嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 43も古参も

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1名無しさん@ピンキー
浅いものはツンツンしたり、みたいな可愛いラブコメチックなヤキモチから
深いものは好きな人を独占して寵愛する為に周囲の邪魔者を抹殺する、
みたいなハードな修羅場まで、
醜くも美しい嫉妬を描いた修羅場のあるSSを扱うスレです。

■前スレ
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 42なさい…!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1194439151/

■まとめサイト
2ch 「嫉妬・三角関係・修羅場統合スレ」まとめサイト
http://dorobouneko.web.fc2.com/index.html

■避難所
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 二人目の子
http://www2.atchs.jp/dorobouneko/
2名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 20:48:07 ID:Fm56AwME
■関連スレ
嫉妬・三角関係・修羅場統合スレ 第23章
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1195144163/
■姉妹スレ
嫉妬・三角関係・修羅場統合スレinラ板 その2
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1172035731/
嫉妬・三角関係・修羅場統合スレin角煮板4th
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1191295796/
3名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 20:48:56 ID:Fm56AwME
誘導用
【ロリも】ハーレムな小説を書くスレ【熟女も】 12P
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191647075/
ヤンデレの小説を書こう!Part11
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1192890392/
ほのぼの純愛 10スレ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195144091/
●●寝取り・寝取られ総合スレ6●●
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190962894/
キモ姉&キモウト小説を書こう!Part6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193888223/
【アニメ】嫉妬・三角関係・修羅場統合スレ 第1章
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/anime4vip/1195387966/
4名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 20:49:40 ID:Fm56AwME
SSスレのお約束
・指摘するなら誤字脱字
・展開に口出しするな
・嫌いな作品なら見るな。飛ばせ
・荒らしはスルー
・職人さんが投下しづらい空気はやめよう
・指摘してほしい職人さんは事前に書いてね
・過剰なクレクレは考え物
・作品に対する評価を書きたいなら、スレ上ではなくこちら(ttp://yuukiremix.s33.xrea.com/chirashi/)へどうぞ
スレは作品を評価する場ではありません
5名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 20:56:47 ID:HIWqCBWN
ちと早漏気味だがどうせむこうは嵐に埋められるだろう
一応乙といっておく
6名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 21:20:16 ID:GuHe7rUP
乙。このスレは平和であるように祈る。
7名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:14:30 ID:Oo6sHmid
前スレ荒らされてる時に必死で雑談してる人はなんか痛々しかったな。
このスレの荒らし耐性の無さは異常。
8名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:22:52 ID:i84UbTOL
乙カレー
9名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:49:35 ID:I+Iap2Sz
お疲れ
10名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 00:02:22 ID:HIWqCBWN
>>7
荒らしが見えてないから空気読まずに雑談しちまうんだYO
11名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 00:28:21 ID:xBujq7Hs
1乙。スレタイのセンスには感動したぜ
12名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 01:52:10 ID:RB8gAj6F
よし、wktkして待っているよ
13名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 11:05:12 ID:1TftYUJ6
>>7>>10は荒らし
「荒らしをスルーして雑談しないで」って
14名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 11:05:49 ID:1TftYUJ6
と思ったらここはSSスレか
すまん忘れれ
15名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 13:30:35 ID:ylDlvc/o
乙。気長にwkwkして待ってるか
16名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 21:35:43 ID:zdfrTQWA
待てば甘露の日和あり。
17名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 21:50:15 ID:NYA+hUZ2
乙。気長に待つしかないのか・・・・・
18名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 22:59:59 ID:p4rwJClK
気長に待ちましょう!
19名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:08:10 ID:SSjM7F7B
景気づけになるかはわからんけど、投下していいですか
20名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:09:49 ID:I78c5Yri
どんと来い
21名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:10:39 ID:SSjM7F7B
ほんの少しでいいから、人が心の奥底で考えてること、想っていることが解ればどんなに生きるのが簡単だろう――
独りそんなことを思いながら喫茶店でコーヒーをちびちび飲んでいた。
高校生の分際で独り平日の放課後に制服で喫茶店に入り浸る奴が、一体周囲にどんな印象を与えるのだろうか?
まあ、今この喫茶店にいるのが自分と、カウンターの向こうで暇そうにしているウェイトレスしかいなければ
気にする必要もないだろうけど

「おい、店員さんお給料もらってるならもう少し働いたらどうだ」

「うっさいなー、暇人の道楽に付き合ってんだからこんくらいいいでしょ」

暇人と言うのは、俺のことでなくこの喫茶店の店長のことだろう。この店にはよく来ているが、ついぞ店長の顔を
みたことがない。
「ひまーーー」だるそうな声を出しながら、カウンターの向こうの回転椅子で回っている。よっぽどひまなんだろうな。

「そんなに、ひまならバイト変えればいいじゃないか」

「変えるったって、たとえば何よ」

俺は、しばらくわざとらしく考えるふりをしたあと。

「その平均より遥かに健康的な体を使って、ホームセンターで力仕事なんかどうだ?」

そう、無駄にニコニコしながら答えてやると
「お前は次来たときコーヒーに雑巾の絞り汁を入れてほしいみたいだな」

ドスの効いた声で、そう言うとどこから持ってきたのか、小さな包丁を手に持って器用に振り回している。
半分、褒めたつもりなんだけどな。

「ま、まあ落ち着け夏木、冷静に話せば分かり合える。 まずはその凶器を収めるところから――」

「うっさい冗談に決まってるだろ、いくらあたしがバカで野蛮でも刃物振り回したりしないわよ」

そう言って包丁をどこぞに収めると、不機嫌そうにそっぽを向いた。
怒っているのだろうか?  しばらく、嫌な沈黙が続いた。
窓から入った夕暮れの光が、店を包む漂白された無機的で真っ白な光を押し退け夏木の肌を照らす
22名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:13:04 ID:SSjM7F7B
光を背にしている所為かその顔は、酷く憂鬱そうで。茜色に照らされたその細い腕は、自分の褐色の肌を
隠すようにしていた。

「ほめたつもりなんだけどな……」

こういう時、どうすればいいのか解らなくて。俺は、底にコーヒーが微かに残ったカップを傾けながら、消え入り
そうな声で釈明する。居心地が悪くて体のどこもが、常に何か居場所を探していた。

そう、何かもっと気の効いた釈明を混乱する頭で必死になって探していると。
不意に、こらえている様なかすれた笑い声が聞こえてきた。

「なにお前もしかして、本気で怒ってるか心配した?」

そう言うと何がそんなに面白いのかは知らんが、目の前のバカはこらえきれないという風に笑い始めやがった。
なにが面白いんだ?

「何って、お前あたしがちょっと黙っただけでそんな取り乱して――」

途中まで言いかけて、また笑い出した。 なんなんだ、これは。

「うるさい、お前みたいなチンチクリンに言われたく…な……い」

言い切った後、俺は目の前で機嫌良く、先ほど収めた筈の包丁をまた振り回す乱暴な少女を見た。

「誰が、チンチクリンだって?」

夏木は手にした安っぽく薄白いぎらつきを放つ包丁とは、かけ離れた夏の晴天を思わせる満面の笑みで質問をした。

「池澤くん、質問にこたえなさい」

この迫ってくる笑顔をどうしたものだろう、どうにも解らない。俺は万事休すといった感じでカウンターの机に突っ伏した。

「……つかれてんの?」

何故か真上から聞こえた声に一瞬、体が震えた。声はとても近く感じられ、そんな些細なことが、馬鹿馬鹿しい位露骨に
わかりやすく心臓の鼓動を速くし、頬を熱くした。見なくても自分で解るくらいに紅潮した頬を見られたくなくて、ゆっくりと
おそるおそる視線をもたげた。夏木は、カウンターの向こうからこちらを覗き込む様にしていて、一瞬その透き通った
幼さの残る瞳と目が合った。が、途端短い髪を揺らし、大げさな音を立てながら向こうの椅子に背筋良く座った。
23名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:14:42 ID:SSjM7F7B
「本当に疲れてんなら早く帰って布団で寝な」

そういう訳じゃないんだけどな―― 

「大体、池澤はそんなに賢くもないのに見栄はって伊田高校なんか行くから、寝る時間が無くなるんだ。 もっと近場の
公立にでもしとけばよかったのに」

「よけいなお世話だ」

伊田高校と言うのはここらではまあまあ名の通った私立で俺の通ってる学校。そして、どうにも最近その勉強のスピードに
ついていけない。塾でもいこうか

「これでも、結構悩んで――」

と、言いかけたところで目の前に何か小さな箱が置かれた。そう、ちょうどケーキ屋かなんかで見るのと同じ様な箱が。
俺は、しげしげとそれを眺めた後、微かな期待を抱きつつぎこちなく口を開いた。

「なに? これ」

「ケーキ」

スパンと解り易く明瞭な答えが返ってきた。

「俺に?」

「そう」

「なんで?」

「店長が、期限危ないから今日売れなかったら持って帰ってもいいって」

なんか、色々と問題があるような気がする。と言うか、ここのメニューにケーキが在ったのか。
けれどそんな事より変な期待をした自分が恥ずかしかった。

「あたし、別に甘いもの好きじゃないしお前にやる。 それに甘いものって頭の疲れを取るんだろ、ちょうどいいじゃん」
24名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:16:37 ID:SSjM7F7B
まくし立てるように、目の前のケーキを譲渡する理由を教えてくれたが、淡い期待を打ち砕かれた所為かどうにも耳に
入らない。
窓の外はすっかり暗くなっていて、窓枠の端には小さな街灯の光も見えている。店内の空気もするどく冷え、冴えていた。
目の前にあるのは白く味気ないケーキの入った箱と、その上に置かれた夏木の健康的な褐色の手。
もし俺が、今ケーキ箱に手を伸ばさず。小さな手のひらを取ったら目の前の少女はどうするだろう。
はねのける? ゆっくり手を離して、適当な当り障りのないことを言って俺を帰らせる? それとも手を取ってくれる?
もし、起こりえることがこれだけなら三分の一の確立で報われることになる。しかし、俺はそれであっても手を取れ
ないだろうし、まして現実はもっと多い選択肢の中から一つを選ぶんだ。到底思い通りにはいかないだろう。
そうして、諦めに冷えた手でケーキ箱を受け取った。

「ありがとう。 これ食って家でがんばるよ」

ずいぶん長い時間座っていた気がする椅子から腰を上げ。ぼんやりと礼を言った。

「ああ、気をつけてな。 もう暗いぞ」

「おう、おまえもバイト帰りは気をつけろよ」

それだけ言って、入り口のドアを押した。そいつは何時も、入ってきたときより重く感じる扉だった。
25名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:19:35 ID:SSjM7F7B
「おい、池澤ちょっといいか」

「ん、なんだ小林?」

放課後、人影もまばらになった教室で日直の仕事をしていると、おもむろに小林がずいと寄ってきた。

「お前、今つき合ってる奴とかいないよな」

「なんかむかつく質問だな」

「まあそう、がなるなそんな池澤君に吉報なんだからよ」

吉報?なんとも胡散臭い話に思わず聞き返しそうになったが、そこはこらえて適当に抑揚なげに返事をした。

「小林が俺の為にそんないい話を持ってきてくれるとは驚きだ。 感動で涙が止まらん」

「おいおい、こっちはそれなりに真剣な話なんだぞ。 襟を正せ、襟を」

そう言ってはいるが、小林からにじみ出る雰囲気はどう見たって、真剣とは程遠い。けれど、こいつが始めに聞いてきた
つき合ってる奴、についての話が妙に引っかかった。もしかして、そう言う意味での吉報なのか? けどそんな事は
ないはずだ。こいつとは昔からの付き合いで、夏木のことも、俺がどう思っているかだって知っている。
汚れた黒板消しを持ったまま、小林が次に言い出すことを当てもなく考えた。カバンをまさぐる小林を横目に、たいした意味も
なくチョークの粉で白く汚れた指先どうしをこすっていると、急に辺りの雑踏が気になった。しかし、教室のまばらな人影
のどれもこちらを気にかけているようではなく。茜色の放課後は、ただ静かでまぶしい。

「四組の島崎由香さんって知ってるよな。 お前が一年のとき同じクラスだった。 その島崎さんからのお手紙 
中身はいわずともがな」

「見たのか?」

「んなわけないだろ、バカ」
26名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:21:15 ID:SSjM7F7B
小さく気づかれないように溜息をついて、小林がカバンから取り出した真っ白な味気ない封筒を受け取った。
たしかに全く赤の他人ではないのだが、そんな告白されるほど仲が良いわけじゃない。去年だってたまたま席が近かった
から喋ったようなもので、進級してクラスが別々になってから話したことなんてないんじゃないだろうか。
俺は何とか、記憶の棚の隅で埃をかぶり半分壊れかかったその印象を思い起こした。まあ、小林がどうこう言う位に
可愛い、いや奇麗のほうが近いかもしれない。けれどそいつは、肌が磁器で出来たような重苦しい奴だった。話していて
理解できない恐ろしさが、ふっと目の前を横切ったことも少なくない。何時も薄暗い微笑をして、こちらを見透かしたような風に
深淵をかすめる言葉を吐き出していた。そんな奴は不気味以外の何物でもない。

「ありがたいけど、遠慮する。 大体お前だって知ってんだから、断ってくれたっていいじゃないか」

手持ち無沙汰に今時古風だなと言い手紙をひっくり返したり、透かしてみたりしながらグチると、小林はしばらく怪訝そうな顔を
したあと、さも呆れたと言う風に大げさな口ぶりで言った。

「もしかして、池澤……お前まだ夏木由加のこと――」

慌てて小林の口を塞ぎ、嗜めるようにその眼を睨んだ。しかし、教室は既にがらんどうでこの話を耳をする人間は居ない。
自分でもバカらしいと思うくらいに幼い行為だった。こんなことくらいで恥かしがるなんて小学生でも最近はないんじゃない
だろうか。小林は口を覆っていた俺の手を退かし、こんどは逆に責めるような厳しい口調になった。

「池澤、お前が始めてあいつの事を俺に相談したのは何時だか覚えてるか? 中学一年だぞ。 そんで俺は、幼馴染の
お前の為にあれこれ手を打って、何回だって告白するチャンスを作ってやっただろうが。 それを全部ふいにして、まだ
あいつのことが好きだなんてな。 こんな事言いたくないが、ストーカーじみてる」

ストーカーじみてる、ああその通りなのかもな。自分でも情けなく思ってはいるさ、本当に何回でも告白するチャンスは在った。
第一昨日だってそうだ。あの時に手を取って、好きだと言うだけじゃないか五秒もかからない。その答えだって夏木なら一瞬で
返すだろう。臆病なんだ、振られたら、笑われたら、そう考えただけで頭の中に死にたくなるような絶望がいくつも生まれて、
そいつらが情けない音をたてながら、玉突き事故を起こして思考をとめる。それだけのことで、夏木を直視することが出来ないくらいに
怖かった。一体自分は、夏木にどう思われているのだろう。中学時代のクラスメイト、暇なバイトの適当な話役、ただの顔見知りの客。
なんて女々しいんだ。けれど、こう自分を批難できるのも頭の中だけでとても、現実に改めることなんて出来やしない。

「まあ、でも今時そんなに一途なのも珍しいかもな。 でも高校のときの恋愛なんて長持ちしないんだって、
お前ももうちょっとおき楽に考えて広く浅く男女交際してみたらどうだ」

ずっと黙りこくっているのを心配したのか、フォローをいれてくれたが。自分でも小林の言っていることの方が、何となくだが
正しいのだろうなと思ってしまった。
27名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:26:24 ID:SSjM7F7B
なんか全然病んでませんが今日はこれだけです。
読んでくれた人ありがとうございます
28名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:29:38 ID:I78c5Yri
GJ
お前さんの勇気に敬礼、そして今後の修羅場に期待
29名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:31:13 ID:NYA+hUZ2
GJ!!!
待ち続けたかいがあったぜ
30名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:34:50 ID:MwraqQeg
遅寝は6文の得だな
31名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 00:27:33 ID:rRwm24JD
期待。
32名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 01:04:48 ID:+z7ZoH5w
だからトリ付けろって
33名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 13:33:01 ID:E2Iui6eL
GJ&wktk
34名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 17:35:39 ID:oIz7qT7S
今日はいい夫婦の日
35名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 18:25:19 ID:Nxx1wlY3
>>27
GJ!
面白くなりそうだし、期待してるよ!
ただ、トリは付けといた方がいいかもね。
36名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:50:18 ID:I/2FLeUq
( ´,_ゝ`)プッ 今ならヒーローになれると思って慌てて書いたから、先の展開なんか考えてないのに
37名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:12:27 ID:F4OS4ey0
ウゼ('A`)
38名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:14:23 ID:2KLIaDC+
>>36
だまりゃ!その方麻呂をなんと心得る!!
恐れ多くも中納言から三位の位を賜り・・・・なんだっけ?



いきあたり
ばったりだって
いいじゃない
だって人間じゃん
書けばいいのさ

みつを
39名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 02:47:24 ID:mOnvdptO
星空wktk
40名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 03:43:14 ID:KQA1hjri
余りプレッシャーを与えてはいけないよ
続き書けないのに書けって言われたって
これじゃ荒らしどころか拷問と同じだよ
41名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 03:53:31 ID:SM0DgtEW
位を賜るのは帝からのはずだが
そもそも中納言自身が三位の官位なのに……
まあ星空のファンはこんなモンかw
42名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 04:34:56 ID:2KLIaDC+
>>41
ごめんなさい
43名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 05:47:24 ID:F5gxgM6O
ここの嫉妬ってほとんどヤンデレ気味なのばかりだけど、
らんま1/2のあかねのようなツンデレの嫉妬ってないのか?
44名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 06:18:31 ID:Gb7iEdQp
諦めかけていた受験を、ここのSS見て再び頑張ろうと思った俺が通りますよ
受験は明日だからいまから札幌行ってくる
45名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 06:55:43 ID:aXeNF1is
>>40そうだな。すまんかった
46名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 10:27:20 ID:kj7Tgo9H
スレ立てんの早すぎだろ
もうちょっと考えろや
47名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 10:38:18 ID:2gjf8es3
>>46
あんなスレに誰が投下したいと思うんだよ?
48名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 10:57:24 ID:joa+em+o
>>43
ツンデレ気味のか・・・うーん、なかなか難しいなぁ。
そういうのだったらツンデレスレで事足りるからかもな。
49名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 11:19:21 ID:2NGZf733
ツンデレの嫉妬・・・微妙に判定しづらい
怒っているのか、ツンツンしているのか、嫉妬しているのか
わからんw
50名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 12:22:46 ID:/q2T6qAy
ツンデレの定義がいまいちわからんが、幼なじみ系ヒロインの初期は少しツンデレっぽくね?
本当は好きなんだけど今までの関係を崩したくなくて素直になれない……的な。
あとハート→ヘイトはツンデレ…じゃないや、ツンツンだね、主人公の前でデレないし。
51名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 12:46:14 ID:aXeNF1is
さっき前スレに猛者が出現したけどこのスレでは頼むから反応しないでくれよ、お前等w
52名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 13:55:56 ID:nPrhqExW
>>50
幼馴染ツンデレよりも幼馴染依存型の方が萌える罠w
例えば、5年間放置していただけで
タスケテタスケテタスケテなんていうものがあるw
53名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 14:10:31 ID:gy1kUN6t
>>50 御意
54名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 14:56:32 ID:nFuAaryK
ツンデレVSヤンデレの嫉妬が見て見たいぜ。
難しいと思うけど誰か神はいらっしゃいませんか?
55名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 15:08:49 ID:joa+em+o
>>54
発想を転換させるんだ・・・。
神がいなければ、自分が神になればいいと・・・!
56ACTER ◆irhNK99GCI :2007/11/23(金) 16:27:31 ID:WVzx6LjV
懲りずにやってみる軽度の嫉妬。こういうネタはスレにあわないのかね?
-* すくーるでis *-

 みんなにはナイショのヒミツ。
私がいま付き合ってるのは英語の先生。
きっかけは夏休みの補習授業。
告白したのは先生からだけど、今ではきっと私の好きの方がいっぱいなはずだ。


「それでは授業スタート始めます、レディ?」
「きりーっれぃちゃっせっ」
やる気のない号令も、先生の顔を見ていたら気にならない。
高い鼻も、白い肌も、スカイブルーの瞳も私のもの。
ハーフだから、といじめられた事もあったらしく、
先生はあまり自分の容姿が好きではないらしいけど、私は大好き。
黒板に文字を書く時、振り返って少しだけ揺れる赤い髪も、
背を屈めないと下の方に書き込めないその仕草も、
全てを私の瞳に焼き付けるべく集中する。

「それでは、サクラサン。カミン来てください、ここを訳してプリーズ下さい」
「はぁ〜い」
桜さんが呼ばれ黒板の前に立ち英文を翻訳していく。
何で先生は私の名前を呼んでくれないのだろうか。
呼んでくれたら世界中のどこまでだって会いに行くと言うのに。
あっ! こらっ! 先生にそんなに近づくなッ!!
ッッツツツ!! 今のわざとでしょ! 何、私の先生にチョーク拾ってもらってるのよ!
「イエスグゥーッ! よくできました」
あぁん、もぅ! 先生もそんなに優しく微笑まないでよぉ〜。
「……取りゃしないわよ、私に好きな人居るの知ってるでしょ?
 ほら…あとでイチゴミルクおごったげるからさ」
席に戻る際、桜さんが私にだけ聞こえるように囁いた。
持つべきものは友達だ。桜さんがいい人でよかった。

「ふむ、ネクスト次は……モモサン。カミン来てください、ここをリーディン読んでください」
「はいは〜い」
「イエスはい、は一回でオーケーです」
「はいイエ〜ス!」
クラスからどっと笑いが巻き起こる。
ミシッ! 握っているシャーペンが少し変な音を立てた。
先生をネタにからかうとか許せるはずがない。
「先生、これわかんな〜い」
そのうえ甘ったるい声まで出して誘惑しているつもりか!?
「きちんと予習しましたか? ディスこれはNice Boat!」
「ないすぼー?」「ノーノー違いますNice Boat!」「ナイスボー!」「Nice Boat!」
「ナイスボート」「Yes! Nice Boat!」「ナイスボート!」「Nice Boat!」「Nice Boat!」
「グゥーッ! 良いNice Boat!です」
「えへへ〜」
いい気になるなよ、先生に褒められるのは私だけで十分なのに!
私を怒らせた事を後悔させてやる。

「ソォネクスト次は……ハルカサン。カミン来てください、これを英文にライティン直してください」
先生も先生だ、私というものがありながら桃さんを指名するなんて、
いつもからかわれてしまうというのに悔しくないのだろうか? 私は悔しい!
「ハルカサーン。カミ〜ン来てくださ〜い」
先生! なんで私だけを見てくれないの!?
次は誰? ハルカ!? また女の子!?
「ハルカサーン、スタンダップリーズ」
春香? よりにもよって私と同じ名前の子だなんて!!! あれ?

「ハルカサーン? いつまでシット嫉妬してるのですか?」
57名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 17:45:44 ID:lpqT/p3i
ダジャレなのに……こんなくだらないオヤジギャグなのに……
なぜこんなにも腹筋が痙攣するのだ。
58名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:07:43 ID:nO0wAaTZ
なんというshit
59名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:37:16 ID:F5gxgM6O
うる星やつらとからんま1/2とか、高橋留美子の描く漫画は嫉妬率が非常に高い。
しかも、一般的な嫉妬のイメージと違ってそんな陰湿な雰囲気じゃないのが味噌。
60名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:44:39 ID:eoJBa/x3
嫉妬がギャグで収まるから満足できないんだよなあ
大抵はヒロインが主人公を叩いて終わったりするし、
陰湿とは言わないけど、もっとこう執着心みたいのを見せて欲しい
61名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:49:36 ID:seTU87fq
少年漫画にそこまで求めるのはキツイだろ
62名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:22:13 ID:RBaaq0lS
978 :名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:56:39 ID:wH/Z2b+8
始めに謝ります。長文失礼

………ずっとROMって流してましたがもう本当に我慢の限界です。
なんだかんだで結局こんなレス付けてる自分自身も含め、現在このスレにいる人間は、少々おかしい。

どうして静かに作品投下を待てないんです?
ネタ雑談ならともかく、こんな愚にもつかない無意味な煽り合いばかり重ねて。

作品批評している人。貴方はどうしてこの場で批評を行っているんですか?
確かに貴方の意見は的を得ているところもあるかもしれない、
ですが大多数の人間にとって、貴方は目障りな存在以外の何者でもありません。
作品の批評を専門的に行いたいなら専用の場があるわけで、
例え貴方が親切心から批評を行っているとしてもこの場でするべきことではないように思われます。
それを理解していて、かつ少しでも良心があるのであれば、作品の専門的な批評等は即刻批評板なりにでも行き、そちらで行って下さい。
これ以上貴方がこの場に居座り続け、今の態度を貫くようであれば、それは荒らし行為以外の何物でもありません。

作者の方々、また、大多数の作品を待っている方々、
こんな長文レスでスレの容量を食ってしまって申し訳ありません。
以下、ROMする作業に戻りますので、お許し下さい。
それでは、失礼しました。
63名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:23:26 ID:RBaaq0lS
>始めに謝ります。長文失礼
>………ずっとROMって流してましたがもう本当に我慢の限界です。
>なんだかんだで結局こんなレス付けてる自分自身も含め、現在このスレにいる人間は、少々おかしい。

誤る必要も我慢する必要もありませんよ、委員長。批判はいつでも受けて立ちましょう。
しかしこれだけは言わせて貰いますが、心の病に罹っているヒロインでハァハァしている俺たちは
少々ではなく、か〜な〜り、おかしいです。

>どうして静かに作品投下を待てないんです?
>ネタ雑談ならともかく、こんな愚にもつかない無意味な煽り合いばかり重ねて。

よく読めばお分かりでしょうが、俺様はしにがみ氏のSSに感想を付けた後は、ずっと降り掛かる火の粉を払っているだけ。
荒らしているのはむしろ、煽ってきている他の住民ではないでしょうか?

>作品批評している人。貴方はどうしてこの場で批評を行っているんですか?
ここだと、個人的な感想がダイレクトに伝えられるからです。

>確かに貴方の意見は的を得ているところもあるかもしれない、
はい書き手が的を外した部分にのみ、助言をさせて貰いました。

>ですが大多数の人間にとって、貴方は目障りな存在以外の何者でもありません。
それは民主主義の宿命だと思って諦めて下さい。
極左集団や圧力団体によるデモには俺様も迷惑を感じていますが、その権利まで奪おうとは思いませんから。

>作品の批評を専門的に行いたいなら専用の場があるわけで、
>例え貴方が親切心から批評を行っているとしてもこの場でするべきことではないように思われます。
>それを理解していて、かつ少しでも良心があるのであれば、作品の専門的な批評等は
>即刻批評板なりにでも行き、そちらで行って下さい。
書き手とSSのために良心から行っていることであり、この場でダイレクトに伝える権利を主張します。

>これ以上貴方がこの場に居座り続け、今の態度を貫くようであれば、それは荒らし行為以外の何物でもありません。
とっくに荒らしとして認定されているようですが、今さらなにか?

>作者の方々、また、大多数の作品を待っている方々、
あ、それ俺様もその1人です、委員長。仲間外れにしないで下さい。
ただ俺様にとっては沈黙は敗北を意味するのです。
煽られている限り黙っているわけにはいかないことをご承知下さい。
久し振りに丁寧な筆調でのご意見、ありがとうございました。
64名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:30:56 ID:NbAFsWYm
はいはいウナギイヌ素晴らしい
65名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:36:09 ID:/q2T6qAy
>>64
だからシースルー着て俺を誘惑しろ。
66名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:37:29 ID:D1/kVW7P
新スレでもよろしくな
これでようやく違法性が阻却されたな
前スレを埋め尽くすのには苦労させられたぜ
67名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:38:59 ID:OGXZr+Cj
はいはいウナギイヌ素晴らしい
68名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:43:12 ID:F5gxgM6O
>>60
でも、そうするとスカッとした感じや明るさが消えるのが難点。
ここにはそういうタイプのSSないかね?
69名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:44:17 ID:aXeNF1is
>>63
あなたのレスは逐一著しくスレッドを停滞させます。
不服でしょうが、スレッドのためにもどうぞ余所でやって下さい。それができないならば、あなたは荒らしでしかあり得ません。
重要度で言えば、あなたの個人的な感想と、スレッドの存続とでは、明らかに後者に天秤が傾きます。
自我を押し通してスレッドを潰されてはたまらない。ご自重下さい。
70名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:44:56 ID:q3d1hUEY
スカッとしてるかどうかはわからんがミスターは誰が死ぬ話でもなかったような
71名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:46:12 ID:aXeNF1is
ていうかさ、ここまで来たら荒らしにかまってスルーできない人(準荒らし)が悪い。
絶対に噛みついてくるって分かってるんだから
もう『避難所でやれ』とかそれ系の事言っても絶対きいてくれない奴なんだし…

だったら俺も含めて
コッチ側みんなが反応しないようにするしかねえだよ
せっかく新スレになって気分一新って感じになってきたんだしさw
72名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:46:44 ID:Qfx6OrJL
73名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:48:28 ID:aXeNF1is
ていうかなんだよ!!
またIDカブってんじゃねえか( ̄□ ̄;)!!
74名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:51:39 ID:aXeNF1is
>>73
また、っていうかこれ、単純に回線会社が同じとかそういうアレですかねえ
75名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:52:37 ID:TWbk2RO1
>>73>>74
二人とも一回フシアナしてみろ
76名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:54:58 ID:aXeNF1is
前スレ>>914>>953は俺じゃない

俺が書き込みしたのは
>>39(携帯から)
>>40
>>51
>>71

しかし、なんだか必死すぎて俺が荒らしみたいだなorz
77名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:55:53 ID:B8rytmRj
てか、少しは落ち着いたらどうだ?
78lupo.jp:2007/11/23(金) 19:57:12 ID:aXeNF1is
はい。
79名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:58:23 ID:aXeNF1is
(´・ω・`)知らんがな

純粋に携帯からいくとレスが長いせいで省略されてみにくい。


んで、"ぐるっぽ"っていうpcサイトビュアーサイト使ってるここ見てるから
ひょっとしたらそれかもしれん…
80名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:00:15 ID:aXeNF1is
ぐるっぽですね。なんてこったい。
81名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:01:34 ID:TWbk2RO1
>>78
ちょw
そんなIP見たことねえW
……と思いきやなんだぐるっぽか、それが原因だな
82lupo.jp:2007/11/23(金) 20:11:46 ID:aXeNF1is
×>>40


>>45

しかしこういう場合もあるんだな…
83名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:41:05 ID:cm09fS4M
俺様さん、防空壕の連中まだ懲りずにやってますぜ。上から目線とか自分たちに都合の悪い部分には全く触れずに好き勝手言ってるよ。
84名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:47:54 ID:Z0eojK7H
このスレってオリジナルのSSはありなの?
既存のキャラ限定なのかな?
85名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:51:53 ID:seTU87fq
むしろオリジナルだけじゃろ
86名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:59:47 ID:Ig0kIghG
俺様は煽られない限り、SSの感想以外はつけないと言っているのに
確か感想は許されてるんだよな
おっと、また反応して煽らないでくれよ
レスの応酬になるのはゴメンだから
じゃあな
87名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:03:03 ID:QjU+9UE7
いい加減にスルーしろ!!
88名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:12:03 ID:nL9xADTb
>>84
既存のキャラのはその作品のスレで投下した方が良いな
89名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:34:42 ID:OGXZr+Cj
はいはいウナギイヌ素晴らしい
90名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:37:55 ID:joa+em+o
>>84
オリジナル限定だと思う。
少なくとも俺は二次創作SSはこのスレでは見たことないな。
91名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 22:46:37 ID:o4sJ/tV+
ツンデレ少女の嫉妬のシチュを考えてみた

主人公がツンデレと一緒に遊びに行くというが、ツンデレは
どうしてアンタと遊びに行かなきゃならないのよ
って感じに怒る。
で、今度は大人しい女の子を遊びに誘おうとすると

ツンデレは・・・・・・・・・・・。


↑どのように嫉妬すればいいかわからん
難しいぜ
92名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:01:07 ID:JIT2tRTU
私も前に投下してもいいか聞いたら「二次創作はそのスレに貼って、その上でこのスレに誘導URLを貼ってくれ」って言われた。

ただそのスレがヤンデレ系を受け入れてくれないと、そっちでキャラ改変の荒らし認定を受けかねないので注意。
個人的には二次創作も面白いと思うんだけどねぇ・・・

今なら二人目の子が居るから、そっちで要望出して二次用スレを立てさせてもらうって手もあるかも。
93名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:04:18 ID:GOmeUP8z
いや、正直二次創作はこのスレでも勘弁してほしいから
94名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:41:19 ID:Qfx6OrJL
まあ元ネタ知らんかったら楽しめんしな
その二次創作スレに投稿するにしても、「ヤンデレものです」って最初に断っておけば大抵受け入れられないことはない
95名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:44:23 ID:XCCdb7/Q
〉91
遊びに行ければ誰でもいいっていうわけ!?
って反射的にキレてから、自分の言った言葉の意味に
気付いて取り乱すというのはいかがなものだろう。
96名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:44:36 ID:ujW4l+/I
てか、二次創作なら作品のスレを立てればいいだけなのでは?
そっちの方が作品数も増えるからなぁ・・・・
誰でもいいからスクディのスレ立てて来てよ

ま(ryの殺害BADENDのプロット案とか
言葉様に振られる誠とか
皆からボコボコに虐められる世界とか

いろいろと書きたいネタはあるw
97名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:45:39 ID:ujW4l+/I
>>95
頬を真っ赤に染まるツンデレ・・・・・・・
当事者以外だと初々しい恋人カップルな予感がw
98名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:06:06 ID:HAgQ6NZf
>>95

そのネタもかなり萌えるw
99名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:38:35 ID:SskJNVFn
ようするにらき☆すたのかがみが
これアンタのために作ったじゃあないんだからねって・・・・
その、勘違いしちゃだめよ。

↑って感じなツンデレキャラが嫉妬すると萌える。

しかし、ツンデレキャラの嫉妬という新たな開拓に
住民達は試行錯誤して夜も寝れない程に議論する

いい青春だよなw


後ろにいる、刃物を持ちながら睨んでいる妻がいなけりゃw
100名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:59:37 ID:2Rg5+hCl
>>96
既にスクイズスレは立ってる
101名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:19:37 ID:HAgQ6NZf
むしろそんな妻に萌えるwww

嫉妬こそが我らの萌え成分!
102緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk :2007/11/24(土) 01:27:23 ID:X60d4aew
「お兄さま。早くおっきなさって……お兄さまったら……」
 宇都宮杏樹は兄、久典の体を揺すりながら耳元に囁きかけた。
「ん……んんっ?」
 ようやく目を開けた久典が、寝ぼけ眼で身を起こす。
 直ぐ目の前に、心配そうに眉をひそめる美少女の顔があった。

 真っ直ぐ切り揃えられた前髪、潤みを帯びた漆黒の瞳、そして控え目な鼻と口へと久典の視線が降りていく。
 相手が妹の杏樹であると分かり、久典はホッと溜息をついた。
 彼はたった今まで、怖ろしい女上司に責められる夢を見ていたのである。
 ホッとしたのも束の間、目覚まし時計に目をやった途端、久典は文字通り飛び上がって狼狽えた。

「遅刻っ、遅刻するっ……杏樹、なんで起こしてくれなかったんだよっ」
 久典はワイシャツの袖に手を通しながら妹を振り返った。
「ですけど……部屋に入るなっておっしゃったの、お兄さまですわ……それに何度も揺すって差し上げましたのにぃ……」
 杏樹は泣きべそをかいて口答えした。


 この春17歳になった杏樹は日増しに美しくなり、体の線も女らしく成長している。
 夏場、薄着になっている時など、目のやり場に困るほどである。
 妹属性などない久典だったが、無視するには妹は余りにも魅力的であり、彼としても女を意識せざるを得なかった。
 なのに、美しい妹はいつまでも子供の時のまま無邪気に接してくる。
 人目を憚ることなく抱きついてきたりはしょっちゅうである。
 そのたび、何とも言えないいい匂いが鼻腔をくすぐり、柔らかく巨大な乳房がムニュッと押し付けられるのである。

 せめて寝所だけでも聖域にしておかないと、いつ実の妹に手を出してしまうとも限らない。
 間違いを犯さないようにと考えた挙げ句の、寝室立ち入り禁止措置であった。
 当然の如く、杏樹はわんわん泣きじゃくって拒否した。
 そこで久典は、用事がある時に限り、断りを入れてからなら入出を認めるという譲歩案を出した。
 それで妹はようやく大人しくなったのだった。


 今更そんな約束をしたことを悔やんでも始まらない。
 それに二度寝してしまった自分が悪いのは明白なので、久典は八つ当たりを止める。
 そんなことより、今は一刻も早く身支度をするのが先だ。
 遅刻などすれば、また怖い女上司にぶっ飛ばされることになる。
103緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk :2007/11/24(土) 01:28:02 ID:X60d4aew
 スラックスを履くと、杏樹がタイミングよく後ろからスーツを着せてくれた。
 阿吽の呼吸である。
「じゃあ、朝ご飯を……今朝のおみおつけは、新しいお出汁を使ってますのよ」
 杏樹は嬉しそうに兄の世話を焼こうとするが、残念なことに朝食を食べている時間はない。
「悪いけど、もう時間がないよ。コンビニでなんか買っていく」

 久典がつっけんどんに言った途端、杏樹が通勤カバンを取り落とした。
 たちまちつぶらな瞳に涙が溜まっていく。
 それとは逆に、兄に気を使わせまいと、なんとか笑顔を作ろうとして唇の端を小刻みに動かせている。
 そんな健気な泣き笑いを見せられては観念するしかなかった。
 たとえ上司に怒られるとしても、可愛い妹を振り切ることなど彼にはできなかったのだ。


「それじゃお兄さま、行ってらっしゃいまし」
 朝食後、妹に送り出され、久典は駅までのダッシュを開始した。
「うっわぁ〜……こりゃ遅刻は決定的だな……」
 久典は顔をしかめると小さく舌打ちをした。

 宇都宮家は代々検非違使を任じられてきた家系の末裔であった。
 平安朝のころから続く旧家であったが、明治維新を境に見事に没落した。
 それでも元判官であった血筋は、代々の嫡男に警察官僚たることを義務付けてきた。
 久典もその例に漏れず、警察上級試験を経て官僚への第一歩を踏み出したところである。
 現在の久典は警視庁の某所轄署において、警部補として現場の研修に勤しんでいる。
 与えられた仕事は刑事課の見習い係長であったが、その上司たる課長が強烈な女警部なのだ。

 黒木菜々子、年齢36歳。
 氷の美貌と鬼の心を併せ持った女警部である。
 人生の全てを仕事に捧げ、いまだ未婚であるという。
 キャリアを目の敵にしているらしく、何かにつけて久典に辛く当たってくる。
 いずれ互いの立場は逆転すると分かっていても、彼に対する厳しさには容赦がない。
 頭ごなしに無能扱いされれば、無論久典とて腹は立つ。
 だが実務経験のない彼が、職場の足手まといになっていることは事実であった。
 そこで、何とか手柄を立てて課長に認めて貰おうと躍起になっているのだが、現実はそう甘くはない。
104緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk :2007/11/24(土) 01:28:41 ID:X60d4aew
 今、彼が追っているのは連続婦女暴行事件の犯人である。
 被害に遭うのは深夜帰宅途上にある若い女性ばかりで、被害者は既に20人を数えている。
 犯人は夜一人歩きしている女性の後を付け、人気のないところで襲いかかってくる。
 そして動きを封じた上で相手に浣腸を施し、惨めな姿を晒させておいてそれをビデオに撮るというのだ。
 犯人からの金銭の要求は、これまでのところ一度も行われていない。

 しかし、犯人の残酷さは想像を遥かに超えていた。
 あろうことか犯人は、撮影した動画をネットの匿名掲示板にアップし始めたのだ。
 惨めな画像をインターネット上に流されることで、被害女性は金銭以上のものを失うことになる。
 いつしか犯人はDr.エネマンと称され、一部マニアからは「ネ申」と崇められ、若い女性にとっては恐怖の象徴となった。
 非難はエネマンの跳梁を許す警察署にも向けられ、担当係長の久典は針のムシロに座らされ続けている。
 今朝寝坊してしまったのも、毎夜遅くまで続けている張り込みのせいであった。


「お兄さま、大丈夫かなぁ……」
 登校した後も、杏樹は兄のことが気掛かりで授業に全く集中できないでいた。
 兄のことが大好きな杏樹だったが、彼の能力はシビアに見極めていた。
 人はいいのだが要領が悪く、一言でいえばどんくさい。
 どう考えてもDr.エネマンに勝てそうにないのだ。
 宇都宮一族は文武両道の誉れも高く、杏樹も茶道と薙刀の世界において名の知れた存在である。
 そんな一族にあって、久典は突然変異ともいうべき存在なのであった。

「今度失敗なさったら、きっと警察をクビになっちゃいますわ……」
 そうなると、厳格な親族会議は兄を一族から放逐するに違いない。
 大好きな兄と会えなくなるばかりか、生活力のない彼が路頭に迷うことになるのは火を見るより明らかである。
「そんなの困りますわっ」
 思わず立ち上がった杏樹は、教師やクラスメートたちの怪訝そうな目に気づき、すごすごと着席した。
「お兄さまをネットカフェ難民にはさせられませんわ。杏樹が助けて差し上げないと……」
 悶々とする杏樹だったが、なかなか兄を助ける名案は浮かんでこない。
105緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk :2007/11/24(土) 01:29:15 ID:X60d4aew

 6時限目、家庭科の実習中も杏樹は上の空であった。
 杏樹が縫っているのは、学園祭で出し物の歌劇に使うレオタードである。
 和裁はともかく、洋裁は杏樹にとって苦手分野である。
 ただでさえ苦手なミシンを使っている時に、考え事は禁物のはずであった。
「いたぁっ」
 案の定、杏樹はミシンの操作を誤って指先を傷つけてしまった。
 白魚のような人差し指の先端に、ポツッと小さな赤い点が盛り上がってくる。

 その途端、稲妻が走るように杏樹の頭に名案が閃いた。
「これっ、これですわっ」
 杏樹は叫び声を上げると、縫い上がったばかりの真紅のレオタードを手に取った。
 何事が起こったのかとクラスメートが目を見張る。
「これでお兄さまを助けて差し上げますわ」
 杏樹の両目には、決意の炎がメラメラと燃えさかっていた。

                                 *

「こらぁ、宇都宮クン。君はいつから昼寝できる身分になったのぉっ」
 黒木課長に怒鳴られて、久典は反射的に立ち上がっていた。
 いつ眠り込んでしまったのか覚えていない。
 杏樹の作ってくれた弁当を食べたあと、デスクに向かって──以降の記憶は途切れていた。
 このところの激務により、疲労はピークに達していた。

「ボヤッとしないっ」
 スパァ〜ンと小気味よい音を立てて平手打ちが炸裂する。
 黒木課長のビンタは強烈であった。
 週に3度、欠かさずフィットネスクラブに通っているだけのことはある。
「ご、ごめんなさいっ」
 叱られた子供のような返事が、刑事部屋に失笑の渦を巻き起こす。
 ようやく目の覚めた久典は、慌てて女上司の顔を見た。

 若い頃は広報媒体に引っ張りだこだったと言うだけあって、女優にでもなれそうな美人である。
 三十路の半ばを越えた今も、その美貌は衰えるどころか逆に凄味が加わってきている。
 ボディの方も弛んだ部分などまるでなく、女豹を思わせる危険な雰囲気を纏っている。
 引き締まった下半身に黒のタイトスカートがよく似合っていた。
 職場の上司と部下という関係さえなかったら、久典も彼女に夢中になっていたことであろう。
 しかし現実には、彼女は久典にとって鬼のような上司であって、恋愛対象には程遠かった。
 なにより、彼女は畏れおおい存在であったのだ。
106緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk :2007/11/24(土) 01:30:47 ID:X60d4aew
 黒木菜々子の飛び抜けた美貌は、彼女の魅力を構成するほんの一成分に過ぎない。
 明晰な頭脳と行動力、そして上層部のお偉方をも恐れない度胸は、部下たちを心酔させるのに充分であった。
 黒木課長こそ同署の女王として、全署員を統べる存在であるといっても過言ではないのだ。

 キャリアの久典は、来年初夏の頃に所轄署での研修を終えて本庁へ帰る。
 その時、彼の階級は課長と同じ警部になっており、所轄を監督する立場になっているはずである。
 しかし、例えその時が来たとしても、久典と黒木課長との関係は逆転しないであろう。
 久典は彼女に対しては、一生「宇都宮クン」としてひれ伏すことになると確信していた。

「で、例の事件の進捗状況はどうなってるの?」
 黒木課長が棒立ちを続ける久典に詰め寄る。
 しかし、担当事件の捜査には何の進展もなく、久典はしどろもどろになる。
「何やってんのっ」
 再びスパァ〜ンという音が走る。
「市民の不安を取り除くことが私たちの仕事でしょうが」
 黒木課長の眉間に縦皺がよる。
 課長の怒った顔はセクシーで、久典は脳震盪とは別にボゥッとなってしまう。
「もうすぐ所轄を監督する立場になろうってのに。そんなことも分からないようじゃ、辞めてしまいなさいっ」
 課長は冷酷な台詞を残して、自分のデスクに戻っていった。

 左右に揺れるヒップを見詰めながら、久典は事件の早期解決を心に誓う。
 部下たちに笑われないために。
 そして、何より課長に一人前と認めて貰うために。

                                 *

 その日の夕刻、杏樹は帰宅すると真っ直ぐ久典の部屋へと向かった。
 兄は妹のことを信じているので、当然のように鍵は掛かっていなかった。
 杏樹は胸の痛みを覚えたが、心中で兄に詫びながらドアを開ける。
 案の定、兄はまだ帰宅していなかった。
 最近、兄は午後8時にならないと帰ってこない。
 そして遅い夕食をとってから少しだけ休み、再びパトロールのため夜の町へと出ていく。
 帰宅するのはいつも深夜であり、就寝するのは2時3時になる。
 このままでは、決して丈夫とはいえない兄が過労で倒れるのは目に見えていた。
107緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk :2007/11/24(土) 01:31:28 ID:X60d4aew
「そんなこと、この杏樹がさせませんわ」
 杏樹は言いつけを破って兄の部屋に入り込むと、散らかった机をゴソゴソと掻き回す。
「もう、お兄さまたら……こんなに散らかして」
 つい掃除しかけてしまうが、それでは無断で部屋に入ったことがばれてしまうので断念する。

 兄妹は広い屋敷に2人きりで暮らしていた。
 昨年、不慮の事故で両親を失ってからは、大勢いた使用人も全員解雇してしまった。
 今では杏樹が家事の一切を切り盛りしている。
 広大な屋敷を管理するのは大変だが、大好きな兄のために尽くすのだと思えば苦にはならない。

 杏樹は小さく溜息をつくと、今度は引き出しを掻き回し始める。
 兄を助ける活動に先立ち、是非とも見ておきたい物があったのだ。
「あった……Dr.エネマンに関する捜査資料……」
 杏樹は大きな封筒を手に取り、中の書類を改めてみた。
 それにはエネマンに関するプロファイリングと共に、事件の発生場所、時間帯などのデータが細かく書かれていた。
 だが、現時点をもってエネマンの正体は不明であり、中年の男であることくらいしか掴めていないらしい。
 疾風ように浣腸を施してビデオに収め、疾風のように去っていく手口のため、彼についての情報は極めて少ないのだ。

 別の資料に目を通すと、久典が担当するパトロールの地域や時間割りが定められていた。
 長い勤務時間と広大な地域のほとんどが久典の分担となっていた。
「こんなの酷すぎますわ。お兄さまが過労死しちゃいます」
 杏樹はこんな勤務割りを考えた上役に、心の中で何発ものネコパンチをぶち込む。
 そして、唇を尖らせながらも資料の内容を頭に叩き込んでいく。
 Dr.エネマンの手口と、今夜の兄のスケジュールは完璧に記憶した。

「……これでよしっと。これでお兄さまに手柄を立てさせてあげられますわ」
 杏樹は資料を封筒に収めると、机の引き出しに戻そうとした。
 その時、引き出しの奥に何か引っ掛かっているのに気付き、杏樹は手を差し込んで確認してみた。
「……な、な、な、なんですの、これはっ?」
 それは1冊の本であった。
 しかし、ただの本であったのなら、杏樹がこうも狼狽えることはなかったであろう。
 表紙を飾っているのは、なんと全裸に剥かれた若い女の写真だったのだ。
108緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk :2007/11/24(土) 01:32:02 ID:X60d4aew
「お、お、お、お兄さま? ど、ど、ど、どうして……こんな?」
 耳朶まで真っ赤になった杏樹は、恐る恐る表紙を捲ってみる。
「ひっ?」
 いきなり卑猥な写真が目に飛び込んできた。
 若い女性が荒縄で緊縛され、天井から吊されているのだ。
 巨大なバストが縄で締め付けられ、歪に変形している。
 杏樹は思わず自分の胸に手を当てていた。
 ドクンドクンという激しい動悸が伝わってくる。

 小刻みに震える指でページを捲る。
「ひぃっ?」
 今度は後ろ手に縛られて四つん這いになった女が、杏樹に向かって肩越しに微笑みかけていた。
 真っ白なお尻の割れ目に、ギッチリと荒縄が食い込んでいる。
「こ、この方たち……きっと悪漢に捕まって……」
 SMという概念すら持ち合わせていない杏樹にとって、これがどういう状況なのかよく分からない。
「お、お兄さま……どうして……こんなものを……?」

 更に杏樹にとって理解できかねる疑念が湧いてきた。
「け、けど……この方たち……どうして、こんな幸せそうな目をなさっているの?」
 息も出来ないくらいきつく縛られているというのに、女たちの目は例外なくうっとりとしているのだ。
 悲しげに眉をひそめながらも、潤みを帯びた目の奥には陶酔しきった色が見てとれた。
 杏樹は自分の鼻息が荒くなっているのに気付いて狼狽えた。
 この後、彼女たちにどんな運命が待っているのか。
 もし自分がこんな目にあわされたら……。
 そんなことに考えを巡らせているうちに、杏樹は興奮を抑えきれなくなってくる。

 思わず股間に手をやると、熱くなった部分はしっとりと湿っていた。
 中指を立てると、パンティ越しに縦溝の部分をなぞってみる。
「あぁ〜ん、お兄さま……いけませんわ……お兄さまぁ……」
 兄の名を呼んでいるうちに杏樹はたまらなくなってきた。
 敷きっぱなしの布団に仰向けになると、兄の体臭がほのかに匂ってくる。
 杏樹はたまらずパンティの中に手を突っ込み、直接刺激を与え始めた。

「あぁっ、ダメです……お兄さま、ダメですぅ……」
 誰に教わるでもなく自然と覚えたオナニーだが、自分の体だけあってツボは心得ている。
 杏樹はたちまち登り詰め、軽くイッてしまう。
 それでも杏樹の興奮は収まらなかった。
 たった今目の当たりにしたエロ本が、余りにも衝撃的すぎたのである。
109緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk :2007/11/24(土) 01:32:37 ID:X60d4aew
 杏樹はパンティを脱ぎ捨てると、今度は兄の枕を股間に挟み込んで俯せに寝ころぶ。
 ほどよい固さの枕が、股間のツボを的確に捉えていた。
 その姿勢で腰を前後に動かしながら、杏樹はエロ本のページを捲り続ける。
「あっ……あんっ……お兄さまったら……あぁ〜ん」
 杏樹はエロ本のモデルを自分に重ね合わせながら甘い呻き声を上げる。

 時折両手を後ろに回してクロスし、あたかも兄に縛られているような姿勢をとってみる。
 すると自分でも驚くほど興奮するのが分かった。
 夢想の中の兄は、抵抗できない彼女の股間に指を使って悪戯してくる。
 腰の動きが速くなり、何度も熱いものが迸る。
 枕は使い物にならなくなっていたが、今の杏樹にはどうでもいいことであった。

 しかし、次にページを捲った時、杏樹の腰がピタリと停止した。
 そのページには、更に衝撃的な写真が見開きで載っていた。
 身動きできぬよう縛られた女が、高々と上げた尻に浣腸を施されていたのだ。
「な……これ……太い……」
 一升瓶ほどもあろうかという薬液の満ちたシリンダーの太さに、杏樹は息を飲んでしまう。
 猿轡を噛まされた女は、苦しそうに顔を歪めながらも、やはりその目の奥には甘美な色を湛えていた。

 そこから先はスカトロもののオンパレードで、ありとあらゆる浣腸器が総出演していた。
 ご丁寧なことに、一つ一つについて詳しい解説が併記されていた。
 排泄シーンの写真が一枚もなかったことが、杏樹にとって救いと言えば救いであった。
 否、彼女にとって、それは不幸なことだったのかもしれない。
 排泄物が映っていたなら、彼女は拒否反応を示して本を閉じていたかもしれないのだ。
 最後のページを読み終えて本を閉じた時、杏樹は浣腸についてエキスパート並の知識を吸収してしまっていた。

 この本はスカトロマニアであるDr.エネマンの心理を知ろうと、久典が身銭を切って購入した資料であった。
 敵を知り、己を知らば──という孫子の兵法を実践しようとしたのである。
「お兄さまがこんな事に興味があるなんて……女の人にこんな残酷なことなさりたいのかしら」
 杏樹は複雑な思いで溜息をついた。
 こんな本なんか自分が取り込んで隠してしまおうかとも考える。
 しかし、黙って部屋に入ったことを知られてしまうことになるので、名残惜しそうに引き出しの奥に仕舞い直した。

 気が付けば、兄の帰宅時間が迫っていた。
110名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:51:49 ID:G2AK0KQ5
>>109GJ!!
ただ今後の展開によっては投下前の注意を頼みます
111名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:01:03 ID:h9ADlNqI
>>109
なんかどっかで見たような・・・
112名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:12:23 ID:HAgQ6NZf
>>109

何だろう・・・この言い得ないモヤモヤ感は・・・
113名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:17:59 ID:th0qUOSw
北米版?
114名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:54:52 ID:3HgtZDpa
盗作はやめとけよ
115名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 03:10:20 ID:eU/1b4D1
u-nn.....
116名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 03:25:04 ID:eJLtEPhK
どう見ても↓のスレの「赤い旋風 シスター・スカーレット」のコピペです
【許嫁】和風美少女でエロパロその3【家元】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1192385665/

皆さん速やかに「緋色の妹 ◆kG/1f7K3bk 」をNG登録しましょう
117名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 03:38:21 ID:cxwUTVi3
もう末期だなこのスレも…
118名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 03:40:03 ID:HAgQ6NZf
>>116
だからモヤモヤしたのか・・・
119名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 03:54:30 ID:PvmP9Gri
つーか、この感じからするとゴッキーとしか思えなくなってきた
まだ、生きてたのかあいつ
120名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 04:07:03 ID:eJLtEPhK
追伸
◆kG/1f7K3bkでググったところ、以前から幾つか違うスレでSS投下してたみたい

とりあえず存在が確認できたスレ↓
http://w3.abcoroti.com/~eparo/wsb/wsb.php?page=2
http://scuffle.value-net.net/kakolog/1058788894.html
121名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 04:12:03 ID:GFBp4Pd/
注意・これは誤爆です。

せれなー!まきしむっ!せれなー!まきしむっ!せれなーっ!

