1 :
名無しさん@ピンキー:
ティエリア→女 を受け入れられない人もいるので立ててみました。
どれくらい需要があるがわからんが。
ティエリアが女の子だったら、あんな事もこんな事も。
一回、女体化スレに投下したやつだけど、せっかくだから貼っとく。
「今後はヴェーダからの作戦指示を優先する」
スメラギ・ノリエガにそう言いきって出てきたものの、八つ当たりなのはティエリア自身にもわかっていた。
しかし、ナドレを敵にさらしてしまった事については、どうにも心の整理がつけられなかった。
八つ当たりでもして紛らわせるしか。
スーツを脱ぎ、シャワーを浴びる。
ソレスタルビーイングの戦闘用スーツは決して、苦しくはない。
しかし脱ぐとほっとするのは事実だ。
ましてや、今日のような戦闘の後では。
若々しい肌が水滴をはじく。
まだ暖かな水滴をタオルで拭い取り、服を着ていく。
ゆったりとしたシャツ。
少年のような、華奢な体格にはサイズが大きすぎるようだが、
ティエリアは好んでこれを着ていた。
まだ服装も完全に整えていないのに、いきなり扉が開いた。
驚いたティエリアは咄嗟に背中を向けて、顔だけ振り向いた。
「すまん。驚かせたな」
ロックオンが立っていた。
「・・・。かまわない。・・・早く終わらせるから、出て行ってくれたまえ」
そう言ったが、ロックオンはお構いなしにずかずかと入ってきた。
「いいじゃないか。男同士だろう。」
ティエリアは内心困惑した。
こんなプライベートの場を人と共有することに、まったく慣れていなかった。
ところが、ロックオンは、そんなティエリアの困惑にはまったく気づかず話し続ける。
「おい、ティエリア。お前、あまり人に八つ当たりするなよ」
また、話題がティエリアの微妙なところをついてくる。
「今、話さなくてはいけない話ではないようだが」
「こんな話、他のやつらの前でできないだろう」
だからわざわざこんな所まで追いかけてきたのだ。
言われなくてもティエリアにもそれくらいはわかっていた。
しかし、今。こんな所で。
そんな話を人としたくはなかった。苛立ちが顔に表れた。
「失礼。その話ならまた後でにしてくれ」
着替えをまとめ、ロックオンの前を通り過ぎて、外に出ようとする。
「おい。逃げるなよ!」
ティエリアの態度が癇に障ったのか、ロックオンが声を荒げた。
通り過ぎるティエリアの肩を掴み、ぐいとこちらを振り向かせる。
それだけでも、神経が過敏になってるティエリアを攻撃的にさせるには、充分だった。
「触るな!」
思いっきりロックオンの手を払いのける。
あっけにとられたロックオンだったが、さすがにむっとして言い返す。
「お前、何をそんなカリカリしてるんだ!
さっきも言ったが、自分が失敗したからって、それを人にぶつけるなよ!」
「・・・あれは、スメラギ・李・ノリエガの戦術予報が外れたからだ。
私の責任だけではない」
ロックオンが何か言おうとするのを、気勢を制して続ける。
「だいたい、ミス・スメラギは前にも間違っているんだ。
それはあなたも知っているはずだ。ロックオン。」
過去のスメラギの戦術予報ミス。
ロックオンはそれが、いまだに彼女の癒えない心の傷になっているのを知っていた。
彼にとっては、さすがに看過できない発言だった。
「お前・・・!」
ティエリアの胸倉を掴み、ぐいと引き寄せた・・・つもりだった。
スメラギさんにそれを言ったら、許さないからな。
続くはずだった言葉は唇の上で消えた。
なぜなら。
ティエリアは急ぐあまりに、シャツのボタンをまだ完全に閉めていなかったのだ。
はだけてしまったシャツの間からのぞく胸元。
男にしては白すぎるその肌は、胸の辺りでありえないカーブを描いて、可憐な膨らみ方をしていた。
そしてロックオンの目はしっかり捉えていた。
その先端のピンク色をした尖りを。
驚きでロックオンの目が見開かれる。
「ティエリア・・・お前・・・」
しかし、それは一瞬のことだった。
ティエリアはロックオンの手を乱暴に払いのけると、何も言わずに部屋を飛び出していってしまった。
・・・ティエリアが女?
