【ヒロイン】ハーレムな小説を書くスレ【1ダース】 13P

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776触手日記 ◆TU/TSQeOhE :2008/02/22(金) 23:27:12 ID:5Lyaecsx
○月×日
 そういえば、今日は生贄が来る日だった。
 毎年毎年丁重にお帰り願っているのだが、いい加減止めてほしい。俺、基本的に草食だし。人間に欲情するようなアブノーマル触手でもない。
 もしや、世間一般からはそういう触手に見えるのか? だったら最高に欝だ……。
 朝っぱらから欝になったが、とりあえず生贄の方にお帰り願おうと動き出す。が、すぐに考え直す。
 生贄の娘――なんでも、村一番の器量良しらしい。正直興味ないが――はいつもなら広場にやって来るはずで、今年も恐らくそうだろう。だとしたら、今はそこに勇者一行が居るはずで――。
 ヤバイ。最高にヤバイ。いや、ヤバかった。
 あやうく虎穴に入るところだった。もちろん、そこに虎子はいない。メリット無し、デメリット満載の素敵空間である。
 まあ、勇者どもが帰らせるだろ。正義の味方だしな。
 とはいえ、ちょっとは気になったので、こっそり広場の方まで行って見る。
「私はっ! 触手さまの妻になるためにっ! 過酷な修行にっ! 耐えてきたのですっ! こんなっ! ところでっ! 負けてっ! たまるかぁっ!」
「くっ!? こいつ、村娘のくせに強いっ……!」
「意地があるんだよ! 女の子にはよお!」
 逃げた。
 まだ震えが止まらない……。
 なんだよ! 勇者一行と互角以上とか、どんな化け物だよ! 生贄っていうか、俺余裕で退治されるよ! なんだよ! ちくしょう! 怖っ!
 とりあえず、生贄には要注意だ。
777アカ・ソ・ノモノ ◆TU/TSQeOhE :2008/02/22(金) 23:35:13 ID:5Lyaecsx
とりあえずここまで。
昔、触手ハーレムが盛り上がったときに書いた。
何故か朴念仁しているのは仕様です。

皆忘れてると思うけど、でも俺はハーレムスレを見守っているから……。
ビバ、ハーレム。ノシ
778名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 23:59:11 ID:I0NI9XfD
>>777
ラッキーじゃないか


触手の新たな可能性を知った。
とてもGJ、触手にGJ。
村娘TUEEEEE
779名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:29:00 ID:4LaEs+90
GJ!!!
> 発声器官が無いので言えない。くそう。
フイタw 繰り返すのがいいなw
780名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:37:00 ID:44CIF/1N
GJ!
それにしても触手、お前って奴は……w
あれ?でもダークエルフは酔った勢いでヤってるのに、人間には欲情しないのはおかしくね?
781アカ・ソ・ノモノ ◆TU/TSQeOhE :2008/02/23(土) 00:51:01 ID:+iCp1uKm
>>780
触手もダークエルフも魔族なんでおkという持論でした。

ドラ○エモンズターズみたいな感じで一つ。世界観がドラ○エなんで……。
782名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 01:01:34 ID:44CIF/1N
件のそれはよく知らないけど、要は広義で同族なのか。了解。
でもそうすると、孕んだ時凄そうな気も……
783名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 05:53:39 ID:4OXWfN20
ん?
孕ませられるのは魔族だけとか?

人間は生殖には使えないから嬲るだけ。
魔王の命令で姦ってただけだから、心優しい触手さんは
もうそんな鬼畜なことはしたくないという妄想が。
784名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 08:08:55 ID:SnkDzJ+o
とりあえず触手さんには「筆談」を教えたい。
知能は高そうだから。
785名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 11:26:39 ID:88xPT3Vc
激しく黒糖焼酎吹いたw
ダークエルフ孕ませられるなら人間も孕みそうな気もむしろ孕め。
つか触手さまの妻になるための修行ってどんなだよ。
786名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 12:03:34 ID:fbXS3I/V
ヒント

