登場ヒロインを全部ライナーと恋愛フラグありで絡ませないと気が済まない人間でもいるのか?
そこまで無理にくっ付ける必要性があるの?
いや書きたいって意志や妄想は別に否定しないけどさ
それでもそこまでしてミュールとライナーをくっつける必要あるの?
本編ヒロインの三人娘で言えばゲーム本編で全員恋愛フラグ立ってるんだよなぁ。コスモスフィアの全部終わらせられるからさ
Lv9まで入れられるクロアを結局ライナーと重ねていたとかねもうねもう。
ライナーに姿を重ねてたと考えると、
クローシェにしろルカにしろココナにしろシンシアにしろ当人のクロアにしろ、
なんかもう惨めというか考えるだけで何だか辛くなるからなあ
CS奥まで入るクロアの覚悟を問い質したアヤタネは何を想うのだろう。
まあ、そこらへん全てひっくるめて調理したSSがあればそれはそれで見てみたいが。
……シンシアはこの問題とは関係ないか。
シンシアは俺結構好きだ
シンシアは切ないねえ
クロアはクローシェさまかルカとくっついた後はシンシアを愛人にしてやればいいと思います
俺はココナも不憫だと思うんだが
なんか思ったより2主体の人が多いんだなあ。
ミュールからライナーへの関係とか心情とかは、1の頃から考えたから
むしろ2でその辺さっぱり触れられずに終わったのが残念だったんだよね。
だから思うんだけど、ミュールの問題は本来ソルシエールでこそ完全解決するものだし
深層部でも明らかにミュールの心はソルシエールにあったじゃないか。
素直になれないから外部に逃避して、そこで完了したんじゃなくて
本当に完了するための心構えを身につけたから最後に帰るんだろう。
代用という言葉が悪かったのは認める。本来は故郷で解決するべき問題を、
メタファルスの皆からアドバイスをもらって後押ししてもらった、というべきだったな。
何よりジャクリEDでなくてもジャクリは故郷に帰るんだし、
誰かがCS深層にもぐらなくても、2の世界でなんらかの心情変化があったとみてもいい。
それでジャクリが故郷に帰って、そこでライナーたちとの関係に変化がある展開も視野に入ってもいいんじゃないかな。
>>613 それって結局ライナーになびくことにならんか?
ミュール関連が2主体なのは仕方ないだろ。1ではあくまでラスボスでしかなく、ライナー達との接点がほとんどない
2は仲間になってコスモスフィアにも入れる。つかライナーとクロアを重ねてたって、ジャクリED以外でソルシエールに戻った後でライナーになびく可能性があると言うことか?
オリジン、β型、第三世代と三種全て抑えてるくせにさらにラスボス型とは
ところで記憶違いでなければβ型はオリジンのクローンだったような気がするんだがミシャがシュレリアのクローンとは(体系的に)思えない
やっぱ記憶違い?
シュレリア様のクローンで合ってるが…
遺伝子操作とかしてるのかね
>>614 なびく可能性はあると思うなあ。まあそれも、ジャックとかラードルフよりはあるって意味で。
2が主体になるのはゲーム中で「攻略できる」からであって、そこで描かれた設定の大半は1にもみれた。
クロアは1のその後に発生した心の問題にも触れてはいるが、
それらの情報全ての最終到達地点がミュールが紡いだハーモニウスの想いだというのは、クロアもライナーも同じ。
その上で二人とも、こいつは放っておけない! と行動して、その結果ミュールは開放されたわけだ。
特に1の展開は、ミュールの何百年も続く怨念その他の開放の始まりであり、
彼女の長い歴史の中でも非常に重要な出来事であったのは確か。
ちょっとその経緯を調べれば、その基点にライナーの強い意思があったのも調べがつく。
まあライナー側の事情はミュール以外の問題もあっての行動だけど、
だからといって、自分に大きな影響を与えた相手を特別視してはいけないというわけではないはずだ。
そういうわけで、フラグはそろってるし、ではそれをどう転ばせるか、っていう
作り手の妄想が追いつけば別段不思議じゃない展開だと思われる。
ちなみにクロミュを否定したいわけじゃないよ。ライナーに対するヒロインの一人に
ミュールが加わるのもそう不思議ではないし、俺は長年それに妄想萌えしてたってだけで。
>>613 素直になれないから外部に逃避して云々は妄想すぎるだろ…
というか、ソルシエールで完全解決しちゃだめなんでは
1のラストは始まりで、そこから償い含めて人生やり直す形なんだし
ライナー達は両親みたいな立ち位置と考えるのが自然だろう
2ででてきた私服シュレリア様が何をしてたのか激しく気になる
>>616 そんな長文書いてる暇があるなら、
その不思議じゃない妄想ってのをみんなが納得出来る展開のSSにして
投下すればいいんじゃないだろうか
自分の妄想を語るだけなら
「それはおかしい」って反対する人が出てくるだけだ
シュレリアってオリジンでも最初生まれたんだよな?
