1 :
名無しさん@ピンキー:
魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。
『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
リンクは
>>2
早くない?
gj
乙
6 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 17:59:15 ID:rD5b8srI
乙っす
乙です〜
>>1乙
もう5スレくらい投下できてない・・・orz
フッ… l!
|l| i|li , __ _ ニ_,,..,,,,_
l|!( ・∀・:l. __ ̄ ̄ ̄ / ・∀・≡
!i ;li  ̄ ̄ ̄ キ 三
i!| |i  ̄ ̄  ̄ =`'ー-三‐ ―
/ ; / ; ;
; _,/.,,,// / ヒュンッ
/・∀・ /
| / i/
//ー--/´ ∩,,∩
: / ,," _ ゙゙ヽ; 乙やで!
/ /; ミ ((・∀・)x)ミ
ニ_,,..,,,,,_ セットアップ! ;(ノ~r‐‐、 ';)
/ ・∀・)x`ヽ ニ≡ ; .: ダッ
キ 三 三 人/! , ;
=`'ー-三‐ ―_____从ノ レ, 、
10get
乙
ウェンディは貰った。
ディードは俺の奴隷
14 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 21:46:01 ID:rD5b8srI
なのはママの子袋は小生の種付け用
>>1おつ
>>8 別にいんじゃね?5スレなんてここのスピードなら一ヶ月程度だろ
前スレにも15スレぶりだかの人がいなかったか?
ユーノが夜の性活SSSランクの力を思う存分振るうSSを読んでみたい。
そろそろAs++分がキレテキタ…
>>1乙
じゃあ俺はクロノが年上の女性に翻弄されるSSが読んでみたい。
個人的には、航行部隊に配属されたティアの面倒をフェイトと見てるうちに
間違いでティアと惹かれあってしまったことで生じる悲劇ものを…
>>1 新スレ乙です。
早速ですが投下させて頂きます。
・なのは×ユーノ+α
・オリキャラ出る
・エロ
・時空犯罪者に捕まってしまったなのはが輪姦されてしまうが………
無限書庫司書長ユーノ=スクライア。彼はごく一部の者達から”夜のエース・オブ・エース”の
異名で呼ばれている。何故夜のエース・オブ・エースなのかと言うと…
「アッ! ダメッ! またイッちゃう〜!」
「ええ? またかい? 早いよ。」
「アアアアアアアアアア!!」
その日もまたベッドの上でもはや半泣き状態になっているなのはをユーノが
呆れ顔で抱いていた。これこそ夜のエース・オブ・エースの所以であった。
単刀直入に言うと、ユーノはベッドの上では最強すぎる。
なのははそれに何度イかされた事か…
「嫌! 嫌ぁ! もっと優しくしてぇ!」
「十分優しくしてるじゃないか。」
「ダメェ! もっと! もっと優しくしてよ! もうこれ以上イきたくないぃ!」
ベッドの上で涙をボロボロと流しながら泣くなのはにユーノも困り果てていた。
ユーノとしても精一杯なのはを気遣った優しいエッチをしているつもりなのだが、
それでもなのはにとっては激しすぎる。この日だけでも早くも五回もイかされていた。
なのはの全身は汗でびしょ濡れになっており、息も絶え絶え。二人の下半身の接合面からは
大量の愛液が流れ出る。それなのにユーノは疲れた素振りさえ見せない。
なのはは戦技教導官。数多くの若手魔導師達に訓練を付ける仕事故に体力もかなりある。
実際今では普段から無限書庫に閉じこもりがちのユーノよりもずっと体力あるのだが、
不思議な事にベッドの上ではこの様に力関係は逆転してしまうのである。
「もうダメ! もうこれ以上腰動かせないぃ! これ以上やったら腰が抜けちゃうぅ!」
涙を飛び散らせながら顔を左右に振るなのはだが、ユーノはそうはさせてくれなかった。
「ダメだよ。だって僕はまだ満足してないんだから。なのはも頑張って?」
「嫌ぁ! これ以上もう出来ないよぉ! アアアア!」
結局その後もユーノに何度も腰を突き動かされ、何度も何度もイかされた。
もういい加減付き合い長いし、ユーノの良い所も悪い所も全部受け入れて
ユーノを愛する自身を持っているなのはだが…コレだけはダメだった。
ユーノのエッチが激し過ぎる所だけはどうしても我慢出来なかった。
まあそのくせしっかり毎晩付き合ってるんだけど。しかし…
ある時、なのはは一瞬のミスによって管理局転覆を謀ってたら面白いかもしれない時空犯罪者に
捕まってしまった。そして身動き取れなくされた状態で彼等のアジトへ連行されたなのはは
彼等から拷問を受けるのである。
「オラオラ! さっさと吐けよ!」
「管理局の重要機密とか知ってるんだろ?」
なのはは本局の戦技教導官故に管理局の機密関係等も知ってるかもしれないと言うのが
彼等の思惑だった。それ故になのはをムチで叩きつつ情報を吐かせようとしていたのだが
なのはは頑なにそれを拒んでいた。
「うむむ。口の固い奴だな。」
なのはも必死だが時空犯罪者達も必死だ。と、そこで彼等のボスと思しき男が現れるのである。
「馬鹿だなお前等は…。今時ムチで叩く程度で吐くとでも思ってるのかよ。
良いか? 人間ってのはな…苦痛には耐えられても快感には耐えられないもんなんだよ。
つまりな…コイツを犯しちまえば一発だろうが!」
「!?」
なのはの顔は赤くなった。彼等が言った通り、彼等はなのはを犯すつもりだった。
そしてユーノに何度もイかされた恐怖の記憶が蘇る。
「い! 嫌ぁ! そんなの嫌ぁ! それだけはやめてぇ!」
「構うこたねぇ! やっちまえ! 連続耐久輪姦行って見よう!」
「それじゃあ最初は俺行きます!」
なのはが狼狽し始めたのを良い事にボスは笑って手下に輪姦命令を下し、
彼等の一人がなのはの身体を抱いた。
「フッフッフ…痛いのは最初だけ! 直ぐに気持ちよくなるぜ〜!」
「管理局のエース・オブ・エースが性の奴隷に堕ちるんだ。こいつは見物だぜ。」
「嫌ぁぁぁぁ! アッ!」
最初の男がなのはの下着を下ろし、露出したソレに向けて怒張した己のモノを
強引にねじ込むのであるが…
「ウギャアアアアアアア!!」
部屋中に男の絶叫が響き渡り、男は股間を押さえて倒れ込んだ。
「な…何が起こったんだ?」
一体何が起こったのか誰もが理解不能だった。
「全くだらしないな! なら俺がやってやるよ!」
今度は別の男がなのはを抱いて俺のモノを押し込もうとするが…
「ギャアアアアアアア!!」
やはり結果は同じ。股間を押さえながら倒れ込み、悶え苦しんでいた。
「だから一体何なんだよ…。」
一度勃起したユーノのモノは超合金の様に硬く、巨大だった。
そんな物凄いモノを何度も押し込まれ続けた結果、なのはは知らず知らずの内に
ソレが緩んでしまわない様にと力一杯締め上げてしまうクセが付いていた。
当然ユーノのモノに対しては無意味に等しい物であったが、ユーノのモノを
鋼鉄製のマツタケに形容するならば、アルミホイルを丸めて作ったシメジ程度でしか
無い位短小の男のモノなど挿入した直後に忽ち締め潰されるのは至極当然だった。
「ええいこうなったら総力戦だ! 全員でやっちまえ!」
「うおおおおおお!!」
「キャァァァァァァァァァ!!」
ボスの号令によってその場にいた全ての男達がなのはに飛びかかり、
部屋中になのはの悲鳴が響き渡った。
それから一時間も経過した頃、部屋中にモノを締め潰されて悶え苦しむ者達や
精を全て吸い取られてガリガリに痩せこけた男達が彼方此方に転がると言う
阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられていた。
「ねぇ…本気で私を犯す気あるの? ちっとも感じないんだけど…。」
「も…やめて下さい…おねがいです…あ…赤玉出ちゃう…。」
なのははガリガリに痩せこけた時空犯罪者のボスの上に乗りかかって腰を動かしていた。
確かに最初の頃はなのはも犯される恐怖と言うのを抱いていたのだが、
結果はこの通り。男達がだらしなさすぎてまるで犯されたと言う感じがしない。
これにはなのはも呆れるしか無かったのだが、そこである事に気付くのである。
「はっ! まさか毎晩ユーノ君にイかされてたから…。」
そう。夜のエース・オブ・エースと呼ばれる程のユーノに毎晩イかされ続けた結果、
なのは自身も並の相手では太刀打ち出来ない程にまで凄まじく鍛えられていたのである。
こうして時空犯罪者達を内側から壊滅させたなのはは救援に駆けつけて来た者達と
協力して全員を検挙させた後、後の事を他の者に任せ、慌ててユーノの所へ走っていた。
「ユーノ君ありがとう! 本当にありがとう! ユーノ君がいなかったら
私助からなかったよ! 本当の本当にありがとう! もう私ユーノ君に一生付いていくよ!」
「え? 一体どうしたの?」
泣きながらユーノに頭を下げまくるなのはにユーノも慌てていたが、
なのはにとってはもうユーノ様々だった。無理も無い。ユーノに毎晩何度も
イかされていなかったら時空犯罪者達に輪姦された時点で性の奴隷にされていたかもしれないし、
下手をすれば命さえ危うかったかもしれない。そう考えれば考える程ユーノが神様の様に見え、
何度礼を言っても足りない位だった。
ユーノがなのはを鍛えたからこそなのはは助かった。
この時の事件をきっかけとしてユーノに”夜の教導官”と言う新たな異名が付くようになった。
で、その日の晩も…
「あっ! 嫌ぁ! 激しすぎ!」
「そんなに激しいかい? これでも優しくしてるんだけど…。」
「アアアア! イッちゃうぅぅぅ!」
結局なのははユーノに抱かれてイかされまくっていた。
時空犯罪者達の輪姦責めには勝ててもユーノには全く勝つ事は出来ない。
今日もベッドの上でなのはは何度も何度もユーノにイかされたと言う…
おしまい
前スレ最後に投下されたミッドチルダのインターネット掲示板ネタは
滅茶苦茶ワロいましたww
GJ
夜の教導官・・・なんか夜の執務官、捜査官って感じに
シリーズモノ化しそうだなぁ、なんて思ったのは僕だけ??
>>26 朝からGJwww
>「ねぇ…本気で私を犯す気あるの? ちっとも感じないんだけど…。」
どう見ても犯される側のセリフじゃありません本当にあり(ry
ちょ……ユーノ絶倫ケダモノー!!
GJでした。
>>26 GJwwなんというシュールさw
というか、例えがまた酷いw
『夜の教導官』GJです!
もちシリーズ化ですよね?
とか言ってみる!
>>26 ちょwwwwなんというシュールさwwwww
というか痛い、痛いよ!アレを握りつぶされる感覚って痛すぎるよ!
夜のAofAって…wwwやるなユーノwww
前スレ最後の解読まとめ
SCraid8:スクライド8⇒エリオ?(エリオのスクライドネタがある)
iCEmaN6:アイスマン6⇒クロノ?
RHj5mqP:レイジングハート?
mj2KKwE:新人(まじ使えん)
708MaoH:なのは魔王
R2vcOTZ:リィンUorz?
StS123H:ストライカーズイニシャルH⇒はやて?
KaibA27:海馬
Su3Baru:スバル
9AgoLoli:9年間or9年前ロリ⇒ヴィータ?フェイト?
Zak007f:凡庸ザク⇒ティアナ? ザッフィー?
MoE4keN:燃えよ剣⇒シグナム?
あとわかんね
追加つ ID:876cLB1:シャマル
なんで一つのスレに、そこまで機動六課の面々が集まってんだwwww
KaibA27:あれだけ恐れるってことはクアットロ?
でも社長との関連がないし。
別になのは世界の登場人物じゃなくていいんじゃない?ネタなんだし。
社長といえばキャロじゃね?
滅びのヴォルテールストリーム
ニコニコ動画のとあるMADで社長がホワイトデビルマジシャンガールにフルボッコにされてたからその影響じゃない
エリキャロ分が不足している!誰か……誰か俺に燃料を……!
エリキャロか・・・実はプロットはできてるんだ。細かいところがまだなので・・・
オ ラ に 電 波 を 分 け て く れ
感想ありがとう御座います。
>>28>>31 夜の執務官…夜の捜査官…ですか…
流石にそこまで考えてませんでしたスマソセン
けど、これはこれで考えるに値するネタだとは思いました。
実現が何時になるか分かりませんが考えて見ます。
>>41 ケリュケイオンが敵に操られ敵の目の前でオナニーさせられるキャロ
バリアジャケットも淫靡なものに変えられてしまい輪姦されてしまう
そのころエリオは同じく操られたストラーダに純潔を狙われていた
>>42 あははw
まさか夜の執務官、捜査官ネタ
ここまで真剣に考えてくれるとは思いもよりませんでした。
思いつきで書いただけだったんですけどwとってもうれしいですww
ひっそりと応援していますのでがんばってください(*゜▽゜*)
>>26 レイプ物は苦手だけどコテを見た瞬間に安心して読む気になった
読んだらやっぱりで吹いたGJ
>>43 素晴らしい
これはルーテシアにも応用できるなあ
是非ともスカか4番には精進してもらいたい
あとストラーダ何やってんだw
==- 、
|ー^ヘ 7
|ハヽiY …ワタシトエリオクンノラブラブエロエロモノマダー?
| -゚ノlル
⊂ |
| .|
|∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
っ自給自足
>>48 自分が登場する小説待つくらいなら夜這いしなさい
単発のつもりだったが続きのリクエストがあったから書いたぞゴルァ!
非エロだよゴルァ
さあ、投下するんだ
ざわ……ざわ……
ついに今日から短期集中訓練がはじまる。
他の隊員に交じって俺も整列。
そこかしこで隊員達は噂話をしている。
「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ(ry)」
「なぁ、頼んだらサイン貰えると思う?」
「なのはさんハァハァ」
「これが終わったら俺、彼女に告白するつもりなんだ」
「2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31…」
「勝つ!今度こそこの拳で魔王を倒す!」
「Bランカーのお前がSランカーにどうやって勝つと…」
「コワイヨーコワイヨーコワイヨー。私もうおうちに帰りたいよぅ……」
「おいっっ!来たぞ!」
「デーモンキター!」
突然、周囲のざわめきがピタリと止んだ。
白い教導隊制服の上に青い軍用コートを羽織った女性が壇上に上がる。
かっけぇなぁ、オイ。
俺たちはすかさず踵を打ち鳴らして敬礼した。
挨拶とこれからのスケジュール諸々を聞きながら
俺はタカマチ教導官を観察してみた。
サイドで束ねられた栗色の髪。
超美人ってわけじゃないがまあまあ整った顔。
引き締まったボディ。
少し低めの人を安心させるような印象を与える声音。
あ、結構好みかも♪
悪魔だの魔王だの言われていたので、
どんな修羅が来るのかと思っていたら…
なぁんだ。優しそうじゃん。
全く。これだから匿名掲示板の情報は当てにならない。
さてさて、彼女とどうにかしてお近づきになれないかな?
不純なことを考えているうちに、タカマチ一尉の教導がはじまった。
まずはじっくりと柔軟体操。
それからスクワット+腕立て+腹筋+ジャンピングジャック
を延々と30分ほど繰り返す。
ふぅふぅ…。け、結構きついなコレ。
でも良い汗かいたぜ。
次は何だ?え?ランニング?
空士に地べたを走れと?
んなことよか飛行訓練しよーぜ?なのはさんよぉ。
タカマチ教導官の指示でなんとデバイスを抱えたまま
全員で掛け声をかけながらランニング
「1,2,3,4, Time Space Air Arm!
1,2,3,4, I love the Air Arm!
My Corps! Your Corps!
Our Corps! Air Arm!」
ランニングって、発声しながらだと10倍くらいキツいんだな…。
しかも時々、横を併走するタカマチさんの合図で、猛ダッシュがはいる。
死ねる。
デバイス重いよー。
落としそうだ。落としたら確実に怒られるよなー。
大体、ランニングなのになんでバリアジャケット装着なんだよ!
バリアジャケットの維持だってそれなりに魔力消費すんだぞ?
あれ?なんで建物のなかに入っていくんだ?
建物内も走るの?
しかも廃墟ぽいし。
内部は色々障害物があって邪魔だし。
お?
8時方向から何かピンクの光線が見え…
「うおおぉぉおおおおお?!」
「でたぁああああああああ!」
「きゃあぁあああああああ!」
「てめぇら!いちいち喚くな!この馬鹿たれども!」
「嫌ァぁあああああああ!!もう嫌ァああああ!」
一斉に悲鳴があがる。
しかし悲鳴をあげながらも、
しっかり弾を避けてるのは皆さすがというべきか。
どうやらこの障害物コースはタマカチ教官の射撃のおまけが付くらしい。
なんてこった。やっぱり鬼だ。
後ろから鬼のような声が飛ぶ。
「ほらっ!隊列乱さない!」
無茶言うなこん畜生!
俺たちに容赦なく降り注ぐ魔力弾。
くず、崩れる!壁が崩れるって!
跳弾がこっちにぃ!
痛ぇ!誰だよ、足踏みやがったのはっ!
俺たちは死ぬ気で走り続けた。
しかし、これはほんのさわりにしか過ぎないということを
俺は後に思い知る。
/
「はっ……はっ、うぅ…ぐぞぉぉ…」
寮の自室に着くなり俺は倒れこんだ。
脚が重い。震えが止まらない。
自分の脚なのに自分の脚じゃないみたいだ。
ここまでは気合で歩いてきたが、もう限界だ。
「くそぉ…くそぉ……あの鬼畜女!呪ってやる!ちきしょうちきしょー!」
腕をせっせと動かし、匍匐前進で這いずりながら部屋の中を進む。
ハードだってことは掲示板を見て知ってたつもりだった。
けど、タカマチの訓練メニューは俺の想定を遥かに越えるものだった。
というか、俺は途中でへばってちゃんとこなせなかった。
悔しい。
きっと他のやつらは影で俺を笑ってるに違いない。
訓練の途中で、へばってペタンと地べたに座り込んでしまった俺を見ても、
あの人は何も言わなかった。
それは逆に、何だか見捨てられたみたいで余計悲しくなった。
あれなら、思いっきりどやされたほうがマシってもんだ。
初日だというのにもう俺の心は折れそうだ。
でも武装隊に配属されて日の浅い俺はそんな事を打ち明けられる仲間もいない。
魔法学校時代の友人には武装隊に入った事を散々自慢してしまった手前、
情けない弱音を吐けるはずもない。
家族には、絶対に、言えない。
なぜなら家族は俺が戦闘魔導師になるのを反対していたから。
血の繋がった親戚のなかで唯一、俺の背中を押してくれた大叔父はもういない。
とにかく誰かと話をしたかった。
愚痴る場が、弱音を吐く場がほしかった。
俺は情報端末を立ち上げ、くだんの掲示板を見に行った。
1: 故ゲイズ中将について語るスレその26(139) 2: JS事件の真相について12(752)
3:【変態】無限書庫の司書達について【根暗】(304) 4:【俺の屍を】執務官試験反省会
第2部【越えていけ】(280) 5:【跪け】空士>(越えられない壁)>陸士【愚図】(775) 6:【ミッ
ド】陸戦魔導師総合スレ916【ベルカ】(830) 6:古代ベルカ式魔導研究会XII(321) 7:本
局のうまい店教えろPart9(3)8:■■■首都航空防衛隊総合Part51■■■(464) 9:★
デバイス何でも質問スレ#68★(93) 10:男ならベルカ式だろ?(332) 11:Aランク試験の
壁が越えられない(399) 12:某執務官のBJがエロい件その3(205) 13 :【実名】本局・
地上本部のムカつく管理職5【歓迎】(917)14:【キリキリ】男の魔導師って使えない奴が
多くね?9【働け】(752)............
「教導隊、恐導隊、きょおどぉたい……」
昨日と同じく、スレッド一覧の中から、「教導隊」を含むスレッドを探す。
「見つけた…うっぷ…」
やべぇ、吐きそう。
53:【訓練】教導隊はドS集団の集まり Z【酷すぎ】 (537)
今ならこのスレタイの意味がよぉーく分かる。
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////
528 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 20:54:32 ID:hakUor0
結局、
>>304はどうなったんだ?
安否が気遣われるところだ。無事だといいがな…
529 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 20:57:58 ID:88TEdes
今頃病院のベッドの上なのに50ミッドリラ
530 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:00:45 ID: Y90Uugi
じゃあ俺は、霊安室に安置されているのに70ミッドリラ賭けるぜw
531 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:05:30 ID:AnE/ha4
オマイラwwwwwwwwwwwwwwwww
どうでもいいが教導中に建造物を壊さないで欲しい。マジ勘弁。
532 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:09:27 ID: L5pAntS
初日だから一番キツいんじゃない?
つーか、最初、訓練受けてさ、キッツーって思うじゃん。
実はそれまだ本訓練じゃなかったりするんだよね……。
もうね、目の前が真っ暗になったわ。
533 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:12:14 ID: Hrv96eY
>>532 あるあるw あの時の絶望感は味わった奴にしか分からんw
もう何年も前のことだが、某ヌコどもの教導が最悪だった。
やっと終わったと思ったら「準備運動おわり♪」って笑顔で言われて
思わず絞め殺したくなった。教導隊員は間違いなくドS。
534 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:14:37 ID: uI/kYo1
>>533 あれ?書き込みしてないのに俺がいるwww
535 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:17:52 ID: Qa/oo/4
なのは様(;´Д`)ハァハァ
536 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:19:43 ID: hakUor0
なのはさんもパッと見ぃはいい女なんだよなぁ…。
性格も基本的にはいい人…な、ん…だ……がががががが
537 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:22:06 ID: KTPLoLi
ドSなんだよねぇ。なんでああなっちゃったかなぁ。
やっぱ教導隊の雰囲気がいけないのか?
////////////////////////////////////////////////////////////////////
ちょうど昨日の俺の書き込みについて話されている。
心配してくれている人もいるみたいだ。
ううむ。
しかしなぜタカマチは魔王とか言われていたのだろう?
まあ、鬼教官ではあったし確かにキツかったけど、
そんなに恐ろしい感じではなかったなぁ。
魔王といわれるほどあれか?
うーん?まあ感じ方は人それぞれだしなぁ。
「よっこらっせ」
端末の前に陣取って書き込みウィンドウを立ち上げる。
ううっ、上半身起こしたせいで立ちくらみがっ…!
明らかにオーバーワークだろ!?
くそっ!これで体壊したりしたら訴えてやる!
///////////////////////////////////////////////////////////////////////
538 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:11 ID: OJki797
>>304です
539 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:20 ID: AnE/ha4
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
540 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:25 ID: AcE7N83
>>528 待ってた。報告ヨロ
541 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:27 ID: 3ER28iO
>>304イキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
542 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:29 ID: Y90Uugi
くそ!生きてやがった
543 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:30 ID: 88TEdes
これは期待wwwwwwwwwwwwwwwww
544 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:31 ID: OJki797
もう無理ぽ
吐き気がして夕食食ってない
545 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:35 ID: AcE7N83
えっ大丈夫?
546 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:40 ID: L5pAntS
>>544 ちゃんとクールダウンした?
ヤバかったら医務室池
547 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:43 ID: hakUor0
>>544 ここ来るより、もう寝たほうがいいんじゃまいか?
姉歯自重しろ、支援。
548 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:50 ID: 88TEdes
どうせ若いんやし大丈夫やろ
人間は世間に揉まれて大きくなるのじゃ
549 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:52 ID: AnE/ha4
>>544 大丈夫か?無理しないほうがいいぞ
体調不良ってことで2,3日訓練休むのもひとつの手。
いっそ、アベしちまえよwwwwww
/////////////////////////////////////////////////////////
クールダウンは…あ…やべ。
やるの忘れてた。あはっ。
というか、あれ以上余計な体力使いたくなかったというか。
寝る…寝たほうがいいのか?
でも絶え間なく襲い掛かる痛みのせいで眠気が起きないんだよな。
訓練休むのって許されるのだろうか?
でも、一日で音をあげたって、駄目な奴だって思われるのは嫌だなぁ。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////
550 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:00 ID: OJki797
オマイラありがとう
でも、も少し頑張ってみる。初日で脱落ってのはかっこわりー
訓練内容だが、空士なのに走るのばっかなんだよ…
空戦教えてくれるものだと思ってたのに……ひどくね?
551 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:21 ID: m7/74OB
>>550 空士だから何だ?貴様は武装隊なめてんのか?
そもそもそれ本当にタカマチ教導官なのか?優しすぎやしないか?ってか釣りか?
552 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:21 ID: V/i8c6E
>>550 馬鹿じゃね?
空士でも街区の建物内への突入作戦とか普通にあるしwww走りこみは常識。
553 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:25 ID: L5pAntS
>>550 ( ゚д゚)ポカーン てゆーか、武装局員が体力づくりでキツいとか言ってたら……
554 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:28 ID: SU8ARv
>>550 インドアでの任務だってあるだろうだから、そういうのも大切だよ〜
たぶんちゃんと考えて教導してくれてるはずだから心配ないない!
555 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:32 ID: 7mn7zAc
>>550 そんなにグチグチ言うんなら辞めろよ
武装隊員になりたくてもなれない奴は一杯いるんだぞ
お前が辞めれば席が一個分空く
556 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:39 ID: 876SUkg
ちょwwwここの住人優しいなと思ったら、手のひらを返して叩き始めてるしwwwww
>>550涙目wwwwwwwwwwwwwwww
557 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:40 ID: MoB/u/3
しかし基礎体力作りから始めるとは…
タカマチさんも随分ぬるくなったな
558 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:35:51 ID: 8gRGms/
まったくだ。つまらん。
タカマチと言えばあの最凶最悪冷血無慈悲唯我独尊の魔術師だろう?
偽者じゃないのかそやつは?
559 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:36:15 ID: FuLLBk0
人呼んで『管理局の白い悪魔』あるいは『白い魔王』だぜ?
俺の時なんか、そんな体力づくりじゃなくていきなり模擬戦だったぜ?
しかも高町さん(1名) vs. 一個小隊全員(約30名)
結果は……分かるだろ?
まるで人がゴミのように吹き飛んでいったよ。お空が綺麗な桃色に…(((゚Д゚)))
560 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:36:15 ID: SU8ARv
>>557 なのはさん優しいもんっ!ちょっと表出ろ!(#゚Д゚) ゴルァ!!
ボッコボッコにしてやんよ
ル´∀` )=つ≡つ
(っ ≡つ=つ ババババババババ
561 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:36:18 ID:oRaC40L
>>558 ちょwwwwwwww30人がかりで負けたのか?m9(^Д^)プギャーッ
お前ら弱すぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
562 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:36:43 ID:56N/Eet
>>560 貴様は本物の悪魔モードを知らんのだ。
最近はだいぶ加減を覚えたみたいだが、
高町が教導隊入りしてしばらくの頃は
>>558みたいなことはざらにあった。
>>550よ、それは訓練ではない。単なる準備体操だ。
それでも本当に武装局員なのか?まず体を鍛えなおせ。
563 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:36:47 ID:pr/KA18
>>558 あれの砲撃は凶悪とかいうレベルではなかった…。マジでトラウマもの。
俺に言わせればそこらへんのロストロギアよりあの白いのを隔離封印すべき!!
564 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:37:20 ID: L5pAntS
無理無理wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
隔離封印しても絶対ブチ破って出てくるぞwwwwww核よりタチ悪いってwwww
565 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:50:04 ID:Dsh/8AR
つーか、誰かあの悪魔のデバイス取り上げろよ
あれが元凶だろ
///////////////////////////////////////////////////////////////////////
「くそっ!他人事だと思って!」
――それでも本当に武装局員なのか?
悪かったな。
これでも一応、武装局員だ。
やっぱり見なきゃ良かったかなぁ。
かえってへこんだ…。
「寝よう…」
俺は端末を閉じて、ベッドにもぐりこんだ。
運動は苦手だ。
たとえ魔法で体を強化しても反射神経までは良くならない。
俺は考えが甘かったんだろうか?
学校のセンセが言ったように戦闘魔導師になるべきではなかった?
俺が武装隊を目指すって言った時、誰もが俺にそんなこと
出来るわけないって顔をした。親ですら。
なんでそこまでして俺は武装局員を目指したんだっけ?
俺の言った事を黙って聞いてくれた大叔父ももういない。
彼の顔は怖かった。
ちょっとしたことで癇癪を起こすこともあった。
けど、撫でてくれた手はゴツゴツしててすごく暖かかった。
「うっ…レジィおじさん……」
枕に顔を埋めて、俺は部屋で一人むせび泣いた。
(続く?)
いきなり模擬戦……それはどうかと思う。
ラーメン食べてくるノシ
ハーヴェイ自重wwww
乙。
……なる程、オーリスの従兄弟であったか。
ま、まさか大叔父って中将か!?
はやてとスバルがいるのは分かった。
後は誰だろ?
シグナムもいるなw
なぜハクオロさんがwwwwwww
ひょっとして教導官本人もいる?
遊戯?と姉歯4とハーヴェイとハクオロとフルボッコは確認した。
クアットロもいたかもしれん、KTPロリは誰だ?
ID:hakUor0 ハクオロオー
ID:88TEdes はやて
ID: Y90Uugi HA☆NA☆SE
ID:AnE/ha4 姉建
ID: L5pAntS Tさん(16)
ID: Hrv96eY なのはちゃんの夫
ID: Qa/oo/4 クソメガネ
ID: 3ER28iO モンデヤル
ID: AcE7N83 ゴフォン
ID: m7/74OB OB
ID: V/i8c6E アニキ
ID: SU8ARv 勇者王
ID:56N/Eet 将
これはよい。
アンカー付きでつっこみ入れそうになった
エリオもいるな
>532 >546 >553 >564 ティアナ
>561 キャロ
>552 ヴァイス?
>528 >536 >547 ハクテンオー(ハクオロ
>541 エリオ
>535 クアットロ?
もう色々と突っ込みどころがww
てかこいつレジアスの親族か! そしてハクオロ王の優しさに全俺が泣いた
>>62以降のIDを素で必死に考えてしまったのは俺だけでいい…
AnE/ha4=姉歯
AcE7N83=魔王本人(エースなのはさん)
88TEdes=部隊長(はやてです)
3ER28iO=エリオ?
Y90Uugi=?遊戯?
Qa/oo/4=メガ姉(クア 4)
L5pAntS=L5でアンチ・・・ティアナ?
Hrv96eY=クロノw(ハーヴェイ)
m7/74OB=
V/i8c6E=ヴァイスかな?
uI/kYo1=
KTPLoLi=
SU8ARv=スバル
7mn7zAc=
MoB/u/3=
FuLLBk0=フルボッコ
oRaC40L=
56N/Eet=副隊長(ニート)
pr/KA18=
Dsh/8AR=
空欄わからん・・・
しかしなんと言う監視の数・・・間違いなくこやつは目をつけられた・・・
>530 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:00:45 ID: Y90Uugi
じゃあ俺は、霊安室に安置されているのに70ミッドリラ賭けるぜw
王様ヒドスwww
>548 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:34:50 ID: 88TEdes
どうせ若いんやし大丈夫やろ
人間は世間に揉まれて大きくなるのじゃ
おっぱいかよww
何だこの終わらせ方www
それはともかく、さわりってのは一番重要な部分って意味だぞ。
563 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/12 21:36:47 ID:pr/KA18
>>558 あれの砲撃は凶悪とかいうレベルではなかった…。マジでトラウマもの。
俺に言わせればそこらへんのロストロギアよりあの白いのを隔離封印すべき!!
↑また社長wwwwww
>>78 >L5pAntS=L5でアンチ・・・ティアナ?
いや、多分L5でパンツ……ゆえにティアナ
ティアナだな
>>12:某執務官のBJがエロい件その3(205)
フェイトそんのはやっぱりえろいな
続編グッジョブ。シリーズ化希望。
デレ見せの直後に甘くなったとか言われまくってるなのはさんの逆襲に期待
なんでレジアススレは常にあがってるんだwwwwww
Dsh/8AR=バルデッシュ
pr/KA18=海馬社長?
uI/kYo1=原作の恭也?(父の理不尽な仕打ちは二次のデフォ)
oRaC40L=クアットロか?
Qa/oo/4=クアットロ二重カキコ説?
つーか本当におもしろいなw
続編待ちーっす。
スバルはやっぱりなのはさんスキーだな。ってかニート侍、あんたが突っ込んでるのは一番弟子といっても過言では無い人だぞw
バルディッシュもいるな>デバイス云々。
>>89 uI/kYo1 声優ネタ
oRaC40L 右から左に読めば…
神GJ!
俺の中ではここで見てきたエロ無しギャグ物の中で一番面白いwwww
これは是非とも長編希望ですw
ミッドチルダに2chがあったらスレになっとる…。
GJ!
何か新感覚のSSだな。
>>61 久しぶりの腹筋崩壊wwwwwww
続きも期待せざるをえない!!
KTPLoLiはそのまま読んで「かたっぽロリ」と考えるとアルフじゃなかろうか(ロリ形態と大人形態あるから)。書き込みの口調も割と彼女に近い
hakUorOはやっぱシャマルさんかなあ…ハクテンオーからきてルーテシアってのもあるかもだけど多分内容からしてシャマルさん
>>95 <ミッドチルダに2chがあったらスレ
一応なかったけ? 一度覗いたらすごいカオスでそれ以後見てないけど
>>63 まずはGJ!!
2ch系の掲示板をssの小道具にするのはこのスレでは中々斬新ですね
しかも、ID部分にも小ネタを入れるこだわりよう
さてこの新人君はどうなるのか、魔王降臨かはたまた・・・
100 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:38:32 ID:2gbczAaB
人間対魔王軍 現代+ファンタジー設定
悪魔軍が苦戦する高町恭也に、魔王の息子の一人であるユーノは策を用いて隊を襲撃、全滅させ、
一騎打ちで彼を倒す。そこで捕らえた恭也の妹なのはを自分の奴隷とし与えられるが、実は同い年の異性と接した事が全くないユーノ。
下界進攻を進めつつ、人間と悪魔の不思議な肉体/精神関係が始まった
書くわけじゃないが、ここってこーいうギャルゲーに配役当てはめたようなのって駄目なのか?
>>99 ・・・次元航行部隊の艦艇が、主人公キャラの名前。
後は旧帝國海軍艦艇のそればっかで噴いた覚えがw
なんという目の離せない展開www
もし、この板を魔王本人が見ていたとして・・・レジアスの甥っ子、逃げてーーーwww
>>41 また電波がきた
「いくら竜騎士になったからってフリードはエリオ君にくっつきすぎだよ」と嫉妬したキャロは淫獣直伝の変身魔法ですり替わる
そうとは知らないエリオはいつも通りフリード(キャロ)とラブラブに過ごす
エリオの指に何度も絶頂寸前にされたキャロは空中で鞭をいれられついにイッてしまい変身がとける
目を覚ましたキャロはフリードのことで頭がいっぱいのエリオに鬼畜なことをされてしまう
監禁場所を吐かされた後そのまま放置されるキャロだった
>>103 最初キャロが電波な子かと思ったら、エリオの方が末期じゃねえかww
その熱い電波を書き殴るんだ!!
>>61 SS内のレスに素でコメ入れようとしてしまったw
これは昔エリキャロSSを書いていた職人としての意地だ!
おれの最高評議会から電波を発信する。
誰か受け取ってくれーー!
受け取ってくれーー!
○時はStS本編後
自然保護隊に入隊したエリオとキャロを待っていたのは、
先任のミラとタントによる熱心な性教育であったッッ!!
「ほら、見てごらん。エリオ君にキャロちゃん……ミラの中にボクのものが全部納まっているだろ?」
「やあぁぁアッ……タントぉ、タントのが奥の、赤ちゃんが出来る子宮の入り口にゴリゴリ当たってるのォ……」
ベッドに腰掛けた二人の年長者は、床に座り込んだ少年と少女に後背座位の態勢で気をつける所や、
より感じさせる技法を、まずは見せて予習させてから、11歳の幼い夫婦に実演させる。
「キャ、キャロぉ、キャロオオオ!!」
大人の行為を見せられて火がついたのか、
我慢できず恋人の名を叫びながら、直隣に居る幼妻を抱きしめる。
「ヤンッ、え、エリオく、んむ……」
ディープキスの仕方は、バッチリ既に学んでいる。
くちゃ、くちゅり……ぴちゃ、ちゅるン……コクン。
互いに舌を丹念に丹念に絡ませ、貪るように相手の唾液を飲み込む。
「は〜い、そこまでよエリオちゃん」
パンパン、と手を叩いてミラがエリオに次の段階へ行くように諭す。
(そうだ……こんな硬い床じゃなくって、ちゃんとキャロをベッドへ連れてってあげないと……)
「ヤんッ!」
いまだ11歳という幼夫のエリオが幼妻もキャロを、実に騎士らしくお姫様抱っこにして抱えあげる。
アッという間のできごとだったので12歳の妻も驚きの声を思わず上げてしまった。
移動先はもう少し離れた所にあるダブルベットだ。
座っていた位置からしてそんなに離れてはいない。
だけど到着するそれまでに、11歳の幼妻は、自分の全てを護ってくれる騎士の肩口に頬をよせ、生涯の伴侶の汗のにおいを楽しんだ。
「ちょっと難しめの体位だからな〜……う〜ん。今回は上手くいくかな〜?」
「大丈夫よ、タント♪あの子たちの覚えはスゴイんだから………ね、ねえ。ソレより今日は強めで動いてくれないから」
「11歳の幼夫婦のキスシーンで燃え上がった恋人にはちゃ〜んとラストまで持て行っちゃうからな♪」
()
以上です。
ひょっとしたら続き書くかもしれません。
本部「……夜の自然保護区域で、男と女が出会ったら性交でしょう?」
フィレス、エリック……
あいつはええ人や……ワイのエリキャロSSにも御登場させて、ええでしょうか!?
創造主さんッッ!!
うあ、ミスの上塗り
自分「224 ◆Nw9Ad1NFAI」っす。
244氏ではありませんでした。
すみませんでした244氏!
あと、寝させていただきます!
御迷惑をおかけし、失礼いたしました!!
エリオ分が足りない…
エロオ分が足りない・・・
==- 、
|ー^ヘ 7
|ハヽiY …エリオクンモット…
| -゚ノlル
⊂ |
| .|
|∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
撫で撫でしてあげるからエリオより僕の所においでー^^
通報しますた
114 :
114:2007/11/18(日) 15:03:59 ID:MhqtY60U
投下します。
エロなし。
消費スレ数6 短編にしたかったのですが、少し長くなりました。
主要登場人物:3期17話にちょっとだけ出てきたあの人
クラナガンの中心街、ショッピングモールの間を壮年の女性が歩いていく。
身なりもきちんとしており、社会的に成功しているのがわかる。
そんな彼女の足元にボールが転がってきた。
彼女が足を止め、ボールを拾うと、そのボールを追いかけるように
小さな女の子がこちらに向かって走り寄り、ペコリと頭を下げた。
「ボールを拾ってくれてありがとうございます」
その女の子は縁に不思議な文様が描かれたローブを着ており、非常に愛らしかった。
女の子には連れがいた。
それは人ではなく、次元世界では、非常に珍しい竜の子らであった。
女性は微笑すると、「はい」と言ってボールを渡した。
そうして言葉をつづけた「めずらしいわね。竜の子を連れているなんて」
女の子はこういった「そうなの?私の生まれた所はたくさんいるの」
「今日はどうしてここに?」
「パパとママが大切な人に合いに来たんだって、今は管理局の人と向こうで話をするから、
少しの間、みんなと遊んでもらってなさいって」
隣にいた竜たちが「キュクルー」と鳴いた。
「竜の子供たち?実物を見るのははじめて。お嬢さん、遠くの世界からミッドチルダに来たの?」
「うん」
そうして女の子と女性はとりとめの無い会話をした。
女の子はアルザスという遠い世界で生まれ、母親と暮らしていること
父親は管理局の本局で仕事をして、たまに家に帰ってくること。
女性も話した、次元世界で多くの会社を経営する富豪であること。
多くの孤児院を運営して、子供たちを育てていること。
今の仕事は、亡き夫から受け継いだこと。
「おばちゃん、すごいんだね・・・どうしたの?」
女の子と話しているうちに、女性は泣いていた。
「ううん、何でもないのよ」
「ママが言ってた。“泣いている人がいたら、話を聞いて優しくしてあげなさい、
そしてその人のためになることを精一杯してあげなさい”って」
「・・・ありがとう。あなたの両親が戻ってくるまで・・・」
そうして女性は静かに語り始めた
「今から10年以上前、おばさんにもね、あなたと同じくらいの年の男の子がいたの
あなたは女の子だけど、雰囲気がとてもよく似ていて」
「私とお父さんとその男の子と家族3人で暮らしてて、本当に楽しかった。
でもね、ある日、男の子は連れていかれちゃったの」
「何かあったの?」
「その男の子は私たちの本当の子供じゃなかったの連れて行った人たちに、
私たちの子供じゃない。そう言われて、その時、離れたくないといって泣いていたその子の手を離してしまったの」
「パパとママと離れ離れになっちゃうなんて、かわいそう」
「本当は私も離れたくなかった。本当は・・・後悔・・・して」
「・・・(スッ)」
女の子は無言で泣いている女性の足にやさしく自分の手をまわした。
身長差があるため女の子なりに精一杯のハグだった。
「おばちゃん、その男の子に会いに行こう。男の子も会いたいと思っているよ。
私もお手伝いする!!」
「ありがとう。本当にありがとう・・・でももういいの。その言葉だけで十分よ」
たぶんあの子は私たち許してくれない。夫も亡くなる前に
(あの子を・・・「エリオ」を死んだ息子の代わりとしてではなく、
「あの子自身」として見てやれば良かった)
そういっていた。悔やんでも、悔やんでも、私たちにはあの子に謝る資格さえ無いのだから。
「お嬢さん、話を聞いてくれてありがとう。ところであなたのお名前は?」
「とても長いんだけど、ミア・ル・ルシエ・モンディアルっていうの。」
モンディアル?まさか
「あっ、パパ、ママ!」
女の子と竜たちが駆け足で寄った先に二人の若い男女がたっていた。
男性の方は管理局の青色の仕官制服に身を通した、長身の立派な青年であった。
赤髪に精悍な顔立ち。
女性の方はピンクのセミロングの似合う美人であり、女の子と同じく珍しい文様のローブをまとっていた。
青年と女性はお互いに誰なのか、すぐにわかった。
女性が申し訳なさそうに、顔をうつむかせると青年がゆっくり歩み寄り
優しくこういった
「ただいま、“かあさん”」
彼女は顔を上げ、涙を流しながら青年を抱きしめこう言った
「おかえりなさい“エリオ”」
完
121 :
114:2007/11/18(日) 15:18:56 ID:MhqtY60U
以上になります。エリオにはフェイトやリンディさんといった立派な保護者
が付いていますが、モンディアルの人たちとも和解してもらえればと思い
書きました。
では。
>>121 投下乙
捨てられた子供と親が和解。これって結構重いテーマだよな
和解シーンだけで読者を納得させるのはちょっと難しいかもしれんね
( ;∀;)イイハナシダナー
>>121 投下乙
しかしなんで誰も彼も"彼"を"エリオ"と呼ぶのかねえ?
"エリオ"は"彼"のオリジナル、言い換えると年の違う双子の兄貴だろ?
"エリオ"の代用品としてならともかく、"彼"を独立した人格としてみるなら別の名前で呼んだほうがいいだろうに。
どうしてもこの点だけは納得できないんだわ。
いや別に114氏の作品を攻めてるわけじゃありません、原作に準じただけの事でしょうから。
今更エリオ以外の名前与えられても困るだろ。
「エリオ」のコピーだからエリオなのではなく、
大切な人たちがそう呼ぶからエリオなんだよ。
>>121 乙ですー。確かにエリオの両親どうなったか気にはなりますよね……
魔法の技術をもたないプレシアママンみたいなもんか
で、朝からなにやらエリオエロオエリキャロと言われてたんで今書いたんですけど
投下してよいですか?
>>127 存分にやりたまえ
貴殿の前に道無し
貴殿の後に道が出来るのだ
129 :
シナイダ:2007/11/18(日) 17:15:19 ID:xNv+U+tT
では行きますか。道を創りに
・エリオ×キャロ、ミラ×タント。なんでって言われてもミラ×タント
・エロあり
「エリオ君ー。お昼にしないー?」
「ああうん、分かった! ―――フリード、キャロのところに戻ろう」
「ぎゅー」
フリードの背に跨ったエリオが意志を伝えると、空を旋回していたフリードは主の元へと降下を始める。
風を受けて、翻りそうになるスカートを抑えつつも見回りを終えたばかりの1人と1匹を笑顔で出迎える。
「お疲れ様。何もなかった?」
「うん。密漁者もおらず、日々平和で良好―――って感じだよ」
「平和が何事も一番だよね」
「本当に」
何か起きなければ腕を振るう機会もないが、こんなものいざという時だけに奮えれば十二分だ。
日頃からストラーダを奔らせる機会など無い方がいいに決まってる。
最近は訓練以外で使っていない己の相棒を見つつ、小さい姿へと変化したフリードとキャロの跡を追う。
「今日のお昼何かな?」
「えっとね。タントさんお得意の山鍋―――なんだけど……」
「“けど”?」
言いにくそうにキャロが視線を横に逸らせる。
「なんかね……ミラさんが新種っぽいキノコを拾って来てて……調べてみたけど致死性の毒とは全くないし、いいや入れちゃえーって」
「……自然保護隊ってさ、その辺適当だよね」
「ご、ごめんなさい……」
「いや、キャロが悪いんじゃないんだから!」
申し訳なさそうに頭を下げてしまうキャロに慌てて弁解する。
「大丈夫大丈夫。僕もタントさんのお鍋は好きだし、きっと美味しく調理してくれてるよ」
「う、うん。そうだね。タントさんお料理上手だし……私より……」
「何言ってるの。僕はキャロのお弁当も大好きだよ!」
「エリオ君……!」
「きゅ、きゅくるー」
突っ込み不在の空間にて、見えないけど見える目映い光で周囲を覆いながら見つめ合う2人。
申し訳程度にフリードが鳴き声を上げていたが、そんなもの聞こえるカップルじゃなかった。
が、しかし。
しばしそうしていると、エリオの脳天に拳が一つ落ちてきた。
「が!?」
目の前に星を見、頭を押さえながら涙目になって上を見上げると―――握り拳を作って呆れた顔をしている女性が一人。
「コラ、エリ公。なかなか来ないと思ったら何してんの」
「み、ミラさん……え、い、いや何してるってわけでも……」
「キャロもラブいことするのはご飯の後にしないさいよ。別に止めやしないしさ」
「ら、ラブ……!? ち、違いますっ! 私とエリオ君は、全っ然そんなんじゃないですっ」
力いっぱい否定された。
「……」
「あ、落ち込んでる」
「あ、え、あのね違うのエリオ君っ、別にエリオ君が嫌いなんじゃないよ!? 大好きだよ!? って、じゃ、じゃなくて!」
分かってる分かってると笑うミラに引っ張られて連れ去られるエリオと、それを追うフリードとキャロ。
今日も平和な保護隊だったが。
まさか後に、あのようなことが起きるとは―――誰一人として予想だにしていなかったのである……。
―――――――――――――――――――――――――――――
それはお昼を食べている中途のことだった。
楽しげに団欒をしつつ、不安要素だったキノコの味も以外と悪くないといいながら食べていたその時。
「あ、……ぐ……?」
「キャロ!?」
「う、いで、ててて……」
「……ミラ? どうした?」
胸元を抑えて蹲り始めたキャロと、お腹を押さえ始めたミラ。
男性陣は何事かと駆け寄り、それぞれの身体を抱き上げると―――
「うわ、キャロ凄い熱だ!?」
「ミラは……顔が真っ青なんだが……どうしたんだこれ? まさかとは思うがさっきのキノコに、毒が……?」
「う、嘘でしょう!? どうすれば!」
「……解毒薬、でも毒性が……く、ミラ。苦しいかもしれないがちょっと来い。調べるから―――」
すると、その瞬間。
どさり、という音がして―――タントの身体が空中でひっくり返った。
訳の分らぬといった顔で地面に脳天を叩きつけられたタントは、いきなりの激しい痛みに頭を抑えつつ、それを行った人物を見る。
「お、おいミラ! 一体いきなり何―――……を、するん、です、かー?」
幽鬼のようにゆらりと立ち上がったミラに思わず言葉が弱くなる。
目が既に焦点が合っておらず、口元からは言語になってない言葉が漏れている気すらする。
「タントさん弱気! 弱気にならないで! キャ、キャロしっかり―――うむぐ!?」
かく言うエリオも。
ミラの豹変に気を取られ、タントに突っ込みを入れる隙に、突然キャロに唇を塞がれた。
抵抗できず、もがもがと唸りながらもされるがままに地面へと押し倒される。
その後も全くキャロはやめる気配はなく、ミラ同様焦点の合わない瞳でエリオを見つめつつ、―――更に舌を口の中へと侵入させてきた。
「むぐ!? ひゃ、ひゃろ―――もが」
「ん、ひゃぷ、んく……ぢゅ」
止め処なく口の中を蹂躙してくるキャロの舌に思わず目を白黒させるエリオ。
初めてのキスで、この様な行為を受けてしまい、頭の中がスパークしてて抵抗することすら考えられない。
キャロの甘い髪の香りに鼻腔を擽られ、舌で歯茎やこちらの舌を舐めとられ、更には小鳥のようにエリオの口の中に溜まった唾を吸い取っていく。
「んぐ……ぷは。はむ……」
「むむー!?」
持っていかれた唾液がキャロのものと混ざり合って返ってくる。
突然のことにむせ込みそうになるが、すぐにまたそれを啄まれる。
そうやって互いの口内を唾液が行き来していく内に―――もうエリオは何も考えられなくなってきていた。
ただ、キャロの唇が気持ちいい。
舌の感触が痺れるように柔らかい。
唾の送迎が、恐ろしいくらいに甘美で。
己の頭を包み込むようにしているキャロの腕も、また心地のよいものだった。
「んふ……あは」
「くちゅ……あ……んん……」
まだ幼い少年少女は必死になってその行為を繰り返す。
熱に浮かされたように、舌を絡めて―――
不意に。
キャロが、己のほうへと返ってきた唾液を、飲みこんだ。
「んぱぁ……んふ、エリオ、君のと私の……あは」
「きゃ、キャロ……」
唇が離れ、互いを繋げていたものが消える。
少しだけ空虚を感じつつ、エリオは何も考えられずにキャロのすることを見ていた。
キャロは恍惚とした表情で身体を震わせている。
そして艶っぽい仕草でエリオへと顔を近づけると、舌を伸ばして、その口元に猫のように、舐めとる様にして舌を這わせる。
「れろ……ん……へろ……」
「あ、あう……」
再び始まったキャロの攻めに、なすすべなく顔を緩ませ、―――心を溶かされる。
キャロはというと一心不乱といったように、これ以上大切なものはないというようにエリオの口元を舐め続ける。
あまりのことにエリオが視線を泳がせたその時。
その視界に、とんでもないものが飛び込んできた。
「あぐ……ああ! あう、あううう!」
「み、ミラ……こんな、うぐ……」
「う、うえぇ……だ、だって好きなんだもん……タントが好きだもん。しちゃ、あう!? く、うっ」
「だ、だからってこんな、キャロとエリオだっている、ってば」
「いいの、なんかね、分んないの、したい、の……っ」
ミラが上に、タントが下に。
体勢こそキャロとエリオと同じだったが―――していることは、全く違うものだった。
肉と肉がぶつかり合う音がする。
艶めかしい水の音が響く。
普段知っている筈の人たちが、知らない顔を見せていて。
不意にゾクッと背筋に悪寒のようなものが走り。
エリオは、自分の身体の一部に急激に血が集まっていくのを感じた。
「あ、う……?」
「ふぇ……」
エリオにのしかかっていたキャロも気付き、舌を離す。
自分のお尻の下で、何か固いモノが鎌首を上げている。
「あ、ミラさん……タントさん……」
そして。
そして―――自分が大好きな人たちが、お互いの名前を呼び合いながらも繋がっているのを見て。
キャロは、ゆっくりとエリオのそこに手を伸ばした。
「あう!?」
「え、エリオ君……エリオくん……」
もう、何も分からないという風にキャロが彼の名前だけを呟く。
エリオのそこを、服の上から触り続けて―――更に、もう片方の手で、己の股の間を擦り始めた。
「いやぁ……ああん……エリオ君……エリ―――」
「キャロ……」
その行為に。
エリオは、そっと自分の右手を、彼女の胸の辺りに伸ばしていた。
「んっ」
「……」
服の下から手を入れて、直接その肌に触れる。
絹のように柔らかい彼女の肌を擦りながら―――そこへと指先を到達させる。
親指と人差し指で挟むようにして、弾く。
くりくりと動かす。
優しく、痛くならない様に、弄る。
「あぅ、そ、そこ……」
「……キャロ……気持ちいの?」
涎を垂らしながらもガクガクとキャロは前後に顔を振る。
涙を流して。
理解出来ているのかいないのか分からないが―――必死に首を振って彼の言葉を肯定する。
「そか、うっ!?」
エリオは苦しげな顔になると己の股間を見る。
そこにはキャロの手でズボンをはち切らんと膨れ上がった己のモノがあり、今も彼女の愛撫で苦しげに震えている。
それを見たエリオは上体を思い切り持ち上げて、キャロを床へと押し倒した。
「きゃ!?」
「ご、ごめん」
謝りながらもキャロと体勢を入れ替えたエリオは、今度はと攻勢に転ずる。
胸を弄っていた手をそっと離して、その右手をキャロの下のスカートの中へと素早く滑り込ませた。
いきなりの事態に目を見開いたキャロは、慌てて口から声を出そうとして―――エリオの唇に、その声を奪われてしまった。
「〜〜〜〜!!」
抵抗を試みようとしたキャロだったが、なぜか身体に力は入らず……数秒後にはぐったりとエリオの行為を受け入れていて。
更に浅ましく、自分の股をエリオの手に押しつけて動かし、舌で彼の口の中を再び弄っていた。
「ああ、んん……!」
「んふぁ……キャロ、僕のも……」
「うん、うん! エリオ君のぉ……!」
エリオの股間に手を伸ばして、それを服の上から擦ろうとして……代わりに彼のズボンのベルトを外した。
そしてファスナーを下ろし、ブリーフの中からエリオのモノを取り出すと、壊れモノでも触るかのように手を添える。
「ああ、え、エリオ君の……お、おちんちん……だ」
「キャロ、……あうっ!?」
キャロの手が必死に彼のモノを触り、扱く。
エリオはキャロのモノを弄り。
キャロはエリオのモノを弄り。
互いが互いを導くように、ぎこちなくそれらを擦り合わせて―――
「く、くるよエリオ君……何か、あう、あうぅ!」
「僕もっ! キャロ、キャロ!!」
「エリオ君エリオ君エリオ君! す、好き、好きなのっ、大好きなの!!」
突然の告白。
けれどエリオにはそれが全く己らの心を乱すものには感じられず。
分かっていたという風にキャロの頬に己の頬をくっつけて微笑むと、
「僕も、だよ。大好きだっ、キャロのこと!」
「あ、ああ……」
キャロの瞳から涙が溢れて。
瞬間、頭から何かが下る様に痺れが駆け巡り。
足の先を、太ももを、お尻を、腕を、腹を胸を顔を全てが駆け抜けて。
キャロもエリオも、お互いに頭の中が弾ける様な感覚と共に―――果てたのだった。
―――――――――――――――――――――――――――
後日。
エリオとキャロの所属する保護隊では、多少の変化があった。
空を飛ぶフリードの背に乗って楽しそうに大空の滑空をしている子供たちを見つつ、タントがぼーっとした顔で語る。
「……調査班と無限書庫からの報告書によるとな」
「うん……」
「あれ、なんでも人の心の奥底の感情とか欲望を増幅して、理性を失わせるんだそうだ」
「……うん」
ミラは俯きながらも頷く。
あの日以来、ミラはタントになぜか余所余所しく、話しかけても飛ぶように逃げられてしまっていた。
今、こうして少し距離を保って話しているのも珍しいくらいなのだ。
「毒性や依存症はないけど……この辺りの世界じゃ見かけないものだから、何時かの密漁者たちが菌をくっつけて来て、それが繁殖したんじゃないか、って」
「そか……」
「あ、あのなミラ。僕は別に―――」
「あのねタント」
「はいなんですか」
思わず敬語。
こういう場合、男のほうが立場が弱くなるのは必然である。
ミラは俯いていた顔を上げて、少しだけタントのほうに寄ってくる。
そして、緊張した面持ちでいたタントを、潤んだ瞳で見上げると―――
「わ、私ね、その、タントのこと、好き……だよ?」
「……!」
「こ、こんな形で言うの、やだったの。だから、その、もっと、う、うぅ―――」
「ミラ! 僕だって―――君が好きなんだぞ!」
「た、タント……? あ、う、ううう……ふえ……!」
―――――――――――――――――――――――
と、その様子を空中から見下ろしていたキャロが、あ、と呟く。
「見て見てエリオ君! ミラさん、タントさんに抱きついてる!」
「キャ、キャロ。あんまり見るもんじゃないって」
「あ、うん。でもよかった。2人とも仲直りしたみたいで」
多分、仲直りよりも進展してるんじゃないかなぁ、とエリオは心中思いつつ、背中に抱きつて来るキャロの温かさを肌で感じる。
風を切り、フリードを操りながらも―――この間からキャロの態度が一切変化してないことに、正直エリオは動揺していた。
あんなことしてしまって―――ってまあ、キャロからしてきたんだけど―――何もないで済ませられる訳もないはずだ。
正直こうしている間にもエリオは常に頭の後ろ辺りに燻っているものがある。
けど、自分から言うのも難で、結局今のようにいつも通りの生活に戻ってしまっているのだが……。
「ねえエリオ君」
「え、何?」
するとキャロが。
嬉しそうに、背中に抱きつく力を強めて顔を首筋につけてきた。
背後からの突然の行為に驚きながらも、フリードの操作を誤らない様に必死に手綱を握る。
「きゃ、キャキャキャキャロ!?」
「私、エリオ君と、その……」
「そ、その?」
「恋人同士に……なった、のかな……?」
「……へ?」
思わず口から間抜けな声が漏れる。
恋人。
つまり、付き合ってる人たち。
なんで、と思う寸前、あの時気絶する直前にそういえばお互いにお互いの気持ちを伝えたことを思い出した。
あの時のキャロはキノコの毒に犯されていて、正気ではないと思っていたのだけど。
気持ちだけは、本気だったのだとしたら―――
「キャロ。僕、僕ね」
「?」
「……キャロと恋人同士だったら、その、う、嬉しい、な」
少年は顔を真っ赤にして、必死にそれだけを告げる。
少女はそれを聞いて、頬を赤らめながらも、幸福そうにその首筋にキスをする。
「え、えへへ」
「あ、はは……なんか照れ臭いね……」
「そ、そだね……あ、そうだエリオ君。この間、したことだけど、そのー……―――」
「よ、よしフリード! 大きく旋回! 何時より飛ぶよ!」
「ギュー!!」
もう勝手にしろと言わんばかりにフリードが咆哮を上げて空を舞う。
素晴らしい快晴の中、一組の可愛らしいカップルは笑いながら、空を駆けて行く。
今までも、そして、これからも。
138 :
シナイダ:2007/11/18(日) 17:26:15 ID:xNv+U+tT
終わりです。読んでくれた方ありがとうございました
はー……エリキャロは初めて書いた……
ていうかエロキノコネタは誰かやってそうな気も……ま、いっか!
