嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 42なさい…!
SSスレのお約束
・指摘するなら誤字脱字
・展開に口出しするな
・嫌いな作品なら見るな。飛ばせ
・荒らしはスルー
・職人さんが投下しづらい空気はやめよう
・指摘してほしい職人さんは事前に書いてね
・過剰なクレクレは考え物
・作品に対する評価を書きたいなら、スレ上ではなくこちら(
ttp://yuukiremix.s33.xrea.com/chirashi/)へどうぞ
スレは作品を評価する場ではありません
>>1荵吶〒縺呻シ??シ?
繝翫う繧ケ縺ェ繧ケ繝ャ繧ソ繧、?シ??シ?
なんかちょい早い気がするがまぁ乙
穏やかで平和で嫉妬あふれるスレになりますように
教室内では「肉の壁」のおかげで特に問題もなく、やり過ごすことができた。
しかし本当の勝負はここからだ。
教室を一歩出ると、そこから先は私一人でやりくりしなければならない。
今、この状態で由梨絵と2人でいるとあの子まで巻き添えを食う危険性が出てくる。
だから移動教室のときは飯田君や要君のような男の子達と一緒に行動する。
こうすれば、美希はおろか戸田や村田も下手に手が出せない。
これが余計あいつらの怒りを買う行為であることは百も承知だ。
…けど一人になるわけにはいかない。
それがどういう結果に結びつくのか、私にはよく分かっているから。
「美希〜こっちこっち!」
「おっけ!」
「ホラ!麻希!」
コートの上では、美希や戸田、緑山といった連中がスポーツに励んでいる。
やっぱりこの時期でも体育は欠かせない科目だ。
受験のストレス解消にもなるし、運動不足解消にもなる。
…ま、私はこういう団体スポーツは好きじゃないからやらないけど。
それに「肉の壁」が使えるこの時間は、今の状態で由梨絵と話せる貴重な一時だ。
「すごいね〜やっぱり緑山さんと三浦さん、いい動きしてる」
「ん〜…そうね」
由梨絵は面白そうにコート上の美希達を見つめている。
この子は私と違い、不本意であのコート上に立てないでいる。
「いいな〜私もあんなふうに動きたい」
「……………」
由梨絵は体が弱い。
だからいつも体育の時間は見学だ。
前までは学校に来ること自体が稀で、だからなのか、あんまり友達がいなかった。
そんな由梨絵が、私に声をかけてきたのは当然のことだったのかもしれない。
「わっ!すごい!あんなところからシュート決めちゃったよ三浦さん!」
「そうね……」
子供ようにはしゃぎながら、羨ましげに美希を見つめる由梨絵。
この子は私と美希にあったことを何も知らない。
ただ純粋に、まっすぐに美希に憧れている。
そういうとこ、要君と似ている。
「ねえねえ、秋穂も混ざってくればいいじゃない!秋穂なら活躍できるよ!」
「私はいいのよ。こういうの好きじゃないって言ってるでしょ?」
「え〜。つまんなーい」
ほんとに純粋な子だ。私に近づいてきたのも、同情とかじゃないんだろう。
ただ仲良くなりたかったから、それだけなんだ。
だからこそ、由梨絵に迷惑をかけるわけにはいかない。
そしてこんな子が好きになった、彼にも。
「…ん?あっ!飯田君だ!またさぼってこっちきてるよ〜」
由梨絵が指差した先では、飯田君と要君達がぞろぞろと体育館に入ってくるのが見えた。
全く、なんのために彼らがここに来てるのか、私達が分かってないとでも思ってるんだろうか。
「うわ〜また来てるよ、男子達」
「キモ〜」
「見てあの目!やらしい〜」
やれやれ。言わんこっちゃない。
若干あきれながら要君の方を見ると、向こうも私を見ていたのか、ばっちり目が合ってしまった。
慌てたように私から目を逸らす要君。私も、なんとなく目を逸らしてしまう。
「お〜い飯田君〜」
周りの反応もまるで気にせず、嬉しそうに手を振る由梨絵。
飯田君もそれに気づき、こちらも嬉しそうに由梨絵に向かって手を振り返す。
…いいな、ほんとに。この二人はほんとに似合ってる。
由梨絵が飯田君の事好きになったのもわかるし、飯田君もたぶん、由梨絵に惹かれてる。
羨ましいほどお似合いのカップルだと思う。
――やっぱり駄目だ。この二人を巻き込むわけにはいかない。
これは私と美希の問題だ。
私の手で、なんとかするしかない………
体育の時間が終わると、合同だったクラスは元のようにバラバラになる。
女子達は更衣室で着替え、その後それぞれが元のクラスへ戻っていく。
私はすぐに教室には戻らず、容姿を整えるため、一人で女子トイレへと赴く。
――ここからだ。ここからが、正念場だ。
女子トイレに入ると、すでにそこには村田とその取り巻きの女子達がいた。
入ってきた私を一瞥すると、興味なさそうに鏡へと目線を戻す。
予想通りだ。ま、これで終わるわけがないことは十分分かってるけどさ。
私も彼女達に関心がないような振りをして、そのまま鏡の前に立つ。
視界の外で、村田の口元が少し歪んだのが見えた。
…来る。
「…でもさ〜いきなりあれだもんねぇ」
急に声を張り上げ、取り巻きの女子達に話を振る村田。
「急に変わっちゃってさ〜男にでも飢えてんのかな〜」
「ありえるありえる。きっとストレスたまってたのよ」
「あ〜だから適当な男捕まえてストレス解消って感じ?」
「そうそう。がり勉ちゃんぽかったしね〜」
「そんなんだったらエンコーでもすればいいのにねぇ」
「家が許してくれないんじゃない?「お金持ち」だし!」
「違う違う!いくら変態オヤジでもあんな根暗相手にしないって〜」
「あっ!そっか、だよね〜だからあんな格好しはじめたのかもね〜」
「うへぇ〜いくらなんでもマジありえない〜」
私の様子を伺うように大声で話し続ける村田達。
…我慢だ。まだ我慢しなきゃ駄目だ。
「………ねえどう思う?しょ〜ださ〜ん?」
村田がバカにしたような笑みを浮かべながら私に話を振ってきた。
今だ。
「…さあ?少なくともそんな子に彼氏取られるような女より、随分マシなんじゃないかしら?」
「…は?何言ってんのあんた?」
「……別に?ただの例え話」
村田は私の言葉に、わなわなと肩を震わせている。
…ぷっ!まずい。笑ってしまう。
「それじゃ、さよなら」
メイク用具をしまい、口元を押さえながら外に出る。
ほんとに吹き出しそうになってしまった。まずいまずい。
「待ちなさいよ!」
一歩踏み出した私の肩に、村田の手が伸びる。
「あんた、マジで調子に乗ってんじゃないわよ!」
凄まじいほどの怒りを全身から発しながら、私を睨む村田。
私もできるだけ冷たく睨み返す。
「調子に乗ってるのはどっちよ。離して」
「はぁ?どの口が言ってるわけ!?またイジメてあげましょうか?」
「…やってみれば?ほんとウザいわね、あなた」
「っ!!!庄田!」
村田が声を張り上げたその時、丁度授業開始のチャイムが鳴った。
「離してよ。授業遅れちゃうでしょ」
肩に置かれた手を振りほどき、教室へ向けて歩き出す。
背後から村田の悔しそうな声と慰めるような取り巻き達の声が聞こえる。
ほんとバカね。あんたは所詮その程度なのよ。
こんな挑発に乗るなんて……美希も似たようなものだけど。
この学校の女は、ほんと自分の男が関わると弱くなる。
そういう意味じゃ私も同じか。ふふっ。
廊下の角を曲がる瞬間、村田の恨みと怒りのこもった声が私の耳に響いてきた。
「あんた本気で私の事怒らせたわね!!覚悟しなさいよ!根暗女!」
…だからやれるもんならやってみなさいよ。ホルスタイン女。
終わりです。3分割とか言っておきながら4分割になってしまいました。
女子トイレ怖いです
CJ!!!!!!
GJ!!
秋穂ではなく、周りが狙われそうで心配だぜ。
>>15 GJです。
それにしてももし美希は秋穂をいじめてる所を要に見られたらどうするのだろうか・・・精神崩壊?
今後の展開がますます待ちどうしくなってきたので毎日の投下は有難いです。
頑張って下さい
>>17 俺もそれが心配だな。
由梨絵が標的にされないことを願う
>>15 GJ!!!!!!
個人的に女子トイレと給湯室は女性の本性が垣間見れる場所だと思う。
まっ、イメージだけどね。
なんか要が蚊帳の外になってきたなw
>>15 GJですよ
さて、どうなるのか…
しかし飯田君と由梨絵ちゃんはこの作品の清涼剤やね
しかし飯田にはステキなキモ姉妹が……由梨絵ちゃんも大変だなぁ
最初は美希の方が好きだったけど読んでるうちに秋穂の方が良さげになってきた。
前にも誰かが言ってたが何だか美希と君望の美月が被ってみえるなw
続きを全裸で待ってますよ。
そろそろ、要視点に戻って来て欲しいかも
彼の気持ちが全くわからんし、物語があやふやになるからな
もう今の要には全く感情移入できないよ
昔の恋人一筋だったかっこいい要はどこにもいない・・
そりゃ、秋穂の言ってたことに混乱しまくりなうえに今仮に様子見してたとしても
美希がそういう女だってのもこれから先、行き着くさきは本当のことだったんだから
要としてもやるせないよ
秋穂が出現する前に美希が要との交際をばらしてたらここまではもつれなかっただろうに・・
そう考えると、なんか皮肉だね
GJ!!
秋穂の思わせぶりな台詞の意味全く分からなかっただろうに反応しちゃう村田って……
性格も最悪な上、おつむも……
あと、とりあえず今の要が持ってる情報じゃ美希に疑心暗鬼で、秋穂に傾くのは男として普通だと思う。
まして要は独占欲強い訳だし。
まあ、そろそろ美希が覚醒しそうなのはwktkだけど。
GJ
そろそろ周りのことなんか考えなくなった美希が
(高田←ここ重要。や取りまきを捨てて)なりふりかまわず要を落とそうとする勇姿が見たいな
gj
むしろ美希は取りまきを利用して高田と美穂を排除しそう。
群像劇というだけあってか要にそれほど感情移入してない俺としては、要が報われない
ような結末でもいいと思う。むしろ都合よく救われるようにはしてほしくないかも。
ただ、どのキャラにも何らかの報いは受けさせてほしい。まあそこは心配なさそうだけど。
色々なルートがあるよね。これから先どうなるかwktkものだ
高田がキスしなきゃもっと違う展開になってただろうな
こんな状況で一途でいろってのが無理
要には同情こそすれど、違和感は沸かないけどなあ
要自身に不備はないだろ、周囲に振り回されてて不幸
まあ要視点で見たら辛いとしか言えない状況だけど、読者の視点で見たら美希も秋穂もパクリって美味しい所もあるから
嫉妬してる読者もいるんじゃね?
要には同情票が集まっているが
彼女は寝取られたと思っていたら、実は自分を騙してましたってオチだし
秋穂は腹黒い女だし
そりゃ、同情票が集まるよな
今日も今日とて投下します
「よっと。当直の先生はいないんだよね、確か」
「うん、先生も休みたいって事でしょ」
校舎の中に入るとそこは、外の光だけでかすかに廊下が浮かび上がっていた。
それはいかにも静かな光景で。
動いているのは私達だけ、場違いというか世界が違う。そんな風に感じる。
そんな雰囲気に呑まれて黙りこくっていた事に気付いた。
「ちょっと不気味だねー、学校案内でもしてたの?」
「いや探検のついでに音楽室でピアノを聴かせて貰ったんだ、とりあえず音楽室行こうか」
「へー、ピアノ弾けたんだ。今度聞かせて貰おうかな。あ、音楽室こっちだったよね」
「あの頃でも上手いもんだった、そう四階の一番奥」
無断で借りたスリッパの音だけがペタペタ響く。
なんとなしに教室を見て、
自然にあの時の光景がよみがえった。
放課後の黄昏た光が希薄に教室を満たした、あの時だけの世界で二人だけの場所。
そこには他のどんな視線も無くて、何にも邪魔をされずに私たちは何を見ていたのだろうか。
今じゃ何を考えていたのか思い出せない。
けど、偶然教室で二人になった時の事を忘れはしない。
光に照らされたシンの顔を。その時私が願った事を。
その後した私だけの約束を。
「机、小っさ。こんなのに座れるくらい小さかったんだね。……ヒカル?」
その後、私の回りはシンだけになって。それでかまわなかった、そういう風に決めたんだから。
そうして彼は一緒にいたいと、好きだと言ってくれた。
それでもその前の事が消えるわけじゃない。
「ヒカル、音楽室もう目の前だよ。って言っても鍵は無いのだけど」
「うん。もし開いてたら中にいるって事でしょ。散々心配させて。いたら問い詰めちゃうからね」
「泥棒かもしれないけど、音楽室に用があるとは思えないな。なんにせよ開けてみよう」
扉は開く、想像以上の音をたてて。
顔を見合わせて中へ。カーテンの閉められた真っ暗な部屋、何かいる気配も無い。
パチパチとスイッチを入れる音がして、あたりは一瞬白く塗りつぶされる。
しばらくしてから周りを見渡して、何の変哲も無い、誰もいない音楽室を確認した。
「小夜ー?……いないみたいだけど、どうしようか」
教室をうろついているシンに習ってブラブラしながら聞いてみる。
「何だか学校にいそうな気がするから二手に分かれて探そう。いてもいなくても音楽室に集合
九時まで探そう」
「えっ」思わず声が上ずってしまった。
窓は開いてたし、ここも開いていた、やっぱり学校にいるんじゃないか。
そう感じてた。でも二手に分かれるなんて考えもしなかったから。
「何、一人じゃ怖い?」
「そうじゃない!そうじゃないけど。
……私は向こうの棟を見てくるからね」
「じゃあ僕はこの棟を見るよ。気を付けて」
余裕っぽい表情が気に食わなくて、返事無しに足早に音楽室を後にする。
しばらくしてからやけに大きく響く自分の足音にあわせて鼓動まで大きくなってる事に気がついた。
何故だか歩く度に体が熱くなる、歩く衝撃にも耐えられず頭がふらつく。
堪られずにため息一つと歩く速度を落とした。
「一人は不味いよ、こんな場所に一人なんて」
誰も答えてくれない言葉はすぐにこの暗闇の雰囲気に溶けて消えてしまった。
手を握り締めても、痛みしか感じない。
「鍵開いてるし。ホントどうなってんだろ」
独り言はもう止めとこう、余計に虚しい。
渡り廊下の向こうの扉もこちらのも鍵は開いてた。
誰だか知らないけど誰かがここにいるか、いた事は間違いないみたいだ。
誰か……、あの子であるわけがない。
……あの子?あの子って誰だ。
誰だっけ? 私は誰を見た?
何も考えずに校庭の方を見た。
私の顔だけが映る窓ガラス、邪魔だからあけた。
外では雪の勢いはかなり弱まっている、やっぱり校庭には誰も居ない。
体の方は随分冷えたけど頭はまだまだ熱い、冷たい風が心地よいと感じる位。
そんなぼんやりした頭がはじき出したのはno_good_placeなんて言葉だった。
何だか自分の意思とは関係なく体が動いている様な感じがして。
だけれどもそれが何だか心地よく、空っぽの教室を見て回った。
そうしてこの棟の最上階、五年生の時の教室を見て回っていた時、
ソレは唐突だった。
数人の女の子が教室で談笑している。私は何だかそれを上から見下ろしてるみたいで。
でもそんな事は何も気にならない。私の注意は女の子たちの会話の内容だけ、らしく。
他の事は何も不思議じゃない、そんな風に如何でもよかった。何も実感が無い。
「アナタってわりと普通っぽいねー、アイツと一緒にいたから変な人かと思ってた」
「 」声が出なかった。どうやっても出せない。
「アハハ……」代わりに聞こえてきたのはなんとも耳障りな声だった。
「なんかキモイよね、アイツって」
「休み時間は本読んでるかなんか塾の教科書開いてるか、ソレで薄く笑ってたりしてるし」
「マジで?イっちゃってるんじゃないの」
「ホラ、また男子たちアイツに絡んでるよ。いい加減やめりゃいいのに」
「あーあ連れてかれちゃった、何処行ってるんだろう」
「しらなーい。それより、アイツって何処の塾行ってんの?」
「え?、っと。たぶん市内だと思うけど」
「そこまでいってんだ、親が送り迎えとか?」
「おじさんとおばさん忙しいみたいだから。多分一人だと思う。
おばあさんも結構前に死んじゃったし。家でも一人だと思う」
「えー、ご飯とかどうしてんだろ」
「分かんないよ、私が起きてる時間で崎山君の家、電気ついてた事ないから……」
「よく見てるよね」
「それは!皆が見ろって言うから……」
「分かってるよ、もう。そろそろ行こうか。アナタも行くでしょ」
「うん……」
その子は知っている事を少しづつバラしていった、
このクラスでのアドバンテージはそれしかないから。
「一緒にいたって言ったって昔の話だし。彼が忙しくなったころから疎遠になって、
今じゃ状況も相まって声さえかけ辛い。
彼がいなければ一人だった。
だから、しょうがないよ。ここにきてやっと出来たトモダチだもの」
(……こんなのは、嫌だ。こんなのは嘘だ、汚い大嘘だ)
「嘘も糞もないよ。私はこの時確かにそう思ってたもの、しょうがないって」
終始俯きがちだった子だけがこっちに戻ってきていた。
その、さっきまで俯いていて暗くて何だか判らなかった顔は、
私だ。小学生の時の私なのか、この子は。なのに、
(何で、そんな事言うの。私はずっと償ってきた、シンの為に。
だから、だからもういいじゃない。あの時はしょうがなかった。そうだよ、しょうがない)
「そうだね。だけどその償いはシンの為じゃなくて自分の為。安っぽい罪悪感から。
そのせいで私は今もここに残されてる」
(……何を言っているの。私はシンが好きだから――)
「分かってるでしょ。私は貴女。私が言った事は偽りの無い貴女の事」
(……違う)
「違わない。貴女は何も変わってない。
何をするにも二言目にはシンの為。ホントは自分の為なのに、やってあげるんだーって息巻いて。
彼が思い通りにならなかったら私はこんな事もしてあげてるのにーって言うんでしょ。
彼、カワイソ。うんざりするよね」
(シンはそんな風じゃない。シンは私のこと好きだって――)
「貴女の話をしてるの。そんなんじゃ彼の愛情も冷めるってお話を。
もう一度言うよ。貴女は何も変わってない。私をここに置き去りにしても、
彼にどんなに尽くそうとしても、自分の為に彼を売ってたあの時のままだ」
(違う、違う、違う、違う、違う、違う!)
「認めたほうが楽になるよ。私はそういう人間なんだ、って。だからしょうがないってね」
(違う。私は絶対認めない。貴女は私なんかじゃない。貴女は私の幽霊だもの。
私は貴女を殺した。絶対に、絶対に違う)
「ふうん、別にいいけど。私はこうしてここにいるわけだし。ここは結構居心地良いよ。
何処に行ってもしょうがない事ばっかり。けどそろそろ飽きてきたしさ、お外に出たいわけですよ」
(何?)
「あの頃と何も変わってない貴女の体ならお外に出れそうだって話。
そういうわけだから、私と一つになりましょうか。ねえ貴女」
「っっっっっ」
突然、体に実感が戻ってきた。
うつぶせに倒れてて
少しでも多くの酸素をと呼吸は乱れ、心臓は制御を外れたみたいに暴れてる。
腕も足も震えていたけど何とか四つん這いの姿勢は取れた。
そして顔だけ上げた先に、
いた。
真っ黒でガス状の何かが。確かにいる。
弾かれた様に後ろに倒れた。手も足も震えてうまく立てない。
それでも少しでも離れたくて座ったまま移動しようと両手足をばたつかせ、
既に後ろは壁である事に気付いた。
黒いなにかはゆっくり近づいている。
声さえ上げられず、震える足で何とか立ち上がり、駆け出した。
震える足ではうまく走れずに、途中で何度も転びそうになりながら夢中で走った。
すぐ後ろにアレの気配を感じる。足を止めてしまったらすぐに取り込まれてしまう。
アレは真っ黒な、私だったんだ。
暗闇に押しやって見えない様にして忘れた筈の、そうして真っ黒になってしまった私の過去。
泣いて、泣いて何が変わるものか。判ってる、けど泣きたくて。
シンに会いたいんだ。情けない私は。
シンに会えれば私は大丈夫。シンだけが私の本当だ。
そう念仏でも唱えるみたいに思いながら音楽室に向かった。
息を切らせて、もう半分泣いている顔だって分かっているけど。明かりの中に入りたかった。
音楽室の扉が見えた。もう少しだ。もう少しで私は大丈夫。
「はっ、あ」やっとこれで、扉は目の前だ
私は勢いよく扉を開いた。
開けて、明かりの中に、
入れずに、
シンと、
小夜が、
抱き合っている様を、
暗闇の中で見て、
立ち止まった。
とうとう私は立ち止まってしまった。
頭が酷く痛くて、血が必要以上に頭に送られる感覚。
何も考えられない、だのに体は自然に言葉を発す。
「シン、何してるの」
私を放って置いて。シンがいないからこうなってしまうんだ。だから、だから仕方ない。
「いや違うんだヨこれは。小夜ちゃんも離れて。
そういうんじゃなくてね。小夜ちゃんがいきなり……、離れて。
とりあえずヒカルお疲れ様。小夜ちゃんいたよ……。どうしたの、大丈夫?酷い顔しているけど」
アハハ、酷い顔してるんだ。そっか、笑ってみた。少し怯むのが判る。
「シンは楽しそうだね。小夜、どこにいたの」
「……一年生の廊下であったんだけど、本当に平気?」
「嘘でしょ、目尻の筋肉が緊張して動くから直ぐに分かるよ」
「ん、……ごめん。やっぱり音楽室にいたんだよ。だけど出にく――」
「私が邪魔だったんだ。二人の方が良かったから。それで二人で楽しく過ごしてたんだ
私が暗い中を探している間に。楽しくしゃべって、私の事馬鹿にしてたんだ」
「馬鹿になんてしてない。そういうのはヒカルの悪い癖だよ」
「じゃあなんで。何で私を一人で行かせたの」
「邪魔にするつもりじゃなかったんだ、ただ小夜ちゃんが出ずらそうにしていたから」
「シンはいつもそうだよね、困っている人の味方だもんね。そうして誰かを踏み台にして助けるの。
私がどう思うか、分かってたんでしょ。分かってたのにしたんでしょ」
「……」
「小夜かわいいものね。頭だっていいし、ピアノまで出来るみたい。凄く楽しそうだしね」
「ヒカル、僕は……」
「私は確かに頭が悪いけど、シンの事必死で考えてる。一緒にいたいって、考えてる。
もう傷つけたくないって、あんな事しないって思っているのに。どうして」
どうしてシンはそんな事するの、といったつもりがしゃくり上げるのに邪魔されて上手く言えなかった
「私の事恨んでるんでしょ、けど人肌が恋しいから一緒にいる。それでいて中途半端な良心から
キスも出来ないでいる。私の事無茶苦茶にすればいいじゃない。
したいでしょ。憎いでしょ、あの時笑ってた私が
シンの事無視して皆と一緒に笑っていた私が。いいんだよして、私はそうされたいと願ってる」
「ヒカル少し落ち着いて、そんな事言わないで」
「シンは何も判ってない。奇麗事ばっかりで自分には何も関係ないような顔して。
私はそんなに汚い? シンに相応しくない?
シンだって、あの時のシンだって私の事、皆の事見下してたんじゃない。
皆気付いてた、だから疎外した。シンが一人がいいような態度を取るから仕方ないって。
それで一人、黄昏て我が身を憂うんでしょ。何? 何かあるの」
「それは……そうさせたのはどっちなんだよ。僕はあの時必死だったんだ」
「認めるんだ、自分が汚いって」
「僕の事を全部ヒカルがばらしたんじゃないか。ヒカルしか知らない事を全部あいつらは知ってた
それで僕を笑い者にしたのはヒカルじゃないか」
「そう。だから気がすむまで傷つければいい。そうしないのは、自分が傷つきたくないからでしょ。
だけど一人ではいたくない。だから私と一緒にいて、傷つきたくないからそれ以上踏み込まない。
だから小夜なの?何にも知らないから、自分の汚い所を。
汚い所を無くして奇麗な自分でいられるから。
でも駄目、そんな事できやしない。違う自分にはなれない。その事は一生残るんだ。
其れを忘れた振りをして、隠し合って生きていくんだ。
小夜だってそう。両親の不仲が堪えた? 其れを理由にして黙ってこっちに来る?
そうする自分に酔って」
「待てよ、小夜ちゃんは関係ないだろ。それに小夜ちゃんの両親の事知ってたのか」
「知ってたよ、シンには関係無いから言わなかったけど。それより小夜の事庇うんだ」
「関係ないって事ないだろ。小夜ちゃんの事大切に思ってる」
「……ナニソレ」
「……言葉どおりだよ」
一瞬の静寂、その隙間を縫う様にして。
それまでシンの後ろに隠れてた小夜が動いた。
俯きがちに私の目の前に来て、
「もう辞めてよお姉ちゃん」
といった小夜の顔は、
薄く笑ってた。
その顔も、言い草も気に食わなくて。
一際大きく心臓が跳ねた。
その刹那の後、気付いた時には。
衝撃が、
手の平と何故だか心臓にも直接響いていた。
息も止まって、それからそれまで切れていた線が復帰したみたいに頭が冷える。
いや、今この時に切れてしまったのかもしれない、どんどん頭が冷めていく。
小夜は俯いたままじっとしてる。
小夜に謝らなきゃいけない、
なのに口からは「あぁ」としか出てこなかった。
「ヒカル!」
怒気をはらんだシンの声が怖くて、私は、また、逃げ出した。
光の中も怖くて、闇の中も怖い。もうどこにも行く場所なんか無い。
でもここにいられない。何処に行くわけでもなく外へ。
こんな筈じゃなかった、呟いても空しいだけだ。
まだ雪は静かに降っていて、手の平に降ったそれは静かに消えた。
それを握り締めて願う。
消えてしまいたい、と。
投下終了します
次回でやっと終わりです
>>46 GJ!
ヒカルも小夜もこええw
でも、もう終わってしまうのか・・・残念だけど期待してるよ!
えーこれで終わりか
まだまだ話展開できそうなのにな
gj
連日投下してくれるせいか、この時間になっても星空くるんじゃないかと思って眠れない
漏れが通りますよ(つ∀-)
>>50 スレが消えたり投下されたSSが逃げるわけじゃないんだ、ゆっくり寝とけ
無理が祟って実生活に支障が出たら元も子もないからな
まずはSSよりもお前さん自身の事を大切にしてやってくれ
俺はそろそろ雨の音こないかなーと思って全裸で待機してる
53 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 02:21:18 ID:44uUp9zl
wktk
次で終わりなのは残念だけど、ちゃんと完結するのは偉い。
未完の作品は本当に多いからな。
期待してた蒼天の夢も結局中途半端なところで終わったし。
>>54 保管庫の更新の字が読めないの?
それとも短気な子供なだけなの?
続くと期待してはいるけど、これまで何度も味わってきた自然消滅の気配が
どうしてもぬぐえない
遠回しにクレクレしてるだけだろうがお前は
黙って待ってろや
じゃあストレートに
ノントロまだー?
ノントロは作者が完結させます宣言したんだし
全裸でのどから手が出そうなのをこらえつつ首を長くして待ってればいい
どうしてもというなら靴下と眼鏡の着用は認める
ていうか半年間作者の書き込みなかったときは
結構な頻度であった投下がまったくなくなったので
本当にリアルで何かあったんじゃないかと心配してた
生きてて本当によかった
俺……Bloody Maryが投下されるまで全裸で待ってるって決めてたんだ。
コッペパンを要求する!!
>>59 センセー、眼鏡と靴下だけじゃ寒くなってきたんでネクタイしていいですかー?
wktk
僕は1/8スケールちゃん
投下します
笑いたい。
笑うのは不味いからずっと我慢しているけど。
新さんの体に顔を押し付けても、体の震えは止められない。
それを彼は心配そうに肩を抱いて、優しく
「小夜ちゃん大丈夫?」と声をかけてくれる。
ますます笑いたなって、より強く彼を抱きしめた。
優しく背中を撫でてくれる。
そうだ、結局そんなものだ。
いくら付き合ってるなんて言ったところで、
相性がよくなければ別れてしまうんだ、どんなにその前まで仲がよくても。
彼と相性がいいのは私だけ、彼と同じ境遇の私だけだ。
だから離さない。お姉ちゃんのとこになんて行かさない。
「今度はヒカルを探さないと、小夜ちゃん行こう?」
行かさない。新さんは私と一緒にいればいい。
彼の顔を見上げて、頭の後ろに手を回し、
キスをした。
やらかくて暖かい、夢を見てるみたい。
だけどそれは直ぐに終わった。新さんが体を離してきたから。
その顔は何だか困った風で、少し、微笑って言うんだろうか、笑っていた。
「新さん、新一さん。私は……」
鼓動が激しくなるのは分かってた、夢の中では何度も言った。
なのにそれきり言葉が繋げられない。
「小夜ちゃん。小夜ちゃんの気持ちは嬉しいんだけど、
僕はヒカルの事が好きだから。
だから、ごめん」
体はもう完全に離されて、
新さんは私の頭を撫で様として出した手を、
バツが悪そうに自分の方へ持っていって頭を掻いていた。
「な……んでですか」
「……」
「お姉ちゃんは新さんに酷い事をしたのでしょう。今だって酷いこと言った。
何でそんな人の事を探しにいくんですか。何で、好きなんですか」
「僕だって、ヒカルに酷い事を言ったよ。酷い事もしてきた。
でもしょうがない事なんて無かったし、こんな筈じゃない事だって何も無い。
だからこのままじゃ嫌なんだ」
「……」
なにかの音が校内に静に響いた。
「ヒカル外に出たね。小夜ちゃん、一緒に行こう」
納得なんか出来ない。
けどそれ以上何も言えない私は黙ってついて行くしかない。
ちらちら降っている雪を眺めながら、さっきの言葉を反芻してみた。
其処まで言うなら、見てみよう。
新さんの言う事を。
お姉ちゃんの性格からして今頃自己嫌悪で死にそうになってるだろうし。
誰がなんと言おうと許せない筈だ、自分を。
新さんが一緒にいるって事は自分の罪を見せ付けられてるのと同じなんだから。
もう一緒にいるなんて出来やしない。
それで新さんも気付く、隣にいるべきなのは誰かって事に。
外に出た事さえ分かれば足跡を辿ればいいのだからお姉ちゃんは簡単に見つかった。
その様子は両手を額の前に組んで祈っているみたいで、
街灯の下に一人きりなんて様がよりいっそう寂しさを際立たせてる。
新さんは私の方を振り返り頷いてから、駆けていく。私もそれに習う。
それに気付いたお姉ちゃんは逃げようとして、頭から雪の中にダイブした。
相変わらずの行動だ。
「はは、ヒカル大丈夫?」
お姉ちゃんは頭に雪がついた状態で、涙目もそのままに、座ったまま私たち。
いや、新さんを見上げて言った。
「何で追ってくるの」
「そりゃ、ヒカルの事心配だし。それに好き、だから」
「私が汚いって分かったでしょ。辺りかまわず汚して、当り散らして。昔と全然変わってない」
「そうでもないよ、変わってない部分もあるけど。変わった事だってある」
「一番変わりたい所は変わってない」
「……」
「私はシンと一緒にいたいけど。駄目なの、
シンと一緒にいると我慢できない事とかたくさん出てくるし。
何より昔の自分を思い出しちゃって、シンを哂ってた時の事を思い出して。
あの私は確かに私の中にいるんだもの」
「そうさせたのは僕だ」
「私が、した。どんな風に言ってくれてもそれは変わらない。そんなの許せない。
それとも忘れた振りをしてこのまま付き合うの?」
そんなの無理に決まってる、誰でもわかる。それでもお姉ちゃんの瞳は揺れてる様に思えた。
「忘れないよ。忘れるなんて無理だ」
「……そう、だよね。トラウマになっちゃうよね」
「そんな繊細じゃないって。
というかヒカルは別に自分の事許さなくて良いんじゃないか。
確かにあの時の事は決して褒められる事じゃないし、ひけらかすものじゃないと思う」
……何を言ってるんだろう新さんは。相手を赦しに来たんじゃないのか。
お姉ちゃん本泣きにぶり返してるし。
「っっぅぅごっ、ごめっくっっぅぅぅ」
それでも泣かまいとするお姉ちゃんを、
新さんは、抱きしめ。
何か伝えていた。
それはすぐ風にさらわれてしまい私の耳には届かなかった。
だけれども、お姉ちゃんの表情だけは見えて。
泣き顔が、驚いた顔になって、
最後には泣きながら無理に笑おうとして、なんともいえない顔になっていった。
何が変わったっていうのか。
言葉にできるほどの事は起こってない。
なのに二人の雰囲気は確かに変わってる。
私はそれに取り残されたまま、何処に行ったって私は取り残されたままだ。
思い出にしがみついた所で、家族の絆なんて言葉をかざした所で。
冷たくなった体が震えた。
そんなの、こんなのない。
身を切る様な寒さだけが私の証明なんて。
地面を見ながら震えていた私に影が落ちた。
「小夜。ごめんなさい、叩いて。後、シンとの事黙っててごめんなさい。
小夜の気持ち知ってたし、言い出せなかった。小夜に遠慮したら小夜に取られるとも思ってた」
いまさら、いまだからそんな事をっ。
「……汚いです。そんなの、いまさら言って。
私は認めない。いつも一緒にいるからって、そんなのずるい。
酷い事したのに一緒にいるなんて信じられない」
「私は信じてるよ」そう言ってお姉ちゃんは、私の頭に手を載せた。
気に食わなくて睨みつけでもしてやろうと上を向いた、
その先に。
逆光で黒く照らされた顔があった。
表情なんか分からない。
だけれど真っ黒な彼女からこぼれた涙は街灯の光に照らされ輝いて、
とても綺麗だった。
こんな、
こんな単純で綺麗なものがこの世界にあるのか。
その事が私を満たしてく。
そんな単純な事で私は心を動かしてる。
どうしようもなく、涙が出てしまい困った。
「小夜……。ごめんなさい」お姉ちゃんは抱きしめてくれて。
その感触、匂いが、何だか懐かしく。
私に、このいつも優しくて少し笑える姉が大好きだった。
その事を自然と思い出させてくれた。
私はそんな事も忘れてしまっていたんだ。
「ごめんなさい」言いながら撫でてくれる。
私はかぶりを振って、面と向かってでは到底いえないから「ごめんなさい」
とくぐもった声のまま言った。
「帰られますか」
「帰りましょうか、小夜。帰ろう。シチューもあるよ」
小さく頷いて離れればその分寒さが身に染みる。
震えた私の両手をそれぞれ別の暖かさが包んでくれた。
「私……そんな子供じゃなひ……です」
「分かってるよ、小夜。小夜は子供じゃない。
ただ、私達がこうしたいだけだから。帰ろう一緒に」
歩き出すまえに後ろを振り返ってみた。
其処は街灯が照らし出した静かな空間で、
ナニも、誰も残っていない。
その事を確認して歩き出す。
見上げた空には、怖いくらい白い雲の切れ間にダークブルーの世界と瞬く星があった。
結局私はその日、お姉ちゃん家に泊まった。
布団の暖かさを噛みしめたり、朝起きた時、先に誰かいるなんて事が
少し嬉しく、いつもを思い出して寂しくもあった。
お母さんが今日迎えに来るって言うから直ぐに帰らなきゃいけないのだけれど。
「そんなに急いで帰らなくてもいいのに」とは新さんの弁
「そうそう、でも昨日はホント夢みたいな出来事だったねー」
「そうだね。色々疲れたし。
あ、もう来たみたいだよ。親御さんにも謝らないとね。小夜ちゃん」
「別に。それより最後に新さんになんて言われたんですか。お姉ちゃん」
「えっ、っと。私が何処にいてもシンは私の事を探してくれるんだって」
「意味が分かりません。にやけられても困ります。後、新さんアレは夢じゃないですよ」
「ん?」
「私のファーストキスは安くないです」
「!」
「! それどういう事」
「それじゃあ私はこの辺で。母が待っているみたいですから」
騒がしい部屋を後にした。
結局新さんの言った言葉の意味は分からなかったけれど、それでいいような気がする。
その言葉の意味を決めるのは私だ。これから決めよう。
悪魔と契約なんかしなくても、
世界にはあんなにも美しいものが見つかった。
今はこれだけで十分だ。
「小夜、車に乗って」
「うん……。お騒がせしました」
「つぐみ姉さんありがとう。さあ行きましょ」
「ハイハイ、小夜ちゃんまたね、今度はゆっくりしてってね。櫻子も」
車に乗り込むと、あっという間につぐみおばさんが小さくなった。
遅れて新さんとお姉ちゃんの姿も見える。
「小夜、私はこれから仕事に行かなきゃいけないけど。だけど今日は早く帰ってくるから。
……お父さんも早く帰ってくるから、だから――」
しょうがない事なんて何も無いし、こんな筈じゃない事だって何も無い。
その意味を見つけるために私は言った。生まれて初めての言葉を。
「お母さん。私、お父さんの事もお母さんの事も好きだから」
−了ー
全ての投下を終了します
最後なので謝辞を、全てのスレ住人の方へ。
このSSは皆さんのおかげで最後まで投下する事が出来ました
完成したぜイヤッホウのテンションのまま投下した、自分の我侭でしかありませんでしたが
達成できた事を嬉しく思います
ありがとうございました
>>70 心をこめてGJと言いたい。
おつかれさまでした。
次回作も勝手に期待してるw
72 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 00:09:29 ID:tA4xh+nI
GJ!!
