1 :
名無しさん@ピンキー:
1000目前で圧縮落ちとは…
>>1 乙です
前スレ行ったら無くてびっくりしたわ
7 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 01:39:48 ID:XwnF2aoS
>>1乙だなも
前スレで書いてる途中って言ってる職人さん結構いたから期待age
>>1乙
とりあえず、
永澄×燦
永澄×留菜
委員長×永澄
永澄×明乃
永澄×巡
藤代×巡
藤代×巻
蓮×藤代
藤代×明乃
三河×巡
三河×燦
明乃×三河
豪三郎×蓮
豪三郎×委員長
政×明乃
政×スナックのママ
ルナパパ×留菜
永澄パパン×永澄ママン
中島とみんなの心暖まるサイドストーリー
キボン
明乃っちの悩ましいSSまだー?
>>1乙。今度は落ちないようにしないとな・・・
>>8 >中島とみんなの心暖まるサイドストーリー
これどんなんだw
たまにはナギとか瑠璃家のこともおもいだしてやってくだせえ
元々知らない人を思い出すなんて難しいけど、やってみるよ政さん!
瑠璃家で妄想したことがあるけど、文章にするのが難しいんだよ〜
敵に捕らえられて、恥辱の限りを受けるなんて想像つかんだろ
結局乳は誰が1番でかいんだ?
蓮さんか、明乃っちじゃない?
藤代×中島(女)
もう藤代も女でいいよ
ジェンダーXがあるから女体化は文句言わない、けどやるんだったら女の子と絡ませて欲しいな
ジェンダーXで男体化したサーたん髪触手で燦をですね
>>21 いいなそれ!でもサーたんは燦を大切に思ってるから、優しくしちゃうんですね
明乃が男になるのはアリな気がする
サーたん×巡の触手攻めを考えたことならある
>>24 今すぐ文章にするんだ!!してくださいお願いします
27 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 17:37:04 ID:yxjVL+iu
悩ましい
ギリギリモザイク不知火明乃まだー?
29 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 19:01:27 ID:QbHMQepy
魚人族は魚介類扱いでモザイクなしにできるのでは?
ドリームアイドル江戸前留奈まだー?
貴様等は魚の産卵シーンでハァハァ出来るのかw
燦達って人化と言ってるから人魚形態が素なんだよね
子作りはどうやってるんだろう
鮭の産卵ハァハァ
種族の違いはどうなるのだろう
タコ系×鯨系とかマグロ系×イワシ系とか…
交配のときは人化するのかな?
シャチと魚の交配は難しいような…
悩まし番長に悩まし浣腸プレイするSSが見たくて悩ましいぃぃぃ。
規制が解けなくていつまでたっても投下できねえ。
>>41 専ブラ使ったら?てか使って投下してつかーさい!!
専ブラ使ったって規制は回避出来ないんだよ。
シャークが巡にひどいコトされちゃう話まだー?
>>44 普通逆じゃないのか?
シャークがされる酷い事ってどんなんだw
46 :
ピンクの秘伝説:2007/12/17(月) 03:30:03 ID:1ObfQCSd
・永澄×巻
・鬼畜系
・方言は地元の人が見たらたぶんキビ団子噴き出す
・永澄の性格が原作の面影も無い。つーか真面目なファンは読むな。
・時系列的には修学旅行の前後ぐらいか……。サーたんとかいない。
・ネタに走ったらなんだかカオス
47 :
ピンクの秘伝説:2007/12/17(月) 03:34:19 ID:1ObfQCSd
その日は休日だというのに、満潮家の人口密度はいつになく低かった。
燦は巡や委員長と一緒にショッピングだそうで、夕方まで帰らない。
永澄の両親は(夫婦の絆に危機感を感じている永澄父のたっての願いで)昨夜夫婦水入らずの旅行に出かけた。
ルナは新曲のプロモーションビデオ撮影のため、二日前からドバイに行っている。
つまり現在満潮家にいるのは、永澄と巻の二人だけである。
リ キ ッ ド マ シ ン ガ ン
「ワシの貝殻は 機関銃!!」
「うわわあああああああああっ!!」
超高圧の水弾が、永澄の部屋の床に、壁に、小さな穴を次々と穿つ。
「くっ、燦ちゃんが居なくなった途端これかよ!」
からくも射線から逃れた永澄は、手近にあった、中に液体が入ったビンを掴んで巻に投げつける。
「こざかしいっ!」
すぐさま巻はマシンガンでビンを迎撃。中の液体とガラスの破片の一部が巻の身体に降り注いだが、巻は貝殻を盾にして身を守った。
「無駄なあがきじゃ、そらそらそらぁっ!」
「くっそぉぉっ!」
巻の巧みな射撃により、永澄はあっという間に部屋の隅に追い詰められる。
「ふ……終点じゃのぉ、フナムシ」
恐怖心を煽るためか、巻はわざと射撃を中断し、嬲るように銃身の狙いを永澄の顔から喉へ、心臓へ、そしてまた顔へと移動させた。
「くっ……た、頼む、見逃してくれ……!!」
部屋の角に背を押し付け、永澄は身体を縮ませて哀れっぽく訴える。
巻は口元にドス黒い笑いを浮かべて首を横に振った。
「そういうワケにはいかんのう。ま、正直ワシもフナムシに侠を感じる時が無いでもなかったが、これもおやっさんの為、そして最終的にはお嬢のためじゃ。大人しく往生せえ」
「ど、どうしても助けてくれないのか?」
「男なら覚悟決めえや。ワシの腕をご存知じゃろ、苦しみは一瞬のはずや」
「こんなに頼んでるのに?」
「しつこいのぉ、バカが」
「それじゃあ、あんたの負けだ。小さいレディ」
急に鋭い目つきになった永澄に、巻が眉を潜めたその時。
巻の背後から、飢えた野獣が恐るべき速度突っ込んできた。
48 :
ピンクの秘伝説:2007/12/17(月) 03:38:54 ID:1ObfQCSd
「なに!?」
避ける間もなく巻は吹っ飛ばされ、貝殻も手のとどかない場所へ転がっていく。獣の足に踏みつけられ、巻の身体は完全に押さえつけられた。
「な……!」
獲物を捕らえたその獣は舌なめずりをし、勝利の咆哮をあげた。
「ニャー」
「ね、ね、猫じゃとぉぉぉっ!? バカな、なんでこんな都合よくこいつが……!」
「ふ……お前がさっき撃ち割ったあのビンには、マタタビを溶いた水が入っていたのさ。あとは猫がその匂いを嗅ぎつけてやってくるのを待つだけ」
さっきの脅えた素振りは姿を消し、永澄は余裕しゃくしゃくの表情で立ち上がる。
「相手が勝ち誇った時、そいつは既に敗北している。これが満潮永澄のやり方。アニメ化してますます健在というところかな」
(注:これ以降、永澄の作画は荒木飛呂彦先生が担当します)
最大の武器である貝殻から引き離されると、巻は無力だった。
フグ毒を塗りこめた刀は貝殻の中で、そうなると抵抗する手段が無い。
永澄は猫の足の下から巻の身体を取ると、暴れる彼女に多少梃子摺りつつ、机の引き出しから瞬間接着剤を取り出す。
掌と足の裏の四箇所にチョン、チョン、っと接着剤をつけると、机の上に仰向けの形で巻の身体を固定した。
「ぬおおおっ、このっ、このっ!」
必死でもがくが、巻の筋力ではとうてい脱出できない。下手をすれば、接着剤を塗られた手や足の皮が剥がれそうだ。
一方永澄はというと、巻を放っておいて、なにやら本棚から手帳を取り出して中を注視している。
接着剤から逃れようと無駄な努力を続けていた巻も、その様子に気づいた。
「な、なんじゃいその手帳は」
すると永澄はニヤリと薄く笑い、巻に手帳の内側を見せる。
「お前に貸してるツケさ。払ってもらうぜ……忘れっぽいんでな、メモってたんだ」
そこには、魅上照ばりの小さな文字でビッシリと、これまで巻にされた様々な嫌がらせや攻撃が事細かに書いてある。
「ううっ?」
あまりのサイコさんぶりに青ざめる巻。
それを見て、永澄はウケッウケッウコケッウキコケッウケコケッと笑った。
「腹の底からザマミロ&スカッとサワヤカの笑いが出てしょーがねーゼ! この俺をフナムシなんて呼びやがって!」
永澄は手にした手帳を放り捨てると、巻の身体に手をかけた。
49 :
ピンクの秘伝説:2007/12/17(月) 03:43:35 ID:1ObfQCSd
「ひっ……」
そのまま握りつぶされるかと身をすくめる巻だったが、そうではなかった。
永澄の指は巻の着ている服をつまむと、
「お前のアソコも人間と同じか確かめてやる!」
ビリビリビリビリッ!
「きゃあああああああっ!」
さっきまでのドスの効いた口調からは想像もつかない可愛らしい悲鳴があがった。
虎眼流かと思うほどの鬼の如き指力で、あっさりと巻の服が破り捨てられたのだ。
フィギュアサイズの、しかし生の精巧さを持つ巻の裸体があらわになる。
両手両脚が封じられているため、隠すこともできない。
「くっ、うっ……こ、このフナムシが……!」
歯を食いしばって恥辱に耐える巻だったが、その言葉には先ほどまでのような元気は無い。
よく見れば、目尻に真珠のような涙を浮かべすらしていた。
永澄はケータイのカメラレンズをつきつけ、次々と巻の裸を接写する。
カシャ。カシャ。カシャ。
ささやかな胸のふくらみも、薄い陰毛で飾られた割れ目も、その下に隠されている後ろの穴まで、しっかりと300メガピクセルで保存された。
「さて、この写真は後でサルにでも高く売りつけるとして……」
永澄はケータイを操作し終えると、今度は二本の棒を取り出した。黒く細長いプラスチック製のもので、長さが若干違うが、どちらも先端には細長い穴が開いている。巻はこれまでそんなものを見たことがなかったが、不吉な予感だけはひしひしと感じていた。
「そ、それは……?」
「学校で音楽の授業を受けていないお前にはわからんだろうが……これはリコーダーの内壁を掃除するのに使う棒だ。こっちの小さいのがソプラノリコーダー用、大きいのがアルトリコーダー用。」
説明を終えると、永澄は二本の棒の先端を口に咥え、レロレロレロレロレロレロレロレロとサクランボをねぶるように唾液を塗りつけ始める。
「(まさか……こ、こいつなんてことを考えよるんじゃ、こいつはヤバイ……!)」
「青ざめたな……勘のいい貴様は、悟ったようだな。この掃除棒を見て、幼馴染という設定がまるで生かされていない巡より恐ろしい結末になるのを気付いたようだな?」
「ふ、藤代っ! 中島っ! 政っ! おやっさぁん! 誰もいないのかっ!」
必死でもがきながら仲間の名を叫ぶ。
しかし永澄は、そして本当は巻も、彼女の助けにこれるような人間や魚人が近くにいないのは知っているのだった。
50 :
ピンクの秘伝説:2007/12/17(月) 03:49:38 ID:1ObfQCSd
「フン、逃れることは出来ん!! 貴様はチェスや将棋でいう『詰み』の状況にはまったのだ! 」
永澄は二本の掃除棒をヒュっと音を立てて巻に向けた。
アルトリコーダー用の棒を巻の前の穴に、ソプラノリコーダー用の棒を後ろの穴に突きつける。
巻の手足に、ぎゅっと力がこもり、その顔が引きつった。
その様子を見て、永澄は静かに言う。
「お前は、『やめてそれだけは』と言う」
「やめてそれだけは! ……はっ!?」
驚きに巻の身体の緊張が一瞬緩む。その瞬間を見逃さず、永澄は二本の棒を突き出した。
ずぶり。ずぶり。
「きゃああああああああっ!!」
ミニチュアな身体が発したとは思えぬ悲鳴が、永澄の部屋に響き渡る。
どちらも、先端がほんの1センチ程度膣穴と肛門に挿入されただけだが、巻のサイズから考えれば一気に深々と貫かれたことになる。
永澄は手にした棒を小刻みに動かし、巻の体内を遠慮無しにかきまぜはじめた。
「やめて、やめてっ、壊れちゃううぅっ! あああーっ!!」
首を振って、激しく泣き叫ぶ巻。普段刺客としてリキッドマシンガンの乱射で暴れまくる姿からはかけ離れた、かよわい女の子の姿だった。
しかし、永澄の棒の使い方は意外にも実は繊細で、身をよじる巻の姿とは裏腹に、どちらの穴からも出血はない。
さらにそのうち、巻の股間から、クチュ、ニチュ、という粘液質な水音が聞こえてくる。
「あっ、く……やめて、もう……あっ、あああっ、そんなに深くしちゃだめっ! やあああっ、そこばっかりこすらないでぇっ」
いつの間にか、巻の声からは痛みや恐怖の色が薄まり、甘いものが混ざりはじめている。
白い肌も目に見えて紅潮しており、なにより股間が分泌される透明な液で早くも太ももまでびしょびしょだった。海の生き物だけあって、そうとう濡れやすい体質らしい。
51 :
ピンクの秘伝説:2007/12/17(月) 03:53:18 ID:1ObfQCSd
これは金になる絵だ、と思った永澄が、いったん手を休めてケータイで何枚か写真を撮っていると、その休憩で少し巻は息を吹き返したらしい。
「ううっ……お、おんどれ……絶対殺したるからなぁ……」
前後の穴をプラスチックの棒で犯され、股間をすっかり濡らしてよがっていた後でそんなことを言っても、あまり怖くは無い。
しかし永澄はケータイを横に置き、再び二本の棒を手にした。
「まだそんな口をきく余裕が残っているのか……ならば!」
その時、巻は幻視した。
永澄の身体から、蒸気が噴き出すようにオーラが立ち昇っている!
「闘技! 神砂嵐!!」
膣棒を関節ごと右回転! アナル棒をひじの関節ごと左回転!
けっこう感じていたMAKIも視界が一瞬真っ白に見えるほどの回転圧力にはイった!
そのふたつの性感帯の間に生じる絶頂状態の圧倒的快楽空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!
「うああああああああああああっ!! いやっ、イクッ、イクッ、イッちゃう……! いやああああああああーっ!!」
ひとたまりもなく激しい絶頂を迎えた巻は、そのまま気絶してしまう。
相手が意識を失ったことを確認した永澄は、床に落ちていたメモ帳を拾った。
ページを一枚やぶき、近くにあったペンでサイン。
その紙を、ぐったりとなった巻の身体に投げつけた。
「ツケの、領収書だぜ」
第3部 完!
GJ
鬼畜エロ澄いいなぁ
GJ!!
なんかオモシロ過ぎて読んでて興奮していいのか笑っていいのかわからんかった
GJGJ!!てかエロ澄さんワロタw
>>45 皮をひんむかれて財布にされちゃうとか?
>>51GJです!
巻派な自分としては最高でした。
SUN&LUNARアルバムのリバーシブルジャケ絵エロイ
>>51エロ面白いとはこのことかw
>>56 尼で見たけど、表情がエロいんだよな…
明乃っちって人気無いのか?
>>57 残念ながら尼でみられるのは燦だけ。
ルナの表情の方が蠱惑的。買いなされ。
>>58 めちゃある。エロ澄さんでも藤代でも三河でもばっちこーい!!
最近レイプで二穴攻めされる巡でばかりオナニーしてる俺は異常だろうか。
>>62 あの、藤代が二本あるやつの巡バージョン?
いや、クラスメイトの男子数人に「てめーいつも生意気なんだよ!」みたいな。
「こいつちっこいくせに結構乳あるじゃん」みたいな。
「セックスの決まり教えてやろうか」みたいな。
「いつも菊の花びら散らせてるしこいつの菊の門も散らせてやろうぜ」みたいな。
よし、もっと細かく書くんだ
ここって最近投下されたような笑える鬼畜じゃなくて、徹底的な陵辱ってアリなんだっけ。
自分も陵辱スキーで燦のとか妄想するんだけど、燦の場合いかんせん泣き叫ぶとそこで試合終了だからなあ。
誰かお願いします。
ハウリングボイスがあるからか
魚パネット製の人魚の声がきかない耳栓とか勝手に作っちゃえばいいんでないの?
そこまで徹底的なら猿轡もありだろうけど
文章だと難しいんだよね…
つーか、エロパロに整合性とか求めるなよ
唐突に明乃がショタを犯す、というわけのわからん妄想が出てきたorz
ショタ澄さん?
永澄さんは少し媚びるとショタっぽくなるよな
73 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:47:03 ID:qhhH1/Yk
支援age
丸子だったら相手はマグ郎とブリ男どっちがいい?
何故二択なんだ…
他のスレ巡回スレがなくなってて瀬戸も心配なのでage
気が動転して変な文になってる…
藤代×明乃マダー?
バレたら政さんに殺されそうだけど
俺は鬼畜系は書けない
永澄さんが明乃に手を出したら、政さんはどう動くの?
「あっしが明乃の変わりになりやす」
「あっしが永澄さんの変わりになりやす」でおk
しかし思ったんだが……もし永澄と燦に子供が出来たらどうなるんだろうか?
豪ちゃんとか祝福するのかな?
っと考えている間に深いところまで妄想しちまったよ。
まあ明乃ショタ強姦も元はこの妄想から出てきたわけだが。
豪ちゃんは絶対ジジバカになると思う
燦ちゃん似の孫娘に永澄さんを「ボウフラ」と罵っている現場を見られ、
「パパをいじめるじーじーなんて大っきらいじゃき!」と涙目で言われて、
灰になる豪三郎じいさんを想像して噴いたw
もし子供が永澄似でもジジバカになりそうだよなw
逆に豪ちゃんそっくりの子供が生まれたり…
先祖がえりであって欲しい
アニメ準拠の世界の話で、永澄さんに年の離れた弟が出来るんだ……アフロ頭の。
それでも永澄父は働き続けるんだぜ…家族のためにな
パパカワイソス(´・ω・`)
もうすぐ正月だな…
永澄×明乃で姫始めものがみたいぜ…
あけのん妊娠で悩ましい、略して「あけおめぇ〜!」
あけおめでさぁ!!
正月早々巫女さんプレイをする巡×藤代キボン
正月だからなのか、それとも冬の祭の後だからか?
人いないな…
投下があれば活気も出るだろう
な訳で職人カモーン
ここってエロ無しおk?
おk
でもホモネタは勘弁な
職人待ちの間、まわりんの性的な魅力について語ろうか
巡は見た目エロいって訳ではないんだけど、強引に押せば落ちそうなとこがいい
三河はそのチャンスを逃したけどな
102 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 04:11:47 ID:BbIn7ydk
まわりはビッチ
永澄×巡ネタが見たい
ここじゃ何でか相手は藤代ばっかで不自然だ
>>103 お前が大量に永澄×巡を書けば自然になるんじゃね?
藤代×巡もさほど作品としてはないけどね
やはりここは永澄×燦でネタで。
いやいや義魚×明乃で。
明乃×永澄だろJK
明乃×三河はどうだろう
じゃあ禁断の政さん×明乃で
永澄父×母をうっかり覗き見てしまった永澄×燦が読みたいと突然思った
永澄母×政さんをうっかり覗き見てしまった永澄×燦が読みたいと自分は思った
というか職人さんマジで来てくんないかな・・・
職人達はいま書いてる途中なんだよ!!きっとそうだ!!
妄想はしてますが文章に出来ない!!
やっぱり方言がネックなのかな?
『きん』と『じゃきん』とかアニメだと自然なんだけど、いざ書いてみるとなんか不自然。
あと『なも』と『だぎゃ』の使い所が全くわからない。まぁ三河のエロなんて全く浮かばないからいいんだけどw
なもとだぎゃは適当につけときゃいい気がするぞw
音声で聞くと特に違和感無いけど文字で見るとなんか不自然、ってのは結構あるなぁ俺
原作ではあんまり好みじゃなかった方言キャラがアニメ化したら妙に可愛く見えてきたとかしょっちゅうですよ
触手?エロ
サーたん×巡
永澄←巡
を投稿しようて書き込んだらどっか行った
誤爆ってたらやだな…
まだ見つからないのか?
>>120です
とりあえずもっぺん投下してみっかな
今度は行けるかなー
サーたんは企んでいた。
愛しい燦ちゃんが永澄を諦めてくれることを。
それには永澄が他の女に目移りすればいいのだと。
しかし、かといって明乃や巻貝姉妹のように「ならば自分が…」というのも自分に合わない気がした。
ならば…
(あの男を好きな女がいるなら、これを差し向ければ簡単じゃないの)
――放課後―
「巡さん、あなた永澄くんのこと好きでしょう?」
当番の清掃を終えてそろそろ帰ろうかという頃に、どこからともなく現れた副担任サーたんの何の脈絡もない
言葉に、銭形巡は
「急に何言い出すんですか!?」
と驚いたが、「この間の催眠術であなたの深層心理が見えたのよ」だの「困ってる生徒を放っておけないの」
だのと丸め込まれ、気付けば先日催眠術を行った時のように保健室に2人きりだった。
ブースのカーテンを閉め切り、ベッドの背を起こして巡を座らせる。
瀬戸蓮が既に学校を出ていることなど、当然サーたんに調べは付いていた。
「すき…っていうか、その、気になるって感じで…」
「ふんふん、そうね、あなたはまだ自分の気持ちに確信が持てないんだわ」
それらしいことを言って、サーたんは先日使ったものと同じ紐の付いた五円玉を取り出した。
「自分の気持ちと向き合ってみたらいいと思うの」
「自分と…向き合う?」
「そう、あなたがどうしたいか…」
静かな声で語りかけながら、五円玉を巡の目の前でゆらゆらと揺らす。
「あなたは、永澄くんとどうなりたいのかしら?」
「…ながすみくんと…まわり…」
巡の目は早くも虚ろになり始め、ぼんやりとサーたんの言葉を受け入れる。
「永澄くんに気持ちを告白して、受け入れてもらいたいんでしょう?」
「ながすみくんが、すき…」
完全な催眠状態となった巡を確認して、サーたんの目が光る。
(よし、ここからはこの子にシミュレーションで自信を付けさせないといけないわ)
「巡、巡…」
サーたんは永澄の口調を真似するように、巡の耳元で囁きかける。
「…ながすみくん?…あのね、まわり…ながすみくんのことが、すきだよ」
「嬉しいよ、巡。俺も実は、巡がずっと好きだったんだ」
巡の夢の中――ずっと気になっていた幼馴染の永澄が、自分のことを好きだと言ってくれている。
「ほんとう?でも、ながすみくんは、せとさんが…」
「燦ちゃんは、確かにものすごくかわいくて、まるで海の真珠のように美しいけれど…
でも、だからこそ彼女からすれば俺なんかウジ虫以下だし、俺もウジ虫ごときが真珠となんて、とても考え
られないよ!」
「そ、そうなの…?」
「そう!俺が好きなのは、ずっと巡だけだよ」
「っ、ながすみくん…!」
「ま、巡さ…巡!?」
突然抱きついてきた巡に、驚いて思わず催眠を緩めそうになってしまった。
(あら、結構大胆な子なんじゃない)
「好きだよ、巡」
しかしすぐさま声を落ち着けて、サーたんも腕の中の巡を抱きしめる。
そして、巡の顔に手をかけると、その小さな顎を指で少し上向けた。
「巡…」
「ながすみく…」
巡の言葉を飲み込むように重ねられる唇。
好きな男とのキスを夢見る巡に応えるように、サーたんは優しく彼女の唇を吸い上げた。
慣れない行為に息が詰まって開いた唇の間から、舌を潜り込ませて、奥に縮こまる舌に絡ませる。
「ん…ふ…」
クチュクチュと唾液の絡まる音と、時折漏れる巡の吐息が、静かな保健室の中に響いた。
何分経っただろうか、サーたんは巡の唇をペロリと舐めて解放した。
「っ、はぁ…っ、ながすみくん…」
すっかり息の上ってしまった巡は、しかしその目にとろりとした熱をこもらせている。
「どうしたの?巡?」
「ながすみくん…その…」
巡は真っ赤になって言いよどんでしまうが、サーたんにはわかっていた。
「もしかして、足りなかった?もっと?」
「…ん、うう、うん…もっと、したい…」
恥ずかしそうに返事をする巡に、ドSモードに入ってしまったサーたんは当初の目的とは関係なく、単にこの
哀れな少女を弄り倒してみたくなっていた。
「巡、じゃあ、いいのか?」
サーたんの自在に動く髪がゆるゆると怪しい動きで持ち上がってゆく。
夢の中で、両思いになった永澄に求められた巡には、断る理由などなかった。
「うん、ながすみくんとなら、いいよ…」
その途端、サーたんの髪がしゅるしゅると伸びて、巡の身体をサーたんから引き離してベッドの背もたれに押
し付けた。
海水を纏ってぬめりを帯びる髪の束が、何本も巡の身体に近付き、触れていく。
催眠状態の巡にはそれが、温かい永澄の手や、熱い舌に感じられた。
「あっ!そんなとこ…っ」
髪が巡のスカートの裾を持ち上げて中に侵入する。
上の方では、器用な髪がネクタイを解いて緩んだ襟元から胸の方へ触手を伸ばしていた。
「ん…、はずかしいよぅ」
もぞもぞと身体中を這い回り服の中に侵入してくる触手のような髪に、巡はまるで全身を永澄に暴かれている
ような感覚に陥る。
「とってもかわいいよ、巡」
自分はベッドの傍の椅子に腰掛けたまま、髪の毛だけで巡の身体を侵して行く。
(ふふ…気持ちよくしてあげるわ、巡さん)
何本にも分かれた触手は、巡の口腔内で舌を絡め取るように蠢いたり、服の中では下着の下まで入り込んで柔
らかい胸に巻きつき愛撫していた。
時折先の突起を柔らかく撫でて、舌で舐めるような感触を与え、巡から快感を引き出していく。
「ひゃっ!いやぁ!そこ…だめぇ、あんまりいじらないで」
突起に吸い付くようにぬちゅぬちゅと触手を絡ませれば、巡の身体はビクビクと跳ね上がった。
「だめ?じゃあ、やめようか?」
意地悪く問えば、
「だ、だめ!!」
と傍目には触手にしか見えない『永澄の手』を握り締めて乞う。
サーたんは、大人しくなった巡の脚の間に這わせた触手を、辿り着いた下着の上から溝に沿ってゆっくりと撫
でた。
「んんっ!!」
ビクリと反応する巡を横目に、ぬめぬめとした太い触手は下着の上から挿入しようとするようにぐりぐりと膣
に先端を押し込む。
その間にも胸の方には相変わらず別の触手群が群がっており、他にもほぼ全身を隈なくぬめぬめした触手が陵
辱していた。
「ああ…っ、ん、もっと…もっとちゃんといじってぇ!」
下半身のもどかしい刺激に、巡の口から耐え切れない声が上がる。
「いやらしい子だな、巡は」
『永澄の指』は、巡の下着を取り去って、大きく広げられた脚の間の繁みに直接触れる。
触手の粘りが滲みたのと、巡自身から溢れ出す愛液とで、そこはてらてらといやらしい光を放っていた。
その粘液を入り口やクリトリスに擦り付けるように、触手で敏感な部分を撫で上げる。
「ゃあっ!ああ…!そんなとこ…なめちゃ、きたないよっ」
(そう、巡さんは永澄くんにここを舐めて欲しいのね…)
「いやぁっ!そんなにぺろぺろしたらっ、きもちよくなっちゃう〜!!」
嬌声を上げる巡を更に追い詰めようとするように、クリトリスをキュウキュウ絞り上げる『永澄の舌』の下で
は『指』が膣内にズプズプと侵入していく。
「ひぃっ!ぁ、は…っ」
その途端、巡はビクンと背をのけぞらせて声もなく達してしまった。
(あら、まだちょっとしか入れてないのに、敏感なのね)
いったん入れた触手をズルリと引き抜くと、ビクビクと震えながら荒い息をつく巡の両足の根元に、じわりと
粘液と愛液のしみが広がっていく。
ヒクヒク収縮を繰り返す膣が、モノ欲しそうにぱくりと口を開いていた。
「巡だけイッちゃうなんてずるいなぁ」
「…ぇ?あ、ごめ…」
じんわり涙に滲んだ視界の向こうで永澄が少し意地悪そうに微笑んでいる。
「俺も巡で気持ちよくさせろよ」
そう言うと、返事をする間もなく、巡の口にナニかが強引に押し込まれる。
「んんぅ…っ!?う…」
想像、していたわけではないが、意外に大きいソレが巡の小さな口の中にぐいぐいと押し入り犯していく。
しかし巡は、それを両手で掴んで口から喉の方まで一生懸命に深く咥え込み、ジュルジュルと吸い上げるよう
にした。
「ふぅ…んぐ、ちゅぱ、ぢゅる、んはっ…」
触手はそんな巡の頬の内側や舌を押して暴れまわる。
そうしている間に、巡の先程達したばかりの敏感な下半身に別の触手が再び近付いていた。
永澄に口で奉仕しているはずなのに、同時に膣に感じる感触。
「ん!?ふぁひ(何)!?ふぁんふぇ(なんで)!??」
触手に口を塞がれている巡の両脚がぐいと押し広げられて、挿入を待つ膣が真上に曝される。
そしてそこに一際大きな触手が近付いたかと思うと、狙いを定めて一気にズブリと貫いた。
「―――っ!!ぁああ!ひっ!」
激しい刺激に、咥えていた触手から舌を離して悲鳴を上げる。
膣を貫いた触手は、敏感な内側の襞を嘗め尽くすように蠢きながら、抽挿を繰り返す。
「ひぃぃっ!!あぁっ!」(おくまで、はいってくるぅ!)
(どう?永澄くんに犯されて、気持ちいいでしょう?)
口と膣を同時に犯されて、それでも巡の声には快感が混じる。
「ふぁあっ!んにゅ…っ、うう」(なかで、ぐにゅぐにゅ…うごいてるよぅ…っ)
身体に纏わり付く制服は、全身を這う触手の粘液によって、巡の身体にぴったりと張り付きその肢体を浮かび
上がらせていた。
手足は縛られて完全に動きを封じられて、群がる触手群に胸を揉みしだかれ乳首を吸われ、口と膣には極太の
触手がズブズブと出入りを繰り返す。
膣を犯す触手は、激しい動きで巡の最奥まで貫いたかと思うと、ズリュリュ!と一気に引き抜き、そしてまた
一気に奥までズブリと貫く。
時折中にとどまったまま内側を丁寧に愛撫したり、枝分かれさせた細い触手でぷくりと勃起するクリトリスを
ペロペロと舐めるように刺激した。
「ひ、い…いい!ふぁふぇ(だめ)!!」(もう、もう…まわり、こわれちゃ…)
(最高の気分にしてあげるわ…)
「好きだよ、巡…」
永澄の声と共に、ビクビクと脈打つ触手が一際深く巡の膣の更に奥までズブッ!と差し込まれたかと思うと、
身体の奥に熱い迸りが流れ、同時に口を犯していた触手からもドピュッと液が吹き出た。
「あ―――っっ!!はぁあっ!!」
それを感じて、限界だった巡もビクンと身体を震わせて達したようだった。
イッた後も、その細い身体はビクンビクンとしばらく痙攣したように震え、どろりとした粘液の間から覗く目
は完全に光を失い虚ろに空を見つめている。
膣に突き刺さっていた触手をようやくズルリと引き抜けば、赤く腫れた陰唇の間からは同じくどろりとした液
体が溢れるように流れ出た。
(ちょっと、ヤリ過ぎちゃったかしら…)
抜け殻のように横たわる巡を見下ろして、今更ながらに思う。
「なが、すみ…くん…」
かすかに聞こえた呟き――
(でもこれできっと、彼女は自信を持って永澄くんにアタックしてくれるわ!)
翌日――
「よう巡!おはよう〜」
「おはよう、お巡さん」
「!!////い、やぁーーーーー!!!!」
永澄の顔を見るなり、真っ赤になって走り去る巡の姿があった。
「どうしたんだ?巡のやつ」
「具合でも悪いんじゃろか??」
首をかしげる2人の上(天井)で、サーたんは
(次の委員長はヤリ過ぎないようにしなきゃね…)
と反省(?)していた。
やっと投下できた
お粗末様
>>129GJ!!
これは委員長編も期待していいのか!?
>>129 GJ
でも巡の記憶消してあげてよ・・・
GJ!ウジ虫に吹いたw
明乃も混ぜてやってくだせぇ
保管庫の人、忙しいんかな?
やってもらってるんだから文句言わない
スレ落ちと同時に保管を始めるところもあるからな
6ヶ月待ちとかw
ま、何か問題あるのなら困るけど
委員長のエロって無いね
名前がないのがなあ・・・
あの人ネタキャラだし
またヤケクソになって、捕まえた男が死ぬまで精液を搾り取るんですね!!
なんか謝りながらすごいことやりそうだよな>委員長
146 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 03:22:09 ID:eZDT8z9f
そろそろageとくか
巻人化ネタマダー?
人化っておかしくないか
元々人型なんだし、巨大化じゃないのか?
149 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 07:50:16 ID:KA4q7x43
人間サイズ化?w
それにしては色々小さいような…
巻が銘刀河豚刺を持って
>>150の自宅に向かいました
この漫画は貧乳が多いな
ターミネートだヒューマンよ!
ルナは父親似だったら巨乳になっていたかも知れないな
その場合顔が…
嫌だ…
エナメルのスーツ着て銃を乱射するルナは嫌だ…
顔が元のままなら俺的にはOK
明乃んとウオ一発決めたい
あけのっちエロかったなぁ
原作休載かよ…2期期待してんのに
2期は厳しいんじゃないかなあ
原作はもうラブコメ的にやれることはほぼなくなって
永澄と燦が完全に出来上がってることを前提にしたギャグ、みたいなのが多いし
新キャラどもは燦と永澄の大した障害にならんしな
ルナもこの2人と一緒にいたい。みたいな感じになってるし
いっそのこと2期は完全なギャグアニメでいいよ
お前達もっとエロいこと話せよ
つまり燦とエロ澄さんのうれしはずかし初体験はまだか、とそういうことだなw
>>163 1期だって十分ギャグアニメだっただろww
秋春とゆうひのSSマダー?
放課後ラブハーツかw
原作だけ読んでる人や、DVD買ってない人分からないから、
細かいキャラ説明が必要だろな。
はは
―=ニ二 ̄ ̄>
―=ニ二 ゚∀゚)
≡ ( つ つ
≡≡(⌒_)__)
お、保管庫更新されてるな。
いつも乙です。
172 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 01:05:05 ID:a/h/ec+B
majikayo
173 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 01:05:33 ID:a/h/ec+B
休載か
次号もか?
気が早いな
なんかわからんが巡が一番エロく感じるのは俺だけだろうか?
ナジミスト乙
俺は蓮さん!
人妻属性乙
じゃあ普通に燦ちゃん派な俺は一体何なんだ?w
フナムシ乙
じゃあいいんちょは・・・?
183 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 17:43:26 ID:v8Ba2ZV/
185 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 22:02:11 ID:tGq3N5lX
いいか、みんな
(゚д゚ )
(| y |)
ここに「うほっ」と「moon」という脈絡のない二つの文字がある
うほっ ( ゚д゚) moon
\/| y |\/
二つ合わせると「うほっmoon」になるが、これでは意味が不明だ
( ゚д゚)うほっmoon
(\/\/
そこでExciteの英日翻訳で「英→日」に訳してみる
http://www.excite.co.jp/world/english/ ( ゚д゚ )********
(\/\/
違う気がするが…
>>185ってコピペかなんか?
やってみたら凄かったんだがwww
ちょっと過ぎたけど、バレンタインちっくな話が読みたいなー
永澄と燦がチョコを食べさせあいっこするとか
チョココーティングされた巻が「アタシを食べてですぅ」って迫って来るとか
>>190 後述の巻のシチュが怖いと思うのは俺だく?
ぼろぼろで迫るチビルナ思い出した
職人さん少なくなったなぁ。
去年の夏ごろの投下ラッシュが懐かしい…
瀬戸島燦八×留菜キボン
藤代×巡ではなく、そろそろ巡×藤代が見たい
うむ。
でも藤代の主導権握られて焦る姿が想像できないw
ルナパパにやられて藤代が気絶してる所を巡が…とか
巡×永澄がいいや
ダボゥデートとかトイレのルール教えてあげようかとかで
フラグ立ってるはずの三河×巡が無いのは何故なんだ
三河本人の想像力不足からだろうなw
瀬戸相関図
永澄←(エサ的な意味で)―藤代←―巡←―三河
政←永澄が抜けてるぞ
じゃあ相関図からハブられた明乃っちはいただいておきますね。
>>203 突っ込み所が満載なんだがw
原作の相関図でも明乃ってユピテル以外と絡んで無いよな。ちと可哀相。
>204,205
政さん追加されるなら
明乃←政←永澄になるよな
ユピテル←→明乃も付け加えるであります。
ユピテル←明乃はもうすでに明乃があきらめてるじゃないk
政さんにハァハァするスレはここでつか?
ドラマCDのせいで俺の中の藤代×巡熱が再沸騰しだした
明乃がいつものように三河をしばいていたら、三河のティンコが反応してしまって…
みたいな?
永澄もアニメではMだったからなあw
明乃はドM、ルナはSと見せかけてM
燦は相手の出方次第でどっちにもなれる万能娘
だったらいいなぁ
218 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 13:53:43 ID:0591M9+0
>>28,30
遅レスだが、ギョパネット瀬戸内でぜひ取り扱って欲しいwwww
さすがの政さんもキレそうだがw
ルナと巡がMだったらなんで永澄がアニメでM扱いされたのかわかんなくなるぞw
藤代「巡くんがMなら僕はSだね?」
蓮さんはSであってほしいが、豪三郎はM男であってほしくない
なんて悩ましい
224 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 12:35:46 ID:dmNLa45O
ルナ
「下僕、奉仕なさい」
「げ、下僕のくせに、ちょっ、そんっ、あっ、だめっ」
明乃
「や、優しくして・・・」
「そこは、いやっ、だめっ、恥ずかしいっ」
「や、やめないでっ」
サン
「永澄さんの為に勉強したきん」
「ここをこうすると、どう、ひもひいい?」
こんな感じなんだよ
だめだそれは人魚用の酒っ…!
養命酒かw
瀬戸オンリーが楽しみなんだが、参加サークル40も来るのか?
冬コミでどんだけあったのか知らんが
永澄×燦が鉄板過ぎて妄想広げる余地が実はそれほどなかったりするしなw
あと藤代と巡もちらほら…
永澄の場合最終話で漢になったから、余計他の娘と絡ませると可哀想になる。
藤代と巡の時のように、新しい組み合わせの開拓者は現れないものか…
いっそのことガチで永澄×政な801(ry
>>232 該当スレで(ry
永澄と明乃とか政と明乃とか三河と明乃とかヨシウオと明乃とか剣士長と明乃とか
新しい組み合わせなんて色々あるだろ
>>233 お前さんの明乃への想いはわかったw
>>228 俺も楽しみにしてるんだが、参加サークルのリストでもあればなぁ。
フタを開けたら半分が永澄×政本というw
絶対嫌だw
そして残りの半分が三河×秀吉本という(ry
とまあ冗談はさておき
ノーマル本でも最後のオチが永澄×政ネタ、ってのは結構あるだろうねw
豪三郎×永澄本はないのか?
マジ勘弁
むしろ豪三子で
燦八×永澄なら見たい
燦八×ルナだろ
お前らが三拍子揃った特殊性癖なのはよくわかったw
ここはオーソドックスに
永澄と燦のうれしはずかしドキドキ初体験マダーしておく
この流れなら言える
巻×藤代
>>247 ちっちゃいままか?大きくなってからか?
おっきくなってもちっちゃい!ふしぎ!
藤代×巻は萌える
俺はバックが一番だ
誤爆しちゃったけどまぁいいや
明乃っちの悩ましい胸をモミモミしながら後ろからパンパンしたいよ〜
まわりんの後ろから腕を掴んで奥まで味わいたいよ〜
永澄×政はガチ
永澄と燦の子供ができる過程から子供の設定まで考えてる俺はもう駄目だ…
それを詳細に文章化するんだw
永澄夫婦の子供はきっと泣く→超音波攻撃が出来るに違いない
じゃあ藤代と巡の子供は?
おおおおお巡りさんの乳首が大ピンチじゃああああああ!!
ワロタw
巡の正義感と藤代のハングリー精神を合わせもった最強の子供が生まれそうだw
しかしあの二人が仲良く子育てしてる姿が思いつかないぜ…
数年後、藤代と巡の間に出来た子供に会いに遊びに来た永澄と燦。
子供「ばぶ〜?」
燦「可愛いなぁ、目ぇとか巡ちゃんにそっくりじゃ」
永澄「本当、巡の小っちゃい頃そっくり。こんにちは、お名前は?」
子供「!?」
がぷり
燦「わぁ、魚人の姿は藤代さんにそっくりじゃ…って永澄さんが小っちゃいサメにかじられとる〜っ!!」
パカッ(携帯開く音)
藤代「あぁ、この人はお嬢を狙う悪い奴でぇ?見付けたら食べていいって教えてるから?」
巡「ぷぴぴ〜こらっ!子供に変な事教えない!!」
永澄「つうかあんたまだ待ち受け俺かよ!!」
SSというか4コマだな
和んだw
〉〉256
妄想はしてるけど方言がネックになって…なんかいい方法ないですかね?
265 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:42:43 ID:THsPnFz3
>>262 組の幹部と警察官の夫婦か…
収入には困らなそうだな
食費は恐ろしくなりそうだけど
保守
巻×藤代
藤代×巻
どっちがいいか
巻×藤代で!
SSが読めるならどっちもヘイカモンです。
瀬戸内任侠伝てほんとに開催されるの?
告知サイトが何の更新もなくて不安なんだが
自分も心配なんだが、
個人とかサークルとかで開催するのってこんなもんなのか?
さっき、とりあえずいつごろ更新再開されるのか聞こうとメール送ったらエラーで戻ってきた(゚Д゚;)
まさかイベント詐欺フラグじゃなかろうな
だいたいこれ主催者は誰なの
告知サイト自体は基本こんなもんだと思うけど
普通オンリーイベントが開催されるようなジャンルなら
周辺のファンサイトやサークルサイトで大いにその話題で盛り上がってるものだからなあw
そうなの?
オフで新刊出したりする人なんかは早めに案内来ないと入稿できないんじゃないか
とか思うんだが
せめて連絡できるメアド載せてほしいわ・・・
待つしかないのかー
一般じゃなくてサークル参加予定だから余計不安
瀬戸花の小説サイトとか誰か知らない?
それよりも燦ママ×藤代はまだか
それより永澄×ルナだろjk
永澄と燦で書いているけど、全然エロまでいかねー
あ、永澄ママじゃなくて蓮さんか 間違えた
>>279 非エロでもいいんじゃないか?読んでみたいぞ
282 :
Stoic:2008/03/25(火) 01:16:43 ID:XCTw6/Qp
◇
「ていうかさぁ……」
日曜日の昼下がりのことである。
ソファーの上で胡坐をかき、ボリボリと煎餅を噛み砕きながら、留奈は何気なく口を開いた。
その隣に座り、休日の昼特有のぐだぐだなTV番組を見るとはなしに眺めていた燦は、ふいに目
の前に差し出されたピンクの湯のみに、条件反射でお茶を注ぎ足す。確かこの湯のみは、前に
燦と留奈と永澄母と、3人で日用品の買い物に行ったときに購入したものだった。
燦はそのときの楽しいショッピングのことを思い出しながら、自分用のブルーの湯のみにも同
じようになみなみとお茶を淹れた。
ほこほこと湯気が立つそれを、音を立てて啜って、喉がじんわりと焼けるような味と香りを楽
しむ。
「おいしい」
ほう、と息をついて隣をみやると、猫舌の留奈はふーふーと必死にお茶に息を吹きかけていた
。
少しだけ口をつけてみるが……やはり熱かったらしい。諦めてちゃぶ台の上に湯のみを置いた
。そしてまた忙しく煎餅を齧りはじめる。
バリボリ。食べかすがぼろぼろと、留奈の口の端から床に落ちていく。
「留奈ちゃん、あとでちゃんと掃除しよな」
「わーってるわよ。そんなのアトよ、アト」
急いた応えに首をかしげる。留奈は、本当にどうでもよさそうに、視線をテレビにやっている
。
「前から聞こうと思ってたんだけどさぁ……」
「アンタ、下僕とキスとかした?」
燦が口に含んでいた熱湯は、余すところなく居間の床にぶちまけられた。
Stoic.
283 :
Stoic:2008/03/25(火) 01:19:07 ID:XCTw6/Qp
◇
満潮永澄と瀬戸燦は夫婦である。
お互いの気持ちは、秋口に起こったとある事件のお陰でしっかりと確かめ合った。
即ち。満潮永澄の瀬戸燦に対する曖昧だったままの決意が、確固とした言葉として示されたの
だ。
それは、宙ぶらりんだったどこか歪な二人の関係にきちんとした納まりを与えた、とても喜ば
しい事変だった――少なくとも、燦にとっては。
そのことに浮かれて…気付きすらしなかった。気にも留めなかった。留奈という、二人を最も
身近にしている第三者の言及によって初めて、ああそういえば、と思ったほどなのだ。
――永澄と燦は二人きりになったことがない。
たとえば朝。廊下でばったりと出会うとき、燦の肩には寝ぼけ眼の巻がいるし、朝食の卓には
永澄の両親がいて、時間が合えば留奈とその付き人も席に着く。
登校時には猿や、何故か三河海、または銭形巡が横に並ぶし、学校なんて論外だ。少ない休み
時間を一緒に過ごそうと永澄を探しても、何故かどこかに消えていて、ボロボロになって戻っ
てくるなどということは既に茶飯事だった。(もっとも、最近ではあまり酷い怪我はしなくなっ
ていたが。)
休日は永澄と過ごすことが多いが、二人きりというわけではない。親友である巻は燦の傍を離
れることは稀だ。それでなくとも、二人きりになろうとすれば、どこからか瀬戸内組の者が訪
ねてきては賑やかしていく。
もちろん、そんな日常は楽しい。
隣に彼がいることも、純粋に嬉しい。
「そ……そういうことは、まだ私らには早いと思うよ?」
熱い頬を軽く押さえながら、そう留奈に告げると、留奈はさも呆れた、というようにため息を
ついた。
「何よ、別にキスくらい欧米じゃ赤ん坊でもやってるじゃない。
アンタら好きあってんでしょ? もっとこう、恋人らしいことしたいとか思わないわけ?」
「こ、こいびと」
慣れない単語に、かーっと燦の体温が上昇する。
「いつも夫婦だなんだとうるさい割りに、なんで恋人くらいで照れてんのよ…」
あまりの燦の照れように、留奈まで顔を赤くする。
「ううん、えーと、それはそうなんじゃけど……それとこれとは別というか」
「言っとくけど、恥ずかしさレベル的には夫婦の方が上なんだからね。一般的には」
「そ、そうなん!?」
「アンタね……、ああ、なるほど」
どうやら、燦にとっての『夫婦』の定義は、巷に溢れかえる熱愛的なカップルのそれではなく
――そう、例えば燦の好む任侠映画に出てくる夫婦(めおと)のような、一本芯の通った親愛関
係を指すようである、と、留奈は合点した。
「なんというお子ちゃま……。こ、こんなのに負けたっていうの、私様はっ」
何に負けたのか、とは考えないことにした。
「もういいわ。燦みたいなお子ちゃまには、この話は早すぎたみたいね!」
それだけを言い捨てて、この話はオシマイとばかりに湯のみに手を伸ばす。
勢いよくお茶を飲みこんだせいで、あまりの熱さに悶絶する留奈を横目に、燦は自分の湯のみ
を小さく啜った。
284 :
Stoic:2008/03/25(火) 01:23:37 ID:XCTw6/Qp
先ほど留奈に言ったことはけして嘘ではない。
だが、言っていないこともあった。
それというのも。
永澄は、最近、なんとはなしに自分を避けている気がするのだ。
ふと目が合うと逸らされるし、何らかの拍子に手が触れるとまるで腫れ物でも触ったかのよう
に引っ込められた。
かといって嫌われているわけではないらしい。原因を問おうにも人前で尋ねることはなぜだか
憚られた。
そして、先述のとおり、二人きりになる機会も少ないため、結局原因はわからずじまいのまま。
否、本当は、機会ならあったのかもしれない。
ただ、返事を聞くことで今の生活が壊れてしまうことが怖くて、目を逸らしていただけで。
思いは通じた。二人は夫婦で、日常を仲良く過ごしていく。
燦がずっと欲しかったものだ。
これ以上の幸せなんてない。
それはまるで、自分に言い聞かせるように。
喉をせりあがってくる、ちりちりとした焦燥のようなものを、熱いお茶で飲み下した。
(つづく)
冒頭のみ投下。中途半端ですまん。続きはもうちょっと。
>>281 反応してくれてありがとう。
これは長編になりそうな予感!
おおktkr
燦ちゃんがじれてくる感じがいいね
夫婦ってのも燦ちゃんらしい考えかただし期待
こりゃ長い戦いになりそうだw(エロ澄さん的に)
続き楽しみにしてるよ〜
>>284 281だけどこれは楽しみ
上でも言ったけど、エロ書けないなら無理に書か無くてもいいと思うし
もやもやしてる燦ちゃん萌えたw
OVA決定で本スレに燃料投下されてるから
もうすこしにぎわうといいなここも
おお、久しぶりに来て見たらなんだか長編ムードでwktkだwwwww
これは暫く投稿は控えるべきか
>>290 そんなことはないぞ。むしろ投下すべきだ
いや投下して下さい
>>291分かった!
ところで蕗×巻など需要あるか?
OVA発売決定と聞いて真っ先にエロパロに来ますた
>>292 是非!!
>>284 おお面白そうなのが落ちてるじゃないですか
キャラに違和感ないしGJです
続きに期待してます
295 :
にっぷし:2008/03/28(金) 02:23:30 ID:lA05MRXp
DVD最終巻届いたんだぜ見ちゃったんだぜ最高だったんだぜ記念。
突発1レスものSS行きます。参照:第二十五話、燦と永澄が喧嘩したときの巡。
些細な経緯から瀬戸燦と満潮永澄が喧嘩をした翌日の学校でのこと。
トイレで顔を合わせた燦に、銭形巡は喧嘩の原因を率直に尋ねた。
いつもの正義感に基づいた職務質問ではなく、軽く相談相手になろうという気持ちで。
巡の問いに、少し唇を尖らせていた燦は、ぐぐっと溜めてがーっと吠えた。
「靴下じゃあ!!」
裂帛の気迫でもって斬新な台詞を吐いた燦に、巡が「靴下ぁ!?」と復唱して硬直する。
脳内にインプットされた一万件の軽犯罪ファイルにも該当するデータが見つからない。
しかしその時、警視総監を目指す少女の脳天に電気が走った!
ピッピー 『状況考察アビリティ:LV1 風紀委員の勘』 ピキピー
<巡考察 in>
燦ちゃんと永澄くんは、一つ屋根の下で暮らしている……!
そして靴下がらみで喧嘩をした……温厚な燦ちゃんが怒るほどの何かがあった……!!
これらの情報から考察される解は…………ッ!!!
共に生活していれば、洗濯物の処理の問題が当然出てくる。
そして燦ちゃんは、永澄くんの靴下に対する行動で怒った。
それは即ち、燦ちゃんが脱いだ靴下に永澄くんがイタズラをしたということ……!
では、どんなイタズラを?
そんなのは決まっていた。犯人は思春期の男の子。することは唯一つ。
――憧れの女子のリコーダーを舐める男子生徒という都市伝説の如く、
『永澄くんは! 燦ちゃんの靴下の匂いを嗅いでいるところを見られた!!』
これだけ綺麗な燦ちゃんと生活しているのだから、間違いがあっても不思議じゃない。
むしろ燦ちゃんの精神的なショックを考えると、下着でなかったことが幸いな程だった。
そう。燦ちゃんは流石に下着を永澄くんや永澄くんのお父さんと一緒に洗うのが嫌で、
洗濯籠から除外していたに違いない。だからこそ永澄くんは靴下に手を伸ばした。
それこそが捜査の盲点。検索ワードが不適切になってしまった原因!!
ここに考察は完了した。……真実はいつも虚しい。
永澄くん……少し歪んでしまったけど、キミも男の子になったんだね。
巡が靴下の正しい使い方、教えてあげようか?
その問いに答える者はなく、夕陽は虚しくコンクリートジャングルを照らすのだった。完。
<巡考察out>
考察を終えた巡は、思春期の少年の情動に思いを馳せながら、綺麗な笑顔を浮かべる。
菩薩のような笑みを浮かべたまま、巡は燦に救いの言葉をかけた。
「でも永澄くんならすぐに謝ってくるんじゃない?」
「そーじゃろかー」
「そうだよ、ホラ元気だして! 燦ちゃん!」
「うん、ありがとう巡ちゃん」
巡の励ましに、燦が笑顔を取り戻す。
二人は笑顔を交わして、女子トイレを後にするのだった。
そしてその後。
「永澄くん永澄くん。……はいこれ。巡の靴下。イザというときに使ってね。……脱ぎたてだゾ?」
犯罪抑止のために巡が渡した生暖かい靴下を手に、永澄がボーゼンとするのだが別の話。
靴下に石を入れてブラックジャックにしていたため、義魚の銃を叩き落せたのはもっと別の話。
やたら感謝された巡が自宅で自分の靴下の前に正座して、頭を捻り続けるのはもっともっと別の話。
296 :
にっぷし:2008/03/28(金) 02:25:10 ID:lA05MRXp
投下終了です。
エロくならないでごめんです。ノシ
瀬戸らしくてGJ!!
考察アビリティ噴いたw
>>295 ワロタw
最近人増えたようで嬉しい限りだ
エロ有りはもちろん、エロ無しでもどんどん読みたいぞ
保守
保守するくらいなら萌えでも語ろうぜ
職人様方が来ていらっしゃる!
思春期少年の変態行動の容疑をかけらてる永澄さんワロスw
今オナ禁してんだけど、一つ屋根の下に燦ちゃん、ルナちゃん、巻がいたら我慢できないよな
とりあえず、留奈が永澄を寝取るシーンはすごい破壊力だよな。
あのふとももすりすりは軽く意識が飛ぶ。ママーママーパパ? ママーノシ
正直な話、サザエのつぼ焼きとか大好きな俺としては自分を抑えられる自信がない。>巻
>304
焼いて食う気かw
306 :
にっぷし:2008/03/30(日) 23:31:10 ID:P1XVFqWL
投下します。2レスもの。非エロです。ごめんなさい。
アニメ版第二十六話、戦いが終わって翌朝の食卓にみんな揃うまでの話。
ごめんなさい。すごく普通の話です。箸休め的に楽しんでいただければ幸いです。
義魚邸での激闘を終え、帰宅した翌日。
窓越しに響く小鳥の囀りとカーテンの隙間から射す朝の陽射しに、瀬戸燦は目を覚ました。
ぱちっと瞼を開き、少し驚いたように目をしばたたかせて、ゆっくりとパジャマに包まれた上体を起こす。
早朝の空気は陽射しの明るさの割りにまだ冷たいが、燦は少しも気にせずに周囲を見渡した。
慣れ親しんだ部屋。慣れ親しんだ寝具。部屋に漂う空気さえ、今ではもう自分の色に染まっている。
元は永澄の部屋だった六畳一間は、拉致の精神的なショックや薬物の後遺症が心配された部屋の主に、
深く安らかな睡眠を与えていた。活力に満ちたすっきりとした目覚めに、燦自身も驚いてしまう。
燦が佇む静かな部屋には聞き慣れた小さな寝息。囁くように可愛らしいそれは、巻のものだった。
普段なら時折豪快な寝言や歯軋りが混ざるのだが、今日は熟睡しているようでその気配はない。
(昨日はみんな、大暴れやったきん。熟睡してても無理ないわ。――ありがとうな、巻ちゃん)
くすっと笑うと、燦は胸にそっと手を当てて深く息を吸いこんだ。
温かで、安らいだ気持ちが、胸の中にじんわりと広がっていく。
「……そうか。帰ってきたんやね、私」
わかっていても、言葉で確認したくて、小さくつぶやく。
小さな喧嘩から始まった、取り返しのつかない離別。そうなりかけた昨日の出来事に思いを馳せる。
だけどみんなで闘った。闘って、勝ち取って、そうしてここに戻ってきた。戻ってこれた。
元の鞘。自分の居場所。ここにいられることが、燦には瞳が潤んでしまうほどに嬉しかった。
巻を起こさないよう気をつけて、制服に着替える。
部屋の扉を開くと、微かに聞こえていたまな板を叩く音がはっきりと聞こえてきた。
階段と廊下を伝って聞こえてくる音は、まるで見えない帯がひらひらと伸びてきているようだった。
人魚の耳にも心地良いその音を辿り、キッチンに向かっているエプロン姿の女性に声をかける。
「おはようございます、お母様」
「おはよう燦ちゃん。まだ早いけど、もういいの?」
「はい。おかげ様で、ぐっすり眠れましたから」
昨日の事情を詳しく知らない永澄の母は、いつものように朗らかな笑顔を浮かべている。
それが日常へ戻ってこれたことを、これ以上ないほど強く燦に確信させた。
すごいなぁ、と感嘆せずにはいられない。母親は、家を守る女は、やっぱり偉大だ。
昨夜だって彼女は、疲労困憊で帰ってきた燦たち四人をそのまま眠ることを許さずに風呂に入れた。
その効果は温かく解れた身体で眠りについたことで、疲労が取れやすくなっただけに留まらない。
燦は身体に染み付いた香の匂いを、永澄、留奈、巻は戦いで強張ったテンションをそれぞれ洗い流し、
眠る頃には全員がいつもの一日の終わりのような気分になって、ばたばたと電池が切れたように眠っていった。
迎えてくれる誰かだけが与えられる安心は、どんな人魚技も及ばない力を持っているように燦には感じられた。
いつか自分もこんなふうになれるのだろうか。そんなことを思いながら、髪を薄桃色のリボンでキュッと纏める。
「お手伝いします」
「ええ。じゃあ、お願いしようかしら」
キッと戦場に立つような覚悟で言う燦に、未来の義母は見守るような優しい微笑みを返した。
慣れ親しんだ義母との朝食の支度。しかし燦にはそれが全く新しいもののように感じられていた。
今までは主に花嫁修業として自らに科していた特訓に、そわそわと温かな気持ちが芽生えてしまう。
これまでも共同作業の楽しみはあったが、それとは別に食べる相手のことが気になって仕方がなかった。
自分が作った料理を食べる相手。自分の料理を一番食べて欲しいと思う相手。
自分の料理を食べて喜ぶ姿を想像するだけで料理をする手に力が入り、心の中がキラキラと輝いていく。
(………………永澄さん)
小さく心で名前を呼んだ瞬間、ドキンと胸が高鳴った。頬に熱が走り、耳まで赤くなる。
味噌汁をかき回す手を止めて俯く燦に、隣からさりげない声がかけられた。
「燦ちゃん? 朝食の準備はもう大丈夫だから、永澄起こしてきてくれる? あの子朝弱いから」
「ふぇ? あ、はい、わかりました」
ハッと我に返った燦は手を洗ってエプロンで拭くと、エプロンを脱いでぱたぱた駆けていった。
(ふぁあ、あかん。なんか今日、私えらい変やわー顔熱いー)
ううーと瞼を閉じて頬をぴたぴた叩いた燦は、スリッパを脱いで屋根裏部屋に続くハシゴを登る。
まだピンクのリボンでポニーテールにしている頭を、ぴょこりと出して部屋の様子を伺った。
すかぁ。すぴぃ。むにゅむにゅ。どう聞いても眠ってる音に、ちょっと安心して部屋に入る。
だらしなく布団を抱えて眠る永澄のいつもの寝姿を、燦は優しい微笑みで見つめ続けた。
特別かっこいいわけではない顔は、眠っているためどこまでも無防備に緩んでいる。
そんな冴えない寝顔さえ愛しく思えてしまう自分が、どうにも温かくってむず痒かった。
小さな窓から射す光が埃を輝かせ、ゆっくりとした時間の流れを伝えている。
寝息に合わせて上下する胸板は、燦が昨日、涙を流しながら身を寄せたものだった。
抱擁を交わした時のことを思い出し、白い頬に赤みがさし、胸がきゅうっと締めつけらる。
しかし胸の痛みは穏やかに流れる時間の中で柔らかくほぐれ、身体全体にうっすらと熱が灯った。
(……永澄さん、私、おかしぃなってしもたかもしれん……)
熱に浮かされたような頬、甘く潤んだ瞳で、燦は永澄の寝顔に心の中で語りかける。
永澄の身体に影を落とすように近寄った燦は、瞳を一瞬だけ唇に向けたが、すぐにそらした。
それは違う気がした。きっとまだ早くて、取り戻した日常を別の形で壊してしまう気がして。
咽喉をごくっと鳴らしたあと、桜色の唇を永澄の頬に近づけていった。
(……ありがとうな、永澄さん。私、助けたんが永澄さんでホンマに良かった思ってるんよ……?
こんなん永澄さんからしたら不謹慎な物言いかもしれへんけど、どうか堪忍したってな……)
静かな屋根裏部屋に、ちゅっ、と可愛らしい音が響く。
ゆっくりと身体を起こした燦は、両手を太腿の上でぎゅっと握り、耳まで真っ赤になって俯いた。
ピンクのリボンでポニーテールに結んだ頭からもくもくと湯気が出そうな勢いで羞恥する。
ばくばくと早鐘を打つ心臓を深呼吸して落ち着けると、燦はパッと顔を上げた。
その顔はまだ少しだけ赤みが差していたが、表情はいつもの元気な燦に戻っている。
(……私、きっと立派なお嫁さんになるきん。永澄さん、ずっとずっと側で見とってね。
そのために、とりあえずはお母様に頼まれたことをせんといかんきん!)