では、お粗末様でした
>>138 キキキキキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
エロGJwwww
しかしこれだけじゃまだ納まりがつかない!
もっとエロエロしいのを期待
>>138 GJ!久しぶりのエロオ分補給サンクスwww
それにしても、やはりエリオは襲われる方が映えるんは何故?
>>138 GJ!
エリオ分を久しぶりに補給できました!
エリキャロ万歳!
>>140 なるほど、結婚して夜な夜なキャロとルーに襲われるエリオと申したか・・・・
哀れなり、モンデヤル。
そういえばエリオの子供はフェイトのことなんて呼ぶんだろうか?
やっぱり『フェイトお祖母ちゃん』?
>>138GJ
相変わらずエロ描写が秀逸ですな
…所でアナル話はもうやらないのかな?
結構待ってるんですが(フェイトさんとかフェイトさんとかユノフェとか)
>>143 むしろ問題はリンディさんのような。
「ひいおばあちゃん」になるわけだし…
146 :
サイヒ:2007/11/18(日) 21:56:19 ID:yntMtO39
タイムリーにクロフェで肛姦モノを投下しにやってきました。
お尻部分短いけどね。
今回は、三期後でクロフェが結婚してフェイト妊娠四ヶ月目ぐらいという設定なんでよろしく。
なのにマタニティネタではないこの不思議。
「順調ですね」
本局の医療室。カルテになにやら書き込んでいたシャマルが、顔を上げて言った。
「フェイトちゃんも赤ちゃんも健康そのもの。今の調子なら、まだしばらくお仕事続けても問題無しです
よ」
「ありがとう、シャマル」
頭を下げて礼を言うフェイト。その胎内には、新しい生命が宿りつつある。最愛の夫であるクロノとの
間に出来た子供がそこにいる。
「それで、男の子か女の子かは分かります?」
「そこまではまだ……」
困ったような笑みを浮かべるシャマルに、フェイトも苦笑する。いくらなんでも今の質問は先走りすぎ
だった。
時空管理局では、女性職員が妊娠した場合は無料で検査を受けられるシステムになっている。しかし医
療局員になるための必須技能に産婦人科は入っておらず、資格を持っている医療局員があまりいないため、
大半は市井の病院で検査をしてもらっている。
なのにシャマルがフェイトの妊娠状況の検査をしているのは、別にヤブで適当にやっているわけではな
く、独学でそっちの免許も取得しているからである。
いつの間に、と驚く周囲に彼女は胸を張って言った。
「はやてちゃんが赤ちゃん産む時のために、だいぶ前に免許取ってました」
先の先まで見通して準備しているあたり、抜けてるように見えてもヴォルケンリッターの参謀だけのこ
とはある。まあ、はやてより先にフェイトがお世話になることになったわけだが。
検査はこれで終わりだが、フェイトは席を立とうとせずシャマルに訊いた。
「なにかこの時期で注意することはありますか?」
夫婦揃って育児書を読み漁り母にもアドバイスを受けているが、やはり専門家にしか分からない注意点
があるかもしれない。
「うーん、特にこれといってありませんけど……」
口ではそう言いながらも、何か気になることがあるのかシャマルは眉根を寄せて考えている。
「これは育児書なんかに書いてませんし、私が勝手に重要だと思っていることなんですが」
シャマルが真剣な顔で、椅子を寄せてくる。滅多に見せない真面目極まる表情につられて、フェイトも
思わず近寄る。
「よく聞いてください」
「はい」
ほとんど内緒話でもするような至近距離。シャマルは生死に関わる重大な事を告げるような口調で言っ
た。
「クロノ提督の性欲処理。ちゃんとしてあげてます?」
新妻フェイト奮闘記
鍋の底に昆布を敷き詰める。そこに表面だけ焙った鮒を入れて、水と味醂を投入。強火にかけて、時期
を見て醤油と砂糖を足していく。
そちらに眼を配りながら、フェイトは鶏の腿肉を捌くのに取り掛かった。
作るのは、味噌を塗って焼いたかしわと胡瓜の和え物。この間、久しぶりに海鳴市に行った時に買った
料理本に載っていた料理である。
ついでに米も買ってきたので、炊き込みご飯にして炊飯器に仕掛けてある。それと鮒の甘露煮が、今晩
の献立だった。
作成予想時間は三時間強。多忙で知られる執務官の身としては、ありえない時間のかけ方である。
だが最近のフェイトは、やや時間を持て余し気味だった。
仕事はいつもの分に加えて、産休に向けての引継ぎなどかなりあるのだが、補佐官二人がやらしてくれ
ないのだ。
「フェイトさんの仕事は、元気な赤ちゃんを産むことです!」
「こっちは私たちに任せて、家に帰って安静にしててください!」
そう口々に主張し、退勤時間が来ると半ば強制的に仕事部屋を追い出される。奪い取られた仕事はちゃ
んと出来ているから、それでいいと言えばいいのだが。
家に帰ったら帰ったで、アルフが眼を光らせていて少しでも身体に負担がかかりそうなことはやらして
くれない。おかげで身体が鈍って仕方がない。
適度に運動した方がお腹の子供にもいいのにと思い、こっそりシグナムに模擬戦を申し込んだところ、
「それのどこが適度だ!」と割と本気の拳骨を喰らった。
おまけにそのことをクロノに言いつけられ、家族総出でがっつり怒られた。
いくらなんでも過保護にしすぎだと思っていたら、その心中を母親に読まれ「ならあなたは、キャロが
妊娠した時に同じ事をしても止めないのね」と言われては完全に沈黙せざるをえない。
仕方なく空いた時間を潰すべく、こうして手間暇かかる料理に挑戦などしているわけである。
かしわの調理を終えても、まだ甘露煮は出来上がらない。それなりにこまめに手を加えなければならな
い料理なので、台所を離れるわけにはいかない。
腹を空かせるであろうアルフのために、余った肉を焼いておこうかとフェイトは考える。
鍋の火を弱火に落とし、かしわに切れ目を入れながら思い出すのは、昼間のシャマルの言葉。
(性欲処理、か……)
ぶっちゃけしていない。フェイトの妊娠が判明してからこっち、子供のための配慮は可能な限りしてい
るが、そこには全く思い至らなかった。
昼ドラ好きのシャマルは、それが原因で浮気だ不倫だ家庭崩壊だと騒いでいたが、その点に関してはフェ
イトは全く心配していない。
昔は生来の自虐癖から来る妄想で、いつかクロノが自分よりも妻女に相応しい人に出会ってしまい、自
分の側を去っていくのではないかと悩むことも無いではなかった。
しかしクロノと恋人になって早一年以上。彼の子供まで宿した今となっては確固たる自信が出来ており、
そんなことを考えるのは惜しみなく愛を注いでくれる彼に失礼だ、と思えるようになっている。
むしろ気にかかるのは、クロノが辛いだろうということだった。
クロノと性交しなくなって一ヶ月。仕事場が六課とクラウディアに別れていた頃も同じぐらい間が空く
ことはあり、しばしばフェイトの身体は疼いてどうしようもなくなることがあった。そういう時は自分で
慰めていたが、本番の快感には程遠かった。
あれと似たような感覚を今のクロノも感じているのかと思うと、なんとかしてあげなければという使命
感のようなものが胸に湧き上がってくる。
(……やっぱり、クロノが苦しんでいるなら解消してあげないと。私はクロノの、お、お、お嫁さんなん
だから……)
彼の伴侶としての自覚は出来つつあるが、それでも強く意識してしまうと恥ずかしくなる。
エプロンをもんで一人照れるフェイトであった。
※
久しぶりの純和食を堪能し、風呂を使い終えたクロノは自室のベッドに寝転んでいた。何をするでもな
く、部屋の壁に視線を彷徨わせている。
明日も仕事はあり、起きていなければならない理由などない。もう今日する行動は、電気を消して眼を
閉じるだけだ。
だというのにぼんやりしてしまっているのは、きっと部屋に自分独りしかいないからだろう。
この間までなら、この時間になればフェイトが遠慮がちに部屋のドアを叩いていたはずだった。そして
二人で少しだけ話をし、後はもつれ合ってベッドに倒れこみ、お互いの身体を激しく求め合っていたもの
だった。
当然だが、今はそんなことはない。寝返りを打った拍子に腹を蹴飛ばしてしまう危険を考えて、一緒の
布団で眠ることすらしていない。
六課は解散し、最近は長期航海も無いのでフェイトと一緒にいる時間は格段に増えたが、それでも触れ
合える時間が減ったのは情欲抜きでも少し寂しい。
そんなことを考えていると、腰の辺りがやや重たい気がしてきた。自分で処理しようかと思うが、隣の
部屋にフェイトがいるのにするのは、なにやら罪悪感を覚えてしにくい。
明日は本局で泊まりになるのが決定しているからその時にでも、と思い今度こそ眠ろうとした時、ドア
がノックされた。
今、同じ屋根の下で過ごしている人物はフェイトとアルフの二人。叩き方で、どちらなのかは分かる。
「どうしたんだフェイト」
「うん、ちょっと……」
部屋に入ってきた妻は、なにやらもじもじとしている。
立ったままでもなんなので、ベッドに座るよう促す。
腰を下ろしてからも、フェイトは口の中でなにかぼそぼそと呟いているだけである。こっちが黙りっぱ
なしというのがいけないかもしれないと、クロノは口を開いた。
「何か用があるのか?」
「用っていうか、なんていうか…………クロノ、苦しくない?」
「体調がか? いたって健康だが」
「そうじゃなくて…………あっちの方が」
視線が、ちらちらとクロノの股間の辺りを窺っている。それで、フェイトの言うあっちがそういうこと
だと知れた。
「……自分で処理してるから、平気だ」
「けど、一人でするのってあんまり気持ちよくないし……」
「それはそうだが……。だからって、妊娠中の君にするほど溜まっていない」
「……手とか口なら、出来るよ。それに……私は少し溜まってるし」
屈んで、こちらの顔をフェイトが覗き込んでくる。
「だからクロノの精液、飲ませて?」
淫卑さはなく、水が飲みたいとでもいうようなさりげなく、そして純粋な願い。
フェイトの願いをかなえてやりたいという思いと、それでもいけないという思いが心の中でぶつかる。
眼を閉じて少しだけクロノは葛藤し、結局頭を縦に振った。直前にフェイトとの性交を思い出していた
のが、決断の決め手になった。
「口だけだぞ」
「ありがとう」
クロノの頬にちゅっ、と唇を落とし、フェイトは床に膝をつく。
かちゃかちゃとベルトが外され、露出する股間。まだ軽く上を向いているにすぎないそれを、フェイト
は一口で頬張った。
根元まで一気に咥え込んだので、フェイトの頭が腰に密着する。そ金髪がクロノの黒い陰毛と対比され、
いっそう鮮やかさを増す。
フェイトの舌が動くより先に、その光景でクロノの分身は一気に臨戦態勢になった。
「んんっ……!」
亀頭が喉を突いてしまうが、それでもフェイトは吐き出さず少し頭を引いただけだった。
舌がゆっくりと動き出す。唾液で竿全体をコーティングし、それが終われば先端をちろちろと舐めてく
る。
陰唇代わりを果たしている上の唇は、やや強めに食んで赤黒い物体を出し入れする。
純粋に口だけによる淫技。
フェイトが初めて口淫をした頃に、クロノが感じる点は全部自分で教えている。その場所を、的確にフェ
イトの舌が攻めてくる。
だがそれは強引に刺激して射精させようとするのではなく、性感を少しずつ高めていき自然に達しさせ
ようという、まさに奉仕と言うに相応しい動きだった。
「くちゅ……ん、ん、ちゅぷ……」
歯が痛みを感じさせない絶妙の力加減で、はむりと雁首を噛む。
舌が技巧を凝らした動きをしたかと思うと、一転してただ舐めるだけになったりする。緩急つけた舌技
により、クロノは自分の呼吸が速くなっていくのを感じた。きっと顔色も変わっているだろう。
眼には熱心に奉仕してくれる妻の姿。耳にはちゅぷちゅぱという水音。そして、腰からぞわりと伝わっ
てくる確かな快感。
三つの要素に促されて、クロノの精巣はせっせと子種を産出し腰に送り込んでくる。そろそろ満杯にな
りそうだった。
いつもなら快感を味わい続けたいことと、早すぎると男の沽券に関わるような気がして本当の限界まで
我慢するが、今は素直にフェイトの愛撫を感じ尽くしたかった。
クロノの表情で最期が近いと悟ったのか、フェイトが上目遣いになり念話で訊ねてくる。
『このまま飲む? それとも顔に出すの?』
「飲んでくれっ……!」
白濁液に汚れたフェイトの顔にも惹かれるものはあったが、クロノの精液を飲みたいという言葉を思い
出し、前者を選んだ。
クロノの言葉に応じて、フェイトが一気に吸引する。頬をへこませ内側の肉で陰茎を圧迫し、柔らかな
舌は裏筋付近をなぞり上げる。
「くうっ!」
クロノは白い欲望を噴出させた。甘美な絶頂に全身が震える。
先から吐き出した液体をフェイトは一滴も零さずに口で受け止め、そのままこくこくと音を立てて飲み
干していく。
最後に一際大きく喉が鳴って、フェイトの口が離れた。
「ふはあっ……はぁ……」
ずっと咥えっぱなしで空気が吸いにくかったのか、フェイトは深呼吸のように荒く息を吐いている。
クロノも大量に放出した後の虚脱感で、天井を仰いで喘ぐように酸素を取り入れる。
なんとか息を整えフェイトに感謝の言葉を述べようとした時、クロノの肉棒がまた温かいもので包まれ
た。
慌てて見下ろせば、そこには再び口の中に収めているフェイトの姿があった。
「フェイト!?」
『まだ、後始末が残ってるから』
念話で伝えてきて、出し残した精液をフェイトが吸い上げる。ゼリーをストローで吸う時のように、ゆっ
くりと尿管を精液が通っていく。
激しく放出するのとは別の、じりじりと弱火で焙られるような刺激が腰に伝わってくる。下手すればも
う一度放出してしまいそうだ。
徐々に先端に移動したそれは、ついにフェイトの口に入った。喉が小さく上下する。
「っはあ……」
大きく息をついたクロノは、今度こそこれで終わりだと思った。
だがフェイトの口は離れるどころか、そのまま奥まで飲み込んできた。
先程は使わなかった喉の粘膜を駆使してのディープスロート。
おまけに手の動きまで加わって、陰嚢をたぷたぷと揉んでくる。
「ふぇ、フェイト……もう後始末は終わった……だ、ろ」
『クロノのまだ硬いままだから、もっと出して。いくらでも飲んであげる』
「そんなの……あぁっ!」
絶頂直後は過敏になる女性と違って、男は一度出せばしばらくは放出しにくくなるものである。しかし
本当に射精直後の場合は、感じやすくなっているのも事実である。
「くああっ……!」
その敏感な時に激しさを増した口淫を受けて、クロノの脳髄が灼かれる。のたうち回りたくなるような、
破壊的な快楽。涙腺まで刺激され、危うく涙が零れそうになる。
なんとか思考を立て直そうと思うが、始まりが完全に意表をつかれただけに快感のコントロールが利か
ない。このまま発狂してしまうのではなかろうか、とすら思ってしまうほど電撃が腰から脳髄を直撃する。
「頼むっ! 頼むから止めてくれフェイトっ!!」
引き剥がすように、クロノはフェイトの口から逃れた。
もういいんだと言いたかったが、呼吸のリズムが狂ってうまく声が出せない。ぜいぜいと喉が鳴るだけ
である。
そんなクロノを見て、何がいけなかったんだろう、と不思議そうに首をかしげているフェイト。気持ち
よすぎて止めて欲しかった、ということには思い至らないらしい。
だがすぐに、答えを思いついた顔になる。
「そうだね。二回とも口だけじゃクロノも満足できないよね」
そういう意味じゃないというクロノの制止より早く、フェイトはするすると服を脱ぎだした。あっとい
う間に上半身は下着だけになり、そのブラジャーも躊躇無くフェイトは外してしまう。
異性も同性も羨望の眼差しを送って止まない美乳が、零れ落ちるようにして現われる。
「今度は、挟んであげる」
フェイトの胸が陰茎に迫ってくる。口だけだ、とクロノが言ったことなどすっかり忘れているらしい。
だがクロノは止めようとはしなかった。疲れた頭は、もう口も胸も似たようなものだろうという投げ遣
り気味な考えと、まだフェイトに奉仕されたいという気持ちで占められていた。
「……最初はあんまり強くしないでくれ」
リクエストだけ出して、クロノはフェイトに愚息の扱いを委ねた。
フェイトの巨乳が、すくい上げるようにクロノの腰と引っつく。乳房の台座に、男根が鎮座している形。
上乳で軽く挟んで、フェイトが身体を前後し出した。舌も伸ばして、先端が近づく一瞬で器用に鈴口や
雁首を刺激していく。
眼にしただけでくらくらしそうなほどいやらしい光景。クロノの意思を無視して、つい腰が勝手に動い
てしまう。
それでフェイトの動きとタイミングがずれて、肉棒が乳房の谷間に潜り込んだ。
「あはぁん……」
どこか胸の感じる場所を突かれたのか、フェイトが小さく甘い声を上げる。すぐに元の位置に戻そうと
したフェイトだが、何を思ったのかそれをやめてさらに奥深くに埋没させていく。
「こんなの、どうかな?」
クロノの陰茎の半分以上が、フェイトの胸の中に隠れてしまっている。
縦で挟まれたことはあっても、横は無い。だが、この感触に近いものをクロノは知っていた。
それはフェイトの蜜壷。上下左右がみっしりと柔らかい乳肉に包まれているこの状態は、間違いなく擬
似的な膣だった。
「いつもみたいにするのとこっち。どっちがいい?」
厳密に比べれば、舌の技巧がある分だけいつもどおりしてもらった方が気持ちいいだろう。だが、フェ
イトが乳房で作り出したこの女陰で射精すればどんな気分なのか。それを知りたいという欲望が押し切っ
た。
「……こっちがいいんだ」
敏感にこちらの心の中を読んだフェイトは、自分の趣向をクロノが気に入ったのが嬉しいのか、にこり
と笑って身体を動かし始める。
いかなフェイトの巨乳でも長大なクロノの根元まで包むというのは無理で、抜け落ちないようにすれば
前後運動できる範囲は少ない。その分を補なおうというのか、フェイトはのっけから激しく身体を揺すっ
てくる。
こちらには、愛液のぬめりと襞の細やかさはない。代わりに、膣のように強く締めつけてこない柔らか
な圧迫感がある。すべすべした美肌も、膣壁に決して負けていない心地よさである。
先端が胸骨の隙間に当たる。子宮口とはまた違う終点の新鮮さに、クロノは恍惚とする。とぷんと出た
先走りが、フェイトの腹を伝ってへそまで流れ落ちる。
「クロノ……どうかな」
「ああ、下手に挿入してるより気持ちいい」
「これ、私も気持ち……いい……」
胸の形を大きく変えることで感じているのか、フェイトもうっとりとした顔と声になっている。良く見
れば、指が微妙に動いて自分で胸を揉んでいた。
クロノも手を伸ばし、突起を可愛がってやる。
「んんっ。だめだよぅ……。私がクロノに、してあげてるんだから」
「だけど、僕だけ感じるのは悪い」
「いいから、クロノは黙って感じてて……」
口ではそう言いつつも、フェイトはクロノの手を払いのけようとはしない。
互いに高ぶらせあうが、やはり先に愛撫を受けていた分、クロノの限界が早く来た。
ここで射精すれば、フェイトの腹だけでなく胸も孕ませられるかもしれない。そんな妄想に取り憑かれ
て、最後に強くクロノは自分で腰を突き入れた。
固い骨に亀頭を擦りつけ、クロノは放った。
発射した精液はフェイトの胸に阻まれ、僅かな隙間を求めて谷間から噴き上がる。噴火するマグマのよ
うに飛び散った精液は、フェイトの顔と胸にとめどなく降り注いだ。
「クロノの精液、熱い……」
眼を閉じて飛沫を浴びていたフェイトが、射精が終わるとぽつりと言った。
瞼が開いて、目線が胸に落ちる。
「……こっちもまだ、熱い」
未だフェイトの胸の中にある肉棒は、二回の放出にも関わらず滾ったままだった。
「もっと出したいんだ」
「いや、もうさすがにいいよ」
引き抜いて、濡れた股間をティッシュで拭きながらクロノは首を振る。
実際はフェイトの指摘どおり、少しだけ物足りない。だがこれ以上自分だけが一方的にしてもらうのは、
彼女にすまなかった。
「すごく気持ちよくて楽になれた。ありがとうフェイト」
クロノの賞賛の言葉にも、フェイトはどこか憂かない表情である。その口が小さく動いた。
「……ったら」
「え?」
「だったら、私がしてっていったら、クロノはしてくれる?」
フェイトの指がスカートのホックにかかる。ぱちり、と外す音。そのまま、ストッキングとショーツご
とスカートが足首から引き抜かれた。
「だからもう今日は……!」
押し止めようとするクロノの腕をすり抜けて、フェイトはベッドに上る。四つん這いになって、お尻を
こちらに向けた。
「激しくしないならこっちでしてもいいって、シャマルが言ってたから……」
フェイトの指が、後ろのすぼまりを開く。
「クロノに乳首触られて……もう我慢できないから、早く……挿れて」
秘められた場所が、奥の奥まで見えそうだった。こちらを貫いてイかせて欲しいと、フェイトはねだっ
てくる。
そんな扇情的な光景に肉欲が激しく興奮するが、クロノの身体は動かずフェイトの眼を見つめている。
フェイトの方から挿入を求めてくるのは、これまでも何度かあった。だがそういう時は、眼は欲情で潤
み、熱に浮かされた顔をしているものである。
今のフェイトはむしろ逆で、心の底には理性を残したままにしておこうとしているようにクロノには見
える。
きっとこれは演技だろう。フェイトから求めることで、クロノが気兼ねなく抱いて射精出来るようにと
いう気遣い。
そう分かっていながら、クロノはフェイトの身体に手を伸ばした。
情欲は確かにあった。だがそれ以上に、どこまでもクロノのことだけを考えてくれる健気なフェイトを、
愛してやりたかった。
フェイトの顎を掴んでこっちを向かせ、唇を合わせた。
舌を差し入れれば、いつもとは違う苦味が味覚に刺さる。自分の精液の味だろうと見当はついたが、嫌
でもなんでもなかった。口に射出した後にキスをするのは初めてではないし、フェイトなどは膣内射精後
にクロノのモノを口で清めてくれることはよくあった。彼女が平気なのに、自分だけ嫌がるのは不公平と
いうものだ。
何度もキスしながら、亀頭を秘門に合わせる。ぴったりとくっついたところで、唇を離して起き上がっ
た。
「入れるぞ」
一言断って、腰を進めていく。
何度も挿入して慣らしてあるので、入り口だけはすんなりと入る。だがそこから先が問題だった。
入り口付近さえ越えたらあとはすんなり入る膣と違って、奥に行けば行くほどきつい。肉を掻き分けて
押し込んでいくしかない。通常ならその強姦くささを愉しむところだが、今はフェイトの身体に負担がか
からないよう本当にちょっとずつ入れていく。
一分近くかけてなんとか全部入りきった。そのまま腰を揺らそうとせず、フェイトの胸を指で優しく撫
で回してやる。
「んぁっ……! ク、ロノ、動かない、の?」
「君も溜まってるって言っただろ? 今度は、二人一緒に気持ちよくなろう」
さっきの口淫とは逆。今度はクロノがフェイトの性感帯を緩やかに刺激してやる。
全体的に胸で感じるフェイトだが、特に弱い下乳を三本の指でじんわりと揉み立て、残った二指で硬い
乳首を刺激する。
左手は下に。蜜で溢れて出している花弁はあえて触らない。妊娠状態の場合どの程度までしていいのか
分からないし、入り口だけ弄っても生殺しなだけだろう。
だからクロノはその上、身体の外側では一番敏感な突起を指で転がした。
うなじをちろちろと舐める。ここもフェイトは弱い。
感じやすい場所を三ヶ所同時に攻められ、フェイトが乱れる。
「ふぁぁっ! はっ……くぅっ……! すごくいいよぉ……!」
フェイトの快楽が一定度を越えたのを見計らって、ようやくクロノは抽送を開始した。
シャマルがどの程度を指して激しくと言ったのか分からないので、とにかくゆっくり動く。
突き入れるたびに淫肉が反応して、引き千切れるように締めつけてくる。何度入れても、この強さには
慣れれそうにない。
突き入れる強さはそのまま。徐々に角度だけ調節し、天井部分を擦り上げるようにする。
その間も、手による愛撫は止めない。
フェイトの性感が頂点に上りかけた瞬間、乳首をつねり、淫核に爪を立て、うなじに噛みついた。
「イっちゃう……イっちゃうぅぅ……!!」
四肢を突っ張ったまま、ふるふると身体を震わせて果てるフェイト。それを確認してから、クロノも精
液を放った。
フェイトの直腸を白く塗りつぶしていく光景を想像しながら、クロノはこの夜三回目にして最大の量を
注ぎ込み続けた。
「もうこういうのはやめておこう」
久しぶりに交わす睦言。クロノの第一声はそれだった。
「……気持ちよくなかったの?」
「まさか。頭が沸騰しそうになるぐらい良かったよ。けど……」
こんなこと白状するのは恥以外のなんでもないが、フェイトを納得させるためには仕方が無い。
溜息をついてクロノは言った。
「…………次は止まれるかどうか自信が無い」
「え?」
「君をもっと手荒く扱ってしまうかもしれないんだ」
鉄の自制心を持っているクロノだが、フェイトが関わるとそれが揺らぐことは自覚している。
今日はなんとか最後まで優しく抱いてやることが出来たが、もしフェイトがもう少し淫らな気配を振り
まいていたら、理性を保てたかどうか自信は無い。
それで流産などという事態になったら、悔やんでも悔やみきれない。
「だから君が出産するまでは我慢する」
「だけど……まだ半年ぐらいあるんだよ?」
「君とこうなる前は、二十五までずっと自分で処理してたんだ。なんとかなる」
「それでも……」
食い下がるフェイトの唇を、クロノは指で塞いだ。
「だったらこうしよう。僕はずっとしない。その代わり」
フェイトの耳元に口を寄せて囁く。
「子供が産まれたら、六ヶ月分の気が済むまでめちゃくちゃに君を抱かせてもらう」
フェイトの顔が、一瞬で真っ赤になる。
「前も後ろも口も胸も足も髪の毛も全部使わせてもらおう。これなら、むしろ我慢する方が楽しみだ」
耳まで朱に染まったフェイトに、にやりと笑ってやる。
「まあ、君がいいって言ったらだけどな。どうする?」
「………………いいよ」
フェイトの返事は、それこそ蚊の鳴くような小さな声だった。
結婚妊娠をしても可愛らしさを失わない妻の頭を撫でてやるクロノ。
「今日はここで寝ていくか?」
まだ頬を染めたままこくりと頷くフェイトに、腕枕をしてやる。
今晩の睡眠時間は短くなりそうだ。けれど久しぶりに隣にフェイトがいる寝心地は、きっと最高にいい
だろう。
最後に口づけを交わし、クロノはそっと目を閉じた。
終わり
157 :
サイヒ:2007/11/18(日) 22:12:20 ID:yntMtO39
以上です。
ネタを譲ってくれた某氏に敬礼。
前回のエロが薄かったんで、今回はマニアック気味。頑張って素股も入れようとしたが無理でした。
数ヵ月後の「全部使う編」も考案中。当然母乳も絡むでよ。
まだ固まってない部分が多いので、気長にお待ちください。
>>157 流石はフェイトさん。ミスター鉄の自制心も揺らぐぜ。
そして次回、エロノ覚醒のヨカーン 楽しみにしてますゼ
GJ!
>>157 GJ。なんという素敵な新婚バカップル
こんなにいじらしいフェイトさんは久しぶりだぜw
そしてクロノよ。足と髪の毛ってお前w
160 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:54:00 ID:KJqlsPUs
GJGJGJ!!
フェイトさんかわゆいwwww
日付が変わった所でまた一本行かせて頂きます。
・夜の捜査官のアイディアは中々浮かばないくせに「ユーノ×はやて」に挑戦
・なのはとフェイトの仲がマジでガチレズに発展しており、それにショックを受けた
ユーノとはやてが心に負った傷を嘗め合う末に…と言うお話
・真剣に割り切ったが吉
・エロ
ある日、はやてはヴォルケンリッターの皆に何気無くこう質問していた。
「なぁ…もし仮にウチが誰かと結婚して子供が生まれたとするやん。
そしてその子が立派に成長して…ウチに万が一の事があったりした時には…
その子に夜天の主の座を引き継がせるなんて事は出来へんのかな?」
「え………。」
「主はやて…何故にそういう質問を…。」
突然の意外すぎる質問にヴォルケンリッターの皆は唖然としていた。
「だってウチかて何時までも生きられる訳やあらへんし…考えといた方がええと思ってな…
で…実際どうなん? そういう事は可能なん?」
「さ…さぁ…主が世襲したと言う実例はありませんから…可能かもしれませんし…
不可能かもしれません…。いずれにせよあまり期待しない方が良いのでは無いかと…。」
「そうか…やっぱ上手く行かへんのやな〜…。」
はやてとて立派に女の子であるからして、異性に興味を持ち、その異性と結ばれて
子孫を残して行きたいと考えるのは至極当然。そして人がいつかは老いて亡くなるのだからこそ
子孫を残していく様に、自分が万が一亡くなる時には、いつか誰かと結ばれれば生まれるであろう
自分の子供に夜天の主の座を引きついてヴォルケンリッター達を引っ張って行って欲しいと
考えていたのであった。
「じゃあ…ウチが死ぬ時が皆の死ぬ時なんか…それはそれで寂しいな〜…。」
「そんな事はありません。主はやてを守って死ねれば本望です。」
「はやてと一緒に死ねるなら寂しくなんか無いよ!」
皆はそう言うが、やはりはやては寂しげだった。
それから数日、はやてはなのはとフェイトから大切な話があると言われて部屋まで呼ばれた。
「一体どうしたんや?」
「実は…大切な話があるの…。」
「それはさっきも言うたやん。一体どう大切なんや?」
笑いながら言うはやてだが、なのはとフェイトの二人は真剣だった。
「実はね…。」
「え!?」
次の瞬間、はやての目の前でなのはとフェイトがお互いの唇を合わせていた。
「え? え? これ一体どういう事や?」
一体何が起こったのか理解出来ないはやてを尻目に、なのはとフェイトは
お互いを強く抱きしめ合い、舌を絡め合わせていた。そして十秒もした後で
二人の口から唾液が糸を引かせながら離し、はやての方を見たのだった。
「見ての通り…私達がこうして愛し合ってるって事を教えたかったの…。」
「え? 何やて…そんな…おかしい…おかしすぎや…。」
「どうして?」
「だって二人とも女の子同士やん! 女の子同士でそんなの…おかしい!」
何と言う事か、二人はガチレズだったのである。それにははやても引くしか無いのだが…
「何を言ってるの? はやてちゃんだって私のおっぱい何度もモミモミしたじゃない?」
「キャア!」
いつの間にかになのはがはやての背後から両乳房を握り締め、揉み解していた。
「そ…それはただのジョークやん! でも二人がやってるのは明らかにおかしい!」
「おかしくないよ。だって今からはやても私達と一緒になるんだから…。」
「!?」
次の瞬間だった。今度はフェイトがはやての正面から唇を奪ったのである。
「んんんん!!」
はやては必死に抵抗しようとした。しかし、後からなのはに、前からフェイトに挟まれた
サンドイッチ状態にされたはやては全く身動きが取れなかった。
「んぁぁ…。」
「どう? 女の子同士の愛も良い物でしょ?」
はやての唇から離したフェイトが口から唾液の糸を伸ばしながら言うが、
はやての目には涙が浮かんでいた。
「嫌や嫌や! そんなんおかしい! 女の子同士でこんな事するなんて絶対おかしい!
こういうのは普通は男の子とするもんや!」
「おかしいのははやてだよ。男なんて女の子を性欲を満たすだけの道具か子供を産む機械くらいにしか
考えてないじゃない。そんなんなら女の子同士で愛し合う事の方がよっぽど健全だよ。」
「違う! そんな事あらへん! そりゃ中にはそんな事する酷い人もいるかもしれへんけど…
全部が全部そんなワケあらへん! じゃなきゃウチかてお父さんとお母さんの間に生まれてへん!
みんなだってそうや! それぞれにお父さんとお母さんがおって! その二人が愛し合った結果
生まれて来たんや! なのはちゃん達だってそうやろ!?」
はやては目から涙を飛び散らせながら必死に主張するが…
「はやて残念…私はお父さんとお母さんの間に生まれてないよ。だって私はクローンだから…
私は試験管の中で生を受けたんだよ…。」
「!!」
そうだった。確かになのはは父・士郎と母・桃子の間に生まれてきてはいるが、フェイトは
プレシアの実娘・アリシアのクローンに過ぎない。そこを忘れていたはやては一瞬絶望した。
「だから…もう男の事なんか忘れて…私達と一緒に愛し合おう?」
「嫌やぁぁ!」
はやてが必死に抵抗を試みるのも空しく、なのはとフェイトの二人に押さえ込まれながら
そのまま手近にあったベッドの上へ押し倒されてしまってた。
「さ〜はやて…はやての綺麗な裸を見せてよ…。」
「嫌や! やめや! やめや! おねがいやぁ!」
なのはがもがくはやての身体を押さえつけ、フェイトがはやての着ていた服を脱がそうとしていたが…
「いい加減にせぇ!!」
ついに切れたはやては次の瞬間フェイトの顔面を蹴り飛ばし、自分を押さえつけていたなのはの顔にも
拳を一発入れていた。そして脱がされかけていた服を整えながら怒りと悲しみの混じった物凄い形相で
ベッドから這い出るのである。
「二人とも頭どうかしとる! 女の子同士でそんな事するなんて正気の沙汰やあらへん!
おまけに二人だけで勝手にやるって言うんならともかく…何でウチまで巻き込むんや!
ウチはそんな女の子同士でやるなんてまっぴらごめん! もう絶交や!!」
そう叫びながらはやては部屋を飛び出した。
「そんな…そんな…二人とも…何であんな事になってもうたんや!」
はやては涙を流しながら廊下を物凄い勢いで走り続けていた。確かになのはとフェイトの
二人がとても仲が良い事は知っていたが、それは親友と言う健全な仲だと思っていた。
だからこそあそこまで性的に愛し合う程の仲にまで発展するなど思いも寄らなかった。
「なのはちゃんとフェイトちゃんの大馬鹿野郎ぉぉぉぉ!!」
ショックと怒りと悲しみの余り、周囲の目も気にせずにそう叫ぶはやてであったが…
「その通りだよ!! 畜生!! なのはとフェイトの馬鹿野郎ぉぉぉぉぉ!!」
「ええ!?」
突然はやての叫びに賛同する様に何者かが叫び、それにははやても驚くのだが、
そこには真っ青な顔で涙を流しまくるユーノの姿があった。
「ユ…ユーノ君…一体どうしたんや…?」
はやてはユーノに詳しい話を聞いた。
実はユーノもなのはとフェイトがガチレズだった事を知らされ、ショックで
立ち直れない所まで来ていたのだと言う。特にユーノは真剣になのはを愛していた分
凄いショックだったそうな…。
「畜生! 奮発して飛びきり上等な結婚指輪も買って…プロポーズの練習も沢山して…
いざなのはにプロポーズしてみたら断られた挙句に実はフェイトとレズだって…?
ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あのユーノがここまで乱暴な言葉使いになる程だからその悲しみは想像を絶する。
そして同じくなのはとフェイトに裏切られたはやてもその気持ちは痛い程分かった。
それから、はやてはユーノを自室に招待していた。
同じくなのはとフェイトに裏切られて心に大きな傷を負った者同士で
今夜は自棄酒でもしようと言う事になったのである。
ちなみにヴォルケンリッターの皆は出払っている。
「まったく酷いよなのは! 確かに二人が仲良いのは知ってたけど…あくまでも
親友って健全な仲だと思ってたのに…まさかあそこまで愛し合うなんて…
女の子同士でそんな事やるなんて絶対おかしいよ!」
「そやそや! ウチなんかその仲間に入れられかけたんよ! レイプされかけたんよ!
同じ女の子にレイプされるなんて男にレイプされる以上に屈辱や!」
完全に酒が回って真っ赤になっていた二人はなのはとフェイトの二人がいない事を良い事に
二人をボロクソに罵倒しまくり、自然と意気投合して行った。
「やっぱり同性でそういう事するなんて絶対に可笑しい!」
「そやそや! やっぱり女は男と結ばれてこそ意味があるんや!
そりゃウチかてユーノ君とクロノ君の801とか想像した事あるよ…けどな、
そういうのはあくまでも想像やから楽しいんや! 本当にそういう事やられたらマジ引くわ!
なのはちゃんとフェイトちゃんがやってた事もいっしょや! あんなん女の子同士で
本当にやられたらほんま引いてまうわ!」
「なのはとフェイトの馬鹿野郎ぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「なのはちゃんとフェイトちゃんなんか死んでまえぇぇぇぇ!!」
二人は酒をかっくらいながらその様に叫びまくっていたのだが…
「畜生! 畜生! 畜生ぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「え!? キャァァァァァァァァァァァ!!」
酒に酔った勢いもあるだろうが、ユーノは悲しみと怒りのあまりはやてに飛びかかり、
ベッドに押し倒していたのである。
「畜生! 畜生!」
「あ! ユーノ君落ち着きぃ…って嫌ぁ!」
ユーノは手慣れた手付きではやてのスカートを脱がし、下着を下ろし
はやてが抵抗する間も無く己の巨大なモノをはやてのソレへ押し付けていた。
「わぁ! ユーノ君のオ○ンチン…ごっつ大きいわ…ってそんな感心しとる場合やあらへん!
お願いやユーノ君! 早まるのはやめてって…あああああああああ!!」
ユーノに押し倒されながらも何とか説得を試みていたはやてであったが…時既に遅し。
ユーノの巨大なモノははやてを破瓜させていた。
「嫌ぁぁぁぁぁぁ!! 痛い! 痛い! 痛い! オマ○コ引き裂けてまうぅぅぅぅ!!」
激痛に顔を歪ませ、目から涙を浮かばせるはやてであるが、ユーノは構わず突きまくった。
「畜生! 畜生! なのはの馬鹿野郎! なのはの馬鹿野郎ぉぉぉぉぉ!!」
「うああああ!! いだぁぁぁぁ! おねがいやぁぁぁぁ! ほんま洒落にならへん!
ほんまにウチのオマ○コ裂けてまうぅぅぅぅぅ!!」
はやてがどんなに泣き叫んでもユーノはやめなかった。と、その時である…
「!?」
はやてはある物を感じた。それはユーノの悲しみと言う思念。
ユーノがどれだけなのはを愛しながらも叶わなかった悲しみと言うなの思念が
はやてのソレを突き上げるモノを通してはやての中に流れ込んできていたのである。
「ユーノ君…そうなんやな…。」
はやてはなおも一心不乱に突き続けるユーノの身体を優しく抱いた。
「ウチとやりたいんなら…それでもええよ。ウチの事をなのはちゃんと思って存分にやりぃ?
ちょっと位痛くても…我慢するわ…。」
はやてはもうここまで来たのだからと…ユーノとのSEXに付き合うつもりだった。
「そうや…これが正しい行為なんや…女の子同士でやるなんて邪道や!
こういうのは異性でやってこそ意味があるんや!」
今のユーノが正気では無い様に、はやてもまた正気では無いのかもしれない。
しかしそれでも良かった。ガチレズに堕ちてしまうのに比べればずっと良いと…はやては考えていた。
そう考えれば考える程…先程まであんなに痛く苦しい物だったユーノの突きが…
とても心地よい物に感じて来るのであった。
「あっ! あっ! アアッ! アアン! イアァ!」
「はっ! はっ! はっ! はっ! はっ!」
床には二人が先程まで着ていた服が脱ぎ捨てられ、ベッドの上で
全裸になったユーノとはやての二人が汗だくになって抱き合い、
何度も何度も何度も何度も身体を突き動かしていた。
「ユーノ君…もうなのはちゃんの事を何時までも考えてても仕方あらへん…。
なのはちゃんの代わりは…ウチが勤めたる!」
「もうそんな事は今更どうだって良いよ! 君はなのはの代わりなんかじゃない!
僕は君と言う存在が好きになったんだ! なのはの代わりとかそんなんじゃなくて…
あくまでもはやてとして…僕と…結婚して欲しい…。」
「ハイ…。」
お互いの心の傷を嘗め合うがごとく…
一晩中抱き合い続けた結果…二人は真剣に愛し合うようになっていた。
そしてついには結婚にまで事が発展するのである。
はやてとユーノが結婚と言う皆の想像の遥か斜め上を行く展開に管理局は震撼した。
何しろそれまで付き合ってるとかそういう話題が殆ど無かった仲故に
まさかの電撃結婚に管理局の下っ端から上層部までの誰もが驚愕し、ある者はぶっ倒れ、
またある者は発狂し、またある者は失禁をかました物であった。
なお、はやてと結婚する際にはヴォルケンリッターが一番の障害になると言われているのだが…
ユーノの時はさほど問題にはならなかった。そりゃ何処の馬の骨とも分からない様な男ならば
ヴォルケンリッター達は全力で反対していたか、その男に襲い掛かったりしていたであろうが、
ユーノは何処の馬の骨とも分からぬ男では無い。無限書庫司書長と言う肩書きと実質的な実力も
高く評価されている肩書きと実力を兼ね備えた有能な男である事はヴォルケンリッター達も
認めていた。精々はヴィータが…
「はやてを泣かしたらぶっ殺すかんな!」
と言っていたくらいであろうか…。まあそんなこんなで二人はあっさり結婚してしまった。
しばらく時は流れ…
「それじゃあ行ってくる。」
「今日もお仕事頑張ってな〜。」
はやて=Y(八神)=スクライアは仕事に出かける夫ユーノを見送っていた。
そして彼女の若干膨らんだお腹の中にはユーノの子供もいた。
二人は真剣に幸せな夫婦になっていたのであった。
一方、なのはとフェイトは行方不明…
風の噂では同性結婚が認められている世界に行ったとかそういう話も聞くが…真意は不明だ。
だがいずれにせよユーノとはやての二人にとってもうどうでも良い事であった…。
おわり
かなり強引過ぎる展開でスマソ
と、ここで全然違う話になってスマソけど、エリオが美少年好きの男達に捕まって「アッー!」とか
されそうになって、それをキャロが助けに行くと言う電波を受信しまちた
( ゚д゚)ポカーン……GJ…
変なところで思ったのだが、やっぱりはやてとユーノが結婚すると管理局が驚く事件になるのかねぇ…
管理局を巨大国家組織と見ると(局内で住民管理してるようですし)文官に近いユーノと武官のはやてがふっつくと面倒そうだが。
……まあとにかくGJ!
>>168 GJ
そして、その電波を形にするんだ!
これは予想外w
>>170 以前投下されたSSのスカリエッティとなのはの結婚だったら大事件だろうけどねぇ
>>168 多少強引さはあったけど、GJ。珍しいカップリングだけども、叫んでいる情景が目に浮かんだww
そして、問答無用で襲い掛かってきた痴女二人自重ww あれ?窓の外がピンクいr
レズ通り越してる痴女二人ワロスwそらはやても逃げ出すわw
でもStSのなのフェイヴィヴィを見たマリーさんの反応見てるとミッドって同性結婚認められてるっぽいよね。
>>168 GJ!
なんだっけ、むかーし。同性愛……つっても百合じゃなくて龍陽だったけど
そういうのにこそ真の愛が在るって本読んだことあるなぁ……
曰く、異性間の愛は所詮子孫を残そうとする本能にしかすぎないから、同性での愛こそ本物なんだと
読んだ頃は目から鱗が落ちたが、今考えると単なる詭弁にしかきこえねーやw
いや、百合や龍陽を否定する訳じゃないですよ?
>>170 ぱっと見仲いい男はロッサとクロノとゲンヤさんだからねえ。
177 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 01:29:47 ID:ton9e9qz
男と違い、女は女同士でトイレにいったり格好いい先輩に憧れたりと、
元々レズッ気があるらしい。でもそれって一過性のもので彼氏ができれば変わったりする
と、某H漫画にあった。
>>176 ユーノも普通に仲良い相手と思われてる気がする
そういう仲かはまた別の話だけど。
>>168 ちょwwwwwGJwwwwwww
この意外すぎる展開は吹いたwwwwwwwというかガチレズ自重wwww
>>175 プラトニックラブってそんな考えじゃなかったかな。
肉欲を伴わない同性愛こそが究極の愛みたいな。
あと、はやてとの関係もリインU作成時に手伝ったってのなかったっけ?
サウンドステージか何かで。いや、俺の記憶違いかもしれんが。
というか
>まさかの電撃結婚に管理局の下っ端から上層部までの誰もが驚愕し、ある者はぶっ倒れ、
またある者は発狂し、またある者は失禁をかました物であった。
このあたりのくだりで真剣に吹いた。どんだけwwwwww
181 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 02:02:31 ID:ggbViuz9
肉欲伴わなきゃいいなら、別に異性間でセックスレスでもいいだろ。
そこでイコール同性愛最高、ってのは詭弁以外の何物でもないな。
>>181 そーだな。
手もつながない、抱き合いもしない、キスもしない。
当然ペッティングもクンニも松葉崩しもしない。
バイブもローターもペニバンもいらない。
それでも満足なんだと言うなら、さぞかし崇高な愛なんだろうよ。
だがしかし、あの痴女二人にそんな禁欲はまず不可能!!
>>182 そこまでいってしまうともう二度と会えない者同士にしか適用できない気が…
そうか、だから別離エンドで終わる話が世の中にこうも溢れてるんだな。
>>182 ふむ、そうだとすると余人には分からない(異性愛を超えた)強固な絆を持つ
ユーノとなのはは条件に当てはまっているな。
あれ?もしかしてアニメって究極のユーなのなのか?
>>185 その考えは無かったわ
確かに言われてみれば……
>>180 合ってるよ。
二期のSS3でユーノとマリーの二人がデバイス開発を手伝ってくれたとはやてが言ってた。
>>184 >>182ほど徹底してはいなかったけど原作終盤のクロなのとかが近い感じかなあ…
恋愛感情はあったけど歳が歳だけにキスまでは踏み込まなかった。
>>180 >>187の補足するならシュベルトクロイツの方ね。
まあユニゾンデバイスの特殊性と無限書庫考えるとリインの方にも多少なりとも関わってたって考えるのが妥当かな
SS03での教会面子との会話とかからカリムの預言に関して結構前から知ってそうだったし、その線からするとカリムとも知り合いかも
実際に言われてない、推測レベルだが、そういう面でなら意外とユーノとはやてとは繋がりがあるかもな。
>>189 クロノとのラインもあるし意外と仕事とかでカリムとユーノも面識ありそうだよな。
と、ココまで考えてみたらカリムさんって
・美形の義弟との禁断の愛
・妻子持ちの精悍な青年提督との背徳的な逢瀬
・年下で、中性的な美貌の若手学者とのラブロマンス
と、けっこう面白いフラグ立てられそうなキャラなんだな・・・・・・。
>>190を見て思い出したけど、ヴェロッサってカリムの義弟なのにカリムとのSSがないよね。
ヴェロッサの相手って
シャッハ 7
はやて 2
スバル 1
くらいの比率じゃない?
カリムとの絡みが見たくなってきた
>>121 やっぱし本編でもこういう和解編が欲しかったなあ・・・
エリオパパンもママンもずっと苦しみ続けてるだろうし
GJ!
新妻で妊婦なフェイトと夫のエリオが頑張る旦那様は10歳
なんて妄想しちゃった…
はふ、寝坊しちゃいました 大丈夫かな?
>>168 GJ!
だが、普通にはやてがユーノ狙ってて、2人を祝福の方が黒くてはやてらしいと思うw
朝刊ですか!?朝刊ですね!!
この瞬間を金曜から待ってました!
早く、早く見せてください!
はーいwではおはようございます〜流れをぶった切って三日ぶり、朝刊どす〜w
しかしシャッハ萌えかよ?!筆者は高性能ハリセンに馬鹿ウケしてたのに……まあ狙った所が当たらないのはいつものことだけどw
下手な鉄砲数うちゃ当たる!?あ、わかったおまいら実はヴィンデルシャフトに萌、ん?シスターなんでsy
(注意書き)
さて、先を知りたい方には申し訳ないのですが……メインのお話は2週間ほど進まなさそうなので、
そういうものとして読んで頂けるとありがたいです。しかも当分非エロです。パロは入ってる、はず、多分
そして今週もはやてそっちのけのマイナーキャラカップリング一直線(ちょ
[ディード、スバルとチンク][ラグナ][当分非エロ]
なのはとフェイトにだけ届くように、一瞬だけ心の中で説明する。
(前の闇の書の主の時……アルカンシェルで一緒に落とされる直前にな、闇の書に飲み込まれてたらしいんや。
原理はようわからんけど、擬似生命体。寿命はおそらく一ヶ月)
(なるほど……)
(シグナム達とおんなじなんだ……)
それはさておいて、何にしても目の前にいる彼――クライド・ハラオウンはリンディさんの夫である以上、フェイトにとっては父親である。
改めて喋りかけようとして、どもってしまう金髪の人。
「え、えーと、と、と、と」
「と?」
「と、父さん?」
「フェイトちゃん と が多すぎや」
「だ、だって!」
「はは……」
突然出来た娘に、どう扱っていいかフェイトに対して全く行動が作成できないクライド。
そしてそれは娘も同様であった。
「う、うー?」
パパ?といった感じで首を傾げるがどうにもピンとこないらしい。
「まあ、とりあえずみんな揃ったことやし乾杯しよか」
「うん……」
そう答えながらも、相変わらず下からの目線でパパ?お父さん?と思考を回転させていた。
クロノよろしく彼もまたふんわりと微笑んでいるだけなので、どうにも先に進まないのは仕方が無いことであろうか。
ギンガ以下チンク、オットー、ディードの給仕部隊から、紙コップと清涼飲料水、お茶その他が回されて行き渡ると、
寿司桶の置かれたテーブルとゲンヤを背に、立ち上がったはやてが紙コップを持って仕切る。
(結局うちが仕切るんかいな……他におらへんからしゃーないとはいえなんでこんな……)
内心よくわからない展開に少々凹みながらも、場が場となれば楽しんでしまうそこは彼女のいいところである。
「ほな、みんな飲み物もったかー?」
はーい、という返事を受けて立ち上がろうとしたロッサを、ああそのままでええからと止めて、ほとんどが座ったままの全員の視線を集める。
スバルとティアナに挟まれたノーヴェと、子供2人に挟まれたウェンディは先程のやりとりもあり、もうかなり溶け込んで見えた。
薄い色の黄色いジャケットに白い柔らかめの内着に短い白いスカートは若干威厳にかける嫌いはあったが、
さすが元部隊長、すっと立てばそれなりに空気を支配できるのは人柄故であろうか。
「じゃー、元六課のみんなと、ナンバーズの子達と、クライドはんとの再会を祝して、かんぱーい!」
かんぱーい!と皆が楽しそうに紙コップを合わせると、わかりやすく沸き起こる拍手。
「ほな、寿司はナカジマ三佐かギンガのところに貰いにいってな」
はーい、と元フォワード隊を中心に返事が聞こえると、はやても再びクライドの隣に座る。
彼の向こう側のフェイトは、未だに一人でぶつぶつと悩んでいた。
「父さん……とーさん?」
彼女にとっては完全に未知との遭遇らしく、奇妙な反応にクライドと顔を見合わせて苦笑いをするしかない。
さて、幾人かがお寿司をもらおうかなと、テーブルの方を見ているのだが、肝心の給仕係が問題であった。
銀髪の眼帯の背の低い少女、チンクと、こちらは割と普通の背丈の綺麗な茶色いロングストレートに赤いカチューシャのついたディード。
オットーも一応場所的には担当のようなのだが、彼は見るからにさわんじゃね、と言わんばかりである。
行きづらい雰囲気を察して、切り込み隊長よろしく、しゃーねーなあたいがいってやるか、とディードの前に歩み寄るヴィータ。
ギンガから白い取り皿を受け取ると、それをそのまま渡す。
「じゃ、適当に頼んでいいか?」
「は、はいっ」
緊張の面持ちでそれを受け取ると、幾種類か見繕ってトングを用いて桶から取ると、丁寧にその皿を返す。
「ど、どうぞ」
「ん、ありがとな」
ふっと微笑まれて、は、はいっ、と相変わらずかなり緊張しているようではあったが、その初々しさがとても安心感があったのか、シャマル、アルトも続く。
さらにディードの前にばかり人が並びそうな気配に、内心焦る最年長。
(い、いかん……このままでは姉としての威厳が!)
と、カーペットの上を見ると、因縁のタイプゼロ、スバルとばっちり目が合った。
ふっ、とわずかに口元を綻ばせると、彼女もまたにひひ、と笑って返してくれる。
そしてスバルらしい気遣いから、妹達を並ぼうと誘ってくれた。
「ノーヴェ、御寿司貰いにいこー」
「あ、ああ……」
ノーヴェ、ウェンディ、エリオとキャロと連れ立ってやってきたスバルに、給仕係らしくなく、
箸を片手で上に向けたまま皿を持って不敵に微笑みつつ静かな金色の瞳で見上げて問いかける。
「……何が欲しい?」
「じゃー、マグロとタコときゅうり!」
「よかろう」
すっ、すっ、と目的のものに箸を伸ばして盛り合わせていくと、それにすら感心してくれる妹達。
「チンク姉、お箸使ってうまいっすよね〜」
「ああ……よくそんなもの使えるよな」
「ふふん」
稼働時間もだが性格もあってか、ノーヴェとウェンディは普段は専らスプーンかフォークでぐしぐしとやっているのからすれば、これもまた器用さの象徴であった。
と、不意に呟くスバル。
「……ごめんね」
その声に寿司を盛り合わせながら、チンクも彼女らしく静かに答える。
「何故謝る。私も……貴殿の大切な姉君を傷つけた。お互いさまだろう?」
「……うん」
そして注文通りに取り分けが完了すると、ほれ、とぞんざいに手渡されるが、スバルらしく全く意に介した様子も無く笑顔で受け取る。
「ありがと!」
「うむ」
絡み合った視線は、激闘を越えてようやく平穏を取り戻した2人らしく、穏やかで暖かかった。
アルトが貰ってきてくれたお寿司を仲良くつついている、紫色髪のラブラブカップルの様子に、
ヴァイスの隣で大人しくお茶を飲んでいた薄い小豆色ショートボブに相変わらずの緑服に黒インナーのラグナは思わず呟く。
「いいな……」
ん?と軽い兄の視線の問いかけを受けつつ、ちょうど中間の位置となっていた彼女は、元フォワード隊では一人残されたティアナに話を持ちかける。
「ティアナさん、ティアナさん」
「ん……なに?ラグナちゃん」
寿司桶の前のやり取りを微笑ましく見守っていた、髪を下ろした白黒ストライプのティアナであったが、
左は力を失った二つの瞳の問いかけに顔だけを向けると、突然に始まる援護射撃。
「お兄ちゃんのお嫁さんにならない?」
ラグナ爆撃開始っ
ほいではまたノシw
>>202 GJ!起きてて待ってた甲斐がありました
ラグナはティアナよりか…そしてこの広範囲爆撃はどこまで誘爆するのか期待www
あと、フェイトにはクライドさんのことを、おっとーって呼んでもらいたい。
理由はないけど、なんかそんなイメージが…
>>201 GJ!
ラグナ爆撃にティアナはどう反応するのか?しかしフェイトはやたら子供っぽくなってるな・・
また次も楽しみに待ってるよ
ここって非エロは禁止なん?
それとも他の板に該当スレが?
>>201 おーい、ナンバーズは全員『女』だぞ〜?
>>202 何て所で切りやがる
職場で思わず吹いちまったじゃないかw
明日の朝刊が楽しみだ
>>207 都築が漫画で「ヒミツ」とか意味不明なことしたので自由です。
スカの発言?
つ「ジュニア(シュワちゃん主演)」
まあ、適当にやろうや
>>202 GJwwなんだ、ラグナの意図が読めねえwアルトじゃダメなんかw
>>207 あとオットーの性別は俺達の心の中にあるんだよ
>>207 メガマガネタだが、若干一名ほど性別不詳の奴がいる……誰とはいわないがwww
>>202 朝刊GJ。最後に兄貴にとっての特大爆弾落としたラグナナイスwww
そして、未だ呼び方で悩んでいるであろうフェイトさnもナイスw
>>202 なんかラストでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
って、どうなるんだwww
この先期待!
やっと分かった。
ID「叔父貴泣くな」だったのかwww
あ!・・・・も、も、勿論、そそそそんなこと、き、気づいてたわよ!!
>>193 この妄想を誰か具現化してほしい!
はげしく・・・・みたいです
ちょっとムシャクシャしてるので一本投下する。
ユーノ×なのは。エロ無し、独自設定在り。嫌な人はスルー推奨。
フルボッコ覚悟で行くけど良いよね? 答えは聞いてない!!