あの星で最年長者のはずなのに16歳って……
>>614 いわばシュレリア様は全てのレーヴァテイルのオリジナル且つプロトタイプみたいなもんで
そこから作り出されたのがミュールやリューンなどのβ純血種
ミシャは「シュレリア様を元に作られたリューンのクローン」だから、まぁ、あれだけ違うことだってある
因みに、スペクトラム遺伝子の揺れでクローンといえどまったく同じ固体は作れないそうだ
そういやクロニクルキーを3交代制で唄うとかできないんだろうか
落とせるならライナーだろうがクロアだろうがどっちでもいい
腐女子じゃあるまいし相手方になんて拘らないよ
全裸ラスボスぐらいしか情報なかった1の時点ならわからんでもないが、
2やるともうあの二人が夫婦としか考えられん気が
フラグ云々じゃなくて、キャラの相性としてさ
というか、ミュール助けたのライナー1人って訳じゃないしな
長い付き合いの16歳はともかく、それ以外はオボンヌ一行って認識になってそう
もしライナーが落とすドラマCDなりフラッシュCSなり出てたら
それはそれで受け入れていたな
夫婦wとかキャラの相性とか、拘るのはクロアが好きだからじゃないか
ライナをオボンヌって認識したのは、塔を出るときの餞別が原因だろうかね
大量に渡されたみたいだけど全部食べたのかなぁ
名前間違えた
ライナじゃなくてライナーだ
2時点でミュールは最後の世界にも行ったみたいだけど、各世界の同胞の扱いを見てどう思ったんだろうな
道具扱いの1、共存もしくは敬いがある2、支配階級みたいな最後の世界
ティリアの塔はレーヴァテリアに近い感じだけど、良く思ってないような会話なかったっけ?
後、もうミュールとジャクリは別人ってことにすればいいと思うよ
「ライナー。私、ずっとライナーのこと好きだったんだよ? 浮気なんかしたら――こうだからね?」
狂気にまみれた、いや、狂気しか見いだせないような凄惨な笑顔を見せて、ライナーの腹目がけて包丁を突き刺した。
「ぐっ……ぐはっ!!」
刺された腹からは血が、口からは内容物と胃液が。
「ライナーは、私たちのことだけを見てくれればいいんだから!!」
そういって、腹から包丁を引き抜き、さらにもう一差し――
「!! …………夢か…?」
声にならない悲鳴を上げつつ、飛び起きた。ひどくリアリティがある夢だった。
にしてもひどい夢だったと回想する。プラティナの"あの場所"で、ミシャからの告白を受けていたというのまではいい。
しかし、どこがどう狂ったら腹を刺されるまで発展するのだろうか。
ふと隣を見ると、ミシャが気持ちよさそうに寝ていた。それを見たライナーは、
「……寝よう」
まだ眠かったので、また寝ることにした。夢は夢だ、と割り切って。
「ねぇライナー。これからもあたしに優しくしてね。してくれないと――こうだよ!」
狂気にまみれた、いや、狂気以外の何者でもない無邪気な笑顔を見せて、ライナーの首目がけて――動脈側だ――ノコギリが当てられ、引いた。
「……!!」
首もとからおびただしい血が噴き出し、ライナーの意識はすぐに混濁した。
「ライナー、ずっとあたしたちのことを見ててね……」
そういって、ノコギリをもう一回首に当て、さらに強く引いた。
「!!! …………………………夢………か…?」
声にならない悲鳴を上げつつ、飛び起きた。腹筋を限界まで酷使し、先ほどの比ではない驚異的な速度で
飛び起きた。起きた瞬間に汗が散る。二度目だ。冷や汗つゆだくもいいところだ。事実、額には玉になるほど
の汗が噴き出ている上、背中もじっとり濡れている。
またしてもひどい夢だったと回想する。ネモの"あの場所"で、オリカに延命剤を入れていたまでは良い。
しかし、どこがどう狂ったら首をかっさかれるにまで発展するのだろうか。おまけに二回目は首を切り取ろうか
といわんばかりの強さで――。
「!!!!!」
冷や汗が増えた。無駄なことを考えるべきではなかった。
「ん……っ」
「!!!!!!!!!!!」
今度は心臓が止まりそうになった。隣で寝ているオリカの目を覚ましてしまった。いくら夢のなかとはいえ、
オリカはオリカだ。一瞬ぞっとするライナーだった。
「どうしたの……? ライナー」
ライナーの顔をのぞき込んでくるオリカ。あまりにも冷や汗だくだく、月明かりでも分かるぐらい顔色が悪い
その顔を見て、オリカの表情はいっそう険しくなった。
「あ、ああ。ちょっと悪い夢をな……」
そういって、髪の毛をかきむしる。少しでも落ち着けば、と。
「ひどい汗じゃん。はい」
オリカがバスタオルを渡した。『フェイスタオルではなくバスタオルを渡すあたりオリカらしいな』と、
