1 :
名無しさん@ピンキー:
どうよ
2 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:39:03 ID:tqoNK3aF
2げと
3 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:56:48 ID:EJl0JxQq
いいね でも役名忘れた
福山×柴咲希望
湯川と内海だな
二話を見たら書くか
なかなか良いよなー
2話みてキャラつかめたら書きに戻ってくるわ
ED見ると色々想像できるな
そのうち投下されるであろう作品に今から期待
9 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 02:42:57 ID:r0Bnq4xM
10 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 03:37:36 ID:nd6/B32U
「くっ…助けて…もう我慢できない…」
「ほれ…触って欲しかったら言ってみろ?」
「…それでも地球は回ってる!」
「よし…この女を拷問にかけろ!容赦せんでいいぞ!」
11 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 18:03:47 ID:Qt2ONRSg
湯川が薫の言動をきっかけに
「理論で説明できない状態」という概念に欲情するとか
石神とか出しちゃだめなのかな…
>>12 駄目ってことはないんじゃない?思いつくなら何でも燃料投下よろしく
しかし内海薫のキャラは分かり易くていいけど、湯川をエロパロに登場させるのは非常に難しいなw
「なるほど、君はここへの刺激に最も弱い訳だな」
「あっ…いやっ、…だめ、です…先生っ…ひゃあん」
「嫌がっている割に身体の反応は正直だ。実に面白い」
「別に面白くな…あ、ああああっ…!や、は、あぁ……んんっ」
こんな感じの絡み?
色気出せないなーw
萌えたじゃないか
スカッシュする湯川を見る薫の目は恋する女の目だった
ムッツリスケベ発言はいい燃料にならないか?
燃料どころの騒ぎじゃない
20 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:08:18 ID:p6cMkzvi
「女の子好きなんですか?」と真面目に聞く薫にウケたw
>>17 やたらドモってたな>スススッススカッシュ
草薙×城之内先生が見たい。
22 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:04:14 ID:E6iQm9vQ
湯川×内海がいい
なんでも濃いv
夜だけスケベな湯川
でも…昼でもムッツリなんじゃ…w
実は内海のお尻のラインにグッときてる湯川先生w
たまらん…頼む、誰か書いてくれ
書くと言っていた職人様方戻ってこないね…制作中?
…どうかがんばってください!
30 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:44:17 ID:rwJ7uE2H
四話目香取慎吾と内海は食事
するシーンがあるらしい
雑誌にのってた
内海が髪くるくるまいて
かわいかったー
31 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:53:07 ID:8LxaKAqo
内海が男と食事していたと知って、動揺する湯川がみてみたい
湯川はデレ期に入るの早すぎる。
一話目からだもんなw
34 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 21:45:01 ID:Wfk/+rpA
逆に
凄い美人の容疑者または被害者が湯川にベタベタしてきて薫がヤキモチやくみたいな展開も見たい
分かりやすいくらい動揺する湯川。
もはやギャグ
「初めて男の人にお食事に誘われました…♪」
「ほー…物好きな男もいるんだな。」
「…それ…どういう意味ですか!」
「そのままの通りだ。」
「なっ……!……って、っちょ、湯川先生っ!」
「ん?…あづ!!」
「あーあー!!もう、コップ持たずにポットのボタン押すから!」
「…君が「文句は後で聞きます!兎に角冷やしてください!」
「…君に言われなくてもそうする所だ。」
「……湯川先生。」
「…今度は何だ…。」
「それ、雑巾です…。」
「!!…わ、わざとだ!」
「いや、わざとやる意味が分からないです!」
「…保健室に行って来る…。」
「あ、ちょ、湯川先生そこは…!」
ガラガラガラガラガラぐわんがしゃんがしゃん
「…掃除用具入れです。」
「…………………。」
「…あの、大丈夫ですか…?」
「………君のせいだ………。」
「え?」
「何でもない…。」(ぐったり)
…落ちが付けられなったorz
十分GJ
柴咲意外とちっちゃいね
背高く見えるのに
>>37 福山との身長差いいよね
それにしても外の天気が酷いことになってる
湯川と内海の二人が何らかの事件で山奥に捜査に行って、帰りに台風なんかきちゃって
案の定道が通行止めになってしまい仕方なく手近な宿に…みたいなベタなシチュを想像してしまったw
宿はもちろん合室で
内海が過剰反応して
「これ以上は入って来ないで下さいよ!」みたいのは
むしろドラマでやってしまえと思っている
エロパロ的にはその後深夜に湯川がひらめいて
暴風雨にも関わらず検証しに外に飛び出し
内海も後を追って二人ずぶ濡れ
という展開にも期待
俺は激しい雨を見ながら、内海が大学行く途中で雨に降られて湯川の白衣を借りる(下着姿に直)
とかいうベタ中のベタと思われるシチュを想像したw
41 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 00:36:21 ID:ajZ2z9wP
柴咲って結構巨乳?
あとなんでいつもラスト髪おろしてんだろ
かわいいからいいけど
それはプライベートで湯川先生に会いに(報告に)いっているから
>>41 マジレスすると事件捜査中・解決後のメリハリを出してんだろうな(演出で)。でも
>>42であって欲しい
>>40 それがブカブカなら更に萌えるww
投下すると言っていた職人様ではないが湯川×内海を投下。
だが、ちらほら出てる萌シチュではなくてスマソorz
・しつこいが湯川×内海
・エロあり
・初夜の朝な感じ。
・昼間どころか朝っぱらからムッツリスケベな湯川センセ(笑
・というかスケベ全開な湯川センセ?(苦笑
・湯川視点、最後だけ内海視点
・6スレ使用予定
1
差し込んだ日の光に眼を覚ますと、直ぐ近くに内海薫が居た事に少々驚いた。
僕自身も彼女も裸体である事、そして視界に入る程度に見える散乱した衣服で昨夜有った事を徐々に思い出した。
つまりそういう事をする関係に僕と彼女はなったのだった。
―…もちろん、酔った勢い等の成り行きではなく、ちゃんと互いの合意の上で、だ。
その事をかみ締めると、改めて彼女に対する愛しさが湧き出てきた。
と、同時に昨夜の情事も鮮明に蘇ってくる。
ついでに、その時の興奮も蘇たというか、包み隠さず言えば発情して―
「…んっ…ふ……。」
そんな心情を知ってか知らずか、僕にとっては最高のタイミングで、彼女にとっては最悪のタイミングで。
兎も角悩ましい声を出しながら彼女は起きた。
「………………オハヨウゴザイマス……。」
かなりの間の後 ―その間の間に昨夜の事を思い出したのか耳まで真っ赤にさせて、数センチだけ離れてシーツに顔を埋めうーだかあーだか唸っていた― 顔を上げて蚊の鳴くような小さく弱い声でそれだけ言った。
「あぁ。お早う。」
「…なんでそんな冷静なんですか…。」
大よそ見当違いの言葉に笑いを堪えながらも、視界を君と寝台だけにさながら逆に問う。
「そろそろ通勤の準備をしなきゃいけない時間じゃないのか?」
「え?あぁ、大丈夫です。今日は非番なので。…それより、本当になんでそんなに冷静なんですか。」
「冷静?本当に君はそう思うのか?」
「え?」
「大体、僕が上に被さっている時点で気づくべきだと思うのだが。」
「…!……ゆ…湯川先生…い、いま朝ですよ?!」
ようやっと事態が飲み込めたのか今更彼女は焦りだした。
2
「時間なんか関係ないだろう?」
「あ、えっと…あ!だ、だだだ大学があるでしょう?!」
「…今日は何曜日だ?」
「え…あ…日曜日です……あ…!」
「つまり学校は休みだ。」
「う…、…ええぇっと…あ、湯川先生の仕ご「今日やらなくても差し支えの無い仕事だけだ。」
段々、面倒になって来て彼女の精一杯の抵抗の言葉を先回りして答えていく。
とうとう言葉が思いつかなくなって、それでもまだ抵抗しようとしているのか、再度あーだかうーだか唸りだした。
「じゃ、じゃあ」
やっと思いついたのには悪いが聞く気が無くて唇を塞いだ。
「んっ……!」
驚きに開いた口内に舌を差し入れると観念したのかたどたどしくも絡めてきた。
互いの唾液を交換する深い口付け。その甘さに酔いしれそうになっているあたり、もう既に僕は君に
捕らえられているんだろうか。
太ももを撫でていた手を秘部へと下ろしていき割れ目に沿って指を這わせていく。
「…ん…ふ…んぅ…。」
口を塞いでいるためくもぐった声が微かに漏れて聞こえる。
流石に酸欠で息苦しいのか軽く胸を叩かれ心底名残惜しいが開放してやる。
「は…ん…やんっ……!」
息を整えるのもつかの間に、指を押し込むように入れると
そんなに濡れていないのも重なってまだ抵抗が感じられた。
昨夜知った彼女の”良い所”を指で出し入れしながら、
桜色をした胸の尖端を口へと含み舌先で転がすと甘い声を上げながらびくりとその細い肢体が震えた。
「あ…う…や……。」
暫く尖端を弄んだ後、舌を降下させると僕の意図を悟ったのか慌てて足を閉じようとする。
が、時既に遅し。足で僕の体を挟み込み、余計に指を押し入れる風になってしまった。
もう既に、秘部からはくちゅくちゅと厭らしい水音が奏でられ、
彼女自身からも手を当ててくもぐってはいるが甘い嬌声が上げられていた。
「…それ以上やっていると痕が残るぞ。」
彼女の嬌声を聞きたくて一旦舌の降下を止めてその手を外すように促すが、
いやいやをするように首を横に振った。
「…ならせめて僕の腕を噛んでいろ。」
声を聞くことを諦めて空いている腕を出すと、しばらく戸惑った後
声を押さえるのを止めたらしく口に当てられていた手を外し僕の腕を噛む事も無かった。
行き場を失った手を如何しようか一瞬迷って、太ももへと添えた。
そして、手をそえた太ももにスマック音をたてながら口付け、
その先にある割れ目へと顔を下ろしていく。
3
指をくわえ込ん出いる其処をなぞる様に舐めると嬌声に更に艶やかさがかかった。
「…やあぁ…ゆ…かぁ…せんせぇ…や…だめっ……!」
「…何が駄目なんだ?」
「…んぅ…ぁあ…そんなとこ…きたな……。」
昨夜も似たような事を言っていたのを思い出し、思わず苦笑がもれる。
「……何度も言うが、汚いなら尚更舐めて綺麗にするべきだ。」
「んんっ…あ…はぁん…で…もぉ…!」
「…それに君が思っている程汚い訳じゃない。寧ろ、綺麗だ。」
「……っ…あぁ?!」
溢れ出た蜜をずるっと音をたてながら吸い上げ、指と同時に勢いをつけて出し入れを繰り返す。
「や…あぁっ…はぁ…んんっ!」
ささやかな抵抗の言葉も無くなり、彼女の身体の力も抜けて大分素直に愛撫に従い始めた。
そこになってやっと、わざと避けていた腫上がった突起を舌先で突いてやる。
「んぅっ!!」
唐突に強い刺激を与えられたせいかしなやかにその肢体が弓反りになった。
その反応に自然と口元が緩み、舌の腹でたっぷりと舐め上げた。
「ひぅ…ああっぁ!!」
強い快感から逃れようと彼女はもがくが、僕が逃がすはずも無く捕まえられたままだ。
「あ、あっあぁ…ひ、あ…やぁん!!」
口に含んで、舌で転がすと、更に膨らみを見せて、僕の嗜虐心を掻き立てる。
イキそうでイカない。
その心はそんな風に、彼女にとっては拷問に近い状況へと運び追い詰めていく。
4
「も、や…せん…せぇ…も、だ…めぇ…!」
「何が?」
我ながら悪どいなと、心の内で苦笑しつつ彼女から要求させたくて、分かっていながら問うてみる。
「ひ、どぃ…わかってる…でしょう?」
ごもっとも。だが、やはりというか嗜虐心のほうがどうしても勝ってしまう。
「分からないな。言ってくれないか?」
「ん…あ…そんなことっ……。」
「まぁ、言わなくても結構だが…。」
「んう…!」
焦らすように指をゆっくりと動かしながら、耳元で最後の一撃を囁く。
「その場合、ずっとこのままだぞ?」
「……やぁ…!…あ…ふ…!」
「どうする?」
「ん…ふ…あ、い…イカせて、くださ…い。」
「……良く出来たな。」
言わせたくせに。と正論を嬌声混じりに言われたが聞こえないフリをして、
彼女を昇り詰めさせる事に意識を傾ける。
ヒクついて欲しいと誘う肉壁へと、指の本数を増やし勢いをつけて内部へと入れ込む。
「あ、い、ひっ、ぁ、ああっん!!」
先程より激しく突くと、にゅちゃにゅちゃと最初のときよりも厭らしい水音と感覚の狭い嬌声が上がった。
「んふっ、あ、あっあぁっ、い、っちゃ、や…イクぅ…!」
シーツを掴み羞恥心からか、それとも生理的なものなのか、
どちらにしろ大粒の涙を流しながら彼女が促した。
はちきれんばかりに膨れ上がった突起を口に含み、甘噛みよりも少し強めに噛む。
「ひあぁぁあぁ!!」
痙攣のように全身が震えたと思うと、咥え込んでいた指を捕らえて離すまいと締め付けられ
勢い良く蜜が溢れ、指をつたって、僕の手首の辺りまで濡らした。
5
遠のきそうな意識を何とか繋ぎ止めて貰い、僕自身を蜜溢れる中心にあてがう。
解れてはいるものの、やはりまだ抵抗が残る彼女の中へとどうにか収め、ゆっくりと腰を動かす。
「んぅ…あ…はぁ…。」
やはり、と言うかまだ、彼女が慣れていないからか動かすのに難がある。
だが、昨夜の事を思うと彼女が痛みに顔を歪める事も無く、幾分かマシになってはいる。
―ほんの少しではあるが、彼女が自分に染まっている―
その事に嬉しさを覚え、たまらず―まだ多少痛むのか少々皺が刻まれている―彼女の額へと口付けを落とす。
「ん…ふ…ゆ…か…ぁ…せんせ…?」
突然の口付けにきょとんと見上げる彼女が可愛いと思いながら、何でもないと誤魔化す。
それでもまだ疑問符を浮かべている彼女を誤魔化すように腰の速度を速めた。
「んぅ!あ…はぁん!!!」
唐突な子宮口への大きな刺激に、快感で肉壁が僕をきゅっと捕らえ離さない。
「……っく…そんなに…締めるな。」
「そ…な…こと、いわ、れてもぉ…!」
欲しいとねだる内部に応え、激しく突き動かす。
「い、ひ、あぁあ!ん、うっ、ゃぁん!!」
快感に溺れ彼女口元から垂れる雫。微かに差し込む日の光に煌き直一層、その雫を引き立たせる。
…その姿が酷く艶かしいと思った。
そして、昨夜知った一番鋭敏な処に向かって攻め立てる。
「あっあぁ!や、ぁ、だ、めぇ!そこ、あひっ、やぁん!!」
「嫌?駄目?君はこんなにも欲しいと、キツく締め付けるのにか。」
「んぁ、あぁあっ、や、いわ、ないでぇ…!」
「…あぁ、なんだ。自覚はあったのか。」
ついでに言葉で攻めながらも、肉壁の締め付けがより強まり僕自身も追い込まれる。
「…っく…ぅ…。」
「んぅ、あ、はぁん…!」
「…っ…ぅ…中…出して、いいか…。」
考える事などまともに出来るはずも無いのは分かってはいるが其れでも聞かない訳にもいかない。
「は、んぅ、あっ、あぁっ、い、ですょ…」
返ってきた答えに、口元が緩みつつ、打ちつけを激しくさせる。
「あ、ぃ…くぅ…せ、んせ…い、っちゃぅ…!」
「…ぁ…あぁ…いいぞ…。」
「んぅ…っ…ぁ…ぁああぁああ!!!」
がたがたと彼女の肢体が震え達し、強く締め付ける内部に誘われるように白濁したものを放った。
6
次に眼を覚ました時は時計の針は昼なんだか朝なんだか微妙な時間帯をさしていた。
まだ気だるさが残る体を引きずって昨日、放られたままになっている衣類を取ろうとした。
が、あと少しの処で不意に上に重みを感じた。
視線を向けるまでも無い。湯川先生だ。
「なんですか。」
少し体を湯川先生に向けて軽く睨みつけるが本人は何処吹く風だ。
「もう2,3か「い・や・で・す!!」
さすがに察して思いっきり否定すると「なら、もう少しこのまま。」とあっという間に湯川先生の腕の中へと収められる。
ここら辺は妙に紳士で、私が強く嫌がると特に何もしない。
や、さり気にお尻を撫でたので何もしないわけでもないから思い切り抓ってやるが。
不思議と朝方から抱かれた事に文句が出ない。
最後にあんな綺麗な微笑みを見たからからなのか、そこは惚れた弱みなのか。
どっちにしろ私が湯川先生が大好きと言う訳で。
今更の自覚する自分自身に呆れて、こっそりため息を付きながら、ふと思った事を口にした。
「…お互い休みなら、どっか出かけましょうよ。」
「………………まぁ、いいだろう。」
思ったよりすんなり(結構間があったのは気にはなるが)承諾されて少々拍子抜けしたがやはり嬉しさの方が勝った。
「じゃぁ、着替えて…朝ごはん何がいいですか?」
「…食べれる物を作ってくれ。」
「…あのですね…。」
「冗談だ。和食で頼む。」
「…はい!」
―単純だけど、やはり好きな人といるのは幸せだなぁ…。―
ベッドから出て、着替えそんな事を思いながら私は台所へと向かった。
//終
6スレじゃねぇ、6レスだ…orz
さり気に湯川が軽い鬼畜といかSというか…;
あと湯川の勤める某有名大学が日曜日休みというのは真に受けない事。
いや、真に受ける人が要るのかは分からんが一応(苦笑
つーか…板に出てきてる萌シチュで書けるような職人になりたい。orz
ついでに、もっと萌というかましな終わらせ方を出来る職人に…
それは兎も角なんというか此処の板の人はノリが良いというかマターリしててやりやすい。
マターリ空気をありがとうv
GJv本格投下乙!またのお越しを心よりお待ちしておりますw
GJGJGJGJ!お疲れ様でした!
GJ!ドラマでこういう展開期待しちまう・・w
職人さん〜どんどんお願いします!
ひょ〜GJ!
こんなに萌える組み合わせだったのか湯川&内海…
GJ!
>55
三次元キャラでは稀有なクールデレ美男とツンデレ美女だからね。
湯川はまじめに見えてドSで言葉責めもしてそうwいいキャラしてんな
いや〜GJ!!お疲れさん。萌えさせていただきました!!
さすがだなぁ・・・尊敬×2
GJ!
萌えました〜〜
これからのドラマの展開にも期待♪
湯川って好奇心とか強そうだw
「ふむ・・・ここを触ると・・・・」
「!!」
「で、こうすると・・・」
「ひあっ!!!もうやめっ・・・ん!」
とかなんとか最中の時も責め続けそうw
ほんとおいしい組み合わせ。
61 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 21:45:10 ID:98STGHOc
ドラマ鑑賞中・・・
湯川のデレの部分が出たな!
恋愛フラグ立ちまくりだったな……
おにぎりの好みが同じだと、どんなプレイができるか真剣に考えてしまったじゃないか
来週、なんかこのスレ好みの展開きそうだな!
薫がどこぞに連れ込まれ(ry
品川かませ犬にしたい。
普通に面倒見よさそうだよなアイツ。そして報われないポジションにうってつけ。
ロッククライミングの後の息はぁはぁと汗姿が色々と・・w
それにしても二人ともきれいな顔立ちしてんなあ・・
早々に恋愛フラグ立ってるなぁ
来週は湯川がちょっと嫉妬したりするんだろうか
湯川は童貞っぽい。
薫は高校の時に経験済みだけど、警官になってからはサッパリって感じ。
>>68 あれだけ女にキャーキャー言われてんだからそれは有り得ないだろう
本人もムッツリスケベを認めてるわけだし
付き合った事があるかは分からないけど童貞って事は無いんじゃないかと
職人さん・・・
薫たんは処女
つーか柴咲さんが演じる役は仕事一筋男の影無し!って感じなのが多いな
湯川は素人童貞
湯川風俗通いかよw
75 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 00:07:59 ID:wpdke7qK
薫は来週田上にさそわれて
食事(デート?)にいくみたいだが
次回予告で部屋に二人で入るシーンが
あった… 大丈夫か?!
>>75 原作の聡美を薫が兼ねることになるのかね?
湯川先生ー!助けてー!!(・∀・)ニヤニヤ
湯川に助け求めちゃうのか?!
あの薫が?!
…萌へ…。
湯川あのルックスと年齢で童貞はあり得ないよ…
というか変なイメージだが、ウィキペディアの
エロい項目を編集してそう。
実行するかは別として、病理に近いような変態性にも詳しそう。
薫は…高校時代辺りに変な男に言いくるめられて
半ば無理矢理に経験してそう。
(騙されキャラだよねあの子)
それでセクロス自体に良い印象なくて
自身の性欲の自覚もない、とか…
非処女のくせにメンタリティが処女のままだと萌える。
>>78 おまい…その妄想力を使ってちょっくら小説書いてみてくれないか…?
_ ∩
(*゚∀゚)彡 カクベシ!! ショウセツ!! カクベシ!!
⊂彡
書いてくれい!
職人さんお願いしまーす
湯川×内海読みてえ!
神降臨クルー??
>>75-76 田上に襲われて危ないところを湯川が助け出し、
「本当に君は刑事として、女性としての自覚があるのか?よく知りもしない男に誘われたところで、
今の時世なら小学生だって警戒するだろう。浮かれて付いて行くなんてもっての他だ」
「すみませんでしたっ、お忙しい湯川先生に迷惑かけて!本当に反省してますっ、もう!」
「何故君が怒っている」
「だって、湯川先生が………………もういいですっ」
*ドラマなら
→「??…さっぱり分からない」
*エロパロなら
→「…お仕置きが必要だな」
「え、先生なんでそんなもの持って、……いやっ、やあっ、やっ…先生待っ、…」
みたいな?
妄想スマソ
文才なしの自己満足スマソorz
設定だと湯川(36)で内海(27)なんだね
年の差がいい感じw
ネタはあれども実際書くのって難しいな……
「若い頃からモテてきた男の想像力は犬以下である」
ニーチェ
湯川先生は昔っからあんなにモテたのかなぁ
ここあんま人いないのかなあ
期待保守
月曜後に期待って感じかな?
チェックしてる人はかなりいるはずと信じたい…。
期待して、チェックしてる人間が此処にもいますよノシ
保守と月曜への期待を兼ねて、皆さんの箸休め程度になれば、とちょっと投下してみる。
・湯川×内海
・申し訳ないけどエロ無し
・色々空想(妄想)してみちゃう湯川先生
・ちょっと鈍い湯川先生
・そしてちょっと腹黒い湯川先生
91 :
1:2007/11/03(土) 23:11:39 ID:KTPMLPDS
湯川は考えていた。
ひたすら、時の経過など気にもせず、一人静かに。
事の発端は、三十分程遡る。
内海がぽつりと口にした、素朴で何気ない疑問だった。
「湯川先生って、子供苦手なんでしたっけ」
「苦手じゃない。嫌いなんだ」
「蕁麻疹が出るくらい」
「……それがどうしたんだ」
溜息混じりに――少々苛立っているとも取れる口調で――湯川が返した、その次の瞬間だった。
「じゃあ、自分の子供だったらどうするんです?」
しん、と静まりかえる研究室。
湯川の視線は黒板に、内海の視線は湯川に。
困っているのか、真剣に考えているのか――湯川が内海の方に振り返る気配は、ない。
「……何でもないです、忘れてくださいっ!」
何故か取り乱した様子で、内海は自分の荷物を引っ掴むと、その勢いで研究室を後にした。
ばたん!と大きな音を立てて、閉まる扉。
そして、依然と黒板の前で固まっている、湯川。
困っているのか、真剣に考えているのか。
湯川は後者だった。
方程式だの科学的理論だの、何ら通用しない内海の質問に、必要以上に真剣に向き合っていた。
勿論そんな彼が、研究室を後にする時の内海の顔が真っ赤であったことを、知るはずもない。
92 :
2:2007/11/03(土) 23:13:03 ID:KTPMLPDS
そして現在も、湯川は真剣に考え続けているのだ。
チョークを手にすることもなければ、黒板に方程式を書き連ねることもなく。
(どうすれば良い?……そうだ。まず、子供は……女だと仮定しよう)
漸く、湯川の脳内に具体的な考えが浮かぶ。
早々にそうしていれば良かったものの――思い返せば、自分でも向き合ったことのない問題だった。
故に、思考は「子供は嫌いだが、そういう訳にはいかない。しかし……」と、無駄な無限のルー
プを繰り返していたのだ。
(子供は、幼い頃から物理や化学に興味を持つだろう。そして、サンタクロースは信じない)
湯川の脳裏に、幼い頃の自分が甦る。
不意に、笑みが漏れた。
嫌いな子供の事を考えているのに、だ。
(母親は怒る。僕をだ。父親である僕を。「物理的にどうだの、化学的にどうだの、って、また
変な事教えたんでしょ!」と言って――)
ふ、と湯川の顔から笑みが消えた。
母親?と、また新たな疑問が生まれたのだ。
(母親、そうだ、肝心な事を忘れていた。迂闊だ……しかし誰が?)
身辺にいる人間で、母親となる人物を仮定しようとする。
そして真っ先に浮かぶのが――内海だった。
93 :
3:2007/11/03(土) 23:14:52 ID:KTPMLPDS
湯川は、不覚にも顔が火照っていくのを感じた。
そして軽く頭を横に振り、考え直そうとするが、上手く行かない。
(彼女の娘、そして僕の娘。つまり僕と彼女は夫婦で、故に)
顔の火照りが、全身に広がっていく。
自分らしくない。
湯川は静かに、一人抗う。
ただの空想だ、偶然彼女が絡んだだけだ。
違う、欲望じゃない。
でも、決して彼女を否定する訳でもない――。
「……実にくだらない」
思考回路を短絡させんばかりに膨らんでいた想像と葛藤が、その言葉となって、空気の如く抜け
出した。
しかし、顔から全身へと広がった火照りは、依然冷めそうにもない。
余計なことに、時間と頭を使ってしまった――。
湯川は、ふらふらと椅子から立ち上がる。
暫く躊躇い、自分の携帯へと手を伸ばした。
そして、今一番憎いと思える人間に電話を掛ける。
『もっ、もしもし』
「話がある。今すぐ研究室に戻って来たまえ」
『え?あの』
「今すぐに、だ。分かったな」
その人物が酷く驚き、何処か怯えているのも気に留めず、湯川は用件を告げて電話を切った。
あのくだらない問題を持ってきた彼女に、それなりの報復をせねば――。
体の火照りが退くのと、その人物が来るのを待ちながら、湯川は報復の方法と手段を考え、ひっ
そりと笑みを漏らした。
終
94 :
90:2007/11/03(土) 23:17:38 ID:KTPMLPDS
読んでくださった方、有難うございました。
色々と無理のあるところ、おかしな点があったら申し訳ないorz
95 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:28:53 ID:9IZa9he6
とてつもなくGJ
ありがとうございました
GJGJGJGJ!
GJすぎます神よ!…
そうか湯川と内海が夫婦に…ニヤニヤするわw
これからも投下してくだされー!
湯川夫婦か…
理系で冷静な娘と熱血で感情的な息子の双子なら最高www
GJGJGJ!!!
録画しといた三話まとめて一気見した後だったから余計萌えたwww
GJ!ぜひ続きが見たい話だw
明日は香取も出るから話が盛り上げられそうだ
すみません、ちょっとヘタレな文章を書いてしまいました。
湯川×内海 あんまりエロ無しw エロパロというより、ただのパロディかも…
ちなみに
>>40さんの設定をお借りしてます。事後承諾になって申し訳ないです。
では、スレ汚しになりませんよう、投下します。
お時間ある方はどうぞお付き合いください。
↓
102 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:20:32 ID:fIHaxQVc
季節外れの台風が接近し、空が荒れ模様になり始めたのは午後に入ってすぐのこと。
103 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:21:13 ID:fIHaxQVc
「あー、もう最悪」
思わず呟いて、眉根を寄せる。
髪の毛からパンプスの爪先まで洩れなくずぶ濡れとなった内海薫は、
剣呑な表情で真っ暗な空を見上げた。
―――― すぐに強烈な雨(豪雨と言っていい)が容赦なく顔を叩きつけて
来た為、慌てて俯き加減に下を向いて歩き出す。
ごうごうと唸り声をあげて、道路全体が揺れているようにも見える。
視界は暗く、細身の体は強い風に煽られる。
泥が跳ねようが頭から水を被ろうが、最早ほとんど変わらない体となった薫で
あるが、だからといって長々顔から雨に打たれる行為が楽しく感じる理由には
勿論、なる筈もない。
目的地まで、黙々と歩みを続けるだけだ。
そう、時々悪態を付きたくなるのは別として。
(……なんで、今日に限ってこうなのよ)
約束の時間はとうに過ぎている。
理由は幾つもあった ―――― というか、不幸な偶然が重なったともいえた。
思い返せば、朝からツイていなかったのだ。
毎朝チェックしているニュースの占いは最下位だったし、
先輩刑事の弓削は昨夜の合コン(全く元気なものだ)が不発だったようで、
不本意な八つ当たりを受けるし。
それを皮切りに、不運は連鎖した。
104 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:22:06 ID:fIHaxQVc
先ず、薫が担当している事件の1つの実況見分が、予想以上に時間が掛かって
しまったのが1つ、
(天候が関係したのは言うまでも無いが、被疑者の言い分が供述時と二転三転した
のだから腹が立つこと甚だしい)
出掛けに妙な相談の電話を受けてしまったのが1つ、
(それは以前に担当した事件の関係者からの電話だったけれど、相談というよりは
就職難への愚痴に近かった)、
今日に限って愛車を車検に出してしまっており、足がなかったのが1つ、
そんな訳で目的地まで電車で向かったはいいが、混雑している上に本数が
減らされており、大幅に時間が狂ってしまったのが1つ、
ようやく駅に着いたら見事なまでにタクシーが全て出払ってしまっていたのが1つ。
ここまで想定外のことが重なると笑うしかないのだが、笑っている時間も惜しい。
いうことで、即座に決断した薫は最寄駅で購入したビニール傘を手に暴風・豪雨の中へ
果敢にも踏み出したのだった ―――
と、そこまではいいのだけれど、
ものの数メートルと行かないうちに、傘は骨組みが剥き出しになる程に壊れてしまい、
(要はビニール部分がすっかり取れてしまった状態な訳だ)、
鞄を抱えた両手の平は数分の間に冷え切ってしまっている。
髪の毛が濡れて頬に張り付くのをかきあげながら、薫は雨に紛れて溜息をついた。
(こんな状態で行ったら、馬鹿高い機器に支障が出ないかな。や、それより…)
『一体何をどうしたらそんな大層な濡れ鼠が出来上がるんだ。全く策を講じず何も考えず
に警察を出て来たとしか思えないな。キミは本当に…』
正論だけに言い返し辛い、妙にリアルな苦言が頭を過ぎり、我知らず薫の眉間に皺が寄る。
仮に、ずぶ濡れの女性を目の前にした大方の男性が口にするような、
例えば ――― 『大丈夫か?風邪ひくなよ』
などといった“普通”の言葉など、彼に求めてはいけない。
そう、
今日の訪問相手である通称ガリレオ先生は、“変人”として名高い科学者なのだ。
105 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:23:32 ID:fIHaxQVc
雨に打たれて黒々とした建物が目前に迫り、薫は足を速めた。
「こんなに遅くなって、湯川先生怒ってるかもなぁ…」
嫌味の1つや2つ、3つや4つは我慢しなくてはならないかもしれない。
加えて、薫にとって天敵である彼の助手である栗林がいれば、それこそ何を言われるやら。
湯川、の名前を口に出した瞬間、否応なしに薫の表情は引き締まった。
そうだ、自分は今日ここに遊びに来た訳ではない、一警察職員ととして大学准教授である
湯川学氏に捜査上依頼していた実験の結果を聴取しに訪れたのだ。
106 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:24:08 ID:fIHaxQVc
“帝都大学 物理学科第十三研究室”
107 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:24:44 ID:fIHaxQVc
「まったく、一体何をどうしたらそこまで盛大にずぶ濡れになることができるんだ君は」
「……やっぱり言いましたね、開口一番にそーいうことを…」
コンコン、とノックを2回、「失礼します」とドアを開けた途端に、自分を迎え入れた湯川学の
第一声があまりに想像通りだったため、薫は力ない溜息と共に唇を屁の字に歪めた。
「特別なことなんてしてません。駅から出た途端に傘が壊れたんでそのまま歩いて
来たらこうなったんです。試してみますか?」
「遠慮しておこう。大体、そんなことは実験するまでもなく分かる筈じゃないのか?」
「えーえーすみませんでした、どうせ台風の中傘も差さずに突っ走ってくるような馬鹿ですよ
あたしは!別に湯川先生なんかに優しい言葉なんて期待してなかったけど、する訳無い
けど、も少し心配してくれるようなこと言ったってバチは当たらないんじゃないですか!?」
憤然とまくしたてる薫の髪の毛から、ぽたりぽたりと雫が落ちる。
スーツからパンプスの爪先まで既に濡ネズミ状態の薫にとってそれは微塵も気にする
要素にはならなかった。
「仕方なかったんです、今日に限って車は車検に出しちゃってるし…1日くらいなら代車も
必要ないと思って頼んでなかったし、台風きてるし電車は動かないしタクシーは駅に
いないし、頼みの綱の傘はすぐ壊れちゃうし……
約束の時間は守れなかったけど急いでなかった訳じゃ、ないんですからね!」
度重なる不幸を指折り数えると、こうまで自分は運に恵まれなかったのかと愕然とする。
とはいえ、その半分は自身の不注意であったり、未然に防げた筈のトラブルなのだから
情けないことこの上ないのだ。
口に出すと悔しいので、自然と湯川に八つ当たりするような口調になってしまう。
そうか、と呟いて湯川は顎に手を当てて言った。
「漫画のような話だな」
「漫画って……」
湯川先生、漫画なんて読むんだ?……などと冷静な突っ込みすら浮かばず、
必死の力説を、どう見ても真面目に感心した面持ちで実にあっさりと湯川が受け止めている
様子なのを見て取って、思わず脱力してしまう薫だった。
――― もういい。湯川先生に心配してもらおうなんてあたしが馬鹿なんだわ。
首を小さく傾けて、ひっそりと細い溜息1つ。
「もう、いいです」
完全に毒気が抜けてしまい、ついでに気も抜けた状態で薫は顔を上げた。
どこか拗ねた調子になってしまったのは、矢張り慰めて欲しかったという子供じみた
願望があったからかもしれない。まさか、薫が素直に認める筈はないけれど。
108 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:25:17 ID:fIHaxQVc
「帰りは大人しくタクシー使います。
そんな訳で、早く帰りたいので実験結果を聞かせて欲しいんですけど。それから、
事件について先生の個人的な見解や見立ても、出来れば」
「………あぁ、」
そこで初めて湯川が言い淀んだ。「あれなら、まだ結果は出ていない」
「へっ?」
大きな目を見開いて、薫が思わず素っ頓狂な声を上げる。意味を反駁し、正確にその
意味を理解してからようやくショックが襲ってくる。
「まだ……って、ええーっ!?だって、」
「キミが遅れると電話してきたときに、僕はちゃんと伝えたぞ。言いたいことだけ
捲し立ててすぐに通話を打ち切ってしまったのはキミの方だ。内容が伝わったか
どうか、確認しなかったのはこちらの落ち度と言えば落ち度だが」
「嘘っ!あ、でも、えっと…」
確かに、電車の乗り継ぎの際に雑踏の中で電話を掛けた記憶はある。
ただ、人込みの中で長々話をする気にはならず用件だけを伝えてすぐに
切ってしまったのもまた、事実だ。
「ちなみに、電話を受ける前にメールも送ってある」
それこそ「う、うそ!?」である。
慌てて携帯電話を取り出し、液晶に目を走らせた。
メールの着信が1件。発信元は湯川学。
内容を開き確認するまでもない、それもまた、事実のようだった。
何故、電話を掛けた時に着信に気付かなかったのだろう。注意力の無さを嘆いても
今はもう、当然ながらに遅い。
「あたしって…」
(ここまでそそっかしい人間だった?)
ガックリと肩を落とし、軽く眩暈を覚える薫の姿に、さすがに湯川も間の悪い表情を浮かべる。
口を挟んだのはフォローのつもりだろうか。
「もっと早く連絡すれば良かったのだが、学会が長引いて後回しにしてしまった。ここまで
天気が荒れると思わなかったんだ。…悪かった」
「いいんです、あたしが間抜けなだけなんですから…っていうか、素直に湯川先生に
慰められると、なんていうか余計、ちょっと、ショックなんですけど」
「口が減らないな」
「普通に落ち込んでるんです、これでも」
それはそうだ。
ただ約束を遂行する一心で当直明けの体に鞭打って、台風の中を這うようにやって来た
はいいものの、本来ならそれは後日に回せばいいだけの必要のなかった行為なのだから。
109 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:25:48 ID:fIHaxQVc
「それでどうする、これから」
「帰ります、……ちょっと、疲れたし」
やつれた表情で力なく笑う薫を無碍に追い出すほど、湯川も冷たい人間ではないらしい。
「タクシーを呼ぶから少し待っていろ」言うなり、備え付けの電話に手を伸ばす。
手近な椅子を引き寄せ、大人しく(この研究室においては非常に珍しいことに!)薫は彼の
動きを目で追っている。ぼんやりしているのはこの際、仕方のないことと言えよう。
と、電話の応対をしていたその湯川の表情がやや動いた。
困ったような、気の毒そうな、ともかく微妙な感情を浮かべた ――― 薫にとってはあまり
馴染みのない珍しい顔で、
「ああ、いえ、では他も当たってみます」と早口に言って、受話器を置く。
「どうかしたんですか?」
その反応に少しばかり不安を覚えた薫が思わず聞くと、
「急いでも1時間以上はかかるそうだ。この天気でタクシー会社は大盛況のようだな」
無感動に湯川が答え、「他も当たってみるか」と続けた。
「………はぁ」
どうやら、どこまでも不運は連鎖するらしい。
湯川の返事が芳しくないことには、別段驚きもしない。ただ少し、疲労感が増しただけだ。
やや唇の端を上げる仕種は、引き攣った笑みを生んだ。
疲れ切っているせいか、平常時の薫よりも、反応は冷静だった。
「…どうせ、他のタクシー会社ももあまり状況は変わらないでしょう?こんな天気だし、
時間も時間だし。もう少し待ってみます。
あ、すみませんけどここで待たせてもらってもいいですか?」
問われて、ほんの少しの間、湯川が逡巡を見せた。
「構わないが、その恰好でか」
無遠慮に投げ掛けられる全身への視線に、そこでようやく、薫は身体を見下ろした。
水も滴るイイ女 ――― とは程遠い、ずぶ濡れの自分。
濡れた髪の毛はぺったりと首筋や額に張り付き、身につけているスーツはおろか
インナーのシャツも下着すらも絞れる位にずっしりと水分を含んでいた。
「……あ、あー…」
薫が立っている足元に、小さな水溜りでも拵えてしまえそうな勢いだ。靴の中でさえも、
歩けばちゃぷちゃぷと音がしそうなくらいにしっかり雨の恩恵を受けている。
自分の姿を客観的に捉えると、精密機械を所狭しと配置したこの研究室の中で
どれだけ迷惑な存在になるのかくらい、鈍い薫にもすぐに想像がついた。
まして、この部屋の主は完璧主義者の権化のような湯川准教授なのだ。
110 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:26:22 ID:fIHaxQVc
「すみません、えと、なにか拭くもの…」
を、借りてもいいですかと続けようとした薫を遮って湯川が口にしたのは、
予想外の言葉だった。
「風邪をひくぞ」
「ええ、あの、風邪をひきそうなのでタオルとか………………………え?」
「だから、濡れたままでいると風邪をひくと言っているんだ」
繰り返し、湯川がその“信じられないこと”をはっきり伝えてきたので薫は思わず
あんぐりと口を開けて、まじまじと彼の顔を見返した。
「…普通のことも、言えるんですね?」
「キミは喧嘩を売っているのか濡れた身体をどうにかしたいのかどっちだ」
「あ、すみません、どうにかしたいです」
「それなら着替えを出そう。タクシーを待つ間くらいの役には立つ筈だ」
(…わあ、本当にいつもより普通っぽくて優しい、湯川先生。どういう風の吹きまわし?)
「お借りします!」
内心、失礼と言えなくもない感想を抱きつつ。
我に返り、それでも驚愕を表情に残したままの薫は珍しく素直に答えた。
今までは「とにかく研究室へ向かう」という目的の下、一心に行動していた薫だが、
濡れたシャツやごわごわになったスーツ、びしょびしょになったパンプスなどを一度
意識してしまうと、気持ち悪さが先立ち、嫌悪感が頭から容易に離れてはくれない。
あれ、でも、
と半ば冷静さを欠いた頭で浮かんだ疑問を、薫は素直に口に出した。
「着替えなんて、持ってるんですか?先生」
「………まぁ、なくはない」
「はぁ」
いくらか躊躇を含んだ返答であったことに、それでも薫は気付かない。
濡れて不快感を増幅させるこの濡れた衣服をどうにか出来るなら、と急いた気持ちが、
湯川の申し出に賛成を唱えた。
「でも、先生のでサイズ合うかな…」
「気になるなら無理にとは言わない。別に僕としては、キミが風邪を引こうが警察の
捜査や勤務に支障が出ようが、関知するところではないからな」
「はいはい、贅沢言いません。お手数かけてすみませんね本当に!」
例によって理屈っぽい応酬が始まる前に、薫は自ら身を引き慇懃に礼を述べる。
(感情的になるのはいつものことなので、湯川の方も敢えて取り合うことはない)
若干呆れた表情が見え隠れするのは致し方ないとして、薫は大人しく彼の手から
着替えを受け取った。白っぽいシャツである。
111 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:27:21 ID:fIHaxQVc
研究室内は暖房が効いているので充分だろう。
「隣りの準備室で着替えるといい。
もう研究生らは帰っているから、誰かが入って来る心配はない」
「は、はい。……あの、湯川先生?」
目で応答した湯川に瞬間視線を合わせ、
それからすぐに目を逸らして薫はごくごく、囁く程度の声量で答えた。
「 ――――― ありがとうございます」
言い捨てに近い勢いで、薫は借りた着替えとタオルをしっかり抱え、準備室へ飛び込んだ。
後に残された湯川の目に焼きついたのは、やけに頬を赤く染めた内海薫の、
普段より大分女らしい恥じらいを見せた表情と、濡れた黒髪。
「意外な一面だな」
独り言を呟いて、湯川学は愛用のパソコンに向かって腰を下ろした。
ついでに、いつもこの位大人しければ申し分ないのだが、と続けた言葉は当然、
薫の耳に届くことはない。
112 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:29:03 ID:fIHaxQVc
――
さて、これは一体、どうしたものか。
(どーして、これ?)
準備室の中で、薫は言葉を失った。
白いシャツだと思っていたそれは、湯川学が普段身につけている様な、白衣だったのだ!
サイズが合う、合わないの問題ではない。むしろかなりの体格差がある湯川の白衣ならば、
薫の膝下まではすっぽり覆ってくれるし袖が長いのは折り込んでしまえばいい。
問題なのは ―――― そう、問題なのは。
着替える気満々だった薫は、既にシャツもスーツも脱ぎ捨てて下着姿だ。
文句を言おうにもこんな恰好で出て行ける筈もないし、着替えと称して白衣を渡された時点で
確認しなかったのは薫側の痛恨のミスだ。湯川が『これしかない』と渡した白衣に他意はない
のであろうし、実際彼が他に普通の着替えを予め用意できている筈もない。
それにしても。
下着姿の上に直接白衣を着るということに、躊躇するなというのも無理な話であって。
(こんな、……こんなの意識するの、あたしの方だけだよね?)
白衣を眺め、束の間迷った挙句、薫は思い切ってその袖に腕を通した。
素肌に白衣、なんてまるでAVみたいなシチュエーションというか恰好……かも。
いや、実際に薫はそんな内容のAVなるものを見たことはないけれど、何となく卑猥な
画像が脳裏を過ぎって1人顔を赤くした彼女はぶんぶんと頭を振る。
(湯川先生がそんなのに反応するワケないじゃない、あーあたしってばもう馬鹿!)
