【嘔吐】腹責め専門SS・その3【子宮潰し】

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593名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:42:27 ID:Ij8VkQTF
鳩尾にとどめの一撃age
594名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 08:01:14 ID:MU5PAnPj
俺は 散々ネチッコく腹パン 拳メリコミ 踏み付け で 弱らせて 本当に嫌がって力無く抵抗してるところで トドメは胃袋掴みを長時間 胃袋の周りの神経節と血管 圧迫すると 必ず嘔吐するよ
595名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 18:13:42 ID:9KgS+pPS
>>594
必ず嘔吐するよ、って・・・実践してんのか?
596名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 01:07:11 ID:NtHpU9yI
>>594からは何故かガチで犯罪の匂いが…
597名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 05:29:28 ID:Ztxl/mXj
俺は〜すると 必ず嘔吐するよ

セルフだろこれ
598名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 09:55:55 ID:Yt9oWqot
もちろん 実践しとるよ 昨日は 鳩尾を踵で体重かけて 延々と踏み付けて やった。。
599名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 22:36:13 ID:9aMxNhUv
今日の9係でボクサーが女を拉致してジムのリングに縛り付けたシーンは抜けた
そばにサンドバックが吊してあったから出来ればそっちに縛り付けて欲しかった
600名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 22:09:36 ID:9UQQ04Ly
投下します
601カミウミ4 1/12:2008/04/24(木) 22:11:16 ID:9UQQ04Ly
 山道を下って、戦いの音も聞こえなくなった頃、二人は私の身体を地面に下ろした。
私は木の幹に背を預け、その根元に座り込む。
学校からは随分と離れたが、まだ山の中だ。
道の左右は木々に囲まれている。
結界とは、何処まで広がっているのだろうか。
私の耳には三人の呼吸音しか聞こえてこない。
「水神と雷神の争いか。近くで見てみたかった気もするけど・・・」
豪雨に濡れた髪をかきあげながら、イザナギ先輩が呟いた。
水神とは、きっとサワメの事なのだろう。
すると、雷神ってヒルコの事? たしかサワメは軍神とも呼んでいた。
「波多野さんのヒルコが、雷神・・・?」
先生が私と同じ疑問を口にする。
その視線を受けても、先輩は学校の方角を見たままで、何も答えなかった。
先生も解答は期待していなかったのか独白が続く。
「必ずしも神話の順番で産まれるわけではないのかしら。
もし相手が建御雷だとしたら、私のヒルコに勝ち目はないわ。止めにいかないと」
上り坂を駆け戻ろうとする先生の行く手を、イザナギ先輩がやんわりと遮った。
急停止に先生の胸元にある満月が揺らめく。
眼鏡の奥にある切れ長の瞳が、きょとんとして先輩を見つめ返していた。
「申し訳ありませんが、先生。今、ここを離れて貰っては困ります」
「・・・そうだったわね、イザナギ君。
結界に入れる貴方の正体を教えて貰うのが先かしら?」
落ち着いて胸の下で腕を組み、眼鏡を正す先生。
「ええ。僕もヒルコ持ちですよ」
先輩はニコリと笑って私に視線を向けた。
音楽室で見た、別人の顔が頭をよぎる。
芳子と醜女。同じであって同じでなかった友人の姿を、私は思い出していた。
「先輩はイザナギなんですか? それとも、先輩も、私の勾玉が欲しいの・・・?」
恐る恐る尋ねる。
下腹を隠すように濡れた身を縮めるのは、もはや条件反射に近い。
602カミウミ4 2/12:2008/04/24(木) 22:11:57 ID:9UQQ04Ly
「安心して。僕は勾玉やカグツチをどうこうするつもりはないよ。
僕が欲しいのは、まったく別の物。
アメノムラクモだけ」
先生が、イザナギ先輩から遠ざかった。
先輩の目がそれを追う。
「輝美先生。いえ、アマテラス。
貴女からヒルコが離れる時を待っていました。
水神に邪魔をされたら、僕のヒルコでは勝てる自信がありませんでしたから」
「・・・イザナギ君。貴方は、伊邪那岐ではないの?」
先生が下がった分だけ、イザナギ先輩が前に進む。
「先生まで信じていたんですか? それはただのあだ名ですよ。
ヒルコは僕を、また別の名前で呼んでいます」
私の口からため息が漏れた。
先輩がイザナギなんじゃなかったんだ。
ちょっと残念な気もする一方で、クラスメイトの顔を思い浮かべて少し安心した。