すごく面白かった
次回作に期待
gj!
>>70 GJ!!そしてお疲れ様でした。
自分も今の作品を終了できるように頑張りたいと思います。
では、投下させてもらいます。
ジリリリリリ!!!!!
うるさく鳴り響いている愛用の目覚まし時計を少し乱暴に叩いて止める。
バイトの疲れがまだ完全にとれていない。
薄く目を開けて時間を確認してみる。7時30分。
学校まで歩いて30分はかかる。朝のSHRは8時30分からだ。
よし!まだもう少し寝ていよう。朝食は急いで食べれば大丈夫だろう。だからあと、15分くらいなら・・・
コン、コン。
「兄さん、起きてますか?」
しかし、ツバメがいつものように起こしに来てしまった。
コン、コン。
「兄さん?入りますよ?」
がちゃっ。
僕がまだ返事をしてもいないのに、ツバメはためらいもなく部屋に入ってきた。
「兄さん、まだ寝ているんですか?早く起きて下さい。」
そう言いながら、ツバメは僕の布団を剥いでしまった。
「うぅ〜、ツバメ。お願いだから、もう少し寝かせてくれない?」
「駄目ですよ。早く起きて顔を洗って、スッキリさせてきて下さい。」
「分かったよ。それにしても、まだ返事もしてないのにいきなり入ってくるのはマナー違反じゃないかな?」
「兄さんが寝ているのが悪いです。」
「でも、もし僕が起きていて着替中だったらどうするの?」
「その時は、僭越ながら私が着替えの手伝いをさせていただきます。」
「えっ!!それは困るんだけど・・・」
「冗談ですよ。それより、早く支度して下さいね。」
「はいはい、分かりました。」
そして、ツバメは部屋から出て下の階へと降りていった。
それにしても、ツバメは冗談と言っていたけど目が本気だったな。
今度からは気をつけよう。もしかしたら、本当に着替えを手伝うかもしれないぞ・・・
着替えを済まして、洗面所で顔を洗い朝食を食べるために居間に入る。
テーブルには既にツバメが朝食を並べてくれていた。
「おはようございます、兄さん。」
「おはよう、ツバメ。叔母さんは?」
「もう仕事に出掛けましたよ。お母さんは今日も遅くまで仕事だそうです。」
叔母さんは現役の看護士、叔父さんは設計士だ。叔父さんは今、設計現場である大阪にいるため家にはいない。
「そうなんだ。昨日も遅かったのに大変だなぁ。
それにしても、忙しいのに毎日朝食をちゃんと用意してくれるのはありがたいな。」
「いえ、今回の朝食は私が作ったんですよ。」
「えっ!!ツバメが作ってくれたの?」
「はい。たまには、お母さんに楽をさせてあげようと思いまして。」
「そ、そうなんだ。偉いね。」
クソ!!油断した!!これは覚悟を決めるしかないな・・・
いや、でもまだ分からない。朝食はシンプルにトーストとベーコンエッグだから、大丈夫なはずだ。
「それじゃあ、いただきます。」
「いただきます。」
パクッ!
甘かった。2つの意味で僕は甘かったようだ。
「あの〜、ツバメさん?この目玉焼き、なんで甘いんですか?」
「私はこれがおいしいんですが。もしかして、兄さんは嫌いでしたか・・・?」
ツバメは目に分かるほど落ち込んでしまった。まずい!
「そんなことないよ!甘い目玉焼きも新鮮でいいかもしれない!」
「本当ですか?無理をしなくてもいいんですよ?」
「無理なんかしてないよ!おいしいよ!!
いやぁ〜、さすがツバメだな!こんな美味しい朝食を作ってくれるなんて、僕は嬉しいよ!」
「もう、兄さんそれは言い過ぎです。誉めても何もでませんよ?」
そうは言ってるが、ツバメは顔を赤くして照れていた。
何とか機嫌を回復させることができたな。
しかし、ツバメの”甘党”には驚いたな。まさか目玉焼きにも砂糖をかけるほどだなんて。
今度からは気をつけないと・・・
僕は何とか甘い目玉焼きを完食し、ツバメと一緒に登校することとなった。
いつもの時間に家を出ることにできたからゆっくりと歩いていく。
学校まであと3分の1となったところで、あいつが現れた。
「おっはよう!ツバメちゃん!」
「おはようございます、村鎌先輩。」
「朝からツバメちゃんに会えるなんてラッキーだな〜。
今日の運勢、テレビでは最下位って言ってたけど、ありゃなんかの間違いだな!」
「お〜い。僕に挨拶は?」
「はいはい、おはよう晃。」
「その投げやりな挨拶は、非常に不愉快なんだけど。」
「挨拶したんだから文句言うなよ。」
こいつは僕の友人の村鎌 聡史(むらかま さとし)。中学校からの付き合いだ。
「ところで晃。今日提出の数学の宿題やった?」
「当たり前だよ。教室に着いたら貸してあげるから心配しなくていいよ。」
「さっすが晃!愛してるぜ!!」
「大声で変なこと言うなよ。周りに迷惑じゃないか。」
「気にすんなって!」
その後も聡史が一方的に喋り続けるおかげで、学校に着くまで周りから注目を浴びることとなってしまった。
下駄箱の前でツバメと別れることになった。
「兄さんと村鎌先輩。私はこれで失礼させていただきます。」
「うん、それじゃあ。」
「またね、ツバメちゃん。」
僕と聡史は同じクラスなので、2人で教室に向かって歩き始めた。
教室で自分の席に着いても、聡史はずっと僕に話しかけてくる。
キーンコーンカーンコーン
「おっ!チャイムが鳴ったな。そんじゃ、またあとでな!
数学の宿題借りていくからな!お礼はちゃんとするから!」
そう言って、聡史はやっと自分の席へと戻っていった。
お礼といっても、どうせまたジュースを奢るだけなんだろうな。
まぁ、お金が浮くのは嬉しいから良いんだけどね。
さて、今日もまた学生らしく勉学に励もうとしますか。
時間が経つのは早く、もう放課後となった。
今日はバイトが休みなので、家に帰ってゆっくりするか寄り道して帰るか迷っていた。
ちなみに聡史は用事があると言い、さっさと帰ってしまっている。
どうしようか迷っていると、廊下を歩いているツバメを発見した。
「ツバメ!」
「兄さん。どうかしたんですか?」
「いや、今日はバイトが休みだから一緒に帰ろうかなって思って。」
「そうしたいのですが、今日は委員会があるので・・・」
「そっか。残念だな。」
「すみません。私も一緒に帰りたいのですが。」
「ツバメが悪いわけじゃないよ。残念だけど、僕は先に家に帰るよ。」
「分かりました。それではさようなら、兄さん。」
ツバメに先に帰るって言っちゃったからな。まっすぐ家に帰るとしよう。
そう思い、僕が校門を出たところで、
「沢風く〜ん!!」
バイト先の先輩に呼び止められた。
「先輩でしたか。先輩も今日はバイトが休みなんですか?」
「そうだよ。今帰りかな?
良かったら途中まで一緒に帰らない?」
「良いですよ。喜んで一緒に帰らせてもらいます。」
「よし!じゃあ出発〜。」
こうして、僕は先輩と途中まで一緒に帰ることとなった。
だけどこの時、校舎の方から僕たちのやり取りを憎らしそうに睨みつけている少女いた。
少女は2人に気付かれないように尾行を開始した。
「沢風くんは彼女とかいないの?」
「急に何を言いだすんですか?」
「いいから答えて!」
「いませんよ。それに、僕に彼女なんてできるわけないですよ。」
「でも、昨日店の前にいた女の人は彼女じゃないの?」
「あれは前に話した、僕の義妹ですよ。」
「お〜。あれが噂の義妹さんですか。」
「噂のって、何ですか?」
「いや、別に深い意味はないよ。私が勝手に付けただけだから。」
「勝手に付けないで下さいよ・・・。」
「男の子が細かいこと気にしないの!」
それから、僕は先輩とバイト先の愚痴や今日学校であったこと等、他愛もない話をした。
学校を出てから10分経ったくらいで、交差点にさしかかった。
「それじゃぁ私、こっちだから。」
「そっちってことは、先輩は電車通学なんですね?」
「そうだよ。家が遠いからね。」
「そうだったんですか。それでは先輩、また明日。」
「またね。これは私からのプレゼントね。」
そう言うと先輩は、いきなり僕に抱きついてきた。
あまりにもいきなりだったので、僕は喋ることができず、口を金魚のようにパクパクさせていた。
周りから見たら、さぞ変な顔をしていたに違いない。ほんの数秒のはずなのに、僕はとても長い時間に感じられた。
「それじゃあね。バイバイ!」
先輩はようやく離れ、顔をほんのりと赤くして走り去ってく。
僕は先輩が見えなくなるまで、ただ茫然とその場で固まっていた。
未だに先輩に抱きしめられた感触が残っている。
先輩は冗談のつもりで抱きついたようだし、早く忘れるとしよう。
でも、今度会った時にどんな顔をすればいいのだろうか?
そんなことを考えながら僕は歩き始めた。
今日はちょっと大胆過ぎだったかな。
でも、こうでもしなきゃ沢風くん気づいてくれないんだろうな。
結構、あの子鈍感なのよね〜。バイト先でもアプローチしているのに気づいてないし。
でも、今回のアレはさすがに意識しちゃうでしょうね。
昨日の女の子は義妹って言ってたし、一応念のために彼女がいるかどうか聞いたけど、いないってはっきり言ったから大丈夫なはず。
よし!これからはもっと積極的に責めていこう!!
だとしたら、どうしようか・・・
”三番乗り場に列車が参ります。御乗りの方は、黄色い線の内側に御下がり下さい。”
彼女は気付かないでいた。一歩後ろに居る、酷く歪められた笑顔をした少女に。
そして、これからの自分に・・・。
トン。
彼女は押される感触と共に変な浮遊感を感じていた。横を見たら電車がグングンと迫ってきている。
(えっ!押された!?いったい誰が!!)
彼女が後ろを向いた時、押した少女は何かを呟いていた。
”さ”、”よ”、”う”、”な”、”ら”
駅から少女は離れ、近くの路地裏へとやって来た。
駅で人身事故があったと、誰かの声が聞こえてくる。
少女は周りに誰もいないのを確認した後、
「あ、はははははは。あっははははははははははははははっは!!!!!ひゃあっはははははははははははははははははははははは
はははははははは!!!!!!!あははははははははははははははははははははははははあっははははははははは!!!!!!!」
大声で嗤った。
投下終了です。
今回は会話が多いです。
それと、先輩に名前を付けなかったのはこうしようと思っていたからです。
名前が思いつかないからではありません。多分・・・
今後のネタのためにヤンデレオンリーイベント、病み鍋パーティー2に行ってきます。
行く人がいれば、どこかでお会いするかもしれませんね。
長くなりましたが、失礼します。では。(・ω・)ノシ
>>78ちょ、助けてくれ同士よ。パンフはどこで買えばいいのだ?
相変わらずこのスレは活気があっていいな。
俺の巣なんて閑古鳥鳴いてるぜ。
本スレは知らない内に腐女子に乗っ取られた
───アタシの名前はアイ。心に傷を負った女子高生。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪
アタシがつるんでる友達は援助交際をやってるミキ、学校にナイショで
キャバクラで働いてるユウカ。訳あって不良グループの一員になってるアキナ。
友達がいてもやっぱり学校はタイクツ。今日もミキとちょっとしたことで口喧嘩になった。
女のコ同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシは一人で繁華街を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこいキャッチを軽くあしらう。
「カノジョー、ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
キャッチの男はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
「すいません・・。」・・・またか、とセレブなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとキャッチの男の顔を見た。
「・・!!」
・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
男はホストだった。連れていかれてレイプされた。「キャーやめて!」ドラッグをきめた。
「ガッシ!ボカッ!」アタシは死んだ。スイーツ(笑)
↑これの元ネタは何?
携帯小説らしいのだが
ガ板でやれ
>>82 携帯小説のあまりの酷さを皮肉ったコピペ
でもあれが女子高生とかに受けてるんだよな・・・日本オワタ\(^o^)/
やはり携帯小説か
これはひでぇと本気で思ったww
(´・ω・`)つ旦~
何かこれ見る度笑ってしまうwwwwwww
スイーツ(笑)
の流れに小首を傾げ小一時間。
>>85 ここに投稿する作者もこの程度のレベルだろ(´,_ゝ`)プッ
スルー
言われずとも!うおおおお!
よくしらんがケータイ小説って有料なんだろ?
投下します。
体育の後は、多くの生徒が睡魔に負けてしまう、無意味な6限が始まる。
でも、なぜか今日も自習のようだった。
おかげで遅刻はせずにすんだが…これで3回目だ。
なにしてるんだ、この学校の教師は。
「あ〜庄田さん!」
「ごめん〜勉強見てほしいんだけど…」
「庄田さ〜ん」
こいつらも、もっと人の事考えなさいよね、全く。
自習という名の受験勉強時間は、あっという間に過ぎていった。
結局「壁」達の相手をしているだけで、この時間は終わってしまった。
ホントは要君の勉強を見てあげたかったんだけど…しょうがないか、今は。
村田は一応教室には戻ってきたが、終始無言で美希達が話しかけても無反応だった。
……代わりにずっと私の方を睨んでいたが。
多分その事で戸田も何かに気づいたのだろう。
ヒソヒソと、私の方を見ながら美希に話しかけているのが見えた。
――そろそろ仕掛けてくるだろうな。
学校にいる間は平気だろう。下校するときは要君がいるし。
となると……
思考に入ろうかというところで、担任の無駄に大きな声がドアの先から聞こえてきた。
「お前ら席つけー。帰りのホームルーム始めるぞ」
「壁」達が席へ戻っていくのを見届けながら、今度こそ、思考を開始する。
「いいか〜お前ら、もうすぐ受験なんだから少しは…」
いつ来るだろうか…いつがいいんだろう。
「もう少し気を引き締めてだな……おい!コラ飯田!寝るな!」
明日か?いやそれでも……
「卒業までもう少しだぞ〜最後まで学校生活を……」
う〜ん……
「……よし、今日はここまで。号令かけろ。それと庄田、週番頼むぞ」
……えっ?
「あ、はい」
週番?…しまった。
「きり〜つ。礼〜」
そうか。たぶん、今日。今からだ。
号令が終わり、担任が教室を後にすると、一斉に教室中が騒がしくなった。
クラスメイト達ががそれぞれ雑談を交わしながら、次々に帰宅準備を始める。
村田達も荷物をまとめ、教室のドアに足をかける。
その時一瞬、私を見て含むような笑みを浮かべたのが、はっきりとわかった。
「……ほ、秋穂、秋穂!」
「…あっ!」
いつの間にか帰り支度を終えた要君が、私の席を見下ろしていた。
その横には由梨絵と飯田君も揃っている。
「今日週番だよね?手伝おうか?」
「………………」
どうしようか。
今ここで手伝いを了承すればあいつらは手を出してこないだろう。
でももしかしたら由梨絵達に迷惑をかけることになるかもしれない。
それだけはまずい。だけど……
…ん?まてよ…そうだ。
「……ううん、いいよ」
「えっ?……そう」
心底残念そうに、寂しそうに肩を落とす要君。
可愛い。でも、駄目だ。
「うん…だいじょぶだから……」
「……?秋穂?」
要君が違和感に気づいたかのように、私の顔を覗き込んでくる。
いいぞ。あとは由梨絵が…
「…秋穂?どうかしたの?なんか変だよ?」
由梨絵も私の様子を見て、訝しげな表情を浮かべる。
よし!さすが由梨絵だ。ここまでくれば……
「……なんでもないのよ。だいじょぶ。ごめんね、また明日」
わざと苦しそうに、辛そうな表情を作る。
こうなれば要君や由梨絵がどう考えるのか、私には予想がつく。
「……うん」
「…わかった。また明日ね、秋穂」
心配そうに私の方を振り返りながら、教室を後にする要君と由梨絵。
無理やり作ったような笑顔を浮かべ、彼らが見えなくなるまで手を振る。
よし、後は週番の仕事をこなして時が来るのを待とう。
恐らくあいつらが教室に戻ってくる、その時を。
「…ふう」
日誌を書き終え、一息つきながら窓の外を眺める。
季節が冬だからか、すでに外は薄暗くなっていた。
照明がグラウンドを照らし、その中でクラブ生達が懸命に汗を流している。
…そういえば、前までこの時間は私にとって悪夢の時間そのものだった。
美希と要君が交わるところを、己の意思でとは言え、何度も見てきた。
美希の勝ち誇るような様を、何度も見てきた。
でも今は違う。負けるものか。今度こそ、私が勝つ。
「………………」
日誌を閉じ、時計を見ながらあいつらが来るのを静かに待つ。
しばらくして、多数の足音と小さな話し声が廊下から聞こえてきた。
その足音も教室の前で一斉に止み、代わりに大げさにドアを開く音が、教室中に響く。
「あら、庄田さん。お疲れ様〜」
私がいることを確認した村田が、満面の笑みを浮かべる。
その後に続くように、戸田や取り巻きの女子達が次々と教室に入ってきた。
「ちょ〜っとお話があるんだけど、いいかなぁ?」
「…いいけど、ここで?」
「ここじゃ誰か来るかもしれないし〜…移動しましょ。そこで、ゆっくりとね…」
──夜の学校の、体育館裏。
今、体育館内では多くの学生が部活を行っている。
それでもこんなところにまで走りこみに来る生徒はいない。
おまけに夜にこんなところに来る理由も普通の学生にはない。
遊んだり、密会したりするならわざわざこんな場所を選ぶ必要はないからだ。
「ここならおっけーねぇ」
「………………」
「さてと……謝るなら今のうちよ?庄田」
「………………」
しかし…私一人に対して大した数だ。
全員合わせて8人はいる。でも幸いな事に男は一人もいない。
こいつらならそれくらいはやると思ったんだけど。
さすがにそこまでクズな男は仲間内にいないってことか?
…いや、ただ単に自分達の手で私を粛清したいだけかもしれない。
私を本気で私刑にするつもりなのか、それはまだわからないけど。
「ちょっと!何とか言いなよ」
「………………」
「こいつ…!!」
「マジ腹立つ!」
「………………」
「庄田っ!聞いてんの!?」
「………………」
「もういいよ!やっちゃおうよ」
「そうそう。こういうやつは口で言っても無駄だしさ」
「………………」
なーんだ。結局そういうつもりだったのか。
「まあまあ、皆。どうするの?庄田さん。今ならまだなんとかなるかもよ?」
興奮した皆をなだめながら、勝ち誇ったような笑みを浮かべる戸田。
それを見て、突然ニヤニヤし始める村田と取り巻き達。
…美希はここにはいない。だけどどこかで見ている。
もしかしたら、後で戸田たちから結果を聞くつもりなのかもしれない。
だったら余計、ここで屈するわけにはいかない。
目を逸らさずに、しっかりと村田達を見つめながら口を開く。
「…謝るって、なにを謝るの?」
そんな私の態度に、村田が怒りの表情を浮かべる。
「決まってるでしょ!?昼間のことよ!」
「昼間のって……ほんとのこと言っただけだけど?」
「……はっ?」
「あんたの彼氏…木村君だっけ?彼、私に告白してきたの」
「えっ……」
私の言葉に、愕然とする村田。
やばい。また吹き出しそうになってしまった。
「だから、告白してきたのよ、私に。もちろん振ってあげたけどね」
「………………」
「感謝してよね?あんたがしっかり首輪つけとかないからこうなったのよ?」
「………あ、あんた」
「ま、あんなサルみたいな男、好きになるのあんたくらいのもんだろうけどねぇ?」
「…………っ!!庄田!!」
感情が爆発したかのような勢いで村田がつかみかかってきた。
でもこんなんじゃ、簡単に避けられる。
「………よっと」
避けるついでに足を掛けておいた。
「…あっ!!」
見事に引っかかり、不様に倒れる村田。
…だめだ、笑いが抑えられない。
「ぷっ…!くくく」
「…………っ」
「…っ!庄田!」
泣き出しそうな村田を見て、今度は戸田が仕掛けてきた。
ちょっとまずい。戸田はモデルもやるような長身だ。
しかたない。ここは口で攻撃するか。
「なにムキになってんのよ?あんたも似たようなことしてるじゃない」
「…………!?」
「知ってるのよ〜?あんたがモデル仲間の川島君と浮気してること」
「えっ!?なんで…あっ!」
慌てて両手で口を塞ぎ、顔を真っ赤にさせる戸田。
なんて間抜けなんだろう。バカすぎるにもほどがある。
体ばっかり大人っぽくなって、頭は空っぽなんじゃないの?
「村上君が知ったらなんて思うかなぁ?ふふふっ…」
「………っ!!」
「庄田!」
「あんたマジいい加減にしな!」
「調子乗ってんじゃないわよ!」
二人の様子を見た取り巻き達が、私に詰め寄ってくる。
あらあら。これはちょっとまずいかも。
「庄田…!!」
「許さない…!絶対許さない!」
村田と戸田も立ち直り、私を壁際に追い詰める。
やばい!万事休すか!!
「覚悟しなさいよ!」
8人の女子が一斉に私に飛び掛ってくる。
きゃああ!もうだめ!!
……なーんちゃって。
「やめろ!!」
突然の大声に、私を囲んでいた女子達が一斉に後ろを振り向く。
そこには、少し小柄ながらそれでもしっかりとした体格をした男の子が立っていた。
息を切らせながらもその男の子は村田達を睨みつけ、再び大声で叫ぶ。
「秋穂に手を出すな!そんなこと、絶対僕が許さない!」
その瞳からは、とてつもない怒りの感情が見て取れた。
―――ふふっ。来た来た。やっぱり来てくれた。
やっぱり王子様はこういうときに現れないと。ねっ?要君。
終わりです。確かに由梨絵ちゃんが一番まともですね、この話・・
夏の方は由梨絵ちゃんもヒロインにしたいと思います。
なんか秋穂がダークヒーローみたいな感じになってきたな。GJ。
GJ!!
秋穂は本当に使えるものは全て使うな
そして助けに来た要を見て、美希が何を思うのかにも期待。
>>102 お疲れ様〜。
今の所は秋穂の計算がズバズバ決まっているけど
もしこれが崩れたらどうなってしまうんだろう?
まぁ、どちらに転んでも面白そうだけど。
あと作者さま、夏があるのですね。
楽しみに待ってます!! もちろん全裸で
>>102 GJです
これほどの話を書きながら、さらに別の話も考えているとは恐れ入る
美希よさらばだGJ
>>102 GJっす!
ここでも秋穂の頭脳が閃きまくり
しかし美希自身もイジメに参加して要に嫌われて欲しかった・・・
まあ展開は作者さんの思うとおりに行っちゃって下さい!
>>106 関係図作成お疲れさま!
いや、甜菜です。
あと美樹組じゃなくて美希組だった。
最近嫌われ全開の美希をここはあえてフォローしてみよう
彼女は周囲に流されてる感もあるので多少の情状酌量の余地はないだろうか?
最低道をとどまることなく邁進する涼子や麻希
心の弱ってる女に付け込もうとして、友人の彼女と判明したら独善的な決め付けで自己正当化して友人責める高田
自分が振られた相手に告白されたんだから付き合わなきゃ許さないなんて無茶苦茶言う美穂
周囲にいるのこんな連中ばかりだし
……それも結局自業自得だからやっぱフォロー無理か?
ところで舞にも都合考えない愚痴で足引っ張られてたけど、舞のあれは異常に可愛く感じる
話は変わって、要の家庭の事情とか、そのうち姉が豹変してキモアネ化期待してたのは間違いなくオレだけ
星空は投下頻度高すぎて話についていけなくなった
完結してから保管庫でみますね
実は俺も美希応援派なんだよ・・
肩身が狭いから言い出せなかったんだね
確かに美希は流されている節はあるが要への思いは本物っぽいし
流されたと言っても高田へのキス一回だけだし
元々の相手を裏切ってるのは要も同じなんだしさ。
>>115 俺の中では美希はビッチ女なんだけどな
先輩と付き合っていたのに、要への想いと言われても(゚Д゚)ハァ?って感じです
118 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:39:37 ID:jalTkYLs
>>116に同感
しかも美希って他人を使いすぎだし…
ここまで計算ずくの秋穂が美希を墜とすことを考えてないわけがない。
要も来たことだし、次回ついに引導か?
やべえ、オラなんだかワクワクしてきたぞ
ageんな
お久しぶりです。投下場所に迷いましたが、ここに投下させていただきます。
短編です。
夕食を終えて、洗いものを済ませる。
一人暮らしには少し大きめの食器乾燥機に数日分のお皿を詰め込んで、あとは放置。
前掛けを外し、ベージュ色のソファに腰を降ろした。
ウレタンとスプリングが私の体を深く包んでくれる。
リモコンでテレビをつける。チャンネルを回して、シーンをザッピングしていく。
中東の爆撃のニュース、旅館の料理、芸能人、ガッテン、見るものはない。私はテレビを消した。
小さなテーブルに詰まれた女性雑誌。手にとって開く。先週読んだ内容。トレンド? 芸能? この無気力な私の興味を引く記事は、すでに読み終えている。
雑誌を元に戻した。背もたれに首を置いて、白い天井を眺める自分。寝るには早い。しかしやることは無い。
時間が潰せない。
時間を使えない。
時間に急き立てられない。それがなぜかとても不安になってくる。
時間に押しつぶされそうなのだ。
何も無い時間というものに。
無の時間に。
「……今日も、やろう……」
私はまた昨日、一昨日、一昨昨日、いつものように、テーブルの上に置いてある錠剤の瓶を開けるのだ。
中に詰められているのは、緑色した小さな錠剤。
ドラッグではない。数年前に認可され、いまでは普通に世間でも出回っている合法なものだ。
今の私の心を縛り付ける小さな粉の塊。
4粒、手のひらへ乗せる。じっと眺めていると、小さな緑の塊が私を見つめているよう。
『やっぱり。今日もやるんだね』
錠剤の一つが口を開いた。
『いつも、いつも、やめよう、やめようと想っているのに、やっちゃうんだね』
錠剤は、私の心を見透かしたように、皮肉まじりの口調で語り掛ける。
黙れ。
錠剤の言葉を遮りたくて、私は問答無用で手のひらの薬を喉へ押し込んだ。
わかっている。
これが、このクスリが私にとってまったく無益であることぐらい。
どうせ、最後は……これを使ったことに対する後悔しか残らないとわかっている。
でも。でも。
私は、あの甘いひと時が恋しくて、恋しくて、恋しくて、堪らないのだ。
何度も心を傷つけられても。
彼と一緒に過ごした時間の、あの幸福感を忘れることが出来ないのだ。
「うっめぇっ。めっちゃうめぇっ!」
彼は私の作ったカルボナーラをもりもりと口に運んでいた。
そんなにバクバク勢いよく食べてると、本当は味なんてわからないんじゃないのかしらと思うけど。
「どこらへんが美味しいの?」
「ん、えーっと。 とにかく美味い!」
「いい加減なんだから……」
……味なんてわからなくてもいい。私の料理を食べて彼が笑顔で喜んでくれるだけで、私は幸福なのだから。
私も、フォークでつるつるとカルボナーラをすする。ちょっと塩味が強かったかしら。つるりとパスタを一本啜り、ふと彼へ視線を向けると、彼は味塩の瓶を振っていた。
彼はもうすこししょっぱいほうが好みなのね。
彼は私の視線に気付くと、口にパスタをくわえたままにぃっと笑いました。日に焼けた褐色の肌が健康的で、私の心はどきりと高鳴る。
「あはは、わっりぃ。俺、塩辛いのが好きだからさ」
「次から、そうするわ」
「おうっ」
そんなこと言いながら食べ終わると、私はお互いの食器を重ねて、台所へ向かい洗剤とスポンジで洗う。
しゅわしゅわとあわ立つ洗剤の泡をCMのようにふぅと息で飛ばしながら、彼の舐め取ったお皿を綺麗にしていく。彼が嘗め尽くしたフォークにスポンジを滑らせて行く。
振り向くと、彼はソファに座ってテレビを眺めていた。私のかちゃかちゃというお皿がぶつかる音に、まるで新婚家庭のような気分を味わっているのかもしれない。
そう想うと、私もなんだかそんな気分になってきて、うきうきとお皿を洗う手も楽しく動いていく。さらりさらりと水ですすぎ、泡を洗い流して、食器乾燥機へ。
私の使ったスプーンと彼の使ったスプーンが重なり合ってて、キスしているみたい。
背中越しに感じる彼の気配。幸せな感じ。
前掛けを外して、ソファに座る彼に後ろから抱きついた。
大きな肩幅と、筋肉質な首元。腕をまわせば、彼の顔が私のすぐ近くに。
「ん、どっしたの?」
「ふふ」
抱きつく私に彼は手を伸ばす。彼が触れてくれる。私は、体をひねって彼の前へ。そして彼の膝元へ座った。
「なんだよっ。そんなに甘えて」
「そういう気分なの。嫌かしら?」
「いや、もっと甘えてよ」
その言葉が嬉しくて、私は体を彼に押し付けた。服越しに伝わる彼の体。温かな感触。
こうして触れているだけでも心が高鳴なるのに、抱きついてさらに彼に体ごと大きく抱きしめて、包みこんでもらえるなんて。
キスをせがむように彼の首元へ、唇を近づけた。なぞるように触れる。すると、彼はくすぐったそうにして笑う。
そして、私の顎を指で掴み顎を上げさせると、すぅっ。
唇が触れ合う。彼の赤い唇と、私の唇。交じり合う。交じり合う。交じり合う。
目を閉じて、二人はキスに没頭する。吸いあい、なぞりあい、愛を確かめ合い……。
クローゼットから覗く女の視線など気付くことなく。
クローゼットを静かに開けて、足音を立てずに二人の傍へ向かう女にキスに夢中の二人は気付くことなく。
女が握っていたアイスピックを抱き合う二人の背中めがけて振りかぶる。
彼を奪った泥棒猫に対する憎しみを、銀色に光るこの先端に込めて。
ぐしゃっ。
ぐしゃっぐしゃっぐしゃっ。
ざくっざくざくざくざくざくざくざく。
「お、お前!」
ぐしゃっ。
彼の恐怖に歪む綺麗な瞳に針を押し込む。
ぐしゃっ。
ぐしゃり、ぐしゃり、ぐしゃり、ぐしゃり。
ざくり、ざくざく、ぐしゃ、ざく、ざく、ぐしゃっ。びちゃ、びちゃ、びちゃ、びちゃ、ざくぅ。
目が覚める。
いつもと同じ部屋。ソファにもたれていた私は、脱力感に溢れた体に鞭を入れて起こす。
時計に目を向けると午前1時。2時間程眠っていたようだ。
「やっぱり、どうやってもこうなっちゃうのね……」
緑色の錠剤を眺め、私は一人呟いた。
夢。この薬を服用した自分が見ることになる夢は、いつもこうだった。
私が大好きだったあの人と日常を過ごし、笑いあい、体を触れ合い、愛し合い、そして最後は背中を刺され二人は絶命。
最悪な夢。悪夢。
そんな夢をこの錠剤は私に見せるのだ。
服用した後目から冷めた私の心を支配するのは、飲む前よりも肥大した静かな虚無感と寂しさと激しい自己嫌悪だけ。
でも、刺される前までの。あの一瞬にも似た、彼との過ごした時間が。あの幸福感だけが。
とても、とても、大きくて。大きくて。
それだけのために。
私はこれを飲んでいるのだ。
直後に受ける、虚無感も、寂しさも、自己嫌悪も。
この甘いひとときさえ、感じられるのならば。私は何も要らない。
「私は、この甘いひとときさえ。一切……あなたから貰えなかったのだから」
部屋の隅で、もう二度と動かなくなった顔面ぐちゃぐちゃの彼と背中を赤黒に染めた女の姿を眺めながら。
私は一人呟いた。
(終わり)
投下終わり。なんかふわふわした終わり方でした。
GJです!
>>115 同意。
美希の過去がどうだったかって
秋穂視点でしか語られてないから、
星空序盤の流れを見てる限りそこまで酷い女とは思えない俺。
今の状況も半ば秋穂の策略で追い込まれた状況だし。
要が秋穂のただの駒にしかなってないから、最近感情移入できん。
ここらで秋穂の思惑から外れたことやって欲しいなぁ。
美希はたぶん要に対してだけは本気なんだろうなあ
周りの評判を落としてまで二人の関係を優先しようとしてるぐらいだし・・
しかし、過去の行動とかを見る限り一番えげつないのはこいつ。
この子がここまでしなければ秋穂の計算高さも眠ったままだったかもしれないのに
そういうようなことを考えると漏れはどうしても秋穂派になってしまうorz
まあ、美希も比較じゃなくて単独だったら嫌いじゃないけどね
>>102 GJ!!!!
美希はひょっとして手の平を返したりして・・・
>>113 >話は変わって、要の家庭の事情とか、そのうち姉が豹変してキモアネ化期待してたのは間違いなくオレだけ
あれ・・・?俺いつの間に書きこんでたっけ・・・?
誰かが第三者が要に好意を持ったら美希と秋穂は危ないという書き込みを見て、真っ先に姉が思い浮かんだ俺はもう・・・。
>>125 GJ!!!!怖すぎるwwイチャイチャシーンでほんわかして油断してた・・・
要と高田がウホッ!
・・・・ごめん、言ってみただけなんだ
>>133 ついていい冗談と悪い冗談がある
嫌いじゃない
阿修羅氏おつですー
まとめサイトを見て思ったんだが・・・・
容量って何? ちょっと意味わからないのだが
SSじゃなくてhtmlのサイズっぽい。
とりあえず阿修羅氏乙です。
更新が全然されない保管庫が多いなかで、あれだけの量の更新を今まで続けてきた阿修羅氏って本当に偉大だよな
語彙が乏しいせいでGodJob以上の賛辞が思いつかない
阿修羅様お疲れ様です(*_ _)人
>>139 俺も礼を言うぐらいしかできないわ・・・
いつも活用させてもらってます
作者様も阿修羅様もいつもありがとうございます
阿修羅様のおかげで神達の修羅場作品をたくさん読めるのは素晴らしい
エロパロ最高のまとめサイトだと私は思っています。これかも頑張って修羅場ってください
>>139 GODですか
まぁ周りの保管庫管理人と比べると神だな
阿修羅さんは現人神
ジャンル別indexイイ!!
