デバイスの会話がってソーディアンにしか見えないwwww
夕方頃に投稿しようと思ってるんですが、現在の容量ってどれくらいでしょうか?
あと40〜50kbしかないから危険じゃないか?
>>537 それだけあれば、2〜3人分くらいはいけるんじゃね?
ま、誰か一遍に長いの落とさなければの話だが。
539 :
ておあー:2008/01/01(火) 16:22:23 ID:5tlXPe+2
も、申し訳ないんですが今投下しようかと思ったやつが27kbです……
非エロ&お前は昨日も投げ込んでるじゃねーかw ということで日を改めたほうがいいですか?
早い者勝ちさ
BGM―――パリは燃えているか
次スレ、建てておこうか
たのむ
スマン、スレ建て無理だった・・・どなたかお願いします
じゃあ、俺が
俺も駄目だった
マジか?
じゃ、俺がトライする。
俺も駄目だったわ
立ててみる
554 :
ておあー:2008/01/01(火) 17:03:02 ID:5tlXPe+2
新年なのに人多すぎ吹いたw でも
>>550も他の人もあざーす、おかげで心置きなく投下できます。
そして明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
前回、ていうか昨日レス下さった方、ありがとうございました。
前の投下からホントに間が空いてないのですが、なんか年越し蕎麦を食べてたらジェバンニが来て短編を
書いていったんで落としちゃいます。年を跨いで二日連続投下のチャンスはこれを逃すとまたしばらく
来ないですしね……
今回の注意
・本編15話と16話の間くらいの話
・非エロ
・レジアスとヴィヴィオがメイン
・レジアスにオリ設定が追加されてます
・他にもちょっぴりオリ設定とオリキャラが出ます
新年一発目からすっぽ抜けのビーンボールですよ。以上がダメな方はソニックムーブでの読み飛ばしをお願いします。
レジアス・ゲイズは街を眺めるのが好きだ。
街角に立ち、自分の前を通り過ぎる人々の顔を観察する。
彼らが笑顔であれば自分の心も躍るし、悲しい顔や憂鬱そうな顔を見れば逆に心が沈む。街行く人間の
表情は、彼らが住む世界が平和であるかどうかに直結するからだ。
ゆえにレジアスは街角に立ち、彼が守るべき者達の顔をその目に焼き付ける。
今日もまたレジアスは街角に立っていた。
局内での階級が上がるにつれて、自らの意志で気軽に外出をするなどという事はできなくなったが、それでも
秒刻みのスケジュールをなんとか調整し、或いは頭が切れる副官の目を盗んでこうして時々街に出るようにしている。
今日の場合は後者だった。ゆえに警護の人物などは一切ついていない。彼の命を狙う者からすれば暗殺には
格好のタイミングなのだろうが、幸いにしてそういった事態に襲われた事は一度もない。普段から映像や出版物で
その姿を毎日のように見る事ができる有名人であろうと、普通の格好で街に居れば意外と気づかれないものだ。
実はそれが少し快感でもあり、ちょっとした彼のストレス解消法にもなっている……部下のストレスと残業時間は
その分確実に増えているのであるが。
(平和そのものだな……むしろ『平和ボケ』と言えるかもしれんが……)
一時間ほど市民の表情を観察して出した、今日の結論がそれだった。
危機感がないといえば聞こえが悪いが、目に移る全ての人間が何かに怯えるような表情をしていたり、非常食や
緊急時の避難場所について把握している状態よりはずっといいのかもしれない。『平和ボケ』は平和でなければ
起こり得ない。むしろ自分達の仕事は、世界中の人間を『平和ボケ』させるくらいでなければ満足な結果を得られて
いるといえないのだ。
(とはいえ、最近は局員にも怠惰な空気が流れていると聞く……締める所は締めねばならんな)
レジアスは時計にちらと目をやると、地上本部へ戻るためその場を離れた。
あまり長く抜け出すと、戻ってからの『お説教』がキツい。自分が原因なので素直に聞くしかないのだが、それでも
実の娘から叱られるというのは精神的なダメージが大きいものだ。ストレスを解消しに行って逆にストレスを溜める
結果になっては本末転倒である。
(……む?)
しかし、地上本部を目指したはずのその歩みは僅か数歩で止まり、彼の目はある一点に釘付けになる。
視線の先に居たのは一人の幼い少女。年の頃は五歳くらいだろうか。腰の辺りまで伸びた金髪は、両の側頭部で一部を
濃紺のリボンで括っている。瞳は翡翠と紅玉の見事なオッドアイである。
少女の顔は何かを探すかのようにせわしなく動き、その動きに合わせて体もふらふらとあちこちを彷徨っている。
(迷子か……)
周りの人間は誰一人少女に声をかけようとはしない。冷たいようだが自分も急いで戻らねばならない身だ、きっと
彼らにもそれぞれ事情があるのだろう。
(とはいえ、管理局に所属する人間が迷子を見捨てていくわけにはいかん)
これは本部帰還の暁には張り手の一発も頂戴せねばならんな……などと考えながら、レジアスは少女の元へと近づいていった。
魔法少女リリカルなのはStrikerS第15.5話『正義のヒーロー』
「……お嬢ちゃん、どうしたんだい?」
「ふぇっ!?」
親と離れて不安な気持ちでいっぱいのはずだ、とにかく刺激する事は避けねばならない。
そう思い、出来る限り優しい声を出したつもりだったが、いかんせん普段が怒声をあげてばかりの毎日である。不自然に
強張った声がでてしまい、見事に少女を警戒させてしまったようだ。
振り向いた少女の目には、既にうっすらと涙が滲んでいた。
(こ、これはまずい……)