ロックオンの脳裏に、シャツがはだけ、ティエリアの胸が露わになる瞬間が、浮かんでは消えた。
そしてもう一度浮かんできたその記憶は、なかなか消えないようだった。
***
ばれてしまった・・・。
ティエリアはベッドに横たわり、歯を食いしばって涙をこらえていた。
自分の肌を、露わになった女の証しを、他人に見られてしまうとは。
屈辱だ。
「くっ・・・・!」
この先ロックオンはどうするだろうか?
このまま終わるとは思えなかった。
そのとき、ドアの外にかすかな声がした。ティエリアが全身を固くする。
ノックの音。
「ティエリア」
ロックオンの声。
どうする。
一瞬の躊躇の後、ティエリアはベッドから跳ね起きた。
慌てて、髪や服の乱れを直す。
葛藤の痕跡など見られたくなかった。
ドアの前に立ち、一呼吸おいてから隙間を少し開けた。
まずはロックオンの出方を見極めるべきかもしれない・・・。
「何の用だ」
「話がある。入れろよ」
ロックオンの表情はいつもと変わらず、平静だった。
警戒心が募る。
「プライベートな領域には、あまり踏み込んで欲しくないんだが」
そう答えると、ロックオンは顎に手を当てて、興味深げにティエリアを見つめた。
居心地の悪くなる視線。
「・・・ならばいい。俺の部屋に来いよ」
そういうと彼はくるりと背を向けて、歩き出した。
何を考えているのかわからない・・・。
不安はあったが、このままにはしておけなかった。
「・・・で?」
ロックオンの部屋のドアによりかかり、腕を組む。
そんなティエリアに、ロックオンは素早く視線を走らせた。
大き目のシャツにピンクのカーデガン。身体の線は完全に隠されている。
なるほど・・・。それでいつもそんな服か。
「とりあえず座れよ。酒でもどうだ?」
「遠慮しておく。長居する気もないので」
突っ張らかって。無理してるのがバレバレだぜ。
「なら率直に言うぜ」
立ち上がって、ティエリアの前に立ち、顔を覗き込む。
「お前、なぜ女であることを隠してる?」
表には現れない、一瞬の緊張。
ティエリアが横を向いて、視線をはずした。
「・・・何のことかわからないな」
「とぼけんなよ。ティエリア。さっきの・・・シャワー室のことだ」
脳裏に浮かぶ白い肌。
あの肌が目の前にあるのを意識すると、ロックオンの中に欲望がこみあげてきた。
「見間違いじゃないか」
あくまでも視線を寄こさないティエリア。
「見間違い?お前、俺を何だと思ってるんだよ。
デュナメスのパイロットが、見間違いなんかするか」
鼻で笑うとティエリアの顎を持ち上げ、視線をあわせる。
「やらせろよ・・・ティエリア」
ティエリアが息を呑み、目が大きく見開かれた。
驚愕の一瞬後、ティエリアは顎に添えられたロックオンの手を振り払い、横へ飛びすさった。
「ふざけるな!」
顔に血の気がのぼり、肌をピンク色に染める。
しかし、その一瞬に目におびえの色が浮かんだのを、ロックオンは見逃さなかった。
「今までお前のこと、男だと思ってたから、気にも留めてなかったが・・・。
女だと思って見ると、・・・お前ってなんか色気あるぜ」
ティエリアがこぶしを握り締める。
「馬鹿な事を言うな」
「なんだよ。ほめてんのに。
今まで気づかなかったのが不思議なくらいだぜ。」
ロックオンはかすかに笑みを浮かべ、ティエリアに近づくと手を捕らえた。
「離せ」
ティエリアは振りほどこうとしたが、ロックオンの手は力強かった。
細い腕だ・・・。
本当になぜ今まで気づかなかった?
