天元突破グレンラガンでエロパロ 3

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
アニメ「天元突破グレンラガン」についてのエロ妄想をマターリと語るスレです。
お前のドリルでエロパロの天井を突き破れ!!

■前スレ
天元突破グレンラガンでエロパロ 2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1189785214/

■過去作品はこちらに収納
エロパロ板総合保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

■次スレ立てについて
それは980がやるんだよ!
(又は500kbを超える前にスレ立て)
2名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:44:07 ID:f9PFC3rE
■関連スレ(pink鯖のみ)
天元突破グレンラガンのエロ画像 10ボイン
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1191038710/
【乳尻】グレンラガンエロ絵描こうぜ【ドリルッ】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocg/1178970123/
△天元突破グレンラガン エロなりきり第9話△
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1192457036/

■総合まとめwiki
http://www23.atwiki.jp/dansemacabre/
3名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:50:50 ID:3UB5sA7J
宇宙一のドエロ>>1
4名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 02:08:46 ID:f9PFC3rE
念のため

SS保管庫管理人様へ
いつもご苦労様です
前スレは未保管のSSが保管されるまで保守しておきますので
お手数ですがそちらの保管からお願いします
5名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 10:21:37 ID:deCFp0pR
ここって即死ある?
6名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 12:09:16 ID:K9Yy+HDu
あった気がする
7名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 13:27:41 ID:KjT/pC0S
即死回避
8名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 14:18:31 ID:3PfF8hDj
オツ
9名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 16:29:18 ID:Avks+Sz5
>>1乙ることは>>1乙ってました
10名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 17:29:59 ID:TGp4W4sd
>>1を乙だと思っていやがる!てめぇら全員乙りやがれ!天の光は全て乙!

即死回避に参加するぜ兄弟
11名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 20:05:34 ID:VdLo7QKX
ダブルブーメラン>>1乙ッ!!
12名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 20:47:45 ID:HUphofbj
ところでいわゆる『オトナ語』というやつだと思うけど
『ごくろう』より『おつかれ』の方がいい気がするよ……
あ、>>4がすでに定年退職も済ませて誰よりも年長者とかなら問題ないかな!
13名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 21:02:56 ID:hTyqkRjS
前スレの817の数年後を勝手に構想

その後、兄貴は病に倒れ返らぬ人となる。
シモンはロージェノムの意思継ぎ校長となる。
そして学校の名前を勝手に変えて「テッペリン校」から「カミナ校」に変更。
校長室の外にカミナ像が設置される。
そのクラスメート達は各進路へと進む。
キタンはカミナ校の教師して残り生徒達を指導する。
ダヤッカは学年主任になり当時生徒だったキヨウと結婚して近日子供が生まれる予定。
ロシウはシモンの右腕として副校長になるが実質彼が校長的役割を担っている。
ヨーコはこの学校の教師要請を蹴り、新天地の離島の小学校へ赴任する。
リーロンは相変わらず保健室の先生をするが不在の時は助手に任せてる。
キヨウは学校を卒業後にダヤッカと一緒になり一児の母となるとのこと。
キノンはロシウの秘書となり彼をサポートするが一向に進展はしてないとのこと。
キヤルはダヤッカの家に居候してキヨウの家事を手伝っている様子。
ギミーはこの学校の生徒となりグラパール部に所属する。
ダリーもギミーと同じくこの学校の生徒となり同じ部活に入る。
ニアはシモンの身の回りを世話をするが秘書としてではなく恋人としてとか。

勝手に構想してみたがこんな感じかな?
14名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 21:04:52 ID:RQfsJ5vm
グラパール部って何だwww
15名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:11:13 ID:sEF04+1Y
風紀王は?
16名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:16:01 ID:gdjSxkNF
学パロでぐらいヨーコとアニキを幸せにしてやってくれよう
17名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:20:59 ID:hTyqkRjS
あくまでも俺が勝手に構想したものだから変更、改変は各自の自由。
これまでの作品リレーが絶妙であるのでこの螺旋力だけは消してはならぬ。
この学パロの続きは諸君が作るものなので各自の理想の構想があればそれいい。
18名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:33:03 ID:dOkRFXJu
とりあえず、密かに女体定時王の支援投下しておきますね
小説楽しみにしてるぜ!
ttp://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00163.jpg.html
19名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:33:26 ID:zh2IXqvW
CDが出たらどうしてもメインキャラの立ち位置が決まっちゃうな。
原作には抗えないサガが…
20名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:44:12 ID:wMXq8t47
いやあぶっとんでそうだし
公式学園もここのパロものんびり全裸で待機&投下してればいいさ
21名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:53:53 ID:VdLo7QKX
>>18
ちょ、ねこみみwwwwwww
22名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 23:10:55 ID:rB+0OPVC
>>18
ヴィラ子職人達の描くおっぱいは
どれもこれも可愛くて揉みたくなるから困る
23前スレ53:2007/10/27(土) 00:24:32 ID:+r9IcEzx
新スレおめでd
前スレでは学パロ含めて好き勝手やらせてもらってありがとうございました。
これからもよろしく頼むエロスの兄弟たち。

とりあえず自分の書く学パロ作品に関しては、カミナを含めて本編で死んでしまった奴ら全員
ジジババになるまで長生きして大勢の孫や子に見取られながら大往生するつもりで書いてるのでアニキは死にません。
アニキ好きさんは安心してお読みください。まだ自分の作品にはほとんど出てないけども。

ついでに進級も卒業もしないし学校名やら年齢やら学年の上下関係やらの細かい設定もしません。
読み手の想像にお任せします。
自分の学パロに関してはそんな感じで進んでいくかと。


でも学パロばっかじゃなんなので次は本編準拠で何か投下します。
24名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 00:45:06 ID:Aal12CNr
53のアニキが今まさにエロパロスレのリーダーだ!
これからもwktkしながらお待ちしております
自分もたまにSS投下しますんで
25名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 01:30:14 ID:Bn14qfqi
うわいつの間にか新スレ立ってる!螺旋力すごすぎ>>1乙!
53氏も他の職人さんも頑張れ
個人的にはダリーを待ってる
26名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 08:20:02 ID:adM6ERjl
なぜ人間組しかいない…獣人組はどこへ行ったぁ!!
27名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 10:55:22 ID:BGNmxA7V
ヴィラル(♀)「こ……殺せッ!」
28名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 11:14:15 ID:CjXYFYg9
>>27
まさかこのネタがくるとはw
2918:2007/10/27(土) 18:11:47 ID:MEuEHGmF
過去ログの小説にムラムラしてまたやってしまったすまない。
http://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00164.jpg.html
温泉やけくそ女体定時王「よく来たな、ハダカザル!」

正直すまんかった、体育座りで大人しくしとく
30名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 18:31:57 ID:uosOYUr4
>>29
全力で吹いたwwwww
たしかにヤケクソwwwww
31名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 18:34:56 ID:BGNmxA7V
ちょwwwwwおまwwwwwwwwww
ナチュラルに紛れ込ませんなww
32名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 18:59:22 ID:7padbvww
>>29
きゃわええええええええええええええ!!
33名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 19:09:20 ID:Rc423Ohn
違和感ねええええwww
34名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 19:40:12 ID:4AswApM/
>>29
おまえ神wwwwwwwwww
35名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:27:22 ID:3Nmhl7x+
誰かヨーコアニキと幸せエンドの話書いてくれ。
特に53さんとかお願いします。
36名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:39:40 ID:CjXYFYg9
53さんじゃないが、指名されるのってありがたいだろうけど、他の職人が書きにくくなるんじゃないか?
なんて言うか・・・畏縮しちゃう?53さんが書くのなら・・・っていう感じで。
37名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 23:00:20 ID:PX9431H9
というか53とかわざわざ名前欄にいれてる意味が分からない
38名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 23:07:39 ID:myJ/gnG/
ん?数字コテの意味が分かんないって事?お客さん匿名掲示板は初めて?
39名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 00:24:56 ID:JCt7KtDA
というか、二作以上投下してる人は鳥とかつけたらどうかな

そしたら保管庫の人も同一作者で並べたりしやすいと思うんだ
40名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 01:35:13 ID:+upNcVVL
何か新スレたって早々に微妙な空気になっとるな。
これでは書き上げた人も女体化の人も投下し辛かろう。

鳥の件は住人の間で意見をまとめたほうが、書き手も心穏やかでいられるのではないかと思うんだがどうだろう。
俺は今後も投下が続く人であるのなら、つけてもらったほうがわかりやすいとは思う。
41名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 01:36:37 ID:UOxyjmi7
>>29
ちゃんと腕を長めに、手を大きくしてるあたり芸が細かいなこの野郎!
ちょっとわっしょいわっしょいしてもらってくる
42前スレ723:2007/10/28(日) 03:47:37 ID:KG+uQtxk

キノロシ書いた者です
需要あるかわからんけど、新スレ記念に流れを読まずロシキノおいていきますね
強襲のキノンのつづきっぽいです。16スレ拝借
一応今回は鬼畜っぽい黒シウ×キノンを目指しましたが
やっぱりロシウはヘタレじゃないとだめだという結論に至った


43逆襲のロシウ1/16:2007/10/28(日) 03:48:14 ID:KG+uQtxk

七年もかかって、ようやく互いの気持ちを確認できた。
それに至る経緯は、もう思い出したくもない。縄とか、縄とか、縄とかもうしばらく目に
したくない。ある意味、男として二アの料理以上に深い傷を刻み込まれた。

けれど、それだけ彼女が自分を想ってくれていたことは、何より嬉しかった。
彼女が傍にいるだけで、幸せな気持ちになれる。
言葉を交わしたり、隣に座ったり、何もかもが新鮮で些細なことが嬉しくて――多分、最近
仕事のスピードが遅くなってきたのはその影響なのだと思う。

しかし、だ。
両思いになったからといって、この現状に甘んじているわけにもいかない。
何故ならキノンの突然の強襲を受けて早二ヶ月、そう、もう二ヶ月も経過しているのだ。

二ヶ月、何も起こらない。
起こらない、というか起こせないといったほうが正しいのだが、ともかくも次のアクションに
二の足を踏んでいる。
つまるところ、一度行為に及んだきり、体を重ねていない。
それだけならいいが(いやそれだけでも充分ふがいないのだが)、キスすらしていない。
前回は、何というかなしくずしの結果で、普通の恋人同士ならあれはない。
そう、普通なら男のほうから積極的に行くべきなのだろうが、それがなかなか難しい。
ここぞというタイミングが分からないのである。
このまま進展できず更に一年、二年……そしてまた七年か? それだけは避けたい。

まずどこで行為に及ぶべきなのかが分からない。
まさかまた仮眠室というわけにもいかないし、そもそも仕事場でなど、低俗下品極まりない。
互いの自宅……もないと思う。
どういう過程を経たらキノンの家に行けるのか、いくら考えても思いつかなかった。

恐らくシモンが今ここにいたら、『男ならやれ!』だの『無理を通して道理を以下略』うんぬん
簡単に言ってくれるのだろう。
『ニアとこの間ラブホで〜』とか何とかのろけていたのを記憶の片隅に覚えている。
コスプレがどうとか体位がどうとかいう話もどこかで聞いた。
下品だとは思うが、正直こういう類の話に関しては彼の螺旋力に脱帽せざるを得ない。
当時は右から左へ聞き流して『仕事をしてください』と言っていたが、今は切実に思う。

ちゃんと聞いておけばよかった。

無理を通したくない。道理を蹴っ飛ばしたくない。大事にしたいと思っている。
しかし大事にしすぎて次のステップにやっぱり何年もかかっていたら世話はない。
結局答えの出ない思考の堂々巡りに、ロシウは一人溜め息をついた。


44逆襲のロシウ2/16:2007/10/28(日) 03:50:19 ID:KG+uQtxk

仕事の息抜きに執務室を出たところで、ふとキノンの後ろ姿を見つける。
話しかける前に、彼女の姿はオペレータールームに消えた。
追いかけて、彼女が見慣れた短髪のオペレーターと話しこんでいるのに気づいて立ち止まる。
「どうだった? ギンブレーさん」
「それが、やっぱり色々大変だったみたいで……」
ギンブレー? 大変? 何の話だ?
立ち聞きなど趣味ではないが、キノンのこととなれば話は別だ。
こっそりと耳をそばだてる。
「二人きりで一日中話したんだけど、結局結論は出なかった」
「先週の日曜日だったっけ? まあ男女の関係なんてそんなものよね」
一日中、話した。先週の日曜日に。ギンブレーとキノンが二人きりで。
大変だったけど、男女関係なんてそんなもの。
彼女たちの会話から語句を拾い集め、つなぎ合わせて世にも恐ろしい文章ができあがって
しまった。
これは、真偽のほどを確かめなくてはならない。
ロシウはキノンがオペレータールームを立ち去ったのを確認して、シベラの傍に駆け寄った。
シベラの背後に立ち、ごほん、軽く咳払いをする。
「あ、総司令。何かご用ですか?」
「ん……その、今の話……」
視線を泳がせながら、小声で呟く。
「ああ、キノンさんがギンブレーさんを家に呼んだって話ですか?」
「は!?」
ロシウは目を剥いて、素っ頓狂な声を出した。その反応にシベラが更に驚く。
「だから、ギンブレーさんがキノンさんの自宅に遊びに行ったって話じゃ……違うんですか?」
「あ、あああ遊び? プレイ? キノンが、遊ぼうと、誘ったと?」
眩暈がする。まさか、いや、ただの同僚で、純粋に遊びに行っただけで。
でも、自分はまだ一度も呼ばれたことがない。
いや、友人なら自宅に呼んでもおかしくない。
しかし、自分はまだ一度も行ったことがないのに。
ロシウはぐるぐる頭を回る不安な仮説を打ち消そうと必死に努めた。

「妹さんのことで丸一日ギンブレーさんの相談に乗ったとか……ってあれ? 総司令?」
シベラがそれを口にしたとき、すでに隣に総司令官の姿はなかった。


45逆襲のロシウ3/16:2007/10/28(日) 03:50:55 ID:KG+uQtxk

――彼女を独占したいと思ってしまうのは、おかしいことなのだろうか。
暗雲が次第に空を覆うように、腹の奥でどす黒い感情が湧いてくる。
今やギンブレーはもとより、彼女がギミーと話しているときでさえ、苛立つようになっていた。
自分がこれほど嫉妬深いとは思わなかったのだが、やはり一度体を重ねたせいだろうか。

(キノンは僕を好きだと言ってくれて、僕も好きなわけで)
だから一応自分は、多分、恐らく、キノンの恋人だ。
もちろん大事にしたいけれど、もっと触れたいとも思っている。
いつどこでキスしようと、それ以上のことをしようとそれは普通のことなはずなのだ。
なのに、やはり一歩踏み出せない。
へたなことをして傷つけてしまうのが怖い。
どういう経緯でその状況に持って行けばいいのか分からない。

こうしている間に、キノンが自分の元を去ってしまうのではないだろうか。
もし、もしギンブレーに多少なりともキノンへの慕情があったら……
そこまで思い浮かべて、ロシウは自分の頬を叩いた。
「何を考えてるんだ、僕は!」
「総司令?」
背後からその女性の声が聞こえて、ロシウは弾かれたように顔を上げた。

「キノン」
ひどい顔をしていたのだろうか。振り向くロシウを、キノンは驚いた表情で見つめた。
「その……ギンブレーが君の自宅に行ったという話を耳にしたのだが、本当なのだろうか?」
恐る恐る問うと、キノンはきょとんとして目を瞬いた。
「え……? ええ、本当です」
愕然とした。
そうか、開いた口が塞がらないとはまさにこういうことか。
あれこれ悩んでいる間に、まさか部下に先を越されるとは。
「そ、そ、そうか。それで、い、一体何を」
普段どおりに冷静な表情を繕うが、自然と声が上ずる。
キノンは首を傾げて、うーん、と唸った。
「お茶を飲んで、えっと食事して、色々お話をしました」
「食事、というのは、君がつくったの、か?」
「? えぇ、一応。それで聞いて下さい。キヤルったらギンブレーさんに…………」
キノンの手料理――――――!?
自分もまだ口にしたことのない、未知の味を、あのキノコ頭は咀嚼したと言うのか。
エリンギ、しいたけ、まいたけ、しめじ……これから先、きっと自分はきのこを食べる際に
軽く殺意を覚える。それだけは確信した。
ロシウはわななく拳を握り締めた。
キノンが続ける話はもはや耳に入ってはこなかった。


46逆襲のロシウ4/16:2007/10/28(日) 03:51:35 ID:KG+uQtxk

ふと、キノンが何かに気づいて軽く手を振った。
後ろを振り向くと、数人の女性局員が黄色い声を上げながら通り過ぎていくのが見えた。
「キノーン、今夜だからね、忘れないでねー」
きゃっ、きゃっ、と騒々しい話し声の合間に、一人がキノンに大きく手を振りながら言った。
「うん、分かった」
「今夜?」
訝しげに眉をしかめると、キノンは少しだけ苦笑した。
「その、合コン……に誘われて」
「合コ……」
正式名称合同コンパ。
実はロシウも過去に一度だけ(人数合わせで)誘われたことがある。そのときは断ったが、
それがどんなものなのかは知識として知っている。
見知らぬ男女が入り乱れて酒を飲んだり、服を脱いだり(野球拳)キスを強要したり(王様ゲーム)
ああ想像するだけで品格の知れる破廉恥なイベントだ。
「断ったんですけど、頼むから、ってすごい頭下げられちゃったんです」
キノンは申し訳なさそうに肩をすぼめた。
しかしロシウは、そんな少女の仕草など目に入らないくらい憔悴しきっていた。

人がこんなに悩んでいるというのに
他の男を家に呼ぶのか。
人がこんなに我慢しているというのに
他の男に会いに行くのか。

ぷちん。
多分、今彼の脳内にスピーカーがあったらこんな音が出ていたことだろう。
ロシウの中で何かが切れた。

「でも、顔だけ出してすぐ帰るつもり……ロシウ総司令?」
外は快晴。
けれど、彼の胸のうちは、雷鳴とどろく大荒れ模様になっていた。


47逆襲のロシウ5/16:2007/10/28(日) 03:52:12 ID:KG+uQtxk

「あの、総司令……? ロシウさん?」
急に黙りこんでしまったロシウに、一抹の不安を感じて問いかけるも返事はない。
キノンは首を傾げて躊躇いがちにロシウの腕に触れた。と、その瞬間、逆に腕をつかまれ
強い力で引き寄せられる。
「痛っ」
どん、という鈍い音とともに、背中を壁に押しつけられた。
突然の衝撃に閉じた目を開くと、次の瞬間、ロシウの顔がすぐ目前に迫り
「んっ!?」
息をつく間もなく唇を塞がれた。
「んん……ぅう……ん……!!」
侵入する舌は、キノンが声を出すことも許さないように、きつく口腔内を犯していく。
「んー……、ん……ー!」
あまりに強く押さえこまれ、息が苦しかった。どんどん彼の胸板を叩いたが、そんなもので
男の体が動じるわけもなく、ロシウはひたすら少女の唇を貪った。
「……は、はあ、はあ、そ、そうしれ……どうして」
あまりに長いキスの後、ようやく解放されたキノンは少年の衣服にしがみついて荒い呼吸を
繰り返した。
突然のことで、キノンは何が何だか分からなかった。
自宅やプライベートな空間ならともかく、ここは政府の中核で、仕事場なのだ。
極めつけに今いる場所は廊下――誰に見咎められるとも分からない。
キノンには信じられなかった。
普段ならば、公私を混同させるような行為や、人前での破廉恥な行為は真っ先に断罪する人の
はずなのだ。それは七年も一緒にいた自分が一番よく知っている。
そのロシウがまさか、こんなことをするなんて――

ロシウはキノンの愕然とした表情に気づいたのか、自嘲するように笑った。
骨ばった男の手が、キノンの胸元をまさぐり、スカートの裾を捲り上げる。
「いや……!」
反射的に、キノンは体を揺すって抵抗した。
別人のように見えたからかもしれない。いつもは温かい彼の笑みが、何だか恐ろしいものに
感じられて怖かった。
まるで、月落下の宣告を受けたときのような、追いつめられて非情にならざるを得なかった
あの頃の顔。
「嫌?」
「…………」
しばらく考えて、キノンはふるふると首を横に振った。
本当は、ずっと待っていた。彼に求められるのは嬉しい。嬉しいけれど……
「でも、こんなところ……で。誰か来たら……」
不安なことはそれだけではないが、とりあえずそう言えば、ロシウならやめてくれると思った。
何より、仕事中にこんなことをするべきではないと、彼なら分かってくれるだろう。
「じゃあ、移動しようか」
しかし少年は、キノンの意に反して冷たく耳元に囁いた。


48逆襲のロシウ6/16:2007/10/28(日) 03:52:50 ID:KG+uQtxk

キノンは、ロシウが本当に別人になってしまったのではないかとさえ思った。
総司令の執務室に淫猥な水音が間断なく響く。
キノンは今、デスクの下に潜り、椅子に腰掛けた少年の怒張を咥えこんでいる。
それを強要したのは、もちろんロシウだ。
「ぅむ……んう……んっ」
先端から滲む液体にキノンの唾液が絡み合い、口を離すと肉棒がてらてらと光った。
「うまいじゃないか。一体今までどれだけの男を咥えこんできたんだ?」
ロシウの笑い声が上方から響き、キノンは涙目になって首を横に振った。
「違、こんなことロシウ以外にしな……んぐっ」
すぐに彼の両手が容赦なくその頭を押さえこむ。
無理矢理捻じ込まれて、キノンは吐き出しそうになるのを必死に堪えた。
「集中するんだ」

電子音が鳴った。
キノンは知っている。これは、総司令室の開扉パスワードを入力している音――つまり、誰かが
入室しようとしている。こんな状況の執務室に。
「失礼します」
扉の開いた音。すぐに、足音が近づいてきた。
「ギンブレー」
咄嗟に口を離そうとしたが、頭を押さえこまれてしまった。
「構わず続けて」
小声が頭上から降ってきた。
「……!?」
この人は、何を言っているのだろう。
キノンは混乱していた。
いつもの彼なら、こんなことは有り得ないはずなのだ。
オフィスで淫行に及ぶなど有り得ない。こんな行為は彼が最も嫌うシチュエーションのはず……なのだ。
「頼まれていた書類、持ってきました」
ギンブレーも、まさかデスクの下に秘書がいるとは思わないだろう。
それどころか男性のものを咥えているなど、見られたら恥ずかしくて死んでしまう。
早く、早く行って欲しい。気づかないで、そのまま行って――
「あぁ、そこに置いておいてくれ」
ばさり、紙の束が落ちる音。そしてギンブレーは何も気づかず去って行った。


49逆襲のロシウ7/16:2007/10/28(日) 03:53:29 ID:KG+uQtxk

やっと行った。行ってくれた。
ロシウは足の間で放心しているキノンの頭を優しく撫でた。
「どうして、こんなの……ロシウらしくない……」
「僕らしくない、か」
ぐっ、と頭をつかむ手に力が入る。
「……む……んぅ、んー……!」
喉の奥まで一気に突き入れられ、キノンはむせそうになった。
「んん、ん、っ」
苦しい。息ができない。
しかしロシウはキノンの苦渋の表情などまるで気にもとめず、自分勝手に彼女の頭を激しく
前後に揺さぶった。
「……出すよ、キノン……全部飲んで」
「!? うぅ……んぅぅ!」
頭をがっちりとつかまれ、引き剥がすことはできなかった。
勢いよく発射された液体が、口腔内を満たしていく。喉の奥にねっとりと絡み、キノンは息苦しさと
独特の粘りつく感触に、顔をしかめた。
「うぐっ……ぅう……っ、う!」
気持ち悪くて、とても苦かったが、こくこくと喉を鳴らして必死に飲みこもうと努める。
飲みきれなかった粘液が、口の端からどろりと溢れた。
「いい子だ……」
長い射精の後、ロシウのものは口からずるりと抜け落ち、ようやく頭を解放された。
「げほっ、げほ……っ……」
キノンが終わったのか、と思う間もなく、ロシウは彼女の体を引き上げ、己の膝の上に乗せた。
形のいい乳房を衣服の上から、痛いくらいにつかまれる。
「ひ……っ」
小さく悲鳴を上げると、ロシウはスカートを捲り上げ、背後から抱きかかえて足を広げて見せた。
ちょうど子どもに小用を足させるような格好である。
「い、いやあっ」
あられもない格好にされ、これにはさすがのキノンも真っ赤になって顔を歪めた。


50逆襲のロシウ8/16:2007/10/28(日) 03:54:06 ID:KG+uQtxk

ストッキングと下着の上から、男の指が秘裂をゆっくりなぞる。
「あ、ぁっ」
状況が状況だからか。布を二枚隔てているというのに、キノンは艶かしい声を出した。
強く擦り、入り口の突起物を軽くつままれ、キノンの体が弓なりにしなる。
何度も同じ動きを繰り返され、次第に蕩けていく思考に、ただ身を任せることしかできなかった。
「ひぅ……っ! あ、あ……ひぁああ!」
瞬間、心臓がそこに移動したかのように、秘部がどくどくと脈打つ。
「あぁ……ぁ……」
切ない声を漏らして、キノンは全身をがくがくと震わせた。
達したのだ。下着の上から触れられただけで、達してしまった。
ロシウは口元に小さく笑みを浮かべると、聖域を覆う無粋な布を一気に引きずり落とした。
あらわになったキノンの秘部は、赤く充血し、とろとろと多量の蜜を溢れさせていた。
絶頂の余韻もそのままにぱっくりと口をあけ、淫らにひくひくと息づいている。
「いつも執務中にこんなに濡らしているんですか?」
追い討ちをかけるように、ロシウは意地悪く耳元に囁いた。
「ち、違っ……ぁ……も、やぁ……」
今度は直接彼の指が触れ、蜜壷をかき回される。
「じゃあ、僕のを咥えて濡らしたのか。どちらにせよいやらしい女性だな、君は」
卑猥な水音が室内に響き、キノンは涙目になりながらひたすら言葉の陵辱に耐えた。
「も、もうやめて下さ……おねが……」
「君のここは、そうは思ってないみたいだけど?」
「ひ……っ、あ……」
奥まで指を挿入され、ゆっくり抜き差しされる。
遠くから近づいてくる足音にキノンが気づいたのは、ちょうどそのときだった。


51逆襲のロシウ9/16:2007/10/28(日) 03:54:42 ID:KG+uQtxk

「ああ、また誰か来みたいだな」
「嘘、嘘……いやぁ……っ!」
自分の姿が見えない先ほどの状況ならまだしも、今は全身を扉に向けて曝け出している状態だ。
それも、こんなにはしたなく足を広げて、男の指を受け入れた秘所を濡らしている。
「いや、いやです……はなしてぇ」
体に力が入らない。彼の腕から逃れられない。
ロシウはこの状況がさしたる問題でもないというように、キノンの髪にそっと口づけた。
「君のはしたない姿を見てもらおうか。どう思うかな、同僚たちは」
「んん……! やぁ……い、や……あ」
電子音が鳴った。先ほどとは異なる。一回、二回――通信だ。
ポーン、という軽快な音が響く。回線が外と繋がったのだ。
「どうした?」
「アンドロメダ銀河系の小惑星から通信が入っています」
局員の声が拡張されて室内に響き渡る。それはつまり、こちらの音も外に洩れているという
ことなのだ。だがしかし、ロシウは動きを止めてはくれない。
(駄目、もう、声が出ちゃう……)
必死に口元を押さえこむも、勝手に嬌声が洩れてくるものだから堪らない。
ロシウの指が耐えているキノンを更に追い打つ。最も敏感なしこりを強くつままれ、全身が震えた。
「……っ!? ひゃ……あ……ぁあ!?」
「? 総司令、どうかしたんですか?」
汗が額を伝って落ちる。
気づかれた、気づかれたのだろうか?
「いや、少し気分が悪くて休んでいたんだ。申し訳ないが、今日は出られないと伝えてくれ」
「そうですか、それは失礼いたしました。その旨お伝えしておきます」
プツン、回線が切れた。誰かが入室してくる気配はない。
遠ざかる足音が、ぼんやり耳を通過する。


52逆襲のロシウ10/16:2007/10/28(日) 03:55:22 ID:KG+uQtxk

「ふぁ……」
キノンが脱力して涙声を出すのに反し、ロシウは意地悪くくすくすと笑った。
「冗談ですよ……本気で僕が、君の卑猥な姿を他人に見せるとでも?」
卑猥、と言われてキノンは真っ赤になった。
腰のあたりに熱くて固いものが当たっている。
それが彼自身の主張だと気づき、キノンは更に真っ赤になって俯いた。
「……ぁ……あ……」
股間を背後からぐいぐい押しつけられ、思わず甘い吐息が洩れる。
彼が求めてくれている。そう思うだけで身体の芯が熱くなり、また達してしまいそうだ。
だがロシウは、それ以上何もせず、次の瞬間固く抱きしめていた腕をするりと緩め、キノンの
体を離してしまった。
「あ……」
急に身体の自由が戻り、困惑すると同時に、もどかしさを感じる。
「ロ、シウ……」
振り返り、眉根を寄せて彼の名を呼ぶ。
当の本人は腰掛けたまま、どこか蔑むような目で少女を見下ろしていた。
「嫌なんだろう? やめてほしかったんだろう?」
違うのか、とその目が問うている。
ぎゅっ、とスカートの裾を握る手に力がこもる。
「くだ……さい」
震える唇がわずかに動く。キノンは蚊の鳴くような声で呟いた。
「聞こえないな」
「いれて、ください……」
次の瞬間、ロシウは口の端を上げて卑屈な笑みを浮かべた。


53逆襲のロシウ11/16:2007/10/28(日) 03:56:01 ID:KG+uQtxk

「机に登って膝をついて、腰をこちらに向けなさい」
「え……」
冷淡な口調でそれだけを告げられ、キノンは喉を詰まらせた。
「できない?」
「い、いえ……」
慌てて首を横に振るも、内心は恥ずかしくて堪らなかった。
けれど、彼が望むのなら、言うとおりにしてあげたい。
震える手をかけデスクによじのぼる様を、ロシウはじっと見ている。
視姦するように、舐めるように見ている。
それだけで、熱いものが中心から溢れ出てくるのが分かる。反射的に太ももをぎゅっ、と
閉じたけれど、膝をつけて四つん這いになると、湿ったいやらしい音が響いた。
「もっと腰を上げて。……ほら、そんなじゃ挿れるところが分からないだろう?」
四つん這いになっただけでも恥ずかしくて堪らないというのに、更にそんな条件を付加されて、
キノンは泣きそうになった。
「うぅ……」
震える下半身を持ち上げ、身を屈める。見られているという恥辱にひたすら耐えたが、そのままの
状態が思った以上に長く続き、ロシウが行動を起こしてこないことに不安を感じた。
「ロシウ……?」
恐る恐る後ろを振り返る。と同時に、腰を鷲づかまれた。
「きゃあ!」
何の前置きもなく、ロシウはキノンの中に侵入してきた。
「あぁ、あっ」
いきなり奥まで突かれ、軽く達する。
激しく腰を揺さぶられると、頭の中が真っ白になった。


54逆襲のロシウ12/16:2007/10/28(日) 03:56:40 ID:KG+uQtxk

「ひぁっ、あっ、も、ゆるし……てぇ……」
泣きながら懇願するも、彼は止まらない。
背後から聞こえるロシウの息遣いが段々と荒くなってきた。
奥まで埋めたものを入口まで引き抜かれ、また一気に奥まで侵入され、次第に動きを加速して、
前後に揺すりたてられる。
「待っ、やぁ……あっ、あああっ!」
登りつめる一歩手前でもてあそばれたキノンの膣は、本能のままにロシウ自身に絡みつき、
きゅうきゅう締め上げた。
身体の奥底からなにかが背中を駆け上り、また一気に駆け下った。
「あ、あ、……」
柔らかな肉壁が収縮を繰り返し、熱い塊がびくびく、と胎内で震える。
ゆっくり、名残惜しく中をさまよい、引き抜かれる。
とぷ、とぬめった音が耳に届いた。膣内に出されたのだ。
ロシウはデスクにうずくまったまま動かないキノンを抱き起こし、抜いたばかりのものを
彼女の口元に押しつけた。
「キノン……」
「ぁ……」
彼が言わんとしていることを悟り、キノンはまだ熱を帯びている肉棒にそっと手を添えた。
「ぅ……んむ……ぅ……」
全身に舌を這わせ、尿道にわずかに残る精液を吸いこむように舐め上げた。口をすぼめると、
ロシウが少しだけ低い呻き声を上げた。
「ん……もう、いい」
ぐい、と頭を押しやられる。それは、すでに鎌首をもたげはじめてきていた。


気がついたら、自宅のベッドの上だった。
あの後のことは、あまりよく思い出せなかった。
多分力が入らなかったから、ロシウに服を着せてもらって、早退したのだと思う。
ぼんやりそこまで考えて、キノンは目を閉じ、深いまどろみの中に意識を沈めた。


55逆襲のロシウ13/16:2007/10/28(日) 03:57:21 ID:KG+uQtxk

その日を境に、幾度とない情交を重ねた。
オフィスでの行為という背徳感も、今やほとんど抵抗感がない。
キノンが何を強要しても受け入れてくれるからだろうか。だがその一方で、こんな風にしか
抱けない自分を叱咤し、蔑んでくれればいいのにとも思う。
欲望のままに彼女を犯した。今更優しく愛の言葉を囁いて、抱きしめることはできないと思う。
一度切れた糸は、どうやっても元に戻らないだろう。
自分が彼女につけた傷跡も、きっと元には戻らない。
多分、もう、戻らない。

「ぁ……んっ、あ……」
か細い喘ぎが間断なく洩れる。
性器がこすれあう卑猥な音が室内に響き、吐息と混じり合って沈んだ。
声を押し殺すように、唇を重ねる。
「ん、ふ、ぅう……」
強く体を密着させると、キノンの足が、もどかしく絡みついてくる。
ロシウはいつものように、ただ湧き上がる激情にまかせ、荒々しく彼女を突き上げた。
「ろ、しうぅ……」
震える腕が、男の首元に弱々しくしがみつく。キノンはとろんとした瞳で、呂律の回らない
舌を必死に動かし、その名を呼んだ。

「ロシウ……ろしう、すき……」

はっとする。
一瞬、時間が止まったように思えた。
胸に杭を打たれたような衝撃が走る。
「すき……」
その時、初めて組み敷いている少女に気づいたように、彼女の顔を直視した。
頬を紅潮させて、涙ぐんだ瞳で、じっとこちらを見つめている。
その唇から発せられた言葉は頭の中をぐるぐる回って、どこに落ち着くこともなく反芻された。

「馬鹿じゃ、ないのか……」
こんなことをする自分を
ただ欲情にまかせて体だけを求める自分を
「君は、……」
まだ、好きなんて言うのか?
「すき……」
馬鹿なのは、どっちだ――


56逆襲のロシウ14/16:2007/10/28(日) 03:58:00 ID:KG+uQtxk

ロシウは無言で挿入していたものを引き抜くと、キノンの体を解放した。
「ロシウ……?」
後ろを向いたまま、うずくまってしまったロシウに、キノンがそっと近寄る。
「自分が心底嫌になりました」
ロシウは俯いたまま、眉根を寄せて自嘲した。渇いた笑い声が狭い室内に響いて落ちる。
「私、は、嫌じゃなかった。いいと思います……ロシウのしたいようにしてくれて、私は
全然構わないから……」
「あんなの、女なら誰でもいいと言っているのと同じだ。僕は結局、愛情じゃなくて、本能で
君を抱いたんだ」
口にすれば、次第に気持ちが重く沈んでいく。もうこのまま消え去りたい。
キノンが他の男を家に呼んだからといって、他の男に会いに行くからといって、それが彼女を
犯していい理由にはならない。
大事にしたいと思っていたのに、そんな簡単なことすらできなかった。
「…………」
「僕は、君に最低なことをした」
小さく呟いて、体を丸める。見えるもの聞くものすべてを遮断してしまいたかった。
「……ロシウは、何でも深く考えすぎだと思うの」
ロシウははっとして顔を上げた。キノンが頭を抱えこむようにして抱きついてきたのだ。
「!?」
柔らかい胸に顔が埋まり、ロシウは逡巡した。そんな気持ちを読み取ったかのように、
キノンは優しく微笑んだ。
「最近のロシウ……ちょっと怖かったけど、私は嬉しかったんだよ?」
「でも、あんなやり方……」
視線を合わせようとせず、うじうじ泣き言のように繰り返すロシウに、キノンは嘆息した。
「じゃあロシウ、歯を食いしばって、目を閉じて」
「そ、それはシモンさんのセリフ……」
「いいから」
当時の頬骨が折れるかと思った惨憺たる状況を思い出し、ロシウは一瞬蒼ざめる。
しかしキノンの怒りを受け止めようと、来るべき衝撃を覚悟してきつく目を閉じると――
柔らかな唇が、己のそれを塞いだ。
「ん、ん……っ!? ぅ……っ」
小さな舌が積極的に絡み、口を離すと唾液が細い糸を引いた。
「ふ……はぁ、き、キノン……!?」
状況に思考が追いつかず、ぽかんとしていると、キノンはロシウの体躯を押し倒した。


57逆襲のロシウ15/16:2007/10/28(日) 03:58:43 ID:KG+uQtxk

「今日は私に任せてください」
「ちょっ、待……っ!?」
いつぞやのように馬乗りになると、キノンは躊躇わずにロシウの股間をまさぐり、それを握った。
「き、のん……」
背筋が震え、思わず呻き声が洩れる。
キノンの手の中で、己がひくりと震えて頭をもたげ始めた。
「ぅう……」
撫でるように、さするようにキノンの指はなまめかしく動いた。口技といい、毎度思うが
一体どこでこんなことを覚えてくるのだろう。これだけはいくら考えても謎だ。
「気持ちいいですか?」
「あ、あぁ……気持ちいい、よ」
キノンは硬く膨張したそれから手を離すと、上体を起こし彼の中心を見定めた。
「あ、あの、キノン……」
「黙って」
キノンは低く囁くと、ロシウの体を跨いでひくつく先端を己のそこへ導いた。
「ん、ん……」
ゆっくり、彼女の腰が沈んでいく。
「ん、ぁ、はあ……ぁんっ」
根元まで咥えこみ、キノンは嬉しそうに嬌声を上げた。
「それじゃ、がんばりますね」
言うや否や、キノンは上下に動き始めた。初めはもどかしいくらいにゆっくり、次第に速く。
「はあ……キノン……っ」
「ロシウ、好き、だから。私、ロシウが一番、一番……」
その言葉を合図にしたかのように、キノンの最奥でロシウの雄がぐぅっと膨れ上がり、はじけた。


58逆襲のロシウ16/16:2007/10/28(日) 03:59:22 ID:KG+uQtxk

「まだ落ち込んでるんですか?」
「僕はどうかしてたんです。仕事場で部下に無理矢理関係を迫るなんて……それもあんな、
あんな……」
ロシウは肩をがっくり落とし、ひたすら自己嫌悪のループに陥っていた。
彼の周囲によどんだ空気が流れてきたのを感じ取ったのか、キノンがひと際明るく振舞う。
「確かに少しロシウの性癖を疑ったけど、むっつりすけべなのかなって思ったけど、
私は嫌じゃなかったんだから、無理矢理ではないです」
悪意のない無邪気な感想が胸にぐさり、と突き刺さる。
更に沈んだロシウを慰めようとして、キノンはそうだ、と明るく手を叩いた。
「そういうプレイだったと思えばいいんですよ! 『オフィスで陵辱ごっこ・鬼畜編』みたいな。
お兄ちゃんが隠してたDVDの中にそういうタイトルのがありました」
「そうだろうか……」
そんなものと一緒にされるのも結構ショックなのだが。
「そうですよ。だって私は全然嫌じゃなかったもの」
キノンは優しくロシウの耳元に囁いた。

「キノ…………ンン!?」
キノンは唐突に抱きついたと思いきや、唇を、胸を、太ももを押しつけてきた。
「がんばりますから、任せてください」
「が、頑張らなくてもいい。僕が……ってうわああ!」
彼女をそっと抱き寄せ愛撫しようとした途端、すぐさま押し倒され、攻守逆転。
「ちょっと待て、キノン、ちょ、うわ、やめ」
「おとなしくして下さい」
「うわぁああああっ」


そのとき、たまたま総司令とその秘書の淫行を目撃してしまったグレンラガンパイロットの
Gさん(当時十代前半)は、『大統領夫人の螺旋力は大統領を上回っていました』と後に語る。


5942:2007/10/28(日) 04:00:30 ID:KG+uQtxk
おわり
ロシキノは状況次第で攻めにも受けにもなれると思うんだ
なんか前々スレかどっかでロシウは鬼畜やろうとして逆転される〜みたいな話が出てたので
いいなーと思ってやってみました
元ネタさんありがとう
というか黒シウを書いてみたかった。それだけ

この流れだとトリップつけた方が良かったのかな?でも多分もう投下しないと思うんで
とりあえず鳥に関しては>>40の意見に賛成
他の職人さんの投下楽しみに待ってます。では
60名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 04:29:28 ID:JCt7KtDA
キノロシGJ!
ちょっとくらい強引でもイイヨイイヨー


とか思いつつ、自分の死後に秘蔵のエロアイテム(しかも微妙な性癖)を妹に発見されるという
恐怖のシチュエーションに萌えとか劣情とかなにげに色々引っ込んだ
61名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 09:08:58 ID:znM1+Lxe
『オフィスで陵辱ごっこ・鬼畜編』みたいな。
お兄ちゃんが隠してたDVDの中にそういうタイトルのがありました」

ってキタンーーー!お前なってDVD見てんだよ!!
キタンの死後にそんなことが発覚するなんて・・・

そのとき、たまたま総司令とその秘書の淫行を目撃してしまったグレンラガンパイロットの
Gさん(当時十代前半)は、『大統領夫人の螺旋力は大統領を上回っていました』と後に語る。

これギミーだろwww
62名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 09:22:05 ID:lTc/gS1a
GJ!!!
今日はキノコ鍋にでもするかw

投下しないと思うなんて…。
また書いて欲しいと望んでいる自分ガイル。
63名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 13:02:26 ID:+upNcVVL
>ちゃんと聞いておけばよかった。

吹いたw
64名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 13:28:50 ID:yRaUf1E+
GJでした
ロシウ…やっぱキノンには勝てなかったか…ッwww

投下しないなんて言わずに書きたいと思った時には迷わず投下して欲しいんだぜ!
65名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 16:36:47 ID:PPMOs8Xm
保管庫に前スレ未保管分来てた
それはともかく最後のギミーワロスwwww
GJ

酉の件は複数回投下予定してるなら付けても良いんじゃないかと
煽りや叩きやアンチが居るスレは混乱避けるのに付けてる人も多いし
その辺は職人さんにお任せするしか(´・ω・`)
66名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 16:50:31 ID:R8Az6jWy
コテで雑談参加しなきゃどういう風でもいい
67名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 17:54:29 ID:znM1+Lxe
このスレではアンチは反螺旋族と認識してる
68名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 18:32:30 ID:GG3/uQJP
だが53氏=このスレの公式 みたいな図が出来ててやり辛い
69名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 18:48:25 ID:XFC5LeEG
>>68
…?

そんなことよりSS描こうぜ!
70名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 18:49:54 ID:Tq0S6RIV
この流れで投下が減らなきゃいいけど…
71名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 18:52:32 ID:hIKUxa8U
反螺旋族のことなんかどうだっていい
そろそろ53氏のシモニアが読みてぇよおれは
72名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 20:29:17 ID:znM1+Lxe
見てぇもんは見てぇんだよ!
73名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 20:42:29 ID:Z2nLnk2P
よく考えてみると、ここ数週間無駄にエロスの螺旋力を持て余している
しかし悲しいことに俺には文才がないんだ・・・
俺は前スレの職人はみんなすごいと思う
だから帰ってきておくれ
74学パロ「断じて否!」:2007/10/28(日) 21:12:27 ID:bTBdIlev
「――待てなくなっちゃった」
そういって女はドアを開けた。

「いってらっしゃい――」
そして、女は笑顔でドアを閉めた。

木の葉が木枯らしに舞う、冬の夕暮れの出来事である。
75学パロ「断じて否!-1/11-」:2007/10/28(日) 21:13:15 ID:bTBdIlev
建設途中のビル郡が立ち並ぶ都市の外れに、ひとつの学園がある。
その学園で地理教師を担当する男は、年の暮れも近いというのにも関わらず、
タンクトップと安物のパーカーを羽織っただけの格好で、街の中心へ自転車を走らせていた。

風貌を変える街並みを見上げ、40分ほどこぎ続けた自転車を止めると、
自分の記憶と、随分変わってしまった景色を眺め、男がため息混じりに言う。

「この街も――随分と便利になったもんだな」

吐く息が、白く視界をかすかに曇らせると、排気ガスの中へと溶けていく。

男のまたがる自転車は、今年出たばかりのカイザー社のマウンテンバイクだ。
休日の足代わになる程度の安い買い物をするつもりだったのだが、
陳列されたその車体に一目惚れし、男の少ないボーナスを全て吸い上げた代物だった。
当初は、寝袋ひとつをもって、山道を颯爽と走る休日を夢に描き、
自分の名前と社名を繋げてつけた名前のシールを自作したのだが、それも机の引き出しにしまったままだった。
こうやってコンビニに行く程度にしか使用されていない愛車は、
半額で並べられていたシティバイク程度にしか、その役目を果たしてはいない。

新米教師とは予想以上に忙しいのが、実際のところなのである。


「っしゃいマセー」
コンビニの入り口で悴む手を解しながら、まずは何時ものように雑誌が陳列されたコーナーへ進み、
壁一面の飲料水を横目に、惣菜の並べられた売り場へたどり着く。
何時はスーパーで買っている3パック入りの納豆と、向かいの棚の一番下に並べられた5枚切りの食パンを手に取ると、
男はポケットの中から1枚の紙切れを出した。

『紙コップ、紙皿、おはし、ジュース、おかし、ワックス(整髪料)、ハブラシ』

そう書かれたメモを見て、陳列台の上から覘くように店内を物色すると、
目当ての場所に移動し、1つ1つ腕の上に乗せていく。
途中、コールドケースから1.5リットルのオレンジジュースと茶を手にした時点で、
何時もと勝手が違うことを思い出した男は、店の端に積み上げられた買いカゴを1つ拝借することにした。
そして、店員に聞きつつ、整髪料も手に入れた男は、
メモの最後に書かれた商品を前に、眉間に皺を寄せて暫くの間何かを考え込んだ。

(ハブラシ・・・ハブラシ、か・・・そういうこと、なんだろうなぁ)

その時、メモにも書かれていない、黒い箱が男の視界に飛び込んできた。
辺りを警戒しつつ、神妙な面持ちで箱を手にすると、書かれた書かれた文字を目でなぞる。

『愛のスキン-XLサイズ(イチゴ味)-』

そして、裏を返して書かれた文章を小さく口にしながら顔を近づけたかと思うと、
今度は顔を目一杯離し、パッケージをもう一度じっと見つめる。
「バナナ、味・・・なんてのもあるのか」
近くに置かれた箱にも興味を向けた男は、驚いたように目を丸くした。
男にとっては、この商品に味をつける意味が分からなかったのだ。
そもそも、これを使う時は『ナニをアレに入れる時』であり、
味覚を伴う『前戯』では使用しないはずだと思っていたからだ。


「ありがッシター」
会計を済ませ、細かいつり銭をレジの横に設けられた箱の中に入れた男は次の目的地を目指した。
76学パロ「断じて否!-2/11-」:2007/10/28(日) 21:13:54 ID:bTBdIlev
羅顔学園の中高等学校の外れに設けられた職員寮の一室に、ベランダから外の様子を窺う1人の女がいた。
冬休みの学園は静かなもので、部活動に励む声が遠くで聞こえる以外に人気は感じられなかった。
1つの階には部屋が9つ、それが2階建てで、合計18室はあると思われるこの寮も、
入居者は半分も居ないのではないかと思わせるほどの静けさだ。

女は立ち上がって部屋の中を改めて見返し、呆れたようなため息を漏らした。
制服の上着を脱ぎ、シャツの腕をまくると、何から取り掛かるべきかと部屋の中を見回す。

「――よしっ」

まずはあちこちに脱ぎ捨てられた衣類を拾い上げ、
両腕一杯になったところで、頭で押さえ込むようにして洗面所へと運ぶ。
モワっとした得体の知れない何かが鼻をつく。
次に女は、台所から黒いゴミ袋を取り出すと、足場を確保するように目立つゴミの収集を開始した。


30分ほどが過ぎただろうか。
女は膨れ上がった3つのゴミ袋を横目に、ここまで溜め込むことができるものなのか・・・と、
呆れを通り越して関心すると同時に、改めて自分の居る場所を感じていた。
女には男の兄弟もいるし、部屋の掃除もしているからわかるのだが、
男の部屋は汗の匂いや食べ物の匂い、色々なものが混じった独特の匂いがする。

そう、女がいるのは男の部屋だ。

女は鼻を鳴らすと、先の洗濯物は『度が過ぎる』というものだったが、
部屋に残るこの匂いは好きだと思った。
兄の部屋に居るときには感じない感情なだけに、好きな男のものだから抱く感覚であり、
そこに姿はなくとも、ここ数日の寂しさが満たされていく気持ちだった。
「アタシ、ひょっとして匂いフェチだったりして」
ポツリと漏らし笑った女は、先ほどベランダで見つけた竹箒に、
除けておいた穴の開いた靴下を縛り付けると、部屋の壁を叩いていく。

(あれ?これって、この間の・・・)

ふと、机の上で束ねられた写真に気付く。
文化祭や運動会といった行事で、生徒たちが撮っていたものを貰ったのだろう。
クラスメイトの顔が満遍なくおさえられた写真の中に、1枚だけツーショットではないものの、
割と近距離で男と女が一緒に写ったものを見つけ、女はぷくっと頬を膨らませる。
「額かなんかに入れときゃいいのに」
と、ぼやきながら見渡した部屋は、そういった類が似合う部屋でもないかと思い、
写真をもとの場所に戻すと、部屋の隅で埃を被った掃除機を手にした。

コンセントを繋ぎ電源を入れる。
まずは台所をさっとかけ、続いて居間にとりかかった時だった・・・ベッドの下で何かが当たる。
四つん這いになって探てみると、予想通りのものが出てくる。
(お兄ちゃんと同じレベルじゃない・・・なんでこう隠すんだろ)
1冊は金髪女性が赤い下着姿で、もう1冊は男の上で淫らに喘ぐ女が表紙の、エロ本だった。
不味いものを見つけてしまったと思う反面、男の趣向を垣間見た女は、
掃除する手を止め、ベッドに腰を下ろすと興味まかせでページをめくり始めた。


「なるほど、ね・・・先生はこういうのがお好きなわけかぁ」
暫く読み耽っていた女は、本を元の場所に戻すと壁にかけられた時計を見上げた。
「さっさと終わらして、先にシャワー、借りちゃおっかな」
男が帰ってくるのに2時間はかかると踏んだ女は、これからの手順を頭の中で組み立てていた。
77学パロ「断じて否!-3/11-」:2007/10/28(日) 21:14:53 ID:bTBdIlev
「おかえりなさーい」

辺りを警戒しながらドアを開けた男を、女は待ち構えていたかのような笑顔で向かえた。
女の後ろにひろがる部屋は、脱ぎ捨てた洗濯物も、ゴミ箱から溢れかえった紙くずもなくなり、
変わりに黒いゴミ袋と、まとめて紐で縛られた週刊誌が部屋の隅に置かれていた。

数刻前とは打って変って整然とした自分の部屋に、
まるで自分が『訪問者』になったような錯覚を覚えた次の瞬間には、男は女の姿に目を丸くしていた。
「埃まみれになっちゃったから、お風呂と服借りちゃったよ」
そう、変わらぬ調子で言った女は、男の長袖シャツを頭からすっぽりと被り、
あまった丈が境界線といった具合に、大きすぎる服にすっかり着られた状態だった。
口をあんぐりと開けたまま、声にならぬ音を漏らし、上から下へと見返す男に女が続ける。

「シャンプーは持ってきて正解だったわね、いっつも石鹸で洗ってるの?」
そういって、玄関の段差を利用し、何時もより背の高くなった女が、男の広い額を叩く。

やってくるなり着替えをさせ、台所、居間、洗面所を物色した女に1枚のメモを渡され、
訳の分からぬまま部屋を追い出された男は、女にまず何から質問するべきかを考える。

「・・・部屋を掃除、してくれたのか?」
幾つか浮かんだ疑問のなかで、1番当たり障りのないものをぶつけると、言葉もなく頷いた女が続ける。
「まったく、男の1人暮らしってのは・・・よく、病気にならないんですね」
そう、生徒とも女ともとれる口ぶりに、男がもう一度自分の部屋へ視線を戻す。
「そ、そうか、掃除をしに来てくれたのか、すまないな」
再び女へと顔を戻すと、ついつい視線が下へと向いてしまう本能を抑えながら男が言う。
「で、でだ・・・」
次の言葉が出てこない。
と、いうよりも、一つしかない出口に向かって噴出した疑問が、
喉の奥でで詰まっているというのが、正しいだろう。
次第に何時もの表情になる男の手からコンビニの袋と、青い包みを取り上げると、
女はようやく塞いだままの進路を譲った。
「とにかく、お風呂にでも入って、身体あっためてきなよ」
そういって、立ち尽くす男の後ろに回りこみ、ぐいぐいと狭い風呂場へ押し込んでいく。

居間に戻った女は、コンビニの袋から頼んだものを1つずつテーブルに置き、
事前にメールで確認しておいたホットプレートの電源を入れる。
そして、ホットプレートの中で肉に野菜、魚が次第にコトコトと踊りだすと、
女は立ち上がって、大きな影がすりガラスの向こうで揺れる風呂場へと向かう。
脱ぎ捨てられた服を抱え上げ、洗濯機の中に放り込むと、
洗面台の下から取り出した洗剤を入れ、本日2度目のスイッチをいれた。
78学パロ「断じて否!-4/11-」:2007/10/28(日) 21:15:34 ID:bTBdIlev
――ゴウンッ・・・ゴウーンッ
水のない洗濯機が空回しを始め、適量を判断し、
自動で給水を開始する様子を見ながら、女はパチンと指を鳴らした。

「よし、洗剤の量、ドンピシャね」

男の居ないうちに部屋の掃除をして、帰りに合わせて食事を作る。
そして今は、こうして男の衣類を洗濯機で回している。
まるで妻になったかのような自分に酔ったのか、女からは自然と鼻歌がこぼれていた。
とはいえ、洗面所の鏡には男物のシャツ着た自分の姿が映し出されており、
それが今の2人の関係・・・よくて恋人同士という現実を教えていた。

3ヶ月ほど前、男は『卒業するまで待ってくれ』と言い、女はそれに頷いた。
今、女がここにいるのは、本当に待てなくなったからではない。
声が聞きたくなる夜もある、何時になれば、と焦燥にかられることもあるが、
今夜は少し困らせてやろうと思っただけ・・・ただ、それだけの理由でここにいるのだ。
案の定、ここに突然訪れたときの男の声、そして買出しから帰ってきたさっきの顔、
そのどれもが女の予想通りで、正直今も笑いをこらえていたりする。
女として正当な理由で取り繕った悪戯がバレないよう、
鏡に映った自分の頬を横に引っ張り、出かかった『笑い』を引っ込める。

女の名誉のために、『嘘』ではなく『悪戯』なのだと、一応に念を押しておこう。


「・・・そろそろ、出ようと思うんだがな」
風呂場のドアが少し開き、男がオールバックにした髪の下で、
困りつつも照れくさそうな顔を覗かせる。
「アタシはそのまま出てきてもらっても構わないのに、着替え、ここおいとくよ?」
そう冗談ぽく笑い、バスタオルと新しい着替えを洗濯機の上に置くと、
何かを思い出したように、女は居間へと消えていった。

「髪型そっちの方が絶対良いよ、ワックスの使い方教えたげるから、ちょっと待ってて」
今のうちにと、十分に身体も拭かずトランクスを履く男の耳に、女の声が聞こえた。
「ワックス?さっきのメモにあった整髪料のことか・・・俺が使うのか?」
「そう、何時も癖っ毛のまんまでボサボサでしょ?」
女がこちらに戻ってくる気配がすると、男は薄手のシャツに腕を通し、
濡れた背中に張り付く服を強引に引き下ろす。
そもそも男は水泳部の顧問で、夏場に限っては体育授業でも特別講師をしていたりする。
だから、今になって裸の上半身を見られることは、然程珍しくもないはずなのだが、間に合ったと安堵の表情を浮かべてしまう。
これも女にとっては予想通りの反応というわけだ。

「それじゃ、後ろ向いて、少ししゃがんでくれるかな?」
女がワックスの蓋をキュポンと外した。
79学パロ「断じて否!-5/11-」:2007/10/28(日) 21:16:15 ID:bTBdIlev
鉄筋造りの1階というのは、夜になると夏場は地熱によって蒸し暑く、
冬は地下冷えの『恩恵』にあやかることができる。
なにより、この職員寮には学生寮と同じでエアコンが設置されておらず、
他の暖房器具がなかったこともあってか、ベッドの上で毛布に包まり、
男の膝の間に身体を収めることに成功した女・・・キヨウ=バチカは、満たされていく自分を感じていた。
その後ろでスンスンと鼻を鳴らす男・・・ダヤッカ=リットナーはというと、
赤やら青とカラフルな光を放つテレビをじっと見つめたまま動かない。
どうやら見ていた映画に感極まったいったところだろう。


食事を終え、レンタルショップで借りてきたビデオを見ることになったとき、
最初はこの体勢を拒み続けた男も、胸の谷間を覗かせ、咳き込む演技をすればイチコロだった。

「ダメだ!そ、それはどう考えても、ダメだ!」
「えー、でも、寒いんだもん」
「服を、着れば・・・いいんじゃないか」
「全部洗っちゃっ・・・ゴホッゴホゴホッ!・・・たし、風邪もひいちゃうし・・・ね?ダヤッカ、先生」

色気だけでなく、教師という立場を利用したのは悪いことをしたと思ったが、
それでもこのあっけなさは、やはり男ならではなんだろうとキヨウは思った。


「――先生?泣いてる?」

2人が見ていた映画は、赤いズボンをサスペンダーで止めた愛くるしいネズミヲモチーフにした会社の、
『モンスターズ・カンパニー』というアニメーション映画だった。
少女と大きな化け物たちの『愛』を描いた作品に、キヨウ自身は少し涙ぐみはしたものの、
後ろにいる男にいたっては、エンドロールが流れる今でも「よかった、よかった」と、泣き声さえ漏らしている。
裏返った声で感情的な感想を述べ、最後に泣いてないと付け加えるように、ダヤッカが答える。
「なぁんでそこで嘘つくかなぁ、恥ずかしいことじゃないのに」
そういってリモコンの停止と巻き戻しボタンを順に押すと、男物のシャツに足まで包ませたキヨウが、
毛布の中から飛び出して次のビデオテープを青い包みから取り出していた。

円盤型の光ディスクが、磁気媒体の代わりを務めるようになってから随分経つというのにも拘らず、
男の部屋に置かれたビデオデッキは高い音を上げながら時間を遡っていた。
デジタルでは生まれないアナログな時間。
キヨウはそんな過去の産物を眺めながら、男と何か通ずるところを感じたのか、
寒さに身を捩りながら笑みを浮かべた。

「こういうところが好きなんだな・・・多分」
小さく漏らしたその声は、ダヤッカの耳には届いていなかった。
80学パロ「断じて否!-6/11-」:2007/10/28(日) 21:16:54 ID:bTBdIlev
買出しの序に『お勧めの』と注文を付け借りてきてもらったビデオは、全部で3本。
1本は既に見終わっていて、落ちぶれた男がボクシングを通じて復活を遂げる、
地味でありきたりだが、男の趣向が窺える『グロッキー4』という作品だった。
そして、キヨウが手にしている最後の作品はというと、
身分の釣り合わない男と女の運命を、沈み行く船上を舞台に描いた、一昔前に流行った映画だった。
勿論、今時の女の子であるキヨウは、この映画をレンタル開始時に見ていたし、
テレビでも『二夜連続』の謳い文句と一緒に、散々見た作品だった。
そんな作品をわざわざ借りてくるのだから、男は普段、あまりテレビを見ないのだろうとキヨウは想像を巡らせた。

「ねぇ、お勧めっていったのに、さっきの映画といい、見たことないやつ借りてきてるでしょ?」

「何がいいか分からなかったからな、良さそうのを幾つか借りてきたんだが・・・つまらなかったか」
ようやく泣き顔から普段の顔に戻ったダヤッカが頭を掻きながら答える。
「そうじゃなくて、先生の好きな映画をみたかったのッ」
「今の映画も好きになったんだが・・・それでじゃダメなのか?」
少しムスっとした表情で続けたキヨウに、ダヤッカは意味が分からないといった顔を向けていた。

そしてようやく巻き戻しを終えたテープがエジェクトされた時、ダヤッカが気まずそうな声を漏らす。

「それで・・・キヨウ、バスがなくなるといけない・・・そろそろ送っていくよ」
「あれ、今日は泊まるよ?明日学校でやるバスケの試合、応援の用意ももってきてるって、言ってなかったっけ?」
ダヤッカはキヨウの口から直接そんなことは聞いていなかったが、
買出しのメモに書かれた『ハブラシ』から、ある程度の予想はしていた。
さっきより一段と困った顔が、女と時計を何度か往復する。
「それは、な?前に言ったとおり待って――」
そこまで言った時、女の顔が今にも泣き出しそうな寂しさに曇った。
「あ゛ぁぁぁっ!待たすばかりは、ダメだよな・・・そうだ、そうだな」
慌ててベッドから立ち上がりキヨウの傍へ行こうとしたが、
布団に足をとられたダヤッカは、次の瞬間には大きな音と共に床に転げ落ちた。

ドッシーンッ!