自分で言うのも何であるが、レジアス・ゲイズといえば管理局内でも有名な強面である。
ここで下手に騒がれでもしたら、自分の正体がばれてしまう。その上未成年者略取の容疑までかけられては局の面子丸潰れで
ある。
(ええい、仕方ない。久々で上手くいくかわからんが、アレを試すしかあるまい)
レジアスはポケットの中から小銭を一枚取り出すと、少女の前に跪く。
「お嬢ちゃん、いいかい? この手の上にあるコインを、ようく見ていてね」
左の手の平に硬貨を一枚置き、その上から右手をかざす。
「ほうら」
右手をどけると、左手にあった硬貨は跡形もなく消え失せている。
「うわぁ!」
「この手の上にあったコインはいったい何処に消えちゃったんだろう? もちろん右手にもないよ」
両手を改めた後、
「でも、こうすると出てくるんだ」
左手で服の袖を擦ると、そこからコインが現れる。
「うわぁー、すごーい!」
「このコインはすぐに出たり消えたり……」
両の手の平の上でコインが出現と消失を繰り返す。
「ありゃ、今度は何処に消えちゃったんだろう? それは……」
レジアスの右手が少女の後頭部に回される。
「お嬢ちゃんの髪の毛の中だ!」
戻ってきた指先には、鈍く銀色に光る硬貨が握られていた。
「すごーい! おじちゃん、魔法が使えるのー!?」
「アハハ、まあちょっとだけね」
レジアスは苦笑いを浮かべながら硬貨をポケットに仕舞う。
魔法、そのように便利なものが使えるならここまでの腕前になるのに、毎日数時間かけて練習する必要はなかったはずだ。
それとも魔法で同様の現象を起こすにもそれくらいの修練が必要なのだろうか。いずれにしても魔導師ではない自分には
わからない。わかるのはかつての愛娘同様、幼い子供は皆この古典芸能が大好きという事だけだ。『そんなもん魔法でも
できますよ』と言いたげな視線に負けず、時々部下に見せておいてよかった……などと思いつつ、彼は再び本来の話題を切り出す。
「ところで、さっきからちょっと困った顔をしていたけどどうかしたのかい?」
「あのねー、ママとはぐれちゃったの……」
やはり迷子か。
この年頃の子供は往々にして好奇心旺盛なものだが、それゆえ親が責任を持ってその行動を把握しておく必要がある。
親の責務を果たせておらん、けしからん……などと思いながらレジアスは少女に母親の名を聞いてみる。
「ママのお名前、わかるかい?」
「えーっとねー、『たかまちなのは』! なのはママだよ!!」
タカマチ? 何処かで聞いたような名だ。記憶を辿ってみる。
「タカマチ、タカマチ……まさか、管理局員の高町なのはか!? あの"エースオブエース"の!?」
「ママのこと知ってるのー!?」
高町なのはといえば、地上部隊にもその名を轟かせている本局戦技教導隊のエースであり、その美貌ゆえに管理局全体の
『広告塔』の役目も果たしている有名人である……そして同時に、現在はレジアスが敵視する八神はやての部隊、『本局古代
遺物管理部・機動六課』いわゆる『六課』に出向中でもある。道理で聞き覚えがあるはずだ。
しかし……
レジアスは目の前の少女をまじまじと見つめた。
どうみても四、五歳に見える。一方で高町なのはは確かまだ十代だったはず……年齢の計算が合わない。若齢での出産という
可能性もあるが、さすがに子供がいるのであれば管理局のデータベースには記されているはずである。
「あ、でももう一人ママがいるのー。フェイトママっていうの、ええと、本名はフェイト・テ、テス、テッサ……あれー?
なんだっけ……」
マ・マ・が・ふ・た・り・?
一瞬『生命操作技術は女性同士の性交・妊娠そして出産も可能なのか?』と真剣に考えてしまったが、よくよく考えれば
あり得ない話である。
目の前で考え込む少女が言っているのは、おそらくフェイト・『テスタロッサ』・ハラオウンの事だろう。彼女もまた、
本局から六課に出向中の執務官である。
詳しい事情はわからないが、おそらく六課の誰かの実子で、二人に懐いているか何かの理由で彼女達を『ママ』と呼んで
いるのだろう。しかし知り合いの子供を預かっておいて迷子にさせてしまうとは、まったく酷いママもあったものだ。
これはガツンと説教してやらねばならん、と決意を新たにすると、レジアスはニッコリと少女に笑いかけた。
「よおし、じゃあおじさんも一緒に君達のママを探してあげよう」
「ほんとー!? ありがとう、おじさん!! えっと……」
「レジアスだよ。おじさんの事はレジーと呼んでね。お嬢ちゃんの名前は?」
「ヴィヴィオって言います。よろしくお願いします、レジーおじさん!!」
「ああ、よろしくね。ヴィヴィオ」
レジアスは少女―ヴィヴィオを肩車すると立ち上がった。
「わぁ、たかーい!」
「これなら街を歩く人の顔がよく見えるだろう? ママを見つけたらすぐおじさんに言うんだよ」
「はーい!」
◆
とりあえず二人がはぐれた場所に行ってみよう、と考えレジアスはまずその現場―市民窓口センターを訪れた。
そこで聞いた話によると、高町なのはは養子縁組の手続きについて聞く為にこの場所を訪れており、しばらくは応対に出た
その職員と話をしていたが、気がつくとヴィヴィオがいなくなっておりそのまま探しに外へ飛び出していったらしい。
あの若さで養子縁組とは、ヴィヴィオを世話するうちに子育てにでも目覚めたのだろうか……などと考えながらレジアスは
その場を後にした。職員がこちらの顔を見て訝しげな表情になっていたが、おそらく目の前の人間が中将レジアス・ゲイズ本人
だとはさすがに思わないだろう。
その後もなのはの痕跡を追ってあちこちを駆けずり回った二人だが、なのはの方もヴィヴィオを探し回っているらしく、