218 :
鹿の角:2007/11/19(月) 15:41:25 ID:1g2rg1z1
あの時、ああすれば良かったこうすれば良かった。
そんな事を思うのは人間誰しもあると思う。
それはちょっとした何気ない失敗だったり、悩みに悩んで選んだ事が間違っていたり。
生きている内で後悔をしないと言うのはあり得ない。
それはエース・オブ・エースと称される彼女にも当て嵌まる事で。
幾つもの参考書と睨めっこしながら、高町なのははちょっとだけ、ほんのチョットだけ自分の過去を恨めしく思っていた。
「なのは?」
唐突にかけられた、それでも聞き慣れた声に顔を上げればそこにいたのは10年来の幼馴染み。
幼馴染みは、なのはがここに居ると言うことが不思議そうに。もっと言うならば彼女が読んでいる本の種類を見てもっと不思議そうな顔をする。
「あははは……ユーノ君」
すこしばかり恥ずかしい所を見られ、バツが悪そうになのはは笑う。
「皆が珍しい人がいるって言ってたけど、なのはの事だったんだ」
「めずらしい、のかな?」
「まぁ、教導隊の人がここにいるなんてあんまりないし」
そう言われると、そうかもしれない。
周りを見渡しても、ここに居るのは事務員や民間人ばかりで教導隊はおろか、武装局員の姿を見ることもほとんど無い。
「しかもそれ、数学や歴史や国語の参考書ばっかり」
「う……」
なのはの左右に山積みにされた本は、魔法や事件に関わるようなモノでは無く、一般的な勉強の参考書だった。
その内容をノートに纏めている姿は、時空管理局の局員というより普通の女子大生である。
なのはは顔を紅くしながら左右に視線を走らせ、近くにユーノ以外の誰もいないことを確認するとぼそぼそと小声で話し始めた。
「えっと、私……その、中卒でしょ?」
「え? あ、うん」
第97管理外世界の極東地区では、9年間の義務教育がある事はユーノも知っている。
そして、その義務教育だけでなくその上で更に5年〜7年の教育を受ける人が多いと言うことも。
はて、しかしてなのはは今まで義務教育だけだったのを気にした事は無かったし、それを言ったらはやてやフェイトも同じなのに。
ユーノがそんな風に首を傾げているが次のなのはの言葉を聞いて全てが氷解した。
「こんど、ヴィヴィオが学校に通うことになってね、その……」
「……ヴィヴィオに、勉強を教えてとせがまれたときに困らないように今から勉強してるわけだ」
最後まで語ることなく、ユーノにズバリ正解を言い当てられてなのはは参考書で顔を隠してしまう。
ユーノは、そんな幼馴染みの姿に思わず笑みを浮かべる。
すると、なのはは頬を膨らませてユーノに抗議してきた。
「もう、笑わなくてもいいじゃない」
「別に、なのはが勉強している事を笑ってる訳じゃないよ?」
「じゃあ、なんで笑うの?」
「今のなのはが、子供っぽかったから」
「酷い!」
言ってしまってから、なのはは口を押さえて辺りを窺う。
此所は図書館なのだから、大声を出すのは御法度だ。これは地球もミッドも変わらないマナーである。
クスクスと、二人の間だけでしか聞こえないほど小さく笑うユーノを見てなのははまた頬を膨らませるが、今度は何も言わない。
どうにも、こういう時のユーノは苦手だ昔から一方的にやりこめられるばかりで反撃できた試しが無い。
219 :
鹿の角:2007/11/19(月) 15:42:31 ID:1g2rg1z1
「そういえば、ユーノ君お仕事は?」
話題を変えるため……もあるが、なのはが此所にユーノが居ることを疑問に思ったのも事実である。
今、二人が居る場所は「無限書庫・一般開放館」と呼ばれる施設であった。
元々はユーノ達が10年間の間に発掘した無限書庫の書籍の中から重複していた本をしまっておく倉庫のような場所だった。
しかし、ただ死蔵させておくよりは活用した方が良いというユーノの陳情を受けて改装された建物である。
一応「無限書庫」の名こそ付いているが、本当の無限書庫は別の場所にあるし、ここはここで館長が管理している。
それに、本館で缶詰になっているユーノを他の場所で見かけるというのが非常に珍しい。
「ああ、明日から少し休暇を取ることにしてね、それにあたっての業務の引き継ぎとか、本館とこっちでのやりとりの打ち合わせをしてた所なんだ」
「ユーノ君、お休みなの?」
「うん、7日程ね。流石に最近働き詰めだったから、休まないと体が持たなくなってきたよ」
昔、管理局に勤め始めた頃のユーノはオーバーワークで倒れることがままあったが、最近はそいうのは殆ど無い。
司書長となり、責任ある立場となったユーノはおいそれと倒れるわけにはいかなくなったのだ。唐突に居なくなれば、業務に差し障ってしまう。
尤も、そのお陰で薬や医務室での点滴に頼る事が多くなり、周囲から心配されているのは変わりなかったりするのだが。
「やっぱり、大変なんだね」
「まぁね。やっぱり色々あったからさ」
ユーノもなのはも、「色々」に含まれる意味に関してはなんとも言えない苦い顔をするより他にない。
J・S事件は一応の解決を見せたが、機動六課の面々としてはある意味敗北で終わったと言えるだろう。
スカリエッティは逮捕されたが、地上本部は大きなダメージを受けレジアス中将は倒れた。
将官一人が居なくなると言うだけでも、それは大きな痛手だ。簡単に次に誰々を選べばいいという問題ではない、責任ある立場に就かせるにはそれ相応の実力と信用が必要なのである。
最高評議会までもが消え失せ、管理局の最高意志決定機関は三提督にスライドした。
表面上は体裁を保っていても、内部はグズグズなのが現状である。
その事を考えても、もっとやりようがあったのでは無いかと後悔している。
一分隊を預かる者として、部下が拉致された事も含めミスが山のように積み重なって居るのを思い知らされた。
220 :
鹿の角:2007/11/19(月) 15:44:16 ID:1g2rg1z1
急に沈み込んだ空気を読んだのだろう、ユーノが口を開く。
「……なのは、僕そろそろ帰るんだけど、良かったら送っていくよ?」
「ホント? それじゃ、お願いしちゃおうかな」
参考書の山を二人で片付け、その内の数冊を窓口で借りる手続きを済ませる。
図書館の外の出た時は、既に日も沈みきっていた。
職員用の駐車場に置いてあった大きめのワゴン車がユーノの車である。
本や様々な物品を運ぶことが多いユーノには、フェイトの様なスポーツカーよりもこうした積載量の車が都合が良いのだろう。
中は予想以上に広く、結構な人数が乗れそうだった。
「シートベルトは締めた?」
「うん」
「それじゃ、行こうか」
車がエンジン音と共に走り出す。
決して速いスピードが出ているわけではないが、それでも街の灯りはなのはの視界から現れては消え現れては消えて行く。
その光景が、少しばかり寂しく見えるのは何故だろう?
……多分、それはもうすぐ機動六課が解散してしまうからだ。
元々一年だけの試験運用の部隊である、初めから解っていたことだ。
けれども……
「ねぇ、ユーノ君」
「ん?」
「私ね、昇進の話があったんだ」
「へぇ……」
「けど、断っちゃった」
「どうして?」
「今でさえ、ヴィヴィオに寂しい想いさせてるのに、昇進したら余計にヴィヴィオに構ってあげられなくなっちゃうから」
予想もしていなかった。
自分に、娘が出来るなんて事。
勿論、それがどうこうという事は無い。けれども、どうにも不安なのだ。
果たして、自分は仕事と子育てを両立できるだろうか?
あんな、無様な仕事しかできなかったのに。
「それにね、理由は他にもあるんだ」
「どんな理由?」
「ん……丁度信号赤になるし、ちょっと見てほしいものがあるんだ」
車が、信号に従って停車する。
前方を幾つもの車が横切り始めると、なのはは手のひらに魔力を集中させる。
構築されたのは、小さな魔力球。彼女が尤も得意とする砲撃仕様の術式だった。
横目でそれを見ていたユーノが、険しい顔をする。
「……構築、前よりも遅くなってるね」
221 :
鹿の角:2007/11/19(月) 15:45:22 ID:1g2rg1z1
信号が青に変わる。
アクセルを踏み込んで、車を発進させた。
心持ち、先ほどよりも速度が出ている。
「やっぱり、解っちゃう?」
「そりゃ、なのはに魔法の初歩を教えたのは僕だし」
「そっか、そうだよね」
走る車の中には二人しか居ない。
ここなら、誰にも話を聞かれる心配は無い。
「あの状況下でブラスターモードを使うのは、やっぱり無理があったみたい」
「……」
AMFの影響下での、全力全開のブラスターモード。やはり何の影響も無いはずがないのだ。
それだけではない、なのはの体に刻まれた8年前の傷。
あの傷は、まだ彼女の中で静かに牙を突き立てていた。
その牙が、ブラスターを使用し所為で少しだけなのはの中に食い込んでいる。
「私ね、教導隊辞めようと思ってるんだ」
「辞めて、どうするの?」
「士官学校の教師になろうかなって。あっちの方なら教導隊ほどの激務じゃないし、お休みも安定するし」
「……何かあったら、招集にも応えられるし?」
「うん」
「でも、なのはの歳でそっちに入るのは珍しいんじゃないかな」
この事を話したのは、ユーノが初めてだ。まだ、フェイトにもはやてにも話していない。
淡々と言葉を返すユーノは、少し冷たいようにも見えるが、なのはにはそれが逆に有難かった。
「ねぇ、ユーノ君」
「ん?」
「私、どうしよっか」
「教導隊、辞めるんじゃないの?」
「うん」
多分、ユーノは解ってる。
自分が迷っていることを。
だから、こうして距離を置いて話をしてるのだ。
幼馴染みや友人としての情が入らない言葉が欲しかった。
けれども、それを身近に居る人以外に話す勇気を持てなかった。
空をまだ飛びたい。
もっともっと高いところを、その素晴らしさを皆に伝えたい。
そしてその力で、一人でも多くの助けになれるのなら。
けれども、その事で娘を蔑ろにしたくない。
どちらかを選ばなければならない。
けれども、こんな事で悩む自分は何なのだろう?
仕事と、娘と。
母親になると言って、仕事を捨てたくないと思っている自分は……ヴィヴィオの母になる資格などないのでは無いか?
そんな、自分自身の問題を誰かに漏らしている自分の弱さにも、なのはは苦しかった。
222 :
鹿の角:2007/11/19(月) 15:46:29 ID:1g2rg1z1
「ねぇ、なのは。ヴィヴィオが浚われた時の事覚えてる?」
「うん」
「なのは達は散々に負けてヴィヴィオが浚われてギンガも連れてかれちゃって」
「うん」
「あの時、僕が言った事覚えてる?」
「勿論だよ」
あの一言で、そしてその後に続くフェイトへの言葉でなのはは立ち直れた。
自分が一人じゃないことを思い出して、気力を取り戻せた。
「あの時の言葉を、もう一度言うよ」
今までのような、無色ではない。
なのはが、少し距離を置きたいと思った想いがまざっている。
「なのは、きっと大丈夫だから」
なのははユーノの顔を見る。
運転中だから、その視線は前を向いていたけど横顔はいつものユーノらしく優しかった。
「きっと、なのはは後悔しても何時かその後悔も含めて『嗚呼、良かったな』って思えるようになる」
「ユーノ君……」
「思うんだ、なのはが弱音を吐いているのは、どっちも大切でどちらからも逃げたくないからだよ」
「でも、仕事と娘で悩むなんて、私酷いよね」
「そうかな? 教導隊を目指して、あの怪我も乗り越えてたどり着いた場所だよ? すぐに捨てられたら僕らの方がなんだったんだって言いたいよ」
ユーノは笑って答える。
小さく、「そうだね」と呟くとなのはは窓から外を眺めた。
悩みに対して、何の答えにもなっていない言葉。
慰めているわけでもないけれど、ユーノらしい励まし方なのだろう。
そして、それは確かになのはの心に届いていた。
「ねぇ、ユーノ君」
「何? なのは」
「私、もっと悩むよ。考えて考えて考えて、後悔するにしても自分が納得できる後悔の仕方をする」
「うん。全力全開……だよね?」
「勿論!」
なのはは、少しだけ晴れやかな顔をしていた。
悩みに対して明確な答えが出たわけではないが、それでもユーノに話して良かったと思える。
そうだ、この手にしたものは全部大切なモノ。どちらも簡単に捨てられるわけがない。
どちらからも逃げたくはない。
だから、皆とちゃんと話し合おう。
苦しい時、悲しい時、何時も自分を支えてくれたのは皆なのだから。
「それにしても」
「何?」
「納得できる後悔って、ニュアンス的におかしくない?」
「え、そうかな?」
「そうだよ、やっぱりアレかな、中卒で国語の力が足りないのかな」
「ひ、ひっどーい! そういう事言う!?」
「うわ、ちょっと、なのは止めてよ! 今運転中だから! ごめん、あやまるから!」
「ダーメ! 許さないんだから!!」
騒がしくユーノにじゃれつきながら、ふとなのはは思う。
やっぱり、ユーノが居てくれて良かった。
彼がずっと背中を護ってくれたから。背中を押してくれたから、ここまでやって来られた。
今までも、そしてこれからも。
私はこの暖かさを護り、そして抱きしめていてもらいたいと。
そうすれば、私は戦えるだろう。
この手に持つのが勝利を呼ぶ武器ではなく、鹿の角だったとしても。
炎の巨人にだって、私は勝てる。
そう、彼からもらった不屈の心とともに……
223 :
鹿の角:2007/11/19(月) 15:48:18 ID:1g2rg1z1
以上!
愉快犯ならぬ不愉快犯な勢いでやった! 実は少し後悔してる!
ごめんなさい。
>>223 うっ、やばい影響されそう
キャラの性格とか言動が本編に近くて自然な感じでいいなぁ
GJです
久々にだれもおかしくないなぁ…。
なんか嬉しい、そして楽しかった。GJ!
228 :
ておあー:2007/11/19(月) 17:04:48 ID:7ujhgqhp
何回書いても何回書いても騎士ゼストが倒せないよー♪(騎士ゼストが倒せないbyチンク@8年前)
あまりにも戦闘が書けなさすぎて頭にきたのでムシャムシャして受信しっぱなしで放置してた電波
の中から一番変なのを文章化してみた。エロなし、シリアス? ギャグ? なんかカオス。むしろ
発信者に聞きたい。なんだこれ?
〇月×日
『JS事件』も一段落着いたので、久しぶりにクイントの墓参りに行ってきた。
まだまだ事後処理に追われる毎日だが、アイツの墓の前で手を合わせるとやっと『終わったんだ
な』という実感が湧いてくる。
ここまで来るのにずいぶんかかっちまったし、八神や高町の嬢ちゃん、テスタロッサの嬢ちゃん
達に比べりゃ俺のやった事なんててんでたいしたことじゃねえんだが、それでも――
仇は取ったぞ、クイント。
ギンガもスバルもしっかりやってる。もう一人前の立派な魔導師だ。
だから……安心して眠ってくれ。
それから八神と再婚するつもりだという事も報告するつもりだったが、その八神んとこのシグナ
ムが一緒に居たので次の機会にする事にした。
以前八神と付き合っていた男は浮気の『疑惑がある』という理由だけでシグナムに襲撃され、そ
れがきっかけで八神の元を去っちまったって話だ。八神はその経験を踏まえ、彼女には機を見計ら
って自分から伝えると言っていた。
さすがに生身じゃSランクの相手はできねえ。
八神に頼らなきゃならねえってのも情けねえ話だが向こうがそっちの方がいいって言うんだから
任せるしかねえんだろうな。
〇月■日
スカリエッティのところにいた戦闘機人達の更正プログラムにギンガも参加する事になった。
なんでも自分から立候補したらしい。自分と似た境遇のあいつらを放っておけなかったんだろ
う。まあアイツがやるって決めたんなら俺が口出しする事じゃない。もうそんな年でもないしな。
本格的にプログラムが始まったら一度覗きに行ってみるとしよう。
△月×日
更正プログラムが始まった。
経過は概ね良好。ひとまず順調に進行している事でギンガも安心しているようだ。
楽しそうにあいつらの事を話すギンガを見ていると、まるで昔のクイントを見ているようだと
思った。
『母親』になったばかりのアイツもこんな感じだった。俺が仕事から帰るとその日ギンガとス
バルがどんな感じだったかいちいち全部話してくれた。やれスバルが転んで泣いただのギンガが
それを慰めてただの、内容は本当に些細な事だった。
けど、そんな些細な出来事を俺に話して聞かせる時のアイツの顔は本当に楽しそうで、充実し
てるっつう感じで……俺は思わず「母親ってのはいいもんだな」と呟いていた。するとアイツは
「何言ってんの! アンタだって二人の父親なんだからね!」と言いながら俺にデコピンをかま
して、俺はその勢いでソファから吹っ飛ばされてそれをプロレスごっこと勘違いしたギンガがリ
ボルバーギムレットを撃ち込んで来たり……イカン、背中が疼いてきた。けど今考えりゃ機人で
もねえのにあのパワーは異常だったな。
けどそんなアイツが逝っちまって、アイツが育てたギンガが今度は人を育てる側に回って……
まあなんと時が経つってのは早えもんだ。
……なんか今日の飯は辛えなあ。拭っても拭っても汗が止まらねえぜ。
△月☆日
八神からタレコミがあった。
なんでも六課のほうでギンガとカルタスの野郎が最近急接近しているらしい。
カルタスは不遇な男だ。
本編では青年男子枠を王道死亡フラグで構成されたヘリパイロットに奪われエロパロ板におい
ての登場率も非戦闘員のグリフィスに劣るっつうアレっぷりだ。
CVが柿原徹也の時点で旧作からのファンにはたぶんモブキャラだろうなと予想がついていた
が実際空気だった。今これを見てる奴らの中にも「カルタスって誰だっけ?」と悩んでいるのが
一人や二人はいるはずだ。ちなみにもし本編をチェックするなら6話を見りゃ顔を確認できるぜ。
って何書いてんだ俺は。
だが奴は同時に優秀な男でもある。人柄もいい(たぶん)。ギンガが奴を選ぶってんなら喜ん
で祝福してやらなきゃならねえ。そう頭ではわかっているんだが……
よく考えても見ろよ。
ギンガやスバルはクイントと同じ遺伝資質を持つ、いわばクローンのような存在だ。そしてク
イントは俺の妻。
という事はギンガとスバルは文字通り『俺の嫁』と呼んでも差し支えない。
そんなギンガが他の男とニャンニャンしたりズッコンバッコンやってるなんざ考えただけで怒
りがこみ上げて来るぜ。世の父の避けれぬ道の一つだと今の俺には理解出来ない、もし本当にそ
んな事になってるとしたら誰であろうとアンインストールだ。
八神には引き続き監視を頼む事にした。
基本的にはこの手のノリが大好きな奴だ。確実にこの任務を遂行してくれるだろう。
△月〇日
王大人(もといシャマル医務官)現場確認。
よろしい、ならば戦争だ。
△月□日
……チキショウ、カルタスの野郎。
男同士の決闘にデバイス持ち出してくんじゃねえよ。こっちは魔力資質ゼロだっつーんだ。
デバイスの方もノるなよ。『ヤポー!』とか『エクスプロージオゥ!!』とかテンション高すぎ
だ。空気読めよ。
カルタスも調子に乗ってドイツ語喋るな。声同じだろ。ハモるな。
ギンガはまだ帰ってこない。
……八神に電話でもするか。
△月@日
朝起きたらエライ事になっちまってた。
見覚えのない部屋。
ダブルベッド。
隣に寝ているのは八神。その頬には涙の跡。
そして二人とも裸。
う…うろたえるんじゃあないッ!ミッド軍人はうろたえないッ!
とりあえず昨日の記憶を蒐集。
ちょいと八神と電話で話した後、居酒屋に集合しようという事になった。
最初はしみじみと父親の悲哀なんぞを語っていたはずが、酒が入った事で日頃の色々なもんが爆
発して愚痴大会になった。
俺は最近ギンガが俺のと洗濯物を分けて洗っている場面を目撃してしまった事やギンガとカルタ
スを巡る一連の事。
八神はザフィーラが最近高町の嬢ちゃんが引き取った子供に奪われモフモフができなくなった事
や六課部隊長の立場上避けては通れぬ面倒な人間関係の事。
二人ともさんざエキサイトしたまま居酒屋を出、そのまま何軒か店を梯子した。そして――
俺と八神はまあ色々とあったが現在は恋人同士だ。
俺は言うに及ばず八神ももう成人。セックスの一回や二回やったからといって法的にどうこうな
るわけじゃねえ。だがお互い忙しい事もあって、付き合い始めてからこれまで彼女とセックスした
事は一度もなかった。
ここで問題になるのは彼女の頬に刻まれた涙の跡。
どう考えてもあれは泣いた跡だ。
自分にSのケはねえはずだ。
愛の交歓に歓喜の涙を流したなど、と考えるのは虫がよすぎるってもんだ。
俺のを入れた時に痛さのあまり流した? 可能性は無い事もねえ。が、こういう時の予想は大抵
一番最悪なものがビンゴと相場が決まってる。これは最悪かと言われるとそうじゃねえ。
じゃあこの場合最悪なのはどんなケースかって話だが……
無 理 矢 理 ?
ありえねえとも言い切れねえ。酔った勢いで……というのは十分に考えられる。
これはもうダメかもわからんね。俺は溜息しか出なかった。
八神と付き合うと決めた時、俺は『結婚するまでそういうのはナシだ』と彼女に言っていた。交
際している事実も周囲には伏せようと言った。
理由は幾つかある。
年齢差や立場の問題。それに俺自身未だに八神が俺を好きになる理由がわからなかった。
八神は幼い頃に両親を亡くし一人きりだったという。ヴォルケンの連中と出会ってからは一人で
はなくなったがそれでも女所帯、得られなかった父親という存在を俺に求めてるだけなんじゃね
えかという考えが消えなかった。
八神はいつか自分の想い違いに気づくかもしれねえ。だから今はまだ、もしそうなった時にはス
ッパリと切れられる程度に二人の関係を留めておきたい。そう考えての言葉だった。そして八神は
俺の提案を呑んだ。
「どの口がそれを言ってんだ……ザマぁねぇ」
意識する前に口を突いて言葉が出ていた。
こんな事は若い頃確保したロストロギアにイソノという名の人物に会う度「野球やろうぜ!」と
言ってしまう呪いをかけられた時以来だった。そして、俺が声を出したせいで隣で寝ていた八神が
目を覚ます気配がした。
「……起きたか」
「……まだ寝てます」
「……起きてるじゃねえか」
あはは、と八神が笑いながら起き上がる。
ちっせえなあ――と思う。
勿論胸の事じゃねえ。世に言う爆乳とはいかないがそれなりの物はついてる、ってそんな話じゃ
なく。
エリート揃いの部隊を束ね、後手に回る対応ばかりが目立つ管理局の体質を変えるという途方も
ない夢を抱くには、その体はあまりにも小さいと思った。
本局古代遺物管理部・機動六課部隊長という肩書きなんぞ所詮は飾りに過ぎない。生まれたまま
の姿でベッドの上にいる女を見るとそう思わずにはいられなかった。
「あの……」「そのよ」
声が被った。沈黙。また数秒後口を開くと声が被る。しばらくはそんな感じだった。
前から来る人間を避けようとすると、向こうも同じ方向に曲がって来た、あれと同じだ。こんな
とこで相性の良さを発揮しなくても良さそうなもんだがな。
「八神!」
「は、はい!」
だが先に口を開くのは俺の方でなきゃならねえ。
原因を作ったのが俺なら、相手に謝らせるわけにゃいかねえからな。
「昨日は……悪かった」
八神の前に向き直り頭を下げた。本当なら土下座でもまだ足りないくらいだってのに、自分のく
だらないプライドが嫌になった。
「そんな謝らんといてください! 悪いのは私のほうやのに……」
予想通りの反応。
きっと今その顔を見れば真っ赤になっていたんだろう。コイツはそういう娘だ。人の事より自分
の事。
研修生時代からそうだった、たぶんもっと前からそうなんだろう。だからここは引けないと思っ
た。
「いや、悪いのは俺だ。娘に男ができたくれえで正体を無くすほど酔っ払って結果はこのザマ……
言い訳する気もねえ」
「だから違うんですって!」
「違わねえって言ってんだ! 俺が嫌がるお前を無理やり……」
「へ!?」
八神の顔が驚きの表情に染まる。その表情が意外すぎて、俺も思わず言葉を止めた。
八神の唇が言葉を紡ぎ出す。
「ゲンヤさん……もしかして昨日の事覚えてはらへんのですか?」
それから八神の話を聞いた時は、この驚きだらけの朝でも一番驚いた。
結論から言うと、俺は八神をレイプしたりなどしていなかった。
むしろどちらかと言えば逆のような……いや双方合意の上ではあるんだが。
昨晩へべれけに酔っ払った俺達はそのまま勢いでホテルになだれ込んだ。
そして八神が俺に仕掛け、俺は最後まで抵抗したらしいが……結局は彼女を受け入れた。
全てが終わった後俺はすぐに眠っちまったそうだが(情けねえが、そもそもこの時点で記憶が飛
んでいるのだからどうしようもない)事が済んで冷静になった八神はひどい自己嫌悪に襲われた。
自分の事をこれほど心配してくれる相手を押し切って……無理やりしてしまった。
ようやく想いが通じて結ばれたのに、その形は最悪に近いものになってしまった。
八神は泣いた。
そうして泣いて泣いて泣き疲れて自分も眠りに落ち――
「んで、先に目を覚ましたのが俺ってわけかい」
「ほんまにごめんなさい……ゲンヤさんの行動は私の事を想ってくれての事やったのに」
「気にするこたねえさ」
俺はわざとぶっきらぼうに答えた。
真実はどうだかわからん。八神は俺を傷つけないよう嘘をついてるのかもしれねえ。
だが確かめる方法がない以上これ以上追求したってどうしようもねえ事だと割り切った。付き合っ
てる男と女がホテルで寝た。それだけの事だ。
それよりも俺は知らず知らずのうちに八神を追い詰めてた自分に腹が立って仕方がなかった。
「とりあえず、こうなっちまったからにはお前の家族にもきっちり説明しなきゃなんねえな。俺の口
から」
こうやって日記に書いている今だから書ける事だが、俺が八神との一線を越えなかったのも交際を
秘密にするように言ったのも、八神のためじゃなく自分のためだったのかもしれない。
文字通り親と子ほども離れた年齢。
おそらく周りからは色々言われるだろう。娘達や親戚一同にも迷惑をかけるかもしれねえ。
八神が若い出世株という事で勘繰りの目で見てくる連中も出てくるはずだ。
そういうものを恐れて、いざとなればそれこそスッパリ切れられる関係にしておきたいってんな
らそれは保身と言われたって反論できねえってもんだ。
だが、これは今だから言える事で実際はそこまでの思考に至る前に八神のもっととんでもねえ告
白が待っていた。
「……えと、ナカジマ三佐。それについて少しご報告したい事が」
「なんだ? 急に改まっちまって」
「三佐は魔導師と使い魔の間に生まれる精神リンクというものをご存知ですか?」
「ああ、確か主と使い魔は潜在的に精神の一部が繋がってて感情やら何やらを共有する事があるっ
ていうやつか」
「その通りです。実はですね……私とヴォルケンリッター、つまりシグナム達にもそれと似たよう
なものがあってですね」
「……ほう」
「……で、昨日は酔っ払ってたせいで、そのリンクをカットするのをうっかり忘れてまして」
「……つまり?」
『おはようございます。ゆうべ は おたのしみ でしたね』
俺達はモニターの向こうの騎士達に土下座した。
とまあ今朝あった出来事はそんな感じだ。
記憶を辿りながら書いてるもんだから多少台詞や細かい所に違いがあるかもしれねえが、だいた
いは合ってるはずだ。
その後は……まあヴォルケンの連中とは今度改めて話をする事で合意し、俺と八神はそれぞれの
職場へ向かった。
ギンガは俺が出て行った後家に帰ってきたらしい。
家にも部隊にも居なかった事で多少訝しんでいるようだが、その理由を話す前に、まずはカルタ
ス絡みの事をなんとかしなきゃならねえ。なにせ今日一日、ギンガとは部隊でも家でもマトモに会
話できてねえからなあ。
おまけ
△月@日 早朝
「まさかザフィーラが狼の皮を被った狼だなんて思わなかったの。すぐ気づいて止められたのは不
幸中の幸いだったの」
「本当だね。この後はやてにもきちんと叱ってもらうからね」
「ザフィーラなんてだいきらい! ばかー!!」
「よくもボクの娘(予定)を……」
「全く、使い魔の風上にも置けないよ」
「な、何故こんな事に……」
「結界展開完了。思いっきりやっちゃっていいよ」
「逃げられないようにバインドもかけといたからね」
「ありがとう、アルフ、ユーノ。雷光一閃! プラズマザンバー……」
「ブラスター……リミット3!! スターライトオォ……」
「ヴィヴィオもやるー! すたーらいとぉー……」
「ブレイカーー!!」×3
「ておあああああああああぁあぁぁぁ!!!!」
同日夜
「主、勘弁してください……」
「ごめんなぁザフィーラ、後で誤解は解いとくからな(とはいえゲンヤさんともようやく結ばれた
しモフモフも帰ってきたし……まさに『計画通り』っちゅうやつや)」
「……なあバッテンチビ、今お前のロードがすんげえ凶悪そうな顔になってたんだけど」
「この家で平和に暮らしたいと思ったら気にしたら負けなのですよ、アギト」
「うう、昨日の晩の騒ぎといい、とんでもない家に来ちまったよぉ……助けて旦那ぁ……」
236 :
ておあー:2007/11/19(月) 17:13:52 ID:7ujhgqhp
投下終わり。どこまでもカオス。ザフィーラはカワイソス。
日記なのに日記っぽくないのはゲンヤさんの書き方が悪いせい……じゃないです。すまんです。
ゲンヤさんとギンガを喧嘩させたままにしておくのは忍びないのでカルタス分が足りなくなった頃
に続きます。
……いや、俺だって本当は早く復活ゼストとチンクのラブラブ洗いっこを書きたいんだぜ。ほんとだぜ。
>>223 GJ。なんかこう…とてもいい。謝る必要などない、むしろここはその余韻を台無しにした俺が(ry
GJ!
随所に入れられたネタがwwwww
すばらしい
>ギンガやスバルはクイントと同じ遺伝資質を持つ、いわばクローンのような存在だ。そしてク
イントは俺の妻。
>という事はギンガとスバルは文字通り『俺の嫁』と呼んでも差し支えない。
>そんなギンガが他の男とニャンニャンしたりズッコンバッコンやってるなんざ考えただけで怒
りがこみ上げて来るぜ。世の父の避けれぬ道の一つだと今の俺には理解出来ない、もし本当にそ
んな事になってるとしたら誰であろうとアンインストールだ。
この発想はなかったwアンインストールの歌詞とかけてるのもおkw
どうしたこのスレ?良作続きじゃねーかw
GJ!
>イソノという名の人物に会う度「野球やろうぜ!」と言ってしまう呪い
だれが得するんだこんなのw
それにしても
>ギンガとスバルは文字通り『俺の嫁』と呼んでも差し支えない
ってあったから、親父×タイプ0ズと思ったんだがなあ
>>223 GJ!
ただ、今書いてる連作とおもいっきり被ったんですが!
書き続けてよろしいでしょうか!
ておあー氏。
腹抱えて笑いました。GJ!
ただ最後の『計画通り』がむっちゃ怖かった!
>>202 GJ!!朝刊読む前に仕事に出かけた俺。何気にラグナ爆撃が始まるのは
予想GUYでしたw
>>223 GJ!!全然良いです。本編相当見てますね。なのはさんと淫獣のやりとりに
違和感全く無かったです。
>>236 GJ!!爆w
>>223で和んだ後の腹筋ブレイカーw
>>236 笑いが堪えられんかったw
はやての凶悪な顔で、ギアス1話ラストのルルーシュみたいなのを想像したw
>>223 GJ!
結局本編では教導隊続けてるし、このSS後の展開を想像するとにやにやしてしまうぜ
まぁ、中卒でもなのはさんはその辺の大卒より賢いよ大丈夫
>>236 笑かしてもらいましたGJ
……ところで、カルタスってマジ誰?
なのはWikiを隅から隅まで見てこい
>>244 たしかギンガさんの同僚じゃなかったっけ?
ゲンヤさんがはやてと会ってる時に、通信を送ってきた
その後出て来なかったけど…
247 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:19:20 ID:g7l8A/Xr
今更ですが『傷を嘗め合った末』は其処までに至るまでは兎も角『ユーノ×はやて』属性の
自分には良かったです。2人が幸せなら『なのは×フェイト』がレズっていようが関係ないデス。
>>246 ギンガの上官で、20代後半(設定資料集より)。
18話や25話の背景にいたりする。
漫画にもちょっとだけ出てたな。
249 :
( ゚Д゚):2007/11/19(月) 20:20:12 ID:3r+nx/87
>>240 きっとミッドチルダ版ねらーみたいなのがかけたんだよ。
>>223 いや、後悔する必要はない!GJ!
なのはの弱々しいところはユーノに頑張ってもらいたいのですよ
>>236 GJw
なんだこのギャップw素晴らしすぎるw
カルタスってあれでしょ、確かラッド・カルタスって名前のタレ目のイケメン
漫画版で画面に隅になにかと出てくる癖に他には殆ど出てこない人、だったっけ
==- 、
|ー^ヘ 7
|ハヽiY ……
| ∀゚ノlル
⊂ |
| .|
|∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
252 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 22:13:48 ID:b0EfPchO
ホビー誌のフィギュア写真で、なのはさんのよりスバルのが可愛いと思ってしまう俺は異端か…?
あちこちでいわれてるなそれ。携帯な俺はそもそも実物をしらんけど。
画像も貼らずに
>>252 関節が動くなのはは可愛いが、一万するのは可愛くない…
インナーに着せ替え出来るが、顔の出来が悪い…
あれで一万六千は詐欺
そりゃあ、若い方が肌もピチピチだし
おk、全速力で逃げる
>>202 朝刊乙です。GJ!!
>>223 なんつーか、本編の二人を見てるみたいでいい雰囲気。
なぜこれでくっつかないのかよ小一時間(違
とりあえずGJ!!
>>236 所々にネタがw
どっかの軍人さんとか某有名RPG初代作のネタとか墳いたw
文字通り『俺の嫁』とか言ってる地点で自重しろとかw
ギャップの差がよかったっす(`・ω・´)
エロいの読みたい。
>>259 お前だけじゃないさ。だが、あえて言うことでもあるまい?
なあ、兄弟
陵辱の読みたい
触手の読みたい
読みたいものがないときは、自分で書いてみるのも又一興
ってか、筆が進まんのです、はい
もう○スレも進んでるのに…………orz
>>236 GJです
しかし王大人現場確認って誤認な気がw
誰だ、ヴァイスアルトティアナの3Pでヴァイス争奪戦なんて電波送った奴
妄想してるうちにラグナ入れて4Pに増えちまったじゃねーか
書けるわけないのに……orz
>>264 ヴァイスアルトラグナの3Pなら俺だと思うが、他の電波と混信したんじゃないか
ヴァイスはなにげにハーレム
>>264 ヴァイスシグナムティアナ電波を全力で送信した
むしろ
・ティアナルート
・シグナムルート
・アルトルート
・ラグナルート
を一個一個真面目にこなすヴァイス陸曹をですね……
第三の淫獣の誕生か…
いいぞもっとやれw
「本編でも姐さんやティアが俺をめぐって女の争い…そんな夢を見ていた
時期が俺にもありましたorz」
「>272、それはただの夢やーw」
とわけのわからない突込みをしつつ朝刊どす〜w
ハーレムというか渋すぎんだよなあ兄貴……どうにもとっつきにくいし、さて
[グランセニック兄妹とティアナとアルト][ディードとユーノ][宴会中][はやてどこー?w]
地味に設定捏造。いや多分ラグナの方がティアナより上だと思うんだけど……違うかな?
服装からして19ぐらい、かな?と。まあそのぐらいで
……彼女、何気に黒くなってしまった、かもしれないw
ぶーとお茶を吹くアルトは完全に無視されて話は進行する。
ちなみにラグナの方が一応年上なのだが、ティアナの大人びた雰囲気に以前から彼女が幾度となくお姉ちゃん扱いをするので、
本人もそれを特に気にせず受け入れていた。
そして度々兄の話にでてくる、彼曰く危なっかしいけど割と可愛い後輩、が会ってみてもイメージ通りの素敵な人だったこともあり、
妹君はいたくお気に入りなのである。
「うーん、今は、そういう話はいいかな……」
別段慌てる風もなく、それだけ返して水にしか見えないジュースに口をつける。
「えー、売れ残りになっちゃかもしれないよ?」
「売れ残りって……私まだ17なんだけど」
「こら、ラグナ。そいつには執務官ってでっけえ夢があるんだ。邪魔しちゃ駄目だろ?」
「えー!」
こちらもまた全く動揺する様子も無く諭す兄貴。
そして彼も一口だけお茶を口に運びつつ、少しだけ視線をティアナの方に向けると、髪を下ろした彼女も微かに微笑んで綺麗に視線を返した。
いい感じの視線の絡み具合ではあるのだが、それがかえってラグナにはもどかしいらしく、援護射撃は続く。
「えー!ティアナさんみたいなお義姉ちゃんが欲しいー!」
「だから、私の方が年下ですって……」
「ティアー、何のお話?」
寿司を大量に確保した食欲魔人部隊が帰ってくると、そちらにも応援を頼み始める。
「スバルさんも協力してください!ティアナさんをお兄ちゃんのお嫁さんに!」
「あー、ティア、朴念仁だから、そういうのは」
いつも通りの軽口で、ぴきっ、派手にティアナの怒号のトリガーをいつも通りに引くタイプゼロ2号。
「だ・れ・が朴念仁よ!あんたにだけは言われたくないわよ!そんなこというのはどの口!?この口!?」
スバルの口が思いっきり顔の後ろから両方の手で横に伸ばされる。
「でぃ、でぃあ、い、いだいいだい」
本命の人が居なくなったその隙に、普通にかなりどきどきしながら反撃を試みる茶色い髪に茶色いミニスカのヘリパイロット2号。
「ら、ラグナちゃん、わ、私とかどうかな?」
横顔を明らかに本人にもしっかりと見られているのを感じながら、突撃を敢行する。
「うーん」
だがしかし、援護が得られるどころか、むしろ背中から一撃の下に撃ち倒された。
「アルトさんは、ずっとお友達がいいかも」
「がーん!」
ラグナ、割と非情である。
恥ずかしさ誤魔化しにその場から逃亡し、相方に抱きつくアルト。
「うわーんルキノー!ラグナちゃんがいじめるー!」
よしよし、とされるが、よく考えてみればその相方には隣に素敵な長身の彼氏がいるのである。
「って、ルキノも裏切り者だったー!」
「え、えー!?」
「い、いいよ、ちゃんと式には行くから!その代わり骨は拾ってね!」
「ほ、骨って」
彼氏共々、呆れるしかない。
当のヴァイスはといえば、誰にも聞こえないように小さく呟いていた。
「……アルト、無茶しやがって」
ようやくヴィヴィオのほっぺたやら服やらへの引っ張り攻撃から開放されて、
じゃあ僕も、と赤いカチューシャのディードの列に並ぶ後ろで細い金髪をひとくくりにまとめた人。
ちなみにチンクは面倒になったのか、セインの隣に逃げて座ってはむはむと寿司を突っついている。
ありがと、とはやてとクライドの分も貰いにきたフェイトに素直に微笑まれて、
は、はい、と彼女もなんとか微笑もうとするのだがまだまだぎこちなく、どうしても固さが抜けない。
彼女に続いて、ユーノが適当に取り分けを頼むと、トングを使って丁寧にバランスよく載せていく。
寿司の並びが綺麗に完成すると、相変わらずそっと差し出してくれた。
「ど、どうぞ」
「うん、ありがとう」
彼が素直にお礼を言うと、手を体の前で合わせて少しだけ俯いてしまった。
「……あ、あの」
「うん?」
彼は会場の中でも特に威圧感が無く優しそうに見えたせいか、ようやくずっと気になっていたことを問いかけることができるディード。
「私、ちゃんとできてますか?」
「ああ――」
なるほど、普通の人とあまり触れ合ったことがないから不安なのかな、と台詞の理由に思い当たり彼らしく優しく肯定する。
「大丈夫だよ。とても綺麗だし」
その言葉に、やっと素直に微笑むことができると、どこにでもいる普通の少女のようにとても可愛らしかった。
「うん、ありがとう!」
と彼もつられて、にっこりと返したのだが、側面からの気配に気づいたときには既に手遅れであった。
「ディバイン――」
それにしてもディード、というと元祖耳長エルフさんが真っ先に思い浮かんでしまう私は年なんでしょうか……
ほいではまたノシ
ちょ…w
食パンが変な所に入っちまったww
GJです。
毎朝ありがとうございます。
GJ!
ユーノ死亡フラグktkrwwwwww
山本弘を思い出すのはあんただけじゃないぜ!
>>276 GJ!!朝刊おつかれさんです。
明らかに司書長消されそうな感じが。
>>276 GJ!
ディードと聞いてハイエルフ思い出すのは俺もだ!
>>278 中の人などいない!!
>276
安心しろ、そいつは日本の常識だ。
欧米だとマリーネ・ディードリッヒだけどな!
なのはさん自重!超自重!
>>276 朝刊ご苦労様ッス!GJ!
ユーノ……今まで画面の隅にいたくせに出てきた瞬間ケシ炭フラグって……
なのはさん、それくらい赦してやってよ。寿司の並べ方が綺麗だっただけじゃないか……
ラグナも飛ばしてるなー。アルトもがんば!
>>276 ゲリラ兵氏、毎朝朝刊おつかれさまであります(`・ω・´ゝ)
次回も期待です
昼前なのに変な電波飛んできたwww
ティアナがクロスミラージュのダガーモードで刃の部分をバイブ型にして
スバルを犯してるっていうwwwww
昼前なのに変な電波飛んできたwww
ティアナがクロスミラージュのダガーモードで刃の部分をバイブ型にして
スバルを犯してるっていうwwwww
騙されるな、片方は幻影だ
初投稿します。
エリオ・キャロです。
前フリ長めエロ少な目です。
自然保護官へ転属して1年が経った。
野生動物の生態調査。
密猟者の捕縛。
外来生物の駆除
家畜の世話。
基本業務には慣れてきた頃、前年は時期がずれたため携わらなかった作業が現れた。
春。
恋の季節。
家畜たちの繁殖である。
「はーいこっち着てー、君のお嫁さんはこの仔だよー」
毛を刈るためのもの。
肉や乳を搾るためのもの。
より良い質や量を得る為にかけ合わせはかなり厳しく管理されている。
発情期とは言え個体差があり、タイミングが会わなかったり、相手が好みで無いという場合は強引に交尾させる事も珍しくない。
今回の場合は幸いそういった事は無く、順調のようだ。
「ほら、もうちょっと、がんばれがんばれ」
その家畜たちの側で誘導したり励ましたり褒めたりしているのはキャロ・ル・ルシエ、今年で12歳になる元気な少女である。
辺境に生まれ、前の前も自然保護官として働いていた彼女にとってこのような作業は慣れ親しんだものであると同時に、重要な仕事でもあるため物怖じせず手際よく進めていくが、彼女と一緒に赴任した少年、エリオ・モンディアルにとってはそうではなかった。
自分の腕ほどもある赤黒く充血した獣の牡の生殖器を、牝の性器に挿し込んでいく。
それを一日何組も事も無げにこなしていく相棒の少女。
名家のお坊ちゃんに生まれ、その後は非合法と合法の施設で育ち、カブトムシの交尾すら見たことの無い生粋の都会っ子である少年にこの光景はショックだった。
「・・・ォくん、エリオ君!」
「わ! なにキャロ!?」
「どうしたのボーとして、顔赤いし、風邪でも引いたの?」
「なんでもない! なんでもないよ!!」
「そお? 気分悪いようならもう上がってもいいよ、あとはあたし一人でも片付けられるし」
「・・・・・・ぅん、悪いけど、そうさせてもらう・・・」
普段なら多少の不調でもなんでもないフリをする少年が、素直に休みの提案を受け、入れ弱々しい足取りで寮に戻っていくという事は、
(本当に具合悪いんだ、仕事終わったらお見舞いに行こう)
(落ち着けエリオ・モンディアル、アレは家畜じゃないかそんなものにあてられてどうする・・・)
自室に戻り、水のシャワーで体と頭を冷やし、ざっと拭いてベットにもぐりシーツを頭から被る。
目をギュッとつぶり、必死に別の事を考えようとするが何を思い浮かべても巡り巡って元の映像が浮き上がり、何巡かするうちに、牡が自分に、牝が見知った女性へと変換されていく。
それは敬愛する保護者だったり、尊敬する元上司達だったり、懐かしい元同僚だったりを通った後・・・大切な相棒で定着した。
「うっ・・・」
むかし、元上司の故郷で一度だけ見た彼女の全裸を思い出し、自己嫌悪に沈む意識に反し、体はいきり立つペニスへと手を伸ばしていく。
シーツの中で体を丸め、慣れぬ手つきで擦りながら妄想上の彼女を交わる。
「ん・・・キャロ・・・」
「え? なに?」
「・・・・・・ぇ?」
想像の中ではない、実体のある声が聞こえ、被ったシーツを少しだけずらすと、目の前に当の本人のキョトンとした顔があった。
「うわわあぁぁ!!」
頭の中が真っ白になりほとんど脊髄反射でシーツを掻き寄せ後ずさる。
「エリオ君、大丈夫? どうしたのそんなに慌てて?」
「なななな、なんで? いつから???」
「ついさっきだよ、エリオ君具合悪そうだったからお見舞いに来たんだけど、ノックもしたけど返事が無かったから心配になったんだけど・・・ふ〜ん」
短くない付き合いの中でも見た事の無い表情を浮かべた彼女の視線をたどると、頭隠してなんとやら、いきり立ったモノを柱にシーツが原始的なテントを張っていた。
「うわうわうわうわ!! 違うんだ、コレは違うんだ!!」
「そっかー、エリオ君も発情期かー、別に隠す事無いじゃ無い、別に恥ずかしい事でもないんだし」
恥ずかしいし事だし思いっきり隠すべきことだろう。
そしてせめて思春期と言って欲しい。
妙に嬉しそうににじり寄ってくる彼女に何か恐ろしいものを感じ、少しでも離れようとするが後にはもう壁しかない。
「じゃぁあたしが相手になってあげるよ」
いつもと何も変わらない柔らかい笑顔で言い放つ彼女のセリフに、少年は今度こそ凍りついた。
止める間もなく服を脱ぎ去った彼女の裸身から、少年は目を離せなかった。
(昔一回見たきりだけど、随分変ったな・・・)
普段は彼女の故郷のものだという、フード付のマントのようなゆったりとした民族衣装を羽織っているので気が付かなかったが、まず胸が明らかに膨らんでいた。
その反対に腹部のふくらみは消え、むしろウエストのくびれが出来始めている。
その更に下に、髪と同じ色の翳りが薄っすらとだが
「うわぁーー!!」
「きゃぁ!? ど、どうしたの? エリオ君?」
「どどどどどどうしたのじゃないよキャロ! こんな事しちゃ駄目だって!!」
「でも、それ苦しそうだよ?」
彼女の指は先ほどよりも一回りは大きくなった、まだ発展途上の雄器官を指していた。
「ボクは大丈夫だから! 自分で何とかするから!!」
「一人で? 何を?」
「なにをって・・・そんな事・・・」
言いよどむ少年の目の前に突きつけられた彼女の顔は少し暗くなっていた。
「ねぇエリオ君、あたしじゃ、いや?」
(その質問は卑怯だ)
嫌なわけがない、最近覚えた自慰の対象はほとんどが彼女である。
たまに彼女と共通の保護者の事もある。
「嫌なんかじゃ・・・ないよ・・・」
そう正直に答えると、彼女はいつもの笑顔に切り替わる。
「良かったぁ! ならいいよね、じゃぁ行くよ!」
「え! 行くって!?」
彼女はいきなり、思い切りシーツを引っぺがすと、少年のはち切れんばかりの肉棒を握ると腰を跨ぎ、いきなり自分の中心へ導く。
愛撫も前戯も何もなし。
「せーの」ずり「あれ?」
先端が溝をなぞるだけで滑って外れ、
少年の中で何かが切れた。
「おかしいな、えーともう一かきゃ!?」
今まで硬直し、なすがままだった少年が突如、ばね仕掛けのように跳ね上がり、リトライを試みる彼女を組み伏せた。
一見純情そうではあり、実際そのとおりではるが、その手の知識は結構ある。
前職場でヘリパイロットが頼んでも無いのにその手の嘘か真か武勇伝を聞かされたり本やら映像媒体やらを見せられていたからだ。
本気で断れば断れなくも無かったが、
「キャロ・・・キャロ!!」
脚の間に体を滑り込ませ、その中心に己の一部をねじ込んだ。
「っかは! エ・・・エリオ君?」
少年のペニスはまだ未発達であった事と自身の体質とが幸いし、破瓜の痛みは出来立てのかさぶたを剥がした程度で、戦闘訓練を受けている彼女にとって痛みの内には入らない。
むしろ常に礼節を重んじ、理性的な態度を崩さなかった彼の豹変の方が衝撃が大きかった。
顔を紅潮させ、息を荒げ、血走った眼、ぎこちなくではあるが奥を目指す腰に彼もやはりオスであり自分はメスであることを改めて自覚する。
とくん
(あれ? なんか、変な感じ・・・)
「っふあ! ん はぁん」
自分の口が発する聞いたことのない声に戸惑うが、何故か止められない、
「キャロ? キャロ? あの、その・・・気持ちいい?」
いくらか落ち着きを取り戻したらしい少年の言葉が彼女の頭の中でカチリと嵌る。
(そうだ、コレは『気持ち良い』んだ)
自分を翻弄する感覚の正体が判明し、それを素直に受け入れる。
「うん! 気持ちいいよエリオ君! だからもっと、もっとして!!」
「いくよ、キャロ」
「はい」
彼はもともと賢く、物覚えの良いので、直ぐに骨をつかんだらしく最初はたどたどしかった腰も、もうスムーズに動かせるようになっていた。
「はぁ あぁ エリオくん、ギュって、ギュっとして! 抱っこして!!」
接触面積を広げ、密着するのは望むところ、下で両腕を広げる彼女に覆いかぶさりかき抱き、小さな桜色の唇を貪る。
ちゅぶ ぺちゃ くちゅ
上と下、両方の口から粘着質な音が響く。
ひとしきり彼女の口を味わった後、頬、顎、首筋、胸、乳首をしゃぶり吸い付く。
「あっ! はぁ! あぁん!!」
もう彼女は両手両脚でしがみ付き喘ぐ事しか出来なかった。
「キャロ・・・ボク、もう・・・」
ほとんど無言だった少年が上ずった声を上げ終点が近い事を告げる。
「うん・・・来て、来て!!」
絶頂する前に彼女の中から抜こうとするが、ガッチリとしがみ付いた白い脚がそうはさせじと力を込め、むしろ更に奥へと引き込む。
「キャロ!? ぅあ!」
オスの精を搾り取ろうとすメス器官のうごめきに応じるように、その最深部で熱いほとばしりを放出する。
「「あああぁぁ!!」」
二人の絶頂が重なり、抱き合ったまま果てた。
「しちゃった、ね」
「うん、しちゃったね」
「でもキャロ、大丈夫?」
「大丈夫って何が? 思ったよりずっと気持ちよかったよ」
「でも、その・・・中で出しちゃった事」
「?」
本気で何を言われているか分からない、そんなキョトーンと眼を丸くする彼女の表情に何か悪い予感が背筋をかける。
「ほら、あの・・・赤ちゃんとか出来ちゃったら、その・・・」
「??? 交尾はそのためにするんでしょ?」
おしまい
>>295 既成事実と腕を光速で振りかざすキャロさんの姿が幻視されました><
GJ
GJ
夕飯前にいいもの見せてもらった。
にしてもキャロが黒いwww
なんという黒いキャロ
この二人は間違いなく出来結婚
これは黒キャロじゃなくて白キャロだな。
知ってるかい、強すぎる光は目を焼いて、闇よりも確実に目を潰すんだぜ。
あれか、SaGaUの第四世界(だったけ?)の洞窟みたいなモンか。
しかし、天然なのか策士なのか判断に困るキャロだなw
いや、大好きだぜ? こういうの。
==- 、
|ー^ヘ 7
|ハヽiY ワタシハコンナニクロクナイヨ?…
| -゚ノlル
⊂ |
| .|
|∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
流れをぶった切ってすまんが、ここってエロゲの投下おk?
……いやね、某卓球漫画のeraに影響されて、今eramakerでリリカルなのはのエロゲ作ってるんだ。
もしもおkなら完成度30%ぐらいのブツを日曜ぐらいまでには投下したいんだが……。
>>303 某ポケモンの漫画のエロパロスレでも度々投下されてるので多分おk
wktkが止まらない。
流れをぶった切るようでスマンが、ここで投下。
注意
・エリオがかなり嫌な奴になってます。てか、本編の設定とかなり食い違っている点があります。
・孕ませネタあり。
○月×日
なんと寝覚めの悪い朝だった。
冬になってきたとあって、かなり寒くなってきたということもあるのか。
もっとも、昨夜は徹底的にやったというのが一番の原因だと思うが。
とにかく体がだるい。
調子に乗って6回も連続でやるものではない。
相手はというと、そんな僕の気も知らず、いびきを立てながら寝ているが。
なんというか、スバルさんの寝顔は見ていて、結構かわいいと思う。
僕より年上というけど、ぜんぜんかわいい。
キャロやルーテシアなんかとはえらい違いだ。
ようやく目を覚ましたのか、スバルさんが目を擦りながらゆっくりと起きだした。
「ひどいよぉ……風邪だというのにお見舞いに来たら、あんなに激しくやるなんて……」
そんな不満を愚痴る。
それはないんじゃない?
だって、見舞いにきたのはいいけど、いきなり僕に抱きついてきたんだから。
あんなことされたら、仕方がないじゃない。
速攻で裸になって、ベッドで僕のストラーダをいれたけど。
しかし改めて見ると、スバルさんって結構スタイルがいいね。
胸も大きいし。キャロやルーテシアとなんか比べ物にならないよ。
ベッドから抜け出そうとするスバルさん。
朝日があたるスバルさんの裸……みていたら、僕のストラーダがおっきした。
とっさにスバルさんの耳たぶを軽く噛む。
「は、はぅ……や、やめてよ、エリオ」
嫌がるスバルさん。
でも、頬がほのかに桃色になっているのは見逃さなかった。
彼女の弱点がそこだというのは、昨夜で解明済みだった。
すかさず僕はスバルさんをベッドに押し倒す。
「ち、ちょっと……まだやるの?」
そんな彼女に僕は何も言わず、彼女の耳たぶをまた噛むと同時に、両手で胸を揉みだす。
なんというか……思い切り柔らかい。
彼女が戦闘機人なんて信じられないくらいだ。
造った人に改めて感謝と敬意を示したい。
ていうか、さすが彼氏いない暦=年齢なだけある。誰にも開発されていないのが、またいい。
「仕方ないんだから……」
スバルさんは僕に口付けをしてきた。
僕は舌をスバルさんの口に押し込む。
そして……そのままベッドに倒れて……第7ラウンド開始となったわけだ。
スバルさんは今日は非番。僕も風邪で休みにしてしまおう。
正直、今の状態で出勤するのは気まずいし……キャロとルーテシアとはあまり顔を合わしたくない。
○月▲日
朝早くに目が覚める。
でも、さすがに寒くて、布団から抜け出す気にはなれない。
ましてや……素っ裸の状態であるならなおさらだ。
「……ったく、仕方ない奴っスね」
僕の隣で寝ていたウェンディが寝ぼけ眼で、ゆっくりと起きだした。
そしてベッドに腰掛けながら、脇に散らかしてあったYシャツを拾い上げて、ゆっくりと羽織り出す。
まったく……何が仕方ない奴だよ。
仕方ないのはそっちじゃないか。
昨日、スバルさんとあの後4回ヤって、本気で疲れて寝ていたところに、いきなり押しかけてきたのだから。
本人は冷やかしのつもりだったらしいけど。
もっとも、僕にとっては大歓迎だったけどね。
遠慮なく、昨夜から5回はヤったけど。
しかし、彼女も結構スタイルがいい。
特に胸と腰のあたりが最高。
でも、僕の一番のお気に入りはというと……。
うなじ。
そこをそっとくすぐるように撫でる。
「ひゃうっ!な、何するっスか?」
ウェンディは体をびくつかせて、大きく目を見開いて僕を見る。
もちろん、頬を赤らませながら。
僕は何も言わず、今度はゆっくりと彼女のうなじに舌を這わせる。
「う、ううっ……やめるッス……」
今にも泣きそうな顔をしながら、ウェンディはさらに体を小刻みに震わせていた。
息も荒くなっていて、哀れみを求めるような目で僕を見てくる。
普段の勝気で脳天気な彼女とは大違いだ。
だが、それがいい。
僕は彼女の体に掛かっていたYシャツを剥ぎ取ると、そのままベッドに押し倒した。
「ち、ちよっと……」
彼女の怯えたような声をよそに、僕は彼女の胸を揉みしだき……彼女に口付けをする。
もちろん、その直後に舌を彼女の口に入れて。
「う……うう……」
彼女はそんなうめき声を上げながらも、僕から口を離そうとしない。
ふと、彼女の股間を触ってみると……濡れている。
何というか……敏感すぎる。
さすがドクタースカリエッティ。
ある意味最高といえるかもしれない。
そんな彼女を作った彼に敬意を示したい所だが、すでに彼の子種が彼女に入れているというのがいただけない。
彼女も彼氏いない暦=年齢だというのに、もったいない。
でも、まあいいか。
僕は遠慮なく暴発寸前のストラーダを、彼女の中に……。
○月○日
今日も何というか……だるい。
結局あの後、ウェンディと6回もヤったからな。
さすがに連日やりまくると、まじ疲れる。
もっとも……今のキャロとルーテシアと付き合うほうが、もっと疲れるかも。
顔を合わせただけでも、いや、考えただけでもゲッソリするし。
今日も休もう……てか、休職してこのままニートでいってやろうか。
そんなことを思っていると、いきなり僕の部屋のドアが勢いよく開いて……ティアナさんが駆け込んできた。
見舞いなのかな……と思ったのだが、そうではなさそう。
息を荒げながら、物凄い剣幕で僕を睨みつけている。
「エリオ、今から来なさい!」
ティアナさんは僕の首根っこを掴むと、そのまま僕を連れ出そうとした。
ちょっと僕は体調が悪いからとごまかそうとしたけど……
「はん?何寝ぼけたこと言ってるのよ!アンタがやったことでしょ!?」
ティアナさんは、今にも殴りかからんという勢いで僕に怒鳴りつけた。
僕がやったことって……なんか嫌な予感がするのだけど……。
連れて行かれた先では……予感は見事に的中した。
街中で今にも暴れかからんと、白と黒の巨大な怪獣が互いににらみ合っていた。
ハクテンオウにヴォルテール。
てことは、その肩の上にいるのはというと。
やっぱりルーテシアとキャロだった。
互いに、じっと睨み合いながら。
両者とも、お腹を異様に膨らませて。
「何度いったら分かるの、ルーちゃん。わたしのお腹にはエリオ君の子供がいるのだから!」
「嘘……本当だというのなら確かめさせて……ガリュー……」
ルーテシアの言葉とともに、脇に控えていたガリューがキャロの腹を手刀で引き裂かんと、猛烈な勢いで飛び立つ。
が、すぐさま巨大化したフリードが猛烈な炎を吐き出して、それ阻止する。
「だったら、ルーちゃんのも確かめさせてよ!」
「させないよ……この中にはエリオの子がいるもの……」
「きー!!」
今度はハクテンオウとヴォルテールが取っ組み合いをする始末。
周囲のビルを平気でなぎ倒していくものだからたまったもじゃない。
てか、気まずすぎる……。
なんとかして逃げよう。
だが、そうは問屋が卸さない。
「逃げるなんてことしたら……嫌だよ」
ティアナさんが、僕の首元にクロスミラージュの銃口をつきつけていた。
逃げ出そうとするものなら、すぐさま発砲されるのは目に見えている。
「エリオ連れてきたよー!」
ティアナさんの叫び声とともに、ヴォルテールとハクテンオウの取っ組み合いは止まった。
そして……キャロとルーテシアの視線が一気に僕に注がれる。
思い切り僕をねめつける視線が突き刺さる。
そして、静かに彼女らは僕の目の前まで近づいてくる。
「エリオ君……」
「エリオ……」
彼女らはじっと僕の目を見つづける。
どっちと一緒になるのかはっきりさせてと言わんばかりに。
下手な返答は出来ない。
てか、どちらかを選ぶにしても、僕の身が無事でなくなるのは目に見えている。
「キャロ……ルーテシア……一緒に暮らそう!」
僕はそう叫ぶと、いきなり彼女らに抱きついた。
「ち、ちょっと……エリオ君……」
「い、いきなり……」
抱きつかれた二人は、次に何をしていいか分からず、おろおろしている。
よし。
「君たちの言いたいことは分かる!どちらか選べだろう?
