【G1】トランスフォーマーエロパロスレ2.2【クロニクル2】
◆4
それから十数分後。
コビーとローリは浴衣に着替えたが、ローリはけだるそうな表情で、ふらふらと歩いていた。
「おいおい…。大丈夫?」
「…だーいじょーぶー」
まぁ、さっきまであれだけ温泉でハッスルしてしまったんだから無理もなくはないが。
二人して歩いていると、コビーがふと、売店のほうに目が行った。
「そうだ。なんか飲み物買ってくるよ。何がいい?」
「…ん〜。ポカリ〜…」
「判った。ひとりで歩ける?」
コクコクと頷くローリ。でもコビーは心配でならなかった。
「それじゃあたし、先にお部屋行ってるね〜…」
「無理するなよ」
「りょーかーい」
ひらひらと手を振るローリを心配になりながらも見届けたコビーは、取り敢えず売店に向かった。
「えっと…。ポカリは…あった」
冷蔵庫の中から、目当ての飲み物を二本取り出す。
「二本で、240円になりまーす」
そしてレジで清算を済ませると、レジの隣で漫画を読んでいる黒髪の少年にこう呟いた。
「…で? 今度はどんなワナを仕掛けてくるつもりなんだ?
…バド」
ピクン、と反応する少年。
「ナ、ナンノコトアルカ?
ニポンゴムツカシクテワカラナイアル」
「話せてんじゃん」
「「………」」
暫しの沈黙。
黒髪の少年の方が大きく息を吐いた。
「…バレちゃってた?」
少年が、おもむろに自分の髪を掴むと、それはするりとズレ落ち、代わりに金色の髪が姿を現した。
コビーの実弟、バドである。
結局のところ、二人っきりでの旅行どころか2年前の仲間が全員一つ屋根の下に集合していた。
「うん。玄関に『鳥居範仙様』の看板が掲げてあったんでピンと来たよ」
「ヘヘへ…あからさまだったからね〜」
バドももうジュニアハイ、中学生だが、こういった天真爛漫さは全然変わっていない。
「どうやって泊まったんだ?」
「ギャラクシーコンボイに送ってもらった。ちなみに、父さんと母さんも来てるよ」
「ええっ!? 来てるの??」
「今はね、大宴会場で千葉何とかって会社の社長さんと飲んでるよ」
ここで、その大宴会場に場所を一旦移してみましょう。
コビーの父は、バドだけでなくコビーとその恋人のローリもここに来てるとはつゆ知らず、
今日始めて知り合った会社の社長とすっかり意気投合して、お酒を飲んで歌っていた。
「「規格通りのシヤワセよ♪ アミノ無くてもパルスで育つよ未来人〜…」」
「よっ、千葉社長に飛び入りの人、カッコいいぞ〜」
と、千葉社長の部下、遠藤副社長たちが囃し立てる中、
「もう、あの人ったらこんなにハメ外して…もう知りませんよ」
と、ぼやきながら今日五杯めの冷酒をいただくコビーの母だった。
再び、コビーとバドに視点を戻してみましょう。
「…てなわけで、こっちはこっちで楽しくやってるからね。
ま、父さん達にはボクから上手くつじつま合わせとくから、安心していいよ」
楽しそうに話すバドの姿を見て、コビーはホッと一息、息を吐いてから呟いた。
「…バド」
「なんだい?」
「ありがとな」
「………」
小さな声だったが、バドにははっきりと聞き取れた。
正直、怒られるかと思ってたバドは少し戸惑ったが、やがて理解した。
「すっかり忘れてたよ。僕とローリが付き合って、ちょうど今月で二年めだって」
そう。今月七月は、コビーとローリが正式に交際を始めた月だった。
バドは勉強とギリギリの生活、アルバイトに負われてる二人をねぎらおうと、今回のドッキリじかけの企画をこっそり仕掛けたのだった。
ちなみに今回の事を何も知らないのは、ローリとルーシー教授、そしてコビー達の父と母だけ。
もちろんフランクリン大佐も知っていた。
「いゃあ、準備もなしにぶっつけで計画したんだけどね。ギャラクシーコンボイなんかけっこう気合い入ってたよ」
「で? これからどうするんだ?」
「んー…ヤメにしちゃった」
「へ?」
「ホントはにーちゃん達ちょっぴりからかおうと思ってたんだけどね。
二人の楽しそうな顔見てると、なーんかどうでも良くなっちゃってさ」
「そっか…」
二人でそんな会話をしていると、向かいの廊下から、女の子がひとりこっちに向かって手を振ってきた。
「バドくーん! なにやってるの〜?」
黒髪のポニーテールの少女。どうやら日本人らしい。
年格好は、バドと同じぐらいだろう。
「あっ、ユウコちゃ〜ん!」
「…えっ? バ、バドあの女の子誰…?」
「ここで今日仲良くなったんだよ。
んじゃあ、ボクも彼女が待ってるんで、これで〜」
「おう…。ってちょっと待て! お前確か学校でも……」
「へっへ〜んだ。ボクにーちゃんよりモテるんだかんね〜」
ぺろっと舌を出し、さっさとその娘のところへ去っていくバド。
密かに、バドの瞳がキュピーンと輝いていた。
「(フフフ…。ボクはヤメにすると言ったけど、ボク以外のドッキリはヤメにしないとは言ってないよ…!)」
そんな弟の姿を、コビーはしばらく呆然とするしかなかった。
「(バド…、我が弟ながら恐ろしい侠(おとこ)だ!!)」
13歳にして既に女殺しの風格を漂わせる弟に、恐ろしさと更なる不吉な予感を感じたコビーだった。
「この雰囲気のまま、後半へ続く!! by先々代司令官」
取り敢えず、「前半」温泉ネタはこれで終了です。
それにしても今回はギャグがブッ飛び過ぎた。すみませんorz
ああ、次は卓球と夏祭りだ…!!
