だ。
そしてそんな格好でも分かる、ほっそりとした体つき。髪は後で結んでいる。
で、顔にはお面だ。
キャラクターものの類ではない。キツネの面。
俺は煙草を吸殻入れに押し込むと、すぐに立ち上がった。
煙草と陰気で臭い大人が近くにいては悪かろう。
その場を立ち去ろうとすると、彼女もベンチを下りて俺の後を付いて来る。
「?」
言っとくが、俺は何も怪しくない。
知らない人に着いて行っちゃいかんのだよ、君。
心配を他所に、彼女は一定の距離を置いて俺を追って来る。
人ごみに紛れようか、どうしようか。
彼女がもし妖怪なら、御用は差し詰め「あぶらげ頂戴」ってとこか?
恐らくこの近くにお稲荷さんがあって、お供えが足りないから食い物を貰いに――ってここはそれなりの都会だ。
そんな昔話みたいなことが許されるのは相当の奥里までだな。
冗談はこの程度にして、しかしこんな場所でキツネの面ってのも珍しい。
見ているとどこか、不思議な感じがするのも頷ける。何たってオキツネ様ですからね。
それに終始無言ってのもどこか怖い。
そんなことを考えながら歩いていると、奴さん、いつの間にやら姿が消えていた。
……一体全体何だったんだ?
唐突だがいなり寿司が食いたくなった。
俺は躊躇なく公園を出て、近くのスーパーに足を伸ばしていた。
焼きそば、フランクフルト、わたあめ、リンゴ飴なんかの出店も確かに並び、美味しそうではある。
だが何だ、悪戯だか何だか分からんがキツネさんに出会ったのも、何かのお導きだろう。
普段食べない、という意味では同様に悪くないし。
適当に選んだいなり寿司のパックとペットボトルのお茶、ついでに夜用にビール一缶を、レジに。
そういや昔、母が行事の際によく作っていたっけ。
バリエーションはないが、あれが我が家の弁当だ――って感じがして好きだった。
会計を済ませ、俺はまた公園に戻る。
せっかく買ったんだ。外で食べて帰ろう。
今し方座っていたベンチまで来て、俺は腰を下ろした。
辺りは随分と暗くなってきたし、人も増え始めている。
花火見物に絶好な場所――丘の上は、もう既に満員御礼といったところだろうか。
「いただきます」
割り箸を割って、いなり寿司を一個口に運ぶ。
こういうのって手で食べるのもなかなか乙なんだよな。洗えないからやめとくが。
「ん…?」
気配を感じ視線を上げると、目の前にはあのキツネの面の少女。
まだいたのか。てか、見られていると凄く食い辛いんだが。
頼むから何か喋ってくれ。このまま逃げ出す訳にもいかんし。
少女は相変わらず無言のまま、また俺の隣に座った。
気まずいよぅ。何だってんだ。
「……食う?」
仕方なく空気に従って、彼女の目の前にパックを差し出してみた。
彼女は面のまま、俺の方を向いた。
……何も言わないんだなこれが。
冗談にしちゃあ性質が悪いし、真面目だとしたらこれもこれで結構あれだわ。
すると彼女はベンチから立ち上がり、いなり寿司を一つ手に取った。
そして公園の雑木林の中に、紛れるように消えて行った。
何もあんな所に入って行かなくたって、なぁ…。
気になった俺は、その姿を追って林に入ってみた。
既にそれらしい姿は見えないが、何気なく辺りを散策しながら、奥まで進む。
何せ、この公園は近くの丘と隣接しており、やたらと広い。
普通は舗装された道を登って上に出るのだが、こちらも確かに上には通じそうだとしても、正規のルートではない。
変に迷い込みやしないかと少し心配になってきた時、場所が開けた。
「……!」
驚いた。もう僅かだが木漏れ日が集束し、スポットライトのように一箇所を照らしている。
そこには小さな詰み石と、跪いて頭を垂れる少女の姿があった。
お稲荷さんじゃない。これは墓。
そして供えるように置かれている、俺がやったいなり寿司。
俺はしばらく、その様子を見つめていた。
お祈りが終わったのか、キツネの面が仰向いた。
途端に、顔が合う。
「……」
多少は警戒したようだが、彼女は何も言ってこない。
その場でじっと、俺の様子を窺っている。
「…俺も一緒に、良いか?」
判断は仰ぐまい。いなり寿司の代わりに、祈らせておくれよ?