とうとう再会ができないまま数時間が経過してしまった。
「ふう……」
二人は今公園に来ていた。
夕暮れが迫る公園に人影はまばらだ。探し疲れたなのはがこの場を訪れているかも……と思ったがどうやら無駄足に終わって
しまったようだ。
「うぅっ……ママぁ……」
ヴィヴィオは今にも泣き出しそうである。
無理もない、この広いクラナガンで唯一の知り合いと引き離されてしまったのだ。さぞ不安な心境だろう。
同時にまた、レジアスもかなり焦っていた。
既に本部に戻る予定時間を大幅にオーバーしている。勝手に本部を抜け出した事は以前もあるが、さすがに長時間戻らなければ
オーリス達も緊急事態を疑うだろう。
こうなったらいっそヴィヴィオを本部に連れて戻るか。地上本部から彼女を預かっている旨を六課に連絡すれば、そこから
なのはの元にも連絡が行くだろう。というかこの現状ではそれ以外に方法がないように思える。
だが、おそらくオーリスから受ける罰は張り手百連発でも足りないくらいだろう。二度と市内に出る事はできなくなるかも
しれない。そう考えると急に本部に戻るのが惜しくなった。とはいえヴィヴィオの事を思うと個人の感情で考える訳には……
その時、悩むレジアスの視界にある物が飛び込んできた。
「ねえヴィヴィオ? お腹が空かないかい?」
「……んー、ちょっとだけ……」
「じゃあ、おじさんがあそこの屋台でアイスを買ってきてあげよう。一度おじさんから降りてくれるかな?」
「アイス!? でも……」
アイス、と聞いて声のトーンが上がったヴィヴィオだが、すぐに声は沈みがちになる。
「でも、『知らない人にモノをもらったらダメだ』ってママが言ってた……」
まだ幼いのになかなかしっかりした子供である。おそらく母親の教育方針がしっかりしているのだろう。なのはとはえらい違いだ、
養子を欲しがるのも結構だが、その前に彼女もヴィヴィオの母親に一から教育してもらったほうがいい。
レジアスはヴィヴィオを降ろすと肩をぐるんと一回転させた。
若い頃は純粋な体力であれば武装隊にも引けをとらなかったものだが、やはり年のせいだろうか体に堪える。よくよく思い出して
みれば、オーリスを最後に肩車したのはもう二十年近く前だ。そのオーリスが今自分の副官として局の第一線で働いているのだから、
自分も老いて当たり前だというものだ。
レジアスは苦笑いを浮かべながら、
「そっかあ、でもヴィヴィオのママは知らない人からモノをもらっちゃダメって言ったんだろう。ヴィヴィオにとっておじさんは
知らない人なの?」
「……んーん」
「だろう? ヴィヴィオとおじさんはもう立派な知り合いだよ、だからおじさんがヴィヴィオにアイスをあげたって、全然大丈夫だよ」
ぱあっとヴィヴィオの顔が明るくなるが、またすぐその表情が沈む。
「でも、お金がかかっちゃう……」
本当にしっかりした子供だ。
レジアスは感動した。オーリスにだってこんな時代があったはずなのだ。今ではすっかり頑固でわがままになってしまったが。
まったく誰に似たのだろうか。
ここはどうやっても彼女にアイスをご馳走してあげたい。
「心配ないよ。おじさんとあの屋台のおじさんとは知り合いなんだ。だからおじさんが頼めば特別サービスしてくれるさ」
「ほんとに!?」
もちろん嘘八百だがどうやらヴィヴィオは信用してくれたようだ。向日葵のような笑顔を浮かべると、既に屋台に向かって歩き出して
いるレジアスにぺこりと頭を下げる。
「じゃあ、お願いします」
「うんうん、喜んで」
レジアスは屋台まで歩いていくと、自分と同年代の店主に声をかける。
「スマンがアイスを二つくれないか」
「へいらっしゃい、種類は何に致しましょうか?」
「種類か……」
屋台のアイスなどもう何十年も食べていない。レジアスは店主に人気のあるものを適当に、と頼むと店主がアイスを選ぶ間
ヴィヴィオの様子を眺める。
ヴィヴィオはどうやら公園のハトに興味津々のようだった。
ハトといえば何処かの次元世界にも生息していてそこでは平和の象徴とされているようだが、アイツらは糞害が馬鹿にならない。
街の衛生を悪化させる恐れがあるので、畑違いではあるがミッドの平和を守る職の自分としてはあまり有難くない輩である。とはいえ
ハトと無邪気に戯れているヴィヴィオを見るとそのハトすらもいとおしく思えてくるのだから、子供というのは本当に大したものだ。
「お孫さんですかい?」
店主がレジアスに話しかけてくる。
「……ああ、まあそんなところだ」
「ん……その言い方、もしかして娘さんでした? こいつぁすいません」
「いや、別に構わんよ」
内心はあの年頃の子供を連れていると孫に見られるのか、と少しショックだったのだが機嫌がいいので怒鳴るのは勘弁してやる。
「そういえばお父さん、アンタ管理局のレジアス中将によく似てるって言われないですかい?」
「ん、ま、まあ時々はな……」
「次元世界を飛び回ってるエリート連中はなんだかんだ悪口を言ってるが、俺はあの人を尊敬してるんですよね」
「へ?」
突然語り始めた店主に、レジアスは驚いて彼の顔を見る。
「オレはここでこうやって屋台を構えて三十年になるんですけどね、三十年もやってりゃそりゃあ色んな客にアイスを売りましたよ。
そんなかでも一人、忘れられない客がいましてね……まあなんとも顔立ちの暗い奴で、蚊の鳴くような声でチョコレートアイスを
注文してね、そんでそこ、あそこにあるベンチに座ったんですよ。なーんか気になっちまって、オレはソイツの様子をチラチラ見てた
んですけど、ソイツほとんど食ってないんですよね、アイス。オレもずっと見てたわけじゃないけど、結局数口しかなめてなかった