「――いて、ててててっ」
「じゃ、今日はお泊り、OKってことですよね?」
ダヤッカが痛みにしかめた目を開けると、そこには自分のシャツから覗くキヨウの下着があった。
転んだ拍子に鼻を打ったのか、目の前の景色に興奮したのか、
鼻から赤い筋を垂らし、やられたと思いながらもダヤッカが答える。

「オウ・・・ケィ、です」
81学パロ「断じて否!-7/11-」:2007/10/28(日) 21:17:35 ID:bTBdIlev
どこからか隙間風が入っているのだろうか。
何時もより冷える部屋には、洗濯物が窓の外で揺れる音と、
身体の大半が毛布からはみ出した男が鳴らす歯の音だけになっていた。

「風邪、ひいちゃいますよ?」
「心配はいらん、身体は丈夫だ」
こちらの様子を窺うように身を起こしたキヨウに、背を向けたままのダヤッカが答える。
「泣き虫のくせに」
「それは、関係ない・・・だろ」
少し不貞腐れたようすの声に、キヨウが小さく笑う。

女は男を、男は壁を見つめたまま少しの沈黙が訪れる。

「――先生、地理の特別授業・・・お願いしちゃっても、良い?」
「特別授業?冬休みの宿題もないのにか」
そういうと、ダヤッカはベッドから身を起こし、ベッドランプの明かりを点けた。
そして、机の上のから授業で使っている教科書に手を伸ばすと、
2学期に教えた最初のページまで指で送る。
地理という科目は、公式や文法といった『考え方』を学ぶ科目とは異なり、
基本的には暗記であり、、疑問に思うこと自体が少ない上に、教科書を開けば答えが載っている。
そのため、この科目を担当する教師として、授業以外で講師をお願いされた記憶もなく、
教科書に書かれた小見出しを読み上げるダヤッカは、少し嬉しそうであった。

「教科書は・・・いりませんよ」
毛布に包まったままのキヨウは、ダヤッカの手から教科書を取り上げると、少し赤らめた頬を手のひらの上にのせる。
「生まれ故郷のことを、教えてくれませんか」
「俺の生まれ故郷の、授業・・・ってことか?」
「担当教科じゃないけど、歴史・・・先生の子供の頃とかも聞きたいかな」

窓から差し込む月明かりが、恥ずかしさではにかむキヨウの表情を照らす。
それを見たダヤッカは、頭を掻いて何時もの表情を浮かべると、胡坐をかいた両膝に手を沿え、少し真剣な声で返す。
「ノート、とらなくてもいいのか?この授業の教科書は本屋なんかに売ってないからな」
「文字に書くのは、忘れることが前提だから・・・だから、今は必要ないよ」
「教師としては、複雑な心境だな」
普段の授業風景を思い出しながら、ダヤッカは苦笑いを浮かべた。
その様子に、最初は小さく、そして声を出して2人が笑う。
寝転んだままの姿勢で、片手を挙げたキヨウが、教師へ最初の質問を投げかけた。

「生まれた街は、どこですか?」
82学パロ「断じて否!-8/11-」:2007/10/28(日) 21:19:28 ID:bTBdIlev
1時間ほどが過ぎただろうか。
生まれ故郷の場所から始まったキヨウの質問は、子供の頃の思い出を経て、
過去の恋愛経験、そして今の男に対する質問へと変わっていた。

「じゃ、好きな料理は?」
「好きなのは肉だろ、卵、あとは米と納豆だな」
「それは料理じゃないよ」
「言われてみればそうだな・・・料理、料理ならカレーとハンバーグ、他には・・・」
「意外と子供っぽいんですね」
「笑えるだろ?よく言われるよ」
髪を指で遊ばせ寝転んだままのキヨウが笑う。
ダヤッカも胡坐をかいたまま、頭を掻いて笑った。

「じゃーさ、お弁当、アタシの作ったお弁当で好きなおかずは?」
「そうだな、玉子焼きだろ、それから・・・あ、いや、全部美味かったんだが、アレが好きだな」
「アレって?」
「何時かのに入れてくれただろ?アルミにはいった小さなグラタン」
「あー冷めててベチャベチャじゃなかった?」
「いや、冷凍物でしか口にしない俺には、美味かった」
文化祭の一件以降、週に一度は『余り物』と称したキヨウの弁当の差し入れがあった。
一部の事情を知る職員たちから冷やかしを受けながら食べた味を思い出しながら、ダヤッカが照れくさそうに言う。

「俺からも、質問したいんだがな」
「あれ、今度はアタシが先生?」
「あの・・・な、そのだな」
「コラッ!質問は大きな声でハッキリする!それとも何を聞きたいのかも分からないのかね?」
何時もの困った顔に戸惑いの色を合わせてダヤッカが続ける。
「こうすることで、待ち続けられるものなのか」
「・・・どうかな、先のことは分からないよ」
少し考えて、キヨウはあっさりとそう言った。

「ボヤボヤしてると、他のご指名が入っちゃったりして」
「かもしれん、な」
「先生はそれでも良いの?」
「うーん、そいつは答えにくい質問だが・・・なんとかするよ、そうならんように、な」
そういって、ダヤッカは質問の核心を避けた。

文化祭の日、男は女に待ってくれと言った。
それは本人に言わせれば体裁を守るための我侭であり、
それが女を縛ることにはならないか・・・それだけが男の心配であった。
勿論、待つ間に女が違う男に惹かれたならば、引き止めることができる立場ではない。
待たせるというのはそういうことだと、男は思う。
そして、女にこのことを説いたところで、危惧している結果にしかならないこともわかっている。

女にしても、核心を避けた男の考えは薄々分かっていた。
目の前の男はあの日の言葉どおり、卒業まではなにもしてこないだろう。
待つ身でありながら、こうして家に押しかけた自分の行動が、
男にとってどれだけ『悩みの種』になるのかも簡単に想像がつく。
それが分かっているのに、物理的な距離でしか満たされない自分が出てしまうのは、
どうしようもない女の性であると同時に、後ろめたさも感じていた。

じっとダヤッカの顔を見つめたキヨウは、その後に続く質問は止めておいた。
83学パロ「断じて否!-9/11-」:2007/10/28(日) 21:20:38 ID:bTBdIlev
「――そろそろ寝よっか」
「そうだな、明日の試合は10時だったっけな」
「うん、寝坊しないようにしないと」

そういって瞳を閉じたキヨウを暫く見つめ、ダヤッカはまた壁を見つめるように身体を横にする。
すると、不意にキヨウの手が背中から腰へと回され、
ダヤッカは一瞬ビクリと身を揺るがしたものの、制する真似はしなかった。

「おやすみなさい」
背中に身体を寄せたキヨウが言った。


「――んぁアッ・・・ぃ、イ、タイ――」

腰を突き出す動作を止め、ダヤッカは自分の下で痛みに顔を歪める女を覗き込んだ。
そこには何時もの快活な印象は形を潜めたキヨウが、紅潮した頬に涙を浮かべていた。
少し手順を間違えただけで壊れてしまいそうな脆さに、男としての本能がかきたてられる。

どういう過程でこうなってしまったかは覚えていない。
気が付けば舌を絡ませ、胸の双丘を揉みしだき、肉壁の内部で指を躍らせる度に、
切ない声をあげ身を捩るキヨウに、込み上げる衝動を抑えきれなくなっていた。
そして、今はそんなキヨウに覆い被さるようにしている。
慎重に自分の剛直を蜜で濡れたキヨウの尻へあてがうと、ゆっくりと侵攻を開始する。
そして、締め付けられる感覚がようやく亀頭を全て包んだところで、口付けをし、さらに奥を目指す。
無理な拡張を強いられた女の秘部から、悲鳴と粘液が絡み合い淫靡な音がたてている。

どれぐらい時間が経っただろう、キヨウの表情を窺いながらじわりじわりと続けた侵攻は、
ダヤッカ自身の6割程度が挿入し終えたところで、先端が何かに当たる感触が最奥に達したことを伝えた。
正常位の格好のまま汗にまみれた身体を起こすと、今度は腰を後ろへ引いていく。

「はァああっ・・・ァ・・・ン!」
広がった傘の部分に複雑な内壁を引っ掻かれたキヨウは、
大きく背を反らすと、じんとした疼きの代わりに、切ないような、寂しいような情動に瞳を潤ませた。
「・・・これで、やっと、繋がったね」
その言葉を受けて、嬉しさと照れくささで苦笑いを浮かべたダヤッカは、
自分たちの繋がった部分に目をやる。
「少し、動くからな・・・痛かったり、苦しかったら言うんだぞ」
そして、もう一度キヨウに口付けをしようとした、その時だった。

「なぁにチンタラやってんだよ!この玉無し野郎がァッ!!」

さっきまでそこに居たキヨウとは別人の、見覚えのある顔がそこにあった。
「ア、ディーネ・・・先生??」
「オラァ、もっと腰使えつってんだよ!テメェだけ悦にはいってんじゃねぇヨッ!コラァアッ!」
ダヤッカは意味も分からないまま、もう一度、女の身体を上から下に見る。
繋がってる部分も含めて何度か往復する間に、アディーネによって体位は正常位から騎乗位へと変わっていた。
「こっちのがじっくり味わえるってモンさ!テメェもボケっとしてないで、腰使えつってんだろォがよぉお!」

そういって、アディーネが拳を振り下ろす。
未だにことが把握しきれず、唖然としたままのダヤッカは、その拳を顔でうけるハメになった。

ゴツンッ!
84学パロ「断じて否!-10/11-」:2007/10/28(日) 21:21:19 ID:bTBdIlev
「――ッ!?」

頭に鈍痛が走ると、目の前には見慣れた天井があった。
カーテンの隙間から入る日の光に目を細め、まずは自分の状況を確認する。
正面には寝ていたはずのベッドが見え、横を向けば床に置いたダンベルが見えた。

(な・・・なんだ、夢・・・か?)

そう安堵に胸を撫で下ろしたのも束の間、次の不安が脳裏を過ぎり、
身体は起こさず手でトランクスをまさぐり、最後に頭を起こして目で確認をする。

(流石にこの歳でそれはない・・・あっちゃ困る)

今度は安堵の溜め息を吐き、身体を起こしベッドの上を確認する。
「キヨウ、朝だぞ・・・って、アレ?キヨウ??」
呼んだ名前の主はベッドの上にいなかった。
ダヤッカはキヨウが寝ていたであろう場所を触ってみたが、
冷え切ったシーツがここを出て随分経つことを教えている。

ベッドの方に身体を向けたまま、頭だけを後ろの壁に向けると、
上下反対になった時計が10時半を告げており、わかりきったことを口にした。
「俺が寝坊をしたのか」
大きな欠伸をしながら顔を正面に戻すと、1枚の紙が2つ折にされてベッドの上に置かれているのに気付く。
キヨウの置手紙かと思いながら、その紙へと手を伸ばし、開いた。

『グラタンがトースターの中に入ってます、温めて食べてね
 絶対に電子レンジで温めちゃダメだからね!
 それと、キスは頂いた  ――怪盗キヨウ―― 』

若い女を思わす、型の崩れた可愛らしい字体でそう書かれた手紙には、赤ペンで唇のマークまで書かれていた。
「責めるわけにもいかんな、これは」
自分のみた『夢』に対する罪悪感も手伝ってか、
何時以上に困った顔でそう言うと、立ち上がり背伸びをしながら台所へと足を進める。
レンジの横に置かれたトースターを開けると、連動してせり出した台の上に、アルミで作られた皿に入ったグラタンがあった。
耐熱式の皿などがこの家にないのは、キヨウも承知のだったのだろう。
焦げ目のついた表面からはパンが顔を覗かせており、
冷蔵庫に大した食材などなかったことを思い出しながら、ダヤッカは感動すら覚えた。
「このご馳走は、今日の晩飯だな」
そういって、何時ものように炊飯器から冷えた飯を茶碗へ移し、
納豆を乗せ一気にかきこむと、牛乳をパックから直接飲んで流し込む。
口の周りの粘りを手の甲で拭い、ベランダから取り入れた半乾きのジャージに着替えると、
次は洗面所で歯磨きをする。
何時もの朝と同じ行動は、僅か5分たらずで完了してしまう。

ふと、鏡に映る自分の顔を見て、何かを思い出す。
そして、蛇口を捻るとその下に頭を突っ込み、軽く濡れた髪を手串で後ろへと流すと、
洗面所に置かれた整髪料を手にし、教えてもらった手順を復唱するようにセットしていく。
昨日と同じ髪型を再現するのに10分はかかっただろう。
色々な表情を作る自分の顔を鏡で見ながら、ダヤッカはため息を1つ漏らし、その場を後にした。

「3学期からは、少し早起きせんといかんな」
85学パロ「断じて否!-11/11-」:2007/10/28(日) 21:22:01 ID:bTBdIlev
財布と鍵を手にし、出かける準備が整ったことを指差しをしながら確認すると、
――と、いっても、確認することなど然程ないのだが、男の習慣なのだろう――最後にキヨウの手紙を手にとる。

素足のまま履くスニーカーに何時も以上の冷えを感じながら、開いたドアの先は白で塗りつくされていた。

「雪が降ったのか」

ドアの鍵を閉め、白一色になってしまった景色をもう一度眺める。
そこにはキヨウの足跡が残っていた。
口元を緩め、尻ポケットから財布を取り出し、その中から1組の男女が写った写真の切り抜きを取り出す。
そこには体育祭で行われたフォークダンスの1コマであろう、
慣れない様子で手を取るダヤッカと、それをからかうような笑みを浮かべるキヨウの姿があった。
先ほどの手紙に写真を挟むと、レシートばかりが目立つ財布の中へもどし、
体育館を目指しジョギング程度の速さで走り出した。


体育館の2階に、声を荒げているダヤッカの姿があった。
眼下で繰り広げられる、羅顔学園と安州羽高校のバスケットボールの試合は、
第2クォーターも残り3分をきったところで、26対29と抜きつ抜かれつ展開を見せていた。
自分の顧問でないスポーツとはいえ、テレビでは味わえない生の熱気に飲まれながら、
点が入ると歓喜のガッツポーズを、点を奪われれば柵をバンバンと叩いている。
勿論、体育館全体がその熱気を放っているのだから、その行動が誰の目に留まるわけもない。

ピーッ!

審判のホイッスルが響きハーフタイムへと突入すると、
15人ほどの女たちが一斉にコートの中央へと踊りだした。
先頭を切る2人が側転やバク転といったタンブリングを織り込んだ登場を決めると、
残ったメンバがそれぞれの配置へつき、動きを止める。

「GO!GO!GO FIGHT WIN!!」

その掛け声が体育館に響き渡ると、一斉に顔を上げ音楽に合わせたチアリーディングが始まる。
メンバと息を合わせて行うパートナースタンツの中には、2階を超える高さにまで人が飛び上がり、
快活という名前を冠にしたスポーツだけあって、見ている側も元気になる反面、ダヤッカにとってはハラハラとさせられる場面が多い。
と、いうのも副部長を務めるキヨウは先の登場でも、派手なアクションを決めており、
今も自分が見上げる高さにまでジャンプしている。
着地に失敗しないだろうか・・・そんな不安を感じているのだろう。
柵から身を乗り出しオロオロとするダヤッカの視界に、空中に舞うキヨウが一瞬こちらを見た気がした。

笑顔のキヨウが、声は出さず1文字1文字はっきりと、その形に口を動かす。
実際に耳で聞いた言葉ではないので、そういったという確信はなかったが、ダヤッカも声に出さず応えた。

「お・は・よ・う」


結局、試合は56対69で負けてしまった。
第3クォーターが終わった段階では、僅か2点差ではあるものの羅顔学園がリードしていたのだが、
インターバルに敵監督から体育館を震撼させるような叱責が飛んでからは、防戦一方に転じてしまったのだ。

「負けることなど否ッ!否否否ァア!断じて否ァァァア!!」

教師としては生徒たちすら否定しているようにも聞こえるこの発言は、
聊か気に食わなかったが・・・結果は安州羽高校が勝ち、羅顔学園が負けてしまった。
教育や指導、評価するということは、結局のところ決められた形などないのかもしれない、
そんなことを考えたダヤッカは、こちらに手をふるキヨウに気付くと、大きく手を振っていた。


-終われというておろうが、この虚け!-
86551:2007/10/28(日) 21:25:05 ID:bTBdIlev
(´ДД゚`)ほらぁ、またやっちゃった、眼球と口の数が逆じゃーん

話が続きモンだったので一応前回のID番号書いておきます

erosに初挑戦してみましたが、弁解も後悔も一切なしだ!
あれですね、投稿途中に文字数オーバーとか出るのって焦りますね

また、この需要と供給を無視した組み合わせでなんか思いついたら
顔パーツの位置を戻しに来まんす
87名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 21:29:33 ID:PPMOs8Xm
GJ
アンスパ掛け声ワロタwww
8829:2007/10/28(日) 22:48:03 ID:TcRAjQvX
89名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:13:08 ID:Z1yXUhy6
最後のアンスパ理事長ワラタwww乙!
需要と供給は少なくとも俺にはあるからまた良ければ書き込み来て下さい
90名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:23:06 ID:R8Az6jWy
>>86
やべえマジで読み込んじまったわ…
あなたの文すげえ好きだ面白かった
アディーネ先生乱入には笑ったけどw←いかにも夢っぽい流れでよかった
91名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:31:01 ID:ittu1qX8
>>88
>>41じゃないけどGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJ!!
不機嫌なヴィラ子が可愛すぎる!
92名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:53:18 ID:UOxyjmi7
違和感なさすぎ第二弾ktkr
スキルの無駄遣いしやがって・・・ダイブしてくるぜダチ公!
93名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 00:09:29 ID:hhCS2tS7
>>86
既に夫婦になったときの空気が垣間見えてる二人に和んだ(*´Д`)GJ!!!!
キヨウ可愛いよキヨウ ダヤッカの幸せ者め

アンスパごっついよアンスパwww
94名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 00:15:33 ID:bJW8gqeL
>>86
GJ!さすがは宇宙一の嫁、心が洗われるようだぜ!
読んでてこっちまでなんか幸せになった
だが、グロッキー4はねーよw
95名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 11:17:50 ID:yfRJxjaI
ダヤッカXLサイズかよww
96名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 11:31:18 ID:lwZbEuA+
>>86
コレはGJと言わざるおえないw
すごくいい雰囲気とエロスだった…感動した!
97名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 11:55:36 ID:erS7akg4
×言わざるおえない
○言わざるをえない


一応つっこんでおく
98名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 17:37:22 ID:hhCS2tS7
|ω・`)人少ないな、今のうち…。しつこくてすまんが
乳の調整だの、細部のミスや違和感修正だの、時刻表示消去だのして今までの作品を一枚にしてみた。
なんか壁紙みたいになったから好きな人居たらもらってやって。
俺作ヴィラ子。
http://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00174.jpg.html
99名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 17:39:45 ID:om38qMdi
>>98
光の速さで壁紙設定した
バニーヴィラ子可愛いよバニーヴィラ子
100名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 18:44:47 ID:kHSRauH+
大グレンうpろだがすっかりヴィラ子保管庫と化してるな

だがしかし
いいぞもっとやれと言わざるを得ない
101名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 19:01:07 ID:hhCS2tS7
ほんとだヴィラ子だらけだスマソ
俺はこの辺で体育座りに戻るぜw
102名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 19:13:18 ID:C29NMsvG
>>98
マジで超GJと言わざるを得ない。
ヴィラ子は永久に不滅です。
103名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 22:23:33 ID:ng4Lo0qt
>>98
おま…下段に禿萌えたwww
もう戻って来られないな俺も…
104名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:26:26 ID:9+6jngsp
ニアという超銀河一の嫁がありながら
そんな可愛い獣人お姉さんと宿命合体できる(予定)
シモンがちょっと憎くなってきたよ! ふしぎ!
105名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:58:12 ID:z1MGX+R5
>>98
戴いたよサンクス!
しかし乳のあるヴィラルよりも乳のでかいまほろさんの方に違和感を感じる
ガイナめ
106名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 17:32:50 ID:R7235hYp
ギューザック×ヴィラ子と言ってみるテスト
107名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 17:56:05 ID:bZLiPPd1
(;;゚Д゚)
108名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 18:24:40 ID://MN4otG
ヴィラ子だったら刑務所バトル、「体は正直」発言、顔超接近とおいしすぎるぜシモン


ブータ螺旋力発揮シーンは股間じゃなく勿論谷間にダイブだろうな
109名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 18:28:13 ID:JnqkcjT+
座薬
110名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 18:38:45 ID:qOWAfe8w
このヴィラ子な流れ、初代スレ序盤を思い出すぜ……
111名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 19:17:00 ID:bZLiPPd1
気になって読んできてうっかり前屈みなんだがどうすればいい
112名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 22:26:19 ID:nmsx1m6A
>>98のせいで、客カミナ×泡姫ヴィラ子の妄想が止まらないんだが
どうすればいいんだ
責任取ってくれ
113名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:17:43 ID:9+6jngsp
なんという洗われてる最中に確実に血まみれになりそうな(客が)泡姫
114名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:06:31 ID:MtXGFPse
>>108
天元突破級の絶倫男シモンと監獄王ヴィラ子が同じ牢屋の中に入るんだぞ?
いくら獣人だといっても流石に可哀想だろ!
115名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:08:10 ID:mHDAq4HA
しゃぶってもらうのにものすごい勇気がいりそうだと思うんだが
116名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:13:14 ID:T62Zer04
ここで以前貼られたG=ヒコロウのミサトさんですよ
117名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:20:46 ID:NheYTl/W
>>112
書けばいいとおもうよ('(゚∀゚∩
つーか誰だヴィラルスレに持ってった奴www
バニーはさすがにアレだと思ってこっちにしたのにw

俺も今更初代スレ読んだけど色々投下されてたんだな…もっと早く知ってれば…
>>115
傷つかないように必死に優しくやってくれるかもしれないじゃないか
118名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:47:10 ID:SHyzKrX5
女体ヴィラ子で盛り上がっている中、ニアスキーな俺がきました。
只今ニアスレで神が降臨しとるので暇な奴はみてこい!
119名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:50:33 ID:5BYl1uez
新たな世界になんか出ちゃいそうだ…と自分への縛めのために書いておく
120名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:00:53 ID:NheYTl/W
ニアだと!?いってくる
121名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:10:30 ID:apCelaNk
>>118
もしかしてメガミピンナップ改変のアレか?


俺 で す
本当にすいませんでしたorz
122名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:12:15 ID:w+TZvTp5
>>121
なんだなんだ
こっちにも貼っておけ
123名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:15:05 ID:apCelaNk
124名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:15:51 ID:SHyzKrX5
>>121
お 前 か ! !
GJ!
しかし背後には気をつけろよ!総司令のギガドリルブ(ry
125名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:17:09 ID:w+TZvTp5
>>123
ちょwwwwwwwwwwwwwww
天真爛漫すぎだろニアwwwwwwwwwwwwww
126名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:39:06 ID:NheYTl/W
エロスってれべるじゃねーぞwwwwwwww
127名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:57:51 ID:QiuIhOX4
>>123
GJ!!おっきした。ハァハァ
128名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:12:56 ID:apCelaNk
やっつけで作ったこのスレ用
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date56521.jpg


俺もうニアスレに帰れないや
129名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:15:41 ID:w+TZvTp5
>>128
お前、これから寝る所だったのにどうしてくれるんだ
130名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:19:37 ID:ZEMnyD5d
>>128
ヴィラ子職人だが、弟子に入れてくれ
131名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:32:22 ID:NheYTl/W
>>128
俺もヴィラ子職人だが、弟子に入れてくれ
132名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:35:14 ID:SHyzKrX5
>>128
これは総司令が怖いからGJを言えずにいた俺でもGJを贈らざるを得ない…
エロい!エロいよニア!!
絶倫シモン相手だし、さぞかし夜は激しいんだろうな
昼は貞淑な姿で夜はエロいとか最高ではないかね?諸君
133名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:48:37 ID:ZEMnyD5d
>>131
バカやろう!お前がいなきゃ誰がヴィラ子コラを作るんだっ!
お前は残れ、俺は行く
134名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:51:14 ID:w+TZvTp5
ヴィラ子のぶっかけコラを作ればいいと思うんだ
135名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:52:09 ID:NheYTl/W
>>133
アッ アニキイィィィーッ!
136名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 03:24:36 ID:NheYTl/W
>>134
それって物凄く禁断の一歩じゃないか
137名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 03:43:56 ID:w+TZvTp5
>>136
無理を通して道理を(ry
それが俺たち(ry


いやすまん、言ってみただけだw
ヴィラ子画像も全て保存してるんで職人にはこれからも頑張って欲しい
しかし完全に寝そびれたな・・・
138名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 04:00:57 ID:NheYTl/W
俺も寝そびれたぜ…兄弟!
139名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 05:47:48 ID:NheYTl/W
今日の仕事は居眠り警報

兄弟、もう朝だし寝ちゃったとは思うが
俺なりにゲリラ女王ヴィラ子にぶっかけてみたよ…
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date56534.jpg
140名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 07:16:07 ID:HTczv4m+
>>139
なんという兄貴……
141名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 07:43:38 ID:FS6UfFC4
下乳フォーーーウ!!!
142名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 08:17:05 ID:T62Zer04
すげー!
お前らの螺旋力すげー!
143名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 11:59:12 ID:ZsD7dnP9
初期のヴィラ子ブームより盛り上がってるな…
144名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 13:02:46 ID:apCelaNk
>>139
お前さん俺に弟子入りする必要なんかカケラもねえじゃねえかwww
むしろ俺が教えを乞いたいわwww
145名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 14:00:25 ID:ZEMnyD5d
>>139
俺の螺旋力が天元突破した


違うベクトルに
ttp://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00177.png.html

ちなみにニアでもヴィラ子でもない
146名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 15:01:05 ID:inT5FNZu
>>139
やっべ、起きて覗いてみたら凄いのキテター!!
サンキュー友よ!兄弟よ!!

>>145
お前…最高だ…!!
147名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 15:17:23 ID:gCGzxjex
>>139
なんという有難い画像・・・
これを見た瞬間完全に俺はおっきした
光の速さで100万回保存した
148名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 15:28:00 ID:DNA7rGkj
 お ま い ら wwwwwwwwwwwww
149名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 15:52:26 ID:ZEMnyD5d
150名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 16:12:04 ID:hDI2U6eo
なんかワロタ
151名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 17:32:42 ID:JP1u99c2
>>149
セクシーワイルドな感じだな
欲を言えばヴィラ子は肌白めなのでニアにコラしてもなかなかいけるぞ
152名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 18:07:34 ID:IUSH6ej9
グレンラガンという作品を一旦脳内から消す。
一瞬忘れる。
そうして>>149を見れば、ニアよりダリーよりヴィラ子に萌えてしまった俺はどうすればいい。
カプコンのキャミィとかブラクラのバラライカとかに弱いんだよ俺はぁああぁあ!!!!!!!

まだ自分は一線を越えていないと信じたい。
153名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 18:11:29 ID:NheYTl/W
>>144
何を言う!汁だの桃色だの参考にさせて頂いたんだぜ…!

>>145>>149
塗るwwwなwwwっていうか塗り神すぎっていうかアニキすげーwww
154名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 18:14:52 ID:xweUcswC
もしかして画像スレより画像多くねw
155名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 19:34:05 ID:ZEMnyD5d
しまった>>145色塗りミスってたorz

>>151
お前の色白ヴィラ子が好みという個人情報は貰った
ちょっくら螺旋力チャージしにいってくる

>>152
言いにくいがアンタ、手遅れだ
156名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:08:03 ID:NheYTl/W
あ アニキも螺旋力チャージしに行ったのかww
とりあえず>>151
ろりぷにつるぺたと申したか
ttp://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00179.jpg.html

ってか連投しすぎだなゴメン…
157名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:12:04 ID:TKmdST0C
>>156
GJw しかしもはや別人w
しかしどこかで見たようなと思ったら、朽木ルキアに似てるよーな似てないよーな。おもに断崖絶p(ry
158名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:24:19 ID:IUSH6ej9
>>155
……っ!!!(目を見開き震える両手を見詰め)
あ、あにき……俺は……もう手遅れなのか……

ならば開き直ろう。
>>156よGJだ!!!ヴィラ子職人もっとやれ!!!!!

ちなみにシモニア小説も常に全裸待機してまってるぜ。
159名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:37:58 ID:uxMtKblB
投下祭りに便乗して、こっちに投下し損ねてたヤツ置いておきますね( =゚ω゚)ノ
ttp://www7.uploader.jp/user/simonia/images/simonia_uljp00032.jpg
160名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 21:09:08 ID:NheYTl/W
(*´Д`)ニアニアかわいいよニアニアハァハァ
161名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 22:36:40 ID:Y7gRBcTD
>>159
ちょっと絵が残念だけど乙
162名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 22:48:59 ID:T62Zer04
水着で出遅れた気もするが同ネタかぶりじゃないから開き直って投下してみる
ttp://www7.uploader.jp/user/daigrren/images/daigrren_uljp00181.jpg

時期的に腕や脚の傷を描くべきかどうかはちょっと悩んだ
163名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 22:54:16 ID:mHDAq4HA
やばい、投下多くて目が放せない。

初代スレで悔しかったことはヴィラ子に萌えてしまったことだが、
それ以上に屈辱だったのが定時王クリムゾンパロに大爆笑させられた事だ。
真夜中なのに、悔しいっ・・・!
164名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 23:03:41 ID:TKmdST0C
このヴィラ子ネタな流れで言うのは、水を差すようで悪いんだが……
言っておかないと忘れる人いるかもしれないんで、前もってあえて言おうと思う。

たぶん、この流れでヴィラ子SS書こうと思ってる職人はいると思う。というか確実にいるだろう。
だけど、投下する時は必ず注釈をつけることを忘れないでくれ。
TSネタで性描写をすると、外見上は♂×♀でも、内面的には♂×♂になるから、
読む人によっては801ネタを読んでる気分になる。

特殊なジャンルである以上、好きな人がいる反面、苦手な人も少なからずいる。
SS投下の際、「この流れで投下するんだ。注釈なんていらないだろ」なんて高をくくったりしないで欲しい。
注釈つけなかったせいで叩かれたりするのは、職人としても面白いもんじゃないと思うし、
スレが荒れる原因にもなりかねないからね。

最後に、ヴィラ子イラストの人、とにかくGJwww
165名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 23:07:19 ID:qrpExTVn
>>162
このスレに来てからと言うものGJレスしかしてないが
あえて言わせてもらおう、GJと。

エンキ水着が秀逸すぎるww
その格好のヴィラ子に刀持たせたフィギュアが出たら皆には申し訳ないが全部買い占める。
166名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 23:12:57 ID:Ht/Iy9WF
>>162
これは保存せざるを得ないw
167名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 23:20:42 ID:NheYTl/W
162>>
俺ちょっとブータになって谷間にダイブするわ

俺はこれでしばらく自重する。俺の気持ちをグレン団に託し、あのネタでヴィラ子をいじめてみた。
ttp://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00182.jpg.html
168名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 00:03:25 ID:inT5FNZu
ヴィラ子が己の好みど真ん中なせいもあるが、
ここの職人はとにかく腕が良すぎるんだよなあ
しばらく自重の流れになるかもしれないが
また機会があったら投下して欲しいもんだ

そして>>159もGJ!
ニアはしおらしいのも積極的なのも可愛いぜ
169名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 00:41:43 ID:7kI2DzQ8
ここの職人GJすぎるww
シモニアもヴィラ子もまじで最高だ(*´д`)
ここの職人クオリティでダリーや黒の3姉妹、カミヨコとかのエロパロも是非見てみたいw
170名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 01:22:13 ID:i6WReV2+
ヴィラ子の流れぶったぎってごめんなさい。
ガイシュツかも、ニアに艦長の衣装を着せてみました。
http://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00185.jpg.html
171名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 01:33:52 ID:qSM319Qo
>>170
GJ!!!コアドリルがおっぱいに挟まれてる…!ハァハァ
艦長ニアエロ可愛いよニア
172名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 01:38:57 ID:vOBsEwfY
なんだか裸ワイシャツに通ずるエロさがあるな
17323:2007/11/01(木) 02:14:27 ID:kWWwF+10
素晴らしき画像投下祭ごちそうさまでした(*´Д`*)
シモニア投下させてもらいます
174シモニア『朝ごはんですシモンさん』:2007/11/01(木) 02:15:01 ID:kWWwF+10
むぅ、と考え込んでニアは恋人の寝顔を見下ろした。
彼女の家、彼女の部屋、彼女のベッドで眠りこける彼女の恋人――シモンの寝顔は、それはそれは気持ち良さそうなものだった。
半開きになった口は少し情けなくもあるが、無防備なその様は可愛らしいとさえ言える。
ひょっとしたら、惚れた弱みでそう見えるだけなのかもしれないが。

「シモン、起きて」
呼びかけてみるが、規則的な寝息は全く乱れなかった。
思い切って肩を揺すってみたが、むにゃむにゃと口を動かしただけで、またすぐに眠りの淵へと引きずりこまれてしまう。
挙句の果てには「もう勘弁してくれよ、ロシウ」などと寝言で言い出す始末だ。

(恋人のことを放っておいて、男の人の名前なんか呼ばないで)
腹立ち紛れに彼の頬をつまんで引っ張ってみるが、目覚める様子は一向にない。
これでは自分が馬鹿みたいではないか。ニアは自分の姿を鏡に見て、ため息をつく。

眠るシモンの傍らにちょこんと座るニアは、薄いピンクのベビードールを身にまとっていた。
胸の部分は綺麗な刺繍とフリルで彩られ、胸の切り返しから下は薄く透けている。
小さなへそや同色のショーツがスカートの向こうにうっすら透けて見えて、それが何とも男心をくすぐる……らしい。
「らしい」というのは、実際にこの姿をシモンに見せたことがないからだ。
シモンに見せたことがないどころか、このような――所謂「ナイトライフをより楽しいものに」する目的で作られた下着を身に着けることすら初めてだ。
「下着一つでパートナーを喜ばせられるのなら安いもんでしょ」とキヨウに言われて、恥ずかしさを振り切りこっそり購入したのだが。



総司令としての激務に追われる彼が、仕事から解放された後に直接ニアの家へやってくることはそう珍しいことではない。
珍しいどころか、日常茶飯事。――否、最近はもはや半同棲状態と言ってもいいだろう。
元々シモンには食生活や身の回りのことに無頓着な面が見受けられたので、世話を焼きやすいという点ではニアにとっても歓迎すべき事態ではあるが。

今日もシモンの訪問は深夜となり、用意された夜食に舌鼓を打ち、風呂に入り……そして、彼はそのまま眠りの国の人となってしまった。
(いつもだったら、絶対そんなことないのに)
いつもの彼であれば風呂に入った後、用意された寝巻きも着ないままにニアをベッドに引きずり込んで――そのまま朝まで、だ。
寝床でのあまりの彼の元気さに、本当はそんなに疲れていないんじゃないかと問うた事もある。
その時の彼曰く「ニアとこういうことしてるから、どんどん元気が出てくるんだよ」……だそうだ。
175シモニア『朝ごはんですシモンさん』:2007/11/01(木) 02:15:25 ID:kWWwF+10



ニアのことを放って寝てしまったのは仕方がない。今日は本当に疲れていたのだろう。
だが、何もこんな日に限って寝てしまわなくてもよいのではないか。
(私、今……すごくして欲しい気分なのに)

キヨウ曰く「男性を興奮させるための下着」とのことだったが、その効果は女性であるニアにもあったらしい。
シモンから深夜の来訪の連絡を受けて、「今夜がチャンス」とばかりに急いで下着を身に着けて。
部屋の鏡の前で自分の姿を確認しながら、この姿を見たシモンの反応を想像してみたりもした。
きっと彼は子供のように目を輝かせて「いいぞ、ニア! すっごくイイ!」とでも言ってくれるだろう。
そのままいつもの勢いでニアを押し倒して、朝まで愛し合う。ニアも、きっといつもより積極的にシモンを求めることができるはずだ。
甘い夜を想像して、一人鏡の前で顔を赤くしたりもした。


……が、それもどうやら夢に終わりそうだった。目の前の彼は一向に起きる気配がない。
「せっかくいい思いできるところだったのに、シモンのおばかさん」
拗ねたように呟いて、ぴん、と鼻の頭を弾くと、シモンはくちゅんと小さなくしゃみをした。
それが妙に可愛らしく、毒気を抜かれた思いでニアは噴き出した。
(しょうがないね、また今度)
ニアに比べて少し硬い髪を優しく撫でると、シモンの寝顔にちゅ、と唇を落とす。
額、頬、閉じた瞼、そして唇。
彼から反応がないのはなんとも寂しい限りだが、目覚めたときにはきっと熱いキスを返してくれるだろう。
「おやすみなさい、シモン」


ニアはシモンの身体に寄り添うと、その肩に頭を預けた。そのまま瞳をゆっくりと閉じる。
「うにゃ」
「っ?」
間の抜けた寝言が聞こえた次の瞬間、ニアの身体は寝返りをうったシモンの下敷きになっていた。
そのまま抱き枕よろしくぎゅう、と抱きしめられる。
「シ、シモン?」
すやすやと眠る彼に問うても、無論反応はない。


シモンには妙な抱きしめ癖がある。
せっかくツインサイズのベッドを用意してあるというのに、シングルでも二人一緒に眠れるじゃないか、というくらいにニアの身体を引き寄せて眠るのだ。
これではツインの意味がない――といいたいところだが、その面積の広さはセックスの最中において一応活用されている。
それはさておき、少しの息苦しさと心地よい温かさに包まれて、ニアは苦笑する。
意識がないのにニアを抱き寄せる彼の愛に酔うべきか。
はたまた、意識がないのにしっかりニアの胸の谷間に顔を埋める彼の助平根性に呆れるべきか。
甘い想いに身を浸しながら、いつしかニアの意識は心地よい闇へと溶けていった。
176シモニア『朝ごはんですシモンさん』:2007/11/01(木) 02:15:54 ID:kWWwF+10



「んー……」
ゆらゆらと意識が浮かび上がり、シモンは寝転がったまま大きく伸びをした。
はあ、と大きく息をつくと、そのまま脱力する。
カーテンの隙間から差し込む朝の日差しは爽やかだが、彼の気鬱を晴らしてはくれない。
昨日の繰り返しになるであろう一日の仕事を思うとなんとも気が滅入った。
毎日同じ作業の繰り返し。最近ロシウは妙にピリピリしていて、昔のような笑顔を見せることも少なくなった。
「ロシウも恋人とか作ればいいんだよなあ」
余計なお世話だと分かりつつ、若干の優越感を胸に抱きながら小さく愚痴る。
(退屈な日の繰り返しでも、俺が腐らずにやっていけるのはニアがいてくれるからだし)

そういえば、ニアにまだおはようのキスをしていなかった。
傍らに寄り添う温もりに向けて優しい微笑を向けて――――そしてシモンは固まった。


(な、な、な、な)

(なんだこれ??)

シモンに甘えるように身を預けてすやすやと寝息をたてるニア。問題は彼女が身にまとっている下着だ。
今までシモンが一度も見たことがないものであることは間違いない。
薄いピンクとフリルとレース、構成する要素だけ挙げるといかにも彼女らしい清楚な単語ばかりだが、下着のデザインはとんでもなく淫靡なものだった。
形の良い白い乳房は繊細な刺繍とレースで包まれてはいるが、よくよく目を凝らせばその下に隠れる薄桃色の可愛らしい乳首がうっすらと透けて見える。
乳房から下はそりゃもう露骨に透け透けである。
衣服としての役目を全く果たしていない薄い生地の向こう側に、細い腰とフリルで飾り立てられたショーツ。
ショーツは……ほとんど紐なんじゃないかというような代物だった。
ニアの裸はもう何度も見ているはずなのに、とんでもないものを目にしてしまったという思いを禁じ得ず、シモンはただただ無言でニアの媚態を凝視した。

「うぅん」
「!」
ころん、と寝返りを打った拍子にスカート部分が捲れ、小さく引き締まった可愛い尻と、細いながらも女性的な丸みを帯びた太ももがシモンの眼前に晒された。
見れば、肩紐も半ばずり落ちて乳房がこぼれかかっている。
普段の清楚なニアとのギャップも相まって、いやらしいにも程があった。

177シモニア『朝ごはんですシモンさん』:2007/11/01(木) 02:16:25 ID:kWWwF+10
いったいニアは何故こんな下着を着ているのか?
疑問は当然浮かんだが、シモンにはそれよりも先に決めなければならないことがあった。部屋の時計をばっと見上げ、血走った瞳で時刻を確認する。
仕事の開始時刻。通勤時間。身支度にかかる時間。それらと今の時刻を照らし合わせると――――


朝飯抜けば、十分間に合う!

朝飯抜けば、エッチする時間が取れる!

いや、むしろニアが朝ごはんか!?


馬鹿げたことを考えながら、シモンはニアの肩を揺すり呼びかける。
「ニア、ニア!」
「うぅ……ん、あ、シモン……おはよう」
「ん、おはよ。それじゃ、いただきます」
「え? 朝食はまだ……え、あ、ちょっ、やん、待っ――」






しばしの後。
遅刻ギリギリでニア宅を飛び出すとき、シモンはしっかり「今夜もあの下着を着て待ってる」とニアに約束させるのを忘れなかった。
早く帰りたい一心の総司令はその日の仕事をいつもより二時間も早く終わらせて、「やっと僕の誠意が通じたんですね」と補佐官を感涙させたとか、させなかったとか。


178 ◆Lpi7YUvTkQ :2007/11/01(木) 02:17:03 ID:kWWwF+10
今回から一応鳥つけることにしました
では自分もまた体育座りに戻ります
179名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 02:33:15 ID:B4mQdIE0
うおおーニアニアー!(*´Д`)超GJですハァハァ!
なんてえろい格好なんだニアニア…そして総司令助平すぎワロタwww
180名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 02:41:10 ID:5E0FkSpc
>>149>>162
ビキニ王もアイキャッチ風ワンピース王も萌えた。あんたら神だ。
エンキ水着はガイナの人じゃないかと思うくらいピッタリきてるな。

>>167
「螺・旋・力!」「螺・旋・力!」
181名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 03:36:41 ID:iC7J6XtH
>>178
GJ
総司令ワロスwwwwwww
ニアニア可愛すぎですな(*´д`*)=3
182名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 03:55:33 ID:TZN0bUlf
なんという総司令
ニア視点かわいいよはあはあ
183名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 05:22:08 ID:7xtS/b0O
ドスケベカップルめがwwwwwwwwGJwwwwwwwww
184名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 08:50:30 ID:aycIsw6B
総司令朝から元気すぐるw
とかいいつつ自分も朝からエロパロスレを覗いているあたり、総司令のこといえませんねすみませんww
神のおかげで螺旋力満タンにして職場へ向かえます
GJ!!
185名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 09:00:50 ID:6hcseoML
総司令w まさにニアが朝ご飯!
萌え死にました…
ってかシモン毎日やってんのかよ!どんだけ絶倫なんだよ!まったく羨ましすぎるぜ…!
186名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 10:18:58 ID:FftjZ8pE
GJ!!!
ちょwシモンww朝からなんという螺旋力をwwみ な ぎ っ て き たwwww
おれの仕事にも精が出そうです
187名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 12:04:42 ID:upD5zQKG
>凝視
>血走った瞳で
>仕事をいつもより二時間も早く

ドエロ総司令www
ロシウ通じてねーーwww

>>178 毎度螺旋力ありがとう!スパネメルGJ!
188名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 12:33:24 ID:JkWpUFAP
最近ニアばっかしだけどヨーコも忘れないでね
189名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 12:34:53 ID:Dv39qvjz
受け取れ!>>151!!
間違い探しのオマケつきだ!

ttp://www7.uploader.jp/user/daigrren/images/daigrren_uljp00186.jpg

正解は聞くな、俺は知らん
190名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 14:23:16 ID:pES7CoGC
>>189
本当にやってくれるとは…実に眼福だwwありがとう




ダリーに艦長ヴィラ子コラでヴィラ子ハーレム…いや気にするな、独り言だ
191名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 14:39:42 ID:eJn57MS/
>>188
おまいにはロシキノやダヤキヨやヴィラ子祭りが見えていないのか
192名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 15:48:53 ID:Dv39qvjz
>>178、遅ればせながらGJ !

>>190、お前は俺か
もういっちょ螺旋力補充にいってくる
193名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 16:01:21 ID:4pwkWH/u
>>191
うんうん、ニアはもちろんロシキノもダヤキヨもヴィラ子も良いよな〜〜


…ヨーコは?
194名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 17:08:39 ID:0qeePefo
それはお前が犯るんだよ、ってアニキが言ってる
195名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 17:25:21 ID:jb97R0ND
>>189
ダ、ダブルスだと!?