どうでも良いことを思ったら心が少し落ち着いた。
「……どうしたのライナー」
ミシャまで起きてしまった。
といっても相当寝ぼけているらしく、布団にくるまったままで目は半分以上閉じているが。
「……大丈夫だ。ちょっと悪い夢をな」
「ふーん」
あまり関心がなさそうな(単純に眠いだけなのだろう)生返事を漏らした。と思ったら――
「ってちょ、ミシャ!」
突然、抱きついてきた。不意の事態に何も抵抗することが出来ず、上半身がベットに引き戻された。
「怖くて眠れないんでしょ? 一緒に寝てあげる」
「あーミシャちゃんだけずるい! あたしも!」
オリカも抱きついてきた。
二人分の暖かみを受けて、ライナーの心の中に平穏が戻ってきた。
とても、安心できる暖かみ。
「ありがと、安心して寝れそうだよ。ミシャ、オリカ。おやすみな」
「「おやすみ」」
耳元で二人がささやいた。
「ねぇ、ライナー。ずっと私たちのことだけを見続けてくれれば……」
「ね、ライナー。ずっとあたしたちのことだけ、見ててくれれば……」
――心臓が、跳ね上がった。
――二人の表情が、ひどく恐ろしく見えた。
※ これは
>>595-596 の続きではありません。
・言うことは何もあるまい?
・強いて言えば、ミシャはもっと黒くなれるはず……なんだが。
○タイトル未定。
「クロア、これ着てちょうだい」
ジャクリがクロアに、平べったい――何かの衣装が入った――箱を押しつける。
先ほどまでジャクリが『適当にぶらぶらしてくる。但しついてこないで』と言い残して買い物に出かけたのは三時間ほど前の話。
ようやく帰ってきたと思ったら、これだ。
「……何が入ってるんだ?」
「ふふふ」
(凄くいやな予感が――)
ジャクリの表情というのは意外と単純でわかりやすい。人間と違って嘘をつかないと断言しただけはあり、表情にもその概念がそのまんま適用されてしまっているからである。ポーカーフェイスが不得意、とも言えるが。
片手で箱を持ち、もう片手で蓋を取り外すと――。
「――!!」
まさに声にならない叫びを上げて、クロアの思考がぶっ飛ぶ。
「さあ着なさい。今すぐ着なさい。着ないなら私が無理矢理にでも着せるわよ」
「ジャクリ……勘弁してくれないか?」
「昨日、私の前ではっきり言ったわよね? なんでもしますって」
昨日の夕方の話なのだが――。
クロアは致命的なミスを犯した。ジャクリが大切に持っていた小瓶――中身は何かしらない――をゴミと間違えて捨ててしまったのだ。そのことについてひどく言及され、そのことについてのお詫びというか、罰的なものを受けると言うことになった。
で、その罰がこれだ。
「確かに言ったが……これはひどいだろ……」
「男に二言はないわ。さあ着なさい!」
ぎゃああああああと、クロアらしからぬ悲鳴が聞こえたような聞こえなかったような。
「うううう……」
何か半泣きになっているクロアを引き連れて外に出かけたのはつい数十分前の話なのだが、町で会う人会う人がやけにクロアの方を好奇の視線で見てくる。
と、あの人たちに会ってしまった。今のところほぼ唯一、ご近所以外にクロアのことを知っているソル・シエールの住人、三人集。
「ミウちゃん!」
「あらオリカ。奇遇ねこんなところで会うなんて」
「……そちらの方は?」
もう一人の同行人、ミシャが問う。
「クロアよ」
「へっ……」
ライナーが息をのむ音が聞こえた。突然――。
「クロア……俺、クロアのことが好きだったんだ……いや、一目惚れしてしまった」
「「えー!」」
と、ライナーの連れが叫ぶ。いやそりゃ叫ぶだろ。
「やっ、ちょっ、待って」
本当に女性のようなか細い声を出すクロア。
「ミュール、こいつ借りてくわ」
と矢継ぎ早に言ってクロアをさらっていくライナー。近くの宿に吸い込まれるように入っていって、ものの数分後「クロアーッ!!」という叫びが聞こえたのを、レーヴァテイル三人は呆然と聞いていた――。
――なんてことになりかねない。
とあり得ない妄想を脳内で繰り返しながら、クロアは町を歩かされた。
と――。本当にあの人たちに会ってしまった。今のところほぼ唯一、ご近所以外にクロアのことを知っているソル・シエールの住人。
「ミウちゃん! お久しぶりー」
「あらオリカ。奇遇ねこんなところで会うなんて」
「……そちらの方は?」
びっくりするほどクロアの妄想通りに進む会話。
(これは……)
汗で背中までびっしょりになっていくのが自覚できた。
「クロアよ」
「へっ……」
ライナーが息をのむ音まで――。
「クロア……」
げっ。ここまで妄想通りか……っ。
「そんな趣味があったなんて……」
(へっ?)