泰然自若としたあの湯川学が、そんなベタな状況で何を思うか ――― と考えてみても
結局いつもの無表情で、いつもの理屈(皮肉)っぽい言葉を並べるであろう程度のことしか
薫には想像できない。
せいぜいが、興味無さそうに一瞥する程度が関の山だろう。
(大丈夫、大丈夫。だって湯川先生しかいないんだし)
まさか、湯川先生に限って。ぶつぶつ呟きながら、薫はボタンを留めていく。
変人として高名な“ガリレオ”先生がこれしきで、それも自分が彼にとって発情の材料に
なろうなどと、薫には微塵の可能性も考えられなかった。
刑事と科学者としての付き合いはまだ数週間程度に過ぎないが、
彼が薫を異性だと認識しているかも微妙に感じるくらいの関係性なのだから。
(まぁ、それはそれで少々物悲しく思うところはあるのだけれど)
一方的に意識しているのも馬鹿らしくなり、ともかく、問題である胸元 ――― V字に
ぱっくり開いた襟元にさえ注意を払っていれば、特段身構えることもないだろうと踏んだ。
下着姿の上に大きめの白衣を着るのに全く抵抗が無いと言えば嘘になるが、
ずぶ濡れになったシャツやスーツを再度身につけるよりは余程マシだろう。
113 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:29:47 ID:fIHaxQVc
さすがに下着の替えはないので濡れたままであるけれど、(というか女性物の下着を
湯川が所持していたらそれはそれでショックだ)贅沢は言っていられない。
濡れたスーツでワイシャツを包み、薫はふっと力を抜いた。
「ドライヤーでもあればなぁ…」
簡単に乾くような代物ではないが、気休めにはなるであろうし髪の毛も乾かせる。
無駄とは考えつつ準備室をぐるりと見回した薫は、当然そこに所望するものなど
ないことを認めて迷うように視線を泳がせた。
なにか、あったかいものが飲みたいな。
コーヒーとか、うん、コーヒー、飲みたいかも。そうしたらきっと、もっと落ち着ける筈。
――――
雑念を頭から追い払い、薫は準備室から研究室へと歩みを戻す。
帰りの衣服や手段は、コーヒーを飲んでから考えよう。
…だって、とにかく今は、体が冷えてどうしようもないのだから。
研究室へ戻った薫を待っていたのは、こちらに背を向けてパソコンに向かう
湯川の後姿だった。その背中は落ち着いていて、普段と何ら変わりない。
そのことに安心を覚え、薫は自分の定位置と勝手に決めている椅子に迷いなく
腰掛けた。
「着替え、ありがとうございました」
その後姿に、来所時よりやや気安さを増した口調で薫が声を掛ける。“着替え”の
部分に若干皮肉めいた響きを込めたけれど、案の定湯川がそんな些細な感情の
機微に気付く筈がなく、「ああ」と気のない返事が戻ってきただけだった。
ともかく、彼がこちらを向くつもりが無く仕事に没頭してくれているのは、薫にとって
好都合だった。いくら彼が意識する訳はないと高を括っていても、やはり素肌に白衣
というこの恰好が恥ずかしいものであるのに変わりはない。
(こっち向くな……こっち向くな……)
効くかどうか分からないが、薫はその大きな瞳で半ば睨み付けるように湯川の背に
念を送り続ける。今のところ、彼が動きを見せる気配はなかった。
114 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:30:25 ID:fIHaxQVc
「やはりサイズは大きかったか」
「ええ、まぁ…仕方ないです、そもそも体格が違いますから。あたしと湯川先生じゃ」
ぶかぶかの袖をまくりながら、もぞもぞと身動ぎしつつ薫が答える。
「着心地も悪いようだな」
「…だって、肌の上に直接白衣着るなんて、普通はしないじゃないですか」
借りているという手前下手に答えた薫に、何が可笑しいのか湯川は快活に笑って
答えた。「それはそうだろうな、僕もそんな着方をした経験はない」
湯川なりの冗談なのか、それとも単なる皮肉なのか。
判断がつかずムッとした表情のまま固まっていた薫を他所に、湯川はのんびりと
した動作で椅子をくるりと回転させた。
「…!」
ぎっと椅子を軋ませ湯川がいきなり立ち上がったので、思わずぎょっと目を見開き、
薫は硬直したまま彼の動きをじっと目で追う。
湯川が向かったのは流し台で、彼は二人分のマグカップにお湯を注ぎ始めた。
「コーヒーでも飲んで落ち着くといい」
「あ、…はい、どうも、気を遣っていただいて…」
妙に意識してしまっている自分が気恥ずかしく、語尾が自然と小さくなっていく。
湯川の視線はほとんど薫の方を向かず、興味すら示した様子もないのを認めて
(ああ、やっぱり湯川先生なら大丈夫だ)
不必要に身構えていた分肩透かしを食らったような、ようやく人心地がついたような、
複雑な思いに囚われながらも薫は微妙に唇を緩める。
何だかんだ言って、今日の湯川先生はちょっとだけ、優しい。
「何か面白いことでもあったのか」
「え、!?わ、せ、先生っ!!」
少しだけ意識を他所に飛ばした刹那の間に、気付けば思ったより接近した位置に
湯川の顔があった。眼鏡を外している彼の顔はやはり、端整に整っている。
その顔怪訝な表情を浮かべ、マグカップを携えた湯川を前に、思わず薫は椅子ごと
ガタンと大仰な音を立てて後ず去った。不審そうな目線が自分に向けられるのを
感じるが、理由などまさか話せる訳がない。
115 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:31:08 ID:fIHaxQVc
「何をそんなに驚いているんだ。
僕の研究室で僕がコーヒーを煎れて運ぶのに、おかしな点があるか?」
「ちがっ、いや、あのっ、今のは、ですね、
普段白衣なんて着慣れてないから間近で見られるのが恥ずかしかっただけですッ」
明らかに慌てふためいた口調でどもりながら弁解しつつ、ばくばくと飛び跳ねる心臓を
包み込むような気持ちで、薫はさり気なさを装って白衣の襟元を両手で合わせた。
「嫌なら脱いでもいい、裸だろうが僕は別に構わない」
必死に言い繕った薫の言葉を疑いもせず、湯川は淡々と切り返す。
(この、鈍感理系馬鹿)
(むっつりスケベ)
「あたしは構います!いいですもう、このままで別に」
つまりこれは(表情がいつもと同じなので分かりにくいが)からかっているだけなので
あって、本気で噛み付いて得することもない。憮然として身体を丸め、上目遣いに
睨み付けるくらいの抵抗だけだ。
「大丈夫だ、それなりに似合っている」
「褒め言葉になっていません!」
こんなカッコじゃなかったら殴ってやる。
普段の軽口に近い勢いで言い合ったら、俄然闘争心が沸いてきたようで薫の
中で燻っていたもやもやした思いがふっと立ち消えた。
―――― まぁつまりその安心感が、油断に繋がったと言えるのだけれど。
そうして、差し出されたマグカップを薫は素直に頂戴する。
ほかほかと立ち上る湯気は、どこか和んだ空気を2人の間に齎した。
「あ〜…、あったか〜」
「……」
「んー、おいしー」
「……」
「湯川先生?」
116 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:31:40 ID:fIHaxQVc
幸せそうに両手でマグを抱え込む薫の真正面で、
湯川がカップを渡した体勢のまま静止画像のように動きを止めている。
「どうしたんですか?」
瞬時、そんなに間抜けな表情でもしていただろうかと訝ったものの、何気なく彼の
視線を辿った薫はその先に自分の胸元が ――― 無防備にぱっくり開いた白衣の
襟元があることに気付いて、
「………って、ちょ、せ、先生ッ!」
つまり、泡食った。「何見てん………あ、っつー!!」
分かり易く動揺した薫の手元がぶれ、カップの縁近くまでなみなみと注がれていた
コーヒーが撥ねた。きゃあきゃあと悲鳴を上げる。
対する湯川は冷静なものだ。
「キミは、コーヒーの一杯も落ち着いて飲めないのか」
などと呆れ半分の言葉と共に、渡したばかりのマグカップを取り上げ机に移す。
「そそっかしいな、本当に」
「誰のせいですかっ、先生が変なとこ見てるから…」
「見ていただけでそんなに動揺するのかキミは」
「あったりまえですっ、信じられない、湯川先生にそんな目で見られるなんて」
「どうも忘れているようだが、僕は男性で、勿論キミは女性だ。
つまり、“そういう対象”として相手を見ることに何の問題もない。むしろ、この状況
では当然芽生えるべき感情だ」
「芽生えるべき、ってなんですか、いちいち屁理屈ばっか……って近い、先生なんか
ちょっと近いですってば!!」
赤く染まった頬と涙目で反論する薫を前に、湯川にある気持ちが芽生えた。
滅多に感情が動かされることのない湯川学ではあるが、全くの無感動人間という
訳ではないのだ。女性は普通に好きだし、性欲も並に持っている。
現在、自分の感情を一言で言い表せと言われたら彼はきっとこう答えるだろう
――― つまりこれは、“加虐心”というものに近い。
117 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:32:19 ID:fIHaxQVc
ずいずいと遠慮も躊躇もなく薫との距離を縮めた湯川は、真っ赤な顔で自分を
見上げる薫の手を、唐突に掴んだ。
「ッ…!」
驚きで言葉も出ない薫に対し、当然ながら湯川は平然としたものだ。
「火傷をしたかもしれない。見せてみろ」
「ちょ……ちょ、ちょっと、待ってくだ」
必死に湯川から距離を置こうとした結果だろう。
背もたれのない椅子に腰掛けていた薫は、座位の体勢のまま無理に動こうとして
不意にバランスを崩した。あっと思った時はもう遅い。
「わっ!!」
つまり、
湯川に手を取られたまま、薫は悲鳴と共に椅子ごと床に引っくり返った。
くるりと世界が反転し、背中に衝撃を覚えて一瞬息が詰まった。
痛みと驚きと恥ずかしさと ――― 様々な感情が入り乱れ、混乱した状態で恐々と、
うっすら目を開いていく。何だか、天井が遠い。
「大丈夫か?」
低めの、耳に心地良い落ち着いた声が頭上から降ってくる。
そうして、ようやく現在自分が置かれている体勢と状況を認識した薫は、今度こそ
色を失って引っくり返った声を上げた。「先生、ちょっと先生ッ!」
「なんだ、さっきからキミは落ち着きがないな。あまり大声は上げないで欲しいんだが」
「お、お、落ち着いて、られる状況じゃないですこれはっ!」
耳元で怒鳴られ、眉を潜めた湯川学の顔がすぐ目の前にある。
……そう、つまり、仰向けに床へ倒れた薫の上に湯川が圧し掛かっている状態な訳で。
「な、なななっ、なんでこんな…」
「キミが椅子ごと引っくり返りそうになったのを助けようとしたが、間に合わなかった」
「じゃ、じゃあ早くお、おおお起き、ましょうよ」
「……それが、そうもいかない」
「へ?なんで……」
湯川の表情は穏やかで物腰も静かなものだが、何処か通常時の彼とは違う印象が
全体を覆っている。
その目の奥に、普段抑圧されている感情が激しく渦を巻いているような。
それを追及するより先に薫はこの体勢と、彼の視線にまたしても気付いてしまった。
「湯川センセ…」
体勢を崩して倒れた瞬間に、元々サイズの合わなかった白衣は薫の体のライン
から大幅にずれてしまい、左の肩が広範囲に渡って露出している。
118 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:32:57 ID:fIHaxQVc
白衣の下には下着しか身につけていない薫だ。
つまり、ブラジャーの肩紐もしっかりと、湯川の目には写っている筈で、
「きゃ ―――― ッッ!!やだやだやだ、先生のバカッ、何をまじまじと見ちゃって
るんですか、どいて、先生ちょっと早くどいてくださいもうバカあ!!」
「言っておくが、キミにバカ呼ばわりされるほど落ちぶれてはいないつもりだ。
現役の大学准教授として、一応の自覚はある」
「そんな冗談言ってる場合じゃ…やだ、もう、見ないで見ないで見ないでくださいっ」
必死の嘆願は、半泣きに近い。
普段の強気な態度は生りを潜め、この時ばかりは内海薫も普通の女性に過ぎなかった。
その純な反応が、彼女があまりこういった状況に慣れていないことを物語っており、
湯川の征服欲を刺激した。
そして、不意にこんなことを思った。
彼女のこんな一面を、自分以外の別な男性に見られるのは、彼女がその相手を選ぶのは、
考えただけで非常に ――― この上なく、不愉快なことかもしれない。
ジタバタと四肢を動かす小柄な薫を、長身の湯川が押さえ込むのは造作もないことだ。
ただ、あまり乱暴に性急にことを進めるつもりもない。
「ちょ、ちょ、ちょっとセンセ、待ってくださいってばぁ!」
「…キミが悪い」
何で…と言いた気に口を開き掛けた薫に被さるように、湯川は自らの唇を重ねた。
ひんやりとした唇に触れるだけの、軽いキス。
「…………ッ!?」
途端に、研究室内を静寂が支配する。
少しうるさい口を塞ぐ意味も含めたこの行為に、面白いくらい期待通りの反応である。
驚きに目を見開いたままの薫に苦笑し、湯川は思わず呟いた。
「こういう場合、目は閉じるものじゃないか?」
「………は」
咄嗟に反応できないのか、薫はぽかんと口を開けたまま湯川を見上げている。
119 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:33:34 ID:fIHaxQVc
次第に頭が鈍重に回転を始めたのか、それに比例して薫の顔の赤みも増していく。
口をぱくぱくと動かし、何度か瞬きして湯川の姿を正確に捉え、それからようやく、
耳まで真っ赤に染めた彼女は言葉を発した。
「先生、あの…本当に、まさか、これは」
――― この、展開は。
「キミが一体どこまで僕に紳士然とした態度を求めていたのかは知らないが、
1つ忠告しておく。 内海薫という女性は、キミ自身が思っているよりずっと
魅力的だと自覚しておいた方がいい」
「嘘…」
「白衣1枚で男の前に現れるほど無防備だとは思っていなかったが」
「だって、それは」
「僕を異性として意識していなかった?」
「していなかったのはそっちの方じゃないですか…!」
湯川の下で、目尻を潤ませ気丈にも言い返してくる薫を言い含めるように、
再度淡々とした調子で口を開く。
「あまり無自覚が過ぎると、痛い目を見るぞ」
「今、遭ってるじゃないですか!」
「……ということを今、教えている」
「また、屁理屈ッ」
「それで、どうする?」
「……え?」
「キミが僕のことを嫌いで、どうしても不快だというのなら無理強いはしない」
「…………湯川先生…」
迷うように、薫の瞳が小さく震える。
軽く唇を噛んで、うろうろと視線を彷徨わせる薫は、もう無理に暴れようとはしなかった。
彼女の力がすっかり抜けたのを感じ取って、湯川は薫の両手を拘束を解く。
待つことは、苦手ではない。
じっと、彼女の答えを待つつもりだった湯川の手に何かが触れた。
薫の指だ。――― 彼女の冷たい指先が湯川の指に絡んでいく。薫は、湯川の方へ
目線を上げようとしない。元々意地っ張りな彼女のこと、それが精一杯なのだろう。
120 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:34:14 ID:fIHaxQVc
黙ったまま、湯川は空いている方の手で薫の濡れた髪を梳いた。
彼女の全身は、どこもかしこも冷え切っている。
片方の手をしっかり絡ませ、湯川は再び薫の唇に口付けを落とした。
今度は、静かに目を閉じて薫もそれを受け入れる。「んっ…」先ほどは触れるだけだった
そこに、今度は舌先が侵入するのを感じて薫が小さな声を漏らした。
気が付けば、貪るような深いキスに変わっている。
「ん、ふっ…」
湯川の熱い舌に、薫は口内を執拗に犯され、無意識に喘ぎ声を上げる。
――― どうしよう。すごく、…気持ちいい…。
繋がれた手、指先にきゅっと力を込めて薫は湯川に応えた。変人と名高い科学者である
彼のキスは、想像よりもずっと上手くて、情熱的だった。
ふと、湯川の唇が離れる気配を悟って薫は目を開いた。
ひょっとすると、名残惜しそうな表情になっていたかもしれない。至近距離で側にある湯川の
顔はいつになく優しく、唐突に恥ずかしさに襲われた薫は咄嗟に目を伏せた。
「湯川先生…?」
「思っていたより可愛らしい反応をするんだな、キミは」
「ちょっ、それってどういう」
条件反射のように噛み付こうとした矢先、ぐいっと逞しい腕に上半身を引っ張り上げられた
薫は、一瞬の間に彼の胸の中に抱かれていた。
(…熱い。ドキドキしてる)
そういえば、抱き締められるの、初めてだ。
121 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:34:50 ID:fIHaxQVc
ぎゅっと抱きすくめられた状態で身動きが出来ないが、薫はおずおずと両腕を彼の
背中に回し、顔を胸の中に埋めた。温かくて、気持ちがいい。
「研究室だということを、忘れていた」
「………そうですね…………へ?」
「そして、ここはただの床だ」
「湯川先生?」
変人なのだから、彼の突飛な発言には慣れているつもりだったけれど、こんな行為の
最中に湯川が冷静なトーンで言い出したものだから、さすがに薫も虚を突かれて
聞き返した。「どうしたんですか、急に?」
ふむ、と束の間言葉を選ぶように思案顔を浮かべた湯川は(当然薫にの表情は
見えていない)、しっかりと薫を抱き止めたまま、言った。
「勿体ないな」
(へ?)
「勿体ない……って、何が?」
「キミと初めてセックスをする場所がこんな所では勿体無いと思ったんだ」
「セッ……」
瞬間湯沸し沸騰気の如く瞬時に顔を真っ赤にした薫は、言い淀み言葉を失う。
一体この変人科学者は、何を突然言い出すのだろう?
「勿論、キミがどうしてもここがいいというならその希望に沿うつもりだが」
「な、ちょ、……え、ええ?」
「どうする?」
「どうするって、そんな…」
「もう少しで仕事が片付く。それまで待てるか?」
「待てるか、って人を発情期の猫みたいに!待てますよ!」
「なら、コーヒーでも飲みながらそのソファで寛いでいるといい。すぐに終わる」
売り言葉に買い言葉、で思わず勢い込んで答えた薫は、不意に状況が
ガラリと変わっていることに気が付いた。変えたのは勿論。
122 :
湯川×薫:2007/11/04(日) 18:35:24 ID:fIHaxQVc
(…………へ?)
奥のソファを顎で示すなり、湯川は力の抜けた薫の身体を支えたまま立ち上がった。
そして、本当に未練も残さずパソコンに向き合って座ってしまう。
呆然と立ち尽くしていた薫は、ようやく思い出したようにやや冷めかけたマグカップを
抱えて移動する。言われたまま、ふらふらと奥のソファに。
(…………………なんなのそれ、そんなの、アリ!?)
やはり、変人は変人だった。
押し倒された(まぁ、有り体に言えばだ)側の薫の方が寸止めされているという状態
なのは一体これ如何に?
「しんっじらんない…」
黒い合皮製のソファに身体を沈め、温まったコーヒーを啜りながら、薫は恨みがましい
視線を送る。良いように振り回されたことが腹ただしいのに、それ以上に湯川が自分を
大事に扱ってくれたことが嬉しく感じてしまっているのだから、始末が悪い。
「あー、もう最悪」
思っていたよりもずっと、彼に嵌ってしまっているようだ。
何処かで聞いたような、言ったような台詞を呟いて薫は小さな苦笑いを零す。
「そんなに焦るな。夜はまだ長い」
「焦ってません!」
振り返らずに言い放った湯川学の背中に、薫は頬を膨らませ、
あっかんべーと子供のように舌を出す。
何故だか、彼もまた笑っているような、そんな気がした。
ゆっくりと、夜の帳が下りていく ―――― 台風は、勢力を弱めて北上していく。
湯川と薫の2人が大学を出るのは、あと1時間後の話。
以上です。お粗末さまでした。
というか無駄に長くてすみませんorz
勢いで書きました。肩透かしですんませんorz
ちなみに、この後の展開は44様の>45-50の流れになろうことを
勝手に想像させてもらいました。断りもなくすみません、44様。
明日期待の第4話まで、少しでも暇潰しになれば。
では職人様方の投下をお待ちしています!
一応、
>>102-122です。本当に長いです。何でもオッケーという方のみ
お目通しください。ありがとうございました。
なんという大作w
GJでした!
可虐心、征服欲 この2ワードを上手くちりばめた良作でしたGJ!!
うますぎて寝れなくなっちまったじゃねーかwww
127 :
126:2007/11/04(日) 19:43:11 ID:y4hxIPFw
可虐心→加虐心
虐めてもOKという意味の造語ではないスマソ…
128 :
44且つ40:2007/11/04(日) 20:16:59 ID:928BD3u9
>>123 超 G J !!!ちゅーか萌えたっ!!!
しかも俺のに続いているって…本当に投下してよかった。 本 当 に
断りなんてそんな。
つーか…それだけでこの超大作に文句つけたらマジ切腹もんだと思うが!!!
兎も角気にしないでくださいw
ゴチになりました!
>>127 ちょ、おまw
普通にツボったじゃないかw
GJ!ニヤニヤしながら読んでしまった
合コン不発で当り散らす品川にワロタ
いかにもありそうだw
神キテター!
GJすぐる!!何てこの2人は萌えるんだ…!
これからも投下していただきたい。是非!
神だ!神だ!GJGJ萌えをありがとう!!
>ということを今、教えている
あまりに無理矢理な湯川の言い分にワロタwww
超ーーーGJ!!!!!!!!
一時間後見たい!
是非続きを…!
>押し倒された(まぁ、有り体に言えばだ)側の薫の方が寸止めされている
俺も寸止め(笑)
GJ!!!!
つかこの板の職人さんクオリティ高ええw
初めましてですが投下します。
*湯川学×内海薫
*第4話視聴前の妄想
*田上(香取慎吾)に嫉妬する湯川
*ドラマでありそうでない感じにしたかったので、エロ無し
(↑エロパロ版で本当すみません)
無駄に長いので(削る努力はしたんですが)、お時間のある方は
お付き合いください。
----------------------------------------------------------------
いつものように研究室に入って席に腰を下ろし、いつものように
インスタントコーヒーを飲みながら、いつものように軽い口論をし、
いつものようにどちらかが先に部屋を出て行く。
そんな風に彼女の頭の中で思い描かれたものは、確かに的中していた。
――途中までは。
数十分ほど前、内海薫は某有名大学内を歩いていた。向かう先はもちろん、
変人ガリレオこと湯川学のところへである。
というのも、彼女の携帯電話にまたしても意味不明なメールが入っていた
からある。件名は空白、本文は絵文字のみというものだ。これは一体どう
いうことなのか?その真相を究明すべく薫はやってきたのである。
彼女は研究室の前で足を止め、扉の横へ目をやった。そこには湯川と、その
関係者と思われる人物達のネームプレートが数枚。彼以外は『退席』という
札が貼り付けてあった。湯川は中にいる。そう確信した薫は、目の前の扉を
やや強めにノックをした。しかし、返事はない。もう一度繰り返したみたが、
結果は同じだった。
(何……いないの?)
彼女はムスッと顔に不満の色を浮かべた後、ふと思い出した。
今日ここへ来ることを、湯川は知らない。薫が告げていないのだから、まあ
当然のことである。というのも、あのメールが全く解読できない苛立ちが募
り、その勢いで彼を訪ねてしまったからだ。
しばらく考えて、(さすがに連絡なしはまずかったかな)と今になりようやく気が
ついたが後の祭。それにここまで来てしまったのだから、最早関係ない。そう
思考を巡らせていると、中からカチャカチャと音が聞こえてきた。
(居留守かよ)
口の動きだけでそう呟いた薫は、息を吐いて意味もなく気を引き締める。そして
彼女はノブに手を掛け、軽く捻った。扉は思ったよりすんなりと彼女を受け入れ
た。
キィと声を上げる蝶番の音は、以前聞いた時よりも大きく響くように感じられた。
部屋の中は片づいているようなそうでないような、微妙な状態だった。台に広げ
られた新聞紙の上には何かの実験器具、横にある棚には、何かの薬品の瓶が数本
収まっていた。その近くに散らばっていたメモ書きをなんとなく手に取ってみた。
なにかの数式やらアルファベットで埋め尽くされている。全く訳が解らなかった。
もしかしなくとも湯川が書いたものなのだろう。それにしてもなぜこんなにこそ
こそしなくてはならいのか。(別に悪いことしてるわけじゃないんだけど……)と
首を捻り、メモを元の場所に戻そうとした時だった。
「君は一体、誰の許可を得てここにいる」
「ほぁ!!」
「それが返事か? 君は変わった返事をするんだな。」
予期せぬときに声を掛けられた薫は、目を大きく開き声の方向へ振り返る。
背後から話し掛けてきたのは、湯川学だった。白衣の袖を肘まで捲り上げて
いる。どうやらコーヒーカップを洗っていたようだ。
「い、いるんなら返事くらいして下さいよ。そそそれにいい歳して居留守……」
「僕はノックの返事をしなかった。つまり僕はここに居なかったということにな
る。まあそれも君が入ってこなければの話だが。だいたい返事が無ければ入っ
てもいいと判断するところが全く信じられない。それに居留守というのは――
「あーあーもういいです、すべて私が悪かったです申し訳ありませんでした!」
(だったらネームプレート退席にしとけよ)と胸の内をよぎった言葉を飲み込み、
彼女は湯川を遮ることを優先した。
「全然わかっていない。」
湯川やれやれといった表情で軽く文句をこぼし、溜め息をつきつつも、慣れた
手つきでインスタントコーヒーを作り始めた。薫は(またあのコーヒー)という
思いを払い除けて荷物を置き、彼の様子を見ていた。やがて部屋中にコーヒー
の香りが漂ってきた。湯川は両手に一つずつカップを持ち、一つは薫のそばの
机にコトリと置き、もう一つはそのまま自分の口へと運んだ。
「で、君が僕のところに来るからには、何かあるんだろう。」
「あるんだろうって、こっちがそれを聞きに来たんですよ。」
「座らないのか。」
「すぐ終わりますから。」
あのコーヒーを味わいながら言う湯川に、人の話を聞いているのかと文句を投
げつたかったが、そうしたところで彼が返してくる行動は、薫にも大方予想が
つく。負けるのが目に見えて悔しいが、薫は言葉をしまいこんだ。
「メールですよ。あの意味不明な。何なんですか、あれ。」
「ああ、あれ。そのことなら僕が自分の中で既に解決した。」
「は?」
「だから、もう忘れてくれて構わない。」
自分勝手な答えはいつものことだ。薫は怒りを抑え会話を続ける。
「先生、からかってます?」
「別にからかっているつもりはない。」
「……ならせめて、それが何だったのかくらいは教えてくれてもいいんじゃ
「メールを送信した後に解決してしまったことは、申し訳なかった。」
「先生
「用件はそれだけか? なら帰るんだ。僕は忙しい。」
「湯川先生!」
薫は机に向かって手を打ちつけながら言った。彼の見たところは、いたっ
て冷静のように見える。部屋には静寂が立ち込め、洗い立てのコップに
注がれたコーヒーが、彼女の怒りを察したかのように激しく揺れていた。
「先生、何か怒ってます?」
「怒っているのは君のほうじゃないのか。」
「私は怒ってなんかいません! いや、怒ってますけど、怒ってるけど
今は私のことじゃなくて!」
「前にも話したが僕は感情的な話は
「知ってますよ嫌いなんでしょ! 何回も同じこと言わなくて結構です!」
「しかし君は何回も同じように怒っている。」
「屁理屈はもういいです! 先生……最近なんだか変ですよ!」
そう口にしてから薫はハッとした。最近?なぜ自分は今、最近と言ったのか。
しかし思い返してみれば、湯川の様子がおかしいとは思っていた。彼は薫と
あまり口を利かなくなった。電話にも出てくれなくなった。ような気がする。
いつからだろう?先週の月曜日だろうか。薫はその日何があったかハッキリ
覚えていた。田上の一件である。しかし何故――
「変……?」
「へっ?」
彼女の思考回路は、湯川の発した一言によって切断された。彼は飲みかけの
コーヒー入りカップを傍へ置き、薫の方へゆっくりと近づいていく。先程の
強気はどこへやら、彼女は後ずさりをした。しかし彼は止まることなく一歩
一歩と進みながら、言葉を続ける。
「君は変、といったのか。僕が。」
「え、いやあの、変っていうかなんていうか……」
「では逆に言わせてもらおう。」
薫には彼の言葉が耳に入ってこなかった。後ずさりしていた彼女の背中は既に
壁を押している。一方湯川は、そんな薫のことなどお構いなしに、彼女の顔を
挟むようにその壁に手を着いた。その腕はまるで彼女を逃がさないと言ってい
るようにさえ思われた。そして彼はそのまま、さらに顔を近づけて言った。
「変なのは君のほうだ。」
心臓が破裂しそうだと、薫は本気で思った。近過ぎる。彼の吐息が感じられる
ほどの距離。瞬きもできないこの状況をどうにかする術など、今の彼女に考え
ることなど、不可能であった。薫は沈黙が怖くなって、小さく声を発した。
「せ、せ先生、ちちち近いですっ。」
「そうだな、今にもぶつかりそうだ。」
「え……何が――
その瞬間、彼女の中をめぐっていた思考は一気に消し飛んだ。
「ッなにしてるんですか湯川先生!!」
薫は声を荒げて抵抗した。掴まれた彼の白衣には、彼女の指
に合わせるように皺がよっていた。
「ちょっと聞いてるんですか先
「説明が必要なのか? 僕は君にキスをした。それだけだ。」
「そそそういうことじゃなくて! そんな、なななんで?!」
「これはまだ仮説の段階だ。君に教えることはできない。」
「ひ、ひひひとにそんなことしておいて、仮説がどうだとかっ!」
呂律が廻らない。湯川はしばらく黙って、彼女を解放した。
「ゆ、湯川先生?」
「君は、他の女性とはどこか違うんだ。」
恐る恐る後ろから話しかける薫に、彼は口を開き始めた。
「僕をあれだけ怒鳴れる女性と出合った事は、未だ嘗てない。」
「す、すみません。」
「それに君は」
――余計なことを僕に考えさせる。
「先生?」
「……いや、いい。」
「えっ」
湯川は彼女のかばんを手に取ると、「今日のことは忘れてくれ」
そう言って扉を開けた。どうやら彼は、帰れといっているらしい。
さっきの、突然の出来事に心の整理のつかない薫は、されるがまま
にかばんを受け取り、部屋を後にした。
結局のところ薫は、メールの真意も聞きだせず、キスの理由も中断
され、何の収穫もないまま自宅のベッドへと倒れこんだ。ギシッと
軋む音も、今の彼女の耳には届かず虚しく消えた。まだ、体が熱い。
(あの時 湯川先生、何を言おうとしてたんだろ……)
小さな唇に自分の指先でそっと触れた。つい先程の記憶が鮮明に蘇り、
彼女はうずくまった。明日からどうしよう。どんな顔して先生に会えば
いいんだろう。とにかくいろんなことが頭の中でぶつかり合っているよ
うで、何の答えも出てきそうになかった。
今夜 彼女は、眠れそうにない。
-------了-------
勢いで書いてしまったので誤字等あるやもしれません。
そして何度も言いますが、第4話視聴前の妄想です。
目を通してくださった方、ありがとうございました。
神作品が半日も立たずに二連続投下かよ!しかもエロ無しなのに激萌えだよ!!
職人様方ありがとう。今夜は眠れそうもありませんので四話放送まで裸待機します(`・ω・´)シャキーン
神作品を日曜に2作も拝んだ後に…月曜本尊放送拝めるなんて…なんて豪華な今日この頃なんだぁ!!!
このコンビはエロ無しでもイケる…
GJ
GJGJ!何だこの2人は…萌えて萌えてしょうがないじゃないか…!
今日4話か…舐めるようにこいつらを観てやる!
うおぉぉぉ!!!!GJ!!!鳥肌が立ったよ〜
最後の内海が他の男から貰ったブローチを捨てた際の
湯川の満足げな笑顔に笑ったww
内海素っ裸キタコレwwww
>>148 しかし見たのが品川達というのが許せん
ドレスアップした薫はよかった
てか、次回予告が…!
まさかの品川orz
152 :
sage:2007/11/05(月) 23:05:54 ID:6+imEXQh
>>147 禿同。何だあの微笑はwww
是非とも心配やら嫉妬やら冷め遣らぬ湯川に黒さ発揮して頂きたいな。
「確かにキミは彼の策にまんまと嵌まり、浮かれて食事まで楽しんでいたな」
「…これ以上落ち込ませないで下さい」
「ここに勝手に落ち込みにきているのはキミだ。そんなに悔しいか?」
「も、悔しいやら、情けないやら、本当あたしって…あああもうー!自分が許せない!!」
「…口直しをさせてやろうか?」
「これを落ち込まずして何に落ちろと―って、え?口直しって…ま、まさか先生、コンチネンタルに連れ―!? ッ、ぅ、んんっ…!!?」
来週も楽しみだ。
今回初めて湯川先生が「内海君」って呼んだ気がするのは気のせいか。
とりあえず最後の笑みにやられた…w
>>152 萌えた!
>>153 呼んでたw(叫んでた?w)
それにしても湯川先生はモテモテですね
「語り明かしたい」とか・・・
本当に語り明かしそうではあるけどw
てか見たのは品川たちだけじゃないと思…てか妄想w
田上をバーにおいていった後、そういえばと思いだし、内海のほうを見にいった湯川センセ。
湯「内海君は?」
弓「あぁ…あいつならまだ寝てますけど?」
湯「寝て…?どこで?」
弓「バスタブん中ですけど?」
湯「なっ!!なぜそのままにしておいた?!」
弓「どうしたんすか?!そのうち起きるだろし!あいつも一応女だし…裸でしかも寝てる間に動かすのはどうかと思って…」
湯「人が風呂の中で寝てしまった場合…自力で目覚めることできないんだ!!」
弓「マジ?!」
湯川風呂にダッシュ!
一瞬薫の裸を見るが、自分の上着を脱いで薫にかけ、お姫様だっこで薫を救出するのであります…。
まぁ…エロパロ的には目覚めてからあのコンチなんたらの部屋で何かが待ってますわなぁ…。
>>155 それ…凄く読みたいんだぜ…!
今日湯川の中の人の曲を聴いてて、
縛ってみたりねじってみたりされてる薫を妄想して一人心静かに萌えていたんだ…
実験と称して、電流で薫をアンアン言わせる変態チックな湯川先生
湯川=S 薫=M
で完璧な組み合わせだからな
四話見てたら、変人湯川に振り回されているようで意外と薫も相手を振り回すタイプだと思った
159 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 15:50:41 ID:iQ7+BDOq
インターチンコネンタル
「インターチンコでリフレッシュ」と言い間違えたところからエロパロに発展するわけだ
>>157 1話見た後まったく同じことを妄想してなかなか寝付けなかった俺が通りますよ…
荷物持ちにしたり仕事が遅いと言ったりしても、
他の男の前では内海を褒める湯川先生
内海の「男を見る目が無い」ってセリフはまた聞きたいな
今度は湯川先生絡みで…w
湯川が田上に犯されそう(の後に風呂場で殺害みたいな)になる内海を間一髪で助ける
てベタな感じでもよかったのにな
そしたらエロパロ的には祭りだったのになあ
>>164 内海は田上に支えられて歩いてたくらいなんだから、
部屋に着いたらそのままベッドで寝てしまう→田上が服を脱がせてお風呂に連れてく
という流れを期待してしまった
品川刑事×薫ってのもアリだと思うよ、うん
弓削内海よりは草薙内海の方がありそうな気がするな
弓削監察医(名前忘れた)とかどうだ
城ノ内桜子監察医な。
あの飄々っぷりとグロ耐性に萌える。
大好きだ。真矢みきハマり役。
草薙×桜子
桜子×薫
とかもよくね?
桜子→薫←湯川で桜子リードなんかしてても
すごいツボなんだが…
あと個人的に栗林と薫の絡みが好き。
「かわいそうに言うな」でクソワロタ。
栗林さん一番気の毒な役回りでカワイソスw
薫って基本的にあんまり遠慮しない性質だよなー
唯一尊敬してる草薙が、憧れられてんの分かってて薫にちょっかい出したりしたら面白いのに
更にそれを知った湯川が嫉妬なんかしちゃったら自分的に神展開
湯川が事件解決してること桜子知ってたし…
てことは内海が桜子のとこで愚痴ってるように草薙も愚痴ってたのかな…とか思うと…
草薙×桜子に一票!
栗林人気ねえなあww
中の人が上手だから湯川・薫実との絡みが実に面白い。
上に出てるとこも好きだし、薫の「ただでさえイライラしてるのにー」みたいな感じの台詞の言い方好きだった
このスレ女性率高い?
3Pとかダメなのかな
え!このスレ女性の方多いんですか?
良かった〜…
私だけえっちな妄想してるのかと思って…
確かに女性率高そう。
長文カキコ多いし。
語尾とか言葉選びも、なんとなく女性っぽい。
でも3Pは全然おk
エロパロ板は女性率高いんじゃないかと思う。
3Pは大好物なんで投下してくれるとありがたい。
3Pってどんな組み合わせがある?
草薙と桜子で、薫をネチネチと!
ドSの湯川がたまりません!
ガリレオが始まってから湯川の夢を毎日見るくらいはまっている自分..
湯川と草薙で、薫をネチネチと!
だんだん書き込みが気持ち悪くなってきた…
エロパロ読みたい
>>181 では、気持ち悪くない場所にお帰りください
湯川と草薙で、薫をネチネチと!に一票!!
…こんなでも女ですが、何か?
湯川×内海希望
草薙×内海をセコセコ書いてますが、upはあきませんか?
>>186 おK。むしろ希望w
つか性別話いらね。じゃま。
wktk
草薙では萌えないなぁ
栗林×湯川希望!
釣りなのか知らんが数字板行け
193 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 21:28:57 ID:PJKbI9HF
品川さんに犯される柴咲コウ
の小説希望
先輩の弓削に内海が…って展開ならともかく、品川が柴咲に手を出したところで速攻返り討ちだろうなw
3Pが書けない、ノーマルしかも今のところ湯川×内海以外興味がわかない
そんな存在自体が空気読めない俺orz
>>194 言えてる(笑
196 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 22:43:51 ID:e2idXADh
湯川には内海。内海には湯川。
でも草薙も捨て難い。そして栗林は面白い。w
186だが一応テキストになったので投下しておく。
カップリングが嫌いな人は読み飛ばしてくれ。
「っもう!あの男、最悪!!天才だかなんだか知らないけど、何様のつもり!」
「んー今日はどうした?」
「あ、ごめんなさい。大学の同期なんですよね、『ガリレオ』先生とは。」
「別に構わないさ。確かに、あいつの言い方、カチンとくるよな。」
「もうそうなんですよ!本当に、いちいち癇に障るって言うか、人をバカにしてるって言うか、あ〜〜
頭にくるっ!!!」
「まあ、まあ。ほらっ、好きなもの飲んで食べていいから。どんどん頼め。」
「いつもすみません、草薙さん。」
そう言ってメニューとにらめっこをし出した彼女を肴に、俺は日本酒を口に運んだ。
彼女は――内海は、交通課から自ら志願して移動してきたいわば後輩で、俺が本庁に栄転する際その根性と
職務に対する熱心さを買って俺の後任として帝都大学理工学部物理学科准教授、湯川を引き合わせた。
やつとは大学が同期だったこともあり、これまで数々の難事件の解決の糸口をみつけてくれた。彼のお陰で
本庁に栄転になれたと言っても過言ではないので、大いに感謝をしている。
――ただ湯川は、容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能とぱっと見、完璧で非の打ち所のない男ではあるが、
その実ものすごい変人で、あだ名はその名も『変人ガリレオ』だ。
常に冷静沈着、理論的な湯川は、猪突猛進、刑事のカンを頼りにつき進む内海とはまるで水と油。
そのため追々ぶつかることもあるだろうと予測はしていたが、最初の事件で真っ向から激突するとは流石の
俺も予測出来なかった。
なんと彼女は、あの湯川に向かって怒鳴りつけたというのだ。流石に湯川もそれには幾分動揺したらしく、
「何がいけなかったのかよく分からなかったが、とりあえず謝罪しておいた。」
と後に言っていた。
その後も何度も小さな、時には大きな衝突をしながら、内海は湯川の力を借りていくつもの事件を解決して
いった。本人自覚をして
ないようだが、あの湯川を“使いこなす”とは、大したものだ。
そして、わずかながらも友に変化が表れたのを俺は見逃さなかった。
彼女が来ると研究の邪魔になると文句を言いつつも、めったに人を――特に女を褒めないあいつが
「確かに、よくやっているのは認める。」
などと言った時は表面上ポーカーフェースを装ったが、その実かなり驚いた。
迷惑だと言いながら、湯川は寧ろその状況を楽しんでいるようだったからだ。これは長い付き合いの俺だか
らこそ、やつの表情の微妙な変化を読み取れた訳で、他人が見たら心底迷惑がっているようにしか見えな
かっただろう。
以前も、こちらとしては捜査に協力してくれた礼を兼ねて二人で呑みに行くことはあったが、口を開ければ
難しい話ばかりするあいつとは話が弾むわけもなく、男二人黙って呑むだけだったのが、今は気がつけば
内海の話をしている。
お互いの共通の話題と言われればそうだが、あの『変人ガリレオ』が仮にも女と名の付く人物の話をする日
が来ようとは、思いもしなかった。
湯川が良くも悪くも内海に何らかの関心を持っている事を知ると、俺は内心穏やかではいられなくなった。
内海は頑張り屋だ。
ちょっと徹夜の張り込みが続いたくらいで根を上げる最近の甘っちょろい男共よりずっと根性がある。
それにカンもいいし観察眼もある。
交通課時代に痴漢を65人も検挙したという経歴も単に捕縛術に長けているだけではない。
まだ粗削りだが、鍛えればもっと伸びるだろう。警察官としての将来性に大きく期待している。
一方で俺は女としての彼女にも惹かれている。
まず第一に、本人の自覚は稀薄だが、かなりの美人な上に出るとこは出て絞まるべきところは絞まった身体。
それこそ彼女が貝塚署に移ってきた当初は、事務の兄ちゃんから頭の禿げた管理職まで彼女の顔を一目見よ
うと部屋の前を一日に何度もうろつく人間が後を立たず、禁止令が出た程だった(当然彼女は気づかなかっ
た訳だが)。
そして男勝りでサバサバとしていて天然で、何よりすれてないところがいい。
最近は高校生ですら、酸いも甘いも噛み分けたすれっからしが多いこのご時世に奇跡としか言いようがない。
俺を尊敬しているらしく――それも湯川のお陰なのだが――以前たまたまエレベータ内で二人っきりに
なった時の事。
意識しすぎるあまり、エレベーターの隅にべったりとへばりつき頭のてっぺんからつま先までそれこそゆで
ダコのように真っ赤になっていた。
俺は気づかないふりをして彼女に背を向けていたが、あまりの可愛らしさに笑いを堪えるのがやっとだった。
湯川じゃないが
「実に面白い。」
警察官としても女としても非常に魅力的だ。
そんな彼女だからこそ、湯川を引き合わせた。
誰よりも彼女に手柄を立てて欲しかったし、あの変人とやっていけるのは俺以外は彼女しかいないと思った
からだ。
それに何より他の男の傍に置くより安全だと考えたからだ。
それが今まさに崩れようとしている。
内海の言動から、彼女が湯川に対して特別な感情を持っているようには思えない。
まだ彼女も湯川本人ですら湯川の気持ちに気付いていないようだ。
だから先輩後輩の間柄と彼女の俺に対する憧れの気持ちを最大限に利用して、先手を打っておく事にした。
俺も真性の女好きとして色んな女を落としてきたが、彼女に他の女に使った手は使えない。
しゃれたフレンチレストランより居酒屋、有名ブランドのアクセサリーより栄養剤、ゴルフよりバッティン
グセンター。
こんな女は、初めてだ。
会ってから10分、しかも二人まとめてという記録を持つこの俺が、お持ち帰りどころか手も握れず何度
タダ飯を食わせただけで帰しただろうか?
両手を越えた時点で虚しくなるだけだったから数えるのを止めた。
「…それから、クリームコロッケとじゃがバタとイカ納豆に、枝豆。とりあえずそれだけ下さい。
草薙さん、お銚子もう1本追加しますか?」
「ああ、頼む。」
「お兄さん、熱燗ひとつ追加ね!」
そう言ってにっこりと微笑んで振り向いた彼女の笑顔を、天使と言うべきか、悪魔というべきか。
魔性の女って本当は内海みたいな女のことを言うんじゃないだろうか?
そして魔性の女の手には天秤があって、一方の皿の上には俺が、もう一方の皿の上には湯川が乗っていて
あっちにふらふら、こっちにふらふら。
定まらない。
「ん?草薙さん、何か私の顔についてますか?」
「いや、別に。ただファムファタールとは何ぞや?って考えてただけ。」
「ファむふぁ…?何ですか、それ?なんか眠たそうな名前ですね。」
「うん…できれば寝たいんだけどね。なかなか思うように行かなくってサ。」
「やっぱり本庁は大変なんですね。それなのに、いつも食事に誘ってもらって愚痴聞いてもらって、すみま
せん!あの、私、もう、お暇しますから。帰って休んで下さい。」
「いや、いいから。かわいい後輩の話を聞いて適切な助言をすることはもっと大切だから。」
「草薙さん……ありがとうございます!ありがとうございます!私、やっぱり草薙さんみたいな立派な警察
官になりたいです!!」
「そう、ありがとう。ま、呑もうよ。」
「はい!頂きます!」
そして次の日。
いかに草薙が尊敬すべき立派な先輩であるかを力説する内海の話を、憮然とした表情で聞く湯川の姿を大学
で見かけることになる。
魔性、恐るべし。
end
206 :
訂正:2007/11/10(土) 09:47:21 ID:1+JzY7of
タイトルに偽りあり。
草薙×内海じゃなくて、草薙→内海←湯川だったか。
次回は気をつける。
じゃ。
GJ!!
なんか和む二人だなー。天然魔性女の薫カワエエ(*´∀`)
GJ!待ってたよ!
草薙と内海って可愛いな・・・!
次回のもwktkして全裸で待ってる!
投下キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>206 GJGJ!湯川視点も読んでみたい
210 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 00:32:25 ID:PaPIEu4w
GJ!!!!!!
無意識な薫カワユス。
>>199-206 GJ〜〜!
ゴルフよりバッティングセンターってw薫らしい。手も握れない草薙に涙。
不機嫌な湯川と薫のやりとりの様子が目に浮かぶな〜。
明日は湯川が学生?に告白される?
薫の反応に期待!
職人さんGJ!
湯川×薫 草薙×薫 はもちろんいいけど
湯川×桜子も見てみたいのはもれだけか
変人同士w
214 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:24:44 ID:yl1i+sqW
湯川×桜子の火遊びを知ってショックを受ける薫
そんな薫を慰めるフリして落ち込んだ所に付け込む草薙
でも最終的には湯川×薫であって欲しい複雑なこの心境w
>>214 ドロッドロだなwだがしかし読んでみたい!
研究室を訪れるたび、栗林と4話みたいな会話を繰り広げる薫
嫉妬した湯川がドS全開で栗林・薫双方に冷たく当たる
湯川に冷たくあしらわれる者同士、余計に意気投合する二人に、更に嫉妬する湯川
ってとこまで妄想してエンドレスなことに気づいた
湯川が嫉妬深いのは共通認識なんだな。やっぱりブローチポイ捨て事件の影響かw
ツンデレ内海は普通に嫉妬したら感情が表に出そうだけど、湯川はじわじわ責めて責めて追い詰めるドS
内海が湯川に言葉責めで泣かされる話とか読みてえー!
予告見る限り五話の内海のツンツンぶりはもう陥落一歩手前って感じだな
今晩にwktk
S男×ツンデレ女
完璧すぐるカポー
219 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:57:11 ID:HOwnvTmF
内海が現場のホテルのベッドで寝てしまった湯川に顔近づけてたが
あれはチューをしようとしたんでしょうか
湯川が起きたのが残念
>>219 この二人にはああいうあからさまなのは似合わない。
日常の何気無い風景の中にあるささやかなラブこそが最も萌えるものだという事に、
ドラマ制作者が気付いてないのが何より残念。
あれはキスしようとしたんじゃなく
寝顔を見ているうちに無意識に近付いてしまったのだと解釈してる
そのシーンでリアルタイムに
「さあチョップだ、その手帳で額にチョップだ!」
と叫んで家族に変な顔された俺、惨状。
>222
本当に惨状じゃまいかw
話を重ねるにつれ、薫の湯川釣りのレベルが確実に上がっている気がするのは私だけではないはず。
振り回しているのは湯川の方かと思いきや、心情的に振り回されてるのも実は湯川なのかもしれないなあw
あと、あのコースター(?)がどんな経緯を経て薫の手に渡ることになるのかちょっと気になった。
>>221 同意。薫が湯川に見惚れるのはしばしばあることだしな
今回の掛け合いは良かった、早とちりとか卑怯者とか小さい男だとか根に持ち過ぎな湯川ワロスww
それにしても学部内で噂になるほど目立ってるんだな、あの二人
226 :
5話で妄想:2007/11/13(火) 00:47:27 ID:h/PQCOeO
「間違いなくあの時ホテルで寝てました。」
「いや、寝てない。眼を閉じて考え事をしていただけだ。」
「寝たなら寝たって正直に言えばいいのに。先生もお疲れでしょうから。」
「ああ、疲れてるよ。しょっちゅう事件を持ち込む誰かさんのせいで。」
「だからって人が話してる途中で寝なくてもいいじゃないですか!」
「どっちなんだ?さっきは正直に言えと言ったのに、今度は眠った私を非難するとは。」
「ほらヤッパリ!寝てたんですね!人が一生懸命話してるのに。私をほっといて。」
「違うと言ってるだろう。」
研究室のドアの外。へばりついて聞耳を立てている男が二人。
「『ホテル』…『寝た』…」
「『途中で』とか『私をほっといて』…とかも聞こえましたよ。」
「いつの間に、内海と湯川のやつ…」
「あの二人がそんな関係まで進んでたとは、全然知りませんでした。へぇ〜。へぇ〜。」
「許すまじ…湯川…。」
「あれ?なんか草薙さん顔色悪いですよ。どうかしましたか??」
大学に戻ってきてから口論(?)する二人の会話をハゲしく誤解する二人を妄想。
草薙は以前は大学にも顏を出していただろうから栗林とも日常会話するくらいは顔見知りだと思って。
>>223 あのコースター、湯川なら青い方を薫に渡してるかもなw
>>226 聞き耳立てるのが学生だったら「やっぱり噂は本当だったんだ!」かw
>>199といい、草薙→薫は微笑ましいというか、かわいい感じがして好きだ
聞き耳をたてる第三者視点のエロパロもおもしろそう
ドラマのラブ度が高い日はお腹がいっぱいで
いまいち妄想力が働かないのが難点だ
230 :
万歳 天動説:2007/11/13(火) 03:57:27 ID:38ckJfKe
ガリレオで、あの場面を見る度聞きたくなる
湯川は手帳やメモ帳を持ってないのか?
最近では、字がでかいから、広い場所じゃないと書けないと解釈している(笑)
232 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 06:31:24 ID:gncZ2iKU
ていうか
凄い天才なら
暗算できるだろうに
パフォーマンス好きだな湯川先生
鉛の矢
4話は目の前に黒板があるのに机に書き殴り、
3話は対した化学の難問でもないのに計算してたから、あれはもう癖なんだと解釈。
内海の裸体を目の前にして、
エチの展開とかも計算しだしたら嫌だな。
>>226 >
> 「間違いなくあの時ホテルで寝てました。」
> 「いや、寝てない。眼を閉じて考え事をしていただけだ。」
> 「寝たなら寝たって正直に言えばいいのに。先生もお疲れでしょうから。」
> 「ああ、疲れてるよ。しょっちゅう事件を持ち込む誰かさんのせいで。」
> 「だからって人が話してる途中で寝なくてもいいじゃないですか!」
> 「どっちなんだ?さっきは正直に言えと言ったのに、今度は眠った私を非難するとは。」
> 「ほらヤッパリ!寝てたんですね!人が一生懸命話してるのに。私をほっといて。」
> 「違うと言ってるだろう。」
>
>
> 研究室のドアの外。へばりついて聞耳を立てている男が二人。
> 「『ホテル』…『寝た』…」
> 「『途中で』とか『私をほっといて』…とかも聞こえましたよ。」
> 「いつの間に、内海と湯川のやつ…」
> 「あの二人がそんな関係まで進んでたとは、全然知りませんでした。へぇ〜。へぇ〜。」
> 「許すまじ…湯川…。」
> 「あれ?なんか草薙さん顔色悪いですよ。どうかしましたか??」
>
>
>
> 大学に戻ってきてから口論(?)する二人の会話をハゲしく誤解する二人を妄想。
> 草薙は以前は大学に
薫の裸体に羽ペンの羽の方で数式を書く湯川先生
>>226 「間違いなくあの時ホテルで寝てました。」
「いや、寝てない。眼を閉じて考え事をしていただけだ。」
「寝たなら寝たって正直に言えばいいのに。先生もこう毎日じゃお疲れでしょうから。」
「ああ、疲れてるよ。誰かさんのせいで。」
「だからって途中で寝なくてもいいじゃないですか!」
「どっちなんだ?さっきは正直に言えと言ったのに、今度は眠った私を非難するとは。」
「ほらヤッパリ!寝てたんですね!人が一生懸命(仕事)してるのに。私をほっといて。」
「違うと言ってるだろう。」
連投、ミススマソorz
>226の妄想をちょっと手直ししてみました。後悔はしていない。
第三者だと女子代表:個人的に第五章殊勲賞をあげたい谷口(結婚しそうだった「噂になってる発言」の女の子)
とか三章で名前出てきた一応男子代表:村瀬くんあたりに頑張って欲しい。
『あの』研究室の学生だなんておいしい立場。
栗林は学生達に時々クリリンとか呼ばれておちょくられてるといい。
学生諸君は世代的にはそんな感じだ。で、言われる度に
「クリリンとか言うなー!!」
て抗議するから余計おちょくられるんだ。
【前提条件】
一度はしてる。
【状況】
アーチェリーの矢をリリースする、考え事をする時に文章や数式を辿る、グラスの氷を掻き回す等々、
何となく「指」に目線が行く内海。
【シチュ】
真面目な話のはずなのに耳に入らず、ぼやっとしたまま指を見つめる内海。
気付いた准教授が手を内海の目の前に持っていくとそのままくわえられる。
「せんせ…さわって」
「フェチズムか、本能より嗜好が優先するというのは実に興味深い」
「だが」
「僕を自慰行為の道具にするつもりというのは…気に入らないな」
というのを受信した。
>>240 おま…そのまま文を続けるんだ!書ける!お前なら書けるぞ!
>>240 萌えて萌えて仕方がないじゃないか…!
読みたい…読みたいぞ…!!
やっぱ柴咲のお尻が最高だな
意外に美乳なのもいい
湯川先生にめちゃくちゃにされて悶える薫とか書きたいぜ!でも無理だわー文才のない自分orz
240です。何か萌えて頂けたようなので落下します。
========================
1
男女の関係になってからもう随分たった。
お互いの人間性が変わったわけではないが、体を重ねた後に再び「刑事」と「准教授」として顔を合わせるのはまだ慣れない。
会うとどうしても「抱かれた」とその時の意識を反芻してしまう。
特に意識してしまうようになったのは「指」だった。
きっかけは何のことはない、「アーチェリーの矢は直進しているようで実は蛇行しながら進む」とか
「その原因は右手を離す時の指と弦が元に戻るときの弓の振動」で「なんとか」という器具がそれを抑えるとか、
いつもの薀蓄を聞きながら、その弓を引き絞り、矢を離す仕草を眺めていた時だった。
(綺麗な指だなぁ)
ふとその指に目を奪われてしまった。
同時に、薫の口から懇願する言葉が出るまで、散々責められた事とその感触を思い出す。
(うう、あの時は…おかしくなっちゃうかと思った…)
そう考えながら薫は、この時点ですでに自分の変調を自覚していた。
顔を見られない。その代わり、その手から――指から目が離せなくなっている。
顔を見ることも出来ない。指から目が離せない。指の記憶が頭と体から離れてくれずに薫をじわじわ苛む。
それでも会わずにいるのは寂しく、仕事後に研究室へ顔を出してはぼんやりするという日々が続いた。
2
「いったい君は何のためにここへ来ているんだ?