今回はエロが短くなってしまったので、今度はリベンジしたいですね。
じっくり練って書き上げていくので、気長にお待ちください。
保守&乙!
おバカなノリが楽しめました。
ギャラクシーコンボイなにやってんのw
GJっす!
ひょっとして先代か先々代スレでキカミシャのキャンプネタを書いてはった人ですか?
なにをいまさら
あれはちゃんと酉ついてたじゃん
219 :
217:2008/07/21(月) 21:48:37 ID:KaIQz0KC
記憶だけでものを言うべきではないな
おちおち謝辞もつけられぬ
ログとってない自分が悪いのか
255 ◆CXOEeUAUIIさん乙でした!
>>219 記憶あやふやなのに責任転嫁っぽい
うまいというか語弊を招く言い方だなあ
過去ログ、モリタポで確認
保管庫あればよかったのにね
作るって言ってた人もいたけどなあ
>>220 >作るって言ってた人もいたけどなあ
それは俺だw
・・・が、職人さんにもまだいいのでは? と言われたし、その後尻切れになっちゃった
からなぁ。一応完璧じゃないがデータは残ってるけど。
取り敢えず保守あげしておこう
ほしゅ
保守しておく
ミーシャとサリーのレズものが
読みたいです><
お盆保守
227 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 11:13:59 ID:jGS5ooq+
保守
コミケ初日でほしゅ
週末保守
保守ついでにアニメイテッドで色々妄想
ロックダウン→アーシーで陵辱モノとか、女スタ×スタスク+愉快なクローン
たちの逆ハーレムものとかリンカーンものとか読んでみたい。
にょたスクにしばかれるスタースさんとかもいい
あと個人的にアラクニア姐さんは色んな人と色んなシチュエーションが
楽しめる万能キャラだと思う。オプアラはもちろんブリアラもグリアラもおk
でもいまだにロボエロのあり方について悩む自分がいる…完成しづらい
9月保守
今月からTVでやるトランスフォーマーってなんだったんだろう
変形!ヘンケイ!のCMでも流すのかな
アニメイテッドであると信じたいが違うんだろうな
地方局の何処かでで旧作の放映が始まる、ってとこでしょう
アニメイテッドのシーズン3以降、新キャラで女TFが増えるそうでw
週末ほっしゅ
連休保守
取り敢えず保守あげしておこう
週末保守
238 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 16:35:42 ID:Uma79m63
フラクチャーとかどうよ?
なにげにクラシックでムービーに導入とか
>>233 アニメイテッド新女TFキャラはストライカ姐さんでした!
俺はまだ女医アラートを信じてる!