俺は彼女の隣に膝を突き、黙祷を捧げた。
空はもう、紫に染まり始めていた。
極めて簡素な、それこそ詰み石だ。
だが、僅かな野花といなり寿司と、そして小石が何個か置いてある。
三つ。恐らく、亡くなって三年を意味するのだろうか。
そうだ。せっかく買ったが、ついでだ――。
俺はビールを開けて、いなり寿司の隣に置いた。
こんなことだが、今出来るせめてもの振る舞いだ。
「……よし」
では、立ち去るかね。
すると彼女が目の前で、小石を一つ加えた。
そうか。今日が命日なのか。
ここでは毎年この月この日に花火大会がある。
例えば彼女が本当に妖怪とか物の怪の類だったとしても、認識は可能だ。
一年で唯一と言って良い、人が大勢集まる日。
夜に大きな音が鳴り響き、空に花火が上がる日。
それが唯一彼女にだけ、この墓の主の命日を教えてくれる。
何つーか、凄く切ないな。
「どこの誰だか知らんが、ありがとな」
俺はやや感傷に浸りつつも、改めて立ち上がる。
元来た道を帰らねば、真っ暗になったらやばい。
と、背後から俺の服が引っ張られた。
「何だ?」
お礼でも言ってくれるのだろうか?
いや、違った。彼女は振り向いた俺の手を握ると、真逆の方向に歩き始めたのだ。
そっちってもっと道が暗いんだけど……それでも付いて来い、ってこと?
俺は仕方なく、彼女の後を歩いた。
手が柔らかい。妖怪――じゃないよなやっぱり。
よく化けギツネなんかはこう、人の姿をしていつつも耳や尻尾が覗いていたりする。
だが、彼女は外見どう見たって普通の人間。
ただキツネの面で素顔が分からず、全く喋らない為に不気味っつーか、不思議っつーか。
暗い道なき道を、僅かな視覚と彼女の手だけを頼りに、俺は進んだ。
ぼんやりと明るい場所が見えた。
草木を抜けて出てみると、そこは頭上が開けた丘の中腹だった。
当然、誰も居ない。
まあ、道としては険しくはなかったが、こんな場所にまで来て普通は誰も何もしないよな。
彼女の足も止まる。そして、その場に膝を抱えるようにして、腰を下ろす。
「浴衣が汚れるだろ」
俺は気休めにしかならないが、とりあえず下にハンカチを敷いてやった。
そして、ビニール袋からパックを出す。あのまま突っ込んで来てしまった。
「食うならやる」
そう言って差し出すと、彼女は両手で受け取った。
無言のままパックの中の、いなり寿司を見つめている彼女。
まあ、面越しなんだが。
俺はお茶も足元に置いてやると、下に空になったビニール袋を敷き、それに座った。
「お茶も飲むならやるから。冷たくないが」
彼女はお茶に顔を向け、そして俺に顔を向けた。
そして、再びパックに顔を向けたかと思うと、それを足元に置いた。
今度はその両手をゆっくりと持ち上げて、自らのキツネの面に置く。
「……!」
面が外れ、膝の中に落ちる。
世闇に青白く映え、透き通るような顔が、目に飛び込んできた。
俺は思わず息を飲んだ。
横顔だけでもはっきりと断言出来る、見たこともないほどの美少女だった。
暗がりでは何割り増し――なんてことも言うが、正直そんな競争台に上げる必要すらない。
その顔が、徐に俺の方を向く。
「…!」
俺は恐らく、目を丸くしているに違いない。
美しさの中にも、中学生らしい幼さが確かにある。だが、それが逆に良い。
何つーか、見惚れるのも仕方ないわ。
年齢差は随分なものだと思うが、そんなこと全く気にならないほどに魅力的だ。
こんな年下属性、俺は持っていなかったはずなんだが。
「……」
しかし彼女は面を取っても相変わらず無言、そして無表情だった。