グッと拳を握り締めて気合を入れた瀬戸内組組長瀬戸豪三郎が長女、瀬戸燦は、未来の亭主に声をかけた。
「――永澄さん! 起きて!! 朝じゃきん! はよ起きへんと朝ごはんなくなるでー!!」
人魚特有の綺麗な声を大きく響かせ、元気いっぱい盛大に布団を捲り上げながら。
「うわぁぁっ!? ……うあ、あれ、燦ちゃん?」
「えへへ。おはよう永澄さん。元気に起きなあかんよ? 今日もいい天気じゃきん!」
「――あ、えっと……あははっ………………うん。おはよう、燦ちゃん」
驚いて飛び起きた永澄は、燦を姿に、昨夜の経緯を思い出して落ち着きを取り戻した。
じっと見つめ合うと、二人とも顔が真っ赤になってしまい、慌てて視線をそらす。
どこかくすぐったそうに朝の挨拶をする永澄に、燦もはにかんだ笑顔で応えた。
一緒に屋根裏部屋から降りると、まだだいぶ眠そうな留奈がのそのそと起きてくる。
ぞんざいな挨拶をしてくる留奈に二人で苦笑。燦は巻を起こしに行き、留奈と永澄は先に一階に下りる。
燦が巻と共に一階に下りると、永澄は超戦士になった後遺症が今頃表れてマッチョになっていた。
その隣では留奈が物凄い疲れた顔をしていて、肩に猫を乗せた父親と母親も軽く引いている。
椅子を増やして五人掛けになったテーブルで、巻も含めてみんなそろって「いただきます」をして――
そしてまた、いつもの日々が始まった。
309 :
にっぷし:2008/03/30(日) 23:34:08 ID:P1XVFqWL
以上です。ありがとうございました。ノシ
>>307 GJ!!
初々しい燦ちゃんかわいいなー
ママンも良いね!
乙
>>309 いいね〜燦ちゃんかわええ
…どうでもいいが
>>262を読んでから、藤代と巡の搾乳プレイが浮かんだ俺は終わりだと思う
>>309で感動して少し涙でそうになってたのに
>>313のせいで吹っ飛んでしまった
藤代的には食欲と性欲を一辺に満たせて一石二鳥だなw
巡と藤代ってそんなに交流あったの?
漫画しか見てないけど、アニメかドラマCDで?
アニメ化前のドラマCDは持ってるけど、そんな話もなかったと思うけどなぁ・・・
たいして無かったと思うよ
14巻見て永澄ママが凄く可愛かったんだが、あれ母親なんだよな…
>>317 原作では皆無に等しいけど、アニメではちょこちょこ仲良く会話してる
巡が所属する陸上部の顧問って設定も勝手に作られた
何巻かのコメンタリかなんかでも監督だか誰だかが「藤代と巡をカップルっぽく演出しよう」とか言ってた
それにまんまと引っかかったのがここの人達
自分も含め…な
まあ巡と藤代とか永澄母→政とかアニメ独自設定がなにげに多いよなw
>>320 それがほとんどいい具合に働いてるのがよかった。
OVAでもサーたんとかユピテルとかの扱いをアニメ独自な感じにして欲しいと思うんだよな。
1:20くらいに投下はじめます。非エロです。ごめんなすって。
>>295の続きです。
ラスト二行の『もっと別の話』と『もっともっと別の話』を一つのSSにしました。
お好きな方だけお付き合いください。
(豪三郎先生の声で) ハイ
>>295続きぃ
「その言葉、忘れんなやぁ!!!」
雄叫びと共に超巨大ウツボを屠った瀬戸豪三郎が、脱いだ羽織を永澄に放る。
それを受け取った満潮永澄は、そういえば今日他に託されたものがあったことを思い出した。
『……はいこれ。巡の靴下。イザというときに使ってね』
あの時は全く意味が解らなかったが、イザという時があるとすれば、それは今ではないだろうか。
ポケットをまさぐり、黒いソックスを取り出す。どう使うのか一瞬思考を巡らせた永澄は、
豪三郎から受け取った羽織に袖を通すと、転がっていた瓦礫から手頃な石を掴んで走り出した。
魚 (←区切りでごぜぇやす)
「――こんなウゼェ女だとは思わなかったぜ、もう死んでくんねぇ!?」
正気を取り戻し、啖呵を切った燦に、義魚が豪華な装飾を施された拳銃を向ける。
そこに永澄が燦を庇うようにして割って入った。
「女の子になに向けてんだよ……! 燦ちゃんに、なに向けてんだよぉぉッ!!!」
「永澄さん! いま英雄の詩を――」
永澄に力を与えようと、人魚古代歌詞『英雄の詩』を唱えようとする燦。
だが、遅い――義魚はニヤリと笑った。詩で力を与えるまでの間隙を狙うべく引鉄を引こうとする。
――しかし。
がしゃっ
拳銃が弾き飛ばされ、大理石の床に音高く跳ねる。
呆然とした義魚は、どこか焦点の合わない瞳で赤く腫れた手の甲を見た。
ゴツッと音を立てて、永澄の手に握られていた即席のブラックジャックが落ちる。
ただの人間に出し抜かれて硬直する義魚。そして燦の英雄の詩が発動して――決着が訪れた。
魚
十字架のシルエットを浮かべる瓦礫の下で寄り添う燦と永澄。下では留奈や豪三郎が騒いでいる。
戦いの余韻と愛しい人の触れ合いに浸っていた永澄は、ふと思い出して歩き出した。
銃を叩き落した即席のブラックジャックを拾い、石を取り出して、ただの使用後の黒ソックスに戻す。
「永澄さん、それなに?」
「ああ、これは巡が持たせてくれたんだ。イザというときに使ってくれって。おかげで助かったよ」
「はぁー、さすがお巡りさんじゃー。なんでもお見通しやんねー」
婚礼衣装のような白いドレス姿で、いつものように天然の感心と笑顔を浮かべる燦。
それを見て、永澄は本当に大切なものを取り戻すことができたのだと実感する。
(……靴下、これからはちゃんと裏返して洗濯に出さないとな)
永澄はそんなことを思いながら、手を繋いで皆の元に降りて行った。
魚
『翌朝ぁ』 (←チビッこっぽい声で)
川に架かる橋で潜水艦に乗った永澄を敬礼で送り出した翌日、銭形巡は困惑していた。
やたら逞しい超戦士状態のガッチリした幼馴染、満潮永澄から深い感謝と共に靴下を返されたからだ。
しかもその隣には彼が昨日連れ戻したであろう、親戚にして同居人の少女、瀬戸燦の姿もある。
「ムゥ、巡、これに危ないところを助けられた。深く感謝する」
「巡ちゃんありがとー。ちゃんと洗ってきたきん。安心してな」
薄い水色の小さな紙袋に入った靴下を、呆然としたまま受け取る。
巡にはさっぱりわからなかった。
『靴下を貸したことを感謝された』ことがではない。
『燦と共に返しに来た』ということが、だ。
本来燦に隠して発散されるべき情動への対処法として、巡は永澄に靴下を渡した。
なのに燦が一緒に、それも笑顔で返しに来ている。なぜ? Why?
二人が仲直りできたことは本当に嬉しかったが、過程がさっぱりわからない。
巡は放課後まで頭を捻っていたのだが、いっこうに解答が得られなかった。
燦と永澄の二人はいい笑顔すぎて、尋ねることができない雰囲気。
巡は結局この謎を自宅に持ち帰ることにした。
茜射すフローリングの部屋で、ホワイトボードと靴下を前に正座する。
ホワイトボードには永澄、燦、巡の写真と靴下のやりとりを示す矢印。燦と永澄の間は『?』だ。
解明できない謎に硬直する巡。しかしその時、警視総監を目指す少女の脳天に電流が走った!!
ピッピー 『状況考察アビリティ:LV2 幼馴染の勘』 ピキピー
<巡考察 in>
くっ……今回は難問だわ。巡は永澄くんに使用後の靴下を渡した。
その目的は、永澄くんが燦ちゃんの使用後の靴下を嗅ぎたくなったときの衝動を抑えること。
犯罪を抑止するためのアイテムとして、永澄くんだけ呼んで渡した、本来秘されるべきものだ。
その時の文言も、特に問題はないように見受けられるが、考察材料として提示しておこう。
『永澄くん永澄くん。……はいこれ。巡の靴下。イザというときに使ってね。……脱ぎたてだゾ?』
なぜそのアイテムを、仲直りを果たした燦ちゃんと一緒に、二人とも笑顔で返しに来たのか……。
これは難解な問題になりそうだった。
ああ、それ以前に大切な前提が一つ。それは二人が仲直りしたということだ。
巡の靴下を使用した問題とは別に、恐らくはそれ以前に、
『靴下の匂いを嗅いでしまったことを永澄くんが謝り、それを燦ちゃんが許した』
『燦ちゃんが二度としないようにお願いした』という一幕があった前提で考察して構わないだろう。
よろしい。では考察だ。
永澄くんは『助かった』と言った。それはつまり靴下を使用した――嗅いだということ。
ではどんな状況で巡の靴下を嗅げば、燦ちゃんに笑顔で受けいれられるというのだろう。
一度は謝罪した永澄くんだったが、思春期の衝動は理性の壁を容易く崩してしまうもの。
洗濯籠に置かれた燦ちゃんの靴下を見て、永澄くんは思わず手を伸ばしてしまう……だがそのとき、
電流が走るような目覚めと共に、巡の忠告と巡から託されたものを思い出した!
ややあって不穏な気配に脱衣所の扉を開く燦ちゃん。そこには靴下を嗅ぐ永澄くんの姿が!
「永澄さんっ!? もうしないって言ったのに――」
愕然とする燦ちゃん。無理も無い。約束を舌の根も渇かぬうちに反故にされたように見えたのだから。
けれど永澄くんは、私が託したものの意味をちゃんと理解していて――
「違うんだ燦ちゃん! 見てくれ! これは巡の靴下なんだああああああ!!!」
こう真正面から燦ちゃんの疑いを払拭したに違いない。
巡の靴下が今日自分が着用したのものと違うことくらいは、すぐに燦ちゃんもわかるだろう。
だが――
「ほよ? 確かに私んじゃないね……でも、なんでなん永澄さん。なんでそこまで靴下に執着するん?」
次は当然この質問が来る。永澄くんの使用後の靴下に対する異常な執着。
それは健全な女子中学生である燦ちゃんには到底理解できないものだからだ。
対する永澄くんも、ことここに到ってははぐらかすことなんかしない。
真っ直ぐに燦ちゃんの瞳を見据え、強い意志でもって自分の歪んだ性癖をカミングアウトする。
「オレは本当なら燦ちゃんの匂いを直接嗅ぎたいんだ! でもそれは中学生のオレ達には早すぎる!!
だからその代わりに脱いだ服から、中でも一番強く匂いが残ってそうな靴下を選んで嗅いでいたんだ!
そしてそうしているうちに、いつしかオレは靴下に対して強い思い入れを持つようになっていったんだよ!」
「な、なんじゃってえええええええええ!!!」
自分が女性の使用後の靴下の匂い愛好家になった経緯を話し、永澄くんは更に言葉を続ける。
そう。一番大切なのは、もう燦ちゃんの靴下を嗅がなくていいということを説明することなんだから。
「だけどもう大丈夫なんだ燦ちゃん! オレは確かに靴下の匂いを嗅ぐのが三度のメシより大好きだが、
これからはこの巡の靴下を嗅ぐことで乗り切る! これはそのために巡から託されたものなんだああ!!
オレはもう燦ちゃんの靴下の匂いは嗅がない! だからもうオレ達が喧嘩する必要はないんだああああ!!」
ドーンと効果音が出るほどの勢いで喋る永澄くん。ここに状況の説明は終わった。
ここまでなら、まだ巡が以前、靴下を託す前に想像した展開からそうは逸脱していない。
永澄くんは燦ちゃんの靴下を嗅ぐことの代用品として、巡が渡した靴下を使用した。
永澄くんはそれで満足したし、燦ちゃんに説明することで、彼女との約束を守っていることも説明した。
『巡の靴下が燦ちゃんに見つかる』というイレギュラーはあっても、辛うじて修正が効いている状態だ。
これで燦ちゃんが納得すれば、二人は喧嘩せずに仲直りした関係を維持できる。
――だが、それでは足りないのだ。説明がつかなくなってしまうのだ。
永澄くんと燦ちゃんは、『二人で巡に靴下を返しに来た』
それは以下の条件が揃わなければありえない。
A.『燦ちゃんが巡の靴下のことを知っている』
B.『燦ちゃんと永澄くんの二人が仲直りを続けられている』
C.『永澄くんが、もう巡の靴下を必要としていない』
現在はAとBの条件が揃った状態だ。Cの条件がまだ揃っていない。
今まで考察した状態から、どう事態が推移すれば、Cの条件を満たすことができるのか。
それはきっと――……
「な、永澄さんが、に、にに匂いフェチ……ッ!!」
薄い栗色の髪をさらりと揺らしてくらりとする燦ちゃん。
巡の靴下を眼前で両手でヌンチャクを構えるが如く広げる永澄くん。
だが時折任侠映画のヒロインみたいに格好良い燦ちゃんは、ここで覚悟を決めて立ち上がるのだ。
突如暗くなる周囲。カッとスポットライトが彼女を照らし、ヒラヒラと夜桜が背に舞い落ちる――
「そうか……わかったで永澄さん……。けどな、もうお巡りさんの靴下を嗅がなくてええよ……。
私の靴下嗅がしちゃる……。永澄さんの趣味は理解できんでも、受け入れることだけはできる……。
ここで女見せたらな、瀬戸内人魚の名折れじゃきん! 任侠と書いて、人魚と読むきん!!」
気合を入れて宣言し、腹の据わった笑顔を見せる燦ちゃん。
「燦ちゃん……っ! ありがとう! こんな、こんなオレのために……ッ!!」
「ええんよ。永澄さん。……さあ、思う存分嗅ぐとええ……でも、こっち見んでね。少し恥ずかしいきん。
……これでもう、お巡りさんの靴下はいらんね……これはきちんと洗って、お礼言って二人で返そ?」
自分の至らなさに膝を落としながらも、燦ちゃんの献身に感涙する永澄くん。
そんな永澄くんに、燦ちゃんは洗濯籠から自分の靴下を取り出して差しだし――……
巡の靴下は晴れてお役御免になったのだ。これによって条件Cはクリアされ、ここに考察は完了した。
<巡考察 out>
巡は当初の自分の予想と違う展開になりながら、予想より遥かに深く信頼関係を築いた二人に脱帽した。
偶然見られたことが発端とはいえ、まさか性癖をカミングアウトして受け入れられるという解決があるとは。
笑顔で靴下を返しに来た二人はまるで夫婦のようだった。それを思い出し、巡は自分の考えの狭さを恥じる。
欲望は必ずしも秘されるべきものではなく、認め合うことでより深い絆を産むこともあるのかもしれない。
また一つ大切なことを教えられた――。その思いと共に、銭形巡は夕陽が沈む窓に向かって敬礼をするのだった。
以上です。ありがとうございました。
いいかげん少しくらいエロ入れないとまずいよーな気がしてきました。
だけどその前に最低でもあと一つはギャグネタやりたいんでさぁ。許してくだせえ。
添え物として楽しんで頂ければ幸いです。では。ノシ
>>327 おもろいからおk
ケンシ○ウ状態のセリフが脳内で再生されて吹いたw
巡想像力たくましいなw
もっとギャグ話キボン
巡脳内でどんだけ特殊性癖なんだ永澄w
>>327 ちょw巡w永澄をなんだと思ってるんだw
それはともかくGJ
不知火さん×巡はまだかね
巡×明乃なほうがいいよな常考
たまに来ると新作が投下されててウレシス
でも欲をいえばエロがほしいいです
政さんのエロ分が足りないぞ
満潮夫妻こんなところでなにやってんすか
満潮パパン&ママンのエロキボン
生生しいなw
燦ちゃん誕生物語も是非w
むしろ今の夫婦でw
新作マダー?
>>284さんの続きも、
>>292さんの巻×蕗も、
にっぷしさんが
>>327で言ってる新作も、
もちろん他の職人さんの話も全部読みたいんだぜ
だからそろそろSSを…
アニメの義魚のとこにいたオデコを出してた人魚がスゲー可愛かった。
だけどSSにしようとすると、アニメ終了後義魚が抜けて金回りが悪くなったグループの男が
小遣い稼ぎにくすねた香(燦に使ったやつ)を売ったり性犯罪に使ったりして
瀬戸内組のシマを荒らしちゃって、男女まとめて掴まっちゃって、男はリンチされ、
女は手酷く輪姦された挙句に風俗に沈められるという話くらいしか浮かばない……。
瀬戸内組に黒い仕事させるのはあんまり良くないよなぁ。没だ。
>>347 すげーなぁ…
俺は義魚の正室の座を奪い合う女の子達の陰険な戦いぐらいしか思いつかないよ
義魚の足のとこにいた人魚脚の子が可愛かったなぁ
350 :
ほしゅ小ネタ:2008/04/15(火) 21:56:50 ID:IDX5D386
〜永澄と燦の初夜〜
燦「ふつつかものですがよろしくお願いします」
永「うん、こちらこそよろしく…」
燦「永澄さん、その…今から子供…つくろな?」
永「うん…(やっとこの日がキター――!!)」
燦「恥ずかしいきん…じっとみんといて…」
永「あっゴメン…」
燦「さ!卵産んだきん、後よろしくな、永澄さん!!」
永「えっぶっかけ!?」
352 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 02:16:24 ID:Xod38MGq
浮気ENDだなw
政さんと浮気とかしそうだな
注 母息子近親相姦
「う〜むぅ、どうしよう」
ある日の夜、満潮永澄は栄養ドリンクのような瓶の前で唸りながら悩んでいた。
それは異性には強烈な惚れ薬と働き、同性には徹底的に嫌われるという、あの魔法薬だ。
瀬戸燦の母親である蓮から、まだ余っているからと何本か渡されたのだった。
あの学校全体を巻き込んだ大騒動に懲りていた永澄は、一旦丁寧に断わったのだが。
「もし燦と二人の時に飲んだらどうなると思う?]
「あっ…」
「…………しかし…俺は、もうこんなもんの力を借りなくても…」
「じゃぁ…捨てるかな?」
「あぁっ、い、一応持って行きます」
瓶を豊かな胸に押しつけるように抱えて流しに持っていこうとする蓮に永澄は思わず叫んでいた。
「まぁ、もてるようになるだけだから後は永澄君次第よ」
「え……………はい」
「あ、私には、こんなもん使わなくても、いつでもいいからね?」
「え、ぅわ〜 ありがとございま〜す」
蓮の流し目に慌てて退室した。
そうして、つい捨てるのが勿体いないと思ってしまった永澄は、魔法薬を持って帰ってきてしまったのだった。
今日、明日と父親は仕の出張で帰ってこない。
留奈も仕事だ。
母親は、なんとかなるだろう。
問題は巻だが人間化してなければデレるだけだし大丈夫に違いない。
両親の元へ行っている燦がそろそろ帰ってくる筈だ。
「こ、今夜だけ…」
魅力的な少女達との同居に永澄は、この歳にありがちな溢れるリビドーを自慰をすることで必死に耐えてきた。
それでも爆発しそうになる事がある。
魔法薬という効果が確実にある物を目の前にして誘惑を我慢するのは難しい。
永澄は必死に自己正当化をする。
散々な目にも遭っているのだ、少しぐらいイチャイチャ気分を味わっても罰は当たらないだろう。
そう、ちょっと寄り添って恋人気分を味わうだけだ。
まだ14の少年が誘惑に勝てる筈もなく、永澄は決心して数本の瓶を持つと身体を浄めるため風呂へと向ったのだった。
風呂上がりに飲む予定だったが、これからの燦との事を妄想して我慢し切れず震える指で蓋を開け一瓶を一気に飲む。
「ふ〜ぅ」
永澄は、飲んだ途端に自分が情けなくなり浴室に入ると身体も洗わず湯舟に飛び込んだのだった。
「な〜がすみ」
ノックする鈍い音がして母親の声がする。
永澄の頭の中は魔法薬の事で一杯になり母親の事を失念していた。
「あ、しまった!」
しかし夕飯も終わったし、母親に会わないように部屋へ戻れば良いだけだ。
それに母親に対しての効果はもう判っている。
「もう! 返事をしなさい」
浴室のガラスドアがいきなり開き永澄は慌てる。
「わ〜 母さん! なんだよ〜」
「燦ちゃんと巻ちゃん、今日、向こうへ泊まるって」
「え……」
「ねぇこれ、のん―――」
母親の言葉を最後まで聞くことなく、そんなこと風呂からあがってからでもいいじゃないかと永澄はズブズブと湯の中に沈み込んだのだった。
湯の中で息を止めながら永澄はホっとしていた。
「これで、いいんだ」
納得した永澄は息が苦しくなって湯から顔を出す。
すると母親はまだ、そこにいた。
「あっ、不味い」
そうか薬の効果か無理矢理、背中でも洗おうというかもしれない。
しかし母親の表情が変だった。
「…お母さ…ん…」
突然、母親が理想の女性に見えてしまい永澄の声が掠れる。
「なんで…」
無言で服を脱ぎ始めた母親の足元には、空になったあの瓶が転がっていた。
あの薬は異性には異常に好かれ、同性に異常に嫌われる。
でわ、母子とはいえ異性同士で飲んだら…
その相乗効果はどうなるだろうか?
しかも効果はエスカレートしていく。
永澄は風呂に浸かっていながらも冷汗を顔に流しゴクリと唾を飲み込む。
それに、ここは風呂場……
これは洒落にならないかもしれない。
ヤバい!
なんとかして逃げなければならない。
前回、飲んだ時は理性は失わなかった、おかしくなったのは周りの人間だった。
あの時は燦の母親でさえ永澄の虜になりそうだったのだ…
もしあのまま蓮の言うままになっていたら、結果を想像して母親を見る。
そこはこの世で最高の母親がいた。
母親は、少女のように頬を赤く染めうっとりして自分の事を見つめている。
自分も母親をうっとりと見ているのに違いない。
そう、今回は影響を受ける側でもある。
「だ、大丈夫だ!」
前回の時、母親は永澄の事を理想の息子として反応しただけだ。
そう今の自分も理想の母親として見ている。
しかし、なんで母親は服を脱いでいるのだ。
いやいや背中を流す為だきっと。
でもなんで自分の股間は反応しているんだ。
いや、これは生理反応だ!
永澄は魅力的な母親の肢体から視線を外そうとするが失敗してしまった。
「はーはー…母さん」
永澄の鼓動が高まり息が乱れる。
母親の手がブラにかかり恥ずかしそうに外していく。
柔らかい乳房がためらうように揺れ姿を現わす。
その歳にも係わらず重力に逆らうようにツンと上を向き、いかにも弾力がありそうな白く美しい乳房に永澄は感嘆の声をあげる。
自分の母親の胸がこんなに大きく美乳だったとは…
淡い乳輪に囲まれた乳首には、まだ余分な色素が沈着していなく可愛く震えている。
そして無駄の肉のついてない意外とスレンダーな肢体は美しい曲線を描き、生来の童顔と相まって高校生の姉と言っても通用するかもしれない。
母親は弾力のある乳房を揺らし、そこだけは大人びている豊かな腰から淡いブルーのショーツを降ろしていく。
ショーツから足を抜く為に静かに片足を上げていくと肌の張りの良さを強調するかのように肌の下の筋肉が艶かしく動くのだった。
やがてタオルで前を隠した母親は、凝視する息子の視線に、はにかむような表情をして広い浴室に入ってきたのだった。
「ながすみ…はぁ…なんて愛しい息子」
母親の声でなく女の声で呼ぶ。
そこには、この世で最高の母親である女が見事な肢体を晒していた。
「来て、永澄も全てを見せて」
母親の悩ましげな声に永澄は抗う事ができなく前も隠さずに湯舟からあがり母親が用意した椅子に坐った。
「大きくなって…」
母親はタオルに石鹸をしみ込まると永澄の背中に胸をゆっくりと当て抱き締める。
「あ…母さん…ん…」
背中に当たる固くなった乳首と柔らかくまろやかな乳房に永澄は喘ぐ。
理性があるのに母親の淫らな行為に抗えないのだ。
「はぁ…なんで、こんなに愛おしいの…」
母親は、興奮に固くなった乳首を意識して強く永澄の背中に押し付け彼のしっかりした肩に頬ずりをする。
「ハァ…ハァ…私の息子…」
既に限界まで大きくなったペニスをタオルで包み丹念に洗いはじめる。
永澄の股間が泡まみれになると、その細く力強い指で根元から上へとしごき、もう片手で袋を包み込む。
「…なが…すみ…あんたが、こんに素敵なんで思わなかったわ」
耳元で囁かれる艶やかな言葉に永澄は身体を震わせてたわいなく射精した。
目を欲望に染めた永澄が身体をまわして母親と向きあう。
顔を赤らめ恥ずかしそうに坐った母親は股間を隠していたタオルを取りツヤツヤした赤茶色をした恥毛が茂る股間を見せつけるように股を大きく広げた。
「見て…永澄が…はぁ…生まれてきたところよ」
色香を漂わせる声で言われ永澄の呼吸が乱れる。
母親のたおやかな指が蠢き、その永澄が生まれたところをゆっくりと開いていった。
柔らかくプッニュゥとした二つの脂肪の固まりが縦に大きく開き、赤く充血した内側を曝け出す。
永澄が食い入るように見つめると母親の顔が急に驚いた顔になり小さく叫び声をあげる。
「きゃぁっ 私、な、なんてことを!」
一瞬、正常に戻ったような顔をした母親だったが股を閉じら落胆した永澄の反応を見ると、すぐに妖しく笑う。
「永澄が、穴があく程みるからよ、おほほほ、エッチな穴があるけど」
品良く下品な事を言った母親の手が悩ましい乳房を下から持ち上げる。
「吸いたいの?」
永澄が頷くと、からかうように笑う。
「まだダメ」
永澄は息を飲み込み素直に従った。
「良い子ね、さぁ足を広げて今度はお口で綺麗にしてあげるわ」
永澄が足を広げると桶に汲んだお湯で丁寧に石鹸を流し落とした。
「はぁ〜 息子の息子…」
母親は両肘と両膝をタイルに付きカエルのように這いつくばると永澄の股間へと顔をうずめる。
固いタイルに乳首が当たると顔をしかめて呟く。
「ごめんね…」
「えっ…」
母親の掠れるような声に、反った優美な背中に触れようとした永澄の手が止る。
今にも舌を出しペニスの根元を舐めようよしている母親の目から涙が流れていた。
「ハァハァ…身体が止らないの…ダメなのハァハァ…どうしてぇ…」
明らかに助けてと悲鳴を上げている母親に永澄は叫ぶ。
「俺の……せいだー あの薬が…ご免よ、ご免よ」
「薬…あっ…そう…なの……」
驚いたことにすぐに母親の目に理解の色が浮かんだ。
「い…いのよ……永澄…あなたのせいじゃないわよ」
「母…さん!」
「…い…いの…よ、勝手に飲んだ私…も…いけないわ…」
「どうして…許せるん…だー」
「嬉し…いから…」
すんなり出た言葉に母親自身が静かに驚いていた、息子との背徳的で嫌らしく淫らな行為に悲鳴をあげている理性の隣に興奮し悦んでいる自分がいる。
息子の全てを自分の物にする。
息子に全てを与える。
禁じられた異常なる母親の願望
それは薬のせいだけではなく、こんなアクシデントさえなければ絶対に一生気が付かなかっただろう。
自分の奥底にあるドロドロした暗くおぞましい母親の欲望。
誰にもあるのかもいしれないし、ないのかもしれない。
浴室のタイルに這いつくばり無理な体勢で、逞しくなった息子の顎の線を見上げている母親。
わざわざ恥辱的な行為をする事でさらに禁忌を犯す事に悦びを覚えるのだ。
「そう…」
魔法薬のせいだけじゃない、ただあの薬が絶対に開けてはいけない扉を開けてしまっただけ…
それは永澄も同じだった。
母親の全てを手に入れる。
母親に全てを与える。
しかも若い娘のような姿態な母親を自分の物に出来るのだ。
麻痺していく理性の中で永澄は呻いた。
これが相乗効果の結果!
しかも、自分達は魚人ではなく人間なのだ。
母と息子の間で許容量を超えて過剰に効いたらどうなるか、事前に想像ぐらい出来ただろうに……
「母さん…」
永澄が、母親の細いウエストをしっかりと掴み不安定な格好をした母親の身体を固定した。
母親は手を使わず鼻の上に永澄の萎んだペニスを載せて、猥雑そうに濡れた唇で根元にキスをする。
そしてピンク色した舌で袋の皺を伸ばすように舐めまわす。
永澄のペニスがみるみる回復し彼が喘ぎ声をあげると母親は嬉しそうに
息子の名を呟く。
「私の永澄…」
「あっ…くぅ…俺の母さん…」
永澄が再び喘ぐと唾液まみれになった袋から口を離しペニスの先端をペロペロ舐めてから舌舐めずりをすると。
「はぁ…美味…しい…どう? 気持いい?」
「うん…すごくいいよ…母さんの舌技」
息子の声ににっこりと微笑むと唾液を口から垂らし母親はペニスを浄めるかのように丹念に舐め始めた。
その目には既に涙はなく、ただ理想の息子に奉仕をする悦びに輝くのだった。
そして牝獣のごとく涎を垂らしペニスを両手で掴み、頬張ろうとすると永澄が母親を抱き起こす。
「ハァハァお母さん次ぎは俺が悦ばしてあげる、俺を欲しくない?」
「欲しいわっ…もう、どうかなちゃうくらい欲しいわ」
母親は息子の申し出に歓喜の声をあげるが、永澄の手が母親の股間に触れようとすると首を振る。
「もう受け入れる準備ができているわよ」
二本の指で大陰唇を開いていくと粘液が滴り落ち充血したヒダが息子の為にヒクヒクと蠢き、粘液が溢れ出る膣の入り口が永澄を誘う。
「ほら、もうぐちょぐちょでしょう」
永澄のペニスをしゃぶっているあいだに自分の手で性器を愛撫していたのだった。
愛する息子をいつでも迎え入れる為に。
「母さんずるいよー俺が弄りたかったのに〜」
どうりで腰が艶かしく動いていたわけだ。
「だって早く永澄を入れたかったのよ」
駄々をこねる不満気な息子に微笑んで、あとでいくらでも好きにしていいと呟く。
そのまま、椅子に坐る永澄の太ももに跨がり腰を降ろしていく。
息子のペニスを初めて入れるのは正面を向いてお互いに抱き合うのが相応しい。
肉棒が柔らかい大陰唇に当たり押し広げるように侵入していった。
母親はうっとりと目つぶり、ゆらゆらと腰を揺らす。
「ん…あっ…入ってくる…太……くて…あっ」
永澄の身体が強張っていく。
「か…かぁ…ハァハァ…さ…んハァハァ…きついよ……んぁ」
狭く脈動する通路をズブズブとペニスが侵入して母親を犯していった。
「ハァハァハァ…どう? ん…ぁ…ハァハァ…母さんの中…」
「包み込むように暖かくて……凄くいいよ」
「本当に? ゆ…緩くない…」
母親は酷く心配そうに聞いた。
そして根元まで喰わえ込んでいる接合部を見てから自分を強く抱きしめてくれている永澄の顔を覗き込む。
「大丈…夫…狭くてきつくて…よく締まるよ…ああっ…す凄い!」
「ホントに? や〜ん…永澄のも固くて…いい…あっ…ん…」
永澄の言葉に安堵して幼女のような黄色い喘ぎ声をあげて快楽に集中しようとした母親は、ふとセックスをするのは何年振りだろうと思った。
夫はいつも疲れ果て、家の中は常に騒動が起こり騒がしく自慰をしている暇すらない。
考えてみれば久々に味わう性的な快楽だった。
それも相手は愛しい愛しい息子、楽しんで何処が悪いものか…
一気に心の中で何かが弾けた途端に猥雑な声が迸る。
「あっあっ…ながすみ…中を掻き回してーもっと動いて…ああ…私のながすみ…」
母親が快楽に耐え切れず大きく弓なりに背を逸らすと永澄の目の前に震える豊かな乳房が曝け出す
「母さん、母さん、母さん」
永澄は、喘ぐように叫び夢中になって顔を埋めて乳房の暖かさを堪能するのだった。
「ハァハァ……永澄…あっあっ……いいのぉ……ん…ああ」
永澄は母親の乳房を舐めまわし乳首に舌を巻き付けるように吸う。
母親の乳房は見かけ以上の弾力と柔らかさを持ち、まるで逃げ回る捌の生き物かのように変形し弾ける。
窒息してしまいそうな乳房の感触に、薬の効果か永澄のペニスはさらに大きさを増す。
「ああっ……凄い…こんなの…信じら……れない…」
母親の身体も感度が著しく増大し、永澄が動く度ごとに、触れる度ごとく感じまくる。
「ハァハァハ…アンタ…を…産んで…良かったわ…あっあっあっー」
母親は今まで味わった事のない激しい悦びに激しく震え絶頂を迎えた。
乳房を震わせ肩で息をする母親は、股間から息子の精液を垂らしながら尚も勃起したままの頼もしいペニスをそっと触れる。
妖しく濡れる唇を竿の部分に這わしたと思うと、何かを思い付いたように息子の手を握りしめ立ち上がる。
「えっ…何処へ」
濡れた身体も拭かずそのまま寝室へと向う。
そう、もっと落ち着いたところで薬の効果が切れるまで存分に息子の身体を味わい尽くすのだ。
永澄が 目の前で揺れる滑らかな尻に我慢出来ずに母親を階段の前で後ろから押し倒す。
「あっ…痛っ…やぁ…こらっ」
母親がたしなめるように睨むが息子の荒い息とユラユラと揺れるペニスを見ると思わず顔が崩れる。
「ハァハァ…待っていな……さ…い」
居間から持ってきたクッションに幾重にタオルを巻き階段の二段目に縦に置くと頭を押し付けるように顔を埋めて息子の目の前へと股間の全てを曝け出した。
「ハァハァ…好きにして…いいわ」
外へ通じるドアへと尻を向け、息子に犯される。
考えるだけで股間から粘液が滴り落ちきた。
もし誰かが来たらこの喘ぎ声は聞かれてしまうのだろうか?
「ハァハァ……早く…して……早く…ああっ」
淫らに尻を振り、母親はこの歳になって自分の本当の性癖を知った。
永澄の指が優しく陰部に触れると、母親は腰をくねらせながら女の感じる所を教えようとする。
「俺、母さんの弱点知っているよ」
永澄が笑いながら指でクリトリスを直撃する。
母親の、くぐもった喘ぎ声が漏れる。
「俺、こうゆうのも知ってるんだ」
少年らしく自慢気に呟くと両手で母親の白桃のような臀部を掴み親指で陰部を開く。
「あ…やぁ…何するの?…」
顎を母親の股の間に入れるようにすると、口を大きく開き下から股間にかぶりつく。
母親はクッションに顔を強く押し付け溢れ出る快楽に必死に耐える。
「んー…?hっ……あぁ…あっあっ…」
粘液を舐め取るかのように隅々まで舌で蹂躙する。
(あ…堕ちるぅー堕ちるー)
母親の身体は震え続け、大きく垂れ下がった乳房が刺激の大きさを物語るように波打つ。
永澄は、さらに母親の股を無理矢理大きく開き一杯に伸ばした舌先でクリトリスを刺激した。
待っていたかのように母親の腰は大きくね、クッションに強く押し付けていた顔を横にずらすと艶かしい声をあげる。
「あっ…気持いい…んっ……ながすみぃー…あっ、母さん堕ちちゃいそう…あっ…」
永澄はクリトリスを舌に載せるとわざとジュルっと音を立てて強く吸った。
母親は、突然クッションから顔を離し仰け反ると甲高い声で叫び彼女の腰はガクガクと崩れ落ちたのだった。
クッションに巻いたタオルは涎と汗で濡れ、母親の口は空気を求めパクパクと陸にあがった魚のように開閉する。
乳房に汗を浮かべ恍惚として呟く。
「ハァハァもう気持良く…て狂いそう…ハァハァ…」
「はぁはぁ…か母さん…俺」
母親は蕩けそうな目をして頷くと再び震える腰をあげる。
「入れて…永澄の好きなだけ犯して…」
クッションに顔を埋めると乳房を大きく垂らして腰を振る。
永澄の大きく反り返ったペニスが母親の中に打ち込まれる。
二度目の挿入は、容赦なく母親の中を抉る。
ぶつかりあう肌と肌は部屋中に音を響かせ。
激しくペニスが出入りする接合部は白く泡立ち、床には粘液と精液の混じった液体がたまりしく揺れる乳房から流れ落ちる。
休む事なく何度も、何度も突き上げ、その度に母親は喘ぎ悶え貪欲に永澄を飲み込むのだった。
やがて朝が来た。
母親は、自分の寝室で永澄の胸に抱かれて目を覚ました。
「う〜ん…はぁー…ん」
薬の効果はとっくに切れているのに隣に寝ている息子が愛おしくてたまらない。
ぐっすりと眠っている息子の目や鼻、唇にキスを浴びせる。
あの後、何回中に出されただろうか…
挿入されたまま永澄に抱っこをされ、一歩歩く度に突き上げて来る快感に髪を振り乱して逝くと同時にベッドに倒れ込む、休む間もなく今度は息子の上になって快楽を貪った。
乳房を見ると永澄が強く吸った後が赤く残っていて母親は笑みが浮かべた。
最後にはお互いの身体を獣のように舐めあって浄めたのだった。
「ハァ……ァ…ふぅ〜」
母親は、飢えを満たされた充実感に自分の裸体を抱きしめ、自分が果てのない快楽の深淵に落ちた事を自覚したのだった。
永澄が目を覚ますと、僅かに開いた扉から味噌汁の匂いがして来る。
もちろん、夕べの事は鮮明に記憶していた。
そっと母親に気付かれないように風呂場へ行くと、既に着替えが用意されていて永澄は、どうしようもない罪悪感と絶望感に襲われる
「どうしよう…死にたい…よ」
シャワーを浴びて足を忍のばして自分の屋根裏部屋に行こうとすると洗濯物を両腕一杯に抱えた母親が廊下に立ちはだかる。
「永澄! もう朝飯ですよ」
朗らかに永澄に微笑んだ。
そこには、いつもの、いや今までになく溌溂とした母親がいた。
永澄が口を開こうとすると笑って首を振り…
「早く食べなさい、燦ちゃんが帰ってくるわよ」
その素晴らしい笑顔に永澄は頷くしかなかった。
永澄が戸惑いながら席につくといつものように日常がスタートしたのだった。
あれからどれくらいどのくらいの時が経っただろうか、永澄の母親は、更に若く可愛くなったように思える。
高校生の男の子にナンパされたと嬉しそうに笑っていたりしたが、いつものように日常は過ぎていった。
あの夜の出来事は癒しようのない深い傷として常に心の中に存在していた。
決して忘れる事は出来ないが、どうしようもないことでもあったのだ。
過去をなかった事にすることは絶対出来ないのだから……
しかし、ふとした時に母親の胸や尻が誘うように揺れ視線が行ってしまうのだ。
永澄は、その度に股間を大きくし己の節操のない性欲に恥じて絶望感に打ちのめされた。
そんな永澄の苦しみを知ってか知らずか母親はいつもの変らない母親でいた。
そして、ある土曜日の午後、両親の元へ行く燦や仕事の留奈と別れると通学路の途中で母親が持っていた。
永澄は、上気した母親の顔を見て全てを理解をした。
魔法薬のせいで、この世で理想の母息子同士そして最高の男女同士としても愛しあったのだ、罪悪感に苛まれようが、この身体があの夜の悦びを忘れるわけがない。
「母さん……」
多分、母親は永澄を待切れなくて迎えにきていたのだ。
今夜は久しぶりに母親と二人っきりの夜だった。
ドアを開けて自宅に入ると母親はすぐに服を一枚二枚と脱いで行く。
あの清潔好きで整頓好きの母親が、平気で脱ぎ散らかしていく。
そして嬉しそうに妊娠していないと告げる。
「そうだった…忘れていた」
中にあれだけの精子をぶちまけたのだ。
妊娠の危険性が、いつでもあった事を完全に失念していた。
永澄はガクと膝をつき罪の意識に震える。
永澄が青ざめ冷汗を垂らしていると息子の学生服を剥ぎ取っていた母親がおかしそうに笑った。
「そんなことに気がつかないなんて、まだまだ子供ね、私なんてあの夜スリルでゾクゾクしていたわ」
恐ろしい事を平気で言う母親に、さすがに永澄は呆れ果てたのだった。
「燦ちゃんや留奈ちゃんとしている時は避妊してる? あ、そうそう、あれからずっとピル飲んでいるから今日も、あの時みたいに一杯頂戴ね」
永澄の股間に熱い視線を注ぐ母親を見て永澄は呆然と立ち尽くした。
母親を壊してしまったという思いに苛まれる。
「あのね、私は壊れてなんかないわよ、ただ本性に目覚めただけ」
「本性?」
「そう本当の自分」
楽しそうに笑うとブラの中で窮屈そうに乳房が暴れる。
「あれからね、お父さんともうまくいくようになったのよ」
母親が本当に嬉しそうに頬を染め父親との行為を赤裸に話す。
母親は巧みに夫に迫り、あれから週に一回はしているしい。
ここにいるのは本当に自分の母親のだろうかと思うと心を読んだように言う。
「私は、どんな時でも永澄の母親よ?」
「えっ…あ…ううん」
「でね、お父さんったら……」
父親の事が愛おしくてたまらないというように話す母親の姿は、照れくさく恥ずかしいが、どうやら彼女は夫と息子の両方を手に入れてご満悦のようだった。
母親が続けて話す、魚人と係わりを持ってから実は結構大変だったと。
それはそうだろうと永澄は思った。
自宅が何回も崩壊し、家族の団欒は失われ主婦の仕事に追われ続け、何度となく非常識なトラブルに巻き込まれる。
おまけに夫とのセックスレス。
そしていろいろな物が澱のように心に蓄積し、活火山の噴火口のようにグツグツしていた所に、あの薬を飲んでしまったのだ。
「だって数本あったから新しい栄養ドリンクかと思って、ちゃんと飲んでいいのか聞いたのよ?」
そういえば母親が着替え場にいた時、自分は湯の中で唸っていたような気がする。
「う〜ムあれが返事だと誤解したのか…」
呟く永澄に乳房を押しつけた母親が伺うように覗き込む。
「…永澄が……したくない…の……ならいい…わよ」
悲しそうに呟く母親に永澄が呆れて口を開いた。
上は9
「それはなに?」
そう母親の手にはあの魔法薬が握られていた。
「あ、ばれちゃった…」
どこまでも明るく笑う母親に、永澄の中から罪悪感と躊躇が消えていく。
愛する母親への肉欲が膨れ上がるのを押さえるのを止めた。
永澄もあの夜の目眩がするような陶酔する快楽を忘れる事が出来なかった。
永澄は力なく笑いながら獣になるべく下着を脱いだ。
既に股間のペニスは母親の膣を求めいきり立ち先端はヌラヌラと濡れている。
「実は俺も、母さんが欲しくてもう我慢しきれなかったんだ」
「ふふ、そんなのさっきから気がついていたわ」
永澄は、相変わらず見事なバランスを保つ母親の肢体を眺める。
ブラを外してあげると、「ふぁー」と母親が気持良さそうに息を吐き、開放された美しく感度の良い乳房を震わす。
何度も見ても美味しそうで見事な乳房だった。
薬の効果がなくても、いや、今見ている母親の方が数倍可愛くて身体も綺麗だと永澄がさらに誉め称え眺めると…
「嬉しいわ!」
母親は嬉しそうにはしゃぎ乳房をプルンと弾ませた。
永澄が股間が妙な形に飛び出ているショーツを降ろすと唸るバイブが挿入されていた。
「な…永澄を…受け入れる準備は出来ているわ」
耳まで赤くした母親が永澄の反応を伺かう。
「嘘だよ、我慢しきれなかったんでしょ?」
母親は明るく舌を出して笑った。
「ねぇ…来て…」
永澄が母親の乳房に触れると甘い吐息を漏らす。
「吸って」
永澄が乳首を唇に含み吸う。
「あっ…あの夜みたいに舌で巻き付けるようにして吸って」
言われた通りに乳輪を覆うように唇を広げ乳首に舌を当て吸う。
「あっ…いい…これ好き…永澄が…赤ちゃんの時も、こうやって吸うから…喘ぎ声が漏れそうになったことが…んんっ…あっふっ〜」
母親は愛おしそうに強く永澄の頭を抱きしめる。
そしてあの日の朝、罪悪感や背徳感を余り感じないことに酷く驚いた事、それより開放感と充実感の方が、ずっと大きかった事を話すと、淫らな表情で永澄に行為をねだる。
「はぁ〜 母さん薬を飲んでないのに変よね、やっぱり壊れたのかしら、ねぇ…早くぅ! 永澄…あの日の事が忘れられないの……して」
母親は、抱きしめていた永澄の頭を名残り惜しそうに離すと尻を振り背を向ける。
「う、後ろの、ハァ…あ、穴もいいわよ……きれいにしたから…」
息を乱れさせながら恥ずかしそうに言う母親は再び耳まで赤くなっていた。
「母さん…はぁはぁ…」
そこまでして俺の為に。
……永澄の息も荒くなっていく。
母親は、準備していたクッションに顔を埋めて永澄に尻を向けた。
すぐにも太ももをの内側を粘液が伝い汚していく。
「あっ…また……後ろから…していいの?」
「…うん…永澄に……ここを見られ…るの……好き…」
床に落ちたバイブを見て永澄が尋ねる。
「大体こ…んなもん何処から…買ったの母さん」
「さ……ちゃ…が…貸し…くれ…ああっ早く…頂戴」
「ええっ?、なんて言ったのぉ」
「ハァ…ねぇ…来て…ハァハァもう永澄が、欲しくて…狂いそうなの…」
「…か…母さん…いくよ」
永澄は、欲望で一杯になった頭で、これからの長い夜を思い浮かべながら母親の中を深く貫いた。
「……あっああっ…ハァハァ…永澄……いいの…アソコが気持いいの…あっあっ……私の愛する息子……」
完
GJ!エロい!!
この発想はなかったw
さすがエロ澄ママンだw
GJ!
夫婦仲が壊れなくて良かった・・・のかな?
ママンえろかわいい
乙
>淫らで淫乱なママンはお好きですか?
大好きです!!GJ!!!!11
エロ澄さん…実の母にまで手を出すとは…GJ!
じゃあ次は実の父親にも(ry
ちょwwwwww
アッー!
その発想は無かった
せっかくだから義理の父親にも手を出そうぜ!
チャレンジャー過ぎるwww
ルナパパさんが仲間に入れて欲しそうな目でこっちを見ています
シャークも物欲しそうな目で見ています
餌を見るような目の間違いだろw
政「皆さん仲良くしやしょうや」
永澄パパ、豪ちゃん、ルナパパ、シャーク、政さんは永澄が美味しくいただきました
三河のお尻のオデキも実は(ry
どんだけ〜!
再アニメ化決定!!
「瀬戸の花嫁」
これマジネタなん?
WINGのHPだったからアレだろうがさ
一月前から既出
どうでもいいけど再アニメ化って変な日本語だな
>>354 亀レスながら、まさかこの組み合わせでくるとはwww
俺も燦と永澄の子供が明乃あたりに犯されるって妄想ならしたことあるけど。
まさか親子で来るとは
>>292だが、遅筆でスマソ
今週中には投下できそうなんだが、ちょっと長くなりそう&個人的な趣味に
走りそうなんだが許してくだしあ
>>388 自分で書くんだから個人的な趣味に走って当然じゃないか
好きな風に書くべきだ!いや書いてください!!
>>382 なら、豪ちゃんの人魚姿を確認しようとしてサウナ覗いたのもフラグだなwww
はちゃぁ〜フラグ
そういや、昨日夢で政さんと永澄が一緒にお風呂入ってる夢見たな
アッ―――!
男同士で風呂入るのって考えてみればごく普通
2人っきりでというのがミソ
銭湯とかなら問題ないが家庭用だとしたら……
注 内容が季節外れのイベントがテーマですみません。
「下僕っ! 待っていたわっ」
「あっ留奈ちゃん、今頃、学校来たの? もう下校時間だよ?」
「そんなの判ってる、収録が長引いちゃったのよ、燦は?」
「燦ちゃんはバイトだよ」
「もう行ったんだ………」
「俺も一緒に行くと言ったんだけど、なんか今日は後から来てって言われてさ…」
「そう…なんだ…」
「うん、どうしたんだろう」
「………………」
「留奈ちゃん?」
「…………」
「留奈ちゃんってばぁ!」
「えっ…あ…そ、そんなの私様が知るわけないでしょ」
「そうだよね 留奈ちゃんが知るわけないよな〜 ところで待っていたって俺を?」
「あ、うん………ねぇえ、下僕ぅう」
「うん、なあに?」
「ルナの、お願い聞いて欲しいの」
「え? え? えぇっ!」
それは生徒達の間でホワイト−デーのことがチラホラと話題に登るようになった頃の出来事だった。
ちょうど校門を出ようとしていた俺は、留奈ちゃんに突然声をかけられたのだ。
胸の前で軽く両手を合わせて小首を傾けながら見つめてくる留奈ちゃんは文句無しに可愛く、それが営業用とわかっていても俺はドギマギしながら答えた。
「お、お願いって?」
「うん、ちょっとルナと一緒に来て欲しいの」
「どこに行くの?」
「ひ・み・つ」
留奈ちゃんの妙に色気のある仕種に、俺は胸を高鳴らせたのだが同時に普段の彼女の行動が脳裏に浮かんでしまって、ちょっと警戒しながら返事をした。
「お、俺、これから燦ちゃんとこに行くつもりなんだけど……」
「そんなの、あとでも行けるわよ、大事な用があるのっ」
「大事な用?」
「うん! そうなの、お・ね・が・い!」
「〜ん、でも〜」
「今日ぐらい遅れてもいいわよ」
「うん……まぁ、そうなんだけどさ…」
「もう! 私様が下僕に用があると言ってんのよ」
俺の態度に痺れを切らしたのか、ついに留奈ちゃんは俺の腕をガッシと掴んでノシノシと歩き始めたのだった。
「ちょっと留奈ちゃん!」
「いいから、さっさと来きなさいよ下僕は私様の言う事を聞いてればいいのよっー」
や、やっぱりなんかあるのか〜
「そんなに、引っ張らないでよ〜」
留奈ちゃんが俺の腕を強引に引っ張って連れ込んだのは、もう誰もいない保健室だった。
主である燦ちゃんの母親の蓮さんは、既に帰宅した後のようで寒々とした白い壁と消毒液の匂いが鼻につく。
俺には留奈ちゃんがこれから何をするつもりなのか見当も付かず用心しながら聞いた。
機嫌が良すぎる彼女は要注意なのだ!
「る、留奈ちゃん、ここで、な、何をするの?」
「いいから黙って、その椅子に座ってなさいよ!」
このような時の留奈ちゃんには逆らわない方がいいのは身を持って知っていた俺は戸惑いつつも言われた通りに椅子に座る。
電気按摩は喰らいたくないもんな…
留奈ちゃんは足取りも軽く鼻歌を歌いながら、いそいそとカーテンを閉じてドアの鍵を閉めている。
……なんで保健室の鍵なんて持ってんだろ?
「な、なんで鍵を閉めるの?」
「下僕と二人きりになりたいのォ」
「なんでカーテンを閉めるの?」
「だって誰かに見られたら恥ずかしいもん」
「お……お願いってなに?」
「うん、下僕…あのね……」
恥ずかしそうに頬を染めた留奈ちゃんは鍵が締まっているかもう一度確かめた後、俺の方を振り向き背負っていた鞄を降ろして開けた。
もしや……
留奈ちゃんの(営業用スマイル)可愛らしい仕種に警戒しながらも、俺は心臓をドキドキさせて、ある事に思い当たった。
それはバレンタインチョコだ。
バレンタインデーの日に、留奈ちゃんは急な仕事とかで呼び出されると学校を早退して以来、たまに深夜遅く帰ってきたと思えば俺達が起きる前に仕事に出掛け、遅くれて学校に来たと思えば昼には彼女の姿は無いといったふうだったのだ。
そんなわけで、ここのところの留奈ちゃんとはすれ違いが多くろくな会話もしてないことに、なんか楽しそうにしている彼女を見て今さらながらにして俺は気が付いたのだった。
そして少々気になる事が、もう一つあった。
ここ最近の彼女は機嫌が余り良く無い事が多く、またどことなく元気がなかった。
機嫌が悪いこと事態は別段珍しくはなかったが時々ふさぎ込んでいる彼女の様子は珍しかったのだ。
俺も燦ちゃんも、その事は気になっていたのだが俺と目すら合わせようとしない彼女に聞く機会がなかったのと、機嫌が悪い時の留奈ちゃんに声をかけるという自爆に等しい行為を誰が進んでするだろうか。
しかし目の前の留奈ちゃんは、いつになく機嫌良さそうで鞄の中に手に入れ何かを取り出そうとしている。
……俺は留奈ちゃんからチョコを貰ってなかったんだよな〜
などと、その時の俺は呑気に考えていた。
彼女の本当の姿を知ったとはいえ、今をときめくアイドルのLUNAから直接、バレンタインチョコを貰えるかも知れないという予感は俺の心を高鳴らせるには十分すぎたのだった。
しかし……
留奈ちゃんの鞄から出てきたのは遅いバレンタインチョコではなく何故か太いロープだったのだ。
「……………」
「下僕、大人しくしててねぇ」
「る、留奈ちゃん、そ、そのロープで何をする気なの?」
「もちろん! 下僕が逃げられないようにするの」
「!」
俺は即座に逃げようとして椅子から立ち上がろうとするが次ぎの瞬間――
「遅いっ!」
という留奈ちゃんの鋭い言葉と共に
――脳天に一発――
(し、白の……パ……ン……)
俺は彼女の白いショーツを脳裏に焼きつけて華麗な踵落としを喰らって意識を失ったのだった。
「ほら、さっさと起きなさいよ!」
「う、う〜ん、燦ちゃん、そこはダメだよ!」
「なに、寝惚けてんのよっォ!」
「…………んぐぁ?」
バシッィと頭をを叩かれて、気が付くと目の前にはムッとした表情で留奈ちゃんが立っていた。
「ん……あれ、留奈ちゃん?」
「やっと気が付いたわね」
失神から目覚めて混乱していた俺は、留奈ちゃんを見て思わず呟く。
「あ、し、白のパンツ」
「うぐあああ」
顔を赤らめた留奈ちゃんの右のスト−レートが俺の頬に見事に決まった。
痛い…
「は〜 自分がどんな状況に置かれているか、まだ気付かないのォ」
「えっ! 状況って………なんで……わっわっ…ちょっ……うぇえぁ〜」
「鈍い…」
俺の身体は、いつもは蓮さんが坐っている椅子にロープでグルグル巻きに縛られていた。
しかも……パンツだけを残して、服は全て脱がされていたのだ。
「アンタ、重すぎるわよ、服を脱がして椅子に縛り付けるのが、とても大変だったんだからァ!」
春めいてきたとはいえ暖房もつけてない保健室で顔にうっすらと汗をかいた留奈ちゃんは、自分の腰に手を置くと爽やかに俺を睨み付ける。
「ご、ご免なさい!」
いや、ここは謝るとこじゃないだろ、俺!
「どいうつもりなんだよ、こ、こんな事をして!」
「ホーホホホホホホホホホホホ……さぁね〜?」
俺の叫び声を黙殺して冷徹な声で無表情に笑う留奈ちゃんに、俺はあの父親に似た物を感じたのだった、さすが親娘だ。
今まで色んな事があったが、まさかパンツ一丁で拘束されるなんて、俺は思いもしなかったよ……
留奈ちゃんの行動は時々、いやいつも常軌を逸してる。
「留奈ちゃん、何をするつもりなんだよ? 俺だって怒るよ!」
俺もさすがに怒って大声をあげると、逆に刺々しい目付きで睨みつけれてしまい思わず俺の意気地が挫けてしまった。
「うわ〜ん、ぼ、僕をどうするつもりですか?」
「こうするのよ」
そう言って彼女の手が俺の頬を叩くように高く上がる……
「ぶ、ぶたないで〜」
殆ど裸の状態で拘束されて、いきなり叩かれるという理不尽さに嘆きならら俺は目をつぶった。
しかし次ぎの瞬間、頬に感じたのは優しく触れる留奈ちゃんの小さな手だった。
彼女の手は、少しばかり汗ばみ熱かった。
「え、留奈ちゃん?」
怪訝に思いそっと目を開けると、そこに引き込まれるような留奈ちゃんの大きな瞳があって俺は大いに慌てた。
「わ〜 ちょっと、な、なんだ、なにを…」
「いい義理よ、これからする事は、ぜっーんぶっ義理だからねっ」
留奈ちゃんは俺が目をあけるのを待っていたように潤んだ瞳で見つめて囁く。
「……ぎ、義……理って……?」
「下僕……目を閉じて」
「えっ、何?」
「いいから、目を閉じなさいって言ってんでしょ」
こ、この状態で閉じれって……まさか…
「で、でも…」
うっぅ……
俺が躊躇っていると大きな瞳に涙が滲んでくるのがわかった。
「お願い……」
「う…うん」
その真剣な目と切ない表情に、とうとう耐え切れなくなり俺は言われるままに目を閉じてしまった。
頬に触れていた手がそのままそっと撫でたかと思う間もなく人指し指が剥き出しの俺の太ももの微妙な位置に躊躇うように触れて、ゆっくりと手の平を付いて体重がかかる。
「あっ…あ、ちょっと…留奈ちゃ…ん」
思わず彼女の汗ばんだ熱い手の感触に俺の全神経が集中してしまう。
「留奈ちゃん、一体何を……」
そして俺が呟いた途端に唇に、なにか固い物がそっと触れて挿し込まれる。
(むむぅ…なん…だろう?)
キスじゃないことに半分ホッとして半分がっかりした俺だったのだが、なんだろうと目を開ける間もなく彼女の息遣いが顔面に感じられ……て、
その固い物がゆっくりと俺の口の中へと押し込まれていった。
そして、暖かく柔らかい物が俺の唇にそっと触れたのだった。
(むぅ…、えっえええ! これは、ま、まさか留奈ちゃんの……唇!)
……ほぼ同時ににその固い物が舌が触れて正体が判った。
(あっ…これチョコレートだ!)
留奈ちゃんは俺の口にチョコを喰わえさせて、それを自分の唇でそっと押し込んだのだった……
俺の唇に触れて数秒程たってからハッとしたように慌てて顔を離しいつものように笑うが……
「ホーホホホホホー……ホ………は…ぁ〜」
……その声にはいつものような傲慢で高飛車な雰囲気はなく、まるで今の行為を誤魔化しているように聞こえた。
そして俯き溜息のような息を吐く留奈ちゃんは耳まで真っ赤だった。
「………る…なちゃん…今の…」
「お、遅くなったけど私様からのバレンタインチョコよ……て、手作りなんだからっ、ありがたく受け取るのよ!」
「あ……うん」
俯いたままで話す彼女の声は、いつもと違ってなんて頼り無く聞こえるのだろう…
「チョコ……美味し…いわよね?」
「え、あ…うん、あっ、ありがとう…」
コクコクと頷いて答えると留奈ちゃんは、ちょっとだけはにかみ、それから嬉しそうな顔をして…
「ホーホホホホホ当たり前よね天下のアイドルの私様が自ら作ったんだから」
……いつものように高らかに笑ったのだった。
突然のロマンチックなキス&チョコに困惑しながらも、俺は完全に留奈ちゃんのペースに巻き込まれてしまったのを感じた。
俺の顔も赤くなっているに違いない。
それにしても変なところで負けず嫌いでプライドが空より高い彼女が自分からいきなり、こんなことをした事に俺は正直かなり驚いていた。
普段とは別人のような留奈ちゃんは凄ぇ可愛いんだけど、なんでわざわざ俺をこんな格好で拘束するのか理解できないよ……
で、でも俺、留奈ちゃんとキスをしちゃったんだよな……燦ちゃんに知られたらどうしよう…
しかしそういう葛藤と別に俺には、差し迫ったある大問題が生じていたのだった。
それは留奈ちゃんの俺を見つめる視線が妙に色っぽいのと、柔らかく暖かい唇の感触と共に太ももに残る彼女の手の温もりに、俺の股間が敏感に反応してしまいそうになっていることだ。
そこで俺は縛られていない足を組んで留奈ちゃんの視線からなんとか股間を隠して心の動揺を悟られないように言った。
「る、留奈ちゃん、もうロープ解いてぇ」
「ダメ」
「どうしてなんだよ!」
「ホーホホホホホホ〜」
「留奈……ちゃん、お願いだからこんなの止めようよ」
「下僕、私様になにか言うことがあるでしょ?」
「え?」
「ちゃんと言ったら開放してあげるわよ」
「ちゃんとって……ななにを?」
「判らないの?」
「う、うん」
留奈ちゃんそう言って俺の目を真直ぐに覗き込んだ。
その視線に何か恨みがましいものがあるのを感じてしまい、俺は知らない内に留奈ちゃんになにかしたんだろうか?