それから疑問に思った。
では、イザナギは誰?
私の知る誰かなのか、まだ見ぬ誰かなのか。
この先私は、何人のヒルコ持ちに出会うのだろう。
「女性を傷付るような事は、出来ればしたくありません。
ムラクモも、元はその名前の主が持っていた筈です。
素直に渡して下さいますか?」
「その前に、伊佐草君。貴方が誰の化身か判ったわ。
残念だけど私達、仲良くなれそうにはないわね。
例えアメノムラクモを最初に手に入れたのは貴方だとしても、
それは既にアマテラスに譲られているのよ。
だから私の元にヒルコが来た時、同時にムラクモも私の中に入った。
その時から私はこの力を、カグツチを止める為に使うつもりでいるわ。
伊佐草君。貴方はムラクモを手に入れて、何に使うつもりなの?」
そろりそろりと後退を続ける先生。
パンプスの踵が、木の根でつまずいた。
「僕自身の為に」
先輩が答えて、よろめいた先生との距離を詰める。
ボディーブローが、ブラウスに向かって繰り出された。
胃袋目指して飛んでいく先輩の握り拳を、しかし先生が叩き落とす。
続く二発目もかいくぐり、先生は両手を伸ばした。
学生服を押されて、先輩がたたらを踏む。
二人の距離が開いた。
603カミウミ4 3/12:2008/04/24(木) 22:12:35 ID:9UQQ04Ly
「フェミニストって噂の副会長らしくないわね。力ずくなんて」
余裕のある口ぶりで、先生が微笑む。
それから、タイトスカートの横についたジッパーを開いた。
スリットが入った事で、ストッキングに包まれた太股が、かなり大胆に伸びる。
「先生。ひょっとして、格闘技か何かの経験があったりします?」
「ええ。前の学校では空手部の顧問をしていたわ。
怪我をしないうちに道を空けた方がいいわね。
私としても体罰問題に発展したら困るし」
「参ったな・・・」
先輩は苦笑して、頭を掻いてみせた。
「仕方ない。少しハンデを頂きますよ。女性相手に情けない話ですけど。
来い、ヒルコ」
誰かを招くように先輩が手を振って言う。
彼の影から黒い塊が浮かび始めた。
ヒルコ。
それが姿を現し終わる前に、先生が走った。
スリットから伸びた足がハイキックとなって、先輩の頭部に襲い掛かる。
速い。
不意を突かれた先輩は慌てて腕を上げて庇ったが、吹き飛ぶように倒れた。
あれ、直接頭に当たってたら、先輩死んでるんじゃないだろうか。
間違っても止めになんて入らない方が良さそうだ。
「思ったより可愛らしい色ですね、先生」
後転して体勢を立て直す先輩は、私が思うよりずっとけろりとした声だ。
「記憶喪失になりたい?」
足を振りぬいて、先輩に背を向ける先生。
激しい動きに、胸が僅かに上下している。
そんな抜群のスタイルを持つ先生のスカートの内側。
それを先輩、見たんだ・・・。
ちょっと幻滅。
本人の気付かぬうちに一人の女生徒の幻想を砕いた先輩の、後姿が膨らんだ。
私は目を疑う。
いつの間に近づいたのか、誰かが、彼の背後にぴったりと寄り添っている。
人の影そのものが、先輩とまったく同じ動作で、その背後に立っていた。
きっとあれが、先輩のヒルコなんだ。
先輩が目を閉じて、一歩、身を引く。
影が先輩と重なり、先輩の中へと消えていく。
瞼を上げ、開かれた彼の瞳は、金色の光を放った。
獣の瞳。それは、ヒルコの目。
「ハンデ、頂きましたよ」
604カミウミ4 4/12:2008/04/24(木) 22:13:07 ID:9UQQ04Ly
先輩の右足がステップを踏む。
最初のたった一歩で、先生との間の距離は無くなっていた。
勢いを乗せた突き。
気付いた時には先輩の拳が、先生のブラウスの真ん中に埋もれていた。
認識が遅れたのは、先生にとっても同じだったらしい。
眼鏡の奥の瞳が、身体の中心に向かって窪んだブラウスの皺を、呆然と見つめている。
糸の切れる音がして、先生の服から小さな欠片が跳ねた。
ブラウスのボタンが一つ、千切れたらしい。
「筋肉の感触が伝わってきます。鍛えているんですね。
でも、ムラクモを取り出す時には、意識が無い方がきっと幸せですよ」
先生の白い喉がゆっくりと動く。
「うっ!」
桜色の唇が開き、駆け上ってくる呻き声を吐き出した。
グラマラスな肢体が震える。
その中心に向かって、先輩が更に腕を押し込んだ。。
お臍の少し上辺りに密着していた拳から、ヒルコの腕が飛び出して、
眼鏡教師のお腹をぺしゃんこにする。
予想もしなかった二段階の攻撃に驚いているのか、
眼鏡の奥で先生の瞳は大きく開かれた。
両足は地面から僅かに浮いて揺れている。
中心の穴に向かって強く引きずり込まれたブラウスの頂上に、
下着の形がくっきりと浮かんで、今にもはちきれそうだった。
一つ、二つとボタンが弾ける。
抑えの聞かなくなった胸元から、桃色の下着が身を乗り出した。
抜群の存在感を示す胸を包んだ可愛らしいフリル。
知的で冷静な先生も、可愛い物に弱いみたいだ。
弾む胸の下から先輩が腕を引くと、先生の中に埋まっていたヒルコの腕もまた、
主の中へと戻った。
押し込まれていたブラウスが、膨らみを取り戻す。
両足が地を捕まえると、先生は二、三歩後退した。
胃の辺りを両手で抑えながら、膝から崩れ落ちる。
白いブラウスが盛大にはだけて、胸の部分だけが大きなピンク色で溢れていた。