To be continued ESTPOLIS 1

エンディングで涙がぼろぼろ零れました。
戦術的な鬼は後回しにして1やります。
122 :2007/11/24(土) 05:08:22 ID:lQEWwalQ
>>120
なんか見事につまらない話だな。技術もなければ工夫もない。
123名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 08:21:27 ID:m+Jk/0gO
歴史は繰り返されるか…
124名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 09:42:36 ID:HAgQ6NZf
ネ甲の皆様、お待ちしております
125名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:06:47 ID:IMpwRS3O
デレデレな女の子、もしくは素直クールな女の子が、
「私以外の女を見ちゃいや」って抱きついてくるのも萌える。
126名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 15:56:27 ID:7lGExi01
素直クール「私は君が好きだ、だから私以外の女を見るのはやめてもらいたい・・・こんな我侭な女は嫌いか?」
ツンデレ「べ、別にあんたが誰を見ようと知った事じゃないけどその子に迷惑になるからやめなさいよ!
     あんたはわたしだけ見てくれれば良いのよ馬鹿・・・」
ヤンデレ「私を見て私を見て私を見て・・・」

各属性の特徴を考えて書いてみたんだがこんな感じか?
セリフ考えるのはツンデレが一番難しいかったわw
127名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 15:58:58 ID:9QsxsKFZ
>>125
忘れ物ですよ

⊃ツンデレ
128名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 16:08:49 ID:eJLtEPhK
>>126
なんていうか素直クールって普段は話しづらい感じがあるけど、
主人公の事になると必死になったりする所が嫉妬・三角関係・修羅場に繋がったりするよな
129名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 17:50:03 ID:IMpwRS3O
>>127
ツンデレは前に出ましたよ。
130名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 20:38:57 ID:KS9/mzXJ
クー、ツン、ヤン……あとはヒートか。
131名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:03:54 ID:X0Qodg65
普段は優すぎる娘や不幸な娘、天然系の嫉妬もいいと思う
132名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:24:27 ID:eDz4mr6Z
一回天然系は見てみたい。
どう考えても俺の個人的な趣味ですほんとうにありが(ry
133名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:35:28 ID:QMY1ga9Y
ラムネの七海のような嫉妬は大歓迎なんだがな
他の女の子を見ているだけでヤキモチを妬くし
アニメの2話もいい感じで嫉妬していたw
134名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:46:23 ID:T0JiFfZ9
趣味:女の子を嫉妬させて楽しむ

こんな主人公がいてもいいと思うんだ
135名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:49:44 ID:xsZg50Wg
俺の中ではなぜかこう言う系の主人公の特徴として
・鈍感 ・女気なし 恋愛興味なし
が挙げられるんだよな。
136名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:56:26 ID:QXivwSYF
>>134
後半ふっきれて楽しんでる節のあった主人公は結構いたが
137名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:04:31 ID:f3aQRY0e
>>136
あったか?
138名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:28:00 ID:gz0mALP6
伝説のゆうくんか?
139名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:34:12 ID:GFBp4Pd/
>>138
あの子は肉便器と親友が欲しかっただけ。

草は確定。沃野はラストだけ嫉妬を肯定してたと思う。
140名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:41:16 ID:0AbnWPHF
「あのー……加奈さん?」
「何、ゆー君?」
「夕飯ってのは、こういう形で採るものじゃないと思うんだ、俺は。っていう
か、子供じゃないんだから膝の上に乗るのは正直どうなんだ?」
「誰も見てないから、いいの! で、ゆー君、そろそろ食べさせてくれない?
 私、お腹すいてるの」
「……気持ちは分からないでもないけど、娘に嫉妬してどーする」
「むぅっ、私も一緒に学校休むって言ったのに、ゆー君許してくれなかったじ
ゃない。禁断症状で死にそうだったんだよ?」
「……二人同時に休んだら、クラスのみんなに怪しまれるだろ。そういうのは
避けたいってので、加奈も納得したじゃないか」
「納得はしたけど、本能が餓えてるの」
「はいはい。夕奈が起きてくるまでだからね。はい、あーん」
「うん、ゆー君、お粥の塩加減ぜつみょーだね♪」


※こっちと甘えん坊、どっちにしようか迷ったけど、
 冬の星空投下を期待してこっちに投下。
 このスレ、前から興味はあったんだけど、私が嫉妬書いても暗くならない……。orz
 ちなみに設定的には、二人は高校生ですが子持ちです。
141名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:48:14 ID:l1cPV5Oa
あれ?この設定に見覚えあり…
142名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:24:31 ID:8w8WdgKn
>>141
おれには判断つかない
でも設定がかぶるくらいなら良いんじゃないか?
143名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:34:46 ID:GFBp4Pd/
>>134
他スレの話で申し訳ないが、ヤンデレスレの保管庫にある『姉弟』の弟君のラストのセリフは最高だよ。

「背中に感じるこのゾクリとした感覚。危険を感じ、こわばる体、明確な判断をしようと高回転する自分の思考。その興奮がたまらなく好きになってきている」

「それは、あの姉でしか味わえない。自分をそこまで興奮させてくれる女性は、姉しか居ない」

他の女と会っている後ろを姉がストーキングしている時にこんなセリフを吐ける豪胆さには負けます。
144名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:37:18 ID:l1cPV5Oa
142
そうではなくて、140さんが書いた小説を昔読んだ気がする。
145名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:44:58 ID:0AbnWPHF
>>141
YES、元の作品ありです。
パクリではなく、その作者本人です。
読んでいただき、ありがとうございます。
ではROMに戻ります。
146名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:08:06 ID:C9zW5Zrd
>>145
・・・俺の記憶が正しかったらその元になったSSって、隠しサイトに18禁バージョンがあったりする?
んでもって主人公夫婦は試験のためにセックスを我慢してたり・・・
これが当たってたらメッチャ嬉しい
俺あのSS好きだったんだ・・・
147気まぐれ屋 ◆0aHsq3Lky6 :2007/11/25(日) 00:33:00 ID:URTQKlHZ
阿修羅さんのまとめサイトで、ツバメの巣が完結?となっていましたが、まだ続く予定です。
私の書き方に問題だったので、勘違いさせてすみませんでした。
しかも、かなり行き詰っているので続きは結構先になると思います。
楽しみにしている方には、本当に申し訳がありません。
別にどうでもいいよ、という方もいると思いますがそれでも読んでもらえれば嬉しいです。
その場繋ぎとして、短編を書いたので投下させてもらいます。
148勝ち組?負け組? ◆0aHsq3Lky6 :2007/11/25(日) 00:34:39 ID:URTQKlHZ
俺の人生って他の人から見れば勝ち組なんだろうけど、俺にしてみたらあきらかに負け組だ。

今日も一日の授業が平凡に終わり、あとは家へと帰るだけになった。
明日は古典の宿題の提出日だったから、さっさと帰って終わらせたいな。
見たい番組もあることだし、寄り道せずに帰るとするか。
そう思って、俺は下駄箱で靴を履き替えて校門の外へと向かって行く。
「和馬くーん!!待ってーーーー!!!」
だがしかし、そうは問屋がおろしてくれないらしい。ここでいつものようにあいつがやって来た。
今日も今日とて、でかい声で俺の名前を呼ぶなよな。生徒が一斉に見てくるから恥ずかしいんだよ!
「待って!待ってったらー!無視しないでよ〜。」
「でかい声で呼ぶなって、前にも言ったろ?恥ずかしいからやめてくれ。」
「だって、和馬くんが先に帰っちゃいそうだったから・・・」

ここで彼女について紹介をしよう。
彼女の名前は、小野寺 千草(おのでら ちぐさ)。同じ高校に通う一個上の2年生だ。
一見、鈍そうにに見えるのだが以外に運動はそこそこできる。勉強も学年で上位に入るほどの頭の良さを持っている。
髪は肩より少し下くらいあり、日本人形を思わせるような綺麗な髪だ。身長も平均女子高校生の上はある。(女子高生の平均身長は知らないが)
スタイルも良く、胸は前に”私の胸はDカップだよ!”と聞いてもいないのに教えてくれたのでDカップだそうだ。
人付き合いも良いので男女ともに人気がある。
今までに告白された人数は両手両足の指を入れても数えきれない。
「ねぇ。何をさっきからブツブツ言ってるの?」
「いや、何でもないから気にしないでくれ。」
そんなクラスのアイドル的存在が俺に好意をよせていると聞けばとても羨ましいのだろうが、2つ問題があるのだ。
それは・・・
「ねぇねぇ。これからどこか行かない?私この前いい雰囲気の喫茶店見つけたんだ!
絶対に和馬くんも気に入ると思うから行こうよ!ね?」
「古典の宿題があるから駄目。」
「えぇ〜。宿題なんて後でいいから一緒に行こう。」
「絶対に駄目!!あと、そんなにくっつかないでくれ!!」
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいよ。本当は嬉しいくせに〜♪」
「あぁー!!嬉しくないから離れてくれ!!姉さん!!」
そう。彼女は俺の、小野寺 和馬(おのでら かずま)の血の繋がった実の姉なのだ。
149勝ち組?負け組? ◆0aHsq3Lky6 :2007/11/25(日) 00:37:43 ID:URTQKlHZ
そして、もう一つの問題がそろそろやって来ると思うのだが。
「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁずぅぅぅぅぅぅぅまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ほら、来たよ。
「私というものが居ながら、他の女とイチャイチャしているとわ!!!!!!!!!!!!
しかも!!!!!!!よりによって、その女なんかとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
「うるさいからもう少し声を抑えてくれ。」
「そうよ!静かにしなさいよ!!」
「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!
私の和馬にひっついてるんじゃないぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
「あなたの和馬じゃないわよ!私の和馬よ!!」
「どっちも違うよ!!」

いきなり出てきて大声で叫んでいる女は、俺と同級生で同じクラスの直素 熱美(なおもと あつみ)である。
俺が何故こいつに付きまとわれるようになったかというと、昼飯を一緒に食べたのがきっかけだった。
入学から半年くらいは経っていたのだが、直素はいつも一人で昼飯を食べていた。
そこに、俺は何を思ったのか一緒に飯を食べないか?と誘ってしまったのだ。
直素と一緒に飯を食べて話しをしている内に、俺はこいつがいつも一人で飯を食べていた理由が分かった。
こいつは友達がいるのはいるのだが、うるさいせいか必要以上に友達が寄って来なかっただけなのだ。
そして、直素は俺に突然告白してきたのだ。
実際、姉さんのことを考えると面倒なことになりそうなので断ろうと思った。
だが運の悪いことに、そこに姉さんが乱入してきたことにより状況が一気に悪化。
その後も色々とあり、今や2人は犬猿の仲。
いつになったら、俺はちゃんとした彼女ができるようになるのだろうか。

「もう許さん!!今日こそは決着をつけるぞ!!!」
「望むところよ!!!」
「危ないからやめてくれよ、2人とも。」
「和馬くん。話し合いで解決できるのなら、とっくにもうこんな争いは終わっているの。
だけど、今もこうやって私たちはぶつかってばかりいる。何でか分かる?
私も熱美ちゃんもこれだけは譲れないからなの。和馬くんだけは駄目なのよ。
もし、和馬くんを取られちゃうと私たちには何も残らない。
和馬くんが他の女に取られるくらいなら、いっそのこと和馬くんを殺して私も死のうとか考えていたりしてる。
それぐらい、和馬くんのことが好きなのよ。」
「争うことでしか物事を解決できないの人間の本能!!
今も尚、世界のどこかに小さいが戦争があるのか!それは、それしか方法がないからだ!
話して終わるならそれに越したことはないだろう。だが!それでも解決しないことがある!
ならば武力で、己の力で相手に分からせるしか方法があるまい!!
恋愛も同じだ!!言葉で分からせる事が出来ないから、こうして拳で相手を倒すしかない!そう!!恋愛は戦争なのだ!!」
「「だから邪魔者は排除する!!!」」
何でこういう時だけ意見が合うんだよ・・・

俺がどうしようか考えている間に、2人はもう戦いを始めていた。
現在、俺の目の前でドラゴン○ール並の戦闘が行われております。
2人の壮絶な戦いの周りでは、生徒が大勢集まってどちらが勝つか賭けまでしている様だ。
とりあえず、2人ともスカートなのでパンチラを撮影しようとカメラを持っているやつらだけは殴って没収しておこう。
その後は、家に帰るとするか。古典の宿題をやらないといけないからな。
2人は知らん。腹が減ったら終わるだろう。
そんなことを考えながら、俺はギャラリーの中へと消えていった。
150気まぐれ屋 ◆0aHsq3Lky6 :2007/11/25(日) 00:43:05 ID:URTQKlHZ
投下終了です。
今回は素直ヒートを思い出したので、書いてみました。
全然違うじゃん、と思ったのならすみませんでした。
とりあえす、ツバメの巣は絶対に完結させたいので頑張ります。
151名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:49:38 ID:ZjAgsg7K
>>150
GJ!
いいね、素直ヒート!
ツバメの巣も楽しみにしてるぜ!
152名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:49:38 ID:AvwUgA9T
>>150

一番乗りGJ!
何と言う多ジャンル嫉妬

ツバメの巣もwktkしてお待ちしております
153名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 01:27:44 ID:ZjAgsg7K
>>152
すまん・・・。
154名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 01:38:57 ID:oW4dsCc5
155名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 01:44:38 ID:WqTMPsx2
一番槍GJ(´・ω・`)カワイソス
156名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 03:08:43 ID:AvwUgA9T
>>151

いや、こちらこそすまなんだ
157名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 03:10:09 ID:AvwUgA9T
>>156>>152だった

安価ミスったww
ホントにすまん
158名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 05:05:20 ID:gBJ5ooT1
すまん誰か前スレのdatくれ
すこし目を離してたら落ちてた
159名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 09:28:29 ID:mgWV4B3N
160名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 16:37:53 ID:ohe2G/M0
ツンデレ少女の嫉妬SSは書くのが難しいというか
ツンデレのお約束事とかたくさんあるので難しい現状だな
でも、ツンデレ少女は嫉妬しやすい傾向にあるので
ツンデレと嫉妬SSは共存できるはずだw
161名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 19:36:52 ID:FL5FevB4
ツンデレから修羅場を経てヤンデレになるというSSなら結構あるんだが・・・
ツンデレのままとなると難しいな。
162 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 20:52:29 ID:abHD3xLj
投下します。
163冬の星空 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 20:54:07 ID:abHD3xLj
この時期のロングホームルームは、私達受験生にとって貴重な自習時間だ。
どの生徒も友達と共に、あるいは一人で、自身が用意したテキストに向かう。
中にはおしゃべりをしたり、カードゲームをしたりして時間をつぶしている者もいるが、
担任はそのことも承知の上で、あえてこの時間は席を外している。
――要と秋穂は今、バラバラだ。
秋穂は多くのクラスメイト達に囲まれ、それぞれに笑顔で対応している。
一方の要は、飯田君達と机を並べ、互いに教えあいながら、勉強を進めている。

クラスメイトが一箇所に集まり、さらに担任はいない。
しかも秋穂と要はバラバラ。
二人の席は教室の端と端だから、今互いが干渉することもまずないだろう。
私個人にとっても、この時間はまさに絶好のチャンスだ。



「……ねえ、皆に聞いて欲しいことがあるんだけど」
開いていた参考書を閉じ、机を合わせているクラスメイト達に声をかける。
「ん……なに? 美希」
私の言葉を聞き、参考書に目を落としていた涼子が、一番最初に顔を上げた。
その目は腫れぼったく、昨日の夜何かあったであろう事は容易に想像がついた。
こんな状態で遅刻してまで涼子が学校に来たのは、彼女自身のプライドと、
木村君に対する当てつけの両方の意味があるのだろう。
「なんか美希、昼から変だったのよ。なにかあったの?」
「どしたん? 悩み事かなんか?」
麻希や山田君達もおしゃべりを中断し、私に注意を向けた。
だけど、高田君だけは顔を上げず、ただ黙って窓の外を見つめていた。
もしかしたら彼は私が何を言おうとしているのか分かっているのかもしれない。
だったら何故止めようとしないのか、何故、何も言わないのか。
窓の外には、綺麗な青空と見慣れた街並みが広がっている。
そんな景色を見ながら、彼が何を考えているのか、私にはわからなかった。
――でも言うしかない。もう、これ以上要と秋穂をあんな風にしておきたくない!
意を決して、私はゆっくりと言葉を紡ぐ。
「……私と高田君の事なんだけどさ。はっきり皆に言っておきたいんだけど、
私達なんでもないの。付き合ってないし、変な関係でもないのよ」
164冬の星空 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 20:54:49 ID:abHD3xLj
皆の顔に、困惑の表情が浮かぶ。
私の言いたいことがいまいちよく分かってないようだ。
「え? 何言ってんの? だってあんた……」
涼子が何かを言いかけ、しかし躊躇したのか、言葉を切った。
多分、美穂の事を言おうとしてたんだろう。
涼子がどこまで美穂から事情を聞いたのか、それは分からない。
でも要と私の関係は知らないはずだ。
でなければ私とこんな風に話すことはないだろうし、秋穂に対する態度も変わっていたはず。
――だからこそ、彼女には特に聞いていてもらわないといけない。
彼女と美穂の繋がりの強さは、私もよく知っているから。
……美穂はなんて言うだろうか。どうするだろうか。
嫌な結果にしかならない事は分かってる。でも……!
「本当だよ。……私、他に付き合ってる人いるもの」
「……え? 誰よ?」
「あの人……」
私が指差した先を、皆の視線が追う。
40人近い生徒がひしめくこの教室の中で、私の指差した空間にだけ、
不自然なほど綺麗に生徒がいなかった。
そうなると必然的に、そこには要と飯田君達だけが残されることになった。
「は……? 山下?」
麻希が素っ頓狂な声を出し、目を丸くした。
「え? なんで山下?」
「ど、どゆこと?」
山田君達も、皆驚きの声を上げている。
「マジで……? マジで山下と?」
鳩山君の表情が徐々に険しくなる。
同時に、涼子や麻希の目も鋭くなっていく。
高田君は私の話を聞いているのかいないのか、ずっと窓の外を眺めている。
……もう言うしかない。言わなきゃ駄目だ。

「……そうだよ。付き合ってるの。私と要は」
165冬の星空 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 20:55:40 ID:abHD3xLj
――言った。とうとう言ってしまった。
指差したまま、要の方へと視線を移す。
要は私達の様子になどまるで気づいていない様で、飯田君達と笑い合いながら、
楽しそうに勉強を進めている。

もうすぐだ。もうすぐ私もあの場所へいける。
そして終わりにする。今のこの状況も、なにもかも。
この一年半、ずっと隠し続けていた私達の関係。
とてつもない苦しみに縛られ続けていたこの一年半。
ようやく、その苦しみから解放される――


けど、そんな私の思いは見事に打ち砕かれることになってしまった。


「ぷ……ぷくくくく」
「ふ、ふふふふふふ」
麻希と涼子が、突然口元に手を当て、笑い始める。
「はっ……はははは」
「み、三浦さん。急に真顔で何言い出すのかと思えば……ぷぷぷ」
山田君と鳩山君も、笑いを堪えきれなくなったかのように吹き出し始める。
「……え? 皆、どうしたの?」
理解できなかった。なにがそんなにおかしいのか。
私は事実を言っただけだ。ちゃんと、真面目に。
だけど――


「「あははははは!!」」

「!?」
166冬の星空 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 20:57:04 ID:abHD3xLj
教室中に、彼女達の大きな笑い声が響き始める。
その声に、散らばっていた他のクラスメイト達も反応し、私達に視線を向けた。
「え? え? なにがそんなにおかしいの?」
困惑する私の肩を、涼子が軽く叩く。
「あはは! だ、だって、いきなりすごい真顔で何言い出すのかとおもってさ」
「ふふふ。あんたが山下と? なんでそうなるのよ。ほ、ほんと笑わせないでよ」
麻希も腹を抱えながら笑い続けている。
「ち、ちがうよ! 冗談じゃないってば! ほんとに付き合ってるの!」
「ははは……はぁ。分かってる、分かってるよ。美希」
私の肩に手を乗せたまま、涼子がうなずく。
「美穂の事でしょ? ……いいのよ。気にしないで。あの子にもわかってるはずだから」
「……え?」
「人の想いってさ、やっぱり届かないこともあるのよね。こっちがどんなに想っててもさ。
私、それが昨日よくわかったの……。きっとそれは美穂にもわかってると思う」
そう言いながら、涼子の目がどこか遠くでも見ているかのように細くなった。
――って違う!何勝手に勘違いしているんだ!
「だから違うってば! ……そんなに言うなら、証拠、見せてあげるよ!」
「へ? ちょ、ちょっと、美希!」
涼子の声を無視し、要の席に足を向ける。
乱雑に並ぶ机を無理やりどかしながら、一歩一歩、要に近づく。
――さっきから教室中の視線が私に釘付けになっているような気がする。
それならそれで好都合だ。
これからクラス中、いや学校中に私たちの事を知らしめてやる!
「要っ!」
「ん? ……あっ!」
近づいてきた私にようやく気づいたかのように、要が声を上げた。
要と机を合わせていた飯田君と氷川さんも私に気づき、驚きの声を上げる。
「み、三浦さん!?」
「え! な、なに? お、俺らになんか用?」
まるで珍獣を見るかのような目で、二人は私を見つめてきた。
丁度いい。この二人には特等席でしっかりと認識してもらわないといけない。
要は私のモノなんだってことを、しっかりと。
167冬の星空 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 20:58:03 ID:abHD3xLj
「あ、あの……三浦さん? 僕に何か用?」
要が怯えたような目で私の顔を見つめながら、やけに小さな声で話しかけてきた。
……なんでそんな顔するのよ。秋穂の時は嬉しそうに笑うくせに。
内心の苛立ちを隠しきれないまま、要の手を取る。
「ちょ、ちょっと! なにするの、三浦さん!」
「三浦さん、なんて呼び方やめてよ! いつもみたいに呼んで! 美希って!」
私の叫び声に、要の体が一瞬ひるむ。
だけど、それでも決して私の手を取ろうとはせず、椅子から動こうともしない。
「み、三浦さん。とにかく離して。皆見てるよ」
周りの視線を気にするように、キョロキョロと教室を見渡す、要。
確かに、今や教室中のクラスメイトがおしゃべりや勉強をやめて、私達に注目している。
氷川さんと飯田君にいたっては、なにが起きているのかまるで理解できていないようで、
完全に固まってしまっている。
「三浦さん。離してくれ。お願い、だから……」
しどろもどろになりながら、要は視線を泳がせる。
そんな要の態度が、私を余計に苛立たせた。
「なんで? なんでよ! もう我慢の限界なの! もう言っちゃおうよ! 私達付き合ってるって!」
「……っ!」
「要っ!」
俯く要の手を、さらに強く握ろうとしたその時、突然私の手首を誰かが掴んだ。
「……やめてくれるかな? 三浦さん。要君、困ってるじゃない」
「……秋穂!」
いつの間に自分を囲む輪の中から抜け出してきたのか、秋穂が私達のすぐ側に立っていた。
私の手首をしっかりと握り、冷たい目つきで私を睨みつけてくる。
一瞬、その冷たさに気圧されそうになったが、こちらも負けずに睨み返す。
「離してよ! あんたに関係ないでしょ! 邪魔しないで!」
「離して欲しいのはこっちよ。要君の顔、よく見てみなさいよ。すごく嫌がってるじゃない」
私の威嚇するような声にもまるで動じず、決して手首を離そうとはしない。
要は要で、私達の顔を交互に見つめながら、どうしていいかわからないような顔をしている。
「……ねえ、要! なんとか言ってよ! 」
「…………」
「要ってば!」
「…………」
168冬の星空 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 21:00:37 ID:abHD3xLj
要は何も言わない。
ただ、助けを求めるかのように、秋穂の方へ視線を移す。
「……ほらね? 嫌がってるじゃない。離してあげてよ、三浦さん」
要の視線を受け、勝ち誇ったような表情で、私に薄く笑いかける秋穂。
そのまま私の手を振り払い、自分の手を要の手の甲へ重ねる。
そんな秋穂の様子を、ほっとしたような表情で見つめる要。
秋穂も小さく微笑みながら、要に応えている。
その光景は、まるで仲睦ましい恋人達の逢瀬の様だった。
――なによ、これ。
これじゃまるで私の方が……
「美希! いったいどうしたってのよ?」
「あんたホント変だよ? なんで急に山下なんかに……」
慌てふためいた様子で、涼子と麻希が私の側に近寄ってきた。
だけどその二人も、ここに秋穂がいると分かった途端、足を止めてしまう。
「しょ、庄田……」
「うっ……」
「あら、村田さんに戸田さん。私の顔になにかついてる? そんな怖い顔しないでよ」
二人の様子を見て、クスクス笑う秋穂。
そんな秋穂を見ながら、涼子と麻希はばつが悪そうな表情をし、立ちすくむ。
「……くっ!」
ぐるっと、教室中を見渡してみる。
気づけば教室中のクラスメイト達が、私達に注目していた。
皆、呆けたような表情をしながら、黙って私達の様子を伺っている。
そんな中で高田君だけは一人、ずっと窓の外を眺め続けていた。
まるで私達の事になどまるで興味がないかのような、そんな振る舞いだった。


秋穂に助けを求めた要。
そんな要を見て、勝ち誇る秋穂。
その秋穂を見て、まるで動けなくなった涼子と麻希。
そしてすべての事情を知っているはずの高田君は、私達の様子にまるで興味を示さない。



――このクラスに味方は誰もいない。
そのことに、今になってようやく私は気がついた。
169 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 21:01:39 ID:abHD3xLj
終わりです。
170名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:03:40 ID:hshfdzhU
GJ!
これからどうなる事やら、続きに期待してます。
171名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:19:58 ID:hr2dCvzt
GJ
…ついにこの時が来ちゃったー
172名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:23:22 ID:FcmrFKB+
GJ、そろそろ怪我人が出そうな予感
173名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:40:53 ID:FL5FevB4
>>169
GJ!
秋穂黒すぎ要ヘタレすぎw
174名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:50:27 ID:l5dNLjDp
GJだぜ!!
1週間ぶりなので嬉しいですぜ!!

で、これは秋穂一人勝利EDに直行ですかw
続きが気になる!!
175名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:08:17 ID:C9zW5Zrd
>>169
久々の投下乙です
ばらすにしても根回ししてなかったのは美希のミスですな
追い詰められた美希がどういう行動に出るか次回に期待してます
176名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:10:23 ID:OeQHhn7e
>>169
乙ー。待ってたぜ!!

>――このクラスに味方は誰もいない。

これ、要を含めてなんだよなー。
すれ違ったままとは言え、何か切ない (つд`)
177名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:19:27 ID:4Aj/1Dfc
高田が何も言わずに黙っているのは・・・・・・・・・
美希を手に入れるためか。


てか、何で要は普通に他人の振りをしているのか
さっぱりとわからん。

そうだよ。
と一言を言うだけで、全て丸く収まるじゃんw
178名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:26:18 ID:G0LDmkGF
>>176
まずsageれ。
>>169
久々の星空、マジ嬉しい。
美希ざまぁwww
179名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:55:36 ID:wRhhateL
それにしても、要はヘタレすぎ
てか、ついに美希を見放したのかw
180 ◆SVNDcoHudE :2007/11/25(日) 23:04:26 ID:abHD3xLj
すいません>>168ですが
>気づけば教室中のクラスメイト達が、私達に注目していた。
は 教室中のクラスメイト達が、私達に注目している。

>まるで私達の事になどまるで興味がないかのような、そんな振る舞いだった。
は 私達の事になどまるで興味がないかのような、そんな振る舞いだった。

>そしてすべての事情を知っているはずの高田君は、私達の様子にまるで興味を示さない。
は そしてすべての事情を知っているはずの高田君は、私達に興味を示さない。
です。すいません。


181名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:05:47 ID:LIEiMn/E
そのまま、YOU次回分も投下しちゃなよ
182名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:33:16 ID:HccnVy6/
>>180
修正お疲れ〜

>>181
気持ちは分かるがまあ待てw
待つまで妄想するのもこのスレの醍醐味だぜ!
183土と麻薬◇SSjM7F7B:2007/11/25(日) 23:42:52 ID:P6cScg7D
スレの初めの方で投下した者で、続き投下します。
184土と麻薬◇SSjM7F7B:2007/11/25(日) 23:43:47 ID:P6cScg7D
誰もいない店内。コーヒーカップを見つめるたんびに浮かんでくるあやしい妄想を振り払って溜息をつく。
 いけない、いけない、そんなことしたらただのヘンタイだ。 
あたしはもう今日一日で何回洗い終わったかもわからないカップをまた磨いて、なんとか気を紛らわせた。
洗剤の白い泡を落として、残った水滴を拭く。
年季の入ったカップの底は、もう取れなくなったコーヒーの色で薄く染まっている。
 これで池澤はいつもコーヒー飲んでるんだよな…… そう思うだけで、カップ触れている指先がポッと熱くなりそのねつが
すっと全身を駆け巡りほてらせる。
けれど、奇麗に磨かれた白いカップに映りこんだ自分の浅黒い肌の色を見ると、そんな気分も重苦しさにかすんだ。
どんなに洗ったって落ちないこの色は、いつもあたしを抑え付けてきた。
生まれた時から、ずっとこんなだったから両親や親戚に活発な子と言われて、いつも外で近所の子と走り回っていた。
もちろん、悪いことじゃなかった。けれど今でもふと、通りかかった幼稚園のお庭でおままごとなんかしているのを見て、
言いようのない羨望をおぼえる事がある。ちいさな男の子と女の子の、ちいさな夫婦。そんな物が羨ましかった。
それは幼い頃にも感じたことだった。もし、その輪に勇気を出して入っていたら、このがさつな性分も少しはマシだったのかも
知れない。でも、小学生になったときあたしは既に、運動好きの男勝りなおてんばになっしまっていた。周りの友達もそうだと
決め付けていたんだろう。あたしがすこし少女漫画や恋愛物のドラマについて話しただけで、熱でもあるんじゃないかと驚いた。
それ以来、あたしはずっとこうだ。
やけみたいになって、気に入らないことがあったら男子だろうとケンかをして勝った。勉強もしないで、ずっとバカみたいに
走り回ってた。
悪いことじゃない悪いことじゃない――だけど、今になって後悔ばかりしている。
もうちょっと女の子らしければ、池澤の好みになるんじゃないか。そんなことだけ考えている。
185土と麻薬◇SSjM7F7B:2007/11/25(日) 23:46:19 ID:P6cScg7D
学のとき友達に相談したことがあっただけど、池澤のことを話すとその友達は怪訝な顔つきでこう言った。

「池澤ねぇ、なんか由加とはそりが合わないと思うなあ、インドアとアウトドアって感じで正反対じゃん」

何だかその言葉は、あたしの今までとこれからの全てがこの浅黒い肌と小さく未熟な体躯で決まっていくと言っているみたいで
その後もしばらく否定的な意見が続いたけれど、あたしはもう初めのそれだけで、ダメになって残りは生返事ばっかりだった。
鉛みたいな言葉が手枷、足枷になって池澤を見ているとき話しているとき絡み付いて、そいつらが身動き一つ取れないない位に
あたしの小さな体を抑え込んで組み伏した。小さな囁きが何時も耳から離れなかった。


ゆっくりと大きな溜息をついて、あたしは頭の中で動いていたネガティブな考えを吐き出した。
 こんなときは、思いっきり体を動かしでもしたらいいんだけどな。 このバイトじゃ無理か……
先ほどとは矛盾した思いが自然と浮かんで、やっぱりあたしはこういう性質なんだと半ば清清しささえ伴った諦めが
ポンッとでて来た。
 池澤は昨日来たからどうせ今日はこないだろうし……ヒマだ。
あいつは週一でしか来ない。客はめったに来ないじゃ、お金貰ってるとはいってもなかなか辛いものがある。
 まあ、おかげであいつにケーキを作ったりもできるんだけど……  まったく一体何が期限ギリギリなんだか
あたしは空のカップを持って、何時も池澤がするみたいにちょっとゆううつそうな表情で傾けた。
こうしてると、なんだか自分が池澤に成っていく様で不思議だった。いつもなら途中で止めてしまうことが出来そうな気がする。
人差し指に掛ったカップは変な角度に落ち着いて、真正面に向けないとくちびるをふれさせられない。不安定に揺れる
カップと心を抑えるあたしは早鐘のような心臓に微かな罪悪感を抱いて、眼前のそれをゆっくりとじぶんのくちびるに――


けれどその行為は不意に聞こえたベルの音と扉から現れた人影に中断させられた。

「何してんだ。 お前」

「べっ別に何もしてないけど」

 なっ、何で池澤が? 二日連続で来るなんてはじめてじゃないのか
あたしは、あんまりに予想外な来客にうろたえてカップを隠すように流し台に置き何とか体裁を繕った。
けれど当の池澤は別段どうと言う風でもなく、何時ものように目の前のカウンターに座りコーヒーを頼んだ。
186土と麻薬◇SSjM7F7B:2007/11/25(日) 23:50:05 ID:P6cScg7D
これだけです。少ないですが、初回からあまり日が経つと
冷やかしみたいなので投下しました。
187名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:54:23 ID:C9zW5Zrd
>>186
一応トリップについてアドバイス
◇SSjM7F7Bを名前欄に打ち込むんじゃなくて、#******って感じで英数字を打ち込むんだ
そうしないと◆が◇になっちゃうぞ
188名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:54:36 ID:FcmrFKB+
トリップは#の後に好きな言葉を入れて作ります
偽者を防ぐために直接◆を入れると◇になります
例えば#abcdと入れると◆wYUuBm6d7Qになります
これでよく分からないならググって下さい、くれぐれもこのスレでトリップテストをしないようにして下さい
189名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:54:48 ID:vy576RQN
GJ!続きに期待。
190名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:56:26 ID:t3K4M9dL
GJ。投下お疲れさん。
まあ自分のペースで投下してよ、時間があいたって全裸でいつまででも待つさ
191土と麻薬 ◆4lhfg6uukk :2007/11/25(日) 23:58:37 ID:P6cScg7D
>>187
>>188
すみませんでした
親切な説明ありがとうございます
192名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:02:37 ID:K32VdxWT
頑張るよろし。こちら側としても全裸で待たせて頂きますww
193名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:37:29 ID:NaKUrv3k
阿修羅氏お疲れ様です!!
194 ◆tVzTTTyvm. :2007/11/26(月) 00:46:51 ID:xzTLXBWb
投下します
195白き牙 ◆tVzTTTyvm. :2007/11/26(月) 00:48:02 ID:xzTLXBWb

 アンナにとって父ハルトの口から告げられた告白は、それはあまりに衝撃的だった。
 だがそれは決して悪い印象ではなくむしろ……。
 何故なら――。
(まさかセツナさまが本当にアタシのお姉さまだったなんて……)
 そう、セツナに強く惹かれていたアンナにとってむしろ喜ばしい事だったと言えた。
 あの日、初めてセツナと出会った日――。
 自分の窮地を救ってくれた其の姿はアンナの目には凛々しく美しく、神々しくすら映った。
 そして強大なモンスター相手に死の恐怖に竦んでた自分に向けてくれた微笑。
 其の微笑に恐怖に凍りついた心を癒される思いだった。

 物心つく前に母親を亡くしていたアンナ。
 だが父親や近隣の人々がそんな彼女になるべく寂しい思いをさせまいと心を尽くしてくれた為、
アンナの幼少時代は母親がいない割りに愛情に包まれた恵まれてたものだった。
 だがそれでも全く寂しさを感じてないわけではなかった。
 そんな彼女は年上の女性に対し母親や或いは姉のような存在を求める気持があった。
 だがセツナに惹かれたのは……、それはそれだけではなく感じたからなのかもしれない――。
 それは予感。 或いは本能として、自分との血のつながりを――。
 そして父から其の事を直接聞かされ確信へと変わった。

 しかし手放しで喜んでばかりもいられない状況でもあった。
 アンナと姉妹であると言う事の判明、それは彼女の父と父娘である事が判明したから。
 だが父ハルトとセツナとの出会いは、あまり思わしくなかった。
 其の事に対するセツナの態度ははっきりとした拒絶に他ならなかったから。
 それは、父の事が大好きでセツナに好意と親愛の念を抱くアンナにとっては心苦しいもの。
 しかし其の事に対してもアンナはそれほど悲観的でもなかった。
 何故なら――。
(だったらアタシが二人の仲を取り持ってみせるわ……!)
 そうアンナは心に強く思っていたから。
 例え出会った時の状況が思わしくないものだったとしても、でも仲良くなれないわけが無い。
 何故なら血の繋がった肉親同士なのだから。
 そして自分ならば必ずそれが出来る。 そうする事こそが自分に課せられた使命なのだ。
 そう心に誓いながらアンナは真っ直ぐ向かっていた。 セツナの部屋へと。
196白き牙 ◆tVzTTTyvm. :2007/11/26(月) 00:49:11 ID:xzTLXBWb
「……何の用です?」
 だが部屋の扉の前に来たアンナの目前にそれを阻むように立つ人影があった。
 ――クリスだった。
「あ、あの……」
 アンナにとってクリスは正直苦手であった。
 セツナとリオとともに命を救ってくれた恩人であるが、だが前者二人の其の戦いぶりが
優美でしなやかな印象すら受けたのに対しクリスの戦いぶりはあまりに荒々しく――。
 そう、人知を越えた驚異であるモンスターを、それを更に上回る圧倒的な力で屠った其の力は、
それは見るものに恐怖すら与えるもの。
 だがそれ以上に――。

「姉さんは今お休み中です。 お取引願えますか」
 クリスは厳しい口調でアンナに口を開いた。
 その声にアンナは怯みつつも口を開く。
「あ、あの……でしたら目が覚めるまでお姉さまの側で……」
 だが其の声を遮るようにクリスは声を発する。 それは先程までと比べ更に厳しい口調。
「おい! 以前にも言いましたよね。 姉さんのことを馴れ馴れしく呼ぶなって……!」
 口調だけではない。 其の視線もまた、まるで猛獣や猛禽を思わせるほど鋭かった。
「いえ……呼ばせて頂きます」
 アンナは其の視線に呑まれそうになりながらも怯む心を奮い立たせ声を振り絞った。

「何度も言わせないでくれますか! 出会って間もない癖して図々しい口利くなって――」
「貴方の方こそ……そんな資格あるんですか?」
「何だと?」
 クリスの声に敵意の色が滲み出す。
「血も……繋がってないくせに"姉さん"なんて。 貴方にこそそんな資格あるんですか……?!」
 其の声にアンナは押されながらも声を発した。 其の声は震えつつもどこか強気ですらある。
「貴様……!」
「少なくともアタシにはあります……! だって……アタシとお姉さまとは……」
「黙れ!」
「――実の姉妹なんですから」
 厳密には腹違いではあるが、だが確実に血の繋がった姉妹。
197白き牙 ◆tVzTTTyvm. :2007/11/26(月) 00:52:27 ID:xzTLXBWb
「黙れといってるだろうが! それはあんたの父親が姉さんと父娘だから、と言いたいのか?!
だが! 姉さんは其の事を否定してたんだぞ?!」
「それは、あの時あまりに急すぎたからです。 でも、紛れも無い事実で……」
「やかましい! 姉さんはな! 今其のせいで苦しんでるんだぞ! 分かってるのか?!」
 クリスは尚も声を荒げる。 しかし――
「でも……分かってもらえるはずです。 だってお姉さまと私とお父様とは
血の繋がりで結ばれてるんですから」
「そ、そんなもの……」
 ――其の声は先ほどに比べどこか余裕に欠けてるかのよう。
 それに対しアンナの声は未だ震えながらも、しかしその芯はしっかりしていた。

「分かりますわよ。 血の繋がりと言うのは何よりも強いものなんです。
貴方には分からないでしょうけどね。
いくらお姉さまと親しくったって所詮赤の他人の貴方には……」
 アンナのその言葉を遮るようにクリスは其の胸倉を掴み壁にたたきつけた。
「人が大人しくし訊いてりゃいい気になりやがって! そんなに血の繋がりが重要か! えぇ?!
だったら! 其の自慢の血を一滴残らず搾り出してやろうか! あぁ?!」
 其の言葉に、睨みつける視線に、ほとばしる殺気に、アンナの貌が恐怖に染まる。
 アンナの脳裏に浮かんだのはそれは、かって目の当たりにしたクリスの豪力。
 屈強なデーモンをまるで紙切れを引き千切るかのように蹴散らしてた圧倒的な力。
 そして今其の力が向けられてるのは自分自身。
 其の事にアンナは震え上がり凍りつく。
 それは今までのどんなモンスターと対峙したときとも比べ物にならないほど。
 アンナは恐ろしさのあまり悲鳴すら発する事も出来ず身を震わせ目を瞑る。


「何をしてるんです!」
 その時二人の間に割って入るように声が響いた。
 リオだった。


To be continued....
198名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:55:37 ID:xzTLXBWb
投下終了
自分以外のファンタジー、大御所二人の作品もそろそろ待ち遠しいです

阿修羅様更新お疲れ様です
199名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:29:21 ID:bi7ww6P2
>>198
GJ!
クリスは一番繊細な子だから心配だぜ。

大御所が誰かはわかんないけど、俺は蒼天の夢が待ち遠しいです。
200名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 03:02:30 ID:9EkZE2eU
阿修羅さんどうも!!!!!!
201名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 03:20:17 ID:cDrmgVSs
GJ

あと>>159の人ありがとう
202名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 11:37:44 ID:1Y8zWN5t
職人様、阿修羅氏GJです
203名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:28:24 ID:9p1WIZV6
ちょっと留守にしている間に結構たまったな
さて、約束通り感想を上げるよ
まずは勝ち組とやらからだな
204名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:29:17 ID:9p1WIZV6
>俺の人生って他の人から見れば勝ち組なんだろうけど、俺にしてみたらあきらかに負け組だ。
さっそく意味不明な出だしだね。負け組の方はネタバレになるからやむを得ないとしても
少なくとも何をもって勝ち組と思われているのかくらいは、軽く説明しておくべきでは?
さもないと読者が置いてけぼりにされてしまう。
ましてや、この後に明らかになる事実を知って、彼が果たして周囲から勝ち組などと思われることがあるだろうか?
題材を変更できないのなら、題名からまず一考すべきでは?

>明日は古典の宿題の提出日だったから、さっさと帰って終わらせたいな。
どうして「明日は──提出日だったから」と過去形で思考するの?
忘れていた事実を急に思い出したわけじゃないんだから、「明日は──提出日だから」でいいんじゃない?
「明日が提出日である」という記憶は思考として継続していたんでしょ?

>そう思って、俺は下駄箱で靴を履き替えて校門の外へと向かって行く。
なんか微妙な立ち位置にいるんだな。校外へ出るために校門へと向かわず、敢えて校門の外へ向かってるとは。
何か訳ありで、校門自体はシカトされているの?

>一見、鈍そうにに見えるのだが以外に運動はそこそこできる。勉強も学年で上位に入るほどの頭の良さを持っている。
鈍そうにに→鈍そうに。 以外に→意外に。 上位にはいるのは勉強じゃなく成績。
ダメじゃないか、ヒロインのプロフィールを紹介している大事な場面でミスを続発させちゃ。

>身長も平均女子高校生の上はある。(女子高生の平均身長は知らないが)
ググれ。手を抜くな。絶対に必要な情報とは言えないんだから、知らないのなら書くな。

>今までに告白された人数は両手両足の指を入れても数えきれない。
20人以上の男が彼女に告白されたのか、やるじゃん。積極的な女の子は嫌いじゃない。

>「いや、何でもないから気にしないでくれ。」
閉じ括弧の前の句点はよそうよ。小学校の作文じゃないんだから、格好悪いよ。

>そんなクラスのアイドル的存在が俺に好意をよせていると聞けばとても羨ましいのだろうが
急にスケールが落ちたな。如何にも彼女が全校のアイドルであるような表現があった筈だが。
羨ましいと思ってるのは、主人公より一学年上の一クラスの男たちだけか。全然嬉しくないな。
205名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:29:49 ID:9p1WIZV6
>入学から半年くらいは経っていたのだが、直素はいつも一人で昼飯を食べていた。
同じクラスで半年も過ごしたのなら、直素がうるさいことくらいは分かっているのでは?
余り目立たない、控え目なうるささなのかな。
そうか、主人公はこれまで怠学気味だったんだ。

>こいつは友達がいるのはいるのだが、うるさいせいか必要以上に友達が寄って来なかっただけなのだ。
高校生の感覚では、そんなの友達とは言わないだろ。

>そして、直素は俺に突然告白してきたのだ。
ここなんだ、この作品を読んでみて一番ダメだって思ったところは。
どうしてこの全く魅力の感じられない主人公がモテて、2人の女が殴り合いしてまで奪い合ってるのか?
主人公から伝わってくるものが何もないのでは、感情移入などできようはずがない。
前編に漂う、薄っぺらで中身のない作品という印象は、まさにここに原因があるように思える。

>「争うことでしか物事を解決できないの人間の本能!!
できないの“は”人間の──。しかも、そんなの本能じゃないだろ。習性くらいにしとけ。

>今も尚、世界のどこかに小さいが戦争があるのか!それは、それしか方法がないからだ!
“〜からだ!”と決め付けたいのなら、先に“何故か”と問いかけなくっちゃ。
せっかくのクライマックスなのに……。


悪いけど、この後の独りよがりの恋愛=戦争論は読むに耐えなかった。
書いてる本人はもっともらしいことをキャラに言わせて悦に入ってるんだろうけど、
陳腐すぎて感想も付けられない。

戦争を恋愛の比喩的表現として用いるのなら、戦う相手は恋愛対象であるはずだろう。
この戦いは単にバカ女同士の醜いいがみ合いにすぎず、主人公への切なる思いが伝わってこないな。
せっかく力入れて格好良く書いたのに残念だったね。

それにしても一人称SS、それも頭の悪そうな主人公の告白形式で書かれたSSは、
文法的な間違いについての感想をつけるのが難しいな。
文脈的におかしな箇所があっても、主人公がバカだからなのか、
それとも作者の文学センスの欠如によるものなのか判別しにくいからな。
今回の場合は、あきらかに後者であると思われるが……。
206名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:30:59 ID:9p1WIZV6
語彙や表現力が乏しいのも絶望的だが、構成力のなさは致命的とさえ言える。
可愛いがキモイ実姉と皆に敬遠されているクラスメートにしつこくつきまとわれて、
主人公が周囲から「勝ち組」などと思われることが有り得ようか?
君同様に負け組とハッキリ言わせてもらうよ。

あと、♪とか!!!の嵐とか、本当に止めてくれたまえ。
知的障害でもあるように見えて仕方がないから。

今回は見るべきものが何もなかったが、俺様も自信作「ツバメの巣」とやらを待っている。
この程度の腕じゃ、内容も知れてるだろうけど、取り敢えずは奥底まで掘り下げて読ませて貰うよ。
なんなら暇つぶしにこれまでの投下分にも感想付けてあげようか?
207名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:32:14 ID:9p1WIZV6
お次は土と麻薬とか言う意味不明の作品の番だな
208名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:33:15 ID:9p1WIZV6
>あたしはもう今日一日で何回洗い終わったかもわからない──
「終わった」と完了形が連続するのは違和感があるな。普通に「何回洗ったかも」でいいんじゃないの?

>年季の入ったカップの底は、もう取れなくなったコーヒーの色で薄く染まっている。
多分、漂白剤で落ちるよ。こういう衛生観念が疑われる表現は控えた方がいいね。

>もし、その輪に勇気を出して入っていたら、このがさつな性分も少しはマシだったのかも知れない。
過去の事象を仮定しているのだから、導かれた結果は「マシになっていたのかもしれない」と表現するのが自然だね。

>気に入らないことがあったら男子だろうとケンかをして勝った。
ケンか→ケンカ。ストUのSSでも書いたことあるのかな?

>学のとき友達に相談したことがあっただけど
学クンって誰? 前の彼氏である学と付き合ってたときってこと?
名字は「中」であってるよねw 読み返していないでしょ?

>あたしの今までとこれからの全てがこの浅黒い肌と小さく未熟な体躯で決まっていくと言っているみたいで
少なくとも、「あたしの今まで」は決まっていかないよ。
もう終わった過去の話だから。

>鉛みたいな言葉が手枷、足枷になって池澤を見ているとき話しているとき絡み付いて、そいつらが身動き一つ取れないない位に
>あたしの小さな体を抑え込んで組み伏した。
ここ、ちょっと情報を詰め込みすぎていて一文が長すぎる。
2つに分ければ、もっと自然な表現ができるよ。

>あたしは頭の中で動いていたネガティブな考えを吐き出した。
ネガティブな思考なのに、頭の中での動きはポジティブなんだな。表現法に一工夫した方がいい。

>なんだか自分が池澤に成っていく様で不思議だった。いつもなら途中で止めてしまうことが出来そうな気がする。
なんだかよく理解できなくて、意味不明。ぜひ解説して欲しい。
209名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:35:26 ID:9p1WIZV6
君は本を読む時、もう少し時間を掛けて読んでみるといい。
借りてきたような表現を理解できないまま無理に使っているから、構文全体が破綻している。

それと、書き上げたら即投下ではなく、何回も読み返して耳に引っ掛かる部分はないか、
不自然な表現はないかを確認すること。
読点のミス、誤字脱字も目を覆わんばかりで一切読み返しをしていないことが明白だ。
漢字で書くべきところと平仮名にし、平仮名にすべきところを漢字にしているのも目立つ。

それと色黒短躯を救いようがないほど否定的に書きすぎているのはどうだろうか。
読者の中にも同じような人がいることを考えて、周囲からは好意的に取られているような表現があってもよかったのでは?
とにかく内容がまるでなく、スカスカのスポンジケーキを食べた後のような食感だけが残った。

初心者らしいので感想はこれぐらいにしておくが、続編があるのならもっとデリケートな推敲を求む。

もっとも、続編があるのならの話だが。
210名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:36:25 ID:9p1WIZV6
最後は意気込みだけは感じる白い牙とやらだな
211名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:42:32 ID:9p1WIZV6
>アンナにとって父ハルトの口から告げられた告白は、それはあまりに衝撃的だった。
「──は、──は」って表現は、作者があまり書き慣れていないような印象を受けるな。

>だがそれは決して悪い印象ではなくむしろ……。
>何故なら――。
失語症にかかったみたいな表現だな。しつこすぎる。

>そう、セツナに強く惹かれていたアンナにとってむしろ喜ばしい事だったと言えた。
喜ばしいのは過去の話なの? 「喜ばしい事だと言えた」のでは?

>そして強大なモンスター相手に死の恐怖に竦んでた自分に向けてくれた微笑。
>其の微笑に恐怖に凍りついた心を癒される思いだった。
に、に、ばかりだな。

>物心つく前に母親を亡くしていたアンナ。
体言止めの乱発は鼻につくだけでなく、かえって効果を削ぐな。語尾に変化を付けたい気持ちは理解できるが。

>アンナの幼少時代は母親がいない割りに愛情に包まれた恵まれてたものだった。
ここ、センスのなさに満ち溢れた一文だな。

>それはそれだけではなく感じたからなのかもしれない――。
句点が付されているからにはここで一文が終わってるんだよね。
>それは予感。 或いは本能として、自分との血のつながりを――。
こんな不自然な倒置表現は文豪の作品でもお目に掛かれない。編集で直されるだろうから。

>例え出会った時の状況が思わしくないものだったとしても、でも仲良くなれないわけが無い。
「でも」は不要だな。 「でも」は前の事柄を一応肯定しながら、それが普通結果として
予想されるものに反する内容を導くときに用いる接続詞だ。
この場合は文頭にある「例え」で用は足りている。

>「おい! 以前にも言いましたよね。 姉さんのことを馴れ馴れしく呼ぶなって……!」
呼び掛けだけが乱暴なんだね。なんか笑ってしまった。

>クリスの声に敵意の色が滲み出す。
敵意はとっくに溢れていたけど。読んでて痛いほどに伝わってきてた。

>其の声にアンナは押されながらも声を発した。 其の声は震えつつもどこか強気ですらある。
「其の視線」「其の声」が頻繁に繰り返されて文章が平坦に感じるな。
212名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:43:03 ID:9p1WIZV6
>「──だが! 姉さんは其の事を否定してたんだぞ?!」
断定しながらも疑問を感じているのか?!

>アンナのその言葉を遮るようにクリスは其の胸倉を掴み壁にたたきつけた。
即死だねぇ。
怒りに我を忘れたクリスに、人知を越えた驚異であるモンスターを更に上回る圧倒的で
見るものに恐怖すら与える力でやられたんだから。

>アンナの脳裏に浮かんだのはそれは、かって目の当たりにしたクリスの豪力。
意外に弱っちそうだけど?

>屈強なデーモンをまるで紙切れを引き千切るかのように蹴散らしてた圧倒的な力。
──の持ち主のはずだよね。
怒りで我を忘れながら、力をセーブできるほど大人には感じないけど。このガキ様は。

>其の事にアンナは震え上がり凍りつく。
でもアンナの耐久力ならなんとか大丈夫そう。

>それは今までのどんなモンスターと対峙したときとも比べ物にならないほど。
「それ」はどこにかかり、「比べ物にならないほど」なんだっての?

>To be continued....
できる?

さて、君の作品で一番悪いところは、代名詞の使い方だな。
直前の語句を飛ばして、とんでもなく離れたところにかかっていたり、かかるはずの語句が何処にも見当たらないこともある。
語彙の繰り返しを代名詞のみに頼らず、別の語彙に置き換える練習をした方がいい。

それと倒置的表現の乱発が非常に鼻につく。
あまり文のあちこちに出現するのでは、表現の強調にならないのでは?

これまでの作品は知らないけど、これまで誰も注意喚起してくれなかったの?
冷たい読者だなあ。
213名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:49:03 ID:9p1WIZV6
今回の作品を読んで感じたのは、推敲不足のためつまらないミスが目立つってこと。
1回くらいは読み直してみれば、せめて誤字脱字は防げるはず。
それくらいの労は読み手のために払ってあげてもいいだろう。
この程度の文字列にGJ付けて激励してくれる読み手に少しくらいは感謝しようよ。

あと、凝った表現を使おうとして、文章自体が破綻してしまっている。
文の上手さを競うより、まず読みやすさと話の面白さに重点を置いてみては?

幸い君たちには、冬の星空という優れたお手本が直ぐそばにあるんだから。
214名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 16:55:10 ID:dYQ6FbdK
以下何事もなかったかのように↓
215名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:02:55 ID:Lt8ttGRQ
厳しい現実から目を背けてはいけないなぁ↑
216名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:04:42 ID:CeaNg1nR
そういえば、高田は結局何でいきなり空気になっているんだろうかとw
要が感じた寝取られを、あのビッチ女も感じているのか。

だが、同情するのは要だけどなw
217名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:06:58 ID:W8gL2GqI
こうして注釈つきで読み返すと、なるほどと頷ける部分ばかりだな
読んだ時にも違和感あったけど、こうして具体的に指摘されるとなるほどとおもた
乙でよかったorz
218名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:09:58 ID:nREwgxFC
冬の星空も叩いてみろよ
一番の人気作品だから住民を敵に回しそうだから出来ないんだろ
219名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:11:42 ID:EzGH1xnO
ウナギイヌが必死に評論しているが・・・・・
読みづらい。しかも、無駄にレスを消費しているから
避難所のスレでやってくれないかな?

せめて、何の作品を批評しているのか
★は5つとしてどれくらいの評価ぐらいはやって欲しい

後、批評するならばちゃんと人を見下す文章ではなくて
ちゃんとしたアドバイスしような
220名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:16:45 ID:FWyskqo5
そもそも感想に感想つける義務はないんだけどね
221名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:16:58 ID:WezB+uQI
◆SVNDcoHudE氏の作品はストーリー自体が面白いからな
それに客観的に自分を自分で指摘できる能力を持ってるようだし
正直あの部分以外は完璧だし、ケチをつける部分ってある?
222名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:19:27 ID:dtibAc9P
また、ウナギイヌがスレを荒らしているのか
>>221
IDを変えて、他の作品を讃えて、他の作品を叩く
1年前から全くやり方は続いてません。

そろそろ、ウナギイヌのテンプレを書くとするか。
223名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:20:34 ID:tnQYy8H/
ウナギは>>219に言ってるんではなく、作者に言ってるのだから無理して読む必要ないと思うが
何の作品かは冒頭に書いているし、★が付いてないのは評価0ってことだと理解しているw
224名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:24:00 ID:Euwh7Fff
>>219今回のことで、本当に見下されてたのは作者が適当に書いたSS読まされてる俺たち住民だとわかった。
225名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:25:46 ID:q7Xgq5P1
まあ、こういうときはまったりと過去の作品でも見てると落ち着くよね
226名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:27:18 ID:csWEGBni
>>224はウナギイヌだな
この時間帯に人はやってきませんよ

IDを変えて必死ですね。

ウナギイヌのテンプレは頑張って考えているから
せいぜい頑張ってくれ。後、削除人依頼出しておくから

作家の皆様は安心して投稿してください
227名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:27:23 ID:yii2AzWN
>>222
>>1年前から全くやり方は続いてません。

コーヒー吹いた、日本語でおk
228名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:30:51 ID:lgMmn/F5
>>226自身は人でなし
229名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:31:05 ID:rPucxqhF
>>219
それは思った
> >to be continued...
  出来る?