「本当に……わからないの?」
「う、うん」
「…………」
留奈ちゃんは俯き軽く溜息をしてから深呼吸をした。
「はぁ〜 最近のアンタは私様の下僕として相応しく無い行動と言動が多いから、根性を叩き直さなきゃダメだわ」
「そ、そんなあ〜 せめて服を着させてよ〜」
「ダメよ、さぁ、身も心も私様の物になると誓うのよホーホホホホホ」
「で、出来ないよ、オ、オレは燦ちゃんの物だから」
「そんな言葉は聞き飽きたわよ」
「か、勘弁して〜」
「そんな事を言っていられるのも今のうちよ」
「ふふ、これ、なんだと思う?」
と言いながらクルっと俺に背を向け壁際にあるロッカーの上から背伸びをして何かを取り出そう……出そう…と…
「………留奈ちゃん俺が取ってあげようか?」
「う、五月蝿いわね!」
ガタゴトと椅子を引っぱりだして、彼女がようやっと手にしたのは、小型のビデオカメラだった。
「ホーホホホホ さっきのキスばっちり撮ったわ、下僕ぅどう?」
「なっ!」
留奈ちゃん、なんで、こんな事をっ!
「燦に見せちゃおうかなァ〜」
俺が全裸に近い状態で拘束されていることの是非はともかく、さっきのキスで留奈ちゃんのことを愛しく感じられていただけに余計、落胆して腹が立ち気が付いたら俺は大声で怒鳴っていた。
「き、汚いぞっ、留奈ちゃんが、こんな事をする人間だったなんて思わなかったよ!」
「私様は人間じゃないもん〜 第一主人が下僕に何をしてもいいでしょっ!」
「そぉゆう問題じゃないだろぉー!」
「うっ…」
「俺、留奈ちゃんは卑怯な事はしない娘だと思ってたのに、見損なったよぉお!」
「五月蝿いわね、ア、アンタ達がいけないんだらぁっ」
「……!」
本気で怒ってしまった俺の言葉に、留奈ちゃんは目を涙で一杯にして叫んだのだった。
「え……アンタ達?」
……俺と燦ちゃんの事?
「だから、だから、私様はっ!」
そう言い放って涙を手でぬぐった留奈ちゃんは意を決したように唇を噛み締め、いきなりセーターを脱ぎ始めた。
「うっわっ ちょっと、な、な………なな…何を?」
留奈ちゃんは俺の叫びを無視して、黙ったまま制服のネクタイを外す。
「留奈ちゃん何を考えてんだよ〜」
ミニスカートの留め金を外し始め――
「ちょっ、ちょっとストップ!ストップ!」
――俺の制止も空しくスカートはストンと床に落ちて麗しの太ももが露になる。
うっぁ……相変わらずいい太ももしてるなぁ、いやいや、そういう問題ではないだろう!
「ダメだよ 留奈っ…ちゃん」
俺は大慌て留奈ちゃんの下半身から目を逸らしたのだが……
俺の鷹のような目はパンツいやショーツの下にうっすらと透けている物をしっかり確実に捉えてしまっていた。
「うっ……留奈ちゃん止めてくれ」
俺は自分の股間に大人しくしろと言い聞かせる。
こんな目にあっているのだ少しぐらい見てもいいじゃないかという欲望に耐えてなんとか目をつぶり念じた。
反応するな立つな、立つなー 燦ちゃんの事を考えるんだ、今は興奮していい事態じゃないからな、し、鎮まれっ、ああ、我が分身よっ!
上は6
「ちゃんと私様を見なさいよっ、でないとこのビデオを燦と政に見せるわよっ」
留奈ちゃんは、なんか半ばヤケになったかのように叫ぶ。
「ちょっと待て!」
燦ちゃんはともかく、何で政さんなんだよ〜
俺が抗議をしようと目を開くと彼女は、大きすぎる男物のワイシャツのボタンを外しているところだった。
……男物のワイシャツ?
えっええ?
俺は驚いて目を見開く。
そう留奈ちゃんの着ているワイシャツは男物だった。
袖をまくりあげたダボダボの白いワイシャツ……サイズが合わないのが実に可愛く似合ってる。
あれは、ひょっとして、そう多分俺の物に違いない。
「る、留奈ちゃん、それ……」
俺の表情にようやっと気が付いたかというように笑った。
そのまま留奈ちゃんは床に落ちたスカートの輪の中から数歩、踏み出すと俺の目の前に立ち、両手を腰につけて俺の方へ上半身を屈ませた。
その小悪魔という言葉が相応しい彼女の仕種に俺は、目を逸らすことが出来なくなってしまいワイシャツの事も聞くのを忘れてしまっていた。
「どうやら、燦より政に知られる方が堪えるようね」
「ち、違う、誤解だ〜」
そして俺は彼女の思い詰めたような視線と身体から心を逸らす事が出来なくなってってしまった。
「な、なにをする……つもりなんだよ…」
俺の声が掠れる。
「判らないの?」
開いた俺のワイシャツの隙間からから覗く弾力の良さそうな可愛い膨らみに目がいき俺は思わず呻く。
「うう…留…奈ちゃ……ん」
ああっ……
ブラの上から僅かに乳首がポチっと盛り上がってるのに、俺は気が付いてしまい我が分身は、とうとう制御を外れてしまいムクムクと自己主張を始めてしまった。
「ホーホホホホホホホ、偉そうな事を言っても、どうやら私様の素晴らしい身体に、釘付けね!」
俺の呻き声に、どうよっ、というように勝ち誇って留奈ちゃんは笑った。
なんで俺の股間は、こんな状況で立つんだよ〜
そう確かに留奈ちゃんの身体は健康的でエロくて可愛いかった。
華奢だが美しく整った若い肢体、趣味の良いシンプルな下着が逆に若々しく健康的な美しい肌に映えているし、ショーツからうっすらと透ける恥丘は見る者を激しく劣情へと誘う。
黒のニーソの縁も、太ももにムチっと色っぽく食い込んでおり、彼女のすらっと伸びた足の美しさをさらに強調している。
歌で鍛えている為だろうかウエストはキュッと引き締まり絶妙な曲線を描いた。
さらに特筆べきは、成長期故のアンバランスさが幼さの中にも大人のエロスを醸し出しつつ、手の平に丁度良く収まりそうな控えめな胸が、私様を揉んで舐めて〜 と俺を誘い……
はっ!
ヨダレがぁああー
…い、いかんいかん、寸評なんてしてる場合じゃなかった、だが俺の頭の中と股間はエロでショート寸前だったのだぁ!
俺は、留奈ちゃんの肢体に反応しまくる己の肉体を押さえ込むように、何度目かの質問を絞り出す。
「留奈ちゃん、こんな事してどうゆうつもりなんだよっ」
そうなんだ……
いくら留奈ちゃんでも、こんな破廉恥な誘惑をする筈はない。
…いったいどうしたんだよ?
なんかあったのだろうか……
留奈ちゃんは複雑そうな表情を一瞬見せたが俺の言葉を無視する。
「下僕は変態だからニーソを付けたままの方がいいよね」
……え? ちょっと良いかも〜 違う、そうじゃないだろう、しっかりしろよ永澄!
「ダメだよ…留奈ちゃん、こんなことしちゃっ 俺、本当に怒るよ」
「ふんっ…なによ、みんなアンタがいけないのよっ」
俺の組んでいた足を、不機嫌そうに一ケリで外して……あっ
「わ〜 見ないで、お願い」
股間を凝視ししてしまった留奈ちゃんは一瞬凍り付いたように動きが止り、真っ赤になった顔を逸らしたのだった。
「下僕の変態!」
「し、仕方がないでしょ、早くロープを外してよ、聞いてるのっ」
「五月蝿いわよ!」
留奈ちゃんは美しい足を振り上げて俺の股間に押し付ける。
「ぎゃぁああ……や、や、止めてぇえええええー」
「なにが、止めてよ、こ、ここは、こんなにビンビンにして悦んでんじゃないよ」
「こ、これは、その男の生理現象というやつで、痛いよ留奈ちゃん」
「へ〜 生理現象ね……男ってイヤねっ」
ああっなんということだ、足の指で俺の大事なとこを……あっん…
「さ、先ちょはダメェエ!」
「おほほほっほ、私様の身体の魅力に恐れ入りなさい」
くぅ…このままではいけない!
「はぁはぁはぁ、止めて留奈ちゃん……こんな事するの留奈ちゃんらしくないよ、くぅう…あっ……お、俺、留奈ちゃんの事、嫌いになるよ」
「いいわよっ」
「……えっ」
「嫌いになっていいって言ってんのよっ 大体、私様らしいって何よ!」
「くぅ……あっダメ」
尚も彼女は悪魔のごとく俺のモノをしつこく攻め立てる。
くぅううう……
「留奈ちゃん、止めてぇええええ、潰れる〜」
俺の悲鳴に、ようやく股間から足を退けてワイシャツをハラリと脱ぐ。
悩ましい程、存在力のある白い肢体にドッキとして俺の鼓動がさらに激しくなる。
「もっともアンタに私様を嫌いになる権利なんてないけどね」
そう言って、俺の前に膝を付き、さらに身を屈める留奈ちゃんの腰は、なんとも表現しようもない程、悩ましくエロかった。
うむ!
これだけでイケそうだ………ぅああっ。
こ、こんな事態に、こんなこと考えてしまう俺って……やはりエロ澄なのかぁー。
俺が自虐し葛藤している間に留奈ちゃんの手が俺のパンツに触れ脱がそうとし始めていた。
「ぅわっちょぉっとぉ〜なにをっ!」
「下僕、ちょっと腰を上げなさいよ」
「ダメ、出来ないよそんなこと!」
しかしグルグル巻きに縛られていては、さしたる抵抗も出来るわけがない。
「留奈ちゃん、止めてぇくれよ〜」
「あのね、アイドルの私様が自ら脱がさせてあげようというのよ」
「いや、そいう問題じゃないからぁ」
「あっそ、こうするわよ」
「うっ」
……おまけにハサミで切るわよっと言われたら、脅しだけだと判っていても、そう抵抗できないよな。
ちょっとした攻防が続いた後、抵抗空しくパンツを脱がされてしまい留奈ちゃんの目の前に俺のモノがバネ仕掛けのようにボヨ〜ンと飛び出して露になったのだった……
「……………」
留奈ちゃんが『ヴッ』と言ったきり、しばし重い沈黙が続く……
やがて至近距離で反る程直立しユラユラ揺れる俺の分身を呆然とした表情で見つめていた留奈ちゃんは冷汗を浮かべながら目を逸らしてボソと呟く。
「げ、げ下僕にしては、り、立派じゃない……」
同様しているのか声が引きつり酷く震えている。
留奈ちゃんはちょっと躊躇してから汚い物か危険物のように恐る恐る俺のモノに触れた。
まぁ、ある意味、危険物だよな……
わ〜わ〜 キレイな細い指が俺のモノを掴んでぇえ!
「あっ…留奈ちゃん…ダメ…やぁん!」
そして、やおら唇を近付け始めた。
「へ? うわっ……ち、ちょっとっ待って! そんな事しちゃダメぇえ!」
このわけの判らない状況に慣れてきて半ば諦めつつあったが……いやそうじゃないな彼女の行動力と魅力に抵抗できなくなってきたが、俺はさすがに驚いて止めようとした、
そいう事をするのは、まだ5年くらい早いじゃないなか?
しかし彼女の可憐な唇は、ゆっくりと確実に接近してくる…
ああっ…アイドルルナが口で……ピンク色の舌を出して俺のを!!
「ダ、ダメだぁ! いやぁ、止めてぇ 留奈ちゃん!」
うぉっ、ペロっと舐めたぁあああ!
「あぅっ…くぅ…!」
「うぇ…変な味……ふん」
そ、そりゃそうだろうな。
顔をしかめた留奈ちゃんは、そのままスクっと立ち上がり俺に背を向けたのだった。
はぁはぁはぁ……はぁはぁ………
俺、もうエロおかしくなりそうだった。
もし今すぐロープを解かれたら我慢できなくて獣のように彼女を押し倒してしていたどろう。
「はぁ……留奈ちゃん…もう止めようよ、こんな事、絶対おかしいよ アイドルは、こんな馬鹿な事しちゃいけないんだ!」
俺の言葉にブラに手をかけようとした留奈ちゃんがちょっと振り向く。
その顔は、なにを言ってのよアンタはというような表情をしていた。
「下僕って、アイドルはオナラしないとかトイレにいかないとか思い込んでいる人?」
「い、いや、そんなことは……ないけど」
まさか小学生でもあるまいし、それに実際に一緒に生活していて彼女の実態を知った今となっては、そんな事を考える余地なんてありませんよ。
大体、今留奈ちゃんがしている事とは次元が違うよ。
「そう? ひょっとしてアイドルのルナには性欲なんか無いって思ってないでしょうねっ」
「せ、性欲って……」
留奈ちゃんの本当の姿を知っていてもなお、彼女の口から出るには余りに生々しい言葉に俺は黙ってしまった。
そして俺は自分の股間を改めて見る。
はぁ……確かにこんなになってちゃ、なにを言っても説得力ないよな………
でも、一体『何が』あの留奈ちゃんをここまでさせているのだろう?
そして背を向けたまま、留奈ちゃん思いきり良くブラを外して俺の方を見もせずに後ろへ投げる。
「………………あっ…むぅ」
俺は口で見事に脊髄反射でキャッチ………
うっぅ…俺、何をやってんのぉーよぉー
しかし………ゴクリ。
俺は、そのほんのりとした生々しい生暖かさと匂いに生唾を飲み込んでしまい、これから目の前で起こることを考えて興奮の為に息が上がっていくのを押さえる事ができなかった。
「フンフン〜フン〜♪」
留奈ちゃんは鼻歌を歌いながら白いショーツに手をかけて滑らかな動作で足元まで降ろした。
軽く伸びをした後、ショーツを残した片足をヒョイと上げ、人指し指に引っ掛けて抜いたのだった。
はぁはぁ……これは、本当に現実だろうか………
俺は、ふと現在起こっている事が、なんか夢の中のような出来事のような気がしてきて、一連のエロい動作を見つめていた。
留奈ちゃんの染み一つない美しい背中……
折れそうな程、細くきゅっと引き締まったウエスト……、
無駄な贅肉のない白桃のような小さめのプリリィーッとしたお尻に張りのある見事な太もも…
思わず触れて揉んでみたくなるじゃないかぁ!
いやいや、そうじゃないだろう俺!
……しっかり意識を保つんだ満潮永澄、俺に燦ちゃんがいるんだー!
しかし俺の頭のどこかにあった筈の理性は、目の前に立つ留奈ちゃんの、いやLUNARの放つエロ…いや本物の魅力の前に既になんの力も無くなっていたのだった。
それでも俺は、消えようとしている理性を繋ぎ止めようと必死に振り絞る。
「もう、止めようよ、なにがあったか判らないけど、今ならまだ引き返せるよ」
しかし俺の声にゆっくりと振り向き、堂々と裸体を晒した留奈ちゃんの恐い程の真剣で強い眼差しは、俺の心を貫き麻痺させはじめていた。
「下僕は、本当にまだ引き返せると思うの?」
留奈ちゃんは本気だ……
ゴクリと生唾を飲み込んだ俺の頭の中に性欲という言葉が淫媚に響き渡る。
留奈ちゃんは、脱いだショーツを指でクルリと一回転させてから髪留め外して俺を見下ろす。
「どう? アンタの憧れのアイドルルナのカラダよ、ホーホホホホホ崇めなさい称えなさい!」
俺の前に立ち、髪をおろした留奈ちゃんは大人びて見えて背中がゾクリとした。
へ〜
……思っていたよりは胸もあるし形も良いし弾力もありそうで白く滑らかな肌は触り心地が良さそうだ、燦ちゃんのように柔らかく豊満な乳房もいいが、これはこれで良いよな……
はっ……
気が付くと俺は留奈ちゃんの美しく魅力的な肢体をじっくりと観賞している。
ははは……俺はこの異常な状態に順応してしまい楽しみ始めていた。
しかも燦ちゃんと比べたりして、俺って最低な男だな。
頭を振っている俺の姿に可愛くクスクスと笑い、留奈ちゃんは指に引っ掛けていたショーツを丸めて俺の頭に載せる。
「似合うわよ下僕、ホーホホホホホホ」
酷い……
あっ…アソコの毛は控えめだな、鱗の色を同じだ。
あぅ…美味しそうな乳首が目の前にぃ………
はぁはぁはぁあっ……ぅうおー お、俺はもうダメだぁー
目の前にある乳房を揉みくちゃにしたい、乳首にしゃぶりつきたい!
すると乳房を見つめる俺の熱い視線に気が付いたのか留奈ちゃんはムッとして、口を開いた。
「わかってるわよっ! どうせ私の胸は発育が悪いわよ!」
いやそんなことは言ってないって。
そして赤く染まった頬を膨らませつつ胸を隠すもんだから……くぅ、可愛いよぉ〜
その恥じらうような動作が物凄く可愛いく抱きしめたくなってしまう。
「い、いや、そ、そんなことは……」
「ふん!」
そんなに睨まないで欲しい、俺が悪いような気がして来る。
「いや、本当だよ、年相応にあるよ、いや、以上あるよ」
「…………」
「わ〜…ホントだよ〜」
留奈ちゃんの握った手が、また高くあがる。
「ぶ、ぶたないで……燦ちゃん…他の連中が大き…すぎ……」
この時、初めて留奈ちゃんの全身が小刻みに震えているのに俺は気が付いた。
「留奈ちゃん?」
すると留奈ちゃんは俺の心を読んだように答える。
「は、恥ずかしくて震えてんじゃないわよっ…」
しかし留奈ちゃんの声は、言うそばからその恥じらうように震える乳房と同じように震えていた。
留奈ちゃんは、あげた手を降ろして全身を晒すように俺の前にまっすぐ立ち赤らめた顔を逸らし俯く。
「下僕、私様を見なさ……見て……よ」
「う、うん、留奈ちゃん身体、すごくキレイだ」
彼女の声に、他に言いようがなく俺は素直に言った、
「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ」
そう呟いて、胸と大事なところを両腕で覆い耳まで赤く染めて再び俯いたのだった。
「げ、下僕……あのね…まだチョコ……ある……の…」
そして留奈ちゃんは途切れ途切れの声で囁いて、まだ震えている身体を寄せてくる。
「え? なに……」
彼女の細いけど、しっかりした腕が伸び俺の肩に躊躇うように触れる。その感触に背中がゾクゾクして留奈ちゃんに対する欲望が膨れ上がり押さえ切れなくなってしまい、俺はもうどうしたら判らなくなってしまった。
俺を惑わす型の良い控えめな乳房が顔に触れんばかりに横切る…
くっ……ダメだぁ
乳首を口に含みたくなる誘惑に駆られるぅー
そのまま片足を大胆に開いて持ち上げたので思わず、俺を狂わす彼女の大事な所へ視線がいき釘付けになってしまった。
ぅうおぁ……俺は心の中で世界に叫んでしまった。
アイドルルナのお×××ぉー
そして、留奈ちゃんはゆっくりと俺の太ももに跨がったのだった。
「くぅう…」
息がかかる程、間近にいる留奈ちゃんの肢体と体温、乱れがちな息遣い、俺の太ももに直に感じる重みと触れる肌、そして彼女の張りのある太ももと尻の柔らかい感触、あぅうう、もう股間が爆発してしまう…
そして、鼻をくすぐるなんとも言えない匂い……これは、まぎれもないオンナの匂い。
お、俺、クラクラして、は、鼻血が出そうだ!
留奈ちゃんがこんなに、エロいなんて俺、思わなかったよ。
今、両手が自由だったら、絶対に後先考えずに即、押し倒していただろう
俺の、なめるような視線を感じていたのか留奈ちゃんは、頬を染めて下僕のエッチと非難をするような目付きをした。
見るなと言う方が無理だよ、第一こんな事をしておいてそれはないよなと思う。
それにどちらかと言うとエッチなのは留奈ちゃんの方だよな……
留奈ちゃんは、何処に隠していたのか歪なチョコをもう一欠片を俺の目の前に差し出した。
ふと、どこから取り出しのだろうと回りを見回すと留奈ちゃんの開けっ放しの鞄が目に入った、そこには、歪なチョコの欠片が入った小さな紙包みが見えていた。
…あっ…チョコは本当に手作りのようだった。
「…わ…私様と一緒に食べて……」
ど、どいう意味なんだ、チョコを一緒に食べるのか、それとも……
うぎゃぁー
「……る…な……ち…ゃ………ん……俺」
なんとも色っぽい彼女の表情と目線に俺の声が掠れてしまう。
「この…チョコ……本命…なんだから……ね」
留奈ちゃんは、俺の目を見つめ乱れた呼吸を落ちつかせるかのように熱い吐息を漏らして目を閉じ、チョコを濡れた唇に挟んで俺の方へと向ける…
「はぁはぁ…はぁ…お…俺……」
お、俺の理性は、もう殆ど吹っ飛びかけていてエロ本能の命じるままに、自分の唇を、そっと震えているチョコに触れて目を閉じチョコごと留奈ちゃんの唇を奪った。
そして俺の舌がノックするように下唇に触れると彼女の唇が躊躇うように開き俺の舌を向い入れて、それからそっと二人でチョコを味わう為にお互いの舌を重ねたのだった。
お互いの舌を味わう為に邪魔なチョコは熱い俺達の口の中で直ぐに溶け始める。
溶けたドロドロになった甘いチョコを混ぜ合わせながら、拙く応じる留奈ちゃんの舌に俺は舌をゆっくり絡み合わせた。
留奈ちゃんは俺が舌を絡ませるとためらいがちに応じてくる。
「ん……?h………げ…ぼく…」
消毒液の匂いが漂う静かな保健室に時折、くぐもった息と絡め合う舌の音が響く。
俺は、留奈ちゃんの下唇を甘噛みして強く吸い舌で念入りに口の中を舐めまわした。
そして気が付くと俺の肩を掴んでいた留奈ちゃんの手はいつのまにか背中にまわり俺を強く抱きしめていた、その身体は熱くて柔らかくうっとりするような良い匂いがした。
「ン……………ン…ゥン…」
やがて留奈ちゃんが甘く熱い吐息を漏らしチョコレートを飲み込むと、その唇が僅かな糸を引き、名残り惜しそうに離れる。
「ハァッ……ン………下僕…なんで…こんなに上手いのよっ」
文句を言いながらも俺を抱きしめる手を緩ませず潤んだ目で俺を見つめる。
「下僕……口の周りにチョコがついてる……」
そう言うと彼女は俺の唇に舌を這わせてゆっくりと舐め回した。
むん………留奈ちゃん、エロ……い…よ。
「はぁ〜 る、留奈ちゃんにも…チョコ付いて…るよ」
俺が言うと留奈ちゃんが私も舐めてというように顎を上げ唇を突き出してきた。
むぅう……可愛い。
命じられるままに俺が、そっと舐めてあげていると留奈ちゃんが目を細め意地悪そうに口を開いたのだった。
「燦の乳首に塗ったチョコとどっちが美味しい?」
「…………へ?」
……その時俺は留奈ちゃんの言葉が、一瞬なんの事が理解出来なかった。
重い重い沈黙の後…
「なっぁ! ななななぁー………み、み、見ー!」
「見てたわよっ!」
「うっ……ぎゃぁー うわ〜」
「五月蝿いわよ! まったくもう!」
あ、あれを見られたっってぇんのかぁあ〜
今まで猛り狂っていた股間が一気に萎んでしまうのではないかというぐらい俺の中にショックが走った!
いや、実際は俺と留奈ちゃんの下腹部の間に挟まり圧迫されていたので、さらに硬くなっているけどさ……
留奈ちゃんは、抗議をするように俺の肩の窪みに強く頭を押し付けてボソボソと呟く。
「あんなとこ見たら、わ、私様だってたまらなくなるわよっ 変態!」
うわ〜 不味いよ、どうしよう……
俺は、何故か彼女に対して恥ずかしさと強い後ろめたさを感じてしまった。さらにそのことに困惑して心も身体も硬直していた。
「アンタはね身も心も私様の下僕なのよっ……聞いてる?」
え? 何? そ、そうだ、あの時は〜
「いや……あれはね……燦ちゃんが余ったチョコの材料でホットチョコを作って飲もうとしてたら、こぼしちゃってさぁ……あははは…」
「……ふ〜ん」
「いや、ヤ、ヤケドをしないようにって上着を脱いだ時に、冗談で言ったら燦ちゃんが間に受けちゃってさぁ……あはあは、あははははは………は」
(チョコも食べられてエッチな永澄さんには一石二鳥じゃね、と言って、あの乳房を揺らして、頬を赤く染めにこやかに笑った燦ちゃんの姿が、俺の脳裏に再現された、燦ちゃんって一度スイッチが入ると、すげぇ大胆になるんだよな)
そ、そうかあ、あれを見られてしまったのか……
「そう………なん…だ…間に受けて、あんな変態行為をするまでに仲が進で……たんだ……」
「あ……留奈ちゃん……」
「キスだけなら……まだ我慢できたわよっ、で、でもね、あんなとこ見っちゃったら……私様……どうしたら……どうしたらいいのよォ?」
「あ……お、俺……」
握りしめた両拳を俺の胸に押し付けた留奈ちゃんの肩が小刻みに震えている。
な、泣いてるのか……
「………私様、馬鹿みたいじゃないのよォ!」
「……ご免…」
「なのにっ!」
「ウゴォッ…ァア!」
いきなり顔を、あげた留奈ちゃんの頭で顎を直撃される。
い、痛い……
彼女も痛かったのか後頭部を手で擦りながら…
「げ、下僕、今回はチョコを結構、貰っていたでしょ!」
「うっ…うん」
「不知火さんの、でかすぎるおっぱいは柔らかった? 乳首のお味は?」
ギクッゥウウ!
「あっあれは偶然さらしが………あれも見てたのぉお〜」
「銭形さんの、アソコとお尻の触り心地は?」
ヒッィイイ!
「あ、あ、あれは…巡が…ムリ…ヤ…リ」
「燦にあんな変態行為をさせておきながら、この浮気者のエロ澄!」
「ご、ご、ご免なさい」
俺、なんで留奈ちゃんに必死に弁解して謝ってるんだろう?
「でも〜 みんな事故なんだよー」
「へ〜事故ぉ? 巻なんて瞳を潤ませながら微妙な所をモジモジさせて顔を真っ赤にしてたわよっ」
ウギャァアアア!
「あ、あれは……ち、違う…誤解だってぇ〜」
「誤解? なに言ってんのよ、それしてはアンタ嬉しそうにしてわよね〜」
「うぅっ」
留奈ちゃんがすげぇー恐い。
「燦が許しても、私様は絶対に許さないわよぉっ」
「お、落ち着いてチョコはみんな義理だし…さ」
「…………あのね…」
留奈ちゃんは、言い訳をする俺を見つめ、もうどうしようもないというふうに首を横に振ったのだった。
「ほ、本当だよ〜」
「はぁー 鈍い! まったくアンタは幸せなんだから、この鈍感男ぉ!」
「ギャーァアア! 玉はダメー」
留奈ちゃんは、よりによって俺の大事な袋を鷲掴みして睨み付ける。
「言っとくわよ、私様は、燦はともかく政だけには絶対に負けないわよっ」
「わ〜…………な、なんで?」
なんで? そこで脈絡なく突然、政さん名が出るんだよ、燦ちゃんじゃあるまいし、留奈ちゃんまで誤解してんのかよ〜
俺の困惑に構わず留奈ちゃんは小さく溜息をついてから、ちょっと顔を逸らして股間の袋を握っていた手を緩めるのだった。
俺の顔には冷汗が流れていた。
そのまま彼女の指が俺の分身の裏筋を辿るように優しく触れていく。
一転して快楽が俺を襲い始め…あっ…ノォーそこはダメ…
「あっ…くぅ…留奈ちゃん…そこは、ダメ」
……拙い、ゆ、指の動きが気持よくてたまりません!
「これは罰なの……ハァ…」
留奈ちゃんが舌で俺の頬を舐める。
「はぁはぁ…罰?」
「そう、私様に内緒にしていた罰よ、ハァ…アンタは罰としてアイドルルナ…私様を抱くの…」
ああ、俺は留奈ちゃんの色香と柔らかい身体の匂いで頭がボーとしてきた。
「お、俺は…燦…ちゃ…ん…の……」
「アンタは燦という禁断の果実を味わったのよ、さらに上をいく私様に耐えられるわけないわ……」
き、禁断の果実、留奈ちゃんがそんな語句を知っているなんて……
「知ってる、人間の男にとって私達人魚の身体は、麻薬なの…」
い、いや、そうかもしれない以前と違って女を、いや人魚の身体を知ってしまった今の俺には、この行為は抵抗の出来ない拷問に等しい。
しかし留奈ちゃん…
「で…も、留奈ちゃん、こんなやり方…でいいの…か…」
「ホーホホホホホ……私様らしくて、良いでしょ」
「………ご、ご免」
『留奈ちゃんらしくない』という俺自身の言葉を思いだしてしまい、そして、こういう事を言うのが彼女らしいと俺は考えていた。
「お願い、下僕、私様を………」
そして、頬を染め切なさそうな表情に涙を一杯溜めた瞳で見つめられた俺は、頭の中が真白く……いや桃色になってしまい、とどめを刺されたような気がした。
だって、そうりゃそうだろう今をときめくアイドルと裸で抱き合ってこんな表情で、自分の分身を優しく触られながら、こんな事を言われた日には、どんな男だって拒めないよ。
その時、俺の手首にそっと触れる柔らかい感触に気が付いた。
いつの間にか自由になっていた俺の右手を留奈ちゃんの震える小さな手が握っていたのだった。
そして俺の手をゆっくりと導き、指を自分の大事な所に触れさせた。
アイドルルナの……留奈ちゃんの大事な所……はぁ…
「下僕………下僕の指で奉仕しなさい…」
……ゴク…留奈ちゃ……ん
俺に耳もとで囁かれる、掠れて潤んだ留奈ちゃんの声に理性が完全に痺れてしまい、俺は存在を確かめるように彼女の大事な所に人指し指を触れ、ゆっくりと裂け目を辿るように撫でる……
「んっ……」
留奈ちゃんの大事な所は、熱を帯びてプニプニと膨らんで柔らかく、そっと押すと合わせ目から粘液がジワっとしみ出して、もうしっとりと濡れそぼっていた。
「る、留奈ちゃんのここ……もう…こんなに濡れている」
「下僕のせい…なんだか…ら………」
留奈ちゃんが俺の為に、こんなに濡れている…はぁ…はぁ
彼女は俺の胸に頭をもたれて指の動きに耐えるように目を強く閉じた。
「ん………ハァ…ん……もっと…弄って…」
うん……
俺は、返事をする代わりに、ゆっくりと中指の腹全体を裂け目に沿うように沈ませつる。
もう中はヌルヌルだ……
「あ…んっ…………ん」
留奈ちゃんは息を徐々に荒気て耐えるように唇を噛み締めた。
「…下僕……ん…」
俺は、もう自分を押さえる事を諦めて、いや自から進んで欲望の命じるままにゆっくりと留奈ちゃんの大事な所を愛撫しを始めた。
「くっ……ん」
留奈ちゃんの身体がピクリと動き、俺は思わず顔を覗き込んで、燦ちゃんの反応と比べてしまっていた。
「ふ、ふん…ヘタっ!」
……燦ちゃんと比べたのがわかるんだろうか?
「…燦…は…こんなので悦んでんの?」
ギク、やぱりわかるのかよ〜
「これなら1人の方が気持が…あっやぁ! むぅううっ…げぼ…んっ」
俺の心を読んでいるような留奈ちゃんにドギマギしつつも俺は、いきなり乱暴に顎を掴んで可憐な唇を強く吸う。
五月蝿い口を塞ぐというのもあるが、快感に耐えるような彼女の表情がゾクゾクする程、可愛かったのだ。
さっきの優しいキスとは違う荒く濃密なキス。
留奈ちゃんが喘いだ隙に強引に舌をいれ、彼女の舌の動きをかわして、口蓋を舌で撫で回す。
「むぅ…にゅ…?hぁ……」
身体を震わせ留奈ちゃんが空気を求めるように喘ぐが、俺は、無視して彼女の口をグニグニと無理矢理大きく開けさせ、中身を全て犯すように激しく蹂躙してから、やおら留奈ちゃんの唇や舌を優しく吸い内側を愛撫する。
そして唸りながら俺の背中に爪を立てていた留奈ちゃんの両手から力が抜けると、けいれんするようにビクビクさせ弓なりになっている背中を左手で支えて……あれ…
左手も自由になっている……
留奈ちゃんの空気を求めて大きく喘ぐような溜息と共に、俺は唇をそっと離して周りを見ると、いつのまにか床にはハサミとロープが落ちていた。
荒い息をしながら俺にしなだれかかる留奈ちゃんの潤んだ目は妖しく笑い………
「んんっはぁはぁ…下手なキス…はぁ…頭の中が蕩け……て」
ああ、留奈ちゃんの艶のある、それこそ蕩けるような声が脳髄に響いて侵食していくようだ。
男ってダメだよな……
俺は、もう覚悟を決めて触り心地の良い尻に手を回して、そっと撫で回して、そのまま留奈ちゃんの身体を持ち上げるように抱きしめる。
「ハァ……ん」
留奈ちゃんの下腹部に俺のモノが強く押し付けられて彼女は、ちょっと物言いた気な表情をした。
「どうしたの?」
「……下僕の…その…さっきより…大きくなってない?」
「留奈ちゃんがエロいせいだよ」
「え? あっ、やぁ…」
俺は指を、そのまま尻の谷間に触れて下へとゆっくりと走らせ後ろの穴の回りを撫でまわした。
「…あっ…あっ…そこは…違う、ちょ…とダメぇ…下僕っ…どこ触ってん…ん…」
俺は、いやらしくニヤと笑って穴をそっと押す。
「アーッ…アッアッやっ…やぁーダメー お、怒るわよ、ああっ…本当に怒るから!」
「はは……ご免、悪かった、い、痛いから叩かないで」
しかし、この反応後ろでもイケそうだな〜
「ハァハァハァ……下僕の…変態…変質者……んっく…あ」
俺は、罵る言葉に構わず後ろの穴から留奈ちゃんの大事な所へと指をくすぐるように這わせて移動させていく。
「んっ…止めて……ハァハァ……んん」
やがて柔らかくプニっとした膨らみに指を止めた。
そして裂け目を探り出して少し中指を少しだけ入れてみた……
「んっ…ん……ハァッゥゥ……」
すげぇ――そこは、さっきよりもグチョグチョに濡れ粘液が溢れてきて熱さに指が蕩けそうだった。
「留奈ちゃんは、こんなになってエッチだな」
「なっ、げ…下僕が変な触り方するからよ!」
留奈ちゃんは怒って俺の肩に噛み付いたのだった。
痛い……
留奈ちゃんの熱く火照った身体は、俺のを受け入れる準備は十分に出来ているようだった。
しかし俺には、まだ留奈ちゃんの中に突入する事に迷いがあった。
それに彼女は初めてなんだから十分ほぐしてあげないとな……
俺は留奈ちゃんの敏感な身体を、たっぷりと堪能する為に自分の足を大きく広げ彼女の股を大きく開かせる。
「あ……嫌っ」
俺の両足の間から、お尻がずり落ちそうになるので、留奈ちゃんは身体を支える為に俺の首に手を回してしがみつく。
俺は左手を伸ばして良い触り心地の柔らかい尻をムンズと掴んだ。
「あっ……くっふぅんっー」
短い息を吐き出して唇を噛み締めてる留奈ちゃんの熱くなっている大事な所を、下からゆっくりと右指を2本入れてそっと中を掻き回した。
生暖かく柔らかいのに固くクニャクニャした感触に俺のリビドーが迸るのだぁー
「あっ……ハァハア……んっ…ん」
そして背を仰け反らせ太ももを閉じたそうにし腰をモジモジさせはじめ、スッーと粘液の一滴が床に垂れた時、留奈ちゃんの口から俺の名を呼ぶ、小さく控えめな可愛い甘い喘ぎ声が漏れたのだった。
「あっ……んっ……ハァハァ…な…が…すみ」
俺は留奈ちゃんの耳に息を吹き掛け囁く。
「や……ハァハァ…んっ…」
「留奈ちゃん、今だけで良いから、そのまま永澄って呼んでよ」
「あっ…やぁ…げ…下僕は…私様の下僕だもん……んん」
ハハハ……まぁいいか。
留奈ちゃんの白く弾力のある乳房を下から覆うように触れると彼女の激しく打つ鼓動が伝わってきた。
「あっ……ん」
「痛くない?」
ゆっくりと指を動かしていく。
「んっ……だ、大丈夫……かな…んっ」
俺は少し固めの乳房を優しく揉み始めた。
「留奈ちゃん…」
「ん…?」
「留奈ちゃんのおっぱいは燦ちゃんに負けないくらいキレイだ」
「…ば 馬鹿ぁ…んっ」
感度の良さそうな乳房の触り心地を存分に味わうために、俺は首に巻かれている留奈ちゃんの腕を解くと、首筋にキスをして胸へと這わせていく。
「ハァ…くぅ……あっ…あっ…ハァ ハァ…」
既に固くツンとなっている、薄いサクランボ色をした美味しいそうな乳首を、そっと口に含み吸い舌で味わいで転がした。
「ハァハァハァ……んっ…ん……んんっ…くっう」
留奈ちゃんの身体は震えて俺の頭を抱える。
ああ…弾力も十分だし吸い付くような肌、なんていい舌触りなんだろう。
「くぅ……ん…やあああっ」
同時に、前からも股間をまさぐって、燦ちゃんよりちょっと大きめなクリトリスを探し出し指に付いた粘液を擦り付けるように指で転がした。
「やっ…ちょっとーやあぁ…ハァハァアッ…んんっ……両方はダメェ……下僕…ああああっ」
控えめに喘いでいた留奈ちゃんの身体がいきなり弓なりに仰け反り、もう耐えられないというふうに腰を艶かしくウネウネさせて俺の太ももの上で暴れ痙攣する。
くぅ…この敏感な反応エロくてたまらん!
幼なさの残る腰の動きが淫媚で色っぽいぜ!
普段の留奈ちゃんの俺への行為に対する仕返しとばかりに、悶える彼女の耳もとで意地悪く囁く。
「留奈ちゃん……今ので、逝ったでしょう?」
「逝って……ない…こんなので……あっ」
俺は、十分に充血し濡れたヒダを弄びながら粘液がしみ出してくる膣の入り口に触れ指で丹念にほぐすように撫で回した。
「あっ…あっ…あっ……んんんっん…逝ってない…」
「嘘は良く無いよ、留奈ちゃん?」
俺は、中指を生暖かくきつい膣の中へとゆっくりと侵入させた…
「やっ…?h…ハァハァハァハッハッ……あっ…んっ…嘘じゃな……いもん」
中を広げるように、指を蠢かしながらゆっくりと出し入れしてやるとジュワと液が溢れてくる。
「留奈ちゃん…はぁ…こんなに濡れて嫌らしいよ…」
あっ…れ?…なんか俺と留奈ちゃんの立場が普段と逆転してないか。
「んっくぅ…違う…や…ハッ…ハッ…あぅ……嫌らしく…ない…ん…もん」
「はぁ…はぁ…そう…なんだ……」
留奈ちゃんは必死に耐えるように顔を歪め、俺の肩に両手を付いて腰を浮かせ気味にする。
両膝はガクガクしながらも俺の太ももを締め付けていた。
俺は留奈ちゃんの背中を片手でしっかり支えて、さらに指を侵入させてきつい膣の中を弄り、ゆっくりとあるポイントを捜し始めた。
「ハッ…ハッ……ハァ……やっ…あっ……ハァハァ…」
………そして俺が捜していたものは経験不足にも係わらず意外にも、簡単に見つかったのだぁー
(これも蓮さんとの人魚との××××為の×講座のお陰だよな)
「ふ〜ん…留奈ちゃん嫌らしくないんだ、じゃ大丈夫だね」
「あ? んんっ……下僕っ…ああっ…嫌っ!」
俺は中指の腹でその膣の中の、ほんの僅かに盛り上がっているように思える敏感そうな部分………にそっと触れる。
「……ダメ…そ…こ…げ、下僕…んん…やぁ…ダメぇえーダメーいやぁ」
留奈ちゃんは強い快感に乳房をブルブルと振動させて、俺が支えてないと後ろへと倒れるぐらいに細い身体をのけぞらせる。
「あっあっ…意地……悪ぅうっ……」
しかし、なんと言うか、留奈ちゃん初めてなのにエロくて感度いいよな?
身体が感じ方を知ってるというかなんというか、もしかして……
「留奈ちゃんって、いつもオナニーしてるでしょう?」
「ハァハァ…いつもってなによっ…そ…そんなにしてない…ハァ…もん…」
「嘘つちゃダメ、だってこのGスポットって開発しないと、こんなに感じないらしいよ」
「やっ…ん……さすが…エロ澄…そんな……こと知ってんの…ああ……んんっ」
留奈ちゃんの、生意気な言葉に俺は空いている方の手で尻の谷間をさわさわと愛撫した。
「…んん…にゃあっ……お願い……ま、待ってぇえええええー」
「ほら…凄い感じてるじゃないか」
さらに膣の中の敏感な部分を圧迫すると、留奈ちゃんの身体がガクガクして力が抜けて、頭から後ろへと落ちそうになてしまった。
「わ〜 危ない危ない」
椅子の背もたれをギシギシいわせ慌てて留奈ちゃんの背中に手をやり軽い身体を抱き寄せる。
「留奈ちゃん、だ、大丈夫?」
その熱を帯びた華奢な身体は、ぐったりして俺の腕の中に倒れ込み荒い息をしていた。
「ハァハァ…下僕の…ハァハァ…意地悪ぅ……変態…エロ澄!」
はは…相変わらず口が悪い、俺は背もたれに体重かけて傾げさせ荒い息をしている留奈ちゃんの身体を、お姫さまだっこのように横に抱きかかえ直して彼女の頭を俺の鎖骨あたりに持たれかけさせてやる。
「ハァハァハァハァ……?」
「こっちの方が楽でしょ?」
「ハァ……うん、少し」
俺が首筋に口付けをすると、真っ赤になり可愛くはにかむ。
か、可愛い、普段でもこうだったら……
「でもさぁ」
「…?」
「これだと虐められて悦び悶える留奈ちゃんのエロい身体がじっくり眺められるしね」
「なっ! よ、悦んでないわよっ……エロいって馬鹿じゃないの、下僕の変態、変質者!」
留奈ちゃんは、それこそ茹でタコのように全身を赤くさせ可愛く足をバタバタさせ抗議をし始めた。
むぅ、どんな仕草も可愛い、さすがアイドルだ。
「げ、下僕のくせに自惚れないでよォ…」
しかし留奈ちゃんは、まったく口が悪いし態度も傲慢だが…
「大体、なんで、私様が攻められるのよぉ」
「わ、わわかったよぉ…暴れないでよ、ご免、ご免」
「下僕が、私様にはいつくばりなさいよー」
でも口ではどう言おうが身体は弄られるのを待切れなくて疼いているのが、俺にはわかるぜぇ留奈ちゃん。
「じゃ…もう止める?」
「…え……」
「よし止めようか…」
俺は意地悪く立ち上がるそぶりをみせた。
「あ……ヤァ…ダ…メ…」
「ん? 聞こえない」
「…………」
そして俺は腰を浮かせようとする…
「わ、わ、わかったわよ……止めないで…こ、これでいいでしょ下僕の馬鹿ぁ」
勝った!
感動だ!
新鮮だ!
俺が、あの留奈ちゃんを従わせてるぅう!
しかもなんか凄くゾクゾクする、俺ってSの素質もあったのか…
……実は留奈ちゃんも虐められるのが意外と好きなんじゃないか、口はともかく、さっきから殆ど抵抗ないし…
燦ちゃんは自ら積極的に求めくるけど、留奈ちゃんは、受け身で苛めて好きに弄っていう感じで俺の為すがままだ、意外だけどこれはこれでいいな……
うっ俺は最低だな…ははは。
おっと、留奈ちゃんがまた睨んでいる。
「す、素直だね、留奈ちゃん!」
俺は内心の同様を隠して留奈ちゃんの顔を覗きこんでニヤと笑うと彼女の身体がビクとして俺にすがりつくように身を竦めた。
「やぁ…下僕の癖に生意気なのよ…」
フッ…留奈ちゃんの弱点を見切った今日の俺は一味違うのだ。
「留奈ちゃんって初めてなのに感じまくってさ、すごくエッチな身体だよな」
「ななに言ってんのよ…あっ…ち、違うもん!」
覆い被さるように抱き締めると膝を曲げて身体を小さく縮め俺の腕の中で卵のように丸くなり留奈ちゃんの呼吸が早くなっていく。
「ハァハァ…下僕…ハァ…の…くせに」
胸に手を当てがうと留奈ちゃんの心臓は鋼のように打っていた。
「ヤァ………ん……」
「身体全体感じるじゃないの?」
「ハァハァ…感じ…ハァ…ないわよ!」
「試してみようか?」
「え?……」
俺は、留奈ちゃんの後頭部に右手を添えて起こし左手を目の前でヒラヒラさせて彼女の首筋に触れて鎖骨へと滑らした。
「んっ…あ」
俺の指が胸へと移動すると、留奈ちゃんの目がそれをゆっくりと追う。
「ハァ……ハァ…ハァ……ハァ」
右、左と順番にそっと触れる程度に撫で回して
「くぅ……ハァハァ…んんっ…」
乳房だけでなく脇の下から胸全体を優しく揉むと縮めた足が震えながら伸びていく。
「あっ…ハァハァ……ん…んん…ハァ…意地悪…」
滑らかな脇腹を触り、鍛えられた腹筋に触れた。
「んっ………変態…ハァハァ…フゥ…ハッァ」
留奈ちゃんは時折、俺を罵りながらも徐々に呼吸を乱れさせていく、そして自ら頭を起こすと俺の手の動きを魅入れたように追い掛ける。
指が柔らかい下腹部にさしかかり、さらに留奈ちゃんの鱗と同じ色をした薄い茂みをかきわけ始めると彼女の目が大きく見開かれ太ももを閉じた。
「ダメ………やぁ…だめぇぇえ、やぁ…」
その言葉に同意しわけではないが俺はそのまま素通りして、
「ハァハァー ハァー ……ハァハァー……」
しっかりと閉じた内股に指を滑り込ませ太ももの付け根を擦ると留奈ちゃんは自ら股を開いていくのだった。
「ん…だめっ……ハァハァ…あっ……ぁあっ…どうしてぇ」
俺の目を怯えたように横目で見て留奈ちゃんは自分でも何故、股を開いたのか判らないというように呟いたのだった。
「留奈ちゃん達、人魚って足が弱点だよな」
「ん…やぁー…くぅ……いやっ……んっ…」
すべすべした張りのある太ももの感触をたっぷり味わった後、手のひら全体で彼女の大事な所を覆った。
「ほ〜ら、こんなに興奮してるし濡れて敏感に嫌らしく反応してる」
「…ハァハァ…し……してない」
俺は、耳に息を吹き掛け、ゆっくりと大事なところを指で揉みはじめた。
「あ……んんっ……くぅうっう…」
俺は右腕を、留奈ちゃんを抱え込むように脇の下に入れ、そのまま右の乳房を鷲掴みにし……
「やぁ…痛…やぁ…あっハッハァ……な…がすみ……んん…んん…」
…上へと絞り上げるようにムニュっと揉あげ美味しそうに起っている乳首を摘んで転がす。
「くぅ…………ん…ハァハァ…んっ……」
「ほら、もっと私を弄って苛めてくださいって…言ってみてよ」
「ハァハァ…あっ……な…んで…私様が………そん……こと……」
耳元で囁いてクリトリスを膣内から持ち上げるように圧迫すると留奈ちゃんの耐えるような表情が……
「あっああっ……ん……ハァ…しょこ…ハァハァハ……気持……いいのぉ…」
……恍惚とした表情へと変っていき自分の大事な所と胸を俺に蹂躙されやすいような位置に自ら移動していく。
「……はぁはぁ…苛めてって…はぁはぁ…言うんだ」
「ん……あっ…ハッハァ…いい……私様を弄って苛めて…下僕の好きにして…」
ついに留奈ちゃんは呟き、天井を仰ぐと大きく両足を広げて乱れ悶えながらも、背を俺に向けて坐り直してお尻を俺の股間にぐりぐりと押し付けてきたのだった。
「なが…んっ…す…み…ルナを…ハァハァ…可愛……がって…ハァハァ…ん…」
「ううん…うぁ……留奈ちゃんのお尻が…アレに…」
留奈ちゃんはエロすぎる!
俺は右手を後ろから伸ばして、なおもクリトリスを攻めあげ、手の中で自在に変形する弾力のある乳房の感触の触り心地を十分楽しんでから、すくいげるようにすると可愛い乳房はすぐに限界を超えて俺の手の中から弾けるように元に戻っり小刻みに震える。
「ハァハァハァ……あっ…にゃがしゅみ…わ…私…おかしく…なって…」
はぁはぁ…留奈ちゃん、呂律がまわらなくなってきているや…はぁはぁ…留奈ちゃんがこんなに…感じやすいとは…はぁはぁ…ホント思わなかった…はぁはぁ
俺は、なおも左手でクリトリスをもてあそびながら右手の中指を膣にゆっくりと侵入させて中を撫で回す。
「あっあっ……ん……んっ…いい…ハァハァ…ん…ん……」
留奈ちゃんの艶やかな喘ぎ声を聞きながら彼女の媚薬のような肢体におかしくなっていたのは俺の方かもしれないと思った。
「…ハァハ…ハァ…にゃ…が…ハァ…しゅみ…永澄…ハァ…あっやぁああっ」
やがて留奈ちゃんは身体を反らせてビクビクと痙攣するように震わせたあと四肢をぐったりさせて、浮いていた腰は力が抜けたように俺の股の間に落ちたのだった。
「………あっ……ハッハッハッ……ん……ハァハァハァ……ハァー」
はぁはぁはぁ……俺は、俺の大股の間に坐って…ぐったりして足を投げ出し粘液でグチョグチョになった股間をさらけ出している留奈ちゃんの痴態に…新たな欲望が生まれゴクと生唾を飲み込んだ。
そしてまだ俺の指が触れている剥き出しのクリトリスを肩ごしに見つめた。
……………はぁはぁ…艶かしい…色だ…
留奈ちゃんは肩で荒い息をしながら横目で俺の視線を辿り、自分の大事な所を見ると怯えのような焦がれるような表情して顔を後ろへ捻って俺を見つめる。
あっ…や…やりすぎたかな……
俺は、そっと留奈ちゃんの股間から手をどけて、力が抜けフニャとした軽い身体をなるべく優しく横に抱き直した。
そして口を開こうとしたら
「…そうよ…ハァハァハ…わ、私…ハァ…いつも…ハァ…下僕でオナニーしてる……の」
「はぁはぁ…え?」
「ハァ…ハァ…だって、私様は…いつも1人だもん…ハァハァ…でも、アンタと燦が……コソコソとしてる……の…聞こえてくるんだもん」
「………」
「初めて知った時…すごいショックで…はぁはぁ…目に入るし…だから、気がついたら1人でハァハァ……永澄のせいだもん……」
「る……」
「…永澄ママが…せ…天気がずっと悪くて洗濯物が…乾かないからって……部屋着の代わりに……って永澄の小さくなって着れなくなったワイシャ貸してくれて…」
あ、今日、着ていた、あの俺のワイシャツの事か……
振り絞るような言葉に俺は何も言えなくて黙って聞いてた。
「私…嬉しくて……さ、燦が羨ましがって…ハァハァ…手放せなくて大事にして…なのに私…惨じめ……よね」
「ち、違うよ留奈ちゃんは…惨じめじゃ…」
「大体、バレンタインの…夜遅く……ハァハァ……私が帰ってきていた事……気付かなかったじゃない!」
「あ………」
「ハァ…私様だって……ちゃんと言ってくれたら諦められたのに」
「留奈……ちゃん」
「オナニーの…仕方なんて……殆ど知らなかったわよ……ハァ…あんなにエッチな本を……持ってる変態下僕のせいなんだから!」
「留奈ちゃん………」
お、俺のエロ本はともかく、いつも1人という言葉にはズシと来ってしまったよ、ご免、俺、何も考えてなかった。
「留奈ちゃん…俺…ご」
留奈ちゃんは人指し指を俺の唇に当てて遮って睨み付けてから、そのまま俺の鎖骨に唇を這わせて呟く。
「…な…が…すみ……永澄と燦なんか大嫌い」
………ご免よ…
顔を興奮で紅潮させて息も絶え絶えで全身汗まみれで横たわる留奈ちゃんの幼さの残る姿は、とても艶かしく淫媚なのに切なくて悲しかった。
俺は、また何も言えなくなってしまい、留奈ちゃんの小柄な肩を強く強くギュと抱きしめるのだった。
留奈ちゃんは甘えるように顔を俺の胸に擦り付けてきて小さく小さく呟いた。
「…今の大嫌いっていうの……う、嘘だからね……」
その言葉を聞いた俺は、凄く罰当たりなことを考えてしまっていた――
――俺は地獄に落ちるかもしれない。
「だから…好きにして……ハァ〜ハァ…いいわよ…」
「えっ……」
「だって、永澄の指……凄く優しいかった…ハァ…自分でエッチするよりずっとずっと気持いいんだもん……好きな人に弄って貰うのが、こんなに、こんなにおかしくなる程いいなんて思わなかったわよ」
「わ、る、るる留奈ちゃんっ!」
「…ん?」
まぁ、ここまでしていて驚く俺も俺だったが、はっきりと言葉で聞いてしまうと…
留奈ちゃんは、みるみる赤くなり慌てる。
「はっ……いやぁ〜 い今の忘れて、ダメ、無しなのよっ、いい私様の言う事を、き聞きくのよォー」
全身赤くなってうろたえて、恥ずかしさにのたうち回る、珍しい留奈ちゃんの姿に俺は出来るだけ優しく返事をする。
「もう遅いよ」
「うっ……不覚だったわ」
「あのね、ここまでしておいて?」
俺が呆れたように言うと。
「…………………………そう……よね…」
と急にサバサバした表情で笑ってから言ったのだった。
そして…………
「もし、下僕が俺も好きだよって答えていたら、即、殴って電気按摩をしていたわよ」
「…………」
留奈ちゃんの言葉と、その大人びた表情に俺は心の底が切なくてツンと痛くなり、強く抱きしめて答えるしかなかった。
「永澄……あ、ありがと……う」
それにしても……
「本当に君は留奈ちゃん?」
「どういう意味よォオー」
いや、いつもの留奈ちゃんとは同じ人物とは信じられない程、素直で可愛くてさぁ。
「ご、ご免よ」
「まぁいいわ……だからいいわよ……」
「え?」
「さっきの続き、エロ澄さんは、私のここ……舐めてみた…いんで…しょ」
「わっ、る留奈ちゃん!」
目を逸らせて顔を赤らめる俺の顎に留奈ちゃんは手を添え自分の方へ向けさせる。
何故わかるんだー
読まれてる、どうして?
「この前、永澄が手に入れたエロ漫画に載ってわよ」
「…………………」
「で、エロ澄は、魅力的な私様のここで……試したくなったんでしょ?」
「………………」
俺は、己の性欲の浅ましさと恥ずかしさにうなだれてしまった。
でも勝手に見るなよぉおおおぉー
「あ、そうだ……ところ…で…」
「うん?」
「このヌルヌルしている白い物……な…に?」
留奈ちゃんは自分の腰の後ろに手をやって聞いてきた。
「あははははは……留奈ちゃんの押し付けて来るスベスベの可愛いくてぷりっとした臀部が気持良くてさ……ははは…つい…我慢できなくて……その…」
「……………」
そして留奈ちゃんは黙ったまま俺の股間のモノを恐る恐る覗いた。
「……………」
「ウッゴァアアアアアア!」
痛ぇええええ…
俺の精液を、可愛いく不思議そうに指で捏ねたり匂いを嗅いだりしていた留奈ちゃんの呼吸が少し落ち着いてから、俺は顎をさすりつつ訊ねた。
「留奈ちゃん…その…い、入れ…る?」
「え?」
留奈ちゃんは自分の股間をチラと見て呟く。
「な……舐めな……いの?」
「いいよ留奈ちゃん初めてだしさぁ」
「だって…私様は、まだ男の悦ばせかた知らないから……」
留奈ちゃんはどうやら自分の手で俺を気持良くさせらないことが気に入らないらしい。
「え? 留奈ちゃんの淫乱なエロい身体を楽しんでるよ」
「淫乱って言うなー」
うごあ……
「痛……ま、また、今度にしようよ、俺も留奈ちゃんももっと慣れてから」
「また、こ………」
留奈ちゃんは、その先の言葉を飲み込む。
そうなんだ、お互いに……今回一度だけの特別な事だということを知っているんだ。
「そう、俺もちょと抵抗あるし」
「なんだ……残念」
留奈ちゃんは明るくペロと舌を出して笑った。
でも実際のところ、留奈ちゃんは、ぐったりしていて、もうそろそろ限界だろう。
「留奈ちゃん?」
再度の俺の問いかけに、留奈ちゃんは既に回復している俺のモノを見てから潤んだ目で俺を見上げて、指に付いた精液を舌を出してゆっくりと舐める。
ううっ色っぽい仕草だ
そして精液の味に顔をしかめた後、普段の留奈ちゃんからは想像もできない、淫媚でありながら清純という言葉では表現出来ない表情をして返事をした。
「……うん…欲しい…」
俺は、その表情というか存在感に背中が総毛立つ程ゾクとした。
今さらながらにアイドルLUNAを膝に乗せてこの腕の中に抱いているのだと実感した。
そして俺は、これから全国の男子が憧れるLUNARの処女を奪うのだ。
留奈ちゃんは密着している身体の間に手を滑り込ませ俺のモノに触れて頷いた。
「永澄の……を入れた……い」
俺を見つめる留奈ちゃんの眼差しが永澄はと問いかけていた。
「俺も留奈ちゃんの中に入れたい」
俺の心から、留奈ちゃんの中に入れる事の迷いが全て消え留奈ちゃんを完全に俺のものする覚悟ができた。
ここまで来て引き返せる程、俺は人間出来てないしね。
部屋に備えられいるベッドを横に見て留奈ちゃんを抱えて椅子から立ち上がろうとしたら。
「このままでして…ベッド汚れるし、なにしたかわかちゃうわよ」
うっ、留奈ちゃんらしくなく、いきなり現実的な事を……
でもなんか、やっぱり女の子だなぁ〜
「え……でも……ベッドに横になったほうが痛くないかも…」
「下ぼ……永澄とこうして正面で向いあって抱き合たまま…したい…」
恥ずかしそうに頬を赤らめて留奈ちゃんは言った。
その姿は可憐で、まるで俺の理想のアイドルルナがそこにいるようだった。
「はぁ……留奈ちゃん、可愛いよエロいよ」
「馬鹿エロ澄!」
背もたれがあるとはいえ、ずっと椅子に座って行為をしてたもんだから俺も背中と腰が限界になりそうだ。
俺は、いきなり留奈ちゃん抱えて立ち上がる。
「きゃっぁあ」
可愛く声を上げて、可愛くヒシッとしがみついてくる留奈ちゃん。
「よぉっと」
俺は、留奈ちゃんを抱えたまま腰を降ろして冷たい床に尻をペタンと付き胡座を組んで、その上に留奈ちゃんの尻を乗せた。
「フ〜 俺、留奈ちゃんがこんなにエッチだと思わなかったな」
「わ、私様だって………思わなかったわよっ、」
「留奈ちゃん、素直なだな……痛…ああ叩かないで」
留奈ちゃんは片手で俺の顔をベシベシ叩きながらニーソを見て顔をしかめた。
「汗で気持悪いから私様のニーソを脱がせて…」
「え……」
「嫌なの?」
「いえ…脱がさせていたただきます……」
俺は汗まみれで両膝までずれてしまっていたニーソをゆっくり脱がせ始める。
「本当は、下僕を足元に組み伏せて、苛めて攻め立てて、奴隷として調教して、もてあそぶはずだったのぉ…あっ…もっとそっとやってよぉ」
「……………………うっ」
そ、想像したくない…
クシャクシャになったニーソが捲れていき、ふくらはぎの白さを俺の目に焼き付けて、片方が脱げる。
は〜 本当に綺麗な足だよな…
「なのに……なのに…永澄の身体に触れたら頭の中が真白になっちゃって」
俺がもう片方のニーソに取りかかると俺を見上げて。
「匂い嗅がないの?」
「うっ……………な、なにを言うだ!」
「ホーホホホ、ちょっと考えたでしょ」
「ううっ」
「はぁ……私様も自分から、下僕の指で弄ってなんて言うなんて考えもしなかったわよっ」
可愛く頬を膨らませる留奈ちゃんを見ながら、女の子が身に着けているものを脱がす行為というのは、なんてエロチックな行為なんだろうと思った。
「ん…ハァン…フゥ〜、すっきりした。」
ニーソを取ると留奈ちゃんは艶かしい溜息をついたのだった。
「留奈ちゃんって本当にエッチだよな」
俺はニーソを部屋の隅へ放り投げ、いつも俺を電気按摩をしている美しい足先に手を触れ太ももへと指を滑らしていく。
「ん…あっ…ん…違うって言ってるでしょ…下僕のエッチ」
留奈ちゃんはちょっと口を尖らせ俺を軽くつねってから、俺とキスを交わした。
俺はキスをしながら手を内股を撫で回し股間に触れて、もう片方の手で胸を軽く揉む。
悶えながらも自分から舌を軽く絡ませ、ゆっくりとお互いの唇をはむようにあわせてから溜息をついて離れる。
「ハァ…んっ…ん…うぅん」
留奈ちゃんの手が俺のモノに触れて軽く掴む
「うっ留奈ちゃん…」
「私様、ずっっと本気にならないようにしてたのに…ハァ〜ァ」
「え?」
「私様は燦がこれを入れて気持よさそうにしているの見てどんなんだろうって、ずっと思ってた」
「留奈ちゃん」
「あんなに幸せそうにして嬉しそうにして…」
「ずっと悔しくて、燦はいつも望むものが手に入って……私だって永澄のこと………を知ってるのに」
さっきの思い詰めたような独白と違って留奈ちゃんは俺のモノをしげしげと眺めながら淡々と話した。
「気が付いたらオナニーするようになって、もう本気で永澄が欲しくて凄く欲しくて」
「もういいんだよ、留奈ちゃん」
「だから無理矢理でもせめて初めては永澄とって決心したの…」
「………」
俺は、そっと耳元で呟く、悪いのは俺なんだから。
「ホーホホホホ…そうよ下僕とコレが悪いんだから…ね」
そして留奈ちゃんは俺に向き合い腰を浮かせる。
俺は細く引き締まった留奈ちゃんのウエストを掴んで支えて大事な所の入り口が猛り狂う俺のモノの真上に来るように誘導する。
二人の鼓動が激しく打ちはじめた。
「いい?」
「うん…ハァハァ…どうするのか、ルナにお、教えて」
素直な留奈ちゃん……何度経験しても感動だ!