ところで、後ろで鼻血出してんのブータとだれだ?
196名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 17:43:50 ID:vQplA3sD
ラガンさんに見えるがそうなるとえらい遠方か上空か
197名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 17:49:50 ID:cDY41TBJ
>>195
エンキじゃないの?
198名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 18:59:59 ID:plQS05fZ
流れ読まずにカミヨコの暗い死にネタ投下
8話9話でぶわーっときて一気に書き上げたんでネタ投下に近いけど
199カミヨコ1/3:2007/11/01(木) 19:02:47 ID:plQS05fZ
その日。私は幼馴染を手にかけた
彼女がそう望んだからだ。
ガンメンに潰された些末な小屋の一角。
彼女は精一杯手を突っ張らせて作った隙間に弟を庇って、壁だった土塊に両足を砕かれた
動けない。腹まで血に染めて、でもその顔は幼い弟を安心させるため微笑んでいた
痛かっただろう、苦しかっただろう
血の気の失せた青い顔で優しく微笑む彼女が私に待ってたの、とか細い声で告げる。
「終わらせて」
たった14年間しかなかった彼女の人生。
漸く青く澄んだ空を知って。
頬を擽る風の香りを知って。
青年団の一人に想いを寄せていた。
まだ這うだけの弟を私みたいに育てたいと。
そういってた同じ唇で
「おねがい・・ヨーコ・・」
死を。解放を望んだのだ

私が、今までで一番重い引鉄に指を掛けたとき
彼女は漸く、安堵のため息をついて、瞼を伏せた


200カミヨコ2/3:2007/11/01(木) 19:03:34 ID:plQS05fZ
年齢の割りに幼い容姿の彼女には不似合いだったが
丹念に磨き上げ、花で薄紅に染めた薬莢をライフルに詰め、宙へ放った
銃身から丸い月まで真っ直ぐたなびく煙が魂の指針
獣人に掘り返されるのが嫌で、削り出してもらった岩盤で蓋をして薄く土をかけただけの
小さな彼女の墓標の前で幾刻か立ち尽くしていた私の前に影を落とす男がいた
「おめーのせいじゃねぇ」
ぶっきらぼうな男の声がきいんと張り詰めていた空気を振動わせた
「来ないで。あたしはっ・・・人殺しなのよ」
そうだ、どんな理由をつけたって。
私が持つ武器は人殺しの道具だ
「両親も、ともだちもっ・・・いっぱい・・・死んだわ。火薬のせいで、武器のせいで!」
「うるせぇ!そんなのカンケーねぇ!おめぇはあの娘を救ってやったんじゃねぇか!」
入ってこないで。土足で。ひとの心に
地面に伸びる影だけ見つめて。私の肩が震えていた
「わたしはっ・・・」
「おめぇがいなきゃもっと死んでた!リットナーだけじゃねぇ!
 俺も!シモンも!ジーハの連中もだ!
 何回言やぁわかる!おめぇのせいじゃねぇんだよっ!」
ぐぅっと喉が鳴って、視界が歪んだ
奥歯を噛み締めたせいだ。これは涙じゃない。
「・・・もう、泣くな・・・」
男の指が肩にかかった。こどもを宥めるみたいにぽんぽんと叩かれる
「ない・・てなんか・・・な・・・い・・」
応えに苛ついた男は指先に力をこめて私の顎をぐっと掬い顔を上げさせる
「見え見えなんだよ!女の嘘はっ!」
顎に指が食い込んで少し顔を顰めた。
201カミヨコ3/3:2007/11/01(木) 19:04:22 ID:plQS05fZ

男の顔が私の鼻先で怒っているのか困っているのか複雑な表情をしている
「・・・アンタの、気のせいよ・・・だって・・・泣いたら・・・
 泣き声なんかあげたらガンメンが来るもの・・・私・・・っ
 泣いたことなんて・・・いちども・・・ないものっ・・・」
私の顔を息のかかる距離でまじまじと見つめた男は口をへの字にして私を胸に抱きこんだ
痛いくらいの力で、動きを封じて
「クソッ・・・泣き方もしらねーのか・・・よ」
いきなり唇に当てられた指がもぐりこんできて噛み締めていた歯列を抉じ開けた。
「ぅ・・・・・・ぐっ・・・」
拒みたくてぎりっとその指に歯を立てても男は引かなかった
「声をだせ!悲しいときは泣きゃいいんだ!気が済むまで泣いたら!
・・・笑って送ってやろうや・・・でなきゃ。次の一歩踏み出せねぇだろ
・・・おめぇも、そこのトモダチも」
泣くなといったり泣けといったり、主張に一貫性のない莫迦な男。
でもその指は無骨さと酷く不器用な優しさで私の心を直截こじあけていく。
ふぐっと、無様に鼻が鳴った。横隔膜が痙攣している。
息が、うまく吸えない。
言葉を覚える前のこどものように「う」と「ん」くらいしか音が出てこない
放して、と首を振る。酸素を貪るのに漸く口をあけた。
男の指が抜かれて、私の唾液で薄まった血を纏ったままの指先が唇をゆっくり辿り
酷く優しい仕草でぬるりと頬を撫でた。
鼻の奥がつぅんと痺れて。
喉から悲鳴じみた叫び声があふれ出した。
涙腺は既に崩壊していて、視界をぐちゃぐちゃにして
こどもが駄々をこねるみたいに、やたら男の胸を叩いてたらぎゅうっと抱きしめられた
水は貴重なのに、勿体無いじゃない…なんてことまで考えられるくらい余裕がでてきて
肩を震わせてしゃくりあげたら、胸いっぱいに男のニオイが満ちて
なんだか妙に安心して、ゆっくりゆっくり私の意識は闇に溶けていった。

暖かな暗闇の中で
皆バカで生きるのに懸命だ、と
囁かれたような気がした・・・
202名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 20:27:19 ID:iC7J6XtH
カミナ良い男だなぁ…こりゃヨーコじゃなくても惚れるわ
GJ
203名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:04:50 ID:bvSuE7r0
>>178
なんという萌え
ニアニア可愛いよニア(*´Д`)ハァハァ
ちくしょお、総司令羨ましすぎww

>>189
女体化野郎になんて死んでも萌えるか!
……って思ってったのに…思ってたのに…
ヴィラ子かわえええええええええw

>>198
久々のヨーコキター!!!
兄貴もヨーコも大好きだwww
それにしても切ねえ…

みんな本当にGJ!!

204名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:53:48 ID:wWz+EsCP
カミヨコGJ!
アニキかっこいいな

俺…プロバイダ規制解除されたらカミヨコ学園パロ投下するんだ…
205名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:00:38 ID:nnZswmdf
女体化苦手だから暫くスレから離れてたらシモニア&カミヨコが!
どちらもGJ

>>204
待ってるぜ…兄弟!
206名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:10:58 ID:bvSuE7r0
>>204
魂のブラザー…!
俺も待ってるぜw
207名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:42:54 ID:Mgx+IRMk
>>199
良かった。アニキいい男だ。

女体化は苦手どころか好きなんだが
苦手な人がいたら我慢せずに言ってほしいとも思う。
何も投下しない自分がこんな事言うのもなんなんだけどさ。
208名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:53:22 ID:vOBsEwfY
かといって、楽しそうに盛り上がってる人たちに向かって
「その話キモイから止めてください」とはなかなか言えないものなんじゃないか
理性的な人ならば特に

スレの雰囲気を悪くしないよう話題を変えたいならば
さりげなく別話題を振って流れを誘導するか(さりげなくないといけない)
神SSや画像を投下して自分が流れを作るか(職人以外不可)どちらかしかないと思う
209名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:58:30 ID:7kI2DzQ8
シモニア、カミヨコのSSにヴィラ子職人…本当に乙&GJ!
どれもそれぞれに最高だ(*´Д`)


自分は女体化は苦手というより興味なかったが
このスレに来るようになって職人技のヴィラ子に出会い
女体化もありだと思うようになったw

>>204
心よりお待ちしております!
210名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 00:45:20 ID:+MPksN83
エロと萌えがあれば女体でもパラレルでも鬱でもバッチ来い
職人以外だって頑張れ、雑談から生まれるネタもあるさ。
1/8ニアフィギュアを作ろうとして8/1ニア巨像を作ってしまうシモンさんとか

>>193
ヨーコかわいいよ
お前もなんかかわいいよ
211名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:03:59 ID:fOXGntFh
>>210
ドジっ子ってレベルじゃねーぞwww
212名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:35:42 ID:Kp+4rAn8
ベビードールコラ作った
ちょっと微妙な出来だが気にすんな
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date56786.jpg

ニアスレがベビードール祭りになっとるwww
213名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:40:41 ID:9uG+oCx+
>>212
うああかわいい シチュおかしいが吹っ飛ぶわかわえー似合うー
胸のポロリがエロパロクオリティ!

しかしこの絵大活躍だなww
214名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:45:40 ID:M0PCKv4B
>>212
すげええええ!!違和感ナイ!
かわゆううううう!!!

>>213
このピンナップバレをはじめてみたとき、ここまでの活躍を誰が予想できただろうかww
215名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 21:07:33 ID:/f8shQqH
兄弟、今日はいやに静かだな
216名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 21:09:36 ID:Mev5Rumh
>>215
未来によろしく
217名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 22:14:05 ID:/DxXhHPX
ttp://nijigencospa.com/detail/id/0000021345
愛しい天使ニアニアの抱き枕発売しますよ。黒ニアの目が白ニアにしか見えないけど。
218名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 22:30:36 ID:dTn9Zonx
釣り目じゃないアンスパメッセンジャーのニアなんてニアじゃねーよ
219名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 22:34:39 ID:0K4/Xkm7
>>218
じゃあなんだっていうんだ!
220名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 22:37:40 ID:fOXGntFh
絶望した!
大人白ニアの人妻な魅力もアンスパ黒ニアのツリ目な魅力も解ってない枕カバー屋に絶望した!
221名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 22:41:18 ID:+i5uz/i2
黒ニアがちょっと困った顔で頬染めしてたら最高だったのに!
でもこのニアはおっぱいがいい感じだ
222名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 23:03:45 ID:77jqOzoC
可愛いことは可愛いがニアの魅力は出ていないな
223名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 23:29:41 ID:EzWkyfUt
ショートのニアじゃないorz
224名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:25:17 ID:Was4tCuk
ヨーコの枕カバーはヨーコらしさが出ていてなかなか良かったのに…
釣り目で頬を染めたツンデレちっくな黒ニアを
期待していた俺が馬鹿だったのか…
まあ買うけどさ

子供ダリーと成長ダリーの2面枕カバーと
ストレートとツインテールキヤル枕カバーも出して欲しいな

225名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:30:51 ID:t7m0Sx0Z
>>224
むしろ表面ダリー、裏面ギミーとか
226名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:44:24 ID:ATjpW9+z
>>224
両面お義父さんとか
227名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:46:37 ID:t7m0Sx0Z
>>226
(性的な意味じゃない)螺旋力がみなぎりそうな枕ですなw
228名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:46:56 ID:YsbGY1/Q
某所の抱き枕希望投票でぶっちぎりの一位はシモンさんな件について
229名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:47:08 ID:sOM65Z+e
ええい、早くヴィラルの抱き枕を出さないか!
表面は鼻血ヴィラル・裏面は女体で
230名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:52:52 ID:yAgGX7ZR
>>226
ばっか、それはすしお専用だろwww
231名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:01:12 ID:+8rn9E7M
お義父さんなら枕カバーよりお布団カバーがいいです
あの胸に抱かれて包まれて眠りたい

ラガンさんでもいいです。お布団カバー
232名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:01:37 ID:ATjpW9+z
>>230
おっといけねw
233名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:09:11 ID:FR+7xozo
>>228
そして2位はヴィラルな件について
234名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:09:50 ID:Was4tCuk
>>225
それだと少年キャラを抱いて寝る
怪しいオッサンになっちまうじゃないかw

>>226
んなもん抱いて寝たらすしおに殺されるだろーと思ったけど
ニア枕を抱いて寝たら総司令に(ry
235名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 01:43:57 ID:M3TPBd7K
>>229
なにそれすごくほしい
236名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 02:16:05 ID:KfDv1r60
>>217
なんだよこれ可愛いじゃねーか…買うわ
ただ21ニアはあの深いスリット入りの服で良かった気もする
237名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 02:20:36 ID:ONiK0oO/
>>217
白ニアなのに黒ニアの服
そういうプレイっていうのか元総司令ーッ!
238名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 02:31:53 ID:nb4TdKCu
こうしてみると黒ニア服ってエロかったんだなぁ。気付かなかった。
239名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 03:10:43 ID:aBo7KvTH
左手にしっかり指輪が光っているあたり、やっぱり21ニアが見上げている相手はただ一人の男なのだなあとオモタ
240名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 03:12:16 ID:FR+7xozo
なんだかシモンさんは淡白そうな顔をして変にディープなプレイが好きっぽい、という気がするのは
ここのスレに毒されきってるからなのだろうか
241名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 03:18:27 ID:KfDv1r60
>>239
おいおい、そんな一途で健気なニアを思いっきり抱き締める予定のおれはまるで外道みたいじゃないか
242名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 04:54:31 ID:aBo7KvTH
一晩かけてひんむいた
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date56932.jpg

21ニアたんはまたあとで
243名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 06:55:38 ID:Z6Q8UZp/
>>242
オマエの螺旋力に、ついてないはずのモノがおっきした
ニアかわいいよニア
244名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 08:35:30 ID:tpAYbPR9
>>243
♀をも奮い立たせるとは…恐ろしい子…ッ!
245名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 10:01:53 ID:Z0po0vc+
>>241
お前…背後には気をつけろよ!
ギガドリルブレイクが来るぞ…!
246名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 11:10:44 ID:mnn9K0Rg
>>242
お前の螺旋力に全米が泣いた
247名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 11:26:13 ID:74NUlqHa
>>237はもっと評価されていい。
248名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 11:29:22 ID:AnQG3T7r
>>243
おまえも小さいながら螺旋力の源をつけているではないか
ほうれこのとお(ry
249名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 11:35:06 ID:mFRjLMtO
>>242
すばらしい…ニア可愛いよニア
一晩かけてひん剥いてくれたおまえに敬礼
250名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 13:01:16 ID:sOM65Z+e
>>242
兄弟と呼ばせてくれ
光の速さで保存した
251名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 19:36:29 ID:mFCWxuT9
>>242
まったくこのスレの住人の螺旋力には驚かされる…!!
右クリック右クリック…と
252名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:29:35 ID:aBo7KvTH
21ニアたん脱ぎ脱ぎ完了
せっかくなので脱がしている気分を味わってください

ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date57006.jpg
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date57007.jpg
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date57008.jpg

ネタも切れたのでそろそろ自重するよ
253名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:32:35 ID:6Yk+aG6Z
おっぱいが上向いてる
254名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:32:55 ID:wbKLPLXB
>>252
速攻保存した、GJすぐるwww
総司令は毎晩こういうのを見てるって事か…w
255名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:43:10 ID:Pgiy2V2V
>>254
このスレ的には、
身体にかかってるのはあんまり見てないんじゃね?w
256名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:45:39 ID:Iw603EW6
>>252
ニアニア
ショートヘアマダー
257名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:53:14 ID:KfDv1r60
>>252
感動した!おまえはよく頑張った!
しかしこの綺麗な体を好きなようにしてたのか…ギリギリ
258名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:09:13 ID:0l+TnRQZ
ダレモイナイ
トウカスルナライマノウチ


ttp://deaikei.biz/up/up/7646.zip.html
女定時さん10.5話くらい

※フォルダの中身が微妙にややこしいことになってるのでまずは「Read me」をご覧ください
※テキストファイルは「書式」で「右端で折り返す」にチェックを入れてお読みください
※ヴィラル女体化ネタなのでそういうの駄目な人は踏まないでください
※エロと関係ないパートがやたらダラダラ長いのでそういうのイライラする人もお気をつけください
※うっかり本番アリですが、字面だけ見ると801みたいでキモイかもしれないのでご注意ください
※ダイグレン奪取後も兄貴が生きてる多元宇宙ですが気にしないでください
※パスはメ欄

なんか前スレから結構日が経ってしまい申し訳ありません。
体育座りでお待たせしました方には、こんなんでご満足頂けるのかどうか……
259名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:19:36 ID:faUwsoUT
>>258
乙!前にもリクした奴だが続き的なものを読めるとは思わなかった
あとなんだか多才な方ですね
260名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 17:26:27 ID:c9CsCEwV
>>258
体育座りして待ってた甲斐があったぜ、兄弟!!!!11
いやほんとご馳走様でした。
読んでる最中ずっと口が半開きだった俺キモスw

エロだけじゃなく、前後の話も良かった。すげえ良かった。
シモンっつうか、グレンラガンという作品そのものが
凄く好きなんだなーという感じが伝わってきたよ。
ほんとGJ!これで明日からも頑張れるぜ!
261名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 18:12:26 ID:vVfir1/c
おまwwwwwwww
超GJ!!!!!
ご馳走様でした
262名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:29:01 ID:Jl1rMLKQ
……「書式」で「右端で折り返す」

という注釈にどちらかでお見掛けしたお方を思い出してしまいました。
ありがたく拝読いたしました!
263名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:32:01 ID:avgz+chj
前スレから体育座りで待っていた携帯厨の俺・・・

どっかにテキストであげてくれないか頼む!
264名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:35:35 ID:eZjN4Q38
>>258
そうか、書式設定なんてものがあったのか!賢くなったよありがとう!
それはおいといて

職人GJ!アディーネ様いいドSだよ、ニアいい子だよ、
そしてヴィラ子はやられ役ならぬ犯られ役。
265名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:35:54 ID:cbHa6cc+
>>263
最近ファイルシークが実父解凍機能付いたようなので行ってみ。
まだ試してはいないが…。
266名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:39:31 ID:BBWmhUWv
>>258
ヴィラ子で抜けた
267名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:45:13 ID:O0uxZhzN
うおおおおおおおおおおおお体育座りから膝の力のみで木星までぶっ飛んだぜ乙!!!!!!!!
まってた…ほんとまってた!ヴィラ子かわいいよヴィラ子!!!!涎垂れた!
アイキャッチにも感動した、あんたすげぇなぁ!
必死なヴィラ子かわいいよヴィラ子 アディーネ様もかわいいよアディーネ様
268名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 20:13:23 ID:jVq27Pcu
>>263じゃないけどファイルシーク通したらエラーに…
269名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 20:25:47 ID:HlJK7xcr
PCで解凍してケータイに送って布団の中で読みながらニラニラしている俺キモスwww
GJJJ
270258:2007/11/04(日) 23:15:24 ID:0l+TnRQZ
携帯の方には申し訳ありませんでした。
というわけでバラうp、パスはメ欄。
内容は>>258と全く同じなので、zipで一度に落とせる方はあちらの方がお手間になりません。

ttp://deaikei.biz/up/up/7654.txt.html (はじめにお読みください)
ttp://deaikei.biz/up/up/7655.txt.html (Aパート)
ttp://deaikei.biz/up/up/7656.jpg.html (アイキャッチ)
ttp://deaikei.biz/up/up/7657.jpg.html (アイキャッチ)
ttp://deaikei.biz/up/up/7658.txt.html (Bパート01)
ttp://deaikei.biz/up/up/7659.txt.html (Bパート02)


zipのほうを落としていただきました方、ご感想とかありがとうございます。
すごい嬉しいです。

あ、あと紛らわしいかなーとは書いた後で思いましたが本来の右端で折り返す方とは関係ありません。
実際、あのくらいSS書くの上手になってみたいですが。
271名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 04:26:44 ID:let2zu+g
シモニアかわいいよシモニア
272263:2007/11/05(月) 07:53:29 ID:fJ6wp3yL
>>270
マジでありがとう読ませてもらいました!

人物描写がみんな上手くて汁がでた
無茶して頑張っても結局犯られちゃうヴィラ子はすばらしいな・・・
アディーネさまの調教プレイは期待してもいいですか?
273名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 11:27:03 ID:XHB2o59M
さて、イラストネ申が数多降臨した訳だが……
SS職人の皆様もщ(゚д゚щ)カモォーン!

つまり期待age
274名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 13:38:40 ID:iesuOwcV
>>270
小説もGJだが、アイキャッチのヴィラ子のコスチュームに萌えた
スリットと足のムチムチ感がたまらん
275名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 22:14:10 ID:let2zu+g
273は誤爆なのかリロードしてなかっただけなのか
276名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 00:38:21 ID:UP5TTUkg
流れをぶった切るが、このスレの学園パロの話を他人にしていて
たしかアディーネ先生と言おうとしたはずだったのだが
うっかりアデット先生と言ってしまった

あんまり違わない気もするがものすごく違うような気もするので
とりあえずサソリの尻尾で折檻されてフギャッと鳴いてくる
277名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 09:37:09 ID:F2y5JsTU
そんな話題を出せる知り合いがいるのか。なんか凄いな
278名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 14:23:54 ID:/znu7Vh8
知人でも友人でもなく他人だぞ。レベル高過ぎるwwww
279名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 16:15:27 ID:n41KcEq7
日曜日にはなんだか凄いものが投下されてたんだな…
絵と文と両方やれる人尊敬。

>>276
まぁ「他人」っても自分以外の人すべても指すけどな。
そんな話がリアルで出来るのは羨ましいんだぜ!
280名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 17:59:58 ID:8FsMeF06
リアのオタ友うらやましいぜと思ってたら、確かに友人ではなく「他人」・・・
大丈夫か>>276?あなた疲れてるのよとか言われなかったか?
281名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 20:36:59 ID:UP5TTUkg
まあオタイベントの打ち上げだったからそれくらいの話は出来るというか

つか肉親や親戚じゃない知人レベルの相手でもこういうとこに書き込むときに
「他人」って表記するのそんなおかしいかな


まあとりあえずあと1時間以内に書き込みなかったら
女定時さんと保健委員さんは俺の嫁
282名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 20:42:53 ID:ma3tND2w
一人に絞りやがれ阻止
283名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 20:44:59 ID:z1N1SbeC
>>281
無駄無駄無駄ァッ!!
284名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:13:33 ID:7zbxBo4L
女定時さんは俺のモンだァーーーーーーッ!
285名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:41:16 ID:z1N1SbeC
>>284
歯ぁ、食い縛れぇぇぇぇぇ!!
286名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:15:22 ID:imF1U+Mo
じゃあ定時王は嫁ごといただいていくことにしますね。
287名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:19:37 ID:RBzKw+LF
>>286それ、チミルフだぜ
288名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:26:31 ID:45+Ixkce
シモンちゃんは俺の嫁
289名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:30:19 ID:UP5TTUkg
>>288
下妻市のマスコットと幸せにな
290名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:33:29 ID:OYjEuszf
>>289
今見てきた。これはこれでアリだな。
291名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:34:13 ID:qq2KpM2R
この流れなら言える…!
テツカン旦那にしてぇ!
292名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:45:24 ID:z1N1SbeC
お前らが嫁争奪戦している間に俺はブータをいただく!!
293名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:46:39 ID:cy/N/ErC
ダリーは俺の隣で可愛い寝息をたててるよ
294名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:47:43 ID:z1N1SbeC
>>293
 交換しよう、ブータと!
295名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:48:33 ID:CDEVyd6k
じゃ俺はスペースヨーコの乳に挟まれて悶絶してくる
296名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:55:56 ID:cy/N/ErC
>>294
なんという不誠実
おっさんシモンに掘られてしまえ!
297名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:02:35 ID:cO0quUGC
じゃ俺ベビードール着て待ってるニアを襲ってくる
298名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:04:34 ID:UP5TTUkg
ゴッドスピード・297……
(死因、ドリル状の凶器により胴体貫通)
299名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:08:22 ID:z1N1SbeC
>>296
アッー!

じゃあ>>297、交換しよう、ブー(ry
300名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:16:04 ID:53DZL+px
嫁争奪戦の最中にお邪魔します
ロシウ分補給していきます
相手はキノンだけど、ニアシモにも虐められる、そんな感じ。
301我が闘争1/9:2007/11/06(火) 23:17:54 ID:53DZL+px
「お弁当、作ってきました」
僕の目の前にピンク色の包みが差し出される。にっこり微笑むニアさんと、ありえない異
臭を放つ包みとの組み合わせが破壊的だ。
「いろいろがんばっちゃいました」
蘇る7年前の記憶。味やにおいの記憶は、それ以外のものより強く残るという説を、いま
僕は検証している。そういうことにしておこう。思い返すだけで軽く5キロは体重を落と
せそうだ。
「……………。な、なぜ、突然?」
「最近ロシウが元気ないって、シモンが心配してました。だから」
きっと丹精込めた料理が詰まっているだろうその包みを、僕はとうとう受け取ってしまっ
た。この花のような笑顔を曇らせることなど、誰にもできるはずはない。
弁当を受け取ってもニアさんは立ち去る気配がない。変だなと思っていたら、なんと、僕
が食べ終わるまでここに居るのだと言う。気持ちだけ受け取るわけにはいかないらしい。
腹を括って包みを開ける。蓋を開けると、見た目は恐れていたほど奇抜ではなかった。し
かしここで気を抜いてはいけない。気を引き締めて一口目を口に運ぶ。爆発した。比喩じ
ゃない、爆発だ。芸術は爆発だと言った芸術家がいたが、彼だって本当に爆発させたりは
しなかったのに。
とにかく口に入るだけ押し込んで、味わわないように無理やり飲み込む。無作法な食べ方
だがこの際仕方がない。生き残るんだ、どんな手段を使っても。
302我が闘争2/9:2007/11/06(火) 23:18:32 ID:53DZL+px
ぜぇぜぇ、と肩で息をする。辛い戦いだった。弁当箱が小さいのがせめてもの救いだ。
「どう?おいしかった?」
妙な達成感を、僕は感じていた。やったぞと快哉を叫びたい気分だ。
どくん …!
心臓が妙な脈を打った。体温が上昇し、血が逆流する。体があきらかに異常な反応を示し
ている。原因はひとつしか考えられない。胸に手を置くと、心臓の鼓動が振動となって伝
わってくる。どん、どんと扉をノックするように胸が上下している。
「な、なにを…入れたんです、か?」
聞かせてもらうぞ、この弁当の謎を。
「まむし、すっぽん、にんにく、ハブ、冬虫夏草、高麗人参、それから…」
星でも数えるように、ニアさんは指を折りながら歌うように言った。目の前が暗くなる。
共通項は滋養強壮、か。
「そうそう、お父さま秘蔵のおくすり、螺旋力絶大!オールナイトハッスルも入れました」
手をぱんと叩いて、すばらしいアイデアでしょう、とニアさんは目を輝かせた。それを飲
むと一晩でも二晩でも、いや一週間ずっとだってシモンさんと愛し合うことができるのだ
と言う。そんな話はどうでもいい。
「なぜ、そんなものを」
「元気になるだろうと思って」
「意味が違うッ!」
きょとんとして、ニアさんは僕に近寄った。甘い香りに理性が吹っ飛びそうになる。
「ち、近寄るなッ!」
「なぜ怒っているのですか?お口に合いませんでした?」
後ずさりして離れようとするものの、すぐ壁に行き当たる。すでに血液は一点に集約し、
理性をぐらぐらと揺さぶっている。否定の言葉を頭の中で並べ立てながらも、僕の目は、
ニアさんの開いた胸元を凝視し、鎖骨をなぞり、細い手首を眺め、あろうことかドレスの
下まで透視したいと願っている。
「これ以上、ち、近寄らないでください。あなたのためだッ!」
303我が闘争3/9:2007/11/06(火) 23:19:26 ID:53DZL+px
「ロシウ、あなたのことが心配なのです」
顔色を確かめるためか、ニアさんはぐいっと顔を寄せてきた。瑞々しい唇が僕の名を呼び、
働きすぎだとかごはんは三食食べなくてはとかいう形に動いているが、もはや僕の耳には
届かない。
「ほら、こんなに痩せてしまって」
細い指が僕の頬に触れた。しなやかな体が擦り寄ってきた。あなたは、あなたは何もわか
っていない!!
―――…限界だ。
「そこまで言うのなら」
僕はニアさんの肩を掴み、近くのソファに押し倒した。
「あなたが仕出かしたことの意味を、その体で存分に思い知るがいい」
我ながら安っぽい悪役の台詞が似合うと思う。ヒーロー物ならここで主人公の登場だ。颯
爽と現れて姫を救い、悪役をたこ殴りにする。はやく来てください、シモンさん。取り返
しがつかなくなる前に。
「わたしがしたことの…意味?」
そう言ってニアさんはゆっくりと目を閉じた。それが信頼の証であることを僕は知ってい
る。それなのに、僕の手は、僕の意思と無関係に、彼女のドレスを剥ぎ取ろうとしている。
剥ぎ取って、撫で回し、余すところなく舐めまわして、それから―――。
そのとき、部屋の扉が大きな音を立てて開いた。
「ニアさん、シモンさんが呼んでます」
キノンが肩を怒らせてつかつかと歩み寄ってきた。一番見られたくない自分の姿を、一番
知られたくない相手の、目の前に晒している。
さぁっと血の気が引いた。急上昇急降下。終わることなきバンジージャンプだ。体を起こ
し、よろよろとソファの背にもたれかかる。
「まぁ、シモンが?」
優雅な動作でニアさんは起き上がった。キノンに礼を述べ、何事もなかったかのように「ご
きげんよう」と、足取りも軽く恋人の元へ向かっていった。
304我が闘争4/9:2007/11/06(火) 23:20:18 ID:53DZL+px
「キノン、これには深い訳が」
「………………。」
キノンはむすりと押し黙ったままだ。
考えをまとめようにも、まとまらない。どう説明すればいいのか、いや未遂に終わっただ
けで僕の罪は、やはり裁かれるべきか。
ニアさんの手料理と、オールナイトハッスルと、罪悪感と情けなさと絶望とが一緒くたに
なって、胃袋の中でぐるぐる渦を描いている。気持ちが悪い。吐きそうだ。
はやくトイレに駆け込みたい。ただ、いまそれを実行すれば、悪い意味で誤解を招くこと
は必至だ。
額をだらだらと嫌な汗が滑り落ちていく。
「…わかってますから」
重い沈黙を破って、キノンは呟いた。おもむろに制服を脱ぎ始める。
急展開についていけない僕の目の前で、キノンはあっという間に下着姿になってしまった。
気だるく、それでいて情熱的なパッションを感じるデザインに、色は深海を思わせる深い
ブルー、さながら真珠の海に沈んだ人魚の涙のようだ。自分でもなにを言っているのか分
からない。要はそれだけ混乱しているということだ。
「わたしじゃダメですか?」
僕の足元に跪き、胸の前で手を組んで、許しを請うようにキノンは言った。耳まで真っ赤
にして、潤んだ瞳で僕を見つめる。理性が白旗を揚げて逃げ出そうとしている。待ってく
れ、お前たちはここに居残るべき存在だ。混乱と自制と劣情と欲情と情欲と欲望とが加わ
って、渦はさらに大きく激しくなる。
こみ上げる胃液を必死にこらえた。
僕の沈黙をどう解釈したのか、キノンは僕の上着のすそをまくり、手を、いや顔を、いや、
胸が僕の腿に当たって……。
吐いた。
キノンの背中に、ほとんど消化されていないニアさんの手料理が並べられている。胃液と
謎のにおいとが混ざり合って、鼻が曲がりそうだ。
305我が闘争5/9:2007/11/06(火) 23:21:41 ID:53DZL+px
「……ごめん、キノン」
体はずいぶん軽くなったが、僕は泣きたい気分だった。さすがのキノンも笑顔を引きつら
せたままだ。どこまで醜態を晒せば許されるのか。絶対的絶望キャンペーンは未だ続行中
なのだろうか。
ハンカチで彼女の背中の汚れを拭いながら、ひたすら謝り続ける。
「君が許してくれるならなんでもする」
ぴくりとキノンが反応した。本心を、誠意を伝えたつもりだったのだが、まさかそれがあ
んなことになるとは、このときの僕には思いもよらなかった。
「………。じゃあ、洗ってくれたら…」
「洗う?」
「わたしの、からだ…洗ってください」
神はどこまで僕を試す。


たとえば、入浴、食事、排泄などの行動に支障のある人を介護し、支援することを職とす
る人々がいる。
あるいはそう、ギミーとダリーが小さかったころのことを思い出す。怖がりだったダリー
はなかなか一人で入浴できなくて、3人で入っては髪を洗ったり体を洗ってやったりしたも
のだ。
だから、これもそういうことの一つなのだ。
白いうなじ、華奢な肩、小さな肩甲骨、すぅっと筆で線を引いたような腰のくびれ。僕は
念入りに泡を立ててそれらを覆い隠していく。現状から目を逸らして見ない振りをするこ
とも、政治家には時として必要なのかもしれない。
「前は、その、自分で」
背中側から手を伸ばし、泡のついたスポンジを手渡そうとする。ふと顔をあげて青ざめた。
ちょうど目の前に、ちょうどいい高さで、鏡がある。水滴ひとつ付着しない鏡には、キノ
ンの肩越しに顔を出している間抜けな自分の顔がはっきりと映っていて、だから当然なの
だが、僕の前に座っているキノンなんかもう。
306我が闘争6/9:2007/11/06(火) 23:22:29 ID:53DZL+px
「ごめん」と言って僕は慌てて目線を下げた。スポンジを差し出している手が痺れてきた。
はやく受け取ってくれ。君が残りの部分を洗い終えたら、シャワーで泡を流し落とす、そ
れが僕の最後の義務だ。タオルで拭くとか着替えとか、そんなことまでは要求されないは
ずだ。
スポンジが僕の手から離れて、ようやく安堵のため息を漏らす。それも束の間。
「な、なっっ!!???」
空になった手が、やわらかな何かにぎゅっと押し付けられた。キノンが僕の手をとって、
上から押さえつけている。柔らかくて、弾むようで、吸い付くようで。だから、これは、
つまり、こ、この、このふくらみは…!!
「……そんなに、気持ちわるい、ですか?」
現状はすでに、僕の許容範囲を軽く11次元くらい超越している。羊の数をかぞえて、はや
く眠りにつこう、そんなことを考えていた。
「わたしのからだ、吐いちゃうくらい、いや…?」
彼女の手が、僕の手を強く握り締めた。声が少し震えている。
無茶な要求を突きつけてきたことも。
その要求を、強引に実行に踏み切らせたのも。
鏡の前を選んだのも。
こんな大胆な行動に出たのも。
それほどのショックを、僕はキノンに与えてしまったのだと気づく。
「…………きれいだ、とても」
やわらかくて、いいにおいがして、心地よくて、とても―――エロティックだ。
このまま押し倒してしまいたい、と僕は正直に告白した。もはや理性を総動員しても、本
能の蓋を閉じることは不可能だ。ゆっくりと蓋が開き、なかから巨大な欲望が頭をもたげ
てくる。書類の山も会議の時間もなにもかもが吹っ飛んだ。
「制服が濡れてしまってもいいなら…」
「もうびしょびしょだよ」
外側はもちろん泡でびちょびちょ、内側も―――この際正直に記そう、汗やら汁やらでぐ
しょぐしょだった。
くすりとキノンが笑ったので、ほっとする。君に泣かれるのが一番、僕は苦手だ。
307我が闘争7/9:2007/11/06(火) 23:23:02 ID:53DZL+px
後ろから抱きすくめたまま胸を揉む。石鹸でぬるぬるして、どんなに強く掴んでもつるん
と逃げてしまう。硬く尖った乳首をつまむ。石鹸を擦り付けるように擦り上げると、キノ
ンは高い声をあげてのけぞった。
肩越しに鏡を覗くと、その表情もからだも、なにもかもを、あますところなく観察できる。
太ももに手を差し入れて足を開かせる。
「ひゃっ、やぁ、や、だ…ぁ」
はずかしいと言ってキノンはからだをよじらせる。が、後ろからまわされた腕を振りほど
くことはできなかった。足を高く掲げると、ぱっくりと開いた秘所が映し出される。秘書
の秘所だなどとくだらないことを考える。
外側の花びらをひっぱり、焦らすように愛撫する。耳たぶをかみ、そのまま首筋へと舌を
這わせた。「あ、あ、あぁ」か細い声でキノンが鳴く。この声が僕をたまらなくさせる。指
を彼女の中へ侵入させ、くちゅくちゅと卑猥な音を立ててかき混ぜる。声が高く、大きく
なり、びくんびくんとからだが跳ねた。
「ロシウ、わたし、わたし、もう……っっ!」
そろそろいいかと尋ねると、キノンはこくんと頷いた。彼女の腰を抱え、ゆっくりと僕の
上に乗せる。僕自身が飲み込まれていく様子が、鏡にはっきりと映っている。
鏡の中でキノンが腰を振っている。乳房が揺れて、髪が振り乱れている。リズムに合わせ
て僕も動いた。いやらしい音が浴場内に響き渡る。
「あぁああぁぁぁんんっっっ!!」
キノンが大きくからだを仰け反らせた。ほぼ同時に僕も果てる。キノンがからだの向きを
変えて、甘えるように僕の胸に頭を乗せた。幸福で、満足をしつつも、頭のどこかで、なにかが間違っていると警告が発せられていた。鏡に映った僕の顔は、不信感の塊だった。


「実はさ、これ、マジックミラーなんだ」
シモンさんがいった言葉を、僕は理解しようと躍起になった。
あのあと、キノンと一緒にシャワーを浴びて、びしょぬれになった制服を手に善後策を考
えていたときだ。浴場の扉がノックされ、開けるとそこにシモンさんとニアさんがいたの
だった。手には僕とキノンの着替えを持って。
308我が闘争8/9:2007/11/06(火) 23:24:05 ID:53DZL+px
「マジックミラーって、片方からは普通のガラスみたいに透けて見える、あの?」
「さすがキノンさん、よくご存知ね」
そうじゃない。いま問題になっているのは、そういうことじゃない。
「ロシウが本当に元気になったかどうか、シモンが見に行こうって」
見ていたのか、それも二人して。悪趣味な。
「元気になってよかったですね、ロシウ」
にっこり微笑むニアさんの首元に、紅い跡がちらちら覗いている。鏡一枚隔てた向こう側
で何が起きていたのか、想像に難くない。なんてハレンチな。
「そんな顔するなよ、ロシウ。次は反対になればいい。それでおあいこだろ?」
僕に分かる言葉で話してください。何が反対で、何がおあいこなんですか!?
「それはとっても素敵ね、シモン」
わたしもシモンとああしてみたいって思っていたの、とニアさんが目を輝かせる。
「わ、わたしも、いいと思いますっ、そういうの!」
君まで…! 真っ赤になって何を言っているんだ、キノン。
三人は、まるで誕生パーティの打ち合わせでもするかのような賑やかさで、ひどく下品でふしだらなアイデアを出し合っている。まさに四面楚歌だ。
「じゃあ、決まりだな」
「ぼ、僕がそんな要求を飲むとでも思っているのですか!?」
口の端がひくひくと痙攣している。しかしこれは盲点だったはずだ。あなた方の計画は脆
弱だ。
「なに言ってんだ、ロシウ。三対一だぞ」「そうです、民主主義です」
あなた方こそなにを言っているのですか。
「この前ロシウさんが提言した、大統領制のことです」
少数意見は押し潰される、そんなものが民主主義であるはずがない。いずれ直面するだろ
うと予測していた難問に、こんな形で出会うとは。
「で、いつにする?」
身をもってその難問に立ち向かえということか。抹殺される少数意見の、その痛みと苦し
みを知るいい機会になるだろう。そう思わなければやってられない。
わくわく、という音が聞こえてきそうな三人を順に見やって、僕は渋々予定の入っていな
い日時を口にした。
309我が闘争9/9:2007/11/06(火) 23:26:59 ID:53DZL+px
以上は、ロシウ・アダイ著『我が闘争――銀河螺旋族平和会議に至るまでの間断なき努力
と苦難の軌跡』の失われた第一稿の一部である。添付されたメモには、なぜ初稿が破棄さ
れたのか、その経緯が記されていた。すべてをありのまま後世に伝えるべきだという大統領
と、公にすべき内容ではないと主張する秘書官との、延々数時間に及ぶと思われるやり取り
が克明に記録されている。
驚くべきはその破棄された内容である。上記の箇所がまるで子供だましかと思えるほど―
――大統領自身の口癖を借りるならば―――破廉恥である。これが世に出たとすれば、一
大スキャンダルとなったであろう。そういう意味で、秘書官の判断は正しかった。
しかしこの第一稿は、いまとなってはその名を知るものすら少ない、だが我々が記憶しな
ければならない男の、貴重な記録でもあるのだ。想像が過ぎるかもしれないが、大統領自
身も、そのためにこのように破廉恥な回顧録を記したのではないかと推測する。
初稿のみを見れば、政治の表舞台には決して顔を出さず、ただひたすら大統領に性的な嫌
がらせをするために現れる―――そんな男が、この世界を、宇宙を救ったのだと言っても、
誰も信じないだろうか。

ここまでペンを走らせて、歴史研究家は手を止めた。人間と違い、大きな鍵爪を持つその
手は、ペンを持つにもいささかの苦労を必要とした。
古ぼけた紙に記された名前はどれもこれも懐かしいものばかりだ。世に出すべきかどうか、
まだ迷っていた。しかしいずれ出すだろう。どんな形になるかは分からないが、それが、
気が遠くなるほど昔に、自分に嵌められた枷であり、生きる寄す処でもあった。
―――こんな内容でなければ、な。
一読してうんざりして、再読してあきれ果てた。ようやく苦笑できるようになったばかり
だ。にやりと口を開くと、独特のノコギリ歯がのぞく。彼は大きく伸びをして、再びペン
をとった。


余談ではあるが、螺旋王が遺したオールナイトハッスル、もとい螺旋力増幅補填循環剤。
その効果を適度に抑えた"螺旋の力"ドリンクは、銀河を超えて大ヒットした。螺旋族の源た
る螺旋力を衰えさせず、また循環させることでスパイラルネメシスをも防ぐという一石二鳥
のすばらしい効能が判明して以来、地球には続々と注文が殺到している。
そのあまりの売れ行きに初代大統領は「なんて皮肉にできている」と眉をしかめた、らしい。
310名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:29:21 ID:qq2KpM2R
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
広告王ヲチワロタwwww
GJすぎます、腹黒総司令(*´д`*)=3
311名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:29:55 ID:53DZL+px
いろいろと申し訳ない出来ですみません
ニアが登場してますが、27話結婚式後の話です
最初に書くべきだった
312名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:34:03 ID:z1N1SbeC
>>311
オールナイトハッスルwww
ロシキノGJwww

俺のブータと交(ry
313名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:35:30 ID:UP5TTUkg
語り部王真面目に仕事してるGJ!

ワープロ使えよと一瞬思って
その後キーに穴開けないよう慎重にぽちぽちタイピングしてる姿を想像したらなんか萌えた
314名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:47:09 ID:NPAnWvbn
GJwww腹がwwwぶっ壊れるwwwwww
315名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:04:01 ID:ckplzubh
>>291
今頃聞くのもなんなんだけど
それはリットナーにいた頃のバンダナメガネですか
それともダイグレンに乗ってた頃のバンダナ徹夜メガネですか
それとも新政府のメタボ予備軍徹夜メガネですか
316名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:08:10 ID:eFvPILsW
GJ!!ロシウのデコが心配でならないw
ってか元総司令なにしてんすかwニアへの愛とロシウへの悪戯に全力かけてんのかよw
仕事しろよ!


しかしニアとシモンが幸せにしている描写でマジ泣きしそうになった俺ガイル
27話以降の幸せな二人が想像できて泣ける
317 ◆Lpi7YUvTkQ :2007/11/07(水) 00:39:37 ID:QebOXDhS
ロシキノGJ(*´Д`*)
さりげなくサブタイトルが組み込まれてるのがスゴス ひょっとして全種類、か…?


久々に学パロ投下。
シモニアでカミヨコでヴィラ嫁ですが、主役は超脇役のメガ・ネッ子。性格捏造注意報発令。
過去投下作品の一部のネタを使わせてもらいました。
318『ラブ☆ネゴシエイター・リーロン』:2007/11/07(水) 00:40:26 ID:QebOXDhS
いつの時代にも、学校という空間には様々な噂が流れるものだ。
この学園もそれは例外ではなく、七不思議とまではいかないものの生徒たちの好奇心を煽る様々な噂が飛び交っている。
ただし、この学園の噂は他の学校のものと多少性質が異なっている。
普通の学校の噂は学校という空間、あるいは学校特有のモノ――理科室の人体模型だったり、あるいは女子トイレであったり――にまつわるものが多数であるが、この学園の

場合は、今現在学園で活動している人々にまつわる不可解な噂が圧倒的多数を占めるのだ。

曰く、校長室に飾られているアンスパ理事長の涎を触ると絶対的絶望が訪れる。
曰く、校長は夜な夜なその肖像画を的にしてダーツに興じている。
曰く、実は校内のそこかしこに盗撮用の隠しカメラがしかけられていて、グアーム教頭が女子生徒のあられもない姿をコレクションしている。


迷信じみたものからかなり信憑性が高いと思われるものまで様々だが、その噂の中には学園の保健医リーロンにまつわるものもあった。
曰く、保健室のリーロン先生に恋愛相談すると、その恋は必ず叶う――というものだ。
暁のラブ☆ネゴシエイター、究極の縁結び屋、彼(彼女?)にかかればセックスレス五年の冷や飯よりもまだ冷たい関係の夫婦も、たちまちシモンとニアのような炊きたて熱

々、ひょっとしたら煮立ってるんじゃないのってくらいのラブラブな関係に修復可能――ということらしい。
噂になっている張本人がいるのに何故「らしい」が取れないのかというと、リーロン本人がそのことについて明言を避けているからだ。
もとより謎の多い彼(彼女?)だが、職務に対する姿勢は真摯だ。学校という彼(彼女?)にとっての職場の中で、仕事以外のことについてあまり多くを語りたくはないのか

もしれない。


319『ラブ☆ネゴシエイター・リーロン』:2007/11/07(水) 00:41:09 ID:QebOXDhS
「というわけで、リーロン先生本人から噂の真相を聞きだすのは無理だと思われまーす」
明らかにやる気のなさそうなツイン・テル子他二名に対して、私はそう告げました。

あ、初めまして。私、新聞部員のメガ・ネッ子といいます、はい。テル子に比べるとどうもマイナーな私ですが、どうぞよろしく。
私たち四人は新聞部の部室の隅に陣取って、来月発行の校内新聞の紙面について話し合っています。
学校新聞ですからメインはやっぱり学校行事がどうの、とか面白みのない話題が中心になっちゃうんですけど、そればっかりじゃつまんないんでたまにはスポーツ誌みたいなネタを扱ってみよう、という。
でも、いきなり先行きに暗雲が垂れ込めています。リーロン先生の口を割るなんて、大御所タレントに突撃インタビューするよりまだ難易度高そうですし。
おまけにツインテル子と他二名は早くもダレてます。

「それじゃあ企画倒れじゃん、どうすんの。もうウニコ先輩に『リーロン先生にまつわる噂の真相をネタに記事書きます』って言っちゃったんでしょー」
「ちちち、甘いですよテル子。本人に聞き出すのが無理っぽいのであれば、先生に相談した女の子に話を聞けばいいんです」
「それって……」
「はい、突撃インタビュー名簿は作成済みです。行きますよー」
うぇ〜、と声を上げる三人を引き連れて私は部室をあとにしました。……こいつらなんで新聞部に入部したんだろ。



「そんなわけで、お話を窺いたく。よろしくお願いします、ニアさん」
「はい、私で協力できるのでしたら」

突撃名簿トップバッターは、校長の娘にして学園の名物カップルの片割れニアさんです。
まだ教室に残っていた彼女を運よく捕まえることが出来ました。
まあリーロン先生によるテコ入れの結果が「シモンとニアのようにラブラブになれる」と例えられるくらいなんだから、この子に話を聞いておかないことには始まらないというものでしょう。
最近では、シモンくんと校長が拳と拳で語り合った結果、二人の仲は晴れて校長公認のものとなったとか(ちなみにこの話題は先月発行した校内新聞号外のネタになりました)。

それにしても、ニアさん可愛いです。あの筋肉ダルマみたいな校長から、どうしてこんな華奢で可憐な女の子が生まれるんでしょう。
ひょっとして私、遺伝子の神秘というものをいま目の当たりにしているんじゃないでしょうか。

あれ、ツインテル子他二名が露骨に面白くなさそうな顔してますね。
ああ、そっか。彼女たち三人とシモンくんって、確か小学校時代からの顔見知りなんでした。
おとなしくて地味めだった彼のこと、随分馬鹿にしてたようなことを聞いたことがあります。
そんな馬鹿にしてた男の子が、自分たちよりどこをどうとってもレベルが上の女の子を彼女にしてラブラブなんですもん。
そりゃあ面白くないってもんですよね。わかります、はい。

320『ラブ☆ネゴシエイター・リーロン』:2007/11/07(水) 00:41:38 ID:QebOXDhS
「二人の馴れ初めについて話を聞きたいんですけど」
「ええ、体育館裏の物置に閉じ込められてた私のことを、シモンが助けてくれたんです」

げたっ。

私の後ろで椅子に座っていたテル子たちが、椅子ごとひっくり返りました。

…………お前らかい。

「どうかしました?」
「ううん、なんでも〜。それでそれで、リーロン先生にはどんな感じで相談したの?」
小首をかしげるニアさんに、急かすように本題を振るテル子。
ですが、返ってきた回答は意外なものでした。

「相談、してませんよ?」
「は?」
「先生には、シモンとのことで相談をしたことは一回もないです」
「恋の相談、一回もしてないの……?」
「はい」
「ええええ〜!?」


こ、これは意外な展開です。
私も含めて、リーロン先生の噂を信じる乙女たちは皆、シモンくんとニアさんの仲もリーロン先生のアドバイスの賜物だと思い込んでました。
それが、一切ノータッチ。
噂の真相をネタにするとはいっても、「噂が実は嘘でした」じゃお話になりません。どうしましょどうしましょ。いっそ聞かなかったことにしちゃおっかな。

「あ、でも昨日シモンの健康のことについて、ちょっとリーロン先生に相談しました」
はい、それ聞かせて!! 内容を十倍くらい拡大解釈して記事にするから!

「最近シモン、寝てるときの歯軋りが酷いんです。なにかストレスを抱えてるんじゃないかって先生は仰ったんですけど」
「なるほどー歯軋り…………歯軋り?」

歯軋りって、ふつう完全に寝ちゃってるときにするもんですよね?
シモンさんとニアさんの関係が具体的にどんなもんなのか知りませんけど、仮にホテルとかでにゃんにゃんするような仲であったとしても、その後そのままぐーぐー朝まで寝ちゃうってことはあんまりないと思うんですけど。
それがまるで日常的な出来事であるかのようなものの言い方。これは一体……?

「一ヶ月前からシモンのお家で一緒に暮らしてるんです、私」
「ええええええええ〜〜〜〜〜〜!!?」
321『ラブ☆ネゴシエイター・リーロン』:2007/11/07(水) 00:42:02 ID:QebOXDhS


ニアさん曰く、校長による花嫁修業の一環としてシモンくんの家に滞在しているそうです。……校長、アンタって人は。
シモンくんのご両親、何も言わないんでしょうか。
ていうか百歩譲って同居はまだいいとして、毎晩一緒のベッドで寝るってどういうことなんですか。そっち方面の花嫁修業ってことですか。
このネタ、学校新聞の紙面どころかスポーツ誌の誌面を飾れちゃうんじゃないですか? 教育委員会卒倒モノです。
平穏な学園生活を望んでる私はそんなことしませんけど。



いろんな意味で心のヒットポイントを削られまくって、私たちはニアさんとお別れしました。
「いろいろと予想外でしたねー……。なんだか遠い目になっちゃいます、私」
「結果的に収穫ゼロだけどね……。次、誰なのよ」
テル子の言葉に、私は突撃リストに目を落としました。




「新聞部も大変ねー、噂の真相解明なんて」
「練習中にお邪魔しちゃってスイマセン」
「いいわよ、別に。話しかけられたくらいで集中乱してちゃ大会なんて勝ち進められないし」

次に私たちがやってきたのは弓道場。目の前にいる袴姿の女の子はヨーコさんです。
颯爽としたポニーテールと均整の取れたプロポーション。ニアさんとはまた違う魅力に溢れた女の子です。

ヨーコさんに突撃したのは、ヨーコさんがリーロン先生にアドバイスを受けたから……というわけではありません。
リーロン先生とヨーコさん、学園に勤務・入学する以前から親交があったみたいなんですよね。
なので、リーロン先生について何か知っているのではないかと思ったわけです。
それになんとなくですが、ヨーコさんって恋愛相談とかしないイメージです。むしろ一人で抱え込んでぐるぐるドツボにはまっちゃいそうな……。
「なんか言った?」
「いえ何も。それより、先生のことなんですけど」
「リーロン先生ねー……。確かに入学前からの知り合いだけど、あたしも深い部分に関してはよくわからないってのが本当のところかな」
そう言ったあと、ヨーコさんが放った矢は見事的の中央を射抜きました。おお、すごいです。

「ただ、言ってることはいつもまともだし、核心を突いてるから。恋愛相談を受けたとしたら、客観的な視点でまともなアドバイスをくれるんだろうなって気はするわ」
「なるほど。外見に反した理論的な面が、噂の信憑性に一役買っているのかもしれないですねー」
「ただ、誰彼かまわずほいほい相談に乗るとも思えないわよ。よっぽど危なっかしくて見てられない、って子になら助け舟を出すかもしれないけど」
その理屈だとヨーコさんも十分範疇に入るような……うおお、怖いから矢をこっちに向けないで下さい。
322『ラブ☆ネゴシエイター・リーロン』:2007/11/07(水) 00:42:23 ID:QebOXDhS
「だったらさあ、あの噂もひょっとしたら本当だったりするのかな」
退屈そうにケータイをいじっていたテル子が、突然何かを思い出したかのように言いました。
「ほら、保健委員の無口な子いるじゃない。最近リーロン先生の後押しで、風紀委員の彼と一線をこえたとかなんとか」
「うそー、マジでぇ?」
「でも確かにあの子じゃさあ、先生の後押しないとなーんもできそうにないよねえ。手繋ぐだけで一年くらいかかっちゃうんじゃないの?」

私個人の見た限りでは、むしろなんもできそうにないのは風紀委員の彼のほうのような気がするんですけど。
きゃははは、と三人が笑い声をあげたところに、どすっという音が響きました。
……ヨーコさんの放った矢です。的から大きく外れてます。二メートルくらい。

「リーロン先生の、後押しで……?」
「う、うん。なんか怪しげな薬を使ったとか使わないとかいう噂があるんだけど」
「長いこと膠着状態だった仲が、一気に親密になったとか聞いたよねえ」
「そう」

どすっ。
ヨーコさんの放った矢は、やっぱり的から大きくはずれました。三メートルくらい。

うあー、これはやっぱり、カミナくんのことが頭をよぎってるからなんでしょうか。
弟分のシモンくんとニアさんの仲がこれ以上ないほど分かりやすいのに比べて、兄貴分のカミナくんとヨーコさんの仲の本当のところって誰にもわからないんですよね。
付き合ってるんだか付き合ってないんだかよくわからない状態がかなり長いとも聞いたことがあります。
ヨーコさん自身、今までリーロン先生の噂に頼ろうなんて思ったことはないにしても、自分たちよりも奥手そうなカップルが先生の後押しで完全成立しちゃったと聞いたら……。
そりゃあ、心中穏やかじゃないですよね。動揺もしますよね。

「ヨ、ヨーコさん、お話ありがとうございました。それじゃ私たち、次に行きますんで」
何か深く考え込み始めたヨーコさんをそのままに、私たちは弓道場をそそくさと退場しました。
個人的に、これからヨーコさんがリーロン先生を頼るかどうかについては一応チェックしたいと思います。



323『ラブ☆ネゴシエイター・リーロン』:2007/11/07(水) 00:42:43 ID:QebOXDhS
「この流れでいくと、次は当然……」
「貴方しかいないわけよ」

テル子たち三人に取り囲まれて困った顔をしているのは、金髪が綺麗な保健委員の女の子です。なんだかいじめっ子といじめられっ子みたいだなー。
考えてみれば、リーロン先生と学校で一番接する機会の多い生徒は彼女です。そして、保健室で過ごす時間が一番多い生徒も彼女。
つまり保健委員さんに話を聞けば、実際に先生が恋愛相談を受けているのか否か、その後の成立の是非を調べることができるというわけですね。

無口な彼女から話を聞きだすのは骨が折れましたが、具体的なお話をしてくれるので大変興味深かったです。
まず彼女自身と風紀委員くんの関係ですが……これに関しては聞き出そうとすると可哀想なくらい顔を真っ赤にして恥ずかしがるので、武士の情けというやつでスルーすることにしました。テル子たちは聞きたがりましたけど、そこは鉄拳制裁です。
あんまり保健委員さんをいじめるとそれこそ鉈を手にした風紀委員くんが現れかねません。

保健委員さんによれば、噂を信じてリーロン先生に恋愛相談を持ち込む女子生徒は確かに多いようです。
先生も大人ですから、無下に追い返すようなことはしないで一応話を聞いてあげはするそうですが、具体的なアドバイスをしているかというとそれは違う、とのことでした。
むしろ聞いてあげることで相談者の不安を解消してあげて、結果的にそれが功を奏しているのではないか……というのが保健委員さんの見解でした。

先生の人徳を考えれば、そんな噂が広まるのも無理はないですね、と保健委員さんはにっこり微笑みます。
人徳……ですか。まあ確かに例えようもないオーラを放っているのは間違いないですが……。


「具体的にさ、どんな子がどんな相談をしてったの?」
テル子の問いに保健委員さんは少し困った顔をしました。個人的なことだから、あまり話すべきではないと思ったんでしょうね。
結局、実名は伏せるという形でどんな相談がなされたのかを教えてもらうことができました。


教師との恋愛に悩む女子生徒の相談であるとか。
「いきなりディープですねー」
「……この学校、大丈夫なわけ?」

真面目で色恋沙汰を目の敵にしているような彼にどうアプローチしていいのかわからなくて、もう十三回も保健室に通い詰めになっている女子生徒であるとか。
「十三回……」
「その行動力で押し倒せば話が早いんじゃない?」

地味で冴えないと馬鹿にしてた昔馴染みが最近ちょっとかっこよくなっちゃって、しかも彼女まで作って悔しいんだかなんなんだかどうしたらいいのかわからない女子生徒であるとか。しかも3人。
「ぶはっ!!」
「どうしましたのテル子」
「な、なんでもないわよ……」
テル子たちの視線が「あんたあの時保健室にはいなかったはずじゃ」と保健委員の女の子に問いかけているような気がしましたが、保健委員さんはそれを笑顔で受け流しました。か弱そうに見えて彼女もなかなか剛の者ですね。



324『ラブ☆ネゴシエイター・リーロン』:2007/11/07(水) 00:45:10 ID:QebOXDhS
「統括すると、噂の発端は不明にせよ、先生に相談する生徒が多いことは紛れもない事実。
ただし先生は聞き手にまわることがほとんどで、具体的にどうこうしろとアドバイスされることは稀、と。各相談者の恋の行方については、リーロン先生の噂が今も根強く信じられていることから、良い方向に転んだ者が多いと推測される。
……大筋はこんな感じでまとめちゃっていいですね?」
部室に戻って、私たちはまとめの作業に入ってます。といっても、ペンを動かしてるの私だけですけど。

「なんか、当たり障りのない内容じゃない?」
「相談して、しかも上手くいったっつー具体的な体験談とかないとさあ」
「一番話聞き安そうな保健委員の子はなんも話してくれないし」

ぶうぶう文句を言う三人に、私は机から顔を上げて言いました。
「なら、これから成功体験談を作ればいいんですよ」
「ど、どういうこと?」
「地味で冴えないと馬鹿にしてた昔馴染みが最近ちょっとかっこよくなっちゃって、しかも彼女まで作って悔しいんだかなんなんだか
どうしたらいいのかわからない女子生徒三名のうちの誰かが、略奪愛に成功すればいいんです。そしたら私が根掘り葉掘り話を聞きだして、新聞の一面を飾ってあげます」
「ぐ……」
テル子たちは苦虫を噛み潰したような顔で黙り込んじゃいました。
まあ、あそこのカップルは鉄壁ですし。突き崩すのは校長をタイマン勝負でフルボッコするよりまだ難しいと思いますので、こんな風にテル子たちを炊きつけたことを許してくださいニアさん。



後日、私の書き上げた記事は無事学校新聞の紙面に掲載されて、なかなかの好評を頂きました。
でも、やっぱりテル子たちの言うとおり、具体的なインタビューが欲しかったですね。
あーあ、次は何の記事を書きましょう。グアーム教頭の盗撮疑惑とかかな? でもあれ、この間女子更衣室で盗撮用小型カメラ見つけちゃって、完全に黒だって私知ってるんですよ。知ってることを記事にしてもつまらないしなぁ。

あ、ちなみにカメラにはちょっと手を加えさせてもらって、つぎに画像チェックした際には私の秘蔵の写真集ガチムチキングダムから引っ張ってきた、ガチムチな男たちの屈強な肉体がグアーム教頭にお披露目されるようになっています。
グアーム教頭、次の画像チェックが楽しみですね。







325名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:46:11 ID:QebOXDhS
投下終了。1レス目いきなりミスったorz
こういう役に回せる脇キャラがなかなかいないゆえのメガ・ネッ子起用でした。
326名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:55:10 ID:4/Vg6jdb
リアルタイムGJ
エロマジロオチワロタwww
327名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:55:22 ID:ckplzubh
リアルタイムGJ!