阿修羅さん乙ですー
なぜか冬の星空がキモ姉妹に分類されてるのは桜姉と舞がキモ姉妹化するフラグry
今日は投稿はなしか
>>146 まあそんな日もあるさ。まったり待とうぜ。
このスレの伸びは異様だよね。前に他の板に投下してた頃は
2〜3ヶ月にヒトスレでもなかなかのもんだったもん
wktk
そろそろ、嫉妬の季節だな
151 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 13:25:50 ID:L2T8qqSz
そうですなー(´∀`)
クリスマスに別れを告げられ正月はストーカー。
巧妙な策を弄し、よりを戻そうとするも泥棒猫に彼を奪われる。
しかし地道に彼を誘惑してバレンタインに再告白→仲直り。
そんな健気な嫉妬ガール。
>>152 やべ、妄想という名の創作意欲が沸いてきた
今すぐ文章に起こすべきだろうか……
節分には鬼退治ならぬ泥棒猫退治だな
四月になれば進学やらクラス替え
環境が変わって新たな泥棒猫が登場するわけですな
>>155 姉、妹、幼馴染属性にとっては鬼門の季節だな
雨の音キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
シヲンのいじめっぷりにおっきした
修羅場より逆転された時が楽しみ
むこうに書き込めなかったのでこっちに感想
GJ、ずっと待ってました!服がきれるぜ(ノ∀`)・゚・。
これから思い出の女の子が出る事によってシヲンがどう変わっていくのかが楽しみ、
そのまま暴力が酷くなっていくのか弱気になって尽くすようになるのか、それともまったく別なのか
次もwktkしながら待ってます。
{ , -'",,.-‐''" ,,.- ` へ.|
ィ彡三ミヽ `ヽ / / ///// |
彡'⌒ヾミヽ / / / / / / / ,i |
ヾ、 / // / / / / / ,イ ノ} ノ|
_ ` / / ,イ/ / { ,!,イ ,イ .///.// |
彡三ミミヽ / / /l l | Ll,,ィl-ト/| /ノ/,//- |
彡' ヾ、 | ! { l { |lイ V Vレ | /ノ ノ |
` l l 人、ヽ{V_ _-レ ー_. |
,ィ彡三ニミヽ ゙l l { トヾk -=・=- -=・=- | 今日も愛しい彼の後を追ってます
彡' ` ヽヾ{ ヾミヽ` _L |
_ _ト 、 入. |
,ィ彡'  ̄ ノト, \ \ ー===-' /|
ミ三彡'ィニニ=- '//ノ ヽ }ヽ、 イ l |
,ィ彡' r'⌒`''" _ ノ } l ` ー ''" |/ |
// ヽ( / ノ ノ ノ ^| /(二つ
彡' __y/ _,/ イ_/ { ノ { (二⊃
/,フ',イ / / //" |、 ,ネ ト、二)
({ /:::{ / ノ { { l ヽ ´ / `ト-'
V:::::::ヽ{ { トヽ__) l / |
漏れもwktk
楽しみにしている作品が来るまで俺はキモウト話で盛り上げるぜ
キモウトのお約束事項
大好きなお兄ちゃんを○○にする
日本一の番長にする
三年で優勝を狙える選手にする
具無しのおにぎりスターに育て上げる
お兄ちゃんはワシが育てた
大好きなお兄ちゃんが寝取られてから腰痛が治った
>>169 過激なプレイばっかしてるからそんなことになるんだよ、しばらく療養しとけ
愛してくれてと思って眠れないのでしょうとなる
僕と彼女との、最初で最後のデートはクリスマスイヴだった。
電車に乗って少し遠出して、僕らは水族館に行った。
朝の待ち合わせは駅前広場でも、改札前でもなく、電車のホームだった。その理由は、
僕らがこんな日に一緒に居るのを見られたくないから。そのことに少し心は痛んだけれど
も、一ヶ月前から楽しみにしていたその日を、僕は目一杯楽しもうとした。
その日は、誰にも遠慮なんかしないで僕らは堂々とカップルをした。『カップルをした』
なんて表現はちょっとおかしいものかもしれないけど、それがぴったり来るようなデート
だった。手を繋いで歩いて、水族館なんかに行って、昼ごはんの時に朋子の焼いてきたク
ッキーを食べて、夕陽が沈むのを展望台から眺めて、プレゼントの交換をして、僕は格好
付けて指輪なんかをあげたりして、正真正銘のデートだった。
帰りの駅までの暗い道を、手を繋いで二人で歩く。
基本的に何もない港町だから、人通りは少ない。
帰りたくないと、そう思った。このまま彼女と二人で何のしがらみもないこんな場所で
生活できたらそれは何て素晴らしいことだろう、そう思った。
だけど、
「…………アホか」
そんなの無理に決まってることぐらい、分かっていた。
「どうかした?」
「いや、何でもないよ」
「………そっか」
残り時間は少ない。もう一秒だって朋子の手を離したくなかった。
「…………なあ朋子」
「ん、何?」
そう言ってこっちを向いた朋子の唇に、さっと自分の唇を重ねた。
初めての、キス。
何味かなんて、そんなものは分からなかった。
ただ二人ともずっと外にいたから、その感触は想像以上に冷たかった。
顔を離すと、いつもと同じ笑顔の朋子がいた。
「…………驚かないんだな」
「まあね、いつかしてくるだろうなとは思ってたから」
お見通しだったわけだ。僕、カッコ悪。
「ありがと、遼」
「………う、うん」
僕はその笑顔にどう応えていいか分からなくて、とりあえず頷いていた。
どうしようもなく好きな、大好きになったその笑顔。
離したくないと思った。
本当に、このまま時が止まってしまえばいいと、そう思った。
「今日も星、綺麗だよ」
そう言って空を見上げる口は、相変わらず半開きで、
「朋子……」
僕はまた、
「ふあ………ん…………」
朋子にキスをした。
「ん………んあ……」
半開きになっていた口に、僕の舌を滑り込ませる。初めてのことで勝手も分からず、た
だ僕は朋子の口の中を嘗め回した。それにすぐに応えてくれる朋子。熱心に、不器用に、
僕らのディープキスは手探りで進んだ。今度は冷たいなんてことはなく、朋子の熱を僕は
存分に味わった。
「はあ……はあ……、これは流石に、ちょっと予想してなかったかも」
一回なんかじゃ足りなくって、僕は何度も何度も朋子に口付けした。
寒空の下、抱き締めて、口づけて、離して、またキスして、それを何度も繰り返した。
結局、帰りの電車は予定より二本も遅らせることになった。
辛い日々は、三学期になってからも相変わらず続いた。
それからは余計に受験勉強に忙しくなって、電話の頻度すら減っていっていた。この時
の僕の神経は二学期の頃よりさらに磨り減ってしまっていた。会えないのは、近づけない
のは当然だと分かっていても、会いたくて、抱き締めたくて、キスがしたくて。彼女が学
校でいつも見せる笑顔は、当然僕だけに向けられたものなんかじゃない。当たり前のこと
だって分かっている。分かっているのに、他の奴と楽しそうにしているのを見るとどうし
ようもない暗い気持ちが湧き上がってきた。
友達に気を遣って、みんなとの関係を大事にしたくてこんな風にしているのに、それが
だんだん邪魔なものに見えてきた。僕と朋子が一緒にいるのを妨害する、とてつもなく目
障りなものに見えてきた。
それは久しぶりに、いつものメンツで放課後に話しているときのことだった。
「しかしまあ、もうちょっとで卒業だね〜」
「そうだねー」
そんな別に何でもない会話。だけど朋子はみんなといる時間を本当に楽しんでいて、そ
の笑顔は久しぶりに見るとても明るいもので、僕がどんなに頑張っても僕一人じゃ彼女に
は与えられないもので、そのことが気に障った。
何だよ、そんな楽しそうな顔して。僕といるときなんかよりよっぽど楽しそうじゃないか。
「はやいなー」
暗い、汚い気持ちが胸の奥から物凄い勢いで湧き出してきて、どうにも止まってくれな
かった。
「うん、ほんのちょっと前に入学してきた気がするもん」
一体僕は何のために色んなことを我慢してるんだよ。こんな連中とヘラヘラ笑うためか?
違う、朋子と一緒にいたいからだ。でも我慢したって我慢したって、ちっとも僕は報われ
ていないじゃないか。
「卒業なんかしたくないよねー」
「いや、お前は受験したくないだけだろ」
「あはっ、ばれた?」
何だよこれ、こんな生活早く終わってしまえ。こんな糞ったれた学校生活を終わらせて、
早く高校に行ってしまいたい。
「それにみんなと別れるのも寂しいしね……」
早くお前らなんかとは別れたいね、とっとと縁を切りたいね、どっか行っちまえ、お前
ら俺の邪魔すんなよ。
「ねえ、中原?」
なあ朋子、中原なんて呼ばないでくれよ。そんな風に呼ばれたら俺は泣いてしまう。
「どうしちゃったの? さっきからずっと黙っちゃって」
喋りたくないからだよ。
「変なもんでも食ったんじゃねーの?」
アハハハと笑い合う級友たち。その笑顔が、何も知らない呑気な笑い声が、どうしよう
もなく気に食わなかった。
「おいおい、大丈夫かよ?」
笑いながら僕の肩に手をかけようとする安田の手を、僕は払いのけた。
「………やめろよ」
自然と口から言葉が出ていた。場が、凍った。
「な、なかはら?」
皆が脅えたような目で僕の方を見てくる。
「………俺は別に、卒業なんて寂しくなんかない」
むしろお前らと別れられて清々するくらいだ。
「正直早く高校に行きたいくらいだ」
アハハ、和やか談笑ムードが僕のせいで台無しだ。ざまあ見ろ。
「とっとと卒業して、お前らと離れたい」
お前らなんか大っ嫌いだ、死んでしまえ。
「遼………」
「――――っ!!!」
その声で僕は正気を取り戻した。
彼女が、朋子が僕を泣きそうな目で見ている。
何で? どうして? こんな顔させたくないから、僕は我慢して、朋子の笑顔が僕は好
きだったから、好きだったから――――
「………ごめんっ、帰る!!」
荷物を持って、そこから急いで僕は逃げた。
走った走った走った、とにかく何も考えたくなかったから。
廊下を歩く生徒とぶつかる。でもそんなの関係ない。僕は走らなきゃ。
『遼………』
―――――――嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
そんな顔はそんな目は見たくない見たくないんだ見たくないんだよ!!!!!!!!!
誰がさせたんだよ? 僕だ、僕なんだ違う僕じゃないいいやお前だお前だよお前がお前が
お前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前が!!!!!!
「ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
僕は、駄目だ。
駄目人間だ。
生きてる価値なんかない駄目人間だ。
死んでしまえばいい。死ンデしまえばイイ。
ダメニンゲンナンダ。
「中原、最近頑張ってるな」
「はあ」
「この調子なら、志望校もう一ランク上げてもいいんじゃないか?」
「じゃあ、そうします」
「何だその言い草は。自分の進路なんだぞ?」
「はい、そうっすね」
「ちゃんと考えておけよ」
「はい、分かりました」
それから僕は、とにかく勉強をした。睡眠不足になって倒れるまで、ひたすら机に向か
った。集中して勉強している間は、何もかも忘れられたから。
―――――あれがあった晩に彼女と電話で話して、僕と彼女の関係は終わった。
僕はもう、彼女と一緒にいていい人間ではないのだ。
彼女の大事な場所を、僕は壊した。自分勝手で、わがままな気持ちから、僕はそれを壊
してしまった。
決して許されていいことなんかじゃない。
僕はもう、人に好きになってもらう資格なんてないのだ。
僕はもう恋なんてしないんじゃないか、そう思った。彼女以外の人を好きにはならない
だろうし、彼女以外の人を好きになりたくなかった。
―――――僕はここで止まっていよう、そう思った。
倒れたとき、夢に彼女が出てきたときは、泣いた。悲しくて、寂しくて、自分が許せな
くて、とにかく泣いた。
それでも勉強して、必死に現実逃避をしたお陰で、僕は県内でも有数の進学校に合格す
ることが出来た。両親はとても喜んでいたが僕はちっとも嬉しくなんかなかった。
それでも、あそこにいたメンツ全員と進学先が違ってよかった。それだけは思った。
以上で今回分投下終了です。
回想編はここまでで、次からは元のお話に戻ります。
それでは次回もよろしくお願いします。
雨の音の作者さんがこちらへの転載お願いしてるけど
途中で送信しちゃった。
雨の音の作者さんがこちらへの転載お願いしてるけど
されてないのは何か理由があるの? みんなめんどくさがってるだけ?
>>182 ヒント:携帯厨
明日になればPC使えるからタイミング見て転載するよ
>>182 多分、皆内容に夢中で気付いてないっぽい・・・
俺も今言われて気付いたしw
んじゃ代わりに転載する
185 :
代理:2007/11/13(火) 01:26:01 ID:Ihi6N0ZC
雨の音
パーティー会場に鳴り響いていたヒビキのヴァイオリンの演奏が終わると、
すぐにその場は拍手の音で埋め尽くされた。
次々と響の側に人が集まる。
まずは、年配の、パーティーの主だった人達から挨拶を受ける。
誰もかしこも響の才能を褒め称えている。
響も彼らに笑顔で受け答えを返している。
そんな響を、シヲンは冷たい目でみていた。
ヘラヘラ笑って、ふん、間抜けな面。
あくびをかみ殺して、時計を見る。
まだまだ帰る時間には遠い。
退屈だ。
あと二時間近く、ここに居なきゃないけないの?
うんざりしながら、視線を響の方に戻す。
途端、シヲンの形のいい眉が寄せられた。
響の周りに、多くの女の子が寄ってきていた。
彼女たちも、響とシヲン同様、親に連れられてここに来ているのだろう。
彼女達は、馴れ馴れしく響に話しかける。
今日のバイオリンもステキだった。
私にもバイオリン教えてくださらない?
こんど、わたくしの誕生パーティーをするんですけど、ぜひいらしてください。
などなど。
今、彼女達にとって、響はちょっとしたアイドルだった。
幼い頃、両親を失い、その志を継いで、自らも音楽家を目指し、その才能を
開花させつつある少年。
その生い立ちに加え、響は見た目も悪くない。
それこそ、ちょっと古臭いが、少女趣味な話のヒーローのようだ。
まだ十代の少女たちが熱を上げるのもしょうがないかも知れない。
186 :
代理:2007/11/13(火) 01:26:31 ID:Ihi6N0ZC
シヲンがカリ、と爪を噛む。
傍目にも、どんどんと機嫌が悪くなっているのが分かる。
ふん、間抜けな面。
そうやって頭の緩い女に囲まれていい気になるなんて、どれだけ低脳なのかしら。
いい気分なんでしょうね、バカヒビキ。
そのシヲンの不機嫌な視線に気が付いたのか、響がシヲンのほうに振り返った。
響と目が合うと、シヲンは眉根を寄せた。
自分が今、機嫌が悪いと教えてやるためだ。
そうすれば、響はいつもおずおずと自分に注意を向ける。
さもなくば、どんなとばっちりを受けるか分からないからだ。
それを分かっているので、シヲンはすっと歩みだし,会場を後にする。
はあ、と溜息をつき、響はシヲンの後を追う。
シヲンに睨まれただけで、演奏後の高揚感も消え去り、落ち着けなくなった。
自分の周りに居た少女たちが、引き止めてくれるが、それを振り払い、
慌ててシヲンを追いかける。
会場をでて、エレベーターに向かうが、シヲンは降りた後なのか、既に居なかった。
シヲンに遅れて、響が地下駐車場に停めていた清涼院家のリムジンに乗り込むなり、シヲンに
わき腹を蹴られた。
「…遅い」
「ん…ゴメン、シヲンが出て行くのみて、すぐ追いかけたんだけど…」
「ふん」
再び、蹴られた。
リムジンが出て、しばらく響もシヲンも何も話さない。
重苦しい雰囲気だが、こういったとき、響からシヲンに話しかけることは無い。
何を言っても、シヲンが痛めつけてくる理由を作り上げるからだ。
187 :
代理:2007/11/13(火) 01:27:03 ID:Ihi6N0ZC
「…くさい」
響が、窓の外を見ていると、シヲンが呟いた。
「あんた、くさい」
急に話しかけられ、意味がわからずにいると、
「嫌な香水の匂いがする……あんたからよ」
あ、と思いつく。
確かに、バイオリンの演奏が終わった後に話しかけてきた女の子の
一人から、劇団四季のチケットS席を貰ったのだ。
そのチケットが入った封筒に、何か花っぽい匂いのする香水が掛けられていた。
シヲンが寄ってきて、響のスーツの前をはだけ、くんくんと匂いの元をたどる。
すぐに内ポケットの中にある封筒を見つけ出した。
ふん、と鼻を鳴らし、それを取り上げる。
何するんだよ、と抵抗しようとしても、不機嫌な顔で睨まれると、心が萎縮してしまう。
封筒の封をきり、中身を見るシヲン。
そこにはチケットに加え、手紙のようなものもあった。
そんなものが入ってるのを響は知らなかったが、シヲンはそれをみると
「…ふん、盛りのついた、メス豚みたい」
と呟いた。
それは響の耳まで届かなかったが、シヲンはその手紙を、チケットとともに一気に破り裂き、リムジンの窓から
投げ捨てた。
「おまえ、何すんだよ!」
チケットを破られた響がシヲンの肩を掴んだが、シヲンに睨まれ、
「…うるさい」
と呟かれただけで、もう抵抗する気が萎んでしまった。
188 :
代理:2007/11/13(火) 01:27:36 ID:Ihi6N0ZC
がくりと力が抜けた響の首を掴み、彼の体を横倒しにし、その上に馬乗りになる。
そしていつもの様に、幼い頃からのように、彼のシャツを強引に引きちぎり、はだけさせる。
小さい頃と違い、その上半身は、痩せてはいるが既に男のものになっていた。
そこに、ぐに、と爪を立て、そのまま指を下げる。
もう何十本と作られた、みみずばれのような痕。
「あんた、この封筒の女に、なかなか調子のいい事言ってたみたいね」
「わすれたの?あんたはこの清涼院家の“物”なんだから」
「勘違いしないように。あんたに自由なんて、そこらの首輪をつけた犬ほどにもないんだから」
「……だから」 他ノ、女ナンカ、見テイイワケナイデショウ?
言葉のたびに、響の胸に腹に、赤い線が走る。
シヲンにとって、いつの頃からか、この行為は響への正妻行為ではなく、自分の
性的な興奮を引き出すものになっていた。
こうして響を痛めつけていると、自分の心臓が早くなるのが分かる。
吐く息が湿っぽくなる。
響にまたがっている下半身が、疼く。
響の体に当たっている股間を、動かしたい衝動を何とかこらえる。
自分にまたがるシヲンの顔を見上げる。
この少女は出会った時から変わらず美しい。
雪のような肌。桜色の唇。
大きな瞳にとても長い睫毛。
月明かりに映える流れる黒髪。
それなのに、響にとって彼女の姿は恐ろしいものに写る。
189 :
代理:2007/11/13(火) 01:29:16 ID:Ihi6N0ZC
響は何度もシヲンをどかせようと手を動かそうとした。
なのに、手が強張り、動かせない。
考えれば分かる話だが、今の響とシヲンでは、体格に性差が表れ始めている。
加えて、響は毎日体力づくりの為のトレーニングもしているのに対し、シヲンは毎日を
怠惰にすごしているだけだ。
もし、響が本気でシヲンに掴みかかれば、あっけなく逆転できるはずだ。
なのに、出来ない。
心に、刻み付けられたのだ。
この少女への萎縮を。
できることは、早くシヲンが飽きるのを待つことぐらい。
響は目をつぶり、顔をシヲンから逸らす。
そして思う。
自分はいつ、この少女から逃げれるのか。
いつか、シヲンに刃向かう勇気を取り戻せる日が来るのかと。
意外と早く、その日は来る。
金髪の少女との再会は、近い。
190 :
代理終了:2007/11/13(火) 01:30:41 ID:Ihi6N0ZC
今回避難所に投下されてる分はこれで転載終了
そんでもって次回にwktk
>>190 どうもすいません。
転載して怒られたらどうしようとか無駄な心配してましたw
>シヲンにとって、いつの頃からか、この行為は響への正妻行為
正 妻 行 為
なんたる誤字ッ……!
(;´Д`)…ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
これは誤字などではあらぬ…!
こいつら今中学生くらいだっけ?
シヲンって厨二臭い
196 :
初投稿 ◆yYT/u4PSNE :2007/11/13(火) 03:08:07 ID:ipaFxFMd
初投稿です。
指摘、アドバイス等大歓迎です。
というより質向上のためどうかアドバイスしてください。
とりあえず導入部分を書いてみたのでよろしくおねがいします。
197 :
アイしてください ◆yYT/u4PSNE :2007/11/13(火) 03:10:34 ID:ipaFxFMd
桜が舞っている。
人によっては足を止め、ボーっと眺めていたくなるような光景なのだろうが
あいにく俺にはそんな美的センスは無い。っていうよりそんな時間は無い。
なぜなら...
「たけちゃん、間に合いそう?」
「いや、このままだと滑り込みアウトだな」
「えー、もうそんな時間なの。私今日は早起きしたはずなのに」
「お前が調子に乗ってご飯3杯もお替りしたからだろ。」
「えーー、何でそのこと知ってるの。もしかして覗き?」
「ちげーよ。待ってる間にお前のおばさんから聞いたんだよ。そんなことよりとにかく走るぞ。
これじゃあまた遅刻しちまう」
そう言って俺たちは学校に向かって走り始めた。
俺の名前は山本 武、高校2年生だ。
となりで走っているやつは三島 春香。
俺より1つ年下の高校1年生だが、見た目にはせいぜい中学2年生くらいにしか見えない、
そんなバツグンの低身長、幼児体型を誇る俺の幼馴染だ。
家も隣なので二人で登校しているのだが、今日みたいに春香に巻き込まれ遅刻するのが
もはや日常となっている。中学生のころ遅刻するのが嫌で、1回だけ春香を置いて
(それでも20分は待った)一人で学校に行ったことがあるが、そのあと2週間春香は機嫌を悪くし、
機嫌を直すために結局パフェ3杯&今後はどんなことがあっても2人で学校に行くことを義務付けられて
しまった。俺は悪くないと思って拒否しようとしたが、その時の春香はものすごく怖く、全く
反論できなかった。我ながら情けない。
それ以降どんなに春香が遅刻しそうでも毎日2人で登校するようになった。
「わっ」春香が脚をもつれさせ、転びそうになった。
とっさに腕で支える。
「大丈夫か?」
「うん、ありがとう..っ痛」
どうやら足をくじいてしまったらしい。これ以上走るのは無理だろう。
「ほら、肩使え」
とりあえず肩を貸す。走ったおかげでここからなら歩いても何とか間に合うだろう。
「え、でも...」
「いいから、このままじゃお前動けないだろ」
「うん」
怪我したというのに何がうれしいのかそこからの春香はずっとにやけていた。
198 :
アイしてください ◆yYT/u4PSNE :2007/11/13(火) 03:11:36 ID:ipaFxFMd
校門に着いたところで予鈴が鳴った。
とりあえず春香を保健室まで連れて行く。
「じゃあね、たけちゃん。またお昼ね。」
「ああ、じゃあな。気をつけろよ」
春香にそう言って俺は自分の教室へ走った。間に合えばいいんだが...
教室に入り、先生が来ていないかどうか確認する。よし、まだ大丈夫だ。
さすがに3日連続で遅刻は気まずいからな。
「おはよう武、ぎりぎりセーフだね。今日も春香ちゃんと2人で登校かい?」
「ああ。そのせいでまた遅刻寸前だ」
こいつは 佐野 優。俺のダチだ。成績優秀で顔も性格もいい、男の願望を実体化
させたような男だ。当然もて、美人な彼女もいる、そんなうらやましすぎる男だ。
なんか羨ましすぎて殺意が沸いてきた。
「まったく、あいかわらずうらやましいくらいラブラブだね、君たちは」
そんなことを俺が考えていると知ってか知らずか佐野は
能天気そうな顔をしてアホなことをほざきやがった。
きっと脳みそが腐りかかっているのだろう。
とりあえず殴ろうか?
「そういえば今日うちのクラスに転入生が来るって知ってた?」
ちっ、殴る機会を逸した。運のいい野郎だ。
「へー、こんな春先に珍しいな。どんな奴だろう?」
とりあえず話を合わせておく。
「さあ。噂では前の学校を牛耳っていた不良とか、かなり電波の入ったオタクとか
言われてるけど」
どっちだよ!つーかどっちにしろロクな奴じゃねーな。
「まあもうすぐ教室に来るはずだし、その時分かるよ」
そういうと佐野は自分の席に戻っていった。
同時に先生も入ってきた。
199 :
アイしてください ◆yYT/u4PSNE :2007/11/13(火) 03:12:55 ID:ipaFxFMd
「えー、これからHRを始ます。みんな知っているかもしれないけど今日から
うちのクラスに転入生が来ることになりましたので、これから自己紹介してもらいます。
じゃあ高瀬さん、入ってきて」
事前情報からその「高瀬」とやらがろくでもない奴というのは分かっている。
変な因縁をつけられないようにとりあえず下を向いとこう。
教室のドアが開く音がした。どうやら自己紹介が始まるらしい。
「皆様、はじめまして」
...あれ、女の声じゃね?
「今日からこの学校に転入させていただくことになりました高瀬 睦美と申します。
まだこの学校に入ったばかりで分からないことがたくさんありますが、よろしくお願いします」
...言葉遣いも丁寧だし。どこら辺が不良でどこら辺が電波なんだ?
しかも『睦美』って聞いたことあるような...
おそるおそる顔を上げてみると、黒板の前にはきれいでスタイルの良い、そして懐かしい
女性が立っていた。
あちらも俺に気づいたようで、驚いたように眼を見開いた後、うれしそうに微笑んだ。
高瀬『睦美』 彼女は3年前に親の仕事の都合で引っ越してしまった俺のもう一人の「幼馴染」だ。
父親が資産家で母親が超人気デザイナーという大金持ち一家の一人娘で、小さい頃よく一緒に
遊んでいたのを覚えている。小学校に入ってからは気恥ずかしさからおおっぴらには遊べなかったが
それでもとても仲が良かった。
彼女が引っ越すと聞いたときは本当に悲しかった覚えがある。
しかし彼女の名前は佐藤『睦美』 だったはずだが...何があったのだろう?
「じゃあ紹介も済んだし高瀬さんは山本君の隣の席に座って下さい。では、1限の先生が
来るまで待っていてくださいね」
そういうと先生は教室を出て行った。
睦美は隣の席に座るとまた微笑んで言った。
「よろしくお願いします、山本君」
「ああ、よろしくな。えーと...」
「昔みたいに睦美って呼んでいいですよ」
「じゃあ俺のことも昔みたいに呼んでくれ。『山本君』なんて
呼ばれたら居心地が悪すぎる」
「分かりました、じゃあよろしくお願いします、たけしくん」
そういってまた睦美は微笑んだ。
「ああ、よろしくな。睦美」
俺は照れて少し顔を背けながら答えた。
なぜ照れたって?
睦美の笑みは何度見ても綺麗だな、なんてらしくもないことを不覚にも思って
しまったからだよ。
200 :
アイしてください ◆yYT/u4PSNE :2007/11/13(火) 03:13:38 ID:ipaFxFMd
1限が終わり休み時間に入ると、睦美の席に多くのクラスメートが集まった。
「どこから来たの?」
「何で引っ越してきたの?」
「好きなものは?」
「趣味は?」
などなど色々な質問をされている。
そんなに同時に質問したら答えれるモンも答えられねーだろ、っと少々呆れて
眺めていると、今度は
「そういえば高瀬さん、うちの学校のこと良く知らないよね。俺が案内するよ」
「いや、僕がします。」
「まて、高瀬さんは俺が案内する」
...暴動でも発生しそうな空気になってきた。まあ睦美は本当に美人になったし
気持ちは分かるがな。
こんなことを考えていると、困り顔の睦美と眼が合った。
睦美は少し思案顔になった後、名案でも思いついたかのように顔を輝かせながら言った。
「たけしくん、お昼休み暇ですか?もしよかったら学校を案内してほしいんですけど」
教室の空気が急に重くなった。おい、そこ、なぜ俺を睨みつける。
「あー、特に用事も無いし別にいいが」
できる限り平静な態度で答えた。
「本当ですか、じゃあおねがいします。約束ですよ」
そういって睦美は教室の外に出て行った。
それを見届けた後だれかがポツリとつぶやいた。
「今、高瀬さん、山本のこと『たけしくん』って呼んでなかったか」
...気のせいだ。
「春香ちゃんだけで飽き足らず、高瀬さんにも手を出すとはいい御身分だなぁ」
...春香とも睦美とも幼馴染なだけだ。
「どういうことか説明してもらおうか、『たけしくん』」
...説明するからとりあえずこれ以上殺意のこもった目で俺を見るな。
201 :
アイしてください ◆yYT/u4PSNE :2007/11/13(火) 03:15:04 ID:ipaFxFMd
その後俺と睦美がただの幼馴染だということをできるだけ丁寧に説明したが...
「あんな美人と幼馴染だと!許せん!」とか
「神よ、あの女たらしに天罰を!」とか
「許してほしかったら高瀬さんを紹介してくれ」とか2限が始まるまで好き勝手言われ続けた。
・
・
・
2限が終わるとすぐに、睦美が話しかけてきた。
「たけしくん、じゃあ学校案内よろしくお願いします」
分かった分かった、そう急かすな。
睦美に半ば引っ張られながら教室の外に出る。
「じゃあどこか行ってみたい場所あるか?そんな特徴もない学校だけど」
「そうですね、お腹も空きましたし学食とかありますか?」
「ああ、あるよ。じゃあ行って見るか。」
ってあれ、なんか忘れてるような...
「たけちゃん、ご飯に行こう♪ってあれ、なに、その女。そんなに近くにいて暑苦しくない?」
そうだ、春香に睦美のこと教えるの忘れてた。
にしても上機嫌かと思ったら一瞬で攻撃的になったな、おい。
「お久しぶりです三島さん、睦美です。今たけしくんに学校案内してもらってるんです
これから2人で食事を取るつもりなんです、では」
あれ?睦美もなんかよそよそしいな。
「あー、あのめすね...いや、むつみさん、ひさしぶり。でもたけちゃんは私と
お昼を一緒に取る事になっているの。残念だけどあなたと食事なんてできないの」
「でもたけしくんが今日は暇だから1日中学校を案内してくれるって約束してくれましたよ。
春香さんこそ諦めてください」
いや、睦美、俺1日中なんて言ったか?
あー、そういえば何故か春香と睦美は昔から仲が悪かったな。それで未だにお互いに
苦手意識を持っているんだな。じゃあここは...
「まあまあ、じゃあせっかくだし幼馴染3人集まったんだから3人で食事にしようぜ」
202 :
◆yYT/u4PSNE :2007/11/13(火) 03:16:04 ID:ipaFxFMd
とりあえずここまでが導入です。
どうかアドバイスよろしくお願いします。
とりあえずsageろ
( ;∀;)イイハナシッテコトデイイノカナー
甘獄と青って凄い良い話だな
あの監獄都市を舞台にしたのは別すれにもあったはず
更新とまってるけどね
そうなの?
読んでみたいなぁ
幼馴染VS再会した幼馴染
続きがすごく楽しみだGJ!!
イキナリ初回から修羅場ってるのもサイコーだぜぃ!
今日はヒトデ祭りだぜ!!
/: : : : : : : : : : : :/ : : : : : :ヽ: : : : :ヽ: : : : : ヽ
/ /: : : : : : :|: : :i: : :|: : : : : :| : : \ : : : \: : : .:ハ
/ /: : : : : : : : : : i : :ハ: : : : : | \: : :\: : : :} .: .: .:|
/: : : : : |: : : : : :| : :lハ.: : : :|、_|.:ヽ: : :ハ.: : :| : : ||
,.: .:| : : : |: : :l : : | : :レ! ヽ: : :ト、:l: ̄',:丁| : : | : : ト|.
| :/| : : : |: .:∧ :イ : ト| \.:! ∨ | : :/: : / | ワンツー ワンツー ワンツー
∨ l : : :|: : : ト、|\| ヽ x=ミ、 | :/: v‐、.:L、
__レ-v-ヽ : :| ,x≠ミ , jイ/^i l |
:! .', ', V\ゝ′ _ /| l | |'^',
,. -| | | ト: : ゝ {/ ヽ /: | | | | |.
l | | | |: >‐ >、 ー' r く : :| | | | l.
l | | | |/ / :ト、≧ュ、 _. イ:ハ `:| | | | ト、
./| | l l ' {ト、|: :V::::::::::::::::::/: :ハ '、――‐――|:::ト、
|::| / |:}::〉 : :V:::::::::::::/: ::|::ハ ヽニニ二二.|ハ|:::|、
ト:| ヽ. /::/ : : : ト、:::::: / : : ト、〈}__>――‐ |ノ::イ
\ヽ ,/::イ\ : : ト、V::/ : : : |:::\ ___/:://|
やっ。スレがちょっと違うから
ヒトデはあっちのスレです
星空wktk
>>210 ありがとうございます。
ただsage忘れたり三点リーダの使い方間違えていたり改行が変だったりと
基本の部分がなっていないようなので、少し勉強しなおしてから続きを
書かせていただきたいと思います。
蒼天の夢を待ってるのは俺だけじゃないって信じてる。
アドバイスくれというので叩かれるのを覚悟で傲慢なことを言うが、
キャラ設定は箇条書きみたいでなく、話の流れの中で浮いてくるように表現した方が良作になるよ
まぁ罵詈雑言くらい受けた方が成長するかもね
たんなる誹謗中傷じゃあムカツクだけだけど
まぁ俺に言えることじゃないっすけど
ここも一気に寂れてきたな終焉が近いぜ
うひゃああああああああああああああああ
何ヶ月も前から、時々
>>220みたいな事を言う奴がいるんだよな。
そう簡単にこのスレが終わる訳ないだろ。
反応するなよ。
話が書けないなら妄想を書き込むんだ
でわ妄想を
自分に依存させる為、周りの人間を裏で操り主人公をいじめさせて、庇う→慰めるのコンボを使う完璧っぽい幼なじみと、
いじめを疑問に思って、主人公の身の回りを調べるうちに好きになっていき、私が護らなくちゃ…っていう女教師がみたい
自分の日本語の拙さに絶望し、そしてその負の感情はくだらない嫉妬になり、ただただ荒らすことしか出来ない女が主人公。
結局最後まで自分の正しさを叫んで死んでいく。誰にも理解されず。自分の間違いも考えず、人のことも考えられず。
そんなグッドエンドの話が読みたい。
投下します
――なんてこった。ホントに予想通りになってしまった。
目の前では、秋穂が複数の女子に囲まれ、体育館の壁に追い詰められていた。
女子達は皆口々に秋穂を罵りながら、ゆっくり秋穂に詰め寄っていく。
まずい。これは絶対やばい。
なんでこんなことになってるのか全然分からないけど、やばい状況であることは理解できる。
「やめろ!!」
思わず口を出た僕の言葉に、女子達が一斉に振り返る。
ほとんど見たことない顔だ。別のクラスの女子か?
いや、二人だけ、秋穂のすぐ近くにいるあの二人だけ、僕は見覚えがある。
いつも美希と一緒にいる、あの二人。
常にうちのクラスの中心にいる、あの二人。
いつも僕をバカにしている、あの二人。
そして、秋穂をイジメていたっていうあの二人。
村田さんと戸田さんだ。
「…………っ!」
そう理解した途端、この状況に対する答えが、一瞬で頭の中に導き出された。
あの話は本当だったんだ。
この二人は、秋穂をイジメていた。それも、こんな大勢で。
そして今また、同じことをしようとしていた。
なんでだ…?なんで今なんだ?
どういう理由で、今また秋穂を狙うんだ?
……ほんとは分かってる。理解したくないけど、この状況がそう言ってる。
美希だ。美希がやらせてるんだ。
「秋穂に手を出すな!そんなこと、絶対僕が許さない!」
気づいたときには、そう叫んでいた。
女子達の顔を見回し、一人一人睨みつける。
ここに美希はいない。どこかに隠れているとか、そんな気配もない。
もしかしたら美希は関係ないのかもしれない。
村田さんと戸田さんの単独犯なのかもしれない。
…でも、それもただの勝手な思い込みなんだって事、僕は気づいてる。
この感覚、このざわつき、この不快感。
怒りだ。とんでもない怒りが、僕を支配しようとしてる。
「は?山下?」
「なによあんた。なんでこんなとこいるわけ?」
僕の叫び声にもまるでひるまず、女子達は僕を睨み返してくる。
「そんなことどうでもいい。秋穂から離れろ」
そっけない僕の返事に、いよいよ彼女達の表情が強張っていく。
「なんなのあんたマジで!」
「これ私達の問題なんだけど!?」
「ウザッ!関係ないのに口出しすんなっての!」
「何様よあんた!」
「ホントわけわかんないヤツ!さっさと消えなさいよ!」
まるで打ち合わせをしてきたかのように、彼女達の言葉はまるで被らない。
ひとりひとりが強烈な悪意を持って、僕を罵ってくる。
…なるほど。確かにこれじゃあ男は勝てない。
口げんかで女に勝てる男なんて、この世にそうそういないだろう。
でも、だからってここでひるむわけにはいかない。
僕だってもう、我慢の限界なんだ。
「関係なくなんかない!秋穂は僕の…!」
「はあ?なんなのよ!」
「秋穂は……秋穂は……」
……なんなんだろう。秋穂は僕にとってなんなんだろう。
あの日から僕らは変わった。
肌を重ねて、お互いを求めあうようになった。
だけど…僕の恋人は美希だ。じゃあ秋穂は?
秋穂は、僕の…僕の……
「僕の、大事な人だ!だから手を出すな!」
僕の再三の大声に驚いたのか、彼女達の動きが一瞬止まった。
チャンスだ!