「俺のに手を添えて……」
「こ、こう?」
「そう…」
震える片手を、そっと俺のモノに優しく軽く掴む。
「恐くない?」
「な…永澄の……だから…恐くない……」
可愛い事を言ってくれるな〜
しかし俺もかなり敏感になっていて留奈ちゃんの手の感触だけで逝ってしまいそうになっていた。
「そっと腰を降ろして……」
留奈ちゃんは、もう一方の手で俺を抱きしめて腰を恐る恐るとゆっくりとおろしていく。
「そのまま…」
「うん…あっ」
俺の先端にヌメヌメとしプニとした生暖かい感触がした途端、留奈ちゃんは目を閉じて歯を食いしばった。
「んっ…んん…」
「大丈夫?」
「へ、平気だわよ…こ、こんなのっ…あっあっ」
くっうう、俺のモノが入り口を無理矢理、縦にこじ開けて入っていくのが感じられて、はぁ…はぁ…ああっ…これはきつい。
「いっ……あっぅ…くっ」
留奈ちゃんは呻くように喘いで腰を、一気に降ろそうとする。
「うっ……ダメだよ…くぅ…ゆっくりと」
しかし、余りの刺激にう…俺も出そうに…なる……
「あっ…入っ…た」
「まだ、先端…だけ…だよ」
「う〜」
留奈ちゃんは目尻に涙を滲ませながら、腰を僅かにゆすりながら降ろしていく……
くっ……せ、狭いという…か、何もないとこへ…強引に突っ込んでいくような感触に俺も鈍い痛みに似たような抵抗を感じたのだった。
「留奈ちゃんの、中きつい…」
「ああっ…ぐぅうう…痛…ああっダメこれ痛すぎる」
三分の二くらい入った所で、留奈ちゃんは俺に体重を預けてはぁはぁと激しい呼吸をして呟く。
「…なんで、こんなに……大きいのよっ…」
いや…文句を言われても…しかし留奈ちゃんの中はなんて言うか吸い付くというか、燦ちゃんと、まや違った味わいで…
……あっ留奈ちゃんが睨んでいる。
ドキドキ…本当に、こ、心の中が読めるんだろうか…
「や、止める?」
「嫌! んん……あっあっ……くぅ…ん……ハァハァハァ…んっ…」
留奈ちゃんは目を閉じ、冷汗を流しながらも一気に腰を降ろして俺のモノを根元まで喰わえこんだのだった。
「ハァハァ、なんで…こんなに痛いのよっ」
密着した股間をチラと見て俺の顎に一発。
「痛いよ…留奈ちゃん、無理……言わないで」
「ふん!」
顔をしかめた留奈ちゃんは今度は俺の左頬に軽くキスをしてから俯いて、小さく呟いた。
「永澄のが入ってる…私の中に…一杯…ぁ…う、嬉しい…やっと……」
「やっと?」
留奈ちゃんは、俺の目をちらっと見てから、続きを呟いた。
「えっ…なんて言ったの最後の方聞き取れなかった」
「た、大した…ん…事じゃない……わよ、うっ…動いちゃダメッェ…ハァハァ…そ…それより…どう私様の……な、中?」
「うん…凄いよ、気持いいよ……」
「あっ…ハァハァ…当たり前よ…ああ…変な…感じがする」
「…痛くない?」
「今は、大丈夫…私様……ずっと…ん……アッ…動かない…で…ちょっと…このままでいたいの」
「え……?」
「…永澄のがドクドクいっている…判るの…ああっ…ダメ、痛い」
うっ……留奈ちゃん痛いと言いながら…くっ…強烈に締め付けて来る。
「い、痛いのなら抜……こうか…」
「嫌…うっく……永澄が逝ってからっよ」
「無理しなくても……」
「私様が…何回も逝ってんのに……ア…ンタを逝かせないと……江戸前人魚…の名が……すたるわっよっ」
「あ、なんか懐かしいセリフ……でも留奈ちゃんの中、凄く気持良いから俺すぐ逝っちゃうよ…」
俺の言葉に留奈ちゃんは、ボッと顔を赤くして俺の肩を軽く抱き身体を少しずつ動かし始める……あ……いい
「ん……あぇ……くぅ…ん……」
俺はなるべくゆっくりと留奈ちゃんの動きに合わせて身体を動かした。
留奈ちゃんの中は、ヌユルと弾力がありぬめって生暖かくきつく吸い付くように締め付けてくる。
「んっ……あっ……ん……はぁ…はぁ…あっ…やぁ…」
うっ…ダメだ……きつい……。
「んん…痛い……のに…やぁ…敏感な……所が擦れて……んっあ…」
留奈ちゃんが結構、痛がっているようなので俺は我慢せずに、なるべく早く出すことにした。
ハァ……ハァ…俺のモノをしっかり喰わえこんで濡れて蠢く接合部を見ると…そうか…ハァハァ…この体位だとクリも圧迫して……
「くっ…う」
一緒にいくのは無理かもしれないけど、少しでも留奈ちゃんの痛みを和らげようと俺は片手を接合部に触れてアソコの縁や敏感なクリトリスをそっと愛撫してやったのが、不味かった。
留奈ちゃんの中はビクビクと痙攣するように俺のモノを強烈に締め付けて来た。
くぅ…そんなに締め付けないで。
「やっ……ダメ…痛いのに…そこ…敏感になり過ぎて…痛っ…あっあっあああああーやぁああ」
「留奈ちゃん、そんなに腰をクネクネさせないで…そ、外に…にっ俺、もう出すよ……ああっ…くっ…でるぅ」
「はぁ…ぐっ…あっ…なが…すみ……中、大丈夫だから…わ、私様の中に出さないと……後で…酷いわよ……」
「ええっ……うっ…もう出る…留奈ちゃん……うぉっ…」
俺のモノが小さくなったので、ぐったりした留奈ちゃんはホッとして、溜息をついた。
俺の心配している表情に気が付いたのか留奈ちゃんは軽く微笑んで、汗まみれの身体をほぐすように動かした。
あっ……いかん、留奈ちゃんの中は気持良すぎて、早く抜かないとまた大きくなってしまうぜ。
「私……まだ……大丈夫だ……から…永澄……まだ…」
俺は首を横に振って、
「大丈夫だよ……留奈ちゃんの中は良すぎて、しばらくしなくても大丈夫なくらいだよ」
俺は留奈ちゃんの中からからそっと抜いた。
そして床に溜まった粘液と漏れた精液に混じる一筋の赤いものを見付けて………
なんだか俺は留奈ちゃんの想いの重さのようなものを感じたのだった、そっと余韻に浸る彼女を抱き締めると……
とたんに留奈ちゃんは泣いてるかのようにしがみつき静かに、ある事を小さく呟いたのだった。
それから一息ついtから服を着て証拠隠滅の為に保健室を片付けてから、外に出たら、もう真っ暗だった。
片付ける時にそっと、あのビデオカメラを調べたら中身が空だった…
やっぱりと思ったけど、なんんというか留奈ちゃんらしいや。
はぁ…
留奈ちゃんの着替えているところを見てたら、恥ずかしいから見るなと殴られてしまった。
もっと恥ずかしい事が平気で、なんで下着を着るところを見られるのが恥ずかしいのだろうかよく判らないや。
そして俺のワイシャツを嬉しそうに着ているの見たら、また心が切なくなってしまった。
たんこぶをさすりつつ空を見上げる。
寒い雪が降りそうだな〜
……はぁ…どうしよう、ついに留奈ちゃんとしちゃたよ…
俺は、最低な男だ、罪悪感も大して湧いてこない、それどころか留奈ちゃんとなら燦ちゃんも許してくれるなんて都合の良い阿呆な事を考えてしまっている。
しかも留奈ちゃんは大丈夫だと言っていたけど中に出してしまったし本当に大丈夫だろうか。
……燦ちゃんは、怒るだろうか、泣くだろうか…
当の留奈ちゃんは、まだ顔を紅潮させたままフラフラと歩いていて……
わー
そのままよろけて、倒れそうになった。
「だ、だ、大丈夫?」
「う〜 まだ中に入ってるような気がするわよ」
「ご、ご免、そんなに痛かった」
「違う、フラフラなのはアンタが下僕の癖に私様を弄り回して虐めて逝かせすぎたからっ」
と蹴りを入れてきたので、すぐ謝る。
「痛い、ご免なさい、留奈ちゃんの身体が余りに反応が良いから…つい」
「うっ…下僕の癖に生意気なのよっ」
あ、思い出すとまた股間が反応してきてしまった、燦ちゃんと初めての時は、俺も初めてだったから正直、気持いいのか悪いのかよく判らないうちに終わったもんな〜
まぁ、あの時も状況が状況だたったしな。
「でも、下僕って早漏っていうやつよね?」
「へっ? な、なんと言う事を、そ、そんな事ないぞ!」
「ふ〜ん……だって、私が腰を動かし始めたらすぐ出したもん」
「違うよ、俺、もう限界だったんだよ、ずっと留奈ちゃんが腰をグリグリと押し付けてくるし…」
「わ、私様は、そ、そんな、はしたない事はしていわよ!」
「うにゃ、した、もう欲しくて欲しくて仕方がないというように!」
「……こんのぉー 下僕めぇええ、なに考えてんじゃー」
「わ〜 痛い、痛いよ蹴らないで、わ〜その石を下におろしてよ〜」
留奈ちゃんは、いつもの留奈ちゃんに戻っていた。
「よぉっと、留奈ちゃんは……さあ」
門が締まっていたので学校の塀を乗り越える為に、留奈ちゃんを上に引き上げながら俺は、今さら聞いても仕方がないと思いつつも聞いてしまった。
「ちゃんと引っ張てよ、なによっ」
「……こ、こんなんで本当に良かったの……俺と…その」
「ふん、これで下僕は私様の身体から離れなられないでしょうからねホーホホホホホホ」
「あ、危ないよ塀の上で立ち上がったらダメ〜」
塀から落ちそうになった留奈ちゃんの身体を抱きしめながら腕の中にある身体の柔らかさに、俺はまたドギマギしてしまった。
今度はちゃんと俺の屋根裏部屋で、この肢体をと一瞬でも考えてしまった俺はやっぱり地上最低だ。
そして、留奈ちゃんは、俺より先に塀を勢いよく飛び下りて尻餅をつくと、俺を見上げて言った。
「下僕は、馬鹿みたいに鈍いからこうでもしないと一生私様の本当の気持に気が付かないでしょ」
「………俺…」
「ないやってんのよ、行くわよ!」
「…うん」
そんな事をしながら燦ちゃん達がバイトしてる喫茶店へと向った。
喫茶店の前で立ち止まっていると
「どうしたのよっ」
俺どんな顔して燦ちゃんに顔を会わせれば……
「なにやってんのよぉ さっさと入りなさいよ」
「ああっ!」
ケリッ! と尻を蹴っとばせれてドアにぶち当たった。
「あ、永澄さん…ご主人様いらっしゃいませ」
「うっ うん」
「燦、私様もいるんだけど」
「あ、だって留奈ちゃんはお客さまじゃなくて同僚じゃろ?」
「今日は、客として来たのよっ」
留奈ちゃん、なんで燦ちゃんと平然と話しができるんだ?
「はぁ…」
「何よ、下僕、そんな溜息ついて!」
「いえ、なんでもないです」
ようやっと罪悪感のようなものが沸き上がってきて居心地悪くて落ち着かない…
でも、何故か俺は留奈ちゃんとの行為を後悔できなかった。
留奈ちゃんと向いあってコーヒーを飲んでいると。
燦ちゃんが来て、薬のような箱を留奈ちゃんに渡した。
「さっきお母ちゃんが持って来たきん、忘れない内に渡しとくな」
「あ、何の薬なの?」
思わず聞く、どこか悪いのだろうか?
燦ちゃんはちょっと顔を赤らめて言いにくそうに小声で言った。
「あ…うん…ピル…じゃ…きん」
「へ……ピルって、避妊薬の?」
「そうよ、副作用無しの人魚用のやつよ、燦のお母さんに分けてもらってるのよ」
「留奈ちゃん声が大きい……恥ずかしいきん」
「さ、さ燦ちゃん? まさか知っているんじゃ… その……あの今日…」
「うん? 留奈ちゃんが、義理で女の大事な物を永澄さんにあげるって言ってた事?」
「…………あの……いや、いいです」
「燦、これ返しとく、お母さんに渡しておいて」
「うん」
あぅ…保健室の鍵だ………まさか蓮さんも絡んでいる?
ぼ、僕…話しが理解できないんですけどぉお!
俺の表情に慌てて燦ちゃんが照れながら言った。
「あ…永澄さん、私のは義理じゃくて本命じゃきんよ」
その言葉に留奈ちゃんがムッとした顔をする。
「言っとくけど燦、私様だって本命なんだからね! またスタートラインに並んだんだからね!」
「うん、これから正々堂々と勝負じゃきん、私も、留奈ちゃんに負けんよ!」
燦ちゃん、義理だの本命だの…それは、余りにも…余りにも天然すぎるよ………俺は酷く脱力しつつ混乱する頭を抱えた。
大体、正々堂々って何んなんだよ?
留奈ちゃんも、かなりおかしくねぇ。
それとも魚人達の世界では、これが普通なのだろうか?
そういえば、蓮さんも、また平然と俺を囲うとか言ってたしな〜
「わ〜雪じゃ〜」
「そんなの珍しくないわよ」
「燦、お客さんだぞ」
「は〜い明乃っち」
「悪いが留奈も入ってくれるか?」
「しょうがないわね、あっ その前にシャワー借りるわよ」
「むっ、早くしてくれ」
「は〜い」
燦ちゃんがテーブルから離れる際にお冷やを入れつつ、そっと俺の手に人指し指を触れる。
今夜、屋根部屋に……行くきん
頬を染めて俺へ流し目をしてカンターへと歩いていく姿につい燦ちゃんの揺れる乳房と麻薬のような艶かしく美しい肢体を思い浮かべ、俺の下半身が疼きだす。
俺って本当に最低だよな。
窓の外の音も無く降る雪を見て溜息をつく。
俺は、いや俺達はこれからどうなるんだろうか…
そして、留奈ちゃんがが俺の胡座の上で最後に呟いた言葉―――
「私様は……燦もアンタも……いつも三人で一緒にいたい…のよ…………」
―――を思い出だし、二人共、俺のものにしたらどうなるだろうかと
また罰当たりな事を考えてしまったのだった。
蛇足という名の後日談
その日の夜、ぼ〜として夕食をとり、ぼ〜として風呂から上がりぼ〜として屋根裏部屋へあがろうとしていたら、二人の部屋のドアがちょっと開いていた。
燦ちゃんは巻が寝てから来るからまだ部屋にいる筈だ。
……今夜、留奈ちゃんはどうするつもりだろう。
何気なく近寄ってみるとヒソヒソ声が聞こえてきた。
「…痛かったし…………下僕は…………」
えっ?
「…留奈…ゃん……慣…いと……気…良く…らな……あれ…」
「下…の性癖………変………」
な! なにを話してんだ…二人共!
「………テ……ニック………もう……良……って…」
「………チョ…キス…のア…デア…………わよ」
ま、まさか今日の事かぁあああ〜
「こ……風に……を入れ………どう………わ…」
「あっ…やっ……留奈ちゃん…………や…」
えっええ! あ、喘ぎ声ぇ?
ぐっぅ……俺はなんか目眩がし頭がフラフラになり壁に寄り掛かる。
「……どう?………ここ…………留……」
「………んっ……燦……ん……いい………」
なんか疲労が、どどっと激しく襲ってくる、どうやら今日の事を事細かく説明しているみたいだ。
いったい、二人の関係はどうなっているんだ。
いつのまに、なんで、こんな事を話せるような相柄になってるの?
一体、何が起こってんだ!
俺は、ひょっとして二人の手のひらの上で踊ってるだけなのか。
ヒソヒソ声が次第に大きくなって
「大体…下僕…どこで…あ…なテク…ック……知った…………まさか…」
ギク
……はぁ…
もう聞きたくなくなって呆然として屋根裏部屋に行こうとした時
「政さんや皆に対抗する為には、いっそうの事、毎夜二人で永澄さんの化け物のような精力を使い果たせて…」
とはっきり聞こえた。
…………
ううっ…化け物…………それに、また政さんか…止めてくれ…
「ルナパパさん、またセーラ服着て永澄さんにせまってた」
「アンタのところの鮫男だって怪しいわよ、この前、携帯の待ち受け画像みちゃったわよ」
ふふふ……ふ、二人共、何を考えてるんだぁあああ!
燦ちゃんには悪いけど今夜は、屋根裏部屋へと続く階段を収納して内側から鍵を掛けて1人で寝る事にしよう。
もちろん、そんなわけにはいかなにのは世の常で、俺は一糸纏わぬ燦ちゃんと留奈ちゃんに挟まれて朝を迎えたのだった。
完
・・・
凄過ぎて言葉が出て来なかったぜ・・・GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!
エロ澄さん終了のお知らせ(性的な意味で)
ご免なさい、申し訳ないです。
途中抜けておりました……抜けていても大して変らない我、文章が悲しい……
21番目の下に追加です。
「あ……んんっ……くぅうっう…」
「これは毎日オナニーをしてるよな」
「違うもん…んん…エロ澄の…んん…馬…鹿」
うっ…俺、さっきからエロ漫画の中の変態中年のような事、言ってるよな…ハハハ…
少々自虐の思いが沸き上がってしまったが、留奈ちゃんの悩ましい肢体に萌えてしまうのが止められなかった。
「違わないよ、はーはー…留奈ちゃんはトアイドルなのに、こんなにエッチだよ……ほら」
俺は、柔らかくプニっと膨らんだ小さな二つの丘に挟まれた裂け目に親指と人指し指を入れて、そっとゆっくりと開いて行く。
「あっあっあああ、嫌…止めて……嫌、嫌……もう」
留奈ちゃんは悶えながらも顔を股間に向け、粘液が滴り落ちる大事な所を凝視している、目を逸らしたくても出来ないのだろう。
「……ハァハァ……嫌……止めて…んんっ…くぅ……ハァ」
「はぁはぁ…こうやって、ここを自分の指でしてるんでしょ…留奈ちゃん…」
「ハァ…ハァハァハァ……して……ない…」
男のモノを誘っているようにヒクヒク痙攣しているヒダを苛める攻める。
「ほら……こんなに嫌らしく…はぁ…はぁ粘液を垂らしてここも大きくなってる」
留奈ちゃんの荒い呼吸が次第に短くなっていく。
「留奈ちゃんは、はぁはぁ……ここ弄るの好きなんだね」
「嫌…ダメ、ハッハッハッ…だめぇ…そこ…今は…ダメ…わ…私……おかしく…あっ」
「はぁはぁはぁ…いつも弄ってオナニーをしてるんだ…」
「くぅぅう………してない…ハァハァ…もん…ハァハッハッ…」
やはり留奈ちゃんは、恥ずかしい言葉で責めるとすこく感じている。
普段の彼女とはまったく正反対な姿なだけに、すごく新鮮で滅茶苦茶にエロくて俺の心を惑わし狂わせる。
はぁはぁはぁはぁ
ああ、留奈ちゃんの反応が可愛くて苛めるのを止められないよ。
はぁはぁ…俺の指が…はぁはぁ…隆起しているクリトリスの先端に触れた。
「あっあっああっ………やっ……ああ……やぁ」
はぁはぁ……俺は留奈ちゃんの腰を右手で強く抱き寄せ、左手の人指し指と中指の間で挟んでクリトリス全体を根元も擦りさすり転がすように緩急をつけて攻め立てる。
「ああっ…な…がすみ…ん…ダメいいのっ……やっ…そこいいのっ……」
ついに言葉と身体が同調して留奈ちゃんは身体を弓なりに逸らせ髪を振り乱し顎をあげて俺の肩と膝に爪を立てる。
「ハッハッハッ…どうし…よう…いいんっ……くぅ…ハァ……やあっ」
「はぁはぁ、留奈ちゃん…」
「あっ…ハァハァハァ…?」
「私を……はぁはぁ……もっと苛めてって言ってごらん」
神ktkr
エロ小説で泣いたの初めてなんですけど
いやまじで泣いてしまった・・・留奈かわいいかわいいかわいいよ!!
エロ澄さんはエロアホいし最高すぐる
長編乙!!!!
こいつは素晴らしすぎるぜ!
GJ!
巡×藤代の立場逆転マダー?
GJ
最高でした!
ルナ様ヒャッホー!!
乙
良作が投下された後で心苦しいんだけども、鬼畜物投下しますです。
嫌な方はスルーしてください。
設定なども自分なりに調べてみてはみましたが、もしかしたら変なところがあるかも?
一部俺設定もありますんで、まあその辺は長い目で見たってくれると有り難いこってす。
汚された太陽1
「燦ちゃん、幸せかい」
「もちろんよ、永澄さん・・・」
満潮永澄、瀬戸燦の二人は燦の自室で(元々は永澄の部屋だったが)肩を寄せ合いひっそりと時を過ごしていた。
何をするわけでもない、何を話すわけでもない、ただ二人でいるだけで気持ちが満たされていく。
今時恋愛小説でも出てこないようなシチュエーションに二人は満足していた。
二人は彼氏彼女、恋人同士などという間柄ではない。
既に二人は夫婦なのである。
しかし夫婦という関係性でありながら、二人がこのように気兼ねなく触れ合う関係に至るまでには
長い長い時間がかかった。
二人の婚姻はほとんと成り行きによるものが大きかったため、二人は手探りで関係を構築する他なく、
それまではどこか互いに一歩踏み出せないままでいた。
今のような直接的なスキンシップなどはもってのほかである。
しかし源義魚の仕掛けた事件により二人の絆は一気に強くなった。
雨降って地固まるではないが、あの事件をきっかけに二人は、特に永澄は燦への思いを自分の中で確固たるものにした。
今まで曖昧にしていた、周囲のペースに促されていた燦との関係を自ら明確にしたのだ。
それに伴い永澄のことを敵視していた瀬戸内組のメンバーも、永澄の真の強さを認めることで
彼への敵意を抑え、二人はようやく気兼ねなく共にいられることとなった。
「じゃあ、もう遅いし部屋に戻るよ」
「え・・・わ、分かった」
スクっと立った永澄の言葉を了承しながらも燦はどこか不満そうな表情をしていた。
何か物欲しそうな表情に永澄は答える。
「燦ちゃん、前も話したけどさ・・・」
「ううん!別にええよ。
永澄さんの気持ちは私も嬉しいし、これからも時間はあるきん」
「ありがとう・・・」
二人はお互い微妙な笑顔でその場を後にした。
上手くいったと思われた二人の関係、それにはちょっとした弊害もあった。
永澄が燦のことを大事に思う気持ち、それが少々行過ぎてしまったのである。
今まで近づきたくても近づけなかった、どう近づけば良いのかまるで分からなかった
二人の関係が急に近づき過ぎたため、逆にお互い定位置で止まらなければならないことに気づかず
すれ違ってしまったようなのである。
源義魚事件前、二人は些細なことでケンカをしてしまった。
燦を傷つけてしまったことを悔いた永澄は、事件解決後燦のことを大切にしようと強く心に決めたのである。
だが決して悪意はないのだが、まるで腫れ物に触るかのような永澄の態度に、燦はどこか物足りなさを感じていた。
永澄が去った後、燦の部屋には悲しい沈黙が残る。
「キスぐらい、してもええんよ・・・」
燦は物寂しそうな唇に指を当て小さく呟いた。
永澄は既にファーストキスをある人物を済ましてしまっている。
そのこと自体は誰のせいでもないため燦は気にはしていなかった。
しかし自分の最初は永澄でありたい、その気持ちだけはいつまでも変わることはない。
互いの気持ちを確かめ合ったのにも関わらず、今一歩踏み込んだことをしてない。
行為や結果を求めることに意味はないかもしれないが、確かな証が欲しいと思うのも無理はなかった。
だが燦自身はそれほど不満に思っているわけではなかった。
先ほど自分で言ったように永澄が自分のことを大事にしてくれているということに
違いはないのだし、その気持ち自体は彼女にとって嬉しくないはずはないのだ。
時間はいくらでもある、少しずつ、少しずつにでも歩み寄れれば良い、二人はそう思っていた。
あの日が来るまでは・・・
汚された太陽2
「ねーねー、君瀬戸さんだよね」
「はい?」
廊下で声をかけられた燦は声の主へと振り向き、見慣れない男子生徒に目を配る。
「いやー、ようやく話せた。
俺、三年の羽賀ってんだけどさ、俺君とずっと話したいと思っててなかなか出来なかったんだよねー。
何か知らないけど妙に君の周りって忙しそうだったからさ」
「は、はぁ」
燦は困ったような返事を返した。
会話の内容自体が燦にとって何も言いようがないこともあるのだが、いくら先輩だからとはいえ
馴れ馴れし過ぎる態度に加え、どこかこの男に嫌悪感を感じていたのだ。
源義魚、あの男に何かが似ていると。
「でも本当可愛いよねー、前に誰かとコンサートとかもやってたじゃん?
あれもさー、実はよく覚えていないんだけど良かったよ、うん」
「はぁ、どうも・・・」
やはり燦は気のない返事を返すことしか出来なかった。
もう良い、こんな実のない話をいつまでもする意味がない。
初対面で素っ気なくするのは彼女の道理に反するが、こういうことはきっぱりと言うべきだと考える。
そして何より燦は永澄たちのいるクラスに早く帰りたかったのだ。
「あの・・・特にこれといった用がないのなら私・・・」
燦はお辞儀をしてそのまま去ろうとした、すると
「あーら、そう。
水をかぶると下半身が魚みたいになっちゃう人の話とかしたかったんだけどなー」
「!!」
羽賀の言葉に燦は思わぬ反応を見せ、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしてしまう。
「でもまあ仕方ないや、誰か他の人に〜」
羽賀も振り返りその場を去ろうとするが、
「ま、待って!待ってください!!」
燦は羽賀の腕にしがみつき、彼を制止する。
「へえ、少しはお話してくれる気になった?」
「・・・はい」
羽賀は意地の悪そうな笑みを浮かべ、予想通りの反応だと言わんばかりにニヤニヤと笑顔を浮かべた。
「んじゃーさー、休み時間ももう終わっちゃうし、この紙に書いてある通りの場所に今日の放課後来てくんない?
そう遠くはないし、多分迷うこともないと思うよ。
まあゆっくり来てくれればいいよ、時間は気にしなくていいから。
そこでならゆっくり話せるからさ、誰の邪魔も入らずにね」
羽賀は小さなメモ用紙を燦に渡すと悠々と去っていった。
これは明らかに脅迫である、のこのことついていくのは危険なのは燦も理解していた。
(あの人、どこまでか知らんけど魚人族のことを知っとる。
これは私のミスじゃ、私一人で落とし前付けな、瀬戸内組の名折れじゃ!
あの人の目的が何であれ、私一人でカタを付ける!)
燦は悪寒を感じながらも、強い決意を固めるのだった。
永澄にしてもそうだが、一般人に魚人族のことを知られるのはとんでもない問題である。
燦は羽賀本人のことは個人的に気に入らなかったが、またしても自分の不注意で一般人を巻き込んでしまった。
その責任だけは果たそうと心に決めていたのだった。
汚された太陽3
「ごめん永澄さん、私ちょっと今日は用事があるきん、一人で帰るわ」
「え?そんなこと言ってたっけ?」
思わぬことに永澄はおうむ返しに返事をしてしまう。
「本当にごめん、でもちょっとホンマ急に出来てしまった用なのよ」
「うん、それはいいんだけどさ・・・」
「永澄さん?」
事情は悟られてないはずなのに妙に不安げな永澄の姿に、燦もどこか疑問を感じていた。
「燦ちゃん、俺また夫として失格なことしちゃった?」
永澄は正直に自分の不安を燦に打ち明けた。
「んーーんんん!!全然そんなことない!!」
そんな風に感じさせてしまいたくない。
燦は一生懸命に首を横に振り、周囲を気にしながら永澄の耳元に口を近づけた。
「永澄さんは最高の夫よ、私、ホンマに永澄さんのこと愛しとる。
でもホンマにあかん用が出来たのよ、だから・・・」
燦が必死になって弁解している、その姿に永澄は笑顔を取り戻す。
「そっか、分かったよ燦ちゃん。
じゃあ気をつけてね」
永澄は嬉しそうな顔をしながらも、直球な燦の言葉にどこか照れを含んだ表情を浮かべる。
「うん、ありがとう永澄さん」
燦は急ぎ足で教室を抜け出していった。
「あれ、何だよ永澄、燦ちゃん一人で帰っちゃったじゃないか。
さてはお前、何か怒らせるようなことしたんじゃないか?」
「バカ、そんなんじゃないって」
永澄の悪友、通称サルが永澄をからかうが、
燦の思いを確信している永澄にとって不安なことは何一つなかった。
(ごめん永澄さん、もし永澄さんが事情を知ったら何で相談してくれなかったんだって
怒るかもしれん。
でもこの件だけは、父ちゃんや組の力を借りず自分だけで解決したいんよ!)
燦は決意を胸にメモに記された場所へと向かった。
汚された太陽23
「いらっしゃーい、瀬戸さん」
羽賀の渡したメモに記された場所へと辿り着いた燦は、同じ磯野第八中学校の制服を来た男子生徒二人に迎えられた。
「思ったより早かったね、そんなに急ぐこともなかったのに」
「あんたらにとってはたいしたことじゃなくても、私にとってはとても大事なことなんよ。
早くあの人に会わせてもらえるやろか」
燦は自分でも驚くような攻撃的な言葉で話しかけた。
「おー、何か気合入ってんね。
まあ、そのほうが面白くていいけどさー」
二人に誘導され燦はある建物に入っていく。
子会社より一回り小さく、看板も何も立っていない不気味な建物に燦は招かれていく。
エレベーターで三階まで上り、ある部屋に辿り着く。
生徒の一人がカードキーのようなもので部屋を開けた。
その部屋は広い割に家具は少なく、ソファーとベッド、中途半端な配置のテーブルと椅子が数個、
パソコンやモニターが数台、そして何より
窓もなくドア以外に外部へ通じる物がない。
どこか閉鎖的な雰囲気が漂う密閉されたような空間。
何かの遊技場だろうか、それにしては何か異様な雰囲気。
何とも異様な部屋に招かれ、ドアを閉められた燦は警戒心を強くする。
燦はあの羽賀という男は只者ではないのかもしれないと今更ながらに感じていた。
そして中央のソファーには当の本人、羽賀が座っていた。
「いやあ、瀬戸さん。
本当に来てくれたんだね」
羽賀はソファーから腰を上げ、燦の元へ向かう。
「来てくれないかと思ったよ、俺、なんか君には嫌われているんじゃないかと思ってさ」
羽賀のチャラチャラした態度に燦はイラつきを覚えるが、ぐっとこらえていた。
「来ないわけないやろ、あんたは私の秘密を知っとるみたいやしな」
燦は低い声で答えた。
「秘密?ああ、あのことね。
まあそんなことはいいじゃん、とりあえず何か飲まない?」
羽賀は首を捻ると、生徒の一人が冷蔵庫へ向かって歩き出した。
「大抵は何でもあるよ、好きなのいいなよ。
そうだ、お酒飲める?
結構面白いのがあってさ」
「結構よ、それより用件は・・・」
「まあまあ、そんなあせらなくてもさ、気楽にやろうよ」
「気楽やて!?」
羽賀の言葉に、燦は激昂する。
「あんたがどう思っとるか知らんけどな、あんたの握っとる秘密は私にとっては生きるか死ぬかのことじゃ!!
それで人を呼んでおいて、その態度はなんや!!
ついでだから言わせてもらうけどな、私はあんたのそのチャラチャラした態度が気に食わなくていかんのじゃ!
とっととこの場を去りたいんや、はよせい!!」
燦は生まれて始めてに近いほど他人に対し怒りをぶつけていた。
これほどまでに他人に対し怒りをぶつけるとは、本人も驚いていた。
しかし瀬戸内組の決まりとして、人に人魚である秘密を知られることは死と同じことなのである。
そのことで呼び出しておいて、一向に話が進まないことに燦は怒りを抑えることなど出来なかったのだ。
「やれやれ、思った以上に熱くなりやすい人なんだねえ。
まあいいや、そこまで本題に入りたいならそうしようか」
羽賀は相変わらずニヤニヤしながらソファーに再び腰を掛け、余裕たっぷりに話を進めた。
汚された太陽4
「どうしたんだ永澄?
さっきから変に元気ないじゃないか」
「え?いや別に・・・」
永澄の悪友、サルは元気のない永澄に疑問を感じそれを正直に投げかける。
「何だよー、やっぱ燦ちゃんがいないからなんじゃないのか?」
「そういうことでは、ないんだけどさ・・・」
永澄自身この気持ちは何なのかよく分からなかった。
燦がいなくて寂しい、その気持ちは否定できないかもしれない。
しかしそれは寂しいであって、不安ではない。
そしてその不安は肥大化し、永澄の表情に隠せないほど現れていた。
あのときの燦はやはりどうにもどこか変だった、もしかしたら・・・
「すまん、サル!
先帰っててくれ!!」
永澄は振り返ると一目散に反対の方向へ走り出した。
「え、おいどうしたんだよ!!」
「忘れ物だ!!
多分追いつけないから気にせず帰っててくれ!!」
永澄は全力で学校への道を戻る。
「あいつ・・・まさか本当に何かあったのか?」
永澄のいつにない真剣な姿にサルも何か不穏なものを感じていた。
汚された太陽5
「まあ座りなよ」
ひとまず落ち着いた燦は、自分でも少々熱くなりすぎたことを実感し、羽賀と向き合うように座った。
他のメンバーもその辺にある椅子に腰をかける。
燦の真面目な顔に対し、羽賀はあくまで態度を変えなかった。
「さて、ええと・・・ああ俺の用件だっけ。
まあ結論から言うとさ、君と同居している満潮だっけ?
あいつと別れて俺の女になってよ」
「!!」
ある程度予想はしていたが、ストレートに告げられた言葉に燦は言葉を失う。
お金よりも何よりも、永澄への思いを断ち切られること、それが彼女にとって最大の
恐れだったのだ。
「そ、それは・・・」
強気だった燦も言葉に詰まる、人魚の秘密は守らなければならない、
しかし掟を守るための彼との婚姻、いや、もう掟も何も関係ない。
燦は誰よりも何よりも永澄のことを愛しており、彼女にとっての最優先事項になっていたのだ。
本来なら燦は二人の関係はあくまで親戚であり、別に特別な関係ではないと言い切るところなのだが、
燦はその言葉の衝撃にそこまで思考が回らなかった。
もっとも人魚のことを知っている羽賀がそんなことを知らないわけはないとも言えるのだが。
「断ると言ったら、秘密をバラす・・・と?」
燦は恐る恐る疑問を投げかけた。
はっきり言ってこの状況をどうにかできる訳はない、しかし何か他の交渉手段があるかもしれない。
何か解決の糸口を探すためにも、燦は情報を引き出そうとした。
とにかく燦はこの羽賀のことをほとんど何一つ知らないに等しいのだ。
「うーん、まあ別にそれはどうでもいいんだけどね」
「え?」
思わぬことに燦は素っ頓狂な声を出してしまった。
汚された太陽6
「こっちに連れてきな」
羽賀は燦をソファーから離れさせ、少し広い空間に誘導させる。
羽賀は立たされた燦に近づき、いやらしい視線を向けた。
「俺の物になりたくないってんなら、力ずくでもいただくまでさ。
もっとも俺はそっちの方が好みでね。
君ならきっといい感じで抵抗してくれると信じてのことなのさ」
「は、下衆野郎の考えそうなことじゃな。
でもな、いくら私を好きにしたところで心だけは絶対に支配できへんよ!!」
「ぷ、ははあはははは!
こりゃいいやー、いまどき漫画でも使われないような古風な台詞回し!
いやいやいいいよー、上等上等、俺こういうの待ってたんだからさー!!」
燦の言葉を羽賀、そして男子生徒二名も嘲笑する。
燦は顔をゆがませながらも、その嘲笑に必死に抵抗する。
腕を掴まれ、足も軽く踏まれ身動きの出来ない燦、そんな彼女を
羽賀は舐めるようにじっと見つめた。
「さーて、どんなもんかな」
羽賀は顔から首元、そして胸元、腰周り、そして膝にまで少しずつ視線を配り、彼女を辱めた。
強気だった燦も今の自分がされていることを想像し、思わず目を伏せる。
「へー、結構よさげじゃん」
羽賀は満足そうに語ると、他の二人も同じようニヤニヤと燦の体を眺める。
そして羽賀は次に燦の表情を確認した。
羞恥に耐え、必死に顔を強張らせている、そのことを確認した羽賀は一瞬のうちにことを起こした。
目を伏せている彼女に、羽賀は顎を素早く彼女にとって正面になる場所へ動かす。
突然のことに彼女が目と口を開けた瞬間を見計らい彼女に口付けをした。
「んん!!」
思わぬことに燦は苦悶の声を出す。
羽賀は容赦なく彼女の口内へと侵入し、彼女の舌を犯し始めた。
燦は必死に舌を奥へと引っ込ませようとするが、所詮逃げることは不可能であり、羽賀は
燦の舌を散々に追い掛け回すと、執拗に舌を絡めその味を味わった。
「んんーー!!ふううんんーー!!」
燦は必死に顔を動かし逃れようとするが、顎は羽賀がしっかりと固定していて動かない。
散々に舌を犯した羽賀は、次に燦の口内の皮膚を侵略し始めた。
まるで燦の全てを残らず汚すように。
時折燦は芳賀の舌を追い出そうとするが、近づけば逆にまた舌を犯されるだけだった。
続いて羽賀は燦の歯茎までにもその魔手を伸ばす。
燦は理不尽な暴力に怯えるように耐えるほかなかった。
そしてようやく燦の口は開放される。
「・・・はぁはぁ」
唾液が滴り落ち、燦は呼吸を荒くする。
ほんの数分の出来事だったが、燦にとっては地獄のような時間だった。
そして燦からは唾液だけでなく、涙もこぼれ落ち始める。
「おやあ、まさか始めてだった?」
羽賀の言葉に燦はさらに涙を浮かべた。
羽賀の言うとおり彼女はまだファーストキスをしていなかったのだ。
無論その相手はただ一人、永澄のためにと思っていたことは言うまでもないが・・・
汚された太陽7
「アハハハ、こりゃ傑作だ。
できてて一緒に住んでいるってのにまだキスもしてなかったってか。
こりゃいいや」
嘲笑する羽賀の言葉、しかしそれは燦に聞こえてはなかった。
それだけ彼女のショックは計り知れないほど大きいものだったのだ。
(バカ、永澄さんのバカ・・・
だから、だから早くして欲しかったのに・・・)
燦は始めて永澄を呪っていた、いや呪っていたのは運命だろうか。
彼の優しさをこのような形で踏みにじった運命を。
「いやー、俺てっきりもうすることしてるとも思ってたしさ、
ということはひょっとしてこっちも初めてなのか、こいつはいいやー」
羽賀はさらにポケットから小型ナイフを取り出した。
その光に気付いた燦はハッとするが、それより早く
ビリビリ!!
「キャ!」
制服を引っ張り上げ、羽賀は燦の制服を引き裂き、乱暴に彼女からはがした。
同じようにスカートもホックの部分を無理やり破壊し、引き剥がす。
燦は呆気なく下着姿となり、思わず軽い悲鳴を上げてしまう。
こんな男に屈してはなるものかと誓っていた燦だったが、このようなことをされても
無言で耐えるなどはそう出来ることではない。
まだよく耐えたほうである。
「へー、結構いい体してんじゃん。
服のうえからだと分からないものだねー」
「ホントっすね、コイツなかなか胸大きいっすよ」
「お尻も可愛いー、小さくてプリッとしてますよ。
足も綺麗だー」
燦は男たちの下衆な視線に必死に耐え、耳まで真っ赤にしながらも言葉一つあげなかった。
だがそんな悲壮な燦の心など露知らず、羽賀たちは燦の生の体に口々にいやらしい言葉を向ける。
「羽賀さん、ちょっとだけならいいでしょ?」
「ああ、そうだな。本番に行く前に少しだけ遊んでみるか」
そう言い終えると羽賀は燦の胸元に顔を近づけ、わざと鼻息を荒くしながら燦の臭いを
かぎ始めた。
部下の二人も触れないよう髪や首筋に顔を近づけ燦の臭いを味わう。
「うう・・・いやじゃ、こんなの・・・」
羞恥と生暖かい鼻息が肌に触れる嫌悪感を感じながら燦は必死に耐えるが、
子供のときならいざ知らず、思春期を迎えた現在、今までろくに生の肌を
露出させたことなどなかった燦にとっては耐え難い苦痛でしかなかった。
「それじゃあこっちの具合もどうかなー」
羽賀はブラジャーの部分からお腹、下腹部へ、そして燦のパンツの間にまで顔を近づけた。
足を閉じることも出来ず、何一つ隠すことも出来ない燦。
さすがに耐えかね、その羞恥が限界に達したその瞬間。
「この!!」
燦は自分を拘束している腕や足の力が弱まった隙を突いて手足を振りほどき、ドアへと走りぬけた。
しかし電子製のドアは力ずくでは開かず、逃げることは出来ない。
汚された太陽8
「誰か!!誰か助けて!!」
燦はドアを叩きながら必死に声を張り上げた。
しかしその声は部屋の中をこだまするだけで、外にはまるで聞こえない。
「あー、残念だけどさ、この部屋は防音加工バッチリだから外には聞こえないよ。
ましてやここ三階だし。
ドアを開けるのもこのカードキーが必要だから、逃げるのは無理だよ」
羽賀は部下たちも持っていたカードをポケットから出し冷徹に言い渡すが、それで諦めれることではない。
「誰か!!誰かー!!」
燦は必死に外部へ助けを求め、ドアが開かないものかと電子キーなども夢中で操作するが
ドアは無情にも燦を開放してはくれない。
「ねー、もう時間の無駄だからさー、さっさと済ませちゃおうよ」
「それにさ、仮に出られたとしてそんな格好で街中に出るの?」
その言葉に燦は自分があられもない格好であることに気づき、胸や尻の部分を手で隠した。
「あらあら、さっきあれだけ見られたのに今更いいじゃん、もう」
燦はもはやこの部屋からは脱出不可能であることを否応なく悟り、動きを止めた。
「さ、気は済んだかな?
じゃあ続きを・・・」
「い、いやじゃ!!
こんといて!!」
それでも燦は必死に抵抗の意思を見せる。
例えそれが無駄であっても。
「やれやれ・・・おい、あっちのベッドにお連れしな、そろそろ本番行くからよ」
「ハイ」
羽賀は部下の二人に司令を下しベッドに向かう、部下二人はそのまま燦に迫っていった。
「い、いや!!」
燦はドアからさらに部屋の角へと移動した。
部下二人が迫るとまた、同じように部屋の角へと移動する。
「あのさあ、こっからもう出られないんだから諦めたら?
そんなことしたって時間稼ぎにもならないよ?」
「う、うるさい!!
いや、いや、こんといて!こんといて!」
燦は必死に逃げながらも部屋の壁を必死に調べる。
どこかに抜け道や、外部へ声を伝える手段はないものかと希望を捨てずにいた。
汚された太陽9
そんな彼女の必死な姿を、部下たちは面白がるように見つめていた。
ただ捕まえるだけでは面白くない、好きなだけ無駄な抵抗をさせジワジワと追い詰めるほうが
彼らにとっては面白く好都合だった。
「ほらほら早く逃げないと捕まえちゃうよー」
「いやじゃあ!いやじゃあ!」
部下二人は追いつかない程度に速度を調整しながら早歩きで燦を追い詰め始め、燦は泣きながら必死に逃げた。
部下二人は燦が怯え逃げる様を存分に味わいないながら、卑屈な笑みを浮かべる。
「永澄さん!!助けて!!助けてー!!」
燦は必死に助けを求めるが当の本人に声が届くはずもない。
それでも彼女は最愛の人の名を叫ばずにはいられなかった。
「おい!そろそろお遊びはそれぐらいにしとけ!」
「は、はい」
羽賀の言葉に部下の二人は本気で燦に迫り、あっという間に燦は捕まってしまう。
「いやあーーー!!」
腕を掴まれた燦は腰が砕け座り込んでしまうが、二人に両腕を掴まれたままベッドで待っている
羽賀の下へ無理やりに引きづられていく。
「もう、もうやめて・・・」
「あーらら、最初の勢いはどこへやら。
って感じかな。
がっかりだぜ。
アンタはもうちょっと粘ってくれると思ったのにな」
「本当だぜ。
俺らも楽しみにしてたのに。
久々に骨のある女だと思ったのに」
燦は涙を流し恐怖の色でいっぱいだった。
そんな彼女に部下二人は勝手な言い分を告げる。
彼らは気が強く自分たちに抵抗して楽しませてくれる女性を探しており、
そのターゲットとして相応しいと踏んで燦を狙ったのだった。
「まあいいさ。
泣き叫ぶ女ってのもそれなりに楽しいからね。
今までの女は全部金で尻尾も腰も自分で振ってくるようなのばっかだったし。
ギリギリまで強気で抵抗してくれるような子が一番理想だったけど」
羽賀にとってはそれでも良かった。
今までの女性のほとんどは抵抗するどころか金に目が眩み進んで羽賀へ体を委ねた。
燦のように嫌がってくれるだけでも貴重な存在であることに変わりない。
汚された太陽10
「よしじゃあ行きますよ羽賀さん。
せーの」
部下二人のうち片方が両足から靴下と靴を脱がせ足を掴み、片方が両腕を伸ばさせて掴み、燦をベッドに放り投げた。
「きゃ!」
勢いよく投げつけられた燦は、巨大なベッドに勢いよく弾み、そんな彼女に影が迫る。
「はーい、いらっしゃーい」
羽賀は寝転んでいる燦を見下ろし、卑屈な笑みを浮かべた。
その姿に燦は恐怖心が溢れ出す。
「いやあーーーー!!!!やああああ!!!」
迫る羽賀に、燦は絶望の悲鳴をあげた。
四つんばいになり逃げようとするが、素早く部下の二人もベッドに上がり、燦の腕を掴み
押し倒す形をとる。
燦は足をバタバタさせるが、羽賀がマウントポジションを取ることでその抵抗は無意味なものとなる。
「さーて、じゃあ始めよっか」
「やあああああーーーーー!!!」
燦は死に物狂いで顔を横に振り、抵抗する。
何の意味もないことは言われなくても分かってる、でもそんなことで割り切れるような恐怖でなかった。
「永澄さん!!永澄さーん!!」
燦は半狂乱するように叫び始める。
だがそれで容赦をするような羽賀ではなかった。
遂に燦の体にその醜悪な手を伸ばす。
とりあえずここまでです。
全体文はある程度完成しているので、明日には最後まで完走できるものと思われます。
こういうのが苦手な方、お目汚ししてしまい申し訳ないです。
すみません、444の通し番号が23になってますね・・・
間違えました。
次からはミスしないように心がけます。
藤代「保守じゃない?」
>>452続きwktk
でもオリキャラ出す場合オリキャラ注意って書いたほうがいいかも
うぎゃー、446と447の間に入れるものを一つ抜かしてしまってました。
何たる失態・・・
今日には完走する予定でしたが、もう少し加筆したいので今しばらくかかるのでよろしくです。
とりあえず完成したので投下します。
ただ抜けた部分から投稿しようと思うとまたややこしくなりそうなので、通し番号も含めて最初から通して投下します。
ややこしいことをしてしまって申し訳ない・・・
1だけ少し加筆しました。
汚された太陽1
「燦ちゃん、幸せかい」
「もちろんよ、永澄さん・・・」
満潮永澄、瀬戸燦の二人は燦の自室で(元々は永澄の部屋だったが)肩を寄せ合いひっそりと時を過ごしていた。
何をするわけでもない、何を話すわけでもない、ただ二人でいるだけで気持ちが満たされていく。
今時恋愛小説でも出てこないようなシチュエーションに二人は満足していた。
二人は彼氏彼女、恋人同士などという間柄ではない。
既に二人は夫婦なのである。
しかし夫婦という関係性でありながら、二人がこのように気兼ねなく触れ合う関係に至るまでには
長い長い時間がかかった。
二人の婚姻はほとんと成り行きによるものが大きかったため、二人は手探りで関係を構築する他なく、
それまではどこか互いに一歩踏み出せないままでいた。
今のような直接的なスキンシップなどはもってのほかである。
しかし源義魚の仕掛けた事件により二人の絆は一気に強くなった。
雨降って地固まるではないが、あの事件をきっかけに二人は、特に永澄は燦への思いを自分の中で確固たるものにした。
今まで曖昧にしていた、周囲のペースに促されていた燦との関係を自ら明確にしたのだ。
それに伴い永澄のことを敵視していた瀬戸内組のメンバーも、永澄の真の強さを認めることで
彼への敵意を抑え、二人はようやく気兼ねなく共にいられることとなった。
「じゃあ、もう遅いし部屋に戻るよ」
「え・・・わ、分かった」
スクっと立った永澄の言葉を了承しながらも燦はどこか不満そうな表情をしていた。
何か物欲しそうな表情に永澄は答える。
「燦ちゃん、前も話したけどさ・・・」
「ううん!別にええよ。
永澄さんの気持ちは私も嬉しいし、これからも時間はあるきん」
「ありがとう・・・」
二人はお互い微妙な笑顔でその場を後にした。
上手くいったと思われた二人の関係、それにはちょっとした弊害もあった。
永澄が燦のことを大事に思う気持ち、それが少々行過ぎてしまったのである。
今まで近づきたくても近づけなかった、どう近づけば良いのかまるで分からなかった
二人の関係が急に近づき過ぎたため、逆にお互い定位置で止まらなければならないことに気づかず
すれ違ってしまったようなのである。
そして永澄自身は二人でいることだけで幸せと感じる今を大事にしたいと考えた。
人間は慣れる生き物である。
その時どれだけ嬉しくとも、それが当たり前になればそれはもう価値がなくなってしまう。
なので永澄は少しずつ段階を踏まえようと考えたのである。
二人でいることが普通になれば、次はもう一つ進んだステップに行けばよい。
それも慣れればまた次のステップへと、そうすることで一つ一つを大事にしていきたいと考えているのだ。
源義魚事件前、二人は些細なことでケンカをしてしまった。
燦を傷つけてしまったことを悔いた永澄は、事件解決後燦のことを大切にしようと強く心に決めたのである。
だが決して悪意はないのだが、まるで腫れ物に触るかのような永澄の態度に、燦はどこか物足りなさを感じていた。
永澄が去った後、燦の部屋には悲しい沈黙が残る。
「キスぐらい、してもええんよ・・・」
燦は物寂しそうな唇に指を当て小さく呟いた。
永澄は既にファーストキスをある人物を済ましてしまっている。
そのこと自体は誰のせいでもないため燦は気にはしていなかった。
しかし自分の最初は永澄でありたい、その気持ちだけはいつまでも変わることはない。
互いの気持ちを確かめ合ったのにも関わらず、今一歩踏み込んだことをしてない。
行為や結果を求めることに意味はないかもしれないが、確かな証が欲しいと思うのも無理はなかった。
だが燦自身はそれほど不満に思っているわけではなかった。
先ほど自分で言ったように永澄が自分のことを大事にしてくれているということに
違いはないのだし、その気持ち自体は彼女にとって嬉しくないはずはないのだ。
時間はいくらでもある、少しずつ、少しずつにでも歩み寄れれば良い、二人はそう思っていた。
あの日が来るまでは・・・
「ねーねー、君瀬戸さんだよね」
「はい?」
廊下で声をかけられた燦は声の主へと振り向き、見慣れない男子生徒に目を配る。
「いやー、ようやく話せた。
俺、三年の羽賀ってんだけどさ、俺君とずっと話したいと思っててなかなか出来なかったんだよねー。
何か知らないけど妙に君の周りって忙しそうだったからさ」
「は、はぁ」
燦は困ったような返事を返した。
会話の内容自体が燦にとって何も言いようがないこともあるのだが、いくら先輩だからとはいえ
馴れ馴れし過ぎる態度に加え、どこかこの男に嫌悪感を感じていたのだ。
源義魚、あの男に何かが似ていると。
「でも本当可愛いよねー、前に誰かとコンサートとかもやってたじゃん?
あれもさー、実はよく覚えていないんだけど良かったよ、うん」
「はぁ、どうも・・・」
やはり燦は気のない返事を返すことしか出来なかった。
もう良い、こんな実のない話をいつまでもする意味がない。
初対面で素っ気なくするのは彼女の道理に反するが、こういうことはきっぱりと言うべきだと考える。
そして何より燦は永澄たちのいるクラスに早く帰りたかったのだ。
「あの・・・特にこれといった用がないのなら私・・・」
燦はお辞儀をしてそのまま去ろうとした、すると
「あーら、そう。
水をかぶると下半身が魚みたいになっちゃう人の話とかしたかったんだけどなー」
「!!」
羽賀の言葉に燦は思わぬ反応を見せ、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしてしまう。
「でもまあ仕方ないや、誰か他の人に〜」
羽賀も振り返りその場を去ろうとするが、
「ま、待って!待ってください!!」
燦は羽賀の腕にしがみつき、彼を制止する。
「へえ、少しはお話してくれる気になった?」
「・・・はい」
羽賀は意地の悪そうな笑みを浮かべ、予想通りの反応だと言わんばかりにニヤニヤと笑顔を浮かべた。
「んじゃーさー、休み時間ももう終わっちゃうし、この紙に書いてある通りの場所に今日の放課後来てくんない?
そう遠くはないし、多分迷うこともないと思うよ。
まあゆっくり来てくれればいいよ、時間は気にしなくていいから。
そこでならゆっくり話せるからさ、誰の邪魔も入らずにね」
羽賀は小さなメモ用紙を燦に渡すと悠々と去っていった。
これは明らかに脅迫である、のこのことついていくのは危険なのは燦も理解していた。
(あの人、どこまでか知らんけど魚人族のことを知っとる。
これは私のミスじゃ、私一人で落とし前付けな、瀬戸内組の名折れじゃ!
あの人の目的が何であれ、私一人でカタを付ける!)
燦は悪寒を感じながらも、強い決意を固めるのだった。
永澄にしてもそうだが、一般人に魚人族のことを知られるのはとんでもない問題である。
燦は羽賀本人のことは個人的に気に入らなかったが、またしても自分の不注意で一般人を巻き込んでしまった。
その責任だけは果たそうと心に決めていたのだった。
うわいきなりミスった・・・
上は2になります。
汚された太陽3
「ごめん永澄さん、私ちょっと今日は用事があるきん、一人で帰るわ」
「え?そんなこと言ってたっけ?」
思わぬことに永澄はおうむ返しに返事をしてしまう。
「本当にごめん、でもちょっとホンマ急に出来てしまった用なのよ」
「うん、それはいいんだけどさ・・・」
「永澄さん?」
事情は悟られてないはずなのに妙に不安げな永澄の姿に、燦もどこか疑問を感じていた。
「燦ちゃん、俺また夫として失格なことしちゃった?」
永澄は正直に自分の不安を燦に打ち明けた。
「んーーんんん!!全然そんなことない!!」
そんな風に感じさせてしまいたくない。
燦は一生懸命に首を横に振り、周囲を気にしながら永澄の耳元に口を近づけた。
「永澄さんは最高の夫よ、私、ホンマに永澄さんのこと愛しとる。
でもホンマにあかん用が出来たのよ、だから・・・」
燦が必死になって弁解している、その姿に永澄は笑顔を取り戻す。
「そっか、分かったよ燦ちゃん。
じゃあ気をつけてね」
永澄は嬉しそうな顔をしながらも、直球な燦の言葉にどこか照れを含んだ表情を浮かべる。
「うん、ありがとう永澄さん」
燦は急ぎ足で教室を抜け出していった。
「あれ、何だよ永澄、燦ちゃん一人で帰っちゃったじゃないか。
さてはお前、何か怒らせるようなことしたんじゃないか?」
「バカ、そんなんじゃないって」
永澄の悪友、通称サルが永澄をからかうが、
燦の思いを確信している永澄にとって不安なことは何一つなかった。
(ごめん永澄さん、もし永澄さんが事情を知ったら何で相談してくれなかったんだって
怒るかもしれん。
でもこの件だけは、父ちゃんや組の力を借りず自分だけで解決したいんよ!)
燦は決意を胸にメモに記された場所へと向かった。
汚された太陽4
「いらっしゃーい、瀬戸さん」
羽賀の渡したメモに記された場所へと辿り着いた燦は、同じ磯野第八中学校の制服を来た男子生徒二人に迎えられた。
「思ったより早かったね、そんなに急ぐこともなかったのに」
「あんたらにとってはたいしたことじゃなくても、私にとってはとても大事なことなんよ。
早くあの人に会わせてもらえるやろか」
燦は自分でも驚くような攻撃的な言葉で話しかけた。
「おー、何か気合入ってんね。
まあ、そのほうが面白くていいけどさー」
二人に誘導され燦はある建物に入っていく。
子会社より一回り小さく、看板も何も立っていない不気味な建物に燦は招かれていく。
エレベーターで三階まで上り、ある部屋に辿り着く。
生徒の一人がカードキーのようなもので部屋を開けた。
その部屋は広い割に家具は少なく、ソファーとベッド、中途半端な配置のテーブルと椅子が数個、
パソコンやモニターが数台、そして何より
窓もなくドア以外に外部へ通じる物がない。
どこか閉鎖的な雰囲気が漂う密閉されたような空間。
何かの遊技場だろうか、それにしては何か異様な雰囲気。
何とも異様な部屋に招かれ、ドアを閉められた燦は警戒心を強くする。
燦はあの羽賀という男は只者ではないのかもしれないと今更ながらに感じていた。
そして中央のソファーには当の本人、羽賀が座っていた。
「いやあ、瀬戸さん。
本当に来てくれたんだね」
羽賀はソファーから腰を上げ、燦の元へ向かう。
「来てくれないかと思ったよ、俺、なんか君には嫌われているんじゃないかと思ってさ」
羽賀のチャラチャラした態度に燦はイラつきを覚えるが、ぐっとこらえていた。
「来ないわけないやろ、あんたは私の秘密を知っとるみたいやしな」
燦は低い声で答えた。
「秘密?ああ、あのことね。
まあそんなことはいいじゃん、とりあえず何か飲まない?」
羽賀は首を捻ると、生徒の一人が冷蔵庫へ向かって歩き出した。
「大抵は何でもあるよ、好きなのいいなよ。
そうだ、お酒飲める?
結構面白いのがあってさ」
「結構よ、それより用件は・・・」
「まあまあ、そんなあせらなくてもさ、気楽にやろうよ」
「気楽やて!?」
羽賀の言葉に、燦は激昂する。
「あんたがどう思っとるか知らんけどな、あんたの握っとる秘密は私にとっては生きるか死ぬかのことじゃ!!
それで人を呼んでおいて、その態度はなんや!!
ついでだから言わせてもらうけどな、私はあんたのそのチャラチャラした態度が気に食わなくていかんのじゃ!
とっととこの場を去りたいんや、はよせい!!」
燦は生まれて始めてに近いほど他人に対し怒りをぶつけていた。
これほどまでに他人に対し怒りをぶつけるとは、本人も驚いていた。
しかし瀬戸内組の決まりとして、人に人魚である秘密を知られることは死と同じことなのである。
そのことで呼び出しておいて、一向に話が進まないことに燦は怒りを抑えることなど出来なかったのだ。
「やれやれ、思った以上に熱くなりやすい人なんだねえ。
まあいいや、そこまで本題に入りたいならそうしようか」
羽賀は相変わらずニヤニヤしながらソファーに再び腰を掛け、余裕たっぷりに話を進めた。
汚された太陽5
「どうしたんだ永澄?
さっきから変に元気ないじゃないか」
「え?いや別に・・・」
永澄の悪友、サルは元気のない永澄に疑問を感じそれを正直に投げかける。
「何だよー、やっぱ燦ちゃんがいないからなんじゃないのか?」
「そういうことでは、ないんだけどさ・・・」
永澄自身この気持ちは何なのかよく分からなかった。
燦がいなくて寂しい、その気持ちは否定できないかもしれない。
しかしそれは寂しいであって、不安ではない。
そしてその不安は肥大化し、永澄の表情に隠せないほど現れていた。
あのときの燦はやはりどうにもどこか変だった、もしかしたら・・・
「すまん、サル!
先帰っててくれ!!」
永澄は振り返ると一目散に反対の方向へ走り出した。
「え、おいどうしたんだよ!!」
「忘れ物だ!!
多分追いつけないから気にせず帰っててくれ!!」
永澄は全力で学校への道を戻る。
「あいつ・・・まさか本当に何かあったのか?」
永澄のいつにない真剣な姿にサルも何か不穏なものを感じていた。
汚された太陽6
「まあ座りなよ」
ひとまず落ち着いた燦は、自分でも少々熱くなりすぎたことを実感し、羽賀と向き合うように座った。
他のメンバーもその辺にある椅子に腰をかける。
燦の真面目な顔に対し、羽賀はあくまで態度を変えなかった。
「さて、ええと・・・ああ俺の用件だっけ。
まあ結論から言うとさ、君と同居している満潮だっけ?