しかし
>秘蔵の写真集ガチムチキングダム
どんな趣味なんだメガ・ネッ子さん
328名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 08:36:50 ID:fNLw2kYZ
めっちゃワロタ
グアームww
めがねっこたんの性格がかなりイイカンジでツボw

ニアとシモンのめくるめく同居生活みたい!
歯ぎしりのストレスの理由が知りたい!!
と、結局シモニアポイントが気になってしまいましたww
毎度ながらGJです!!!
329名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:00:38 ID:2AMZf4zz
鬼畜シモンがキモーイガールズの穴という穴を掘りまくって、別の意味の『穴掘り』シモンという称号を得るという電波が飛んできた。
だが、俺にはそれを文章に起こす能力がない……ごめんよorz
330名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:10:06 ID:wAw7+ljk
キモーイガールズといえば悲惨な目にあうのがオチだからな。
元ネタ通りならシモンを馬鹿にされて怒ったカミナがキモーイガールズを拉致して
誰の弟分をコケにしたのか身体に思い知らせ、ゆくゆくはグレン団の性処理便所に・・・ってところか?
331名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:12:41 ID:ckplzubh
シモンが浮気した場合、ニアはどれくらいまでなら許してくれるんだろうか
一度だけの過ちだったりした場合、床に正座して5時間説教くらいだろうか
332名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:52:05 ID:fFmiFyWY
ばか、あのシモンさんが浮気なんかするはずないだろ
333名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:55:56 ID:YtNKmwsk
ヴィラ子さんと宿命合体しちゃったらどうする
334名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:58:18 ID:qP6sP7RQ
シモニアに仲睦まじく一途にいちゃついて欲しいと思う一方で
キモーイガールズあたりを泣かせる鬼畜絶倫シモンさんも見たい俺は
一体どうすればいいんだろうか。
ニアに出会えずやさぐれたまま大きくなったシモンでも妄想すればいいのだろうか。
335名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:04:53 ID:ckplzubh
女定時さんと宿命合体した場合
アニキと兄弟丼になるのかもしかして
336名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:19:38 ID:gN08ffC5
キモーイガールズはシモンに迫られたら「穴掘って〜」と大喜びするイメージしかない。
で、結局シモンにヒかれる
337名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:28:06 ID:8DSilvOg
ヴィ、ヴィラ子さんMAD観てきた……すごかった……
338名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:32:07 ID:L3SyjMYQ
ニアの穴を掘るしか脳のないシモンが、他の女の穴掘るわけないだろ…JK
339名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:34:42 ID:2AMZf4zz
だがしかし、ニアと出会う前、それどころかぶっちゃけ1話以前のシモンだとしたら?
340名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:45:37 ID:gN08ffC5
エロパロスレでカプ固定すんなよ。
341名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:59:02 ID:Ya+fsOC1
カプとか通り越して永遠の愛を誓った夫婦だからなぁシモンとニアは
342名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 22:10:55 ID:fFmiFyWY
何かエロパロと分かってても、二人の仲を引き裂くっていう罪悪感を伴うよな
しかしエロ同人では他の女の穴掘ってるシモンさんをよく見かける
ヨーコとかダリーとか
343名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 22:32:04 ID:ckplzubh
版権もの男性向けエロ同人に出てくる男キャラなんて、大抵はちんこと手のついてる土台みたいなもんだろ
まあこれも極論だけど
344名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 22:43:24 ID:OmKywAC7
>>343
陵辱物はそうだろうけど
2次は2次なりにキャラ頑張ろうとしてるんじゃね
345名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:07:52 ID:ckplzubh
>>337
でもあれ、結構抜けてるよな
キャラ表風三面図とかニアコスとか包帯とか
346名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:28:14 ID:4eicE6PQ
正直ヴィラ子は好きだが笑動であげないで欲しかった…
347名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:54:15 ID:PKAffFCW
つか、二個動のMADって結構ホイホイと誰かの描いた二次絵使っちゃうよな
348名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 02:12:31 ID:lH8knDf9
>>346,347
絵師さまか貰い人かによって
言葉の価値が違いすぎる発言ら

個人サイトからの不許可転載は最低だがここって難しくね?
俺が権利に無知すぎか?
349名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 02:35:53 ID:IGKIn1Da
SSに置き換えると
ここに発表したSSを第三者が(作者の断りなく)他の場所にうpするのはルール違反
って認識がエロパロ板全体では一般的だと思うからアウトな気がする

そういうの置いておいても、正直厨臭いよ
350名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 02:39:32 ID:IGKIn1Da
あ、すまん、もしかしてあれ作ったのが全部うp主なら文句も言いようがないな…一応
351名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 03:16:15 ID:apPDBLpw
つうか、正直言って、検索語句除けや腐対策もせずああも堂々と女体化をあげていいものなのか
352名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 03:17:09 ID:lH8knDf9
>>350
ふむ、MADはzip配りとかと違って虹の虹って気がしてね
それでも作者の気分を害する行動が良しな訳ないのは当然
ただ 作者は 広まる事をどう思うのか知りたかった
人それぞれだろうし叩かれたり誹謗は嫌だろうけど

疑問は残るがここでする話じゃなかったね、ありがっと
MAD職人じゃないことは断言しときます
353名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 06:19:01 ID:SkckTYzA
確かにこのスレの話題ではないなー。>MAD

俺も女定時さんは好きだけど、まったり萌えるだけじゃ足りないんかね。

とりあえず、まだ捨てられる前のニアと女定時さんのテッペリン組が
お互いにランジェリーショップでどんな下着が似合うかショッピングを妄想。
(と言っても、ニア姫の「新しい下着を買いに行きましょう。ヴィラルも一緒です」)
(と有無を言わさず女定時を連れて行き、「ヴィラルはこの白のフリルが可愛くて似合うわ!」)
(ヴ「いえ、私は結構ですから…。むしろそれはニア姫様の方がお似合いかと。可憐なイメージによくお似合いです」)
(二「…このブラジャーは、私の胸のサイズに合いません…」)
(ヴ「……。(しまったぁぁあああ!!!)(滝のような冷汗)」)

テッペリン女性陣(第一王女ニア、アディーネ様、女定時さん)は皆可愛いよハァハァ。
354名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 06:39:17 ID:SkckTYzA
七年後、シモンと無事結婚したニアが
「シモンを喜ばせるため、もっと大きな胸が欲しいんです!」
とヨーコに詰め寄る所まで受信した。

どんだけ体に悩みを持つ女の子が好きなんだ俺。朝から何してんだろう。
自重します。
355名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 07:12:53 ID:7LblPwMd
自分バニー他一部のコラの作者だけど、使ってもらったのを見たときは素直に嬉しかったものの
時間を置いてみるとちょっち恥ずかしいというのはあるかなw
まぁ出来ればここだけでまったりがやっぱりいいかなー

>>353>>354
SSに起こすんだ!
356名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 10:56:10 ID:XVlbxirS
まあ転載されるのを承知でここに上げているともいえるんだろうが。
でもここ一応エロパロなんだから某動画とかヴィラルスレに転載とか自重しろとも思う。
うp主ここ見てたら自重しろ。ていうか絶対見てるだろ。
357名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 11:14:24 ID:UOHfngRj
正午に消すってさ
358名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 14:13:21 ID:ndIP4CXg
---------------------

以下、何事もなかったようにすしお×ロージェノムの話
359名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 15:53:20 ID:apPDBLpw
むしろロージェノム×すしおで。
ガチムチというよりもむしろ百合の方向で。
360名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:06:11 ID:cVIvUjDP
53DZL+pxさんすげー。
ロシウに嫌がらせするとこんなに楽しいなんて。
また書いて下さい。
361名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:51:42 ID:jd3mkiXV
なるほど…ロージェノム×すしおで百合とな…



いつものように、生徒達の授業の様子を見て回る為校内を練り歩くロージェノム校長。
しかし今日は、やたらと生徒の姿が目に付いた。
求めるまでもなく、廊下ですれ違った生徒からは震える口調でこれは美術の授業で、各々自由行動でスケッチやデッサンを取っているということを説明された。
ふと、後ろから感じた怪しげな気配にロージェノムは振り返る。
愛する娘を奪った穴掘りシモンか、それとも学園を支配し絶対的絶望を与えんと陰で企むアンスパ理事長か。
どちらにしろ全力で潰す気だったが、警戒とは裏腹に背後に立っていたのはスケッチブックを手にした少年(のような心の持ち主)だった。
まるで想い人にラブレターを渡すシャイで夢見る乙女のような表情で、彼はスケッチブックの一ページを開く。
やたらゴリゴリした風景画が描かれたページの丁度中央、そこには真っ白で何も描かれていない空間があった。
「校長先生、絵のモデルになって下さい!」
学ランの胸元に記された『すしお』の三文字、そして握り締められた4Bの鉛筆。
「ほほう…」
ロージェノム校長が如何にも楽しげな表情を見せると、その視線に射竦められたすしおの手からスケッチブックが滑り落ちる。
落ちた衝撃で捲れたページにはいつ描いたものか、校長の姿が所狭しと描かれていた。
久々に感じたものに、内側から沸き立つ螺旋力を抑えきれるわけもなく、ロージェノムのスーツは内側から膨らみ解れて量子分解されていく。
邪魔になったそれを脱ぎ捨てて、ロージェノムは叫んだ。
「よかろう!その言葉を…待っていたァ!」
(省略されました。続きを読むにはマッスルマッスルと入力しても返事がない。ただの文字列のようだ。)
362名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 17:54:11 ID:0AvEvOiZ
最初に執着していたのはカミナだったが、立派に成長したシモンに次第に心惹かれるように

ニアへの想いを知り恋心封印。グレンラガンに乗る相棒として共に戦う

想いを胸に秘めたまま愛する人に託された大グレン団を艦長としていつまでも見守っていく





以上自分の中のヴィラ子像
363名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 18:12:49 ID:ndIP4CXg
マッスルマッスル
364名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 18:15:36 ID:Qub7JtmY
マッスルマッスル
365名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 18:16:22 ID:7LblPwMd
>>361
俺のウーロン茶返せwwwww
鳥肌立てつつ大声で笑っちまったじゃねーか…
366名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:26:24 ID:tHeJHZGh
マッスルマッスル
367名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:10:54 ID:fMeJ5qBn
マッスルマッスル
368マッスルマッスル:2007/11/08(木) 21:23:33 ID:lH8knDf9
マッスルマッスル
369名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:40:44 ID:9LrLI1tl
マッスルマッスル 
ロージェノムのエロまだー?
370名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:53:09 ID:4TxwtBmO
アンスパ×若き日のロージェノムか…
マニア向けだな
371名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:05:59 ID:YWQhg6y8
マッスルすんなw
だがなんか出ちゃいそうな気がするので今から煮詰めてくる
372名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:12:15 ID:o2YLRerZ
マジで!?
マッスルマッスル
373名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:21:59 ID:SMnu3hmz
期待age
マッスルマッスル
374名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 01:12:56 ID:3dnED0oX
>>362
20年後ヴィラルは刈り上げになってたけど
ヴィラ子艦長はなんとなく松本零士美女みたいにやたらと髪の毛長そうなイメージ
375名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 01:20:14 ID:dBj4F2sB
>>361
おまwwwwwww
俺を笑い殺す気かwwwwww
376名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 01:28:30 ID:pbWXAfl8
すしお自重www
377名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 02:26:30 ID:8/2/JnZm
想いを封印して、この先永遠と生き続けるヴィラ子さんか
不憫な。だが萌える。

100年経っても〜〜言えない言葉〜〜
378名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 02:38:54 ID:3dnED0oX
関東では今ちょうど6話再放送タイムだけど
何度見てもおっぱいウェーブ隠蔽用の謎チューブは不自然だなー

そしてロシウとキノンの初会話がものすごく不発っぽいのになんかワロス
379名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 03:03:15 ID:HDJq29F9
あのおっぱいウェーブって物理的に不可能だよな?
おっぱいが筋肉でもないかぎり

なんて夢の無いこと言ってやる
380名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 03:44:22 ID:RdkHZgbN
>>378
あの初対面からどこをどうしたらお膝抱っこにたどり着けるのかw
381名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 05:39:50 ID:HsBIREeI
&←体育座り

λスック!<>>374、完成してたのをお前さんの一言で大幅に描き変えるハメになったぞ

ttp://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00195.jpg.html
「この宇宙の母になればいいじゃないか。勿論命令じゃない、提案だ」
そう言って、あの男は私に微笑んだのだ。

&゛
382名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 06:03:50 ID:6R/xeXYc
>>381
おおロングも似合うな!
肩にかかる髪のサラサラ感がたまらん

しかしここの職人達は皆いい仕事をする
体育座りでじっと待つ甲斐があるってもんだぜ&
383名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 08:17:19 ID:vwgyKUdd
>>381
GJ!!
>「この宇宙の母になればいいじゃないか。(ry
なんか切ないな…。
384名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 17:49:26 ID:n8mFTetF
シモニア&シモヨコ派には気分を害する人もいるかもしれないので一応下げときます
以下妄想







ヴィラ子のシモンへの気持ちを見抜いていたニアは結婚式で「シモンをお願いしますね」と微笑んで消えた。
足元へ転がった指輪を渡そうとするヴィラ子を押しとどめ、
「持っていてくれ。いつか必ず戻って来るから」
と言い残して去っていくシモン


女定時さんにも希望が持てるようにしてみた
385名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:36:43 ID:HsBIREeI
個人的には何十年か後に再会して、呑んでる時にでもドリルおやじに鉄拳一発お見舞いして
「まったく、お前の鈍さには呆れ返る」
って苦笑してドリルおやじを?マークまみれにしてほしい
386名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:29:54 ID:dhxmHXVt
>>384
ごめん、ツッコミ入れさせてほしい




シモンの、ニア一人を馬鹿みたいな一途さで愛し続けるところに女定時さんは惚れたんだ、と思う俺。
つうかその話だとニアがまるで道化みたいだな
シモンも愛した女の指輪を次の女に渡すような男じゃないだろ
387名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:39:18 ID:KJ5q/eac
もうさ、そろそろヴィラ子はいいんじゃないか?
388名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:49:46 ID:HsBIREeI
おう、すまんかったー
389名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 21:11:13 ID:3dnED0oX
まあ、次の話題が出るまでのにぎやかしみたいなもんだよ
前もそうだったし

思えば初代スレに続々職人が降臨するようになるまでの
長い過疎期を繋いでくれたのも女定時さんネタでした

というわけで職人さんの降臨を体育座りで待機しつつヨタ話
390名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 22:19:39 ID:jVIXKS+p
はい。
391名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 02:03:11 ID:rDLOtUXw
俺がこのスレで求めているもの

シモニア→萌え&癒し
カミヨコ→萌え&ほのぼの
ロシキノ→萌え&ドキドキ
ヴィラ子→職人技sgeeeeeeeeeee

すしロジェ→はあああああああん
392名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 02:23:18 ID:BGVELH0B
そろそろシモニアの泣ける切ない話が読みたくなってきた
393名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 02:33:11 ID:364A1zaq
かくいう俺もこのスレでは読み専だけどさ、
あんま職人さん方に要求する的かきこはやめようぜ
ネタ的萌え話する方があらゆる意味で生産的だぞ
394名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 03:01:34 ID:lf0tumhi
例えばテツカン×シベラとかな。
二人が出会ったのはテッペリン攻略後だろうから、テツカンが痩せてる時代にシベラが一目惚れか何かしたのかも試練。
イケメンだったらメタボリもOKってかテツカンめこの野郎
しかし艦長王のところで働いてるの見ると何とも言えん。多元宇宙とはわかってるけどさ…
395名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 03:01:46 ID:rDLOtUXw
職人さんにあれこれ欲求しているつもりではなく
そんなわけで俺は女定時さんネタでも何でもおkですよという
表しのつもりだったんだ…

正直すまんかった
396名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 03:07:40 ID:yy6Kk/cp
>>394
あれやっぱりシベラなんかな?
テツカン×シベラって、めちゃめちゃ好みなんだけど。
シベラは恥ずかしがりながらも色々頑張ってくれそうだ。
そしてテツカンはやる時はやる男。

>>395
俺もなんでもおkだぜ!
ここの職人の螺旋力は素晴らしい。
397名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 07:08:15 ID:LsSE4gDT
>>381
消えてる・・・見たかったorz
398名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 10:30:47 ID:TKiLFqsw
刑務所ネタで「すげぇSEXだったよ!」なシチュエーションのシモニアを妄想するんだが
黒ニア様がすぐ逃げてしまって困る
399名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 10:59:57 ID:RcyRok8q
とりあえず礼だけ言わせてくれ
>>381いつもGJ! あまりのクオリティに待ち受けにしてしまった
400名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 13:14:37 ID:7lAETNQq
>>398
今すぐそれを書き起こすんだ
黒ニアが逃げないようにどうにかして繋ぎ止めるんだ
401名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 16:56:14 ID:kIjW6i2t
独房あたりで元総司令に組み敷かれて
逃げよう逃げようと思いつつも妙に感覚が懐かしくて
振りほどけないでいるうちにくんずほぐれつ

な黒ニア様を妄想した。
402そろそろ自重しようとは思っています:2007/11/10(土) 17:09:09 ID:lIs41U31
>>331-335あたりの流れに思わず便乗。
勢いだけでさっさと仕上げたのでものすごく粗だらけですが。
ttp://deaikei.biz/up/up/7730.txt.html
女定時さんと宿命合体

※相変わらず微妙なエロ注意
※字面だけだとやっぱり801っぽく見えるかも知れないので本当に注意
※いきなり7年経ってて途中の経緯とかすっぽ抜けです注意
※シモンさんが変な子ですというか浮気してるのでシモニア純愛派の方々とりわけ注意
※全体的にバカ話なので注意

例の如くの多元宇宙ですが、ある程度本編と重なるイベントをやるには
兄貴が生きてるとかなり扱いに困るなとか悩んだ挙げ句に話の外でアレなことに。

そして今現在の流れとは真逆でものすごくごめんなさい。
403名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 17:43:15 ID:4+XFk0kC
流れは置いといて素直に爆笑しつつハァハァしたGJwwwww
シモンは色々な意味でカミナを超えたようだな
404名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 17:54:16 ID:yy6Kk/cp
>>402
めちゃくちゃワロタwwwGJww
シモンはアニキよりエロい奴だよなあ
マニアと言うかw
405名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 19:07:07 ID:kIjW6i2t
携帯からだと何故だかエラーになって読めないのは俺だけかなorz
406名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:41:51 ID:B83tLp+Q
>>402
うはwwwっこれは笑ったGJwwwwwwwwwwwww
女定時さんはアニキに一途で可愛いなしかし…前後の描写もすごく良かった
407名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:47:47 ID:b1qlgzFP
>>402「命令か?」「いいや、おねだりだ」
ここマジで笑ったwwwww
408名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:08:38 ID:4+XFk0kC
>381
もう一回うpしてくれないかなーと言ってみるテスト
409名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:38:44 ID:4s9bhPls
ヨマコ先生のはちみつ教室GJ!
螺旋力チャージされたよ。お前の文体好きだww
410名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 22:34:13 ID:7xYoEaCx
省略されたぁぁ・・・・・・
411名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:16:20 ID:lIs41U31
>>405
別のろだに上げてみましたがどんなもんでしょうか。
パスは同じです。

ttp://www.vipper.net/vip384042.txt.html
412名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 00:26:34 ID:KQUPlLVt
>>411
見れた、サンクス!!
413名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 00:37:04 ID:nANInmv4
やべー女定時さん良すぎる
GJです
414名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 01:13:55 ID:1f/cpTtK
今更聞くがDS同梱のDVDを見た奴いるの?
415名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 01:36:25 ID:ZrOR9/z7
年上のツンデレお姉さんに無邪気なふりしてエロい事おねだりは男のロマンだよな


>>414
まだ ゲーム 買ってない
416 ◆Lpi7YUvTkQ :2007/11/11(日) 06:50:44 ID:OD0BT2up
学パロシモニア投下開始。>>318の続編的な。
417学パロシモニア:2007/11/11(日) 06:51:54 ID:OD0BT2up
雀のさえずりの声で俺は目を覚まして、ベッドの中でぐしぐしと目をこすった。
まだ起きる気にはなれない。今日は日曜日だ。
枕元の目覚まし時計に目をやると、もう少しで七時になるといったところだった。
瞬時に二度寝を決めてのっそりと寝返りを打つと、狭いベッドの中、裸の胸に柔らかくて温かいモノがあたった。
元々一人用のベッドで無理矢理二人で寝てるんだから、当たり前といえば当たり前なんだけど。

この一ヶ月の間、ほとんど毎晩俺の隣で寝息をたてるソレは、ニアだ。
もちろんニアのベッドは別に用意されているんだけど、ほとんど無用の長物と化しているのが現状。
ニアが毎晩俺のベッドに潜り込んでくるから……って言い方はニアに失礼だな。ニアが来てくれなかったら俺がニアの部屋に行ってるんだから、同じことだ。

下の階の父さんと母さんが寝静まった頃にニアが俺の部屋のドアを叩いて、ドア越しに少し恥ずかしそうに微笑んでちょこんと立ってる。
俺はそれを待ってましたとばかりに迎え入れて。
気づかれないように声を出すのを一生懸命我慢するニアが可愛くて、わざとニアに声を出させるように攻めたてたりしてさ。
そんな生活がもう一ヶ月。ニアを抱いた後に、こうやって朝まで一緒に寝ていられるのはすごく嬉しい。


くうくうと可愛い寝息をたてるニアは、無意識に俺に気を使っているのか縮こまるように身体をまるめている。
ありがちな例え方だけど、なんだか子猫みたいで可愛い。
十センチも離れていない至近距離からニアの寝顔を観察する。
睫、すごく長い。ピンク色の唇は寝息に合わせて小さく形を変えて、思わず触りたくなる。……中指でなぞる様に触ってみた。なんか妙に照れるな。
長い巻き毛は寝乱れて顔にかかっているけど、ちっとも見苦しくないのが不思議だった。むしろ、ニアの綺麗さを引き立ててるように見えるくらい。
「美人は三日で飽きる」なんて絶対に嘘だよ。ニアだったら、三日どころか一生見てたって絶対に飽きなんかこないって、結構本気で思う。


普段はニアのほうが先に目を覚ますから、寝顔ってあまりみたことがない。
前にたまたま先に目が覚めたとき「寝顔が可愛かったよ」って褒めたら、すごく恥ずかしがってたっけ。
俺は自分の寝顔なんか見れたもんじゃないと思ってるんだけど――きっと口は半開きだし、涎とか垂らしてるだろうし――ニアの寝顔は天使みたいだと思う。
……これもありがちな例え方だな。まあ、口下手な俺の語彙なんてそんなもんだよ。


そんな天使の寝顔から視線を下にずらすと、昨夜の所業の痕跡をまざまざと見せ付けられるようでちょっと恥ずかしい。
パジャマのボタンはほとんど全開で、小さなへその辺りまで丸見えだ。
はだけられた白い胸元には赤い跡がいくつも残されていて、自分の独占欲の強さを表してるようだった。
眠るニアの身体を抱き枕のようにぐいと抱き寄せて、ふっくらとした唇にキスをする。
手は自然に寝巻きの合わせに忍び込んで、丸い胸をふよふよと撫で回した。
俺の手の中で柔らかく形を変える胸は、初めてニアを抱いた頃よりも、少しだけ大きくなったような気がする。……俺のせいかな、ひょっとして。
最近ニアは胸の大きさについてちょっと気にしてるみたいで、「シモンはもっと大きいほうが好きですか?」なんて聞いてきた。
胸の大きさなんかどうでもいいよ。ニアの胸であることが重要なんだよ。そんな風に言ったら、少し恥ずかしそうにしてたけど嬉しそうだった。
418学パロシモニア:2007/11/11(日) 06:52:35 ID:OD0BT2up
「ん……」
もう少しで目覚めるかな。指先で乳首をくりくりと押しつぶしながら、ニアの表情を窺う。
眠ってる間にこういうことすると、ニアは結構怒る。
突き放されるとやっぱりちょっと傷つくので、目覚める前に身体を押さえ込んでおこう。
抱き寄せたニアの身体の上にのしかかって、覚醒を促すように舌を口内に押し入れる。
「んぅ……っ? ――ん、や、シモン……っ」
唇に食らいついたあたりでようやくニアは目覚めたけど、もう遅い。ニアの華奢な身体はがっちり俺に押さえつけられて、足を振り回すこともできない。
できることといえば、精々俺の背中をぽかぽか叩くことくらい。
「やっ、ねえ、やめっ……んぅぅっ」
布団を頭から被って、暗闇の中でニアの白い肌を撫で回す。
胸、腕、脇から腰までをゆっくり撫で下ろすとニアは段々おとなしくなって、俺の身体にきゅうっとしがみついた。
「寝てるときにこういうことするのはやめてって、言ったのに……っ!」
諦め気味の抗議の声も、ズボンと下着を下ろされたことで中断される。
脱がした服をベッドの外に放って、ニアのあそこに指を這わせる。薄い恥毛の奥は、もうぐしゅぐしゅに濡れていた。
「ニア、最近感じやすくなった?」
「そうだとしたら、全部シモンのせいです――んっ、はぁ……ひぁっ…」
くだらないことを訊ねながら、ニアの中にぐいぐいと押し入る。身体と同じように柔らかくて温かいニアの中は、絡みつくように俺を迎え入れてくれる。
「あっ、あっ、やぁ、はっ、んぅんっ」
身体をしならせて俺にしがみつくニアが愛しい。ニアに負けないように、俺も力いっぱいニアを抱きしめ返す。
もっとニアのことを感じたい。ニアにも俺を感じて欲しい。唇を食んで、柔らかい乳房に自分の身体を押し付ける。
狭い一人用ベッドもなかなかいいもんだよな、と思う。だって、いつでもひっついていられるしさ。



俺とニアは違う人間だから、同じにはなれない。前にニアがそんなことを言ってた。
でも絶対に一つになれないからこそ、人はこんなにも互いを求め合うんじゃないか、とも。
その時の俺にはよくわからなかったけど、今なら少し分かる気がする。



「ニア、あのさ」
「なに?」
腕の中、潤んだ瞳で俺を見上げるニアが可愛い。

自分以外の、肉親でもない人をこんなに好きになって、その人からも同じように好きになってもらえる。
それって実は結構すごいことなんじゃないか? そして、それを今実現できてるのが俺だ。

愛しい。好きだ。ずっと傍にいてほしい。
胸に浮かんだ言葉はどれも本心で、でも口にしたら途端に陳腐なものになってしまうような気がした。
結局俺は言葉を続けることができなくなって、言おうとした言葉の変わりにニアの唇に唇を落とした。
なるべく優しく。気持ちが伝わるように。
唇が離れると、ニアは嬉しそうにくすっと笑ってくれた。俺もつられて、恥ずかしさを誤魔化すように笑った。

419学パロシモニア:2007/11/11(日) 06:53:07 ID:OD0BT2up
「んっ、んぅ、ひぁ、あっ、や、シモ、ンっ……!」
背に回されたニアの腕に力が入る。限界が近い。ニアの腰を掴んで、叩きつけるように動きを早める。
結合部では先走りの汁と愛液がぐちゅぐちゅと混ざり合って、視覚的にも聴覚的にもいやらしいことこの上なかった。
一年程前には女っ気のかけらもなかった俺の部屋には、今はニアの喘ぎ声と匂いが充満している。
本当、人生どこで何が変わるかわからない。

ニアの細い肢体を抱きしめて、俺は限界を迎える。
「ニア、ニアっ……!」
「シモンっ……!」


心地よい脱力感に身を任せて、荒い呼吸を整える。
我ながら爛れた日曜の朝だと思うけど、なんというか、まあ……すごく幸せ。うん。






「オメー、いっぺん死んでこい」
「なんでだよ」

うんざりしたように容赦ない言葉を俺にくれたのはキタンだ。
ニアとの仲は最近どうなんだ、って聞いてきたのはそっちだろ。
「彼女のオヤジ公認で同居ってなんなんだそりゃ。それで朝から晩までイチャイチャのエロエロとはいいご身分だな、オイ」
「期間限定だよ、期間限定」

そう、ニアとの生活は期間限定だ。……といっても、いつまでなのか具体的にはさっぱりわからないんだけどさ。
ニアが我が家にやってきたのは、ロージェノム校長との一騎打ちが終わってまもなくの頃だった。
俺とニアの仲を認めたら認めたで、今度は「花嫁修業は早いうちに」ということらしい。
いくらなんでもうちにだって父さんと母さんがいるし無茶だろう――と思ったら、あっさりと二人はニアを受け入れた。
先行して両親に話がついていたことを知ったのは、わりと最近のこと。
校長がどんな手段で俺の親を説得したのかについては、あまり知りたいとは思わない。


昼下がりの屋上は気持ちがいい。
これで隣にいるのがキタンじゃなくて、ニアだったらなぁ……とは思うけど、それは無理な話だ。
ニアは俺たちと違って、授業をサボるようなことはしない。
420学パロシモニア:2007/11/11(日) 06:54:01 ID:OD0BT2up
「お前さ」
「うん?」
「そんなに若けーうちから、一人の女に縛られていいのかとか考えたことねえのか?」
「ないよ」

縛られる、って発想自体がよくわからないな。
「例えばよ、お前のことが好きだって女がいたとしてだな」
他に誰がいるわけでもないのに、キタンは小声になって俺に顔を近づける。
「後腐れなくヤらせてくれるっつったら、お前どうする」
「はあ?」
俺は可哀想な人を見る目つきでキタンを見返す。

「キタン、エロ漫画か何かの読みすぎなんじゃないか?」
「馬鹿、違げーよ。なんというか、その、頼まれたというかだな……」
「なんなんだよ」
歯切れの悪い物言いが気持ち悪い。
キタンはバリバリと頭をかいて言葉を続けた。
「まあ、俺も気が進まねえんだよ。決めるのはお前だから、後は本人同士話し合って決めてくれ」
「?」

キタンはわけのわからないことを言い残すと、そのまま校舎に続く扉へ消えてしまった。
そして、キタンと入れ替わりに屋上に入ってきたのは。
「あ……」
「……」

入ってきたのは、ツインテールの女の子だった。反射的に身体に緊張が走る。
小さい頃からの顔見知りだけど、友達じゃない。この子に関していい思い出なんて全然ない。
仲のいいらしい他の二人の女の子と一緒に、いつも俺のことを影からくすくす嗤ってた。
この学校に入学してからもそれは同じで、まともに話したことなんて一度もない。
そして、それは今だってそうだ。話すことなんて、ない。
無言でその場を立ち去ろうとした俺に、彼女は唐突に声をかけてきた。

「最近さ、調子いいみたいじゃん」
「……?」
なんだ、それ。怪訝に思って彼女を見遣ると、どこかぎこちない笑顔を向けてくる。
「別に、関係ないだろ」
自分でもびっくりするくらい冷たい声だった。でも本心だ。俺の調子が良かろうが悪かろうが、この子には全然関係ない。
俺の言葉に一瞬びくりとし、それでも彼女は妙に高いテンションで言葉を続けた。

「あの校長とケンカして、ブチのめしちゃったんでしょ? 凄いよねー。いつの間にそんなに強くなっちゃったわけ?
小さい頃のシモンからは想像もつかないっていうかさ」
名前を呼ぶなよ。

「まあ、あの頃は君らに陰口叩かれても何も言い返せなかったくらいだったしな」
あれ、俺こんなふうに皮肉を言うことも出来たんだ。自分で自分に少しびっくりした。
「やだな、昔の話じゃん、昔の話! 今は馬鹿になんかしてないってー」
笑って誤魔化して、謝りもしないんだな。

……はっきりとわかった。俺、この子が嫌いだ。
421学パロシモニア:2007/11/11(日) 06:54:28 ID:OD0BT2up
キタンが消えたドアに向かおうとする俺の腕を、彼女が掴んだ。
「あ、あのさ! あたし最近、あんたのこといいなーって思ってたっていうか」
「は?」
「キタンから、話聞いてない?」

媚びるような笑みを浮かべる彼女の顔を見ながら、俺はキタンの先ほどの言葉を思い返した。

『お前のことが好きだって女がいたとしてだな』
『後腐れなくヤらせてくれるっつったら、お前どうする』


――ふざけんな!
俺は今度こそ腕を振り払うと、大股で扉へと突き進む。
お前が俺の何を知ってるっていうんだよ。何を見て好きだなんて言えるんだよ。
人を好きになるっていうのは、もっと純粋で、尊くって、大切なことで――ああ、上手く言えないけど、とにかく絶対に違う!
後腐れなくやらせてくれるだと? 人を馬鹿にするにもほどがある。
ツインテールにも腹が立ったけど、まずはキタンをぶん殴る!

力任せにドアノブを捻ったところで、後ろから彼女が叫ぶ。
「い、行っちゃったら、この写真あの子に見せるわよ!」


振り向いた先、彼女が手にしていた写真をひったくる。
そこには、七歳くらいの俺が映っていた。洟をたらして泣いている。……下半身丸出しで。
「す、好きな女の子の前では、かっこつけたいもんでしょ?」

ニアに見せるってことかよ。
……最低だな。女を殴りたいと思ったのは、生まれて初めてだ。
「見せたければ見せればいいだろ。ニアはこんな写真見たくらいで、俺のこと見損なったりしない」
俺はひったくった写真を、破りもせずに彼女に突き返した。

「しゃ、写真見せるだけじゃないわよ。あんたの昔のことについて、あることないこと吹き込んじゃうんだから」
「好きにすればいいよ」
今度こそ俺は扉を開けて、彼女を置き去りにして校舎に戻った。
そうさ、好きにすればいい。昔の俺についてあの子が何を言おうと、どんな酷い嘘を吹き込もうと、ニアはそれを信じるような子じゃない。
俺はニアを信じてるし、ニアは俺を信じてる。


俺は足早に階段を駆け下りると、階段の下で罪悪感に頭を抱えていたのであろうキタンに、軽やかにとび蹴りを食らわせた。
キタンも彼女に半ば無理矢理頼み込まれたみたいだし、報酬として渡されたらしい裏DVDのディスクを叩き割ることで、一応勘弁しておくことにしよう。


422学パロシモニア:2007/11/11(日) 06:55:01 ID:OD0BT2up




「……っていうことがあったんだ、今日」
「まあ」

その日の夜、俺は部屋でことのあらましをニアに報告した。
ニアのことを信じてるんじゃなかったのか、とつっこむことなかれ。
信じてはいるけど、二人の仲に余計な波風が立つのをみすみす受け入れるほど俺はお人よしじゃないぞ。

「あのツインテールの子が変なこと言ってくるかもしれないけど、話半分で受け流してくれよ?」
「はい、わかりました。でもそんなふうに心配しなくても、シモンが浮気したなんて言われても信じたりしません」
「俺のこと、信頼してくれてるんだ」
「それもありますけど、私、自分に自信があるんです」
ニアの言う意味がわからなくて、彼女の顔を覗きこむ。


「シモンは、私が一番いいでしょ?」
ニアは少し恥ずかしそうに俺を見つめて言った。


……あー。そういうことかぁ。
自分が俺の中でナンバーワンだってこと、ちゃんとわかってるってことかぁ。なるほどねー。
「うん。確かに」
そこについては、ニアには本当に自信を持ってもらっていいよ。ニアは俺のナンバーワンで、オンリーワンです。



「……でも、少しその子が羨ましいです」
「え?」
「だって、小さい頃のシモンのことを知ってるんでしょ? 私は今のシモンのことは沢山知ってるけど、昔のシモンのことを知ることはできないから」
うーん、と俺は微妙な笑みを浮かべた。正直、昔の俺をニアに知ってもらいたいか……というと、答えはノーだ。
ツインテールの子が言ってた「好きな女の子の前ではかっこつけたいもんだ」っていうのは、悔しいけど本当だ。
泣き虫で弱虫だった俺も俺だけど、ニアに積極的に知ってもらいたいとは思わない。
なんでもかんでもさらけ出すのが愛ってもんでもないだろ。好きな女の子の前でかっこつけるのもまた愛の形だ。きっと。
だから俺は、目の前のニアに言う。
423学パロシモニア:2007/11/11(日) 06:55:32 ID:OD0BT2up
「俺はさ、ニアには昔の俺のことよりも、これからの俺について考えてもらいたいな」
「これからのシモン?」
「そ。来年とか、三年先とか、十年後とか。そのとき俺とニアは一緒にいるかどうか、とか」
うわ、これ結構ギリギリな言葉だよな。ほとんどプロポーズに近い。
ドキドキしながらニアの返事を待つ。ニアはしばらく真剣に考え込んだあとで言った。
「先のことは、だれにもわかりませんけど……でも」

にこっと笑ったニアは、本当に綺麗だった。俺は多分、このときのニアの笑顔を一生忘れないと思う。
「白髪のおばあちゃんになるまでシモンと一緒にいられたら、とっても素敵ね」




喉の奥がごつごつして、何故だか俺はすごく泣きたくなった。
ぐっと口に力を入れてこらえる。それでも目の端に少し涙が浮かぶのを止められなかった。
プロポーズに近い言葉に、了承の返事を貰えたから――ではないと思う。
よくわからないけど、ニアの言葉がとても尊かった。
来年のことも十年後のこともすっ飛ばして、五十年六十年先の未来を夢見ることができるのが、とても幸せだと思ったんだ。

「うん」
油断すると涙声になりそうで、俺はゆっくりと言葉を口にする。
「本当にそうなったら、すごくいいな」
そうだよ。それこそ日曜日の朝、ニアの顔だったら一生見てたって飽きないって思ったばかりだ。
ニアなら、おばあちゃんになってもきっと可愛くて綺麗だよ。


ベッドに腰掛けて、俺を見つめて微笑むニアに笑い返してこっそり決意する。










学校卒業したら、プロポーズしよう。
一生傍にいてくださいって、言おう。





424学パロシモニア:2007/11/11(日) 06:55:51 ID:OD0BT2up
おまけ

「今日は、エッチしないんですか」
「なんだか今日はそういう気分じゃなくてさ。……ニアのこと抱きしめて、ゆっくり眠りたいんだ」
「そうですか……ちょっと残念です」
「え?」
「花嫁修業、今日で終わりですから」
「……は?」
「あら? 言ってませんでしたっけ?」
「き、聞いてないよ!」
「おかしいですね、シモンのお母様とお父様にはお話しておいたんですけど……」
(あ、あの親共、俺に伝え忘れたな!?)
「ちょ、ちょっと待って!? 今日で終わりってことは」
「はい、シモンとこんな風に夜ゆっくり過ごせるのも最後です」
「……ニア、前言撤回」
「え?」
「愛し合おう、朝まで」
「そう言うと思いました」
425名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 06:56:25 ID:OD0BT2up
投下終了。
テル子の部分はシモン×テル子で浮気(夢オチ)させて、罪悪感でシモン涙目な展開にもってこうとしたんですが、
夢オチでもシモンが浮気してくれなかった……orz
キタン変な役させてスマンかった。
426名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 07:12:34 ID:k7kLZDsM
女定時さん見逃した…まじでへこむわ…
427名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 09:01:02 ID:ir+ROGx8
なんか自分を死刑にしようとした事すら許したと言うか、気にも止めなかったシモンとは何か違うのが引っ掛かるです、はい。
428名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:29:34 ID:6TEPRVUK
>>425
うおおおGJ!
途中までニアニアしていたのに
最後の方で一気に目に涙が浮かんできた。
幸せとか愛しさで涙が出るなんて初めてだぜ。
ニア尊いよニア。シモンかっこいいよシモン。
当初は14歳くらいのつもりで読んでいたけど最近は専ら17歳くらいだと思って読んでいる。

>>411
405ですが、わざわざ別の所にあげてくれてありがとう。
しかしまた取り逃してしまった…こればっかりは昨晩ここを覗けなかった自分が悪いので
大人しく保管庫収納を待ちますです。
というわけで一緒に待とうぜ!426!
429名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:10:09 ID:5IX+rjZ2
>>402
年上なのにいじめられる女定時がツボにきた。牢獄プレイはエロイな!
この状況でアニキ生きてるの無理がないかとも思ったが、「はぁぁぁん兄貴ー!」でふっとんだw
絶望させようとして自分が絶望しちゃった黒ニアかわいいよ

>>425
>ニアなら、おばあちゃんになってもきっと可愛くて綺麗だよ
本編の、最高にキレイな姿で消えたニア思い返してしんみりしたよ。GJ。
本スレで、「シモンならおばあちゃんになってもニアを愛したのに!」って嘆いてた人もいたなぁ。

同時に20年後ヨーコを見て「やっぱあれは無理だからダリーにするわ!」と言い放ったヨーコ好きの友人を思い出した
430名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:55:49 ID:/c4aaCC3
>>425
GJ!!!
相変わらずのラブラブっぷりににやけつつ、
本編では叶わなかった未来の約束にちょっと涙を浮かべた…
この話の中では爺さん婆さんになっても幸せであって欲しい
431名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 13:13:50 ID:G/7xz7+Q
>>425
あれ?目から鼻水が…(つД`)
エロくて泣かせるなんて最高だよ!!
この二人は共に白髪の生えるまでずっと二人で幸せでいるに違いない。

>>428
俺もだいたい17くらいで考えてるw
21よりもう少し幼い感じの二人で。
あの7年間の二人はこんな感じだったんだろうな…
432名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 14:07:30 ID:5YEsH7Wo
>>425
GJ!!久々のシモニア投下に心躍ったよ!
浮気するシモンなんてシモンじゃねぇから気にすることは無い
つか学パロって書いてあるのに前回のベビードールの続きかと思ったwプロポーズの辺りで涙目w
頭の中で「一生一緒にいてくれや〜」って歌が流れたのおれだけでいい
433名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 14:36:21 ID:PgkrqCpB
つーか、親いたっけ。
434名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 14:52:05 ID:k7kLZDsM
おお、兄弟…!
よし、収納の日をいつまでも待とうぜ!428!
435名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 14:52:41 ID:AsBMS8gH
原作の方じゃ、シモンの両親は崩落に巻き込まれて既にお亡くなりになってたはず。
まああの崩落はガンメン着地の時の地響きが原因だったから、学パロなら存命しててもいいんじゃない?
436名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 15:37:19 ID:auyxo5zA
ヴィラ子で抜こうとしてもどうしても檜山声で再生されてしまう俺に
だれかオススメヴィラ子声を教えてくれ
437名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 15:45:54 ID:nANInmv4
ばかだな
檜山声のヴィラ子だからいいんだろ
声が低くてかすれがちなところを少し気にしているヴィラ子
438名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 15:46:31 ID:jjblyWzc
檜山声でも余裕で抜ける
439名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 15:56:52 ID:L9YRwWj1
檜山以外ありえねぇ
440名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 15:59:42 ID:FDJxv0oK
檜山って結構高い声出るんだぞ
441名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 16:05:00 ID:QNSQbE/2
こないだのげんしけん2の檜山でry
442名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:03:38 ID:ZrnJdS28
おまいら檜山大好きだなw
443名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:08:40 ID:L9YRwWj1
ん?ふっかつ?
444名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:21:13 ID:9Ov+rrkN
しまった、今日はポッキーの日だったのに何もしないで一日が終わってしまう
イチャイチャシモニアでポッキーゲームとか…
王様ゲームでアディーネとヴィラルがポッキーゲームとか…
キヨウにポッキーゲームを迫られるダヤッカとか…
445名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:39:50 ID:5YEsH7Wo
しまった、ポッキー買いに行けば良かった…
446名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:42:58 ID:nANInmv4
急にポッキー食いたくなった
447名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:47:44 ID:6DlhGOBT
>>425
ラストでシモンと一緒に泣きそうになった
学パロの二人が、本編の生まれ変わりに思えてさあ、もう…
いつもながらGJです!!
GJでは足りないほどにGJ!!
448名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 03:27:10 ID:V88b5qD0
>>444のイチャイチャシモニアポッキーゲームに萌えたので描いてみた
1日遅れとか気にしない
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58244.jpg

総司令はポッキー食った後ニアを食います
449名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 03:29:48 ID:vmKKfNRB
学パロGJ!
450名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 03:34:52 ID:RGP43ZuT
>>448
必死にコリコリするニアニアが可愛くてたまらん
この頃シモンに軽く嫉妬を覚える俺終わってるw
451名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 05:44:03 ID:tfbmw7Vd
>>425
俺のドリーム入ったシモン像だが、昔の事で謝って欲しいとは思わないし、
脅迫が自分の恥とかなら「困った子だなあ」ぐらいにしか思わないじゃないかなあ。
カミナやニアに関して何か侮辱的だったら激昂するけど。
452名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 06:08:13 ID:Y9qyyrGO
何かを嫌うシモン、ってのは確かにちょっと想像できないかな
怒ることはあっても嫌いはしないんだろうなぁと。
つくづく人外な感性の持ち主だw
453名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 06:17:05 ID:XpRhwHrm
>>452
まさにこんなできた人間いねーよwを地でいくシモニアカップル
454名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 06:55:37 ID:i9ThRkYj
>>426
>>402の方はまだ落とせるぞ
出会いから落とせないタイプの携帯だったらごめん
455名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 07:10:50 ID:Jm+C82E1
>>454
ありがとう…だが俺の携帯からは落とせないようだ…
収納をゆっくり待つとするよ、ヴィラ子でも描きながら
456名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 07:30:25 ID:kTACFkFM
最近職人さんたちにケチ付ける輩がいるな
457名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 08:21:41 ID:USVat++e
>>448
ひいいいいいい
かわいい!!GJ!!
総司令はきっと直前で止めたりせず
高速の早さでコリコリ→ベロチューだな
(それポッキーゲームじゃないYO!)

正直…勃●ゲームの方も…みたいです…
458名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 08:33:07 ID:i9ThRkYj
もういっそ、前半終了ってことで保管庫管理人さんに収納の申請に行ってこようと思うんだけど、
既に収録されてる分とかこれから収録される分とかで、同一作者やシリーズものを
53さんのみたいにまとめてもらうよう頼むとしたら、そういう修正希望ってなんかあります職人様方?
459名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 08:48:53 ID:fyjF6cwf
>>456
そういうのが増えて職人さんが来なくなった…とか見たことあるからちょっと複雑
460名無しさん@ピンキー :2007/11/12(月) 09:34:50 ID:OtweyJ2a
>>425
仕事帰りから幸せな気分にさせてくれる作品をどうもです!
GJ!
ほんわかしててよいですなぁ。

ただテル子への態度は他の方も言ってますがちと違和感感じますな。
も少しさらっと流してもよかったような。


>>448
こちらもGJ!
見てて心安らぐバカップルぷりですなぁw
461名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 09:47:54 ID:fNYLhrIS
>>448
GJ!!
あまりの可愛いさにニヤニヤしてしまったw
シモンが欲望に忠実すぎて笑ってしまうけど、
やっぱ和むなぁこの2人は
462名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 10:25:43 ID:Sh+XY3FF
>>448
めちゃくちゃかわえええええ!!!!
GJGJGJ!!
463名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 10:27:34 ID:arE13h8N
>>448
金蔵GJwwwwwww
ほんとお前って奴はwwww
その才能に敬礼
464名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 12:17:44 ID:h6pXAINw
>>425
投下にケチつけんなって流れには申し訳ないし、425氏の作品いつも大好きなのだけど、
これは「他キャラを貶して好きキャラを持ち上げる」フォーマットにハマっているようでどうしてももやもやが抜けない…
ごめんなさい>>425氏 シモニアパートはいつも通りニアニア萌えもえ癒しでした ありがとう!


>>448
金蔵wwwあんたの二人のエロバカップルっぷり最高だ
465 ◆T8.DRiLL1g :2007/11/12(月) 19:34:32 ID:UTGveUbn
神々に激しくGJGJしながらお言葉に甘えて頼みます>>458の兄貴
保管庫収録済みの修正希望分
 403 『あばよ、チミルフ』
 435 エロなしシモニア
 889 チミルフ×アディーネ
 2-264 『テメエで勝手にイきやがれ!』アディーネ×ヴィラル
 2-390 『今日はキノコ鍋だぜ!』ギンブレー×キヤル
 2-515 小ネタ、夢
小ネタばっかりじゃねえかというツッコミは置いといて、
以降このトリップで投下することになると思うので纏めて貰った方がいいかと。宜しくお願いします。
これだけじゃなんなのでやっぱり小ネタを置いていきます。



学校裏掲示板と呼ばれる生徒たちの裏の顔。
本音と実状を垣間見ることのできる場が、ここアーク高校にも存在していた――。
「校長、こんな書き込みが」


  【アーク高校のみんなあつまれー】
   79 名無しさん@ドリラー sage 2007/11/12(月) 12:32:54 ID:???
   >>78
   胸像に肉って書いたけど?

   80 名無しさん@ドリラー sage 2007/11/12(月) 14:35:12 ID:???
   明日校庭の伝説の樹に飛び蹴りするって犯行予告があったぞ

   81 名無しさん@ドリラー sage 2007/11/12(月) 16:16:54 ID:???
   anahorisanって名前欄に入れたら校長の娘さんの写真が見れる

   82 3377777.000.nice.drill.ne.jp sage 2007/11/12(月) 16:17:36 ID:???
   >>81
   まじで!