膝立ちのまま巨乳を震わせて、
「げえうっっ・・・」
先生が前のめりに倒れる。
そのままうずくまって大きく震えた。
格闘経験者の先生を、先輩は一撃でノックアウトしてしまったようだ。
彼は、敗北者の肩に手を触れた。
「ムラクモは頂いていきますよ」
605カミウミ4 5/12:2008/04/24(木) 22:14:45 ID:9UQQ04Ly
掌が、先輩の顎目掛けて突き上がる。
身を仰け反らせてかわす先輩。
顔をあげた先生の眼鏡の奥で、瞳はまだ意思を持っていた。
先輩が体勢を崩した隙に立ち上がる。
「生徒に黙ってやられる先生じゃありません!」
得意のハイキックが生徒の顔目掛けて繰り出される。
再び風を切る凶器を、先輩はしかし、平然と掴み取った。
「な・・・きゃあ!?」
更に捕んだ足首を頭の上まで掲げてしまう。それも片手でだ。
先生の天と地が逆さになった。
悲鳴をあげて、彼女はまずスカートの裾を押さえる。
スリットの開き過ぎたスカートは簡単にめくれそうだった。
片足でぶら下がって揺れるその体。
両手でスカートを抑え、身動きの取れない相手にも、先輩は容赦ない。
今度はタイトスカートの中心に穴が穿たれる。
拳が肉にめり込む音が、ぼすっと大きく響いた。
「んぶぅっ」
ひっくり返った先生の頬が膨らんで、唾液と舌が飛び出した。
授業中の凛とした先生からは想像もつかないその声と表情。
一発で、彼女の力は奪われた。
両手がスカートから離れて、万歳するように垂れ下がる。
その拍子、眼鏡が外れた。
地面に落ちる。
その前に、誰かが受け止めた。
真っ黒な手。
真っ黒な腕、真っ黒な身体。
先輩のヒルコだった。
ヒルコは眼鏡を主人に手渡した。
受け取った先輩が、宙吊りの女性から手を離す。
先生の身体が落ちる。
先輩は眼鏡を放ってよこした。
私は慌てて受け止めようとする。
ヒルコが先生の身体を抱きとめた。
私の手の上で、眼鏡が跳ねる。
先生の身体が持ち上げられ、再び落とされた。
ヒルコがしゃがみ、膝を立てる。
私は必死で両手を伸ばした。
ヒルコの膝に向かって、先生は背中から落下する。
私は掴んだ眼鏡を引き寄せる。
606カミウミ4 6/12:2008/04/24(木) 22:15:35 ID:9UQQ04Ly
「うげぇっ」
悲鳴に顔を上げた。
腰を強かに打ち付けて、女教師の身体が仰け反ったまま痙攣している。
剥き出しのブラジャーが大きく揺れる様子に、私でさえ目が奪われてしまう。
目の片隅で捕らえていた筈なのに、眼鏡に気を奪われて、
何が起こっているのかしばらく理解出来なかった。
学生服の男子が腕を振り上げている。
黒い影の上半身が伸びて、その腕を覆っていた。
女教師の仰け反った身体は、お臍の辺りをてっぺんに、山なりになっている。
打って下さいとばかりに差し出された無防備なお腹目指して、
ためらいも無く手刀は振り下ろされる。
女教師は顔を上げていた。
自分のお臍が打たれようとしている事が判った筈だ。
それも自ら責めを受け入れるが如く、彼女のその部分は突き上がり、
ただ抉られるのを待っているのだ。
片手で相手を持ち上げる程の力が、今そこに降って来る。
内蔵が直接潰される程の、激しい責め苦が再びそこを襲うだろう。
肩が動いた。
手で庇おうとしたのかもしれない。
間に合わない。
身を固くする。
腹筋に力を込めたようだったが、虚しい抵抗だった。
手刀がずぼっと、お腹に埋まって行く様子が、彼女の瞳にも届いたに違いない。
衝撃に逃げ場は無かった。
ブラウスの下で臍はひしゃげ、腹筋が打ち砕かれて、掻き分けられる様子が想像出来た。
砕かれた腹は胃と一緒に背骨まで押しつぶされる。
腰骨上辺りの肉を半分以下まで切断されて、女の身体がビクンと跳ねた。
「がふうううっ」
獣のような苦痛の嗚咽が迸る。
腹筋に意識を集中した分、痛みもまた、増幅されて全身に染み渡った違いない。
たっぷりと悲鳴をあげた後、頭が垂れ下がった。
女の身で体感するには激しすぎる衝撃。
しかも、自分の身体が抉り抜かれるその様子を、まざまざと見せ付けられたのだ。
上を向いた瞳が、そのままゆっくりと瞼の裏に消えていく。
私は自分が責められた気になって、思わず両手でお腹を抑えた。
あの時、音楽室での私は、たまらず胃液を吹き上げた。
先生は、潰されたお腹を抑えて、ひっくり返って白目を剥いたまま、
ヒルコの膝の上でのたうち回っている。
607カミウミ4 7/12:2008/04/24(木) 22:16:13 ID:9UQQ04Ly
「あ・・・お、お腹・・・げ・・・げぶぅっ。
お腹が・・・うええぇ」
仰け反った喉元が動き、ルージュに彩られた唇から液体が一筋流れるのが見える。
先生の綺麗な顔が、逆さにされて、白目を剥いて、唾液にまみれて、痙攣して、
つぶれた蛙みたいな酷い悲鳴をあげさせられて。
スタイルも良く、生徒に人気のあった先生にそこまでしておいて、
それでもまだ許すつもりがないのか、先輩とヒルコは相手の身体引き起こすと、
悩ましく揺れる肢体を二人掛かりで大の字に広げた。
左右から腕を引かれ、足を強制的に開かれる先生。
破かれたようにも見えるブラウスとスカート。
磔にでもされたような姿だ。
「ひぅ・・・っ」