↑とかはもう指摘でもなんでもないよね

てか誰かウナギイヌ詳しく頼む
230名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:35:42 ID:DjVKkudW
だからお前等構うなよヽ(´ー`)ノ
231名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:36:38 ID:vDBYsskQ
冬の星空というか◆SVNDcoHudE氏の熱烈なファンだと思う
まさか他の書き手を追い出そうとしている本人ではないだろうが
232名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:40:06 ID:q7Xgq5P1
>>230
OK、了解したぜ兄妹ヽ(´ー`)ノ
233名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:47:58 ID:SIrG+Dn1
そもそもスレに迷惑かけるのが目的だから仕方ない
息を吐くように屁理屈こねるし
234名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:57:10 ID:f03pKrLq
ここではROMの俺だが、例の批評は非常にためになっている
指摘されてる誤りは俺もよくやってることだし、今後は気をつけようと思う
読み手なら騙せてもやっぱり書き手はごまかせないな
235名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:00:18 ID:csWEGBni
>>234
ウナギイヌ自作自演乙
普通はスレを荒らした人間が書いたモノを誉めるはずがありません。
これ以降はスルーの方向でお願いします

何があれば、避難所の方に書き込んでください
お願いします
236名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:05:21 ID:csWEGBni
とりあえず、
>>204
>>205
>>206
>>208
>>209
>>211
>>212
>>213

は削除依頼出してこようと思っているんだが
どうやって、削除依頼出せばいいんだ?
237名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:08:03 ID:J2M7Ms51
まあルール違反の奴が何言っても説得力ないがな。

犯罪やっといて拘置所入れられるのは人権侵害だ!
って暴れてるのと同じ
238名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:12:01 ID:ntynNUpX
俺は悔しかったら指摘を受けない作品を書くのが書き手としての筋だと思うがなぁ
まったく根拠のない誹謗じゃないんだし
ホントのこと言われて遠吠えするのは負け犬のすることだろ?
よけいに惨めさが漂うだけだよ
239名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:14:31 ID:HG2otxPI
>>236
お前みたいなのが律義にレスしてるから削除対象にならねえよ
240名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:17:17 ID:/nCIoOYq
>>238
>>239

ウナギイヌ・・・・・・w
自作自演ID多いぞw
241名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:18:07 ID:D9mrQpGe
ずっと読む側だったけど、最近は自分も修羅場系小説を書いてみたくなってきた
文章書く練習でもして、いずれはこのスレに投下できるよう頑張るかな
242名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:19:13 ID:q7Xgq5P1
>>241
期待してまってるぜ(`・ω・´)キリッ!
243名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:19:37 ID:cVRMvURE
>>238

あの、根拠のない誹謗って、誹謗自体が悪いことなんです。誹謗って、悪口を言うって意味ですよ?

あと、粗探しをして、粗がない作品なんてないし、そもそも、批評する場所じゃないところで批評しているのがおかしいんじゃないですかね?
244名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:21:44 ID:q06az2fu
全部が投下された実際の作品を引用しての感想だし。「ここはこうした方がいい」ってアドバイスが削除対象になるのなら、「この次は○○だなっ。そうに決まってる」とかいうストーリー誘導の強要は軒並み削除されることになるな。あと冤罪は確実に人権侵害だよ。
245名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:23:58 ID:6T5yHgjC
批判や批評がやりたいなら
こちらへどうぞ

SS誤字脱字指摘スレ(8)
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/8/

それ以外はただの荒らしと認定させていただきます
246名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:24:39 ID:x4EVZbX+
スルーできない奴らが一番うぜぇ
247名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:25:20 ID:+9uO1v35
おっぱいと嫉妬は地球の宝です
248名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:30:45 ID:QqUlauTg
>>243
こうしてみると粗がない作品はないっていうか、粗が多い作品ばかりだね
俺はSS書く時も頭の中にコンテを描きながら描写をするようにしている
映像にしてみると、おかしな部分は自ずと明らかになるのさ

あと気をつけているのは、使った表現が特定多数の誰かを傷つけやしないかってこと
差別的な表現には特に気を使っているよ

こういうのは書き手にとって有益なアドバイスになるかな?
249名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:32:18 ID:QqUlauTg
ああゴメンね不特定の不が飛んでいたよw
250名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:34:12 ID:dYQ6FbdK
このスレに集まる人って自分が一番正しいと思い込んでるからすぐに書き込んじゃうんだよ、特に俺とか
251名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:37:33 ID:z/rMFJ17
うーん。
この間ぐるっぽの話題が出てたから思ったんだが、携帯の住人多いのかな?
今は携帯でもかなり高性能の専ブラあるよ、NG指定だけじゃなくお気に入り登録、ログ保存も出来る、使用オススメ。
NG出来ないから無視できないんじゃないかと思うし。
パソコンでもまだ使っていない人がいたらこの機会に使ってみればいいんじゃないかな
252名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:39:16 ID:T+dCxoyr
スレの中の作品が見づらくなるし、
スレの容量を無駄に消費するし、
迷惑千万だからさ、
感想とか批評とかは自分のブログかサイトでやれよ
書いた感想記事のURLだけ貼るようにすれば作者もダイレクトに見れるだろ
それともそんなにみんなに注目されたい?
253名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:40:38 ID:f03pKrLq
しつこくスルー言ってる奴もウゼェ スルーの強要も立派な荒らし したけりゃ自分がしてろって話だ
254名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:52:14 ID:SZjTJRlX
>>241
wktk 期待して待ってる。

ところでこのスレ的には男の嫉妬とかはどういう扱いになってるんだ?
やっぱり事前に男嫉妬注意 みたいな感じで付けるのが無難かね?
255名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:57:24 ID:SIrG+Dn1
今の状況は、
絵の博覧会で、
「ここの塗りムラが酷い!デッサンが崩れている!題名にセンスがない!モデルの配置はもっとこうした方がいい!」
とか片っ端から指差して大声で批評してる人間が現れたようなもの。

その発言が間違っていようが正しかろうが、観に来ている他の客からすれば目障り耳障りこの上ない。
加えて、間違いなくスタッフにつまみ出される。

作品に対する審査眼を披露したいとか、作品に直接感想を言いたいとか。
そういう欲求を持つ前に、人間としての常識を持たないと。
256名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:57:31 ID:x4EVZbX+
男の嫉妬がメインというのはあまり好まれなんじゃないかな。
たぶん男性読者のほうが多いだろうし。
257名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:58:49 ID:FWyskqo5
>>254
たしかNGのはず
予め予告してもダメかは知らない
258名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:06:46 ID:q7Xgq5P1
>>254
外見が女の子なショタならバッチこい
でもガチムチは勘弁な
259名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:11:55 ID:+QI9/soD
>>255
また無意味で幼稚で姑息な例え話を考えたもんだ。
君が「絵の博覧会」と状況を細かく限定するのなら、こちらも状況を限定させて回答しよう。

絵画の価値など、しょせん一部の高名な評論家の審美眼で決定づけられるもの。
幾ら優れた新人の画であっても、高名な評論家を怒らせるようなことをすれば、
徹底的に叩き潰されて、日の目を見ることなどできないのだよ。

例え博覧会場であろうと、例え大声でなじろうと、高名な評論家がつまみ出されることはない。
つまみ出されるのは、評論家を激怒させた駄作とその作者の方だろうね。

何? 俺様は高名な評論家じゃないって?
ここだって画の博覧会場じゃないだろ。
誰もが言いたいことを言っていい、公の匿名掲示板だ。
作品を擁護したいのなら、どの作品の何処がどうよかったか、
遠慮せずに自分の声で褒めてあげればいい。

なに、俺様がムカつくって? あはははは、光栄だねぇ。
260名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:17:59 ID:2vAhrsDI
http://s.s2ch.net/
個人的にオススメの携帯用専ブラ
261名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:25:14 ID:q7Xgq5P1
>>260
サンクスです!
262名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:27:27 ID:SIrG+Dn1
>>259
公の場なら何を言っても構わない、っていう発想が理解できない。
大勢の楽しみを身勝手に阻害することは、大勢にとって迷惑。
そんなことは匿名だろうが何だろうが変わらないだろ。
俺が言いたいのは、周囲の迷惑を考えられないような常識の無さは問題だってことさ。
もしくは、迷惑をかけても平然としていられるモラルの無さ、迷惑を積極的にかけようとする人間性の悪劣さ。

高名な評論家はつまみ出されない? だからどうした。迷惑なものはどうあろうと迷惑だ。
威光を光らせてその迷惑さに対する抑制を無にしたとしても、「迷惑である」ということに変化はない。

スレに迷惑をかけるのが目的なんだろうしな、迷惑をかけることをさっぱり厭わないのは当たり前か。
つくづく迷惑な奴。
263名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:33:45 ID:zUSuK/Xf
>>254
百合モノも結構前だが投稿されたし、冒頭に注意書きをすればおkだと思う。
実際に最近にも「貴方だけしか見えない」っていう男の嫉妬モノが投下されたしな。
264名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:35:54 ID:7joZvKd+
265名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:37:16 ID:b64uDUmx
>>259
2chのSSに粗が無いものなんて殆ど無い。
でもその全てにダメ出ししてたら、2chのSSは根こそぎ淘汰されるだろうし
この板自体が過疎って消滅する運命になる。
例えの指摘の中にも的の得たものがあったとしても
そんなもん余計なお世話以外の何物でもない。

そもそもこのスレは小説家を目指す人の養成所でも何でもなく
素人に毛の生えたような書き手が日々の妄想を具現化する為の場所に過ぎない。

お前から見て、どんなにレベルが低く幼稚な作品に見えたとしても
文句言われたり偉そうに薀蓄垂れられる筋合いはないんだよ。
読むに耐えないなら読まなければ良い。誰も読んでくれなんて頼んでない。
266名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:38:08 ID:b64uDUmx
初心者が普段の妄想をSSにして投下して
どっかの暇人に穴が開くほど粗探しされてダメ出しされまくったらどうよ?
もう二度と投下しようなんて気は無くなるだろう。
それを読みたい人からすれば、迷惑この上ない話だ。

>>255のような例えをするなら
初心者のデッサンサークルの発表会で、来なくて良いと言われてるのに無理矢理やってきて
初心者の作品に「見るに耐えない」と罵詈雑言を浴びせてるようなもんだな。
それがどれだけ滑稽な事か。なら最初から見なきゃいいだろ。誰も頼んでねーよ。

一方的な批評の押し付けは
書きたい人と読みたい人の為の場を奪う行為でしかない。
それを目的としてるんだろうから、どう考えても荒らしでしかないです。

それとここは(誰もが言いたいことを言っていい)場所では無い。
2chにもルールはあるし言ってはいけない事がある。
スレ毎に決まり事があるし、それを遵守しない人間は荒らしでしかない。

批評家ごっこがしたいなら別スレ立てろや。
批評したい人も批評を読みたい人もそっちでやってくれ。
267名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:38:15 ID:IItGJ6xW
>>262
安っぽいモラリストみたいで、若いというか青いなあ。
しょせん、モラルを逸脱した状況を描写したSSにハァハァしようって仲間じゃないか。

俺様にとっては、破綻したSSを平然と投下する書き手の無神経さの方が迷惑なんだ。
今後はよりよい作品を書いて貰おうと苦言を呈してなにが悪いの?

もっとも、スレのレベルを底上げするためなら、俺様1人が悪者にされるのは厭わないがね。
それで皆が楽しめたら、それは更に嬉しいことだ。

それより、お前ら本当にちゃんとSS読んでいるの?
俺様が指摘した部分に疑問を感じなかったの?

なんだ、敢えて黙ってGJ付けて、心の中で笑っていたのか。
そうすりゃ、バカな書き手がまた調子づいてくれるからな。
268名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:44:22 ID:q7Xgq5P1
>>264
ほうほう携帯用にも色々あるんだな
色々検討してみよう
269名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:44:29 ID:PMyGhDH+
なんか本当に可哀想だ、皮肉じゃなく。
270名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:46:48 ID:aqjzNDKR
バカを拗らせると大変だなぁ(´・ω・`)
271名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:48:23 ID:SIrG+Dn1
>>267
「苦言を呈す」こと自体が悪いんじゃないよ。
今のあんたのその苦言の呈し方が悪いんだ、迷惑なんだって言ってるでしょ。物分かり悪いな。
「苦言を呈す」にもやり方があるんだよ。

プロの評論家は直接展覧会で批評を喚きちらすのか? それが通常なのか? 違うだろ。
みんな本や審査会や、然るべき場所でやってるよ。
あんたも似たようなことをすればいい、
それこそ自分でサイト作ってやってみたり、新しい掲示板でも作ってみたり、迷惑かからないようにするだけならいくらでもある。
さんざんみんなにも勧められてるだろうに。
聞こえてて無視するなら、やっぱりこのスレを良くしようなんてさっぱり思ってないんだよ、あんたは。
272名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:48:25 ID:yyVX98D0
>>265
いや、俺様も優れた作品には素直にGJつけるが?
一方的に批判厨認定されても困ってしまうな。

君の論理を盗用させて貰うなら、俺様の感想も書き手の目に止まり、次回作に活かして貰えたらいいなという
願いを込めて投下されたものであって、その他大勢の面々に読んでくれとは頼んだ覚えはないよ。
まして感想の感想など求めた覚えはない。

君がいずれかの書き手だとすれば抗議として受け止めるが、せめて言い訳くらいして欲しいな。
えらく上から目線の書き手さんだが?
273名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:52:53 ID:b64uDUmx
>>272
だから別スレ立ててやれと言ってんだよ。
誰もが好き勝手な事を書き込んでたらカオスになるだろうが。
意図的にカオスを作ろうとする人間を荒らしっつーんだよ。
それぞれのスレにルールがある。
それを受け入れられないなら別スレ立てろや。
ここは批評する為のスレでは無い。
274名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:54:17 ID:5kE7eOad
この流れは飽きた
275名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:55:09 ID:T0Tzd0rz
>>271
だったら、直接指導してあげるからメアド晒すなりしてくれたまえ。
何なら直接会って批評を聞かせてやってもいい。

理論で勝ち目がないからと言って「黙れ」「キエロ」は、
直接会うことのできないネット上では暴力と同意義だ。

面前で批評された君は、我慢できなくなった挙げ句、
きっと暴力に訴えるのだろうねぇ。
276名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:55:13 ID:PMyGhDH+
アレにマジレスしてる奴が釣りかアホにしか見えん
277名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:57:50 ID:Ncsr3UDd
>>272
言い方を変えてみては?多少丁寧な言い方にすればいいんでない。
そうじゃないと、粗捜ししてるようにしか見えない。
そして粗捜しと感想は別物。
278名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:00:18 ID:0XWHljai
オレはただSSが読みたいだけなのに……
こんなこと繰り返していたら書き手がよそのスレに逃げていくだけなのにな

つーか、冬の星空ってやつの狂信者なんだろ? この荒らし君は
このSS以外にしか意見していないところを見ると

こんな荒らしを引き込んでしまうのなら、冬の星空ってやつは
もういらないよ
279名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:01:23 ID:OU3RpMRk
マジレスしてる奴ワロス
280名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:01:56 ID:hJMAbS+j
>>276
長ったらしい上に文章がおかしい所まで同じだから自演じゃないか?
281名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:02:37 ID:QiQwr483
>>277
盲信的にGJだけ付ける割りに熱心な連中が多いからな
その分、語気が荒くなるのは仕方がないだろう
なにしろ、信者がうるさくて小声で囁いていても伝わらない
282名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:04:19 ID:SIrG+Dn1
>>275
あのさ、あんたってすぐに
「俺に反論してくる奴はみんな俺が気に入らない作家だ!」
っていう決めつけに走るみたいだけど、それはやっぱり緊急避難なの?

俺はさっきからずっとスレで作品を読む側の立場として発言してるんだ。例えでもそういう視点だろ。
他にも読んだりしている人がいるスレに、作品じゃない長文を投稿するなよ、目障りだし、って言ってるのさ。
NGするにもIDはコロコロ変わるし、
容量も削られるし、
読んでる作品もバッシングされるし、
迷惑極まりないんだ。

あと、無根拠な想像で人を貶めるのは、他人からの人間性の評価を著しく損ねるからやめた方がいい。
283名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:08:22 ID:b64uDUmx
言い方とかの問題では無く批評や感想自体がNGなんだよ。

感想や批評なんて千差万別だし
誰かが良い作品だと思っても、誰かが駄作だと評価する。
そんなのプロの作品だってそうだ。
それを、誰もが言いたい事を言っていいなんて理屈で
皆が好き勝手言ってたらSS投下どころじゃなくなる。

このスレはSSを書きたい人読みたい人が来る場所で
そのスレが感想、批評で埋め尽くされ、そのせいでSSの投下が激減するなんて
迷惑極まりない事だ。
そうならない為にルールがある。

何度も言うが、感想、批評を書きたい人や読みたい人は別スレを立てろ。

これ以上やるとオレも荒らしになるからこの辺にしとく。
(つかもう荒らし同然だな。もう消えるんですいません)
284名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:09:36 ID:tf/uybcT
>>282
俺様だってここの書き手が君程度のレベルの書き込みをするとは思っていないさ。
何故って、そんなのは悲しすぎるもの
285名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:12:11 ID:hm7/GVwF
>>言い方とかの問題では無く批評や感想自体がNGなんだよ

よし、「GJ」「乙」とスルー以外の書き込みは禁止でいいんだな?
あと「wktk」は認めてくれ
286名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:13:03 ID:SIrG+Dn1
>>284
論点をずらすなよ、俺を中傷する姿勢に移られても困る。意味がない。
批評サイトでもブログでも掲示板でも、好きに作って批評しなさいよ。
そんで上でも言われているように、その批評のURLをスレに貼り付ければ作者にも伝わる、万事OKだ。
287名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:16:17 ID:nidB9Syc
こんなに書き込みがあって分かったことは
皆この修羅場スレが好きなんだな
ってことかな
288名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:17:29 ID:Ncsr3UDd
>>283
確かにその通りだな…悪かった、俺も消えるとするよ。
289名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:18:16 ID:HUIYhXhG
>>285
基本的にはそれで良いんでない?
荒れない程度に良識的な感想もあっていいと思うけど
こんな流れになるより100倍マシ。
290名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:18:40 ID:tlG0Sv2z
例えばキモ姉とクラスの嫌われ者に好かれている主人公が勝ち組などと思われていなかったら──―
例えばクリスの怪力で叩き付けられたアンナが、あれほど平然と立ち続けていなかったら
もしくはクリスが力をセーブしていたという明らかな描写さえあったら──―

ここまで叩かれることはなかったのでは?
力量が不足しているのは事実だと思う。
それをハッキリ指摘していいのかは別問題だが。
291名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:19:17 ID:mIiWtImP
ID:SIrG+Dn1

荒らしもスルーできないなら
書き込むな。批評した部分は削除出せば問題ない

荒らしに関わっている時間こそが無駄だと思いなさい

以降↓スルーで作者を待つ。ってか、待て
292名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:19:59 ID:cVRMvURE
何で作者のために感想を送ってる人が、ムカつかれて嬉しいの? あなたも自分が間違ってないと思うなら反応しなきゃいいと思う。余計なことを書かなければ荒らしだなんて言われないのに。それとも、荒らしなの?
293名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:21:37 ID:DjVKkudW
>>289
ま、厳格になりすぎないのが一番だな、目安程度にいこうぜ
今みたいに激しい荒れ方するようなもの以外は
294名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:22:56 ID:BIpKKQ+m
>>286
あははははっ、その手は喰わないよ。
ブログ作って、勝手にここに投下されたSSを一部でもコピペすれば、
俺様はたちまち著作権法違反の被疑者だ。
その時は勧めた人間も教唆犯として裁かれることになるけどね。
295名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:24:02 ID:mIiWtImP
何でこんなに荒れているんだ
荒れる理由がわからないんですが
296名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:24:46 ID:GQcbOiAw
個人にとって都合の悪い書き込みだけを制限しようとするから軋轢が生まれるんだよ
みんなバカだな
297名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:28:52 ID:Wy0bdkOJ
今日も作家の投稿はなしか

バカな奴らが暴れているせいで
本当に迷惑だよあいつらは
298名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:33:30 ID:SIrG+Dn1
>>294
コピペしないで「引用」で済ます方法もあるだろーに。
そもそもネット上には現行著作物の批評なんて腐るほど溢れてるし。何を言ってるのやら。被害妄想の域。

なんだかんだ理由を付けてスレへの長文投稿を続けたいみたいだけど、やっぱり君はスレに迷惑かけたいだけなの?
299名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:35:53 ID:Wy0bdkOJ
ID:SIrG+Dn1は荒らし認定だな
スルーしてくれ頼むから
300名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:39:57 ID:RymaCl24
>>294
あなたの批評もおかしいですよ。
ひとまず、しにがみの〜件について、


>出来るだけ何も考えないように気を付けてぼんやりと虚空を眺めていた。
>のにもかかわらず、
>感覚を頭の中の空想だけに集中させている。堂々巡りを繰り返す思考が、最後に行き着くのはやはり、
>やはり作者が何も考えていないからなのだろうねぇ。
その前に、「しかしその実」があったと思いますが。
一応言わせて頂けば、「しかし」も「その実」もここでは前文との対比に用いています。
つまり、以下で前文とは逆の事を言おうとしているわけです。
しかも、同じ意味の言葉を並べる事で対比を強調しています。
いささか強引で、その後に続く文章の表現も分かりづらいですが、ミスではないです。


>そして腰まで伸びた琴線のようにしなやかで、艶やかな長い髪。
>琴の糸って見たことないでしょ?
>どれだけ太くて硬いのか知ってる?
>ひょっとして、「心の琴線」から誤って連想したのかな?
そんな事言ったら、ほとんどの比喩は成立しなくなります。
ここで喩えてるのは、髪のしなやかさ、艶やかさであって、髪の太さではありません。
それでも納得出来ないようなら、一度「琴」を辞書で調べてみてください。多分、二つ目か三つ目の意味です。
301名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:40:39 ID:RymaCl24


>そうする事で、いくぶん気が紛れたせいか、次第に思考は記憶の沼に堕落していく。
>沼に向かって墜落しているのか? もしかして、沼の中に沈み込んでいるのかな?
記憶を目で見る事は不可能です。故に記憶を実態として表現するためには比喩が不可欠となります。
しにがみの〜の作者は記憶を沼に喩えたのでしょう。そして、堕落とはかいつまんで申せば落ちるの意味です。
「沼に落ちていく」ではたしかに説明不足でありますが、日本語として間違いではありません。


>本当は、ただ証明したかったのだ。
>と来たら、当然この直後には、倒置された「タマキンが証明したかったはずの語」が続く筈だよね、ところが
>楓が真守を好きだと打ち明けてきた時感じたおかしな感情を否定したかっただけなのだ。
>とはこれ如何に?
なぜ倒置と限定されるのですか?
ここでは、「楓が真守を好きだと打ち明けてきた時感じたおかしな感情を否定」が証明の内容で、
「だけなのだ」でそれを強調しているのでしょう。
こういった「漠然とした単語。」「説明プラス強調。」の文はよく見られると思うのですが。


>「……何か用?」
>「……で、用は?」
>「いいから、用は何?」
>「いい加減にしてっ!!用件は何って聞いてるのっ!!」
>って……結果連絡を入れるって約束してたんだから、これは幾ら何でも不自然すぎてストレートに感情を出しすぎ。
人によるでしょう。
短気な人は焦らすとすぐに怒り出しますよ。ましてや、心に余裕がない時は特に、ね。
そして、「て」の使い方がおかしいです。


302名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:41:53 ID:h02naBEJ
とりあえず、この空気が一ヶ月も続いたら、確実に職人が逃げる。
そうしたらSSスレなんて即終了だ。
それだけは避けたい、本当に避けたい。
まだ終わってない作品も見たい作品もいっぱい有るんだ。
だから荒らしでも良い、普通にスルー出来なかった奴でも良い、マジな批評家だって構わない。
これ以上スレの空気を悪くしないでくれ。
頼む、お願いします、もう勘弁して下さい、ゴメンなさい。
謝ることだってするしモニターの前で土下座もするからもう空気を悪くしないで下さい。
303名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:45:11 ID:zUSuK/Xf
な ぜ ス ル ー で き な い ?
304名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:47:25 ID:RymaCl24


>思考は何も考えない。
>そうだろうね。
>視界には何も写らない。
>そうだろうねぇ。
思考〜はともかく、視界〜の文は間違いではありません。わざわざ指摘して何がしたいんでしょうか。


>以上のように、本作は基本的な自然現象に対する知識のなさ、目先の技巧にとらわれた矛盾しっぱなしの出鱈目な構成、
ほとんど矛盾はありませんでした。あったのは誤用です。しかも、それほど多くはありません。


>そして誤字や誤用に満ち溢れた、推敲すらなされていない草稿以下の文章で、
>とてもではないが、まだ他人様の目に晒させる段階に至っていないと言わざるを得ない。ここは残念ながら同意です。
作者様へ。
簡単な誤字、言葉の誤用はかばいきれません。是非、推敲して下さい。


>全体を手直ししてあげたいのだが、それではキリがなく、またその時間もなかった。
>そこで、今回は目に余る箇所だけを特に抽出して指摘するにとどめたが、
>これら以外にも頭を捻りたくなるような箇所や、思わず吹き出しそうになった表現が散見された。
ではなぜ、琴や沼、視界などの微妙な部分を指摘したのでしょうか?
吹き出しそうになった表現を指摘すればいいはずです。
それと、頭を捻って何を考えていたのですか?

ざっと見ただけでも、これだけ見つかりました。

最後に。
ここは便所の落書きとも言われる2ちゃんの端にあるエロパロスレです。当然、作者様はプロではありません。
ですから、貴方もいちいち目くじらを立てずに、「どうせ便所の落書き」くらいの気持ちで、
作品を読んでみたらどうでしょうか?

以上、スレ汚しスマソ
305名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:47:39 ID:rPucxqhF
で、結局ウナギイヌってなんなの?
誰か頼む
306名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:49:31 ID:n+DE73sg
>>300
真面目に構ってくれてありがとう。
悪いけど読むと君の間違いを指摘したくなるからスルーさせて貰うよ。
これが君たちに一番必要なスルーテクニックさ。
少しは見習うといい。
長文での批判、無駄になっちゃったね。
ご苦労さん。
307名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:49:50 ID:WxOos4Pg
>身長も平均女子高校生の上はある。(女子高生の平均身長は知らないが)
ググれ。手を抜くな。絶対に必要な情報とは言えないんだから、知らないのなら書くな。

ID:h02naBEJじゃないが、これもおかしいよな。
一人称の告白形式なんだから、別にダメ出しをされるような表現じゃない。
一般的にググらないと分からないような事なんだから。
むしろ主人公が「女子高生の平均身長は何cm」と明言したほうが不自然だろう。
絶対、読者は「こいつ何でそんな事知ってるの?」って思う。
308名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:50:32 ID:Wy0bdkOJ
>>305
現在、批評とかでスレを荒らしている荒らしで
過去にノントロから草まで粘着を起こして連載打ち切りまで追い込んだ実績を持つ
前スレにおいて、風子により『ウナギイヌ』という名前を授かった。

それから、皆はウナギイヌと荒らしのことを呼んでいる
309名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:51:02 ID:vQp63Exc
父はイヌで母はウナギ。ウナギイヌは「合いの子」である。
310名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:52:57 ID:Wy0bdkOJ
てか、荒らしにレスしているID:RymaCl24は
充分にスレを荒らしていることを自覚してないんですか
無駄に長文を書くんじゃない!!
311名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:55:08 ID:JWc/FKoC
>>304
「最後に」だけが目に入ってしまった……
俺様は投下されたものが、例え「便所の落書き」であろうと真剣に取り組むつもりだから
それが他人のために貴重な時間を費やしてくれた書き手さんへの礼儀だろう

それと、既に貶められた書き手の傷を、更に抉るような真似はよした方がいいんじゃないかな?
君が本人じゃないとすれば、とても失礼なことをやっているように思えるよ
312名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:57:02 ID:JWc/FKoC
>>むしろ主人公が「女子高生の平均身長は何cm」と明言したほうが不自然だろう。
>>絶対、読者は「こいつ何でそんな事知ってるの?」って思う。

だから俺様氏の忠告どおり、余計な告白を最初から書かなければよかったのでは?
313名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:57:06 ID:RymaCl24
>>310
すいませんでした。
つい熱くなってしまって。
再びROMに戻ります。
本当にすいませんでした。牛乳、飲んできます。
314名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:57:45 ID:itOeigbd
あんたなんか、あんたなんか私のスレに居ていい訳ないッ。
このスレに居ていいのは私だけ。
このスレのルールを決めていいのも私だけ。
私が一番このスレを理解してるし、
このスレは私に従っていれば幸せなのよ。
常識?ルール?そんなの関係ないよ。
見て頂戴、私の綺麗な綺麗な批評。
誰がここまでスレを美しくできるの?
私が批評するのがこのスレの幸せなのよっ!

私とこのスレの睦み合いを邪魔をする奴は。
絶対に殺してやる。

つまり、このスレを巡って修羅場ってるんだな。
ある意味スレに沿っているな。
315名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:58:16 ID:JWc/FKoC
悪いがノントロや草は何のことだかわからない
誰か教えてくれ
316名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:01:14 ID:JWc/FKoC
>>314が上手く弁護してくれたな
俺様は荒らしじゃなく、このスレ一番の熱心なファンだよ
317名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:02:41 ID:WxOos4Pg
>>312
人物紹介として、ヒロインの特徴を主人公の口から言わせる形式は珍しいものではないです。
その中で身体的特徴として、身長を読者に伝えるのに特におかしな表現だとは思いません。

主人公の主観として「女子高生の平均身長は知らないけど、それよりは高いだろう」という表現は
人物紹介として充分だし、主人公の性格を現す効果もある。おかしなものではない。
318名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:03:25 ID:hJMAbS+j
と言うか具体的に突っ込まれたらいなくなってワロタ
319名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:04:30 ID:Wy0bdkOJ
ID:WxOos4Pgは荒らし認定だな
スレのテンプレも守らない人間が書き込んでいるんじゃないよ!!
大体、批評はスレ外だということを理解してないだろ!!
特に荒らしが書いた批評なんかに真面目にレスを返している時点で
あなたも荒らし行為に加担していることをわかっているのか!!
320名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:05:43 ID:JWc/FKoC
後付けの後付けは言い訳としても惨めな部類に入るな
なんで書き手が黙っているのか、よく考えてみよう
感想に対する感想は幾らでもするがいいよ
感想の感想に対する感想は付けてあげないがね
321名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:05:50 ID:7lJ/mAI4
>>312
うなぎいぬーIDーIDー
322名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:05:55 ID:SIrG+Dn1
>>316
スレにひたすら迷惑かけたい熱心な荒らしの間違いだな。
さっきの応酬で証明されたよ、それが。
323名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:06:59 ID:JWc/FKoC
>>318
まだいるよ。
長文厨と同一人物と思われたくないのでID固定しているが
324名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:09:05 ID:0XWHljai
>>312>>315で熱心な自作自演者というのは把握した
325名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:09:29 ID:SIrG+Dn1
>>323
で、批評公開用スペースの用意は出来たのかな?
326名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:11:33 ID:JWc/FKoC
>>324


ひょっとして自分のことを「俺様氏」と揶揄って書いたことを言ってるの?
こりゃ、ロクな読者がいないはずだわ
327名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:13:08 ID:JWc/FKoC
しかし燃えるねぇ
こうまで相手にしてくれるのなら、次回の感想にはさぞかし力も入るだろう
なにしろ、過疎スレとはやり甲斐が違う
328名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:14:17 ID:FWyskqo5
>>318は別に安価付いてるわけでもないのにもよく反応するな
顔真っ赤
329名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:16:43 ID:JWc/FKoC
>>328
ああ、笑いすぎて死にそうだよ
俺、そういう顔してるだろ?
330名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:19:49 ID:hJMAbS+j
結局具体的な突込みに対する理屈の通った反論はなさそうだな
331名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:20:03 ID:SIrG+Dn1
>>327
相手にされることが目的?
なんだ、結局荒らしとして開き直っちゃったのか。浅ましいね。
あんたの感想が、まともに受け取る価値がない代物であることが決定したわけだ。
332名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:20:54 ID:JWc/FKoC
>>330
そうだね、読んでないものには反論できないな
君たちも見習えば?
333名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:21:04 ID:IM8ADShO
こういう自分に都合の良いレスだけして
反論出来ないレスはシカトする荒らしは一番質が悪いよ。
こういう類に共通してるのは、妙に尊大なキャラ作りに必死な事。
334名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:21:28 ID:cVRMvURE
あの、だから、正しいと思うなら、俺様さんもあなたを煽る人を無視しましょうよ。

まるで自分で荒らしだと言っているみたいじゃないですか。
335名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:23:04 ID:SIrG+Dn1
>>334
実際直接的発言はなくても思い切り荒らし宣言しまくりだと思うな。
336名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:23:10 ID:Wy0bdkOJ
何が楽しいの?
337名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:23:32 ID:FWyskqo5
文章への突っ込みが好きな割に俺の文の間違いに突っ込みは無いのね
間違いあるのに
338名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:25:12 ID:SIrG+Dn1
屁理屈こねこね中……
339名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:26:36 ID:JWc/FKoC
俺様は自分が正しいとは思っているが絶対とは思っていない。
見る方向が違えば、物の形も自ずと違ってくるだろうし。
俺様は住民を俺様の視線にいざなっているだけで、決して強制するつもりはない。
しかし、おかしげな理論で俺様を自分たちの視線の向きへ倣わそうとする理不尽な力には絶対屈しない。
340 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:2007/11/26(月) 21:27:01 ID:v+P57zvT
 /|\
 | キ |        n/ ̄\n
 | キ |        /  (・(・|
 \|/        三    ∞ |三
  ||         /  / ̄ ̄)
 /──────   \ ̄ ̄)
 |           | |/| | ̄ ̄
 |_| ̄|_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|_|  |_|
341名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:27:31 ID:JWc/FKoC
>>337
あのね、俺様に感想付けて欲しいのならSSを書いてきなさい、SSを
342名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:29:21 ID:SIrG+Dn1
>>339
おかしげかなあ?

批評サイト言ったら? → 著作権でホイターされるなり! → 「引用」ならOKだよ大丈夫! → シカト

このシカトのタイミングの方がよっぽど岡重くんだと思うなあ。
343名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:32:28 ID:SIrG+Dn1
屈しないとかじゃなくて、ワガママに駄々こねてるだけだろ。
スレのルールをおかしげな理論で破って平気面してる方が理不尽だよ。
344名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:34:09 ID:JWc/FKoC
>>342
申し訳ない。
1対多の論戦だから、目に止まらずに流してしまったようだ
いいだろ? どうせゴミみたいな質問で、全然建設的じゃないんだから

可哀相だから、君の涙目に免じて相手にしてやるよ

「そんなコトしても、書き手の目には止まらないだろ」

これで満足かい?
345名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:37:02 ID:SIrG+Dn1
>>344
だから批評サイトで感想批評書くたびにURL貼ればいいっつってんじゃん。
何回ループさせる気? いい加減呆れ果てるよ。
大丈夫!URLは自動でリンカー付きになって文字色も目立つ色に変更されるからいくらでも目に付くよ!
346名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:39:46 ID:sKMQjl2N
>>344
何度も言われてるが、ここは批評の場じゃない。
それがルールだ。
批評をしたいなら批評をしても良い場所でやれ。
それが守れないならお前は荒らし、もしくは駄々をこねてる子供だ。

もし書き手がお前の批評を必要とするなら
書き手のほうからお前の批評を探しに行く。
347名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:41:10 ID:rPucxqhF
まぁ結局>>346が真理だよね
348名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:41:14 ID:JWc/FKoC
>>345
ウンザリしてるのは俺様の方なんだが
俺様がそんな面倒なことするわけないって知ってて言ってんでしょ?
まったく君には俺様だけじゃなく、スレのみんなも大いに迷惑している
349名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:42:48 ID:SIrG+Dn1
例えば阿修羅氏に頼んで自分の批評サイトにリンク付けてもらうとかさあ、
スレテンプレの中や付近に批評サイトのURLを貼っておくとかさあ、
自慢の敏腕批評で有名になれば自ずと作家諸兄も自分の作品がいかに評価されてるか気になって見に行くと思うよ!
350名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:43:11 ID:JWc/FKoC
>>346
その通りだ
みんな感想以外のレスはもう慎もう
俺様も基本的に感想以外のレスをつけるつもりはないんだから
351名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:44:26 ID:cVRMvURE
俺様さん、見る方向が違うなら、あなたの理論も他の人の理論もそれぞれ違うでしょう。自分の理論へ導くのは善し、相手の理論は悪しでは、あなたを煽る人と同じことをしています。

一緒に作品を楽しみましょうよ。荒らしになんて負けちゃ駄目ですよ。
352名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:44:34 ID:SIrG+Dn1
>>348
だからさあ、その面倒臭がりが結局あんたの「荒らし自称」に繋がってるんだってば。
353名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:47:26 ID:JWc/FKoC
>>394
阿修羅氏には感謝している。
しかし彼にこれ以上迷惑を掛けられないだろう。

ただでさえ問題児を隔離するためだけに、
避難所とやらを設けてくれているんだから。

自分ではSS書かず、他人の書いた作品を保管するだけで神扱いされているのは
正直言ってちょっぴり妬ましいがね。
354名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:50:02 ID:2vXOBINk
スルーできる人間は書き手も含めて最初から読んでないよ
荒らしも反応するから調子に乗るんでしょ?可哀相な子を見る眼差しで生暖かく見守ってあげるにとどめておいたら?
355名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:50:49 ID:SIrG+Dn1
>>353
神扱いされたがってやってるのか、あんたやっぱり。
で、実際やってるのがスレの停滞工作と作品以外の長文投稿。
なるほど阿修羅氏とは姿勢から何から雲泥の差だなあ、もっと妬んでもいいと思うよ、あんた。
356名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:52:25 ID:haldT8B8
かんそう ―さう 0 【感想】
(名)スル
あることについて、感じたり思ったりしたこと。所感。感懐。
「読後の―を語る」「―文」「高遠幽深なる関係を―する/欺かざるの記(独歩)」


ひひょう ―ひやう 0 【批評】
(名)スル
事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること。
「文芸―」「作品を―する」


>>350
お前がしてきたレスの大部分は感想ではなく批評だ。
批評的要素を多く含めば、いくら感想だと言い逃れようとも批評の枠に入る。
大人なら場を弁えろ。
357名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:54:32 ID:JWc/FKoC
>>355
ほう、今度は俺様の怒りの矛先を阿修羅氏に向けようって戦術かな?
何度も言うように、IP抜かれるおそれのある個人運営サイトには、
立ち入らないことにしているから。
個人情報でも垂れ流された日には、目も当てられないからね。
358名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:54:59 ID:SIrG+Dn1
どうしてもこのスレでやりたいんだってさ。
避難所は問題児ぞろいでー、
批評サイト作るのは著作権で危なくてついでに面倒臭くてー、
相手してくれるこのスレがいいんだってさ。
359名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:57:56 ID:SIrG+Dn1
>>357

阿修羅氏

・投稿者のリモートホスト情報は調べません。
(そこまでする余裕がありません・・・)
従って、ホスト情報の晒しやアクセス禁止などの措置は行いません。
(あまりに悪質な場合はこの限りではありません)




ていうかさあ、IP抜かれることしなきゃ問題ないでしょ。
何も悪い発言してないのに個人情報抜かれるとかないから。
ちょっと非現実的過ぎる被害妄想だよ。
360名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:58:10 ID:cVRMvURE
なんで反応してくれないんですか。なんでですか。反応してくださいよ。無視しないでよ。ひどいよ。
361名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:58:40 ID:JWc/FKoC
>>356
書き手に耳障りのいいことだけが感想っていう理論でいい?
君の小学校ではそういう風に教わっていたんだね。
疑問的もしくは批判的に感じるのも「あることについて、感じたり思ったりしたこと」
の一つの形態だと思うのは間違っているかな?
辞書なんか持ち出してきても、きちんと内容を解釈できなけりゃ意味がないよ
362名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:59:42 ID:zUSuK/Xf
一番目の彼女の投下まだかなぁ・・・
363名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:01:26 ID:JWc/FKoC
>>cVRMvURE
誰だ、お前は?

何だ、知らないうちに流していたよ
364名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:03:09 ID:PwMKh3cp
いやしかし俺様氏が来るとホントにスレが伸びるなwwwwww

このスレも前スレみたく埋まってくのか……
365名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:03:14 ID:haldT8B8
>>361
何故批評がルール違反なのかという考えれば
批評的な感想も同じ理由でしてはいけないというのは分かりそうなものだが。

こういう屁理屈でルール違反を開き直ってする輩がいるなら
否定的な感想もしてはいけないとテンプレにしたほうが良いかもね。
366名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:03:15 ID:t54RIMQp
>>361
作品を素直に楽しもうとは思わないの?
粗探しばっかしてもつまらないだろうに。
367名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:04:11 ID:SIrG+Dn1
屁理屈こねてはぐらかして、立派な20歳以上ですこと。
皮肉です。通じないのは馬鹿だけです。
368名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:04:33 ID:vQp63Exc
投稿以外禁止にしてまえ
369名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:05:35 ID:cVRMvURE
ひどいよ。傷つくような言い方しないでよ。何でそんな言い方するの。意味がわからないよ。荒らしじゃないんでしょ。なんで。もっと言い方あるでしょ。最低限のマナーがあるでしょ。なんで。もっと寛大な心を持ってよ。何でなの。ねえ。何で。
370名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:05:52 ID:JWc/FKoC
>>366
本当にそう思う
心から楽しめるSSの投下をひたすら待つよ
外野さえやかましく言わなきゃ、俺様だって黙ってるんだけどな
371名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:06:33 ID:FuJJn5zt
  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |  < まーたはじまった
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|    \_______
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
372名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:06:55 ID:SIrG+Dn1
>>368
なんだかんだでそれが一番いい気もする。極端すぎるけど。
批評くんは結局
「俺が嫌いな作品がGJ!とか乙!とか言われまくってる!こんな世界は間違ってる!修正してやる!」
が行動原理なわけだし。あほらし。
373名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:11:34 ID:JWc/FKoC
 41 :名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:11:32 ID:SRSqFTxA
 真性キチガイっぷりがヤバイ。
 アナタ何様ですか? 俺様? 小学生ですか?
 批評家きどりで気持ち悪い長文をうだうだとよく書けるな。
 キチガイだからしょうがないのか?

その通り
王様が裸だって口にするのは、いつだって子供の役目だから
374名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:13:15 ID:gBZi8gAG
投稿以外禁止にしても無駄かもね。
この荒らしはそもそもルールを守る気が無いんだから。

もうこのスレはダメだろうな。
ルールを守れと言っても聞かないし、これからも粘着し続ける気らしいし。

冬の星空が好きみたいな事を言ってるが
実際には自分が原因で冬の星空が投下されなくなっても屁とも思わないだろう。

スルーにも限度があるし、こういう粘着質の高い荒らしに張り付かれたら
アク禁以外スレを守る方法は無いよ。
こんな調子で評論家ごっこされたら、誰も投下なんてしなくなるだろう。

もうしばらく嫉妬スレは諦めて
新スレは、ほとぼりが冷めるのを待ったほうが良い。

このスレの残りは俺様クンをおちょくって遊んで埋める方針にすれば?
375名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:13:15 ID:5vteHpLf
侮辱ありきで読むのならそれでもいいが
感想を読んで不快になる人間がいるんだからトリップつけような
後、見たくない文字列があるならNG指定しような、お互いに。悪い事いわんから
376名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:13:53 ID:SIrG+Dn1
>>373
子供に言われない限りは王様は自分が陰で笑われてると気付きもしませんけどね。
377名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:15:22 ID:SIrG+Dn1
あ、この場合批評くんが子供ってことなのか。参った。
378名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:16:49 ID:JWc/FKoC
>>374
空回りして惨めな思いをするのは君たちだが?
当方は会ったこともなければ今後も会う予定のない人物に、
回線を通じておちょくられても、一向に腹は立たないんだから。
せいぜいレスの無駄遣いをしてくれたまえ。
では、ごきげんよう。
379名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:20:48 ID:53ZdpKWq
おーい、赤ID自重しろよ
380名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:21:48 ID:SIrG+Dn1
>>378
今日一回で完全証明できたことは大きい。
批評くんは荒らし目的でスレに感想(笑)を投下していること。
批評くんは相手にしてもらえると嬉しいということ。
そのくせ外野がやかましいから黙っていられないと嘯いていること。
381名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:24:12 ID:cVRMvURE
何で無視するの。反応してよ。何で。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。
反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。
反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。反応してよ。
382名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:24:16 ID:RHtAoZoo
まぁ結局投下以外の長文はやめてくれに尽きるわな
383名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:24:46 ID:gBZi8gAG
おちょくられてって言葉に反応して顔真っ赤だなwwwww

こんな言葉一つでそんなに怒るなよ。
これだから子供はからかい甲斐があるなぁw
384名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:30:54 ID:cVRMvURE
俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。
俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。
俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。
俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。
俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。
俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。
俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。俺様さんが反応してくれない。
385山埼渉:2007/11/26(月) 22:31:09 ID:SIrG+Dn1
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
386名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:38:53 ID:eYhb8Oas
スレオワタ\(^o^)/
387名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:41:07 ID:1Y8zWN5t
こんなときの為の避難所だろ。有効活用しよう
388名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:47:33 ID:2vAhrsDI
ID:JWc/FKoC
ID:SIrG+Dn1
ID:cVRMvURE
みんなNGにしたらすっきりした
389名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:51:59 ID:mKcMK3LS
避難所に投下しても読んでもらえないからな あそこって空気もなんか嫌だし なんていうかこことは世界がちがうって感じ
390名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:58:12 ID:VOJExO/d
いやーひどいスレになったもんだ。今じゃエロパロ屈指の糞スレだな
391名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:12:26 ID:Rlr30YBN
俺様(恥)くん、まだいたのwwww?
392名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:20:54 ID:+LfyVl70
もっと批評しろクズどもー(^0^)/
393名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:26:42 ID:nBIUzrXn
>>389
印象操作乙
394名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:41:23 ID:bi7ww6P2
>>387
俺の携帯書き込めない。
涙目、つーか泣いてる。
395名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:41:48 ID:cx9qCyXg
批評くんには一度IDそのままで一本投下してもらいたいな。
これだけ他人の作品を批評しておいて、自分の作品を批評されるのが怖いなんて情けない事は言わないだろうし、
投下しないで、怖気づいてまたID変えるなんてしたら惨めな姿を晒すだけだからさ。

笑ったりしないから。
勇気を出して一本投下してみてくれないか?
396名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:46:46 ID:+9uO1v35
>>395
それは興味あるな。
別にここじゃなくて避難所でもいいから自分の作品をお披露目してほしい
397名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:05:32 ID:5TI6g5rx
今俺たちがすべき事はただ口をつぐみ、裸になって投下を待ち続けることだと思う

まあ、いちいちこんな事書いてる時点で俺も荒らしと同類かもな
398名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:08:29 ID:nArd9+hs
いい加減荒らしに耐性をつけてほしいな。
それに、荒らしを叩いても貴方達の自己満足にしかならない事にも気付いてほしい。
学ぶ気があるなら幾つかの荒れ切ったスレを観てくれ。
それでも理解できないなら聞いてくれ。
その頃には自分が何をわかっていないのかくらいはわかっていると思うから。
399名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:10:56 ID:/Y9YaCcL
ていうか明らかに反応してる人はもう荒らしだよ
400 ◆tVzTTTyvm. :2007/11/27(火) 00:22:27 ID:ETHyXOGB
皆殺し(37.5ロシ)スレに投下したヤツの続き投下します 短いですが
この投下が他の作者さん達への呼び水になる事を祈って
401I wish I could... ◆tVzTTTyvm. :2007/11/27(火) 00:23:54 ID:ETHyXOGB
「ねぇトキちゃん。 あの時の言葉、信じていいんだよね?」
 ――あの時の言葉。 それは二人が再会した時に遡る。

「トキちゃん……?」
「え? も、若しかしてキミ、レンちゃん?」
 それは幼い頃親の転勤で別れて以来10年ぶりの再会。 だが二人共一目でわかった。
 期せずして再会した幼馴染同士。 そして初恋の相手。
 それは凍祈緒にとってそうだったのは先に述べたが、それだけではなく――。

「でも本当に嬉しい。 ちっちゃい頃お別れしたっきりだったんだもの」
「うん。 俺もまた逢えて物凄く嬉しいよ」
「お別れしたとき物凄く寂しかったわ……。 あのね、あの時言えなかった言葉があるの。
それでね、また会う事が出来たら絶対言おうって決めてたの」
 そう言うと憐花は目を瞑り一つ深呼吸をし、そして目を開けると意を決し言葉を紡ぎだす。
「トキちゃんの事ちっちゃい時からずっとずっと大好きでした。 だから私と付き合ってください」
 そう。 憐花にとってもまた凍祈緒は初恋の相手だったのだ。

「レンちゃん……。 俺も……大好きだよ」
 そして返ってきた凍祈緒の答え。 それは憐花にとって望んでた答え。
 其の答えに憐花の胸のうちは喜びで満たされていく。
 だが次の瞬間気付く。 凍祈緒の表情が重たい事に。
 それが何を意味するのか、憐花は一つの推論が浮かぶ。
 まさかと思いつつも恐る恐る憐花は口を開く。
「若しかして……トキちゃん、付き合ってるコがいるの?」
 答えは無い。 だがより重さを増した表情、更に俯いた顔が物語る。
 其の問いに対する答えを。

「そっか……、そうだよね。 トキちゃんだって年頃の男の子だもんね。
それにおっきくなって昔よりもカッコ良くなって……、彼女がいたっておかしくないよね……」
 そして「ごめんね……」と呟き瞳から涙を溢れさせ背を向け走り去ろうとする。
「待ってレンちゃん!」
 凍祈緒はそんな憐花の手を掴み呼び止める。
「別……れるから。 今付き合ってるコとは別れるから! だから俺付き合うよ!
恋人同士になろうよ!」

 其の言葉に憐花は驚き目を見開く。
「え……そ、そんなの……そんなの駄目だよ……。 その彼女さんに悪いよ……」
「でも……、でも! 折角レンちゃんと再会できたんだもん! だから……だから……」
 言いながら凍祈緒の瞳からも涙が溢れ始めていた。

「信じて……いいの?」
 其の表情に凍祈緒の本気を感じ取ったのか恐る恐る憐花は問い返す。
「うん! 勿論だよ! だから……だから別かれたら付き合ってくれる?!
その……直ぐには無理だけど、でも……!」
「わかったわ。 トキちゃんがそこまで言うのなら、私信じるわ」
 憐花は凍祈緒の言葉を遮るように口を開き微笑んだ。

「あ、ありがとう! ただ、さっきも言ったけど別れるまで其の、少し待って欲しいんだ。
いや、待って欲しいというかその、なるべく傷つけずに別れたいんだ。
コッチの都合で別れを切り出すわけだから。 こんなの責任逃れや偽善かもしれないけど……」
「うん、別った。 トキちゃんの其の言葉。 私信じて待つから」

To be continued....
402名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:26:10 ID:ETHyXOGB
年内中に1/8と白き牙の続きも投下できるよう頑張ります
403名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:28:00 ID:C5jJw/0J
>>>402
GJ!
あんたの勇気に敬服するぜ。
404名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:39:48 ID:hM8hQ68V
>>402
1/8を全裸で待ってますw
405名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:51:42 ID:rT+2h0Mo
好きなジャンルのSSくらい楽しく読みたいもんだ

406名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:12:51 ID:7rBlEr8i
んだんだ
平和が一番
407名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:22:40 ID:meoa7RnJ
>>401
なんか、もうね……あの時言えなくて、また会う事が出来たら絶対言おうって決めてた言葉なら、
どうして今、一から紡ぎださなきゃならないの?
もう言うべき言葉は決まってたんじゃないの?

それに、相変わらずというか、この作者はどうして倒置表現ばかり使いたがるんだろうか。
そういうのは、ここぞって時に使ってこそ効果的なんだろに。

「憐花は一つの推論が浮かぶ」こういうダブル主語も書き手の個性ね。分かってますよ。

「別……れるから」は読みに直すと「わか……れるから」か。
ずいぶん変なところで切るんだね、別に書き手と登場人物の勝手だけどね。

どうでもいいけど、自分でスレ違いと分かってる作品を投下するのは如何なもんかな?
またここを荒そうって魂胆なら別だけど、黙って投下した方がよかったね。
変に先入観を持たずに読みたかったよ。
408名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:27:10 ID:piKsO/Lp
>>402
お疲れ様です
年末は大変だろうし、無理せず自分のペースで投下してください
409名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:28:30 ID:7/DqU8So
>>402
GJ!
1/8好きな人多いな。俺も全裸で待つ組だw
410名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:36:11 ID:aQzjvlBB
>>408
GJ
投下してくれてうれしい限り
期待して待ってます
411名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:39:08 ID:meoa7RnJ
>>401
やっぱり止めときゃよかった。
なんか君の作品に真剣な感想つけるのは、弱いものイジメしてるみたいで
後ろめたい一種の罪悪感が付きまとうよ。
書いてしまったものはもう取り消せないが、よかったら忘れてくれないか。
いや、本当にすまなかった。
412名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:41:49 ID:RHAiFP6E
>>402
乙です。続きが楽しみだ。
憐花がこれからどうなるのかwktk
413名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:44:18 ID:/fh3U97P
やっぱりSSスレはSSが何よりの清涼剤だな。
作者さん乙です。
414名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:45:18 ID:aG2ZwS+O
>>401
癒されるなGJ
やはり、嫉妬修羅場は癒されるぜ
415名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 02:13:56 ID:qiQROaaS
>>402
GJ
あっさり振られた彼女が気になる。
416名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 02:25:55 ID:U0IjNHUH
tesu
417名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 02:34:05 ID:DtHgOrAZ
>>402おまいさんの勇気に乾杯ww
418名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 04:43:00 ID:PZPMs4am
>>417禿げ胴
419名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 05:51:13 ID:CHFqbg+H
nice brave
420名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 07:44:19 ID:gv73MIru
>>402
ナイス投下!