僕に会いに来ているのかと思えばそうでもない――ただぼんやりとしているだけだ」
その疑問は至極真っ当なものだった。
かつての薫なら、それがどれだけ素っ頓狂な答えであったとしてもとりあえず答えていただろう。
しかし、今の彼女にはそれすら期待できないようだ。
「聞こえているのか?」
久しぶりに正面から見た整った顔立ちに、さっきまでとろんとしていた薫の猫のような瞳が見開かれる。
それと同時に耳まで真っ赤になった。
「熱でもあるのか?知恵熱か?」
湯川はあろうことかその手で薫の頬に触れた。その熱は冷たい手で冷やされるどころか増す一方だ。
薫はその熱に浮かされたまま、頬に添えられた手に自らの手を重ね、その指を口元へ運び、誘われるように口に含む。
舌先でつつき、撫でるように舐めあげる方法は、先日湯川が教えたものだ。
「こんなところでしたいとでも言うつもりか?」
愛しそうに指へ舌を這わせる薫に、低い声で愉快そうに湯川が尋ねる。
彼女の表情は普段のきりりとした眼差しからは想像も出来ないほど淫猥で、恥ずかしさに染めた頬が湯川の加虐心を煽った。
「そんな顔をされても此処は研究室だ。君の望む通りにはしかねるな」
少し待っていたまえ。そう言おうとした湯川の口を薫が塞いだ。
その予想外の行動に一瞬意識の空白が生じて、湯川は薫の口から開放された自らの指の行方に気付くのが遅れた。
手は薫の胸に押し当てられていた。濡れた指先を通じて薫の心拍が伝わってくる。
恥かしそうに下を向いて、耳まで赤く染めた薫が発した言葉は、湯川の予測を裏切るものだった。
「しなくて、いいです…せんせ、さわって」
3
――さっぱり理解できない。説明したまえさもないと(以下略)
湯川の内に生じた疑問を解消するために、薫は自分の思考を洗いざらい吐かされることになった。
へたり込んだ薫に、湯川は淡々と問いかける。
「ほう…つまり、『数時間後の本番よりも今指で触れられたくて仕方がない』と」
「…は、はい」
「確認しよう。今君は、僕のこの指に欲情しているわけだな?」
「欲じょっ…ちが、や、んんっ!!…違いません…その通りです…」
「つまり君は、病理的ではないにせよある程度のフェチズムであるということだ。
過剰なフェチズムでは頻繁に日常生活や社会生活に支障をきたす例が報告されているが、
本能とも言うべき性的欲求よりも性的嗜好の方が優位になるというのは実に興味深い。」
湯川の表情が新しいおもちゃを与えられた子供のような笑顔になる。
「だが」
しかし、その表情は一瞬で奥に潜み、いつものひねくれて、サディスティックな表情が表に出る。
「それでは僕は君の自慰の道具と大して代わらない…気に入らないな。
だから内海君、僕は手を君に貸そう。しかし僕は一切動かすつもりはない。君が、自分で、僕の指を使ってすればいい」
薫は呆然として湯川を見た。しかしいくら見ても意見が変わるはずがなく逆らえるはずもなく、薫はふらふらと立ち上がる。
すでに乱された服がぱさり、ぱさりと床に落とされた。
「下着は取らなくて良いのか?」
言われるままに下着を取る。今からしようとすることを湯川はは全部見透かしている。
知っていても、どうしても止められない薫は、教員用の椅子に腰掛けた湯川の上に跨る様に向かい合うと、その手をとった。
湯川の指に自分の指を添えて、秘部へと差し入れる。
「あ、あぁっ!」
口から零れた明らかな歓喜の嬌声と、すでに十分なほど潤んでいた内部に、薫は俯いたまま顔が上げられない。
しかしそこをサディスティック湯川は見逃さない。
「ああ、言い忘れていた。顔を上げるんだ」
4
顔を上げると、完璧な微笑を浮かべる天才が、薫の表情を観察していた。
見られている。
その事実を改めて実感した薫の体が敏感に反応し、薫と湯川の指をきつく締め付ける。
それでも薫は、湯川の指で自らの内部を弄び続けた。
やがて自らが生み出す快感に耐えられなくなり、湯川の肩にしがみ付く。
当然、快感を与え続けていた指の動きが止まる。
薫の中に存在し続ける湯川の指に、ひくついた内部の動きが切なさを訴える。
「そんなに僕の指が欲しかったのか?」
「は、はいっ…!」
「でも今動かしているのは君だ。欲しいのは本当に僕か?誰でもいいんじゃないのか?」
「ちが、います」
「これだけ自分で動かして、溢れさせておいて――説得力がないにも程がある」
「せんせ、どうしたら」
信じてくれますか?
薫のその言葉は、ぐちゅぐちゅとした厭らしい音と、突然与えられた、待ちわびた刺激によって口から発せられた喘ぎ声に掻き消された。
「ひぁあ、やっ、あ、せん…せっ!!」
先ほどまでの薫の動きで見抜いた弱点を執拗に攻めると、もう声も出せないほどに湯川に縋り付き、細かい痙攣を繰り返す。
自分の思い通りに薫が乱れるのを満足そうに眺めながら、湯川は耳元で囁いた。
「今夜。」
「…ぅ、あ…?」
「今夜僕の言うとおりにしてもらおうか」
もちろんこの間も乱暴にさえ見える指の動きは休めない。
「何す、る、ひゃ、や、だめっ、イク…っ!」
休めないどころか薫を確実に追い詰めていく。
「今、言っただろう。僕の言うとおりにすればいい。今夜、一晩」
「ひ…やぁあっ!!」
白い体をしなやかに反らせて、薫は意識を失った。
肩で悩ましげに息をするその体に衣服を着せながら、今夜はどうしてやろうかとその頭脳をフル回転させる。
天才の求める解はただ一つ。
「彼女が僕なしではいられない心と体になること」
そこまでの考えられる過程が多ければ多いほど、天才を愉快にさせた。
=======================================
1レスが4レスになってしまった・・・展開遅くて申し訳ない。
しかも落下って何だ。投下させていただきました。
読んでくださった方、呼んで下さった方、ありがとうございました。
萌えていただければ恐悦至極。
それでは名無しに戻ります。
リアル更新ktkr!
とにかくGJ!久々のエロを堪能させてもらった!
この日湯川の言うとおりにさせられる内海を妄想して萌えたぜ…!ニヤニヤ
狂おしいほどGJ!!!!!
変態湯川に虐められる薫って一番見たかった展開やないかー!要チェックや!!
福山の声で想像して身悶えました…
激しくGJですっ
ドS湯川よかーwGJっす!!!
252 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 18:23:33 ID:76BuGw1b
248の妄想じゃないけども。
湯川は自分が内海のことが好きだという気持ちを自分で理解できないと良い。
それでそれについて解明したくなって、自分の感情すら研究材料にして
内海に不意打ちでキスなんぞしたりしてしまって、
純粋に湯川の事が好きな内海を怒らせて頬を引っ叩かれるといい。
それで「先生なんてきらい…大っ嫌い!」とか泣きながら言われちゃうといい。
湯川と内海はどうしても精神的に追い詰めてしまいたくなる。
何か日本語不自由ですまん。
GJ!!素晴らしきドS湯川先生!!!
255 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:05:42 ID:S6AZnXah
GJ。湯川ってキャラそのものがエロいことに気づいた。
ごめんあげちゃったスマソ
「湯川、内海は優秀な警察官なんだ。」
「そうか。」
「以前、自主的にスカートはいて痴漢されたところを現行犯逮捕で60件検挙したことがあるらしい。女子高生の制服を着て捕まえたこともあるとか・・・」
「・・・・そうか。」
「君は見ず知らずの男に触られる趣味があるそうだな。」
「はい?そんな趣味あるわけないじゃないですか!」
「それとも痴漢されているというシチュエーションに感じるのか?」
「・・・もしかして草薙さんから聞いたんですか?だったらそれは!」
「いいだろう、君のためにそのシチュエーションを再現しようじゃないか。」
「えっ、ちょっと?!」
という電波を受信したのは俺だけか?
嫉妬も混じって「こんなこともされたんじゃないのか?」とかエロい責めが徐々に激しくなっていくと尚良いな
で、薫も強情に「されてません!」とか抵抗したせいで一層卑猥なことをされると
よし、
>>257と同じ電波を受信した!
ただし当局は受信専門なので発信は無しだがw
あれ、
一。「女子高生の格好はさすがに無理があるのでは」という疑問を教授が正直にぶつける。
二。「そんな訳無いじゃないですか!全然いけますよ!」と薫がムキになって披露。
三。制服プ(ry
という受信しか出来なかった自分のアンテナはおかしいようだ。
アンテナ自重www
もっとやれ
残念なことに痴漢プレイは受信できなかったんだ…
夢の内容は何というかな…突然湯川が内海の胸をわっしと掴んで何か叫んでた。
そのくらいしか覚えてないんだすまない。
目を覚ましてから妙な脱力感に襲われて今日何もしてないorz
【「くさる」の後かな】
「君はあの男の前で酔いつぶれ、部屋まで運ばれた」
「彼が犯人でなかった場合でも、君が凌辱や暴行、その他意に沿わない性行為を強要される可能性が考えられた。
犯人だった場合はそこに殺害が加わるわけだ。美しい君の死体はさぞ美しいだろうな。」
「今回はそのどれも未然に防がれた、非常に幸運なケースだった。」
「それでも君の体は他の男の目に曝された。不特定多数の男どもの目に。君のこの体が!」
「君の犯した過ちが解るか、内海薫!」
シリアスだったらこんな感じか?
すまん肝心なことを書き忘れた。
>>264を見て何かアンテナが受信したものです。
>>265-266 志村ー!後ろー!!
(*´Д`)ハアハアじゃないハアハア続き続きー!!アハアハ
ちなみにシリアスではない場合。
「先生、ムッツリなんですか!!」
「ムッツリで何が悪い。君はムッツリが嫌いなのか?」
「では」
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
「と僕が四六時中言っていれば好感を持つのか」
「先生ごめんなさい私が間違っていました許して下さいそして胸から手を離して下さい」
「だが断る」
サザ○さん症候群を紛らわすために発信した、今は反省している。
自分が見た夢をこんな萌えにしてくれるなんて…あなたが神か!
どっちも読みたいムハー!
ところで今日の朝刊テレビ欄に「二人きりの長い夜」と書いてあるのだが…
期待してもいいのだろうか
裸体像w
夜の密室で2人w
合コンw
(*´Д`)
湯川先生が、合コンセッティングするって言われて一度は頷いたのに、すぐに断ったのは既に内海という存在がいるからに一票
とりあえずこのネタだけで何か書けそうだよな
今日の展開はこのスレ住人のためにあるような内容だったなw
>>265>>268 どっちも(・∀・)イイ!!
>>270 スイーツ(笑)を連想して吹いたwww
今回は萌えすぎて過充電になってしまう(´д`*)
合コン話の時の湯川先生の目はどう見てもマジでした本当に(以下略
むっつり、むっつりなのかー!
「君の事なんだよ、内海君」
に何故か悶えてしまった…(ノ´∀`*)
今日は内海の鈍感っぷりにイライラしたよ
「誰かのために一生懸命になったことあるんですか!?」
って、今、現におまいのために一生懸命になってるやんけw
閉じ込められてる時もそうだったけど、その前の研究室でのやり取りもそんな感じでしたよね。
湯川ムっとして数式消したりしてるし
ああ、もう早く押し倒してしまえ
あの密室でなにか起こったに違いない
萌えー(*´Д`)
携帯投げても無理で失敗→疲れ果てる→寒い→裸であたためあう
まではわかった
「君のことなんだよ内海くん」にちっとばかり嫉妬が入っていた気がするのは考え過ぎか?
なんか小さい薫が湯川について回る構図にやたら萌えて仕方ない。今回は私服オンパレードで可愛かったしな
しかし、いっけいさん以下学生達の思い込みバロスww
だが実際俺らも学生たちと同じくらい盛り上がってるじゃないかww
確実に二人の距離が近くなって行くのに妄想がひろがりんぐwww
盛り上がらずにはいられない
あれは自分も嫉妬してると思った
湯川はもう惚れてるっぽい
きっと内海は無意識小悪魔だな
あぁあパソコンから書き込めない!
エロ無しだからか!
282 :
273:2007/11/19(月) 22:49:07 ID:srGymdxC
>あの密室でなにか起こったに違いない
その一言で放電してしまったジャマイカ。
ということで萌えすぎたので書いた。
今回はエロ無し。エロパロ板なのに申し訳ない。
=====================
1.
がつん、ごっ、と鈍い金属音が続く。
その度に私の携帯は磨り減っていってるんだろう。
それと同時に、私の精神も少しずつ磨り減っていくような錯覚さえあった。
こうなると、自分の全てが間違っていたかのような気さえしてくる。
あの時素直に上に報告していれば。
やっぱり刑事になんて向いてなかったのかな。
っていうかそもそも生まれてこなければ良かった。
ああもういっそ人類が二足歩行さえ始めなければ!!
とんでもない規模で後悔した後は世界中に土下座し倒したい気分だった。そして
「ゆかわせんせいごめんなさい」
勝手に世界代表に認定して謝った。
「何故謝る」
「今日、ひどいことたくさんいいました。特盛で」
「特に気にしていない」
この人は本当に気にしていないのだろう。
私が言った論理的でないことは「論理的でない」という理由で颯爽と右から左へ受け流し、
今こうして携帯がボロボロになるまで(私のだが)投げ続けている。
失敗と挫折の繰り返し。
見ているこちらが挫けそうになる。
それでもこの人は投げ続ける。
きっとこのくらいの失敗も挫折も、慣れっこなのだ。
毎日一生懸命なんだきっと。
先生の一点を見つめる横顔が滲む。2度も泣くなんてかっこ悪い。
「せんせ、ごえんなさい・・・」
「わかったから泣くな」
泣き止むまで、いや、泣き止んでも携帯が響かせる金属音は続いた。
283 :
273:2007/11/19(月) 22:50:01 ID:srGymdxC
2.
しばらくして、金属音が止まった。
携帯が壊れたか、一縷の望みが繋がったか。
教授がガタガタになった携帯電話を私の目の前にかざす。
後者だった。
「助かった・・・」
体中が安堵の脱力から重力に支配された。
倒れこんだ私の元に人影が近づいてくる。
ありがとうございますせんせい、
喉元から出掛かった言葉は空気を振動させることなくそのまま先生の口の中に吸い込まれた。
あっけにとられた私を見て、茶柱多津子の仕返しだと言わんばかりの表情で微笑む。
「これで証明が完了した」
「僕は誰かのために一生懸命になったことがある」
きみのためだよ、内海君。このくらいの論理なら分かるだろう。
そういう目でもう一度天才は笑った。
========================
終わりです。
実際のシーンとはかみ合わないかもしれない。
う ま い …!!!
GJ!!!
今日の放送を見てムラムラしていたこの思いを昇華してくれた!(´∀`)アリガト!!
285 :
273:2007/11/19(月) 23:03:47 ID:srGymdxC
2.
しばらくして、金属音が止まった。
携帯が壊れたか、一縷の望みが繋がったか。
教授がガタガタになった携帯電話を私の目の前にかざす。
後者だった。
「助かった・・・」
体中が安堵の脱力から重力に支配された。
倒れこんだ私の元に人影が近づいてくる。
ありがとうございますせんせい、
喉元から出掛かった言葉は空気を振動させることなくそのまま先生の口の中に吸い込まれた。
あっけにとられた私を見て、茶柱多津子の仕返しだと言わんばかりの表情で微笑む。
「これで証明が完了した」
「僕は誰かのために一生懸命になったことがある」
きみのためだよ、内海君。このくらいの論理なら分かるだろう。
そういう目でもう一度天才は笑った。
========================
終わりです。
実際のシーンとはかみ合わないかもしれない。
茶柱多津子wそんなふざけた名前wwバロスww
いやあ、盛り上がって参りました。ごちそうさまです!
ところで最後、湯川先生は茶柱に何を願ったのか。
というか、薫を見るときの先生の目がなんかこう……たまらんよな。
>>282-283 GJ!
薫の鈍感さは小悪魔を通り越して悪魔の仕業だな。湯川も可哀想にww
「湯川先生。先生と話が合いそうな人、連れてきましたよー。」
「……」
「まー嬉しいわー、ガリレオ先生と合コン出来るなんて。ワタシ、相対性理論より解剖学の方が得意なの。
今夜はじっくり筋組織と視神経の関係について語り明かしましょう、先生。」
「……」
「じゃ、私はこれで。」
「をいっ、待て内海。いい加減空気嫁。」
にこっと笑ってさっぱり分からないと、薫をからかう湯川。あんな顔、栗林も草薙も見たことないんだろうな。
>>287 ちょ、湯川先生が「空気嫁」てw
ねらー語使ってる先生を想像して萌えた
なんか来週は
>>34が言ってた通りの展開っぽい感じ?
今のところ湯川への気持ちを自覚していない(っぽい)薫がどんな態度取るのか楽しみだw
あ、主題歌買ったぞー
プロモDVDだけでも金出した価値あった。背の高い福山&華奢な柴咲(*´∀`)モヘ
相手は深田恭子か……。
来週もネタになりそうな展開が散りばめられていることを祈る。
てかCDもう出てたんだっけかwいいな〜
サントラも欲しいから応募したかったがこの際もう買ってしまおうかな。
新星堂でCD買ったらジャケット(背景白と黒の仕様違い2種類)と柴咲福山のシールがついてきたぞ。
んなこと全然知らなかったから、レジでニヤニヤが止まらなかったww
293 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 05:45:09 ID:Xw3pEWyw
技師のスピンオフって需要あるかな
閉じ込められるくだりで
ハチ「ひとりで来るって言ったじゃんっ」
薫 「違うのハチ!この人は恋人なの!心配して付いてきちゃっただけなの!」
湯川「その通りだ。恋人同士だということを証明して見せよう」
薫 「えっ?(話合わせてくれるだけでいいんですけど)って、ちょっとまって!こんなところでっ」
というお約束な妄想が広がってしかたないんだが、誰か書いてくれないだろうか。
一応自分でも挑戦してみたんだがどう書いていいのか、さっぱりわからない。
>271
合コンを断ったのは、
内海が参加→他の奴に持って帰られる
だと湯川が先読みしたからだと思ってたよ
しかしガリレオのゲストはいいな
堀北真希に深田恭子か
あんまドラマ見ない方だからわかんないんだが、
やっぱり月9だし、いずれはキスとかするよな?
まだ見ぬその回を(妄)想像したら悶え死にそうだ。
>>295 田上とか草薙に傾いたりしてるとこを見ると、軽い(悪い)男に引っ掛かりそうなタイプではあるよね>薫
しかし、薫は湯川の寝顔に魅入られたりしてる割に合コン持ち掛けたり掴めない女だなー
薫は湯川の寝顔に魅入られたっていうより、観察してただけくらいの鈍感さでいてほしい…
>298
その展開があるとしたら映画までひっぱりそうだよな。
しかし最終回までにせめて気持ちは通じ合って欲しい…!
実際観察だと思う。
|∧_∧
|`・ω・)
|'U ̄U⌒)
|・(エ)・ミ センセイネテル…
|と ミ カンサツスルナラ
| ミ イマノウチ
| 彡
| ,:'
|~"(_)
みたいな。
しゃべらなきゃイケメンなのに。
口を開かなければなかなかの美人だ。
とお互い、ふとした瞬間に思ってるんだろうなぁ
そういやこの前の放送の時のラスト、ちょっと自分目を離したものだから湯川が薫のお茶飲んだのかと思ったんだ
…けど録画したの見直してみてホッとしたよ。
変態ガリレオになったとかじゃなくてヨカタ。
今日はいい夫婦の日だな。
奴等が夫婦になったのを妄想してニヤニヤしてたよ。
新妻の内海って可愛いんだろうなー…
>>304 薫のお茶を飲んで茶柱見つけて( ̄ー ̄)な湯川先生。完璧変態だなw
ちなみに
>>294の「この人は恋人なの」を普通に「この人は変人なの」と読んでしまってたよ
>>305 夫婦になったらお互い何て呼び合うんだろう
「学さん」とか呼ぶ度に照れまくりな薫を想像したら非常に萌えたww
こんな電波を受信した。
数年後、入学試験をぶっちぎりトップの成績でパスし入学してきた女生徒がいた。
ただあまり裕福ではないらしく入学式が終わるとまず学生課に奨学金の申し込みに行き、その後迷うことな
くとある研究室に向かった。
そこは今は教授となった湯川の研究室(※栗林はまだ助手のまま)だった。
数年ぶりの来訪者に、やっぱりあまり綺麗とは言えないマグカップでインスタントコーヒーを入れてくれる
湯川の左手の指にはキラリと指輪が光っている。そして資料が渦高く積まれた机のそこだけ整理された一角
には、写真立てが飾られていた。
それだけでその後の二人の事情を察した彼女はやはり冷静で理論的思考の持ち主と言うべきか。
秋穂かしこそうだったし、あってもおかしくないと宇宙から電波が飛んできたのを受信。
天然ドS教授とツンデレ刑事
いいわあ〜
>>307 残念。俺のアンテナは圏外だったらしい。受信出来ていなかった。
結婚か…どっちかというと「湯川先生」と「内海君」っていう距離感が好きなんだよなー
でも秋穂が帝都大入ったら……
「先生、最近あの刑事さんどうなの?」
「何故、君は毎回彼女の事を僕に聞くんだ。彼女の事は彼女自信に聞
「また喧嘩したんだ」
「……。」
みたいな感じで2人(てか主に湯川)をつついてそうだなw
311 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 10:21:19 ID:nMb/1FRO
これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。
いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。
ちょっと投下。
>>169の設定をお借りして、というつもりだったんだが、あんまりそれらしくならなかった。申し訳ないorz
・湯川×内海
・鬼畜度もエロもぬるめ
・ちょっかいと言うよりは、単に揶揄ってるだけの草薙も登場
・無駄に長いのも申し訳ない
313 :
1/7:2007/11/23(金) 19:57:51 ID:8f3SeoSo
からん、と指先でグラスの中の氷を回す。
ぼんやりとする湯川の傍らでは、大学の同期の草薙が、饒舌に語り続けていた。
草薙の声、少し離れた所の男女の会話、店内のBGM。
それらは、事件――またもや内海薫の持ち込んだ物だ――のトリックを暴こうとしている湯川の耳を通り抜けていく。
「……で、この間内海がな」
しかし、草薙が口にしたその人名だけは、湯川の耳を手易く通り抜けはしなかった。
氷が一際大きな音を立てたと同時に、湯川は草薙の顔を見る。
幸い、草薙がそのことに気付いた様子はない。
変わりなく、饒舌に語り続けている。
「可笑しいのなんのって。ちょっと揶揄っただけだっていうのに、あんな声出して」
草薙は心底可笑しそう笑い、その思い出し笑いを飲み込むかの如く、グラスの中身を喉に流し込んだ。
「しっかしなあ……あんな風にされると、悪戯心に火が着くっていうか、余計に虐めたくなるんだよな」
思い出し笑いは消えたが、内海に関する話題は絶えない。
湯川は、さりげなく草薙から目を逸らした。
自分の血が、熱く煮え滾っていくのが分かる。
紛れも無い、嫉妬だ。
草薙が、自分の知らない内海を知っているということ。
しかも、それが恐らく性的な意味合いを含んでいるであろうということ。
――あんな声?あんな風?
どんな声だ、どんな風だ。
どんな嬌姿を見せたのか。
ぼんやりとだが、湯川の脳内に、草薙と内海の交わっている姿が浮かんだ。
与えられる快楽に身を任せ、内海は草薙の律動に合わせて嬌声を漏らす。
翻弄され、そして遂に昇りつめる彼女。
――自分との時と同じように、まだ初々しさの残る、あの反応だったのだろうか?
それとも、まるで真逆の娼婦のように?
湯川の脳内で、内海を翻弄する男が忙しなく入れ代わる。
草薙から湯川へ、湯川から草薙へ。
いい加減にしてくれと、湯川は己の思考回路に対して怒号する寸前だった。
草薙に気付かれない程度の溜息をつき、湯川は冷静になろうとした。
無理だ。
それが、数秒の間で彼が導き出した結論だった。
314 :
2/7:2007/11/23(金) 19:58:59 ID:8f3SeoSo
それから半時間経った後、湯川と草薙は別れた。
湯川は時折、自分と別の方向へ歩いている草薙を見遣る。
そのうち、草薙は店から少し離れた所に停めておいた愛車に乗り込み、エンジンをかけた。
彼の車がそのまま走り出すのを見届けると、湯川は携帯を手にし、ある番号を呼び出す。
内海薫、とディスプレイに表示された名前を確認し、躊躇うこともなく発信ボタンを押した。
プッシュ音が数字の数だけ続き、少しの間の後呼び出し音に変わる。
1、2――と、無意識にその音を数えた。
湯川が5つほど数えたところで、彼女が出た。
「こんな遅くに……どうしたんです?トリックが分かったんですか?」
内海の声は、とても眠そうだった。
それに、何処か不機嫌だ。
まだ捜査に追われている彼女だ、気持ち良く居眠りをしていたか、思うように調べが進まないかのどちらかだろう。
「それはまだ、仮説の段階だ。だから、君に頼みたいことがある」
「もう、何ですか?」
「もう一度、事件の詳細を聞かせてくれ。場所は――そうだな、研究室で」
「……まさか、今すぐだなんて言わないですよね」
「その“まさか”だ。当然だろう、君が持ち込んだ事件だ」
内海は、湯川の言葉に面倒臭そうな溜息をついた。
今は見えない彼女の表情も、そうであるに違いない。
「あー……分かりました、行きます」
呻くような声の後、諦めたように内海は言った。
机の上に広げていた資料だろうか、がさごそと、何かを纏めている音が聞こえる。
「早急に頼む」
湯川はそう言って念を押し、彼女が文句を言い出す前に電話を切った。
文句ならば、後で存分に言わせてあげよう。
ただし、仕置きが終わった後でだが――。
ふ、と笑みを漏らすと、湯川は大学のある方へと歩いていった。
315 :
3/7:2007/11/23(金) 20:00:18 ID:8f3SeoSo
夜の大学は、気味が悪い。
そう感じると同時に、内海は身震いした。
よくもこんな所に、人を呼び出せるものだ――そう心の中で呟きながら、湯川に指示された場所から研究室を目指す。
他の出入口や通路は、当然ながら施錠されているのだ。
研究室に到るまでの場所のみ、鍵が外され、蛍光灯が灯っている。
「余計に不気味」
廊下を歩きながら、内海はぽつりと漏らした。
無意識に鞄を抱えて、必要以上に辺りを警戒しながら歩く。
そして漸く、あの殺風景な研究室の前に辿り着いた。
ドアの行き先表示板によると、湯川のみが在室していることになっている。
「湯川先生」
内海は扉を半分開いて顔を出し、彼を呼ぶ。
研究室の中――内海の視界に入る限りだが――に、人の気配はない。
「内海です」
その静けさが薄気味悪く、内海を自ずと忍び足にさせる。
怖い、と思った。
人の気配よりも、何と言うか殺気のようなものの方が、強く感じられるのだ。
「……遅い。早急に、と言ったはずだが」
頭上から降ってきたその声に、内海は体を強張らせた。
声のした方向を見ることも出来ずにいると、階段を降りてくる足音が近付いてくる。
「湯川、先生……」
内海の怯えた瞳に、長身の男性が映った。
眼前に立っている彼は、珍しく感情を露にしている。
明らかに“不機嫌”なのだ。
「あ、あの、広げてた資料の片付けに手間取って。それに夜の大学って、何だか怖くって」
足が竦んで、なかなか進まなくて――と、そこまで言ったとき、自分の言葉がやけに言い訳めいていることに気付いた。
そして、言葉を続けるほど、湯川が更に不機嫌になっていくことにも。
「内海君」
名前を呼ぶと同時に、湯川は扉の前で立ち竦む内海を、強引に引き寄せた。
「君は、僕には大変堪え難いことも簡単にやってのけてしまう」
「え?」
そのまま腕の中に収まり、訳が分からず茫然としている内海に、湯川は不意打ちとも言えるキスをした。
316 :
4/7:2007/11/23(金) 20:01:30 ID:8f3SeoSo
「……ゆ、湯川先生!」
一瞬の間の後、内海は顔を真っ赤に染めた。
いつか彼に見せた、余韻に浸る艶冶な表情も、甘い声も今はない。
「な、何をっ」
「“何を”?今更、そんなことも説明しなくてはならないのか?」
僅かに抵抗を示しはじめた内海を無視し、再び、しかし強く口付ける。
乱暴だが、甘く淫らで――それは内海に、いつかの夜を思い起こさせた。
あの夜の、内海の記憶が甦る。
初めて湯川と愛を交わした、その夜の、美しさも艶かしさも全て。
体の芯が熱くなる。
「説明しなくても、君は分かるだろう」
唇を離し、そう言って笑う湯川を、内海は欲情した瞳で見つめた。
「このキスの意味を。そして、僕が君に問い詰めたいことも、だ」
湯川は少々乱暴に内海を抱き上げ、彼女を黒い合皮のソファに下ろした。
内海の掌に、それの冷たさが伝わる。
「先生。問い詰めたいことって……何ですか?」
「――知らんふりか。面白い」
そう湯川は微笑むと、躊躇いもなく内海のスーツを上下とも脱がせ始めた。
勿論遠慮もないその動きに、内海は困惑しないはずがない。
「や、ちょ……っ、湯川先生!?」
湯川は構わないといった素振りで表情を変えないまま、内海のシャツのボタンを外し、前を寛げた。
淡い水色の、ごくシンプルな下着。
身に着けている本人からしてみれば、恋人にあまり見られたくない代物であるが、湯川はそれを射るように見つめた。
「あんまり、見ないでください」
「何故」
「まさかこんな風になるだなんて思ってなくて、その、用意なんてしてなくて……」
「僕は構わない」
そう言うと、湯川は内海の火照った首筋に唇を這わせながら、ブラジャーを外しにかかる。
ぷつ、とホックの外れる音がすると、背中に回されていた手は肩を撫で、肩紐をずらした。
自分で腕を抜け、と湯川が無言で促すと、内海は静かに、素直にそれに従う。
内海が自らブラジャーを外そうとしたとき、湯川の手――というより指――は、彼女の秘部に宛てがわれていた。
317 :
5/7:2007/11/23(金) 20:02:30 ID:8f3SeoSo
「何故、もうこんなに濡れているんだ?」
揶揄うような湯川の調子に、内海は全身を火照らせた。
「“あの夜”のことを思い出したのか?」
恥ずかしい。
そう思いながらも、内海は黙ってこくりと頷いた。
あの夜、とは、無論湯川と過ごした夜のことであった。
内海の中では。
「そうか」
湯川の口調が、僅かだが冷ややかになった。
彼の中では、草薙と過ごしたであろう夜のことだったのだ。
「……君は」
湯川の手が、内海の腿を愛撫する。
その動きと呼応するように、既に湿りはじめていた下着が下ろされていく。
「僕の好奇心も加虐心も独占欲も、そして性欲も――何もかも、刺激してくれる」
「!」
くち、と淫らな水音を立てて、内海の秘部に、湯川の指が挿れられた。
爪先まで力が入り、内海の体は固く縮こまる。
「実に面白い。だが、そこが不満だ」
内海の全身を解そうと、湯川の指が増え、妖しく蠢めく。
彼の思った通り、内海は艶かしい吐息を漏らしながら、徐々に脱力していった。
「あのときも、こうだったのか?」
「っ!や、ゆ……かわせんせ、何……」
「彼もこうして君の体を解してくれたのか、と訊いているんだ」
何を言ってるのか、さっぱり分かりません。
と、内海は甘い吐息の狭間に呟いた。
しかし、それはとても弱々しく、到底湯川には聞こえそうもなかった。
「彼のことだ。時間をかけて、優しくしてくれただろう」
「あっ、わ、私何も」
「言い訳は後で聞こう。――君が何と言おうとも、こちらには証人がいるからな」
指が抜かれ、カチャ、とベルトが外れる音がした。
内海の両脚を広げさせ、そこへ湯川の体が滑り込む。
内海の体は、これから味わう快楽と、原因の分からない恐怖に震えた。
「んっ……!」
下半身から全身を支配する、圧迫感。
遂にきた、と内海は思った。
湯川が胎内にいる喜びか、単なる苦しみか。
内海は、今にも涙を零しそうになっている。
「やっ、ぁあ、ゆ……かわ、湯川せんせぇっ」
突然、しかも遠慮なく律動を始めた湯川に、内海は戸惑う。
同時に、底知れない快楽へと溺れていく。
やめて、という言葉は、到底口に出来そうもない。
318 :
6/7:2007/11/23(金) 20:03:31 ID:8f3SeoSo
ぽろり、と内海は一滴の涙を零した。
快楽と、それに溺れていくことの恥ずかしさが、吐息となって、時に涙となって溢れていく。
「あっ、は……ふ、湯川……先生っ」
着衣のままの湯川の背中に、内海は必死に縋り付いた。
湯川の白衣は垂れ下がり、天蓋のようになって彼女の裸体を隠している。
「良い眺めだ」
息の上がり始めた湯川が、内海を見下ろして呟いた。
涙を零しながら、快楽に翻弄され、湯川の名前を譫言のように繰り返す彼女。
美しく、艶冶だ。
出来ることならば、自分だけのものにしておきたかった――。
「さあ言え、内海君。彼には、どんな反応をしてやったんだ?」
「あ、っ!」
湯川は冷静な口調で尋ねながら、眼前にあった内海の胸を掴み、揉みしだく。
その手の動きには、愛情よりも深い嫉妬が込められているように思われた。
「湯、川先生、何……」
「彼に見せた反応を僕にも見せてみろ、と言っているんだ」
「っ!……わ、たし、何も、知らな……」
「早く」
そう言った途端、湯川は内海を一層力強く突き上げた。
内海は、思わず気を失いそうになる。
「達するのはまだ早い。まず、僕の質問に答えろ」
ぐい、と内海を抱き寄せ、湯川は体位を変えた。
内海の体は重力によって、湯川自身をより深く咥え込む形になる。
「知ら、ない……何も、私、ぁあっ!な、何も知りません……」
「僕の言っていることが、理解出来ないとでも言うのか」
湯川のシャツにしがみつき、内海はこくこくと頷いた。
彼女の涙が、小さな染みを作っていく。
「ど……うして?何で、湯川先生、は」
突き上げられ、嬌声をあげながら、内海は途切れ途切れに呟く。
どうして湯川先生は、私にそんな意地悪を言うの?と。
「理解出来ないなら……体で覚えておくんだ」
激しさを増す律動、上がっていく呼吸。
内海を追い詰める湯川もまた、追い詰められていた。
「君は僕だけのものだ、と言うことを」
湯川が囁いた次の瞬間、二人の中で全てが爆ぜた。
319 :
7/7:2007/11/23(金) 20:05:03 ID:8f3SeoSo
「最低です」
ハンカチで涙を拭いながら、内海は呟いた。
肩に湯川の白衣を掛け、先程まで二人が激しく愛を交わしていた、黒い合皮のソファに腰掛けている。
最後まで「知らない」と言い張り、情事後もその主張を崩さない内海に、湯川は草薙から聞いたこと、そしてそれを受けて自分が思ったことを全て話した。
それが、彼女が「最低」と呟くことになった経緯である。
「早とちりですよ、早とちりっ!先生も、他人のこと言えないじゃないですか!」
以前のやり取りを思い出し、内海は言う。
あの時の彼の記憶力には驚いたけれど、自分も相当なものかもしれない――内海はそう思った。
「草薙さんは、単に私を揶揄ってただけです。それを、に……肉体関係と結び付けるだなんて」
どうかしてます、と言って膨れる内海。
耳まで赤くなっていることに、彼女は気付いているのだろうか。
「どうかしているのは、僕じゃない。草薙の方だ。誤解を招くような表現はやめろ、と言っておいてくれ」
湯川は極力内海から目を逸らすようにしながら、マグカップを渡した。
湯気の立っているそれは、早くも冷えてしまった内海の指先を温めてくれる。
「まったく……」
理屈っぽくて、マイペースで、時折腹立たしく思える。
だけど紳士で、時に優しくて、憎めない。
惚れた弱みかな、と思いながらコーヒーを飲んだ内海の頬は、より一層赤くなった。
後日、湯川にとっては大学の同期、内海にとっては職場の先輩である草薙が「やっぱりお前たち、そんな関係だったんだな」と揶揄ったのは、言うまでもない。
今回のことが、彼の仕掛けたちょっとした罠であったことに、二人が気付くまで大して時間は掛からないだろう。
終
320 :
312:2007/11/23(金) 20:08:00 ID:8f3SeoSo
以上です。
最後まで読んでくださった方、有難うございました。
神が降臨なさったー!グッジョブ!
嫉妬する鬼畜湯川にいじめられる内海という図は何ておいしいんだ…!
神乙!!!
湯川鬼畜でいいなーw
最近神あまり降臨なさってなかったからめちゃめちゃ嬉しい
どうもでした!
神降臨キテタ━━━━(゚∀゚)━━━!!!!激しくGJ!!!!
冷静に嫉妬する鬼畜湯川に抵抗できず翻弄される薫、しかも夜の研究室とか最高すぐるww
またの投下をお待ちしてます!
すごいなー文章に引き込まれる・・戦犯の草薙いいなw
湯川ドSでいいわ
神乙です!!
原作読んだけど
石神は江崎さんがピッタリ
326 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 10:26:56 ID:bdP6uPF/
職人さんGJ!!!
ドS湯川が好物だw
それでもって罠を仕掛ける草薙も好きだw
327 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 13:44:24 ID:wgtnWlHm
明後日はカリウムだっけ
次はどんな風に数式を書き始めるのかも今では楽しみの一つだぜw
>>328 薫の身体の上に数式を書き始める湯川、という電波を受信しますたorz
つまりあれか、事の最中にいきなり事件の鍵が浮かんで…
…ってそれじゃ性欲より考える方がいいみたいじゃないかw
いや、逆にそれをやっちゃったもんだから性欲上昇するんじゃね?
どっちにしろ薫涙目
コトの最中ではなく研究室かなんかで、突然にひらめいちゃって
「脱ぎたまえ」
「は?」
「早く、脱げと言ってるんだ」
「ななな、何を」
「君はこの事件の謎を立証したくないのか」
「は、はい……え、先生、何をす……あ、はぁん、やめっ…」
ひたすら真面目な顔をして数式を書き続ける湯川
涙目ではぁはぁ言いながら堪える薫
書き終わった後は薫が仕返しに湯川押し倒す、と。
「どうしてくれるんですか!責任取って下さいね、嫁入り前の娘なんですから」
「あ、あぁ。差し当たってはどうすればいいんだ」
「そんなことも、わからないんですか?学者って」
「しかし、諸手続きには時間がかかる……んっ」
「火が、点いちゃいました……」
何か色のつく液体、食紅みたいなのないすかね。ルージュでもいいか。
薫の顔に書き出したりしたら、お笑いになっちまうが。
ドアを叩くと綺麗に巻かれた長い髪の後ろ姿が僅かにこちらを向きながら「はい。」と応えた。
「お久しぶりです。」
「あら栄転したミステリーハンターが何の用?」
「美人監察医の顔を見に。
お邪魔でしたか?」
フッと笑って、こんな顔で良ければどうぞ。と椅子を指差した。
言われたまま座ると彼女は冷蔵庫の前にしゃがみ何やら物色している。
「何飲みたい?」
と聞いてくる。
しゃがんでいる彼女の後ろにまわりその肩に顔を寄せた。
眉間に皺を寄せ、くっつかないの!と軽く頭を叩かれた。
「いい加減付き合わない?」
何度も繰り返してきたやり取りを始める。
「付き合わない。女好きはヤなの。」
と、うんざりした顔でその場から逃げようとした。
「桜ちゃんが付き合ってくれないから他の子で済ませてるんだけど?」
後ろから彼女の身体を抱え込み身動きを取れなくし耳元で囁く。
呆れたように、ちゃん付けで呼ばないの!といつものように叱られた。
そして毎回ここで俺が諦める事を知っているから余裕の表情でいた。
335 :
草薙×城ノ内:2007/11/25(日) 07:20:21 ID:P8X0c4o/
そんな彼女の顎を手で掴み有無を言わさず自分の唇で塞いだ。
唇から彼女の熱とグロスの甘い香りが伝わってくる。
きつく閉じられた唇をこじ開けて自分の舌を滑り込ませる。
彼女は「…んっ」
と小さく声を洩らした。
舌を絡ませ吸い上げると抵抗している身体が僅かに反応する。
それを確認すると唇を離し顔を見た。
苦しそうな表情と息遣い、そして涙をポロポロとこぼしていた。
抑えこんだ身体の力は緩めずに頬を撫でると一掃涙はこぼれてくる。
「…もう桜ちゃんの涙には騙されないよ。」
彼女は少し考えて『しまった』という顔をした。
内海から湯川の協力を得るのに城之内先生から女の武器『涙』を使えとアドバイスを貰ったと聞いていた。
−何度この涙に騙されてきた事か。
「でも放して…」と涙声で懇願する。
今日は彼女の要求は受け入れないと決めていた。
「ダメ。」
更に強く抱きしめ細い首筋にキスをすると
「やめて…」
と言いながらも身体の力が抜けたらしく床に座り込んでしまった。
こうなればもうこっちのペースだった。
首筋耳元耳たぶに甘く噛み付くように唇を這わせる。
その度にビクっと反応する身体が愛おしかった。
彼女の白衣の襟元に手を入れ服の上から弾力のある柔らかい胸に触る。
「やだっ本当にやめて!」
なんとか逃れようと身体を揺らして抵抗する。
その度に強く胸を執拗に揉み続ける。
服の上から下着の中に手を滑りこませて突起した部分を指で擦ると抵抗していた身体の動きが止まり
きつく結ばれた唇から押し殺した甘い声が洩れる。
「んー…っ…」
抵抗をやめた身体を前に向かせ抱え込んだ腕は緩めずに今度は白衣の下のブラウスのボタンに手をかけ下まで外す。
下着を胸の上まであげると四十歳手前とは思えない程
眩しいくらい白く艶やかで張りのある乳房が目の前に現れた。
その先端は若い女の子のような薄い色づきだった。
あいている手でその柔らかくなめらかな肌の感触を楽しみ
もう片方の胸を自分の口の中に含む。
舌先で先端を転がし吸い上げると彼女は俺の頭を抱え髪を指先で撫でながら耳元にキスをし
感じるままに喘ぎ声を出す。
どんな表情をしているのか確認しようと少し身体を放すと
頬を染め大きな瞳を潤ませながら俺のことを真っすぐに見つめ
「…して?」と甘えた声で小さく呟いた。
元々やめるつもりはなかったが完全に自分を受け入れるつもりになった彼女を床に寝かせキスを何度も繰り返す。
積極的に彼女もキスに応え自ら脚を軽く開きその間に俺は自分の腰を落ち着かせた。
その時…
「あっ!」と身体を少し起こし
「来るわね!!」といつもの声のトーンで話す。
呆気にとられている俺から自分の身体を放し乱れた衣服を整えた。
ちょうど彼女が立ち上がり自分の椅子に腰をかけた時…
パタパタと足音が近づきドアが勢いよく開いた。
「城ノ内さ〜ん!聞いて下さい!もう最低あの人!!」
…内海…おまえ…。
「あれ?草薙さん!わぁ〜何してるんですか?
そんなところに座りこんで!」
…事情があって立てないんだよ。
「ミステリーハンターの本庁での愚痴聞いてたのよ。」
いつもの冷静沈着な美人監察医城ノ内桜子になった彼女は面白がるように俺を見て言った。
女の子には優しくがモットーの俺にも我慢の限界がある。
手招きをして「内海おいで。」と呼び寄せる。
「はい?」と近づいてきた内海にデコピンを食らわす。
目を大きく見開き「何をするんですか!」と怒っていた。
「さて、3人で飲み行こう!愚痴聞いてあげる。」
「はいっ!」と内海は嬉しそうに言いその前に弓削さんに報告の電話をしてきます!と部屋の外に出て行った。
2人きりになり
「桜ちゃん…続きは?」
と尋ねると彼女はにこっと微笑み
「あー…ごめん!どうかしてたわぁ!」
と白衣を脱ぎ颯爽と部屋の外に出て行った。
…内海!
…湯川!!
携帯からなので改行めちゃくちゃで申し訳ない。
駄文ですみません。
産まれてすみません。
そっと忘れて下さい。
失礼致しました。
341 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 08:06:07 ID:yLPzpo9i
更新あげ
>>340 GJかつ乙!!
大人の余裕カップルが素晴らしい!
日曜モーニングの男前ニュースで湯川薫キタ!!!!
344 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 11:14:07 ID:OncJmfjJ
>>333-340 朝からGJ!
流石、桜子タン!草薙を翻弄するとは!デコピンもワラタ。
でも、はらいせに薫を『間に合わせ』にしたら桜子に…想像だに恐ろしい。
>>343 多極でガリレオの話?kwsk
神降臨dです!!!大人同士いいねw湯川×薫はなんか初々しい感じするけど
346 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 12:36:56 ID:z9xPpr8V
石神と美里でひとつ
>>345 正確には「中の人に言われたい言葉ランキング」だたんだが。
「おはよう」
「好きだよ」
「愛してるよ」
を、教授のような人が刑事のような人研究室のようなところでに言うミニドラマ仕立てでの発表だったんだ。
あまりに萌えたので長々と詳細に書いてしまいそうなところを簡潔に記すとこんなかんじ。
>>347 自分も見た。
「数式めちゃくちゃw」とか思いつつも、ちょっと萌えた。
>>340 遅ればせながら神乙です
途中から「まさか薫も巻き込んで3P(ry」とか思って期待…いやいや心配しちゃったよww
ここ数日で二つも神作品拝めて感激っす
また職人さんいらして下さいね〜
もうすぐ始まる期待wktk
教授×桜子さんに萌えてきた。
試してみない?
その提案は、実に興味深い。
↓
大人の激しいセクースに突入。
354 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:51:53 ID:GFvfoHj1
湯川先生の運動シーンも恒例になってきたな
最後のはアレだよな、
くもは?に二人で一緒に乗ってどこかへ行こうか?っていう遠回しなデートの誘いだよな?w
野郎3人の哀愁漂う背中に何故か爆笑してしまった…w
酒を飲みつつ、
「ゆーかわせんせぇー!おれぁーいつになったら准教授になれるんすかぁー!」
とか言ってそうだ栗林さんw
その一方でふと内海のことについてつっこまれて一瞬だけでも固まる湯川先生とか。
(酒が入ってるから言葉に遠慮のない栗林さん)
にしても最後のあの笑い、今までで一番うれしそうだったよ湯川先生…!w
“なかなか理解してもらえない女性”ってのは明らかに内海の事だよな?
