沙慈・クロスロードは一日の授業を終え、自宅のマンションに帰り着いた。
ガールフレンドのルイス・ハレヴィは母に頼まれた買い物があるといって、
別れたので今日は一人の帰り道だった。
「ただいま」
姉は仕事でいないはず。
誰もいないのはわかっていたが、日頃の習慣で「ただいま」と言っていた。
誰もいないはずの部屋から突然「お帰りなさい」という女性の声がした。姉ではなかった。
リビングのソファに座っていたのは、ルイスの母だった。
「お、お母さん!ど、どうして?!」
「あなたにお話があって、訪ねてきたの。
そうしたらお姉さまが出て『私はもうすぐ出かけないとですが、
弟ならもうすぐ帰ってくるので待っていただいてもいいですよ』とおっしゃったの。
だからこうしてお待ちしていたの。」
そういって、悠然とテーブルに置いてあるティーカップから紅茶を一口飲んだ。
唖然とする沙慈に向かって話を続けた。
「お姉さんから、あなたの話を色々聞きましたわ。
でも、あなたの口から直接聞きたいことがありますの。
座ってくださる?」
そういって、彼女の座っているソファの隣を手で示した。
「は、はい…」
―自分の家なのに…
沙慈はそう思いながらも素直に従った。
彼が座るとルイスの母は彼の分の紅茶を淹れてくれた。
「娘のボーイフレンドがどんな人か知っておくのは、母親として当然の義務ですわ。」
「は、はい…」
「私は当然の義務を果たしに来たのですわ。」
「そ、そうですか…」
「あの娘、ああ見えて意外と奥手なの。」
「は、そうなんですか…?」
「ねえ、ルイスとはもうキスはすませたの?」
「え、えっと…」
いきなりストレートな質問を受けて、沙慈は顔を赤らめてうつむいてしまった。
「キスもまだなの?」
「は、はい…」
沙慈はうつむいたまま答えた。耳まで赤くなっているのを感じていた。
「ちゃんとこっち見なさい。」
両手で頬を包まれて顔を上げさせられた。
「は、はい」
沙慈が顔を上げると間近に彼女の顔があった。
「…!」
突然、ルイスの母の顔がアップになったと思ったら、唇に柔らかい感触を覚えた。
彼女の唇が沙慈の唇に強く押しつけられていた。
彼女のかけている眼鏡のフレームが頬にあたり冷たい感触がした。
唇が触れあうだけではなかった。
驚いて開けた彼の口の中に彼女の舌が入ってきた。
舌は彼の口の中をまさぐるように動く。
どうなってるんだこれ、沙慈は混乱していた。
それでも、粘膜と粘膜が触れあう初めての感触に彼は陶然となってしまった。
「大人のキスよ。初めて?これで初めてじゃなくなったわね。」
「は、はい…」
「ルイスはまだ処女よ。あなたがちゃんとリードできなくてどうするの?」
「はい…すいません。」
「あやまらないの。」
「は、はい…」
「返事はちゃんとしなさい」
「はいっ!」
―なんでこんな目にあっているんだろう
沙慈は困り果てていた。
「セックスの経験はあるの?」
「な、ないです!」
「心配ねぇ。ちゃんとできるのかしら?」
沙慈の太股に置かれたルイスの母の手が、撫でまわすように動く。
その感覚に下半身が勝手に反応してきてしまった。
―まずいよ…
そう思ったが体は言うことを聞かない。
―静まれ、静まれ
そう沙慈は祈るが、それを知ってかルイスの母の手は太股の付け根の方へと動いていく。
「あら、こっちは大変!」
ルイスは母は沙慈の下半身を見て驚いたようにいった。
スラックスの中で彼の勃起がはっきりと存在を主張していた。
「あっ、これは何でもないです!」
何とかごまかそうとしてみる。
「もうこんなに大きくしちゃって。少し出しておいた方がいいみたいね。」
「えっ?何ですか?」
彼女は何も答えず、沙慈のスラックスのファスナーを降ろし、その白く細い指を中に入れてきた。
―えっ、どうなってるんだ?
彼は混乱していた。
「お母さん、ダメです。そんなことルイスに見られたら…」
彼のものはすでに限界まで大きくなっていた。指が触れた瞬間ビクンと体がはねてしまった。
「大丈夫、ルイスには買い物を頼んでおいたからしばらくは帰ってこないわ。」
「で、でも、まずいですよ…こんなこと…」
「まあ、こんなに大きくなって苦しそう。はやく出してあげないと」
「話を聞いてくださいよ…」
「大丈夫よ、怖がらないで。」
「怖がっていません…」
そういいながら彼女はベルトを外し、スラックスのボタンも外してしまった。
彼の勃起したものと外界を隔てるものはブリーフ一枚だけだった。
そのブリーフも彼女の手によって降ろされてしまった。
ブルンと彼の勃起がいきよい良く飛び出してきた。
限界まで反り返っていて痛いくらいだった。
「もうこんなによだれを垂らしちゃって…」
沙慈の亀頭の先には透明なしずくが光っていた。
彼女の指が鬼頭の先に触れると、それだけですべての欲望を吐き出しそうになった。
「立派なものね。主人のものより立派よ。」
「あ、ありがとうございます…」
彼女の細く長い指が彼のものにまとわりつく。
「そ、そんなことされたら…」
彼女の人差し指が亀頭の先のしずくを塗り広げるように動く。
「こういうの初めてでしょ?」
「は、はい。でも…」
「やめる?」
そういわれた沙慈は言葉に詰まってしまった。
ルイスを裏切ることになるのではという罪悪感とルイスの母のもたらす快楽が、彼の心の中で葛藤していた。
しかし、そんな葛藤は彼女の唇が亀頭に触れた瞬間、吹き飛んでしまった。
「あぁ…ダメですお母さん。そんな…」
彼女は沙慈の亀頭を口に含むと、舌と唇で愛撫を始めた。
両手も遊んでいなかった。右手で竿を握り、左手で袋をもてあそんでいた。
沙慈は初めての強烈な快楽に頭が真っ白になった。
「ダ、ダメです!」
このままだとルイスの母の口の中に発射してしまう。
沙慈は身をよじったがルイスの母は口を離そうとせず、いっそう愛撫を激しくした。
「ううっ…!」
脊髄から脳までしびれるような快感が走った。
その瞬間、沙慈のものは脈動を始めた。
ドクドクと若い体に見合った量と濃さの白濁液をガールフレンドの母の口内に発射していった。
「うっ…!」
ルイスの母は一瞬むせたが、娘のボーイフレンドの白濁液をすべて残さず飲み干していった。
それだけではなかった。沙慈の亀頭に吸い付き、残っている白濁液も吸い出していった。
仕上げに、彼のものの周りに残っている白濁液をすべて舐め取ってしまった。
「ごめんなさい…」
「あやまらないの。いいのよ若いうちはこれくらい元気で。」
そういいながら彼女の指はくねくねと動き、彼のしぼんでしまったものを愛撫していた。
最初は射精後だったのでくすぐったくて仕方なかったが、しばらくすると彼のものは
ゆっくりと勃起し始めていった。
「若いってすごいわね。続きはベッドでしましょう。」
「は、はいっ!?」
「あなたの部屋はどこ?」
「あっちです」
沙慈はルイスの母に手を引かれて自分の部屋に向かっていった。
〜〜〜 つづく 〜〜〜