   83 名無しさん@ドリラー sage 2007/11/12(月) 16:27:40 ID:???
   >>80とりあえず通報しといた

   84 名無しさん@ドリラー sage 2007/11/12(月) 17:30:34 ID:???
   どちらかというと校長の写真が欲しいわ


「……ヴィラルよ、今すぐ>>81を割り出せ」
「はっ」
「勿論>>82もだ」
「胸像と伝説の樹については?」
「写真の真偽を優先しろ」



落ちなし。オワt…終わり
466名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:38:29 ID:LESod3Nn
馬鹿しかいない予感w
467名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:48:16 ID:k0XOskLE
>>465
ふむ。そのスレに俺が書き込むとすれば

購買でアイロンプリント用紙って注文できたっけ?抱き枕サイズの

かな
468名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:56:49 ID:xOvHoB7M
平行世界の存在を思い出すんだ。
情けないアニキもリーロンとラブラブなシモンもオフィシャルなんだぞ。
むしろ忠実さを強制すると、エロパロの幅を狭めそうで心配だよ。
シモヨコでもカミニアでもいいじゃないか
469名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:00:24 ID:Sh+XY3FF
ラジオでテツカンシベラが公式になったな
470名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:03:21 ID:i9ThRkYj
>>465
了解しました◆T8.DRiLL1gの兄貴


>裏掲示板
とりあえず84のすしお自重

俺はたぶん
「風紀委員長が実は女子だったら取り締まられてもいいと思う奴の数→」スレに常駐する
471名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:03:29 ID:kTACFkFM
むしろ俺はささくれ立ってギスギスした鬼畜シモンだって見たいぜw
472名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:03:42 ID:7E0/RkMB
一応言っておく
全年齢板で18禁のここに誘導するような真似はするなよ…
473名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:07:38 ID:kTACFkFM
>>470
そのスレの存在を何かでうっかり保健委員嫁に知られて涙目の風紀王が目に浮かんだ
474名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:09:08 ID:bRdE0Mdz
◆T8.DRiLL1gの兄貴 の鳥がドリルな件について。
475名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:29:59 ID:GSDtmUNq
え?
476名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:30:32 ID:NWwO1rl4
>>468
ロシニアというかニアロシも良いなと>>311氏の話読んで思った
477名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:38:49 ID:i9ThRkYj
>>473
ときどき本名+鳥で「悪質な冗談も大概にしろ貴様ら!!」とか書き込んでは
「生ヴィラルたん降臨キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!」とかレスされて
更に涙目になってるところまで目に浮かんだ
478名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:58:45 ID:tfbmw7Vd
>>471
一話冒頭だな。
479名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:07:45 ID:qbcwLKQa
1話冒頭だとギスギスして鬼畜っていうよりも
傲岸不遜に鬼畜って感じのような。ランスみたいに。
480名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:10:41 ID:paCZPHzD
カミナの死後ロシウに八つ当たりした時のシモンはいい表情だった
481名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:26:08 ID:CVZkKGJK
あのやさぐれて目の下にクマ作ってるのは良かったなw
482名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:27:10 ID:UMn9EfzD
あのままもしニアに出会うことなく成長して天元突破したらば
一話冒頭艦長みたいになったのだろうか。

一話冒頭の人は現シモン以上に絶倫で容赦なさそうだ。
483名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:28:13 ID:UbUzU/Kp
一話冒頭の人「がはははは。とーーーー!」

という事か
484名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:28:19 ID:3ld6AO76
シモヨコは一話冒頭のほうが合いそうだなあ。
485名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:32:15 ID:/QSvhGFq
一話冒頭だとハーレム作っちゃいそうだぜwww
486名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:33:11 ID:e08n4vvd
普段はどちらかといえば天然な現シモンが言葉攻めやらせたら最強なとこから察するに
やさぐれからさらに突き抜けてるアバン艦長はすごいことになってそうだ
487名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:34:16 ID:paCZPHzD
その場合のヨコは敵艦の頭とかもえる
488名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:41:39 ID:CVZkKGJK
1話冒頭の艦長シモンがニアと出会ったらどうなるんだ…口説いて強引にとかだろうか
489名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:46:08 ID:paCZPHzD
口説かずキス ビンタされる
愛に目覚める おr 剥く
490名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:52:16 ID:w7/4mC52
お姫様は奪ってなんぼだろ
491名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:04:43 ID:3ld6AO76
「貴方はシモンではありません!」と否定されそうな。
492名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:10:33 ID:WOD3nXdg
>>487
クイーンエメラルダス・ヨーコきたー
493名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:13:24 ID:xL2qkFGA
一話冒頭の艦長シモンとニアだと、
ニアはロージェノムに捨てられていなくて(捨てられる前で)亡国の王女
シモンは兄貴が死んだ鬱のまま四天王を殺戮→螺旋王に復讐という暗い出逢いになりそうw

シモン→(兄貴を殺した螺旋王の娘)→
(憎い)→(けどすっっっごく綺麗な子だ)→
(どうしよう…好き…かも)→(いや、好きになっちゃダメだ)→
(大体この子は父親を殺した俺を嫌いなはずだ)→
(どうせ嫌われてるなら滅茶苦茶にしてやれ)→
(無理矢理自分のものにしてやれ)→ニア
ひどい鬼畜のシモン艦長の世にも恐ろしい片想い

ニア→(お父様に復讐を遂げた人)→(お父様を殺した人)→
(どうして?)→(何をなさるのですか?)→
(どうして服を脱がすのですか?)→
(あっいやですっ)→(酷いことをする人)→シモン
でもなんだか瞳がとっても寂しげで、自分と同じで、大事な人を亡くした悲しみに満ちている。
わけの分からない初恋(自覚なし)に混乱するニア

うん、パラレルにも程があるって思った
ちょっと鬼畜陵辱萌えって思った自分は逝った方がいいですね
494名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:13:43 ID:blmrPlj2
本編のニアに出会うなら奪ったり殴られたり殴り返したり
色々ありつつ最後に「貴方は私のシモンではないけれど、
でもやっぱりシモンね」と どっかで見たやつに一票

アバン艦長があの後黒ニアに出会って恋に目覚めたら面白いのに
495名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:17:24 ID:qbcwLKQa
獣人だろうがアンスパだろうが他の螺旋族だろうが出会う端からスポーンと剥いてハイパー兵器で征服しまくりなわけですな
それもまた螺旋力のなせる業か
496名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:52:30 ID:pcpYDMST
螺旋族は脱がーす!!
497名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:57:34 ID:l0zUHhXD
>>493
気が合うじゃないか、兄弟

いいぞ、もっとやれ
498名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 02:03:52 ID:UMn9EfzD
>>493
俺のドリルが光速で旋回した。
さあ早く執筆作業にry
499名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 02:32:07 ID:TRjhEV2i
>>493
天蓋付きのベッドで眠るニアの寝室に忍び込み、無理矢理犯す艦長を想像した
必死に抵抗するけど力で勝てる訳もなく、憎しみと恐怖から涙を流しながら睨み付けるニア
でもシモンの顔を見ると物凄く寂しげな表情をしていて動揺する
どうしてこの人がこんな顔をするの…?みたいな

奇遇だな。おれは軽い陵辱萌えなんだ
500名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 02:34:55 ID:qbcwLKQa
>>458
女定時さんシリーズですが、そのまま収納して頂くには色々くどい注意書きなどが多いので
多少手直ししたものをまとめてろだに上げました。ご申請の際にはこちらをお願いします。
パスは前回と同じです。

ttp://deaikei.biz/up/up/7754.zip.html
(ダイグレン潜入大作戦3話+宿命合体/本文の内容自体は上で出たものと同じです)
501名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 03:18:10 ID:c80qX3F8
>>496
ブタモグラステーキ大好きシモン
あらゆる武器・兵器を操るヨーコ
1000の顔を持つリーロン
やたら動物に変身するニア
トイレットペーパーを排泄するブータ
猫の幽霊が取り憑いたダヤッカイザー
502名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 03:47:09 ID:U7YMINTt
503名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 04:22:36 ID:/GcVWJ5e
>>502
ヴぁああああ!!・・・グホッ
504名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 07:39:07 ID:EKLRsD8u
>>502
GJ
505名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 09:58:48 ID:0ngXK7rT
>>493>>499
昼間っからそわそわしてたまらん。どうしてくれる
このシモンは間違いなく最終回後もニアを生かし続けてしまうんだろうな
506名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 11:12:37 ID:rSdhO7Al
>>502
ちょ えっろ・・・
金蔵あんたやっぱりすごいよ

>>493>>499
正直この流れを待っていた俺が来ましたよ
507名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:34:52 ID:xL2qkFGA
>>502
GYAAAAA!!!
457のカキコをしたものだけど、まさかマジで描いてもらえるなんて!!
ありがとう!GJ!!萌え尽きた ぜ

◆Lpi7YUvTkQ氏の学パロエロでコスフェラ読んで以来、フェラ萌え属性が出来てしまったようだw
ニアニアの可憐なお口が…!と思うと更に螺旋力倍増してしまうww


でもって493をカキコしたものでもあるのだけれど(かきこみすぎw)
499氏の追加妄想読んで、マジでなんか生まれそうww
陵辱はそのまま投下でオッケーなのかな…?
508名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:42:48 ID:rSdhO7Al
陵辱は一言前置きしてくれれば大丈夫なんじゃないかな
以前ニアで陵辱ものがあった時は、職人さんがきちんと注意して投下してくれた

つーわけで体育座りしながら待ってるよwww
509名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:52:43 ID:/QSvhGFq
>>471の者だが、この流れになってくれるとは正直に言ってみて良かったぜwww
俺も体育座りでいいこで待ってる!!
510名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 17:46:16 ID:UMn9EfzD
>>506
俺も俺も。
この流れを一億と二千年前から待っていた。
というわけで体操座りで全裸待機。

亡国の王女ニアたんが幽閉されている様を想像した。
最初はニアニアに対して凌辱の限りを尽くしていた艦長であるが
回を重ねるうちになんだか毒気が抜かれていき
当初は部屋に入る→犯すの一本パターンだったのが
段々と取り留めのない話をする時間が増え、
まで一気に想像が飛躍した。
そろそろ俺は落ち着くべきだ。
511名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 17:51:27 ID:rSdhO7Al
>>510
むしろもっとやれwww

実を言うと以前からシモニア陵辱に夢を持っていたんだが、
最終回の影響で発言を自粛してたんだよなあ・・・
勿論幸せなシモニアも好きだったし。
俺も書き込み過ぎだなww
自重して体育座り継続 &
512名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 18:00:25 ID:k0UKF0FK
やさぐれシモンが好きな俺はやさぐれシモニアを全裸で待つ
513名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 18:11:36 ID:/QSvhGFq
なんだ…天の星は全て友だったんだな &
514名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 18:14:30 ID:RsOOw7PB
みんな待ってたんだねw
逆の立場だが、やさぐれと可憐美女でぼくたま思い出した
515名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 18:19:13 ID:qbcwLKQa
むしろやさぐれ鬼畜艦長の超銀河ハーレムを(ry
…難しいですね

516名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 18:35:51 ID:0ngXK7rT
>>507>>510

& <こ、これは体育座りじゃなくて両足首を捻って歩けなくなっただけなんだからね!
517名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 19:00:17 ID:/QSvhGFq
ダークシュナイダーみたいに全裸の女たちをはべらせて
「シモン様わ四人まで同時にオッケェェェエ」
とか言っちゃうのな
518名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 19:26:12 ID:cR/ykd5p
相手がいないのを前提にすると
ニア
ヨーコ
キヤル
ダリー
辺りが適当か?
519名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 19:30:48 ID:JSpbm3JE
やさぐれ艦長ならきっと、アディーネ様さえ
「はああぁぁぁぁん」に出来るって信じてるぜ!

520名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 20:53:50 ID:CVZkKGJK
>>502
ちょwエロいwwおれのドリルが天を衝くぅぅぅぅ
GJ
>>507
陵辱話wktkしながら待ってるぜ!
521名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:51:13 ID:ub8XnxYx
>>507>>510
甘いのも好きだが陵辱は別腹なんだぜ!
でも陵辱→純愛っていうベタなのももちろん好きだ

522名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:27:11 ID:Z0x5MSLv
>>518
いっそアリスゲーっぽく登場人物の大半をおにゃのこに(リーロンとおっさんキャラ以外)
523名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:32:02 ID:8QVgcE8x
>>425
遅レスだがガイナ作品で夢オチと言えば
「ねぇシモン、私と一つになりたい?それはとてもとても気持ちのいい事なのよ」
と複数の女性キャラに迫られるのに決まっている。
元ネタ通り三人。ニア、ヨーコ、リーロンで。
524名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:36:33 ID:nEF3cAZZ
リーロンかよwwwww
525名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:48:37 ID:FvrQQmWF
流れを読まずに失礼。
>>204です。
やっと規制解除になったんで、カミヨコ@学園パロ。
これなんて少女漫画orzな出来になったが気にせず投下するよ!
526カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/14(水) 00:49:20 ID:FvrQQmWF
「よし、これで終わりっと」

赤、黄色、緑、白いチョークは二本。短くなったものを片付け、かわりに新品の
チョークを箱からとりだして並べたヨーコは、自分の仕事を確認するかのように
呟いた。
黒板は今日一日酷使された形跡などどこにもないかのようにキレイに拭いてあるし、
黒板拭き自体も窓の外に腕をめいっぱいに伸ばし、バンバンはたいて粉を落として
ある。
ついでのように明日の日直の仕事である黒板の日付も更新し、花瓶の水も替えてきた。

完璧だった。

とうとうやることが無くなってしまい、ヨーコは黒板を睨みつけたまま深呼吸する。
落ち着くのよ、私。
そして、可能な限りのさりげなさを装って振り向いた。
視線の先、窓際に座っているのは、いままで全身で気にしつつも全霊をかけて
無視してきた、教室内にのこる残留者。

「あんたはまだ終わんないの、カミナ?」

今日中に提出しないと進級はないと思え、と担任から脅しの言葉とともに渡された
課題を広げ、ひたすら呻いている学園イチの問題児に投げかけた言葉は、思っていた
よりもずいぶん『あきれた』響きを伴っていた。
527カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/14(水) 00:50:48 ID:FvrQQmWF



「だからね、そこはさっきやった公式の応用でしょーが。倍角の公式!」
「知るか。漢たるものヒトサマに決められた公式なんぞにはまってどうする」
「あんたをはめなくてもいいから数字をあてはめなさいよ……」

遅々として片付かない課題に、元来の世話焼きな性格も手伝って横からアドバイスを
試みているものの、今のところ少しも役立っているとは思えない。そんな状態が、
もう数十分ほど続いていた。
帰り際、担任教師にあとのこと頼むな、と軽く言われてしまい、快諾とまではいかない
もののハイと答えてしまった自分をヨーコは呪った。

すいません、確かにシタゴコロはありました。
想いを寄せる相手と、放課後の教室に二人きり。
誰がどう見てもおいしいシチュエーションだろう。
しかし、昼休みの騒がしい教室だろうと放課後の夕陽差し込む教室だろうと、自分たち
は基本的に変わらないのだということを痛感しただけだった。
いくら最初は意識しまくって緊張していうようとも、結局は口げんかのような言葉の
応酬になってしまい、ほんの少しだが期待していた甘い雰囲気なんてものには程遠い。
夢と現実には、それこそ天と地ほどの差があった。

はあ、と溜息が零れ落ちてしまうのも無理はないと言えよう。

「あのな、そんなに嫌なら帰ればいいだろ。つーか帰ってくれっと俺も帰れる」
「……先生に頼まれてるし。これ出さないと進級できないんでしょ」
「まーそんなこた気にしねぇけどな。留年しまくってたらシモンとクラス一緒に
なれっかも知れねぇし。それはそれで面白そうだ」
528カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/14(水) 00:51:38 ID:FvrQQmWF
けろりとそう茶化すカミナに、「あんた何回高二やる気?」と返す。
胸中には、カミナの弟分であるシモンへの嫉妬めいた感情が染み出していたが。

「……一緒に進級したいじゃない」
「へーへー学級委員長殿はご立派なこって」
小指を耳につっこんて適当な返事をするカミナに、この鈍感馬鹿男、と心の中で
毒づく。意地を張って本音をなかなか口に出せないあんたも原因よ、とつい先日
保険医に言われたことは棚に上げて。

「いいからあと2ページさっさとやんなさい」
口を出していたらいつまでたっても終わらない。
そう悟ったヨーコはヒントになる教科書の該当箇所をシャープペンの先で示し、
やや投げやりにそう言うと、カミナの前の席の椅子に腰を下ろした。

鉛筆を握りつぶさんばかりに目の前の課題と格闘するカミナは、時おり奇声をあげ
ながらツンツン頭を指で掻き混ぜている。いくら乱してもすぐに元の形に戻っていく
その青い髪は、どうやら整髪剤を使っているのではなく天然でこの状態らしい。
少し前に衣替えした冬服のブレザー、その下のシャツは第二ボタンまであいている。
申し訳程度に揺れているネクタイは、着ける着けないで学園中を巻き込んだ鬼ごっこを
風紀委員と繰り広げた結果だ。
そういえば、どつき合うことは多々あっても、こんなにまっすぐはっきりと真正面
から、この男を見たことは無かったな、と本当に今更だがヨーコは気付いた。
青い前髪の隙間に見える、校則違反この上ない赤いサングラスの奥の瞳は、いつも
ヨーコではない何かを見据えて揺るがないからだ。
西陽が射し、橙色に染まっている教室内ではサングラスは意味を成さないだろう。
要するに単なるかっこつけよね、とヨーコはぼんやりとそう考え、そのままふと
思考がシフトする。

サングラスって、キスするとき邪魔になるのかな。
529カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/14(水) 00:52:22 ID:FvrQQmWF
とりとめのない思考の一部が言葉となって口から出ていたことに気付いたのは、

「は?」
「あ」

タレ目を思いきり見開いたカミナが間抜けな声を発した、その数秒後だった。

やばい。
今、あたし何言った? 何言っちゃった!?
なにやらとんでもないことを言ってしまった。
確かなのはそれだけだったが、それだけ分かっていれば十分だった。
夕陽のせい、とは言い切れないほどに顔が赤くなるのをヨーコは自覚する。
恥かしさで死にそうだったヨーコが意識を手放さなかったのは、その前にカミナが
動いたからだった。
立ち上がったカミナが動かした椅子の音は、がたりと静かな放課後の校舎に響く。
びく、と肩を震わせたヨーコはとっさに自分も立ち上がり、反射的に逃げ出そうと
した。
が、駆け出す寸前にカミナに腕を捕らえられる。

「今の、本気で言ってんのか。さっきのアレ、一緒に進級したいってやつも。
もしかして、そーいう意味?」
茶化すように尋ねられたその質問に、ヨーコは状況を一瞬忘れた。
羞恥心から逸らしていた顔を、へらっと笑っているカミナへと向ける。
言おうと意識しての言葉ではない。けれど本心からの言葉を、笑って誤魔化せはしな
かった。
530カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/14(水) 00:53:24 ID:FvrQQmWF
睨みつけるように視線を合わせると、カミナはたじろぐように笑みをひっこめた。
目尻には涙が滲んでいたかもしれない。構いはしなかった。
摑まれた腕を振りほどき、そのまま揺れているネクタイを掴んで思いきり引っ張る。
うお、と間の抜けた声を出しながら姿勢を崩すカミナにあわせ、自分も少し爪先立ち
になる。
睨みつけたまま、唇を重ねた。

「……少しは察しなさいよ、ばか」
長いとも短いとも判断できないその数秒間の後、ヨーコはごく小さな声でそう言った。
額や鼻がぶつからなかったのが奇跡的なほどに勢いのよかったその行為に、よほど
驚いたのかそのままの姿勢で固まっていたカミナの見開かれた瞳に、徐々に光が
戻ってくる。
それと同時に腰に腕を回されて抱き寄せられた。
「あー……悪かったな。それで、邪魔だったか?」
「っ!? そんなの」
わかんないわよ。
顎を掴まれて上向けられ、続く言葉はカミナによって封じ込められた。

二度目のキスは深く長いものだった。
唇を割り、カミナの舌がヨーコの口内を侵略する。我が物顔で動きまわるそれを
とっさに追い出そうとし、しかし歯列を撫でられて力が抜けていく。
奥で縮こまっているヨーコの舌を絡めとり誘い出し、どちらのものか分からなくなる
ほどに唾液を交換し合う。
飲みきれない唾液がつ、とヨーコの唇の端から零れ落ち、それが合図だったかのように
カミナは唇を離した。
解放されたヨーコは方を上下させて失った酸素を取り込もうと荒い息をしている。
ヨーコの顎をとらえていた右手をそっと離し、カミナはサングラスを外した。
かたり、と赤いサングラスが机に無造作に置かれるのに気付き、ヨーコは不思議そうな
顔をした。
531カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/14(水) 00:54:08 ID:FvrQQmWF
「……なんで外してるの?」
「あ? キスには邪魔じゃなくてもその先には邪魔だろうが」
その先。その先って、どこ?
火照った頭でそうぼんやり考えたヨーコは、『その先』に思い当たった瞬間全力で
カミナの腕の中から逃れようとした。
いきなり暴れだしたヨーコに、しかしカミナは動ずることもなく、さらに抱え込んで
細い首筋に顔をうずめる。耳たぶを舐め上げて肌を吸われる、それだけでヨーコは
全身から力が抜けていくのを感じた。

ぞくぞくと、寒気に似た痺れが背筋を伝わって下におりていく。
立っていられなくなり、ヨーコは背後の机に腰掛けるように体重をまかせる。覆い
かぶさってくるカミナの胸板を必死で押し返そうとするが、逆に両手首をまとめて
掴まえられてしまう。

「ちょ、カミ、ナっ、ここ学校……!」
震えながらどうにかそう言うと、自信に満ち溢れた顔でカミナは答えた。
窓から差し込んでくる夕陽に負けないほどの熱い炎を秘めたその赤い瞳に、不敵な
光が灯っている。
「ああ、燃えるだろ?」
「そういう問題じゃ、あッ……」

早急な、しかし意外と丁寧な手つきでカミナはヨーコのブレザーのボタンを外した。
ブラウスのボタンに手をかけつつ、その上で揺れているリボンを引っ張り外そうと
する。ぐいぐいと力任せに引っ張って無理矢理頭を通すと、ヨーコのポニーテールに
ひっかかり髪留めを巻き込んだ。
ふわり、と広がった長い髪が素肌をかすめる。耳たぶを甘噛みしていたカミナは
唇を少しずつ下ろしていく。
しろい首筋を舐められる。
浮き出た鎖骨に歯を立てられる。
そのひとつひとつの動きに、敏感に反応を示して身が震えてしまうのを、ヨーコは
抑えることができなかった。
532カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/14(水) 00:54:55 ID:FvrQQmWF
「……は、ぁ」

零れ出る吐息の甘さに羞恥心をかきたてられ、堪えられなくなったヨーコはぎゅっと
目をつぶった。しかし、それは逆効果にしかならない。視覚が遮断されたために
他の感覚器官が敏感になる。たとえば、聴覚や触覚が。
カミナの筋張った指先が、ヨーコの柔らかな肌を走っていく。
肌蹴られたブラウスの中を滑る手は、ヨーコの背中に回ってブラの留め金を外した。
迷いの無いその手つきに、慣れてるのかな、と思う。……ただ単に本能に突き動か
されているだけかも知れない。

「おい」
「ひゃぁあ!?」

突然、強い声で話しかけられ、逃避しかかっていたヨーコは素っ頓狂な声を上げた。
閉じていた瞼を開ける。驚くほどに近くにカミナの顔があった。

「集中しろよ」
「しゅ、て…むり言わな、……ぁんッ」
カミナが留め金を外されたブラを、ぐい、と押し上げる。ワイヤーが敏感な頂を
かすめ、知らずあげてしまった声は、自分でも驚くほどに淫らに響いた。
喉元まで押し上げたブラはそのままに、カミナはヨーコの乳房に指をうずめる。
やわやわと揉まれてまるでゴム鞠のように自在に形を変えるその感触を堪能すると、
先ほどからの焦らすような愛撫でかたく立ち上がっている突起をつまんだ。
「ひあっ」
神経をそのまま触られたと思うくらいの強い刺激にヨーコは声をあげる。
カミナは指を動かしながら、もう片方の頂を口に含んだ。唇で乳輪をなぞるように
撫で、乳首に軽く歯を立てる。
533カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/14(水) 00:55:34 ID:FvrQQmWF
「や、…ンんっ」
まるで経験したことの無い快感に全身をがくがくと揺さぶられ、自分で体重を支え
きれなくなったヨーコの身体は机から崩れ落ちる。
背中に腕をまわして抱きとめたカミナは、いつの間に脱いでいたのか、自分の着ていた

ブレザーを乱雑に床に敷くと、そのままゆっくりとヨーコを教室の床に横たえる。
リノリウムの冷たさは、ヨーコの火照りを少しも冷ましてくれない。それどころか、
自分が今おかれている状況をあらためて自覚させ、ますます顔があつくなる。
グラウンドでは運動部が活動している。
遠くブラスバンドの調子はずれな音が聞こえる。
窓から差し込む西日に、影はずいぶん長い。
放課後の、教室。
燃えるだろ?
ほんの数分前にカミナが言った言葉がリフレインした。

「……ぁ、んぁッ」
不意に、背中にまわっていた腕が脊髄をつたってするすると動いた。同時にぞくりと
痺れが走る。ゆっくりと下りていく指をまるで追いかけるように、その痺れは全身
から下腹部の一箇所へと集まっていく。
カミナの右手はウエストまで到達すると、そのままスカートのひだをなぞるように
身体の脇のラインを撫で、スカートの中へともぐりこむ。
滑らかな腿をかすめるように触れるその指に、ヨーコは両腿を擦り合わせる。
まったくの無意識のその行為が、カミナを煽る。思わずごくりと喉を鳴らしたカミナは
今までに無い性急さで指を進めた。
ヨーコのそこは、下着のうえからでもはっきりとわかるほどに湿り気を帯びていた。



534名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:57:01 ID:FvrQQmWF
とりあえずここまで。
続きは今週中に持ってきます。
エロがぬるいのは仕様だと言い張ってみる。
535名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 01:17:01 ID:av9ljAzU
GJ!!
もっそいドキドキしながら読んでいたらなんという生殺し…!
続きを全裸で待っています。
536名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 02:06:25 ID:9WiL+0jw
解除キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
やっと感想書きこめる(*´д`*)
GJ過ぎます、生殺しktkr

やさぐれ艦長も体育座りで待ってる...
537名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 04:15:23 ID:H9/fDKg8
カミヨコにハアハアしつつやさぐれ支援
えろくないんで、その内消します。
tp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58464.jpg
538名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 04:25:47 ID:xL7jX2aZ
ぐわああああ!!!
十分えろいよやさぐれ艦長こわ萌ええええええ
ニアの表情も良すぎる……ハアハア
539名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 04:41:26 ID:Z0x5MSLv
本編のシモニアは王子様とお姫様みたいな微笑ましさというかお似合い感があるけど
一話アバン艦長とニアは海賊に奪われちゃったお姫様って感じでちょっと背徳的な萌えだな
540名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 07:07:49 ID:twjh3JRR
>>534
カミヨコ待ってたよ、兄貴!十分エロい、GJ!
>「知るか。漢たるものヒトサマに決められた公式なんぞにはまってどうする」
>「あんたをはめなくてもいいから数字をあてはめなさいよ……」
ここの会話がカミナとヨーコらしくて萌え

やさぐれ艦長とニアニアもwktk
541名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 08:55:53 ID:9Zmp6G2f
何か違和感が、と思ったらそうか1話の人だから頭に何もつけてないのか!
なんだかすっかりゴーグルorコスモサングラスに慣らされちゃったぜ
542名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 09:00:59 ID:xDZqGvRL
>>537
GJ!!
やべぇ…なんか物凄い萌えと燃えが同時にきたw
誰か艦長×ニアを文章で書き起こしてくれ
543名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 09:01:49 ID:8QVgcE8x
一話冒頭の人と四部シモンのコスの差異は
・髪形が違う
・ゴーグルが無い
・サラシがコルセットでなく包帯。
・コートでなくマント
・ベルトのゴーグルが髑髏(ヨーコの物と同一?)
544名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 09:02:48 ID:8QVgcE8x
ベルトのゴーグルじゃない、バックルだ。
545名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 09:09:44 ID:8QVgcE8x
あ、
・四部コートを短くしたようなジャケット着て、その上にマント羽織ってる。
だったわ。
546名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 09:15:28 ID:eHazjOo1
ヨーコのとも少し違う。

マントかどうかはちょっと判断がつかない。後ろ姿はコスモとほぼ同じだから
そしてサラシはロマン
547名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 09:52:45 ID:8QVgcE8x
>>546
すまん、繰り返し見たら一話冒頭もコートでよかった。
しかし新たな発見をした。
ズボンが伸ばしたら臍まで覆えそうな長さで、それを折ってるんだ。
その部分をジャケット着てるように錯覚してたんだ。
548名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 09:59:16 ID:YCrraUy9
カミヨコキターーーー!!!!!!!
これはいいヨーコ初体験話…ワクテカして待ってる
549名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 10:03:21 ID:xWED/pKB
腕の袖口も違うよな。
冒頭の人は折り返しになってる。

あんまこればっか話してるとスレチになりそうだが
冒頭の人の服装の話なら
一話冒頭を舐めるように鑑賞しまくった俺が相手になろう。
550名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 10:14:36 ID:H0UNvjQX
カミヨコキター!!!会話が学園かつ二人らしくてイイ!後半待ってるぜ


>>537
叫びそうになった…
この流れに艦長×奪われた姫妄想練り出した奴が全世界1000人はいるはず
皆ちゃんと投下しような
551名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 12:34:45 ID:qRJy1vVP
ちょ 投下だけでスレ消費とかどんだけwww
552名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 12:42:38 ID:YCgRUv5D
>>547
>臍まで覆えるズボン
艦長は冷え性だったのか………
553名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 18:21:20 ID:VLHuWWXp
気の強そうなニアもいいねえ
554名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 18:29:56 ID:qt7jhQJZ
ニアは登場初期から気が強かっただろ。アディーネに啖呵切ってたりしてたし。
555名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 18:46:19 ID:xDZqGvRL
エロマジロを素手で吹っ飛ばしたりしてたしな

犯されてる最中にシモンに「お前の名は…?」と聞かれて
「あなたのような者に名乗る名などありません…!」って答える強気なニアを想像した
556名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 18:46:21 ID:gIM6jweh
気が強いというか、意志の強い娘だ
557名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19:03:17 ID:xc8BLYX1
>エロマジロを素手で吹っ飛ばしたりしてたしな

腕っ節も強いとみた
558名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19:06:27 ID:ifON4D/6
声を出さないようにこらえるシーンこそ最重要
559名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19:27:37 ID:q7VW3eja
で、なんとかニアに声を出させようと躍起になるシモン、と。
アバンシモン艦長は超絶エロテク持ってそうだよな
560名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:01:19 ID:qQWOGXVP
>>557
天然のようでいてエロマジロが自分にやろうとしてることを直感で理解したのかな・・・
561名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:48:00 ID:LdPx6e4d
>>537
これはイイすっごくイイ!妄想が膨らむぜ…
お互い憎しみを抱いてるけど惹かれ合うって感じか
562名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:10:28 ID:xWED/pKB
どんな経緯を辿ろうと最終的には
純愛(宇宙規模の)に行き着きそうなのが
シモニアクオリティ。
563名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:28:51 ID:AZYljbwU
若ロージェノムとエロマジロの関係ってシモンとブータ見たいな感じだったんだろうか。
564名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:33:16 ID:ud10tNyP
なるほどエロマジロとブータにはエロイという共通点もあるしな
565名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:37:39 ID:Z0x5MSLv
天元突破ろだから前に出た艦長比較を借りてきたぜ
ttp://www7.uploader.jp/user/daigrren/images/daigrren_uljp00083.jpg

一話冒頭艦長の服装って、全体的にジーハ村の民族衣装(って言っていいのかな)のアレンジだよね
サラシとかウエストに折り返しのあるズボンとか
566名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:39:06 ID:J3kwu1FT
く…くそ…!冒頭艦長悔しいがカッコイイなwww
567名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:46:09 ID:6y6Bqpli
☆グラサン無いと物足りない気さえしてきたw
568名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:54:37 ID:H9/fDKg8
絶対冒頭のほうがかっこいいから、
4部始まってからは、見返さないようにしてたのに/(^o^)\

ますますやさぐれ艦長が楽しみになりましたよ&
569名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:58:00 ID:gIM6jweh
コスモルックは☆になってからが本領なんだよww
それまでは正直「背中詐欺」とか思ってた

>>566
もう、設定画無しで吉成が勝手に描いたんじゃないかと思えてきたwww
だからこんなにカッコイイんだよwwww
570名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:03:36 ID:LdPx6e4d
>>565
なぜ一話冒頭の衣装をそのまま4部で身に着けなかったのかwこのダサさがスタッフ的には格好良いのか
571名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:04:37 ID:ifON4D/6
ttp://www.hsjp.net/upload/src/up5420.jpg
いつまで生きてた設定だろねこっち
572名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:07:36 ID:uPpUsyT9
これからどこかの高校にケンカ売りに行く格好だなw
573名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:28:58 ID:Z0x5MSLv
刀をシモンが持ってるってことは兄貴の墓標にしなかったんだよな
兄貴が死ななかったのか、別の形で死に別れて刀はグレン団リーダーの証かなんかとして受け継いだのか
574名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:31:39 ID:ud10tNyP
>>570
スタッフ達、作っているうちにだんだんテンションと
感覚おかしくなってったような雰囲気あるよな
☆も発明された時、「やったこれでカミナに勝てる!!!!1!!」
っていうノリだたらしいし
575名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:33:24 ID:pDqj8i7M
>>571
いやそれはシモンの見てたゆめみたいなものだたかと
576名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:17:37 ID:J3kwu1FT
本当に服装だけが問題なのかと思って何となく
正式なシモン艦長でスパイラルネメシスな感じに成長させてみたが
ttp://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00195.jpg.html
577名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:18:58 ID:ud10tNyP
>>576
待て待て待て待てwwwww
578名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:19:36 ID:uPpUsyT9
こええええええwwww
579名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:20:16 ID:Z0x5MSLv
>>576
悪そうだなオイ!
580名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:30:12 ID:hpB3gR8c
>>576
なんという悪人面
ニアたん逃げてー
581名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 00:20:50 ID:FkTTfQsP
>>576
チャッキー思い出した。これはヤバすぎるwwww
582名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 00:28:45 ID:dIahPqQf
>>565
一話暴徒の人は性格はカミナよりだけど、
顎の輪郭とか髪型はちゃんとシモンしてるな。
583名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:36:22 ID:vOWTM2QW
>>576
この人をみんなで倒しに行く話になっちゃうよ!
584名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:53:01 ID:opRxWwa2
>>576
この人がニア姫と出会ってだんだん柔らかくなっていくんだよ!
585名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:57:39 ID:s8TeHpjO
固くなってくんだろ
586名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:59:25 ID:opRxWwa2
下半身のコアドリルがか
587名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 02:11:29 ID:JQwIkw5P
コアドリルじゃないよギガドリルだよ
588名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 02:55:37 ID:8GadFG6i
>>576
目がやべえ…薬でラリってるかのようだ…
589名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 03:27:45 ID:3NOWsI06
やべえ

通常シモンはニアひとすじじゃないと許しませんよとか思ってたけど
この鬼畜シモン様になら作中登場女キャラ全員食われても文句言えない
590名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 05:11:18 ID:JQwIkw5P
かっこいい艦長を描こうと思ったのになんだかいろいろと方向性を間違えた代物うp
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58557.jpg

いっそ方向性を間違えたまま突っ走ってみた艦長×ニア姫漫画
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58558.jpg
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58559.jpg

ある意味総司令より純情
591名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 05:28:43 ID:wK29xNcK
>>590
GJ過ぎてかける言葉も見つかりません
結局シモンはシモンだなwww
592名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 05:33:04 ID:IlQir9Oy
全オレが萌えた。
593名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 05:39:30 ID:z7eEjBim
>>590 スパイラルネメシスGJ
二枚目二コマ目は俺だwww
待ってた…正直この流れをマジにずっと待っていた!
登場一分で俺と数多くの視聴者の心をwashi掴み☆にした
アバン艦長にはもう目も当てられない
594名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:28:55 ID:I/WxdMSK
>>590
かわええええええええええええええええ!
貴様、朝っぱらからこんなに萌えさせてどういうつもりだ!!
595名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 07:06:14 ID:DfyEUduo
>>590
2部+3部っぽい衣装のニア可愛いよニア

596名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 08:49:32 ID:DfyEUduo
なんだか見覚えが、と思ったらこれだ
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060711/gl16.jpg
儚さ補正が強くなって姫っぽさ3割増だ
597名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 11:11:19 ID:T+G00ysQ
やさぐれ艦長テラモエス
598名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 11:40:36 ID:IZGeUSHm
>>590
萌えた…萌え尽きたよ金蔵…素直に艦長×ニア姫をもっと見てぇ!
599名無しさん@ピンキー :2007/11/15(木) 11:58:34 ID:D1SmrOpX
萌えだ・・・・もう萌えしかない!
600名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 14:32:43 ID:opRxWwa2
皆やさぐれ大好きだなwww
601名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 16:03:17 ID:SyxhzuU8
だが今はカミヨコにwktk
602名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 16:24:59 ID:c7SIbMFn
>>601
俺もさ、兄弟
603名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:26:40 ID:uQ/eHvbI
>>590
仕事の疲れが吹っ飛んだ…GJ
神よ続きはまだですか
604名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:53:41 ID:3iA6IE4k
>>590
・艦長の日誌
11月15日 天気:殲滅日和
 初めてニアからキスしてもらえた。敵艦の放つ光さえもが俺を祝福してくれているようだ。
天の光は全て星。この間俺の夢に出てきた、ニアと散々いちゃついた揚げ句
ほっぺのご飯を取ってもらってなんかしていたもう一人の俺にざまあみろと言ってやりたい気分だぜ。
 あれは見ていて無性に腹がたった。夢で自分を殴りたくなったのは初めてだ。
大体あの服はなんなんだ。とどのつまりは白いツナギじゃないか。どこの王子様気取りだ。
しかし女の子は、ニアはああいう王子様みたいな服が好きなのだろうか…
 俺にはさっぱりわからない。

・副官ブータの日誌
11月16日 天気:宇宙に天気はない
 昨日はシモンが恐ろしく機嫌がよく、そのことにより小宇宙にも匹敵する螺旋力を得た本艦は
通常の三倍多い敵艦隊を通常の三倍速く撃滅するに至った。
 それにしても、ニア姫と何かがあって嬉しいのは分かるが、鼻歌混じりに敵艦を撃墜するのはやめて頂きたい。
この調子でいくとニア姫に「好きです」とでも言われた日には、嬉しさの余り宇宙を崩壊させかねない。
せめて、銀河を2、3個潰す程度で踏み止まって欲しいものだ。
 そして今日は、これまたどういう風の吹き回しかは知らないがシモンの服が真っ白になっていた。どこの王子様気取りだ。
誰の気をひこうとしているかは敢えて問わないが、士気にかかわるので即刻やめて頂きたい。

・シモン燃えスレ残党クルーの日誌
11月17日 天気:燃え
 今日も我らが艦長は強く凛々しくかっこいい。
 白いマントが眩しいぜ。でもなんで白なんだろう。



一瞬でここまで妄想した。
金蔵氏超銀河GJ
605名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:59:47 ID:ZJJ/IunK
>>604
ちょ もえたwwwww
606名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:00:13 ID:x/QO/3PU
>>534GJ!!
久々に来て見たら学パロなカミヨコが!!!
ヨーコ萌えるwwww
生きてて良かった…!

>>537
見逃した…orz


>>576
シモンこええええw

>>590
ちょwシモン燃えスレの残党ってwww
ニアニア可愛いよ、ニアニア(;´Д`)ハァハァ
保存完了ww
607名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:06:37 ID:T+G00ysQ
>>604
何気にブータ苦労症www
萌えすぎてGJ
608名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:25:27 ID:ORjfhcVU
>>604
白いマント吹いたwww艦長は夢の中の自分に嫉妬しすぎwww
609名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:33:03 ID:GMQ4tgZT
ロシウとは違う意味でシモンの事で苦労してる人。
お互い、出会えたなら親友になれたかもしれん。
ロシウ=政治分野担当
ブータ=戦術面担当
シモン艦長&総司令の右腕と左腕。
610名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:43:56 ID:2gkWW31A
>>604
それぞれの天気がwww
611名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:12:12 ID:yE6HXYcH
>>534
学パロでカミヨコ・・・はぁはぁして器官に唾液はいって咳き込んだ
続きすごく期待して待ってる

>>590・604
コンボで咳がとまりません

やさぐれ艦長と姫支援で咳き込みながらかいたのを投下。ちょっとデレてきたくらい? 
あまりエロくなくて無駄にシリアスだけどギャグな会話しててもいいとおもう
tp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58663.jpg
そのうち消します
ということで体育座り。
612名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:14:56 ID:yOxhZ7Eo
スパネメシモンと黒ニアってどうだろうと思tt
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58664.jpg
えろくなくてごめんな暇人でごめんな
613名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:20:29 ID:yE6HXYcH
>>612
スパネメシモンも黒ニアもいいが、
ヴィラルがタマで飼われてることにGJwww こまかいwww
614名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:24:14 ID:Ms3zCfvT
>>612
タマでフイタww
なんかいろいろ改変できそうだなw
615名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:24:58 ID:XCMNhE2H
>>611
裸に腕輪えろいよ腕輪

>>612
吹いたwwww
616名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:26:05 ID:yOxhZ7Eo
うおwwwケコーン投下未遂w
>>611
エロいよ前後の流れが目に浮かぶようだよ…!
艦長のちょっと切なそうな表情がGJすぎる!空気を感じられる塗りSUGEEEE
617名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:30:45 ID:XCMNhE2H
いかん・・・
この一歩間違えると小物っぽいやさぐれ艦長が好きすぎるwww
618名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:31:28 ID:ORjfhcVU
>>611
言葉にならないほどの萌えが湧き上がってキター!ハァハァ
唇噛んじゃったのかな血が出てるけど
ニア姫が腕輪付けたままなのがまたエロいたまらん死ぬ
>>612
地球\(^o^)/オワタww
619名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:43:27 ID:AAaI0klQ
>>611
やべ興奮してきたw艦長×ニア姫のエロさは異常だな
徐々にデレてきたニアの表情がイイ!

>>612
艦長の自己中さに惚れる
タマwww
620名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:55:08 ID:OM8U6xon
>>612
D.S思い出した
黒ニア可愛いよ可愛いよタマ
621名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:39:49 ID:E1R6he2z
そういや11/22はいい夫婦の日…
やさぐれに燃えてたところに、ほのぼのシモニアが頭をちらついて離れん。
天使と悪魔が上で騒いでるようだw
622名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 03:14:14 ID:UXqd98VO
前に艦長燃えスレで出てた
「スパメネ艦長に勝てるのはドリルの妖精のおやっさんだけ!」
みたいなネタをふと思い出した

別の時空からやってきた41歳中年シモンに余裕でいなされて
「ドリルも女も力任せに振り回すだけじゃあ上手く行かないもんだ」
とか言われてベコベコに凹んだ艦長にそっと手を差し伸べるニア姫
いきなり純愛\(^o^)/ハジマタ

まで想像して眠くなったからもうねゆ
623名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 04:10:12 ID:UXqd98VO
…と思ったけど寝る前に保管庫見に行ったら3スレ目前半分が収納されてたー

管理人様、毎度ありがとうございました
624名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 06:14:53 ID:pNaHCIeX
>>611
表情がスゲーいい、GJ!
ニア、シモンの頬好きだよなぁ

>>612
オワタwwwww


625 ◆Lpi7YUvTkQ :2007/11/16(金) 07:01:26 ID:u7VQk0Oz
体育座りしつつ艦長×ニア姫投下
シモン艦長蝶片思い。
626艦長×ニア姫:2007/11/16(金) 07:02:29 ID:u7VQk0Oz
天の光はすべて敵。
無数の星々を見上げながら、船の主がいつか言った言葉を彼は思い返した。
そのとおり。ゆえに戦いの日々は今日まで続いてきたし、明日からも続いていく。
ただ、いまこの瞬間においては彼と船を包む宇宙の暗闇は沈黙を保っていた。
敵もさすがに休息が必要なのか。それとも嵐の前の静けさなのか。


どちらでも構わなかった。例え何が起ころうと、彼が為すことは唯一つ。
あの男を信じて、従うのみだ。
彼はゆっくりと、主のみが座ることの許される席を見上げる。しかしそこに彼の姿はなかった。
どこに行ったのかなどと詮索する必要はなかった。主には癒しが必要だ。彼はそう考える。
(当の本人たちには、癒している自覚も癒されている自覚もないのでしょうがね)




しかしこの時、彼の主――シモンは、彼――副官が予想した場所にはいなかった。
シモンが訪れていたのは温室だった。
『温室』などといっても、それはほとんど人工庭園の様相を呈していた。
競い合うように咲き誇る鮮やかな花々、茂る葉の様々な緑。少し篭った空気の味は、艦内のものと明らかに違う。
ちょっとしたホールの如き室内には、誰が造ったのかは知らないが噴水すらあった。
いや、「噴水すら」などと言うのはこの船に失礼か。シモンはぼんやりと考える。

空に浮かぶ月とほぼ同じ巨大さを誇る戦艦に、無い物など無い。


「あら、珍しいお客さんが来てるわね」
唐突にかけられた声にむっつりと振り返ると、そこには最も付き合いの長い戦友の一人――リーロンがいた。
シモンがブータと――そして、今は亡きあの人と共に地上に出たばかりのころに出会った天才メカニック。
シモンの過去の姿をよく知るという点で付き合い易くもあり、付き合いづらくもある。
「リーロンか。お前こそどうした。メンテナンスに葉っぱや花が必要とも思えないが」
「あらいやね、仕事のことばっかりの男は。美しい人は美しいものを自然に愛でたくなるものなのよ」

自分は昔に比べると随分変わってしまったが、目の前のこの人物は全く変わらない。
毒気を抜かれて口元に笑みを浮かべようとしたが、うまくいかなかった。

「あなたこそどうしたの? いつもならお姫様のところでしょ?」
……観察眼もまったくの衰え知らずだ。
「構うな」と言い放つことは簡単だし、そう言えばリーロンはそれ以上何も訊ねてはこない。
だが、シモンはそうしなかった。
しばらく迷ったあと、言葉を口にする。飛び出た声は我ながら頼りない響きのものだった。
シモンを畏怖し敬愛するクルーたちには、とてもではないが聞かせられない声だ。
627艦長×ニア姫:2007/11/16(金) 07:03:02 ID:u7VQk0Oz
「……最近、何を話せばいいのかわからない」
「ふうん」
「昨日も口論になって、最後は泣かれた」
「へえ」
「俺の顔を見るたびに嫌な顔をする」
「なるほど」

事実を事実として述べているだけなのに、改めて言葉にするとずしりずしりと心に重石が乗せられるようだった。
忌々しいことこの上なかった。
何千何百の敵を眉一つ動かさずに屠ってきた彼の気鬱は、たった一人の娘によって引き起こされている。

脳裡に彼女の姿を思い浮かべる。
滝のように流れ落ちる柔らかな巻き毛に、ガラス細工のような不思議な煌きを持つ大きな瞳。
その瞳には常に怒りと悲しみが宿り、暖かな感情を宿してシモンを映したことは一度もない。
磁器の肌に真珠の歯、桜の唇に薔薇の頬。
彼女の美しさはシモンの胸を締め付け、心を縛り、乱し、苛立たせる。苦痛を与える。
しかしその苦痛はひどく甘美な疼きを伴ったもので、麻薬のように彼を蝕み続けている。



「放り出しちゃえば、楽になれるとは考えないのね」
シモンはリーロンの顔をぎょっとして見つめた。リーロンらしくない過激な発言だった。
「もともと拾い物でしょう? それに」
言葉をわざと区切る。
「貴方の憎い男の娘。情けをかける必要なんて、本来なら全然ないはず」
「情けをかけた記憶はない」
「あら、そう?」


一思いに殺されるよりもまだ辛い目にあわせたのは本当だった。
崩落するテッペリンの宮殿の最深部、絹やレース、甘ったるい砂糖菓子、愛らしい人形、きらめく宝石に抱かれるようにして守られていたのが彼女だった。
人としてあり得ないとさえ思った美しさに初め何者なのか全く分からず、しかし彼女が螺旋王ロージェノムの第一王女であることを知るや否や、シモンは甘い揺り篭の部屋から引きずり出すように彼女を連れ出した。
何度殺しても殺し足りない憎い男の娘。あの人を殺した男の娘。
何も知らない様子の彼女に彼女の父の悪行と恨み辛みをぶつけ、罵り――そして犯した。

犯し続けた。

宇宙に出た今も、それは続いている。


628艦長×ニア姫:2007/11/16(金) 07:03:28 ID:u7VQk0Oz
リーロンの言うとおりだった。放り出してしまえば楽になれるのだ。
何も話すことがないのなら、話さなければいい。
話さなければ口論にもならないし、彼女の泣き顔を見ることもない。
会いに行かなければ、嫌な顔をされることはないのだ。

「そこまでわかってるんだったら、何で放り出さないのよ?」
心を読んだのかと思うような問いかけをリーロンがぶつける。

放り出さない理由。艦内の最奥に用意した彼女の部屋に、わざわざ毎日会いに行く理由。


何かを話したいのだ。何を話せばいいのかはわからなくても、何かを話したい。
口げんかになっても、泣かせてしまっても。会いに行くたびに嫌な顔をされても。
欲を言えば口論もせず、彼女の泣き顔を見ることもなく、そして――叶わないとはわかっていても、笑顔で迎えてくれればどんなにいいだろうと願っているのだ。


「辛いわね」
心の内を見透かされて、しかし怒る気にはなれなかった。
ふと咲き誇る花の中の一つに目がとまる。薄いピンクの可憐な花だった。
どことなく彼女を思わせるようで、シモンは無造作に手を伸ばすと茎を手折った。
「あっ、ちょっと。欲しいんだったらちゃんと剪定してあげるから言って頂戴。お花だって生きてるのよ」

咎められ、手折った花に目を落とす。手の中の花は変わらず美しいが、力任せに引きちぎられた茎はどこか痛々しく見え――シモンが彼女にした行為を、そのまま表しているように思えた。
彼女に似ている花だと感じたのに、優しく愛でることもできず、力任せに自分のものにした。
結局自分はそういう男なのだ、とシモンは思った。
今更誰かに優しくすることなど出来はしない。どうすれば他人に優しくすることができるのかも忘れてしまった。
指先で花びらを弄ぶ。可憐だが、もう死んだ花だ。花瓶にでも活けてやれば数日はもつのだろうが、人が管理してやらないとあっという間に枯れてしまう。

あの女だって同じだ。シモンはそう思い込もうとした。

俺が生かしてやらなければ、テッペリン戦で父親と共にその命は散っていた。運よく生き延びたところで、自分と同じような性質の悪い人間の慰みものになる運命しかなかっただろう。
死んでいたはずのところを、俺が生かしている。
旨いものも食わしてやっている。
身を飾るドレスや宝石も、テッペリンにいた頃と遜色ないものを用意してやっている。
自由だけは与えてやれないが――もし、彼女が俺の傍らに寄り添って、微笑むことを拒まないのであれば。

そのときは、あの部屋から出してやってもいい。


俺がいなければ、とうの昔に散っていたはずの花だ。だから、どう扱おうと俺の勝手だ。




629艦長×ニア姫:2007/11/16(金) 07:04:08 ID:u7VQk0Oz
「それ、どうしたんですか?」
いつもどおりの曇った表情でシモンを迎え、しかし次の瞬間にはどこかきょとんとした瞳で、ニアはシモンの手元を見つめた。
シモンの手には、先ほど彼が手折った花があった。リーロンの手前その場で捨てることも出来ず、結局ニアの部屋まで持ってきてしまったのだ。
彼女からしてみればさぞかし珍妙な取り合わせだろう。父の仇である血も涙もない男が、小さな花一輪を携えて自分の前に立っているのだから。
「やる」とも言えずにシモンが指先で花を持て余すと、ニアはそれを受け取った。
精緻な細工が施された一輪挿しに彼女が水を注ぐ様を、シモンは無言で見つめた。


「綺麗ですね。私、お花は好きです」
テーブルに置かれた花を見つめる彼女の口元に、小さな笑みが浮かんだのをシモンは見逃さなかった。


花が好きだったのか。知らなかった。他には何が好きなんだろう。
たかが花一輪で笑うのか。俺が何を言っても口をへの字に曲げたままのくせに。
もっと沢山の花を持ってきてやれば、もっと嬉しそうに笑うのか。
いや、花を持ってくるなんてまどろっこしいことをせずに、あの温室に連れて行ってやればいい。
花だけじゃない、綺麗な蝶だってたくさんいる。見せてやればきっと喜ぶ。

それに、いつか地上に戻ったら。
彼女に本物の花畑を見せてやろう。温室で手折ったあの花が、大地に根を張る様を見せてやろう。
咲き誇る薄いピンクの花々に囲まれる彼女はきっと美しい。


様々な思いが胸に浮かび、その内のどれを口にしていいのかよく分からず、それでも何かを言おうとしてシモンはニアの傍に歩み寄った。
ニアの笑顔をもっと近くで見たかった。


しかしそれは叶わなかった。
視界にシモンのコートが入るや否や、彼女はびくりと身体を震わせ怯えを孕んだ瞳でシモンを見上げる。
気丈にシモンの瞳を睨みつけるが、その両腕は自分を守るかのように――シモンとの間に少しでも壁を作るように、ニア自身の身体を抱きしめていた。
先ほどまでの笑顔は、もはやどこにも見る影はない。


手酷く裏切られた気がして、シモンは失望した。自分になのか、彼女になのかはわからなかった。
だが、失望の後に胸に広がったのはニアに対する身勝手な怒りだった。

何も乱暴なことをしようとしたわけじゃない。
ただ傍に寄り添っただけだ。
それなのにお前は、俺を拒絶する。俺を征服者だと決め付ける。
630艦長×ニア姫:2007/11/16(金) 07:04:34 ID:u7VQk0Oz
怒りに任せて細い手首を捻りあげると、小さな口からきゃ、と悲鳴があがった。
開いた口から赤い舌が見え、シモンの身体に暗い興奮が走る。昨夜この唇に嫌というほど奉仕を強要したばかりだった。

細い身体を乱暴にベッドに引き倒し、力任せにドレスの胸部を引き裂いた。
なにも構うことはない。元々俺が用意してやったものだ。そしてそれ以前に、ニアは俺の女だ。
俺が俺の女に何をしようと、俺の勝手だ。誰にも文句は言わせない。

引き裂かれたドレスからは丸く柔らかな乳房がふるりとこぼれる。白い肌には昨晩の愛撫の痕が色濃く残っていた。
昨晩だけではない。その前の夜も。更にその前の夜も。
彼女の身体から、シモンの証が消えることなどない。そんな日は来ない。


「いやあ……!」
喉の奥から搾り出すような悲鳴をニアがあげる。もう何度も何度も犯されているというのに、それでも彼女はシモンに抵抗することをやめようとはしない。

そんなに俺のことが嫌か。嫌いか。
いっそへし折ってやろうか。あの花の茎のように。

両手首を押さえつけて抵抗を封じ、ニアの身体を貪りながら思う。
酷くニアが遠かった。
肉体の距離はこんなに近いのに。何度も交わって、身体のことならなんでも知っているのに。

心が酷く遠かった。
ニアの心は俺のほうを向いていない。どこを向いているのかさえわからない。ニアが何を考え、何を思い、何を感じているのかがわからない。

何が好きか。何が嫌いか。何がしたい。何が欲しい。

俺が憎い? 俺が嫌い? 殺したいくらい?
それとも――俺がお前に感じているような情を、ほんの少しでも持ってくれているか?