湯川の中で内海がきちんと女性としてカテゴライズされている事に地味に萌えたw
運動シーンで内海が湯川に見とれるシーン、
回を追う事に内海の反応があからさまになってるw
なのに報われない湯川先生に萌える…
359 :
218:2007/11/26(月) 22:15:49 ID:SItNH7E2
最後のあの笑い方はいかにも変態だったなw
ボクシングしてる湯川を見る薫の目も恋する乙女だしw
最終的に
ど変態なプレイを要求する湯川にさえ、あの眼差しを向けて恍惚な表情をみせる薫
という電波を受信しました
クモハ…制御電動車で、普通座席の車両。
それだけでなぜあんな魔王のようないかにも変態笑いが出来るんだろうw
そして、ど変態プレイとはどんなものなんだろう。
今回は内海側の反応がポイントだな
嫉妬はするわ思い切り見惚れるわ…で、最後の湯川の変態ぶりにドン引きとw
つーかあまりに遠慮が無さすぎて普通に「変人!」と口走ってたよな。そのうちベッドの中でも(ry
湯川教授の琴線にクモハがどう触れたのかまったく分からないからこそ、俺らは凡人なのかw
ちなみに俺の琴線に触れるには
クモハ→電車→駅弁→(;´Д`)ハァハァ
という経路が必要
「ちょっ…!湯川せんせぇ何してっ……」
「君の中は実に興味深い」
「中って……もう……変人っ…」
「変人?僕が変人なら、見られているだけでこんなにも濡れている君はどうなる?」
>>361を読んで↑の電波を受信しますた。
>>363 さらっとそういう台詞言いそうな湯川に萌え
>>363 GJ!まさにそんなイメージw
今日の湯川先生は「確かに美人だった」とかわざわざ報告したりドS全開だった
しかし、内海はホントよく表情が変わるよなぁ
途中のCM(シャンパンかなんか?)で映った時あまりに美人なんでぶったまげたわ
スマスマに桜子さん出てたけど
なんだあの色気たっぷりの感じ。
すげー(*´д`*)ハァハァしました。
たしかに桜子さんはエロい。
Sと見せかけてMな桜子のギャップに・・・
368 :
鉄、この部屋:2007/11/27(火) 18:55:28 ID:N6jcXasK
>>362 凡人なりに考えてみた。
1.動力車両は通常運転席以外の部分がスペースの都合上ない
→動力を小型化し運転席と座席もつくクモハ素晴しフハハ(ry
2.日本の車両は複数動力の車両がほとんど
→1に加えて複数動力の操縦まで出来るクモハ素晴しフハハハ(ry
3.これらは日本の地盤や狭軌等の状況で進化した
→状況に応じて進化する科学技術と発想素晴フハハハハ(ry
これだけじゃなんなので考えている途中で受信した電波を送信する。
================
「『くもは』?の何がそんなにおかしいんですか」
薫は、世界を手にした魔王のごとく高笑う変人へ声をかけた。
「気になるのか」
「気になります!もう気になって気になっt「夜も眠れない?」
「ほんとに眠れな…いえっ!!」
「では今夜は君がぐっすり眠れるように協力しよう」
で、
>>363へ続く。
昨日の放送のせいですっかり教授×クモハになっちゃったじゃねえか
バーロwww
そろそろ湯川が薫に惚れてるって決定的なシーンが欲しい。
確かに。なんか薫が見惚れてばっかりだから、そろそろ湯川が薫に見惚れるシーンが見たい
>>371-372 ラスト9、10話でどうやら二人でピンチに陥るらしいから、
その時匂わせる程度に湯川側から何らかのアクションがあるんじゃないかと予想
全然話変わるけど、薫に「苦しくって気持ちイイ♪」とか歌わせちゃう湯川(福山)って
マジで真性ドSだなww
こんな電波を受信。
湯川はコーヒーカップを片手に薫の背後に密着するように立つ。
「なっ、なんですか!」
「少し黙っててくれないか。考え事をしてるんだ」
「…わかりました。」
― 数分の沈黙 ―
「せ、せんせ…あの…当たってるんですけど…」
「なにが?」
「だから、その…アレが…」
「アレ?どれのことかな」
「…んもう!変態!!」
「好きな女に欲情するのはごく普通の心理だと思うが。不満か?」
船に閉じこめられたあたり
あんな物別れしたけれど追ってきたり
携帯必死で投げたりしているところ
勝手に湯川の薫へのベクトルを感じますたけど
>>377 同意。
薫→湯川より湯川→薫な場面のほうが多いってかはっきりしてるような
>>378 湯川は何考えてるかサパーリだからな〜。
はっきりしてはいないような…。
でも湯川⇔薫は明確なんだけどなww
1話を見直してみたが
薫に怒鳴られて釣り堀でショボーンしているところ
もう「始まっている」感じ
突然ですが妄想の時間です。
-------------
「内海お前さ、本当色気ねぇな。」
「!」
口に運んでいた麺を吹き出しそうになるのを堪え、薫は目の前へと視線を移す。先輩刑事の弓削は、その様子を見てさらに溜め息をついた。
「ななななんですか急に……」
「黙ってりゃ結構イケるんじゃないかとか思ったけど、食い気の方が勝ってんだもんなァ」
「し、失礼なっ!」
大盛ラーメンを注文し、夢中で麺を頬張っているところに顔を引きつらせながらそう言われ、多少(か、どうかは定かでないほどの)ショックを受けたが、相手が相手だったので、まともに取り合わず適当に返す。
「……一緒にいるのが弓削さんだからじゃないですか?」
「あっお前自分のフェロモンの無さを他人のせいにすんなよ!」
「ふぇっフェロモンって弓削さん!」
弓削の大声に反応した周囲から妙な視線を浴びせられ、二人はさすがに耐えられず、さっさと済ませて店を出たのだった。
「なんでいきなり色気とか言い出すんですか」
「あの湯川なんとかって奴がお前に惚れてるって聞いたからよ、一体どこに惚れてんのかと思っ
「はっ?! そん、そんな話誰が」
「草薙」
「……。」
帰り道を歩いている間中、薫が不機嫌な顔色を元に戻すことはなかった。
-----------------
で、湯川についポロッと(口がすべって)この事を愚痴ってしまい、
「――僕が?」
「はっ、今のはその、すみません先生にとってはどうでも言い話です忘れてください!」
と叫びながら研究室を飛び出していく薫。
とかドラマでやらないのかなーと、妄想しておりました。長い。研究室には栗林も一緒にいればなお良い。
382 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 14:14:56 ID:CM8ymc+J
>>380 1話の事件解決後、講義中に学生に混じって座ってる薫を見つけて
一瞬表情が変わったところとか
人いないな…
いるよノシ
自分は桜子先生が如何にして薫を湯川にけしかけるか期待して見てる
とりあえず
>>381はちゃんと続きを書いて然るべきだと思う、今日中にな
>>379 はっきりっていうか、分かり易い?
ドラマの描写、湯川は自覚してるっぽいけど薫は無自覚な感じを受けるんで。
自分的に今の段階では湯川片想いwって感じで見てる。
>>381 弓削×薫が始まるかと思ったじゃないかw
続きは当然あるんだよな?
湯川×薫はなんか初々しい感じでいいのうww
>>381 携帯厨乙。改行ひどすぎてワロリました。
すみませんでした
お詫びに小ネタでも投下します。
保守代わりにもならないと思いますが、暇つぶしにどうぞ……
その日彼は研究室でひとり静かに、翌日の講義で行う実験準備をしていた。穏や
かな秋の風が、カーテンと戯れて大きく膨れ上がる。
(余計な雑念が入らなければより質が良く高い集中力を発揮できるというのは、
誰が書いた本だったかな。)
着々と事を進めながら、彼は自慢の頭脳で様々な思考を巡らせる。最近は邪魔も
入らず考えるという行為ができている気がして、自然と笑みがこぼれた。
(しかしほぼ毎日のように来ていた厄介事が急になくなってしまうのは、逆に淋
しくなる気もしなくはないか。)
「湯川先生!」
瞬間、彼は打って変わって嫌な表情を浮かべた。バン、と激しい音を立て開け
放たれた扉を気遣うように閉めると、軽く乱れた前髪を撫でながら再び湯川に
向き直る。
「すみません連絡もなしに! ちょっと急ぎだったもので!」
「……前言を撤回しよう、内海君。」
「は?」
「君はノックすらできなくなったのか。」
「え? あっ、あーすみません、先生に会おうと急いできたからつい……」
「全く関係無い。ノックが出来ないことを僕のせいにしないで欲しいね。」
「久しぶりに会ったのに超相変わらずですね、湯川先生。」
「ありがとう。」
「褒めてませんよ!」
超、という部分を強調してみるも、まるで相手にされないことに若干 負の感情
がこみ上げたが、なんとか抑え込み話題を持ち出す。
「そんな事はどうでもいいんです、実はまた訳の分からないことが起こっ
「僕は忙しい、悪いが他を当たってくれ。」
「こんなこと相談できるの、湯川先生以外にいると思ってるの?」
「いないなら、探せばいい。」
「じゃあ一緒に探してくださいよ。」
そう言ってむくれる薫を見向きもせずに、彼は黙って様々な実験器具を取り付け
組み立てていく。相手側のリアクションをもらえず次の言葉が見つからなかった
彼女は、とりあえず湯川に歩み寄った。
「……何作ってるんですか」
「丁度いい、そこにある箱を取ってくれ。」
「はいはいどうぞ。」
「ああ、ありがとう。」
湯川はにこっと笑い箱を受け取った。嫌味を込めた物言いも、彼の前では全く意
味を為さない。それに無視されることには(悲しいことに)すっかり慣れてしまっ
ていたため、素直に彼に合わせた。もちろん、心にはどす黒い感情の霧がかかる
のだが。
「……結局、いつものパターンですよね、これも。」
「? 何か言ったか。」
「いえ別に何も。」
薫はため息をつき、ふと彼に渡した箱の中に目を遣ると、小さな部品がいくつか
並べられていた。
「こんなちっちゃい部品も使うんですか?」
「そんなに小さい器具でも、この実験にとっては欠かせない重要な役割を果たし
ている大事な存在だ。」
「へぇ〜」
「わかったらさっさと帰ってくれないか。」
そんなに追い出したいのか、とまたしてもどす黒い感情の霧が心を覆う。
「大事な存在」
小さく呟いてから彼の目の前に回り込む。そしてフフンと鼻で軽く笑うと、彼女
は言った。
「私だって、小さくても重要な役割を果たしてると思いません?」
「……君が?」
彼は手を止め、薫と目を合わせた。そして視線を少しずつ彼女の唇、首筋、鎖骨
へと落としていき、
「小さくても……」
「ちょっ! ここじゃない!」
それが自分の胸に行き着いたことに気が付くと、肩に掛けていた鞄で素早くガー
ドした。
「なんだ違ったのか。」
「当たり前です! なんで私が先生に自分のむ、胸の話なんか……」
「事件よりも厄介そうだな。」
「なっ、厄介、って、言うほど小さくは…ってか見ないで!」
湯川がからかうように笑っているのをキッと睨みつけた。
(ムッツリ科学オタクめ……)
行き場のない恥ずかしさをやり過ごそうと彼女は強引に話を進める。
「と、とにかく私が言いたかったのは、胸とか、外側じゃなくて内側!」
「相変わらず脈絡がないな。」
「私って結構重要な役割果たしてると思いませんか?」
「何が言いたいのかさっぱりわからない。」
そう吐き捨てると、彼は付き合っていられないとばかりに白衣を翻して
準備を再開した。彼女は慌てて言葉を紡ぐ。
「先生におもしろい話を持ってくるじゃないですか。実におもしろい話。」
「それは君が都合の良いように言い換えているだけ。」
「でもほら、物理の勉強にもなるし!」
「君が持ってくる事件の大半は物理学とは程遠い物だったわけだが。」
「あと車で遠出も出来る!」
「話がズレ過ぎだ。辞書でその中身とやらを引いてから出直した方が得策だと
僕は思うね。」
カチャカチャと、器具を組み立てる音だけが部屋に取り残される。
「……先生の方がよっぽどズレてます、色んな意味で。」
「ほらまた話が飛ぶ。君はもう少し――
彼の言葉は、薫に腕を捕まれたことによりそこで途切れた。彼女のまっすぐな瞳
の中には、湯川が映し出されていた。
「先生じゃないとダメなんです。」
「……。」
笑顔で見つめとんでもないことをぬかす目前のその人に、おそらく自覚はない。
腕をキュッと捕まれる感覚よりも、白衣の上から伝わってくる体温の方が、彼を
強く締め付けた。ほんの数秒目を合わせ、再び実験器具へ向き直った。しかし手
は作業を止めたままだ。
「内海くん、一つ気になったんだが」
「はい。」
「君は、出会った時よりも僕に対して挑戦的になったような気が
「気のせいじゃないですか? それより先生、これ見てくださいよ。」
「ちょっと待て僕は――」
彼女は適当に返し、現場の写真を広げ始めた。湯川はしまったと思ったが、すで
に研究机は沢山の資料で埋め尽くされていた。
「……僕はもう手を貸さないと言った。」
「これ、こんな死に方っておかしいと思いませんか。」
「聞いているのか」
「きっと何かあるはずですよ。」
「内海君」
「手掛かりはこのガラスの破片と、青い光です。」
「青い光?」
「はい。目撃した女性が、そう証言したんです。小さな雷みたいにこう
ピシャーッ!って光が走った、と。」
「雷……。」
「ちなみに目撃したのは昼頃だそうです。どうですか? 何かわかりそうですか?」
ふむ、と顎に手をあてて考える湯川を、彼女はニヤリと笑って見つめる。それに
気が付いた彼は、まんまと嵌められたという顔色を悟られぬように薫に背を向け
て言った。
「……おもしろい。」
「では現場にご案内致しますっ!」
「随分とやる気のようだが。」
「久々ですから。じゃっ、駐車場で待ってます!」
「ああ。」
小走りで出て行く彼女の背中を見送り、湯川はやれやれと白衣を脱ぎ、コートを手
にして駐車場へと向かうのだった。
変人ガリレオが恋人ガリレオになる兆しは、まだまだ見えない。
----- 了 -----
薫の無意識なところがまた萌えなポイントだと思ってるんですけど、
これじゃあただのバk(ry
次こそはエロを織り交ぜながら書いてみたいです
いろいろ修行してきます。ありがとうございました。
>>384,
>>385 考えさせてくれw
>>394 神キターww乙です
エロなくても和む不思議な感じ
初リアルタイムだ、投下乙!そして超GJ!!
>先生じゃないと駄目なんです
本当に無自覚でこういう発言しそうだよな、薫。天然小悪魔だしなw
397 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:56:42 ID:TC1ZiXFd
>>391 外側じゃないんです、(手をつかみ指を添えて導いて)ここ、内側なんです!!
という電波を受(ry
>>394 GJGJ!!
小悪魔にまんまとはめられて、でもそれが実は嫌じゃない湯川に萌えw
>>397 同じような電波を受信。
「ほう、内側か。」
「そうです!内側!」
「確かめてみよう」
「ちょっ、せんせ!どこ触って…あっ……いやっ…んん…」
「なるほど。内側は確かに重要だな。僕にとっても、君にとっても」
GJ!湯川に翻弄されてるように見えて実は翻弄している薫。天然が一番怖い。
ところで内側って、何処?
身体の上の方と下の方では大きい方がいいのか小さい方がいいのか、判定基準が変わってくるジャマイカw
ネタを受信しました・・・
初めてか二回目の後くらいの
まだつきあいの浅い頃
湯川と薫の前に湯川の昔の知り合いの女(知的美人大人の魅力)があらわれ
ふたりの邪魔をする
研究内容の会話について行けずジェラシーもあり別れを口にする薫
「私なんかより先生はあの人と一緒にいた方がいい
きっと研究もはかどるはず」
「なにをひとりで騒いでいるのかわからん。
今の僕には研究がはかどることよりも
大切にしたいものがあるのだが」
>>400 微妙に被る感じなの(嫉妬?する薫)を今書いてたりするw
しょぼいのをそのうち投下するかも
今回の見てて桜子タンが
「ミステリアスでいいじゃない、なんでも喋っちゃうより…」
的なこと言ってた時に、
きっとあの部屋のどこかに草薙が隠れているに違い無い!
草薙、なんでも喋っちゃうのか草薙
という電波を受信した自分はこのスレに毒され過ぎだとおもわれ
>405
自分も半分受信してたが、450のおかげでフル受信できた。
草薙のことだとは思っていたが、隠れていたんですか。そうですか。
職人さーーーーーーーーーん!出番ですよーーーー!!!!
>>406 隠れていたのは桜子がいる机の下だろう。
そんで桜子さんの脚を舐めたり、いろんなところ弄ってるわけだ
湯川×薫 草薙×城ノ内
がいい感じですな
>>409 その目線でしかもう本編を見られない
素人ペアと玄人ペアって感じだw
しかし、弓削はどちらのペアにも邪魔に入れる素質を備えているな
さあ今週の録画したガリレオ見るぞ〜とwktkしながら再生ボタン押したら
ポケモンスペシャルが入っていた。
よりによってスペシャルorz
上書きされていた腹いせに湯川薫ペアで何か書いてみようと思うのですが、
ここのみなさまは弓削さんと栗林さん、どちらが好きか聞いてもよいですか?
>>411 栗林
見逃した悔しさを存分に妄想にぶつけたまへ。
413 :
sage:2007/12/01(土) 00:27:12 ID:MvhObrxO
今日から12月。
クリスマスの性の6時間や大晦日に姫納めなどエロパロ的においしい月が始まりますよー。
「…寒いですね」
「では僕が暖めてやろう」
などというシチュも浮かばざるを得ませんね。
>>411 栗林さんで!
7話後で湯川×嫉妬薫を書いてると言ってた者ですが、ショボいのを投下させていただきます
エロくないです。二人は付き合ってもいないです。では↓
415 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:33:04 ID:CcdXUWUC
「…あ、先生お帰りなさい」
「何をしているんだ君はこんな時間に」
午後九時過ぎ、外出先から帝都大学物理科第13研究室へ戻ってきた湯川を迎えたのは、
助手の栗林でなければゼミの学生達でもなかった。
当たり前のような顔で、内海薫が椅子に腰掛け頬杖をついていたのである。
「ちょっと、先生にお聞きしたいことがありまして」小首を傾げ、微笑みながら宣う薫の姿は先入観がなければおそらく“可愛らしい女性”に見えるのかもしれない。
…が、しかし。
思わず溜め息を付きながら、湯川はその薫の前を素通りした。
彼女がこんな風に丁寧な口調で話を切り出すのは、確実に湯川を事件に巻き込まんとする思惑が
しっかり働いているのに違いないからだ。
「って、先生、先生ってば」
「悪いが、僕は忙しい」
「知ってますけど、でも」
上着を脱ぎながら歩みを進める湯川の後ろを、席を立った薫がちょこちょこと追い縋る。
「君には僕の都合を配慮す」
「あれ?」
さらりと湯川の苦言を遮って、彼女は首を傾げた。
「話を聞く気がないのならそもそも相談など持ち掛けてこないで欲しいんだが」
416 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:36:30 ID:CcdXUWUC
まるで人の話を聞いていない薫に、呆れた様に軽く肩をすくめた湯川は諭すのを諦める。
「湯川先生、なんか良い匂いがしますね…?」
薫が口にしたのは、そんな言葉だった。
白衣を羽織った湯川の後ろで足を止めている彼女の視線の先には、
無造作に吊された湯川の上質なジャケットがあった。
鼻先が触れんばかりに顔を寄せて匂いを嗅ぐ仕草を見せた薫は、
とっくに自分から興味を失い流し台で二人分のコーヒーを準備している湯川の背中に問い掛けた。
「先生って今日、…女性の方と出掛けてたんですよね」
「栗林さんに聞いたのか」質問というよりは確認に近い形で聞いた薫の声質に、微妙な感情の機微を察知しながら
敢えて気付かない風体を装って、湯川は振り向きもせず逆に聞き返す。
「…はい」と若干勢いを無くした様子で薫が素直に頷いき、彼女は再度
湯川のジャケットを見つめた。
栗林の言葉を裏付けるように、湯川の上着からは女物の香水の香りが微かに漂っていた。
おそらくは移り香だろう。けれど。
「先生、その、相手の人とは食事だけだったんですよね?」
怪訝そうな色を浮かべて湯川が振り向いた。
「その通りだが、それがどうかしたのか」
417 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:40:29 ID:CcdXUWUC
真剣な表情の薫にあっさりと、湯川が言い放った。二人分のマグカップがテーブルで湯気を立てている。
「いえ…あの、その」
口篭って薫は困ったように頭を振った。
(一緒に食事したくらいで移り香なんてする、普通?)
疑問は浮かぶが、口には出せない。言葉にしたら詰問口調になってしまうのは明白で、
けれど薫は彼を女性関係の話で問い詰める権利など持たないのだ。
聞けない…けど、気になる。
ぐるぐると様々な思いが錯綜し、唇を噛み黙り込んでしまった薫の顔を、
いつの間に接近したのかごく至近距離から湯川が覗いていた。
「どうした?珍しく難しい顔で何を悩んでいる」
「わ、わわっ!?」
完全に湯川の女性問題に関する思考に没頭していた薫は目と鼻の先にある湯川の顔に驚き、
目を見開いてざざざっと思い切り後去った。
あからさまに動揺する薫の反応を、明らかに湯川は面白がっている。
「聞こうか。何を考えていた?」
「それは…っ、な、何でもないです!」
意地っ張りが顔を覗かせる。
うっすら頬を赤く染めた薫が、湯川から視線を反らせてぶっきらぼうに言い捨てた。
418 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:42:07 ID:CcdXUWUC
「なるほど。ただ食事をしただけで匂いが移るものか気になると?」
「分かってるなら聞かないでください!」
頬を膨らませて抗議する薫に、
「直ぐに認めるなら最初から何故素直に言わないんだ、君は」
皮肉と、単純な疑問を折り込み湯川が首を捻った。
「…だってそれは先生のプライベートな部分であたしが口を挟む問題じゃ」
「嫉妬してるのか」
「そう嫉妬………、って、え!?ち、違う!!」
勢いで続いてから、慌てて薫はぶんぶんと両手を振った。
「何言わせるんですか、違います!」
「君が言ったんだろう。僕の上着についた移り香が気になると」
「別に気になる、とまでは…」
「そしてそれは君が担当している事件関連の話じゃない、完全に僕個人の私事の話だ。
だが、君は関心を示した。更にそれを隠そうとしたな。君の言動、行為に嫉妬、或いは
それに近い感情が働いていると想定することがそう見当違いの話なのか?」
「そ、それは…っ」
冷静に差し向けられて、薫は唇を引き結んで湯川を見上げた。
ほとんど睨みつける様な視線を、彼は淡々と受け止めている。
―――― 悔しい。返す言葉もなかった。全て事実だからだ。
419 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:44:10 ID:CcdXUWUC
「……頭の良い人なんでしょう」
低い声で、唐突に薫が口を開いた。
「?」
「湯川先生が一緒にいて楽しいくらいの人だから、とっても知的で頭の回転が良くて…」
「楽しかった、と感想を述べた覚えはないが」
「だって、こんな時間まで二人だったんでしょ…!?
それに戻って来て私のことを見た時、うんざりした顔したじゃないですか!」
「それは君が毎回面倒な問題を持ち込んで来るからだろう」
「私がっ…先生と対等に話ができて理解力があったら、そんな邪険に思うことなんてなかった筈です!」
低く抑えた声が震えている。虚を突かれ一瞬返す言葉を失っていた湯川が、困惑した表情で
「何を言っているんだ」と呟いた。その何が逆鱗に触れたのかは解らない。
一瞬、言葉が詰まった。
胸がきりきりと締め付けられるように苦しくて、辛い。おそらく、それが切ないという感情なのだろう。
「私には…先生の世界は私にはとても、ついていけないレベルで」
―――報われない。だから、切ない。
「ついてこなくていいと、以前に言った筈だが」
「そうですよね、役不足ですよね私じゃ!」
「そういう意味ではなくそもそも君と僕では専門分野が」
420 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:46:49 ID:CcdXUWUC
「もういいです聞きたくない!」
ただ、それまで必死に心の奥底に留めていた薫の感情の堰は、実に呆気なく崩壊してしまったのだ。
「その、彼女はっ!」
湯川の言葉を強引に遮って、思わず噛みつかんばかりに叫ぶ。そうでもしないと泣いてしまいそうだった。
「論理的で、落ち着いてて大人っぽくて美人でスタイルも良くて…そんな人なんでしょうね、私と違って!」
ヤケクソ気味に言い放つ薫に流石に気圧されて、湯川の口元から笑みが消えた。
「内海くん?」
「嫉妬?ええ嫉妬ですよ嫉妬してますよ、仕方ないじゃないですか湯川先生と私じゃ全く釣り合わないし、
そもそも先生が私なんかそういう対象として見てる筈ないし、
難しい話になんてついていけないし!単なる生意気で煩い小娘にすぎないんでしょうからっ!」
「…そうと自覚してるのなら、少しは自重して欲しいものだな」
「だって、今更そんなの…っ」
おそらく、それは湯川の本心に違いない。
何の躊躇もなく放たれた偽りない言葉だけに、薫の胸に深く突き刺さった。
痛い。マズイ、と思った。ぶわっと熱い涙が膨れ上がる。気付いた時に涙が目を覆っていて、手遅れだと気が付いた。
421 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:50:09 ID:CcdXUWUC
堪えられたのはほんの一瞬で、涙の膜はすぐに溢れてぼろぼろと幾筋も頬を伝って流れ落ちていく。
(―――バカ、こんなことで泣いてたら余計面倒臭いと思われるだけなのに)
いきなり眼前で泣かれるとは予想しなかったのだろう。
常に冷静沈着が売りの湯川の目が僅かに見開かれ、彼の戸惑いが肌で感じられた。
「何故泣くんだ」
「…っ、な、いて、ませっ…んん…っ…、くっ…う、」
「僕の」
「せんせっ…の、せいじゃ…あ、ありませっ…ん!」
「…目の前で泣いておきながら、僕には関係ないと?」
必死に鳴咽を噛み殺そうと歯を食い縛り、薫はぶんぶんと首を左右に振った。
とても今は、言葉にならない。
「…言い過ぎた、すまない」
「何で湯川先生が謝るんですか!?」
彼がどの言葉に謝罪したのかも判断がつかない程混乱していた薫は、
条件反射のように湯川に抗議してから涙を隠すように掌で顔を覆った。
「私が………勝手に…」
鳴咽で声がひっくり返りそうになり、薫はそのまま口を噛んだ。情けなくで、酷く惨めな思いだった。
只でさえ厄介事を持ち込む面倒な女刑事があまつさえ自分に惚れているとあらば、
422 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:51:57 ID:CcdXUWUC
幾ら他人に無頓着な湯川とはいえ――否、無頓着だからこそ良い気はすまい。
こう全てを吐露してしまったからにはもう、この科学者を訪ね、頼ることは出来ないと
薫の脳で冷静な部分が告げていた。
「私が一方的に湯川先生を意識してただけです、それだけです、もう迷惑掛けません帰ります」
泣き声が漏れないよう一息に言い放ってから、薫はくるりと踵を返した。
決別の言葉は口に出来ても肝心の涙は止まらない。
肩が震えているのを誤魔化せる程、湯川に注意力がないとも思えない。
「失礼します、」と呟いてその場から立ち去ろうと一歩踏み出し掛けた薫の腕が後方から強く引かれ、
彼女は予想外の拘束に戸惑いながら振り向いた。
「何ですか…っ?」
そうして、振り向かなければ良かったと後悔する。湯川の表情があまりに優しかったからだ。
「どうして引き、止めるんですか!…台無し、じゃないです、かぁ…!」
「僕にはまだ聞きたいことがある」
「答え、られるわけないじゃないですかッ」
どうしてこの朴念仁は、平気な顔でそんなことを言えるのだろう。
理不尽に沸き上がった怒りが、薫の涙を引っ込めた。
423 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:56:03 ID:CcdXUWUC
「こういうのが1番面倒臭いんでしょ、先生には!
だからもう忘れてください、私だって望みないことくらい分かってます、
覚悟できてます、だから頑張って諦めようと…」
「どうして忘れなければならない?僕が」
まるで暖簾に腕押しだ。
「だって、仕方ないじゃない!」
腕をしっかりと掴まれているため逃げることも適わない薫は、
湯川を見上げて思わず叫んだ。
「湯川先生は私のことを好きじゃないんだからっ!」
泣き声で言い放ち、当の湯川の反応が怖くて目を逸らした薫は、そのまま顔を背けている。
やや間を置いて、湯川が静かに言葉を発した。
「君はどうしていつも早とちりの挙句勝手に判断しては暴走するんだ」
「すみませんね、いつもいつも考えなしで!
どうせ私は湯川先生が好むような知的な女性像からは程遠いですよ…っ!」
苦しい気持ちで俯いた薫の耳に淡々としたいつもの調子の、しかし何処か穏やかさを含んだ湯川の声が届く。
「それが“早とちり”だと言っているんだ」
「…それはどういう」
優しい声の調子に釣られて顔を上げようとした薫は、しかし湯川の表情を目にすることが出来なかった。
424 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 01:59:42 ID:CcdXUWUC
「っ!」
掴んだままの腕を強く引き寄せ、湯川が薫を抱き締めたからだ。
「君に忘れろと命じられる筋合いはない―――ようやく、自覚したというのに」「…え」
「………」
「………」
「………」
「………え?」
たっぷり10秒以上は頭が真っ白な状態のまま硬直しながら、
薫は不意に自身の唇に湯川のそれが重ねられたのを機にようやく我に帰った。
「……!?…っ…」
僅かな身じろぎ程度では湯川の腕は解けず、されるがままに口内をたっぷり蹂躙される感覚を与えられ、
恥ずかしさと驚きと息苦しさから薫の顔が真っ赤に染まっていく。
「ん…っん、ふっ……ん、む……ん、んぅ…っ」
くちゅ、じゅく、と唾液が混じり合う官能的なキスに、薫の脳が麻痺したようにただ湯川の存在だけを強く認識する。
濃厚に舌を絡めてから、充分だと言わんばかりに彼の唇が離れていき、「ふ、はぁ…」と
艶めかしい吐息をついた薫の目尻に溜まっていた涙が、またポロリと頬を滑って落ちた。
「…君がどうも誤解しているようなので言っておくが」
キスの余韻に浸る間を与えず口を開いた湯川を、薫がぼんやりと見上げた。
湯川の表情はいつも通り飄々としているようで、
425 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 02:02:11 ID:CcdXUWUC
或いは熱っぽいようも見え、掴み処がない。
「勘違いって言ったって…そう思わざるを得ないじゃないですか。先生は女性と出掛けて、
移り香をぷんぷんさせながら戻ってきたんですよ。そんなの…」
「以前の学会で知り合った女性だ、確かに君が邪推する通り聰明で綺麗な人だったよ。
僕に好意を抱いていると実にストレートに打ち明けてきた、出来れば交際したいともね。
合理的なところはとても好ましいと思ったが、抱きつかれたのは予想外だった」
実験結果でも報告するような抑揚のない口調で告げて、湯川は微かに苦笑いのように唇に笑みを乗せた。
「…それで、そのまま?」
抱きつかれた、と聞いて素直に不満気な表情を浮かべた薫の問いに、湯川は苦笑混じりに答える。
「まさか突き飛ばすわけにはいかないだろう。なかなか離れてくれないので困ったのは確かだが。
……ただ」
「ただ、なんですか?」
「彼女の申し出は丁重にお断りしたよ」
「え?…そ、そうなん…です…か」
きっぱりと湯川は言い切って、真っ直ぐに薫を見据えた。ホッと安堵の心地に浸ったのと同時に、
迷いのない彼の視線に狼狽し、気恥ずかしくなった彼女の瞳は忙しなく中空を右往左往している。
426 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 02:03:55 ID:CcdXUWUC
「賢いだけでは、同じ話題を共有できても相手へ傾倒するきっかけには至らない。
僕が最も関心を持ち、刺激を受ける興味深い対象は他にいるからな」
「……え?」
湯川の腕は弛まない。
「えっと、まさか…もしかして、……先生の興味深い対象って……」
この状況でこうまで言われて理解できない程薫も鈍くはないが、予想外の展開に信じられない思いが
半信半疑の言葉となって、口から滑り落ちた。
途端に、湯川が遠慮なく呆れた表情を浮かべる。
「…まさかこれで分からないと言うつもりか、君は?」
う、と肩を強張らせて「でも」と呟いた薫が、小さく反論する。
「だって信じられません。
先生が…そもそも私を女性として分類していてくれた事でさえびっくりしてるのに」
「心外だな。せめて、僕の中で君が特別な存在だということくらいは伝わっていると思っていたが」
緩く首を振りながら溜め息混じりに湯川が呟いたのを耳にして、ムッとした様に薫が口を尖らせた。
「言わせてもらいますけど湯川先生の“特別扱い”なんて正直ちっとも感じませんでした!」
「こちらも言わせてもらえば度々捜査協力の依頼を持ち込んで研究の障害になる迷惑な人間を
427 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 02:07:19 ID:CcdXUWUC
本気で追い返すことなく時間を割いて付き合ってきたのだからそれは充分“特別扱い”に該当する。
悪いが僕は本当に意に添わないことならば、貴重な時間を無為に犠牲にするような愚行は犯さない」
お互いやや感情的に早口で言い合ってから、口では到底、この屁理屈ばかり述べる科学者には
勝てないと踏んだ薫が先に折れる形となった。
「そんなの、サインが難し過ぎますよ」
相変わらず頬の熱りは冷めないけれど、
湯川の腕から抜け出すのは諦めて彼の胸にぎこちなく顔を埋めて、甘えるように愚痴を呟く。
自分でも今現在どんな顔をしているのか分からないのだ。湯川には余計、見られたくなかった。
そうして、くぐもった声で囁く。
「私は先生みたいに頭が良くないんだからもっと分かり易くしてくれないと」
「そうか。ならば、最も伝わり易い手段を取るとしよう」
―――何を?どんな風に?
言うなり、湯川は疑問を疑問とも認識しないでいる薫の身体を抱き上げた。
「わっ!ぇ、え?」
細身で比較的体重の軽い薫の身体は易々と湯川の腕で抱えられ、研究室の奥へと進んでいく。
「ちょ、せんせっ…?」
428 :
湯川×薫:2007/12/01(土) 02:09:35 ID:CcdXUWUC
唐突に、湯川の胸の中にいたのが地に足のつかない不安定な状態に晒され、訳も解らぬまま
薫は咄嗟に彼の胸にしがみつく。
そのうちに、彼は薫の肢体を研究室奥の黒い合皮ソファへ運び、
ゆっくりと、静かな動作でそこへ下ろした。
僅かにソファに身体が沈み込む感覚の中、薫は戸惑い湯川を見上げる。
「あの…湯川せんせ…?」
唇の端に笑みを浮かべた湯川の表情からは、その感情は読み取れない。
彼は元々内面が表に出にくい性質ではあるが、今は薫が通常より遥かに情緒不安定な状態であることも
おそらく、大きく影響を及ぼしている。
「僕は君が考えているほど淡白な人間ではないんだよ、内海くん」
「…へ?」
「一応、理性で抑えるよう努力したことは先に告げておく」
「な…な…何、を言っ…」
ソファへ仰向けになった薫の上へ湯川が伸し掛かり、その両手首をしっかり掴んで拘束した。
真っ赤な顔で目を潤ませ身を縮める薫に、実に楽しそうな表情で湯川が告げた。
「言葉で納得できないなら行動で示すしかないな。幸い、夜は始まったばかりだ。
君が理解するまで―――覚悟したまえ」
「せ、せん…せ…っ」
「挑発したのは君だ」
<終わり>
すみません、勢いで書いたはいいものの携帯からちまちま上げたので読みにくいかと思います。
少しでも暇潰しになれば幸いですが、スレ汚れ申し訳ないです
続きそのうち投下したいと思いますがそれより神様方の降臨を楽しみにしつつw
それでは失礼しました、ありがとうございました長くてすみませんorz
あなたが神か…!
嫉妬内海ハアハア。何という可愛さ。GJ!!!
神降臨!ktkr
朝からいいものをいただきましたーハアハア
おお!神が降臨なさってた!続き気になるwktk
なんというww朝からいいものをww
神乙です!!!GJ!!!
うひょーwwwGJGJ!!!!
すまん。この板ではじめて叫ぶよ。
グッッッじょーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!あんた天才。
気が向いたら続き投下お願いします。
どうしてもこの二人しか書けない俺、惨状!
投下すると言っていた職人様ではなくてスマソ
なんでもバッチコーイな方だけドゾー
・湯川×薫
・ドラマ4話田上置いてけぼり直後の完全捏造
・
>>15氏のをちょこちょこ拝借
・
>>155氏の後。
・事後報告ですみませぬ……orz
・エロあり
・無駄なくらい長い
・7レス使用予定
1
―たった一人の女性の為に全速力で走ったのは何時ぶりだろうか、…もしかすると初めてかもしれない…―
湯川からしてみれば、なかなかくだらない事を考えながらも薫がバスタブで寝こけている部屋へとたどり着き、
―ちなみにカードキーは既に弓削から引ったくり(?)済みなので部屋に入る事に難は無い。―
迷い無く部屋に備え付けの風呂場へと向かって、浴室のドアに手をかけた。
が、そこまでしてふと湯川に迷いが生じた。
弓削は一応女だし、裸で寝たまま動かすのは―と言っていた。
つまりそれは今薫にはその身体を隠すものをかけられても無い可能性がある訳であって、
其処まで考えて天才の思考がぶっつと途切れる。
顔の火照りもそうだが、自身の心中を渦巻く感情に湯川は自分自身に驚いた。
それを打ち払うかのように、湯川は勢いをつけて浴室へのドアを開けた。
一瞬だけバスタブを探して視線が泳ぐがすぐに見つけてそちらへと視線を向ける。
見れば薫がバスタブ内で「うにゃ」だか「ふにゃ」だか謎の寝言を上げながら心地よさそうに寝ていた。
それを見た湯川は先程までの自分を思い出し、随分とくだらない事を…と自分自身に呆れた。
先程までの躊躇いなどなかったかのように湯川はバスタオルを掴み、薫にかけ様とした。
だが真正面からの薫の白い肌は、今度こそ湯川の思考回路を、というか身体ごと硬直させる。
しばらくして我に返った湯川は一度体を反転させて上着を脱ぎ一番濡れなさそうな処に引っ掛けた。
少し迷ってワイシャツも脱ぎ同じところに引っ掛ける。そして、意を決したように薫に向き合った。
バスタブの中に腕を入れ薫の身体をお姫様抱っこの要領で抱え込み固く眼を閉じると少し遅れて薫の身体をバスタブから引き上げた。
引き上げた際に湯川の上半身は勿論スラックスも多少濡れたがそれを気にする事も無く、薫を近い壁へと寄りかからせる。
位置を覚えておいたバスタオルを掴み薫の身体にかけ、其処までしてやっと湯川は固く閉ざしていた眼を開いた。
バスタオルは薫の身体に上手くかかっていて隠されるべき処がきちんと隠れていた。
それを確認して、湯川から安堵の溜息が吐かれた。
ここら辺はやはり変人ガリレオも普通の男でしかない。
湯川はしゃがんで暫く薫の寝顔をぼんやりと見ていたがふと手を頬へと持っていった。
2
べちっ。
「起きるんだ内海君。」
起こそうとしているとは言え遠慮も減ったくれもなくべちべちと頬を叩くあたり、やはり変人は変人かもしれない。
「う、にゃ…ゆ、かわせんせ…そこはぁ、だめぇ…!」
薫の寝言。
それも大半は艶かしい声で自分を呼ばれて、再度湯川の身体が硬直した。
が、寝言の続きに湯川にしては本当に珍しく、肩をがっくりさせた。
「そこ…だ、め…。…格さんと助さんの偽者が先生に向かってプリンを…!」
「…一体どんな夢を見ているんだ!」
あまりにも突発な(しかも結構必死に)寝言に思わずツッコミの言葉が湯川の口をつく。
何となく腹立だしさを覚えた薫の頬を抓った。そこまでされてやっと薫は眠りから覚醒する。
「う、ぁ、しぇ、しぇんしぇ、い、いひゃい、いひゃい!いひゃい!!いひゃい!!!はにゃして!!はにゃして!!」
ギブギブとべちべち湯川の抓っている手を薫が叩くが暫く抓ってやっと湯川はやめた。
「い、痛いじゃないですか!」
抓られた頬を摩りながら薫は開口一番文句を湯川へと言い放つ。
「起きない君が悪い。風邪をひきたかったなのなら別だが。」
「…う…。」
屁理屈ではあるが正論なのでそれ以上薫は何も言えなくなる、がそれでも何か言いたそうに口をぱくぱくさせた。
―…取り合えず何時ものようなやり取りをしてはいるものの
湯川自身は、理性をフル稼働させ意識を薫の白い肌に持っていかれまいと常人には理解不能の数式を片っ端から掲げていた。
「だ、だけど…だからってあんなに強く抓らなくっても良いじゃないですか!」
そんな、湯川の心情を知ってか知らずか薫は身を乗り出して抗議する。
しかし、抓られた痛みのほうが先決していたのかバスタオルを抑えることは薫の頭中になかったらしく、
遵ってただかけていただけのバスタオルが重力に逆らうことなく落ちた。
「へ…?」
間の抜けた薫の声と共にふくよかな胸が、細い白い足が、綺麗なラインの身体が、全部湯川の前に曝け出され、
男として称賛ものの湯川の理性が、飛んだ。
3
「きゃああぁあっ?!せ、先生っみ、みみみみみない……んぅ?!」
騒ぐ薫の口を塞いで、湯川の舌先が薫の口内へと入り込む。
「ん、ふぅっ……。」
貪るように執拗な口付けに薫は頭の芯が溶かされていくような感覚に陥った。
その間にも、湯川の手は薫の胸を掴みやわやわと揉みしだく。
「んっ…!」
口付けから開放された薫は恥ずかしさでか身体を縮こまらせ、縋る様に湯川の腕を掴んだ。
そんな薫の様子を湯川は怪訝そうに眺めて疑問をそのまま薫にぶつけた。
「…抵抗しないんだな…。」
「…さすが、に、恥ずかしいです、けど、んっ…でも、」
―嫌な感じはしません。―
そう薫が途切れ途切れ応えると胸を弄んでいた手が離れた。
「…先生…?」
突然止められて困惑していると、床の上だったはずの身体が浮いて気づけば湯川に抱え上げられていた。
「へ?!あ、ちょ、湯川先生?!」
行き成りの事に驚きつつ薫は落ちまいと湯川の首へとしがみ付く。
「あ、あの…?」
「…あのまま浴室の床の上で性行為に及ぶと君の身体が冷えると思ったんだ。」
「せ、せい…あ、えと、あの、その……気遣ってもらってすみません……。」
しれっと言った湯川の言葉に、茹蛸、真っ赤な林檎、熟れたトマト、ポスト(?)etc...宜しく、
薫は耳元まで顔を真っ赤にさせながら小さな声で礼を言った。
そうこうしている間にも薫はベッドの上に優しく下ろされ、再度湯川が薫の身体の上に被さる。
また薫の胸を湯川の手が包み、柔らかいそれは湯川の思うように形をかえた。
そしてもう片方の手を身体のラインに合わせて陰部に滑らせるともう既に其処は触れて分かるほどに濡れていた。
ちゅくっと厭らしい音を立てながら、湯川の指が薫の肉壁へと侵入していく。
「あぁっ…!」
「あれだけの行為でもうこんなに濡れているのか…意外と淫乱なんだな…。」
「や、ん…ちが…!」
「なら感じやすいのか…?まぁ僕はどちらでも構わないんだが…。」
ふと、何を思ったのか唐突に湯川は指を引き抜き器用に仰向けだった薫をうつ伏せにさせた。
「はへ?」
薫からしてみれば天井が突然シーツになって、情中にも関わらず間抜けな声が出てしまう。
「あ、あの…湯川先生?」
体勢的には湯川に尻を突き出すような体勢なので薫からすればかなり恥ずかしい事この上ないが
状況に付いて行けてないせいか当人は自分の体制に気づかずに不安気に湯川を呼ぶ。
だが、湯川から返事は返ってこず変わりに―
「あぁ?!」
薫は下腹部からの圧迫感と先程とはまた違う快感に襲われた。
4
「ふ、ん…あっ…んぅ!…や、あ…。」
「ふむ…、ここが君の弱い処だな…?」
「あ、ふ…やぁ、ん!や、ゆかわ、せんせ、や、そこ、やんっ!」
「…嫌…か、だが身体は…君の此処は欲しいとヒクつかせている…。本能と理性の食い違い、か…実に、面白い…。」
「おも、しろくなん、かな、い…ぃあ、ひっ、や…!」
今まで焦らすようにゆっくり蠢いていた指が、薫の弱点を見つけたとたん本数を増やして其処を重点的に攻め始めた。
そして、ぐちゅぐちゅと湯川によってわざと大きく立てられる卑猥な音と、
その音を立てている箇所をじっくりと見られているという事を自覚した薫は羞恥心を煽られ感じやすくなっていた。
「ぁふ、は、あぁっ、んんっ!ぁ、な、に?!」
ふと、指の本数が減ったのも束の間、薫の身体に新しい快感が突き抜ける。
指が減った変わりに湯川の舌が薫の内部へと挿入れられたのだった。
「ひ、やぁん!だ、め…あ、や、…んぅっ!」
先程の口付けのように、貪るようにして肉壁を擦り、そして同時に薫の弱点を湯川の指が激しく突く。
「い、あ、やあぁん!!あ、ひぃっ、イ、イッちゃうぅ…!」
「…もう少し我慢してくれ。」
「ん、あぁっ…そ、んな…ぁ…。」
文句を言いながらも耐えようとする薫の様子に湯川は満足そうに笑った。
そして、更に乱暴なまでに激しく薫の中を指と舌が蠢いた。
「ひ、あぁぁ!?」
その間にも空いている指が陰核を探り当て、湯川の指と舌を求めて締め付ける肉壁を強く突き上げると同時に強く擦り上げた。
「あ…い、いやあぁあぁぁあ!!」
湯川の顎と手首をつたって薫の愛液がボタボタと滴り落ちて、シーツに小さな水溜りを作った。
5
「せん…せぇ……。」
未だ、肩で悩ましげに息を切る薫の頬を愛しそうに優しく撫でながらも、湯川は避妊具を手早く取り付けた。
そして、指で花弁を押し広げながら、薫を求め脈打つ湯川自身を宛がった。
「は、ぁ…んくぅ……!」
本能で望んでいたものを受け入れて、逃すまいと肉壁がひくつき湯川へと絡み付く。
「…っ…くっ…そう、焦るな…力を抜け…。」
「ふ…うぅ…そん、な、ことっ、言われてもぉ……。」
薫に誘われるまま激しく掻き回したい衝動を抑えながら、薫の力が抜けるように舌で全身を愛撫をした。
「ん……はぁん…ぁ…んんっ!」
愛撫の甲斐も有って薫の最奥まで到達する。
湯川は最奥まで到達すると今度は、ゆっくりと律動させた。
「あ…は……ん、ぁ、ゆ、ゆかわ、せ、んせの、いじわるぅ……。」
先程とは違いわざとゆっくり焦らすように律動させる湯川を薫は肩越しに睨み付けた。
睨み付けた―と言っても湯川から見れば物欲しそうに見つめたようにしか見えず大して効果は無かった。
それどころか、元々燻っていた湯川の加虐心に火をつけた。
「意地悪?僕が?何故そう思うんだ?」
「んんっ…わ、かってる…ぁん…くせにぃ…。」
「分からないな…分かるように説明してくれないか。」
湯川はそう言うと、ゆっくりとは言え律動させていた腰を止めた。
「せ、んせ…?」
「君がどうして欲しいのか説明するまで、僕は何もしない。」
サディスティックな笑みを浮かべながら、今の薫には死刑宣告にも等しい言葉を言い放つ。
もう既に薫の羞恥心と理性は快感に囚われ埋もれていた。
「……っ…ゆかわ、せん、せの……に、…肉棒で…私の、中を…掻き回して下さい……。」
「…なるほど、分かった。いいだろう。」
薫の求める言葉に満足そうな笑みを浮かべ、先程より激しく腰を律動させた。
6
「ひ、あぁん!あ、あぁっ…ん、やぁん!」
狭い薫の中を抉る様に激しい律動が繰り返される。
待ちわびていた刺激に何度も薫はイキそうになるが、そこは旨く湯川にかわされる。
「あ、んんっ、せん、せ…ゆか、わ、せんせぇ…!」
イケない苦しさからか、ただ単に生理的なものか。どちらにしろぽろぽろと涙を零しながら湯川を呼び、
快感を更に少しでも強く感じていようと湯川に柔らかい肉壁が絡みつく。
湯川自身も確実に限界へと近づいていた。
「ゆ、かぁせん、せっ、あ、も、だめっ…!」
「は……っ、…良い、ぞ…イけ…。」
湯川がそう言うと同時により強く突き上げ、腫上がった陰核をギリッと爪を立てて押し潰した。
「ひぁあぁぁあ?!」
「っく…う…!」
湯川を咥え込んでいたそこは強く締め付け、上り詰めた湯川は強く脈打ち白濁の液体を吐き出し、薫は意識を手放した。
「ん……。」
薫が眼を覚ますと、湯川はワイシャツを羽織っていて薫自身にはシーツが掛けられていた。
「起きたか。」
視線を薫に向けながらも避妊具を処理している辺り、薫が意識を手放してそんなに時間が経っていなかった。
「え、えぇっと……あの、湯川先生。」
「ん?」
「言い忘れてた上になんか、こう、今更なんですけど。」
「如何した。」
改めて湯川が薫の方を向くと薫は薫で耳元まで赤くさせて俯いている。
しかし、意を決したのか顔をばっと上げた。
7
「あの、えと、私、ゆ、湯川先生の事好きです!…よ?」
何故か最後が疑問系ではあるが、ずっと言いそびれていた事がいえて満足したのか薫はじっと湯川の言葉を待った。
が、肝心の湯川はまったくの無反応だった。
「え、あ、ちょ、ちょっと先生?」
見事なまでのスルーに薫は焦ったが、ふと、湯川が笑った。
最初こそは声を殺すように笑っていたがしだいに魔王宜しく声を立てて笑い出した。
「は、ははははは!!」
「は?え、あの先生?…ゆーかーわーせーんーせー。」
とうとう壊れたか、とかなり失礼な事を思いながらも突然笑い出したのに薫は戸惑っていた。
「…はっ…そうか、順番が逆だったな…。」
大分笑いが収まってそう湯川がつぶやき、やっと薫は合点がついた。
―つまり、事に及んでからお互いの気持ちを伝るという何ともまぁ早合点な事態だったことが目の前の変人のツボにはまったらしかった。
「なんだ、良かった…。」
―壊れたわけじゃなくて…―
「…何がだ。」
薫の呟きが聞こえたのか訝しげに眉に皺をよせながら湯川が問うた。
「いーえ。なんでもないです。それより、先生はどうなんです。」
はぐらかしながら、今度は薫が湯川に問うていた。
「……何がだ。」
「もぅ、分かってるでしょう!先生は如何思っているんですか?」
「………君は、僕が好きでもない女性を抱くような趣味だと思うのか?」
「……なんかずいぶん遠まわしですね…。」
「…分かったならもう寝たらどうだ。」
不満げに薫は湯川をじっと見つめていたが、それくらいで折れる湯川ではないのを知っているのでしぶしぶその肢体をベッドにしずめた。
が、妙な悔しさが燻って寝付く事が出来そうも無い。
「…せーんせ。」
ふと、一つ報復を思いついて湯川を呼んだ。
呼ばれて振り向いた湯川の唇に薫自身の唇を重ねる。
「なっ……。」
軽く狼狽する湯川に満足して再度薫はベッドにしずんだ。
この後の湯川の激しい報復があることもしらずに。
―次の日妙に機嫌の良い湯川と、明らかに寝不足で疲れも重なっているのかふらつくの薫が目撃されたとかされてなかたとか…。
//終
此処までお付き合い乙。
神降臨をいのる
神GJ!!!
これはエロいわwww
肉棒って言っちゃう内海いろんな意味でヤバいw
神!!
GJです!!
intercontinentalで疲れを取るはずが逆に疲れが増しているw
というか、エロいのに所々面白くて可愛くて
尚且つ萌える…すげぇよ神
神に書き方を教わりたい
新人だけどがんばるんだぜ!GJした!
GJ!!!!神乙っすw
神GJ!
「激しい報復」が気になる
神!!GJ!!こちらも新人だが目指して頑張りたい!!