「ちょっ、ちょっと!なにすんのよ!」
秋穂を囲むように立っている彼女達を、無理やり押しのける。
それを見て、最も秋穂に近い位置にいる村田さんが僕の前に立ち塞がった。
「………………」
無言で村田さんを見下ろし、威圧する。
だけど、村田さんは全然ひるまない。
むしろさらに強く、僕を睨んでくる。
「……どいてくれ」
「嫌よ。あんたが消えなさいよ」
決して気圧されず、僕と秋穂の間に立つ村田さん。
仕方ない。あんまり女の子に手は出したくないんだけど……
「ごめん、村田さん。どいてもらうよ」
「えっ?……きゃっ!」
瞬間的にひるんだ村田さんを、勢いよく突き飛ばす。
もちろん極力手加減はした。
だけど、それでも村田さんの体は軽く吹っ飛んでしまった。
「いった〜い…」
「だいじょぶ!?涼子」
慌てて戸田さんが村田さんに駆け寄る。
そのまま寄り添うようにして、僕を睨みつけてくる。
でもそんなのかまってられない。今はこっちが優先だ。
「だいじょぶ…?秋穂?」
警戒されないように、壁に張り付いたままの秋穂にゆっくり手を伸ばす。
「……うん、だいじょうぶ。ありがとう、要君」
ほっとしたような笑顔を見せ、僕の手を取る秋穂。
だけどその手は、細かく震えていた。
…そりゃそうだろう。こんな人数に囲まれて平気でいられるわけがない。
ましてや昔自分をいじめていた相手だ。怖くないわけない。
また同じような目にあうかもしれないって思うのも、無理はない。
「要君…」
くそっ!こいつら……許せない!
秋穂の手をしっかり握りながら、ゆっくりと振り返る。
そのまま、僕達の様子を見ていた女子達を今度こそ本気で睨みつける。
「うっ……!」
「な、なによ……」
今度は本当にひるんだのか、彼女達は徐々に後ずさり始めた。
村田さんと戸田さんも少し怯えたような表情になる。
「今後一切こういうことするな!もし次、こんなことしたら絶対に許さないからな!」
ありったけの敵意をこめて、彼女達全員を威嚇する。
「……っ!!」
「返事は!」
「…………っ」
「……わかったわよ」
戸田さんが悔しそうに唇をかみ締める。
「村田さんは?」
「…わかった!わかったわよ!」
村田さんも戸田さんや周りの皆を見て、諦めたように目を伏せる。
「よし。約束したからな!絶対に守れよ!……行こう、秋穂」
「…うんっ!」
秋穂の手を引き、女子達の輪から抜け出る。
途中、まだ何人かの女子が僕を睨みつけてきたが、こっちが睨み返したらすぐに目を逸らした。
こういう時だけは、自分の悪評にも感謝するしかない。
…そうだ、まだ聞いておかなきゃいけないことがある。
あまり気が進まないけど、確認だけはしておかなきゃ。
校舎へ向かっていた足を止め、うなだれている戸田さんの方を振り向く。
「ねえ。三浦さんはどこにいるの?」
僕の言葉を聞き、戸田さん怪訝な表情を浮かべる。
「は?なんで美希が出てくるのよ?意味わかんない」
「………………」
無駄か。この二人を問い詰めても、きっと何も言わないだろう。
「…そっか」
ここに美希はいない。だけど、秋穂の話は本当だった。
きっとそれが、答えなんだろう……
――満天の星空の下、僕と秋穂は帰路についた。
前まで美希と歩いていた夜の街を、今は秋穂と歩いている。
吐く息は白く、吹き付ける風は肌寒い。
だけど秋穂と繋いだ右手は、なぜか暖かく感じる。
「ありがとう。来てくれて」
繋いだ手が少し強く、優しく握り返された。
「……いや、氷川さんのおかげだよ」
「由梨絵?やっぱり気づいてたんだ…」
「…みたいだね。やっぱり朝のも?」
「………うん」
そうか…なんで気づかなかったんだ僕は。
なんとなくおかしいとは思ってたのに。
そのせいで秋穂を怖い目に合わせてしまった…
「ごめん。もっと早く僕が気づくべきだった。ほんと、ごめん」
「い、いいよ。そんなに謝らないで。来てくれただけで……」
頬を朱色に染め、そのまま腕を組んでくる秋穂。
女の子独特の、柔らかい感触が伝わってくる。
「嬉しかったから…」
「……………………」
こんなことされると、まともに秋穂の顔を見ることすらできなくなる。
二人揃って俯いたまま、黙って街を歩き続ける。
「……ね、今日、家来ない?」
顔を俯かせ、身体を僕に密着させたまま、秋穂がつぶやいた。
「…今から?ご両親は?」
「今日は二人ともいないの。ね?昼勉強見てあげられなかったし」
あ、なんだ。そっちか。
「あ、そ、そうだね。じゃあお邪魔しようかな…」
「………………」
「…な、なに?」
「……エッチなこと考えてたでしょ?」
「うっ!」
「ふふっ。いいけどね。要君がその気ならさ」
いつものように、可愛らしい笑顔で秋穂が微笑む。
それにつられて、僕の口元も少し緩んでしまった。
…ほんとに美希に似てるな。仕草も、性格も。
いや、これは美希が秋穂を真似たって言った方が正しいんだよな。
僕の知ってるあの美希は、ここにいる秋穂をコピーしたものなんだから…。
「…ねえ。やっぱりあれって美希がやらせたのかな?」
「………たぶんそうだと思う。やり方が同じだったし」
やっぱりか……
「やっぱり、ちゃんと話してみるよ。美希と」
「そう…わかった」
秋穂の言ってた事は多分事実だ。
だけどまだ美希を信じたい自分も、確かにいる。
そろそろちゃんと美希本人から聞かなければ。
きっと答えは僕の想像通りなんだろうけど、美希の口から聞きたい。
そうじゃなきゃ…美希をあきらめることができない。
このままじゃきっと、高田を本気で憎んでしまう。
そして美希の事も……
それは、嫌だ。
「…そういえばさ、要君」
マンションに向かおうかというところで、秋穂が足を止めた。
「さっき私の事、大事な人だって言ってくれたよね?」
「えっ!……う、うん」
「あれって、どういう意味?」
小首をかしげながら、僕の顔を覗き込んでくる。
「えっと、あれは……」
「あれって「そういう意味」ってことでいいのかな?」
悪戯っぽく笑う秋穂。
「……………………」
それって、つまり「そういう事」だよな。
…でも、僕自身、正直言ってよくわからない。
秋穂の事は好きだと思う。少なくともそれは事実だ。
でもそれがどういう「好き」なのか、実はまだ分かってない。
あんな風に秋穂の事抱いておきながら、なんてヤツだって、自分でも思う。
あんなに秋穂に群がる奴等に嫉妬しておきながら、バカじゃないのかって思う。
だけど、ほんとにわからないんだ。
「…ま、いいわ。いつか要君の口からちゃんと言ってくれるって信じてるから」
そう言うと、嬉しそうな顔をしたまま、秋穂は再び歩き出した。
「……うん、いつか、きっとね」
僕も秋穂に合わせて、ゆっくり歩み始める。
美希への想いと、秋穂への想い。
同じなようで、全然違うようなモノである気もする。
――僕は、どうしたいんだろう。誰を、一番信じたいんだろう……
終わりです。次は美希視点です
GJ!!
要のセリフに絶望する美希が目に浮かぶぜ。
ききき、キタ━━(゜∀゜)━━!!キタ━━(゜∀゜)━━!!キタ━━(゜∀゜)━━!!キタ━━(゜∀゜)━━!!
美希は振られてから輝きが増す(スレ的な意味で)キャラだと思うんだ
要が誠以下の性欲野郎になっているなw
投下します。
隆志はパンツごとズボンを脱ぎ降ろして、冷たい床に座り込んだ。
陰茎は縮こまり、頭を垂れていた。悔しい、恥しい、情けない。隆志のなかはそんな気持ちで一杯だった。
うつむいていた顔を上げると、涙で歪んだ視界のなかに、制服をだらしなく着崩したクラスの男子たちがいた。
彼らは意地悪い笑みを浮かべながら、楽しそうに手を叩いて合唱する。
「しーこーれ! しーこーれ!」
陰茎に手を添えると、隆志はもう一度、自分を囲んでいる少年たちを見回した。
「なにやってんだよ! さっさと抜けよ!」
くすんだ、むらのある金髪をした少年が怒鳴った。
ロッカーを蹴る音に隆志はびくりと身を竦めると、手に力を込め、萎えた男性自身を上下にしごき始めた。
ぐすぐすと鼻をすすりながら、何度も何度も強くこすり、赤々と腫れた陰茎に血液が集まってくるころには、隆志は犬のように下を垂らして、はあはあと荒い呼吸を繰り返していた。
「うっわ、こいつマジでしこってんよ!」
「きめぇ! 興奮してやがる!」
「オナ王だオナ王! オナニーキングだ!」
「実はこいつマゾなんじゃね?」
「しーこーれ! しーこーれ! さっさとしーこーれっしばくぞー!」
悪童たちの嘲弄が響く教室で、隆志は自慰を続けていた。
手拍子をする彼らを、睨むことさえ出来ない自分が情けなかった。
以前は親友だと思っていた少年が、笑いながら悪罵する光景が信じられなかった。
羞恥を屈辱にまみれてもなお、いきり立っている男根だたまらなく気持ち悪かった。
「さっさと出せよ!」
鼻水で咽喉が詰まり、隆志はげほげほとむせた。それでも彼は手を止められなかった。
耳に大穴を開けた少年が、拍手に合わせて、金属バットで床を叩いていたからだった。
親に心配はかけさせられない。痣はこれ以上作れない。自慰を見せるだけで勘弁してもらえるのなら、自分の自尊心などどうでもいいと隆志は思っていた。
隆志が三度目の咳を吐いたとき、突然、教室の扉が音を立てて開いた。
「アンタたち何やってるのよ!」
教室の入り口で幼なじみの少女が、顔を真っ赤に染め、体を震わせて立っていた。
「本当に、先生に言わなくてもいいの?」
手当てをひとしきり終えて、幼なじみの麻衣は彼にそう尋ねた。
隆志は何も言わずに頷くと、独り言を言うような小声で、ありがとう、と言い、床に散らばった鞄の中身を集め始めた。
悪童たちは既に退散していた。この教室に残っているのは、隆志と麻衣だけだった。
「でも、さ。あいつらもこのごろどんどん調子に乗ってるみたいだし、隆志を……」
麻衣はいじめという単語を使うことをためらった。散々メディアなどで使い古され、学校という閉鎖的社会において半ばタブーとされているその言葉を口に出すことは、隆志を侮辱するに等しいと思ったからだった。
「……隆志に、またちょっかいかけてくるかもしれない」
床をまさぐっていた隆志の動きが止まる。彼の手元はかすかに震えていた。
「どうせ、もうすぐ卒業だし……」
高校に上がってしまえば、自分を虐げる少年たちとは縁が切れる。
いまさら事を荒立てても事態は悪化するだけだと、隆志は言外ににおわす。
そう、と麻衣はため息を吐くように頷くと、隆志の背中に寄りかかった。
彼の首に腕を回し、抱きしめるような恰好で麻衣はささやく。
「なら、それまで、アタシが隆志を守るから……」
隆志は目元を拭い、ごめん、とつぶやいた。
隆志と一緒の下校を終えて帰宅すると、麻衣はすぐさま自室に転がり込んだ。
寝台にもぐって、頭から布団を被り、枕に顔を押し当てると、くぐもった声が部屋に響いた。
(上手くいってる! アタシは上手にやってる!)
麻衣は身をよじりながら足をばたつかせた。
(可哀相な隆志。あんな連中にいじめられて、あんな恥しいことをやらされるなんて!)
腕で目元を多い隠し、顔をくしゃくしゃに歪ませた幼い隆志の姿が頭に浮かんで、麻衣は益々胸の中が充実していくのを感じた。
(なんという屈辱なの! アタシがあんなことをされたら、舌を噛み切って死んでしまうわ!
殴られ、罵倒され、ちっちゃな子供のように泣き喚いて、自慰を強要される!
ああ! すっごくかわいそう!)
麻衣は布団の中から腕を伸ばし、枕元に置いてある写真立てを手繰り寄せる。
幼なじみの映ったそれをスカートの中へもぐりこませると、角の部分で引っかくようにこすり付け、少女は今日彼がしたように股座をもてあそんだ。
(でも、でも、だいじょうぶよ、隆志。
アタシがアンタを護ってあげるから。アタシだけが、アンタを庇ってあげるから。
だって、アタシは隆志の幼なじみだもの。アンタにとってただ一人の、一緒に生きてきた女だもの。
隆志、アンタ昔、私と約束してくれたわよね? 大きくなったら、お嫁さんにしてくれるって。
アンタは、アタシが好きなの。もちろんアタシもアンタが好きよ。
だから隆志、アンタには、アタシ以外の人間なんて、必要ないの!
男友達なんていらない。みんな、アンタをいじめるんだから。
女友達なんて、最初ッからいらない! アタシがいればそれでいいんだから!
ああ! 隆志!)
ひときわ大きく背筋を反り返らせて、麻衣は気をやった。
ぜえぜえと呼吸を整えながら、麻衣は写真立てを顔の前に持っていき、頼りなさそうに微笑む幼なじみの姿に、唇を重ねる。
「好きよ。隆志」
涙でぼやけた視界のなか、写真にむかってそう話しかけて、少女は意識を手放した。
三年B組担任、佐藤美佐子は物思いに耽りながら住宅地を歩いていた。手元にある住所録の名前欄には、長谷川隆志と書かれている。
やや端正な顔立ちをしたその生徒の姿を頭に思い浮かべ、美奈子はため息を吐いた。
自分のクラスでいじめがあったなんて、美佐子はとても信じられなかった。
三年B組は、校内でも団結力のあるクラスとして有名で、学校で催し事があるときには、生徒全員一致団結して取り掛かり、優秀な成績を残してきた。
二十五歳という若手教師が始めて担当したにしては、とてもよく出来たクラスだった。
生徒達自身もとても仲が良く、班分けの際などは、仲間はずれが出ないよう、率先して引っ込み思案の子を引き入れる光景が目立つくらいだった。
けれど、美佐子は見てしまった。放課後に校内の見回りをしていたとき、誰も居ないはずの体育用具室で、長谷川隆志が倒れている光景を目撃してしまった。
彼はシャツを脱がされていた。剥きだしとなった痣だらけの上半身は、マジックで下品な落書きをされていた。
鼻血を流しながら、すすり泣く彼の姿を目にして、美佐子は息を呑み、すかさず物陰に身を隠した。
あのとき、美佐子は彼に声をかけることが出来なかった。今まで信じていた生徒たちが、影でこんな陰惨な所業をしていると、認めたくなかったからだった。
美佐子は裏切られた気持ちになりながらも、真実を理解することを恐れ、声を殺してその場から逃げ去った。
その日から、美佐子の後ろめたさに苛まれる日々が始まった。
力なく笑いながら、親しげに教師に話しかける隆志の姿を直視できなくなった。
授業中、自分の冗談を受ける生徒たちの笑いが、白々しいものに思えた。
美佐子はもう耐えられなくなっていた。見回りの回数を増やし、隆志の姿を求めて放課後の校舎を彷徨った。
何も異常がないことを確認すると、ほっと安心したものだった。
けれども、ある日、最後に見回った教室で、隆志の姿を認めてしまった。
彼は下着姿のまま、服を探して床に這い蹲っていた。やせ細った体には、以前よりか痣が増えていた。
美佐子は廊下に落ちている破られたノートを拾い上げると、前と同じように、息を潜めて逃げ出した。
彼女は恐ろしかった。自分の見えないところでいじめがあったことが。何もいわずそれを受け入れて、何のそぶりも見せず日常を過ごしている長谷川隆志という少年が。
テレビニュースで取り立たされるいじめには憤慨するくせに、目の前で起こっているいじめは見てみぬふりを決め込む自分の汚さが、恐ろしかった。
とうとう美佐子は行動を起こすことを決めた。家庭訪問という手段は使いたくは無かったが、事を穏便に済ますにはこれしかなかった。
生徒の家は目前だった。足はかすかに震え、今すぐ踵を返したがっていた。
美佐子は大きく深呼吸をして、指先をインターフォンに当てた。
「……はい。どなたですか?」
聞きなれた少年の声が聞こえた。美佐子の足は、未だにがくがくと震えていた。
>>234 GJ!!
要が美希のことふっきっちゃいそうな勢いなんで
これからの美希は黒化フィーバーするはず
ここのスレでは男に執着し追いかける女は輝くから
>>247 GJ!!
幼馴染が色々と絡んでそうな感じですね
女教師には色んな意味で主人公と絡んでほしい
そしたら幼馴染がきっと
250 :
225:2007/11/14(水) 21:45:20 ID:4ueZEB/3
ふおぉ…
俺の妄想がたった数時間で具現化しちょる…!!つ、続くんですよね?
ひゃっほう!
リリィシュシュの最初の方思い出した
要が頑張ったように見えて、
秋穂の手の平の上なのがなぁw
美希が哀れってか、最近要が哀れに思えてきたよ。
むしろ、美希が壊れたら妹が復讐でファイナルアンサー!!
……考えすぎかもわからんけど
妹が本当に美希を慕っているか怪しい気がする。
まぁ伏線なんてifの可能性を考えることにおいてはいくらでもはれるからなあww
>>255 確かにそうだな
でもあの妹を見てると、誉め殺ししてるようにしか見えないんだよ……
避難所落ちてる?
ここまで来てまだ美希への未練とかが断ち切れないところを見ると、
秋穂に分が悪いように思えてきたな。
てっきり今回でもっと強く美希を見限ると思ってたし。
個人的に、要が面と向かって美希を振るシーンが見たいぜ。
とりあえず作者には周りに流されずに最初に決めた話を書いて欲しいな
流されると、やっぱり何だかんだで綻びが出てくるから
260 :
258:2007/11/15(木) 15:51:35 ID:zy7ny+93
>>259 それは俺も同意。
変に催促したように見えたならすまんかった。
俺は感想はどんどん言って欲しいんだと思うし
その感想を見て、こういう話の方が面白そうだな、書きたいなと思い方向性を変えるのも作者の自由だと思うけどな
こういう風にしてくれっていう催促はさすがに駄目だが…。
>>259みたいに言うとそれもまた催促の一つの形なんじゃないかと思う。
作者が最初決めた通りにと、あたかも自由に書いて下さいと言っているようで本人にその気が無くても方向性を定めているんではないだろうか?
てか、一つの作品に集中して感想を書くから
他の作品が来なくなったわけだがw
それについてはどういう意見を持っているんだ、言葉様信者どもよ
作者同士が(もしくは各作品のヒロイン同士が)修羅場るところを想像して悦にいる
現実にやられると困るけど
>>262 ていうか普通に他の作品も来てるじゃん。
星空の感想が他より多いだけでちゃんと他のも感想レスついてるし
特に問題なくね?一体なにが不満なんだ?
いつもの粘着だからほっとけ
このスレからはガキの匂いがぷんぷんするぜ!
日課のように一つの作品の話ばっかしてるスレに投下したいとは俺なら思わない。
想像力の足らんおこちゃまには言ってもわからんだろうけどな。
と、お子ちゃまが仰ってます。
俺なら荒れてるスレには投下したくないな
刺身にタンポポ載せたり、サンドイッチにパセリを挟む仕事がつらいのは分かるが、
延々このスレに粘着して荒らすのは止めろよ・・・
そういえばヤンデレスレにもトライデント云々でこいつは迷惑かけてるよな
_,. -‐===r‐- 、
_, ‐'´ ,r'´三三ミ/==、、\
,. -'" , / イ´r-、!'⌒', ヽ ヽ たまには僕が主人公のSSがあったとしても
/イ / / / ! |ミ、Y´', ',ヽ ヽ ', いいじゃないですか!!
/'´/ // i | ! ! i``"´^', ! ', ', i
' / /// i ! ! !! ', ! ', __!,,|__! !|
| ,イ, ! ! ! | |', !', ヾ、ヽ /__ !| ! ! !!
|/| ! | | ',TTヽ、',ヾヾ`ヽ'´ o`゙ レ ,!|
!|! i '、 ', ヾr'´o` ‐--' ノ'⌒リリ
l| ',',、ヽヽ ヽー'' ' _ rノノ
ヾ ヽ`ヾ、ゝ ヾ二-- } ノァイ
丶、 ` ̄´´ ,. '"!' ´
,..>r '" ,lヽ
_ノ ヾ __,.. -'" ',ヽ、
_,. -‐i ,イ`} i i''i ,.ゝ、
,. -‐''´ |/ Y 丿/ ! / 丶
ふと思ったんだけれど、ssと一緒に作者が挿絵を投下っていうのは
アリなのかな。いやまあそういうの見た事無いけど。
>>272 極々稀に、そういう事する作者いるけど、SSと挿絵、ダブルで手間かかるから普通はやらないかと。
>>272 挿絵じゃなくて登場人物のイメージイラストなら
絵もSSも両方手がけてるのがこのスレに二人いる
>>272 自作絵(要証明)なら問題無いんじゃないかな?
概要:嫉妬みたいな微エロらしき小ネタ
-* デパ地下争奪戦 *-
「青葉先輩! こんなに太いのダメですぅ!」
「桃ちゃん……それは」
「でも私がんばりますから!」
「がんばるとかそういう問題じゃなくて……それピザ用のサラミだからっ」
「ほぇ?」
「ホットドック用のはこっち、ほら、あとは角田さんにまかせて。
桃ちゃんはサンドイッチお願いね」
「あうぅ、パセリはもう飽きたですよぉ〜、
でも青葉先輩が一緒ならあたしがんばれるかも」
『青葉くぅ〜ん、こっちもお願い』
「はぁ〜い」
「あっちは……さくらぁああああ! またあの女かぁああああ!」
「青葉先輩! 私、先輩の事想ってたら、こんなにグチョグチョに……」
「桜ちゃん……こんなになるまで」
「どうですか? はみ出た赤身に濡れた小菊がとてもそそるでしょう?」
「作業中は考え事をしないようにって何度もいったでしょ?
これじゃ売り物にならないよ、小菊は添えるだけ、刺身には触らない!」
「はぅん、それは青葉先輩が一緒に居てくれないからですよ〜」
『青葉くぅ〜ん、そっち終わったらこっちお願い』
「はぁ〜い!」
「あぁん……もぉ〜もぉ〜!! またあの女ね!」
「青葉先輩! あたしの顔が白いのでベトベトに!(ホイップ的な意味で)」
「青葉先輩! キス、欲しいんです! 準備して下さい!(魚的な意味で)」
「青葉君、この職場向いてないんじゃないか?」
「ええ、しばらく他の部署に転属してもらっていいですか?」
「鶏肉の売り場でいいかね? 君にピッタリだと思うよ」
「逃がさないわよっ!」
「逃がしませんですわ!」
<終われ>
うん、まぁ嫌いじゃないよ…
rニYニヽ , ---一 、
|レ //__殺_j | / 教修オ i
!!_ イ t` !_,` } | ,' え羅.レ i
゙- '´ ,、 /j ト ‐=' レj l て場.が |
-''´ ,r'´ ̄`゙} |二二j l|rニ二ト、 | やの本 |
〉─7-'´l|jト、`}-イl;|`--l一〈 .| るや当 |
__ii__ | レ ルリ-ト、|州リ | .| `| り.の |
イi j j ,, ヽヽ |/ | ', | 方 i
` , イ ハ ヒ、 ト、 | j ', ヽ を ノ
ノ } / }、 ヽ} ヽヽ| ノ ', | ` ---一 '
/ イ } {ニ二ニニ}´7二ニニ} ', |
// / l | ',ニ二ニニi |ニ二Y ', |
. // / l } ヾニ二ニi |ニ二イ ', ',
/ / l レミj {ニ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{ {三i
/ i / } ヶ / `丶、 _, -'´ | } ヽ
ん-ト、 |_彡 j 二ト、 }-| | ヽj-''
ヽ/ / { / | | l
ヽ / レ、 | | レ-、 /
`-- ´--、__ j ヽ j | ./', | `丶{
 ̄| ', / ̄| / ij
', 〉{ |./ l|
',__,r' } .|k j
', | |`丶、r'
', | | j
wktk
/ `ヽ 丶
/ .:ノ ', ヽ
/ / / .:.:/ :ヽ:. ヽ:ヽ V l
l.:.| :/ .:./.;イ :ヽ:...:.:l.:.: .:|:..:l l: ! なんで今日、何かこうノってるの?
|.:.| .:l .: \!/ l:.:{ .:.:.|ヽ:.:}ヽ .:j .:.! |:. | あ、(他の女の子がいるから)楽しんだ…。楽し…
ヽハ:l:.| !:.:.:jV\{:八 .:.::.l }:/_,j;ィト:.l .:l:.: |
ヽ从:.: iイfチ心ハ 、从ィ厶斗<V .:.jl:.: |
\ト小._V;zソ ノ/ V;;_z1 '/ .:.:.:ハ:.:. 八
リ :} .:::::: , :::::::.. / .:.:.:/.:.ヽ:.:.: ヽ
_..ノ/八 / .:.:.:/.:.:.:.:.\:.:. \
, -‐´ :/ .:.:>,.、 ´ ヽ ィ′ .:.:.: ハ;.__ .:.:.:.:\:.:.:  ̄`丶、
〃 .:.:/ .:.:.:.:.: ノ'¨ ヽ、_ , ィ≦7 :.:.:./'´ ヽ.:.:.:.:.` ー- 、:. ヽ
l .:./ .:.:.:.:. ;.'イ\ ノ} /`∨ :.:.:.:{ ゝー、.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.: }
{.:/ .:.:.:.:.:/ } Vx1_/ { :.:.:.:ヽ ∧.:.:.:.:.:.:.:}:.:. ,′
〃 :.:.:.:./ j/  ̄ ̄ ヽ入 :.:.:.:.:.\ ヽ.:.:.:.:./:.:/
↑ルイズに萌えたぜ
そういや、ゼロの使い魔SSとか嫉妬修羅場だらけかなw
そこまで面白くない作品に対して、似たような感想をいくつも書いたり、議論が白熱してるように見せるのは、荒らしじゃないけど演出だと思う。不快ではないけど違和感ありあり
281 :
:2007/11/16(金) 09:58:20 ID:OXMy6jMC
そんな暇人いねぇよ、アトミック馬鹿。
そもそも面白い面白くないは個人差があるだろうが。
演出ってなんだよww面白いって思う人が多いからたくさん感想がつく、いろんな議論がうまれる
普通に考えりゃそうだろ。どこに違和感があるんだ
どこまでひねくれてんだよw妬みもここまで来ると悲しいもんがあるな・・
何故お前等は反応する。自重しろ。
演出というか自作自演で作者が盛り上げているように思えるんだがな
特に・・・・・・ここ最近の感想レスは胡散臭いな
普通は自重してあんまり感想書かないのにとある作品だけが
空気読めないのかって言うぐらいに書き込みしまくってくるからな
どんなアホでも気付くよなw
とりあえずここから反応した奴は全て荒らし
以降NGIDになります
粘着アホは黙ってなよボーイ
なんで荒らすの?実生活でストーカーされてるから
こういうのが好きな奴らが見てて八つ当たりしたいの?
あと一ヶ月で今年最後の修羅場イベントが発生するな
その名も「クリスマス」
去年は修羅サンタとかもあったし、今年はどういうのが投下されるかwktk
同じくwktk
なら俺もwktk
ついでに漏れもwktk
無理にマターリムード作らなくていいよ、見てて痛い・・・
お前がイタいよ
今年のワインはイマイチでしたね、ガキども
お前の飲んでいるワイン、やけに赤いな
ワインと修羅場・・・なんか喉下まで来てるんだがなんだろ
確かに今年のヴォジョレー・ヌーボーはどろりと赤黒く、なんだか鉄の味が…
てか、ワインで修羅場という設定だと
赤ワイン ヤンデレ少女の血
白ワイン 愛しいカレの・・・・・○○
下ネタですのぅw
なんかその言葉遣いはちょっとキモいなww
ヒロインがとある料理店のソムリエで、主人公はそこの常連客
毎回自分のワインのテイスティングは必ずヒロインが行っている事に気付かない主人公
そのワインの中にはヒロインのある液体が・・・
ある日主人公が彼女をその料理店へつれてくる
あからさまにおかしいヒロイン
いつもの通りヒロインがテイスティングをして、主人公達は食事を終え店を出る
しかし店から出て人気の無い道で急に睡魔が・・・
>>300 むしろそのヒロインが泥棒猫ヒロインに始末されてしまう展開で頼む。
泥棒猫ヒロインに捕まり尻にワイン注入されて急性アル中で殺されちゃう。
「そんなにワインが好きなら好きなだけ飲ませてあげるわよ
ただし、こっちの口からだけどねぇ」
これから行われるであろう行為の恐ろしさに私は必死に助けを求めようとするが
猿ぐつわを咬まされている口ではそんなことは出来るはずがなかった。
「くすくす、はぁいまず一本めぇ!」
シリンダーに並々と満たされたワインが私の直腸に注入される。
注入されたワインによって腸が灼かれ、私は声にならない悲鳴をあげた。
「お尻で味わうワインの味はさぞかし格別でしょうねぇ。
ほら、たーっぷり飲みなさいな」
そうして彼女は延々と私の中にワインを注入していった。
私は腸から次々と吸収されていくアルコールで朦朧とした意識の中、
最後に最愛の人の顔を思い浮かべる。
そうしてそこでわたしの短い人生は
____途切れた。
なんだろう、ヤンデレになってしまった。
こんなはずでは。
テラシュールw
アンパンマン風に顔というか頭を食べられるシチュでお願いw
なんだこの流れはww
みんなユリイカ買えた?
オレ本屋4軒廻ったけどどこにも置いてなかった。orz
306 :
305:2007/11/17(土) 00:16:56 ID:JNdgBCZe
すいません。誤爆してしまいました。
(o・_・)/"(ノ_<。)ヨシヨシ
スイーツ的な展開でいいのならば。
ヒロインは生まれつき味覚障害を患っており、食べ物の味というものが理解できない。
本人は諦めているが主人公の少年は、ヒロインに食べる事の喜びを教えようと料理を学び、
理解できない彼女のために、料理番組の審査員的な言葉やジェスチャーを交えて説明している。
例によって、ヒロインの食事は主人公が作っているだが。
回復の見込みも無くいたずらに時が過ぎるばかりであったが、主人公もヒロインも特にそのような生活に不自由する事は無かった。
ヒロインの二十歳の誕生日がやってきた。主人公は大枚をはたいて、ヒロインのために高いワインを用意する。
味覚が無い彼女にとってそれは無意味であるかのように感じられたが、主人公の進めもあり、しぶしぶ飲むヒロイン。
ところが彼女は自分の舌がワインの味を感じている事に気付く。彼女は何故か(スイーツ的な展開により)ワインの味だけは感じ取ることが出来たのだ。
幸か不幸かワインのみに特化した彼女の舌によって、ヒロインはソムリエとしての才能を開花させていく。
味に関して語彙が少ない彼女を助けたのは、かつて主人公が語った多少誇張表現な、
しかし豊かな言葉であり、瞬く間にソムリエ界の新星として名を上げる事となるヒロイン。
主人公は味覚が無かった彼女が、その味覚によって大成する事を大いに喜ぶが、同時にヒロインが主人公の食事の多くを残す事に危機感を感じ始める。
ワインのみではあるが味覚を取り戻した事により、ヒロインは味のない主人公の食事を食べる事が苦痛となったのだ。
四六時中ワインを手放さなくなり、サプリメントで栄養をとるヒロインと、
彼女の身を案じて多少強引に食事をさせようとする主人公との間で諍いが頻発に起こり始める。
案の定、無理と栄養失調がたたり、病院に担ぎ込まれるヒロイン。
病院でワインがないと暴れ周り、かといって病院食や主人公の差し入れも食べず。
回復の遅れに苛立ち、ヒロインは主人公にあたり散らす。
「あなたの作る味のない料理よりも、ワインの一本の方が私にとって大切なのよ!」
中略と超展開
ドロボウ猫に主人公を取るか、ワインの味覚を奪われる薬(スイーツ的な)を飲むかの二択を迫られるヒロイン。
苦渋の末に彼女が下した決断は主人公を諦める事であった。
中略と超展開2
ヒロインは主人公と自らをワイン倉に閉じ込める。死までの時間の中、二人はお互いを求め合う。
そのうちにヒロインは自分がワイン以外にもう一つ味覚を取り戻している事に気付く。果たしてそれは主人公の、愛する人の味であった。
その後、開かれたワイン倉の中で寄り添うように白骨化した遺体が見つかるのは三十年後の事である。スイーツ(笑)
下手な設定付けずに、アル中のヒロインでもいい気がしてきた。
質問なんだが
嫉妬・三角関係・修羅場があるなら、ふたなりが出てきてもおk?
何の問題もないけど、読者範囲を狭めるのは確かだぞ
>>309 ふたなりはまだ出たこと無かったような・・・
一応投下の際に警告してくれたら大丈夫だとは思う
まぁ登場キャラが人外なことなんて珍しくないし、
別にアリなんじゃない?
処女とかNTRほどは忌避もされまい。
うろ覚えだが2作くらい無かったっけか
掘られるのはどうせ主人公だし気にしないぜ
ふたなりの流れを切るが、主人公が犯罪者というネタはどうか。
逃亡中で、かくまってくれる女と追う警察の女と被害者の女で多角関係。
さらに過去の因縁とか人間関係が絡んでドロドロの修羅場に。
よくあるネタだけどこのスレでは無かった…と思う。
更に色々な流れ仏断切るが
モテモテでいつも修羅場な友達を観察するのが好きな修羅場観察好き主人公が、友達を取り合ってる女二人はホントは主人公を狙っていて、主人公を手に入れる為、友達を利用する為に友達に言い寄ってる・・・
矛盾してるか
>315 それヤンデレスレのねただろうww
ただ似たようなネタはあったぜ
主人公のことが好きな同級生がある日主人公の家を訪れるんだが、
主人公の弟のことを好きな妹が同級生がすきなのは主人公の弟だと勘違いして
「兄さん(主人公の弟)をとらないで!」
といって修羅場化
さらに同級生も主人公をとられるとおもいヒートアップしてたというのはあった
まあ、親友に言い寄ってくる女の子と女の子が実は主人公のことがベタ惚れだったというオチは
とんでもない修羅場が起きるからな・・・・・・
誰かリアル修羅場体験話でも聞きたいので
↓書き込んでおくれ
>>316 「ヤンデレ家族と傍観者の兄」だったかな?
あれは兄貴が勘違いしただけだろう
一度経験してるみたいだが
それに兄妹と親友ではまた違った修羅場が見れて面白そうだし
ワロスwwww
>>317 リアル修羅場体験とかマジでやめてくれよ。
違うスレでよろしく。
↓以下職人タイム
星空wktk
切実な現実
スレには神が必要だった……
埋まり続けてゆくスレッド そのスレが埋まり切る前に
力づくでも盛り上がらせるだけの神が このスレには必要だった…
そして…その夜も住人は裸でwktkする……
まあ何が言いたいのかってゆーと、
どの神の作品でも良いから嫉妬分を大量に含んだ作品をプリーズってことです
スレチだけどサンホラの曲って嫉妬も修羅場も多いのな
だれかStardustあたりをSSにしてくれ
前にすこしだけあった蜘蛛の話ってまとめにある?
投下します。
『それで、涼子が荒れちゃって……』
「うん」
『でも山下が戻ってくるなんてホント思ってなくってさ……』
「うん」
『山下の顔、ホントにやばくて。多分私達の事本気で……』
「うん」
『ちょっと私もさ、あいつに弱み握られてたっていうか……』
「うん」
『だから私達、もう無理かも。自分達から言い出しといてなんだけど……』
「そう。わかった。さよなら。また明日ね」
『え? ちょっ、ちょっと美希』
携帯の通話ボタンを押し、麻希との会話を終わらせる。
ゆっくりと、部屋の中の空気を吸い込む。
駄目だ。全然駄目だ。少しも落ち着けない。
どんどん右手に力がこもっていく。
携帯のきしむ音が、静まり返った部屋中に響く。
「……クソっ!!」
思いっきり腕を振り上げ、携帯をドアに叩きつける。
さすがにシャーペンみたいに粉々にはならない。
だけど、電池は取れてしまったみたいだ。
さっきまで光っていた液晶画面が、真っ暗になっている。
――全く!あれほど言ったのに!要がいないときに仕掛けろって!
おまけに「弱みを握られたからもう無理」、ですって?
日頃の行いが悪いからそういうことになるんだ!
人の噂話をするのは大好きなくせに!
自分達の番になるとこれか。なんて役に立たない連中なんだろう。
これならまだ昔の秋穂や、本間君のほうが役に立った。
……どうしよう。どうすればいいんだ。
あの二人が要に私の事をしゃべることはないだろう。
だけど、これがきっかけで秋穂が要に何かしゃべるかもしれない。
要は私と秋穂に何があったのか、知ってるのか?
知っているとしたらどこまで知っているんだろう?
いや、そもそも要があの話を聞いて素直に信じるかな?