631艦長×ニア姫:2007/11/16(金) 07:05:05 ID:u7VQk0Oz
ニアの涙の痕をそっと拭うのが、ニアを抱いたあとのシモンの習慣だった。勿論ニアに意識はない。
寄せられた眉根は苦しげで、安らかな眠りとは程遠い表情だった。

寝ている間くらい、辛気臭い表情をやめろ。
ニアの眉間をぐりぐりと指先で押してやるが、寄せられた皺はとれそうにない。

あきらめて、ぐいと身体を抱き寄せる。
意識を取り戻すと逃げるようにベッドの端で縮こまってしまう。柔らかな温もりを感じていられるのも今のうちだけだった。
結局今日も、自分と彼女の距離は縮まらないまま。変化のないまま。
自分は相変わらず彼女に優しくすることができないし、彼女は相変わらず俺を信じてくれない。

だが、一つだけ変わったこと――いや、わかったことがある。
それは、彼女が花が好きだということだ。

やっぱり、この部屋に花を運ばせよう。
自分に向けて笑顔を向けてくれるとは思えないが、花になら笑うはずだ。
いつか自分も、そのおこぼれに与れる日がくるかもしれない。


何万もの敵を駆逐する月戦艦の艦長が、ちっぽけな花に頼らなければならないとは情けない話だ。
シモンはテーブルの上の一輪挿しを見つめて、ふっと笑った。

温室では作れなかった笑顔が、自然に口元に浮かんだのが不思議だった。



632名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 07:05:27 ID:u7VQk0Oz
投下終了。
この後艦長はテレフォンショッキング出演者に贈られるような量の花をニアの部屋に運び込んで嫌な顔をされるといい。

そして総司令とやさぐれ艦長inおでん屋台。
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58683.jpg
633名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 07:21:10 ID:Co3nR8n+
色々な物がみなぎってきた…!
ありがとう 今日一日フルに戦ってくるぜ!

このスレの螺旋力は異常
634名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 07:25:49 ID:XCMNhE2H
キタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ありがとうありがとおおお
635名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 07:30:10 ID:XCMNhE2H
ていうか金蔵の多才さに脱帽したwwwww
636名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 07:49:06 ID:yOxhZ7Eo
うおおおおおおおおおはようございます…!
リーロンさすがだなカッコイイ大人だw
そしてつんつんニア可愛いよ ぶきっちょすぎる艦長も可愛いよ可愛いよ
637名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 07:54:05 ID:9oKJrKjb
なんというGJ
638名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 08:01:46 ID:Rz2KltnT
金蔵の才能に嫉妬
GJ!素直になれない艦長とツンツンニアが可愛すぎる

ふと、谷山浩子の「仇」って歌を思い出した
639名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 08:04:13 ID:AWSmBQWD
朝からニアニアが止まらない件
640名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 08:53:59 ID:UXqd98VO
>>632
ちょ、総司令ダメな子wwwwww


SSも燃え萌えした!
しかしどんなSSに出ててもリーロンはカッコイイ役どころだな
641名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 10:33:16 ID:J+DCe+iM
金蔵がいつものシモニアの人と知って失禁したwwww

何を言いたいかというとだな…GJ
642名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 10:51:02 ID:9cOZTDax
ひえええええええええ
GJ
643名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 11:29:45 ID:+Z9wsYAO
<<GJ!GJ!GJ!
   この歓声が聞こえるか!聞こえんとは言わさんぞ!!>>
644名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 11:37:59 ID:yE6HXYcH
SSもテレフォンショッキングもおでんも、GJ!!!!
贈った花の世話ばかりしてるニアにぶーたれる艦長の幻影までみえた

学パロカミヨコとこれで終末乗り切れる
645名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 12:45:15 ID:yOxhZ7Eo
>>622
お前さんの妄想に天元突破してコラ作ろうとしたけど
切り貼りめんどくさすぎたから我慢できなくて描いてしまったスマン
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58693.gif
646名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 12:54:09 ID:Qy5Yj0tZ
GodJob!神ありがとう!
どうしてくれるどうしてくれるこの猛りを!
647名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 12:56:51 ID:gYEUVqGF
ぶっちゃけ本編より好みで困るw
648名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 12:58:42 ID:cENO/e2t
かっこええええええええ
649名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 13:35:27 ID:yE6HXYcH
無敵の艦長がズタボロに!! さすが41 さすがやさぐれ純愛 
バイトまともな顔で働きとおす自信なくなた
650名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 13:45:38 ID:96e30S3h
冒頭シモンは腕にカミナマント切れ端巻いてないな。
スタッフ的に意味はないだろうが、
なんかカミナに隔意や対抗意識をを感じてるんだろうかと妄想してしまう。
651名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 14:18:57 ID:AWSmBQWD
吉成の今石に対する「俺はカッコイイものが描きたいんだよ!」
という対抗意識説
652名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 14:29:09 ID:AWSmBQWD
あ、デザインでなくて作画の気合的な意味で
653名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 15:28:53 ID:hd9JUdu9
さっき起きた
半分寝ぼけてたが一瞬にして目が覚めた
金蔵の人GJすぐる
654名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 16:12:42 ID:god/ARfQ
>>644
終末を乗り切るのか。なんという螺旋力
655名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 17:45:11 ID:UXqd98VO
>>645
うおお、妄想を書き込むと半日ほどで具現化されるこのスレは
これなんて高濃度螺旋力フィールド?
おやっさんかっこいいよ艦長とニア姫かわいいよGJGJ!!!

そして頭の中でおやっさんスレの和み展開とうっかり混ざったのか、
一仕事終えた後でおかん王のとこまで晩飯たかりに行って
「…て事があったんだけど昔の自分を見るのってどうにも恥ずかしいよなあー」
とか世間話にしつつ、もちもち山盛りご飯を食べてるおやっさんが出現
656名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 18:10:42 ID:e+CV3JUy
流石は螺旋力と一体化したドリル仙人、無敵だぜ
657名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 18:17:27 ID:pNaHCIeX
ツンツンニアたまんねぇ
もう5回ぐらい読み返してるよ
658名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 18:25:29 ID:AAaI0klQ
どうしよう…艦長×姫があまりにもおれのツボを刺激しすぎて困るw
金蔵の多才さにはひたすら感動するよ
今はツンなニアがじわじわとデレていくのを見てぇ
659名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 18:54:52 ID:yOxhZ7Eo
>>655
なっ…山盛りご飯だと!?とうろたえて思わずそっち見に行っちゃったじゃないかw
660名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:13:37 ID:pNaHCIeX
>>654
IDすごいなw

661名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:16:00 ID:Ljc1VLy8
>>655
おかん王ではなく、ちょっと白髪の目立ったニアニアだろうそこは!!
「…ってことがあったんだが、昔の自分を見るってのはなんでかこっぱずかしいよなぁ」
くいっとお猪口で日本酒をあおるシモン
「まあシモン、シモンはいつでも格好いいじゃない。恥ずかしく思うことなんてないわよ」
にこにこと笑いながらシモンに晩酌するニア


あれ、目から鼻水出てきたんだぜ(´;ω;`)
662名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:18:56 ID:OCyOqrSd
>>622と全く同じことを考えていたので
>>645のGJっぷりに思わず口から変な声が出たんだぜ。GGGJ!

本編シモニアに於けるニアちゃんは、清々しい野原のかわいらしい花のイマゲ。
艦長シモニアに於けるニア姫は、広大な荒れ地に咲く一輪の華のイマゲ。
これも以前燃えスレで話されていた事であるが、
ドリル仙人シモンに負けた艦長はボロボロの雑巾みたいになって荒野で雨に打たれるといいよ。
そしてニア姫がその雨を遮るようにそっと艦長を覗き込み
「おかえりなさい」とか言って微笑むといい。
663名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:23:39 ID:pNaHCIeX
歳をとったニア、見たかったなぁ
エロパロスレで話す事じゃないがw

>>662
それ艦長死ぬんじゃなかったっけ?
664名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:27:07 ID:UCDyREsu
>>650
「俺はもうカミナを拠り所にはしない。する必要が無い」と思ってるとかな。
しかしそんな言動する事こそカミナを意識し、彼にコンプレックスを抱え続けてる証。
言動は常にカミナを模倣していて自分らしさを失ってるとかな。
・・・・・おかしい、艦長のイメージが「強い」から「強がってる」にすっかり変わってしまっている。
初期はあの艦長を、弱さの欠片も無い無敵男として捉えていたのに・・・・・・・・
665名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:29:58 ID:pNaHCIeX
最終話Cパートの力か
666名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:42:14 ID:GMQ4tgZT
むしろ、敵を駆逐しまくる理由は早くニアの待つ地球へ帰りたくてしゃーないから、とかw
副官だけが知る艦長の真実。
667名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 19:46:37 ID:Co3nR8n+
>>663
ごめん、それ俺だわww
艦長の燃える死に方を考えていたらver1が>662(ニアはイメージ映像)、
ver2がやっぱぼろきれのように、の2パターンかな!という

エロパロ的には最後に遠いニアの幻を見ながら意識が遠くなっていって
次は頬に当たる温かい何かに目を開くと茫然と涙を流すニアだといいよ
ニアはこの男がずたぼろになっていることに何故こんなにもショックを受けているのか
それでも生きていてくれていたことに何故涙を流しているのか自分でも理解できないといいよ
そんで艦長の第一声は「何故泣く…? お前を泣かすものがあるなら俺が壊してやる。
だから泣くな」 だといいよ
668名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:05:18 ID:TGPGGe4j
いつもより神が多いな
669名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:26:29 ID:gYEUVqGF
>>667
もう駄目だ
やさぐれ艦長になら掘られてもいい
かっこよすぎだろう、それは
670名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:29:42 ID:OCyOqrSd
>>667
全俺が萌え燃え死んだ。
つかあの燃えるネタを投下してくれたのはあなただったのか
なんという神
671名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:49:30 ID:PpRUaq0g
>>667
なんという格好良さ
その第一声はまじで反則だろう

さあ早く執筆作業に戻るんだ!!
672名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:00:33 ID:XCMNhE2H
ちょ このスレ職人つーか神多すぎwwwww
お前らどんどん投下してくれwwww
673名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:22:51 ID:CHBSuP10
>>659
出張神GJGJ美味しくいただきました

>>655
神を動かすおまいさんの叫びもGJ
674名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:43:15 ID:jyuYaIFk
たった今>>632>>645の艦長×ニア姫を拝見した…言葉にならないくらい燃え萌えしたぜ
おれ生きてて良かったよ
675名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:20:50 ID:xhl+prQH
盛り上がってるとこ水差すようで心苦しい…が、予告してしまったので。

>>526-533の続き投下します。
学園パロでカミヨコ。
676カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/17(土) 01:21:52 ID:xhl+prQH




「すげ、濡れてる」
「や、言わないでっ…!」

思ったままをそのまま口にすると、羞恥かそれとも快楽か、顔を真赤に染め上げた
ヨーコはぷいと顔をそらす。
訴えを無視して下着のレースの上から秘裂をゆっくりとなぞる。

「あ……ンぁ……は……、ひゃんっ!!」

吐息に混ぜ込むように洩らしていた甘い声が一際高くなったのは、秘唇の上に隠れた
肉芽を探り当てられたからだ。
カミナがにやりと子供のように笑うのに気付き、慌てて口を閉じたがもう遅い。
す、と指をはなされて安堵の溜息をこぼした直後、下着を一気に脱がされる。
ぬかるんだ場所が外気にさらされてひやりと冷たい。
恥ずかしさに腿をすり合わせたが、それよりはやくカミナの指が直接触れた。
ささやかな茂みをかき分けて、無骨な指先が秘裂を撫でる。くち、と粘性のある音が
聞こえ、それが何の音か気付いたヨーコは羞恥に顔を覆った。
死にそうなくらい恥ずかしい。
けれど先ほどからの悪寒のような快感に、じわじわと飲み込まれていくのはこの上なく
甘美な味がした。
柔らかい秘唇の上を往復していた指が、不意にぬるりと奥に侵入する。
なかを掻き混ぜるように蠢く中指は敏感な粘壁をこすり、その動作のひとつひとつに
ヨーコは甘く声を上げ身体をしならせる。時折、思い出したかのように親指が肉芽を
こね、その不規則に与えられる快楽の波になすすべもない。
自分が自分でなくなってしまいそうだった。
声は勝手に口からこぼれ出るし、足も腰も勝手に反応を繰り返す。
677カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/17(土) 01:22:32 ID:xhl+prQH

――気持ちいい、のかな。

なにもかもよく分からない。ただ耳に入ってくる自分の声は自分のものと思えないほど
甘く淫靡で、どうしようもなく心がかき乱された。
いつの間にか指が二本に増やされている。
比例するかのように音と声が水気を増している。
思考がぼやけて霞がかっているというのに、皮膚はやたらと敏感で、胸の先端を舐める
カミナの前髪がかすめる、そんな小さな刺激さえ増幅されてヨーコを苛む。
こんなときだというのに、この上なく真剣な眼差しでカミナが自分を見つめている
ということが不思議に思えた。

「オイ」
「……?」

ぺちぺちと頬を叩かれ、半ば放心していたヨーコは顔を覆っていた両手をどかして
目の前の男を見た。
先ほどから息つく間もなく与えられ続けていた刺激がぴたりと止んでいた。
嬌声を上げ続けた喉は渇いていて、頭もいつもの三割も働かない。文章を口にするのが
億劫になったヨーコは視線だけで何、と問う。カミナは返事をせずに、ガチャガチャと
急くように制服のベルトを外した。
ああ、そっか。
これからようやく『本番』が始まるのだ。
思い当たったその答えを、恥かしがるでもなくヨーコは自然に受け入れた。
入り口を確かめるように、カミナの先端がヨーコの秘部を探る。
さんざんに弄りまわされたそこは、ひくひくと何かを期待するかのように浅ましく
蠢いている。はじめてです、と顔に書いてあるような緊張したヨーコの表情とまるで
かけ離れたその様子に、カミナは荒い息ごと生唾を飲み込んだ。
678カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/17(土) 01:23:26 ID:xhl+prQH

「途中でイヤとかやめてとか言っても聞かねぇぞ。つうか、出来ねぇ」
「のぞむところ、よ」

潤んだ瞳でそう言われても説得力のかけらも無い。
けれどもう、限界だった。
あるいは生理的なものかもしれなかったが、涙を滲ませた目元に柔らかく口付ける
と、いくぞ、とひとこと囁いてからカミナは腰を進めた。

「っああ……!」

覚悟していたような、鋭い痛みはやってこなかった。
かわりに、すさまじい異物感と熱量と圧迫感と、すこし遅れて鈍く重い痛みが
じわり、とヨーコを襲い、一瞬呼吸の仕方を忘れた。
背中の下に敷かれている、カミナのブレザーの生地ごと手を握り締める。
ぬぷ、と淫らな音をたててカミナを飲み込んだ秘唇は、初めての経験にすっかり
萎縮してしまっていた。

「くッ、力抜けよお前」
「ど、どうやって…っ」

さっき息を吸って吐くことを思い出したばかりなのに、これ以上、力を抜く方法なんて
難しいことを思い出せるわけが無い。自分の身体なのに感覚だけが上滑りして、
制御なんてとっくに出来なくなっている。
のしかかっているカミナが苦しそうに眉根を寄せた。きつい、締め付けすぎ、まだ先っぽ
だけ、などと勝手な言葉を器用なことに余裕の無い表情で飄々と喋る唇が近づいたかと
思うと、再度目元に唇を落とされた。
次に頬に。そして唇に。
度重なる触れるだけの柔らかいキスにヨーコが安心し、緊張がほぐれたその隙を逃がさず、
ぐ、とカミナは最奥まで挿入を果たした。
679カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/17(土) 01:24:33 ID:xhl+prQH

「ゃぁあああっ!?」

身体を真ん中からこじ開けられているような衝撃に、ヨーコは悲鳴を上げる。
腰を密着させたカミナはそのまま動かずに、ヨーコの胸の頂や肉芽を刺激し、
少しでも気を逸らそうとする。
ヨーコのためでもあるが、なによりこの強すぎる締め付けに、他の事でもしていないと
今にも達しそうだった。
汗で肌に張り付いている髪を払ってやると、床に悩ましげに広がる。
なんとか息を整えようとしているヨーコは、カミナが少しでも動くととたんに反応を示し、
膣壁をからませてくる。
その度に、ん、と鼻にかかったような声をこぼす。
誘うように腰が揺れる。
びくり、と触れ合った腿が動く。
限界だった。

「ワリ、もうムリ」

唐突にカミナがそう言って、ヨーコの腰を掴むとグラインドを開始した。
入り口近くまで抜き、そしてまた最奥まで押し込む。粘膜同士が触れ合い、ぬちぬちと
卑猥な音を上げる。
最初はゆっくりと気遣うようだったその動きは、徐々に速度を速めた容赦の無いもの
へと変貌する。
反応が遅れたヨーコは、激しさにただ翻弄されるだけだ。
自分におおいかぶさり律動しているカミナの、着たままのシャツのボタンやネクタイが
あらわにされた腹や胸をかすめ、不思議な悦楽を呼び起こした。
ぱたりと滴るのはカミナの汗だ。じんわりと汗ばんだ自分の肌に雫はすぐに馴染んで
いく。耳にうるさいほどに荒い息づかいがどちらのものなのか、ヨーコにはもう
分からなくなっていた。
カミナは爪が白くなるほどに握り締められたヨーコの指を、ブレザーの布地から
ひきはがすと、それに自らの指をからませる。
680カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/17(土) 01:25:17 ID:xhl+prQH

「や、ぁあ…はぁっ、あン」

身体の最奥からなにかが近づいてくる。
大波のようなその感覚に飲み込まれそうになり、ヨーコは繋いだカミナの手にすがり
ついた。
「カ、ミナ……なんかくる、…こわい…」
「ああ、いっちまえ」
未知の快感に恐怖を覚え、うわごとのように呟くヨーコに、カミナは噛み付くような
キスで応える。
駆け上るような、突き落とされるようなその感覚に、ぞくりと全身が震えた。
痙攣するようにびくびくと、足先はリノリウムの床をかする。

「あ、いやぁ、なんかくる、なんかくるッ、や……ぁぁああああ!」
「……くッ」

一際大きく痙攣させた身体が弓なりにしなり、そしてぐったりと弛緩する。
わけもわからぬままにヨーコが初めての絶頂を迎え、その強すぎる締め付けに寸での
ところでカミナは自身を引き抜き、ヨーコの上気した腿に欲望を解き放った。






681カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/17(土) 01:26:09 ID:xhl+prQH



「カミナ! 昼時過ぎにようやく登校とはいい度胸だがそれはまぁそれは後だ……
ネクタイはどうした貴様ぁ!」
「ハッ、あんな息苦しいモンつけられっかよ!」
「勝負ごとで決めたことも守れんのか!」
「あんなモン一ヶ月くらいの効力しかねぇだろうが!」
「まだ三週間と二日しか経っとらんわ!」
「つーか、無くした?」
「なら即刻購買で買って来い!」
「じゃあ金くれカネ。リボンでも買ってきてつけとくから」
「なぜ俺が金を出さねばならんのだ、というかリボンってどういうことだ気持ち悪いわ!」

中庭に響き渡る風紀委員と問題児の言い争いは、学園の日常風景としてしっかりと生徒に
受け入れられている。
鉈をふりかざして突撃をかけるヴィラルと紙一重でかわしながら逃げ回るカミナを
教室の窓から眺め、やっぱ馬鹿だわアイツ、なんで私はあんな馬鹿が好きなんだろうと
ヨーコはつらつら考える。

「あ、ヨーコ。来てたんだ」
「こんにちはヨーコさん」
682カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/17(土) 01:26:56 ID:xhl+prQH

午前中いなかったから休みかと思ってた、と廊下から声をかけてきたシモンに、
まぁね、と曖昧に返事をする。
シモンの背後からひょこっと顔をのぞかせたニアにも手を振り、さぁお昼にでも
しよう、と鞄から弁当をとりだした。
その様子にシモンは一瞬不思議そうに思案顔を作る。なんだかよくわからないけど
違和感を覚えたのだったが、その違和感の正体が分からない。
ほぼ同時に、隣でニアが「あっ」と小さく声をあげた。
ニアは違和感の正体に気が付いたらしい。上級生のクラスだというのに物怖じせず
堂々とヨーコのそばまで歩み寄ると、ニアはまっすぐにヨーコを見て核心に触れた。

「ヨーコさん、リボンじゃなくてネクタイしてます。なぜですか?」

キラキラと花やら星やらを浮かべた純真無垢なニアの瞳に見つめられ、ヨーコは
うっと息を飲む。

「ちょっと、ね……どこぞの馬鹿にリボン壊されちゃったから」
代用品よ、と視線を逸らしてぼそぼそ答えるヨーコの頬は、心なしか赤く染まっている。

無理やり外そうとした指定制服のリボンは、ゴムの部分が伸びきっていたのと髪留め
にからまったことですっかり使い物にならなくて、あのあと冷静な思考を取り戻した
ヨーコが、どうしてくれんのよ、と照れ隠しにカミナに当たると、ならコレでもつけてろ、
とカミナは自分のしていたネクタイを引き抜いてヨーコの衿にくるくると巻きつけ、
なんか首輪みてぇだなそれとか笑われたから思わず拳を繰り出したら綺麗に決まって、
数十秒カミナを行動不能にし、やってくれるじゃねぇかと再び床に押し倒され――
683カミヨコ@学園パロ『ネクタイの行方』:2007/11/17(土) 01:27:55 ID:xhl+prQH

昨日のあれやこれやがフラッシュバックして、うつむいてしまったヨーコにニアは
さらなる追い討ちをかける。

「じゃあ、今日はポニーテールじゃなくて髪下ろしてるのは、なぜですか?」

質問にヨーコは素晴らしい速度で反応した。
ほとんど脊髄反射のように右手を首筋にもっていき、赤い痕を隠す。
その行動そのものが、今日に限って髪を下ろしている理由をばらしているも同然なのだが、
パニックに陥っているヨーコは気付いていない。
今日はこういう気分だったのよ、としどろもどろに言い訳するが、分かっているのか
いないのか、ニアは相変わらず曇りのない笑顔で相槌を打っている。
廊下までは会話の内容が聞こえていないらしく、慌てるヨーコを見てシモンがしきりに
首をかしげているのが救いといえば救いだった。
相変わらず中庭からはヴィラルとカミナの言い争いが続いている。

「うるせぇなネクタイごときで。どうでもいいだろうが衣更えだよ衣更え!」
「こんな中途半端な時期になにが衣更えだ! どこへやった!?」
「ぁあ!? アイツにやったんだよ!」
「は!?」

喧々諤々とした不毛な応酬が途切れた。中庭に、いや学園に静寂が訪れる。
力いっぱい堂々と、自分を指差してふてぶてしく笑うカミナ。
学園中の視線が集まったような気がしたのは、錯覚ではないだろう。
まぁ、とときめき全開の表情で胸の前で手を組んだニアの隣で、ヨーコは思い切り
息を吐いて、思い切り吸った。
そして、絶叫。

「……何ばらしてんのよこのバカミナー!!」

空は晴れ渡って雲ひとつない。
今日も学園は平和そのものだった。

684名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:30:08 ID:jMlsNDzC
リアルタイムktkr
カミヨコGJ(*´д`*)
685名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:30:57 ID:xhl+prQH
終わりです。
ありがとやんしたー
686名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:35:28 ID:Y/oEzG5L
微笑ましいのう
GJ!
687名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:40:35 ID:71CegABF
はじめてリアルタイムキター!!
続きずっと待ってたんだよ!

イイ!凄くイイ!!

今日はいい夢見られそうだぜ…(´∀`*)
688名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 02:44:39 ID:mHTaU3Ul
カミナのネクタイするヨーコがたまりません!!!
起きてて良かった・・・GJ!
689名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 03:53:32 ID:ErrYVjAw
カミヨコ学パロ、続き待ってましたwwww超GJ!
ヨーコの可愛さに天元突破してしまったじゃないか(*´Д`)ハァハァ

690名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 04:43:11 ID:T+ZVg4PO
寝る直前にPCつけたら続きがー!
>>685GJです!
学パロになって世界観が変わってもキャラのイメージが全く変わっていないとこがイイ!
素直になれない&照れ隠しをしてしまうヨーコがいちいちかわええww
せして純真無垢なニアに質問責めにされ慌てるヨーコが大好物だw
ヨーコもニアも可愛すぎる(*´д`)
カミナとシモンなんて羨ましいブラザーズなんだ…!
そしてヴィラル風紀委員に吹いたw
寝る前なのにテンションがやたらと上がってしまったよww
691名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 06:42:14 ID:fVYSMu31
 ヨ ー コ か わ え え …
きちんと「好きだ」も言い合わず二人らしくラブな二人に最高に萌えた

畜生カミナの兄貴羨まし過ぎるぜ
でもさりげなくフィニッシュは外にしてる紳士だったり
俺のネクタイで首輪なんぞというお前は俺のモノだぜ萌えを全開でぶちかましてたり
本当に言葉より行動の人なんだな兄貴は なんつーことまで再確認した
GJ!!
692名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 10:51:31 ID:Yqs9CFup
ここまで妄想がくると、押して駄目なら引いてみろ戦法で涙を見る艦長が見えた。

艦長ニア姫はどちらかがでれたら最後なのに、なかなかそうとは行かないところがじれったくていいなー
693名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 11:44:55 ID:unbBvSCb
>>692
押して駄目なら引いてみろ戦法でニアの部屋に行くのを控えてみたりするわけか。
でも一応副官に様子を見に行かせる。
「(ゴホン)ブータ、ニアの部屋に行ってきたんだってな」
「ああ、はい。あなたに見に行けと言われましたから」
「どうだった?ニアの様子はいつもと違う所は無かったか?」
「…ええ、まあ違うと言えば…」
「本当か!?」
「いつもより顔色が良さそうでした」
「な………!」
「私を睨まないでください」

でも最終的にはシモンの蝶片思いに協力してやるといいよブータ
「大体あなたが、相手が自分に気があると一方的に思い込むからいけないんですよ。
ヨーコさんへの片思いの時だって同じ失敗を犯したでしょう。
少しは失恋から学んでください」
「…お前、容赦ないな」
694名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 11:58:22 ID:GqRx8A/i
部屋に食事を運んでくれる係の男に「いつもありがとう」と声をかけてにこりと微笑むニアに
ぽーっと頬を染める男のやりとりを目撃してショックを受けてキレる艦長とか
695名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 12:32:26 ID:fVYSMu31
>>692 デレ方が絶対的絶望的に下手すぎて溝ばかり作る艦長

「やっと、わかりました。何故あなたが戦っているのか。
 どうしてお父様と、争うことになったのか。
 それにあなたの名前も。シ」
「なんだと!?(俺がいつかゆっくり話そうと思っていたのに)誰からだ、
 (そもそも俺以外の奴とそんな深い話を
 俺の知らないところで)どうやって聞いた!?」
「き…、…キヨウやキノンさんたちが教えてくれたんです。
 私が訊ねたから親切に教えてくださったの、
 彼女達が責められる理由はありません!」
「(男にやらせるのは嫌だしニアも不安だろうから
 最初の世話を頼んだ)あいつらか…。
 (お前を苦しめるような)余計な事など
 (来たばかりでまだ不慣れな今はまだ)知る必要はなかったのものを」
「必要ない!?そんなことはありません!
 私は、あなた方のことを、そして、シ」
「(いつ教えてどんな風に読んでもらおうかwktk考えていた俺の)
 名を(そんな風に悲しげに)呼ぶな!」
「…っ!」

で、これ以降ずーっと名前呼んでもらえなくなって落ち込む艦長
どんだけー
696名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 12:41:03 ID:ZZjPFDj4
>>685
GJ!!!!!!!
グッジョーーーーーーーーーブ!!!!!!

ありがとう、ありがとう、萌えまくった
隠す気がまったく無いアニキに動揺しまくるヨーコかわええ

つか二人して昼までナニしてたんだ・・・
697名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 13:35:48 ID:wOhAgdwS
>>695
なんという泥沼・・・
見ただけで解ってしまった
この一話艦長は間違いなくやさぐれシモン改良型
698名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 13:42:54 ID:vgA+/L04
やっぱりそこはナニしてたんだろ。

>>685
イイねえ!凄くイイー!
兄貴の漢らしさとヨーコの可愛らしさに天元突破した!
カミヨコ甘酸っぱいよカミヨコ
そして風紀王、いい味出してるなw
699名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 14:14:18 ID:71CegABF
エロパロ的には朝までイチャイチャ〜だろうけど、こんなん勝手に妄想してた



午後11時半。深夜の街を疾走するふたつの影。

「ちょっと、早く走んなさいよ!あと30分でタイムオーバーなのよ!?」
「俺は別に無理に進級しなくても困らねぇけどな」
「あたしが困るって言ってんのよっっ!」
開き直ったヨーコが、カミナと一緒にいたいという気持ちを素直に言うと、
カミナは満足気に笑った。

あの後、二回戦を終えていい加減に学校を出ようとした二人の目に映ったのは、
ほとんど白いままの課題2ページだった。
あわてて空欄を埋め、職員室で担任の住所を調べ、猛ダッシュ。
なんとか課題を受け取ってもらい、帰路についた頃にはもうとっくに日付は変わっていた。


いろんな疲れが押し寄せ、ヨーコが生まれて初めて寝坊したのは言うまでもない。
700名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 14:37:32 ID:2RcEyuLw
二回戦突入直前に課題の存在を思い出したヨーコが、必死でカミナに課題やらせてなんとか提出。
で、おあずけ食らってたカミナに朝までおいしくいただかれたってのもありそうだ。
701名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 16:23:09 ID:TjD+tnF8
今更だけど>>604の航海日誌やら王子様ルックやらにコーヒー吹いたので続き描いてみますた
航海日誌の続きが読みたいです(*´д`*)ムッハー
投下しようと思ってスレ覗いたらツンデレ泥沼艦長な流れでワロタww

ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58882.jpg
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58883.jpg
702名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 16:40:12 ID:UYiVKTlQ
>>685
ぎゃああカミヨコGJ!!
パソの前で思わずにやけたw
うっかりしゃべるな兄貴wでもヨーコが可愛いからおk。
703名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 16:52:24 ID:/CbG0VgQ
なんかもう物凄いハイレベルな萌えが飛び交い過ぎててどこからレスすればいいのかわかんないよヨマコ先生
704名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 16:56:42 ID:VUcaBaSA
>>701
不器用な艦長かわいいよ
ニアの代わりに抱きしめてあげたい!
705名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:15:53 ID:8Yloe31w
>>701
総司令わかっててやってるだろwwww
706名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:24:41 ID:vvoOgREt
>>701
「Aおもむろに手を掴みます」のコマがすげー和む
ガンバレ艦長
707名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:24:32 ID:Gg1qMIDO
艦長×ニアという新機軸なんか全く知らなかったし興味もなかった自分でさえ
今ではもうこのカプの虜だよ・・・!!
おまいらの妄想力は異常

>>701
いつもやさぐれ艦長萌え絵GJです
マイドキュメントにいつの間にか「やさぐれ艦長」というフォルダが出来ていた件

ああ、自分にも少しの勇気と文才があればなぁ・・・
708名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:42:45 ID:XZjVrszE
>>707
ネタ出しだけでも糧となるテラ
709名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:06:49 ID:kVgwaY5e
>>701
毎日ニア姫にあんなことやこんなことを無理やり要求しているくせに
手をつなぐのは初めてと申したか
なんという鬼畜純愛路線
だがそれがスゴクイイッ……
710名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/17(土) 21:11:52 ID:GqRx8A/i
>>701
艦長の不器用っぷりが不備すぎるwwwニア姫ちょっとで良いからデレてあげてw
おれ金蔵さまの艦長×ニアのエロを物凄く読みたいです
711月戦艦の人々 1/2:2007/11/17(土) 21:41:22 ID:unbBvSCb
>>701
・艦長の日記
11月17日 天気:そんなもの知るか
 最悪だ。最悪の一日だった。俺はただ手を握って微笑んでみただけなのに。そして微笑み返して欲しかっただけなのに。
あんな怪訝な眼差しで見つめることないだろう。これじゃあまるで、俺が白装束の変質者みたいじゃないか。
なんだか身の置き場を無くしたのでそのまま退室しようとしたら、今度は彼女は可哀相な物を見る目で俺を見ていた、
と思う。少なくとも俺にはそう思われてならなかった。すごく惨めな気分だった。
嫌われただろうか。かっこわるいと思われただろうか。ショックだ。
 そもそも、夢の中の自分の言葉なんかを信じた俺が馬鹿だった。安っぽそうな顔してたしな。
ちくしょう。あいつの方こそ白装束の変質者だ。
 余りにむしゃくしゃしたので、例の王子様マントは粉々に切り刻み明日の夕食用のカレー鍋に放り込んで
じっくりコトコト煮込んでやった。クルーの健康?宇宙の平和?ハッ、ちゃんちゃらおかしいぜ。
みんな不幸になっちまえばいいんだ。今の俺みたいに。
俺用のカレーは俺特製スペシャルブレンドのために別鍋で煮込んであるから心配ない。
 それにしても、ニアの手、柔らかくて小さくて気持ち良かったな…。
ニアの身体で触ったことがない場所なんかないが、そういう問題じゃないんだ。
お互い服を着た状態で、どきどきしながら手を握るというのに意味がある。たとえ緊張したのが俺だけだとしても。
…ニアの方も、少しはどきっとしてくれただろうか?
ほんの少しでいい。もしそうだったら、嬉しい。

 なにはともあれ、この手は当分洗わない。
712名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:51:00 ID:egCzAgHX
シモン、手を洗って
713名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:51:19 ID:O21tZUmU
艦長かわいすぎるwwww
714名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:53:16 ID:xhl+prQH
しかし陵辱というネタから発生したとは思えないなwww
いいぞもっとやれ
715月戦艦の人々 2/2:2007/11/17(土) 22:01:21 ID:unbBvSCb
・副官ブータの航海日誌
11月18日 天気:だから宇宙に天気はないと何度書けば
 今日も順調に航海は進んでいる。敵艦隊殲滅も至極快調に進んでいる。
というのも、昨日やたらと落ち込んでいたシモンが今日になってヤケを起こし、艦の螺旋力が以下省略。
恐らくまたニア姫関連だろうから深くは追究しない。
こちらとしては、あの珍妙な白マントをやめてもらえて嬉しい限りだ。
あれだとまるで白装束の変質者みたいだということに、本人も漸く気付いたのだろう。
 それはそうと、今日の朝厨房に顔を出すと、夕食用の鍋の中で白い不審物が煮だっていた。
…ゴミだろうか?お玉ですくって捨てようとしたが、三角コーナーが見つからない。
見ると、夕食用の鍋の隣で、とても食べ物とは思えない色をしたものが
悪臭(少しだけカレーの匂いもする)と共に煮込まれていた。闇鍋にしては邪悪すぎる。
きっと三角コーナーの代わりなのだろう。ゴミはそこに捨てておいた。

・シモン燃えスレ残党クルー達の艦長観察日記
11月19日 天気:今日は燃えるのはお休み
 強く凛々しくかっこいい我らが艦長が体調を崩した。
 変なものを食べて下痢だとか、手洗いを怠って風邪だとか、様々な憶説が飛びかっているけどいずれにせよ艦長の容態が心配だ。
今日の朝食のカレー(昨日の晩御飯の残り。なかなかおいしかった)も殆ど喉を通らなかった。
 身体が深刻に艦長不足を訴えている。ああ艦長。早く帰って来てください。



604ですが、金蔵氏に続きを書いてもらえたのが嬉しくてまた書いてみた。
つまりなにが言いたいかというと金蔵氏の艦長ニアを見てると螺旋力がほとばしります。蝶GJ
716名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 22:10:00 ID:ilcxn3Ew
エロパロで言うべきネタじゃないが、
全く手を出す事も無く(手ひどく傷つけてやろうと考えるも、いつもいつも実行できない)
「俺はこいつをいったいどうしたいだ!?」ってキメラアントの王みたいなのもありか・・・・・・
717名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 22:27:05 ID:TjD+tnF8
>>711の仕事の早さに感動
やばい艦長の日記にニアニアがとまらない
718名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:03:05 ID:z3wiJhId
艦長ニアと聞いて飛んで来ますた≡┏(´ω`)┛
記念にラクガキ置いておきますね
ttp://2.ib.to/8.i?nia&p=&a=4&c=0
719名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:38:39 ID:GqRx8A/i
>>718
GJ!艦長それはセクハラですww

航海日誌の人も乙!
艦長は陵辱の限りを尽くす傍若無人さと実は超純情派というギャップが凄いなw
艦長×ニア姫たまらん
720名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:47:28 ID:Y/oEzG5L
なんかこのスレに来るといつも不思議な萌えの新境地を開拓してしまうよ
艦長×ニアとか女定時さんとかおやっさん最強とかすしお×ジェノムとか
721名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:01:32 ID:3uyxAMtO
>>718
夜な夜な姫の部屋に訪れてはこんなことを…ハァハァ
この艦長はなんて言ってニアを苛めてるのか気になる
722名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:49:18 ID:M0KEEBG5
体育座りしつつ、な、流れにのってみる・・・
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date58976.jpg

>>606
消しちゃってごめんよー
723名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:52:00 ID:ovvo2kXs
>722
純情艦長放置プレイwww
724名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:54:15 ID:RWsLRvOk
>>722
ちくしょう、シモンてめえずるいんだよ!
これはやさぐれ艦長に肩入れせずにはおれん
頑張れ艦長
725名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:57:01 ID:lBCGkiQo
>>722
男が眼を閉じてキス待つとかシモンだから許されるGJw
726名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:00:31 ID:DwJTrDnM
>>722
うわああああニアニアがとまらないいい
1コマ目のにじり寄る艦長が可愛すぎる
艦長を応援しつつらぶらぶな本編シモニアにも和んだGJ
727名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:05:08 ID:XzAK4SI5
>>722
ブータに声かけられて、殲滅日和になるところまで見えた GJすぎる
728名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:07:29 ID:PKxm+0yH
>>722が見れないのはおれだけ…か?
なんという絶対的絶望 orz
729名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:10:54 ID:M0KEEBG5
うおおレス有難うございます。
出そうかどうか迷ったけど、ほんと艦長ニアの投下が嬉しかったので絵を描いてしまっ ・・・
http://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date59006.jpg
(後で消しますー)

>>728
ん?消してはいないので大丈夫のはず
730名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:14:08 ID:DwJTrDnM
>>729
さて右クリ保存保存っと……
蝶GJ
731名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:16:01 ID:RWsLRvOk
>>729
うわああああああああああ
なんだよもう可愛いなああああああああああああ!!!!!!!111
光の速さで保存したGJ
732名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:18:21 ID:XzAK4SI5
>>729
こんなに目つきと素行が悪い艦長が純情・・・ SSとあいまって
スゴクイイ!!

艦長と姫がこんなに燃料になるとは・・・
733名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:31:10 ID:PKxm+0yH
>>729
GJ!と何度言っても足りないw
>>722も何度か試したら見れましたありがとう神!
シモンてめぇw艦長の不憫さに泣けた…頑張れ艦長w
おおお…ちっこいニア姫と艦長が可愛すぎるハァハァ
734名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:55:18 ID:iMfrO1dm
>>722
総司令勝ち組w艦長に同情してしまうww
寝ようとしていた矢先になんつー萌え投下を…GJ!
>>729
綺麗で可愛い絵だなー即保存させて頂いた!
ニアのドレスが凄く綺麗で女神のようだ…
艦長と姫を脳内で朧気に妄想してた身としてはたまらんです GJ
735507:2007/11/18(日) 02:33:16 ID:k8Q0qURA
流れを読まず、忘れさられた頃にひっそり投下
予告どおりパラレルシモニアで陵辱
先に謝っておく。ごめんなさい
陵辱ダメな人には不快感を与えるけど、
一部のご期待に沿えるほどでもない(つまりぬっるい)ので
もう、ほんと、中途半端

ひとりよがりな設定が多くて、無駄に長くてすいません(容量大丈夫だろうか…
あと暗いです、すいません
色々拙すぎて、自分でも目を覆いたくなるような出来ですが、それでもかまわないという心の広い方のみご覧下さい

>>493>>499辺りを読んでから読むと分かりやすいと思います
499氏勝手につかってスマソ

おれ、これ投下したら、金蔵さまの艦長×ニア姫でニアニアするんだ(*´д`*)
小説は投下後のお楽しみにとっておいたw
736パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:34:26 ID:k8Q0qURA
その日は、いつもと同じように訪れた。

自室に戻るように命ぜられ、王の間を後にする。
何故、いつもより早く退室せねばならないのか。
疑問が浮かんだけれど、口には出さなかった。

『なにか疑問に思うことがあっても、知りたいことがあっても、決して螺旋王に問うてはいけません。
 あなたの思慮深さや好奇心を、螺旋王にひけらかす様な言動は慎むように。
王の命令には決して背いてはなりません。
よいですね。』

チミルフとの、最初で最後の約束。
いつも寡黙なチミルフが、そう言って私の肩をぎゅっと握り締めたとき、どうして、と問うよりも先に、頷いていた。
何故かは分からないけれど、彼が自分のことを思ってそう進言してくれているのだと、その真剣な眼を見たとき、理解したから。

ときに瞳は、言葉よりも、態度よりも雄弁になにかを語る。

頷いた私に安堵したように微笑んで、テッペリンを後にした彼は、そのまま、帰らぬ人となった。

自室へと歩を進める途中、大きな地響きがして、廊下が揺れる。
こんなことは初めてだ。
引き返して、何が起こっているのかお父様に尋ねたい。
何が起きているのか知りたい。
しかし、それは許されないことであり、死者との約束を反故にすることに繋がる。
ぐっとこらえて歩みを進めた。

太陽が沈み、夜が訪れる。
地響きは激しさを増すばかりだ。
不安は膨らむ。
落ち着かない。
部屋の扉の前で、もう何時間も逡巡している。
いつもなら、もうとっくに床に就いている時間だ。
それなのに、足が、体が、心が、扉の前から動こうとしない。
殊更大きな地響きが、王宮全体に鳴り響いた。
チミルフの低い声が。
優しさと、思いやりに満ちた声が。
真剣な眼が、フラッシュバックする。

ごめんなさい。

737パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:35:34 ID:k8Q0qURA
ドアノブを回し、部屋を飛び出した。
廊下を一心不乱に駆け抜け、玉座のある王の間へと向かう。
お父様も、いつもならこんな時間まで王の間にはいない。
寝室で休んでいるはずだ。
だれもいない王の間は、明かりを落としているだろう。
その暗闇をみて、安心したい。
長い廊下をひたすら駆ける。

ふと、続いているはずの回廊が途切れた。
いつもは荘厳な扉があるはずのそこが、瓦礫の山と化している。
何が起きたのか、瞬時に判断がつかない。
お父様、どこにいらっしゃるのですか?
瓦礫をよじ登り、辺りを見渡す。
断崖に、見慣れた姿をみつけ、ほっと息をつく。
近づこうと駆け寄って、その姿が、いつもとは違うことに気づいた。

長い白刃。
月明かりに照らされたそれが、お父様の体を貫いている。

対面でそれを握るのは、自分と同じ、角も牙も尻尾も鱗もない。
わたしと、同じ―――

あまりの光景に、足は竦み、声は出てこない。
「なるほど…この儂よりも螺旋力が勝っていたということか」
声は、いつものお父様なのに。
「ひとつだけ教えてやろう」
威厳に満ちたその声は、なにも損なわれてなどいないのに。
「百万匹の猿がこの地に満ちたとき、月は、地獄の死者となりて螺旋の星を滅ぼす」
不敵な笑みを浮かべ、そのまま後ろに倒れこむ。

「お父様!!」
震えも怯えも、一瞬忘れた。
ただ、駆け寄らずにはいられなかった。

暗闇に、お父様が飲み込まれていく。
断崖から身を乗り出し、呆然とその暗闇を見つめていると、隣に誰かが近づく気配がした。
この場にいるのは、わたしのほかにはもう一人しかいない。
闇から顔をあげ、立ち上がり、瞳をみつめた。
雲が晴れて、満月が覗く。
その光は闇夜に慣れた目には十分の明るさだった。
どんな姿をしているのかがよくわかる。
やっぱり、わたしと同じだった。
尻尾もないし、牙とか鱗もない。それに、
「肌も柔らかい…」
伸ばした手を振り払うでもなく、驚いたようにわたしを見つめるそのまなざし。
738パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:36:19 ID:k8Q0qURA
久方ぶりに、湧き上がった疑問をそのまま言葉にした。

「あなたは、どなた?」

地面がうなり、足元が崩壊を始めた。

〜〜〜〜〜
激しい吐き気に襲われると同時に、視界が反転する。
エネルギーが逆噴射し、ラガンの舵が取れない。
激しい振動が、体を揺らした。

落ちていく。

墜落の衝撃からラガンのハッチが開き、コックピットから投げ出される。
鈍い痛みが全身に走った。
谷底に落下したらしい。
コアドリルを回すと、ラガンは何とか反応して、ガショガショと坂を上っていった。
このところ止まない雨のせいで、地面はぬかるみ、ラガンの歩みは鈍い。
しばらく進むと、開けた谷底にたどり着く。
そこには、無数の大きな箱が置いてあった。

「…?なんだこれ」
箱には、ちょうどコアドリルに合いそうな穴が空いている。
なんとなくはめ込んで、回してみた。
鈍い音がして、箱の蓋が開く。
ひどい臭いに顔を顰めながら、箱の中を覗いた。

箱の中身は、腐敗した死体だった。

「うわああああああ!!!」
叫び、後ずさり、辺りを見渡す。
箱は、一面に点在している。
あれも、これも、その中も、全部―――!!
恐怖のあまり駆け出して、ラガンにコアドリルを捻じ込んだ。
動かない。
何度回しても、何の反応もしなかった。
箱は、無数に広がっている。
こんなところ、一刻も早く抜け出したかった。
それなのに、ラガンはピクリとも動かない。

ここでこの無数の死体と共に、腐っていけというのか?
俺には、それがお似合いだって?
なんで、言うことを聞いてくれないんだよっ!ラガン!!

「―――もういいっ!!!」
739パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:37:09 ID:k8Q0qURA
ラガンに一発蹴りを入れて、走り出した。
とにかく、ここにいたくなかった。

お前が俺を見捨てるのなら、俺だってお前なんかいらない!
ラガンなんか、捨ててやる!!

ラガンを置き去りにしたまま、谷底を駆け抜ける。
走って、走って、ひたすら走った。
昼夜といわず、歩き続けた。
どこへ向かっているのか、どこへ行こうとしているのか、なにも分からない。
いつの間にか、谷は脱していたようだった。

谷底に落ちてから、数日が経過していた。
もうずっと、何も口にしていない。
腹は減っていなかったが、眩暈がした。
足取りもおぼつかない。

このまま、死ぬのかな。
それも、いいかもしれない。

甘い考えに支配されながらも、何とか手足を動かす。
ふと顔をあげると、小高い丘の上で何かが光った。
何故だか気になって、言うことを聞かない手足を叱咤し、やっとの思いで丘の上に辿りつく。
近づくと、そこには抜き身の刀が一本刺さっていた。
先ほどの光の正体は、これだったのだ。
ここは、まさか―――

ドクンと心臓が跳ね上がった。
知らないうちに、兄貴が埋葬されたところに辿りついたというのか?
そんな、馬鹿な。

しかしそれは、確かに兄貴の刀だった。
見間違えたりしない。
吸い寄せられるように柄を握り、ぐっと力をこめて、その刀を抜いた。
ギラギラと光る刀身を見たとき、萎えかけていた闘志が再び湧き上がった。
こんなところで、死ねない。
そうだ、俺は、兄貴の仇を討たなくちゃいけない。
兄貴にならなくちゃいけない。
やることがあるんだ。
抜き身のまま帯刀し、丘を駆けた。
ダイグレンに戻り、グレンに乗る。
ラガンが動かせないのなら、グレンに乗る。
どうして、あの機体に他の誰かを乗せたりしたのだろう?
あれは、兄貴のガンメンだ。
740パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:38:02 ID:k8Q0qURA
兄貴以外が乗っちゃいけないのに。

〜〜〜〜〜
獣人に差し込んだ刀を抜くと、赤い血が噴出した。
ラガンを使わず、直接手を下すのは初めてだった。

獣人の血の色も赤いんだな。

返り血で、上着が赤く汚れた。
コックピットは血まみれだったが、特に気にならなかった。
こんなガンメン、どうせダイグレンに着くまでの移動手段に過ぎない。
このガンメンにも、帰投ポイントまでのレーダーがついており、ダイグレンにはあっさり合流できた。
血まみれでガンメンから降りてきた自分の姿に、メンバーが息を呑んだのが分かった。

「おい、ラガンはどうした」
「捨ててきた」
「はぁっ!?」
キタンの大きな声が、妙に耳につく。
「何度コアドリルを捻じ込んでも、何の反応もしない。
 だったらあんなの、ただのゴミだろ」
仲間たちが戸惑い、目配せを交わす。
「で、それがお前の新しいガンメンってことか」

「違うよ」
キタンが怪訝そうな表情で、こちらを見ている。
「俺が乗るのは、兄貴のグレンだ」

有無を言わさぬ不躾な物言いに、キタンは大いに気分を害したようだった。
しかし、ロシウがあっさりコックピットを譲ったために、何も言い出すことが出来ない。
あんなバカで甘ちゃんな男に、リーダーなんてまともに勤まるわけがない。
多分、そのうち何かやらかす。
そのとき、リーダーの座は奪えばいい。

大グレン団のリーダーは、兄貴だ。

リットナー村でもらった、青いジャンパーに、べっとりと赤い血が付いていた。
錆びた鉄のようなにおいが不愉快だった。
「リーロン、これ、汚れた。
洗っても取れそうにないから、代わりの何か出してよ」
差し出されたそれを悲しそうに見つめて、リーロンはいくつか上着を出してくれた。
その中には、前のものと同じような青い上着もあった。

しかし、手に取ったのはそれではなく、丈の長い真っ黒なコートだ。

741パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:38:42 ID:k8Q0qURA
「これがいい」
「あら、それでいいの?少し大きすぎない?」
「すぐに俺が大きくなるよ。それに」
青に染み付いた赤。
昼間の空と同じ色の上着では、獣人の血の色が目立ちすぎる。
「黒だと、汚れが目立たないだろ」

宣言どおり、コートはいつの間にかちょうどいい大きさになっていた。
まだ少し袖が余るけれど、それはこれから大きくなる分だと思えばいい。

コートの黒は、年月と共に、染み付いた血の色で深みを増していった。

〜〜〜〜〜
螺旋王を殺してから、丸一週間が過ぎていた。
念願の復讐を遂げたというのに、爽快とは程遠い自分の心のうちに、首をかしげる。
これから何をやればいいのか。
目標がなくなってからというもの、地図を持たずにひとり迷子になった小さな子供のような気持ちだった。
対処しなければならない問題は、むしろ山積みだというのに。

「まさか、螺旋王に娘がいたとはな」
「テッペリンのお姫様ってか」
「あの子、どうするんだ?」
リーロンに数日かけて調べてもらった結果、どうやら彼女は螺旋王の実子で、俺たちと同じ人間であるらしいことが判明した。
そのことが、大グレン団に波紋を投げかけている。
「とりあえず、部屋に幽閉しておこう。これからのことは、追々考える。」
ようやく兄貴の仇を討ったというのに、心の穴は、埋まらない。
兄貴が死んでから、螺旋王に復讐することだけを考えて生きてきた。
奴さえ倒せば、すべて終わる。
そう思っていたのに、螺旋王を倒しても、心は晴れない。
憎しみは、消えるどころか、反対に増していく。
この怒りの源が、なにからきているのか、どこから来ているのか、自分でももうわからない。

すごく、綺麗な女の子だった。

雲間から覗いた月明かりで、きらきらと照らされたお姫様。
その美しい容姿は、今も目蓋の裏に焼きついて離れない。
伸ばされた手の、ほっそりした指の柔らかさを思い出すだけで、あのときと同じように頬が火照りそうだ。

神の祝福を一身に受けたような―――

金の巻き毛は蒼い影を落とし、大きな瞳はまるで宝石のようだった。
742パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:39:31 ID:k8Q0qURA
美しく伸びた白い手足は、少しでも力を加えたら折れてしまいそうなほどに細い。
大切に育てられ、守られて、苦労など何も知らないのだろう。

兄貴を殺した神様は、螺旋王の娘には祝福をもたらした。

突如心の中に、どす黒い憎悪の感情が湧きあがった。
どうして、螺旋王を倒しても、兄貴の仇をとっても、心が少しも晴れないのかが分かった。
螺旋王の娘が、生きているからだ。
いや、彼女だけじゃない。
兄貴を殺した、獣人。
奴らの仲間は、テッペリンが崩壊すると散り散りになって王宮から逃げ出した。
ちょうどテッペリンの崩壊が終わる頃に夜明けが来てしまい、眠っている間に獣人たちを捕らえることが出来なかった。

アレを、根絶やしにしなければ―――

なんだ、俺にはまだまだやることがあるんじゃないか。

〜〜〜〜〜
日が沈み、夜の帳が下りる。
闇夜にまぎれて、王女の部屋のベランダまでたどり着いた。
『王女を殺す』
そう言ったときのメンバーの顔が忘れられない。
信じられないというように目を見開いて、非難の色の混じった顔で、こちらを見ていた。

どう見ても人間の、まだあどけない女の子。
数多の獣人を手にかけてきた面々だというのに、その親玉の娘を殺すのに躊躇うなんて。獣人は殺せても、人間を殺すのは嫌だというのか。
馬鹿馬鹿しい。
それとも、あの美しい容姿に魅了されたか。
情けない奴らめ。

『とにかく、もう少し待ちましょう。
 いつまた獣人たちが決起するか分からないのよ。
 そのとき、切り札として利用できるかもしれないわ』
リーロンの理性的な意見が賛同を得て、王女の処遇は保留になった。
けれど、自分はここにいる。
彼女を、殺すために。

兄貴が死んだあの時から、耳鳴りがうるさくて、よく眠れない。
頭痛が治まらない。
螺旋王の娘が生きているから、俺の復讐が終わっていないから、だから俺の心は、あの日のまま、今も雨が降り続いているんだ。

待てなかった。
743パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:40:29 ID:k8Q0qURA
一刻も早く殺したかった。
今すぐこの世からいなくなって欲しかった。

はやく殺したいんだよ!俺は!!