んじゃないかな。結局アイスはほとんど溶けちまって、ソイツはゴミ箱にアイスを捨てて行っちまったんですよ。その時は『ホント変な
奴だな』くらいにしか思わなかったんですけど、それから数日後にニュースを見てもうびっくりですよ。お父さんもフォードロイヤル
ホテルであった自爆テロ、覚えてるでしょ?」
「ああ……」
確かに覚えている。死者百数十名を超えた大惨事で、その頃はまだ一介の部隊長だったレジアスも現場で救助活動を行った。
「あのテロの後、奇跡的に焼け落ちたホテルの跡地から発見された記録映像に映ってた犯人らしき人物ってのが、まさにあの日アイスを
買った男だったんですよ。そりゃお父さんと中将みたいな他人の空似かも知れねえし、ソイツはその日ただ普通に泊まってた客の
一人なのかもしれない、そりゃわかりませんよ? でもね、今でも考える事があるんですよ……あの日あのベンチに座って、アイツは
何を考えながらアイスを食ってたのかなって……」
「……」
「昔のミッドってのはそんなテロやら破壊活動やらがもう頻繁に起こってて、この公園に来る人の顔もなんだかみーんな沈んでた。
けど、中将が地上部隊を率いるようになってから、この街でそういう事が起こる事はめったになくなってね。此処に来る人の表情も
明るくなった気がするし、何よりアイスの売り上げは伸びた。まあ悪口言ってる連中の言う通り、やり方は強引なのかもしれねえ
ですよ。けどこの街で、ミッドで暮らしてる人間にとっちゃ、やっぱり行った事もない別の次元世界よりミッドが平和で安全な方が
嬉しいに決まってるんですよ。そういう意味じゃあ、ミッドの人間はみんな中将の事を心の中では尊敬してますよ」
「……そう、かもしれんな……」
「さあ、そうこうしてる間に……お待ちどうさんでした」
「あ、ああスマンな。いくらだ?」
ポケットから小銭を取り出そうとしたレジアスを、両手がアイスで塞がった店主が顔を近づけて押し止めた。
「いやだなあお父さん、オレたちは知り合いなんでしょ? 金なんて払ったらあの子が気を使っちゃいますよ」
「おま……き、聞いてたのか?」
「昔ちょっと違法魔導師にやられちゃいましてね。補聴器代わりにつけたら、どうも自前の頃よりよく聞こえるようになっちまって……
というか自前でも十分聞こえる大声でしたけど」
店主が首を右に九十度傾ける。その耳には任務で負傷した局員がよく用いる、聴力補助型の小型簡易デバイスが填められていた。
「元、局員、か……」
「いくら退局して三十年経ったっていっても、同期の出世頭の顔までは忘れませんよ。なんで中将がこんな場所にいて、あの子の
お守りをしてるのかはサッパリわかりませんけどね」
「……スマン、特殊任務というやつでな。他言無用で頼む」
「了解であります、サー。その代わりといっては何ですが、こちらからも一つお願いをしてもよろしいでしょうか?」
「何だ?」
「中将は私達志半ばで局を離れざるを得なかった全ての元地上局員、そしてミッド地上に住む全ての人間の希望です。これからも
さらに職務に邁進され、ミッドに恒久的な平和をもたらせるよう一層の努力をお願いいたします」
「言わずもがな、だ……上官に生意気な口を聞きおって。軍法会議にかけるぞ?」
「自分は既に一般市民であります。アイスの配達であれば喜んでお受けしますが?」
レジアスと店主がニッと笑いあい、レジアスが敬礼のポーズを取る。
レジアスに両手のアイスを渡すと、店主もレジアスに向かって敬礼のポーズを取り返し、二人はもう一度笑い合った。
◆
「どうだい、ヴィヴィオ?」
「おいしー! ありがとうございます、レジーおじさん!!」
アイスを受け取った後、二人は屋台から少し離れたベンチに腰を下ろしていた。
別に店主に会話の内容を聞かれても構わないのだが、なんとなく居心地が悪かったのが理由の一つ。そしてもう一つのは、彼の
存在を視界に入れたくなかったからだった。
(ミッド地上に住む全ての人間の希望、か……)
ミッドに住む市民は、自分が首都防衛隊代表としての顔の他に、もう一つの顔を持っている事を知らない。それは一般の市民だけ
でなく、現役、退役に関わらず彼らのような一般局員も同様だ。
戦闘機人計画。
人造魔導師計画。
「聖王の器」製造計画。
そして、それらの全てが帰結するところ――生命操作技術の完成。
過程も、結果も、多くの犠牲を伴うと同時に無視できない倫理的な問題を抱えている。
そんなものに手を染め、あまつさえ地上の戦力増強に利用しようとしていると知れば、あの店主はどんな顔をするだろう。
今日街で観察した人々はどんな言葉を口にするだろう。
予想はつく。
しかし、奇麗事では何も解決しなかったのだ。
優秀な戦力はそのほとんどが本局や次元航行部隊に吸い上げられる。その事に対し彼らは何と言った?
『本局が扱う事件は地上のそれとは規模が違う』
『高ランク魔導師も戦闘機人も地上には過ぎた力だ』
『地上部隊が対応できない案件は本局が指揮を執る』
ふざけるな。
規模が違うから?
だから地上に戦力は投入できない?
いざとなったら自分達が助けてやる?
地上で失われる十人の命は一つの次元世界の人間全てより軽いと言いたいのか。
確かにそれは真実かもしれない、だが命を数の論理で語るのか。
未だに地上からテロや違法魔導師による犯罪は消えていないのに、その対策ができないというのか。
事件が起こってもお前達が到着するまで待てというのか。
その間に、救えるかもしれない命が失われてしまってもいいというのか。
目の前にあるこの命は……あとほんの少し手を伸ばすだけで救えるというのに!!