あいつと別れて俺の女になってよ」
「!!」
ある程度予想はしていたが、ストレートに告げられた言葉に燦は言葉を失う。
お金よりも何よりも、永澄への思いを断ち切られること、それが彼女にとって最大の
恐れだったのだ。
「そ、それは・・・」
強気だった燦も言葉に詰まる、人魚の秘密は守らなければならない、
しかし掟を守るための彼との婚姻、いや、もう掟も何も関係ない。
燦は誰よりも何よりも永澄のことを愛しており、彼女にとっての最優先事項になっていたのだ。
本来なら燦は二人の関係はあくまで親戚であり、別に特別な関係ではないと言い切るところなのだが、
燦はその言葉の衝撃にそこまで思考が回らなかった。
もっとも人魚のことを知っている羽賀がそんなことを知らないわけはないとも言えるのだが。
「断ると言ったら、秘密をバラす・・・と?」
燦は恐る恐る疑問を投げかけた。
はっきり言ってこの状況をどうにかできる訳はない、しかし何か他の交渉手段があるかもしれない。
何か解決の糸口を探すためにも、燦は情報を引き出そうとした。
とにかく燦はこの羽賀のことをほとんど何一つ知らないに等しいのだ。
「うーん、まあ別にそれはどうでもいいんだけどね」
「え?」
思わぬことに燦は素っ頓狂な声を出してしまった。
汚された太陽7
「まあぶっちゃけいうとさ、俺別に女に困っているわけでもないのよ。
金は腐るほどあるし、擦り寄ってくる女なんてゴマンといる。
でもそれじゃあつまんないじゃん?」
羽賀の言葉に燦は呆気に取られていた。
「んでさ、俺の最近の趣味はカップルとかを引き裂くことなのよ。
片方、特に女の方へ声かけてさ、どれくらい金を詰んだら尻尾を振るかっての実践したってわけ。
そしたらどいつもこいつもさっさと尻尾振るどころか、足の裏だって舐める勢いなんだぜ?
もうつまんなくってさ。
まあたまには最後まで抵抗してくれた子もいたけどね」
予想以上に下劣な羽賀の様子に燦は呆気に取られるが、そんな燦の様子など気にも留めず羽賀は話し続ける。
「そこで目に付いたのが君ってわけだ。
転校してきた詳しいいきさつは知らないけど、君はまああの満潮ってのとできてるわけでしょ?
親戚なんてのは大嘘なんてことはバレバレだし。
わざわざ転校して同じ家に住む
までするってことはきっとよっぽど縁の深い間柄なんだろうなーと思ってさ。
さらに君の周りって妙に騒ぎが起きてるし色々調べさせたわけ、そしたら何か普通の人間とも
違うみたいだしさ、こりゃー面白そう、ってなもんよ」
燦にとっては非常に重要な人魚の秘密を面白そうに話す羽賀、燦は再び怒りがこみ上げてきた。
「この人魚のことはさ、別に脅そうと思って用意したわけじゃないのよ。
そこのパソコンや俺の自宅に証拠の画像や動画なんかはあるけど、まあぶっちゃけ
何か面白そうだったから調べただけだし、そうでもしないと君は俺の話聞いてくれないと思ってね。
確認したいけど、君はいくら金を詰まれても満潮と別れる気はないんだよね?」
燦は何も答えずただ鋭い視線を送っていた。
「なるほど、答えるまでもないってわけか。じゃあ」
羽賀は二人に視線を配ると、二人が燦の元へ近づき、彼女の腕を掴み立たせ、羽賀が迫る。
危険が迫る、そう感じた燦はより一層表情を強張らせる。
その表情に気づいた羽賀はある忠告をする。
「あそうだ、一つ断っておくけどさ、もし1時間経っても俺たちからとある場所へのの連絡がなかったら
例の証拠画像やら動画やらを一斉に無差別にアップロードするようになってるからよろしくね」
「!」
思わぬ展開に燦は言葉を失った。
いざとなれば超音波で全員を気絶させ、証拠をすべて回収して事なきを得ようと思っていたのだが・・・
「あら?やっぱその顔は何か企んでいたの?
おー怖、もしかしたら俺ら全員何かされたてかもしれなかったってわけか」
図星だった燦は顔に見えるほど余裕を失っていた。
相手がここまで用意していたとは。
羽賀のチャラチャラした雰囲気から、偶然携帯で写メールを撮影できたくらいのことだと思っていたのだ。
場合によっては瀬戸内組の名を使うことも考えていたが、下手をすると瀬戸内組とて危ういかもしれない。
燦はこの羽賀が只者ではないことを悟り、瀬戸内組のこと考え言えなくなってしまった。
無論最初に決意したとおり、組の力は借りずに解決したいと心に決めたからでもあるのだが。
汚された太陽8
「こっちに連れてきな」
羽賀は燦をソファーから離れさせ、少し広い空間に誘導させる。
羽賀は立たされた燦に近づき、いやらしい視線を向けた。
「俺の物になりたくないってんなら、力ずくでもいただくまでさ。
もっとも俺はそっちの方が好みでね。
君ならきっといい感じで抵抗してくれると信じてのことなのさ」
「は、下衆野郎の考えそうなことじゃな。
でもな、いくら私を好きにしたところで心だけは絶対に支配できへんよ!!」
「ぷ、ははあはははは!
こりゃいいやー、いまどき漫画でも使われないような古風な台詞回し!
いやいやいいいよー、上等上等、俺こういうの待ってたんだからさー!!」
燦の言葉を羽賀、そして男子生徒二名も嘲笑する。
燦は顔をゆがませながらも、その嘲笑に必死に抵抗する。
腕を掴まれ、足も軽く踏まれ身動きの出来ない燦、そんな彼女を
羽賀は舐めるようにじっと見つめた。
「さーて、どんなもんかな」
羽賀は顔から首元、そして胸元、腰周り、そして膝にまで少しずつ視線を配り、彼女を辱めた。
強気だった燦も今の自分がされていることを想像し、思わず目を伏せる。
「へー、結構よさげじゃん」
羽賀は満足そうに語ると、他の二人も同じようニヤニヤと燦の体を眺める。
そして羽賀は次に燦の表情を確認した。
羞恥に耐え、必死に顔を強張らせている、そのことを確認した羽賀は一瞬のうちにことを起こした。
目を伏せている彼女に、羽賀は顎を素早く彼女にとって正面になる場所へ動かす。
突然のことに彼女が目と口を開けた瞬間を見計らい彼女に口付けをした。
「んん!!」
思わぬことに燦は苦悶の声を出す。
羽賀は容赦なく彼女の口内へと侵入し、彼女の舌を犯し始めた。
燦は必死に舌を奥へと引っ込ませようとするが、所詮逃げることは不可能であり、羽賀は
燦の舌を散々に追い掛け回すと、執拗に舌を絡めその味を味わった。
「んんーー!!ふううんんーー!!」
燦は必死に顔を動かし逃れようとするが、顎は羽賀がしっかりと固定していて動かない。
散々に舌を犯した羽賀は、次に燦の口内の皮膚を侵略し始めた。
まるで燦の全てを残らず汚すように。
時折燦は芳賀の舌を追い出そうとするが、近づけば逆にまた舌を犯されるだけだった。
続いて羽賀は燦の歯茎までにもその魔手を伸ばす。
燦は理不尽な暴力に怯えるように耐えるほかなかった。
そしてようやく燦の口は開放される。
「・・・はぁはぁ」
唾液が滴り落ち、燦は呼吸を荒くする。
ほんの数分の出来事だったが、燦にとっては地獄のような時間だった。
そして燦からは唾液だけでなく、涙もこぼれ落ち始める。
「おやあ、まさか始めてだった?」
羽賀の言葉に燦はさらに涙を浮かべた。
羽賀の言うとおり彼女はまだファーストキスをしていなかったのだ。
無論その相手はただ一人、永澄のためにと思っていたことは言うまでもないが・・・
汚された太陽9
「アハハハ、こりゃ傑作だ。
できてて一緒に住んでいるってのにまだキスもしてなかったってか。
こりゃいいや」
嘲笑する羽賀の言葉、しかしそれは燦に聞こえてはなかった。
それだけ彼女のショックは計り知れないほど大きいものだったのだ。
(バカ、永澄さんのバカ・・・
だから、だから早くして欲しかったのに・・・)
燦は始めて永澄を呪っていた、いや呪っていたのは運命だろうか。
彼の優しさをこのような形で踏みにじった運命を。
「いやー、俺てっきりもうすることしてるとも思ってたしさ、
ということはひょっとしてこっちも初めてなのか、こいつはいいやー」
羽賀はさらにポケットから小型ナイフを取り出した。
その光に気付いた燦はハッとするが、それより早く
ビリビリ!!
「キャ!」
制服を引っ張り上げ、羽賀は燦の制服を引き裂き、乱暴に彼女からはがした。
同じようにスカートもホックの部分を無理やり破壊し、引き剥がす。
燦は呆気なく下着姿となり、思わず軽い悲鳴を上げてしまう。
こんな男に屈してはなるものかと誓っていた燦だったが、このようなことをされても
無言で耐えるなどはそう出来ることではない。
まだよく耐えたほうである。
「へー、結構いい体してんじゃん。
服のうえからだと分からないものだねー」
「ホントっすね、コイツなかなか胸大きいっすよ」
「お尻も可愛いー、小さくてプリッとしてますよ。
足も綺麗だー」
燦は男たちの下衆な視線に必死に耐え、耳まで真っ赤にしながらも言葉一つあげなかった。
だがそんな悲壮な燦の心など露知らず、羽賀たちは燦の生の体に口々にいやらしい言葉を向ける。
「羽賀さん、ちょっとだけならいいでしょ?」
「ああ、そうだな。本番に行く前に少しだけ遊んでみるか」
そう言い終えると羽賀は燦の胸元に顔を近づけ、わざと鼻息を荒くしながら燦の臭いを
かぎ始めた。
部下の二人も触れないよう髪や首筋に顔を近づけ燦の臭いを味わう。
「うう・・・いやじゃ、こんなの・・・」
羞恥と生暖かい鼻息が肌に触れる嫌悪感を感じながら燦は必死に耐えるが、
子供のときならいざ知らず、思春期を迎えた現在、今までろくに生の肌を
露出させたことなどなかった燦にとっては耐え難い苦痛でしかなかった。
「それじゃあこっちの具合もどうかなー」
羽賀はブラジャーの部分からお腹、下腹部へ、そして燦のパンツの間にまで顔を近づけた。
足を閉じることも出来ず、何一つ隠すことも出来ない燦。
さすがに耐えかね、その羞恥が限界に達したその瞬間。
「この!!」
燦は自分を拘束している腕や足の力が弱まった隙を突いて手足を振りほどき、ドアへと走りぬけた。
しかし電子製のドアは力ずくでは開かず、逃げることは出来ない。
汚された太陽10
「誰か!!誰か助けて!!」
燦はドアを叩きながら必死に声を張り上げた。
しかしその声は部屋の中をこだまするだけで、外にはまるで聞こえない。
「あー、残念だけどさ、この部屋は防音加工バッチリだから外には聞こえないよ。
ましてやここ三階だし。
ドアを開けるのもこのカードキーが必要だから、逃げるのは無理だよ」
羽賀は部下たちも持っていたカードをポケットから出し冷徹に言い渡すが、それで諦めれることではない。
「誰か!!誰かー!!」
燦は必死に外部へ助けを求め、ドアが開かないものかと電子キーなども夢中で操作するが
ドアは無情にも燦を開放してはくれない。
「ねー、もう時間の無駄だからさー、さっさと済ませちゃおうよ」
「それにさ、仮に出られたとしてそんな格好で街中に出るの?」
その言葉に燦は自分があられもない格好であることに気づき、胸や尻の部分を手で隠した。
「あらあら、さっきあれだけ見られたのに今更いいじゃん、もう」
燦はもはやこの部屋からは脱出不可能であることを否応なく悟り、動きを止めた。
「さ、気は済んだかな?
じゃあ続きを・・・」
「い、いやじゃ!!
こんといて!!」
それでも燦は必死に抵抗の意思を見せる。
例えそれが無駄であっても。
「やれやれ・・・おい、あっちのベッドにお連れしな、そろそろ本番行くからよ」
「ハイ」
羽賀は部下の二人に司令を下しベッドに向かう、部下二人はそのまま燦に迫っていった。
「い、いや!!」
燦はドアからさらに部屋の角へと移動した。
部下二人が迫るとまた、同じように部屋の角へと移動する。
「あのさあ、こっからもう出られないんだから諦めたら?
そんなことしたって時間稼ぎにもならないよ?」
「う、うるさい!!
いや、いや、こんといて!こんといて!」
燦は必死に逃げながらも部屋の壁を必死に調べる。
どこかに抜け道や、外部へ声を伝える手段はないものかと希望を捨てずにいた。
汚された太陽11
そんな彼女の必死な姿を、部下たちは面白がるように見つめていた。
ただ捕まえるだけでは面白くない、好きなだけ無駄な抵抗をさせジワジワと追い詰めるほうが
彼らにとっては面白く好都合だった。
「ほらほら早く逃げないと捕まえちゃうよー」
「いやじゃあ!いやじゃあ!」
部下二人は追いつかない程度に速度を調整しながら早歩きで燦を追い詰め始め、燦は泣きながら必死に逃げた。
部下二人は燦が怯え逃げる様を存分に味わいないながら、卑屈な笑みを浮かべる。
「永澄さん!!助けて!!助けてー!!」
燦は必死に助けを求めるが当の本人に声が届くはずもない。
それでも彼女は最愛の人の名を叫ばずにはいられなかった。
「おい!そろそろお遊びはそれぐらいにしとけ!」
「は、はい」
羽賀の言葉に部下の二人は本気で燦に迫り、あっという間に燦は捕まってしまう。
「いやあーーー!!」
腕を掴まれた燦は腰が砕け座り込んでしまうが、二人に両腕を掴まれたままベッドで待っている
羽賀の下へ無理やりに引きづられていく。
「もう、もうやめて・・・」
「あーらら、最初の勢いはどこへやら。
って感じかな。
がっかりだぜ。
アンタはもうちょっと粘ってくれると思ったのにな」
「本当だぜ。
俺らも楽しみにしてたのに。
久々に骨のある女だと思ったのに」
燦は涙を流し恐怖の色でいっぱいだった。
そんな彼女に部下二人は勝手な言い分を告げる。
彼らは気が強く自分たちに抵抗して楽しませてくれる女性を探しており、
そのターゲットとして相応しいと踏んで燦を狙ったのだった。
「まあいいさ。
泣き叫ぶ女ってのもそれなりに楽しいからね。
今までの女は全部金で尻尾も腰も自分で振ってくるようなのばっかだったし。
ギリギリまで強気で抵抗してくれるような子が一番理想だったけど」
羽賀にとってはそれでも良かった。
今までの女性のほとんどは抵抗するどころか金に目が眩み進んで羽賀へ体を委ねた。
燦のように嫌がってくれるだけでも貴重な存在であることに変わりない。
汚された太陽12
「よしじゃあ行きますよ羽賀さん。
せーの」
部下二人のうち片方が両足から靴下と靴を脱がせ足を掴み、片方が両腕を伸ばさせて掴み、燦をベッドに放り投げた。
「きゃ!」
勢いよく投げつけられた燦は、巨大なベッドに勢いよく弾み、そんな彼女に影が迫る。
「はーい、いらっしゃーい」
羽賀は寝転んでいる燦を見下ろし、卑屈な笑みを浮かべた。
その姿に燦は恐怖心が溢れ出す。
「いやあーーーー!!!!やああああ!!!」
迫る羽賀に、燦は絶望の悲鳴をあげた。
四つんばいになり逃げようとするが、素早く部下の二人もベッドに上がり、燦の腕を掴み
押し倒す形をとる。
燦は足をバタバタさせるが、羽賀がマウントポジションを取ることでその抵抗は無意味なものとなる。
「さーて、じゃあ始めよっか」
「やあああああーーーーー!!!」
燦は死に物狂いで顔を横に振り、抵抗する。
何の意味もないことは言われなくても分かってる、でもそんなことで割り切れるような恐怖でなかった。
「永澄さん!!永澄さーん!!」
燦は半狂乱するように叫び始める。
だがそれで容赦をするような羽賀ではなかった。
遂に燦の体にその醜悪な手を伸ばす。
汚された太陽13
「やっぱり、靴はないよな・・・」
どうしても気になり学校に引き返した永澄は燦の下駄箱を見て肩を落とす。
やはり燦は既に学校を出ていると見るべきだろう。
やはりどうにも心は晴れない。
「教室も覗いてみるか・・・」
永澄は無駄かと思いながらも教室へ向かった。
どうしようもない不安な気持ちをごまかすためにも、何かをせずにはいられないのだ。
ガラララ
永澄は誰もいなくなり静まった教室へ辿り着いた。
しかしやはり燦の姿はあるわけはなく、永澄はとりあえず燦の机へ向かう。
「何もあるはずないよな・・・」
やはり何があるはずもない、永澄はまるで手がかりを得れないことに落胆する。
もはや永澄に残されたのは取り越し苦労であることを願うだけだった。
「あの・・・」
突如聞こえた声に永澄は後ろを振り返る。
そこには当クラスの委員長がいた。
「委員長、こんな時間まで何を?」
「え、だって私日誌とか書かないといけないし毎日この時間くらいまではいるんだけど・・・」
「あ、そうなんだ・・・」
いつもHRが終わって普通に帰っている永澄が委員長の業務のことを知るはずもなかった。
だが今はそんなことはどうでも良いことだった。
しかし委員長はどこかそわそわし、何か言いたげでいえなさそうな顔をしていた。
「委員長?どうしたの。
何か探し物?」
永澄の問いかけにハッとした委員長は戸惑いながらも話し始めた。
「あの、ちょっと瀬戸さんのことで気になることがあるんだけど・・・」
「!!」
その言葉に永澄は思いのほか反応し、委員長に詰め寄ってしまう。
「燦ちゃんが!!燦ちゃんが!!
どうしてったいうんだ!!」
「え、ちょ落ち着いて!!」
「いいから、答えてくれ!!」
永澄は怯える委員長の様子など気にせず詰め寄ってしまう。
「せ、瀬戸さんが羽賀先輩と一緒に休み時間話してるの見てて・・・
そのときの瀬戸さんの様子がちょっとおかしくて、その・・・
ちょっと取り乱していたと言うか・・・」
「取り乱していたって・・・落ち着いてもっとよく話してくれ!!」
「落ち着くのはあなたよ!永澄君!!」
慌てる永澄を止めたのは燦の母、瀬戸蓮の声だった。
「おか・・・いや瀬戸先生」
その声に永澄はようやく落ち着きを取り戻す。
一癖も二癖もある瀬戸内組の人たちはどうにも苦手な永澄だが、唯一の良心と言えるこの人の
言葉にはどこか落ち着かせてくれる何かがある。
「まったく、女の子に手荒なことしちゃダメじゃない」
「すみません・・・」
いつになく取り乱していた永澄は自分でもそんな自分を戒めた。
汚された太陽14
「何しとるんじゃあぼうふらぁ!
HRはとっくにおわっとるぞ」
今度は燦の父、豪三郎が現れ、永澄はギョッとする。
やはりこの人だけはどうにも慣れない
「お、おとうさ、じゃない瀬戸先生・・・
そんなすごんで出てこなくてもいいじゃないですか」
相も変わらずの迫力、やはり永澄はこの人が苦手である。
「あの・・・それじゃあ私お邪魔みたいだし、話すことも全部話したから行くね。
あ、先生、日誌は机の上に置いておきましたから、たまにはちゃんと見てくださいね」
「おーう、ご苦労さーん」
お邪魔だという空気を感じ、委員長は逃げるようにその場を去った。
委員長に限ったことではないが、何か永澄と瀬戸親子が揃うと異様な雰囲気になり、外部の人間は居心地が悪くなるのだ。
「それで?
何の話しとったんじゃ、えらく騒いでいたようじゃが」
「それが・・・ちょっと厄介なことかもしれん」
豪三郎の問いに蓮は怪訝な表情を見せた。
「厄介って、じゃあ羽賀先輩のあの噂は本当なんですか?」
「ええ・・・」
「なんじゃ、なんじゃ、二人で納得しとらんとわしにも説明せんかい。
何じゃ、その羽賀ってのは」
毎度のこととはいえ、自分の娘のこと以外眼中にない夫に蓮は溜息をつく。
「あんた、仮にもこの学校の教師やっちゅうにあの羽賀のことも知らんのか?
羽賀満じゃよ、母親はPTA会長、父親は様々な政界にも精通している羽賀グループの一人息子」
「・・・でそのボンボンがなんじゃって?」
毎度のような蓮の説教に豪三郎は頭をかきながらぶっきらぼうに言葉を返す。
「昔から噂が絶えない人なんです。
そんな金持ちなのにこんな普通の市立中学にいるのも気になるんですが、
自分の家の立場をいいことに、障害とか、婦女暴行事件とか、犯罪まがい、いえ犯罪だろうと平気でやって
本来なら問題行動、少年院行きになってもおかしくないことを何度もやっているのに家の権力で全て解決してるって。
金持ちの集まる学校に行かなかったのも、庶民相手ならどうとでもなるということで餌が豊富な環境を選んだとか。
俺たちのイッコ上の人だし、あくまで噂だったんで信憑性はないと思ってたんですが・・・」
「・・・で!!
そのボンボンがどうしたっちゅうーんじゃ!!」
言葉で説明されることを嫌う豪三郎はイライラしながらいきり立った。
永澄はやはり萎縮し、恐る恐る話す。
汚された太陽15
「委員長の話では、今日の休み時間燦ちゃんと一緒に話していたそうで・・・
聞くところによると、どうやら燦ちゃん取り乱していたそうなんです・・・」
「なんじゃ?
いくらそいつがきな臭いゆうても、そんなまさか。
大体うちの燦に限ってそんな妙なのにホイホイ着いてくかい、ガキじゃあんめえし」
燦を誰よりも愛し信用している豪三郎は楽観的な発言をするが、蓮の表情は暗い。
「いや、ありうるわね・・・」
「おかあさん、何か?」
「ウチのもんの報告によると、ここに来て私らのことを嗅ぎまわっている奴らがおるって報告があったんよ。
私ら魚人族が人間世界に深い根を張っていることを知っているのかおらんのか・・・
でも面白いから、どんな命知らずかと思って流しておいたんやけど、もしかしたらこのことで燦に・・・
嗅ぎまわっている連中も人間にしては手際が良くて、並の相手ではないということらしいんやけど、
羽賀グループの回し者やったらそれなりに納得がいく・・・」
「・・・もしその調査を指示していたのが羽賀先輩で、人魚のことを知っているって燦ちゃんが聞いたら・・・
まさかそれで・・・」
「最悪の事態やけど、可能性はあるわね・・・」
「そんな・・・じゃあ燦ちゃんは!!
燦ちゃん!!」
蓮の言葉に永澄は顔が真っ青になる。
自分が感じた悪寒が最悪の形で現実になる、そう思うだけで永澄は取り乱し始める。
「落ちついて!!」
蓮は携帯電話を取り出すと、素早く通話をし始めた。
「私や!例の嗅ぎまわっていたグループの足取りは掴めとるんやねえ。
今すぐにそのシマに行く、私らもすぐ行くからウチのもんを先に向かわせて!!
あと羽賀満が現在どこにおるかも早急に掴みたい、そちらを最優先に情報を収集して
こちらに回して!!」
蓮は携帯で指示すると、不安そうな表情で形態をしまう。
「さあ、私たちも行くわよ!!」
「はい!!」
いつまでもオロオロしてはいられない、永澄は一刻も早く燦の安否を確認するため蓮と同行する。
(燦ちゃん頼む!
無事でいてくれ!!)
永澄は祈るように心の中で強く願うのだった。
汚された太陽16
「じゃあ、まずは」
羽賀は燦の胸を下着の上からそっとさすり始めた。
肉体にギリギリ触れるか触れない程度のところで燦の胸をなぞり、じわじわと恐怖感を煽る。
本来なら直ぐにでも直接揉み始めるところだが羽賀は焦らずゆっくりと、そして徹底的に燦を辱めようとしていたのだ。
「うう・・・」
身動きも出来ない燦は、顔を強張らせ必死にその恥辱に耐える。
すると羽賀は再びナイフを取り出すと、燦のブラジャーを切り取り、その麗しい乳房を露にさせる。
「おおー」
部下の二人は歓声を上げ、羽賀も卑屈な笑みを見せた。
「へへ、やっぱり生のおっぱいだよなー」
「いやあ・・・み、みんといて」
今自分はあられもない姿を見られている。
物心ついて今まで異性に見せたことのなかった姿を好きでもない男に見られているのだ。
そして・・・
「ひ!!」
突然のことに燦は悲鳴を上げる。
遂に羽賀の手が直に燦の胸をそっと触れ、そのまま揉み始めたのだ。
「あははは、おもしれー!!
やっぱこうじゃなくっきゃなー!!」
燦の反応を羽賀は本当に楽しそうに観察していた。
今まで彼が相手にしてきた女性たちのほとんどは、多少の羞恥はあっても無防備であったり、興味も旺盛だったため
燦ほど怯える反応を見れることはなかなかなかったのである。
「おおー、なかなかの揉み心地。
年下だし正直ちょっと不安だったけど、思ったよりぜんぜんいいぜ」
羽賀は図々しくも両手で燦の胸を揉みしだき始め、その強さも少しずつ上げていく。
燦は歯を食いしばりその陵辱に耐える。
もうこれくらいでは反応を楽しむことは出来ない、そう悟った羽賀は次の行動に移る。
「じゃあこれはどうだ」
今度は燦の乳頭をつまむと、少し引っ張りあげてみる。
「ひい!!い、痛い!!」
胸を触られたこと自体ほとんどなかった燦にとっては快楽を感じる暇はない、もはや苦痛でしかなかった。
そして今度は燦の乳首を舌で舐め、吸い上げてみる。
「や、やあーー!!気持ち悪い!!」
燦は苦痛とは違う嫌悪感を感じ始め、羽賀もそれに感づいた。
「おや?さっきとまでとはちょっと違うんじゃない?
早くも感じ始めちゃった?」
「そ、そんなことない・・・」
「へー、どうかなー」
羽賀は燦の乳首を指でピンとはねる。
燦はなおも喘ぐような声を発するが、確かに苦痛や恐怖の悲鳴とは異なっていた。
苦痛なのか、それとも快楽なのか。
自分でも理解し得ない感覚に、燦は身をよじる。
「じゃあ、前座はこれくらいにして・・・」
羽賀はマウントポジションを維持しつつ、腰の部分から少しずつ足の部分へ移動していき、
足を封じながら彼女の秘部に目をやった。
そして遂に下着の上から直接指で触れ始める。
「や、やめてーー!!」
燦にとって一番大事な箇所を侵され始め、燦は悲鳴を上げる。
だが羽賀は止めるはずもなく、燦の秘部をずっとさすっていた。
そして燦の下着の真ん中の部分に手をかけ
「じゃあ、そろそろ・・・」
そういうと同時に羽賀は部下二人に目で合図をする。
すると二人は腕の拘束を解いた。
なぜかと考える間もなく燦はすかさず下着の両端を掴み、最後の衣服を守ろうとする。
下着を取られたら燦を守る物は何もなくなる。
燦は必死に力を込める、が単純な力比べでは男子の方に分があるのは必然であった。
どうあっても下着が少しずつ下がっていき、燦の肌が露になっていく。
汚された太陽17
「ほーら、もっと頑張りな。
さもないと大事な部分が丸見えになっちゃうよー」
羽賀は余裕を持ってまるでバカにするように燦に言い放った。
言うまでもないかも知れないが、羽賀はわざと腕を自由にさせ、最後の抵抗を楽しもうと最初から企んでいたのだ。
「それそれ」
羽賀の力では下着を剥ぎ取るのは簡単だった、しかし簡単に済ませては面白くない。
じわじわ恐怖を味合わせるためにわざと力を抜いているのだ。
それに気づかない燦ではない。
「いやじゃ・・・もういやじゃ・・・」
燦は弱々しい声で理不尽な陵辱に必死に耐えていたが、これから起こるであろう恐怖に
精神的にも相当なダメージを受け、羽賀もそのことに気づいた。
(こんなもんか・・・)
そう悟った羽賀はついに事を起こした。
「ほりゃー!」
羽賀は引きずり下ろそうとした燦の下着を逆に上半身の方へと引っ張り上げ、布地を彼女の秘部へと
食い込ませる。
「ひ、ひううう!!」
思わぬ事態に燦は不可解な悲鳴を上げてしまう。
予想外の行動に加え、今までまともに触ったこともない秘部に予想外の刺激を加えられてしまった。
さらに先ほどまでジワジワと刺激を与えてきた羽賀が、ここにきて突然強い刺激を与えてきたことも大きかった。
「あ、っせーの!!」
羽賀は遂に下着も引きずり下ろし、彼女の肢体が完全に晒されることになってしまった。
「いやあああああぁぁぁぁーーーー!!!!!み、見ないでぇぇぇーー!!」
燦は今まで出したこともないような悲鳴を上げる。
その姿は先ほどまでの羽賀たちに対する態度とは程遠かった。
汚された太陽18
「ほおー、こっちもそれなりに発育されてるもんだな」
「コイツ発育はなかなかいいみたいっすね」
「なかなか綺麗なもんじゃん、へへ、初物って感じしますね」
しかし羽賀たちはそんな燦のことなど気にも留めず口々に勝手な感想を口にする。
自分のあられもない姿を異性に見られている、そんな絶望感が燦を襲う。
残すのは彼女の最後の純潔、それすらも奪われるのは時間の問題なのだろうか。
「じゃあご賞味させていただくか」
羽賀は容赦なく燦の秘部を触れ始め、好き勝手にいじり始めた。
「うう・・・」
燦への羞恥は限界に来ていた。
「何だ?いやいや言いながらも結構濡れてるじゃねえか。
瀬戸ちゃん、アンタ思ったより清純じゃねえんだなあ」
「ええ、マジっすか?
おいおい、そりゃあねえだろうよ」
「キスも今日始めてだったような子がそれはないですよねー。
最近の若いもんは淫乱じゃのー」
羽賀たちはバカにするように好き勝手に言い出し、燦を言葉で陵辱する。
燦はこれ以上ないほどに恥辱を味わい、彼らに抵抗していたのは事実である。
しかし心とは裏腹に体は苦痛とは別のものを感じていたのは確かだった。
「さて、それじゃあ・・・」
羽賀は次に舌を使って燦の秘部へと侵入を開始した。
屠るように舌を這わせ、徹底的に汚し尽くす。
燦は生温かく気持ち悪いものが這いずり回るような感覚に身を捩じらせた。
再び部下の二人は燦の腕を拘束する。
もし自由にさせていたら羽賀の頭を殴っていたかもしれない。
それだけは絶対にさせてはいけないと理解しているのだ。
かつて抵抗した女性が羽賀を殴ってしまったことがある。
そのとき羽賀は逆上し、その女性を言葉では現せないほどの目に合わせてしまったことがある。
そうさせないためなのだが、部下二人は別に燦自身を心配しているわけではない。
そうなってしまうと自分たちが陵辱する楽しみがなくなってしまうからなのである。
ただでさえ抵抗してくれる貴重な存在であれば尚更である。
あくまで彼らは自分のことだけを考えていた。
汚された太陽19
「ああ!!
気持ち悪い!!やじゃ!こんなのはもうやじゃあ!!」
燦の叫びはフロア内に響くだけで誰の耳にも届かない。
いやその悲鳴を楽しむ者はいても、耳を貸すものは誰もいないというのが正しいか。
(バカバカ!!永澄さんのバカ!!
だから早くして欲しかったのに・・・
よりによってこんな奴らに・・・)
燦は心の中で永澄を責めていた。
こうなる前に永澄にしてもらいたかったと常々思っていた。
結果的なことではあるが、永澄のことを責めずにはいられない。
そして・・・
「あああ!!」
燦は絶頂に達し体はグタっとなる。
好きでもない男に弄ばれ、無理やりとはいえこうも簡単に絶頂させられる。
そんな自分がショックでもあった。
「バカ・・・永澄さんのバカ・・・」
燦は呟くように弱々しい声を発していた。
汚された太陽20
「ああーもしもし?
お疲れのところ悪いかもしれないんだけどさ、自分だけ気持ちよいまま終われるとか
思ってないよね?」
そう言いながら羽賀はズボンのチャックを外し、ある物を取り出した。
それは今から燦を地獄に突き落とすことを理解させるには十分過ぎるほどおぞましい姿をした物だった。
「ヒイイィィィィ!!」
そのおぞましい姿に燦は狂いそうになるような恐怖に見舞われた。
次に何が起きるのか、何をされるのか、それを想像するだけで背筋が凍る。
「まあまあ、痛いのは最初だけだから心配しなさんな。
すぐに慣れるって、他の子も結構早くに感じてたよ」
「イ、イヤじゃ!!それだけは絶対にイヤじゃ!!
助けて永澄さん!助けて!」
燦はまたも永澄に助けを求めた。
「満潮ねえ・・・」
永澄の名前を聞いた羽賀はあることをひらめいた。
「よし分かった、じゃあこうしよう。
今から満潮に電話して、その場で別れるように言ったらこの場は開放してあげるよ」
「な!」
思わぬ言葉に燦は驚きを隠せなかった。
恐怖と恥辱を散々に味わった後での残酷な選択。
燦の純潔は今この瞬間の選択にかかっているのだ。
「まあさ、あんな地味な男と付き合ってても面白くないっしょ。
俺らのほうが金もあるし面白い遊びいっぱい教えてやっからさ。
悪いこと言わないからあんなつまらないやつのことは・・・」
その言葉を聞いた燦は、確かに心臓が高鳴る音を聞いた。
彼女の最愛の男満潮永澄。
確かに彼は平凡で、これといって取り柄もなく、自分の彼氏として紹介するときに
自慢できることはあまりないかもしれない。
しかし彼は自らの理解を超えた状況にも負けず、今にも命を奪われそうになったときにも屈しなかった。
自分が非力な人間であり、魚人には敵わないと分かっていても、
どれだけ自分が傷ついても、自分への思いを貫いてくれた。
そのときの嬉しさといったらなかった。
そのときほど永澄に嫁げたらどれだけ幸せかと思ったことはなかった。
燦にとって、永澄は、永澄は・・・
汚された太陽21
「えーと、じゃあ携帯は・・・」
「羽賀さんどうぞ、さっき制服の中から見つけたんで持っておきました。
もう番号は表示してあります、後はプッシュ一つでコール出来ますよ」
「おう、サンキュウー。
じゃあ今から電話かけるからさ、まあ別れるにしてもしないにしても少し喋りなよ。
色々話したかったみたいだしさ、餞別ってやつ。
勿論何か話したら即秘密は公開しちゃうけどね」
羽賀は携帯をプッシュし、永澄へコールすると燦の耳元に携帯を近づけた。
羽賀にとってはもう二人を引き裂くこともそれほど大したことではなかった。
この状況で燦は永澄に悟られることなく会話を終えれるのか、そういった好奇心がある程度のこと
なのである。
しかし燦は落ち着き払った顔で羽賀に言い放つ。
「必要ない・・・」
「は?」
「必要ないって言ったんじゃ!」
怯えていた燦だったが、ここにきて最初にやってきたときのような彼女の迫力を取り戻した。
「永澄さんがつまらない男じゃて!?
確かに永澄さんには自慢できるところなんてのは乏しい人かもしれん!
けどな、永澄さんは極道の男たちに今にも殺されそうになっても己を貫いた勇気ある人なんよ!
自分の力ではどうしようもなくても、心は絶対に折れん人や!!
それをあんたらは何じゃ!!
たった一人の、しかも年下の女の子相手にこんなところに呼び出したうえに数人でしか相手できへんのか!
情けない!!
そんなあんたたちに比べたら永澄さんの方が数億倍もマシ、いや比べるまでもない!!」
燦の言葉に羽賀たちは一瞬呆気に取られた、しかしすぐに冷徹な表情を浮かべる。
燦はそれに気づかないまま
「それにこの瀬戸燦、永澄さんへ嫁ぐ事を心に決めた!
さっきまでは怖かったことを認めるけどもう負けへん!!
何をされようと、永澄さんへの思いを断ち切られたりはせえへんのじゃ!
任侠と書いて、に・・・」
「あ、っそう。
そりゃ良かったね」
燦のお決まりの決め台詞は言い終える前に羽賀の冷徹な言葉と行動によって遮られた。
羽賀は燦の言葉を聞く前に携帯を放り投げると彼女へとその欲望を無慈悲にもねじり込んだのだ!!
汚された太陽22
「−−−−−−!!!!!」
悲鳴、絶叫、それらとも異質な燦の声。
不意を突かれたことにより、その痛みは燦の想像をはるかに超えた。
「はいはい、君の美しい美談はいいからさ。
別に俺らにとって君が満潮のことをどう思うとは関係ないのよ。
まあ最後に面白い虚勢が見られたのは、ちょっとした収穫だけどね!」
そう言い終えると羽賀はさらに強く燦を責め立てる。
肉体が苦痛として認識するレベルをはるかに超えていたため、燦の肉体は痛みを感じることが逆に出来なかったのだ。
「っつはあ!!はあはあ!!」
苦痛に呼吸もままらなかった燦はようやく呼吸を取り戻した。
それが逆に彼女が苦痛を認識し始めたことでもあった。
どうにも出来ない苦痛が彼女をどこまでも追い詰める。
「おお・・・やっぱり、女は初物に限るぜ・・・」
燦の狭い膣内に侵入した羽賀だったが、燦の中は思うほど進まず羽賀を拒むようだった。
「随分と嫌われたもんだな、なかなか進めやしない。
へへ、だがそうでなくっちゃ面白くない!!」
それでも羽賀は力任せに燦へさらに付きたてた。
無茶なほど突き立てられたことで燦にはさらに激痛が走り、逆に羽賀は快感を得てほくそえむ。
「ああーーー!!痛い!!痛い!!
痛いーーーーー!!」
燦の叫びを聞いた羽賀はさらに腰を振る速さを増していった。
燦の叫びが羽賀の興奮を駆り立て、羽賀はさらに快楽を求めて腰を振る。
その強さに比例するように燦も泣き叫び、その声を聞いてさらに羽賀は勢いに乗る。
互いの行為は肥大化していき、燦の苦痛、羽賀の快感は増していく一方だった。
「ほら、そろそろギブアップか?
もしここで俺に泣いて許しを乞いたら少しは優しくしてやってもいいぜ!?
生意気な口を聞いてしまってすみませんでした、ってな!」
羽賀はそのサディスティックな本性を露にし始めた。
彼は普段は揚々とした性格だが、本番に入ると猛獣のようになる性癖の持ち主だったのだ。
「おら!何とか言いやがれよ!!
さっきまでの威勢のよさはどうした!
このアマ、何とか言いやがれってんだ!!」
羽賀に対し燦は叫び声もあげず、苦痛に耐える声を少し漏らす程度になっていた。
まるでどこか落ち着き払ったようなその態度に羽賀は苛立ちを覚えた。
汚された太陽23
(永澄さんの・・・バカ・・・
あなたが甘いからこんなことになってしまったんよ・・・
永澄さんのバカ・・・永澄さんなんか・・・永澄さんなんか・・・
でもそんな永澄さんが私は、大好き・・・)
苦痛の中燦は永澄への思いを強く確認する。
結果的にこうなってしまったのは残念だが、永澄の燦への思いは本物でまごうことなく本物である。
そして燦自身、こんな状況になりならがも永澄への思いが揺れ動くこともないことに、
自分の永澄への思いも実感していた。
それを確認した燦は心の強硬さをさらに強くする。
「悲しい人じゃな・・・」
「何?」
「そうやって金や暴力や力ずくでしか人と付き合えんような人間は、
絶対に誰からも愛されることは出来ん!!
アンタはすごい力を持っているかもしれんが、そんなんでは、アウ!!」
「何、生意気言って嫌がるこのメスがぁあ!
女なんてのは男に相手してもらってなんぼの存在じゃねーか!!
ましてやテメェみたいな化け物ごときが人間様に!!」
「アンタのために何人の人間が体を張ってくれる!?
アンタに何かあったら何人の人間が本気でアンタの身を心配をしてくれる!?
その二人もそうや!!
どうせ金と欲でしか繋がってない間柄なんじゃろう!!」
燦の言葉に激昂した羽賀はさらに腰を強く振り、またも燦の乳房も刺激し始めた。
まるで職人が麺などをこねるかのように力いっぱい荒々しく。
乳頭にも容赦なく爪を立て、燦へ刺激を与える。
それでも燦は屈せず、涙でボロボロになりながらも羽賀への抵抗を続けた。
「永澄さん!私はこんな人に絶対負けへんよ!!
私は永澄さんを本当に愛しとる、貴方の嫁になれることを本当に嬉しくおもとる!!
だから!だから私を・・・」
「何妄想してやがる!!
何が愛だ!薄気味わりい!
そんな貧乏人の幻想なんぞに俺が負けるか!!」
いつの間にか羽賀と燦の精神的なぶつかり合いになっていた。
だが皮肉にも燦の心を硬くしたのは羽賀である。
彼が本性を現し始めたことで燦は逆に余裕を持ち始めたのである。
「クソ!!
早く降参しやがれよ!!」
「いやじゃ!!いやじゃ!」
調子に乗り腰を振っていた羽賀にも余裕がなくなり始めていた。
燦に詫びを入れさせる前に自分が果てることは彼のプライドが許さない。
何とかして降参させるために羽賀は恐怖を煽らせようと必死になる。
「ホラ、出すぞ!!
中に出しちまうぞ!!
嫌だろ!?早く許しを・・・」
「嫌じゃ!!何があっても負けん!!
私は瀬戸内組の・・・いや、永澄さんの妻の瀬戸燦じゃきん!!」
「ちくっしょー!!」
そう言い終えると同時に羽賀は燦からモノを引き抜き、熱い精を燦の下腹部に放った。
燦を屈服させることなく自分が先に限界に来てしまった。
今までどんな女性でも大抵本番に行く前に中に出されると聞いた途端に
命乞いをするように死に物狂いで謝り倒し始めた。
そんな負け知らずな羽賀にとってこれはとてつもなく屈辱的なことであった。
「ハアハア、クソが!!」
汚された太陽24
「永澄・・・さん・・・
私負けへんかったよ、あなたに嫁げるまで私・・・」
燦は息も絶え絶えになりながらも、永澄への思いを守ったこと、羽賀に屈しなかったことを誇りに思っていた。
「あーらら、羽賀さん負けちゃいましたねえ」
「珍しいこともあるもんだ」
「け!」
羽賀は自分を拒む女性を相手にするときは毎回部下を含めた三人で勝負をしていた。
もし自分に許しを請いたら羽賀の勝ち、容赦なくそのまま精を打ち放つ。
そして羽賀一人が飽きるまでその女性を弄ぶ。
逆に最後まで屈しなかったら羽賀の負け、羽賀は中では出せず、部下二人が相手にすることが出来、二人が中に出すことも許される。
羽賀に回るのは二人が満足した後である。
そのため二人に出番が回ってくるころには大抵の女性は心身共に汚され、抵抗はおろか声すらも出ないほどになってしまっていることが多かった。
彼らも羽賀同様自分たちに抵抗する女性を求めていた。
なので二人は燦が泣き言を言うようになってガッカリしたのだ。
そして
「ハイハイ、よく我慢してくれたよ。
じゃあ今度はこっちの相手をしてね」
「!」
部下の二人は燦の様子など気にも留めないまま彼女を無理やり四つんばいにさせた。
「じゃあ、芳賀さん。
次は俺らでもいいですか?」
「ああ、好きにしな」
「へっへー、待ちくたびれたぜ!!
なーに、メインはやっぱり羽賀さんにしてほしいですから安心してくださいよ」
男たちもズボンのチャックからそれぞれのモノを取り出し燦に迫らせる。
「じゃあお疲れのところ悪いけどこれ咥えてくれるかな」
「ヒ!!」
部下の一人のモノが燦の顔面に近づく。
その醜い物体が間近にまで迫るおぞましさと、想像を絶する悪臭を鼻に受け燦は思わず吐きそうになる。
「ほらほら、俺のももう早くして欲しいって言ってんだからさ。
さっさと頼むよ」
部下の一人は容赦なくそのモノを燦の顔に近づける。
「い、いやじゃ!!
そんな気持ち悪いもの誰が・・・」
「んだとこらぁあ!!」
その言葉に怒った部下の一人は燦の口を無理やり開かせ、強引に燦の口にねじ込んだ。
疲れ果てていた燦は満足に抵抗できず、容易に口内への侵入を許してしまった。
「ふむーーー!!」
口の中いっぱいに広がる異物感と間近にまで迫った悪臭に、燦はさらに吐きそうになってしまう。
だがそんなことも気にせず部下の一人は自分のモノを動かし快感を得る。
「ふぐるむうう!!むぎゅるぐううーー!」
「あー、気持ちイー。
何で嫌がる女の子に無理やりフェラさせるのってこんなに気持ちいいんだろう。
くぐもった声も最高ー」
部下の一人は燦のことなど気にせず容赦なく燦の口の中を陵辱する。
燦はもはや抵抗する意思すらなく、ただされるがままだった。
汚された太陽25
「じゃあ俺は後ろを開拓しようかなー」
もう一人の部下は燦の尻の穴を舐め始める。
「ふぐ!!」
新たな性感帯を刺激され、燦はまた自分でもおかしな声をあげる。
「まだちょっと早いかなー。
まあいいや、面倒だしさっさとやっちまうか」
そう言うともう一人も部下も自分のモノを燦のアナルへと突き刺した。
「ほぎゃうう!!」
まだ開きかけの箇所に無理やりねじり込まれ、先ほどとは比べ物にならないほどの苦痛を感じる。
本当に引き裂かれるかと思うような激痛が燦を襲う。
前後より突き刺された燦はもうボロボロになりかけていた。
まるで気が狂いそうになる。
(永澄さん・・・永澄さん・・・)
燦は心の中で何度も彼の名を呼び、何とか自制心を保っていた。
そんな彼女の必死さなど露知らず、部下二人は自分の欲望の赴くまま燦を弄んだ。
そして容赦なく燦の体を汚していく。
「ふむう!!」
燦の口内で汚らしい精が放たれ、燦の口内が汚された。
「あが・・・はあはあ」
口の中に出された精を必死に吐き出し、燦はなおも続いている後ろからの陵辱にも
耐えていた。
「はうう!!」
アナルにも熱い精が放たれ、ようやく燦は開放された。
徹底的に陵辱された燦は、力尽きたかのようにベッドの上に寝転ぶ。
だが悪魔の惨劇はまだ終わらない。
汚された太陽26
「じゃあラストいこうか」
「え!!」
開放されたと思った燦だったが、羽賀により再び仰向けにさせられる。
羽賀は燦の膝を抱え、再び燦への陵辱を開始した。
「ああ!!ううう!!」
再び燦を羽賀のモノが突き刺し始める。
最初のときほどの痛みではなかったが、まだ二度目でしかなくまだ苦痛しか感じられない。
散々陵辱を受けた燦は抵抗することも出来ず、部下二人は拘束する必要はなかった。
二人はニヤニヤとその光景を眺める。
「もう、何度やっても同じじゃきん・・・
絶対にアンタなんかに屈したりはせえへん・・・」
息も絶え絶えで燦は言葉を発する。
もはや彼女を支えるのは精神力のみ、既に燦は精神力で正気を保っていた。
「ああ、それはもういいよ。
正直別にお前のことなんて本気で欲しいと思ってたわけじゃなし。
単純に引き裂けるかどうか試しただけだからな!!」
そういうとさらに羽賀は強く攻め立て、燦はさらに痛みで喘ぐ。
「さっきはどっちが先に折れるか試してたけどよ。
もうそんなのはどうでもいいさ。
せっかくだしここはお前の中に俺の熱いのをたっぷりくれてやるよ」
「!!」
その言葉に燦は青ざめる。
先ほど痛みのためになりふり構わないような強固な態度が取れた。
だが皮肉にも多少体が慣れてしまい、今のように落ち着いてしまったこと。
そして精の奔流の恐ろしさとおぞましさを体感し、中に出されることの恐ろしさを認識してしまった。
その宣告に燦には最後の恐怖が芽生える。
「ハハハ、ようやく良い顔をしてくれるようになったな。
へへ、どんどん俺の中で溜まってるぜ。
たっぷりくれてやるからな」
「・・・」
一度開通させられたことで燦の中は先ほどよりに滑らかになっており、羽賀はスムーズに
ピストン運動する。
痛みすらも感じた先ほどとは違い、そのエクスタシーは先ほどの比ではなく、
したすぐなのにも関わらず早くも射精の予感を羽賀にさせる。
今度は気兼ねなく、そして早く果てようとしているため当然射精も早くなる。
燦は恐怖に顔を強張らせながらも必死に無言の抵抗をしていた。
「どうした?最後に残す言葉の一つもないのか」
(永澄さん・・・永澄さん・・・)
燦はとにかく永澄のことだけを心の支えにし恐怖に打ち勝とうとした。
羽賀のことなど耳も貸さない。
「け、気にいらねえ。
余裕ぶっこきやがって、お前の中に存分に出すって言ってるんだぜ?
いいのかよ!」
羽賀はいらついたように燦を問い詰めるが、それでもやはり燦は答えない。
(永澄さん、ゴメン・・・
私の初めてをあなたにあげることが出来なくて・・・
でも、私の心だけは、絶対に最後まで守るきん・・・許して・・・)
「覚悟は出来てるってか!
分かったよ、じゃあ遠慮なくそろそろいくぜ!!」
限界を感じた羽賀はラストスパートを駆け始める。
その激しい動きに呻きながら燦は最後の言葉を発した。
「な、永澄さーーん!!」
「燦ちゃん!!」
燦の悲鳴と永澄の声、そして力ずくで破壊されたドアの轟音はほぼ同時だった。
汚された太陽27
「くそ!!このクズ野郎!!
殺してやる!!ぶっ殺してやる!!」
永澄は一目散に羽賀に殴りかかり、燦の中への放出は危機一髪免れた。
永澄は下半身丸出しのみっともない格好の羽賀に馬乗りになり、顔面を殴り始めた。
しかし三発ほどでその手を政が止める。
「お止めください、永澄さん」
「ちくしょう!何で、何で止めるんだよ政さん!!
コイツが、この野郎が燦ちゃんに何をしたか分からないはずないだろう!!」
永澄は涙を流しながら政の腕を振り解こうとするが、永澄の力では不可能であった。
「コイツは!燦ちゃんにあんな酷いことを・・・」
永澄は殴るときもずっと持っていた携帯を握り締め、涙を流す。
先ほど燦から発せられたコールは瀬戸内組の車内にいた永澄への携帯に繋がった。
燦からの着信を受けた永澄は彼女の声を確認しようしたが返事はなく、
しばらくすると彼女の怒号のような声が聞こえてきた。
そしてその直後、永澄にとっては地獄のような音声が流れ始めた。
苦痛に叫ぶ燦の声、聞きなれぬ男たちの嘲笑するような笑い声。
燦がどんな目に合っているかは見ずとも理解できた。
永澄はその携帯をすぐにでも切りたかったが、燦の永澄への思いが聞こえてき、彼女も戦っている
ことを確認すると逃げるわけにはいかないとそのままにしておいたのだ。
そのおかげで逆探知で燦の居場所を発見することも出来た。
羽賀が調査させていたグループでは羽賀のいそうな場所をピックアップすることは出来ても、
限定することは出来なかった。
目星をつけて一つずつしらみつぶしに向っている途中、運良く着信を拾えた事で燦の居場所を
確認できたのだ。
携帯自体はもう着信を切っても居場所を特定できたので構わなかった。
しかし永澄はあえて切らずに最後まで耐えながら聞いていた。
燦も自分のために必死に戦っている、なら自分も、彼女に負けないように戦うのは当然だ。
永澄は打ち震えながらもその現実から目を逸らさず戦っていたのだ。
燦の悲痛な叫びと自分への思いを貫く姿。
そんな彼女を辱め、陵辱した羽賀達に、永澄は怒りを抑えることなど出来るはずもなかった。
そしてその怒りが最高に爆発する。
汚された太陽28
「この!!」
腕は動かせないと悟った永澄は立ち上がると足で羽賀を踏みつけようとする。
「駄目でさぁ!!」
政は無理やり永澄を引っ張り、羽賀から引き離した。
羽賀は永澄の一撃と、任侠の男たちが突入してきた光景にとっくに気を失っていた。
部下二人も同様である。
「離して!!離してくれよ!!
どうして!!どうしてそんな落ち着いていられるんだよ!!
俺は今すぐコイツら全員を八つ裂きにでもしないと気がすまない!!」
「永澄さん!!
あっしもおやっさんも、今の永澄さんと同じかそれ以上の気持ちです!
しかし、コイツはいくらなんでも相手が悪い・・・
あの羽賀グループの子息となれば、もしもの場合いくら瀬戸内組でも永澄さんを庇いきることは
難しいんです!!」
「そんなの関係ないさ!!
今ここでコイツにこれ以上何も出来ないくらいなら死んだほうがマシさ!!
ここで引き下がって生きていくくらいなら、ここでコイツが死ぬまで殴って俺は笑顔で死んでやる!!」
「バカ言っちゃいけやせん!!」
これまでにないほどの政の声に永澄はようやく動きを弱める。
「死んでもいいなんて・・・そんなバカなこと間違っても言わないでくだせぇ・・・
ここでアンタが死んだら、燦お嬢はどうなるんです・・・
あの燦お嬢を放って、一人だけあの世へ逃げる気ですかい!?」
「逃げるだって!?
何が逃げてるって言うのさ!!」
「いいえ逃げてます!!
永澄さん、アンタは死を恐れないという謳い文句で死を正当化しているだけです!
でもそれは燦お嬢を守れなかった自分の責任が大きすぎて、それから開放されたいと思っている
だけじゃねえんですかい!!」
政の言葉に永澄は完全に動きを止めた。
全てが政の言うとおりだとは思ってはいない。
本当に逃げるなんてことは考えていなかった。
ただ悔しくて、悲しくて、歯がゆくて、自分が情けなくて・・・
どうしようもない感情の波を、溢れ出る憎悪を抑えれなかったのである。
汚された太陽29
「それに何より、お嬢はどうなるんです・・・
ここで永澄さんに死なれたら、お嬢は今後どうなるんです・・・
お嬢を、今のあのお嬢を、一人ぼっちにする気ですかい?」
政の言葉に永澄はハッとする。
そうだ、もし自分が死んだら燦はどうなる?
ただでさえショックを受けている状態で、それに追い討ちを掛けるような
ことをしてはいけない。
永澄は自らのいたらなさを感じ始め、力が抜けていく。
政は永澄の腕を離すと、サングラスで隠れた目を歪ませながら言葉を続けた。
「ここでこいつらを八つ裂きにしたところで、お嬢は喜びやせん・・・
お嬢は、永澄さんの手が汚れることなど、望んでや、いやせん・・・」
政も表情が沈み、顔を落とす。
政だって悔しくてたまらない、それでも感情を抑え込み罵倒されながらも永澄を制したのだ。
そんな政の気持ちが分からない永澄ではなかった。
「政さん・・・」
「こいつらとその親どもにはあっしらがキッチリけじめつけさせます。
だから永澄さんは、お嬢を・・・」
「燦ちゃん・・・」
永澄は漣にコートをかけられ小さく震える燦を見た。
そんな姿に永澄は強く心を打たれ、自分のふがいなさを憤る。
「ぼうふらぁ・・・」
「ハイ・・・」
豪三郎の低い声が永澄を呼ぶ。
普段なら手を繋ごうというものなら刀で切りかかってくる男だ。
こんなことになっては肉片も残さず粉々にされてもおかしくはない。
しかし永澄は不思議と恐怖を感じず、整然とした態度でいた。
むしろこの場で塵も残さず葬られても構わないと思っていた。
燦を大事にする、そう心に強く誓ったはずがこの結果。
その贖罪は計り知れない、永澄はそう感じていたのだ。
「お前、燦と二人で今日明日とお前んとこで燦を元気付けや。
親御さんにはワシらから話しつけとく」
「え?」
思わぬ言葉に永澄は素っ頓狂な声をあげる。
普段二人でいることすら許さないこの人が、ましてやこんなことになって永澄に
そんなことを頼むとは。
「わしとて、お前も含めてそのガキどもを血祭りに上げないと気が済まん!
じゃが、政の言う通りここでそんなことをしたところで、燦は喜びやせん!!
それに・・・今の燦を少しでも元気付けられるとすれば、お前だけじゃあ・・・」
豪三郎は震えながら怒りを押し殺した声で永澄に話す。
その姿に永澄は自分の不甲斐なさを思い知った。
そうだ、何を甘えている。
先ほどの政の言葉をもう忘れたのか?
彼女を不幸にしてしまったから罰を受ける、そんなことでは彼女は救えない。
自分に出来ること、罪を償うというのならそれは彼女を救うことではないか。
永澄はまたしても死という逃げを考えてしまった自分を戒めた。
そしてこんなことになっても怒りを抑え込んでいる豪三郎の姿に心を打たれる。
汚された太陽30
「おとうさん・・・」
「お前に父親呼ばわりされる覚えは・・・!
うおわああああーーーーーー!!!!」
そう言うと豪三郎は走り去っていった。
可愛い愛娘を汚された彼の心の傷は永澄のそれにも負けない。
永澄もそれを分かっていた。
「永澄君、あの人なら大丈夫よ。
舎弟連中連れて羽賀グループの中の私らと同業者の特に汚い連中相手に憂さ晴らしに行っただけだから。
まあその程度の連中にならお礼参りということで問題にもならないしね」
「はあ、それって大丈夫なんですか?」
永澄は豪三郎がやり過ぎやしないかという心配を少し覚える。
普通の人間が魚人族とぶつかったらどうなるのか。
相手は羽賀グループの人間とはいえ、永澄は多少の不安を感じた。
しかし今は何より、理不尽に汚された燦のことが・・・
「永澄君、私からもお願い・・・
燦を、燦をよろしくな・・・
私らは車で待ってる、燦が落ち着いたらでええから・・・」
「はい・・・」
「永澄君、無理を承知で言うけど、そんなに自分を責めんでな。
今回のことは、早いうちに手を打っておかなかった私のほうに責任があるんやから・・・」
蓮は顔を歪ませるとその部屋を去っていった。
彼女もまた永澄同様に今回のことをを悔やんでいた。
なぜ早く手を打たなかった?
なぜ源義魚の時と同じような失態を繰り返してしまった?
蓮の悔しさ、そして悲しみは永澄にも理解できた。
しかし今は何より・・・
部屋には静寂と二人が残された。
「燦ちゃん・・・」
「永澄・・・さん」
ようやく会えた二人。
学校が終わってからほんの数時間しか経ってないのに、なぜか数日ぶりに会えたような
錯覚に陥る。
それほど二人は互いを求めていたのだ。
二人は自然に抱き寄せ合い、静かに泣き始めた。
「会いたかった・・・
会いたかったよ、永澄さん・・・」
「ゴメン・・・本当にゴメン燦ちゃん・・・
俺がバカだったせいで・・・」
二人は静かに、そして深く悲しみの涙を流し続けるのだった。
汚された太陽31
二人が家に帰ると豪三郎の言うとおり満潮家には二人を除いて誰もいなかった。
どこまで事情を聞かされたのか分からないが、ルナも含め両親も了承してくれたのだろう。
以前までは夢にまで見た二人っきり、しかし二人はその状況を素直に喜べず、どうにも言いがたい雰囲気の中にいた。
用意してあった食事を済ませ、居間でくつろぐ。
適当にテレビは流すが内容は二人ともまるで見ていない。
二人に会話はほとんどない、しかし燦はこれまでにないほど永澄に密着し、永澄も
そんな燦を自然に腰に手を回し抱き寄せていた。
二人に照れや恥じらいは一切ない、言葉もいらなかった。
そしてそのまま夜もふけていく。
「そろそろお風呂入ろうか・・・」
「うん・・・」
湯を沸かすと燦が先に入った。
永澄は今日始めてこの家で一人となる。
それがほんのわずかな時間であっても、永澄は静寂が支配する部屋に永遠に取り残された気分になった。
永澄の頭の中では様々な思惑が飛び交っている。
どうすれば彼女を笑顔に出来る?
どうすれば自分は、彼女の夫として彼女を癒やせれる?
どうすれば、どうすれば彼女を救える?
それだけを自問自答し、答えの出ない疑問だけを自分にぶつけていた。
そして永澄はハッと気が付いた、燦が風呂に入って30分は経っているではないか。
女の子の風呂は長いといっても、これは・・・
「まさか・・・」
永澄を悪寒が走った、燦に限ってそんなことはないと思うが、万が一ということもある。
永澄は浴室に急ぎ、ドアをノックした。
「燦ちゃん!!燦ちゃん!!
どうしたんだ!起きてる?大丈夫かい!!」
永澄は必死に語りかける。
寝ていることなどあるとも思っていなかったが、そうであって欲しいという彼の願いも込められていた。
自ら命を絶っているよりは良い・・・
しかし何の返事もない。
こうなったら・・・
汚された太陽32
「燦ちゃん!!」
後で痴漢だの覗きだの言われるかも等と言っていられない、永澄は浴室のドアを開ける。
すると燦は自然な様子でスポンジで体を拭いていた。
「燦ちゃん?」
思わぬことに呆気にとられる。
だが燦の様子はどこかおかしい。
腕の部分は引っかいたように赤くなっており、何より燦は涙を流していた。
「燦ちゃん・・・」
「永澄さん・・・
落ちひん、汚れが全然落ちひん・・・
汚された私の・・・汚れが全然・・・全然!!」
そういうと燦は力いっぱいスポンジでお腹の部分をしごき始めた。
お腹の部分も腕と同じように赤い跡が出来始めている。
様子がおかしい、どころではない。
永澄は危険を察知し燦を止める。
「燦ちゃん、落ち着いて!!
