「さぁ、何してるの?ぼんやりして。」
「あの…」
「男と女がベッドルールで二人きりならすることは決まっているでしょ。」
「でも…」
「脱ぎなさい。それとも脱がして欲しいの?」
有無を言わせない口調でルイスの母は言う
「じ、自分で脱げます」
沙慈は状況に流されるまま、ブレザー、スラックス、シャツと脱いでいき、ブリーフだけの姿になった。
ルイスの母もニットの上着、ブラウス、スラックスを脱ぎ下着だけの姿になっていった。
赤色のブラジャー、赤色のショーツ、ガーターベルトで吊った黒のストッキングという姿に
沙慈は思わず生唾を飲み込んだ。
年頃になって下着姿の女性を間近で見たのは、着替え中を偶然見てしまった姉だけであった。
「さあ、いらっしゃい」
ベッドに腰掛け手招きする。
―僕のベッドなんだけど
そう思いながらも、招かれるままそばに寄っていき、彼女の前に立つ。
「ブラジャーを外してちょうだい。」
「は、はい」
沙慈はルイスの母の背後手を回し、ブラジャーのホックを外そうとする。
何度か試したが手が震えているせいもあってなかなか外せずいたずらに焦ってしまう。
「ブラジャーの外し方もわからないの?
お姉さんがいらっしゃるんだからブラジャーぐらい見たことあるでしょ?」
「そうですけど…それとこれとは…」
沙慈もこの年頃の少年らしく、姉のブラジャーやショーツをクローゼットから出して観察したことがある。
しかし、自分で身につけてて見ることは思いとどまったので、ブラジャーの外し方までは知るらなかった。
「ほら、こうよ」
ルイスの母は自分の背中に手を回し、ブラジャーのホックを外してしまった。
「もう一回、つけて外してみなさい。」
沙慈は言われるままに、見よう見まねでブラジャーのホックを留めて、外した。
「こんなことでまごつくようじゃ、いざというとき大変ね。」
「がんばります」
「ほら、沙慈君」
ブラジャーの肩ひもはほどけ、カップが落ちるのを腕組みをして防いでいた。
腕からはみ出る乳房があまりにも扇情的で、沙慈は思わず我を忘れてしまった。
いきなりルイスの母を押し倒し、二つの乳房にむさぼりついていった。
「お母さん、お母さん!!」
「ダ、ダメよ沙慈君、落ち着きなさい!情熱的なのは結構ですが乱暴なのはいけませんよ。」
そういわれて沙慈は我に返った。
「ご、ごめんなさい…」
「いいのよ、でも焦らないで。ほら、見てみて。」
ルイスの母が手をどけると、二つの乳房があらわになった。
透き通るように白い肌。手に収まりきらない大きさの乳房。ピンとつきだした淡い褐色の乳首。
年頃になってこんな間近に乳房を見るのは初めてだった。
「いいのよ、沙慈君」
ルイスの母は自らの乳房をつかみ、乳首を沙慈の口の方に向ける。
沙慈は何も考えず本能のまま乳首に吸い付いていった。
「もっと強くしてもいいのよ。やさしく噛んでみて。」
沙慈は言われるままに乳首を甘噛みする。
「あっ!」
ひときわなまめかしい声をルイスの母は上げた。
「左手がお留守よ。」
そういわれて沙慈はもう片方の乳房を左手でまさぐり始めた。
乳房は柔らかくそれでいて弾力がありいくらもんでも飽きない感触だった。
ルイスの母の体からは高級そうな香水のにおいの他に、何か懐かしい甘い香りがした。
「左の乳首も舐めてちょうだい」
沙慈は左の乳首に口を移し、右手で右の乳房をもんだ。
「あぁっ、いいわ!いいわよ!上手よ!」
沙慈の背中に回したルイスの母の手に力が入る。
「次のレッスンよ、沙慈君」
ルイスの母は上半身を起こすと、ゆっくりとじらすようにショーツを脱いでいく。
そして、ガーターベルトにストッキングだけの姿になった。
金色の草むらに覆われた秘部に沙慈の目は吸い寄せられていった。