指話
787名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 15:32:11 ID:6JbEU29I
よい埋め立てでした。
788名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 17:45:46 ID:8YFW4hJz
某図書館の触手様を思い起こさせる
789名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:34:50 ID:IGxPfbsg
>777
GJ!
続きが読みたくなる面白さでした。

 別の話題ですが、「悪場所の小径」更新再開してましたね。
 それとここの「髪長姫は最後に笑う。」もハーレムですよね。
 ハーレム結成が遅いので気づいていない人いないかもと思いましてご報告です。
 「髪長姫は最後に笑う。」のNGになりかねない要素はふたつ。
 一つ目はしょぱなから主人公以外とメインヒロインが(主人公と会う前に)性行為を
行なった事があるような描写がありますが、特に問題ないかと。
 もう一つは「彼女はくノ一!」のハーレムメンバーが「髪長姫は最後に笑う。」の
主人公に好意があるかのような描写があること。まあ、あくまでもコメディのレベルですので
問題は無いかと。
 それでもいやな人がいるかもしれませんので書いてみました。
790名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:45:20 ID:ebH92bCj
>>789
掲載サイトに難のあるものとしてすでに紹介されてる
791名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:50:47 ID:IGxPfbsg
「彼女はくノ一!」は書いてありましたが、「髪長姫は最後に笑う。」は書いてなかったので。
失礼しました。
792名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:16:43 ID:JvHF53bR
>>788
俺こういうイメージを受信したんだけど、誰か心当たり無いか?
手近な紙の裏に描いたものを携帯で撮ったものだから画質はよろしくない

ttp://f.pic.to/nupqv
793名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:28:24 ID:1KVtUH7J
>>788
俺もそう思ってたが、なんとなく言えなかった。
けど、周りの反応は正反対だな。

>>792
溜め息ついてるな。
なんか味のあるイラストだ!
794名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 22:17:27 ID:FwJ+5Z6d
なんで触手がこんなもててるんだw
過程を読んでみたい
795名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 23:53:14 ID:dj4heLoF
触手ではないが、巣作りドラゴンを思い出した。
そういえばあれも二つはハーレムENDだったな。
796名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 00:21:14 ID:1eJc0NzI
今日「アメリカン・ギャングスター」を観てきたんだが、劇中でこんな台詞があってドキッとした。
無論、意味は違う。

「俺が面倒を見たハーレムが俺を守る」       ──フランク・ルーカス
797名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 09:49:33 ID:dUOetlbh
今のハーレムって昔に比べて安全度が上がってるらしいな
ハーレムでハーレムを作るギャングの親分とか、一発ギャグとしては面白そうだ
798名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 11:08:44 ID:KyV/CPn6
ハーレムキングの話題はここですか?
799名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 02:50:10 ID:oq9cRV5r
はなじる氏が前に書いてた、
獣人の女の子(名前はミィシャだったと思う)と錬金術師とのSSどこにあるか知らないかな?
どこかで見たんだが見つからないOTZ
800名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 03:23:07 ID:3MiXnNwX
>>799
孕ませスレ保管庫にあるよ
801名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 16:43:14 ID:oq9cRV5r
>>800
Thanks!
802名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 17:01:40 ID:5IhoaTi4
>>799
あれはなじる氏のだったのか。
孕ませスレの8もまだ落ちてない(現行は9)から
一応そっちでも見られるよ。
803名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:11:17 ID:Dc+8sPoe
いや、はなじる氏ではないよね
804名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 09:53:25 ID:LWAQZKMO
地名と人名と環境のハーレムが混在するのか。