小さな悲鳴を上げる頭が力なく揺れ動いて、前髪がその後を追う。
もはや前後不覚だ。
「先輩。もう、これ以上は・・・」
先輩は、先生の身体を固定したまま、私を振り返った。
瞳はまだ、金色のままだ。
私は先生の眼鏡を握り締めた。
彼の瞳が人外の獣に思えて、恐ろしい。
「ムラクモを引き出す為には、まだ足りない。
女の子が見るのは確かに辛いだろうけど、
でも君は多分、知っておく必要がある。
いずれ行なう神産みが、どういう行為なのかを」
ヒルコと先輩の腕が、左右から同時に先生の臍を押しつぶした。
「ひうぅ!」
先生が悲鳴をあげ、その肢体が再びビクンと跳ねる。
続けざまにヒルコの腕がブラジャーのすぐ下、鳩尾を突き上げ、
先輩の腕がタイトスカートの中心、下腹を抉りぬく。
「ひぐっひぐぅっ」
先生の唇を濡らす液体が一筋増える。
608カミウミ4 8/12:2008/04/24(木) 22:17:21 ID:9UQQ04Ly
それからは先輩とヒルコの一方的な連打だった。
先生のお腹のあらゆる部分は、間髪おかずに責め続けられる。
横腹を左右から押しつぶし、下腹を左右から、上下から練り潰すように捻る。
へこんだお腹が戻る前に、次の一撃が埋まっているのだ。
その度に先生は悲鳴を上げ、新たな体液の筋が徐々に口元を濡らしていった。
怒りに我を忘れた芸術家が、力を込めて固い粘土でもほぐすように、
一つのしこりさえ残さぬように、二本の腕が肉の粘土を押しつぶしていく。
「はぉっ!・・・お、おごぉ・・・お、腹は、ダ、ダメ・・・うぶっ。
これ以上、はおっ!・・・そこは・・・お腹は、はうんっ!
もうや・・・やめ・・・ひぐんっ」
拳がめり込む度に、先生の口から苦痛の叫びがこんこんと湧きあがる。
いつかしか先生の下唇からは、飲み損ねた液体が溢れたように、
顎から胸元まで唾液とも胃液ともつかない水が滴っていた。
ようやくトドメのアッパーが鳩尾を真上に押し上げると、
哀れな女教師は「ふぐぅっ」と叫び声をあげた。
丸く盛り上がったピンク色のフリルがぶるんと波打って、貯まっていた水分が飛び散る。
揺れが収まる頃、唇がもう一度苦痛を示し、二度目の叫びと水滴が私の頬を濡らした。
指先ですくい上げたそれは、赤い色。
先生のボディが受けたダメージの大きさが窺い知れた。
「これでもう、先生の腹筋は機能しないでしょう。
ムラクモを産む準備は整った筈です」
先輩が、先生のブラウスの上に指先を這わせた。
鳩尾から下腹まで、時折固さを確かめるように指を押し込みながら、
お腹をゆっくりとなぞっていく。
その指先が止まった。
表情が僅かに曇り、先生の苦しげな視線と交わる。
「危険な物の、保管には・・・常に、注意を・・・払わないとね。
そう易々と・・・手に入ると、思ったら、ダメ」
先生の身体をヒルコに預け、先輩は先生の正面に立った。
「失礼します」
ブラウスに手をかける。
言うが早いか、残りのボタンを引きちぎって、ブラウスを左右に開いた。
私とは違う、成熟した大人の肌が晒される。
腹部には、緋色の帯がまるでサラシのように巻かれていた。
609カミウミ4 9/12:2008/04/24(木) 22:19:24 ID:9UQQ04Ly
私にはそれが何かすぐに判った。
巫女装束の帯だ。
「成る程。ヒルコと一体化した以上、僕にその装束は剥がせない。
予想していたんですか?」
先輩が苦々しげに問い掛けると、先生は小さく笑った。
「教鞭を預かる身で、生徒に・・・喜んで銃を渡す人なんて、いないわ。
それと同じ事よ」
先輩はタイトスカートにも手を伸ばすと、力任せに膝まで引きずり下ろした。
先生だって女だ。これには流石に「ひっ」と悲鳴を漏らす。
太股を擦り合わせて付け根を隠そうとする姿が痛々しい。
ブラジャーと同じ、ピンク色の下着が見える。
緋色の帯は、腰骨辺りまでを覆っている。
下着は恥丘をギリギリまで。
そのすぐ上から帯までの僅かな隙間。
先生の剥き出しの下腹を、先輩の指がなぞる。
「ムラクモはここから引きずり出すしかないようですね」
「はぉうっ!」
先輩の台詞に、先生の悲鳴が重なる。
指先が手刀となって、先生の隙間に差し込まれていた。
先生の腰が苦痛から逃れようとして蠢き、唇から小さな雫がいくつも舞い散る。
肉の粘土の中で、先輩の指が動いている様子が想像出来た。
やがて先輩の指が、帯とショーツの間にある肌を掴む。
僅かに伸びた筋肉とは違う柔らかな肉は、先生が女である事の証明でもある。
「や、やめなさい・・・ひぐっ。貴方に、ムラクモの力は、使いたくない」
内蔵ではなく、お腹そのものに十分な苦痛を与えて、先輩は指を離した。
「僕も同じ思いですよ。ムラクモを手に入れても、誰に使うつもりも無い。
僕はただ、傍観者でいたいんです。
誰にも邪魔されずに済むだけの力が欲しい。
これは所詮神の暇つぶしだ。そんなものに付き合ってやるつもりは無いんです」
ヒルコが先輩の身体と重なる。
支えを失った先生は、声も上げずにその場に崩れ落ちた。
先輩の目が、私に向けられる。
金色に輝く瞳に、私は吸い込まれそうな錯覚を覚えた。
その奥に、女の子が見える。
それは私ではない。輝美先生でもない。
女の子は尾之芦学園の制服を着ていた。
生徒会長でもない。芳子ちゃんでもない。
私の知らない誰か。