しかしこんな熱意のおかげかあるいは「激しい報復」について日がな一日考えていた所為か、
「変人ガリレオ」を友人の前で盛大に「変態ガリレオ」と言ってしまった。
人生\(^o^)/オワタと思ったが、
中の人がラジオなどではっちゃけているおかげで
「ああ、それも一理あるねー」と普通に納得されてしまった。
ありがとう中の人。そんな感謝を込めて昨日のラジオからのネタを投下。
全3話。おまけ一話。
エロはほのめかし程度。
1
冬の冷たい風。乾燥した空気。暖房。紫外線。
張込みで徹夜。不規則な生活。乱れがちな食生活。諸々のストレス。
全てが肌に優しくない。
「若いときは平気だったんですけど・・・やっぱりもう、曲がり角かも」
「あらー薫ちゃん、それを私に言うなんてなかなかキツいわねー」
「いや、桜子さん肌、綺麗じゃないですか。私よりずっと」
いつもこの部屋に来て愚痴を聞いてもらう時に感じていた。
「美人監察医」という称号を自他共に認めるだけあって、桜子の美しさは群を抜いていた。
どんな凄惨な死体を見ても美しい顔を歪める事の無い彼女に、薫は女性ながらも見惚れてしまった事が度々ある。
厳しい仕事環境の中でも女を捨てないファッション。
そして何より、湯川や草薙に近い年齢とは思えない艶やかな肌が羨ましかった。
「内海、この機会に美肌のコツでも聞いといたらどうだ?」
今日はこの部屋に草薙も来ていたため、世間話から一歩踏み込んだことが聞けることになった。
実はこの瞬間に、他にも色々踏み込んでしまう(引っ張り込まれてしまう)ことになるのを、内海薫はまだ、気付いていない。
453 :
2/3:2007/12/02(日) 22:06:44 ID:W+Y2giIE
2
「桜子さん、美肌のコツとかあったら教えてください!!」
「そうねー・・・色々あるわよ?」
と桜子は手近な標本を持って美顔マッサージを教え始めた。
「こう、顔の内側から外側に向かって・・・それから首筋のリンパに老廃物を流す感じで・・・」
なぜか草薙まで真似て顔を弄り回している。
「あとは、十分な睡眠が一番大事だけど、この仕事だと私も満足に出来てないから、それを補う意味でも食生活――というか栄養ね」
「食事」「栄養」
もはや薫は桜子の生徒となって、きらきらと輝く目で桜子の言う事を復唱している。
「ビタミンはもちろん、脂質やたんぱく質も大切よ?肌を構成する成分と守る成分そのものを作らないと意味なくなっちゃう」
薫は必死にメモを取る。その姿は思春期の女子高生のようだ。
「お前、これを機にラーメンや牛丼控えれば?」
「はい!やめます!!」薫の目は本気だった。
そこで草薙も、そして桜子も、このきらきらと輝く薫を見て感じたことがある。
(ちょっとからかってみたい)
(ちょっとイイコト、教えちゃおうかしら)
薫にとっての不運は、自分の天敵が准教授一人だと思っていたことだ。
二人は一瞬アイコンタクトを取ると、「大変いい笑顔」で話し出した。
「なあ城之内サン、この前言ってた『とっておき』、教えてあげたらいいんじゃないか?」
「え、『アレ』?こまったわねー、かおるちゃんにはまだはやいんじゃないかしらー」
「な、何ですか何ですか教えてください!!!」
この白々しいまでの棒読みに薫は気付かず、目の前の釣針に食いついた。
454 :
3/3:2007/12/02(日) 22:10:18 ID:W+Y2giIE
3
「プロ・・・何ディン?」
「プロスタグランジンだよ、内海」
歌うように滑らかに発音された化学物質の名前を、薫はもちろん聞き取れなかった。親切な先輩に教えてもらいメモを取る。
「やっぱり美肌にはこれが一番じゃないかしら」
「飲んでもいいし、塗ってもいいし?」
「きっと、つやっつやになるわよ・・・?」
薫は気付いていない。自分にこんな素晴らしいことを教えてくれた先輩二人が、よりによってとんでもない悪魔であることを。
気付かないまま、彼女は自分で墓穴を掘り、そしてその中で自爆した。
墓穴で自爆するとは、何という手間要らず――とは悪魔二人の後日の感想である。
「桜子さん!!それ、私も欲しいんですけど、どうしたらいいですか?」
「困ったわね・・・私も自分の分しか持ってないのよ。簡単に分けられるものでもないし」
桜子が草薙へ華麗なロングパス。
「内海、あいつなら何とかしてくれると思うぞ?いくら変人と言ったって研究室持ちの准教授だ」
草薙、何という見事な稲妻シュート。薫はまっすぐヤツの研究室へ向かうだろう。
「ありがとうございます草薙さん、桜子さん!!私早速行って来ます!!」
ドアが閉まり、彼女の元気な足音が遠ざかる。悪魔二人はそれぞれに妖艶な笑みを浮かべた。
「ヤラシイね桜子ちゃん」「ヤラシイのはお互い様じゃない?」
「ね、私もそろそろ補給したいんだけど」桜子は草薙の袖を引いた。
プロスタグランジンが何に由来する成分なのか、
そしてそれを塗ったり飲んだりすることが何を意味することなのか、
薫は何も知らないまま悪魔の甘言に惑わされて第13研究室の扉を叩く。
知った時にはもう手遅れだろう。
やほー!リアルタイム!
つか文うまっ!
超GJ!!!!
桜子×草薙でもあるのだな。それにしても、二人ともひでぇ!
今は生搾りでなくとも合成したものがあるのに。入眠効果もあるらしいから、
もらった後はぐっすり眠れてお肌にも良かろう。
457 :
おまけ1:2007/12/02(日) 22:45:41 ID:W+Y2giIE
おまけ*1*
「湯川先生!桜子さんと草薙さんに聞いてきたんですけど、プロスタグランジンてご存知ですか?」
「君はいきなり何を言っている。結論を先に述べるのはいいがそこに至るまでの過程を述べたまえさっぱり分からない」
薫は結論を聞いても話してもそれで納得してしまい、そこまでの過程を端寄る傾向がある。
それが度々の早とちり、トラブルの原因になるのだ。今回も例に漏れない。
「えと、お肌の話をしました。
桜子さんがプロスタグランジンは塗っても飲んでもいいって教えてくれました。
それで私、『欲しいです』って言ったんです。でも桜子さんも自分の分しかないから分けられないって言われて。
そしたら草薙さんが、湯川先生なら天才だし准教授だし研究室もあるから行って来いって言われたので来ました」
話を聞いているうちに、湯川は頭を抱えて机に伏せてしまう。
「君の脳は飾りか?僕は准教授で、相対的に見ると偉い立場だからそれが分からないのか?」
「今、ものすごく失礼なことを言われた気がします」
「頭で考えることをしないから体で覚える羽目になる、と言っている」
「そんなことありません!!」
「ではプロスタグランジンについて説明しよう。扱いによっては危険なものだ。
これを君にあげるのを見られた場合、僕も君も社会的地位を失う可能性が高い。
よってそれは見られるわけにはいかない。ドアの鍵と窓のカーテンを閉めたまえ」
薫はこれを聞いて硬直した。きっと何か薬のようなものを想像しているのだろうか。
「心配しなくても法には触れない、安心したまえ」
湯川が口にしたのは全て結論だった。「何故危険なのか」「何故見られるとまずいのか」「にもかかわらず何故法に触れないのか」が欠落している。
そもそも彼女は「それが何なのか」すら知らないのにもらいにくるのだから恐れ入る。
それでも、旧友から届けられた玩具のプレゼントはありがたく頂戴するとしよう。
458 :
おまけ2:2007/12/02(日) 22:46:22 ID:W+Y2giIE
おまけ*2*
さっさとカーテンを閉める薫の両手を掴む。そして腰から引き抜いたベルトで束ねた。
「え!ゆ、何するんですかゆかわせんせ!?」
「騒がしくては人目を忍ぶ意味がない」
湯川は薫の口を塞いだ。じたばたともがくプレゼントを自分の机の前まで連れて行き、床にぺたんと座らせる。
床にへたり込むような形で座り、おろおろしながら湯川を見上げる薫。
椅子に悠然と腰掛けて薫を見下ろす湯川。
その様子は教師と、叱られている女生徒だ。菅原さんはそんなシチュエーションのものを持っているだろうか。
――教授のト・ク・べ・ツ講義。
「プロスタグランジンの主な効能は二つ。ひとつは血管の拡張作用だ、これが肌にいいと言われるのかもしれない」
「それとこれとどんな関係が「もうひとつは子宮の収縮作用だ。陣痛促進剤にも使われることがある」
「1933年にヒトの精漿内に含まれていることを発見し、1936年に精液中から分離された」
「え」
「君が欲しいと言うものが何か、分かったか?」
「・・・この格好の理由は?」
「君は手や胴体の肌を改善したいのか?うちの研究生が気にしていたのは顔の肌だったが」
「顔・・・ですけど」
「では頑張りたまえ。心配は要らない。僕は全く気にしない、むしろ歓迎させてもらおう」
「ゆかわせんせ「飲んでも塗っても、君の自由だが、君から頼んできたんだ。終わるまで付き合おう」
===================================
おまけが長くなってしまいました。エロ無くてすみません。
ちょwなんという萌え
桜子・草薙ペアの企みいいっすねえw湯川鬼畜w
神乙ですた!!
キター!
まじGJだ(*´Д`)
早く転写るが見たい。雷実験でびっくりして思わず湯川にひっついて
離れない薫の場面が自分の脳内を駆け巡ってるよ・・・原作の湯川草薙
同様二人きりだったらなお善し!!あるかわからんけど。
すでにドラマが平常心で見られないw
おいおいおいおい!職人さん!職人さん!
青椒肉絲ーーーーーーー!!!!!
書いてくれたら、萌え死ぬ。萌え死ぬ。
萌え死んだ
>463>464 10秒差で萌え死んだ同士
W手料理ktkr!
結婚したときに共働きでも問題なさそうですねw
つーか出来上がってる奴らより仲良いだろう明らかにww
予告からは全く予想もつかなかった仲良し具合だったなw
最後のシーンは新婚じゃないか普通にwww
468 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 21:55:44 ID:4Tyk9Suu
先生が初めて
内海君と言ったわけだが
>>463 まじシンクロしすぎてびびったw
…実に面白い
次回のケンカフラグに(;´Д`)ハラハラ
薫が料理してるシーンの時、先生が後ろから手を回して
「野菜はこうやって切るんだ。」
というシーンを受信すますたw
寒がりな湯川センセは内海に温めてもらうんでしょ?
それ以外考えられない!
>>472 内海温かそうだもんなw
血の気も多そうだし、常に子供体温と予想
道端で寒さのあまり内海に抱きつく湯川(下心とかはなく素で)
という電波を(ry
とりあえず暖かくなろうと手を潜らせていくうちに
とんでもないところをまさぐる様なことになるわけですね。
躊躇なく外でコトに及ぶ訳ですか(*´Д`)
そういやゴロレオ見たけど湯川よりデカくてごつい内海に吹いた…w
柴咲内海って可愛いんだなと再認識した
476 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:15:16 ID:yQkAzbnH
「ちょっと先生!どこ触ってるんですか!!」
「ここが一番暖かい。それに柔らかくて心地好い。」
「そういう問題じゃないでしょ!!とにかくはなしt」
「内海君、本当に止めて欲しいなら、抵抗していいんだぞ?」
「…………っん」
「それに、君のココはすでに固くなっているんだが。」
「せ、せんせ……」
力が抜けて崩れ落ちそうになる内海
「疲れたのか?よし、あそこで休んでいこう」
ニヤリとしながら内海を一目のつかない場所まで連れていく湯川
まで受信した。
ごめんあげちゃった(´・ω・`)
「はっ、つめた・・・やぁっ!!」
「いつもより感度が良いな。何が違うのか言ってみたまえ」
「指が冷たいから…ナカで動くのが、分かっちゃうんです…」
こんなん受信してしまったが、ゴロレオで吹き飛んだ。
>>479 残念ながらこれ以上の文章化は不可能…すまぬ
職人様の降臨きぼん
今日の放送で「ラブホテル」と聞こえたような気がするのだが
>>481 さらっと聞こえた気がする。
あと、
「このようなことをするのは僕の趣味だ。
さらに人間の三大欲求の内最も重要な性欲まで満たせると言う。
何て素晴らしい、まさに一石二鳥だ」
みたいな事も聞こえたんだが。
>>481 数式書いた後、実際にラブホテルまで行ってガリを確かめたに違いないよな
「ちょ、ちょっと先生!どこに連れ込もうとしてるんですか!」
「男一人では入れない」
「そもそもなんで、こっ、こんなところに……!」
「事件を解決したいんだろう?寒いから早く入るぞ」
>>473 道端で寒さのあまり内海に抱きつく湯川(下心とかはなく素で)
おー、電波キタキタ。ごめん、うち九州だからちょっと遅いんだわ。
湯川的には、ホッカイロを触るような感じだろうね。
「寒さで指が動かない。内海くん、暖めてくれ」みたいに。
で、誤解した内海がくわえうわ何するんだやめろ。
485 :
湯薫:2007/12/04(火) 02:14:25 ID:FKJDFx3V
・湯川×内海、8話後
・薫視点の一人称
・エロなしスマソ
・准教授がちょっと腹黒い
そんな感じでお目汚し投下。神降臨までのヒマ潰し程度にドゾー。
「ごちそーさまでした〜」
ぱんっと両手を打ち鳴らし、あたしは空のお皿を拝む。
そしてちらっと彼をうかがった。
「先生、本当にいらなかったですか?ちょっとはお裾分けしたのに、場所代も込めて」
「生憎腹は空いていない」
あたしのナイスな提案に(もうないけど)湯川大先生はどこかむすっと応じてくださった。
ので、しらっと尋ねてみる。
「先生、なんだか怒ってます?」
「僕が君に怒る理由はない。後片付けをきちんとしたまえ」
「それはもちろん、じゃあ、非理論的なのに美味しいって言えばいいのに」
言ってやった。
湯川先生は無表情に一心に、あたしを無視してパソコンを見ていて、それが尚更勝った気分でいっぱいにしてくれる。だって先生絶対、うまい!って顔してましたもん?
「ふふふふふふふ」
「…なにが可笑しい」
「いいえー。先生でも認めたくない、悔しいことってあるんだなって」
「君はまた非論り」
「あたしは悔しかったですよ」
遮って、腰を上げる。お皿を持って隅のシンクに向かいながら、
「見知らぬ女性を、もう死んでるとはいえ200箇所以上刺せるなんて。そして犯人は、そこまでした男が死んでも、なに食わぬ顔であたしや千秋さんと話していたなんて。
見抜けなかったことが、悔しかったです」
ここで料理をしたのは、いつものように愚痴りたかったからだ。けれど一方的に暗くなりたいわけじゃない。少しでも軽減して愚痴るためにわざわざ料理、て、結局は、愚痴なんだけど。
今回の被害者と城ノ内先生、湯川先生には特に伝えてはいなかった。そんなことを言わずとも、先生なら全力で謎を解いてくれると思っていたからだ。
はたしてこの人は応えてくれた。
「…ありがとうございました、湯川先生」
先生は、緩慢な動作であたしを見た。
「僕は自分の興味で動いたまでだ」
「はい。 ―で。美味しかったですか?」
鬱陶しげに視線を逸らされ、にやり、と笑うあたし。
…認めざるおえない。このとき少し、調子に乗ってしまっていたことを。
486 :
湯薫:2007/12/04(火) 02:19:30 ID:FKJDFx3V
「それにしても異常ですよね」
「異常?」
すでに興味が外れているのだろう、あまり実のない先生の声。
鸚鵡返しを気にもせず、あたしは続ける。
「そうです。金沢と小杉。言ったでしょう、金沢は金を渡して、小杉をペットのように扱っていたって」
小さなシンクをがちゃがちゃ鳴らして洗う。
深いお鍋はわりと年季が入っているのか、コゲ跡が付きやすいようだった。
「小杉宅にピザを配達したことのある人が見つかって、その人の証言なんですけど… あるとき小杉は首輪を嵌められ、裸同然の格好のまま、四つん這いで玄関まで出てきたそうです。口にお金をくわえて」
リアルに想像したくないので早口だ。もう少し水が欲しくなって蛇口をひねる。
「部屋の奥で女が笑っていたそうです。小杉もとても、楽しそうな顔をしてたとか。まったく信じられません。異常です」
「とすると、君にはそういった欲求はないのか」
「?どういった欲求ですか??」
「相手を思い通りにしたい」
突然くっきりと先生の声が固まった。
かたん、と、席を立つ音がする。
487 :
湯薫:2007/12/04(火) 02:23:06 ID:FKJDFx3V
「自分の言うことを聞かせたい。望むように動かしたい」
声だけじゃなかった。なぜだか動けず、振り向けない。
まるであたりの空気もあたしも、一瞬で硬質化したような。
…なん、だろう、これは。
「好き勝手に扱いたい」
蛇口からは滂沱の水がシンクを打って、なのに先生の声がよく、通る。
「有無を言わさず従わせたい」
ようやくぱっと振り仰ぐと、いつのまにこんなに近づいたのか、薄い眼鏡の奥からじっと、先生があたしを見ていた。
「そういった欲求だよ。君にはないか?」
鼻先の距離で彼は言う。
あたしはただただ滑り出るまま、答えた。
「さ、さっぱり理解できない、ですかね…」
「なるほど。確かに君は、そちら側の人間ではないだろうな」
変人ガリレオの長い睫毛がおかしそうに瞬いて。
その薄い唇から伸びたものが、あたしの唇に触れた。
ぴと、と張り付き、なぞるように下から、上へ。
「…悔しいが、いい味だ」
そうして先生は頷いた。
あたしの両肩に手を添えて、くるっと反転させる。必然的に、あたしは出入り口の方を向く。
488 :
湯薫:2007/12/04(火) 02:23:56 ID:FKJDFx3V
「後は僕がやっておく。君はもう帰りたまえ」
そっと送り出す動作で体を押され、ああ鞄、手に取って、あたしは非常にゆっくりと出て行った。
出て行って。扉を閉めて。
…なにいまの。
するん、と腰が抜けた。すでに見慣れた十三研究室、その前で、あたしは頭を抱えて丸くなる。うまく息が出来ない。ちょ、ちょっと落ち着きこう。整理しよう。理論立てよう。うそあたしのセリフこれ?いや今こそ閃け刑事の勘。
そのためにもまず正しく呼吸くしなければ、思って実行しようとした、そのとき。
ドアの向こうから忍ばせた微笑が聞こえてきた。
「手を貸そうか、内海君」
「け、結構です!」
慌ててなんとか立ち上がる。
「そうか。ならば片付けは、貸しだ」
走り出すタイミングでそう聞こえ、思わず耳を塞いだあたしは全速力で離脱した。
以上です。
腹黒いというより変態だった。そして犯人の名前がウロ憶えです。間違えてそう。
かさねがさねお目汚しスマソエロなしスマソ。しかも規制で変なとこで区切るし。無駄遣いゴメソ。
来週も期待だぜ!
リアル更新ktkr!
GJですー!変態湯川萌え。
変態というより、小娘からかう大人?的エピ。
皿を洗いながらにやりと再び口元を歪める湯川を妄想。
萌えた。ありがとう。
保管庫・・・いるかな?
>> 487
も…萌えたw
そちら側の人間。
素晴らしい表現方法だ!!
毎回職人さんGJGJ!!
職人さん達の話をドラマ化して欲しいwww
>>491 是非欲しいな、神作品も結構投下されてるし
時々湯川内海の身長差が話に出てるけど、肩くらいしかないんだな
そんなのが回りをうろちょろしてたら不意打ちで抱きしめたくなんないもんかね
髪のにほい嗅いだり、ね
立ったままコトに及ぶ時にもいい感じに揺さぶり放題だろうな。
おいおいエロいな、496
_ ∩
( ゚∀゚)彡 騎乗位!騎乗位!
⊂彡
「どうして欲しいのか論理的に説明したまえ」
「せ、せんせぇの…を…わ、私…に…」
「さっぱり分からない。ちゃんと言わないと止めるぞ?」
「や、止めないで…」
「じゃあ言いたまえ(ニヤリ」
という妄想で眠れない
_ ∩
( ゚∀゚)彡 えきべん!えきべん!
⊂彡
そういえば、7話で教授が言ったセリフを8話では薫が言ってる。
教授が勘を馬鹿にしなかったのと合わせて、
二人がそれぞれ影響を受け合ってるんだなあと和んだ(´д`*)
そして、ゆくゆくは薫も色々目覚めて教授を色々しないだろうか、と萌えた。
いろいろ目覚めた薫で連想するのは、スパークリングワインのCMの色っぽい姿!
手を伸ばした先には愛人ガリレオがいるに違いない…
職人さん、X'masイブの二人を描いてください!!
>>502 最終話はクリスマスかイブの設定らしいね
ここ神作品多いww保管庫キボンヌ
作品もなんだが、受信ネタも秀逸なのが多いw
505 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 19:28:06 ID:rpmcdE5H
FNS歌謡祭に柴崎+福山がでるぞ。生薫と生湯川がっ!
さぁ、みんな萌えネタ受信だーーっ!!
「美しい!!」
なんて力入れてコメントするから、電波の受信が止まらねぇwww
まさか歌謡祭からこんなに萌えが広まるとは…
薫の中の人、全然雰囲気違った!!w
セクシーな顔でギター弾く湯川の中の人に萌えた。
508 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:19:49 ID:7uGliA0W
ここレスのせいでもはやどっちが中で役作りなのか区別がつけられなくなってきているw
ガリレオによる完全な脳内侵食が始まってるな。
510 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:37:22 ID:OHZZO7VR
記憶によると
アナ「柴咲さんを歌手としてどう思われますか?」
福「まぁ、何より一番に―美しい(強調)、ですよね―」
アナ(一瞬困る)
柴「もう、いいから歌に行きましょうよ(汗」
脳内変換しているかもしれん…
誰か保管してくれorz
512 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:59:54 ID:OHZZO7VR
>>511 薫に溺愛中の湯川が全国ネットで独占欲発揮
という事ですか(*´Д`)ハァハァ
>>511 福山が、困りながら同意したアナに「女性から見てもそう思われます?」
みたいに確認してたなw
湯川先生ww
公共の電波使って内海へのデレっぷりを晒していいんですかwww
先生、ツンデレの使い方間違えてるww
>>502 あのCM並に綺麗になって急にモテ始めた薫に焦る湯川w
中の人同様、独占欲が強そうだしなww
517 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:57:56 ID:F9W9gmbw
そういえば4話のドレスアップ薫を見てないよな 湯川先生
「桜坂」って歌あるじゃん?あれってサブタイトルが「薫坂」らし(ry
中の人かっこよ杉でかわい杉
妄想がひろがりんぐww
湯川&内海入籍披露パーティ
司会者に「お二人のなれそめは?」と聞かれ
普通言わなくていいような細かいことや
言うのもはばかられるような秘め事まで次々に話し出す湯川
慌てて止めて「お色直し行きます」と逃げる薫
>>521 (*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)
>>521 「馴れ初め?
最初は…研究室だったな。プラズマの実験をしていた。
彼女は無許可で研究室に立ち入り、あろうことかコードにつまづいた。
当然電子レンジは急停止。
かなりの数になるから学生や栗林さんにも持ち寄ってもらっていたんだが、
年期物だった栗林さんのレンジはそれで壊れた」
「本当ですか!?」
「本当です」
「というわけで実験はやり直し。
アーチェリー選手の彼と久し振りの食事だと言うのに遅刻した学生もいたな」
「先生それ伏せてないです!」
「ご、ごめんなさい!!」
「い、いえ別に!」
「私にも謝って下さいよ!思い出のレンジだったのに!」
「話を聞いてみれば非論理的で脈絡も無く、性格は短気で行動は幼稚で」
「そこまで言わなくても…」
「おにぎりを渡した時に見せた笑顔の愛らしさには、実は本当に子どもなのではないかと思ったものだ」
「せ…せんせ?」
「よく『色気より食い気』などというが、彼女の場合まさにその通りで。
最初は僕を咥えるよりもおにぎりを食べている方が嬉しそうに見えたな」
「ちょ、変なこと言わないで下さいよ!」
「ああ、すまない。
今は食事の前に君から誘って来ることも、君が上になることもあるからな。
育てた僕が言うから自画自賛になるが、実に僕好みに育ってくれた。嬉しい限りだ」
「そういう意味じゃないです…もう、お色直し行きます…」
お色直しから新婦はしばらく戻らなかった。
湯川は草薙から叱られた。
学生たちと栗林はその後、たいそう盛り上がったそうな。
《完》
こんなん受信したので書いてみた。
なんというwwww湯川際ど過ぎwwww
結婚しても薫はうっかり「湯川先生」とか呼んじゃいそうだな。で、楽しい罰ゲームとw
楽しませてもらいました
>>514GJ!!
「学ちゃん。今夜のご飯は青椒牛肉よ!」
「えー。ピーマンは入れないで」
「好き嫌いはダメよ」
「好き嫌いなんかじゃない!あの色、あの形、あの食感あの苦味、それらの全ての要素を総合的に分析した結果、僕の人生にピーマンなど必要ないものだと(ry」
「つべこべ言わずに、ほら、一口でいいから。ほら。」
「あ。意外とイケルじゃん。こういうのお袋の味っていうのかなぁ」
「ふふふ、学ったら上手いこと言うわね」
実はマザコンである事を隠している湯川
>>525 途中まで子湯川を想像して萌えた。
最後まで見てコーヒー噴いた。
男は皆マザコンさ。
薫はいかにも下に弟や妹のいる面倒見のいいお姉ちゃんっぽいな。
だから年上で身勝手(に見える)な湯川とは一見反りがあわなさげで、実は振り回される事に何らかの魅力
を感じてるのかも。
話は変わるが、薫が事件で負傷して入院している夢を見た。
そこに湯川が両手一杯抱えきれない程の花束(バラとかじゃなくてもっと野の花っぽいやつ)持って見舞い
に来てた。
黙々とみやげのリンゴの皮を慣れた手つきで剥いていたのに、皿に乗せられたリンゴはウサギリンゴだった。
夢なので脈絡も何もあったもんじゃないがウサギリンゴを頬張る薫とその様子を見つめる湯川の姿に、自分
の夢ながら萌えた。
>>528 (´∀`ハ)いぃ!
今日は【僕らの時間】で歌は勿論のこと湯川×薫の対談をやるぞw
見逃せない(´Д`)ハァハァ
↑
悪い【僕らの音楽】と訂正させてもらう
自分の気持がはやりすぎたorz
いい感じなのは湯川×薫・草薙×桜子なのはガチですが
実は栗林さんが一番萌えます
キスして。のチュッチュを歌ってる湯川に萌えた
僕らの音楽みた
喫茶ガリレオwwwww
そしてそれに「毎日通いますよ」と返事する薫の中の人。
…老後は喫茶店かw
あとVSの時の眼鏡に悶えたのは私だけじゃないはずだ。
【僕らの音楽】をリアタイで見てきたが…。
vs(ガリレオのタイトルで流れるBGM)の演奏で湯川の中の人が眼鏡をかけてて湯川にしか見えなかった。
そのせいで
「これ絶対画面外に薫がいる!!いる!絶対にいる!!!私服でかっちょよくエレキひいてる湯川に見ほているんだ!!!」
という妄想兼心の叫びを本気で叫びそうになった。orz
スポーツ、彫刻、料理ときてまだ楽器はなかったな。
最終話に楽器を弾く湯川の横顔に見惚れる薫が見れるか?背が高いからチェロとか似合いそうだ。
逆に薫に見惚れる湯川も見たい。
料理&新婚ネタで湯川×薫書いてみた。
夫婦(とは名ばかりだが)な二人が苦手な方はスルー推奨。
・湯川×薫
・エロは無し、ほのぼの路線
・薫→湯川の呼び方は未だ「先生」
・料理超初心者な薫
537 :
1/5:2007/12/08(土) 10:12:25 ID:DxMt9WHt
「じゃ、お疲れ様でした」
本日中に終えるべき仕事を全て済ませ、薫は椅子から立ち上がった。
それとほぼ同時に、彼女の携帯が、メールの着信を知らせる。
「先生からだ、何だろ」
先生、という言葉を耳にし、背後にいた弓削はにやりと薫を見た。
それを知らない薫の左薬指には、白金の指輪が輝いている。
携帯を操作する度にきらきら光って、眩しい。
“玉子が切れた。帰りに買ってきてくれ。”
さりげなく絵文字付きの、しかしあっさりとしたメール。
何作ってるんだろ、先生の晩御飯、楽しみだな――薫は思わず、笑みを零した。
先に家に帰った湯川が、炊事を熟してくれているのだ。
分担、ということには一応なっているものの、今のところ、晩御飯の仕度をした回数は圧倒的に
湯川の方が多い。
――その方が、余計な洗い物も増えず、材料費も無駄になることもないので、安心で確実なのだ
が。
「あーあーあー、すっかりにやけちまってよお、見せ付けられて気分悪いっつの」
「うわ!ゆ、弓削さん!」
携帯を覗き込むように後ろに立っていた弓削に、薫は心底驚いた。
慌てて、携帯を庇うようにして隠す。
「お熱いこったなあ。夫婦仲はよろしいようで何より、湯川准教授夫人」
「揶揄うのはやめてください、セクハラで訴えますよ」
きっ、と薫が弓削を睨んだ。
眼差しこそ鋭いものの、その頬は、ほんのりと赤い。
夫人、と言われることに不慣れなのだろう。
「つーかお前、あの先生に飯作ってもらってるわけ?」
「なっ、私だって作りますよ!……たまにですけど」
だって先生の方が上手だし、放っといたら先生が勝手にやっちゃうし――薫は、言い訳のような
それらの言葉を付け足した。
ちらりと弓削の顔を窺ってみれば、呆れたような諦めたような、何とも言えない表情をしている。
良く思われてはいない、それだけは明白だ。
「ちゃんと“大好きな先生”に、手料理振る舞ってやったらどうだ?俺だったら、毎晩、カミさ
んの手料理を食べたいもんだけどなー……愛想尽かされても知らねえぞ」
「よ、余計なお世話ですっ!それに何ですか“大好きな先生”って!私、そんなこと一言も言っ
てませんっ!」
「お、近くのスーパー閉まっちまうぞ、良いのか?」
「はぐらかさないでくださ……ああっ、本当だ!」
時計を見た薫は慌て、騒がしく署を後にした。
その後数分間、弓削が何やら楽しそうに笑っていたというのは、とある同僚の話である。
538 :
2/5:2007/12/08(土) 10:14:18 ID:DxMt9WHt
ベッドの傍に置かれた時計の針が、午前1時を指そうとしている。
隣でぐっすり眠る湯川を、薫はまじまじと見つめていた。
「手料理……」
先生も食べたいのかな、私の手料理。と薫は小さく呟いた。
思い返せばここ一ヶ月、炊事は湯川に任せっきりになっている。
薫の脳裏に、弓削の言葉が甦る。
“愛想尽かされても知らねえぞ”
それは困る。とても困る。
恥ずかしい話だが、薫は既に、湯川に依存しきっていた。
最初は水と油の関係だったものの、徐々に惹かれ合っていき、結ばれた者同士。
簡単に離れられない、離れたくなかった。
「……寒い」
薫の思考が暗い方向へと行きかけていたその時、湯川の腕が伸びてきて、彼女を捕らえた。
ぐい、と抱き寄せられ、薫は思わず硬直する。
「あの、先生?」
「さむい……」
そう呟きながら、湯川の腕は、何やら探るような手つきで、薫を抱きしめた。
まるで、ぬいぐるみの抱き心地を確かめる子供のようだ。
「先生、もしもし」
「うん」
「先生?」
「……」
湯川は一人頷いた後、再び深い眠りに就いてしまった。
寒い寒い、と連呼していた彼は、どうやら薫で暖を取るつもりだったらしい。
その熟睡っぷりと早さからすると、あれは恐らく寝言で、動きも無意識のうちのものだったのだ
ろう。
「子供みたい」
ぴったりと寄せられた体、その顔を見上げることもままならない。
分かるのは、湯川の体温が、僅かながら自分よりも低いことと、彼がよく眠っていることだけだ。
ふと、薫は湯川が子供嫌いであることを思い出した。
子供みたい。そう言ったならば、あまり感情を表に出さない彼でも、不機嫌そうな表情を浮かべ
るのだろう。
それとも、今の状況を話したなら「僕は、そんなことはしていない」などと言われるのが先か。
――言うだろうな、寝ぼけてたみたいだし。
薫はそう思い、湯川の胸に頬を寄せながら、溜息をついた。
同時に、朝は決して「夜、寝ぼけてたでしょ」と言わぬように決心するのだった。
時計の針は、とっくに午前1時を跨いでいた。
湯川の腕の中でまどろむ薫の脳裏には、炊事だの手料理だの、色んな苦悩が浮かんでは消えてい
った。
539 :
3/5:2007/12/08(土) 10:16:27 ID:DxMt9WHt
今日の薫は、非番だった。
朝、湯川を送り出すのは久々な上に何だか新鮮で、何処か気恥ずかしささえ覚えたほどだ。
そんな朝から、もう半日ほど経つ。
「遅いなあ、先生」
きっとまた、学生のレポートの採点に追われているのだろう。
最近の湯川からは、レポートの出来がどうだの、ある学生の単位がどうだの、とよく聞かされて
いた。
「……やって、みようかな」
かつて桜子に貰った料理本の頁を、ぱらりとめくる。
薫の目に留まった――というよりは、偶然開いたと言ったほうが近い――のは、酢豚だった。
これだ!と思ったのか、薫は勢い良く立ち上がり、勇んでキッチンへと向かう。
まだ新品と見紛うエプロンを身につけ、冷蔵庫にある食材を確認した。
「えーと。豚もも肉、玉葱、人参、ピーマンに、へえ、筍も入れるんだ……。よしっ、全部揃っ
てる!」
何か私、今“新妻”って感じじゃない?と、薫は思わずにやけた。
だが、買い出しに行かなくて済んだ、とやたら嬉しそうに独り言を言うのは、如何な物だろうか。
「先ずは、肉の下拵え……ええっ、下味なんて、こんな事するの?」
文句を言いながらも肉を一口大に切り、レシピ通りの調味料と分量で下味を付ける。
「片栗粉?どれだろ、小麦粉じゃ駄目かな」
ずらりと並ぶ、白い粉の入った箱たちを見て、薫は溜息をついた。
次々に開けてみては、凝視してみたり匂いを嗅いでみたり、指先で触ってみたりもすれば、遂に
は味見までしている。
「もう、先生ってば、ラベルくらい付けといてよね」
とうとう、湯川に責任転嫁。
薫は箱の中身の検分を諦め、まだ買ったままの袋に入っている物はないか、探索を始めた。
棚の奥を漁るその手に、何かが触れた。
「あ、あったあ、片栗粉!」
開封されてはいたが、箱に入りきらなかったらしい分が残っていた。
輪ゴムで留められている袋には、しっかり「片栗粉」と書かれている。
これで間違う者は、何処にもいまい。
「で、片栗粉をまぶして……うん、良い感じ」
手元のボウルの中身と本の写真とを見比べて、薫は大きく頷いた。
「あとはこれを揚げて、野菜を切って、と。甘酢?そんなのも作るの?」
揚げ油を用意しながら、薫は少し面倒臭そうに呟く。
もっと、簡単なのにすれば良かったな――彼女がそう後悔したのは、言うまでもない。
540 :
4/6:2007/12/08(土) 10:18:34 ID:DxMt9WHt
「油の温度、そろそろ大丈夫だよね」
暫く待って、と言うよりは待つのも面倒臭いといった様子で、薫は揚げ油の中に肉を入れた。
「……あれ?」
想像してたのと違う、と薫は思った。
肉は、一つの音も立てず、静かに底へと沈んでいったのだ。
油の温度は、低かった。
「や、野菜切ろう!野菜!」
べっとりとなってしまった肉を救出し、薫は、油の温度が上がるまで野菜の下準備をしようとし
た。
火加減も調節せずに。
「人参は乱切り、って、こんなに大きくても良いのかな」
乱切りどころか、斜め切りかと見間違えんばかりに思い切り良く切られた人参を見て、薫は首を
傾げる。
流石にこれはない、と思ったのか、その人参を取り敢えず半分にした。
この場に湯川がいたならば、薫の調理は即中止になっていただろう。
「えっと、玉葱……あれ?何か熱い」
コンロの方から何やら熱を感じ、薫はちらりとそちらを見た。
そこには、超強火で熱され、煙まで上げはじめた揚げ油。
「うわ、ど、どうしよう!」
落ち着け私、と薫は呟いた。
テレビで言ってたんだっけ、こういう時は下手に水で消火すると危ないって。で、どうするんだ
っけ――薫は自分の知識と記憶を総動員するが、思うようにいかない。
逆に、焦ってしまうだけだ。
「そうだ!」
油の中に、一度に沢山食材を入れると温度が下がる。
湯川が、天ぷらを揚げてくれたときに言っていた事を、薫は思い出した。
つまり、その時彼女が思ったのは「お肉、全部入れちゃえ」ということである。
「わっ、ちょっ……何これー!」
実行した途端、揚げ油は激しい音を立てはじめた。
凄まじい音と油跳ねに、薫は思わずキッチンから逃げ出す。
カウンターの影から見る限りでも、鍋の中、つまり揚げ油の中は、異常な事態になっているであ
ろう事が分かる。
どうしよう、火事になっちゃったら。
先生ごめんなさい――薫は、あらゆる恐怖に震えていた。
「でも、火。取り敢えず火、消さないと」
すっかり腰が抜けてしまい、半ば這うようにしながら、薫はキッチンへ戻る。
かち、という音と共に、薫の手によって、コンロの火は消された。
しかし、まだ音の鳴り止まない鍋。
薫はふらりと立ち上がり、恐る恐る中を覗いた。
そこには、彼女が想像していたのとは程遠い、黒い塊が幾つかあった。
541 :
5/6:2007/12/08(土) 10:20:42 ID:DxMt9WHt
――もう駄目。私ってば、奥さんとして失格なんだ。
未だ主人の帰らない家の中、ダイニングテーブルに突っ伏し、薫は打ちひしがれていた。
あの後、炭の塊と見紛うほどに真っ黒になった肉を油から引き揚げ、野菜と一緒にし、何とか調
理は終えた。
途中「水溶き片栗粉を回し入れ……回し入れる、って何?」などと思ったりもしたが。
しかし、料理、と呼ぶのも憚られる出来になってしまった。
肉は黒いし、野菜の大きさも疎らだ。
やらなきゃ良かった、と薫は呻いた。
いくら頑張ったって空回り、やっぱり最後は散々で。
声は押し殺せても、涙は止まらない。
「駄目だなあ……」
薫は、涙を誤魔化すように笑うが、上手くいかない。
そんな自分が悲しくて、哀れで、余計に泣けてくる。
「花嫁修業、ってやつ、やっとけば良かったな」
仕事が忙しくて、友人らに薦められたエステに通うことも精一杯だった、結婚間近。
出来ることなら、料理本を買い込んで、熟読して、ちゃんと実践していたかった。
「料理してもしなくても、愛想尽かされちゃうんだ、私――」
もう、声を押し殺すこともままならなかった。
何処か引き攣ったような笑みを浮かべて、薫は思い切り泣いた。
「何を泣いているんだ、君は」
湯川の声がして、薫は一瞬、泣くのをやめた。
だが、薫には「えらく都合の良い幻聴」と捉えられたらしく、彼女は再び、そして一層激しく泣
き出す。
「やめろ、そんな風に泣くな」
耳元で聞こえた声に顔を上げると、涙で溢れた薫の瞳に、湯川が映った。
幻聴じゃなかったんだ――薫はそう思い、安心すると同時に、申し訳なさが込み上げてきて、湯
川にしがみつく。
「おい……」
「ごめんなさ……っ、ごめんなさい、せんせえっ」
「待て、順を追って説明したまえ。さっぱり分からない」
一度は薫の腰や背中にやろうとした手を、湯川は宙に彷徨わせながら、冷静に尋ねた。
感情的な彼女のことだ、筋道の通ったまともな言葉を返してもらえるには、多少時間が掛かるだ
ろうが。
「呆れないで……」
「順を追って説明したまえ、と今言ったはずだが」
「愛想、尽かさないで」
「……分かった」
何を言っても無駄か。分かっていたが。
湯川はそう思いながら、行き場を失っていた自分の手で、薫を抱きしめた。
542 :
6/6:2007/12/08(土) 10:22:46 ID:DxMt9WHt
「君の同僚は、とんでもなくお節介な人間ばかりだな」
湯川は、溜息混じりにそう言った。
薫が話した、これまでに至る経緯を聞いてのことである。
しかし「とんでもなくお節介な人間ばかり」とは――果たして、草薙も含まれているのだろうか。
「本人にも、そう伝えておきます……」
「ああ、宜しく頼む」
薫の申し訳なさそうな声を聞くなり、湯川は心底つまらなさそうに、グラスの中の氷を回した。
このタイミングで、例の失敗作を披露するのは、流石に憚られた。
いや、彼に見せるつもりは、薫には毛頭無かったのだが。
「しかし、何だか焦げ臭いな。換気扇を回そう」
「はい……って、ちょっと待って先生!」
気付いて引き止めたときには、既に遅かった。
湯川の視線は、薫の作った酢豚の成れの果てに向けられている。
「何だ、これは」
「ああもう、酢豚ですよ!見えないかもしれないけど、酢豚なんですっ!片付けようって思って
たところなんです、放っといてください!」
「僕が知っている酢豚には、炭は入っていないはずだが」
「だーかーら、失敗作なんですってば!」
「君は、実に独創的だ」
「もうっ、先生!」
湯川に皿を奪われ、果てには高く掲げられてしまい、薫には成す術がなかった。
悔しいけれど、届かない。
「野菜の大きさも疎らだ。食材によって揃えないと、調理時間を大きく左右する。学生の時に習
わなかったか」
「ああ、ねえっ先生、返して」
「僕の質問に答えるのが、先だ」
「はい習いました、それに、母も言ってました!」
「ほう」
湯川は薫の返事に納得したのか、皿を彼女の手の届くところに戻した。
それを、薫はすかさず回収する。
「分かっているのに、実践するとなると出来ない。何故だろうな」
そう言いながら、湯川は薫の持っている皿から人参を一欠片摘みあげ、口に入れた。
薫が「あっ」と声を漏らしたのは、言うまでもない。
「――あとは、火加減と食材の過熱具合、そして見た目の問題だ」
ぽん、と薫の頭に手を置くと、湯川はキッチンから離れた。
訳の分からないらしい薫は、皿を持ったまま立ち尽くしている。
「……っ」
暫くして、漸く理解したらしい。
喜びで興奮しているのだろう、顔は真っ赤だ。
「先生っ!それって、味は認めるってことですよね!?」
さあ、どうだろう。
――嬉しそうに跳びはねている新妻に、そんな言葉が聞こえてきそうな背中を向ける湯川だった。
終
543 :
536:2007/12/08(土) 10:26:14 ID:DxMt9WHt
以上です。
途中で、使用レス数間違えてたことに気付いた。自分馬鹿orz
読んでくださった方、有難うございました。
テラ萌えた。GJ〜!
さむいってカワイス。まっぱが毛布から覗いている湯川を想像。
早とちりと思い込みで間違った方に努力した薫もカワイス。そんな事しなくても惹き付けてやまない魅力が
沢山あるのに気付かない。湯川にはそんなところも愛しくて、心配なところでもあるだろう。
なんてたって一回り近くも年下の(ぱっと見)美人なんだから。
新婚話キターーーーー!
GJGJGJ!!
読んでてニヤけてしまた。
職人さん、否、神ありがとう!
また次も期待して待つ。
薫カワユスwありがとう神!
ところで昨夜の『僕らの音楽』での中の人たち。
福「結構強いのが好きということですか」
紫「そうですね、奥までぐっと」
みたいなトークしてたよな?
ハアハアだったのは自分だけだろうか…
548 :
湯川×内海:2007/12/08(土) 14:00:31 ID:4ueBXdcV
初投下。
湯川×内海
エロなし(エロパロなのにスマソ)
・内海がかわいそう。
神降臨までの暇つぶし程度になれば・・・と思う。
よろしければどうぞ。
「では、このデータを古い順にまとめておいてくれ」
「「「「はーい」」」」
とある昼下がりの研究室。
授業が休講になったと喜んでいた生徒たちであったが、 それも束の間、湯川の研究のデータ処理を手伝わされることになった。
「ね、ね、そういえば、先生とあの刑事さんってどうなってるの?」
女学生の1人がぼそりとつぶやいた。
「やっぱ付き合ってるのかなー?」
「このあいだ、2人で夜歩いてるの見たヤツいるらしいよ」
「えー?先生もデートとかするんだ?」
「まぁ、湯川先生結構まんざらでもなさそうだしね。」
「確かに」
生徒達が湯川に聞こえないように噂話に花を咲かせていると
バン!
とドアが勢いよく開いた。
549 :
湯川×内海:2007/12/08(土) 14:02:35 ID:4ueBXdcV
ノック音も無く開いたドアに、湯川も溜息交じりで開いたドアの先に視線を向けた。
「・・・・君はノックもできないのか」
コツ・・・コツ・・・と重たそうな足音が響く
「・・・・・・・あ、のですね!」
薫は、やや前かがみになりながら少し辛そうに見えたが、強い口調で答えた。
「君はそうやって人の質問に答えない、僕はノックも「答えられないようなことをしたのはどっちですか!」
キーンと薫の声が研究室に響いた。
「内海君・・・「こっちは朝から仕事だっていうのにもう!」
湯川が訂しようとするが、薫の耳には入ってこない。
「内海く「先生1人だけ先に気持ちよくなっちゃって!こっちの身にもなってくださいよ!」
「否、内海く「そうやって・・・何回も何回もするから、おかげで歩くのもつらいんですよ!?」
一度口から出たらそう簡単に止めることはできない。
薫は堰を切ったように言葉を続けた。
湯川も冷静に止めようとするが、こういうことでは薫の方が一枚上手だ。
「いや、内海く「人間、そう何回も何回もセ・・・・セックスできないんですから!」
・・・・・・・・・・
静まり返った研究室に湯川のため息がだけが響いた。
「・・・・・なんか言ったらどうなんですか!?」
ぎろり、と薫が睨み返すと、いつもと変わらない悔しいほどに整った顔が
「内海君・・・君は発言するのに時と場所を選ばないのか?」
「は?だから、先生の研究室で言ってるじゃないです「ここは僕の研究室だ、
しかし常に僕だけが在室しているわけではない」
「え?」
550 :
湯川×内海:2007/12/08(土) 14:07:18 ID:4ueBXdcV
「ご苦労様、今日はもう帰っていい」
湯川は溜息を一つつくと上を見上げて言った。
「え・え・・・・・・・・」
薫が湯川の視線の先を辿ると、見慣れた生徒たちの顔が並んでいた。
薫は一瞬固まった。
そして、みるみる顔が赤く染まっていく。
「刑事さん・・・ごめんなさい。盗み聞きするつもりなかったんだけど・・・その・・・
刑事さん・・・気付かないでずっと喋っちゃうから・・・」
メガネを掛けた女子学生がそう答えた。
心なしか皆顔が赤い。
「じゃ、じゃぁ・・・先生・・私たちこれで・・・資料・・とりあえずま、まとめてありますので」」
「ああ。ありがとう、ご苦労様」
生徒たちは荷物をまとめると、そそくさと出て行ってしまった。
すれ違い様に「あの・・お・お・・お大事にしてくださいね・・その・・」
と声をかけられたが、聞かれていたというショックで薫は反応すらできなかった。
「さ・・・・・最悪・・・」
生徒たちが出て行った途端、薫はペタリと床に座り込んでしまった。
551 :
湯川×内海:2007/12/08(土) 14:14:13 ID:4ueBXdcV
「・・・で?君は何をしに来たんだ?」
「え?えーっと・・・・・・・」
「まさか、今の文句だけをわざわざ言いに来たわけか」
「え・・・っと・・・」
「・・・まぁ、いい。僕も昨晩は少しやりすぎだとは思った。すまない。」
「はぁ・・・・」
「しかし、強くて奥まで入ってる方がいいと言った君にも責任はあると思うのだが。」
「そっ!!それはマッサージの話です!べ、べべべ別にセッ…クスの話じゃ…」
薫は反論しようとするが湯川の言葉に遮られてしまった。
「しかし、僕はこの大学の准教授でもあり、それなりの社会的地位もある。にも関わらず今回このようにして生徒達に聞かれてしまったということは実に「はいはいはいはい、すみませんでした、
わたしの注意不足で!!!」
湯川は一瞬考えると
「ふむ・・・ではどうやって責任を取ってもらおうか。」そう言い、薫の腰に手を回し自分の側へを引き寄せた。
「!!!」
薫は身体が強張ってしまった。
「・・・・・・冗談だ。辛いと言っている人間を更に苦しめるほど僕もサディスティックではない」
「・・・・・(嘘つき)」
にやり、と笑うと湯川は回した手を解き、自分のパソコンへと向かい、作業の続きを始めた。
「〜〜〜っ・・・」
薫はまたも床に座り込んでしまった。
「兎に角、今日、栗林さんが研修で不在だったことがせめてもの救いだな」
「は?」
「なんでもない。こちらの話だ」
「???」
「なんかさー、すごいこと聞いちゃったよね」
「うんうん、やっぱ先生と刑事さんて・・・そういう仲だったんだ」
「ていうか、刑事さんすごく辛そうだったよね・・」
「湯川先生ってあー見えて結構・・・・・」
「「「ねーーーーー!?」」」」
(因みに生徒たちは「口外すると評価はD」と湯川に脅され?栗林には誰にも言わなかったという)
終
552 :
湯川×内海:2007/12/08(土) 14:17:52 ID:4ueBXdcV
お目汚し大変申し訳ない。
携帯から書き込んだため、見づらくなりスマソ。
神降臨を心から待つ。
ありがとうございました。
553 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 14:23:24 ID:lnuaFpwJ
職人さんGJ!
最初は結ばれていろいろありつつ結婚し→披露宴→新婚生活ってスレの流れになってるのがいいな
奥さんが刑事ってどうなんだろうな?自分だったら危険だから止めて欲しいけど
子供は2人だと予想。最初男で将来夫と子供の両方からインテリ話で攻められるのを
恐れた薫が子供は「もう一人女の子が欲しいの」と湯川にせがむのがいいなw
職人さんGJ!
>>553 ところが子供が2人とも父親似のSなインテリで三方から攻められる薫というのもイイかもw
二作も神作品がキターww
職人さん乙です!!GJ!!
みなさん昨日の僕らの音楽の対談見なかったのですか?