「……おじさん?」
「!!」
ヴィヴィオが心配そうな目で自分を見ていた。
「だいじょうぶ?」
「あ、ああ、だいじょうぶだよ」
「でも……アイスが……」
「あ……」
既に手に持ったアイスはドロドロに溶けかけて、レジアスの指を汚していた。
「……なるほどな」
レジアスは立ち上がると、今にも崩れ落ちそうなアイスをゴミ箱に放り込む。
「あー、おじさん! 食べ物を残しちゃいけないんだよー!!」
「ああ、もちろんわかっているよ。ヴィヴィオ、君は本当に良い子だな……でも、おじさんはお腹が痛くてね。どうしても全部
食べきれなかったんだ」
「え? おなか……いたいの?」
アイスを捨てた事に激怒していたはずのヴィヴィオが、一転して表情を曇らせる。
「うん、でもだいじょうぶだよ。すぐによくなるさ」
レジアスはヴィヴィオの目線までしゃがみこむと、目の前の少女を心配させまいと笑顔を作る。
彼の仕事は、人々がそんな顔をする事を少しでも少なくするためのものだから。
「……いい子……」
「……ヴィヴィオ?」
「おじさん……つらそうだから……こうやっていい子ってするとね、ママは元気になってくれるの」
伸ばされた小さな手。
その温もりが余りに眩しくて。
「……ヴィヴィオは……優しいな」
だからレジアスは嘘をついた。
「……大丈夫だよ……ヴィヴィオのおかげで、痛いのもつらいのも、全部吹き飛んでしまったからね」
いつもと同じように。いつもと違う気持ちで。
「もう大丈夫だよ。時間も遅くなってきた、もう行こうか」
「ダメだよー。おじさんがもーちょっと休んでから」
「そ、そうかい……?」
ヴィヴィオに手を引っ張られ、レジアスは半ば強引にベンチまで連れ戻された。
「じゃあ、もう少しだけ休ませて貰おうか」
「うん!」
レジアスが素直に従った事に気をよくしたのか、ヴィヴィオがぴょんと飛び跳ねながらレジアスの隣に腰掛けた。
「おじさん、今日はありがとう」
「何、気にする事はないさ。なんてったって……おじさんの仕事は『正義のヒーロー』だからね」
「せいぎの……ひーろー?」
「そうだよ、ミッドチルダを支配しようと企む悪い奴らをやっつけるのがおじさんの仕事なんだ」
我ながら上手い事を言ったものだ、とレジアスは思った。
確かに自分は悪と戦う正義の味方だ。そして、子供に正体がバレてはいけない。
もっとも理由は『正義の味方であり同時に悪の幹部だから』という脚本家が吊るし上げられそうなものだが。
「じゃあ、ママ達ともお友達なんだね。だってママ達も悪い奴らをやっつけるのがお仕事だって言ってたから」
「……うーん、それは……どうかな。おじさんはヴィヴィオのママ達には嫌われてるかもなあ」
「なんでー?」
「色々と……あってね。ヴィヴィオにはまだわからないだろうなあ」
「……ママ達とおじさん、友達になれないの?」
「……友達……?」
「うん! 友達になるのって、すごくカンタンだってなのはママが言ってたよ。最初は名前を呼ぶの、ちゃんと相手の目を見て
名前を呼ぶだけでいいんだよ、って!」
「名前を呼ぶ……か……」
「ヴィヴィオー!!」
レジアスがそう呟いた時、若い女性がそう叫ぶ声が聞こえた。
「あぁっ! ママー!!」
その声を聴いた瞬間、ヴィヴィオが声の方へ向かって走り出す。
レジアスもヴィヴィオの動きを追って立ち上がる。視線を上げた先にいたのは、ヴィヴィオに向かって一直線に走ってくる女性。
茶髪のロングヘアをサイドポニーで纏めた二人の捜し求める人物……高町なのは。
「ママー!!」
最後の一歩はダイビング気味に、ヴィヴィオがなのはに飛び込む。
なのはもしっかりとヴィヴィオをキャッチし、強く抱きしめる。
「ごめんね、ごめんねヴィヴィオ……一人で寂しかったよね、本当にごめんね……!」
「んーん、大丈夫! レジーおじさんと一緒に居たから、ヴィヴィオちっともさびしくなかったよー!!」
「……レジー、おじさん? って!?」
そこで初めてレジアスに気づいたなのはが、驚愕の表情を浮かべたまま硬直する。
無理もない。自分が逆の立場なら同じように固まっていただろう。先にヴィヴィオの口から名前を聞いていただけショックは
小さかったが、やはり本人を目の前にするとあまりの偶然に驚かずにはいられない。
「……レ、レジアス、ゲイズ中将……」
「気張らなくて結構だよ、今はプライベートタイムだ」
本当は違うが、まあ似たようなものなのでそう言う。
「そ、それでは本当に今まで中将が……」
「ああ、ちょうど街で迷子になっているその子と出会ってな。成り行きで一緒に居る事になったが……その歳でよく出来た子だ。
よほど親の教育が良かったのだろうな」
「そ、そんな……」
「ただし。その子の保護者に比べ君にはガッカリだ。人の子を預かっておきながら目を離して迷子にしてしまうとは……養子を
迎える前に、もう一度自分を見つめなおしたほうがよいのではないか?」
「は、はあ……」
「む? なんだ、その子は六課の誰かの子供を預かっているのではなかったのか? それとも、まさか本当に君の隠し子……」
「いえ! 中将の言う通りであります!! 今回の件は、まったく私の不徳の致すところであります!!」
二人のやりとりを黙って見ていたヴィヴィオが、たまらず声をあげる。
「やっぱり……なのはママとレジーおじさんって仲が悪いの?」
「え……」
「む……」
「そうなの?」
「……」
「……」
沈黙。
双方とも何と答えてよいものか考えあぐねる。なにせ、立場上は敵味方に近い形の二人だが、実はこれが初対面なのだ。
(むう……)
ただこの場合、さすがになのはの方から切り出すのは難しいだろう。
悩んだ末レジアスは――
「む、いかん。儂はもう地上本部に戻らねばならん。ではさらばだ!」
闘争ではなく逃走を選択した。
「あ、レジアス中――」
「それと……楽しかったよ、ヴィヴィオ。ではまた何処かで会おう、ヴィヴィオ……それから、"なのは"教導官!!」
「!?」
「!!」
レジアスは小走りでその場を去ってゆく。
あっけに取られているなのはの横で、ヴィヴィオが手を振りながら叫んだ。
「さよーならー……レジー"パパ"ー!!」
「ええっ!? ヴィヴィオ、ええっ!?」