そのまま力を込めて引っ張り、腕の中へティエリアを抱きいれる。
「やめろっ」
ティエリアの抵抗にはかまわず、首筋へ唇を押し当てる。
ひっとティエリアが息を吸い込む。
心の底に封じ込めたはずの忌まわしい記憶が、固く閉じた蓋を開けて噴き出そうとしていた。
打たれた頬のヒリヒリする痛み。
固く掴まれた手首のアザ。
のしかかる男の身体の重み。
(やだっ!やめてよっ!)
(もうこんな事いやっ!)
「いやぁっ!」
一層激しく、身をもがかせるティエリアの唇から、今までとは違う少し高い声が発せられた。
「おっと・・・。なかなか可愛い声を出すじゃないか」
普段は恐らく意識しているのだろう。
少し低めの落ち着いたトーンで話すティエリアが、初めて出した女らしい声はロックオンの欲情をかき立てた。
そのまま服の上から胸に手を這わせた。
「やめろったら!」
口調はいつもと同じでも、声が完全に女性の物になっていた。
しかし、ロックオンの手には柔らかい女の身体の感触は伝わってこない。
「・・・ん?お前、どうなってるんだ?」
なおも抗う、ティエリアの両手を捕らえ、背中に回す。
完全に抵抗できなくなった身体を抱きかかえるようにして支え、
シャツのボタンを乱暴にはずしはじめた。
なめらかな白い肌が露わになる。
しかし、その胸元は白い幅広の布でくるくると巻かれ、本来の身体のラインを隠していた。
「・・・なるほど。そういうわけか」
「は・・・離せ」
ティエリアが真っ赤な顔をし、眼鏡の奥の涙の滲んだ目をロックオンに向けた。
いつも冷静なティエリアのこんな顔を見て、ロックオンの嗜虐心がそそられる。
「わかった。離してやるよ。」
そういうと、ベッドに向かってティエリアを突き飛ばした。
「あっ!」
倒れこむティエリアの上にのしかかる。
胸元を守るようにしたティエリアの手を払いのけると、
サラシを解きにかかった。
「ちっ。面倒だな」
「いやっ・・・!」
ティエリアの身体がベッドの上でくるくると回転した。
そしてほどけたサラシの下から先ほどロックオンが垣間見た、白い可憐な膨らみが現れた。
「もったいねぇなぁ。なんで隠すんだよ?」
耳元にささやきながら、その膨らみに手を這わせる。
「うっ・・・やめて」
ティエリアの頬を涙が伝う。
男の手が胸をもてあそぶ。
強く揉みしだいたかと思うと、優しく撫で回す。
その間、唇は首筋や肩にキスをあびせ、胸の谷間へ舌を這わせる。
前にも覚えのある感覚。それは吐き気を催すような記憶と一緒だった。
まだ少女と言ってもいいくらいの頃の記憶。
それまで、父とも兄とも慕っていた男の豹変振り。
その時からティエリアは女を捨てた。
しかし男として生きるのもまた嫌だった。
男は・・・自分をあんなひどい目に合わせ、暴力で人の身体を、心を蹂躙した。
そんな生き物にはなりたくなかった。
「やだ・・・やめて、やめろ」
必死で抗う。
しかし前に経験した時と違い、ロックオンの愛撫は優しく巧みだった。
「く・・・」
息遣いがあらくなってきた。
ピンク色をした先端が固く立ち上がってきた。
「感じてきたか?」
「ち・ちが・・・う」
しかしその瞬間、ロックオンが乳首を口に含んだ。
「あうっ!」
ティエリアの身体がびくんと震えた。
「ちゃんと感じてるじゃないか。・・・こっちはどうなってる?」
まだ脱がせていなかった、ズボンのベルトに手をかける。
「あ。う・・・。やめろ・・・」
抵抗するのを軽くいなし、あっというまに衣服を剥ぎ取る。
ロックオンの男自身も熱くたぎっていた。
「いやだっ」
身をすくめるティエリア。
脚の間へ手を無理やり差し込み、指でそこをさぐる。
くちゅ・・・。
熱く潤む粘膜がロックオンの指を捉えた。
「はぅっ」
ティエリアが荒い息をつく。
「もうびしょびしょだな・・・」
固く起ち上がった自分のモノを取り出すと、ティエリアの身体に押し付ける。