もしかして要の様子がおかしいのは、それが原因なのか?
大体要は私と高田君の事、どこまで知っているんだろう?
頭の中がぐちゃぐちゃだ。全然考えがまとまらない。
「お、お姉ちゃん! どうしたの? さっきの何の音?」
先程の物音を聞きつけてきたのか、舞が血相を変えて部屋のドアを開けてきた。
「あっ! べ、別になんでもないの。ごめんね、驚かせちゃって」
なるべく不自然でないように笑顔を作り、舞に答える。
もちろん、バラバラになった携帯と電池は隠して。
「そ、そう? ならいいけど……」
「うん。おやすみ、舞」
「……おやすみなさい。お姉ちゃん」
舞はまだ何かひっかかっているような顔をしていたが、やがてドアを閉め、自分の部屋へ戻っていった。
とにかく、明日だ。明日もう一度、ちゃんと状況を確認しよう。
――そして、新しい一日が始まった。退屈で、苦しい一日が。
涼子は学校に来なかった。麻希の言ったとおりなら、あのあと木村君ともめたんだろう。
そしてその結果がどうなったのか、容易に想像がつく。
涼子は秋穂を毛嫌いしていた。そんな人間に自分の彼氏が気を持ってしまったんだから、
平静でいられるわけがない。
加えて、涼子の木村君への愛情はとても深い。
木村君はどうだか知らないが、涼子のショックは余計に大きいはずだ。
麻希はなんだか秋穂に怯えているようだった。
どんな弱みを握られてるかしらないけど、多分男関係だろう。
麻希が男にだらしがないことは、涼子からもよく聞かされていたし。
ま、この二人については予想通りだったし、正直どうでもいい。
問題は……
「要君。ここ違うよ。ここはね……」
「あっ、そっか。そうだった。ごめん」
寄り添いながら、まるで本物の恋人のように振舞う要と秋穂。
飯田君と氷川さんもいるにはいるが、あの二人はあの二人で、別の世界を作ってしまっている。
そう、問題はあの4人だ。あの4人の中に「私がいないこと」だ。
あそこには秋穂ではなく、本当は私がいるはずなんだ。
私が要の勉強を見て、要の側にいて、要の友達と付き合う。
それが、本当の姿のはずだ。なのに……
「おーい。お前ら。朝のホームルーム始めるぞ〜」
教室に入ってきた担任の声で、ようやくあの4人はバラバラになった。
要と秋穂は名残惜しそうに、それぞれの席へ戻っていった。
――駄目だ。やっぱり秋穂はまるで堪えてない。
それどころか、あの二人の絆が余計に強まってしまったようにも見える。
どうしよう。どうやって、どうすれば、あの二人を……
退屈で無意味な授業を受けている間も、何の考えも浮かばなかった。
ひたすらあの二人の様子を見て、悔しさと恨みを募らせる。
それだけで、時間はあっという間に過ぎてしまっていた。
そして気づいた時には、すでにお昼休みになっていた。
「涼子、だいじょぶかな〜?」
カレーライスをほおばりながら、麻希が心配そうにつぶやく。
「えっとね、涼子ちゃん、学校には来るって。さっきメール来たよ」
それを聞いた美穂が、携帯を開き、メール受信画面を見せてきた。
「あ、ほんとだ。よかった〜」
「………………」
涼子のことなど、今の私にとっては、どうでもいい。
ただ黙って、秋穂と要の様子を見守る。それが一番重要なことだ。
今日も学食にしようと提案したのは私だ。
あの二人は、最近ずっと学食でお昼を取っているから。
その理由も私には分かっている。だから余計二人から目が離せない。
「あの二人、仲いいよねー。いいなぁ、うらやましい」
私の様子を伺うように、美穂があの二人の話題を振ってくる。
私を試しているつもりなんだろう。そして、たぶんそれは秋穂も同じだ。
「どう要君? ちょっと味薄いかな?」
「ん。そんなことないよ。おいしい」
結構な数の学生がひしめくこの学食内でも、私達の距離からなら二人の声が聞こえる。
この席を選んだのは美穂だ。
麻希や私が渋っても、強引に私達をここに座らせた。
まるで、秋穂と共謀しているかのような動きだった。
「庄田さんって、あんなに綺麗だったんだねー。知らなかったなぁ。
でも「彼女」があんなに美人なら、山下君も鼻が高いよね。美希ちゃんもそう思うでしょ?」
「……うん。そうだね」
秋穂が周りにみせつけるように要と仲良くしているのは、それが理由なんだろう。
自分が「山下要」の「彼女」だってことを、皆に知らせたいんだ。
そして、私がこうして二人を監視している事も秋穂は分かっている。
分かってて、やっているんだ……!
「ま、まあ庄田の事はいいじゃん。どうでもさ」
麻希は秋穂の方を決して見ようとはしない。話題にも参加しない。
例の弱みってヤツが発覚されるのを恐れているんだろう。
「え〜。でも気になるじゃん。学校一の嫌われ者とあんな美人が仲良くしてるんだよ〜?
私なら庄田さんみたいになれないよ〜。美希ちゃんもそうだよね?」
「……そう、ね」
私だって、要と仲良くしたいのに。仲良くできるのに。
「美希ちゃんとか庄田さんには高田君みたいな人がお似合いなのにね〜?」
「………………」
「は〜あ。もったいないなぁ〜庄田さん」
「………………」
私達が座っている席のすぐ側で、楽しそうに食事を取る要と秋穂。
一方で、「要の彼女」であるはずの私は、こんなに苦しい思いをしなければならない。
……なんでこんなに我慢してるんだろう。なんで、我慢しなくちゃいけないんだろう。
「み、美希? どしたの? だいじょぶ?」
「……………」
なんで……なんでこんな事になってるんだろう。
なんで、美穂はこんな風になっちゃったんだろう。
なんで、私がこんな思いをしなければいけないんだろう。
なんで、私は要とお昼を一緒しちゃいけないんだろう。
なんで、秋穂があんなに要と仲良くしてるんだろう。
なんで……どうして、どうして、どうして!
数え切れないほどの疑問と抑えきれない怒りが、私の感情を黒く染めていく。
寄り添う秋穂と要の姿が、網膜に焼きついたかのように目から離れない。
「……えっ? み、美希ちゃん?」
「美希? 美希ってば!」
美穂と麻希の、心配そうな声が耳に届く。
二人ともテーブルから身を乗り出し、肩をゆすってくる。
うっとおしい。この状況も、周りの人間も、皆、皆!
――もう我慢の限界だ。こんなの、耐えられるわけがない。
「約束」がなんだ。要はもう約束なんて守る気なんかない。
それどころか、要の心はだいぶ秋穂に傾いてしまっている。
これじゃあなんのために「ここ」まで頑張ってきたのか、わからない。
要は怒るかもしれない。だけど、このまま秋穂に渡すくらいなら……!
私と要の世界を、もう一度変えてやる!
これ以上、秋穂の好きなようにはさせない!
終わりです。もっとクオリティうpしたいっす。
まとめサイトに関係図まで載せていただいて、本当にありがとうざいます!
阿修羅氏には本当に頭が下がります。
まさか衆人監視の中でも暴力沙汰に・・・(((((; ゚Д゚)))))
GJです。
GJ
色んな展開を想像して書き込みたくなるが我慢してGJ
GJ!
とうとう来るか、要も美希も秋穂もガンガレ!
イイヨイイヨー
美希の逆襲に期待
美希と高田ってどこまでいったっけ?キス?
避難所が荒らされとる……。
スマソ。
ただのメンテナンスだったわ。
美希と高田の関係を誤解されていると気付いていない
美希はもうダメだろw
教室で私と要が付き合っているんだからと叫んでも
最早、無理な状況だ
グッジョブw
ついに美希の嫉妬黒化暴走が来るのかw
私と要の世界以外は全て敵な思考と化しているのがステキw
どんなことをやるのかwktk
>>340 高田からいきなりキスされたのが最後だなw
まあ、その場面はバッチリとベストな角度なショットで秋穂が写真を要に渡し済な上
高田が挑発でデートだのキスだのの事要にしかも完全合意っぽく思えるように語ってたので
美希が知られたく無い事全部知られ済みな上、事実よりも悪く勘違いされてる訳でw
このことを知ったら美希は秋穂と高田をどうするかw
美希がかわいそうに見える俺は変?
346 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 22:37:42 ID:523d1+8a
GJ!!
これから美希がなにやらかしてくれるのか期待大!!
あと、転帰予報を全裸で待ってるぜ!!
さあ、感情の高ぶった美希が巧く立ち回れるか!!
難しいだろうなあ。美希派なんだけど厳しそうだなあ。完全に秋穂の手の上だ。
ていうか要ちんはなんで美希との関係をきちんと精算せずに中途半端なまま秋穂とラブラブしてんだ
若さゆえに、感情に身を任せてしまったからさ
>>335 GJです。
美希が何をするか予想は大体つきますが、次回は滅茶苦茶期待です。
あと作者さんたちも年末で忙しいでしょうが、体調の方をお気を付けて・・・
>>335 GJ!
何とか美希も要も秋穂の予想から外れたことをしでかしてほしいな。
なあんか、遅かれ早かれ美希はもう退場くさそう。
投下します。
時刻は午後三時。優は舞香に謝るとは決めたものの、どうすれば良いか分からず、途方に暮れていた。
「舞香に謝るなら、どうやって切り出せばいいかな・・・あいつと、というか、そもそも感情論で喧嘩したこと無いから
正直どうすりゃいいか分からんな・・・・えっと、まずは、何かあいつの好きそうなもの持ってけばいいのか?」
優は幼い頃から両親や教師を含め、幾度数多の口論を経験した百戦錬磨の話し手ではあったが、善悪論争だけは経験が無かった。
何故なら優は『感情の価値』や『善悪』という概念が嫌い、あるいは鬱陶しいとすら思っているからだ。
人は時折、喜びなどを『正の感情』、悲しみなどを『負の感情』と表現したり特定の行いに対し『良い心がけ』と言ったりする。
しかし、優は人間の感情を含め、森羅万象あらゆるモノに正負や価値を見出す事に極めて懐疑的、以上に嫌悪感すら抱いている。
優に言わせれば“感情とは脳内を走る電気信号であり、それぞれの感情が発生する原理に正負の差は見られない。
また、善悪とは人間が社会を形成する便宜上生み出した掟である。他者に束縛されるのは御免だ”と。
現に、人間が生み出したルールは動物が時折人間を襲うことからも分かるように動物からすればどうでも良いし、
人間同士であっても時代や地域、周囲の状況ごとにその善悪は相当変わる。考え方に価値を見出す故に人類は歴史の中で
宗教家や独裁者に惑わされ『正義の戦い』と銘打って戦争を引き起こしてきた。
もちろん、優は頭脳自体は非常に明晰なので、法律や善悪といった概念の利点も十分すぎるほどに理解している。
ルールが無ければ社会は成り立たないし、自分が平穏な生活を送れるのもある程度の規範があるからだと。
優の場合、人を怪我させない、迷惑をかけないといった最低限の常識は弁える。また、校則にも従うし、それらに反抗する気は
特にないが、自分が規範を守るとしてもそれは自分の意思でやっているのであって他人が守るかどうかまでは興味が無いのだ。
規範を常に守る人間は往々にして他者にもそれを守る事を要求するか、それを守らない者を見下す。
だが、優の場合、人の行動が自分に迷惑にならない限り、口を出す気は無い。それはあらゆる場面でそう言える。
お年寄りが電車に乗ってきたとき、優は、基本的に席を譲るが、席を譲らない人間を見たとしても特に反感を抱いたりはしない。
他人に口出しする以上は他人から口出しされる事を許容しなければ、行動として一貫性に欠けるからだ。
優の目には『善悪』という概念は『他者への持論の押し付け』を正当化する箔としか映らない。
これまで道徳や保健体育の性教育といった善悪を問われる時間は苦痛だった為、聞いていなかったし。
善悪論争は積極的に避けてきた。そのツケが今ってきたと言うことだ。
「あいつ、『もう話しかけないで』って言ってるし・・・ウジウジしてても仕方ないのは分かってるんだけどな・・・はぁ」
今日幾度目かの溜息。携帯で電話しようにも発信ボタンが押せない。ならメールでもと思ったが、やはり送信ボタンが押せない。
ここまで勇気のないやつだったかと、自己嫌悪に陥る。いっそ舞香から掛けてきてはくれまいか、とふと思い・・・愕然とした。
自分が、他者にきっかけを求めている・・つまり無意識のうちに甘えている。それは自分が最もされて嫌な事。
そんな事を一瞬とは言え頭によぎらせた自分が絶対に許せない。いっそのこと死にたくなってくる。
こういう時、論理的思考は役立たない。昨日の二の舞、人間関係は壊れる一方だ。
今まで優は持ち前の明晰な頭脳で不公正な教師やキチガイな近所の爺婆をはじめとする数多の人間を理論によって屠ってきたが、
当然その度に気味悪がれ、恨まれ、周囲から精神的に孤立していった。無論、今までの優だったらそれでも良かった。
そもそも大半の人間との精神的な繋がりに意味を見出せない優にとって他者との精神的繋がりとと引き換えに得る、
誰にも束縛されない自由と、必要なときに使える論理的な人間関係と自分を理解し、受け入れてくれた舞香がいること、
それだけで十分なのだ。実際、舞香のお陰でクラスでの立場も多少マシになっている。
自分だけならもっと酷い事になっただろう。しかし、その舞香が自分から離れてしまった。絶対に戻ってきて欲しい。
故にこそ、優は柄にも無く自分の苦手とする感情論で思考をめぐらせているのである。
「やっぱり・・・回りくどいことは無しにして単刀直入に謝りにいくしかないか」
「優君に謝るなら、どうやって切り出せばいいのかな・・・優君と、というか、そもそも口論なんてしたこと無いから
どうすればいいのか分からないよ・・・えっと、何か優君の好きそうなもの持って行けばいいの・・・・?」
舞香は幼い頃から両親、教師、そして優を含めたあらゆる人間の言い分を聞き、そしてその中から相手も自分も喜べる行動を
見極める事に長けた百戦錬磨の聞き手ではあったが、それ故に自ら相手の意見に対して立ちふさがるような経験が無かった。
そもそも、相手への妥協や譲歩から、感情的に人間関係を作る自分と、論理において遠慮容赦一切無し、お互いの意見を
ぶつけてより良いアイディアを生み出すことで、論理的な人間関係を作り出す自分が、今まで一緒にいられたこと自体が、
奇跡かもしれない。あるいは、正反対だからこそ互いにフォローしあい、惹かれていったのか。いずれにせよ、自分にとって
優はかけがえの無い存在である。今まで生きてきた十数年の人生を振り返ると、他者との交渉は必ず二人で行っていた。
必要性と効果の説明は優がして、それを実行に移してもらう為の交渉は自分がした。去年の文化祭もそうだったし、小学生の時の
地域での行事における交渉でもそうだった。今までの人生は彼と一緒に歩んできたし、これからも彼と一緒に歩んで行きたい。
「やっぱり、言い過ぎちゃったことを単刀直入に謝りに行かないとね」
ピンポーン・・・・
「はぁい、今出まーす・・・って優君!?」
「あ、ああ、悪いな、何と言うか・・・その、えっと、なんだ、ああ・・・・スマン!俺が悪かった!」
「え、え?」
「昨日は本当にゴメン、舞香の言うとおりだった。許してくれるか?」
「え、あ、うん、もちろんだよ!私も言い過ぎちゃったことを今から謝りに行こうと思ってたの」
「そっか」
「これでまた仲直りだね」
「ああ、そうだな」
「ねぇ、優君・・・」
「?」
「結局、優君は、大空さんのこと、どうするの?」
「ああ、やっぱり、舞香の言う通りだし、断ろうと思う」
「そっか・・・あのさ、優君、今夜晩御飯この家で食べてかない?」
「いいのか?」
「うん、少し、話したい事があるの」
「・・・実は・・・俺もなんだ」
「優君も?」
「ああ、夕飯食べ終わったらお互いに話そう」
「・・・うん!」
「ねぇ・・・優君」
「うん?」
「私、話があるって言ったよね?」
「あ、ああ」
「その、優君は・・・私の事・・・どう思ってる?」
「え?」
「私は、優君の事が好きだよ?ずっと、小さい時から」
「そうか・・・」
「ねえ、優君は私の事、好き?」
「あ、ああ俺も舞香の事好きだよ。」
「嬉しい!嬉しいよ・・・でも、何であの時大空さんと付き合うみたいな事いったの?」
「・・・・・・夢を、見たんだ」
「夢?」
「映画とかで見る大昔のヨーロッパみたいな感じでな、夢の中で俺はやっぱり『ユウ』って呼ばれてて、
お前に良く似た顔の幼馴染の女の子と一緒に山の中で羽を怪我をして倒れてた天使を拾うんだ・・・」
「・・・・・・・・(・Д・;)そ、それで?」
「その天使が大空さんにそっくりで、その場で応急処置して、家で寝かせて、右翼曲折あって結婚して・・・・
その先は真っ暗で覚えてないんだけど、何か、あの優しい笑顔のせいで妙な親近感が沸いちゃってさ」
「・・・ね、ねえ、優君、もしも前世で私が優君を殺しちゃってたとしても、私の事を好きでいてくれる?」
「は?お前、何言って・・・」
「・・・・今から私が言うこと、笑わずに聞いてね?」
「あ、ああ」
「私ね、同じ夢を見たの」
「同じ夢?」
「うん。その夢の中では、私は『マーヤ』って呼ばれてた。夢の中での幼馴染の名前『マーヤ』でしょ?」
「・・・あ、ああ!!」
「でね、結論から言うと、『マーヤ』は『ユウ』を殺しちゃうの」
「!!?」
「『マーヤ』は『ユウ』の事がずっと好きで、でも『リーン』に取られちゃって、悔しくて、でも、最初は
『ユウ』の出かけてる隙に『リーン』を殺そうとするの・・・」
「・・・・・・・」
「でも、『リーン』は仮にも天使の端くれだから、上手く反撃して『マーヤ』に致命傷を負わせる。
けど、『リーン』は優しいから『マーヤ』に“私、あなたの事も妹として好きなの。だから殺したくないの。
今ならまだ治療も間に合うわ”って言って、仲直りしようとするの。けど、『マーヤ』は“だ、まれ、お前がお兄ちゃんと
交わったと知ってから、どれほど殺す機会を伺ったか・・・殺してやる”って唸って、でも反撃しようにも虫の息だったから
森の方へ逃げた。そこで丁度戻ってきた『ユウ』を殺しちゃうの」
「そう、なのか・・・」
「でね、瀕死の『マーヤ』は同じく瀕死の『ユウ』に“ゴメンネお兄ちゃん、でもね、お兄ちゃんが悪いんだよ?
あんな女と交わって・・・でも安心して?別にお兄ちゃんが嫌いになったわけじゃないの。むしろ愛してる。
だから、生まれ変わったら一緒になろ?ゴメンネ、あの女に死体が見えるように、お兄ちゃんをここに置いておく。
でもね、また一万年後ぐらいに会おうね?”って呟いてその場を立ち去るの」
「・・・・・(・∀・;)」
「私が見た夢はそこまで。その時点で跳ね起きたの。その時は大空さんへの嫉妬からそんな夢を見たのかもって思ったけど、
優君も見たならきっと『前世の記憶』ってやつだと思う」
「つまり、好きでいてくれるかってのはそういうことか」
「そう。本当は怖くて言いたくなかった。でも、大好きな人を騙したら、その人を好きでいる資格は無いと思うの」
「そうか、正直に言ってくれてありがとな。さっきの質問に答えるよ?」
「う、うん」
「俺は別に前世で特定の誰かに殺されていようが愛されていようが、関係はないと思う。自分は自分、神山優でしかないんだ。
だから、もし目の前に前世で自分を殺した人間が現れても、殺した本人だったらともかく、その転生だったら何も思わない。
前世の恋人もまた然り。今の話を聞いても、俺がお前を好きなのは変わらねえよ」
「優君・・・じゃあ、本当に私の恋人になってくれるんだね?もし記憶が完全に蘇っても、私の事捨てないでね?」
「約束するよ」
投下終了です。文才なくてスミマセン。
>>348 そりゃ「裏切られた」と思い込んでるからじゃね?
>>358 GJ!
会話中心だから劇の脚本ぽいね|ω・`)b
>>358 投下乙!
>文才なくてスミマセン。
こういうのは書かないほうがいいんだぜ。
そう思ってるなら本読んで練習して上手くなれって話で、何のフォローにもならないんだぜ。
>>358 GJ!
ただ、個人的に顔文字はどうかなーとは思うよ。
まだいたのか? あのクソ荒らしは
GJ
描写が上手いと感じた
しかし、顔文字はやめとけ
>>358 大分マシになったところで悪いんだが
今の話は早急にケリを付けてトリを変えてくれると有難い、もちろん俺たちには変えた後も一切分からないようにしてな
今までのお前さんの言動は正直擁護できないし、文句言う奴がいてもしょうがないと思う
俺は変えた方がお互いに良いと思うんだがね
普通に感想
情景描写を書くと話に厚みが出ると思う
これだとVIPとかの台本小説と変わらんね、台詞の前の名前がないだけで
顔文字は言うまでも無く
地の文は一行に情報詰め込みすぎで読みにくいし、つか読む気が起きないし
会話が始まれば会話だけがずっと続いてて、状況が絵となって頭に湧いてこない
コンテ起こす前の、荒書き台本みたいだな
取り敢えず、まだ他人様の目に触れさせるだけの段階まで作り込んでいないよ
そもそも、文才を云々言う以前の問題で、評価を受けるレベルに達していない
ここはエロパロなんだから、もっと肩の力を抜いてエンターテイメントに徹してみては?
>>358 文才とか言う以前にいろいろ勉強したほうがいいよこれ。
顔文字使ってる時点で問題外だし、3点リーダーもおかしい。
改行もまだめちゃくちゃで、SSじゃなくてただの「文字の塊」になってる。
2chの使い方もよく分かってないみたいだし、マジな話あと半年はROMるべきだと思う。
いろんなスレ見て、それからまた投下してみたらどうかな。偉そうでごめん。
これまでどこの過疎スレで甘やかされて温々と育ってきたかは知らないが、
こういった激戦区ではそんなプライドは何の役にも立たないと知った方がいい。
ここは掛け値なしの実力勝負のスレなんだから住民の目も肥えているし、
悪いけどその程度のなまくらな付け焼き刃ではどうにもならないよ。
チャレンジャースピリットは買うが、それだけのこと。
とにかく、読み手に読んで貰えることを念頭に置き、装飾にこだわらなくていいから
読みやすさと分かりやすさを第一に考えてもう一度挑戦してみてくれ。
こんにちは。
>>178の続き投下します。
が、長くなりすぎたので前編後編に分けて投下します。
結局僕は、五限も六限もそのまま屋上でサボった。
「四時半、か………」
下校時刻まであと三十分弱。十二月の寒空の下に四時間近くいたわけだ。
「綾瀬さん、もう帰ったかな……」
教室に戻って綾瀬さんと顔を合わせるのが億劫だったから、僕は午後の授業もサボって
ずっとここにいたのだ。
が、
「へーっくしょん!!」
そろそろ限界みたいだ。
「さぶ……、そろそろ帰ろっかな………」
と、思ったけれど荷物の一切は教室に置きっぱなしだ。財布も定期も鞄の中。これじゃ
あ帰りたくても帰れない。
これじゃ、教室に戻らないといけない。
「はー……………」
とにかく綾瀬さんが教室にいないことを祈って、僕は屋上を後にした。
この約四時間、僕はいつも通りの、それでも最近はなりを潜めていた憂鬱にやられていた。
もし時間が巻き戻せるなら、もし僕があんなことをしてしまったあの日に戻れるなら、
僕はきっと何だって耐えられる。彼女がいない日々を過ごしてきた今の僕なら、何だって
できる。そう思った。
それでも、今更何を考えたって、どんなに胸を痛めたって、どれだけ後悔しても、時間
は巻き戻らない。全くもって当たり前のことだ。
それでも、それでも割り切れない感情っていうのは、確かにある。
ただ単に僕が未練がましいだけじゃないか、その指摘を否定する術はどこにもない。た
だそれでも、僕は忘れることが出来なかったし、忘れたくなかった。そんな未練がましい
ことを考えている自分はどうしようもなく女々しいし、とてつもない駄目人間だと思う。
思うけど、どうにもならないのだ。
「あーあ……」
本当に、最近の僕はどうかしていた。
高校に入って、何となく放送部に入って、それで先輩と出会って。
多分僕が朋子のことを思い出そうとしないと思い出さなくなったことには、先輩の力が
大きかったんじゃないかと思う。別になんてことはない毎日だったけど、先輩と過ごした
退屈な放課後は、僕の荒んでいた心をゆっくりと、僕自身も気付かないくらいゆっくりと
だけど、確実に癒していった。
ああでも僕は先輩とも、綾瀬さんとも近づきすぎた。僕はそんなことをしていい人間な
んかじゃないだろ? その通り、その通りの駄目人間だ。でもさ……
「楽しかった、な………」
素直な感想。高校に入ってからずっと親密な人付き合いを避けてきた僕にとって、彼女
たちと過ごした時間は、紛れもなく楽しい時間だった。
その呟きが過去形であることは今の自分への決別、進もうとしている自分の否定。それ
らの表れ。
「ホント、危ないところだったよな」
乾いた笑い声を出しながら、一人呟いた。
今日あの夢を見ていなければ、僕はこのまま楽しい日常に身を任せて、大事だったこと
を忘れてしまうところだった。
そんなことを考えながら教室の前までやってきた。
――――僕は、進まないんだ。戻れないとしても、進みたくないんだ。
深呼吸をして扉を開く。
「あっ、中原さん」
――――固めたはずの決意が、一瞬で崩れてしまいそうになる。
「えっ?」
そこには、綾瀬さんがいた。
僕がやってきた途端、ぱあっと顔が明るくなる。いつもの、どうしようもなく魅力的な
笑顔。
「あ………」
何故? どうして? 駄目だ、僕は止まってないと。
足が後ろに向かう。
ここから、早くここから逃げないと。
「待ってください!!!!」
僕に背を向ける時間を与えずに、綾瀬さんは真正面から僕の胸に飛び込んできた。そし
てその腕で、さっきとは比べ物にならないくらいの強さで、僕を抱き締める。
「行かないでください、中原さん………」
僕を離さないように強く、強く抱き締める綾瀬さん。
これじゃあ、この状況はさっきの焼き直しじゃないか。教室には他に誰もいなくって僕
と綾瀬さんの二人っきり。違うところは教室中を照らす夕陽のオレンジと、綾瀬さんの様
子だけだった。
>>368-371 おいおい、そんなことを言ったら
日本語がおかしいトライデント氏はどうなるんだ
一万年の方がまだ文章的に上手いと思うぞw
>>これまでどこの過疎スレで甘やかされて温々と育ってきたかは知らないが
俺達はトライデント氏を甘やかしているのに一万年に辛く当たるのは矛盾しているだろ
彼は文章の基本もできてないし、パロネタしか取り得のない作者だよ
描写力と文章力のない作家が今まで投稿していたのに
一万年ばかり責めるのはちょっと違うだろ?
俺は奴を認めていない
トライデント氏が投稿していないおかげで
俺の心は清清しいんだ。つまらないことで怒らせるなw
一万年以下の技量を持つ人間が文句を言う資格はないな
テンプレ嫁よ
僕の胸の中から発せられるその声は震えていて、か細くて、今にも消えてしまいそうな
ほどだった。
「………ど、どうしてここに?」
「中原さんが、心配だったからです」
この娘は僕のためにここに残ってくれていたというのか。
「どこかに行ってしまって……ずっと戻って来なくって……心配したんですよ?」
気持ちが、揺らぐ。
「アハハ……ゴメンね。ほら、俺ならもう大丈夫だから。ね? 離しても逃げないから」
「ダメです」
「元気だから、心配ないって」
「ダメです」
「それにさ、こんなとこ誰かに見られたら大変じゃない?」
「私は全然構いません」
声を明るくして言うが、綾瀬さんは全く僕を離そうとしない。僕の胸に顔をうずめて、
腰周りを強く強く抱き締めていた。こんなに強く誰かに抱き締められたのは、初めてじゃ
ないだろうか。
「………………………っつ」
そんなことを考えたら、頭の中に朋子の顔が浮かんできて、彼女と抱き締めあったこと
を思い出して、胸が酷く締め付けられた。
「………どうして、どうして中原さんはそんなに無理するんですか?」
ここでまた僕が無理してない、なんて言ったらきっと綾瀬さんは一生僕を離してくれな
いだろう。
「どうしてって………」
そんなものは決まっている。自分がしたいからだ、自分がこれを選んだから、自分が止
まっているんだと決めたから。僕みたいな駄目人間は、人と深く関わるべきじゃない。
「………俺が、俺がこれでいいから」
「良くないです!!!」
今までにない大きな声を出して、そして僕の顔を見上げた。
「綾瀬、さん………」
その顔は――――泣いていた。
僕はまた、泣かせていた。泣いてなんか、欲しくないのに。
「どうして、周りを頼ってくれないんですか?」
そんな迷惑をかけるわけにはいかない、僕みたいな駄目人間は他人に依存なんかしちゃ
いけない。もしそんなことをしたら、きっとまた僕は誰かを傷つけてしまう――――傷つ
いてしまう。もう僕は失う辛さを味わいたくない、失ってしまうのが、怖い。
だから僕は止まっていようと思ったんだ。
「中原さん……私、中原さんのことが好きです」
胸の中から僕を見上げながら、綾瀬さんは言った。その瞳には、涙が夕陽に照らされて
オレンジ色に輝いていた。
「綾瀬さん……」
本当は、分かっていたことだった。綾瀬さんの日頃の僕に対する態度を見ると、それ以
外の答えは出てこなかった。それでも僕は、逃げていた。だって僕は駄目人間だから。
「綾瀬さんはきっとさ……何か勘違いしてるんだよ」
僕らが出会ったあのコンビニ強盗の一件。あのときの僕はさぞ格好良く、綾瀬さんの目に
映っただろう。でも、
「俺は綾瀬さんが思ってるほど、出来た人間なんかじゃないんだ」
僕は駄目人間なんだ。そんな奴が、こんな素敵な女の子と結ばれていいはずがない。
「……どういう、意味ですか?」
依然として綾瀬さんは僕から離れようとしない。彼女と密接している時間が長くなれば
なるほど、僕の気持ちは揺れてしまっていた。
ダメだ、ダメだ、ダメなんだ。自分に必死に言い聞かせる。
「俺は、駄目人間なんだよ」
そう口にすることで、決意を固めなおす。ここでもし綾瀬さんに持たれかかってしまっ
たら、きっと僕は彼女をいつか傷つけてしまう。だって駄目人間だから。
僕の台詞を聞いて綾瀬さんは俯いて黙ってしまった。もう諦めたのだろうか? だった
ら早く離れてしまおう、そう思って腕に力を入れたその時だった。
「………そうですね。中原さんは、ダメな人です」
綾瀬さんは俯いたままそう言った。そうだ、だからこんな奴のことは見捨てたほうがい
い。さっさと離れたほうがいい。
「こんなにあなたのことを好きな人がいるのに、逃げるなんてズルイです」
そう言いながら顔を上げた綾瀬さんの表情は、
「え?」
とても穏やかで、そして笑っていた。
「もう一度言いますね、中原さん」
――――止めてくれ、そんな顔で笑わないでくれ。
「私は中原さんのことが好きです」
――――君の笑顔は眩し過ぎるんだ。
「初めて会ったときから好きでした。一緒に過ごすようになってからはもっと好きになりました」
――――止めてくれ、僕の心を揺さぶらないでくれ。
「あなたが辛いなら、悲しいなら、私は助けてあげたいです、支えになりたいです」
――――そんな優しい言葉を使われてしまったら、僕は、僕は………。
「私は……中原さんが好きなんです、大好きなんです!!」
「――――っつ!!」
抱き締めていた。
僕は綾瀬さんを抱き締めていた。
きつくきつく、抱き締めていた。
「中原さん………」
「……うぐっ……うう……あ、あ」
気付くと、涙が出ていた。
誰かの前でこうやって思いっきり泣くなんて、こんなこといつからしていなかったんだ
ろう。
「よしよし……」
綾瀬さんは、そんな情けない僕の頭を撫で続けてくれた。その優しさで、涙はさらに溢
れてきた。
「うっ、うう……ひっく」
ああもう格好悪いなあ、なんて嫌になるのだけれど、涙はどうにも止まってくれなくて、
僕は泣き続けた。
「大丈夫ですよ遼さん、私はずっとここにいますから」
「綾瀬さん………俺、ダメで、ダメな人間で」
「そんなことありませんよ」
少し涙が落ち着いてから、僕は体を少し離して綾瀬さんの顔を見た。
彼女と同じ、優しくて、安心できる笑顔がそこにあった。
――――ああ、そっか。だから似てるなんて思ったんだ。
「できれば、その……楓って呼んでくれると嬉しいです、遼さん」
「楓……」
その理由が分かって、僕は心の中でため息をついて、そして僕は楓にキスをした。
「っ…………」
驚いたように一瞬体を硬くする楓。だけれども、それはすぐに解かれて、僕に身を任せ
てくれた。
唇を当てるだけの、短いキス。
それでもその一瞬が永遠かとも思えるような、長いキス。
久しぶりのキス。
彼女以外の女の子との、初めてのキス。
「遼さん……」
その顔はぽおっと赤らんで、うっとりとした表情で僕を見つめていた。
「俺も……俺も楓のことが好きだ」
言った、言ってやった。
もう二度と、同じ失敗を繰り返さないために。
もう二度と大事なものをなくしたりしないために。
「はい、ありがとうございます。遼さん……」
そして今度は、彼女のほうから唇を重ねてくる。
「んっ……んんっ」
また先程と同じく唇を当てるだけのキスを数秒続けてから、僕は彼女の唇をついばみ始めた。
「ふっ…んん……遼さん………んん」
僕の動きに楓も合わせてきてくれる。
そして僕は自分の舌を、楓の口内に滑り込ませる。
「ふあっ、んん………」
彼女はこれまたすぐに受け入れてくれる。
舌と舌を絡めあう、口内の至る所に僕の舌を這いずり回らせる、深くて、長いキス。
「んんんっ……、はあ、はあ………遼さん………」
顔を離すとき、唾液が糸を引くのが見えた。
潤んだ瞳、恍惚に震える声、それらが僕の理性を壊していく。
混ざり合った唾液を口許にまみれさせたその楓の表情が、僕のブレーキを壊していく。
「遼さん……、その……いいですよ」
「え?」
「えっと……」
そう言って僕の、知らないうちにハッキリと自己主張を続けていた僕自身を、楓はそっ
と撫でた。
「わたし、遼さんなら……ううん、遼さんにして欲しいです」
「楓………」
僕にこんなことを言ってくれる女の子がいるなんて、僕をこんなにも許してくれる、受
け入れてくれる女の子がいるなんて……。
僕はもう一度、彼女を強く抱き締めた。
「あっ、でもちょっと待ってください」
そう言うと楓は僕の緩んだ腕をすり抜けて、自分の机まで小走りで駆けていった。
「え〜っと………」
何やら鞄の中をゴソゴソと探る。
しばらく彼女はその鞄を探っていたかと思うと、とてとてとこちらへ戻ってきて、
「ごめんなさい……、やっぱり持ってなかったみたいです」
顔を真っ赤にして言った。
………あ、なるほど。
「いや、そういうのは普通こっちが」
というか、こんなシチュエーション全く想像していなかったわけで。
「いいんですよ」
「でも………」
謝ろうとする僕を急かすように、
「んっ………」
彼女のほうから唇を求めてきた。
「はんっ……んむ………」
不慣れながらも熱心で濃厚な口づけ、必死に僕を求めてくる彼女の舌。
「はぁ、はぁ………りょうさん」
――――もう完全に、
「ふあっ!!」
――――スイッチが入った。
以上で前編終了です。キリが悪いところで申し訳ないです。
ふう、規制引っかからないでよかった………。
後編も今夜中に投下します。
GJです!!
遅くまで起きててよかった
割り込みスマソ
なんという寸止め、後編も楽しみにしてます。
ここで止めるなんて
殺生な
>>381 GJ!
だが、生殺しとか勘弁してくれw
なんという投下の多い日
職人達は間違いなく(´神`)に違いない
で、雨の音と天帰予報まだぁ?