トキちゃんいきなり乗り換え宣言w
今後の動向に目が離せないぜ
421名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 07:46:01 ID:gv73MIru
sage忘れ・・・申し訳ない
422名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:06:37 ID:StIQ/N+N
>>402あなたこそ神だ。GJ!!!
423名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:40:41 ID:U0IjNHUH

 親の顔は知らない。生まれてすぐ捨てられたからだ。
 青空が見える路地を寝床にして私の心は次第に汚れていく。
 心地よく胸の奥底に濁った物が溜まるのを感じ始めた頃、私は病気に伏せって路上で倒れた。
 誰も助けない見て見ぬふり、人間はやっぱり一番自分が可愛いんだなと思った時一人の男の子に手を差しのべられた。
 
「僕の所に来ませんか?」

 どこかのお坊ちゃんだと一目で分かる身なりをしたソイツの言葉を聞いて私は言い知れぬ怒りを感じた。
 
(あぁコイツは今、私を哀れだと思っているんだな…)

 そう思った。私はソイツの掌に唾を吐きかけて言った。
 
「偽善者」

 どう見ても貴族の輩だ。今ここで殺されても文句の言えない行為をした。
 でも別に焦りとか後悔とかは感じなかった。
 思えば死にたかったんだと思う。生きていてもしかたがない人生に疲れたんだろう。
 でもソイツは腰にかけた剣の柄に手を触れさえしなかった。
 
「偽善者でもいいです。貴方を助けれるなら」

「なっ!?」

 お姫様だっこで無理やり連れて行かれた私は、男の子の紹介で病院に連れて行かれた。病気は重病だったらしく入院をよぎなくされた。
 お金が無い私はすぐに病院を出ようとしたが医師に止められ、男の子の家が全額支払うことになっていたことを聞かされた。
 しばらくしてやってきた男の子は無理やり病院に連れて来たことを詫びて再度聞いてきた。
 
「僕の所へ来ませんか?」

 と、別に元の生活に戻ってもらってもいいと言われたが、無理矢理にしろ命を救ってもらったことの恩もあって断れなかった。
 そのことを皮肉めいて言ってやったら「偽善者ですから」と返されて、つい私は笑ってしまった。
 男の子との交渉は成立して、男の子の屋敷のメイドとして働くことになった。
 後で聞いた話だが、男の子は私より一歳年下だったらしい。
 

 メイドの仕事にも慣れ始めた頃、貴族の男の子改めてティークの父親が私の元へやってきた。
424名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:41:13 ID:U0IjNHUH
「これからティークが進む道は長く険しい、敵も散々と湧いてくる。
  親の私が言うのもなんだがティークは生真面目で一人ではきっと耐えられないだろう。
   一人でもいい。護衛という立場でどんな時でも息子について離れず決して裏切らない味方が欲しいのだ。
    血反吐を吐くような厳しい訓練もあるが、受けてくれるなら給料も今の3倍…いや4倍出そう。どうだろうか…?」
 
 私は二つ返事で了承した。
 メイドとして働くようになってすぐにティークは私のことを姉さんと呼んで慕ってくれていた。
 曰く、一人っ子で兄弟が欲しかったのだという。初めて会った時とは違い、貴族の振る舞いが引っ込んだ無垢な子供のような態度でそう言ってきたのだ。
 貴族とそれに使えるメイド、立場は違えど私にとっても弟が出来たような感覚があった。
 だからティークの父親からその申し出が出た時、私は迷わなかった。
 
(彼を守りたい)

 給料のことなどどうでもよかった。ただ純粋にそう思ったから了承したのだ。
 話が纏まって三日もしない内に私はメイドの仕事から外され、ティークの父の計らいで国が抱える軍隊の訓練校へと入学することになった。
 私の苦難の人生を差し引いてもまだツライ訓練に苦しみながらも私は訓練を受けた。
 
「ゼンメイ、辛くない? 止めてもいいんだよ? 父さんには僕が言うから」

 しばらくして事情を知って面会に来たティークは、本当に心配そうな顔で私にそう言ってきた。
 
「平気です。強制されたわけじゃなく私が望んだことなんですから、若が心配することではないですよ」

「でも…」

「帰って来た時には立派になった私をお見せします。楽しみに待っていてください」

「じゃあ…、じゃあ僕も軍隊に入る!」
 
「へ!?」

 面会でティークが宣言したことは後日ティークの根勝ちで決定したらしく。次に会った時は訓練校の食堂でだった。
 正式に軍隊には加入せず3年後に私が、その1年後にティークが訓練校を卒業をして元の貴族とメイドの関係へと戻った。
 ティークの訓練校の卒業祝いの時に半分酒に酔ったティークが自分の夢を語ってくれた。
 
「隣の…もう戦争で負けて属国になった国土の荒れた小さな国だけど、そこに好きな娘が居るんだ。
  その国の姫様で子供の頃に数回会っただけなんだけど、その時に一目惚れした。
   最後に会った時に彼女が言ったんだ。皆が笑える幸せな国を見たいって…
    今考えれば恥ずかしいくらいの勢いで自分が作ってみせる! てその娘に宣言した。
     いつもその娘は無表情で笑わなかったから、その夢を叶えたらきっと彼女は笑ってくれるはずだって思った」
425名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:41:52 ID:U0IjNHUH
 その言葉を聞いて私は自分の本当の気持ちに気づいた。
 自分はティークのことを弟として好きだと思っていた。違っていた。本当はティークを一人の男性として好きだったんだ。
 じゃないとこんな苦しくて、気持ち悪くて、醜くて、汚い気持ちになんかならないはずなんだから。
 
「叶うと…いいですね…」

 震えそうそうな声を必死で抑えて私は言った。
 
「もちろん…!」

 酒の勢いもあってか意気揚揚と拳を握り締めてティークは答えた。
 それから私とティークの間に微妙なぎこちなさを残して一年の月日が流れた。
 
「どうかなゼンメイ、服…変になってないかな」

 客室の鏡の前で自分の尻尾を追い回す犬のようにクルクル回るティーク。
 ティークと私はティークの想い人が居る隣国へと足を伸ばし、ついさっき王様への謁見を済ました所だった。
 名門中の名門の出身にしてその身分の驕れることなく精進してきたティークの噂は小国の王も耳にしたことがある上、過去にも面識があったため姫との縁談の件はトントン拍子に進んだ。
 すぐに姫との面談が決まり、今に至る。
 
「若…少し落ち着いたらどうですか」

「お、俺は落ち着いてる…ぞ?」

「なら聞かないでくださいよ…」

 一人称も変わり(ティーク僕は男らしくないと言って無理矢理変えた)昔の面影を残しつつも青年へと成長したティークはそういうと椅子に座るとまたソワソワとし始める。
 それが一人の女性に向けられた態度だと思うと、私の胸はミシミシと音をたてて軋んだ。
 
「やっぱり、嬉しいですか? 姫に会うのは」

 私の心境のことなど当然知らないティークに自分の胸の声を遠回しに吐き出す。
 
「当然だよ。もう何年ぶりだろうか、…早く会いたい」

 涙が出そうになる。訓練校で心身ともに鍛えたはずなのに、胸の底はグシャグシャになりその場から去りたくなる。
 私にとってティークは大切な存在だ。ティークだってそうだと思いたい。
 でも、それは一つの見解で大きく意味が異なっているんだろう。そう思うとまた辛くなる。
 
<ガチャリ>
426名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:42:34 ID:U0IjNHUH
 そんなことを延々と考えていると扉が開かれた。
 男装をした女性が開けた扉の奥から、控え目なドレスを身にまとった少女が現れる。
 一瞬その女性と目が合うがすぐに目を逸らされティークの向かいに座る。その椅子の後ろにさっきの男装をした女性が立つ。
 
「…久しぶり、スラル」

 向こうからは切り出さず、しばしの沈黙の後ティークが切り出した。
 スラルと呼ばれた少女は無表情に首を振る。
 反応の薄さにティークは困りつつも次の言葉を懸命に探す。
 
「スラルの皆が笑える幸せな国を作れるよう今まで努力してきた。きっと作って見せる。だから、結婚してください」

 今日まで深夜こっそりと練習してきた甲斐があったせいなのか、なにか色々なことを無視していきなりの本題を噛まずにはっきりとした口調でティークは言った。
 言った後に次第に赤くなる顔に気づいたのかティークは視線を落とす。
 その時のスラル姫の反応を見たとき、私は彼女の心境を悟った。
 
「……サ……ア」

 誰にも聞こえないような小さな声で、眉を落として彼女は誰かの名前を呼んだ。
 スラル姫にも想い人は居たのだろう。それは確実にティークでは無く別の誰かで、でも私が言える立場でもなくティークが顔を上げる頃には元の無表情に戻っていた。
 
「ティーク、あなたと…結婚…します」

 スラル姫が噛み出すように一言一言言葉を紡ぎ、紡ぎ終わった後ティークの表情は今までに見たことの無い歓喜の表情をしていた。
 緊張していたティークにスラル姫の声からわかる心境など分かるはずもなくその日の面談はそれだけで終わった。
 長男であるが故にティーク家に猛反対を受けたが、スラル姫の父・国王とティーク自身たっての希望でティークはスラル姫と婿養子として結ばれることになった。
 
「夢じゃなよな!? な!?」

「夢だと思った時は頬を抓ると分かりますよ」

「いだだだ! もう抓ってるから! 痛いから止めてくれ!」

「……もう寝てくださいね。明日も国王と謁見するんですから」

「そうだな、じゃあもう寝るよ。おやすみ、姉さん」

「おやすみなさい」

 側近としてティークの護衛を務める私は部屋から出て扉のすぐ近くの壁へ背を預ける。
 男装の女性は相当腕が立つなとか、スラル姫のことを考えているとふと目の端に何かが写った。
427名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:43:14 ID:U0IjNHUH
「あれは…」

 窓の向こうに見えたそれは月夜に照らされて真白に光るカーテンの束だった。
 いくつも紡ぎあわされてロープのように地面へと落ちたそれを伝って降りていくのは、スラル姫だった。
 そんなことをしてどこへ行くのだろう。そんなの簡単だ。想い人の所へ決まっている。
 
「若…すいません」

 そう言い残して私はスラル姫の元へと向かった。
 ばれない様に建物を影にしてスラル姫を尾行し、着いた先は城下町にある一つの宿だった。
 ちょうど宿の窓全てが見える向いの宿の主人に金を握らせてその場を観測する。
 運よく開いていた窓の中にスラル姫を見つける。
 泣いていた。一人の男に抱きつき泣いていた。男は姫が泣きやむまで抱きしめると、淡くキスをして姫をその場から追い出した。
 その後トボトボと歩いて帰る姫を尾行して自分も城へと戻った。
 

 それから十日後、盛大にティークとスラル姫の結婚式が行われた。
 
「君を幸せには出来ないかもしれない。でも、君を絶対に不幸にはさせない」

 式を締めるキスの時に姫の無表情の中に何かを見たティークが弱気になっていった言葉だ。
 家とのイザコザも解消して、先代から国王の仕事について詳しく聞いていたティークがその報告を受けたのは結婚式から僅か十日のことだった。
 
「スラル姫が失踪しました」

 一人の家臣が言った言葉の大きさにティークは受け止めきれず聞き返した。そして同じ答えが返ってきた。
 
「自分に不満があったんだ」

 言葉を掛けた私にティークは言った。
 
「―――きっと帰って来てくれる。あの結婚式に言った言葉は男らしくなかったんだ。今度はスラルを幸せにする努力をしてみせる」

 まるで取り憑かれたように執務に没頭するティークに心配して再度声をかけたが、目の下にクマを溜めた笑顔でそう言われた。
 そして心身共にティークが衰弱したのを見計らったようにあの男装の女が動き始めた。
 
「王、少しお休みになられた方がいい」

「いや、しかし…」

「適度な睡眠を取らなければ健康を害します。謁見もそのようなお顔では民にいらぬ誤解を招いてしまう」
428名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:44:02 ID:U0IjNHUH
「スラルのことは民には知られていない。しかもまだ仕事は山ほど残っている」

「…貴方がどれだけ仕事を前倒しでしているか私が知らないとでも思っているのですか。
  スケジュールを調節すれば数回の謁見を除いて一か月は仕事をしなくていいと聞きましたよ」
  
「…いいじゃないか、仕事を早く終わらせるのに越したことはない」

「強情ですね…」

「うわっ!? お、降ろせホーネット!?」

「無理矢理ですが寝室に運ばさせていただきます」
 
 私が見ている目の前で、遠征から帰ってきたホーネットと呼ばれた男装の女性はティークを抱き上げた。
 この男女の名前は本当に今知った。知る機会がなければ知る意味もない上に知りたくもなかった。
 
「ホーネット様。王は私が寝室に連れて行きますので、王自身も嫌がっていることですし」

「姉さ…ゼンメイは俺の側近のメイドだ。俺のことは彼女が一番よく知っている。だ、だから降ろしてくれっ!」」

「……そうですか。でも抱き上げついでに寝室に運んでしまいます。私が去った後このメイドは情で動いて貴方の身勝手を許してしまうかもしれないですし」

「なっ!? 私はそんなことっ」

「なら、なぜ王はこんなに衰弱しているのだろうな? お前がしっかりしていればここまでならなかったはずだ」

 反論できなかった。ホーネットが言ってたことは八割がた当たっていたし、現にティークが弱っているのは体調管理が出来なかった私のせいだ。
 ホーネットの見下すような言葉に耐えて私はホーネットとティークの後ろをついて歩くことにした。
 
「…屈辱だ」

 逆お姫様抱っこで廊下を渡っていれば当然多数のメイドや臣下、客人にまで見られることになりティークは真赤に赤面する。
 
「罰です。今度このようなことがあれば再度この罰を受けることになりますよ」

「うぅ…」

 さらに赤みが増す屈辱の表情に私は悪いと思いながらもそれにときめいてしまう。あぁ、こんなティークもありだな、と。
 王の寝室に着くとホーネットはティークの着替えや寝るまでの世話、私の仕事を全て奪いティークをベッドに横にさせた。
 
「もう嫌だ…死にたい…」
429名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:44:49 ID:U0IjNHUH
「王は恥ずかしがり屋だ」

「誰の性だと思っているんだ」

「さて…誰でしょうか。私には皆目見当もつきません」

「もういい! 寝るぞ! 寝てやる。爆睡してやる!」

「ははは、お休みなさい。明日は執務室は封鎖しておきますのでそれでは…」

「んなっ!? 王が怠け者になってもいいのか!」

「貴方なら大丈夫ですよ。あ、それと…」

「な、なん―――」

<チュ…>

 不意をついてホーネットがティークにキスをした。触れるか触れない程度のものだったが真直でそれを見た私には耐えられるものではなかった。
 
「ホーネット様っ!!」

「よく眠れる御まじないです。それでは改めてお休みなさい」

 ホーネットが背を向けた瞬間、ティークには見えないように私に向けてホーネットは見下すような目つきをして出て行った。
 ティークは唇に指を触れて呆然としている。
 
「若…お気になさらず、ただのお戯れですよ」

「そう…だな、そうだよな、うん。…よし! 姉さん執務室から書類を持ってきてくれ、ここで仕事するぞ」

「いいえ、もうせっかくですから寝てください」

「姉さんだけは俺の味方だと思っていたのに…」

 ティークの表情に思わず揺らいでしまうがここで押し負ければホーネットに何か言われてしまう。
 
「駄目です。寝てください」

「…わかったよ」
430名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:45:29 ID:U0IjNHUH
「………」

「本当に寝るから無言で隣に佇まないでくれ!」

 ティークに背を押されて部屋を追い出される。そして部屋の前でまつこと数分、扉の隙間から洩れる光が消える。
 しばらくご無沙汰だった寝室前での護衛のため私はそのまま壁に背中を預けた。
 話は若干変わるがティークは姫が失踪してからあまり寝たがらなくなった。
 それには訳がある。時計が無いのでわからないが、ティークが寝てから二時間ぐらいが立とうとしていた時、それは起こった。
 
「ゼンメイ様、ここは私達が見張りますからゼンメイ様もお休みになられては…」

 扉の両隣に控えていた兵士が沈黙に耐えきれず心配して私に話しかけてくる。
 
「これが私の仕事の内でもありますし、気持ちだけ受け取っておきます」

「そうですか、ではせめてそこの椅子に座って頂けないでしょうか。失言ですがその…気が逸れますので」

「…わかりました」

 兵士の勧めを受けて、廊下の装飾にと置かれている椅子に私は腰を落ち着かせた。
 兵士が全く頼りにならないというわけではないが、やはり自分もやっていたほうが安心感が増す。
 そしてまた夜の静けさに加えて物音一つ無い沈黙、しかしすぐにそれはティークの絶叫によって打ち破られた。
 
「ああああああああぁぁぁぁぁああああぁあぁぁああぁあぁっあああぁ!!!!!!」

 耳を劈くティークの絶叫に兵士達は耳を塞ぐ。
 これが初めてでは無いわけだがこの兵士達は初めてだったのだろう。慌てて部屋に入ろうとする兵士を静止して、すぐに私は部屋の中に入りティークのの様子を確認した。
 
「××××××××××××××××××××××××!!!」

 切り裂くような鋭利な絶叫、部屋の輪郭をも歪ませれそうなほどの既に言語化できない声が部屋中に響き渡る。
 その声の震源には目に混濁を浮かべて顔面を両手で抑えるティークが居た。
 
「若…!」

 ティークのベッドに寄り乗り私はティークを抱きしめた。
 反応して狂乱的に暴れたティークだったが、しばらくして探るように私の背中に手をまわす。
 
「痛っ…!」

 背中にティークの爪が突き刺さるほど力強く抱きしめられる。
431名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:46:17 ID:U0IjNHUH
「大丈夫…大丈夫だから…」

 子供をあやす様に背中を擦りながら何度も何度もティークの耳元で囁く。
 
「ス、ラル…」

 枯れてガラガラになった声でティークが呟く。
 
「スラルは…俺のこと、ぎらいなのか…?」

「そんなことないですよ」

「な、ら…なんで…いなぐ…なっ、たんだ」

「……」

 言葉に詰まる。真実を知っている私はどう言ったものかと考える。

「…ごめん。もう大丈夫…だから」

 最善な答えが浮かばない内にティークが離れる。
 目は血走り、涙と鼻水がとめどなくながれるそれは王の威厳などあったものではなかった。
 
「水もってきましょうか?」

「…頼む」

 姫の失踪から何度もこのティークの症状は起こっていた。
 お抱えの医者は姫が戻ってくれば止むといったが、そんなことがすぐできれば苦労はしない。
 ティーク自身は夢にスラル姫が出てきて、姫の身に散々なことが起きて自分の元から去っていくのを見るといっていた。あながち嘘でもない。
 
「王…大丈夫ですか」

 騒ぎを聞きつけてホーネットがやってきた。
 
「このことを知っていれば無理に言わなかったのに…、私はなんて軽率なことを」

「ホーネットのせいじゃない。言わなかった自分も悪かったし、心配してくれたホーネットの気持ちは素直に嬉しい」

「王…」
432名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:46:59 ID:U0IjNHUH
「発作は一回だけだから、もう一回寝たら普通に眠れる」

「…それでは私が隣ついておきます」

「いいよ別に、ゼンメイも居るし」

「させてください。王が許しても私が自身を許せない」

「う…わかったよ。好きにしてくれ」

「はい…!」

 蝋燭一本の光を残してティークの寝室には私とホーネットとティークが居た。
 さきの発作の疲れですぐに眠りに落ちたティークの手を握り続けるホーネットに、私は言い知れぬ違和感を感じていた。
 その違和感の正体はすぐにわかった。
 
 ティークの発作のことはホーネットも知っていたんじゃないのか。
 
 いくら遠征をしていたからといって自国の王のことだ。耳に入ってもおかしくはない。
 聞けばホーネットはスラル姫が信頼する側近中の側近だったという。ならスラル姫の想い人のことも失踪のことも知っているはずだ。
 どうやって姫は城の外はまだしも街の外へ出れたのか、という疑問もホーネットの協力があれば可能ではない。
 どんどんとカンではあるもののホーネットへの疑惑が増していく。
 
「…そう睨むな、怖いぞ」

 ホーネットが口を開く。
 
「睨んでなんかいません」

「はは、でも目が怖いのはたしかだ」

「…ホーネット様はもしかして…」

 このやりとりで私は確信した。もちろんカンだが、証拠もあったものじゃないが間違いなくコイツが姫様を逃がしたんだ。
 そして次のホーネットの言葉で確信は確固たるものとなった。
 
「もしかしてスラル姫のことを何かしっているんじゃないのか、か?」

「……」

「あたりだよ。お前が今考えていることは全部正解」
433名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:47:37 ID:U0IjNHUH
「やっぱり。…でも、まだ腑に落ちない点があります」

「その行為に至った動機、だろ。簡単さ、王のことが好きでスラルのこと嫌いだからだ。
  子供の頃に会ったのはなにも王とスラルだけじゃない。王は覚えてないだろうが私も王と会ったことがあるのさ。
   その時の私の家は荒れててね、やっかいもの扱いされて落ち込んでいた私を励ましてくれたのが王だ。
 その王をなんの努力もせずに惚れさせてあまつさえ旅人の男に恋をしたスラルには心底ウンザリさせられたよ」
 
 引出しを開けて出てきた一枚の写真をクシャリと握りしめてホーネットは私に投げてきた。
 グシャグシャになているもののそれは間違いなくスラル姫が写った写真であり、私はホーネットに得体の知れない気持ち悪さを覚えた。
 
「まぁスラルも最後に私のために役立ってくれたからよしとするか」

「姫の場所は」

「さあね、今頃どこぞで旅人と宜しくやってるんじゃないかな」

「最低ですね」

「気持ちを隠したまま傍に居続けるお前よりはマシだよ。
  いちメイドのお前もこれ以上王には近づかない方がいいよ。死ぬだけだから」

「私がそんな大人しく見えますか?」

「見えるね。お前は王が…ティークが傷つくのを見たがらない」

 たしかに、ティークにこの件を言う気は無かった。
 姫が初めからティークに興味がなかったこと、そしてほかの男を好きになっていたこと、それを今のティークにとってどれだけ重大なことか重々承知していた。
434名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:49:06 ID:U0IjNHUH
 
  
  *  *  *
 
 そして姫の失踪から何も進展しないまま二年の時が過ぎようとしていた頃、姫を見つけることに成功したが既に手遅れになっていた。
 ホーネットの手で私も姫の捜索隊へと編入させられ、目撃した部下とどうするか話をしてる最中に偶然通りがかったティークに聞かれた。
 部下は悪くなかった、王の命令だ。私がなにがあっても言うなと言われたこと以外全てを王に話した。
 
「あぁよかった…無事なんだな、よかった…! よかった…!」

 私の言葉など聞く耳持たず、すぐにティークと私、そしてホーネットで会いに行くことになった。
 そして知られなくなかったことをティークはは知ってしまった。
 
「……」

 まずは遠くから見るだけということで姫が隠れていた街の外から眺めることとになり、一つの民家から出てきた姫を見てティークは絶句した。
 いつかの時に見たあの男と共に出てきた姫は両手の赤子を抱き、ティークに見せたことすらない笑顔で男と話をしていたからだ。
 
 その光景からティークは全てを悟ってしまい。壊れてしまった。
 
「夜までに軍を用意しろ。この町全てを焼き払う」

 耳疑う言葉に私もホーネットも顔を見合わせた。
 王の言葉は絶対だ。ホーネットは返事一つで馬にまたがりすぐに城へと戻る。
 
「若…」

「あのスラルと男とあの子供は捕えろ。あとは全て殺せ」


というプロットを思いついた。
誰かこれを元に描いてくれるのを祈る。
435名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 17:15:18 ID:Z08sTe0J
ここまで書いたなら時分で書きなよwwwwww
436名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 17:16:18 ID:Cs6fdnVE
うまいこと嫉妬が絡み合ってるな。
話のつくりがすごく面白い。
437名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 17:22:33 ID:GmiC8mON
良いと思うけど、ここまで形になってるなら
他の人が書くのは難しいのでは?

とは言えGJ。
438お前名無しだろ:2007/11/27(火) 17:25:49 ID:q7YDy9Ey
>>1-1000
オリジナル地球( ̄ー ̄)ニヤリ
    ↓
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/76/0000243776/31/imgdf644215zik0zj.jpeg
439名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 18:46:04 ID:ql9Y7/5N
>>434
おまwwwwwwww
440名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 19:09:46 ID:htXCVRVo
ぶん投げやがったWWWWW
441名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 19:24:12 ID:qEvBShG/
投げっぱなしジャーマンとか通り越してハンマー投げレベルだなww
442名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 19:51:16 ID:gv++/4Gu
GJしようと思ってたのに最後の一行でぶっ飛んだw
443名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 20:54:12 ID:askTHkOt
これはwwwwww
ワロタwwwwwwwwww
444名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 21:15:06 ID:U0IjNHUH
自分書く派じゃなくて見る派だから
最後まで書いてもいいんだけど後半絶対だれるから書けないんだよ。

コンセプトはなんか姫様がそこらの奴らと駆け落ちとかよくあるやつの逆転。
姫をホントに愛してるのに報われなかった王子側の話。
445名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 21:20:49 ID:GmiC8mON
大抵、書きたいシーンを書き終わったらモチベーションが無くなっちゃうからね。
SSを書く能力とは別に、モチベーションを維持し続けて終わらせれる能力なんだなと思う。
作品をちゃんと完結出来る能力を持った人は凄いよ。
446名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 21:21:32 ID:InowkLwg
匙を投げるどころか器そのものが剛速球で飛んできて顔面にクリーンヒットした気分だ(いい意味で)
447名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 21:24:06 ID:VyLR6Dyt
プ  ロ  ッ  ト  か  よ  !!
「というエロビデオはありませんか」と聞いたら店主が帰れと言ったコピペ思い出したぞ。
448名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 21:30:29 ID:0gwaLvvK
>>445
ンむ。完結している作品って少ないもんねぇ。
しかしこの流れはいっそ潔いww
449 ◆YH6IINt2zM :2007/11/27(火) 21:32:45 ID:9PqS4/kv
すみません、ちょっと投下しまよ……。
450明暗六角形 その1 ◆YH6IINt2zM :2007/11/27(火) 21:33:55 ID:9PqS4/kv

from:兄
Sub :なし
−−−−−−−
今日帰りに神社
寄ってくけど、
お前も行くか?


そう表示されたメールを見て、受け取り主である弟、御影(みかげ)は、本文に
『行く』とだけ付け加え、返信した。
「(今日もか……)」
携帯電話を閉じ、制服のポケットにしまい込んだ。机に両肘を突き、ぼんやりと外を
眺め始める。

御影の兄、陽樹(ようき)は、大学受験を控えている。

志望する大学に合格することを目指し、日夜勉強に励んでいるのである。
その志望校というのは、本来陽樹の学力ではあまりに不相応だと言わざるを得ない、
屈指のレベルを誇る大学であった。
何故陽樹がそんな大学を目指しているのか。
理由は、一人の女生徒に関わっている。

倉林瑛子――――陽樹の恋人であり、彼女もまた先の「屈指のレベルの大学」の受験
を予定している。
こちらは陽樹と異なり、抜群の成績を取っている。合格の見込みもほぼ間違いないと
周りから言われている才女であった。
そんな瑛子の恋人として、同じ大学へ進学したいという気持ちを抱き、陽樹は、普段は
しないようなことでも、目標達成のための努力として、出し惜しみせず行っている。
神社へ寄り、参拝するのもその一つである。
元々、陽樹は神仏に祈る習慣などなかった。しかし現在、陽樹はワラをも掴み取る思い
で、たびたび神社に足を運び、手を合わせている。
弟の御影から見て、全く兄らしくない行為だと思いつつも、合格のためなら何でも
やってやるという気概は実に兄らしいと、妙に納得していた。
兄のメールを返してからほんの一分程度で、御影の携帯が震えた。
兄からの返信は、『じゃ、放課後神社前でな』という文章のメール。
御影は脳内スケジュール表に神社への寄り道を書き込んでから、机に伏せた。
午後の授業が始まるまでこうしていようと。
451明暗六角形 その1 ◆YH6IINt2zM :2007/11/27(火) 21:34:26 ID:9PqS4/kv
五限を迎える直前の御影に、ごく些細な出来事が起きた。

「あれ? 忘れたかなあ」
御影の隣の席で鞄の中を念入りに探る少女、羽鳥雛(はとりひな)。
どれだけ探しても、次の授業に必要な、英語の教科書がない。
「あちゃ〜」
雛は頭を左右に振った。左右に二つ束ねられた柳のような髪もつられて揺れる。
英語の授業では、前回の復習と称して、二、三人の生徒に一人ずつちょっとした問題が
出る。
きちんと答えられるかどうか即ち、復習しているかどうかが成績に影響するのは
言うまでもない。
大体は、前回進めた教科書の範囲を、授業の直前にざっと見直しておけば答えられる。
本日その復習には雛も当てられることになっているので、開始前に確認しておこうと
思ったらその教科書がない、というちょっとしたピンチを迎えていた。
雛の落胆の声は御影の耳にも入った。伏せた上体を起こし、隣の席で頭を振っている雛
を見て、御影は状況を認識した。
自分の教科書を手に取り、雛の眼前に突き出し、
「まあ、使えよ」
と言を添えた。

「およ?」
雛はきょとんとした顔つきをしたが、すぐに目を希望に輝かせた。
「おおおおぉっそれは!!」
声を上げたと同時に教科書を取り、即座に開く。
大袈裟なリアクションだと、御影は苦笑した。
「いや〜助かるよ。終わったら返すね」
繰り返し頭を下げる雛に向かって、御影はいやいや、と手を振った。
教科書の貸し借りなど、クラス内では珍しいことではない。雛のように、英語の
復習問題担当なのに教科書を忘れた、というのもよくある話であった。
特に友達ではない雛に貸したのは御影にとっては初めてだったが、そのことになんら
気まずさも感じていない。
実際は、寝て起きたばかりで相手がどうとか考える前に、手と口が動いただけなのだが。
「はいさんきゅー」
無事に復習問題をこなした雛は、笑みを浮かべて教科書を御影に返した。
口元が、だらしないくらいに緩んでいた。
452明暗六角形 その1 ◆YH6IINt2zM :2007/11/27(火) 21:35:12 ID:9PqS4/kv
「んっ……あ〜っ。終わりか」
三年生のクラスの教室内、その最前列の席で伸びをするのは遠山陽樹(とおやまようき)
今日最後の授業が終了してからおよそ三十分間、まとめとして、復習を兼ねたノートの
一部書き直しの作業などをしていた。
「お疲れ様」
陽樹の側に寄った倉林瑛子が、肩を軽く叩いた。
瑛子は自分のクラスの授業が終わった後、陽樹のクラスの教室前で待ったいたのだった。
「ああ、お疲れい」
「図書館に寄ってく?」
「いや、今日は神社行くわ」
陽樹は帰り支度をしながら返した。陽樹の放課後は、瑛子と一緒に図書館で勉強するか、
今日のように神社に行くかのどちらかであった。
「熱心ね」
瑛子は笑って見せるものの、内心は穏やかではなかった。
合理的に考えれば、神社に行ってお祈りなどしてる暇があったら、その分勉強したほうが
より合格に近づけるに決まっている。
ましてや陽樹は神仏を信仰する性格ではなかったはずなのに、今では合格のためと
必死に祈っている。
陽樹は、合格するまで休日のデートもプライベートの電話も禁止すると自戒していた。
図書館などで一緒に勉強することは多いが、それはあくまでただの勉強であり、二人の
仲を深めるものになっていない。
たまには息抜きにでもと色々持ちかけても、陽樹は合格するまで我慢すると言って
聞かない。

瑛子は、ここまでガチガチで息つく時も安らぐ間もなくては、どこかで軋轢が生じて
しまうのではないかと恐れていた。
軋轢とは――そう、急に神社などに行くようになったこと。
瑛子は過去に一度、陽樹と共に神社を訪れたことがあった。
訪れたはいいものの、敷地内にある樹齢数百年とか言われる神木にも、霊験あらたか
らしい祠にも、ほとんど興味が湧かなかった。
ただ年老いてくたびれた木と、古くて汚れた百葉箱くらいにしか思えなかった。

しかし一つだけ、瑛子にとって悪い意味で印象的な存在がいた。
陽樹と瑛子を出迎えた巫女。
その人物は、慎ましく、儚げで、大和撫子を絵に描いたような女性。そして陽樹に
とっては、勉強以外のところで接している女性。
最近神社によく足を運ぶのは、もしや……。
……という所まで考えて、そんなわけがない、と振り払う。でもやっぱり……。
思考が何巡もしていく。
「(私が先に音を上げてどうするのよ……)」
瑛子はずれてもいない眼鏡を掛け直した。

「それじゃあ、一人で行くわね」
「ああ」
「神社の後もちゃんと勉強するのよ」
「わかってるって」
陽樹を残して教室を出た瑛子は、足早に下り階段へと向かった。
遅れて教室を出ようとした時、陽樹の携帯が鳴る。
開いて見ると、弟からメールが来ていた。
『遅い。寒い。まだか』
苛立ちの程が窺える催促であった。
「(やっべ早く行かないと)」
陽樹もまた、勢いよく校門を飛び出し、神社まで駆けて行った。


(その2に続く)
453明暗六角形 その1 ◆YH6IINt2zM :2007/11/27(火) 21:36:15 ID:9PqS4/kv
お久しぶりです。またこのスレのお世話になります。
どうかよろしく。
454名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 21:57:00 ID:hM8hQ68V
>>453
リボンの剣士の作者様ですか
どんな修羅場になるかwktkして待ってます
455名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:19:58 ID:/Y9YaCcL
GJ!
456名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:33:38 ID:GmiC8mON
>>453
GJ!

このスレで巫女ものは有りそうで無かったような気がするので期待大です。
まださわり程度なので分からないですけど
何やら期待できそうな感じがビンビンするんで楽しみにしています。
457名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:47:29 ID:U0IjNHUH
GJ! 期待の作家ktkr
俺は見る派だとつくづく実感した
458名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 23:14:20 ID:4ZpDn0k2
ラノベの吸血鬼のおしごとって作品はここでは既出?
459名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 23:21:34 ID:ZP9OG1cu
やめて!トラウマやめて!
まるでブタのようだな、ははははは
460名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:02:55 ID:nFk8+Ccf
筆者がドSのやつか
461名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:15:36 ID:mmtVM1+6
投下増えてきて良きかな良きかな
462名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:23:35 ID:5Ox/lqvc
>>453
GJ!
だけど、リボンの剣士のようなトラウマを植え付けるのは勘弁してくれなw
463名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:29:15 ID:s828ZPh0
なんかいい流れだなwwww
464名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:30:00 ID:asgiQY3K
レイプされて寝取られたんだったけ?
465名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:56:39 ID:CIZhKuf0
寝とられは、されてないでしょ
それにそんな鬱も面白ければいいや
466名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 01:50:14 ID:UT709xBq
あー思い出した。
確かにあれはトラウマになってこないだ夢に出てきたぞ。
仮にやるなら別ルートで寝取られないルートやって、
なおかつ、やった奴は拷問スレのSSのごとく
全員徹底的にミンチになるまで皆殺しにしないと収まりがつかん。
467名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:02:33 ID:0fm45U6/
>>466
確かに処女の貴重さを痛感させられた作品だったな。
避難所に過去のSSを語るスレがあるから一緒に行かない?
468名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:12:38 ID:UT709xBq
>>467
悪寒と殺意で眠れなくなったから、まあいいけどさ。
469名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 05:21:38 ID:sZ+XB4XU
一万年とニ千年前からの続きマダー?
470名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 06:00:37 ID:/HVvYZZX
一万年の話題は自重
471名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 09:06:38 ID:VQd7joht
つーかお前ら石橋を叩いて渡りすぎてるだろwwww
そんな鬱展開なんてそうそうあるわけないさ! ハッハハッ! ハハッハハ……ハハ、ありませんよね?
472名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 10:37:24 ID:v851mF8K
現実は残酷なのさ・・・
473名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 13:21:38 ID:s828ZPh0
俺はなんか10年くらい前に劇場版エヴァをみた時と同じような気持ちに陥った
474名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 13:58:29 ID:W81Hiy16
何か耐性無い奴多いんだな
475名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 14:48:11 ID:QjtXn+Gr
「鬱展開いやぁぁ!」なんて口先だけで、本心では鬱展開を欲しがってるんだよ!
476名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 15:13:13 ID:edWuJzEc
大人になるってかなしい事なの・・・。
477名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 15:14:10 ID:tsXF/LFF
たしかにむけたらいたい
478名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 15:16:24 ID:qjzQ59EJ
ここにいるのは痛い大人だけどなHAHAHA
479名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 16:20:49 ID:Nt49671G
何うまくまとめたつも(ry
480名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 16:23:56 ID:UG+7C7DL
>>444
稚拙で良いなら書こうか?
内容は期待出来ない超素人だが
481名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 16:47:56 ID:vhRdgLp/
書けよ
枯れ木も山の賑わいっていうしな
482名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 17:13:58 ID:hIisppMj
tesu
483蒼天の夢 07 後編 ◆ozOtJW9BFA :2007/11/28(水) 17:27:41 ID:5sQgXovN
皆さんこんばんは。
ちょっと前に投稿させて頂いた蒼天の夢の続編です。
前回の投稿が一話の前編だったので読みにくいかと存じます。
申し訳ありません。
484蒼天の夢 07 後編 ◆ozOtJW9BFA :2007/11/28(水) 17:28:26 ID:5sQgXovN
 エリシアさんとミリアちゃんに引っ張られ、俺たちは庭園の中央までやって来た。
 そこでは既に大勢の人々が手や腕をつなぎながら踊っていた。
 音楽を奏でるのは市長が呼んだ大楽団。あらゆる楽器が用意されており、どんな唄でも演奏してくれそうだ。
 今流れているのは祭りでよくある踊曲だ。
 太鼓や笛など、シンプルな楽器が素早くリズムを刻んでゆく。
 踊っているのはほとんどが平民だが、周りの貴族たちもリズムに合わせて手を叩くほどノリの良い曲だ。
 料理もいいが宴といえばやっぱり踊りである。これは平民も貴族も変わらない。
 俺が踊りに見とれている間、エリシアさんとミリアちゃんは何か視線で語り合っていた。
 いつの間にそんなに仲良くなったのかと感心いると――
「ジースさん、わたしと踊りましょう!」
 いきなり踊りに誘われた。
「もう少し様子見ないか?」
 別に踊りたくない訳ではないが食後からすぐに、というのも何だか気が引けた。
「いいから、いいから」
 ミリアちゃんはそんな俺を有無言わせず、強引に踊りの輪の中に引きずり込んだ。
 民踊の渦に加わると、中は炎のような真っ赤な熱気で満ち溢れていた。
 とてもではないが今さら脱出なんてできない。
 だがすぐに逃げる必要なんてないと分かる。
 民踊の動きは大味なものの躍動感があり、純粋な楽しさがフツフツと湧き上がってくるのだ。
 ミリアちゃんと腕を組ながら回って、とまって、また回る。単純な動作の繰り返しだが余計なことは何も考えず、歓喜に身をゆだねられる。
 子供の頃の無邪気さが戻ってきそうだ。
 気づく頃には曲が終わり、もう一回踊りたい気分になる。
 踊曲が終わると平民の招待客はそそくさと踊り場から撤退する。
 入れ替わるように貴族の紳士淑女たちがゆったりとした足取りで中央に進み出る。
 俺もミリアちゃんと一緒に踊り場の外周まで戻ってくる。
 するとそこにはエリシアさんが腕全体で曲線を描くように手をさし出しながら待っていた。
「教えたことは覚えてる?」
 俺は思わず微笑みながらエリシアさんの手の甲に口づけをする。
「もちろん」
 エリシアさんから教わったのは何も読み書きだけではない。
 そして柔らかい手をとり、再び踊り場に舞い戻る。
485蒼天の夢 07 後編 ◆ozOtJW9BFA :2007/11/28(水) 17:29:02 ID:5sQgXovN
 楽団はうって変わって、アルス王国の舞踏曲を弾きはじめる。
 ヴァイオリンやリュートなどの弦楽器で導かれ、ゆっくりとはじまる曲だ。
 舞踏曲の踊りは基本的に男女のペアで行われる。
 そして祭りの曲とは違い全てのステップは正確にして優雅。パートナーの瞳を覗き込みながら、身体の動きを制御する繊細さが必要だ。
 アルス王国の舞踏曲は曲が進むにつれて参加する楽器が増えてくる。ゆったりとした雰囲気が壮大さに変わる。
 それに応じて踊る男女の動きも鋭さを増し、一歩一歩が強調される。
 エリシアさんの動きに合わせ、間合いを計る剣士のように的確に姿勢を変える。
 舞踏曲の最後は全楽器がそれぞれの音色を一気に奏で、そして一同揃って静止する。
 残るのは石像のようにポーズをとって固まるペアと熱情の余韻のみ。
 曲が終わり、閑静から開放されるとドッと疲れがきた。
 楽しかったが休まず二回も踊ったため、少し休憩が必要だ。
 エリシアさんをエスコートしながら踊り場を去ろうとすると、背後で再び祭曲がはじまる。
「凄いスタミナだな。あの人たち……」
 休まず演奏を続ける楽団員。踊り場を取り戻そうとするかのように一斉に飛び出す平民の招待客。
 疲れを知らないのだろうか。
「ジースさん!もう一回踊りましょう!」
 すると彼らに混じってミリアちゃんがエリシさんから俺の腕を引っ手繰る。
「ちょっと休ま――」
 返事する間もなく、俺は再び踊りの輪の中に連行されていった。

 そして六曲目が終わると、俺はプライドを投げ捨て片膝をつきながら懇願した。
「もう……勘弁して。あ、足の感覚がもうない……」
 俺は休む暇も与えられず二人にかわるがわるダンスに誘われた。
 宴の席で女性に誘われたのだから断りたくなかったが、流石に六曲も連続で踊らされると話は別だ。
「え〜!わたしともう一回……」
「お願い。本当にもう体力が……」
「わ、分かりました」
 ミリアちゃんとエリシアさんはまだまだ踊り足りない様子だったがなんとか許してもらえた。
 それから二人は何か飲み物をとってくると言い、人ごみの中へと消えていった。
 俺は適当なベンチに腰掛け休むことにした。
486蒼天の夢 07 後編 ◆ozOtJW9BFA :2007/11/28(水) 17:29:49 ID:5sQgXovN
「ふぅ〜……」
 貴族主催のパーティーでこれほど疲れるとは思っていなかった。
 もっとも、ここまで楽しいとも思っていなかった。
 今のところ予想していた堅苦しい宴とは正反対である。
 しばらくしてボーっと視線を泳がせていると、一人のきらびやかなドレスを身に纏った女性が目に入った。
 薔薇を思わせる真っ赤なドレスだ。
 恐らくは貴族のご令嬢だろう。周りの取り巻きを見ただけでも分かる。
 召使いや護衛の騎士。家来だけでも4,5人はいる。その他にもダンスに誘おうとしている貴族のお坊ちゃまや社交辞令に来ている偉そうな爺さんたち。
 彼女の行くところに常に人だかりができている。
 ご苦労なことだと顔を他所へ向けようと思った時、令嬢と一瞬だけ目が合った。
「……あ」
 よく見ると俺は彼女のことを知っている。
 刃物を思わせる鋭い目つき。派手な服装に負けない気品のある金髪。
 いつもとは違う女らしい服装で気づかなかったが、あれはティオーナである。
 不思議なのは彼女もスキッダーなのにドレス姿だということ。
 市長はスキッダー全員、貴族平民問わず革鎧を着てこいと言ってきた。それなのになぜ彼女だけあんな豪華な格好をしているのか。
 あるいはベイヴェルグ家の娘だから例外なのだろうか。
 ふと、ある推測が頭をよぎる。
 もしかしたらこのパーティー自体、市長がティオーナのために開いたものなのかもしれない。つまり“市民への感謝の気持ち“は建前で、本当の理由は彼女の優勝を祝うため。
 だとしたら彼女だけ正装していることや突然の宴にも納得がゆく。
 そんなことを考えていると、先日の口論を思い出した。
 ティオーナの態度は明らかに乱暴でおかしかった。同時に俺の対応もただの八つ当たりだった。
 彼女に非がまったくないとは思わない。
 だが男なら悪かったところは素直に謝っておくべきだろう。
 大体このままティオーナにビクビクしながら過ごすのも身体に悪い。
「よし」
 決心がつくとまだ感覚の薄い足に活を入れ、ティオーナの方へ歩いてゆく。
 しかし近づくにつれ、彼女と話せるかどうかさえ怪しくなってくる。
 彼女の周りには人の壁があり、中には明らかに俺がこの場にいることを快く思っていない人たちもいる。
 特に貴族のお坊ちゃまたちの視線が痛い。
487蒼天の夢 07 後編 ◆ozOtJW9BFA :2007/11/28(水) 17:30:21 ID:5sQgXovN
 さて、どうしたものかと困っていると幸運にもティオーナ本人が気づいてくれた。
「おまえは」
 威圧的な雰囲気は健在だが、口調は普段より柔らかだ。
「お久しぶりです」
「何用か?」
「少し話がありまして。すぐに終わります」
 言い終わった瞬間、ティオーナの取り巻きの目つきが変わる。平民の分際でお嬢様に何を、と言わんばかりだ。
「……いいだろう。来い」
 そう答えると俺に集まっていた目線は驚きをもってティオーナに返される。
 異様な光景に思わず笑い出しそうになるがなんとか堪える。
 対してティオーナは周りのことなどどこ吹く風。ドレスの裾を持ち上げ、さっさと歩き出した。
 護衛の騎士が付き従おうとするが彼女は鋭い眼光でそれを制す。
「お前はここで待っていろ」
「しかし……」
「いいな?」
「……ハッ」
 騎士は主人の命令に頭を垂れる。同時に俺に一睨みすることも忘れない。
 流石は公爵家の護衛の騎士。例えスキッダー相手でも警戒心を隠そうともしない。
 俺はティオーナを宴から少し離れた庭園の一角へとついていった。
 そして彼女は適当な木の下で止まり、振り返った。
「ようやく何か話す気になったのか?」
 闇に埋もれるのを拒むかのように輝く金髪に一瞬見とれてしまう。
「ぁ……いや、俺は先日の件で無礼を働いたことに謝りたいのです」
「なに?」
「その……あの時は負けてイライラしてました。大変申し訳ありませんでした!」
 俺は頭を下げ、なるべくハッキリした声で謝ろうとした。
「つまり、おまえの技の話を聞かせてくれる訳ではないのだな」
 彼女は額に手を当てながらため息をついた。
「え?あ、はい。ですから――」
「もういい。分かった」
 ティオーナは俺の言葉を遮ると両手を太ももの上で合わせ、改めるように言った。
「あの時は私も大人気なかった。すまなかったな」
 驚いた。貴族が平民に謝っている。
 てっきり俺が一方的に責められ、罵詈雑言が飛んでくるものと想像していた。
488蒼天の夢 07 後編 ◆ozOtJW9BFA :2007/11/28(水) 17:31:47 ID:5sQgXovN
 それとも単に俺がティオーナと貴族に対して偏った見方をしていただけなのだろうか。
 呆気にとられた俺をよそに彼女は続ける。
「しかし、本当に何も知らない、いや、喋る気がないのだな?」
「つまり……」
「おまえの技のこと。疾風のドノテのこと、だ」
 ようやく俺にも合点がいった。
 彼女が知りたがっていることを俺が話すと思ったからつき合ってくれたのか。
「疾風のドノテのことでしたら俺よりファンの方が詳しいはずです。技は先日言った通り御自分で見定め下さい」
「おまえまさか……いいだろう。明日からしっかりと見ておいてやろう」
 一瞬何か気づいたような表情を浮かべたが、すぐに不敵な笑みに変わる。
「それでおまえの名はなんという?」
「ジース・グリンです」
「ジースか。覚えておこう。私の名は分かるな?」
「ティオーナ様ですね」
 彼女がはじめてグレイ・クリフに来た日のことを思い出す。
 おおげさな自己紹介の仕方だとは思っていたが彼女の態度から見てやっぱりわざとだったらしい。
「うむ。用件はこれで全部か?」
「はい、お騒がせして申し訳ありませんでした」
「お互い様だ」
 ティオーナは来た時のようにドレスの裾を持ち上げ再び歩き出した。
「ではジースよ、パーティーに戻るとしよう」
「はい」
 短い会話だったが妙な満足感があった。
 刃物のような少女だと思っていたティオーナといつの間にかくだけた雰囲気で話せたのだ。
 もしかしたら彼女は案外普通の女の子なのかもしれない、という考えさえよぎった。
 派手だと思っていたドレス姿も可愛く見えてくる。
「あぁ、これか」
 俺はいつの間にかティオーナのドレスを見つめていたようだ。
 彼女はそれに気づきバツの悪そうな顔で言う。
「これはリックベン殿――市長殿――がどうしてもというのでな。ここについてから着替えさせられたのだ。悪く思わないでくれ。何も特別扱いされたい訳ではないのだ」
「いえ、そういうつもりではありません。ただ似合っているなと思っただけです」
「……おまえは作法や踊りの他に世辞もうまいのだな」
489蒼天の夢 07 後編 ◆ozOtJW9BFA :2007/11/28(水) 17:32:25 ID:5sQgXovN
 プイっとそっぽを向くティオーナ。
 珍しくしおらしい仕草を見て俺は吹き出しそうになった。
 パーティーの方へ戻ると律儀にもティオーナの取り巻きが同じ場所で待っていた。
 当然ながら全員、俺に対して険悪な顔を向けてきた。
 予想外だったのは彼らと共に、ミリアちゃんとエリシアさんも不機嫌な表情で飲み物片手に待っていたことだ。
490蒼天の夢 07 後編 ◆ozOtJW9BFA :2007/11/28(水) 17:34:24 ID:5sQgXovN
投下終了です。
これから連載をはじめた頃のペースに戻れればなと思っています。
あとこんな作品ながら待ち遠しいと言ってくれた方、本当にありがとうございます。
491名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 17:40:09 ID:Ss4ZUeyA
EVAなぁ

やめて
火炎放射器二回も浴びせないで
悲鳴が消えてしまう
492名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 18:06:03 ID:s828ZPh0
蒼天キタ━━(゜∀゜)━━!!キタ━━(゜∀゜)━━!!
493名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 18:21:01 ID:2lKGIqXY
グッジョブ!
蒼天待ってたよ!
494名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 18:34:18 ID:EcZloSW5
本人乙
495名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 18:43:51 ID:pwl/2HJC
設定だけが先走りしてスレ違いな感じがする
もっと相応しい投下先があるんじゃね?
496名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 18:48:22 ID:40cHzRJG
これから三つ巴の嫉妬が展開されるんだYO!
>>490 GJです
497名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 18:52:38 ID:W81Hiy16
>>490
蒼天ktkr
次回の投下も楽しみに待ってます
498名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:01:00 ID:ENaHNHxa
>>490
GJ!
499名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:32:07 ID:cu5qF3NB
エロパロ板なのに全然エロくない
普通の小説家目指すのなら創作板でも逝って書けば
500名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:52:31 ID:3VQN1kUY
修羅場と嫉妬は普通に興奮出来る。
501名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:53:07 ID:hIisppMj

 町に火が灯る。私はそれを眺める。大きく強く、全てが灰に帰るほどの業火が覆う町を。
 まさに『阿鼻叫喚』という言葉は今このためにあるのだろう。
 訳のわからないまま焼け崩れた家に取り残された子供の叫び、目の前で我が子を失った母の嗚咽、運よく難を逃れた者達の先にはそれでも希望は無い。
 老若男女問わず助かった者は町を囲む兵士達捕えられてある場所へと連れて行かれる。
 
「お前達が匿っていた王女スラルとの関係は?」

 連れてこられた者にティークは第一にそう問いかける。
 
「それより孫が…! 孫がまだ町に…」

「…王女スラルとの関係は?」

 半狂乱な老婆の言葉を遮るようにティークは再度問いかける。
 
「…ス、スラル様の子供の出産に、た、立ち会いました」

 産婆だと名乗った老婆、それを確認するように後ろで捕えていた姫にティークは目をやる。
 
「もう…もうやめて…」

「メンゼイ、スラルが目を閉じなように瞼を抑えておいてくれ」

「……はい」

 姫の泣きじゃくる声に罪悪感とい輪で胸が締め付けられる。
 でもティークの言葉には従う。私は姫ではなくティークに仕えているからだ。
 
「お、王さ…―――」

<ザンッ>

「ちっ…」

 ティークの方を振り向いてしまったために首へと振り下ろされた剣は老婆の顔を縦一門に切り裂いてしまう。
 金切り声のような耳障りな悲鳴が姫の口から飛び出す。
 
「次だ
502名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:53:48 ID:hIisppMj
「……はっ」

 ホーネットが応える。 
 異常な光景だった。
 燃える町を背景に地面には別れた無数の人の胴と首、それを作り出しているのは目の前の血に塗れたティーク、兵士の誰もが吐き気を覚えた。私も例外では無い。
 そうして一分もしない内に次の者が連れてこられた。若い年ごろの娘だった。
 
「…王女スラルとの関係は?」

 すでに何度も繰り返された機械的な行為。
 姫との関係を明かすと同時に娘はスラルに向かって罵詈雑言の限りを尽くした。
 そして首が切り落とされた。
 全てが終わった時には夜が明けていた。
 
「どうだ? 素晴らしい光景だろう! お前達の行動が招いた結果だ…!!」

 山になった死体の前でティークは縛られた姫とその夫見下して言った。
 
「………」

 そのどちらも硬く口を閉ざしてティークの言葉には答えない。
 しばらくその様子を見つめた後、姫へと近づき思いっきりお腹を蹴り飛ばした。
 
「ぅ…あ…」

「王の前だぞ、答えろ」

「や、やめろ。スラルの腹には子供が…!!」

 やっと口を開いた男の言葉を聞き、ティークは無表情に男を蹴った。
 一切の手加減をせず、微塵の躊躇もなく狂うように男を蹴り続けた。
 
「サーナキア! …サーナキア!!」

 呪詛のように姫の言葉が繰り返しサーナキアという男の名前を枯れた叫ぶ。
 その言葉を聞くにつれてティークの憤怒の表情に涙を浮かばせてサーナキアを蹴り続ける。
 そしてそれはサーナキアの首の骨が折れる音で終わりを迎えた。
 
「先に使った軍は正規のではなく私直属の部下達なのでその者達から今回のこと洩れる心配は無いでしょう」

「……そうか。じゃあスラルのことを公表してくれ、あのサーナキアとか言う男に全ての罪をなすりつけてな」
503名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:54:51 ID:hIisppMj
「わかりました」

「あと…スラルは死んだことにしてくれ」

「…はい」

「俺の暴挙に苦労を掛ける」

「いえ、今回の件は多少の非は王にあろうとも圧倒的にスラル様が悪い。
  それは事実を公表したとしても変わらないでしょう」
  
「…気休めとして受け取っておく」

 ホーネットが部屋から出ていく。全ての元凶は自分にあると言うのによくもそこまで言えたものだと、私は関心してしまった。
 明日から忙しくなる。こうしてティークと二人きりになるのも、これからしばらく無いだろう。

「…あの光景を見たとき、皆が笑える幸せな国を作るなんて言葉頭の中から消えていた。
  スラルの笑顔が見たくてここまで来たはずだったのに、俺は一体なにをしているんだ…」

「若のせいじゃありませんよ…」

「でももういいんだ」

「……え?」

「笑顔はもう見なくていい。スラルは死なさない。生かしもしない。ずっとずっと苦しませる。
  アイツは俺のことを嫌いなはずだよな、きっときっと感情の籠った顔をいっぱいいっぱいしてくれるよな。嗚呼楽しみだ」
  
 
 気力出して前の続き。
 ここで分岐して
 心壊れたまま堕ちてホーネットルート
 ゼンメイの懸命な気持ちで幸せゼンメイルート
 に流れる。
 俺がんばりました。うん、もう無理だ。これはプロットだ。
504名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:56:59 ID:fr1LBQQB
蒼天待ってたヨ………
これからどんどん話が進むのを楽しみに次回を待つぜ。
505名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:59:40 ID:cu5qF3NB
また、新IDがw
506名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:18:31 ID:/HVvYZZX
プロットというタイトルのSSが見れるスレはここですか?
507名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:25:42 ID:mmtVM1+6
まず最初にGJ。仕事はえーな

さてさて、俺も勝手に続き書いてたんだけど、どうしたもんかね
遅筆なもんで、まだ書き終わってないけどさ

やっぱり見てもらいたいし、出来上がったらここに投下しちゃって良いのかな
508名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:28:18 ID:Q1LsFdGR
誘い受けはやめれ。書きたいから書く。読んでもらいたいから投下する。
それがこのスレだろ?少なくともここに一人続きを待っているヤツがいるぜ?
509名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:29:32 ID:xEDmwhAi
プロットと言う名のリレーSSが始まるのか?w
510名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:29:55 ID:JbHFBvCT
>>490
グジョーブ!
完結目指してがんばって!