……ハーレム地区にハーレム氏のハーレムが……
805名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 10:22:43 ID:3p91s1JD
>>804
ナンだって?By近隣のアレム氏
806名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:44:07 ID:IAPPScT4
 未完の話を投稿します。武具娘のあたりにページ数分の人数娘が出る話をやろうとして挫折したものですが。書いてるうちに追いつかなくなって
807名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:46:44 ID:IAPPScT4
 朝、日の光で眼が覚めた。今日は日曜日。目覚ましはセットしていない。今朝の布団は義妹の緑と綾先輩とお隣の逸子さん。みんな全裸だ。
「おはよっお兄ちゃん」
「お目覚めかい?」
逸子さんはまだ寝てたけど、緑と綾先輩はもう目を覚ましていて僕の体に自分達の体を擦り付けてくる。緑のまだ膨らみかけのおっぱいと綾先輩の丁度いい大きさのおっぱいがふにふにぷよぷよと体にあたって気持ちいい。
「さて、起きなきゃ。ご飯を食べないとね」
 僕がベットから起き上がると2人は何故か残念そうな顔をする。
「お兄ちゃん、これつらくないの?」
「目覚ましに使われなかったんだから、私たちで処理するよ?」
「別にいいよ。それよりお腹が減ってるんだ」
 男性の生理現象は無理にしなくてもちゃんとおさまるもんだ。そのまま部屋を出ようとすると引っ張られた。起きたらしい逸子さんが手首を掴んでいる。
「駄目だよぉちゃんと発散させられるときにさせないとぉ」
 手首を引っ張られてベットに腰掛けさせられると知り合いの中でも大きいおっぱいで僕のナニを挟み込んだ。
「うおっ!」
「いただきまぁす」
 逸子さんは手馴れた様子で僕のものを飲み込んでしゃぶる。
「駄目だよ邪魔しては」
「お兄ちゃんはこっち」
手を使って体を離そうとしても緑と綾先輩が手を掴んで自分達の胸や秘所にこすりつける。
「はうあっ」
変な声を上げて思わずイッてしまった。
「凄いいっぱい。やっぱり一番絞りは違うわぁ」
 最後まで絞りとるようにおっぱいでもまれてナニはまた大きくなる。
「逸子さんいいなあ。あたしにも頂戴」
「一番絞りは飲んだことないからな。先輩、ぜひ私にも」
 逸子さんのおっぱいにかかった分を緑と綾先輩が舐めとっていく。
「駄目ぇ。これ、わたしのぉ」
 逸子さんの声を聞きながら僕はこっそりと階段を下りていった。
808名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:53:46 ID:IAPPScT4
「おはよう」
「おはよう」
「おはようございます」
「おはよう」
 挨拶して食卓に着くと、それまでおしゃべりしてた茜義姉さんと元家庭教師の皐月さんが僕の左右の椅子に座った。まあいつも通りの風景だ。
 桃子義母さんが味噌汁をついで持ってくる。三人とも裸エプロンで食事当番の時の格好だ。今日の当番表をみると母さんがコップ、姉さんがスプーン、皐月さんが箸と書かれている。
 母さんがご飯を持ってくると僕の前に立つ。
「今日はどうする?母さんを食べる?やめとく?」
「もちろんいただきます!」
 僕の言葉に母さんは笑ってエプロンをめくりあげた。結構濃いい縮れ毛の奥からむわっと女の匂いがする。見なくても母さんの女穴が濡れているのが分かったので僕はナニの先端を母さんに当てる。
「いただきます」
「んんっ」
 母さんの中は相変わらずあったかくて気持ちいい。僕がしばらく快感に身を委ねていると首が横に向けられた。
「んちゅっ」
「んふっ?」
 姉さんが左から味噌汁を口に含んで流し込んでくる。
「おいしい?」
「ちょっとしょっぱいかな」
 姉さんに応えると反対側から皐月さんが箸を突き出してきた。
「はい、あ〜ん」
「あ〜」
 ん、とご飯を口に含む。ご飯を飲み込むと今度は姉さんがオカズのウィンナーを噛み砕いて流し込んでくる。
交互に食べさせてもらっている間、僕の手は母さんのおっぱいをゆっくり揉んでいた。大きい母さんのおっぱいの先からは白いミルクがこぼれ出している。
 喉が渇いた僕はコップである母さんのおっぱいを強く揉むとそのまま吸い付く。
「はあぁぁん」
 達したらしい母さんのおっぱいから勢い良く母乳があふれ出した。同時に秘所も動き出して僕は精を放ってしまう。
僕はごくごくと音を立ててミルクを飲み干す。口に含んでなかった方のおっぱいから出た母乳で体がびしょ濡れになってしまった。
「ねえ、わたしのミルクも飲んで」
激しく息をして僕の頭を抱きしめている母さんを見て興奮したのか皐月さんが僕に声をかけてきた。
「あたしが先よ」
 姉さんが対抗するように僕の腕を掴んだ。
「待って待って二人とも飲むから」