何も、何も汚れてなんかない!!
燦ちゃんは全然綺麗だ!だから・・・」
燦のしていることの意図は永澄も理解できる。
彼女はあの男たちに汚された部分を洗い落としたいのだ、記憶と共に。
しかし物理的にどうしようとそんなこと出来るはずもない、燦は絶望に打ちひしがれるだけだった。
永澄は燦を抱きしめ、自分もまた泣いてしまう。
何度泣いても変わらない、そうであっても泣かずにはいられなかった。
そして二人は自然と見詰め合う。
「永澄さん、私もう我慢できひん・・・」
「俺もだよ、燦ちゃん・・・」
二人はそう言いながら二人の初の口付けを交わした。
記念すべきの二人のキス、それは涙が交わり潮の味がする切ないものだった。
汚された太陽33
そのまま二人は今の永澄の部屋に向かった。
燦の希望で永澄の部屋になったのだ。
二人は自然に服を脱ぎ、布団へと吸い寄せられていく。
燦は布団に寝そべり、永澄を迎える体勢を取る。
永澄も自然に燦に覆いかぶさるように肌を密着させていった。
「んん・・・むふぅう」
二人は自然にディープキスをし始めた。
お互い優しく、しかし情熱的に相手の舌を味わう。
(永澄さんのキス・・・最高じゃきん)
二人は一旦口を離す、そして永澄は自然に燦の乳房に軽く口付けを開始した。
「ああ・・・永澄さん・・・
遠慮せんでもっとええよ・・・」
その言葉に永澄は燦の乳頭を甘噛みし、燦に刺激を与える。
「ああ!!永澄さん!!」
もはや遠慮はするだけ無駄だろう、永澄はそのまま下腹部、そして燦の秘部へと舌を這わせ、そのまま刺激を開始する。
「燦ちゃんのここ、凄いことになってる・・・」
「そ、それは照れるきん・・・」
さしもの燦もその部分のことだけは恥ずかしい。
永澄とのことを望んでいたこととはいえ、さすがに恥ずかしがらずにはいられなかった。
「大丈夫、すごい可愛い。
だからいくよ・・・」
永澄は激しく燦に秘部に吸い付いた。
獣のようにしゃぶりつき、むさぼる。
もう、彼女を誰の手にも渡さない。
そんな彼の強い思いが現れるようだった。
燦もそんな永澄の思いを一身に受け止め、その快楽に身を委ねた。
「ああ!!」
燦は絶頂し、幸せそうな笑みを浮かべながら肩で息をする。
最愛の人、永澄にしてもらえるということだけでこうも簡単に果ててしまう。
燦は自身のことでありながらも驚きを感じていた。
「燦ちゃん、良かった?」
「うん、最高じゃ・・・」
燦にはようやく少しだけ笑顔が戻った。
「これが永澄さんが初めてだったらもっと良かったのに・・・」
ドクン
その言葉に永澄は心臓を射抜かれたような衝撃に見舞われる。
何気ない一言がその場の空気重くする。
忘れかけていたこと、いや忘れようと必死だったことを思い出してしまい、
二人は気まずくなったのだ。
「大丈夫!!
あんなのは初めてのうちに入らん!!
あんなの全然気持ちよくなんかなかったし、あんな連中のことはもう・・・」
「さ、燦ちゃん・・・」
燦は永澄のことを思い無理に元気付けようとしているのが丸分かりだった。
そんな燦を見て、永澄はどうしようもないようなくたたまれない気持ちに襲われる。
「あんなの全然気持ちよくなんかなかった!!
全然!!全然!!
気持ち・・・よくなんか・・・」
そう言いかけて再び燦の目には涙がたまり始めた。
忘れようと、否定しようと必死になればなるほどそのことが逆に重くのしかかる。
「燦ちゃん!!」
永澄は再び燦を強く抱きしめた。
もうどうすればいいのか分からない、強く彼女を愛しても過去の事実は消えない。
彼女に付けられた心の傷は永遠に癒えない。
そのことを理解していても、出来うる限りのことだけはしてあげたい。
その思いだけは決して変わることはなかった。
汚された太陽34
燦は永澄の抱擁を解かせると、布団へと寝そべり永澄に腕を広げた。
「ゴメン、永澄さん・・・
でも私、もう我慢できんきん・・・
だから、永澄さんして・・・
そうでないと私・・・」
「燦ちゃん・・・俺だって・・・」
燦に言われるまでもなく永澄とてもう我慢できない。
永澄は燦の下腹部へと腰を沈め始める。
「いくよ」
「うん・・・」
永澄はゆっくりと燦との交わりを開始した。
「ああ!!永澄さん!!」
まだ慣れない燦は痛みとも快楽とも取れない声を上げる。
彼女にとってまだこの未知なる刺激をどう感じているのか自分でも理解していなかった。
「燦ちゃん、動くよ」
「うん・・・お願い」
その言葉に永澄はゆっくりと腰を動かし始めた。
やはり遠慮はしてしまう。
「永澄さん!!ええよ!!
もっと強く!!激しく!!私を!!」
燦の言葉に答えるように永澄はさらに腰を強く振った。
嵐のようなエクスタシーが二人を魅了する。
「燦ちゃんの中、すごい・・・
暖かくて、俺のに強く纏わりついて・・・」
「ああ、熱い!!
永澄さんええよ!!最高じゃ!!」
二人は一心不乱に乱れる。
二人が思いを確認しあってから、いやもしかしたら成り行きとはいえ婚姻を定められた
時からであろうか。
二人の中で潜在的に願っていたことが今現実になっている。
そんな嬉しさも相まって、快楽はさらに二人を魅了する。
そして
「燦ちゃん、俺もう・・・」
永澄には限界が訪れ始め、永澄は自分のモノを引き抜こうとする。
「ダメ!!そのままで!!」
燦は足を絡め、腕を背中に回し永澄を引き離せないようにする。
「燦ちゃん!!でも!!」
「ええんよ!!
もう私のも永澄さんのもどんな始めても他の誰かに奪われるのは嫌や!!
永澄さんの始めても!!私の始めても!!残された全てを私たちの物にしたいんよ!!
だから!!」
燦の言葉に永澄も決意する。
彼女がそこまで望むなら、自分もその全てを、その行為の果てに待つ結果も受け入れよう。
「分かった燦ちゃん!!
じゃあいくからね!!」
「うん!!」
気兼ねがなくなった永澄はさらに腰を強く打ちつけ、ラストスパートをかける。
そして遂に燦の中で果て、永澄は燦の体の上に倒れこむ。
「ありがとう、永澄さん・・・
私は幸せ者じゃ・・・」
燦は永澄の首に手を回し、強く自分に抱き寄せる。
「燦ちゃん、俺絶対に君を離さないから・・・」
永澄もその決意を強くした。
汚された太陽35
しかしそう簡単にはいかなかった。
燦は時折あの事件の悪夢で泣きながら目を覚ますことが度々あった。
あの地獄のような空間、耳をつんざくような嘲笑する笑い声、そして怒号。
それが少しでも脳裏に甦ると、燦は子供のように取り乱し泣きじゃくってしまう。
「いやあああ!!もういやあああ!!!
助けて!!助けて永澄さん!!」
「燦ちゃん落ち着いて!!
大丈夫だから!!俺はここにいるから!!」
永澄が必死に彼女を抱き寄せてもなかなかそれは収まらない。
もはやこれは一生彼女の心から離れることはないのだ。
夢でなくとも、ふとしたことであの事件を思い出し、絶叫し号泣してしまう。
燦は誰かに触れられるだけでまた拘束され陵辱されるのではないかと一瞬とはいえ過剰に反応し、
それは永澄が相手でもそれなりに差はあるものの例外ではなかった。
二人は気兼ねなくキスをすることも、交わることも出来なくなってしまった。
どうしても最初燦は不安と怯えたような表情をしてしまうのだ。
二人は夫婦であるのに。
例えどれだけ二人が深く愛し合っても、どれだけ互いの心の傷を埋めようとしても、その傷を癒やすことは容易に出来ることではない。
たった一回のこと、それだけで二人の関係は大きく揺れ動き、埋めようのない傷跡を残した。
汚された太陽36
また元凶である羽賀本人には、結局厳重注意というだけで処分は済まされてしまった。
二人は一生癒えることのない傷を負わされたのにも関わらず、羽賀にとってはほぼ無傷、
いや家の力を過信していた羽賀は相手にして良いものと悪いものの判断が付くようになり、
的確にターゲットを絞るようになった。
今でも羽賀は目についた女性を手に掛け、多くの涙を流させている。
永澄は抗議をしたが、さしもの瀬戸内組でもこれ以上手を出すことは出来なかった。
永澄も、蓮が申し訳なさそうに謝る姿を見てはそれ以上何も言えなかった。
今でも燦は学校に通う際、もし羽賀に出会ったらと思うと足がすくみ、
自分のクラスから離れた校内を歩くことが出来なくなってしまった。
一度だけ校内で二人が出会ったことがあった。
目が合ったことで燦は当然のように怯えたが、羽賀は別に気にすることなく他人の振りをしてその場を去った。
もう羽賀が燦に手を出すことはない、しかし互いに受けた傷はまるで違うことは一目瞭然だった。
永澄はそんな燦をことを出来うる範囲でカバーするようになり、二人は校内でも共にいる時間が増えることになった。
汚された太陽37
その後二人の関係は一見すると深まったように見えた。
また雨降って地固まるではないが、二人でいることが自然となり、
無論公共の場などでは自重するが、二人のときは自然に肌を寄せ合う。
そしてひとたびチャンスが訪ればすぐさま互いを求め合った。
毎晩のことになるのは言うまでもない。
二人は周囲に気を配っていはいるが、どうしても声は漏れてしまう。
永澄の両親はそれを容認し、ルナも気を使って今はこの家にはいない、
「永澄さんのココ、凄い・・・
こんなにも膨れ上がって・・・」
「燦ちゃんのココだって、凄いことになってるよ・・・」
燦が永澄にまたがり、二人は互いの秘部を貪るように求めていた。
(ああ・・・美味しい・・・
体の構造は同じやのに、何で人が違うだけでこんなに・・・)
燦は計らずともあの事件のことを思い出してしまった。
もう思い出すのはやめよう、そう思っても行為をしているときにはあのときのことが
脳裏をよぎってしまう。
もはやそれは一生消えることのないことであるのは燦も理解していた。
二人の絆がこれまでにないほど強固なものになったのは間違いない。
だがそれは埋めようのない傷を必死に癒そうともがいている二人でしかない。
そんな二人に真の安らぎは訪れるのか、それは誰にも分からない。
長くなりましたが以上です。
他の作品でも主にこんなジャンルの救いようのないパターンでいつも書いてます。
この作品の場合だとバッドエンドが上手く構想できなかったので、割合半々くらいになりました。
色々ミスってしまったりして申し訳なかとでした。
それにこの手のジャンルが苦手な方、お目汚ししてしまってすんません。
>>496 すげぇ…昼間っからよみふけっちまったよ
GJ!!
>>496 GJGJ!!
何故だ・・・涙が出てきたぞ・・・
いやこれは心の汗だ!決して泣いてなd(ry
500 :
しろまる:2008/05/04(日) 10:11:10 ID:4gJGyznW
抱き枕持ってないのにカバーを
買ってしまった勢いで初投下させて頂きます
拙い文章ですがよろしくお願します
501 :
しろまる:2008/05/04(日) 10:13:09 ID:4gJGyznW
「人魚の香り」
「母さんさ、最近おれの布団洗ったりした?」
ある日の事満潮永澄は母に問い掛けた。
ソレを聞き永澄の隣にいた燦は一瞬身を硬直させる。
「いえ、洗ってないわよ。どうして?」
「なんかいつもと違ういい匂いがするんだよな、
甘い香りって言うか・・・」
首を捻りながら永澄は、気のせいかな?とつぶやく。
その横では燦が頬を染めあることを思い返していた。
ー少し前の日のこと、珍しく燦は家に一人だった。
留奈は仕事で家に居ない事も多いし、
永澄は三河とサルの家に遊びに行っている。
義父や義母、巻もなにやら用事があると言うことで
家を出ていた。
「今頃、楽しんどるじゃろか永澄さん。」
永澄とサルが久々に遊ぼうかと話していて、
「三河も来るか?」と誘ったところ
口では不満を漏らしつつも嬉々とした表情で
「仕方ないから行ってやるだなも〜。」
と答えたのだ。なんだかんだと言いつつもの仲良くなった
永澄と三河を見て燦は微笑んでいた。
ただ心の何処かで今日という日を残念がる自分もいた。
(ホンマは永澄さんと二人っきりになりたかったんじゃけどなぁ・・・。)
(まあ、また今度があるきん!しっかりせんと!)
そう心に喝を入れて勢い良く立ち上がる。
しかし今はやる事も無いためどうしたものかと考え、
「あ、そうじゃ!永澄さんの布団干したげよ。」
燦はいい事を思いついたという顔をして
嬉しそうに屋根裏部屋に向かった。
502 :
しろまる:2008/05/04(日) 10:16:25 ID:4gJGyznW
屋根裏部屋に着いた燦は早速布団に近づき、
ふとかすかに漂うある匂いに気がついた。
それが永澄の匂いだと即座に理解すると
燦の胸がドキリと高鳴り鼓動が早くなり
燦は自分の視界が桃色に染まるのを感じた。
瞳を潤ませ息を荒げた燦は永澄の布団をじっと見つめる。
そして熱に浮かされたように燦は
永澄の布団の上にうつ伏せで寝転がり
顔を埋めて息を大きく吸い、
そうして布団にしみついた永澄の匂いを堪能する。
「はぁ・・永澄さんの・・・匂いじゃ・・。」
「ええ匂い・・・永澄さん・・永澄さん・・。」
何度も永澄の名を呼び燦はさらに顔を赤くさせ、
無意識のうちに自身の秘所に手を伸ばしていた。
「あっ、あん、永澄さぁ・・ん・・。」
片方の手で秘所を弄り、もう片方の手で胸を揉みしだく。
頭の中で誰よりも愛する夫である永澄の事を思い浮かべながら、
燦はその行為を激しいものにしていった。
「永澄さん・・あっ、気持ちええ・・よ・・ひぅ!」
くちゅくちゅと音をたて燦は指を必死に動かす、
しばらくすると秘所からは愛液が溢れ永澄の布団をじわじわと濡らす。
それだけではなく燦の口から垂れる涎や体から流れる汗も
永澄の布団に染みを作っていった。
「あぅ、はぁ、・・・んあぁ・・!」
自分の中で何かがせりあがってくる感覚を感じながら、
乳首にも刺激を与える。
「あぁ・・ひぅ・・な・・が・澄さぁ・・ん・・・。」
自分の理性が快楽に呑まれてゆく中でも
燦は永澄の名を呼ぶことを忘れなかった。
「はっ、あぁ・・ひぁ・・あ、あああああああっ!!」
一際大きい声を上げ燦の身体がビクンと震える。
「はぁ、はぁ・・私の・・永澄さん・・。」
絶頂に達した燦は、しばらくの間快感の余韻に浸った。
が段々と冷静になっていく内に
この状態は、結構まずいのではないのだろうかと思いはじめた。
「たた、大変じゃぁ。私なんて事を・・・!」
顔から火が出るとは正にこの事なのだろう、
燦はわたわたと慌てふためく。
「こんなん永澄さんにバレたら・・・。」
「・・・バレたら・・・・。」
彼は興奮するだろうか?
自分の匂いだと気づいてくれるだろうか?
布団からする自分の残り香を嗅ぐ永澄の姿を想像する。
そのイメージに燦はゾクゾクと身体を震わせ、
はあぁと甘い息を吐く。
「私も、エッチになってしもうたなぁ・・・。」
頬を染め苦笑いをすると、燦は再び布団の上に寝転がり自慰を
始めたのだった。
503 :
しろまる:2008/05/04(日) 10:17:34 ID:4gJGyznW
「燦ちゃん、燦ちゃん?」
何所かポーっとした表情でにまにましている燦に
永澄は心配そうに声をかけた。
「ふえぇ!?あ、な、永澄さんどうしたん?」
「いや、燦ちゃんがなんか様子が変だったから・・・
顔も赤いし・・・大丈夫?」
自分を心配してくれる永澄の優しさに
心地よさを感じながら燦は、
「大丈夫じゃきん、永澄さん。少し嬉しいことが
あったんよ。」
「そうなの?」
「うん!」
はにかみながら笑顔で答える燦に
永澄は思わず見惚れてしまう。
(永澄さんがいい匂いって言ってくれたきん。)
燦は口には出さず心の中でそう囁く。
「永澄さんもとても、いい匂いじゃったよ。」
そう小声で呟いた燦の表情はとても幸せそうだった。
504 :
しろまる:2008/05/04(日) 10:18:30 ID:4gJGyznW
〜蛇足的そのころの永澄さん〜
「よっしゃ、またオレの勝ちだな!」
「くっそ〜!また負けただなも!!おいサル!
何故僕がまけるだぎゃぁ?」
「はっ、殿!殿は些かガードをしなさすぎではないかと・・・。」
「くっ、よし分かった!満潮永澄もう一度対戦するだなも!!」
「おっしゃ、何度でも相手になるぜ。」
(くっくっくっ、サル分かっておるだなも?
僕が負けそうになったら・・・。)
(心得ております、殿。しかし殿も悪ぅございますなぁ。)
「よし、これで終わりだ!!」
「させるかぁ、サルゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
「はっ、殿ぉぉぉぉ!!」
ーブツン
「あっ、こらコントローラー抜くとか卑怯だぞ!」
「わははは、勝てば官軍なんだなも〜。」
「その卑劣な作戦、流石は殿にございます!!」
そんな平和な休日の一日。
〜おわり〜
505 :
しろまる:2008/05/04(日) 10:24:12 ID:4gJGyznW
以上です。
あんまりエロくなくてすみません
精進したいと思います、では。
むぅ……アニメが終わって半年以上ここにきて投下が増えて嬉しいんだなも
三河ワロタw
>>496 俺は鬱な話もおいしくいただけるから楽しめたよ
>>505 三河はもうネタキャラで確定だなw
保管庫の管理人さん 更新乙です!
なんという投下ラッシュ
皆さんGJです!保管庫管理人さんも乙です!!
そろそろ不知火明乃嬢が読みたいであります
「いや…止めてよ明乃さん……」
「怖がるな…私にすべて任せればいいんだ…」
こんなショタレイプ系明乃SS希望
>515
アニメから考えるとその役は巡なんじゃないのか?
剣士長×明乃で
なかなか良い趣味だ
親友の妹を大切に思う余り手を出せない剣士長と、男らしく手を出してほしい明乃ってのキボン
明乃の誘い受けですね、わかります。
漫画版で永澄に告った明乃をみると
エロ澄さんにむちゃくちゃにされたいように思えてしょうがない
政さんはどうした
義魚と明乃だったら簡単にエロになるな
ここまでラストアマゾネス無し
注 父母息子近親相姦
鬱ではありません。
永澄の母親は、ロープで後ろ手に縛られて息子の部屋である薄暗い屋根裏部屋で彼女の愛する夫と全裸で向い合っていた。
部屋の隅には母の日の為に、息子が用意していたのか赤いカーネーションが置いてあった。
妻はこわばった微笑みを僅かに浮かべてカーネーションを眺めると自分の足の下に敷いてある布団を見つめる。
それは1年程前に買った永澄と自分のための布団セットだった。
妻は初めて使用した日のことを思い出していた。
あれから何度、この上で息子に抱かれて眠っただろうか……
今日は出張だったはずの夫が妻の表情に気が付いたのか不満そうにチッと舌を鳴らす。
今頃、息子の永澄は自分の部屋で待つ母親を想像しながら、こんな事態を知らずに呑気に湯に浸かっているだろう。
「おいっ!」
夫が語気荒く呼び掛けると妻の青ざめた顔が夫の方を向く。
夫の目が覚悟は出来ているだろうな、と鋭い眼差しで妻を見つめた。
妻は視線を僅かに逸らしてから、今度は自虐的な微笑みを浮かべて横を向く。
ついに永澄との禁断の行為が夫に知られてしまったのだ。
でも仕方がない……全ては自分が招いた事だと、妻は背筋を伸ばし剥き出しの乳房を揺らすと、まっすぐ夫の目を見た。
「永澄の奴に俺とのセックスを見られるのが、そんなに嫌なのか?」
「…………………」
許されない秘め事が露見した時、夫は一切、妻を責めなかった。
妻も一言も言い訳をしなかった
重い沈黙のあと夫は一つの事を要求した。
『永澄の目の前で俺とセックスをしろ!』
夫の要求に妻は反対したのだが、自分よりも息子を選ぶような態度に怒りに我を忘れた夫は、強制的に妻の服を剥ぎ取ると息子の目の前で穴という穴を犯しまくってやると宣言したのだった。
妻は、その時の光景を思いだし身震いする。
後ろから羽交い絞めにされ狭いトイレに押し込められた。
抵抗する間もなく夫に尻を持ち上げられ、どこに持っていたのかイチジク浣腸を深く射し込まれたのだった。
妻は風呂に入ったばかりの永澄に気付かれないようにと必死に声を押し殺して耐えた……
やがて下腹部にどうしようもなく高まる圧力に我慢の限界が来たのだった……
屈辱感に打ちのめされたあと、前も後ろも念入りにウォシュレットで洗浄され、夫に赤子にようにアソコも尻穴も拭かれたのだった。
やがて永澄の部屋に連れ込まれた時には、すでに反抗する気力も萎えていたのだった。
夫の怒りは、当然のことだろう。
実の息子に妻を寝取られたようなものだ。
事実を知った時、夫はどんな気持だったのだろうか……
妻は夫を裏切ってしまった激しい罪の意識に苛まれながら夫のなすがままになっていた。
夫に目隠しをされた妻は、夫の指示で、素直に布団の上に横たわる。
ロープで縛られた腕が痛いのか呻いていた。
夫の手が妻の顎に触れ横に向いた顔を上へと向かせてそのまま首筋、胸へ臍と辿り、妻の秘部に触れる。
妻は短い息を漏らし乳房が僅かに震えた。
「もう濡れていやがる、この嫌らしい売女めっ!」
「……………」
その通りかもしれない…
なじられながらも妻は、夫の突き刺さるような視線だけで淫らな快感を感じてしまっているのを自覚していた。
息子とのセックスをすることで見事に開花してしまった敏感な躰は妻の意思とは関係なく反応して濡れていく。
夫の指が乱暴に股間を這いずり回る感触に妻の躰が疼き、中が少しずつと湿ってくるのだった。
でも、それはあなたの指だから……
妻は胸の中で呟いた。
目隠しをされた妻の目から涙があふれ頬を流れると夫は鼻先で笑った。
「ふふん!」
夫は洗濯したての白いシーツに上に横たわる妻を眺める。
初めて抱いた時よりも若干丸みを帯びたが、小柄で整った艶かしい肢体は、線の崩れも、たるみもなく今も若々しく変らない、いや初めて抱いた時よりも美しくなっているような気すらした。
乳房も一回り大きくなり歳を取る事を知らないようにゴム毬のような弾力を保っている、そして夫は自分の弛んだお腹を眺めると、無駄な贅肉のない妻の躰に溜息をついた。
しかしこれほどまでに艶かしいエロスを醸し出す女だっただろうか?
夫は後ろを向いて、隠し持っていた小型ビデオを妻へと向けセットをしたのだった。
「入れるぞ」
高らかに宣言すると大きく勃起したモノを無気味に揺らせ夫は乱暴に覆い被さった。
妻は最後の抵抗とばかりに太ももを閉じて犯されることを拒む。
「あ、あなた…止めて…」
「ほ〜 永澄には自分から股を開くくせにっ」
「違う、あなたが乱暴な事するからよ」
「五月蝿い!」
「あ…た、助けてぇ…?h?hっ」
力では妻が勝てるわけなく、ついに太ももを無理矢理にこじ開けられると前戯なしに逞しいペニスを入れられた。
「あっあっ…痛っ!」
まだ十分に潤滑してない膣の中に無理矢理侵入される痛みに妻の身体が震え悲鳴をあげそうになるが必死に耐え抜ぬくのだった。
「お前が、こんなに淫乱だったとはな!」
挿入に反応して結合部から溢れて来る粘液を見た夫の冷たい声が響き
妻は悲しく哀願した。
「あなた…あっ…んんっ……許して……私はどうなってもいいから永澄はそっとして…ふっぅぁっ…あげて……」
「ダメだ、あいつも同罪なんだよ!」
「違います、私が誘惑したんで……」
「黙れぇ! 大体アイツが、あの時、海で溺れたりしなければ俺達は普通の家族でいられたんだ!」
「……………!」
妻を実の息子に寝取られた夫の激しい怒りを感じて妻の身が竦む。
そうだ、確かにあの時から家族は激変してしまった。
姿を海の生き物に変える、いや人の姿に変化することの出来る海から陸に来た、人間ではない人間以上の者達……
そして連続して起こる数々の非常識極まりない出来事……
そもそも息子と契ってしまたったのも彼等の作った魔法薬を、間違って母子で飲んでしまった為だった。
夫は傍らに置いてあったタオルで妻の口に猿ぐつわを結ぶ。
「むぅう ?h…んん」
目隠しをする時の夫の目に走った殺意にも似た激しい憎しみの色が脳裏に浮かぶ。
恐い、恐い…助けてぇ…永澄!
……妻は夫に激しい恐怖を感じた。
「ギシ……」
そして幽かに梯子が軋む音がする。
「おぅ、変態息子があがってきたな」
夫は、挿入したまま妻の背中と尻の谷間に手をまわして強引に妻を抱きかかえると何故か身体を回転させ妻を上にする。
んっ…ぐぅぬぅう…あっあっあっ!
夫の指が後ろの穴にめり込み、膣に挿入された夫のモノが捩じれる感覚に妻の艶かしい躰が悶える。
「クゥ…さすがにきついな、おっ、こんな時にも感じてるのか、さすが息子とセックスをするだけのことはあるな」
夫は中指の第二間接まで妻のアナルにズブブと入れ、異物感に身体を震わせいる妻を見て揶揄したのだった。
「ギシ…」
再び梯子が軋む音がする。
ああっ永澄が、あがって来る!
妻でも女としてでもなく母親として怯える。
息子が両親のこんな場面を見たらなんと思うだろうか?
永澄、ダメこないで!
夫は床に開いた出入り口から結合部が見えやすいようにする為か妻の両足に自分の足を絡めて使って妻の股を大きく開いていく。
丁度、永澄が廊下から梯子を上がり出入り口に顔を覗かせた瞬間、目の前に父母の結合され粘液が滴り落ちる股間が目の前に晒されることになるのだった。
「?h?hっ…ぅぅ…」
息子の表情を想像して妻の喉から低く嗚咽が漏れるのだった。
「くぅ…お前の膣、前より良く締まるようになったんじゃないか」
「………………」
夫は上がって来る息子にさらに見えるようにと妻の内股に手を入れて広げる。
あっ…ひぃ…嫌…止めて…お願い!
妻は心の中で叫ぶ!
私は愛する夫と息子を同時に失うの………
「…………?」
夫の息と、猿ぐつわをされた妻の乱れた息が屋根裏部屋に静かに響く…
どうしたのだろう?
もうとっくに息子は部屋にあがっている筈なのにと妻が訝しげに顔を動かす。
そして妻は、ふとさっきまで冷静だった夫の鼓動が高く打ち、息がひどく乱れているのに気が付いたのだった。
妻が身体を動かすと夫が鋭い口調で命令をした。
「歯を食いしばれ!」
「む…ぅん」
「…俺の胸に強く顔を押しつけろ」
「むぅう?」
「声を出すな…ハァハァ…お仕置きだ…きついぞ」
「……」
「俺がいいって言うまで唸り声も喘ぎ声も出すなよ!」
「………」
興奮の為か息を荒げながら夫が止めの一言を言う。
「お前が素直に言うことを聞けば永澄を許してやってもいい」
「!」
息子は、もうとっくにこの部屋に上がっている筈なのに気配がしない。
夫はあの子に何かしたのだろうか?
しかし他にどうしようもない妻はコクリと頷いて夫の胸に涙で濡れた顔を押し付けた。
お願い、あなたへの愛は変らない、永澄もあなたも愛してる……
妻は夫の胸の中で妻猿ぐつわをした口で言葉にならない声で空しく呟いた。
「…!」
突然、夫の手が妻の後頭部を掴み強く自分の鎖骨あたりに押しつける。
「いいな覚悟をしとけよ!」
「………!!」
なっ!
えっ??
なんなの…?
妻は突然、尻を撫で回す嫌らしい感触に驚き身体強張らせる。
その手は尻の谷間に撫で回すと後ろの穴を確かめるように触れ、妻の躰がビクと怯え震える。
「おっ…くぅ…締め付けてくる!」
夫が興奮した叫びを上げるが妻はそれどころでは無かった。
誰っ?
この部屋には、夫と、夫に挿入されたまま夫の身体にうつ伏せに乗っている自分、そして上がってきた筈の息子しかいない筈だ。
永澄よね?
あっいや、止めて…指の跡が残りそうなぐらい強く、お尻を掴んでいる!
妻は尻を撫で回す手の嫌悪感に必死に身をよじる。
「むぅうう!」
止めて、離してー
「おっと、暴れるな! 永澄がどうなってもいいのかぁ、えぇ?」
ぐぅ…なんて…ひどい……でも…
そう血を分けた実の息子とセックスをする……どう考えても母親たる自分が汚らわしく異常なのだ。
酷いのは自分の方なのだ……
「むぅ…ぅむう……?h?h」
妻は、泣きながら息を乱し空しく耐えるのだった。
相変わらず執拗に尻を弄る手、そしてもう片方の指でアナルをほぐすように蠢いている。
んーんー…?hぅう
妻は身に起こりつつある恐怖に心の中で叫び続けた。
何が起こっているのよ
一体誰なの?
永澄じゃないの?
恐い!
ああ…なんてこと!
やぁ、尻の谷間を広げるように力を込めてる!
ヒィッ!
嫌っ…後ろの穴に何かが当たってる。
アッーアッーアッ…や…め…て
筋肉をこじ開けねじるのように、そのまま中に侵入しようとしてくる!
いやっなにこれ?
弾力があって熱くて固い?
この感触は、ひょっとしてアレ?
?hっ?hっ…な、永澄はどうしたの?
「よし、いいぞ、そこでくたばっている息子にも見えるようにしてやれ」
な、なんですってぇ!
夫の身体の上で苦しそうに躰を悶えさせる妻は、夫の言葉に驚愕して今度は本気で陸に上がった魚のように必死で身体をくねらせ逃れようとする。
「おっと、永澄がどうなっていいのか? 大人しく後ろの穴も犯されてろ!」
あ、あなた! 永澄! 永澄!
永澄に何をしたのっ!
ひ、酷い…!
「むっぅうっ!…ぬぐぁうずむううっ!」
「黙ってろっと言ったよな」
「?hう…」
徐々に腰に体重がかかるの意識しながら息子がどうなっているか判らなくなった妻は、激しい恐怖に襲われる。
これが禁忌を犯してしまった罰なの?
愛する夫に強姦され、どこの誰とも知れない男にアナルを犯させ息子に見せつける?
そして息子がどいう表情をして自分達を見てると思うと妻は目から涙が溢れ出すのを押さえる事が出来なかった。
「おい、さっさと入れろよ、ちゃんと浣腸してあるから安心しろ、俺が出したらこの女を自由にさせてやる、永澄、ちゃんとその腐った目を開いてろよ、愛しい愛しいママが誰とも判らない男に犯される様をよぉ」
夫が妻の耳元で残酷に囁く。
そ、そんな嫌、嫌ぁー
助けて!
あなた、止めてお願い!
しかし夫の冷徹な言葉が部屋に響いく。
「覚悟しておけよ、これからお前は毎日、何人もの男の慰めものになるんだ、肉奴隷の第一歩だ、嬉しいだろ!」
「!」
嫌だ、嫌だ、嫌ぁー
「フン! 実の息子 とセックスをするよりよっぽど健全だろうがぁ」
ヒィ! あっあっ…後ろの穴に先端が入って来る。
誰とも知れない者のアレが…
前には、夫の太いのが入ってるのよ!
痛いっ!
あ゛あ゛?hぐぅううう… ん゛ん゛嫌…嫌
ハァハァ…
ヒィ…アヒィ…えうぐぁああっあっあっー
壊れる、痛い、死んじゃうー ひぃっ…お、大きい、入る…わけ…ない…!
ハッハッハッ…ぐぅうぉ…おおぅ…
お、奥までっ入ってっくる……
?hぅーあぐぅううぉー あああーくっふ…ぅ…
誰か、永澄、助けてハァハァハァお願い!
拘束され視界を閉ざされていることが何倍にも感覚を鋭敏にさせ恐怖をさらに煽り、妻はタオルを強く噛み締めたのだった。
妻は思った。
この猿ぐつわがなければ舌を噛んで死ねただろうに……
あっあっあっあ…?hぉーあっぐふぅっー?hうぁああああー
ついに深くアナルに挿入されてしまった妻は、夫が見知らぬ誰かに放った言葉を思い出しこれからどうなるか想像して絶望の悲鳴をあげたのだった。
……助けて…
二つのアレが入ってるぅー
中が圧迫されてゴリゴリして……ハァハァ…
痛くて…
苦しい…
頭の中が…ハァハァ…真白になって…
あっ…
脈打っている。
アッヒィ!
二人の人間の重さに夫が身じろぎすると、妻の尻に乗っている人物が体重の係り具合を調整するかのように腰を動かす。
あっあっ…ダメ…
二本の熱い肉棒が肉壁を通してよじれて妻の中で蠢く。
あっ! あっ! あっ!
ハァハァ…す、凄い…
……!
あ、嫌 嫌だぁ!
絶対、気持よくなん…てっ…ないー
見知らぬ男にアナルを深く犯されて、息子がどんな状態になっているかわからないのに身体が熱い、熱い。
やぁ!
助けて、嫌、感じたくない、感じたくないー
あ、あ、あなた、お願い、もう許して!
「おい! 永澄、お前のが中の壁を通して判るぜ」
……………えっ!
「うん、俺も親父のが判るよ」
…………ええっなに?
「でも凄いね、俺、こんななのは初めてだよ!」
な、な、な、なー 何を言ってるのよ?
「はっはっはっ…前後二本も入ってるからな」
「お前、母さんのアナル初めてじゃないんだな」
……………………!!
「うん、前に一回だけ…」
「おい永澄、そろそろ母さんのロープを取ってやれ」
………………!!!
「え、うん」
事態を把握出来ない妻はパニック気味になって、涙と鼻水と涎でグチャグチャになった顔をあげる。
「……ハッハッハァ……ハァハァハァ………?」
涙で霞む目の前で、興奮して息を乱した夫が悪戯ぽく微笑んでいる。
肩で激しく息をする妻が、首を捻って後ろを振り返ると必死な表情を浮かべ、なんとか笑おうとしている息子がいた。
「あ…あ、あなた……達」
目の前の光景に、前後二つの穴に挿入されていることすら忘れた妻の唖然とした声が掠れる。
「お、おれ、僕は止めようと言ったんだけどさぁ…ご免なさい」
愛する息子は酷く罰が悪そうに視線を逸らした。
「いやー 実は一度父息子で妻を無理矢理、犯すプレイやってみたかったんだよな」
顔を興奮に紅潮させて呑気に呟く夫…
「…………………」
「夢の叉夢だっと思っていたぜぃ!」
天井に視線を走らせ夢見るような表情した夫が、感に耐えないというように呟く。
「恐怖に怯える母さんエロくて萌えたよ、チュ!」
そして妻を抱きしめ頬に優しくキスをしたのだった。
「…………………」
「はっはっ…俺を除け物にした罰だよ」
ようやく状況を把握したらしい妻の顔が大きく崩れ、目からが大粒の涙が溢れ出す。
「?hっうっ…グス…ヒック…ウゥ…ヒック…」
「……わっ、わっ お、おい…お前、…泣くな!」
「…母さん…い、今、抜くからっ」
「うっ…うううう…酷すぎるわ!」
「いや…ちょっとふざけただけなんだよ…母さん、ご免」
怒りまくり怒鳴り散らす妻の姿を思い描いていた夫は、顔に落ちる妻の涙を感じて意外な反応に焦りつつも言い訳を始めるのだった。
夫を恨めしげに睨みつける妻の目からはボロボロと涙が零れ落ちる。
「ふ…でもさ、そうやって泣いていると初めての時を思い出すな」
言い訳をやめたと思うといきなり目を細めて場違いなことをのたまう夫を妻は、ありったけの殺意を込めた視線で睨みつけると無言で両手を使って夫の首を締め付けた。
「あっ…く、苦しい…ご免…、ぐほっ…し死ぬー な…が…すみ助け……て………」
「わー…か、母さん、親父の唇が青くなってる!」
永澄は慌てて、洒落にならない力で夫の首を絞めている母親の手首を掴んでなんとか離させたのだった。
「このばか…大ばか! ばかっ! ほ、本当に、こ、恐かったんだからー」
だが妻の心には怒りよりも母親としての安堵が沸き上がっていた。
よかった永澄、無事だったのね。
腹が立つが自分の下で伸びている夫もいつもの愛する夫だった。
「ぼ、僕…母さん…ご免!」
「エロ澄の馬鹿ぁ、変態! さっさとその汚いの抜いて私から降りなさいよ!」
「ごぁ…ごご免…」
すまなそうに言う息子の顔を後ろ手で軽く殴りつけると、ついに妻は子供のように大声を出して泣き出してしまった。
「ふぇ〜ん…酷い 二人とも意地悪なんだからぁー…ぐす…最低よ…ヒック…」
「あ〜 ご免、ちょっとやりすぎたな」
すぐに復活した夫が、あやすように妻の頭抱き寄せた。
「ぐす…ちょっとどころ……じゃないわよー…凄い恐かったんだからーばかーふえ〜ん」
「だから、謝ってるじゃないか母さん」
「なっ…ひっく…なに言ってんのよ…ぐす…あっやぁっ…中のアンタのオチンチン…さっきより大きくなってんじゃないのー……ぐす…うわ〜ん…」
「いやー…あっはっはっはっはー照れるな」
「変態っ!」
妻は夫をなじりながらも彼の胸に顔を埋めて背中に腕をまわすと抱きしめていた。
そして密かに心の奥底で、この程度で自分と息子を許してくれた夫に感謝しながら………
そして二人に挟まれて深く貫かれたまま泣きじゃくる妻ごしに夫と息子が会話を再開した。。
「お、親父どうしよう」
「せっかく近親親子ドンブリしてんだ、愛する息子よ、動くぞー」
「で…でも母さんが…」
「……ヒック…ぐすん…ウウ…」
「今さら我慢できるかよ」
「でっ…でも〜 母さんが!」
「大丈夫だ、母さん泣いてるがアソコは俺のアレに吸いつき締め付けくるんだぜ感じまくっている証拠だ!」
「うっ、うん、お、俺のも凄い締めてくる」
「だろう…大丈夫だ…なに…俺も限界だ、この分だとすぐ終わらせるさ」
「……………」
父子のあまりな会話に、妻はまだ涙をボロボロ流しながらも唖然としていた。
(こ、この父と息子は何を考えてるの…)
「だろう? いくぞ我息子よ」
「うっ…と、父ちゃん!」
「オイ、母さん締め付け過ぎだ、俺もう発射しちまうぜ!」
「と、父ちゃん俺もっ」
「よぅし今日は母の日だし母さんにプレゼントだ、中に出しまくれぇ!」
「うん! 父ちゃん俺も出すぜ!」
「………………なっ!」
は、は、母の日のプ、プ、プ、プレゼントだとぉー
「ふ、ふざけるな− こ、こ、この腐れ変態馬鹿親子ー」
泣いて怒りまくり暴れる妻を無視して夫は続けた。
「永澄、俺もう疲れてきたから動くの頼むわ」
「え、でも…どうやって」
「あっあっ…聞きなさい! あっ…やっ…あっやめぇっ!」
夫の手が永澄の両腕を引き寄せると妻の尻に息子の股間が密着してアナルに深くモノが突き刺さる。
「?hぉああっあっ…やぁ…ダメ…」
妻が抵抗するように上半身をあげようとするが出来た隙間に、夫の手が滑り込んで重量感たっぷりな乳房を下から揉み始めたのだった。
「あっあっ…ダメ…んっ…やぁ…二人共、や、やめなさい−」
「息子よ、上半身を腕立てをする時の要領で支えて腰を必死に動かすんだ」
「うん、俺やってみる!」
「なっなっ…この馬鹿息子!…あっあっ?hぁっ…?hッ?hっ…お尻…ダメー本当にダメだから…」
夫と息子に好きにされてしまった悔しさに妻は必死に抵抗を試みるが、当然のごとく逆効果になり疲れたと言っていた夫が嬉しそうに腰を振動させる。
「お…母さん、さすがにやる気満々だな」
「ち、違う…あっ…あっ……いやっ…あっ…いや……こ、こんな…母の日の、プレゼント…嫌よぉー」
「なぁ息子よ…口で嫌嫌、言ってるが母さんやる気満々だろ」
「うん、凄いよ母さん、アナルもすげぇ締め付けてくるぅ」
「違ぁーう………あっ…?h…やぁダメぇ…あっ…あなた…乳首…ダメ」
「…さあ母さんも腰を動かせ」
「なに…言ってん…ハァハァ…で…すか……ダメよ…永澄…あっあっ…ん抜きなさい…やぁ…ぇ抜いて」
妻は拒否の言葉を叫びながらも、二人に挟まれ汗だらけになり艶やかさを増した躰は徐々に永澄の腰に動きに合わせていく。
「…ん……ダメ……アッ…アッ…やぁ…はふっ…止めて…ん…くぅ」
いや、ダメっ…な、なんで感じるの、悔しい…
「あぁっ…やぁ…やぁん…ァッヒィ…変態…ハァハァ…あなた…ハァハァ…の…ハッ…ハッ…永澄…お願い…お尻ダメッ……」
激しく興奮した夫が耳元で囁く。
「うぉ……母…さ…ん、上手いじゃないか…ハァハァ…俺は嬉しいぞ母さんがこんなに淫乱だった…なん…て、愛…してるよ」
「ァヒィ…アッアッ…ハァハァ…あなた…やぁ…ヒィ…許さな…いから…」
妻は溢れ来る強烈な快楽に、どうしようもなく艶やかに乱れていく。
永澄が後ろから突く動きに見事に合わせて、夫のペニスからも出来る限りの快楽を得るために自ら腰を動かす。
あっ…ヤダ…ん…止らない…躰が…腰が…勝手…に……動いて…
そしてれ美しく乱れた顔を恍惚とさせうわ言のように夫と息子を何度も呼び 夫きつく抱きしめるのだった。
「……アッアッ…あなた…?hぉ…ハァハァハァ…いい…永澄…やぁ……ダメ…」
やがてアナルを出入りする永澄のモノと深く奥まで射し込まれた夫のモノが妻の理性を完全に奪っていくのだった。
「あっ…ダメなのぉ…ハッハッ…?hぁ…んんっ…いい……ハァハァ…嫌…あっあっ…ハァハァ……んっ…あっ…もっと永澄……ああっ…あなた……」
そして妻は前と後ろの穴を精液まみれしにして失神してしまった。
数日後のこと…
「ご免よ〜 母さん、許してくれ〜」
「あっあ……いいわよ…永澄…あんた達のせいで筋肉痛になったんだからね」
永澄がソファに坐った母親の身体を一生懸命マサージをしていた。
夫は裸に剥かれロープでグルグルに拘束してから寝室の隅へ放置してある。
彼女が失神(朝まで目が覚めなかった)した翌日に、永澄が見せてくれた夫のパソコンからは、手が後ろに回るような大量のファイルが出てきた。
当然のごとく妻は、それを見て怒り心頭に達していた。
極めつけは、呆れた事に妻と永澄のセックス動画や彼女と燦と留奈の三人が風呂の中で軽いエッチな戯れをしている映像まであった。
いったいどうやって撮ったのだろうか……
夫は妻子の秘め事に気が付くと小型ビデオを仕掛けて、1人楽しんでいたらしい。
そしてついに我慢が出来なくなり今回の事を思い付いたということだ。
息子は息子で、夫に何か弱味を握られているらしく従ったらしい。
もちろんテープやDVD、そしてファイルも即、息子に消去させた。
まったく、ど変態共め!
と妻は心の中で毒づいた。
妻がもっとも立腹したのが金髪のカツラを付けた女王様に夫がムチに打たれて悦んでいる映像だった。
夫は必死に土下座をしながら、SMプレイを楽しんでいただけだと言い訳していたがどうも怪しい。
この見事な成熟したプロポーションを持っている女王様は、知っている誰かに似ている。
どうやら自分ぐらいの歳のようで目だけをマスクで覆った顔は拡大すれば判明しそうだ…
しかもこの写真の位置、どこから撮っているのだろう。
息子も何かを知っているようだった。
母親としての勘だが、あの焦った表情からすると夫が握っている弱味と関係があるかもしれない。
これは夫と息子と三人でじっくり話し合う必要があるようだ。
と妻は息巻いたのだった。
「この通りだ許してくれ〜 永澄、解いてくれ男の頼みだ!」
居間に父親の声が空しく響く。
「永澄、聞いてはダメよ」
「うっうん…ご免、親父」
「そんな〜 トホホホ…母さん」
妻は夫を睨み付ける。
夫には、私の躰はしばらくお預けだ。
父と息子による前後の同時の変態プレイなんかお断わりよっ!
しかし変態父親にしてこの息子よね…
この家で正常なのは私だけ、ホント疲れるわ〜
「永澄、あなたも罰としてしかっり働きなさいよ!」
「ううん…」
「うぅ…母さん〜 愛してる、お願いだから勘弁してくれ〜よ」
「何度言ってもダメ、しばらくお預け!」
「母さん、謝ったじゃないか?」
「あっ…くっ…ハァ…そこ…永澄っ……あのね私を騙した事はともかく、そのあとがいけないの!」
「ううっ…いや…泣きじゃくる母さんがあまりにもエロ可愛くてさぁ」
ムカッー!
「だからぁ、私が泣いているのに平気で続けた、その神経が許せないの、理解してるぅ? 私の躰はエッチなオモチャじゃないわ」
「うぅ…じゃぁ、な、なんで永澄はいんだよ」
「な、永澄…は、い、いいのっよ……あん…上手いわよ……」
「ううっ不公平だな、自分の妻が実の息子とセックスをするという非常識極まりない淫らな行為を寛容にも許して認めてやってんだぜ、あの程度のこと安いもんだろぉ……なぁ永澄もそう思うだろ!」
「うっ…ぐぬぅうう」
痛いところを突かれた妻は唸り黙り込み、困った表情の息子と視線が合う。
そして心の中で小さく呟く。
永澄は、もっと私をオモチャにしていいのに…
この前の事を思うと、まだ涙が出そうになるのだ。
ああ、夫の悪ふざけで良かった。
この子が無事で本当に良かった、息子の事が心配で本当に恐かった。
永澄だって永澄だわ!
しかし妻はどうしても息子を怒れなかった。
これが所詮は他人の夫と血を分けた息子の違いだろうか……
息子にマッサージされていた躰が疼きはじめた。
「永澄、いつものように、あれをして……」
「えぅ…ででも…母さん」
永澄は母親が漂わす色香に、彼女が何を要求しているのか察したらしく部屋の隅で転がっている父親に目を向ける。
「な が す み!」
「うっ……」
息子は、これは当分母親に逆らえないだろうなと溜息をついて頷くと、言われた通りに母親の横に腰掛けた。
「服を…脱がして」
甘えるように話し掛けると永澄の顔が赤くなる。
永澄が丁寧に優しく服を脱がしていき母親の美しい乳房がブラからこぼれ落ちるようにあらわれると彼女は夫の方を横目で見て囁いた。
「永澄も…」
「……ううん」
全裸になって横に坐わった息子の胸に母親は上半身を預けるように躰を寄せたのだった。
「お…願…い…して」
艶っぽい声で母親が囁くと永澄の指が彼女の大事な所を優しくマッサージするように愛撫を始める。
「ハァ…ハァ…いいわ」
恥ずかしそうに顔を赤く染めた妻は濡れた唇を薄く開けて、息子の舌が入れられるのを待った。
「永澄…キスして」
父親を気にするようにしながらも永澄は、母親にそっとキスをした。
……ん……あっ……
母親はこれが好きだ。
息子に躰を優しく愛撫をしてもらいながらキスをいつまでも楽しむのだ。
永澄の舌がゆっくりと口の中へと侵入してくる。
まず挨拶をするように舌の先端を合わすと永澄は母親の唇の内側を優しく舐めまわし下唇を甘噛みして徐々に強く吸っていく。
「…むぅ…んんん…」
同時に固い膝小僧で、母親の股間を刺激しつつ指が項から背筋へと優しく這いってくのだ。
「あっ…はぁふぅ〜…ん〜んぁ…あっ…ん…」
躰に痺れるように快感が伝い母親の表情が蕩ける。
そのうち息子は母親に入れたくてウズウズするのだが、行為中は意外と紳士な彼は彼女がもういいわよと言うまで辛抱強く優しく続けてくれるのだ。
あの馬鹿夫とちがってと妻は思いながら息子の舌に自分の舌を絡ませ、指で軽く息子のペニスを弄ぶ。
ふふふ…
息子は、母の悪戯っぽい目付きと指の感触に耐えながらも母への愛撫を続けるのだった。
「…ん……?h……はぁ……」
口の中で舌と舌が立てるやらしく猥雑な音が骨を通して二人の脳髄に響いてさらに夢中になていく。
そして、なおも息子の指が焦らすように股間だけでなく太ももの付け根からお腹、脇腹と指が優しく丹念に母親の好きま箇所を這いずり回る。
「ん…ハァハァハァ…ん…ハァ…いい…」
夫に気を取られていた息子もだんだん集中していく。
夫はと言えば羨ましそうな目で母息子を見ていた。
フンだ!
少しは…反省……し…なさい!
横目で隅に転がっている夫を見る。
夫が妙な性癖に目覚めたのは、魚人界のインターネットにのめり込んでかららしい。
あの頃は自宅が何度か崩壊したり妙なトラブルや異常な体験が続いて、もう大変だった。
夫は平然として受け入れているように見えたが、やはり妻と同じに何処か無理をしていたのだろう。
「気が付いたら俺は、普通の刺激では我慢できなくしまってなぁ……」
ロープでグルグル巻きされた直後の夫が溜息まじりに情けなさそうに呟いていた言葉を思い出す。
母と息子がセックスしてると知った時、そいうこともあるだろうと別段驚かなかったそうだ。
なにしろ人間の常識を遥かに超えた事が日常的に繰り返されてきたのだから……感覚もマヒしてくる。
母親は夫から目を離し、外出している美しい人魚の娘達の事を考えた。
まるで男の為に都合よく作られたような美しくも艶かしい躰。
そもそも、魚モドキ(魚人のスター)や通販の付け尾鰭を見て、素敵とかエッチと騒いでいる彼女達のメンタリティってどうなってるのだろうか?
彼女達の瞳から見た人間はどんなふうに見えているのだろう…
そう言えば夫は、燦ちゃんのお父さんが娘のダイエット用にと仕入れた物の中で余った物を貰って喜んでたっけ。
あの夏の日、瀬戸内で異界を知ってしまった時には自分達一家は、もう普通の生活の戻れなくなっていたのだろう。
ああっ…ハァハァ…ん…ハァァ…あっ…
ついに永澄の指が母親のアソコの裂け目に優しく侵入してくる。
くぅ……ハァハァハァ
今まで焦らすようにゆっくりと躰中を触りまくっていたので、母親は簡単に逝きそうになってしまう。
いつのまにか、息子のモノを弄んでいた母親の手は永澄の頭を抱いていた。
永澄が母親の舌を強く吸う。
「むぅううっ…」
母親の身体が震え軽く逝った。
永澄は上手くなった、的確に彼女の弱い所をついて来る。
ん…あっ……やぁ
果てなく続くキスと息が少し乱れる程度の指使いに母親は何度となく軽く逝く。
ああっ…気持いいっ
母親は息子にメロメロだった。
もう完全に息子のアレなしには生きていけない躰になってしまったのだ。
指が優しくいやらしく膣の入り口を揉みほぐす。
…ハァハァハァ…んん…
「あっあっ……ん」
母親が息を大きく吸いたそうにすると、息子はそっと唇を離してくれる。
「永澄…」
「母さん」
「ああっ…いいわ」
指が膣の入り口を辿るように蠢いてる。
「ん…ハァハァハァ……永澄…あ…上の…お口…も下の…お口も…美味しくて悦んでいるみたい」
息子が隠しているエロ本にあった上品のような下品な言い回しが、うっかり母親の口からでる。
永澄がびっくりした目で見て呆れたように呟く。
「また俺のエロ本読んだでしょう…」
「うっ…い、今の忘…れ……て…」
最近どんどんエロくエッチになっていく母親を呆れて眺める息子の表情を見て、母親の顔が羞恥に赤く染まる。
「母さんは…エッチだな…」
「なに言ってんの…アンタのせいじゃないの…」
「可愛いよ、母さん」
「ば…かっ…ハァハァ…」
息子の指がヒダを弄ぶ。
「あっあっ…」
母親は身構える。
息子の優しい指が溢れ出る粘液を伸ばすようにして小さな突起に触れて指の上で転がす。
「あ〜…んっ……あっ…ああ…あっー」
母親は、また逝ってしまうと喘ぎながら再び涎だらけになった唇を開いて息子の舌を求め絡め続ける。
永澄の熱い目が乳房へと注がれるのに気が付くが母親は呟く。
「今日はダメ、あんたの好きなおっぱい禁止!」
そして妻は、そろそろ夫を許してあげようかと思った。
しかし………
どうあなた?
少しは反省した?
「…………!」
あぅ……しまった…
妻は夫の様子に呆れてしまった。
そうだった、夫は妻達の禁断の行為を密かに録画をして1人見て楽しんでいるような男だった。
しかも女王様プレイが好きだったけ……
妻子にロープで拘束され二人の淫らな行為を強引に見せつけられる。
………ううっ
妻は夫を悦ばせているだけのような気がして軽い目眩に襲われる。
「……!」
あっ…ぃやぁ、
夫が熱い欲望に満ちた目をギラギラさせて、私達の禁断の行為を見てる!
夫の視線が自分の身体に鋭く突き刺さっていく。
ああっ!
夫のアレがあんなに大きくなってるうっ。
執拗な視線がクリトリスを弄る息子の指を追い続ける。
ハァハァハァ…あっ…くっ…ん…ぃやぁ…
息子が、指で大きくアソコを広げている。
中は汁が溢れるように滴り、鮮やかに赤く充血してヒクヒクと淫媚に痙攣する。
ハァハァ…ん……ハァハァ
妻は夫に視線で膣の中まで激しく犯されているようで、躰が燃えるように熱くなっていく。
「い……やぁ……あなた…ハァハァ…恥ずかし…ハァハァ…い所…見ないでー」
そして永澄が指の腹で強くクリトリスを摘みコロコロと紐をよじるかのように転がした…
「あっあっあっあっ…ハァハァ…んんっ…永澄…あっーあなたっ!」
妻の身体が弓なり仰け反り絶頂を迎えるのだった。
「ハァ……ハァ…ハァハァ……ハァ」
「母さんの変態」
夫のボソと呟く声が妻の耳に聞こえる。
「…ハァハァ…ち…ハァハァ違う……」
「俺に見られて、凄い感じただろう!」
「……違う…わよっ…ねっ…永澄!」
「えっ…いや…お、俺」
母親を後ろから抱いていた永澄は突然話しを振られ口ごもる。
「心配するな、俺も今、母さんが逝くと同時に発射したからな」
夫の言葉自体には驚かなかったもの全身真っ赤になるくらいの羞恥心で母親の声が震える。
「あっあっあなた!」
「おい、永澄、今度は尻に入れてやれ、母さんきっと小遣い増やしてくれるぞ!」
「え?」
「な、…なにを……言っーて……」
へ?…ぁあっあっ永澄、止めて!
唖然として言葉がすぐに出ない母親の身体を、息子が後ろから突く体勢に持っていく。
「ちょっと…こらー永澄…なんで父さんなんかの言う事聞くの」
「え…あ、母さんご免、俺もそろそろ入れたいんだ」
あっ…れ…? 身体に力が入らないわ
「きゃー ちょっと待ちなさい、永澄…きゃー」
ふと愛しい夫の期待に満ちた目に気が付く。
そして愛する息子のいきり立つ巨大なモノに目がいく。
あっ…ハァハァハァ…私…もう人間としてダメかも…ハァハァ……
「母さん、どうせこないだのでアナルに目覚めて永澄の為に浣腸して綺麗にしてんだろ」
うっ……読まれてる、さすが我、変態夫。
「…か、母さん…どうする?」
永澄が乱れた息使いで苦笑いを浮かべる。
ああっ!
私も我慢の限界だわ!
「ハァアハな…が…すみ…ァハァハァ」
!
夫のアレがもう復活しはじめている。
妻が裸体を晒し、それとなく要求しても、すぐには勃起しない夫のアレが…
ここ最近一回戦で終わりだったのに…ハァハァ……さっき出したばかりなのに…
そういえば母の日の悪趣味な悪ふざけの時も、夫のアレは大きくなったままだった……毎日愛しあった若き日々のように…
あなた…私…私…嬉しい…
妻の瞳が興奮に淫らに熱く輝く。
「母さん……俺…もう入れたい…」
息子の焦れるような声が耳元で囁く。
ああ……ダメ…
「ハァハァ…い、いいわ…私の永澄…好きにして……ハァハァ…犯してぇー…あなた、み、見て、私が永澄に犯されるのを楽しんでぇー」
そして三人で一緒に逝くのよ?。
永澄父「たまには親子三人で風呂っていいよな〜」
永澄母「無理矢理乱入してきてなに言ってるのよ」
永澄父「俺だけ仲間はずれにするなよ」
永澄 「でも、どうやって、あのロープを外したの?」
永澄父「ふふふ内緒だ、なぁ、それより永澄、今度お前が、燦ちゃんと 留奈ちゃんと母さんの4人でやってるとこ撮らせてくれ!」
永澄&永澄母「……………」
永澄父「頼む!」
永澄母「あなた! 一度死になさぁーい!!」
完
気分がわるくなった
GJ!
>>539 注意書いてあったんだからスルーしろよ
久しぶり
乙
ママン第2弾GJ!
エロパロだからいいんでないかい?
永澄パパンド変態だなぁw
ここまで悟なし
アニメ出てないしなぁ
悟って全く魅力が伝わって来ないの俺だけ?
悟に魅力は感じないが、悟登場回の永澄は結構好き。不憫落ち含めて。
つるぺたは他にいるしな
ルナ様のことかーっ!!
ルナ様は話が進むにつれて胸がちっちゃくなった不思議な子
だが、そこがいい。
なんで巡の胸はアニメで小っちゃくなってしまったん?
アニメスタッフはそういう趣味なのだ!
その分委員長に補充されました。
友情か…泣けるぜ
もみじまんじゅう旋風が吹き荒れてると思って来たのに…
角二スレとここの住人は被っていないのかな?
エロくはしにくいしね。
ガチなSSには向かんと思うよ。
シリアスなSSでもみじ饅頭出たら笑ってしまいそうだw
明乃のえろえろーんな話が読みたいです…
それは強風吹き荒れる一日の出来事だった。
休日で誰もいない筈の中学校の音楽室に乱れた息遣いが響ていた。
「ハァハァ……ハァハァ…」
机の縁を握りしめて立つ少女の凛々しい顔は恥辱と苦渋に歪み、その目はビデオカメラのレンズに映る自分達の姿を睨みつけていた。
絹のようにきめ細かな肌はしっとりと汗ばんで、長く美しい漆黒の髪がまとわりついている。
「あっあ…ハァハァ…ううっ……くぅ…」
痛みに喘ぐ少女は、豊かな乳房を少年に後ろから鷲掴みにされ激しく揉みしだかれていた。
「ハァハァ…やめろ…ハァハァ…ハァハァハァ」
不意に乳房が強く握りつぶされ少女の顔が苦痛に歪み声が漏れでる。
「ぐぅぁ…痛っ……痛いっ…んあっ……」
机の縁を掴んでいた少女の腕が徐々に身体を支え切れなくなりガクガクと震えた。
「あぁああー、嫌ぁああー」
白い肌の下で筋肉が強張り、 ムチのようにしなやかな肢体に汗が流れ落ちていた。
少女の悲鳴を聞いた少年の身体が痙攣するように震えたと思うと、少女の尻に密着した下腹部を強く突き上げるように押し付けていった。
「や、やめろー」
尻の谷間に押し付けられる少年の膨張したモノから逃れようとするように爪先立ち細くしまった腰をくねらし叫ぶ。
「あっあっ……あっ…ああ…あ…嫌っ…」
「さすが満潮永澄、野獣のようにエロい本性ね……」
長い海草のような髪で片目を隠した少女がビデオカメラのファインダーから顔を離して呟いた。
「あっあああっ…むぅうう……痛っ…やぁあああ」
満潮永澄と呼ばれた少年の指が少女の可憐な乳首を強く摘まみ捏ねまわしている。
「痛い、痛い…サーたん、頼む満潮を止めてくれー」
少女は痛みに悶え、ビデオを覗いていた少女の名を呼ぶ。
「もう無理よ、不知火さん」
「?hあああっー」
不知火明乃と呼ばれた少女は身体を支え切れなくなり、机へと突っ伏してしまい、中学生にしては余りにも豊かすぎる乳房が机に押し付けられ激しく潰れて変形する。
「ぐぁあああ……んあ……み、満潮ぉー」
息を付く間もなく永澄の手が明乃の腰を掴み引っぱりあげるように持ち上げようとした。
「えっ!ああっ……ん…」
熱を帯び汗だらけの永澄の手は明乃の肌に粘着するように張り付く。
「いやぁ…な、何をっ!」
気色悪い感触に顔をしかめた明乃は思わず首を後ろへと捻って見た。
「あっああっ!」
自分の白い尻が高く上がり、大事な場所を余すところなく永澄の目に晒していることに明乃の全身が恥辱でカッと熱く燃える。
「サーたん! や、やめさせてくれ、ハァハァ……待ってくれ……ダメだ…満潮ォ見るなぁあああっ!」
冷徹な表情をした少女は黙って明乃の視線を受け止めた。
永澄は、明乃の腰を逃さないようにしっかり掴み、ぷっくらとした彼女の秘所へ巨大なモノを寸分の狂いもなく当てがった。
「んっ…まって…ハァハァ…くれ…後ろから…は…嫌だ…頼む…あっ…お願いだ…ダメェ…いやぁああああ、やめてぇええ!」
異物を体内に挿入される恐怖に明乃は武人たる誇りも忘れて悲鳴のように叫んだ。
この武人たる私がこんな恥辱を受けるなんて……
その時、サーたんと呼ばれた少女の呟きが明乃の耳に届いた。
「この戦いは、あなたが決断したことよ…」
「くっぅ!」
(そうだった……)
この計画を決行すると決めた時に武人である事を止め、私は地獄に堕ち汚れる事を選び覚悟をした筈だ!