この後ヴィヴィオから『レジーパパはなのはママとお友達になりたいんだよ』と聞かされたなのはは『それは友達から始めよう
って事ですか?』としばらく悩む事になる。
◆
"パパ"か……
地上本部への道を急ぎながら、レジアスはヴィヴィオの最後の言葉を思い出していた。
おそらく、あの少女にとって自分に特別優しくしてくれる人、大好きな人はみんな『パパ』や『ママ』なのだろう。
だからそう呼ばれた事は素直に嬉しい。しかしその反面、どうせなら『おじいちゃん』でもよかったな……などと考えてしまう。
今の実娘を見る限り、自分がそう呼ばれる事は一生ないだろうと予測がつくからである。
もっとも彼自身、それは仕方がない事だと諦めていたしそれでいいと思っていた。
この手は余りにも多くの罪と血でもはや真っ黒に染まっている。そんな手に孫を抱き上げる資格はないだろう。
そんな風に考えていた。しかし……
「……儂はここまで弱かったか? それともこれがトシというやつなのか……お前がいれば何と答えただろうな、ゼスト」
いつの間にか、自分は周りの人間だけでなく自分自身までも偽っていたのか。
それとも気づかない振りをしていただけか。
レジアスはポケットからコインを取り出し、両手で弄ぶ。
おそらく答えは後者なのだろう。
魔法文化が全盛のこの時勢に自分がこの古典芸能を気に入ったのは、自分に魔力資質がないからではなく、『見る者を欺きながら、
それでいて彼らを幸福にさせる』という点に惹かれたからだったのだから。
きっといつからかどこからか、自分は道を違えてしまった。
気づいていながら、なお引き返す道を選べなかった。
それを止めてくれたかもしれない唯一の親友も、とうの昔に失ってしまった。
それでも理想も絆も捨てたこの手に掴めるものがあるならば。
「自国では戦場の英雄でも、他国から見れば最悪の敵、だ……」
正義とは往々にしてそういうものだ。悪には容赦なく力を振るう、そして悪を断ずる基準は自分の中にある正義のみ。
ならば悪を打ち倒す為に、再び自分は自分の正義を貫くと誓おう。
そしてこの手に掴んだ力は……その為に使う。
それは、偶然がもたらした小さな出会い。
歪だがなお揺るぎない信念を持って孤独な道を行く英雄の元に舞い降りた、ささやかな奇跡。
しかし英雄の剣を染める真紅の血は幾重にも塗り重ねられ、ほんの一滴でその全てを洗い流す事などできはしない。
ゆえに出会いは始まりたりえず、英雄は再び終わりの見えぬ覇道を進み続ける。
彼がその死によって歩みを止める、その日まで。
「借りが出来たな……"高町"教導官」
公開意見陳述会まで、あとX日――
To be continued 魔法少女リリカルなのはStrikerS第16話『その日、機動六課(前編)』
以上です。お付き合いくださった方、ありがとうございました。
うん、
>>129が求めてるのはこういうんじゃないって事はよくわかってる。ただ娘が行き遅……ゲフンゲフン、仕事一筋だったせいで
初孫の顔を見る事ができず逝ってしまった中将に、せやけどそれはただの連れ回しやでもいいからおじいちゃん気分を味あわせて
あげたかったんだ。今は反省している(でもヴィヴィオがパパって呼んじゃったよ的な意味で)。
まあこんな自分ですが本年もよろしくしていただければ幸いです。
投下乙です!
>>568 レジヴィヴィがテーマらしいが、
俺はむしろレジなのを妄想してニヤけてしまったGJ!
・・・・・・・・・・・・・・・・
現在485kbにつき、職人様方、投下は次スレにおながいします
以下、感想、雑談ドゾー
GJです
なにこのおじいちゃんと孫
ほのぼのしてていいな
GJ!!ナンテイイハナシナンダ。
レジアス職人並みのクオリティ。和みました・・・
>>568 いや、読みふけってしまった。
GJです!
574 :
39-528:2008/01/01(火) 18:59:39 ID:6FQPkOGB
皆様
明けましておめでとうございます。
>>505 遅レスになってすみません。
私のと似たようなスバル破壊のシーンがあったので、興味持って読んでみました。
最初読んだ時にはちょっとスバルの破壊が突発すぎた感があったのですが、その後の話で
フォローがあったので良かったです。
初めの頃の掲示板形式のギャグも良かったですが、このシリアスな流れからどうなっていく
か楽しみにしておりますので、頑張ってください。
と、ここで、新年のご挨拶を。
昨年は初投稿デビューでお世話になりました。
今見返してみると誤字あり変な表現ありと恥ずかしく拙いものでしたが、ご感想等
を返していただきましてありがとうございました。
前作のエピローグ投下後、次回作を執筆中なのですが…
昨年12/29夜、有明のお祭り(一日目)からの帰りに……財布を落として無くしてしまいました。orz
しかも、現金\70k&キャッシュカード全部&運転免許証&自宅の鍵も一緒に……
とりあえずクレカと通帳は自宅に置いてあったので、最寄りの交番へ行って遺失物届を出して、
銀行へ連絡してキャッシュカードを停止して交番の紹介で鍵屋さんを呼んでドアの鍵を交換
して(約\33k)……
色々やっていたため、有明の二日目は行けませんでした。orz
……まあ、三日目は気分転換を込めて行ってなのは関係の本とかを見て買ってきましたが。
あと拙作「History repeats itself」の「Chapter-E : 02」ですが、ようやく今日になって読めた
クロニカルの記載を見て間違いを見つけました。orz (誤字脱字はもとよりありましたが)
>ジェットキャリバーの両足首あたりにあるギアリングは、既に高速回転をして
ですが、正しくは
>ジェットキャリバーの両足首あたりにあるブレイクスピナーは、既に高速回転をして
でした。orz
申し訳ありませんが、まとめに入って修正されるまでは置き換えて読んでいただきますよう
お願いいたします。
>>574 >現金\70k&キャッシュカード全部&運転免許証&自宅の鍵
うわー。何という災厄……。まぁ、なんだ?
イ`。財布落とすと、血の気が引くよなぁ…。
埋まった?