 僕は母さんの穴にナニを入れたまま二人のおっぱいを片方ずつ一度にくわえた。両方の乳首から飛び出す母乳を口いっぱいに含む。
「いいぃぃ」
「ああぁ」
 皐月さんと姉さんがおっぱいを僕に押し付けてくる。僕は更にミルクが出るようにくわえているいるおっぱいを潰すように握る。
「お母さんおはよっ…あ〜!」
「今日は桃子さんがコップ係のはずですよぉ」
「あら、あらあら、慌てないの」
 入ってきた途端文句を言う緑と逸子さんを母さんがなだめる。でも母さんの穴は僕のものをくわえ込んでいて柔らかく刺激してくる。
「し、仕方ないじゃない。ああっミルク出るのがコップがかりぃ」
 姉さんが途切れ途切れに口にする言葉に先輩が口を挟む。
「箸係やスプーン係なら私にも勤められる。だからコップ係をやるんなら交代しましょう」
「駄目。もう朝ごはん終わりだもの。ね、ご主人様」
 皐月さんが僕から離れた。僕も終わるつもりで姉さんのおっぱいから口を離す。するとすばやく皐月さんが僕の口に吸い付く。
「ちゅっちゅっむちゅぅ」
 皆をからかうように僕にキスをする皐月さん。それを唯一笑って見つめる母さん。実は皐月さんのキスと同時に僕は母さんの中に精を吐き出していた。
809名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:56:56 ID:IAPPScT4
 ミルクで体がべとべとになってしまったのでシャワーを浴びることにした。うちの風呂は自慢の風呂で同時に10人入っても大丈夫という特別製だとはいえ今回はシャワーを浴びるだけのはずだった。
「いらっしゃい」
「ようこそおいでに」
 風呂には後輩の双子がいた。
「ええと、今はシャワーを浴びに来ただけで風呂に入る気はないから」
「承知いたしました」
「分かりました」
 輪唱のように同じ意味の言葉を別の言い方で繰り返す2人。一卵性の双子の上そっくりな格好もあって見分けられる人間は少ないらしい。それを承知でわざとやってるらしいけれど、僕は見分けがつく。右が夕日ちゃん、左が朝日ちゃんだ。
「わたしたちが今日のスポンジ、タオルです」
「わたしたちがタオル、スポンジ係です」
『先輩をきれいにしてあげます』
 最後にピッタリ息を合わせて僕を浴室へと引っ張り込む。そのまま椅子に座らされてシャワーをかけられた。
「っぷぷ」
 顔にシャワーがかかって思わず眼を閉じる。顔をぬぐっていると前後から柔らかいものに挟まれた。いつものパターンからいって2人のおっぱいで洗われてるんだけど。
「どうですか」
「痒いところはありませんか」
「うん。気持ちいいよ」
 この2人は息がピッタリということもあるけれど体型もそっくりなのでこういう同時の作業だと分身の術のような気がする。
前と後から左右に位置を移して2人が洗っていく。僕は左右の肩に2人のおっぱいが来たときに手首をひねって2人の秘所に指を差し込む。
『ひゃん!』
 2人の口から同時に声が出る。そのまましばらくいじっていると蜜液がこぼれ出す。
「あぁ、もっとクリこすってください」
「あぁアナルに指を入れてください」
 ここら辺が2人の違うところだ。朝日ちゃんがクリトリス派、夕日ちゃんがアナル派。2人とももう一つの方でも感じるけれど一番が違う。
『イイイクウゥ!』
 もう2人とも僕の体を洗うどころじゃなくて、逆に僕の体に摑まって支えにしている。絶頂に達していっそう愛液を流しながら2人は寄りかかってくる。
僕はそれを支えながらキスをした。
810名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:01:25 ID:IAPPScT4
 ここまでです。武具娘を見て、道具の役目のハーレムを考えたんですがネタが付きました。
 もう少しあるんですがキリが悪いんで、もし完成したら出すかもしれません。
811名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:04:45 ID:I3pXeldP
待ってる…きっと
812名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:49:28 ID:r7TaHquX
枕と布団係なんかは?あとは歯ブラシ係も有りかもしれないですね。
813名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:43:40 ID:puemCdgI
どう考えてもトイレ係が必要です
嫌いな人もいそうだが
814名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 22:50:22 ID:9ZLqLv1v
エディ・マーフィー主演「星の王子ニューヨークへ行く」を思い出した。
815名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 10:41:45 ID:/2qwodR5
うまらねぇなぁ。