嫌だ。嫌だ。嫌だ。
脚の間で男の指が動く。
腰の辺りに熱く固いものが押し付けられたのも感じた。
こんなにも嫌なのに、快感だけは感じさせられてしまう。
ロックオンの身体の触れているところから、熱く拡がり、ティエリアの身体を燃え立たせる。
指が中へ侵入してきた。
「う・・あ・・・んっ」
「きついな。指を締め上げてくる」
中で動かしてやると、今まで必死で耐えてきたティエリアの身体がびくんと動いた。
「んんんんっ・・・!」
はあはあと荒い息をつくティエリア。
と、いきなりロックオンが身体を離した。
疑問に思う間もなく、脚を大きく押し開き、顔を寄せてきた。
「や、やめてっ!」
ぴちゃ。
舌が粘液をすくいとるように動く。
「あ・・・あああぅ・・・」
びくんびくんとつま先が痙攣する。
いい反応するじゃねえか・・・。
たまんねえ。
そのまま攻撃する場所を変えて、少し上にある肉の芽をむき出しにし、そっと舌でつつく。
「あっ!」
ゆっくりと嘗め回し、敏感な部分をもてあそぶのを楽しむ。
「あっ・・あっ・・・ああっ!」
手がぎゅっとシーツを掴み、宙にあるつま先が内側に曲げられる。
腰がびくびくと動く。軽く達してしまったようだった。
イッたのか。
「敏感な身体してるなぁ。ティエリア。」
からかうようにロックオンが言うと、悔しそうな表情でティエリアがさっと顔を背けた。
恥ずかしい。男にこんな弄られて感じてしまうなんて。
「次は俺を楽しませてくれよ、な」
再びティエリアの上にのしかかり、腕をシーツに押し付ける。
そして、大きく開かれた脚の間の熱いぬるみに、自分の男根の先端を押し付けた。
もう充分に濡れそぼったティエリアのそこは、ロックオンのそれを飲み込みはじめた。
「い、嫌あ・・・あああ・・・」
きゅっと中が締まる。
「キツいな、ティエリア。いいしまり具合だぜ」
ゆっくりと進んで、一番奥まで達した。
「あう・・・ぬ、ぬいて」
「次は俺の番だと言ったろ」
ロックオンがゆっくりと腰を動かし始めた。
「んっんっんっ・・・」
ティエリアが声を出すのを必死でこらえる。
端整な顔立ちがゆがみ、首筋まで赤く染まっている。
元々、白い肌なのでたいそう色っぽい眺めだった。
段々ロックオンの動きが早くなる。
「い、いいぜ。ティエリア」
腕を離すと、腰を掴み、本格的に男根を打ち込みはじめた。
身体の奥をえぐられる感覚に翻弄されるティエリア。
「んっ・・・あっ・・・」
我慢しきれない声が、どうしても漏れてしまう。
その声もまた色っぽく、ロックオンを刺激する。
段々と快感の波が彼の中にも押し寄せてきた。
ティエリアの声も段々と大きくなる。
「行くぞ。ティエリア」
腰の動きに変化をつけながら、リズムを速め、ティエリアを追い込んでいく。
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・だめっ!・・・・いやっ・・・!」
再びティエリアの身体が大きく痙攣した。
快感が脳天を貫き、腰が弓なりになり、手がぎゅっと握られた。
その瞬間、思い切り深くまで男根を打ち込み、ロックオンも打ち寄せる快感の波に身を任せた。
「う・・・」
しばらくの間、二人の荒い息遣いだけが、部屋の中に響いた。
***
「これきりだぞ」
衣服を身に着け終わるとティエリアがつぶやいた。
「ん?」
「いいか。こんな事、二度としたら承知しないからな」
ティエリアがロックオンを睨みつける。
声もいつもの声に戻っていった。
ちぇっ。可愛かったのに。
「あーわかった。わかった」
適当に答えるとティエリアがキッとこちらを向いて
「絶対に、だ。」
そういうとくるりとあっちを向き、部屋を出て行こうとした。
「待てよ。ティエリア」
慌ててロックオンは呼びとめる。
「もう用はない」
「いや、ある」
「これ以上何が・・・!」