>>503
さぁ、はやく続きのテキストを書く仕事に戻るんだ
511名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:35:54 ID:hIisppMj

>>507
……ごめん。ログ読んでなかった。
描きたい部分とプロットしか書かない俺だからリメイクとか激しく嬉しい。
皆が期待しすぎないように投下する時キャップつけるようにするさ。

>>510
俺が投げっぱなしジャーマンをこのスレで何回してきてると思っているんだ

512名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:02:37 ID:xUKLlEFW
プロットとか言ってる奴、ようは書けないから逃げてるだけなんだよな
誘いウケだっていうんならそれなりの成果はあったよな
もう満足したろうから黙っててくれ
おかしなこと自慢してるようだと荒れるだけだから
513名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:12:54 ID:tsXF/LFF
何でわざわざ潰すような発言するかなあ
一時の感情で滅多なこと言うなよ
514名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:23:08 ID:1O4uxygZ
このスレじゃ作者が途中でSS投げ出すのは珍しいことじゃないだろ
投げっぱなしのジャーマンか何か知らないけど、少なくとも声高に自慢するようなことじゃないだろ
バカじゃなかろうか
515名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:27:14 ID:F2FIeLvI
モウコノナガレハカンベンナンダガ、ホントセイチョウセンナオマエラ('A`)
516名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:37:34 ID:8LOHn/13
ほんとほんと
続きが気になるのに続き投げ出したSSのタイトル次々読み上げてやろうかマジで
517名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:37:51 ID:OraNQX3C
ファンタジー祭りに便乗して投下します。
518魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:39:13 ID:OraNQX3C
 血が足りない。早く渇きを癒さなきゃいけない。じゃなきゃ、ベルゼブブ様に叱られてしまう。
早く、早く、早く。
手遅れになる前に、審判の日がやってくる前に、僕は位階を上げなきゃいけない。神の軍団を打ち破る力をつけなきゃいけない。
そのためには、血を吸わなきゃ。罪深い魂を集めなきゃ。
僕がいっぱい血を吸えば、きらきらした鎧を着て、ベルゼブブ様の側近として働けるんだ。そうさ、それが定説なんだ。
――いた。見つけた。
「兄ちゃん?」
 おいしそうな、罪深い人間。無知の罪に浸された、ちっちゃな子供。血をもらおう。ごくごく飲ませてもらおう。
「ちょっ、どうしたの!」
この生贄を羽交い絞めにする。五月蝿いクソ餓鬼め。お前なんか、ベルゼブブ様からいただいた神通力でイチコロなんだぞ。
「い、痛い! 放してったら!」
 じたばた動くな。ああ、おいしそうな首筋だ。待っててくださいベルゼブブ様。今、血を吸ってあなたのお傍に行きます。
ちゅうちゅうぺろぺろ、なかなか、上手くいかない。もっと、強く噛まなきゃ駄目だ。
「助けてお母さん! 兄ちゃんが!」
 ええい、糞餓鬼め。僕の神聖な儀式の邪魔をするな。せっかく集めた霊気が発散しちゃったじゃないか。
とにかく、こいつを静かにさせなきゃ。
「あぐっ……苦し……やめ……」
「プーレ! 何をやっているのトト!」
 放せくそばばあ。さもなくば僕の神通力を食らわせるぞ。
くそ、くそ、動けない。こうなったら、貴様も殺してやる。ポアしてやる。
「暴れないでトト! 誰か、誰か来てちょうだい!」
 死ね死ね死ね。僕の神通力を味わえ。一瞬で凍り付いて死に至るんだぞ。
――エターナルフォースブリザードッ!
「あなた、何を?」
 ……ちくしょう、どうして効かないんだ。霊力が足りないのかもしれない。だったら、これでどうだ。
――ディアボリックデスバーストッ!
「トト?」
 ……くそ、ベルゼブブ様から力を貰ったはずなのになんで出ないんだよ。
「プーレ! おい、何があったんだ!?」
「さっきからこの子の様子がおかしいのよ!」
 止めろ、放せこの野郎。髭男め、汚らわしい手で僕に触れるな。
「いつっ、この野郎噛み付きやがった! 足を押さえてくれ。そら、じたばたするな!」
 霊気が……神通力が抜けて力がでない……。いつもの僕ならこんなやつら楽勝なのに……。
「この子は、悪魔憑きだわ……」
 そうさ……僕は……ベルゼブブ様の……。
519魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:40:32 ID:OraNQX3C
 イゼベルは編み物をしていた手を休めて窓を眺めてみたが、雨は弱まっていなかった。
この様子では、今日じゅうには止まないだろう。
暖炉にくべられた薪はちりちりと燃えて熱を吐き出し、この部屋と、部屋を横断する紐にかけられた衣類を温めている。
しかし、朝から干していても一向に湿気が抜ける気配はない。
昨夜から、梅雨の生暖かいどしゃ降りがラグナグの都市全体を覆っていた。
石畳に打ち付けられた雨水は街路脇の溝に流れ込み、溢れかえって小さな洪水を起こしている。
死体のようにぐったりと枝を垂らした街路樹の下には、どろどろの粥に変わった地肌があり、砂糖のように溶かされた土は地面と舗装との段差を乗り越え、こげ茶色の水となって氾濫した小川と合流する。
湿気は町中の壁にびっしょり汗をかかせて、大雨は家々の屋根と窓ガラスに響きを立て、不均等なリズムで滴り落ちている。
イゼベルが居る建物の入口にぶら下がる、ストルドブラグ祓魔(ふつま)事務所と書かれた看板は、ぽつぽつと大粒の涙をたらして、まるで来客が無いのを悲しんでいるかのようだった。
ここひと月、祓魔事務所の扉を叩く客は、とある一部の人間を除けば一人もいなかった。
ただでさえ財政が苦しいというのに、こんな天気が続いていけばますます客足が遠ざかって、財布の中身は軽くなるばかりである。
(洗濯物も、乾かないし……)
 イゼベルは視線を手元に戻すと、はぁとため息を吐いた。
けれども、彼女は雨が嫌いではない。
雨音や、屋根を伝う水の音に耳を済ませていると不思議と気持ちが落ち着いてくるし、大水のなかで身の安全を感じているのは心地よい。
(それに……)
 顔を上げて、部屋の中心ある古ぼけた机を見やる。
机の上で広げた本に手を当てたまま、もう片方の腕で頬杖を突いて居眠りしている青年が、琥珀色の瞳のなかに映し出された。
時折、寝息に合わせて、青年の癖が付いた黒いぼさぼさの髪が小さく揺れる。
(今日は、ずっと二人きり)
 愛しい男を見つめながら、少女はその青白い肌をほのかな薔薇色に染めた。
520名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:41:25 ID:1O4uxygZ
なんだ、この嫌な感じは
521魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:41:46 ID:OraNQX3C
 来客があったのは、イゼベルが無防備に眠っている青年のほっぺたをつつこうと、指を震わせて彼の前で身構えた瞬間だった。
「フェイド! フェイド・ストルドブラグは居るか!」
 ばん、とノックも無しにいきなり扉が開かれて、雨でびしょびしょに濡れた緑色の外套を羽織った女性が事務所に怒鳴り込んできた。
その反動で青年の頬杖が折れ、支えを失った頭部が落ちた。衝突した額と机がごつんと鈍い音を立てる。
イゼベルは一瞬だけびくりと大きく全身を震わせたが、すぐまた我に帰って、不機嫌そうな顔を無粋な乱入者に向けた。
「おっと、すまないがイゼベルさん、外套はそこにかけておいてくれ。ああ、それと紅茶は濃い目のオレンジペコを頼む」
 女性はそう言うと、首筋のあたりで切りそろえられた栗色の髪を揺らしながら、青年の対座にある肘掛け椅子にどっかと腰を下ろす。
悪びれるどころかお茶を催促し始めた目の前の女に聞こえぬよう、イゼベルは小さく舌打ちをした。
「……わかった。少し待っていて」
 ご注文どおり、雑巾汁100%の特製紅茶を淹れてあげる。
そんな、ちょっとした仕返しを企みながら、至福の時間を邪魔された少女は台所へと歩き出した。

「フェイド! さっさと起きろ!」
 フェイドと呼ばれた、先ほどから眠りこけている青年は、この女性の、やや低めだがよく通る声を夢のなかで聞きとったらしい。
彼はゆっくりとした動作で少しだけ顔と瞼を上げて、焦点の合わない目でちらりと正面を覗き見た。
しかし、彼の黒い瞳に彼女の姿が映るや否や、再び糸の切れた人形のように机に突っ伏して寝息を立てはじめる。
「こら! 寝るな!」
 女性がばんばんと机を叩くと、耳元の振動と騒音でようやく目覚める気になったのか、フェイドはけだるそうに頭をかきながら起き上がった。
やがて、安眠を妨害された彼は眉間に皺を寄せ、迷惑げに、重々しい調子の声で話しかける。
「……聖騎士マノン・ヤレリック卿。人がせっかく瞑想に耽っているというのに、邪魔しないでもらえるか」
「何が瞑想だ。貴様は居眠りしていただけではないか」
522魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:43:59 ID:OraNQX3C
 起き抜けの心底不機嫌そうな目つきでにらまれても動じないこの女性の名前は、マノン・ヤレリック。
ラガード王国竜騎兵第十三連隊、通称聖騎士団に大尉として所属する貴族である。
聖騎士といえば聞こえはいいが、ラガード王国における竜騎兵第十三連隊とは実際のところ、退役間近の老人や扱いに困る貴族の子女といった、家柄は結構だが実力はいまいちで解任しようにも解任できない士官の厄介払い先というのが現状だった。
元は近衛第七連隊という古くからあった連隊の一つで、先代国王が行った大規模な軍備構造改革の際に、半ば形骸化した、名誉職で官僚の天下り先となっていたそこを竜騎兵科として再編成して厄介者の士官を集めたことが始まりである。
そうして、所属する貴族のうち男爵以上の称号を持たぬ者にはお情け、というよりむしろ強制的に聖騎士の称号が与えられる。
騎士という階級は男爵の下に位置するため、聖騎士になるということは、事実上、それ以上の爵位を得られない、出世街道から外れたことを意味するのだ。
そういった事情から、聖騎士団という通称は彼らに対する皮肉の一つであり、結成以来未だ戦場に投入されていない事実からきた、抜けぬ懐刀、無敗連隊、国立修道会といった揶揄と併せて用いられている。
ちなみに、竜騎兵第十三連隊はまだ出来て間もない連隊であるので、田舎から飛び出してきた世相に疎い人間などは聖騎士団という名称を聞くと、強い兵士の代名詞である竜騎兵の兵科も相まって盛大に勘違いしてくれるらしい。
 寝起きが悪いほうなのか、フェイドは正面でふんぞり返っているマノンを無視して、しばらくの間虚ろな目を人差し指の背で擦った後、たっぷり一分間かけて全身で伸びをした。
それからやっと、首をこきこきと鳴らしつつも言葉を続ける。
「で、今日は何の要件だ? 除霊の依頼か? それとも人生相談か? おあいにくさま、後者は専門じゃないんでな。教会の聴罪司祭さまかそこらの占星術師にでも当たってくれ」
「違う! 貴様、まさか今日が何の日なのか忘れているのではないだろうな?」
 フェイドには思い当たるふしがない。六月はとくに祝日もないし、暦の中でこのやたら元気な女に関係する日なんて、先月の誕生日くらいだ。
「何だよ」
 欠伸を噛み殺す男の姿に、大きな、つり上がり気味の、不透明な青色をした目が細まった。
523魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:46:18 ID:OraNQX3C
 しかしマノンが気を静めるように一度大きく深呼吸をしてしまうと、目じりの力が抜け、今度は得意そうな目つきになり、ふふん、という含み笑いが口元でこぼれる。
不敵そうな面構えになった彼女は、懐から大事そうな手つきで薄汚れた紙切れを取り出して、それを机の上にゆっくりと広げた。
「ああ、あのときのやつか」
 広告か何かの裏地を利用したのだろう、所々に染みがあるそれには汚い文字でこう殴り書かれている。

『私、フェイド・ストルドブラグは本日十九時三十分、マノン・ヤレリック様から、金貨百ガードを借り入れました。神に誓って返済期日までに――』

 先月、マノンと一緒に飲みに行ったとき、それまで溜めていた酒場のツケを支払わなければならなくなり、持ち合わせの無いフェイドは彼女に代金を肩代わりしてもらった。
机にあるのは、そのときの借用書だった。署名の横には、ご丁寧に血判も押してある。
フェイドの脳裏に、酔いと困窮に任せるがまま、このいけ好かない女に土下座してしまった屈辱が甦った。
暴君は手を腰に当てながら、薄い胸を張って言い放つ。
「今日がその返済日だ。耳を揃えて払ってもらうからな!」
「いつもニコニコ現金一括払いと、いきたいところだがな……なあ、しょっちゅうウチに来てるんだから、わかるだろ?」
「ほほう。返せない、と言いたいのか」
「無いものは無い。そもそも依頼が無いんだ。収入だってあるはずが無い」
 今月の生活費だって、イゼベルの服を質に入れて得たものである。それほど今の祓魔事務所は貧乏なのだ。
ここは対話と圧力による平和的解決を図るべく、フェイドは開き直ってやった。
降伏せよ、さもなくば一千万人の捕虜を送り込む、とでも言いたげな顔つきをして腕を組み、鼻で笑う。
ハ、と声に出すのは、彼が人を虚仮にするときの癖である。
しかし、マノンは先ほどから浮かべている笑みをますます深めた。
「……ならば、貴様はこれから、私の奴隷になるということだ」
「はぁ?」
「見るがいい!」
 びしぃ、と折れるくらいにのけぞらせた人差し指で、マノンは借用書の隅っこを示した。
そこには普通に見るだけでは判別できないくらいの小さな文字で何かが書かれている。
フェイドはくっ付きそうなほど目を近づけて、あの時マノンが書き入れたらしい、彼の知らない借用条件を読んだ。

524魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:47:40 ID:OraNQX3C
『もしも、下賤で卑屈な私めが期日までに麗しく高貴な貴女さまへ金銭を返済できなかったばあい、全額を返済するまでの期間、マノン様の奴隷になることを誓います』

 残念なことに、後から書き込んだ形跡はない。おそらく、べろんべろんに酔っ払っていたせいで見逃してしまったのだろう。
「な、ふざけやがって……」
「ふふん。しっかり確認しなかった貴様の自業自得だ」
 たしかに、最期の血判を押させる前に、彼女はやたらとフェイドに同意の確認を取っていた。
しっかり読んだかという言葉を何度も繰り返したことから考えるに、マノンは今の状況を見越していたらしい。
嵌められた、とフェイドは思った。その場を凌げるならどうとでもなれさという、投げやりになった心の隙を突かれた。
あの時は酔っていたとはいえ、こんな女に出し抜かれてしまった。
目も当てられないほど愚劣きわまる失敗をしでかしてしまったのだ。
フェイドは、地団駄を踏んで悔しがった。この失態は、死ぬまで自分に付きまとうだろうとさえ感じた。
そんな彼とは対称的に、マノンは非常に上機嫌のようだ。勝ち誇って、顔を赤らめてさえいる。
悔しがるフェイドの姿を、真面目な顔つきでじっと観察しているかと思えば、突然口元をだらしなくにへらと緩ませて、次の瞬間には慌てて引き締めたりしている。
忙しなく歓喜を表現している彼女の様子を見て、フェイドは心の中で呪詛を唱えた。
祓魔師という曲がりなりにも聖職者である彼が口にすべきではない罵詈雑言を延々と唱え続けた。
525魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:50:04 ID:OraNQX3C
 イゼベルが三人分のお茶をお盆にのせて音もなく現れたとき、マノンはあさっての方向に顔を逸らして、
「そ、そういうことで、まずは私の買い物の荷物持ちをやってもらう!」
 と叫んでいた。彼女の耳は充血して、赤く色付いている。
イゼベルはなんとなくその仕草が気に入らなかった。
なので、フェイドの分のお茶だけを降ろして、マノンの分をのせたまま、机の上で聖騎士の体からなるべく離れた、手が届きそうで届かないような位置にお盆を放置する。
そのままイゼベルは自分の椅子に戻って、編み物を再開した。
お茶が飲みたければ自分で歩いて取りに行け、と少女は心の中で貴族の女につぶやいた。
「アンタ、聖騎士の任務はどうするんだよ。今日は非番じゃないだろ」
 いくらお飾りの聖騎士団でも、平日には練兵所で訓練だとか、路上のゴミ拾いだとかの雑用があるはずである。
ならば彼女が毎日のようにここへ入り浸っているのはどうなのか、と問われると困るのだが、ともかく、苦し紛れにフェイドは建前上の常識を持ち出してみた。
いくら窓際貴族でも、おおっぴらに遊びまわるのはよろしくないのだ。
「有給休暇をとった」
 マノンはけろりと言った。そういわれてみると、フェイドは彼女の恰好が普段と違うことに気が付く。
いつもなら外套の中には、あの無闇に派手で気色悪い色合いをしているうえ、布地が見えなくなるほどたくさんの勲章をぶらつかせている、聖騎士団専用の恥しい軍服があるはずだった。
けれども今の彼女は私服姿で、四六時中、後生大事に抱えている例の長剣も持っていない様子である。
「外は雨が降っているだろうが」
「貴様が傘になればいい」
 フェイドはまた厭な記憶を思い出した。以前、雨の翌日に彼女と町を歩いていて、大きな水溜りに出くわしたことがあったのだ。
マノンはそんなときに限って新品の高価な長いスカートとやらを穿いていて、濡れるのがいやだとかいう理由で彼の上着を水溜りの上に敷かせた。
ちょうどそのころ彼女に弱みを握られていたフェイドは、反論さえ出来ずに泣く泣く上着を一着献上したのだった。
後日、マノンから詫びとして、駄目にしたそれよりも値の張る上着を買い与えられた。
そうしてその晩、フェイドは自分の惨めさと、情けなさを呪った。
526魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:52:48 ID:OraNQX3C
 再びあんな思いをするのはこりごりだと考えた彼は、次の理由を持ち出す。
「……俺にだって祓魔師の職務ってものがある」
「こんな大雨の日に客が来るのか? それにしても、留守番ならイゼベルさんにしてもらえばいいではないか」
「こいつは愛想がないから接客は無理だ。そうだよな?」
 そうだと言え、と、フェイドは窓際で編み物を続けるイゼベルに熱の篭った視線を送る。
「ええ」
 少女は手元から視線を外さずに答えた。もとより彼の言うことに関して彼女の答えは肯定以外にない。
自分たちの平穏をぶち壊してくれた女を追い出すためというのなら、なおさらだ。
そんなイゼベルの思惑を知ってか知らずか、マノンは立ち上がって、すたすたと机の周りを歩いて行き、紅茶の乗ったお盆の前で止まった。
そうして冷め始めたカップの取っ手に手をかけながら、少女をとがめる。
「イゼベルさん、あまりフェイドを甘やかしてはいけない。貴女がそうだからいつもこいつは」
「とにかく、駄目なものは駄目だ。今日はなんとなく胸騒ぎがするんだよ。こう、耳の後ろにざらついた感覚があってだな、きっと俺に助けを求める依頼人が……」
 説教がうるさくなりそうだから、フェイドは適当に思いついたことを口走る。
「馬鹿なことを言うな。来るはずな――」
 ――こん、こん、という弱々しいノックが、マノンが言葉を続けようとした矢先に扉から響いた。
一瞬にして、姦しかった事務所に静寂が訪れる。一ヶ月と二週間ぶりの、来客を知らせる音色だった。
マノンはノックをしないので、普段は聞こえることはない。
数十秒ほどして、再び、先ほどより少し強めに、こん、こん、と鳴った。
ぽかんと間抜けに口を開けたままでいるマノンより、一足早く気を持ち直したフェイドがイゼベルに目配せすると、彼女は小さく頷いて、
「どうぞ」
 と、鈴を鳴らすようなかわいらしい声色で言った。こういうときに言葉をかけるのはもっぱら女性であるイゼベルの役目である。
スケベ心と言っては身も蓋も無いが、相手がよほどの女嫌いでもないかぎり、客に聞かせる第一声は儚げな少女の声のほうが好印象を与えられるし、依頼者が女性の場合でも気安さを装うことが出来る。
後は事務所に入れてしまえばこっちのものというわけで、大事な大事なお客さんを逃がさないために、フェイドはゆっくりと立ち上がって扉に近寄った。
527 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/28(水) 21:53:24 ID:pLR4XfYe
>>469仕事の都合でしばらく書けそうにありません。ごめんなさい。
528名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:54:35 ID:PXsfZbX7
ジャーマン氏に限らず、作品を途中で投げ出す無責任な書き手は
取り敢えずチヤホヤして欲しかっただけなのかな
ここは練習用のスレじゃないんだが
529魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:54:52 ID:OraNQX3C
 充分に油の差されていない扉がぎいと小さな唸り声を発した。
開いた隙間から覗きこむように、髭を生やした中年男性の、おどおどと気後れした顔が現れる。
「あ、あのぅ……」
 声と同時にフェイドは飛び掛るように男性の肩に手をかけると、すぐさま扉を大きく開いて半ば無理矢理彼を部屋の中に招きいれた。
「ああ! お客様ですね! ささ、ご用件は何でしょうか? 悪魔憑きですか? それとも悪霊? 洗礼オプションの悪魔祓いのほうもたいへんお安くなっておりますよ」
「あ、悪魔憑きです」
 背中を押しながら一息にまくしたてる青年に気を呑まれたのか、依頼者の中年男性は声の調子は弱々しいものになっている。
「おお! なんと悪魔憑き! それでは、まずはこちらにおかけになって。どけ!」
「いたっ。何をする貴様!」
 あっけにとられつつも椅子に戻ろうとしていたマノンの体をフェイドは無造作な手つきで払いのけ、彼女の席に緊張し切った依頼人を座らせた。
そうして、マノンの首根っこを掴み扉のほうへと引き摺りながら、顔だけをお客さんに向けて続ける。
「ええ、安心してください。これでも悪魔殺しのプロです。必ずやにっくき悪魔野郎を屠殺してくれましょう!」
「は、はぁ」
 あれよあれよという間に、依頼人はちょこんと椅子に腰掛けて、マノンは出口に追い遣られていた。
「そんなわけだ。じゃあなマノン」
「ちょっと!」
「ここからは部外者お断りだ。最近は個人情報云々もうるさいからな」
「まだ私お茶飲んでな――」
――ばたん、と音を立てて扉が閉まった。続いてがちゃんと鍵をかける音が聞こえ、聖騎士マノン・ヤレリックは一人ぼっちで外に取り残された。
大粒の生暖かい雨が、マノンの体を打ち据える。壁から跳ね返るしぶきが、彼女の顔を濡らす。
あっという間に、追い出されてしまった。豪雨は弱まる気配もない。
彼女は懐から、湿気でふやけてよれよれになった小さな紙片を取り出して眺める。
やがて、新悲喜劇優待席と書かれた二枚のそれを、彼女はくしゃりと握りつぶした。
地面と同じで、心も水びたしだった。
「……この、下衆男」
か細い声で、彼女は扉に向かってつぶやいた。
ストルドブラグ祓魔事務所と書かれた看板が小さく揺れる。
「この、インチキエクソシスト――ッ!」
そう叫んで、マノンは大雨の中を疾走した。
530名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:56:50 ID:ti62aKW8
長編書き上げるにはそれなりの力量がいるんだろ
それに書き出したはいいがモチベーションが続かないとな
無理せず読み切りの短編書けばいいのに
531魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:58:02 ID:OraNQX3C
 ところで、学問および学問に裏付けられた技術による合理化――即ち学問の進歩――とは、それを欲しさえすれば、どんなことでもつねに学び知ることができるということである。
そして、そこにはなにか神秘的な、予測し得ない力がはたらいている道理がないということであり、むしろすべての事柄は原則上、予測によって意のままになるということである。
高度に発達した科学は、魔法であってはならない。魔法からの世界解放こそ、科学というものにほかならないのだ。
剣と魔法が支配するこの世界においても、人類発生以来絶え間なしに続けられた数多の賢者たちの思索と実験によって、魔法は既に元来の意味における魔法ではなくなり、主知化、合理化、原則化、体系化され、つまり予測しえる現象に昇華されて人類の英知の一つとして君臨した。
この世界の人々にとって魔法とは火と車輪と言語の延長であり、神秘や不思議なんてものは一欠けらもなしに極々一般的の学識として人間の生活に溶け込んでいる。
物語の舞台となるのはたしかに剣と魔法の世界だが、森や草原でおとぎ話に登場するような怪物が跋扈しているわけでもない。
あくまで地上における最も強い種族は人間で、最も賢い種族も人間なのだ。
半人半獣の亜人種なんてものも、漫画のなかにしか存在しなかったりする。
しかしそれでも、こんなつまらない世界であっても宗教というものは存在した。
神が何度となく起きた宗教革命で半殺しにされ、さらには哲学者によって息の根を止められた後も、神秘と歴史ある思想に憧れる人々は今だ教会を徳の拠り所とし、坊主達の食い扶持を補ってくれていた。
魂を扱うという、このほとんど暴きつくされた神秘の最後の砦は、しかしまた難攻不落の要塞であった。
祓魔師という、いかがわしい、やくざな業種が生き残れているのもそのお陰である。
532名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:59:00 ID:UG+7C7DL
ちょwww必死こいて書き写ししたりしてる間に>>501に書かれてるwww

どうしようコレ…
533魔女の祈り:2007/11/28(水) 21:59:18 ID:OraNQX3C
 交渉はとんとん拍子に運んだ。
 ――プランはどのようにいたしますか? バリューパック甲、乙、丙に、法人向けビジネスパックや各種オプション、プラチナスペシャルゴージャスパックをご利用ならただ今キャッシュバックキャンペーン実施中でたいへんお徳――
 ――あの、一番安いやつで……。
 ――……通常祓魔プラン丙ですね。
 ――は、はい。それで頼みます。
 ――では教区のほうはどちらで?
 ――ええと、リェレナです。
 ――それなら教会のほうから補助金が下りますので、ここと、ここに署名をお願いします……貧乏人が。
 ――はい?
 ――なんでもございません。ささ、御記入は済みましたか? それではお子さんに憑いた悪魔がどのようなものなのか、お聞かせください。
 そんなこんなであくる日には、フェイドとイゼベルは悪魔に憑かれたという少年が住む村、リェレナ行きの郵便馬車に揺られていた。
 馬車の窓の外には、菜種畑が広がっている。
花盛りを過ぎ、波打つように敷かれた緑の毛布は、黒々としたあぜ道で大きな網の目に仕切られている。
ところどころで鎌を持った農夫が、茶色の地肌を広げるべく、せっせと菜種刈りに精を出している。
空では、巨大な蒸気の塊が青い下地の半分を覆って、太陽光を遮り、大地にくっきりと影を落としている。
馬車が雲の影を抜けた。
柔らかな日光に愛撫されて、イゼベルの透き通った白い肌の上に、綿の糸のようにぼやけた、ほのかなうぶ毛が浮かび上がる。
曲がり角に差し掛かったのか、車体が大きく揺れた。
細い、色あせた金髪がほつれて、少女の瞼にかかる。
前髪を撫でるように指を滑らせると、イゼベルは頑丈な石造りの家並みをぼんやり見つめた。
534名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:00:49 ID:I6s4FEUA
バカな
短編に仕上げる方がむしろ力量がいるんだぞ
ダラダラした長編よりピリッとした短編の方が書くの難しい
535魔女の祈り:2007/11/28(水) 22:01:50 ID:OraNQX3C
「僕は地獄からやってきた魔王ベルゼブブの部下だ、か。やれやれ、面倒なことになりそうだ」
 イゼベルの向かいに座るフェイドは、調書を手に持ってそうつぶやいた。
彼の言葉を聞いても、イゼベルは外の景色を眺めたまま、何も言わない。
馬車の乗客は彼らだけだった。速歩で進む二頭の馬の蹄に、古くなった車体の軋みと、車輪が回り、道路を踏みしめる音のほかには、二人分の衣擦れだけが聞こえていた。
今みたいに彼女と二人きりのとき、彼はよほどのことがないかぎり少女に意見を求めることはありえない。
彼は自分自身に言い聞かせるような独り言しか口に出さないのである。
イゼベルはそのことを痛いほどよく理解しているから、沈黙をまもるのだった。
 二人がリェレナの集落にたどり着いた時、村の学校で正午の鐘が鳴り響いていた。
鐘が鳴り終わってしばらくすると、昼飯に帰るのだろう学童たちが校門から、競争するように大急ぎで飛び出してきた。
村道を歩くフェイドたちの正面にも、何人かの腕白小僧がわれさきにと腕を振り振り走ってくる。
そうして、見慣れぬ法衣姿の青年と、こんな田舎ではまずお目にかかることの無い、フリルの付いた服を着た少女の二人組みに遭遇すると、わっと大声を上げて驚き、すぐにまた踵を返して、喚きながら逃げていった。
 こうして若い祓魔師と助手の少女の訪問は、当日のうちに村中へ知れ渡ることとなった。
田舎では、流行が伝わるのは遅いが、個人の噂はどんな都会よりも素早く広まる。
悪魔に憑かれたトト少年の父親、依頼主のラッシ氏はこの点において考えが足りなかった。
対岸の火事ほど面白い話題はない。無関係な人間ほど変に勘ぐったり、憤慨して陰口を叩きたくなったりするものだ。
早く息子を元に戻したいばかりに段取りを焦りすぎたおかげで、ラッシ氏は村に新たな娯楽を提供してしまった。
その上、悪魔憑きの人間も悪魔祓いの人間も、ごく真っ当な村人からしてみれば、教義を厳守する教区司祭と代わらないのである。
ようは、楽しく陰口をたたける手合いなのだ。
そうして、祓魔師フェイド・ストルドブラグはそれを知っていながらも、わざわざ真っ昼間に村を訪れたのだった。
格安には格安なりの待遇がある、とは彼の言い分である。
536名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:02:14 ID:MJhvXXwA
>>532
同じ題材で競作してみては?
なんなら俺も書いてみる
537魔女の祈り:2007/11/28(水) 22:06:06 ID:OraNQX3C
 食卓には、五つのスープ皿が置かれている。
じゃが芋と玉ねぎのほか、四等分されたキャベツが丸ごと放り込まれたスープのなかに、パンが浸してあり、皿の底にはすこしばかりの牛肉のかけらが沈んでいた。
ところどころに傷が目立つ、何十年も使い込まれた木のテーブルを、フェイドとイゼベル、この家の主人であるラッシ氏、妻のメリー夫人、首に包帯を巻いた次男のプーレ少年の五人が囲んでいた。
都会の生活に馴染んだフェイドとイゼベルにとって、この農家の食事はあまりいいものとは思えなかった。
いくら農奴制が廃止されたといっても、まだまだ農家の生活は楽になったとはいえない。このわずかな牛肉だって、突然の客に対する精いっぱいのもてなしなのだろう。
味は、そんなに悪くない。量もそれなり、腹いっぱいある。けれども、どうも貧乏臭くていただけない。
作り笑いを浮かべて、依頼者家族と談笑しながら、図々しくもフェイドはそう感じていた。
「トトは、ほんとうは、ちょっとだけ気の弱い、とても優しい、いい子なんです。ですから神父さま、あの、坊やにあまりひどいことは……」
 昼食を終えたプーレ少年が学校へ戻り、家の中が大人たちだけになってしまうと、メリー夫人がおどおどと切り出した。
悪魔祓いの儀式というものは、それはそれは恐ろしいものだと彼女は噂に聞いていた。
寝台に縛り付けて延々と呪文を聞かせたり、悪魔を追い出すためと称して鞭で打ったり、監禁、断食、去勢云々、そういった、様々なおぞましい仕方で行われるらしいのだ。
かわいい息子を、そんな目に合わせたくない。
そう思った子を溺愛する母親は、なんとかやさしくしてもらえないだろうかと、人好きのする微笑みを称えた好青年に懇願したのだった。
「ご心配なさらず、奥様。私は決して、お子さんを打ったり、縛り付けたりはいたしません。そもそも、悪魔が憑くということは、主が我らを試みるある種の試練です。
私はただ、その試練に打ち勝つお手伝いをさせていただくだけであり、私たち祓魔師の秘蹟も、そのためだけのものなのです」
 胸に手を当てて、いかにももったいぶった仕草で答えるフェイドの姿に、メリー夫人はその好色そうな、ややたるみ気味の顔を赤らめた。
生まれたときから田舎の野卑な男たちの間で育った村の女には、彼のような似非紳士の胡散臭い動作でさえも、上品なものとして見えるらしい。
538魔女の祈り:2007/11/28(水) 22:07:07 ID:OraNQX3C
すると、青年の一挙一動にいちいち感激する妻にラッシ氏が横槍を入れる。
「お前がどう言おうたって、もう高い金を払っちまったんだ。何が何でもトトのやつを正気に戻してもらわんと困る。
ただでさえ、あいつの気狂いのおかげでご近所に醜聞が広まってんだ。
なあ、ラグナグの先生。なにはともあれ、どんなことしてもいいから、さっさと悪魔を追い払ってくだせえ」
 ラッシ氏は、祓魔師を値踏みするような目でにらみ付けて、腹立たしげに言った。
けっこうな出費が半分の理由で、もう半分は若い男への嫉妬である。
フェイドたちがこの家に訪れたときから、ラッシ氏は事務所の扉を叩いたときとは正反対の、このような、いかにもいかめしい態度で話していた。
自分の領域のなかにいるときだけ気が大きくなるというのは、田舎の亭主たちにとってそれほど珍しいことではない。
臆病そうな、地主に絶対服従の小作人だって、家のなかではごく普通に酒を飲み、妻子に当り散らし、傲慢に振舞うのだ。
「うちにはあいつ一人のために使える余分な部屋はないもので、昨日言ったとおり、トトは今、教会のほうに預けてんです。
これ以上の余計な出費は抑えなきゃならん。なんで先生、さっさと行きやしょう。出来れば今日中に片付けてもらえるとありがてえですがね」
 ラッシ氏はそう言い、不機嫌そうに鼻を鳴らして家から出て行った。
そんな彼を見たフェイドは、ハ、と鼻で小さく笑うと、法衣の上に、奇妙な紋様の刺繍が入った白い上衣を羽織る。
そうして、似非神父は仰々しい仕草で夫人の手を取って歩き出し、開きっぱなしの扉をくぐった。
 最期に残ったイゼベルは、二人の手元をぼんやりと眺めていた。
いつものことであるが、くすぐったそうな顔をして、彼の手に自分のそれを乗せて歩く女を、彼女は心底羨ましく感じた。
それと同時に、女の腕を、懐のナイフで切り落としてやりたい衝動に駆られた。
肩先から断ち切ったそれを地べたに叩きつけ、何度も何度も突き刺して、ぐちゃぐちゃになるまで踏みにじり、最後には魔法で本人ごと焼き尽くしてしまいたかった。
手を握られるということは、日ごろ彼からぞんざいに扱われている彼女にとって、それほど魅力的な行為なのだ。
けれども、イゼベルは人並みくらいには忍耐強かった。
彼女は我を忘れてしまわないように小さく息を吐いてから、みんなの後を追って、すたすたと静かに歩きだした。



539名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:08:04 ID:Q1LsFdGR
今日もあぼ〜んが多いなぁ。
540名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:08:50 ID:OraNQX3C
以上です。
携帯なので、投下が遅くてごめんなさい。
541名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:12:23 ID:EphtVovj
競作はオレも読んでみたい
それぞれに書き手の個性が出て面白そう
リレーほども荒れないだろうし
542名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:15:09 ID:h4214CE/
すげぇ大量投下が来たな。
まだ読んでないが、お疲れ様と言わせて貰うぜ。
543名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:23:18 ID:57NbFy7H
一万年さん
早く続きをお願いします
544名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:16:00 ID:2lKGIqXY
>>540
お疲れー
続きが楽しみです
545名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:20:31 ID:dmoILXic
>>540
乙だぜ。
投下の間に書き込んでる奴がいるが気にすんな。
それと、必死にID変えて書き込んでた奴は自分の行動を反省しとけ。
自分がされて嫌なことは他人にするな。
546名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:34:08 ID:9a4IQ3p4
本当に最近のこのスレは荒れ気味だな

そんな空気の中でも投下してくれている作者達には
心からGJと言わせてもらおう
547名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:44:17 ID:9/DyrNje
GJ付かなくて乙ばかりなのは、書き手さんが払った労力に対しお疲れさんって意味ってホントなの?
548名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:46:09 ID:WdaHFgeS
こういう状況だと内容に関わらずGJ貰えそうだしな
貰えない人もいるみたいだけど
549名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:48:10 ID:s2XvJkot
作品が会話の邪魔になっているのは初めて見た
550 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/28(水) 23:59:32 ID:pLR4XfYe
現在一万年の続きを執筆中なのですが、交際の断りに対する翼のリアクション、
次の中でどれがいいですか?

@あっさり引き下がるように見せかけてこっそり舞香を亡き者にし、私が慰めてあげます的に再び近づく。
A前世の話で必死に説得するも失敗し『来世で幸せになりましょう』と言って優を殺す
B優を気絶させて自宅に監禁し逆レイプ妊娠で責任取らせる。
C優か舞香の弱みを血眼で探り脅迫。
Dその他、何かアイディアがあったらお願いします。
551名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:06:06 ID:qZu2NExk
投票w
しかもお前がか、身の程を弁えろや
つーか消えろ
552名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:09:05 ID:0jgBJnS3
う〜ん
AやBは余りに救いがないでしょw
Cはこのスレにある凡百のクソSSで食傷気味

消去法だと@なんでしょうが、舞香を殺すのはやりすぎでは?
俺、舞香のファンだから、彼女殺したらもう読まないよw
553名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:10:19 ID:vGAeZUQw
このスレの住人は気の良い奴ばかりだと勝手に思い込んでるおかげで
荒れる方向に進める発言をしてる奴は大体荒らしにしか見えない。
こんな俺はなかなかの幸せ者だと思う。
554名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:10:29 ID:NvMs3oEm
これなんて自作自演?
◆RKfY.eXwSYは作者の暗黙のルールも守れないのか?
555名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:15:15 ID:0jgBJnS3
つーか
スレが大荒れする原因を作った冬の星空がもう続きを投下できない以上
このスレでまともに読む気になれる作品って一万年ぐらいしかないだろ、実際
556名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:16:10 ID:igh8j6mF
>>553.554
実際この状況で荒れる方向の話好んでする奴は荒らしだろ
自分が荒らしと自覚してない奴も多そうだが
557 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 00:20:18 ID:qBbq+ZNl
>>552そうですか。じゃあ
@を少し弱めて病院送り
Bを敢行しようとした翼を影から見てた舞香が後ろから不意打ちで気絶させて放置しておく
っていうのはどうでしょう?
@についてなんですが、自分が振られて舞香が選ばれるというのは翼の中では『優を殺すことで自分達を引き裂き、奪うことに成功した』
と認識されているので『自分だって相手のどっちかを殺せば仲を引き裂ける』という発想に至るんです
558 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 00:27:30 ID:qBbq+ZNl
ちょっと強引ですが、舞香を病院送りにしてその際に舞香の記憶を奪い、
優の記憶を改竄するっていうのもアリかも。
あるいは、舞香が前世での罪悪感で身を引くもやはり耐えられず・・・とか、
翼が『天界の規則では天使が人間と交わると転生しても永遠に添い遂げないといけない』
とか嘘を言って情にすがるというのはどうでしょう?
559 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 00:32:58 ID:qBbq+ZNl
↑何か他人事のように書いてしまいました。自演じゃなくて↑はその前の続きです
560名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:33:53 ID:0jgBJnS3
病みっぷりがすごいなぁw
そんな感じで進んでいくと面白そうですね

あと、自分にとって都合のいい流れに反するのは全て荒らしだって言ってる連中は無視の方向で
彼らは実は自分たちが荒らしだということに気付いていない可哀相な人たちなんですから
561名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:38:24 ID:WkuU4Hwf
>>557
僕は一流の嵐になりたいので一万さんのカキコを毎回参考にさせて貰ってます。
これからもこのスレを荒らすのを頑張ってくださいね><
562名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:50:25 ID:0jgBJnS3
>>561
だったら、こんな耐性の低い荒らしやすいスレを選ばないで
もっと歴史のある大人のスレで暴れてください
ここしばらくのあなたの行為には目に余るものがあります
お願いだから書き手さんたちの投下を邪魔しないで下さい
563名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:00:52 ID:mQD0SRY/
お前もスルーしとけって
言いたいのは分かるがな
564名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:11:08 ID:iRMLgOlZ
とりあえず一万年は割込みカキコした事を謝れよ

正直、今まで叩かれ過ぎで可哀相だと思っていたが今回の件で失望した
565名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:11:18 ID:EEQag7Aa
一万年とニ千年さん早く続きキボンヌ
内容は自分で考えるんだ!ただ鬱はやめて
566名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:12:52 ID:0jgBJnS3
どうあっても◆RKfY.eXwSYさんを悪者に仕立て上げようってんでしょうけど
あなただって自分の好きな星空の書き手さんが叩かれたら、きっと悔しいでしょうに
ほんと、もうやめて下さい
お願いしますから、嫌いな作品は黙ってスルーして下さい
567名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:14:03 ID:qZu2NExk
いつもの荒らしだけでもウザいのに一万年が餌ばら撒くから余計ウザい
利用されてるのに気づかない真性の馬鹿なのか荒らしの自演なのか
568名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:19:16 ID:0IB7XYG9
いや、今回の件は魔女の祈りの書き手が悪いと思う
携帯で投下間隔が長くなるのなら、最初に何スレ投下するつもりか明記して
1/5 2/5 3/5とかタイトルの後ろにつけたらよかったんだ
それを怠ったんだから、もう投下が終了したのだろうと思われても仕方がない
少なくとも俺はラストまでに3回ほど投下終了だと思ったよ
569名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:25:13 ID:lKrHyGL4
一万年、出てくるなよ
お前を叩いてスレを荒そうって魂胆なんだから
悔しくっても我慢してろ
570名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:37:54 ID:rRx4pALp
魔女の祈りは文脈にメリハリがないから、どのレス尻を見ても投下終了に感じてしまうんだよな。
割り込んでる人たちに少なくとも悪意はないように見えるよ。
571名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:49:16 ID:EEQag7Aa
なんかこのスレ気持ち悪いヤツが多いな
冬の星空?が投下された時は異常な程盛り上がるけどそこまでマンセーするものでもないだろう……
そして常駐してるヤツらでの自治気取りが一番キメェ 気に入らない作者はとことん叩くとか呆れるわ
572名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 01:57:52 ID:fFKE4BYR
30分もかければ、割込みカキコされてもしょうがないと
投下主も納得してるだろ。
文句言ってる奴は理由をつけて一万年氏を叩きたいだけにしか見えない。
573名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:01:38 ID:igh8j6mF
ホント耐性の無いリア充の多いインターネッツですね^^
574名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:03:34 ID:Pxu6HqsE
空気読まずに>>434のアレをちんたら投下ぁ!
575名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:06:26 ID:Pxu6HqsE
 軍が町に着いてから全てが終わるまで、それは永遠のように長く、あっという間の出来事だった。
文字通りの殺戮。圧倒的な虐殺。
逃げ惑う人々を殺し、命乞いする人々を殺し、死体を死体の上に高く積み上げ燃やした。
軍隊に入っていたとはいえ、戦場に出た事がない私は虐殺の恐怖に震えた。
圧倒的な狂気を前にして、体が前に進まない。
それでも自らの体を鼓舞して奮い立たせたのは、ティークに対する思いだった。

ティークの怒りと悲しみ。ティークの望み。

そして、ティークへの愛のため。

指揮を執ったのはティークだ。自らが先陣を切って町に入り、目に映る全ての人間を斬り伏せていく様は、まるで殺戮を楽しんでいる様にしか見えなかった。
狂ったような笑みで惨劇を眺めるティークに、かつての優しい面影はすでに無い。

彼は誰だ? 目の前で笑っている男は一体誰だ?

私が知っているティークがこのような事をするはずがない。

私が知っているティークはこんな顔で笑うはずがない。

私が知っているティークはこのような殺戮を望むはずがない。

私が愛しているティークは?

ティークの顔をした悪魔は残忍な笑みを浮かべて言う。

「この町は敵国の毒に侵されている。焼き尽さねば国に被害が及ぶ。そうだろう、ゼンメイ?」

私は震える足を抑えるように、跪くしかなかった。
町を轟火が焼き尽し、全てを灰塵にし終えたのは朝日が昇る頃だった。
576名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:11:15 ID:Pxu6HqsE
 町の中心には、足を縄で縛られたスラルと、両手足を縛られた男が兵士達に囲まれて捕えられている。スラルの腕の中には、幼い赤子が泣き疲れて眠っている。
三人を囲む兵士の輪が、大きく開いた。
三人の前に現れたのは、二人の女性騎士を従えたティークだった。

ティークの目は暗く澱み、濁って光を透さない底無し沼のようだ。
スラルの瞳が大きく見開く。自分が裏切った男が目の前に現れたのだ。兵士達の鎧と装備から、自分の国の兵士だということはスラルも気がついていた。そして、ティークが目の前に現れた瞬間、ティークがこの惨劇を起こしたことににスラルは気がついた。

「ティーク…何故このような事を! 何故罪の無い人々と町にこのような事を!!」

赤子を強く抱き、スラルが罵るように叫んだ。

(お前がこの町に居たから町の皆が死んだのだ。お前のせいで罪の無い人々が犠牲になったのだ。ティークにこんな事をさせたのはお前だ!)

私は叫び出してしまいそうな言葉を、喉元でグッと堪える。

しばらくの沈黙の後、ティークがゆっくりと口を開く。

「この町は猛毒に侵されていたんだよ。それよりもスラル、迎えに来たよ。さあ、国に帰ろう。俺は慈悲深い。スラルの行った過ちならいくらでも目を瞑ろう」

ティークは濁った目で、優しくスラルに言った。
闇だ。ティークの眼はスラルを見てはいない。闇を見ているのだ。
私はティークの真意が読めなかった。何故こんな売女にそんな優しい言葉をかけるの?

(なんでその裏切り者に許すなんてことを言うの?)

(見たじゃない、そこにいる男と幸せそうに笑っている顔を。見ているじゃない、そのスラルの腕の中の赤ん坊を)

私の中に暗い炎が灯る。この町を焼き尽した轟火が燃え移ったのかもしれない。

(言ってよティーク。その女の首を斬り落とせって。お願いだから命令して!)

祈るように胸元で拳を握り締める。剣の柄を握り、ティークの言葉を、命令を待つ。

「貴方を裏切った私の罪のせいで、この町は滅びました。貴方を裏切って彼と国から逃げ出した私が国に戻る事はできません。この場で処刑してください。…その代わり、どうか彼と娘の命だけは救ってください!」

スラルは涙を流し、自らの命と引き換えに、彼と娘の命を救うことを懇願した。
577名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:17:13 ID:Pxu6HqsE

私はじっと命令を待つ。早く「スラルを殺せ」と命令してほしい。

ティークが無言でスラルを見つめていると、横で跪いていた男が声を上げた。

「王よ。スラルを連れ去り、裏切らせたのはこの私です。罪は私にあります。処刑するならばどうか私を! ですが、どうか…どうかスラルと娘の命だけはお救いください!」

スラルが涙を流し、男と見つめあう。二人の表情からは、愛し合う二人の強い絆のようなものが感じられた。
二人のその顔を見て、ティークの顔が大きく歪んだ。

私をその表情をよく知っている。例えようのない「怒り」と「憎しみ」が混じり合うと、このような顔になるのだ。ティークと私は2年間も顔を歪ませて苦しんだ。許せるはずがない。

やがて、表情がなくなったティークの眼に、暗い光が灯る。全てを飲み込み、焼き尽し、塗り潰すような暗い闇に、私の全身に鳥肌が立った。

「……っは、はっはっはっはっ…」

廃墟となった町に、抑揚のない声が響く。

その場にいる全ての者の視線がティークに注がれている。ティークは震えるように肩を揺らし、何かを堪えるように下を向いた。

そして、

「ハッハッハッハッハッハッハッハッ! アッハッハッハッハッハッハッハッハ!」
578名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:20:03 ID:Pxu6HqsE
ティークは体を大きく揺さぶりながら、天を仰ぎ見るかのように体をのけ反らせて笑いだした。何がそこまでおかしいのか、目に涙を浮かべながら笑うティークに、その場に居る者たちは声を発することもできないでいる。

スラルに裏切られ、そんなに悲しかったからか?

目の前で二人の愛を見せつけられた事が悲しくて笑っているのか?

哀れな自分がおかしくて笑っているのか?

その場に居る者は皆、固唾を呑んでティークを見守る。ひとしきり笑い終えたティークは、
「何を言ってるんだ? そんなに自分達が罪を犯したというのか? そんなに自ら罪人になりたいのか? そんなに自分達がしてきた事が罪だというのか? …そんなに俺が哀れか? ……そんなに俺を侮辱したいのか?」

ティークは優しく、おぞましい声で二人に問いかけた。

目の前で捕えられている罪人に、我が子に諭すかのように優しく、罪人を地獄に突き落とそうとする悪魔のように。その声は、今まで聞いたことのない声だった。ティークの顔をした悪魔の声にしか聴こえなかった。
「そんなに死にたいか? ならば望みどおり殺してやろう。俺は慈悲深いから、最も苦しむ方法で殺してやる。…ゼンメイ、赤子を取り上げろ」

ティークの一言に、私は耳を疑う。

「……えっ?」

ティークは今…なんて言った?

 最も苦しむ方法で?
 赤子を取り上げろ?

 それを私に命令した

意味が分からず、私はティークの顔を見ていると、ティークは動かない私に苛ついた顔で、

「何をしている? 俺はお前に言ったのだ。二度も言わせるな」

ティークは氷のような冷たい声で言う。
579名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:25:30 ID:Pxu6HqsE
ティークは暗い眼で、飲み込むように私を見据える。

その眼は、「従わなければお前の首を落とす。もう一度言わせても同じだ」と暗に物語っていた。圧倒的な死の恐怖感に足がすくむ。
王の命令は絶対だ。例えどのような命令であっても従わなければならない。例えそれが、王の過ちであっても。

私は我が子を抱きしめて離さないスラルの腕を、近くの兵士を使って離させた。泣き叫ぶスラルの声に耳を塞ぎ、我が子を奪う悪魔の手先を睨む眼から顔を背け。

赤子は柔らかく、ミルクのような良い匂いがした。

母親の愛情は私には分からない。
捨て子だった私には母親の愛など知る由もない。私にはティークに対する愛情しかない。スラルとは違う。偽りの愛などではないのだ。ティークに対する愛は何があろうとも絶対に揺るがない。何があろうとも絶対だ。

ティークに赤子を差し出す。ティークはゴミを見るような
目で赤子を摘み上げると、残虐な笑顔で、

「まずはコレだ。よく見ておけ。お前達の大事なコイツから先に殺してやる。罪人にふさわしい罰だ」

 ティークはそう言うと、赤子の顔が二人に見えるように持ち、腰に差した剣を抜いて――。

赤子の腹を貫いた。
580名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:29:07 ID:Pxu6HqsE
 絶叫。悲鳴が聴こえた。

目の前には串刺しにされた赤子を持ち、高らかに笑うティークが立っている。剣の先からは、赤子の腹から流れる血がポタポタと流れ落ちる。

兵士達は顔を背け、ホーネットは顔を真っ青にして立ち尽くしていた。

「嫌あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「うあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

なおも二人の絶叫が廃墟となった町に木霊する。魂を業火の炎で焼き尽す、罪人の悲鳴が響き渡る。

ティークは二人の絶叫とその様子に満足した顔で、剣を赤子の腹
から引き抜く。

「罪人が煩いな…ゼンメイ、ホーネット、二人の口を塞げ。舌を噛み切られては困る。余興はこれからだ」

狂っている――ティークは狂っている。

 猿轡をされた二人の目の前で残虐なショーが始まる。赤子の四肢を切断し、腸を掻き出し、首を斬り落とす。

あまりの凄惨さに、殺戮を行った兵士達さえ目を塞ぎ、顔を背けた。見ていた兵士達は次々と嘔吐した。もちろん私も、ホーネットも。

スラルは途中で気を失った。男は最後まで自分の子が肉塊に変わっていくのを見ていた。ティークが言ったのだ。

お前が最後まで見なければ、次はスラルだ」

ショーが終わり、赤子の首を持ってティークは男に言った。

「この赤子を残さず食べろ。そうすればスラルの命だけは助けてやる。なに、食えるように調理はしてやる」

狂っている――ティークは狂っている。

「城に戻るぞ。国王も楽しみに待っている」

私とホーネットは震えながら、血生臭いティークの後ろを追って歩きだした。

狂王。ティークがそう呼ばれる日の始まりだった。
581名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:31:36 ID:Pxu6HqsE
それからのティークの行為は見るに耐えがたいものだった。

男を地下深くに幽閉し、赤子を残さず食べさせた。男はだんだんと痩せ細っていった。

スラルはあの日のショックからか心を病み、声が出なくなった。国王は嘆き、スラルを城の自室から出れないようにして療養させた。

国王は知らない。スラルがこの様になった原因がティークにあることを。スラルに赤子がいた事も。

スラルが発狂したのは、よく晴れた日の昼食の時だった。悲鳴を聞いて部屋に飛び込むと、スラルはスープを床に溢して震えていた。
スープの溢れた床には、安物の指輪の挟まった指が落ちていた。

スラルに出されていた料理は、愛した男の肉だった。発狂した数日後、スラルは舌を噛み切って死んだ。

ティークはスラルの遺体と一晩を共にした。スラルが死んでしばらくして、国王が病に倒れた。毒による暗殺。城の一部の者しか知らない真実。

ティークは若くして国王になった。ティークに進言する者は居なくなった。ティークの気に障る者は処刑された。

ある日、占い師が城に招かれてティークに言った。
「王よ。貴方は全てを滅ぼし、全てを手に入れるでしょう。そして、自らが滅ぼしたものに滅ぼされるでしょう」

ティークは占い師の予言を笑い、その場で首を斬り落とした。

ティークが他国を侵略し、国を強大にしていくのに3年が過ぎた。今では3つの国を滅ぼした王だ。

私とホーネット以外、誰もティークに近づかなくなった。近づく女は私とホーネットで始末している。狂王の側には二人の魔女がいると、国の内外で囁かれている。

私のティークに対する愛は変わらない。むしろ強く増しているくらいだ。私の愛は揺らぐ事はない。
残る邪魔者はホーネットだけだ。ホーネットは手強いが、いずれ始末できるだろう。やり方はいくらでもある。

ホーネットさえ居なくなれば、ティークは私だけしか居なくなる。そうなれば、ティークは私だけを見てくれる。

例えティークが私を見なくても、私だけが見続けられる……。

私だけが側に居続けるわ、ティーク…。




そういえば先日、次の侵略を予定していた国の王女がティークに謁見しに来た。あの女のティークを見る目は危険だわ。ホーネットよりも先に始末しよう…。。
582名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:36:12 ID:Pxu6HqsE
投下終了です。
なんかホントごめん!
なんかしんないけど書いてから超謝りたくなった!
583名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 03:05:19 ID:TdoqqN3j
>>582
お前はよくやった! GJ
584名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 04:08:51 ID:Pxu6HqsE
ありがてぇ!
なんか一人にでもGJって言われると嬉しいな。
初書きだったからその一言が超嬉しいわ。
585名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 04:10:58 ID:9IxXVoe3
>>582
続くようなら、トリップ付けるのがお奨め
586名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 06:28:43 ID:NhpqDP9U
これはGJ

ティークが凄過ぎて側近二人が空気になってるな
587名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 07:36:19 ID:ft7L2Pvo
>>582
GJ!朝から作品が読めるとは幸せだ
ただ一つ気になったのがティークは結婚の後すぐに国王に既になってないか?
588名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 07:44:01 ID:M113tZwf
ティークの気持ちもわからんでもない。
子供の頃からずっとスラルのために生きてきたのに、まんまと他の男、しかも平民に取られたんだから。
俺だってその状況になったらそーする。誰だってそーする
589名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 07:51:54 ID:CZgX56da
>>582
ティーク・・・(´;ω;`)ウッ
このまま覇道を進むか・・・
次回があるなら是非トリを付ける事を勧めるよ
590名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 11:46:02 ID:/BpCg0WZ
>>582GJ!これからもよろしくなw職人さん!
591名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 12:55:15 ID:/qN/GBkp
GJ!
これが競作の一作目になるのか、はたまたこれオンリーになるのか。
592名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 13:03:56 ID:Pxu6HqsE
>>585>>589
俺2ちゃん初心者のROM専なんだぜ?
トリのつけかたも知らないんだぜ?
だからこの話はここで終わり。続きは考えてない。書けない事はない
後は競作とか言ってた人達と住人の判断に任せるよ。

うん。GJって言われただけで作者は嬉しいんだな。よく分かった。
593名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 13:31:10 ID:ESlNdWoP
スレの安定を保ちたければ
妙なコメントは付けないことだな
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
594名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 14:53:22 ID:tJAZ8Kwa
みょ〜ん……すまん、言ってみたかっただけだ。
595名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 16:13:42 ID:FZY902cb
俺は、トリの付け方教えてあげないから
596名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 16:27:24 ID:Kc0cuMq6
俺はググり方すら教えないから
597名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 16:47:39 ID:BGGX+Um/
てか投下終了については
作者が「投下終了です」って書き込むもんじゃないの?
少し投下に時間かかってて、その作品が投下終了しそうな雰囲気だったらそう思って割り込み書き込みをするのも構わないもんなの?
598名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 17:12:45 ID:97KXWClj
終わってしまった話を引きずるんじゃない

むしろここは嫉妬してる女の子に何が似合うかを考えて落ち着くんだ

つ包丁
599名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 17:21:59 ID:g+HB/JQ1
狂った瞳
600名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 17:27:46 ID:Kc0cuMq6
燃える拳
601名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 17:36:29 ID:uaPSYqxb
602名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 17:41:10 ID:glm/58lu
爪を噛む仕草
603名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 18:47:01 ID:0A6jRwXh
604一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 18:59:05 ID:qBbq+ZNl
投下します。
「おはよう、優君」
「おはよう、舞香」
「今日はご飯とパンのどっちがいい?」
「何となくスパゲッティが良い」
「分かった。ミートソースどこ?」
「缶入りのがその棚の中にある」
「分かった。待ってて」
「あ、そうだ、舞香、ちょっと良いか?大空さんの事なんだけどさ」
「うん、何?」
「一人で断りに行かせてくれないか?やっぱさ、俺一人で決着つけるべきだと思うんだ」
「そうだね。告白って受け入れるにしても断るにしても部外者はいないほうが良いよね」
「ああ」
「あ、それと、私も少し気になってる事があるの」
「何だ?」
「天使の転生って、人格や記憶を完全に受け継いでいるってどこかで聞いた事があって、ネットで詳しく調べてみたの」
「それで?」
「やっぱり本当みたい。優君は『自分は自分だ』って言ったよね?」
「ああ」
「確かに人間の場合だと前世の記憶の断片を共有しているだけで人格は受け継がれないからその表現は正しいけど、
天使にとってはそうじゃないの。『大空翼=リーン』の図式はちゃんと成り立っているから、表現に気をつけてね」
「図式が成り立つって具体的にどういうことなんだ?」
「えっとね、表現がちょっとむずかしいんだけど聞いてね?」
「うん」
「人間を含めて普通の生き物の意識って脳で発生するよね?」
「そうだな、脳が停止したらおしまいだな」
「人間の脳の構造は個人によって違う、だから転生前と転生後の人格は違う、けど、天使の場合だと
『同じ脳の構造を持つ人間に転生する』って言えば良いのかな?要するに何度転生しても容姿は同じって事」
「なるほどな、人間の記憶をデータ、人格を機種に例えれば分かりやすいか」
「そういうこと。現に夢に出てきた『リーン』って大空さんに瓜二つだったでしょ?」
「髪は白かったし目は青かったけどな」
「唯ね、この理論だと一つだけ分からない事があるの」
「分からないこと?」
「うん、優君自身のこと」
「?」
「優君は夢の中で『ユウ』と視界を共有してたよね?」
「ああ」
「だから、優君は夢に出てきた『ユウ』の顔を正確には知らないよね?」
「まあ、鏡が無かったからな」
「そっくりだった」
「え?」
「だから、髪とか目の色とかは違ったけど、それ以外は瓜二つだったの」
「それって・・・」
「分からない。偶然かもしれないし、そうじゃないかもしれないし」
「まあ、もし何か重要な秘密があれば向こうから話してくるだろ」
「向こう」
「大空さん。もしかしたら前世の話し、詳しく聞かせてくれるかもしれないし」
「危険じゃない?」
「危険?」
「うん。だって、向こうは前世の恋人だよ?」
「こっちから聞きだしたりはしないさ。ただ、向こうが前世関連の話を始めたらその時に聞きだそうと思う」
「大丈夫かな?向こうは『優君にも前世の記憶があるのに裏切られた』って思って優君を殺すかもよ?」
「まさか、大空さんは優しいし、天使なんだろ?」
「優君、大空さんは天使である以前に今は一人の女の子なの。分かるでしょ?」
「ああ、ごめん・・・ってもうこんな時間!?」
「あ、ゴメン、急いで作るから」
「イヤ、良い。今日はもうパンで済ますからさ」
「じゃ、スパゲッティは明日作ってあげる」
「ああ、頼むよ」
605一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 18:59:55 ID:qBbq+ZNl
短いけど投下終了です。
ちょっと構想を練って見ました。こんな具合でどうでしょうか?
606名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:01:38 ID:iL0OVO7+
>>てか投下終了については
>>作者が「投下終了です」って書き込むもんじゃないの?