保守あげ
週末ほしゅ
ロールアウトコマンドでブレイコウ
あ〜れ〜
週末保守
来週はファンケットだあね
255 ◆CXOEeUAUIIさんの新作を待ちつつ保守がてら、書き途中なのに投下。
うん、なんだ、またブリアラなんだ。すまない。
とりあえずこのスレを保守しようという気持ちが伝わってくれれば
じゅうぶんなんだ。ていうか職人さん降臨お願いします、マジで。
ちなみに海外名でいくので
蜘蛛姐さん→ブラックアラクニア
阿修羅マンことブリッツウィングの一人称と顔
私→【アイス(冷静)】
俺→【ホットヘッド(短気)】
ボク→【ランダム(キティ)】
でよろしくたのみます。
*1*
ついつい口をついて出た私の愚痴を武器商人は聞き逃さなかった。
紫色に淡く光る小さなエネルギーキューブを取り出すと、いつものように
商品のPRを始める。
「…貴方の説明を総合するとそのキューブは感覚センサーを過剰反応させる
作用と我々のプロテクトを惰弱化させる効果を持っている、ということで
よろしいですか?」
「どこぞの種族の言葉を借りるなら、我々用の媚薬とでも言いましょうかね」
まったく我々には不要なシロモノじゃないか…。
呆れる私に構わずスウィンドルは喋り続ける。
「成分は…こればかりは企業秘密さ。私の取引相手はセイバートロニアン
だけじゃぁないということから察していただけるかな?」
そんな予算は無いと口を挟もうとしたが、それは満面の笑みとトークで遮られた。
「いえいえ、まだこれは商品として売るにはデータが不足していてね。
そんな中途半端なものをお得意様であるあなた方に買い取れなんて、
とてもとても。私の信用にも関わりますよ。
いえ、何、簡単なレポートを送ってくれさえすればいいんです。
ホットで刺激たっぷりの甘い時間を過ごせたか、いつものように
つれない時間しか過ごせなかったかをね。」
…「いつものように」は余計だ。余計。
気が付けば殆ど押し切られる形でキューブは私の手に押し付けられ、HAHAHAと
武器商人は上機嫌に笑い、注文した荷を引き渡すと爽やかに去っていった。
私はというと、あろうことか恩を売ってしまったという事と目の前に詰まれた
山のような荷物に気を重くする。
これを全部船に乗せて、積み替えて、オートボットに見つからないよう偽装して…
今度は母船に積み替えて…考えるだけで気が滅入りそうだ。
大体一番力があるのだから、【ホットヘッド】が出てきて運べばいいのに。
今のところ知らぬ存ぜぬを決め込むあと2つの人格への不満が口をついて出る。
なぜこういった地味な任務は私に押し付けるのだろう。
大体状況を悪化させるだけ悪化させてから後始末を私に押し付けるのも
止めて欲しい。
…心なしかメガトロン様の叱責を受ける役回りも私が多い気がする。
突然の通信音に私は自分達への愚痴を止める。
回線を開くと、ハスキーな女の声が頭の中に響いた。
*2*
「お元気?阿修羅マン」
「君か」
「こっちはすっごく静かでいいわぁ。そのまま帰って来なくてもいいのよぉ」
「いちいちカンに触る言い方しか出来ないのですか?わざとでなければ
早急に言語プログラムのアップグレードをお勧めしますよ。まぁもっとも君が」
有機汚染を排除しない限り…と続く言葉を飲み込んで私は状況を分析する。
【ランダム】でも無い限り、からかう為だけに個人回線を使って連絡をしてくる筈が無い。
これは期待するなという方が間違っている。
いつも通り皮肉を返すのを止めて、慎重に返事をする。
「…まぁいいでしょう。何か私に用事でも?」
回線越しに彼女が微かに笑ったのが聞こえた。
それだけでチェンバーに格納されたスパークがざわめく。
「用がなければ連絡しては駄目って決まりがディセプティコンにはあるの?
まぁ、実際特に大した用は無いんだけれど。
…珍しくアナタのシャッフルフェイスを間近で楽しめなくて
とても残念な気持ちなの」
最後の方は甘い囁きだった。
ぞくりとスパークが粟立ち、腕の中に彼女がいるような錯覚に陥る。
細い指が砲身をなぞり、誘われるままに首筋にキスをする。
囁かれたのは欺瞞に満ちた愛の言葉とこれと同じトーンの甘い声。
「別にゆっくりしてきても良いのよぉ。そろそろメガトロンの機嫌が
悪くなってきてるけどねぇ」
いつもの口調に戻り、私を現実に引き戻すだけ引き戻しておいて
通信は一方的に切れた。
なんて女だ。
まぁ彼女の言うとおり、任務遂行のタイムスケジュールに予想以上の
遅延が生じていることは確かだ。
彼女の言うとおりメガトロン様からお怒りの通信が入るのも時間の問題かもしれない。
あまり好ましいことではないな。
…そうでなければラグナッツの馬鹿でかい声でかねぇ。
「ちゃっちゃと片付けて帰ろーよ。どっちも怒らせちゃったら大変だしねぇ」
結局、荷物は【私】が運んだ。
*3*
帰還後、簡単な事務処理と報告を済まし、久方ぶりの開放感が私を包む。
若干報告を簡潔にしすぎたせいか、メガトロン様が何か言いたげな
顔をなさっていたが、―ちゃんと要点は伝えたし問題なんて無いよねぇ〜。
一応詳細な報告書を提出するとして…取り掛かるのは少し休息をとってから
でもいいだろう。
―いや、先にハッピータイムだ。あの女の気が変わらねぇうちに
ガンガンやっちまわなきゃ、俺は何のために必死こいて銀河を渡ってきたんだ?