ライナーの言葉が妄想とは違う……!
ひどく異常事態だったのでクロア自身の妄想が明らかにおかしいものだと、自身で気づかなかったらしい。
「……んーでも何か物足りないね」
オリカが言う。
「そうね……」
ミシャも言う。
ライナーの連れ二人がクロアの顔をのぞき込んで、何か考えている。
そんなまじまじ見られても――というか、こんな恰好させられているというのに、嫌悪感を抱かないというのは異常だろ、と思うクロアだった。まだノーミソに冷静な部分があるらしい。
「! そうだ! 化粧をろくにしてないから!」
「! そうだね! 味付けが足りないんだ!」
「そうなの?」
ジャクリがことさらににやにやとし出した。
「いやもうこれ以上女らしくなったらクロアの威厳が――」
一方、ライナーはクロアの『男としての威厳』を守るための発言をしてみたが、だれも聞いていなかった。まあ……少々ピントはずれているが。
「もっと美しくなれるわよークロアさん」
と言ってにじり寄るミシャ。新しいおもちゃを見つけた子供のように嬉々とした表情である。
「あたしたちがもっとかわいくしてあげるよ!」
と言ってにじり寄るオリカ。新しい弄り相手を見つけたドSのように嬉々とした表情である。
「さあ、あの二人に化粧なりなんなりされてきなさい」
と言って事の成り行きをミシャとオリカに任せたしたジャクリ。
「「ライナー!」」
「は…はい!」
「クロアさんを拘束して」「クロアちゃんを拘束して」
既にオリカはちゃん扱いである。
「家までお連れして?」
とミシャが言った。
プラティナへの帰り道――。
「さあ弄り倒すわよ!」「弄り倒しちゃうもんね!」
二人の発言を聞いていて、クロアはとてつもなく不安になった。
続く。
・ソル・シエールでのクロア編です。
・何着てるか特に書いてはないけど、分かりますよねw
・一つ弁解させてくれ。
・
>>630-631だが、夏の納涼的な意味で10分ぐらいで書いたんですけど全然そういうのが読み取れないあたり最悪です。
もうちょっと練れよ俺。俺死ね。氏ねじゃなくて死ね。駄作を投下して本気でごめん。
・後日談の続きが滞ってるのでこんな日常(?)を書いてみてる。4Pは妄想力の総意を決しての総力戦だ。
・募集。クロアの女性名を考えてくだされ。思いつかん。
・個人的にはもう『クロ子』でもいいかなぁなんて。ほら、ネーミングセンスがあれなひともいるし。
・『クロシャ』の方がいい? 漢字にすると『黒紗』。ああ、マシかな?
そこは「クローシャ」だろ
女装ネタがでてきたか……。そういうの嫌いなんだよな。悪いけどNGにする。
ヤンデレ(?)の話までよかったのに……。
不覚にも勃起した
黙ってNGにしてってね!
NG 設定にするなら "後日談の続き" あたりを登録しておくといいよ!