ただ、深い漆黒の瞳が片時も視線を逸らすことなく、俺の目を見ていた。
目は口ほどに語る。
「……あ、あー…驚き、ましたわ」
驚くしかないよなそりゃ。
すると彼女はゆっくりと視線を戻し、そして落とす。
手を伸ばし、足元のいなり寿司を取る。
あ、食った。
そして黙々と頬張る。
間を取りたい。
見つめたまんまってのも何か気恥ずかしいです。
しかし煙草を吸うのも良くないし、困った困った。
これが所謂手持ち無沙汰って奴か。
いなり寿司を食べ終えた彼女は、口周りをぺろりと舐めた。
その辺で調達したつまらない物の割には美味しかったようだ。
そしてお茶を手に取る。
「……?」
彼女は俺を見た。どうやって飲むの? と訊かんばかりに。
段々と硬質でクールなイメージが崩れていく。
俺は蓋を開けて見せ、そして一旦締めて飲む真似をした。
彼女は受け取ると、同じように蓋を開けて口を近づけた。
そして、恐る恐るが功を奏したのか、溢すこともなく飲み始める。
一体何なんだかさっぱり分からん。
人間にしちゃ世間ズレが激し過ぎるよなあ……。
しかも、こんな場所に連れて来て一体何を――。
「!?」
その時、目の前に壮観とも言うべき光景が広がった。
どん――と大きな音と共に、空一面に広がる色鮮やかな花火。
…なるほど、これを見せたかったのか。
隣で彼女も花火を見ていた。だがやはり無表情だった。
俺も黙って、花火を見ることにした。
話しかけるのは野暮だ。この際、もう深く考えるめえ。
「……」
しかし、文字通り穴場だなここは。
こんなに静かな場所で、花火を見たのは初めてだ。
火が螺旋を描いたり、色を変えたりしながら、濃紺の空を賑わせる。
ガキの頃はより大きな花火が見たくて、最初から最後まで釘付けになっていた。
そして今日、場所が近いせいもあるのか、これまでのどんな花火よりも大きく見える。
見ずに帰ろうかと思っていたが、ここに来れて良かった。
休憩を挟んで何百発が上がっただろうか、やがて空に静けさが戻ってきた。
さて、すっかり暗くなった訳だが、ここからどうやって帰ろうか。
と、彼女を見ると再び面を付け直していた。
花火と同じような名残惜しさが残る中、彼女はキツネの顔に戻る。
そうして立ち上がったので、俺もどっこいしょと腰を上げ、周囲のゴミを拾う。
彼女は来た時と同じように俺の手を握ってきた。
そして、来た道を戻る。
大丈夫か? とは思っても、俺は耳なし法一状態で、その手を頼りに歩くだけ。
柔らかくて温かい手が、唯一の道標だ。
キツネに摘まれた、なんてことだけは勘弁。
やがて公園に出た。戻って来られたという訳だ。
人込みが帰って行く中、道外れから出て来た俺と彼女。
目撃されたら、変に思われないかどうか。
と、手を引く彼女が立ち止まる。そして、その手が離れる。
そうか。短い間だったが、これでお別れか。
「改めて、色々とありがとな」
面と向かって言うのは照れ臭いはずだが、”面”相手には意外とそういう気にならない。
相手の顔が見えないからだろうか。
そして面の中は、やっぱり無表情なのかね。
「じゃあ、またな」
”またな”。
流れで出た言葉だが、帰り道々考えてみた。
また会いたい――そう思って口にしたのだろうか。
…やれやれ。良い大人を演じてきたつもりが、綺麗に別れられないもんだな。
俺はまたスーパーに寄り、ビールを一缶買った。
今日はこれを飲んで、ぐっすりと眠ろう。
てか、少し早いが良い夢を見せてもらったと、そう思うことにするか。
……彼女の最後に見た姿が、ふと頭を過ぎる。
俺に背を向け、人込みに紛れて消えてしまった彼女。