あー。まだ488kbだけど、もうAAで埋めたほうがいい?
/, -=ァ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`\ /  ̄ ̄ ̄`ヽ
. // /.:.:.:.:.:.:-.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽr/.:.:-=ミ .:.:.:.:.:.:.:.'.
/:::: /::::::::::/::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::\-::}}:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
/:::::/::::::::::::::/ ::::/:::::/::::/:::::/ ::::::{:::ヽ:ヽ ::::::V:ハ:::::::::::i.:.:.:.:.:.:.:ヽ: |
. ,':::::/ ::::::::/::::〃::::/:/::::!:::/|::::::|::::::::::}:::::}:::}}:::::::::∨:::::::::::l .:.:.:.:.:.:.: }.:|
|::::/| :::::::/:::: {{:::::7:丁:::j:::l`ト::::l::ヽ‐十:::ト:リ:::,'::::::ヘ:::::::: :l.:.:.:.:.:.:.:.: ! |
∨ l|:::::::,'{:::::从 ::|∨ヽ八:{ \{ ヽ\{Y:∧/ ::::::l::}::::::: :l.::.:.:.:.:.:.:. ! |
|::::::ハ::::Y ::{ ,ィニニニ二r'´ ゞ二ニニニゝ、 /:::::::::::l .:.:.:.:.:.:.:.:! |
',:::::l.ハ:::ヘ|::小. ,ィ=≡'´レ '`ヾ==-、/}:::l :::::::: l:.:.:.:.:.:.:.:: ! | すこし・・・お散歩しようか
\{ \{| 八 ' ´:; ` ` イレ |::::l ::::::::::l::.:.:.:.:.:.:.: ! |
| ソii j |::::l ::::::::::l::.:.:.:.:.:.:.: ! |
i ,!( ,! `ゝt''´ |:::::l ::::::::::l::.:.:.:.:.:.:.: ! |
`、. `i _,,_ __ |:::::l ::::::::::l::.:.:.::.:.:.:.: ! |
\! ィ-‐ーー-ゝ ,!,:::l ::::::::::l::.:.:.::.:.:.:.: ! |
i、 ー一 /| :::l ::::::::::l::.:.:.::.:.:.:.: ! |
|`、 / 'i:l ::::::::::l::.:.:.::.:.:.:.: ! |
| \ ; ,イ |:l ::::::::::l::.:.:.::.:.:.:.: ! |
| \ ___,__, ィ´/ |:l ::::::::::l::.:.:.::.:.:.:.: ! |
_,! / l、:l ::::::::::l::.:.:.::.:.:.: ! |
,,、-‐ ''"´ i ; ! !  ̄``''ー- 、
l ; ,' ,' ! ;
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199174168/
_
〃⌒ヾ
/{ _ {{ _
___ /:│,.ィ/ \ ̄ ̄´ \
\::..::.:`ヽ、 /::.:.j/ / /^ l \ ヽ
\_::.:..:..ヽ__{::.: イ | _| /| ハ ! \ lハ
`>=ヘ:::マ__j l|]l 斗‐/ハ│ヽlヽ! |
/::.:/: {!-'⌒| l| │Wx=、 ィ=、Yヽ| レッツゴーでありますよ
〃;ノヽ-}!::.::.:ヘ! l| │{! ′ r ┐⊂⊃
{厂ヽ、_::{i::.::.::│ハ ト、\ __, .イ ∨_____
/::/ 7¨ ̄ ::| │ l >、_Vヽ_{`ト'-、| xー -、/ト、
〈::〈::. `ヽ/ .:::::::| N/ヽ \∧| ヽ_7>ヘノ | \
/_∨l::.`ヽi .:\:::| | f\ xー<>‐'´ | ヽ
/ ̄¨¬=- ニ;__..:::::::| _|⊥ -く ___) / | ̄ ̄
, -―/  ̄ ¨7ハ 、 /、_ノ |
_____/こ>ー" / //∧ l | (, ノ |
. / /´ l_ 〃 l ノ ┼ !\
l  ̄¨¬ニ.____/ l l ┼ ゝ-、 9 :|、 \
| \ | レ (フヽ ノ _| }\__)
| ヽ \ | _,. <_ノ
|´  ̄`丶、_ \. ヽ | _, -‐'´
. \ / `丶二>ー\ ヽ ', | _, -‐'´
\_,/  ̄`ヽ_ノ>、__|__, -‐'´
. ___/
【次スレ】
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第43話☆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199174168/
/ / /_爪 ,ヘ/ヽ/ \∧ヽ三≡≧=_、
__ =≦三三≡7ト /y′ \:.:.  ̄¬≒≧=_、
/三:/' ./ / ゙/ / \:. ヽ \ \ニヽ
/:三:// / / .: /l/ / / | ヽ ヽ :. ヽ \ \|
. /三/ / / / .:/l/ .:l //|_:| /| .: / / .: | ', ト \ ∧
/ / /://〃 :.:N゙斗ャl/レ| / /l .: /.:.|.:.|.:.: |リ \:ヽ ∧ ・・・・はい
. / / :/ ./'/ lヘ:.:ト.:K"ヒソ レ///|: /.:.l.:.:/ \ヽ \
/ / :イ /'/ l' ヽ|:.N ¨´ l/ /'′ |/イ/ノイ ', i.: ト\
///{.| 〈'/ ヘ: ', _ _ : : 爪 〈;| |,ヘ.: |
. / /:ィ/ !.! / \ゝ、 ´´ / リ`>、 リ .}: |
/.: .:/ !l {' |\ >{::`丶. _.. ィ´:∧ /∧lニlュ、 }:|
l: : / リ __, -‐ イ ヽ\:::::{:::::::::::::「l.|:: /:.: ∨/ Flニ! ', j /
|.:/ , -〈:∧ !ヽ |::|:.:.:.:`::ー-::V '´.: .: .:|〈 Fl;7 l /′
l/ ∨:∧∧ =@ >:>; :.:.:.:.:.:.(( )):.:.:.:.: |ヽ\Fl7 |
{ |∨∧∧ <:< ∧:.:.::.:.|i| :.:.:.:.:.:.| //l′ !