610カミウミ4 10/12:2008/04/24(木) 22:20:41 ID:9UQQ04Ly
「クシ・・・ナダ?」
不意に、その名が私の中に流れ込んで来た。
私の唇が、たどたどしく思考を辿る。
先輩の顔が私の目の前に迫った。
私の視界が金色に包まれる。
「二度とその名を呼んではいけないよ。イザナギ」
呟いて私の唇に人差し指を押し付ける。
そして瞬く間に先生の元へと戻った。
先輩は私から視線を外すと、驚く程無造作に、
まるで捨てられた空き箱でもひっくり返すように、先生の身体を仰向けに転がした。
呼吸とともに上下する緋色。白い肌を挟んでピンク。
まるで無防備なその三色を、先輩の靴が踏み潰した。
四肢が跳ね上がり、美人教師の頭が仰け反った。
見開かれた瞳は再び裏返り、涙を溜めている。
先生の意識はもう、殆ど残ってないと思う。
だから、その腕を動かしたのは、先生の意思では無かった筈だ。
手の平が、先輩の顔を覆うように突き出されている。
咄嗟に身を捩った先輩の頬を、尖った何かがかすめた。
飛び出した時の速度とは逆に、それはゆっくりと先生の掌に戻っていく。
手品のように消えていく尖端は、私の目には剣にしか見えなかった。
「ムラクモ・・・」
呟いた先輩の視線が、短くなっていく刀身を追う。
今度は先生の左腕だけが、別の生き物のように動いた。
先輩が先生の腰を抱えて跳ねる。
新たに飛び出した剣が、虚しく宙を切り裂いて、戻っていく。
先輩は先生を抱えたまま、彼女の身体を木の幹へと叩きつけた。
そして胸の下、帯に包まれてなお、うっすらと縦線の見える辺りに、
大振りのストレートを見舞う。
先生を突き抜けて、背中の木が軋む程の威力。
今までで一番強い力が込められていたのは明白だ。
拳がずっぽりと、先生の中に埋もれている。
腕という釘で胃を貫かれて、磔にされた、輝美という名の蝶。
「ぶ・・ふぶっ・・ふぉ・・・お・・・」
桜色の唇が何度も震え、その度に胃液が泡となって溢れ出た。
そして蝶は、「うっ」と喉を詰まらせた。
611カミウミ4 11/12:2008/04/24(木) 22:22:05 ID:9UQQ04Ly
あれだけ責められて、彼女の胃は今までよく耐えたと思う。
いつ限界を超えても良かった筈だ。
そして蝶が次に口を開いた時、辺りには断末魔の悲鳴が響き渡った。
「う、うええっ! うげええええええ!!」
とうとう本格的な胃液の逆流が始まったのだ。
びちゃびちゃと音を立てて、剥き出しのブラジャーが穢れていく。
先輩の学生服も、靴も。
釘が引き抜かれた後、蝶の帯には、一瞬だが拳の跡がくっきりと残った。
それから徐々に腹がふくらみを取り戻す。
その間中、輝美の嘔吐は止まらなかった。
お腹を抑えてしゃがみ込み、太股の間から声を上げて何度も何度もゲロを零す。
「うぶぅっ、げえ、ぶえええっ」
最後はしゃがんでいる事すら出来なくなって、仰向けに倒れ込んだ。
木の根元に背中を預けて、両手も両足も投げ出して、
それでもまだ唇からは黄色い体液が流れ出ている。
放心状態の彼女は、舌を口内に戻す力もないのだろう。
半開きの唇から舌を突き出して、胃の内容物の残骸を垂れ流している。
投げ出された両足。破られたブラウス。吐瀉物を塗りたくられた満月。
美人教師が見る影もなく陵辱されてしまっている。
強姦魔は、陵辱しつくした相手の素肌に右手をかざした。
「げふ・・・えうぅ・・・」
教え子の責めに陥落した先生は、時折呻き声を上げるだけで、もはやピクリとも動かない。
光を失ったその瞳を、私は見つめていた。
眩暈がして、私の意識が遠のいていく。
酷い光景ばかり目にして来たからだろうか。
最近の私は立ち眩みを起こしてばかりいる。
「感謝しますよ、先生。
天叢雲剣。
最初からその力を使っていれば、十分僕と渡り合えた筈でしょうから」
先輩の声がする。
ぼんやりとした意識のモヤが晴れてくると、
先輩が私の身体を跨ぐようにしてのしかかっているのが見えた。
な、何をするんですか。
慌てて抗議の声をあげようとしたけれど、私の唇は「はうっ」と意味の無い声を上げていた。
下腹に違和感を感じて視線を下げる。
盛り上がった胸の間から下半身を覗くと、
僅かに剥き出しの肌の中に、ヒルコの影のような腕が、音も無く潜り込んでいくのが見えた。
嘘・・・。
私の中に、ヒルコが入り込んでいる。
612カミウミ4 12/12:2008/04/24(木) 22:22:45 ID:9UQQ04Ly
「はぐっ。そ、そんな・・・私の、はうっ、中に・・・はうううう!」
身体を捩って悶えようとするが、上手く動かす事が出来ない。
頭が仰け反って、何度も木の幹にぶつかっては、乾いた音を立てた。
「判りますか? 先生。ヒルコの手が子宮を握っているのが。
ここにムラクモの力が集まってくるのが」
私の耳元で、金色の目を光らせた先輩が呟く。
何を言っているの、先輩。
「ひぎっ、ひぐぅぅぅ!」
子宮を直接握られて、私は叫びながら先輩の腕を掴んだ。
自分の二の腕に挟まれた大きな胸が、目の前で揺れている。
汚物に塗れて黄色く汚れているけど、ピンク色だと判るブラ。
フリルのついたそれが、破かれた白いブラウスから飛び出している。
身にまとっているのは私。
でも違う。これ、私の身体じゃない。