「見てちょうだい。」
草むらはじっとりと湿っていた。
その間に開く淫らな唇もじっとりと湿っていた。
その奥にぬめぬめと光る肉襞が見えた。
沙慈は植物園で見た食虫植物を思い出した。
「さわってちょうだい。」
食虫植物に吸い寄せられる虫のように、沙慈はルイスの母の肉体に吸い寄せられていった。
初めて間近で見る大人の女性の性器は複雑な形をしていた。
沙慈はぬめぬめとした肉の襞を指でなぞった。
「あっ!」
ルイスの母が声を上げる。
「そうよ、ゆっくりね。」
沙慈は指を襞に沿って先ほどよりも大胆に動かしていく。
「あぁっ、いいわよ!いいわよ!」
ルイスの母は沙慈の指の動きに合わせ身をくねらす。
「沙慈君、まんなかの上の方にかたい部分があるのがわかる?」
「ここですか?」
「あぁっ、そうよ、そこよ。そこがクリトリスよ。」
クリトリスを中心に愛撫をすると、さらにルイスの母の声は高くなる。
「そうよ、上手よ。もう我慢できない、沙慈君、いらっしゃい。」
沙慈にもルイスの母が求めていることがすぐにわかった。
男と女として結ばれること、それが二人の一致した望みだった。
ルイスの母は体を少し起こすと、沙慈の肉棒をやさしく握った。
「初めてなんでしょ。ちゃんと入り口まで案内してあげるわ。
両手を私の肩のところにおいて。
そう、その通り。
次はゆっくり腰を下ろしていって。」
沙慈はルイスの母に覆い被さるような体勢になる。
ルイスの母の手にひかれ、沙慈の亀頭が彼女のぬめった部分に触れる。
「ここよ。ここに入れるの。このままゆっくり腰を進めて。」
沙慈はゆっくりとルイスの母の手に導かれて彼女の中に入っていった。
亀頭が入り口で柔らかい抵抗を受けたが、亀頭が潜り込むと、あとはするりと奥まで入って行った。
「ああっ!お母さん!」
熱くぬめったルイスの母の内部はとろけてしまいそうな甘美な快楽をもたらした。
もう、それだけで射精してしまいそうだった。
「焦らないで。焦らないでいいのよ。」
ルイスの母は沙慈の背中をなでて落ち着かせる。
危うくこのまま暴発してしまうところだった。
「ゆっくり腰を動かしてみて」
言われるまま、本能のまま沙慈は腰を動かしていった。
腰を動かすたびに、二人のつながった部分から湿った淫らな音が鳴る。
「いいわよ、その調子。」
沙慈はぎこちないながらもピストン運動を始めていった。
ルイスの母はストッキングに包まれた足を彼の背中にからめ、
沙慈のピストン運動にあわせ自分からも腰を動かし始めた。
「とっても気持ちいいです…」
「そう、うれしいわ。」
沙慈のピストン運動の速度が上がる。ルイスの母も腰を動かす。
「も、もうでちゃいそうです。」
「いいのよ出しで。私の中にたくさんちょうだい!」
「あっ、出るっ、ああっ…!」
沙慈の肉棒は激しく脈動を始め、ガールフレンドの母の子宮めがけ激しい勢いで精子を吐き出していった。
「ああっ、来てる、来てるわ…ああっ…」
ルイスの母は娘のボーイフレンドの吐き出した精子を胎内奥深くで受け止めていた。
何度も何度も脈動するたびに大量の精液を吐き出していった。
すべてを出し切ると、沙慈はルイスの母の体から離れて仰向けに横たわった。
二人とも息を切らし、快感の余韻にひたっていた。
「良かった?」
「とっても良かったです。」
ルイスの母が体を起こし、沙慈の唇に音を立ててキスをする。
そのとき、ドアの方でどさっと、何かが落ちる音がした。
あわてて振り返った沙慈が見たものは、呆然と立ちつくす
ガールフレンド、ルイス・ハレヴィの姿だった。
持っていた鞄を落とし、両手を口に当て、目は驚きに見開かれていた。
「ル、ルイス?!ど、どうして!」
沙慈は叫んだ。
〜〜〜 つづく 〜〜〜