いや、それはもちろんディセプティコ―ああ、もういいや。議論は後にしよう。
どうせ彼女の部屋は目の前だ。
他の部屋とそう変わらないドアを抜けると、彼女はデスクについたまま
ちらりとこちらを一瞥し、すぐに手元にある実験データに目を落とした。
「お帰り阿修羅マン。もう見たからいいわよ。
それに人の部屋に勝手に入ってこないで頂戴。…いま大事なところなの」
なんて女だ。
しかし出て行く筋合いはどこにもない。
そもそも私が持っている彼女の部屋のロック解除コードが生きている
時点で、勝手に入るなという言い分は通らないのでは…と思う。
休息用スペースに腰をかけ、オイル缶の封をあけつつ、デスク周辺につまれた
資料とデータに無造作に眼を通す。
オートボット・ディセプティコン問わず、手に入れられる範囲の文献が集められている。
ナノテクノロジーの権威のものから、俗に言うマッドサイエンティストのものまで。
今取り組んでいるのも、例の実験の一環だろう。
ついでにいうとスタースクリームもアレだがそちらのほうの造詣は深い。見た目に反して。
それにしてもメガトロン様のプライベート・オイルは格別だ。
どのように配分されていらっしゃるのだろう。レシピを教えてくださればいいのだが。
偉大なディセプティコンの指導者の意外な特技に感嘆しつつ、持ってきたオイルを傾ける。
ついでに彼女の部屋の簡易エネルギー補充システムを拝借し、暫く身体を休めていると、
深く短い溜息をついて、アラクニアが席を立った。
少し座る位置をずらすと大人しく横に腰をかける。力なく垂れた蜘蛛の足が、実験の
結果が芳しくなかったことを示していた。
飲みますか?と差し出したオイル缶を受け取り、アラクニアはそれにそっと口をつけた。
それを私は少し熱が篭った視線で追い、突然【ランダム】に切り替わって…
*4*
「かーんーせーつー!キ・ッ・ス♪イェイ☆」
ブッとオイルを噴出して蜘蛛ちゃんは苦しそうにむせる。面白いよね。むせるって。
ボクは経験したことないからわからないけど。大体呼吸って何?
アハハハハハとひとしきり笑って【ボク】はまた引っ込み、代わりに出てきた
【俺】は対応にかなり困った。
「ブリッツッ…ゴホッ…このッ…ゲホゲホッ!!苦しッ…」
睨むなよ、蜘蛛女。俺じゃねぇってわかんだろうが。
大体こういうフォローは【アイス】の役目だろーが。俺こういうの苦手なんだよ。
アラクニアの顔をちら、と見ると、オイルで一層艶が増した唇が目に入った。
やけに艶々と光っている。つやつや…ツヤツヤ…。
ああ、クソ。たまんねぇ。
ドアロックがかかっていることを確認する。うっかり確認を忘れて
スタースクリームに「ゆうべは おたのしみでしたね」とニヤニヤ顔で
言われるのは一度で十分だ。
一瞬の隙をついて唇を奪い、そのままの勢いで押し倒し、組み敷く。
オイルで濡れた歯列を舌でなぞり、角度を変えて深く口付けると
少しずつ分泌され始めた保護液が混ざる。
「ちょっと…!焦らないで」
「うるせぇよ黙れよ蜘蛛女。誘ったのはてめーだろ。これ以上俺を待たせんな」
蜘蛛の有機体が混ざったこの女は正直、今でも異質で薄気味悪い。
それなのに、いつの間にか俺はこの女に抗いがたい魅力を感じていて、
それなのに、いつまでたってもこの女は肝心な部分で俺を拒絶していて。
蟲けらのくせに。
苛々する。うざってぇ。単なるセクサロイドみたいに見ることができればよかったのに。
剥ぎ取るようにハッチを開け無理やりケーブルを繋げる。
『この行為』用に作ったプログラムを起動させると、俺の苛立ちは強烈な波となって、
ケーブルを伝いアラクニアの中に吸い込まれていった。
とりあえずキリのいいここまでです。
全然エロくなる気配がないけど、頑張ってみます。
週末ほしゅあげ
保守しておこうか
ほ週末
スラストダージ注文開始かあ
アイちゃん発売日age
週末三連休補修
保守
ミーシャとサリーとアレクサの
激レズきぼんぬー
はれひれはれほれ
TFCの会報に女医アラート載ってたそうだぞ
ヨカッタナ
あげとく
漫画ヘケヘケでヒロインが出てくれないかなぁ…
津島氏だからきっとボインになるはずだ