何か、きっちり埋め切ってしまえるネタは無いかなぁ……自販機の中?
816名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:17:01 ID:e43m736L
>>815
悪魔と契約することで使える様になる、
寿命と引き換えに一時の安楽を得る、恐怖の自販機が話題になっているな。
http://www.taspo.jp/
これとハーレムって相性いいの?悪いの?
817名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 11:39:52 ID:1jkpiYxT
449さん投下しないのかな?
818名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 20:15:21 ID:g4WIxyVe
MILK HAREM 秘書キター
819449:2008/03/09(日) 22:30:29 ID:sTMDxx1N
いろいろあって、ようやく時間がとれました。すいません。
>>817のレスのあとだと、自演のように疑われてしまうかもですが、遅刻の罰として甘んじて受けておきます。

以前投下した、『ラブレター、貰いました』の、ハーレムプレイ編です。全体の話を、ダイジェストにまとめました。
エロシーンは『起承転結』の『結』にありますので、それ以前は適当に読み飛ばしてください。
注意点
人によってはグロさを伴う描写もあり。ドリー関係のネタに生理的、倫理的な拒絶反応を示す方はスルー推奨。

残りのスレ容量では足りないので、投下しきれなかった分は補助スレにあげておきます。
820『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:32:31 ID:sTMDxx1N
 


「あの・・・」

「なに?」

「おはなしがあるの・・・」

夕暮れの教室、窓から差し込むオレンジの光が幼い少女と少年を照らす。
少年はランドセルを背負い、今にも帰宅の途につこうとしていたところを、クラスメイトの少女に呼び止められたのだ。
しかし、少年は先を急ぐ。
ごめん、早く帰らなくちゃいけないんだ、と素っ気なく言い残して、教室を出ていった。

残された少女は、そっと涙をこぼす。



これが、二人が交わした、最後の言葉となった。










唐突でしたか?

このような出だしを、アバンタイトル、などとも言います。
作品によっていろいろな役割を持ちますが今回の場合、重要な意味があります。
物語の導入部でありながら、核心に迫るキーを含ませた、小さなカットです。





さて、みなさま。

山下君と中森さん、その交際のいきさつを読んでいただいた方のなかには、その後の彼らにいくらかの興味をお持ちになった方もいらっしゃるかも知れません。
そういった方々のために、その顛末を掻い摘んで紹介していこうと思います。

それでは、オーソドックスな作劇の基本である『起承転結』になぞらえて、お話ししていきます。





『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』






821『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:33:38 ID:sTMDxx1N
 

『起』

はい、これが『ラブレター、貰いました』本編と、その付属7篇にあたります。

ここでは、あえて補足すべき事はありません。






『承』

おそらくこの部分が、彼と彼女らの関係において最も重要で、かつ長い時間が費やされた部分です。
平たく言えば、修羅場です。


山下君はといえば、彼女らからの告白の翌日、激しい衝撃を受けました。

一人の女の子と思って心奪われだした女の子が、実は3人の少女が間の悪い具合に入れ替わってしまっていたのです。
まさか、顔形が全く同じ女の子が、同時に告白してくるとは夢にも思わなかったわけですから、途中で気が付かなくとも仕方がないのかも知れません。
そして根が真面目な彼ですから、そのことを知って激しく動揺しました。
一人の女の子と誠実な交際を、と考えていた彼としては、思いもかけずに不義理な行いをしてしまっていたわけです。