それは絶対的な決まり事じゃないし、それを知ってる書き手のようにも思えなかったけど
それをいうのなら、投下前に何レス投下するよって予め書くのも常識じゃないの?

あと、作品の投下だからって雑談の間に割り込むのもどうかと思う

結果が全てを語ってると思うけど、うるさく見て見て言うほどの作品ではなかったし
607名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:28:45 ID:3s7SK3YU
こうして読むと、作者のセンスの良さがよく見てとれる。

会話が少しでも連続するような作品は、普通なら台本のように見えて鼻につくものだが、
氏の作品においては、逆に状況を表す地の文など不要なのではないかとすら思える。

これはひとえに作者の会話センスのよさと、豊富な語彙から選び抜かれ、
吟味された言葉で織り上げられていることに起因している。
本来シナリオであるはずの文章が、珠玉の文学に昇華した希有な一例と言えよう。
全編に漂うミステリアスな雰囲気と、登場人物が醸し出す焦燥感は秀逸。

唯一、難点を指摘するなら、余りにも短すぎ。
読者の期待に応えねばならない義務感とプレッシャーは理解できるが、
もう少し書きためてから投下することを個人的に希望する。
608名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:33:44 ID:3s7SK3YU
>>604
申し訳ない、構想の紹介であることを見落としていた。
これが単なる構想に過ぎないのだとすると、本編ではどうなることやら。
609名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:37:22 ID:/BpCg0WZ
早いな…もう600か
610名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:39:22 ID:HZRliywy
>>605
GJ!
さあ、優がどうなるのか楽しみだな。
611名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:46:45 ID:qzgseAWC
>>607
本当にそう思う。
挨拶を済ませた後、舞香がエプロンを付ける姿が、
棚からミートソースの缶を取ろうと屈む姿が
話に夢中になるに連れ、不安そうに眉をひそめる姿が、
そして知らぬうち時間が過ぎ去っていたことに驚く姿が
それら全てが行間から滲み出ているようで、頭に絵が浮かんできたよ。
舞香に明日は来ないんじゃないかって思うと、最後の
「じゃ、スパゲティは明日作ってあげる」
には、ふとジワッとさせられた。
612名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:58:26 ID:PKHIbFDC
会話のキャッチボールがテンポよくて耳障りいいな
情報を伝えるのに、必要不可欠かつ必要最低限の言葉だけで応酬させているから
会話と会話がごく自然に繋がってて、不自然さがまったく感じられないしリズムもいい
前スレの途中からここにお邪魔しているので詳しい経緯は知らないけど、
どうしてこの作品が叩かれているのかサッパリ分からない
これまであちこちのスレ見てきたけど、お世辞じゃなくこれだけの書き手はそうはいないよ
613名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 20:16:35 ID:ebqrilgD
耳障りなのか耳触りが良いのかどっちかはっきりしんしゃい。
614名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 20:27:23 ID:PKHIbFDC
1.耳障り2.みみざわり・・・一発変換できないorz
615 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 21:07:01 ID:qBbq+ZNl
>>612
前々スレだったかでトリップのつけ方が分からずに迷惑かけてしまったんです
616 ◆SVNDcoHudE :2007/11/29(木) 21:08:03 ID:45Yej0Je
投下します。すごく短いです。
617黒女 ◆SVNDcoHudE :2007/11/29(木) 21:09:10 ID:45Yej0Je
パソコンの液晶画面の中では、多くのかわいらしいキャラクター達が忙しく動き回っている。
それぞれのキャラクター達は、美しいCGで描写された街並みの中を、歩き回り、探索していく。
無限に続くかのように描写された美しい世界、オンラインゲームと呼ばれるこの世界と出会った事こそが、
英田百桃にとってすべての始まりだった。

「今日はこんなところかしら……」

マウスを動かし、ゲームを終了する。
そのままウィンドウズも終了させ、パソコンの電源を落とす。
今日も目当ての「彼」は現れなかった。
ここのところ全くといっていいほど、「彼」はこのゲームにログインしていなかった。

「さてと、そろそろ準備しなきゃ」

しかし百桃に焦りはなかった。
もうすでに「彼」とはゲーム内ではなく現実で会っている。
それこそ、毎日のように百桃は「彼」に会っていた。

「今日はこれにしましょ」

部屋中に散らばった洋服達の中から、百桃は黒いワンピースを取り出した。
「黒」という色は百桃の大のお気に入りであり、「彼」に会う時は常に黒い洋服に身を包んでいた。
それに、常に同じ色の服を着ていれば「彼」の印象に残りやすい。
その意識はまた、自身の腰まで伸びる黒いストレートヘアにも現れていた。

「みっちゃ〜ん? ちょっと出掛けてくるわね〜?」

玄関のドアに手をかけながら、百桃は台所へ向けて声を掛けた。
するとその声にすばやく反応し、スーツを着込んだ快活そうな女性が台所から顔を出した。

「先生! 何言ってるんですか! まだ原稿終わってないでしょう!?」

女性の非難するような声が、大きなマンションの一室中に響いた。
だが百桃はまるで表情を変えず、ケロッとした顔で言った。

「終わったわよー。部屋の机の上においてあるから、後で確認しておいて頂戴」

そんな百桃の態度に毒を抜かれたのか、はたまたその内容に呆気に取られたのか、
女性の声が一気に小さくなった。

「……え? あ、そ、そうですか……じゃあ、どうぞ、いってらっしゃい」

「はい、行ってきます」

女性の申し訳なさそうな声を聞きながら、百桃はマンションを後にした。
618 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 21:09:28 ID:qBbq+ZNl
後、一万年書く前に書いた作品が初めてだったんですけど、今読み直すと余りに
駄作で、投下途中でメモ帳の内容が消えてしまったり、
荒らしと思われても仕方ない事してしまって。
619 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 21:10:00 ID:qBbq+ZNl
ごめんなさい。割り込んでしまいました
620黒女 ◆SVNDcoHudE :2007/11/29(木) 21:10:24 ID:45Yej0Je
百桃は、漫画家だった。
それも有名な少年誌を代表するような、いわゆる売れっ子であった。
それでも、オンラインゲームというゲームの中でも時間を食うものに手を出せる理由は、
ひとえに彼女の才能から起因するものであった。
彼女は通常の漫画家では数日はかかるような枚数の原稿を、たった数時間で完成させてしまう能力を持っていた。
しかもネームからベタ塗りまで、すべて一人でこなしてその時間なのだ。
ストーリーに詰まることもなく、自分の描きたい時に、描きたい分だけ描くことができる。
ある意味で異常とも言えるこの能力を百桃は自在に使いこなし、デビューから10年間、生きてきた。
だが、今の百桃にはそんな素晴らしい才能よりも、もっと大事なものがあった。

――「恋」という、大事なものが。


「いたいた。今日も元気そうね……よかった」

電柱の影に隠れながら、百桃はほっとしたようなため息をついた。
道行く人々は皆、百桃の格好を奇異の目で見つめている。
が、百桃はそんな周りの視線などまるで気に止めていないか、視線を固定したまま動かない。
百桃のその熱っぽい視線の先には、この付近でも有名な公立高校の制服を着た、3人組の男がいた。
ブツブツと独り言を言いながら、百桃は少しずつ3人に近づいていく。

「だからな、俺は思うわけよ。やっぱりこのメンツでつるんでても女の子は寄ってこないなって。
そこで俺からの提案なんだが……」

「山下君、今日は何のゲームやるの?」

「えっと……格ゲーでもやろうかな。ホラ、この前のアレ。森本もやっただろ?」

「あーあれか。いいね。僕もちょっと強くなったよ!」

「お、そりゃ楽しみだね」

「……おい。お前ら、無視はやめようよ。無視はさ」

楽しげに街の中を歩いていく、3人組の男子高校生。
そんな3人を電柱の影から見守りながら、百桃は小さく微笑む。

「よかった……義男ちゃん。楽しそうで」


――そう、百桃はこの高校生3人組の真ん中を歩いている、少し肥満体の「彼」――森本義男に恋をしていた。
621名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:11:11 ID:PKHIbFDC
トリップなんか別に付けなくってもいいのに
鳥どころか題名だって付けていない人だっているんだし
ひどいな
622 ◆SVNDcoHudE :2007/11/29(木) 21:12:45 ID:45Yej0Je
終わりです。導入って事で・・・
星空も書き終わってるので、よく見直してから投下します。
623 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 21:13:36 ID:qBbq+ZNl
直前の投下は構想だったのですが意外にも好評だったので
次の投下はそれに繋げて書きます
624名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:16:49 ID:p0NrrPnw
心配しなくても星空は絶対に叩かれないでしょうw
ご自分が一番よく分かってらっしゃるくせに
625名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:21:20 ID:3xXSOtaL
また一万年っすか・・・
626名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:22:40 ID:4LpKJi4x
>>623
待ってるファンのためにも無理しないでくださいね
このスレのメインライターとして、どっしり腰を据えて創作活動に勤しんでください
627名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:23:27 ID:HZRliywy
>>622
GJ!
星空のスプンオフか!期待してるぜ。
628名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:25:39 ID:I+pkQsMH
一万年氏のSSを読んでいると、地の文なんかは結局、会話のリズムを取ったり
文脈の不自然さを誤魔化すためのものにすぎないような気がしてきた
俺もwktkして待つ
629名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:30:19 ID:QecPGQHt
スピンオフか……
人気作家が割りとよくやるよね
踊るシリーズとかスターウォーズとか
大人気作品ばかりだな
630名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:33:22 ID:koTuX5dB
百桃の漫画描いてるシーンはやはり露伴先生ばりなんだろうか?
631名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:35:26 ID:ZYXnq3eK
>>630
俺もそれおもた
JoJoのパクリじゃねーかって
ドシロウトの小僧が◆SVNDcoHudEに意見してゴメンw
632名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:40:46 ID:cXPon0N3
あぁ〜ああ、新連載ってことはやっぱり冬の星空は打ち切りですか
まあ、スレが荒れる原因作っちゃったんだから自重もやむを得ないか
あれだけの人気作品をスパッと捨てちゃう思い切りの良さが人気の源でもあるんだけどね
ともかく新連載にも期待しています
633名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:46:42 ID:ATlzXfWG
>>622
GJ
この話で秋穂とMOMOちゃんとの繋がりが明かされるのかな?
ともかく期待してます
634名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:58:39 ID:K38aZbwK
>>632
お前は自作自演のウナギイヌ君でしょ?
635名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:00:27 ID:yGQu5rOm
期せずして二大作家の作品の競演となったわけですが
こうして並べてみると◆SVNDcoHudE氏の作品は如何に無駄な台詞が多いかがよく分かる
最初の呼び掛けやそれに応じる返答などは別として「はい、行ってきます」なんかはハッキリ言って要らないだろ
それにガキどもの台詞も冗長で、区切り全体がダラダラと間延びしている感が否めない
636名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:02:37 ID:Q5XJhPAo
星空が叩かれないって皮肉が付いた途端
何か不自然に◆SVNDcoHudEさんを叩くレスが急にw
637名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:02:40 ID:slssmEt8
このスレはいつからこんなんになっちまったんだ
はぁ…悲しい
638名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:09:00 ID:gV6cM0xF
売れっ子作家気取ってスピンオフ作品なんか投下するから荒れるんだろ
んなことすりゃ荒れるって、投下前に予想できなかったのかな
ここんとこちょっと調子に乗りすぎてるんじゃないの
639名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:14:29 ID:K38aZbwK
ウナギイヌ憐れだな
640名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:18:30 ID:Poum6Y7R
そんな事よりちょっと↓を見てくれ。


>売
>ん
>こ


なっ?
641名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:23:29 ID:yMryTqYz
(^ิ౪^ิ)
642名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:41:40 ID:X5B0uuqd
ちょっと想像力豊かにすればこうなることは見えていたのに・・・
643名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:44:19 ID:glm/58lu
>>640
なんと言う小学生的下ネタ
644名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:47:00 ID:ESlNdWoP
ひとり遊びじゃ!ひとり遊びじゃ!
645名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:54:56 ID:FZY902cb
小学生がいるスレはここですか
646名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:56:45 ID:arJ2+ZmF
いいえTOMです
647名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:00:58 ID:K38aZbwK
嫉妬しやすい女がクリスマスイブの時に
待ち合わせに来ない彼に苛立つシチュで

誰か書いてみないか?

1レス程度でもいいから書いてみよう
648一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 23:20:16 ID:qBbq+ZNl
書く時間が少しだけあったのでちょっと書きました。投下します。

「はぁはぁ、危うく遅刻するところだったね」
「ああ、危なかったな・・・ん?」
「どうしたの?」
「いや、俺の下駄箱の中に手紙があったから」
「誰から?」
「大空さん。告白の返事を誰にも聞かれたくないから場所を指定してきたみたい。地図が同封されてる」
「で、どこ?」
「このお屋敷、大空さんの家なのかな?妙に大きいけど」
「優君知らないの?大空さんってお嬢様なんだよ?」
「へぇ、そうなんだ」
「家が旧財閥でお父さんが海外で仕事してて、お母さんも時々手伝いに行ってるらしいよ」
「親が自宅不在か。ウチと似てるな」
「そうだね、あ、そうだ、大空さんのおうちに行くなら、これ持ってって」
「何だこの巾着?」
「護身用の武器。開けてみて」
「ナイフ、爆竹、スタンガン、特殊警棒、ロープ、軍手、手ぬぐい、黒ビニール袋・・・まるで人殺しに行くみたいじゃないか!」
「声が大きいよ。万が一の事を考えたの。あと、拉致監禁されたときの為に発信機も入ってるから」
「何でそんなもの持ってんだ?」
「お父さんが護身用にってくれた武器。相手は仮にも元天使なんだし」
「別に天使狩りに行くわけじゃ・・・」
「良いの!備えあれば憂い無しって言うでしょ!?敵は全力で倒すのが礼儀なの!手加減なんて失礼だよ」
「・・・・・・最初から敵と決め付けるお前の方がよっぽど大空さんに失礼だぞ」
「とにかく、くれぐれも気をつけて行ってね?」
「ああ」








「で、ここがそのお屋敷か。で、とりあえずチャイム押せば良いのか?」
「その必要はありませんよ」
「うわぁ!・・・び、びっくりした・・・・!いつから僕の後ろにいたの!?」
「校門からずっとです。まあ、立ち話もなんですし、中にお入りください」
「あ、あのさ、何で告白の返事にわざわざ家に呼ばれるわけ?」
「いくつか、お話したい事があって・・・さぁ、どうぞ」
649一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/29(木) 23:22:32 ID:qBbq+ZNl
投下終了。
650続 ノン・トロッポ ◆4ZvEOwCmqs :2007/11/29(木) 23:24:46 ID:l0z1iT2w
ガレージの電動シャッターが、ガラガラという音と共に巻き上げられていった。
闇の世界が両断される。初冬の日の光が弱いといっても、闇に慣れた陰獣にとっては充分眩しかった。
電動車椅子に乗った青年が目を細め、日の当たる世界へゆっくりと這い出てくる。
平沢進である。
あれから10年の歳月が流れていた。
27になった進は、もう松葉杖をつくこともできない体になっていた。
「全部、自分が悪いんだ……」
自分が足立沙織にしようとしたことを考えると、今の境遇もやむを得ないと思える。
「……俺はなるべくしてこうなったんだから」
進は自嘲的に唇を歪めようとするが、麻痺の残る表情筋は思うように動かせなかった。
進は両足はもちろん、運動機能のほとんどを失っている。
あの忌まわしい転落事故の後、損傷した脊髄は結局よくならなかった。
今では電動車椅子なしでは移動することもままならない。
何とか動かせる右手の人差し指を使い、肘掛けに付いたボタンを操作してどうにか外出できるまでには回復していた。
「悪いのは俺さ……」
進は自分に言い聞かせるようにもう一度呟いた。
目を瞑ると、川名愛美が最期に見せた顔が浮かび、断末魔の悲鳴が聞こえてくるようであった。
進は幻影を振り払おうと頭を振ろうとして──―直ぐに諦めて溜息をついた。
だが、次に目を開けた時、進の目には光が蘇っていた。
もう彼には後ろを振り返っている時間はない。
復讐のため、彼に残された時間はわずかしかないのだ。
「沙織……待ってろよ……」
確かに自分が体の自由を失う羽目になった原因は自分自身にある。
しかし愛美を失う原因を作ったのは、誰あろう沙織ではないか。
愛しい愛美は惨めに死に、彼女を死に追いやった沙織はのうのうと生きている。
それも、成金男の後妻などに収まって。
決して許せるものではなかった。
「待ってろよ……沙織……」
進は今一度、かつて愛した大切な幼馴染みの顔を脳裏に描いてみた。
651名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:29:58 ID:9i9o6sFi
GJ
舞香って、本当に優のことが好きなんだなあ
ちょっとした会話の端々に、彼のこと思う気持ちが溢れてる
キャラの揺れ動く感情が流れ込むように伝わってくるよ
652名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:31:41 ID:CZgX56da
>>647

クリスマスイブに、嫉妬深い彼女のために必死にバイトした金で指輪を買いにいく主人公
なぜか一緒に行くと言って聞かない妹(姉でも可)
ついでだから、女性の意見を聞く為に一緒にジュエリーショップへ
そこにたまたま通りかかった彼女が、店内でまるで恋人のように指輪を選んでいる二人を目撃
次の日のクリスマス、主人公は彼女を公園(どこでも可)に呼び出す
しかし彼女の様子がおかしい事に気付く
そして惨劇のクリスマスが・・・

SSは書けないが、こんなのはどうだろうか?
653名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:35:19 ID:K38aZbwK
>>652
惨劇のクリスマスの後が気になるwwwwww

どんどんと妄想を書いていこうぜw
654 :2007/11/29(木) 23:48:07 ID:osgstp0E
>>635
お前は存在自体が無駄だけどなwww
655名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:52:14 ID:CZgX56da
>>653
こっから先は嫉妬スレ住人の妄想力に任せるぜ!!・・・・・・じゃ駄目?
656名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:53:49 ID:3xXSOtaL
一万年はスルー
657名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:59:59 ID:9i9o6sFi
今日の流れでどうして一万年氏が叩かれているのか分かった
嫉妬に負けないで
658名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:10:44 ID:vWioIwAl
>一万年氏

わかりやすくてありがたい
659愛しさと心の壁  ◆oNTNicc3Mg :2007/11/30(金) 00:12:24 ID:afxVh1D+
こんにちは。
前スレ>>397の続き投下します。
660愛しさと心の壁  ◆oNTNicc3Mg :2007/11/30(金) 00:13:33 ID:afxVh1D+

「あっ、あっ、んん!! 遼さん、遼さん!!!!」

 ――――――――――――――――これは、何?

「はあっ、はあっ、はあっ………楓、楓ぇ!!」

 ――――――――――――――――これは、夢?

「き、気持ち良いですか?」

 ――――――――――――――――こんなのは、現実じゃない。

「うん、凄く、いいよっ」

 ――――――――――――――――こんな現実は、いらない。

「遼さんっ、好き、好きです、んああっ!!」

 ――――――――――――――――だって、こんなのおかしいじゃない。

「俺も、俺も好きだよ、楓!!」

 ――――――――――――――――嘘だ、遼君が好きなのはあなたじゃない。

「ああっ、遼さん」

 ――――――――――――――――やめて、そんな風に彼を呼ばないで。

「楓、楓、楓ぇ!!!」

 ――――――――――――――――やめて、私以外の女の名前を呼ばないで。

「ああっ、うあっ、んんんっ!!!」

 ――――――――――――――――どうして?

「……っ楓、俺もうそろそろっ!!」

 ――――――――――――――――どうして、遼君と綾瀬さんが、

「はあ、んっ、はいっ……来て、下さいっ、遼さん、りょうさあん!!!!」

 ――――――――――――――――どうしてこんなことしてるの?

「あっ、くうっ!!!」

 遼君から出た精液が、彼女の肢体に勢い良く降り注ぐ。

「は、ああ………あはは沢山、出ましたね」
661愛しさと心の壁  ◆oNTNicc3Mg :2007/11/30(金) 00:15:18 ID:afxVh1D+

 自らを汚していく白濁を恍惚とした表情で見つめる。

「楓………」

 どうして? どうして、遼君があんな女をそんな風に抱き締めるの?
 何で? 何でそこにいるのが私じゃなくてその娘なの?
 ねえ、遼君!! 何で!? どうして!?

「遼さん……キス、してください」

 私は遼君の言いつけ通り放送室で遼君を待ってて、
 遼君遅いなーって、そう思いながら待ってて、
 そしたら遼君からメールが来て、
 今からちょっと教室に来てくださいって、そうメールが来て、
 何だろうって、もしかして告白とかだったらどうしようって思って、
 一応入念に身だしなみを確かめて、

 それで――――――――――――

「んっ………」

 ――――――――――――どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうし
てどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうし
てどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうし
てどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして!!!!???????

「んんっ……はん……りょうさぁん」

 私は声を出すことも出来ず、扉の隙間からただその光景の一部始終を見ていることしか
出来なかった。

「……………っ!!」

 その時、綾瀬さんと目が合った。

『あ、そうだ先輩。中原さんからの伝言です』

 遼君とキスをしながら、ニヤリとその目をこちらに向けた。

『帰りも少し遅くなりそうだから放送室で待ってて下さい、だそうです。ちゃんと伝えましたからね?』

 まるで最初から、私がそこにいるのを知っているような目つき。




                    ばーか




662名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:16:33 ID:yynpNbPb
>>648
えぇっ、あれからのわずかな時間でこれだけのものが作れるの?

しかし、舞香のお父さんって過保護なんだねw
でも、こっそりガードマン付けてたりせず、護身用の武器を渡すだけにしてるとこなんか
お父さんの娘への信頼がよく表現できてる
とにかくGJ
663愛しさと心の壁  ◆oNTNicc3Mg :2007/11/30(金) 00:17:08 ID:afxVh1D+
 あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女
あの女あの女あああああ!!!!!嵌められた嵌められた嵌められたのだ私は!!!!!
許さない、許さない許さない許さないあの女、よくも、よくもよくもよくも遼君を!!!
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺してやる!!!!!!!!!!

「あはっ…………あはは、あはははははははははは」

 可笑しすぎて思わず笑いがこみ上げてきてしまう。

 だってこんな現実は、おかしすぎる。

 間違っている、絶対に間違っている。

 遼君が、私の遼君が、あの糞猫女とあんなことして、しかも『好きだ』なんて。

 ねえ遼君、これは何かの間違いだよね?

 あの雌猫に騙されてるだけだよね?

 うん大丈夫、分かってるから。

 だってわたし遼君のことが世界一好きだから。

 世界で一番だよ?

 あの泥棒猫の百万倍は愛してるんだから。

 だから一回の間違いくらい許してあげる。

 あの泥棒猫を殺したら、すぐその間違いに気付くよね?

 それとそれと、わたしがあの猫を殺したら、すぐにわたしにも同じことしてね?

 ううん、同じなんかじゃ足りないね。

 百万倍は凄いことしようね。

 うん、好きだよ遼君。愛してる。

 だからね、すぐわたしがあの泥棒猫から助けてあげるから。

 えへへっ、待っててね遼君。

「遼君、がんばるよ、あたし」

 私は軽快な足取りで、その場を後にして放送室に向かった。

 ―――――本当、あそこには何でも揃ってて便利だなあ。



664愛しさと心の壁  ◆oNTNicc3Mg :2007/11/30(金) 00:18:49 ID:afxVh1D+

 私と遼さんは手を繋いで一緒に教室を出た。
 行為の後始末をしてから出たので、時間は少し遅くなってしまっていた。

 後始末の最中、私が体に付いた遼さんの精液を舐めると、遼さんは真っ赤になって止めてきた。

「き、汚いから止めなって」
「だってもったいないじゃないですか。それに遼さんのだから汚くないです」

 そう言うと遼さんはさらに真っ赤になった。あははっ、可愛い。

 本当は中に出してもらっても良かった、というか是非中に欲しかった。

 だけど私は、あそこでコンドームを取りに行くフリをしなくてはならなかったから、
『今日は危険日だ』ということにするしかなかった。

 次する時は絶対中に下さいね、遼さん?

 下校時刻を過ぎていて通常の昇降口は閉まってしまったので、私たちは教員用の昇降口へと歩いた。

「えへへ………」

 その間、終始私はにやけっぱなしだった。そのにやけを隠すこともなく、私は遼さんにくっついて歩く。
まだ私の中に遼さんが入っているような、そんな感じがして少し歩きづらかったのだが、そんなものは
今の幸せに比べたらちっぽけなものだった。

 遼さんが私のことを抱きしめてくれた、遼さんとキスをした、遼さんに抱かれた、好きいってもらえた。
一気に幸せが私に押し寄せてきたのだ。ああもう幸せ過ぎる。

 何もかもが私の思惑通り、いやそれ以上に進んでいた。

 愉快で愉快でたまらない。

 ――――そう。あそこに松本先輩を呼んだのは、私だ。

 遼さんが落としていった携帯電話を使って、コンドームを取りに行くフリをしたとき、
教室まで来るようにメールを送って………そして松本先輩はそんなことも知らずにノコノコとやってきたのだった。

 本当は別に、キスだけでも良かった。それだけだって十分過ぎるくらい幸せだし、
松本先輩にみせつけるのにも効果はあった。

 だけど、キスしているときに、遼さんのアレがどんどん大きくなっていくのが分かって、それがどうにも嬉しくって、
遼さんが私に欲情しているのだと分かるとどうしようもなく堪らなくなって、私は遼さんを誘った。

 遼さんは優しく、優しく私を抱いてくれた。

 私はもちろん初めてだったのだけれど、緊張する私を遼さんは優しくリードしてくれた。

 遼さんのが入ってきたときは本当に痛かった。そのときも、遼さんは私にキスをしたりして、
必死に痛みを紛らわせようとしてくれた。ああ、思い出すとまた濡れてしまいそう。
665愛しさと心の壁  ◆oNTNicc3Mg :2007/11/30(金) 00:20:03 ID:afxVh1D+

 それに、それに何より愉快だったのがあの人の顔だ。

 あはははっ、もうホントに凄かったなあ。

 呆然としたあの顔も、嫉妬に狂って私を睨むあの顔も。もうまさに『千年の恋も冷める』って感じの顔だったなあ。
あ、でも遼さんはあなたに千年どころか一瞬たりとも恋なんかしてないですから、残念!! ってあはは、ちょっと古いですかね?

「もう真っ暗だね」
「そうですね」

 外に出ると、陽はもう完全に落ちきっていてあたりは闇に包まれていた。

「あの……、今日は送っていってくれませんか?」
「え? でもいつものベンツは……」
「さっき連絡して、今日は先に帰ってもらいました」

 だって今日は、今日はもっと遼さんと一緒にいたいから、まだ別れたくないから。

「……そっか、うん。構わないよ」

 私の意図を汲み取って、優しく笑う遼さん。それだけで寒さなんか吹き飛んでしまいそうだった。

「はいっ、ありがとうございます!!!」

 やった、遼さんと一緒に帰れる。

「それに……、ちょっと話したいこともあるしね」

 話したいこと、何だろうか? もしかしたら、『ともこ』のことだろうか。気になるけれど、
遼さんとああやって結ばれたあとでは些末なことに思えた。

 腕を遼さんと絡ませる。そうすると遼さんは照れたように笑いながら、でも拒否はしてこなかった。

 星を見上げながら白い息を吐く遼さん、その表情には教室でみたあの悲しさが見えるような気がした。

 もうすぐ校門に差し掛かろうというところで、遼さんは口を開いた。

「あのさ、楓」
「はい………」

 きっとこれから話し出すのだろう。私も心して聞こう。

 そして全部受け止めて、遼さんからその哀しさを取り去ってあげよう。

 それが出来るのは、私だけなのだから。

 ―――――と、遼さんが息を吸ったところだった。

「もう〜遅いよ〜遼く〜ん」

 ―――――そこには、松本先輩が立っていた。

666名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:20:35 ID:xSfEt3sL
>>659
これは・・・なんていうか
ひょっとして邪神希望の方ですか?

該当スレに投下をどうぞ

ネット上の駄目なエロSS 第七章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1188390920/l50
667愛しさと心の壁  ◆oNTNicc3Mg :2007/11/30(金) 00:21:59 ID:afxVh1D+
以上で今回分終了です。
次回もよろしくお願いします。
668一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 00:25:04 ID:AYcN6df0
>>662
これ書き始めた時からおおよその設定は決まってましたから。
669名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:25:59 ID:82f1gCsp
>>667
GJ!!
松本先輩の逆襲が非常に楽しみです
670名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:26:02 ID:RDr7iCNs
>>666
そこは駄目なエロSSを紹介するところであって投下するところじゃない
まあ、これと似たような臭いのするSSが一杯紹介されてるのは確かだけど
671名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:27:08 ID:+4iP1vDz
無難にGJするぜ>>667
672名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:29:28 ID:uzUOimA7
>>668
設定を実際の文に起こすことがどれだけ大変なことか
まして破綻のない文章をこれだけの短時間に書き上げる才能なんて……
同じ書き手として嫉妬してしまいます
俺もファンの1人ですから、絶対負けて欲しくない
673名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:30:08 ID:1Fjk6DEd
>>667
GJ
何と言うか、楓って何気にすごいことやってるよね
このスレ的には普通かもしれないけど
とにかくこれからの修羅場も期待してます
674 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 00:30:22 ID:AYcN6df0
次は優が交際を断るシーンですが、翼のリアクションをどうすれば良いかワカンネ
675名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:35:49 ID:uzUOimA7
>>674
ゆっくり考えてください
性急に筆を進めて作品にブレが出ると、
ホレ見たことかと騒ぎ出す連中がいますから
それに、一万年さんがいなくなっちゃうこと考えると
SSの投下を待つくらい何でもありませんから
無理してお体を壊さないよう、くれぐれも御自愛下さい
676 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 00:37:33 ID:AYcN6df0
翼は神山優の『自分は自分だ』という理念(?)を突き崩す方法も、
失敗した場合の対処法もこの時点で既に持っています。
そして何より優の『舞香への想い』が強ければ強いほど展開を自分に有利にする
強力な切り札を持ってます。お楽しみに。
677名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:38:33 ID:Rqpl2RCy
>>667
ああ…すげぇ癒されるわぁ…
678名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 00:39:38 ID:Acui7gK2
>>667
GJ
次回先輩がどう動くのか…
679 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 00:41:11 ID:AYcN6df0
楓って急に黒くなってませんか?
680名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:10:31 ID:TyOvRldg
>>667
GJ
久しぶりの癒しだ…
681名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:14:26 ID:uzUOimA7
>>667褒めてる人って単発IDばっかりですね
別に彼の作品なんかどうでもいいくせに
一万年さんを敢えてスルーして傷つけようとして……必死すぎてモロバレですよ
682名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:15:18 ID:9ZXW9ZD0
>>681
ウナギイヌが必死すぎて笑った
低レベルすぎるぞw
683名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:19:03 ID:uzUOimA7
ほら、言ってるそばからまた新IDがw
684名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:22:48 ID:uzUOimA7
特定の書き手を潰そうとしている動きの正体は、実はこんなもんですよ
同じ人が回線切ってID変えているだけだから安心してください
荒らしとしても大したことない、初心者レベルだねw
685名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:24:47 ID:TyOvRldg
修羅場ってるw
686名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:25:48 ID:9ZXW9ZD0
>>682-683
ウナギイヌ必死すぎて笑えるw
687名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:28:10 ID:qWsFcQ6+
どうしてみんな避難所を毛嫌いして作品を投下してくれないんだろう?
避難所が書き手から無視されてる理由って何かあるのか?
688名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:33:08 ID:82f1gCsp
人がいなそうとか、荒らしに屈したくはないとか
めんどくさいとか、存在を知らないなど、まあ理由は色々あるんじゃないの
689名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:35:39 ID:TyOvRldg
避難所だしねぇ…
690名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:36:21 ID:KmPtQeEp
いい加減に一万年の自作自演に飽きてきたな
スレを荒らしているのはウナギイヌ=一万年でしょ

>>650などの偽ノントロを投下したりなどの悪行の数々
一万年だけが何の被害も起きていないのはスレを見ているだけでわかるし
仮にそうじゃなくても、作者の暗黙のルールを守らない作家は
荒らしと変わらんからな

早くこの世から消えて欲しいよ
691 ◆FDvXml1jI6 :2007/11/30(金) 01:40:14 ID:k8hXkxcL
>>679
一万年さん、今日もスレ荒らしご苦労様です。
692名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:46:15 ID:k8hXkxcL
>>691
鳥がついてる……ケータイだと全角#も鳥になるっぽい。
ちなみに名前欄は#kimeendayo.nidotokunna
693名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:49:17 ID:3Kq7j8Gv
>>687
ていうか・・もう大半の住人は専ブラ導入してるだろうし。もうスルーしてる人ばっかじゃん。
だったら一万年+ウナギイヌのレスは全部NGしてるだろし、あぼ〜んがちょっと多いだけで作品投下とか感想書くのに問題はないっていう。
ま、消えて欲しいとは思うけどさ。人間のクズだしw
>>692
ワロタwww
694名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:52:47 ID:77m3pfmV
>>693
うなぎは一時的にスレを荒らすのと引き換えに構うやつにフルボッコにされてたからな
そろそろ飽きられてた頃だしキャラの変え時なのは分かるけどもう煽るのは無理だろうな
既に弄られる立場になっちゃってるし
695名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:55:09 ID:+O0otJeC
テンプレ追加よろしくお願いします

■NG推奨作家 一 万年と二千年前から愛してる ◆ RKfY.eXwSY
嫉妬スレの作家であるが、今では荒らしとしてスレ住人として扱われている
投下以外にコテハンで書き込んだり、煽っている人物に反論したり。
スレを荒らしをしている人物にレスしたりなど
作者の暗黙のルールを堂々と破っている時点で荒らしと認定。

更に偽ノントロ投下、自作自演疑惑など数々浮上

嫉妬スレを荒らす悪質な作家として
この度はNG指定されることになりましたので

彼が書き込んでもスルーの方をお願い致します
専ブラを使っている人はNG指定してくださいませ

一万年の特徴
・日本語(テンプレ)よめない
・空気嫁ない
・弁護できない
696名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:58:25 ID:+O0otJeC
ちょっと書いてみたが、これは採用されるのかな
最近の嫉妬スレを荒らしている人間にちょっと憤りを感じています

避難所で阿修羅氏と掛け合ってるスレの住人がいるらしいので
阿修羅氏の判断に任せるしかない。


とりあえず、NG指定推奨作家として一万年は認定済みということで
697名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:00:52 ID:dgyNlObX
>>696
ついでに荒らしの手口も暴露したら?
698名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:01:40 ID:+Al7BgSJ
>>696
せめて3行位に纏めるとテンプレに入れやすいと思うぞ?
長くても5行ぐらいかな
699名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:04:19 ID:k8hXkxcL
>>696
確かにこういうのがあるといいかもな。
でも文章はもう少し絞って欲しい。
700名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:04:29 ID:+Al7BgSJ
>>697
避難所の雑談スレに時々出てくる荒らしテンプレでいいんじゃない?
701名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:12:20 ID:3Kq7j8Gv
>>697
たった一人で何度もIDを変え、口調を変えながら一万年を除く全ての作品にケチをつける真性のアホ。
生暖かく見守りNGするか、フルボッコにするかはあなた次第。
しかし彼に構った結果、他の住人達にあぼ〜んされ、荒らし扱いされても文句は言わないこと。
通称ウナギイヌ。
>>700
・急に日本語講座を始める
・誰も気にしていないのにスレが過疎ったと言う
・突然、終了していない作品の誹謗中傷を始める
・寝取られや百合は嫌(話に深みを持たせるために必要であっても)
・「つまんね→禿同」のコンボ
・「面白くないから自分のブログでやれ」と言う
・いざ作者がブログを持つと、そのブログの批判を始める
・散々作品批判しといて「これ作者の自シ寅じゃね?」   
・「作者自シ寅乙」                   
・一万年と二千年前から愛してる   
            
これのことかな?もっと色々加えたいね。
702名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:23:14 ID:k8hXkxcL
>>701
#kimeendayoも入れて欲しい。
703名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:32:00 ID:3Kq7j8Gv
相応の能力を持たないのに、自己顕示欲だけは人一倍強いナルシストってのも特徴のひとつだったな。
>>702
・急に日本語講座を始める
・誰も気にしていないのにスレが過疎ったと言う
・突然、終了していない作品の誹謗中傷を始める
・寝取られや百合は嫌(話に深みを持たせるために必要であっても)
・「つまんね→禿同」のコンボ
・「面白くないから自分のブログでやれ」と言う
・いざ作者がブログを持つと、そのブログの批判を始める
・散々作品批判しといて「これ作者の自シ寅じゃね?」   
・「作者自シ寅乙」                   
・一万年と二千年前から愛してる   
・#kimeendayo

こんな感じかな。
704名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:43:16 ID:k8hXkxcL
>>703
乙です。
でも、『トリのつけかたがわからないと言って名前欄に#kimeendayoと入れる』の方が初見の人にわかり易いのではないでしょうか?
個人的にはこの他に意見はないです。
705名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:52:27 ID:3Kq7j8Gv
おk。
・急に日本語講座を始める
・誰も気にしていないのにスレが過疎ったと言う
・突然、終了していない作品の誹謗中傷を始める
・寝取られや百合は嫌(話に深みを持たせるために必要であっても)
・「つまんね→禿同」のコンボ
・「面白くないから自分のブログでやれ」と言う
・いざ作者がブログを持つと、そのブログの批判を始める
・散々作品批判しといて「これ作者の自シ寅じゃね?」   
・「作者自シ寅乙」                   
・一万年と二千年前から愛してる  
 
までにしてその後説明として
>>695>>704とウナギイヌの解説を入れるってのはどうかな。ちょっと長いかな?
706名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 03:18:39 ID:RKUScU4f
>>667
遅ればせながらGJです。
修羅場って辛いと感じてしまうのは、ここの住人としてはアウトですけど、いえ、あの、すいません。
GJです。
707名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 04:35:20 ID:Fy+Xh6oS
じゃあ次スレ建てる人テンプレート追加よろしくね
708 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 12:47:03 ID:AYcN6df0
僕はウナギイヌじゃないです!!!
709 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 12:49:23 ID:AYcN6df0
大体、僕は現在一万年以外書いてません!!
710 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 12:50:31 ID:AYcN6df0
そもそも、ID変える方法も知らないです
711 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 12:51:42 ID:AYcN6df0
そもそもウナギイヌって何ですか!?
712名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 12:51:44 ID:KWhUUwWK
言いたい事があるのは分かったが
1つにまとめてレスしてくれ
713名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:05:43 ID:gWJwX7Vf
どうでもいいが叩かれ罵倒されて、それでもSS書き続ける一万年は結構凄いかもしれん。
714 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 13:06:04 ID:AYcN6df0
大体、他人の作品を貶して荒らすとしたら、もう少し手の込んだ事をしますよ!!
自分の作品だけ擁護するような分かりやすい自演なんてしません!!
715名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:12:15 ID:pPeaimfQ
1.空気が読めない
2.メンヘラ
3.荒らしの自演

どれがいい?
716名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:12:28 ID:pL/BGYHt
こういう議論(?)は避難所でやろうな。
717名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:14:42 ID:pL/BGYHt
アンカ入れ忘れスマン
>>716は一万年へのレス
718名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:15:47 ID:k8hXkxcL
>>714
エロパロ板には『スレから追い出されたSSを投下するスレ』ってのがあるから続きはそこで書いてくれ。
正直君がいるとこのスレは荒れるんだ。
嵐かどうかは知らんが実際に荒れてるんだから来ないでくれ。
719名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:23:43 ID:CNyBAffK
一万年よるジャーマン氏のプロットの続きがよみたいんだが
720名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:25:42 ID:0Dp+2zCk
一万年はさっさと市ねじゃんくて氏ね
721名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:30:31 ID:iybwYafr
そのすぐに煽りに反応して鳥付きで出てきたり、スレの空気が読めないのをどうにかしてからまた来い、と言いたいわけ
荒らしにしろ荒らしじゃないにしろ、とにかく半年ROMってスレの流れや空気を読めるようにしてこい
いくら文章が書けても、煽りに脊髄反射レスをしたり、投下でもないのに鳥付きでポンポン出てくる作者はそりゃスルーされるわ
722名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:37:56 ID:dFJlCd+R
いくら言っても無駄のトリ頭くんなんだよ、無駄なことはすんなお前ら
スルーしろスルー
723名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:40:47 ID:CNyBAffK
構ってちゃんだから仕方がない。

投下

誰一人GJしない

自演

虚しくなる

の連鎖
724名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:54:02 ID:Iw9ESo7R
一万年が書き込みしてからの擁護自作自演が凄すぎ
スレのテンプレのルールを守らない作者はさすがに荒らし扱いされて
仕方ないでしょうに

>>695のテンプレ入りは決定したので
さすがに皆の怒りも限界までやってきたということ

荒れなければ、神の投稿があったのにね

↓自作自演で一万擁護で埋まります
725一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 13:58:43 ID:AYcN6df0
投下します

「お邪魔します」
「それでは、神山君、返事を聞かせて下さい」
「はい。単刀直入に言います。申し訳ありませんが大空さんとは付き合えません」
「私に何か至らない点がございましたら遠慮なく言って下さいませんか?」
「大空さんに不満があるんではなくて、他に好きな人がいるんです」
「天野さんですか?」
「はい」
「彼女と付き合っても幸せにはなれないと思います」
「大きなお世話です。あなたには関係ないでしょう?」
「関係あります。だって私、神山君の前世の恋人ですから前世での名前は・・・」
「リーン、でしょ?」
「え!?覚えてるんですか!?」
「覚えてる、っていうのとはちょっと違うんです。夢で見ただけです」
「夢?」
「ええ。大空さんが告白してきた日の夜、羽を怪我した天使を拾ってその後一緒になる夢です。
夢かと思ったけど、舞香も同様の夢を見ていたので事実だと確信しました」
「なら、何で私と付き合ってくれないんですか!?私、あれから一万年以上もあなたを想い続け、探していたんですよ!?」
「大空さんが想っていたのは『神山優』じゃなくて夢に出てきたあの『ユウ』でしょ?」
「同じことです!!」
「違います。僕は僕です。前世で何があってもそんな事知った事ではありません」
「いいえ、あなただけは特別なんです!!」
「どういう意味です?」
「人は転生したら脳が変わりますから、そういう意味では前世と人格が関係ありませんですが、神山君の場合は違います。
あなたの姿はかつてのユウと全く同じ、少なくとも形質は違いが無いのです」
「舞香も言ってました。僕の容姿が『ユウ』にそっくりだって。で、それはどうしてですか?」
「あなたの魂は天使と交わった特別な魂です。通常の人間の転生にくらべ、はるかに大きな制約が付きまといます」
726一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 14:00:06 ID:AYcN6df0
「例えば?」
「まず容姿が天使と同様、転生しても変わらないんです。もちろん、栄養状態や睡眠時間によって身長体重などは変わりますが。
理由は簡単です。交わった天使が輪廻の果てまで連れ添う為に、人格が変化しないようにするんです。
そして、目印としての名前。『ゆう』と言う名前は文字を変えながら永久に付きまとうんです」
「じゃあ、僕は・・・」
「そう、神山君の人格はユウと同じ、というより神山君は『自分を神山優だと思っているユウ』なんです」
「だから何だって言うんですか!?例え同じ人格だったとしても、僕が大空さんを今でも好きと言うことにはなりません」
「天野さんは絶対不幸になりますよ?」
「何でですか?」
「それは死後に天罰が下るからです」
「天罰?」
「はい。一度人間と交わった天使には『未来永劫その人間と連れ添わなければならない』という規則があるんです。
天使と交わった人間が同じ人格や姿で転生し続けるのはこの規則を守らせる、その人間への想いを守らせる為の手段、
あるいは配慮。そして、事情を知りながら二人の交際を邪魔すると天界における公務執行妨害のような罪に問われるのです」
「それってどれぐらい重いの?」
「地獄に数千年といったところでしょうか」
「別に良いよ。地獄に堕ちたって。少なくとも好きな人と一緒にいられるなら」
「堕ちるのは神山君じゃありません。天野さん一人です」
「!?」
「だって、神山君の魂が地獄に行ったらその間天使の『永遠に連れ添う』という規則が遂行できないじゃないですか」
「・・・・・・・!!」
「さあ、選んでください。私を捨てて天野さんに死後の地獄を味わせるか、私と共に生き、彼女の苦しみを減らすか」
「苦しみを減らすと言ったって、大空さんを選んだら舞香はきっと絶望するだろ!?それに彼女に約束したんだ。
この想いを絶対に捨てないって」
「苦しむと言ってもたかだか数十年じゃないですか!!地獄は数千年ですよ!?」
「お前に人間の気持ちが分かるか」
「じゃあ、私の立場はどうなるんですか!?一万数千年ですよ!?その間、ずっとあなたのことだけを想い続けてきたんですよ!?
その間ずっとあなたはこの年月で一度もこの世に現れませんでした。やっと、やっと会えたのに!!」
「え、ずっと現れなかった?」
「そうです。同じ人格を持てる人間がいなかったんです」
「え?」
「人間の体は遺伝子によって姿が決まります。つまり、特殊な遺伝子であればあるほど特殊転生しにくくなるんです。
ユウさんはとても変わっていましたから」
「変わっていた?」
「はい。別に遺伝子が異常だったんじゃないですよ?ただ、人格や発想が他者のそれと根本的にずれていたんです。
そして、同じ脳を持った神山君、あなたもそうだった筈です。自分が他人と根本的に違っている、と思ったことはありませんか?」
727一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 14:00:52 ID:AYcN6df0
「・・・・・・・!!」
「人間誰だってどこか他人と違う、けど、神山君の場合、それが極端だった。そうでしょう?私があなたに告白した日、少し
そのことを話してくれましたし」
「確かに、僕は小さい頃から他の子供と逸脱していた。それは認める。けど、だから何だって言うんですか?」
「私は、そして恐らく天野さんもそんなあなただからこそ惹かれたんですよ。入学式の帰りにあなたと天野さんが一緒にいたのを
見た時、私は正直諦めかけました。だって余りにもお似合いだったんですから」
「それで?」
「でも、あの時、私が苛められて泣いているのを見て神山君が声を掛けてくれた、それがとても嬉しかった。
そして、気付きました。あなたはやはり他の人と全く違う。ただ優しかったり正義感を振りかざすだけの人間じゃなかった。
孤独に耐える勇気があった」
「別に孤独に耐えてるんじゃなくて、今まで自然とそうなってきたから慣れたんだよ」
「とにかく、私はもうあなたが隣にいない状況に耐えれなくなったんです。あなたのせいですよ?それも現世での」
「責任転嫁は止めてください。不愉快です」
「急に分かった事が多くて頭が混乱しているでしょうから今日はもう帰ってもいいです。もう一週間だけ返事を待ってあげます。
地獄についてどうするか天野さんと話し合いでもしてください。返事は一週間後の屋上で。それではお気を付けて」
728一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 14:01:23 ID:AYcN6df0
投下終了です
729名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:03:33 ID:CNyBAffK
ジャーマン氏マダー?
730名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:10:08 ID:kjLqS1mp
俺も>>713とは同じで一万年は凄いと思うし、言いたいことは分かる。負けん気の強いヤツだから言い返したいんだろ?
だがな、SSを最後まで書き終えるまで言いたいことは堪えろ。SS以外は書き込むなよ。
全部書き終えて、それから言いたいことがあるなら一つにまとめて書きなよ。
SS書きは自分の作品で言い返したほうが良いと俺は思う。
最後まで黙って書いて、自分をけなす相手を見返しなよ。

スレの住民もな、もう少し優しさを持って誰かが一万年に優しく諭すだけでこのスレの空気が少しは変わると思うんだわ。
俺も擁護や自演、荒らしと言われて仕方ないかもしれない。
スレ汚しスマン。
731名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:21:33 ID:k8hXkxcL
>>728
お願いだから『スレから追い出されたSSを投下するスレ』に行ってくれ。
732名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:22:21 ID:pL/BGYHt
>>730
もう何度も何度もソレは実行してきた。
それでも分からん奴だから住人はこういった行動を取るんだよ。
言わば自業自得
733名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:28:45 ID:Iw9ESo7R
人間大切なのは日頃の態度だということだね
734名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:29:37 ID:A4i3pyBb
ていうかトリップから始まって、全部が確信犯だもんw
にわかには職人?だから準荒らし扱いでかろうじて
みんな止めてあげてるだけ
735 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 14:30:26 ID:AYcN6df0
やってもいない自演疑惑とかどうすればいいですか?
736名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:31:03 ID:1eKCBnP1
自分が嫌われているとか微塵にも思ってないんだろうなぁ。
つーか地の文少しは書けよ。
737名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:42:43 ID:pL/BGYHt
>>735
一応言っておくと昨日お前さんにGJしたり称讚してたのは全部ID変えたウナギイヌだぞ。
738 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 14:43:57 ID:AYcN6df0
そうでしょうね。
739名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:51:47 ID:CNyBAffK
そしてお前でもあるわけだ
740 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 14:53:47 ID:AYcN6df0
俺じゃない
741名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:56:07 ID:pPeaimfQ
ま、確かにそれはまだ疑惑なわけだがね
だがスレの住人のほとんどから受けいれられてないのは分かるな?
分かったらこっちにでもいくかブログでやれ

スレから追い出されたSSを投下するスレ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161043643/
742 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 14:57:14 ID:AYcN6df0
ブログ持ってない
743 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 14:57:58 ID:AYcN6df0
追い出されたスレってのはまとめサイトに掲載してもらえるの?
744名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 14:59:13 ID:kjLqS1mp
……なんか…ゴメン。なんかしらんが俺が謝りたくなった。
745一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 15:03:03 ID:AYcN6df0
俺=ウナギイヌ疑惑とかでムカついたので腹立ち紛れに投下。

「ただいま・・・あ、舞香来てたのか」
「あ、うん。朝作れなかったスパゲッティ夕食に作ってあげようと思って。優君遅かったね。結局、大空さん何て言ってた?」
「・・・・・・・・・・」
「優君?」
「なぁ舞香、その・・・」
「な、なに、どうしたの優君?そんな思い詰めた顔して」
「舞香、今なら引き返せるから、別れないか?」
「ッ!!?ちょ、何、冗談じゃないよ優君!!そんなのイヤだよ!!大空さんに何を言われても私のこと捨てないって約束してくれたじゃん!!」
「舞香の、為なんだ・・・・」
「私の、為・・・・?」
「実はな・・・・・・・・・・・」




大空さんに聞いた話を全て話し終わったとたん、舞香が崩れ落ちた。まるで心が壊れてしまったように泣き叫ぶ。
「いや、いや、いやああああああああああああ!!別れるなんてヤダ!!そんなことなら死んじゃったほうが良い!!」
「舞香、おい、落ち着いてくれって!俺だってお前と別れたくない!!出来ることなら一緒にいたい!おい、舞香、おい!!」
だが、普段のように俺が諭しても一向に狂乱が収まる気配もない。ただ、泣き、叫び、無茶苦茶に暴れているだけ。
「いやぁああああああああああああああああ!!!苦しいよ!悲しいよ!!助けて、誰か、誰かぁああああああああああ!!」
「俺だって苦しいよ!!どうすれば良いのかわからねぇよ!!」
「ゆ、優君は私の事、好き・・・だよね!?そうだよね!?」
「当たり前だろ!!」
「じゃ、じゃあ、私の事、殺して!!優君の手で引導を渡して!!」
「な、なに言ってんだよ!?」
「私、優君が大空さんといっしょになるのを見ながらなんて生きてられないよ!!お願い、いっその事殺して!!」

パァン!!
頬を引っぱたいた痛みと乾いた音で、やっと舞香は平静を取り戻した。

「ゆ、優、君?」
「馬鹿な事言うなよ!!俺にお前が殺せるわけないだろ!?」
「じゃ、じゃあ、どうすれば、良い、の!?うっ、うぅうっいや、いやぁああああああああああああああ!!」
「舞香、舞香、ぐすっ、うっ、ケホッ」
「優君、私の事、抱いて・・・・・」
「舞香・・・私、我慢するから、せめてこの一週間だけは恋人として接して・・・・」
「あ、ああ、舞香、ご免な」
746名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 15:03:04 ID:pPeaimfQ
今誰かが阿修羅さんと話しててお前さんのSSの処遇をどうするか話合ってるとかなんとか
追い出されたスレで誰かが保管庫作ればそっちには載るな
それと誰だって最初は持ってねーよ、FC2とかライブドアで無料の借りるの、中学生でも出来ることだ
747名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 15:03:14 ID:CNyBAffK
お前のまとめ乗って意味あんの?
748一万年と二千年前から愛してる ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 15:04:30 ID:AYcN6df0
終了。あと、したから三行目変だった。
「舞香・・・」
「私・・・」
に変えといて
749名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 15:12:20 ID:J6Kt5hr7
がんばれ。俺にはこれしか言えない。

ところでジャーマン氏の競作に着手してる人って実際どれぐらいの数いるわけ?
とりあえず俺はチンタラと書いてるんだが
750名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 15:23:15 ID:RKUScU4f
なんつーか、一万年に関しては基本お前らがスルーして
気が向いたら注意してやりゃ問題ないと思うんだけど。
自演なんて本当でも嘘でもどーでもいいし。
「他の荒らしの便乗か自演か知らないけど阿呆なことしてんなー、こいつ」くらいの目で見たら大体解決じゃね?

あ、俺は大嫌いだよ、一万年の作者。
人の話は聞かないし、自分ルールで動くし。
それなら投下すんなとも思う。
それでも追い出そうとする必要があるかは疑問に思う。
751名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 15:46:29 ID:Iw9ESo7R
一万年=ウナギイヌは確定事項じゃないのかな?
無意味にコテハンで書き込みしている時点でOUTでしょ
大体、一万年が↑の内容を完全にスルーしている時点で怪しいぞ

更にトリップを付ける騒動の時に
#kimeendayo という見え透いたパスを入力しているし

完全にスルーでいいじゃないのかな?