萌え死ぬかと思いました。
>>552 さりげなく昨日の対談の話題が盛り込んであってワロタよ
GJでした。エッチじゃなくてセックスって言っちゃう内海萌えw
>>536 なんつーかもう理想の夫婦じゃないかw
萌えたぜちくしょう。寒がり湯川はもう定番になりそうだなw
二話ともGJGJ!!!
ハァハァもう萌えまくりだ!!!!!!!
湯川×内海新婚投下します。
2レス使用。
ややギャグ。
申し訳ありませんがエロはシチュエーションのみです。
皆様の脳内で補完して頂ければ幸い。
=================
「あ、おかえりなさいせん・・・学さん」
「千昌夫のような言い方は慎みたまえ」
「ゆかわs・・・学さん」
「薫・・・君は病院の受付か?」
さすがの変人ガリレオも自分の妻を「内海君」、ましてや「湯川君」などと呼ぶことはなく、
呼び名をさりげなくシフトチェンジした。
当然というか何というか、苦戦しているのは薫である。
『マ』『ナ』『ブ』『サ』『ン』
たった5文字を言うのに、どうしても慣れることが出来ずにいた。
薫にとって「先生」「内海君」と呼び合っていた時間はそれほどに濃密で、居心地が良かったのだ。
「確かに慣れた呼び方の方が先に出てくるのは脳神経の構造上仕方のないことではある。
しかし人は時間と共に自然と学習するものだ。そう、学習を」
薫は顔を真っ赤に染めて、楽しそうに『学習』を強調する夫を見た。
その顔つきは、からかう側を愉快な気持ちにさせるもの以外の何物でもない。
「薫・・・無理をする必要はない。呼びたいなら『先生』と呼んで構わない」
「でもせんせ・・・「ほら、また出た」「うう!」
「だって、夫婦なんですもん・・・夫婦らしくしたいです・・・」
実にいじらしい。口に出さずとも、湯川は内心この新妻が愛しくて仕方がなかった。
だからこそ湯川は、可愛い可愛い妻のために脳を働かせて、優しい言葉をかけたのだ。
「つまり、『先生』と呼び、かつ『夫婦らしい』状態にあればいいわけだろう?僕にいい考えがある」
もちろんその脳に描かれているのは、自らも思う存分楽しむことが出来る、一石二鳥の案。
561 :
2/2:2007/12/08(土) 21:05:30 ID:loCcquW+
つまり、制服プレイ(設定付き)。
湯川にあれよあれよと言う間に服を脱がされ、制服(かつて痴漢逮捕のために使ったもの)を着せられた薫は、
なぜかかつてより短くなったスカートの裾を押さえながら叫んだ。
「先生の変人!!変態!!信じられない!!」
「『先生』に向かってそんな態度をとるとは・・・いけない生徒だな、内海君」
それにしてもこの天才、ノリノリである。
「ど、どうして先生そんな、嬉しそう・・・楽しそうなんですか」
「何故?決まっているだろう。いけない生徒にはお仕置きが必要だからだ」
笑みを浮かべる湯川にドン引き通り越して怯える薫。
彼女がこんなに怯えたのは「クモハフハハハハ事件」以来かもしれなかった。
そんな彼女に湯川は耳元で笑いながら囁いた。
「思う存分乱れて、僕に縋り付いて、『先生』と呼んでくれたまえ」
もちろん、次の日から、薫が日常で『先生』と呼ぶことは無くなった。
「体で覚えた・・・ということか。動物と一緒だな」
「その台詞、学さんが言うと何か厭らしいです!!」
《 完 》
やった!!リアルタイムで見れたvv
学さんGJ!!!w
>>561 GJGJ!!!
ドS湯川と「薫」って名前呼びに萌えますた!!(*´Д`)
>彼女がこんなに怯えたのは「クモハフハハハハ事件」以来かもしれなかった。
お茶吹いたw事件だったんかww
制服プレイGJっす!!
>>528のでこんなのを受信した。かなり短い。
湯川が撃たれそうになってそれ薫がかばった感じで。
ちょっとだけだが血表現アリ。苦手な方はヌルーよろ。てかエロが無いし、シリアスだ。orz
銃声が、木霊する。
血が酸素に触れ赤黒く舞う中、薫の身体は崩れ落ちた。
「内海君!!」
ほんの一瞬の事が酷く遅く感じ、思っているほど前に進まない体に湯川は苛立ちを覚えた。
その場に倒れた薫の体を引き寄せて―止血目的もあるが、―それ以上の別の感情で強く抱きしめた。
「ゆ、かわ…せんせ…だいじょう、ぶ…で、すか。」
「僕は大丈夫だ。それより自分の事を心配しろ…!」
「よ、かった。」
無理矢理笑ってるせいか酷く歪んだ薫の笑顔に湯川の胸が軋み痛んだ。
「……せん、せぇ……。」
「…何だ。」
「こん、ど…パスタやさん、いきましょ、よ?おいし…とこ、みつけた、…です。」
「あぁ…。」
「こんな…あぶない、め、に、あわせた…おわ、び…。「分かったから、もう喋べるな!」
――――――
とりあえず一命をとりとめて
>>528の夢に繋がっていくと。
しかし刑事で負傷というとどうしても銃弾しか思いつかないのは何故だろう。
って…俺のボブギャラリー(妄想力?)が貧相だからか。orz
566 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 21:59:22 ID:eSv7RcIz
エロなしばっか
最近の投下ラッシュは凄いな…!GJGJこいつら本当に萌えるわ…!
ここ何十日も規制かかっててパソコンから書き込めないorz
折角小説書けたのに…(´;ω;`)
エロなしでも
バッチコイ!
プルルルル…プルルルル…ガチャ
『もしもしセンセ?』
「内海君、今すぐ僕の部屋に来てくれないか」
『こんな夜中に?…あ!事件のなぞが解けたんですね?』
「いや。
>>566の望みを叶えてやろうと…ボソボソ」
『は?何言ってるんですか先生』
「つまりだ。君を抱きたいんだよ内海君。」
『ばっ、ばっかじゃないの!もう!』
ブツっと電話が切れたその数秒後、携帯が鳴った。
薫からのメールだ。
『あんなこと急に言わないでください!…30分くらいで着きます。』
実に面白い女性だ、と呟き携帯を閉じた湯川であった。
571 :
528:2007/12/08(土) 22:50:13 ID:nz78L93R
>>565 アリガトン
夢の中では刺されたっぽかった。でも湯川をかばったシチュは同じ。
逆だったらベッド脇で泣きじゃくる薫を「少しは静かにしてくれないか。眠れない。」とたしなめる湯川が
見れそうだ。
>570
素晴らしい。更に皆の夢を繋げてくれる神降臨を待つ。
30分ということは、今まさに最中か!?きっと辛抱堪らず湯川宅のリビングソファでコトに及んでいるのでは
ないかと、電波を受信。
頼む。
>>571 最終話では二人が大ピンチに陥るらしいから、どちらかが大怪我して
仲が深まるきっかけになる展開とか。絶対に無いとは言えないよなあw
>>570 早く現場の状況を中継してください(*´∀`)クモハハハ
「もしもし草薙だけどー」
「もし、もし……?」
「あ。内海今何してる?」
「えと、あ、家にいま…いま、す」
「そうか。これから飯どうかなーって思ったんだけどどうだ?」
「あの、む…無理です、すみませ…っ、ぁ、」
「内海?どうした?」
「あ、何でもな…ゃめ…っだめです、ゃっ…いま草薙さんと話し…ゃだせんせ、ぁ、あ。ぉねが…あの草薙さ、んすみませ切りま」
ツーツーツーツー。
という電波をどこからか受信してしまった。
草薙涙目wwwwww
桜子さんに慰めてもらう草薙。
(僕らの音楽)(リサイクル話より)(あまりにお馬鹿なのでスルーして)
ことのあと
「あ、センセそれ一回で捨てちゃダメです
洗えば何回も使えるじゃないですか
中身を捨ててベタベタを洗って水を切ってベランダに干しておけば」
「……君は何を言ってるんだ、エコロジーもほどほどにしたまえ」
「だって、箱に、うすうすな使用感でも耐久性抜群、って書いてありますよ」
>>571→
>>574の続き。
「せんせ…ぁ、ん…もう、ダメ…や…ん」
「君がそんな声を、身体が反応をするから止められないんだ…私のせいではない。」
「んもぅ…外…明るい、ですよ…朝に……あ!あぁん!!」
「また、イきそうか?」
ガクガクと震えるようにただ頭を振り肯定の意思を示す薫。その頬は涙で濡れている。
「だったら自分で私を導いて、挿れたまえ。」
「…先生のいぢわ、る。」
「イきたいんだろ、薫?」
「……」
「そうだ、いい子だ。上手いぞ…君の身体の"位置"は後ろの方が感じる筈だと言った通りだろう…ご褒美に
奥までぐぐっと挿れてあげよう。」
「あぁん!!せっ先生!そんな奥まで、したら…壊れちゃうっ!壊れ…ちゃ…ぅん!」
「君を壊してしまいたい。君は私のものだ…他の誰にも、渡さない。」
「せ…んせ…あぁぁぁ!!」
「か…おる…!!」
パンパンとリズミカルに打ち付ける音が薄暗い寝室内にこだまする、湯川宅からの実況生中継電波を受信。
一晩中責められて頬が痩けた薫の頬にカーテンの隙間から日の光が当たって、さぞかし官能的な眺めであろう。
579 :
訂正:2007/12/09(日) 08:17:36 ID:zPrVUdCV
またしても「カリレオ」キターーーー!!!
電波飛び交ってるなww
582 :
1/3:2007/12/09(日) 16:04:40 ID:kTllz1rF
新婚生活が始まって半年、ようやく2人での共同生活にも慣れたきた頃だった。
相変わらず湯川との喧嘩のようなやりとりはしょっちゅうであったが出逢った頃に
沸いてきたドス黒い感情などはもうなく今ではそんなやりとりでさえ幸せに感じていた薫であった。
そんな薫の悩みになっていたのが「出産」であった。
結婚してから半年で子供の話題なんて早いとは重々承知していた薫であったが、
湯川の年齢を考えると、のんびり構えていたら夫は40代に突入してしまうではないかと思っていた。
(さすがに子供が成人した時に先生が還暦なんて嫌だな・・・先生は関係ないか。変人だし)
しかし「子供嫌い」を自称する湯川にこのことを話すのはただでさえ恥ずかしいのに勇気が必要だった。
非番で二人でゆっくり食事ができるこの日に薫は思い切って質問をぶつけてみた。
「どうした?早く食べないとせっかく作った料理が冷めてしまうぞ」いつもと変わりない湯川。
「あのですね・・・私たち結婚してもう半年じゃないですか・・・」
「そうだな。君と僕が結婚した割には順調な夫婦生活だと思う」
「ですよね!・・・ですからその・・・次の話をしませんか?」
「次?はっきり言ってくれ。なんの話だ」
「え〜〜〜っと・・・」
「・・・子供のこと・・・どう思ってるんですか?嫌いですよね・・・」もう薫は完全に下を向いてしまっている
「確かに子供は非論理的で嫌いだ。・・・でも」
「でも?なんですか?」
「僕と君の間に生まれた子供は嫌いじゃない」
この変人が時折放つ愛しい言葉は薫の心を見事に貫き、薫は安心して少し涙目になっていた。
583 :
2/3:2007/12/09(日) 16:06:17 ID:kTllz1rF
「・・・それに僕が一から教育すれば非論理的な子供にはならない」
「ちょっ!子供にいきなり物理的だの化学的だの教えないで下さいよ!!」
安心できたのは束の間だった。湯川が教育パパだったとは薫はまったく想像できていなかった。
准教授でありながら「物理学の天才」のDNAを持つ子供が湯川本人からマンツーマンで指導されたら
一流大学に簡単に入れるエリートに成長するであろうことは薫にも容易に想像できた。ただ・・・
湯川と湯川Jr.と自分の3人の食卓を想像した途端、薫は寒気がした。
「子供が中学生になるまでには相対性理論を理解させたいな、やはり。フハハハ」
早くも子供育成計画を話し始めた湯川を見て薫は焦った。
「最初は女の子がいいです!それであたしが可愛いお嫁さんに育てるんですから!!
それに先生が育てて子供まで変人になったらどうするんですか?」
「ちょっと待て!料理も満足に作れない君が可愛いお嫁さんを育てられるのか?
僕にも子供を育てる権利があるだろう!」
「絶対っ!絶対っ!ぜぇ〜〜〜〜〜〜〜〜ったぁい女の子ですからね!!!」
(ふっ、勝った!)ご満悦な薫とは対照的に
湯川は黙り込んでしまった・・・ただこのままひきさがる湯川ではなかった。
「君がそこまで女の子にこだわるなら異論はない。君は知っているか?」
「何をです?」
「女性が性行為の最中、絶頂を迎えた瞬間に男性からの精子を受精すると女の子が生まれるという説を」
「いきなり何を言ってるんですか!?まさか信じてるんですか!?」
「まさか。普段ならそんな俗説なんの興味もない。ただ君がどうしても女の子が欲しいというのなら
見逃すことのできない事柄だとは思わないか?面白い。非常に面白い。」
「そんな実験みたいなこと絶対イヤです!!」
「早く子供が欲しかったんじゃなかったのか?」
「うう・・・イジワル・・・」
こうしてしばらくの間、薫は絶頂地獄の日々に突入してしまったのである。
584 :
3/3:2007/12/09(日) 16:08:21 ID:kTllz1rF
一年後、薫は産婦人科の病室にいた。あと数日で出産予定日だったのだ。
薫のお腹はすっかり大きくなっていた。
「女の子を産む実験」のせいで薫はあっという間に妊娠してしまった。
生理はいつか排卵日はいつかまで湯川に調べられて「狙い撃ち」されてしまったのだから当然ではあったが・・・
城之内が見舞いにきた。
「どう?調子は?」
「桜子さん、来てくれたんですか?」
「勿論。薫ちゃんの出産が近いんだから当然よ。結婚してから1年半で出産なんて早かったわね」
「はは。まあ・・・」笑顔がひきつる薫。
(女の子を産む実験をしたなんて死んでも言えない・・・)
「順調な夫婦生活が送れてそうでとても羨ましいわ」
「おかげさまで。あははははは」笑うしかなかった。
湯川が栗林さんから大人の玩具を借りてきたと聞かされた時は、「離婚してやる!!」と大喧嘩に発展したことは
誰も知る由もなかった。おかげで薫は研究室に行けなくなってしまった。
この時ばかりは湯川が毎日のように頭を下げていたことも誰も知らない。
数日後、無事に子供は生まれた。男の子だった。
しかし、薫は自分のお腹から生まれた我が子の赤ん坊を見て幸せで満たされていて
男の子だ女の子だなんてことはどうでもよくなってしまった。
「先生。やりましたね」
「よくやったぞ。内海君。本当に嬉しいぞ。でも・・・・」
「でも何ですか?」
「やっぱり女の子が欲しいならまた頑張ろう。今度こそ成功させてみせる」
「・・・人が生まれてきた新しいに感動してるっていうのに・・・この変態!!」
バチーーーーーン!!
これが湯川家第1子誕生の秘密である。
<<完>>
エロなしでスマン・・・
GJGJGJ!!!!!!
最高に萌えさせていただきましたぁぁ!!!
GJ作品多すぎww
皆さん乙です!!明日はいよいよ第九話!
なんという良スレ!
GJ(*´Д`)!!!
もうほんと本家もココも終わらないで欲しい!
ドラマとか最近ぐっと来るものなかったから
久々にネ申に祈っている自分がいる
今日、なんとなく1話をみてみた。まだ10月だったんだなあ。
ところで
実験現場へ車で移動するシーン、そのままホテルへ直行する
というのを受信した。
「先生、どこ行くんですか?いい加減教えて下さい!」
「車の中でくらい静かにしたまえ。あ、そこ右」
「(誰が運転してると…!)」
「―で。なんですか。この建物は」
「何に見える?」
「高速沿いによくある、あの、ええと、…に、見えますけど……?」
「今から僕と君の間に生じた誤解を消し去り、また、
これから先同様に発生する可能性を防ぐ為、綿密なスキンシップをはかろうと考える」
「『考える』じゃないでしょこのヘンタぃ、あ、やぁっ、何す…!」
「ではここで。カー・セックス好きとは、君もキてるな」
先生は安いラブホなぞ選ばないと思うがwスマソww
あのEDはなにごと!?
びっくりした…
594 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 21:57:17 ID:BjRCKzRu
薫の「感電系が苦手」っていうのはネタにできるだろうか
内海と弓削が帰ったあとの
草薙桜子の行為が気になります。
このドラマもHEROみたいな感じで最終回後も映画やるまでの間に2、3回は特別編やりそうじゃね?
>>596 ただストックが「落下る」と「聖女の救済(連載中)」しかない。
>>594 頑張って挑戦してみてくれ!
桜子が湯川にひっついてるのを見て薫は明らかに妬いてたけど、
薫が草薙に会った時のめちゃくちゃ嬉しそうな笑顔をもし湯川が見てたら
どんな反応するんだろうな
>>597 そこはホラ、あれだよ、オリジナルストーr(ry
やっぱ無理か〜…
夢見ちゃだめですか湯川先生orz
今日の薫は湯川好き好き全開で萌えすぎたw
>>598 表面上は何事もなかったかのように接するが
付き合いの長い草薙にはバレバレ、薫も違和感を覚えそう
後々「もしかして妬いてました?」と湯川をからかおうとして薫返り討ち
予告の湯川の「今度の相手は手強いからな」
の相手ってのはもしや…
キ、キタ……(゚∀゚)……?
「知りたいんです、事件と関係なくても。
先生がそんな顔してると、気になって仕方ありません。」
「それは君の個人的な感情だ。」
ここで悶えたのは私だけじゃないはず。
>>603 あれはどうみても告白です(*´д`*)
そのあとの薫の表情を見た湯川先生、一瞬思考停止してたよねw
>>603 薫が出来る精一杯の告白だったと思われる。
教授は頭の回転が速いからそういうのも汲み取れるんだろうなぁ
>>604>>605 「これは告白か…?」みたいな固まった湯川w
この無言のシーンにこっちまでドキドキした(*´Д`*)ハァハァ
事件解決したらこの告白についても解決してくれるのかな…
薫は無意識ってか、下心ゼロだったと思う。
本人よりも先に薫の気持ちに気付く湯川ってのがいいな。
「君は僕に好意を抱いてるに違いない」
「そっ、そんなわけっ、…あ…あれ?」みたいな。
最終回はイブ設定らしいが・・やっぱ何かしらはあるんだろうね
wktk
やっぱり湯川の不意打ちキスだろうな>最終回
個人的云々、と言い出した時点で『ん?それはまるで告白みたいだぞ、内海君』と考え本人の表情を見るも
『単に情にあついだけで私を男と見ての発言ではないな。人の気も知らずに…天然魔性か。』などと思い
巡らしてるように思えた。
木島との過去のいさかいはほんじょ絡みか?
草薙と城ノ内って立ちバックしか思い浮かばない。
>>609 湯川が薫に不意討ちキス
↓
エンディングテーマ
とかもう………!
来週の月曜は私の命日のようです。
桜子弁当はいらんかね〜
騎乗位もお願いしますー
なにか気になったら、そのことしか考えられない内海、
なにか気になったら、『何故気になるのか?』まで掘り下げる湯川、
お互い気にしてるのにその温度差がテラ萌えす
>>609 最終回、湯川の不意打ちキス
↓
うわっ!せせせっ、先生っ!何するんですか!
↓
せめてキスの時ぐらい静かにしたらどうだ(眼鏡を外す湯川)
↓
キキキキスって湯川先生ふじこふじこ!
↓
静かにしたまえ
↓
もいっぺんチュー
↓
ちゅっちゅっちゅるるーるっちゅー
↓
ここ祭り
ゴメン、発想が腐だ。レーザーで頭焼かれてくるorz
なんか映画もあるし、キスしないんじゃないかという気がしてきた罠
足りない分はここで補うからいいわ…
祭り吹いたww
せっかくだから、内海に「キスして」と言わせたい。
というわけで、
不意打ち
↓
エンディング
↓
内海「先生、も一回、キスして」
↓
湯川ニヤリでまたキス。
なんてのはどうだろう?
もう来週最終回かぁ・・・今回は時間延長とかないのかな??
>>617 似たようなこと考えてたv
予告で「先生だって本当は迷惑だって思ってたんでしょう?」
みたいなこと言ってたよね。
そこで「君は早とちりをしている」とか言ってキスでもしてくれないかな・・・。
キスまでいかなくても、せめてハグくらいは・・・。
もうキスとか生っちょろいこと言ってないで抱いてしまえ!!
湯川、抱いてしまえ!!
もしくは内海から抱かれにいけ!!
要するにみんな湯川と内海のキスが見たいんだね。
湯川って存在だけでエロい雰囲気を醸し出してるからね。
625 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:34:26 ID:ih2Y130z
中の人がエロいからなww
ホントに来週・・・・。orz
とりあえず来週はココ、祭りだな。
>>623 と、やきもきしながら研究室で二人を応援している草薙と桜子
627 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 23:38:49 ID:vtt21Utr
来週はきっとテーマ曲の歌詞通り
「とっておきの僕」ってやつを全部全部あげてしまうに違いない
という仮説
9話「湯川何かあったのか」「聞いてみたけど教えてくれないんですよ」という草薙と薫の会話の後、
「あいつのことが好きなのか」
「べ、別に好きとか嫌いとかそういう問題じゃ…!」
「苦労するぞー、あいつに惚れると」
「だから、惚れてないです!」
「俺にしとけよ」
「……へっ?」
「なんてな。ほら、早く行かないと弓削が待ってるぞ」
「あっ、は、はい!すみません草薙さん失礼します、」
バタバタと去って行く薫の後ろ姿を見ながら携帯を取り出す草薙
RRRR…
“湯川だが”
「あ、俺。草薙」
“聞き忘れたことでもあったのか?”
「お前さー、俺の可愛い後輩泣かせるなよな。気ィ強いようで実は脆いタイプだぜあいつ」
“…泣いていたのか、彼女が”
「俺の前ではな」
“………”
「紹介した俺が言うのもなんだけどさ、あんまりお前が傷つけるようなら俺が貰うからな」
“……僕には”
「関係ないとか言うなよ、あいつを泣かせたのは事実だ」
“………”
「じゃあな」
プツッ ツーツーツー
研究室にて、「少し出掛けてくる」と白衣のまま飛び出していく湯川
草薙「これで良かったの桜ちゃん」
桜子「いいのよ(ニヤリ」
…こんな映像が頭を過ったwww
>>628 秀逸な電波にお茶吹いた
草薙×桜子はいい味出してますのうw
630 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 00:14:55 ID:Uir70W/P
公式サイトに後編の予告がアップされてんだが、「湯川からの電話に出ない」だけで萌えて寝れないwwwwwwww
>>630 「その夜薫のもとを訪れ電話に出ない理由を尋ねる」とか萌えすぎるwww
最終回でフラグ立て放題→しかし事件が終わってから関わらなくなる二人
→お互いに清々したと想いながら寂しい日々→薫こっそり大学を散歩
→ED→再び研究室で再会→特にハグとかなくても嬉しそうな二人
→それでもここ祭り
EDで湯川がすっこけたのは、薫に似た女子学生に気を取られたからだと受信。
事件解決後、事後報告に来た薫が
「じゃ、私はこれで…今まで本当にありがとうございました。もう二度と先生の研究室には来ません。」
と言って去っていく薫の後ろ姿をぼんやりと研究室の窓から眺めてた湯川に学生達が
「先生、いいんですか?」
「本当に、内海さん行っちゃいますよ!」
「まだ間に合いますよ!」
と代る代る言い、ちらっと栗林に視線をやると
「捜査協力はお辞めになった方がと言いましたが、個人的な付き合いは先生ご自身がご判断すべきです…
人生にはとらかえしのつかない後悔というものがありますから。」
→湯川、白衣のままダッシュ→駐車場で追い付かれて驚く薫→「…事件が終わって暇だという事であれば
食事でも行かないか?」→「ヒマじゃないですが、先生がどうしてもと仰るなら…寒がりなのに上着も着ず
にダメじゃないですか。」→初めてコートを着ていない事に気づく湯川→薫が自分のマフラーをふわりと
かけてやる→薫の移り香に内心動揺しつついつもの憎まれ口を叩いてしまう湯川と薫→ED
自分の妄想でお腹一杯。
「栗林さん、個人的なつきあいの意味は
たとえばふたりで何処かへ出かけたり
出かけて手を繋いで歩いたり映画を見に行ったり」
「ああもう、個人的なつきあいの定義はどうでもいいんですから
とっとと行っちゃって下さい」と背中を押す栗林
研究室を出る湯川の背中にかぶせて学生達のつぶやき
「センセイまだヤってなかったんだね」
「実験や検証の時の行動力は私生活では発揮されない、と。」メモする背の高い男子学生
「それじゃガキのデートですよ先生」←アーチェリー部の彼がいる女子学生の発言
「見た目イケメンでも案外奥手なのかも」
全員「ま さ か 〜」
>>633 時間の許す限り、個人的つきあいの定義をじっくりと奥深くまで掘り下げて聞きたいものだ。
奥手 ありえねw
>>632 取り返し、でつた。"とらかえし"って虎返してどうする、栗林。
635 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 11:07:06 ID:0+TlW4pt
セリフ萌え、しました↓
薫「今回、私たち分からない事だらけなんです」
実験後、「目撃情報洗い出しに行ってきます」と退室した薫を目で追った後、
湯川「僕も少し出かけてくる」
無意識に ( us ) な2人、ええわ〜
FNSとか音楽番組の収録中に湯川の中の人が薫の中の人に
「(写真)撮らせてください」とか頼んでたらしいが、咄嗟にヌードを連想してしまったw
しかし本当にベタ惚れだな先生ww
637 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 12:44:42 ID:8NrhN0T1
あ、
>>628 泣かぬなら
啼かしてみよう
内海くん
by湯川学
予告で湯川と薫が反対方向に歩いてるシーンある
最後にどうくっつくか見物だw
あとサイトのほうの次回予告ムービーで湯川が、
「君にさけられる理由が分からない」みたいな事言ってた。
ドラマの内容云々はドラマスレでやっていただくとして、
湯川に会えず寂しい夜、ベッドの中でオナニーしてしまう薫というのはどう?
最中に湯川から電話が鳴り慌てて出るも、息がまだ乱れている
どうした?調子でも悪いのか?と心配する湯川も、実は薫の色っぽい声に欲情し、
テレフォンセクースに突入(*´Д`)
>>641 湯川の命令の通りに色々自分でした内海がイったあと、内海の家のチャイムが鳴る。
ドアを開けるとそこには超いい笑顔の教授がいて内海を押し倒す。
言葉攻め+α=内海啼き放題
続きはこんなかんじか。
>>642 個人的には、内海はオナ経験少ないだろうから上手くイケなくて、
「先生がいてくれなきゃ…」ってなってほしい。
で、上手い具合にピンポーン、と。
しかし、エチ中も「先生」って呼ばれるのかね。
大学教授っていいな。
644 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 22:16:16 ID:qm1Ie23p
さっきサイト行ってみたら、最終回は15分延長だそうだ。(*´∀`*)
これで少しでも進展してくれたらいいのに。
予告から妄想。
警察署の前で内海を待ち伏せる湯川先生。
「どうしたんですか?先生?」
「君が電話に出ないからだ。理由を説明してくれないか。」
「…先生にはこれ以上迷惑をかけたくないんです。」
「迷惑?何を今更。」
「だからこそ、もうこれ以上先生に迷惑をかけたくないんです。」
「さっぱり分からない。」
「分からなくていいんです。私、先生みたいに頭が良くないからちゃんと説明が出来ません。」
「内海君。」
「今までありがとうございました…そしてすみませんでした。」
「そんな顔をしないでくれ。君がそんな顔をすると気になって仕方がない。」
「それは先生の個人的な感情…って、先生ひとのことからかってます?」
「からかってなどいない。僕の本心だ。」
「先生…。」
「君が悲しそうな顔をしているとどういう訳か、気になって仕方がない。何か自分に出来ることはないか
考えずにはいられない。」
「……」
「事象には必ず原因がある。だから僕なりに考察してみた。どうやら僕は、内海君、君のことが…」
「わたしの、ことが…?先生?」
「好きらしい。いや、仮定の段階は過ぎている。僕は間違いなく、君のことが好きだ。」
びっくり顔の薫→ED
本上サンも絡んで欲しいw
湯川・薫 草薙・桜子 以外のカップルできんもんかな
クリスマスイブ。
おかかと鮭のおにぎりを買い占めて薫の前に現れる湯川。
648 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 10:59:09 ID:RS7a9iCp
>647
しこたま買い占めて、早く渡したいとウキウキしてたら、
たまたま学生の「クリスマスにおにぎりはちょっと…」的な話を聞いてしまい、
半泣きになる湯川。
隠していたのにまんまと薫見つかってしまい、
これは違うんだ実験で使うんだ美味しいフレンチの店を知ってるんだがと
痛々しい程にテンパるが、薫は薫で、素でおにぎりに喜ぶ。
「あー!何でツナマヨなんて買ってるんですかー!
これは邪道なんですよ!」と熱く論じる薫に萌える湯川。
…まで受信した。
ツナマヨはNGでエビマヨは許せる話で盛りあがりつつ
エロい雰囲気になっていくふたり
651 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 12:32:07 ID:vO2EhXfP
おにぎりの運搬の際は是非ともサンタクロースの格好で願いたいものだ
恋人がサンタクロース
変態のサンタクロース
653 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 12:53:31 ID:c9+pFFCI
>>603ものすごくわかる。
あれ、容疑者Xの献身の本の帯に映画化決定ってあったような気がしたけどな。
やっぱり気のせいだったか。
献身の映画化自体ならテレビ2話目で宣伝してたけど、
それのこと言ってるのか?
映画で完結編! は辞めて欲しいなぁ
>>651 サンタの衣装はは内海君の方が着るべきだろ論考
と、超ミニスカサンタコスを強要する電波を受信した。
湯川はトナカイ
連投スマソ
「サンタ内海君何をモジモジしているんだ
はやく僕の反りの上に乗りたまえ」
まさに騎乗…
「あっ、やっあっ、あっ、ああっ!センセ、もっ…と、ゆっくり、は、ああん」
「悠長なことは言ってられないぞ内海くん、サンタクロースというのは今夜中に
世界を回らなければならないのだからな」(ノリノリ)
「ま、まさか一晩中…!?やあっ!はげし、いや、あうあっ」
イヴからクリスマスの朝にかけてベッド上でたっぷり湯川の寵愛を受ける内海、
もちろんミニスカサンタ衣装のままw
662 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 22:14:08 ID:59yXmoSr
サンタは信じないがサンタプレイ大好きな湯川先生www
セクースは論理的な行為ってか
「もしも〜しゆかぁせんせ、なにしてる〜」「久しぶりだな内海君、どうした、もしかして酔ってるのか?」「酔ってなんかいませ〜んシャンパン1本空けただけで〜す」
「1本てキミ、一人で?」「きぃてくださいカリレオせんせぇ、今夜はデートだったン」「デート…」
「ちゃんときーてくださいカリオレせんせ、デートだったンですけどね、レストランでシャンパンの栓をポンッて抜いたとたんに彼ったら、やっべぇ今日は親孝行の日だったよとかなんとか急に言い出して、私を残して帰っていっちゃったんですよぉ」
「ホッ…あぁ、それはひどいな」「もうっソッコーでおわかれしました、せんせは、なにしてンですかぁ」
「僕は家で一人でのんびりペプ…いやそんな事はどうでもいい、君はそんなに酔って大丈夫なのか」「ねぇ、せんせ今から迎えに来て!ね!」「でも確か君は、僕にはもう迷惑をかけないとか会わないとか言ったんじゃなかったか」
「もう〜固いこといわないのカリレロせんせ」
「!!すぐ行くよ場所は何処だ?」
酔うと乱れる内海
翌朝から二人の間での呼び名は内海君→刑事カリレロに変わったとさ…
>>663 内海君・・・君の体も、
おいしいところがいい。
>>664 ちょwwwもうCMがまともな目で見られないwww
トナカイ学にサンタ薫で思い付いたが、
文句言う薫に、湯川なら「では公平に役を交代しようじゃないか」とか言い出しそうだな。
結果的にする事は変わらんが。
>>666 サンタ内海の場合→超ミニスカ(ノースリーブのやや小さめのデザインだと更に良し。)
トナカイ内海の場合→身に着けるのはトナカイの角の付いたカチューシャと首輪のみ。
さあ、今夜のご注文はどっち!?
>667
赤っ鼻も着けてくれ。
いや、青で頼む。
あと、ふかふかした手袋と靴。
>>668 その赤っ鼻が実はギャグボールで湯川にいいように色々される薫w
671 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 23:26:47 ID:1dFn9gfZ
薫のサンタとトナカイ、湯川のサンタも想像はつくが、どうしても湯川のトナカイが…ww
アホっぽいイメージしか湧かないんだがw
「誰にもみせなかったとっておきの」アホな姿!?
最終回、キスおねだりフラグキタ━━━━(゜∀゜)━━━!!!!!
その後は苦しくって気持ちいい夜が始まるわけですな
675 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 00:32:44 ID:Vz95ie+9
予告kissしてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
>674
はだかの、ね
677 :
湯川×薫 1:2007/12/15(土) 02:58:13 ID:CLHwXi4T
ちょっとブラックな湯川先生です。ブラック湯川先生がダメな方はスルー願います。
でも最後までいけてません。
「…という事実が新たに分かりました。今回の事件の何かヒントになりませんか?」
「確かに、興味深い事象だ。しかしその前に、内海君…。」
「何でしょうか、湯川先生?おかしな点でも?」
「…何故。」
「何故?」
「今なんだ。」
「へ?」
湯川が座っている机の上のスタンド以外灯りのついていないほの暗い研究室の中、湯川は小さくため息を
つくと壁にかかっている時計に目をやった。
「あ、もうすぐ日付が変わりますね。」
「報告は別に今日でなくとも明日で良かったんじゃないか?」
「だって、すぐ先生にこの事を知らせたかったんです!」
678 :
湯川×薫 2:2007/12/15(土) 03:01:53 ID:CLHwXi4T
「ならばいきなり連絡もせずに訪ねて来なくとも、まず電話をするとか、メールをするとか他の方法は思い
付かなかったのか、君は?」
「電話とかメールとかそんなまだるこっしい事するより、会って直接話した方が早いと思って!」
にこにこと笑いながらそう答えた薫に湯川はまたため息をついた。
「こんな夜遅くにやってきて、もし僕がいなかったらどうするつもりだったんだ。」
「そしたら帰りました。でも先生今日の夕方に『明日までに学生のレポートの評価をつけないといけない』
って言ってたじゃないですか。
で来てみたら、他の部屋は真っ暗なのに先生の研究室だけ灯りがついてましたから!」
「第一この時間は正門は閉まっている筈だ。」
「時間外の裏門からの入り方、前に学生さんから聞いて知ってました。」
「校内の駐車場も閉まっていただろう。」
「近くのコインパーキングに停めてきました。」
「……」
「ん?何か??あ、先生コーヒー淹れ直しますね。」
「ああ、頼む。」
湯川は三度目になる深いため息をつくと、かけていた眼鏡を外し両手の指をからめて組むとその顎を乗せた。
679 :
湯川×薫 3:2007/12/15(土) 03:07:16 ID:CLHwXi4T
そして、少し離れた流しで明かりもつけずにインスタントコーヒーを自分の分も淹れている薫の後ろ姿に話
し掛けた。
「内海君、では君は深夜僕が一人で研究室にいる事を知っていて来た事になる。」
「ああそうですね。そう言う事になりますね。」
「ああ、じゃないだろ。全く君は。」
「すみません、仕事の邪魔をしてしまって。」
「僕が言いたいのはそうじゃなくて…」
「じゃ、何ですか?」
薫は振り返りもせずに湯川に返事をした。
カチャカチャとスプーンでマグカップの中のコーヒーを掻き混ぜる音が人気のない室内に響き渡った。
「僕が言いたいのは……こんな夜更けに若い女が一人で男のところに来るものじゃない、という事だ。」
その途端流しの前から笑い声が上がった。
「やだ、先生!私は刑事ですよ。夜中だろうが何だろうが平気です!」
時間にして10秒程だろうか、思っていることを言いあぐねた様子で湯川が口を開いた。
「……君は何も分かっていない。自分の立場も、そして……僕も男だという事も。」
680 :
湯川×薫 4:2007/12/15(土) 03:10:26 ID:CLHwXi4T
最後の言葉は薫のすぐ後ろで聞こえた、気がした。
刑事の勘か女の勘か、身に危険を感じて慌てて振り向くと、いつの間にか薫の背後に湯川が立って静かに薫
を見下ろしていた。
「びっくりした。な!なんで、急に…ん!」
次の瞬間、薫は後ろから身動きも出来ない程強く抱きすくめられていた。
急に強く匂い立った湯川の香りと暴れようとしてもビクともしない腕の力に薫はめまいがした。
「や!先生、酔ってるんですか?冗談は止めて下さい!本気で怒りますよ!!」
「僕からアルコールの匂いがするかい?しないだろ。僕はいたって素面だ。」
「イヤ!こんなの、先生じゃない!」
「君は僕の事を何だと思ってるんだ?血の通わないロボットとでも?」
耳元に触れそうなくらい近くに唇を寄せて、先生があのバリトンで囁いた。
681 :
湯川×薫 5:2007/12/15(土) 03:14:41 ID:CLHwXi4T
先生の吐息が耳にかかり思わず薫は身体をビクンと反応させた。
「君はなかなか感度がいいらしいな……ん?」
ふっと今度は意図的に項に息を吹きかけられ薫は思わず声をあげてしまった。
「あ…ん!」
「そういう反応が男の苛虐心を煽る事を知らないらしいな。」
がっちりと薫の細い腰を捉えていた湯川の腕が緩まりほっとしたのも束の間、湯川の男にしては節くれ
だっていない長い指がブラウスの上から薫の腰の辺りを撫で回し出した。
「やめて下さい!せんせっ!…湯川先生!」
「流石に鍛えてるな。細く締まってる。ただ残念な事に折角のアラバスターの肌が恐怖で粟立っている。」
下から上に順にボタンがゆっくりと外され、肌が外気にさらされていくのが分かる。
「ん、ぃや!先生これは立派に犯罪です!」
薫が苦しい息の下、必死にそう絞り出した。
そして湯川が口角を上げていつものアルカイックスマイルを口元に浮かべて言った言葉に薫は凍りついた。
682 :
湯川×薫 6:2007/12/15(土) 03:33:11 ID:CLHwXi4T
「深夜、男が一人っきりでいると分かっている人気のない大学に自分からやってきて『合意の上』でない、
と誰が信じる?」
「せ、先生?」
暗い窓ガラスに写った自分の姿が見える。ボタンがまた一つ外された。
「しかも君は車をわざわざコインパーキングに停めてきている。報告だけならすぐ済むものを何故だ?」
「そ、それは大学の周りは路上駐車禁止、だ、から。」
「確かにそうだろう…だが人はこう思う。『彼女は報告だけで終わるとは思っていなかった。その後の事を
期待していた』とね。」
「!!」
薫は大きな眼をさらに見開いて湯川の顏を見つめた。
「それに、君は知っているだろう……相手の意にそまない性行為は顔見知りの、彼女にとっては異性と意識
していない相手によるものが、かなりの割合を占めているという統計を。」
また一つボタンが外され生地の薄いキャミソールの下、下着が露になった自分の姿が窓ガラスに写っている。
「言ったろう、内海君?僕も男だ、と。そして君はとても魅力的な女性だ……食べてしまいたいくらい。」
ブラウスの最後のボタンが外された。
とりあえず、ここまでUP
続きwktk
師匠!続き続き!!
GJーーーー!!
神が降臨なさったーー!!
続きが気になりすぎて動悸がおさまらんww
や、やさしくしてね
お、おねがい
最終回サブタイ「聖夜にKissして!」キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
ここ祭間違いなしwww
聖夜にkissしてとは…待ってましたとばかりのタイトルwww
ここは祭りか大爆発だなw
ソースどこ??
冷蔵庫の右のポケットよ
キューピーハーフの隣にあるでしょ?
>>677-682 続き
「全く君は、無防備過ぎる。それでよく刑事が勤まるものだ。」
呆れたような含み笑いが頭の上からした。
「いつも、どれだけ僕が……我慢してるのか君は知らないだろう。」
「……」
ゆっくりと上着ごとブラウスを肩から滑り落とされ、布が床に落ちる乾いた音がした。
次に後ろで一つに束ねた髪がやはりゆっくりとした動作で解かれ、何度も指ですかれた。そのあまりの優し
い動作に、薫は思わず目を瞑った。
「君は非論理的で感情に溺れやすく実に理解しがたい。なのに時として一見飛躍とも見える、物事の核心に
迫る意見を述べる。
こんな滅茶苦茶な人種は初めてだ。」
薫の項に薄い唇を、舌を這わせながら湯川はそう言った。
「最初はそんな君に振り回されて正直腹立たしさを感じていた。困惑し迷惑だと思っていた。
しかし、ある時どうして君という存在にこんなにも気持ちを掻き乱されるのか考察し、理解った。
僕は内海薫という女性に特別な感情を持っている、と。」
「……」
「自分の気持ちに気付いてからは苦しかった。日増しに彼女を独占したい、全てが欲しい、という感情を抑
えるのが辛くなってきたからだ。」
(全部書いてからコピペ投下の方がイイと思いますよ、神よ)
一応最後まで書けたのでupしにきたが、途中投下はNGだったか。スマソ。
吊ってきます。
ホント、スマソ。
>>694 (最後まで書いたなら貼ればいいんじゃないか?)
>>694 最後までかけたなら全部投下してくれると嬉しい。
投下する時間がなくて細切れになるとかのまともな理由があるならまぁ、仕方がないと思うが。
神作品だと思うので非常に消化不良なんだなorz
関係無いがケータイからなので改行糞でスマソorz
投下してくだされば何でもおk
初回を見返してて気付いたけど、薫が大学生に間違えられて
男に声掛けられてるシーンがあったな(2回も)
…なんかネタに使えそうだw
明日で本放送は終わりだけど、録画したのを見直せばいくらでも妄想できるww
おお…明日最終回なのか
職人さん待ち
>>677-6828→
>>692 続き
今日は夜勤なのでリアルタイムで見れない。激しく残念。
書いちゃったので張り逃げる。今夜の祭までの箸休めにでもなれば。
湯川はキャミソールの肩ひもを器用に唇で外しながら両手で背中から薫を抱きすくめる形で胸を下着の上か
ら揉みしだいている。
すっかり抵抗を止めた薫の唇から思わず熱い吐息が漏れる。
「……先生は私の事を。」
「ん?」
「…私の事をそんな風に見てたんですか?」
「いけないか?好きな女に欲情して。」
「……」
「君は狡い。無邪気な顏をして僕を翻弄する。」
いつの間にかホックを外されたブラジャーがキャミソールを残して肩から抜かれ、床に滑り落とされた。
「君が研究室にやってきた後、君と現場に行った帰り、君の仕草に甘い香りに、僕は何度も何度も欲情した。」
「ん……」
湯川の指が露になった薫の胸の頂点を刺激している。
「僕がそんな感情を持つ事が可笑しいか?もう枯れてると?確かに若い君からみれば僕はオヤジに分類され
て然るべきだろうが。」
そう言って自嘲気味に嗤ったらしいが、背後から抱きすくめられているからは湯川の顔は見えなかった。
「内海君。そういう君だって、僕に欲情した事がないとは言わせない。」
「なっ!?わたしは…」
ふいに湯川に両肩を掴まれくるりと身体を反転させられた。
お互いが向き合う体制にさせられた薫は湯川のいつになく熱っぽい目を見る事が出来ず視線を空に漂わせた。
「欲情、とまではいかないかもしれないが、君は何度か僕の姿に見とれてた事があったのは事実だろ?」
「…気付いてたんですか?」
「当たり前だ。あんな目で見られたら、誰だって気が付く。目は口程にものを言う、特に君は目に力がある。」
右手で頬を撫で、左手で頤に手をかけ上向かせられた。
湯川の薄い茶色の瞳の中に自分が映っているのが不思議で、薫は湯川を見つめ返した。
「君はその時、僕に抱かれる事を想像した事はないか?一度も?」
「そんな事…。」
「全くなかったと?」
「……ありました…2回くらい。その次の日先生の顔が見れませんでした。そんな事もご存知だったんですか?」
「いや。ただ、好きな相手とのより深い接触を望み、それを想像するのは男女問わず正常な脳の働きだ。
現に私は君で…」
「ストップ!待って下さい。もうそれ以上は言わなくて結構です。何だか生々し過ぎて…。」
湯川はまだ話し足りなかった様子でちょっと不満げに口を歪めたが、薫の手首を両方とも捉えるとこう言った。
「内海君。触ってくれないか?」
「え!?」
「触ってくれ。」
「あ……はい。」
掴まれた手を導かれるままにおずおずと湯川の厚い胸板の上に置く。
ピンと糊の利いたシャツ越しに湯川のよく鍛えられた筋肉が掌を通して伝わってくる。
「直接触ってくれないか…ボタンを外してくれ。」
「はい…。」
薫は言われるがままに一つずつゆっくりとYシャツのボタンを下から外していき、最後に一番上のボタンを
外した。すると、また湯川の瞳の中に自分がいるのが見えた。
はだけたシャツの間からそっと直接湯川の胸に手を這わせる。
鍛えられよく締まった筋肉はしなやかでとても美しかった。掌に吸い付くような皮膚の感触に、薫は知らず
知らずのうちに唇を寄せていた。
「随分と可愛い事してくれるんだな。」
身長差のため頭を抱えるように抱きしめながら湯川は薫の耳元にそう囁く。
「どうかな、想像していたのとは?君の期待を裏切ってしまったかな?」
湯川の胸から背に両手を滑らせ、やはり抱きしめる形で薫はただ頭を左右に激しく振った。
「先生、思っていたよりずっとずっと…素敵です。」
湯川の胸に顏を埋めているためくぐもった声で薫が答えた。
「それは良かった。内海君、君も僕の貧困な想像力を遥かに凌駕している――君は、美しい。」
再び頤に手をかけられ上向かされる。
唇が降りてくる。
そう感じて薫は長い睫に縁取られた目を閉じた。
しかし今まさに唇が触れる、その瞬間、湯川が思い出したかのように薫に訊いた。
「そうだ内海君。一つ確認しておきたいことがある。
君がスポーツをする僕に見とれていた時、あれは僕に見とれていたのか?それとも、僕の身体…筋肉だけが
目当てだったのか?それを知りたい。」
薫は閉じていた目を見開くとがばっと顏を上げて湯川に食ってかかった。
「ばっ!何言ってるんですか!あれは湯川先生だからで、身体目当てなんてそんなわけないじゃないですか!!」
そういつもの調子でまくしたてた薫は湯川がいつもの口元だけで笑う悪戯っぽい笑顔を浮かべ、こちらの
反応を楽しんでいる様子に気が付いた。
どうも全くご期待に沿う反応だったらしい。
「や…先生のいじわる。」
恥ずかしさのあまり耳まで真っ赤にした薫は湯川の手を振り払い横を向いてしまった。
どうやら拗ねたらしい。
「申し訳ない。しかし、君の口からそう聞けて、実に嬉しい。」
「先生なんか嫌い。」
「それは残念。僕は君が好きだ。」
「……」
「好きだよ、内海君。」
「…先生、私も湯川先生の事が好きです。大好きです。」
途端に上から降ってきた、まるで鳥の羽のような触れるだけの優しいキス。
どちらからともなく繰り返されるキスの雨。次第に深く濃密さを増すキスが何度となく繰り返された後、
ようやく開放された薫は思わず深いため息をついた。
そんな初々しい薫の様子を楽しんでいる風情の湯川がこう言った。
「お互いの『合意』が確認出来たところで先に進みたいのだが、異論はないかな?」
「ない…ですよ、せんせ……っきゃ!。」
言い終わる前にフワリと身体が宙に浮いた。
よく見れば、湯川に抱え上げられている。
「先生、やだ、重いから、下ろして!」
「重くはない寧ろ軽い。またちゃんと食事を摂っていないのか?」
「やだ!」
「僕としてはこの体制より奥のソファが好ましいが、君がどうしてもここでというのであればこのまま
立ったまま続けてもいいが、どうする?」
「やだ!ばか!先生の変態!」
「さっきから『やだ』、ばかりだな君は。何が何だかさっぱり分からない。
結局のところ立ったままとソファとどちらがいいんだ?」
「う……ぁ…す。」
「ん?よく聞こえなかったぞ。第三の選択肢として君の車の中という……。」
「ソファです!ソファでお願いします!!」
さも可笑しそうに鼻先でクスクスと笑うと湯川は薫にこう言った。
「分かった。では行こうか。」
しぶしぶ薫も暴れることなく大人しく湯川に『お姫様抱っこ』されたまま部屋の奧にあるソファに運ばれて
行った。
「その恰好じゃ、ソファが少し冷たいかもしれないがすぐ温まる。安心したまえ。」
「……」
「あと、僕としても紳士的に進めたいのはやまやまなんだが、どうも自制が難しそうだ。
少々手荒な振る舞いをするかもしれないが、覚悟してくれたまえ。」
「……」
「二回目以降は優しく出来るよう心がけよう。」
「二回目以降、って先生何回するつもりなんですか?」
「僕の推測では、最低でも三回だ。」
「さ!三回って、先生。そんなの朝になっちゃいますよ!」
「問題ない。
明日――正確には今日の講義は午後からだし、君も今日は非番だと昨日の夕方話していたじゃないか。」
「でも、だからといって三回は、ちょっと多すぎやしませんか?」
「さあ?分からない。多いか少ないかは実際に」
「検証してみないと分からない、んですよね?」
「そうだ…では検証を始める事にしよう、内海君。」
「はい、先生。…お手柔らかにお願いします。」
「約束は出来ない。」
「ん……」
外は木枯の吹く凍てついた夜更けに二人の検証は仲睦まじく続けられた模様。
(数時間後)
「先生…わたし…もうダメ…やだ。」
「また君の『やだ』が始まった。なのに言葉とは裏腹に身体の反応は……実に興味深い。」
「なに冷静に…分析して…人がこんなになってるって言う…のに…ふっ…あっあっ。」
「どうやら僕の事前の予測は塗り変えられそうじゃないか、内海君。」
「先生のばか、もう知らない…。」
湯川はいつものアルカイックスマイルを口元に浮かべると更なる検証に没頭し始めた。
そろそろ外では空が白み始めている。
「先生、そういえば…学生の…採点…んんー!」
「なに、もうほとんど終わっている。これが終わったら一息いれよう。その時にやれば問題ない。」
「ちょ!一息ってまだする気ですか!……てこのド変人!!」
「お褒めに預かり光栄だ。」
おしまい
最初引用のアンカまつがえたorz
そして優しく出来ないS湯川…薫も嬉しそうなので許して下さい。
読んでくださった奇特な方ありがとうございました。
またロムります。
709 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 09:35:50 ID:dPdGDkiv
未読だけど乙
また後でゆっくり読ませてもらいます!