俺の作品それでほとんど見えなくなるから。前方一致ならな。
!注! 次の作品の時間軸は著しく狂っております。設定も一部ねじ曲げてあります。その辺要注意。
- Kara * Cola 発売記念
「ディスクオルゴール?」
聞いたこともない名前に首をかしげた。オリカが金属の円盤を両手で持ち、楽しそうに話す。
「そ。ディスクオルゴール。いままでのオルゴールはね、シリンダっていう筒に針を打ち出すことで
作ってたんだけど、曲の交換が出来なかったんだよね」
一台のオルゴールに、一つの曲。当たり前だと思っていたんだけど。
それはそれでなかなか情緒あることだと思うんだけどな。
「でね、古い本に円盤に穴を開けて曲を記録するっていうのがあったんだ。これを何枚も用意して交換
して、曲を変えることが出来るんだよ」
といいつつ、ただの金属の円盤を私に渡す。厚みがあまりないわりには、結構重い。
「これが? 投げて遊べそうだけど」
投げるふりをしてみた。……重いなこれやっぱり。それに、人に当たったら――
「ミシャちゃん……これ人に当たったら死ぬよ?」
オリカが顔をしかめた。
「冗談だって。いくらなんでも」
笑ってごましてみる。私じゃ、こんな重量物投げる前に自分の足下に落としそう。
「……そういえば、オルゴールの機械は出来てるの?」
「いまライナーが作ってるよ。やっと完成しそうだから、ミシャちゃんに曲を書いてもらおうかなって」
ああ、最近ご飯とお風呂以外に部屋から出てきたところを見てないなぁと思ったら、やっぱり何か
作ってたのね。円盤をオリカに返して、ふと疑問が沸いた。
「曲を書く? いまある曲じゃダメなの?」
まだオルゴールにしていない曲がいっぱいあるはず。たぶん。
「んーとね、ディスクオルゴールの特徴は、曲を交換できる以外にも長い曲を作れるんだよ。
あと音域がとっても広い」
長い曲を書けるの?
「何分ぐらいの曲なら出来るの?」
「音符の密度低くすれば、3分ぐらいなら?」
「音域は?」
「だいたい4オクターブぐらい?」
今までより、ずっと長くて大きな曲を書けるのね。どういう曲にしようか、すぐには思いつきそうにないわね。
あれやこれやと構想を立てていると、ふと、オリカの表情が別のものに変わった。
「ミシャちゃん。ライナーには話したんだけど、あたし、やってみたかったことがあるんだけど、聞いてくれる?」
「もちろん。いいわよ」
すごい真剣な表情で言われたので、私も真剣に聞くことにした。
ライナーが最初に作ったディスクオルゴールの機械は、机における程度の小さなものだったけど、私の目の前にあるのは――
「でけぇ……」
「おっきい……」
ライナーとオリカがそれぞれ感嘆の声をあげた。
「作業場でも十分でかく感じたけど、ここに持ってくるとなおさらでかく見えるな」
作業場はそんなに広くないでしょ。
「ライナーも一緒に作ったんでしょ?」
「まあ、そうなんだけどな……」
私たちがいるのはエル・エレミア教会の大聖堂、その一角。私たちが作ったのは巨大なオルゴール装置。
中にベルや太鼓とか、いくつかのパーカッションも搭載している「ミュージックボックス」と呼ぶのに
ふさわしいオルゴール。作るのだけに一年、さらに調整に半年もかけた、オリカとライナーの自信作。
天覇にお願いして、ゼンマイを巻かないでも動かせるようにする動力機も付けた。ライナーが自慢して
いたけど、数十枚のディスクを自動的に交換する機能まで付けたっぽい。ライナーってそういうところ
だけ器用なんだから。でもね、あまりにもライナーががんばりすぎて大きいの作るから、持ってくるだけで
一苦労だったけど。エル・エレミア教会の人たちにも協力してもらってやっとだったけどね。
ディスクは十五枚。つまり、十五曲。私たちが旅の最中に歌った曲が六曲。思い出すのに苦労した。
大体、歌っているときのことはほとんど覚えていないので(曲をっていう意味で)、それを必死になって
書き出した。星詠だけは例外ね。あとはソル・シエールに昔から伝わる「つがう命の声」、あとはそれと
なく出てきた曲を新作書き下ろし。
「ライナー、ミシャ、オリカ」
? 誰だろ。
「クルシェ!」
振り返ると、クルシェがいた。
「また凄いもの作ったね」
「当然よ。私たちが作ったんだもの」
「ミシャが手伝えることなんてないんじゃないの?」
むか。(オルゴール本体の制作は手伝えなかったのは)事実だけどこいつは……。
「でもすごいな。ドッコイ定食一回はおごってあげても良いよ」
「一回と言わず十回でもおごりなさいよ。あとメガミルクも」
「ま、まあまあ……」
ライナーが割り込んできた。まだこれからなのに。
「またでけぇもん作ったなおい」
また人が来たみたい。この声は!