−ヒルコ・・・。ごめん、助けて。
私もう、動けそうにないわ−

先生の声が頭の中に響く。

−何やってんだ、アマテラス。こっちだってクソ忙しいんだヨ。
ムラクモを使いナって−

サワメと先生の意識が繋がる。
私がヒルコと会話をする時と同じ感覚だ。
そして私はまた、眩暈に襲われた。
目の前が暗くなって、先輩の顔が消え、上も下も判らなくなる。
まるで身体が浮かび上がっているかのよう。
真っ暗な世界の中で、先生と先輩、そして私自身が見えた気がした。
視界の端を通学路である山道が、凄い速度で流れていく。
高速道路でも走っているみたいだ。
一瞬、校庭が見えた。

−ムラクモは、多分奪われてしまうわ−

先生の声が聞こえる。
視界が晴れてくると、今度は目の前に狼男が立っていた。
ヒルコだ。
「チッ」
私は何故か舌打ちした。
視界の隅に映る私の体は灰色をしていた。
殆ど裸で、大事な所だけが僅かに毛並で覆われている。
もちろんこれは私の身体じゃない。
サワメなのだと理解した。
613名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 08:07:22 ID:pP3hx7ly
凄いなぁ!GJ!
膝に載せてのへし折り腹責めが良かった!
614ランサー ◆6olansC1k6 :2008/04/25(金) 20:16:15 ID:mkbuv1n8
相変わらずGJ過ぎる……!
もう純粋にこれからの展開が気になります。
615名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 20:31:54 ID:IWZaLLCy
>>612
ランサーさんと同じく、物語としても楽しんでおります。
もちろん腹パンチとしても。

ところで、スレ容量が488KBになり、たぶんもう少しで
残量切れになってしまうので、そろそろ次スレを立てた
方がいいと思いますが、スレタイ、テンプレなどはどう
しましょうか?
616名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 00:00:19 ID:Mu61vFmo
【ソフトでも】腹責め専門SS・その4【ハードでも】
とか
617名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 00:47:03 ID:9K8umSvD
>>612
今夜も腹胎(ハラハラ)したぜ!w
618名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 10:39:40 ID:EBarRsEl
カミウミさんがいつの間に・・・
なぜかメインの腹責めじゃあない難しめの会話を楽しんでる私・・・

でもGJ!
619ケン:2008/05/02(金) 18:43:38 ID:RPz/Gm5z
妊婦に腹責めで流産や出産ってどうですか?もしくは殴ったら妊婦で、「妊娠してるからやめて〜」みたいな。
あと下腹部を殴りまくって妊娠できない体にするとかどうですか?
620名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 13:13:26 ID:Hs+yQMSB
>>619
まだ見てるかわからんが、とりあえず書いて投下してほすい。
個人でかなり細かい指向があるので、誰かのツボにハマるかと。
621名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 18:14:02 ID:v6nPRQFF
今書いてる。
注文があればどうぞ。
622名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 18:56:10 ID:jKwQlAlZ
妊婦を腹責めのズンドコに叩き落としたれ!
623名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:02:55 ID:eYtY7x8E
>>621
俺、妊婦はダメなんだ。
スマンけど投下するとき、注意書きしてくれるとありがたい。
ホントにスマンが頼むm(_^_)m
624名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:12:31 ID:fl/td2T7
残り10KBなので次スレ立ててきます。
625名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:14:03 ID:fl/td2T7
次スレ立てました。

【ソフトでも】腹責め専門SS・その4【ハードでも】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209903187/


>>621
期待しております。
626名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:43:20 ID:bw0ciUXI
>>625
妊婦は微妙に別ジャンルな気もしないではないけど、新作があるのはいいことだ
それにしてもアレなジャンルだけに人によって好みが全然違うよねw思いついただけでも