明乃は股間の異物感を意識しながら自分に言い聞かせた。
それに今の永澄に何を言っても無駄なのだ。
明乃は覚悟を決め目を閉じ、中に侵入しようと蠢く永澄のモノに耐える。
「んぅっく……」
永澄のモノに力が徐々に込められていく。
「あ……ん…?hぅ…ぐっぅう…」
柔らかく密やかな扉が内側に巻き込まれ引きつり、猛り狂うモノがめり込んでいった。
「ぅあっああああっ…硬……い…」
永澄のモノに無理矢理、広げられていく明乃の秘所からは粘液が滴り落ちて、波打つ白い太ももの内側を汚していくのだ。
「あっあっあっ…嫌だ……ハァハァハァ……痛っ……」
初めて永澄の猛り狂うモノを見た時、嫌悪感で身を震わせた。
自慰もろくに知らない汚れ無き身体を、表情のない永澄の手でまさぐられた時には、吐き気のようなものすら感じた。
乳房を蹂躙され痛みに悲鳴をあげ続けた筈なのに……
「ハァハァ……ハァ…ん…ん…ハァハァ…」
……しかし気が付くと明乃は、永澄の猛り狂うモノを受け入れ易くするかのように背を反らしていくのだった。
「あっ痛っ…痛……くうっぅうう」
固くなっていた乳首が机に強く押し付けられ苦痛をもたらし、永澄のモノが無理矢理ねじ込むように侵入しいく。
躰の中の異物感と強い痛みが襲い明乃は、思わず悲鳴をあげる。
「あっ……ぐぅうううぁ…はぅ、やっぱり嫌だ、初めてなのに……こんな獣のように後ろから…?hぁああああ……た助けてぇええ、兄様ぁ!」
永澄の腰は休みなく容赦なく脈動する巨大なモノを突き立てていく。
明乃は低く唸りながら破弧の痛みに歯を食いしばり、机の縁を指が白くなる程握りしめた。
「?hぬうううっう……がぁはっ…ハッハッ……ううっぁあー…」
机に強く顔を押し付け耐え忍ぶ明乃の秘所は、粘液を溢れさせ永澄のモノを根元まで喰わえこんでいく。
激しい痛みの中で明乃の脳裏にある光景が蘇った。
それは、そうホワイトデーの午後だった。
掃除当番だった明乃は、ゴミを捨てる為に行った焼却炉の前で抱き合う二人の姿を見てしまったのだ。
永澄の手が燦の顔に触れ上へと向けて爪先立つ瀬戸燦の手がバランスを取るように永澄の肩へと乗っていた。
思わず身を潜めて接近して明乃は二人の姿を見つめる。
あの燦が、こんなに接近している私の気配に気付かないとは……
ここまで関係が進んでいるなんて………!
深く長い抱擁が終わった後、満潮が燦に何か訊ねていた。
耳まで顔を赤くした燦は、満潮の手を握りしめたまま赤く潤んだ目で永澄を見つめていた……
燦の顔が恥ずかしそうに俯く……
「これは良くない傾向ですね、上層部へ報告するです」
呆然としていた明乃が突然の声に驚いた時には、二人の姿は既に無くユピテルが目の前に立っていた。
そして4月になってすぐ、今度の満月までに結果を出せない場合は、満潮永澄の抹殺と瀬戸燦を天帝へと召し出すようにという内容の勅命が届いたのだった。
数日後、音楽室から外を眺めていた明乃は、サーたんの準備が出来たという声に振り向いた。
そこには所在なく立つ全裸の永澄がいた。
明乃は、彼の股間に揺れる赤青黒いモノに気が付き目を逸らす。
「やっぱり止める?」
サーたんの言葉に首を振る。
「いや……もう決断したことだ」
強張った表情をした明乃は、ゆっくりと服を脱ぎサラシを解く。
強く押さえ付けられた豊かな乳房が開放されゆったりと揺れ、剣の修練で鍛えられたしなやかで美しい肢体が現れる
見事な体型にサーたんの軽い嫉妬の溜息が漏れた。
下着に手をかけて降ろしていくと、それと共に永澄の息が上がっていくのが感じられる。
その無表情な永澄の姿に明乃は心の中で思わず彼に謝罪をする。
すまん満潮……
こんなふうではなかったら良かったんだが……
「サーたん、は、初めてなんだ、ど、どうすれば良いんだ?」
「永澄君に任せればいいわ」
「そ、そうか…」
(こんな形で処女を失うなんて…なぁ……ふふ)
明乃は自虐的に笑い、初めて出来た友を裏切る自分には相応しい失い方かもしれないと思ったのだった。
それに興味がないと言えば嘘になる。
永澄の猛り狂うモノを汚らわしいと思いながらも心のどこかで期待している自分を封じ込めるように、豊かな乳房が揺れるのを片手で押さえた。
永澄に背を向けて身体を屈め、床に落ちたさらしを取った途端に、まるでスイッチが入ったからくり人形のように永澄が後ろから襲い掛かり胸を鷲掴みにしてきたのだった。
永澄に貫かれた明乃は歯を食いしばる。
燦、お前を裏切りたくてやっているのではないんだ!
お前達、二人の為なんだ!
心の中で叫ぶと明乃は永澄のモノを深く根元まで喰わえこんでいく。
ドクン!
明乃の鼓動が一際強く打つ。
あっ…
ドクン…
ん…ぁ…ぁ…身体が熱い…股間が燃える…中がぁ…
ハァハァ……ハァ…
な…んだ?
やぁ… ハァハァ…私の中で満潮が…一
あ……ん……?
……気持いい!
なぁああ…いい…
ハァハァァアー…いい…あっあっ…こんなに…気持がいいなんでて
永澄の腰が、ゆっくり動きはじめる。
「あぅー…いい…ぞ…満潮!」
凄い!
さすが満潮永澄、まったくもって悩ましい!
ハッ…
ダ、ダメだ!
私は、お役目の為にも、どんな屈辱も痛みも……いや快楽にも耐えてみせなければならない……
しかしそんな決意と裏腹に明乃の腰は永澄の腰の動きに合わせるようにリズミカルに動き始め、息が乱れてくるのだった。
「あっ…ハァハァ…もっと…ハァ……ん………あっ…動いて…」
時を待たずして明乃の口から艶やかな喘ぎ声が漏れだすのと同時に音楽室のドアが開いた。
入室してきたのは巻、蕗、緒呆突丸子の三人の少女だった。
「サーたん音楽室とは考えましたね」
「ふふ、ここなら防音設備が整っていて外には音は漏れないわよ」
「今日は、あのやっかいな守衛も休みですし」
「で、どうじゃ?」
「ハァハァハァ…ん…ん…ハァハァ…ハァ…」
「………………………」
入って来た少女達は絡み合う二人を見て、その生々しさに思わず押し黙った。
巻がサーたんの方をチラと見ると、彼女は肩をくすめて呟く。
「ミイラ取りがなんとかね……」
「ん……ダ…メ……ん…ん…… ハァハァ…」
先程まで苦痛と苦悩の固まりのような表情していた明乃が今や、その悩ましい肢体を淫媚に震わせて甘美な声をあげていた。
そして、ようやく入ってきた少女達に気が付き羞恥に顔を赤く染める。
「み……見る……なぁ…ハァ…ん…あっ……」
「し、し不知火さん、ど、どう?」
「……どう…って…あっ……やぁ…お、奥ぅう…当たる…ぁっひぃ…んっ…あっあっ…」
明乃は少女達の視線を浴ているのにも係わらず犬のように舌を出し、永澄の突き上げるような腰の動きに合わせて尻を振る…
「き、気持よさそうね…」
「………………」
「それより次ぎは誰?」
相変わらず冷静な声でサーたんが訊ねた。
周りを見回した丸子が頭の被いを外す。
「燦ちゃんごめんなさい、でもこれは燦ちゃんへの愛の為なのです」
そう言ってロザリオを外した丸子は、勢いよく修道服を脱いでいく。
「マル様、私が先に」
青ざめた表情の蕗が丸子を気づかうように囁く。
「いえ、蕗は、まだ待っていてくださいね」
「ハイ、でもマル様は身体が、ご弱いですから……」
「蕗、心配しないで大丈夫ですよ、私は燦ちゃんの為でしたら、どんな事でも耐えられます」
丸子はそう言って蕗の頭を撫でてから、やたらと溜息を付く蕗の視線に気が付く。
「蕗、あなただって、これからまだまだ成長しますよ」
明乃のブルブルと振動する豊かな胸と腰を見つめていた蕗が顔を赤らめて俯いた。
丸子は、サーたんが自分を冷ややかな目で見ているのに気が付く。
「なにかしら?」
「チビで病弱なマル子ちゃん、止めるなら今のうちよ?」
「あなたこそ逃げるのなら今のうちです」
丸子は、最後の一枚を脱ぎ捨てサーたんを振り返る。
「どうかしら、以前の私とは違いますでしょ……」
「ふん!」
殆ど日に当たったことのない丸子の細い肢体は、うっすらと血管が透き通るほど白く美しい肌をしていた。
「まぁ、見ていてください、私の燦ちゃんへの愛と覚悟を証明してみますから」
細身の身体には豊かすぎる見事な乳房を揺らし絡み合う明乃と永澄へと静かに歩み寄る。
「不知火さん、そろそろ私の番ですよ」
「あっ…んっ…ハァハァちょっと…ん…待って…ん…くれ」
丸子は可愛く首を傾げる。
「……不知火さん、お役目の為には仕方がないと嫌そうに言っていたのに……」
「そ…そんな事…は…あっ…やぁ…ん」
「しかも初めてでいらっしゃるのに……」
永澄の手が引き締まった腰を擦り揉むと耐え切れないように、さらに高く喘ぎ声を漏らす。
「あっ……いい……ハァハァハァハァ……そこ…ん…あっ…」
(修練剣士といえど、ただの女だったのですね)
丸子は、悩ましくたゆんたゆんと揺れる明乃の巨大な乳房に軽く触れ耳元で囁く。
「や……止めろ…んっ……」
「修練剣士殿は、帝の勅命よりも本当はこの方にご執心なのでしょう?」
丸子の指がコリッとした乳首を撫でる。
「こんなに固くして、だらしない胸ですね」
「…止めろっ…う…ハッハッ…ん……あっ…違う……満潮、お前に……言ったん……じゃな…いのっ……やめないでぇ!」
明乃は、分身を抜こうとした永澄に哀願するように叫んでいた。
丸子がイライラしたように話しかける。
「は、早く代わってくださいまし、こんなことはさっさと済ませてしまいしょう」
「ダ…メっ…も、もう少し……まって……くれぇ…」
「………ふぅ〜 判りましたわ…」
丸子は呆れたように溜息をつく。
「あっ……あっ……満潮……もっとぉ……気持よくしてくれ……くぅ…あああっ」
永澄は、明乃の艶かしい言葉に応えるように濡れたモノ抜くと机に突っ伏した明乃の肩と腰に手をやり一気に抱き上げ冷たい床に横たえる。
「ハッァー…ん………ん…」
冷たい床の感触に明乃は一瞬、我に返った。
わ、私は一体、何をして…るのだ?
明乃は満潮に後ろから奥深く貫かれた瞬間、頭の中が真白になり何がなんだか判らなくなっていたのだ。
気が付いた時には全身を襲う説明しようのない快楽に身をまかせ乳房を揺らし腰を振っていたのだった。
「ハァハァハァ……あっ……ハァハァ」
床の上に横たわった明乃に永澄が覆い被さると、身体にかかる永澄の重みに顔が悦びに歪んでいく。
そして明乃は、思ったのだ、こんな状況じゃなかったらと…
快楽を求め身体が焼けるようにジンジンと疼き永澄の汗の匂いが五感を狂わす…
明乃の腕が伸び、意外な程逞しい永澄の肩に触れ、挿入されやすいように尻を浮かせ長く美しい両脚を自ら大きく開いて、淫らに濡れているアソコを堂々と晒す。
明乃の口が動く。
「は…早く、ハァハァ、私に入れてくれ…ハァハァ…お前の太いのぉお……」
明乃の足が永澄の腰に絡み付ついていく。
永澄の反り返った強大なモノは、たっぷりと量感を感じさせて侵入してくる。
永澄の首に腕を絡また明乃は、今度はじっくりと挿入される快感を味わった。
「ハァハァ…んっ…ハァハァ……んん…あ…凄い!」
膣が永澄の分身を飲み込んでいき明乃は悦びの声をあげ秘所全体で挿入感を味わう為に腰を振り、ゆっくりと奥まで犯されていく感覚に打ち震え快楽に浸っていった。
「ん…ぁっ…ひぁ……入って……くるぅ…ハァハァ……ん…ハァハァ」
目的を忘れたように行為に勤しむ明乃を見て丸子は溜息をついた。
不知火さんは目的を覚えているのでしょうか?
私は、絶対にあんなふうになったりしないわ、燦ちゃんへの愛の為ですから……
燦ちゃんの為に、この身を犠牲にする。
はぁ………なんて崇高な愛なんでしょう。
丸子は祈るようなポーズで目を閉じたのだった。
やがて何回目かの絶頂を迎え悩ましい声をあげた明乃は未練たっぷりな表情をして永澄のモノを抜いていくのだった。
「燦ちゃん…不知火さんにあんなに注ぎ込んでいながら、まだこんなに膨張して、これがあなたの愛した浅ましい男の姿ですわ」
ビデオに話しかけた丸子は床に胡座をかいて坐っている永澄のモノを見て目を逸らした。
なんて醜悪なんでしょうか、燦ちゃんの為でなければ、あんなモノを迎え入れるなんてことはしたくないわね。
この行為が親友である燦の為だと信じて疑わない丸子は細く優美な腰をくねらせるように永澄に身をまかせる。
「永澄君よろしくお願いします」
永澄の胡座の上に白桃のような豊かな尻を乗せた丸子のしなやかな指が永澄の汗ばんだ胸に触れる。
……意外と逞しいのですね。
機械仕掛けのように永澄の腕が丸子の身体を抱き締めた。
「あっ乱暴な…むぅあっ」
丸子の唇が永澄の胸に当たる。
永澄君の汗……苦…い?
顔をしかめた丸子の目の端に、陶酔してだらしなくペタリと床に坐っている不知火の姿が入る。
「………………」
そ、そんなに良いのかしら……
「あっ」
丸子は自分の股間をまさぐる永澄の指を感じて目を閉じるのだった。
幼少の頃、病弱で殆ど臥せっていた丸子は退屈を紛らわせるために早くから自慰を覚えていた。
見舞いに来た燦がいる前で、気がつかれないように自慰するのは中々スリリングで気持が良かったのだ。
そんな快楽を知りつくしている躰は、永澄の手が触れとたんに勝手に反応しだして丸子を慌ててさせる……
ん……あっ……
こ、これは、燦ちゃんへの愛の為、燦ちゃんの為……
丸子は心の中で繰り返し唱え、永澄の指の感触が生み出す快感に耐えようした。
「……ん……ダ……メ…」
だが息が乱れ始めた丸子の両腕は無意識に永澄を抱きしめる。
「ひぁ…ハァハァ…ちょっと……あっハァハァ…ぃやぁ」
永澄の手が恥丘を揉みほぐし中指が柔かな膨らみに挟まれた裂け目に沿って何度もゆっくりと往復していく。
「…ハァハァ………ハァハァハァ……くぅ…」
どうして、こんなに気持がいいの、すごい、これが男というものなの…
思わず喘ぎ声が漏れそうになった時、永澄の指の動きが止り丸子の股間から離れる。
「あっ…はぁ〜 はふぅ〜はぁふぅ〜」
丸子はホッとして、なんとか息を整えようとしたが自分の大事な所が、疼きジュクジュクと濡れていくのを押さえることができなかった。
淫らでだらしない明乃の姿を思い出した丸子は、自分はそうはなるまいと快楽を必死に拒もうとする。
本気になってはダメ、冷静にならなければならない。
しかし丸子の淫らな腰は、止った永澄の指に対して抗議をするようにクネらせると唇がねだるよう言葉を紡いだ。
「ハァハァ…ハァ…どうして……いやぁ〜…やめないで!」
モジモジと動く丸子の腰に反応するかのように永澄の中指が、再び秘所に触れてゆっくりと侵入していく。
「あ…………ハァハァハァハァ…」
永澄の指が充血し濡れたヒダを揉むように楕円運動をし始めた。
「んっ……くっ……ハァハァ…やぁ…」
丸子の顔が永澄の鎖骨に押し付けられ、大事な所が指の動きと共に蠢き幽かにニチ…ッュァと音を立てて粘液が溢れ出していく。
「あっ……ひはぁーぁ……ハァハァ…んっ……ハァハァ」
ついに丸子は、永澄の指が生み出す快楽に耐え切れずに喘ぎ声を大きく漏らし背中を弓なり反らせ腰を艶かしく捻る。
ダメよ……人間ごときの指で感じるなんて…
「あっ…んあっ…ハッハッ…ぁひぃ…ぁんっー…中にっ!」
自分の指で弄るのとは、違った新鮮な感触と快楽に、丸子の身体が悶え悦び、反応を押さえられなくなっていく。
変、なんでこんなに感じるの…
「ハァハァ…ダメ…んっん……あっ…ダメェ…気…持…良く…て…」
じかに触れる永澄の熱い肌、吐息、体温……男の汗の匂い。
全てが、心地よく増幅して丸子の脳髄に否応なくしみ込んでいく。
自慢のマシュマロのように柔らかな乳房は興奮で弾力を増して乳首はこれでもかというほど起ちあがり、丸子は快楽に痺れゆく頭で思った。
この際、楽しんでもいいですよね?
肌を合わす事も愛ですもの……
丸子は、いつしか永澄の胸に唇を這わ、小さく舌を出して永澄の乳首を舐めまわしていた。
あら?
永澄君の汗…甘いですわ……さっきは苦かったのに?
軽く驚いた丸子が顔をあげると、荒い息をしている永澄の口が目に入る。
「ハァハァ……ハァハァ」
あの口で自分の乳首も愛撫されたらと思うと子宮の奥が熱くたぎりはじめる。
「ん……ハァハァ……ハァハァ」
股間をゆっくり弄る永澄の指がもどかしい程だ。
もっと強く気持のいいところを弄ってと永澄の耳に囁き、股間から湧き出る快感に我を忘れていく丸子は呻き喘いだ。
「ん……永澄君…ひぁ…ハァ……もう……」
焦れてきた丸子は両手を伸ばして永澄の頭を掴むと自らの胸に誘導していく。
「永澄君…ハァハァ…丸子の…乳首を…味わってくださ…ハァ…いませ」
丸子は背を後ろへ反らせ胸を突き出して永澄の唇に乳首を当てる。
「ハァハァ…永澄さま〜」
丸子が甘えるように永澄の名を呼び、乳首は永澄の唇に押し付けられてひしゃげていく。
丸子が永澄の耳元で囁く。
「口で…吸って……ください」
その言葉に永澄の唇が開くと薄いサクランボのような色をした乳首が弾かれるように永澄の唇に吸い込まれた。
「ハッーあぅんん」
永澄の口の中に入った乳首が強く吸われ丹念に舌で転がされていく。
「あっ……ん……」
固く弾力のある舌先を、乳首の先端に当てられ強く押し込まれていくと、乳首は柔らかい乳房にめり込んでいき、限界を超えて弾けて永澄の歯に当たる。
「あっ痛っ…あああっ…………ハァハァハァハァ」
丸子は痛みと快感の混じった感覚に思わず仰け反った。
「永澄……君、んんっ…私…の乳首の……お味…は…如何ですか」
永澄の口が大きく開き、乳房にかぶりつき唇が乳輪を這う。
「あっ…いい…やぁ…ハッ…あぅ…もっと…あ…んんっ」
想像していたより数倍もいい!
丸子は、醜悪だと思っていた永澄のモノを握りしめる。
はぁはぁはぁはぁ…
これを入れたら自分はどんなになるだろうか?
永澄の歯が弾力のある乳首に触れ軽く噛んでくる。
「…ひぃ…ぁっぁひぃい…もっと噛んでぇえ………いいのぉおおお…」
丸子は、もう軽く逝く程度では我慢が出来なくなってしまっていた。
コレが欲しい、入れて欲しい!
そして丸子は目的を忘れ、溢れ出る快楽に身を任せていった。
蕗は、驚きの眼で主人の痴態を眺めていた。
丸子は、この計画に最初は義務的で、どちらかといえば燦のために仕方なくというような顔をしていた。
しかし、あの病弱な主人が今、目の前で永澄のそそり立つモノを股間の入り口に当てて、ムチムチとした太ももを震わせあられもなく腰を蠢かしている。
「ああっ…ハァ…入り口に…固いのがっ……当たって…ハァハァ…」
青白かった肌は、ほんのり赤く染まり汗でしっとりとして、口からは悦びの声が漏れる。
「永澄君……あ………深く…丸子を突き刺して…んっ…やぁ…」
丸子の細い腕が永澄の首に絡まり、白く透き通るような美しい乳房を永澄の胸に押し付け付ける。
そして蕗は、ご主人様が獣のように尻を揺らして永澄の猛り狂うモノを貪っていくのが居たたまれないくなり目を逸らしてしまった。
「ァ…ひぃ…太いのぉ…ぐぅ…痛…ハッハァ…?hぅぐぅ……ハァハァ…」
痛みに顔を多少歪ませながらも、根元まで深く永澄を飲み込んだ丸子は満足げに永澄の胸に顔を埋めている。
「……お腹の中…が永澄君…で…一杯……です」
自慰では経験した事のない、膣の中を押し広げ一杯に占領する充満感と快感にうっとりと呟く。
「永澄君、この感覚、私……癖になってしまいそう……」
丸子には破弧の痛みよりずっと快感の方が大きかったのだ。
丸子は、しばし自分の中で脈動する永澄を味わうように目を閉じる。
「ああ永澄君の大きいのが動く度に、私の中がキュっと強く締めていますの」
でも、もっと欲しいのぉ…
「ハァハァ……永澄君……ハァ…わた……しを…もっと…」
細い腰を淫媚に動かし始めた丸子が貪欲に快楽を欲して喘ぐと永澄の手が下腹部へと滑り込み、ぐちゃぐちゃに濡れている接合部に触れる。
そして丸子の敏感な小さな突起に触れた。
「あっあっハァ…ハァハァ…奥にぃ……やぁ…いいです…私のぉ……ぶはぁっー」
膣の中を出入りする快感とクリトリスを弄られ余りの快感に糸のように細い髪を振り乱し吐血しながらも酔いしれていった。
「ハッハッハァ……ひぃ……あっ…ハッハッハッ……ぐぶっあー」
ふと丸子の目が蕗と合う。
「…ん…ハァハァ…蕗…も…ハァハァ…来なさい」
「ま、マル様」
蕗の目に怯えが走る。
この計画で、燦様に満潮永澄という男がいかに下劣で浅ましく欲望だけの人間かを見せつける筈だった…
そして他の女と絡み合う様を、これでもかという程、燦様に見せつけて別れさせる予定だった。
しかし蕗は、行為を楽しんでいるような艶かしい主人の姿に違和感を覚える。
「…ハァハァ…ふ…き…ハッハァ」
再び主人の呼ぶ声が聞こえる。
蕗の目が助けを求めるように姉である巻へと注がれる。
「うっ……」
沈黙し青ざめていた巻は目を逸らして俯く。
「姉さん……」
蕗は、諦めたようにノロノロと服を脱ぎ、その幼い肢体を晒し二人の側に立つ。
背を弓なりに仰け反らせ痙攣するように震わせる丸子の目が開き蕗を見つめる。
「……さ…ぁ……ハッハッ…ハッ…あなたも……愛を注いでもらいなさい……」
大事な所を全て晒す恥ずかしさと、表情のない永澄から感じるおぞましさにどうしたらいいいか判らない蕗は主人の顔を伺う。
「ぅ…あ、丸様…私……」
丸子は今まで味わった事がない絶頂を迎え陶酔して乳房を激しく上下させていた。
「ハァハァハァ蕗……ハァハァ怖がらなくも…ハァハァ…いいですわよ」
蕗の健康的な太ももに丸子の腕が絡み付き白い指は固く締まった青い果実のような秘所に触れる。
「ひぃ……あっマル様…」
「……まぁ…震える程怯えているのに、もう湿ってき……ている」
「す、すみません、マル様の……気持良さそうな、お顔を見ていたら」
「ふふ、おいでなさい」
蕗は丸子の手のに導かれるままに二人の間に入り永澄の股間を覗き見る。
たった今、丸子の中に大量の精子を注ぎ込み逝かせまくった筈のモノがもう復活して次ぎの獲物を待ち受けている。
蕗の口から掠れた悲鳴があがる。
「恐い、嫌っ…」
「…ハァハァ…さぁ…永澄君の方へ……向いて……」
丸子の言葉に否応なく立ったまま永澄の方へ向いた蕗の小さなお尻に丸子は頬を寄せて呟く。
「柔……らか…い、蕗のお尻…ハァハァ…赤ちゃんみたい…」
「ま……マル様!……ああっ嫌っ…永澄様!」
別人のようになってしまった丸子に気を取られていた蕗は、股間に異様な感触を感じて悶えた。
永澄が唇を這わせ舌でスジを丹念に舐めはじめる。
「ああっ…そこは…いや…汚いです、嫌ですぅ…」
嫌悪感に腰をくねらせて逃れようとした蕗の腰を丸子が押さえる。
「ま、ま、マル……様っ…あっ…恐い!」
「大丈夫……あなたも…はーぁ…虜になりますよ……さぁ永澄君、十分にほぐして召し上がってください」
正気を失っているような主人の言葉に蕗は心の中で絶望の悲鳴をあげた。
「ハァハァ……嫌…ハァハァハァ…嫌…ハァハァ」
永澄の舌で、まだ恥毛も生えてもいない大事な所を丹念に舐め回された蕗の呼吸が乱れがちになっていく。
「ハァハァ…あっ…ハァハァハァハァ…んんっハァハァ……」
そしてふっくらした秘所全体を永澄の口で覆われて、唇と舌で揉まれほぐすように愛撫され続けると目を閉じた蕗の口から可愛い喘ぎ声が漏れ出るのだった。
「んっ……永澄……様……ダメです……ダメで……すぅう…」
悶え逃れようととすると主人の手が後ろから絡み付き背中に柔らかく豊かな乳房が押し付けられる。
「ハァハァ……蕗たっら…こんなに固くして…ん…」
丸子のたおやかな指が蕗のささやかに膨らんだ乳房を、優しくこね回した。
あっ…ハァハァ……マル様……いやぁ…ハァハァ…」
「可愛いですよ蕗……んああっ…ああっ…永澄君っ」
永澄の腕が蕗を真中に挟んだまま、丸子の尻に伸び下から丸子の突起したクリトリスを弄ぶ。
丸子の喘ぎ声を合図に蕗の中に永澄の舌が侵入していき、蕗の身体がプルプルと仰け反っていった。
「あっあっああっ…いや…ん…入っくるぅう……あっあっ……ヌルヌルした…舌が……ハッハッ…あっ…」
「ハァハァハァ……永澄君……もっと丸子のも…ハァハァ…敏感……なところを…ん……」
艶やかな二人の喘ぎ声が重なって猥雑なハーモニーを奏でていく。
充血したヒダが舌に舐め回される快感に蕗は、嫌悪感を感じながらも無意識に永澄の頭を抱き股間に押し付けていた。
蕗とて自慰くらいは知っていたが、これは全然違っていた。
「ん……あっああっ……くぅ…ハァハァハァ…」
永澄の唇が、いまだ皮を被っている小さな突起をはむ。
「あっ……いいです、永澄様…私は、蕗は、そこが…んんっ…好きです…」
丸子は、股間から先ほど大量に注ぎ込まれた精液を垂れながし、蕗は幼い肢体をふるわせて悶えるのだった。
「巻、そろ……そろあなたの番よ、準備はいい?」
「あっ…………ああ……」
サーたんが抑揚の無い声で青ざめた巻に声をかける。
巻は、言葉もなく呆然と目の前で行なわれている狂宴を眺めていた。
逃げたい。
今の巻にとって、それが本音だった。
しかし皆、燦への覚悟を謳って永澄に抱かれていく。
今ここで、この自分が逃げ出すわけにもいかないのだ。
「嫌ぁああー入りませんー」
その時、妹である蕗の悲鳴が音楽室に響き渡る。
丸子に背中を支えられた蕗が、永澄に腰を掴まれて今にも挿入されようとしている。
「うっぅ…わ、わしは…最後でいい」
「……そうね、仕上げは、生まれた時から、燦ちゃんに仕えてきたあなたが良いかもね」
目を逸らして俯く巻と違って、サーたんは顔を紅潮させて頷くと絡み合う三人へと目を向けていた。
蕗の幼く小柄な身体が苦痛にもがき床に仰向けになった永澄に腰を降ろしていく。
「ハァハァ…マル様……痛いです…ああっ……ぐぅふぅ…ああ」
主人の丸子が永澄のモノに手をあてがい導いている。
先端が、こじるように無理矢理、狭い膣の中へと入り込もうとしていた。
秘密の入り口は引きつりひしゃげて尻の筋肉がブルブルと震えて、蕗は激痛が走る度に悲鳴をあげる。
「痛い、痛い、嫌っああああ…恐いです……」
こんなのが入る筈がない、蕗は再び恐怖に襲われる。
「?hがぁあああ……グゥ?hう?h……あっあっあっああああっマル様ぁ」
ようやく永澄の先端が侵入し、苦痛に歪む蕗の大きな目から涙がこぼれた。
「どう蕗?」
「ハァハァ……ハァハァ…痛………ハァ…ハッハッハッ、マル…様」
蕗は荒い息を整え、なんとか微笑もうとする。
それは、主人に対する忠誠か意地か…
ようやっと先端が入った結合部を、蕗は見下ろす。
こんなに痛み苦しんでいるのに、そこは生々しく濡れ永澄のモノを飲み込もうとしていく。
「?hぅうぅうう……ハッハッハッ…」
それでも蕗は、主人の為に痛みを堪えて腰をゆっくりと沈めていく。
「ん…はぁ〜……ハァハァ…ぁひぃ……んあっ」
そして蕗は、いつしか自分が甘い吐息を漏らしているのを知る。
「熱いです…マル様…蕗の大事な所が…あっ…あっ…」
粘液が溢れ息が乱れ、激しい痛みが遠い世界の出来事のように感じられ身体の何処かで熱いものが生じてきて徐々に広がっていく。
「蕗…堪えて…もうすぐ最後まで……入ります」
永澄の手が痛みを和らげさせようとでもするように、固く膨らむ蕗の乳房に伸びて薄い色をした乳輪を撫で乳首にそっと触れる。
「ダ…メです、痛っ…大きすぎますっ…もう…熱い…一杯……です…蕗の中が…一杯で……入りません……ハァハァハァ……永澄様…の…あっ…大きくて…凄い……で…す…ハァハァ」
先程までの怯えの表情は既になく身体まで赤く染めた蕗は、次第に快楽に溺れるように喘ぎはじめた。
「蕗……」
自分と似た細い身体が、汗を滴ら艶かしく悶え始め、自分と同じ顔が快楽と苦痛に喘ぐ。
まるで自分自身が永澄に抱かれているような錯覚を覚え見ていられなくなった巻の脳裏に先日の事が蘇っていく。
「既成事実を作る?」
サーたんの言葉に丸子が頷く。
「そうです、もうこうなったら永澄君と愛しあって子供を身ごもるのです」
「……そうね、そこまでいけば、さすがの燦ちゃんも永澄君を見捨てるかもね…」
「う〜むぅ…………ちょっと待てぇー! なんで貴様らがここにいる!」
明乃が立ち上がり叫ぶ、そうここは彼女のアパートだった。
「大体、なんで天帝の勅命の内容を知っているっ!」
「燦ちゃんの情報ならあなたより知っていてよ」
天井に張り付いたままのサーたんが答えた。
「そうじゃぁ…わしは燦様のことじゃったら誰より知っている」
蕗と牽制し合ながら、ちゃぶ台の上で巻が呟く。
「あら、姉さん、私が哀れに思って教えて差し上げたのに?」
「なんじゃとー」
「止めんかー、喧嘩してる余裕なんかないんだぞ」
「そう不知火さんの言う通りです、とにかく時間がありません、ここは協力しませんか」
「う、うむ……」
明乃は腕を組み考え込んだ。
「いっそうの事……」
「永澄君を殺すのはダメよ、燦ちゃんがどうなるか…」
サーたんが釘をさす。
「べ、別に殺すとは言ってない!」
明乃は苦虫をかみ殺したような表情をして呟く。
そもそも命令では、永澄を極秘で殺さなければならなかったのだ、今さらこんなに知られて殺すことなんて出来るわけない。
「満月までに結果を出さなければ、永澄君を殺して燦ちゃんを召し出せって事は、別れさせる事が出来れば燦ちゃんを召し出さなくてもいいという事よ」
「ここで永澄君を殺したとしたら別れさせる事が出来なかったということになりますね」
「むう?……そ、そいう事になるのか……?」
「そうすると燦ちゃんを召し出す事になるかもしれないという事ですよね」
丸子が深刻に呟く。
「そ、そんなのダメじゃー」
巻が立ち上がり叫ぶのだった。
「不知火さん、永澄君を殺せる?」
「うっ…………お役目とあれ……ば……いや、その時になってみなければ……」
明乃が誤魔化すように俯く。
「今の不知火さんには無理だと思うわよ」
「………し、しかし、既成事実を作るのも、ちょっと違うのではないか?」
「あら、不知火さんもそのつもりで永澄君に告白したのでは、ないですか?」
「あ、あれは!」
サーたんがスッと畳みの上に降りてくる。
「あっさり振られたけどね」
「な、なんだとー」
顔を紅潮させた明乃が立ち上がる。
「まぁまぁ、判りますわ、私も燦ちゃんの為だったら、この躰を差し出す覚悟がありますわ、潜んで陰謀を巡らす誰かと違って」
丸子は、豊かに盛り上がる胸の上にあるロザリオに手を当ててサーたんを横目で冷たく見る。
「………なんですって」
「あなたにその躰を永澄君に差し出す覚悟はある?」
サーたんの髪がウネウネとざわめく
「二人共、止めろ!、そうだ、私は満潮永澄と生涯連れ添う覚悟で告白したのだ、生半可な覚悟ではない貴様達の出る幕はない!」
顔を赤く染めドスと坐り直す明乃。
「ふん…お前なんかフナムシに相手にされてもいないじゃろ」
何故か不満そうに巻が明乃を睨んだ。
「姉様こそ、秒殺で振られたくせに?」
「……なんじゃとぉ」
「止めいっ、とにかくこれは私のお役目だっ」
「不知火さん、お役目だと言いながら、あなた本当は永澄君に……」
「な、な、な、なにを言っている、そ、そんな事あるわけない!」
「だったら問題ないじゃろ、わし達に任せて役人は引っ込んでいたらどうだ?」
「なんだとぉ!」
「止めてください、もう日数がないのです」
丸子が双方の間に入り祈るように言った。
「うっ…うむぅ、しかし妊娠するまでなんて待っていられないぞ、大体誰が、満潮と……」
「ふっ…不知火さん覚悟をしてるのじゃないの?」
「うっ」
「もし永澄君が燦ちゃんの前で、次々私達と抱き合ったら?」
「さすがに『永澄さんを信じるだけじゃー!』なんて言ってられなくなるじゃろな」
「そうですね、私達を次々抱く永澄君を見れば、いくら燦ちゃんだって、彼がどんなに下衆な男か知るでしょう」
「しかし満潮も侮れんぞ…」
「そうね、人間にしてはまぁあぁね」
「悪くは…ありませかもね……」
「フナムシにしてはな」
「………………」
「………」
「と、とにかく時間がないですから、計画を練りましょうか」
「う、うむ」
「肝心なのは、燦の方から満潮永澄を捨てさせることだな」
明乃が部屋にいる面々を見回した。
「そうだわ、いい薬を持ってるわ、叔父が戦争中に手に入れたの……」
そして燦を召し出せという命令に強い焦燥感を感じていた少女達は、次第に混乱し勅命よりも、いかにして永澄に抱かれるか、誰が一番、燦のことを想って躰をはれるかという話しになっていたのだった。
サーたんは、いつになく困惑していた。
自分は冷静でいなければならない。
自分は、お膳立てをするだけで実際の行為は他の少女達に任すつもりだったのだ。
明乃に丸子、そして蕗……もう十分だろう……
しかし薬で言いなりになった永澄に暗示をかけ、ついでに性技の情報を仕込んだのは自分だ。
成りゆきで永澄に自分の身体に触れさせたりしたあげく永澄のモノに舌で触れる事までしてしまった。
人間ごときに………
サータンの顔が苦虫を噛み潰したように歪む。
あの時、様子を見守っていた丸子や明乃に対して、つい意地になってしまったのだ。
特に丸子の、『私や燦ちゃんと違って仁侠でもないあなたに躰を張るなんて出来るわけない』と言いたげな目に、かなりの怒りを感じてしまっていた。
あのなんともいえない複雑な味を思い出し顔を歪ませたサーたんは絡み合う三人を見つめ呟く。
「満潮永澄か……」
不思議な男だとサーたんは思った。
実際のところ、騒動の中心は燦では無く、いつもこの男だ。
サーたんの指が無意識に上着のボタンを外しはじめる。
「ん…ん…ハァハァ…」
蕗の腰が自ら動きだし、永澄の両手がその小さな尻を揉みしだいている。
丸子は拙い蕗の動きを支えるように背中を支え、永澄の皺のよった袋を手で愛おしそうに愛撫している。
脇では、あの不知火が、まだ惚けたように坐っていた。
サーたんは、ゴクリと唾を飲み込む。
そ、そんなに永澄のアレは良いのだろうか……
イヤイヤ、この異常で猥雑な雰囲気に当てられてはいけない。
常に冷静でいないと戦いには勝てない。
それにしても皆、初めてなのに、あんなに気持よさそうに、よがり悶えてオーガズムを味わっている……
ハァハァハァ……それほど良いのだろうか?
下着姿になったサーたんの息が乱れ始めていた。
妄想が広がっていく。
今朝から何故かジンジンしていた股間の疼きが治まらない。
この自分の指より何倍もいいのだろうか?
サーたんは股間を弄る指を粘液で濡らして熱い吐息を吐く。
永澄に幼い躰をもみくちゃにされた蕗の口から、女としての悦びの声が漏れた時、サーたんは永澄の前に立った。
気配を感じた蕗が喘ぎ呟く
「あっあっ…もう……少し…ん…永澄様を…………」
幼い肢体が快楽を貪ろうと艶かしく上下して、小刻みに震える淫らで小さな胸の上を汗が流れ落ちていく。
その蕗の様子に丸子は淫媚に微笑みサーたんを見上げる。
顔を逸らしたサータンの秘所からは粘液があふれていた。
「あっ…ハァハァ……あっ……ああ、マル様っ…ななにかが」
蕗の幼い細い躰が弓なりに反る。
「いや……ダ……メッ……ひぃあっああああっ……くぅんっんん…」
絶頂を迎えぐったりした蕗を胸に抱き丸子は、横たわる永澄をもの欲し気に眺めサーたんに場所を譲った。
「ハァハァ……見せて貰うわよ、貴女の覚悟を…」
「…………」
サーたんの裸体は、その長い海草のような髪に覆われて見えなかった。
「やっぱりこいつ殺しておけばよかった…」
そう呟くとサータンは永澄の上に股を開いて跨がり上半身を屈めた。
そして嫌そうに指で、そそり立つ永澄のモノに触れると彼の下腹部へと押し倒す。
サーたんは目を閉じると、竿の上に滑らかに腰を降ろしていく。
「ハァ…ハァ……まったくキショイわね…」
なんで私がこんなことをと思いながらも背を反らせるようにして、倒した永澄の竿に股間を当てる、そして自分のぷっくらした秘裂に沿って巨大な竿が触れるように調整して体重をかけていく。
プニっとした大陰唇が開きがちに潰れ粘液が溢れだし永澄の下腹部を濡らしていく。
「ん……あっ」
初めて自分の指以外のモノが大事な所へと触れる感触に顔をしかめるが腰を少しずつ前後に動かして裂け目を竿に擦り付けるようにしていく。
その様子を見守る爛々とし欲望に満ちた他の少女達の視線に、冷静にならなければと思うサーたんだったが……
股間の柔らかな部分が固い竿に擦られてめくられ引きつられていくと息が乱れていくのを止められなかった。
「……あっ……くぅ………あっ」
不味い…
思っていたよりいい。
時折、股間がニチャクチュと幽かに嫌らしい音を立てて、口からは熱い吐息が漏れ出る。
永澄の手がサワサワと蠢く髪をかき分けて、小粒だがツンと上向きの丸い乳房に触れてくる。
「くぅっ…ああっ……んん……ああっ」
すぐにも乳首が固くなり、サーたんは自分の身体の感度の、余りの良さに戸惑う。
いつのまにか近付いていた明乃の囁く声が聞こえる。
「手…伝おおうか?」
「余計……な……お世話よ……」
サーたんは胸を愛撫している永澄の手に自分の手を重ね、永澄のモノを迎え入れるために早くも腰を浮かせた。
わしは……わしは、燦様の為に…
巻が手の中の小さな筒を握りしめる。
その中には魚人秘伝の媚薬と人間を奴隷化する禁断の薬を塗った吹き矢が入っていたのだ。
そして実は、もう一つ不可解な感情にも揺れ動いていた。
あのフナムシが目の前で可憐な少女達と次々と交わっている。
なんで、それが、こんなに不快なのだろう。
例え秘薬のせいだとしても、あれは、わしの獲物じゃっ
その時、耳障りな悲鳴が音楽室に響いた。
「な、何事じゃー」
巻は手許からサーたんへと視線を向けた。
永澄の猛々しいモノを根元まで喰わえこんでいたサータンは、身体中に突如と沸き上がった強烈な快楽に抗おうと必死になっていた。
「な、なによこれ〜」
なかなか入らない永澄の巨大なモノを強い痛みに堪え、ようやっと根元まで挿入れる事に成功していた。
そして一息ついてから腰を恐る恐ると動かし始めると激痛を感じた次の瞬間、その痛みが全て快楽へと転換されてしまったのだ。
長い髪がワサワサと揺れサーたんの下になっている永澄を包み来んでいこうとする。
「あっ……くぅううう……んハァハァハァハァ……コレ…いいわっ……」
これは、異常だわ……
初めてなのに、いくらなんでも感じすぎるぅう…
快楽に溺れそうになる中、サーたんはある事を思い付いた。
もし永澄に打ち込まれた秘薬が彼の唾液や汗、体液に混じって分泌されていたら……
「ああっ……もっと…ハァハァハァ…んひぃ…こんなのってダメッ」
効果がさだかでない奴隷化の薬と違って、あの拷問用の媚薬は強烈な筈だ。
皮膚からも吸収されるという、あの媚薬を……もし膣の中で…
「…くぅ…あっ…ハァハァハァは……ダメぇ……」
そもそもあの媚薬は人魚用だった筈……
「あっくぅ……良すぎ……て…あっ……」
今朝から身体を熱かったのは永澄に暗示を掛けた時に既に、あの薬が自分の中に…
「あ……ぁひぃい……ハァハァ……大きい…んぁ…ハァハァ…あっああ」
もう、アソコが気持よくて、なにも考えられない!
髪がバッと広がり普段の姿からは想像できないほど、華奢ながらも美しく整った肢体が露になる。
サーたんは艶かしくくびれた腰を激しく上下させ丸い乳房がブルンブルンと揺れた。
あっ……いい……気持…いいすぎる………身体が蕩ける。
皆こんな蜜のような、媚薬のような極上な快楽であんなふうになってしまったのか。
ダメ……私……も、堕ちる。
「ん……ハァハァ……ハァ……ん…」
ウネウネ動く髪が永澄の上半身を抱き起こしてサーたんは永澄の胸に顔を押し付けて囁く。
「……ん……永澄君……私を…………抱きしめなさい!」
永澄の手がサーたんの背に周り強く抱き締める。
「ハッ…ハッハッ……永澄君……んっ…アンタ…いいわ…」
永澄は、無表情でサーたんの首筋に唇を当る。
「あっ…ん……そう……教えた……通りにしてぇえ」
永澄の唇が肌を這いずり回り手がサーたんの背骨を辿るように撫で回し膣の中で永澄が脈動する。
「ハァハァ……ハァ…ん……」
膨れ上がる快楽に捕われた彼女は碧の長い髪を振り乱し悦びの声をあげる。
「あっ…永澄君…あっ…ぁひぃ……ハァハァハァ……」
永澄の舌がサータン乳房を舐め回し可愛いく震える乳首を口に含み彼女の髪がさらに身体同士を密着させるため二人を繭のように包んでいく。
「ハァハァハァ…あぁあっあぁっ…永澄君………」
永澄が舌の上でサーたんの乳首を転がす。
「くぅうう……」
髪で作った繭の中で、サーたんは感度の良い身体を震わせて腰を複雑にくねらす。
その度に永澄のモノが、奥へと深くと筋肉を押し広げながら侵入し、膣壁の粘液をかき出すように引いていき脈動し往復する。
「あっ……あっ……奥にっ……いい……ああっくぅうううう」
永澄の腰が一際、大きく振動しサータンの背が仰け反り、最初の目的を忘れていった。
「一人占めは……ダメですよ」
溢れでる快楽を味わっていると永澄とサーたんをグルグルと覆っていた髪をかき分け、丸子がその白い乳房を永澄の頭にあてがい唇を這わ始める。
「そうだ…満潮の一人占めは良く…ない…んっんん」
明乃が唇を寄せて舌で永澄の横顔を舐めまわし、蕗は永澄の腕を股に挟み込み擦り付けている。
「ハァハァ…永澄様…」
永澄の右中指が蕗の身体を深く犯すと痙攣するように震え、左手が明乃の大きな乳房を揉みしだくと修練剣士は腰を揺らめかして、艶やかな声をあげる。
丸子は、サータンの胸を貪る永澄の顔を無理やり剥がして不満そうに呟く。
「ハァハァ…サータンずるいですわ……下でも…ハァハァ…永澄様を味わっているくせに胸までなんて……」
「あっ………アンタ…だって、さっき十分……あっダメっ…」
永澄はサーたんの腕を振り解き、上半身を床に倒して魚のような目で丸子を見つめた。
「ハァハ…永澄様、私にも愛を……またわけてくれるのですね」
丸子は嬌声をあげて、永澄の顔に跨がり舌が中に侵入して来る快感にのたうち乱れるのだった。
「サーたん…」
快楽に捕われてしまった丸子が口を大きくあけ舌を出しながらサーたんの肩を抱く。
「丸子ちゃん」
同じようにサーたんも舌を出して接近してきた丸子の舌に絡みつけると涎をたらし唇を合わせてお互いの乳首を合わせるように抱き合う。
お互いになんでと思いながら……
……人魚達の淫らな躰と欲望は止らない。
そして、どのくらいの時間が過ぎたのだろうか巻は呆然と立ち尽くしていた。
目の前には果てたのか4人の少女達が、淫らに横たわる。
粘液と精液の漏れ出る秘所も隠さずに恍惚と陶酔の表情を浮かべていた。
ふと、胡座をかいている永澄と目が合う。
永澄は無表情のまま立ち上がった。
「ヒィッ」
まだ、その一物は巨大なままだ。
永澄がフラフラと夢遊病者のように歩いてくると巻はドアへと後ずさる。
覚悟を決めてきた筈だったが、悲鳴のような声をあげた。
「く、来るな、こ、このフナムシッ」
「ハァハァ……やはり……ハァハァ…姉さまには……無理です…ね」
「逃げて……いいわよ…」
「燦……への……想いはそんなもんな……のか」
永澄に背を向けドアの内鍵を外した時、巻の耳には嘲笑ともとれる声が聞こえて来るような気がした。
「ななんじゃと! もう一度言って見ろっ」
振り返った巻の目の前にヌラリとした永澄の巨大なモノがユラリと揺れる。
「?hっ!」
こ、こんなもん、
「わ、わしのテクニックにかかればいイチコロじゃぁあ」
巻が永澄の分身を両手で掴み大きく口をあけ頬張ろうとした時、永澄の身体がグラとぶれて崩れ落ちる。
「え?」
巻は驚いて、床の上に伸びている永澄の傍らに膝を付いた。
「おいっ…フナムシどうした?」
巻が永澄の顔をペタペタ叩いていると、サーたんが同じように膝を付き永澄の瞼を開けて見る。
「薬…が……切れた…ようね……」
サータンは、まだ息を乱れさせながら他の少女達を見回し、萎んだ永澄の股間を未練そうに見つめるのだった。
「さぁ……急いで…撤収しま……しょう」
サータンの言葉に、少女達はサーたんの言葉に操られるようにノロノロと立ち上がりタオルで身体を拭き服を身に付けはじめた。
「巻ちゃん、永澄君に解毒剤を打っておいて」
「お、おう……」
巻は心の中で助かったと思ったのだった。
「私達にも……」
「えっ なんでじゃ?」
「後で…ハァ…説明するわ……はっふ〜」
サーたんは呟き溜息をついた。
それから一週間程経ったある日、明乃のアパートで再びあの日の面々が集まっていた。
何故か真中には、ロープでグルグル縛られたユピテルがいた。
「なんですって!」
「もう一度言ってください!」
「なんじゃとぉー!」
「そ、そんな〜!」
「本当だ!」
沈痛な表情で明乃は言った。
驚愕と困惑と呆然と全てが混在したような表情で、少女達は押し黙る。
「天帝の勅命が、この方の仕込んだエイエイプリルフールのネタだったんなんて……」
ちゃぶ台に乗っていた蕗がヨロヨロと崩れ落ちる。
「ふ、蕗っ……」
「…姉さん」
「さぁ、話せユピテル」
明乃がユピテルの猿ぐつわを外した。
「み、皆さん何を怒っているでありますか?」
「質が悪すぎだろうっ!」
「天帝を名を騙るなんて、絞首刑ものじゃないの」
「私は天帝とは署名していないであります」
「……」
明乃が手に持っていた命令書を広げると他の少女達も覗き込み少女達は黙り込む。
「それに、このような重要な勅命は直接に伝えるのではないですか?」
「…………」
「き、貴様は上層部へ報告すると言っていたではないか!」
明乃が畳みに力なく座り込む。
「あれは冗談です、お姉様、いくら私でも目のゴミを取っていたぐらいでは報告しないですよ」
「え…目のゴミを取っていたですって」
「不知火さん、あなたの話では………」
「いや…そのように見えただけで、ちゃんと確認したわけでは……」
青ざめた丸子の問いに呆然とした表情で明乃は答えた。
「私達のしたことってなんだったの?」
サーたんは呟きながら丸子と顔を見合わせる。
明乃の部屋には重い沈黙が立ちこめユピテルが不思議そうな顔をして立ち尽くす少女達を見回して言った。
「どうやら、私の嘘は成功だったですね」
「……………」
『おんどりゃー死にさらせー』
「ど、どうしてでありますかぁ〜」
巻の怒鳴り声を合図にユピテルは袋叩きにあったのだった。
ユピテルを窓からほうり出した後 サーたんが一枚のDVDをちゃぶ台の上に置いた。
「これ…とりあえず必要なくなったわね」
「…………………」
「そんなもん壊したらどうじゃ…」
巻が顔を逸らしてボソと呟く。
「どう見てもフナムシの意思を奪って、お前達が次々犯しているようにしか見えんじゃろ」
『?h…』
4人の少女達がそれぞれ明後日の方向を向いた。
明乃はDVDに映った自分を思い出す。
あの後、永澄の身体を拭いて服を着せると彼の自宅玄関前に放置してから、明乃のアパートで皆で見たのだった。
確かに、自分の表情も身体も悦んで快楽に耐えているようにしか見えなかった。
嫌がる仕草に表情、声、全てが逆効果になっていた。
はぁ…ん
あ、不味い……
股間が疼いてく……る。
明乃は皆に悟られないように俯いた。
「それよりお前ら身体の方はいいのか?」
巻の声に、ハッとなる4人の少女達。
真っ赤になった少女達に、巻が怪訝そうな表情をした。
「まさか、フナムシのことを……」
『そ、そんなことはない!』
巻以外の少女の声がハモったのだった。
数日後の燦達がアルバイトしている喫茶店でのことだった。
永澄が坐っていると明乃がケーキを持って来た。
「あ〜 満潮、身体の調子はどうだ?」
「えっ?…今は大丈夫だけど、俺、ケーキ頼んでないよ」
「い、いつも来てくれるから、サ、サービスだ」
「あ、ありがとう」
永澄は、明乃に潤んだ目で見つめられ戸惑う。
「原因不明で3日間寝込んだそうね〜」
「え…サ、サーたん」
サーたんがシーフードスパゲッティを持って来た。
「うん……あ、俺スパゲッティ頼んでないけど」
「ちょっと味を変えてみたのよ試食してみて…うふ」
「え……ああ、うん…どどうも……ああ、やめて〜」
サーたんの長い髪が永澄の頬を撫でる。
明乃とサーたんが視線で牽制しあっているとドアが開き丸子が入って来た。
「あら、皆さんを揃って……」
丸子が牽制しあっている二人の間を通過して楚々と永澄の隣に坐ると蕗は永澄の肩に乗った。
「1日程、記憶が無いと聞きましたが大丈夫ですか?」
「えっ……あ…はい」
足を組みスリットから太ももを大胆に露出させた丸子が豊満な胸を当てるように身を寄せて柔らかく熱を帯びた手が永澄の手に重ねる。
「あっ…あの…丸子……ちゃん?」
顔を赤らめた蕗が永澄の顔に身を寄せ耳に囁く。
「永澄様、明日の午後空いている時間あります?」
「うわ……え? ええぇ!」
『ちょっと待ちなさい!』
見事にハモた声に永澄が顔をあげると、顳かみをヒクヒクさせたサーたんが丸子の腕を掴み、同じく明乃が蕗を摘まみ上げる。
「丸子ちゃん、ちょっと話しがあるの」
「そうだ、蕗も裏に来てもらおうか」
何事かとテーブルに来た燦と留奈と顔を見合わせた永澄は裏へと向う少女達を不思議そうな顔をして見送ったのだった。
喫茶店の裏で揉めている少女達を覗き見をしていた巻は溜息をついた。
「やれやれ……」
さすがにあの日の事は燦には絶対に言えるわけがない。
あの時、永澄の薬が切れて良かったのか悪かったのか……
少女達と絡みあう永澄の姿が、巻の脳裏に浮かぶ。
それとも…
いや、できる事なら正常な永澄と……
うっ…わしは何を考えてるんじゃー
巻は心の中で叫び首をプルプルと横に振った。
そして、いつのまにか永澄とアレをするのに誰が相応しいかという言い争いになっている少女達を眺めた。
店内に戻ると永澄が燦と留奈を相手に笑っている。
その表情に巻の鼓動が大きく打つ。
顔を赤らめた巻は心の中で、あの日の事を永澄に謝ったのだった。
完
すみません。上は20でした。
582 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 00:49:50 ID:dMU+Ldci
超GJ!悩ましすぎる
なんというGJ
素晴らしすぎる
大好きです
政さんのエロもきぼん
永×政ですか政×永ですか?
なにはともあれ
>>580GJ!
GJ!蕗かわいいよ蕗
この世の中に『偶然』なんてないわ。
あるのは『必然』よ。
永澄が政さんに心奪われたのも必然というわけですね
そこは「永澄が燦に助けられたのは必然」じゃないのかw
丸子の悦びの歌のSS読みたいなぁ
瀬戸の花嫁を江川達也が漫画化したらエロさが倍増しそうだな
エロくはなるがネタが面白くなくなりそうだ…
話ぶった切るが、俺的に明乃はマゾってイメージがついてるんだけど、
そのイメージがどこでついたのかわからん…
アニメ見返してもそんな表現あるわけないし、漫画も…
もしやそう思ってるのは自分だけだろうか?
597 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 21:39:02 ID:RdXEjADv
>>596 マジメで自分から苦労背負ってるからかなぁ?
もしくは強くて漢らしい男がタイプだからとかw
すまないsage忘れた…
留奈「いいから、や、やりなさいよ!」
永澄「ほんとに大丈夫?ルナちゃん」
留奈「さ、燦にできて私様にできないことなんかあるはずないでしょ!?」
永澄「それじゃ…いくよ」
小柄で華奢な留奈の身体は、永澄が抱え上げたところでたいした重さではない。
しっかりと抱っこした状態のまま、プールサイドから手すりを伝って水のなかへ入っていく。
一段、二段と降りていくと、まず、形のいい足の爪先が水の膜に包まれた。
留奈「んっ……!」
それだけでくすぐったいのか、留奈は永澄の首に絡みついた腕に力を入れてしがみつく。
もう一段。
足首までがゆっくりと水に沈んでいく。
留奈「ッ、ふぅっ、ん!」
鼻にかかったような吐息が耳元に吹きかけられて、永澄は思わず腰が砕けそうになった。
(落ち着け満潮永澄。これは水に慣れる訓練なんだ……けしていやらしい目的ではないんだ……)
その光景を傍から見ていた燦が何故かむかむかするという感じの話を
いつか描きたいね。
>>599 >いつか書きたい
そう思った瞬間が書き時。今書くんだ、いや書いて下さい!
>>599 エロになってもならなくても面白そうだな
>>596 原作のバレンタインデーの話で
「私を泥の中に突き落としてくれ」みたいなこと言ってたからじゃないか?
マゾとは少し違うかもしれないが
エラ呼吸達に襲われるのとか凌辱系が似合いそうだ
読みたいかは別としてw
俺はすごく読みたいギョ!
俺はちんちくりんが読みたいギョ〜
>>605 どうやら君とは気が合いそうだね。私もちんちくりんが好きなのだよ。
おちんちんも大好物です
お沈沈…つまり、東京湾に沈と瀬戸内海に沈ですね。わかります。
>>606 ジェネラル番長さん、こんなところでなにやってるんですか
燦ちゃんも留菜ちゃんも巡も明乃も、みんな中学生なんだよなぁ…
年齢なんて気にしないで〜♪
続編まだかなぁ・・・
OVAまだなの?
魚河岸で競りにかけられる人魚たち……というシチュで一つお願いします。
瀬戸組の裏の顔か・・・
ワンピース自重
レベルEかとオモタ
レベルE懐かしいw
そういや原作は休載続きなんだっけ?富樫みたいにならないといいけど…
なんか本スレ行けないんだけど
王道の燦とエロ澄さんのラブラブ話が読みたいね
政さんとエロ澄さんもある意味王道だな
BLはらめぇぇぇ!!
間をとって燦と政で
きーみーはー誰と〜キ〜スを〜す〜る〜♪
もし永澄が溺れなかったら、燦ちゃんは若頭の政さんと結婚してたんかな…
(俺の嫁だから問題無しとか言えないよなぁ)
二人が出会うのは運命だから!
溺れてなくてもきっと出会ってたさ!
保守
アニメスレで「瀬戸にエロは必要ない」ってたまに見かけるから、このスレって人少ないのかなぁ
そんなこともないんじゃない?
たまにSS投下されてるし、されたら人来るし
>>633 あれは脈絡のないエロ改変に腹立ててるだけじゃないか?