「ジャック! ……フラウト!?」「アル兄ぃ! ……フラウト!?」
「どうした、ミシャ、それにライナー。私がここにいるのがそんなに不思議か?」
「……い、いや、イム・フェーナから離れて良いのかって……」
同感。よくよく考えたら、イム・フェーナから出てきたの初めて見たよ。
「いや、アルモニカが行くといったのでな、一緒に付いてきた」
いいの? 町の長が町を離れても?
「それよりよ、ここに来るまで大変だったんだぜ? こいつこんななりしてるからそこいらの
ガキに笑われたり、おばちゃんに指さされたり――」
「アルモニカ!」
「いいじゃねぇか事実なんだし」
「でも、フラウトがそれ以外の格好をしているの、想像できないわね」
「実は下にオボンヌTシャツを――」
ライナー、それはあり得ないから。
そう、エル・エレミア教会にこのオルゴールあるのかっていうと。
最初はプラティナの大聖堂に置こうかな、と考えていたんだけど。プラティナの大聖堂は
すでにスペースがない。たくさんの人に聞いてもらうことが出来る場所……と考えたら
エル・エレミア教会の大聖堂ぐらいしかないんじゃないかなってことになった。
ラードルフにこの話をしたときに、「これが平和の象徴となるなら」といって大聖堂に
おいてくれるのを快諾してくれた。資金援助に、人手まで貸してもらって本当に至れり尽くせり。
「アヤタネ……来てくれないのか?」
ライナーが悲しそうな表情を見せた。そう、アヤタネもこの試奏に呼んだのに、なかなか来ない。
「大丈夫よ。おそらく来てるわよ。クロアとアヤタネもつれて、ミュールが私たち以外の前に出てきたくないんでしょ」
ほら、母さん帰ってきたって喜んでたじゃん、と付け加えた。しばらくは親子(?)水入らずにしておかなきゃ。
「そうだな……きっとどこかで聞いてくれてるよな」
――へっくしゅん。
……? どこからともなくくしゃみの音が聞こえたような?
「あらあら、みんな集まってるのね」
「クレアさん!」
ライナーがやけにうれしそうに反応する……ジト目で見てやるけど、ライナーは気づかない。
やっぱり胸が以下略。私もオリカも十分大きいと思いますが!? でももう成長することないのよね……私。
「オリカがオルゴールの試奏をするって聞いたから来たのだけど」
もっと小さいオルゴールだと思ったのかな。ディスクオルゴールを見て、なにやら。
「オリカもこんなに立派なオルゴールを作れるようになったのね……」
ライナーと私が一緒だったんだから、当然ね。
「オリカー。クレアさんが来てるぞ−。オリカ……?」
ライナーがオリカを呼んでも全く反応がない。不思議に思って、ずっとオルゴールの方を向いて立ち尽く
している(というほかない)オリカの顔をのぞき込んでみる。と、オリカのつぶやきが聞こえた。
「なんかうそみたい……こんなに大きなオルゴールを作って、たくさんの人に聞かせられるなんて……」
って、オリカ! まだそのオルゴールを試奏してもないのに泣かない!
と、その様子に気づいたのか――
「オリカ」
クレアさんが、正面から優しくオリカを抱きしめた。
「……お姉ちゃん」
やっとクレアさんが来てくれていることに気づいたみたい。
「オリカ、よくやったわね」
「うん……」
昔から姉と慕っていた人にほめられて、とても嬉しそう。ほとんどクレアさんの胸に阻まれて見えないけど。
しばらくの間、ずっとそのままだった。そして――。
「オリカ、オルゴールを鳴らしてあげたら?」
聞かせてちょうだい? と付け加えて。
「「オリカ」」
二人で呼ぶと、オリカはそっと私たちの方を見た。
「オルゴール、鳴らそう?」
ライナーがディスクを手に、オリカに言った。
クレアさんがオリカに何か囁きかけた。私たちには聞こえないけど、その瞬間、オリカの表情は晴れ晴れとしたものに。
「……うん!」
蓋を開けて、ディスクをセットする。最初の曲目は――
――良い旋律だね、母さん。
――そうね。いい"音色"だわ。
――素直じゃないんだから、母さんは。
・女装ネタは受けが悪いと分かってて、平行してもう一本放出してみる。でもエロなしだ。
・ラー様? ……ちゃんと出てますよ? 地の文(ミシャ)で。
・どうやって 2 の曲を書いたかって? 電波受信したんだよミシャが!
・リアルレーヴァテイルとシンクロニティした、としておこう (ぇ?