しかし聖夜にKISSして!が気になって色々と手に付かないな…
来秋公開予定で『容疑者Xの献身』映画化、オメデd
特別編でますます今日が楽しみになった!
湯川と薫の関係にも決着が着くってwww
祭り確定━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!
でも映画でもう湯川と薫がラブラブなのはちょっと嫌だな
勿論二人のkissは見たいよw
713 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 17:45:08 ID:572/4rDr
神様乙です!GJGJGJ!!
映画ではラブとは言わないが初々しい二人が見たいw
さっき、5時代に久米宏の「ガリレオ」出演インタビューがあったの見た?
久米さん曰く「福山さんが『主演女優に必要とされる才能はいくら眠らなくても美貌が保たれることだ。その力だ』と言ってました」
そこでもまた薫の美しさを褒めちぎりますか、先生w
あ、忘れたから補足ね。
その前後に久米さんが「柴崎さんのスケジュールを見ると忙しくて眠ってないんですよねー」
「でも柴崎さんは、こーんな大きな目してますからねー」なんて言ってたので。
最終回前にギャグ微エロいのを投下してみます。
苦手な方はスルー願います。
放送まで後15分弱……暇つぶしにどうぞです;
------------------------------------------------------------
人気のない廊下に響き渡る足音が、早めなリズムで壁を行き来する。
「すみません湯川先生、会議が長引いてしまっ――!」
ノックをするのと扉が開くのはほぼ同時であったが、その日もその場所は、いつ
もと同じように彼女を迎え入れた。窓からは夕方特有の赤い光が溢れて、きらき
らと照らされたコーヒーカップたちが今日も飲んでいくかいと言わんばかりにこ
ちらを向いている。しかしその先にいる内海薫の目が捕らえていたのは、彼らで
はなかった。
「……。」
それは、言うまでもなく彼女が訪ねたかった人そのもの。―しかし、いつもと様
子が違うのは瞬間、わからなかった。
「先せ……」
彼――湯川学は、黒板の前にある大きな研究机の前に一人腰を下ろし、目を閉じ
ている。その表情は考えごとをしているようにも見えた。
「ゆ、湯川先生? あのっ」
恐る恐る近付きながら声を掛けてみる。整ったその顔つきが変わることはなかっ
た。薫は、自然と彼の長い睫に視線を走らせる。素直にかっこいいかも、などと
思いそうになったが、すぐに振り払った。
717 :
2:2007/12/17(月) 20:45:29 ID:5E3MQKJS
「もっ、もしかしなくても先生、寝てるんですか?」
「……。」
「お〜い」
「……。」
「湯川さ〜ん? 湯川、学さ〜ん?」
「……。」
「……ムッツリ科学オタク。」
相手の目の前で手をぶんぶん振ったり、看護士のような口調で呼びかけてみたり、
そんな遊び心に一瞬、彼の眉根がヒクついたような気がして身構えてしまったが、
その瞼が変わらず閉ざされたままでいるのを確認すると、そっと安堵の息を漏ら
した。
「これが科学者だなんてまっ…たく見えませんよ。」
(やっぱり寝てるんだ)と、起こさないようにともう一度彼の方を向くと、自分の
口が緩んでいるのに気がつく。本来の目的を忘れそうになった薫は、再び気を引
き締めた。
「先生ダメです、起きてください。」
「……。」
「本当は起きてるとかじゃないんですか? この前みたいに。」
「……。」
「も〜、起きてよ。」
眉間に皺を寄せて言うが、これでは本当に独り言そのもので虚しく、このまま彼
が眠り続ければ間違いなく空が夜に足を踏み入れてしまう。
「先生、夜になっちゃいます!」
「……。」
「今日月曜だから、ガリレオ始まる前までには帰りたいんですけど。」
そんなタイムリミットもあるわけで、長いこと研究室に居座り続けるわけにはい
かなかった。そうなるとつまりは湯川を起こさねばならない事になるのだが、彼
女は心のどこかでめったに見られないであろうその光景を楽しむように彼に話し
かける。と、そこでふと気が付いた。
「……眼鏡したまま寝てる。」
718 :
2:2007/12/17(月) 20:46:16 ID:5E3MQKJS
やっぱり疲れてたんだなどと思う彼女は(よもやそれが自分のせいであるとは微塵
も気付かずに)、そんな彼に近づいて言う。
「外さないんですか。」
そう問うたところで答えなど返ってくるはずないことはわかっていたが、なんと
なく悪い気がして、聞いてしまう。反応がないのをいい事に、薫は続けた。
「そんなに寝てると外しちゃいますよ? 外しちゃいますけど」
湯川は妙な問いかけに応えるはずもなく、同じように静かな寝息をたてていた。
薫はまたひとつ彼に歩み寄る。その距離は人一人分にも満たないような近さにま
でなっていたが、彼女はやめなかった。
「……先生、好き。」
相手側が無反応だと、ここまで積極的になれるものだろうかと考えつつ手を伸ば
す。彼の髪を撫でながら少しずつ下に降ろしていき、そのまま耳の後ろへそっと
人差し指を滑り込ませる。彼が起きる様子はない。薫は眼鏡の縁に手を掛けてゆ
っくりと引き抜きぬくように外した。
かのように思われた。
「さっきから一体、何がしたいんだ君は」
「あっ!」
眼鏡を外そうとしていた薫の手首は、彼によって見事に掴まれていた。
「やっ、ちょ、やっぱり起き……! は、離して下さい!」
「それは僕が言いたい。」
薫はハッとして今の状況を把握した。彼の膝の上にのし掛かり、しがみつくよう
な格好になっていたことを。
「違っ、あああのっ私」
困惑した色が顔中を染め、全身を締め付けて動けない。まさか、彼が起きてい
るとは思わなかった。そのため急に腕を掴まれた事と、掛けられた声に驚いた
せいで、前のめりに倒れ込んでしまったのだ。
719 :
4:2007/12/17(月) 20:47:24 ID:5E3MQKJS
「何が、どう、違うんだ。 事実君は寝ていると思った僕に……」
「おっ、起きてたじゃないですか!」
「寝ていたと勘違いしたのは君だろう。それに連絡を入れた本人が遅刻。」
「う、でも」
「疲れているんだ、待ちぼうけを食わされては当然眠くもなる。」
「だからって…」
「結果僕は君のせいで約二時間を無駄にした事になった。」
「それはっ、その……すみませんでした。」
まともに顔を合わせることもできずしゅんとして俯く彼女を真っ直ぐ見つめ、湯
川は微かに笑った。眼鏡を持っている方の薫の手首は、未だ彼によって拘束され
たままだ。
「まあ無駄にしたと言っても、色々と考えてはいた。例えば君が持ちかけてきた
例の事件の話だ。」
「あっ、はい。ありがとうござい
「僕は一旦考えるという行為を始めると、その集中力を途中で止めることができ
なくなる。というよりも嫌いといった方が正しい。一種の体質のようなものだ
と思ってくれればいい。」
「は、はあ…。」
相変わらず話が長いと思ったが、今は圧倒的に不利な立場に置かれている薫は、
素直に耳を傾けるしかなかった。蛇に睨まれた蛙である。
「だがそれを第三者に阻害されるのは」
「え――」
彼は薫を更に近くまで引き寄せ耳元で囁くように続ける。
「考えを中断させることよりも嫌いなんだ。」
「ちょっと せ、先生っ」
先程引き寄せられた事により、のしかかっていただけだった彼女は今や完全に湯
川の腿の上で足を広げ跨る状態になってしまっていた。
「先生、や、はず、恥ずかしい……降ろして」
「それより、君はさっき寝ている僕に何をしようとした?」
「だから起きてたじゃないですか!」
薫の必死の懇願も、彼の加虐心の前に為す術なく堕ちていく。こうして密着する
事は、これが初めてではない。ほんの数回だが、互いに体を重ねた事はあった。
今の状況が作り出す雰囲気によって、その時の記憶が薫をじわじわと蝕み始めて
いる。湯川は、この時既に彼女の異変に気づいていた。
720 :
5:2007/12/17(月) 20:48:03 ID:5E3MQKJS
「あっ――」
湯川が軽く足を動かした際に漏れた甘い声。すぐに手で口を覆うが、それも意味
のない行為だ。彼は目を細め意地の悪い顔で言う。
「……内海君、ここは研究室だ。」
「わ、わかってます。」
「君は僕を性的処理器具か何かと勘違いしてないか?」
「してません! 何なんですかそれ! ていうか誰のせいで…」
彼が指を二本、薫の脇の下からゆっくり腹部へ、そのまま太股へと這うようにな
ぞる。たったそれだけなのに、まるで直に触れられているような感覚が体中を駆
け巡り、熱くなった。
「やだっ湯川先生!」
「さっきの話を続けよう。君は僕に何をしていたのか説明するんだ。僕が理解に
苦しまないように。」
「……研究室に、走ってきたんです。そしたら、先生寝てたから…」
「それで?」
言いながら彼は往復させていた指をスカートの端まで持っていき、彼女の腰まで
たくし上げた。
「ちょっ、何、待って先生やめ……あっ…あっ、あっ」
「君は話を続けるんだ。」
彼の指が下着の上から、探るように秘部へと滑り込み、上下に行き来する。薫は
身を捩じらせ抵抗するが、心のどこかではそれを求めていることはもう湯川にも
見透かされていた。無表情で彼女を見つめつつも、指先の動きは止めなかった。
止まるどころか今度は直に指を入れ、小さく円を描くように刺激を与えてくる。
「あっ、私…起こ、起こそうと、したんですっ、はあぁ……先生ッ!」
「それから?」
「でも、っ先生の、あっ寝顔がその、ちょっとだけ可愛くて……」
「君がそんなに僕を観察したかったとは。」
彼の指の腹で描かれる円は、時折一点を押さえつけるようにしながら、早くなっ
たり遅くなったりと不規則なスピードで繰り返される。きゅっと身を硬くしてそ
の快感に耐える薫を許すことなく指は卑猥に這い廻る。
「観察ってそんなんじゃ……あぁあっ!」
「違うのか。」
「ぃ、やあっ、あっあんっ……っも、許し、て……ぁんっ」
「わかった。」
「へっ?」
急に動きを止められて、薫は(湯川にとって)実におもしろい顔になった。
721 :
6:2007/12/17(月) 20:48:40 ID:5E3MQKJS
「君は今日違う目的でここへ来たはずだから、もう許すことにした。」
「えっ! そ、そうですけどそんなっ……」
「何か不満でも?」
「先生からあっ、あんな事してきておいて……」
その声は目線を逸らしていくのと同じようにフェードアウトしていき、その頬は
更に紅く色づいた。
「ではこうしよう。」
「な、なんですか!」
「今夜はガリレオが最終回だそうだな。」
「? それがどうかしたんですか。」
「もし今夜、視聴率が初回を上回ったら……」
「上回ったら……?」
湯川は彼女の顔にぐっと近づき、耳元で囁いた。
「――放送終了後、君には僕の言うことを何でも聞いてもらう。」
「……ちょっ、と待って何なんですかそれ! なんかズルいですよ先生!」
「そうかつまり君は……嫌だ、と。」
「い、嫌とかそんなんじゃ…ない、ですけど……」
「ではなんだ。」
「いや、その……視聴率なんてそんなすぐにはわからないじゃないですか。」
「そこは裏の手を使うんだ。」
「裏?! なっ何、なんなの裏って!」
「ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ !」
例え視聴率が上回ろうと下回ろうと、結果が同じなのは既に見えるような気が
しなくもない。
薫の苦難は、まだまだ続きそうである。
---------------------------------------------------- 了 --------
722 :
あとがき:2007/12/17(月) 20:52:22 ID:5E3MQKJS
今日どうしても投下したくて昨日からがんばって
書いてたんですが、急ぎすぎていろいろ言い忘れましたorz
・湯川×薫←一番言い忘れてはいけn(ry
・設定としては何回かヤってる。
・6〜7レス使用予定
なんか他にもアレなんですけど、目を通してくださって
ありがとうございました。
放送終了後の他の神々の作品を期待しつつ去ります。
いままでありがとうございました〜
723 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 21:53:08 ID:xBMC7yV1
爆弾解除のシーン音声だけで聞いてたらまるで二人の初夜のように聞こえないかwww
キスは!?
一体キスはどこだったんだ!?
(ノд`)・゚・
今日はゴロレオもあることを忘れてはいけないよ。
38歳と27歳なのにあの二人は何であんなに初々しいんだ…!
涙目の薫を見る優しい眼差しの湯川、キスはなくとも萌 え た wwww
くちゅくちゅニャンニャンのちゅるくらいはしてほしかった
ハグ留めかぁ──orz──!
でも内海の泣き顔イィ!!!!
+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚:.。+゚
宴会は終わった…。
さぁ!2次会を始めようじゃないか!
「やっと捕まえた」
「僕だって君を死なせたくない」
この台詞だけでお腹イパーイ(゚∀゚)!!
解除後、内海に抱きつかれて戸惑ってる(様に見えた)湯川に笑ったw
「Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)コレはデレ期?!デレ期なのか?!」
という心の声が聞こえた気がしたのは私だけか?
キスがなかったのには残念だったけど、あの
ハグ→研究室に顔出す
間に何かしら進展があったと勘繰ってしまうのは自分だけじゃないはず…(;´Д`)
有る意味あの後、二人がどうなったかとか妄想のし甲斐はある…かもしれない。
――5分後。
「…あー、その、なんだ内海君」
「なんですかせんせい…」
あの状態でよほど精神と体力を消耗してしまったのだろう、薫は憔悴しきった様子で未だに湯川にもたれかかっていた。
むしろ、いま自分がどういう状態なのかを理解しきっていないようにも見える。
「…こんなクリスマスプレゼントなんていらないわよー…」
ポツリとつぶやく言葉に覇気はない。
「……」
一方、湯川は。
(…さてどうするべき、か)
未だに行方の定まらない両手を空に置き、考えていた。
ところであの機械に爆笑してしまったのは自分だけじゃないと信じたい(家族全員総ツッコミだった)
キスは映画に持ち越しかぁ・・・とりあえず乙!!!
>>732 研究室に来たとき、薫チャソ髪おろしてたよね…
(´ω`)…実に面白い
>>730 「やっと捕まえた」
この台詞はヤバいよなー(;*´∀`)
木島の台詞にあった
「実に可愛らしいお嬢さんだ」
「湯川君が協力するのもよく解る」
を深読みすると、
内海の容姿は湯川のモロ好みと解釈してもかまいませんね?!
>>733 ノシ
自分は目玉がどっか行ったあと爆笑した。
どうしてもあの機械に目を奪われて他の萌えシーンを覚えていない。
奴はとんでもないものを盗んでいきました。
我らの視線です。
銭形自重ww
もう「やっと捕まえた」の一言だけで年末までお腹イパーイになれる
RedMercury
赤い水星・・・。
まあ爆弾解除のシーンでただkissしたより濃密な関係にはなったよな
「助かったのは先生のお陰です。あたしのこと好きにして下さい」とかもういくらでも妄想できるなw
「もういいから早く逃げて!」
「静かにしたまえ。」
「…っん?!…せんせ、何すっ…!」
「集中できないだろう。少し静かにしたまえ。」
と黙らせるためにキスをするのもアリかな、と妄想していたんだが。
祭り来ないねー
あまりの恐怖(笑)に腰をぬかした内海を
お姫様だっこして部屋にお持ち帰りぐらいはしてやってて欲しい
そこで準備してあった一人分のチキンとケーキを半分こして
メリークリトリス!フハハハハ
あぁゴロレオまでも見てしまった自分orz
あんまりにもサブタイトルに躍らされたもんだから、何やらやり切れない気持ちでいっぱいの自分。
ちょっと、このもやもやを文章にして発散してみようと思う。
クリスマスに向けて書く。書いてみせる。
「やっと捕まえた」発言に
自分が爆ぜた。
>744
投下を心待ちにしつる。
>>744 お待ちしてます。
自分の中で祭爆発しなかったのでここの過去の神作品を読み返して補完している。
なにはともあれ、イブは二人っきりで日付変更線越えたんだから、年越しも是非二人で!
神々に乾杯!(涙で曇って画面がよく見えない)
>>740 Red Mercury
水星でなく「赤い水銀」
某錬金術漫画を思い浮かべればいいかと。
>>747 なるほど
少ない量で高エネルギーを産み出す=等価交換原則を破っている
という訳だな。
749 :
コネタ:2007/12/18(火) 01:04:25 ID:px84shdH
「…しかし、ピンク色が好きと言いながらついぞ君がピンク色を身に付けていたのを見た事がない。」
「仕事の時は職業柄黒とか紺とか茶色の服にしてるんです。」
「そうか。」
「だからハンカチとかの小物類や、その他外から見えないところはピンク色にしている事が多いんです。」
「外から見えないところは……」
「あ!今なんか変な事想像したでしょ!先生のムッツリ!!変態!」
「なにを根拠に君は…確かに、色の白い君にはピンク色がよく似合いそうだが。」
あの後このような下らねやりとりがあったという妄想がっっ。
>>742とまったく同じ電波を受信した人間がここに一人。
あんなサブタイつけるんだったら、ディープまでいかずともせめてキスはすべきだろうよーorz
期待を色んな意味で裏切られた分、妄想で昇華するしかないのか…
ピンクと言えばあのガラスのコースターはどこにいったんだろう
湯川のマンションに置いてあって
薫が来るのを待っているガラスのコースター
753 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 06:43:21 ID:GENBxO4E
赤い"彗星"
爆破装置を付けられて取り乱す内海が
「うわーん私仕事ばっかで彼氏とか作ったことないのに〜
キスだってまだなのに〜」
なんて、普段からは想像もつかないような台詞を
吐いて欲しかった。
こんな時くらい・・・ね?
>>753 ウチの父も爆弾の名前聞いて同じことを言っていたよ。シャーがどーのこーの…
そのせいでドラマで集中出来なかった…orz
みんな小食なんだね
最終回、ものたりない大食漢は肩身セマス(´・ω・`)
>>752 またもや早とちりした内海が「元カノのを使わせようとするなんて」と激怒
まあその後は犬も食わない痴話喧嘩が繰り広げられ…
>>722 GJ!!なんというか湯川はドSっぷりがすっかり定着したな・・・
ドSじゃない湯川なんて考えられないw
視聴率初回24.7 最終回19.6
徐々に下がっていったのは
内海と湯川の絡みが控えめだったから
と思うのは私だけだろうか・・・
それにしてもあのサブタイトルには踊らされたよorz
小栗にとられた…かな?
小栗も全然取ってない。11%だったかな。
>>756 大食漢ここにもありノシ
だから過去の神作品を読んで空腹を満たしている。
>>708 GJ〜!
合意が取れてヨカタ。そのままじゃゴーカー(ryと心配してた。
>>722 ドSモエた。お膝の上とは!ありがとう。ありがと〜。
あの抱擁の後、爆弾の拘束椅子を使って楽しんだ
という電波を受信
「迷惑なんて気にしなくていい」
とかそのとき言ったんだろな
>>735さんに便乗した電波です
事件の依頼なのに「髪」を下ろして研究室にきたから
……もう他人じゃないふたり
栗林「関係ない人は勝手に入ってこないで下さい」
薫「あります!」
湯川「……」
爆弾解除後、薫が口つぼめてて、ついにキスキター!!!!!!
って思ったのに…。
チクショウ、あのサブタイトルはなんだったんだよ期待させやがってw
しかしあのレッドマーキュリーのセットは…
取り合えず映画期待してます!
あのハリボテは実は大人の玩具でもあるんだな。
にゅるんっと触手が伸びてきて…
いくらアプローチしても距離が縮まらないのに耐え切れなくなった薫が
湯川を押し倒すみたいな作品も読んでみたいな
>>766 第1章の「あなたを逮捕したい」を思い出した
本物の手錠をプライベートで使用とか…
>>767 絶対湯川の返り討ちにあうね
「(薫の体で)実験を始めようか」とか
最終章のもやもやを解消しようと、勢いで書いてみた。
短いけど、クリスマスまでの箸休めにでもなれば。
・湯川×薫
・申し訳ないがエロなし
・薫が超ウブ仕様
770 :
1/2:2007/12/18(火) 22:29:36 ID:BcPlvr2h
「……怖かったあ!」
薫はそう言うと、わっ、と盛大に泣き出した。
縋り付いた、湯川の胸で。
自分が置かれていた危険な状況を、改めて理解した――とでも言うのか。
とにかく彼女は、込み上げてきたものを一切我慢しなかった。
「そんなに泣くな、みっともない」
「だって、本当に怖かったんだからー!」
湯川のベストが濡れるのもお構いなしに、薫はひたすら泣く。
こんな風に、子供のように泣かれてしまっては、湯川の手は更に行き場を失う。
どうしたら良いものやら、さっぱり分からない。
「泣くな」
「うう……」
「聞いているか、内海君」
「……聞いてますー」
くぐもった声が、返ってきた。
多少は落ち着いたのだろうか、目立った泣き声は少なくなった。
「泣くんじゃない」
「う、わかりました」
「そして、僕のベストを濡らすな」
「はい……って、うわ!す、すみません!」
ばっ、と薫は素早く、湯川から離れた。
そして焦った彼女が取り出すのは、ピンク色のハンカチ。
「なるほど」
「え?」
「君の好きな色だ。ピンクと言っていただろう」
「ああ……そう、ですね」
そう言うと何故か俯き加減になりながら、薫は申し訳なさそうに、自分の作った染みを拭う。
薫の、好きな色。
そして、二人と皆の未来を救った色。
「感謝しなければならないな。君に、君の勘に。君の好きな色にも」
湯川はハンカチを眺めながら、しみじみと言った。
そのうち、彼の眼前で、ハンカチが震えだす。
正確に言えば、震えだしたのはそれの持ち主だ。
「どうした」
「だ、って先生……何かしみじみと、おかしな事言うから……」
薫が、震えている。
ただそれは涙や憤り、恐怖ではなく、堪えきれない笑いからだ。
「っ……だめ、我慢出来な……!あはは!」
とうとう、彼女は声を上げて笑った。
今まで流していた涙を拭いながら、楽しそうに。
「……それは良かった」
「へ?」
「君が笑えたのなら」
「せ、先生?」
これまでに見たことのない、湯川の優しい眼差しが、そこにあった。
不思議と、薫の顔が火照っていく。
771 :
2/2:2007/12/18(火) 22:38:10 ID:BcPlvr2h
――何、その表情。湯川先生は、狡い。
最高のクリスマスプレゼントだ、とか思っちゃだめ。私――
薫は一人、心の中で葛藤していた。
それを知ってか知らずか、この眼前の変人物理学者は――。
「内海君。今、最高のクリスマスプレゼントだ、等と思っていただろう」
「なっ!ひ、人の心まで読まないでください!」
言ってから、しまった、と薫は思った。
だが時既に遅し、湯川は満足げな笑みを浮かべて、彼女を見つめている。
「思っていたのか」
薫は、何も言えなかった。
出来ることといえば、恥ずかしそうに湯川から目を逸らし、顔を真っ赤にすることだけ。
「実にくだらない」
「……くだらないとか、言わないでください」
「違う、内海君」
次の瞬間、薫は強い力に引き付けられた。
何、何?と混乱する、彼女の頭。
冷静になってみると、再び湯川の胸に身を委ねている自分に気付く。
「ゆ、湯川、先生?」
「くだらない、と言ったのは」
す、と湯川の手が、薫の頬に伸びてきた。
それは頬を撫で、顎まで伝い、彼女の顔を上げさせる。
「もっと良い、クリスマスプレゼントがあるからだ」
湯川がそう言ってから、薫の視界が暗闇になるまでに、あまり時間はかからなかった。
ほぼ同時、と言ってもおかしくはない。
湯川の唇と薫のそれは、重なっていた。
事態の飲み込めない薫は、暫く目を閉じられないでいたが。
もっと良い、クリスマスプレゼント。
それが、湯川からのキスだとは。
772 :
3/3:2007/12/18(火) 22:42:43 ID:BcPlvr2h
「内海君。今の君は、実に面白い表情をしている」
「……!」
唇が離れても、薫はただ、口をぱくぱくさせるだけ。
耳まで赤くなった彼女には、到底言葉が発せそうになかった。
「さて、僕も君からプレゼントが欲しいところだが」
「な、せ、に、を……」
「何を貰おうか」
薫に構わず、湯川は真剣に考えているようだった。
言葉になっていない声は、やはり彼に届かないらしい。
「……内海君」
暫くの間の後、何やら考えついたらしい湯川が、薫を真っ直ぐに見据えた。
薫の思考回路、というより処理能力は、次々に起こる事の収拾に追い付けていない。
「君が欲しい」
その言葉を聞いた途端、薫はとうとうフリーズした。
意識の続くぎりぎり、最後に彼女の視界が捉えたのは、反転する研究室の天井。
倒れた薫を抱き上げ、湯川はやれやれ、と溜息をついた。
同時に、彼は決心する。
彼女が目覚めたら、開口一番に言ってやるのだ。
キスして、と。
終
途中、改行規制に引っ掛かったんで、使用レス数が変更にorz
色々と読みにくくて申し訳ない。
それでも読んでくださった方、有難うございました。
うおっ神が!!
これで最終回だったらよかったのに。
うおおおおおおお
超乙超神超GJ!!!!
これで納得だ(゚∀゚*)キスシテ
GJー!
最終回サブタイに躍らされ、やや消化不良気味だったが神作品のおかげでおさまりつつある。
クリスマスプレゼントありがとう!
これ本当に脚本でもおかしくない!
演じてるとこ想像できるしw
これが理想!
しかし変人なので「常識では考えられない」「超常現象だ」
内海の謎を解明しようと、寝食を忘れて心身ともに打ち込むことでしょう…
現象には必ず理由がある。
内海君、君の勘にも絶対に理由があるはずだ。
僕に一生かけて検証させてくれないか?
> 僕に一生かけて検証させてくれないか?
プロポーズのつもりの湯川、
「先生は一生私を研究対象としてしか見てくれないんだ…」と凹む薫
まさに噛み合わない二人w
コーヒーのシーンで口移しで飲ませる姿を想像した俺ガイル。
782 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 13:21:05 ID:+L8wQlpa
水分取っちゃうとトイレ行きたくなるから、コーヒー断るだろう。
解除された後、速攻でトイレダッシュするかな〜と思ってました。
達磨船の中に閉じ込められた時よりは短いからなあ>拘束
つーかあの時トイレはどうしてたんだろ、一晩
>>783 緊張でトイレに行きたいと考えるどころではなかったと思いつつも、
裏でそういうやりとりがあったら、悶えるかも。
「こんなときにトイレにいきたくなってしまいました……」
「それは生理的に極めて正常な現象だ」
「でもこんな非常事態に……」
「非常事態だからトイレに行きたくならないというのは、非論理的な考え方だ」
「でも、トイレにいけないじゃないですか!」
「では、ここで用を足せばいい」
「え……」
「手伝おう」
薫パニックに陥る。
という感じの電波を受信したw
>「手伝おう」
バロスwwwwwwww
先生、手伝いが斜め上w
>>780 同じものを受信した。
録画してないから流れやらセリフはうろ覚え。
カチン、と湯川はコンロのスイッチを捻った。
「なに、してるんですか?」
予想は付くが、妙な機械に拘束されて座っている薫からは湯川の行動は見えない。
「とりあえず落ち着くためにコーヒーでも飲もう。ミルクと砂糖は?」
「こんな状態でコーヒーなんて飲めません!」
薫は、手が動くものなら頭を抱えたい気分になった。
東京の半分が吹っ飛ぶ、もちろん真横にいる自分もその側にいる湯川も消し飛んでしまうだろう
威力のバクダンを前にしてコーヒーを勧めてくるとは何事だろうか。
だが湯川はいつもの口調で
「そうか。では」
とカップを持ち上げた。
そのまま薫の前まで来ると、カップの中身を一口含み、まるでワインのテイスティングをするように口の中で転がした。
何をしているんだろう、と薫がその様子をじっと見つめると、湯川は口をつぐみ腰をかがめて近付いてきた。
「うわあああ!? 先生、なにを!?」
目の前にいまだかつて無いほどの湯川のアップが迫ってきた。
唇にしっとりとした柔らかい、少し熱いものを感じる。
瞬きも忘れ、薫は目の前の湯川を凝視していた。
唇が震える。
触れ合っているものとは違う、柔らかく熱いものが薫の唇をなぞりはじめる。
湯川の舌だ、と気が付いた時にはそれは薫の口腔内に進入していた。
「ん……う」
湯川の舌と共に、ぬるく甘い液体が流れ込む。
少しの苦みと、薄い香りのインスタントコーヒーは薫の頭をクラクラと揺らす。
「落ち着いたか?」
唇が離れた第一声はそれだった。
薫は下を向けるぎりぎりまで顔を伏せた。
「なんか――よけいに緊張したというか、熱が出そうです」
酔ってしまったように頭がクラクラとする。こうして拘束されて座っていなければ倒れ込んでしまっただろう。
「何か、混ぜましたか?」
「何も。ミルクと砂糖は少しだけ入れたが」
湯川は上着を脱ぎ、実験台に木島から受け取った紙を広げた。作業に取りかかるつもりなのだろう。
薫からはもう背中しか見えないが、きっといつものように真剣な顔で取り組み始めたに違いない。
「お酒、飲んだみたいにふらふらします」
返事の期待はせずに薫はぽつりと言った。
「それは妙だな」
「はい?」
「僕は何も混ぜていない。にもかかわらず君はアルコールを摂取したような状態に
なっている、と言う。インスタントコーヒーと少量のミルクと砂糖以外に混じったものとして
考えられるものは他に僕の唾液くらいのものだ。面白い。実に興味深い」
「あ、あの…せんせ?」
「つまり君は僕の唾液で酔っぱらうかもしれない、ということだ。これはあとでゆっくり
検証しよう」
「せんせえ!? 何を言ってるんですか!?」
「だが、まずは目の前のこいつだ。少し静かにして待っていたまえ」
受信機がバルク品につきこんな。
>>786 今その続きも受信したんだけど、誰か発信した?
最終回のもやもやは髪を降ろして来た→曲
の流れでつまりあの夜薫がキスしてと言ったんだな!それで何かあったんだな!と歌詞を持ち出して納得してたw
けどこのスレの作品ですっきり出来たかも
神GJ!乙!
>>786 GJ!!
クリスマスの夜、抱擁した男女が
何もなかったとは考えられん。
しかも、危機を脱した後だから、余計高揚してるだろうし。
その夜は、絶対キスしてどころじゃすまなかったと思うと、ニヤニヤしてしまう。
そんな電波を発信してくださる神を待ってます。
いなかったら、書こうかな……。
パール入りのリップを塗ってくちびるもテカテカにしてお待ちしていますwktk
じゃシャンパングラスもって待ってまス
漏れも待ってる
794 :
790:2007/12/22(土) 06:14:00 ID:fng13R0x
>>770さんの神作品があるけれども、
ハグの後です。
(場面は研究室ではありませんが……)
・湯川×薫 。
・初のため結局エロなしです、申し訳ない。(てか、へぼくて申し訳ない。)
・湯川はドSだけど、薫タンには、ものすごく振り回されると思うんだ。
795 :
790その1:2007/12/22(土) 06:14:30 ID:fng13R0x
「先生……マンション着きましたよ」
「ああ、ありがとう」
湯川の手によって東京が救われた後、薫はいつも通り車で湯川をマンションまで送り届ける。
湯川を車の助手席に乗せるのは、操作の協力をしてもらって以来、毎度のことで慣れっこだった。
……慣れっこだったはずだった。
しかし……。
今日の薫の心臓は、普段とは違い、パトカーのサイレンのごとく派手に暴れていた。
――湯川先生に、私の心臓の音、聞こえちゃう……。
運転の最中、薫はそんなことばかり考えていた。
運転に集中できなくて、警察官が事故を起こすなんて洒落にならないとはわかっていたが、
湯川と、先程の湯川との抱擁で頭がいっぱいだった。
そんな落ち着かない薫とは対照的に、湯川はいたって落ち着いているように見えた。
少なくとも、薫の目にはそう映っていた。
――湯川先生は、さっきのこと、なんとも思ってないのかな……。
時折会話はあるものの、いつも通り調子。
わずか1時間程前までのドラマチックな展開なんてなかったかのようだ。
ふと会話がなくなったとき、横目でこっそり湯川の顔を見ても、
いつも通り真面目くさった顔で、正面を見据えていた。
きっとまた難しい科学の理論だかなんだかを考えているのだろう、と思い、
薫はこっそりため息をついた。
796 :
790その2:2007/12/22(土) 06:15:02 ID:fng13R0x
そして、湯川のマンションの前に到着したわけだが、車を降りる間際の湯川の態度はいつも通りだ。
運転中はそっけなくても、クリスマスの夜だし、もしかしたら……、
もしかしたら素敵なことがおこるかもしれないと期待していた薫だったが、
あまりにも普段どおり過ぎてがっかりしてしまう。
――本当に、このまま別れてもいいのかな。
薫の胸に不安のインクがぽとんと一滴落ちた。
――この前、もう頼らないなんて言っちゃったし。このまま別れたら、またいつも通り、研究室を訪ねられないかも……。
一滴のインクのしみはどんどん薫の胸に広がっていく。
「では」
湯川は、ドアのロックに手をかけた。
――このまま別れるなんていやだ!
「湯川せんせ……」
思わず、湯川のコートの裾をそっとつまんだ。
「どうした、内海くん」
ドアの方へ向きかけていた湯川の顔が、薫の方に向いた。
「や……あの……」
「早く用件を言いたまえ」
薫は、高鳴る鼓動を抑えるように小さく息を吸った。
「先生、私のこと、死なせたくないって言ってくれましたよね」
「確かに、そういったが。それが何か」
湯川の口調はいたって冷静だった。
しかし、薫はここで引き下がってはダメだと、どこかでわかっていた。
「それ、どういう意味ですか」
「言葉通りの意味だよ」
「だから、それがどういうことか知りたいんです!」
「相変わらず君は感情で動いているようだな」
少しだけ、湯川の口元が緩む。
「いつもいつも、君の反応は僕にとって非常に興味深い」
「はぐらかさないで下さい!」
「別にはぐらかしてなどいない。僕の感想を素直に述べただけだ」
――この先生には、かなわないかもしれない。私の気持ちなんて届かないかもしれない……。
怒りと、先生は好いてくれているのかもしれないという勘違いをした恥ずかしさで、薫の頬は赤く染まる。
しかし、目だけはまっすぐに湯川を見据えていた。
「ふはははははは」
耐えていた湯川だったが、薫の様子についに我慢しきれなくなり、笑いが爆発した。
「何がおかしいんですか」
「笑うという現象は、おかしなことがあった以外でも……」
「今は、先生の理屈なんて聞いてられません!」
「じゃあ、今度は僕の方が聞こう。内海君、君はなぜあの時、僕に死んでほしくないと言ったんだ」
「それは……」
薫は頬を染めたまま、俯いた。
――ゆ・か・わ・せ・ん・せ・い・の・こ・と・が・す・き・だ・か・ら。
声に出したつもりだったけれど、声は出なかった。
二人の間に無言の時間がゆったりと横たわる。
797 :
790その3:2007/12/22(土) 06:15:49 ID:fng13R0x
突然、薫の頭にふわりと何かが被さった。
湯川の手だった。
実験をするとき、パソコンを打つとき、器用に動く、美しい指をもつ手だ。
そして、先ほど、薫を拘束していたものを取り除き、椅子から立たせてくれたのも、このやさしい手だった。
湯川はその手でゆっくりと薫の頭を撫でた。
そして……薫はゆっくりとその言葉を口にした。
「せんせ……キスして」
湯川のやさしい手は頭から髪、頬へとゆっくり降りる。
薫がおずおずと顔をあげると、今までにないほど優しい表情をした湯川の顔が、目の前にあった。
そっと目を閉じると、薫の唇に温かく優しいものがそっと重なった。
湯川の唇は、一度薫の髪へ、そして、もう一度唇にあてられた。
湯川の舌が薫の口に侵入する。
薫は、そっと自分の舌をからめた。
「……ん……ふぅ……」
気持ちが良くて、そのまま意識が薄れそうな勢いだった。
……長いキスの後、湯川は再び、薫のあたまにそっと右手をのせる。
左手で器用に、薫の髪のゴムをはずして、頭にのせた手は、愛おしそうに薫の髪の上を滑らせた。
「先生、私、不安でした」
薫はそっとつぶやいた。
「ん?」
「研究室で、だ……抱き合ったのに、先生は車の中ではいつも通りで。
自分ひとりで盛り上がってたのかって、馬鹿みたいに思って……」
「………」
「それに、先生には頼らないって言ってたのに、結局迷惑かけちゃったから、呆れられてるかな……って」
「ああ、君にはいつも驚かされる」
「先生……」
「でも、呆れてはいない」
薫の髪を撫でていた手で、湯川はそっと薫を自分の胸に引き寄せた。
「驚かされると言っただろう。車の中で黙っていただのは、君に抱きつかれた後、どう接すればいいかさっぱりわからなかったからだ」
湯川の表情は見えなかったが、胸から伝わってくる心音は早く、大きく感じた。
「でも、君が抱きついてくれたことは、うれしかった」
湯川は、内海の髪にそっとキスをした。
「これから、僕の部屋にくるか」
「はい……」
「覚悟はできているのか?」
突然、湯川の口調が強くなった。
「え?」
湯川の口調の荒さに驚いて、薫は大きな目を見開いて、湯川の顔を見上げた。
「君は普段、僕の事を冷徹なロボットのように考えているようだが、僕も、人間の男だ。
君を部屋に招いたら、紳士のようにふるまえる自信はない」
「先生のこと、ロボットだなんて思ってません。だから、好きになったんです」
湯川は、口の端を面白そうに吊り上げて笑った。
「ロボットではないから好きになったというのは、非論理的だ。
ロボットを愛することができないなんていう……」
「ふふ」
薫は思わず噴出してしまった。
「何かおかしいか」
「先生、いつも通りに戻ったな、と思って」
「そうだな」
二人の笑い声が車の中に響きあう。
クリスマスイブの夜に相応しい場面だった。
「先生」
薫は、笑顔のまま湯川に言った。
「先生の部屋に、行かせて下さい」
798 :
790:2007/12/22(土) 06:16:46 ID:fng13R0x
近くのコインパーキングに車を止め、二人で車を降りた。
少し前を歩き出そうとした湯川の美しく優しい指に触れると、
すぐに、その指が絡みついてきた。
二人はそのまま、湯川のマンションの部屋へ向かって歩き出す。
「ところで先生」
「どうした、内海くん」
「先生、さっき、私の髪のゴムをはずしちゃいましたけど、どうしたんですか?」
「………」
少し前を行く湯川の表情は見えない。
「あれー、もしかして……」
薫の顔に笑みが浮かぶ。
「髪を下ろした方が好きなんですか、せんせは」
「………」
「先生、ムッツリすけべの上に、髪フェチなんですね」
湯川は立ち止まって、くるりと薫の方へ向き直った。
「髪を下ろしているほうがよければ、フェチなんて、君は安直に物事を考えすぎる」
湯川はもっともらしい口調で言ったが、薫の笑みは消えなかった。
湯川は根負けしたらしく、また前を向いて歩き出した。
……手はつないだままだが。
「でも、髪をくくっているよりも、髪をおろしている方が好きなのは、事実だ」
そのまま二人は、マンションの一室に吸い込まれていった。
翌日、捜査本部にいる草薙の元に現れた薫の表情は非常に眠そうだった。
そして、普段のポニーテール姿ではなく、長い黒髪は降ろしたままだった。
「内海、昨日は早く帰ったから、ゆっくり休んだんじゃないのか」
「え!? あの、やっぱり昨日は、捜査状況が気になって眠れなかったので」
薫の挙動不審な様子に、草薙は内心は笑い出したくてたまらないのを極力押さえて、
事件の捜査に当たらせた。
薫が出て行ったのを確認した後、草薙は携帯を取り出して、電話を掛け始めた。
「もしもし、桜ちゃん? 実はね……」
END
799 :
790:2007/12/22(土) 06:19:44 ID:fng13R0x
以上です。
スレ汚しスマソ
(しかも、最後にその4を付け忘れましたorz)
中略されたエロは余力があればこっそり書くかもしれませんが……。
職人様がくるまでの、初心者の繋ぎだと思ってもらえたら幸いですw
790さんGJ
実は私も「初めてのHは湯川の部屋で」電波を受信してたのでス
うはwwGJ!!
エロも期待してる。十分うまいよ。
神作品投下乙です、そしてGJ!!
翻弄される薫カワユスwwぜひ続きのエロ展開も待ってますぜ
GJ〜!職人さん乙でした!此処は神作品多くて最高です。
薫タソがかわいすぎだね!
エロも期待してるお!
ぐっじょぶだ!
薫は、恋愛に対しては結構夢を持っていそうだから、
研究室で初はいやがりそう。
そして、研究室で初を迎えた日には湯川に文句をいってそう。
「初めてだったのにこんな場所で(⊃Д`)もっと夜景の見える素敵なホテルで……」
とかなんとかw
湯川も乙女思考だったらもっと笑えるけど。
薫は処女設定?
>>806 そこは謎。
色々憶測が飛び交ってるが。
個人的にはそうだとおもしろいと思うが、
27だしな。
何もないとは考えにくいかも。
湯川先生は合理主義だからな
「性行為の最中に君は夜景を楽しむ余裕があるのか?それならば余計なことなど
一切考える隙を与えぬよう努力するとしよう」
「え…?先生その縄は?怪しげなその道具の数々は!?
ん…っ!ぷはっ、や、先生一体何飲ませたんですか今?」
「雑念を振り払うことの出来る薬だ。これで君はここが研究室ということを忘れ、
ひたすら僕との行為に没頭できる。快感だけを享受し続けるという理想的な…」
「つまり、変な薬飲ませたんですね!?先生の変人!ていうか変態!!」
「呼吸が荒くなってきたな。思ったより効き目が早いようだ」
「な、縄なんて使って何する…ちょ、先生!?」
「さあ内海くん、始めよう」
「始めよう、じゃないです!大体もう朝になる……きゃ、いや、あああっ」
という電波を受信したが、生憎自分のアンテナが古いようで途中経過が切れてしまったw
神の降臨を大人しく待とう
>>808 変な薬と縄バロスwww
しかも、明け方になってさらになんて。
「変人ガリレオ」改め「変態ガリレオ」ですかw
変態ガリレオなら、
かなり性能のいい小型ビデオカメラか何かをしこんでおいて、
後で編集作業してそうだな。
で、こっそり
「実におもしろい」
といいながら見ているところを薫に発見され、
「この変態」
とどつかれるという……。
こんな電波も受信してみたけれどもw
810 :
809:2007/12/23(日) 05:34:42 ID:6GNkWzX9
せっかくなので、
>>809を発展させて、あほな小話を書いてみた。
ほんまにあほな電波で申し訳ないですw
「明日、仕事を終えてからうちに来ないか」
薫が、捜査の合間で一息入れているところに、湯川から電話がかかってきた。
「明日、大学で別の学部がフォーラムを開く。
他学部の学生は立ち入り禁止のため、うちの研究室の学生も大学に来れない。
そうなると、明日行う予定だった実験ができないので、明日は僕も大学へは行かないことにした。
できれば、夜は君と過ごしたいのだが」
付き合ってから、もうしばらく経つが、デートの誘いはたいてい薫の方からだった。
だから、湯川から誘ってくることはめずらしい。
本来なら「行きます」と即答したいところだが、今の薫にはそれが難しかった。
「とっても行きたいんですけど……。
今担当している捜査が難航していて、明日も帰りが遅くなりそうなりそうなので、
湯川先生のところへはいけそうにないんです」
「そうか。それは残念だ。
また落ち着いたら、連絡をくれ」
「おーい、内海、そろそろ聞き込みいくぞ!」
弓削からの呼び出しがあったので、薫は湯川との電話を早々に終わらせた。
それが昨日の話。
ところが、今日になって、難航していた事件が急展開を迎えた。
そして、意外にもあっさりと片付いてしまったのである。
そのため、薫は定刻どおりに署を出ることができた。
薫は湯川に「やっぱり会えることになりました」と電話をかけようとしたが、
発信ボタンを押す前に、あることをひらめいた。
突然、湯川の部屋を訪れて、驚かせようと思ったのだ。
湯川は見た目とは反して、案外寂しがりやのところがあるので、
今日会えないことに内心はがっかりしているはずだった。
突然、尋ねていったら「連絡もいれずに来るなんて君はいつもいつも非常識だ」とかいいつつも、
喜ぶだろうと考えた。
薫は、連日の捜査で少し疲れてはいたが、
名案を思いついたのがうれしくて、ウキウキしながら、車に乗り込んだ。
マンションにたどり着くと、薫は、湯川にもらった合鍵で、
湯川の部屋のドアをこっそり開いた。
「……!」
湯川は在宅中のはずなのに、なぜか家の中は真っ暗だった。
湯川先生、出かけちゃったのかな、と疑問に思っているところに……。
「あ……」
何やら寝室の方から、声が聞こえた。
薫は、不審に思って湯川の寝室の方へおそるおそる近づいていった。
すると……。
「……や……あっ……だめ……っ」
ドアを隔てた寝室の中から女性の喘ぎ声らしきものが聞こえてきて、薫は仰天した。
「はぁん……ん……あ……」
――先生……まさか……。
あらぬ考えが薫の頭をよぎる。
――今日は私が来ないのがわかってたから、他の女(ひと)を……。
薫は眩暈がした。
――先生、私だけを愛しているなんていいながら、浮気してたの?
薫の目に、涙が浮かぶ。
このまま帰ってしまおうかとも思ったが、それはくやしい。
――とにかく、先生をひっぱたいて帰ろう。
薫の頬は、怒りで真っ赤になっていた。
寝室のドアをそっと開ける。
中は真っ暗かと思っていたが、ぼんやりと薄明るい光が寝室からもれた。
ドアの外からおそるおそる覗くと……。
ベッドはからっぽだった。
かわりに――。
「実にすばらしい」
湯川はうっとりとした表情でパソコンの前に座っていた。
そして、高速でキーボードをたたいており、湯川の背後へ近づいていっても、
作業に集中して、薫にはちっとも気づかない。
パソコン画面には、薫の恥ずかしい姿が映っていた。
……しかも、ノーマルなものではなく、ことの最中、湯川に要求された衣装やプレイのものだった。
どうやら、動画の編集作業中のようだった。
「……ひゃ……せんせ……や……あっ」
寝室のドアの外からは気がつかなかったが、喘ぎ声はよくよく聞かなくても、薫のものだった。
「湯川先生……」
薫が思わずため息交じりの声をもらすと、湯川は驚いて振り返った。
「内海君! 今日は来ないといっていたはずなのに、なぜここにいるんだ」
「早く帰れることになったから、こっそり訪ねて湯川先生を驚かそうと思ったんです。
それより……」
「先生! いつこんな映像とってたんですか!」
そうなのだ。
薫は、湯川が最中の映像を録画しているなんて知らなかったのだ。
「このようなデータは集めておくべきだと思ったからだ」
湯川は悪びれもせずに堂々という。
薫はとたんに脱力感に襲われた。
そして……薫のこぶしは、怒りで小刻みに震えた。
「こンの……! 変態ガリレオ!!!」
薫の右ストレートが湯川の顔に見事に決まった。
椅子から落ちた湯川を放置したまま、
「湯川先生なんてもう知らない!」
と薫は怒り心頭で部屋から出て行った。
「内海君の行動は、さっぱり予測できない……」
しばらく時間が経過した後、湯川は左頬を抑えながら、ぽつりとつぶやいた。
それから、湯川は1ヶ月ほど薫とは口を利いてもらえなかったとか。
うわああ初めてリアルタイム遭遇ktkr!
>>809さんGJ!!
殴られた理由すら解らない変態ガリレオハゲワロスwww
このデータは君が不在時の僕にとって重要だとか
外部には決して漏れない鉄壁のファイアウォールで護られているとか
ややgdgdの湯川のいいわけも聞きたいもんだーーー
GJ!
神GJ!
薫って意外とパンチ強そうだなww
よく読んだらグーで殴ってるのかwww
グーパンチ素敵v
>>809氏GJ!
薬という事では、漏れも電波を受信した。
流れだけ書いとく。
「やっと手に入れました!」
「ほう、これが例の…」
「はい、世間一般には、これが最も認知されています」
「ふむ。年齢や性別に関わらず、性的興奮をもたらす、か。実に興味深い」
「では早速実験を!」
「ふむ。同時に臨床試験もせねばなるまい」
「え?…ま、まさか、私が飲むんですか!?」
「いや、他に適任者が居る。もうすぐ来るはずだ」
「あぁ、なるほど、”彼女”ですか」
「ついでに、”これ”も試すか」
「それですか。ER流体を使って可変形にして…バイブレーション機能も付けたんですよね」
「設計から製作まで1週間掛かった」
「苦労した甲斐がありましたね(涙)」
コンコン
「失礼します」
以上、湯川と栗林の会話。
そして次の研究テーマは「薬」w
>>812 い、一ヶ月も!?