同様に、中森の6人姉妹も、大きく揺れました。
自分一人が彼に受け入れてもらい、他のライバルに大きく差を付けたと思っていたら、実はそうではありませんでした。また、手紙が届かず気持ちを伝えられなかった三人も

、大変なショックを受けました。
そして、ある者は心を閉ざし、ある者は涙に暮れ、ある者は他者を攻撃し、そして怒る者、逃避する者、いじける者と、姉妹はバラバラになってしまったのでした。


山下君は、彼自身もはっきりと心が定まらないまま、それでも性根の真面目さから姉妹それぞれと向き合っていくことになるのです。
そうやって姉妹一人一人と接していくうちに、同じ顔かたちをした姉妹ながらも、それぞれに明確な個性の差があることに気付きます。

『あかね』は引っ込み思案で、自分の殻に引きこもりがちです。
『みどり』は幼く、少女趣味なところがあります。
『ましろ』は腹黒いのですが、どこか憎めない愛嬌があります。
『みずき』は明るく、曲がったことが嫌いな性格です。
『あさぎ』は恥ずかしがり屋ですが、健気で前向きです。
『さくら』は控え目な性格で、ほとんど自己主張をしません。

はじめはどう見ても見分けの付かなかった6人ですが、性格を理解していったことでようやく山下君もその雰囲気の違いを感じ取ることが出来るようになりました。
そうして彼と彼女たちは、しばらくの時間を共有し、お互いの理解を深めていきます。
最初は、漠然とした『中森さん』に好意を持っていた山下君ですが、次第に6人それぞれに惹かれていくのでした。


しかし結局は、姉妹の誰も彼を諦めず、彼も姉妹の一人を選ぶことが出来ずに、膠着状態に。


そのあとさらに、とうとう6人姉妹の大喧嘩、平手が舞い拳が唸るドタバタ騒ぎ。側にいた山下君も止めようと分け入ったのですが、何しろ相手は顔も身体もまるで同じの6

人姉妹、頭がこんがらがってもう訳が分かりません。髪を乱し声を荒げ、張られた頬を赤く腫らしての大喧嘩は続きます。
山下君が仲裁に疲れヘトヘトになった頃に、ようやく掴み合いの喧嘩は終了しましたが、まだまだ修羅場は続行中。今度は6人が彼に詰め寄り、今すぐ誰か一人に決めてくれ

、と究極の決断を迫ります。
822『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:34:16 ID:sTMDxx1N
 
さて。
こんな時あなたならどうしますか?
やはり、6人全部コースを選ぶのでしょうか。

しかし、この場面、この作品の主人公である山下君はどうでしょうか。
生真面目な彼は、複数の女性を選ぶ、などという選択肢を思いつくはずもありませんし、よしんばそれを閃いたとしても彼に、たった今まで大喧嘩していた6人を全員まとめ

て説得できるような胆力はありません。そんなものがあれば、そもそもこんな大喧嘩にはなりません。
そうするとやはり、とにかく一人を選ぶしかないわけです。
ですが、情の深い山下君ですから、6人それぞれに愛着を持ち始めています。その中から一人だけ選ぶということは、残りの5人にはごめんなさいをするということですが、

その5人の傷心をさらりとスルー出来るほど、山下君はドライな性格ではありません。

というわけで、山下君は逃げました。

彼を責めないであげてください。
極限まで追いつめられた人間の精神がとった防衛行動です。



気が付いたとき、彼は、日本人の心の癒し場、箱根温泉郷にいました。



はい、そこ、いまどき箱根かよ、とか言わないように。



ぼんやりと温泉に浸かる彼ですが、ここでとある男性と出会います。

陽に良く焼けた、20代くらいの青年です。旅先の気安さからでしょうか、山下君の隣に並んで湯に浸かり話しかけてきました。
他愛のない世話話でしたが、その男性は、山下君がなんだかとても疲れ果てていることに気をかけてくれたのです。
そして山下君は、その青年にほだされて、今までのいきさつと悩みを打ち明けました。それまでは、こんな境遇は誰にも相談できずに一人で抱え込んでいた山下君でしたから