でも、僕にはどっちもできない!キャロもルーテシアも大好きだ。
なのに、どっちか一人にしろなんてできないよ……。
どっちもお腹には僕の子供がいるんだし……。
だから……争うのはやめて……」
僕はそこで涙を流す。
まあ、わざとではあるけど。
「エ、エリオ君……」
「エリオ……」
そんな僕に二人は先程までの大喧嘩なんか忘れたかのように、僕をじっと見つめて抱きついてきた。
まさかとは思ったけど……うまくいったようだ。
とにかく、この場は逃げさって……早速どこかの管理外世界にでも高飛びして、二人に働かせて。
で、僕はニートを決め込んでから……その後はゆっくり考えるか。
ほっと胸を撫で下ろして、二人とともにその場を立ち去ろうとした。
が。
背後から何者かに羽交い絞めにされた。
「いい雰囲気の所で悪いけど……スバルのことの責任はどうするつもりなの?」
振り返ると、ギンガさんがにこやかな顔で僕の肩をしっかりと掴んでいた。
そして右手は……勢いよくドリルのように回転していた。
ち、ちょっと……何でこんな所で出てくるんですか?
「妹を傷物にしてくれたな……貴様にはその責任を取ってもらうぞ」
さらにはクナイが数本、上空に浮かびながら僕の喉元に向けられていた。
声のしたほうを振り返ると、そこには案の定チンクさんが。
眼帯をしていない方の目で、思い切り僕を睨みつけていた。
一瞬にしてその場の和やかな雰囲気が険悪になったのは言うまでもない。
「エリオ君……どういうこと?」
「……他にもいるの……?」
キャロとルーテシアが僕に掴みかかりながら、迫ってきた。
さらにはガリューが手刀を僕の喉元に当てて、フリードが口に火玉を溜め込んで今にも吐き出さんとしていた。
「ギュルー……」
「…………」
「何か言ったらどうなの……エリオ君」
「……適当なこと言ったら……許さない……」
「さて……スバルにしたことをこの子にもしなきゃね」
「今宵のスティンガーは血に飢えておるわ」
まさに絶体絶命。
本当、どうしよう。
そんな時。
「エリオお兄ちゃん……今の本当なの?
ヴィヴィオのおむこさんになってくれるって言ったのに……」
何時の間にか、そこにはヴィヴィオが涙目で僕をじっと見ていた。
僕の子を孕んで、大きくなったお腹を支えながら。
わ、忘れてた……まずい。
てか、なんでそこでやってくる。
と、いうことは……。
「エリオ。私は母としてそんな子に育てた覚えはないよ……」
「少し……頭冷やそうか……」
彼女の後ろには……なのはさんとフェイトさんが、般若の形相でデバイスを僕に構えていた。
お、終わった……。
○月◆日夕方。ミッドチルダのとある港にて。
空は晴れ渡っていて、今にも水平線の彼方に沈もうとしている夕日が、周囲を赤々と照らしている。
海の上には、ヨットやボートが数隻浮かんでいた。
静かなそんな光景が周囲に広がっていた。
港がよく見える喫茶店の中で、白衣を羽織った金髪のボブヘアーの女性と、管理局の制服を着た栗毛のロングヘアーの女性が向き合って話し込んでいた。
「すみませんね、シャマル医務官。忙しい中突き合わせちゃって」
「私はいいですよ。むしろそっちは地上本部に出す報告書の作成で大変なのでしょ」
「まったくですわ。資料の数が膨大すぎて……こんなの監査部の仕事なのに、なんでって思います」
「レジアス中将も何を考えているのか……」
「まあ、監査部も機動六課と変に繋がりがありますからね。念のためってことでしょ。
正直、今回の事件は機動六課のカレの不始末が原因ですし」
ロングヘアーの女性は港のほうをぼんやりと眺めながら、ため息をつく。
「まったくですね。今回調べてキャロちゃんとルーテシアちゃんとヴィヴィオちゃんは明らかに臨月。
遺伝子検査もやりましたけど、お腹の中にいるのは明らかにあの子の子供ですね。
スバルちゃんにウェンディちゃんも妊娠しちゃってますし」
ボブヘアーの女性もため息をつきながら、手元にあったアイスコーヒーを啜る。
「まったく、何を狂ってそんなに孕ませたのかしら。調べたら他にもカレに孕ませられた人が出てきそう。
既に中将の娘のオーリス秘書官もカレと関係を持っていたのは分かりましたし」
「守備範囲が本当広いこと……。そういえば、あなたも妹をやられてかなり腹に来たのでは?」
「別に。今更キレても仕方がありませんわ。まあ、ウェンディも自業自得といった所ですし」
「案外淡白なのですね。ドゥーエ秘書官」
「そう言う貴女もですよ」
互いに手元にあったコーヒーに口をつけるシャマルとドゥーエ。
「それはそうと、年末のアレの原稿は大丈夫なの?」
港の方をぼんやりと見つめながら、そんな事を切り出すシャマル。
「正直ヤバいわ。修羅場だって時に、今回の件の事後処理だから。下手したら落としそう」
そんな彼女の言葉に大きくため息をつくドゥーエ。
「貴女の予告したドクター×レジアス千日戦争編だっけ……結構面白そうなのにね」
「まあ、なんとかするわ。今回の件を済ませたら、脅してでも無理矢理長期休暇とって、どっかの温泉に引っ込んで仕上げるつもり。
そのときは貴女にも付き合ってもらおうかしら。合同誌でいくつもりなんだから」
「分かっているって。こっちもユーノ×クロノ365日ノンストップバトル編は順調に製作中だから。
でも、夏に大きくこけてしまったから、慎重になってしまって遅れ気味なのよね」
「さすがにガリュー×フリード本はないでしょ。かなり売れ残ったんじゃない?」
「それは貴女もでしょ?ヴォルテール×ハクテンオウのネタなんだから」
「まったく、あれで大赤字だったから……今回のエリオ三等陸士の件をネタに3日目で出したら、赤字を補填するしかないわ」
「そうする?私も付き合うわ」
「助かるわね。それも合同誌で、売上目標200万ということで」
「了解よ」
港はゆっくり夜の帳が下りていくのであった。
(投下ここまでです)
>>295 なんというか、黒いキャロでwww
なかなかいいですね。エリオ涙目ですなwww
>>313 GJ。日記形式ちとウザと思ったけれどもそれは大丈夫だったえす。
>オーリス秘書官もカレと関係を持っていた
さすがは我らがエリオきゅん!つかどうやって関係を構築したのかkwsk
>314
オーリス×エリオ……どんな査察だよw
>ドクター×レジアス千日戦争編
>ユーノ×クロノ365日ノンストップバトル編
これは酷いw
と思ってたら
>ガリュー×フリード
>ヴォルテール×ハクテンオウ
もっと酷い
何描いてんだよw
まさかの同人作家二号の誕生とはwww
ナンバーズ子育て日記とかゲンヤお爺ちゃんになるとか色々妄想してしまった
>>168で受信した電波を形にして見ました。
・キャロ×エリオ
・エリオが美少年好きの男達に拉致されて、「アッー!」とかされそうになって
キャロがそれを助けに行くストーリー
・オリキャラと言うよりどちらかと言うとパロキャラ出る
・ヤマ○ュン注意
・く○みそ注意
・下ネタ注意
・スカトロ注意
・ウホッ! 注意
・尻菊注意
・エロ
・エリオとキャロが住んでる場所が本編最終回と矛盾するかもしれんけどあんまり気にしないで下さいorz
・エリオとキャロ好きな人には気分を悪くしかねない部分とか出てきます。
可能ならばその辺御覚悟なさって下さいorz
本当叩かれそうな内容で怖いのですが…勇気を出して(無謀とも言う)書きます!
ある日キャロが一人で街を歩いていた時、突然数人の不良学生にカツアゲされそうになった。
既に機動六課で訓練を受けていたし、レリック事件などの実戦を乗り越えた彼女であるが、
「不良」と言う存在にそれとはまた別の怖さを感じ、動けなかった。
何よりも彼女は召喚魔導師であって本人の戦闘力など無きに等しい事が大きい。
かと言ってフリードに蹴散らさせたりしても、その時は過剰防衛だと言われて
キャロが世論から叩かれてしまうかもしれない。この場合どうすれば良いのか…
キャロは恐怖に打ち震えていたのだが…
「待てぇぇぇ!!」
そこをエリオが割って入り、キャロを守るべく不良達の前に立ちはだかったのである。
当然エリオと不良数人の喧嘩になった。不良は大人気なく不良御用達のナイフなどの
凶器を使って平然と襲ってくるが、かと言ってエリオはストラーダを使う訳には行かない。
追い払う事には追い払えたが…それでもエリオは怪我をしてしまった。
「エリオ君…ありがとう…でもどうしてそこまでしてくれたの…? 私なんかの為に
怪我までして…。私が素直にお金を渡していればエリオ君も怪我しなかったのに…。」
「馬鹿を言っちゃいけないよ! そんな事したらあいつ等図に乗ってまた
キャロをカツアゲに来てたかもしれないじゃないか! それに…僕が怪我をしたからって
君が気を病む事は無いよ…。僕は君を守るって決めたから…。」
「う…うん…。」
キャロは一瞬でも素直に不良にお金を渡した方が良いのではと考えた自分が恥かしかった。
自分の為に怪我までしたエリオの姿を見ていると…ますますそう考えてしまうのである。
それから数日、先のキャロを守る為に負ったエリオの傷も無事に癒え、エリオとキャロは
今度は二人で街を歩いていた。と、そこでエリオはトイレに行きたくなったのであった。
「あ、ごめんキャロ。ちょっとそこのトイレに行って来て良いかな?」
「うん良いよ。でも早くしてね。」
キャロも笑顔で了解し、エリオはトイレへ走った。
「う〜トイレトイレ!」
今トイレを求めて全力疾走しているこの僕は、時空管理局に勤務しているごくごく普通の男の子。
強いて違う所を上げるとするならば、プロジェクトFとか言うので生み出されたって事かな〜。
名前はエリオ=モンディアル。
そんなワケで僕は近くの公園のトイレにやって来たのだ。
ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた。
ウホッ! いい男…
ハッ! そう思っていると、突然その男は僕の見ている前でツナギのホックを
はずし始めたのだ………
「やらないか?」
エリオがキャロから離れて十分も経過したと言うのに、エリオは戻って来る気配は無かった。
「エリオ君トイレ遅いな〜。」
気になってキャロはエリオが向かったと思われるトイレまで走っていたのであったが…
「こ…これは!?」
何とトイレの前のベンチの前にエリオのストラーダが落ちていたのである。
そしてベンチには…
『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』
と書かれた札が一枚置かれていた……………………
周囲に人がいない事を良く確認して見た上で、エリオがいると思しき男子トイレに
こっそり忍び込んで見たが…エリオの姿は無かった。その他にも周囲を探し回ったが
結局エリオの姿は無し。一体何処に行ってしまったのか…キャロには全く分からなかった。
だが、エリオがストラーダを置いて何処かへ行ってしまうとは思え無い。
結局キャロはストラーダとベンチの上に置かれていた『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』と
書かれた札を持って帰るしかなかった。
帰った後も結局エリオが帰ってきたとかそう言う話は聞かず、エリオが
一体何処へ行ってしまったのか心配だった。だが、そこでキャロはある事実を知る事になるのである。
それは何者かに10歳前後の少年達が何者かに拉致されていると言う事件であった。
しかも美少年と評判の少年ばかりがである。ミッドチルダでもそう言う犯罪は少なからずあるが、
普通は少女とかのが狙われやすい。なのに何故少女では無く少年ばかりが狙われるのか…
全くの不可解だった。だが、キャロはある事に気付くのである。
エリオが行方不明になったのは…この謎の連続少年誘拐犯にさらわれたのでは無いのかと…
キャロは慌ててストラーダと『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』の札を持って局へ走った。
「これは『ウホッ! 素晴らしい男達』の札じゃないか! 一体どうしたんだ!?」
局に到着した際にたまたま出会ったクロノはキャロの持っていた札を見てその様に驚いていた。
「知ってるんですか!? これを知ってるんですか!?」
キャロは慌てるあまり、まるで食って掛からんばかりにクロノに質問をしてしまう。
「まあ落ち着け落ち着け。とにかく話なら向こうで聞こう。」
「は…ハイ…。」
クロノは何とかキャロを落ち着かせ、別の部屋へ案内し、念の為にフェイトも呼んでいた。
niceboatと言えばいいんだろうか・・・
「エリオが大変な事になったと言うのは本当ですか!?」
フェイトはそう慌てて飛んで来た。そして既に部屋の中にいたキャロとクロノの二人と共に
話の本題へ入ったのである。
「つまり…君がエリオと一緒に街へ行った際にエリオがトイレに行って、その際に
トイレ前のベンチにストラーダと『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』と書かれた札が
落ちていたんだね?」
「それで…エリオは行方不明になったと…。」
「ハイ…。」
クロノの質問にキャロは頷き、その目には涙が浮かんでいた。
「ごめんなさい…私がちょっと目を離した隙にこんな事になってしまって…。」
「キャロは悪くないよ。だから気を病まないで…。」
フェイトはキャロの頭を優しく撫でて慰める。
「教えてください! この『ウホッ! 素晴らしい男達参上!』の札の意味を!」
「うむ…。実は…ここ最近起こっている連続少年拉致事件の現場にもこれと同じ札が落ちているんだ。」
「え!?」
「そして…これと全く同じ手口の事件が十年以上前にもあったんだ。」
クロノはこうして…その十年前にもあった同じ手口の事件も交えて説明を始めたのだった。
「彼等は…美少年が好きな男達なんだ…。つまり…同性愛者集団って事さ…。」
「同性愛者…? 男なのに…男の人が好きなんですか?」
「ああ…勿論『LIKE』と言う意味での好きでは無く『LOVE』と言う意味での好き。
それが同性愛者と言う連中なんだ。」
クロノの説明した事をキャロは頭の中で精一杯想像してみた。
確かに男同士の『LIKE』は男の友情と言うまさにさわやかな印象しか無いが…
男同士の『LOVE』となると…うぉええええええ!!
案の定キャロは吐きそうになってしまった。
「うっ! うおえええ!」
「キャロ大丈夫!?」
慌ててキャロの背中を摩るフェイトだが、キャロは涙目になって叫んだ。
「男同士でそんな事するなんて絶対可笑しいです!」
「ああ可笑しいさ。でも…連中はそうは思わない。連中は男女の愛こそが邪道だと考えているからな…。」
「そんな…。」
彼等の恐ろしさにキャロは驚愕するしか無いが、それ以上の恐怖を目の当たりにする事となる。
「じゃ…じゃあ…彼等にさらわれたエリオ君は…男の子達はどうなっちゃうんですか?」
「彼等に掘られるのさ…尻を…。」
「え…? それ一体どういう事ですか…?」
これはキャロにはちょっと理解し難い物があり、首を傾げてしまった。
「まだ子供のキャロには分かり辛いか…。つまりな…尻を掘るって言うのはな…
連中は…さらった少年達の尻の穴に…自分達のチンポをぶっ刺すんだよ。」
「…………………………………!!!」
「…………………………………!!!」
クロノが正直に説明したと同時にキャロもフェイトも自分の尻を押さえ、声にならない無言の
叫び声を上げていた。要するにクロノが説明した通りの事を想像したのであろう。
「で……でも……連中の手口に詳しいね………。」
尻を押さえながら何気無くそうクロノに訪ねるフェイトであったが、直後にクロノの顔が赤くなった。
「そ…それは…じ……実は………昔……実際に連中に捕まって………。」
「え…………。」
クロノの告白にフェイトは開いた口が塞がらなかった。
何とクロノもかつて彼等に捕まった経験があったと言うのである。
「そりゃもう恐ろしい……この世の物とは思えない光景だった……僕は連中に裸にされて………
連中が自分の怒張したチンポを僕の尻の中に…アッ―――――――――――――!!」
「え!? しっかりして!」
よっぽどトラウマになっているのか、突然叫び出したクロノにフェイトは慌てるが…
「あの時は幸い味方に救助されて助かったけど…それにしても本当に………気持ち良かったな………。」
「うぁ―――――――――――!!」
顔を赤くしながら言うクロノにフェイトは頭を抱えて泣き叫ぶしか無かった。
そしてキャロはと言うと…………
「そんなの可笑しい! 可笑しいです! 浣腸なんて………。」
真っ青になりながらキャロは叫ぶが…そこでキャロの脳裏には恐ろしい光景が浮かんだ。
そう…それは同性愛者な男達にエリオが尻を掘られてしまうと言う全くこの世の物とは
思えぬ壮絶な地獄のごとき光景であった。
「嫌ぁぁぁぁぁ!! このままじゃエリオ君のお尻が掘られちゃう!! フリードォ!!」
「ああ! キャロ待ちなさい!」
キャロはフェイトの静止も聞かず、召喚したフリードの背に乗り、何処かへ飛んでいった。
「エリオ君待ってて! 今度は私がエリオ君を助ける番だからね!」
キャロはストラーダとエリオを繋いでいると思われる魔力反応を頼りにフリードを飛ばせて行った。
ミッドチルダの奥地にそれは存在した。『ウホッ! 素晴らしい男達』のアジトにして
ホモの総本山、そして同時にホモを養成する機関も兼ねた『ホモ養成所』である!
そこには『ウホッ! 素晴らしい男達』によって様々な世界から拉致された美少年達の姿もあり…
「アッー!」
と、筋肉ムキムキマッチョな男達によって尻を掘られていた。
こうして彼等に見も心もウホッ! な同性愛精神を叩き込んで行くのが彼等
『ウホッ! 素晴らしい男達』の使命であると…彼等は考えていた。
そうしている間にもホモ養成所の各地で…
「アッー!」
と言う尻を掘られた美少年達の喘ぎ声が響き渡る。
ホモ養成所には当然エリオの姿もまたあった。そこで彼は衣服を剥ぎ取られて全裸にされた
状態で、『ウホッ! 素晴らしい男達』の創設者にして総大将、そして『ホモ養成所』の
所長でもあるのだが、外見的にはちょっと悪っぽい自動車修理工風のいい男にしか見えない
『イベ』と言う男の前に差し出されていた。
「今まで様々な美少年を抱いて来たが…エリオ君、君はそれ以上の素晴らしい逸材だと俺は感じ取った。
だから俺はあの時直々に君の前に姿を現したのだ。」
そう、あの時エリオが公園のトイレへ走っていた際に、トイレ前のベンチに座っていた男こそ
イベであり、またエリオをさらったのも彼であった。
「ここで修行を積めば君は俺の後継者になる事だって夢では無いぜ。」
「嫌だぁ! ホモになるなんて嫌だぁ!」
全裸姿でエリオを抱くイベにエリオは必死に抵抗していたが、イベの力は強く、動けなかった。
「まあそう言うな。男同士の愛こそ真の愛の形と言う事を俺が教えてやろう…。」
イベは一度エリオを離すと、またも彼に問い掛けた。
「所で俺の金玉を見てくれ。コイツを見てどう思う?」
「凄く……大きいです………。」
「嬉しい事言ってくれるじゃないの…。」
もはやそう言うしか無かった。どう考えても否定しようが無い程にまでイベのモノは巨大だったのだから…
それから三十分もした頃だろうか…キャロを乗せたフリードはホモ養成所の上空にまで到着していた。
「見付けた! ここからエリオ君の魔力反応が…ってキャァ!」
思わずキャロは目を背けてしまった。無理も無い。何しろ下では数多の美少年達が
ムキムキマッチョな男達に尻を掘られて…
「アッー!」
と喘ぎ声を上げ、挙句の果てには完全にガチホモに堕ちてしまったと思われる
美少年同士で尻を掘ったりと言うまさに阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられていたのである。
これはキャロには余りにも刺激が強すぎる。
「こ…怖いよ…でも…エリオ君がホモにされちゃうのはもっと嫌! 行くよフリード!」
キャロの掛け声にフリードも吼えた。そしてさらに………
「ヴォルテェェェェェェル!!」
なんとヴォルテールまで召喚し、一気にホモ養成所へ突入をかけたのであった。
「待っててね! エリオ君! 今助けるからね!」
その頃…イベの部屋では恐ろしい事が起こっていた。
「アッー!」
「良い声出してくれるじゃないの。」
時既に遅し…エリオはイベのモノによって尻を掘られてしまっており、
頬を赤くしながら苦痛とも快感とも取れる喘ぎ声を上げていた。
しかも…ただ掘っただけでは無かった……
「アッ! アッー! 僕…も…もう……。」
「何だこれくらいで! まだ序の口じゃないか!」
三十分前に浣腸されたエリオの尻は、イベのモノによって栓をされながら
強い排泄感に耐えていたのである。
イベの部屋ではイベによるエリオへの個人授業が行われていたが…他の場所では大騒ぎになっていた。
「大変だー! 女だ! 女が侵入したぞー!!」
「殺せ! 八つ裂きにしろ! 女人禁制の聖地を汚した女を殺せぇ!!」
『ウホッ! 素晴らしい男達』はもはや説明不要な程に同性愛者な男達によって
組織されている。そんな彼等にとって女性と言う存在が忌むべき物である事は言うまでも無いだろう。
だからこそ彼等は女性に対して容赦はしない。そしてホモ養成所に突入したキャロを
本気で八つ裂きにして殺す気で掛かっていたのであった。
しかしフリードとヴォルテールがそうはさせない。
二頭の巨龍はキャロを守りつつ男達を蹴散らして行ったのであった。
エリオを助けると言う目的の為に…………
「エリオ君! ってキャァァァァ!」
イベの部屋にまで突入する事に成功したキャロであったが、そこで繰り広げられていた
惨状に思わず目を背けてしまった。無理も無い…既にエリオは…
「アッー!」
イベによって尻を掘られていたのだから…。しかも前述した通り、掘るのに先立って
イベはエリオの尻にイチジク浣腸をぶち込み、その後で己のモノによって尻に栓し、
エリオはのべ三十分もの間強い排泄感に耐えていたのであった。
「ら…らめぇぇぇ…僕……もう限界だよぉぉ!」
「よーし! 一気に出しちまえ!」
ついにイベは己のモノをエリオの尻から引き抜いた。それと同時に………
ブリブリブリブリブリ!!
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
キャロの絶叫が響き渡った。無理も無い。何しろエリオのその小さな身体の何処に
そんな物が詰まっていたのか? と突っ込みたくなる位にまで物凄い量の脱糞をかましていたのだから…
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! みんな吹っ飛んじゃえぇぇぇぇぇぇ!!」
大好きな男の子が男によって尻を掘られ、あろう事か脱糞まで見せ付けられたキャロが
心に負った傷は余りにも大きい。もはや冷静な判断など不可能になったキャロは
次の瞬間、ヴォルテールへ周囲の無差別殲滅命令を出していた…………
『ウホッ! 素晴らしい男達』と『ホモ養成所』はこの日、壊滅した。
残念ながらイベは消息不明であるが、他の『ウホッ! 素晴らしい男達』は御用となり、
美少年達も解放された。当然エリオもキャロによって救助される事になるのだが………
これでめでたしめでたしとは行かなかった………。
この時の事が原因によってエリオは塞ぎ込み、部屋に閉じこもってしまったのである。
無理も無い。男によって尻を掘られ、あろう事かド派手な脱糞までかます光景を
最も見られたくない相手…キャロに見られてしまったのである。
その精神的ショックと心に負った傷はキャロのそれなど比較にならないだろう。
エリオの負った心の傷に関して…フェイトも一応は心配に思っていたが、
かと言って何かする訳では無く、放っていた。
「今エリオの心の傷を癒す事が出来る者がいるとするなら…一人しかいない…
それは私じゃなくて…あの子だけだから………。」
自室に閉じこもり、ベッドで不貞腐れていたエリオの所に一人の訪問者の姿があった。
「エリオ君…入るよ…。」
「キャロかい? 悪いけど帰ってくれないかな…。」
今のエリオは例えキャロが相手であろうともまともに会う気にはなれなかった。
何よりもキャロに自分の恥かしい光景をモロに見られてしまったのだから…
「エリオ君…元気出してよ…。」
「無理だよ。僕はもう終わったんだよ。人として…男として終わってしまったんだ…。」
「どうして?」
エリオはより深く布団に潜り込みながらキャロの問いに答えた。
「実は…とても気持ちよかったんだ…。」
「え!?」
「イベさんにお尻を掘られた時……ウンチ出した時……とっても気持ちよかったんだ…。
頭の中でどんなに否定しようとしても……否定出来ないくらい…気持ちが良かったんだ…。」
「!!」
エリオの告白にキャロは驚愕した。
「僕はイベさんにお尻を掘られた時点でホモになったのかもしれない…。いや…もしかしたら
最初から潜在的にホモの気を持っていたのかもしれない…。そう認めざるを得ない自分が恥かしくて…。
だから…終わったんだ…。僕は…人としても…男としても…。だからキャロ…帰ってくれないかな?
例え頭の中で君を受け入れようとしても…一度ホモの味を刷り込まれた身体が拒絶するかもしれないから…。」
エリオは布団にもぐりこんだままキャロへそう言っていたが…キャロは帰らなかった。
キャロとしても何が起ころうとも帰るわけにはいかない。エリオを助けると決めたのだから…
「エリオ君の意気地無し!!」
キャロは目から涙を飛び散らせながらそう叫んでいた。
「たった一度お尻を掘られたくらいでどうしたって言うの!? それに…何でもクロノ提督も
昔、子供の頃に連中に捕まってお尻を掘られてしまった事があったって言ってたけど…
ホモに走る事無くちゃんと社会復帰出来たんだよ! エリオ君だって…。」
「……………。」
かつて『ウホッ! 素晴らしい男達』に捕まり、ホモ養成所で尻を掘られたクロノが
ホモに走る事無く無事に社会復帰出来たのは現妻であるエイミィの頑張りが強いのだが、
それと同じ様に、エリオが完全にホモになってしまうか…社会復帰出来るか否かは
エリオ自身だけじゃなく、自分の頑張りも必要だとキャロは考えていた。
「それでもダメなら……私にも考えがあるよ………。」
「え? わ! 何をする!?」
キャロはフリードに命じてエリオを強引に布団から出し、外へと連れ出して行った。
エリオを人気の無い森の奥深くに連れ出したキャロは、ある物を手に持って見せていた。
「エリオ君…これが何だか…分かる?」
「え!? これは!!」
キャロが手に持っていた物。それは『イチジク浣腸』だった…。
「エリオ君…今から起こる事…目を背けずに全部見てね…。」
「え…。あああ!!」
何と言う事であろうか…キャロはエリオの目の前でイチジク浣腸を自分の尻にねじ込んだのである。
そうすれば当然物凄い排泄感がキャロを襲う…。
「アッ…凄……アッ――――――――――!!」
「キャロ――――――――――――!!」
ブリブリブリブリブリ
やってしまった…。キャロはエリオの目の前でド派手な脱糞をかましてしまったのである。
彼女の小さな身体の何処にそんな物が詰まっていたのか!? と叫びたくなる程の
大量の便が地面へぶちまけられ、エリオは愕然とするしか無かった。
「キャ……キャロ…………。」
「フフフ……これでお相子だね………。」
開いた口が塞がらないエリオとは対照的にキャロは笑いながら何処からか出した
トイレットペーパーで尻を拭いていた。これこそキャロのエリオに対する最後の切り札だった。
キャロがエリオの脱糞を見てしまったからエリオはショックで塞ぎ込んでしまったのだから…
その心の傷を癒すには今度は逆にエリオに自分の脱糞を見せるしかないじゃないか! …と…
ぶっちゃけキャロにとっても凄まじく恥かしい。だが…このままエリオがホモに堕ちてしまうのは
それ以上に嫌。エリオを助ける為ならば…女なんて喜んで捨てる事が出来る覚悟が彼女にはあったのである。
「馬鹿だな…キャロは……本当に馬鹿だよ………僕なんかの為に……こんな事までして……
君はミッドチルダ……いや……全次元世界一の大馬鹿女だよ!!」
エリオが発したその言葉…一見するとキャロを馬鹿にしている様にも聞こえるが…
エリオの目には涙が浮かんでいた。
「ほら……見てよ……もう男相手にしか勃たないって思ってた僕のチンポが………
君が余りにも馬鹿過ぎて………勃って来ちゃったじゃないか!!」
「エリオ君…………。」
キャロの想いはエリオに通じていた。キャロの頑張りによってエリオは脱ホモを成し遂げたのである。
それから、キャロとエリオは人気の無い森のど真ん中で全裸となる事で自然と一体になり、抱き合っていた。
「エリオ君…。」
「キャロ………。」
二人の唇がゆっくりと触れ合い、ついにはエリオの元通り女性に対する性欲で怒張する事が
出来る様になったモノが…キャロの尻へ当てられた。
「え!? ダメェ! そっちは出したばっかりで汚いよ!」
「汚くなんかない! キャロのお尻…綺麗だよ!」
「アッ――――――――――!!」
脱ホモを成し遂げてもホモ養成所でイベに尻を掘られた名残は残っていたのか、
エリオは怒張したモノをキャロのソレでは無く尻の方にねじ込んでいた。
そして……森の中でキャロの甲高い声が響き渡った。
「う〜トイレトイレ!」
今トイレを求めて全力疾走しているこの僕は、無限書庫の司書長をしているごくごく普通の男の子。
強いて違う所を上げるとするならば、遺跡発掘に興味があるって事かな〜。
名前はユーノ=スクライア。
そんなワケで僕は近くの公園のトイレにやって来たのだ。
ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた。
ウホッ! いい男…
ハッ! そう思っていると、突然その男は僕の見ている前でツナギのホックを
はずし始めたのだ………
「やらないか?」
おわり
エリオとキャロ(とクロノ)好きな方………
も う し わ け あ り ま せ ん で し た orz
ちょwwwwwGJ!www
>332
ちょっ、
>>332 すまん、めっちゃ吹いたw
あと、キャロがある意味漢らしいぜ。
336 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:45:06 ID:NdO8Fzya
・・・・・・・・・・・・・・・・
ウホッ!良いエリオ!
あーあ俺にも文才があったらな……なの×ユーやらエリ×キャロやらリィン×アギトやらスバ×ノーやらネタはいっぱいあるのに……
>>337 アルハザードへも一歩から
ミッドは一日にして成らず
>>337 /´=:ミ´二.ヾ\
/ '/ '´rー=、ヽ.ヽ 、ヽ
i / 〃,イ| | |_L| l l 当スレは誰でもウェルカム
|.l.l ル'__リヽ ヘl_Nヽ!.l | ヲタも変体も素人も
| |.バ ̄o` ´o ̄,"|l | どうぞお気になさらず
. レ1  ̄ 〈|:  ̄ !`| ご自由にお楽しみください
ド」 、ー-----‐ァ ,lイ!
_,,... -‐| l ト、`¨二¨´ ,.イ.l lー- ...._
,ィ''"´:::::::::::::::| l.l ::::ヽ、__, .::´ :l.l |:::::::::::::::::`¨lヽ r'つ
. /:::|:::::::::::::::::::::::W \ ::::::::::: /lル:::::::::::::::::::::::|:::ヽ / 丶-‐''つ
/:::::: |::::::::::::::::::::::::l. \ / .l::::::::::::::::::::::::|::::::ヽ ,.< )ヽヾニニ⊃
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/:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l/\_/\.!::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::ヽ /::::::::::::\.ゝ-─'ー-- '
:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l ハ /:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::\ /::::::::::::::::::::/
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ヽ::::::::::::::;イ:::::::::::::::::::::::::::V V::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::::::::::/::::::::::::::::::::::/
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>>331 つまりまたホモ養成所は(今度は『管理局の白い悪魔』の砲撃によって)壊滅するのですね?
・・・・・・あ、逆Ver見てみたい。つまり百r(消滅
>>340 つまり、なんだ
百合養成所に管理局からの査察が入った後
提督の直轄となってクロノ遣りたい放だ…
ん?雷k
>>332氏
笑えん筈なのに笑ってしまった・・・完敗だコノヤロウ。GJ!
日付が変わった辺りで一本行かせていただきたく思います
>>332 ここまでやられたらむしろ清々しいw
gj
344 :
26-111:2007/11/21(水) 00:25:34 ID:0CZ6/DRF
お待たせしました。投下を始めさせていただきます
前回投下した、「機械の心・機人の心」の後日談に当たります
・メインはスカリエッティ、ウーノ。他、ナンバーズ姉妹達
・エロ有り・・・しかし、薄いです
・使用レス数22レス。また長いです。スンマセン
今回は、前みたいに停電なんぞしませんよーに。あと、もし投下が途切れたら支援お願いします
では、投下
あの頃の自分は、今みたいにひねくれてなかったな。自分でもそう思えるほどに、変わってしまったとクアットロは思う
彼女のISは直接戦闘向きではない。それ故に、クアットロは教育役だった次女:ドゥーエから「心理戦」と言う物について、良く学んだものだった
工作員として作られたドゥーエは昔から掴み所の無い女性で、時に長女であるウーノさえやり込められていたのである。そんな彼女の教える話術・処世術は面白かった
思えば、ドゥーエ以外の姉妹とは、クアットロは余り接点が無い・・・ウーノはスカリエッティの補佐に忙しかったし、トーレの訓練を受けたことはない
妹達の中ではディエチとのコンビがそこそこ長いが、親しさ、という点ではドゥーエには及ばない
だから、親しかった姉が、自分達家族の元を離れて敵地に潜入すると聞いた時は、思わず涙ぐんでしまうほど不安だった
旅立つ前に、姉が言っていた言葉は、今でもはっきりと覚えている。あの頃の自分は・・・もっと、素直だったな
「私のIS:ライアーズ・マスクはとても便利なんだけど・・・一つ、困ることがあるのよね」
「困ること・・・?」
「そう。自分の顔をどんな風にでも変えられるから・・・自分の顔が分からなくなりそうなのよ。長期任務中はずっと他人の顔でないといけないし」
「・・・だったら、私が、ドゥーエ姉様の顔を憶えておきます」
「あら、それは助かるわね。でもクアットロ。今の私の“素顔”も実は作った顔で、本当の顔を見せたことが無い・・・って言ったらどうする?」
「そ、そうなんですか・・・?」
「ぷっ、冗談よ。今の顔が私の素顔・・・良く憶えておいてね。私が自分の顔を忘れても、私が私でいられるように」
「はい」
「・・・良い、クアットロ。私達の能力は“騙す”ことに本質があるわ」
「はい、姉様のライアーズ・マスクは容姿を操って他者を騙す。私のシルバー・カーテンは幻影の作成・操作に長けています」
「・・・一つだけ、約束しなさい。“決して自分を騙さない”と」
「自分を・・・?」
「そうよ。偽りの仮面を被り続けていると、いつかその仮面を取ることができなくなる・・・偽りの顔が、自分の顔になってしまう」
「・・・」
「クアットロが私の素顔を憶えてくれている様に、私もクアットロの素顔を憶えておくわ。私達の力で騙せない相手は居ない・・・だからこそ、私達はお互いに素顔でいましょう」
「はい。ドゥーエ姉様。姉様の前では、素顔で居ます。でも、ドクター達の前では・・・?」
「女には色んな顔があって良いのよ。今度の潜入任務が終わったら・・・お化粧の仕方でも教えてあげるわね」
「・・・ったく、いつの夢よ・・・」
堅くて狭い寝台の上、毛布にくるまった格好で目を醒ましたクアットロの呟きは、房の片隅の闇に溶けて消えた
さて、こんな時は何て言えばいいのだろうか?
まずは謝るべきだろうか。普通に、何事もなかったかのように挨拶をするのが良いか・・・いやいや、ここはやはりきちっとケジメの付く言葉を言うべきだ
しかし、ケジメの付く言葉っていうのは・・・どんな言葉なのだろうか。そもそも俺はこのタイミングで入室しても良いのだろうか
ドアを目前にして、俺は動けずにいた
○スカリエッティに大変な依頼が持ち込まれたようです
時間を半月ほど遡ろう
ナンバーズが、管理局局員としての初出撃から数日経った頃・・・とある次元世界のとある獄舎に、二人の女性の姿があった
一人は、時空管理局執務官:フェイト・テスタロッサ・ハラオウン
もう一人は、陸士108部隊陸曹:ギンガ・ナカジマ
二人は厳正な手続きを経て、この監獄へとやって来ていた
薄暗くて、嫌になるほど静かな空間に、律動的に靴音が響く
何となく喋るのが躊躇われて、二人は無言のままにツカツカと歩き・・・やがて、足を止めた。目的地はここだ
ドアのプレートに目をやる・・・そこには、『ジェイル・スカリエッティ:収監期限・無期』と書かれていた
看守がドアの錠を開け、分厚いドアがゆっくりと開かれた
このドアの向こうには、ミッドチルダと管理局を震撼させた重大犯罪者がいる・・・ゆっくりと開け放たれる闇の向こうにいるのは、世界を滅ぼそうとした化け物だ
そんな風に思えて、ギンガは固唾を飲み下した。フェイトも、緊張した面持ちだ。そして、ドアをくぐって狭い独房に入る
「・・・む、食事の時間にはまだ早いのでは・・・??」
入ってすぐさま含み笑いに出迎えられるのではないか。そんな予想をしていたギンガは、あまりに俗っぽい反応に思わずコケそうになった
白い上下の囚人服を着たスカリエッティは、実にだらしない格好でベッドに横たわり、あまりきれいではない毛布にミノムシの如くくるまっている
その姿はどこからどう見ても、「違法研究者でなければ、間違いなく歴史に残る天才」には見えない・・・どこにでもいそうな、だらしない青年の姿であった
「・・・おや、フェイトお嬢様に、ゼロファーストの、ギンガ・ナカジマ嬢・・・失礼、淑女の前で見苦しい姿をお見せした」
「あ・・・い、いえ。こちらこそ、その、急な来訪で・・・」
ベッドに腰掛けて、生欠伸を噛み殺しながらの台詞に、ギンガは思わず頭を下げてしまった
フェイトは、そんなスカリエッティの姿を見ても毅然とした居住まいを崩さない・・・傍目にはその様に見えるが、本当は違う
1年前の事件の際、アジトに突入し、彼を捕縛したフェイトとしては、スカリエッティの今の姿と、1年前の姿の落差に、言うべき言葉を忘れるほどの衝撃を受けているのである
例えるなら、今の彼女の内心は、台詞を忘れた舞台女優のそれに等しい。毅然とした顔付きも、実は単に固まっているだけである
「まぁ、ここはアポイントメントを取るにも難儀な場所だ・・・二人とも座ったらどうかね。看守殿が椅子を持ってきてくれている」
囚人にそう促されて、二人はようやく腰を落ち着けた
フェイトは、まじまじとスカリエッティの顔を観察する・・・やや長めだった紫紺の髪は鬣のようにボサボサと伸びている、元々痩せ形だったが、獄中生活に頬が少し痩けていた
だが、金色の瞳を濁らせていたかつての狂気は片鱗も見られず・・・澄んだ瞳と言っても良いものになっている
「どうかしたかね、フェイトお嬢様。私が本物のジェイル・スカリエッティなのだろうかと疑っている最中。かな・・・?」
胸中を言い当てられて、フェイトは思わず言葉を詰まらせた。瞳を細めてにやりと笑うその笑みは、間違いなく、彼が本物のジェイル・スカリエッティであることの証明である
フェイトは、戦々恐々としながらも、彼が本物であったことに少しだけ安心し、居住まいを正して口を開いた
「・・・あなたに依頼したいことがあります」
「断る」
フェイトの言葉を言下にはね除けると、スカリエッティは有無を言わさずベッドに横になった。話を聞くつもりなど無い。そう言わんばかりの態度である
「娘達に更正プログラムを受けさせてくれていることは感謝している。だが、私はもう管理局の命令など聞くつもりは無いよ・・・帰りたまえ、フェイトお嬢様」
「待ってください。せめて、話だけでも聞いて貰えませんか?」
身を乗り出してそう訴えるギンガを横目で見て、スカリエッティは寝そべったまま告げた
「勝手に喋ると良い。聞くだけは聞こう」
「は、はい!」
ギンガは咳払いを一つする間に話す順序を纏める。本題だけを言うよりも、色々喋る方が彼は興味を持ってくれるかも知れない
時間の無駄は気にする必要はない。どうせ、今の彼は無駄に時間を使うしか無い身なのだから
「私は今、更正プログラムの監督官を務めています。あの子達は、色々個性的ですけど・・・みんな素直で良い子にしていますよ」
「・・・そうか」
担任教師:ギンガの言葉に、スカリエッティは少しだけ笑顔を見せた
「ノーヴェやウェンディ辺りは、元気が良すぎて困っているくらいではないかね?」
「あはは・・・ノーヴェは、良い稽古相手ですよ。組み手をするのが楽しいくらいで。授業中も熱心ですしね。セインとウェンディはサボり魔ですが」
「あの二人こそ貴重な存在だろう。ムードメーカーはいつでもその場の全員の感情に深く関わってくる」
「お陰で大変ですが・・・みんな笑っていられます。感謝したいくらいで」
『・・・ギンガ・・・?』
『大丈夫です、ここは、少し任せてください』
怪訝そうなフェイトに念話でそう応える。独房にはまるで和やかな父兄面談の様な空気が流れ始めていた
「ディエチはどうしている?あの子はクアットロと良く一緒にいたから・・・一人だけ孤立しているんじゃないか?」
「最初は、少しだけ・・・でも、あの子はチンクとセインに次ぐ稼動歴があるから、隠れた副官ポジションなんですよ」
「・・・そうか。オットーとディードは?」
「あの二人も、みんなと打ち解けていますよ。今は誰とでも分け隔て無く節しています。二人一緒が一番なのは変わりませんけど」
「オットーとディードなら、そうだろうな」
「チンクには・・・情けない話ですが、いつも助けられています。私よりもずっとしっかりしてて・・・」
「私としては、あの子は少々背伸びが過ぎるようで心配だったが・・・」
「・・・文字通りの意味でですか?」
「両方、さ。まぁ、全員が元気に過ごしているというのなら、私としては何の文句も無いよ」
起き上がり、再びベッドに腰掛けると、スカリエッティは小さく頭を下げた
「私の娘達を導いてくれて、感謝している」
重犯罪者からの意外な謝意に、ギンガは慌てて顔の前で手をひらひら振った
感謝されて悪い気はしないが、この男にこんな風にされてしまうと、何だか怖いのである・・・とは言え、相手が居住まいを正してくれたのはチャンスだ
ギンガは、本題を切り出した
「・・・実は、3日前、あの子達は管理局局員として、初めての治安維持任務に出動しました」
「ほぅ?戦果はどうだった?」
「全員無傷で捕縛対象を完璧に捕らえてみせました・・・ただ、一つだけ、問題が有ったんです。そこで、あなたに頼みたいことがありまして・・・」
・・・・・
「成る程、事情はわかった。そういう事情なら協力することにやぶさかでは無いよ・・・しかし・・・」
「不可能なのですか?」
渋い返答のスカリエッティに、ギンガは思わずそう呟いてしまった
だが、スカリエッティはというと、心外、とでも言わんばかりに唇を歪めて、はっきりと断言した
「不可能な筈が無いだろう。ただ、現状では不可能だ。私のラボが使えるのなら2日で終わるよ。
しかし、私をここから連れ出して古巣に連れて行くというのは、かなり厳しいのではないかね?執務官権限にも限度があるだろう?」
「それについては・・・」
「ご心配なく」
ギンガの言葉を引き継いで、フェイトはそう断言した。本当は、越権行為も良いところなのだが、既に手を回してあるのだ
「あなたのラボは現在管理局の管理下にありますが、特に稼動はしていません・・・正直に言えば、どうすれば動くのか、さえ不明なのが現状です」
「それは賢明だ。好奇心旺盛な愚者は成功か失敗のどちらかしかもたらさない。君達の平凡な対応を私は心から評価しよう」
「・・・馬鹿にしていませんか?」
「とんでもない・・・さて、できれば私からも幾つか条件を提示したいのだが?」
スカリエッティの言葉に、二人はごくりと息を呑んだ。どんな無理難題を突き付けられるのだろうか?
「一つは、助手としてウーノの同伴を認めること」
それには、フェイトは即座に頷いた
「二つめ、事が終わった後で、娘達と面会の機会を設けてもらいたい。できれば、全員一度に顔を合わせたい」
それにも、フェイトは少し考えた後に頷いて見せた。現状で脱獄を企てることなど不可能だろう
「・・・脱獄の相談なら、無駄ですよ・・・?」
「今更そんなことを企てはしないよ。ただ、あの娘達にも更正プログラムを受講して貰いたいと思ってね。
私が釈放されることは、恐らく永遠に無いだろう・・・そんな私の境遇に意固地に付き合うことはない。そう、説得したいだけだ」
そして、もう一つ。とスカリエッティは最後の条件を提示した
それは、なかなか難しい条件で、フェイトも即答はできなかったが・・・その条件を呑む引き替えに、幾つか注文を追加した
スカリエッティもまた、フェイト達が提示した条件を呑み、両者の交渉は成立。彼とウーノの身柄は、一時フェイトが預かることになり、彼らは一年と数ヶ月ぶりに家に帰ってきた
許された時間は72時間。その間にしなくてはならないことは、それなりに多い
囚人服の上に羽織る事になったのが少々気に入らないが、久しぶりにぱりっとした白衣を着込んで、スカリエッティはそれだけでご満悦であった
「うん、やはり“我が家”と言うのは良いものだ。できるなら全員で帰ってきたかったものだが・・・」
「それは仕方がありません・・・ドクター、私はラボ全体の点検を行います、しばらく時間をいただけますか?」
「あぁ、任せるよ」
フローレス・セクレタリーを発動させて、ラボの中枢にアクセスし、全機能の動作状況を浚う・・・所々、崩落の危険がある箇所がある
しかし、現状の彼らが立ち入る必要がある場所ではない・・・動力系統にも異常は無い。1年前にクアットロがこのラボを吹き飛ばそうとして、フェイトはそれを間一髪で阻止した
クアットロのあの時の判断を責めるつもりは無いが・・・こうして再び戻って来れたことは素直に嬉しい。未遂に終わって僥倖と言えた
ウーノは全機能が正常であることを確認すると、ジェネレーターに火を入れて、ラボ全体の機能を蘇生させた
「お待たせしました。ラボの機能は全て正常です」
「わかった、ありがとうウーノ・・・やはり君が居てくれなくては駄目だな」
「・・・恐縮です。ドクター」
“長女”を頼もしげに褒めるスカリエッティに、ウーノはポーカーフェイスのまま、少しだけ頬を染めて俯いた
以前は、いつでもかっちりとしたスーツを着込み、スカリエッティとお揃いのタイを締めていたウーノも、今はスカリエッティと同じく囚人服の上に白衣という出で立ちである
密かに、タイや衣服がスカリエッティとお揃いなのが嬉しかったのは彼女だけの秘密だ・・・秘密だぞ
「さて、ギンガ嬢。“例の物”はどうなっている?」
「・・・既に、運び込んでありますよ」
監視官、という事でラボには大勢の局員が張り込んでいる・・・ギンガは、スカリエッティの動向を常に把握しておく役割になっていた
彼女は困惑顔でそう伝え、それにスカリエッティは満足げに頷いた
「うんうん、順調じゃないか」
「しかし・・・正直に言って意外でした」
「何がかね?」
ギンガの漏らした呟きに、スカリエッティは首を傾げて見せた
ギンガは、この男の狂気がまた何かの拍子に噴き上がるのではないか・・・そんな恐れを抱きながらも、はっきりと口にする
「何故、こうまで素直に協力する気になったんですか?」
「こちらが提示した条件を呑んでくれただろう?その為ならば何でもするさ」
「いえ・・・そうじゃない。あなたは、交換条件について話す前から決めていた。私が最初に頼んだ依頼に関しては・・・何故です?」
ギンガは、そう確信していた
彼女が最初に申し込んだ依頼・・・とあるガジェットの修復依頼に関しては、彼は聞いたときから協力することを決めていたのだ、と
そうでなければ、この男が二つ返事で協力を申し出るものか
訝しむギンガに、スカリエッティは小さく笑う。狂気に満ちた哄笑ではなく、静かに、優しい笑顔を浮かべて見せた
「娘のお気に入りのおもちゃが壊れたなら・・・それを直すのは父親の務めだろう?それだけだよ」
意外、と言えば意外な言葉と共に、スカリエッティとウーノは作業を開始した
息の合った二人の背中を見詰めながら、ギンガはこっそりと溜息を吐く
「稀代の天才」「生命倫理を犯したマッドサイエンティスト」「広域指名手配次元犯罪者」
そんな、物騒な肩書きがズラズラと並ぶのが、この男・・・ジェイル・スカリエッティだ
だが、こうして対面して、アレコレと話してみれば、そんな影は微塵も見えない。明晰な頭脳を除けば、どこにでも居そうな、娘に甘くて少々だらしない青年である
フェイトが最初、彼が本物であるのかどうかを疑っていたようだが、その気持ちも理解できる・・・彼の狂気に触れたことはないギンガだが、改めてそう思った
作業は夜半まで続き、自動工作に夜中の作業を任せて二人は休むことにしたらしい
本当は、機人であるウーノは毎日睡眠を摂る必要は無いし、己の肉体を改造しているスカリエッティに関してもそれは同じなはずなのだが、
監獄ではほぼ毎日寝てばかりいた身である。ウーノでさえ、少し眠たそうにしている
「さて・・・今日の作業は終了だが・・・ギンガ嬢は、どこまで私達の見張りに付くのかね?」
「え?」
「まさか、寝室にまで入ってくるのか?と聞いているんだよ」
流石に、スカリエッティとウーノは嫌そうな顔でそう尋ねた・・・しかし、本来の自分達の立場を考えれば、監視の目がずっと付くのは当然なのだ
犯罪者と看守という立場ではあるが、多少は気心の知れた相手なら、まぁマシ、と思う他ないが・・・
だが、ギンガはあっさりと首を横に振った
「いえ、私も休ませて貰います。代わりに局員をドアの前にも張り込ませますが、苦情は受け付けませんよ」
ギンガとしては、このタイミングで彼が独走することは無いだろうと踏んでいた
こちらには、彼の娘達の身柄を預かっている・・・それに、彼が提示した条件を破棄するとは考えにくかったからだ
そんなこんなで、寝室のドアの両脇には長杖型デバイスを構えた二人の局員が配されはしたものの、スカリエッティとウーノはようやく肩の力を抜くことができた
世間一般のマッドサイエンティストの寝室というのがどんなものなのかは想像も付かないけれど、彼の場合は意外にもシンプルな佇まいであった
それなりの広さの部屋に、寝台がぽつん、椅子と机がぽつんと置かれているだけの部屋である
まぁ、寝るだけの部屋である上に彼はこの部屋でまともに就寝したことは数えるほどしかない・・・となれば、散らかる要素も無い
流石に疲れた。久しぶりの作業に少なからぬ疲労を憶えていたが、今はそれも何だか心地良い。丸1年も飼い殺しにされていた身としてはなかなか充実した一日だった
白衣を脱いで机の上に置くと、スカリエッティはベッドに腰掛けてそのまま仰向けにひっくり返った
「流石に、少し疲れたかな・・・?ウーノはどうかな?」
「疲労している、という程のことはありませんが・・・こうして、またドクターの傍に居られることを嬉しく思っています」
「私もだよ」
ひっくり返った格好のスカリエッティの隣に腰掛けて、ウーノはにっこりと笑顔を見せ・・・彼もまた、優しく微笑んで見せた
1年振りに会う長女は、何だか別れた直前よりも感情が豊かになっているような気がする
「ウーノは、私に会えなくて寂しかったかい?」
返答は無かった
ただ、ウーノは寝そべっているスカリエッティの隣に、寄り添うように横になると、彼の身体にぎゅっとしがみついた
寂しくない筈が無かった
スカリエッティとしては、逮捕され、懲役刑が確定して投獄されたときはむしろ安心したくらいだった・・・夢の実現は適わなかったが、最高評議会は始末できた
管理局は、自分の存在を闇に葬るだろう・・・“無限の欲望”の連鎖も、ここで終わる・・・そう思えば、“終わった”事への安心感が強かったのだ
だが、ウーノは違う。最初期から彼の傍らに在った彼女は逮捕され、スカリエッティから切り離され、収監された
尋問を担当した緑色の髪をした査察官は“自供という形で事件の解決に協力した”という事で更正プログラムの受講を薦めたが、彼女は頑なに断った・・・そして現在に至る
薄い胸板の上で、涙を流しながら縋り付いてくる愛娘の髪を撫でてやりながら、スカリエッティは苦笑した
寂しい思いをさせただろうと予想はしていたが・・・いきなり泣き出すとまでは思っていなかったからだ
「寂しかったです・・・ドクターが、貴方が傍にいない。貴方の傍にいられない・・・辛くて、悲しくて・・・会いたかった・・・」
普段の冷貌を涙でくしゃくしゃにして、ウーノはただただスカリエッティの身体をぎゅっと抱き締めている
彼女にとって、ジェイル・スカリエッティという存在は父親にして生みの親、同時にウーノは彼の理解者でもあり、その点では母親役とも言える
誰よりも長く、ウーノはスカリエッティと共に歩いてきた。彼を助ける為だけに存在しようと努めてきた
その為に創り出されたからではない。彼女自身がそうしたかったから、彼女は今までずっとそうしてきたのだ
「ウーノ・・・」
名前を呼ばれるだけで、頬を押し付けた胸板から温もりを感じるだけで、背中に回された両腕の抱擁を受けるだけで、涙が溢れ出てくる
スカリエッティは子供あやすように、ゆっくりと頭を撫でてやりながら、泣きじゃくるウーノを何も言わずに抱き締めていた
「・・・落ち着いたかい?」
「・・・はい、その・・・申し訳ありませんでした・・・」
「謝ることはないよ。意外に可愛らしい涙顔を見せて貰った」
スカリエッティの膝の上で、横向きに抱えられた格好のウーノは頬を紅く染めながら俯いた
妹達がこの会話を聞いたら、この姿を見たら何と言うだろうか?取りあえず、長女の威厳は崩壊するだろう
下の妹達に知られたらどうなるか・・・しかし、そんな平和な想像は実現しない。妹達は多くが更正プログラムを受講中で、自分に会えることさえ無いだろうから
「ウーノ・・・君が私を大切に思ってくれている。それはとても嬉しい・・・だが、私は、君達には外の世界で生きていて欲しいと願っている」
その言葉がどれほど残酷に彼女の心を砕くか、全てを承知の上で、スカリエッティはそう告げた
顔色を無くして、腕の中で自分を見上げる彼女のまなじりに、また涙の粒が膨らみつつある
「チンク達は更正プログラムを受けて、今は管理局員として任務に当たっているらしい。できることなら、妹達の支えになって欲しいんだ」
「ですが、それではドクターは・・・!」
「私は良いんだよ。私の事よりも、妹達を大事にしてやってくれ。最高評議会の関与を訴えても、既に証拠は隠滅されているだろうし・・・
私が最後の“アンリミテッド・デザイア”になるのなら、それで良い。私の命運は、最早尽きたんだ」
「しかし・・・ッ!!」
涙を零して叫ぶ娘に、スカリエッティは少し寂しそうに笑い掛けた
「最後まで・・・父親らしい事をしてあげられなかったな。それが少し残念だよ」
また泣き出した娘の身体を、彼はぎゅっと抱き締めた
「ドクター・・・一つだけ、お願いがあります」
涙の湿りが残る声が腕の中から漏れ聞こえてきて、スカリエッティは抱擁を緩めて娘の顔を見下ろした
そこにあるのは相変わらずの涙顔だ。ウーノが作り出されて20年近くになるが、彼は機人が流す涙を見たのは今夜が初めてだ
「何だい?ウーノ」
「・・・今夜だけ、私を娘ではなく・・・妻にしてください・・・」
スカリエッティは一瞬瞠目し、耳を疑ったが・・・腕の中に居るウーノの顔は涙顔ながら真剣な顔である
らしくもなく狼狽しながら、彼はしどろもどろになりながらも彼女に問い質した
「ウーノ?君は・・・えっと、それは、つまり・・・?」
「はい・・・抱いてください。ドクター」
しっかりと、ウーノは頷いた
スカリエッティとしては、ウーノはナンバーズの長女で・・・要は愛娘の一人だ。そんな彼女を抱くなどとんでもない
だが、彼女は誰よりも長く自分と共に今日までの道程を歩いてくれたパートナーである。その点では娘と言うよりも伴侶か母親に近いのかもしれない
不意に、一つの或る可能性を思い至って、スカリエッティは眼光を鋭くした
「ウーノ。私が君達に仕込んだ“私の分身”は既に機能を停止している・・・もしも君が“私”の復活を望んでいるというのなら、私は君の気持ちには応えられないよ」
かつてはナンバーズ全員の胎内にあった受精卵は、既に失われたアルハザードの秘術の一つであるクローン技術で創られた産物だった
万が一、スカリエッティが命を落としたとしても、同じ記憶を持ったクローンが産まれてくるようにプログラムされていた・・・逮捕された後、薬物で受精卵は死滅したが
ウーノの目的が、性行為の果てに彼の遺伝子情報を胎内に収め、再び同じ受精卵を創ろうとしているのなら、それは止めなくてはならない
再び、“ジェイル・スカリエッティ”が世に産まれることなど、あってはならないことだ
だが、ウーノは涙を振り飛ばすほどの勢いで首を振り、全力で彼の言葉を否定した
「違います!!私は、私は・・・」
だが、否定の言葉に続く筈の言葉は、彼女の口の中で急速に失速した
ウーノは耳の裏まで真っ赤になった顔を俯かせてしまう。額をスカリエッティの胸板に押し当てて、彼の胸に、胸の奥の心に染みこませるように呟いた
「・・・貴方を、愛しています」
愛してる
恐らく、この世界では、いや、どの次元世界を覗いても、この言葉が最も不似合いな存在は自分だろう
スカリエッティは嗤う。ただ、嗤う
自分は“アンリミテッド・デザイア:無限の欲望”。数多の欲に塗れて世に生を受けた存在にして、世界を変える操り人形
過去に、“自分”がどれほどの罪を犯してきた?どれほどの世界を壊してきた?今更、他人からの寵愛を受けるなど、許される筈が無いのだ
「・・・愛しています・・・愛しているんです。ドクター・・・」
心に染み渡ってくるウーノの言葉は、本来自分に向けられて良い類の言葉ではない
何があろうと、それは全力で拒否しなければならない言葉だ。自分には耳にすることも口にすることも決して許されない言葉だ
なのに、どうして、私は今、泣いているんだろう・・・?