今思ったけど間違いなくの後に違いないって文法的におかしいな
反復法じゃあるまいし
まぁ星空と心の壁はGJってこった
>>371 物凄い上から目線に吹いた。いつからそんな偉そうなスレになったんだ、ここはw
後編投下します。
僕は楓を机の上に押し倒す。
「遼さん……」
楓の僕を呼ぶ熱っぽい声にクラクラしそうになる。
「楓………」
彼女に覆いかぶさる形になって、もう一度キスをする。
「んっ………ふあ…んん」
楓もだんだん慣れてきたのか、最初よりも力が抜けてきていた。彼女の暖かい口内を、
僕の舌が這いずり回る。そこから伝わってくる感覚に、僕はもう興奮しきっていた。
「はあ……はあ……」
長いキスを終えてまだ息の整っていない楓の上着に、僕は手を掛けた。
「………脱がす、よ」
僕の確認に、楓は恥ずかしげにただ頷くだけだった。
「……………………」
さて、ここから先は僕も始めての領域だ。上着、セーターと順番に楓からそれらを脱が
せていく。ブラウスのボタンに手を掛けたときには、手の震えを隠すのに精一杯だったりした。
「…………あ、あの」
ボタンを二段ほど外したところで、楓が口を開いた。
「どうしたの?」
何かまずいところでもあっただろうか? 不安になってしまいそうな気持ちを隠して、
笑顔を作ってみながら問いかけた。
「いえ、その………がっかり、しないで下さいね」
「え?」
どういう意味だろう。まさかここに来て止めようとか言い出すのだろうか? ああでも
僕はもう止まれない。ズボンの中の分身は、今までにないくらい膨張しきっていた。
「私……あんまり大きくないから……」
自分の胸を見ながら、楓はそんな風にいった。
「…………………………………………」
ああもう本当に、
「あの遼さ…ふむっ、んんん」
――――どうにも、止まらなかった。
何か言いかけた楓の口を、僕の唇で無理矢理塞ぐ。驚きの声が上がったがそんなものは
気にしない。キスをしながらブラウスのボタンを順調に外していく。
「りょ、遼さん………」
ボタンを全て外し終わり、前を思いっきり開いてやる。これでもう、楓の丘を隠すもの
は一枚の布切れだけだった。
「……外すね」
「いやっ……まっ」
抗議の声も無視して、背中側のホックに手を伸ばす。少しいじってやると、そいつはあ
っけなく外れた。
まだブラジャーは彼女にぶら下がったままにして、楓を見ると、顔を真っ赤にして目を
瞑り恥ずかしさに耐えている、そんな表情だった。
腹から手を滑らせ、徐々に上へと移動させていく。
「ひゃ……ああ」
そして遂に僕の手は、彼女の丘へと到達した。
「や……ダメ、ですぅ……」
そんな弱々しい声も、さらに僕の興奮を煽った。
「………見るよ」
最後の砦を今、剥がした。
「…………………………………………」
ああ、これは何て
「………やっぱり、がっかりしましたか?」
何て、
「………綺麗だよ、楓」
何て綺麗な身体なんだろうか。
「え?」
真っ白で陶磁器のような肌、美しいラインを描く身体、そして小高い丘の上に控えめに
乗っている桃色の真珠。それらが真っ赤な夕日に照らされて、オレンジ色に染め上げられている。
まさに完璧な、完全無欠の芸術作品だった。
「ホント、ですか?」
「うん、すっごく」
ポカンとした様子の楓の胸を、まずは撫でるように触る。
「……はっ、んん」
僕が撫でるリズムに合わせて短い声が漏れてきた。
「た、足りなくないですか?」
徐々に手に力を込める。
「うん、そんなことないよ」
撫でるだけだったのを、掌全体で押しまわすように動きを変えていく。
「はっ……良かっ、んんっ」
それに合わせて荒くなる楓の声を聞くたびに、僕の脳をおかしくしてしまいそうな電流
が流れた。
「楓、気持ちいい?」
「……頭、おかしくなっちゃいそうです」
真っ赤な顔に、とろんとした瞳。僕はもう完全に彼女に心を奪われていた。
「ひゃうん!!」
堪らなくなって、突起部分を口に含んだ。片方はペロペロと口の中で嘗め、もう片方は
指先で刺激する。
「あ、はあっ……りょうさん、んんっ!!」
前歯で甘噛みすると、楓の身体はビクンと揺れた。
「はっ、んっ、やあ……あああっ!!」
僕が弄るほどに素直に反応する楓の身体、それがもう可愛くて可愛くて仕方がなかった。
これって結構感度良いほうじゃないだろうか、なんて思ったりしたけど、他の経験が僕に
はないからよく分からなかった。
「はあ……はあ……」
僕が胸から顔を離したときには、楓の呼吸は既に荒くなっていた。
「楓、可愛いよ」
「………遼さんのえっち」
真っ赤になりながら抗議するその姿もまた、どうしようもなく可愛かった。
そして僕は楓の太ももに手を滑らせていく。
「んんっ………」
彼女はまた恥ずかしそうに目を瞑る。まず指先が、そこに到達する。
「………あれ?」
「うう………」
楓のそこはもう、
「……こんな風に、なるもんなんだ」
すかっり濡れきっていた。
「い、言わないでくださいよお……」
「いや、だってもうこんなに」
そう言いながら、そこを前後に擦ってみる。
「ひゃあ!!」
今までで一番大きく、楓の身体は跳ねた。
「楓のえっち」
ここぞとばかりに言ってやった。
「………遼さんの、せいなんですから」
「可愛いよ、楓」
「………遼さん、意地悪です」
そんな会話をしながらも、僕は右手を楓のショーツの中に滑り込ませた。右手から生暖
かくて、湿った感覚が伝わってくる。
「ふあ、あ……ん、ん」
どこを触るのが正解なのか分からないので、楓の声を頼りにして慎重に中を探っていく。
「や、ああ……はあっ!!」
一際温度が高くて、ぬめりの強い場所を発見した。楓の声から判断するに、おそらくこ
こで正解だろう。
「気持ちいい?」
「やっ、そんなこと聞かないでくださいよ……んんんっ!!」
中指を、ゆっくりと窪みへ侵入させていく。
「はっ、ああっ、りょうさっ、ふあっ!!」
熱くて、ぬるぬるしている。これが楓の、女の子の『中』の感触。
「いやっ、んっ、あああ!!!!」
第二関節くらいまでを楓の中に入れた。楓の手がぎゅっと僕の上着の端を握っているの
が分かった。
「………痛い?」
「はあ……いえ、痛くは……ないです」
「……そっか」
「はい……続けて、下さい」
中指を最後まで入れて、少しずつ動かしてみる。
「ひゃっ、あっ……んん」
楓の中はきつく締まっていて、指一本ですら動かしづらかった。このあとに僕のパンパ
ンに膨張しきった一物を入れるとなると、なかなか辛そうだ。
「りょうさんっ、りょうさんんっ!!」
それを続けていくと、楓の中は少しずつだが動かしやすくなっていった。夕陽が沈みか
けた教室に、淫らな水音と楓の荒い息遣いだけが響いていた。
「ふあっ、ああっ、やあっ、んっんん〜」
「どう、楓?」
「んっ、あっ……な、なんか……へんれすぅ、わはしへんりなってます……ああっ!!」
呂律が回らなくなっている楓の姿は、またしても僕に強烈な電流を流していた。天使の
ような少女を、僕が犯している。僕の腕の中で、清純だった天使が悶えている。その事実
が、その光景が、甘美な背徳感となって僕の背中にゾクゾクと快感を走らせた。
「はっ、ああっ、りょうさん、はああっ!!」
もっと、もっとおかしくしてやりたい。この少女を滅茶苦茶にしてやりたい。暴力的な
感情すら宿っていた。
「いや、らめっ、んん………あああああああ!!!!!!」
楓の身体が、ビクンと弓なりに反り返った。
「はあ……はあ……はあ……はあ……」
先ほどまでとは対照的に楓の身体から力が抜けて、完全に僕に身を委ねる形になった。
「えっと………イッた?」
「……わ、分かんないです、何がなんだか」
楓は恍惚とした表情で天井を見つめていた。愛液でグチョグチョになったショーツを脱
がせてあげる。楓が乗っている机に小さな水溜りが出来るほど、それは楓から大量に出さ
れていたのだった。
「……そろそろ、いいかな?」
もう、我慢できるほど余裕はなくって、僕の分身はズボンの中で痛いほどに膨張しきっていた。
「はい……今度は、遼さんも気持ち良くなってください」
未だ声を震わせながら楓は言った。そんな健気で意地らしい姿が、やっぱりどうにも堪
らなくて、僕は急いでベルトを外して、それを外に出してやった。
「こ、これが……その……入るんですか」
怒張しきった凶悪なその姿が、楓の目の前に晒された。
「いや……そんなに見られると恥ずかしいかも」
「散々私の恥ずかしいとこ見たくせに、そんなこと言うんですか?」
「うっ………」
思わず言葉に詰まってしまって、そんな僕を見て楓は笑って、僕も一緒に笑った。
「それじゃあ……いくよ」
一物を入り口にあてがって、最後にそう確認した。
「はい……来てください、遼さん」
目を閉じて、楓は挿入の痛みに備える。そんな姿が僕には、とてつもなく愛しく思えた。
「楓………」
この娘の気持ちに僕は応えよう。
「……はい、何ですか?」
こんな僕を『好き』と言ってくれたこの娘を大事にしよう、大切にしよう。
「好きだよ」
――――もう二度と、自分の弱さのために大事な人を傷つけたくないから、失いたく
ないから、だから僕は、強くなろう。
――――前に、進もう。
以上で今回分終了です。
寒くてキーボードを押す指が上手く動かなかったりしてます。
皆様もお体には気をつけて下さい。
それでは次回もよろしくお願いします。
モツカレー!!
いまから読ませていただきますwww
>>397 GJ!
徹夜で待ってて良かった・・・!
次回も期待!
>>397 >寒くてキーボードを押す指が上手く動かない
あるある過ぎる。マウス持つ方が特に冷えるんだよね。
>>397 まずはGJと言わせてもらおう。
ところで先輩マダー?
『朋子』参上の予感
>>397 GJ.
遼の傷が癒されてハッピーエンド
とはならないのがこのスレですよねー。
修羅場るんですよね。
みんな遼くんを傷つけないでやってくれよ。
幸せすぎる主人公はいねーがー!!
修羅場に巻き込まれてない主人公はいねーがー!
スレを発見する
↓
暫くROMる
↓
自分も書いてみようと思う
↓
プロットを考えて形っぽい物になる
↓
いざ、執筆
↓
ひょっとして過去作品と色々被ってるかも?と閃く
↓
倉庫に行ってチェック
↓
膨大すぎてウボァー ←今ココ
↓とりあえず投稿してみる ←今ココ
シチュスレなんだから被りとか気にしなくていいと思うよ。
まあ、主人公が足不自由とかヒロインが千里眼持ってるとか特異な設定が被るとアレかもしれないが。
クレアヴォイアンスがあるなら、次は天使とか悪魔使いがくるな。
>>405 経験ありすぎて噴いたw
結構被らないように書くのって大変だよな・・・
しかしそこを感じさせないのが腕の見せ所なんだろうけど
インスピレーション来い、と過去作品をあさる
↓
『沃野』を読んであきらめる ←今ココ
411 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 20:55:18 ID:96ugn4eB
俺だって他の職人より時間をかけさえすれば書けると奮起
↓
書き始めると夢中に。気が付いたら1、2時間くらい平気で経っている
↓
こんなことに時間かけて、俺の将来は一体どうなるんだ…… ←今ココ
人間50年ですぜ
>>411 まぁそういうなよww
あんたがどのコテか、それとも新作を書くつもりの人なのか分からないが、
少なくとも俺はこのスレに投下してくれる人のことをありがたく思ってるぜ。
>>411俺は一生保管庫から保存したおまいさんたちの作品をパソコンの中に入れ続けるぜ!
例え、彼女や嫁に奇異な目(←誤解を恐れず大胆に言って?)で見られたとしても!!!
>>411途中までナカーマ(・∀・)人(・∀・)
しかしながら書いてみて初めて感じたんたが、
順調に行ってる数日間よりも煮詰まった数時間の方がつらいとはなぁ
アマチュアでこれなんだからこれで食ってる本職とかはさぞかし大変なんだろうorz
>>317 ひょっとして男の嫉妬があるんじゃないだろうな?
男の嫉妬はきもすぎて死ぬわ
トライデントの日本語がおかしいSSを読む
↓
こんな変な文章でも書けるなら俺でもやれる
↓
自分も書いてみた
↓
予想通り、トライデントよりもマシな作品ができた
↓
いざ、投稿
↓
GJ連発の嵐
↓
感想やGJを1レスも貰えないトライデント涙目
↓
さて、実力の違いを見せ付けるか ←今ココ
トライデントさんは毎回毎回ちったぁ推敲しろと思うくらい日本語おかしいけど、
あの書き続けるスタミナというかそういうのは純粋にすごいと思う。
あの人、書き始めたシリーズを投げ出したことないんじゃないか?
てかなんでトライデント氏叩き多いの?
俺は普通にGJだが
>>421 多くないよ。つか一人だし。
ま、アレだよ。日本語が極度に不自由な人が、ID変えて叩いてるだけだから。
>>419 そうか? 現在、桜荘にようこそは投げ出しているじゃんw
最近、投稿されていないから逃げたんだろうな
推敲もできなくて、日本語がおかしいの時点で
SS作家としては致命的だと思うな。
どんな作品も日本語がおかしかったら意味がないんだよ
文学をなめすぎだよ
>>371の言葉を借りると
>>これまでどこの過疎スレで甘やかされて温々と育ってきたかは知らないが、
>>こういった激戦区ではそんなプライドは何の役にも立たないと知った方がいい。
>>ここは掛け値なしの実力勝負のスレなんだから住民の目も肥えているし、
>>悪いけどその程度のなまくらな付け焼き刃ではどうにもならないよ。
>>チャレンジャースピリットは買うが、それだけのこと。
>>とにかく、読み手に読んで貰えることを念頭に置き、装飾にこだわらなくていいから
>>読みやすさと分かりやすさを第一に考えてもう一度挑戦してみてくれ
トライデント氏に
一万年と同じ言葉を贈ろうw
>>421 駄文を投下しすぎているから皆に嫌われている
初心者ですね。
ま た 「 日 本 語 お か し い 」 か
>>416 立て乙
最近のアニメはスクイズや空鍋意識してか修羅場多いよな
とりあえず挨拶だけしとく
>>423 いや、あれもまだ書いてるだろ?ただ最近投稿がないだけで。
あのテンションを続けられるってのはすごいよ。
すごいおもしろい作品でも、途中でやめられちゃうと、かなり悲しいし。
とにかく数を書けるって点では、西村京太郎を思い出してしまうww
一万年も叩いてやるなよ。
最初は、改行がおかしいなと思ってたし、ちゃんとトリップつけろよと思ってたけど、指摘したら両方とも直ったぞ。
あれだけ毎回毎回叩かれて、それでも書けるのって結構根性あるなと思うし、
それだけこのスレを盛り上げてくれてるってことだし。
ID:XyU6in3n
ぐだぐだ言ってねーで投稿しなよ
GJ連発の嵐なんだろw
さっさと実力の違いを見せ付けてくれよ
>>427 シーッ!
触れてあげるなってw
本人は「自分を作者」だと思いきってる病人なんだから
おまえらメモ帳って知ってるか?
notepad.exeだったかな
おれその日の日記とかちょっと思いついたこととか
どうでもいいようなこととか他の誰が読んでもつまらんこととか
わけのわからん懐古とかけっこう書いたりするんだけど
おまえらも使ってみろよ
まじオススメ
>>429 大学の講義中にたまにプロットとかは書いてる
今は5つ位かな?
問題はそれをどう組み合わせるかだけど・・・
作者は
「読んでもらう」
読者は
「読ませてもらう」
という心意気が大切だと思う
>>430 俺はプロットがなかなか書けない
書けたとしても何か気に入らなくて消してしまう…
wktk
>>432 プロットで満足いくもんなんか書けないのが多数だって
心配ならそれでメシ食ってる人達の作品をプロットとして考えてみろ
ラノベ作家だろうがハリー・ポッターだろうがショボくなるから
俺はたまに書こうと思いたって書くんだけど、設定の不自然さに気付いて消してしまう
思い切って不自然なままでも書ききってみたほうがいいんだろうか?
不自然さの程度にもよるんじゃないか?
作品の根底に関連する重大な不自然なら消したほうがいいだろうし
「この展開はちょっと違和感あるかも・・・」ぐらいなら書ききったほうがいい、と思うな
スレを荒らすような日本語が不自由な人間に、まともなSSがかけるとは思わないな
トライデント氏のは読んでて寒い、アンチも沸いてるしもう来ないでいただきたい。
一万年は文章ですらない、酉付けるときもなんかウザかったし、トリップ機能も知らない初心者なら
ROMれよ、あれはもはや荒らしだろ。いかにもアクエリオンに影響されてつけました的タイトルも痛いだけ
>>435 あるあるw
>>436が言うように、あまり小さな設定の食い違いはスルーした方が良いと思うよ
そうしないと肝心のSS本編が書けないという悪循環になるからね
トライデントの日本語がおかしい点と一万年のタイトルとか色んな所が痛いのは同意しておく
だがそれを粘着し続けるお前が一番痛い
はいはいスルースルー
>>436 やっぱり設定の不自然さをどう上手く誤魔化すかも腕のうちに入るんかね・・・
SS書くのは難しいわ・・・
>>438 >>440 やはり、私の言っていることが正しいと証明されたな
私以外の人もトライデントは日本語がおかしい
ネタは寒い
もういい加減に追放しろよ
いや、仮にそうだとしても
ほっときゃいいじゃん…
そうしてるやつも結構いるだろうし
ていうかそこまで粘着するほどのパワーを実生活に費やしたらどうだ?
そしたらもっと色々できると思うよ
今日は星空さんが見れないか。
我慢汁が・・・
>>443 いい加減に追放するべきだと思うんだがな
誰かトライデント氏を引導を渡してやれ
覇王スルー 見えるけど見えない。なぜか特定のレスが脳内あぼーんされて平和だ。
真・スルー 何もレスせず本当にスルーする。簡単なようで一番難しい。
偽・スルー みんなにスルーを呼びかける。実はスルーできてない。
予告スルー レスしないと予告してからスルーする。
完全スルー スレに参加すること自体を放棄する。
無理スルー 元の話題がないのに必死でスルーを推奨する。滑稽。
失敗スルー 我慢できずにレスしてしまう。後から「暇だから遊んでやった」などと負け惜しみ。
願いスルー 失敗したレスに対してスルーをお願いする。ある意味3匹目。
激突スルー 話題自体がスルーの話に移行してまう。泥沼状態。
疎開スルー 本スレではスルーできたが、他スレでその話題を出してしまう。見つかると滑稽。
乞食スルー 情報だけもらって雑談はスルーする。
質問スルー 質問をスルーして雑談を続ける。
思い出スルー 攻撃中はスルーして、後日その思い出を語る。
真・自演スルー 議論に負けそうな時、ファビョった後に自演でスルーを呼びかける。
偽・自演スルー 誰も釣られないので、願いスルーのふりをする。狙うは4匹目。
覇王スルーを心がければいい。これはよそのスレでもな。
こうまで単発同士のレスの付け合いだと「自演してます」って言ってるようなもんだぞ〜
>>444 もう全裸が辛い時期ですなw
冬の星空も文章力はないと思うぞ
描写の基本がまるでできていないぞ
はいはいスルースルー
プロット通りに書こうと思っていたはずなのに
書き終わると1/3くらいプロットが余っている。
みたいな経験をしているのは俺だけじゃないはず。
職人は多いに越したことはない。それなのに追い出すなんで愚の骨頂。
トライデント氏にイチャモンばっかつけているやつはいい加減に黙れよ。
粘着しているやつは、いつまでもID変えてまでの寒い自演などしていないで、もっと他の事に
力を向けるべきだろう。
( ´,_ゝ`)
冬の星空は一万年と同レベルだということに気付いてないな
設定は面白いから別に良し
ノシ
冬の星空の設定は素人レベル
スレの住人はスルーもできない赤ん坊レベル
避難所の連中は遠い場所でブーブーしか言えない、ひきこもりレベル
それにしても、避難所の連中はチキンだと思うのは俺だけか?
また日本語お化け(失笑)か
避難所の連中に巧いこと遊ばれてるって気付けID:3je9xc6/
過去作品でオススメ教えて下さい
上杉達也は世界中の誰よりも、浅倉南を愛しています
>>460 どういう設定のやつが好きかい?
ファンタジーとか兄妹とか幼馴染とか
取り敢えず、保管庫の完結作品を読んでみる事をすすめてみる。
ID:3je9xc6/夜が明けてないのに必死にカキコで赤いな・・・・
スマン、屁が出そうだ
投下します。
「ただいま」
後ろにいる佐藤早苗から感じる妙な威圧感に気圧され、
若干萎縮してしまった声で帰宅の挨拶を済ませながら、俺は見慣れた家の扉を開けた。
結局あの電話を切った後から終始不機嫌を絵に描いたような態度であった佐藤早苗は、今尚自ら口を開こうとはしない。
だからといってその存在感が希薄になるようなことはなく、寧ろより一層深く俺の心の中に刻み込まれているような気がする。
現代文の授業は殆ど起きていないから上手く説明出来ないが、佐藤早苗からは常に“沈黙の声”が聞こえてくるのだ。
それは本音と言うには不明瞭過ぎるし、雰囲気と呼ぶには意味を含み過ぎている。
俺が考え得る最もそれを明確に表現した言葉は、イメージだ。
受け手に伝えようという意志は感じ取れるが、どこかに必ず曖昧さを持ち合わせている不安定なもの。
受け手側の感情やら経験やらと総合化されることで初めて“声”に為り得、
且つその過程にある様々な抵抗物のおかげで千差万別に姿を変える、可能性の塊。
勿論“沈黙の声”は沈黙という性質故に現象的には存在し得ないものだから、
その可能性を開花させる為には受け手側の能動的態度が必要不可欠だ。
しかし俺は、単純に佐藤早苗の“沈黙の声”に漂う不穏な空気に不審感を隠し切れないという理由の下、その努力を放棄している。
少々回り口説くなってしまったが、要は俺と佐藤早苗との間を隔てている重苦しい壁は、
理解しようとしない俺と、理解させようとしない佐藤早苗とが二人で作り上げたものだということだ。
確かに俺も悪いが、言いたいことを言おうとしない佐藤早苗もどうにかして欲しい。
佐藤早苗が素直に腹の内を全て言ってしまえば、佐藤早苗も俺もこのモヤモヤとした気分から解放される。
その言葉によって俺が傷付くか否かという問題を除けば、それでお互いに蟠りなく終わるというのに。
いや、佐藤早苗からすれば自分の思っていることを洗い浚い言ってしまうことによって俺が傷付くのが居た堪れなく、
それで躊躇しているという風に解釈することも出来るか。
しかしだとすれば、やはり佐藤早苗は決して俺にとって都合の良くないことを言おうとしているということになる。
そしてそのことに俺が不審感を抱いて、ますます泥沼に嵌っていく……なんて最悪な負の連鎖だ。
半分は自業自得とは言え、嘆きたくなる。
気付かれない程度に溜息を吐きながら、丁寧な動作で靴を脱ぐ。
「上がって。俺の部屋まで案内するから」
「……」
目は伏せたまま、小さく佐藤早苗は頷いた。あくまでも口を利く気はないらしい。
いつになったらこの膠着状態は幕を閉じるのかと途方もないことを考えながら、頭が痛いのを我慢して二階に続く階段へと早足で向かう。
「おかえり……って」
間もなく階段へと足を掛けようとした正にその時、リビングの入口からスナック菓子の袋片手に、パジャマ姿の姉が覗き込んできた。
いくら大学が休校日だと言っても、寝起きのまんまってのは変だろだなんて休日は午前中起きない俺が思っている中、
姉は俺と佐藤早苗の方向を目を丸くしながら凝視している。
露骨に虚を突かれた感が伝わってくる。確かに今まで自分の家に女友達を連れてきたことなんてなかったからな。
俺が説明しようか迷っていると、姉は突然呆けて開きっぱなしになっていた口はそのまま、しかし驚きに満ちていた目をニヤリと細めた。
そして何故か忍び足で俺の下へ駆け寄ると、勢い良く俺の肩を掴み縮こまった。
一瞬で姉との顔面距離が狭まり、そこでようやく俺は姉の目が、
初めて遊園地に連れて来られた子供のように好奇心に溢れていることに気付いた。
「おほけなし、って感じね」
「姉ちゃん何言ってんだ。日本語を喋ってくれ」
「身分不相応にも程があるでしょってことよ」
そう言うと、姉は更に満員電車に無理矢理体を捻じ込むように俺に密着し、それに反比例するかのようなひそひそ声で続ける。
「彼女出来たなんて嬉しそうに喚くからどんな物好きかと思いきや、どうやってあんな可愛い子ゲットしたのよ」
姉は小指を立てながら輝いた目線を浴びせてくる。いや、そんなに期待されても困る。
確かに姉には彼女が出来たって耳に蛸を作ってやろうって意気込んでいるのではないかと誤解されそうなくらい言った。
その後に家に女連れてきたら、そりゃそいつが彼女なんだって勘違いしてしまうだろう。
「違う違う。あいつはただの友達だよ。考えてみろよ、俺があんなレベル高いのと付き合える訳ないだろ」
でも、俺の彼女はただ一人――佑子さんだけだ。
「何自分のこと卑下してんのよ」
「いや、姉ちゃんが最初に釣り合わないって言ったんじゃんか」
「そりゃそうだけど、あんたってそんなに卑屈だったっけ」
卑屈……それは違う。
別に俺は悲観的になっている訳ではないし、まして過小評価された自分と現実との間に生じるギャップに酔おうなどというつもりもない。
俺が今自分を冷静に客観視出来ているのは、余裕があるからだ。
佑子さんという一人の女性――それこそ俺の彼女でいるには勿体無さ過ぎる程の人――と付き合っているという事実が、
俺に男としてのかつてない自信を与えているのだ。
念の為だが、当然俺は自尊心を満たす為なんて下劣な理由で佑子さんと付き合っている訳じゃないことを断っておく。
「まぁいいわ。じゃあ、何で彼女でもない女の子をあんたは部屋に上がらそうとしてるの」
さっきまでの物腰の柔らかい語調が一変して、疑念に満ちた強めの口調で姉に訊ねられた。
細めていた目も先程とは逆の方向に弧を描いているし、眉まで顰めている。
その様子から察するに、姉が俺にとって危ない誤解をしているのは火を見るよりも明らかであった。
自分で思っておいて悲しくなるが、俺のような男が二股掛けるようなスキルの持ち主だとでも思っているのかこの姉は。
それは俺のことを買い被り過ぎだろ――というか過小評価し過ぎだろ。もう少し実の弟を信用して欲しいものだ。
まぁ肉親だからこそ疑わずにはいられないっていう風な好意的解釈も出来なくはいないが、
漫画が全てのこの姉がそんな心配をする筈がない。負の興味本位で訊いているだけだろう、確実に。
「変な誤解のないよう言っておくが、あいつとは勉強するだけだからな。というかそれ以外にどんな理由があるってんだよ」
「あのあんたが勉強ねぇ……。テスト前日も彼女彼女って頬緩ませてたあんたが勉強ねぇ……。しかもわざわざ友達呼んでまで」
あ、駄目だ。余計疑われているよ。そりゃ今まで家では勉強はおろか、机に向かうことさえ殆ど無いに等しかったからな。
でも今は歴とした動機がある。まぁ好きな子と過ごす時間をなるべく多くしたいなんていう一見しなくてもいかにも不純なものだけどね。
それでも結果として勉強をする気になっている訳だから良しとしようじゃないか。
それにたとえ姉に引かれる恐れがあるとはいえ、
何も言わないままでいる方が間違った憶測を余計に浸透させてしまうだけでより危険だからな。
「これにはちょっと複雑な事情が絡んでいるんだがな――」
「早く行こ」
姉から遠い目で見られない為にも経緯を長々と説明しようとした矢先、突然首下に圧迫感が奔った。襟首を掴まれたらしい。
そのまま思い切り引っ張られ尻もちをついてしまい、更には立ち上がる暇もなく咳き込んでしまう。
喉下を押さえながら何事かと振り向くと、不機嫌を通り越して怒りに満ち満ちているご様子の佐藤早苗がいた。
眉を吊り上げていて物凄い剣幕だ。
せっかくの美人面が台無しだぜとか俺が冗談を言う暇も与えず、佐藤早苗は俺の襟首を掴んだまま躊躇なく階段を上り始めようとした。
おいおい、何のプレイのつもりだよ。
「おい、赤ん坊じゃないんだから自分で歩ける。とりあえず離せ」
対抗意識剥き出しにして俺も精一杯の般若面を作ってみるが、佐藤早苗の鋭い一瞥に完全に制されてしまった。
何なんだ、何がここまで佐藤早苗を怒りに駆り立てているんだ。女って奴は本当に男の理解を超えた生き物だ。
そうは言っても一応言葉は通じたようで、佐藤早苗は渋々といった感じで俺の襟首から手を離した。
それでも視線は俺を捕らえて離さない。そんなに目の仇にされても、その理由がわからないんだから応え様がない。
俺にどうしろと言うんだ。
「彼女さんとの楽しい春休みを謳歌する為にもさっさと終わらせないといけないからね。友達だからって容赦しないよ」
「あぁ……」
何でそんなに棒読みなんだよ。後さりげなく怖い。
友達なだけの佐藤早苗とさえこんなギクシャクした関係なのに、
これから佑子さんと上手くやっていけるのかと若干自信喪失してしまった。暗く淀んだ気分のまま、俺は重い足取りで階段を上って行く。
その途中で一旦立ち止まり、姉の方へと振り返る。
「後で説明するから」
「うん、いいよ。というか何となくわかった気がするから大丈夫……」
そんな冷たい目線で俺を見るな。
あぁ、姉からは侮蔑の、佐藤早苗からは憤怒の視線をそれぞれ浴びせられ、完全に挟み撃ち状態になってしまった。何だこの仕打ちは。
0点を取ると運気もなくなるのか。心の中で項垂れながら、俺は自分の部屋へと向かって行った。
いつもは家族という集合体の中で個別化を図る為の具体性を持った手段に過ぎない部屋の扉の前で、
俺は後ろに佐藤早苗がいるという緊張状態の真っ只中で何故か何となしに一度止まってみた。
そして、年季は感じられるが目立った傷の見当たらない扉を見据える。
それそのものには意味が無く、それがあることこそが重要である存在。
解釈としてそれは、人が理想としてきた愛の形を端的に示しているものだとも取れるし、
はたまたどんな個々も根源的には同種であるという皮肉の縮図だとも理解され得る。
普段注意していないことに少し目を向けてみると、
そこには自分が想像だにしていなかった世界が広がっているということの認識が深まる。
更にそのことは同時に、人が未知の世界への扉に触れないどころか、
それを見ようとすらしていないということの裏返しであることをも意味している。
扉という何気ないものが、見方一つでこれだけのことを教えてくれる。
この現実を目の当たりにして、俺は静かな感動と共に愕然ともした。
今まで自分がどれだけ実感を伴わない雰囲気に依存した生活をしていたのかということを、はっきりと突きつけられて。
こういう時って何か虚しくなる――。
「仲川、何ボーッと突っ立ってんの。部屋に見られたくないものでもあるとか?」
「あっ……悪い。ちょっと考え事してただけだ」
不意に背後から聞こえてきた佐藤早苗の声によって、意識が外交的な方向へと軌道修正された。
慌ててドアノブに手を掛けながら、最近考え事が多くなったことを自覚して苦笑した。
その最たる要因はホワイトデーのあの一件以外にあり得ない。
あの経験がなかったら、大袈裟かもしれないが今でも俺は流されるまま地に足の着いていない浮遊感に支配された人生を送っていただろう。
自身の無知を内省することすら出来ない最大級の不幸。その終わりなき一本道から新たな道程を内示してくれたのは、やはり佐藤早苗だ。
佐藤早苗の無意識の辛辣な仕打ち――俺が勝手に勘違いしただけだが――を受けていなければ、
俺は思考することを知らない感情剥き出しの子供のままだっただろう。
理不尽に対して反発し、原因を追究し、その末に辿り着いた結論を素直に認める――たとえそれが自分の耳に痛いものだとしても。
生きていく過程で少しずつ蓄えていかなければならない倫理的義務を俺は無視してきたのだろうと思う。
そしてそのツケがあのホワイトデーに集約された。そのおかげで俺は思考の肝要さを初めて知った。人は思考しなければ動物と同じだ。
そのことを啓発してくれた佐藤早苗には感謝しなければならない。傷付かなければ痛みは分からない。
痛みが分からなければ、大人にはなれない。
しかし我を忘れる程というのも宜しくない。何事も限度を弁えなければと自分の中で相槌を打ち、俺は扉を開けた。
「これが、仲川の部屋……」
佐藤早苗が口ずさんだ当たり前の言葉に諧謔さを感じて、思わず笑いそうになってしまうのを堪える。
これ以上機嫌悪くされたらもう俺の力ではどうにかする自信はない。
しばらく呆気に取られた様子で俺の部屋を見渡している佐藤早苗を恐る恐る見守る。
宛ら評論家に作品を吟味してもらっている作家のように。
「案外綺麗な部屋ね。漫画とかゲームとかで足の踏み場もないかと思ってたのに」
一先ず安堵した。客観的に――それも男子よりは清潔さを重んずるであろう女子から見て――俺の部屋は綺麗な部屋なようである。
少しでも佑子さんに相応しい男になろうという意気込みの下、わざわざ試験前に部屋を綺麗にした甲斐があった。
それは良かったが、一つ蟠りが残った。佐藤早苗は“案外”と口にした。
それは発言者の頭の中にある一定の予想が固まっていて、それを凌駕された時に用いる言葉。
では、その予想というのは何を根拠にして生まれたものなのか?