いい加減に一万年の自作自演騒動を終わらせたい
752名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 15:52:38 ID:RKUScU4f
>>751
あ、ごめん。
あんま関わりたくないから作品投下以外流し読みして
そこまで詳しくは知らんかった。
そりゃ色んな意味でアウトだわ。
そこまで狙った行動していまさら何言っても無駄だわな。
750は忘れてくれ。
ほんとすまん。
753 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 15:55:32 ID:AYcN6df0
だから違うって言ってるだろ
754 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 15:56:43 ID:AYcN6df0
#kimeendayoはキモ姉キモウト小説読んでて頭に浮かんだだけです。多分トリップを
暴かれないだろうと思いましたし。
755名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 15:58:27 ID:VVDCn/hp
>>749
お、本当に書いてる人いたのか
競作ってどうやって投下していくのか分からんが、順番決めたりするの?
それとも早い者勝ちで投下された順に、その投下されたSSの内容を読んで続きを書くのかな?
756 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 15:59:50 ID:AYcN6df0
ウナギイヌが俺の作品褒めるのって、逆に俺を孤立させるためにやってんじゃないですか?
757 ◆RKfY.eXwSY :2007/11/30(金) 16:03:23 ID:AYcN6df0
僕は他人の作品を貶したことは一度もありません。神に誓って。
いるのかどうかは知らないけど。
僕は他人の作品を貶す時間があったら一万年書いてますし
758名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:06:30 ID:VVDCn/hp
>>757
一万年さん、これはあなたの事を思って書いての事だからよく読んで欲しい
あなたのSS投下を楽しみにしている人もいると思う
だけど現在、あなたを「荒らし」としてみている人の方が多いんだ
だからしばらくは避難所のSSスレの方に投下しないか?
避難所の作品もしっかりまとめサイトに載るし、ちょうどあっちのSSスレにも投下が少ないんだ
あなたもこの状況が嫌だと思うからどうか頼むよ

嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/l10
759名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:13:57 ID:PUuvjV2K
まず一万年は荒らしの定義について、わかってないからな
荒らす気があるかどうかはともかく、スレの空気を悪くしてるから荒らしなんだよ

何度も言われてるようにトリつけたり、投下したときのIDでの会話は自粛しろ

それができなきゃ投稿するな

お前が何度もそうやってカキコする度に、一万年=ウナギイヌでなかったとしても確実に評価が下がってる

ウナギイヌ疑惑を抜きにしても、SSのできとか関係なく既にお前の評価は最低ランクなんだよ
760ごめんなさい:2007/11/30(金) 16:16:01 ID:AYcN6df0
でも、変な書き込みがあって自分が書いたんじゃないと証明するには
トリ付けないと無理じゃないですか?
761名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:16:08 ID:CNyBAffK
俺とか僕とか書いて二重人格でも演技してるんすか一万ウナギイヌ
762名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:16:24 ID:OCjQ9l0K
>>755
競作は前者じゃないかなと思う。
後者はリレー小説になると思う。
俺もよくわかんないけど…。
詳しい人カモーン!!
763名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:21:12 ID:PUuvjV2K
疑惑とか疑惑のまま放置しとけばいいだろ
正直そうやって必死にレスするほうが怪しいし、荒らしに付け入る隙も作る
なによりウンザリなんだよ
人の忠告も聞かないで、毎度毎度スレを荒らされるのは
764ごめんなさい:2007/11/30(金) 16:21:41 ID:AYcN6df0
違います。丁寧な言葉を使うべきときに『僕』と書いているんです
765名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:23:06 ID:VVDCn/hp
>>760
とりあえず>>758の件は真剣に考えてくれ
向こうのルールにしたがって投下してればちゃんと評価は戻るんだからね

>>762
競作とリレー小説の違いが分からん・・・
766ごめんなさい:2007/11/30(金) 16:23:26 ID:AYcN6df0
あと、ウナギ疑惑とかはもう放置します。かえって荒してしまい、申し訳ありませんでした
767名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:23:34 ID:RKUScU4f
>>760
しばらく黙って投下だけしてみろ。
GJは当分貰えないだろうが乙くらいは出るかもな。
768名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:24:47 ID:VVDCn/hp
>>766
ちゃんと投下の際だけにトリ付けるように気を付けてくれな
769名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:25:20 ID:CNyBAffK
てゆうか実際一万年にGJした奴いんの?
挙手しようぜ。
俺はしたことない
770名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:28:31 ID:J6Kt5hr7
>>755
リレー形式じゃなくて、お題っつーか
今回の場合はジャーマン氏のハイパー・トスから電波受信した人が枝分かれしていくもんだと解釈したんだけど

もしかして先走っちゃったかな
771名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:28:39 ID:RKUScU4f
書き込んだ後に気付いた。
最初の態度からアレ過ぎて読んだ事すらねぇ。
ごめん黙るわ。
772名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:30:46 ID:s564RdCY
>>765
リレー小説は一つのストーリーを互いに書きあい、繋げていく形式
競作はプロットを元に自分ならこうすると一人で完結まで持っていく形じゃね?
競争して作るって感じかな。
773名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:31:48 ID:VVDCn/hp
>>770
ああ、なるほど
ジャーマン氏の最後の回からそれぞれ作者さんたちによって話が分岐していくのね
それは中々面白そうだ
774名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:39:55 ID:OCjQ9l0K
>>665
競作って聞くと幼馴染みスレで二人のSS作家さんが
交互に書いていた作品を思いだしてね。
ただ今回の場合は>>770がいいのかもしんないね。
775名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:48:30 ID:OCjQ9l0K
いや、あれは共同制作かもしんない。
ゴメン。勘違いしてました。
776名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:59:36 ID:VVDCn/hp
>>772
それぞれがパラレルワールドっぽくていいなw
さてさて最初の投下第一号は誰になるかwktk
777名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 17:06:57 ID:k8hXkxcL
それにしてもこの43スレも500kbに届かず1000までいきそうだな。
埋めネタの続き読みたいなぁ。
778名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 17:12:08 ID:vWioIwAl
>>766
とりあえず今後はしばらく避難所で書いてくれ、頼む

あんたが自演していようがいまいが、あんたが煽られて反応する時はもちろん、投下だけでも書き込むと毎回スレが荒れるのは事実だろ?
779名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 17:12:30 ID:+4iP1vDz
転帰 の続きが読みたい
780名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 17:32:35 ID:E26NUFIH
荒らし云々より前に一万年が人間的に嫌いなんだが・・・
絶対こいつリアルでも嫌われてるって、レスからメンヘラ臭プンプンする。
もう来ないでいただきたい。
781名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 17:49:13 ID:OeEbrRci
どうでもいいよ
782名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 17:54:18 ID:b1o3aNW/
>>780

終わった話をいちいち掘り返すなよ
783名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 18:02:28 ID:Fy+Xh6oS
よくやと優柔の絵師さんて同じ人なんだな、今更ながら初めて知った
784名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 19:00:26 ID:oHxj3hxe
冬の星空待ち〜
785名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 19:09:33 ID:SuGhNNfy
やーっと一万年のクズが去ったか
二度とくんなよ!
786名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 19:12:09 ID:jTXruHWz
蒸し返すな。お前も同類だ。
787名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:16:47 ID:X6KkIqBb
星空wktk
788名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:28:53 ID:KWhUUwWK
なんだかんだで
まだ一万年に対して優しい嫉妬スレの住人

正直ここまで優しいとは思わなかったな(良い意味で
789名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:45:49 ID:Y1H+UvFx
そしてその優しさを裏切り続けた一万年
790名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:55:42 ID:4y1iSumH
いい加減、NGワード登録しろよ
一万年も半年ROMれよ〔掲示板などで発言せずに、他人の書き込みを読む。〕
791 ◆uGYdwEq8BU :2007/11/30(金) 23:47:21 ID:kjLqS1mp
>>592
で言った言葉を撤回してスレの空気も読まずにチンタラ投下します。
792 ◆uGYdwEq8BU :2007/11/30(金) 23:50:40 ID:kjLqS1mp

――王の命には逆らうな。首と胴を斬り離されるぞ。

――王の側には近づくな。二人の魔女に喰い殺されるぞ。

――王の逆鱗に決して触れるな。一族全てが滅ぼされるぞ。

――狂王ティークに逆らうな。死にたくなければ王の足元に跪け。

 国中で囁かれる畏怖の言葉。知らない者はいない。

 王が通る道には血の道が出来上がる。王が通った後には死体の山が出来上がる。王が通る道には首が並ぶ。王の行く先には滅びが待っている。

 狂王ティークは他国を侵略する。たった三年で三つの国を滅ぼした。略奪し、燃やし尽し、殺し尽す。

 三つの国を滅ぼしてからは、4つの国が無抵抗で平伏した。狂王に恐怖し、4人の王が跪いた。

 狂王ティークの名は、今や絶対的な恐怖の象徴になっている。

 ティークが王になってから、弱小国だった小さな属国はたった数年で巨大な強国に変貌した。

 土地の荒れた国も今では豊かになり、人口は増え、領土は今も拡がり続けている。

 国は活気に満ち溢れ、貧民や浮浪者、罪を犯す犯罪者も激減した。民は安心した暮らしを得る事ができるようになった。

 国に来た者達は口を揃えてこう言う。

「とても狂王と呼ばれる王が治める国とは思えない」

 愚かな民衆は増え続ける。豊かな暮らしを求めてこの国にやって来る。

 愚かな民衆でも知っている。王が暴君ではないことを。この国には圧政も重税も存在しない。王は民に慈愛を与える賢王だと知っている。

 ティーク王は自分を慕う者には寛大だ。自国の民には慈愛に溢れている。その代わり、裏切り者だけは許さない。自分を裏切るような行為を許さない。逆らう者には容赦しない。王を裏切ろうとする者は一人もいない。

 ティークは王妃を求めない。妻になろうという者もいない。政略結婚を狙い、自分の娘を差し出そうとした王を見下してティークは言った。

「そのような貢ぎ物で俺に取り入ろうとは見下されたものだ。貴様は俺を侮辱するつもりか? 俺に心無い者を妻にして俺が喜ぶとでも思ったのか!!」

 ティークに罵られた王はその場で跪き、泣きながら許しを乞うた。王の逆鱗に触れ、国が滅ぼされるかも知れない。王はティークの許しを得るまでの3日間で、髪を恐怖で白髪に変えた。

 ティークは国の名前を変えた。

 スラル国――かつて愛した者の名前。呪われた名前。ティークの心を蝕み続ける悪魔の名前。
793 ◆uGYdwEq8BU :2007/11/30(金) 23:53:46 ID:kjLqS1mp
「――貴様はそんなに死にたいか?」

 王がこの言葉を口にした時、言われた者には二つの運命が待っている。

 生か――死だ。

「俺は慈悲深い――」

 王がこの言葉を口にした時、言われた者に残された運命は死だ。決して覆る事のない死の言葉。
 王の目の前には、きらびやかな純白のドレスに身を包んだ女が立っている。

 辺境の小さな国の王女――侵略される予定の国の王女は、小さく震えながらも、目の前の王の視線を真っ向から受け止めている。

 王女は自らに訪れるであろう死を受け止め、享受しているのだろうか?

 王女は自らの命だけに収まらず、自分の国に訪れるであろう運命に気づいているのだろうか?

 謁見の間には、緊張と殺気が立ち込めている。
 巨人に踏み潰されるかのような重圧――下臣達は、目の前の美しい王女に訪れるであろう運命を悟り、王の言葉を、身を固めながら見守っている。

 やがて――。

「――お前の暴言、許してやる」

 誰もが予想だにしなかった言葉。その場に居る者達は全員が驚き、王の言葉に我が耳を疑った。

「気に入った。この俺に対し、そこまで言える者は久しく見なかったぞ。王女よ、お前を歓迎しよう。心ゆくまでこの城に残るが良い」

「ありがとうございます、ティーク王。やはり貴方は偉大な賢王です。慈悲深く、慈愛に満ちている。寛大な心遣い、感謝致します」

 王女は顔を綻ばせ、ドレスのスカートを摘みながら、恭しく頭を下げた。その姿は見る者全ての目を奪うような気品に満ち溢れていた。
794 ◆uGYdwEq8BU :2007/11/30(金) 23:57:27 ID:kjLqS1mp

 広間には先程までの重苦しい雰囲気はなくなり、下臣達は安堵の表情を浮かべている。
 王女の周りに立ち込めていた殺気は既に消えていた。広間には、王直属の騎士達が剣の柄に手を当て、王の命を待っていたのだ。

 しかし、広間にはまだ二つの殺気が残っていた。

 王の両隣に立つ二人の女性騎士。王が最も信頼する側近中の側近――王の「剣」と「盾」と呼ばれる二人が、未だ王女に向かって殺気を放っていた。

「もう良い、ゼンメイ、ホーネット。俺が許すと言ったのだ。いつまでそうしているつもりだ?」

 二人は王に言われ、ようやく殺気を消す。

「はい…」

「…申し訳ございません」

二人の顔は王に気付かれてはいないが、苦虫を噛み潰したような表情で王女を睨み続けていた。
 王の目の前に立つ王女は二人の顔を見て、不思議な笑みを浮かべた。

――忌まわしい、あの女の顔が二人の脳裏にちらついた。


795 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/01(土) 00:00:34 ID:Okqil1gR
「一体どういう事ですか王!? あのような者の言葉を許すなんて!」

「王に対する侮辱です! それに、あの王女の暴言を許されては王の威厳に傷がつきます!」

 王室内に二人の女性の声が響き渡る。二人の声は問い詰めるような口調で廊下にまで聞こえる大きさだった。

「二人とも落ち着け。そんなに怒るとシワが増えるぞ?」

「まだシワなんてありません!!」

「王っ!!」

 ティークの一言に二人の声は怒声に変わる。二人の触れてはいけない何かに障ったのか、怒声は先程の声よりも大きく、ティークの鼓膜と室内を揺さぶった。

 ティークの部屋は、大国の王にしては飾り気のない広いだけの部屋だ。調度品が少しと大きな机に本棚が一つ。テーブルに椅子、寝心地の良さそうな大きいベッドがあるだけで、部屋が広いと言っても大して広くはない。とても大国の王の部屋とは思えない空間だ。

 ティークの前には、顔を真っ赤にして怒っている二人の女性騎士が並んで立っている。狂王と呼ばれる王に対して、面と向かって怒鳴る二人の姿は下臣が見れば卒倒するであろう光景だ。

 狂王――匙加減を一つ間違えただけで首が飛び、国が滅びる恐怖の王。その王を相手にここまで無礼とも言える振る舞いが許されるのは、この二人をおいて他にいない。

「面白い女ではないか。この俺に臆することなくあそこまで言ってのけたのだ。あれほどの度胸がある者は我が国の騎士はおろか、国王達でもそうはいないぞ?」

 ティークが他の下臣達には見せることのない顔で二人に笑う。まるで、新しい玩具を見つけた子供のような笑みを浮かべるティークに二人の女性騎士は気勢を削がれてしまった。

「ただ殺すだけならいくらでもできる。何時でもな。だがよく考えてみろ? たかだか辺境の王女の首を気に入らぬと斬れば、俺の威厳が損なわれる。慈悲の無い王だと下臣の反感も受けるであろう? それに、言っただろう――俺は慈悲深いと」

796 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/01(土) 00:03:50 ID:Okqil1gR

 嘘だ――ゼンメイはティークの言葉が嘘である事を知りながら、反論することが出来なかった。

 真意はどうであれ、王であるティークがこう言っているのだ。ティークは一度口にした言葉を覆らせるような事はしない。王は自分が決めた事を覆らせるような事は決してしないのだ。

――気に入った。

 ティークが王女に言った一言を思い出し、ゼンメイの胸の奥に暗い嫉妬の炎が灯る。

(あのような辺境の国の王女如きが口にされて良いはずがない! あのような売女がティークに気に入られて良いはずがない……!!)

 暗い炎が揺らぎ、胸の奥を焦がしていく。

「…分かりました。王の決定に逆らうようなことを口にしてしまい、申し訳ありません」

 沸き上がる怒りの炎を飲み込み、ゼンメイは頭が下げる。

「ですが、王女が王に無礼を口にした事に変わりはありません。このまま放っておけば、後々王に不愉快な事を口にするかもしれません。後で私から王女に一言申し上げてもよろしいでしょうか?」

 ゼンメイの横に立っているホーネットが、一歩前に出てティークに言う。

「…二人は余程あの王女が気に入らんのだな。だが止めておけ。あの王女は言ったところで聞かんだろうよ。それに、王女はあのままの方が面白い」

「…そうですか、分かりました」

 ホーネットはそう言って頭を下げた。悔しそうに歯を食いしばり、それをティークに見られないために。

 ティークはやれやれと溜め息を吐く。この二人は普段は忠実に自分に従うが、女性の相手が現れるといつもこの様になる。ティークは時々この二人が恐ろしくなる。狂王とて恐れるものが存在するのだ。いつかこの二人に殺されるのではないか――と。

797 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/01(土) 00:05:40 ID:Okqil1gR

「今夜は宴を開く。二人はそれまでゆっくり休め」

 宴――パーティーをあまり好まないティークが珍しく開くと聞いた時、ティークをよく知るゼンメイとホーネットは驚いた。

(――まさかあの王女のために開くのか?)

 あの王女が来てからはティークの様子が変わった。今までとは違うティークの王女への対応――小さな疑心が二人の胸に重く圧しかかる。

「そうそう、二人は宴にドレスで出ろ。宴の場に鎧は場違いだからな」

 ティークのその一言に、二人は驚きの表情を浮かべる。

「私達も…出てよろしいのでしょうか?」

「ですが、私達には王の護衛という役割が…」

 それまでの態度とは一変し、二人がおずおずと口を開く。

「何を言っている。俺の側に居なければ護衛も出来ないだろう? 美味い物も好きなだけ食える。二人は俺の側を離れるなよ」

 ティークは照れくさそうに笑みを浮かべ、少し顔を赤くして言った。

 狂王と呼ばれる者には似つかわしくない顔――二人だけに見せる素顔。

 ティークのその言葉に、その笑顔に、二人は涙を流してしまいそうになるほどの喜びを感じ、

「「ハイ!」」

 声を揃えて笑顔で答えた。

798 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/01(土) 00:09:40 ID:Okqil1gR
投下終了です。

…うん、他の作品を期待して待ってた人ゴメン。思う存分罵るがいいさ!
799名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:18:21 ID:DEsJRDt3
>>798
リアルタイムでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
国名をスラルにするとは愛ゆえか憎しみゆえか・・・
新キャラに嫉妬する二人も良い感じです
あと、競作の件は◆uGYdwEq8BU氏が連載すると言う事で無しってことですか?
800名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:18:49 ID:lMWIGI5n
黙れ言われて黙ってたジャーマンの俺が一言、GJ。
知識も語学も俺より豊富で俺の脳内想像の一つ上を行っている。
けどいくつか不満点があるわけで、言わせてもらっていいだろうか?
801名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:19:29 ID:JlfiMPm4
GJ!
続きも期待してます、頑張って下さい。
802名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:32:38 ID:Jx0k4O31
>>798
文才ないよ!二度とこないでね!
803名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:36:45 ID:S+HQL4dx
>>802
これは一万年じゃないのか?
804名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:45:11 ID:Jx0k4O31
批判=一万年でぃすか?フヒヒ随分単純ですな
あちきはただ思った事を述べただけですぜ!
一万年じゃないんだからね!本当だよ!フヒヒ
805 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/01(土) 00:45:48 ID:Okqil1gR
>>800
言ってください。参考になるし勝手に書いてる身分じゃけえの。

>>799
俺は書きたい人みんなに書いてほしい。競作の話で書いてる人もノリ気な人いるからそれも読みたいし。

>>802
もっと叩くが良いさ!
Mだから!俺Mだから!
806名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:57:08 ID:Jx0k4O31
それはつまらんのぅ
Sをいたぶるのが好きなんじゃ!フヒヒじゃ巣に帰ります
(\
(\(\      /)
 (\(\     /).
  (\\\  ./)):
   ( ( ヾ ) ヾ)
  :(/し /⌒ヽ     ブーン
 :(/し .( ^ω^)
:(/:(/⊂   U ))
  (/:(((ノ(ノ \
           ☆
゚゚。・゚。☆゚   ∴+ *
     *∴+∴*
  +…∵:∵*
*∵::+ ∵ +
+∴ *∵ :
。… *

807名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:58:03 ID:lMWIGI5n
ゼンメイはティークを想う綺麗な心(?)のヒロインでホーネットはそれに対比させた存在だから、俺的に何か違和感を感じるのさ。
それだけ、ROMに戻るさ
808名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 01:35:19 ID:eqO5VDl6
>>798
GJ!!
809 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/01(土) 01:35:53 ID:Okqil1gR
>>807
了解です。出来るだけ取り入れてジャーマン氏の期待に応えられるように頑張ります。
あと提案なんだが、次回からタイトルを勝手ながらつけさせてもらって良いかな?
競作なら複数になるしタイトルがあった方が読み手も分かりやすいだろうしって事で。
なんか好き勝手言ってゴメン。
810名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 01:42:27 ID:lMWIGI5n
OK、つけてやってくだせぇ
811 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:20:46 ID:uVtfdcCD
件の競作が書きあがったので投下します。
まずはじめに、「は? 何言ってんの?」という方のために
これは>>423から始まるSSのラスト、ジャーマン氏による「誰かこれを元に描いてくれるのを祈る」という発言から
書きたい人が書けばいいじゃないという信念の下、自分を含め複数人の作家さんが書き始めた(らしい)
ぶっちゃけ「思いつきによる思いつきのため」のSSというわけです
一つの種子から芽生えた複数の花とかいうとカッコ良いですよね
その続きとして
>>501本家ジャーマン氏
>>574 ◆uGYdwEq8BU氏
などの作品群があります。

一応、区別のためにトリップ付けます。
では前置きが長くなりましたが投下します。
812 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:22:19 ID:uVtfdcCD
「スラルと男とあの子供は捕えろ。――――あとは全て、殺せ」

王の言葉に、城から連れてきた少数の兵士全員が耳を疑う。
――あんなに堅実で優しく賢い王であったのに何故、と。
無論、私はそんなこと気にもしていないのだが。
ふと、ホーネットから視線を感じた。
私は彼女の視線に応えるように目を合わせる。

「ホーネット様、どうなさいましたか?」
「――――ッ」

ホーネットはあわてるように私から目をそらす。
何故だろうか……考え込むように口元に手を持っていくことで、『そのこと』にようやく気づいた。
私、笑っていた――――のか。
周囲の動揺をよそに、私は背筋をピンと伸ばす。
笑みを浮かべる口元を意識して元に戻し、まだ唖然としているホーネットと兵士たちに向き直った。

「皆様、若の言葉が聞こえなかったのですか? ただちに兵の準備をなさいませんと」
「……あ、ああ。ああ、…………そうですね。
王――ただちに兵を揃えます。この程度の村でしたら、兵は3……いや2百もいれば良いでしょう。
おそらく陽が昇るまでには全てが片付くものかと」

私の声に最も早く反応したのはホーネットだった。次いで他の兵士たちにもそれが伝播する。
とはいっても動揺、それ自体は治まっていないのだけれど。

「王、あなたは相次ぐ激務にお疲れのご様子。このまま御自室にて報をお待ちになるのがよろしいかと」

ホーネットもティークのことが心配なのだろう。彼女もティークに気があるようだから。
でもあなたはまだ彼のことを理解しきれていない。
彼は、良くも悪くも一直線な人だ。
私を拾ったときも、訓練校のときも――あの、忌々しいスラル姫と結婚したときも。

だからおそらく、今回も――――
813 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:23:38 ID:uVtfdcCD
「――いや、俺も同行しよう」

と、そう言うだろうと私には予想がついていた。

「王っ! そんな、自分がどれだけ無茶をしているのか理解しているのですか! 王は――」
ホーネットは尚も説得を試みる。
「そうだよ、ホーネット――」

そして、このときばかりは私も流石に驚いた。

「ホーネット。俺が、王だ。じゃあ、『俺の』忠実な家臣であるお前に聞こう。
お前は俺に仕えているんだよな? スラルでは無くて、先王でも無くて。この俺――に仕えているんだよな?」

その言動はティークにしては不自然なほどにイビツ――

「そ、それはそうですが、いきなり理由もなく……」
「理由もない――ふむ、そうか。じゃあこんなのはどうだ、奴等は王妃スラルを町ぐるみで拉致し、2年もの間、監禁していた。逆賊は国王ティークにより一夜にして殲滅される。
誘拐していた首謀者は当然のこと、隠蔽に関わった町の人間全ても同罪とみなされ処刑される、っていうことならば理由になるだろう――――何か、問題があるか?」

あのティークがあんな風に強引に押さえつけるような命令をするなんて。
これにはさしものホーネットも押し黙るしかないようだった。
少々の吃驚、それと同時にまた私の心を締め付けるような痛みが走り、身体の中がグシャグシャになっていくような錯覚を受ける。
814 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:24:32 ID:uVtfdcCD
ああ……若、私のティーク…………。

あなたは、あんなにも裏切られて、どれだけ努力しても報われず、自分は見向きもされていないのに、
自分以外の苦労なんて露ほども考えていないあの小娘に、あなたの心は囚われているのか…………。
嫉妬、そんな言葉では決して表すことのできない、漆黒の焔が私を抱いているような錯覚に陥る。
今夜、騒ぎに乗じてあの色惚けの小娘(スラル)を殺してしまいたい。
それは若の望むことでは無い。

――けれども、もし、この命令の意図が『そこ』にあるのだとしたら………

「若、ホーネット様。私も行きます。あなたが……王である貴方が行くのであるのならば、その護衛である私こそ、そこ加わるべきでしょう」

……あの女を手に入れるための作戦であるならば、きっと私は彼女を殺してしまうだろう。


その夜。暗い闇の中を進む兵の数は実に230名。
目標は約800人の人間が住むディランドル領ホワイトヘブン。
指揮をとるのはスラル姫の元護衛ホーネット。
命令はただ二つ。元王妃スラル、およびその夫サーナキアと子供以外は皆殺しにせよ。ホワイトヘブンは焼き払い、地図の上から跡形も無く消せ。
この虐殺にはスラル姫と当時婚姻関係にあった国王ティーク、その右腕であり護衛のゼンメイも同行していた。

後の世に大きな爪痕を残すこととなる「ホワイトヘブンの虐殺」とよばれる戦禍である。
815 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:25:57 ID:uVtfdcCD
眩暈がするほどの血の雨の薫りに咽ぶことなく、闇を打ち消すような灼熱の焔に囲まれながら、彼はただ笑っていた。

私――ゼンメイは彼の護衛として同行し、彼の馬に並ぶように自身の馬を寄せる。
炎に照らされてるせいか、それとも彼自身が高揚しているからなのだろうか。
ティークの横顔はいつもより赤みが増している気がした。

「見てよ、ゼンメイ。この何の変哲も無いこの小さな町が――このホワイトヘブンが、今、たった一人のくだらない男のせいで滅びようとしているんだ」
その姿は子供のように無邪気で、大人のように切なく。何かを決意したような、あきらめとも熱意とも受け取れる顔だった。
「若…………」

彼は誰のことを言っているのか。

「ゼンメイ。ゼンメイが、そんな辛そうな顔をしないでよ」

そのティークに問いかけた。

「……若。若は、心が痛みますか?」

それは私が最も気にかけていたことに直結する。

「……いや、不思議と痛みとかはあまり感じないんだ。きっとこの国に来てから2年の間にそういう感情はすり切っちゃったのかもね」

そう、2年間。あれからもう2年も経つのだ。
私は彼の口から2年という歳月を思い知らされるたびに胸が苦しくなる。

――もし、あるいは、きっと。
儚い幻想と知りながら、私はそんな自責の念に駆られてしまう。
あの時、縁談を破談にしてさえいれば。
スラル姫に想い人がいるとわかった時点で、どんな手を使ってでもそれを為していれば。
ティークがこんなにも追い詰められることは無かったはずだ、と。

――バカなことを。
それは本当に馬鹿げた妄想だ。こうなってしまっては全てが手遅れだろう。
なればこそ、私がこの場でとる行動はただ一つ。
全ては私のティークのために――
816 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:27:24 ID:uVtfdcCD

「お、おれたちの町に何しやがるンだ……おれたちが何をしたってんだよォ!」

不意に背後から聞こえたのは怒声を張り上げた男の声。
王が振り向くより疾く身体が反応し、するりと馬から飛び降り、左の腰に下げた豪華な鞘ごと剣を抜く。
男はどうやら一人ではなかったようで、そこには斧が一人に鍬が二人。合計で三人の男がいた。
ただの木こりと、ただの百姓と判断する。
その三人、全員が激しく息巻いていた。
矢継ぎ早に何かを言っているようだ。

「悪魔どもが……俺の娘が……許さない……みんなのカタキを……裁きに……ここで、死んじまえ!」

それだけ拾えれば十分だった。
十分に殺す――価値があるというものだ。
身体を急激なまでに前に倒し、地面を滑るように駆け出す。
血と焦げた肉を踏みつけ、すり抜けるようにして男達に接近。
一歩々々と男達に近づいていく。
右手で剣の柄を握り左で鞘を掴み左右にスライドさせると、銀色に煌く霜刃が右手に吸い付き私に途方も無い力を右手から直に与えてくれる気がした。
刃を見た男達の顔が蒼白になっていく様がうかがえる。人殺しのための刀刃など見たことが無かったのだろう。
まず先頭にいた斧男の顔に、左手で握り締めた豪奢な装飾の白鞘を投げつける。
斧の男はそれを無様にも武器を持った右で顔を防ぐ。

――バカですね。
当然、がら空きの腹部――ではなくさらにその下、股間部に剣を突き刺し、手に捻りを加えて掻き回す。
絶叫とともに斧を取り落とし、血塗れの股間を抑えながら崩れる男。
地に伏せった男を一瞥。

「おそらくソレはもう使い物にならないでしょう。まあ、あっても今夜で意味が無くなりますけど」
817 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:28:26 ID:uVtfdcCD

――どうせ、死にますから
残された二人の男を見るとさらに顔から血の気が引いてた。
リアルに想像できる痛みというものは精神にも行動にも影響が及ぶものだから。
男達のひるんでいる隙に持っている鍬を2本とも木でできた柄の部分から横一線、一気に叩き折る。
一瞬で男達の武器は無くなり、柄の一部しか無くなったソレを必死に握り締めていた。
私は剣を高く振り上げ――

「た、たすけてくれぇ!」
「そうだ! お、俺たちがなにをしたって言うんだ!」

――私は剣を止め、自分の主君をわずかに振り返る。
ティークは黙ってこちらを見ていたが、私の視線に気づくと軽く微笑み、腕を高々と天に掲げ、直線に振り下ろし――それだけで十分だった。

――若は何かを決意していらっしゃるのですね…………
私は『指示通り』に無抵抗の彼らをそれぞれ一刀で切り捨てる。
今、ここに在る屍は二つ。最初に傷を負わせた男は浅くだがまだ息をしていた。
ティークが馬を降りてこちらに近づいてくる。正確にはこの足元で這い蹲っている男に、なのだけれど。
少しだけ寂しく想う。
818 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:29:26 ID:uVtfdcCD

「名も知らない男、我が妻スラルと男とその子供一人がどこにいったのかを知っているか?」
「ス、スラル様? ……あんたぁ、いま妻って……それに、それを聞い、て……どうする、んだよ?」

男は息が今にも絶えてしまいそうだった。
私は男の血だらけ股間を踏みつけ、傷をえぐる。まだ意識を失わせるわけにはいかない。

「若が聞いているのです。あなたには質問する権利などありません。苦しんで死ぬか、いま楽に死ぬか――ですよ」
「あ、ぎゃああああああああああああがががああがあああああああ―――――ッ!! 言う、言うから! 言うから止めてくれ!」

ティークを見ると、彼は小さく頷き返してきた。
私は男の真っ赤に濡れた股間から足を退かす。

「男よ、もう一度聞くぞ。良く聞け、『もう一度』だ。この意味がわかるよな?」

男は必死に頷いた。ティークは、次は無いと言っているのだから当然だろう。
でも死にたいから焦る、というのもまるで冗談のような話だが。

「よろしい。では聞こう、スラルはどこにいるんだ?」
「ス、スラル様なら……ひっ、き、教会の……教会の方向に行ったんだ!」
「ご苦労。――――ゼンメイ、とどめを刺してやれ」

若の命令にしたがい、私はまだ抜き身のままの剣を持ち直すと、男の心臓を一突きについた。
既に死にかけだった男は悲鳴をあげずにあっけないほど簡単に絶命する。
若はすでにその男に目を向けることも無く、近くの民家で別の殺戮劇を繰り広げている兵士の傍に行き、何かを告げているようだった。
「ホーネットに……」と聞こえたので恐らくは彼女へ、スラルの居場所を伝える早馬を走らせるつもりなのだろう。
819 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:30:38 ID:uVtfdcCD

ティークは馬の無い兵士に自分の馬を貸し、兵士がホーネットの方へ駆けていくのを見送ったあと、そのままこちらに近づいてくる。
今度は、私に近づいてきたのだ。
たったそれだけのことが、私の心には暖かい光が差し込むように非常に心地よいものだと感じた。
私からもティークに歩み寄ろうと思い、まず剥き出しの剣を鞘に戻そうと――あれ?

「ゼンメイ、探し物――これでしょ」
「さっき拾っておいたんだよ」そう言って、若は私に見慣れた豪奢な白いソレを放り投げてきた。
「わっ、わ、わっっとっと! 若、いきなり投げないで下さい! 落としたらどうするんですか!?」
「ごめんごめん、高そうだもんなぁ、それ」

違う。これは彼の護衛である私の証。
この任についたとき、ティークの手から直接わたされた、私の所有する数少ないティークからの送り物なのだ。
これは例え神ですら譲れない――――大切な宝物。
そして、だからこそ……というのか、彼から自由に贈り物をもらえたはずのあの小娘がやはり許せない。

「――ゼンメイ?」
「――――はい、若。なんでしょう?」
「いや、だからいきなり投げたりしてゴメンって……そんなに怒らないでよ」
「ふへ、怒ってましたか、私が?」

若は苦笑いを浮かべていた。
あらまあ。
820 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:32:54 ID:uVtfdcCD

「――って、若、貴方、ご自分の馬を早馬に出されて、どうやって移動するつもりなのでしょうか?」

全てを徒歩で行くには、まだ少々危険がありすぎる。先ほどのような輩が他にいないとも限らないのだから。

「あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて……はは」

――――あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて……
あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて
……あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて
……あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて
……あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて……あー…………………

――――思考停止。

「ああー、やっぱダメかな? 手綱は僕が握るよ。あ、いやダメなら別に――」
「い、いえ! おけ、です! いけますチョロいです楽勝です!」

思考停止、停止。
なんということだろう。
若と密着することができるなんて。
まさかココでこんな機会が訪れようとは。

「じゃあすぐ行こう。僕たちが着くころにはホーネットもスラル――を見つけてるだろうしさ」
821 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:34:03 ID:uVtfdcCD

また、スラル――――その言葉に胸がズキンと痛んだ気がした。

「そう、ですね。では……若、後ろに乗ってください」

だけど今度は悟られないようにと、注意したからか。
私が馬に跨ったときには、もう偽りの笑みを上手に作れていたようだった。
若は私の催促に促される形で後ろに跨る。
馬の背が、若の重みでわずかに下がった。

「はいゼンメイ、手綱もらうよ」

若の腕が私の横を通過し、手綱を掴む。
形としては若に後ろから抱きつかれているのと同じなので、少しだけ幸せな感じ。

走りだした馬の背にいる私は……
若と初めて出会ったとき、「病院に連れて行くために」と無理矢理されたお姫様抱っこ。
あの時と同じ温もりを全身で感じながら、血と屍と焔に包まれた町を駆け抜けていった。
822 ◆3TsGyVN76Y :2007/12/01(土) 05:35:01 ID:uVtfdcCD
今回はここまでで終了です
地名とか勝手に決めました
当然、まだ続きます
最後に、素敵な嫉妬を提供してくれたジャーマン氏に感謝を
823名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 06:40:36 ID:Okqil1gR
>>822
超GJ!!
ケタがちげぇ!同じ題材でここまで差をつけられると悔しいとか通り越して惚れ惚れするな。
俺もちょっくら気合い入れて頑張るわ。
824ごめんなさい:2007/12/01(土) 08:31:26 ID:HwzFbyPe
>>790
ROMるってそういう意味だったんですね
825名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 10:00:32 ID:i3U2EK0i
>>798
王を陛下にすると、もっと良くなると思う。
826名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 11:04:18 ID:MTwGOvsr
どっちもGJ!
827名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 11:07:47 ID:qtU9euBN
僕はトミタケ
フリーのカメラマンさ

↑で誰かSSを書いてくれw
828名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 11:08:48 ID:LxnxtvIP
>>824
早速ROMって無いしw
流石荒らしの帝王の一万年さんだぜwww
829名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 12:07:46 ID:mVG60UmO
>>798
お前が気に入ったよ。それに十分読み応えあるから頑張ってくれ! GJ

>>822
こんどはどんな展開になるのか楽しみだぜ! 期待してるよ
830 ◆SVNDcoHudE :2007/12/01(土) 19:31:36 ID:8FGB6m0P
投下します。
831 ◆SVNDcoHudE :2007/12/01(土) 19:32:12 ID:8FGB6m0P
庄田秋穂は私にとって目標であり、憧れの存在だった。
聡明な頭脳と、飾らない、自然な美貌。
決して他人に臆することのない、明るい性格。
なによりも、彼女は自信に満ち溢れていた。
常に先を見据え、前を向き続けていた。
私は、そんな秋穂が大好きだった。彼女の友達である事を誇りに思っていた。
秋穂の言うとおりにし、秋穂のしたい事をするよう、私は常に意識していた。

そうすれば、ずっと一緒にいられるって思ってたから。
そうすれば、少しは秋穂に近づけるような気がしてたから。

だから「彼」の事を話したのだって、ただ秋穂に自分をもっと知ってほしいって思ったからだ。
周りの女の子がしてるように、自分も親友に好きな人の事を打ち明けただけ。
……それだけだった。ただ、それだけだったのに。

気づいた時には秋穂は「彼」と話をするようになっていた。
いつの間にか、「彼」と仲良くなっていた。
いつの間にか、秋穂の視線の先に、いつだって「彼」がいるようになっていた。


―――私ができなかった事を、平気な顔をしてやりのけた秋穂。
私が必死で手に入れようとしたものを、いとも簡単に手に入れた秋穂。
私の持っていないものを、すべて持っていた秋穂……


私の中から秋穂に対する羨望が消え、代わりに強い妬みの感情が生まれたのは、丁度その頃だった。
832 ◆SVNDcoHudE :2007/12/01(土) 19:33:19 ID:8FGB6m0P



――誰もいない、放課後の教室の中。
シャーペンが紙を叩く音だけが静かに響き渡る。
まだ十数名の生徒達が、他のクラスにはいるのだろうか。
隣の教室や、廊下の先からは、生徒達の話し声が聞こえる。
でもこの教室には今、私しかいない。
他には規則正しく並べられた机しか、存在していない。
「……もうこんな時間か」
窓の外からは、縦に伸びたオレンジ色の光が差し込んできていた。
グランドから、部活に励むクラブ生達の大きな声が聞こえる。
この季節なら、もうそろそろ日が落ち、辺りは完全に暗くなるだろう。
もうすぐ、夜になる。
つい最近まで要と一緒に忍び込んだ放課後の教室。
今は、私一人しかいない……。
「……要」
席から立ち上がり、要の座っていた机に向かう。

どうして要は何も言ってくれなかったんだろう。
どうして秋穂の方を見たんだろう。
なんで私の事、ちゃんと見てくれなかったんだろう。
どうして、こうなってしまったんだろう……

さっきから、こんな考えばかりが頭に浮かぶ。
こうして日誌を書き、週番の仕事をしている最中も、
さっきまでの事がずっと反復されている。

なんで、どうして――


「信じるわけないじゃない。あんな事」


「……え?」
833 ◆SVNDcoHudE :2007/12/01(土) 19:34:15 ID:8FGB6m0P
突然掛けられた声に反応し、ドアへと目を向ける。
そこには、今一番会いたくない、一番顔を見たくない女がいた。
いつ教室に入ってきたのだろうか……まるで気がつかなかった。
「信じるわけないでしょ? 今まで散々無視しといて、いきなりあんな事言われてもさぁ」
薄気味悪い笑顔を浮かべながら、その女は言う。
「要君もかわいそうよねぇ? 必死に隠してきたのに、あんな風に言われちゃあねえ?」
両腕を組み、ドアにもたれかかりながら、挑発するような目つきで言葉を続ける。
「あんたももっとよく考えて行動しなさいよ。頭悪くなったんじゃないの?
要君が何のために隠し続けてきたか、まだわかんないの?」
ドアから離れ、しかし腕組みはしたまま、その女――秋穂はゆっくりこちらに近づいてくる。
「全部あんたの為よ、美希。あんたのために隠し続けてたの」
私と机一個分ほどの間隔を空けて、秋穂は立ち止まった。
丁度、私と秋穂の間に要の机が置かれている。
当の要本人はいないが、昼間と全く同じ構図だ。
「私の……為」
「そうよ、全部あんたの為。あんたを守る為。自分みたいに、あんたが周りからハブられないようにする為」
「………………」
「ホントかわいそうよねぇ? あんたがどれだけ他の男と仲良くしようが、どれだけ自分に冷たく当たろうが、
ずっと我慢してたのに。ずっと耐えてたのに。それを守ろうとした本人にぶち壊されそうになったんだもんねぇ?」
「そ、そんなの……」
「言われなきゃわかんない、って? そのくらい気づきなさいよ。ホント馬鹿ね」
呆れたように、秋穂は目を伏せる。
「……要君はねぇ、嫌われ者の自分でも受け入れてくれたあんたの事が、ホントに好きだったのよ。
だからあんたと付き合えたことが嬉しくて、あんたを守りたくて、あんな約束取り付けたの。」
「………………」
「なのにあんたときたら……ちょっと要君が違う女になびいただけで動揺して、怖くなって。
自分に惚れてるイイ男が優しくしてくれたからって、学校休んでデートして、キスまでして」
「……えっ!」
――なんで秋穂がそのことを知ってるの?
そんな私の内心の疑問を感じ取ったかのように、秋穂が薄く笑う。
「でもそっかぁ〜。もうあんたには要君、なんていらなかったのよね? 
そのころから高田君に乗り換えようって、そう思ってたんだもんね〜?」
834 ◆SVNDcoHudE :2007/12/01(土) 19:35:03 ID:8FGB6m0P
「……っ! 違う! 私はそんな……」
「あ〜はいはい。いいわよもう。言い訳なんて聞きたくないし。……で、どうすんの?
 もう村田達は使えなくなっちゃったわよ? また本間君にでも頼む?」
「うっ……」
「きっと頼めばまた助けてくれるわよ? 彼、まだあんたに惚れてるみたいだし」
「………………」
「あんたわかってたんでしょ? 本間君が自分に惚れてるってさぁ?
じゃなきゃあんなに言うこと聞いてくれるわけないもんねぇ? なんのメリットもないのにさぁ」
「………………」
「あんたってさ、ホント最低よね」
秋穂の切れ長の目が、さらに鋭くなる。
蔑むような、汚いものを見るような目で、私を見つめてくる。
「自分に惚れてる男はとことん利用して、捨てまくって。しかもアフターケアはまるでなし」
「………………」
「おまけに、自分がちょっと危うくなるとすぐ混乱して、他人を利用して解決しようとする。
自分一人じゃなんにもできないから」
「………………」
「他人の真似ばっかりするわ、友達は利用するわ、男は乗り換えまくるわ……」
「………………」
「まあ、安心して。いままであんたがしてきたこと、誰かにバラす気なんてさらさらないの。
もう欲しいものは手に入ったし、これ以上あんたに手を出す気もない」
「………………」
「だからさぁ。あんたももう要君に付きまとわないでよ。すごい迷惑なの」
「………………」
「あんたには村田達もいるし、緑川もいる。それに、高田君だっている。
要君なんて邪魔なだけでしょ? だからもうやめて? ね? お願い」
「………………」
「それだけ言いたかったの。じゃ、もう話すこともないと思うけど」

そこまで言い切ると、秋穂は私に背を向けた。
そのままゆっくりと、再びドアにむかって歩みだす。
ふわっと、懐かしい香水の匂いが私の鼻をかすめる。
秋穂の背中は、いつか見たあの日のように、自信に満ち溢れていた。
私なんかじゃ決して敵わない、決してたどり着けないような、そんな背中。

だけど――
835 ◆SVNDcoHudE :2007/12/01(土) 19:36:37 ID:8FGB6m0P

「……待ちなさいよ」
自分でも、驚いた。
こんな声聞いたことない、そのくらい低い声が、自然に出ていた。
「……えっ?」
秋穂が小さく驚きの声をあげ、こちらを振り向きかけた時には、もう駆けていた。
静かな教室の中に、鈍く重いなにかが叩きつけられる音が響き渡る。
けどその音も、グラウンドから響き渡る元気な掛け声に、すぐにかき消されてしまう。
教室の中に、再び静寂が訪れる。
「ぐ……ぐぐ……」
秋穂の小さくうめく声が聞こえる。
でも、決して手は緩めない。いや、緩められなかった。
「秋穂……あんたは……あんたは……!」
首筋にかけられた手に、どんどん力がこもっていく。
「ぐぐ……はな……し……なさい……よっ!」
「……うぐっ!」
秋穂の右膝が、鋭く私の胸に突き刺さった。
教室の壁に叩きつけられた秋穂は、その痛みのために大した力を出せないようだった。
それでも、蹴りがうまくみぞうちに入ったのか、体のバランスが崩れてしまった。
態勢を立て直すこともできず、私は秋穂から離れることになってしまう。
「ぐっ……げほっげほっ……ホント最低ね。口で勝てないからって……」
首筋を撫でながら、秋穂が心底軽蔑するような目で、私を睨む。
「……なにしたのよ! 要に、なにしたのよ!」
私も決して目を逸らさず、その目をしっかりと見つめ返す。
「……別になにもしてないわよ。ただあんたが良治にあげたものを、私は要君にあげただけ」
良治にあげたもの……?
そんなものない。奪われたものなら、確かにあるが……
「ふふふっ。何言ってるのかわかんない? じゃ、面白いもの見せてあげる」
そう言うと、秋穂はスカートのポケットに手を突っ込み、携帯を取り出した。
そのまま携帯を操作し、再び薄気味悪い笑顔を浮かべながら、液晶画面を見せつけてくる。
「これ、なーんだ?」
「…………?」
「よーく見てみなよ。ここに写ってるのは誰でしょう〜?」
目を細め、しっかりと液晶画面を見つめる。
「……えっ?」
始めは何が写っているのか分からなかった。
いや、分かってはいたが、今ここでこんな画像を出す意味がまるで分からなかった。
だけど……
836 ◆SVNDcoHudE :2007/12/01(土) 19:37:55 ID:8FGB6m0P
「えっ? えっ? えっ?」
その画像群は、一糸纏わぬ男と女が写っているものだった。
でもよくあるアダルト画像の類ではなく、画像のブレ具合から見ても、
完全な素人が撮った物であることが一目でわかった。
女の方はよく知っている顔だ。
今目の前で携帯を操作している女、秋穂。
男の方は……
「言っておくけど、これ合成とかじゃないから。そんなめんどくさいことしないし」
秋穂が何か言っている。でもどうでもいい。
食い入るように、画像を見つめ続ける。
これは……この男は……
この男もよく知っている。この身体は良く知っている。
何度も、何度も眺めた身体。
少し小柄だけど、しっかりとした筋肉のついた身体。
そして何より、この顔。
少しあどけなさの残った、この顔は……
「要……?」



「……そうよ。私、寝たの。要君と。」


見開かれた私の目を、面白そうに見つめながら、秋穂は、確かにそう言った。







――携帯が鳴っている。この着信音は……


「もしもし」
『もしもし? 美希? 僕、要』
「……うん」
『あのさ、昼間のことなんだけど……』
「……うん」
『……やっぱいいや。直接話したいし。今、どこ?』
「……今、学校にいる」
『そっか。じゃ、今から学校に戻るよ。……もしかして、他に誰かいる?』
「……もういないよ。私一人だけ」
『……わかった。じゃあ少しだけ待っててくれるかな? すぐ着くからさ』
「……うん。私も話したいことある、から……」
『……分かってる。じゃあ、また後で』
「……またね」




――私は……私は……
837 ◆SVNDcoHudE :2007/12/01(土) 19:40:08 ID:8FGB6m0P
終わりです。ってタイトル書いてなかった・・冬の星空です。すいません。
前回の要と高田のやりとりと合わせて読んでいただけると嬉しいです。
838名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:00:22 ID:+1beuGF7
>>837
GJ!
そろそろクライマックスに近づいてきたな!
ところで、前回の投下に要と高田の会話とかあったっけ?
839名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:22:16 ID:JlfiMPm4
GJ!
>>838 多分冬の10話のやりとりのことじゃないかな?
840名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:29:04 ID:mnINE+C9
GJ!
直接会って要は何を話すんだろう。
あと
>そんなものない。奪われたものなら、確かにあるが……
これが気になる。
841名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:37:09 ID:rl9jgBIq
すでに他の男とヤっていたのかビッチ美希
それで要が好きとか言われてもな
自分に惚れてるイイ男が優しくしてくれたからって、学校休んでデートして、キスまでして
している時点で

一体、誰が擁護出来るんだwww
842名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:04:42 ID:VjjpMWRE
>>841
> すでに他の男とヤっていたのかビッチ美希
秋の星空第1回で要が先輩に突っかかっていったときに
先輩が美希のこと処女だったと言ってるぞ。
何を今更言ってるんだ?

まあ、美希がビッチくさいのは否定しない。
ビッチというより間抜けっぽいがw

>>840
処女のことじゃないか?
843名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:41:10 ID:fQYkusYN
このたび、我輩の手による感想の正当性が公式に明らかにされたようで、非常に晴れ晴れした気分だ。
よって、公平な視点による冷徹な感想を再開することにしたから、ここに通知させていただくよ。

これはあくまで書き手個人に対して贈る一種のお礼なんだから、
その他大勢の自分では何も書けない住民の諸子にはコメントを差し控えていただきたい。
844名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:41:44 ID:fQYkusYN
>王の言葉に、城から連れてきた少数の兵士全員が耳を疑う。

この文の主体は「王の言葉に耳を疑った兵士全員」なんだから、「城から連れてきた少数の──」
ではなく「彼が城から連れてきた少数の──」もしくは「城から連れてこられた少数の──」が正しい表現では?


>――あんなに堅実で優しく賢い王であったのに何故、と。

王様を讃えるのなら「堅実」はいいとしても、優しく賢いは「慈悲深く」とか「聡明な」を使った方がしっくり来るね。
表現力の豊富さをひけらかすのが嫌いな書き手さんなのか、単に語彙力が足りないのかは知らないけどさ。


>ホーネットはあわてるように私から目をそらす。
>何故だろうか……考え込むように口元に手を持っていくことで、『そのこと』にようやく気づいた。

君は「〜よう」が癖になってるようだな。頻繁に使っていると読感が薄っぺらくなるよ。


>笑みを浮かべる口元を意識して元に戻し、まだ唖然としているホーネットと兵士たちに向き直った。

一連の動作に「口元」、「元に」と同じ漢字を用いるとうるさく感じる。
特に「元」にこだわりがないのなら「──意識して引き締め」とかでダブルのを回避しよう。


>「皆様、若の言葉が聞こえなかったのですか?──」

「聞こえなかった」のなら「命令」だし、「言葉」なら「理解できなかった」だな。
いちゃもんのように聞こえるだろうが、書き手ならこの違いが分かるよね?


>「……あ、ああ。ああ、…………そうですね。

王に対する言葉としては、ちょっと気易くて軽すぎるのでは?
845名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:42:14 ID:fQYkusYN
>王――ただちに兵を揃えます。この程度の村でしたら、兵は3……いや2百もいれば──」

「王」は個人的な呼び掛けとして別に構わないと思う。「我が偉大なる王よ──」とか、古典じみて格好いい。
それより問題なのは後半部。「兵はさん……にひゃくもいれば──」は
読みに直してみると、区切りとして不自然極まりないのが明白だね。


>「──このまま御自室にて報をお待ちになるのがよろしいかと」

当然、吉報を待ってるんだろうけど。普通、凶報を待つ人はいないもんね。
楽勝の余裕があるんだから、どうせなら吉報をお待ちいただいたらいいのに。


>ホーネットもティークのことが心配なのだろう。彼女もティークに気があるようだから。

ここ、前文との繋ぎ方がおかしいよ。提起の仕方が唐突すぎる。


>「――いや、俺も同行しよう」
>と、そう言うだろうと私には予想がついていた。

普通なら「と、言うだろう」か、もしくは単に「そう言うだろう」だな。


>「王っ! そんな、自分がどれだけ無茶をしているのか理解しているのですか! 王は――」

敬語の使い方がメチャクチャ。「ご無理を」とか「なさって」なんかを使ってあげて欲しい。
もちろん、王を敬う気持ちを表現したいのならだけど。王を軽視している本心が出ちゃったのかな?
もし、そうだとしたら奥深いね。


>その言動はティークにしては不自然なほどにイビツ――

言はともかく動がないのも、表現として不自然なほどにイビツじゃないのかな?
846名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:42:35 ID:v9qhyH5x
>>831
時間軸からすると、この「彼」ってのは要じゃなくて良治の事だろ?
つまり元々、良治に憧れててそれを秋穂に教えたら盗られた(真相は知らんけど)から
秋穂から彼氏も友達も奪ったと。

んで、奪っただけで満足してたら良治のほうは犯りたい盛りで押し倒されて処女喪失って所じゃね?

…要のことずっと好きだったとか全然説得力ないと思うんだが。
847名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:42:50 ID:fQYkusYN
>誘拐していた首謀者は当然のこと、隠蔽に関わった町の人間全ても同罪とみなされ処刑
>される、っていうことならば理由になるだろう――――何か、問題があるか?」

大ありだ。「人を騙して連れ去る」という点の行為が、あたかも「監禁、軟禁」のように線の行為として継続している。


>あのティークがあんな風に強引に押さえつける「よう」な命令をするなんて。
>これにはさしものホーネットも押し黙るしかない「よう」だった。
>少々の吃驚、それと同時にまた私の心を締め付ける「よう」な痛みが走り、身体の中が
>グシャグシャになっていく「よう」な錯覚を受ける。

な、癖になって安易に使いすぎてるだろ?


>漆黒の焔が私を抱いているような錯覚に陥る。

ここは「抱いて」よりストレートに「灼いて」方が焦燥感が表現できるのに。
変に衒った表現はかえって味を損なうことになる。


>「若、ホーネット様。私も行きます。あなたが……王である貴方が行くのであるのならば、
>その護衛である私こそ、そこ加わるべきでしょう」

「あなた」か「貴方」か統一しなければ、誤字にカウントされるよ。
「その護衛」の「その」は、「王」なのか「行くという行為」を表す代名詞なの?
「王」ならば不遜だし、「行為」なら余りにも役割が限定的すぎる。
それと、そこ「に」加わるべきでしょう。


>その夜。暗い闇の中を進む兵の数は実に230名。

この任務に投入する兵士の数として230名が多いのか少ないのか──それは「実に」不明だな。
「実に」は普通、常軌を逸した大部隊を表現する時に使うからね。
848名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:43:55 ID:fQYkusYN
>命令はただ二つ。

こういう場面での「ただ」は、「一つ」を効果的に盛り上げるために使うのが自然だと思うがなぁ。
別に間違いってんじゃないけどなぁ……。


>──地図の上から跡形も無く消せ。

「消し去れ」の方が怒りの感情が滲み出ていて格好いいよ。


>眩暈がするほどの血の雨の薫りに咽ぶことなく、闇を打ち消すような灼熱の焔に囲まれ
>ながら、彼はただ笑っていた。

眩暈がするほどで咽ぶかもしれない臭気は「薫り」じゃない。
全てを打ち消すのが「闇」であり、「闇」は打ち払われるべきだろうね。
大作風に描こうとウケを狙いすぎ。


>私――ゼンメイは彼の護衛として同行し、彼の馬に並ぶように自身の馬を寄せる。

これは余りにも稚拙で酷い表現だな。
書き手なんだからさ、せめて「轡を並べる」くらいの表現は使おうよ。


>その姿は子供のように無邪気で、大人のように切なく。何かを決意したような、あきら
>めとも熱意とも受け取れる顔だった。

グルグル回りすぎて、結局のところ何を表現したいのかサッパリ伝わってこない。


>「きっとこの国に来てから2年の間にそういう感情はすり切っちゃったのかもね」

すり切れちゃったのでは?


>不意に背後から聞こえたのは怒声を張り上げた男の声。

男の怒声でいいんじゃね?
馬から落b(ry)
849名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:44:27 ID:fQYkusYN
>そこには斧が一人に鍬が二人。

は、表現としていいよ。ただし投げっぱなしにするのではなく、


>合計で三人の男がいた。

は、「合計で三人の男が得物を持って立っていた」くらいでフォローしようよ。


>一歩々々と男達に近づいていく。

滑るように駆けているはずなのに、なんかスローモーションな表現だ。


>右手で剣の柄を握り左で鞘を掴み左右にスライドさせると、銀色に煌く霜刃が右手に吸い付き──

柄にも刃が付いてるの? 銀色に煌めく霜刃ってのはオーラみたいなもんか?