編集したデータで楽しむ湯川
ガマン出来なくなって頭を下げてお願いしにくる内海
>>818 ただ、栗林の前では飲ませないだろうな。
湯川=嫉妬深い
は自分の中では定説w
乱れる姿は、独り占めしたがるような。
明日は月曜だけど、もうガリレオは放送されないんだよな……淋しい。
人も減ったような気がして(´・ω・`)
まだ電波受信しっぱなしの住人もいるようだがw
湯川と草薙の差し飲み。
草「そろそろ身を固めたいよな。帰宅した時、誰もいない部屋が淋しくてさ
志願してくる子はいるけど、本命はなかなか『うん』と言ってくれないてね」
湯「仲間内ではお前が一番早く結婚すると思っていたけれども、意外だったな」
草「今じゃあ、独身はお前と俺ぐらいだもんな。ぬけがけするなよ」
湯「………」
草「まさか、湯川……」
湯「披露宴は、4月23日(ちなみに、うつみで、卯月の23日w)だ。
司会を頼みたいので、予定を空けといてくれ」
草薙涙目w
草「で、一緒に住むのはいつからなんだ?」
湯「……もう住んでいる」
草「お前ら付き合って1ヶ月半もたってないよな。
お前って行動が早いというか、見かけによらず手が早いというか……。
やっぱりムッツリ……」
湯「彼女と同じことを言わないでくれ」
ムスッとしながら飲み続ける湯川。
で、時間が経過して披露宴。
その場で湯川&薫ベイビー誕生の予定が発表される。
(できちゃった婚ではない)
後日再び、湯川と草薙の差し飲み。
草「やっぱり湯川ってムッツ……」
湯「しつこいな、お前は」
こんな電波を受信したw
822 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:16:00 ID:4EHCmKH0
>>822 ちょwww
湯川、数式はどこへいったwww
ムッツリすぎるwwwww
824 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:25:25 ID:4EHCmKH0
825 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:29:22 ID:4EHCmKH0
827 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:33:14 ID:4EHCmKH0
>>826 あれッ!本当だ!検索に空白いれると変わるのかな。
こっちの方が深くて2人の間柄よく表してるね。
>>827 空白のあるなしで変わるらしい。
湯川と薫の二人は、空白なしの方が現実味があるw
でも、後は、空白ありの方がおもしろい
829 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:37:47 ID:4EHCmKH0
脳内メーカーで苗字と名前の間に空白いれるのと入れないのではこんなに検索結果が変わるなんて、
今日はじめて知ったわ。トンクス。
830 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:37:48 ID:4EHCmKH0
脳内メーカーで苗字と名前の間に空白いれるのと入れないのではこんなに検索結果が変わるなんて、
今日はじめて知ったわ。トンクス。
831 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:41:28 ID:4EHCmKH0
なんか納得いくのが多いな〜w 脳内メーカー トンです。
脳内メーカーの中の人が
実は帝都大学・・・
脳内メーカー乙です。面白いなw
最終回をビデオ見返してて思ったんだけど
ペプシとフレシネのCMが連続で流れたのは絶対意図的だよな
あの恰好でクリスマスの夜に二人が会っていたと示唆しているのに違いないww
湯川の中の人がガリレオのOPと予告のインストを他局で弾いてたなw
映画での趣味はぜひギターで
あのきれいな指とギターテクニックがあればきっとあれも上手なんだろう
と妄想
二話で薫が「コーヒーいただいていいですか」と言って選んだ研究室常備のマグカップ、チョコレート色だったんだけど。
三話で落ち込んでる薫に湯川せんせが差し出したのもチョコレート色のマグカップ。
そして最終話、「コーヒーでも飲んで落ち着こう」と湯川せんせがカップ二つ用意した時も自分用の黒と、チョコレート色のマグカップ。
なんか上手く言えないけど萌え。
二話で薫が選んだのを覚えていただけでは?
>>873 二話で薫が選んでから、湯川の中で薫専用のカップになってたりしたら萌え(*´д`*)
他の人が使おうとしたら(ゼミの学生や栗林はそれぞれ自分専用カップがあるだろうから、来客とか)、
湯川が、
「そのカップには持ち主がいるので、別のカップでお願いします」
とか言ってるのを想像するとゴロゴロするw
1話で湯川が、茶色のマグカップを薫に出したのが最初だお。
>>839 間違えて申し訳ないお('・ω・`)
きっとゼミの学生たちはそれを見てニヤニヤ笑ってる。
で、薫は湯川の彼女説を確信するわけで。
そして、栗林は怒ってるw
でも、湯川はあえて気がつかないふり。
週刊誌に湯川と薫の中の人達、載ってたね。
>>842 週刊誌kwsk
映画もあるし、その売り出しのためだと思いつつ、
ここはガリエロ住人として騙されて起きたいwww
詳しくは女性セブンを…
ちょっと長いクリスマス話、投下。
・湯川×薫
・ドラマの一年後くらいかも
・既に恋人設定
848 :
1:2007/12/24(月) 22:55:02 ID:rvazCoC5
クリスマスの予定は?と、女二人で質問し合っていたのは、もう一週間程前になる。
大きなクリスマスツリーの下、薫は期待に胸を膨らませながら、そんな日のことを思い出してい
た。
――城ノ内さん、今頃何してるんだろ。
街の空を見上げ、薫はふと思う。
お洒落にディナーかな、恋人と。
それとも、意外に遊園地とかでデートしてたりして。
そんな想像をしながら薫が見上げた空は、晴れてはいるが星はまるで見えない。
街だもんな、と彼女は妙に寂しく納得して、視線を足元に落とした。
排気ガスの所為で、星が見えにくいんだ――小難しい言葉を交えながらも、彼がそう説明してく
れたのは、いつのことだっただろう。
「……先生、まだかな」
そろそろ、約束の時間だ。
薫は盛んに時計を気にし、辺りをきょろきょろと見渡す。
「あっ」
見えた。
マフラーを巻いて、両手をコートのポケットに入れて歩く、長身の男性。
すれ違う女性たちが、彼を見るために振り返る。
それに気付いているのか、いないのか――本人は寒そうにしながらも、颯爽と歩く。
「先生っ」
薫は目を輝かせ、手を大きく振った。
視線が合う。
彼が近づいてくる。
「君は子供か、内海君」
開口一番にそう言われ、薫はぷうっと膨れてみせた。
失礼な、と彼女は思った。
今日のために髪も巻いたし、もっと女性らしい一面を見せてあげようと、意気込んできたのに。
寒いけど、頑張ってセクシーな服も着てきたのに。
見てみれば彼――湯川は普段通りの背広姿で、自分のように、特別に意識していそうもない。
鈍感!
変人!
折角のクリスマスなのに!
薫は湯川を、きっ、と睨んだ。
「何だ」
「……いーえっ、何でもありませんっ!」
薫はわざとらしく、そっぽを向いてみせる。
彼女にそんな態度を取られても、湯川は動じない――また、動じる気配もない。
「そうか。では、行こう」
「えっ、ちょっと、先生?」
「寒い。早く中に入るぞ」
ぐい、と薫の手を引く。
鈍感でマイペース。ああ私、厄介なタイプの人に振り回されてる――薫は、頭の痛くなる心地さ
えした。
でも、そんな彼に薫が随分と惹かれているのは、紛れも無い事実で。
「もう、そんなに引っ張らないでください!」
文句を言いながらも、湯川に手を引かれたまま、薫は素直に従った。
849 :
2:2007/12/24(月) 22:55:43 ID:rvazCoC5
インターコンチネンタル――薫が命の危機に晒されたあの事件も、記憶に新しい。
そんな場所で、二人は静かに夕食を取る。
「ふふ、美味しー」
料理を口に運ぶ度、薫はそんな、飾り気のない感想を漏らす。
新しい料理が運ばれてくると輝いて、一口食べれば即座に笑顔。
彼女の表情は、そんな風にころころと変わる。
ずっと見ていても飽きないな、と湯川は思った。
「随分と幸せそうだな」
「へ?そうですか?」
「ああ、とても幸せそうだ。これまで、君のそんな表情は見たことがない」
「どうも……って、それ、何だか私が食いしん坊みたいじゃないですか」
「違うのか」
「……完全に否定はしませんけど」
だって美味しいんだもん、と薫は呟いて、再び料理を口に入れた。
また、彼女の表情が変わる。
そして湯川は、目が離せなくなる。
「湯川先生?」
目が合った。
湯川は何事もなかったかのように、視線を逸らす。
同時に、これまであまり使っていなかった手を、忙しなく動かしはじめた。
「先生、今、私のこと見てました?」
「……気の所為じゃないか?」
「気の所為、かな」
「気の所為だ」
もし素直に認めてしまったら、当分彼女に揶揄われるに違いない。
そして、かつて大学の同期であった草薙も、それに便乗してくるだろう。
湯川の脳裏に、その情景がはっきりと浮かぶ。
可能性が十分にありすぎて、嫌だ。
「ふあー、美味しかったあ。ご馳走様でした」
控えめに手を合わせ、ぺこっと小さく頭を下げる薫。
デザートまでしっかり平らげ、ワインも飲んで――よくそんなに華奢な体でいられるな、と湯川は思った。
だが、そんな彼女を心地良いと感じる。
本人には言わないが。
「では内海君、行こうか」
「行こうか、って先生、何処に?」
湯川は、きょとんとしている薫を連れて、レストランを後にする。
どうやら、薫にとっては「二人で食事をする」のが今日のプランだったようだ。
「このホテルに泊まるんだ。最上階の、景色の良い部屋が取れた」
そう言いながら、湯川は薫に部屋のカードキーを見せた。
ほぼ同時に、眼前のエレベーターが到着し、扉が開く。
それでもまだ、薫は訳の分からなさそうな顔をしていた。
850 :
3:2007/12/24(月) 22:56:34 ID:rvazCoC5
「うっわあ、凄い!」
部屋の扉を開くなり、薫は張り付かんばかりの勢いで、窓の方へと駆けていく。
きらきらと輝く、幾筋もの金の糸――道路だ。
色鮮やかな観覧車も見える。
冬の張り詰めた暗闇によく映えて、どれも美しい。
「凄いな……こんな景色、普段じゃ見られない」
自分の息で曇る窓硝子を何度も拭きながら、薫はその夜景に釘付けになっていた。
まるで、それを目に焼き付けようとするかのように。
「じゃあ先生、私はこれで……」
そう言って振り返った薫を、湯川は強く抱きしめる。
そして、腕の中に収まっている彼女に、口づけた。
「帰さない」
唇を離し、自分を見上げる薫をより強く抱きしめると、その耳元で囁く。
彼女の体の力が抜けるのが、分かった。
再び、しかし今度は深く、息もつかせぬほどのキスをする。
ん、と時折薫から漏れる吐息は、とてつもなく淫らだ。
湯川の劣情に、火が着いていく。
「せんせぇ……」
頬を赤く染め、薫が切なげに呟いた。
その声すら掠れ、瞳は潤んで。
より湯川の本能を掻き立て、煽る。
「やっ」
どさっ、という音と共に、二人はダブルベッドに倒れ込んだ。
無論それは、湯川が押し倒した、というのに等しい。
「湯川先生、どうして……」
「君が悪いんだ」
「え?」
荒い呼吸を整えながら、薫は思わず訊き返した。
悪者扱いされる心当たりなど、彼女にはなかったのだから。
「……意味が分かりません。先生らしくないです」
そうだ。湯川らしくない。
目の前にいて、しかも自分に覆い被さっている男性は、見た目こそ湯川だが、何かが違う。
ここまで感情や欲望を露にした彼を、見たことがない。
「――この服装、その髪型に化粧。君は何のつもりだ」
「つもりも何も、内海ですけど」
「そういう事を訊いているんじゃない」
横たわった薫を、湯川は頭のてっぺんから爪先まで、舐めるように見下ろした。
その瞳には怒りが渦巻いている――ようにも、見える。
「こんな寒い夜に肌を露出させて、君は馬鹿か。それとも娼婦か」
「なっ……!」
准教授からの思いがけないお言葉に、薫は憤り、その激しさ故に凍り付いた。
鈍感にも程がある、そして親しき仲にも礼儀はある。
「馬鹿はどっちよ!」
薫は、思わず声を張り上げた。
先程までのムードは、今やもうそこには無い。
851 :
4:2007/12/24(月) 22:57:15 ID:rvazCoC5
「内海君」
目尻から涙を伝わせる薫を見て、湯川は内心、ぎょっとした。
これは本格的に怒らせてしまった――狼狽して、上手く声が掛けられない。
「何で、どうして、そんな事言われなくちゃいけないの?折角のクリスマスなのに、だから、目
一杯お洒落してきたのに!」
涙を拭い、とうとう手で顔を覆い隠す。
指の隙間から漏れる薫の声は、震えていた。
憤りか涙か、それとも両方か、はっきりとは分からないけれども。
「先生も、女らしくてセクシーなのが好きなのかな、って思って、頑張ったのに!私……」
薫は涙に詰まって、言葉を続けられなかった。
努力は報われないし、更には馬鹿だなんて言われてしまうし。薫にとっては、散々である。
どうして涙が溢れてくるのか、理由は何なのか。
最早、薫自身にも分からない。
「待て、内海君。それは“僕のために”ということか?」
「……そーですよっ、私は先生のためにお洒落して、結局空回りしたんですっ」
放っといてください、と薫が体を捩る。
そんな彼女は、安堵したような微笑みを浮かべている湯川に、気付くはずもないだろう。
「――待ち合わせの場所で、そして一階のレストランで」
「……」
「君は、注目を浴びていた」
「……?」
「多くの、しかも男の注目を、だ」
「え?」
未だ顔を覆っている手の向こうで、薫の怪訝そうな声がした。
その手を外すよう、湯川がそっと促す。
眼前に、物言いたげな薫の顔が現れた。
「だから先生、私に“君が悪いんだ”とか“君は何のつもりだ”とか、言ったんですか?」
「……」
「それって、」
やきもちですよね、と言おうとした薫の唇を、湯川は自分のそれで塞いだ。
熱く重なる唇、絡み合う舌。
再び、息が上がっていく。
暫くして、ふっと離れた唇は、薫の首筋を熱っぽく這う。
艶めいた声が、切なげに小さく漏れた。
「んっ、湯川せ……んせ、誤魔化さないで、くださ……」
「煩いぞ、集中出来ない」
「集中って、あ……っ」
湯川先生って狡い、と薫は思った。
――そんな風にはぐらかされたら、余計に深く知りたくなるじゃない。
そうして惹かれ、嵌まっていくのは、もうお約束の螺旋。
「ん、っ」
湯川の掌が、薫の胸を包んだ。
薄い布越しに伝わってくる、僅かな冷たさ。
852 :
5:2007/12/24(月) 22:58:08 ID:rvazCoC5
薫の火照った肌と、湯川の冷えた掌。
そのコントラストが、何だか艶かしい。
「ゆ……湯川、先生……っあ……」
「何だ内海君、そんなに物欲しげな顔をして」
「ああ、ん、も……もうっ」
服の上からじゃなくて、直接触ってください――だなんて、薫は恥ずかしくて、言えそうになかった。
でも、焦れったい。
体の中心で、触ってもらいたい欲求が疼く。
「その……そういう風じゃなくって、ち、直接……」
「直接?ああ、触ってほしいのか」
湯川は薫の背中に手を回し、服のファスナーをゆっくりと下げた。
布を噛んでしまわないように、という配慮だったのだが、薫にとっては、焦らしでしかない。
露になった背中の肌を撫でながら、湯川の指が、ブラジャーのホックを外す。
薫は、服とブラジャーの肩紐から腕を抜いた。
上気した美しい胸が、湯川の眼前で揺れる。
「こんな風に?」
そっ、と湯川が優しく触れた。
冷たい指先に、薫は体を震わせたが、それはほんの微弱な電流に過ぎない。
「もっと……あ、揉んだ、り……」
「ほう」
「ぁあっ、そう……摘んだり……とか」
「こうか」
湯川が薫の胸の頂を摘むと、彼女の体は大きく跳ねた。
眉根を寄せ、小さな声を上げ続ける薫が、愛おしく思える。
「何が今夜の君を、ここまで大胆にさせるのか」
「は、あっ……!」
「実に――興味深い」
艶やかに色付いた頂を舌先で転がしながら、湯川は薫の秘部に手を伸ばした。
撫であげる指先に、確かな湿り気が伝わる。
「ほら、腰を上げたまえ」
薫を促し、そっと下着を下ろしていく。
両脚が抜かれ、とうとう薫が身に付けている物は、中途半端に脱げかけた服のみになった。
「さて内海君、君はどうしたい。無論、僕はそのままでも構わないし、寧ろそそられるのだが」
「……脱ぎます」
「そうか」
それは残念だ、と呟く湯川を一瞥してから、薫は躊躇いがちに服を脱いだ。
何か、またムード台無しになっちゃった。先生の所為で――薫は湯川を、少々憎たらしく思う。
しかしその分、彼を驚かせたくなってしまうのも事実で。
「先生は」
一糸纏わぬ姿で、薫は湯川に迫る。
零れた髪が、彼女の胸の辺りでふわりと揺れた。
「脱がないんですか?」
大胆だ、と言われたのだ。これくらいの発言は構うまい。
白く細い指先が、湯川の背広に触れる。
853 :
6:2007/12/24(月) 22:58:49 ID:rvazCoC5
「私だけ裸だなんて、狡い」
正直、どんな風に男性の衣服を脱がせていけばいいのか、薫は分からなかった。
しかし、それでも彼女は、やってみたかった。
慣れない手つきで湯川の背広を、そしてベストとワイシャツを脱がせていく。
露になった湯川の胸に頬を寄せ、そっと口づける。
手も唇も、徐々に下へと這わせていく。
まるで、自身が湯川から受けた愛撫のように。
自分が大胆な行為に及んでいることに、不思議と薫の興奮が高まっていった。
「湯川先生……気持ち良い、ですか?」
「悪くはないな」
冷静な表情で、湯川は答える。
薫は内心「何その遠回しな言い方。素直じゃないんだから」と思った。
けれど今夜に限っては、そんな彼を挑発したくなる――何故だろう。
「しかし、一つ一つの動作が遅く、ぎこちないのは戴けない」
「や……っ!」
湯川は再び、体を起こしていた薫をベッドに押し倒した。
薫の表情はと言えば、随分と不服そうである。
湯川のスラックスを脱がせられなかったことが、不満なのだろう。
「生憎、僕は君が思っているほど、我慢強くはない」
そんな薫の脚を開かせ、湯川は自分の体をその間に滑り込ませる。
かちゃ、とベルトの外れる音がした。
「――不思議だ、先程より濡れている」
「言わないで、ください……」
湯川の指先が、薫から溢れた蜜を掬うように動く。
その感覚に薫が身を震わせたのも束の間、彼女の下半身を、圧迫感と快楽が襲った。
湯川自身が、薫の胎内を満たしていく。
「あっ、ふ……ぁ、湯川、先生……っ」
ゆっくりでありながら力強い、湯川の腰の動き。
翻弄される薫は、湯川の体に腕を回し、必死で縋りつく。
「だめっ、あ、や……ん、変に、なっちゃ……」
「……なれば良い。存分に」
「やっ!ゆ、かわ、せんせぇっ」
体の芯から揺さ振られるような突き上げに、薫は首を横に振りながらも、身を任せていた。
否、そうするしかなかった、と言った方が近いかもしれない。
とにかく薫は、湯川から与えられる快楽の波間を、ただ漂っていた。
「他の誰にも見せられない、姿を」
湯川の息も、上がっていく。
それが段々と薫のものに追い付き、二人の呼吸までもが重なる。
「僕だけに見せては、くれないのか……」
何処か切なげに囁くと、湯川は薫の唇に口づけた。
854 :
7:2007/12/24(月) 23:00:48 ID:rvazCoC5
「ん、んんっ……せんせ……!」
薫が苦しげな声を漏らしたので、湯川は唇を離す。
真っ赤な頬、濡れた唇、潤んだ瞳。
その艶かしさに、湯川の体はより熱くなった。
もう一度、思考回路の焼き切れるようなキスをする。
今度は、薫が苦しそうにしようとも、湯川は気に留めなかった。
貪る、という表現が相応しいそのキスに、暫し酔いしれる。
次に唇が離れたとき、二人は、銀の細い糸で繋がっていた。
「……さあ」
「ひ、あぅ、やぁあっ!」
「見せたまえ、“変になった”君、を」
「っ……せん、せえぇっ、あ」
「見せたまえ……」
まるで譫言のような、湯川の囁き。
暴走しそうな本能と独占欲を、何とか繋ぎとめる手段なのか。
「あ、あ…いや、」
「嫌……か」
「ぁあっ、違、せんせ……だめ、っ!」
湯川が腰を深く突き入れたとき、薫の体はがくがく震え、戦慄いた。
達したのか――と、湯川は穏やかな、しかし何処か悪戯な笑みを浮かべた。
まだ、湯川は満足出来ていないのだ。
目を瞑り、荒い呼吸を繰り返す、薫。
湯川は、快楽の中を揺蕩う彼女を暫しただ見下ろした後、ぐい、とその体を抱き寄せ、起こした。
855 :
8:2007/12/24(月) 23:01:11 ID:rvazCoC5
「君は狡いな」
「……え……?」
未だはっきりしない意識の中、何とか聞き取れた湯川の言葉に、薫は怪訝な声を発した。
そして徐々に、現状を理解していく。
相変わらず、薫の胎内で存在を主張し続ける、湯川自身。
そして一つに繋がったままの、二人の体。
抱き起こされ、湯川の膝の上に腰掛けるような形の体位。
「先、生」
「幸い、夜はまだ長い。……一日分の仕置きだ」
ずん、と躊躇うことなく突き上げられ、薫は思わずのけ反った。
先程上り詰めたばかりの体に、容赦なく快楽が打ち付けられる。
「だめ……やぁあっ!待っ、て、せんせぇっ」
「待てない」
「わた、し、またおかしく……な、ぁああ!」
華奢な体を激しく揺さ振る、力強さと官能。
しかし、嫌ではない。
寧ろ薫は、幸福さえ感じていた。
今の二人ならば、体の芯まで溶けて混ざり合い、一つになれる。そんな心地さえした。
熱く匂い立つ、互いの香。
湯川の体に絡み付く、細い脚と腕。
そして迫り来る、己の限界。
「やっ、いや……せんせ、湯川先生!」
「内海君……っ」
強く抱き合うようにして、二人はほぼ同時に達した。
暫くの間、そのまま肌と鼓動を重ねていた。
856 :
9:2007/12/24(月) 23:01:55 ID:rvazCoC5
薫は、湯川の腕の中で目覚めた。
二人して泥のように眠り、どれほどの時間が経ったのか――外はもう、白みはじめている。
「湯川先生?」
自分をしっかりと抱きしめている男を、薫は呼んでみた。
反応は、ない。
静かな寝息を立てながら、よく眠っている。
シャワー浴びたいんだけどな、と薫は思い、何とか湯川の腕の中を抜け出そうと、身を捩った。
だが、なかなか抜けられない。
抜けられそうもなかった。
「……君は何をしているんだ。落ち着きがない」
そのうち、薫の頭上から、不機嫌そうな――と言うよりは眠そう、と言うのが正しいかもしれな
い――低い声が降ってきた。
顔を上げると、そこには、まだ眠そうな湯川の表情があった。
「あ、すみません先生。起こしちゃいました?」
「いや、偶然だ――と、言ってあげたいところだが」
「……本当に、すみません」
あんなにぐっすり眠っていたのだ、妨害されて良い気などすまい。
怒っているのだろうか、未だ焦点の合わない目で、じっと薫を見つめている。
「先生、あの。お願いがあるんですけど」
湯川の視線から目を逸らすようにしながら、薫は呟いた。
「何だ」
「シャワー、浴びたいんです。離してくれませんか」
自身に絡まる湯川の腕に戸惑っている、薫。
そんな表情を間近で見せられて、悪戯心を刺激されない男が、果たしてこの世にいるだろうか。
「……断る」
いつの間にか緩みかけていた腕を、その華奢な体に、再び強く絡ませる。
どう抗っても、抜け出せないくらいに。
「ちょ、湯川先生っ」
「せっかく、良い部屋を取ったんだ。勿体無いと思わないか?」
薫を抱きしめていた湯川の手が、これまでとは明らかに違う意志を持って動きはじめた。
そっと、彼女の体の線をなぞっていく。
「もう少し、この部屋に居たって構わないだろう?」
ふと視線を合わせれば、腕の中の薫は、既に頬を上気させはじめている。
湯川は思わず、彼女の唇を奪った。
絡み合い一つになる、互いの熱っぽい眼差しと吐息。
二人は再び、溺れていく。
――薫が湯川の腕の中から、そしてホテルの一室から出ることを許されたのは、更に二時間ほど
後であった。
終
857 :
847:2007/12/24(月) 23:03:58 ID:rvazCoC5
以上です。
読んでくださった方、有難うございました。
住人の皆様、良いクリスマスを。
やっべえ激エロスww
嫉妬湯川に天然小悪魔内海健在だし文章巧いし設定リアルだし今日イヴだし
サ ン タ 降 臨 か !!
超GJでした。良い11話をありがとうございますw
神降臨!!!GJ!GJ!GJ−−−!!!
最高のクリスマスプレゼントです!!
クリスマスプレゼントをありがとう!ww
最終回の設定はイブだったから、今頃あの2人は抱き合ってる事になるのかw
サンタクロースは存在するのね(*´∀`)
GJ!!!なクリスマスプレゼントありがとうございました。
>>860 ちょうど12時を過ぎた頃だから、二人で抱き合ってラブラブしてるとこでしょうwww
エ…エロス!!
サンタ…いや神が降臨なさったー!!
文章うますぎ!!激しく悶えましたw
サンタさんありがとう!!最高のクリスマスです!
こんな夜に人大杉ワロスwww
自分も楽しませて頂いてますがww
神、いやサンタさんありがとう!
一人で寂しいクリスマスもこれでポカポカですwww
神作品多いなあマジで
DVD化はまだ未定なんだろうか…メイキングとか見たいんだけど
神キテター!
乙です!素敵な萌えをありがとう
なんというクリスマスプレゼントww
週刊誌見たが、別々で打ち上げの帰りの写真ってだけだったぞい
ひっそり気になるのが、湯川の両親だったりする。
「若くして結婚して僕を生んだ」とか「それで苦労した」とかそういうことをいってるけど、どんな設定なんだろう。
案外、薫みたいだったりしてw
そして、湯川が36まで恋人なし独身にどう思ってるんだろう。
869 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 01:39:12 ID:zJXmPAhq
>>868 ちょwww
中の人のそういうとこか、反映してたら笑うwwwww
中の人ww
873 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:09:11 ID:xNNywesd
変なのが湧いているので、保守age
保守
来年の映画前にSPくるといいなあ
まだ保守
876 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 12:13:13 ID:ZXRRVmi4
保守age
保守しすぎだろwwまあ落ち着けw
保守
数字の保守テンプラだけど参考までにどぞ
★保守祭りに驚いた方へ★
PINK板の全面規制解除により26日昼ごろから
スクリプト爆撃で保守が間に合わず大量のスレが落ちてしまいました。
規制条件が爆撃前に戻ったことにより取りあえず収束しましたが、
便乗荒らしが出てきているようですので、801板のスレッドは
圧縮を免れるために、450〜500を目安に保守書き込みしてください。
常駐スレ以外もできるだけ保守を!歳末助け合いです。
詳しくは各自ローカルルールスレなどを参照してください。
状況が常に変動していますので、落ち着くまではその場で質問せずに
自治スレでの情報確認をしてください。
だそうです;
>>878 d
ついでに
エロなしの湯川×薫の小ネタ(付き合って一年の記念日)
in二人きりの研究室
「先生、今日は何の日か覚えてますか?」
「さあ、さっぱりわからない」
「そうですか……じゃあ、もういいです」
「内海君、君はなんで怒っているんだ」
「先生が女心をわかってないからです」
「……?」
「今日はせっかくおしゃれして、プレゼントまで準備してきたのに、
一人だけ浮かれてて馬鹿みたい!」
「もっとわかるように説明してくれないか?」
「だから、もういいっていってるじゃないですか!」
怒って部屋を出て行こうとする薫の手をつかんで、
そっと左手の薬指に指輪をはめる湯川。
「さっぱりわからないというのは、冗談だ」
「湯川先生……」
自然に唇が重なる二人。
「……!」
「内海君、どうしたんだ?」
「これは何の指輪ですか?」
「合金だ」
「合金?」
「現在、最先端の技術を駆使した合金の一つといわれてるものだよ。
手に入れるのに、苦労した」
「普通でいいじゃないですか、普通で……金とか、プラチナとかダイヤとか」
「……うれしくないのか?」
「やっぱり先生は女心をわかってない!」
「女心は非論理的でさっぱりわからない」
しかし、しっかり婚約してしまった二人だった。
湯川が性交する場面を浮かべても
「実に気持ちいい」とか
「全身に発汗と弛緩が見られる。演技でのエクスタシーではない」
とか言ってるのばっかり想像してしまって困る
>>881 その想像をぜひ小説にしてこの板に!
でも「実に気持ちいい」は笑ってしまうw
絶倫湯川先生に翻弄されるツンデレ内海刑事
>>883 +キーボード高速打ちのテクニックをベッドの中でもフル活用
どんだけ技持ちw
>>881 便乗すまそ
「君の好きな体位、挿入角度、速度、回数等リクエストに応えよう」
「どこがどういいのか具体的に言いたまえ」
>>881>>885 さらに便乗させていただきます
「今日は昨日よりも絶頂をむかえるのが3秒早かった。原因が何か究明しよう」
更に便乗w
「どの玩具が一番反応がいいか研究しよう」
更に更に便乗w
「ふむ。ここをこうすると体液の分泌量が2割増加する」
「内海君、君の体は実に面白い」
「せんせえっ!もう私何が何だかさっぱりわかりません!」
「たっ、たまに、は、先生の、研究も………してみても、いいかな…なんて」
「(ニヤリ)…ほう。」
「先生の…その、あの…気持ちいいところは、どこ…ですか?」
「(ニヤリ)…君はどこだと思う?」
「えぇっ!?えっと…こ、ここ、ですか?」
薫のフェラ開始
恐らく初めてのはずなのになかなかのテクに驚きつつ昇天しかける湯川
とか萌えるよね
料理本に続いて桜子にもらった「女性の品格〜色事スキルアップ編」を見ながら
たどたどしくも頑張る薫
「内海く「ちょっと先生は黙ってて下さい、ココをこうするのが結構難しいんですから」
湯川×薫萌え
いきなりだが、
「先生はどんなテレビ番組で年越しをするんですか?」
「そんなの第九に決まっているだろう」
「えー、年末はやっぱり格闘技ですってば!面白いですよ!」
「そうか。内海君、君は格闘技が好きなんだな」
「ええ、好きですけど。・・・って先生!何でこっちに近付いて来るんですかっ!」
「何故って君は格闘技が好きなのだろう?」
「そっちの格闘技じゃないです!このむっつり!」
「君が怒る理由がさっぱり分からない」
という電波を受信したwww
突然だが・・・
互いに意識しているのに進展のない湯川と薫。ある日熱を出した湯川を薫が見舞い、看病する羽目に。
熱のせいでいつもの饒舌がまわらない湯川をかわいく思い、からかう薫。
湯川の熱っぽい表情に次第に欲情した薫は・・・そして珍しく感情を出し、戸惑う湯川。
という電波を受信した。
895 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 05:42:38 ID:Vd74YlBj
突然だが、
「料理の上手い女はSEXも上手いと聞く。君の料理は実に非論理的だったが、上手かった。」
「実証してみよう。」
という電波を受信した。
電波とびまくりww
897 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 15:51:21 ID:iFd/umme
初ですw
≫894
見たい!
戸惑うとかww
>>895 薫はつたないながらも、湯川をうならせるんだなw
上手くは見えないけど、上手いというか。
>>899 感度の良い薫萌える!
しかし一から湯川に開発される薫も萌えるために悩む。
>>900 もともと感度はいい
その中でも、最高のポイントを湯川が開発していく
で、湯川好みの体になっていく
(技術も磨かれる)
……で、いかがw
どっちにしろ湯川好みに仕上がるってところは
確定してるけどw
あぁクソッタレ、うっかりこんなスレを見つけてしまったばかりに、
携帯から3時間かけて読破する羽目になった。全く何という良スレだ!
神々の作品を見ていたら「勘違いされがちだがSとMで立場が強いのはMである、
Mが拒否することをSは出来ないから」というSM小説家の話を思い出したよ。
案外そうかもねw
薫って交通課から移動してきたんだよな?
婦人警官姿の薫を想像して萌えている午前4時半…。
警察って基本的に男の方が断然多いよね?
薫はどんな扱い受けてんだろうなあ…同期の連中とか放っとかないと思うんだけど
>>904 モテそうだけど内海はきっと天然だから気付かないんじゃない?
言い寄る男の好意に気付かず皆スルーwww
若しくは湯川と付き合ってると思われてるから他の男は手が出せない
>>904 気に入った人以外の誘いはハナから拒否してそう。
男性に対しある種の恐怖(か嫌悪)があって、二人きりになれる相手が限られてる感じ。
草薙とか弓削とか。
10月からこのスレにはお世話になりました
来年もまた宜しくお願いいたします
つ【年越し電波】 振り袖の薫が訪ねて来ることを予想して
「着付けのすべて」を熟読する湯川
>>1-1000 皆さま良いお年を。
そして教授脱がす気マンマンだなwww
「あーれー」もやりたがるんだと何となく思った。
着物のせいでいつもの様に歩けず人混みで湯川に置いていかれる薫
変な男に声掛けられて困っているところに「何をやっているんだ君は」と湯川が戻ってくる
「先生が歩くの早いんです!」
「ならばこうしよう」
→初手繋ぎの流れ完成ww
薫は顔立ち派手だから振袖とか着てしっかり化粧したら相当人目を引くだろうな
そして湯川は背が高いから離れてもすぐ分かりそうだ(逆は難しいけどw)
皆様あけましておめでとうございます今年も湯川×内海でお世話になります。
新年を迎えたということは姫始めのシーズンではなかろうか。
除夜の鐘で消せなかった湯川の煩悩がそろそろ暴発してる頃ではなかろうか!
あけましておめでとうございます!
>>910 いやいや、湯川だけじゃなく住人の消せなかった煩悩も暴発しているぞ!
あけおめ!
今年も暴発している煩悩をぜひ小説に!w
映画までには何か作品を書き上げる!
今年も湯川薫に萌えて過ごそう
湯川と内海の中の人があの二人で本当に良かったと思った今
しかしむっつりな設定がしっかりと受け継がれているのには笑ったwww
明けましておめでとうございます! 去年は沢山の神作品と素晴らしい住人に出会えて良かったです。
自分も拙いながら投下させてもらったのですがまた今年も投下できたら…と思います。
そろそろ1000スレになるが保管庫等はどうなったのだろう?自分は未熟者の為その辺りに疎いのだが…orz
916 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 03:16:31 ID:47tX4hKN
明けましておめでとうございます。このスレには去年大変お世話になりました。
神作品が沢山で、そして何より湯川薫の萌えに溢れてて楽しかったです!
>>915 自分も気になってました、保管庫。
こういうのは誰かが自主的に作っていいものなのだろうか。…そこら辺も分からなくて。
もし誰もしないなら、自分が作ってしまってもいいのでしょうか…どうなんだろう。
ユンケル!
ユンゲル!
919 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 06:41:01 ID:S0YSnFR9
そういえば、レッドマーキュリー板で拘束される薫のプレイがちらと出たが萌えた。
あけましておめでとうございます。
このスレの住人&職人の皆様、
今年もよろしく〜
921 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 14:15:35 ID:8Brls63K
>>916 保管庫作成激しく希望!
私は携帯厨だからできないんだ、よろしく頼む
あげちまった スマソ
>>916 同じく携帯厨の自分からもお願いします
このスレ神作品ばかりだし、是非に!
>915-916
本来なら誰が作ってもいいんだけど、ジャンル的にいわゆる「半ナマエロ同人サイト」になるから
漫画・ゲーム系の保管庫よりも運営のリスクが高くて手を出しづらいんだと思う。
915です。自分の他にも保管庫に希望している住民の皆さんがいて良かった。
自分も携帯厨なので誰かに頼めたら…と思う。
>>916 ありがとう。
出来るなら…是非お願いしたい。
>>924 丁寧な説明ありがとうございます。
やはり漫画などに比べたらう点で運営が難しいのですね。
少し時間掛かっても良ければ、保管庫作ってもいいよ(一応ナマ同人者)
>>926 よろしければ自分からも是非お願いしたいです!
消えてしまうのはあまりにも悲しすぎるので…。
930 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 12:02:54 ID:m/Y4DZc4
916です。
>>926 自分からもぜひお願いします。
一応自分も同人者ですが、半ナマ同人に関してはまだまだ知識が浅いので…。
よろしくお願いいたします。
職人さん来ませんね
田上へのなびき方を見るに、薫って男に優しくされるのに慣れてないのかね
>>922 捜査関係者とか同期の男に言い寄られ、
フラフラしてる薫にやきもきする湯川なんてどうでしょう
湯川の目の前で草薙にレイプされる薫
中の人が歌うG○NG★Jazzバージョンをようつべで見たんだが、衣装が湯川。
湯川せんせが歌ってるよ〜ww
しかも歌詞が、縛って♪ひねって♪
湯川やっぱドSwww
ちょ、それ検索ワードkwsk
fukuyama
GANG
つべ見てきた。
ちょwww湯川先生テラエロスwwww
ほんとにまんま湯川先生の衣装で妄想が止まらない(*´д`)ハァハァ
>>938 その妄想力を創作に生かすんだ!
そういや明日FNSがんばった大賞があるんだよな
過去10年間を振り返る企画とかいらんからガリレオ裏側とかNG集やって欲しい
>>934 薫を縛ってみたりねじってみたりする湯川先生ってことでおk?ww
>>939 ガリレオはどれくらい出てくれるか…ほんと過去企画とかイラネ
そろそろ新スレのことも考えたほうがいいかな。
とりあえずスレタイは分かりやすく
ガリレオでエロパロその2 がいい気が。
その2の部分は→第二章、第二研究室、第二実験場、とかか?
発想が貧困ゆえ誰か案を頼む
>>941 “その2”よりも“第二章”が良いと思う。
第○章、って表記は、原作は勿論、ドラマでも使われてたわけだし。
テンプレは、考えなくてもおk?
保管庫よりもこのスレで人気ある神作品を次スレにコピペすればいいと思う。
どれが人気なのかはわからないけど
944 :
926:2008/01/07(月) 00:15:40 ID:bzF+cskg
保管庫の作成で名乗りをあげていました926です。
>>927‐930さんありがとうございました。
作品を次スレにコピーという案も出ていますが、保管庫作ってしまっても良いでしょうか?
一応神作品と受信電波の管理と、スレのログも保管出来たらと思っているのですが
保管庫イラネという意見や要望等ありましましたらレスください。
>>944 貴方こそこのスレの良心だ!鑑だ!!
是非に是非に是非にお願いします。やっぱり保管庫は欲しいと思うので…
総合の
ttp://sslibrary.gozaru.jp/ にお願いするってのはダメなの?
ドラマの部屋もあるし。
・・・・・・映画後の1年先もあるかどうかわからないジャンルだし。
専用保管庫はもしこのスレが落ちて、
保管庫ブクマ入れてない人が、もう二度と読めなくなる危険性をはらんでいる。
神作品だけのコピペは絶対に反対。荒れる原因だ。
1か0かの保管がベストだと思うが。
職人さんが作品を残しても良いと仰ってくれるなら、補完庫は大歓迎。
スレにコピペする方式だとテンプレが延びて、スレ立てが辛くなると思う。
あと例えば補完庫にはパスかけて、補完庫名とパスだけ新スレに貼るとか。
これなら検索すれば見つかるし、パス設定してるから住人しか見られない。
良案ではないけど、まぁあくまで一案として。
>>948 ナマモノってそんな感じじゃないのかなと言う想像から
951 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 16:44:08 ID:bzF+cskg
>>926です。
前にもレスがある通りジャンルが半ナマ同人にあたるので、
検索避けをしてパス付き、スレのURLとパスをスレに落として誘導、というつもりでした。
ブクマしていなかったら読めなくなる…ってのは、ナマ同人では当然の様に有り得る事態ですし
新スレが立たなくなったら誘導はなし、保管庫にアクセスがなくなったら閉鎖が妥当だと思っています。
オープン&長期の保管庫が欲しいのであれば、総合にお願いしてください。
ナマ同人としてお勧めは出来ませんが。
自分も『検索避けをして、パス付き〜』に賛成です
やはり半ナマ同人なので細心の注意をはらわなければ
それと、宜しければ
>>932さんのネタをお借りしても良いですか?
次スレでの投稿になってしまうと思うんですけど
954 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 17:25:34 ID:r9KknTfK
結構まえからココをのぞいていたものが最後の最後で通りますよ。
私は女で湯川×薫ですが、皆さんはどうなのでしょうか。
・・・また来ます。
955 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 21:29:24 ID:PEG0KgjT
今度こそ小説投稿したいんですが、それまでに1000いっちゃいますかね?
>>955 1000に達すれば、part2を用意するのでぜひw
>>954 女性は多いみたいですよ
私も女性、しかも人妻
ダンナに仕事場の白衣を着てもらってガリレオごっこ♪楽しい♪
958のようなレスはこのスレにイラネ
特に下二行イラネ
>>958 貴様…レッドマーキュリーにセットしてやる…。旦那には外せまい。
木島の気持ちが今分かったよ。死 な ば も ろ と も 。
961 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 21:59:27 ID:1Irl2LKk
962 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:11:36 ID:lPB0V3cq
>>955 投下ぜひお願いします!自分も投下したいのですが!
最近はもうドラマも終わったせいか作品がないので寂しい・・
ぜひ投下を!遠慮せずにばんばんと
965 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 17:44:42 ID:jCdqFP9+
桜子 「 内海さん・・・私の目の前でオシッコして頂戴」
966 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 19:47:22 ID:6wB1BBaN
期待されている人でなくて申し訳ないが、最終話の「やっと捕まえた」で
電波受信したので初心者だがちょっと書いてみる。エロなしお目汚しソマソ
湯「やっと捕まえた」
薫「ゆかわせんせ・・・」
湯「なぜ電話に出ない。君に避けられている理由が分からない」
薫「湯川先生は悪くありません。私、反省したんです。この間・・・とんだ粗相を・・・」
湯「なんのことだかきちんと説明したまえ」
薫「あの、バスルームで・・・お、お、おもらしを・・・ごめんなさいっ」
湯「ふむ。そういえば。そんなことがあったな。安心しなさい。あれは失禁ではない」
薫「は?」
湯「あれは潮吹きという現象だ」
薫「はひっ?」
湯「性行為中に女性器から何らかの分泌液が噴出する現象の事だよ。失禁と同様、尿道から
出るものだが、失禁は括約筋の弛緩によって起こるのに対し、潮吹きは括約筋が締まった
状態で放出される。従って尿は低圧での放出だが、潮は噴水のように放出される。
あれは断続的に50〜60cm飛んでいたので失禁ではないと断言できる」
薫「・・・」
湯「潮吹きに関する学術的研究においては、エルンスト・グレフェンベルグの研究が知られて
いるが、圧倒的に支持されている学説はない。俗説では女性がオーガズムを感じた時に
起こる現象と言われている。僕はそんな現象を起こしたのが僕の手であることがうれ」
薫「この・・・無神経な変態!」
ばしっ
湯「内海君!待ちたまえ、内海君!・・・なぜぶたれたのかさっぱり分からない」
こんな感じwww
968 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:21:17 ID:6K0xxh1f
955です。
お待たせいたしました。
本当にどうしようもない文章ですお眼汚ししてほんとにすみません!!
・湯川×薫+草薙
・エロあり
・ダーク湯川
・無意味に長い
969 :
湯川×内海1:2008/01/10(木) 22:23:02 ID:6K0xxh1f
「それで草薙さんがですねー」「本当に草薙さんったら」
草薙草薙草薙。先ほどから聞いていれば草薙の話ばかりだ。
仮にも恋人と称される自分と二人きりの研究室でーー無神経すぎないか。
彼女の笑顔に、どす黒い苛立ちが募る。
「せんせ?聞いてますか?」
「・・・・・・・・」
「無視ですか?」
「・・・・・・・」
「・・・・・もう」
ためいきをついて彼女が背を向けた瞬間、すばやくその後ろに立った。
しゅるり、とポケットに入っていた一枚の鉢巻を、彼女の目に巻く。
「えっ!きゃ、せんせ?!」
突然視界が阻まれて彼女はあわてて湯川の腕を振り解こうとするが、それもむなしく。
「・・・・・君は、僕を男としてみているのか?」
「せんせ?」
「・・・・覚えておくといい。僕の前でほかの男の話をしたら、どうなるのか」
「きゃっっ!」
そのまま彼女を抱きかかえ、ソファのほうへと移動し、ボスン、と乱暴に落とす。
「先生、なんなんですか!これはずしてください!」
「実にいい眺めだ」
「先生ったら!」
「内海君」
顔を赤くする彼女の耳元に唇をよせて、ささやきかけた。
「僕が直々に、特別指導をしてやろう。存分に、僕にすがるといい」
自分を怒らせた、お仕置きだ。
「んんっふぁっ・・・・・やあ!!」
突然のことに混乱している彼女の唇にくらいつき、貪るように舐め、きつく吸う。
なかなか開かない唇のために、太ももに指を食い込ませると、面白いくらいにはねた。
「今日はずいぶんと感度がいいな、どうしてだ?」
わざと耳に唇を寄せてささやけば、
「ちがうっっ、せんせ、もう、やめ・・・・・」
「本当はやめてほしくなんかない癖に」
意地悪く微笑み、白い首に顔をうずめた。後をつけるには激しすぎるほどきつく吸い、あらゆるところに紅い花を咲かせる。
「んん・・・・・!!」
唇をかんで声をこらえる彼女を意地悪く見下ろし
「声をだしてかまわない」
と求めれば、彼女はぶんぶんと首を振る。そのしぐさがまた、黒い感情を波立たせる。
「いつまでそのやせ我慢が続くかな?」
スカートの中に乱暴に手をさしいれ、ゆっくりと秘部をなぞる。
「ひゃあっっ!!」
甲高い声とともに、おおきく体がうねった。
泣かせて鳴かせてうめかせて。
体中に自分を刻みこんで。
自分しか求めないからだにして。
「せんせいっ、はずしてぇ・・・・・」
体中を舐めまわされながら、彼女は懇願した。
「・・・・・いいだろう」
ようやく鉢巻から開放された瞳は、こちらを強くにらみつけてきた。
「最悪、です」
「最悪なのはどちらだ?」
自身を取り出して、湯川はそれを彼女のそこにあてがう。
薄桃色のひざに手を差し入れ、足を抱え込むと、彼女はまた暴れだした。
「いやっ!やめてくださいっ!」
「言っただろう。これはお仕置きなんだ。途中でやめたら意味はない」
ぐいっ。
「ひっ!いやあっ!!」
彼女と自分が無理やりつなげられた、そのときだった。
970 :
湯川×内海2:2008/01/10(木) 22:23:49 ID:6K0xxh1f
プルルルル・・・・・・。
電話の音が、鳴った。
湯川の携帯だ。ディスプレイには「草薙俊平」との文字。
「せんせ・・・・・?」
湯川は無言で携帯を手にとると、「湯川だが」と答えた。
『あー湯川か?今時間ないか?』
「あいにくだが一緒にいる人間がいてね」
『へえ誰だよ?とうとうお前にもそういう女ができたのか』
会話をしながら、彼女の掌で包めるくらいの胸に下を這わせ、その頂点を指ではじく。
「ひあっ・・・・・」
と甘い声があがるが、電話の相手に悟られないように、声を押し殺している。
それがまた気に入らなかった。
『ところでこの間内海がさ』
「・・・・・・彼女が何か?」
『いや、お前が時々怖くて仕方がないって言ってたけど、なんかしたのかおま』
「草薙、なんなら彼女にかわろう」
『・・・・・・え?』
通話相手を無視し、組み敷いた彼女の耳元に携帯をもっていく。
そして、白い二の腕は束ねてつかむ。
『内海、か?』
「くさ、なぎ、さん・・・・・・」
『どうして湯川のところにいるんだお前』
「あの、私・・・・ひゃあっっ!」
弱弱しい声が嬌声に変わった。
会話する彼女の中に、湯川が自身をうちつけたからだ。
「やっ、せんせぇ、やめてくださいっ!今わたし、くさなぎさんと・・・・・!」
「そんなに草薙が好きなら、草薙に君のそのみだらな声を聞いてもらうといい」
「先生、ちがうんで・・・・やああ!」
『内海?どうしたんだよ、お前』
「おねがい、です、草薙さんっぁ!でん、わ、きって・・・・・くださぃ」
『もしかして、お前っ?!』
「やっ!!うやっ、あぁ、くさ、なぎ、さん、おねが、」
「・・・・・・草薙に聞かれているから興奮しているのか?ずいぶん濡れている」
「先生、でんわ、きって・・・・・!」
必死に電話から顔をそむけながら願う内海に、湯川は意地悪く笑った。
「だからいっただろう?これはお仕置きなんだ、と」
さて、そろそろ潮時か。
彼女の嬌態をこれ以上草薙に見せるのも惜しくなり、彼女に気づかれないように電源を切った。
「僕に嫉妬させた、君が悪いんだよ、内海君」
いまだに草薙の名をつぶやいている彼女の唇に再度かじりつくと、暴れる彼女の首筋に顔をうずめた。
971 :
おまけ:2008/01/10(木) 22:24:27 ID:6K0xxh1f
「内海、昨日、お前・・・・・」
「ああああ!!草薙さん!あれはマッサージだったんです!!!」
「いやでも、隠さなくてもいいんだぞ?」
「先生が悪乗りしちゃって!!!本当に気持ちよかっただけなんです!!」
「内海・・・・・」
「草薙さんも今度是非やってもらってください!!最高ですから!!!」
「・・・・・そうか」
(一瞬でも発情した俺が馬鹿みたいじゃないか。)
うわーGJ!乙です!
草薙発情したw
投下乙です。
嫉妬しちゃう先生に発情しちゃう草薙…GJです!!
975 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 15:51:30 ID:b6hR2nOu
おおwGJGJです!!
これからも期待してます!
ageんなよ
萌えた〜
GJっす!
湯薫は萌える
なんだこの萌えろと言わんばかりの良スレは…!!
おかげでどっぷり嵌ってしまった
新スレ立ったらショボ作品上げようかな
今日から始まる薔薇に合わせてガリレオ第1話から見返す予定w
しかし湯川×薫は萌え過ぎるな…