獣人の蜂起など、待っていられなかった。

〜〜〜〜〜
螺旋王が死んで、テッペリンは崩壊したが、すべてが粉々に砕け散ったわけではなかった。
都の中枢は特に頑丈に作ってあったらしく、技術室や宝物庫などはそのまま残っている。
王族の私室、つまり螺旋王の娘の部屋も、無事だった部分のひとつだ。

いびつに歪んで聳え立つ王宮。
王女の部屋の前には、見張りをつけてある。
門から普通に入るのでは、見咎められてしまう。
壁を蔦ってバルコニーまでのぼり、窓から侵入した。
足元に転がる石で鍵を壊し、こじ開ける。
壁紙や家具が女の子らしい色で統一された、パステルカラーの部屋。
大きな天蓋付きの白い豪奢なベッドが、一番に目に付いた。

「―――どなたですか?」

美しい声が、薄暗い部屋に響いた。


「螺旋王の娘か」
「あなたは、あのときの」

就寝前の間接照明のほのかな明かり。
そんなささやかな明かりに照らされて、王女は、やはり美しかった。
シンプルな寝巻きを身に纏い、装飾品の一切を外している。
初めて会ったときに比べると、簡素極まりないいでたちだ。
しかし、照らされた巻き毛はきらきらと輝き、赤い十字の虹彩を宿した瞳は、やはり、宝石のようで。
熟れた果実のような唇が、妙に意識に引っかかる。

もう一度その姿を目に入れただけで、頬が熱くなるのを感じた。
この頬の火照りが何に由来しているのか、即座に、過去の苦い思い出が甦る。

違う、これは、そんなんじゃない。

兄貴が死んでから、そんな感情を誰かに抱いたことなどなかった。
思い出したくもなかった。
アレは、危険な感情だ。
意志を鈍らせ、判断を遅らせ、時に、戦う気力を奪う。
744パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:41:16 ID:k8Q0qURA

ダメだ、好きになるな。
好きになっちゃダメだ。

「わたしを、殺しに来たのですか」

凛とした王女の声が、耳に飛び込んできた。
驚いて顔を上げると、彼女の大きな瞳が、まっすぐ自分を見つめていた。
「…どうして」
「ダヤッカさんという方から、色々聞きました。
 角も牙も鱗も尻尾もない、あなたたちはニンゲンで、わたしも同じ、ヒトだということ。
 地上にはヒトがたくさんいて、お父様が彼らに酷い事をしていたということ。
 獣人はガンメンという武器でニンゲンを傷つけ、地下に追いやっていたということ」
王女の声は淡々としていた。

「それでは、憎まれても仕方ありません」

「ダヤッカの言葉を、信じたのか?」
「あの方は、嘘を言っているようには思えませんでした。
 わたしは、お父様が何をしていたのか存じません。
 すごく小さい頃に、一度だけ尋ねたことがあったのですけど、答えていただけませんでした。
それから、わたしはお父様に何かを尋ねたりしたことはありません」 
だから、信じたというのか。
自分の父親を殺した一味の言葉を。

華美な装飾品を一切身につけていない。
今の彼女は、亡国の王女というよりは、同じ年頃の女の子といった感じだ。
しかし、ピンと背筋を伸ばしたその美しい立ち姿から、彼女の非凡さがさまざまと伝わってくる。
自分を見つめる覚悟の色を宿した瞳は澄み切っていて、自分の濁った瞳の矮小さが際立つようで、悲しかった。
怒りと憧憬が、ない交ぜになって胸のうちで膨れ上がる。

細い顎を片手で掴み、間近で睨みつけた。
口をきゅっと結び、しかし彼女は、泣いていなかった。
「…気丈だな」
自分を見つめる、真摯な眼が憎たらしい。
言葉に、立ち振る舞いに宿る、魂の高潔さが憎い。
その存在に、自分の心は先ほどから掴まれたままだ。
―――クソッ!

「…人間が、自分たちを地下へ押しやった獣人たちを憎まないとでも思っているのか?」
清く、正しく、揺らがない瞳を傷つけたかった。
「獣人を殲滅させるのなんて簡単だ。人間を地上から解放するときに、いかに獣人がひどい奴らか、もうガンメンを持つことのできない獣人がいかにひ弱かを、教えてやればいいだけなんだからなっ!!!!」
745パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:41:58 ID:k8Q0qURA

頬を打つ乾いた音が、部屋に響いた。

「…なんて酷いことを!!」
左頬が、ジンジンと痛む。
「そうだ!酷いことだ!!お前の親父が、獣人たちに命じていたことと同じだ!!」

細い手首を掴み、部屋を占領する馬鹿でかいベッドに押し倒す。
スプリングがきしみ、少女の体が沈む。
その上に馬乗りになって、刀の切っ先を、のど元に突きつけた。

なんてあっけない。

今自分は、彼女の目にどう映っているのだろうか。
野蛮な簒奪者?残虐な殺人犯?
それを思うと胸が締め付けられるように痛い。

でももう知るかよ。

どのみち彼女にとって、最初から俺は父親を殺した憎い男なんだ。
彼女が俺を、好きになってくれるわけない。
頑張って、認めてもらおうとした。
でも、最初から最後まで、兄貴しかみてなかった。
好きになってもらえなかった。
一番になれなかった。
そんな俺が、こんな出会いで、こんな綺麗な子に、好きになってもらえるはずない。
選ばれるはず、ないんだ。

白刃を受け入れる覚悟を決めた彼女。
その瞳に、僅かに哀れみの色が浮かんだ。
これから殺されるのはお前だというのに、なぜそんな目で俺を見る。

ここで彼女を殺して、俺は満足するのだろうか。
清らかな彼女を、清らかなまま葬って、それで、俺の復讐は本当に終わるのだろうか。

―――否。

螺旋王をただ殺しただけでは、心は晴れなかった、そのことを思い出す。
そうだ、なにも殺すことだけがダメージを与えることじゃない。
死、以上の恥辱を、与えることだって出来るはずだ。
誰にも何にも壊せないような、高貴な雰囲気。
これを滅茶苦茶にしたら、どれほど愉快だろう。

少女は自分の下に組み敷かれている。
呼吸に合わせて、静かに上下する美しい胸。
746パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:42:51 ID:k8Q0qURA
めくれ上がったうす絹の裾から覗く、白い足。
柔らかそうな唇は、赤く自分を誘う。

のど元に突きつけた刀をそのまま襟元にずらし、ピッと切込みを入れ、ベッドサイドに投げ捨てる。
切込みから両手で、一気に布を引き裂いた。

「―――っ!!!」
閉じた少女の瞳が大きく開かれ、そこに、隠し切れない怯えの色が浮かぶ。
「どうし、て、何、を」
人間の存在を、一週間前まで知らなかった彼女。
そんな彼女が、男女の営みなど知っているわけがない。
「どうして、服を、脱がすのですか?」
顔は恐怖で青ざめ、声は震えている。
「脱がす、なんて優しい動作か?これが。
 俺は、引き裂きたいんだ。
 お前の心も、体も、全部全部引き裂いて、無茶苦茶にしたいんだよ!!」
「…引き裂く?引き裂くとは、どういうことですか?
 死でも贖えない罪を、償えということですか?
 あなたは、わたしがどうなれば満足するのですか?」
「それを今から教えてやるって言っているんだ。少し黙れよ」
唇を重ね、少女の口を塞いだ。
想像以上の柔らかさに、脳が溶けそうになる。
その柔らかな感触を、食むように味わう。
歯列を割り、舌先を進入させたそのとき、鋭い痛みと血の味が、口の中に広がった。
少女が、俺の舌を噛んだのだ。

…ファーストキスは、血の味でした。

カッとなって、親指を少女の口内に侵入させた。
顎を固定し、もう一度唇を重ね、舌を侵入させる。
ぬるりとした感触が重なる。少女は苦しそうに眉根を寄せた。
唇を合わせたまま、左手を胸の膨らみに伸ばし、形のいい乳房をまさぐる。
発展途上の少女のそれは、自分の手の中でふよふよと形を変える。
その柔らかさに、下半身に血が集まるのを感じた。
充分に味わった唇を解放してやる。
息継ぎがうまく出来なかったのか、少女の呼吸は乱れている。
親指で、美しい桜色の頂をグリグリ押さえると、少女の口から、淫らな喘ぎ声がもれた。
手のひらで必死に体を押し返そうとするが、女の力で男に勝てるはずがない。
愛撫にもれる小さな喘ぎ声を恥じ、必死に押し殺そうとするその様が健気で、嗜虐心が煽られる。
唇で首筋をなぞり、赤い跡を点々と残しながら、もう片方の乳房へたどりつくと、その頂を口に含み、強く吸った。
「ああっ」
少女のため息に、隠しきれない快楽の色が滲んだ。
747パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:43:40 ID:k8Q0qURA

彼女が感じていることを確認したくて、彼女の体に密着させた自分の腰を浮かせた。
もうほとんど衣服としての役割を果たしていないうす絹の裾から手のひらを侵入させ、硬く閉じられた太ももに無理やりねじ込む。
スリットを下着の上から軽くなぞり、直接そこに触れようとした瞬間、ものすごい力で抵抗された。

「やだぁっ!!」

足をばたつかせ、全力で体を捻る。予想外の強い力に一瞬ひるんだ隙をつかれ、組み敷いた体がするりとベッドを離れた。
扉に飛びつき、必死でドアノブを回す。鍵は内側からは開かない。
当たり前だ、ここは彼女の軟禁部屋なのだから。
バカなやつ。バルコニーの窓のほうへ行けば、逃げられたのに。
さっき俺がどこから侵入したかも忘れたらしい。
「誰かったすけ…んむっ」
少女の華奢な体を後ろから羽交い絞めにして、口元を左手で覆う。
鍵のかかった扉に押し付け、立ったまま後ろから秘所をまさぐると、指にぬるりとした感触がまとわりついた。

濡れている。

その熱い潤みに満足し、更に弄ぼうと指を進めようとしたとき、口元に当てた手のひらに、痛みが走る。

噛み付かれた。

可憐な、他人を傷つけることを知らないような、暴力とは、無縁の世界の生き物のような―――
そんな少女が、さっきから随分な仕打ちをしてくれるじゃないか。
そんなに、この行為が恐ろしいか。
それとも、俺が嫌いか?
当たり前だ。
こんな風に抱かれて、悦ぶ女などいるはずない。

手のひらの痛みを無視して少女の口元を押さえたまま、秘所の蕾にもう片方の手をのばす。

拒まれたことにチクリと胸は痛んだが、拒絶しようとしても彼女が自分の腕の中から逃れられないことに、言い知れぬ征服の快楽を感じた。
獣人に対しても、ここまで残虐な気持ちになったことはない。

「逃げるな。
獣人たちがどうなってもいいのか」

748パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:44:38 ID:k8Q0qURA
耳元でつぶやくと、少女の体から力が抜けた。
下着をずり下ろし、直接触れる。
ぬめった膣は、複雑な襞で指を迎え入れる。
その柔らかな絞まりに、恍惚とした。
くぐもった息が、口元の手のひらを暖める。
一本…二本…ぐしゅぐしゅと音を立てながら、そこが指を飲み込む。
出し入れのたびに、腕の中の少女が、びくびくと震えた。

抱きかかえ、もう一度ベッドに押し倒す。
豪勢なベッドだ。
生まれてからずっと、彼女は毎日これを当たり前のものとして享受してきたのか。
冷たく暗い穴倉で寝起きしていた俺たちとは、ずいぶん違うじゃないか。

頑なに閉じようとする足を開き、体を割りいれ、貫いた。

「いッ―――」

少女の顔が、苦痛で歪む。
痛みのあまり、蒼白の面。
悪いな、俺は、気持ちよくておかしくなりそうだ。
今まで味わったことのない快楽に、夢中になって腰を振る。
豪奢なベッドがギシギシとしなる。
押さえきれず漏れる、少女の喘ぎ声が、耳に心地よい。

何度も、何度も、突き上げた。

〜〜〜〜〜
意識を手放した少女が、隣で体を丸めて眠っている。
美しい寝顔をぼんやり見つめながら、空虚な心を持て余した。

「う…ん」
小さく唸りながら、唐突に少女が寝返りを打った。
唸り声は、止まない。
うなされている様だった。

「お…と……さ、ま」

ぽろぽろと転がり落ちる丸いしずく。
「…お父様、どこ…?」
行為の最中も、破瓜の瞬間でさえ、一滴の涙も流さなかった。
そんな少女が、夢の中で父親を捜し求めて泣いていた。
どこを探しても見つからない。
もう二度と、会えない。

永遠に迷子の、子供。
自分と、同じ―――

749パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:45:38 ID:k8Q0qURA
ベッドサイドに脱ぎ散らかしたコートを拾い、体にかけてやる。

黒いコートが、少女の破瓜の血を吸った。

少女の涙を見た瞬間、心を支配していた黒い憎悪は消えていた。
残ったのは、罪悪感と、深い悔恨だけだ。
いたいけな寝顔を見つめていると、愛しさと、やりきれない切なさがこみ上げてきた。

取り返しのつかないことをしてしまった。

体中を倦怠感が襲う。
疲れた。
眠い。
目蓋を閉じる直前に、兄貴の刀が視界に入った。
窓の鍵は、壊れたままだ。
彼女が先に目覚めたら、アレで俺を刺し殺すかもしれないな。
でも、もういい。

久しぶりに襲ってきた睡魔に、抗えるはずもなかった。

あの少女に殺されるなら、それはそれでいいかもしれない。
もういい。
殺したいなら殺せ。
逃げたいなら逃げろ。
憎みたいなら、憎めばいい。

心地よい闇に、意識が吸い込まれていった。

*****

花びら舞い散る陽だまりの中、成長した彼女が俺の名前を呼び、笑いかける。
薄桃色のドレスが、よく似合っていた。
花嫁のヴェールをかぶり、はにかんだ笑顔で、彼女は俺にそっとささやく。

「愛してるわ」

甘美な言葉に、涙が溢れた。

*****

一体、どこで間違えた?
どうして、こうなってしまったんだ?
兄貴、兄貴、兄貴、
どれだけ獣人を殺しても、復讐のために螺旋王を殺しても、俺の中の兄貴は笑わない。
喜んでくれない。
750パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:46:29 ID:k8Q0qURA
間違っていることなんてわかっている。
死んだ人間に拘りすぎて、生きている人たちを大切にすることを怠った。
兄貴を理由にして、憎しみに身を任せ、たくさんの命を奪い、兄貴の魂まで汚してしまった。
情欲の突き進むまま、父親を亡くしたばかりの女の子に酷いことをした。たとえ憎まれていても、一番優しくしなければならない相手だったのに。

だけどもう、どうすればいいのかわからない。
わからないんだ。

〜〜〜〜〜
まどろみから目覚め、上半身を起こす。
体の奥に、ジンとした痛みが走った。
自分の乏しい知識では、そこは、排泄のための器官であり、決して他人に見せたり、触られたりするための場所ではない。

ましてや―――

屈辱が自分の心を蹂躙する。
その行為の最中に、今まで感じたこともない快楽が襲ってきて、はしたない声をあげてしまったことも、一層それを強めていた。

ふと隣を見ると、彼が無防備な寝姿を自分にさらしている。
自分を拘束せずに眠る、その無頓着さに少し呆れた。
自分はそこまで侮られているのか。
寝台の横に、お父様を刺した刀が転がっていた。

今なら、簡単に殺せるのではないか?

頭に浮かんだ、恐ろしい考え。
そんな考えが、自分に思い浮かぶなんて―――

しかし、この人は獣人を殲滅する、と言っていた。
身の回りの世話をしてくれていた、物言わぬ侍女。執事。厨房の料理人。
王宮の中で、たくさんの獣人たちと共に生活してきた。
彼らは、わたしにとって大切な存在だ。
そんな彼らを、迫害し殺そうとしているこの人を、そのままにしていいのか?
それに、お父様を―――

納得させたつもりでも、やはり、悲しい。
お父様は、自分の世界のすべてだった。
透明な壁を一枚隔てた先にいる、そんな存在ではあったが、自分のすべてだったのに。

寝台の横に転がるそれに、そっと手を伸ばした。
彼が自分にしたのと同じように、馬乗りになって、のど元を狙う。
751パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:47:28 ID:k8Q0qURA
寒くもないのに、ガチガチと歯が鳴り、腕はみっともなく震えた。
涙が滲んで、視界が歪む。

後はただ、振り下ろすだけだ。

どうして、迷っているの?
殺したくないの?
憎くないの?

「……兄貴」

つぶやかれた小さな声。
彼のまなじりから、涙がこぼれた。
透明なしずくが次々に流れ、彼の頬を濡らす。
とめどなく涙を流すその寝顔が、驚くほど幼くて。
それを見たとき、振り上げた両の手から、力が抜けていった。
刀が、枕元に落ちる。

殺せない。

何も握らない手のひらで顔を覆い、慟哭した。
込み上げてくる嗚咽を、我慢することが出来ない。

『なにか疑問に思うことがあっても、知りたいことがあっても、決して螺旋王に問うてはいけません。
 あなたの思慮深さや好奇心を、螺旋王にひけらかす様な言動は慎むように。
王の命令には決して背いてはなりません。
よいですね』

チミルフがどうして、あんな約束を取り付けたのか。
今ならよく分かる。
彼がどれだけわたしのことを案じていてくれたのかも。

ありがとう。

けれどわたしは、この約束をしてはならなかった。
守っては、ならなかった。
チミルフの優しさに、甘えてはならなかった。
お父様を、お諌めせねばならなかった。
お止めしなければならなかった。
お父様のしていることに、もっと早く気づかなければならなかった。
たとえそのことで、お父様との間に、亀裂が生じてしまったとしても。
それは、わたしの義務だったのに。

眠るわたしにかけられていた黒いコートに、気づかなければよかった。
752パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:48:31 ID:k8Q0qURA

隣で眠るその人に、そっと手を伸ばし、胸元に触れた。
手のひらに心臓の音が伝わってくる。
生きている。呼吸している。―――心だって、きっとある。

お父様の仇で、獣人を滅ぼそうとしているこの人を、殺せない。
自分の体を辱め、侮辱したこの人を、どうしても憎みきれない。
あの恐ろしい行為の最中にも、彼の瞳は時折、見ているこちらが苦しくなるような、悲しげな色を浮かべた。
その悲しみの理由を知りたい。
溢れる涙のわけを知りたい。

わたしは、この人のことを、もっと知りたい。

だって、この人に、こんなことをさせたのは誰?
こんなところにたどり着かせてしまったのは―――?

夜明けが近づいていた。
泣き腫らした目に、朝日が沁みる。

わたしの、すべきことは一体なに?
何か出来ることがあるのだろうか。

〜〜〜〜〜
白い光のまぶしさに、目がくらむ。
少女が窓辺で、小鳥に餌をあげていた。
たおやかな横顔。穏やかな微笑み。
楽しそうで、幸せそうで、ずっとこのまま見ていたかった。

「…逃げなかったのか」
つぶやくと、少女の顔から笑みが消え、こちらに振り向いた。
「ごきげんよう」
こわばった顔の、口の端がぎこちなく歪む。
笑おうとしているらしかった。
その気丈さが、今はただ悲しい。

窓の鍵は、壊れたままだ。
逃げようと思えば、いつでも逃げられたはずなのに。
「どうして、逃げなかった?」
「…逃げたらあなたは、獣人たちに酷いことをするのでしょう?」
「美しい自己犠牲だな。
 奴らはお前のことなんて、何とも思ってないぜ?」

「知っています」

753パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:49:34 ID:k8Q0qURA
彼女は、俺の言葉になんか、びくともしない。
「彼らがかしずいていたのはお父様で、わたしにではありません。
そんなことは、分かっています。
けれどわたしは、彼らが苦しい思いをするのは嫌なのです」

「…そうか」

兄貴の刀を手に取り、綺麗にたたまれた黒いコートを羽織る。
彼女がたたんでくれたのだと気づき、少し胸が熱くなった。

少女が小鳥と戯れている、鍵の壊れた窓に向かう。
近づいても、彼女は窓辺に佇んだまま、動く気配は見せなかった。

「…俺たちに従う獣人に限り、生かしておいてやる。
 お前も、殺さない。
 獣人たちと争うようなことになったとき、利用できるかもしれないからな」
静かな瞳が、俺を見つめる。
「ここが壊れていることは、誰にも言わないでいい。
 抜けてる連中だから、言わなければ、窓の鍵が壊れていることになんて気づかない。
お前に会いに来るたびに、鍵を壊すのは面倒だ」
「わたしを、信じてくれるのですか?」
「逃げたら、宇宙の果てまで追いかけて捕まえるまでだ」

「ありがとう、ええと……」

「………シモン」

「ありがとう、シモン」
ほんの一瞬、ほんの少しだけだけれど、彼女は、そっと口元を緩めた。
そういえば俺は、彼女の名前も知らない。

「お前は?」
「?」
「名前」
問うた瞬間の不思議そうな表情に、頬が紅潮する。


「―――ニア」


その名前を聞いたとき、ほんの少しだけ、何かを取り戻せた気がした。

754パラレルシモニア陵辱:2007/11/18(日) 02:51:27 ID:k8Q0qURA
以上。
遅筆の癖に投下宣言とかして正直すまんかった
艦長になる予定のシモンさんのつもりで書いてたけど、ちょっとヘタレすぎたな
そしてニアたん強すぎた
何度書き直しても、ニアたんがシモンさんのティムポを噛み切るので、フェラを入れることが出来ませんでした。無念
姫捨て谷にラガンさんほったらかしなことも大変申し訳ない。

ちゅーかニアたんの四十九日になんてことを…!!
全方位に土下座
755名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:54:29 ID:jJG5KsY0
>>754
いや、貴方は良くやった。貴方の螺旋力に感服した。
756名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:57:17 ID:wkmS+C/C
>>754
どうしようありがとうという言葉しか出てこない
読み応えありすぎ!!
シモンの心の闇が苦しすぎる
757名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:58:10 ID:RWsLRvOk
>>754
やばい、本気で涙腺が緩んだ
寝る前に覗いてみて良かった
GJすぎる
758名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:03:52 ID:DwJTrDnM
>>754
すごく良かった…! そして
>何度書き直しても、ニアたんがシモンさんのティムポを噛み切るので

に盛大に吹いたwww
このシモンさんはうまくやればすぐにニアたんと正しい関係を築いていけそうな気がするな
759名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:12:21 ID:whs7UyCU
でもこのストーリだと誰かがシモン殺しそうだw
760名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:16:04 ID:xbgiWBIi
きっとそうなる直前に
>>645
の展開になって救いが訪れるんじゃないか
761名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:16:39 ID:d1DQW4a0
>>754
<<GJだ!>>
>>759
ロシウ反乱フラグか!
762名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:19:26 ID:NWPpBxZl
>>754
GJという言葉しか出てこない。超銀河GJ
切なくてたまらんですたい。
しかしティムポ噛み切りには吹いた
763名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:20:42 ID:3lmztjTp
ラガンはヨーコに引き継ぎフラグが立ってそう
道を分かつ先は敵対するしかないのかー
764名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:41:20 ID:VGZ2Msms
でもラガンが無いと超銀河動かせないから
そのうち螺旋力で強引にねじ伏せるすべを身につけて回収しに行くんでは
765名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 04:17:23 ID:yaGWRYQt
GJGJ! こういうテイストも大好きだ。

ラガンは姫捨て谷に放り出しといても、
リーロンが「こんなこともあろうかと」っつーて、
ピンチのときにどっかから取り出すから大丈夫。
766名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 08:00:15 ID:jOiEqaN5
>>754
禿げ上がるほどにGJ!
仕事前で時間が無いなんて関係ねえ!じっくり読んじまったぜ
切なくて苦しくて、でも根本は同じなのだろうなと思ったら泣けてきた。GJGJ!!
767名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 10:05:08 ID:icPPrXXM
>>754
GGGGGGGGGJ!
待ってた!体育座りで待ってた!

ラガンさんならきっと自力で谷から帰ってくるさ。徒歩で。ガションガションと。
1話アバンて背後にラガン居るんだったっけ。確か
768名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 10:25:18 ID:69ycecJb
燃えスレログ 何しろ燃え主体なのでエロとオンナに欠けるけど
ttp://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00200.txt.html
>>757-759>>778 艦長王とドリルフキン
>>805〜シモンVSシモン開始 >>820>>834結末
あたり艦長的にオススメ

しかしこの流れがまさかここで花開くとはw
769名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 10:41:31 ID:AEKDPsdS
神職人の方々、夜勤中に螺旋力ありがとう!
頭からエキゾチックマニューバーのごとく炎を噴出すイキオイでGJ!

粗品ですが( =゚ω゚)ノ
ttp://www7.uploader.jp/user/simonia/images/simonia_uljp00071.jpg

さあ、今晩の仕事なので夢で鬼畜艦長の部下になってきます
オヤスミー
770名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 10:57:22 ID:d6W3+XOc
>>769で気付いたがこの流れ・・・

ニア強奪時のシモンの歳やばくね?
771名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:28:20 ID:VynrYsVa
テッペリン陥落がアニキ死亡から数年後だという設定でここはひとつ
772名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:29:42 ID:M0KEEBG5
>>754
泣いた・・・
この苦しさと切なさ、一筋の温かさに涙腺が・゜・(つД`)・゜・

>>770
それ気になってた
殆どの投下は螺旋王倒した数年後だと解釈していたけれど
773名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:36:42 ID:8aiVW4i/
>>765
リーロンさんはどんなシモンにも着いて行きそうだよな
どんな結末にも、「楽しかったわよ」ってクールに笑うんだぜ、きっと。

縁の下の力持ちポジションなリーロン姐さんマジかっこいい
774名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:47:09 ID:icPPrXXM
>>771
9話でニアを拾わないわけだからテッペリン陥落もそれなりに遅れるだろうし何の問題も無いな。
775名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:51:37 ID:M0KEEBG5
なるほど
776名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:53:11 ID:NWPpBxZl
>>770
本編の快進撃っぷりは、11話でシモンが復活したからこそなせる技だと思うんだ。
故に、あまりきちんと復活せず尚且つラガン無し(つまりグレンラガンもギガドリルも無し)
の凌辱シモニアルートはかなりの苦戦を強いられたと思う。その上やさぐれシモンは逃げる獣人まで皆殺しにしただろうし。
だからテッペリン陥落は17歳くらい。

…と勝手に解釈してる
777名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:53:28 ID:iMfrO1dm
>>754
GJ!!やばいやばい、すっごい自分好みの話だ…!
憎しみと切なさとエロが混じった暗めの話って大好物w
ちょっとした妄想をここまで形にしてくれるとは…素晴らしい!感動した!
>>770
アニキが死んでからテッペリンに辿り着くまでに3〜4年かかったと脳内補完してる
778名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:17:39 ID:PKxm+0yH
>>754
9話で二人が出会ってなかったらこんな風になってたかもしれないんだよな…
シモンの立場もニアの立場も苦しいけど、ツンデレ不器用な艦長よりはずっと早く解り合えそうだww
GJです!
779名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 14:43:48 ID:gqGDSU0U
>>768
超ありがとう楽しく読ませて頂く!全部読む!
とりあえず今読み始めて即刻可哀想な扱いの語り部王にふいた
780名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 20:56:10 ID:vFk9YulL
カミヨコといい艦長ニアといい最近の投下は俺のツボすぎて困る
781名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:25:40 ID:p7mjQovB
あんまりにもやさぐれ艦長のツン振りに涙が出るもんだから、
某守護霊アニメを思い出してしまった。
「こんなの俺のキャラじゃry」


正直すみませんでした。
782名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:44:20 ID:NWPpBxZl
さっきから弟が任天堂64のマリオストーリーをやってるんだが、
捕われのピーチ姫が部屋から抜け出してクッパの日記帳を盗み見する場面があるんだ。
「はやくピーチ姫と仲良くなりたい」とか書いてあるんだ。

…なんだろう、
フハハハハと高らかに笑いながらニアを連れ去っていく艦長が脳裏によぎった。
そして赤いツナギを着た公務王が助けに行くわけですよ。
783名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:51:45 ID:VGZ2Msms
待て、何故公務王なんだ

…と思ったが獣人側から姫を救い出しに行くならそれでいいのか
しじかし次の瞬間、何故か頭の中でチミルフとシトマンドラが赤と緑のオーバーオールを着ていた
784名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:54:38 ID:lxUC8wXc
>そして赤いツナギを着た公務王が助けに行くわけですよ。
なんか知らんがクッパ城の屋上で、月をバックに
「姫様をかえせーーッ!(cv檜山)」って言いながら
拳と拳で喧嘩している艦長と公務王が思い浮かんだよ
785名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:57:45 ID:xEU3UDwx
ということはヴィラルはキノピオか
786名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:58:42 ID:8XUZw2AO
>>784
>「姫様をかえせーーッ!」
脳内で檜山声が再生されたwwwそして艦長と公務王の殴り合いに割って入る哀れな鳥が見えた
787名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:07:13 ID:icPPrXXM
788名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:09:25 ID:eN4/begY
ニア姫が艦長の日記を盗み見するのか
789名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:11:39 ID:VGZ2Msms
鉈とポン刀のチャンバラ再びっていうのは見たいよな

ガンメン勝負だと絶対獣人が負けるが
生身の勝負ならどうだろう
790名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:48:01 ID:wC0C0pRY
>>787
テラガンメンww
791名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:53:52 ID:5F8Cfbuw
非常に空気を呼んで、艦長ssを投下しようと思う
上手くできたかな〜って感じ
792名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:54:41 ID:5F8Cfbuw
極彩色の最後の輝きを纏って、銀河・星雲・太陽系・そして通信から殲滅対象の断末魔が聞こえる。
宇宙の断末魔は、砂漠を通り過ぎる乾いた風や、夜明けに聞く潮騒とよく似ている。
それは、すべからく母性の塊であろう。
それならば、あれは断末魔ではない。母が子に口ずさむ、美しい子守唄である。
俺がその音に酔いしれるように、クルーたちもまた銀河の子守唄に耳を傾けている。
何もかも止まらない。
数年前に地球を発ち、いつ終わるとも知れないこの殲滅戦も、この俺を突き動かす螺旋の胎動も。
幼少のみぎりより感じていた螺旋の胎動は近頃更に激しくなり、俺の体から宇宙が生まれるような幻覚さえも抱く。
いや――、最早幻覚ではない。これこそがスパイラルネメシス、止められない螺旋の覚醒にして、宇宙を滅ぼす哀しみの心。
二重螺旋が四重螺旋になり、数え切れないほどの魂を載せて回る俺のドリルは、無限螺旋の宇宙葬送曲だ。



 悲しみは鳴る――。



コアドリルを引き抜くと、体から激流のような螺旋力が溢れ出し、力を溜め込むようにコアドリルに吸い込まれていった。
その様子を眺めていたブータの表情に、後悔と申し訳なさがないまぜになった苦悶の表情が浮かんだ。
間違いなく、俺が宇宙を滅ぼす。最早周知の事実である。
戦いによって生まれる俺の螺旋力が宇宙の進化を促し、やがては宇宙を滅ぼす。
それでも、今更戦いを止めることはできない。
戦いを止めれば、俺に残されるのは永遠のように続く馬鹿長い時間と、深い悲しみだけだ。
何もかも止められない。回転は回天を促し、回天を続ければ滅びるのが形ある物の運命だ。
「よぉし! 総員、第一種戦闘態勢のまま交替で待機! 天の光に気を許すなよ!」
俺はクルー全員に檄を飛ばし、一人温室に向かった。
793名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:55:51 ID:5F8Cfbuw
宇宙にあるはずも無い陽光を浴びながら、俺は美しい百合の花を摘んだ。
あいつはどんな表情をするだろう。
喜び、美しく微笑んでくれるだろうか。それとも、俺を見ただけで唇をかんで口を噤んでしまうだろうか。
――本当に、こればっかりは判らない。
「絵にならないわね」
余計なお世話だ、と俺は毒づいてリーロンに向き直った。
「どうしたらいいだろう」
「そんなこと、私に聞かれても困るわ」
その通りだ。リーロンに弱音を吐いてもしょうがないことは判っているし、この質問も今日で通算百九十八回目だ。
「どんどん、判らなくなってくるんだ。
最初はただ憎かっただけなのに、あいつはどんどん俺の気力を削いでくる。
なぁ、俺どうすればいいか判らないよ、リーロン」
知らず知らずのうちに、言葉が幼児退行していく。
どれだけ強い口調で俺を装っても、心の中はあの雨の日から何も成長していない。
ロシウを殺した時に、もう判り始めていたんだ。
俺はまだ子供のままで、でっかい武器を手に入れて喜んでるだけだって。
「そればっかりは、私にもどうしようもないわ」
「そんなぁ」
人口太陽を見上げると、痛いほどの光が目を焼いた。
どうすればいいか判らない。だけど、この問題を越えればきっと、何もかも上手く行く気がしてるんだ。
俺はリーロンに『またな』と言い残して、温室を去った。
最後にリーロンが何かを言ったのが、心の隅に引っかかった。
「哀しいわね。愛を知らなくて、誰も愛を教えない」
――愛? なんだ、それ。
794名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:56:37 ID:5F8Cfbuw
理由は何でも良かった。
いらいらするとか、さっきの言葉が気に触ったとか。
なんでもないような理由で彼女を抱いた。
そうすることで、この世の一切のしがらみから解き放たれるような気分を味わった。
彼女を抱くことによって得られる不思議な気分は、俺とこの宇宙を何とかできるような気がした。
「ん……し、もぉん」
腕の中で、彼女がくぐもった声を上げる。
気持ちよくなってくれているのだろうか。彼女はおもむろに俺の首の後ろに両手を回した。
俺は何故だかそれが嬉しくて、彼女を抱いたまま仰向けになり、下から彼女を突き上げた。
「ひゃあ! だめぇ、もう……だめだよぉ」
彼女はそれだけ言うと力なく俺の上に倒れこみ、俺の精を受け入れるとゆっくりと眠りに就いた。
俺も段々眠くなって、彼女の胸の中で赤ん坊のように丸まって眠った。



眠りながら、砂漠の風とも潮騒ともつかぬ優しい音を聞いた。
銀河の子守唄である。
この音だけが、この温もりだけがこの宇宙を救い、この俺をも助けるのである。
「ニア……」
絶えず銀河の光を映し、乾ききった俺の双眸から、涙が流れた。
宇宙を、俺を助けてくれ。
795名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:59:10 ID:5F8Cfbuw
こんな感じなんだ。本当にすまないw
序盤ちょっと哲学した。フタエノキワミ聞いてハッスルしすぎたんだ。
796名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:04:27 ID:1NHqEwt/
リアルタイムGJ
艦長荒みきってるなぁ(;つД`)
797名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:15:38 ID:J1nY/NZk
>「哀しいわね。愛を知らなくて、誰も愛を教えない」
>――愛? なんだ、それ。
艦長可哀想過ぎる……
798名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:16:17 ID:U6tDkMN2
お前のkyrっぷりに全俺が泣いた
GJ!!
ロシウ…なんてこったい

一話冒頭艦長は、本編で生き残った組も普通に死んでそうなんだよな…
799名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:18:05 ID:MpSE45bw
>>784
鬼畜艦長ルートのヴィラルはテッペリンの陥落後、ほうほうの体で落ち延びつつも
仲間をかき集めて再起し、姫の奪還と故国の仇討ちを期して何度もしつこく
戦いを挑んでくるキャラなイマゲ……あれ、正義の味方サイドこっち?



そしてついでにヴィラ子さんの場合を考えてみようとしたら
姫の護衛として一緒に掴まった挙げ句、姫を守るためにという口実で色々される
鬼畜エロゲの女騎士系ルートしか思いつかなかった俺オワタ
800名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:18:18 ID:k9Ml8Gtz
なんだこのスレ…
萌えていいのか笑っていいのか泣いていいのか…
GJ
801名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:26:44 ID:xvaT7gGp
俺のドリルも天を衝くべきか迷っております
802名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:32:52 ID:+NFR+9nA
>>801
否おまえのドリルは天を創るドリルだ
803名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 01:23:37 ID:SSiiIZIK
>>799
姫に激しく抵抗されてことをし損じ部屋から撤退した艦長の前に、
たまたま飯を運びにヴィラ子さんが通り掛かって八つ当たり(性的な意味で)

まで妄想した
804711:2007/11/19(月) 01:28:08 ID:F0HKFrkl
体操座りで全裸待機していたら
>>711の航海日誌(で艦長が体調を崩してダウンした)続きができてしまったので
こっそり投下しようと思ってやってきたらなんという神投下。テラGJ
やさぐれ艦長切ないよやさぐれ艦長。

おいどんの書く艦長は相変わらずシリアスになってくれません。
でも姫の方はシリアスに物事を受け止めているようです。
というわけでコソーリ投下。
805月戦艦の人々(すれ違い篇)1/3:2007/11/19(月) 01:29:42 ID:F0HKFrkl
・ニアの日記
11月19日 お天気:お部屋から出してもらえないので分かりませんでした
 今日はお部屋があまり揺れませんでした。どうやら今日は戦いが行われなかったみたい。
その他、今日も昨日とあまり変わらない一日でした。

 広い宇宙の果ての果て、孤独に漂う月戦艦。その最奥、普段は誰も――そう、ごく少数の
使用人とこの艦の主以外は誰も――近づかない場所に、彼女の部屋はあった。
幽閉されている身である彼女に起こる出来事など、高が知れている。ゆえに彼女の日記には
(それは表紙には美しい宝石が散りばめられ、紙は上質な物を用いた大変高価なものなのであったが)
いつも同じような内容しか並ばない。『今日も何も変わったことは起こりませんでした。』
『昨日とあまり変わらない一日でした。』同じことばかりが繰り返される毎日。
…たとえその『同じこと』に、彼女の望まない行為が含まれていたとしても。
 そこまで考えて、はた、と彼女は、ニアは時計を見上げた。時刻は夜の11時をさしている。
おかしい。そうして、少し考えた後ニアは日記を付け足した。

『ひとつだけ今までに無いことが起こりました。今日はあの人が部屋を訪れませんでした。』

 シモン、というのが彼の名らしかった。
 らしかった、というのは、ニアが実際にその人から名前を聞いたわけではなく、そして
自分が実際にその人をその名で呼んだことがないからである。そしてこれからも呼ぶことは
ないだろう、とニアは思っている。呼びたくなんかない、とも。
 彼が今まで彼女にしてきたことを考えれば、それも当然と言える。最初は罵りだった。
男は自分の欲望の赴くまま、彼女の心を踏みにじった。そして二人が男女である以上、
男の、ニアへの仕打ちはある行為に収束する。それがもう随分長い間続いていた。
そうして彼は、毎日彼女の部屋を訪れた。
 そう、毎日だ。毎日決まって、夜10時。それ以外の時間に訪れてこないことが無いわけではないが、
少なくともその時間には必ずニアの部屋に彼は訪れた。そして速い時は数十分、長い時は
――つまり、…性交に及ぶ時は――朝まで彼女の部屋に滞在し、そして去って行く。
例外は無い。…今日を除いて。
 ニアは妙に落ち着かない心持で扉を見つめた。今にもいつものように、小さくノックする音が
聞こえてきそうだった。そしてその音のきっかり一秒後に男は扉を、こちらの了承も得ず、
また得る必要もないとでも言いたげに、無遠慮に開くのだろう。無愛想な、けれどどこか
影を落とした顔で。真っ黒な、重たげなコートに身を包んで。(一昨日は、どういうことか白かったけれど…)
 来て欲しい、などとは彼女は決して思わなかった。むしろこのまま一生来ないのであれば
それがいい、自分にとっても、…そして彼にとっても。
806月戦艦の人々(すれ違い篇)2/3:2007/11/19(月) 01:30:42 ID:F0HKFrkl
「彼は、私を憎んでいます」
 ぽつり、とニアは虚空に向かって呟いた。
 そう、間違いなく彼は私を憎んでいる。出会った頃、数え切れないほどの酷い言葉を受けた。
憎しみの滲んだ瞳で睨め付けられた。最近ではそれも稀になったけれど、でも時折
彼の寂しげな瞳に揺らぐ炎は、間違いなく憎しみのそれだ。きっと彼はその憎しみで以て、
私を屈服させたいのだろう、と思う。
「…どうして、諦めないのかしら」
 私は絶対にあなたに屈したりしないのに。
 ニアは日記帳を閉じ、右手で表紙をゆっくりと撫でた。高価なそれは、掌にしっとりとした
感触をもたらす。随分前に、彼から贈られた品。
 私はあなたに屈したりしないのに。たとえ囚われの身であろうと、彼に「生かされている」
存在であろうと、私はあなたに屈しないのに。憎いのなら、そんなに私が憎いのなら、
さっさと殺してしまえば済む話なのに。どうしてそうしないのですか?
どうして諦めないのですか?どうして私が拒絶するたび、そんなに寂しそうな目をするの。
どうして、どうして、どうして
「どうして、毎日私の部屋に来るの?」
 それは、当たり前すぎて、今までは一度も彼女に浮かばなかった疑問だった。
 ねえ、どうして?
 どうして憎い相手の部屋を毎日訪ねるの?あなたは私の心を傷つけるけれど、どうして
あなたの方も傷ついた顔をしているの?
 ニアは日記帳の上に置いた右手に、左手を重ねた。じっと、強い意思の宿った瞳でそれを見つめる。
私は、あなたが分かりません。恐ろしい、と思っています。あなたが私のことを憎んでいるように、
私もあなたを憎んでいるのかもしれません。でも。
「シモン。私は、あなたのことを知りたい」
 生まれて初めて声に出したその名は、不思議と彼女の喉に馴染んで空気に溶けていった。


 一方その頃、男は自室のトイレでうんうん唸っていたりしたわけだが、当然彼女がそれを知る由もない。

807月戦艦の人々(すれ違い篇)3/3:2007/11/19(月) 01:32:22 ID:F0HKFrkl
・艦長の日記
11月19日 天気:部屋から出れないから分からない
 きつい。しんどい。もう嫌だ。
 熱は出るし下痢にはなるし何よりニアの部屋に行けないしで、なんという三重苦。
盆と正月とクリスマスが一辺に消滅した気分だぜ。ちくしょう。
 きっとニアの部屋に行ったところで嫌な顔をされるだけだろう。嫌な顔をされない日なんて
一度もない。…書いていて、自分で凹んできた。
 違う。俺はニアにそんな顔をして欲しいんじゃない。
 嫌われたいわけではなかった。ただ、自分が彼女に嫌われたくないと思っているのだと、
そう気付くのがあまりに遅かった。俺は彼女を憎んでいる、筈だ。けれど嫌われたくはないのだ。
あわよくば笑って欲しいと思っている。こんな矛盾がまかり通るのだろうか?
はっきりしないにも程がある。彼女が俺を憎んでいることは、こんなにも明白だというのに。
 ………文章の途中だが、そろそろ本気で身体が限界だ。眩暈がする。吐き気もする。
俺がこのまま死んだりしたら、彼女は嫌な奴がいなくなったと喜ぶのだろうか。
それとも、少しは悲しんでくれるだろうか。

 ニアに、会いたい。
808名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 01:34:00 ID:1NHqEwt/
リアルタイムGJ
何と言うすれ違い……艦長気の毒になってきた(;つД`)
809711:2007/11/19(月) 01:36:19 ID:F0HKFrkl
投下終了。無駄に続けて正直すまんかった。
艦長はこれでも精一杯のシリアスのつもり。
あの物騒な格好でちまちま日記を書いている姿を想像したら癒されるのは俺だけでいい。
810名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 01:40:14 ID:eZhQq2am
ニアニアがとまらないGJ
そして艦長の日記の最後の一文に涙が止まらねえwww
811名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 01:56:30 ID:95rqxzaY
日記GJ!!! なんという純愛・・・
>>809
ちまちまとドリルペンつかってるわけだな 
そんで紙に穴あけちゃったりしてるわけだな
812名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 02:01:43 ID:FathbAh/
すれ違い篇ということは・・・
続き待ってる、いつまでも待ってる!!!
813名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 03:15:50 ID:TxEzP6TK
>>809
いつも日誌シリーズニアニアしながら読ませてもらってますw超GJ

なんという姫デレフラグ…
この後こっそり部屋を抜け出して艦内を徘徊していると副官を初めとしたクルー達に
見つかって散々ちやほやされた挙げ句ようやっとの思いで艦長の部屋に辿り着いたものの
艦長はベッドでダウンしておりどうしようか迷っているうちにそのまま寝てしまう姫
翌朝起きた艦長が最初に見たのは何故か自分の隣で寝ている姫だった…

というところまで半分寝ながら夢うつつで妄想した
間違いなく明日は寝不足俺おわた
814名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 03:59:33 ID:9aq/E9kR
>>809
GJ!!

それと>>791の幼児退行したシモンに萌えてしまったw
815名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 04:01:59 ID:FathbAh/
シモンからもらった一輪の花に、与えられる水でしか生きてゆけない、
生かされている自分を投影し、なんだかとっても情が深くなるニア
ある日情事の最中シモンがうっかり花瓶を倒してしまい、花を潰してしまう。
酷く悲しい顔をするニア
「花ならまだいくらでもある、そうだ、今度この部屋にry」
「・・・この花でなくてはいけないのです。
この花は私にとってただ、一輪の、一人の花だった!」
いくらでも?代わりなんてふざけないで!私が死んでも貴方には代わりがいるかもしれない、
でも私は貴方とは違う!とぶち切れるニアまで妄想した。
そこに逆ぎれしつつも以下略

・・・このスレの螺旋力に当てられすぎたと思う。勘弁してください
816名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 04:21:34 ID:FW8gsb9j
なんかもうこのスレの螺旋力で俺の眠気は天元突破>>791の愛ってなんですか状態なシモンに対するクルーの反応をみるに、兄貴的館長なんだろうな…
それこそ本当にカミナをなぞるように。
しかし反乱分子には容赦しないわけで、ロシウあぼん。ヨーコやキタンも死んでるかもな…
ミギダリは生きてて欲しいぜ。

日記館長は萌えるよ可愛いよ。お前ならあと一歩で、ニアとニアニアできるよ!
続きを全裸で待ってます。
817名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 04:22:19 ID:95rqxzaY
ニアの日記帳は、交換日記からはじめようという艦長の純情なプレゼントだったんだろうなぁ
ロン姐さんにアドバイスされたとかで。

「まずはお互いの考えをよく知るところから始めてみたらどう?」
(そんなの聞くまでもなく、憎まれてるにきまってる・・・・)
と思いつつも、苦悩しながら微妙なポエム交えて真面目に殲滅日記書いて
偶然を装いながらわざとらしく日記帳置いて、読ませてみたら姫になみだ目で睨まれて、
口論に発展。なだれこんで アッーーー 
そのまま何も言わず日記帳を置いていって、とまどいつつもニア姫の日記と化す・・・
艦長は艦長で、やるせない思いのはけ口に以来日誌にはまる・・・

という具合に日誌ひとつにこの有様。
スパイラルネメシスがおこりつつあるこの脳内をなんとかしてく(ry
818名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 04:44:09 ID:4GonkP17
>>809
日誌キター!ドリルペンちまちま純愛日記艦長愛しいよ艦長

で、ニアたんと>>815
艦長も気の毒だがニア可哀想過ぎて夢でも優しいシモン=総司令にも会えるといいよ
総司令のニアよりさらに儚げででもどこかエロいニア姫にどきどきしながらも紳士な総司令
ニア姫は自分でも信じがたいほど癒されながらも

「なあ、ニア。本当に辛いんなら俺のところに来ればいい。
 そこがどこであろうと必ず迎えに行く。
 ニアが二人になっちゃうのはちょっとマズイかもしれないけど、
 お前がそんな風に苦しんでいるのを放っておけるものか。だから…」
「…ありがとう、シモン。あなたは本当に優しい人ね。
 でもね、シモン、わたしはわたしのいるべき場所は『ここ』だと思うんです。
 何も知らなかった私の義務、罪滅ぼし…ううん、そんなのじゃない。
 あなたの持つ優しさが、あの人の中にもあるんじゃないかって…、そう思えてならないから。
 だから…いいの。…こんな風に思えるようになったのも、あなたとお話できたからね。
 本当に、ありがとう。もうひとりのわたしと、仲良くしてあげてくださいね」
「ニア…」

ものっそ複雑な表情の総司令は「優しさ…?そうかなあ。あいつただのヘタレだしなあ。
ニアこんなかわいいのになんでうまくできないんだ信じらんねえ」とか思ってるといい
819名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 05:56:23 ID:60qr/vTR
最近GJすぎる!