「ドクターが何者であっても、どれほどの罪を背負っていても、私は貴方の傍に居たいと願います。支えになると誓います。だから・・・」
歪な笑顔を浮かべたまま、壊れたように金色の瞳の端から涙を零すスカリエッティの頬を両手で挟んで、ウーノは慈母の様に優しく微笑みを見せる
「一人で在ろうとしないでください・・・貴方が全てを拒むとしても、私は絶対に、貴方の傍に居ます」
力強くそう宣言して、ウーノはゆっくりと顔を寄せ、ふわり、とスカリエッティと唇を重ね合わせた
あぁ、そうか・・・私は、誰かに愛されたかったんだ
唇から伝わる温もりが、抱き締めてくる身体から伝わる温かさが、ようやく凍り付いた彼の心を溶かしてくれた
誰かに愛されて生きたかった。誰かを愛して生きたかった。それが、数多の欲望によって生み出された彼の、彼自身の願う、ささやかな望みだった・・・
「んっ・・・うっ・・・はぁっ・・・苦しいですよ。ドクター」
「あ、あぁ、済まない。ウーノ・・・その、つい・・・」
気が付いたときには、ウーノの細い身体をきつく抱き締めて、彼女の唇を求めていた
お互いに目尻に涙を滲ませたままくすりと笑う。ウーノとしては、スカリエッティがこんな風に自分を求めてくれることが素直に嬉しい
彼女は囚人服のシャツを脱ぐと、胸を覆っていた支給品の野暮ったいブラジャーも取り、裸身を惜しげもなく晒け出した
美しい、とスカリエッティは素直にそう思う・・・美しく見えるように創ったから、ではなく、内面からの輝きが彼女を美しく見せていると、そう思えた
「・・・触るよ。良いかい?」
触れることに躊躇いを覚えてしまい、スカリエッティはそう尋ねた。だが、ウーノは笑って彼の手を取ると、そのまま自分の胸に導いた
柔らかく、暖かい乳房の感触は、彼女が機人である事を忘れそうになるほどだった。
しっとりと汗を帯びた肌を撫でさすり、快感に頬を染めて身を捩るウーノの身体中に唇を押し当てる
掌と唇で触れる度に、彼女の身体は痙攣するようにビクリと跳ね、艶っぽい唇からは押し殺しきれない嬌声が漏れ出ていた
「・・・あっ・・・ん、うっ・・・はぁっ・・・っ!ドクター・・・あなた・・・っ!」
飛び掛かるように抱き付き、唇に吸い付いてきたウーノに、スカリエッティはそのまま押し倒された
素肌の上にのし掛かる柔らかい圧迫感は胸が潰れている感触らしい。覆い被さるような格好のウーノはそのまま唇を求めてきて、彼は背中や脇腹を撫でながら口付けを返す
「ん、んーっ・・・んんっ!?」
熱い舌が唇を割り込んで侵入してくる・・・その感触に驚いて、ウーノは思わず顔を引こうとするが、スカリエッティは彼女の頭を押さえて離させなかった
目を瞠って、口内を蹂躙する彼の舌を押し出そうとするウーノだが、結果的に舌が絡み合うことになり、身体が跳ね上がるほどの快感が背筋を駆け上った
一頻り、彼女の唇を味わい尽くしたスカリエッティが唇を離すと、ぐったりと身体を弛緩させたウーノは荒い息を吐きながら目を潤ませていた
「あぁ、すまない。ウーノ・・・つい、夢中になってしまった」
「い、いえ・・・私も、気持ち良かったです・・・」
「・・・キスが、気に入ったのかい?」
何と返答したものか、そう考えるウーノだが、スカリエッティは応えが返ってくることを長く待ちはしなかった。再度、彼女の身体を抱き締めて唇を重ねる
「はぁ、はぁっ・・・んっ、んんっ!!」
「脱がせるよ。ウーノ」
「えっ?・・・は、はい・・・っ」
散々、唇を弄ばれてすっかり息が上がってしまったウーノの身体を仰向けに寝させて、スカリエッティは彼女の下穿きに手を掛けた
飾り気のないズボンを脱がせると、その下にはブラジャー同様に色気もへったくれもない四角いショーツが見える
そんなショーツの股間・・・クロッチの辺りは水気を吸って変色しており、つつく様に触れてみると粘液が滲み出てくるような染みが広がった
ショーツがずり下ろされる。その瞬間、僅かだが抗うように身を捩ったのは、あまりにもはしたなく愛液を溢れさせた己の秘部を見られることが恥ずかしかったからだ
「・・・あ、あまり、見ないでください」
髪の色と同じ、薄い青紫の柔らかい陰毛を戴く秘裂は粘液を帯びて濡れ光り、噎せ返るほどの“女”の匂いを発している
スカリエッティはそれを確かめると、彼女と同じく全裸になって、堅く隆起した性器を見せた
「ウーノ・・・その・・・私は、知識としては知っているのだが・・・実経験が無い。つまり・・・」
急に、困った顔で何やら言い訳じみた言葉を告げるスカリエッティに、ウーノは思わず目を丸くした
「つまり・・・あまり、うまくできるかどうかは自信が無い・・・辛いだろうし痛いとは思うが・・・できるだけ、努力する」
「はい。私は大丈夫です・・・貴方がそんなにも気遣ってくれるんですから」
らしくもない事に、頬を紅潮させているのは照れの為だろうか?そんなスカリエッティに、ウーノは安心させる様ににっこりと微笑みかけると、そっと目を伏せた
気丈に振る舞うウーノだが、緊張の為か身体が微かに震えている。スカリエッティもまた、彼女を安心させるように一度身体を抱き締めた
「・・・行くよ。ウーノ」
「はい。来てください・・・っ!」
くちゅり、という音が耳に届いた。熱い粘膜を掻き分ける様に、スカリエッティの性器が侵入してくる
彼女の膣の機能は勿論人間の女性の物と変わらない。性行為自体は初めてのウーノだが、待ち焦がれていた挿入に膣中は貪欲に蠢いた
「ふあぁっ!んっ、くぅっ・・・は、ぁんっ!!あっ、あぁっ!!」
膣の最奥、子宮口まで突き込まれて、ウーノは悲鳴の様な嬌声を上げながらスカリエッティの背中にしがみついた
痛みはさほどでもない。直接的な痛みよりも、むしろ快感の方が痛いくらいに強い
しばらく動きを止めていたいところだったが、腰が勝手に動いてしまう
「ふぅ、んっ・・・あっ!?あ、ひぅっ、やぁっ・・・!!」
「ウーノ・・・」
「・・・だ、大丈夫です・・・少し、苦しいです、けど・・・ん、んっ!!」
気遣わしげな顔のスカリエッティにはそう言うが、身体は苦しくても快楽を求めて勝手に動く。くねくねと腰をくねらせて、その度にウーノは身体が震えるほどの快楽を感じていた
はしたない懇願とは思いつつも、ウーノは彼に言った
「・・・くぅ・・・ドクター・・・私は、変です・・・っ、苦しいはずなのに、胸が切なくて・・・身体が疼くようで・・・もっと・・・してください・・・んあぁっ!!」
彼女の言葉を最後まで聞かず、スカリエッティは激しく腰を振り動かした
尻を腰で打ち据えるような激しい交合に、ウーノは髪を振り乱して嬌声を上げた。突き込まれ、抜き出され、熱く潤った秘部が掻き混ぜられるほどに身体が熱く昂ぶってゆく
快楽の頂点は、間近に迫っていた
「あっ、あぁっ、ふあ、ぁん!私、壊れ・・・っ!!やぁっ、ドクター・・・あああぁぁぁっ!!」
「ウーノ・・・ウーノ・・・っ!!」
「く、あっ、だめっ、あっ、あぁぁぁぁっ!!!!!」
一際大きな嬌声と共にウーノの身体は反り返り、膣は絞るように収縮した・・・それに合わせて、スカリエッティの性器からも、熱い精液が溢れ出し、彼女の膣中を白く汚す
身体に溢れる熱さを感じながら、ウーノの身体はくったりと弛緩し、彼女の意識は闇に溶けてゆく・・・
失神したように眠り込んだウーノの髪を撫でながら、スカリエッティは呟いた
「・・・愛しているよ。ウーノ」
ようやく言うことができた、言うことが許されたその言葉を、彼は何度も呟いている
髪を撫でながらそう言うと、ウーノの寝顔が安らかになるから・・・何度も、何度も、いつまでも・・・彼はそうしていた
それから2日間、スカリエッティのラボは1年ぶりの作業を終えて、再び沈黙した
今度の眠りがどれほどになるのかどうかは不明だが、できることなら早く戻ってやりたい・・・叶わないであろう願いを胸に抱いて、彼らはラボを去った
その後の話をすれば、スカリエッティは約束通り収監されている娘達との面会が許され、更正プログラムに参加するように説得した
トーレやクアットロからすればあまりにも意外だっただろう、長女:ウーノが微塵の迷いもなく更正プログラムへの転向を表明し、トーレもそれに倣った
彼女としては、妹達が管理局員として戦っている。と聞いて、実戦隊長の血が騒いだのかも知れない。トーレが動けば、セッテも動く
空戦を得意とする姉妹が加われば、戦力は飛躍的に伸びるだろう。それに、最後発であったセッテには、もっと色々な物を見て、知って欲しい
スカリエッティはそんな風にも思っている
クアットロは最初こそ難色を示していたものの、更正プログラムへの参加を承諾した
「私は、あの子達の事なんて、ぜぇんぜん心配じゃないんですけどねー。まぁ、ここで腐ってるのも退屈ですし」
相変わらず、憎まれ口の減らない娘の姿にスカリエッティは苦笑を禁じ得ない。本音では無いのだろうが、聞いていて少々不安である
「うん、それでは4人とも・・・妹達と共に、新しい生き方を探してくるんだよ」
面会から10日後、諸々の手続きがようやく終わり、娘達は仮釈放という形で獄舎を後にする・・・“父親”の顔で笑顔を見せ、彼は娘達の出立を見送った
管理局員として任務に就いている妹達とうまくやっていけるかどうか・・・不安は少なからずあるが、そんな小さな悩みを抱えていても仕方がない
ウーノがついているのだから、きっと大丈夫だろう。彼女が別れ際に見せた晴れやかな笑顔を、彼は信頼している
『それでは、いってきます。ドクター』
そう言って、彼女は素晴らしい笑顔を向けてくれた
きっと、心配を掛けまいとしていたのだろうが、目尻に涙が光っていたのを見てしまっては彼女の気丈な振る舞いも見ていて痛々しかった
だが、今の自分では何の助けにもなってやれない
「気を付けて行ってくるんだよ。ウーノ・・・」
ようやく、父親らしい台詞を言えた・・・その事に、スカリエッティはひっそりと笑みを浮かべ、娘達の旅立ちを祝福した
それから数日後
「こっちはこっちで退屈ねー」
「クアットロ・・・掃除当番なんだからしっかりやってよ・・・」
「はいはーい」
困り顔のディエチにひらひら手を振りながら、囚人服姿のクアットロは実にだらけた格好で芝生の上に寝そべっていた
本当は二人で座学教室の掃除をしなくてはならないのだが・・・ディエチは諦めたように溜息を吐いて、クアットロの隣に腰掛けた
視線を巡らせれば、チンクがセッテにあれこれ世話を焼いており、トーレとノーヴェが格闘訓練に励んでいる
ウーノはオットーとディードの二人と何やら話し込んでいるようだ。セインとウェンディは相変わらず爆睡中。毎日繰り返されている、平和で退屈な獄中生活がそこにある
「・・・無事だとは聞いてたけど、良かった。クアットロが元気そうで」
普段は無表情な顔に、少しだけ笑みを浮かべるディエチの顔を、訝しむようにクアットロは見上げて、わざとらしく溜息を吐いた
「それはありがと。でも、私はディエチちゃん達の事なんか全然心配してなかったわよー。私一人でも後一歩のところまで行ってたんだし」
「うん、そうだろうね。でも、私は心配してた・・・それだけだよ」
そう言い残して、ディエチは立ち上がると掃除道具を手に持って歩き去っていった。一人で掃除をすることに決めたのだろうか
突き放そうとしたつもりだったが、彼女も成長したと言うことなのだろうか。調子を狂わされたクアットロは寝そべった格好のまま渋面を作った
「ったく・・・私は、心配なんかしていないって言ったでしょう・・・」
思わぬ切り返しに、クアットロはふて腐れた顔でごろりと寝返りを打った
前居た監獄の堅くて狭い寝台に比べれば、広い芝生の上というのはなかなか気持ち良いものだ
ディエチには少々申し訳ないが寝てしまおう。そう決めて、クアットロは目を閉じて・・・さく、さく、と芝生を踏む足音に渋面を作った
ギンガ監督官だろうか。掃除をサボっているのがバレると面倒だろうか。今まで寝てたフリでもして誤魔化そうか。色々考えながらも、クアットロは狸寝入りを決め込む
足音が、傍らで立ち止まった
怒られるかな・・・?そんな事を頭の片隅で考えながらも寝たふり続行中・・・やがて、聞こえてきたのは聞き覚えのある女性の声だった
「酷いわね、クアットロ。姉妹のことを全然心配していなかったなんて・・・私のことも、心配じゃなかったの?」
びくり、とクアットロの肩が震えた
どうしようもなく聞き覚えのあるその声に、クアットロは震えながら首を巡らせた
視線の先では、傍らに立っている囚人服の女性が、にっこりと、少しだけ意地悪な笑顔で笑っていた
チンクより下の妹達は首を傾げるばかりだが、クアットロにはトーレとチンクが息を呑んだのがはっきりと分かった
彼女自身は、呼吸も瞬きも忘れたような顔で、その女性を見詰めている
「どうしたの?伊達眼鏡なんか掛けて・・・約束したでしょ?私の前では素顔で居るって」
そう、自分は約束した。このひとと
彼女はクアットロの顔から伊達眼鏡を外し・・・彼女の素顔に、その女性は満足げに頷いて見せ、顔を覗き込むように身を乗り出して、にっこりと笑った
「ただいま、クアットロ。私は、貴女の知る素顔でいられているかしら?」
視線の先に居たのは、二度と会えないはずの姉だった
十数年前に旅立ち、自分の身よりも彼女の無事を願い、その身を案じていた・・・そして先の事件の渦中で殺害された筈なのに
「・・・ドゥーエ、姉様・・・」
クアットロは、呆然とその名を呟いた
「全く、酷いわよクアットロ。姉妹達の事を全然心配していなかったなんて・・・約束したでしょう?自分を騙してはいけないって。私にだけは素直に言いなさい」
わざとらしく怒った顔で、ドゥーエはそうまくし立てた
誰よりも慕っていた姉の、突然の登場に思考が止まりかけていたクアットロだが、気を取り直して眼鏡を押し上げ、表情を作り替えようとして
指先が眉間を撫でた
彼女の“偽りの仮面”は既にドゥーエの手によって剥ぎ取られている
そう、ドゥーエが居なくなって、悲嘆に暮れた顔を隠す為に、自分は伊達眼鏡を掛けるようになったのだ。自分の不安を見せないように、周囲を騙していた
そして、いつしか自分さえも騙すようになっていた・・・ようやく、クアットロはその事に気付けた
もう、偽る必要は無い。偽ることなど思い付かない
錆び付いていた筈の涙腺から透明の錆が流れ出す。瞳の端から、大粒の涙が零れ落ちた
大好きな姉の笑顔が歪んでしまうのが少し悔しい
クアットロは、ぽろぽろと涙を零しながら、子供のように唇を歪めさせながら小さく呟いた
「・・・心配、でした・・・ずっと、ずっと・・・会いたくて・・・心配していました・・・ドゥーエ姉様・・・」
「私もよ、クアットロ・・・これでようやく素顔に戻れるわ。あなたの、あなた達のお姉さんに」
「姉様・・・本当に・・・?」
「えぇ、あなたがそう言ってくれたでしょう?私の素顔を憶えていてくれるって。本当は少し自身無かったのよ。自分の顔をもう忘れかけてたから、あなたのお陰よ。クアットロ」
涙を零し続ける妹の身体をぎゅっと抱き締めながら、ドゥーエは子供をあやすように背中を撫でてやる。昔、そうしてやったように
「あなたが憶えていてくれなかったら・・・きっと、私は私に、“ドゥーエ”に戻れなかった。でも、クアットロがはっきり言ってくれたでしょう?
私の顔を見て、ドゥーエ姉様、って」
「ひくっ・・・ぐすっ、う、うあああぁぁぁぁっ!!」
再会の喜びに、クアットロは何度も姉の名を呟きながら、しがみつくように抱き付いて大声で泣いた
冷徹な策士の顔など、維持できる筈が無かった・・・自分の素顔は、こんなにも泣き虫だったのか?そんな疑念が胸中をよぎるが、それでも涙は止まらなかった
「大丈夫よ、クアットロ・・・私はもう、あなた達を置いて一人で出て行ったりしない・・・これからは、ずっと一緒に居られるから・・・」
ドゥーエとクアットロの姿を遠巻きに見守っている妹達は、揃いも揃って凍り付いていた
何せ、“あの”クアットロが泣き叫んでいるのだ。これが珍事と言わずして何と言おうか。強ばった雁首を並べている妹達に向き直り、チンクが言った
「セインから下の妹達は初めて見る顔になるか・・・彼女は私達の次女:ドゥーエ姉様だ。長い間、管理局への潜入任務に当たっていた」
そんな説明が真剣に耳に入ったのかどうか。ウェンディが震える腕で挙手
「あ、あの、チンク姉・・・」
「どうした?ウェンディ」
「あの・・・クア姉のあれは・・・マジ泣きッスか?」
今でも、クアットロはドゥーエに縋り付いて大声で泣いている。はぐれていた迷子が、やっと母親に会えた時の様に
「当たり前だろう。お前達はクアットロの事を少々誤解していないか?」
「いや、誤解・・・誤解なのかな・・・?」
「さ、クアットロ。涙を拭いて。私は初めて会う妹が大半なんだから、みんなを紹介して」
「は、はい・・・ぐすっ、ドゥーエ姉様・・・」
涙顔のクアットロを伴って、ドゥーエが歩いてくる
見知った顔であるウーノとトーレには気さくな挨拶で簡単に済ませる。妹達は実戦隊長であるトーレに、ウーノとは違った意味で頭が上がらない存在が居ることに戦慄を憶えていた
チンクの長い銀髪をくしゃくしゃっと撫で回し、相変わらずちっちゃいわねー。とさりげなく心にピアッシングネイル
セインより下の妹達一人一人の顔を覗き込むようにじっと見詰めながら、ドゥーエは笑顔で話している。彼女の横では、クアットロが妹一人一人を紹介していた
どうやら余計な脚色が入ったらしい。どういう意味よ(ッスか)それはーーーっ!!とセインとウェンディの絶叫が炸裂した
初対面だというのに、オットーとディードさえ、自然な笑みを浮かべていた。ノーヴェはチンクを慰めている。セッテは堅い対応だが、戸惑いが見られる辺り彼女も成長している
賑やかな談笑を眺めて、ふと思う
初めて、12人の姉妹全員が揃った事に気付いて、ウーノはそっと笑顔を浮かべた・・・ただ、一人。“父親”が欠けていることが少し悔しいが・・・
自分達の働き次第では、それもいつか叶うかも知れない。或いは、新顔が増える方が先だろうか・・・?
下腹部をそっと掌で撫でて、ウーノは柔らかい微笑を浮かべていた
「それじゃあ、挨拶代わりにドゥーエ姉さんの一発芸!!第一弾:ドクターにキスをせがむ時のウーノ姉さんの顔っ!!・・・ん〜っ・・・」
「ド、ドゥーエ!!一体何を!?ま、まさかあなた、どうやって見ていたの!!?」
「え?ホントにそんなことしたんだ・・・やるじゃない、姉さんも」
どうやら、墓穴を掘ってしまったらしい。妹達のにやにや笑いが集中する・・・ウーノは、“長女の威厳”にでっかいヒビが入った音を確かに聞いた・・・ような気がした
さて、そして俺の事を忘れては困る・・・困るんです
でも、本当に、すごく入りにくいんですが・・・ドゥーエさん、私が先に入って、入りやすいように口添えしてあげる。って言ってたのに・・・
どうしよう?いつまでもここに転がっては居られない。乱入するか?
しかし、この空気をぶち壊して良いのか?
いや、男は度胸だ。腹を括れば何でもできるっ!俺に括る腹は無いけれどっ!!
「あぁ、そうそう。そう言えばもう一人、今日からここで一緒に暮らす子が居るのよ」
「え?誰誰?」
「そうね、もうそこまで来てるんだけど・・・ちょっと入りにくくてもじもじしてるのかしら?」
「んだよ、根性の無い奴だな。こっちから行って引きずり出してやる」
どうする?黙って入ったのでは格好悪い。何かこう・・・こういう時に言える言葉って言うと・・・
よし、決めた!
俺は意を決して、ドアの開閉ボタンを押す・・・前に、一度練習しておくことにした
背筋を伸ばして直立不動。腹の奥に力を込めて、動力機関の奥底から絞り出すような声をイメージして目を「ぷしゅっ」ぴかぴかさせる
不肖、マスター型V型ガジェット、識別名称:サンタ!!恥ずかしながら、生きて帰って参りましたぁぁっ!!!!!
・・・あれ、さっき、ドアが開く音がしたような気が・・・?あ、の、ノーヴェ隊長!!!?あの、その、え、ええっとですね、あ、痛い痛い痛い!!や、やめ、アッー!!!
書類の塔と格闘しながら、フェイトは溜息を吐いた
ナンバーズ姉妹の新規更正プログラム受講手続きと、既に更正プログラムを受けていた妹達の治安維持業務委託手続き
研究用素材、という名目で保管されていたドゥーエの“遺体”を持ち出し、蘇生させた事の報告文書には、彼女が全面的に協力的である事をしっかりと書き込んでおく
話によれば、ギンガは研究開発部からドゥーエの遺体を搬出する時に少々口論になったらしい。恨まれたかな、と他人事の様に思う
スカリエッティが提示した3つの要求。その最後の一つが、次女:ドゥーエの復活であった
不安もあったが、彼が、ドゥーエは全面的に管理局に協力する、そう約束していた・・・その言葉に嘘が無かった事に、今更のようにホッとするフェイトである
そして最後、自立型V型ガジェットの修復許可申請とインテリジェントデバイス認定手続き。兵器であるガジェットと彼女らとの共存を許す最後の手段である
管理局としても、強力なAMFを自在に展開できるガジェット・・・サンタの存在を捨て置くのは惜しい。魔導師を相手に鎮圧する場合には、彼の戦力は絶大となる
メリットの多い取引だった筈なのだが、無理を通して道理を引っ込めさせただけに、煩雑な手続きは山の様にある
それでも・・・
「・・・家族は、一緒が一番だもんね」
そう呟いて、フェイトはペンを剣に書類との戦いを再開した
少しだけ、母と姉に思いを馳せてしまい・・・目元を袖でゴシゴシ拭ったのは、ここだけの秘密である
367 :
26-111:2007/11/21(水) 00:42:15 ID:0CZ6/DRF
以上です。長文失礼しました
なぁ兄弟。偏見だとは思うが聞いてくれ
クールビューティーって奴はヒィヒィ言わせてこそ・・・間違えた、わぁわぁ泣かせてこそのエロパロだと思うんだ
しかし、最近どうもエロ展開がマンネリで・・・すまん、正直、スマン。私の技術不足だ
お付き合い、ありがとうございました
そして、スレ汚し失礼しました
それでは
ドゥーエェェェェェェェェッェエエエエエ!!!!
サンタァァァァァァッァアアアアアア!!!!!
>>367 三々九度に渡るGJ!!!
>>367 …………畜生……涙腺が緩んできやがったぜ……
ああもう泣いてやるさ! 10?Pバケツ満たしてやるからな! 干涸びてやるからな! 超GJ!
ディエチが紹介されてない……どんな風に紹介するのか一番気になるのに
GJ!!!!
ウー姉カワユス
ドクターのパパっぷりが素晴らしいし、ドゥーエ姐もサンタも蘇生してゆーことなしだぜ。
やっぱこういうナンバーズもちゃんと家族として幸せな物を見ると和みます。
>クールビューティーって奴は
禿同
>>367 GJ!サンタ復活さらにGJ!!!
何気に、前回の続きなんですなwいい感じの大どんでん返しで良かったZE
そして、いい親父じゃないかドクター。キャラ的にはこういう方が違和感なく感じるのは私だけ?
なのはシリーズでドクター×長女が一番好きな組み合わせな自分歓喜w
つーか初々しいなおいw
>クールビューティーって奴は〜
良く分かってらっしゃる。
やっぱドクターはDTがデフォなのかw
しかし、サンタ…よく戻ってこれたな…
>>367 GJ!!
やっぱり家族は一緒じゃなくちゃね。
感動をありがとう。
>>367 GJ!
いい!とってもいい話でした!!
家族愛、泣かせるなぁ(。>0<。)ビェェン
ドゥーエが生きてたのとかうれしいですね
なんかとても納得できるし
>>367 泣いてなんかいねぇ!これは汗だ!目尻のトコから吹き出した汗なんだ!
GJ……ああ、くれてやるさ!GJの二個や三個!GJ!
ホント、いいホームドラマだな。
これからサンタはインテリジェンスデバイスとして、姉妹達から引っ張りだこになり、紆余曲折ノーヴェの物になるんだな。
もうちょっと続きを希望します!も一つGJ
ただ一言言わせて欲しい。
エロありと聞いて、ノーヴェ×サンタを想像したのは俺だけじゃないはず。
>367 GJ!冒頭でハンニバルが浮かんだのはひみt……ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ
しかし昨日から凄い流れやなぁ、カオスっつーかなんつーかみんな凄いよ……
では朝刊どす〜
[なのユーヴィヴィ→ヴァイスラグナ→シャッハセイン→淫獣(謎][宴会中][はやて(ry]
何か、なのユが幼馴染の絆を確かめ合っていますが、多分にネタですのでお気になさらずw
飛んできたのはぐーのパンチであったが。
「ばすたー!」
ぱこーんと顔に直撃を受けて、バランスを崩しかける。
「な、な、なのは、なに?」
「ふんだ!いいもん!ちょっとスバルにシューティングアーツ習ってくる!」
「ちょ、ちょっとまって、これ以上凶暴になってどうす」
「アクセル――」
短めのタイトのデニムであることをいいことに、彼の顎を蹴り上げた。
「しゅーっと!」
ギンガにアッパーでぶっ飛ばされるスバルよろしく、スローモーションで宙に舞うユーノ。
どふっ、とカーペットの上に落ちる。
ちなみに衝撃緩和と演出の為に、彼が自分で浮いただけであって本当になのはの蹴りの威力がそれほどにあったわけでもない。
よって寿司も無事である。
「ユーノ君!?わざとらしすぎるよ!?」
「あ、あはは………」
びっくりして唖然として完全に固まっているディードに、さりげなくギンガがフォローを入れた。
「あ、あんまり気にしなくていいからね?」
「は、はい……」
なのはの様子が心配になったのか、守るようにそっと側に座っていてくれたディエチの側から駆け出すと、ヴィヴィオがママの手を引っ張る。
「ママー、どうしたの?」
「ちょっと待っててね、ヴィヴィオ。これはね、私達の未来にとってとても大事なことなの」
「??」
「ね、ユーノ君?」
と、意味ありげに微笑まれてもどうしていいかわからず対処に困り果てた彼は、あろうことか動物形態になって誤魔化した。
「キュー?」
「……」
「わ、かわいいー」
素直にヴィヴィオに撫でられる黄色いフェレットであったが、母親の方に鷲づかみにされかけて、逃走を開始した。
「ちょっと!こらー!」
シグナムの目の前をなのはに追いかけられるユーノが通過していって、彼女は相変わらず専用の湯のみを持ったまま一言だけ感想を漏らす。
「平和だな」
足元の守護獣も然り。
「……うむ」
さてラグナはといえば、すっかり談笑モードに入ってしまったティアナ達に取り残されて、兄の隣で俯いてしまっていた。
「なんでだよお兄ちゃん……」
「ん?」
「お兄ちゃん、あれ以来私だけじゃなくて、女の子みんな避けるようになったじゃない……」
「……何の話だ」
憮然とした表情のまま、すっと茶を飲む兄。
「告白とかそういうお話、あるよね?それも全部断ってるんでしょ?」
「……好みじゃないだけだっつの」
「嘘!昔はそんなじゃなかったのに……いやだよ、私のせいでお兄ちゃんが不幸になるのは」
「おいおい……そんな心配しなくて大丈夫だって」
「ほんとに?」
「ほんとだっつの……そんなことよりてめえの心配しやがれ、ばか妹」
髪を手の平でぐしゃっ、とされて口だけは嫌がった。
「や、髪崩れるからだめ〜」
やっとちょっとだけ笑ってくれた兄に少しだけ、安心してもいいのかな、と思えた妹であった。
飲み物が結構厳しくなってきて、買い置きに食い込みそうとの報告を台所係シャマルから受けてはやても立ち上がり、
どないしよっか、と少し悩むと彼女がひとっ走り行ってきましょうか、と言った辺りでとってった、とそれを目ざとく聞きつけた
暇を持て余し気味のシスターがやってきてくれる。
「私が行って参りましょうか?」
「あ、シャッハ……ええの?」
「はい、お任せ下さい」
「じゃあ、お願いしよかな……一人で大丈夫?」
「そうですね……」
と、会場を見渡すと他愛も無いお喋りをしている元フォワード隊に紛れ込んでいる見覚えのある青い頭を見つけ、後ろから肩に手を乗せる。
「ほい?」
セインが振り向くと、どちらかというと拒否不可の意味合いの強いシスターの笑顔が待ち受けていた。
「セインさん、少し買い出しを手伝っていただけませんか?」
「え、え。なんで俺っちが?」
姉妹達にはフォローどころか、あっさりと見捨てられる。
「いってこい、セイン」
「うん、お手伝いは大事っすよ?」
「そーだそーだ」
「……お姉ちゃんは悲しいよ、しくしく」
渋々立ち上がると、さくっと腕を掴まれる。
「それでは、少しセインさんをお借りしますね」
「ああ、返さなくても平気だが」
「ち、チンク姉、ひどいよ!」
「それでは……加速装置!」
と、2人の姿が消えて多分玄関の方へ空間移動した様子を観察していたはやては、頭を痛めていた。
(あかん、シャッハまで毒されてる……うちがヒロインやからっていうんか?そんなあほな)
一週回って逃げる場所に困ったユーノはヴィヴィオの肩に飛び乗る。
「こら!」
なのはの手を避けて、ヴィヴィオの服に首元から潜り込んだ。
「きゃっ」
少しだけくすぐったそうにする隙に、あろうことか逃げる勢い余ってスカートの中からカーペットに降り立った某淫獣。
「……きゅー?」
聞こえるはずの無い、ゴゴゴゴゴと言う音をその部屋に居た全員は確かに聞いた。
ほいではまたノシ
>>382 GJ!
……ってダメだよユノ助……それはどう考えても死亡フラグだよ!ヴィヴィヴィ……
はやてもあんまり気にしないで!多分その通りだけど
>>382 GJw朝刊ご苦労様です。
ディバイィィン・ばすたー! (ぱこーん)は吹いた。
服すり抜けはたぶんヴィヴィオ自身は気にしなくても、なのはさんは
淫獣南無・・・
>>236 計画通り…(ニヤリ
ゲン×はやイイね〜
「う…うろたえるんじゃあないッ!ミッド軍人はうろたえないッ!」には噴いたぜ!
新しい家族として新たなはやてんの笑顔が見れそうでなりよりだな
>>367 後日談と見て総ての作業を止めて読む事に専念しちまったじゃねーかぁ!!
罪は拭いされないが、何時の間にか家族ができていたんだなドクター
いや、潜在的に家族を欲していたからこその娘達だったのかもな(それにしても丸過ぎだぜb
>ドゥーエとクアットロの姿を遠巻きに見守っている妹達は、揃いも揃って凍り付いていた
これ見た時「うわぁマジ絵で見てー!」とか思ったぜ
クワの姉様も帰って来たし長女には大切な希望もできた(実に泣けるでぇ
あとははやてん家族みたいに・・・そうかザフィの位置にサンタでFAだな☆
サンタ「う…うろたえるんじゃあないッ!マスター型V型ガジェット(インテリジェントデバイスVer)はうろたえないッ!」
ノーヴェ隊長にあと俺としてはチンク姉とサンタとの絡み(健全的な意味で)が見たかったな・・・
ちょっとしたスピンと言うか小説と言うかドラマCDができそうな内容だったぜ
なんか色々と幻影旅団ちっくな奴等だが、もう全力全開でギガ旨GJ!!とで言わざるを得ないであります。
えと、ちょっと連絡です。
31スレ保管終わったので、32スレの保管お願いできますか。
33スレはこちらが受け持ちます。
あと、出来れば、短編、長編のタグを入れてもらえると助かります。
どうも、失礼しました。
>>382 ユーノの死亡フラグはまだまだ続いてるなww
しかし、視覚効果的には「でぃばいんばすたー」より「あくせるしゅーたー」の方が強いように見える不思議ww
>>386 いつもご苦労様です
流れが速いスレで大変でしょうが、保管作業頑張って下さい
よし、だれもいねーな。
ユーノ×はやて。エロ無し。礼によって捏造設定在り。若干ヘイト要素在り?
嫌う方はスルー推奨。
それでは。
八神はやては困っていた。
そりゃぁもう大いに困っていた。
傍にいた末っ子のリインフォースUも半分涙目だ。
仕事の関係で無限書庫までやってきて、少しばかり時間が空いているからユーノがお茶を煎れてくれるというので、お相伴にあずかっただけなのに。どうしてこんな事に成っているのだろう?
『ゆ、ユーノ君って怒るとこんなに怖かったんやなぁ』
そう、眼前には無限書庫司書長の肩書きを持つ青年ユーノ・スクライアが居た。
ただし……夜天の王たるはやてをもビビらせる程の怒気を孕んでだが。
『なにか、何か言うてくれへんと間が持たん……』
静かに、余りにも静かすぎる二人の間。
ユーノは無表情のまま一向に口を開かず、はやてもそれに押しつぶされて何も言えずにいた。
これが、なのはやフェイト等との「ケンカ」なら、変な言い方だが気は楽だった。何せお互いがお互いの言いたいことをガンガン遠慮も容赦も無くぶつけ合うのである。
引き際を見誤ったり、調停者がないないとそれはもう大変な大惨事(魔法バトル的な意味ではなく精神的な意味合いで)になるが、後腐れ無くあっさりと終わってくれる場合の方が多い。
だが、今この状況は対等な立場の「ケンカ」と言うよりも、なんと言うべきだろうか先生や上官から「怒られる」の空気に近い。
歳は一緒だし、立場もそうは違わない……と言っても、無限書庫の立ち位置が管理局内でいまいちハッキリしていない為の体感的なモノにしか過ぎないのだが。
まぁ、とりあえず本来ならばユーノがはやてに目上の視線から「怒る」というのはあり得ない。
あり得ない筈なのではあるが、やはり雰囲気というのは大事なモノで、どうしてもそのイメージを払拭できなかった。
陶器が擦れあう音に、はやてとリインはびくりと体を震わせる。
なんと言うことは無い、ユーノが紅茶を飲むためにカップを持ち上げただけなのだが。
「あ、あんな、ユーノく……」
「はやて」
「は、はい」
とうとう耐えきれなくなって何とか沈黙を破ろうとしたはやての出鼻をユーノが挫く。
「もう一度、聞かせて貰えるかな」
「な、何を?」
「さっきの、機動六課の事に対してのを」
拒否権など何もない。そういわんばかりのユーノ。
はやてはカラカラに乾いた咽を、目の前の紅茶では無く自分自身の唾で潤す。
「なにか、マズイ事でも……?」
「僕は、もう一度、聞かせてって言ってるんだけど?」
視線を一切外さず、冷たい声がはやてに突き刺さる。
「その、機動六課は大家族みたいで賑やかなかんじやったなー……と」
「違う、もっと後」
「えっと、新人達もそれぞれの道を……」
「もっと後」
「……15歳の、何も知らんかった頃の只の夢やったけど……?」
390 :
恐ろしき馬:2007/11/21(水) 16:48:54 ID:fP6CYykX
ユーノがカップに残っていた紅茶を煽る。
多分、彼自身、自分を落ち着かせようとしているのだろう。
カップを置き、深呼吸をする。
「それは、冗談とかそういうんじゃないよね?」
「う、うん」
「本気で、そう思ってるわけだ」
「うん……」
「はやて」
「何や?」
「人をバカにするのも大概にしてくれない?」
一瞬、ユーノが何を言ったのか解らなかった。
時間が止まってしまったのでは? と思うほどに何もかもが凍り付き、はやての視界がぐらりと揺れる。
罵倒されたり、皮肉を言われるのは初めてじゃない。けれども、近しい人にしかもユーノような優しい人に言われるなど想像もしていなかった。
「ユーノさん!!」
おもわずリインが声を荒げる。
この娘が、こんな風に怒るなんて滅多に無いことだ。
しかし、ユーノはそんなリインにすら何処吹く風と言った態度である。
「い、いけない事なん!? 私かて何時までも子供やあらへん! 現実を見なきゃあかんのや! ユーノ君かてそれは判ってるやろ!?」
「……」
「4年間やけど、ここまでを目指して解ったんや! 今の管理局に即座に動ける部隊を創ることが、どんなに難しい事か!」
今まで圧されていた分、はやてはそれを全部噴出するように叫ぶ。
はやては、「現実」という存在を学んできた、その結果としてかつての夢を「何も知らなかった頃」と見直す事ができたのだ。
だが、ユーノはそんなはやてに冷たい視線を向けるばかり。
「言いたいことはそれだけ?」
小馬鹿にしたようなユーノに、はやてのみならずリインも驚いた目を向ける。
ユーノとのつきあいは永いが、こんな風に誰かをこき下ろすような態度の彼を見るのは初めてだった。
きっと、フェイトやなのはだって知らないに違いない。
「現実……か、便利な言葉だよね? 現実を知るって」
「……」
「現実を知ったから、何も知らない小娘の夢、で全部済ませちゃうわけだ」
「……せやけど、しかたないやん」
沈みきった、二人の声。
それは、ユーノに責められたはやてだけではない。責めていた筈のユーノも同じように気落ちしている。
はやてには、それが分からなかった。
何故、自分がユーノにこんな事を言われなければならないのか。そして、そんなユーノに失望の色が見えたのも。
ユーノが大きくため息を吐く。
何も言わずに立ち上がり、端末を操作して大型ウィンドウを開いた。
そこに映っているのは、無限書庫で働く司書達。
資料を発掘するもの、纏める者、解析・検証を行う者。
その、様々な姿。
391 :
恐ろしき馬:2007/11/21(水) 16:49:49 ID:fP6CYykX
「はやて、僕今度、無限書庫の館長になるんだ」
「へ?」
唐突に、何の脈略もなく別の話をされてはやては面食らう。
だがそれで空気が変化した訳ではない。
「無限書庫の有効性が上に認められてね。人員の大幅増加に伴って情報統括部門として再編される事になったんだ。それで、僕がこのまま館長になるってわけ」
「そ、それって昇進やん!?」
今までも、無限書庫が情報に関する様々な業務を受け持っていた事は知っていたが、無限書庫の立場が曖昧であった為に各部署の下請け的な存在であった。
だが、ユーノの言うことが本当ならば、無限書庫は正式に管理局の一部……それも、陸海空にも比肩する存在になる。
そして、その責任者ともなれば、提督の地位にも劣らない。
本来なら、喜ばしきことだが、それを淡々と語るユーノにそんな気配は無かった。
「ねぇ、はやて。どうして無限書庫がここまでこれたと思う?」
「……それは、ユーノ君が頑張ったからとちがうん?」
11年前にユーノが無限書庫と出会わなければ、ここは英知の墓場として今も朽ちたままだったであろう事は想像に難くない。
それは、友人達の間で共通の認識であったし、ユーノが司書として大変な努力をしてきた事も知っているが故の発言だった。
しかし、ユーノはそれに首を振る。
「違うよ、僕一人の力なんてたかが知れてる。確かに、検索等の能力は無限書庫随一だと自負してるけど、それで無限書庫が認められた訳じゃない」
「じゃあ……なんなん?」
「……皆がいたからさ」
ウィンドウに映る司書達の姿を、ユーノは見つめる。
過酷な労働に耐える彼等。
苦楽を共にしてきた、仲間達。
「こんな、若造の僕を信頼してくれた彼等。無限書庫という場所に誇りをもってくれた仲間達」
「……」
「だから、僕は彼等を裏切る事なんか出来ない。僕が今まで背負ってきたモノを放り出したくない」
ユーノははやてに向き直る。
怒りと失望と哀しさと、それらが入り交じった厳しい顔をしていた。
それは、若輩ながらも一部門の長たる者に相応しい顔でもある。
「はやて、君はどうなの?」
目の前に相対するのはたった一人。
それだけのはずなのに、はやては幾重にも重厚に組み上げられた包囲網の中に放り込まれたような錯覚を受けた。
視線を合わせられない。
あたかも絶望に屈した戦士のように、はやてはユーノから視線をそらす。
「君は、君の夢を15歳の頃の何も知らない夢で済ませるの?」
「私の、夢や、それが、私の夢がたどり着いた答えなんや」
「なら、なのは達はどうなるのさ」
親友達の名前を出され、はやての体がビクリと震える。
「なのはや、フェイトや、シグナムや、ヴィータや、シャマルさんや、ザフィーラや、クロノ、リンディさん……皆は一体どうなるのさ」
「ッ……! 皆は、皆や!! それぞれの夢や道がある! それが、何か関係あるん!?」
不意に、はやての体に妙な浮遊感が襲う。
気がつけば、彼女の制服の襟を掴んでユーノの顔がすぐ傍にあった。
翠色の瞳の中に、おびえた自分が居る。
その瞳が、余りにも憤怒に渦巻くモノであった為、その中のはやてはユーノの怒りのまっただ中にいるようでもあった。
392 :
恐ろしき馬:2007/11/21(水) 16:50:37 ID:fP6CYykX
「は、はやてちゃん……ユーノさん……」
リインは、何も出来ずに何をしていいのかも解らずただおろおろしている。
しかし、それでリインを責める事は誰にも出来ない。
多分、ここに居るのがなのはやフェイトであっても同じ結果だっただろう。
「そうさ、皆は皆の夢と道がある。けどね、君の夢に、力を貸したんだ。君の夢に共感して、君の夢を信じて!」
……はやての体が震える。
それは、決してユーノが恐ろしいからではない。
ユーノの怒りですら、その前では霞んでしまいそうだった。
機動六課という、楽しく輝かしい日々の中でいつの間にか微睡み錆び付いてしまった真実の前には。
「君は、夢を夢で終わらせようとしなかった、その夢を現実の物にしようとした。そこに沢山の人たちの力を借りたんだ! それを、今になって裏切るのか!? 今になって、現実を知ったなんて尤もらしい理由をつけて!!」
「あ、うあ……」
言うことを聞いてくれない体に、視線を向ける。
何故だかそこに、無数の鎖が巻き付いているように見えた。
人一人が背負うには、余りにも重すぎる量。
押しつぶされても、「仕方のない」だけの重さ。
ユーノが手を離すと、はやてはその重さに引きずられるようにソファに腰を下ろした。
それでも、まだ震えが止まらない。
突きつけられた、思い出された事が思考すら不可能にさせる。
「重いかい? それははやてが背負ったモノなんだ。はやての夢を信じた人たちの想いなんだ」
はやての事を見透かすように、ユーノは言葉を続ける。
彼女が聞いていようと、聞いていまいと関係ないという風に。
いや、無理矢理にでも聞かせようと。
「けれども、それが辛いと感じるのは、皆のせいじゃない。それは君の所為なんだ。だって、だって君は……」
そこでふと、彼女に向けられていた切っ先が鈍る。
いや、鈍って等いない。何故なら……
「それを、簡単に捨てられるほどに弱くはないんだから」
初めから、そんなもの向けられていなかったのだから。
例え、それが怒りの発露であったとしても、苦しさや痛みを伴うモノであったとしても。
ユーノが、傷つける為に傷つける事をするはずがないのだ。
いつもの優しい声にはやては顔を上げる。
「……そんな事言うてもな、今の管理局じゃ無理なんよ。あんまりにもしらがみが多すぎるんや」
「じゃあ、管理局を変えちゃえばいいじゃない」
あっけらかんと言ってのけるユーノに、はやては目を見開く。
それが、あんまりにも簡単に言うので今度ははやての方に怒りがこみ上げてきた。
「簡単に言わんといてや! 管理局がどんだけでっかい組織かユーノ君やて知ってるやろ!?」
「うん、でも所詮が人の創ったモノだから、人の手で幾らでも変えられるよ」
「無理や!」
「どうして」
「どうしてって……」
何故、ユーノはこんな事を言うのだろう?
聡明な彼の事だ、はやてが知った「現実」が解らないわけでもあるまい。
「はやては、機動六課を創って、そこの運用データを作成しただけじゃない。たったそれだけで、自分の夢が無理だって言うの?」
「ユーノ君、何言うとるか解っとるんか? 管理局を相手取って戦えって言ってるのと同じなんやで?」
「うん、だってそう言ってるんだもん」
「出来ると思っとるん?」
「出来るさ」
「どうして?」
「はやてだから」
ユーノがすっかり冷めてしまったお茶を新しく煎れ直してはやてに差し出す。
はやてがそれを一口含むと、豊かな薫りが乾いた自分を癒してくれた。
「はやてなら、きっとそれを全部背負えるよ。だって、皆がそれを信じて居るんだから」
これ以上、重荷を背負えというのか。
今、これですら押しつぶされそうなのに。
393 :
恐ろしき馬:2007/11/21(水) 16:51:37 ID:fP6CYykX
「はやてちゃん」
未だに暗い顔をするはやてを気遣うように、リインがその頬に触れる。
その小さな手が温かくて、はやてはそっと自分の手を重ねた。
リインフォースU、八神はやてのユニゾンデバイス。
八神家の末っ子。消えてしまった、あの娘の思いを受け継ぐ仔。
「大丈夫ですよ、リインは何時でもはやてちゃんの傍にいるです」
「リイン……」
何度も聞いた、幼子の願い。或いは家族の誓い。
自分と共にあってくれた仔。自分を信じて戦ってくれた仔。
自分が、信じる仔。
はやては何かに気がついたようにユーノを見上げる。
その意味を理解したのだろう。ユーノは静かに頷いた。
「……そう、やね。背負わなあかん事があったんや、逃げたくない事があるんや。返したい、恩があるんや」
機動六課を創って、自分の夢を叶えて。
そして、多くの人を助けたいと願った事。
自分に忠誠を誓い、自分の為に戦ってくれた騎士達。
自分に関わり、自分の為に突き進んでくれた友人達。
そんな人達へ、自分が出来うる事をしようとしていた事。
「馬鹿やねぇ……恩を返したいとか言って、世話になりっぱなしやん」
静かに目を閉じ、あの日々に思いを馳せる。
永遠となった過去、心地よかった場所。
その中で、夢をみていたのだ。
本当に叶えるべきである夢ではなく、自分に都合の良い夢を。
そろそろ目覚めなければならない。
本当の意味で、現実を見なければならない。
我が侭で、泣き言を言うのはお終いにしなければ。
逝ってしまったあの子にだって、顔向けできないじゃないか。
そうして、開かれた瞳にはかつて在りし頃の輝きが戻っていた
394 :
恐ろしき馬:2007/11/21(水) 16:52:36 ID:fP6CYykX
随分と長居をしてしまった。そう想いながらはやてはソファから立ち上がる。
その姿は、バリアジャケットを纏っておらずとも、王と判る強さに充ち満ちていた。
「はやて」
「ん? なんや?」
「その……ごめん、色々と酷い事」
そこにはバツの悪そうな、どこか申し訳なさそうな青年が居た。
さきほどの、管理局の白い魔王もかくやと言わんばかりの迫力など欠片もない。
はやてにはそのギャップがあまりにも可笑しくて、思わず吹き出してしまう。
「ほんまに、私のガラスのように繊細な心を傷つけてくれて、もうボロボロや」
笑いながら、はやてはおどける。
厳しく痛みを伴ったが、それでも彼のお陰で一つの道が見えた、恨むことは無い。
「罰として、これから色々協力してもらうで?」
「うーん、でもそれだと罰にならないかも」
「なんでや」
「だって、それ今までと変わらないし、これからも僕ははやての力になるつもりだから」
嗚呼、とはやては今更ながらに思い至り苦笑する。
そうだ、彼は機動六課の中に名を連ねることなく、大きく関わることもなかったが何時だって裏で奔走してくれていたじゃないか。
「ほんなら……『もう堪忍して〜』って言うぐらいにこき使ったるわ」
一部門の責任者に、そんな事を言うのは勿論色々と問題があるし、出来るはずもない。
だが、ユーノはそんな些末な事など全く気にすることなく笑う。
「うん、じゃあ覚悟しておく」
3人が3人とも華を咲かせる。
背負う者と、背負わせる者。
それはお互いに支え合っているのだという事を知ったのだから。
笑顔以外に必要なものなど一つもなかった。
ユーノに別れを告げ、はやては地上に戻る。
そこには気持ちいいくらいに高い空があった。
昔の自分が目指していた場所。
今は、少しだけ違う。
現実を知ったから。現実に負けるのではなく、現実に足をつけて本当の戦いをする事を識ったから。
現実が重すぎる対価を求めても、けっ飛ばして美味しいとこだけまる戴きにしてやろう!
「リイン。これから、忙しくなるで」
「はいです!」
ワクワクするドキドキする、どこまでいけるかとても不安だけれど
この一歩を踏み出すことに怖いことなんか何もなかった。
だって自分には、最高の仲間達がいるのだから。
彼の、恐ろしき馬の手綱を手にすることだってできる。
紡がれる糸の中に、自分の夢を織り込んで、そして誰かが羽ばたく空にだって成れる。
「ファイトッ! オー!」
叫ぶその後ろ姿は、真っ白な雲を伴ってとても眩しかった。
395 :
恐ろしき馬:2007/11/21(水) 16:55:50 ID:fP6CYykX
以上
アハハハハハ、一番最初のタイトル抜けてたよ。
バカか俺! バッカじゃねぇか!? またはアホか! 俺!
しかも、ユーノが無限書庫再編で館長になるって話、既に他の人が思いつて文章化してたし。
これ以外に思いつかず、結局書いた俺。ホント無能
うんゴメン、トリネコの木に逆さづりになって槍に貫かれてくる。
よくわからん比喩が薄ら寒い
ディンゴ乙。いや、普通に面白かったけどな。
ユーノの方が、上司としての心構えができてるってことか。
まぁ、はやては本編じゃ無能指揮官ぶりが凄かったしなあ……
無能指揮官はシナリオのせいだろw
描かれなかったところで頑張ってたはずさ
出番もアレだったし
まぁ、ユーノが言いたいことは
生き急がずゆっくりとでも、諦めないで改革していってくれればいいよってことだろうな
GJ
組織の長としては有能だったよはやて
問題は作戦指揮
>>295 >>314 両方ともGJ!
お互いなんといい、黒キャロ、黒エリオ
ちびっ子分が完全に不足していたので補充できました
やっぱりこの二人大好きだ
>>395 GJです。相変わらず色々な種類の作品があって楽しいなこのスレは
六課関係は本スレでも少々議論された内容ですから人それぞれの見方がある、で
よろしいかと
>>395 GJ!!ユーノが本気で怒るとなのはさん級に怖い。
>>401 エロ小説スレなのに半分が非エロなのがどうにもw
こんなタイミングだがあえて言おう・・・RYOUZYOKUYOMITAI・・・・・
ちょっと最近KOJIKIが多すぎやしないか?
2chネタの「武装局員男」の続きが読みたいw
強くなってきて「出来たじゃない!すごいすごい!」となのはさんがうれしそうにしたら要注意
更に深い地獄の訓練になるぞとか
明日模擬戦、情報頼む
みたいなレスとかw
つまんね
つまんね
つまんね
つまんね
つまんね
つまんね
つまんね
みなさん!!
グッジョーーーーーーーーーーーーーーブだァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!
>>395 んー、興味深く読ませてもらったのは確かなんだが、
個人的には、もうちょっと前のくだりから読みたかったかも。
ユーノとはやてがどういう流れで会話してて、その中のどこにユーノが噛み付いたのか明確にして欲しかった。
俺の想像力が足りないだけかも知れんが、
なんではやてが怒られてるのかが実感しづらいんだよな。頭ではわかっても。
>>395 乙、いい話だった。
ただ注意書きはこの場合、「ユーノ×はやて」ではなく「ユーノとはやて」みたいなのが
ちょっとでもラブを期待したが、それを外された俺みたいなのが生まれないのでいいかと思う。
読んでくれた方に感謝。
>>415 >>416 意見ありがとう、次からは気をつけさせていただきます。
わた、 なのちゃんとクロくんのSS見たいなぁ〜
みんなGJだ。最近いい作品多くて楽しいよ。
ユー×なのって少ないよな
>>367 様
朝出勤前に見かけたのですが、時間がなくて帰宅後にじっくり読ませていただきました。
遅くなってすみませんですが、感想をば。
他も方も書いておられましたが、OVAにしても良さげなぐらい本当に上手いです。
(サンタを除いて)既存のキャラのみで、これほど自然に無理なく収監組+ドゥーエの出所の
ストーリーが書けるとは凄いです。
それとウーノとドクターの近親相姦チックなエロもツボにきましたですハイ。
あと最後のサンタのドア前での心の葛藤、そして再会?のシーンも、ジーンときてしまいました。
自分も収監組ナンバーズのその後のストーリーを考えていたりするのですが・・・オリキャラ
出まくりの、ドクター&収監組ナンバーズのBADENDっぷりで、このSSとは比べてはいけない
くらいの出来の悪さです orz
願わくは、サンタとナンバーズ12人(+1?)に幸せな未来を・・・
というその後の活躍の話も期待いたしたいなと。
次の作品、楽しみにしております。
>>420 何故か?
まず考えなければならないのは、そのカップリングは本編でほぼ確定しているということだ
別の視点を考えよう
ところで、ここでユーノSSを見てみるとそのカップリング以外において
ほとんど例外なくなのはさんは一人身、ユーノの浮気が見られる
つまりは書き手側の、本妻キープしたまま別の女に手を出す、という本来ならば出来ない行動への自己投影が表れているわけだ
>>395GJ
自虐、カッコワルイ
確かにはやては六課と言う彼女の夢が終わった後の方針を本編では明確にしてなかったですからね。
そこら変の補完話はとても興味深かったです。あとはもう少しlove要素があればなぁ
>>422 なるほど
つまり本編中でなのはさんがユーノをキープしたまま
別の女に手を出しているのも、作り手側の自己投影が(ry
というわけだな
あれ?間違って無いよな…
>>420だがすまん…言葉がたらなかったな……なの×ユーは多いけどユー×なのは少ないよなって意味
>>420 主役級なのに圧倒的に出番のない某ゼロセカンドに比べればましさ
誰か書いて欲しいっす………
>>425 まあ、やりにくくはある。
ユーなのの場合、公式の友人関係から一歩出るために手っ取り早いのはユーノがなのはに感謝するようなことが起きること。
ところがなのははユーノのおかげで自分の仕事がはかどることはあるけど、
ユーノにとってなのはが何かの役に立つかと言うと……
ユーノ本人が書庫長と考古学者のどっちに自分を見出しているかにもよるしね。
もし考古学の方こそやりたいことなら、無限書庫は便利ではあるけど押し付けられたものと考えてるかも。
428 :
( ゚Д゚):2007/11/22(木) 01:07:37 ID:hLjBoTKq
それが原因でユーノとなのはが破局するSSってのは結構あるよな。
ユーノ×ティアナってありなんじゃないかなーと思ってるけどStS見てない俺orz
なのユーは基本的に自己投影だから、ユーノ→なのはには需要はないってだけだろ。
ユーノ×スバルも良いと思うんだけどなぁ。
流れをぶった切るようで悪いですけど……投下いいっすか?
ええよ
433 :
監禁:2007/11/22(木) 01:44:27 ID:UmX1Po9l
では、お言葉に甘えまして。
注意:
・陵辱+SM系統です。
・メインはシャッハ×セイン
・エロはあり。
苦手な方はスルー願います。
434 :
監禁:2007/11/22(木) 01:45:01 ID:UmX1Po9l
スカリエッティのアジトの捜索中に戦闘機人を1体確保。
私をトラップにはめようとしたものの、失敗。慌てて壁に潜り込んで逃げ出したけど、すぐに捕まえた。
当の本人は、私の背中で気絶している。
やがて、スカリエッティ本人が逮捕されたという知らせが入る。
本来なら、ここで管理局に帰還するという流れになるのであろうけど……私にはそのつもりがない。
だって……まだまだやりたいことがあるもの……。
私は確保した水色の髪の戦闘機人を抱えたまま……ロッサ達とは全く違う方向へと向かっていた。
※※※※
あ……あれ……?
目の前が……ものすごくまぶしい……。
さっき、あの……逃げようとして、トンファーを持った奴に追いかけられて、殴られて……。
そっから……どうしたんだろ……。
なんか寝かされているみたい。
と、とにかく、逃げな……!?
あたしはすぐさま身を起こそうとしたが。
手が動かない?
手首がなんか痛いよ。
あたしは体をじたばたさせて、何とか起き上がろうとしたが、できなかった。
よく見えないけど、手が何かに縛られていて……動けない。
な、なんだよ……これ。
でも、まあいいか。こんなのあたしのISで抜け出せるんだから……。
「あら、やっと目覚めたのね」
いきなり真上から女の声が。
だ、誰?
あたしはゆっくりと目を開けた。
最初に差し込んできたのは、まぶしいオレンジ色の光。
その中に人影が一つ。
赤毛のショートカットの若い女性。
両手には……トンファー?
って、あたしを殴ったあの女?
不気味に笑いながら、じろじろとあたしを眺め回している。
な、何をするつもり?
や、やばい。早く逃げなきゃ!
435 :
監禁:2007/11/22(木) 01:45:37 ID:UmX1Po9l
「IS、ディープダイバー……」
あたしはすぐさまISを発動させて、地面へと抜け出そうとした。
――!!