勿論様々な方面から発せられるメディア情報のイメージの所産と捉えてもいいだろう。
だが佐藤早苗という人物像を了解すれば、自ずと別の確答が浮かんでくる。それは――。
「お前が今まで見てきた男の部屋がどうなのかは知らないが、別に男の部屋が全部ゴキブリが湧いてきそうなゴミ屋敷って訳じゃないぞ」
かなり皮肉めいて吐いてやった。
別にホワイトデーのことを根に持っている訳じゃないが、勘違いしてしまった身としては遠回しにでも指摘せずにはいられなかった。
佐藤早苗、お前は警戒心も害意も微塵もなく男と接しているのだろう。汚い男の部屋へ足を踏み入れてきたんだろう。
しかし男は宿命としてその部屋以上に汚い欲望を持っている。それを煽るお前の端麗さは、罪だ。
当然最も悪いのは自身の欲求を知らず知らずの内に正当化しようと勘違いする男の方だが、
それを僅かながらも後押ししている側にも気を配って欲しい。
要するに、男側を醜い解釈へと奮い立たせるような原因の種を撒かないでくれってことだ。
財布を人目につくような盗難防止機能の薄い場所に放置して、それを盗まれたとする。
悪質なのは勿論盗んだ人間だが、そいつの理性の箍を緩ませたのは“盗めそうな場所に財布がある”という事実に他ならない。
そういう状況がなければ、そいつは盗もうという気なんて起きなかったかもしれない。
だから、そういう細部のことにまで気を遣って自分の行動の善悪を確かめる。些細なそういった意識一つで、傷付く人間は減るんだ。
まぁ今回は傷付いたおかげで成長の糧を手に入れられた訳なんだがな。
「それどういう意味で言ってんのよ」
「そのまんまの意味だよ」
虚勢を張ってわざと語気を鋭くしてみたが、正直かなり落ち着かない。
さっき思考に熱中するのは程々にしておけと肝に銘じたばっかりだったというのに、
またしても思惟の海に溺れてしまって肝心なことを失念していた。佐藤早苗は何故か知らないが物凄く期限悪いってことをだ。
だからなるべく佐藤早苗の気に障るようなことを言わないよう言葉を選んでいたというのに、
ここでまさか本音を断然と語ってしまうとは何たる失態。かと言って、ここから話の方向性を逆転させる自信は俺にはない。
万策尽きてしまった。だが折角築き上げた佐藤早苗との友好関係をこんな微細なことで振り出しに戻すなんて御免だ。
引き返せないとこから来てしまったのなら、進むだけだ。
佐藤早苗に冷静な見解を示して、少しでいいから彼女自身の落ち度を納得させるのだ。
成功する確証なんてどこにもないが、もうやらざるを得ないんだ。大丈夫、俺にだって論理的思考は常人程度にはある筈。
それを余すことなく駆使すれば丸め込めることくらい可能だ……多分。
「佐藤、俺が思うにだな。まず男って生き物はな――」
「仲川」
「はい」
声が上擦った。ペースを――主導権を完全に佐藤早苗に握られている。
諦めるつもりはないが、今は佐藤早苗に流れを任せるしかないようだ。その主張の中で活路を導き出すしかない。
やってやるさ、やってやるとも。言葉にはしないが、俺はお前が好きだからな。
「お願い。あたしのこと誤解しないでね」
耳を聖徳太子のように研ぎ澄ませようと集中しようとした正にその時、意表を突く程温厚な肉声が聞こえてきた。
我知らず佐藤早苗の方へ向き直ると、敵意とすら曲解してしまいそうなその瞳は既に穏健さに溢れていた。
というか普通を通り越して、何だか余裕すら感じ取れる緩んだ表情はどう理解したらいいんだろう。
今までの短いやり取りのどこに佐藤早苗の斜めな機嫌を変える要素があったのか。
まぁとりあえず不都合な展開へと発展しなかったことを素直に喜ぼう。
「確かにあたし中学の頃は遊んでた。でも、高校生になる前にあたしは変わったの。何でか分かる?」
うん、喜ぶべきなんだろうけど……。ここまで態度を真逆にされてもそれはそれで結構怖い。
無邪気な女神の称号を与えていい程の笑顔の佐藤早苗の考えが全く読めない。
相手の姿が見えていてもその内面世界がわからなければ意味がない――“もの”ではなく“こと”にこそ価値はあることを立証するその事実を、
身を以ってまたお前に学ばされたよ。全く、佐藤早苗――お前は凄い奴だよ。
「そんな唐突に質問されてもなぁ……。まともな回答は期待するなよ」
「いいからいいから、言ってみて」
「恋は女を変えるっていうやつか?」
「大正解!」
うわ、何てベタな。一秒掛けずに出した答えが当たっているのかよ。お前は単純なのか複雑なのか良く分からない奴だな。
まぁその魔性さというか神秘性に、俺も一時期惹かれていたんだがな。
自分の単純さに呆れながら、俺は改めて佐藤早苗を見やる。喜色満面なその顔は、やはり男を魅了して離さないに値するものだ。
それは特定の人物へと収まっていない――誰にでも手に入れられるという可能性のある――という状態でいるには残酷過ぎる美貌だ。
だが、佐藤早苗は今断言してみせた。恋をしていると。
「お前、好きな奴いたんだ」
「うん。小学生がするような御飯事じゃなく、本当の大恋愛をしているの」
「おう、言うじゃないか。お前に好かれるたぁ、さぞかし幸せ者だなそいつは」
俺の言葉に、佐藤早苗は声を出して笑った。友達と他愛も無いことで談笑し合える。
幸せはこうした身近に転がっているものなんだよな、本当に。
「ありがとな、佐藤」
「どうしたの突然。改まって」
「いやさ、同姓の友達はいるの当たり前って感じなんだけど、異性の友達の大切さってのは特別なんだよね」
当たり前のことだが、自分とは外面的構造から内面的思考まで何もかもが懸け離れている存在と円滑に交流出来ているというのは、
陳腐な表現だがそれだけで嬉しいものだ。
本来存在させることすら難しいものを維持出来ているということは、それだけ希少で素敵なのだ。
「友達ねぇ……」
俺の言葉の意味を完全には汲み取れなかったのだろう。佐藤早苗は複雑そうな表情で俺の顔を凝視してくる。
そんなに目を凝らしても、お前には分からないだろうな。女も男も等しく友達として見てきたお前には。
まぁそれは悪いことじゃないから恥じなくていいと思う。それに佐藤早苗は既に恋をしていると言っているんだ。
ならいつか自然と同姓と異性の様々な意味での違いに気付き、次第に俺と同じ考えと至るだろうから。
「ま、いいや。あたしは知っているから」
「知っているって、何を?」
俺は興味本位で訊いてみた。それに、何となく佐藤早苗の顔に「訊いてくれ」って書いてあるような気がしたから。
「本当の恋はね、仮初の恋に傷付いて初めて知るものなのよ。だから、私の恋はすぐ実る。焦る必要なんてないのよ」
佐藤早苗のその言葉の意味を何度も何度も確認してから、俺はゆっくり頷いた。俺にだって分かる。実際に体験したから。痛い程分かる。
「“仮初”ってのは少々オーバーだが、俺もそう思うよ」
「え……?」
続けてこれまた興味本位で佐藤早苗の好きな人を問い質してやろうと試みようとした時――。
呼び出し鈴が鳴った。
反射的に玄関へと向かおうとする。
「悪い。すぐ戻ってくる」
佐藤早苗に小さく告げながら、俺は部屋を出る。駆け足で玄関までの階段を駆け下り、スリッパを履いて家の扉を開ける。
「ただいま〜」
扉の先には、母がいた。今にもはちきれんばかりの買い物袋を三つ抱えている様は、正に近所のおばさんというに相応しい姿だった。
言ったら何されるかわからないんで口には出さないが。
それはそれとして、自分の家の呼び鈴をわざわざ鳴らすとか、俺の母は何を考えているんだ。
「おかえり。てか何で呼び鈴を――」
「信悟。あんたにお客さんよ」
俺の言葉を遮って、気色悪くもニヤケながら母は横にずれた。
遮断するものがなくなかったことで、俺は母の後ろにいた人物の姿をしっかり見ることが出来た。瞬間、動悸を感じた。
「何で――」
「信悟、誰が来たの……って」
「仲川、遅い、よ……え?」
母、姉、佐藤早苗――三者三様のリアクションを見せながらも、その三人の視線は全員一点に注がれていた。
「ごめんなさい、来ちゃいました」
佑子さんが、笑っていた。
投下終了です。
みんなでワルツを踊っているのさ。
そう思えれば傍観者でいられるよ。
意味なんて求めちゃいけないぜ。
あんたはあんたのペース踊ればいいんだ。
>>472 GJ!
なんだか次回あたり期待できそうでwktkです
GJ!
恐らく殆ど理解しているであろう姉の暗躍に期待
>>472 GJ!
とうとう修羅場が・・・w
次回も期待
相変わらず熟考して答えを間違えるやつだな
このスレの主人公にピッタリだ
>>472 お疲れ様。
肝心な所があと一歩のところで触れられないまま、
徐々に話がややこしくなっていく様子がとても好きです。
>「ごめんなさい、来ちゃいました」
祐子さん、GJすぎw
どうしても不安がよぎってしまう。
後生だから俺たちに『仲川死ね』なんて言わせないでくれよ……!
GJ!あいかわらず祐子さんが怖いな
一番純情そうでありながら実は一番腹黒そうなあたりとか、そのうち計画通りとか言い出しそうw
gjあんどwktk
>>431 無料だからそうだよな。
文庫本とか購入して読む場合はまた逆なんだけどね。
作家にクレームを付けたいんだが
どこにクレームを付けたらいいんですか?
まずメモ帳を起動します。→クレームを書きます。→印刷します。→破り捨てます。
避難所でやれ
アンチスレに書けば
いや、筋合いがないよね。
金を払って読んでるわけでもなし、
読めと強制されて読むわけでもなし、
飽くまでも自分から勝手に並べられているSSを読んでおいて、
クレームを付けるって何なの?
意味わからん。
ずっと「一番目の彼女」をwktkして待ってるぜ・・・!
とにかく、このスレに投下している一部の書き手は、他人に作品を読んで貰っているという
至極当たり前の謙虚な気持ちが足りないような気がするな。
書き手のほとんどは自サイト作る技術も管理する暇もなく、また読み手を呼び込む手段もないから、
ある程度の数の読者が確実に見込めるここに投下しているんだろ?
無料で自分の作品を公開できて、更には反応をダイレクトに受け取ることが出来る場所なんて、
そうは手に入れることは出来ないからな。
そういう場所に自分のプライドを充足したいという安易な気持ちだけで、
これ見よがしに厚かましく駄作を投下されたら、読み手はもちろんのこと
他の良識ある作者さんたちにとっても大迷惑だ。
良作を楽しんで余韻に浸っているところに、自己満足臭漂う身勝手なSSを投下するなど、
これはもうテロリズム以外のなにものでもない。
耳の痛いであろう「ごく一部の書き手」に猛省を促すともに、
ここで書かせて貰ってることの幸せをもう一度よく考えてみることをお勧めする。
>>488 自分の言葉を公共の場に晒すっていう責任はいるだろ。金とか筋合いとかの問題でなく。
勝手にSS並べて、というだけなら自分のHPかPCか脳内でやってろってことだし。
本当なら書くまでもない当たり前のことなんだがな、18歳以上なら。
>>491 はずかしいヤツめ
釣りか?
なんか、インターネットについて中学校や高校なんかで聞きかじったような内容だよな
そもそもそーいうのがイヤなお子ちゃま脳は、この手のスレに来てはいけないかと
>>489 どんな内容だっけ?
ちょっとまとめサイトいってくる
反響がなければそういう作家は淘汰されていくだろ
>>491 いや、此処は「嫉妬・修羅場系のSSを投下してもらうスレ」なんだから、
良作だろうと駄作だろうと投下される権利は有るよ。
責任と言うなら、批判や批難、苦い批評を受けても耐えて板を荒らさないのが作者の責任であり、
自分の意にそぐわないからと言って特定の作家を締め出そうとしないのが読者の責任でしょう。
もっとも、スレの主旨にそぐわない「勝手なSS」については、排斥的な意見を受ける謂れが有るけどね。
>>491 「公共の場」にも種類があるだろうが。
お前はアマチュアの絵画展に行って、
「この絵が気に入らない!撤去しろ!」
とか喚いたりするのか?
そういう行動が常識的だと思うのか?
だからお前等その空回りなパワーを実生活(ry
>>493 まだ一話までしか投稿されてないが、
題名からして個人的に非常に気になっている作品なんだ。
ただ、作者さん忙しそうだからなぁ・・・まあ、気長に待つさ!
>>496 相手にするな
気付いてるか?批判してるの全部単発だぞ?
IP変えてるから元に戻せなくてそうなってる
おとなしく修羅場についてでも語ろうぜ!!
一時期平穏だったのに突然無駄にスレが伸びるという事は
約一名がまた暇になったようですね
さーNG登録頑張ろうっと・・・
>>498 今見てきた!うが氏なのなw
最近投下されてないから心配だけど俺も気長に待つぜ!
>>490 取捨選択できる立場にいる癖に、気に入らないものは存在すら許さないなんて随分狭量だな。
少なくとも20歳以上なんだろ? カルシウム摂れよ。
そもそも「駄作」の基準は誰が決めるんだ? お前みたいに口ばっかでかいだけのウスラがか? 図々しいぞ。
503 :
497:2007/11/19(月) 19:10:43 ID:vqMnoVHn
>>502ちょwwwwwなんでお前俺と同じIDなの?
IDが被ることは稀にあるぞ。
ニュー速とか住人が多い板では結構見かける。
別人証明したいんなら
>>502と
>>497がフシアナすればいい
まさかそんな事があるとは( ̄□ ̄;)!!
2ちゃん歴5年目にして初だwww
>>505 ノリでなんとなく別人って分かるわw
まあいざとなったら一日だけコテつけたりfusianasanとか手はあるしね
すげえwww
俺もこんなもの見たの初w
508 :
>>497:2007/11/19(月) 19:53:00 ID:5AaAAkRv
コッチ(携帯)にすることにしたww
しかしながらまぁなんというか…すごいな…
馴れ合いうぜえ
>>502 >>そもそも「駄作」の基準は誰が決めるんだ?
君が言うとおり、この俺様が俺様の狭量な主観で決める
書き手が自由に作品を投下できるように、
読み手には、投下された作品に自由に感想を述べる権利がある
大切な作品を貶められるのが嫌なのなら、そもそも自パソから出してくるなって話だ
いったんここに投下したなら、どんな扱いをされても文句は言えないってことは覚悟しておけ
特に君のように第三者を装って自己弁護するような卑怯者には容赦しない
はいはいスルースルー
つーかさ、プロの作品読んでるわけでもねえんだぞ
温い目で見ようとか思わないわけ?
502ではないが・・・一応テンプレにこういうルールがある。
・職人さんが投下しづらい空気はやめよう
もしこれを理解できないのなら、君にはこのスレは合わないよ。
>>511 自分の気に入らないものを排斥したいという安易な気持ちだけで、
これ見よがしに厚かましく誰も求めちゃいない批評を付けられたら、書き手はもちろんのこと
他の良識ある読者さんたちにとっても大迷惑だ。
良作を楽しんで余韻に浸っているところに、自己満足臭漂う身勝手な感想を投下するなど、
これはもうテロリズム以外のなにものでもない。
何故スルーできない?
人間誰しも、批判されたら言い返したくなるものですよ
ま た お 前 か
批判コメしてる奴達は
どんなに批判言っても
作者は投稿やめず、
読む人は読むし、
読まない人は読まない
という事が分かってないんじゃね?
読みたくない奴は読まないだけで
問題解決だろ
昨日のスレのログを読んだ
なるほどな。トライデントは日本語がおかしいから追放する結論に至ったか
しかし、このスレの荒れようは酷いな。
冬の星空の信者が荒らしているのか?
>>490 君の論理は節穴だらけだ
こんな場所でSSを投下しても名が売れるわけがないだろ
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. _/ ヽ \ ( ) うわー、こっち見てるよ
スルーしろよスルー
>>652よ
何の意味がわからないが、俺がPCの電源を入れたのは20時だぞ
大丈夫か?
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>>653 名前:名無し猫@鋸準備中[] 投稿日:2007/11/19 (月) 20:35:35 ID:b47646e432
>>651 >>作品が投下されたあとに唐突に「クレーム付けていい?」と荒らしが発言
>>その後ID変えての自シ寅による発言(証拠として何故かおなじIDは滅多に現れない)
>>んでついに自分の発言に自分で賛同(しかも荒らしたのは星空の作者!!とか言ってしまう馬鹿っぷり)
↑クレームを付けるうんぬんの時は全くPCの電源も付けていなかったぞ
ID変えて自作自演なんてやっていない。他の荒らし=冬の星空信者が荒らしたと書き込んだだけだ
それ以外の意味のわからん陳腐な書き込みには全然書き込んでないし俺じゃないぞ
俺の標的は日本語がおかしいトライデントのみだ。
それ以外は屑なんだよ
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日本語くんも気づけば古参だな
一年中粘着して何の成果も挙げられてないってどうなの
528 :
:2007/11/19(月) 20:55:52 ID:2cf0e71w
ま、日本語が不自由と云う特徴は存分に見せつけてくれたな。
荒らしているのは一万年だと思うんだが
>>つーかさ、プロの作品読んでるわけでもねえんだぞ
始末の悪いことに、書いてる本人はプロ級のつもりなんだ
そして、叩きは全て自分の才能に嫉妬してる他の書き手だと思っているんだろうけど
>>職人さんが投下しづらい空気はやめよう
そっくりそのまま、腐臭のするSSモドキ書いてる一部の書き手に贈らせてもらう
残念なことだが、スレの健全育成を阻害すると言わざるを得ないSSを書いている作者が若干名紛れ込んでいる
>>こんな場所でSSを投下しても名が売れるわけがないだろ
書いてる本人がそれを分かってくれてないからみんなが迷惑してるんだろうが。
必要とされていないのに、一端の作家気取りをして唯我独尊を気取ってるから叩かれるんだろう
「節穴“だらけ”だ」って、指摘を一つしかできない君の理論の方が節穴ではないのかね?
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/ ,r‐へへく⌒'¬、 ヽ
{ノ へ.._、 ,,/~` 〉 } ,r=-、
/ク ̄`y'¨Y´ ̄ヽ―}j=く /,ミ=/
ノ /ル'>-〈_ュ`ー‐' リ,イ} 〃 /
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人__/ー┬ 个-、__,,.. ‐'´ 〃`ァーァー\
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uzeeeeeeeeeeeeeeeee
また不毛な争いしてんのか・・・
この嵐は本気なのか釣りなのか俺にはわからん・・・
とりあえず追放はNGワードに
お前等 ス ル ー し ろ よ
>>532 聞きたくない指摘を真っ正面から受けたんだ
耳が痛くて当たり前だろう
>>531 会ったことないのにもかかわらず俺の特徴をよく捉えてるな
腹立つくらい似ているよw
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|::( 6 ー─◎─◎ )
|ノ (∵∴∪( o o)∴)
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/\ └ ___ ノ
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いいよな、何にも考えずにAA貼り付けているだけで抵抗できるんだから
日本語が不自由な無能者にはうってつけで、かつ取りうる唯一の戦術だよ
だが、そんな抵抗は無駄無駄無駄
|/-O-O-ヽ| ブツブツ・・・
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. _/ ヽ \ ( ) うわー、こっち見てるよ
職人さんが逃げないことを祈るばかり
ID:1YYy5DIo
今日のNGID
いい加減投下以外で赤い子は黙れ
そんなことよりサメ(の様に貪欲なキモ姉)の話しようぜー!
6XUS3d6EってIDとIPの区別もつかない初心者だろ?
AAの連続貼り付けも荒らし扱いされることは知らないんだろうな
まあ、俺が構ってやってるから削除対象にはならないだろうけど
やれやれ、IDを変えなくてはいけなくなったな
結構気に入ってたんだが
透明あぼ〜んされたら神の御神託を伝えられなくなるから仕方ないか
愉快犯かと思ってたら真性だったというオチにワラタ。
|/-O-O-ヽ| ブツブツ・・・
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>>480 >後生だから俺たちに『仲川死ね』なんて言わせないでくれよ……!
『ゆう君死ね』や『祥ちゃん死ね』思い出してチョット懐かしい気持ちになったw
そういやこの二人以来あまり見ていないな 罵倒される主人公
久しぶりにそういう主人公の話読んでみたいわw
オチ?
まだ始まったばかりではないか
このスレに不要なSSモドキを放逐するための戦いは
|/-O-O-ヽ| ブツブツ・・・
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馬鹿の一つ覚え
>>554 ワラタ
スレ住人に罵倒される主人公もまた良し
俺はトライデント氏と一万年が消えれば何も文句ないよ?
他の作者さんには気にせず執筆していただきたい、これからも頑張ってください!
|/-O-O-ヽ| ブツブツ・・・
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. _/ ヽ \ ( ) うわー、こっち見てるよ
ハッキリ言ってスレが荒れるのは本意じゃないし、他の住民には悪いと思ってるんだ
だけど健全な細胞まで侵食していくガン細胞は、放っておいても自然消滅したりはしない
荒療治かもしれんが、切除して転移を防ぐしか取る手段はないんだよ
このまま跳梁跋扈する某氏を野放しにしておくくらいなら、スレがいっとき荒れるのは仕方がない
尊敬する◆SVNDcoHudE氏の冬の星空を読むことだけが生き甲斐の俺にとっても辛いことだが
|/-O-O-ヽ| ブツブツ・・・
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. \\ \ / ヽ.
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. \∧_∧ (⌒\|__./ ./
( ´,_・・`)目合わせるなって ∧_∧
. _/ ヽ \ ( ) うわー、こっち見てるよ
>>6XUS3d6E
お前、一万年だろ
他の書き手を妬んでつまらないことやってんじゃないよ
そんな暇があったら、文庫本の一冊でも読んでりゃいいのに
>>556 おいおい俺を偽っているんじゃねぇぞゴラァ
うわぁスレが伸びてるから作品来たのかとwktkして見てみたら
……全員救いようねぇ
誤爆スレに書き込みゃいいってもんでもなかろう
幾ら議論で勝てそうにないからといっても非常に見苦しい
負け犬が逃げ帰った犬小屋の中で遠吠えしているようで惨めすぎる
バカばっかー
はいはいミンナ新IDもNGしようねー
日本語くんにはもう慣れたが
不定期に日本語くんに感化されたあほたれが発生するのはまだまだ辛いぜ
小学生に負けてる幼稚園児が
「ミンナ」とか言って、さも自分の意見が大勢を占めているような印象操作しようって魂胆かな?
卑怯なだけじゃない
やり方がせこすぎるよ
作品批判とか何様?生きてて恥ずかしくないの?存在自体が犯罪だから早く死んでね。>基地害糞ゴミ批判厨
なかなか楽しませてくれるねぇ
ここに貼り付いて徹底的に戦ってやることに決めたよ
別に会ったこともなく、今後も俺の将来に何の影響も及ぼさない連中に
回線を通じて罵られても一向に腹は立たないがね
まあ、今後とも末永く頼むよ
これ以降、上の流れはスルーでよろしく。
職人さんが投下しやすい空気にしましょう
いっそスレはスルーしてまとめサイトが更新するの待てよ
>>570 ここまで勝手なことされてスルーなんぞできるか。
投下したいなら書き手が勝手にすればいいじゃないか。
他人の顔色見て投下するような作品はどうせ読む価値もないだろ。
原因は一万年だろ?トライデント氏はもう来ないだろうし。
一万年が投下してからおかしい流れになったんだよ、一難去ってまた一難か
すげえいっぱい投下されてるのかと思った。
作品投下しづらいったらありゃしない
俺は◆SVNDcoHudEさんさえいてくれたら別にいいけど
氏の作品は商業誌に載ってても不思議じゃないくらいで頭一つ抜け出てる
作品としての面白さ、文体の読みやすさ、アイデアの奇抜さ、キャラクターの魅力
そして何よりも書き手としてのマナーも
はっきり言って申し訳ないけど、他の書き手さんとはレベルが数段ちがう
一万年も一度自分の作品と氏の作品を並べて読んでみるといい
作品としてどこがどう違うかがはっきり分かるから
>>575 書き手でもねぇくせにw
例の病気にでもかかったのか?
星空信者の自作自演で他の作者を追い出しかよ
荒れた原因はなんとなくわかったぜ
もう新スレ建てたほうがいいんじゃね?
つか嫌いな作品はシカトして
好きな作品を褒めるレスをすれば良いだろ。
何で嫌いな作品が投下される事ぐらい我慢できないんだ?
お前が嫌いな作品でも楽しんで読んでる人間もいるかもしれないだろ。
この状況が続くようならもう新スレいらないだろ
どうせ不毛な議論で埋まるだけ
>>578 本当のこと言われただけで狼狽えることないじゃないか
それより
>>576ラスト2行の忠告を守れよ、一万年クン
お願いだから、もうこの流れを止めて下さい。
こうなったらしばらくは避難所に場を移せばいいのでは?
あそこなら荒らしも手出しできないんだろう?
まあ、書き手さんがたがあちらで書いてくださればの話だけど…
>579
イヤよ……させないわ、他の女の所へ行くなんてっ!
◆SVNDcoHudE氏は紳士(淑女だったらゴメン)だから、自作を投下しようとしても
直前に他人が投下してたらマナー守って投下延期しちゃうから
邪魔したSSが面白ければ許されるけど、それが読む気もしないSSだったら
ファンにとってはこれほど辛いことはない
そういう目にあわないようにするためにもおかしな作品投下するのは遠慮して欲しいなぁ
いや、身勝手なのは充分わかってる、スマソ
一万年ですが、僕はID:IL0G8Qa3です。XUS3d6Eは関係ありません
志村ー、携帯、携帯
いつもの手じゃないか
携帯持ってないんですが
しらっねえよ!
もう全員黙っとけって!
いう!話!
一万年空気読まず来たw駄目だこいつ
空気読めなかった点については謝ります。ごめんなさい
みんな、ほんとに修羅場が好きなんだなぁ。
口にチャックでもして全裸になっとけ!この超絶修羅バカチンガー!
>>586 星空信者が自作自演で他の作者を追い出したいのはわかった
つまらないSSが投下されるのがムカツクって
他の作者には失礼だろw
トライデントの日本語おかしいSSと一万年のうざいSS以外はなw
作者は投下時以外にコテハン使わない
これ基本な
>>595 熱くなるなよ
>>586は単に「好きな作品を一刻も早く読みたい」って言ってるだけじゃね?
俺も星空たのしみにしてるから気持ちは分かる
それが一万年に邪魔されるのはたまらないって話だと思う
>>592 暗黙のルールも守れないなら来るな
初心者板行って来い。質問があったらそっちでやれ
>>597 お前はノントロや草を叩いていた奴だろ
24時間ルールとか変なテンプレを付けたバカでしょ
IDを変えて、叩いている時点で1年前と全然やり方が変わっていないな
俺の方が嫉妬スレの知名度が高いぜ
このスレではソレスタル・ビーイングって呼ばれてるぜ
>>595 お前はお前で◆SVNDcoHudE氏の作品を叩こうってのか?
このスレで彼より上手い書き手がいるのなら言ってみろよ
星空より面白い作品があるんなら是非言ってみてくれよ
自分では書きもしないくせにいちゃもんだけつけるな
おっ、また新キャラか?
自分のバカさ加減を宣伝せずにはいられない奇特な人だな
さようなら
>>592 作品投下以外のレスにコテハンやトリップは付けない方が良いよ。
作者の言動がその作品を貶めることもあるので読者は作者自身の事を知りたくないし、
それが元でスレが荒れることもありえるから。
>>597 >>601 飛ばしたい作品があるという気持ちは正直なところ分からないでもない。
でもその気持ちをココに表すことが今のような荒れた状況を招いている気がするのは俺だけか?
とにかく作品に優劣をつけるようなレスはできるだけやめようぜ>ALL
トリップ取りました
万年以外の他の書き手さんが劣ってるって話じゃないでしょ
他のスレで書いたとしてもGJはもらえると思う
ただ『冬の星空』が群を抜いているってだけのことだよ
つーかここは、20歳未満お断りの成年板だと思ってたんだが
違うのか?
一万年さんカワイソ杉
AA貼り付けて荒らしているのが自分じゃないことを証明しようと
わざわざ鳥つけて出てきただけなのに
ところで星空ってそこまで神懸かり的に持ち上げられるほど面白いか?
文脈も繋がりの部分で不自然なところが目に付くし、普通の出来だと思うけど
会話というか台詞のセンスだけに限って言えば、一万年の方が上だとさえ思うよ
あ
とりあえず一万年、避難所見てるか?
>>1にリンクがあるから見てきなさい。
「困ったもんだねえ」
荒れきったスレに僕は思わず苦笑いした。
まあしばらくほっときゃSS投下されてるだろ、明日見るか。僕はスレを閉じようとした。
…あれ、閉じないぞ。何度も×印クリックしてるのに。
…………ナ…デヨ………
ん、なんか聞こえた?
……閉ジ………ナ…デ………
んー、閉じないで?スレか?つーかなんで音が聞こえるんだ?別にニコニコ見てたわけじゃねーのに。
まあいっか。そのままシャットダウンしちまおう。
…………ズット見テテホシイノニナンデ閉ジルノ………!!
画面が激しく明滅する。僕はマウスを握ったまま目を離さないでいた。
体が動かない。
ネエ、更新待ッテテヨ。チョット待ッテタラ職人サンガ投下シテッテクレルヨ。
ダカラ私カラ目ヲ離サナイデズット見テテオ願イオ願イオねgなんか方針がおかしくなった全部お前らのせいだ黙ってろ
驚いた。二人居たんだ。
あと、上手いのと面白いのは別。
星空は、決して上手くない。伏線とか会話文とか、色気がない。
沃野のような美しい作品ではない。
信者は、そうやって他を貶ることで、自分を、ひいては作者も堕落させることを知れ。
いや、そういう荒らしなのか? めんどくさいね、どうも。
何で荒れているのか理解できないが
嫉妬する言葉様の内面描写について語ろうぜ↓
>>608 >>612 言ってる事は別にいいと思うけど、他の作品を引き合いにだすのはどうかと思います。
スレ違いじゃなきゃ誰が投下してもよくね?
いやなら見なきゃいいんだし。
でもそれすらできない奴らの集まりがこのスレか・・・
まあ文章力だけ見たら残念ながら冬の星空は底辺レベルだよ。
>>星空は、決して上手くない。伏線とか会話文とか、色気がない。
>>沃野のような美しい作品ではない。
なに星空の人気に嫉妬してんだ
どの書き手だこいつは
お前さんの色気がタップリ溢れてて、沃野のような美しい作品はどれなんだ?
どうせ発表時には飛ばし読みしたろうから、今からゆっくりと読ませて貰った上で
タップリと辛口の批評をしてやるよ
>>608さんありがとうございます。そう言ってくださるだけでとても嬉しいです
言葉様のデートを1時間ぐらい待たせてみた
「もしもし誠くん?
もしかして、待ち合わせ場所、間違えてないよね?
噴水の前のベンチだからね。知ってるよね?
迷ったんなら電話して。迎えにいくから」
「言葉です。大丈夫、誠くん?
途中で事故に遭ったりしてないよね?
これ聞いたらすぐ連絡ちょうだい」
「いい加減にして!連絡ぐらいしてよ
電話くらいできるでしょ!
あたし、心配してるんだからね」
「言葉です。誠くん?電話に出て。
そこにいるんでしょ?
ホントはこれ聞いてるんでしょ?
電話に出てよ。お話しよう。
私の相手してよ」
「どうして来ないの?
どうして電話出ないの?
どうして返事くれないの?
どうして?
どうして黙ってるの?
どうして?」
「誠くん?お願いだから連絡して。
別に怒ってなんかないから。会えるまで待ってるから。
声が聞けるまで、ずっと待ってるから!」
「お願い、お願いだから………
会いに来て……!
顔を見せてくれるだけでいいから……
声を聞かせてくれるだけでいいから……
お願い……!」
「誠くん、来てくれるんだよね……?
あたし……待っていいんだよね……?
信じてるから……あたし、信じてるから……」
「お願いです……返事下さい……
メールでもいいから……一言だけでもいいから…
お願い……一人にしないで……
待ってるから……ずっと待ってるから……!」
「どうして……どうしてなの……?
約束したのに……あたし信じてるのに…
どうして……?」
「ダメなのかな……もしかしてあたし、ダメなのかな…?
あたし、もしかして誠くんに嫌われてる?……
もしそうならそうだって教えて……嫌いなら、嫌いって言ってよ
黙ってないで何とか言って!
お願いだから、お願いだから何か言って!」
「ごめんなさい……変なこと言ってごめんなさい…
怒ってる?怒ってるよね?
あたし、いつもわがまま……勝手ばかり言って……
誠くんのことふりまわして……ごめんなさい、
ごめんなさい!」
「あたし、ねむれなかったんだよ……今日のデート楽しみで……
誠くんのこと考えたらドキドキして……
こんな気持ちはじめてで……どうしていいかわからなくて……
会いたい……あたし、誠くんに会いた……」
「助けて……誠くん……あたしを助けて!
消えたくない……消えたくないよ……
あたし、誠くんの心から消えたくないよぉ……」
>617
作者本人必死すぎw
そして、誠は言葉とデートをドタキャンして世界とSEXばかりやっていましたとさ
着信数999件
消去しましたw
ってオチです
>>617落ち着け。そして釣られるなwww
とりあえずみんな茶でものんどけ
(´・ω・`)つ旦~
そして職人さんたちの投下をゆっくり待とうジャマイカ
ていうか関係無いけど最近ジャマイカとか使われなくなったな…
>>619 つまらなさすぎてお呼びじゃない
即興SSで流れを変えるのにはまだまだ実力不足だよ
出直しておいで
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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荒らしに反応すんなよ
作者に難癖つける奴も、それに反応するやつも同じだ
荒らしは沸くんだからしかたねえって
スルー覚えようぜ?
お前ら
150レス以上伸びてる!!これは神が降臨したか!?
と期待に胸を踊らせながらスレを開いた俺にあやまれ!あやまれ!
もう本当に泣けてくるわ…
ホント、いっそ板から出ていって避難所でやってくれればいいのに
こんな雑談スレは鯖を圧迫する元凶にしかなってないだろ
けど、書き手は自意識過剰気味の人が多いから、
人目につきやすいここを捨てて閉鎖的な離れ小島で
ひっそりやってくつもりはさらさらないんだろうなぁ
はいはいスルースルー
どうでもいいが
「口にチャック」が「ロマンチック」に見えた件について
空気を読まずに投下町wktk
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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避難所とかいって聞こえはいいが……
つまるところは、スレを追い出された負け組が傷を舐めっこするダストシュートでしょ?
腐敗臭が漂ってる私設の保育所みたいで、なんか陰惨というか物悲しいというかw
まぁ、せっかく仲良し同士が集まったんだから、排他的で非建設的な意見を続けていたまえ
下水道にネズミの生息を許さぬほど狭量ではないつもりだから
俺様だよ
どうでもいいけど荒らしってどれくらい前からいたん?
途中からここに来るようになったからあんまり前のことは知らないから
自分と意見の合わない少数派は全てが荒らしかw
ここは18歳未満のお子様は立ち入り禁止だと思っていたが
いつ規則が改正されたんだ?
はいはいスルースルー
>>638 別に聞かなくていーじゃん。
それより一緒に投下を待とうかー
なんちてw
SS書いてる人たちってやっぱり最後の結末まで全部考えてから書き始めてるのかな
いい感じのシチュ思いついても、そこまで持っていく&落とすってのができねえ
>>634 作者さんたち、言うとおりにしてくれるといいね
なんか一方的に正義派ぶってるけど、一皮捲るとタダのクレクレ厨さんたちw
お前らいつまで俺の腹筋を鍛えさせれば気が済むんだ。
>>642 いいんだよ
自分でも知らなかったが、どうやら俺は小学生らしいからw
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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高い塀に囲まれた病院の、施錠がしっかりした病室に
自ら好きこのんで入ろうとする病人など、そうはいないと思うよ
もし来てくれたら大事にしてあげるんだね
IPなどの個人情報を平気で垂れ流しにしかねない個人運営の掲示板になど
残念ながらこの俺は立ち入るつもりはないから安心していいよ
敢えて偏執的な正義を振りかざす輩のアジトに乗り込んでいき、
待ち構えていた毒刃の餌食になるなど、匹夫の勇と言わざるをえんからね
目に見えないところ、しかもたかがネットの匿名掲示板で何を言われようと
こっちは痛くも痒くもないから、遠慮なくどんどんやってくれたまえ
おっ、さっそく避難所住民の登場か?
楽しい夢の島をコケにされ、我慢できなくなって燻り出されてきたのかな?
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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なんかかわいそうになってきた
いいよな、そっちは楽で
一方的に被害者面してコピペするだけで、形式上は反論が成立したことになるんだから
まあ、ともかく今夜はこれでお暇しよう
決して不当な評価じゃなく、まっとうな感想を付けてみたいから、
こっちにもSSの投下を頼むよ
しかし見事に単発IDばかりだなw
じゃあお休み
空気読まずに一人言。
久しぶりにスーファミ起動して、エストポリス伝記Uやってたらティアが可愛くてしかたない。
Tの最初でパーティーにいなかったし、マキシムはセレナとくっつくわけなんだけど、さ。
クリアしたら姉さんが戦争に嫉妬する名作SRPGをやるぜ。
656 :
:2007/11/20(火) 02:53:12 ID:tpPC/x9n
>>目に見えないところ、しかもたかがネットの匿名掲示板で何を言われようと
こっちは痛くも痒くもないから、遠慮なくどんどんやってくれたまえ
の割には顔真っ赤っかにして、必死扱いた書き込みをするんだなwwww
>>しかし見事に単発IDばかりだなw
自分がそんなことばっかやってっから単発が怪しく見えるんだろwwwwww
しっかしなんでこうも日本語お化け(笑)は言語がおかしいんだろうか。
韓国人はさっさとお国に帰ればいいのにwww
たしか最後の戦いに行く前に、ティアに子供預けるんだよな。
それにしても最初のあの公認カップル状態から
ティアとくっつかないのは衝撃的だったな。
突然だがドラクエXにもっと嫉妬分が欲しかったと言ってみる
せっかく微妙に三角関係なんだからさ
二人とも潔すぎるぜ
なんかスレ伸びてるなと思ったらおまえら・・・
一ついいことを教えよう
掲示板上では荒らしは人間じゃないんだ
言葉を書き込むが読まない、というか読めない
コミュニケーションとろうとしても無理
現実世界におけるチンパンジー以下だろ?
SS書いてる人だってそんぐらいわかってるだろうから
放っておいてもたいした害はないよ
ここにいるのは地獄のような修羅場を待つ精鋭の変態たちだろ?
あまり騒がずに全裸にネクタイと靴下を装着するんだ
どうしてもというなら眼鏡の装着ぐらいは大目に見よう
wktkしながら投下を待とうぜ
あさましいな
怖い人がいなくなったと思った途端
小雀どもが湧くわ湧くわw
じゃ、寝るわね
俺たちは変態の中でも精鋭なのかよw
神の投下を待つ忍耐力、
いくつものシチュエーションを考え付く想像力…
どれを取っても精鋭と言うに相応しいッ
嫉妬なんてめんどくさい感情を好むのは変態の中の変態だけですよ
自分でもなんで好きなのか分からない
ていうか、こんなことを頼むの筋違いだけど、星空の作者の人が、ずっと星空は最高だって言い続けてる人に、スレを荒らさないでくれって言えば解決するんじゃない? 日本語お化けは駄目だけど。
作者というのは良くも悪くも作品を投下だけに徹するべきかと
そんなことをすると余計に荒れるとおもふ
俺は変態でいい。
だから早く服を着させてくれ!