ところで、結構前に出たD・Sな艦長のネタを見て配役を考えた。

D・S………艦長シモン(15年前の大戦時はカミナ)
ルーシェ……子供シモン(ルシュフェルは総司令バージョン)
ヨーコ………ニア(シーラでもいいかも?)
ラーズ………ブータ(竜王子状態はヴィラル)
シーラ姫……ヴィラルの嫁
ジオ…………ダヤッカ
カル=ス……ロシウ
ガラ…………キタン
ネイ…………ヨーコ
アビゲイル…リーロン
シェラ………キノン
マカパイン…ギンブレー
カイ…………アディーネ
シーン………ダリー
ヨシュア……チミルフ
ダイアモン…グアーム
アンスラサクス…螺旋王
悪魔王サタン…アンチスパイラル
リリス姫……黒ニア
竜戦士ルシファー…グレンラガン

なんか考えてる内に妄想が止まんなくなって来た…orz
820名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 06:41:23 ID:GTm3h5XS
>>815
やはりツンツンニアはいいな!
821名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 08:45:13 ID:MpSE45bw
>>803
何やっても死なないからって蝶ご無体な仕打ちを受けるとこまで想像し(ry


本編で全く役に立たなかった不死身設定だけど
おなごで鬼畜エロ展開だと大活躍だぜ
822名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 12:37:39 ID:GOluQCWj
永遠となった語り部
〜螺旋王は帰らない〜

いやいやせめて「姫騎士ヴィラ子」だな
823名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 13:14:04 ID:2HBJeBGH
>>809
GJ!
押して駄目なら引いてみろ戦法はやっぱ効果あるなぁw
ニア姫のツンが僅かにデレに変わってきているのに全く気付かない艦長w
艦長がちょっと弱い部分や情けない所を見せれば姫の母性本能がくすぐられて気にかけてくれるはず
824名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 14:21:37 ID:VzW7A0Zj
>>819
ちょwwwお前と呑んで語り明かしたいwww
あのネタに反応してくれて嬉しいよ
とりあえずあの漫画なら女たちがどんどん脱いでくれるな
825名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 15:30:59 ID:/4T+w8eZ
>>824
シリアスだって出来ますよ

箱舟でのバトルで破壊神の眷属から逃げる二人
足を失ったカイ=アディーネが
「足手まといにはなりたくない置いていけ」
っていっても、抱えながら走ってるヨシュア=チミルフは
「お前をおいていけるわけ無いだろう」
とか言ってみたり
異次元に飛ばされたDS=艦長とネイ=ヨーコを救うため
「よーし俺の命、売ったぜお客さん」
とか言いながら敵に対して命がけの技を繰り出すガラ=キタンとか

あとは、DSとルーシュの俺が愛するものはあいつも…っていうセリフを艦長に言って欲しい
826名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 16:45:54 ID:ganqQJVh
元ネタわからん
827名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 16:52:36 ID:VzW7A0Zj
マイナーな部類の漫画だと思うからなー
とりあえずスレチになりそうだからほどほどにしておきつつエロい漫画だとだけ

>>809
「なんという三重苦」が妙にツボってじわじわ笑が 大変GJ!
828名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 17:00:51 ID:sTcQPXJZ
26話の甘い夢はヴィラ子さんだとどんな感じになるんだろうな…
とりあえず切なさ倍増なのは確かな気がする
829名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 17:21:24 ID:1Uhuw6q/
自分の腹痛めて産んだ子と別れる事になるわけだしな。
830名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 17:30:06 ID:MpSE45bw
>>822
なにそのテキストのどこをとってもツッコミ所満載なエルフ娘調教ゲー
831名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:35:16 ID:Yhtjhiom
>>828 そりゃ、シモンさんのお嫁さんだろ。
832名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:58:59 ID:sTcQPXJZ
愛する人と結ばれて子供までいる完璧に幸せな夢を捨てて、
たとえ想いが報われることがなかろうと自分の居るべき世界へ帰る…


こういうことか
833名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:15:43 ID:fOyon7BL
>>809
遅くなったけどGJ
すれ違いも萌えるなぁw体調が優れないまま会いに行けば心配してもらえるんじゃないか艦長
部屋に閉じ込められてるニア姫を想像すると、幽白の雪菜を思い出す
834名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:28:18 ID:VzW7A0Zj
>>832
可愛い娘と寂しそうな笑顔のシモンを置いて
柔らかく美しい微笑みを凶悪な戦士の顔に変え
「フン!」と力強く飛んでいくヴィラ子さんかw
835名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:37:34 ID:MpSE45bw
待て、多元宇宙嫁も獣人だったから性別逆転版でもそっち系で

a:リリカルな絵面になりにくそうだがチミルフ様
b:性別逆にして♂リューシュ
c:実際想像してみたらギャグにしかならなかった猫耳付きアニキ


好きな方を(ry
836名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:38:04 ID:JVPHehSX
>>828
猫耳の嫁が婿にな(ry
837名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:39:28 ID:VzW7A0Zj
一番ありえそうなのがbだが、想像したらお茶ふき度が高かったからaがいい
838名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:40:33 ID:GE2DtQ+i
>>833
それだと定時王と兄妹になってしまう罠
しかも艦長の役どころが・・・報われないなんて騒ぎじゃなくなるぞ
839名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 22:10:53 ID:GTm3h5XS
>>806
>私は絶対にあなたに屈したりしないのに。
「屈しないから良いんじゃねーか!」な真性鬼畜艦長想像した。
840名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 22:12:31 ID:fOyon7BL
>>838
そういや雪菜の兄貴は檜山だったなw
艦長の役どころは…考えないようにしよう
841名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 22:21:56 ID:2BTjCJAN
21ヨーコの枕カバーが出るみたいだ
ttp://www.cospa.com/detail/id/0000021487
842名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 04:13:47 ID:BZ6msqiH
そういえば、某所の投票だと未だにシモンの抱き枕希望がブッチギリ1位だけど
さすがに枕屋も女装っ子じゃない男キャラの枕を出すのは二の足踏むんかな
あれだけ票が入ってても騙されてたらヤダとか思ってそうだ

ちなみに2位がヴィラルで3位が裏面一話艦長のシモンだけどこれは流石に半分くらいはネタだろうな


俺はヴィラル枕は買わんけど女定時さん枕は買いそうな気がする
もちろん裏面は裸チャップスだ
843 ◆Lpi7YUvTkQ :2007/11/20(火) 07:11:50 ID:vgap/WOJ
艦長×ニア姫投下
ニアのツンツン度が最初高めです。シモンの気持ちを全然わかってくれてませんヽ(;´Д`)ノ
そしてエロ度はさほど高くない。
ちまちま書いてる最中に投下のあった>>805のニアたんと序盤の心情シンクロ率が高くて再度コーヒー吹いた
844艦長×ニア姫:2007/11/20(火) 07:12:30 ID:vgap/WOJ
あの人は何故私を抱くのだろう。

それはニアが以前から抱いていた疑問だった。
征服者である彼が被征服者であるニアの身体を蹂躙したこと、それ自体はあまり不思議なことではない。
ニアの疑問は、彼がニアを「抱き続けること」にあった。
考えるのもおぞましいが――巨大な戦艦を率いてさながら王のように振舞う彼に、自ら身体を差し出そうとする女性はきっといるはずだ。
なのに、彼の周囲には不思議なほど他の女の影がなかった。
他の女の影どころか、まるでお前だけだと言わんばかりに毎日ニアの元にやってきては身体を求める。

彼にとって、自分が可愛い女であるとはニアにはとても思えなかった。
初めて抱かれた日から今日まで、ニアが彼に従順に振舞ったことなど一度もない。
彼のような傍若無人な男は、何でも素直に言うことをきく女が好きなのではないだろうか。
飽きもせず悲鳴をあげて無駄な抵抗を繰り返すような女を、何故抱き続けるのだろう。


抗う様を見て、楽しんでいるのだろうか。ふとそんな考えが頭をよぎった。
あの男にとって、ニアは仇の娘だ。仇である当の本人――ロージェノムはもうこの世にいない。
何度殺しても殺し足りないその憎しみを、娘のニアにぶつけていることは想像に難くない。
だとすれば、非力なニアが惨めに抵抗する姿は、あの男の目にこの上なく滑稽に映るに違いない。

酷い人。

目尻に涙が浮かんだ。自分の必死の抵抗も、彼の歪んだ悦びにしかならないことにニアは傷ついた。
無駄だとわかっていても抵抗を続けることで、ニアは自分の誇りを守っている気でいた。
だが彼は、そんなニアの姿を見てきっと嗤っていたに違いない。


酷く腹立たしかった。なんとかして一矢報いる方法はないものだろうかと考える。


反抗するのをやめてみたらどうだろうか。
ふと頭にそんな考えが浮かぶ。
反抗するのをやめて、他にいくらでもいるであろう彼に従順な女になったふりをしてみたらどうだろうか。
きっと彼は面白くないに違いない。それどころか、そんな態度を続ければニアに飽きて放り出すかもしれない。
もしそうなったらニアの勝ちだ。まんまと騙してやったと、心の中で舌を出してやろう。

自分の思いつきに「我ながら名案だ」と頷く彼女は、月戦艦の主の心の内をしかし全く理解していなかった。





いつもどおりの時間に、いつもどおりの無愛想な表情で現れた彼を、ニアはいくらか緊張した面持ちで迎えた。
どんな表情をして彼を迎えればいいのかよくわからなかった。
普段の自分であれば、憂鬱な思いで目をそらすか、怒りを滲ませた瞳で彼を見据えるかのどちらかだ。
彼に従順な女なら、彼の寵を乞う女なら、きっと媚びるような瞳で彼を見つめて微笑むのだろう。
なんとか笑おうとしてみたが、強情な口元はなかなか意に従ってくれない。
結局ニアは、不自然に強張った無表情のままでいつものように彼に抱き寄せられることになった。

845艦長×ニア姫:2007/11/20(火) 07:13:58 ID:vgap/WOJ
※※※

おかしい。

柔らかく温かな身体を抱きしめたとき、シモンの違和感は確かなものとなった。
彼女を傍らに抱き寄せ、他愛ない話をしている最中から感じていた。
いつものニアの反応ではなかった。
普段の彼女であれば、シモンが話をしている最中は不機嫌に目を逸らすか――あるいは、わざと彼女の神経を逆撫でするようなことを言ってやれば、気丈にもその美しい双眸でシモンをきっと睨みつけてくる。
そのニアが、今日は彼を迎えたときから能面のような顔で黙りこくって、こちらの話を聞いているのかいないのかも判然としない。
妙な緊張感すら孕んでいる態度だった。

疑問に思いつつも大した問題ではないと考え、当たり前のように彼女のたおやかな身体を抱きすくめる。
ニアは毎日飽きもせずに腕を突っ張って抵抗するため、シモンが彼女を抱き寄せる力は抵抗を封じるためにいつも強く、乱暴だ。

しかし今日は違った。
シモンはいつもどおりだが、ニアは違った。

抵抗がなかった。腕の中の彼女は、シモンにされるがままにその身体を預け、むしろ自らしなだれかかっているようにさえ思えた。
柔らかな乳房が胸に摺り寄せられ、甘い吐息がシモンの耳元を擽る。

おかしい。


※※※

どうしよう。すごく反抗したい。叶うことなら頬を引っ叩いてやりたい。
でも我慢しなくちゃ。彼を騙すために。

シモンに荒っぽく抱きしめられ、腕の中でニアはふる、と身体を戦慄かせた。
普段であれば、乱暴な彼に声をあげて歯向かい、抵抗叶わずそのままベッドに引き倒され、酷いときにはドレスすら裂かれてそのまま犯される――というのがお決まりだった。
しかし、もうニアは見抜いたのだ。そんな自分の様が、彼に悦びを与えているということに。
今夜からは精々彼に従う振りをしてやろう。興を削がれた彼がもっと酷いことをしてくるかもしれないが、絶対に反抗などしてやるものか。
負けるが勝ちだ。ニアはそう自分に言い聞かせた。

彼はもう態度の異変に気づいただろうか。
自分は上手く、従順な女の振りをできているだろうか。
彼の乱暴で、力強く――そして、意外なほど温かな胸に抱かれ、ニアは甘えるような声を出した。普段は温かさなど感じる間もなかった。
「ん……」
両手は彼の背にまわされ、黒いコートを優しく撫で回した後にきゅっと掴む。
その行為は計算ではなく、全くの自然のものだったのだが、ニアはそのことに気がつかなかった。

846艦長×ニア姫:2007/11/20(火) 07:15:29 ID:vgap/WOJ
※※※

白魚のような手が背を泳ぎ、柔らかな金糸の髪がふわりとシモンの頬を撫でる。
例えようもない良い香りに、頭がくらくらする。ニアは香水の類にあまり興味を示さなかった。なら、これは彼女自身の身体から自然に香りたつ匂いなのだろうか。
なんて、甘い。

今やシモンの頭の中は疑問符だらけだった。
どういうわけだかニアは全く抵抗をせず、自分の胸の中に納まり――それだけならまだしも、自分から積極的に甘えてすらいるようなのだ。
さっぱり分からなかった。
彼女を手に入れてからかなりの月日が流れたが、こんなことはかつて一度たりとてなかった。
どんなに綺麗な服を用意してやっても、どんなに華麗な装飾の施された宝石を贈っても、彼女はにこりともしなかった。
それどころか、どこかシモンを哀れむような視線すら投げてよこしたのだ。
そんな稚拙な方法でしか女の気が引けないのか、と見透かされたようで――結果はいつも同じだった。
自分の意のままにならない彼女が憎らしくて、悲しくて、傷つけてしまう。乱暴にしてしまう。

それが今はどうだ。相変わらずどこかぎこちないものの、ニアは小鳥のように震えながらシモンの胸に甘えている。
それどころか、自分からシモンの背に腕を回してすらいる。

何故だ? このあいだ贈った髪飾りを気に入ってくれたのだろうか。それとも、容貌の麗しさを遠まわしに褒めてやったのが嬉しかったのだろうか。
あるいは、先日持ってきた花が良かったのだろうか。

理由はさっぱりわからなかったが、訊ねることはできなかった。
聞いた瞬間ニアが我に返って、シモンを拒絶したらと思うと怖くて聞けなかった。この幸福をもっと味わっていたかった。

理由は気になるけれど、後回しでいい。
ニアが俺に甘えている。拒絶しない。受け入れてくれている!

シモンはもう一度ニアをぎゅう、と抱きしめると、無言でその瞳を覗き込んだ。
潤んだ瞳に映りこんだ自分の瞳は、あの人がいたころの自分のような優しい光を湛えていた。


※※※

「キス、してもいいか」
投げかけられた言葉に頬は瞬時に赤くなり、ニアは目を伏せた。彼と視線を合わせていられなかった。

やだ……。


拒否の言葉が胸に浮かんだが、しかしそれは拒否の意ではなかった。

恥ずかしかったのだ。
そして、そう感じたことにニアは動揺した。

私、おかしい。どうしてこんなに緊張しているの?

全て演技のはずだ。彼の言うことを素直に聞く、愚かな女の振りをしているだけのはずなのだ。
なら、この胸の高鳴りは一体なんなのだろう。
彼に抱きしめられたときの、不思議な充足感。まるで、自分は本来彼にそうされているのが一番正しい姿なのだ、と言われんばかりのものだった。
そんな馬鹿な、と彼女は否定する。
しかし、たった今の彼の瞳。初めて見る優しい目をしていた。
あの瞳に見つめられると切なくなる。全てを許して彼を甘えさせてあげたくなる。そして、自分も彼に甘えたくなる。
847艦長×ニア姫:2007/11/20(火) 07:16:48 ID:vgap/WOJ

馬鹿なことを考えるな、とニアは自分に言い聞かせた。
これはあくまで演技なのだ。きっとニアが今感じている不思議な胸の高鳴りも、演技に熱が入っているだけ。
少し優しい目をしたからって、あの男を甘えさせてあげたいだなどと、愚かにもほどがある。

しかし理性とは裏腹に、感情は彼の言葉を追ってしまう。

キスしてもいいかなんて、なんで聞くの。今まで一度もそんなこと聞かずに、何度も、何度も、何度もキスしたくせに。
いつも乱暴で、私の気持ちなんて全然考えてない。自分のしたいように振舞うだけなのに。
どうしてそんなこと聞くの。


シモンの言葉に答えられず俯いたままでいると、彼の手がくいとニアの顎を持ち上げた。しかしそれは、いつものような荒っぽい動作ではなかった。
「キスしたい」
再度告げられると、身体中から火が出るようだった。
ニアのものより少し固い唇を、まるで口付けも知らない少女のようにニアは見つめた。
「でも、あっ、や」
言おうとした拒否の言葉は、重ねられたシモンの唇によって封じられた。しかしそれは、決して強引な口付けではなかった。
(シモン……)
心の中で彼の名を呼び、ニアはそのまま彼に身を任せ、優しくベッドに押し倒された。



何もかもが違った。
いつも好き勝手にニアの唇をこじ開けて吸いつくはずのシモンの唇は、何かを乞うように優しくニアの唇に重なり、時折甘噛みするように吸う。
やがて熱い舌がニアの口内へと侵入したが、その動きはひどくおずおずとしたもので、普段の彼のそれとはまるで別人のようだった。
甘い口付けに酔いながら、ニアは熱っぽい瞳でシモンに問いかける。

どうしてそんなに優しいの。

ニアが今日彼を拒まないのは、彼の興を削ぐための演技だ。だが、何故それに合わせるかのように今夜の彼はこんなにも優しいのだろう。
唇だけではない。今この瞬間ニアの乳房を弄る指先も、吐息も、重ねられた身体の体温すらも優しい。

私もおかしい。なんだか、切ない。

説明のできない胸の疼きを押さえ込むかのように、ニアはシモンの身体へとしがみついた。

848艦長×ニア姫:2007/11/20(火) 07:17:12 ID:vgap/WOJ


※※※

受け入れられている。拒まれていない。ひょっとしたら、憎からず思ってくれているのかもしれない。
歓喜と期待、興奮に支配されてシモンは夢中でニアの唇を吸った。
ひょっとしたら、ベッドではいつものように拒まれるかもしれない――という不安は杞憂だった。
ニアはシモンを拒むことなく受け入れた。背に回された手は彼の身体にしがみついたままだった。そして、そればかりか。
「――っ!」
ニアの口内に侵入したシモンの舌に、おずおずと――しかし、確かに自分から舌を絡めてきたのだ。
それはシモンにとって、ほとんど感動と言ってもよい出来事だった。

(ニア、ニア、ニア!)
とても、言葉にできない。
胸に沸き起こる思いに突き動かされ、シモンの唇は、舌は、指先は、更に性急にニアを求めた。
首に回された彼女のか細い腕が愛しい。
自分の身体の下、与えられる愛撫に敏感にしなる白い身体が愛しい。
舌は首筋を這い、乳房を這い、白い腹を這い、更にその下、彼女の秘所を這う。
小さな悲鳴が上がると、シモンはびくりと震えて彼女を見遣った。
普段ならどんなに泣いて叫ぼうとも関係ないと思っていたのに、今この瞬間は、ニアの嫌がることは絶対にしたくなかった。
この甘い時間を一瞬でも長く味わっていたかった。

声を上げたニアは、羞恥に震えて手で顔を半分覆っていた。
しかし、紅潮した頬、潤んだ瞳で確かにシモンに向けて、こう言ったのだ。
「お願い……やめないで。もっと、して」




怒張した己をニアの中に衝き入れながら、身体の下のか細い身体を抱きしめる。
ニアの切ない喘ぎ声が耳に心地よかった。普段の悲鳴交じりのものではない、快楽に濡れた声。

昨日までの自分たちの関係は、全て悪い夢だったのではないかとすら思えてくる。
ニアを求めているのに慈しむことが出来ず、傷つけてばかりだった自分。
そんなものは全部嘘で、こうして愛し合っている姿こそが自分たちの正しい姿だったのではないか、と。

わかっている。それこそ夢だ。
今ここにいる俺が俺で、ここにいるニアがニアなんだ。
俺も彼女も、昨日までの生き方を簡単に否定できるような道のりを歩んではこなかった。

だけど今日、そして明日からなら変わることは出来るんじゃないか。
いや、きっと出来る、変われる。
少しずつでもいい、変わりたい。変えていきたい。



ニアと共に、歩んでいきたいんだ。


849艦長×ニア姫:2007/11/20(火) 07:17:37 ID:vgap/WOJ

※※※

すうすうと寝息をたてる彼の顔をニアは見つめた。
昨日までであれば、行為が終わって意識を取り戻した後、彼の身体に寄り添うことなどなかった。
しかし今日は違う。今日は逆に、何故だか彼から離れがたかった。


今日の自分はおかしい。
彼の興を削ぐために抱かれたはずが、演技どころではなかった。
――そもそも、抗うニアの様を見て彼が喜んでいるというのも考えすぎの可能性が高まってきたのだが。

はしたなく愛撫を乞い、そして今もまだ彼の温もりに甘えている。おかしいと感じているのに、離れたくないと思っている。
この胸に残る、甘い疼きはなんなのだろう。
眠る彼の横顔が妙に可愛らしく思えるのも、髪をくしゅくしゅと撫でてやりたくなるのも、きっとこの感情のせいだ。
嫌な気持ちではない、と思う。でも、何故彼に対してそんな気持ちを抱いているのかがわからなかった。


あの優しい瞳を見てしまったから?
もう一度あの瞳を見せてくれる?
どうすれば見せてくれるの?


寝顔に問いかけてみるが、目覚めた後の彼に再度同じ問いを出来るかどうかはわからなかった。
彼の胸に甘え、瞳を閉じて睡魔に身を委ねる。
眠りの闇の中に、全ての答えがあるような気がした。




850名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 07:18:36 ID:vgap/WOJ
投下終了。そして投下し損ねてたブツをふたつ。

「どりどりめもりある〜大きな栗の木の下で〜」開発画面(嘘)
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date59555.jpg
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date59556.jpg

SSの内容と無関係でサーセンww
851名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 07:35:59 ID:IUcIPtGa
朝張ってた甲斐あったー!
金蔵さんいつもありがとう!
852名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 08:13:39 ID:lgpv8U7d
寝ぼけ眼が一気に覚醒した。ギガドリルGJ!
これで今日も一日ウハウハです。
853名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 08:19:24 ID:w9pQkvl1
>>850
ちくしょう、朝っぱらから股間のコアドリルがギガドリルブレイクになっちまったじゃねーか!
GJ!
854名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 09:26:34 ID:14a2wjax
>>850
GJ!!
金蔵の描くおっぱいは俺の好みにどストライクでたまんねwww
855名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 10:02:28 ID:1Q7rRBQ1
デレはじめたニアたん萌え
翌日から付き合いはじめた中学生みたいに手が触れるだけでドギマギしたらいいよ
856名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 10:12:24 ID:odDQ/S8w
GJ!GJ!GJ!
困惑するニアと艦長すげーいい
なんか、二人の背後に消えるしかなかったニアと
見送ることしか出来なかった総司令シモンがダブって見える
「私はシモンの傍に居てあげられないから、あなたは傍に居てあげて。」
なんて、困惑するニアに囁いてるニアなんか思い浮かんだよ
857名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 11:43:32 ID:X9GnGJDk
艦長ルートと学パロ あまりにカラーが違うのに
どっちもエロくてもえるってどういうことなんだろう GJ!!!!!
858名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 12:33:30 ID:E1YDBDx/
本編補完も艦長ルートも学園パロも女定時王も全部まとめて大好きだッ!!!
859名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 12:38:46 ID:Fp6a88ea
最初は陵辱キターーーとこの流れに歓喜していたわけなんだが、
二人に早く幸せになって欲しいと、そんなことばかり考えてしまうぜ・・・

双方の笑顔を見て泣いちゃったり赤くなったりする二人ばっかり思い浮かぶwww
860名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 12:48:54 ID:pInc0POp
>>858
まるっと同意 このスレの螺旋力は異常だよなほんとw
小説職人絵職人コラ職人みんないつもありがとう
861名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 21:17:00 ID:+Q7IYbQy
ちょwwwお前ら天元突破しすぎだwww

それにしてもヴィラ子の場合は艦長とどうなってるんだろ
まさか性処理機ってことはあるまいな、ニアもいるし……
862名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 21:33:07 ID:pInc0POp
ニア姫の騎士兼お世話係として百合展k(ry

最近の方向じゃなくて前の方に出てたようなやさぐれ超鬼畜艦長なら、
ニアとうまくいかないストレスをヴィラ子にぶつけるとかやりそうな。
863名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 21:47:25 ID:EMLAvE2t
ヴィラ子は副官ブータとよろしくやるんじゃないか。ブータの螺旋力も半端ないからな
864名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:38:26 ID:Dx4Ydlb/
ヒント:獣人は孕まない
865名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:38:43 ID:BZ6msqiH
エロゲ的に考えると
「姫を汚されたくなければお前が頑張って見せろ」と言われて
ものすごくムダな努力をする馬鹿一展開
(ヒント:役に立たない)
866名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:48:20 ID:n11BElWM
やべー、本気で泣けてきた
ヴィラ子を幸せに出来る真の漢はいないのか!
867名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:58:56 ID:Fp6a88ea
つまり俺か
868名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:07:11 ID:pInc0POp
案外副官ブータっていけるかもしれない

ボロボロにされたヴィラ子に肩を貸してやるブータ
「情けなどいらん…」と言いつつも自分で立てなくて「…くそっ…」と悔し泣きするヴィラ子

惜しむらくはブータの名前の響きが微妙にしまらないところだ
869名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:11:56 ID:PIDlY1wF
ブゥタッ
870名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 23:46:50 ID:RTTxqblW
>>850
大分遅くなったけどGJ!
甘い夜を過ごした数日後、ニア姫の日記帳に「演技だった…」って書いてあるのをうっかり見て絶望する艦長まで妄想した
次のページには「演技のはずだった…だけど違った」って書いてあるのに気付かないという駄目っぷり
いかんまた泥沼すれ違いになってしまうw
871名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:49:32 ID:woHSFU3u
ヴィラ子は再生能力で処女膜も再生する→いつまでも新品同然
と理解した。

ブータは「お、お前……メスだったのかー!?」って展開を期待してたのに、普通に男でガッカリした。
872名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:55:40 ID:n11BElWM
>>871
そして毎回破瓜の苦しみか
ちくしょう、ヴィラ子には幸せになって欲しいのに
うっかりおっきしたw
873名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:59:40 ID:BZ6msqiH
そんな改造した螺旋王は間違いなく変態wwwww


まあ語り部で不死化も大概だが
例えばこの手の展開で娘の護衛を不死化というのはもっとヒドイ気がするぜ
874名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 00:04:52 ID:ED37faNo
ここにきてまさかのブータヴィラ子と聞いて
ここ何日かの螺旋力は時限を越える勢いだな


ブータ「まさかお前……メスか?!」
っていうFF5のファリス的なものにみえちまった

>>867
遅れたが阻止
875名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 00:16:15 ID:BEKqiR+i
多元宇宙がそんな大変な事になってるとは露知らず


本編宇宙の艦長女王はフラリと晩飯を食いに来たおやっさんに山盛りご飯をよそっていた
(混ぜすぎ)
876名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 00:25:37 ID:LIDnpRwS
いつの間にか主従逆転だなw
877名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 00:36:03 ID:OhHp35U2
>>875
混ぜすぎふいたwwwww
878名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 02:51:42 ID:ED37faNo
>>875

a.
ベタだがおかん王こと永遠の若妻(?)ヴィラ子が、おやっさんに
「ご飯とお風呂とどっちがいい?」と聞いて
おやっさんの選択肢が「メシ」「フロ」「おまえ(もしくは「俺のドリルでお前に穴を開けてやる」)」になる

b.
ヴィラ子に干物と味噌汁とたくあんの晩飯を馳走になるおやっさん
最後にたくあんが1枚だけ残ったことが引き金となり、ちゃぶ台を戦場にした第一次たくあん戦争勃発
飛び散る火花、割れる皿
 ヴィラ子「もらったぁぁぁぁ!!」
 おやっさん「させるかぁぁぁぁ!!」
ドリルと舵を箸に持ち替え、何十年かぶりにぶつかり合う二人

好きなほうを選べ
879名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 03:02:10 ID:dQa+LYsA
このスレ的にはaなんだろうが
個人的には物凄くbが見たいよアニキ
880名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 03:42:07 ID:BEKqiR+i
>>878
もしくは前出のアバン艦長を凹ませて来た後のおやっさん(別名:ドリルのキューピッド)が
「それにしても、あっちのニアはあのワガママ小僧(俺だけど)のどこが良かったんだろうなァ」とか
心底不思議そうな顔で話すのに
「お前にはたぶん一生解らんからとっとと飯食って風呂入って寝ろ」と突き放しつつ
ほっぺたについたご飯粒を取って(省略されました、どう見ても自分の趣味丸出しです)



ところで保管庫覗きに行ったらもう今回の艦長ニア収納されてて驚いた
管理人様お仕事早いよいつもありがとうございます

連日のように斯くもGJなSSや小ネタがタダで読めるなんて
このスレはほんにドリルの桃源郷や
881名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 04:36:55 ID:CBVwf51j
882名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 04:55:09 ID:mjPHI8/K
>>881
吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ダメだ、艦長とニアも可愛いけど冷静な副官に萌えてしまいそう(*´д`*)
883名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 05:44:54 ID:ED37faNo
こんな夜更けに萌えさせてくれるたぁ、GJ!
ニアの抵抗がなんか可愛くなってるものの、艦長へのダメージは絶大だwww


艦長女王の晩御飯で妄想を膨らませていたんだが、

ヴィラ子「さあ、腹一杯かっ食らうがいい!」
 (ヴィラ子、山盛りお代わりを差し出す)
おやっさん「ぐあ……おかずが……もう」
ヴィラ子「ふはははは……やるな、人間。だが、おかず無しでどうやって残りのご飯を食べるつもりだ?」
おやっさん「くそ……なめんじゃ……ねぇ!!」
 (シモン、山盛りのご飯を物凄い勢いで食べる)
ヴィラ子「馬鹿なっ!梅干しの酸っぱい味を思い出して白米を食らってるというのか!」
おやっさん「うおおおおお!!!」
ヴィラ子「一升分の白米を……一人で平らげただと?!」
おやっさん「ごちそうさまでした」

……どうやってもエロに結び付かん
884名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 07:38:15 ID:OhHp35U2
お前らのおかげで朝から笑顔全開だぜ。仕事頑張ってくらぁ!
ニアもヴィラ子もGJ 俺の嫁
885名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 07:43:06 ID:Q534+Hbb
阻止
886870:2007/11/21(水) 08:39:22 ID:HeSUltGC
>>881
GJ!
まさかおれの妄想を具現化してくれるとは…ありがとう金蔵さん、愛してるw
三歩進んで二歩下がるような2人の関係がおれ的萌えです
887名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 08:44:08 ID:M4l0oNRC
>>881
ちょwww金蔵さんの人ってばなんというドSww(描き手的にw)
ビンタの擬音がぺちんって!ぺちんって!!
ニアたんはオノマトペまでかわゆいのうww
888二部ニアシモ:2007/11/21(水) 17:49:42 ID:E9vZA7wx


「殿方はおペニスを舐められると気持ちがいいのですか?」

各々の仕事も一区切りついた午後のティータイム、供されるのが食堂の自動販売機から
紙コップに吐き出されるコーヒー、或いは紅茶という名の香りのない色水であるのが
惜しいところだが、それでも黒の三姉妹が作ったと言う焼き菓子などを摘みつつ
(ニア謹製のどうやらクッキーらしい蛍光グリーンの物体は、シモンのみが至福の笑顔と共に食していた)
それなりに和やかに休憩を楽しんでいた大グレン団の面々は、ニアのその発言に
軒並み鼻や口からコーヒーを噴射する運びとなった。

「……ニアちゃん!?」
「そ、そ、そんな基本すっとばした応用編な知識をどっから仕入れてきたんだよ!」
「ああああああ目が、目がぁーーーーーー!」

ハンカチで口元を拭うアイラックと鼻腔でコーヒーを味わってしまい涙目のキッドが、
突如繰り出された集団水芸にきょとんとした(そして原因が己にあるとは露ほども思っていない)ニアに
テーブル越しに詰め寄った。
その後ろではロシウが、鼻からも口からも噴射を堪えた結果目から吹き出たコーヒーに
目の粘膜を刺激され床に転がって悶絶している。
ニアは二人の驚愕振りに丸く見開いていた目をぱちくりと瞬かせたが、すぐに笑顔に戻った。
質問に対する回答の為に記憶を遡ろうとしたのだろうか、その白い指をこめかみに当てて小さく首を傾げる。

「ええと、先日お夜食の時間に夜勤当番の方をお起こししようと仮眠室に行きましたらそこでダヤッカさんとキヨウさ」
「きゃああああああああ」
「何やらベッドにお座りになったダヤッカさんの股間に跪いたキヨウさんが顔を」
「いやああああああああ」
「少しするとダヤッカさんがキヨウさんに『だ、出すから口を離し」
「らめええええええええ」
「ですが結局そのままキヨウさんは全部御飲みになったようで」
「ああああああああああ」

「……ニア。やめてあげなさい」

脱力したヨーコの声が静かに制止をかけた頃には、真っ赤に染まった顔を両手で覆って
テーブルの下にしゃがみ込むダヤッカの姿と、クロスを持ち上げてそれを容赦なく追いかける
他の団員たちの、からかいや羨望や嫉妬の視線がそこにあった。
ちなみに、ニアの無意識なる暴露を妨げんと張り上げられた一連の悲鳴は全てダヤッカにより
発せられたものである。

「おねーちゃん、だーいたーん」
「ふ、不潔よっ!みんなで使う仮眠室でそんなこと」
「てへ☆」

一方、もう一方の当事者である黒の兄弟長姉キヨウは、ここぞとばかりに囃し立てる末妹キヤルや
ダヤッカとほぼ同じ反応を見せた次妹キノンに対して殊更に悪びれる事もなく、茶目っけを含んだ笑顔で
無言のうちに全てを肯定していた。
この一連の暴露が引き金となり
「あそこまでサックリバレたんだから今更隠れててもしょうがないわよダヤッカさん」とキヨウが
押して押して押しまくり、結果更に数年の後に二人は結ばれる事となったのだがこの話にはあまり関係ない。

「それはそれとしてニア」

ここでようやく、鼻から垂れたコーヒーを拭ったシモンがやはり頬を染めてニアにおずおずと向き直った。
言うべきか言わざるべきか、内容が内容なので公衆の面前の前では取り上げたくはないが
しかしもうこれ以上ないほど公衆の面前で放たれた爆弾発言をいかに諌めるべきか。
悩む風情を暫し見せた後、シモンは決意したのだろう、キッと顔を上げた。
889名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 17:50:22 ID:vklNKPEz
ヴィラル役の檜山が「女キャラもやってみたい」と言ってると聞いたよ…
これはいいヴィラ子フラグですね
890二部ニアシモ:2007/11/21(水) 17:51:14 ID:E9vZA7wx
「ペ…ペニ、スって言葉には、『お』はいらないんじゃないかな」
「そっちかよ!」

テーブルの下で乙女泣きをしているダヤッカを除いた団員総出でツッコミが入るも、シモンは己の発言が
どのベクトルにずれているのかを自覚すらしていないらしく、ただ男たちの大声に吃驚したのだろう、
びくりと体を竦ませた。
ニアに至っては団員の突っ込む声など最早日常だと言わんばかりにノーリアクションで、
シモンより投げかけられた言葉を自分なりに理解しようと胸の前で祈るように手など組み、
愛らしい顔に難しい表情を浮かべている。一見すれば救済に心を砕く聖女の敬虔なそれにも見えようが、
しかし彼女の中で今葛藤の材料になっているのは男性器に丁寧語は必要か否かでしかない。

「……でもシモン、ちんちんには『お』がついておちんちんになりません?」
「あ、そっか。同じものを指しているのに何でだろうね」

既にもとの話題を思い出せないほどの脱線振りに、多少の事ではその威勢を崩さない荒くれ者達も
露骨に疲労の色を見せた。半数ほどの面々に至っては既に会話の軌道修正を放棄してもくもくと菓子を食い、
茶を啜っている。

「……それで、舐めるといいのですか?どう気持ちいいのですか?」
「うーん、そんな事言われても俺してもらった事ないからなぁ」

ようやく自分の最初の質問を思い出したらしいニアの改めての問いかけに、困り果てたシモンの声が重なる。
だが矢張りどこか困るポイントを間違えていて、食堂にいる面々は(このまま「じゃあ試してみましょうか」
「わかったよニア」とか言い出すんじゃねえだろうな)という共通の不安を抱き始めた。

「アニキは「ヨーコにしてもらった時ゃすげー良くてちんぽ飛んでっちまうかと思った」って言ってたけど」

二度目の爆弾に、一度目は何とか堪えたヨーコの口からコーヒーの飛沫が飛んだ。
ニアがまあ、と軽く口元を押さえて感嘆めいた声を上げる。

「シモンに気持ちよくなって貰いたかったのですが、飛んで行っては困ってしまいますよね!」
「ニア、俺のために…!ありがとう、俺のシモの心配までしてくれて」

手を取り合う可愛らしい恋人二人。会話の内容さえ聞かなければの話だが。
(ナニだけといわずふたりともどっか飛んでいってそこで存分に愛を確かめてくれ)
あちこちがコーヒーや紅茶で濡れた為に最早休憩前の面影を残さずまだらの褐色に染まった食堂で、
大グレン団の面々は思わぬところで心をひとつにし、よりその結束を固いものにしたのであった。

ロシウ?二度目にまた目からコーヒー噴いた。

「目がぁーーーーーーーーー!!!!!」
891二部ニアシモ:2007/11/21(水) 17:54:16 ID:E9vZA7wx
以上。スレの容量が心配なので舐めるところはまた今度にします
892名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 17:55:55 ID:1k2EP9uZ
GJ

ロシウ哀れww
893名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 18:01:14 ID:BEKqiR+i
GJっていうかリアルウーロン茶噴きそうになったわwwwwwwwww


ええとダヤッカさんかわいそう
894名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 18:19:53 ID:SUs1xGAK
舐める話も楽しみです!

>893
リーロン茶と読めてしまったww
895名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 18:28:24 ID:OhHp35U2
GJ! のた打ち回るロシウとかわいそうなダヤッカに腹筋崩壊
女たちは強いなぁwww
そうか、もう容量を心配する時期か…今回のスレは特に濃度が凄かったなw

うっかり挟まった萌えっこ>>889
まじか 怖いもの見たさで是非やってみてほしいな
896名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:02:39 ID:mjPHI8/K
GJ過ぎて噴きましたwwwwwwww
笑うの堪えすぎて腹痛てぇwwwwwwww
897名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:10:51 ID:LIDnpRwS
>>881
なんだこの可愛さ…ハァハァ
絵柄のせいか余計可愛く見えるなぁw全力で萌えたGJ
898名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:41:11 ID:52Gg0WpP
笑い殺す気かwwwwwwwwwwwwwww
899名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 20:19:44 ID:L66Hfj7k
>>888
おペニス噴いたwwww
きゃああいやああらめぇええのダヤッカ可愛いよダヤッカ><

舐める話も楽しみに待ってる!
900名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 20:25:04 ID:COmbMEoa
なんだこの破壊力抜群の超天然バカップルはwwwwwwwwww
901名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 21:27:26 ID:oUr6uchD
>>888
螺旋力あふれすぎバカップル噴いた
もうこいつら花畑で生活したらいいと思うよGJ!
902名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 01:43:27 ID:tjs1zfgQ
わ…わっふるわっふるぅぅぅ!!!!11超GJです、早く続きが読みたいw

今さっき最終話見返してやっぱシモンとニアのカップル大好きだなぁと再認識した今日この頃。
俺の最終話にはニアが消えてしまうEDが映ってた気がしたが、別にそんなことはなかったぜ!
903名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 10:06:02 ID:DeCGh5TL
>>902
俺の最終回には、最後のおやっさんシモンの横にそっと寄り添うようにいるニアの姿が見えたわけだが?
わっふるわっふる
904名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 12:23:00 ID:VgnvdU10
>>903
というかむしろ元々そういうシーンだった気さえしている。
わっふるわっふる

それはそうとおまいら、今日はいい夫婦の日ですぜ。

そんな素晴らしい日に
ニアに変態プレーをおねだりする総司令の夢を見てしまった俺
このスレに影響受けすぎオワタ\(^O^)/
905名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 12:48:38 ID:WH10zvWS
いい夢みやがって羨ましいぜ!
しかしいい夫婦の日か。グレンラガンにはいい夫婦ばかりだな。
シモンニア、ダヤッカキヨウ・マッケンレイテ…
906名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 13:15:00 ID:w/Ict6S2
具体的にどんなプレイだったのかすごく気になるんだぜ兄弟
907名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 15:46:31 ID:tjs1zfgQ
>>903の最終話がDVDに念写されていると信じて…!

>>904
はははこやつめ
夢をそのまま書くだけなんだ、簡単だろ?さぁ早く執筆作ry
908名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 16:04:12 ID:R9Wy8Lol
俺なんか3番目のOPラストに、振り返ってニアの手を取り一緒に歩いていく二人の背中が見えるよ
909名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:03:11 ID:rW3ztuVC
なるほど、つまり最終話のニアは単にシモン以外には見えない存在になっただけなんだな!
そして他人には見えなくなったのをいいことにTPOナニソレな勢いでバカップルしているわけだ!



まあ俺らにはまるっとまるみえなわけだが
それはそれとして>>888GJ!激しく笑わせてもらいましたwwww
そしてロシウコーヒー目wwwww
910名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 22:41:25 ID:QlvxoB76
今度こそこのスレが埋まるのかな?
でも螺旋力がすごい人たちがいるから分かんないや
911名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:08:23 ID:TMW4OaPm
そっか、
そういや900越えてるなー
912名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:43:38 ID:l6uelvdj
今日早くもクリスマスツリーを目にしたもんだから、
シモンとニアだとクリスマスをどんな風に過ごすのかちょっと考えてみた

1.イルミネーションの綺麗な街並みを歩いた後ホテルで食事、予約してある部屋でお泊り
2.ニアの家で豪勢な手料理(クリスマス仕様)をご馳走になりプレゼント交換
  いい雰囲気になって甘い夜を過ごす
3.ラブホでニアにサンタのコスプレをしてもらう。螺旋力全開の聖なる夜

個人的には2が一番しっくりくるかなと
913名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:44:55 ID:sBDUCU2E
さあ執筆作業に戻るんだ
914名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:58:29 ID:wyxrt2Bz
そういえば、新政府樹立以降のあの世界って
年中行事とかどうなってんだろ

とりあえず新年とか建国記念日くらいはあるんだろうけど
アンスパ倒した後は独立記念日的なものもできるだろうか
915名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:15:22 ID:4acuHVgq
>>912
1.2が本編シモニア、3が学パロシモニアだな


やさぐれ艦長? もちろんメリークルシミマス('A`)だよ
916名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:26:30 ID:DOTOT/4I
>>912
二人っきりで過ごしたかったのに、大グレンメンバーとパーティーになってしまった
そんなかわいそうな14シモンさんが思い浮かんだww

>>914
総司令誕生日が祭日だったらどうしよう…

公式のドラマCDがくるまえに、一回ぐらい学パラここに投下したいなあ…
917名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:33:27 ID:cBaez/k0
>>915
艦長吹いたwメリークルシミマス('A`)とか可哀想すぎるww
>>916
そこはやっぱ途中で抜け出すんじゃないか。小説2巻の如くいつの間にか姿を消す二人w
学パロ投下wktkしながら待ってるよ
918名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:59:34 ID:vXsGf3Fd
発売まであと5日だっけ?連休あってよかったな…。
間に合わせるためにラッシュかける兄貴たちを凄く応援するよwktk
919名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:05:28 ID:UvjeMQL3
>>914
イベント的なものについては分からんけどこれだけは言える

総司令の結婚記念日は間違いなく祝日
920名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:15:15 ID:vYy8XP3v
もし、何事もなくシモンとニアがあのまま結婚してたら
盛大なパレードとか式典とかしたのかな?

ロシウあたりが、いろいろ大変そうだ。
当の本人は「そんなんやらないでくれよ〜」とか言ってそうだけど。
921名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:44:33 ID:YSKbfued
さすがにそれはやらんだろ
あの式も身内だけっぽかった。

ところでスレ容量って450?それとも500?
どっちにしろまだ余裕ありそうだが
922名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:54:07 ID:6BGV/H2r
>>921
500なんだぜ
923名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 02:01:03 ID:YSKbfued
>>922
トン。
あと90KBもあるのか
924名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 08:57:21 ID:WhQ3aQDw
そんだけの螺旋力があれば十分だ!

しかし再放送を見たが分かってはいたがアニキが・・・
925名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 14:56:29 ID:UAYYQWD3
>>920
国家元首の結婚相手が螺旋王の娘ってことで一部に反発を受けたかもしれないね
獣人統治にうまく使えそうだということで政治利用をしようとされたかもしれんが。
926名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 15:18:42 ID:vYy8XP3v
アンチスパイラルにならんでも
ニアと結婚するには一波乱ありそうだね。

シモンは大変だ。
927名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 15:35:10 ID:+dEngev4
人間殺しまくってた獣人とたった7年で共存してるような人々が、そんなこと気にするとも思えんが
928名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:42:27 ID:z3oCu2sH
ずっと地下に居た人間たちにとっては「獣人?そんな種族もいたのか」であって
殺す殺されたは一部の人間しか知らないんじゃないか?
獣人に怯えてor管理されてor戦って過ごしてた人間は素直に共存はしてなかったんじゃないかと予想

要するに、小さい子供に石を投げられて一瞬辛そうな顔をするヴィラ子も見れるって訳だ
複数の男達に罵られながら輪姦されるヴィラ子もry
929名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:41:54 ID:sKURXq4W
すいません、そろそろ女体化専用スレ立てませんか?
930名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:01:07 ID:rhDoeVi3
女体化専用っつっても、メンバーがヴィラ子さんくらいしか思いつかないぞ…。多分落ちる。
こりゃあNGしてくださいとしか
931名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:14:34 ID:2aOzrx1E
専用スレなかったっけ?
初期もそっちに誘導されてたような
932名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:30:54 ID:0TCmkeaU
ちなみに難民の方にシモン女体化スレなら立っている。
933名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:31:03 ID:C6YNvZdB
地球と人を見捨てて逃げたロシウがあっさり政権復帰してるおかしな世界だから黒ニアの過去があるニアもあっさり受け入れられてるだろうなw
934名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:50:06 ID:/xtBh6yX
ヴィラ子さんファンはそこそこいるからなぁ。俺もだが。
ちょくちょくネタが振られるから話題に出すなと言われても難しい部分もあるし、
専用スレがあったらあったで有難いような。
935名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:04:29 ID:bsqu5Rrm
投下する職人さんには注意事項入れてもらって、女体化が受け入れられない人はスルー。
それで万事解決だと思うんだが?
936名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:05:36 ID:RPMeAlj/
いい加減スルーするのもきつくなってきた人がいるからこういう提案が出たって事なんじゃないか
937名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:15:28 ID:YSKbfued
【キーワード抽出】
対象スレ: 天元突破グレンラガンでエロパロ 3
キーワード: ヴィラ子
抽出レス数:74/936

レスの約8%か、無視するにはちょっときついかもな
938名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:18:15 ID:e2NdM+E7
投下単体なら苦手なひとはスルーすればいいだけだけど
他のネタと絡めたレスや女体化前置きなしのネタ振りレスがあるからね
939929:2007/11/23(金) 21:36:41 ID:sKURXq4W
好きな人には本当に申し訳ないと思いつつ
夢でまで見てしまって正直かなりまいってたもんで思わず意見してしまいました。
自分はNG導入しようと思います。
気分を悪くされた方もいると思います。すいませんでした

でも、専スレがあれば投下もネタ振りも気を使わなくてすむから
良いかな、と言う打算もあったりしました
テキストをろだにあげたりしてたのが大変そうだなあ、と
940名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:39:14 ID:/xtBh6yX
職人さんたちは最近自粛してるみたいだが、正直もっと見たいとも思う俺・・。
でも嫌いな人に申し訳無い気持ちもやっぱりあるんだよな。
このスレもそろそろ次スレだし一度道を分けてもいい気はするけどな
941名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 22:37:07 ID:dbaD3izh
道を分けて即落ちしたら再合流
それなりに続いたらそれでいいんじゃね

何処か忘れたが別のスレでも
ネタを引っ張りすぎてちょっと…的意見が出てた気がした
942名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 22:46:24 ID:2hnwr4SL
>>941
自分もそれでいいと思う

それにしてもシモンにも女体化スレがある事を
今初めて知った
そうかシモ子ちゃんか…その発想は無かったわ…
943名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:04:36 ID:EAyXk6LT
女体化に萌えること自体は別にどうとも思わないんだが
そもそもキャラの中の人が檜山であり柿原である事を
自分たちの中でどう解決しているのか気になってしょうがない
944名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:25:23 ID:2hnwr4SL
>>943
ヴィラ子萌えの自分は、声は檜山のままで全然おk
女体化とか関係無く、中の人の外見や性別だとかは意識した事無い
てか、しないようにしてる
中の人の事なんて考えてちゃエロゲとか出来ないからなw
945名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:26:23 ID:VOLsb/nw
腐で女体化好きな人はどうしてるのかという疑問はあるな、確かに
946名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:30:48 ID:/xtBh6yX
確かにエロゲやる時中の人のことなんて考えないわな
フェラの音とか声優がやってるわけじゃないし・・
947名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:46:43 ID:VOLsb/nw
実際の声優の容姿がどうのじゃなくて
女体化したけど声はどう脳内処理してんの?ってことを聞いてるんじゃないか
自分は女声に変換しないとエロは読めないし萌えはない
でも声は男のままで体は女に萌える人もいるんだろうな
948名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:48:14 ID:xPNIa3BU
今のままでもアディーネとSMプレイしてんだしそのままでいいんじゃね?
949名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:52:00 ID:vXsGf3Fd
檜山声のままで、それを気にしてるとさらに萌え
性転換な流れで書くけど、前本スレであったジーハ村のカミナ(通称アネキ)とシモン、
そして天井からガンメンとライフル持った美少年が…を思い出した
950名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:55:18 ID:dm2xRRV1
おえ
951名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:08:48 ID:wlb8I7jW
まぁ、とりあえず分ける方向でいこかー
952名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:11:32 ID:3K/IwS6x
難民で新しく立てるか、女シモンスレと合流させてもらうか
953名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:15:05 ID:oHE8Xrio
難民でエロネタっていけるんだっけ?
ID出ない板だし、ちょっとなー
総合女体化スレがここに立てられたらいいんだけど
954名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:19:51 ID:bZOMJZCU
まあ新スレと同時に分家するのはいいんだけど、
実質SS職人一人とコラ職人2殻人ほどでそんな維持できるもんなのかとか
保管庫への収納はどうしてもらうのかとか
色々気にしないといけないことがあるような…
955名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:20:33 ID:bZOMJZCU
2殻人ってなんだ
2〜3人と書きたかったのに
956名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:31:25 ID:U21Km0yr
それこそ立ててみないとわからないのでは
あまり細かいこと気にしても始まらん
保管庫に関しては必要になったときに女体化スレ住人で話し合えばいいんじゃないか
957名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:40:07 ID:6gdC+Mdh
分けて落ちるのが嫌なら
したらばでも借りて女体総合避難所でも作って
関連スレに入れてもらえばいいのでは
958名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:01:56 ID:8oft+1Jz
どういうところか知らないけど確かぴんく難民ってあるよね?
それからキャラサロンって手もあると思うけど
959名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:37:41 ID:mARTJtuB
bbspinkのキャラサロンはどうだろうか
いきつけの女体化スレがこの板なもんで

>945
むしろ男性キャラの女体化は腐向けな気がする
そんな自分はノマエロも801もニョタも美味しく戴けちゃうんだぜ
でも節操なさすぎて住み分けにいつも悩まされているんだぜ
960名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:45:58 ID:WRBFG6HY
キャラサロンにグレラガスレが3つもある件
今キャラサロンに立てるのはマズくないかな。なりきりスレのが色々やっちゃって荒れてるし
961名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:55:32 ID:9cOust3D
普通に難民でいいんじゃまいか?
あそこはエロパロの1作品1スレ制限に引っ掛かるのや、エロ禁止板のエロネタスレを立ててるのが多いぞ
962名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:01:18 ID:bZOMJZCU
難民って行った事ないんだよな
専ブラ使えるのかな
963名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:02:50 ID:9cOust3D
普通に使える
964名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:41:34 ID:OIYwc18V
最近になって初めて、録りだめしていたグレンラガンを1話から見た。
徹夜したが、悔いは無い。つーかHDDの容量の為に1度も見ないで消そうか考えていた自分は馬鹿だと思った。

カミナの兄貴をMADで見かけなかったら多分消してたんだろうな…
ホントはクーガー兄貴を見つけようとしてたんだよorz
でも、グレンラガンを知ることが出来てよかったと思ってる。

ところで、8話以降ヨーコが死亡フラグうんぬんで叩かれたのは事実?
ロシウの時はムカッときた時もあったが、ヨーコにはそんな感じは無かったんだが…




965名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:51:33 ID:SMgda73A
ここで言うことではないけど本スレの叩きは凄まじかったな。ビッチビッチと蔑まれてた記憶がある
966名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 03:35:47 ID:xzKNoriI
難民で決定ぽいな。
今の所職人未後輪のシモ子スレも細々と続いていることだし
そう安々とは落ちないとは思う<ヴィラ子スレ
>>960
つか暫くの間なりきりスレ消えてたような気がするんだが何がどうなってたんだろう?
いやここで聞くことじゃないと言われてしまえばそれまでなんだが
967名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 03:54:52 ID:Go+E51JJ
929さんありがとう
自分も専スレ提案考えてたんだが、このスレのハートフルな雰囲気を
壊しちゃいそうで言いづらかったんだ…

このスレはエロパロなのにほのぼのだなぁ
968名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:55:07 ID:ZU3lNvUQ
>>964
なぜこのスレで・・・w
969名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 09:58:49 ID:l62vyePV
とりあえずこれでシモニア職人もヴィラ子職人も互いに遠慮せずに済むようになるな


職人さんこれからも自重しないで><
970名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 10:35:47 ID:qsbPzKyq
>>960
色々って何やってんだろと思って見に行ったら
非常にエロスなヨーコがいてちんちんおっき
971名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:12:17 ID:ttN205GJ
住み分け案が進む中、自分の素朴な疑問を聞いてつかあさい。

シモンやヴィラルは多くの職人達がいて、こうして広まっていく反面、
そういうのがないであろうキャラ、例えばダヤッカ、ジョーガン、バリンボー、マッケン、チミルフとか、
自分の中でも「いやぁ、まぁ・・・そりゃねぇ」と思いつつも、ハッキリした理由が見つかりません。

やっぱり、見た目的によろしくないからなんだろうか。
972名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:15:27 ID:M8QAY/Wu
>>971
おまえが描かないからさ。
973名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:22:16 ID:ttN205GJ
>>972
なんという誘惑。
これはガバル女体化を望んでいると言わざるを得ない。
974名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:22:53 ID:uVGPImm+
ダヤッカはちゃんと先生しているじゃあないか、君
975名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:33:29 ID:lUXKz4pz
今なら暇なんでヴィラ子スレ立てられるが、一応夜まで待った方がいいか?
976名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:06:06 ID:ttN205GJ
>>974
すいません、質問のしかたがよろしくなかった。
女体化の職人が生まれるキャラと、そうでないキャラの違いを聞きたかったのだぜ。

ダヤッカ先生の話は次のやつを書いてはいるんですが、学園という要素も、
エロという要素も皆無なので、また擬音かなにかで「エロ」を表現してやろうと企んでおります。

そんな訳で、コ○ミスポーツで螺旋力漲らせてくるよ。
977名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:22:20 ID:eksWHTtc
ダヤ子女教師ものがあるのかと誤読して一瞬スレを遡りかけた

で、マジレスするとヴィラルは行動や境遇がある意味萌えキャラだし、
シモンはショタ人気あるのが謎を解く手がかりじゃないかと思う
ここに職人はいないけどロシウ(1、2部)のも存在しているらしい
つまり萌えキャラ変換(ドジっ子女軍人、内向的な俺っ娘、委員長ポジションのボクっ娘)
出来るか出来ないかが分かれ目、と推理。

ムキムキマッチョメーン兄貴と私!なキャラが女になるっていうのは
需要が皆無ではないにしてもかなりコアだと思うし、かといって
擬人化ならぬ擬美少女化したりしたら「誰だお前」ってなるし
978名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:44:31 ID:l62vyePV
>>975このスレ夜まで持ちそうにないから頼む
979名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:47:57 ID:6gdC+Mdh
>>975
970超えてますが
女体化について今熱く語りたい人が居るようなので
夜まで待つと厳しそう
980名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:52:52 ID:PvKCgtKz
>>975
ここは女体化について語るスレじゃないんで早々に立てて頂きたい
981名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:59:23 ID:qsbPzKyq
>>980
そんでキミにはエロパロ4のスレ立てをお願いしたい
982名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 14:32:32 ID:SMgda73A
次スレ立てた
天元突破グレンラガンでエロパロ 4
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195881783/
983名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 14:33:18 ID:lUXKz4pz
【女体化】もしもヴィラルが女だったら【ヴィラ子】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1195882006/

ついでにエロパロスレをたてようとして重複してしまった。
申し訳ない。
984名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 14:53:10 ID:cu6ldHJX
>>982-983
985名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 16:05:19 ID:bZOMJZCU
新スレ立てに爽やかな乙をしつつ、このスレが終わる前にひとつ


>>939、どんな夢かkwsk
986名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 16:08:46 ID:xL3N5tM0
そっとしといてやれよwww
987名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 17:37:51 ID:gGzObFQ1
>>946
やる場合もあるらしい
988名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:19:37 ID:HTi/q03B
ところで、メインがシモニアでヴィラ子がちょろっと出る(会話の中etc)程度でもヴィラ子スレにうpった方がいいのだろうか。
どのくらいがボーダー?
989名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:23:18 ID:Vu27uvWt
うpろだに上げて、両方のスレに誘導とかならどうだろう
次スレとヴィラ子スレでいちおう予告なり注意書きすれば平気じゃないかな

せっかく書いたんだから無駄にすることはないと思う
990名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:52:17 ID:p+/kmefS
うお、ほんとに最後まで埋まるんだな。
ちょっと感動www
991名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:17:51 ID:cu6ldHJX
埋めるか。
1000なら毎日投下祭
992名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:23:25 ID:vhApi7wu
気が早いな
993名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:45:48 ID:bZOMJZCU
しかしこのスレのSS収録をお願いしに行った時、500以前の流れをざっと見たんだけど
「凄い勢いで山ほど投下があった」って思ってたのが実際にSSの点数を数えてみたら
実は半分くらい絵の投下だったんだよね。

まあ流石にSS保管庫に画像まで保管してくれと言うのは図々しいから無理にしても
あの盛り上がりの半分くらいを記録に留めておけないっていうのは残念だなあ。
一部は天元突破うpろだに残ってるけど他のとこは流れちゃってるし。
994名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:36:41 ID:BjHPK+h0
ここまで画像の投下が多いのも珍しい。専用にアプロダ用意しても良さそう。
そこに上げ直して貰うとか
995名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:44:22 ID:WRBFG6HY
ヴィラ子さんと共用できない…よなぁ
996名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:50:31 ID:bZOMJZCU
あそこは完璧にヴィラ子専用フォルダだし。
女体とかヴィラ子とかいう文字を見るだけでゲンナリしてしまう人には厳しいだろうな。
997名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:53:22 ID:xL3N5tM0
今更水を差しに行くのもな
998名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:00:24 ID:oHE8Xrio
女体は他所でやれと言っておいて
ろだだけ共有にさせて下さいってのもな
まああちらの住人はあまり気にしなさそうではあるが

まあなんだ、記念真紀子
999名無しさん@ピンキー
それにしても新生ヴィラ子スレの住人、半ばヤケッパチのようにノリノリである