>左手で握り締めた豪奢な装飾の白鞘を投げつける。

皮肉なことに、現実世界じゃ白鞘ってのは飾りっけの全くない白木作りの鞘なんだ。
もっともこの世界じゃ事情は違うんだろうから、気にすることはないよ。
知識として知っておいて損はないだろうから、一応披露したまで。
えっ? 知ってた? それは申し訳ない。


>持っている鍬を2本とも木でできた柄の部分から横一線──

「から」? はて、柄の部分のどこから横一線?


>男は息が今にも絶えてしまいそうだった。

男は今にも息絶えてしまいそうだった。 で、いいじゃん?
850名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:45:02 ID:fQYkusYN
>「ス、スラル様なら……ひっ、き、教会の……教会の方向に行ったんだ!」

なんか「消防署の方から来ました」って消火器を売りつける悪徳商法思い出したw
あくまで消防署の方向から来ましたって意味なんだよな。


>男の心臓を一突きについた。

一突きにした。


>悲鳴をあげずにあっけないほど簡単に絶命する。

悲鳴もあげずに


>若はすでにその男に目を向けることも無く、

「無」を漢字で書く場合と平仮名で書く場合について、もっと考えてみよう。


>若はすでにその男に目を向けることも無く、近くの民家で別の殺戮劇を繰り広げている兵士の傍に行き、何かを告げているようだった
>ティークは馬の無い兵士に自分の馬を貸し、兵士がホーネットの方へ駆けていくのを見送ったあと、そのままこちらに近づいてくる。

見た情景そのままが羅列してあるだけで、しょうがくせいのさくぶんみたいだな。


>私の所有する数少ないティークからの送り物なのだ。

贈り物、下ではちゃんと変換しているのに。しかもこれは下賜された物だから拝領物。
851名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:46:11 ID:fQYkusYN
>「あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて……はは」
>――――あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて……
>あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて
>……あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて
>……あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて
>……あー、それ、なんだけどさあ……後ろ乗っけてくれない、かなー、なんて……あー>…………………

「脳内で若の言葉が反復する」とかに出来なかったの?
非常に悪い意味でエロパロ的な表現だな。


>「い、いえ! おけ、です! いけますチョロいです楽勝です!」

2ちゃん語はよそうよ。書き手までがバカに見えるから。
しかも剣で人を殺した直後でしょ?


>若の腕が私の横を通過し、手綱を掴む。

触れるほどすぐ横を通過したんでしょうから、脇とか使った方が……。


>血と屍と焔に包まれた町を駆け抜けていった。

焔はともかく、血と屍は町を包まないと思う。
溢れたり埋め尽くしたりすることはあるだろうけど。
ちょっと乱暴に一括しすぎ。
852名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:46:41 ID:fQYkusYN
 823 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 06:40:36 ID:Okqil1gR
 >>822
 超GJ!!
 ケタがちげぇ!同じ題材でここまで差をつけられると悔しいとか通り越して惚れ惚れするな。
 俺もちょっくら気合い入れて頑張るわ。



とか、手放しで褒めてる人もいるみたいだが、ケタが違うのはダメッぷりだったみたいですね。
いったいどこをどう読んでべた褒めしているのかと問い詰めたい。

しかし、リレー形式じゃ推敲もままならないのは仕方がないことだよね。
ゆっくりしていたら先を越されて、せっかく書いた長文が無駄になっちゃうから。
だから今回は作者を責めないよう、技術上のアドバイスに留めておいたよ。

またゆっくり時間を掛けて書いた作品も読んでみたいね。
じゃあ、他の読み手の邪魔になるからこれで消えるよ。
いい作品を待ってるから。

「ウナギイヌ、完全スルーかわいそすw」
なんてのは不要だよ。

全く建設的じゃなく、レスの無駄使いになっちゃうからね。

そうそう。
我輩の提起した競作orリレー形式の小説が軌道に乗ったようで非常に嬉しい。
少しはスレの繁栄のために微力を尽くせたかな?

では。
853名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:51:33 ID:lfLyzbG/
いつも思うけどギリシャ神話とかって修羅場の宝庫だよな。
他にも歴史ものを読んだりしてるとたくさん見かけるし。
修羅場というのは人類の遺伝子に刻まれた萌え要素ものなのかも・・・。
俺達はとんでもないものを知ってしまったのかもしれない!
854名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:51:34 ID:fQYkusYN
この後、何事もなかったように冬の星空への絶賛をどうぞ↓
855名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:54:29 ID:/6RtXosr
最近また作者さんが戻ってきたね
一時はどうなるかと思ったよ
856名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:56:44 ID:Ji6mZv7N
>>842
前に他の男とやっただけでビッチ言うのもな…
美希がマヌケなのは同意だが

>>853
神話とかは成立した時代なんかも反映するだろうから
その頃はどこもかしこも修羅場だらけなんて羨ましい時代だったのかもな
857名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:05:58 ID:VljXJwY+
あいかわらずこのスレは非処女にきびしいなwwwww

まぁ俺はドッチデモいいや、それこそノン気でも(ry
858名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:09:12 ID:lfLyzbG/
みんな尻に気をつけろ!
>>657が飢えた安部さんの目で俺達を見始めたぞ!!
859名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:09:49 ID:zniUjzXj
冬の星空読んでて昔田舎でいじめられてたのを思い出した('A`)
田舎にはリーダー格的存在が居るから困るんだよな。
860名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:11:38 ID:rl9jgBIq
ずっと好きだったと言っている美希が
ちょっと優しくされただけでキスを許しているのはどうよ

彼氏が自分の彼女と他の男のキスシーンの写真を見せ付けられる
ってのはどれだけダメージがあるのか美希は全然理解してないんだがな

要の場合は新しいヤリ友が出来たおかげで秋穂に乗り換えてきたな
そういや、秋穂が要を好きな理由って何かあったけ?
861名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:23:54 ID:GX23GsDh
>>860
要は精神的にボロボロになって弱くなってる時に優しくされたんだからコロッと情が移っても仕方がないんじゃないかな。
貞操観念強いのはいいことだけど、ここでずっと相手を信じていられるのは聖人か騙されやすい間抜けな奴だけだと思う。
862名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:34:21 ID:CXWZFT20
もう、タイトルが不要なほどこのスレの看板作品になってるからな、星空
安定感があるというか安心して読むことが出来るよ
いつもながら群を抜いた出来栄え GJ(God Job)でした!!
863名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:41:04 ID:9JzSvr0Y
好きな相手がいても、良い感じの異性に言い寄られたらとりあえず付き合っちゃうというのは現実ではよくある話
864名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:43:50 ID:HXCPHjbN
ごめんなさい、美希の脳内絵がたまきんで表示されてます
865名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:45:43 ID:VljXJwY+
美希がただのビッチで終わるかどうかはこれからの態度にかかってるな
866名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:49:51 ID:fR3ZPWhR
星空の感想ってたいがいビッチ云々だよね。
処女厨の過剰反応も避難所でやったら?見苦しいし。
867名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:52:23 ID:xSb6SXzs
>>866
たぶん、昔から好きだったとかわけわからんこと言ってなかったら
別に誰もビッチとか言わないだろ。
この場合処女厨は関係なくね?
868名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:55:38 ID:xSb6SXzs
>>846
それ違うでしょ。
「彼」は要のことで要を盗られたから秋穂の彼氏だった良治と友達を
盗ったんじゃなかったかな。
869名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:57:51 ID:rl9jgBIq
良治と付き合っているのに
要のことが昔から好きだっただけでも(゚Д゚)ハァ?
って感じなんですが

付き合った後も高田にキスされて
何故か、恋人同士にまでされても何も言えない
美希がビッチじゃないといわれても首を傾げる

その辺の真相はどうなっているのか楽しみw
870名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:08:58 ID:ZzXxe7Kc
星空のモチベーションを保持させようと必死杉てワラタw
871名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:14:16 ID:ZXYELyou
>>869
実は何にも考えてない
872名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:33:38 ID:xoO7BVJd
>>870
確かにモチベーションの持続は大事だよな
誰かに作品をボロカスにされ、自分のヘタレっぷりに気付かされたら
俺なんかだとモチベーションの持続どころか書き手として再起不能になっちまうな
自信満々で投下した作品を公衆の面前で笑いものにされるのは自分自身が笑われるより辛いよ
873____∧_____:2007/12/01(土) 23:40:09 ID:KuGNjV2X
パペットマペット
874名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:50:38 ID:JuKS1Y4P
>>872
幾ら住民がスルーしてみても所期の目的は充分に達せられるってわけか
875 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 00:02:23 ID:Okqil1gR
星空楽しいよマジで。毎回毎回GJ!
んなわけでスレの空気をぶち壊すようでスマンが投下します。
876狂王の宴 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 00:05:30 ID:Okqil1gR

 ティーク王との謁見が終わり、アリアが通された来賓用の部屋は目を疑うほどの豪華さだった。

 招かれた部屋は、自分の国の自室に比べると倍以上あるのではなかろうか。

 壁は豪華な装飾品で埋め尽され、調度品はみたこともない高価そうな物ばかりだ。アリアも一国の王女の身分ではあるが、あまりの格の違いに自分がみすぼらしく感じ、王女であることさえ忘れてしまいそうになる。

 この部屋にある物だけでどれほどの価値があるのか――アリアは想像するだけで目が眩んだ。

 しかし、この部屋にある物は何処から手に入れた?

 過去に来た時にはこのような部屋は存在しなかった。

 答え――決まっている。他国を侵略し、奪った物だ。ここに在る物は全て他国を滅ぼしてまで手に入れた物だ。

 アリアはこの部屋に、滅ぼされた国の者達の怨念が渦巻いているような錯覚にとらわれ、無数の亡霊の目に見られているような感覚がして身震いした。

 ティーク王はこう言った。

「来賓用の部屋は物置のように感じるかもしれない。気に入らないなら別の部屋を用意しよう。お前は大事な客だ、不満があるならいくらでも言ってこい」

(――あの時の言葉はこの事か。与える部屋を物置とは変に聞こえたけど、よく言ったものね)

 アリアにしてみればとんでもない話だ。不満など言えるはずがない。このような豪華な部屋を与えられたのは、自分が歓迎されて、丁重に招かれているなによりの証拠なのだ。そんなことが分からないほど愚かではない。

 だが――それでも自分には似合わない。自分には相応しくないのだ。この部屋は私にはもったいなさ過ぎて怖くなる。

(でも、この部屋を代えてもらうよう頼めば王の歓迎に泥を塗るような真似になる…)

 それだけはしたくない。自分の暴言を許し、そればかりか歓迎してくれた王の心遣いに背くような事は出来ない。

 アリアは豪華な装飾の施された椅子におずおずと座り小さく溜め息を吐くと、王と初めて会った時の事を思い出す。再び会うことができたティークの顔を思い出すと、それだけで胸の奥がじんわりと暖かいもので満たされていくのを感じた。

 昔に比べると精悍で凛々しい顔になっていた。王の威厳に満ちた顔はは神々しく思えた。

(あの方は立派な王に変わった。でも、心はきっと昔と変わっていない。きっと変わっていないわ)

(自分を本当に忘れていたっていい。きっと思い出してくれる))
877狂王の宴 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 00:08:52 ID:6LPvw329

 アリアは過去に一度だけ、ティークに会いに来た事がある。ティークがスラルと結婚し、王に即位してからしばらくが経った頃だ。

 初めて謁見した時のティークは目の下にクマをつくり、疲れた様な顔をしていた。若き新王は威厳も風格も感じない、人の良さそうなだけの顔色の悪い青年にしか見えなかった。

 聞けば婿養子に来た貴族の長男――純粋な王族の血筋ではない。しかも王女は結婚して間もなく、どこぞの馬の骨とも分からない男と駆け落ちをしてしまったと聞く。結婚早々に妻に逃げられた婿養子は、ただの情けない男にしか見えない。

 だからだろうか――それだからか、己の身分を驕る事なく下臣に接し、慣れない執務に励むティークは誰よりも、父よりも王に相応しい何かを持っているように感じた。

――血筋ではない。威厳や気品、王の風格は確かに必要だが、それよりも必要なのは「国と民を思う心」なのだ。

 アリアは心の何処かでティークを軽蔑し、見下していた自分の心を恥じた。そして、いつの間にかティークに強く惹かれている自分に気がついた。

 滞在してしばらくが経ったある日、ティークに誘われて、ある所に連れて行ってもらった。

 一面が花で囲まれた庭園――色とりどりの花で埋め尽された庭園は、アリアを歓迎するかの様に花が咲き誇っていた。

「どうです? 素晴らしいでしょう。この庭園はスラルが一番好きな場所なんです。ここに来て花を見るスラルは本当に幸せそうな顔で笑うんです。ですから、いつ帰ってきても良いようにこの庭園は手入れを欠かさないようにしているんですよ」

 は寂しそうに笑いながら、ティークは一輪の花を摘み取り、アリアに渡してくれた。

「ああ、アリア姫には白い薔薇が良く似合います。もっと沢山差し上げたいのですが…あまり摘み取るとスラルが帰ってきた時に見たら悲しみますから……」

 今にも崩れ落ちてしまいそうなティークのその姿に、アリアは何も言う事ができなかった。
878名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:09:15 ID:jP7A7s6L
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一万年うざすぎ しね
879狂王の宴 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 00:11:20 ID:6LPvw329
 今にも崩れ落ちてしまいそうなティークのその姿に、アリアは何も言う事ができなかった。

(――こんなにも優しい彼を捨ててまで消えたスラル王女は何を考えているの?)

(―――こんなにも自分のことを思ってくれている彼を捨ててまで他の男の元に行ったスラル王女はどんな人なの?)

(――――こんなにも愛してくれている彼を裏切ったスラル王女は何をしているの?)

(―――――こんなにもティーク様を傷つけてスラルは自分だけ幸せでいるの?)

 アリアはまだ見たことのないスラルに嫉妬した。ティークに深く愛されているスラルを憎みさえした。

 アリアが国に帰る日、ティークはアリアに言った。

「また来てくれる日を心よりお待ちしております。その時は…スラルとあの庭園と共に、心より歓迎します」

 アリアは再びこの国に訪れる事をティークに誓った。初めての約束――神聖な誓い。スラルの名前を口に出されたときに胸が痛んだ。スラルなんて戻ってこなければいい――。

 それから2年が過ぎ、スラルが見つかり、城に戻ってしばらくして亡くなったと聞いた。

 それからの3年間は信じられない話ばかり聞いた。信じられない話しか聞いていない。耳を塞いでも聞こえてくる話。

 あのティーク王が狂った。他国を侵略し始めた。他国を一人残らず滅ぼした。

 狂王――あの優しいティークを知るアリアには想像も出来ない悪名。

 噂は噂ではなかった。数えきれない逸話。全てが真実だった。聞けば聞く程信じられない話は、止まる事を知らない。

 アリアの城に手紙が届いた。差出人は狂王ティーク。手紙の内容は簡潔で短かった。

〈我が国の支配下になれ。断れば国を滅ぼす。服従か死かを選べ〉

 視界が真っ暗になり、頭の中が真っ白になった。信じられない話は現実となり、恐怖となってアリアの元に届いた。

 手紙が届いた翌日、アリアは父である国王に言った。

「私がティーク王に会いに行きます。あの方ならきっと分かってくれるはずです」

 必死で止める国王を説得し、アリアは護衛と共に城を出た。向かう先はスラル国。死んだ王女の名前の国。心とは裏腹に、アリアの顔には笑みが浮かんでいた。

(あの方に再び会える。あの日の約束を果たせる!)

 一刻も早く辿り着けるように馬車を走らせる。

 あの日の約束を果たすために――あの日の誓いを守るために。
880名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:12:28 ID:LUg/fwLq
せっかくの星空の余韻が汚された気分だな
なに、この下手くそ文字列
881狂王の宴 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 00:14:04 ID:6LPvw329

 5年ぶりに訪れた国は大きく様変わりしていた。昔の面影など何処にもない。小さかった国は倍近くも大きくなっていた。

 荒れていた土地は整備され、今は豊かな緑に溢れている。町の中は人々で溢れかえっていた。行商人が町を行き交い、露店商が並び、その前に客が集まっている。町は大勢の人々で賑わっていた。

 小さな子供が笑顔で走り回り、健康そうな大人達が仕事に励み、老人達は幸せそうな顔をして会話を楽しんでいる。とても狂王と呼ばれる国王が治めている国とは思えない。

たった5年――それだけの期間でティークは国をここまで繁栄させたのだ。目の前の現実を見ても信じられない光景だった。

 たった数年でここまで国を繁栄させる事は並大抵の労力ではない――並大抵の王には出来ない。天性の王の資質――国を繁栄させようとする強い意思と、国の民を幸せにしようとする思いがなければ不可能だ。

 人々の顔からは狂王に対する恐怖を感じない。それどころか、絶大な信頼を寄せている事が人々に聞いて分かった。

「狂王? 何を言ってるんだ、あの方は賢王だよ。この国で王のことを悪く言う奴はどこにもいないよ。間違っても狂王なんて軽々しく口にするなよ? 聞いたら町の皆が許さないからな」

「ティーク国王は素晴らしい方だよ。あの方が国王になってからは見違えるように国が良くなったのが何よりの証拠だよ」

「そりゃあ他国を侵略するけどさ、そのおかげでみんな裕福になってるんじゃない」

「あの方ほど国民を大事にする国王様は他にはいないよ。ほら、そこの大きな建物があるだろ? あれは親がいない子供達が安心して裕福に暮らせるようにって国王様が建てたんだ。もちろんあそこだけじゃない。この国にはそんな施設がいくつもあるんだ」

 聞く人間は年齢も性別も問わず、国王を褒め称える。国王に目を細めて感謝し、賛辞の言葉を贈る。国王を自慢する者さえいた。

 下臣が町で話を聞いてきた内容を聞き、アリアは驚きながらも喜んだ。

(やっぱりティーク様は変わってなんかいない。あの方は以前と変わらず優しい方のままだ)

 それでも疑問は残る。その疑問がトゲのようにアリアの胸に刺さり、頭を苛む。

――何故、ティーク様は侵略する必要のない国まで支配下に治めようとするのだろう?
882名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:15:41 ID:V1VEVQod
誤字脱字大杉
とても読んでられない
883名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:16:56 ID:jfhESeyr
推敲してから投下しろ。
氏ね
884狂王の宴 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 00:19:38 ID:6LPvw329
 自分の国――リスト国は辺境の小さな国だ。
山と緑に囲まれた小さな国。貧しくはないが、決して裕福という事もない。王女と言っても、大きな国の大貴族と比べればどちらが格上か分かったものじゃない。

特別なものは何もないし、侵略するメリットなど何も思い浮かばない。領土を拡大させる事が目的だとしても、大した意味が無いのは明らかだ。国交を結んで長い年月も経っている。親しい付き合いをしていたそんな国を何故侵略するのだろうか。

 思い返せば、ティークが侵略した国の一つで国土が荒れ果て、他国と交流もなく、何もしなくてもいずれ滅びるだろうという国があったのを聞いた。ティークがどんな目的でその国を支配下に置いたのか全く検討もつかない。

(分からない…ティーク様は一体何を考えてまでそこまでするの?)

 小さいトゲが胸を苛む。痛みが波紋となって全身に広がり、疑問が頭を締め付ける。

(ティーク様に会って話せば分かってくれるはずよ。理由なくするはずがないわ。そう、理由だって聞けば教えてくれるはずよ)

 アリアは期待と不安を胸に秘め、王が待つ城に向かって足を進める。未だ恋焦がれるティークに謁見するために。あの日の約束を果たすために――。
885 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 00:23:53 ID:6LPvw329
投下終了です。
ちょっとマジ空気読んでなくてゴメンほんまスンマセン!
886名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:35:21 ID:uTRVVOLj
まあ乙
次は頑張れ
887名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:38:01 ID:IxxSnj4z
>>885
いやいや、gjです。

単発IDウゼ
888名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:45:26 ID:MXWWqy1g
>>885
乙です。
中世ファンタジーものは好きなので、
興味深く読みました。
誤字・誤用は推敲を重ねることで
少なくはできると思う。
889名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:50:04 ID:uAs+zKoz
>>885
グジョーブ! 今から修羅場シーンが楽しみだ
890名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:50:52 ID:NtPLHojr
わかると思うけど批判してる奴みんな単発IDだからね。気にするな言っても気にすると思うけど気にするな。
ティークのキャラ掴んでて安心したよかった。GJ、話も面白くなってきた。
何様のつもりでもないけど注意点とか言うのはちょいと厳しいけど今後のために言っとくことにする。
独白とか心の中の台詞はある程度くっ付けて書いたほうほうが読みやすいかな、その点は批判してるほうも正しい。
波に乗って周りが見えなくなる時もあるから、他人になったふりで書いたら読みなおそう。
以上かな、続き楽しみだよ。

>>822
続きグッジョブ、ゼンメイが俺の脳内の上を行っててかわいい。


てか二人ともティークのキャラよく掴んでてくれて安心したよかった。
アイディアを自分よりうまい人達に書いてもらうのは快感だなぁ。
891 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 01:05:55 ID:6LPvw329
>>882
>>883
>>888
読み直してみたら言われた通り誤字脱字が酷かったです。ホントスンマセン。
半裸で町内一周してくるから許してください。
>>890
しょ、精進します!
指摘された方が自分の身のためになるから嬉しいです。ありがとうございます!

んじゃ行ってきます!(半裸で)
892名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:15:39 ID:uAs+zKoz

       <( 'A`)>
         )  )
    (((  >ω > )))
893名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:17:52 ID:5RUo/j63
GJっ
ng登録が面倒だから批判するなら同じidでやれ
894名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:19:16 ID:NBtyXDZl
>>891
今はとても寒いからな。GJと一緒にこれを受け取りなさい。

つ[五本指ソックス]
895名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:36:10 ID:cflZF/vb
内輪で盛り上がり、GJ貰ってぬか喜びしているところ申し訳ないが
さっそく感想を書かせて貰ったよ
読んでくれるかな
896名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:36:47 ID:cflZF/vb
>招かれた部屋は、自分の国の自室に比べると倍以上あるのではなかろうか。

何が、と問うのは野暮なんだろうね。もちろん天井の高さだろ?


>あまりの格の違いに自分がみすぼらしく感じ、王女であることさえ忘れてしまいそうになる。

物欲に溺れた姫さんだな。崇高な精神など持ち合わせていないらしい。


>過去に来た時にはこのような部屋は存在しなかった。

タイムトラベルものSF小説みたいだね。


>ここに在る物は全て他国を滅ぼしてまで手に入れた物だ。

滅ぼしての後に「まで」の一言を入れるだけで、ここに在る物を手に入れることを目的に
王が他国を滅ぼしたのだという風に文意がまったく違ってくるね。


>この部屋は私にはもったいなさ過ぎて怖くなる。

というのが部屋替えして貰いたい理由なの? それじゃ


>この部屋に、滅ぼされた国の者達の怨念が渦巻いているような錯覚にとらわれ
>無数の亡霊の目に見られているような感覚がして身震い

するくらいのことは何でもないのね? 流石は姫さん、肝っ玉が据わってるぜ。


>王の威厳に満ちた顔はは神々しく思えた。

はは
897 ◆uGYdwEq8BU :2007/12/02(日) 01:37:20 ID:6LPvw329
ちょっと外マジで寒いんですけど……
なんか犬の散歩中のおばちゃん二人とかおっさんに変質者を見る目で見られました…。

GJ言ってくれた人ありがとうございます!
898名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:37:22 ID:cflZF/vb
>聞けば婿養子に来た貴族の長男――純粋な王族の血筋ではない。しかも王女は結婚して
>間もなく、どこぞの馬の骨とも分からない男と駆け落ちをしてしまったと聞く。結婚早々
>に妻に逃げられた婿養子は、ただの情けない男にしか見えない。

句読点の打ち方がおかしいから、変なところで文が切れてて、意味をなしていない。


>一面が花で囲まれた庭園――色とりどりの花で埋め尽された庭園は、アリアを歓迎するかの様に花が咲き誇っていた。

花で埋め尽くされた庭園は、花が咲き誇っていたのは余りにもトホホだな。
こんな時こそ「百花繚乱」を使ってみよう。


>「どうです? 素晴らしいでしょう。この庭園はスラルが一番好きな場所なんです。
>ここに来て花を見るスラルは本当に幸せそうな顔で笑うんです。ですから、
>いつ帰ってきても良いようにこの庭園は手入れを欠かさないようにしているんですよ」

もういないスラルに関して現在形を続けるのは、この場合正しいね。
彼の心中にまだ存在しているであろうスラルを感じ取れる。
逆に過去形を使ってたらきっと指摘していたよ。


>は寂しそうに笑いながら、ティークは一輪の花を摘み取り、アリアに渡してくれた。

は? 投下する前には焦らず読み返しをしよう。しかも、可能な限りゆっくりと。


>「ああ、アリア姫には白い薔薇が良く似合います。もっと沢山差し上げたいのですが…
>あまり摘み取るとスラルが帰ってきた時に見たら悲しみますから……」

ここが一番ジ〜ンと来たよ。それなのに、直後に


>今にも崩れ落ちてしまいそうなティークのその姿に、アリアは何も言う事ができなかった。
>今にも崩れ落ちてしまいそうなティークのその姿に、アリアは何も言う事ができなかった。

こんな推敲ミスしやがって。
899名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:37:53 ID:cflZF/vb
>アリアが国に帰る日、ティークはアリアに言った。

他人に読ませる文章として、技法が幼稚すぎ。


>噂は噂ではなかった。

噂は噂だろ。


>数えきれない逸話。

逸話は、あくまであまり知られていない興味深い話。


>小さかった国は倍近くも大きくなっていた。

たったの倍? スケールが小さいな。


>聞いたら町の皆が許さないからな

独創的な倒置法だな。


>――何故、ティーク様は侵略する必要のない国まで支配下に治めようとするのだろう?

ハーレムさ。


>国土が荒れ果て、他国と交流もなく、何もしなくてもいずれ滅びるだろうという国があったのを聞いた。
>ティークがどんな目的でその国を支配下に置いたのか全く検討もつかない。

そんなに侵略しやすい国を見逃すわけがないじゃないか。
領土は広けりゃ広い方がいいに決まっている。
使いでは幾らでもある。


>理由なくするはずがないわ。

何を?
900名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:38:27 ID:cflZF/vb
まあ、なんだ。
人気作家の投下直後に、挑戦的に発表できるようなレベルには達していないな。
厳しい言い方だけど、身の程知らずで余りにも無謀すぎ。
我輩が言うのも何だが、こんな時だから確かに皆が書き手に優しくしてくれる。
書き手はそれに甘えるんではなく、どうしたらみんなに喜んで貰えるか考える努力をしなければならない。
君の場合はもっと語彙を増やし、表現力を高めて、時間を掛けてもいいから優れた作品を書き上げることじゃないかな?
ネ申レベルの書き手さんに挑み掛かるのは、もっとレベルを上げてからでも遅くない。

どうやらHPだけは高そうだから、早めの続編投下を期待させて貰うよ。
901名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:43:02 ID:XzUtr6I+
だせえw批判中に割り込みされてやがるwww

しかも 本 人 に wwwwwwww
902名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:45:02 ID:jzd4Dno3
だからHP高いって皮肉られてるんだよねw
903名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:46:50 ID:84hoZUbT
怒り狂ったウナギイヌが、今後彼にどの様な報復を企んでいるか
今から非常に楽しみだ
メタクソに叩きまくられるのかな?
904名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:49:52 ID:dOh11DZg
スルーするつもりでいたが

ウナギイヌさんの批評している箇所は
基本的な文法がおかしいから人のことが言えない罠

哀れすぎるwww

批評するならちゃんとまともな日本語で書いてくださいよww
905名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:51:44 ID:NtPLHojr
ウナギはほんと自分が描けないからって嫉妬が激しいなぁ
単発IDで現われるの繰り返し、てか容量無駄だからウナギは1レスに批判をまとめてくれ
大していい作品も書いてないんだから
906名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:52:32 ID:kHJE4AGL
>>904
おっ、本人の反撃か?
面白くなってきた
907名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:55:06 ID:vhAIjUvW
あははははっ
あははははははははっっ
908名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:55:25 ID:A49nb/sx
>>904
出来るなら具体的にどこがどうおかしいのか逆に指摘してやれw
それじゃないと意味ないし、ウナギや住人に笑われるだけだぞ
909名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:57:16 ID:7pumfZe9
これは罠だ
もう煽れなくなったから今度は自分を苛めさせてスレを荒らす気に違いない
でなきゃこんな恥ずかしいことをするはずが無い
ウナギが進化するとは恐ろしい…
910名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:04:00 ID:wRiAlnPA
>>904
つか、

>>ウナギイヌさんの批評している箇所

ってのは、◆uGYdwEq8BU氏が書いたSSの中で、ウナギイヌさんに指摘を受けた部分ってことですよね

日本語おかしいのは>>904さんの方じゃないのですか?
意味がよく分からないけど。
911名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:06:03 ID:6LPvw329
ここまで指摘されると自分がどんだけレベル低いか分かるわ。でも自分が気が付かなかった悪いとこを指摘されると勉強になるよね。
つーか、アレだね…。

今回の投下は一人羞恥プレイだ!!
912名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:10:05 ID:juzY4fZd
>>904さん、指摘マダァ〜w
913名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:14:36 ID:Qs++X1VZ
ウナギイヌの単発IDも開き直ってる感があるなw
914名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:17:48 ID:dOh11DZg
>>911
真面目にあんな指摘が本当に自分のためになると思っているのか?
915名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:19:40 ID:EmYsqQIl
何を言うか
IDを統一すると透明あぼんされ、君たちとコミュニケーションがとれなくなるではないか
我輩を孤独死させるつもりなのかね、君は?
916名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:20:53 ID:Qs++X1VZ
>>911
投下する時と返事も最低一回くらいで普段はあんまり出ないほうがいいよ。叩きとかじゃなくて、基本というかなんというか。
これみても返事しないでね。
917名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:21:06 ID:1Kjss/b+
なんだかんだ言っても
結局SSを一番深く読んでるのがウナギだからなw
918名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:22:21 ID:9J4r585s
深いか?
919名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:23:39 ID:HxZ232WC
>>911
個人的に大好きな展開なので楽しみにしてます。
何か黒と黒と黒の祭壇を思い出しましたわ。
あれの主人公も狂王の側面と、偉大な賢王(王様じゃないけど)
の一面あったし。

後、誤字脱字はともかく、基本ここでの批評とかは
オール無視のほうがいいですよ。
なんせテンプレに

・作品に対する評価を書きたいなら、スレ上ではなくこちら(ttp://yuukiremix.s33.xrea.com/chirashi/)へどうぞ
スレは作品を評価する場ではありません

とある事すらわかってない人達の書き込みなんすから。
920名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:23:51 ID:Qs++X1VZ
死んでくれて全然かまわないんだけど
てか構ってちゃんを認めてるし
921名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:26:00 ID:+HjXSYMp
>>914
突っ込みどころ満載だったってことは真摯に受け止めなくちゃね
書き手もGJ言ってた読み手も

それより>>904、具体的な指摘マダァ〜w
なんだ、結局は煽りたいだけで、スルーも出来ずにしゃしゃり出てきたクズだったかwww
そのくらいは分かっていたけどねwwww
922名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:26:49 ID:XzUtr6I+
とりあえず今日わかったこと。

ウナギイヌが批評(?)してるときに作者が乱入して、しかもウナギを空気扱いすると
ウナギイヌも困る ってことだな
923名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:28:53 ID:j28lriX0
>>919
大事なのはどんな人にどこで批評されたかじゃなく
どんな批評を受けたってことじゃないの?
論点のすり替えは惨めさを強調させる結果しか生み出さないよ
924名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:29:17 ID:L3MnEUCh
ああああああああああ
925名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:33:55 ID:uLBNSPdq
批評なんて大層なもんじゃなくて難癖付けてるだけだろ
926名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:34:44 ID:MN/VvNUd
ウナギって批評家ぶってるけど
ほとんどの指摘が自分の考えの押し付けじゃん
927名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:37:24 ID:CK18VHSH
>>922
うん……アレは正直言って非常に辛かったのorz

つい、感情的になってしまい、皆さま方にはご迷惑をお掛けしました。
この上は、更に舌鋒に磨きをかけ、感想に深みと鋭さを加えることでお詫びとさせていただきます。
特に氏の作品におかれましては、今後人としての感情を廃して一切の手心を加えぬことをお約束いたします。
928名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:42:05 ID:V1VEVQod
難癖付けられない作品書けばいいじゃん
世の中の批評ってのは、ほとんどが自分の考えの押し付けじゃん
いーじゃん。いーじゃん、すげーじゃんw

それに感想ってのは、元々が自然に心に湧き上がってきた個人的な感情だろ
929名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:42:49 ID:7pumfZe9
>>922
ウナギ「も」じゃなくてウナギ「が」の方が正しい気がする
構ってもらえなければ流石にあのこじつけ批評は恥ずかし過ぎる
特に今回の最初のこじつけ批評を見た時
1から10まで書かないと理解できないのだろうかと思った
取りあえずおちょくってもらえるだけ幸せだろうね
ウナギ本人もそれでささやかな幸せを感じてるだろうし
930名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:44:59 ID:zuqHZWEu
ウナギ以外の長文が自分が荒らしと気づいてないのが痛い
931名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:47:33 ID:V1VEVQod
結局、お前ら引きずり出されちゃうのね
そして俺様もやっぱり煽りを無視できないんだな
不毛すぎるからもうよさないか?
知らぬ間に900を30も越えてる
932名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:47:39 ID:dOh11DZg
あの人は私を裏切った。
幼い頃に結婚しようねと約束した幼馴染は
どこぞの馬の骨かわからない泥棒猫と付き合っていた。
愛しい彼を奪ったのは私の実の肉親である妹だ。

妹は狡猾に彼を奪い去った。
他の男には決して心を許す事がない妹は
彼の前だけは借りてきた猫のように舌足らずの甘え口調で
お兄ちゃん。お兄ちゃん。お兄ちゃん。
って彼に抱きついて、私に見せびらかすように頬っぺたにキスをする始末。

私は彼の前だけは笑顔で微笑んでいたが・・・・・

内心、メチャクチャに怒ってます。ええ。ウナギイヌをミキサーに放り込み
骨を、肉を、尖っている刃で回転させて、飛び落ちてくる薄汚い血を払いながら。
えへへへとご近所の皆様に聞こえるぐらい高笑いするぐらいにね。

可愛がっていた妹に裏切られたわたしは・・・・・・・
復讐を決意した。

今度は愛しい彼を妹から奪ってしまえばいいんだ。
うふふふっっっっ。

どうして、こんな簡単な事を思いつかなかっただろうか?

ホームセンターで斧を買って来よう。

妹の目の前で私を裏切った彼の首を切り落とす

妹はどんな表情して泣き叫ぶのか

本当に楽しみでたまりません。

その後に妹の顔を希硫酸を付けて、私のように醜い顔にしてあげる

うふふふふふふ。

大事な妹は殺しませんよ。

あの子はずっと永遠に苦しんでもらわなきゃいけないんだからね。



と、適当に文章に書いてみた
本当に稚拙な文章だが適当に書いたからそんなことはどうでもいい


ウナギイヌも無駄に批評する時間があったら
書いてみたら?

10分ぐらいで書けるだろw
933名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:52:38 ID:dOh11DZg
ウナギイヌが書いた作品を楽しみに待つか

今日の0時までに短編を書いてこい
そうじゃないと俺が書いたメチャクチャ文章以下という評価を受けることになる
まさか、こんなメチャクチャな文章より下手なわけじゃあないだろ?

誰だってこれ以上の文章力と作品を書けるんだから
これで逃げたら、ただの負け犬君だよ

というわけでウナギイヌの晴れ舞台を期待して寝る

それじゃあ
934名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:00:42 ID:V1VEVQod
俺様も書き手の端くれだけど、嫉妬ものには興味がないから気が進まないなぁ
そのうち書いてみて、こっそりここに投下するかも知れないけど
それでみんなにGJ貰って受け入れられたら、ここぞとばかり正体をあらわすかもね

あぁ〜、なんかホントに俺様を憎んでいる君たちからGJ貰いたくなってきたな
君たち、きっと悔しがるだろうなぁ

ああ、その時には#unagiinuなんて安直なトリップは付けないからねw
935名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:01:56 ID:9J4r585s
嫉妬に興味ないなら来なきゃいいのに。
936名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:04:39 ID:V1VEVQod
>>933
あぁ、今日の0時は3時間も前に過ぎてしまったよorz

君が書いたメチャクチャ文章以下という評価は甘んじて受けることにしよう
思い切り貶してくれたまえ
俺は短編一本まともに書けないクズなんだから
937名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:07:12 ID:NtPLHojr
・・・こいつ馬鹿ぁ?
938名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:08:57 ID:V1VEVQod
>>935
本当だ
なんでこんなところに来たのかよく覚えていないな
確か、レス削除スレッド経由で飛んできたような……
ちょうど一万年氏がメチャメチャに叩かれてたのをうっすら覚えているぞ

しかし、どこで間違ってこんなことになってしまったんだろうな
今さら考えてももう遅いけどね
939名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:09:03 ID:vhAIjUvW
>>招かれた部屋は、自分の国の自室に比べると倍以上あるのではなかろうか。

>何が、と問うのは野暮なんだろうね。もちろん天井の高さだろ?

「容積」っていう言葉は思い付かなかったんですか?

>>あまりの格の違いに自分がみすぼらしく感じ、王女であることさえ忘れてしまいそうになる。

>物欲に溺れた姫さんだな。崇高な精神など持ち合わせていないらしい。

難癖付けここに極まれりだね。
王国の物品は権威の象徴だし、自分の国と比べてよっぽど差が付くなら身もすくむだろ。
一国の姫としてそれを恥じるのはおかしいことかい?
あんたが何をもって崇高な精神としてるのかわからないな。清貧な魂を至上としてる「姫」ってどんなんだよ。失笑もの。

>>過去に来た時にはこのような部屋は存在しなかった。

>タイムトラベルものSF小説みたいだね。
この場合の「過去」は「以前」と同義として受け取るよね、普通の読解力と感性の持ち主なら。
あなたみたいに普通じゃない人のことまで考えた描写を要求するのは酷じゃないかな。

>>アリアが国に帰る日、ティークはアリアに言った。

>他人に読ませる文章として、技法が幼稚すぎ。

この場面で無意味に技巧を凝らす必要はないと僕は思うけど。
「シンプルに文を通す」っていう技法もあるんだよ、知ってた?

>>国土が荒れ果て、他国と交流もなく、何もしなくてもいずれ滅びるだろうという国があったのを聞いた。
>>ティークがどんな目的でその国を支配下に置いたのか全く検討もつかない。

>そんなに侵略しやすい国を見逃すわけがないじゃないか。
>領土は広けりゃ広い方がいいに決まっている。
>使いでは幾らでもある。

キャラの思考に突っ込み入れてどうするの。
940 ◆rSupjvaIQs :2007/12/02(日) 03:11:58 ID:T0Ja27nN
星空の批評マダァ〜?
941名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:14:25 ID:FDEDe2UQ
\\ 一  万  年  と  二  千  年  前  か  ら  ウ  ナ  ギ  イ  ヌ  //
  \\八 千 年 過 ぎ た 頃 か ら も っ と 構 っ て 欲 し く な っ た.//
   \\        一 億 と 二 千 年 後 も 荒 ら し て る       //
     \\ 嫉 嫉 知 っ た そ の 日 か ら 僕 の 自 演 は 衆 目 に 耐 え な い//
       _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.
     ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡
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   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J
942名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:15:24 ID:9J4r585s
>>938
興味津々って認めちゃえよw
その言い訳は苦しいよ、別のスレッド経由で来たとしても興味なきゃこんないかれたスレにとどまるわけがないw
943名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:20:05 ID:vhAIjUvW
荒らしてる俺ってかっこいい
        by 鰻犬
944名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:25:37 ID:vhAIjUvW
人からウザがられると最高に興奮する
           by 鰻犬
945名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:26:10 ID:V1VEVQod
>「容積」っていう言葉は思い付かなかったんですか?

あのねぇ……嫌味って言葉は思い付かなかったんですか?


>難癖付けここに極まれりだね。
>王国の物品は権威の象徴だし、自分の国と比べてよっぽど差が付くなら身もすくむだろ。
>一国の姫としてそれを恥じるのはおかしいことかい?
>あんたが何をもって崇高な精神としてるのかわからないな。清貧な魂を至上としてる
>「姫」ってどんなんだよ。失笑もの。

物語の姫には物品の権威に負けない、凛とした気品が欲しいものだねぇ。
この作者の筆による姫に対して、それを求めるのは酷だったかな?
君はアリアというキャラを矮小な存在として貶めようというのかね?


>この場合の「過去」は「以前」と同義として受け取るよね、普通の読解力と感性の持ち主なら。
>あなたみたいに普通じゃない人のことまで考えた描写を要求するのは酷じゃないかな。

同義語なら何でも使っていいってもんじゃないだろ。普通の読解力と感性を持っていたら、
なんでそんな不自然な言い回しをするんだと違和感を覚えるだろうね。
後付けの力技でねじ伏せようとしているのは君の方じゃないのか?


>>アリアが国に帰る日、ティークはアリアに言った。
>他人に読ませる文章として、技法が幼稚すぎ。
この場面で無意味に技巧を凝らす必要はないと僕は思うけど。
「シンプルに文を通す」っていう技法もあるんだよ、知ってた?

「アリアは──アリアに──」と一文中に同じ人名を繰り返すのは稚拙な表現なんだよ。
普通は別の表現を使って文調を整えるのが技法であり、人に読んで貰う上での作法だろ。
知ってた?


>>国土が荒れ果て、他国と交流もなく、何もしなくてもいずれ滅びるだろうという国があったのを聞いた。
>>ティークがどんな目的でその国を支配下に置いたのか全く検討もつかない。

>そんなに侵略しやすい国を見逃すわけがないじゃないか。
>領土は広けりゃ広い方がいいに決まっている。
>使いでは幾らでもある。

キャラの思考に突っ込み入れてどうするの。

領土欲があることがキャラの思考なの?
厳然たる事実じゃないの?


それはそうと、君は自分のつまらぬ感情のために、
この作品を二重に貶めたという事実を受け止めなければならないよ。
946 :2007/12/02(日) 03:28:30 ID:2tL5rVv4
ウナギ犬はキムチの国からやって来た人なんだよ。
日本語が不自由な点は致し方ない。
947名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:29:24 ID:V1VEVQod
>>942
このスレッドは作品より、むしろ住民の方が面白いからな

そうそう、常駐するに至った切っ掛けについては思い出したよ
確か、誤爆スレで盛大にお世話になったんだっけw
でも、今では誤爆スレもためになるって理解してるよ
948名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:30:57 ID:V1VEVQod
日本語が不自由な人にもおかしく見える作品って
俺様を貶せば貶すほど、俺様に貶された作品が更に貶められる
理想的な悪循環だなw
949 :2007/12/02(日) 03:33:59 ID:2tL5rVv4
>>948
日本語が不自由だからおかしく見えるんだろ。ホントに悪循環だなwww
950名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:36:31 ID:9J4r585s
日本語が不自由な人にもおかしく見える作品、というよりは日本語が不自由だから読むことさえできないってことだね★
951名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:38:06 ID:V1VEVQod
>>949
何度も言うが、
反論に付されたwの数は、流した悔し涙の量に等しいんだって。 by俺様だけど
952名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:40:15 ID:V1VEVQod
>>950
まともに反論できなくなった途端にこれか
ここは本当に進歩しないな
語る言葉がないのなら黙していればいいものを
自分の無能をわざわざ公に晒さずとも
953 :2007/12/02(日) 03:41:15 ID:2tL5rVv4
>>951
キムチ論理は辞めてくれよwwwあー臭い臭いwwww
早くお馬鹿なお国にお帰りwwwwww
954名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:41:41 ID:V1VEVQod
955 :2007/12/02(日) 03:42:38 ID:2tL5rVv4
>>952
他レスに便乗するが「まとも」の基準ってなんだい?
「by俺様」かい?
956名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:42:59 ID:9J4r585s
>>952
反論しようにもレスないから反論しようがないんだよ〜。
957名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:43:59 ID:V1VEVQod
>>955
すまん、本当に何が言いたいのかわからない。
キムチ人にも理解できるように説明してくれ。
958名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:45:11 ID:V1VEVQod
>>956
日本語でおk
959名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:46:28 ID:9J4r585s
>>958
どゆこと?
960 :2007/12/02(日) 03:48:26 ID:2tL5rVv4
>>955
>>まともに反論できなくなった途端にこれか
「まとも」と云う定義を『キチンとした日本語』で説明せよ。
そして自分の発言の何処が「まとも」であるか根拠を示せ。

これでわからなきゃマジで特亜三国出身だな

>>959
悪いが、俺も言葉の意味が少々理解できなかった。

961名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:49:48 ID:V1VEVQod
君たちは論理的に反論できなくなると
直ぐに自分たちより劣ると信じている半島人を持ち出すんだね
君たちが半島人より優れているっていう根拠を示してからにしないと
自分の人格品性を貶めることにしかならないよ
少なくとも実社会でそれでは、常識人として見て貰えない
君たちの間ではなんでもかんでも「そんなの関係ない」で通用するんだろうね
962名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:52:19 ID:uLBNSPdq
そろそろ黙って
埋めネタ待ってるんだから。
963名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:53:08 ID:MXWWqy1g
「お兄ちゃん…… お弁当」
「いや、いいよ。ごめんな」
 今日も、玄関先で渡そうとしたお弁当の受け取りを拒否されて、心がずきんと痛む。
以前は、ちゃんと受け取ってくれたのに……

 私と、お兄ちゃんは一つ違いで同じ高校に通っている。
 お兄ちゃんは、特にかっこよくはないし、成績がずば抜けて優れている訳でもない。
かといって、運動神経が抜群という訳でもない。
 ごく平均的な生徒だけど、妹である私にはすごく優しくて、私がお兄ちゃんを好きになる理由としては、
それで十分だった。
 毎日お兄ちゃんにお弁当を渡して、一緒に学校に行く。お兄ちゃんと一緒に、
お弁当を一緒に食べることはできないけれど、それは無理だというくらいは分かっていた。

 しかし、1ヶ月前から、お兄ちゃんはお弁当を受け取らなくなってしまったのだ。
「弁当、いらないから」と、初めて言われた日の衝撃は今でも忘れない。
 私達の家はお母さんがいない。お兄ちゃんが自分で作っている様子もなかったから、お兄ちゃんに好意を
寄せている女がいることは明白だった。
 大切なお兄ちゃんを奪おうとしている女が誰なのかを調べることにしたけれども、拍子抜けするくらい
あっさりと分かってしまった。お兄ちゃんの同級生が名前を教えてくれたのだ。

 遠藤由梨…… あの女の名前を口にするだけで、身の毛がよだつ思いがする。

 あの女は、憎たらしいことに新体操部のエースで、生徒会の副会長だ。
 成績でも学年で5位以下になったことはないし、何より超がつくほど美人。
 容姿だけからみても、男なんていくらでも漁り放題なのに、よりによって、平凡なお兄ちゃんに猛烈な
アタックをかけてきた。
 自分で弁当を作ってお兄ちゃんと一緒に食べる。ことあるごとにお兄ちゃんに話しかけて誘惑する。
 人のよいお兄ちゃんはあっさりと騙されて、2週間もたたないうちに、あの女は『彼女』の座に
おさまってしまった。

 私はお兄ちゃんの前では、あの女を悪くいうことはしない。でもね。私のお兄ちゃんを奪った報いは
きちんと受けてもらわないといけない。他人の縄張りに入った泥棒猫は追い出されないとね。
 もちろん、ナイフでずぶりとやるなんて、はしたないことはしないよ。
 だから1日だけ学校裏の倉庫の中で我慢してね。ローターの電源はいつまで持つかわからないし、
途中で警備の人が見つけてくれるかもしれないけど。
 ローターが気持ちよすぎて病み付きになるくらいは勘弁してね。

 最後に念を押しておくけれど、緊縛された裸の写真をばら撒かれたくなかったら、今後お兄ちゃんに
近づかないでね。遠藤さん。私からのお願いよ。
964名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:53:30 ID:9J4r585s
???
965名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:54:22 ID:MXWWqy1g
1レスものを投下してみました。(一応このスレ初投下)
自分は批評するより書く方が好きだな。
966名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:54:56 ID:V1VEVQod
>>960
先に俺様の日本語が不自由だっていう君の理論が正しいか否かを
論理的に証明して貰わないことには先に進めないねぇ

まず、そちらを明らかにしてくれたまえ
それが出来なきゃ君はミトコンドリア以下だよ
967 :2007/12/02(日) 03:55:23 ID:2tL5rVv4
>>961

>>君たちは論理的に反論できなくなると
 で、キミのgdgd発言の何処が「論理的(笑)」なの?

>>君たちが半島人より優れているっていう根拠を示してからにしないと
 パクることしか能が無い阿呆国お決まりの科白ですねwww

>>少なくとも実社会でそれでは、常識人として見て貰えない
 ごめんね、充分社会人としてやれてるから。
 キミも母国のために、早く部屋の外の世界を見ると良いよ。

968 :2007/12/02(日) 03:57:04 ID:2tL5rVv4
>>966
作者批判の書き込みをしたのはそっちが先。
証明はそっちが先にするのが常識だろ?

そんなのもわからないなんてミトコンドリア以下だなぁwww

969名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:58:35 ID:9J4r585s
ミトコンドリアをバカにするな!
970名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:59:08 ID:V1VEVQod
>>965
俺様だってそうなんだよ
このスレ以外ではって話だけどね
971名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:03:01 ID:V1VEVQod
>>968
俺様は投下された作品がどこがどのようにダメだったかについて、わざわざ長文で証明しているだろ
それに噛み付いてきたのが君たちじゃないか?
しかも感想の感想は無駄だから無用だって書いてあったのが読めなかったのかね
さすれば、日本語が不自由なのは君の方だという証明になっちゃうねぇw
972名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:06:15 ID:V1VEVQod
>>967
悪い、軽く流してしまっていたよ

実社会で抑圧されてストレス溜まってんだな
心から同情するよ
でも、ここで発散させるのは勘弁してくれな
973名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:07:33 ID:2tL5rVv4
>>968
だから其れの何処が「論理的」なの?
『証明できている』事の根拠は?


974名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:08:40 ID:V1VEVQod
指摘を受けた作者本人が認めているが。
それで証明として充分だと思うけど?
975 :2007/12/02(日) 04:08:53 ID:2tL5rVv4
>>972
ストレスは確かに溜まってるね。
韓国人と違って、正規の税金を払わないといけないからね
976名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:11:39 ID:V1VEVQod
>>974
確か>>911だったな


>>975
俺は君たちが汗水垂らして納めた税金で喰わせて貰っているよ
どうだい? 悔しいだろ?
あはははははっ
977名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:13:13 ID:V1VEVQod
お前らこんなとこで油を売ってる暇があったら
もっとキリキリ働いて、俺様のためにせっせと税金を納めないか
978名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:13:53 ID:vhAIjUvW
>あのねぇ……嫌味って言葉は思い付かなかったんですか?

いや、嫌みと言うよりは想像力の欠如にしか見えなかったもんでさ。
「部屋」とか「自室」とか言う単語で、「倍」っていう数値的な表現を見たら、
それが係っている要素について「広さ」とか「容積」が真っ先に思い付くと思うんだけどな。
こんなことは省略されても気にならないさ、普通。
しかしなんだよ天井の高さって。


>物語の姫には物品の権威に負けない、凛とした気品が欲しいものだねぇ。
>この作者の筆による姫に対して、それを求めるのは酷だったかな?
>君はアリアというキャラを矮小な存在として貶めようというのかね?

「姫」という肩書きのつく人間はすべからく自然と「凜とした気品」を身に付けていなければならない、
なんていう、キャラ設定の幅を狭める思想を持つのはアレだと思うな。
欠点を作ることでキャラに厚みを持たせるっていうのも技法だろうに。
矮小なキャラで結構だね。矮小も矮小なりに魅せる方法はいくらでもあるし。

>同義語なら何でも使っていいってもんじゃないだろ。普通の読解力と感性を持っていたら、
>なんでそんな不自然な言い回しをするんだと違和感を覚えるだろうね。
>後付けの力技でねじ伏せようとしているのは君の方じゃないのか?

さあてね。僕はこれを「不自然な言い回し」だとは感じないわけで。
普段から「過去」という言葉には「昔の時点」と「以前の段階」という二通りの使い方があると考えていて、だからここで「過去」が出てきてもすんなり受け止めれたからな。
まあ普通だとする感性は違うってことだな、あんたと僕に限らず、みんながだ。
だからあんたみたく「不自然な言い回しだ」と個人の感性を振るって謗るのは理不尽に思うんだけどね。
979 :2007/12/02(日) 04:17:01 ID:2tL5rVv4
>>976
トリップ付きのを寄越せよ、馬韓国wwww証拠能力0じゃねかよwwwww
無いんだったら本人にトリップ付きでもう一度同じコメントを描かせろ――非を認めてるんならもう一遍くらい描くだろ。

980名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:17:17 ID:XzUtr6I+
>>976
いつまでも粘着してないで、早くなんか書けば?
0時までにそのIDで投下してくれれば、ここも少しは落ち着くはずなんだから
981名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:17:18 ID:HxZ232WC
つーか、こういう事が起きるからテンプレに
批評とかは別でやれっていうのがあるんだと
思うのだが。

ここはSSを投稿してくださる方々にお礼を述べつつ
じっくり鑑賞して自分の中だけで楽しんだり、スルー
したりするところなんじゃないの?
982名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:19:17 ID:vhAIjUvW
>>981
彼は「避難所は敵」で「別サイトでやるのは面倒」なんだってさ。
983名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:20:53 ID:V1VEVQod
もういい加減で止めてあげないか、作者が泣いているぞ
この長文は君の意見として心に秘めていればいい
お互い様になるけど、後出しジャンケンなら誰でも勝てるさ

問題は指摘を受けた作者が何を思うかってこと
>>911で真摯な態度を示しているのだからもう許してやってくれ
次は指摘を活かしてもっといい作品を書いてくれるさ
984名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:22:00 ID:9J4r585s
新スレ立てずに避難所生活。
985 :2007/12/02(日) 04:24:15 ID:2tL5rVv4
>>983
韓国人もココまで来るとなんかもう痛々しいな……。
あからさまな偽物なんか用意しなくて良いから、とっとと作者が認めたコメントを寄越せよ。
986名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:25:56 ID:V1VEVQod
>>979
いつまでも涙目で調子に乗ってるなよ
ID:6LPvw329で理解してやれ

>>980
日本時間で今日の0時はとっくに過ぎてるって言ってるだろ
お前の国ではまだ12月1日なのか?
987名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:27:42 ID:vhAIjUvW
>>983
最後の一文は「次の後出しジャンケンのチャンスをくれるさ」の間違いだろ?
ずいぶん素敵な趣味だよ。病巣は底知れないな。
988名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:28:11 ID:V1VEVQod
あのタイミングで都合よく俺のIDが彼のと被るなんてことあるとでも思ってるのか?
まさかIDってなんですかなんて、今さら言ってくれるなよ
989名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:29:25 ID:V1VEVQod
痛々しいのはID:2tL5rVv4、お前だよ
990名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:30:35 ID:2tL5rVv4
>>988
そういう意味じゃねえよ。
“お前の書き込みに対して謝ったか”どうかを寄越せって言ってんだよ、糞キムチ。


991名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:30:37 ID:vhAIjUvW
>>989
あんたも劣るとも勝らないぜ。
992名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:30:50 ID:V1VEVQod
リア厨の初心者か、もしくは日本語が不自由な人ってばれちゃったな、ID:2tL5rVv4
993 :2007/12/02(日) 04:31:38 ID:2tL5rVv4
>>989
で、論理的なコメントはまだかい?
994名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:31:45 ID:vhAIjUvW
お互い同レベル同レベル
995名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:31:54 ID:V1VEVQod
>>990
欺瞞に満ちた言い訳が通用するとでも思っているのか?
涙目で何を言ってももう遅いよ
996名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:32:04 ID:XzUtr6I+
>>986
俺は「今日の」なんて一言もいってないぞ

ちゃんと嫁
997名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:32:58 ID:V1VEVQod
>>ID:2tL5rVv4
もう、君に語る資格はないだろ
さっさと失せたまえ
宿題まだなんだろ?
998 :2007/12/02(日) 04:33:01 ID:2tL5rVv4
>>995
それもお前の勝手な論理だなwww
ますます韓国人らしいwwwww

999 :2007/12/02(日) 04:33:55 ID:2tL5rVv4
>>997
ほら、ちゃんと論理的に語って御覧なさいってww
1000名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:34:21 ID:vhAIjUvW
なんだ日本語が通じてないのはお互い様じゃないか
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