、愚痴にも似た悩みをとにかく聞いてもらえただけでも、ずいぶんと心が安まってきます。もちろん、話すだけでは解決しないのですが。

一通り話し終えた山下君が青年を見ると、彼は何とも微妙な表情をしています。

実はこの青年も、若い頃、同じような悩みに苦しんだことがあるのです。
多情な性格故に、血の繋がらない姉や妹に肉親以上の好意を抱き、葛藤した少年時代。他人を傷つけ、自分も傷つき、そして逃げ出すように家を出ました。
もちろん今は、彼なりの答えを出して、愛すべき人たちと共に生活しています。

それから彼は、なにやら運命じみたものを感じながら、目の前の少年に、かつて自分を救ってくれた先輩の言葉を託すのです。

「なぁ、少年、・・・・・・ハーレムはいいぞ?」





823『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:36:13 ID:sTMDxx1N
 
『転』






激しく、強く降りしきる豪雨の中、一組の男女が叫んでいました。
傘もささずにずぶ濡れで、二人は車道の傍らにうずくまって叫んでいます。
しかしその声は、滝のように降る雨の音に掻き消されて。

それでも二人は、もはや動くことの無くなった少女の身体を抱きしめて、ただ懸命にその名を呼ぶのです。

最愛の、娘の名を。



暗転、そして現在へ。







結局、山下君の箱根逃避行は、一晩で終わりました。
中森さんの家に行き、まずは平謝りです。

ちなみに中森さん宅は、大層豪華な邸宅で、そこそこ広い庭持ちです。

箱根の夜、出会った青年から聞かされた彼の過去は、少年にとっては衝撃でした。自分と同じ悩みに苦しみ、そして出した青年の答えは、
山下君にとっては考えもしなかったことです。

つまり、6人姉妹すべてを受け入れろ、と。

もちろんこの山下君、だからといって一晩で直るような優柔不断ではありません。未だに6人全員を平等に愛していく、などという踏ん切りはついていません。
青年に諭され、逃げるのをやめて戻ってきただけなのです。

さぁ、これからどうしようか、などと考えながらの平謝りでしたが、姉妹たちの様子が変であることに気が付くのです。
姉妹の一人、みずきが代表して、口を開きました。

「『パパ』がね、山下君と話がしたいって・・・」

さてここで、今更ですが彼女らの家族構成を説明します。
中森姉妹には、父と母がいます。
両親は海外の研究施設で指揮を執り、現地で暮らしています。
そして姉妹だけが日本に残り、時折帰ってくる両親を待っているのです。
以上。

とまぁ、そんな風に簡潔に説明されたくらいの情報しか山下君は知りません。ですので、ここで唐突に出てきた人物の名前に、かなり動揺します。

たしかに、可愛い愛娘のほとんどを傷物にされたとなれば、たいていの父親ならば憤慨するでしょう。しかもたった一人の男に。

山下君は、帰ってきていきなりですが、再び箱根に逃げ出したくなりました。
しかし、さすがにそれを踏みとどまった彼は、それなりの覚悟を決めて、姉妹の父親に会うことにしました。
824『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』:2008/03/09(日) 22:39:13 ID:sTMDxx1N
 
しばらくして姉妹の家に到着した男性は、中学生の親にしては少々年かさのはった老人でした。それもそのはず、彼は姉妹の父親ではなく、
両親に雇われた弁護士で、保護者代理のような仕事をしている人物だったのです。そして山下君は、彼に導かれ車に乗ってべつの場所に移動します。