・当身派(一撃気絶系)or 拷問派(腹責め系)

・鳩尾 or 臍付近 or 脇腹 or 下腹部

・エロ表現を入れるか否か

・グロ表現(血など)を入れるか否か

みたいな
627名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:59:46 ID:NI07Zxha
>>626
拷問
下腹部
エロ有り
グロ有り




ああ、救いようが無い自分が好きだw
埋めますか
628名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:23:10 ID:qBGKAK/Y


俺は『エロがあったらそれはもうただのエロ』派だな
腹責めとは別ジャンルという認識
つーかそもそもマンコや子宮にあんまり興奮しない
臍から上、胸より下しか見えない俺もはや生物としてどうなの
629名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:45:49 ID:7H8R8ZZa
>>628
オレは陰毛の生え際から肋骨までだな
630名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 02:14:55 ID:0/R5ostH
やっぱ下腹部と子宮と妊婦でしょ。前に夜に知り合いの妊婦を通り魔した事があるんだが。腹は固かった。無事に産まれたらしいよ。
631名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 06:04:11 ID:/Mvlyyv1
拷問に・・下腹部・・・グロ・・・
ん? グロ?
どういうのがグロなんだろう・・・

632名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 06:50:54 ID:cwCZ8A/T
>グロ
子宮、卵巣などを含む内臓破裂、骨盤骨折、大量下血などではないかと…。
633名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 17:45:50 ID:WMUwps0a
臍に入れたりしたいな。あとイラマチオとパイズリ
腹責めというか腹パンだけだとちょっと足りないかも。
イラマチオと腹パン組み合わせると噛み千切られそうだ。
634名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 23:13:33 ID:/Mvlyyv1
・・・・・・・。
635名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 22:55:40 ID:haOp65Ih
628様 同感です。僕も アンダ〜バストから臍が少し見える位の 腹部が 性的に感じます。それ以外は 女性の身体 興味無いです。
636名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:40:29 ID:Ijzjgb3S
「失礼ですが、山口三奈さんですね?」
後ろから不意に声を掛けられ、三奈は驚いた様に振り返った。
そこには実業家風の好青年が立っていたが、見覚えはない。
不審に思いながら、
「そうですがどちらぁぐっ…」
答えかけた時には、三奈の鳩尾を青年の拳が突き上げている。
一瞬で意識を飛ばし、崩れ落ちる三奈を肩に担ぐと青年は携帯電話を取り出した。


「うっ、いたぃ。」
殴られた胃にはムカつきと痛みが残っている。
「兄貴、気付きましたよ。」
正面のソファに座ったチンピラ風情の男が横のドアに向かって声をかけた。
「おう。」
別の男の声が答えた。
三奈は部屋の隅にある十字架に磔にされていた。
着衣はそのままだったが、手は左右に伸ばされ、肩口と手首は金属製の固定具で
しっかり固定され、脚は腿と足首で同様にされていた。
「こんな事をしてただで済むと思ってるの?」
痛みを押してチンピラに聞いてみたが、帰ってきたのは不敵な笑みだけだった。
そして部屋を見回したが、窓は無くフローリングの床と白い壁紙、男が座っている
グレーのソファと声を掛けた木製のドアしか見るものが無い。
ドアが開き、三奈を拉致した男ともう一人恰幅の良い男が入ってきたが、ドアは三
奈のほうに開きそこから情報は得られなかった。
実業家はチンピラとソファに座り、恰幅の良い男が三奈の前に立つ。
「警視庁公安部山口三奈参事官、人身売買についての事件を指揮しておられますね?」
三奈ははっとして男の顔を見つめた。この件は外交の問題も絡むので極秘であり、
警視庁内でも知るものは少ないはずだった。
「うん。間違いなさそうだ。そこで相談なんですが、捜査状況を教えていただけません
か? 実はある筋から情報をいただきまして、そろそろ手を打ったほうが良いという
結論に達しました。」
「そんなこと、言えるわけが無いでしょ。こうしている間にも捜査は進んでます。わた
しの拉致も、もう公安で把握しているかもしれない。何より警視庁の刑事であるわたし
が情報を漏らすわけが無いでしょう?」
「まぁ、そう言われるだろうとは思っていましたよ。しかし、そんなに大した事を聞き
たいわけじゃない。私達の欲しい情報は国内に複数ある拠点の何処を知られているか、
グループの誰の名前が挙がっているか、その程度です。」
「その程度って、それじゃ全部じゃない。そんなことは言わない!公安部を舐めないで
欲しいわ。ここもすぐに見つけて踏み込んでくるでしょうよ。」
637名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:40:56 ID:Ijzjgb3S
「ほう。流石に若くして参事官にまでなられるだけのことはある。なかなか気も強い
し、部下や組織も信頼しておられる。しかし、私達がここまでの事をしているという
事実も考慮に入れたほうが良いと思いますよ。素直に話してくれたらこのままお帰り
いただく事もあるかもしれない。でも、話していただけないとなると、人間として後悔
する事になるかもしれません。」
「話さないと殺すと?それなら今、ひとおもいにやりなさい。絶対にあなたたちと取引
はしません。」
「わかりました。なかなかの勇気もお持ちのようだ。しかし、我々は貴女を殺しはし
ませんよ。死んだ方がましだと思うかもしれませんがね。たとえば、」
男が三奈の鳩尾に軽く指を突き立てると、腹筋が締まり指を止めたが、少し力を加えると
「う、痛い…」
痛む腹を庇えず、顔をゆがめる三奈。
「貴女は彼の拳に耐えられない。わかりますね?」
にやりと笑う男の顔を三奈は気丈に睨み返した。