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199174168/
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい , "´  ̄ ̄ ̄ ̄ `丶おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱ / \っぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいお / \ いおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいお ' / \ ヽ っおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい / / .:/ 、: ヽ::.. ', おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい ,′ :/ .:/:/ :!.:::|:: |::. ヽ __ヽ ',:: ハおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい l :,′.:/::l ::| :::|:::. |l:::.. V /|: ∧:::::lおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい | :| .::l :::|l_|:l_:|:::l::. | \_ :V/|∨/:! :::|おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい | :| :::| ´| ,ィ≠ミ、 \|,ィ≠ミ\ヽ|〉〈 ! :::|おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい | :| :::|:l .| > ● Y ´● ヒ、::j∧ヽ! :::|おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい | :l :::Y| '"ー- ‐-、 | Y'::::ヽ| :::jおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい l :| :::::小 , | ::|::::...::|.::,'.おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい ', :::| :::::|:ヽ ′ | ::|::::: ::j:/いおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい ヾ::::l .::::::|::::::\ ` ` イ | ::|::::::::/ いおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいお ヾl ::::::::|>く/`=≧-z≦=|`∨:リ .:/::::::/ いおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱ ―――ヾ:::::lヽ:::{ /^\. } /く/::/::: 〃ー- _おっぱいおっぱいおっぱいおっぱ
おっぱいおっぱいおっぱいお〃::.::.::.::.::.::.::.::.:/ | /ミ{^}彡, | /::/:::,<::.::.::.::. ̄入 _ ∩ _ ∩
おっぱいおっぱいおっぱい ∧::.::.::.::.::.::.::.::./ W/∧\.Y ',::.::.::.::.::.::.::.::./:.::|( ゚∀゚)彡おっぱい! ( ゚∀゚)彡お
おっぱいおっぱいおっぱい |::.ヽ_ -――/ ∧く_./ ヽ._>∧ 〉――- _/ .::.:| ⊂彡 ⊂彡
おっぱいおっぱいおっぱい |::.::∧ / `ヽ _/ マ¨ ̄ ̄¨フ\}__,/ ∧ :.::.|ぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱい |::. | ∨ く ̄ \::.::.::./ \ ∨ |::.::.|ぱいおっぱいおっぱいおっぱい
【次スレ】
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第44話☆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199174168/
、
ヽヽ
__________ , - ―- 、`;. :ヽ
――――――――― ' /-――-、 `:. :. :.`、, - ― - 、
---―――´ ̄ ̄ ̄ , =―-` :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :丶_/ ̄`ヽ、
=====- /:. :. , -‐:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ:.ヽ:. :. :. :._ , -―- _
, -―/:. :. イ :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. 、:. :. :.ヽ ヾ ̄_,  ̄ ` 、
_, - ' / ,/ / :. :. :. :. :. :. :. :,:. :. :.,、:. :. :. 、:. :.ヽ:. :. :lゝー 、_ _ , - ‐ '  ̄
, ― 、 ,r -―――--レ'///:. :/:. :. :,:. :. :.ハ:./:. :ハ:.lヽ|:. l:.l:. :.l:. :. :|ヽ:. :. :. :.ヽ
` 、/ `l | ` 、 ' イ:. /:. :./:. :.l:. l::.!トリ.レ|.l l.|リ|斗ハ、:.|:. :.l 丶、:. :. :.ヽ
` / / ` 、 /:. l:. i:. :.l:. :.l:. l:. :.|.r行ミ`| l| 'チ圷》 l| .|l /、 丶:. :. :. :ヽ
.、 / / ` 、 /:. :. l .l:. :.l,:. :l:. ト:.;ル ヒ ソ ヒ-ソ l .|ィ) ゝ、 丶:. :. :.`、 こちらスターズ1
`゛ 、 `、 、 /:. :. :.レ 丶 、|:. :.:|:.| ゝ  ̄  ̄ ,'| |イ `ヽー---ゝ、:. ヽ 撃墜!
゙ -r 、、 | /:. :. :. / // ト、l\| |、 `_ イ |‐-、 - 、ヽ:. :. :. :. :. :. :.ヽ
ヽ 丶` l ! r ,_ / l /:. :. :. /// ._/ |.l 、 ´ ` / |.l r "|/__ ヾヽ_ :. :. :. :. :. :.ヽ
、 丶 l .l | ト 、`, _ _/ ` 、 / , -ノ |l, |l r`l _-_ イノト-|l || レ' ゝ===`二ヽ:. :. :. :.
丶 l l |.| | ゙ /`:. 、 ` 、 ヾ `/l/:::::::::::|.|:::::::::::::::l!/||/ | _ ヽ;. :. :. :. :
丶\ | | .l l | /:. :. :. :. /` 、 ` 、 ゞゝ|丶::::::::::|.l:::::::::::::::/' レ ',:: ̄―::`、、 |ヽ:. :. :. :
丶 \  ̄ ヽ レ /:. :. :. :. :/ /==== 、 、 ` 、|: :ゝ:::r┴,:::_::::::/ \ ヽ":, -‐- 、::ヾ ! ヽ:. :.
` 、丶 \ /:. :. :. :. / l l./` 、 ` "、::::::::,':::`゙:::"...、/___\ー、 ヽ::::j ノ ヽ:.
丶゙ \ /:. :. :. :./ k / ヾ ゝ 、 l""i"r、,,:::ヽ ヾヾヽ、_ノ::ノ/
丶 \ /:. :. :./ ,-..、 / ヾ|`ヽ、 l', ..,-ト | l .、 l' 、∧ ゞゞ ゝ
 ̄ /:. :. / /ゝ、ゝ、 / // `ヽ、.Y, ゝヽ'、l,_,l l ` 、` ヽヾヽ、
/:.:./ ゝ、:::`::::/ // .l l //丶゙` 、 ` < ̄
/:.:./ / ` /\ //::::....... l l ..:::ヾ ゝー---` 、 ` 、
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199174168/