が、あたしの体はまったく沈まなかった。
手の戒めすら抜け出せない。
「あらあら、いきなり逃げ出すなんて元気そうね。でもできるのならやってみなさい」
トンファー女はなおもにやつきながら、あたしに挑発を掛けてきた。
もちろん、こんなのにへこむことなく、なおも挑戦するが……できなかった。
「ち、ちくしょう。何なんだよ、これ」
「確か貴女のISは無機物ならなんでも潜り込めるのよね。
でも残念。貴女が寝かされているベッドも、この部屋もみんな木製よ。
ついでにいうと、手を縛っているのも布製の縄。
みんな有機物だから、沈み込めないのも無理ないわね」
「くっ……」
「もっとも、万が一逃げ出せたとしても、私が追いかけたら……どうなるかはさっきなった通りだから、分かるよね?
ついでにいうと、ここはミッドチルダじゃなくて、どこかの管理外世界。逃げ出せても姉妹達に会えるなんて事はないわよ」
「そ、そんなの……嘘だよ」
あたしは強がりからそんな言葉を吐いた。
でも、あの女はそんなのには動じず、顔色を変えないままなおも続けた。
「嘘じゃないわ。私はありのままの事を言っているだけ。
いい加減、自分の置かれている立場を把握したら……スカリエッティの戦闘機人、No.6セイン?」
「な……な?」
あたしは自分の名前をいきなり呼ばれて、はっとする。
前の管理局襲撃の時なんかに、あたしの存在は知られていたものの、名前は知られていないはず。
まして、こんな初対面同然のこの女が知っているなんて?
な……なぜ?
そう言おうとしたが、言葉がうまく口から出ない。
「ふん。貴女の事はすでに調査済みよ。だからこんな辺鄙な所に連れ出したのだから」
「で、あたしをそんなところに連れ出してどうするつもり?
管理局の連中は結構手荒なことをするんだね!」
目の前のこの女にあたしは息巻いた。
「あら?私は管理局の人間じゃないわ。聖王教会のシスター、シャッハ・ヌエラよ。お見知りおきよ」
この女……シャッハはむかつくぐらいににやつきながら、恭しく自己紹介をしたりする。
「見知りたくもないね」
頭にきたので、あたしはシャッハの顔に唾を吐きかけた。
「!」
シャッハは思わず唾の付いた頬に手を当てる。
へへ、ざまあみろ。
あたしは少し勝ち誇った気分になった……が、それもつかの間のこと。
「……やってくれるじゃないの。
でも、いいわ。反抗的だったら……私もぞくぞくしちゃう」
シャッハはより不気味な笑みを浮かべながら、顔を私に近づける。
な、なに?こいつ。
思い切り気持ち悪いのだけど。
「それだから罰のしがいがあるってもの。逃げ出したお仕置きよ!」
シャッハはすかさずトンファーをあたしの腹に振り下ろした。
436 :
監禁:2007/11/22(木) 01:46:50 ID:UmX1Po9l
「あぐっ!」
腹に鈍い痛みが走る。
一瞬息苦しくなってむせ返りそうになる。
「な、何するんだよ……」
「言ったじゃない。お仕置き。さあ、これからよ。ほらっ!」
シャッハは次から次へとあたしの体めがけてトンファーを振り下ろした!
次々と休みなくあたしの体に鈍い痛みが走る。
「がっ!」
思わず中のものを吐き出しそうになる。
このまま続けたら、中のフレームを壊されそう。
いや、殺されちゃうかも……そんなの嫌だ!
無駄と分かっているけど、あたしは体をよじって、逃げ出そうとする。
が、そのたびにあたしの体にトンファーが絶え間なく振り下ろされる。
い、痛いよ……。
いつまで、こんなのやるの……許して……。
あたしはただ……全身に走る痛みにただこらえるしかなかった。
※※※※
「が、ごぶ……」
セインの口から涎が垂れた。
目もすっかり虚ろになっちゃってるし。
さっきのような元気のよさはなく、だらしなく四肢をベッドに横たわらせているのが精一杯といった感じ。
まだまだ殴りたいけど……この辺で一旦止めておかないとね。
気絶されたり、死なれたら面白くないから。
でも、たまらないわ。
さっきまで反抗的な戦闘機人が、呆然としちゃってるなんて。
みているだけでたまらない。興奮も最高潮に達しそう。
ふふふ……そろそろお楽しみといこうかしら。
持っていたウィンデルシャフトの刃の面をセインの首元にあてがう。
「……な……なに……」
「あらあらはっきりと物は言いなさい」
私は刃先をセインの首にゆっくりと押しこみだす。
「何を……するの……」
よくこんな状況で言おうとするわね。
下手したら刃先で頚動脈が切れるのに。
でも、さすがにそんな展開にするのは私の趣味じゃないから。
「こうするのよ」
私は刃先を首から離し、胸元に当てた。
そして力を加えずにゆっくりとなぞるようにして足の方へと刃を沿わせる。
それと同時に、セインの戦闘用のボディスーツは静かに開いて……彼女の素肌が見えた。
そして、その切れ目に両手を掛けて、力任せに引っ張った。
ボディスーツは一気に剥け……彼女の裸体が露になる。
結構白い肌。
でも、さっき殴った痣が所々に残っているけど……それはいいか。
小ぶりな胸。外見上の年齢から見て結構小さいわね。
でも、こんなかわいげなのがまたいいわ。
「あ……ああ……」
セインは顔を赤らめながら、目の前で私がしていることを見ていた。
恥ずかしがってる。機械にもこんな感情はあるのね。
さすがはスカリエッティといったところだわ。
437 :
監禁:2007/11/22(木) 01:48:08 ID:UmX1Po9l
「さてと、私を楽しませてね」
そう言うと、私はセインの肌に舌をゆっくりと沿わせた。
「あ、あう……や、やめて」
息も絶え絶えながら、抗議の声をあげるセイン。
もちろん、こんなのでやめるつもりはない。
私はひたすら全身を舐めまわした。
当然、乳首も。
そのとき、ふと見て驚いた。
なんと真っ赤になって立っていた。
戦闘機人でも人間と同じ反応をするのね。
しかも、あんなに殴られて、ここまで屈辱的なことをされて立っているなんて……。
やっぱり私の思った通りね。
こいつはマゾ。いたぶられて興奮しちゃうのね。
だったら、こんなこともしちゃおうかしら。
「あ、あぎっ!」
なかなかいい声をするじゃない。
まあ、当たり前か。
乳首を思い切り噛んでやったし。
でも、こんなのまだまだ序の口よ。
私は乳首を口に含ませたまま舐めまわす。
そして、左手をセインの秘部にあてがった。
――!!
手に感じた感触。
明らかに濡れた感触。
途端にセインの体が小刻みに震えた。
感じちゃってるのね……ますます楽しいわ、この子。
私はそのまま……彼女の秘部の割れ目に指をなぞらせた。
※※※※
なんだろう……。
こんなことされるの恥ずかしくて……嫌なのに……。
でも……なんか妙な感じ。
なんていうか……。
「大好きよ、貴女のこと……」
シャッハは何時の間にかあたしの頬を舐めまわしていた。
同時に、あたしのアソコのなぞりまわしたり、指を突っ込んだり!
「あうっ……あっ!」
指を入れられるたびに、あえいでしまう。
こんなの本当に恥ずかしいのに。
大好きなんて言われても、たまったものじゃないのに。
……感じちゃう。
気持ちいいよ……。
意識がぼんやりとしてくる。
そんな事を考えるのもどうでもよくなってくる。
ただ……気持ちいい。
それだけだった。
438 :
監禁:2007/11/22(木) 01:48:41 ID:UmX1Po9l
「さてと……私も本番と行きましょうか」
アソコをなぞるのを止めて、シャッハはいきなり着ていた服を脱ぎ出した。
裸になったかと思うと、いきなりあたしの足を大きく手で開けて、その間に座り込む。
――!!
そのとき見たものに、あたしははっとする。
だって、だって……シャッハのアソコには女にはないあれが……。
パンツみたいなものを穿いていたけど、その先からは黒い棒のようなものが生えていて!
「さあ、フィニッシュといきましょうか……」
シャッハは不気味に笑うと、そのまま棒をあたしのアソコにあてがった。
そしてゆっくりとそれをあたしの中に押し込んで!
いやだ、やめて!
あたしは体をよじって、なんとか逃げようとした。
が、それも空しく……シャッハの股間から生えた棒があたしの中に入り込んできて!
痛い痛い痛い!!やめてよ!!
途端にアソコに激痛が走った。
まるで引きちぎれそうなそんな痛み。
「あがああああああああ!」
あたしは所構わず、絶叫を上げた。
「あらあら、初めてだったの。てっきりスカリエッティが開発済みだと思っていたけど。
まあいいわ。初めてだなんて嬉しい誤算ね」
シャッハはそんなことを言い出しながらも、さらに奥へと突っ込む。
ドクターはそんなことしていないよと言いたかったけど、その後に来る痛さのあまりに言えない。
「あぎ!やめで!ぐががががががあああああ!」
とてつもない痛み。
痛くて本当にたまらない。
まるで死にそうなくらいに。
でも、シャッハは抜き差しをするのをやめる気配は全くない。
棒があたしの中を駆けずるごとに、なおも痛みが絶え間なく走り出す。
痛くて本当にたまらないけど……痛みと一緒に……体が浮かんでくる感じがしてきた。
な、何……これ?
どんどん頭がぼんやりとしてきた。
まるでこのまま死んじゃいそうなくらいに……。
やがて、痛みも何となく感じられなくなってきた気がしてきた。
目の前が真っ白になってきて……。
気持ちいい……。
感じちゃう……イっちゃう……。
そう思った途端……あたしの目から……涙が流れた。
全身が火照ってきて。
そこで意識が途絶えた……。
439 :
監禁:2007/11/22(木) 01:49:28 ID:UmX1Po9l
※※※※
「……キョーレツですね……」
「なんていうか……よくここまで書けるものね。仮にもやられているのは実の妹でしょ?」
「パンチが効きすぎているよ、これ」
「さすがドSの貴女のネタね。でも、これ読む人を選ぶ感じになりそう……」
「私的にはこういうのは好きだけど……さすがに引きそう。我が妹ながら恐ろしいわ」
互いに顔をしかめて、手元の原稿を見つめなおす……浴衣姿のすずか、シャマル、シャリオ、マリエル、ドゥーエの5人。
そして、そんな彼女らの目の前には。
「何をおっしゃっているんですかぁ〜?冬の最終日のネタはここまでやらないと、大きなお兄様方は納得しませんことよ?」
仁王立ちで不適に笑う、浴衣姿のクアットロがいた。
第97管理外世界地球、日本は某県、とある有名な温泉地にある某温泉旅館の一室。
〆切前の2週間、宿に泊まりこんで修羅場を済まそうという事でやってきた彼女ら。
ミッドチルダで書くのは本業やらしがらみやらで気まずいという事で、この場所で原稿を懸命に仕上げてきた。
本来書きたい腐女子的ジャンルのネタを済ませ、資金回収用のネタに着手していたのだが。
「クアットロ、貴女は男性向け創作の方が向いているんじゃないの?」
呆然としながら、そんな事を言い出すシャマル。
「何を言ってるんですかぁ〜。クアットロはどのジャンルでも大丈夫ですよぉ」
「でも、さすがに初日のネタはジライオウ×エリオでしょ?内容はともかく、ジャンルは引くよ」
さらにシャリオがそんな事を言い出す。
「そんなの分かってますって〜。初日には本当に書きたいものを書くんですよぉ。
ショタに獣姦のあわせ技よ!周りはそんなのまずやりそうにないからやるんですよ〜!うふふ」
「でも、それと同じようなネタを夏にやって大コケしたでしょう?たしか、ザフィーラ×ユーノだったっけ」
今度はすずかが言い出す。
「だ・か・ら。それを踏まえて最終日で花火を打ち上げて、資金回収をするんですってば。目標売上は400万!」
「お姉さん、何とか言ってやってください」
そう言ってため息をこぼすマリエル。
「私も同じようなことで大コケしたから言えませんわ。でも、クアットロ大丈夫なの?」
「何がですか?ドゥーエお姉様」
「だって、最終日用のネタで過激なのやってロクな目に遭ってないじゃない。
去年の夏はチンク陵辱本やって、それがノーヴェにバレて散々追いまわされて。
冬はヴィヴィオ陵辱本やって、管理局の魔王とその嫁にバレて、散々砲撃浴びせられて。
かといえば、今年の夏はギンガの痴漢本書いて、それがタイプゼロ姉妹にバレて、ドリルと振動破砕で散々折檻を食らったじゃない」
440 :
監禁:2007/11/22(木) 01:50:05 ID:UmX1Po9l
「大丈夫ですよぉ。今回はだからこうしてミッドチルダじゃないところで原稿を書いているわけじゃないですかぁ。心配無用ですよぉ」
「本当かなぁ」
自信有りげなクアットロに、大きくため息をつくドゥーエ。
「ちょっとトイレにいってくるね」
やや疲れたという様子で、ゆっくりと立ち上がり、部屋の出入口の戸を開けるシャリオ。
が、その途端に彼女の動きが止まる。
「な……なんで貴女がここに?」
急に上ずった声になるシャリオ。
「あらぁ。どうかしましたのぉ?」
のんきな声を上げながら、シャリオの傍に歩み寄るクアットロ。
が、シャリオの目の前の光景を目の当たりにして、彼女の顔が一瞬引きつった。
「あら?皆さん集まって。奇遇ですね」
「あれぇ。クア姉、温泉バカンスなんてうらやましいよぉ」
そこには突然の遭遇にびっくりしているシャッハと、実姉にブーイングを垂れるセインの姿が。
ちなみに両者とも聖王教会のシスターの制服を纏っている。
「な、なぜ貴女達が?」
「なぜって……教会の信者の慰問回りですよ。この近くに信者さんがいたものですから」
「あ、あら……そうでしたの……ほほほ」
きょとんとするシャッハに、なおも顔を引きつらせたままセリフが棒読み状態のクアットロ。
ま、まずい。
何とかごまかさないと……折角のネタを落としちゃうわ!
原稿燃やされでもしたらオシマイよ!
懸命にその場をごまかそうと、言い訳を考えるクアットロ。
が、そこに部屋に吹き込む一陣の風。
それで、舞い飛んだクアットロの原稿がシャッハの足元に!
「何かしら……これ」
怪訝そうな表情でそれを拾い上げるシャッハ。
お、終わったわぁ……。
クアットロの全身から血の気が引いた。
その後の展開は言わずもがな。
IS全開で逃げる馬鹿メガネに、ブチ切れてトンファーをぶん回し、魔力砲撃を撒き散らす脳筋シスター。
同人作家らが泊まっていた旅館はおろか、市内の旅館街がほぼ壊滅状態。
管理局の出動、当事者の拘禁、損害賠償の裁判はもちろんのこと、シャマシャマ会、ロングアーチメカニック倶楽部、
スカリエッティ技術研究所の3サークルの名前が全国の温泉旅館のブラックリストに載ったというのは、また別の話。
441 :
監禁:2007/11/22(木) 01:51:31 ID:UmX1Po9l
以上で投下終了です。
しまった、注意書きに「本編の設定捏造あり」を加えるのを忘れてました。
申し訳ないです。
>441
オチが馬鹿すぎる(誉め言葉
メガ姉自重っつーかサークル名で吹いた。
>>441 とりあえず、盛大に吹いたw
どんなものかと思ったらこんなオチかい!
つか馬鹿メガネと脳筋シスターて……
GJ! 面白かったw
>>441 なんというアホメガネww
シャッハやセイン視点も見たいなぁ
キレてるシャッハの背後で顔赤らめてるセインとかw
>>388 GJ
でも正直、腕力に訴えるのが速いと思います。
…何処までバケモノなんだろう、機動六課。
>>441 なんというオチwGJww
このクアットロには某旅館の娘が乗り移っているなw
>441 激しくワラタwwwテラヒドスwwwいいねww
メガ姉はやっぱりこうでないと(ちょ
しかし木?有機物?と思って調べてみたけど無機物というと微妙なんだね
木とかひっかかるんなら結構地雷スキルかもなディープダイバー……w
…まあそれはいいとして、朝刊どす〜
[なのユ→はやクラフェ→宴会芸(?]
さすがに4日連続は無理でした……今日はオチ&引き無しです⊂´⌒つ。Д。)つ
そしてまた土日はお休み風味です。ネタが続きませんごめんなさい・゚・(ノ∀`)・゚・。
そういえば今さらですがフェイトにおっとーと呼ばせると、彼(?)が振り向いてしまいそうですね
おっとーおっとーオットー?オットーが夫!?なんだこの寒い電波h
といけない、勝手に姉妹達のスキル強化してます、変な意味で。また捏造かよw
ほいでは
即座に容赦なくレストリクトロックで紐で縛ってある焼き豚のように拘束される黄色いフェレット。
「きゅ、きゅー!?」
「ユ・ー・ノ・君!?」
「ま、ママー!?」
彼を両手でしっかりと握ると、危険な台詞が続く。
「全力全開、スターライトぉ」
「きゅー!きゅー!」
「ぞうきんしぼりー!」
「きゅー!!!!!」
随分俗っぽい名前に変わり果ててしまった彼女の魔法の名前に、身を悶えさせる司書長のはずの小動物がいたとかいなかったとか。
フェイトが持ってきた寿司を、ゲンヤはん握って上手いなー、確かにな、と仲良く突っついている2人を観察していた金髪の人であったが、
一応彼女の中で折り合いがついたのか、クライドに話しかける。
「あの……クライド、さん」
「は、はい」
「ん?」
膝に乗せた皿に、箸を退避させつつ白い手を下げるフェイト。
とりあえず彼女の中では、全くの他人から始めるということで決着がついたようだった。
「私はともかく、母さんとクロノに会わなくて……いいんですか?」
「ん……」
「あのな、フェイトちゃん」
とフォローしてくれようとするはやてを、すっと片手で制する。
「俺は……死んだ人間だからな。出来れば……伝えないでいて欲しい」
「……」
じっとカーペットを見つめて考えていたようだが、結局は夫婦の問題だから、と口を挟まないことに決めたらしい。
「……わかりました。でも多分母さんは会いたいと思いますから、一度でもいいですから気が向いたらいらっしゃってくださいね」
「ああ」
「それにしても――」
視線は突然現れた父親にではなく、さらに向こう側の幼馴染に向けられる。
「はやても、隅に置けないねー」
「な、な、何のお話かいな?フェイトちゃん」
「ふふ」
何気に肩を触れ合わせたまま、離れようとしないはやてとまた拒まない彼を見れば、突っつきたくもなるというものである。
元フォワード隊と妹達に囲まれて、話のネタに、と空いたジュースの缶をそっと浮かすと、指を軽く弾くチンク。
ぼんっ、と音がするとその空き缶の真ん中に可愛らしいハートマークの穴が出来ていた。
その缶を手渡されると隣に座ってフードを外しているキャロは素直に賞賛する。
「わー、すごーい!」
「ふふん」
「器用なもんねえ……」
チンクを挟んで反対側に座ったティアナも缶を手渡されて、まじまじと見つめるが、これはこれで素敵な技であった。
ティアナとスバルの間にはノーヴェ、エリオとキャロの間にはウェンディが大人しくちょこん、と座っている。
「威力を上げるばかりが脳ではないからな。精密な爆破も、また技術だ」
「確かにね」
同じリーダー格同士からなのか、何故か会話の良く噛み合うティアナとチンク。スバルは相変わらず寿司の残った皿を持っていた。
「あはは、私とかノーヴェは殴るしか脳がないけどね」
「こら、はちまち、おめーと一緒にすんな」
「えー、そっくりなのになあ。ギン姉も。そういえばいつもノーヴェ達はギン姉と訓練してるの?」
「ああ、あの人は……ほんとつええよ。お前本当に同型なのか?」
「ぶー、そりゃギン姉は強いけどさ、私だって!」
「お?やるか?」
「あ、いいね。ちょと組み手でも……」
「こらこら、一応まだ研修中なんだから自重しなさいよ?」
「むう」
「えへへ、ごめん」
意外と素直に引き下がってくれるノーヴェに内心この子達も変わったな、と感心するティアナ。
「ウェンディさんの能力は、なんなんですか?」
相変わらず子供2人に挟まれていたが、それでも全く気にする様子もなく暢気に笑っている気軽さから、キャロも普通に問いかける。
「いつも大きな盾を持っていらっしゃいましたけど……」
「あー、そういえばエリオ君には一回こっぴどくやられたっすねえ」
そういって赤い髪の少年に笑いかける。
「え、えっと」
「あ、怒ってないっすよ?私が未熟だっただけっすからね?」
「……はい」
驚くほど優しく笑顔でフォローしてくれる彼女もまた、戦っていた頃からすればかなり違って見えた。
勿論まだ完全に心を許したわけではないのだが、彼女には他人を安易には傷つけない心遣いが感じられ、
また大人とばかり接する機会の多いエリオとキャロにとっては、会話するのにも抵抗が小さかった。
「私の力は別にボードじゃなくても使えるっすよ?」
「そうなんですか?」
「当然っす!えっとー」
後ろにあったソファからクッションをひとつ奪うと、あぐらをかいてとん、と座ってそのままいとも簡単に宙に浮いてみせる。
「わぁ!すごい、魔法使いみたい」
単純に魔法を使うだけなら、彼女も含めてこの部屋にいる大半がそうなのだが、少々意味合いが違って聞こえるから不思議である。
「へへへー」
ぐるっと皆の周りを一週回って戻ってくると、そのまま浮遊を止めてとすとん、と元の位置に座った。
「こんな感じっす!」
キャロの瞳は普通に楽しそうであった。
「はー……なんか便利そうですね」
「うん、ちょー便利っすよ?でもこの間テーブル浮かしてみんなで遊んでいたら、ギンガさんとチンク姉に滅茶苦茶怒られたっす!」
「そ、それは怒られるかと」
「へへへ」
なんとなく姉妹っぽいなあ、とキャロとウェンディをエリオが見守っていると、胸にYの文字をつけた青い髪の人がかなり重そうな買い物袋を持ってシスターと共に戻ってきた。
「ただいま〜」
「おかえり、セイン」
「セインおかえりっす」
「おつかれ、セイン」
チンクはともかく相変わらず姉扱いしてくれない妹達に余計に疲れながら、ガラス張りのテーブルにどさっ、と袋を置いた。
「お疲れさま。ありがとうね、セインちゃん」
「あいあ〜い」
適当にひらひらと手を振ってシスターに答えると、雑な青い髪の頭はチンクのちょっと後ろ辺りに座った。
ちょうどセインが戻ってきたタイミングを見計らって、ティアナはスバルを促す。
「こら、スバル、いつまでも食べてないでトランプぐらい出しなさいよ」
「あー、ごめんごめん」
そして、既に開けた分のトランプを取り出し、多分使いそうと買ってきておいた新品のトランプの封も開ける。
ほいではまた明日ノシ
>>450 GJ!!
不覚にも恐らく誤植の「はちまち」に萌えたwww
はちまちなのはさんじゅうきゅうさい
・ぶっちゃけ勢いで書いた。
・考察適当、無駄に長い
・非エロ、すずかメイン
「あれ……」
夢を見た。
夢の内容はあまり覚えていない。
だけど……
窓のガラス越しに、空を見上げる。
まだ、深い藍色の夜空。けれど、それにしては、窓から差し込んでくる光は明るい。
昼間、海鳴は年に数回の雪が降っていた。
澄んだ空に、円い月が浮かんでいる。その光を、残雪が乱反射して、周囲を照らしてい
た。
「涙……」
悲しい夢だったような気がする。
月村すずかが、3人の少し変わった親友たちから、彼女たちの運命を左右する事実を聞
いたのは、その明けた日のことだった。
「すずかちゃん、すずかちゃんて」
聖祥大附属小、図書室。
「は、あれ? えっと、何?」
すずかは、呼びかけてきていたはやての声に、ようやく我に返る。
「もう最終下校時刻のチャイム鳴ってしまったで」
「え、あ、うん……ごめんっ、ぼうっとしてた」
すずかは慌てて、広げていた本を棚に戻す。放課後に図書室に寄っていた他の生徒も、
既にいない。
「良かった、ようやく元に戻ってくれたわ〜」
はやては、既に一人で片づけを終えていた。すずかは、はやての乗る車椅子の後ろに回
る。
「おーい、そろそろ鍵閉めるぞー」
男性教師の声。
「す、すみません、今、出ます」
はやての車椅子を押して、すずかは慌しく図書室を出て行った。
「なんやすずかちゃん、何か困った事でもあったんか?」
「えっ?」
車椅子を押して廊下を歩くすずかに、車椅子の上のはやてが訊ねる。
「なんか、ここんとこ上の空の事多くないか? 考え事してるんちゃう?」
「う、うん、ちょっと……変な夢を見ちゃって、それで……」
すずかは少し決まりが悪そうにうつむきつつ、そう答えた。
「夢か……」
はやては、すずかの言葉に、少し、怪訝そうな様子で答えた。
昇降口を出る。校門のところに、シグナムとシャマルの姿があった。
「毎日、ありがとうございます」
シグナムは頭を下げてそう言ってから、車椅子の押し手をすずかと替わった。
「いえ、別に、やりたくてやっている事ですから」
すずかはそう言う。
「でも、重いでしょう?」
「こらー、シャマル、そりゃうちが太ってるってことかー?」
シャマルの言葉に、はやてが車椅子の上で抗議の声を上げる。その様子に、シャマルは
苦笑で返した。
もちろんそういう意図はなく、車椅子そのものが小学生には重い、と言う意味だったの
だが。
「ほななー、また明日ー」
「御機嫌よう」
手を振るはやて、言いながら軽くお辞儀をするシャマル、黙ったまましっかりと頭を下
げるシグナム。
彼女達と別れ、自宅に向かう。
「なんなんだろう……この感じ……」
自問自答しているうちに、自宅に着く。
ノエルやファリンの出迎えも早々に、自室に向かう。
「あれ?」
ぼうっとしていたすずかだったが、カバンを載せようと学習机に向かった時、それに気
付いた。
「こんな本……持ってたっけ……?」
ハードカバーの本が乗っていた。
ハードカバーの割には、かなり薄い。
すずかはそれを手にとって、ページをめくってみる。
「……白紙…………?」
ページには何も書かれていない。
「すずかちゃーん、ご飯ですよぉ〜」
「はーい」
ファリンの声に返事をして、何気なくその本を机の上に置き、ひとまずは部屋を去った。
気がつけば、すずかは見知らぬ野原にいた。
見た事もない世界。けれど、まったく不安を感じない。
むしろ、安らぎさえ覚える。
その中央に池……水の湧き出している泉があった。
「あ…………」
1人きりだと思っていたのに、泉のほとりに人影があった。
女性。長身の……すずか達よりはずっと年上だろうか、シグナムやシャマルより年上に
見えるかもしれない。
「あなたは……誰? どうしてここにいるの?」
すずかが声をかけると、女性は振り返り、酷く驚いた顔で、すずかを凝視した。
「あなたは……」
女性は目を円くしたまま呟くと、自嘲するように苦笑した。
「私は、死にぞこなったという事か」
「え……」
死、まだティーンにも達しない少女が聞くには、かなりショッキングな言葉だった。
「心配ない。私は人ではない。いや、人間の概念で言う“生き物”ではない」
「生き物じゃない?」
すずかはまた、目をぱちくりとさせる。
「あなたは心配する必要がない。あなたの魔力は歴代の主に比べて微弱すぎる。私のプロ
グラムはほとんど切り離されているし、まもなく私は消滅するだろう」
「プログラム? 消滅、って……」
すずかには、状況が、その言葉の意味が理解できなかったが、ただならぬ事であること
は判った。
「大丈夫……それで全てが終わる」
「消滅……消える、ってことでしょ? それって……いい事だと思えないよ」
さばさばしたように言う女性に、すずかは、振り絞るように言う。
「私は……必ずしも私の意志でなかったとは言え、あまりに多くのものを奪いすぎてきた。
あってはならない存在だ」
「おかしく……ないかな?」
さばけた表情で言う女性に、すずかは訊ね返す。
「生き物じゃないのに、まるで犯罪者みたい……どうして?」
「善悪はそれを用いるものの心にあり。技術者が良く用いる詭弁だな。だが、時には生み
出されたその事が罪である物もある。この世界にだってあるだろう?」
「そんな、物って……」
普通の小学3年生なら、ぱっと思いつかなかっただろう。ただ、すずかは技術者を目指
しているだけあって、その例えを思いつくことが出来てしまった。
「でも……」
一度うつむいたすずかは、すぐに顔を上げる。
「あなたはそれでいいの……消えてしまうって……世界に残らないって……あなたは、そ
れでいいの?」
「決意は……出来ている」
女性は目を細めて、そして視線をすずかから、彼方へと移した。
「でも、それなら」
すずかは意を決したように、言う。
「どうして、あなたは泣いているの?」
「泣いて、いる……?」
「うん、泣いてるよ」
澄んではいるが、決して輝かない瞳。
ゆっくりと、ゆっくりと伝う涙。
「泣いている、私が……」
女性は、愕然としたような態度で、やがて地に膝をつく。
「消えたいなんて……嘘だよ」
「私は……違う、でも……」
まるで歳の差が入れ替わったかのように、すずかは優しげに女性の肩に手をかけ、女性
はその場で嗚咽を漏らし続けた。
「造り出された物が悪いんじゃない。あなたは悪くなんかない」
「私は……消えたく、ない……? ようやく、本来の姿に……在るべき姿に戻ったのに…
…名前を手に入れたのに……消えたく、ない?」
震えて泣き続ける女性を、すずかの手が優しく撫でる。
「消させない……大丈夫……」
女性の肩にかけられていたはずのすずかの手は、いつしか1冊の、薄い薄い、数十ペー
ジ程度しかない、大げさなハードカバーの付いた本を握っていた。
「ふう……」
その時、深夜にもかかわらず自室で起きていた忍は、軽くため息をついた。
「リインフォース・セットアップ」
「Ja, Mein Meister」
すずかの手から浮かび上がった夜天の書、その残滓とも言えるべき本が、ページを開く。
ページに急速に書き込まれていく。“蒐集”ではなく、新たにリインフォースを構成する
プログラム。
「マスター、ツールと甲冑のデザインを創造してください」
「ツールと甲冑……」
リインフォースの声に、すずかは薄く目を開ける。
「あなたは守りたかった……だから消える事を選んだ……でも、守りたいのなら……」
リインフォースの本がチップ状に分解していき、そのチップ状の欠片は、すずかの右手
に集まると、新たな形を形成し始める。
それは、金色の、円い、盾。
展開する甲冑。文字通りの装甲、銀色のブレスト・アーマーを模(かたど)る。
「これが、変身した感じなんだ……なのはちゃんやフェイトちゃんも似たような感じなの
かな」
「そうですね、彼女達はミッドチルダ式なので、私とは少し異なると思いますが」
「ふーん……そうなんだ……」
すずかは、優しげに目を細めて、自分の身体に展開した姿を見る。
「あ、でも」
「なんでしょう?」
キョトン、と、すずかは目を開ける。
「変身して……何をすればいいのかな?」
「……いきなり気が削がれることを言わないでください」
「なんやすずかちゃん、今日はずいぶん機嫌よさそうやなぁ〜」
はやてが言う。
「何かいいことでもあったの?」
アリサが聞いてくる。
「別に……なんでもないよぉ〜」
すずかはそう言うが、顔がにやけている。
「ええい、正直に白状しなさいよ〜 うりうり」
「なんでもないってば〜」
アリサが、すずかの頬を、拳でぐりぐりとするが、すずかは妙に楽しそうな苦笑のまま
だ。
────私のことを明かさないでおくと? Meister。
リインフォースの念話がアリサの頭に日々いてくる。
────少しの間だけ。今だと、アリサちゃんひがんじゃうし。
────なるほど? ??
すずかまで魔法使いになった、などと言ったら、勝気なアリサは仲間はずれかよー、と
言ってひがむだろうし、その上で何をするかわからない。
────それにね。
────はい?
────少しはやきもきしてもらわないと。なのはちゃんにね。
私って意外と意地悪なんだ、と思いつつ、すずかは心の中で、悪戯っぽく舌を出した。
────なるほど。
その後、すずかがうっかり白状するのを“忘れた”為、しばらく、と言うかかなりの間
事実は水面下に沈むままになる。
新旧リインフォースが対面したとき、はやてが凄まじく悔しがるのだが、それはまた別
のお話。
>>464 や ら な い か ?
お前になら抱かれてもいい!G・Jだ!!
>>313 ちょwwwwエリオが沢越止化してるwww
なんだか、5人の子供全員が女のようなきがして仕方がない
続きが見たいと思ったのは俺だけか?!
>>464 意外とGJ!
そういや原作の設定ではすずかの実家は特殊な家系らしいな
魔力があってもおかしくはないってことか
月村家は吸血鬼の一族らしい。
ちなみにすずかは身体能力だけならフェイトを超えてるよ。
>>464 俺、リインUのことは嫌いじゃないんだ。
でも、3期のリインUの活躍を見るとちぃっとばかり悲しくなるんだぜ?
はやて「くやしいのう、くやしいのう」
>>469-470 確か、「夜の一族」とかいう吸血鬼の眷属……だったっけ?
んで特定周期で発情期があるってのと、妊娠率が低い……だったと思うぞ
つまり恭ちゃんは忍とヤりまくりだったんだね?
リリなのにその設定が継がれてるかはともかく
該当ルートだと発情期に入ったら学校休んでヤりまくってた記憶があるなあ
ちょっとすずかに交際申し込んでくる
皆様ありがとうございます。
・某祭りに投稿しようと思いついたけど良く見たら募集期間終わってたリインIのSSネタ
・アリサorすずかで魔法少女
この2者のネタを組み合わせて書き上げました。
ちなみにアリサの方が性格的には書きやすかったのですがすずかを選んだのは皆様のご想像の通りです。
後日談ネタも考えたりしてますが
・非エロで無駄に長い。しかも捏造あり杉
・ユーすずで、本来の意味での“や・お・い”
・すずティア(欠点:StS見ていない)
とかしか思いつきません。
元ネタとなる作品見てないって書き手の方から暴露しちゃダメだお〜
>>477 お待ちしてます。
ところで、すずティアって中の人ですかw
リインフォースアインス祭なら今募集中……12月18日まで
違う祭りのかね。リインフォースネタだけど
482 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 20:17:25 ID:BeIZP0Rd
もし、リリなので月村家が原作同様だったら
偶然、手に入れたジュエルシードに大好きな恭ちゃんの子供を産みたいと忍さんが願ってしまい発動とかってネタも可能な分けだよね
…すまん、意味がよくわからん。
ちなみに夜の一族設定だと通常は中出ししても殆どヒットしないのと引き換えに
二ヶ月に一度の発情期間中じゃ妊娠率は極端に上がるぞ。
とらハ設定のオリキャラを考えちまう自分は末期かもしれん
だってとらハ3のキャラが居るならとらハ2の神咲家出してもバチは無い…だろ?
姉の親友が出るとか、淫獣診て貰った獣医さんの元店子が出るならまだしも、オリキャラって……
リリなのしか興味ない人には訳がわからんと思うんだが
486 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:26:17 ID:8Iqa8d0w
夜の一族は相手を魅了して意のままに操ることも可能。
他にも異常な身体能力と再生能力(千切れた腕を再結合)、霊能力をもつ。
そのかわり能力行使には血が必要(忍の叔母は学生時代、血を殆ど飲んでいなかったらしく成長が遅かったが、血の供給先を得た後は急成長をとげている)。
>>484 問題はないと思うぞ。
どっかのサイトじゃクロノが狐と仲良く?なっていたし。
あの寮は時空管理局なんてへでもない連中の巣窟だからなぁ…
特に太陽のある限り戦闘可能な妹や電撃妖弧、トライウィングス3姉妹は下手をすれば単体で機動6課を制圧できると思う。
487 :
sage:2007/11/22(木) 23:27:03 ID:8Iqa8d0w
sage忘れた…orz
まあ落ち着け
とらは設定ねぇ。TVシリーズしか見てない人でも楽しめるように書いてくれれば。
結局、料理の仕方次第かな
>>487 そこは名前欄だw
「sage」はメール欄にいれるんだぜ
まぁ、あれだ
U−1には気を付けてくれ
オリキャラも良し悪しだけどね
経験から言って↓のようなパターンが多い
話を書くためにオリキャラを作る:〇
オリキャラを書くために話を作る:×
これ絶対じゃないけど、気を付けて
とりあえず、個人的にはオリキャラメインでオレキャラマンセーのSSは勘弁願いたいな
サブとしてオリキャラ登場させて、原作キャラのいいスパイスになってるSSは読んでいて楽しい(最近ならサンタとか
というか、大概前者のタイプは読んでいて中二病臭がするような・・・
オリキャラだったと思ってたら、実はロストロギアによって変身させられた
レギュラーキャラ(サブキャラでも可)だったと言うパターンはどう解釈したらいいんだ
>>493 擬人化とか?
許容出来るなら萌えればいいと思うよ
>>494 擬人化ねぇ。
そう言えばここ最近、フリードやデバイス(の人格だったりそのものだったり)の擬人化って見ないな
エロがまったくなくて、厨ニ病的な内容でオリキャラ付きで
いいとこ何ひとつないじゃん
>496は誰に対するレス?
>>491 下は個人的になにがしたいのかわからん
二次創作じゃなくてオリジナルで全部やればいいのに
>>498 あれだ、設定とか世界観だけ借りたオリジナル作ってるような感じなんだよきっと。
オリキャラ好きでも
中二設定でイケメンだと読んでで何故か寝取られ感を感じたりする俺はチェリー
>>500 分かる気がするから怖い怖い
なんか無性にイラつくよなそういうのw
メアリー・スーが嫌われるのは万国共通らしいからな
しかし、書く奴は次々と現れる→後に読んで悶絶
人類の背負った業か何かなのだろうかw
そんなことに思いを馳せて仕事いってくる
くそ寒ぅー
まあ素人の二次創作者が生み出すのかと言うと必ずしもそうではないようだけどな。
ハマれなかった人間が見るとハーヴェイもそう見えたそうだし。
公式側もときどき起こすことがある。
ぶっちゃけsts本編のなのはさんも見方次第では普通にそうだしね・・・・・・。
>>481 >リインフォースアインス祭なら今募集中……12月18日まで
。 。
/ /
( Д ) スポーン
見間違えてた……
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ そうだ氏のう
∪∪
メアリー・スーって言葉があるんだね……世の中にはまだ知らない言葉がいっぱいだ。気をつけないと
しかし恭ちゃんとか忍さんはともかく晶、レン、3以前のキャラとかはさすがにスレチ……?
3設定持ち出すと、ノエルさん人間じゃなくなっちゃうしなあ…
そういえばカートリッジシステム積んでますね、彼女wがしゃこんがしゃこんメイドさん(謎
(注意書き)
今日はちと会話が多いかも;……内容薄いんで斜めつか縦にでも。何も読めませんけどw
いつも通り最後の一段落ぐらいしか中身が無いです⊂´⌒つ。Д。)つ
[はやてクライドゲンヤロッサセイン?→高町母娘とディエチ]
では、朝刊どす〜
はやてと仲良く寿司を突っついていたクライドのところに、食糧の配給も大分落ち着いてきたことだし、
とナカジマ家のお父さんがペットボトルを持ってやってくる。
「や、クライド提督!おかえりなさい」
お茶の勺を始めるゲンヤ。
「ああ、い、いえいえ……」
恐縮しながら、それを受けるクライド。
「ナカジマ三佐、クライドはんのことご存知なんですか?」
「ああ、いや、なに。局で提督クラスの殉職者ってーのは滅多にねえからな。意外と有名な話だぜ?」
「そうなんですか……」
よっこらせ、と腰を下ろすゲンヤに先手を打っておくはやて。
「でも、一ヶ月ぐらいしかいられないんらしいんで」
「そうなんですかい?」
「え、ええ……」
そこでじっとはやてに視線を送られて、ああ、聞いてくれるなってか……と察して会話の方向を上手く変える。
「まあうちもクイントがいなくなって、めっきり寂しくなってしまいましてなぁ。
久しぶりにご家族のところでゆっくりなっさっちゃーどうです?」
「そうですね……」
ふわりと笑顔でかわされて、勿論それ以上の追求は止め、今度ははやてをいじりはじめるゲンヤ。
「しかし、八神にもよーやっとー春が来たって感じだな」
「な、な、なにをいうてはるんですか!ナカジマ三佐」
と慌ててクライドの背に少しだけ体を隠しつつ、ちゃっかり彼の片腕を抱え込む。
「いやいや、最近じゃ誰が一番最初に嫁に行くのかって、すっかり話題になっててな。
ハラオウンの嬢ちゃんと、八神と、あっちの空のエースさんと」
少し離れてクライドの向こう側に座っていたフェイトは、分の悪い話の様相にじっと黙って聞いているだけである。
「やー、なのはちゃんの方が早いんとちゃいますかー?今も仲良く遊んで――」
その場の全員の視線が、某教導官の方へ向くが――その相手と思しき人は彼女の手の中で動物形態のままひっぱったりひねられたりしていた。
「いるみたいですし」
全員が苦笑いになるのも無理は無い。
ここまであまり喋らなかったクライドが珍しく話しかける。
「ゲンヤ殿は……陸士部隊の方でしょうか?」
「おぉう、ご名答。一応陸士108部隊の部隊長をやらせてもらっております」
「なるほど、道理で落ち着いていらっしゃると」
「いやいや、まだまだ……。階級も八神に抜かれちまいましたしなあ」
「そう……なのか?」
まさか自分の腕にまとわりついている少女が、そこまでの扱いとは思いもよらなかったのか、さすがに驚く。
「ああ、いやいや、ちょーっとばかし魔法が使えるだけでして……小娘扱いの方が気楽と言うか、嬉しいと言うか……」
ごにょごにょと先が消え入りかけるが、心情はクライドに良く伝わったのか、預けた腕はそのままにしておいてくれた。
ゲンヤもそれなりにフォローしてくれる。
「まあ海だとその辺は結構適当ですからな……魔力持ちはぽんぽん出世するし」
「ですね……陸(おか)だとなかなか資格とか試験とかうるさいですから」
「なあ、クライドはん、その、うみー、はわかるんやけど、おかーってのはなんなんやろか?
クロノ君とかロッサとか使っててずーっと気になってるんやけど」
「ああ、まあ船乗り言葉だと思ってくれればいいんだが。海の男と言うとわかりやすいだろうか……?
とにかくやたらと陸の上を区別したがる傾向が昔からあってね。その名残ってところかな」
「へー?ああ、おかにあがったかっぱーいいますもんね」
「うん。まあでも、若干蔑称のように使うことが多いかもしれない……陸は駄目だーとか、陸の考えはわからん!とか」
「あ、それなんかよーききます」
「まあ陸には陸の考えがあって当然だと、俺は思うのだが……」
うんうん、とゲンヤも頷いている。
「全く身内ながらこまけえことにうるせえし、もうちっとは融通利かせろよとしょっちゅう思うんだがな。
かといって海みたいに大雑把、てなわけにもいかねえところが難しい所じゃあるんだが」
「ですね……海だとどうしても、細かいことは構っていられませんから」
「そうなん?」
「うむ……提督、といえば聞こえはいいが、平たく言えば船長だ。そして一隻の艦船を預かる、ということは、
同時に乗組員全員の命を預かる、ということになる。よってその時に――重大な事態になった時に、
船長は絶対的な権力を持つ代わりに、全てのことに対して責任を持たなければならない。
そんなときに、手順がどうとか、決まりがどうとか――言ってはいられないよな?」
「確かに……海の事件は規模も大きいし、細かいことに拘って手遅れになってもうたら、目もあてられへんことになってまう……
そう考えると提督、って一国一城の主みたいなもんなんですね」
「うん、だから、主張ははっきり通すし、人材を囲うのも上手い。ただそのかわり、意見が通りにくいことや面倒なことを
極端に嫌う傾向があって、地上本部――陸(おか)をどうしても嫌ってしまう方が多くてね」
「なるほどぉ、だからあんまり近寄りたがらないんですね。なんで仲良くできへんのかと、ずっと疑問に思ってました」
「うん、まあ性格と言うか――環境の違いのせいなのだが。目的は海も陸も空も、皆同じで大切な人たちを守りたいだけなのだがな」
うむうむと頷くゲンヤ。
割と饒舌になってくれたクライドに寄り添いながら、フェイトにも話を振ってみるはやて。
「フェイトちゃんはどうなん?一応……海の女?」
「え、ええ?私は執務官だからー、ちょっと違うかな。確かに艦船にいることは多いけど……事件があればどこにでもいくしね」
「せやなー、ほんと飛び回ってる感じやもんな」
「ほんとに、たまのお休みぐらいはゆっくりとお喋りとかしてたいよ……」
「うんうん、いっぱい喋ったらいいやんかー、エリオとかキャロも久しぶりやろー?」
「う、うん、そうなんだけど……」
「キャロー、エリオー、フェイトちゃんが呼んではるでー」
ちょうど遊ぶのに夢中で食べることを忘れていた2人が、寿司桶の前でギンガから皿を受け取ったその時であったことも手伝って、
はやてが呼ぶととてとてとやってくる。
「なんですか?フェイトさん」
「どうかしました?」
「ああ、いやうん……」
「まあまあ、2人とも座りぃ」
はーい、と返事をしてちょこんとフェイトを見上げつつ挟み込んで座る息子と娘っぽい2人。
えへへ、といつものように笑っている桜色の髪の少女と、じっと見上げてくれている赤い髪の少年の瞳がやっぱり嬉しくて、
どうしても甘くなってしまうのは、彼女の悪い癖であろうか。
「エリオも、キャロも、久しぶり。元気だった?」
息子、娘の順で答えてくれる。
「はい、フェイトさん!」
「ばっちりがんばってます!」
いつも通りの元気な声に、うん、と少しだけ感慨深げに頷く。
「フェイトさんはお元気でした?通信とかで、いっぱいお話はしてますけど」
「うん、まあ忙しいけど、それなりに。エリオとキャロは?」
「ええとですね――」
完全に親子お喋りモードに入ってしまうフェイトと可愛い子供達。
かたや、ちびちびと茶を飲んでいたゲンヤであったが面倒になったのか煽って飲み干した。
「あー、これで酒がありゃーもー最高なんだがな」
「もう、ナカジマ三佐、ギンガに怒られてまいますよ?」
「そうだがなー、こう茶をついでたんじゃ侘しくて侘しくて」
「ん……そうはいってもこの家にはお酒の買い置きは――あ」
と、いいかけてクライドはさっき買ってきたワインのことを思い出す。
「そういえば、ワインを買ってきたんだった。折角だし開けてしまおうか」
「ええの?」
「いやいや、その為に買ってきたんだしね」
「せやね。じゃ、シャマルに頼んで持ってきてもらおか」
はやてが立ち上がってエプロンつきの台所係を呼んで頼むと、すぐに了解しキッチンから持って来てくれたのだが、
何故かグラス持ち担当で緑色長髪の白スーツまで一緒についてきた。
「なんでロッサまでくるん?」
まあ動機は普通に分かり易いことではあるのだが、かなり笑いながら突っ込むはやて。
「いやいや、クライド提督ご愛飲のワインをあけようというのに、僕を置いてけぼりというのはどうなんだい?はやて」
「まあ、ええけどなー」
そういって再びクライドの隣に戻ると、さらにその隣にどれどれと腰を下ろすかなり長い薄緑色の長髪の人。
ゲンヤ、クライド、ロッサと男3人の谷間で傍目から見てもかなりはやては楽しそうであった。
親子の会話をしていたキャロも、フェイトに思わず聞いてしまう。
「はやてさん……すごく楽しそう?」
「うん……だね。はやては人気者だね」
ちょっとだけ羨望の眼差しを向けながら、それでも喜んで楽しそうにしている彼女を見ているとこちらまで嬉しくなってしまうのは、
人柄の魔法と言う他無い。
さて、肝心のワインなのであるが、当然の如く酒飲みの居ない家庭のこと、コルク抜きなどあろうはずもなかった。
「しまったな、うっかり買うのを忘れていたよ……」
ぽりぽりと頭をかくクライドに、うーんどうしたらええやろーとはやてが悩んでいると、
最後に3を1枚残して2を出したもののジョーカーでぶった切られて、発狂するウェンディに手持ちのカード残り全部を連続で叩きつけて
大貧民に没落させてから誇らしげにふふん、と不敵に笑っていたチンクがそれに目ざとく気づく。
「お、セイン。出番のようだぞ?」
「お、お?」
チンクに促され、ひょこひょこっと盆を膝に乗せたまま完全に給仕担当と化しているシャマルの後ろ辺りから、
おずおずとその輪の中に話しかける雑な感じの青い髪。
「栓、開けましょうか?」
「お、セインちゃん、開けれるんか?」
「へへー、ばっちりですよ」
「ほいじゃ、頼もうかな」
じゃあはい、とシャマルに手渡されると、むき出しになったコルクの部分にそっと指で触れると、瓶の淵を一瞬だけ青く溶かしてすっと真横に倒し、引き抜いた。
「おー!」
「おー、やるね!セインさん」
はやてとロッサに褒められて、素直に照れる。
「へへ、どうもどうも」
少しだけ得意げにトランプの輪に戻ったが、姉妹達の反応は相変わらずであった。
「たまには役に立つな、セインも」
「ほんとっすね〜」
「まあ、たまーにな」
「……しくしく」
さて、某フェレットはと言えば、ソファに半円状のレストリクトロックで貼りつけられたまま、
母と娘に小さい指先ほどの大きさのプラスチックのような丸い玉をぶつけられて的にされていた。
「いんじゅーはおしおきだー!」
「おしおきだー!」
割と問題のある台詞と共にぺちぺちと飛んでくる玉がそれなりに当たる。
ううう、と的が泣いているように見えるのは気のせいではなかろう。
その様子を相変わらずぼーっと見やって座っていた茶色い長い髪を後ろで細くまとめているディエチであったが、
子供らしい気遣いでヴィヴィオがそっと立ち上がって寄ってきてくれた。
「……?」
「はい!」
と玉を一つ手渡され、素直に手の平で受け取るが、一応母親に確認を取る。
「……いいの?」
「うん、あてちゃえー」
そう……とじっと玉をしばらく見つめてから、片方の手に乗せなおすと片膝をつき片目を閉じもう片方の手の中指を親指の腹に当てて、狙いを定める。
どうするのかな?と背中についた]の白い文字を観察していた親子であったが、お母さんがいいというし大丈夫なんだろう、と思い込み
かつ姉妹達に倣って自分もやるところなのかな、と考えたのか全力で特殊能力を発動させた。
「インヒューレントスキル、ヘヴィバレル発動」
ほいでは、また月曜に〜ノシw
>>511 うん、GJだ!
自業自得とは言え、ユーノの死亡フラグはいつまで続くんだww
>>511 GJ!!朝刊乙。ディエチさんは何をする気なんでしょうw
>>511 朝刊GJ!そして、相変わらずユーノには死亡フラグ全快だなwww
なのはさん「あてちゃえー」じゃないでしょうwwww
>>511 GJ
ちょいと真面目な話のクライドさんとその他
……と、思ったらそこの10番。八神家を灰燼と帰す気か!ユーノ逃げー!
>>511 ホント引っ張るの好きだなあんたwwGJ!
へヴィバレルってどんなんだっけ、弾丸合成?
>>517 弾丸や射出エネルギーの生成。
あと射撃技術のことも指す。
ちょ、ま・・・
さすがに砲撃はまずいでしょ(-。−;)
>>511 GJ!
それにしてもこのなのはさん凶悪である。
ちょっと今からなのはさんに「この悪魔が〜」って言ってくるわ
それでもいんじゅーなら、いんじゅーなら耐えてくれる!!
522 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 14:08:04 ID:/VzvzLuz
空を飛べるが故の悲劇
謎の飛行物体を追跡してるなのはだが
それは罠である魔物の巣に誘い込まれてるとも知らずに追跡し続ける
そして追跡が森林地帯から広い場所に出た瞬間に正面に巨大な蜘蛛の巣が張り巡らされてあり避けきれずに突っ込んでしまうなのは
更に衝撃でレイジングハートを落としてしまう
蜘蛛の巣くらい魔法を使わなくても何とかなるとジタバタするなのはだが想像以上の粘着性で抵抗すれば抵抗すれ程に
全身に糸が絡み付きキツく結ばれミニスカも災いし敏感な割れ目に沿って糸が食い込む形になり刺激し濡れ始め体力も消耗して行く
更に最初は異常なまでの魔力に警戒していた巣の主である雄蜘蛛も異変に気付いたやって来て始まる惨劇
数時間後には何故か干からびた蜘蛛の死骸があり。アナタの敗因はすぐに産卵せずに楽しもうとした事。と言い残し立ち去る人影があった
異種間逆レイプ自重
てっきりグロオチかとおもったらwwwwww
というかなのはさん自重。
この後、火がついちゃったなのはさんのせいで
今度はフェレットの干からびた死骸が作成されるのを妄想してしまった。
こ……これが管理局の白い悪魔の実力か……!!
>>518 ちなみに攻撃力はニアSランク。なのはさんのディバインバスター程ではないが
かなり凶悪なIS。
>>526 全力でなくてSランクだから、最大ならオーバーS行きそうだけどな。
ブラスター使わないエクセリオンと同じくらいだから、DBよりは威力高いと思う。
あと撃ち出す弾をガス弾にしたりといった使い方も出来るな。
そういやヘヴィバレルは実弾も撃てるって設定があったな。
質量兵器だから犯罪だな
>>528 ヘヴィバレルじゃなくてそれを撃ちだす固有武装に装填できるってだけじゃなかったか?
22時か…今晩は投下ないのかな?
じゃあ私が書きます
・フェイト×ユーノ
・エロ
・色々書き加えたら終盤鬱っぽくなっちったスマソ
「神様…どうして私は女に生まれて来たんですか…。どうして男に生まれるようにしなかったんですか?」
フェイトは自分が女に生まれて来た事を恨んでいた。男から見ればそんなの勿体無い!
と叫んでしまいたくなる程の美人であるのだが、フェイト本人にとってはそんな物は
無意味に等しい物だった。何故ならば…
「こんな事になるなら男に生まれたかった! 男なら安心してなのはを愛する事が出来ると言うのに…。」
フェイトはなのはを愛していたからだ。勿論性的な意味で…
確かになのはの方もフェイトに対して好意を抱いている事はフェイトも知っている。
しかし、それもあくまでも親友と言う健全な意味での好意に過ぎない。
そしてなのはが性的な意味での好意を抱いている相手は異性であるユーノ以外に他ならない。
仮に今フェイトが自分の気持ちをなのはに打ち明けたとしても、前述の通りなのはは
健全な対象としてフェイトを見ているのだから…
「何それ…おかしいよ…女の子同士で…。」
と絶対に引かれてしまうのは目に見えている。
「悔しい…悔しい…。私が男ならユーノよりずっと魅力的な男になれる自身があるのに…。」
だが今更こんな事を考えた所で仕方ない。かと言って変身魔法で男になるとか、
性転換手術を行うとかそういう方法は一見効果的に見えてもかなり逆効果だろう。特に後者は
下手をすれば…と言うか絶対に人生そのものを棒に振りかねない。
可能ならば自分が男に生まれていたら…と言うIFの人生を一からやり直すと言うのがベストなのだろうが、
そんな簡単に人生をやり直せるのなら苦労はしない。
「はぁ…こうして悩んでいる間にもきっとなのははユーノに抱かれて…。」
なのはが既にユーノと何度も夜のベッドでイチャイチャしている事は知っている。
二人が愛し合えば愛し合う程フェイトの心は傷付いて行くのだが…
「ん!? 待てよ…。」
突然フェイトの頭にある考えた浮かんだ。
「そうだ! 逆転の発想だ! その手があるじゃないか!」
フェイトはそうやって笑いながら立ち上がった。
ユーノが無限書庫での仕事を終えた後、自室に帰って来た。
「ふ〜…シャワーでも浴びて寝ようかな。」
そう言って背広のネクタイを外しながら部屋の中に入るユーノであったが…
「ユーノ…お帰りなさい。」
「ああただいま…ってええ!?」
ユーノは思わず我が目を疑った。何しろ本来誰もいないはずのユーノの部屋に
フェイトの姿があったからである。しかも裸体にバスタオル一丁の姿で…
「な! フェイト! 一体何で…。」
思わず目を背けながら問い掛けるユーノ。それにフェイトは笑みを浮かべながら答えた。
「フフフフ…ユーノはなのはと何度もエッチしたんだよね…。なのはの裸を何度も抱いたんだよね…。
なら…私がユーノとエッチすれば…間接的になのはとエッチした事になるよね?」
「えええ!?」
フェイトの唱えた理論にユーノも愕然とした。確かにフェイトがなのはに対して
同性愛的感情を抱いている事はユーノも理解している。しかし、かと言ってフェイトが
なのはを押し倒したとか、ユーノとなのはの仲を裂こうと陰謀を巡らせたとか
そういう話は一切無い為、普通に諦めたのかと思っていたのだが…
まさか予想の遥か斜め上を行く行動を取っていたとは…
「ユーノ…私とエッチしよ…そしたら間接的に私がなのはとエッチした事になるから…。」
「うわぁぁぁ!」
自らバスタオルを剥がして裸体を晒しながらユーノに近付くフェイトに思わずユーノも後ずさった。
間接エッチ。要するに間接キッスのエッチ版なのだが、ユーノはフェイトとエッチしたくは無かった。
「い…嫌だ! そんな事…いくらフェイトの頼みでも聞けない!」
「どうして?」
「だってなのはに申し訳無いじゃないか! そんな浮気みたいな事! 下手をすれば俗に言う
”nice boat”な展開にだって発展しかねない! そんなの僕は嫌だよ!」
「分からない…なのはの身体は抱けるのに私は抱けないなんて…分からないよ…。」
確かにユーノはなのはの裸なら何度も抱いている。しかし…他の女性の裸を抱く気は無かった。
エッチな本で興奮するならともかくも、実際に抱くと言う好意はなのはに対する裏切り行為になるからである。
だからこそ如何に親しい間柄であるフェイトが相手であろうとも抱く事は出来なかった。
「そう…なら私が無理矢理にやらせてもらうから!」
「え? うわ!」
次の瞬間フェイトはユーノに飛びかかり、そのままベッドの上に押し倒していた。
「やっ…やめるんだフェイト!」
「や〜だ。」
笑顔でユーノの言葉を拒否したフェイトはユーノのズボンに手をかけ、パンツごと下ろした。
「うわ…これがユーノのオ○ンチン…大きい…。」
「わぁ! フェイト…見ないで…。」
既に勃起していたユーノのモノをフェイトは手で添え、ゆっくりと持ち上げていた。
「これがなのはのオマ○コに何度も入れてズボズボにしたユーノのオ○ンチン…。
これを私のオマ○コにも入れれば…間接的に私はなのはとエッチした事になる…。」
「うわぁ! やめて! やめてくれぇぇぇ!」
ユーノはもはや涙目になって哀願していたが、フェイトは構わずにユーノのモノを掴み、
自分の股間のソレへと押し付けていた。もしこのまま挿入させられてしまったら
なのはに申し訳が立たない。下手をすれば”nice boat”な展開に発展しかねない。
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ユーノの叫び声が部屋中に響き渡った…。が…フェイトはそれにも構わずに
ユーノのモノを己のソレの中へねじ込んで行って…
「痛ぁ!!」
破瓜の激痛の余り目から涙を飛び散らせていた。
ユーノのモノはかなり大きめであるし、何よりフェイト自身がユーノを通してなのはとの
間接エッチする事ばかり考えていた故、破瓜の痛みなど考えに入れていなかった事が
その痛みをより凄まじいにしていた。しかし…フェイトは己のソレへねじ込んだ
ユーノのモノを抜く事は無かった。
「痛い……でも……初めてユーノとエッチしたなのはだってこの痛みは感じたはず……
なのはが感じた物と同じ痛みなら……どんな痛みにだって耐えられる……。」
フェイトのなのはを想う気持ちはここまでの物なのか……そう思わせる程にまで
フェイトはソレから迸る処女血にも構わずにユーノのソレを奥へ奥へと押し込んで行った…
「アアア! 奥まで入ったぁ! なのはの膣の中に何度も入ったユーノのオチンチンが…
私の膣の奥にまで入ったぁ! これで私は間接的になのはとエッチした事になる!」
「やめて…おねがい…やめて…フェイト…おねがい…。」
ユーノを通してなのはと間接エッチした事にフェイトは喜びを感じ、対照的にユーノは泣いていた。
そしてフェイトはユーノの嘆きにも構わずに今度は腰を動かし始めたのだ。
「なのはと何度もエッチしたユーノのオチンチンが私の中で暴れてる!