その存在の虚ろさ、儚さはキツネが化けたそれだと思っても違和感はないし、寧ろその方が……。
次の日の朝、俺は何気なく公園を散歩していた。
出店はすっかり片付いて、どこか祭の後の寂しさと静けさを感じる。
携帯電話が鳴る。友人からだ。
俺は昨日と同じ、外れのベンチに寄りかかりながら、電話に出た。
「俺だ。昨日はドタキャン悪かったな。辰之丞が蜂に刺されてよ、てんやわんやの大騒ぎだったんだ」
「あいつん家、古屋だからな。スズメバチでも出てくるんじゃないかと思ってたが」
「ご名答。仕方ねーってんであの後、ご近所総出で蜂退治ときたもんだ。そいで俺も手伝わされちまった」
「…ま、おかげ様で面白いもんが見れたんで。それよりお大事に、だな」
「ああ、とりあえず埋め合わせはすっからよ。見舞いってことで、後で辰之丞ん家まで来てくれや」
「OK」
さて、じゃあボチボチ行くか。
「……ん?」
人の気配に振り向くと、そこに少女が立っていた。
見覚えのある綺麗な顔。髪を下ろし、服装もラフだったが、確かに――。
「あのう…」
澄んだ声だった。ん、声? 声が出せる?
「……昨日は、ありがとうございました。狐も、喜んでいます」
「え、ちょっと…訳が分からない」
「あ、ごめんなさい。座って、話をしますね」
そして、あのキツネの面がどこにもない。
彼女の口から、全て説明された。
平たく言う。信じられないことに彼女は昨日、狐憑きに遭っていたのだという。
つまり俺は結局、心霊現象に遭遇していたことになる。
悪い意味で納得がいった。しかし、真相は意外なものだった。
彼女は自らそのキツネに、体を貸していた。
「お母さんの命日だけ――って約束なんです」
そしてそれが知り合いに悟られぬよう、キツネの面を被っていたと。
「でも、何でキツネさんは俺に興味なんて持ったんだ?」
「あ、えと……優しそうだったから、って」
何故に顔を真っ赤にして俯かれにゃならんのでしょうか?
「とても嬉しかったから、あの場所に連れて行った、って。私以外には、初めてでした」
「そうか。何か、嬉しいな」
「あの、私にも何となく、記憶が残るんです。喋ったりは出来ないですけど……それで、私――」
どうしてそんな瞳で、俺を見つめるの? 畜生、ドキドキする。
「……その、狐が、また来年会いたい、って……それまで、私……」
そうか、キツネを通して彼女は俺を見て、そして好意を持ってくれたのか。
「……ありがとな。俺で良ければ、これから――」
彼女の表情が、パッと明るくなった。
そして握り締めてくる、その柔らかな手を…俺は正直に受け止めた。
”また”会えた。そして”また”会う為に――来年の花火大会まで、長い付き合いになりそうだ。
おしまい
226 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 08:10:42 ID:Qc4tBoHV
素晴らしい
ヤバい良い話だ
暑い季節の一時の凉を得るような
お盆とかお彼岸の暑い夕方とかに読みたくなるような不思議な余韻のある話だった
幽玄の雰囲気を持つ浴衣少女が陽の光の下で制服姿を見せるっていうのも切なさが緩和されて良い
くそ今日は朝から陵辱モノのエロゲーを買いに出た俺がべた褒めじゃないか
エロパロ板でこんないい話が読めるとは
ちょw普通に良作なんだがw
若干手直ししてなんかのラノベ系短編賞にだせば良いとこ行くと思いますよ。
エロなしうぜーとか思ってすんません。
229くらいの感想書きになりたい
GJ!
仮に話が続くと、少女と狐との三角関係になるのかね?