・おつきあいいただき感謝。もうストック切れました。
>>595-596の続き必死になって書きますです……
GJ
647 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 01:12:23 ID:PA1S1i/d BE:180173232-2BP(0)
グッドジョブ
648 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 22:35:36 ID:vDGmV1J5 BE:1051008757-2BP(0)
2の話しを書こうという匠はいないのか?
「お姉ちゃん……スレの容量が限界近いよ、新しいスレ立てなくていいの?」
フレリアはお姉ちゃん――シュレリアに新しいスレのことを打診してみたのだが。
「……ぐすん」
泣いていた。
原因はすぐに分かった。スレを見れば分かること。
「お姉ちゃんスレの住人に弄って貰えなかったことそんなに悲しいの?」
そう、このスレではほとんど――というかほぼ一切弄られなかったのだ。
同じ出演者のオリカやミシャは弄られているというのに……!
「……うん」
「8ヶ月も放置されればお姉ちゃんだって悲しむよね」
さりげなく傷口を広げるフレリア。
「…………うん」
「オリカさんやミシャさんのほうが弄りがいがあるのかな」
なんとなく言ってみた。
「………………うん」
(肯定されちゃった……)
いたたまれない空気になって、フレリアはその場所を離れることに。
「じゃあお姉ちゃん新しいスレ立ててくるからね。あとでちゃんと新しいスレに来てね」
「………………………うん」
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1220025564/
名前欄間違えた。
恥ずかしい。
もろばれた。スレ立てたのが俺だということに。
確かに相当数投稿してスレを食いつぶしたのは俺だ。
だから最後にSSを投下した俺が立てるのは至極全う(?)なことだとは思わないか。
ただ恥ずかしすぎる。俺、別にMでもなんでもないのに。
……早く新スレ行けよおまえら。俺の醜態見たっておもしろくないだろ? な。
ニヤニヤ
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とても素だと恥しくて投稿できないけど
埋めネタとして。
クロア×ジャクリ
ジャクリED後、設定とか間違ってたらすまん。
ジャクリには羞恥心が足りないと思う。というか、「恥ずかしい事」に含まれている事があまりに少ない気がする。
こういう事を彼女に言うのはもう何度目かも忘れたし、その都度軽く流されてしまい改善の兆しが無い事もわかっている。
けれど今日のアレはまずい。一緒に旅する仲間として。いや、そんな事は関係無しにジャクリには改めてもらいたい。
すっかり日程となったこの夜の会話。いつもと同じように俺は扉をノックした。
「ジャクリ、今少しいいか?」
「いいわよ」
がちゃ
扉を開けて中を見る、とベッドに腰掛けた下着姿のジャクリが−−
がちゃん。
「なんで入って来ないのよ」
「何で服着てないんだよ!?」
「何言ってるの、着てるわよ。早く入ってらっしゃい」
言われて覗いてみると、下着に見えたそれは「サザンクロス」だった。
「どうしたんだよジャクリ、いつもの寝間着は?」
今度こそ部屋に入りながら訪ねる。
「どうせ今日はこの服の話しでしょう? その話題になってから着替えるのもなんだから、前もって着ておいてあげたわ」
俺が何を言いに来たのか解っているらしい。服の話しをする時にわざわざその服に着替える必要は無いというのは、何度言っても解ってもらえないが。
「解ってるなら話しは早い、すまないが−−」
「嫌よ」
……。
「これはもう着るなっていうんでしょ? 嫌よ」
落ち着け、俺。いつもの事だ。
「人の台詞を横取りしないでくれ……。どうして嫌なんだ? 向こうではあんまりそれ着てなかったじゃないか」
「別にこれが気に入ってるわけじゃないわ」
「じゃあ別に他のでもいいじゃないか、向こうではよく白い−−」
「それだけは嫌。いえ無理よ。あんなのを着てる姿をあいつにもし見られたら何を言われるか……」
「……ああ、成る程」
度々ジャクリが口にする「あいつ」
多分仲がいいんだと思うんだけど、直接話題には出して来ない謎の人物。
「つまりこっちの世界にはあれを着てる所を見られたく無い人がいる、と」