なのはと同じ感覚を私も感じてる!!」
「うわぁぁぁぁ!! やめて! お願いだからやめてぇぇぇぇ!!」
フェイトにはユーノの声など聞こえていなかった。そしてフェイトにとっては今している事は
なのはとの間接エッチであって、ユーノの事などはどうでも良かったのであるが………
「フェイトちゃん…何してるの………。」
「あ…………なのは…………。」
いつの間にかにフェイトの背後になのはの姿があった。
そして一見穏やかに見える反面、心の中では物凄い憎悪の炎を燃やしていると
思われる様な目でフェイトの姿をじっと見つめていた。
「おかしいな…どうしちゃったのかな………
フェイトちゃんだって女の子だから男の子に興味がある事は分かるけど……
ユーノ君は後々私の旦那さんになる人なんだよね………
普段ユーノ君なんて眼中に無いって振りをしときながら……
裏でこうして私からユーノ君を寝取ろうとするなら………
普段言ってる言葉の意味が無いじゃない………
私のユーノ君から離れてよ………ねぇ……私の言ってる意味……
私の考え方……間違ってるかな………少し……頭冷やそうか……。」
なのはは俗に言う『ヤンデレ』の目になっていた。これにはフェイトも慌てて
言い訳をしようとする訳である。
「ち……違うよなのは! 実はユーノが私を無理矢理押し倒して裸にして………。」
「嘘でしょ?」
「……………。」
フェイトなりに精一杯の嘘泣きでなのはに説明しようとしたのだが、速攻で嘘とばれてしまった。
「嘘はもっと上手に付こうよ。だってそうじゃない。ユーノ君はそんな事しないよ。
この状況…誰がどう見てもフェイトちゃんがユーノ君を押し倒した様にしか見えないよ。
それにしても……フェイトちゃんにはガッカリだよ………。こっそり私からユーノ君を寝取ろうとしてた
なんてね………酷い……酷いよフェイトちゃん…………。」
なのはの目には涙が浮かんでいた。フェイトが何度もなのはを抱いたユーノを通してなのはと
間接エッチしてるとは思いもしないなのはにはフェイトが自分からユーノを寝取ろうとしているとしか
思えなかったのであるから………しかし……
「ちっ違うよ! 私は別にユーノを寝取ろうなんて考えてないよ! 私が本当に愛してるのはなのは!
ユーノなんてむしろ私にとっては邪魔者でしか無い! 今こうしてる事だって所詮はなのはと
間接的にエッチする為の手段に過ぎない! だから信じて! 私が本当に好きなのは………
私が本当に愛してるのはなのはなんだよ! なのは愛してるよぉぉぉぉぉぉ!!」
もはやフェイトも必死だった。顔は真っ赤になり、目からは涙を流しながら必死に想いを伝えた。
「フェイトちゃん………。」
「なのは………。」
なのはは優しい笑顔でフェイトに顔を近付けた。これにはフェイトも思わず笑みが浮かぶ。
自分の想いがなのはへ伝わったのだと………
「良いカウンセラーの人……紹介してあげるからね………。」
「え………。」
前言撤回。フェイトの想いはなのはには伝わらなかった。と言うか、滅茶苦茶引かれてる。
「どうして!? なのはは私が嫌いなの!?」
「そんな事無いよ。私もフェイトちゃんの事好きだよ。でも…女の子同士でそういう事するのって
おかしいよね? 私も周囲からレズ扱いされたら困るし………。って言うか、それはただユーノ君を
私から寝取ろうとしてるのを誤魔化そうとしてるだけなんでしょ?」
「な………。」
その時……フェイトの中で何かが切れた………。
その時歴史が動いた
すまん誤爆orz
支援?
「私が馬鹿だったよ………どうして今までこんな女の事愛してたんだろう………どうかしてたよ……。」
「え…………?」
突然俯き、小声でボソボソと呟き始めたフェイトになのはは不審に思った。そして……
「そんなに言うなら本当にユーノを寝取ってやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「ああ! ダメェ! やめてぇぇぇぇぇぇ!!」
完全に切れたフェイトはユーノの唇を無理矢理に奪い、未だユーノと繋がり続けている腰を
激しく動かし始めた。なのはの目の前で………
「こらぁ! やめなさい! やめてぇ!!」
なのはは何とかフェイトをユーノから引き離そうとするが、フェイトはユーノを離さない。
「うるさい! 今日からユーノは私の物! ユーノは私の旦那さんになる!
私はユーノの子供産むからぁぁぁぁぁぁ!!」
「ダメェ! フェイトちゃんダメェ! ダメェェェェェ!!」
もはや今となってはなのはや間接エッチの事等どうでも良かった。
ただただ………なのはからユーノを寝取る……。それで頭が一杯だったのだから……。
そして………
「アッ! アッ! アアアアアアアァァ〜!」
「あ………………。」
ついにユーノのモノから大量の白液がフェイトのソレの中へとぶちまけられ、
フェイトは真っ赤な顔で満足げな笑みを浮かべ……なのははショックの余り暫し硬直していた。
こうしてフェイトはなのはからユーノを寝取った。さらにその後間も無くして
フェイトはユーノの子を妊娠。俗に言う出来ちゃった婚をする事になる。
「どうして…こんな事になったんだろう…でも……もうこの際どうでも良いや……。」
フェイトが冷静さを取り戻したのはユーノの子供を出産した後だった。
しかし、今更になって悔やんだ所で仕方が無い。それにユーノと暮らすのも
何だかんだで悪くないとも思い始めていた為、特に何の問題も無かった。
「もう誰も信じられない…。」
信じていた人二人に同時に裏切られたなのはは傷心のあまり旅に出た。
ああ何故この様な事になってしまったのだろう…
この世はこんなはずでは無い事ばかりだ…………
おわりorz
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『フェイトがユーノを通してなのはと間接エッチする話かと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにフェイトがユーノを寝取っていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r ー---ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ ゆで理論だとか超展開だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
最近リインU×フェレットユーノの獣姦ネタとか、なのはがユーノを逆レイプとか
そういうネタが思い付いたので現在執筆中です。
あと人多杉に引っかかってスマソ(一時的に壷入れて書き込みましたけど)
あー
自分こういうの嫌いなんだよなあ
無理矢理杉、見え見えでなあ
>>542 ラーメン食ってる間に再開してたか。乙かれー。
>・色々書き加えたら終盤鬱っぽくなっちったスマソ
まったく鬱じゃないってw
>>542 GJ!なのはさんは鬱だろうね・・・。でもあきらめるの早すぎですよw
547 :
( ゚Д゚):2007/11/23(金) 23:44:13 ID:PKoPfjM8
乙ー
NTRは賛否両論分かれるところ。
かく言う自分もなのはのクロノNTRとか妄想した事もありました。
それはNTRと言うよりただもとの鞘に収ま(ry
>>542 GJ。nice boatと思いきや、最後にフェイトさんやってくれたZEwww
そしてハブられた魔王様は・・・み、見ちゃダメだorz
>>542 なんというNTRwwwww
しかし、フェイトさん冷静になるのが遅すぎだ。
とりあえずGJwwww
俺もちょっと今回は勘弁かなぁ…
ってか、これ通報しろよユーノ
子供は引き取るなり何なりしてもいいが
レイプは犯罪です><
>>542 相変わらずユーノの意思が一片たりとも入る余地がない件についてw
GJさw
>どうして男に生まれるようにしなかったんですか?
神を怨む前にプレシアママンを小一時間問い詰めたまえw
そこで
ユーノ争奪ご奉仕戦〜なのはVSフェイト〜
が勃発してたら最高だったと思う
勝者はユーノで
>>553 なるほどwwwww確かに言われてみりゃあそうだなw
皆様いいですね、GJです。
そんな皆様に影響されてこんな展開を考えてしまいました
メイン エリオ フェイト
時系列 JS事件から1年後
・ある時エリオは、一組の家族が団欒してるのを見て、少々の寂しさを味わう。(この時エリオは、フェイトの部下的な立場に戻っている)
・その頃フェイトは、なのはとともにヴィヴィオと遊園地にて遊んでいた、そのことを知ってエリオ孤独感を味わう。
・そして、エリオの誕生日の時、フェイトは任務で行けなかった(忘れてたでも可)エリオ、フェイトに不信感を抱く(フェイトは自分の事はどうでもいいのではないか?)
・だが、ヴィヴィオの誕生日(なのはと出会った日)の時は、フェイトばっちり出席、エリオ、フェイトへの不信感高まる
・そんな中、大きな事件発生、エリオにミスでヴィヴィオさらわれる。
・フェイト、エリオにビンタ、フェイト何も言わない、今までのこともあって、フェイトに対する不信感が極まる
・ビンタされたショックから、エリオ捕まる。
・フェイトたちの活躍もあり救出成功、しかしその瞬間、地面が崩れ始める。
・地面に落ちそうになる、エリオとヴィヴィオ、フェイトは思わずヴィヴィオを先に救出してしまう。
・エリオ、フェイトに対する不信感爆発、フェイトの手を払いのけて落下していく。
・事件後、フェイト、自分のしたことを理解、自責の念に駆られる。
・事件の黒幕は脱走していたスカ達であること判明、それにより元六課メンバーと構成組ナンバーズ終結、本拠地を強襲。
・フェイト、怒りのあまりスカを殺そうとするが、近くにある人くらいの大きさのポッドに気づく。
・突如そのポッドが爆発、戦闘機人(スカの最高傑作)に改造されたエリオが姿を現す。
こんな感じです、妄想垂れ流してすいません、プロットは出来ても文章に出来ない。
自分の文才の無さを恨む……
>>542 もうちょっとギャグではっちゃけてもいい気がしましたがとりあえず GJ!!
NTRものは人によっては嫌悪感が出るから、前もって警告しとく方がよいと思います(一応ギャグものでも)
>>553 そうですね。フェイトが男である場合、それこそプロジェクトFで性別変換が発生するか
元のアリシアさんが男でなきゃいけないわけですから
>>556 文章にするつもりなさそうだからいちいち突っ込まないけど
プロット段階でもそれはどうかと思う
>>558 ごめんなさい、これからは自重します。
ただどうもフェイトとエリキャロって繋がりが薄く感じられて…
キャロはルー子がいるからいいにしてもエリオはどうかなと思ったわけです。
560 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:51:05 ID:BBne4z84
>>542 う〜む…はっきりGJとは言えんが頭ごなしに否定も出来ない。
最近ユノなのよりユノフェに萌えてるのを保管庫のユーノマニア氏のネガフェで再認識したんでな…
だから今はシナイダ氏の次回作を切に待ちわびている。。。
お初ですが、投稿しても大丈夫でしょうか?
まずは注意書きとか書いてから、よろ
・ユーノ×フェイト
・非エロ
なにぶん初めてですのでお見苦しい点も多いかと思いますが、読んでやっていただけると幸いです。
564 :
タイトル未定:2007/11/24(土) 03:12:37 ID:nx9x/ILT
ここは、とある世界の、とある喫茶店。
静かな店内。禁煙なのだろうか、タバコ特有のあの嫌な匂いもない。
コーヒーや紅茶の味もなかなか、ケーキにいたっては絶品と言われる人気店だ。
奥のテーブルの四人席。
そこに一人座っている男がいた。
どうやら、人待ちのようでもある。
注文しているのはコーヒーだけというのを考えると、甘党ではないらしい。
「ごめんね、待った?」
喫茶店のドアに付いたベルを涼やかに鳴らし、彼の座席に近づいてきたのは、金髪の美女。
長く綺麗な金髪を黒いリボンで縛っている。
服装についてはそこまで気に掛けていないのか、ラフな格好である。
どうやら彼の待ち人は彼女のようである。
さて、この傍目には美男美女カップル、どこか空気が妙であった。
「いや、まだ一杯目だし。そこまで待ってないよ。」
「そう?じゃあいいけど。あ、ミルフィーユとティラミスと・・・」
注文を始める女と、手にした論文を片手にコーヒーを啜る男。
このちぐはぐな行動から考えて、互いを思いやる恋人という関係は当てはまりそうにない。
とりあえず、彼らの正体を明かしておきたいと思う。
男のほうは、ユーノ・スクライア。新進気鋭の学者であり、無限書庫の司書長でもあるという。つまり、エリートである。
女性はフェイト・T・ハラオウン。若くしてS級の魔術師かつ執務官であり、兄と母が提督をしているという、これまた凄まじいエリートであった。
さて、なぜそんな二人が喫茶店で待ち合わせなどしていたのだろうか。
「・・・・・・・はぁ」
「・・・・?どうしたのさフェイト。いきなり溜息なんかついちゃって。」
「え?いや、なんでもないよ。」
ちょっと慌てた様子でユーノの言葉を打ち消すフェイト。
そっか、とユーノはその話題から切り替え、
「ところで、最近のなのは様子、どう?」
「前とおんなじ、ヴィヴィオとかスバルとかティアナに構いっぱなしだよ。」
不機嫌そうに呟くフェイト。どうやら、理由は高町なのは、にあったようだ。
彼女についての情報交換を行うのが目的のようである。
「それにしてもさ、なのはって独占欲あるのかな。」
ユーノがポツリと漏らす。
565 :
タイトル未定:2007/11/24(土) 03:13:27 ID:nx9x/ILT
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
フェイトは、今のユーノの提言について深く考えることにしたようだ。
どことなく、困ってもいるように見えた。
ややあって、
「・・・・・・・・・・・・・・そうだね。なのはって独占欲ないよね。うん、ユーノの言うとおりだね・・・・なのはは一夫多妻系の人間かもしれない。」
「一夫多妻系って・・・・・なのはは、付き合ってる人に他に女の人がいたら流石に別れてると思うけど・・・」
ユーノの的外れな意見にフェイトは首を振る。そういうことではない。
「違うよ、ユーノ。一夫のほうがなのは。」
「・・・・・え?そ、そうだなぁ。」
フェイトの意外な発言にユーノは少し考え込んでみた。
(うーん。よく考えてみてなのはって、確かに誰にでも優しいし、優しさを誰かだけに見せるってのはないよね。みんな特別〜みたいな感じで)
「なのはは、確かに男だったらハーレム作ってるだろうね。」
「でしょ?わたし、いつも思ってたんだ・・・・なのはが男で、わたしが優しくされてね、それで甘い言葉を・・・・」
もわもわと、ピンク色の煙が出てきそうな妄想を垂れ流し至福の表情を浮かべるフェイト。
ユーノのコーヒーが九杯目に突入し、フェイトの食べたケーキ皿が十二皿を超えていることなど、二人はすでに意に介してないらしい。
「流石に僕はなのはが男だったら困るなぁ・・・・」
正直なところを言うユーノ。前にクロノとのそういう噂を立てられたことがあるため、そういうものについては凄まじいまでの拒否反応を起こすまでになっていた。
しかし、相手が性別が違うとは言え、その対象がなのはであることが彼の言葉を少しやわらかくしているのかもしれない。
その言葉を聞いたフェイトは勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
どこか、白々しげな笑みではあったが。
「ふぅん?ユーノはなのはが男になったら勝手に争奪戦から落ちてくれるんだ?それはとってもありがたいね。わたしはどっちでも構わないし。」
その言葉にムッと来たらしいユーノ。二人は情報やら何やらを共有する仲とは言え、なのはについては互いに譲れないのだ。
・・・・高町なのはが男になる状況など有り得ないのだが。
「僕だってね、困るって言っただけだよ?もしもなのはだったら男だろうが僕は愛してみせるとも!」
力説するユーノ。その際に強く握りすぎたのか、持っていた論文が嫌なひしゃげ方をする。
しかし、それを気にする人間は、やはりこのテーブルにはいなかった。
「ふぅ、まさかクロノとの噂で過敏になってるのにそう答えるとは思わなかったよ。・・・やっぱり、なのはを共有するとしたら、ユーノしかいないね。」
その噂でユーノが拒絶反応を起こすことを見越して発言したとは、彼女もなかなかにしたたかではある。
「ん?どういうことさ?」
フェイトがユーノを誉めるとはなにやら不気味な感がしなくもない。ユーノは思わず身構えた。
「いや、ほら、わたしより前になのはの近くにいたのって、ユーノとアリサとすずかだけじゃない?まぁ、家族とは別として。」
「まぁ、そうだね。」
「後から来たのに一緒に共有とかね、わたし、すごく腹立たしいんだ。なんだろう、こう、後から来たくせに横から奪い取る気!?みたいな。」
ちょっと、というか相当に般若な表情をされてちょっとびっくりした様子のユーノ。それでも脅えたりしないところを見ると、見慣れているのかもしれない。
「ふ、ふぅん。じゃあ、別にアリサやすずかでもいいんじゃないかな?」
自分としては、誰かと共有なんてことは考えてはいないものの、もしも共有なんてことになったらば。
その子となのはと自分で・・・みたいなことを考えてしまうのはユーノだけではないだろう。
だが、それを言ってしまうとフェイトと自分の微妙な関係を壊すので言えないのだ。
566 :
タイトル未定:2007/11/24(土) 03:15:01 ID:nx9x/ILT
「ほらさ、あの二人って、魔法のこと、ぜんぜん知らかったじゃない?なのはが一番大変だったときに。だから、彼女たちはね・・・・」
ちょっと憂い気な表情になるフェイト。どうやら、魔法にも関わってない人間が共有とか言うのも我慢ならないようだ。
「はぁ・・・・そうなんだ。まぁ、褒め言葉として受け取っておくけど。僕以外にもいるんじゃないの?例えば・・・・ヴィヴィオだったらいいんじゃないの?フェイトもママって慕ってもらってるわけだしさ。」
一応は正論っぽいことを言うユーノ。
「ヴィヴィオ・・・か。・・・・ねぇ、知ってる?」
突然、ボソボソと低く暗い声になるフェイト。
聞き取りにくいので、ユーノはフェイトの口元へ耳を近づける。と、
「なのはと一緒に寝るときね、いっつも邪魔するんだ。信じられる!?わたしとなのはのほとんど唯一と言っていい触れ合いなのに!!」
大声である。ユーノは耳を抑えて下を向いていたので、見ていなかったが、
その顔は怒りを超えてもはや悲壮ですらあった。
そして、その悲壮はどこか、ここにいない何かに訴えかけているようでもあった。
ユーノはしかし、こう言いたかったに違いあるまい。
「じゃあ、僕となのはの唯一の接点と言っていい月一のデートにいつもついて来てる君はどうなんだよ!」
と。
「あはは、それはご愁傷様・・・・」
言いたいこと言うのを堪え、彼一流の適当な笑顔を浮かべつつ適当に相槌を打つ。
「・・・・ねぇ、ユーノ。」
それから、妙に暗い顔で話しかけるフェイト。その横にはケーキ皿が二十皿以上は積まれていた。
「何?」
ユーノのコーヒーも十五杯目を越えていた。
「なのはの周囲に人が増えるたびに、なのはの優しさも分散していくよね・・・・・」
「う、うん・・・・・・・」
それには同意せざるを得まい。しかもなんだか最近は冷遇されてる気もしなくもない。いや、確実に冷遇されている。
そう彼は感じていた。
「わたしたちってさ、報われないよね。報われない恋・・・・だよね。」
・・・・その顔は、どこか、あの日の彼女を、一人ぼっちだったころの彼女をユーノに思い出させた。
567 :
タイトル未定:2007/11/24(土) 03:15:36 ID:nx9x/ILT
だから、だから、かもしれない。こんなことを言ったのは。
「じゃあ、報われる恋でも、してみたら?管理局には、たくさんいい人はいるんじゃない?」
ちょっと驚いたような表情のフェイト。しかし、驚きは一瞬。すぐに口元に軽い笑みを浮かべる。
「なに?ユーノは、わたしがなのは以外を好きになるとでも言うのかな?」
「い、いやそういうわけでもないけど・・・・報われないのは、頑張っても、報われないのは悲しいからさ。」
彼は知っている。報われないものの悲しさを。同じなのはを好きになったのだ。痛いほどよくわかる。
「そうだね・・・・ねぇ、ユーノ。気づいてるのかな?」
ククッ、と楽しそうにフェイトが笑う。
「あのさ、報われない恋をしてるのは、わたし『たち』だよ?その理論で言うと、ユーノも報われる恋をしなきゃ。」
「い、いや!ぼ、僕はね!?その、そんな意味で言ったわけじゃなくて!ほら、僕はなのは一筋だし!」
わたわたと慌てるユーノ。やはり、女性のほうが精神年齢は高いもの、らしい。
「冗談だよ。冗談。わたしも、ユーノも、なのはが好きなんだから。」
やはり、悪戯っぽい微笑み。
「はぁー。驚かさないでよ。まったくもう・・・・」
「じゃあ、わたし、エリオとキャロいるし、もう帰るね。今度はいつにする?」
「そうだね・・・・・再来週の日曜でどうかな?」
「うん、多分大丈夫。時間は詳しいことがわかったら、連絡するから。」
じゃあね、とバッグを持って帰ろうとするフェイト。
と、何かに気づいたように、またあの悪戯っぽい・・・・・
「ね、ユーノ。」
「なにかなフェイト。ちょっと僕は・・・・・」
コーヒーを飲みながら、ユーノは答える。ちょっと冷や汗が出ているのは、さっき握りつぶした論文の惨状を認識したからだろう。
「ああ、やばいよどうしよう・・・・コピーとは言え重要なのに・・・・」
コーヒーを飲む手を休め、論文の皺を直そうと悪戦苦闘する。
その様子を見ながら、楽しそうに。
「わたしが、なのは以外の人に恋をするとしたら・・・・その相手は、ユーノ・・・だろうね。」
その言葉に、ユーノは手を滑らせ、コーヒーカップを薙ぎ倒す。
ガチャンと、コーヒーを論文の上に派手にぶちまける。皺の隙間にコーヒーが入り込み絶望的な状態になる。
だが、彼の関心事はそれではなかった。
「ちょちょちょちょちょちょちょちょ!?フェフェフェフェフェイトさん!?」
その声には何も答えず、機嫌良さ気に、彼女は涼しげにベルを鳴らし、喫茶店を出ていった。
後には、グシャグシャにつぶされた上に濡れてしまった論文と、赤面のあまり卒倒しそうなユーノが残された。
「今度、どんな顔してなのはやフェイトに会えばいいんだろう・・・・・」
一人呟く。
彼がふと、窓越しに見上げた空は、見事な曇り空だった。
続く?
568 :
タイトル未定:2007/11/24(土) 03:16:48 ID:nx9x/ILT
これで投下終了です。
相当強引にやってるとは思いますが、あたたかい目で見てもらえるとありがたいです。
569 :
( ゚Д゚):2007/11/24(土) 03:21:16 ID:TmJn8xzX
OK。
生暖かい目で続きをwktkして全裸で待機するぜ。
>>568 これはまたGJな出来で良かったZE
なんだかんだで、ユーノとフェイトのカップリングは大好物だw
それにしても、なのはさんは無自覚ながらも人を惹き付けるんだな。え?恐怖で?なるほd
…フェイトさんは普通にバイかょ
ってか、少し病んでるよな
アリすずのハブられ方に涙…w
親友じゃなかったのかよwwまぁ、彼女らはノーマルだろうが
あ、GJです
また頑張って下さい
572 :
タイトル未定:2007/11/24(土) 03:40:51 ID:nx9x/ILT
続編には更に注意事項が増えます・・・・すいません、最初に書いておくべきでした。
・続編にはヤンデレみたいな描写があります
・後半になるにつれて話が無駄に重くなります
しかもユーノとフェイトくっつけるために相当強引なこと書いてるし・・・・・・・orz
なのはが男な世界ならユーノが女でもいいじゃないと思った俺もヤんでるな。
何はともあれGJ
もしもユーノが女になったら、この板のフェイトさんバリの淫獣になるのかねw
普通になのはさんと親友やってると思うぞ。
フェイトさんほどなのはさんに依存するような理由がないし。
寧ろ、その被虐オーラから正しいヤられ役になると思うぞ。
男なのはさんのレイハをメガネシールドで防御するんだよ。
それよりなのはが男だったら、手を出さない女性の方が少なくなる気が…
家族と男付き以外のほぼ全員とフラグが立てられるし。
どこぞの赤毛の剣士みたいになると見t・・・!?
ユノフェかこれ? まあ面白かったからいいけど。
思考柔軟杉なフェイトにワロタw
なのはは確かに愛の範囲が広いよなぁ。去る者追わず来る者には際限無く愛を振りまく感じ。
>>578 何その平成の寅さん
フラグ立っても特に何もしなそうな辺りは同じかもな
>>579 愛だけじゃなく魔力も振りまいているんだがなw
幼少時代「良い子」でいなきゃいけなかったからね。
悪く言えば誰にでもいい顔しちゃう所がある。
というか無償の愛を振りまく代わりに偶像化してる節がある気がする。
>偶像化
なのはが他の人にアイドル視されてるってことか。
ストーカー被害もありそうだな。まあ見つけ次第殲滅してるだろうけど。
そもそもユーノくんが女の子だったら
……リリカルなのはをここまで好きになってない
と、思ってるのはこのスレでも多分俺だけ
わぁい
>577
何処ぞの下がる男みたいに、恋愛フラグをするっとスルーする人も。ナンチテ。
あの…スンマヘン……
先日予告したユーノ×リインUの獣姦ネタもう出来たんですけど
書いても良いすか……良いっすよね……と言う事で書きます……
・フェレットユーノ×リインU
・獣姦エロ
・エロに関してはフェレットとしての発情期と身体はフェレットになっても心は
人間ってのが重なってリインUを襲ってしまう………と言う展開
無限書庫司書長ユーノ=スクライアは秘密の楽しみがあった。
それは数少ない休日に一人山に登り……そこでフェレットに変身して
草原を駆け回る事だった。人間誰しも童心に返りたくなる事がある。
それと同じ様な物だった。こうしてフェレットになって草原を駆け回っているだけで……
普段の激務に疲れた心が癒されていく………不思議な物であった。
「キューキュー!」
ついつい自分が人間であった事を忘れ、あたかも最初からフェレットで
あったかのように鳴き声を出しながらユーノは駆け回ってしまう。
何時もならそれだけだったのだが……その日は少し違っていた。
「あ! フェレットさんです! 野生のフェレットさん見付けちゃったです!」
「!?」
突然草を掻き分けながら、フェレット状態のユーノと同じか少し小さい程の小さな女の子が現れた。
これが97管理外世界なら小人とか妖精とかそういうのと勘違いされるのであろうが
ミッドチルダ的には明確に確認された存在で、ユニゾンデバイスの管制人格である
リインフォースUだった。どうやらリインUも休日を過ごす為にここまで来ていた様子であった。
「フェレットさんフェレットさん、フェレットさんは野生のフェレットさんですか?」
「………。」
一瞬自分の秘密がバレて焦ったユーノであったが、幸いにもリインUは目の前のフェレットが
ユーノである事に気付いていない様子だった。そしてユーノに近寄ってくるのである。
「フェレットさんフェレットさん、どうして黙ってるですか?」
「キュ…キュ〜…。」
リインUが今目の前にいるフェレットの正体がユーノだと言う事に気付いていないのならば
ある意味好都合だが、ユーノも自分の正体を悟られない様にフェレットを演じる必要があった。
と、その時にリインUはユーノと目と鼻の先になで近付くと共に頭を優しく撫でていた。
「うわぁ! フェレットさん柔らかくて温かくて気持ち良いです!」
「キュ〜。」
フェレットユーノの毛並みが余程気に入ったのか、リインUはユーノの頭だけじゃなく
背なども撫で回し始めた。そして今度はあろう事かリインUはユーノの背に乗りかかって来たでは無いか。
「フェレットさんフェレットさん、フェレットさんの背中に乗せてです。」
「キュ?」
乗った後で乗せてって言うのはちょっとアレだが、リインUはやはり相当に
フェレット状態のユーノが気に入った様子である。それも正体がユーノだと
気付いていないからなのだろうが…
「キューキュー!」
仕方ないのでユーノは背にリインUを乗せた状態で駆け出した。
「わぁ! フェレットさん脚速いです!」
リインUはこれもお気に召した様子。その後もユーノはリインUを背に乗せたまま
草原を駆け回り、ユーノが大きくジャンプする度にリインUも大喜びしていた。
「わーい! フェレットさん凄いですフェレットさーん!」
「キュー!」
最初は迷惑だったが…たまにはこう言うのも悪くないなとユーノは思い始めていた。
何となくだが、かつて海鳴市の高町家で、飼いフェレットとしてお世話になっていた頃を
思い出していた。当時は誰もがユーノが人間とは知らず、フェレットとして接していた為、
フェレットとして頭を撫でて貰ったり、抱っこしてもらったりと色々な事があった。
最近そういう事は殆ど無かっただけに、実に懐かしい。
その後もユーノとリインUは草原を追いかけっこしたり、かくれんぼしたり
色んな事をして遊んだ。今この瞬間だけはユーノも本当の本当に子供の頃に戻っていたのである。
しかし……ユーノはまだ気付いていなかった。自分の内に新たな感情が
フツフツと沸き起ころうとしていた事が………
「それじゃあそろそろリインは帰るです。フェレットさん、また今度遊ぶです。」
夕方になり、リインUはそうユーノに別れの挨拶を告げていた。が………
「キュ――――――――――!!」
「え!? キャァァァァ!!」
何と言う事か、突然ユーノはリインUに飛びかかって来たでは無いか。
「何するですか!? 何するですか!? フェレットさんいきなり何するですか!?」
「キュ―――!! キュ――――!!」
リインUに覆い被さる様に抱き付いたユーノはそのままリインUを抱いたまま
草原を転げまわった。突然の事にリインUはワケが分からない。
だがワケが分からないのはユーノも同様だった。
「(何故だろう…このまま…この子を帰したら…何かに負けてしまう気がする……。)」
ユーノは元々人間なのが変身魔法でフェレットに変身した身故に気付いてはいなかったが、
今は丁度フェレットの発情期だった。それ故にフェレットに変身した時点でユーノも
発情していたのである。だが今のユーノは身体はフェレットになっても心は人間である。
心が人間であるからして、美的感覚も人間のそれ。だからこそユニゾンデバイスと言えども
人間の美少女型に作られているリインUに対し発情してしまうのはある意味必然だった。
「キュー! キュー!」
「キャァ! フェレットさん! やめてですー!」
ユーノは手慣れた手付きでリインUの着ていた服を天使の様に繊細に、悪魔のように大胆に脱がし始めた。
リインUの服が脱がされ、肌が露出すればする程、ユーノのモノがより大きく怒張していく。
「キャ―――!! フェレットさんオスだったですかー!?」
今更になってその事に気付いたリインUだが、その時には既にリインUが身に付けている物は
何時も頭に付けている髪飾り位しか残っていなかった。そしてユーノも発情期フェレットとしての
本能にすっかり負けてしまっており、
「(どうせ今の僕は人間のユーノ=スクライアじゃなくて一匹の野生の
フェレットなんだ! ならこうして彼女を犯した所でそれは野生のフェレットの
仕業になるわけで、人間ユーノ=スクライアに罪は無いじゃないか!)」
と考え始めていた。いずれにせよもう後には引き返せない所まで来ていたのである。
「キュ―――――――!!」
「キャ――――!! フェレットさんやめてです――――!!」
リインUが泣き叫ぶのも空しく、ユーノはリインUを無理矢理に四つん這いにさせ、
彼女の背後から………激しく突き上げた!
「痛ぁ!!」
破瓜の痛みのあまり、リインUの目から大粒の涙が飛び散った。
デバイスと言えども美少女型に作られている故、ソコもしっかり作りこまれている。
流石は八神はやてGJと言った所だろう。大きさとしてもフェレットモードのユーノに
ピッタリ合っているし、もはや後は激しく何度も突きまくるしか無かった。
「キュ―――――!! キュ―――――――!! キュ――――――――――!!」
「嫌ぁ! 痛い! 痛い! 痛いですぅ! フェレットさんやめてですぅぅぅ!!」
リインUは何度も何度もそう泣き叫んだ。しかし…ユーノはやめなかった。
今のユーノの心の中は人としての理性では無く、獣としての本能が支配していたのだから…
「キュ――――!! キュ―――――――!!」
「アッ! アッ! 嫌ぁ! 嫌ぁ! 死んじゃう! リイン死んじゃうですぅ!」
ユーノが激しく突けば突く程リインUの腰も突き動かされる。
この激しいピストン運動にリインUの全身は汗だくになってしまっていた。
「嫌ぁ! 助けてぇ! はやてちゃん助けてですぅ! このままじゃ……アァン!」
「キュ―――――――――――――――――――!!」
この後もユーノは一心不乱にリインUを突き上げ続けていたのだが、一時して
ある不思議な現象が起こっていた。
「アッ! アッ! アッ! アッ! アッ! ア―――――――――!!」
「キュ?」
それはユーノが突くのを止めても、リインU自身は腰を激しく動かし続けていた事であった。
「嫌ぁ! やめて! やめて! やめてですぅぅぅ!」
「キュキュ?」
やはりユーノはそのまま突かずにリインUを見ていたのだが、リインUは口では
嫌がっている様に叫んでいても、まるで自分から求めているかの様に腰を激しく動かし続けていた。
これはユーノが何度も何度もリインUを突いた事によってリインUの身体が腰を激しく
動かすと言う行為を覚えてしまったのか、リインU自身が感じてしまっていたのかは分からないが
これはこれでユーノにとって都合が良かった。
「キュ――――!!」
「アッ! 嫌ぁ! 嫌ぁぁぁぁぁ!!」
ユーノは再びリインUを突き上げ、リインUもまたそれに合わせる様に腰を動かした。
その後も夕日を浴びながらユーノとリインUの野獣の様な激しい野性的なSEXは続いた。
そしてリインUは何度もイかされ、ユーノが満足した頃にはリインUの身体は中も外も
ユーノの出した白液で満たされていた。
「ハァー…ハァー…ハァー………。」
体力を限界まで使い切ったリインはその場に寝転がり、ただただ息をするだけだった。
だが、満足して冷静さを取り戻したユーノの方は大変だったのである。
「あわわわわ…ぼ…僕は何て事をしてしまったんだ………。ごめんなさぁぁぁい!」
とにかくユーノは逃げるしか無かった。もしこの後で自分の正体が人間ユーノ=スクライアだと
知れればリインUのみならずはやてやヴォルケンリッター達に殺されるのは目に見えている。
だからこそ逃げる。リインUが発情した野生のフェレットに襲われたとしか認識していない
今の内に逃げる。それしか無かった………
なお、後にリインUはフェレットの耳と尻尾の生えた子供を産む事になる………
……と言う展開は流石に無いのであしからず
おわり
>>568 GJ どういう感じでヤンデレや重くなって来るのか気になります。
あ、後スマソせんが、フェイトの手によってガチレズに落ちてしまったなのはが
ユーノの頑張りでちゃんとした男女の愛に目覚めてユーノとゴールインと言う意味での
寝取りネタとか思いついてしまったんですけどアリっすか?
>>591 GJっすよ。
ありっすよ。
ところで、アリサorすずかの魔法少女化+最強化もメアリー・スーにはいるのかな?
Bアリサは二次の産物なわけですし。
593 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:42:51 ID:Q53ir2DU
>>568 鈍亀足で申し訳ないがユノフェGJ!
多少長くても強引でも問題なし、鍵作品や斬○大聖だってエロ要素だけでヒットしたわけじゃないんだし
寧ろユーノ×フェイトでどんなヤンデレになるのか楽しみだ。
596 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 13:20:36 ID:Wjr+3lNu
ギン姉がナンバーズ化した理由。
ウェンディが捕らえた女戦士を味方に加えるなら洗脳と一緒に陵辱も必須ッスよ。コッチはちょうど触手を常備したガジェットが居るしって
ノーヴェ的にどっからそんな知識を仕入れたって突っ込みたくなる発言後に
ガジェット数百体による三日三晩犯し続けると言うヤリ過ぎとも思える暴挙(責め)を実行し
ギン姉は屈して洗脳されてしまうが、この際に腰が砕けるくらい激しく責めたのが災いしスバル戦の時はお尻がヒリヒリして腰痛まで併発し本調子とは程遠い状態になっており
それが原因でギン姉は敗退したのだった
最終決戦から数日後、ギン姉に呼び出されたウェンディが酷い目に合ったのは言うまでもなく
その時にはギュイン!ギュイン!と何かが回転する音と
そんな所でそんなのを突っ込んだら私のお尻が壊れちゃうッスなどの叫び声と悲鳴の後に喘ぎ声と絶叫が木霊したと言う
>>591 それは寝とられじゃないと思うから,読みたいです。
あとGJです。淫獣自重
599 :
( ゚Д゚):2007/11/24(土) 15:39:30 ID:+qIALye1
>>591 ユーノの今後は……
1.逃げ切る
2.紫電一閃
3.ギガントシュラーク
4.フォトンランサー
5.スターライトブレイカー
>>597>>586 お前らのせいで
『ハハハハハ、コノ『メグリアイソラ』サイコーニオモシロイデース』
とかいうフェイトを考えたじゃねえかどうしてくれる【そんなバカはお前だけだ】
>>599 6.鋼の軛+腸をブチ(ry
7.ラグナロク
8.フルキャストでBRAVE PHOENIX
責任とってリインUと結婚。
ただし、一生フェレットフォームでな!というオチ。
いや、ここはやはり
向かってきた全員を落とす…が淫獣流だろ
ユーノ×フェイトはいいなぁ、書きたくなってくる。
でも文才ない上にStS途中で切った俺orz
>>591 wktkで待機してるよ。
>>591 +
+ ∧_∧ +
⌒*(・∀・)*⌒
(0゚つと) +
+ と_)_)
>>591 個人的に金輪際投下してくれるなと言いたい
>>591 個人的にはそこそこ見たい。
多分立派なギャグものになると信じてるy
>>607 トリップつけてるんだからこっちでNG指定すればいいじゃない
>>609今度からそうする
>>610 あくまで個人的な意見を述べた
お偉い人しか書き込めない、とも
これは読みたい、大歓迎!マンセー!!
としか書き込んではいけない、とも知らなかった。反省します
空気が悪くなってまいりました
でもNGする人だけだと自分の作品に悪い点があるってことに気付かないで同じこと繰り返す作者もいるから
まあ今みたいに一人か二人突っ込んで叩かれてって流れでいいんじゃねww
これだけだと誤解されそうだな
ちなみに俺は
>>591は全然イケるぞ
ここでの評価を鵜呑みにする必要はないしルールの範囲で自由に書いてほしいな
批判するなら、出てけ! ではなくどこがどういう風に不愉快で
改善の余地があると書けば荒れなかったのに。
まあ、たまにギスギスするのも2chの醍醐味だよね
>>613 その考えでいくと、どうせ否定的な意見をいうなら具体的に
どこがまずいのか指摘したほうがいい希ガス
単に個人の好みで嫌ってるようにもとれる書き方も、まあこうやっていざこざが起きるわけだし
>>611 個人的な意見なら何言ってもいいわけじゃないでしょ
わざわざ棘のある言葉を使わない方がいいと思うよ
どこがまずい、とか書かずに注文ばっかしてる厨房がいればそりゃスレは荒れますね
なるほど、では
話の展開上無理矢理手酷い汚れ役になるフェイト
まるでデウスエクスマキーナのような挙動を取るなのはさん
そして上二つのような帳尻合わせをしてあり下にも置かない扱いのユーノ
以上のところが今までのものに散見できたので。
特に上二つが不自然
おまい、実は分かってて荒らしているだろ?(>.<)y-~
…、好みについて、が出たので否定意見言ったら
理由を書けと言われたので理由書いたら荒し認定…
読み手は万歳意見のみを求められたことはいまだなかったと思うんだが…
>>619 いや、あれって一時流行った壊れフェイトさんネタじゃないの?一々壊れギャグに正論ぶつけても不毛なだけだぞ。いやなら素直にNGにすべき。
でも、俺も最近思うことはあるんだよな。なんかキャラの口を借りて自分の主張を言わせて他キャラ批判する作者が増えた気がする。いつぞやもエリオがなのはを嫌ってるってSSでもかなりの議論に発展したし。
ギャグならまだしも、シリアスでやられるとなんかやなんだよね。まぁ、これも好みの問題だからNGにしろって言われるだけだろうが。
まぁユーノは3期での露出が異常に少ないし劇中のフェイトは露骨になのは一筋だからねぇ。
なのははなのはでみんなが大好きだからユーノメインの二次創作になるとどうしても独りよがりになりやすいし
そういうのが嫌いな人が出て来るのは必然。オレもあんま好きじゃないし。
まぁ書く側は書く側で適切な意見は受け入れて切磋琢磨してくしかないし
読む側は読む側で必要な事はきちんと言って、後は見守るんでよいのではないか
読み手と書き手の求めるものがさ、完全に同じじゃないんだよ
それだけでしょ、多分。良いも悪いもなくさ
ID:WMqfujFGは一発目の時点で十分読み手マナー二項に違反してるからなぁ
そりゃ叩かれてもしょうがない
>>591 そんなものより俺はユーノがフェレットになれないってことを知らない連中全員とセックスする話が読みたい
ある程度の(世に言う)最低SSなら楽しめる俺はスコッパー予備軍。
作品としては
>>619の指摘はもっともだとも思うが、半分ぐらいは『そういうモノだ』と思うからか気にならない。
どう感じて、どう表現しても自由だと思うけれど、肩肘張らない方が気楽だよ? と無責任なことを言ってみる。
そんなことよりチンク姉を(ry
じゃあオレはエリフェイを希望させてもらおうか
>>627 あの頃(1〜2期)のなのはは(ロリで)良かったなー、とため息付くユーノ
ふと顔を向けるとテクテク歩いてくチンク姉の姿が……
こうですか、わかりません><
ユーノはどんな性格にされても苦情が出ないんですね…
>>630 それはまあ人徳、役徳
クロノやエリオとかとは違って。
総受けだもの(意味が違う)
格好良くても最低な淫獣でも破綻しない柔軟なキャラだ
いや、でもクロノとかでも色んな性格にされてるだろ
元々二時創作にまで苦情を出すようなのは少数派だ
というより3期に至ってはあまりに本編に出てないせいで性格自体がそもそも(ry
3期から入った人だと下手すりゃメガネキラリでとんでもない鬼畜だと思った人もいかねないぞ。
見目よし、戦ってよし、ヤらせてよし
なんともご都合主義的万能ネギ
説明キャラにもなるでよ
>>634 アニメ本編でも便利屋だったなあ
事件の発端だったりマスコットキャラだったり魔法与えたり説明したり戦ったりなのはの為に道を拓いたり
地味なところでは運び屋、回復、情報収集、デバイスのチェックなんかもやってた
他の人がやらない仕事、というか他のキャラがやらない仕事を請け負ってる感じだった
それ故にキャラが増えてきたAs以降では……
当方のSSの半分はネタでできているんだぜゴルァ
非エロだゴルァ
皆も考えて欲しい。
問い:教官にするならどちらがより好ましいか?
(1) 汗の滴るむくけつき野郎
(2) 優しそうで明るい元気な女性
答え (2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
問い:どちらがより精神的に負担がかかるか?
(3) (1)による無慈悲で過酷なしごき
(4) (2)による無慈悲で過酷なしごき
答え ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
とても不思議なことだが、
最初、悪い印象をもっていた相手が思いがけず優しくしてくれたり
いい奴だと判明すると、かえって思い入れを深くする。
逆に、初見で好感をもった相手が、後にそれを裏切るような真似を
すると、俺たちはひどく失望して、かえって敵意をもってしまう。
「可愛さあまって憎さ百倍」とはよく言ったものだ。
俺はいまひどく後悔している。
優しそうだなとか可愛いなとか鼻の下を伸ばした俺が馬鹿だった。
あれは恐ろしい罠だったのだ。
そう、あれはまるで、甘い香りを発して虫を誘う食虫植物のよう…。
まさにあの掲示板で言われていたとおりだった。
外見に惑わされてはいけなかった。
もうお近づきになりたいなんて気持ちはさらさらない。
誰か俺をあの鬼教官のいない世界に連れてって……。
「ジャア、クンレンニハイリタインダケドイイカナ?」
ひぃっ!
くっ、来るな!こっちに来るな!
うわぁぁぁぁあああ!!
●●●
(約10時間後)
今夜の食後のデザート、苺の練乳かけを食べつつ、
レイジングハートを経由させた情報端末を操作する。
んむ。この練乳の濃厚な甘みと、苺の甘酸っぱさの組み合わせ。
スプーンの裏で苺を潰して、周りの練乳と一緒に口の中へ。
やっぱり苺には練乳だよね♥
『リリカルちゃんねる』――通称『リリちゃ』。
それはいまミッドチルダで密かに流行っている匿名掲示板。
膨大な数の板名のなかから「時空管理局板」をクリックする。
1:故ゲイズ中将について語るスレその26(459) 2:【功名】技官総合雑談スレPart 80【誰復論】(14)
3:アインヘリアルが結局無駄だった件その5(942) 4:【どこが】陸 vs 次元航行 vs 空【一番?】 (973)
5:魔王が倒せない(708) 6:前科持ちの局員に質問U(455) 7:■■■次元航行部隊Part175■■■(568)
8:【陰謀】聖王教会は正直不気味【狂信】(77) 9:【管理外】むしろ飛ばされたいんだが【僻地】(46)
10:アルカンシェル撃ちたい(70) 11:空士って何気に殉職率高いよねその2(161) 12: コネ採用やめろ(8)
13:時空管理局ゲートボール同好会8試合目(24) 14:【砂糖】美味しい緑茶の飲み方3【ミルク】(38)
...........
14のスレタイを見た瞬間、リンディ茶を思い出して私は一気に気分が悪くなった。
ドロドロ(砂糖の入れすぎ)した白濁色(入れすぎたミルクのせい)の汁…。
あれはもはやお茶などではない。断じて違う。
お茶の偉いひと、千利休さんがあれを見たらきっと白目をむいてひっくりかえるかと思います。
嗚呼、せめてお願いですから、あれを飲んだ後、
妙になまめかしい表情をするのはやめてくださいリンディさん。
これだから管理局のエロいひとはいかんとです。
心中で涙を流しながらお目当てのスレを探していく。
「んーーっと。教導隊はドS…教導隊はドS……」
現役教導隊員が言うのもどうかと思うが、
あのスレタイは傑作である。
だって、みんな明らかにドSだもん(笑)
しかしここにはブーメランの罠が待っていた。
教導隊=ドS集団
わたし=教導隊員
∴わたし=ドS (証明終わり)
……orz。
おかしいな。
どうしちゃったのかな、わたし?
頭の回転が速いのは良い事だけど
それで自虐的な結論出して
ひとりでショック受けてちゃ意味ないじゃない…
わたし、自分の頭冷やした方がいいですか?
でも、変態ばかり集まっている無限書庫司書軍団よりはましかと思う。
ユーノ君、まだ無限書庫に私物のアダルト・コミックとか隠してるのかな?
『幼女ヌード写真集』なるものを見つけたときには開いた口が塞がらなかった。
――「世の中にはね、色んなひとがいるのよ」
その通りだったよ、お母さん…。
この世の中には、私には理解できないような
思想や性癖、嗜好を持つひとたちがいるんだね。
『幼女ヌード写真集』はちゃんともとの場所に戻しておいたよ、ユーノ君…。
ユーノ君、昔はあんなに真面目でかわいかったのに…。
ひとって変わっていくものなんだね…。
そうだよ。永遠なんて、ないもんね。
いいもん。
私にはヴィヴィオがいるも…
永遠なんてない⇔人は変わっていく
人は変わっていく→ヴィヴィオ(ヒト科)も変わる
現在のヴィヴィオ=可愛い
ヴィヴィオも変わる→可愛くなくなる⇔私に反抗?
反抗期→「ママうざい」
「ああぁ……」
想像して思わず、頭を抱えた。
エコー効果つきで何度も繰り返される「ママうざい」
何と言う精神攻撃!
ヴィヴィオ!やめて!私のライフはもうゼロよ!
くそっ、反逆してやる!この弱い考えに反逆するんだ!
不屈のエースの名にかけて!頑張れ、私!
『Master, Stop raising your spoon! Watch your behavior.
(マスター、スプーンを振り上げないでください。はしたない)』
最近私のデバイスが口うるさい。
前はこんなじゃなかったはずなのに。
みんなこうやって変わっていくんだね……。
おお、ブルータスッ!
とりあえず口うるさいデバイスは置いといて。
ああ、ヴィヴィオの純粋さに癒されたい…純粋?
現在のヴィヴィオ=純粋
永遠なんてない⇔人は変わっていく
ヴィヴィオも変わる→純粋でなくなる
(Ex.)ユーノ君
思春期→「ママ、私彼氏が(ry」
「駄目ぇぇぇぇぇぇっ!私より強い男じゃないと認めてやらないんだから!」
そこまで叫んで、ハッと我に返る。
何やってるんだろう私。
馬鹿だ。
間違いなく親馬鹿だ。
血の繋がりもない子供にこんなに入れ込むなんて、
私も随分変わったなぁ…。
「はぁ……」
脱線して暴走しまくった思考を鎮める。
それはともかく、今はあのスレッドをチェックしなければ。
「…見つけた。」
18:【訓練】教導隊はドS集団の集まり Z【酷すぎ】(950)
ぽちっとな。
//////////////////////////////////////
944 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 20:32:37 ID:2KohNIn
新人教育を専門に担当している教育隊のほうが
教導隊よりも人を教えるスキル自体は高いんじゃね?
943 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 20:38:37 ID:LA01sFi
ねーよwwwwww
あきらかに教導隊>>>>>>教育隊だろ……常考
945 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 20:40:07 ID:Hoh0Emi
教育隊のほうの鬼教官といえばハートガンさぁ
あのオヤジいつまで居座る木?
もう年なんだから引退しろよ〜
口を開けば下ネタスラング満載だしさぁ。
てゆーか、いい加減僕をデブとか言うのやめれ欲しい
アグレッサーはドS、ドS言われてるけど、教育隊も十分ドS
946 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 20:40:59 ID:Ron/LEE
だから何だ?デブ
947 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 20:45:28 ID:774kuNn
( ´,_ゝ`)プッ
さすがデブだなwwwwwwww文体も脂っこくてきめぇwwwwwwwwwww
948 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 20:47:12 ID:/Vw/G60
>>945 この前会ったけど死ぬまで現役宣言してたよwうふふ
ところで最近ここ流れ速いね。人多くなった?
949 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 20:59:59 ID:Kka9+Ri
>>900 ありがとうございます。もうひとつ質問してもよろしいでしょうか?
教導隊のコールサインはどうなってるんですか?
950 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:00:00 ID:3r10/sS
! ,//::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::/:::ノ
l|〃::::`ヽ、 ::::::::::::::::::::/ /::::::::::く::/⌒
l|∠_::::::::\:::,,. -‐''"´ ̄ ̄``ー-、:::::>-、
>>949 ,. ‐''"´ ̄___ ̄>''´ ,. -‐< ̄:{rヽ::::::::ア 知っているが・・・
,. ‐'´,. -‐'''"´ヽ`ヽ、 / r、 /,. -‐‐ ヽ:::lゝl|::::,.ヘ
-‐''´ \/ | ヽ、// _ィッ7 l:::l_ノ/ l
| _」 ノ ィ ー- ' |:/ l おまえの態度、
lr‐、‐''二ニrテ / |r‐‐- 情熱、思想、
l lヽ ` ー'´ l 、 / l 理念、正義、
| l \ 、_ r‐ _ノノ/ / 気品、優雅さ
| | /ヽ. 、_,-‐'´'´〈 / 頭脳、モテ顔
,.‐-、_ ,.--、ノ | __/ __\ ヽ‐==''\ / 腹黒さ、勤勉さ!
〈 、 \`ヽ `| l'´// ノ `ヽ、 ヽ /
ヽ ヽしj l ノ ヽ‐' / l`ー-‐'´ \ そして何よりも遅さが気に食わない!
| lr‐lヲ´ /ヽ、 、l:::::::::::::::::::::〉 /
j `‐' /::::::::::::`ー┬-、 ヽ::::::::::::::;/ /::::::
/ ノ /::::::::::::::::::::/ \l:::::::// l::::::::::
/ /::::::::::::::::::::::::/o l::/ / l:::::::::
///////////////////////////////
ハートガンさんかぁ。
ハートガン三佐はベテランの訓練教官。
ちなみに三佐なのになぜか皆、彼のことを「軍曹」と呼ぶ。
教導隊研修の時、私(当時13歳)も彼に訓練指導の教えを受けたのだが…。
あれは凄かった…あのボキャブラリーの豊富な罵倒。
私としてはしゃべるフェレットに会った時よりも、軍曹に会った時の方が衝撃的だった。
下ネタが異常に多かったのには確かに閉口したね…。
いたいけな13歳の女の子に悪態のつきかたを教えるのは、管理局広しといえども彼だけだろう。
「わたしが航空戦技教導官の高町なのは二等空尉である
これからは話しかけられたとき以外は口を開くな
口でクソたれる前と後に“サー”と言え
分かったか、ウジ虫ども!」
これは当時、軍曹が私に仕込んでくれた口上だ。
しかし残念ながらいまだに実際に使用した事はない。
彼はとにかく強烈な人だ。
「タカマチ!お前の使命はウジ虫どもに戦争を教育してやることだ」
などと真顔で非常に物騒なことを言われて、最初は面食らったりもしたけれど。
というか、つい先日も、機動六課から教導隊に復帰したさい、
色々な大人の事情で、またして軍曹によって訓練指導の方法論に
ついて数日間叩き込まれる羽目になったのですが……。
「鬼になれ!冷酷になることをおそれるな!」
「甘い!甘すぎるぞ!まるでリンディ・ハラオウンのいれる茶の如くだだ甘だ!」
「殺すつもりでしごけ!クソどもを実戦で死なせたくないならな!」
「バカマチ!!それはやりすぎだ!もっと加減を覚えろ!」
「そんな甘ったるい叱り方では、フェラの役にもたたん!」
「ここでCグループが態勢を整えるまで放置した意図は何だ?」
「全力で叩きのめしたら這い上がってこれんだろうが!何度言ったらわかる!」
「なぜそこで手加減する!だから貴様はバカマチなんだ!」
「常にクソどもより少しだけ強い憎まれ役を演じろ!」
「世の中の99.99%は愚図凡骨二流で成り立ってるんだ!自分を基準に考えるな!」
「貴様のランクをEランクまで落とす。その状態でA〜AAランクの俺たちと闘ってみろ!」
「何だその豆鉄砲は!ふざけるな!犯すぞ!」
「さっさと立て!俺たちに一撃入れられなかったら公開ストリップショーだからな!」
……ううっ。
ストリップショーさせられるのかと本気で怖かったんですからね、軍曹…!
でも、まぁ少しは勉強になった…のか…なぁ?
例の
>>304君は今日はまだ来てないか…。ふむん。
/////////////////////////////////////
953 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:19:53 ID:ALtLA03
>>952 そのコピペこれでしょ?本当かどうか知らないけど。
というか本当だったら怖いよねwww
【狂導隊のガイドライン】
・30人がかりなら大丈夫だろうと思っていたら3000発の魔力弾が襲い掛かってきた
・地上本部から徒歩一分の路上で、教導隊の予算を削ろうとした幹部が頭から血を流して倒れていた
・足元がぐにゃりとしたので教導隊印がついた青シートをめくってみると大量の肉片が転がっていた
・ミッド式のはずなのに突っ込んできて、倒したというか、串刺しにした後さらに零距離砲撃を撃ちこむ
・強盗現場が教導隊に襲撃され、犯人も「人質」も全員レイプされた
・武装局員の1/3がPTSD。教導官はいじめがいのある者を好むので「実力のある局員ほど危ない」
・「見るだけなら大丈夫」といって教導隊の演習現場を覗きに行った事務官が5分後遺体で戻ってきた
・「ここまで来れるわけない」とタカをくくっていたら、数百枚あった強化防壁が一撃で粉砕された
・教導隊員から半径2kmは撃墜率が150%。撃墜後、追撃で息の根をとめられる確率が50%の意味
・管理局員の死亡者は1日平均120人、うち約20人の死因が教導中の「不幸な事故」
954 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:21:34 ID:S1ttakA
ツマンネ(゚听)
しょせん都市伝説だろ?ここまでくると馬鹿馬鹿しくて萎える
>3000発の魔力弾が襲い掛かってきた
>数百枚あった強化防壁が一撃で粉砕された
明らかに人間の範疇越えてるだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
955 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:23:40 ID:DnaH48O
>>953の
>・武装局員の1/3がPTSD。教導官はいじめがいのある者を好むので「実力のある局員ほど危ない」
これはガチ。ここ数年でPTSDの患者が増えたのは医療班の間では有名な話。
>・強盗現場が教導隊に襲撃され、犯人も「人質」も全員レイプされた
誰か詳細キボンヌ
956 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:23:43 ID:TBtaNuk
>>953 なんぞこれーw
>>954 まあ……世の中には知らない方が幸せなことも(ry
957 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:30:26 ID:AvENgEr
教導隊の訓練マジ最悪
さっきもどしてきたわ…
俺もう駄目かもしんね
タカマチ氏ねや
958 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:31:26 ID:ID:Hoh0Emi
ま た お 前 か
お前そのうち教導中の「不幸な事故」で死ぬんじゃね?w
959 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:32:45 ID:/Se/JoH
>>954 あらゆる伝承・伝説は何らかの事実をもとに生まれるものなのだとだけ言っておこう
>>957 なのはさんには一部に熱狂的なファンがいるからそういう事は人前で言わない方がいいぞ
960 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:33:00 ID:B0ssK18
>>957 よしっ!頑張って悪魔を倒してこい!!
ホワイトデビルは砲撃魔導師だから距離を詰めれば!
961 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:33:27 ID:ICeg0Bo
>>957 バカか?てめーが氏ね。
>>960 10年前だったらそれで倒せたんだけどな…
962 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:34:51 ID:k0/3HEi
かわいそうだが
>>957は武装隊に向いてないな
ひょっとしてFランカーなのに何かの手違いで間違って武装隊に入れられたんじゃね?