>>660 ピザデブを怖いと思う人間なんざこの世にいないからなwwww
まぁ、外に出ない日本語お化け(失笑)にはわからないんだろうけどwwww
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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>>664 あれは同一人物だよ。ただ星空の信者装ってるだけ。
星空の話題出しまくって、さらにID変えてそれに自己レスして作品叩いてるのさ
草とかノントロの時と同じだよ。スルーしる。
別板の書き手なんだが、日本語が少しオカシイ俺の為に、日本語がおかひい修羅場スレを立ててくれ、批判君よ。
そんな私はマゾヒスト。
>>671 知らなかったのかい?
ここがそうなんだぜ
他人を貶して怒らせるために韓国人を引き合いに出す人間がまだいるとはな
こんな下劣な品性の持ち主など、今どき2ちゃんでもそうは見れんだろ
tpPC/x9nとdaRhHbZjは同一人物だろうが、よほど頭に来る、しかも本当のことを言われたんだな
付されたwの数がくやし涙の量を如実に表しているようだ
なんにせよ、これがスレにおいて主流をしめようという人間の感性なんだろう
俺が書き手なら、こんなさもしい人間のためにSS書いてやる気は起きないがね
何故って、こんな人の心を持たない人間に褒められても嬉しくも何ともないから
むしろ、同じ感性の持ち主だと思われたら虫酸が走るよ
まだやってるヽ(´ー`)ノ
本気でネット上の他人をかわいそうに思った
なんというか他にやること無いんだろうなぁ
貶しても無駄、わざとらしいゆとりを漂わせても無駄
回線を通じて何かを言われたって屁とも感じぬよ
>>674 だったら荒れない筈だが?
ムキになって反論するのは、それだけ気になる作品だからだろ。
俺なんか、八割スルーされるぞ。
レスする気にもならないだぞ!
荒れる所か廃れる俺のSS……。
誰かいじって………。
>>679 安心するがいい、今後は俺がいる
ここに投下されるSSには等しく俺の感想が付くことになったから
へたれ作者にはちと耳が痛いことを言うかもしれないが、
優れた作品には心からの称賛を贈らせてもらうよ
むろん批評じゃなくただの感想に過ぎないから、気楽に聞き流して貰えばいい
おまWW
俺が何言いたいか、考えてくれWW
別に料金を取ろうってんじゃないから遠慮しなくてもいい
こういうところじゃ遠慮は美徳ではなく、思い上がりの次に不要なものなんだよ
自分の嗜好や価値観を散りばめた俺様世界を公の場に晒そうってのに、
そんなに照れていては何にも始まらないぞ
黙れ。
これ以上レスを付けるな。
今度は言論の弾圧ですか、ネットファシスト君
都合の悪くなった連中のやることはいつだって同じ
つまんない奴だな
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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>>660 昼夜逆転してんのか?wwwきっもwww
バイトくらいすれば?外が怖いから無理かw
とりあえず、冬の星空の作者と信者がスレを荒らしてるってことはわかった
まぁ、↓あたりに擁護レスがつくんだろうけど
荒らしもそれに反応してるのも静かにしてくれよ…
荒らしに反応するのも荒らし
690 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 15:23:05 ID:itTjNQm3
保守
荒れる以前に自作自演で暴れている奴が一人だけいる
それと煽り行為をしているガキもな・・。
いい加減にうざいんでやめて欲しいぜ
ダメだなぁ、君たちは滅菌された特殊医療室にひそんでいなくちゃ
対人スキルという免疫がなくて、反対意見の持ち主との接触が禁止された病気なんだから
滅菌ルームから出てきた勇気は認めるが、おかしな病原菌を撒き散らされたら他の住民が迷惑するよ
自分たちが強制的に隔離される事実をまず認識しないとね
ああ、ごめん
692はスレの特殊学級、避難所の患者たちに宛てたレスね
ここを荒らすことにより、そちらに書き手を引き込みたいんだろうけど
アクセス数が増えれば、有料サイトととしていいこと一杯ありそうだしね
いい加減にいつもの嫉妬スレみたいにヤンデレについて語ろうぜ
efのみやこの着信99件はこのスレじゃあまだまだ普通の方なんだよなw
話題変えようと必死すぎ
だいたい他人様の書いたSS集めるだけで自分を神扱いしてる人ってどんな神経の持ち主?
IP調べてる時間なんかありません、このサイトで管理人が得をすることありませんだって
敢えて強調しているようだけど、自サイト持ってる人はみんな大笑いしているよ
>>694 efのみやこの着信99件
詳細キボンヌ
そんなものも知らない初心者は取り敢えずレスしない方がいい
>.697
半年ROMるわ
お前らのスルー能力低すぎて笑ったwww
荒らしのレスは自分にフィルタ掛けて見えなくしろ。
できないなら何日かスレが落ち着くまで離れろ。
18才以上の方なら当然そのくらいの事はできるでしょ?
さて、まずは俺のレスを華麗にスルーから始めようか。
聞けよ、
>>699はこのスレで18歳以上の住民を捜すそうだ
久し振りに大笑いさせて貰った
で、君を含めて何人くらいいるのかな?
>>699 先生質問です
どうして腐女子の方はネットじゃ自分のことを「俺」っていうんですかぁ?
>>700 馬鹿にでもわかるように言いますと「仮にも18才以上っつー名目でここに来てるんだから、それなりの態度で書き込め」という事でございます御主人様。
>>701 一人称が「私」だと女臭いからじゃね?
ネットで女々されてもそれはそれで困ると思うが、いかがか?
君達がスルーしてくれないので先生は悲しいです。
ぼくはどうやらバカというか、チンパンジーいからしいので
そんななんかいなことばで教えてもらってもりかいできません
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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抽出 ID:U038xO7V (7回)
U038xO7Vは荒らし認定確実だね
どうでもいいが、これだけ荒らしたら他の書き手はもう書き込めないだろう
さあ、お前さんの自信作をさっさと投下しろよ
念願どおり、お前さんの専用スレッドになったんだから
おれ、次に投下した書き手が真犯人だと思ってる
いや、もう荒らしとかどーでもイイからマッタリSSまとーよ。全裸で。
↓以下、SSをのんびり待つ流れに……なると良いなぁ
俺も誰が他の書き手を追い出そうとしていたのか早く知りたい
もうお前等は死んだ方がいい。スレがしんじまったじゃねえか
○事板の某ファンタジースレはこんなノリで58スレを数えてまだ健在なんだぜw
うーん、これが真理なんだと思うんだけどなぁ…
SSスレのお約束
・指摘するなら誤字脱字
・展開に口出しするな
・嫌いな作品なら見るな。飛ばせ
・荒らしはスルー
・職人さんが投下しづらい空気はやめよう
・指摘してほしい職人さんは事前に書いてね
・過剰なクレクレは考え物
・作品に対する評価を書きたいなら、スレ上ではなくこちら(
http://yuukiremix.s33.xrea.com/chirashi/)へどうぞ
スレは作品を評価する場ではありません
スレが死んで得をするのは誰なのか考えてみた
書き手の方たちは作品を発表する大切な場を失うし、俺たち読み手はタダでSS読めなくなって困る・・・
全ての流れが、保管庫や避難所を運営している誰かに行き着くように見えるのはちと乱暴な推理かな
なんか保管庫叩くレスってこれ見よがしでわざとらしいし
被害者が実は犯人だったってことは往々にしてあること
保管庫はともかく避難所とかいう灰色の閉鎖空間など
最初から大半の住民は相手にしていませんが、なにか?
717 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 18:19:12 ID:jFIolHQ6
カチカチと震える手を見て、俺は深いため息をつきながら、なぜこんなところに
いるのかと、自分の不幸を呪った。
事の始まりはいたって普通だった。妹の七七に、旅行に一緒来るように誘われ、もう一人の妹の樹里や、友達といっしょに旅行する。そんなごくごく当たり前のことだった。
なのに、なんで、なんで飛行機が雪山に不時着し、俺はこんなところにいなきゃいけないのだ。自分の不幸を改めて、呪う。
ただ不幸中の幸いだったのは、一緒にいた旅行メンバー全員が生きていたこと。
さらに、不時着したそばに山小屋があり、管理をしている月野さんが、俺たちを看護してくれたこと。この二つのことのおかげで、どうにか最悪の事態は免れた。
意識を手のほうに戻すと、自分の手の上に、何が面白いのか知らないが、笑顔を浮かべ、樹里が手を重ねていることに気付いた。この状況下で笑顔を浮かべられると言うのは、
我が妹ながらぞっとする。昔から少し変わったやつとは思っていたが。
しかし、今気付いたが、どうやら俺に視線を向けていたのは樹里だけでは無かった。
というよりも、部屋全員の視線が俺に向かっていた。
左端から 友人の言葉と、その友達で転校生のピュセル。その横に、由良、七七 由乃
そして、その奥には月野さんがいる。このときの俺には、何故全員が、俺の方を向いていたかを知る由も無かった。
初出は知らないけど、一応感想つけとく
改行とか、もっと読みやすく考えた方がいいよ
一行に多くの情報を詰め込もうと欲張るから一文が長くなる
それに読点がくどすぎてかえって読みづらくなってる
もう少し読む人のことをデリケートに考えてみては?
あと、SSでageるのは荒れる元だからやめた方がいい
バカみたいに見えるから
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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その名前はもしや!! そしてメンツ多いなー。がんばってくれよ。
カチカチは手が震えていることを表す擬態語としては相応しくないのでは?
七七と樹里はどちらがお姉さんになるのかとか2人の関係は、それがオチに絡むのでなければ、
この段階で明らかにしておいた方が後々いいんじゃないかな?
いったいこの連中がだれなのか、全く知らない人もいるだろうしね
どんな飛行機に乗っていたのか知らないけど、普通の旅客機なら辺り一面死体や重傷者の山でいいのかな?
その辺の描写が不足しているから、浮かんでくる画が中途半端になってしまう
読んだ限りじゃ、特段に救助が困難な状況下ってわけじゃなさそうだし、
直ぐさま救助隊が来れそうだから安心けど
仲間の誰かが、専用の小型ジェットを所有しているほどの富豪なのか?
単に小型機をチャーターしただけなのだろうか? そういう機を使ったパックなのか?
どんな規模の事故だったのか? どんな場所に不時着して周囲の状況はどうなのか?
キモウトを描写することに気が回りすぎて、情景描写が浅くなっていると思う
今回は単なるプロット紹介だからこれでいいけど、本番投下する時にはその辺にも気をつけて書いてみては?
>>717はジョークというか、一発ネタの類だと思うのだが。
せっかく書いてくれた作者さんや続きを楽しみに待ってる読み手に失礼だぞ
彼の勇気を何だと思っているんだ
ふざけるなよ
SSスレのお約束
・指摘するなら誤字脱字
つ・展開に口出しするな
・嫌いな作品なら見るな。飛ばせ
・荒らしはスルー
・職人さんが投下しづらい空気はやめよう
・指摘してほしい職人さんは事前に書いてね
・過剰なクレクレは考え物
つ・作品に対する評価を書きたいなら、スレ上ではなくこちら(
http://yuukiremix.s33.xrea.com/chirashi/)へどうぞ
つスレは作品を評価する場ではありません
>>721は評価というか、激励の類だと思うのだが。
い、いつからここは批評する場所になったんだ……ッ! 何か、何かの陰謀なのか、いったい、何が起きているんだ──。
避難所の連中が書き手を取り込むべく、ここを潰そうとしてるんだよ
>>694 強烈だったなあの着信99件
内容もどんどんと電波になっていくし
久々に空鍋に匹敵する恐怖を味わったよ
来週以降はみやこのこんな表情が見れたりしてw
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,'::::;::::::::::::::::!::::ハ::::;' .i::;' i::!;::::::::!.i:! !:;!:i::::;!::::::::!::i::',\V;;;;!',
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,':::::i:::::::::::::::::|レ' (;;;;)` リ .i:::/ .' (;;;;)レ'`リ::/::リ::::|;';::|`'"!:!
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|::::::!:::::::::::::::::!.', ""゙゙~ , ~゙゙"" 'ソ:::::::::::::|', '、、
!!::::i::::::::::::::::::! ,! j ,.イ::::::::::::::::!', ';';,
!|::::;::::::::::::::::::トi、 ,.、_,.、 -'゙,/::::::::::::::::::ト,'、 ';;;;、
'i:::::!::::::::::::::::::!i;;`-、 ~ ̄~ ,.ィ':::::::::::;::::::::i:| '、ヽ,.';;;'!
i:::;!::::::::::i:::::::リ;;;;;;;! `ヽ、 _,..ィ'";;;i::i:::::::::::!:!:::!:リ `、:;';;;;!
.,!:;'|i::::::::::i:::::::|;;;;_,,| `''ー''" .|;;;;;;;レ|:::::::::::リ::::!:i .〉;;;',
. ,'リ:::i|::::::::::|:::::::!'" ソ i`、‐-リ::::::::::::::;!:|',', /;;;;/`,
/ノハ::';、;:::;:::i';:::ハ',', '、 ' 、 , '、 )\レ'!:::::::/.リ ',', ''"V レ、',
援護亀杉
意味なしワラタ
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■ SS 作 者 さ ん た ち へ の お 願 い ■
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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■ ど う か ご 協 力 お 願 い し ま す ■
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俺はこのスレと避難所両方利用してるけどスレに投下されなくなると困るなあ・・・
まあ、そのうち落ち着くだろうけど。
その見通しは非常に甘い
避難所の中に、ここを潰して書き手を囲おうとしている奴がいるんだから
早く優良サイトとして認められるといいね
あれだ、最近某所で誠死ねコール見て
なんかデジャヴュみたいなもの感じてたんだが
ひさしぶりに保管庫の古いSS読んで思い出した
2年前ぐらいに俺も一緒になってこのスレでゆう君死ねコールしてたんだ
ホントこのスレの連中は時代の先を行く変態どもだぜ
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そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
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>>735 確かにこのスレは変態の最先端を突っ走ってるなwwww
職人ありがとう。そしていいぞもっとやれ!
てか、Nice Boatを考えた人はこのスレの出身者だと思うんだがw
あれは外人だろ?
まさか外人もこのスレ見てるのか!?
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
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重複違反に気付いて、今度は埋め荒らしか
全くその場しのぎの対応ばかりで長期的戦略が立ってないな
処置なし
さて、一両日中に1000まで埋められるかな?
因みに容量もまだ320KBだよ
どの辺が重複違反だったんだ?
何でスレを埋める?
>>735 沃野や妹愛があった頃は楽しかったなあ・・・。
驚いた
分裂を計った姑息な連中が新スレ立ててるの知らない人がいる
なんかわざとらしい雑談ばかり、ウザイな
まだ、荒らしがいるのかよ・・・・・・
自作自演でIDを変えて、荒らしているアホは人生どうするの?
>>744 昨日も引っ掛けようと企んでたみたいだけど、沃野の人を貶めようって魂胆ですか?
物事には始まりがあり、そして必ず終わりというものが訪れる
それが予想だにしなかった今やって来ただけじゃないか
幸い君には楽しい思い出があるんだ
保管庫で過去の世界に生きればいい
誰も邪魔したりしないから
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>>728 俺は逆に狙いすぎた感があったな。
ツンデレが流行った時みたいになんでもかんでもヤンデレに
みたいな風潮は好きになれない。
「俺は」、じゃなくて「あれは」だった・・・。orz
誤字すまん。疲れてるみたいだから寝る。
わざとらしい亀雑談キモス
透明あぼ〜んとか言ってる奴に限って
実は一番熱心にレスを読んでるしねw
>>751 宮村みやこに関してはあれぐらいの描写があってもおかしくはない
家庭の事情があったからな。ゲームでは萌えオタに配慮しtから
そういう暗い話をやらなかったが、アニメ版はみやこのトラウマに
関して、違う解釈で展開しているんだと思う
個人的に病んでゆく女の子と修羅場GJなんだがw
言葉様の黒化するまでの過程がちょっとあれだな
虐めはともかく、自分の好きな男性を取られてくらいで
あんなに病んでしまうのか?
ある程度の男と話し合ったりする経験があれば
ストーカーにはならなかったと思う
さっそく俺様氏の名台詞がコピペ引用されてるな
>>748 長文返してもらって悪いが、何が言いたいのか良く分からん・・・。
懐古厨氏ねってことでおk?
その俺様は今必死に仕事を探している
ニートという立派な仕事に就いているのに
親が他の仕事を探せと言ってきやがる。
全く、頭にきやがるぜ。
年は30歳を超えているが、なあに親の年金で喰っていけるから
別に余裕だぜ。だが。
こんな快適な生活なのに親が死にやがった。
死因は
交通事故。
飲酒運転で罪のない親子を刎ねたらしい。
下手な運転で人間を刎ねるとは最後まで役に立たない遺物だったよ
それで被害者遺族が俺に事故の賠償金払えって言いやがる
泣いている演技は一人前だな。
残念ながら、俺は1円も払う気はない
遺族年金で悠々と暮らし行くさ
>>760 吹いたww
荒らしている奴、悲惨すぎだなw
こういう場所じゃ空気と行間は正しく読んでもらいたいものだねぇ
まぁ、氏ぬことはなかろうよ
君の腹にそれほどの値打ちがあるとも思えんし、なんの影響力もないからね
たかがネットの匿名掲示板で煽られたくらいで思い詰めなさんな
きっと君を必要としてくれている誰かがいるって、このスレの中以外だけど
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>>760>>761 − 精神衛生上、前向きな適応規制 −
努力 努力して初期の目標を成し遂げる。
説得 説得して初期の目標を成し遂げる。
補償 勉強がダメだからスポーツに打ち込む、など。
昇華 凶弾に子供を奪われた親が社会の銃規制を進める運動を展開する、など。
同一化 自分が理想とする人物と自分を同一視して欲求を達成できないでいる感情から逃れる
合理化 負け惜しみ
投射 責任転嫁
ここで中学校の保体のおさらいをさせられるとは
俺様がそんな風だったら、君たちにとっては嬉しいんだろうね
>>761なんかは、もう本当に俺様がそんな境遇に陥ってると心から信じて笑っているではないか
相手を言い負かすだけの能力を持たないゆえに、そんな幻想世界に逃避して……惨めすぎだよ
合理化はまさに無能者の精神を正常に保つための自己防衛機能なんだな
生で人間心理学のいい勉強をさせて貰った、ありがとう
>>760 ところで改行のセンスが最悪だな
書き手志望者なら、悪いことは言わないからやめた方がいい
単に一発ネタだからいいようなものだけど、
こんなんで書き手になったら叩きまくられるよ、君
センスは生まれついてのもので、努力じゃどうにもならないからね
粘着してる奴、ヲチスレでこもってりゃいいのに一々出張してくんなよ・・・・・・('A`)
おっとっと
知らぬうちに乗せられて、気付けばスレ埋めに協力していたよ
しばらくROMって成り行きを見守るとするか
>>766 避難所の人が出張してきて荒らしてるの?
こっちが過疎っている分、避難所はさぞかし賑やかにやってるんだろうな
星空の続きとかもあっちに投下されてるに違いない
誰か報告頼む
そういや、ヲチスレって今どこに建ってるんだ?
ついに終焉が近付いてきたな
なんか最近は一万年の作者より、
彼のアンチの方が荒らしっぽくなってきたな
あんまりそういうこと言うともっとスレが荒れるぞ
自嘲しろ
>>472 次回以降修羅場は確実
佐藤早苗と佑子さんの本格的な恋の戦いに突入するのを楽しみに待つ
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現在このスレは荒らしによる粘着被害が続いています。
そのためしばらくの間、避難所のSSスレをご利用をお願いします。
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/dorobouneko/3/ こちらは阿修羅氏による荒らしの迅速なアク禁・削除が可能です。
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>>774 ここまでの執念深さに人間性を問いたくなるね。
一万年が荒らしているから仕方ない
一万年に引き寄せられた荒らしを何とかしたい
一万年以上に彼に引き寄せられた荒らしを何とかしたい
ゴメン、投稿前に修正入れてる途中で送信しちまった模様…
しかもそれに気付かないで二重とかもうね
吊ってくる
自覚しよ みなさん
で、今日のマイユアについて語らないか
タスケテタスケテタスケテ
↑この頃から依存状態に入っているとは
萌えてきたぜ
キモ姉ヤンデレスレは平和なのにここは「修羅場」なだけに凄い荒れてるなwwww
タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケテタスケテ タスケテ タスケテ .タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ
タスケテ タスケテ タスケテ .タスケテ タスケテ タスケテ タスケテタスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケテ
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タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテタスケテ/ ̄ ̄ ̄\タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケ
タスケテ タスケテ タスケテ .タスケテ タスケテ. / \ケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケテ
タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ / ─ ─ \ケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケ
タスケテ タスケテ タスケテ .タスケテ タスケ. | (○) (○) |テ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケテ
タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ \ (__人__) . /ケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケ
タスケテ タスケテ タスケテ .タスケテ タスケ. / ` ⌒´ \テ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケテ
タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケ ( | ̄ ̄ ̄ ̄| ヽテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ タスケテ.タスケ
ヽ、二⌒) (⌒ニノ
. | |
嫉妬スレが荒れているのでポストに投函してみた図
>>784一万年は僕です。僕は投下以外では書き込みません
>777はスルーでお願いしますみなさん
>788もスルーでお願いしますみなさん
>>788 今投下以外で書き込んでるじゃないか><
ドジ娘か?
517 名前: ◆RKfY.eXwSY [sage] 投稿日:2007/11/19(月) 20:14:47 ID:IL0G8Qa3
人間誰しも、批判されたら言い返したくなるものですよ
553 名前: ◆RKfY.eXwSY [sage] 投稿日:2007/11/19(月) 21:33:05 ID:IL0G8Qa3
馬鹿の一つ覚え
587 名前: ◆RKfY.eXwSY [sage] 投稿日:2007/11/19(月) 22:48:53 ID:IL0G8Qa3
一万年ですが、僕はID:IL0G8Qa3です。XUS3d6Eは関係ありません
589 名前: ◆RKfY.eXwSY [sage] 投稿日:2007/11/19(月) 22:50:21 ID:IL0G8Qa3
携帯持ってないんですが
592 名前: ◆RKfY.eXwSY [sage] 投稿日:2007/11/19(月) 22:55:10 ID:IL0G8Qa3
空気読めなかった点については謝ります。ごめんなさい
605 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/11/19(月) 23:17:30 ID:IL0G8Qa3
トリップ取りました
788 名前: ◆RKfY.eXwSY [sage] 投稿日:2007/11/21(水) 20:50:13 ID:6CqTqiAV
>>784一万年は僕です。僕は投下以外では書き込みません
ハイハイ釣られましたよ
なごめ
な ぜ ス ル − で き な い ?
ぼうやだからさ
携帯から改行について質問なんですが、
文の途中でも一定の文字数で改行するか、段落の切れ目でなくとも区切りのいいところ(句読点など)で改行するべきか。
どちらが読みやすいですか?
後者
一定の文字数にしても意味がないね。
ブラウザは長い行は折り返させるし、
モニターサイズは人によって違うし。
自分はいつもPCから投下してますが
基本は句読点で改行
ただし一行が45文字を超える場合、途中の内容の区切りの所で改行するようにしてます
あるいは45文字に収まるように文章を調整
参考になれば幸いです
では執筆頑張って下さい
ちと亀レスだけど1レスは60行までだった筈
キリのいいところでレスを区切る時は気を付けた方がいいかも
ふわりと、窓から吹き込んだ夜風がカーテンをさらい、頬を撫でる。
窓の空には夜空があって、いくつかの星が瞬いたり消えたりしていた。西の空には月が出ている。今日は満月だ。
月明かりが斜めにベッドを照らし、その光の中に無数の埃が舞っているのが見えた。
電気を消した自室である。
加藤環はベッドの上で枕を抱いて体育座りで蹲まり、出来るだけ何も考えないように気を付けてぼんやりと虚空を眺めていた。
しかしその実、どうにも落ち着かない思考は五感に繋がる神経を圧迫し、感覚を頭の中の空想だけに集中させている。
堂々巡りを繰り返す思考が、最後に行き着くのはやはり、
「……楓、可愛かったなぁ」
今朝の楓の姿を思い出すと、火照った溜め息がついつい漏れてしまう。
忘れようにも忘れられない。それほど、今朝顔を見せた楓は可愛くて、魅力的だった。
彼女なりに精一杯背伸びをした服装、環を見て恥ずかしそうにはにかんだときのうっすらと朱に染まった頬、
かすかに漂う甘い香水の香り、そして腰まで伸びた琴線のようにしなやかで、艶やかな長い髪。
大人と呼ぶにはまだ早い、それでも大人になりきれない少女の純真な輝きが、鮮やかに環の脳裏に焼き付いている。
──その楓が今日、よりによって真守なんかに告白する。
そう思ったそのとき、チクリ、と鋭く胸が痛んだ。
『また』、だ。
楓に対する焦りとも憧れともつかない感情を抱く度、真守に告白するという事実を再認する度、胸に鋭い痛みが走る。
回数は既に覚えていない。それほどの数を繰り返していた。
もう、うんざりだ。
痛み自体は小さく、決して耐えられないわけではない。
しかし、放っておくといつまでも続きうざったいので、環はその痛みをかき消そうと自分の枕を強く抱き締めた。
そうする事で、いくぶん気が紛れたせいか、次第に思考は記憶の沼に堕落していく。
遡るのは、部室で楓に真守への告白の手伝いを頼まれたあの日。その話を承諾したあの日、環の中で何かが軋んだ。
軋みはやがて歪みを生み出し、環は取り憑かれたように作業に没頭した。
おかげでマネの仕事がおろそかになる事も多々あり、楓ではないもう一人に苦言を呈された事もあった。
それでも環は脇目も振らずに、雑誌やネットを駆使してデートコースを練り上げ計画を洗練させていった。
環が真守と幼馴染みという事もあり、初めはどこか懐疑的で遠慮がちだった楓も、
環の懸命な姿を前に徐々に態度は軟化していった。無事に計画実行日を迎えた今では、楓の気持ちはすっかり変わったようで、
ちょくちょく感謝の念を向けられるようにまでなっていた。が、環に言わせれば、それは見当違いも甚だしい。
もともと、楓のためにやっていたわけではないのだから。
本当は、ただ証明したかったのだ。楓が真守を好きだと打ち明けてきた時感じたおかしな感情を否定したかっただけなのだ。
そんな意地とプライドに突き動かされ続けた結果、出来上がったデートプランを環は完璧だと自負している。
そのまま雑誌におすすめとして載せてもいい、とはさすがに言い過ぎだが、
少なくとも対真守専用としてはこれ以上ないと断言していい。
あえて言えば雨だけが唯一の不安材料だったが、幸いにも今日はうまいくらいに晴れてくれた。
記憶の沼から這上がった環は、瞳を閉じて静かに想像する。
二人で歩く月明かりに照らされた湖畔。ほとりから道なりに歩いていくと、現れる大きな噴水。
硝子を散りばめられたその噴水は夜になると内部からライトアップされ、幻想的な光を辺りに放つ。
そして、蛍のような淡い光の中で楓は真守と見つめあい、告白するのだ。
頭の中で再生されるその光景は、映画のワンシーンのように感動的で、身悶えするほどロマンチックだった。
いや、なにも仮想に限定するまでもなく、現実もきっと最高の雰囲気に違いない。
──しかし。
どうしてだろう。それでもなお楓の告白が成功するとは、環には思えなかった。むしろ成功するわけがない、とさえ思う。
根拠はある。
だいたいにおいて、楓ほどの美少女が真守なんかを好きになるなんておかしすぎるのだ。
だって楓の想い人である真守はとろくて、気が利かなくて、図体だけでかくて、楓が牽かれる所なんて全然ない。
真守は優しい?優柔不断なだけだ。
真守はかっこいい?どこが。
楓の真守に対する感情は、単に最近のマネージャーとしての激務でおかしくなっているだけ。
だから今日のデートで前述の真守の正体を知れば、さしもの楓は幻滅し、
真守への想いもただの気の迷いだと気付くに違いないのだ。
そうやって根拠は確信へと到る。時折心に浮かぶ疑惑は全て強引にねじふせる。
そうすると、いまだくすぶる胸の痛みが和らぐ気がした。
ダメ押しとばかりに再びぎゅうっと枕を抱き締めて、胸の痛みを沈黙させる。
潰された枕に染み込んだシャンプーの匂いが微かにかおり、嗅覚を先陣にして、圧迫されていた五感に神経が通う。
そして環は、ハッとする。思い出したようにベッド脇に置かれた時計を見た。
暗闇の中で掲光塗料が妖しく光る短針は8を、長針は12を差している。
八時。もう八時、だ。
事前の計画通りなら、そろそろ二人は帰途につくだろう時間である。そして、告白の結果ももう……。
そう思ったそのとき、突然携帯電話が歌い出した。
環はビクリと体を震わせて反応する。携帯が口ずさむその曲は、春に流行った穏やかなラブソング。
口ずさみやすいメロディーと歌詞から、お気に入りの曲のひとつであり、環はこの歌を春先からずっと着うたに設定していた。
ベッドの上で震え続ける携帯。環は弾かれたように携帯電話を手にとり、折り畳まれたそれを開いた。
暗闇に青く光るディスプレイ。そこに表示されていたのは、「家本楓」の文字と彼女の携帯番号。
今朝、楓は告白の成否はともかくとして、結果を報告すると言っていた。用件は間違いなくそれだろう。
そう思うと、胸が緊張で押し潰されそうになり、呼吸が乱れる。胸に手を置いて、深呼吸を一つ、心を落ち着かせる。
それでも、通話ボタンを押すだけの作業がたまらなく難儀だった。
何かおかしな感情が、環の指を縛りつけていて、それでも無理矢理動かすと痙攣したように震える。
大丈夫。うまくいったわけないのだから。楓はきっと気の迷いだと気付いてくれたはずだから。
そう心に言い聞かせ、なんとか。本当になんとか通話ボタンに指を這わせて、親指に力をこめた。
そして通話モードに切り変わった携帯を恐る恐る耳元に持っていく。
第一声は声が震えないよう、上擦る事がないよう気を付けて口を開いた。
「……もしもし」
うまく不機嫌そうな声が出て少しだけ安心する。
「あ……、たまちゃん?」
電話の向こうから、どこか間の抜けたおっとりした楓の声が聞こえた。
「……何か用?」
「あ……、ご、ごめんね?もしかして、寝てた?」
「別に、寝てないわよ。それで用って何?」
「その、やっぱり、たまちゃんには話しておきたいから……」
「……で、用は?」
言葉に刺が入る。
もともと用件などひとつしかないのだ。さっさと本題に移り、環の知りたいそれについて話せばいい。
それなのに、楓は環をじらすように本題に入ろうとしない。
それが、環の苛々を仰り、環の声は演技ではなく不機嫌になっていく。
「本当に、ごめん、ね?」
「いいから、用は何?」
環は苛々を隠さず言う。
「あ……そ、その、具合悪そうだから、ま、また、かけなおそうか?」
「いい加減にしてっ!!用件は何って聞いてるのっ!!」
とうとう耐えられなくなって声を張り上げてから、しまったと思う。これでは自分がムキになってるみたいだ。
「あ、あの、その。きょ、今日の結果を報告しようと思って……」
電話の向こうでは躊躇いがちに楓が言葉を紡いでいる。
その楓の勇気に水を差さないように、今度こそ環は極力気持ちを落ち着かせて、
「そう、で、どうだったの?」
「あ、うん。そのね……」
沈黙。
それはまるで受話器を持ち換えただけとでも言うような僅かな間であったが、今の環にはたまらなく長く嫌な時間だった。
この感じ、高校受験で滑り止めに受けた学校の合格発表時と似ている気がした。
結果は分かっている。だけど、万が一の可能性に対する恐怖が環の中で大きくなっていく。そんな緊張。
ゴクリと生唾を飲み込む。
緊張に爆発しそうな心臓を胸ごと抑える。
そして、環は楓の言葉を待った。
「……真守くんね、オッケーだって」
「え……?」
瞬間、頭の中が真っ白になった。
「私と付き合ってくれるんだって」
まるで遠い異国の言語のように、楓の弾んだ声は頭に定着せずそのまま外に流れていく。
自分を支えていたはずの確信があっさりと崩れさり、環は心の置き場を失い呆然とする。
同時に携帯を握る力が無意識に緩み、指の隙間から滑り落ちた。
落下した携帯が太股に衝突し、そのかすかな痛みが頭になけなしの理性を戻させる。
「あ……」
慌てて携帯を拾いあげて、環はそれを耳に当てる。電話の向こうの楓は、心配そうに環の名前を呼んでいた。
「……まちゃん、どうしたの!? ねぇ、大丈夫!?」
「だ、大丈夫、だから。ちょっと携帯を落としちゃっただけ……」
はは、と渇いた笑い声。それが自分の声とは、とても思えなかった。
「そ、そう? なら、いいんだけど……」
そう言って、楓は言葉を切って黙りこんだ。環も黙りこむ。
嫌な沈黙。
何か言わなきゃ、と思う。だけど、真っ白な頭の中で言葉が舞ってしまって、どうにもならない。
「あ、あの、それでね、たまちゃん」
沈黙を打ち破り、楓は改まったように言葉を並べる。電話の向こうで彼女が大きく息を吸ったのが分かった。
空っぽのまま環は思わず身を固くして、
「な、何よ……?」
「……本当に、ありがとう。全部たまちゃんのおかげだよ」
柔らかなその言葉が、鋭い刃となり環の胸に突き刺さった。今までと違う強烈な痛みに、吐気さえ覚える。
続けて楓は、
「あのね、これからね、真守くんが家まで送ってくれるんだって。ふふ、やっぱり真守くん優しいね」
「そ、そう。よかったわね」
「うんっ!!」
声を聞くだけで、見たことないほど嬉しそうで、幸せそうな顔をしている楓の顔が目に浮かぶ。
不意に、頭の中で思い描いた楓の隣に真守の姿が写り、腹の底がジワリと鈍くうずいた。
そのとき、電話の向こうでは、楓が話を終結に持っていこうとしている。
「私、今、トイレでね、真守くん待たせてるんだ。だから、ごめん、もう切るね」
それだけ言うと、環の返事も聞かずにいきなり電話は切れた。
賑やかな声が消えた後には、虚しい機械的な電子音と、おそろしく深い静寂だけが残った。
思考は何も考えない。目の集点が合わず、視界には何も写らない。
何か大事な物が抜け落ちたような喪失感に、環は身動きさえ取れない。
そんな環を嘲笑うように、頭の中では幸せそうに話す楓の声が幾度も反響していた。
──私と付き合ってくれるんだって。
──本当に、ありがとう。全部たまちゃんのおかげだよ。
──あのね、これからね、真守くんが家まで送ってくれるんだって。ふふ、やっぱり真守くん優しいね。
その一つ一つがぽっかりと空いた心の穴に吸い込まれるようにして、虫歯のようにズキズキと染みる。
しかし、それ以上に大きな喪失感が、まるで津波のように胸の痛みをまるごと飲み込み、かき消していく。
そうやって、環は呆然としていた。
一分か十分か、はたまた一時間か。
時間だけが、多大な喪失感を徐々に埋めていく。やがて、とうとう喪失感を超えた胸の痛みに、環はふと我に返った。
止まっていた世界が、思考と共に回りだした気がした。
すると、唐突に自分に対する言い知れぬ怒りが腹の底から沸々とこみあげてきて、
たまらず環は握っている携帯をベッドに叩き付けた。
そして、未だくすぶるおかしな感情や、胸の痛みをその怒りのままに無理矢理ねじふせた。
腹が立つ。なぜ、自分がこんな気持ちにならなければいけないのか。真守が誰と付き合っても環には関係ないはずだ。
そもそも真守なんて大した事ない、平凡な男だ。
特別頭がいいわけでもないし、運動神経はまぁ上々でサッカーの代表に選ばれこそしたが、
それは単にサッカー協会の見る目がないからだ。
顔だって全然冴えないし、でかいだけでとろいし。
昔から泣き虫で、「真守」と言う名前にボロ負けしてきた情けない男で、彼の後れをいつも環がしり拭いをしてやってきた。
だから、これからは真守の面倒を見なくてすんでせいせいする。
自分の事だけに集中出来るのだ。こんなにすばらしい事は他にない。
むしろ、情けない男の面倒を見なくてはならない楓がかわいそうなくらいだ。
そう。これでいいのだ。
だって環は──、
「──真守なんか、何とも思っていないんだから……」
投下完了。
推敲不足です。
誤字、脱字がありましたら指摘してください。修正します。
それでは、また次の埋めネタで
はいはい>812もスルースルー
>>811 乙。嫉妬に苛まれる女の子はいいものですね
さて次スレの終わりまで全裸で過ごすか
>>811 超GJっす
やはり自覚してるのに、必死に否定しつつ嫉妬してる女は良いっす
次回も全裸でwktkしながら待ってます