上手い
コスチュームを剥ぎ取られながらも「マスクだけは!マスクだけは!」と
必死にマスクを庇い続ける女の子が見たい
保守
岡村?
面白かった
長年抱き続けてた妄想をここまで具現化してるスレが見つかって
感激した。もっとメジャーになりさえすれば・・・
>>233 頭隠して尻隠さずですね
わかりますわかります
238 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 00:03:59 ID:1QQ1jqPT
保守
ミステリアス
242 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 22:03:41 ID:U4Hj1iQX
誰かSS書けよーーーーーーーーーーー
続きを期待してるSSを待ち続けて早1年か…
マジお願いします職人様orz
保守
俺も1年以上待っているが、
他スレの作品ではwktkしながら4年以上待っている。
246 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 12:08:13 ID:1HFlKjXs
247 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 14:31:09 ID:aP5X+1UT
ほしゅ
保守
なに?
253 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 03:57:55 ID:gFbDvVkB
捕手
色々書きたいが時間がない…
>>254 亀ですが、概要だけでも書いて頂けると妄想を膨らませられるのでお願いしたいところです。
仮面以外全裸の露出狂とかもこのスレ的におk?
257 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 02:30:17 ID:hxcJsmhF
全然OK
レザーの全頭マスクと目元だけの仮面ではどっちが人気だろう?
前者は変態度の高い熟女だけど後者はセレブでむしろSっぽいイメージだ。
極度のフェチ的には前者
あと基本的に素顔は若い美女で
そんな俺はファンタジーなフルフェイス兜娘フェチです
変態〜
ついつい仮面以上の要素も求めてしまうな
スイムゴーグルなら競泳用水着
ピンクのホッケーマスクならツインテールで制服とか
女側視点なSSも見たいものだ。
相手は自分を見ているのか、それとも・・・・?という葛藤なんかが感じられる攻めがいい。
誰もが羨む美女が恥ずかしくて近寄れない想い人のもとに顔隠して押しかけて痴女行為に走るとか。
相手の男は当人を知らないか、知っていても雲の上と見ていたりとか。
襲い受けというのはアリだろう
顔を隠している以上それを補って余りある外見的特徴を求めてしまう。
つまり爆乳とか
思うにナイチチとパッドや幻術、魔法等で誤魔化すのも正体を隠しているといえるのではないだろうか。
逆にサラシとかで巨乳を隠すのもしかり。
貧乳仮面ヒロインだっているだろうと思ったが考えてみると心当たりがないな
このスレでも結構派閥が分かれてるもんだなぁw
てか仮面オンリーでなく、正体を隠してる要素まで扱うスレでもあるのかね?
仮面関係なら、顔全体(ガスマスク、女聖闘士)・目元のみ(ポワトリン)・口元のみ(ガーゼマスク、くノ一系)の3つに、
覆面(けっこう仮面、キャットウーマン)、ヘルメット(特撮ヒロイン、騎士)が付属して、
更にナイスバディか、男装要素有りかでも分かれてる感じかな?
あと女聖闘士みたいに目元が透けてないかどうかも好みが分かれるだろうね。
個人的に、素顔が見れたときの楽しみが増すので、透けてない方が好きだなぁ。
完全に顔が見えない状態のほうがエロいと思います 反論は聞くだけ聞く
271 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 21:35:40 ID:T/uydym3
反論はありません
仮面キャラが素顔さらしたとたん一気に素顔の絵ばかり増える現象に萎えます。
>>272 素顔をさらす場合、『仮面が割れる』描写が多いからなぁ。
さすがに、割れてしまったらもう代わりのマスクは持ってないだろうし。
仮面をつける理由が、正体を隠すためだったら、ばれてしまったらもう必要ないけど、
恥ずかしいから仮面で顔を隠す女の子の場合、割れた仮面の代わりに何かで代用しようとするのがおもしろいかも。
鉄仮面が砕けてしまって、代わりにスーパーの紙袋をかぶって代用とか。