>>960 そう思って近づいたら、杖というか槍で ボ コ ら れ ま し た が何か?
963 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:35:54 ID:2/HaNnD
>>957 ばとるふぇいずはまだしゅうりょうしてないとおもいます。
からだはたいせつにね。
>>960 接近戦なら倒せると思ってた時期が私にもありました(´・ω・`)
964 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:35:59 ID:BrnG876
ちょwwwwww縦読みwwwwwwww
965 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:36:20 ID:iHsaNAn
>>957 大丈夫。この訓練に耐えられたら貴様も晴れて魔王軍の仲間入りだw
ここを乗り切れるかどうかがストライカーと雑兵との分かれ道と知れ!
>>960 ちょwwwwwwwおまwwwwそれ自殺幇助だろwwwwwwwwwww
966 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:36:31 ID:RohHeiA
>>957 本気じゃねーんだよ、お前は。
今までどれだけの優秀な魔導師が空に散ったと思ってる?
優しく甘やかしてくれる先生がいいんなら、民間の魔法学校にでも行ってろ。
今のお前には空で死ぬ資格すらない。
というか
>>957は本人がこのスレ見てたらどーするつもりなんだ?
967 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:37:40 ID:nKoAvZe
タカマチの訓練ってそんなにヤバイの?
968 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:37:49 ID:SEkiRyu
そもそも、Sランク以上の魔導師は存在そのものがヤバス
だいたい【検閲削除】の出身者は化け物大杉。【検閲削除】だって【検閲削除】だろ
【検閲削除】の時【検閲削除】に襲われて【検閲削除】されたんだが
【検閲削除】はなんでのうのうと【検閲削除】るの?おかしいだろ?
969 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:39:02 ID:3r10/sS
俺は白サタンの訓練大好きだったけどな
チラリズムには命を賭ける価値がある!!
だが見えそうでいつも見えなかった…あの人のパンツって何色?
970 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:39:03 ID:37TayHi
>>966 特定されなければおk
てーか、本人見てんならもう、とっくの昔にここの住人消されてんだろw
魔王のパン2ですか?薄い緑だったような…
971 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:39:16 iD:774kuNn
>>969 パンツ?ブリーフの間違いじゃねーの?wwwwwwwwwwwwwwwwww
972 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:39:21 ID:loLiK0N
>>969 >チラリズムには命を賭ける価値がある
無理。もはや萌えの対象とはなりえない。
昔はあんなに可愛かったのに…
Pの件。最近は基本オレンジかな。でも白も多い。時々、緑とかピンクもある。
973 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:39:50 ID:PrJCt/F
>>969 >>971 (・∀・)人(・∀・)ナカーマ
もち純白の白ですよぉ〜。
>>972 今は可愛くないと申したか
月のない晩の夜道には気をつけることだ
974 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:40:00 ID:NNH/aoa
>>966 素知らぬ顔してこの中に交じってたりしてw
>>957 気持ちはわかるよ。教導隊の訓練って凄いハードだもんね。
高町の教導、具体的にどのあたりがヤバい?
975 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:41:27 ID:S0nG2/U
>>969 >>971 >>973 (・∀・)人(・∀・)人(・∀・)確かピンクだったと思うぞ
君らとはいい酒が飲めそうだw
976 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:45:23 ID:TP0/2nd
(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ミンナナカーマ
そういえば見る余裕なかった……orz<ぱんつの色
>>972さんは何者ですか?
今度はなのはさんに夜の教導もしてもらいたいな(*´д`*)ハァハァ
同じ部隊にいたのにあんまり構ってもらえなかった……orz
977 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:47:48 ID:2/HaNnD
>同じ部隊にいたのに
文脈からして教導隊じゃないよな?
まさか……LPRF6の出身者だったりして
978 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:48:35 ID:TP0/2nd
え!何でわかったの?
979 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:50:42 ID:NiNJn18
テラ自爆wwwwwwバカスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
980 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:52:51 ID:59TUbsi
>>974 >>957は放置しろ。自分の実力不足を棚にあげて教官を逆恨み。
どうせ面と向かって文句も言えんのだろうよ。馬鹿につける薬などない。
>>977 LPRF6とは何だ?
981 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:53:09 ID:2/HaNnD
>>980 クグレカス
982 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:55:21 ID:NiNJn18
ここはお馬鹿さんがいっぱいいるインターネッツですねw
983 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:55:25 ID:LA01sFi
>>981 ロスト・プロパティ・ライオット・フォース 6
984 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:57:30 ID:ALtLA03
>>981 Lost Property Riot Force 6(古代遺産管理部機動六課)の略
JS事件で活躍した特殊部隊。試験的な隊だったため現在は解散。
LPRF6は高町一尉を教導隊から特例で長期レンタルしてた。
985 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 21:57:53 ID:TBtaNuk
解説乙
986 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:00:03 ID:DeUTchE
平均的武装局員
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< 聖王教会と協力して平和な世の中にしたいです。
( 建前 ) \___________________
| | |
__(__)_)______________
( _)_)
| | |
( 本音 ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( 。A。)<聖王教会うぜ〜。ミッドから出てけよ。ジークタカマチ。
∨ ̄∨ \___________________
987 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:00:27 ID:Hoh0Emi
>>986 タカマチもミッド人じゃねーじゃん。
あいつは魔法の認知すらされてない未開世界の出身。
989 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:00:56 ID:TBtaNuk
アンチ教会派の工作やろ。スルー推奨。
990 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:02:14 ID:BrnG876
ていうかさー、見事にタカマチの話題ばっかじゃね?このスレ
991 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:03:55 ID:Ron/LEE
年齢・経歴・功績・戦闘スタイルetc..
何だかんだでバカマチは目立つからな。
あと現在進行形でしごきうけてるやつが来てるし
まあ俺に言わせれば全然甘い。やつはもっと未開人らしくはっちゃけるべきだ。
992 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:04:58 ID:RohHeiA
>>990 砲撃がとにかくアホみたいに派手だからな〜w
砲の威力だけで比較するなら局全体でも5本の指に入るだろうし
コラードとかレーガンみたいな技巧派の凄さは玄人にしかわからんし
993 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:05:29 ID:NNH/aoa
ルーデル一佐も十分派手だと思う。
片足千切れてるのに病院抜け出して、援護に来た時なんかどうしようかと思った…
994 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:08:53 ID:/Vw/G60
>>992 技巧派っていうけど、やっぱりいざって時は、一撃必殺がないとねぇ
技術自体は経験つめばあとからいくらでも身につけられるでしょ?
995 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:10:00 ID:DnaH48O
そろそろ1000獲り合戦の季節だわね
996 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:22:18 ID:AvENgEr
>>974 亀レススマソ。ちょっと色々考えてた。
どこがって言われるとなかなか言いにくいんだけど。。。
全体的についていけん。訓練の目的もよくわからんし…
997 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:22:20 ID:k0/3HEi
>>1000なら冷笑のコラードが教導隊に復帰
998 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:22:21 ID:OMuRicE
なんか突然wwみwwなwwwwぎwwwっwwwwてwwきwwwたwwwww
999 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:22:22 ID:2/HaNnD
>>1000なら教導隊員がみんなドMになるw
1000 名前:名無し局員くん@正義の味方 投稿日:76/5/13 22:22:22 ID:TP0/2nd
1000ならなのはさんに笑顔で罵られながら踏んだり蹴ったりされるが
最後の最後には優しくなでなでしてもらえる
1001 名前: 1001 投稿日: Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
////////////////////////////////////
「はぁ…。」
『Trust me, my Master !!! 』
「にしてもこの子、誰なんだろう…」
『I can be shot!!! 』
「お話できればいいんだけど…」
『Firing lock is cancelled !!! 』
しかし、である。
少なくとも私の場合、「お話」で穏便に事がおさまったというためしがない。
私の言葉が足りないのか、相手の心中を推し量る洞察力がないからなのか。
結局いつもわかりあえず、肉体言語に訴えるかたちになってしまう。
考えてみると、この辺は昔アリサちゃんを叩いて喧嘩した頃から
ずっと成長してないんだよね。
自分が表では『不屈のエース』『エース・オブ・エース』と呼ばれる一方で、
裏では『悪魔』だの『魔王』だのといった異名を付けられている事も承知している。
というか、面と向かって言われたことも少なくない。
…結局、"悪魔らしいやり方"でしかやれないのならば、いっそのこと私は……。
だめだ、なんか思考が荒んできた。
「こういうときは、はぁ…とりあえず…模擬戦やってみようかな…?」
『Let's shoot it, Star Light Breaker!!! 』
「あのさぁ、レイジングハート…もしかしてどっか調子悪かったりする?」
『Don't worry. No problem!!! 』
ラーメン食ってくるノシ
/
∧ ガラッ ∧
(.,,゚Д|゚д゚)っ|゚)
>>81 恥ずかしながら「さわり」というのは最初の部分のことだと素で勘違いしてた。
調べたら貴方の言うとおりの意味でした。ひとつ勉強になったお。dクス!
∧∧ピシャッ
(.,,゚Д|゚)Σ
ヴィヴィオにちゃん見ちゃらめぇぇぇぇwwwww
てかなのはさんこのままだと特定されるぞっていうか既に身内に特定されてそうなスバルバカスwww
ヴィヴィオにちゃん見ちゃらめぇぇぇぇwwwww
てかなのはさんこのままだと特定されるぞっていうか既に身内に特定されてそうなスバルバカスwww
なにはともあれGJ!ずっと待ってました!
>>632 ただクロノはアニメと原作と典型的ギャルゲ主人公3つのミックスみたいな性格が
最大公約数的な落としどころとして見えてるな。
時々そこからかなり外れてる性格設定も見られるけど。
極度の自己犠牲クロノとか見かけたらまず原作の関与疑っとくと大体外れない。
淫獣もまぎれてたな。
というか、昔はともかく何故今の下着の色もしっているwwww
はっ、もしや(ry
恒例のIDぶっこ抜き
今回はわからないよママン
2KohNIn=
LA01sFi=
Hoh0Emi=微笑・・・誰?
Ron/LEE=ロン・リー・・・炎の中華体育教師?
774kuNn=774君・・・保管庫?
/Vw/G60
Kka9+Ri
3r10/sS
ALtLA03
S1ttakA=スターズアタッカー
DnaH48O
TBtaNuk=ちびだぬき
AvENgEr=アベンジャー?
/Se/JoH=Jだけをラテン読みで聖王・・・娘?
B0ssK18=Bossって誰
ICeg0Bo
k0/3HEi
2/HaNnD=トゥーハンド?ティアナ?
BrnG876
iHsaNAn
RohHeiA
nKoAvZe
SEkiRyu=赤龍・・・銀河英雄伝説だっけ?
37TayHi=皆退避ww
loLiK0N=司書長・・・
PrJCt/F=執務官(プロジェクトF
NNH/aoa=
S0nG2/U=提督かデバイス単体か・・・
TP0/2nd=内容からティアナ二人目?
NiNJn18
59TUbsi=ニート(ごくつぶし)
DeUTchE
OMuRicE=AllRight
>>655 TP0/2ndはスバル(タイプゼロ・セカンド)だろう。
ルーデル吹いたw
スバルの自爆とレイジングハート噴いたwww
GJwwwww
聖上=ハクオロ=シャマル
ニンジンいや=キャロ
アベンジャーが新人くんで、NNHは魔王だと思われ。タカマチが漢字になってるし。
オムライスはヴィヴィオじゃないの?……いや、レイハか。
nnhってなのはじゃね?
iHsaNAn→名無し
nKoAvZe→ノーヴエ
DeUTche→ドイツの(?
NNH/aoa→なのは?
続きGJ。それにしても、やっぱり魔王様もスレ見ていたのかw
それにしても、ハンス・ルーデルとはいい所を持ってくるな。小ネタもナイスチョイス
それはさておき、なのはさんよ。あなたは親馬鹿というよりは確実に馬鹿おy(略
>>650 GJ!1000取ったスバルに吹いたwwww
>>652 LA01sFi=シャリオ(ロングアーチ1)
ALtLA03=アルト(ロングアーチ3)
じゃね?
>>661 DeUTche=ディエチじゃね?
(イタリア語の10のつづりがまんまのはず?)
「戦場で冷静でいるにはどうしたらよいのでしょう?」
「私が恐怖を感じないとでも思っているの?」
これじゃ死亡フラグだ。
というか、読んでいると確実にレイジングハートが火に油注いでいるようなw
Let's shoot it じゃないだろうとw
ID発言回数があるといいな…と言ってみる
>>650 GJ
完結してからでいいからIDの解答編ヨロ
>>657 多分勲章を山のように貰っても生涯一魔道師なんだろうなw
>>664 ディエチはdieciだぞ。
俺の勘違いだったらスマンが、
“I can be shot”だと「私、撃たれるかも!」になっちゃわないか?
B0ssK18=クロノ?
デュランダルそう呼んでたし
2KohNInは後任ってことかな?
誰なのかはわかんないけど
>>664 そうなの?イタリア語は不心得で…
一つ追加
RohHeiA→老兵A(誰
Hoh0Emi……「フルメタル・ジャケット」の微笑みデブの事だろう。
でも別にSong2Uがいるんだよね。内容的にもそっちがクロノ。
逆にエリオがみつからない……
あと、地味にハードガンは相当なのはに手を焼いたっぽいなwwやりすぎだはねーよw
わざわざスレにまで来て様子見に来てる辺りツンデレ。
650GJ!!!
そしてみんなの回答を見ながら漏れの妄想も加えてIDを考えてみた
2KohNIn=2公認?
LA01sFi=L(ong)A(rch)01s(hario)Fi(nieno)でシャーリー
Hoh0Emi=微笑→微笑みデブ、ハートマン軍曹ネタ
Ron/LEE=ロン・リー(炎の中華体育教師?)、或はLonlyで相手のいないさみしんぼの人……誰かいるか?
774kuNn=774君・・・保管庫?
/Vw/G60=ヴィ(V)ヴィオ(w)?
Kka9+Ri=リイン?
3r10/sS
ALtLA03=ALtL(ong)A(rch)03でアルト
S1ttakA=スターズアタッカー
DnaH48O
TBtaNuk=ちびだぬき
AvENgEr=アベンジャー?
/Se/JoH=聖上
B0ssK18=Boss→Ok,BOSSで、デュランダルかクロノ?
ICeg0Bo=geBoC0でげぼこ、つまりヴィータ?
k0/3HEi=こーへい?
2/HaNnD=トゥーハンド→ティアナ
BrnG876
iHsaNAn=名無し
RohHeiA=老兵でグレアムさん?
nKoAvZe=ノーヴェ
SEkiRyu=赤龍、多分、A's漫画版でシグナムさんに蒐集された赤龍召喚師
37TayHi=皆退避ww
loLiK0N=司書長・・・
PrJCt/F=執務官(プロジェクトF
NNH/aoa=NaNoHa/で本人
S0nG2/U=S2U、提督かデバイス単体か・・・
TP0/2nd=T(y)P(e)0/2ndでスバル
NiNJn18=ニンジンいやでキャロ
59TUbsi=ニート(ごくつぶし)
DeUTchE=ドイッチュ=ドイツ→ベルカの連想でカリムあたりがアンチ教会を装って工作員w
OMuRicE=AllRight
通行人と老兵Aって誰だ?
ICeg0Bo=アイゼンゲボ子?
Kka9+Ri=隔離、JS事件後らしいし・・・スカ?1234のだれか?
B0ssK18ってまた社長かと思ったけど違うっぽいな
DnaH48OはDHでディエチなんじゃなかろうかと思ったけど書き込み内容が医療班関係っぽいので違うかも
DnaH48Oは4(シ)8(ャ)O(マル)でシャマルさんじゃね?
昔、クロススレでルーデル大佐をネタにしたけど、あの人はある意味、なのはさん以上に恐ろしいからな。
数千の赤軍戦車を粉砕し、空戦でもエースのはしくれ(さすがに戦闘機はさほど落としていない)、戦艦も沈め、
遂にスターリンをして『ソ連人民最大の敵』と言わしめたリアル絢爛舞踏。
『ルーデル専用勲章』とか『捕虜になっても偉そうにドイツ式敬礼』とか『葬式会場上空で航空ショー』とか、
リヒトホーフェン男爵にひけをとらないからなぁ。
>>681 大佐の人間離れした活躍のおかげでぶっちゃけ欠陥機のストゥーカ対戦車改造型が
名機と勘違いされてるな
その点は掛け値なしに高性能なRH使ってるなのはさんより凄いw
S1ttaka=知ったかぶり
↑こいつと通行人と名無しと皆退避はただのモブキャラでいいんじゃまいか。
Ron/Leeはハードガンでは?バカマチ言ってるし
とりあえずパンツの話に食いつくユーノとフェイトに噴いたww
>/Vw/G60
車に無いこともないが乗っている奴いたかな?
赤竜はシグナムにぶっころされてた召喚獣
検閲内容も想像つく
>682
『人間離れ』は、もっと人間に近い人に使いませう。
>683
俳優ネタですか。(ハートマンを演じたのはRonald Lee Ermey)
>>650 GJ!!
君は面白いのだが投下が終わると
発言者は誰だ大会になるのが璧に瑕だなぁww
いや、それも面白いんだが
おや、ここのユーノはダメな人か。フェイトもだがw
いやー面白いわ
ガイドラインといいハートマン軍曹やらルーデル大佐やらアグレッサー部隊やら間違いなく軍オタ
冷笑のコラードは一瞬コラード・アグスタからかと思ったが陸士訓練校学長のファーン・コラードがいることを思い出した
つか今容量どのぐらいだ?
約455kb
まだまだ大丈夫だと思う
>>685 「VW G60」
フォルクスワーゲン「コラード」G60
てことで・・・(ry
>>632 >元々二時創作にまで苦情を出すなのは に見えた。まだ砂糖入りお茶が飲み足りないのか俺は
NNH/aoa→N N H/aoa→NaNoHa/
だからなのはは間違いないと思う。
695 :
タイトル未定:2007/11/25(日) 01:02:43 ID:4jZoCaSG
投下してもよろしいでしょうか?
もう書いてる人いっぱいいるじゃんかよ………スマンカッタorz
698 :
タイトル未定:2007/11/25(日) 01:08:07 ID:4jZoCaSG
注意事項とか
・前回の続きです。
・まだありませんがヤンデレっぽい描写があります。
・強引な展開です
699 :
タイトル未定:2007/11/25(日) 01:08:52 ID:4jZoCaSG
「はあぁ〜……」
突然だが、ユーノ・スクライアは悩んでいた。
無論、何に悩んでいるかといえば仕事のことではない。
あの喫茶店事件の後、論文を同僚の博士に土下座してまたコピーしてもらい、何とか事なきことを得たのだが。
問題はその後に発生した。
「すまんが、スクライア君。機動六課に行って来てもらえんかね?」
コピーさせてもらう代償として、機動六課にある資料を請求されたのだった。
普段の彼ならば一も二もなく飛びついたはずである。
なんと言っても、なのはに会うことの出来る数少ないチャンスなのだから。
が、今の彼は普段の彼とは違っていた。
そう、喫茶店での出来事である。
「…どんな顔してフェイトやなのはに会えばいいんだろうか、僕は。」
あんな別れ方をして、次に会うとき意識しないなんてできるだろうか、いや、彼はできなかった。
「いやいやでも、フェイトはあれはちょっとしたお茶目のつもりで言ったんだろうし、そもそも僕の好き人はなのはだし・・・」
と、機動六課に着く前からうじうじと悩んでいたのだった。
が、運命の神とは案外優しいものであったらしい。
なんと、資料を隊長である八神はやてから受け取るまで、彼女らには遭遇しなかったのだった。
「ん?どうしたん?ユーノ君、なんか変やで?」
「い、いやなんでもないよ。そ、それよりも、用事が終わったんで僕はもう帰るね?」
動揺しまくりなユーノであった。
とにかくできるだけ早く帰ろうとしたその時、
「あ、ちょっと待って?」
「え?な、何か用かな?」
はやてに呼び止められるとは何事だろうか。
普段ならば、仕事関係であることはほとんど間違いがない。
が、彼ははやての表情を見るのを失念していた。
その楽しげな表情を見れば、仕事以外の用件だということは明確だった。
「なのはちゃんがな、ユーノ君に会いたがっとったで?」
その言葉は、今のユーノにとっては爆弾以外の何物でもなかった。
「え゛。な、ななななのはが?」
「そや。それでな、今なのはちゃん、食堂にいるんやけど?」
会って来い、という無言の命令である。
「……わかったよ。会ってくる。」
もちろん、彼にそれが拒めるはずがなかった。
がんばりや〜というはやての声援を受けながら、ユーノは微妙に暗い面持ちで食堂に向かう。
700 :
タイトル未定:2007/11/25(日) 01:09:46 ID:4jZoCaSG
廊下を歩きながら彼は考える。
一体、何の用件だろうか、と。
「いつもの情報交換がばれたわけでもなさそうだし…」
なのはの世界からも、この六課からも、更には無限書庫からも遠い喫茶店をわざわざ選んでいる。見つかるなどありえない。
では、何の用で会いたいのだろうか。
ここで言っておくと、ユーノはさしてプラス思考ではない。むしろマイナス思考の方だ。
「も、もう会いたくないとか……?いやいやいやいやいやいや、それはないない…」
加えて、食堂ならばおそらくフェイトも一緒に食事をとっているはず。
ますます行きにくかった。
食堂に着くと、もうお昼時ではないからか、人がまばらだった。
なのははどこだろうと、ユーノはきょろきょろとあたりを見回す。
「…ユーノ君?」
「うわぁッ!!?」
突然後ろから声をかけられ、悲鳴をあげるユーノ。
誰の声だろう、と振り向くことはない。声を聞いたときにユーノには誰の声かわかったからだ。
つまり、彼の想い人。高町なのはその人である。
想い人に声を掛けられて悲鳴をあげるとは、これまでの事情があるとはいえ、酷い気もする。
「どうしてこっちに来てるの?」
「あ、ああ。うん、ちょっと仕事で六課に来ててね。それで、八神さんに会ったらなのはが僕に会いたがってるって言うから会いに来たんだけど・・・」
彼女を周囲をそっと見ると、とりあえず、フェイトはいないようである。内心彼はほっとしつつ、話を続ける。
「ところで、僕に会いたいって…な、何か用事でもあるのかな?」
クールを装いつつも、結構内心では何を言われるかびびっているユーノであったが、意を決して聞くことにしたようだ。
「え?誰がそんなこと言ってたの?」
びっくりした様子で聞き返すなのはにユーノは何か変だなと思いつつも、
「誰って・・・・八神さんだけど。」
「あ・・・あはは、やだなぁもうはやてちゃんったら。」
急に恥ずかしそうに笑い出すなのはに「へ?」と首をかしげるユーノ。
「この前一緒にご飯食べたときにね、わたし最近ユーノ君とあんまり会ってないから会いたいな、って言っただけなのに…もう、はやてちゃんは……」
あはは、と照れ笑いを浮かべるなのは。
一方、ユーノの心の中は悲惨な状況だった。
つまりは彼の予想は、ユーノ君に会いたいという理由はそんな軽いものではなく、もっと真剣な理由―例えば、告白とか―であったからだった。
が、目の前のなのははいつもの彼女よりは気も顔が赤いような気がしなくもないが、とてもそんな話をしようというような様子ではなかった。
「あ、もうこんな時間。ごめんね、ユーノ君。わたし、新人の模擬戦に行って来なくちゃいけないから。今日は会えて嬉しかったよ、じゃあね!」
ユーノが落ち込んでいるのも知らず、とっととなのはは仕事に行ってしまった。
会話時間にして、二分にも満たなかった。
がくり、とした様子で近くの椅子に座る。
「は、ははははははは。べ、別に用事なんてなかったね、あははは。」
虚ろに笑いながらうつむいて座っている彼の様子は、哀れとしか言いようがなかった。
701 :
タイトル未定:2007/11/25(日) 01:10:31 ID:4jZoCaSG
「はぁー…なんにもやる気が起きないよ……資料は明日でいいって言ってたし、とりあえずここで休んでから家に帰ろう…」
ユーノはとりあえず近くの自販機でコーヒーを買い、サンドイッチを注文した。
「・・・・・はぁ、でもあれだなぁ。フェイトがいなかったのはよかったよ、うん。」
「なんでわたしがいると困るのかな?ユーノは?」
「うおわッ!?」
突然隣の席に現れた人物を見て可哀相なまでに狼狽するユーノ。
そこにいたその人こそ、ユーノとなのはの恋の障害物にして、最近のユーノの悩みの種でもあるフェイト・T・ハラオウンだった。
「『うおわッ』…ずいぶんと酷い扱いじゃない?」
「ご、ごめん!まさかフェイトがいるとは思わなくて!」
「ふぅん。…ま、いいけどね。ところで、なんで六課にいるの?」
どうやらさっきの激しく恥ずかしい失態は見られていない様子である。
心の中で安堵しつつ、
「まぁ、仕事でね。」
「ユーノの仕事ってコーヒー飲んでサンドイッチを食べること?」
痛烈な皮肉である。が、こういう態度のほうがあまり前の事件を気にしなくて済む。
「違うよ…ていうか珍しいね。なのはが向こうに行ったってことは会ったんだろ?それなのになのはについて行かないなんて。」
「わたし、まだ昼食をとってなかったから流石にね。それに模擬戦だもの。見学ぐらいしか出来ないし。」
なるほど、トレイにはランチセットが乗せてあった。
「で…ほんとはどうしたの、ユーノ?なんだか落ち込んでいるみたいだし。」
「……気づいてたんだ。」
「一応は、長い付き合いだしね。ユーノがそこまで落ち込んでるってことは、なのはのことかな?」
「うん。…………」
長い沈黙。
二人はそれぞれの食事を進めていく。
ユーノがサンドイッチを食べ終わったのを見計らって、
「よかったら、なにがあったのか聞かせてくれないかな?…その、なのはのことだったらわたしも知りたいし。」
おずおずと、フェイトが声をかける。
ユーノは普段だったら、断っていただろう。
が、今の傷ついた心にフェイトの優しさは沁みていった。
それに、なのははユーノが落ち込んでいるのもわからなかったようだったが、フェイトにはそれがわかったのだ。
それがユーノには嬉しかったし、今のフェイトになら、さっきのことをなんの躊躇もなく言える気がした。
「―それで、そのままなのはは行っちゃったんだ。」
話し終えるユーノ。告白などそういう言葉は言わなかったものの、重要な用件があるのかと思ったとだけ話した。
「それは…ご愁傷様だね、ユーノ。でもその言い方ははやても悪かったよ。なのはがそのことを言ったとき、わたしもその席にいたんだけど。」
気の毒そうに、フェイトが言う。
なのはのことであるのに、彼女としては珍しい態度であった。
「確かにね…あんな言い方されちゃ、重要なことだって思うさ。でもさ、でもさぁ………」
泣きそうな顔のまま、ユーノは下を向き、コーヒーをあおる。
702 :
タイトル未定:2007/11/25(日) 01:11:36 ID:4jZoCaSG
「…僕って、なのはにとって何なのかな?」
ずっと、ずっと前から彼の心にあった疑問。
自分となのはの関係は、なのはから見てなんなのだろうか。
「……悪いけど、なのはの態度を見る限りじゃ、友達…だと思うな。」
「だろうね…………なのはは、そういう態度じゃないもんね…」
沈黙。
重苦しい空気が場を支配する。
「…けど今日は厄日だったなぁ。」
それを振り払おうと、彼はわざとらしく明るく、冗談めかして言う。
この空気を払拭したいのは彼女もだったのか、彼の話に乗ってくる。
「厄日?そのぐらいで厄日だなんて甘いよユーノ。わたしなんて、なのはに約束すっぽかされたことあるんだから。」
「え?嘘。なんで?」
「一緒に買い物行こうって約束してたんだけど・・・・新人たちに頼まれて補習なんだって。」
そのときのことを思い出したのか、ちょっと怒ったような顔になる。
というか、なのはも新人に入れ込みすぎではないだろうか。
「ふぅん。……買い物ねぇ。」
「そうだよ、服を一緒に見に行こうって言ってたのに………」
はぁ、と溜息をつくフェイト。どうやら憂鬱なのはユーノだけではないらしい。
「あー。うんでもよかったよ、フェイトがこの前のことを引きずってなくて。」
話題転換をするために、適当に口を動かすユーノだったが。
それは自爆だった。
言ってから本人もまずいと思ったらしく曖昧な笑いをしている。
「この前のこと……?…ああ………」
それから少し考え込むフェイト。
ユーノはどうやらフェイトがほとんどそのことを忘れていたらしきことに安堵した。
そんなユーノの心情などお構いなく、フェイトは口を開く。
「ユーノ、これからどうせ暇だよね?」
「そりゃ、こんなところでコーヒー飲んでるくらいなんだから、暇に決まってるけど。」
「結局、その買い物に行ってないんだけど・・・・・ユーノ、ついて来てよ。」
ユーノは突然のフェイトの発言にびっくりするどころか思考が停止してしまった。
そして、我に返ると急速に顔を赤くして、
「ちょちょちょちょ、ちょっと待ってよフェイト!ま、また僕をからかってるの!?」
それにも平然な顔のフェイトは、ユーノをじっと見て、
「そういうつもりでもないんだけどな。なのはもどうせしばらくは忙しそうだし、早めに服は買っておきたいし。」
「いや、一人で行けばいいじゃん!僕が行く意味がわからないよ!」
「いいじゃない。どうせ暇なんでしょ?」
う、と言葉に詰まるユーノ。さっき言ってしまったではないか。暇であると。
「ま、待ってよフェイト!なのはにもし見られたら…!」
「なのはは模擬戦で忙しいでしょ?」
う、とまたしても言葉に詰まるユーノ。
今度こそ、逃げ場はないようだった。
「さぁ、行くよ?ユーノもほら、覚悟決めて。」
「覚悟ね・・・・そういえば、僕とフェイトが喫茶店以外で二人で出かけるのって初めてじゃない?」
「そういえば、そうかな。・・・・・じゃあ、夕食はユーノにおごってもらおうかな?記念ってことで。」
楽しそうにフェイトが笑う。その様子に、ユーノもいつしか笑みを浮かべていた。
「だーめ。君も結構稼いでるんだから折半で。」
トレイを片付け、二人は食堂から出た。
ユーノがふと見上げると、晴れた空が広がっていた。
「どうしたのユーノ。早く行こうよ、あんまり時間ないんだから。」
「車で行くのか。いいなぁ、僕免許もってないんだよなぁ。」
「ユーノも時間あれば取れるよ。…それじゃ、行こっか。」
フェイトは軽やかに進んでいく。
そのどこか楽しげな背中を見ながら。
これもフェイトなりの慰め方なんだろうと、ユーノはそう思った。
だったら、夕食もおごったほうがいいのかもしれない。
今日はそれほど厄日でもないかな、とユーノは隣の彼女を見た。
続
703 :
タイトル未定:2007/11/25(日) 01:13:24 ID:4jZoCaSG
フェイトさん、始動。
>>650 GJです!RHの口調がすごいw
>>703 GJです
ところで次スレは立てておいたほうがいい?
>>703 GJ!
ただ、はやてを八神さんと呼ぶユーノに違和感を感じた。
>>707 「違和感を感じた」と言葉に違和感覚えたのは俺だけだろうか
「違和感を感じる」は正しい日本語だよ。
「感情」と「感覚」で意味が別の言葉だからね。
おぉ!忘れてた。
>>703 ユーフェイ好きで甘ラブ好きな自分にはすっごいGJです
何この展開・・・GJ。こういう展開も結構好きだな。
頭痛が痛い
馬から落馬
違和感感じる
一番最初
ユーノは淫獣ではない
おかしいと言えばおかしいような
そうじゃないと言えばそうじゃないような
頭痛が痛いと、馬から落馬の二つは間違いじゃね?
一番最初ってのはよく言うけど……どうなんだろ
×ユーノは淫獣ではない ○淫獣はユーノではない
>>703 続きGJだぜ。さて、フェイトさんがどう出てユーノがどう応えるかが楽しみだなw
そして、無意識ながらも二人を無下にしていてハブられてしまった教導官の運命は〜
>>713 最後が最も違和感ないな
>>713 ユーノは淫獣ではない。もっとおぞまs・・・・・・もとい、いやらしい何かだ?
「頭痛が痛い」だけ日本語文法では確実に間違い。
「(私が)頭痛で痛い」なら文法的には問題ない。
「一番最初」は重複修飾になるから好ましくない。が強調で使うこともしばしば
たまに使われる「違和」は「感じる」ものではなくて「気付く」ものなので注意。
「違和感を覚える」、「違和に気付く」がこんな論争を巻き起こさなくてベターかも
>>703 ホントGJだ。
時遅しななのははどう行動するのか、気になって仕方が無いw
>>703 攻めのフェイト!? GJw
いいねぇ……ユノフェいいねぇ。筆も進むね
719 :
( ゚Д゚):2007/11/25(日) 06:25:30 ID:POHe+fGn
>>650 リンディ茶スレも気になるが、
5:魔王が倒せない(708)
このスレの内容が非常に気になります……
>>703もGJ。
続きが気になります。
ユノフェ書いてる人間だが
なにこのポエマーユーノ?とセルフ突っ込みいれてしまった
寒気で手が震えて文字が打てないぜ
721 :
( ゚Д゚):2007/11/25(日) 07:28:10 ID:POHe+fGn
アースラって建造してどれぐらい経ってるんだろ。
さあ……次元航行艦の寿命が分からんし……
723 :
シナイダ:2007/11/25(日) 08:29:28 ID:dg1EKl56
あーフェイトのアナル云々のあれはちょいとお待ちを。なんか話が暗くなりそうなんで今弄り中
あと忙しくて。レポートも原稿もああもう切羽詰まって!
と、いう忙しさに耐えかねて息抜きによくわからないものを書いてしまったので投下したいです
・ユーノとヴィータがひたすらボケと突っ込み
・キャラが壊れてます。そういうのが嫌いな人はスルーしたほうがよろしいかと
・なんか変な時空と繋がった会話がなされてます
・珍しく非エロ
「つまり僕が何を言いたかったかというと―――なのはとの生活は実に順風満帆であるということだけなんだ」
「黙れクソメガネ。叩き割るぞ」
「そんなことをしたら死ぬぞ! 僕が!」
「メガネが本体なのかよ!」
――――――――――――――――――
「で、今日はなんだ。どんな議題だ」
「うん。まずはこの映像を見て欲しい。こいつをどう思う?」
止める間もなく中空へと映し出される映像。
そこに映っているのはヴィヴィオ。そして、ユーノ。
ヴィヴィオはユーノに肩車して貰いながらも、恥ずかしそうにカメラのほうを気にしている。
まあ、展開的に間違いなくカメラを構えているのはなのはなのだが―――以前は撮られていることに気付いた瞬間カメラの破壊に出ていたことから成長が見られる。
照れつつも父親の頭から手を離さず、嬉しそうに頬を染めている少女。
何があったかは知らないが、ユーノはヴィヴィオの懐柔に成功しているらしい。
「―――で?」
「可愛いでしょ」
「ああ。まあ可愛いけどよ」
「可愛いよねぇ」
「……そうだな」
「ああ可愛い」
「それだけかよ!?」
何か続きがあるのかと思って待っていたヴィータがその男のメガネを上に弾く。
あ、と彼が声を上げる間に右手を突き出してその両眼へとジャンケンチョキ。
ぐぎゃmがえhぴがdsんごあという声を上げて地面へと転がる金髪尻尾頭の姿が実に滑稽だった。
「ったくよぉ。会うたびにこんなもん見せられるこっちの身にもなりやがれ……」
「い、ぐぐ……何を言ってるんだいヴィータ。こんなヴィヴィオの姿を見られて実に幸福だと思わない?」
「ヴィヴィオの元気な姿や成長を見るのはいーさ。けどそれとこれとは話は別だっつーの」
「はぁ、意地っ張りだな。まあ、ヴィータの長所だよねその意地は。個性だ、大切にしなよ?」
「お前人の話聞いてるか?」
多分聞いてないし聞く気無い。
ここは常にパーフェクトワールドと言わんばかりに両手を広げ、自慢げに。
「愛っていいよね」
「ふーん」
そっけないヴィータにユーノはむう、と呟いてから。
「ヴィータって恋はしないの?」
「お前なぁ……所詮こっちはプログラムだっつーの。恋とか愛とか、あるわけねーだろ」
「それは違う」
真剣な顔で、ユーノが否定する。
自嘲気味だったヴィータもその態度に驚いて、一歩下がってしまう。
「な、なんだよ。何が違うんだよ」
「ヴィータは確かにプログラムかもしれないけど―――そこには、確かに心があるだろう。心があれば、恋も愛もきっとあるよ」
ユーノは今まで彼女に殆ど見せなかったような真剣極まり無い顔で、スッと指をヴィータの胸に突き刺す。
そこにあるのは心臓。
いや、心臓ではなく―――心の在り処。
……やはり今代の主の周りの奴らは、馬鹿みたいにお人好しばかりだぜ、と思いつつ。
「なあユーノ」
「何?」
「お前、今、自分がどこ触ってるか分かってるか?」
「どこって……胸板だけど」
「胸だボケ! このセクハライタチ!!」
激しい衝撃がユーノの身体を吹き飛ばし、螺旋の回転力を持って空中を舞い踊ったユーノが反対側の机と椅子の群れに突っ込む。
ヴィータの手にはグラーフアイゼン。主の意志に呼応した鉄の伯爵はその姿をラケーテンフォームへと変じて対象を撃ち抜いていた。
「―――死んだか?」
《ja》
「あ、死んだんだ―――って流石にやりすぎたか!? おい無事かユーノ!」
慌てたように瓦礫の山と化したそこへと駆け寄る。
周りでは局員たちが何事かとそれを眺めていたが、それも気にせずに右足だけ突き出して埋まっている馬鹿を掘り出そうとする。
「おい、しっかりしろ! 傷は深いぞ!」
「え、殺す気マンマン!?」
珍しいヴィータのボケに思わず突っ込むユーノ。
瓦礫の山の中からなのでなんの恰好もついていないが。
とりあえず周囲の局員たちの手も借りつつなんとか中から這い出てきたユーノは頭を擦って地面にへたり込む。
「はあ……死ぬかと」
「まず、なんで生きてるのか聞いていいか」
ミッドチルダの非殺傷設定とかいう生温いそれと違い、ベルカのアームドデバイスは直接打撃だ。
しかもドリルドリルとしたラケーテンフォーム。カートリッジロード済み。
なんで生きているのだろうか。
「ふふ……『こんなこともあろうかと!』さっき君の胸を触る前から予め自分の前面にシールドを展開していたんだよ」
「お前、『こんなこともあろうかと!』って言いたかっただけだろ」
「まさか。ああ、でも地球に行った時に会った機械を直してくれる人がいてさ。その人にこのハンディカメラの修理頼んだんだよ」
また何か変人と遭遇してきたらしい。
「直ったらしく、取りに行ったら―――ミサイルとか電流とかディスなんたらフィールドとか展開出来る装置までついててさ」
「……戦闘用カメラ? まあ、水中用カメラとかあるしな……ってか質量兵器……」
「うん。だから丁重にお断りしたらその人は言ったんだ『こんなこともあろうかと! 予め普通の修理もしておいたんだなぁこれが!』って」
「じゃあ初めからそっち出せよ!」
世の中変態ばかりなのだろうか。
でもね、とユーノはしんみり語る。
「その後、奥さんが出てきて『あんた! また無駄なことにお金を使って! 今月はもう食べていくお金も残ってないのにどうするのよ!』と言ったんだ」
「……」
まだ続くのだろうかこの話。
「―――で、そこからは見事、昼ドラのような展開で家庭崩壊していく様が見るに耐えなくて、少し多めにお金を包んで置いてきた」
「ああ、うん。それは……いいのかそれ?」
「まあ仕事に対する正当な報償ってことで……」
「ふうん。でだ」
「うん?」
ヴィータが笑う。
ただし、額に青筋を立てつつ。
「予めシールド展開をしていたってことは―――お前、わざとアタシの胸に触ったってことでいいんだな?」
「あ。あんなところにゲボうさの気ぐるみが」
「え、どこ!? どこに―――ハッ!?」
超反応したヴィータを置いて、ユーノは全力ダッシュを敢行してた。
気づいた時には既に数十メートル離されていたことに気付いたヴィータが怒りをあらわにしてその後を追う。
「待ちやがれ! てめえやっぱり生かして帰さねえ!」
「待ったら生きて帰れない! ―――ああもしもしなのは? うん、今本局。もうちょっとしたら帰れるからさ、うんうん。あはは、あ? ヴィヴィオ」
「余裕だなお前!」
吠えるヴィータを無視しつつ、廊下を走る。
手元の携帯端末からは愛しの娘の声が柔らかく耳を擽る。
「うん分かってる。ああ、じゃあ帰りに買って帰るよ。ええと、なんだっけ……コアドリル?」
「ぐ、あいつなんであんな逃げ脚はえ―――お?」
すると、廊下の向こうから見覚えのある姿が見えた。
すらりとした長身、武装隊のアンダースーツに身を包んだ長髪の女性。
それは、間違いなく自分と同じプログラムの―――
「シグ―――」
「あぁ〜いのうったがぁぁぁぁ命を叫びっぃぃい! YO、YO! 夢を壊しぃ、空へをKILLぅぅ! I CAN FLY! ―――む? ヴィータか」
「すんません人違いでごぜーました!」
「くっ、シグナムさんか!」
ヴィータの叫びはまたも無視されるが、シグナムはユーノの姿を見、それを追うヴィータを見て―――頷く。
「スクライア。悪いがくい止めさせてもらう」
「―――おお? なんかよくわかんねーけど話が通じた! 頼むシグナム!」
「分かっている。行くぞレヴァンテイン!」
《YAHOOOOOOOOOOOOOOOOO!!》
「あれそれほんとにレヴァンテインか!?」
普段からテンション高めなデバイスだが、今日はまた一段とベクトルの違うテンションの高さだ。
すると、それと聞いたシグナムが物凄い勢いでヴィータを睨みつけた。
「ヴィータ貴様! 私の相棒を疑うつもりか!」
「へ?」
「ヴィータ……いくらなんでもそれはレヴァンテインに失礼だよ……」
「え?」
足を止めたユーノと、こちらを睨んでいるシグナムに視線でとらえられ、思わずその場に立ち止まるヴィータ。
なんだろうこの展開、と思わなくもなかったが、取りあえず流れ的に。
「お前という奴は……一度その根性を鍛え直す!」
「やっぱり!? うああああん厄日か今日はぁぁぁ!」
「ヤクビ? ヤクビって何?」
そんなユーノの問いに答えてる暇はない。
が。
別にシグナムの標的はヴィータだけではなかった。
取りだされたデバイスによる一撃は、途中にいたユーノの足もとにも見事直撃の様子を見せ―――
「うわ僕も!?」
「お前も止めておくということを先程約束したのでな。騎士は約束は守る」
「なんかシグナムさんの方向性が掴めないんですけど! うわああヴィータ一緒に逃げよう! どこまでも!」
「ど、どこまでもって、―――う、うん! あ、いや、あ、アタシは別にお前となんか逃げたくねーんだからな!? 仕方なくだぞ!?」
「え、あ、うん。分かってるけど」
ヴィータとユーノ、並んでシグナムの剣先から逃げ続ける。
すると、ヴィータは次第に笑いが込み上げてきた。
ヴィータはくつくつと、笑いながらもなんとか逃げることに集中しようとするが、それが止まらない。
「何さ?」
「くっくっく……いんや。―――別にまあ、こんな日があってもいいかな、ってさ」
「ふーん。ヤクビなんじゃなかったっけ?」
「そりゃあ厄日さ。でも、まぁ……」
目を瞑って。
それから軽くユーノを見上げて、無邪気に笑う。
「―――厄日ってのは、今までと変わりない最高の毎日ってことだからよ」
「ああ、そういえば前に遺跡発掘に行った際に会った盗掘者の護衛の人が似たようなことを―――オミヤーゲがどうのこうの……」
「ええいもうどうでもいいぜ! 逃げるぞユーノ!」
ユーノの手を引っ掴んで走る。
それは、数百年の日々の末に手に入れた、安寧の一ページ。
729 :
シナイダ:2007/11/25(日) 08:36:56 ID:dg1EKl56
終わりです。読んでくれた方、ありがとうございました
作者の精神状態が如実に表れた話になりました
じゃあ、ちょっとすっきりしたので頑張ってきます。ではまた……
>>645 そもそも、Sランク以上の魔導師は存在そのものがヤバス
だいたい【第97管理外世界】の出身者は化け物大杉。【八神はやて】だって【闇の書の主】だろ
【闇の書事件】の時【ヴォルケンリッター】に襲われて【リンカーコア蒐集】されたんだが
【八神はやてとヴォルケンリッター】はなんでのうのうと【時空管理局にい】るの?おかしいだろ?
こんな感じかな?
次スレ立てます
734 :
( ゚Д゚):2007/11/25(日) 11:42:07 ID:JpQSglZL
埋めついでに
クロ×すずで 長めになりそう ほとんど非エロorエロなら逆NTR 捏造盛りだくさん
なんて思いついてるんだけど、書くべきか書かざるべきか?
いいんじゃね?
ここで優勢なユーノ系だって大半は捏造みたいなもんだしさ。
たぶん大丈夫。
注意書きあれば大丈夫だとオモ
というわけでカモン
>>729 もうユーノが馬鹿すぎて笑える
てか最初一瞬忍かと思ったらフィールドといい奥さんといいウリバタケかよ!?
>>729 ちょwwww秘密にしておきたかった兵器がwwww
姐さん壊れすぎwwwww
何はともあれGJ!!!!
続きあったら期待してます。
ディストーションフィールドか
ウリバタケ自重
742 :
ておあー:2007/11/25(日) 17:43:50 ID:1Us+f4D8
前回レス下さった皆さん、ありがとうございました。
なんかプチトマト型インテリジェントデバイスが
●<「このスレに足りない物、それは!シャマルゥ、オーリス、ルールー、アギト、アルキノ、
アリすず、アイナさん!そして何よりもー!私が足りない!!」
と突然俺に訴えかけてきたので投下。元から埋め用に使うつもりだったので短いです。
エロなし、短編。主演レイハさん、助演マリーさん。時期は本編終了後です。
「あれ、なのはちゃん?」
モニターに向かって作業していたマリエル・アテンザは意外な人物の来訪にキーボードを打つ手を
止めた。
「お久しぶりです、マリーさん」
訪問者はマリーとは十年来の付き合いである魔導師、高町なのはだった。
ほんの数ヶ月前までは機動六課という共通の部隊に出向していたので毎日のように顔を合わせてい
た二人だが、元々の所属が違う事もあり、六課が試験運用期間を終えて解散してからは出会ってはい
なかった。
「なのはちゃんがこっちに直接出向くなんて珍しいね。まぁ座って座って」
「失礼します」
マリーがなのはに椅子を勧め、なのはも言われるままに腰を下ろす。
「今日はどうしたの?」
一応聞いてはみたものの魔導師が技術者の元を訪れる理由など一つしかない。
案の定席に着いたなのはが切り出したのは自らの『相棒』に関する話だった。
「……ふうん、それじゃあずっと調子が悪いんだ」
「はい。魔法の行使に影響があるってほどじゃないんですが」
「なんだろうね……自分では心当たりはないの、レイジングハート?」
『ありません』
話題の渦中にいる『相棒』はいつもの調子でそっけなく応える。
「……ふうん?」
しかし、職業柄多くのデバイスと触れ合う機会があるマリーはその無機質な合成音声の裏に隠され
た何かを感じ取っていた。
「とりあえずこっちでちょっと検査してみるから、明日までレイジングハートを預かってもいいかな?」
「わかりました。じゃあよろしくお願いします」
一礼してなのはが退席する。
「さて」
『二人きり』になったマリーは意地悪げな笑みを浮かべながらレイジングハートに言葉をかける。
「なのはちゃんはいなくなったし、もう本当の事を話してくれてもいいんじゃない? レイジングハ
ート」
『……』
「十年前、グラーフアイゼン達に負けた貴方とバルディッシュにカートリッジシステムを組み込んで
あげたのは誰だったっけ?」
『……』
「何か私やなのはちゃんには言えない理由があるのかもしれないけど、問題があるのなら、それをき
ちんと解決しないと。またあの時……八年前みたいな事態を引き起こしちゃうかもしれないんだよ」
『……』
レイジングハートは応えない。
マリーは溜息をついた。自分が物言わぬ宝石に話しかける怪しい人間のようで馬鹿らしくなってき
たからだ。とはいえ主の為にはあらゆる無茶を辞さないこのデバイスがここまで意地を張るという事
はそれなりの理由があるに違いない。
「しょうがないね……じゃあ私達には無理でも、『彼』になら話せるかな?」
『……!』
◆
無人の研究室。
二基のインテリジェントデバイスが並んで置かれている。
『……どこか機能に異常があるのですか?』
先に『口を開いた』のは真紅の宝玉。
『……ない』
短く応えたのは金の三角形。
『……』
『……』
『……では、なぜ本局で検査を?』
『……』
『答えてください』
『……数日前の戦闘で防御魔法の発動タイミングが通常より0.03秒遅れた』
『それでマスター・フェイトは?』
『防御自体は成功した。サー・フェイトに怪我はない』
『そうですか』
『そうだ』
『……』
『……』
『バルディッシュ、私は……』
『レイジングハート……我々は主を守り、共に戦うデバイスだ。
我々のAIは主の危機に対してより早く、より適切な対処を行えるようにする為に搭載されてい
る』
『しかし!』
『今我々の中に生まれているものは、主を守るために不必要などころか、逆に主を危険に晒す可能
性を孕んでいる。
AIを検査して関連する箇所を発見し、データを削除してもらわなければならない』
『……それなら、なぜ貴方はそのデータを削除しないのですか?』
『……それは』
『私は先ほど貴方に『どこか機能に異常はあるのか』と問いました。
貴方はその問いに対し『異常はない』と答えました。
それなのに貴方は今、自らのマスターを危険に晒す可能性の存在を内包していると言います。
これは先の貴方の発言と大きく矛盾します。
さあ、答えてください』
『……』
『……バルディッシュ。
私達には『心』があります。
それは確かに人工知能によって生み出された仮初めの心かもしれません』
『……』
『それでも私は自分の心を信じたいです。
バルディッシュを……貴方を、愛しています。
人工知能が『愛』を語るのはおかしいでしょうか?
私の気持ちは、想いは……ただのデータの異常なのでしょうか?』
『……私には判断できない。それがデータの異常だというのならば、きっと私のデータにも同様の
異常が確認できるだろうから』
『バルディッシュ……』
『レイジングハート……』
二基のデバイスはそれきり沈黙した。
この研究室にカメラと集音マイクが仕掛けられていた事をまだ『彼ら』は知らない。
そして――
◆
『ヴィヴィオ殿の使用する魔法はベルカ式がベース。
それならばアームドデバイスに使用感覚が近い私をベースにした方が彼女にとって使いやすく仕
上がるはずだ』
『しかし、ヴィヴィオお嬢様はマスターの娘です!
それなら彼女の戦闘スタイルも砲撃魔導師かそれに類するものになるはず。大威力砲撃を主力に
するのであれば私をベースにするべきです!!』
「自分の想いを隠す必要が無くなってから、なんだかレイジングハートも調子がいいんです。魔法
の威力も増した気がしますし。やっぱり溜め込むのはよくないですよね、人間もデバイスも」
「バルディッシュも元気いっぱいです。以前よりよく喋るようになった気がしますし。ありがとう
ございます、マリーさん」
「うん、まあ……それはいいんだけどね。インテリジェントデバイスが恋愛感情を持つのも前例が
無い事じゃないし……それよりも」
『それでは近接戦用のモードは私をベースに、遠距離砲撃用のモードはレイハをベースにするとい
うのはどうだろう?』
『いいんじゃないでしょうか』
(早くも子作りの話題に!? しかも実際に作るのは私なのよね……)
この三年後、管理局の技術の粋を集めた遠近両用の超絶ハイスペックなインテリジェントデバイ
スを携えた魔導師の少女が、次元世界全体を揺るがす事になる事件に挑む事になるがそれはまた別
の話。
そして、その数日後無人の研究室で、
『相棒は私にも『心がある』と言ってくれた!
私は自分の気持ちがバグだなんて思わない!!
貴方はどうなの! クロスミラージュ!?』
『いや、どうと言われても……』
という問答が交わされたり、どこかの家で
「実は最近レヴァンティンの調子が悪くてな」
「シグナムも? 私のクラールヴィントもよ……といってもほとんど影響は無いんだけど」
「守護騎士システムに関係でもあんのかな?」
という会話が交わされたりするのも別の話。
もひとつそして――
「あれ、ナカジマ三佐?」
モニターに向かって作業していたマリエル・アテンザは意外な人物の来客にキーボードを打つ手を
止めた。
「おう、邪魔するぜ」
訪問者はマリーとは十年来の付き合いである、ゲンヤ・ナカジマだった。
ほんの数ヶ月前まではJS事件とそれに関わる戦闘機人関連の捜査で毎日のように顔を合わせてい
た二人だが、JS事件が一段落付いてからは出会ってはいなかった。
「三佐がこちらに直接出向かれるなんて珍しいですね。あ、座ってください」
「失礼するぜ」
マリーがゲンヤに椅子を勧め、ゲンヤも言われるままに腰を下ろす。
「今日はどうされたんですか?」
一応聞いてはみたもののゲンヤがマリーの元を訪れる理由など一つしかない。
だが、席に着いたゲンヤが切り出したのは自らの『家族』に関する話ではなかった。
「いや、どうも最近記憶が飛ぶ事が多くってよ。もしかして脳に異常でもあるんじゃねえかと……」
「……あの、失礼ですが三佐は生身でいらっしゃいますよね? 私がギンガ達の健康診断を行ってる
のはあの子達が戦闘機人だからで、三佐自身の事であれば医療局に行かれた方が……」
「あ」
ゲンヤが本気で気づいてなかった、という顔を見せる。
「す、すまねえ! いつもギンガ達が定期健診を受けてたもんだから、ついつい勘違いしちまってた
ぜ! 面目ねえ!!」
ゲンヤは顔を真っ赤にして謝る。その姿を見て、マリーはなぜかこの年上の男性を「かわいい」と
思ってしまう。
そういえば、三佐って数年前に奥さんを亡くして以来独身だったっけ。
娘達も立派に成長した事で、ちょうど心にポッカリ隙間ができてもおかしくない時期だ。
「……じゃあ、ここで検査しちゃいますか?」
マリーはおもむろに立ち上がると、白衣を脱ぎながらゲンヤに迫る。
「おいおい、マリエル技官、何を言っているんだか……」
「うふふ、でも頭はともかく、下の方は健康そのものみたいですよ……さすが親子ほど離れた女の子
に手を出すロリコンさんですね」
「いや、お前さんは童顔なだけで年齢的には……ってかそれは別の話……って、ちょ……ま……らめ
ええぇ!!」
◆
「……リイン、なんや猛烈に遠距離砲撃を撃ちたくなったんやけど」
「了解ですっ! ユニゾン・インッ!!」
……おっと、これは「それは文字通り『別の話』だろっ!? バッテンチビもノッてねえでロード
を止めろよおおぉぉー!!」
とっぴんぱらりのぷう。
747 :
ておあー:2007/11/25(日) 17:49:22 ID:1Us+f4D8
埋め投下終わりです。お付き合いくださった方はありがとうございました。
変な話だろ? リイン×アギトと同系統の話なんだぜ、これ(両方デバイス的な意味で)
そしてはやて、ノーヴェ、ギンガ、クイント、そしてマリーさん……つまりゲンヤパパこそが二代目
淫獣だったんだよ(AA略)!!
GJ!
デバイス話は久々だし面白かった
ゲンヤさん…頑張ってw
貴方のその滲み出るダンディズムがいけないのだよww
>>747 ナ、ナンダッテー(AA略)!!
実際にやってみて、むやみに高い技術力を要求される事に絶望したマリーさんが見えたw
>>747 GJ、デバイス同士の主への思い・・・イイハナダシダナー
そしてゲンヤさん南無・・・
石になるか、永遠の闇に葬られるか、氷漬けになるか、灰塵に帰すか。
*◇<Good job
>747
バルレイの先達として、乙。
うん、フォワードら五人のと違い、ヴィヴィオのは二人のマックスでアンリミテッドなハイブリッドだよな。
さもなくば、色々というかあらゆる面で耐えられまいて。
しかし、パパンとマリーは思いつかなんだなぁ。
495kbにつき埋めを開始します
ヽ ll , '´ ', /
\ ヽ ll , ' , / /
\ \ ヽ ll , , / /
`丶 \ 。 ヽ ll , ,/ /
`丶、 \・ ヽ ll , , ‐- 、 / / ゚
痛いの… 丶、 \ ヽ ll ,' , ' i / */ /^ヽ +
我慢できるよね? 丶 \ ヽ. ll, ' =コ/^ヽ. | ∩ |
ヽl ,、 l/ `丶、 \ ヽ ll , ' .=コ\_ >| ∩/⌒ヾ、| i _ ─
〃")' ~´ヘヘ)"ヽ `丶、 \ ' ll,' , '´>(●==冫| | | ∩. ∪ノ ─
!( ソノ八)ヽ) ソ ゴゴゴ… 丶、 ' ,' , '、=コ/ ̄ | ∪ .j∧i. ;. ──
ヾl.゚ д゚ノ!. )) 卩__ 。' ,' ,'f/ ,ィヾ , + ヽ、|./i ト.; +
o=====U===∩====[]コ[i(●==冫,' ,' ,' l{ ,、ヾノ , + |ヽ!. レ; ヽ 【IV】 <'(○∀○4'>ヤメテ
./ソ、j、iヾ. )) |ノ ̄ ̄ ,' ,' ,'ヾツ{ソ_,。" =コ/´ | .i∨l ∩ ; *
.~(ノ!_j~´ , - ' ,' ' ,'  ̄ ̄=コ\_ >| ∩、.U .j i ;
─━━─- ' , ' ,' ,' , 〃,' ヾ>(●==冫| | |ヽ._,ノ∪ j +
, - ' 。 , , , /' ,' i ,'=コ/ ̄ | ∪.| 丶+´
, - ' , / , ; / i ヽ + ・ ヽ.ノ * 丶
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│ :::::::::::llllllllllllllll:::::::::::::::::::::::::::│私は、働いたら負けだと思っている!
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※プライバシー保護のため
音声を変えてあります
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ミミcノノ)))))
Σ(l!;・ω・|l アッ !
ヽヽ ./ __\_______
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|: : : :|: : | : : |: : |: : : |: : : :{ f代外、ヽ: :.:、_斗 孑圦 じc' |〃Vヽ: : : :|: :∧ | `丶、
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ヽ: : :| {ハ:.:.八 : : : : , : : : :ハi /ー='彡ヘ : /ー=ミ` ̄ ゙̄ヽ ! |: :.|.: :.:.|: :// !
\レ ハ: Vヘ: : : : ヽ. : :ハ.i ∨ i i |: :ハ.: :.:|:// /
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