巡なんか永澄が着替えに突入する話でノーブラにされちゃったしw
DVDの改編はなんだかなぁ…だけど、このスレは見てる俺
豪ちゃんと蓮さんの馴れ初め話とか知りたいよね
蓮さんのほうから迫ってそうだ
大切にしすぎて全く手を出してこない豪ちゃんに蓮さんが人魚の媚薬を持ち出すとか?w
でも若かりし豪ちゃんは燦ちゃんが生まれる前はどんな性格だったんだろう
典型的な嫁バカ
わしの連に手を出す奴は〜
と想像して何故か吹いた
手出したの自分じゃないかw
確かにw
大事な話があると巡に生徒指導室に呼び出された永澄。
部屋に入ると鍵をかけられ、窓のシャッターも降りている。
そして真ん中にある机には、さながらドラマの取調室のようなスタンドまで用意してある。
「あの〜巡?」
「呼び出したのは他では無いわ」
もしかして燦の正体がバレたのかと思い、永澄はドキドキだった。
「永澄君、目を閉じて」
「え?」
「いいから」
「分かったよ」
「いいものあげるから手を出して」
「こう?」
永澄は言われた通り両手を差し出した。
するとがちゃりという音とともに手首に冷たい感触が。
「なんのマネだよこれは!?」
永澄の両手には巡のいつも持っている手錠がかけられてしまった。
「実はね、前から永澄君のこと、好きだったの」
「じょ、冗談だろ?」
ちゅ、と巡は永澄の口唇にキスをした。
「冗談じゃこんなことできないぞ」
「え…」
思わず固まってしまった永澄。
ファースト、セカンドとヒゲグラサンアフロに奪われたキスだったが、サードでようやく女の子とすることが出来た。
しかし、相手はお嫁さんであるはずの女の子ではなく、幼馴染みの女の子。
「ダメだこんなの!手錠外してくれよ!」
「ダメって、やっぱりまだ巡、女の子に見えないんだ…」
「いやそうゆうことじゃなくて…」
「じゃあどうゆうことなの?もう巡はちゃんとした女の子だって教えてあげるわ!!」
と言うと巡は制服を脱ぎ出した。永澄は急な巡の行動に慌てて目を押さえた。
「永澄君、見て…」
ブラジャーもショーツも脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿の巡がそこにいた。
「ばバカ服着ろって!」
指で目を押さえるが、所詮男の子、指の隙間から巡の裸を盗み見てしまう。
(うわ…巡もけっけう…)
「永澄君…」
「ダメだって!来るな!」
じたばたと永澄は抵抗すると、バランスを崩してしまい、椅子ごと床に倒れてしまった。
頭を打って悶絶する永澄の上に巡は馬乗りになると、胸を押し付けながら覆い被さる。
「ほら、女の子なんだから…」
「分かった、分かったから」
体に押し付けられるマシュマロな感触にドキドキしていると、自分の体に異変が起きていることに気がついた。
(ま、マズい)
「ん?」
巡は太腿になにやら熱いものがあたり、気になって身体を起こした。
「これって」
(見つかった!!)
「巡のせい、なんだよね?」
「そんなカッコで抱き付くからだろ…」
永澄は気まずくなり、語尾は段々小さくなっていく。
「嬉しい…巡が女の子だってこと、もっと教えてあげるね」
ぎこちない手つきでペニスを取り出すと、恐る恐る舌を伸ばし、ぺろりと先端を舐める。
「ん…しょっぱい…」
「まわり…やめ…」
思い切ってぱくりと頬張ると、唇をすぼめ、舌を這わせ、丹念に舐めあげる。
髪を耳に掛ける仕草がとても色っぽい。
「ひもひいい?」
気持ちいい?と聞いたのであろう。咥えたまま喋られ、永澄も我慢の限界がきた。
「巡しゃべるな、出る!!」
「ふぇ?」
一瞬で巡の顔は白く染まった。
「すごい、こんな風に出るんだ…」
巡は初めてみる射精に怒るどころか感心しているようだ。
口の回りに付いた永澄の白濁をぺろりと舐める。
「へぇ…こんな味なんだ…」
眉間に皺を寄せて、永澄の精液を舐める。
「もうやめよう巡、終わりにしてくれ」
「駄目だよ、見て…」
永澄の顔の上で足を開いて、ヴァキナを見せるように膝立ちになる。
初めて見る女の子の部分に目が釘付けになり、思わずゴクリと生唾を飲む。
「永澄くんの舐めてただけでこここんなになっちゃったの」
手錠をつけた両手を自分の大事なところに導く。
思わず指が動いてしまい、永澄の指が粘ついた液体に触れた。
「あ…もっと触って」
その色っぽい声に誘われるままに永澄は指を動かす。
(女の子のここって、こんな風にできてるんだ。これがもしかして、クリってやつ?)
「ああん!」
永澄がぷくりと勃ったクリトリスを触ると一層悩ましく反応し、永澄の手に押しつける。
「指入れていいんだよ」
永澄は言われるがまま恐る恐る巡の狭いヴァキナに指を入れる。
一本しか入れて無いのにぎゅうぎゅうに締め付け、千切れそうだ。
これが自分のペニスだったら…と思うと興奮してしまう。
永澄の思っていることがバレてしまったのか、巡は立ち上がり、永澄のペニスの上に跨がる。
「そっちは駄目だって!」
「ウソ、永澄君のこんなになってるよ」
「うぐぅ」
永澄の亀頭が柔らかい肉に触れ、気持ち良さから気絶しそうになった。
「巡も初めてなんだから」
そう言いながら巡のヴァキナは永澄のペニスをズブズブと飲み込んでゆく。
「ん、きつい…」
「それは俺のセリフだー」
巡のヴァキナは本当に狭くてきつかった。指なんかとは比べ物にならないくらいの快感が永澄を襲う。
途中で行き止まりにぶつかった。しかし永澄のペニスは半分も入っていない。
(これが処女膜なのかな…)
「もうやめよう、俺なんかじゃ絶対駄目だって」
「永澄君だから、いいんだよ…」
そう言うと、巡は体重をかけて一気に躰を落とした。
「〜っ」
「うあ、巡!」
「ん、だいじょぶ…」
とは言いながらも巡は苦しそうな表情をしている。それを見ると永澄は心が痛くなった。
しかし下半身は正直なもので、巡のキツさで、気を抜けばそれだけでイッてしまいそうだ。
「じっとしてても気持ち良くないよね、動くね」
痛みが少し和らいだ巡は、無理に気丈な顔をして躰を動かし始めた。
「ねぇ気持ち良い?」
永澄の様子が気になって、何度も何度も聞いてくる。
健気な巡が可愛くなり、
「巡、ごめん…!」
そう言うと永澄は夢中で下から突き上げ始めた。
「永澄くぅん嬉しい!」
待ちに待った感覚に巡も躰を震わせる。
巡も永澄を気持ち良くさせるために先程よりも激しく躰を動かす。
「永澄君、巡、初めてなのにイッちゃう!」
「俺も、出る!」
二人はほぼ同時に達し、永澄の熱い白濁で巡の中を満たした。
(燦ちゃん…)
床に寝転がりながら、永澄は後悔の念で一杯だった。
命の危険まで冒して助けてくれた燦のためにも、もっと自分を強く持たなくては、漢にならなくては。
もっとも、違う意味で男になったが。
隣でくたりと躰を横たえている巡の表情を見て、永澄はズキンと胸が痛くなる。
この場は巡に土下座をして、今日あったことは無かったことにしてもらおう。
「巡、あの…」
「永澄君、責任とってくれるよね?」
「へ、責任てまさか」
「そ、責任。まさか逃げるなんて言わないよね?どこに逃げても捕まえちゃうんだからね」
燦ちゃんと巡、極道と警察に狙われている…。
「俺、これからどうなるんだ〜!」
647 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 21:29:04 ID:2fxJLGkf
注意書きわすれてました。
巡×永澄です。
ついでにあげ
GJ(*´Д`)
ありがとうございます!
投下した日にGJがもらえるとは!
雑談もそんなにしてないから人いないのかと思ってましたよ。
瀬戸ではまた書きたいのでまたお願いします!
巡×永澄乙
今月も休載か・・・・
マジで?このまま終わりとか無いよなぁ…
655 :
しろまる:2008/06/27(金) 22:04:25 ID:E5pl7Wwb
書いてる明乃っちものが全然進まんので
気分転換に駄文投下します
後、前回はsage忘れててすいませんでした・・・
これで勘弁してくだせぇ!
つ小指
656 :
しろまる:2008/06/27(金) 22:04:50 ID:E5pl7Wwb
「ライブが終わったその後に」
留奈とのライブでの戦いの後、瀬戸燦は
控え室で一人今回の騒動の事に想いを馳せていた。
巻が怪我をした知った時、勘違いとはいえ
自分は危うくかけがえの無い大切な友達を
傷つけてしまうところだったのだ。
「永澄さん・・・。」
そんな自分を必死になって止めてくれた
夫の姿を思い出す。
あの時の永澄の言葉が無ければ今頃は、
本当に取り返しの付かないことになって
しまっていただろう。
「ありがとうな。」
小さな声で今はこの場に居ない永澄に感謝の
言葉を送る。
その時、燦は自分の頬が朱に染まっている
事に気が付かなかった。
「燦ちゃん、入ってもいいかな?」
燦が物思いに耽っているとコンコン、とドアがノックされ
永澄が燦に入室の許可を求める。
もちろん燦は断る理由も無く、二つ返事で
直ぐにOKした。
「燦ちゃん、今日はお疲れ様。」
永澄がジュースを差し出しながら
労いの言葉をかけると燦は嬉しそうに
微笑みソレを受け取りながらうん、と頷いた。
燦がもらったジュースを飲んでいると、
永澄がチラチラとこちらを見ては視線を
逸らす、といった不自然な動作を
していることに気づく。
「・・・どうしたん、永澄さん?」
「えっ!?」
燦が訝しげに思い問いかけると、永澄はとても
驚いた様子で身体を後ろに傾かせた。
「えと、今日のライブで歌ってた時の燦ちゃん、
すごく綺麗で可愛かったなと思って・・・。」
永澄は顔を赤くし、汗をだらだらと
垂れ流して、なかなか言い出せなかった今日の
ライブの時の感想を燦に告げる。
いや、普段から燦ちゃんは可愛いし、綺麗だし、
等などと付け足しながら、燦の様子をうかがう。
緊張からか永澄は上手く言葉を紡げず、自分でも
半分何を言っているのか解からない状態だった。
657 :
しろまる:2008/06/27(金) 22:05:58 ID:E5pl7Wwb
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「燦ちゃん?」
いつまでも反応のない燦に永澄が顔を上げながら
呼びかけると、そこにはまるでのぼせた様に
真っ赤な顔をした燦がいた。
瞳を潤わせ、ふるふると身体を震わせている燦を
見て永澄は何かまずいことを言ってしまった
のだろうかと焦る。
不安になる永澄を余所に燦は顔を俯かせ、先程の
彼の言葉を頭の中で繰り返していた。
(永澄さんが・・・、私の事綺麗って・・・
可愛いって・・・。)
永澄に褒められて燦の心は嬉しさと、
恥ずかしさで占められていく。
やがて燦は未だに赤い顔を上げ、永澄を見つめる。
うっすらと頬を上気させ、瞳を潤わせている燦の
纏う年不相応な色気に、永澄は思わず胸をドキリと
高鳴らせた。
「永澄さん・・・。」
すっと燦が永澄の懐に身を寄せ、ふわりと
した彼女の匂いが永澄の鼻に広がる。
が、ソレを実感する前に永澄は突然の燦の
行動に驚き、目を白黒とさせていた。
「照れるけど・・・、嬉しいきん。」
燦は片手に持っていた飲みかけのジュースを
永澄の口元へ差し出す。
燦の言わんとする事を察し、永澄は
彼女に視線を向け本当にいいのかと
目で尋ねる。
燦ははにかみながらも、優しく笑って
こくりと頷き、永澄の口へジュースの
飲み口をそっと押し当てた。
658 :
しろまる:2008/06/27(金) 22:06:29 ID:E5pl7Wwb
ごくりと一口、永澄がジュースを飲む音が
静かな部屋の中に響く。
照れ笑いを浮かべた燦は、今度は自分の口元に缶を
持っていき、んっと色っぽい声を出しながら
こくりと可愛らしげにジュースを飲む。
二人の間に何とも言えない、それでいて
何処かあたたかく居心地の良い不思議な空気が
漂う。
「・・・永澄さん、このジュース・・・
おいしい・・・きん。」
最後の方は若干、すぼみ気味になりながらも
この空気を打ち消そうと燦が声をあげた。
「う、うん。本当おいしいね・・・。」
永澄もまた燦に同調するように言葉を発する。
決して互いにとってこの雰囲気は不快なものでは無い、
むしろもう少し味わっていたいと思う位の物だ。
だが、まだ心が成長を続けている途中の二人には
それよりも恥ずかしさの方が上回っていた。
永澄と燦は名残惜しく思いながらも、
どちらからとも無く身を離し、笑い合うのだった。
ーその後、燦がライブの衣装から制服へと着替える
ため永澄は部屋の外で待機していた。
しばらくして、扉が開き中から燦が出てくる。
お待たせ、と言った燦の顔はいつもの天真爛漫な
彼女に戻っていた。
その名が示すとおり太陽の様な笑顔をする燦に
永澄は心の中で、やっぱり綺麗だなぁ、と呟き
見惚れてしまう。
「じゃあ、行こうか。燦ちゃん。」
頭を振り気を取り直しながら永澄は燦へと声をかけた。
「うん、永澄さん。」
燦は返事をすると同時に、自身の腕を
永澄の腕へと絡ませる。
さっきのジュースと言い自分としては少し大胆な
行動かな、等と思いながら燦は組んだ腕にきゅっと
力を込める。
再び驚く永澄を見て燦はいたずら好きな笑みを
浮かべると、頬を染めながらこう言ったのだった。
「大丈夫、みんながいるとこまでじゃきん。」
たまにはこんなのもええよね?
だって今日はまた一歩、
永澄さんを好きになれた日なのだから。
〜おわり〜
659 :
しろまる:2008/06/27(金) 22:08:24 ID:E5pl7Wwb
以上です、
エロなしですみません。
どっかで少し沈んで精進してきます
ではお目汚し失礼しました。
GJ!!キュンキュンした
GJ!!あと小指はいりませんw
燦ちゃんかわいい
原作はいつ復活すんだ
新キャラは名前通り百合なんだろうか
正直もう百合キャラはいらねえ
百合キャラなんていないよ
ユピ?誰それ?
薔薇キャラならいるな
瀬戸のキャラはみんなかわいいなぁ
うん、政子も豪三子もルナパパ子も可愛いね!!
萌えやすぜ!!
ど畜生ー!!!
アマゾネスの矢の被害にあったサル子は普通にかわいかった
猿子×三河
なんだかBL臭がするなぁ…
>>672 初めてか?力抜けよ
本スレでネタバレがあったし、OVAが待ちきれないなぁ
674 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 23:55:52 ID:Uj93+x8Y
燦ちゃんに会いたい
ぼちぼち夏だな海水浴の準備はおkか?
アイドルルルルルナの下僕になるにはどこで泳いだらいいんでしょうか?
アイドルルルルルナの下僕になるにはどこで溺れたらいいんでしょうか?
「海に溺れるより、私様に溺れなさいよ」
とカッコ良く口説き文句を言った後に電気アンマするルナ様萌え。
るううぅぅぬあぁぁさぁぁあまぁぁ!!!11
今年のアニサマでモモーイにロマサマ歌って欲しい
あっにっさっまっロマンティック〜♪
あ・・・兄様・・・だと?
政さん…?
瀬戸の政嫁
誰が上手い事言えと(ry
初夢が政夢で正夢になってしまった永澄さん……ごめんなすってぇぇ!!
このスレはよく政な流れになるな
政さんがヒロインだから仕方無い
エロなし話投下します。
タイトルは「世界で一番パパが好き」
小ネタにしようとしてたら詰め込みすぎて長くなってしまいました
瀬戸内での義魚が引き起こした騒動から幾日かが経っていた。
燦や永澄、瀬戸内組の面子や磯中の生徒に日常が戻る。
…最も、普通の人間の日常からは想像もつかないほどかけ離れた"日常"ではあるが。
「れ〜ん〜」
磯中の保健室の前で、教師・瀬戸豪三郎が、気持ち悪いとしか言い様のないブリブリの猫撫で声で叫んでいる。
「昨日の事、許してくれんかの〜」
猫撫で声の理由は、昨夜、いつも以上に遊びが過ぎてしまい、蓮にお仕置で財布を取り上げられてしまったのだ。
「ワシは行きたくないんじゃがなぁ、政くんや藤代くんがど〜してもワシと飲みに行きたい言うけんのう、財布を返して…」
ミエミエの嘘をつきながら保健室に入るが、いつもの呆れたため息が返ってこない。
「…なんじゃ、おらんのかい」
部屋の奥まで覗いたが、どこかへ行っているのか、蓮の姿は無かった。
いないのをいいことに、豪三郎は財布を求めて保健室内を引っ掻き回す。
その姿ははっきり言って漢ではなく外道である。
「ここにも無いのぉ…ん?」
蓮の私物が入った引き出しの奥に、以前取り上げられたマジックポーションこと惚れ薬を見付けた。
「今、これがあってものぉ。お小遣い取り上げられて、おねーちゃん達のおる店に行けんし…」
誰かに飲ませて楽しもうと思ったその時、電に打たれたかのような衝撃が走った。
「そ・そ・そうじゃあ!!」
〜豪三郎の脳内〜
1、ワシが薬を飲む
カッコいい豪三郎『ハッハッハーお父ちゃんだぞー』
可愛い燦『お父ちゃんカッコいい〜』
ダメなボーフラ『燦ちゃん〜』
2、燦がワシと鼻たれボーフラを見比べる
可愛い可愛い燦『永澄さんなんかよりも、やっぱりお父ちゃんが一番じゃ〜』
超カッコいい豪三郎『ハッハッハー、諦めたまえ永澄くん』
ダメダメなボーフラ『ざんぢゃんぼぐをすてないで〜(浅ましく泣きながら)』
3、瀬戸内へ帰り父娘幸せに暮らす
「こ・こ・これじゃあ!豪ちゃんナイスアイディーア!」
豪三郎はごくっと一瓶飲み干し、一目散に愛する燦がいる教室に向かった。
「殿、ヘルメッツにございます」
「大義だぎゃ。褒美は何がよい?」
「勿体ないお言葉…つきましては猿めはうまい棒を食したいにございます」
「うむ、では駄菓子屋に寄って帰るぞ!」
「あ・あの、三河くん、猿くん、買い食いは怒られるよ…」
ホームルームはとうに終わっていたので、教室に残っている生徒は少なく、皆、帰り仕度をしている。
「燦〜おるか〜?」
豪三郎が顔を覗かせると、それに気が付いた女子生徒は黄色い声をあげた。
それは豪三郎の姿が、ある生徒は長身の色男に、ある生徒は金髪の美少年に、ある生徒は眼鏡美男子に見えたからだ。
普段の豪三郎からは似ても似つかない姿である。
「な、なんじゃあ!?」
燦の事しか考えていなかった豪三郎は余りのことに驚いた。
惚れ薬の効果であるのはすぐに理解したが、こんな風に教え子にちやほやされるのも悪くない。
そんなことをにやにやと考えていると、女子生徒達は段々エスカレートし、豪三郎の腕を掴み引っ張り合いを始めてしまった。
嬉しいのは嬉しいが、今は燦を探すのが先である。
「あ〜君達、ワシがそんなに魅力的なのは分からなくもないが、落ち着きたまえ〜」
「ほら!先生もこう言ってるし、みんな落ち着こう、ね?」
委員長が間に入ったおかげでどうにか女子生徒達は大人しくなってくれた。
自分を慕う生徒に乱暴なことをする訳にもいかなかった豪三郎は少しほっとする。
「おう悪いのぉ、委員長」
――委員長の目から見た豪三郎
『ありがとう、ジュリ〇ット』
「い、いえ!」
豪三郎がキラキラの王子様に見えてしまっている委員長は、顔を真っ赤にさせてどこかへ行ってしまった。
「ウッキ〜ッ!」
突然、野生の猿が襲いかかってきた!
だが、豪三郎にはきかなかった!
豪三郎の攻撃!
いちげき ひっさつ!
「…おんどれ猿の分際で何さらしとんねん」
一瞬のうちに猿は教室の隅まで吹っ飛ぶ。生徒に乱暴なことをする訳にも…と、考えていた豪三郎はどこへ行ったのか。
「さ・猿〜、大丈夫だぎゃか!?」
着替えている間に親友が無惨な姿にされ、三河は何があったのかと飛んで来た方向を見ると、いつもと違う豪三郎が目に入った。
――三河の目から見た豪三郎
『お前、ライバルキャラのくせに当て馬にもならんかったのぉ』
「き、気にしていることを…そこに直れ、猿の仇、成敗してくれる!」
いつもは、何をしてもどこか憎めない豪三郎なのだが、今日に限って憎さしかない。
親友の猿のこともあり、三河は勇敢にも豪三郎に挑む。
「あ゛ぁ?…ワシに何ぞ文句でもあるんか?」
「ななな何でもないだなも…」
出だしはカッコ良かったが、メンチを切った豪三郎の前に三河は何も出来なくなってしまった。
他の男子生徒も憎くて憎くて仕方ないが、豪三郎が一睨みすると縮み上がって迂闊に近寄れないようである。
これは、永澄の時よりタチが悪い。
燦が教室にいなかったので、豪三郎は玄関へと向かった。
「先生!!わわ私…あれ?」
全く関係ないが、豪三郎がいなくなってからクラスにアマゾネスが降臨したらしい。
豪三郎が廊下を走っていると、今から部活に行くのか、藤代と巡が話をしながら並んで歩いていた。
「藤代先生の好きな食べ物って何ですか?」
「うーん?永澄くん?」
「ぷぴっ、ぶぴぴっ!永澄くんは食べ物じゃないですよ!」
「じゃあ巡くん?」
「じゃあって何ですかー、それに今のセクハラですよ!」
「お〜い、お前ら、燦知らんか?」
豪三郎は和やかに談笑する二人の後ろから駆け寄った。
「瀬戸先生!廊下は走らない…っ!!」
「おやっさん?お嬢ならもう…っ!?」
振り返り豪三郎を見た途端、二人の表情が一変する。
「どうしちまちた〜ボク?まわりお姉ちゃんに、何かご用でちゅか?」
頬を赤く染めた巡はいきなり赤ちゃん言葉になり、手を精一杯伸ばして豪三郎の頭をナデナデし始めた。
「…おい藤代、銭形どないしたんじゃ?」
明らかに様子のおかしい巡を見て、隣で青い顔をしている藤代に問い掛ける。
「…誰がちんちくりんの警官崩れを狙ってるロリコンザメだってぇ?」
「誰もそんなこと言っておらんじゃろ…」
薬の効果で幻覚の豪三郎にイタイ所を突かれた藤代は、今にもキレそうだ。
「確かにぃ?食べ頃の時期に美味しくいただくつもりだけどぉ?おやっさんでも横取りは許さないぃっ!?」
…藤代の言う"いただく"とは、鮫としてなのか雄としてなのか。
どちらにしろ教師として問題発言をした藤代は、牙を剥き豪三郎に飛び掛かる。
しかし、我を失った藤代が豪三郎に敵う訳も無く、カウンターで鉄拳をくらい、その場に伸びてしまう。
「藤代先生、大丈夫ですか!?…もうっ、ごうじゃぶろーきゅんはやんちゃなんだからー。めっ、だゾ!!」
ちょっと気持ち悪い巡に藤代を預け、また燦を探して歩き出した。
靴箱を確認すると燦はもう帰ってしまったようなので、豪三郎も後を追う。
校庭へ出ると、明乃が政を引き連れて校舎裏へ歩いて行くのが見えた。
(まさか、政の正体がバレたんか?)
一刻も早く燦に逢いたいが、政と明乃も気になる。
豪三郎は、影に隠れて二人の様子を盗み見ることにした。
「―その後、記憶は戻ったか?」
「あ…いや、すいやせん、全く…」
「そうか、貴様が兄に繋がる唯一の手掛かりなのだがな…悩ましい…」
「……」
「どんな些細なことでもいい、何か思い出したら、教えて欲しい」
「明乃…さん…」
携えている音叉剣の鞘を握り締め、寂しい表情をする明乃。
そんな明乃から目を逸らし、政はサングラスを押さえ俯いた。
自分の勘ぐりが取越し苦労だったと知った豪三郎は、その場を後にする。
しかし、今の豪三郎の独特の雰囲気からか、明乃に見つかってしまった。
「何だこの気配は…?瀬戸豪三郎か?そんな所で何を…っ!!」
豪三郎の姿を見た途端、いつも冷静な明乃が取り乱す。
明乃の目には一分の隙もない瀬戸豪三郎が映っていたのだ。
かかってきなさい。と言わんばかりに構えているが、どこにどう打ち込んでも自分が負ける姿しか想像出来ない。
「わ、私の負けだ…好きにしろ…」
「何をいきなり言うとんじゃ…おい、政、お前もどうした?」
政には今、目の前の光景が信じられなかった。
政の目には、明乃に、自分の唯一の妹に、汚らしい言葉といやらしい視線を浴びせる豪三郎の姿が映っている。
しかし、普段の豪三郎とは何か違和感のようなものを感じた政は、腹が立つ気持ちを抑え、豪三郎を明乃から引き離す。
「おやっさん、落ち着いて下せぇ!!」
「いや、ワシは落ち着いとるが…」
「あ、明乃をそんな目で…! おやっさん、ここは兄のあっしに免じて、許して下せぇ!!」
「お、おい、政っ!!(コイツ、どさくさに紛れて何を言うとるんじゃー!)」
「…貴様が兄だと?何を言っているのだ…」
豪三郎に心を奪われていても政の言葉を聞き逃さなかったようで、明乃はとても不信な顔をしている。
「い、いやその…、あ・兄"代わり"としてでさぁ…」
無理矢理取り繕うが、もう遅かった。
「…確かに兄を探しているが、欲しいという意味の探すでは無い!特にそんなもじゃもじゃした兄などいるか!!」
今の言葉で、明乃は政が実の兄など露ほども思っていないと確信した豪三郎は、潤んだ瞳で見つめる明乃と、腰から砕け白くなった政を置いて逃げた。
「くっ、隙が無くて追いつけない…」
「また、もじゃもじゃって…」
無駄な時間をくったせいで学校にいるうちに燦に追いつけず、満潮家まで出向くハメになってしまった。
満潮家に着くと、玄関の前で偶然、帰ってきた永澄の父と鉢合う。
「あ、どうも豪三郎さん、燦ちゃんに会いにいらしたんですか…っ!!」
永澄の父は、豪三郎を見るなり絶句する。
そこには、いつもの漢らしい表情はカケラも無い、デッサンの狂った、まるで子供の落書きのような豪三郎がいたのだ。
その上、『燦、燦』としきりに繰り返し、まるで特定の数字に反応するそろそろ消えそうな芸人のようである。
永澄の父はそんな豪三郎が同じ父親として、憎しみを通り越して哀れになってしまった。
「豪三郎さん…、娘をもつ苦しみは分りませんが、こんな私でも話を聞くくらいならできますよ!」
涙を流しながら親指を立て、無理に爽やかな笑顔を向けてくる。
「な、なんじゃあ…気持ち悪いのう…」
そのころ家の中では巻を肩に乗せた燦と永澄の母がキッチンで夕飯の仕度をしており、永澄と留菜がリビングでテレビを見ていた。
「外から話声が聞こえるきん、玄関に誰かおるんじゃろか?」
「今日は早く帰れるって言ってたから、きっとお父さんよ。私が行くからお料理見ててね」
話し声を聞きつけた永澄の母がドアを開けて顔を覗かせた。
「お帰りなさい。あなた、玄関先で何やってるのー…っ!!」
例によって永澄の母の目には、豪三郎がどこか影のあるダンディに見えている。
「いけないわ、私には夫が、豪三郎さんにも蓮さんが…」
独り身の政とは違い、豪三郎は妻子ある身。このままではダブル不倫になってしまう。
その背徳感が永澄の母を燃え上がらせる。
「あー奥さん、何を勘違いしとんのか知らんが、邪魔するでぇ」
「あぁっ…いけないと分かっていても…」
「母さん、後で、いや、今すぐ話し合おう…」
家庭崩壊の引き金を引いてしまった事に気が付いていない豪三郎は、勝手知ったる他人の家、愛する燦がいるであろうキッチンに向かった。
「さ〜ん〜」
「お父ちゃん?どうしたん?…っ!!」
そこには、いつもより逞しく、いつもより漢らしい、自らの傷など気にしない豪快そのものの豪三郎がいた。
燦はその傷の手当てがしたくてしたくて堪らない様子である。
「おおお父ちゃんが、いつも以上に漢らしいぃ!」
「おおおやっさんが男前な貝人間にぃ!」
燦の肩に乗っていた巻も、豪三郎が理想の男性に見えていた。
※おことわり※
巻の理想の男性像については、巻のイメージに関わる為、詳細は明記しません。
「さ〜ん〜、お父ちゃんカッコいいか〜?」
「うん、お父ちゃんカッコいい〜」
豪三郎は感動していた。
燦が、愛しの燦が、また昔のようにお父ちゃん、お父ちゃんと自分を憧れの目差しで見上げてくる。
「おやっさん…良かったですねぇ…燦様と昔のように…涙がちょちょぎれますぅ〜」
豪三郎の想いを汲んだ巻はおいおいと泣き出してしまった。
「ちょっとぉーうるさいわよ。テレビの音聞こえないじゃ…っ!!」
留菜の瞳に映る豪三郎は、超イケメンであった。
そのイケメン具合は、そこらの男性アイドルや俳優、モデルなど比では無い。
「燦の父親!今すぐ私様と結婚しなさい!」
気が付くと留菜は結婚を申し込んでいた。
「えぇっ!留菜ちゃんが私のお母さんになるん!?」
「えぇっ!留菜ちゃん燦ちゃんのお父さん好きだったの?」
触らぬナントカに祟り無し。
また来たのか…と、豪三郎に関わらないでいた永澄も声をあげて驚いた。
「じゃかあしい!誰が江戸前の娘と結婚なんぞするかい!!」
「燦ちゃんに留菜ちゃん、巻まで…一体何があったんだ?」
永澄にはこの燦や留菜の反応に覚えがある。
そしてこのいつもにも増して腹の立つ豪三郎の姿…。
「アンタあの惚れ薬飲んだだろ!」
「なんぞ文句でもあるんかい…永澄くん…」
「いえ別に…」
薬の効果と分かっていても、いつもの百倍憎々しい。
しかし、いつも不条理な暴力を受けている永澄は、泣くしか無かった。
「さ〜ん〜、カッコいいお父ちゃんのお願い、聞いてくれるかぁ?」
「うん!でもお願いってどんなことなん?」
「簡単じゃ〜、カッコいいお父ちゃんと瀬戸内に帰ろなぁ」
「それは無理じゃきん」
即答だった。しかも笑顔だ。
「カッコいいお父ちゃんには悪いけど、私は永澄さんのお嫁さんじゃき…」
燦は照れながら永澄を見つめる。当たり前だ、父親がカッコよく見えたところで旦那を置いて実家に帰るほど敬白な燦では無い。
「燦ちゃん…良かった…」
「ぞんな〜ざ〜ん〜!!」
瀬戸内に帰れると思っていた豪三郎は泣き出してしまった。
その泣いている姿でさえ、周りの女の子達からみれば、漢らしかったり、カッコ良かったり、貝人間だったり。
豪三郎が浅ましく泣きながら燦にすがりついていると、外からバタバタとヘリコプターの音がする。
「まさかっ!」
永澄が外を見ると、そのまさか。留菜の似顔絵が描かれたヘリが、家の真上を飛んでいた。
「瀬戸豪三郎。留菜の求婚を断るとは良い度胸だ。ターミネートする!」
「ちょっと、何しに来たのよパパ!あとそのカッコ!」
どうやってこの話を聞き付けたのかは置いといて、ルナパパは戦闘服まで持ち出して臨戦態勢だ。
薬の効果でいつもより憎く見えているルナパパは、地面に降り立つなり豪三郎を攻撃し始めた。
(このままじゃルナパパさんに燦ちゃんのお父さんがやられちゃう!
…あ〜でも、やられちゃって欲しいような…ダメだダメだ!俺も薬にやられてる!)
永澄は、自分のちょっと邪な感情を薬のせいにしつつも、なんとか止める方法はないか頭をめぐらす。
「はい、やめー――っ!!」
その場に麗しい人魚の声が響き渡る。
全員が声の方を向くと、豪三郎の妻、蓮がそこにいた。
「れ、蓮!!」
「一体何があったん?」
「瀬戸豪三郎が留菜の求婚を断った…瀬戸・蓮、邪魔をするなら貴様もターミネートだ!」
「はぁ、全く…」
蓮は、頭を抱えため息をつくと、二人の様子はお構いなしにすたすたと豪三郎の元に近付き、腕をぐいと掴む。
そして、顔を近付けると、豪三郎の唇に自らの唇を押しつけた。
「!!!!!」
その場にいた豪三郎も含め全員が固まってしまう。
無理も無い、女の子達には理想の男性と美女が、男どもにはこの世で一番憎々しい男と絶世の美女が唇を合わせているのだから。
「お母ちゃん…大胆…」
燦は自分の両親の行動に顔を真っ赤にさせている。
(…私も、永澄さんとあんなキスをする日が来るんじゃろか?)
そんなことを考えてしまうと、恥ずかしくて隣にいる永澄の顔が見られなくなっていた。
蓮は豪三郎から唇を離すと、瞳を留菜に向けて微笑む。
「留菜ちゃん、こういうことじゃき…、この人のこと諦めてくれんじゃろか?」
呆気に取られていた留菜だが、蓮のその言葉を聞いて我に返った。
「じょ・冗談よ冗談。私様が燦の父親になんか本気になる訳無いじゃない。パパまで出て来て、バッカじゃないの?」
「…留菜、いいのか?」
「燦の母親になるなんてまっぴらゴメンよ。…それに、そのうち下僕をいただくんだから、燦からパパまで取っちゃったら…可哀相じゃない…」
「留菜…」
強がりを言う留菜の肩にそっと手を乗せ、抱き寄せた。
「パパ…、う゛っ!!」
親友のカッコいい父親を見た後で、セーラー服を着た自分の父親を見るとやり切れない気分になる。
「…だからそのカッコで私様に近付くなー!」
ルナパパは右ストレートで空の彼方へ消えて行った。
「やっぱり薬を引っ張り出したのあんただったんね。猿くんや藤代が保健室に運ばれて来るし、よう分らんけど、政もあんたの仕業じゃろ?」
「政は知らんが…」
「お仕置が必要じゃねぇ」
豪三郎は不思議に感じていた。
先程の大胆な行動には驚いたが、蓮は他の女の子ほど取り乱していない。
蓮は"いつもの"蓮なのだ。
「れ・蓮、お前はその…、なんで普通なんじゃ?」
「ん、どしたん?」
(薬の効果が切れたんかのぉ…)
メロメロになった蓮を見てみたかったが、こればっかりは仕方が無い。
「さ、帰ろか。…豪さん」
「お・おう…なんじゃあ、その呼び方、久しぶりじゃのぉ」
蓮は組んだ腕を引き寄せ、頭をコツンと豪三郎の肩に乗せる。
「ふふっ、なんだか今日はこう呼びたい気分なんよ」
「そんな引っ付くなや…」
「あンっ…」
豪三郎は頭をぼりぼりと掻くと、蓮を引っ張りながら帰っていった。
玄関先でそんな二人を見送る燦と永澄。
永澄の目から見た豪三郎は先程と変わらない。
しかし、その隣にいる普段と変わらない蓮の様子を見てはっとする。
「…燦ちゃん」
「何?永澄さん」
「燦ちゃんのお父さんとお母さんって、その…何て言うか…素敵だね」
「うんっ、自慢のお父ちゃんとお母ちゃんじゃきん」
「…でさ、俺たちもあんな風になれる…ううん、なろうね」
「!…はい、永澄さん」
そう言い微笑みあうと、庭からリビングまでの短い間だけだったが、二人は手を繋いで家に入って行った。
――その日、豪三郎達と一緒に住んでいるエラ呼吸三兄弟は、何故か家に入れてもらえなかったという。
おしまいです。全キャラ目指しましたが中島と剣士長はムリでした
あと
>>690 電に打たれた→雷に撃たれた
漢字間違い…orz
>>699 上江洲さん、こんな所で何してるんですかw
そろそろ圧縮らしいので浮上
先日永澄×巡を投下した者です
また書いているので落ちられると困るので保守します
OVAは悟らしいな
保守
>>707 もう情報解禁になったのか?
俺は中の人のブログでバレ見たがw
ちがうよ、○王山さんだよ
両方だよ
ふたなりいいんちょが燦ちゃんおそうSSきぼん
アマゾネスの矢で男になった巡が明乃を性的指導…ってのきぼん
うわwIDがSMwww
SM前提の性的指導ですね。わかります。
調教ですね。わか(ry
FDの「教えてお巡さん」に明乃編があるそうな。
まさかな…
>>717 同じ巻収録の今日の政さん〜中嶋編〜も気になるw
ついに中島の性別が明かされてしまうのか!?
720 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 01:23:00 ID:JXSnm8n9
保守
せっかくの人魚設定なんだから、人魚ならではのエロってないかな
燦「尾ひれらめぇぇっ!!」
みたいな
マグ朗「ぶ…ブリ男、エラはそんなものを突っ込むところじゃ…ぁぁあああっ!!」
こんな感じの?
>>722 魚で801なんて高度すぎるw
絶対に読みたくないです><
包丁ですね、わかります
調理して美味しくいただきます
いろんな意味で食べちゃう?
このスレ終わったな
祭はまだまだ終わらんよ!
まな板=ベッド
調理=調教
「三枚におろす」とかもエロい言葉なのだろうか
エロいよ
736 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 01:29:10 ID:M37SKp2c
保守
ルナパパで書いてみようと思ったが、名前が分からないから文章がおかしくなる
ハハ……永澄母の続きやサーたん×永澄父で書いてるが進まない、永澄父母も名がないんだよな、
741 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 00:08:49 ID:Q9Logi9d
あげ
742 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 01:14:07 ID:6Q99/Qv1
>>740 永澄ママ→童顔の女
永澄パパ→さえない男 ・・・うんOK
745 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 01:57:30 ID:rWJ6UG54
保守
剣士長やきれいな政さんも名前無いな
政さんの名前は明星じゃないの?
名前が無いでネタになってる委員長の話題が出ないなんて…
>747
不知火じゃないか?
不知火 明乃 明星だっけ?
藤代×巻マダー?
永澄を色仕掛けで落とすために藤代に色々教えてもらう巻
しかし藤代が仕込んだのは超アブノーマルなプレイだった…
ってのが浮かんだ
普通にラブラブな内容にすればええやん
巻と藤代は間違いなく夫婦…
…へ?巡?
3Pでもいけそうな気がする
↓以下藤代のティムポは二本の話禁止
じゃあ3本だ
なんと奇遇な!
櫻井しゅしゅしゅじゃあるまいしそんなのは御免だ
貝人間と鮫の魚人の間にできた子はどんな子供になるんだろう
特に大きさ
巻サイズの鮫が産まれるのかな
そうなると小っちゃくもなれて鮫にも変身できる万能な魚人ができるなw
なぜか絶世の美人が生まれます
761 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 19:22:12 ID:iupDlWuo
保守
魚人や人魚的には三河や藤代よりも魚顔のエラ呼吸のがイケメンなのだろうか
魚人的にはエラ呼吸で人魚的には人面じゃね?
藤代の鮫の時の顔や、三河の鯱の時の顔もイケメンに違いない
人間の俺には分からんが。
魚河岸三代目なら判る!…かも。
わかりたくありませんw
ラストアマゾネスのエロスはいつになったら投下されるのかね?
藤代×アマゾネスですね、わかります
接点無いだろ
豪三郎×委員長
豪三郎×ルナパパ
永澄父×ルナママ
ルナママ×サンママ
いっそトリプルママンズ
瀬戸内組全員×永澄
江戸前組全員vs永澄
FDで巡×藤代のフラグが
原作では全く絡み無いのに、この組み合わせ見つけた人は凄いなと思う
で、新作はまだかね?
>>777 全く絡みないの?
じゃあ藤代が陸上部の顧問って設定もアニメオリジナルなの??
巡には藤代の股間のバトンを握っていてほしい
>>778 うん。多分。
それに、原作じゃ巡が陸上部にいる描写はエロ澄さんがおっきくなっちゃった一回しか無かったかなぁ
>>779 ・・・握るだけでいいんですかい?
更に激しく振って下さい
先生と生徒
暴力団の幹部と警視庁の娘
決して結ばれぬ男と女・・・
これは連ドラ確定ですね。
>>782 魚人と人間という一番のポイントを忘れるな
昼ドラなら政さん×スナック明乃のママで
燦ちゃんの新婚初夜話マダー?
燦ちゃんは結婚するまでHしないイメージがある
結婚後は毎晩やりまくりですね、わかります。
あの父親があと何年後に結婚を許してくれるのか…
藤代はちゃんと警視総監殿に娘さんをくださいと言えるのか
三河はちゃんと猿の両親に説明できるのだろうか
一体ナニを説明するというんだww
三河「正体が猿にバレたので、代わりに妹を貰いますだなも」
悟とばっちりw
むしろ猿でいいんじゃね?
もう永澄が政さんの花嫁でよくね?
違う、政さんが花嫁だ!
じゃあ俺が花嫁でいいよ
いや花嫁は俺だ
昔ここに投下したSSを同人誌に載っけるってありですかね?
もちろん自分で書いたやつですが、でもまあ自分が書いたっても証拠があるわけではないしなぁ・・・
SSまとめwikiの著作権ってことになるんでしょうか・・・うーん
>>802 「パクリじゃね?」って思われるだろうけど、別に本人ならいいんじゃないの
>>802 自分が書いたSSなら問題ないと思うよ。
パクリ疑惑が発生するかもしれない件については、
大幅に加筆修正しつつ、加筆前後の状態の(文体やテーマなどの)違和感を出さないことで、
自分の作品であるということを密かに主張してみるのもいいんじゃない?
その同人誌欲しいです
僕も欲しいだぎゃ
807 :
802:2008/09/17(水) 03:33:25 ID:+OD+md/x
誰か政×永澄を描くというつわものはおらんか
瀬戸の花嫁って完結したの?
休載中?
もう4ヶ月くらい休載してる
アニメ終了してからかな
このまま打ち切りとかないだろうな
OVA化されるからしばらくは持ちそう
アニメと漫画は違うものと考えよう
マンガの方はもう力尽きてるんじゃないのか?
>>816 そんなに差は無いと思うぞ
原作があってのアニメだからな
なんか最近投下ないって思ったら450KB超えてんのか
容量の関係で次スレ待ちしてる職人さんとかいるのか?
投下ない理由はただの過疎じゃないか?
アニメ終わって丁度一年で原作もあんなだし・・・
そうかアニメが終わって丁度一年なのか
去年の今日はあの最終回を見たあとだったから一日中虚無感に襲われてたなぁ
はー、燦ちゃんとエロいことしたい
はー、政さんとエロいことしたい
824 :
しろまる:2008/10/05(日) 18:42:58 ID:dS+4CZFE
久々に駄文を投下いたします。
内容は燦×永澄です、エロくないです
その上短いです、すいません。
では、行きます。
825 :
しろまる:2008/10/05(日) 18:44:02 ID:dS+4CZFE
「夫婦の昼食準備。」
平穏な休日の午後、満潮家のキッチンでは
満潮永澄と、その妻である瀬戸燦が二人で
昼食の用意に勤しんでいた。
とは言っても、永澄はロクに料理など出来ないため
調理は実質、ほぼ燦がしている事になる。
その代わりに永澄は皿を運んだり、洗い物をしたり等の
補助的な役割を担っていた。
「ごめんね、燦ちゃん。手伝うとか言っといて
あんまり役に立てなくて…。」
使い終わった調理器具を濯ぎながら永澄は
申し訳なさそうに言った。
「ううん、すごい助かっとるんよ。
ありがとうな、永澄さん。」
燦は味噌汁に入れるためのネギを刻む手を止め、
永澄に方に笑顔を向けた。
まるで太陽の様な眩しい笑顔をする少女に永澄は
思わず胸をドキリと高鳴らせる。
「それじゃ残りの葱もきってしまうきん。
永澄さん、お鍋に入れてくれる?」
そう言うと燦は、止めていた手を再び動かし始める。
トントンとリズミカルな音が響き、葱が綺麗に
切り揃えられていく。
(やっぱり燦ちゃんは、料理上手だな〜。)
心の中で呟き、いいお嫁さんになるんだろうなと
続ける。そして永澄もまた洗い物を再開しよう
としたその時、
「っいた!…。」
「燦ちゃん、どうしたの!?」
燦の上げた小さな声にほぼ反射的に反応し、彼女の
元へと急ぐ。
「燦ちゃん、指から血が…。」
「えへへ、少しだけ切ってしもたきん…。」
じわりと血が垂れる自分の中指を見ながら燦は苦笑いを
浮かべた、決して深い傷では無いが指をつたい
流れる血は痛々しさを感じさせる。
ソレを見た永澄は燦の人差し指を咄嗟に自分の口に含んだ。
826 :
しろまる:2008/10/05(日) 18:45:27 ID:dS+4CZFE
「!?、な、な、ななななな、永澄さん??」
ある種彼は混乱していたのかも知れない、
怪我をした燦をみてとにかくどうにかしなければという
考えが永澄の頭の中を埋め尽くしていったのだろう、
その結果、永澄がとった行動がコレである。
「あぁ、永澄さん…。」
最初は驚きこそしたものの、永澄が必死に
自分の指を消毒してくれてると思うと、
なにか暖かいものがこみ上げて来るのがわかる。
それだけではなく身体は熱をおび、ゾクゾクとした
快感が全身に走った。
(永澄さん、私の事想ってくれてるんは嬉しいんじゃけど、
これ以上は気持ちよすぎて…だめぇ。)
燦が自分の理性に限界を感じはじめたその時、ゆっくりと
永澄が彼女の指から口を離す。
今まで感じていた熱が急になくなった気がして燦は少し
寂しそうな表情を見せた。
「これで、少しはマシなったかな?」
「…うん、ありがとうな。」
心配そうに尋ねてくる彼に燦ははにかみながら答える。
「じゃあ、絆創膏もって来るね。」
「あ、待って永澄さん…。」
くるりと回れ右をし、救急道具を取りに向かおうと
した永澄を燦が引き止める。
振り向いた永澄の目に飛び込んできたのは、目をうっすらと
閉じ可愛らしく唇をそっと前に出す燦、まるでキスを
待ってるかのような姿勢をした彼女の姿だった。
827 :
しろまる:2008/10/05(日) 18:46:31 ID:dS+4CZFE
「永澄さん、こっちにも…して…。」
僅かに震えた声で、おねだりをする燦に永澄は思わず
彼女を抱きしめる。あんっと嬉しそうな声を上げる燦、
そんな彼女に永澄はますます愛おしさを感じた。
そしてゆっくりと燦の唇に自身の唇を重ねる。
「ん…ちゅう…燦ちゃん…。」
「ちゅ…んあぁ…永澄さぁん。」
さらにヒートアップし二人がそのまま舌を絡めよう
としたその時、ごぼごぼっと何かが沸騰したような
音がした。
「「!?」」
二人が慌てて音がした方向を向くと、そこには煮え詰まって
鍋から溢れる味噌汁の無残な姿があった。
「「…ああああああああああああっ!!」」
その後、色々あって何とか昼食の用意を終えた二人が
ぐったりと居間のソファーで寄り添いながら眠っていた
とかいないとか…。
終わり
828 :
しろまる:2008/10/05(日) 18:51:10 ID:dS+4CZFE
以上です。
お目汚し失礼しました、遅ればせながら
保管庫の管理人様、作品の保管
ありがとうございます。
明乃っちものもいつか頑張って完成させたいと
思います。
では。
久々に書いてくれる人が来ましたね
乙
おねだり燦ちゃんかわいいGJ!!
GJ
たまに覗くと投下されてるなここは
そろそろエロを読ませてくれぇ
834 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 13:17:32 ID:mPzmCCnN
なぁSSを投下しようと思うんだが、
投下したことないから失敗しそうで怖い
誰かどうやって入力するか教えてくれ。いや教えてください。
保管庫の書き方講座参照
投下してくれっていうか投下して下さい
まずメモ帳とかに書く
↓
適当にいくつかに分けて投下
がんばれ!期待してる!いや期待してます。
久々に投下したいと書いていますけど容量が……
1レス55〜行くらいとして15〜20レスくらいになりそうなのだけど足りるかな
結構でかいな。
後ろ3個くらいはみ出しそう。
むぅ〜
やはりはみ出しそうですね。
なんとか削ってみて出来なかったら新スレが立った時にでも投下してみようと思います。
>>841 まあ少し寝かせてみたほうが客観的な粗探しが出来ると言うし、まったりお持ちしております。
>>841 もう編集作業に取りかかってるかもしれんが、全角1文字=2bで計算してみ
1レス最大4096バイトで、
1スレの最大→KB表示なら500KB、kB表示なら512kBまでOKらしい
10レス超す大作ならば、おとなしく次のスレを待った方がいいと思うぞ
844 :
841:2008/10/21(火) 01:20:31 ID:aJVvZiOI
>>843 容量のわかりやすい計算法をありがとうございます。
まだ完全に書き終わってない段階ですが削っても14レスを超えてしまいました。
推敲しつつ次ぎスレが立つのを持って投下しようと思います。
今月号も休載か
年内に連載再開は無いかな
846 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 13:44:46 ID:DebumS7i
燦が永澄コレクション見て
永澄に迫るss書いてるんだけどかぶってる?
前スレ見れなくてわからんのだけど
保管庫見たら?って思ったら、収録されてない話もあるんだな
>>846 そういった話は無いぞ
このスレをたまに見てる俺が言うんだから間違いない
848 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 22:30:25 ID:ls+JZ5UB
846です携帯からです
>>847ども有難う、
ssの方はなんとか完成させて投下する
気長に待っててください
>>847 ある程度昔のやつとかは保管されてないのかな?
ガンガンウイング買うのは今年限りにするよ
そんな奴が多い筈だぜこのスレにはな
モリ三兄弟乙
ウイングのHPでアシスタント募集してたから復活近いのかもよ
それともずっと募集してんの?
なになんで休載してんの?
病気だと思ってたんだけど
木村先生は腕と心を病んでおられます
>>849 古いのは分からんが、ちょっと前に投下されたSSが保管庫に無いから、
作者の意向や要望があって保管庫に入れてないのがあるんじゃないのかな?
原作者いろんなところでいろいろ言われててかわいそうだな
俺も言ってる一人なんだがw
せっかく新作OVAが出るし、早く連載を再開して欲しいよ
まだ再開してないのか…
このスレは埋め作業に入ったほうがいいの?
巻×藤岡はまだか!
>>860 よし、俺が特上のエロ話をかいてやる!
で、藤岡って誰よ
マキ×ふじおか ならみなみけだな
>>861 みなみけスレで全裸待機してる
>>861 シャーク藤代の間違いでは?ww
あ〜早く木村先生復活してくれないかな〜
このままでは瀬戸嫁がズシオみたく
なってしまうorz
865 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 06:54:56 ID:Qr6g3vQJ
新作期待あげ
866 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 12:03:19 ID:xCFk7ItE
SSのプロットを考えていて、燦ちゃん達は魚人は海の中では、排泄はどうするのだろうか、垂れ流しなのだろうかという疑問にぶちあたった。
やっぱ垂れ流しは嫌だし、人化してトイレに駆け込むというのも間が抜けているしな。
もう一つ、種族が違う場合の交尾いや、性行為はどうなるのだろう、やはり人化して行なうのだろうか・・・
人『化』というぐらいだから、例えば燦ちゃんの真の姿は、人魚のわけだし、シャーク藤代は、鮫の姿が真の姿というわけだよな?
彼等は、真の姿では性行為はしないのだろうか、あるいは同族以外、出来ないのだろか……
したとして、その場合は生殖器の違いをどう克服するのだろうか。
あ、でも、人魚姿の燦や明乃が、オクトバス中島のようなタコ型魚人に襲われるというのシチュもいいよな……
巡が、鮫姿のシャーク藤代と水中セックスをするというのもいいかもしれない……
この場合は鮫姦というのだろうか……
まぁ、ファンタジーなんだから、考えたり真剣に悩やむ必要はないのだが、いろいろと馬鹿なことを考えていたら筆が止ってしまったよ…
真面目に考えだすと「さぁ、卵を産むんだ…」に辿り着いてしまう
>>867 生殖器が違うからこそ人間の姿になってやるんじゃないか?
同族って言っても魚人の女の子や、人魚の男がいるかどうかわからんし
>>868 人外スキーとしては燦チャンが頑張って卵を産むSSもよんでみたいw
>>867 人間が見ても分からないが、海中には人魚用のトイレがそこら中にあると予想
>>869 魚人は人の姿にならないと行為が出来ない→実は燦ちゃん達、人魚が人化するのは行為をするためだと考えると、なんかエロい
巻や蕗が人化したのは、つまり永澄とやるためだもんな
生殖器が同じなら人の姿にならなくても出来るのだろうな
ということは同じなら同種族だけではなく、魚人以外の普通の魚や鮫とかイルカなどとも行為が出来てしまうのか……
>>870 人魚や魚人の姿でトイレに入るのか……
シャチと鮫の合いの子とか強そうだな
サーたんてワカメの魚人と人魚のハーフなん?
>>872 鮫と警察官の娘なんかに子供ができたら最強だよな
鯱と猿の子供のほうが最強じゃね?
どっちが産むんだ・・・
埋め小ネタ
燦は幸せだった。
永澄の隣で寝ていられることが幸せだった。
永澄を挟んで反対側には留菜がいるが、それでもこうして永澄に腕枕をして貰い、とても幸せだった。
(永澄さん…)
寝ているであろう永澄の腹の上に手を置くと、何かに指が触れた。
(なんじゃろ?もしかして、永澄さんの手、じゃろか?)
考える間もなく、それは燦の手を掴んできた。思わずぎゅっと握ると強く握り返される。
永澄の顔を見ると、にこりと微笑んできた。
「嬉しい…、私は永澄さんを信じとるきん」
「ありがとう、燦ちゃん」
反対側で寝たフリをしていた留菜が、薄目を開けて永澄を覗き見る。
(なによ、下僕のヤツ…、燦の方を向いてニコニコしてるくせに、私様に腕枕して、手までこんなに強く握っちゃって…)
そんなことを考えていると、また手を強く握られる。
手が触れたので冗談半分で握ったら、強く握り返されるとは思っていなかった。
(これじゃあ…歯止め、きかなくなっちゃうじゃない…)
大の字になって両脇にいる燦と留菜に腕枕をしながら、自分の腹の上でお互いの手を握り合う燦と留菜を、仲いいなぁ…と感心する永澄であった。
おわり。
一回読んだだけじゃ分からなかったがGJ!!
↑テンプレ直した
このスレの進み具合からして、490KB超えてからくらいがいいかな?
立てる人は宣言してからお願いします
↑なんかアドレスが違ったみたいだったからこっちでお願いします
>>885乙
ところで本スレにテキスト投下した猛者がいたね
読んだのが遅かったのでスレの話も変わっててなんかコメントしづらい…
こっちに投下して欲しかったなぁ
コッチだったらGJの嵐だったかもしれないのになw
OVAの明乃のデレ顔がかわいくて堪らん
今月も休載か、どうやらOVAも好評のようだし再開するのには、いいタイミングなんだけどね
悟の出番というわけですね?
悟は年のわりにいろいろ知ってそうだよな
もちろん年のわりにだから詳しくはなく、大まかなことだけ
埋め用の小ネタ
どんな組み合わせでも泣かない・怒らない人だけ読んでください
―PM6:48、お姉様帰宅。
今日は、エラ呼吸三兄弟を追っていたため、少し遅いお帰りであります。
「全くあいつらときたら、悩ましい…」
疲れた顔のお姉様はどの角度から見てもお美しい…。
今日もお姉様の部屋に仕掛けたカメラもマイクも全て良好であります。
心おきなく今晩もお姉様を見守れるであります。
「――ふぅ、報告終了と。」
日課である本部への定時報告が済んだようでありますね。
履歴を残さずこちらにも送るよう設定してあるので、後で一応内容を確認するであります。
今日の夕飯は近所のコンビニの野菜サンドと牛乳…ですか。
栄養面も心配でありますが、お姉様のたわわな胸が痩せてしまわないか心配であります。
「ん?隣の部屋からボソボソと話し声が…誰か来てるのか?」
お姉様はどうやら隣の部屋が気になるようであります。
確か隣人は特に注意が必要な魚人だと前におっしゃっていた気が…。
玄関のモニターを調べたところ、お姉様が帰る少し前、その隣人は女を連れて帰宅している姿が写り込んでいるであります。
ん?この女、見覚えが…。
ううむ。思い出そうとしてもお姉様の顔が浮かんでしまって思い出せないであります。
隣人もどこかで見た顔ではありますが、男は魚人も人間も同じ顔に見えるので忘れてしまったであります。
「一応、隣の部屋の動向を伺ってみるか…」
お姉様がその美しい目をお閉じになられた…。
「――ふむ、やはり誰かいるようだな。体型は小柄…この声、聞いたことのある声だな…一体誰だ?」
人魚の中でもトップクラスの身体能力を誇るお姉様、隣の部屋の様子も目を瞑っただけで分かるのでありますね!!
「なんだか様子が変だ……っ!!!!あわわわわわ…」
なんて可愛らしい声をあげるのですがお姉様!
お姉様の顔がみるみるうちに赤くなっていくであります!!
サーモグラフィーでも、お姉様の体温が上昇しているのが確認出来るであります。
「なななな何をしているんだ!!」
この反応…変な声もうっすら聞こえるでありますし、どうやらお隣りは情事の真っ最中でありますね。
日も落ちたばかりだというのに、全くお盛んであります。
「あわわわ、あ、あんなことを…何っ!ま・まさかそんなことまでしてしまうのか!?…全くなまめかし…じゃない、悩ましい…」
身体能力の高さが裏目にでているようであります。
聞きたくも無い隣人の交配行為が耳に入ってしまってもじもじしてるであります。
ほっぺたを真っ赤にしてなんて可愛らしい…。
おや?お姉様、台所へ行って何をするのでありますか?
なんと!コップを持ってきて壁に当てるなんてレトロ過ぎるであります。
…今度性能の良い盗聴機か集音マイクをお姉様にお勧めするであります。
「相手の女が人間だったら一大事だからな…こここ・これは魚人の秘密が守られているか調査するだけだ!そう、試験官として当然の行為だ…」
なにやらボソボソと…自分に言い聞かせているようであります…。
ん?部屋の中でキョロキョロしても誰もいないでありますよ。
あぁ!とうとうお姉様の手がスカートの中に!!
隣人に触発されてお姉様も発情してしまった模様であります。
急いでローアングルのカメラをメインに切り換えるであります。
どうやら下着の上から撫でているようでありますね。
「んん…ふう…」
あぁ…お姉様の麗しい吐息が…。
『あっ、やぁんっ、ダメです!あんっ!!』
さっきまでうっすらとしか聞こえなかった隣の女の声がお姉様の部屋に仕掛けた集音マイクを通してこっちまで聞こえるであります。
はっきり言って五月蠅いであります。お姉様の麗しい吐息が聞こえないであります。
…お姉様は自分をお慰めなさるときはほとんど声を出さないので、
いつか、いつかお姉様にあんな声をあげさせたいであります。
お姉様はどんなお声で鳴いてくださるのでしょう…
きっとその時は、ユピテル、ユピテルと名前を呼びながら…!!
「ん…っ!」
あ!!自分が鼻血まみれになっている間にお姉様が下着を避けて直接触り始めたであります!!
指が綺麗な粒をくにくにと弄んでいるであります。
「んっ…くぅんっ…」
まだ自慰を覚えたばかりで技巧がないお姉様…。
もっと気持ち良くなる方法を教えてあげたいであります…。
はっ!!スカートの中に気をとられていましたが、コップを持っていた手があのたわわな果実に…。
いつの間にかサラシがずり落ちて、胸の中心が制服を押し上げているであります!!
服を着ているのが非常に残念であります。
「ぅあ…濡れてる…」
しまった!!胸に気を取られているスキに、スカートの中では奥まで指が伸びているであります!
ああもう!上も下も忙しい!!
…どうやら入り口付近をネチャネチャと撫でているようであります。
もしや指を入れてしまうのでありますか!?ダメであります!ダメであります!そっちは自分が…お姉様のはじめては自分が…!!
…ふぅ、粘液をつけてまたクリトリスを刺激しだしたようであります。
一安心であります。
お姉様のお顔が、一層切なく、一層美しくなってきたであります。
目にあんなに涙を溜めて、その表情だけで自分もイきそうであります。
「んっ…ふっ、うぅん!!!………ハァ、ハァ…」
お姉様…イったようでありますね。こんなにも息を切らせて、全く美しいであります。
さて、早速このデータを詳しく見て、お姉様の弱いポイントをもっと詳しく調べるであります。
…ん、なにかまだお姉様の隣の部屋から聞こえるでありますね
『あっ、あぁっ!もうダメっですぅ!!』
『た、たっこちゅ〜!!』
『…て、てめぇ!!中島の分際で、ナニ巻さまのナカに出しとるんじゃあ!!』
『たっこちゅ〜…』
『たこちゅうで済んだら仁義はいらんのじゃあ!そのドタマ蜂の巣にしたらぁ!!』
『たっこっちゅうぅぅ〜!!』
「オクトパス中島の部屋に来てたのは人間ではなく、人化した巻貝の巻だったか…魚人と貝人間なら問題あるまい…」
カリカリカリ…と備忘帳になにやら書込んでいるであります。
イった後にすぐお仕事に取り掛かれるとは、流石お姉様であります。
「しかし一体どういった関係なのだ、あの二人は…悩ましい…」
悩ましいのはお姉様です。
こんなにも愛しているのに、部屋にすら入れてもらえないなんて…。
お姉様を悦ばせる術を既に身につけているというのに!
この駿河由比輝、お呼びとあらば万全の体勢でいつでもお姉様の元に向かう所存であります!!
おわり
>>894 GJ!ユピテルは盗聴・盗撮やってそうで怖いw
乙?
おもうさま速いが投稿しようとしてる人いるからいいか?
残り17KBだし、まあ……早すぎるって程でもないか