「というわけで、君の出番だ。」
男は振り返ると、実業家風の青年を指差した。
「わかりました。」
着ていた背広を脱いでYシャツの腕を捲くりながら、青年が立ち上がる。
「三奈さんは剣道が得意なんですよね? 空手や拳法はほぼ未経験だそうで。」
言い終わると青年は三奈の目の前に立っている。
手を伸ばし右手のひらを三奈の腹にあてる。薄手のブラウス越しに腹を撫でながら
「うん、女性らしい腹だ。無駄な脂肪はないし、割れるほどの筋肉もない。縦に薄く一
筋線が入る程度かな? これじゃちょっと手加減しないとすぐに内蔵やっちゃうな。」
触られただけで言い当てられ、三奈は困惑と少しの恐怖が混じった目で青年の腕の動き
を追う。
「じゃ、時間もないんで早速やりますか。」
青年は腰を落とし、空手で言う正拳の構えを取った。
「セイッ!」
ばち!
「んっ!」
拳は胃のあたりに放たれた。
拉致した時のパンチとは威力の差は歴然だった。三奈は渾身の力で腹筋を締め、青年の
拳の侵入を許さなかった。が、今度は一発では終わらない。
「セイッ!」
「んっ!」
「セイッ!」
「んんっ!」
「セイッ!」
「んくっ!」
「セイッ!」
「くっ!」
「セイッ!」
「ぐっ!」
「セイッ!」
「くはっ、『セイッ!』、ぅぐ、『セイッ!』、ぐは、『セイッ!』、ふはっ!」
同じリズムと強さで繰り出される拳に、三奈の腹筋は音を上げ始めた。初めこそ表面で
受けきれた拳は、徐々に腹腔内に進入を始め、ついに胃袋を蹂躙し始めた。
638名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:41:18 ID:Ijzjgb3S
「ぐうっ」
三奈は、額に冷や汗を浮かべ硬く閉じた瞳から涙の粒を流し、歯を食いしばって吐き気
を堪えているが
「セイッ!」
ドム!
「ぐぇ、げほっ…」
ついに堪えきれず口元から胃液が滴った。
ドポ!
容赦なく襲う拳に三奈は気が遠くなり始めた。
「げぇぇぇ…、げほっ、ぅっく!」
顔を伏せ胃液の雫をたらし、拘束具がないと立っていられないほど脱力した三奈。
「そろそろ話しませんか、苦しいでしょ?」
痙攣したようにひくつく腹と、三奈の顔を見比べながら青年が聞く。
三奈は呼吸すら間々ならなかったが、首を横に振った。
「あはは、なかなか強情なお嬢さんだ。これ位じゃだめらしい。でもここからはもっと
苦しいですよ?」
言うなり、青年の拳が鳩尾に食い込んだ。
「おぉぉ、はッ、くはッ」
肺の空気を搾り出すように拳がつきあがる。
俯いていた顔が跳ね上がり、目を見開き、吐き出さされた空気を求めるように口をぱく
つかせる。腹は無意識のうちに緊張と弛緩を繰り返し不規則に震え、酸素を求める肺は
豊かな胸を揺り動かす。
さらにもう一発。
「…! くはっ! ぁはっ!」
もはや呼吸の擦過音しか発することができず、弱々しく逃げるように体を揺するが、容
赦なく3発目が打ち込まれる。
「あぁぁぁ…」
ビクビクと体を痙攣させながら、気を失いかける三奈だったが、
ドム!
男の拳が肝臓を打った。
「!」
全身を硬直させ、痛みによって覚醒させられた三奈が青年を見上げた。
力のない瞳に涙を浮かべ、口元は胃液と涎で汚れていたが、視線が合った青年が言葉を
発する前に僅かに顔を横に振った。
639名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:43:10 ID:Ijzjgb3S
埋め

ゴメン勢いで書いた。
埋めきるつもりがちょっと余った。

今は猛烈に反省しているorz
640名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:53:14 ID:Ijzjgb3S
青年は振り向き、男に言った。
「彼女は多分暴力じゃ落ちませんね。彼に任したほうがよさそうですよ。」
「ほう、君が落とせないとは珍しい。ま、どちらにしろ最後は彼の仕事だからよしとするか。
しかし、良い娘を見つけたものだ。」
「まったく。うちの組織に欲しいぐらいですよ。彼女なら何でも任せられる。」
「が、仕方がないな。もともと敵だったんだから。これから、商品として役に立ってもらうこ
とでよしとしよう。」
「じゃ、後は頼む。」
男はチンピラ風の男に告げた。



付け足し。
この先は、腹責めは関係なくなるのでここまで。
641名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:53:40 ID:bRFTRzV9
最高にグッジョブ!ゲロ吹き上げるまでやってほしい
642名無しさん@ピンキー
素晴らしいw
殴られる直前の青年の台詞がツボでした