かっとして振り向いたティエリアの腕を掴むと、身体を引き寄せ、
唇をティエリアのそれに押し付けた。
「んっ!!」
舌を差し入れ、中を思う存分舐めまわす。
唾液を注ぎいれティエリアの舌を捕らえ、絡める。
「んんんん・・・」
ティエリアのうめき声が響いた。
自分が満足するまで充分にキスしてからティエリアを離す。
口元を押さえ、後ずさるティエリア。
「考えてみたら、お前の身体なめるのに忙しくてさ。キスしてなかったろ」
ニヤリと笑う。
ティエリアの顔が一気に赤く染まる。
恥ずかしさと怒りと悔しさと。
「知るか!」
そう言い捨てて、ロックオンの部屋を飛び出した。
***
「ティエリア。調子はどう?」
次の日、プトレマイオス号の操舵室へ姿を現したティエリアに、スメラギが声をかけた。
「おかげ様で」
一言で返し、そのまま離れた席に着く。
傍目から見たら、彼女のミスをまだ許してないように見えただろう。
しかし、そうではないのだ。
先日の自分のスメラギへの八つ当たりが、ロックオンの怒りを呼び、
あのような事態になった事を考えると、とても平静に言葉を交わす気にはなれなかったのだ。
内心、落ち着かない物を感じながら、ヴァーチェの整備記録に目を通す。
パイロットの搭乗によるチェックが必要だとある。
今すぐに行ってこよう。
今はスメラギと同じ空間にいるのが苦痛だった。
立ち上がり、隣のフェルトに声をかけようとしたとき、ハッチが開いた。
「よう。ティエリア」
ロックオンの声がティエリアの背中をうった。
それを断ち切るように
「ヴァーチェの整備をしてくる」
と言い放つと、彼と顔をあわせないように出て行った。
「ティエリア・・・まだ怒ってるのかしらね。」
スメラギがぽつんとつぶやく。
「やつは完璧主義者だからなぁ。」
わざとらしくロックオンが嘆息する。
「・・・ちょっと様子を見てくる。」
他のクルーに見えないようにニヤリと笑うと、ティエリアを追っていった。
「ティエリア」
遠くからのロックオンの一言でティエリアの推進装置が止まった。反動でわずかに身体がはずむ。
「何の用だ」
振り返らずに問い返す。視線は前方へ向けたままだ。
「今日、また俺の部屋へ来い」
「断る!」
吐き捨てるようにつぶやくと、再び装置のスイッチを入れ、
かなりのスピードで遠ざかってゆく。
「おい、待てよ」
ロックオンもスピードをあげ、整備室へ通じるハッチへの入り口でティエリアに追いついた。
「ならば、他のヤツにお前が女だって話してもいいって事か?」
後ろからティエリアの耳元にささやく。
「なっ・・・」
振り返ったティエリアは、ロックオンをにらみつけた。
「この・・・・卑怯者」
食いしばった歯の隙間から声が漏れる。
「昨日、あれきりと言ったはずだ」
「んー・・・。そういえばそんな事言ってたなぁ。
・・・だけどな。あん時のお前、よかったぜ・・・。
一度きりじゃ、満足しきれん」
とぼけた様子で言い放つと、じろじろと無遠慮にティエリアの身体を眺める。
口元に浮かんだ笑みは、初めから自分の勝ちを確信していた。
「・・・・・!」
ティエリアのファイルを持つ手に一層力が入り、白い肌が紅潮する。
「とにかく、あれは一度きりだ!」
「・・・ティエリア。それを決めるのはお前じゃない。俺だ。」
ロックオンはいっそ優しいくらいの口調でそういうと、ティエリアの額に手を伸ばし、
顔に落ちかかる髪をかき上げた。
ティエリアは咄嗟にファイルを持つ手で払いのける。
ファイルに挟み込まれた書類が飛び散り、空中を漂い始めた。
「ヴァーチェの整備が終わってからでいいぜ」
そう言い残すと、ロックオンは去っていった。
ティエリアはロックオンの手を払いのけた反動で、ゆっくりと整備室へのハッチにぶつかった。
身体は無重力に完全にゆだね、なすがままの状態で漂う。
なんて事だ・・・これまで順調だったのに・・・。
(いやっ!もう嫌だよ!)