「そうよ、理解が早くて助かるわ。じゃあこの話しはおしまい。ところでデコレートメイルに刺す蝋燭の調達の事なんだけど−−」
「おしまいじゃない、勝手に終わるな」
「何よしつこいわね」
「服がいやならせめてしかるべき時にはしかるべき行動をとれ」
「抽象的すぎて意味がわからないわ」
「もし今後際どい所が露出するような事があったらすぐに隠せって意味だ!」
事の発端は今日の昼間。
二人で巨大な塔の内部を上へと進む途中、神の軍団に似たガーディアンとの戦闘になった時の事だった。
アレのなれない攻撃に対して反応しきれず、詠唱中のジャクリに攻撃を通してしまったのだ。
「使えないわね……」
と相変わらずキツい言葉を背中に浴び、ちらりと後ろを振り向いて謝ろうとしたら。
「!? ジャクリ、上っ! 胸!!」
焼け切れたのかビキニの上のパーツが床に落ちていた。
完全に戦闘の事を忘れてあたふたしていた俺に対して、ジャクリはなんと、
そのままの体勢で詠唱を続けたのだ。
まさか俺が着けなおしてやる訳にもいかず、そのまま戦闘を続行。
ガーディアンを撃破した後、変身を解いた彼女は何事もなかったかのように振る舞っていた。
そして今、やっとたどりついた宿に泊まっているわけだが。
「いいじゃない、人間はクロアしかいなかったんだし」
「そういう問題じゃ無いだろ!」
「そういう問題よ。シャワーを浴び時や寝る時まで何か着てろっていうの?」
「いや、そうじゃない。……寝る時も下着くらいは着た方がいい気がするが」
「なんにせよ、誰もいない所でどんな格好をしていようと私の勝手でしょう?」
「−−っ」
やっぱり、普通にやったんじゃあジャクリに口では勝てない。
なりふり構っては、いられない。
「俺が、いたじゃないか」
口にする以前に、この言葉に対する返答は解っている。
「あら、だから言ってるじゃない」
−−クロアになら見せてあげてもいいわよって−−
「そんな事ばかり言ってると本気にするぞ」
「へえ、本気になるとクロアはどうなるのかしら?」
なんて、首を少しだけかしげながら惚けた事を言う。
「っ!」
そんジャクリを、俺は多少乱暴に押し倒した。いきなりの行動だったはずなのに、組み伏された今も彼女は全く動揺した様子が無い。それが余計に腹立たしくて、つい口調が荒くなる。
「俺言ったよな、ジャクリの事好きだって!」
「聞いたわ」
「じゃあ何でこんなっ、……もう前と違ってルカもクローシェ様も、皆いないんだぞ」
「ええ、そうね」
「だったら! そんな俺を挑発するような真似はしないでくれっ」
「どうしてよ」
「どうしてって、そんなの我慢できなく−−」
「だから、いいって言ってるじゃない」
「−−え?」
その時になってやっと、ジャクリの頬が赤く染まっている事、いや自分の間違いに気付いた。
「えっ、いやまてまてそんな−−」
「死ね、鈍感」
「っ」
全く、その通りである。
俺は両の手をジャクリの両脇に置いたままうなだれた。
「人の上で落ち込まないでくれる?」
「う、ごめん」
「落ち込んだり謝ったりする以外にする事があるでしょう? クロア」
その通りだ。
「ああ、そうだな……ジャクリ、好きだ」
「文脈ってモノを考えなさいよ、っん」
ジャクリの唇は、思っていたよりずっと柔らかく、温かかった。
「キス、何回目か聞いてもいいかしら?」
「……3回目だ」
「そう」
それ以上、例えば相手を聞いてくるかと思ったが、それはなかった。
「因みに私は初めてよ」
「そうか、……それは光栄だな」
言ってもう一度重ねる。
「舌、出して」
え? と言う前に再度キス。
しかもある意味ジャクリらしく、全く遠慮無く舌を入れてきた。
「んっ……んん」
流石にこれ以上ジャクリにリードされては、既にボロボロの甲斐性が消し飛んでしまう。
「……ぅんん」
やり方なんて分からない。
とにかくジャクリの舌に自分の舌を擦りつけてみる。すると彼女のがぴくりと体を震わせた。ジャクリの口が、舌が、息が、ここちよくて堪らない。5分くらいそんな事を繰り返していたら。
「はあっ、はあっ、はぁ」
二人共息があがってしまった。
「ごめん、なんか」
「いいのよ、やればできるじゃない。
流石男の子」
などと余裕ぶっている彼女の顔も、何時もの凛としたものでなく、淡く朱く溶けていた。
何も言わずに身体に手を伸ばす。
「あ、胸……いえ、何でもないわ」
「?」
そういえば小さいのを少なからず気にしていた節があったか。
「外すよ?」
返事をまつ余裕もなく、彼女の背中に手をまわす。しかし「サザンクロス」を着ていてもらってよかった。俺でも容易に外す事ができる。