・・・ところが、ずいぶんと時間をかけた割には、車は出発地点である中森さん宅からそう遠くない場所に止まりました。そして駐車場に車を止めた後、
老人は山下君に徒歩を促し、結局中森さん宅に戻ってきたのです。
状況を掴めないまま、弁護士からいわれたとおりこっそりと裏口から庭に入ります。後に従っていくとそこはひっそりとした庭の隅、なにやら深く茂った
植え込みの足下をまさぐったかと思うと、地下へと続く階段がありました。
山下君、成り行きに理解が追いつかないまま老人の後に続くと、地下室の一つ、大型のコンピュータ筐体が立ち並ぶ制御室に案内されました。
なぜ地下にこんな部屋が?と混乱する山下君に、老人はいくつかの端末を操作しながら話し始めます。

「これからここで知る事柄は、彼女たちには他言無用に願います」

家の地下に入るために車で遠くに出かける素振りを見せたりする念の入れ様から、中森6姉妹には絶対に秘密なのだということは、山下君でも
分かります。
そして老人が語った内容は、確かに、彼女らには秘密にせざるを得ないものでした。
以下、簡単にかいつまんでお話します。



中森の6人姉妹は、元は一人の人間から作られたクローンだったのです。



昔、一人娘を事故で失った夫婦は、とある異端の技術を取り入れ、ぼろぼろになった娘の肉体、その遺伝子から、新しい身体を作り上げました。
そして、瀕死の脳から出来る限りの記憶を抽出し、その肉体に移し込んでいったのです。娘の身体を何人分も用意したのは、この記憶転送が
非常に困難であり、一度失敗した肉体は再使用不可能だったためなのです。
この、倫理的に問題のある方法で娘を甦らせようとした夫婦ですが、何度も失敗を繰り返し、使えなくなった肉体を破棄するうちに歪みが生じ始めました。
或いは、もとより狂っていたのかもしれませんが。
愛し合い、同じ目的に向かって行動してきた二人ですが、ある日諍いが起こりました。夫は成功を焦って何体ものクローン体を同時に調整し始め、
妻は失敗して破棄される娘の肉体に心を痛めていたのです。
その諍いの結果。

「彼は、妻を殺しました」

はたして、『娘の姿をしたクローン体の失敗作』を潰すのと、『普通の人間である妻』を殺すのと、いったいどんな違いがあるのか?
そのあたりの考えが彼の中でどう捕らえられていたのか、もう今となっては窺う術はありません。そのあと彼は自ら命を絶ったからです。

「・・・そんなの、すごく自分勝手だ!」

山下君は、その話を聞いて憤慨しました。
淡々と続けられる老弁護士の言葉、それは山下君には、現実味を帯びないまるで出来の悪いSF映画のようなストーリー。
それらを信じるか否かを別にしたとして、山下君が素直に思ったことは、それだったからです。

そして老弁護士の話は、ようやく6姉妹のことに及びました。

姉妹は、夫婦の死後に生まれた、6体のクローンです。
父親は死ぬ直前、残ったクローンすべてに記憶転送の処置を施しました。この処置は完了するまでの期間にばらつきがあり、数ヶ月〜数十ヶ月を
要するのですが、彼はその結果を見る前に死んでしまいました。皮肉なことですが、夫婦の死後になってようやく、彼らの願いが叶ったのです。
記憶転送に成功したクローン体は、夫婦の残した莫大な資産とともに、この弁護士に委ねられました。そして彼は遺言とも言える生前の指示を元に、
姉妹の身元引受人となり、修学の手続きや援助を継続し続けているのです。
もちろん、姉妹はこのことを知りません。
記憶転送に成功し、クローン培養槽から出てきた彼女らは、自動的に記憶補完がなされ、そのことを忘れてしまうのです。
825『ラブレター、貰いました騒動の起承転結』

完全な人間のクローンを成功させたなどという話は、まだ聞きません。
衝撃的な内容に山下君は混乱しますが、弁護士から語られる数々の言葉や、次々と見せられる研究施設などの証拠に、それらのことを信じるしかなくなっていきました。

そしてそれらの話が一区切りついた頃合い、扉の後ろで物音が聞こえました。
ぎょっとした山下君が扉を確かめると、そこには、二人の後を付けてきた6人が。



中森姉妹は、自分たちの出生についての驚くべき事実を知り、青ざめた表情で山下君を見つめるのでした。





(補助スレに続く)