(やめてよ!)
(やだってば!やめてよ!・・・・・・・パパ!)
「くっ・・・・!」
端整な顔が歪み、固く握られた拳が目元にきつく押し当てられた。
(やめろ!思い出すな!・・・・・思い出すなったら!)
ぶるぶると勢いよく首を振り、目を見開く。
涙のにじんだ瞳が、漂っていた書類を捉えた。
書かれた文字に焦点が徐々にあっていく。
「GUNDAM VIRTUE」
(ガンダム・・・ヴァーチェ・・・・)
(そうだ・・・・ガンダム・・・・)
細い指が力なく伸び、書類を捉える。
ヴァーチェの整備を・・・しなくては・・・。
のろのろと身体を動かし、周囲を漂う書類を集め始める。
だが、その様子はひどく疲れた人のようだった。
負けるものか・・・。これしきの事で・・・。
歯を食いしばる。
・・・あの時だって。
・・・負けなかったはずだ。
ハッチへの扉をあけ、整備室へ向かう。
そうだ。私は・・・。
俺は・・・ガンダムマイスターだ・・・。
徐々に瞳に力が戻ってくる。
背筋が伸び、頭は誇り高く持ち上げられ、前方の整備室をしっかり見据えた。
負けるものか・・・。
<終>
以上。
一回読んだ事あるやつはごめん。
13 :
誘導:2007/12/29(土) 01:56:09 ID:l83VafzW
職人さんGJ!
って重複…?(・∀・;)
やっと神スレに巡り合えたと思ったのに…!
orz
15 :
1:2007/12/30(日) 02:33:24 ID:hqZ60LVa
うお。
ローカルルール違反なの???
でも、その誘導されてるスレから追い出されて、
他のも少し微妙な反応だったから
いっその事と思って、たてちまったんだけど・・・。
はやまったか・・・orz
したらばの避難所に行かれてはいかがですか?
ティエリアのエロばかりです。
SEEDでカプ限定スレが何度も立ち、何度も削除されています。
自分で削除依頼した方がいいぜよ。
ティエリア限定ならピンクのキャラサロンがいいんじゃないかな?
19 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 00:51:26 ID:gIsW8GSa
屑が自分で宣言したことすら守らない件
ニョタ厨引退したんじゃなかったのかよ
板違いスレたててんなバカ
どんだけスレに迷惑かけてんだよ
ティエリア限定のPINKスレ(女体化もおk)があります。
現在したらばの方に移動しているので、ここをしっかり削除依頼をなさった上で、
そちらに合流されたらどうでしょう。
>>20 >ティエリア限定のPINKスレ(女体化もおk)
誘導頼む…探してみたけど判らなかったので。スマソ。。
>>21 したらばで、キャラ名で検索すると見つかりますよ。
23 :
1:2008/01/04(金) 08:59:14 ID:jrwWYKx5
削除依頼しに行ったら、もう、してくれた人がいたよ。
よかった。迷惑かけてすまんかった。
24 :
1: