1 :
友春:
/ // / // ______ / // /
/ // /| r'7\ ,.ヘ‐'"´iヾ、/\ニ''ー- 、., / /
/ / | |::|ァ'⌒',ヽ:::ヽrヘ_,,.!-‐-'、二7-ァ'´|、__
`'ー-‐''" ヽ、_'´ `| |:::::|'" 二.,_> ,.へ_
/ //__// / / / `ヽ7::/
か っ も | / // メ,/_,,. /./ /| i Y //
ァ て う. |'´/ ∠. -‐'ァ'"´'`iヽ.// メ、,_ハ , |〉
| 約 ク ヽ! O .|/。〈ハ、 rリ '´ ,ァ=;、`| ,ハ |、 /
| 束 ソ > o ゜,,´ ̄ . ト i 〉.レ'i iヽ|ヽ、.,____
| し ス / ハ | u ,.--- 、 `' ゜o O/、.,___,,..-‐'"´
| た レ | / ハ, / 〉 "从 ヽ! /
| じ は |,.イ,.!-‐'-'、,ヘ. !、_ _,/ ,.イヘ. ` ヽ.
ッ .ゃ .立 |/ ヽ!7>rァ''7´| / ', 〉`ヽ〉
! ! な て .', `Y_,/、レ'ヘ/レ' レ'
い .な ヽ、_ !:::::ハiヽ. // /
で い ./‐r'、.,_,.イ\/_」ヽ ', / /
す / `/:::::::/ /,」:::iン、 / /
〈 ,,..-‐''"´ ̄ ̄77ー--、_\.,__ /
,.:'⌒ヽ ´ | | , i |ノ `ヾr-、
3 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 03:37:10 ID:Kn9B8y4G
3
4 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 23:25:51 ID:Kn9B8y4G
4
健全な小浜編では全然妄想でけへん
大阪編に期待
すかさずA×B
7 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 02:56:07 ID:KOg1dcGf
草若×B子キボン
9 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:13:26 ID:DC2wd65k
一話のモロパンはかなり驚いた
10 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:38:50 ID:Qh6HRmBh
お箸つっこめ
六畳一間はなれでの草々×B子が読みたい
12 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 03:49:38 ID:g0a5qlEa
草々がB子の部屋に夜這いに来る話が見たい。
草若と草々のウホッが見たい。
壁の穴から覗くとか
もういっそ草若と草々でB子まわせば良いと思う。
15 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 19:00:07 ID:HjQ4qfSo
age
16 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:43:04 ID:iVqrhzfk
誰か書いて><
人気ないのかもねw
18 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 03:02:42 ID:ftJ5kHs5
「ハァハァ…」
きいこ「ん?なんやろ…?」
壁の穴を隠してあるカレンダーをそっとめくる。
そうそう「ハァハァ…うっ」
きいこ「!!」
目を疑った。そうそう兄さんはそそり上がった自分自身を見事な高速手コキでしごいていたのだ。
しかも私がお風呂場に忘れたパンツを頭にかぶってブラジャーにこすりつけたりもしていた。
きいこ「嘘やろ…」
お父ちゃん以外の男の人のを見たのは初めてやったし…ましてやオナニーなんて。
私はそうそう兄さんだけは他の男の人とは少し違うとおもうてたからショックやった…私の下着で。
顔が熱くなってきた…
きいこ「////」
目が離せん…
きいこ「じー…」
そうそう「?」
視線に気付き振り向くそうそう。
きいこと目が合う。
沈黙沈黙沈黙
ボーン、ボーン、ボーン。
Bたんおっぱい意外にぽよんぽよんw
きいこて誰wwwwwww
喜代美きーこって呼ばれてたじゃんw
ビーコじゃなくて?最初のほう見てなかったからな、すまん
最初の方じゃなくてつい最近な。
草々が落語の代表的なアホかなんかで喜代美をきいこって呼んでた。
今日も師匠にきーこって言われてたな
25 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:15:42 ID:DshWSKoo
しかも「アホのきいこ」って言われてたな。
26 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 02:16:36 ID:ANg7vViG
草々さんになら初めてをあげてもいいよ
喜代美
落語の登場人物に喜六(通称喜ィコ)ってのがいるんだが
こいつ、上方落語を代表するアホキャラなんだ
子供のころから落語ファンなんで、ごく普通に聞いていたんだが
この呼び方にこんなに萌える日が来るとは思わなかったぜ……
ちなみに、この喜六がいっつもつるんでる兄貴分が清六(通称せーやん)
A子の清美は多分こっち由来だろうな。
前のが座敷きわらしパワーとかで全て解決する
訳分からんドラマだったから
こっちはものすごく面白く感じる
これで脚本家同じ人だったりしたらごめんなさい
29 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 23:26:51 ID:kVGD8Zg8
30 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:21:49 ID:4Nv7Fqr5
あげ
31 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:23:44 ID:EUuF/0fy
きよみてっ呼んで
32 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 00:47:21 ID:wtqaOuJR
なんでこのスレ検索しても出てけえへんねん?
B子結構モテるよな、A子兄とか小草若とかボンボンに
小草若が好きだw
喜代美とくっついてくれw
今日の放送で完全に小草若×B子派に
「底抜けに〜!」とか言って達する小草若話カモーン
底抜けに気持ちええですがな!
37 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 03:29:24 ID:GNjjt+HU
たしかに小草若×喜代美いいの。
神はいつ降臨してくれるんや
喜代美可愛いよ喜代美。
こっそり小次郎×B子のイケナイ愛を希望してみる
小間物屋の看板娘のお母ちゃん×駆け出しの塗箸職人のお父ちゃん希望
小草若の株が急上昇中。
今日の師匠はエロかった… 一緒に風呂てww
朝からセクハラw
草若セクハラネタ良いwww
草若×奥さん(志保さん)
墓参りセツナス…。
小草若を「仁志」と呼んでいたけど、
志保さんが生きていた頃は仲良し家族だったんだろうなあ。
四草×喜い公…なんて有り?
草原兄さんの奥さんはいい女
ちりとてちんはエロい妄想しにくいんかな〜?
腐女子喜い公が寄り目でBL妄想を…
50 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 09:42:23 ID:z5viwJ0Y
ABと咲Bと奈津Bと鯖Bが見たい。
>46さん
有りでしょ!エロなしで良ければ一本ネタできてる。アク禁解除されたらうpしていいですか?
53 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 08:26:12 ID:GGaEqWw2
四草「泣くな喜代美」
>>52 底抜けにお願いします!!!泣くな喜代美(肩に手をポン)は良かった…
今日の草々と喜代美は新婚さんのようだった
56 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 04:47:50 ID:0AcNlFZJ
草々がA子と付き合いだしたことを知り落ち込む喜代美。
今日も草々は稽古を終えると足速に出かけて行った。小草若「今日もアイツ彼女のとこか。底抜けに絶倫すぎやろ!」
四草「どうせまた朝帰りでしょうね。これやから軽々ない人は困るんですよ。」
喜代美「・・・」草原「まぁ、まだ若いんやし好きにしたらいいがな。」
草若「おーい。飲み行くぞ。」
草若に続き寝床に向かう草原と小草若。
草原「四草と喜代美ちゃんは行かんのか?」
喜代美「わたしは・・・ちょっと。」
四草「僕も今日は遠慮しときます。」
草原「そうか。ほな留守番頼むで。」
二人っきりになってしまった喜代美と四草。
57 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 05:17:08 ID:0AcNlFZJ
喜代美は自分の部屋に戻るとこらえきれずわっと泣きだした。
喜「う・・・うっ。なんでわたしいっつもこげなんの・・・A子には勝てんの。草々さん・・・シクシク」
トントンッ
四「喜代美?」
喜「・・・」
四「喜代美・・・泣いとんのか。」キーッ
扉を開ける四草
喜「グスングスン」
喜代美は体育座りをし縮こまって泣いていた。体を小刻みに震わせ一生懸命我慢しようとしていた。
四草「喜代美。」
中に入る四草
そして後ろからそっと喜代美を抱き締める。
喜「四草兄さん・・・な、なんですかっ。」
四「もう忘れたらええ。草々兄さんのことなんか忘れたらええやろ。」
喜「なに言うとるんですか・・・オドオド」
四「喜代美が傷ついてこんな風に泣いてるところもう見たくないんや。」
喜「わたしは・・・傷ついてなんかないです。それに四草兄さんには関係ないやないですか!」
四「関係ないことあるか。喜代美は俺の妹や。それに俺はお前が好きや。」
喜代美「好きって・・・!」
喜代美を自分のほうに向かせ抱き締め直す四草。
そのあまりの小ささに少しビックリした。
四草「好きや。喜代美のドン臭いとこも要領が悪いとこも全部好きや。愛してる。」
頭を優しく撫でる。
魚屋食堂の野口順子に萌える漏れ
60 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:43:04 ID:lnyepxy4
神降臨age
61 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 09:22:03 ID:pNoJKHFs
>>57の続き。
喜「か・・・からかわんといてくださいっ。私のこと好きになる人なんてぇおるわけないやないですか!(赤面)」
四草を突き放す。
四「なんでや?可愛いのに。」
喜「・・・もう出てってください!(赤面)」
四「顔赤なっとるで。クスクス」
喜「もう、はよ出てってくださいっ!!」
四草を追い出そうとするがびくともしない。
四草「やっと泣きやんだな。」
恨めしそうな顔で四草を見上げる喜代美。
何故か有り得ない程にこにこしている四草。
四「俺のこと・・・嫌いか?」
喜「・・・普通です。落語家さんとしては凄いおもてますし尊敬もしてます。」
言い終わると何故か俯く喜代美。
四「じゃあ好きってことやな。」
四草は喜代美を抱き寄せるといきなりキスをした。
喜「!」
目を見開きりんごのように真っ赤になる喜代美。
四草はかまわず喜代美を壁に押しつけさらに深いキスをし続ける。
喜代美は体の力が抜けたように抵抗できない。それどころか少しうっとりしているようだ。
うはぁ!続きキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
もっと続いて!
>56-57さん
ネタを思いついてしまったので56さんの設定を使わせてもらって
よろしいでしょうか?
64 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 20:10:10 ID:pNoJKHFs
草若×喜代美が読んでみたかったが四草×喜代美もイイ!
63神のネタも読みたいが61神の続きも読みたい・・・。
小次郎×奈津子
草若×おかみさん(志保)
>63です。>61さんの続きを待ってる間に短いものを一つ。
ちなみに63で書いた内容はまだ書いてる途中です。
ツンデレ四草と喜代美の初パロです。しかもエロなし(更に四草デレてない)orz
四草も内弟子部屋に引っ越して同居してる設定です。
「おふろっ♪おふろっ♪」
喜代美は一日の今日の仕事を済ませて、女子の楽しみの一つであるお風呂に
入るために母屋へ向かった。
「師匠さん、お風呂いただきますね。」
「はいよー」
草若は草々を相手に酒を飲んでいた。
脱衣室に着いて喜代美は勢いよく引き戸を開けた。
「ぎゃああああああああああああああ!!!」
大地も割れんばかりの悲鳴が草若邸に轟いた。
中には風呂から上がったばかりの四草が何も身につけてない状態だったからだ。
喜代美は大慌てで台所まで引き返した。
「どないしたんや、きーこ!」
草々が駆け寄った。
「喜六はやかましなぁ。」
草若がほろ酔い顔でのろのろとやってきた。
「四草さんが…四草さんがっ!」
「喜代美が僕の着替えを覗いたんですよ。叫びたいのはこっちの方ですわ。」
四草が着替えてやって来た。湯上がりのいい匂いを漂わせている。
「お風呂に入ってる時は『入浴中』の札掛けといて下さいて言うたや
ないですか!」
「あー、せやったっけ。ま、別に喜代美に見られたかて何も困らんけどな。」
「私が困りますっ!みっ、見たくもないもん見せんといて下さい!」
「初めて見るわけちゃうやろが。親父さんや弟さんおるんやし。」
「家族は別です!」
「それに喜代美が見られたんならともかく、見といて叫ぶのはなぁ…
ま、喜代美の幼児体型見たかてこっちはピクリともせえへんけどな。」
四草は頭のてっぺんから爪先まで品定めするような視線で喜代美を眺めて
それからクスリと笑った。喜代美を女性として見てないのは一目瞭然である。
「なっ…!!」
喜代美は真っ赤になって服を着てるにも関わらず手で胸を隠した。
「まぁまぁ四草、喜六をあまりからこうたら可哀相や。一応二十歳前の
娘さんなんやから。」
(一応て!)
「はい師匠、すんません。」
(師匠さんに謝るんかい!)
草若は笑いながら居間に戻って再び手酌で飲み始めた。
「あ、そうそう、落とし物やで。気いつけや。」
四草は喜代美の頭に何かをぽんと乗せた。
「すみません…あ゛ぁっ!」
何と喜代美の頭に乗せられたのは喜代美の替えのパンツだった。
「何するんですかぁっ!!」
慌ててポケットにしまい込んだものの、うっかり見てしまった草々は
顔を赤らめて目を背けた。
その様子を目ざとく見つけた四草はニヤリと笑って草々に近づいた。
「ガキんちょのパンツ見て赤うなるなんて兄さん可愛いですね。」
「四草!!」
「師匠。お風呂先にいただきました。」
「おう、湯冷めするなよ〜。」
この家を出るべきか…湯船で考えているうちにのぼせてしまった喜代美で
あった。
底抜けに
>>67さんGJですがな!!キャラとか面白いとことかそのまんまで上手いな〜 ……あの、これ喜代美攻めですか?それとも後で…
70 :
67:2007/11/16(金) 17:41:41 ID:q2BZG6nH
>>69さん
攻×受での順番で名前書かないといけないんですよね。
忘れてました。単に主役二人の名前を順番に並べただけですw
他のスレに書いたのを見た方ならご存知と思いますが攻×受に限らず
女性の名前を先に書いてしまうクセがあります。すみません。
71 :
67:2007/11/16(金) 17:43:29 ID:q2BZG6nH
訂正
2行目
×喜代美は一日の今日の仕事を済ませて、
○喜代美は今日一日の仕事を済ませて、
67神GJです!
四草のキャラ、立ってますね!エロなしでもエロい
四草どんどん来い!
>>67 底抜けにGJ!!
文才がある人は羨ましい。
ある日、稽古場にて
草々「ほんなら俺、きーこヤりますわ」
四草「えっ‥」
草原「喜代美ちゃんは四草にやらしたれ」
四草「僕はやりませんよ。あんな頭の悪そうな女」
草原「やりたいんやろ!」
四草「ニヤリ」
>>68 GJ!!!! 風呂以外でもセクハラしてそうな四草w
お風呂描写、ドラマでもあればいいのに。
>>74 ワロス
76 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 08:17:05 ID:rkCM4Iux
草若「ん?んん?これはいかん。わしが治したろ。」
喜代美「やぁ…師匠。」
喜代美を膝に座らせ後ろから胸を揉みながらスカートの中をまさぐる草若。
草若「喜六?これなんや?」
喜代美の乳首をツンツンとつ突く。
喜代美「あっ…師匠のエッチ!セ、セクハラで訴えますよ!はぁはぁ…」
草若「うひょひょひょひょひょ!喜六〜!これは稽古の一貫や♪それよりココこんなに濡らしてスケベな子や。」
泣き出す喜代美。
二人の様子を陰から見ている草原達。
小草弱「あのエロ親父〜!俺の喜代美ちゃんに何しとんじゃ!」
草々「こ、こういうの、え、AVで見たことある。」
四草「まだまだ攻め方が甘いですね。師匠。」
草原「今度嫁はんとしてみよ☆」
小草若と草々はシコりだし、四草と草原はその場から立ち去り…こうして今日の稽古も順調に進むのであった。
ほんま、今週のはそこぬけに・・そっこぬけーにぃぃ!
・・エエはなしやったわ
蕎麦打つ時のキヨミはんのドーンがなんかエロかったし
「ちがーうやろー、もっと腰に力入れてぇ」
「もう、うるさいなおかあちゃんはー。
そ、そんなん言われんかって力一杯やっとるわ、まったく」
「ええから文句言わん。もっと押し込んでぇ、そうドーンって、ほらもっと深く、ドーン」
「あの、お、おかあさん、あんまりキ−子に変なこと教えんといてもらえます?」
「草々さんは黙ってて、さ、もっと、ドーンって腰を深く入れて、そう!」
「どーん(棒読)」
79 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 12:17:41 ID:F+FcOVGr
ww
来週からいよいよ、きぃこが4兄弟の妹になるプロセスでwktk
今後きぃこの和服姿に、今まで気付かなかった色香を感じて草々以下
独身兄達がうっかりときめくベタ展開キボンヌ
白足袋履いたままの和服エロ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
最終的に師匠も入って6Pでいいよw
81 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:41:22 ID:6rypSWIb
61の続きが読みたいんだが
>56-57さんの続きを勝手に作ってしまいました。エロなしで少女漫画の
よう甘々展開です。タイトルはこれしかないっしょという感じでつけました。
正直エロは他スレで元々乏しいネタを使い尽くしてしまったのでエロは
他の神様にお任せいたします。
「四草さん…何するんですか!」
いきなり抱きしめられた事実に一瞬呆然としてなすがままにされていた
喜代美だったが、我に返って四草を押しのけた。
「すまんかった。忘れてくれ。」
四草は喜代美の部屋を出て行った。
(…私、生まれて初めて男の人に抱きしめられた…)
その日は一晩中眠れなかった。
翌朝
「きーこ!鍋が噴いとる!」
「あ!すみません!」
「魚も焦げとるやないか!ああもう…」
「すみませぇん…」
草々が手づかみで焦げた魚を皿に並べた。
食卓には焦げた焼き魚と煮立って風味の落ちた味噌汁が出された。
「喜六はどないしたんや。ぼやっとして。ほれ。」
草若が箸でつまみ上げた胡瓜の漬物は蛇腹のようにびろんとつながっていた。
「すみません…」
喜代美は横目でちらりと四草を見やると昨夜のことなど何もなかったような
顔をして黙々と食事をしている。
「何や知らんけど飯くらいしっかり作れや。」
草々がどやしつける。
「今度から気をつけます…」
草若だけは何か感づいたような表情をちらりと覗かせたがすぐにいつもの
飄々とした雰囲気に戻った。
「草々、そない叱るな。たまには失敗もするやろ。次から気ぃつけや。」
「はい」
喜代美は奈津子に話を聞いてもらおうと思ったが急な取材で出かけてしまい、
話すきっかけを失ってしまった。
バイトを終え、やはり順子に聞いてもらおうと久しぶりに魚屋食堂へ
電話をかけた。
「じゅ〜んちゃああああん、どないしたらええの?」
さすがに抱きしめられたことまでは恥ずかしくて言い出せなかったのだが
長年の親友のはそんなことまで見通したかのように言い放った。
「B子はその四草さんって人のことはどない思てんの?」
「え…」
それにほんまに嫌いやったらすぐにそう言えたやろ。なのに言わんかったんは
どうしてなん?」
「それは…」
「よう考えて自分の気持ちと向きおうてみぃ。じゃお客さん来たから切るで。」
「うん、ありがと…」
(私…四草さんのことをどう思てるんやろ…)
喜代美は電話を切って家へ向かって歩き出した。順子に相談したことで
ほんの少し足取りが軽くなった。
草若邸に戻ると稽古部屋からちょうど稽古を終えた五人が出て来たところ
だった。
「喜代美ちゃーん!おっかえり〜!今日も底抜けにお疲れさ〜ん!
一緒に食事したいけどこれからラジオなんやぁ。残念やなあ。」
「頑張って下さい。」
小草若は賑やかに出かけて行った。
「喜代美ちゃんおかえり。」
草原は帰り支度をしていた。
「今日は師匠さん達と飲みに行かれんのですか?」
「颯太と『お話』する約束してるんや。また明日な。」
父親の表情を見せる草原に喜代美は正典を思い出した。
「おやすみなさい。」
草原もまた、足早に草若邸を後にした。
「じゃ、行ってくるわ。」
草々もさっさと出かけて行った。今日もA子とデートなのだろう。
(…あれ?私、なんかそんなに悲しくない…っていうか今日一度も草々さんの
こと考えてへんかった。今日はずっと…四草さんのこと考えてた…)
母屋へ目を向けると四草と草若がいた。
「師匠、もういっぺん稽古つけて下さい。」
「もうしんどいがな。それにお前、今日ずっと上の空やったやろ。そんなん
稽古しても身になれへん。お、喜六おかえり。一緒に『寝床』行くか?」
「いえ、奈津子さんとこで食べて来ましたから。」
本当は違うのだが四草の姿を見てからは胸がつかえたようになってしまい、
とても食事ができるような気分ではなかった。
「師匠、ありがとうございました。」
「今日は風呂入ってもう寝え。」
四草は喜代美の横を目も合わせずに自分の部屋へ戻ってしまった。
(四草さん…)
「じゃ、ちょっと飲んでくるわな。」
草若も出かけて行った。
「いってらっしゃい。」
喜代美はぺこりと頭を下げた。
『B子は四草さんのことをどない思てんの?』
一人ぼんやりと庭に佇んでいた喜代美だったが順子の言葉に背中を押され、
四草の部屋の扉を叩いた。
「四草さん?」
返事がない。諦めて自分の部屋に戻ろうと思ったが思い直してドアノブに
手をかけた。扉には鍵がかかっていなかった。開けると四草はヘッドホンで
何かを聴いていた。
(だから聞こえへんかったんか…)
扉から吹き込む風の寒さに四草が振り返ると喜代美がいることにひどく
驚いていた。慌てて立ち上がろうとしてヘッドホンのジャックが外れて
ラジカセのスピーカーから落語が流れてきた。
「喜代美…」
「お稽古しとんなったんですね。お邪魔してすみません。」
喜代美は頭を下げて戻ろうとした。
「待て喜代美…邪魔じゃない。」
四草はヘッドホンを外しながら声をかけた。
「お邪魔して…よろしいですか。」
喜代美はおずおずと部屋に上がって四草の前に正座した。四草もラジカセを
止めて喜代美に向かい合って座った。
「あの…私…」
「昨日はすまんかった。驚かしてしもて。忘れてほしい言うても無理やろう
けど忘れてくれるか。」
「私のこと、好きや言うてくれたんは嘘なんですか。私は忘れられません。」
「嘘やない!」
四草は声を荒げた。
「でも忘れてくれって…」
喜代美は消え入りそうな声で反論した。
「喜代美の気持ちを確かめもせんとあんなことしたから…」
しばらく二人は黙りこくってしまった。口火を切ったのは喜代美の方から
だった。
「あの…私…昨日からずっと四草さんのこと考えてました。おかげで
昨夜は眠れませんでした。」
「だから朝飯焦がしとったんか。」
四草が苦笑した。
「それで、何で四草さんはあんなことしなったんやろうってそればっかり
考えてました。それから、私は四草さんのことどない思てるんやろうって
考えました。」
うつむき加減で話していた喜代美がまっすぐ四草の顔を見つめた。
「気がついたんです。私、四草さんのこと何も知らんなあって。誕生日とか、
好きな食べ物とか、九官鳥の平兵衛はいつから飼うてるんかなとか。
だから…四草さんのこと、ちょっとずつでええから教えて下さい。私のことも
ちょっとずつでええんで知って下さい。そしたら…ちょっとずつ…」
喜代美が顔をちょっと赤らめて視線をそらした。
「好きになっていくと思います。」
口にしてから生まれて初めて愛の告白(のようなもの?)をしたことに
気付いた喜代美は更に顔が真っ赤になった。
「し、失礼します。お稽古の邪魔してすみませんでした!おやすみなさいっ!」
「待って。」
立ち上がった喜代美の手を四草が掴んだ。
「それは…期待してええんか?」
喜代美はこっくりと頷いた。
「私…不器用やから昨日まで草々さんで、今日からいきなり四草さんなんて
器用なことでけへんから…だから…」
「ええよ。ゆっくりで。」
四草は今まで見たことのない、優しい笑顔で喜代美を見つめた。
「やっと笑てくれた。四草さん。」
「え…」
「四草さんの笑た顔、見たことあれへんかったから。いつも怖ーい顔とか
笑てても悪役みたいな薄笑いしか見たことあれへんかったから。」
「悪役みたいて…そうか?」
「泣いた顔もいっぺんだけ。」
「あれは…忘れろ。」
四草は掴んだままの喜代美の手を引き寄せて抱きしめた。照れた顔を
見られたくなくて。
「ちょっとずつって言うたやないですか…離して下さい…」
「忘れるて約束するまで離さへん。」
さらに力強く抱きしめた。
(やっぱり嫌やない…)
四草の藍錆色の浴衣からわずかに汗の匂いが感じられた。
(こんなに汗かくくらいいつもお稽古しとんなるんや…)
温かな四草の腕の中が心地よくて、もうちょっとだけ四草を感じたくて
喜代美は宙に浮いたまま行き場のなかった指先をそっと四草の背中に
回した。
「四草さん。」
「何や?」
急に冷静な口調に戻った喜代美に四草は少し驚いて腕を緩めた。
「私、一番大事なこと聞いてませんでした。」
「大事なことて?」
「私、四草さんの本名を知りません。」
「は?本名?」
「はい。四草さんは私を『喜代美』て呼ばはるのに私は四草さんの名前、
教えてもろてません。教えて下さい。」
「こんな時にそないなこと聞かんでもええやないか…」
四草はすっかり気を削がれてしまった。
「大事なことです。教えて下さい。」
「嫌や。そんなんどうでもええやないか。その内教えたる。」
今更「○○です。よろしく。」なんて陳腐な挨拶をどんな顔してやれば
いいのか。しかもなぜこんな雰囲気の中でそんなことが言えるのか。
喜代美は本当に恋愛経験の乏しい、初心な子なのだと四草は悟った
「ええ〜…どうしてですかあ…あ!」
「まだあんのか!」
「…お腹が空きました…」
四草は目を丸くした。一瞬の沈黙の後、ついに堪えきれずに吹き出した。
「くっ…あはははは!」
「何がおかしいんですか!」
「いや…何でもない。ほんま面白い子やなぁ。でもバイト先で食べてきた
言うてへんかったか?」
「ほんまは食べてへんのんです。昨日のことがあってから何も食べられん
かったんです。朝は無理矢理食べましたけど…帰ってきてから四草さんの
顔見たらなんや胸がいっぱいになってもうて…」
食事も喉を通らない程に悩み、そして今の精一杯の気持ちで自分の想いに
応えてくれたことに四草は胸が熱くなった。
「炒飯作ったろか。」
「はい!」
「じゃ、母屋へ行こか。」
「はい!」
四草は喜代美の手を取った。喜代美は四草の手をきゅっと握った。
繋いだ手から自分の気持ちが四草に伝わるようにと願いながら。
「ちょっとずつ、やろ?」
「はい!!」
母屋へ向かう二人を優しい瞳で見守る人影がいた。二人の様子がおかしいのを
心配して『寝床』へ出かけたふりをして戻っていた草若だった。
「若いモンはええなあ…なぁ、志保…」
夜空を見上げてぽつりと呟いた。
「寒っ!『寝床』行って熱燗キューっとやらな風邪ひいてまうわ。」
草若は『寝床』へ向かった。
END
GJです!
四草もきぃこも可愛いなw
四草の本名はいつかドラマで明かされる事があるんだろうか。
中の人が設定表見たら、四草の所だけ
本名:不明
年齢:不明
家族構成:不明
だったらしいがw
GJGJ!!!初々しい感じが良いよ〜(;゚∀゚)=3 四草は本当に好きになった相手には、師匠に対する時みたいに素直になりたいのになれない感じなんだろうな〜とオモタ
GJっす!四草よろしいなぁ優しい四草も好きだけど
鬼畜な四草も読んでみたいっす
晴れて弟子入りした後
めでたく四草の手付きとなり
毎晩忍んでくる四草との絡みを
壁の穴から草々に覗かれてコーフンする喜代美ちゃん
94 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 14:18:24 ID:lWf88mVQ
嫉妬鬼畜ネタ
しーそう「今日草々兄さんと何処行ってたんや?」
きーこ「一緒に本屋さん行ってただけです。」
しーそう「ホンマか?なんやえらい楽しそうに二人で帰ってきたけど、、ホンマは、、」
きーこ「違います!なんでそんなん言うの…」
しーそう「疑われるようなことするからや。ホンマはまだ草々兄さんのこと好きなんやろ?なぁ!」
きーこ「なんで…なんで?わたしは…四草さんのことしか、、」
言いかけた喜代美の唇を自分の唇で塞ぎ強引に舌を入れる四草。
喜代美の目には息ができないやら悲しいやらで苦しくて涙があふれてきた。
そんなことはおかまいなしに喜代美を軽々と抱き抱えベッドに叩き下ろし覆いかぶさる四草。
喜代美の髪は乱れ浴衣も乱れ妙にエロい。四草は喜代美の浴衣の帯をすばやくほどくと白くてムチムチの下着しか身にまとっていない身体が顕になった。
それを見てニンマリとする四草。
しーそう「いやらしい身体してるな。クククッ」
喜代美はなにも言わなかった。
四草は再び激しくキスをし両手で下着の上から胸を揉みしだいた。
苦手なので…ここからどなたかにバトンタッチします!
最高にエロくて鬼畜なのお願いします。
95 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 14:44:57 ID:pPTPIBLV
ちょっと一息
それぞれのセリフに当てはまる弟子達を答えよ。
徒然亭の弟子達が集まり、ちょっとエロい本みながら
『俺はこの子なやぁ〜』『えっ!ほんまですか?』『俺やったら、こっちのトロんとした子ですわぁ〜』『俺は基本的には金髪ボインちゃんですもん』
>>80 妹のために兄さんから直々に個人稽古があったりするんですね。wktk
「袖に手を入れすこうし斜に構え扇子を煙草に見立ててスパッ、と吸う。
やってみ。背をォーはやァーみィー」
「背をーはやーみー」
「違う、もっと腹に力入れんかい!
背をォーはやァーみィー、岩にィーせかるるゥー滝ィ川ァのォー」
「背をーはやぁーみいー」
指導にかこつけてボディタッチ→ムラムラしてきて押し倒す→そのまま……とか縺れ込んでしまえばいい。
小草若編
「寿限無寿限無、ごこうの擦切れ…海砂利水魚の……」
「喜代美ちゃ〜ん、もちっと速くやり!お客さん寝てしまうがな」
「はい!
寿限無寿限無ごきょうの擦切れ海ぎゃり水魚の水きょう松雲雷松風来松食う寝りゅ処に住むっ処やぶら行路の……」
「底抜けに…舌が回っとらんな。あと指で数えンのもいただけんなァ」
「す…すいません」
98 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:47:47 ID:AcnlowXE
咲編
「喜代美ちゃんは今まで彼氏とかいてたことあんの?」
「な、ないです!」
「じゃあキスとかしたことあらへんの!?手繋いだことは?」
「あるわけないやないですかっ!」
「へぇ〜じゃあ処女なん?」
「へっ?…当たり前でしょ!」
「ふふふ☆かわいいなぁ♪」
「かわいいて…」
「おばちゃん色々教えたろか?そや!そうしよう☆」
「あの〜咲さん?」
「あんな、まずキスはこうすんねん☆」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」
「どない?ええ感じやろ☆」
「ゼェゼェ(わたしのFKがぁっ!)…か、かえりますっ!」
「あかぁんで♪次はぁエッチや☆」
「いやぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああ!」・
・
・
数時間後
「よかったやろ?」
「はい☆またお願いします!」
弟子入りの条件として師匠と一緒に入浴する話が見たい
>61神続きマダー?
>83があんな初々しい展開にしちゃったからやめちゃった?
草々が自分の部屋に喜代美を連れ込んでコトに及び、いざ挿入というときに
例の壁の穴から師匠の手が伸びてきて、
「使うとき(ナマはアカンで)」
と差し入れをする図を妄想。
103 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:44:56 ID:6Ei2cYqa
草々はテンパってうまく挿入できないとオモ
それより草原と喜代美のガチムチコンビの兄妹物がいい。
>>94 他人ですが続けます
四草の荒々しい愛撫に揉みしだかれながら喜代美はボンヤリと考えていた
他の人が居るときは素っ気ないけど2人きりになると四草さんは優しい
2人でベッドに居るときも私が嫌がる事は絶対しない。それなのに…
突然喜代美はクルリとひっくり返された。四草は喜代美の胸を揉みながら背中の窪みに薄い唇を這わせる
「…んか」「えっ?」「草々兄さんにもこんなんしてもろたんか」
自分の限界はここ!続きプリーズ
そのうち、ちりとてちん本出回りそうなヨカーンw
そういう自分は
師匠×糸子
草々×B
共に酔った勢いで・・・なネタを希望。
喜代美の応援して、四草の喜代美発言に呼び捨てすなッ、とか言ってるパジャマ小草若 誰か小草若×喜代美書いてくださいYO!
107 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 09:05:07 ID:6Ei2cYqa
>>104 GJ!
いや〜早く続きが読みたい
wktk
この時点で二人はもう肉体関係有りなんやなw
>>105 たしかに出そうw
師匠×糸子もいいなぁ。
熟年の濃厚なセックル
ドラマ内では望み薄な四草×喜代美が読めて底抜けに嬉しいです(ノ∀`)
神様達有難うございます!
草々は童貞、小草若は早漏
四草は遅漏、草原は若干インポ
な感じがする。
師匠はテクニシャン
111 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 02:58:26 ID:SBOm8cxg
四草×喜代美に萌えるとは思ってもみなかった…
昨日の四草「喜代美」発言にも悶える
>>109 草々は一時期けっこうな売れっ子芸人だったんでしょ?
DTはその頃捨てたのでは…
師匠も「芸の肥やしにしーや」と女遊びを推奨しそうな人だし
今日はワラタw小草若は妄想とはいえ、妹弟子に何させてんだよw
妄想シーンの新妻姿の喜代美タンやたらかわいかった
おはようございます、小草若兄さん
早速お稽古なさいますか、それとも ワ・タ・シ?
辛い学生生活だったでしょうね、という四草にますます萌え。
>>115 お稽古=ワ・タ・シ 同義語だろ
>>116 今日の喜代美タン
髪を切った草々にキュンとなり
辛さをわかってくれた四草にキュンとなり
ますます徒然亭一門の肉便器に…
チラと見たが爆笑問題の田中出てる?
草原兄さんの息子や
120 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 21:01:23 ID:CNQsbuq7
「喜代美ちゅわ〜ん!」
「小草若さん?」
「そーこーぬーけーに今日も可愛いなぁ。」
「あの〜…酔うてはります?」
「ふわ〜。そーこーぬーけーに眠いねん。」
喜代美の膝にちゃっかり頭を乗せる
「な、なんですかっ?」
「にゃ〜ん(*>ω<)むにゃむにゃ…」
喜代美の膝に顔をこすりつけムフムフする
「こ、小草若さん…?」
「ええ匂いやな〜。まるでお花畑みたいやぁ。」
「くすっ」
母性本能で思わず小草若の頭を撫でる
「にゃにゃ〜ん☆喜代美ちゃんめちゃ好きや〜☆☆☆大好きや〜★☆★」
喜代美のほっぺにチューをする
真っ赤になり固まる喜代美
(^3^)(*@д@)
>>120 もう片方の膝を友春さんに分けてあげて下さい
友春の中の人、引退してなかったんだね
小草若はずっと喜代美一筋でいて欲しい
125 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 11:35:42 ID:mbuKLC+o
磯七×菊江、咲
熊×喜代美
あわれの田中×A子
正平×糸子
秀臣×喜代美
正典×A子
小次郎×小草若
友春が男キャラの中で一番好き
このスレでも頑張ってほしい(性的な意味で)
中華屋の二階で四草から稽古(性的な意味)
をつけられる喜代美タン
128 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:42:20 ID:4pfBz0TK
>120
妄想
ちっと長めで、それなのにあんまエロくなくてもOKですか?
この板に投稿するの初めてなんで…
>>129 エロくなくてもいいと思う 物は試し、投下してみたら?
当たって砕けろ!
ドンと来い!
待ってます
うp!うp!
寝ないで待つ!!
大切なのはエロじゃない!愛だ!
待ってるよ!自分もエロ無ししか投下してないから安心汁!
トークショーの記念に四草×鯖子書いてくれる強者はいないか!?
来週の予告を見るとまた小草若×B子のラブラブ妄想シーンがあるみたいだな。
やっぱり小草若がいいんじゃないか?小草若の奥さんなら将来おかみさんだよ。
愛されてケコーンするのが一番よ。
138 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 19:37:16 ID:43+HGgZf
草々との結婚…暴力振るわれたり怒鳴られたりするけど優しいときは凄く優しいエッチも激しい体力ありまくり→喜代美ハラハラドキドキで毎日幸せ
小草若との結婚→優しくて甘えてきて毎日ラブラブ新婚気分→喜代美世話を焼くのが幸せ可愛い
>>138 やっぱり後者がいいなぁ…
可愛い夫婦でお似合いだとオモ
おもろい夫婦だよ
喜代美がもう少し大人になった時、草々がまだあのままなら魅力感じなさそう。
草々ガキ過ぎだし。
大人になった喜代美にお似合いなのは、むしろ草若師匠な気がする。
おさな妻ふたたび。
酸いも甘いも知り尽くしてるからねぇ師匠は。
草々にどやされ続けて落ち込んでるキィ公に慰めてるんだかけなしてるんだか分からない言葉をかけて元気付ける師匠。
そんな師匠に次第にキィ公は惹かれてゆく…。
(;゚∀゚)=3ムッハー妄想が止まりまへんがな〜
>>107 >104の続き考えてみたんだけどえらく切ない展開になってもーた。
やっぱ鬼畜系は苦手。ちょいS四草なら執筆中。
>>145 ちょいSだけどやっぱちょっと切ない感じ。少女漫画みたいなのしか
書けない自分orz
それでもいいですか?
>>146 もちろんです!
出された四草は何でも美味しく頂きます!
148 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:22:05 ID:7z04jJLa
自分も読みたい><
投下お願いしやす。
>>147 何か「この後スタッフで美味しくいただきました」を思い出したw
自分も酔いの勢いに任せて
今四草×Bきよで書いてる
まさかここにはまるとはなぁ・・・
五兄妹とか言いながら四兄妹しか出てねえし、しかも台詞ないやついるしorz
小草若のことも底抜けに萌えなのですが。
ID変わってますが>144-146です。短編を一本思いついたのでこっちを先に
投下します。1時間で書いてしまったのであまり推敲もしてません。
>149さんの前座程度で軽く読んでいただければ嬉しいです。
喜代美と草原、四草の四人は行きつけの居酒屋「寝床」で談笑していた。
「はい、喜代美ちゃんと四草さんはウーロン茶ね。草原さんは熱燗。」
咲が愛想良く話しかけた。
「楽しそうね。何の話してるの?」
「はい、草原兄さんと四草兄さんが師匠さんに入門を許可された時の話です。」
「こんばんは〜。あ〜今日もしんどかったわぁ。」
「熊はん、とりあえずビール頂戴。」
磯七と菊江が賑やかに入ってきた。
「おっ、徒然家の三兄妹がお揃いやな。次男と三男はどないしたん?」
「草々はもうすぐ来ると思うんですけどね。小草若は仕事。」
草原がにこやかに答えた。
「小草若は相変わらず売れっ子やなあ。喜代美ちゃんは今日は鞄持ち
せんで良かったんか?毎日大変やろ?朝早う起きて掃除洗濯やもんなあ。」
磯七が一息に質問を浴びせかけた。
「これも修行ですから。私、体力には自信ありますから!でも今日はかなり
遅なるから小草若兄さんがもうええよって言うてくんなったんです。」
「小草若兄さんは喜代美に甘いですから。」
四草はウーロン茶をぐいと飲み干した。
「仁志は妹ができて嬉しいてたまらんのでしょ。他の兄弟はもっさい男
ばっかしやしねえ。それに草原さんも草々さんも四草さんも厳しそう
やもんねぇ。一人くらい優しいお兄ちゃんがおらんと喜代美ちゃんが
可哀相や。辛なったらいつでもおばちゃんとこにおいでやあ。」
「はい!」
草原と四草は顔を見合わせて苦笑した。
「それで、三兄妹は何の話で盛り上がってるんや?」
ビールを片手に磯七が話しかけてきた。
「草若さんに入門を許可された時の話なんですって。」
咲が答えた。
「草原はうどん食いながらやったな。四草は草若につきまとっとったん
やったな。楽屋入口で『やってみい』やったっけ。」
「磯七さんは何でもご存知ですねえ。」
喜代美は感心しきっていた。
「喜代美ちゃんはいつ許可されたん?」
菊江も話に混じった。
「喜代美ちゃんはちょっと言いにくいな。」
「確かに。」
草原と四草が意味ありげに笑った。
「そんなことないですよ!師匠さんの部屋で、師匠さんのお布団の上ですよ!
お布団で寝てたら『やってみい』って。」
喜代美は元気よく答えた。
「寝床」の中が凍った。
磯七はビールをこぼし、菊江は箸を落とした。熊五郎は危うく指を切りそうに
なり、咲はみるみるうちに顔色が変わった。一方、草原はあちゃーと言いたげな
表情で喜代美を見つめ、四草は片眉を吊り上げ口の端をわずかに引き上げた。
「え…あれ…?みなさん、どないしたんですか?」
喜代美だけが訳もわからずきょろきょろとしていた。
その時、まさに最悪のタイミングで草若と草々が現れた。
「いやー、待たせたな。熊はん、冷酒頂戴。」
「草若さん!一体何やったんですかっ!」
「は?」
咲が鬼の形相でつかつかと草若に歩み寄った。
「いくら志保さん亡くされて寂しいからって喜代美ちゃんに…!」
菊江も草若に詰め寄った。
「は?何のことです?」
「とぼけたってだめですから!私は喜代美ちゃんのお母さんから『よろしく
頼みます』ってお願いされてるんですから!」
「こんなこと仁志が知ったら…!」
女性二人に詰め寄られてさすがの草若もたじたじとなってしまった。
「な、何のことやらさっぱり…」
「あの、菊江さん、お咲さん…」
「喜代美ちゃんは黙っとき!!」
草々と熊五郎、磯七は既に菊江と咲の剣幕に圧倒され、何も言えなくなっていた。
「四草、どないする?」
「こんな面白いもん、見逃さいでどうするんです。」
「せやな。」
居酒屋「寝床」の夜は賑やかに更けていった。
END
153 :
150:2007/11/27(火) 00:02:35 ID:Q7VIsdbu
>150
三行目
×ID変わってますが>144-146です。
○ID変わってますが>144,146です
何やってんだか…
>>150 GJGJ!!楽しげな長男と四男イイ!きぃこカワイイヨ〜
>>150 ワロタw GJっすよ
次回ちょいS四草に期待は充分よ
>>150 ちょっとwww面白すぎるってばwwww
こういうネタは絶対朝ドラじゃできんもんな!
157 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 13:47:08 ID:G7+qH5Wv
初めて投下します・・面白くないかもしれませんが。
「今日は俺のおごりやから〜底抜けに〜楽しんでくれ。」
小草若が年末だからと四草と草々を伴って、クラブへ連れて行った。
「どうぞ〜よういらっしゃいました〜。」
と若い娘が案内してくれる。草々は久し振りの雰囲気に戸惑っていたが、
四草はいつもと同じで落ち着いたもんだった。
「何になさいますか?」
「ま〜そうやな、ボトル持ってきてくれ。それと新しいのも追加や。」
「誰か指名されますか?そちらの方々も。」
「俺はいい。」
「じゃ、若い子で。」
「小草若さんは・・めぐみちゃんでよろしいですか?」
「おう!居てるか?」
「ええ!人気もんですけど・・いつも御贔屓頂いてる、小草若さんのご指名ですもの。
すぐこちらへ来させますね。」
「なんや、草々こんな時ぐらい合わせんかい!好きなタイプいっぱいおるで。」
「ま・・ええやないですか。兄さん、今は彼女も居てる身ですからね。」
「ふん・・面白ろない男やな、まあ酒は仰山あるさかい、好きにくつろげや。」
「草々兄さんも・・自分に正直になったほうがええですよ。」
「なっ!なに言うてんねん。」
「少しは小草若兄さん、見習うたらどうですか?本能には正直ですから。」
「どういう意味や?」
「僕、前にもここ来たんですけどね・・。まあ、驚きますよ。気持ち分らんでもないですね。
自分もそうするやろうから。本能で選ぶなら男はあの子指名するでしょうし。」
「は?何のことや・・?」
「おう!めぐみちゃん〜待ってたでぇ〜」
「いらっしゃいませ〜いつも御贔屓ありがとうございますぅ。」
振り返った草々は心臓が止まりそうになった。
そこには・・喜代美が立っていた。いや、正確にはめぐみが立っていたのだが・・・。
化粧をして、それらしい服を着て立っているのは・・喜代美だった。しかも、微笑んでいる姿は・・・。
今までのめそめそしてイジケテない、堂々とした美しさがある、やっぱり別人・・。
「そちら、初めてですね、いらっしゃいませ。めぐみです。」
「おう、草々びっくりしたか?」
「う・・・ああ。喜ぃ公違うな?」
「あら、小草若さんがいらした時と同じ事おっしゃるんですね?そんなに似てますか?私。」
「そうやな、生き写しとは言わんけど・・・まあ、喜代美がもっと大人になって女になったら・・って感じですか。」
「四草、お前言い方イヤラシイねん!」
手慣れた手つきで水割りを作り、差し出すめぐみ。
その手を握り、ボディタッチをする小草若を見ていて、イライラしてきた草々だった。
無言で水割りを飲み、ちらちらとめぐみを見る。
(やっぱり違う、喜ぃ公はこんなこと出来ん。あんな・・男慣れした振る舞いは出来ん。
それに・・なんや、小草若のアホ・・喜代美がいくら好きやからって、何指名してんねん。
あんなことしやがって・・・めぐみか・・体つきもなんとなく似てるな。ちょっとふっくらしてるし・・。
喜ぃ公と違うのは、やっぱり・・やからか。いつかはあいつもああなるんか?女にされて・・誰かに。)
158 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 13:49:35 ID:G7+qH5Wv
>157の続きです・・
「静かですね、草々兄さん。」
「お前、何も感じへんのか?」
「何を、ですか?」
「あんな・・似てて、ようあんなこと小草若も出来るな!俺やったらようせん。」
「ふ〜ん・・・僕は別に、小草若兄さんは正直な人やな、と思いますが。」
「何がや?」
「男の本能ですよね、実際ああいう体のほうが気持ちええんですよ。ま、草々兄さんは違うみたいですが。
それに、何イライラしてるんですか?あの子は喜代美違うんですよ・・いつかはああなるかもしれませんけどね。」
「・・・・」
「まさか、妹に手出す訳にもいかんでしょう。気持ち分かりますね。」
「お前もか?お前も・・ああしたいんか?喜代美に・・・」
「男なら、考える事でしょ?まあ、喜代美はそんな子違いますけどね。」
「そうや、アイツはそんなアバズレ違う。アホやけど、素直で可愛い奴や。あんな・・男に媚売るような奴やない。」
「それは理想でしょ?」
「まさか、いつまでもあのままって思うてませんか?兄さん。喜代美も大人になるんですよ。男が出来たら分らんし。
女は魔娼やから・・・それが誰かは相手次第でしょうけどね。僕は正直狙ってますよ、小草若兄さんもそうですけど。
今は代わりで満足してるようですがね・・。」
「違う・・喜ぃ公は・・・あんな、あんな、なれへん!ならせへん!」
「何決めつけてるんですか?兄さんのモンと違いますよ、出会いは一番早かったかもしらんですけど。
勘違いしてませんか?あの子は兄さん一人が独占出来るのと違いますよ。彼女も居るのに、兄さんこそヤラシイです。」
「おい、何もめてんねん!楽しまんかい!」
「はい、兄さん・・・喜代美は兄さん一人の妹違いますよ。」
そう言いながら、隣に来た指名ホステスが来たのでそちらへ向く四草だった。
159 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 13:52:30 ID:G7+qH5Wv
>158の続きです
「どないされたんですか?水割り、もう一杯どうです?」とめぐみが近寄ってきた。
素早く作って、草々に渡すめぐみ。
近くに座るとますます似てる気がする。そう・・知ってる喜代美とは全然違うが・・綺麗な女性だった。
(喜代美もいつかはこうなるのか?)マジマジと見るのでめぐみが尋ねる。
「そんなに似てるんですか?一度会ってみたいですね、その子に。どんな子ですか?小草若さんは教えてくれへんの。」
「何でや?」
「さぁ・・・似てるのは見た目だけやから、って。でもいつも指名されるから、よっぽどその子が好きやねんね。
私は似てるだけやけど、やさしいお客さんやから・・妹弟子や言うてましたけど、大事に思ってはるんやわ。」
「そうか・・じゃ、俺も言えんな。」
「意地悪言わんと教えて欲しいわぁ〜。でも皆さんの妹さんやったら・・教えて貰えんのも分かるかな。
私も兄が居りますから。妹紹介しろ、とか言われてもしませんでしたからね、学生時代。」
「あんたの・・学生時代はどんなんやったんや?」
「もう、ドジで間抜けな子供でしたよ〜笑ってしまいますけどね〜・・・。今では良い思い出です。」
それを聞いて、草々はドキリとした。(やっぱり・・似てるだけやない。じゃ・・将来、喜代美は・・)
そう思ったら息苦しくなってきた。
立ち上がって「帰る」と言い、出ていく草々。
「おい!帰るんか?愛想の無い奴で悪いなぁ、めぐみちゃん。ま、勝手にさせとけ、四草って!お前!!
何新しいボトル飲んでんねん!!」
一人、家路に向かう草々は早く帰りたかった。帰って喜代美に会いたかった。
「兄さん一人の妹と違いますよ。」「男やったら本能で選ぶでしょうね。」「相手次第ですね。」
「いつか喜代美も女になる。」そんな四草の言葉がグルグル頭をめぐる。
酒も入っていて、本音出そうになる。
「俺はいつまでも喜ぃ公がそばで笑う生活が続くと思ってた・・・。でもいつか・・誰かのモノになる。
アイツラも狙ってる、小浜にも好いてるヤツが居るし。アイツも喜代美も恋をするんや・・・。女になるんか・・。」
それが草々にはたまらなかった。
160 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 13:54:26 ID:G7+qH5Wv
>159の続きです
「あ、草々兄さん、お帰りなさい。」
いつもの笑顔で迎えてくれる、喜代美が愛おしいかった。
「お茶・・入れてくれるか?」
「はい。」
温かいお茶を出してくれて、飲みながらさっきのめぐみと無意識に比べている草々。
「何か?私の顔になんかついてます?」
「ああ」
「えっ!!」と慌てて顔を撫でる喜代美。
それを見て(やっぱり違う、俺の喜ぃ公や。)とふと思っていた自分にハッとする。
(俺の・・・?)「兄さん一人の妹違いますよ。」と四草の声が聞こえた。
妹を独占してるつもりはないのだが、一番身近に居てくれて、一番気持ちを分かってくれていただけに、無意識に
そう思っていた自分が恥ずかしい。しかも・・・独占したい、誰にもやりたくない、そんな疾しい気持にも気づく。
「ごちそうさん。」
「はい、おやすみなさい。」
「お前も離れ戻るんやろ?片付け手伝うたるから、早よ寝え。」
「・・・?」
「なんや?」
「なんか、やさしいですね、今夜の草々兄さん。」
片づけて、離れに入る前に「喜代美」と呼んでしまった。
「な・・なんですか?」
無言で抱き寄せてしまう草々。
「は・・どうしたんですか?草々兄さん?」
「しばらく・・このままでおってくれ。」
「は・・はい。」
(こんな・・小さいくせに暖かい。こいつ、ええ香するな。やっぱり柔らかいのは女の子やからか?
誰かがいつかこんな風にこいつを抱くんか・・・嫌や!俺は俺は!)
抱いてる腕に力が入る。
「い・・痛いです・・兄さん・・。」
そう言われて、我に返るのだったが・・・顔を見ると自分の抑えが利かなかった。
くちづけしてしまう草々。
「!」目を開けたまま驚く、喜代美。
また抱きしめて・・・。「変らんとってくれ・・・ずっとそばに居ってくれ・・。」
と涙まで出てくる。
161 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 14:03:09 ID:G7+qH5Wv
>160の続きです
「ど・・どうしたんですか?何か師匠さんとあったんですか?」
「違う!俺は・・お前が居らな、あかんねん!」
「え・・・?」
「誰にも、誰にも渡したぁないんや!」
そう言い放って、喜代美を自分の部屋に連れて入った。
乱暴に座らせて、蒲団を広げ・・・服を脱がせた・・抵抗しても無駄だった。所詮、女の力だ。
裸体にした喜代美は月明かりで綺麗だった、めぐみより美しかった。
泣きながら・・「草々兄さん・・・こんな・・無理やりなんて・・イヤァ・・」
そう言う喜代美が男の本能を起こしてしまう。
(こんな綺麗な体を誰に見せるんや、誰の物になるんや・・俺が・・)
と自分の服も脱いで・・キスをして口を塞いだ。
キスをしてると、喜代美も抵抗しなくなった。胸が柔らかい・・吸いつくような綺麗な肌。
ふくよかな太腿が男のモノを狂わせるのだった。
「熱い・・これ・・何ですか?」と握ってしまった喜代美だった。
指で下半身を弄っていき・・花園に延びてまさぐっていった。
「イヤ・・・」「俺はもっと見たいんや・・」と脚を広げてその花園に顔を埋めた。
「ぁあぁあぁ・・・ん」と小さい声で押し殺して耐える喜代美。
舌で転がして蕾が膨らんできた。綺麗なピンクのそれは男をまだ知らない証拠だった。
月明かりでも分かる、色の白さは泣けるぐらい美しい。
(これがあのへちゃな妹か・・喜代美・・俺が女にしたる)
もう先ほどの前戯でぐちゃぐちゃになった処へ・・肉棒を押しあてた。
「うっぅイタイ・・。」
「力抜け・・そうや・・」
腰を動かすと、膣(中)は吸いつく名器だった。
「本能で選ぶでしょうね」四草の声が聞こえてきた。
「もう・・あかん」
「わ、私・・おかしくなりそうですぅ」
「ううう・・同時にイクで」
「え?イクって?あああああああぁぁぁ」
果てた二人はしばらく動けなかった。
「すまん」
「謝らんとって下さい・・・でも師匠さんや、他の兄さんには・・黙っとかんと。」
「そうやな」
「喜代美」
「は・・はい。」
「俺・・お前に酷い事ばかりしてた。すまんかった。A子ちゃんとなんで上手くいかんのかようわかった。」
「どうするんですか?」
「別れる。それに・・もう俺らどのみちあかんねん。あの子、東京行くからな・・潮時や。」
「で・・でもA子の気持ちは?」
「分かってる・・。どっちかが切り出すの待ってる感じや。もう俺らはそういう関係やからな。」
安心してよいのか不安な喜代美だったが・・・好きだった人に抱かれた幸せを味わっていた。
「無理やりで・・悪かった。誰にも渡したない!って思って・・止まらんかった。」
「私・・無理やりは嫌やったけど・・でもだんだん嬉しい気持ちのほうが大きくて・・途中から抵抗もしなかったです。」
「お前・・綺麗や。」
「嬉しい・・いつもアホとか言われてたから・・兄さんには女に見られてないんや・・て悲しかった。」
「もっと自信持ってええと思う・・。男の本能ではお前は・・十分魅力的や。」
「ありがとう・・嘘でもうれしいです。」
裸で抱き合う二人は幸せだった。一つの布団に包まって・・幸せを噛みしめていた。
誰も居ない離れで、関係は続くのだった。
他にもあるのですが・・・また今度にします。
お粗末様でした。<(_ _)>
おぉ〜リアルタイムに遭遇!
底抜け〜にグッジョブですわ!
おお!俺もリアルタイム初めてだ
GJ!また投下してください!
164 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 14:23:55 ID:G7+qH5Wv
157です。
長くなりますが・・・エロが少なくても良いですか?
また改行でセーブされるので、何回かに分けます。
丸裸で受けて立つ!
てか、俺どんだけ暇なんだorz
166 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:03:54 ID:G7+qH5Wv
157です。草々と喜代美が基本なので・・面白くないかもしれません先とは別のお話になってます。一部ネタバレの芸名が出てます。
二十歳になったその日、お祝いとして初めてお酒を飲みました。
草原「おい、大丈夫か?」草々「アホか〜一気に飲むか?」小草若「喜代美ちゃん〜しっかりせい!」
草原「おい、草々、四草、部屋運んだれ」
二人に支えられて、自分の部屋へ運ばれました。蒲団を敷いて居る草々兄さんの横で
「おい!何してんねん!」
「帯解かんと・・このまま寝かせんでしょう。」
と手早く四草兄さんが私を襦袢姿にしてしまいました。
足袋まで脱がせて・・。
「水、飲ませんとあきませんね」
「お、おい!」
コップに入れてた水を口に含んで、私の口に流し込んでました。
私は意識が朦朧としてるので・・そのまま受け入れてしまいました。
「もっと・・欲しい」と言ってました。
「兄さん、俺、水汲んで来ますから。」
「・・・ああ」
着物をえもんかけに吊るし、私を布団に寝かせる兄さんでしたが・・
「暑い〜」と襦袢を脱ごうとする私を、
止めようとして誤って紐を引っ張り、上半身が露になりました。
和服のときは下着など着けてませんので、当然下も履いてません。
モロ出しの私に着せようと慌ててしまい、胸を揉んでしまう兄さん。
「あ・・冷たくて気持ちいい」とつい言ってしまったようです。
理性が外れそうになった兄さん。「若狭・・」とキスしようとした時・・。
「喜代美ちゃん〜大丈夫か?」
「兄さん、水追加です。」
と小草若兄さんと四草兄さんが二人同時に入ってきました。
「!!」
固まる兄さん、「水・・・」と私が言うので、「飲ませてやってください」と冷静に渡す四草兄さん。
「おまっ!」と行こうとする小草若兄さんを引っ張り、母屋へ戻って行きました。
草々兄さんはコップの水を口移しで飲ませ終え、襦袢を着せてそっと戻って行きました。
母屋では二人と草原兄さんが事情を聴いて憤慨しておりました。
「おい、草々〜お前〜何しとんねん!」
「ま・・好いやないですな。未遂ですから。俺も口うつしで飲ませてたし。」
「な、何い〜」
「まあまあ、落ち着け。草々、お前彼女おるん違うのか?ここへ座れ。話を聞いたるから。」
無言で座る草々。
「俺にも分りません。」
「分らんやあれへんやん!喜代・・若狭が知ったら!」
「黙ってたほうがええでしょうね。」
「ま、若いからな。そんな事もあるやろうけど、若狭はまだ20そこそこやぞ。
それにやっと修行期間が終わった所や。大事にしたらなあかやろ、兄やったら。」
「はい・・。」
「頭冷やして、当分あいつに近づくな。ええな。自分の気持ちが分かって、整理ついたなら、俺にまず言え。」
「はい・・草原兄さん。」
「このことは若狭、師匠には言うなよ。」
「っ畜生!草々、若狭の為や・・今度したらただじゃおかんぞ!!」
「ええ体してますからね、意外と。男やったらヤリたくなるか。」
「お前も殺す・・・。」
「止めてくださいよ、明日早いんですから。」
私がそのことを知ったのはだいぶ先でした。
167 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:06:38 ID:G7+qH5Wv
>166の続きです
「俺・・若狭の体見て何しそうになった?」裸体の若狭を思い出し・・股間に手が伸びる草々。
あの柔らかい胸・・まだ幼さのある肢体。透通るような白い産毛のあるような肌。
吸いつくような感触・・・すべてが、愛おしく、すべてを自分のものにしたい気分だった。
「A子が居るのに・・・」でもまだこちらも清い関係だった。
それとは違う感情だ。大事にしたい気持ちからもあったが、どうしても物にしたい気分はあまりない。
ただ、眺めているだけで胸がいっぱいな気分で、話てるだけで良いのだった。
若狭は・・?誰のものにもしたくない、四草の口うつしを見て嫉妬が湧いた。
あの唇をアイツは躊躇もなく奪った。その行為が許せんかったんか・・・。
女やねんな。今更やけど・・・ずっと一緒やったから当然に思ってたけど。
いつか若狭も誰かのモノになるんや・・それが嫌や!俺の・・俺の・・あの感触と隣に寝てる意識が、もう止まらなかった。
その夜、何回も行為をして眠った。
次の日「す・・すみませんでした。」
と何も覚えてない私は、兄さん達に誤り、朝食を用意してました。
そばに来て何か言いたげな小草若兄さんでしたが、
「手伝うたる」と世話を焼いてくださいました。
四草兄さんは、ニヤニヤしながら
「お前・・昨日は隙だらけやったぞ。きいつけな・・誰かにええようにされるぞ。」
「は、はい・・すみません。」「ま、ええもん見れたけどな。」
「あ!じゃ・・着物脱がせてくれたん・・・」「そうや、俺や。お前結構胸あるな。」
「四草!」「あ〜分かりましたよ、草々兄さん・・。」
真っ赤になってチラリと兄さんを見たら、向こうへ行ってしまいました。
それから、ずっと私を避ける草々兄さんが不自然で、変だと思いつつ過ごしておりました。
「あいつもいろいろ悩んでるんや、そっとしといたれ。」
と草原兄さんから言われ、それで良いのかと日が過ぎて行きました。
168 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:16:53 ID:G7+qH5Wv
>167の続きです
A子「お世話になりました。」
小草若「お疲れさん!今日で終わりやったな。今度東京か・・・がんばれや。」
A子「ありがとうございました。」
小草若「今日、ちょっとええか?俺、話あんねんけど。」
A子「え?」
小草若兄さんがA子に草々兄さんとの事を聞くために食事に誘っておりました。
「お前ら、付き合ってどのぐらいや?」「草々さんですか?・・・1年ですけど。」
「本間のところどうやねん。上手いこといってんのか?ぶしつけなこと聞くけどな、あんた・・将来、草々と一緒になる覚悟あるんか?」
「え・・・?」
「やっぱりな、芸人と付き合う言うのは・・特に草々みたいな男は・・生半可な付き合いではあかんねん。」
「どういう意味ですか?」
「つまり、あんたは向いてないってことや。」「!」
「失礼やけどな・・草々、あんたに手ぇださんやろ?」「・・・・・」
「まあ、あの男はどういうつもりか知らんけどな・・。女に奥手やから。でも一人だけ無意識に心許して、甘えてるんやから始末悪い。」
「B子ですか・・?」「ああ、何で分かるんや?」
「私・・うすうす気がついてました。いつも草々さん、B子の話する時だけは子供みたいな顔してました。
それに笑顔があるのもその時だけでしたから。私のことは大事にしてくれましたけど・・
本音や弱みは全部みせてくれませんでしたし。B子は昔からそうで・・・私の周りの男の子らも、私の事好きやと口では言ってましたけど・・親しみこめて
頭をコンってしたり、いつも憎まれ口でからかったりしてても、病気やけがした時にB子のこと本気で心配してましたから。
それに・・・。」「それに?」
「私、昔聞いてしまってショックだったのが・・・」
=過去の回想=
放課後の教室・・数人の男子がたむろっていた。
a「お前、清海ちゃん本気なんか?」b「はぁ?」a「俺が好きなんは和田清海や〜!って全校生徒の前で言ったそうやな。」
b「ああ・・あれか。確かに清海ちゃんは美人やし、勉強も出来るし、理想の女性や。でもな・・」
c「でも?」b「俺があの時言ったのはもう一人のほうや。」c「え・・・?お前もなんか?」
d「そういうお前もか?」b「なんや、お前もか?」
b「・・・そうやねんな。俺、あいつが失敗したりしてからかってたけど、あの清海ちゃんと同姓同名や言うだけでも辛いのに・・
俺が試合前にプレッシャーで潰されそうな時ににこって笑って励ましてくれたのが、嬉しかったなぁ。
あの笑顔見れたら頑張ろうって思えて。」
a「俺も、試験で一番取れて当たり前って思われてて辛かった時、あいつが自分の事を話してくれて気持ちが楽になったんや。」
c「俺やって、いつも半泣きでオロオロしてるくせに、俺が具合悪くなった時にあいつも風邪ひいてたのに保健室へ連れて行ってくれて・・。
それからやなぁ、結局あいつが休んでしもうて・・出てきた時笑顔で迎えてくれて嬉しかった。」
d「そうやな、あいつへちゃなくせに妙に度胸あるって言うか・・でも厭味やないねんな。
あいつの笑顔ずっと見たくて・・いつも笑わせてた。」
e「あいつとじゃれたくてな、俺ちょっかいしてたんや。」
b「和田清海より・・和田喜代美が好きなんは、俺だけや無かったんか〜・・。
でもあいつにそんな告白したら、パニックになるわ。」
a「そうやな、それで避けられてぎくしゃくするよりは、今のままで同盟結ぶか。
幸い、もう一人は人気もんやし。」
c「おう、でもな〜本命が実はB子って結構多いかもな。」d「なんせ、もう一人は高嶺の花のお嬢さんやしな。近寄り堅いし。俺眺めてるだけでええわ。」
e「それに・・・あいつ、結構胸あるし・・。」d「おっ!エロイな。でもヤリタイ対象はやっぱB子やな。触りごごち良かったで!」
a「お前!抜けがけか!」e「偶然や〜よろけてたから、支えてやったら胸に触れてもうたんや〜」
c「こいつ、お仕置きや!!!」e「わ〜堪忍」
「そんなやりとりを、忘れ物を取りに来た放課後の教室で聞いてしまいました。
正直、ショックだったけど、思い当たる節は多くて・・・みんな私の事ただ「優等生のお嬢さん」としか見てくれてませんでした。
男子の言うことは当然で・・人の要求に答えようとして生きてる私なんて何の面白味も無いんです。
同性の友達もただ、私と友達になると得するみたいな感じで付き合ってくれるようで。
B子だけはありのままの私を受け入れてくれてるんです。」
169 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:21:19 ID:G7+qH5Wv
>168の続きです
「そうか〜あんたも辛い学生時代やってんな。でもな、そんな優等生に比べられて卑屈になってたで
喜代美ちゃんは。」
「えっつ!」
「いつか言うてたな。もう脇役は嫌やって。」
「脇役なんてとんでもない、いつも口は悪い男子も女子だってB子は好かれてた。
そのままのありのままで好かれてた。私みたいにいつでも取り繕って優等生でいなくても・・・。」
「そうか・・器用なんもあんたにとってはマイナスやったわけか。」
「でも、草々さんはそんな私をありのまま好きになってくれました。あの人には比べるなんて無いですから。」
「あいつは単に無神経なだけやけどな〜。でもあんたは理想の女性やったみたいやで。」
「でも、生きて生活出来る相手はB子なんですね。それは今回の東京行きで実感しました。
行くなとも言ってくれず・・・正直、どうしようかと思ってましたから。」
「でも決めたんはあんたやで。ま、辛い事もこの業界は多い。それに腰掛けで出来るほどあんたは器用とは俺は思ってないで。
まあ人生の先輩としてアドバイスぐらいはしたるわ。これ、俺の携帯番号や。
それと、失敗してもお嬢さんは戻れる家があるんやしな。」
「・・・・ありがとうございます。」
「今日はすまんかったな。あんたの気持、あいつは分かってんのか・・。」
「小草若さんって・・お兄ちゃんに似てますね。」
「止めろや、株式会社若狭塗箸製作所跡取り、和田友春に似てても嬉しいないわ!!
じゃ、ここは俺のおごりやから。何でも頼め、100個頼め!」
それからしばらくして、A子に呼び出された私でした。
部屋の前のドアが空いてましたので入ると・・・・
「私の事本気なら、今日は抱いて下さい。」「清海ちゃん・・・」
「いつも私は、草々さんに愛されてる確信が無かった。私を大事に思ってくれてると云うより、
ただの人形のようでした。生きて喜びも悲しみも共有したくても、その相手は別の人・・・
もう分かってますよね?」「俺は・・・」
「言ってください、正直に。私、覚悟出来てます。昔から私を好いてくれると口で言う人は
みんなB子が本命で・・・。でも草々さんは違うと思ってたけど、やっぱり同じですね。」
「すまん、清海ちゃん・・俺、この前やっとわかったんや。ずっと一緒に居たい相手が。」
にっこり笑ってA子が言った。
「それは・・もう一人の和田喜代美ですね?」
「そうや・・俺が、心から好きなんは、和田喜代美・・喜ぃ公、若狭や!!」
「聞いた?B子。」驚いて振り向く草々。「若狭・・・・!」
泣きながら見上げる喜代美。
「さ・・後は二人で話あって・・」とA子が言い終わらないうちに、草々は走り去った。
ふぅ〜とため息をついたA子は喜代美に言った。
「どう?あなたが羨ましいと思うのが分かったでしょ?本当に昔から・・B子には負けてたのよ。」
「なんで?あんなに何でも出来て、みんなが憧れてたA子やのに。」
「B子、あなたは私も大好きになる本当に魅力的な女の子やのよ。」
「そんな・・私はへ茶で何のとりえも無い・・」
「まだそんなこと言ってるのね。じゃあ、どうしてお兄ちゃんは未だにB子が好きなのか分からない?」
「友春さんは特別で・・・」
「馬鹿ね、あなたは私より男子にモテテたのに。」
「信じられんけど。」
「でも、さっきの草々さんの言葉は本物やと思うよ。それに・・私らどのみちもう無理やったし。
気にすること無いわ。付き合った言うてても・・・何にもあれへんかったもん。
私、これから東京でどこまで出来るか分らんけど、B子の頑張り知ってるから私もやってみようと思うの。
これだけは信じてね、私の親友はやっぱりB子一人よ。あなたは私の自慢の友達なのよ。」
微笑むA子は綺麗でした。
「さ、追いかけて!」背中を押されて、私は走りました。
170 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:24:40 ID:G7+qH5Wv
>169の続きです
「変やね・・何の悲しみも起きへんわ。当然とどこかで思ってたからかな・・・。
私って結構悪い女なんかもね。一応、小草若さんには連絡しておこう。」
A子は携帯へ電話しました。
そのころ、いきつけのおでんの屋台で四草兄さんと草々兄さんは飲んでおりました。
「ズルイですね・・兄さんは。俺が半年かけて若狭をその気にさせてきたのに。
あっさり、今の女を捨てて・・若狭をさらって行くんですから。」
「言うな!俺はそんなご都合で生きてないわ。あいつの気持ち聞いて、許してもらわなあかんやろ。」
「ふん・・・若狭の気持ちなんて、兄さん以外みんな知ってましたよ。師匠も寝床の連中も。薄情な本人以外。人のこと算段の〜って言うてヒドイ男って言ってたそうですね。
純な乙女を無理やり住まわせて、師匠と俺らの復活や自分の芸を磨くのに散々利用しておいて、あんたのほうが鬼ですよ。」
「言うな!俺が一番解ってるわ!」
「そのくせ・・今度は人のものになるって思ったら、あの行為ですか?」
「言うな!」
「ま・・・確かめる為に、俺も目の前でしたことですし。」
「四草!お前・・・」
「目が覚めたでしょ?本当の気持ちが分ったんやし。俺なんて失恋ですよ。今度は本気やったのに。」
「・・・・」
「俺だけやない、小草若兄さんもですが、柳眉兄さんや、尊健兄さんも・・知ってましたか?」
「!なんやて〜?」
「本当に鈍いねぇ〜・・・。この3年間何見てはったんですかね。いつも若狭に先輩風吹かせて、
しょっちゅう楽屋でも来てたんですよ。プライベートでも待ち伏せみたいに現われて。俺がそばにおったのも守る意味もありましたよ。
若狭は男心掴む笑顔が武器やな。それと何でも受け入れてくれそうな甘さがイキがってる人間には、オフクロみたいやしね。
そのくせ、失敗ばっかりで危なっかしい処も俺が支えてやらな・・と矛盾する魅力がある。」
「・・・・そうやな。」
「それをこの4年間、利用してきた男がここにおる。しかも、それは俺ら徒然亭一門がみんなそうやった。
はっきりいって、今の一門がやれてるのは若狭がおったからですよ。それを感謝もしてやらず、キツイことばかりで。
それやのに、若狭は草々兄さんにずっと思いよせてるんやからね〜・・。あ〜腹たつ。」
「・・・言うなぁ・・」
「もう、酔ったんですか、弱いですねぇ。」
「いう・・な・・。」
「親父さん、お勘定。」
「さ、帰りましょう。」そう言って肩にかけながら、四草と草々は屋台を出た。
そこへ喜代美がやってきた。
「礒七さんから・・ここやないかって。」
「聞いたか?若狭。草々兄さんの気持ち。お前はどうするんや?」
「う・・・若狭か?」
「私・・無理です。」
「「!!!」」
「急に好きや、言われても・・・それまでの経緯やなんやもあるし。それにまだ3年経ってません。
兄さん達や師匠さんの意見を聞いて・・考えたいです。」
ハハッハハと笑う四草。
「そうやな、俺らの意見は大事やで。それと師匠がどう言うかやな。若狭偉いで、よう言うた。」
「う・・・すまん、若狭。」
「もう、つぶれてしもうたか・・・。しゃぁないな、部屋まで手伝うてくれ。」
171 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 15:28:56 ID:G7+qH5Wv
>170の続きです。
師匠から呼び出された、若狭。
「除夜の鐘が鳴り終わったら、正式に修行から解放や。でも、浮かれてたらあかんで。」
「ハイ。」
「それとやな、今までの一連の話、草原から聞いたで。」
にやりと笑う師匠。
「お前も言うようになったな、嬉しいで若狭。でもな、正直な気持ちは大事にせなあかん。
草々もやっと自分に正直になれたようにな。あいつは鈍やし気がきかんやつや・・でも、本質は悪ない。
お前やったら、ええ伴侶になれると思うてるけどな。あいつの力出せるのもお前だけやないかと思ってる。
ま・・・決めるのは自分やで。兄弟子の意見は参考にならんから。」
「なんでですか?」
「お前も鈍なんか?仁志はともかく、他にもおるからな・・お前を狙ろうてるヤツはな。」
なぜか、用事で居なくなった師匠と四草兄さんでしたので、大晦日の夜は草々兄さんと二人でした。
「喜ぃ公・・・今まですまんかった!」
平謝りする兄さんでした。
「そんな・・止めてください。別に恨んだりしてませんから。」
「いいや、言わせてくれ。俺はお前に本当に恩知らずな行為しかしてない。この場で謝っておきたい。
それと・・こんな俺をまだ想ってくれてるのか聞きたい、聞かせてくれ。」
「正直・・嫌でした。A子と付き合い出した時、何回も泣いてました。でも・・それがあったから、今があると思ってます。」
「すまん。」
「何度も忘れようとしたけど・・やっぱり好きな人は草々兄さんです・・。今の正直な私の気持ちです。」
「若狭!」
近寄って、抱きしめてくれる力強い腕の中で、除夜の鐘が聞こえました。
「抱いても・・ええか?」
無言でうなずいてました。今日は3年経過した記念の夜。
そっとキスしてくれ・・着物をお互いほどきあい、生まれたままの姿で抱き合いました。
「喜代美・・・好きや。誰にも渡したない・・俺の、俺の喜代美。」
「草々さん・・・好き。」
その夜、私達は愛し合い・・結ばれました。
「完」
お粗末様でした〜。<(_ _)>
今度は未来編も含んで投下したいと思います。
ノベライズ読んでないので・・いい加減でよろしければ。
ああ、有難う御座います
GJ!またお願いしますね
すごーい!GJ!
四草兄さんが男前で、素敵でした!
GJ!四草切ないよ四草
未来編も楽しみにしてます。
あと出来れば名欄にカプ表記書いてくれるといいんだが…
まずい……このスレ来るようになってから四草に萌えて仕方ないわ(*´Д`)
自分は四草に一目萌え
数少ないエロ要員だよ
でも上でチラッと名前が出てきた柳眉兄さんも萌えるなあ
みんな四草大好きだなw俺もだが。
胸中を慮るに小草若も結構切ないぜ。もうA子とくっついちゃえば良いよ。
妹の恋路を、兄貴三人がねじり鉢巻き締めて応援している
という構図もかなり好みな俺は異端?
まさかちりとてのエロパロがあると思わんかったわ…。
朝ドラでこんな妄想してんの俺だけかと思ってたけど、
こんなに同士がおったとは。
各作品の作者様、GJです。いいもん読ませていただきました。
個人的に萌えるのは、草々×B子←小草若だったりする。
思いがあるきっかけで暴走して、ついつい強引に致してしまう…
キャラ的にありえへんかな。
小草若は甘え上手だと思う
180 :
小草若←A子 その後1:2007/11/28(水) 10:23:47 ID:QbqgM/lt
>157です。
未来編の前にちょっと思いついたのを入れます。エロが無い!かもしれませんのでご了承を〜。
「久しぶりやな・・」そう言いつつ、スタジオ入りする小草若だった。
東京の仕事が入ったので来たのだが、関西と違って何回も打ちあわせだ顔合わせだと行かなければならない不自由さには常々閉口していた。
今回の仕事は和田清海つまりA子と久しぶりの共演になる予定だった。
半年振りなのだが、たまに電話がかかってくる。頑張ってるようだったが・・
「無理しとるんちゃうか?」と兄のように考えていた。会う前にスタッフやADにそれとなく聞くことにした。
「あ、小草若さんお久しぶりです!」
「おう、元気か?どや?新しいアシスタントは?俺の妹みたいなもんやから、ちょっと聞きたいねんけど。」
「そうでしたか!良い子ですね。ちゃんと事前に勉強もしてるし、ゲストの経歴もキチンと頭にいれてます。ただ・・・・」
「ただ?なんや、気になるな〜教えてんか?上には言わんから、俺とお前の仲や・・」
その時、少し離れた場所からどなり声が聞こえた。
「だから事前に考えろ!って言っただろ?どうして君は気が利かないんだ!!」
「す・・すみません。着替えてきます。」
「まったく・・・プロデューサーのお気に入りだか知らないけどね、この世界は僕が先輩なんだよ!
それにいつになったら、その方言直るんだよ!聞いてて耳障りだ。早くしろ、収録始まるぞ!!」
「は、はい!」
A子が今の番組で一緒に司会をしている、新藤雄介から怒鳴られていた。
この男は、一時売れっ子アイドルだったが、その後俳優になり・・司会になったのだった。
「なんや、あれ。あいつなんであんなに怒鳴るんや?」
「あれなんですよ。僕達も困ってるんです。彼女、かなり頑張ってて評判が良いんです。」
「それやのに、なんで怒鳴られるんや?」
「それなんですがね・・・以前のアシスタントって彼女だったらしくて・・。急にあの子になったでしょ?
仕事に関しては完璧なんで、他につつく所が無いからワザと服装の色を一緒にして着替えさせたり・・
それも承知なんで衣装さんもあの子に加担してますから、良いんですが・・・もっと酷いのがあって。」
「さっき、方言がどうのって言うとったな。それか?」
「そうなんです。緊張するとつい出てしまうんですね。イントネーションが違う時があって・・でもですね!それが彼女の魅力だって、ほら・・こんなにファンレターが!!
どれもこれも『清海ちゃんの時々出る関西弁が大好きです!』って。それを封印しようとセコイことするんですよ。」
「ふ〜ん・・・。」
「あの人、僕らADもないがしろにするから・・スタッフで誰も好かれてません。ちょっと人気あるからって好い気になってましたけど、
最近は清海ちゃんのほうが人気あるから・・嫌われてます。仕事も減ってるらしくって。気をつけて下さいね。」
「何をや?俺は別にあいつと組んで仕事ないやろ?」
「そうじゃなくて・・・関西で仕事したいと思ってるんですよ。きっと小草若さんの番組に出して欲しいと言うと思います。」
「そうか・・ありがとうな。」
控室に向かった小草若は、A子に会いに行った。
「おう!久しぶりやな!」
「小草若さん・・あ!すみません、私から挨拶に行かなあかん・・行かないと駄目だったんですよね。失礼しました。」
「そんなんええんねん、なんや・・泣いてたんか?」
「あ・・いえ、これは・・」
「解ってる!さっきスタッフやADから聞いた。なんやあの男、これから打ち合わせするけど・・な。酷いことされてんねんやったら、俺が・・」
「良いんです、私がまだ勉強不足やから・・。」
「ええことあるかい!こんなに頑張ってんのに!ま・・こと荒立ててもしゃーないか。」
ニヤリとして小草若は考えた。
「今夜、プロヂューサーも交えて会合あったな?」
「ええ・・それが?」
「店、誰が用意してる?」
「確か・・ADの橋本君です。」
181 :
小草若←A子 その後2:2007/11/28(水) 10:26:00 ID:QbqgM/lt
「あ〜おったおった、ハッシン!」
「あ!小草若さん!おはようございます。」
「あんな・・頼みあんねんけど。今夜の店・・ここにしてくれるか?俺が先に話つけてるから。」
「分りました・・良いんですか?今日はプロデューサーの横見さんがご一緒だから・・」
「俺が行く店は一流処やから、大丈夫や!安心せい!人数、15〜6人やろ?」
「はい、僕も行くんです。」
「さっき、ADのオッカンにも会うたで!お前らも一人前やな!」
「ありがとうございます。ペーペーの頃からお世話になりました。よう奢っていただいて。」
「最初、こっちやったからな。転勤した時寂しかったで。」
その夜、今度の秋の編成の話をするための会合が小草若の手配した店で行われた。
例によって、新藤が我が物顔で偉そうにしていた。
「僕はね・・今度の編成では一新したいんですよ!特に・・アシスタントはね!田舎者なんか使わないようにしてもらいたいですよ。」
ところが、小草若が目に入るとすり寄ってくる。
「あ、小草若さん今日はお疲れ様でした。・・・今度、そっちの番組に出させて欲しいですね。こっちもですが、やっぱり地方局も人脈は大事ですから。」
「へぇ〜あんた、さっき田舎は嫌とか方言直せとか言うてなかったか?」
「落語家さんはお仕事でそうされてる訳ですから・・。僕が言うのは全国区って云うのは正しい日本語で伝えないと!と言ってるんです。何が名物なのか分らない田舎は困るってことで。」
「大阪も地方やで。」
「いいえ!5大都市のひとつですから。東に西に拠点があると強いでしょ?僕はそんなタレント目指してるんです。」
「ほぉ〜・・。あ、料理来たな。俺はこれで食べよ。」
「あ!素敵な箸ですね。小草若さんともなると・・やっぱり一流のお箸を持参されるんですか?」
「おう、俺も今ちょっとエコロジーになってるねん。それにこれは特別なお箸やからな!知ってるか?ここのお店のお箸もそうやで!それにこのカレイやカニ・・どこの名産か知ってるか?」
「いいえ・・勉強不足で・・でも小草若さんがそんなにお気に入りなら、有名な場所でしょ?」
「若狭や。」「えっ!」
「若狭、つまりそこに居る、清海ちゃんの故郷や。あんたが散々苛めてくれた・・俺の昔のアシスタントのな。それと・・なあ!横見さん!あんたの奥さんのふるさとやったな!確か。」
「ああ、そうだよ。たまには家にも寄ってくれよ、小草若君。お父さんもお元気か?」
「ありがとうございます、お陰様で・・・。」
「なあ、清海ちゃん 株式会社若狭塗箸製作所の跡取りは元気か?」
「は・・はい、兄も頑張ってます。」
そこへ店の女将が挨拶に来た。
「皆さん、よういらっしゃいました。どうです?お料理、お気に召しましたですか?私の主人の郷土料理ですけど、ええお味でしたでしょうか?」
「おう!急にすまんかったな!」
「ああ、これはこれは・・小草若さん。御贔屓に。」
「やっぱり、関西なまりの女将の声聞くとほっとするねぇ!」
「あ、和田のお嬢さん、いつもそちらのお箸ありがとうございます。」
「え?あ、そうなんですか?」
「そうだ、新藤君・・」
「はい。横見プロデューサー・・・」
「春から君はもういいよ。」
182 :
小草若←A子 その後3:2007/11/28(水) 10:27:17 ID:QbqgM/lt
二次会の会場の居酒屋でスタッフと小草若、A子が飲みなおしていた。
「ハハハハハ!底抜けに〜!!スカッとしたな!」
「ありがとうございます!小草若さん。これでアイツは終わりですね!」
「な・・なんでですか?」
「ええか?清海ちゃん。この世界はな・・・周りに好かれてなんぼやねんで。いくら人気あるからって、仕事やましてや番組はみんなスタッフがあってこそ、や。自分一人ではやれん。それに若い子大事にせな・・
将来こいつらも横見さんみたいになるんやからな。」「あ・・・!」
「あの人な、昔から親父のファンでな。子供のころから俺を知ってるんや。それに奥さん、あんた応援してたで。」
「うれしいです。」
「方言、結構やないか!標準語ばっかりの真面目くさった番組なんて面白くもあれへんわ。あんたの評判なええで。俺はこんなキャラやから皆裏の人間も本音やなんか話してくれるねん。誰も・・
悪口どころか、褒めとった!よう頑張ったな。これからも頑張れや、方言はあんたの魅力やねんで。無理して直すことあれへんがな。」
「あ・・ありがとうございます。」
涙で言葉が続かない、A子。
「あの店な・・本間はあんた連れて行ったろうと思うててん。そろそろ恋しなってきたころやろうと思うてな。」
「塗箸・・いつも持ってるんですか?」
「あれか?若狭が弟子入りするときに親父さんからもろうてん。なんや使うの勿体のうて。お守りみたいに鞄に入れとった。
こんな時に役立つとは!あいつの顔、面白かったな〜。『ついでに言うたろか?俺の妹弟子は徒然亭若狭言うねん!』で
青うなって、あれから一言もしゃべらんかったなぁ。」
「B子が助けてくれたみたいで・・うれしいです。」
「今日はもう遅いから、送ったろ。明日休みやろ?そや、東京案内してくれるか?」
「はい!喜んで!」
183 :
小草若←A子 その後4:2007/11/28(水) 10:28:08 ID:QbqgM/lt
次の日・・ランチを一緒にして、若者の街を練り歩く小早若とA子。傍から見ると組み合わせが変なのだが・・・
歩くA子は幸せだった。(こんなに楽しく歩いたの・・何年ぶりかな?)
「あいつ・・ちょっとやりすぎやったかなぁ〜・・うん、どうしても仕事無かったら、俺のラジオでゲストに呼んだろかな?
一応知名度あるしなぁ・・」とか言ってる小草若を見てふと思い出す。
「俺の生涯のライバルは小草若や。あいつにはどうしても勝てんとこがあるからな。」
と言っていた草々の言葉の意味がやっと分かった気がするのだった。
(この人は温かい・・)この気持ちをA子が本当に確信するのはしばらく経ってからだった。
(しっかりしてるようでも、まだ子供やな・・俺が守ったらなアカンかもな。励ましてやらな。)
小草若もまたその感情が何なのか、気づくまで時間がかかるのであった。
(ま・・横見のオッサンに頼んどいたから、変な仕事は来んやろ。事務所にも言うといたし・・天狗のオッサンも影響力あるしな。)
「なあ、清海ちゃん。」「はい。」
「安売りだけはすんなよ。困ったら俺に言え。この世界綺麗ごとばっかりちゃうからな。」
「はい!小草若さんに認められるよう頑張ります。」
「アホ。そんな小さい目標持つな。『いつか自分の番組にゲストで来て下さい。』にしろ。」
「はい!」「こ、こら、懐くな!!」腕にしがみつくA子だった。
184 :
小草若←A子 その後5:2007/11/28(水) 10:30:00 ID:QbqgM/lt
その数年後、本当に自分の番組を持てるようになった清海は、ゲストに小草若を迎えた。
「本間にこうなるとは・・・出世したなぁ。もう晴海ちゃんなんて言えんな。」
「そんな・・小草若さんにはそう呼ばれたいです。みんな和田さん、って他人行儀で。」
「そうか、いつまでも初心忘れずやな。偉いで。」
「あの・・小草若さんはまだ・・独りですか?」「なんや、何気にキツイ質問やな。」
「B子・・若狭さんに未練あるんですか?」「ええやないか!そんなこと、あいつらもう子供もおるんやで。」
「私、確かめたいんです。和田清海と和田喜代美、今どっちが好きなのか。」「なんでや?」
「それは・・・・」「あんな、好きでもないのに世話焼くか?気に入ってるからこうして会うたりしてるし、電話も・・」
「それだけですか?やっぱり妹以上にはなられへんのね・・。」「えぇ?」
席を立って店を出ようとする清海。腕を引っ張る小草若。
「・・・・まあ、座れや。」「はい。」
「俺もなかなか忘れられんかった。あいつらに子供産まれてもまだ・・でもな、今は違う。最初は軽い気持ちやったけど、
いつもあんたを気にしてた。年の差も考えんと兄貴面して、先輩風吹かせて、アドバイスと言いながら電話しあって呼び出して。
それも下心があったからや。でもそんな俺の気持は封印しとけへんかったら・・こうして会われへんと思ってな。」
「それじゃ・・・」「俺は草々と違う。大事にするようなことは出来ん。そうなったら気持ちが離れて行くと思ったら怖かった。」
「そんな、私だって!最初は尊敬と兄のように思ってたけど・・段々段々それ以上になりたい自分でした。
今日は今日こそはって、いつも思ってて私こそ下心いっぱいで・・女として見てもらいたくて。そんな自分が変なんかも・・って。」
「!」「やっぱり・・迷惑ですか?」と涙目で言われて「行こ!」と手を引いて立ち上がる小草若だった。
無言で清算し、静かな路地へ入る。そこは・・の場所。黙ったままうつむいて、入る二人。部屋に入ると抱きしめあった。
照明の落とされた部屋で言葉も無く、ベッドに倒れこんだのだった。
・・・・やっぱり、エロは小草若では限界が・・どなたかお願いします。
185 :
小草若←A子 その後 訂正!:2007/11/28(水) 10:38:27 ID:QbqgM/lt
ああ!間違いが〜
× プロデューサー
○ プロデューサー
× 秋の編成
○ 春の編成
他にもあるかもしれませんが・・・・脳内変換お願いします。
お粗末さまでした。<(_ _)>
今日もほぼリアルタイムに遭遇できて幸せやぁ〜GJ!
このお人は設定とか普通に上手く描けてるねぇ
187 :
小草若←A子 その後 訂正!:2007/11/28(水) 10:46:44 ID:QbqgM/lt
↑訂正も間違えてるし・・・すみません。
× プロヂューサー
○ プロデューサー
でした。すすすすみません。
お褒め頂けて・・嬉しいです。また今度お邪魔します。
四草さん 素敵…
>>187 底抜けに〜乙です
小草若ちゃんはプロヂューサーって発音しそうw
A子に酷い事を言ってしまい、草々兄さんにも怒鳴られ
私は悲しくって布団の中で泣いていました
「喜代美ちゃん、入るで」(あら、草原兄さんやわ)
「あんまり気にしなや。」布団をめくってイイコイイコすると、草原兄さんは出ていった
「喜代美ちゃーん、入るで」(あら、今度は小草若兄さんや)
「あんまり気にしなや。明日美味いモンご馳走したるさかい、100個食べ」布団をめくってホッペにチュウすると小草若兄さんは出ていった
「ガチャ」(誰ですのん!ノックもせんと!)「もぞもぞ」(布団に入ってきた!あれ?パジャマが脱げてる)
「ネチョネチョ、モミモミ、クチョクチョ」(あぁん、何か気持ちいいような)「行くで」(えっ、ギャー痛い!)
「泣くな、喜代美」(いや、四草兄さんが泣かしたんですやん!)
お粗末です
有り得ない構図だけど個人的に
小草若×喜代水←四草
に萌えるw
あんだけ想ってくれる人中々いないし、小草若とくっついちゃえよ喜代水…と思い続けてるけどそうはいかないんだろうなあ。
>>190 四草、お前ほんま鬼やな…w
GJ!
自分は、師匠とくっついちゃえよ喜代美…と思ってる。
徒然亭一門の細かい設定とかって公式に無いもんかね?
四人の身長がイマイチよく分からん。
草々が一番高いのは当然だけども、今朝の羽交い絞めシーンで
小草若が意外と背が高いと思ってびっくり。
>192
その設定で書けなくもないけど、自分は師匠は志保さんLOVEでいてほしいのでほろ苦く切ない大人の恋になりそう。
195 :
草々×喜代美 その1:2007/11/28(水) 17:48:33 ID:mza67Yaa
頑張ってエロくしてみました。
お互いを意識しだしたのは、母屋で風呂上がりに兄さんに裸を見られてからでした。
ウブな草々兄さんは、私の洗濯物だけで真っ赤になる人でしたが・・・一応の経験はあるようでした。素人ではないようでしたけど。
稽古で二人っきりになった時に気まずい空気はどうにもなりません。なるべく一緒にならんようにしてきたつもりでしたが・・。
「今日は留守番頼むで」と草若師匠から言われ、私は母屋で寝ることにしました。
一人の夜は不安でしたが・・・草々兄さんと二人きりでは無いのでまだ良かったと思いました。
本当は四草さんと3人で食事する予定だったのですが・・・遅くに戻ってきたみたいでした。
「お・・若狭一人か」「あ・・お帰りなさい。お風呂入りますか?」
「うん、お前はええのか?」「私、落とさなあかんので後にします。」
「師匠さんは昔の仲間と宴会だそうで、今日は泊まるって。」
「へぇ〜四草はなんか野暮用とかで抜けてな、小草若は仕事で急に夜行で九州や。」
気まずいムードにならんように努めて、なんとかお風呂に入って片付けました。
「お前一人も危ないからな。俺もこっちで寝るわ。」
「はい。」
ふすまひとつを隔てて、私達は眠ることになりましたが・・・。
私は眠れません。
気になってソッ・・とふすまの隙間から覗いてみました。
そしたら・・・草々兄さんは一人うずくまって何かしてます。
「うっ・・」呻いてティッシュで拭いてる所が見えました。
そのころの私は何も知らなかったので・・・「何か・・あったんですか?」とふすまを開けてしまいました。
196 :
草々×喜代美 その2:2007/11/28(水) 17:50:02 ID:mza67Yaa
びっくりした兄さんが振り向きました。
股間にそそり立ったそれを目の当たりにしてしまい、私は声も出ません。
顔が真っ赤になった兄さんは真面目になって・・。立ち上がりました。
私は驚いて、よろけ・・自分の布団に転げました。浴衣がはだけて脚が見えます。
髪もほどけてたので・・それがタマランかったのでしょうか。兄さんが覆いかぶさってきました。
「いや・・」「若狭・・俺・・お前の裸見てから抑えがきかん。」
そう言いながら、浴衣の紐をほどかれてショーツだけの私は胸が丸見えになりました。
「柔らかいな・・」「い・・いや・・うぅぅん」乳首をコリコリされて・・股間が濡れてきます。
実を言うと私も以前、兄さんの裸をみてしまったことがあり・・時々自分でしてました。
自分の指とは全然違う感触が、声になりません。ショーツの中に指が入ってきました。
「あっ・・・」「感じてるんか?お前・・処女じゃないんか?」
「そ、そんな私・・誰ともまだ・・」「俺が初めてでええか?」
「クッ・・・アゥ・・」指が大事なところをかき回します。コリコリと蕾を転がされ・・・
「もう・・こんなになってるやないか・・お前・・やらしいな。」
「そんなっ・・言わんとって下さい。」「これも触ってみい。」
硬い肉棒を私に握らせます。
「こ・・こんなんむ・・無理ですぅ・・アゥウ。」「大丈夫や。力抜け・・ゆっくり・・一気に行くぞ。」
ニュルリ・・ズボッ・・グチャグチャと音をたてて入ってきます。
「痛ぁあい!」「アホ、力抜かんかい!そう・・そうや楽にせい。動くぞ。」
「ヌンゥゥゥゥン!ハアァァン・・ア・・・なんか変ですぅ。」
「何がや、クゥっ!締めるなぁキツイ。うん?ああえええ感じや・・。」
「あっっ!わ・・私っ!もうああなんか変。あ・あ・あ・あっぁぁぁぁぁ。」
ビクビクッと痙攣がおきました。
「お前・・初めてやのに・・イッたんか?うっつ・・ビクビクして吸いつく。お、俺ももう・・うっつ。」
膣の中にドロりとした熱い感触がありました。
「はぁはぁ・・」「すまん・・膣(なか)に出してもうた・・。」
あわててティッシュで拭きとってくれましたが・・・私は動けませんでした。
ぼんやりと体が浮いた感じで、ぼうっとして天井を見上げてました。
「おい、大丈夫か?」「は・・はい。」
「寒いやろ?こっち来い。」一つの布団に包まって、二人で寝ました。
好きな人の胸の中で丸くなって幸せを噛みしめてました。
197 :
草々×喜代美 その3:2007/11/28(水) 17:51:24 ID:mza67Yaa
「すまん、本当に大丈夫か?血・・出てたぞ。俺、やさしぃ出来へんねん・・初めてやったのにごめんな。」
「ううん良いんです。」「でも・・喜ィ公、ええのか?本当に俺が・・初めてで。」
「ずっと・・好きな人でしたから。」
「お前の中・・凄いな。今まで最高に気持ち良かった。お前の体・・あかん、またしたなってきた。」
「えっ・・・・。」「今度は優しく出来ると思う、もう一回・・」
私が承諾する前に、もうキスされて舌が口の中に入ってきました。
濃厚なそのとろける様なキスにもう何をされても良くなりました。
二回目は、言葉通り優しかったです。そっと触ってくれ・・その触り方がまた私をおかしくするのでした。
「もうぐちゃぐちゃやないか・・喜ぃ公・・本当にお前・・・やらしい体や。この肌が俺を狂わせる。
ええ尻してるしな・・。」
と、私を四つん這いにさせました。
「今度は後ろから・・いくで。」「はあぁうううん!」
「クッツ・・後ろからもキツイなあ。ああああ、すぐイキそうや。お前・・俺は俺は・・」「アアアアァァァァァァ」
今度は膣(なか)ではなく、背中に出されました。
「風呂・・入るか?」「はい。」
体を洗って・・・・壁に手をついて立ちながら。
洗いつつ、また湯船の中で・・体を拭いていて、洗面所で背面立ちで・・その晩、何度も何度も・・。
明け方にはもう立っていられなくなりました。
198 :
草々×喜代美 その4:2007/11/28(水) 17:56:07 ID:mza67Yaa
「すまん、俺夢中になってしもうて。腰、大丈夫か?」「は・・はい。なんとか・・・。」
「少し、寝るか?部屋に戻っておこう。」「はい・・。」
母屋を軽く掃除して片づけて・・寝ることにしました。
でも弟子なので、食事の用意や掃除は日課です。それを終えて、ふと見ると草々兄さんが微笑んでました。
「喜ィ公、ちょっとええか?」「はい。」
「昨日はお互い・・変やったな。」「は・・はい・・。」
「俺、やっと気がついた。体が先やったけど・・順番間違えてるけど・・お前が好きや。誰にも渡したない。」
「はい・・。」
「俺と将来・・一緒になってくれ。」「え・・・?」
「嫌か?」「そ。そそそんな・・違います。」
「ほんなら、良いんか?駄目か?はっきり言うてくれ。」
「わ・・私で良えんですか?私不器用やしぃ・・それに草々兄さんは・・他に好きな人が・・。」
「あれは、終わったんや。俺の独りよがりで。A子ちゃんは俺とは合わんかったようで。」
「そうですかぁ・・。」
「どっちやねん?そんなことどうでもええ。お前の気持ち聞かせてくれ。」
「私・・ずっと兄さん好きでした。でも修行してて・・その気持ちより、尊敬が深くなって・・。
でも好きな人はずっと兄さん一人です。不器用でダメダメな私で本当にええのかなぁ?」
「お前・・・そんなんでよう・・ま、ええわ。それはOK言う事やな、そうとるで。」
「は、はい。」
見つめあうのも恥ずかしいですが・・昨晩のこと思ったら、大胆になれました。
軽くキスして抱きしめてくれる、草々兄さんが愛しかったです。
師匠さんに打ち明けて・・修行期間は過ぎたので、許して頂きましたが、兄さん達は3人三様の反応でした。
草原兄さんは
「浮かれてんと、頑張らんとあかんで、一人前になるにはまだまだやし。草々、お前も精進せんとあかんしな。
将来、落語家の師匠と女将になるんやから。」
小草若兄さんは
「お前・・草々、勝手に手ぇ出しといて・・不幸にするとか泣かすと承知せんぞ!!」
「喜代美ちゃん・・俺将来描いとったのにぃなあぁ・・草々のどこが良かってん?止めるなら今のうちやで。」
四草兄さんは
「飽きたら、俺に回してくださいよ。」で頭を叩かれ、
「喜代美・・泣きたなったら、俺の胸貸すからな。」とまた叩かれてました。
電話で家族に言うと・・
「本間けぇ?あんたの妄想違うけぇ?」と驚かれ・・・。友春さんはしばらく寝込んでしまいました。
夢のような婚約期間を経て、草々兄さんが落語界の師匠に認定されたのを機会に、結婚しました。
私は女将修行と落語家になる修行と忙しく、それと共に師匠さんとも別居になる・・はずだったのですが。
「俺も年やし、おってくれ。」と同居を申し出てくれました。
これで限界でした・・・少しはエロかったですか?
お粗末さまでした〜。
てすと
200 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 18:25:08 ID:z0gZvU8i
底抜けにぃGJ!
何なんだこの新作ラッシュは。ともかく職人さん達みんなGJ!!
みなさん、GJです!!!
そんな中、まったくエロくないんですが…。
しかも、カプていうか…、と煮え切らない話なんですが
ひとつ書いてみたのでうpしてもいいですか。
>198
あのさ、読ませてもらってるのみの身としてはすごく言いにくいのですがもうちょっと投下を控えた方が良いのでは。
たくさん書いてくれて嬉しいし、ネタいっぱい持ってるみたいで楽しみなんだけど他の職人さんがカキコしにくくなりそう。同じ時間に投下して198さんの作品を細切れにさせちゃうのも嫌だろうし。スレの雰囲気を悪くしてすみません。いろんな職人さんの作品を読みたいので。
>>193 四草は167cmだから、小草若の背が高いっつーより四草が低いんだとオモ
>>201 待ってます!
>>202 誰も投下しなくなるよ
他人の作品から閃く時って結構あるし…
自分は職人さんみたいに上手く書けないけど
だからこそ「出されたエロはすべて美味しく頂く」精神で。
ごめん、上手く言えないや
201です。
>>204さん、ありがとうございます。
初なので、不備があったらすみません。
喜代美が初めて、稽古着の浴衣を着ることになった。
離れのドアの向こうから奮闘する声。
「こっちがこーで…。これを結ぶんやろ…。それで…こう…。
あれ?…なんでこないなんの?」
…どうやら持ち前の不器用さを発揮して、うまく着られないらしい。
母屋まで聞こえるその声に、嘆息する兄4名。
「喜ィ公、浴衣もよう着られんかったんか…」
「喜代美ちゃんは、そ〜こ〜ぬ〜け〜!に不器用やからなあ」
せやけど、そこがまた底抜けにかわいいね〜ん、とおめめキラキラで付け加える小草若。
おまえはそんなんばっかやな、と草々がつっこみ…。
一触即発。
そんな次男三男を手で制しつつ、ため息交じりに草原が言う。
「そうは言うても、俺らが手伝うわけにもいかんしなあ」
「ぼくはかまいませんけど」
「…四草?」
ポーカーフェイスでそういうこと言わないで欲しい…と、本気で草原は思った。
ほら、三男がまた騒ぐ…。
結局、喜代美は自分で浴衣を着ることができず、咲に教えてもらうことになったのだった。
しばらくして、きっちりと浴衣を着付けてもらった喜代美が寝床から出てきた。
「おおお、喜代美ちゃーん!底抜けに似合うとるやないか〜」
すかさず小草若がお目目キラキラで叫ぶと、草々もちょっと遠回りな誉め方をする。
「妹弟子らしく、見えんこともないで」
「ほんまですか?なんか、おかしくないですか?」
喜代美は、ちょっと不安そうだった。咲が、そんな喜代美の肩をぽん、とたたく。
「なに言うてんの、あたしが着付けてんで」
「あ、そういう意味やのうて…」
慌てて言った喜代美に、咲は笑いながら答えた。
「わかってるわかってる。ちゃんと、落語家の卵に見えてるよ。なあ?草原さん」
水を向けられた草原も、にっこりと微笑む。
「うん、ほんまによう似合うとる。これからますます稽古に励まなあかんな」
「はい!」
「早速、師匠のとこに行ってくるとええ」
「はい!」
うきうきとした足取りで、草若の部屋へ向かう喜代美の後姿を眺めながら、
小草若が言った。
「なんや、底抜けにどきどきするわー。やっぱりめっちゃかわいいなー」
本当にどきどきしている様子。
一気に妄想モードに突っ走りそうな小草若に
眉を少し上げ目を眇めて、四草がつぶやいた。
「…ガキですね、小草若兄さん。ああいうんは…」
言いかけて、草原の視線を感じ、ふっと表情を取り戻す。
妄想モードを邪魔された小草若は、いつものように食って掛かった。
「なんやなんや、四草!おまえまたなんか言うんか」
「いえ、別に」
やいやいと、いつもの調子が始まる。
しかし、四草にはどこ吹く風。ポーカーフェイスを保ったまま。
勝手に参戦する草々と、止めに入る草原。いつもの風景。
"ガキですね、兄さん。
ああいうんは、「どきどきする」やのうて
「そそられる」て、言うんですよ。
喜代美のひたむきさ、けなげさと、あいまって…ね”
珍しく本気になった四草がこれからどんな算段をするつもりなのか…。
それはまだ、誰にもわからない。
最大のライバルが突如出現したことに、小草若も気付いていなかったのだった…。
お後がよろしいようで…。
おしまいです。ありがとうございました。
改行失敗して、読みづらくてすみません。
210 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:19:10 ID:mza67Yaa
良かったです〜GJ!
四草が良い!ありえそうな話でますますGJ!
ご指摘があったので、しばらくロムに徹します。
他の職人さんの作品が楽しみ。
>>204 ここでは書いてないけど、書き手側としては同じ人がいっぱい投下してる
間は作品を投下しない。
>>202さんが言うように細切れにしたくないし、
させたくない。読み手側も読みにくいだろうしね。
他人の作品からひらめくのはよくあるし、そうやってお互い高め合って
スレを楽しくしていきたいと思うよ。スレはみんなの物だしね。
>>206さん、GJ!面白かったよ〜!
リロードしてから書き込めば良かった。
>>206 GJ!この後、四草がどう仕掛けてくるか見物だwとか思った
小草若の目キラキラ萌えw
>>206-208 GJ!!
兄弟子達×喜代美って淡い近親相姦っぽくてモエ
小草若と四草の掛け合いもいいなあ。
神職人が多くて読み専としては多くの作品読めるの至福ですが、
公式のネタバレ含み過ぎな場合は最初にバレ注意あると助かるかも…です。
妄想の範囲内なら気にならないし、エロパロ板来てバレ気にするのも底抜けにアホってわかってますがorz
GJ!四草最高!
ひそかに本気モードに入るのがリアルっぽくてワクテカするわw
たくさん投下してくださる職人さんも乙です。
よく「ホンマに」が「本間に」て誤変換?がなんか微笑みを誘いますw
217 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 08:10:16 ID:RLv1KjOl
>>211さん
198です
御説明ありがとうございます。
職人さんの作品で触発された一人です。
気をつけます。
>>215さん
ネタバレは名前だけですが・・
妄想と公式が合ってたら自分でもびっくりです。
A子と草々ってつきあうの?
>>216さん
ああああすすみません、誤変換です。
218 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 08:54:30 ID:GRqzzZis
今朝のおけつふりふり「いてますかあ」はおもしろかった
小草若ちゃんの妄想www
あの2人はベストカポーだな
世間的にはバカップルだけど本人達は幸せってパターン
>>206 「そそられる」って言葉がエロくていいねえ。四草らしいし。
底抜けにGJ!
師匠の「なかなかかいらしいな」がエロオヤジのようだったw
浴衣とか着物ってアイテムはいろいろ妄想できるな。
四草大人気だな。
所帯持ちの草原以外の3兄弟のなかでは唯一純粋っぽくないもんなぁ。
223 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 16:10:09 ID:69hCnLYY
シーソーは経験豊富そうだからな。
SM、スカトロ、乱交なんでも来い。
>>217 ちなみにどの職人さんに触発されたの?みんな上手いよね。
217さんもそうだけどどうしてあんなにちゃんとストーリー作れるんだろうって
思う。
225 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 18:39:47 ID:dZY/xU1R
小草若と喜代美のエロが読みたいのですが・・・
226 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 18:55:13 ID:69hCnLYY
おじいちゃん。
わたしの立てたスレがこんなに賑わってきました。
ようさんわろうて生きています。
227 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 18:55:21 ID:A8m7frt6
217です
>>224 さん
>>82 さんです。
投下し杉でした、反省。ロムってたら閃いた感じですね。
エロさが少なくて長文ですみません。
ファンでもない四草が男前だし(苦笑)。
228 :
206:2007/11/29(木) 19:16:06 ID:ucAPXAOt
206です。
こういうの、本人出てきて言うのっておかしいかもしれませんが、
おかしかったらスルーしてください。
GJって言っていただいてありがとうございます。
すごいうれしかったです。
私も、職人さんたちに触発されたクチなので、
また作品をお待ちしています!
>>224さん、
217さんじゃないですが、私は
>>56さんとか
>>83さんとかの
「本気になっちゃって、ちょっとかいらしい四草兄さん」が
すごく好きで、きっかけはなんだろ、って思って書きました。
自分語りすみません。名なしに戻ります。
四草は体つきがエロい
胸元はいつも開けてるし
体のラインがはっきりとわかるカットソーとか着てる。首も太いし
中の人はかなり鍛えてると見た
最近の朝ドラって、玉木とか味噌彦みたいな端正で分かりやすいイケメンが多いけど
四草のようにオスの匂い的なもので惹き付けられるタイプは珍しいんじゃ?
朝だからってわざとらしい爽やかを演出しない所が好きだ。
(喜代美の二十歳のお祝い@母屋)
喜代美「わぁ〜!若狭ガニ鍋?こんなご馳走えぇんですか??」
小草弱「えぇ。えぇ。いっぱい食べ。100杯食べ!」
草原「今日は喜代美ちゃんのお祝いやからな。遠慮せんとどんどん食べや。
あ、草々、喜代美ちゃん今日からお酒も飲めるからついだり。」
草々「おめでとう!喜い公。」(お酌)
四草「今日は師匠がいてはりませんからね。」(口の端を歪めて不敵な笑みを浮かべながら具材投入と火加減を手際よくこなす)
(鍋もしめに入る頃)
喜代美「も…もぉ飲めませんってばぁ〜!……ん…きよみ…てぇ呼んで下さぁいい…」(真っ赤な顔でぐったり泥酔)
草原「あ〜あ〜…。喜代美ちゃん、ちょっと飲ませ過ぎてしもたかな?」(机の向こうから覗き込み)
小草弱「酔っ払った喜代美ちゃんも、そ〜こ〜ぬ〜け〜にかわいいでんなぁ〜」(デレデレ)
草々「おい!喜い公!しっかりせえ!おい!」(しなだれかかってきた喜代美を抱きかかえて頬をペチペチ)
四草「はい、水です。兄さん飲ませて下さい。」(草々に渡す)
四草「ところで…」(水を飲ませている草々と喜代美を横目にちらり)
小草若「なんや。」
四草「喜代美もそろそろ年頃やし、彼氏の一人くらい作らんのですかねぇ…」
(当てつけのように草々をニヤ見。気付かない草々。)
小草若「喜代美ちゃんは俺の嫁さんになんねや!徒然亭のおかみさんに」
四草「なるって言うんですか?喜代美にも選ぶ権利はあるでしょう?」
小草若「………う…何やねん…」
草原「まあまあ。落ち着け二人とも。喜代美ちゃんが決めることやろ。」(にこやかに)
草々「…そういえば、喜い公って好きな男の一人くらいおらんのか?
毎日稽古ばっかりで出会いもないからなぁ…。」
上沼(どないかなりませんか?この鈍感さ。)
(四草、ふっと鼻で笑う)
四草「いつかは喜代美も誰かのものになってしまうんですよ。」(算段顔の上目遣い)
草々「何やねん、お前はさっきから。何が言いたいねん。」
四草「この徒然亭の誰かかもしれませんし…」(片方の眉を上げながら小草若を見て。「お、俺?」キラーンと瞳が輝く小草若)
「案外、柳眉さんや尊建さんに気に入られておかみさんに貰われるかもしれませんね?」
草々「な、何やと?!柳眉たちだけには………!」
四草「…なら、今ここで、徒然亭の結束を深めるためにも…
喜代美を4人で楽しみませんか?」
草々「な………!な、四草、何を…言………」(怒りがこみあげた形相も、不慣れな場面に言葉が詰まって顔が真っ赤)
小草若「喜代美ちゃんをっ?!!…お、俺の喜代美ちゃんをっ?!!」(オーマイガッと両手で頭を抱えつつ、ウヒョヒョヒョヒョと声を上げて笑いだし)
草々「………」(喜い公を4人でってそりゃAVの世界やろ…でも…柳眉らに喜ぃ公を……嫌や…それはもっと嫌や…)
「う………草原兄さん、四草が変なこと言い出して…」
草原「ええ考えかもしらんな。」(酒に酔って据わった目つき)
草々&小草若「えっっっ!!!」(四草ニヤリ)
(座卓の上に喜代美全裸)
四草「じゃ、まずはみんなでパート分けて楽しみましょうか。」
草々「パ、パートって…どこと、どこと、どこと、どこやねん!!!!!」
小草若「喜代美ちゃぁぁぁぁん〜そ〜こ〜ぬ〜け〜に色っぽおまんなぁ〜〜〜ウヒョヒョヒョ」
草原「嫁以外の若い女の子の体も…ええなっ」
四草「じゃ、草原兄さんは喜代美の口でどうぞ」
草原「えっ、俺、口か?一番弟子やぞ?」
四草「奥さんいてはるのに贅沢でしょう?口なら罪悪感も少ないでしょうしね。」
草原「それも…そうやな…。じゃ、俺は口な。」
四草「小草若兄さんは昔からおっぱいフェチでしたよね。おっぱいどうぞ。」
小草若「お前〜〜〜〜〜〜〜!(眉を寄せて詰め寄り)
よう分かっとるやないかぁ〜!」(にたぁ)
四草「草々兄さんは…」(ちらり)
草々「な、何やねん…お、俺は………もしかして…」(喜代美の股間を見ようとして目線をそらし)
四草「兄さんはアナルです。」
草々「な…!何やと!??」
四草「挿れたことなかったら場所分からんでしょう?アナルなら分かるでしょうしね。」
草々「うっ…」
四草「じゃ、俺はオ○コいただきますね。」
草原&草々&小草若「おい!!!!!!!お前が一番おいしいところ持っていく気か!!!」
四草「だって僕、賭けに勝ったじゃないですか。
きつねうどんはもういりませんから、こっち貰いますね。」
「結局そういう算段やったんか〜!」と兄弟子たちに羽交い絞めにされる四草。
全裸のまま座卓の上に放置されている喜代美。
泊まりの予定が変更になり日帰りで戻ってきた師匠が母屋の襖を開ける。
全裸で羽交い絞めになっている四兄弟と座卓の上で全裸の喜代美を見て唖然。
(寝床で出くわした時の拓郎の曲がかかる)
終
>>235 で、結局草若が喜代美を頂くというわけですな!
エロパロらしいネタGJでした。
>>231 すまん言わせてくれ…
若狭ガニなんて無いだろ!?
言うんだったら越前蟹だって!!!
>>235 GJ!!!
やっぱり喜代美ちゃんの処女は師匠に捧げたほうがいいと思うよ
なんたって「ほれ やってみい!」だからね
>>235 底抜けにGJ!
自分も賭けネタ考えてたんだけど無理でした〜
神様、小草若が報われている話が読みたいです!
初のエロパロです。草々←B子でB子の自慰。
2レスお付き合いください。
何度目かの寝返りをうった後、大きな溜息と共に喜代美はぱちりと目を開けた。
ぼんやりと古ぼけた天井の染みを見つめる。
夜も更け、そろそろ日が変わろうかという時間だというのに
布団に入って目を閉じて、いつまで待っても睡魔はやってこない。
眠ろう眠ろうと思うたびに、頭の中で今日の失敗がいくつも沸きだす。
一つの失敗が思い出をずるずると引きずり出して嫌な記憶が一族総出でやってくる。
恥ずかしくて悲しくて申し訳なくて悔しくて、思考がぐるぐると回りだす。
布団の中で頭をかきむしったり、足をばたばた動かしたり、意味の無い叫びを発してみたり。
どうしようも無いけれど、何かしないといられなくなってしまう。
こんな夜は初めてではない。だから、無理やりにでも眠る方法を知ってはいるのだけれど。
もうひとつ溜息をついて、そっと目を閉じた。
布団の中でもぞもぞと体勢を変え、カレンダーに背を向ける。
そして、パジャマの上から両手で自分を抱きしめた。
想像の、妄想の中で自分の体を慰める事を覚えたのはいつ頃からだったのだろう。
見たばかりの映画やドラマの人物を相手にして、ドラマティックなラブシーンを思い浮かべて一人で体を熱くして。
もてあますどうしようもない昂ぶりを収めるためにしていた筈の行為は、最近回数を増している。
相手も映画やドラマの人物ではなく、いつも同じ人で。
むしろその人を思い浮かべる事で、こうして慰める回数は増え、行為も激しさを増していく。
終わるたびにいつも罪悪感を覚えているというのに止められない。
――脳裏に浮かぶのは、意外と薄い胸と広い肩。
長い腕を伸ばして自分を捕まえて、ぎゅっとその中に閉じ込められる――
冬でも半袖でいられるのは、きっと体温が高いからだと思うから。
だって私に触れた手のひらは温かかったもの。
だからきっと、あの人の腕の中はもっと暖かいんだろう。
そう思いながら自分の手が動く。
片手はゆっくり唇をなぞり、もう片方は胸元へと降りていく。
――くるくると遊ぶ長いくせ毛とくっきりとした下唇のライン。
厚みのあるそれが自分の唇に重ねられる。
抱きしめられていた手はいつのまにか胸へと添えられていて、やさしく動き始める――
パジャマの上からそっと胸に触れ、きゅ、と掴んでみる。
素肌と布地がこすれて、胸の先端が反応して立ち上がった。
指の間にそこを挟むようにして、ふにふにと揉んでいるうちに何ともいえない感覚が湧き上がってくる。
時々変な声が出そうになって慌てて飲み込む。唇を撫でていた人差し指を噛んで耐える。
体温が上がり、呼吸が苦しくなる。
(もし聞こえたら、知られたら、どうしよう。恥ずかしい、軽蔑される、嫌われる)
いつもそう思うのに止まらない。むしろもっと熱を求めて、手の動きは激しくなる。
親指と人差し指で硬くなった乳首をつまみ、ねじる様に動かすとぴりぴりと甘い痺れが走る。
「…ふ、ぅんっ」
漏れでた声が酷くいやらしく鼻にかかって聞こえた。
――軽々と抱き上げられて、キスをしながらベッドまで運ばれる。
胸を愛撫していた長い指が、一番大切な場所をめざしてするすると下へ向かってゆく――
もぞりと足をすり合わせ、自分の中心に熱が集まっている事を自覚する。
胸に当てていた手をそのままパジャマズボンの中へと伸ばした。
太ももで手を挟み込み、親指の付け根が下着越しに熱い場所へと触れるようにする。
そっと腰を押し付けて動かすと、かすかに粘着質な音が響いた。
自分の荒い息遣いと、湿った下着の感触とが羞恥心を呼び起こす。
(あかん、こんなんあかんのに)
そう思っているのに、ぞくぞくするような快感が全身を駆け回る。
もう止められない。
――ぎょろりと大きな瞳は優しく自分を見つめていて、耳元で名前をいとおしげに囁かれる――
「……草々、さんっ……」
終わりです。
なんかエロくならない、難しいね。
244 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 10:52:12 ID:Tqls7Mov
最近賑わって底抜けに嬉しい!
GJ!
246 :
兄弟子×喜代美 小ネタ:2007/11/30(金) 11:36:50 ID:Tqls7Mov
今週までの裏修行・・一部番外ありです。投下します。
<その1>
「ええか!見えん所もちゃんとするのが基本や!俺が調べたる!手抜きすんな!」
と・・・脚を広げさせてチェックする草々。
「ほら!ここ、まだ湿っとる!俺が見本みしたる!」と・・・舌で舐るのだった。
「おい!何また濡らしとんねん!」「え・・でも・・ああ・・。」
「しょうがないやっちゃ!お仕置きや。」と肉棒を・・・ますます濡れる喜代美だった。
「おおおおええ貫地谷!」と絶頂を迎えるのだった。
<その2>(番外編)
「喜代美!」と叫び絶頂を迎える草々。「うれしい・・名前呼んでくれて・・」と満足する清海。
二人の溝は深い。
<その3>(番外編2)
「こんなゴミタメによう住んでますね。」と散々罵倒する四草。
「肉じゃが女があんたも・・・」と涙ぐむ奈津子。そんな彼女を無視して、寝れる空間を作って片付ける四草。
「こっちこいよ。」素早く脱がせて一気に挿入。果てて動けない奈津子を無視して、部屋がみるみる片付く。
料理まで作って、「今度はもっと楽しませろ。」と捨て台詞でもう一度ヤリ捨てる四草。
<その4>
「草原、教えたってくれ。」と師匠から言われて個室へ連れて行く草原。
「こう持って、こうするんや・・・そうや、舌でそ。。うう。。歯を立てるなよ・・・上手いで。出すで・・。」
「ごほっっごほっ!」「素人にはまだ難しいか・・・師匠も何考えてるんや?」
「俺やったら・・もっと・・。」「兄さんまだまだ甘いですね。」と覗き見る兄弟子たち。
「俺はな、喜六の尺八が見たかったんや。」と言う師匠だった。
<その5>
「おい、根詰めるな。」と穴から覗く草々。「がんばらんと・・」とローターで性感を開発しようとしている喜代美。
「あ・・あ・・・」それは「これ前の店で評判良かったんや」と草原に渡されたものだった。
穴の向こうでは草々が擦っていた・・・。
<その6>
「落語家は人を楽しませる商売や」と全裸で開発させる師匠。
それを覗く兄弟子たち。
「最初、どう攻めるのか・・賭けませんか?」「面白いな。俺は後ろからやな、前に向かせて丸見えにして盛り上げるのが処女の勤めや。」
「俺は舌攻めやな・・ウヒョヒョホホッホホ」「俺は・・前から手ぇ使って・・」
「お前は?四草。」「俺は元締めやから、それ以外全部です。」
「オマエ〜底抜けにどんだけある、思うてんねん。」
そのころ、師匠は喜代美を吊るしていた・・・・。
<その7>
浴衣姿で師匠の前に現れる、喜代美。「おお、可愛いらしいなぁ。」と膝に乗せてまさぐる。
「ああ・・稽古は・・・?あああ」「人が楽しんでる時は黙っとき。」
「ああああああぁぁぁぁ」それを覗く兄弟子たち。
すすすみません・・つい書いてしまいました。
お粗末さまで〜<(_ _)>
小草若×喜代美です
あんまりエロくないよ
「喜代美ちゃーん、今日収録が終わったら俺のマンション掃除しに来てくれへんか」
小草若はスーパーカーを運転しながら荷物持ちの喜代美に声を掛けた
「いいですよ。今日は師匠も草々兄さんも東京ですから、ご飯せんでもいいですし」
「底抜けに〜ありがとう!晩飯もウチで食べていき」「はい」
小草若は密かに今宵こそ妄想を実現させるべく作戦を練っていた。
収録後2人はデパートで食料を買い込み、小草若のマンションへと向かった
続きます
「わあ、小草若兄さんのマンションて綺麗ですね〜」喜代美は部屋に入るとはしゃいだ声をあげた
「底抜けに〜カッコええやろ。今日は風呂を掃除してんか」「はい」喜代美は素直に風呂場へ向かった
しばらくすると喜代美の絶叫が聞こえる「兄さん!水が、水が!」小草若会心のガッツポーズ
小躍りしながら自分も風呂場へと向かった「どないしたんや」「どうやって止めるんですか」
そこには頭からシャワーを浴びてパニクってる喜代美がいた。
アホやなぁと笑いながら自分も水をかぶり喜代美を引き寄せる。「このままやったら風邪ひくで。着替えがあるから、それを着ぃ」
喜代美が濡れた服を全部脱いで下着姿になった途端に小草若が部屋に飛び込んできた
「喜代美ちゃーん、底抜けに愛してるで」叫びながら喜代美をベッドに押し倒す
濡れて張り付いた下着を毟り取り白い乳房にむしゃぶりついた。「兄さん!止めてください!」
「せや、止めたり」「小草若兄さんやったらこの程度ですね」ハッと振り向くと草原と四草が立っていた。
「喜代美ちゃんが何時までも帰らへんからピンと来たんや」「兄さん、鍵掛けんの忘れたでしょう」「…」
ふと見ると喜代美は都合よく気絶してる「どうします?せっかくやから順番にしますか」
「お前ホンマに鬼やな」「一番売れっ子の俺が一番や」「まあ、ええやろ」
当初の計画とは大きくズレたが思いを遂げた小草若でありました
お粗末様でした
小草若難しいなあ。全然エロくならないや
本当に拙作ですんません!
>>251 GJ!
もっと小草若に楽しい思いさせたってくれ
>>251 GJ!!!めちゃくちゃ萌えました(*´д`*)ハァハァ
小草若可愛すぎる…
ぜ…是非続きをお願いします………
>>246 裏修行、エロエロですな〜w
GJです!
>>251 エロ控えめでも全然いいです!
GJ!!
255 :
小草若×喜代美 :2007/11/30(金) 18:49:38 ID:29fRmxiN
ご希望に添えれるか・・頑張ってみました、投下。
「俺・・本気やねん、喜代美ちゃん。」と鞄持ちで家まで帰る車の中で、小草若は迫った。
車は人気のない埠頭だった。逃げても無駄で・・ロックされていて出ることも出来なかった。
「そんな・・私、私。兄さん止めて!」シートを倒されて、上にまたがって来た小草若に身動きが取れなかった。
強引にキスされ、服も捲りあげられた。
「柔らかいなぁ〜」「あ・・ん」動けないのに体は反応してしまう、自分がイヤラシイと感じる喜代美だった。
(草々兄さん・・ごめんなさい。私・・抵抗出来ません。)と涙が出る。
そんなことはお構いなしに、ほとんど下着姿にする小草若。
スカートだったのも不運だった。ショーツに直に手を入れられてその動きに腰が浮く。
「こんなにヤラシイ音たてて・・喜代美ちゃんってスケベやな〜。ぐちゃぐちゃないか・・。」
「うう・・(涙目)そんなん・・止めてぇ・・」
「俺のコレ、もうこんなんになってるねん。触ってみ、」
喜代美の手を持って、自分のモノを握らせる。訳も分からずそっと触る喜代美。その指使いがタマラナイ。
「これ・・何・・?」と敏感な亀頭を指で触ってしまうのだった。
(濡れてる?ヌラヌラしてる・・)と擦りつけるように根本に指を移動させてしまった。
「おぉぉぉぉ・・なんちゅう・・ホンマに男知らんのか?」
「え・・!そんな私まだ・・」「どれ・・見たろ。」
と喜代美の両足をM字に広げ、マジマジと顔を近づけて見る小草若。「ピンク色やんかぁ・・綺麗やなぁ〜舐めたろな。」
ベチャペチャクチュクチュ・・と舌で喜代美のまだ誰にも見せたことのない大事な部分を露にして舐めまわす。
「あああ、美味しいでぇ。こんなになってホンマにイヤラシイ妹や・・」
「あっああっぅ、もうもうヤダ・・・・ううっぅぅぅぅっぅうぅ。」と涙がこぼれる。
「これだけこなれたら・・もうええなぁ。入れるで。」
腰を持ち上げて一気に入れた。ブスリッと楽に入ったのだが、「×●△★%+<〜!!!!」と痛みが走った喜代美。声も出ない。
「あああ、ええでぇ。こんなん初めてや・・ええ体や・・気持ちイイもうあかん・・」
「うぅぅうぅっぅ」と腰の動きに合わせて声が漏れる喜代美。痛みもあるが、それ以上に入れられた感触に自然と腰が動く。
「そんなに動かしたら・・出てしまうで・・ええのか?」
「う・・うううう」(そんなんイヤァ!)と思っていても体は動いてしまうのだった。
「あああ出る!」と抜く間も無く、中に出してしまった。
(熱い・・お腹の中が熱い・・)もう意識も飛んでいた喜代美の感覚はそれだけだった。
「喜代美ちゃん。俺、大事にするから。」
泣く喜代美の頭を撫でながら慰める小草若。
「痛いのか?」首を振る喜代美。「やっぱり・・アイツがええんか?俺じゃあかんのか?」
「・・・・・」(イヤやったけど・・気持ち良かった・・って言えんし)
「俺、ごっつ気持ち良かった。またしたいあかん?」無言で頷く喜代美。
「師匠さんや兄さん達には言わんとって下さい・・。」そう言うのがやっとだった。
「俺の家行こうか?このまま帰れんやろ?」頷く喜代美。
小草若の計画は始まったばかり・・・・。
微妙〜ですね。お粗末さまでした。<(_ _)>
>>255 GJです!
うーん才能の差ですな〜
続きを待ってます
小草若ちゃん祭ktkr
ここは無意味に長い自分語りなので嫌な方はスルーして本編へ行っちゃって
下さい。
>>144です。
>>206さんと着物ネタかぶっちゃいましたw
>>80さんと
>>93さんのアイディアを頂戴して書いてみました。
たぶんお二人の望んでいらっしゃるような展開とは程遠い仕上がりに
なっているのではないかと思いますw
>>82でエロは他の職人様にお任せと書いたくせに無謀にもエロ挑戦。
やっぱり難しいと痛感しました。
かなり長い作品なのでエロだけ読めればいいという方は前半は適当に
流して後半にいっちゃって下さい。前半はつまらない描写に凝りまくりですので
(和菓子とか着物・着付けとか)。
余談ですが、自分の中では自分の書いた作品(四草×喜代美編のみ)は時間的に
繋がっています。
68から始まって
>>56-57(これは他の職人様の作品ですが)へ、
>>83-89が
あって今回になってます。二人の関係が進んでいってるということです。
この先も勿論考えてます。
151は軽く笑っていただれば〜のノリで書きました。書いてから結構
気に入ってしまったのでまたネタが浮かべば書いてみたいです。
>>227-228さん、ありがとうございます。私の拙い書き物を
気に入って下さったなんてすっごく嬉しいです。これからの励みになります。
お二人の作品もとても面白かったです。次も楽しみにしてます。
タイトルの由来はこちらでドゾー(興味ない方はスルーでお願いします)
ttp://www.utamap.com/showkasi.php?surl=59873
晴れて草若に弟子入りを許された喜代美。
小梅と糸子がお祝いにと着物と浴衣をたくさん贈ってくれた。
『喜代美〜!おめでとう。やっとやりたいこと見つけられたんやな。
お母ちゃんは嬉しいで。お母ちゃんとおばあちゃんとで浴衣縫うたんや。』
『うちの古い着物がようけありますでなあ。喜代美に似合いそうなのを
選んできましたんや。ちゃんと着付けも教えたげますさかい、しっかり
覚えなさいや。』
『嬉しいけど…着付け…』
喜代美は糸子と小梅との会話を思い出しながら鏡の前で悪戦苦闘していた。
浴衣の着付けは着物と比べると簡単な方なので何とかなってきたのだが、
着物は難しく、持ち前の不器用さが災いしてしまい、さっさと着て見せた
小梅の三倍近くの時間がかかってしまっていた。
しかも衿の合わせや衣紋の抜き方、おはしょりが微妙に不格好で小梅の
粋さからは程遠い仕上がりになってしまっていた。
「はぁ〜、何でこんなんなんやろ…」
姿見の前で喜代美はへたりこんでしまった。もう一回やり直そうと
立ち上がりかけたその時、扉を叩く音がした。
「喜代美、入ってええか?」
「四草さん…どうぞ。」
四草がお茶と和菓子を持ってやって来た。
「着付けの練習頑張っとるか?ちょっと休憩したらどうや。師匠が
差し入れやって。みんな向こうでお茶飲んでるけどな。」
真っ白な、まるでぼたん雪がそのままお菓子になったような雪餅に喜代美の
目は釘付けになった。
「わぁ…きれい。食べるのもったいないですね。」
「これかて伝統の技や。喜代美のお父さんと同じで師匠から弟子へ連綿と
受け継がれるものやで。」
「そっかぁ…う〜ん、やっぱもったいないけど食べよ!…美味しい!」
美味しそうに食べる喜代美を見て、四草の顔にも笑みがこぼれた。
「何で四草なんや!俺の喜代美ちゃんがあんなヒネクレ野郎に惚れるや
なんて!俺の方が金もようけ持ってるし、人気もあるし…何よりいっちゃん
最初に喜代美に惚れたんは俺や!なのに後から来た四草がかっさらい
やがって…」
小草若が縁側で和菓子をむさぼり食いながら喜代美の部屋から漏れ聞こえる
二人の笑い声に怒りを燃やしていた。
「人の気持ちだけはどないもなれへんからな。早いもん勝ちでどないかなる
ならどんなにええか。」
草原が隣に腰を下ろした。
「兄さん…」
「好きやからいうて必ず相手に好きになってもらえるとは限れへんしな。
とうやんと若旦那みたいにお互い一目惚れする方が稀なんやで。」
「わかってるわい…」
草原は小草若の肩をぽんぽんと叩いた。
ところで、着付けは上手なったんか?」
「それが…なんや不格好で…おばあちゃんみたいにピッと着こなされへんの
です。時間もようけかかるし…浴衣は何とか形になったんですけど、入門
したらあれこれやらなあかんいうのに着付けにこない手間取ってたら師匠さんに
叱られてしまいますよね。」
和菓子で少し元気を回復した喜代美はまた落ち込んでしまった。
「ちょっと脱いでみ。」
「ええ?!」
「長襦袢着とるやろ。何も裸になれ言うてるわけちゃう。」
「でも…」
「早よ脱ぎ。兄さんの言うことが聞けんのか。」
「は、はい…」
喜代美は帯を解いた。
「ええか。まずは腰紐に袖挟まんように洗濯ばさみで止めて…衿はこう
合わせて…衣紋はこぶし一つ分くらい抜くんや。帯の位置は少し高めがええな。
その方が若い子らしいて。そんで帯は前で結んで後ろにくるっと回したら
ええんや。手抜きのやり方やけどな。」
四草は手際よく着付けをしてみせた。
「すごい…何で女物の着付けまでできるんですか…」
「まあな。」
先ほどまでの微妙な不格好さとは打って変わって若いお嬢さんらしい、
可愛らしい姿に仕上がっていた。臙脂の生地に千菊をあしらった着物は
喜代美の愛らしさを存分に引き立たせていた。
「わぁ…私がやったんと全然違う!」
「髪と化粧も整えよか。そこに座り。」
「はい…私、お化粧品ほあんま持ってないんです。奈津子さんがいらん
からっていくつかくれて、お化粧の仕方も教えてもろうたんですけど…」
「十分や。喜代美は肌がきれいやからな。下地と白粉だけでええ。
あとは薄く…なんや、紅筆ないんか。」
「なくしてしもて…って何でメイクまでできるんですか?!」
「まあな。ちょっと口開けて。半開きくらいでええから。」
四草は淡い珊瑚のような色の口紅を取り出すと、そっと中指でなぞって
喜代美の唇に乗せた。喜代美は顔をわずかに退いた。
「動くな。はみ出るやないか。」
「は、はい…」
(胸がどきどきする…何やろ…変な感じ…)
自分のすぐ目の前に四草の顔がある。四草の指が触れる場所だけがまるで
熱を帯びたように感じる。
「喜代美…」
「…!」
四草は喜代美の唇に自分の唇をそっと重ねた。
「いきなりやなんて…ちょっとずつって言うやたないですか…」
「嫌か?」
喜代美は真っ赤になって俯いて首を横に振った。
「続きはまた今夜。」
「ええ!?こ…今夜って!?」
「着付け覚えなあかんやろ。」
四草は喜代美の頬に軽くキスをすると、いつの間にか髪を可愛く結い上げて
みせた。
「みんなに見せに行こか。」
「あの…まだ胸がどきどきして、顔が熱うて…落ち着いたら出ますから
四草さんは出てて下さい!」
「嫌や。顔見いひんかったらええやろ。」
意地悪な口調とは裏腹に喜代美を優しく抱き寄せた。
(どきどきが止まらへん…)
しばらくして喜代美と四草は母屋へ出向いた。
「ほお……」
母屋の居間と縁側にいた男四人は喜代美の着物姿を見てため息を漏らした。
「へえ〜。変われば変わるもんやな。」
(きーこってこんなに可愛かったか…?)
「可愛らしいなあ。おばあさんがくれた着物やろ。よう似合てるわ。」
(緑と出会った頃を思い出すなぁ。今もそうやけどあの頃も可愛かった!)
「底抜けに可愛いがな!!!」
(畜生!俺の喜代美ちゃんがこんなにも可愛いやなんて!四草の奴!!)
「ほぉ〜、これはこれはどこのお嬢さんがいらしたんかと。せやけど連れが
アカンな。チンピラかヒモにしか見えん。あっはっは!」
「師匠…」
四草はほんの少しむくれた顔を見せた。
「それにしても喜代美ちゃん、上手に着付けできてるやないか。お化粧も
髪も可愛らしいで。」
草原が不器用が売り物としか言い様のない筈の喜代美の意外な才能に驚いた。
「自分ではやっぱりよう出来んで…四草さんにやり直してもろたんです。」
「お前…相変わらず謎やな。」
草原が四草を心底不思議そうな顔で見つめた。
「何でもできますよ。」
いつもの何を考えてるんだかよくわからない表情で答えた。
その後、草若の計らいで二人は短い時間ながらもデートに行くことを許された。
年長組二人が若い二人を見てほのぼのとしている中、草々と小草若は
改めて喜代美の可愛らしさに気付かされ、『四草なんかに渡してたまるか!』と
決意していた。
数時間後
「ただいま帰りました〜。はー、重かったぁ。」
「底抜けにおかえり〜〜!喜代美ちゃん、四草に変なことされへんかったか?
暗がりに連れ込まれてえっちなことされへんかったか?」
小草若は喜代美の姿を見るなり駆け寄った。
「えっちなことて…大丈夫です。」
喜代美は慌ててかぶりを振った。
「…死んだらええのに。」
四草がぼそりと呟いた。
「お前らどこ行っとったんや?」
草々は二人をしげしげと見つめた。
四草は肩に大きな米の袋を担ぎ、手には醤油や味噌、サラダ油など重たい
物を持っていた。喜代美も様々な食材をたくさん持っていた。
「映画観てきたんです!それで帰ろうと思て思い出したんです!今日は
スーパーの特売日やったって!お醤油もお味噌もお一人様一個限りって
書いてあったんですけど四草さんがおってくんなって助かりました。お米も
なくなりかかっとったし…」
喜代美は縁側に荷物をどっさり置いて座り込んだ。
「そんなこと何で俺に言わへんねん!喜代美ちゃんの為ならスーパーへでも
どこへでも行くがな!それに俺のスー・パー・カー!があればこんな重たい
重いせえへんでも…それでえ、帰ったら二人で晩飯作るんや。それで…
『小草若兄さん、はい、あーん。』
『あーん。う〜ん、おいちい〜〜〜!』
ってやるんやぁ。うひょひょひょひょひょひょ!」
「…ほんま死んだらええのに。」
四草がもう一度ぼそりと呟いた。
それにしても喜代美ちゃん、手ぇ赤うなっとるやないかぁ。重かったんやろ?」
小草若は喜代美の手を取って草若が以前したように手をとって撫でた。
「喜代美に気安う触らんといて下さい。」
四草がぼそりと言い放った。
「ちっ…」
小草若は名残惜しそうに手を離した。
「喜代美もちょっとは嫌がれ。」
「はあ。でも師匠さんも同じことしとんなりましたし、親子やなあって。」
「あのエロ親父め…!」
「いつされたんや!?」
四草が珍しく勢い込んで尋ねた。
「初めて会うた日です。ケガの手当してもろて『女の子は蚊の食い痕も
残したらあかん』て言われました。」
「師匠…油断も隙もない…」
またもやブツブツと四草が呟いた。
「きーこ。」
草々が喜代美の前に立ちはだかった。
「はい?」
「これからは買いもん行く時は俺に言え。荷物は俺が持ったる。」
「ありがとうございます。でも今日ようけ買えましたし、当分行かんでも
ええと思います。それに四草さんがこれからも一緒に行ってくんなるって。」
「俺が行くて言うてんねん。兄さんの言うことが聞けんのか。」
草々が強い口調で詰め寄った。
「嬉しいですけど…でも…」
「喜代美。」
「はい?」
「喜代美は部屋に戻って着替えて来い。」
「え…あの…」
「ええから戻れ。」
四草は冷たい声で喜代美に命令した。
「はい…」
「急になんなんです、兄さん。」
「きーこはお前みたいな女にだらしない奴には合わん。」
「何を今更…!喜代美がどんな思いでいたかも知らんくせに…!」
射抜くような眼差しで草々を睨んだ。
「それやったら俺かて参戦するで。喜代美ちゃんは俺のもんや。」
「小草若兄さんまで…!」
男三人の間に火花が散った瞬間、
「四草さ〜ん、着替えてきましたぁ。やっぱお洋服の方がラクですね。
さ、ご飯作らんと…あれ?」
喜代美が最悪のタイミングで飛び出して来た。
「ちょうどええ機会や。喜代美ちゃん、この中から誰がいっちゃん好きか選び。」
「はあ?!何言うとんなるんですか?!」
「そうや。きーこに決めさせるのが一番や。」
「喜代美、選べ。」
「えええええ?!そんなん…そんなん…」
喜代美は自分の身に起こってる状況を理解できずパニックを起こしていた。
「えっと…あの…選べて言われても私…四草さんの…か、彼女と違うんですか?
いやぁ!言うてもうたぁ!」
彼女という言葉に過剰反応した喜代美は真っ赤になった。
四草は誰にも気付かれないほどかすかに安堵の息を漏らした。
「じゃ、そういうことで。喜代美、飯作ろか。」
「はい!」
ひどく気まずい夕食を終えて、小草若は草々の部屋に向かった。
「草々、いきなりなんやねん。お前喜代美ちゃんの友達と付き合うてたん
ちゃうんか。」
草々は何も答えなかった。
「ははーん。最近ようテレビで観るもんな。俺のコーナーのアシスタントも
やっとるし、うまくいかんようになってきたんか。だから喜代美ちゃんに
乗り換えるんか。まあ確かに四草と付き合うようになって急にきれいに
なってきたしな。」
「しっ!静かに。電気消せ。」
「なんやねん。」
「喜代美の部屋に四草が来た。」
「その穴…!俺にも見せえ!」
「それじゃあ、また着付けのお稽古お願いします。」
喜代美は三つ指をついた。
「きっ、きーこが着物脱いだ!」
「喜代美ちゃんの長襦袢姿!四草、どけっ!見えへんやんけっ!」
「こうやって…こんな感じですか?」
「そうそう。上手なってきたやん。」
「コツが掴めてきたみたいです。」
「もうちょっと早く気付いとったら…」
「くそー、楽しそうやなあ。」
「うん、あとは自分でもうできるな。」
「はい、もう大丈夫やと思います。本当にありがとうございました。
あの…夕方のあれって何やったんですか?いきなり選べとか言われても…」
「喜代美は気にせんでええ。俺らの問題や。」
四草は喜代美の頬に触れると唇を重ねた。
あっ…!」
「ああっ…!」
「いっつもいきなりやなんて…ずるいです…」
「続きは今夜って言うたやろ?」
再び四草は喜代美にキスをした。不意に喜代美は息苦しさを感じてわずかに
唇を開いた。四草はすかさず舌を滑り込ませた。
「んんっ…」
「逃げんと…これが大人のキスやで。」
喜代美はぎこちなく舌を絡ませ始めた。
(息が…苦しい…でも…!)
ようやく四草から解放された喜代美はもう立っているのがやっとだった。
頬を紅潮させ、潤んだ瞳の喜代美を見て四草は優しく微笑んで抱き寄せた。
そして壁に開いた穴を見つめ、にやりと笑った。
「あいつ…!」
「気付いとったんか!」
四草は壁の穴の向こうの二人に見せつけるようにキスを繰り返した。
喜代美の唇をついばむように、包み込むように優しく。そして、頬、まぶた、
額へとキスの雨を降らせた。
喜代美はもう身体に力が入らず、畳にへたり込んでしまった。
「四草さん…」
いつの間にか喜代美の帯を解いていた四草は着物をするりと脱がせ、長襦袢
だけにした。
「電気…消してええですか…?」
「あかん。ちゃんと喜代美を見なあかん。」
首筋に唇を這わせながら長襦袢の腰紐を解きつつ、三たび壁の穴に目をやった。
「くそっ…」
「喜代美ちゃん…」
長襦袢を肩から落とすと喜代美の上半身が露になった。白い肌が薄く紅を
刷いたように染まっている。四草は思わずため息を漏らした。
「きれいやな…」
「そんなに見んといて下さい…それに…恥ずかしいから暗うして下さい…」
さすがに初めての女性に明るい部屋のままでは可哀相になってきた四草は
部屋の電気を消したが、やはり喜代美の姿を見ていたいのと壁の穴の向こうの
二人に見せつけてやりたい衝動にかられてデスクライトを点けた。
四草は喜代美を横たえた。乱れた長襦袢が何も身に付けていない状態より
一層の色っぽさを醸し出していた。
首筋に唇を這わせつつ、ウエストや太腿、ヒップに指を這わせる。
「あぁっ…四草さん…」
「幼児体型やと思っとったけど、かなりそそられるな。」
「ひどいです…」
喜代美は意味のないことだとわかっていながら手で顔を覆った。
「顔を隠すな。喜代美の感じとる顔が見たいんや。」
「でも…」
本音を言えば、かなりどころか我を忘れそうな程に美しい身体をしていた。
肌理の細かい肌にはしみ一つなく、うっすらと汗が浮いて吸い付くように
柔らかかった。白桃のような乳房とその頂にある花の蕾は四草を誘うように
色づいていた。腹部は無駄な肉一つない曲線を描き、それでいてふっくらと
した太腿は古い絵画の女性を彷彿とさせた。
そして四草は誘われるがままに蕾の片方を口に含み、もう一方に触れた。
「ひゃぁっ…あ…あん…」
「色っぽい声を出すようになったな。もっと聞かせてみぃ。」
「意地悪…あぁん…」
鈴を振るような喜代美の声は四草から冷静さを奪い去ろうとしていた。
己の欲望のままに振る舞ってしまいそうな自分を抑制しようと努めて意地悪な
言葉を投げかけた。
蕾を舌で転がしながら四草は下腹部へ手を伸ばした。柔らかな叢をかき分けて
珊瑚珠を思わせる最も敏感な部分に触れた。
「うぅんんっ…!」
喜代美の身体がびくりと跳ね上がった。四草が指で弄ぶととろりとした熱い
蜜が中から溢れ出た。指一本でも喜代美には辛いのか、挿し入れただけで
きゅっと締めつけてきた。ゆっくりとこね回しながらもう一本挿し入れると
指の動きに合わせて締めつけてくる喜代美の襞に四草は驚きを隠せなかった。
「すごいな…喜代美はもしかして…」
「な…何ですか…?」
「いや、ええ。そのうち教えたる。」
濡れた指を鼻先に突きつけ、舐めながらをにやりと言い放った。
「喜代美、感じとるな。」
「わかりません…!」
「じゃあ、見てみよか。」
四草は喜代美の足を開いて顔を近づけた。
「み、見んといて下さい!」
まだ誰も受け入れたことのない喜代美の花弁は紅梅色に染まって、中には
甘い蜜をたっぷりとためていた。その香りは男をただの雄に変えるには
十分すぎる芳香だった。四草は自分を抑えるようかぶりを振り、そっと
舌を這わせた。
「……!」
初めての喜代美には刺激が強すぎたのか声も出ず、荒く短い息づかいと粘度を
感じさせる水音だけが部屋に響いていた。
四草が名残惜しげに舌を離すとようやく息も絶え絶えの喜代美の口から言葉が
もれ出た。
「はぁ…汚いのに…四草さん…ひどい…」
「汚くなんかない。喜代美のここはごっつきれいやで。」
喜代美の身体に流された紅の色がますます色濃くなってきた。
(もう…大丈夫やな)
四草は喜代美の上に覆いかぶさった。二つの鼓動がお互いの肌を通して
伝わった。
(四草さんもどきどきしとんなるんや…)
四草から絶え間なく与えられる快楽に押し流されそうな意識を繋ぎ止める
ように喜代美は四草の鼓動に集中した。
「喜代美、行くで。」
「はい…っ!!」
まだ男性を知らない喜代美の花弁は無理に押し広げられることに耐えられず、
一度は四草を拒否してしまった。
「力を抜いて…」
「でも…」
四草は喜代美に口づけをした。少しでも気持ちが落ち着くように。
その甲斐あってか二度目の侵入はゆっくりとではあるが許された。
しかし喜代美は片方の手の指が真っ白になるほど襦袢を握りしめ、もう片方の
手は四草の背中に回されていたものの、痛みのあまり我知らず爪を立てて
しまっていた。
中はあまりにも狭く、その締めつけの強さに四草はそのまま昇りつめてしまい
そうになったが、背中に立てられた爪の痛みがかろうじてそれを押し止めた。
「痛いです…!」
唇を噛み締め、目に涙を浮かべている喜代美を見てこれ以上はもう無理と
判断した。
「やめよか…辛いやろ。」
身体を離そうとすると喜代美が両の手を背中に回して四草を引き寄せた。
「いえ…いえ…やめんとって下さい…。まだ痛いけど…辛いけど…
私を、四草さんのちゃんとした『彼女』にして下さい…四草さんのこと…
大好きやから、頑張れます。」
初めて気持ちを伝えあったあの夜と同じように、今もまた精一杯自分の気持ちに
応えようとしている喜代美に四草はより一層の愛しさを募らせた。
四草は喜代美に改めて被いかぶさり、喜代美に口づけて体中にキスの雨を
降らせ、花の蕾のような乳首を舌で転がした。少しずつ四肢の強張りが緩み、
呼吸が落ちついてきた頃合いを見計らって四草は再び動き始めた。
「ゆっくりやるから、辛かったら言いや。」
「はい…もう大丈夫やと…思います…」
ゆっくりとした動きと四草から絶え間なく繰り返される愛撫のおかげで
喜代美の苦痛は薄らいでいき、代わりに痺れるような快感が喜代美の中に
生まれた。
「はぁ…あぁん…四草さん…」
(何か…変…すごい…)
「感じてきたな。」
喜代美の身体が再び薄紅色に染まり始め、うっすらと汗が浮かんできた。
四草の動きに呼応するように喜代美の中の襞が収縮した。
(やっぱり…喜代美は…)
喜代美に包まれる感触は今まで抱いてきたどんな女性とも違っていて、
下半身が溶けてしまいそうなほどの快楽がが四草を支配した。喜代美を
この手で抱き、花開かせようとしている筈なのになぜか自分が抱かれている
ような不思議な感覚を覚えた。
不意に喜代美の襞が今まで以上に強く収縮し始めた。
突然訪れた強い衝動に抗えず、四草は動きを早めた。しかし限界はもうそこまで
迫っており、最後の締め付けでぎりぎりまで堪えていたものが弾け飛んだ。
「あ、あぁ…っ…四草さん…四草さんっ!」
「喜代美っ…!」
今まで感じたことない甘美な快楽に喜代美は意識を失ってしまった。
四草もまた、心地よい虚脱感の中で喜代美の上に倒れ込んだ。
喜代美に腕枕をしながら四草は、満ち足りた気持ちで喜代美を見つめていた。
(こんな気持ちになったんは何年ぶりやろか…)
草若の許を離れて以来、四草の心の中には冷たい風が吹いていた。その容姿と
独特の雰囲気のおかげで言い寄る女性は後を絶たず、またそれを拒まなかった
彼だが胸に去来する虚しさと冷えた心を彼女達は温めてはくれなかった。
かりそめの身体の温もりは一瞬だけ虚しさを忘れさせてくれるものの、
朝になれば訪れる後悔と自己嫌悪に苛まれる日々だった。
そんな時間を三年も過ごした後、四草の前に現れたのが喜代美だった。
草々だけを見つめるまなざし、行き場のない想いに一人涙する喜代美を
最初は冷ややかな気持ちで見ていた。しかし心のどこかでそのまっすぐさを
羨ましく思っていた。
自分の一言にすぐ怒ったりむくれたりする表情が愛しくて可愛くて、
その顔をまた見たくて何度も意地悪な言葉を投げかけていくうちに、四草の
心の一番大事な場所に喜代美が住むようになっていた。
その瞳が自分に向くことはないだろうと知りながら。
しかし今、喜代美が自分の腕の中にいる。自分を選び、大好きだと言ってくれた。
ただそれだけ。ただそれだけのことなのに四草は泣きたいような気持ちになった。
「喜代美…」
喜代美の頬にかかる髪を指でよけながら囁いた。
「四草さん…」
「寒いか?今何か…」
喜代美の身体に敷かれたままの長襦袢には初めての証の赤い花びらが数枚
散っていた。毛布を喜代美の身体にかけながら改めて募る愛しさに
思わずキスをした。
「ん…」
「辛かったやろ。しばらく身体が痛いと思うけど…」
「ううん、大丈夫です。嬉しかったです。四草さんにきれいやって言うて
もらえて…それに…」
喜代美は顔を赤らめて毛布を口元まで引き上げた。
「それに?」
「…何でもないです。」
「言うてみぃ。」
(やっぱり喜代美を見てたらイジメたなる。)
「い…いやです。」
「兄さんの言うことが聞けんのか。」
「恥ずかしいです!」
適当に嘘をついてごまかせばいいものを、それができないのが喜代美らしくて
可愛らしい。…可愛らしい。いつもいつもそう思っていた。
「言うてみぃ。」
「気持ち…よかったです…もうイヤやぁ!」
喜代美は恥ずかしさのあまり、毛布を頭までかぶってしまった。
「こら喜代美!隠れるな!」
「もうイヤですぅ!!四草さんなんかキライです!」
四草は毛布をはぎ取り、喜代美を抱きしめた。
「キライなんて言うな…」
「だってイジワルばっかり言うんですもん…」
「喜代美が可愛いからや。」
その夜、二人は抱き合ったまま眠りについた。ずっと一緒にいられるようにと
願いながら。
おまけ
「熊は〜ん、お咲さ〜ん!もう一本つけて!百本つけてっ…ひっく。」
「草々さんも小草若さんも一体どないしたんやろ?来るなり浴びるように
飲みはって…。」
咲と熊五郎は二人の様子に呆れていた。草々は既につぶれている。
「恋の悩みやで。なぁ仁志。」
菊江がニヤニヤしながら話しかけた。
「うるさぁい…おばはん…」
小草若はテーブルに突っ伏してしまった。
「今日な、喜代美ちゃんと四草さんがデートしてたんよ。可愛いカップル
やったわぁ。」
「小草若さんは喜代美ちゃんに随分ご執心でしたからね。同じ男として
気持ちはわかりますよ。ええなあ、若いって。」
熊五郎が羨ましそうに小草若を眺めた。
「小草若さんはわかったけど、草々さんは?」
咲が問いかけた。
「同じやろ。恋の悩みは辛いもんや。今日は好きなだけ飲ませたる!それに
俺の歌を聴けば悩みなんて吹っ飛ぶ!さあ、歌うで!」
熊五郎はギターを取り出した。
「きゃーっ!熊はーん!愛してるー!」
「…私、お勘定ね。そろそろ戻るわぁ。」
菊江はそそくさと逃げ出した。後はどうなったか…それは秘密。
濡れてしまいました…
>>264 訂正 一行目
× あっ…!」
○「あっ…!」
271 :
93:2007/12/01(土) 01:14:54 ID:kZ+6+2/Q
底抜けに乙ですがな!
あんなしょーもないネタ(
>>93)を
こんな名作にしてしまうなんて、底抜けに天才ですな。
次回作を楽しみにしとりますぅ
底抜けにGJ!
甘い。甘すぎるぞ。だがそれがいい。
274 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 02:04:51 ID:6T8dbbul
>>268 さん、ドキドキしてしまいました〜GJ!!
このカップも良いですねぇ〜。
未来編・・投下しようかなぁ?
ちょっと視点が違いますし、長くなるけど・・。
基本、草々×喜代美なので。
無意識に四草が男前になるのはなんででしょう?(笑)
>>258様 GJ!GJ!GJ!!
あまあまラブラブですな、だがそれがいい。
個人的にもうコテハン名乗ってほしいくらいの神っぷり。
風呂について気になってることが一つ。
本編で銭湯シーンがあったけど、母屋には内風呂があるんだよな?
イマイチそのへんがよくわからん。
>>268 GJGJGJ!!!
私的にちりとては甘いのが一番好きかも試練
来週の予告ワロタ
小草若ちゃん、底抜けに素敵やで
来週予告の「A子ちゃんに草々兄さんを取られてもええんか?」てセリフ、
四草だったら激しく萌えるわ
>>268 身体が赤くなるという表現をここまでバリエーションつけて表現するなんて…
芸名の事でからかわれて帰ろうとする喜代美を
手を引いて留める草々と四草に萌えた
「草々兄さん取られてナントカ」
あああ妄想が広がる(*´д`*)
>281
同じく萌えた
立ち上がった瞬間からもう手が伸びてるもんな
ニヤリ顔で台詞言ってたらええなぁ
283 :
四草⇔美保 未来編 その1:2007/12/01(土) 13:58:27 ID:MpPE3zQT
>>217です
最初にお断り・・ノベライズ読んでません、ネタバレも知らないので・・妄想で書いてます。
オリジナルに合致してたら、自分でもビックリ!ですが。
カプ表記も正しいのか?です。至らない所は脳内変換願います。エロも少ないです。
では・・投下します。
2013年 夏
その日四草は 今度の二代目徒然亭草若の独演会準備の為、代わりに弟子たちの稽古にやって来た。
「相変わらず、ボロイですね。」
「失礼な口調は相変わらずやな、四草。まあ、悪かったな。お前も忙しい身やのに。」
「構いませんよ・・その代り、当分飯はこっちでお願いします。」
「ああ、最近は美保が作ってるけどええか?」
「女将さんより上手ですからね、楽しみです。」
「若狭にはそれ・・言うなよ。」
「あ、四草さんいらっしゃいませ。」
「美保元気か?なんや、雑巾縫うてんのか?」
「失礼やね、お母さんと同じにせんとって!どう?これお父さんに作ってみてんけど・・」
「ちょっと身丈短いんとちゃうか?なんや、美保らしいないな。」
「あ・・・・!ホンマ、ああ〜失敗やわ〜・・そや!四草さん、ちょっとこれ羽織ってみて!」
「おいおい」「ああ、ぴったりやわ!ねえ、使うてくれへん?」
半ば強引に押し付けてくるが、可愛い兄弟子の子供には流石に四草も甘かった。
「・・・・・しゃあないな、置いとけ。今度着たるから。」えへへへと笑う美保。
(やっぱり似てるな、笑う顔はそっくりや。)と柄にもなく古傷が痛むのだった。
美保は、兄弟子だった草々・今の徒然亭草若と、妹弟子だった徒然亭若狭・今の女将との長女で、
よくあの親からこんなしっかりした娘が生まれたな・・と思うほど、出来が良く気が利いていて
何でもすぐ覚えてしまう器用な子供だった。
(糸子さんと小梅さんに似たんやな・・良かった良かった。顔つきは若狭に似てるけど・・あれより美人や。)
稽古を終えて、一服する為に「寝床」に行こう裏口へ行った時
「なあ、美保・・俺じゃあかんのか?なんでや!」
「あんた、しつこいねん!私年下興味ない言うたやんか。それに心に決めた人もおるし。」
「俺、これでも学校で人気あるの知ってるやろ?それやのにか?」
「私の趣味やないもん。」
(おいおい・・こんな所で何もめてんねんや・・祐一・・美保もそんな年頃か・・)
と仲裁に入ろうかと出た時
「あ・・四草さん。」
「俺は、俺は認めへんぞ!!!こんなオジン!どこがええねん!!!美保のアホ〜!!」と走り去る祐一。
真っ赤になって、四草を見つめる美保。
「わ・・私。夕飯作らなあかんから・・失礼します。」
284 :
四草⇔美保 未来編 その2:2007/12/01(土) 13:59:21 ID:MpPE3zQT
呆気に取られて言葉を失う四草。
(美保が・・僕を?変なやっちゃな。祐一の勘違いちゃうんか?年の差なんぼや思ってんねん?)
「寝床」に入ると咲が「いらっしゃい・・あ、四草さん。」と不機嫌に応対してくれた。
「さっき、祐一と美保もめてたけど・・」
「ああ、あれ。日課みたいなもんで。祐一のどこがあかんのかね、そりゃ年下やけど、あの子
学校で生徒会長やしサッカー部でもキャプテンやし・・成績かって!美保ちゃんの好みは変わってるわ。」
とジロリと見る。
「なんや、僕は何も関係ないでしょ?それより・・ウーロン茶と付け出し出してくださいよ。」
無言で熊五郎が出す。咲は愛想笑いすら四草にくれもせず、仕込みに奥へ引っ込んだ。
「酷い扱いや。」とつぶやきながらも落ち着く四草。
(それにしても・・さっきの祐一の言ってたことは本当か?)
秋になり稽古の指導に来て、女将に呼び止められた四草だった。
「あら、その浴衣・・。」
「ああ美保がくれたんです。なんや師匠に作ったら身丈が短かったから言うて。」
溜息をする、女将。
「?どうしたんですか。」「それ・・なんで受け取ったんですか・・。」
「勿体無い言うし、美保から言われたら僕も断れませんし。」
「あの子の気持ち知らんのですね。まあ、師匠は鈍い人やから仕方ないけど、まさか四草さんまで・・」
「前に向かいの祐一が変な事口走ってましたけど?あれですか。あの年ごろやったらありえるでしょ。
はしかみたいなもんで・・・」
「美保は違います。あの子の一念は怖いと知ってると思うてましたけど。」
そうだった・・・美保は昔から、頑固な所があって自分がこう決めたらそれを突き進むのだった。
「分りましたよ、諦めさせます。心配なく・・」
「頼みます。くれぐれも師匠には気付かれんように。」
「僕も殺されたくないですから、大丈夫です。」
それを立ち聞きしてる美保の存在に二人は気がつかなかった・・・。
285 :
四草⇔美保 未来編 その3:2007/12/01(土) 14:00:36 ID:MpPE3zQT
ある日、四草に師匠が言った「どうや、お前もそろそろ身を固めんか?」
「なんでです?僕のことは・・」「いいや、その年でフラフラしてるのも世間体が悪い。」
「勝手でしょう。」「お前は弟子も取らんし、大学の落語指導や小草じゃ・・草楽の代行や俺の代行で
満足しててええのか?」「僕は二代目にも先々代の草楽師匠のようにもなれませんから。」
「襲名するだけが落語家やない、若いもん育てるのも大事な仕事やろうが。」
「ま・・・お二人ともええ伴侶に恵まれましたからね〜。」「お前・・その癖まだ治ってないんか。」
「別に向こうから来よるんですわ。ほっとくのも面倒やから頂いて捨ててますけどね。」
「ええ加減にせんと、そのうち刺されるで。」「もう何回かありましたから。」「四草・・」
翌年春、高校を卒業した美保が訪ねてきた。
「なんや、どないしたんや?」
「四草さんは・・私のことどう思ってるんですか?私・・・」
「誰〜?」奥から女の声がした。「悪いな、取り込み中や、帰ってくれ。」
「帰りません!」とズカズカ入り込んできた。
「あんた、出て行って!」と服と荷物を外に放おる美保。ドアを閉めて四草に向きなおる美保。
「おまえ・・キツイな。」「何よ!あんな年増、私のほうが私のほうが・・」と涙を流す。
「ねぇ、私じゃあかんの?」以前の祐一とは反対だった。
「師匠、知ってんのか?」「叩かれた。」よく見ると左の頬が赤かった。
「知ってるやろ?僕が酷い男やって。特に女には容赦無いって。」
「そんなん嘘!本当の四草さんは・・優しくて温かくて純情で・・人と接し方が不器用なだけ。
私知ってるもん・・・平兵衛死んだ時、泣いてた事も。いつも私には笑顔みせてくれた。」
ドキリとした四草。実際、美保の言う通りで、女は来るから仕方なくだったし他人との繋がりが欲しいのだが
その術を知らないから、つっけんどんになる。その方がそう見てくれてるほうが自分としては生きやすかっただけだった。
弱みを見せたら・・終わりな気持ちがあった。本音が出せるのは昔から女将である若狭、先代の草若と草原だけであったから。
「私、ずっと四草さんのお嫁さんになるって決めてた。いいお嫁さんになれるように・・生活が修行と思って・・。」
「・・・・・」「だから、きっと良い女将さんになれると思うの!私じゃあかん?もう家帰れへんって出てきたから。」
見ると手荷物があった。どうしていいのか分らない四草。
286 :
四草⇔美保 未来編 その4:2007/12/01(土) 14:01:39 ID:MpPE3zQT
無言で服を脱ぎ始める美保。
「さっきの女の人みたいに・・抱いて!」「や、やめろ・・」もう全裸になっていた美保を止めさせようと
近寄った時、キスをし、しがみ付いてきた手を解けなかった。
本心は、大人になってきた美保に心ときめいていた四草だった。昔の思いはなかなか消えず・・師匠の家に行くたび
辛かったが、美保の笑顔に癒されている自分に気がついた。言い訳や悪を演じてたのもそんな自分を知られたく無かったからだった。
年の差も考えず・・・美保を思いながら違う女を抱くこともあったのだった。
手が勝手に美保を女にしようとしていた。(アホか・・こんな娘みたいな子供に)
若い肌に触れると体の血がたぎってくる。忘れかけてた感情が蘇ってくる。(師匠に殺されるぞ・・)
それでも止まらなかったのは、美保を愛してる自分が居たからだった。(可愛い子供と思ってたのにな。体は大人や幼児体型の親とは違う。)
「本当にええんやな?謝らんぞ。それと・・・師匠とは絶縁になる、ええのか?」
「・・・」頷いて、自分のモノを口に含む美保。「お!おい!そんなこといつ覚えてん!美保!こら!」
「ええの!私・・四草さんの為やったらなんでも出来るもん。」
未熟なその手つきでは感じることは出来なかったが、初々しさが可愛かった。
「いいから、任せろ。力抜け・・感じさせてやるから。」
「あ・・」「もう濡れてるのか?最初は痛いからゆっくりな・・。」
じらしてじらして、朦朧としてる美保の体を楽しんでいる自分に悪魔を見たのだった。
形の良い乳房を舌と手で弄んで、太腿から舐めあげる。髪を撫でながら首筋に口を這わす。
硬い蕾をそっと触ってはその周辺を撫でまわしていた。指はびしょびしょになっているがなかなか入れなかった。
「い・・じわるしないで・・もう・・あたし・・あたし・・」
「どうして欲しいんや?言わんと分らん。」「い・いじわる・・入れて・・」「何をや?」
「そんなん・・言われへん・・」「これだけ濡らしといて何言うてんねん?はっきり言うてみ。」
「お・・お●●ん・・入れて・・」「ああ」
ズブリと一気に挿入した。キツイ、締め付けるようだ・・「力抜け」「ううううんんんぅぅぅ」
「そうや・・動くぞ」中は暖かく包み込まれるような感度だった。初めてなのか・・涙を流している美保。
(こいつ、体も男を虜にするのか?こんな名器知らんぞ・・吸いつくようや・・もう限界きそうやぞ)
「はぁううぅうう・・あ私・・へ、変になりそう・・」
無言で中に出す四草。ちゃんと避妊はしている冷静さはあるようだったが、彼もまた普通では無かった。
美保の純粋さに心が溶けたのが分かる。今までやっていた女性とのそれとは全然違う温かみ。
これが愛と云うものか?とベタな感激があった。照れくささも美保だと関係なくなるようだった。
「私・・いい奥さんになるね。」
「ああ。ええのか?こんなオジンで。」
「ええの。生まれてからずっと見てきた人やもん。」
287 :
四草⇔美保 未来編 その5:2007/12/01(土) 14:02:39 ID:MpPE3zQT
その頃、草若はイライラして女将にあたっていた。
「どこ行ったんや!美保は!!探しに行かんかい!」
「そんなん・・一つしかないでしょ?師匠、あの子は本気やよ。前に四草さんに確かめたけど・・・
私、分かる。あの人も心のどこかで美保を求めてた。二人が本気やったら・・」
「言うな!」
「認めてあげましょうよ・・あの子やったら、四草さんも幸せになれるんと違う?」
「俺の・・大事な娘を!!あの野郎!畜生!!」
数日後、四草のマンションに向かった女将。美保が甲斐甲斐しく家の掃除や洗濯をして、食事を作っていた。
「こんにちは、美保。」「あ・・お母さん」
「どうなん?二人で決心したの?」「うん、私彼のお嫁さんになったの。」
「そんなことおおっぴらに言わないの!それより・・お父さんはカンカンやけ、四草さんは?」
「草楽師匠の所。」
その頃、四草は草楽の家で草原も交えて話し合っていた。
「どうぞ、ごゆっくり。」「すんません、女将さん。」「おお、気いつけや〜大事な体やさかい。
しっかし、お前も底抜けにぃ〜命知らずやな〜。」「草楽師匠、そのギャグもう古いですよ。」
「うっさいわ!相談に乗ったってんのに、お前こそその憎まれ口直せ!」
「まあまあ・・二人とも。それにしても思い切ったな・・四草。美保ちゃんの性格考えたら、ありうるけど。
お前も45歳のおっさんや、もっと冷静になられへんかったんか?」
「なれませんでした。」「認めんな!」「お二人や草若師匠みたいにええ伴侶に恵まれてる人には分らんンでしょうけど。」
「まあ〜そうやな〜。清海みたいなええ女、他にはおらんし〜」「まあ、それは置いといて・・本気か?」
「本気です。もう僕にはこんな機会無いと思ってたけど・・美保だけは違います。」
「なんや〜もう旦那みたいやな。」「茶々入れんと、聞いたれ。俺も他人事やないからな・・。」
「え?」と同時に聞く二人。
「下の若菜ちゃん・・俺のとこの颯太とどうも付き合ってるらしいねん・・。」「「えええええ!」」
話し合いは難航しそうだった。
288 :
四草⇔美保 未来編 その6:2007/12/01(土) 14:04:20 ID:MpPE3zQT
「おう!久しぶりやな!!」「なんや、草楽かい。」「なんや、とは失礼やな、この家と名前譲ったった恩人に!」
「誰がや!師匠の遺言やろ!ボケ、正当な手続きしたやないか!」と昔と変わらず仲が良い。
「お前、まだ美保ちゃん、許してないのか?」「ほっとけ、あいつはもう俺の娘やない。」
「片意地はってんと、認めたれよ。あいつら幸せそうやで。四草も角が取れた感じになって・・弟子も取り寄った。」
「!ほんまか?アイツやっと本腰入れよったか!」嬉しそうな草若。
そんな様子を見て「お前・・口ではキツイけど、一番心配しとったからな。美保ちゃんはちゃんと知っとったんやな。」
「ええ女将になれるで、出来がお前らと違うみたいやからな〜。」「草楽。」「なんや?」
「今、お前の稽古場に居るんか?」「ああ、行ったれや。」
「あれ?師匠は?」お茶を出しに来た女将に
草楽が「おお!喜代美ちゃん〜♪久し振り〜あいつやったら俺ン家の稽古場へ走って行きよったで。」
「・・・そうですか。やっと決心ついたんやね。」
「お、そうやうちの清海がまた遊びに来いちゅうとったで!」
「A・・女将さん、もうじき3人目やね。」「そうやねん!今度は女の子や!嬉しいなぁ!」
稽古が終わり、二人向き合う草若と四草。
無言で見つめあい、一発殴る草若。吹っ飛ぶ四草。後ろを向いて立ちあがり・・「美保、頼むで。」と出て行く。
「ハイ」と姿勢を正して挨拶する四草。長年の付き合いで言葉は無くても分かる、兄弟だった。
家路に向かいながら「師匠・・俺らももう一人前になれたでしょうか?」と空を見上げてつぶやく草若だった。
先代の師匠、草若はその師匠である、徒然亭草楽に拾われ・・古典落語に目覚めた。
その息子小草若は草楽の得意とする創作落語を究めるために襲名した。
師匠の遺言で、二代目徒然亭草若は自分が継いだ。草原は一般大衆に親しんでもらう為、町内や地域の落語会の会長になった。
得意でない人前での講演を何度も行い、寄付を集め「人情亭お囃子小屋」を平成18年完成させた。
そして・・四草・・大学の落語研究会や、サークルの講師を務めて自分達の弟子の指導もしてくれては居たが、
弟子も取らず師匠にもなろうともせず、後援会からの支援も断っていた惜しまれる人物。
「やっと本気になってくれた・・」安堵と共に娘の幸せを願う父親の姿がそこにあった。
「完」
お粗末様でした〜<(_ _)> 願望妄想にお付き合いありがとうございました。
289 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 14:37:07 ID:17jyts8V
祐一は誰の子?
厳しい事いうが、全部読みきれなかった。
先にオリジナルの登場人物を説明するか
早めに登場人物についての出所が無いとつらいなぁ
美保って誰だ!って説明を読む前に最初サイトで登場人物探してしまったw
裕一は寝床夫婦の子供か?
もし、出所を書くのが難しければ、思い切って
>>283 のあいさつ文辺りで思い切って説明文入れたらいいと思う
全部読めよ って思う人いると思うが、全部読む前に挫折した
二代目草若 → 草々
女将さん → 若狭
美保 → 草若の娘
草楽 → 小草若
祐一 → 寝床の長男
…ってことだよね?
>>288 申し訳ないけど、俺も途中で挫折した。
オリキャラ出すなら最初に注意書きしたほうがいいと思う。
そういうの苦手な人もいるからさ…、いや、俺のことなんだけど
自分も正直オリキャラ苦手。ついでに(笑)とか絵文字も苦手。
美保って誰?
見てないんなら無理に書くなよって言いたい
そんな薄いごまかしで通用する程このドラマはキャラが立ってる
細かいことだけど渡瀬さんは3代目草若。(師匠は2代目)
セリフは一言ごとに改行した方が見やすい。
美保ってB子の娘かいな!
これから出てくる師匠の隠し子かとオモタw
想像のオリキャラなら良かった。
草々×A子の陵辱ものが読みたいなあ。
エロパロならではの893ばり鬼畜草々きぼん
298 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 16:27:12 ID:KNHxP+Xj
自分もオリキャラで書いてみた。
内弟子修行が始まって相変わらず毎日忙しくしている喜代美であった。
今日も朝の掃除、洗濯、朝食、掃除、稽古、掃除、昼飯、掃除、稽古、掃除でまた掃除・・・そして夕飯。
喜代美はスーパーへ夕飯の買い物に行く道すがら何組もの仲の良さそうなカップルとすれ違いボーッと考えていた。
もうすぐクリスマスかぁ・・・わたし何しとんやろ・・・はぁ〜。
「B子?B子やろ?」
「えっ!?」
ビックリしてキョロキョロとあたりを見回す喜代美。
「こっちこっち!お、俺や沢村や。」
「あっ・・・!沢村くん!?」
駆け寄ってくる沢村。
「久しぶりやな。」
「久しぶり。・・・って何でここにおるん!?」
「それは、こっちも聞こうと思ってたんや。」
上沼ナレ:この青年は沢村拓雄いうて私の高校時代の同級生です。3年のときは同じクラスでしたなぁ。なんやそんなに目立つ人ではありませんでした。
299 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 16:28:30 ID:KNHxP+Xj
「B子はなんで大阪おるん?」
「えっとー・・・その自分探しに大阪来てぇ・・・それで落語家なろうおもて・・・いまは内弟子修行中やねん。」
「落語家て・・・B子が!?」
「うん。。。へ、変かな?」
「いや・・・変やないけど。ちょっと意外やなぁって。でも頑張ってるんやな。」
「沢村くんは?」
「俺はぁ・・・音楽やろうおもて。」
「えーっ!音楽て、、沢村くんちて沢村歯科医院でぇ跡継ぐ言うてなかった?」
「そうやねんけど・・・俺もともと歯科医とか向いてない思ってたしそれに、やっぱり音楽したいなって。それで小浜出てきた。親には勘当されたわ。」
「はぁ〜。えらい思い切ったことしたなぁ。」
「B子もな。」
笑い合う二人。
「落語ってやっぱり難しいん?」
「そりゃもう!でもわたしなんかまだまだで、全然落語らしいことしてないから。。」
「そっかー。」
「音楽て歌手とか?」
「ジャズや。」
「ジャズっ!ジャズてあのぉおじさんがブランデーとか飲みながら聞くの?」
「う〜ん・・・まぁ、そうかな。」
苦笑いをする沢村。
「凄いなぁ。」
「B子のほうが凄いやん。ちゃんと弟子入りして。俺なんかまだ大阪来たばっかでぇ毎日バイトしたりライブハウス行ったりで全然音楽できてないし・・・どうしたらいいんやろ・・・。」
「あっ、もうこんな時間や!はよ帰らんと怒られる〜。ごめんやけど・・・」
駆け去ろうとする喜代美。
「あの!どこ行ったらまた会える?」
「あ、ご、ごめん!忘れとったっ。寝床て店に来て!じゃあっ」
つまづきそうな程の勢いで両手にスーパーの袋を持ちドタドタを走り去る喜代美。
「変わってへんなぁ。」
微笑む沢村。
次の日の晩。
寝床で師匠や兄弟子達のお世話を忙しくしている喜代美。
「若狭。酒。」と草若。
「喜ィ公。コーラ!」と草々。
「喜代美ちゃん☆ビールッ」と小草若。
「喜代美。ウーロン茶。」と四草。
「はぁ〜〜〜い!」
ガラッ
「いらっしゃいませ〜。」
「よっ。」
「さ、沢村くん!」
オリキャラいらね
自分は読みたいけど。注意書きあるならいいんじゃね?
まあ注意書きあるなら良いんではないかと。
自分もオリキャラ系は苦手だから読まないし。
303 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 19:07:51 ID:17jyts8V
天狗座の楽屋にて。
尊建「ふーん。アンタが徒然亭の新しい弟子か。」
若狭「はい。徒然亭若狭です。よろしくお願いします。」
尊建「けど女の落語家って珍しいやんな。」
若狭「まぁ・・・」
尊建「ていうか前一回だけ会うたことあるよな?」
若狭「はい。草々兄さんと天狗座行ったときに。」
尊建「せやったな。アンタみたいな妹弟子俺も欲しいなぁ。なんでも言うこと聞くんやろ?ニヤリ」
若狭「?」
尊敬「アンタ土佐屋に来んか?」
若狭「えっ?無理です無理です!わたしは草若師匠の落語を受け継いで伝えて行くって決めたんです。」
尊建「じゃあ無理矢理スカウトしようかな。ククク」
尊建が楽屋の鍵をしめる。
若狭「あのっ・・・!?」
尊建「アハハハハッ!これから俺が本物の落語教えたるわ。」
若狭「か、帰りますっ!」
尊建「逃がさんで!」
若狭を押し倒す。
若狭「いやっ・・・いやや!」
尊建「小さいくせして胸デカいやないか。ククッ そそられるな!俺が処女膜破ったるわ。」
外には誰もいない。
尊建「ビデオを仕掛けたからな。楽しもうか。」
喜代美は見事に襲われた。
若狭「師匠。わたし辞めます。」
草若「は?辞めるて落語をか?」
若狭「いいえ。・・・わたし土佐屋に弟子入りします。」
終
>>303 リアルタイム遭遇したの初めてだw
底抜けにGJ!!
しかも自分も尊建で最近妄想してたからタイムリー過ぎて笑ったw
>268
好きになってしまいました。結婚してください(キヨミとシーソーが)。
尊建もいいけど柳眉もいいなあ
喜代美とはおっとりカップルになりそう。
二人でケーキ屋はしごしたりw
>>303 GJ!
尊建まだちょっとしか出てないのに、キャラ掴んでてスゴいな!
つーか尊建テラ外道w
>258 何回読んでもええわ〜。
指で紅を塗るところがエロかった。
>私…四草さんの…か、彼女と違うんですか?
に萌えた。
師匠と呼ばせてください
309 :
258:2007/12/02(日) 02:38:39 ID:v+5Xsbl2
ありがとうございます!GJいただけて本当に嬉しいです。これからの励みになります。
現在、プロバがアク禁食らってるので次回がいつになるかわかりませんが、皆さんに面白いと思ってもらえるような作品を書きたいです。
>>275さん
コテハンですか…徒然亭っぽく草月(そうげつ)なんてどうでしょうかw使うかどうかはわかりませんが。
>>309 次回作も楽しみにしてます!
予告で流れた四草のセリフは参戦フラグなんだろか?
もしそうなら嬉しいなあ
>>258さん
GJです!!!
四草さんが、可愛らしいし、かっこいいし、エロいし、らしいし、
すっごくよかったです!
でも、小草若兄さん(いや、草々兄さんも)が、
どこまで覗いていたのかも気になるw
草月師匠、弟子にしてください!!!
>>309 GJ!ありがとー。きぃ公可愛いよ。またの投稿、まったり待ってます。
>>310 うーむ、本編での四草はあくまでも傍観者ぽいよね。
何考えてるか分らないけど、鋭いボソリとグサリに萌えw
やはり最終的には草々と恋仲になるのかな〜喜代美。
風のハルカみたいに、どんでん返しってあるんだろうか。
今のところ、早々ときぃ子が相性良くは見えないよね…
きぃ子には、そっと見守って導いてくれる人が必要だと思う。
二人のどっちかが変わって行くのかもしれんけど。
風のハルカの恋愛グダグダは中の人たちが底抜けにウザかったけど、
四草が危険な表情見せたり苦悩したりフェロモン大放出の三角関係なら底抜けに歓迎だw
>>309 神とよんでいいですか?
四草×喜代美最高(*´Д`)ハァハァ
また楽しみにしてます
どんでん返しなら小草若ちゃんに美味しいとこあげたいなぁ
「喜代美ちゃん、俺のマンション、風呂が壊れてもてなぁ」
「小草若兄さん、それやったら内風呂入んなったらどうですか?今晩は師匠と草々兄さんは東京ですから」
「そうか〜1人やったら不用心やしなぁ、そうするわ」
もちろん師匠と草々が留守なのはリサーチ済みである。今夜こそ小草若は妄想を実現させるべく綿密な計画を立てていた。
「晩飯ご馳走したろ。100個食べ!」「ありがとうございます。」
食事が終わり草若邸に戻った2人は順番に風呂を済ませた。
「小草若兄さん、お休みなさい」
「お休み〜俺は母屋で寝るわな」
喜代美が部屋へ戻って一時間後、小草若はこっそり喜代美の元へと向かっていった
続きます
319 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:34:45 ID:eJwnNZcJ
リアルタイムにキタ━━━(・∀・)━━━!!
待ってます
こ、小草若ちゃんや!
wktkして待ってますで〜
「底抜けに〜お邪魔します。喜代美ちゃん、もう寝てもたん?」
喜代美は壁側を向いて布団にくるまっている。小草若は布団の中に潜り込むと後ろから喜代美を抱きしめた
「喜代美ちゃーん、底抜けに愛してるで。喜代美ちゃんてムチムチやな〜ちょっと毛深いか?毛深いオナゴは情け深いっていうからなぁ」
喜代美は壁側を向いたまま震えてる。小草若は喜代美の肩に手を掛け、こちらを向かせキスをしようとした
その瞬間部屋の電気が灯り目前の顔がはっきり見えた
「ギャーそそそ草原兄さん!」
頭上から冷静な声がした
「ほら来たでしょ。きつねうどん奢ってくださいよ」
「四草!なんで!?喜代美ちゃんは。!?」
「師匠と草々が居らんから小草若が来るかもしれんて四草が言うて、うどん賭けとったんや。喜代美ちゃんは四草が巧いこと言うて隣で寝かせたわ」
「俺、全部鍵かけたのに…」
「ここの家の合い鍵、全部持ってます。それより喜代美に一服盛ったから朝まで起きませんよ。せっかくやから順番にしますか」
「お前ホンマに鬼やな」
「俺が一番や!当然の主張や!」
今夜もまた、計画通りにはいかない小草若でした
お粗末でした
322 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:54:55 ID:k3s9k8Pc
ワロスw
GJ!
喜代美は寝とう間に処女喪失かいな〜w
ほんまに鬼やな!助けるどころか…ワロタ
避難所いる?
自分もアク禁中、携帯で長文書けないしなー
かんざしのシーンは妄想が膨らむねぇ〜
ウヒョヒョヒョ!
兄さんら四人で一斉に若狭ちゃんに挿入…
ウヒョヒョヒョ…
師匠×喜代美のフラグ!?
なんて思ってしまったよ今日は…
328 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 10:36:04 ID:aRUwnWid
女の目から見ると、渡瀬恒彦さんが男の色気ありすぎてとても師匠とか思えません。
バリバリ現役です。
奥さんと喜代美を(たぶん)だぶらせる今日の師匠の目を見てたら参戦ありと確信しました。
嫁の簪挿して「俺のもんやw」と、所有権の主張かと思いましたよw
330 :
草月:2007/12/03(月) 12:46:10 ID:YS/opmz5
草々ならともかく草若師匠相手に勝ち目はあるのか?
泣くな小草若
>>330 師匠のおかげ…イヤ、師匠のせいで
今日からそーゆー目線でしか観られへんようになってしまいました。
そして久々に観た、湿布のCMでの小草若のセミヌードにドキドキ。。。
キャプチャないかな。
333 :
草月:2007/12/03(月) 17:30:14 ID:YS/opmz5
>>311 んー、しんどいw
四草らしいですか?かなりキャラ壊したなあと
思っているんですが。
334 :
草月:2007/12/03(月) 17:41:45 ID:YS/opmz5
うわ、昼休みに書き込んで表示されなかったから弾かれたと思って
さっきカキコしたら表示されてたorz
恥ずかしい。
ここってコテ推奨?
鳥の方がよくないか?
酉のほうが良いかもね
喜代美と四草の着物がお揃いぽくて萌えた
昼ドラより萌えポイントが多いよ
恐るべし、BK
きょうの簪にまつわる一連の場面を見て妄想した師匠小話投下。
エロ無し。
また若狭が草々に叱られている。
「まあまあ、ええやないかい。正式な落語会やないし、勉強会みたいなもんや」
そうとりなしてみたものの、案の定、怒鳴られた若狭は萎れたように頭を項垂れてしまった。
取りあえず落語会の準備へと急き立てて、ふたつの背中を見送った。
仕来りや仕事を厳しく教えなければいけないのは当然だし、けなげな恋心に気付けなんて野
暮なことも言わない。だが、せめて精一杯よそおった彼女を一言誉めるくらいの余裕と色心が
あってもいいものを。
まあそこが草々らしいところやと、苦笑いしたまま、自分も準備のために母屋へ足を向ける。
数歩進んだところで、それとは全く違う邪なことをちらりと思いついて歩みを止めた。
今度は人の悪そうな笑みを顔に浮かべて、内心呟く。
若いおなごの切なそうな顔というのは、なんや風情があってわるないな。
ひょんなことから自分の懐へ飛び込んできた彼女。
弟子入りして四ヶ月目、相変わらずどんくさくて不器用なことこの上ない。
態度にしろ、心構えにしろ、何処かこどもこどもしたところもまだ抜けきっていない。
けれど、己でこれと決めた道をおぼつかないなりに歩みはじめたせいだろうか。ときどきこち
らが息を呑むような真摯でおとなびた面差しを見せる。
そう思った次の瞬間には、あたふたと慌てふためいたり、しょぼんと沈んだり、くるくると表
情の移り変わりが激しい下宿人だった頃の彼女に戻っていたりするけれど。
その落差もまた、少女とも女ともいえない妖しい端境期にあることを感じさせる。
俗っぽい言い回しなら、あたたかい陽射しを浴びた青く固い蕾がほころびはじめたような風
情、とでも言うのだろう。
常よりも、ごくごくゆっくりとしたものだけれども、少しずつ変化の兆しはある。
それに噺の稽古を初めてつけたときも思ったことだが、彼女は着物が良く似合う。
特に今日の着物は、粋な世界の空気を長年肌で感じてきた彼女の祖母が見立てたもので、
格別に彼女を愛らしく見せていた。ほどよい具合に抜いた衣紋のあたりのうなじの白さなど
は、ちょっと撫でてみて、手触りを確かめてみたくなるほどだ。
――きっと、若い娘の肌は、羽二重のようにとろりと柔らかいだろう。
目を伏せ、意外に長い睫毛の翳を白くまるい頬に落とした彼女は、そんなあやうい気持ち
を呼び起こさせるのに十分だった。
一昔前の自分だったら、何の躊躇いも無く手を出していたかもしれない。
今かて、草々の手前、手ぇ出さんかっただけかもな。
自室に戻って、心の中で自嘲する。頭を軽く振った。まともな"師匠"の考えることではない。
遺影の前に座る。蒲公英の花と、いつのまにか置かれている上等な香りをくゆらせる線香
が供えられていた。
真正面から遺影を見つめると、どこからか亡きひとの甘い声が聞こえてくるように思えて、
目蓋を軽く閉ざした。
"もう……師匠!可愛らしい女の子相手だとでれでれしはるんやから…!"
疚しい自分の心を見透かして、ほんの少し眉尻をあげて、拗ねるさまがありありと浮かぶ。
そんな悋気を起こしたときも、彼女はどうにも愛らしかったように思う――結局惚れていたと
いうことなのだろう。
「あんたがあんまり急いでいくさかい……つい目移りしてしもただけや。」
堪忍な、と侘びれば、想像の中の彼女は少しばかり悋気を納める気配を見せる。
「さすがに息子らよりも年下の娘には、よう手ェ出せんて」
"……ほんまかしら?"
彼女は眉尻を下げて、ちょっといじわるそうに、そして寂しそうにほほえんだ。
閉ざしていた目蓋を開けて、殊の外きっぱりと呟く。己自身を戒めるような響きと共に。
「それに、あれは女やない。なんぼ可愛い思てもな、弟子や」
不器用さゆえに体当たりでぶつかって、傷ついて、それでも諦めずにもがこうとする姿が、
どこか亡きひとに似てはいても。
若狭は愛すべき"女"ではない。間違えてはいけない。
間違えてはいけないのだ。
腹の底からふうっと一息吐くと、身体を横にずらし、文机の抽斗をごそごそとやりはじめる。
大して時間をかけずとも目当てのものは見つかった。
少し慎重な手つきで、抽斗の中から小さな木箱を取り出す。
くるまれていた布を取り払われて、血のように赤い珊瑚が嵌めこまれた簪が三年前の空気と
共に姿を現す。
長いこと仕舞いこまれて、ひんやりとした感触だけを伝えるそれを手にすると、胸の奥でざわ
ざわとした感情の渦が湧きおこり、騒ぎだす。
つねにこの簪をその髪に飾っていた、もうどこにもいない愛しい女。
ついには最後の際まで、彼女を安心させることも出来ずに逃げ出した愚かな自分。
それは、忘れられない、忘れるつもりもない痛み。
痛みを抱えたまま、簪を遺影の前に掲げて、声を出して語りかける。
「これ……祝儀にやってもええか?」
「ああ、みんなで、やったったらええがな」
何だかんだと妹が可愛いらしい四人の兄弟子達の手によって、若狭の髪に簪がゆっくりと挿し
こまれていく。若狭はほんの少し頬を上気させて、大きな瞳を細めて笑みを浮かべながら、簪
を嬉しそうに受け入れた。
入門して四ヶ月目。今日が初高座。
道は、まだまだ序の口だ。この笑みが消えることもあるだろう。
それでも、進む道をあやまったとしても、歩み続けることが出来れば、きっと若狭は笑い続ける
ことができる。誰よりも多く苦労して、誰よりも沢山稽古して、それだけいろんなものに磨かれ
て綺麗に笑えるようになるだろう。
(……あんたがそうだったようにな)
声に出さずに呟くと、自分の心の中の彼女も笑った。たいそう満足げに。
若狭の髪を飾る簪の珊瑚は心なしか、自分の中の手にあった先程よりも、深い艶を放ってい
るように思えた。
以上です。
エロは難しい。
>>337 上手い!GJ!
エロ無しでも師匠だからかエロい雰囲気が…
奥さんとの会話も良かった
その文才、羨ましい!!
>>337 GGGGGGGJ!!!!!
師匠〜〜 素晴らしい!
>>337 GJ!
底抜けに素晴らしい。
酸いも甘いも噛み分けた師匠の色気が出てます。
もし師匠が本気になったら
弟子どもは若狭争奪戦に絶対勝てんだろうな〜!
>>337 GJ!!
萌えますた。
何気に今日の「ただいま修行中」のキーワードが入ってるのもナイス>羽二重
エロパロ来て、こんな綺麗な文章読めるとは……最高!
エロ無しって言うけど、行間からそこはかとなく立ち昇る色気がイイ!
自分もこんなクオリティで書けたらなあ
最高です!!!
素晴らしい文章力!読みやすくて綺麗な…。
いいもの読ませていただきました。
ありがとうございました。
素晴らしい!すごく刺激されたよ〜!自分も頑張ろうって励みになります。次も楽しみにしてます!
糸子に抱きついて泣いてる喜代美を見つめる師匠…
萌えた!
353 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 14:52:10 ID:AHTXlteu
今日のツボは喜代美の妄想。
案外喜代美と草々お似合いじゃん。
案外かよw
慰めてもらえたらいいな。
「兄さんの言う通りですね…私に落語家は無理やったんです…」
「そんなことあらへん!俺かて初めての高座の時は〜〜」
「ふふふ(泣き笑い)」
上沼「初めて兄さんが優しくしてくれた。現金な物で、それで私はまたやっていく
つもりになれたんです」
いや、やっぱ早々なら叱るのかな?
明日は『魔の水曜日』
今から楽しみです
ここってエロなしでもOK?
すげぇな。ここ、一気読みしちゃったよ。
そして何気に
>>181が大阪を馬鹿にしててワラタww
>>356 ちょっとスレ読めば分かると思うが…
エロ無しでもええで。
>357
どうして??
>>360 一応大阪は日本の第二都市。に対して
五大都市に入ってるって言う書き方だからじゃね?
>>359,360
ここはエロパロ、そう言う浮世の話はスルーして行きませう。
どなたか粋な小梅ネェサンの話しを書く人はおらんかの。
底抜けに、お待ちしております!
小次郎×奈津子キボン
364 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:30:12 ID:AHTXlteu
師匠のオナニー。
同じくお待ちしてます。
366 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 02:22:52 ID:k3rhkRx4
久し振りに小浜へ里帰りした喜代美。
プップー!
喜代美の部屋の前の道路から友春が自分の車に乗れと手で指示する。
喜代美「暇やしいっか。」
車に乗る喜代美。
いつかも二人で歩いた浜辺。
友春「修行はどうや?辛いこととかないか?」
喜代美「大変やけど楽しいよ。」
友春「そうか・・・なんかあったら何時でも相談するんやで。」
喜代美「う、うん。友春さんは上手くいっとる?」
友春「ぼちぼちや。それよりB子・・・か、彼氏とかおるんか?」
喜代美「おるよ。」
友春心の声「なんやてー!どうりでえらい綺麗になったんやな。俺は諦めたけどやっぱり悔しい・・・!」
友春「そ、そうか。どんな奴なんや?」
喜代美「こ、小草若兄さん。もう恥ずかしい・・・」赤面して手で顔を覆う
友春「コソウジャクてあのイソギンチャクか!」
友春心の声「なんでや・・・俺とたいしてキャラ変わらんやないか。俺の方がイケメンやし。なんでや?納得できん!あんな奴にB子を渡したない!俺がっ・・・」
喜代美「徒然亭コ・ソウ・ジャクー!」ほっぺたを膨らましてプンスカする
友春「あいつにどんなことされたんや?キスはしたんか!?え、え、エッチは!!?」
喜代美「えっ・・・」どん引きする
友春「俺は・・・俺はまだB子のこと好きでこんなにイケメンで金持ちやのにまだやねんぞっ!」
喜代美「ど、どんだけ・・・」更にどん引き
友春「B子をイソギンチャクのモノになんかしたない!」
喜代美の腕を引っ張り雑木林に連れて行き木にもたれさせる。
喜代美「い、痛いやんっ!」
無視してキスをする。強引に。激しく。
友春「やっぱりB子は・・・B子は俺のもんや!ハァハァ」
喜代美「痛いっ・・・下手やわ。」
続
友春キタ━(・∀・)━!!!!
続き待ってます!
友春が立てたスレ(?)にも関わらず、ここまでスルーてか忘れ去られてた奴…
やっと出番が貰えてヨカッタナー(ノд<。)゜。
369 :
喜代美の夜:2007/12/05(水) 12:41:54 ID:rHQgeODZ
お目汚しですみません、投下します。
ポトリ・・今夜もまた、穴からひねった紙が落とされました。
開けると「鍵開けとけ」師匠には内緒の二人の合図。
明かりを消して、私はドキドキしながら待ちました。
(今夜も激しかったら、声が出てしまうどうしよう)
そんな心配もあり、この頃はさるぐつわをされるようになりました。
時には後ろ手に手錠をかけられる事も。
そんな荒々しい兄さんの・・・を想像するだけで濡れてきました。
キィィィー、ドアが開きました。
無言で布団をめくり、私の服を脱がせていく兄さん。もう私はドキドキがワクワクに。
「あっっ」声が洩れます。
(今夜はなんか違う)
いつもはそんなに丁寧に舐めないのに、ねっとりとしつこくされてそれだけでイッてしまいそうです。
「あ・・あ・・」と仰け反って、ドアの方を逆さに見るとそこに仁王立ちの草々兄さん!
「お前何やってんねん?」「え?」と体を起こし、スタンドライトを点けました。
股間を舐めていたのは 「友春さん・・・」。
兄さんは無言で服を脱ぎ、3人の夜が始まりました。
その夜から隣では2人の・・・があります、そんな夜は穴から覗いてしています。
今夜はどっちかしら?ドキドキします。
そんな日記をこっそり見る、草若。
「俺も混ぜて貰うか」と道具を押し入れから出すのであった。
お粗末さまでした〜。
GJ!面白かったよ!
371 :
若狭、故郷へ帰る その1:2007/12/05(水) 12:54:56 ID:rHQgeODZ
アク規制で書き込めず・・また引っかかるかも、なので
続けて投下します。
>>366さんにかぶってしまいました〜すみません。
では・・・
(久し振りや・・)師匠から里帰りを許されて、帰ってきた若狭。
今は小次郎も奈津子と半同棲、正平も大学近くに下宿している為、ひっそりしている。
「あれ〜休み?」本日閉店の看板がある。連絡もせず帰って来たので裏に回った若狭が目撃したのは・・・
「ぁうぅぅんん・・あぁ〜イイ!」「い、糸子ぉぉ」
とお互い獣のようにむさぼりあってセックスしている両親だった。
「お母ちゃん・・」言葉も出せず、固まる若狭。クルリと向きを変えてそのまま家を飛び出した。
(あんな嬉しそうなお母ちゃん・・見たことない。誰もおらんようになって、お父ちゃんと幸せやねんね・・)
と思うのだが、強烈な光景が焼き付いて離れない。それと(あかん・・濡れてきた)体が反応してしまった。
モンモンとしながら、(どうしよう、帰られへんわ・・大阪へ戻ろうかな?せっかく師匠からお許し貰ったのに)
あてもなく歩いていると、
「B子!」
友春が車で近寄ってきた。
「友春さん・・。」
「なんや、戻ってきたんか?」
「うん・・でももう帰ろうかと思って。」
「なんで?ゆっくりしたらええやんか。俺の家来いよ、今誰も居らんし。」
「え?ご両親は?」
「二人とも仕事や旅行で3日ぐらい一人やねん。退屈やから・・お前のところ行こうかと思ってたけど・・」
「うちもなんか帰りにくい感じやし・・」
「ほな、俺の家泊れよ。部屋空いてるし。」
「ええ!う・・嬉しいけど・・」
疾しい気持ちは無かったのですが、先立つものも無かったので・・お言葉に甘える事にしました。
彼の部屋に通されて、ベッドに腰掛け「今、お茶入れてくるから。」と肩をポンとされた時、
男の人の匂いを感じて・・濡れてきました。
毎晩毎晩可愛がってくれる兄弟子達、いつも師匠は縛ってくれ、草原兄さんはフェラを教えてくれ、
草々兄さんには女の喜びを教えて貰い、小草若兄さんには舌で攻められ、四草兄さんからはアナルを鍛えられ・・・
男の人に触れられると条件反射で私の体は疼いてしまうのでした。
お茶が来るまで・・手が勝手にスカートの中に入っていきます。上着のボタンの間にも片方の手が伸びます。
(あかん・・友春さんに見られたら・・)と思うのですが、わずかの時間が我慢できません。
「うぅん、あぁん」と声も出ます。
「すまん、B子どこに何あるか分らんから・・外で・・」と友春さんが戻って来た時は、もう私は我慢の限界でした。
「B子・・・」そんな私の様子を見て、絶句する友春さん。モジモジしつつ、潤んだ目で彼を見つめてしまいました。
「お願い・・私・・私・・我慢出来ひん・・」とスカートをめくり、下着をぬいで露になった場所を脚を広げて見せていました。
ゴクッと喉を鳴らす友春さん。
カチャカチャとパンツを脱ぎ始めました。すべてを脱がせて、彼も私も何も付けず弄り合います。
「はぁはぁ・・」息も荒く、私の乳房を舐めまわし、股間に指を突っ込んできます。
(もっともっと!)と期待して ビチョビチョな私。とうとう絶頂を迎えて・・果てた彼は、隣で寝てしまいました。
目が覚めた友春は喜代美が居なくなった事に気がついた。
傍らには置手紙があった。
「ごめんなさい、友春さん。私やっぱり大阪へ戻ります。ありがとう。」
(喜代美・・可愛いやつ。俺いつか一人前になって迎えに行くからな!)と一人夢を膨らませる友春。
372 :
若狭、故郷へ帰る その2:2007/12/05(水) 12:55:39 ID:rHQgeODZ
そのころ、若狭は電車に乗っていた。
「ごめんね・・友春さん。私・・・物足らんかったの・・やっぱり大阪へ戻らんと、私の居場所はあそこしか無い・・
私が満足出来るのも・・もう小浜には戻れんわ。」と一人つぶやくのであった。
「なんで、小浜に帰らしたんですか?師匠。」と訪ねる草々。
「ええやないか、たまには息抜きも。」
「心配要りませんよ、草々兄さん。」
「そやな。」
「なんでや?四草、草原兄さんも。」
「きっとすぐ戻ってきますよ。若狭はもう・・」
「そうやな、底抜けに〜俺らのマスコットやしな。」
そう言っていたら「ただいま戻りました〜」と若狭の声が聞こえた。
「ほら、やっぱり戻ってきた。」
「どうや、里帰りは?」
「あ・・師匠、だだいま戻りました。やっぱり・・私。」
「ふん?」
「ここが私の居場所って分りました。また宜しくお願いします。」
「そうか、じゃ早よ用意せい、稽古するから。」
「はい!」
「ほらね・・もう若狭は僕らから離れられへんのですよ。僕らもね。」ニヤリと笑う四草であった。
今夜も縛られ、フェラし、舌攻めから喜んだ処で、アナルでぐちゃぐちゃにされる若狭。
(もう・・どうにでもして・・)と喜び悶えるのであった。
最後はいつも全員のモノを舐め綺麗にする、それが終わったら、お風呂でファックだった。
「いつか・・誰か一人で満足出来るなら・・それは喜べる草々兄さんかも。」と舐めながら考える若狭であった。
お粗末さまでした〜。
GJ!
今日の萌えポイント…「頑張れ若狭」と九官鳥のuに教え込んでる四草(想像図)
昨日の喜代美の妄想を、四草に相手を置換して
誰か書いてくれないかな
草月師匠、如何ですか?
>>374 是非!深夜でも早朝でも
裸で待ってます!
∧_∧
( ・∀・) ワクワク
( ∪ ∪
と__)__) 旦~
377 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 19:51:42 ID:CwXxs/pA
エロ無しですが・・投下します。
「ねぇ・・正太郎ちゃん、私もう一度飛んでもいいかしらね。」
仏壇に手を合せ、つぶやく小梅。その年齢からは想像が出来ない凛とした老婦人・・・
昔は芸者だった、過去を振り返る。
私達は幼馴染で、小さい時からいつも一緒。
私は三味線が好きで踊りが好きで・・正太郎ちゃんはもう小学生から将来を決めてたんよね。
当時芸者とゆうても、稽古事の延長のような職場やったけど。師範免除を取りたくて、その道を極める意味での
芸者修行。上下関係や人間関係の複雑さもあったけれど、充実した日々。
幼い頃の誓いをずっと忘れないでくれてた正太郎ちゃん。中学を出てすぐに弟子入りして・・
「一人前になったら、迎えに行くから」と離れ離れでもずっと信じて待ってたんよね。
毎年誕生日には塗箸を贈ってくれて嬉しかった。
お師匠さんから太鼓判を押されて、やっと独立。一緒になれて。しばらくは私が働いて食べていけてた形やったけど、
段々世間が認めてくれた。それから職人さんが減りだして・・なのに正太郎ちゃんは頑張ったやもんね。
それやのにあの秀臣は・・でもね、あの子の息子がうちの喜代美を好いてくれてますんよ。
不思議やねぇ。それがなんとなく嬉しいんよ・・あのアホ息子でも喜代美の良さを一番分かってくれてるんやものね。
やり方は滅茶苦茶やけど、キチンと挨拶も出来るええ子やわ。静さんがええお嫁さんやねんやろね。
同じキヨミでもA子ちゃんは頑張り屋さんやし、心配ないお嬢さんで羨ましいわ。
でも・・うちの喜代美はやっぱり私らの孫やわ。あの子はちょっと甘えたやけど、自分の道を歩き出しました。
秀臣のやり方は嫌いですけど、そろそろ許してやろうかと近頃の正典を見て思うんです。
口ではああ言うてても、あなたの塗箸の技術を受け継いでたんやからね。
それを教えてもろうた正典も職人になってきましたしねぇ。
小五郎は、私がそばにおるからああやねんやろうね。離れたほうがしっかりするかもしらんわ。
どうも・・好きな人も出来てるみたいやから、自覚持たせんとあきまへんでしょ?
喜代美の決心を見てたら・・なんか、私もやってみたくなりました。
なんだか昔の私を思い出すのよ。キラキラしてたあの頃の自分を。羨ましくなったんかしらね?
あの師匠さんを見てたら、正太郎ちゃんを思い出した糸子さんの気持ちが分かったわ。
喜代美の事は安心してもええと思います。
どう?正太郎ちゃん。
そうよね、いつも私のすることは反対しないのよね。何も言わないけど、応援してくれてるのよね。
いつかそっちへ行った時、もっともっと私の事好きになって貰いたいと思ってるのよ?
小雪ちゃんから返事が来たの。私、飛ぶわ。
かくして・・・小梅はスペインへ旅立った。
飛行機で小梅は考える。
糸子さんが居るから・・正平が守ってくれるやろうから・・安心やわ。行ってきますね、正太郎ちゃん。
写真を見つめあと数時間の到着まで胸を躍らせて眠るのであった。
夢で正太郎は微笑んで「やってみろ」と言ってくれたような気がした。
お粗末さまです。
ああ、自分の限界を感じます〜。小梅さんは難しいですね。
GJ!!素晴らしい!泣けるなあ。
携帯で見てたら
>>373さんからご指名を受けて喜代美ばりにおろおろして
しまいました。大阪の某所で携帯を片手におろおろしていたのは私ですw
バスの中でストーリーを練っていたら降りるべき停留所を過ぎてましたorz
タイトルは、本来五月にかかる言葉なのですが、元ネタというべきか
あまあまラブラブを書く時はいつも歌からイメージをふくらませていくので
その歌のタイトルをつけました。
2ちゃんでは歓迎されないコテトリをつけるわ、深夜までに書くと言うわで
自分に対して妙にハードルを上げてる気がします。
短時間で書いたのであまりいい出来とは言えないのですが楽しんで
いただければ嬉しいです。
四草×喜代美@風薫る 1
今日は喜代美の初高座。一門が揃って高座に上がるのが三年ぶりなのと
あいまって四草はいつになく緊張していた。何か言葉をかけてやりたかったが
師匠や兄弟子達からなんやかんやと雑用を言いつけられてろくに二人で
話をする暇もなかった。せめて髪を結って着付けを手伝ってやろうとしたの
だが、磯七と菊江に邪魔されてしまい、ますます話をするきっかけを失って
しまった。
(あの二人も喜代美を祝ったりたいんや。徒然亭の復活をずっと願うてくれて
はったんやし…)
無理矢理自分を納得させつつもイラつく自分に四草は苦笑した。
それでもどうにか時間を作って着付けの終わった頃合であろう喜代美の
元へ向かった。ある物を渡すために。
「若狭、済んだか?」
扉が開くと菊江と奈津子がニヤニヤしながら出てきた。
「すっごく可愛いですよ。じゃ、私は先に会場入りしてますから。」
くすくす笑いながら奈津子は出て行った。
「私ってほんま着付けの才能あるわぁ。もうめっちゃ可愛いらしいねんから!
あんまり可愛いからって襲ったらあかんでえ。」
菊江もまたくすくす笑いながら出て行った。
「…どっか行ったらええのに…って行ったんか。」
四草×喜代美@風薫る 2
続いて喜代美がおずおずと顔を出した。
「どうですか?変やないですか?」
頬を染め、はにかんだ笑顔に四草は思わず見とれてしまった
以前に自分が着付けてやった現代的で華やかな着物は喜代美の愛らしさを
存分に引き立てていたが、今回の桃色の縞の粋な着物は愛らしさは控えめに、
それでいてぐっと大人っぽさを引き出していた。
長年喜代美を見てきた祖母・小梅の目の確かさに四草は思わず唸った。
「うーん、馬子にも衣装…いうとこか。」
「ええっ…」
喜代美はひどく悲しそうな顔をした。
「嘘や。可愛いらしいで。」
「ほんまですか?」
ぱっと顔が輝く。
「ちょっとからこうただけや。」
結い上げた髪を崩さないようにそっと頭を撫でた。
「いじわるばかり…!」
ぷりぷりと怒ってみせる顔も可愛らしくてついつい意地悪な言葉を
投げかけてしまう。
(…あかん、こんなことしとる場合やなかった。)
「あのな、今日は初高座やろ。せやから…」
四草は袖をごそごそと探った。
「若狭。そろそろ一番太鼓…」
草若がやって来た。
「師匠!どうですか?」
四草が振り返ると草若が棒立ちになっていた。喜代美を見つめるまなざしが
一瞬だけ「師匠」ではなく「男」の目になっていたのを四草は見逃さなかった。
「…うん、さすが芸者さんやった人の目は確かやな。」
かすれた声でそれだけ言うと草若は再び稽古部屋へ戻ってしまった。
四草×喜代美@風薫る 3
開演十分前、稽古部屋に揃った五人を前に草若がやってきた。
「若狭、座り。」
喜代美は草若の正面に正座した。兄弟子達も喜代美を囲むように座った。
「若狭。弟子の初高座いうたらまあ、何かしてやるもんなんやけどな、今まで
嫁に任せきりやったからどんなことしたったらええのかようわからへん。」
草若はある物を手渡した。おかみさんの形見の簪。
「草々、挿したり。」
一番喜代美の近くにいた草々に手渡したのだがうまく挿せず、四草も含めて
兄弟子達それぞれが挿したがるのを見かねた草若が制してみんなで挿した。
嬉しそうな、ちょっと戸惑ったような表情で鏡を見る喜代美を見つめる草若の
まなざしは今は「師匠」のそれだが、四草には不安が拭いきれなかった。
開演前、「寝床」の前で緊張のあまり表情が強張っている喜代美に草若は
アドバイスをした後、中へ入って行った。兄弟子達も励ましの言葉をかけて
中へ入って行った。
最後に残った四草は何と声をかけるべきかしばらく悩んでいたが、いい言葉が
思い浮かばず「適当に。」とだけ言った。
「それだけですか?」
今にも泣きそうな喜代美をどうしてやることもできず、そっと抱きしめた。
名残惜しむように身体を離すと喜代美はかすかに微笑んだ。
「そうや、これ。初高座の祝いに。」
またごそごそと袖を探ると小さな包みを差し出した。
「?」
桜舞の柄の千代布に包まれた中身を開くと、同じ桜の模様が彫り込まれた
柘植の櫛が現れた。
「わぁ…かわいい…」
「おかみさんの簪にはかなわんけど。」
「ううん。すごく嬉しいです。ありがとうございます。」
千代布に包み直して喜代美は袂に櫛をしまった。
「お守りにします。」
にっこりと微笑む喜代美に四草もようやく安堵の笑みを見せた。
「じゃ、先に入ってるから。出囃子が鳴ったら入ってくるんやで。」
「はい!」
中に入る四草を見送った喜代美は再び緊張と不安に襲われた。もう一度
櫛を取り出してそっと胸に当て、深呼吸をすると四草の腕の中のぬくもりが
喜代美の中に甦るような気がした。
櫛をしまい、「寝床」へまっすぐ目を向けると待っていたかのように
出囃子「石段」が流れてきた。前座は必ずこの出囃子で高座に上がる。
石段を上がるように芸が上達するようにとの意味が込められている。
喜代美は引き戸を勢いよく開けた。
END
384 :
373:2007/12/06(木) 00:11:54 ID:zd3/YMgG
うわぁ!GJです!
まさかホンマに書いてくれるやなんて〜感激っす
師匠、次回作も楽しみにしてますぅ
四草×喜代美はやはりイイ!
師匠乙です!
386 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 08:08:19 ID:X8MZdCxa
エロどーんと来なはれ
388 :
小草若×喜代美 :2007/12/06(木) 09:06:25 ID:X8MZdCxa
>>387さんありがとう。エロに戻ります。
>>255の続き?です。投下します。
マンションについてから、汚れた下着替えを下のコンビニで買うついでに・・
密かにコン〜も買う、小草若。喜代美はずっとうつむいて無言だった。
明かりを点け、「さ、俺の服貸したるから・・ここ、バスルームな。」
一人暮らしの男の部屋にしてはこざっぱりしてるのは、やはり内弟子修業の成果なのか。
バスルームも清潔だった。タオルも同じ洗剤を使ってると分かる香り。
「お湯、熱うないか?」小草若の声は優しかった。
体をシャワーで洗い、バスタブに浸かってさっきまでの出来事を思い出す喜代美。
(嫌やって思うてたけど・・兄さん優しかった。気持ち・・良かったな。)と考える。
すぐ草々の顔を思い浮かべ、罪悪感がいっぱいだった。
(私、あの人だけって決めてたのに。体が勝手に動いてしもうた・・それに・・)
徐々に自分がものすごく多情だと気がついた。(小草若兄さん事・・好きなのかな?私。
ずっと好きや、好きや、言われててちょっとその気になってた。)
「おい、逆上せとらんか?大丈夫か?」 「はい、大丈夫です。」
「・・・俺も入っていいか?」 「!」(えええ!でででも・・)
「あかんか?あかんかったら・・諦めるけど。」
(なんか気の毒になる言い方、私悪い女?)決心した喜代美は答えた。
「は・・い」
ドアが開いて、照れながら小草若が入ってきた。さっと体をシャワーで洗い、ドボン!と湯船に入った。
「喜代美ちゃん、体どうもないか?」 「はい」
「痛いとか?」 「だ・・大丈夫みたいです。ちょっと・・」
「ちょっと?」 「ヒリヒリするかな?って感じです。腰がおかしいですけど・・。」
「どれ?俺が看たろ。」と後ろへ回り込みあぐらの上に腰かけさせる体制になった。
「やっぱり・・どこもかしこも柔らかいなぁ・・肌もすべすべや。」
「・・・!兄さん、どこを!あぁぁぁぁぁ」
「感度も最高や。お湯の中に・・秘薬入れといたからな・・。」
「そ、そんな!!」
「どうや?そろそろ・・効いてきたやろ?もうトロトロやろ?」
(あかん・・私また・・疼いてきた)
本当は入れてないのだが、その言葉で喜代美の体にスイッチが入った。
「ここが・・ええんか?」 「ううぅぅ」
「これは?」 「ああああ」(もうあかん)
ところが、小草若はそこで手を止めた。
「!に・・兄さん?」 「なんや?」
「あの・・もう・・」 「もう、なんや?」
(言われへん・・・もっとして、なんて・・でもでも・・あかんの・・私・・)
モゾモゾする若狭。その動きが小草若も我慢出来なくなる。
「もっとして欲しいんか?」コクリとうなずく喜代美。
手が小草若のモノに触れて、そっと掴んだ。
その夜、喜代美は戻らなかった。
お粗末様でした〜。
>>386 私かてエロ書いてますやん。どーんと来て!
>>388 GJです
小草若って難しいですよねぇ
自分も小草若で書いてみたけど
全然エロくなりませんでしたorz
391 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 19:05:53 ID:38G00io+
>>389さん、ありがとうございます。どーんと投下します。
>>388に続く内容です。
「小草若のやつ〜」と一人やきもきする、草々。
草若はすでに寝床で午前様、勝手に寝ていた。
早朝に「ただいま・・」と帰った喜代美を、草々は許さなかった。
その目を見て、すべてを飲み込んだ態度に戦慄が走った喜代美は若狭に戻った。
掃除・洗濯を終えて、呼び出された草々の部屋で向かい合う。
刺すような視線で上から下まで見る草々。
「脱げ」 「え?」
「いいから全部脱げ」 「!」
「俺が全部忘れさせてやる!」そう言って全部脱がせる草々。
荒っぽいそのやり方に、なぜか期待してしまう若狭。
胸を荒々しく掴まれ、乳首をキツくつままれた。
「ここのこれはなんや!ヤラシイ体や!この跡はアイツか!」
「い・・痛い!」(ああでも・・でも・・感じてしまう)
脚の間に体を差し込み大きく広げられ、いきなり指を突っ込む草々。
「くぅうぅっぅ」 「なんや、スルッと入るぞ!お前・・何回やったんや?」
「そんなん・・」乱暴に出し入れし、指も2本・3本・4本・・・と増えていく。
「はぅぅぅぅぅ」(ああもっともっと!ああ)
「どうや?満足出来んやろ?何が欲しいんや?言うてみ?」
「そんな・・うぅぅぅぅ許して下さい・・」涙が出る。
そんな態度とは裏腹な、自分の体が嫌だった。
ス〜とそんな若狭から体を離す草々。
「?草々兄さん?」 「悪かったな・・もう戻れ。今日はやめとこ。」
(ええ!そんな・・もう私待ってたのに)
「服、着ろ。風邪ひくぞ。」立ち上がって出ようとする草々。
「待って!」とその背中にしがみついていた若狭。
(もうもう私・・私・・)
「お願いします・・おち●●●・・入れて下さい・・」消えそうな声でつぶやくのであった。
草々の顔はその瞬間、悪魔の形相に変わった。
日が暮れる頃・・若狭は自分の体が草々でないと満足出来ないと悟ったのであった。
(でも・・師匠のやさしい手の方が好きかも・・)と眠る草々の背中を見て考えていた。
(なんてイヤラシイの・・私)ふと四草のキスを思い出す。
触れるか触れないかの優しいキス。口では乱暴なのに・・キスは優しかった。
違う人に抱かれた体を、愛しい男に弄られて、そして別の人のを思い出し、他のキスを考えてる。
(乙女だった頃のこんな気持ち忘れてた・・)桜の下での気まぐれな行為だったのだろうか?
そっと服を着て、夕飯の支度をする為に戻る若狭であった。
その夜、オカズが一品減った。
お粗末さまでした〜。
>>390さん
難しいですよね。今もちょっと小草若で書いてるんですがすんごく男前に
なってしまいました。エロに辿り着けるかどうかさえ定かではありません
(元々エロもあまり書きませんが)。
いい物ができれば投下したいですが…どうなるんだろう?
>>391さん
GJ!エロくっていい!
>>391 GJ!
>>392 男前の小草若、底抜けに待ってます!
自分か書いている小草若は
お笑い要員なんですよ。しかもエロくないし…
>>394さん
おーっ、かっこいいね。何度か見たけど小草若ちゃんの中の人はやっぱり
かっこいい。
明日は関テレ「アンカー」で小草若ちゃんをおっちんして見ます!
大阪人でよかった…
小草若×喜代美です
エロくないです
「喜代美ちゃん、底抜けにゴメンな〜」
「小草若兄さん、具合はどうですか?今お粥炊きますから、ゆっくり寝ててください。」
「底抜けにありがとう!そこに風邪の予防薬があるさかい飲んどきや」
「はい。今夜は師匠と草々兄さんは東京ですから、ずっと側にいますね。」
もちろんリサーチ済みである。小草若は想いを遂げる為これまで以上に綿密な計画を立てていた。
風呂上がりに裸でバルコニーに立ち続けたのも今夜の為である
続きます
398 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:55:48 ID:qnSyLCt2
風呂上がりに裸w
激ワロスww
「兄さん、お粥炊けましたよ。」
「食欲ないわ〜、俺猫舌やから熱いのん、イヤや」
「食べなあきませんよ。フーフーしてあげますから、はい、あーん。」
「底抜けに〜美味しいやん!ウヒョヒョヒョ」
今夜の喜代美は小草若に言われるままに白いワンピースとメイドエプロンを着けている。
いつぞやの妄想のように初々しく可愛らしい。白いポチャポチャした手が小草若の額に伸びた
「あれ?熱が上がったみたいですよ。横になった方がいいです。」
(そんなんされたら底抜けに熱でるわ〜)
小草若は真っ赤になり鼻をフガフガさせてベッドに倒れ込んだ
続きます
どれくらい時間が経ったのか、ふと目が覚めると喜代美が隣に横たわっている。
「兄さん、寒くないですか?寒い時は人肌が一番あったまりますよ。」
いつの間にか2人とも全裸である。真っ白でふっくらした喜代美が絡みついてくる。
「私を兄さんを元気にしてあげますね。」
「そーこーぬーけーにー幸せやぁ!」
「小草若兄さん、熱でうなされてますよ。」
「せやけど笑てるで、若狭は爆睡やし」
「小草若兄さんが僕の部屋からパクった薬を使たんでしょ。」
「しかしお前、ここの鍵、いつ作ったんや」
「内緒です。それよりせっかくから…」
「お前ホンマ鬼やな!」
小草若の想いが遂げられるのはいつになるやら…
お粗末でした
>>397 >>399-400 底抜けにぃー
_、_
( ,_ノ` ) n
 ̄ \ ( E) グッジョブ!!
フ /ヽ ヽ_//
本当に発熱した小草若www
いきなりですが投下します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「あ…は…っ、んんっ…」
薄い壁越しに今夜も切なげな喘ぎが聞こえてくる。
隣の草々が自分を慰めているのだ。
A子を想いながら。
若狭が意を決したように隣人に声をかけた。
「草々兄さん…」
「な、なんや…!」
草々は見られてもいないのに慌てて前を隠した。
「ここのとこ毎晩やないですか。聞いてるこっちがたまりません…」
「なんや…俺、声出してたんか…」
見る見る顔に血が上る草々。
「兄さん…よければ…あたしをつこてください」
えええええっ!?と草々、動揺を隠せない。
ゆっくりと壁の穴を隠している若狭の部屋のカレンダーが外される。
おずおずと穴を覗き込んだ草々の視線の先には、信じられない光景があった。
女のあの部分だ。
草々は経験こそあるものの、その部分をまじまじと見たことはない。
だが一瞬でそれとわかった。
若狭のものとは思えない淫猥なものが、草々を欲しそうにうごめいている。
穴の奥に穴。
なんとも奇妙な光景だった。
「若狭おまえ…!」
「ええんです。これも新弟子修行やぁ思うし…」
んなアホな!と突っ込むところだか、頭に血が上っている草々にはそんな余裕はなかった。
ひとつ喉をごくりと鳴らして指を挿し入れる。
〈続く〉
403 :
草々×若狭…? 2:2007/12/07(金) 06:39:29 ID:/iJkvY9j
「んっ……!」高くかすれた声が聞こえてきた。
「兄さん…そんなことせんでもぉ…」
「おまえ初めてやろ。ちょっとは慣らさんと辛いで…」
ぎこちなくまさぐっていくと、見る見るうちにあふれ出し切なげに草々の指にまとわりつく若狭の肉壁…。
「ホンマに処女なんか?反応よすぎや…!」
消え入りそうな声で若さが言った。
「それは…草々兄さんだから……」
もう辛抱たまらん草々、前も隠さず部屋を飛び出し若狭の部屋のドアを乱暴に開け放った。
そしてそこで見た光景は
下半身を丸出しにして尻を壁に押し当ててる仏壇屋の菊江と、その側で所在なげに正座している若狭であった。
「ごめんなあ。若狭ちゃんの話聞いて、おばちゃん最近ご無沙汰なもんやからつい…」
「おばちゃんやったんかい!!!!!!」
丸出しの草々の一物が見る見るうちに縮こまったのは言うまでもない。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
お粗末さまでした…。orz
GJです!
本日の萌ポイント…仲良くキャンデーを食べる四草と若狭
話の内容はおいといて
405 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 09:03:33 ID:0JZ/UnrB
>>400さん、
面白い!GJ!!
>>403さん
展開に妙に納得。GJ!
>>302さん
>>303さん
待ってマース!
小草若は難しいけど、エロ要素だけでも堪能出来る。
男前もエロ無しもどーんと投下下さい。
406 :
若狭ただいま修行中!:2007/12/07(金) 09:12:04 ID:0JZ/UnrB
>>377 × 小雪ちゃん
○ 小鶴ちゃん
今・・・気がつきました。すすすすみません。
時期がずれますが、簪の妄想から・・投下します。
今日は師匠と兄弟子達と交えての・・・稽古。
「い・・痛い!」 「ほぉら!痛い、言うてるがな!やっぱり俺が」
「やかましいわ!もうちょっと待て!」 「あかんな・・やっぱり長男である、俺が」
「それじゃあきませんよ。」
(もう、誰でも良いから早く・・どうにかしてぇ)潤んだ目で草若師匠に懇願する表情を見せる、若狭。
「ここは俺がなんとかしよか。若くて狭い・・ええ名前や。」
クイッと腰を持ち上げて、指を差し込む草若。
「ひぃ!あぁぁぁぁぁぁぁ!!」と悶える若狭。
「どうや?ええ気持か?ここが感じる所やろ?見とけ、皆
こいつの性感帯はここやから・・このあたり攻めたれ。」と指を抜く師匠。
ゴクリ・・・四兄弟は生唾を飲み込む。
「順番やぞ。」と長男が言うと
「下から順に、絶頂は兄さんがさせてやれば・・・」と四男。
「それやったら、弱いところ舐めて・・」と三男。
そんな争いを尻目に無言で差し込んだ二男を誰も制せなかった。
「ぎゃあぁぁぁぁ!」最初こそ悲鳴を上げたが、
「くっっ・・ンンンンあっあっあっぅぅぅ」とヨダレを垂らして喜ぶ若狭。
その快感が忘れられず、数か月たった今も、フィニッシュは草々でないと満足出来ない体になっている若狭。
(指攻めは師匠が一番やし・・乳首を舐められるテクニックは小草若兄さん、
一番立派なモノは草原兄さん・・でも痛い時あるし。
アナルの快感は四草兄さんが腰が砕けそうになるぐらい気持ちいいの・・・
でも・・・やっぱり、一番あそこが喜んでるのは草々兄さんの・・・やわ。
あの太さ・・微妙に最後に膨らむ感触・・私の弱い所に引っかかるんやもの。
もうアレ無しでは生きてられへんの・・イヤラシイ体になってしもうたわ・・。)
とますます草々に周到してしまう。
(身も心も虜にされてしもうた・・私・・)想像して自分で慰めてしまう。
そんな若狭の行動をこっそり見ている草若。
「なんや、疼いてんのか?」 「師匠・・わ私・・。」
「ええもんやろか?これ使え。分らんかったら教えたろ、やってみ?」
草若の指導で道具の虜にもなった若狭。まだまだ修行は続くのだった。
お粗末さまでした〜。
>>405さんGJです
自分は
>>393=
>>400です
小草若小ネタは年内に、もう一本書こうかなと思っています。
もともと乏しいアイデアを使い切ってしまいましたので多分ラストになると思います
なんだか、小草若祭ですね。みなさんGJ!です。
私もひとつ書いてみました。
前回、草月師匠に弟子入りを断られたんで、独学ですw
エロなし少女漫画風、小草若幸せバージョンです。
ただ、書いた本人が四草びいきなので、四草が出張ってます…。
それと、草々が全く出てきません…すみません。
409 :
その1:2007/12/07(金) 17:15:56 ID:uHhwn67Z
それは、いつもと変わらない一日、のはずだった。
若狭は、普段どおり家事をこなしている。
今は窓ガラスを磨いているところだった。
「あーいいお天気…」
手を休め、背筋を伸ばす。
そこへ、稽古を終えた四草が顔を出した。
「あ、四草兄さん。お疲れ様です」
声をかけた若狭にことばで返すわけでもなく、
ちらりと見やって、四草は縁側に腰を降ろした。
あれ、珍しい…と若狭は思ったが、
四草の行動はいつも謎なので、とくに気にすることなく再び窓をふき始める。
「小草若兄さんは、仕事か」
「あ、はい。朝はご挨拶に見えてました。今日は泊まりでロケやそうです」
朝、出かけていく小草若が相変わらずのテンションで
「おみやげ、何がええ〜? 喜代美ちゃんにだけ買って来るわ〜」
と、叫んで出かけたことを若狭は思い出す。
もう少し、こそっと言ってくれはってもええのに…と思わないでもない。
くす、っと笑う。
「で、どないすんねん」
冷静な四草の声で、回想が断ち切られる。
「え、え、え。何をですか?」
思い出し笑いをしていたことを見られたことが恥ずかしく、思わずどもる。
四草はそんな若狭に気付いてかほっといてか、
いつものようにちらり、と目線を上げた。若狭の顔を見つめる。
「小草若兄さんのことや」
「はい?」
何のことを言われたのかわからず、きょとんとする若狭。
気にしたふうもなく、四草は続ける。
「誰が一番、おまえをおまえとして見とるか、ってことや」
「…はあ…」
まだきょとんとしたままの若狭に、四草は話を変えるように言った。
「最近、兄さんが新しいネタ稽古しとるの、知ってるか?」
あまりに唐突に話を変えられたので、ますます戸惑う。
「あ、はい…。時々、お掃除してる時とか、声が聞えますさけ…」
「それな、おまえのためやで」
こともなげに、四草が言った。
「はあ?!!!」
「兄弟子らしゅうしたいのやろ。おまえと、徒然亭の落語を守りたい…とかな」
言いたいことは、終わったとばかりに、すっと四草が立ち上がる。
そのまますたすたと去っていった。
「え、え、え、え?四草兄さん、あたしちっとも意味が…」
追いかけるように声をかけた若狭に、くるっと振り返って一言。
「せめて、本気で受け取ってやれ、と言うことや。AとかBとか考えんと」
今度こそ本当に去っていってしまった。
410 :
その2:2007/12/07(金) 17:16:37 ID:uHhwn67Z
えーと。
夜、部屋に戻った若狭は考えていた。
四草兄さんは、何が言いたかったのだろう。
小草若兄さんのこと…。
そう言えば、まじめに考えたことなかった。
いつもあのテンションで言わはるから…本気やと考えたこと、なかったかもしれへん。
けど、確かにいつも自分のことを一番気にかけてくれる。
方法はとんちんかんだったりするけれど、一番元気をくれようとしてくれる。
そして何より。
自分を自分として、AでもBでもなくて、見てくれる。
「俺にとって、喜代美ちゃんは喜代美ちゃんや!」
いつだったか、小草若が言った言葉が頭をよぎる。
あれは、草々が若狭と呼べ、と言ったことばに対してだったか。
けれど、あのことばに小草若の思いが強くにじんでいた。
あの時は気がつかなかったけれど…。
他の誰でもない、「喜代美」である、と言う感覚。
今まで感じたことはなかった。
うれしいのは、確かだ。
だからと言って、すぐ「好き」かどうかは別として。
だから…えーと。
どこまでも不器用な、若狭である。
考えたまま、その日は眠ってしまった。
落語家一門の話じゃなくて相撲部屋の話だったら死ぬほど笑えるなwww
つけた四股名も「若狭山」。思いっきり「かわいがり」だ!
412 :
その3:2007/12/07(金) 17:18:03 ID:uHhwn67Z
翌日の朝。
そこそこだんどりよく家事をこなせるようになった喜代美は
朝食前に洗濯物を干していた。
と、ばたばたばた〜と何か走ってくる音が聞え。
「ききき、喜代美ちゃん!大丈夫か」
小草若が駆け込んできた。
「小草若兄さん!?び、びっくりした。ロケ終わったんですか」
「いや、ちょっと抜けてきてん…って、あれ?」
小草若の勢いに慌てた若狭と、そんな若狭を見て慌てる小草若。
「喜代美ちゃん、底抜けに元気、…やんな?」
小さくいつものポーズをしながら、首をかしげる。
かなり戸惑っているようだ。
「え?はい。底抜けに、って言うか…いつもどおりですけど」
こちらも戸惑いつつ、若狭は答えた。
「…四草のやつ…。騙したなあ!」
叫びながら、小草若は昨夜の電話を思い出す。
「なんや、四草か。喜代美ちゃんは?」
「若狭ですか、なんや調子わるい言うて、部屋に行ってます」
「なんやと?!大丈夫なんか?!」
「体の調子と言うより、気分でしょうね。思い悩んでるふうでしたよ。
自分のこととか…落語のこととか…いろいろ考えてるんちゃいますか」
さっき自分が言ったことを考えているだけだとわかっていた四草だったが、
そこはあえて言わない。
嘘は言っていない。どう取るかは、小草若の勝手だ。
もちろん、四草のそんな算段を小草若は知らない。
スタッフに頼み込み、ロケの途中抜け出して様子を見にきたのだった。
朝になるのをどんなに待ち焦がれたか…。
「よかったぁ。喜代美ちゃんが調子悪くしてるって聞いて…。
落語やめる、っていいだすんちゃうかあ、思て…」
底抜けに心配したがな〜!と、お目目キラキラで小草若が言った。
いつものように叫ぶようにではなく、心から安堵した声で。
し、四草兄さん、小草若兄さんに何をいわはったんやろ…。
と、若狭は思ったが、口には出さない。
その沈黙を、どう誤解したのか小草若が慌てて言った。
「い、いや…そんな、喜代美ちゃんが投げ出したりせんのは
底抜けにわかっとったけどな!」
「小草若兄さん…」
「喜代美ちゃんには、喜代美ちゃんにしかできん落語がある、と俺は思う。
だから、やめたらあかんで!絶対やで!」
突然肩をつかまれて、真剣なまなざしで言われても、若狭にはわけがわからない。
が、とにかく小草若が心底そう思ってくれていることだけは感じ取り、
うれしく思った。
413 :
その4:2007/12/07(金) 17:19:33 ID:uHhwn67Z
「俺にとって、喜代美ちゃんは喜代美ちゃんや!」
という、小草若のことば。
「誰が一番、おまえをおまえとして見とるか、と言うことや」
という、四草のことば。
頭をよぎる。
「ありがとうございます、兄さん。あたし、がんばります」
自分を自分として見てもらえる、うれしさ。
自分に、期待してもらえるうれしさ。
たわいない、わがままな思いかもしれないけど、
このうれしさで、こんなに自由な気持ちになれるなんて。
知らなかった。
「あんなあ、喜代美ちゃん」
珍しく、しんみりと小草若が言う。
「俺な、多分、逃げとってん。落語から」
素直な、声。若狭はどきりとする。
「師匠がオヤジやろ。ええようやけど、それだけではすまされへんこともあってな。
草々なんかには、それでよく絡まれとったけど…」
ああいうふうに、落語だけに目を向けて師に尊敬の念だけ向けて生きられたら
どんなにいいか。
実の親子だからこそ、それだけではいられない葛藤がある。
うまくやれない自分、ほかにも眼を向けたい、自分。
「けどなあ、最近、思うねん。ああ、俺落語が好きやねんな、て」
身近にあるから、とか、そういうんではなく。そう思わせてくれたのは…。
「喜代美ちゃん見ててな、ずっと一緒に落語をやっていけたら、て…」
いつものテンションではなく、とつとつとことばをつなげる小草若を、
若狭は新鮮な気持ちで見ていた。
「小草若兄さん…ありがとうございます。うれしいです」
「お、おう」
微笑んだ若狭から礼を言われ、小草若は照れたように言った。
つ、と視線をそらし、真っ赤な顔で続ける。
「でな、同じくらい喜代美ちゃんのことも、底抜けに好きやねん」
まじめに言われたのは初めてではなかったか。
若狭は、そのことばを予感していた自分に驚いた。
そして、それを受け入れようとしている自分にも。
「兄さん…」
つぶやく。時間がかかっても、いいですか。
兄さんが大事に思ってくれはるように、私も大事に思えると思います。
小草若は、若狭を抱きしめた。
底抜けに、幸せや。
414 :
その5:2007/12/07(金) 17:20:49 ID:uHhwn67Z
「ざるうどん、おごってくださいよ」
そんな二人を陰から眺める、二人の兄…。長男と四男である。
「わかってるがな…」
表情を変えない四草の横で、まだ目を丸くしたまま草原が答えた。
「おまえ、やっぱり鬼やなあ。人の色恋まで賭けるんか」
「のったのは兄さんでしょう」
そう…この二人、若狭が小草若の思いに応えるかどうか、賭けていたのである。
「それにしても、おまえよく小草若が電話かけてくるのわかったな」
「朝、おみやげのこと聞いてはりましたからね。口実に電話しますよ」
「わかりやすいからなあ…小草若も…」
ちょっと悔しげな草原。と、草原が二人を見やって、にっこりした。
「けど、まぁ…あれやな。
これで小草若は落語にも身を入れるようになるやろし、
若狭も自分を信じていくこともできるようになるやろし、いいことではあるわな」
な、と同意を求めるように傍らの四草に視線をやる。
四草はそんな草原を見ても表情を変えず、言った。
「ざるうどん」
「わかってるって!」
思わず声を大きくした草原は、は!と口を手で抑えた。
それから改めて四草に向き直り、もう一度微笑む。
「けどな、四草。照れ隠しに”賭け”にしたがるのもたいがいにせえよ」
一瞬、目を見開く四草。草原は気にせず続ける。
「若狭のことも小草若のことも、気にかけとって構いたくてたまらんのやろ。
けど、素直に言うの恥ずかしいから”賭け”や言うて…」
草原が、四草の頭に手をやる。そして、髪をくしゃくしゃにしながら言った。
「おまえがそういうやつだってわかってるのは、師匠だけちゃうからな」
お後がよろしいようで。
おしまいです。お粗末さまでした。ありがとうございました。
>>408 そーこーぬーけーに!GJ!!
昨日今日と底抜けに小草若分不足だったけど、十分に満たされたわ。
四草のことをまるっとお見通しの草原にいさんもGJだw
>>408 これまたそーこーぬーけーにーGJGJGJ!
自分も四草贔屓なんで堪能しました!
草々はニブチンやからイヤ
417 :
肉じゃがに捧ぐ:2007/12/07(金) 19:17:14 ID:FN8vS82y
>>408さん、GJ!
明るくって可愛い〜小草若兄さん、対比の四草&草原兄さんの会話がGJ!
ふと思いついたので、投下します。エロはありません。
「肉じゃがの詩」(赤色エレジーの節で) 作・緒方奈津子
女の価値は何処にある どんなにキャリア積もうとも
掃除洗濯出来ぬとも 肉じゃが一つ作るだけ
私に見切りつけていき そんな男に裏切られ
私も男見るときは 仕事で価値を測ってた
そんな私の部屋を見て 宝の山だと言った男(ひと)
あなたの口から好きだよと 言えないことと想ってた
何も言わずに 二つだけ マグを揃えて置きました
今では隣で眠る男(ひと)
私の価値は何処にある 宝の山に埋もれても
肉じゃがだけが人生か 今では一緒に作ります
奈津子小次郎の物語
へしこ羊羹ありがとう
あがた森魚先生・・・すすすみません。
お粗末さまでした〜。
良かったら歌ってみて下さいって誰も知らないか・・。
まじで小草若不足だったのでうれしすぐる!!!!
GJ100個、持っていってんか〜〜〜〜〜〜〜!
>>408 GJ!小草若が報われてて嬉しいよ(ノД`)
何気に四草がおいしいなw
>>417 肉じゃがキタキタキタ!!!
>>408 超GJ!
読んでて心があったこうなりました(*´∀`*)
四草イイ奴だな〜幸せになってほしい
421 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 20:46:36 ID:pcZTJrD/
糸子「正平〜!これなんやの?裸の女の人がいっぱいやんかぁ。」
正平「お母ちゃん!勝手に部屋入らんとってや!」
糸子「あんなぁ、お母ちゃんのほうが凄いねんでぇ!」
脱ぎ出す糸子。
正平「ちょっ…気持ち悪いからやめてぇな!」
正典「何やっとんけ?」
和田家に奇妙な空気が流れたのだった。
タンスの中を見る正平。
正平「これお姉ちゃんのやんか…」
それは喜代美のブラジャーだった。
正平「お姉ちゃん…ピンクのなんかしとるんか。サイズは……意外やなぁ。」
キョロキョロと周りを確認しそれを頭にかぶり匂いを嗅ぐ正平。
正平「はぁ〜…クンクン。」
糸子「正平〜ご飯やでぇ。…あんた何しとんけ?」
正平「ち、違うで!勝手に頭に落ちてきたんや!」
糸子「よかったわぁ!それお気に入りやさけ探しとってん。」
正平「お母ちゃんのやったんか………」
正典「おい。何を騒どんけ?…正平お前。」
今日も愉快な和田家なのでした。
>>421 ワロタwついに初登場の正平ネタGJです
職人さん方の素晴らしい作品に勝手に触発されて、ついに初投下する事にしました。
どうかちょっとだけお付き合い頂ければ幸いです。
今日の放映をメロドラマ調に変換しました。四草×喜代美です。
喜代美の目が泣いている。
無理もない。最近、草々兄さんがあの喜代美と同姓同名の女と頻繁に会っているらしい。
しかも、誰が見ても明らかな喜代美の気持ちを、この二人だけはサッパリ気付かないときてる。
無神経同士、お似合いやわ。
今のところ喜代美は、稽古も一生懸命だし家事もテキパキよく働いているようだ。
だが夜、一人あの部屋でどんな思いを抱えているのか……隣同士ってのがまた残酷極まりない。
そして俺は――いつからこんな事で頭が一杯になっているんだろうか。
* * *
「あ、四草兄さん…」
廊下でボンヤリ立ち尽くしていた喜代美がハッと顔を上げて、庭に入ってきた俺を迎えた。
口許だけで笑顔を作っているつもりか。だがこっちにはお見通しだ。
たった今、行き違いに草々兄さんとあの女が仲良く連れ立って出て来た。喜代美が知らないはずはあるまい。
俺は黙って縁側に腰掛け、喜代美も何となくという感じで廊下に座り込んだ。
「師匠は? 明日まで長崎か」
「はい、今回は草原兄さんと一緒です。小草若兄さんは今日明日とテレビの仕事が詰まってるみたいで」
「で、その間に草々兄さんはお楽しみって訳か」
一瞬、喜代美がグッと息を呑む様子が顔を見なくてもありありと伝わってきた。
俺はこんな男だ。
だが……
「このままやと、草々兄さん取られてしまうで」
俯き加減だった喜代美がパッと顔を上げて、俺の顔を凝視する。
どうリアクションしていいか分からないのだろう。キョロキョロと視線を泳がせる様を横目でチラ見する。
「で、でも、草々兄さんはずっとA子の事を好きやったんやし、私の事なんて最初っからちっとも…」
勢い込んでわざと明るく台詞を言おうとしたが、最後は尻つぼみに言葉が消えている。
板の間に正座していたのがスッと動いて、俺の隣に膝を抱えて座り込んだ。
フーと一息つく。
「A子は昔からみんなの憧れの的やったし、草々兄さんが魅かれるのも無理はないんです。
私がもうちょっとA子みたいに女らしくて、もうちょっと綺麗やったら……同じキヨミなのに何でこんなに」
「言うな」
すかさず言葉を挟んだ俺に喜代美が目を丸くしている。
「A子だかB子だか知らん。だがお前自身、和田喜代美は世界に一人しかおらんやろ? 徒然亭若狭はここにしかおらんのや。
草々兄さんがなんであっちのキヨミとやらに惚れてんのかは知らんが、一つだけ言えるのは、誰もお前と比較なんてしとらんぞ。
一人で勝ち負け挑んだって虚しいだけや」
――俺、なにこんなとこで暑苦しく語ってんのやろ。だが口が勝手に動く。
「ここにいる俺らにとって、お前は誰にも代えられない大事な妹弟子だ」
喜代美の見開いた目にみるみる涙が溢れてくる。
駄目だ。
気がつくと喜代美の肩を掴んで引き寄せていた。
ビクッとしている身体を思い切り俺の胸に押し付ける。
「え、え!?……草々兄さん…」
「兄さん達とは違う。俺にとってお前はただの妹じゃない」
思ったよりも華奢な肩と背中。そしてポニーテールで剥き出しになったうなじから仄かに甘い香りが立ち上る。
どうする…? どうすればいいんだ俺?
1.「冗談だよバーカ」と言って喜代美を突き放す
2.このまま隣の座敷に雪崩れ込む
3.とりあえずキスだけする。続きはジワジワと。
続きはWebで!
>>408 すごいよー!GJ!!やっぱりお断りしといてよかった。あまあまラブラブ
小草若よかったよー。尊敬します!408さんもコテトリつけませんか?
勢いで書きました。
今は反省してます。
どなたか腕のある職人さんが続きを書いてくださったら嬉しいです…
>>426 GJ!喜代美のいじらしい姿に悶えた
描写も臨場感あって良かったです。またぜひ次回作を期待させて下さい!
431 :
夏の日の1993 続き1 :2007/12/08(土) 02:39:01 ID:8mwSQylZ
>>426さん、そのまま勝手に進めます。設定拝借ごめんなさい。
>>424の続き・・他人ですが投下します。
「お〜い、若狭お茶入れてくれるか?」と師匠からお呼びがかかる。
「は、はい!只今!」と四草を突き飛ばし、走って行く若狭。
(助かった・・)どうすればよいのか、手が固まったままだった四草は
さっきの仄かな女としての妹弟子の感触を思い出していた。
(子供と甘く見てたな。やっぱり女だった、か・・それと俺も・・男だったという訳か)
考えれば、今まで何もしなくても女は寄って来ていた。それも冷たくすればするほど
勘違いで寄って来るのだ。算段も手伝って、ますます巧みに女を操っていた自分。
それを若狭に出来るか?と自問するが、兄弟子との賭けぐらいならカモにも出来るが、
本当の意味での算段は無理だと思っている。大体、今まで女の前で泣いたことはアイツ以外居ない。草原兄さんが居たとはいえ・・。
油断させる何かが若狭にはある。それを認めるけれど、今までの自分を変えられそうで
深入りはしたくはない。だから・・・・つい賭けで取り繕って居るのだと。
稽古を終えて、帰る時
「兄さん、さっきは励ましていただいて・・・」と言いかけた若狭の言葉を遮った。
「ああ。そうや草々兄さんに認めて欲しいんやったら、今度の落語会に出たらええ。
落語バカの兄さんにはアピール出来るチャンスや。」
「そ、そうですか!ありがとうございます。」早速師匠に了解を得る若狭を見て。
(素直なんだか・・アホなんだか・・可愛いやつや)と思う。
顔がにやけるのは「ざるうどん」だけでは無いと自覚していた。
432 :
夏の日の1993 続き2 :2007/12/08(土) 02:45:24 ID:8mwSQylZ
結局、次の落語会は草々欠席なのだが。
稽古の合間にチラリと若狭を見ている事に驚く四草。何かしてる姿が目に入らないと落ち着かない。
(今までこんなに個人を気にしたことがあったか?)と苦笑いしてしまう。
意識したのは、この前の思いがけない抱擁からだった。
同じく若狭も家事をしながらチラチラ四草を見ていた。(私・・草々兄さんが好きだったのに)
あの時のあの行動は何だったのか・・?思い出すと体がホワッとして顔が赤くなる。
(いつもの冷たい四草兄さんが、あんなにやさしく・・。キャンデー奢らされたのに。)
いつの間にか草々の事を忘れていた。
落語会は成功したが、その後草々とA子は付き合いだした感じであった。
否が応でも、電話がかかってきたりする様子が目に入る。しかも「夕飯いらんから。」などと言われるのだから堪らない。
そんな落ち込む若狭を気にしている自分に驚く四草。普段なら小草若がウルサく励ますのだが、最近は別の仕事が忙しいのか見当たらない。
草原兄さんも稽古が終われば即帰るので、必然的に「見てやれ」と師匠が頼むのは四草になる。
二人きりの稽古場もなんとなく、ぎこちない。初めての妹弟子の指導もあるが・・真剣な眼差しの若狭が眩しいのだ。
あんなまっすぐな瞳で俺を見るな・・と思うが、いつものように平静を装うしかない。
しかもつっけんどんにしないと自分の気持ちが見透かされるようで怖いのだった。
(俺はなんて臆病なんだ・・?いつもの算段はどこへ行ったんだ?)と調子が悪いのである。
「あの・・四草兄さん。」 「なんや?」
「一度聞きたい思うとりましたんですが・・・」 「なにを?」
「なんで、兄さんは平兵衛さんになろうとしてはるんですか?」「どういう意味や?」
「いえ・・本当は兄さんは温かい人なんかなぁと思って。この前も励ましてくれてたしぃ・・」
「あれはちょっと失敗したけどな。」
「九官鳥ってかなり教えないと言わないのに、兄さん教えるの大変やったかなぁって思って。」
「余計な事も覚えとったけどな。」
「それと・・あの・・この前のは?」 「忘れろ。魔がさした。」
「え?」 「お前も女や、て思っただけや。」
「そんな、私忘れられません。」「俺は酷い男やって、聞いたことあるやろ?」
「でも・・私にはそんなんしませんから。妹や言うてくれましたもん。」
「妹やけどな、それ以上には・・」「私あれから、いつも兄さんを見てました。」
「俺もや・・。今まで一人の女をこんな気にする事無かった。」
「四草兄さん・・。」「でもな、今は内弟子修業中やからな・・。」
「いいんです、私の事好いてくれる人がそばに居るだけで、励みになります。」
「いつか、それに満足出来んようになってもしらんぞ。」「はい。」
お互い見つめあい、微笑む二人。まだ恋とは言えないけれど、心に灯がついたのだった。
お粗末様でした〜勝手に続けてすみません。エロも無いし。
また
>>417みたいなの思いついたら投下します。
433 :
夏の日の1993 続き 補足 :2007/12/08(土) 02:57:19 ID:8mwSQylZ
なんか、改行規制を訂正したら・・間隔がおかしくなってますね。
大事な最後の台詞が〜台無し。読み辛くてすみません。
435 :
426:2007/12/08(土) 10:15:40 ID:5tfVvvka
ありがとうございます!
早速GJな展開に進めていただいて光栄です。
自分はまだ当分本格エロは書けそうにないので、皆様どんどん料理しちゃってください<(__)>
436 :
喜代美の修行 :2007/12/08(土) 10:27:26 ID:HUafoNi+
今日の放送から妄想しました。投下します。
テレビの収録で小草若のカバン持ちで来た若狭。
「ちょっと、待っとってくれるか?」 「はい」
ロビーの待合イスで立って待っていた時に、土佐屋尊健が近づいてきた。
「お?これが徒然亭一門の新しい妹弟子か〜?」と若狭に絡む尊健。
「俺は土佐屋尊健、よう覚えとってや。」 「はい、尊健兄さん。よろしゅうお願いします。」
そんな若狭に近寄って馴れ馴れしくタッチしてくる。その手つきに我慢できない若狭。
「や・・やめて下さい。」 「へぇ〜あんた・・名前なんて言うんや?」
「つ、徒然亭若狭です。」 「違う、本名や。」
「わ和田喜代美です・・・」腕を掴まれ、いやいや答える若狭。
「ん?それ、あの子とおんなじ名前違うか?」 「え?知ってるんですか?」
有名人なのだから、知ってて当然なのだが聞いてしまった。
「ふ〜ん、あ!前にお前、草々とおった子やないか?」 「はい」
「あいつ・・意外とやるやないか。とっかえひっかえかい。今はあっちか・・」 「・・・・」
「どうや?あんたさみしいんやったら、俺が付き合ったるで。」
肩を抱いて、顔を近づけて来る。
「内弟子修業中は恋愛禁止ですから。」と振り払って逃げようとする若狭を
ぐっと引き寄せられ、顎を持たれ見たくもない眼が合う。
「ふ〜ん、意外と可愛いやんけ。草々より俺のほうが楽しませてやれるでぇ。」
そう言われてムッとする。「怒った顔はブスやな。」
プチッと堪忍袋の緒が切れた、若狭。気がついたら小草若のカバンで思い切りぶっ飛ばしていた。
ちょうどその瞬間、戻って来た小草若。
「わ!若狭、何やってんねん!!尊建兄さん!!す、すみません。」
倒れた尊健を起こそうとする。立ち上がった、尊健はニヤッと笑って言った。
「お前・・惚れたぜ。」
とりあえず謝り、その場を立ち去ったが・・・
「大丈夫か?若・・喜代美ちゃん・・あのな、あいつは気をつけたほうがええで。」
「はい、なんとのう分りました。」 「他になんもされんかったか?」
「ええ・・ちょっと。」 「ちょっとって〜なんや?」
「お尻撫でられました・・・それと・・」 「それと?」
「耳を少し・・」 「少し?なんや!!」
「舐められました・・・」思い出して真っ赤になる若狭。
(あの野郎・・!でも喧嘩はご法度やからな・・くくぅぅ我慢や)
ニコッと笑って「これからは、俺のそば離れたらあかんでぇ〜」とそっと肩を抱く。
一方尊健は、
(ふっ、なかなかええ尻してたな。耳の反応からして感度もええわ。これから楽しみ増えたで)
と一人ほくそ笑んでいた。「若狭・・・忘れへんで。俺をノックアウトした女やからな。」
かくして、ライバルがまた増えた小草若。彼に明日はあるのか?
お粗末様でした〜。
>>436GJ!おんなじ妄想しとりました
高座が上手くいったご褒美をあげてください、四草兄さん!
きいこに鞄で殴られた男はみんなきいこの虜w
439 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 11:48:15 ID:X8KbFEAU
あっ、草々を鞄で殴れば…orz
あかん、あやつは女でも
反撃しそうや…
>>439 あいつはカバンで殴られてもぜったい倒れないよw
>>104の続きです
もう気になって、気になって
遂に書いてしまいました
あまりエロくないですが
お付き合いください
443 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 13:45:02 ID:gXiikhyI
wktk
「草々兄さんにも、こんなんしてもろたんか?」
「…なん…で、そんなん…」
言いながら四草の唇を動きを止めない。なだらかな背中の曲線に沿ってヒップまでたどり着いた。
下着を下げると張りのある真っ白なヒップが現れた。
「喜代美の尻っぺたには黒子があるんや、草々兄さんも知ってんのか?」
「四草兄さんしか…」
背中を向けたままの喜代美の腰を抱え、前から柔らかな茂みを探りつつ四草は囁いた。
「もうこんなんなってるやんか、草々兄さんの事考えてるやろ?言うてみ、ホンマに好きな男の名前、言うてみ!」
喜代美の背中が跳ねた瞬間、四草は喜代美を貫いた。貫いたまま喜代美を反転させ顔を見詰める。
続きます
俺だけや。俺だけが喜代美を抱くことが出来る。喜代美の傍にいてやれる、一緒に笑ってやれる。兄さんには渡さへん!
激しい嫉妬をぶつけるように腰を打ちつける
兄さんの事なんか考えるな!俺だけに笑てくれ!
「大好きです…四草兄さんだけが…好き」
うわごとのように喜代美が呟いた。肩を掴む指も、腰に廻した足も四草を捕らえて離さない。全身でしがみついてくる。
「四草兄さんが好き…」
その囁くような声が聞こえた途端、四草は堪えきれず精を放った。喜代美が達しているかもわからないままだった。
しばらくして呼吸が落ち着いたころ、四草は喜代美をそっと抱きしめた。
「俺どないかしとったなぁ。大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。でも兄さん」
「何や?」
「晩御飯作るの手伝って下さい。もうこんな時間やさけ、怒られます。」
ああ、俺は一生この女から離れられへんな。
お粗末でございました
446 :
尊健→若狭←柳眉 その1:2007/12/08(土) 16:18:54 ID:MKGI+12M
>>445さん GJ〜
すっかり
>>104 忘れてました。続き挫折したんでありがとうございます。
尊健が出てきたので、公平に柳眉兄さんも妄想してみました。
放送で全然性格違ってたらごめんなさい。
エロはありません。では・・投下します。
天狗座に勉強で通うようになってから、当然だが土佐屋と万葉亭とも付き合いが増え、
同時に兄弟子達との交流も増える若狭。
尊健は相変わらずのセクハラ紛いの挨拶をする。そんな態度をたしなめて、フォローしてくれる万葉亭柳眉。
「大変やろうけど、徐々に覚えていきなさい。女性やし難しい演技も多いから。」
とアドバイスも忘れない。その的確な指示に尊敬が生まれる若狭であった。
草々兄さんも上手いけど、一本調子で奥行が・・
草原兄さんはあの話ぶりが、本番で生きていれば・・
小草若兄さんは優しいけど・・落語はイマイチやし。
四草兄さんは一人上手やしなぁ・・これといってアドバイス出来る先輩は
草原以外に居なかったので、ますます柳眉に教えを乞おうと思う若狭。
徒然亭一門とは違う、その感覚がなんとなく雲の上の人と思わせる。
実際、落語界でも彼は将来の有望株であった。
一方、柳眉も憎からず女流落語家になろうとしている若狭を可愛いと思っていた。
意外なのだが、尊健はこの柳眉を正反対なのに慕っていた。彼の方はちょっと厄介な弟と思っていたが。
「なあ、柳眉兄さん。」 「なんや。尊健。」「俺最近本気になりそうな女が出来そうやねん。」 「誰や?」
「徒然亭の若狭や。」 「止めとけ。」
「なんでや?あいつ見てたら面白いけど、なんや・・俺も本腰入れなあかん気になる。」
「お前が?珍しいな。なんでや。」
「私生活もそろそろ落ち着きたいと思うとな・・あんなそばで尽くしてくれそうな女が欲しくなる。」
「でも、あの子はまだ内弟子修業中や・・それに、徒然亭一門が黙ってへんやろ。」
「惚れさせる自信はあんねんけどな。アイツ、よりによって草々が好きみたいでな!!
それも俺には気になるんや。妹弟子を取られたあいつの顔を見たいと思ってな。」
「鬼畜か、止めとけ。本気になったら殺される。妹弟子なら尚更や。お前には似合わん。」
「なんでや・・・惚れた女は物にするまであきらめへん、俺の性格知ってるやろ?」
柳眉にしてみれば、本当は草々と落語について今後の話をしたいと思っているのだが、
なぜか付き合いは尊健としている。ライバルと言われるが、自分としては草々がそうだと思っていた。
最近は「寝床寄席」などを細々と講演しているが、数年前の出来事が実に口惜しかった。
一度は万葉亭に誘ったこともあるぐらいだった。しかし・・あいつは一匹狼な性分は治らなかった。
よほど師匠が大事だったのだろう。そのあいつが女でしかも妹弟子を受け入れている。
このことがかなり気になるのである。
447 :
尊健→若狭←柳眉 その2:2007/12/08(土) 16:20:04 ID:MKGI+12M
実際、接してみるとあの子は面白い要素がある。会話だけでも分かるのだが、この先どう化けるのか楽しみなのだった。
だからこそ、門下は違えども参考文献や、観ておいたほうが良い演目は知らせてやっていた。
「お前・・まさか。」 「なんだ、尊健。」 「お前も惚れてんじゃないだろうな〜?」
「まさか、俺は可愛い将来のある妹弟子を、門下違いでも大事にしてやりたいと思ってるだけや。」
「ほぉ〜・・弟弟子達に厳しいと評判のお前が〜知ってるぞ、本や資料貸してやってるの。」
「いいやろう、別に・・。」 「奥手と言えば聞こえが良いけどな・・お前だってもう30男だからな。」
「何が言いたい。」 「あの手の女は女房に都合良いんだよ。それに・・感度も良さそうや。体も俺好みだしな。」
「おまえ!!」 「な、何真剣に怒ってんねん?珍しい。へ、冗談や。ちょっとした挨拶代わりや。」
「今度やってみろ、お前の師匠に言うからな。」
「それだけは、止めてくれ〜分ったよ、やらない。俺だって可愛い妹弟子は大事だしな。」
その言葉通り、変なファンなどからは尊健が撒き散らしてくれていたのを、ずっと後になって知る若狭であった。
そんな門下違いの兄弟子達に、見守られているとは知らず、相変わらず寝床寄席で失敗しながら成長する若狭。
ファンも増えてきて、元来の明るさもあり・・・人気も上々になっていた。
そうなると危険度も増すので、草々と四草が身辺に居るように、草若師匠に言われていた。
同じく、尊健も土佐屋尊徳師匠から言い使っていた。そんな男達の闘争が陰で起きてる事を知らず・・・
呑気に柳眉と演目の説明をして貰い、天狗座で一緒に落語を観ている若狭。
「お前、最近・・若狭と一緒が多いな。」と絡む尊健。
「良いやないか、俺とおったら勉強になる言うて、本人からお願いされてるからや。」
「ふ〜ん・・・門下の弟弟子はほったらかしでか?お前ら噂になってるって知ってるのか?」
「そうなんか?ほなら気イつけなあかんな。あの子の師匠に申し訳ないから。」
ニヤニヤして尊健が聞く。
「それだけか?」 「何が?」 「ホンマは嬉しいのと違うんか?噂になってな。」
「何言うんや。」 「不思議とお前は昔からクリーンなイメージやけど・・本当の事、若狭に言うたらどう思うやろうな。」
「や・・止めろ。言うな。」 「俺とつるむのは何でや?女遊びが派手なん隠す為やろ?表向きは俺を諌めるフリして。」
「俺がナシ付けたった女・・今頃どうしてるんやろな。お前のダーク部分を俺がカバーしたってんねんで。それ、忘れるなよ。」
痛いところを突かれた柳眉は、唇を噛んだ。女遊びも芸のうち・・とイキがって、昔捨てた女が居た。
遊びだったのだが・・相手は本気で別れるのに狂言自殺まで起こされたのだ。それを上手く仲介してくれたのが尊健だった。
弱みを握られているという事では無い。誰だってダークな部分はあるのだが、若狭に知られて軽蔑されると思うと胸が痛んだ。
(俺は・・・若狭が好きなのか?)今さら気が付く柳眉。
こうして、ますます小草若のライバルは増えていくのであった。
448 :
尊健→若狭←柳眉 補足:2007/12/08(土) 16:24:29 ID:MKGI+12M
お粗末様でした〜
途中で誤って書き込むを押してしまいました。
改行、難しいですね。読みにくくてすみません。
>>436 に微妙に続いてます。
実際の柳眉兄さんがどんな人が知らないのに書いてしまいました。
年齢も嘘です。ネタバレではありませんので・・・
ちょっと見ない間に、たくさんの作品が…!
ありがとうございます!皆さん、GJです!!!
私も104の続き、気になってましたぁ。
尊健兄さん、柳眉兄さんもすごいおもしろかったです!
>>424さん、「続きはWEBで!」吹きました。
おもしろかった〜。
その続きを書いてくださった方も、GJです!
やっぱり四草兄さん贔屓です…。
ちなみに、自分は
>>408です…。=
>>206だったりします…。
>>425さん、草月師匠でしょうか。
ありがとうございます。
コテトリは…次に書くことがあれば、つけさせていただいちゃおうかな〜。
なんて。
けどエロパロスレなのに、エロが書けないのがなんとも…。
450 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 19:18:30 ID:gXiikhyI
四草×喜代美(付き合って1年ぐらい)
小草若「おはようさ〜ん。あれ今日喜代美ちゃんは?」
草々「おはよ。なんか体調悪いんやて。」
小草若「えっ!心配やな・・・どうしたんやろ。」
草々「さぁな・・・。今日若狭おらんからお前も掃除手伝え!」
箒と塵取りを突き出す。
小草若「なんでやねん!」
と言いながら受け取る。
しばらくしまして…
四草「おはようございます。あれ喜代美は?」
草々・小草若「おはよう。」
小草若「喜代美ちゃんな体調悪いんやて!」
草々「底抜けにしんどそうやったぞ。」
四草「ホンマですか!?」
喜代美の部屋に行く四草。
四草「喜代美大丈夫か?喜代美?」
ドアを叩く。
喜代美「四草兄さん…大丈夫です。ちょっと気分悪いだけで…」
四草「全然大丈夫に見えんぞ!」
額に手を当てる。
四草「熱はないみたいやな。食欲は?」
喜代美「あんまり…。しばらく休んだら治る思います。」
四草「ホンマに大丈夫なんか?」
喜代美「はい。心配かけてすいません。兄さん達にも手伝ってもろて…」
四草「そんなんええから。はよ休んどき。また後で様子見に来るから。」
四草は後ろ髪引かれる思いで母屋へ行った。
喜代美「ふぅ…どないしたんやろ。わたし。」
喜代美には心配なことがあった…ここしばらく生理が来ないのだ。まさか…
母屋の様子を見計らって何故かニット帽を被り眼鏡をかけ薬局へ行く喜代美。
喜代美「えっと〜…あっ、これや。…なんか緊張するぅ。」
レジを済ませ部屋に帰る。
喜代美「よしっ!」
数分後…
喜代美「どないしょ…」
それは陽性だった。
数日後。喜代美は悩んでいた。どうしたらいいのか…四草に話したらどんな顔をするだろう。家族は…師匠は…兄弟子達は…
さらに数日後。縁側にて。
喜代美「あの…四草兄さん。」
四草「なんや?」
喜代美「わたし…わたし!〜〜〜」
四草絶句。持っていたうまい棒を落とす。
四草「ほ、ほんまか?」
喜代美「たぶん…わたし、どうしたら…」
泣きそうな喜代美。
四草「喜代美!」
喜代美「はい…?」
四草「結婚しよう。」
喜代美「えーっ!?ここでプロポーズですか?」
続く?
>>448 GJ〜!!柳眉好きだから嬉しい。
また書いてください!
454 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 21:55:13 ID:gXiikhyI
>>450の続きです。
四草「いやか?」
真剣な眼差し。
喜代美「あの…う、嬉しいです!でも、わたしでええんですか?…わたしなんかで。」
四草「何言うてんねん。」
笑いながらでこピンをする。
「お前以外に誰がおんねん。俺の相手。それに…嬉しいんや。」
喜代美「四草兄さん。」
泣く喜代美。
四草「泣くな喜代美。」
そっと抱き寄せる。
次の日。二人は草若に休暇をもらい産婦人科に行った。
医者「おめでとうございます。妊娠3か月ですよ。」
喜ぶ二人。
医者「この小刻みに動いてるのが心臓です。」
喜代美「小さいですねぇ〜。」
医者「まだ三か月ですからね。」
くすっと笑う医者。
考え深げに画面を見つめる四草。
看護師「お大事に〜。」
公園のベンチ。
喜代美「びっくりした。ホンマにここにおるんやねぇ。」
お腹に手を当てる喜代美。
四草は考えていた。本当に自分が人の親になるのか。この自分が。喜代美とお腹の子をちゃんと守れるのか…
お腹の子に向かい話しかけている喜代美を見る。
でも…病院であんなに小さいのに確かに生きている我が子を見たとき本当は泣きたい程嬉しかったのだ。
喜代美「四草兄さん…?」
四草「ん?寒くないか?」
喜代美「はい。大丈夫です!」
またお腹に手を当て話しかける喜代美。
喜代美「男の子かなぁ?女の子かなぁ?四草兄さんはどっちがいいですか?」
四草「そやな。元気やったらどっちでもええかな。でも喜代美みたいに可愛い女の子もええなぁ。」
お腹を撫で肩に腕を回す。
喜代美「わたしも元気ならどっちでもいいです。でもぉ、四草兄さんみたいに可愛くてかっこいい男の子もいいなぁ。」
はしゃぐ喜代美。そんな喜代美を見て、あぁ、喜代美はまだやっぱり母親になる自覚がないんやなぁと思い、喜代美らしいなと微笑む四草。
俺がしっかりせな!
四草「帰ったら師匠に言おうな。それで明日小浜へ喜代美のご両親に挨拶しに行くで。」
喜代美「はい!みんなびっくりするやろなぁ…お父ちゃん怒るかな。」
四草「大丈夫や。俺が説得する。なぁ…」
喜代美「はい。」
四草「昨日はあんな所でいきなりあんなこと言ってもたけど…もう一回言わせてくれ。」
喜代美に向き直る四草。
「俺と結婚してくれ。絶対に幸せにするから。」
喜代美「はい。わたしも四草兄さんを幸せにしますさけ!」
GJ!面白かったよ〜
草若×喜代美@木蘭の涙 序
初めて草若で書いてみました。草若師匠「半落ち」出演記念。
大人の男の色気と切なさを出せたらいいなと思ったんですがあまり描けて
ないような…やはり草若師匠は難しいorz
作中に出てくる地唄の意味はちょっと意訳してありますのでご了承下さい。
タイトルはもう私が誰のファンかはバレバレでしょうw
エロなしですみません。エロは一回書くと精根尽き果てますorz
草若×喜代美@木蘭の涙 1
♪ちーりーとーてーちーん
ちーりーとーてーちーん
今夜も離れの喜代美の部屋から三味線の音色が聴こえてきた。最初は必ず
指慣らしの「ちりとてちん」から始まる。
「辻占茶屋」で草々の下座を務めることになってからからほぼ毎夜、
喜代美は三味線の稽古を欠かさない。
「不器用なもん程仰山稽古する。仰山稽古したもんは誰より上手なる。」
(ちゃんと俺の言葉を覚えとるんやな…)
喜代美が三味線の稽古を始めてから、草若は喜代美の決して上手だとは
言い難い三味線の音色を肴に酒を飲むようになっていた。
…あの頃と同じように。
指慣らしの「ちりとてちん」が終わると「数えうた」など初心者向けの
練習曲を何曲か弾き始めた。
「まーた同じところで躓いとる。酒が不味うなるがな。」
そう独り言ちながらもその口許には優しい笑みが浮かんでいた。
いつも同じところで躓いたかと思えば難しい部分をさらりと弾きこなして
少しずつではあるが成長を感じさせた。
「お前もそうやったな。」
まるですぐ隣に座っている誰かに話しかけるように草若は呟いた。
「失礼します。」
一時間程すると、喜代美が母屋へやって来た。
「どないした?若狭?」
「ちょっと休憩です。冷蔵庫におやつ入れさせてもろてたんです。勝手に
使てすみません。」
えへへと笑いながら喜代美は台所へ向かった。
「見慣れんもんがある思たら若狭か。構へん構へん。台所は若狭に任しとるん
やさかい、好きなもん入れといたらええ。それとついでに酒頼めるか。」
草若は徳利を振って見せた。
「はい、すぐ用意します。」
「すまんな。今日はもうええ言うて部屋に帰したのに。」
「いえ。何でも言いつけて下さい。弟子の仕事ですから。」
喜代美は酒のお代わりを用意し、喜代美は冷蔵庫から缶ジュースとプリンを
取り出した。
「若狭、ちょっと付き合え。」
草若は杯を目の高さに上げながら喜代美に言った。
「ええ!?私未成年ですから飲めません!」
「そんなんわかっとるがな。そのジュースでええから付き合え言うとるんや。
どうせ部屋で一人で食べるんやろ?せやったらここでもええやないか。」
「はあ…それはそうですけど…」
「ええがなええがな。ちょうど一人酒も飽きてきたとこやったしな。」
「それじゃ、お言葉に甘えて。」
草若×喜代美@木蘭の涙 2
草若と喜代美は居間で飲み始めた。
「んじゃ、乾杯。」
「かんぱい!」
喜代美はジュースをごくごくと飲み始めた。
「はー!美味しい!…なんやちょっと変わった味するけど。」
「ん?何か言うたか?」
「いえ、何でもないです。」
「若狭は毎晩三味線の稽古もよう頑張っとるな。感心感心。」
「なかなか上手ならんで嫌になりますよ。一人でやってるとどの程度
上達しとるんか、それとも下手になってるのかわかれへんのです。
なんか落ち込んでしまいます。」
しょげている筈なのにぱくぱくと口にプリンを運び込んでる喜代美を見て
草若はほんまに落ち込んでるんかいなと思っていた。
「若狭、一曲弾いてみい。」
「え!?そんな人に聴かせられるもんやないですよ!」
「毎晩聴こえとるがな。」
「なら聴かなくてええやないですか!」
「早よ三味線持って来い言うてんねん。」
「は、はい!」
喜代美は三味線を持って来た。
「それじゃあ、唄までは難しゅうてよう歌えんのですけど…」
「よっ、若狭!」
喜代美は「黒髪」を弾き始めた。
(『黒髪』…何で若狭がこの曲を…!)
草若の耳には懐かしい志保の歌声が甦っていた。喜代美の横顔に志保の横顔が
重なった。
黒髪のむすぼれたる思ひをば とけて寝た夜の枕こそ
ひとり寝る夜は仇枕 袖はかたしく つまじゃというて
愚痴なをなごの心は知らず しんと更けたる鐘の声
昨夜の夢の今朝さめて ゆかしなつかしやるせなや
積もると知らで 積もる白雪
『師匠、私この唄大好きなんです。一人で寝るのは寂しい言う女の唄なんですよ。二人で白髪になるまで一緒にいましょねって…師匠、私達もずうっと一緒に
いましょね。約束ですよ…?』
そっと草若に寄りかかる志保のはにかんだ微笑みを思い出した。
(約束違えたんはお前の方やないか…)
草若×喜代美@木蘭の涙 3
お粗末様でした…師匠?どないかしましたか?そんな呆然とされる程下手
でしたか?」
草若の目にうっすらと涙が浮かんでいた。喜代美に気付かれまいと酒を呷った。
「…いや、ちょっと驚いてな。」
「師匠?」
「いやあ、意外と上手いやないか。驚いたわ。」
動揺したせいか珍しく率直な言葉で喜代美を褒めた。
「ほんまですか?」
「ほんまや。俺は三味線は弾かんが嫁が弾いとるのを毎日聴いとったからな。
耳だけは確かや。」
「おかみさんはお囃子さんやったんですよね。じゃあちょっとは自信持って
ええでしょうか。」
「そうやな。ちょっとは自信を持ってええ。」
「ちょっと…。」
喜代美はしょぼんとなってしまった。
「まあまあ。せや、三味線教わりたいんやったら草原におせてもらったら
どないや。あいつは三味線弾けるやないか。」
「草原兄さんですか?」
「あいつは人に物教えるのが上手いさかい。暇な時にでも頼んでみい。」
「そっか!そうですね!今度お願いしてみます。」
喜代美はニコニコしながらまたジュースを飲み始めた。くるくる変わる表情が
可愛らしい、と草若は末っ子の弟子を優しく眺めた。
「…それにしてもこのジュース、変わった味やなぁ。」
喜代美は缶を眺めながら呟いた。
「若狭は味もようわからんもん買うてきたんか。」
「私が買うてきたもんちゃうんです。」
喜代美がいたずらっぽく笑った。
「それやったら…」
「草々兄さんのなんです。内緒ですよ。」
「俺はジュースなんか飲めへんからのうなったら若狭やとすぐばれるで。」
草若は笑った。
「うっ…どないしょ。」
「まったくアホやなあ。ん?何や顔赤いな。」
「ほやけど、草々兄さんが悪いんですよ!私のジュースやアイスを勝手に
食べたんですよ!食べんといて下さい言うても『名前書いてない方が悪い』
とか言うし、書いといても食べてまうんですよ!文句言うたら『字が小そうて
見えへんかった』とか言うんですよ!」
「草々らしなあ。はははは!」
「笑い事ちゃいます!私がこれまで一生懸命アルバイトして貯めたお金で買うた
物やのに…草々さんのあほ!何でA子なんやの…私かて草々さんのこと…
うっ…ぐすっ…」
喜代美はいきなり泣き出した。
草若×喜代美@木蘭の涙 4
「なんや、どないしたんや。話が急に変な方向へ向かったで。」
「腹立つ〜!」
喜代美は残っていたジュースを飲み干した。
「三味線は上手なれへんし、草々さんはA子、A子って…うわああん。」
喜代美はいきなり泣き出した。
「一体若狭は何を飲んだんや。」
喜代美が握りしめている缶を取り上げてわずかに残っていた缶の中身を飲んで
草若は驚いた。
「酒やないか。しかもこんなに甘うて…こら間違えるわ。」
草若は台所で水を汲んで持って来た。
「ほれ若狭、水飲め。」
草若は喜代美の隣に腰を降ろして水を飲ませた。
「ぐすん…変わりたい思て大阪来たのに…」
「泣き上戸かいな。草原よりたち悪いな…若狭?」
喜代美は草若の肩にもたれかかってそのまま眠り込んでしまった。
「若狭…」
身体にもたれかかる喜代美の重みと身体のぬくもりに、草若はどきりとした。
『師匠…ずうっと一緒にいましょね。約束ですよ…?』
肩につく長さの髪も、顔立ちも、声も、何もかも志保とは似ていない筈の
喜代美に草若は志保を重ねて見ていた。
(若狭の三味線を聴いたせいか…?いや、違うな。)
どことなく志保と喜代美は似ていた。表面ではなく、内面が。不器用で
何をするにも人一倍時間のかかる、でも一生懸命頑張るところが。
(初めて会うた時からけったいな子ぉやったな…)
蒲公英を眺めながら「愛宕山」の一節を口ずさんでる時にふらふらと現れた
少女。膝を擦りむいて、今にも泣き出しそうな顔をして。何か辛いことでも
あったのだろう。どことなく心惹かれた彼女を家に上げて傷の手当をし、
うどんを食べさせた。
水をかぶって風邪を引き、そのまま一晩泊めた。「扇蝶」を歌い、
「くっしゃみ講釈」やら「あわれ対決」やら披露してみせた、本人はいたって
大真面目なのになぜかおかしくて、まるで落語の世界の住人のような少女。
帰るという彼女をなぜかずっと引き留めた。
(何で…帰さへんかったんやろな。)
草々が住まわせて下さいと頼んだから。少女の母親が置いてやって下さいと
頼んだから。
(…俺が、ここにおって欲しいと願ったから。)
志保を想っている時に現れた少女。
(志保が…お前がここに連れてきたんか?)
草若の目から涙がひとすじ流れ落ちた。
草若×喜代美@木蘭の涙 5
三年もの間、この家の時間は止まったままだった。高座に穴をあけ、志保を
亡くし、弟子も息子も自分の許から離れていった。帰るべき場所のない草々を
除いては。
喜代美がやって来てから一年弱。再びこの家の時間が流れ始めた。
自分の代わりを務めて失敗し、高座に上がれなくなった草々を高座に戻した。
その草々が散り散りになっていた弟子達を集めて落語会を開いた。
息子の涙に自分の中で再び落語への思いが頭を擡げ始めた。
(俺は…もう一度、高座に上がってええんか?まだ生きててええんか?)
ずっと押し殺して来た感情が溢れ出て止まらなかった。志保を失った日から
流すことのなかった涙が溢れて止まらなかった。草若は声を殺して泣いた。
喜代美のぬくもりが心まで温めてくれるような気がした。
(志保…許してくれるか…?もう一度だけ…ええか…?そっちに行ったら
好きなだけ恨み言言うてええから…)
自分の肩にもたれる喜代美の顔を眺めた。長い睫毛、金色のうぶ毛が透ける
白い肌、口許の小さなほくろ、桜桃のような唇。何一つ志保と似ていない。
(…せやのに不思議なほど志保と似とる。)
草若は喜代美の顎に手を添え、そっと引き寄せて唇を重ねた。
END
訂正
>>459最後の行
×喜代美はいきなり泣き出した。
○喜代美の目からみるみるうちに涙が溢れた。
>>460の6行目とかぶってしまいました。すみません。
うわあああああああああああ!!!!!!
夜更かししてたおかげでええもんみしてもろたあああああ!!!!
底抜けに…底抜けに…GJ!!!
し…師匠…弟子入りしてもええですか???
いやーん!そーこーぬーけーにぃGJ!
自分も弟子にしてくんなはれ!
乙!
朝っぱらから開いた甲斐がありました!!!
こんなに素敵なものを読めるなんて…。
GJ!です!!!
底抜けに底抜けにGJ!です〜!!!
師匠、やっぱり弟子にしてください!
私が一番弟子ですからね〜!
草若若狭キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
すっごくよかったです…切ない…!
おぉ〜流石は草月師匠!
草若×若狭GJ(゚∀゚)b
468 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 09:05:13 ID:OjytRook
草月師匠GJ!
469 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 09:13:26 ID:BgCppCHj
草月師匠…GJです
師匠のSSを継ぎたいです
弟子にして下さい
草月師匠の後で大変投下し辛いのですが、お付き合いください
自分の役目は、明るく元気よくや!
8日放送分を小草若×喜代美で
471 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 15:53:32 ID:8U+PnXgu
なんか萎えるな…独壇場かよ。コテトリ推奨か?
持ち上げられて、いい気になるなよ〜。
「おお、小草若よう来たな。実は明後日土佐屋の一門会があるんや。俺が行けたらええんやけど四草連れて東京や。
草々はデートや抜かしよる。若狭連れて行って挨拶して来てくれへんか。」
なんというチャンス!逃してなるものか!いつも邪魔する四草は居らん。草原兄さん1人やったら心配いらん。計画を練るんや!
当日、2人揃って楽屋に出向き、挨拶を済ませ、舞台袖で土佐屋一門の落語を勉強させて貰った。
喜代美を見詰める不気味な視線に気付く事もなく…
一門会が終わり、小草若は喜代美を連れて「たらちね」へと向かった。
「喜代美ちゃーん、ここのアンミツ美味いんやで、100個食べ。」
「はい、小草若兄さん、いただきます。」
「俺トイレな。」
小草若が席を立つのと入れ替わりにスッと喜代美の横へ座り込んだ男がいる。尊建だ。
続きます
「おっ、若狭ちゃんやないか!今日俺の落語聴きに来てくれてんなあ。ありがとう!どや今から俺と飲まへんか?若狭ちゃんは可愛いなあー」
喜代美の手を握り締め、体を押し付け耳元で囁く。
「コラー鼻毛!何しとんじゃ!俺の喜代美ちゃんから離れんかい!」
「何じゃゴルァ!うげっ!」
振り向きざまの尊建に捨て身の体当たりを喰らわすと、喜代美の手を掴んで、小草若は一目散に逃げ出した。
しばらく走ると大きなクリスマスツリーが何本か立っている広場に出た。
「喜代美ちゃん、ちょっと辛抱してや。」
言うなり小草若は喜代美を自分のコートの中にスッポリと包み込んで喜代美の髪に顔をうずめた。
すぐ後ろを尊建が弟弟子たちを連れて走っていく。2人には気付かない。助かった…
煌めくツリー、頼もしい兄弟子、どちらのものかわからない高鳴る鼓動…19歳の女の子が恋に落ちるには充分すぎた。
喜代美は潤んだ瞳で小草若を見上げると、ついっと瞼を閉じた。
「喜代美ちゃん、底抜けに愛してるで。」
唇が重なる。2人はしっかりと抱き合った。ようやく離れた2人の唇からクスリと笑いがこぼれる。
「ほな、俺のマンションで仕切り直ししよか。ケーキもシャンパンもあるで。」「はい。」
すいません。以上です。
携帯からなんで文字数制限に引っかかってしまいました。
変な終わり方になってしまい、申し訳ないっす
475 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:28:38 ID:sItKjNie
小草若の戦い面白かったです。
GJ!
この2人萌えますね。
底抜けにGJ!!!
頼もしくて格好良い小草若も良いですね!
コートの中で抱き上うシチュにめちゃくちゃ萌えました!
また書いて下さい〜
これから大変でっせ。あんたも、私も。
>>465、おせたれっ!
…というのは冗談でして、一言お礼が言いたくて。本当にありがとうございます。GJいただけて本当に嬉しいです。
次の作品の励みになります(またアク禁食らってしまったのでいつになるかはわかりませんが)。皆さんの作品を楽しみに待ってます。
>>474さん
GJ!小草若ファンでもあるので嬉しいです。
>>471さん
厳しい意見をありがとうございます。ここでは自分の書きたい物を書いて皆さんにも楽しんでもらえたらいいなと思ってるだけでいい気になってるつもりはないのですが、そのように感じさせてしまったのだとしたら申し訳ありません。
478 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 18:14:20 ID:sItKjNie
草月さんの作品好きなので楽しみにしてます〜
テラGJでした!
小草若と喜代美らしい雰囲気で
冬の寒さに心温まるSSですね〜
しかしここの職人さん方はクオリティ高いですな
草月さん上手くてGJだと思うが、正直自分も最近
>>471のように思う事がある。
弟子にして下さいだの、私が一番弟子だの、それに対して草月さんが
こまめにレスしてるのも何だかなあ。
生温かい気分になります。
まるで個人サイトのような過剰な馴れ合いは、他行ってやって欲しい。
本当に惚れる職人というのは、作品のクオリティだけではなく、あえて余り
自己主張せず語らない人だと自分は思うんですが…。
自分はそんなに気にならなかったよ。やっぱり2ちゃんは厳しいね。
GJしてくれた人にお礼言いたい気持ちわかるよ。
これに懲りて書かないなんてのはイヤだよ。
もう立派にコテトリの名乗りを上げてるんだから、どーんとスレの真ん中を歩いたらええ>草月タソ
ご本人にはこれからも大いに期待。
でもこっち側が変に持ち上げ過ぎて誉め殺しになるのは気をつけたい。
エロパロ板に他にもいくつか常駐スレがある身としては、
職人さんたちも読み手さんたちも、2ちゃんに慣れてない人が多い?とは思ってた。
でも職人さんたちあってのエロパロ板だと思うし、
草月さんはじめ職人さんたちのSS、どれも楽しく読ませてもらってます。
そんなわけでまた月曜日がやってきて新しいエピソードが始まるし、
職人さんたちカモーンщ(゚Д゚щ)
484 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 07:51:42 ID:wl77DtUs
>>482 それが持ち上げじゃね?
改めて全部読んだけど重複で書いてる職人さん他にも居るよな。
>>275 で調子に乗った?
確かに文章は上手い、でもコバルト並。俺は別の職人さんの方が神だとオモタ。
草々兄さん、お腹ダルダルですやん!
>>484 別に誰が誰を神と思うかなんてどうでもいいんだがw
いっそ職人さん全員コテつけちゃえよ
活気づいてる思ったらこれか。
半年ROMれな奴が多いけど、作品が読めれば良し
弟子とか師匠とか言ってても
元の話がそうだから、くらいにしか思ってなかったな。
ここ、いい作品多いから作品で活気づいてほしいよ。
自分は読み手だから待つしかないけどさ。
489 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 13:33:12 ID:wl77DtUs
もしかして、職人さん達アク禁中?
俺も読み手だけどさ、草月さん待ってるから。他の職人さんも。
どなたか友春かいてくんないかなぁ
アク禁かどうかはわからないけどこんな書かれ方されちゃ投下しにくいわな。
>>484 エロパロ板ってタダで飯食わせてくれる飯屋だと思う。
だからどんなんでも美味しく頂く精神で読んでる。
タダ飯食らっといてコバルト並みだの他の職人さんのが神だとかって失礼じゃね?
嫌ならNGIDにしときゃいい。草月さんは自ら少女漫画みたいって言ってるんだから
わかって書いてると思う。
492 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 17:22:31 ID:M+cmpPsS
あーぁ・・・
せっかくいい流れになってたのに。
2ちゃんはコテつけるとアンチみないなのが沸くよな
職人が投下しにくい状況になるならコテ付けない方ががベターだと思う
ま、タダ飯食わせてもらってる身としては誰が作ってるかは関係なく
美味ければGJ、不味ければスルーなんだけどね
それでは、流れも読まずに投下させていただきます。
小若草×喜代美。エロくなし。
初めてなもんで色々ご堪忍を…
※
寝る前に喉を潤そうと母屋にいた喜代美の所に、ひょっこり小草若が現れた。
「小草若兄さんですか?今日はお仕事で一日来られんって」
「おん、終わったんや」
小草若は足元をふらつかせながら柱に寄りかかった。
喜代美は水を飲んでいたグラスを流しに一旦置くと、焦点の合っていない小草若に近づいて顔を覗き込んだ。
「もしかして、酔おとんなります?」
「おぉ、新しい番組のプロデューサーと飲んどった。これも仕事の内なんやで?売れっ子は大変やがなー」
いつになく不貞腐れた風に言うのが可笑しくて労うようにはにかむと、
「そうですか。お勤めご苦労さまです、小草若兄さん」
喜代美はちょこんとお辞儀をした。
「師匠も兄さん達も寝床に行っとんなりますよ。私は飲めないもんでぇ先に休め言われたんです。小草若兄さんも行かれたら…」
「喜代美ちゃん」
「はい?」
「そーこーぬーけーにー!可愛らしいがな!!」
と叫んで小草若は喜代美の頬にキスをすると抱きついた。
「っ!?何しなるんですか、小草若兄さ…きゃあ!」
細身とはいえ、成人男性を受け止める力のない喜代美は、小草若と一緒になって後ろにひっくり返った。
受け止めたことのない体重が喜代美の上に圧し掛かってくる。反射的に逃げようとしたのだったが、小草若はがっちり喜代美を抱きしめて放さなかった。
思わず身を硬くした喜代美に向かって、小草若は再び頬に唇を寄せると楽しそうに笑った。
「底抜けに大好きやがなぁ喜代美ちゃん〜!」
「って!ちょ!どこに頭やるんですか!?顔擦り付けんといてください!」
なんと、小草若は喜代美の胸に顔を置いてきた。
喜代美は真っ赤になって小草若を引き剥がそうとしてみるが、小草若はぎゅうぎゅうと抱きついたままだ。
防寒のために半纏を上から羽織っていたが、パジャマの下は寝る前だと何も着けていなかった。半纏の前ははだけてしまい、パジャマの上には小草若の顔が乗っている。小草若の呼気が胸の膨らみ、丁度その先端にダイレクトに触れて、肌が粟立った。
「や…」
不快とは別の場所から沸いてくるそれに、喜代美は思わずぶるりと震えた。
どうしよう…と狼狽えるのだが、小草若は嬉しそうに「喜代美ちゃ〜ん」と抱きついたままだ。
「あの!…ホンマに放してください、小草若兄さん」
恥ずかしいやら、くすぐったいやら、涙目になって小草若の頭を剥がそうと腐心していた喜代美だったが、ふと小草若が静かになっているのに気がついた。
「兄さん?寝とんなるんですか?」
「…寝てへんよぉ。喜代美ちゃんが底抜けに好きやで〜。喜代美ちゃんが居れば俺は底抜けに幸せや〜」
そんなことをまた喚きだしたが、また静かになり、今度は小さな声で独り言のように呟いた。
「……何が天狗芸能や。俺はタレントちゃうぞ、落語家やぞ…」
「…小草若兄さん」
再びの静寂に、見ると既に小草若は寝息を立てている。
一門が散り散りになっていた三年。なおそれからも。落語家ではない別の道で、天狗芸能を生きようとした小草若の葛藤や苦悩はどれほどだろう。
…この人は落語が好きやのに。
喜代美は小草若の頭を撫でてみた。
前髪の間から穏やかな寝顔が見えて、喜代美は知らず微笑んでいた。
「…それにしても。重いですー小草若兄さん起きてくださいー」
「何しとんねん。お前らは」
「は!草々兄さん…」
喜代美が顔を持ち上げると、草々始め草若師匠と兄弟子が、喜代美と抱きついて寝こける小草若を見ていた。
「これはっあの!小草若兄さんが酔っ払って帰ってきなってぇ、ほっぺにチュウしてひっくり返ってぇ天狗座芸能が落語家なんです!」
「全然わからん。けど…おい小草若!!」
草々は小草若の襟首を掴むと、思いっきり引っ張りあげた。
ぐえっと蛙の潰れたような声と共に小草若が引き剥がされて、喜代美は起き上がると急いで半纏の前を合わせた。
「起きろ、小草若!」
草々が思い切り頭をはたくと、小草若は頭を揺らしながら周りを見回した。未だ寝ぼけの酔っ払いのようで、草々にはたかれたというのに文句も言わない。
「今、底抜けに〜気持ちのええ、お花畑みたいなとこで寝とる夢見たわ」
と能天気そうな顔でウヒョヒョヒョと笑った。喜代美は真っ赤になって絶句し、残りの兄弟子らは冷え冷えとした視線を小草若に送った。
「へぇ…お花畑。どんだけええ布団で寝てたんでしょうね」
と四草。
「いっぺん三途の川渡って、ほんまもんの花畑でも見てきたらええのにな」
と草原。いずれの目つきも殺伐としている。草々は無言で小草若の頭をどついた。
一方草若師匠は、喜代美を弟子部屋へ帰すと
(セクハラも大概にせんと本気で弟子にシメられる日がくるな)
「くわばら、くわばら…」と呟いて早々に自室に退散したのだった。
※余談
「で、どないでした感触は。若狭、けっこう胸ありますでしょ」
「そや!そこんとこ、じっくり話聞こか小草若」
「言わんでええ、言わさんでええですから草原兄さん!」
「…(何の話?)」
終
底抜けにGJ!
小草若可愛いよ小草若。
>>494 初めて!?よかったです!
小草若はエロカワイイ系で十分楽しめるし似合ってる!
>小若草←www
子若草噴いたwww
だが底抜けにーGJ!!
喜代美の身体って柔らかそうだもんな
枕にすると気持ちよさそうだ
499 :
四草×喜代美:2007/12/10(月) 21:35:33 ID:uI6k3jg9
今更だけど喜代美を慰めるシーンでのパロ(?)
「キヨミ、ガンバレ。キヨミ、ガンバレ」
「四草兄さん・・・・。」感動している喜代美をよそに
「あいつあんな事仕込んだったんか・・・・」
「きつぬうどんぐらいあそこまでするか?」
とヤイヤイ四草以外の兄弟子が言っている時に久兵衛の言ってる言葉に変化があらわれた。
「アッ、イヤ・・・・シーソーニーサン。」
「えっ!?」
「イッチャウ・イッ!・・・アッ、アァァー!!」
「これって・・・・もしかして・・・・」
かぁーっと赤くなる喜代美。
兄弟子達はというと
草原は
「うわー喜代美ちゃん顔真っ赤やで」
といい。
草々は顔を喜代美と同じぐらい赤くしながらキョロキョロと辺りを見ていて
小若草は妄想でもしているのか
「ウヒョヒョヒョヒョ。」
と不気味な笑い声をあげている。
四草は一瞬呆気にとられた顔をしたがすぐニヤリと悪どい笑みを浮かべて喜代美の耳元で「可愛い声でないてるやろ?」と呟き出て行った。
その後喜代美は顔をタコのように赤くして買い物袋を持ったまま自分の部屋に駆け込んでいった。
出て行った四草は久兵衛に指でちょっかいを出しながら楽しそうな足取りで歩いていった。
そーこーぬーけーにぃGJ!
>>494 GJ!初めてとは思えんよ〜
もう、こういうの大好きなんでw
投下してありがとう!!
GJ!底抜けにGJ!
小草若ちゃん、底抜けに可愛らしいなぁ〜。
じゃあ、調子にのって小ネタ投下します
エロないです。すまん
なんや、また来とるんか。ここんとこ毎晩やんけ。意外とマメやな、四草て
若狭、ええ声出してるなあ。結局俺とA子ちゃんは大人の階段昇れんかったんや。それやのに…
だいたい若狭て俺の事好きやったんと違うんか?俺とA子ちゃんがモタモタしとる間に
傷心の若狭に手ぇだしやがって、四草のボケ!
小草若はともかく、あの冷血男まで若狭に惚れるとはなぁ。ほんで最近の若狭が滅茶苦茶可愛いやん、よけい腹立つ。
師匠と俺とキーコの3人だけの時は楽しかったな。あの頃の俺にキーコを離すなって教えてやりたいわ
おお、そろそろエエとこやな。邪魔したろ。スイッチオンや!
「寿限無、寿限無、五こうの擦り切れ…」
お粗末様
>>499 超GJ!大興奮したw
>「可愛い声でないてるやろ?」と呟き出て行った。
何と言うエロ、さすが四草
数スレ、場所借ります。エロくないです。
「お願いですから、兄さんはゆっくりして下さい。
私は明日のこともあるし、帰りますけぇ。」
「あかん!1人なんて、危ないやろ!
喜代美ちゃんが帰るなら、俺も帰るつもりやったんや。
さっ、行こいこ…はっくしゅん!」
11月の思いがけない雪の中、長時間のロケに耐えていた小若草。
それでなくでも、売れっ子のハードな毎日なのだ。
今から大阪まで、何時間も移動するより、今日は早く体を温め、休んだ方が絶対いいはず。
「私は大丈夫ですから。
兄さん、ゆっくりしていって下さい。」
「大阪帰ったら日付変わってるのに、1人は危ないやろ!
あかん、あかん!」
頑なに小若草は諦めてくれず、喜代美は困ってしまう。
「そんなら、師匠に伺って、お許し出たら泊まります。」
まだ内弟子の自分は毎日の家事が大切な仕事。
すぐに帰って来いと言われるのを期待して、師匠に電話を掛ける。
「そうか。
なら、泊まっておいで。」
「師匠!?
でも、その、朝ご飯とか…。」
草若から予想外の言葉に慌てると
「ええよ、どうせ今夜は草々も出かけて儂1人やし。
…まあ、小草若にうまいもん、食べさせてもらい。
あ、電話変わってくれるか?」
「すいません。
急な雪でこんな時間になってしもて。
はい、大丈夫です。
ねろっ、って違います!俺は…。
え、はあ…。分かってます。
はい、おやすみなさい。」
受話器を置いた時は、ひどく困った顔をしていた。
不思議そうにしている喜代美を見ると、
にかっと無理やり爽やかに笑いかけた。
「お許しでたで。さあさ、宿いこ!」
「きれいやぁ…。」
夜景を見ながら、貴代美は呟く。
「私までこないなホテル、ええんでしょうか?
なんや、えらい高そうなんですけど?」
「ええねん。番組で取ってくれたんやし、気にしんとき。
それより、好きなもん、どんどん頼み!100個頼み!」
とりあえず2人は、小草若の部屋で、
ルームサービスの食事をしていた。
「私、初めてなんです、こんなホテルで泊まるの。
えらい贅沢でドキドキします。」
「はあ、ほんまに喜代美ちゃんは、底抜けにかわらしいね。
雪でタクシーも捕まりにくいし、
時間も遅いからこんな夕食で悪かったなあ。」
「いえ、ご飯もケーキも美味しいです。ほんまにありがとうございます。」
ぱくぱくと3個目のケーキを頬張る貴代美を小草若は、幸せそうに眺めている。
「すいません。
急な雪でこんな時間になってしもて。
はい、大丈夫です。
ねろっ、って違います!俺は…。
え、はあ…。分かってます。
はい、おやすみなさい。」
受話器を置いた時は、ひどく困った顔をしていた。
不思議そうにしている喜代美を見ると、
にかっと無理やり爽やかに笑いかけた。
「お許しでたで。
さあさ、宿いこ!」
「きれいやぁ…。」
夜景を見ながら、貴代美は呟く。
「私までこないなホテル、ええんでしょうか?
なんや、えらい高そうなんですけど?」
「ええねん。番組で取ってくれたんやし、気にしんとき。
それより、好きなもん、どんどん頼み!100個頼み!」
とりあえず2人は、小草若の部屋で、
ルームサービスの食事をしていた。
「私、初めてなんです、こんなホテルで泊まるの。
えらい贅沢でドキドキします。」
「はあ、ほんまに喜代美ちゃんは、底抜けにかわらしいね。
雪でタクシーも捕まりにくいし、
時間も遅いからこんな夕食で悪かったなあ。」
「いえ、ご飯もケーキも美味しいです。ほんまにありがとうございます。」
ぱくぱくと3個目のケーキを頬張る貴代美を小草若は、幸せそうに眺めている。
草々の名を聞くだけで涙が溢れてくる。
それを我慢するだけで精一杯なのだ。
小草若のストレートすぎる慰めも、
喜代美には辛いだけで、つい語気が荒くなってしまう。
「無理なんてしとらんけぇ!
兄さんには関係ないです!」
勢いでドアへ駆け出しそうになる喜代美の腕を掴むと、
小草若は優しく抱きしめる。
「関係ある。
好きな子が辛い思いしてて、ほっとける訳ないやろ。」
顔も上げられず、
小草若の腕の中で、抱きしめられたままで、
固まって棒立ちなっている喜代美。
「好き、て…。」
「底抜けに愛してるんや。」
一瞬の静寂。
「兄さん…。」
「俺が今すぐに全部忘れさせたる。
だから、俺だけ見とき。」
「…、はい。」
そっと頷き、上目使いに見上げてくる顔があまりにも可愛らしく、
思わず強く抱きしめると弱々しくしがみついてくる。
嬉しさに耐えられずに軽く唇を重ね、
そのまま、ベッドへ優しく横たえてる。
「小草若兄さん。」
「違う。ちゃんと名前で呼び。」
「仁志さん。
何もかも忘れさせて下さい。」
震える声で甘く囁いてくる貴代美に、
もう一度口づけると、小草若は部屋の明かりを落とした。
(そして朝まで2人は、うひょひょ〜。)
小草若の妄想をここで中断させたのは、
兄弟弟子の厳しいツッコミではなく、
可愛い妹弟子の少々色気のない声だった。
「え゛っ!!嘘!
冗談やないんですか、あれ!?」
小草若は急に現実に戻された。
彼の2年近い真摯で情熱的な告白は、
なぜか全く伝わっていなかったらしい。
がっくり肩を落とす。
「喜代美ちゃん、底抜けに鈍感すぎやで…。
なんや、俺ちょっと悲しなってきたわ。」
本当に涙が目に浮かんでまっている。
「す、すみません!
小草若兄さんのあの言葉は、
皆に言う冗談だとや、兄さん達から聞いてて、
私ずっと、そのぉ。
ごめんなさい。
あの、そんな泣かんといて下さい。」
喜代美は驚きで涙が乾いてしまったらしく、
あたふたとしながらも、
逆に小草若を慰めてくれている。
「俺、ほんま、底抜けにショックや…。
言うたの、四草か?」
「いえ。
うちの兄さんら3人とも言ってはるし、
他に柳眉兄さんや尊健兄さんとか。
あ、師匠もです。」
「なんやねん、ほんまにフルメンバーなんか!」
(くそっ、あいつらなんやねん。
全員、暴れ馬に蹴られろ!)
「軽い挨拶代わりで、あんまり皆で言うさかいに、
うちも信じ込んでしもてて。」
「喜代美ちゃん、底抜けに素直すぎやわ…。」
小草若はふらふら喜代美から離れると、
ベッドにちょこんと座る。
喜代美が申し訳なさそうに近づき、
横から顔を覗き込むと、泣きそうな顔を見られるのを嫌がってか
ぷいと横を向く。
「そのぉ。
すると、小若草兄さんは、
ほんまに私のこと、好きいうことなんでしょう、か。」
「当たり前や!
本気で好きな相手にしか、俺は好きとかよう言わんへん。」
唇を尖らして答える。
「それをなんや、
皆で俺を軟派キャラにしやがって!」
(可哀想やけど、
なんやえらい可愛らしなってはるなあ…。
って、あかん、和むとこ違う!)
「ほんまにごめんなさい。
私、ずっとひどいことしてましたね。」
「ええねん。
喜代美ちゃんは悪ない。」
(そうや、悪いのはあいつらや!)
ひどく沈黙が気まずくて、喜代美はあれこれ話かける。
「まさか私なんかを好きになるなんて思わんでぇ。
周りにきれいな人、たくさんいてはるし。
初対面で殴りつけてしもたし。」
「なあ。」
「はい。」
「俺は、本気で喜代美ちゃんが好きなんや。」
「…でもなんで、私なんか(こつん!)痛っ!」
「アホなこと言うからや!
貴代美ちゃんは底抜けに、かわいいで?
なんせ、この色男が惚れてるんやからな。」
「でもぉ〜。」
でこぴんされたおでこを撫でながら、
喜代美はまだ訝しげな顔を見せる。
「あかんか?
なら信じるまで、何度でも言うたる。
好きや。
貴代美ちゃんの不器用なとこも、落ち込みやすいとこも、甘えたなとこも。全部好きや。」
「う、なんや欠点ばっかり…。」
「そうか?
でもほんまに好きになるって、
そういうもんやないか?
」
「…。」
「好きや。」
また小草若に抱きしめられて、
喜代美の顔がかっーと火照ってくる。
(うわあ、急に恥ずかしくなってきた!
私、こんなん言われたの、初めてやし。)
小草若の腕にすっぽり包まれているせいか、
余計に頭が上手く働かない。
こんなに近くに異性を感じるのは初めてだ。
ドキドキして、
なのに、なぜか落ち着く。
「貴代美ちゃんは、そのまんま、なんも焦らんでええ。
たくさん悩んで、いっぱい新しいこと知って
ゆっくり大人になり。」
「俺は、いつも応援してるから。
喜代美ちゃん、頑張ってるのそばで見てるから。」
小草若の言葉は、その体温と同じように、
ほんわかと暖かかった。
思わずこのまま寄りかかってしまいたくなるが、
必死で貴代美は被りを振る。
「ありがとうございます。
そんなん言うてもらえて、すごく嬉しいです。」
小草若の瞳が輝く。
「でも、今はきっと誰かに甘えたらダメなんです。
私、自分で頑張りたいんです。
だから、兄さん、」
むぎゅうっと、
強く抱きしめられた。
「ごめんな、喜代美ちゃん。
もう少しだけこうしてて?」
とくんとくんと、お互いの心音が聞こえる。
「優しくしてくれて、ほんまにありがとうございます。
私、小草若兄さんも、他の兄さんも、
師匠も底抜けに大好きなんです。」
小草若は何も答えない。
「だから、皆さんと一緒に、
ずっと落語がしたいんです。
」
ぴったりとくっついているせいか、
小草若の細い体には喜代美の声が
音だけでなく振動としても伝わってくる。
そして、その言葉の意味も。
「…、そうか。
分かったわ。
…、頑張ろうな。」
喜代美は、何も言わず、静かにこくんと頷いた。
どれ位、時間が経っただろう。
「あ〜あかん、おしまい!
俺、我慢の限界や〜!
やっぱりちょっと修業はおいといて、今夜は俺と底抜けに熱い夜を!」
急に小草若がそう言って、もう一度強く抱きしめられた。
だが、一瞬ですぐにふっと腕の力を緩める。
解放された喜代美は、慌ててドアへ急いだ。
「お休みなさい!」
「ん、寒いから風邪引かんようにな。
ゆっくりお休み。若狭。」
口座名で呼ばれた喜代美は、振り返ることが出来なかった。
(兄さん、若狭て呼んでくれてはる。
私の言葉、ちゃんと受け止めてくれてるんや。
こんな風にいつもでも優しくしてもろてるのに、
なんで私は、ちゃんと見てなかったんやろ…。
ずっとどんだけ兄さん、傷つけてたんやろう。)
「ありがとうございます。」
小さな胸の中では、自己嫌悪や後悔、
色々な感情が溢れていた。
一言だけを口にするのが精一杯で、
喜代美は顔を見せずに部屋を出た。
部屋に1人になると、急に気温が下がったような気がする。
小草若はそのままベッドへ、倒れ込んだ。
(あかん、ほんま限界やったわ。
あんな小さくて、どこもふわふわと柔らかいんやなあ、
喜代美ちゃん。)
「弱った女、狙う気か。悪い奴やなあ。」
頭に、本心の読めない草若の、笑いを含んだ電話の声が浮かぶ。
(仕方ないやろ、そりゃ、男なら狙うに決まってる!
って、結局、何も出来んだけど。
わざわざ自費で部屋まで取って何しとるんや、俺。
あ〜あ。底抜けにヘタレやなあ。)
ばたんと大の字のまま、寝返りをうつと、
優しく柔らかい香りが鼻をかすめる。
(わっ!!
これ、喜代美ちゃんの香りか。あかん〜。
あのまま、なんで妄想通りに…、
うひょひょ〜なことをせんかったんや、俺のアホ!
大体、なんで周り中が俺の邪魔してんねん!
悪四草やボケ草々はともかく
草原兄さんや師匠まで、何してくれてるんや!
はあ。…まあ、ええわ。
今夜はちゃんと気持ち伝えたんやし。
それに本気で惚れた女の願いは
叶えてやりたいしな。
ええ兄弟子でいるのも、悪くない。
あ〜ん、でもなあ。)
結局眠れない夜を過ごす小草若だった。
「そや、小草若。
あの夜は、若狭とはどうやったんや?」
稽古が終わり、部屋を出ようとすると
さらりと草若は聞いてきた。
「どうって…。何も。」思い切り、ふてくされている。
「なんや、せっかくの夜に、なにもなしか?」
「部屋も別やし、何もしてません!!
大体、電話で若狭はまだ内弟子や、って脅してたやないですか!」
「はあ、素直な奴やなあ。
まあ、よう我慢したな。いい子やった。」
草若は心底、呆れた顔をしたが、小草若の肩にぽんと手をおいてやった。
ため息をついて、それでもきちんと礼をして小草若は帰って行く。
(ふうん。
若狭の視線を見てたら、なんかあったと思うたが…。
まあ、手出せんのもあの子ららしい。
しかし脈が無いわけではないみたいや、
ちゃんと頑張ってみいや、仁志。)
にやりと笑うと、障子に向かって声をかける。
「とりあえず可愛い若狭は無事やったみたいやで、
良かったなあ、あんたらも。」
かさかさと衣擦れの音がして、3人分の気配がする。
「全く、ヤキモチ焼きの兄弟子ばっかりで、
一番大変なのは若狭やなあ。
あんまり恋路を邪魔してると、
馬に蹴られるで?3人とも。」
「「「若狭が内弟子修業の邪魔されんように、
守ってるだけです!!」」」
(…まあ、障害多いことで。)
以上です。
すみません、その2は、二重に書き込みしてしまいました。
失礼しました!
>>517 乙鰈。
その2とその3の間、つながり悪い気がするけどコピペ忘れしてない?
あとは、行あけないほうが読みやすいかも。
誤字が多すぎるのと方言が使いこなせてないのがちょっとなえる。
でも内容はよかった。
またよろしくです。
同じく乙鰈
携帯から読んだ方がやや読みやすいかな。
ストーリーは面白かったよ。次はしっかり推敲してから書いてね。
子草若は甘え上手で母性本能刺激するタイプだよね
>>506 「全員、暴れ馬に蹴られろ」ワロスw
小草若×喜代美はかわいいな。
小草若はヘタレっぽいけど、
草々とは違ってDT臭はしないのは何故だろう。
師匠→百戦錬磨
草原→基本的に緑さんラブだが、修行と称して遊んでたかも
草々→素人道程
小草若→そこそこ遊び、そこそこ付き合ってそう
四草→百戦錬磨その2
こんな感じか?
30前の素人DTて…泣けてくるわ
524 :
小草若×喜代美:2007/12/11(火) 14:40:03 ID:YahPtmzn
小草若×喜代美を書かせていただきます。
申し訳ないんですけどエロが無いです。
携帯からなので読みにくい所があるかもしれません。
あと書いてる人の頭が可哀想な頭なので誤字脱字があると思いますがよろしくお願いいたします。
小草若×喜代美
小草若は悩んでいた。
悩みの種は妹弟子の喜代美の事だ。
小草若は喜代美のことが好きで猛烈なアタックをしているが全然相手にされていない。
ある日番組の収録が終わった後スタッフと一緒に飲みに行った時にボロっと「俺な、今好きな子がおんねん」と言ってしまった。
ほろ酔いで気分が良かったので、妹弟子ということ以外が全部話してしまった。
それの話しを聞いたスタッフの女の子が
「好き好き言いすぎて落ちないやないんですか、その子」と言った。
「えっ!?なんで?」
「なんでって、そんな挨拶みたいに言っとったら気にしなくなるやないですか。あ、また言ってるわーみたいな感じになって」
「そんなもんなんか?じゃあ俺どないすればいいねん?」
「好きやって言わなければいいんとちゃいます?ほらよく言うやないですか押してだめなら引いてみなって」
「押してだめなら引いてみな・・・・・・・。それ底抜けにいいかもしれんのー!」
そう言うと小草若はバッと立って俺帰るわと言ってウヒャヒャと笑いながら店を出た。
スーパーカーで家に向かっているときに小草若はブツブツと「押してだめなら引いてみな」と繰り返し言っていた。
525 :
素志:2007/12/11(火) 17:29:00 ID:YahPtmzn
次の日小草若は草若の家に向かった。
家について中に入ると喜代美が庭で洗濯物を干していた。
将来俺の嫁に来た時に・・・・・・と妄想にしそうになったが頭を振って妄想をなんとか止めた。
今日はいつもの俺じゃアカン。
今日はある作戦があるのだ。
それは『底抜けに押してダメなら底抜けに引いてみな作戦』だ。
喜代美ちゃんに好かれるためやと意気込み喜代美にドスドスと近づいていく、足音に気付いて喜代美が小草若の方に向けて顔を上げた。
喜代美はニコッと笑って「おはようございます。小草若兄さん」
と言った。
「お、おはよう…」
なるべく素っ気なく言って小草若は足早に家の中に入っていた。
小草若が玄関をガラッと開けるとちょうど草若がいた。
「おはようさん。急やけど稽古しようか?」
「おはようございます。よろしくお願いいたします。」
「稽古場で待ってるから着替えといで」と言って草若は稽古場に入っていた。
すぐに着替えて稽古を始めた。
稽古が終わって私服に着替え居間に行くと喜代美がいた。
「あっ、小草若兄さん。お稽古終わりはったんですか?」
「あぁ・・・・」
目を合わせたら抑えが効かなくなって元も子もなくなってしまうので、そっぽを向いて話す。
「若狭、お茶」
喜代美の事を若狭と呼ぶこれも作戦だ。
若狭と急に喜代美は一瞬豆鉄砲をくらったような顔をしたがすぐもどって「はい、お茶ですね。ちょっと待っとってください。いま用意しますけ」と言って台所にかけていってお茶の用意をし始めた。
喜代美がお茶の用意をしているのを見ながら溜め息をついた。
(喜代美ちゃんには好かれたいんやけど、この作戦以外とキツいな…。それに喜代美ちゃんの若狭って呼ぶと変なん感じがするから嫌やわ。あぁー喜代美ちゃんが俺の事好きやったらよかったんになー)と思っていてまた溜め息をついた所に喜代美がお茶を持ってきた。
526 :
小草若×喜代美:2007/12/11(火) 17:32:27 ID:YahPtmzn
小草若のそばにちょこんと座り
「どうぞ・・・・・・」とお茶を差し出した。
「ありがとう」といって飲み始める小草若の顔をチラチラと喜代美が見ている。
「なに?」と言うと
「私なんか兄さんに悪い事しましたか?」と訊いてきた。
「なんで?」
「いや、だってなんや機嫌悪いし…それに…」
黙り込む喜代美にワザとイライラした声音で
「それになんやねん。」と言うと
「やって…今まで喜代美って呼んどったんに急に若狭呼ぶから……」最後の方になると声が小さくなる喜代美が底抜けに可愛くてしょうがなかったがなんとかこらえて
「若狭いう名前を貰ったんやからいつまでも喜代美ちゃんなんて呼んでたらアカンやろ」と言うと喜代美は黙り込んでしまった。
底抜けに喜代美を慰めたかったがまたなんとかこらえて
「俺、仕事あるから行くわ」といって足早に出て行った。
喜代美の目がつかないとこまでいくと今日一番の溜め息をつきながらしゃがみ込んだ。
作戦を開始して間もないのにもう俺挫けそうになったわ。
喜代美ちゃん可愛すぎるはもう。
でもこれも喜代美ちゃんに好かれるためやと自分に言い聞かせて明日も頑張らなな…と思い仕事に向かった。
527 :
小草若×喜代美:2007/12/11(火) 19:00:03 ID:YahPtmzn
次の日も草若の家に行った。
しかしかなり気が重かった。
作戦とはいえ喜代美にあんな風に接するのは辛かった。
仕事中も家にかえってもずっと喜代美の事が気になっていた。
(喜代美ちゃんに俺の事好きになって欲しいけど喜代美ちゃんにはいつも笑っといてほしいし…)そんな事考えながら玄関をあけると草原、草々、四草の三人が険しい表情で立っていた。
「みんななにしてんねん底抜けに怖いぞ」
と小草若が茶化すように言うと草々が小草若の胸ぐら掴んで
「お前!若狭になにしたんや!?」と言った。
草々に続くように草原が「若狭な昨日からずっと泣いてるんやぞ」と言い四草は
「喜代美になんかあったらただじゃおかないですよ」と人殺しのような目をしながらいった。
俺は草原兄さんに腕を掴まれて草々と四草が後ろから頭を叩かれたり、罵倒されながら居間に連れて行かれた。
居間につくと師匠と喜代美がいた。
喜代美は師匠に頭を撫でられながら泣いていて見事なまでに目を赤く腫らしていた。
師匠が小草若の存在に気付くと厳しい声で
「そこに座り」といった。
528 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 19:58:38 ID:wkbAEH9u
wktk
529 :
小草若×喜代美:2007/12/11(火) 21:49:53 ID:YahPtmzn
小草若が座ると喜代美の頭を撫でるのを止めて喜代美に小草若と話すように言った。
二人が向き合って座っている横に二人以外の徒然亭が並んだ。
みんな小草若を睨んでいる。
気まずい。そう思っていると喜代美が話し出した。
「小草若兄さんは……私の事、嫌いなんですか…」
黙って聞いていると喜代美はボロボロと泣きながら
「兄さんは…いつも優しくて、私の事励ましてくんなって…私は兄さんの事好きでした……」
そう言うと喜代美は頭を下げて
「兄さんが私の事嫌いって気づかんで、兄さんに嫌な思いさせてしなって、すいませんでした。」
小草若はごめんなといって喜代美の頭を撫でた。
「喜代美ちゃん。ホンマにごめんな、喜代美ちゃんに辛い思いさせてしまってごめんな…」と言うと小草若も泣き出してしまった。
「俺な、喜代美ちゃんの事好きやねん。喜代美ちゃんに俺の気持ち気づいてほしかったんや」
「私も兄さんの事好きです。」と言って抱き合った。
二人はオンオン泣いて、泣き疲れたのか抱き合いながら寝てしまった。
そんな二人を見て
草原は
「何やかんやで上手くいったやないか」と嬉しそうに言ってタオルケット取ってくるはと言って居間から出て行った。
草々は
「ったく、心配かけやがって」と言って離れに帰って行った。
四草は
「結局仲の良さを見せ付けられただけや」と言ってどこかに行ってしまった。
草原がタオルケットを持ってきたのでそれを草若が掛けて
「みてみぃ、二人とも幸せそうな顔しとるで」と嬉しそうに言い、草原と寝床屋に出掛けた。
家には二人だけが残った。
その二人が幸せそうに抱き合ってすやすやと寝息をたてていた。
530 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 21:58:22 ID:YahPtmzn
525の526間が抜けてました。
小草若が「若狭、お茶」って言って喜代美がショックうけつもお茶くみに行ってで喜代美が帰ってきた時にため息ついちゃって〜ていうのです。
初めての長い物なので、グダグダになってしまいました。
お目目汚ししてすみませんでした。
531 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:01:34 ID:1SFWI1Ss
なかなかよかったよ。
GJです!
誤字脱字とか時間かかり過ぎとか色々あるけど
話はとても良かった
今度は推敲してから一気にまとめて投下すれば良いよ
慣れもあるだろうし、また出来たら投下してね
乙!
大体
>>532 と同意見だw
話良かったので次も期待!というかお願いしますw
GJです!
>>532-533と同意見だけどw
携帯からだと大変なのかな、とも思うけども。
でもおもしろかった〜。
やっぱり小草若はかわいいなあ〜。
次も楽しみにしてます。
みんな優しすぎ。
この人誤字脱字ってレベルじゃない。
頭弱い、誤字脱字あるかもって前置きしてたことでまず気分害したのに、
本当に1レス目から誤字脱字、頭弱い文さらしてる。
さらに1レスずつ文章考えながら送信してるのか、間があきすぎ。
その間みんなレス控えてることもわからないの?
ストーリーも最初はよかったが後半gdgd。
gdgdは若狭の初高座でお腹いっぱい。
536 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 00:25:04 ID:yTnCAgJm
アク禁で書けませんでした!
作品が増えていますね。皆さんGJ!
携帯で書けない自分は苦労します。
草月師匠、気にしない、気にしないです。
職人同士も刺激し合って良い作品が出来るってもんです。
個人攻撃もあるから、コテトリしない職人さんも居る訳で。
気にしないでド〜ンと書いちゃいますよ、私は。お気に召さなくても。
ゴーマンですけど。(未来編はコケタしな・・その直後にアク禁だし)
>>453さん、ありがとう。
続き?を書きます。設定はいい加減です。実際の柳眉がどんなか知りません。
万葉亭&土佐屋の師匠二人もです。妄想だけで突っ走ります。
>>484さん・・それじゃ私は三文ピンク小説ってことで。
コケテも書く、それが職人魂・・では自分語りすみません。投下します。
男前でんな
待っとりますよ
>>512 「貴代美ちゃんの不器用なとこも、落ち込みやすいとこも、甘えたなとこも。全部好きや。」
これはやっばいわー鼻血でる!
>>537 まるっと同意。
本編のこと書いていいのかわかんないけど、
小草若…気付いてなかったんだね…。
そんなにぶくもかいらしい小草若ちゃんで、
どなたか書いてくださいませんか?
>>535 あんた、ID変わらないうちに自分もSS書いて投下してみ?
その腕も度胸もないうちは職人を叩く資格はないな。
全作品はタダ飯なんだから、口に合わなきゃ黙ってスルー汁。
師匠が 後で稽古しようか なんて言った時に何故か
エロい方向に考えてしまった…
修業が足りんな、とかもさ…
>>540 確かに
>>535の言ってることはきついけど、誤字・脱字に注意する、
ある程度まとまってからの作品投下は、職人側のマナーだと思うよ。
最後一行は何から何まで同意。
タダ飯が美味けりゃ心からのGJ、好みじゃなきゃ黙ってスルー、これ基本。
四草×喜代美です
エロないです
モノローグ形式なんで嫌いな方はスルーしてください
四草が喜代美と呼ぶのは個人的趣味です
「お前の年季が明ける前に、兄さん結婚してるかもな。」
師匠に算段の平兵衛はまだ早いと言われて、ちょっとムシャクシャしてたんや。
喜代美からかって憂さ晴らしでもしよかと思ただけやのに…
雑巾を放り出して喜代美は走って行った。下向いてたけど、あれ泣いてたなあ。
兄さんらにエラいこと怒られたし、後味わるいから謝っとこか、一応。
「喜代美、入るで。」
返事ないな。
続きます
そろっとドアを開けたら、部屋の真ん中で座り込んで泣いとった。
涙でグショグショになった目は、開いてはいるけどナンも見えてなさそうや。
「さっきは悪かったな。」
俺の声を聞いても反応なしや。
と、その時表から楽しそうな声がした。あのニブチン2人や。最悪やな。なんや俺までハラ立ってきたわ。
「あの2人はな、自分らの事しか見えてへんねん!泣くだけ損や、忘れてまえ!」
言い捨てて部屋を出ようとしたら喜代美が絞り出すような声で言いよるねん。
「四草兄さんに何がわかりますのん!」
続きます
途端にまくらやらバッグやらその辺の物を、俺に向かって投げつけてきよった。
あかん。逆上してる女をなだめるには、これしかない。
集中砲火をかいくぐり喜代美に近づくと思い切り抱きしめた。
「喜代美はこんなに可愛いのに何でわからんのやろな。」
喜代美は声も立てずに泣いている。暴れたから首筋や肩口がピンク色や。
ポニーテールを解くと、エエ匂いがする。そのまま押し倒して唇をふさぐ。舌をねじ込んで口腔を弄る。
服を脱がせても喜代美はされるがままやった。
続きます
弱ってるとこにつけ込んでるみたいてイヤやけど、今更やめられへんから
このまま頂いとこかと思た所へ「忘れさせて下さい…」て言いよるねん。
あんな声で言われたら仏様でもやめられへんわ。
でも結局最後まで泣いとったな。
そのまま寝てしもて夕方目が開いた時、喜代美は居らんかった。母屋で稽古つけてもろてた。
下手くそやな。下手やけど惹きつけられる。その内エエ噺家になるやろな。
稽古が終わって喜代美が走ってきたわ。
「兄さん、さっきはありがとうございました。」
なんや、吹っ切れてるやん。俺も負けてられへんな。
「師匠、お稽古お願いします。」
お粗末でした
GJ!
今日の駄々っ子四草、テラ可愛かったな〜w
これからどう喜代美の面倒を見ていくのか楽しみだ
>>543 GJです!ちょい悪四草は萌えるねえ
>>542 これから初めて投下してくれる職人さんもいるかもしれないし、ルールというか
心得として次スレからテンプレにしたほうがいいかもね。
(このままのペースで行けばスレも続くという想定)
・SSを投下する時はテキストドキュメント等で完成させた文章をコピペする。
携帯からの場合はメール作成画面等を利用する。
後は、投下前の予告レスとかカップルの明記、エロ具合(?)の説明なんかは
皆さん行き届いてるから必要ないと思うけど。
>>549 ルールでも心得でもなく、マナーだって
>>542も書いてるだろ。
(自分はロムを思いやる常識だと思ってるけどね)
それが無い人はどれだけテンプレを増やしてもKYで好き放題するし、
初心者で知らなかった人なら、そういう当たり前の気遣いがあれば
たとえテンプレに無くても次回からは気をつけるよ。
なんでもかんでもすぐにテンプレ、ローカルルールにして
安直に>1以降の注意書きを増やすのって
馬鹿っぽいだけでなく、安易に初心者入門を促すから止めないか?
ナマモノを扱ってるのに初心者が容易に参加しやすいなんて場所は
にちゃんじゃなくても廃れやすいと思うけどね。
551 :
草原×喜代美?:2007/12/13(木) 00:50:05 ID:4X1IZcqn
喜代美「わたし草原兄さんのこと好きになってしもた・・・」
順子「その人って奥さんも子供もおるんやろ?諦め!」
喜代美「じゅ〜んちゅぁ〜んっ!」
順子「諦めっ!もし不倫なんかに発展したらどねすんの?」
喜代美「わたしずっと2番目でいい!・・・」
順子「はぁ〜・・・もう勝手にし!」
ガチャッ!
喜代美「順ちゃん?・・・だって好きになってしもたんやもん。」
ー翌日ー
喜代美「草原兄さんシャツのボタン取れそうですよ。」
草原「あ、ほんまやな。気付かんかった。」
喜代美「奥さんつけてくれならんのですか?」
草原「ちょっと今いろいろあってな・・・」
喜代美「いろいろて?」
草原「師匠にしか言ってないんやけど子供と実家帰ってんねや・・・」
喜代美「えっ!?そそそれって・・・?」
草原「子供はそんなん気にせんでええ。さぁ天災の稽古するで!」
喜代美「はい・・・」
ー稽古終了後ー
喜代美「あの!・・・わたしでよかったらぁボタンつけますさけ。」
草原「ん〜。じゃあ頼んでいいか?」
喜代美「はい!」ボタンをつける喜代美。
喜代美「あ、あれ?なんでこねなんの〜。アイタ!」
草原「大丈夫か!?血出てるやんか。ほんま若狭は不器用な子やなぁ。」
笑いながら喜代美の指を舐める草原。
喜代美「あっ・・・」
ドキリとし頬を少し赤らめる喜代美。
草原「これでバンドエイドでも貼っとったら大丈夫やろ。ん?どうした?」
喜代美「わたし何もできん・・・ボタン1つもまともにつけれん。草原兄さんにも嫌われてもた・・・」
草原「若狭。確かに若狭は不器用やしドジや。でもな一生懸命や。その心はちゃんと伝わっとるで?それにこんなに可愛い妹嫌いになる兄ちゃんおらんで。」
喜代美の頭を撫でる草原。
喜代美「草原兄さん・・・」
泣き出す喜代美。
嬉しいけど悔しい。結局自分は妹で子供扱いなん?
草原「よう泣く子やなぁ。」
喜代美を引き寄せ背中をポンポンする。
ー夜中ー
喜代美は草原のことを考えると眠れず今日も自分を慰めていた。
草原の温もりを思い出しながら。
草原兄さん、かっこいい!
何気に順子は萌える。
というわけで、先生…友春×順子が読みたいです!
年上なのに順ちゃんに主導権握られてる気がする>友春×順子
小次郎×奈津子もお待ちしています先生…
555 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 03:22:20 ID:4X1IZcqn
>>551の続き?
KYですみませんが。
ー翌朝ー
草若「若狭、今日な尊徳達と忘年会あるから夕飯いらんわ。」
草々「あ、俺もいらんから。」
喜代美「はい。わかりました。」
草原「そうかぁ。今日は若狭一人ぼっちか。」
四草「草々兄さんは彼女とうまくいってるみたいですね。ここんとこ毎晩でしょ。」
小草若「今日仕事なかったら俺が一緒におれるのにな〜。ウヒョヒョ!」
草若「お〜い。若狭稽古すっぞ〜。」
若狭「は〜い!」
ー夕方ー
草若と草々は出かけ、四草はバイトへ、小草若は仕事に行った。
草原「おっ。夕飯の買い物か?」
喜代美「今日は一人ですからなんか買って食べます。芋付きハンバーガーに炭酸とか。」
草原「それやったら家で一緒に食べるか?」
喜代美「えっ?あ、あの、でも・・・」
草原「どうせ俺も今一人やし、若狭が一人で芋かじっとうとかなんか可哀相やしな。まぁ、これも筆頭弟子の勤めや。」
喜代美「じゃあお言葉に甘えさせてもらいます。」
二人はスーパーへ買い物に行った。
草原「何が食べたい?一応何でも作れるで。」
喜代美「草原兄さんの作ってくれるのなら何でもいいです!」
草原「じゃあもつ鍋にしよか?」
喜代美「はい!」
買い物を済ませ外に出ると雨が降っていた。
草原「天気予報では言うてなかったのにな・・・よし!走るで若狭!」
若狭の手を取り走りだす。
草原の家に着く頃には豪雨と化していた。二人はまるで濡れ鼠。
草原「今タオル持ってくるわ!」
喜代美「すいません!」
居間に入るときちんと整理整頓し清潔だが草原の匂いでいっぱいだった。
草原「すまんな。なかなか見つからんかったわ。はい。」
タオルを渡すが喜代美は無反応だ。
草原「若狭?」
喜代美の服は雨で体にぴったり張り付き下着が透けており髪も濡れ滴がポタポタと落ちている。
草原「ど、どうした?風邪引くで?」
さすがの草原も目のやり場に困ったのかオドオドしながら喜代美の頭にタオルを被せくしゃくしゃっと拭いてやる。
喜代美「兄さん・・・わたし・・・わたし」
草原に抱き付く。
草原「わ、若狭?」
喜代美「わたし草原兄さんが好きです。」
抱き付いたまま潤んだ瞳で草原を見上げる。
草原「喜代美ちゃん・・・」
喜代美「大好きです。」
そう言い草原の首に腕を回しキスをする。
草原もたまらず抱き締めキスをする。そのまま床に押し倒す。
喜代美「初めてなんです・・・」
>>522 亀だが、やっぱり草々は素人DTっぽいね…
草若師匠には体で若狭を引き留めて欲しい
558 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 11:42:38 ID:eXqJ+/pO
アクセス規制で書けません。
559 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 11:47:25 ID:eXqJ+/pO
>>536です。直後にアク規制ひっかかり。
尊健&柳眉より、先にこちら投下します。
『内弟子時代』 作・和田喜代美(徒然亭若狭)
ふたりはいつも 穴で話していた
それがあなたの 愛のかたちだと信じた
できることならあなた襲って
A子から奪おうとした
それが愛することだと信じ
妄想で抑えた
涙のくらし 内弟子時代
寒い部屋で 妄想してくらした
それがわたしの
愛のかたちだと信じた
泣いて作った私の料理
あなたは黙って食べていた
それが愛することだと信じ
妄想で耐えた
涙のくらし 内弟子時代
それが愛することだと信じ
妄想で耐えた
涙のくらし 内弟子時代
= 『同棲時代』 歌手・大信田礼子 より=
お粗末さまでした…
あかん、泣けてきました。
また友春&順子もアク規制解除したら、投下します。
じょっじょぶ。俺も泣けてきた。
ここエロパロというより恋愛絡みの二次創作のしたいだけって人が九割だよね。
読む側もそうだし。
それが嫌というのでは全くなくて、どっか他に適切な板がないのかなと思った。
「初めて書く」っていうのに上手くて読ませる書き手が多いので、
エロ無し、恋愛絡み無しの二次創作(人情話とか)がしたいって人のも
読みたくなってきたのと、そういう書き手もいるような気がして。
それとも自分が知らないだけで、すでにそういうスレが立ってるんでしょうか?
>>561 ちょうどSS書き手スレでも、そんな話題になってるね。
エロ有りとエロ無しのSS用のスレを、それぞれ分けると
どっちも閑散とするんじゃないかと個人的には思う。
>>562 同意。別に分けなくともいいと思う。
人情話とかは…どうだろうね…
564 :
58:2007/12/13(木) 14:15:46 ID:rL7Ne0t9
友春×順子
甘話
エロ
「はっ…ん…あっあ…」
「ん…ちゅ……あんまり声出さんでええって」
「あ…う、うん…ごめん。でも…あはっ…ここ最近ずっとご無沙汰だったしぃ。
だから…はぁ…か、感じすぎちゃって、ん」
魚屋食堂の中で男女が情事に興じている。
女のジーンズを下げ、その股に顔をうずめる男は舌で女の秘唇をなぞっていた。
男は軽く湿っている女のショーツを太股辺りまで下げた。
女のショーツと股の間にツツーと女の体液と男の唾液が混じった混合液が糸を引いている。
「はぁ…そ、そこ…いい…あっ」
柱に背を預け、女は天井を仰ぎながら男の頭部を抑え、喉を仰け反らした。
男は立ち上がると女が毎日掛けているピンク色のエプロンを外し、
シャツの胸部を開くとブラに覆われたたわわな胸が現れた。
「順子…また胸大きぃなった?」
「し、失礼な事言わんといて。き…喜代美くらいはないけど…
私もそこそこはあるし、育ってるんやで」
ブラをずらして露出させた『そこそこ』な胸が順子の喘ぎと共にぷるんと震えた。
『若狭塗り箸で焼き鯖はいかが?』
今日は魚屋食堂の定休日。父の幸助と母の松江は2泊3日の旅行に出かけている。
店の掃除や食堂内に物品整理をしている所に若狭塗り箸製作所のボンボンこと
和田 友春が押しかけてきたのは日も傾き、店内にあるテレビを見ていた頃だった。
「お客さん、あいにくやけど今日は店休みやからお引き取り願える?」
「そんなん言わんと、聞いてくれよ順子ォ〜」
最近の友春の相談事は決まっている『親父が工場のことでうるさい』という事だ。
愚痴を聞いて、相づちを打つのは面倒なので、順子は右から左に聞き流しながら
テレビに目を向けている。時折、『聞とる?』と友春が尋ねてくるのでうんうん、続けて
といいながら再びテレビに目を向けている。
「はぁ…俺は俺で覚悟決めてんのになんでわかってくれへんのやろ…」
この台詞が出てくるとそろそろ話は終盤だ。
「親父さん、アンタの事、頼りない思てるんやって。」
「……順子、もっとオブラートに包んだ言い方せぇよ。ダイレクトすぎるでお前」
「しゃーないやん…まぁ、それだけ親父さんはアンタに気に掛け取るいうことよ。」
565 :
58:2007/12/13(木) 14:17:15 ID:rL7Ne0t9
「『縁結びの順子』いうんはウソけ。妹から聞いてるで」
グスッと鼻をすすりながら友春は言った。
「縁もなんも…始めからないもんどうやって結べちゅうの?しかも恋愛は
関係ないやん。親父さんとの仲は自分で何とかせな」
「鯖…焼き鯖くれ」
友春は唐突に言った。
「はぁ?」
意味がわからないと言った順子の顔。
「焼き鯖をくれ。」
友春はもう一度力強く言った。
「あ……う…こ、ここで?」
順子は意味を理解したらしく、頬を赤く染めながら言った。
『焼き鯖をくれ』……それは二人の共通の合い言葉だった。喜代美のことで毎回、順子に
相談していた友春。しだいにそんな友春の話を聞いている内に放っておけなくなり、
順子なりにアプローチを掛けてみた。喜代美の事に関して絶望していた友春も何となく
その意味に気付き、今、現在に至る。何回か一緒に過ごした夜もあった。
が、友春は大学生。順子は魚屋食堂の手伝いで二人が一緒にいる時間はあまりない。
二人で仲良く話をしている所など見られたら噂好きな母、松江のことだ、あちこちに
根も葉もないことを言いふらすに違いない。そこで順子と友春は二人で合い言葉を考えたのだ。
意味はその会話の前後を通して「何時にどこで会いたい」とか「どこで待ってる」など。
脈略が無いときは……時と場合によりけりだが『抱きたい』という事だった。
一応、続きます。
>>559氏の話も読んでみたい
おぉ!友×順のエロ待ってましたGJ!
別にエロの有無だけでスレを二分しなくてもいいと思う。
いろんなテイストのSSが読めるのも楽しい。
エロのみに固執する空気になると、登場人物の名前を書き直しただけのコピペなんかが現れる悪寒がする。ある程度のキャラは守られてほしい。
それこそエロの程度ぐらい明記すれば済むことじゃん
書き手、読み手双方ともエロパロにもマナーを!
>>565 エロい!GJ!
>>561 分けなくていいと思う。ここは偏りがあるけどどっちもありだからこそ
賑わってるんじゃない?何もかも厳密に分けなきゃいけないの?
569 :
友春×順子 1:2007/12/13(木) 17:04:54 ID:eXqJ+/pO
>>565さん、ありがとう。投下します。
友春が何かと魚屋食堂へ足を運ぶようになったのは、あの夜からだった。
なりゆきとはいえ、順子と一緒に大阪の妹の所へ行った。
ガス欠になり、せっかくの徒然亭若狭の高座にも間に合わず、とりあえず泊まれる場所として、清海の部屋へ行ったのだった。
妹は大人の階段を登ろうとしていた。ま、それは置いておいて…
一方、友春はというと若狭に対して未練たらたらであった。
行きも帰りも涙を流し、運転が危うくなる。順子はヒヤヒヤしながら(コレヤったら電車で行けば良かった)と何度思っただろうか。
ところが、である。その日を境に『相談役』となってしまった順子であった。
「前はB子、今度はアンタか。」と冷たい態度に友春もシツコイ。
「なぁ、どうしたらええ?俺やっぱり忘れられへん。」いつになったらこの女々しさがなくなるのか。
他を見れば、まあ大学も一応地元でも有名大学だ。(アホではあるが、学業は出来た)
ルックスも特に悪くもない。背もまあまあある。車だって普通なら乗れない車種だ。
にもかかわらず、このテイタラク。年上なのに「アンタ」と言ってしまうのも無理はない。
570 :
友春×順子 2:2007/12/13(木) 17:13:41 ID:eXqJ+/pO
「私に言えるんは、アンタが人間として魅力的になれば、B子も見直すかもしらん。でもな、それは一般論で…アンタと結婚を思い直すかは分からん。あの子も修行中やねんから、同じ期間だけ人間磨いたら?
まずは卒業して、家業を勉強してやね、立派な二代目に恥じへんように体裁だけでも整えたらどうなん?」
「ででも…そんなんしてても、B子の顔がチラつくねん。」まあ本人も努力はしているようだった。
571 :
友春×順子 3:2007/12/13(木) 17:15:07 ID:eXqJ+/pO
魚屋食堂には地元の労働者もよく来る。「最近、二代目は工場でアルバイトから始めよったで〜」とか「時給で小遣いもろとるらしい」とか「塗箸の勉強とかで正典さんとこ、通うとるらしい」などと耳には入るから。
「まあ…てっとり早いんは、別の人と付き合ってやね、女はB子だけ違うと…思うようにすれば…」
「そうか!やっぱりそうか!」と立ち上がって走り去った。
その日から友春は合コンで彼女を作ってはフラレ続けているらしい。
572 :
友春×順子 4:2007/12/13(木) 17:16:12 ID:eXqJ+/pO
食堂に現れる時は決まってフラレて泣いて来る。
(アホとは思うとったけど、ここまでアホとは)話を聞いてやるのだが、益々呆れるのだった。
そんな夜は泣き終わるまで、居酒屋で話を聞きながら好物を注文しタラフク食べてやる。
そんな関係をずっとつづけていた。
573 :
友春×順子 5:2007/12/13(木) 17:18:39 ID:eXqJ+/pO
そんなある日、「今夜空いてるか?」
「ええけど…今日は寿司食べたいなぁ。」
「くっ…また高いモンを。まあええ、迎えに来るから待っとけ。」
地元でも有名な料亭で、いつも高いネタばかり食べてお腹いっぱいになり悦に入る順子。
「で、今日は何があったん?」お茶をすすりながら、いつものように聞いてやるだけの態度に出た。
「俺な、今まで遠い星を追い掛けてたみたいや。青い鳥は近くにおるって気がついてん。」
「へぇーそうなん。」
「でな、お願いやねんけど。」
574 :
友春×順子 6:2007/12/13(木) 17:20:11 ID:eXqJ+/pO
「お金やったらあれへんよ。」 「違う。」
「お前…俺の恋人になってくれ!」と座敷で正座して頭を下げる友春。
お茶を噴く順子。「な…なんて?」
「ずっとB子忘れられんと、いろんな女の子と付き合ったけど、そばで笑ってくれる娘より、俺の尻叩いてやる気出してくれるお前が…必要やと気がついてん。お前と居ったらB子わすれられる…と。」
「あのね…私の気持ちは?」 「あかんこ?」
575 :
友春×順子 7:2007/12/13(木) 17:25:07 ID:eXqJ+/pO
「付き合うって、まあ今も彼女みたいなもんやけど」 「ほな、OKか?」
「但し。」 「え?」
「期限付きや。」 「えええ!」
「まあ、後1年でB子も内弟子修行終わりや。」 「ああ。」
「その時、私を取るんやったら、将来約束したってもええわ。」「よし!そしたら、俺頑張る!!」
(やっぱりアホ?)と思いつつ、しばらくは美味しい思い出来ると思う順子。
しかし、そんなアホにも情が湧いてきていた。酔ったハズミ、と言えばそうかも知れないが…。
576 :
友春×順子 8:2007/12/13(木) 17:26:25 ID:eXqJ+/pO
気が付いたら朝、隣に寝ている友春を見て愕然とする。「え〜っと…え〜っと」と思い出す。
珍しく、その夜は二人とも酔っていた。自分逹にも酔っていた。街に繰り出し、車も置いて来た。聖夜の街は恋人逹で溢れていた。
友春にしては気の利いたレストラン、その後のカフェバーで思い出話を肴にしこたま飲んだ…までは鮮明に覚えているのだが、このホテルにどうして二人で居るのかがらない。
しかし、よく見ると自分も友春も服は着たままだった。
577 :
友春×順子 9:2007/12/13(木) 17:27:33 ID:eXqJ+/pO
「ん…あ!順子!!俺ら…」 「心配せんでもええよ。未遂やから。」
「ででも…一泊したんやな。」 「ああそうやね、早よ帰ろ。お母ちゃんになんて言い訳しょうか…。」
「それやったら、清海に会いに行った言うたらええねん。」
「そやけどなぁ〜噂になってるし。」
「ほしたら、そうなればええねん。」と友春が突然キスしてきた。驚く順子。
「何すんのよ!!」と突き飛ばした。ベッドから落ちた友春だったが、すぐ起き上がり真面目な顔で迫ってくる。
578 :
友春×順子 10:2007/12/13(木) 17:28:41 ID:eXqJ+/pO
「ちょ…ちょっと!」と抵抗する順子だったが…二度目のキスには抵抗出来なかった。
そのまま、二人は服を脱ぎあった。友春は伊達に女の子と付き合っていた訳ではなかった。
何か言うとこの雰囲気が壊れそうで終始無言で、あえぎ声だけが響く。
(何…?この感じ…) (気持ちイイ…コイツの中…)
理性も理屈も二人には無かった。今までのこだわりも体裁も無かった。
本能で抱き合い…そして果てた。
579 :
友春×順子 11:2007/12/13(木) 17:29:53 ID:eXqJ+/pO
「珈琲しか無いね。」「ああ、俺 砂糖2杯な。」
「甘党やったっけ?」
「珈琲はあんまり…な。」バスローブ姿のまま、二人でソファーに座って飲む。
「なあ…。」 「何?」
「結婚…考えてくれるか?」
「…うん。」
苦いはずの珈琲が甘くなった。
お粗末さまでした〜
携帯からは辛いです。
お疲れ様!GJです
友春さん、よかったなぁ〜
581 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 19:33:18 ID:qNOMuiOS
>>565さん、GJ!! エロさが良い!続き待ってます。
男と女の話だと、具体的でなくてもエロは入るので
区分は無くても良いかと。
人情話・・・微妙、でも何でもど〜んと出すとそこから
エロに繋いでくれる職人さんが居るかも。
ただエロパロだから、この板を知る人は限定されてる気はします。
GJ!面白かった!
583 :
尊健→若狭←柳眉 その1:2007/12/13(木) 19:34:55 ID:qNOMuiOS
アク禁に負けず、投下します。
>>447 の続きです。
「ありがとうございました。」
まさか、尊健にお礼を言う日が来ようとは・・。若狭の態度に顔が弛む尊健。
「あんた、隙だらけやからな。今までも俺や草々らがおっぱらてったん知らんかったやろ?」
付きまとう危ないファンから身を守っていてくれていた事を初めて知る若狭。
「そうやったんですか。すみません、何も知らんと・・。」謝る態度に尊健は言う。
「じゃ・・お礼してもらわんとな。」 「ええ!私お金持ってません。」
「おい!それやったら恐喝やないか!お前、俺のこと勘違いしてへんか?」
「すすすみません〜」半泣きな顔も可愛いと思い、ふと考えて言う。
「そうやな、チューでもしてもらおうか。」 「ええええ!」
「ほっぺにでもええから、してくれ。」と笑う尊健の目は優しかった。
「え・・でも・・」 「ええやろ?それぐらい。」
「は・・い」 屈んだ尊健の頬に口を近づけた瞬間、向きを変え若狭の唇は奪われた。
「!!!!!!」 最初はもがいていたのだが・・・。そのとろける舌使いに、力が抜けていく。
壁にもたれかけて、両手首を掴まれ半分万歳状態で、尚も続ける尊健。
やっと離れた時・・・若狭の目に人影が見えた。次に目に飛び込んだのは、転がる尊健と、
肩で息をして仁王立ちの柳眉の後姿だった。
「若狭!大丈夫か?」草原兄さんと四草が近寄った。後ろでは「尊健!おまえ・・!!」と土佐屋尊徳師匠。
丁度高座を終えた師匠の楽屋を訪ねた3人が、連れ立って食事に行こうとした時に裏口へ向かう廊下での
出来事だった。
「尊徳師匠、すみません。せっかく誘っていただきましたが・・・」草原が謝る。
「ああ、ええええ。その子頼む。尊健、お前は俺と来い。」師匠も了承する。
言葉も出ないでぼんやりしている若狭を抱きかかえる、二人。
「柳眉兄さん、失礼します。」四草だけが冷静だった。
「草原、四草、柳眉、この事はわしらだけの胸にしまっといてくれ。頼むで。」と尊健を連れて帰って行った。
残った柳眉は・・・一人拳に痛みを覚えながら、この行為に震えて立っていた。
後日、このことは草若の耳に入る事になった。
「・・・・と、いう訳です。若狭には俺から話しました。当分、天狗座には出入りさせません。」
「そうやな。ようやってくれた草原。その場に草々と小草若が居らんで良かったで。」
「はい。」(お陰で四草は俺と柳眉に昼飯タカルようになりよったけど)
「今晩な、万葉亭柳宝師匠と会う約束してる。任せてくれるか。」 「はい。」
584 :
尊健→若狭←柳眉 その2:2007/12/13(木) 19:36:53 ID:qNOMuiOS
久しぶりの料亭で万葉亭柳宝師匠は待っていた。
「よう来てくれたな。ささ、座んなはれ。」
「こんな席を設けてもろうて、光栄ですが・・話があれでは。本当に申し訳ない。」
「いいや、今回の件では驚かされましたけどな・・あんたには、まだまだ驚かされますわ。」
ハハハハハと笑ってくれた。
「それと・・聞きましたか?尊健はともかく、うちの柳眉。あれは本気でした。」
「そうですか。うちの一門も男の世界やからね・・色々ありますねん。」
「なんですか、当の本人は気がつかんねんなぁ。鈍いのも若い証拠かね。
一途に一人しか見えてない、我々としては羨ましい時代ですな。」
「知ってますか?尊徳はん『惚れた女やったら、その行こうとする道を照らしてやれる男になれ』
と尊健に言いよったようで。」
「それでか、謹慎中やけど最近の尊健が人が変わったみたいに練習しとるのは。
勉強もいやに熱心で悪い仲間とも縁切ったらしいと、草々が言うとった。」
「私らもあんたら一門が完全復活出来るよう、働きかけてます。
若いもんが切磋琢磨出来たら・・落語界も安泰ですがな。」
「切欠や動悸が不純でもな。」ハハハハハと二人で笑い合った。
「で・・・本題やけど。」真面目な顔で柳宝師匠が言う。「なんですか?」
「あの子な内弟子修業終ってから、一度柳眉とのこと考えとって欲しいんですわ。」
「なんでですか?柳眉やったら、他になんぼでも居るでしょう。」
「あの子は草々が好きやと聞きましたが、本人同士は約束してる訳やないし。うちの柳眉じゃあきませんか?」
「そうやないです。あの子はまだ子供ですよ。」
「先見の目、ですか・・私もそう思います。どこか・・そう、志保さんに似てますなぁ。」
ドキリとする草若。「まさかとは思いますが、草若はん・・あんたもですか?」
「そんなことはありませんが。息子は気にいっとるみたいです。」
「老いらくの恋にはまだ若いですからなぁ・・なんや、あの子に振り回されますな。」
「そういうことになりますか。」
「ま、傍観してなしゃあないですが、柳眉にはしばらく近づかんように言うてますから、安心しとって下さい。」
「尊徳師匠もそない言うてましたわ。女の弟子は厄介ですな。」
「あんたらに期待してまっせ。」 「ありがとうございます。」
そう言いつつ酒を酌み交わす、師匠達。(仁志も、そうならんかな。)と思う草若であった。
一方、若狭は草原から天狗座での出来事を聞き、戸惑っていた。賢明な草原は柳眉の事は伏せて話した。
「ええか、若狭お前は弟子でもあるが、その前に女やいうの忘れてたらあかん。気をつけるようにしなさい。」
と珍しくキツく叱られた。しばらくは出入り禁止だったのも堪えるが、あのキスだけは忘れられない。
「初めてやったのに・・。」と涙が出るが、快感も忘れられないのだった。
(尊健兄さんの目優しかった。あんな顔見たことない。柳眉兄さんともしばらく会えんのも辛いなぁ。)
と思うのであった。
数週間後、柳眉と尊健は一緒に酒を飲んでいた。
「悪かった、尊健。」 「謝らんでええ。」 「悔しかったのと、自分が抑えれんかった。」
「俺も考えなしやったから、アイツに悪いと思ってる。師匠にも大目玉くらったわ。」
「で、しばらく出られへんのか。」
「そうや。でもな、俺は決めた。アイツに尊敬してもらえる兄さんになろうってな。」
「俺も言われた。尊敬されてる兄さんで居りたかったら、変な気起こすなってな。」
「お互い、辛い片思いか・・・信じられんな、あんな子供にな。」
ククククと笑う二人。今夜の酒の味はほろ苦かった。
ライバルはもっと増える小草若だったが、数年後身内に最大の敵が現れるのも近かった。
お粗末様でした〜。
急にアク規制が解除になったので、連続投下すみません。
>>472さん
すごく面白かったので続きを書かせてもらってもよろしいでしょうか?
586 :
小草若←A子 その後 解説:2007/12/13(木) 19:41:27 ID:qNOMuiOS
いつまた規制ひっかるか・・・
連続ですが、投下しておきます。
>>184 の続きになります。
簡単に解説。 草々→若狭を確認し、草々に見切りをつけたA子。
東京へ行き、小草若を相談役にしていた。
ある日仕事で庇ってもらい、段々二人は惹かれあい・・・
数年後、運命の夜を迎える。
エロが書けなかったのですが清海に大人の階段登らせてあげたいと。
本編とは全く関係ありません。ネタバレでもないです。
588 :
小草若←A子 その後 1:2007/12/13(木) 19:42:16 ID:qNOMuiOS
では投下します。
仕事を終え、ホテルへ戻る。シャワーを浴び、一息ついていた小草若。
最近気まぐれな企画で、有名歌手プロデュースで出したCDが予想外に売れてしまい、
ついには主演のドラマまで出来てしまった。今、本業の落語家より俳優と歌手業が忙しい。
東京で現在仕事が多いので、月に何回かしか大阪へは戻れない。
今日の撮影は歌番組だった。ビールを飲み・・(これで良いんだろうか)と思いに耽っていた。
「ピンポーン」インターホンが鳴った。
ガチャ・・と開けると、そこには茶髪のボブ、黒スーツ姿にファッショングラスをかけた女性が立っていた。
「来たんか・・」と部屋に入ると同時に、女は彼にしがみついてキスをする。
それに応えるように、貪り合うように抱き合う二人。慌ただしく、立ったまま壁に背を凭れかけ・・女は抱かれた。
しばらくして、恍惚とした女の髪を撫でつけるとウイッグが床に落ち、ロングヘアーが現れた。
「しばらくやったな・・清海。」はぁはぁと息を弾ませて、答える「会いたかったの・・。」
「5時間前に逢うたやないか。」 「あんなの!」と睨みつける・・2年前とは別人かと思う。
「番組や公の顔は別人か。俺がそうさせてしもうたんか・・。」とつい口にする。
「違うわ。これが本当の私なのよ。一人の男に愛されたくて・・自分をむき出しにしてしまう。そんな女なのよ。」
番組を数本こなし、来月からはメインキャスターとして、ニュース番組のアンカーに決まっている。
美人だが人を寄せ付けない雰囲気を出して、仕事が恋人のような隙の無い女性として評判であった。
スキャンダルなど縁の無い、キャリア女性の代表のようになっている、和田清海。それが今の彼女だった。
小草若はと言うと、浮名を流している遊び人と世間では思われていた。実際は違うのだが・・そう思わせておくほうが
楽だった。二人の接点は「元同番組で共演していた」というだけで、先ほども清海が司会をしていた番組に出たが、
話もろくにせず、台本通りの会話だった。
二人の関係は、あの一夜からずっと秘密にしていた。マネージャーと清海の事務所にだけは打ち明けていた。
仕事で会っても他人のフリ。「底抜けに〜」の前に足で床を鳴らし(今夜)鼻を触る(一人で)ポーズを決めて、
尻を叩く(部屋に居る)が合図だった。携帯もあるが・・会った時だけはそうしていた。
とにかく、清海の仕事の負担やお互いにマイナスになることは避けている。
これが変装までしてホテルへ来る女にさせている。
誰にも言えないのではないのだが、誰も賛成しかねる二人の付き合いは、認められにくかった。
特に清海にとっては、今が旬であり、仕事もノッテいる。自分でもやっとやりたい事をしているのだから、
簡単には引退出来ない。しかし彼女にとって、その原動力が彼の存在なのだから・・どうしようもないのであった。
「テレビでもラジオでも・・電波の流れる時は、あなたに向かって話しかけてるのよ。」といつか清海は言った。
時には携帯の録音に入ってる小草若の声を聞きながら、枕を濡らす夜もある・・とも。
それは小草若も同じであった。お互い近くに居ても他人。目で会話するしかない。
今の歌も、自分のどうしようもない気持ちを表して居るようなラブソングだったから、清海の為に歌っていた。
589 :
小草若←A子 その後 2:2007/12/13(木) 19:43:08 ID:qNOMuiOS
「明日、ロケ言うてたんと違うのか?」 「そんなんええのよ。軽く寝たから。朝まで居るわ。」方言もそのまま。
ニュースなどは完璧なイントネーションも彼と二人きりの時は素になる。
「その格好でか?」 「前田さんに頼んでます。一緒に居ても良いでしょ?」 「しょうがないヤツやな。」
そう言いつつも、嬉しいのだった。少し落ち着いたので、飲み物をと用意する小草若の手を止めて言う。
「もっと抱いて・・」それほどまでに清海は確かな愛が欲しかった。
3時間後、身支度を整えて出かける用意をする清海。
「今度は何所や?」 「4日間、アメリカ。」 海外レポートもある身では今度いつまた会えるのか分らない。
「俺は当分、こっちやから・・また会いたなったら連絡しろや。」 「うん。」
「ちょっと痩せたぞ、ちゃんと食べてんのか?」 「大丈夫よ。じゃ・・」そう言ってキスする。
「あ・・そうや。」その手を掴んで、「これ」と指輪をはめる。
「え・・・?」 「こんな形でしか約束出来へん、すまん。」
「謝らんといて・・嬉しい。私の誕生石よう分ったね。」 「宝石屋に聞いた、それとこれも渡しとく。」
包みに入っていたのは鎖だけのネックレスだった。「これ・・。」
「これで首から下げとけば、見つからんやろ?ケースも渡すから。失くすなよ。」
「うん」涙を浮かべて、急ぎ出て行った。
フ〜とため息を吐く、彼も今のままで良いのか悩んでいた。
(俺自身は清海と一緒になりたいと思ってるけど。現実がそうさせてくれん。結婚しても仕事はさせてやりたい。
でも・・俺は落語家やから、あいつは女将にならんとあかん身や。今の仕事諦めさせるのは酷やし。)
本業がどうしても疎かになりがちだが、今では持ちネタは増えて一門会には必ず出ている。
いつかは親父を超える人間になりたいとも思っているのだが、一人前にならないといけない。
発表することになったら、「清海の夫」と呼ばれかねない立場は男としてはどうなんだろうと思う。
もっと自分の地位が確立されていれば・・と悔しくも思うのだが、愛してる気持は会うたびに強くなる。
590 :
小草若←A子 その後 3:2007/12/13(木) 19:44:59 ID:qNOMuiOS
ままならない関係はもう2年続いていた。最初はスリルもドキドキも楽しいものだったが、
段々清海の負担が重くなる。そうなるのが気の毒でたまらない。
俺がもっと有名で稼げば・・と思っていたが、予想外の人気が出ている今の自分の立場では余計に具合が悪い。
心と現実の挟間で、あがいてもどうにもならなかった。仮に公表しても、彼女の人気が無くなる。
徒然亭一門は東京まで名が知られていたので、こちらで収録もある。それも辛い。
そんな二人に転機が起きたのが、一年後・・・週刊誌に写真に撮られた事だった。
「前からあやしいと思ってました。」とどこぞのコメンテーターだとか、レポーターなどが知ったかぶりで言ってる。
「彼女、遊ばれてますよね。」 「何も知らない時から騙してたんじゃないですか。」とかなりバッシングが大きかった。
ついには記者会見を行う事を事務所は決めた。この頃には師匠である父親から呼び出された小草若だった。
「お前、本気なんか?彼女どう思ってんねんや。将来決めてるなら、ちゃんとしろ。」と言われた。
「本気に決まってる。浮ついた付き合いやったら、3年間も人目を欺いて会うたりせんわ。」と啖呵を切る。
「そうか・・ほなら、やってみ。自分で彼女守れるところまで世間にみせたれ。」と後押ししてくれた。
清海は落ち着いたものだった。
「私、良かったと思ってるんよ。これで数年前の初めてのデートの時みたいに堂々と腕も組めるもの。」と涼しい顔だった。
「お前は心配違うんか?」 「何が?」 「俺と一緒になってええのか?今までの仕事も諦めることになるんやで。」
フフフと笑う清海。「何がおかしいねん?」そう尋ねる彼の耳元で彼女は囁く。
「なんやって!ホンマか?」 「私、覚悟決めました。父も母も反対させません。一緒に記者会見してくれますよね?」
「当たり前や、本当にええんやな、清海。」
「あなたと一緒に居る事が私の原動力なんやもん。それに、今までもあなたが居ったから、
頑張れたんやもの。どこへ行っても同じやわ。これからもっとやりがいのある仕事が待ってるんやもん。」
後世、伝えられる事になった記者会見は「結婚・引退・妊娠発表」となったのであった。
「私からプロポーズしました。本当の幸せを教えてくれた人です。一生ついて行きます。」
そう答えた彼女は伝説になるぐらい美しかった。
世間の後押しと希望があったので、関西の「ママさんキャスター」として、彼女の人気は続いた。
小草若も、彼女と一緒にCM出演や子育ての番組に出演し、「お父さんにしたいタレントNO.1」に君臨したのである。
お粗末様でした〜。
以上です。しばらく読み手に戻ります。失礼しました。
592 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 23:10:59 ID:4X1IZcqn
A子「できちゃった☆」
草々「なにが?」
A子「赤ちゃん☆」
草々「俺はちゃうぞ!」
A子「訴えてやる!」
593 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 09:38:01 ID:Kn3v5QB5
亀レスですが。
>>504さん、噴きましたGJ!
小ネタええですね。妄想します。
小草若 最後の戦い @Sweet Snow Magic 序
アク禁やっと解除されました。私の作品を読みたくないという方はIDなり
コテトリ等をNG指定してスルーしちゃって下さい。
コテトリつけて叩かれるのはある程度覚悟した上でやってるので、このまま
名乗っていきます。コバルト路線全開の草月でよろしくお願いします。
>>472さん、快諾していただいて本当にありがとうございました。
472さんの作風を損なわないように描いたつもりですが気に入らなかったら
すみません。
初めて書く小草若×喜代美です。
内弟子修行中なのにどうして小草若のマンションにお泊まりできたかとか
細かいことは、エロパロということで突っ込まないで下さいw
格好良くて優しい小草若を書いてみたかったので、キャラが損なわれるのを
承知の上で、小草若には敢えて「底抜け」フレーズを極力使わないように
してみました。
>>259以来のエロです。前回よりは軽めに書きました。「初えっち」を2回も
書くのはしんどかったorz
小草若 最後の戦い 3@Sweet Snow Magic
喜代美は小草若のマンションにいた。さすがに売れっ子タレントらしい豪華な
マンションに住んでいる。
「すてきなお部屋ですねぇ。こんなお部屋テレビでしか見たことありません。」
喜代美は室内をきょろきょろと見回していた。
小草若はエアコンを点けたり、冷蔵庫から何かを出したりと室内をあちこち
動き回っている。
「あ、兄さん、どこに何があるか教えてくれたら私がやりますさけ。」
喜代美がキッチンへ近づいた。
「ええんや。座っとき。今日の喜代美ちゃんはお客さんやし。ここは俺ん家
やから俺がやった方が早いやろ。」
「はい…」
小草若に勧められるままソファに腰を下ろしたものの落ちつかず、結局また
小草若の許へ向かった。
「運ぶくらいはやらして下さい。」
「んじゃ、頼もかな。」
喜代美はホールのケーキとシャンパングラスを運んだ。
「小草若兄さん、私お酒飲めませんよ。」
「今日は特別やからちょびっとだけ飲も。」
「じゃ、ちょっとだけ。」
特別、という言葉に喜代美はさっきのキスを思い出してちょっと頬を赤らめた。
二人はゆったりした二人掛けのソファに腰を下ろした。
「じゃ、乾杯。」
「乾杯!」
「わぁ…あまーい…いくらでも飲めてまいそうです。」
「底抜けに飲み。百杯飲み…と言うたらアカンわな。ははは。」
「酔っぱらったら小草若兄さん、介抱してくんなりますか?」
「あ、当たり前やないか。」
少し酔ってしまったのか、喜代美の目許はほんのり桜色に色づいて潤んでいた。
その大人びた表情に小草若の胸が高鳴った。
「き、今日はえらい目ぇに遭うたな。怖かったやろ。ほら、ケーキも食べ。
ホールのままつつくのも美味いんやで。」
「一度やってみたかったんですよ〜。おいしい〜〜!」
先ほどと打って変わってまだ十代の女の子らしい笑顔に、大人と子供の狭間を
行き来する喜代美の危うい魅力に小草若の胸は更に高鳴った。
「…さっきの小草若兄さん、とっても格好良かったです。なんて言うか…
どきどきしてしまいました。あんな風に男の人から庇てもろたん、初めて
です。」
「喜代美ちゃん…」
「小草若兄さん…」
二人の視線が合い、どちらからともなく唇を重ねた。
小草若 最後の戦い 4@Sweet Snow Magic
「…ぷはぁっ!」
喜代美は唇を離すと苦しそうに喘いだ。
「喜代美ちゃん、もしかして息止めとった?」
喜代美はこっくりと頷いた。
「ほやかて…初めてですさけ、どないしてええかようわかりません…」
視線を逸らせながら、最後は消え入りそうな声で呟いた。
「もー、底抜けに可愛らしいなぁ!」
小草若は喜代美を強く抱きしめた。急に抱きしめられてバランスを崩した
喜代美はソファに倒れ込んでしまった。
「うわっ!」
気付けば喜代美は小草若に組み敷かれるような格好になってしまった。
「喜代美ちゃん、ほんまに好きやで…」
「私もです…」
「息は止めんでええからな。」
再び小草若は喜代美にキスをした。ついばむような優しいキスから段々と
濃厚なキスへ。舌をそっと滑り込ませると、最初は戸惑ったようだが小草若は
優しく歯列をなぞり、舌をからみつかせた。喜代美もぎこちなく応じた。
(気持ちいい…)
喜代美は頭の片隅でそんなことを考えてしまった。
首筋に唇を這わせながら右手で柔らかな胸に触れると喜代美の身体がびくりと
跳ねた。
「ちょっ…待って…下さい…!」
喜代美は小草若の意外に広い肩を押し返した。
「…嫌やったか?」
「ちゃうんです。さっき…走って汗ようけかいたさけ、汚いです…」
喜代美は恥ずかしいのか顔を手で覆った。
「なんや、そんなことかいな。」
小草若は自分が拒否されたのではないとわかって心底安心した。
「そんなことちゃいますよ!昼間は家事もお稽古もしましたし…兄さんに
汗臭い子やって思われたないです…」
またもや消え入りそうな声で答える喜代美に小草若は愛しさを募らせた。
「わかったわかった。じゃ、一緒に風呂入ろ。」
「ええ!?」
小草若 最後の戦い 5@Sweet Snow Magic
喜代美はバスルームにいた。棚には高級そうなシャンプー類が並び、バスタブは
バブルバスにしてあった。
(こんなん、外国の映画でしか見たことあらへん…!)
急いで髪と身体を洗い、お湯につかっていると小草若が外から声をかけた。
「着替えは俺のシャツしかないねんけど、構へんか?」
「はい!十分です!!」
「…入ってええか?」
「はい!」
喜代美の裏返った声に思わず小草若は吹き出してしまった。
(俺かて十分緊張してるんやで。喜代美ちゃん。)
小草若が扉を開けると喜代美はバスタブに肩どころか顎あたりまで浸かって
いた。
「あの…電気消して下さい。恥ずかしいです。」
「ええよ。」
小草若は浴室の明かりを落とした。しかし窓からは夜なお明るい大阪の街が
バスルームを照らしていた。
「あんまり変わらんですね…」
「せやな。」
喜代美はバスタブに浸かりながら体を洗っている小草若の身体を横目で見た。
(細いけどやっぱりがっしりしとんなる…)
「どないした?」
喜代美の視線を感じた小草若が声をかけた。
「何でもないです。」
「そう?」
シャワーで身体を流した小草若はバスタブに入った。
(どないしよう…緊張してきた…)
「喜代美ちゃん、こっちおいで。」
小草若が後ろから喜代美を抱きしめ、膝に乗せるような形で座った。
(ななな、何か背中に当たっとる!)
「喜代美ちゃん、こっち向きぃ。」
「ん…」
二人は再び唇を重ねあった。
ようやく唇を離した二人の間を銀色の糸が繋いだ。喜代美にはもう、
自分の体が熱いのはお湯のせいなのかキスのせいなのかわからなくなっていた。
「兄さん…」
小草若の舌が首筋を這いながらその手はゆっくりと柔らかな乳房に触れた。
「あっ…そこは…」
「やらかいなあ…喜代美ちゃんの体はどこもふわふわやな。」
小草若の指先と唇が、まるで喜代美のすべてを確かめるように動き回る。
小草若の触れる所すべての体温が上がっていくような感覚に喜代美は陥った。
「はぁっ…ん…こそう…じゃく…兄さん…っ…」
喜代美の甘い声と吐息が小草若をより一層昂らせた。
「喜代美ちゃん…ほんまに…可愛いらしいで。好きやで…」
好きだと耳許で囁く声に喜代美もまた、自分が昂っていくのを感じた。
「あんっ…!」
小草若は自分の手には余る程の喜代美の柔らかい乳房の先端に触れ、もう
一方を舌で愛撫した。突然訪れた甘く切ない快感に喜代美は戸惑った。
(自分の身体やないみたい…さっき飲んだお酒のせいや…)
「いや…あっ…!」
最も敏感な部分に指を這わせるとそこにはお湯とは明らかに違う、粘度の
ある熱い液体が溢れ出てくるのを感じて小草若は嬉しくなった。
少し指をずらし、茂みの奥にある柔らかな草の芽のような部分を探り当て、
ゆっくりと弄んだ
小草若 最後の戦い 6@Sweet Snow Magic
「あぁっ…はぁっ…ああっ…!」
喜代美はぐったりと倒れこんだ。
「喜代美ちゃん、気持ちええ?」
「…そんなん…聞かんで下さい…恥ずかしいて…」
喜代美は荒い息で答えた。
「俺もごっつい気持ちええねんで。さわってみ?」
小草若は喜代美の手を掴んで自分自身に触れさせた。
「こんなん…おっきい…」
「これが、喜代美ちゃんと一つになるんやで。」
お湯と泡の中で触れているので実物を見た訳ではないものの、その手に余る
大きさに喜代美は恐怖心を覚えた。仮にも十九歳の女の子、まったくその手の
知識がないわけではなかったが、いざその時を迎えるのだとわかると持ち前の
根性無しが頭をもたげた。
「こんなん…怖いです…」
「ここまで来て逃げるん?」
小草若はわざと悲しそうな声で答えた。
「だって…痛いって…」
小草若の悲しそうな声と表情に喜代美は申し訳ない気持ちになった。
「大丈夫。安心しぃ。俺は喜代美ちゃんのことが大好きやから。大事に
するから信じて?」
「ほんまですか?」
潤んだ瞳で見つめる喜代美に小草若はちょっぴり罪悪感を感じた。
(まだ十九やもんな…ちょっと意地悪やったかな…ま、可愛いからつい
意地悪したなってしまうんやけどな。)
「ほんまやで。これ言うと嘘くさく聞こえるんやろけど、底抜けに
アイラ〜ビュ〜やねんで。」
初高座で大失敗した喜代美を慰めるために歌ったあの歌をまた披露した。
「あれ冗談やなかったんですか?」
「…やっぱり通じてへんかった…」
二人は顔を見合わせてくすくす笑った。
「ちょっとリラックスできたか?」
「…はい。」
(小草若兄さんとやったらきっと…大丈夫。緊張するけど…)
「喜代美ちゃん。」
小草若は喜代美の手を取って自分の胸に当てた。
「俺もすごくどきどきしてんねんで。おかしいやろ?喜代美ちゃんより年上
やのに。喜代美ちゃんに嫌われたないってそれしか考えられへん。」
「私も…どきどきしてます。小草若兄さんに嫌われたくないです…」
喜代美もまた、小草若の手を取って自分の胸に当てた。
二人はもう一度キスをした。
小草若 最後の戦い 7@Sweet Snow Magic
「座って…」
小草若はバスタブの縁に喜代美を腰掛けさせた。
窓から差し込む街の明かりに照らされた喜代美の濡れた肌がきらきらと幻想的に
輝いていた。所々に散った泡が喜代美の桃色に染まった肌を飾った。
「ほんまにきれいやなぁ…喜代美ちゃん…」
小草若はため息混じりに呟いた。
「あんまり見んといて下さい…」
「行くで…力抜いてな…」
「はい…」
小草若はゆっくり喜代美の中へ侵入した。身体が温まってるせいなのか、
それともさっき飲んだシャンパンのせいなのか思いのほかするりと喜代美の
中へ入ることができた。
(…きっついな…やっぱり初めてやからか…?それにしても…)
「痛いです…兄さん…!」
痛みのあまり思わずしがみついた背中に爪を立ててしまう。
「大丈夫か?喜代美ちゃん…」
小草若は喜代美の痛みが退くまでそのまま動かなかった。
「喜代美ちゃん…好きやで…大事にするから…」
抱きしめたまま何度も喜代美に囁き続けた。
「喜代美ちゃん!?」
喜代美の顔を見ると、喜代美の目からは大粒の涙がぽろぽろとこぼれ落ちていた。
「ごめんな!そんなに辛かったか?」
「ううん…ちゃうんです…嬉しくて…男の人にこんなに好きやって言うて
もろたん初めてで…私も小草若兄さんのことすごーく大好きやって…
わかったんです。」
一つに繋がったことで自分の気持ちをはっきりと認識できたということ
なのだろうか。小草若は身の内が震えるほどの感動を覚えた。
「喜代美ちゃん…」
小草若は喜代美への溢れんばかりの愛を込めて奥へと突き進んだ。
「うぅんっ…あん…にい…さん…!」
バスルームには規則正しい水音と喜代美の甘い声が響いた。
小草若は自分だけが聞くことを許されたその声に酔いしれた。
(声までええねんな…それにしても…喜代美ちゃんは…)
小草若の動きに合わせて締めつけてくる喜代美にもう、自分を抑えることが
できずついに高みに昇りつめた。
「喜代美ちゃん…!」
「兄さんっ…!」
喜代美はぐったりと小草若にもたれかかり、二人は抱き合って余韻に浸った。
「立てる?喜代美ちゃん。」
喜代美は首を横に振った。小草若はシャワーで喜代美の身体を洗い流して
バスタオルで身体を包むとふわりと喜代美を抱き上げてベッドまで軽々と
運んだ。
「重かった…ですよね。すみません…まだ足に力がよう入らんで…」
「底抜けに軽いがな!それよりちゃんと身体を拭いときや。風邪ひいたら
あかんから。それとこれ着いや。」
小草若は出て行った。喜代美は身体を拭いて小草若から渡されたシャツを
着てみた。
(だぶだぶや…あー…お酒のせいやろか…眠いなぁ…)
「喜代美ちゃん、喉渇いたやろ。あ…」
小草若がグラスを持って入って来た。喜代美はさすがに疲れたのかベッドで
眠り込んでしまっていた。
「おやすみ。喜代美ちゃん。」
小草若は喜代美に毛布を掛け、自分も喜代美を抱きかかえるように寄り添って
眠った。
小草若 最後の戦い 8@Sweet Snow Magic
どのくらい時間が経った頃だろうか。小草若がふと目を覚ますと隣にいる筈の
喜代美がいなくなっていた。
(喜代美ちゃん…帰ったんか?)
部屋の外からかすかな物音が聞こえ、慌てて起き上がって居間へ向かった。
「喜代美ちゃん?!」
「あ!びっくりしたぁ。小草若兄さん。すみません、起こしてしまいましたか?
うるそうしてすみません。喉渇いてしもて…お水飲もうかなって。」
「せやったんか…ちょっと待っとき。あったかいお茶淹れるわ。水やったら
寒いやろ。」
「自分でやりますさけ、どこにあるかだけ教えてくんなりますか?兄さんは
寝とって下さい。」
「じゃ、俺の分も一緒に頼むわ。」
「はい。」
小草若はお茶やカップのある場所を教えると寝室に戻った。
「さむ…」
「寒いやろ、これも着いや。」
小草若はセーターと靴下を持って戻って来た。
「ありがとうございます。やっぱり大きいですね。兄さん、細身やから
そんなに服の大きさって違わんような気ぃしとったんですけど。」
喜代美は余った袖を振って見せた。
「俺の服着とる喜代美ちゃんもそそられるなあ。」
「そうですか?ようわからんです。」
喜代美は照れくさそうに微笑んだ。
「はい、お茶淹れました。」
「あっちで飲もか。」
二人はソファでお茶を飲むことにした。
小草若がベランダに面した窓のカーテンを開けると外は雪が降っていた。
「雪やで。珍しなあ。喜代美ちゃんには珍しないか。」
「寒いなと思てたら…大阪ではあまり降らんのんですよね。」
「せやなあ。」
喜代美も小草若のそばにやって来た。
「雪は…あまり好きとちゃいます。小浜の冬は長うて何もかも雪に閉ざされる
感じがして…」
「俺が隣におってもか?」
小草若は喜代美を後ろからふわりと抱きしめた。
「…今、好きになりました…」
END
>>594 草月師匠GJ!アク禁解除おめ。
「初えっち」萌え。
>>594 草月師匠GJ!
小草若にはぜひ幸せになっていただきたい、とぞ思ふ。
>>594 (;´Д`)ハァハァ
四草×喜代美「喜代美愛してる」もよかったけど、
これはこれでたまらん。
また小草若×喜代美でエロいの頼みます。
それにしても過去のを読み返してみると、どんどん文章に磨きがかかってますね。すごい。
604 :
472:2007/12/14(金) 15:40:46 ID:gBmnplYX
草月師匠、GJです!
以前にもノゾキネタを作品化して貰てるんですわ
今回も素晴らしい続きをつけて貰て感激っすよ
今後ともよろしゅうに
605 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 15:55:45 ID:hAHcSKqF
過去の職人さんの話を読み返すと
>>599 以降、
>>388 の別バージョンでもいけそう。
GJ!小草若のエロは難しいですよねぇ。
エロ、ラブあま、コメディと一通りこなしてる。
苦手なのは鬼畜系とみた。
607 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 16:16:18 ID:+GCw7k9O
また…
>>606 おお、鋭い読み。そんな気がする。
GJ!エロありでかつ、らぶらぶな小草若。
すごいよかった。
609 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 16:18:18 ID:+GCw7k9O
師匠って…それが持ち上げじゃね?
>>607 GJし忘れました。褒めたつもりだったんです。書いてないジャンルといえば
これだなって思って。すみません。草月さん。次もまってるお。
敬称でしょ?
亀ですみませんが、
>>499、
>>544、大変GJでした。
四草贔屓として堪能しました。
エロありのあと、エロなしだというだけでも心苦しいのに、
この状況。
しかし、自分的にどうしても今日、という思い込みがあるものでw
あえて、エロなし行きます!KYご容赦。
四草×喜代美です。
一人で目覚めるのは好きじゃない。
いつも何かに追い立てられて目が覚める。
女は勝手に寄ってくる。
別にこっちが声をかけているわけじゃない。
断らないのは…もちろんほかにも理由はあるが
一番の理由は、目覚めたときに一人でいたくないから。
だから、目が覚めてしまえば用はない。
◆
「ほな草原兄さん、僕に平兵衛の稽古つけてくれはるように、
師匠に言うてくださいよ」
「それはでけへん」
「そしたら、僕も若狭の稽古は見ません」
そういって、四草は「おもしろくない!!」オーラを背後に撒き散らしつつ、
稽古場を出て行った。
草原に稽古をつけてもらったあと、喜代美がふと目をやると、
縁側でいかにも不機嫌そうに、四草が座っている。
そんな四草に喜代美は声をかけてみた。
「あのー…四草兄さん…」
ぎろり。一瞥されて一瞬ひるむが、そのまま続ける。
「さっきは…すみませんでした」
「なんでおまえが謝るんや。稽古見たないのは俺の勝手、おまえに関係あらへんやろ」
不機嫌そうな表情はそのままに、
冷たいのやら優しいのやらわからないことを四草が言った。
「ほいでも、私がうまくやれていれば、
草原兄さんにああいうふうに言われることもなかったですさけ…」
ふん、と四草は喜代美を見やった。
「おまえの落語どうこうとは、関係ない」
今度こそ冷たく言い放たれ、喜代美は黙り込む。
が、意を決したように言った。
「あの…生意気言うようですけど…。
師匠が兄さんに平兵衛の稽古をつけはらないのって…。
むしろ兄さんが平兵衛にあこがれてるから、やないですか?」
四草はそのことばを聞いて、片眉をぴくりと上げた。
そのまま冷え切った表情でつぶやく。
「ほんまに、生意気やな」
喜代美の「意」はもろくも崩れ去る。じりじりと後ずさりし、
「すすす、すみません…。そうですよね。し、失礼します!」
と、叫んで四草の視界から消えた。
「おまえなあ…もう少し優しく話でけへんのか」
どうやら一部始終を聞いていたらしい草原が、障子の向こうからひょっこり顔を出す。
そちらに顔を向けるでもなく、四草が答えた。
「できませんね」
ふうう、と草原が大げさにため息をつく。
「おまえ、自分で気付いとらんのか?」
「…なにをです?」
草原が肩をすくめて見せた。
「ほんまに気付いとらんのやな。若狭のことや」
「だから、なにをです?」
今度は露骨に不機嫌な顔をして、四草は尋ねた。
同じ視線を喜代美が向けられたなら、挨拶もできずに逃げ帰っただろう。
しかし、もちろん草原は意に介さない。
「それや。その不機嫌そうな顔」
…意味わからん。四草がありありと顔に浮かべる。
「若狭にも、その顔向けとったやろ。おまえが妹弟子とは言え【女】に、
その顔を向けるんは珍しいんちゃうか。」
続きを言われても、意味わからん。そう思ったのか四草は答えない。
「不機嫌言うても、普段の無表情とはちゃう。
むしろ、拗ねてる…おまえの素の表情や。
そんなん、俺らくらいにしか見せたことないんちゃうか」
草原は一体何を言いたいのか。四草は吐き捨てるように、言った。
「そりゃ、若狭は【女】ちゃいますからね。妹ですやん。だいたいまだ子どもですし」
「そこや。俺が言いたいんは」
草原が、パン、とひとつ手を鳴らした。今度は四草が若干ひるむ。
「若狭を【おまえにとっての女】やのうて、人間として見てるんや。
今まで、女を道具くらいにしか思ってなかったやろ。
けど、若狭のことはそうやない。人間の女として見とる。
自分の素を見せてもいいと思ってるんや。
だから、さっきみたいな態度も取れるんやろ」
四草は黙り込む。
「それは妹弟子だからですやろ」とでも思っているのかもしれない。
「俺には、それがどういう方向の思いなのかわからん。
妹弟子として認めてる、ちゅうことなんか、それとも…」
「それとも、なんですか」
冷静な口調は変わらない。表情も。
しかし草原は、まるで察しの悪い生徒を見守るような目で四草を見下ろした。
「色恋が得意なようでいて、そうでもないからなあ、おまえは。
最近自分の中で変わったことがないか、よう考えてみい」
草原は、そう言い残して去っていった。
喜代美は考えていた。
四草が、算段の平兵衛にあれほどこだわるのはなぜなのか。
師匠が稽古をつけてやらないのはなぜなのか。
もちろん、答えが出るわけではない。
けれども、考え続けた。四草のことを。
四草は考えていた。
草原が何を言いたかったのか。
【自分にとっての女】ではなく、【人間としての女】と言うのはどういう意味なのか。
もちろん、答えが出るわけではない。
けれども、考え続けた。喜代美のことを。
考え続けて、ふと気がつく。
喜代美と話をした日は、夢の中で何も追い立ててこないことに。
朝、何事もなく目覚めることができることに。
「四草兄さん!」
しばらくたったある日、喜代美が今度こそ覚悟を決めたかのように
四草に声をかけてきた。
「なんや」
知らず知らず、声がかたくなる。
草原が聞いていたら、それが意識してる証拠や、と
中学生のようなつっこみをしただろうけれども。
「あの、私、思ったんですけど…。また怒られたらいやですさけ、
言うのやめよかとも思ったんですけど…」
切羽詰った声で声をかけたわりには、煮え切らないところが
喜代美の喜代美たるゆえんである。いつもの四草なら、ほっといたことだろう。
「言うんか、言わへんのか、どっちや」
しかし、四草はかたい声ながらも続きを促した。
「い、言います!!! 言いますさけ、あんまり怒らんといてくださいね?」
今度こそ言ってみせますとも!という勢いで喜代美が話し出す。
「あの、この前も生意気や言われたことなんですけど。
兄さんが今、算段の平兵衛やらはってもそのまんまやと思うんです。
前に草々兄さんが言うとんなりました。
師匠の平兵衛にはどっか憎めんとこがあった、て。
師匠は、兄さんには本当はそういうものが出せると思とんなるんやないでしょうか。
けど、今の兄さんは平兵衛が好き過ぎて、まっすぐ見すぎてて、
せっかくのその力を発揮でけへん、それじゃもったいない、
と思とんなるんやないかと…」
最初の勢いはどこへやら、だんだん声が小さくなっていくが、
言っていることはなかなか大胆だ。
四草は目を眇め、黙って喜代美の言うことを聞いていた。
「ほやさけ、まだ早い、って言うとんなるんやないかと…」
思って…、と言いかけたところを四草にさえぎられる。
「おい」
びくっと喜代美が固まった。また怒られる、と思ったのかもしれない。
「おまえ、なんでそんなこと考えたんや」
「はい?」
てっきり、また生意気だとか言われると思い込んでいた喜代美は
意外な反応に戸惑う。
「なんで、て…。そういえば、なんでですやろ?」
自分でもよくわからないらしく、きょとんとする。
「なんか…四草兄さんのこと考えてて…ずっと…考えてて…。
て、あれ?なんで兄さんのこと考えてるんやろ?」
ぶつぶつとひとりごちる。
そんな喜代美を見て、四草は不思議な感覚にとらわれた。
この子どものような【人間の女】が、
何かに追い立てられている自分を、
いるべき場所へ引き戻してくれるような。
そんな感覚に。
四草は気付いた。
追い立てられるのは、自分。追い立てているのも、自分。
自分の思い描く自分と程遠い現実。
高いプライドが自分を追い立てる。
毎晩、夢に見るほどに。
一人で目覚めると、涙が出ているほどに。
喜代美の不器用な生き方は、見ているとイライラすることもある。
卑屈とすら思える態度をどうかしてると思ったこともあった。
けれども、彼女もまた高いプライドを隠し持っていることを見抜いていた。
プライドと不器用さと、うまくバランスが取れずもがいている。
自分と同じではないか。
そんな喜代美の姿が、自分を追い込んでいた自分自身に
気がつかせてくれたのだ。
それこそが、自分に足りなかったもののひとつかもしれない。
ふと、目の前にいる喜代美がいとおしいと思った。
真逆に見えて、自分と近しい女。
近しいのに、そんな自分を引き戻してくれる女。
目が覚めてもそばにいてほしい、人間としての女。
まだぶつぶつ言っている喜代美を、半ば無理やり抱きしめる。
「兄さん?!」
びっくりしている喜代美にはおかまいなしだ。
さて、この思いをどうやって伝えよう。
はっきり言ってやらないと、どんくさい喜代美にはわかるまい。
こんな思いに気がつかされてしまった自分。
その自分の算段からは、決して逃れることはできないのだと言うことは。
「俺はいつか必ず師匠に認めてもらって、
算段の平兵衛をかけたるからな。おまえもよう聞いとけよ。」
とりあえず、口に出してはそういった。
「そのときには、おまえは俺に惚れてるからな。覚悟しとけ」
◆後日談
「せやから言うたやろ、賭けにならんて」
草若が、草原に穏やかな声で話しかける。
「若狭が来てから、しょってたもんが楽になったような顔しとったことに
気ぃ付いとらんのは、本人くらいなもんや。
そういう機微に気がつかんようでは、四草もまだまだやなあ」
「あれでなかなか、かわいいとこありますからねぇ四草も」
「ま、両方とも勝ちやいうことで、一杯やりにいこか」
「ええですねぇ。お供します」
おしまいです。ありがとうございました。
GJです!やっぱり四草はいいよね〜
最近四草不足なんで嬉しいっすよ
>>612 GJ!!
本編の平兵衛の理由もほんまにこんな感じやったら
どないしよ〜と不安になったw
620 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 17:24:25 ID:hAHcSKqF
おお!
>>612さん、GJです。「ちりとて」番外・四草編いいですね。
四草は悪ぶっても何となく男前になってしまいますよね。
ファンでない私もでしたが。また閃いたら・・・投下したいです。
友春も小草若も尊健&柳眉も自分の中で終わってしまい。
コケテもエロ無しでも書く、職人魂は忘れちゃいませんが。
自分語りすみません。
他の職人さん達の続きも気になります。
>>619 今までの本編の流れからの自分なりの推測と
算段の平兵衛について調べた結果の妄想なんで、
ネタばれではないです。
先に書いとくのがマナーでしたね。すみません。
>>609 ヨン様が「様」まで含めて名前であるようなもの。
>>612 いや〜GJですわ
よく練ってあるなあという印象を持ちました
凄くおもしろかったです
需要があるかどうか不明なれど草原×緑さん小話投下。
エロ無し。
「緑、もう来てたんか」
草若に稽古をつけてもらった草原は、居間に顔をのぞかせた。
おつかれさま、と妻の緑が笑う。となりに座る妹弟子も、おつかれさまですと頭を下げた。
居間の畳の上にはすこし古びたいくつかの畳紙が広げられていた。かすかな樟脳の匂い。ふたりの前には幾枚かの着物。目にも鮮やかな色の生地ばかりだ。
草原はふたりの前に腰を下ろす。
「ほんまにええんですか?こないにきれいなお着物、たくさん」
喜代美が申し訳なさそうな顔で着物の生地を遠慮がちに撫でると、緑は頷く。
「ええんよ。むすめの時分に作ってもろた着物だけど、私にはもう派手な色目やし。若狭さんに着てもろたら嬉しいわ」
「みど…じゃなくて、ねえさん、ありがとうございます!!」
喜代美は勢いよく頭を下げた。高い位置で結われている髪が、生き物のようにぴょこりと跳ねる。まるでこどものようないささか元気の良すぎる動作に、草原と緑は顔を見合わせて笑った。
「うちは颯太だけで、親戚にも着てくれるような子いてへんしな。気にせんと貰ったってくれ」
「これはウールの単やから普段着やね。そっちの畳紙に揃いの羽織があったはずやわ」
草原の言葉など耳に入っていないように、緑は喜代美の身体に着物を当てはじめた。
そっちの着物はいま締めてる帯とあわすと可愛らしい、この半幅帯は模様がリバーシブルなどと、女二人で瞳を輝かせているところに、草原が入る隙はこれっぽちもなさそうだ。
「って聞けよ、俺の話を…」
いつになくはしゃぐ妻の姿を見て、草原はひとりごちた。
なんで女っちゅーのは着るもんのこととなると、こないに夢中になんねんやろな。
末の松山波越さじ、と誓いあったはずの夫をほったらかすほどに。
626 :
58:2007/12/14(金) 22:00:00 ID:b/hbCNfW
友春×順子
エロ
「あっ…ん…友春」
順子の乳首は既に痛い程、ピンと上を向いて勃起し、その先端を友春に吸われると
自然と甘い声が漏れてしまう。
「順……」
チラと順子の様子を上目で見た友春は乳首から唇を離し、両手で順子の柔尻に指を食い込ませた。
喜代美のもちっとした尻に比べるとやや小振りな、それでいてぷりっとした順子の尻。
その尻たぶを餅をこねるように揉みしだく友春。
「こっちもなかなか肉付きええな。順子…毎日焼き鯖食うとこない肉付きよくなるんか?」
「し…知らんわ。そんな――あっ…んん」
友春は尻たぶからさらに下に指を動かし、その股の奥にある潤んだ窪みをスッとなぞった。
「は…そ、そこ…やっ…ま、まだはや…んん」
甘い喘ぎが漏れる唇を唇で塞ぎ、友春の愛撫は続く。
順子の額、うなじ、頬、胸元、胸、腹部、太股…ありとあらゆる所にキスを繰り返し、
順子の身体をほぐしていく。
ちりとてちんSS 『若狭塗り箸で焼き鯖はいかが?』
「あ…あ……ふぅ…」
ピクンピクンと短い痙攣を繰り返す順子の身体。絶頂が近いのだろう、店の柱に背を預け
支えるものを探る両手がそれを示している。
「そろそろ…一回、イかしたるな」
「え…え…とも―――?」
友春は間髪入れず秘唇に中指を突き入れた。
そしてそのまま肉豆に吸い付くとそのまま舌で強く押しつぶした。
「はっ…あああっ!と、友春…イ…イっちゃ…あ、ああっ、ん、んんうう!」
ビクンビクンと下腹部から脳天を貫く快感に背を震わせ、
順子は眼を閉じ、口を真一文字に結んで噛みしめると絶頂に達した。
「はぁ…はぁ…は……」
くたぁと脱力し、そのままずるずると尻餅をつきそうになる順子の両肩を掴み、
友春は無理矢理立ち上がらせた。
「あ…と、ともは……る?」
「止むか、これ?」
草原は夜空を見上げた。雨粒が頬にあたって濡れる。
若狭に着物を渡したあと、師匠に挨拶し、徒然亭一門で寝床にて食事をした帰り道。
急な雨に降られて、草原と緑はシャッターの下りた店の軒先で雨宿りをしていた。
緑が差し出すハンカチを受け取って雨水を拭い、草原は口を開いた。
「仕事のあとやったのに来てもろて、すまんかったな」
「いえいえ」
笑って応えるものの、草原の目には、ほんのわずかだが緑の顔に疲れの影が射しているように
見える。いつもすっきりと結い上げている髪が、いまは一筋二筋ほどほつれて、ほっそりとした
うなじにかかっているせいだろうか。頬のあたりも、ちょっと痩せたかもしれない。
草原が落語家に戻ったときから、緑はパートに出るようになった。元々颯太がある程度大きくなっ
たら、という話はしていたけれど、三年ぶりに師匠の家の門をくぐったあの日、自宅に帰ると緑は
事も無げに「パートの面接の日時決めてきたから」と、草原に告げた。
すまんな。
苦く痛いものを多分に感じながら、今度は心の中だけで侘びた。
その言葉を妻に告げたのは、何度あるだろう。
「しかし、ちょっと前までは、颯太も、金曜の夜になると『今日は遅くまで起きとってもええんやろ、
おとーさん遊んでー』て言っとったのになあ…こどもの成長は早いなあ」
何でもないような声を出すことに努めて、草原は話題を変える。
きょうは金曜日、明日は学校は休み。ふたりの息子の颯太は、今晩は幼稚園以来の友達の家
にお泊りだ。パートを終えて颯太を家で迎え、その友人宅まで送っていった緑によれば、颯太は
半分走り出しかねない勢いだったらしい。
並んで歩くふたりの間に、小さな姿がないことに違和感がある。
ふたりきりで歩くなどと、思えば年単位で久し振りかもしれない。
緑が、くすくすと笑いながら言った。
「その代わりってわけやないけど、大きな弟は三人もおるし、妹もひとりできたやない」
「そうは言うけどな、大変なんやぞ、あいつらの世話は!師匠は若狭に何気に甘いし、小草若は
師匠に輪ぁかけて甘いし、草々はそれを見て怒鳴りつけるし、四草はちょっと目ぇ離すとちょっか
いかけて苛めるし…」
日々の稽古部屋での様子を思い返すと、胃が痛い。
「また若狭が、極めつけに不器用やねんなあ。三歩進んで二歩下がる、いうか」
一つ教えれば一つ忘れる、洗濯物も冷たなるまで干しっぱなしだわ、障子の桟のホコリの払い
方もなってないわ、窓ガラスの磨き方はまだまだ甘いわ、と指折り数えて、小姑じみた小言をぶ
つぶつと呟く草原は、横に立つ緑の顔が硬くなったことに気づかなかった。
「…のときは」
「味噌汁も必ず沸かすし…ん、なんか言うたか?」
緑がさえぎるように言った声が聞き取れなくて、草原は緑を見た。
緑は躊躇いがちに唇を開いた。
「……四草くんのときは、あなた、そないにいちいち面倒みてなかった」
「あいつは頭ええし、最初っから要領も良かったからな……って緑?」
ふいと、草原の視線をかわすように、緑はそっぽを向く。
「そりゃ四草くんより、若狭さんのほうが可愛いらしもんね…若いし」
声に抑揚が無くなり、あきらかにトーンも下がっている。しかもとげとげしい。
「み、緑…?」
返事がない。
少し前まで笑っていたはずなのに、唇が拗ねたようにとがっていた。
これはひょっとすると、ひょっとして。おそるおそる草原は緑に尋ねる。
「緑…おまえ…ひょっとして、妬いとんのか……?」
再び、答えは無言で返された。
硬くなった表情はそのまま、緑の頬が薄暗い街灯の下でもわかるほどに、みるみるうちに赤く
なっていった。それはあまりにも雄弁な沈黙。
緑につられたように、草原もまた押し黙る。しかし、顔がにやけてしまうのは、止めようとしても
止められない。知らず唇が笑みを形づくるのを、口元に当てた手が確認する。
雨音がふたりの間に横たわる。
軒先から雫が水溜りに落ちて、ぴちょんと音を立てた。
ふたりきりで歩くのが久し振りなら、こんなふうに妬かれるのも久し振り。
草原は口元に当てた手をおろすと、そのまま緑の手を握る。雨で冷えたのか冷たかった。
「まーくん?」
「た、た、たっ、たまには、ええやろっ!」
どうしてここで噛む、自分の口!
どうしてここで裏返る、自分の声!
高座にあがってるわけでもないのに!
相手は見知らぬお客さんではなく、ましてやこどもで生した自分の嫁はんや!
自分で自分の頬をはりとばしたい気分のまま、草原は緑の手をぎゅっと握りしめた。
すこし荒れた、自分のものより小さな手。いつも自分を支え、後押ししてくれる手。
「…い、いまのな、おまえのほうが…よっぽど、か、か、かっ、かわいい…で…」
それだけ言うのがやっと。のどはからからだ。
恐らくいまの自分は目も当てられないほど真っ赤な顔になっているに違いない。それこそ若狭の
ような若い娘だったらともかく、不惑に近い年齢の男の赤面なんて気色悪いだけだ。
弟弟子たちには絶っ対に!こんなとこ見せられへん、と思っていると、草原の指もやさしい力で
握り返された。緑はというと、やっぱり目元の縁まで赤くしている。
赤くして、うつむいていたが、唇も瞳もほがらかにほほえんでいた。
それは草原の、一番好きな表情。
雨に感謝せなな、草原は呟いた。
おまけ。
雨は小降りになったものの、まだ止まない。
ふたりは雨宿りを続けていた。ぼんやりと。
手は握りあったまま。
「あ!」
「何?」
「さっきの着物、若狭にやらんとったら良かったな」
「え?」
「……これから先、娘が生まれるかもしれんやろ」
言ったほうも、言われたほうも、大いに赤面した。
以上です。
草原にいさん覚醒記念。
58さん、気にせず投下続けてください。
友春×順子、楽しみにしてました。
631 :
58:2007/12/14(金) 22:15:27 ID:b/hbCNfW
「…順子、そのままエプロンしてくれへん?」
「え……?」
「裸…まではいかんけど、半裸エプロン。これはこれでええと思わんけ?」
「…変態」
そんな事を言いつつも順子は乱れた服装のままエプロンを掛けた。
胸元は大きく開き、ズボンとショーツは足元まで下げられている。
普段のはつらつとした順子の姿とのギャップに友春は思わずゴクリと
生唾を飲み込んだ。
「は、はは…な、何か…ビデオのプレイみたいやな」
「そんな自覚しとるんやったら…こんな格好させんでくれる?」
「すまん、すまん…でも…見れば見るほど……」
友春の目は順子の淫らな姿に釘付けだ。
順子の挑戦的な目、エプロンを盛り上げる胸部にエプロンから覗く太股。
普段、鯖や魚介類の仕入れも手伝っているのだろう。日焼けした小麦色の肌と日焼けして
いない生の白肌のバランスも男の情欲をかき立てるには十分だった。
「は…恥ずかしい…わ…と、友春」
「嘘や、順子は前に見られて興奮する言うとった。一人でするんも好きって」
「そ、そんなん…仕方ないやん…二人きりなんて…ほとんど無いし…」
「電話で俺の声聞きながらとか?」
「う、うるさいなぁ…友春のクセに」
「言って欲しいなぁ、順子にぃ」
意外と男の甘える声に弱い順子。
632 :
58:2007/12/14(金) 22:21:21 ID:b/hbCNfW
「お…覚えとけよ…後でぇ特上の寿司おごらせたるからな…」
「順ちゃんの恥ずかしい台詞聞けるんやったらそれくらい安いわ。ほらほら、早よ言って。」
「や…いやっ…や……んく…ああっ」
友春は順子に近づき、秘部を優しくなぞりながら耳元で囁いた。
「…今日は何回したん?」
「……さ、3回…ト、トイレで1回部屋と…あ、あと…」
順子は顔を真っ赤にしながら消え入るような声で言った。
「あと1回は?」
「…ここ、友春が来る前…食堂で…」
「結構エロいな順子は…ま、しょーじきなトコは可愛ええけど?」
「な、何よ…ええし、私は可愛くなんか―――」
「そう言うトコが可愛ええ…んっと」
があっと怒鳴る順子の両肩を友春は掴むと、順子の腰を引きつけた。
「あっ…ちょっ…とも――」
反射的に両手を柱に宛う順子。尻を友春に突き出した格好のままその動きは止まった。
「後ろから…好きやろ、順子は?」
熱い吐息がうなじに掛かる。順子は尻に友春の怒張が宛われているのをはっきりと感じた。
「うん、そうや。私、バックから激しくされるのが最高に興奮するねん♪」なんて言えるハズはなく
順子はゆっくりとそして小さく頷いた。
「いくで」
友春は順子の腰を掴むと突き出された尻の谷間の終わり、秘唇に己の肉棒をあてがい、一気に貫いた。
「はっ…あ…あっ、あああ!」
ぐちゅううっと粘液が絡み合う音。友春の怒張が順子の秘部に埋もれていく。
肉付きの小振りな尻がふるんと波打ち、突かれる度に重力に引かれた胸がぷるんと弾け踊った。
胸と尻だけを完全に露出し、そしてエプロンを掛けているだけあって、なまじ全裸よりも卑猥に見える。
「まだ少しキツイな…こんだけゆるめても…順子…の中ええ具合や」
はぁはぁと荒い息をつきながら順子は友春に向き直り、
「ん…んう…あ…友春…来て」
潤んだ瞳でお約束の台詞を吐いた。
続く
>>625氏、すみません、被っちゃった。流れを切って申し訳ないです。
>>559氏、友×順お疲れ様でした。個人的には559氏の順子の方が好き。
さばさば感がすごく好き。ソチラの設定を少し使いたいのですが構いませんか?
うざいと言われるのは承知の上ですが、お礼だけは言わせて下さい。
GJいただいて本当に嬉しいです。ありがとうございました。
次の作品も面白いと思って頂ける物を書けるよう頑張ります。
>>472さん
93さんでしたか!気に入って頂けましたでしょうか。意外と住人少ないの
かな。面白いアイディアを頂けたらまた書きたいです。
今までに出たCPってどのくらいだろ
一通り全部出たか?
こじろーなつこがまだだっけ?
皆さんGJです!賑わってるから嬉しいっす
草月さん、
>>472ですが
実は
>>373も自分なんすよ
難易度が高くて自分に書けそうもないネタを
素晴らしい作品に仕上げて下さって感謝しております
>>636さん
>>606さんの言う通り師匠って「書いて」って言われたらその日のうちに
書けるくらいストーリー能力高いのに(しかも何でも書く。シリアスもプラス
しないといけないね)鬼畜系だけは書かない。相当ドラマを愛してると見た。
もんすごいほのぼのとエロが同時に来た
これぞ盆と正月
…しかし58
エッろーい!えろえろえろえろえろえろえろえろ
燃えた
順子イイ
639 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:31:44 ID:rFc6Khju
>>559です。
>>58さん、構いませんよ。使って下さい。GJ!エロが素晴しい!
携帯だったから脱字発見して落ち込みました。
鯖焼きだけにサバサバ?(あ・・オヤジ並)
>>635さん、自分
>>417で小ネタで投下してます。
投下し杉で自分でもよく分らんので今度まとめてみたいと思います。
初めては
>>157でした。最新は
>>590です。
草月さん並のクオリティはなかなか・・。
>>630さん、かぶってしまって残念。でもGJ!
初期の妄想の作品出そうかな?って思います。
良いですね〜ほのぼの感が。
来週は草々の少年時代エピなので・・・変な妄想が増えそうです。
自分語りすみません。
>>635 草々×清海が無いのでは?
>>637 ピッカリ禿同
しかし鬼畜も書けるんだろうね、敢えて書かないだけで
熊はん×お咲さんも無い。
百合ネタも無いな。
草々×清海は原作であれだけ清い関係ってのが
強調されると書きにくいかも。
そこをあえて書いてくれる神はおらんか。
作品を読んでいくうちに作者の個性がみえてくるってのはあるけど
ここは作者のダダモレが全開だな。
女ぽいからいいのか?
コテハンを師匠と呼ぶのはもう定着の感があるから我慢するけど
(呼び名として普通に不愉快だけどね。
だって単に褒め言葉なら、他の人に対しても「>>レス番師匠」みたいのがあっても
良さそうなのにそれは無くて、つまりは結局持ち上げなんだから)
GJや感想以外の持ち上げをわざわざ書くのってどうよ。(きっと鬼畜も〜、とか)
「師匠呼び」も本人が言い出したのではなく読み手が言い出してるし、
コテハンの人自体に対しては嫌悪感は全く無い(むしろ好き!)のに、
こうやって持ち上げるバカがいるせいで気持ちよく読めなくなる。
それにこういう持ち上げって「コテハン叩き」の原因になったりして、
それをコテハンが謝っちゃったりして
スレの雰囲気が悪くなったりするんだよな。
644 :
若狭×清海 :2007/12/15(土) 12:53:02 ID:C2/+z4XD
昨日の放送より、妄想・・まだ百合は無いので投下してみます。
ここからどなたか繋げて頂けると嬉しいです。
「天災」と向き合う為、清海のマンションへやって来た、若狭。
若狭の真剣な告白を黙って聞いていた、清海。しばし沈黙の後・・・切り出した。
「そうやったん・・何も気がつかんとごめんね。」
「A子が謝ることあれへん・・。私が全部、自分で勝手に思い込んでただけでぇ・・」
「でもね、B子。」 「え?」
「私の気持ち、知ってた?」 「え?だって草々兄さんが好きなんやろ?」
そう言って立ち上がろうとした若狭は、体がしびれて動かない事に気が付く。
「え・・A子。何?これう・・動きが・・」
「B子。やっと私の所へ戻ってきてくれたわ。私・・私・・ずっと好きやったの。」
「へ?な・・何言うとんの?」
その時、A子の笑った顔は一生忘れられなくなりました。
「私ね、落語に興味持ったんも、草々さんに近づいたんも・・全部、B子のそばに居りたかったから。」
「?!は?」 「気いつかんかったんね。B子も鈍いわ。」
顔を近づけて来るA子。
「は?A子!何を・・・」もう口は塞がれた。長いキスの後、じっと喜代美を熱い目で見る清海。
動けない体を触ってくる。「一緒にしばらく暮らしたよね・・その時からときめいてたん。私。」
言葉が出ない喜代美。もう手が服のボタンを外していき、ジーンズのジッパーも下げられる。
「紅茶にしびれ薬・・局の知り合いから貰ってん。効くでしょ?ふふふふ。」
そっと椅子から床に寝かされ、下着姿になる清海。
(A子!!あんた!)そう言いたくても声も出なくなった。意識だけがはっきりしている。
「この薬はね・・感度も良くなるって言うてたわ。私、B子と一緒になりたかってん・・。」
どこから用意したのか?バイブを持っていた。それも両方端使用可能な・・・。
「初めてやろ・・私じっくり濡らしてあげるわ。時々自分でしてたから、女の感じるトコ
詳しいのよ。ほら・・こことか。」
乳房をゆっくり舌と手のひらで底辺から敏感な頂点まで・・撫でまわす清海。
「はぅんふぅん」と吐息だけは出る喜代美。そのままへそへ・・お腹を触っていき・・
ショーツを脱がせる。
「ふふふ。可愛い下着やね。B子らしいわ・・ここフサフサしてる。」
そう言いながら微妙に入口付近を避けて、弄っていく。
膝を立てさせて、秘所をじっと見つめた。
「あら・・ちょっとこの液は何やろねぇ?」と指でナゾッて取り、若狭に見せる。
赤くなり「んんんん・・ぐぅ」としか言えない。
「濡れて光ってるわ。甘いかな〜」と言い舌で舐め始めた。
「!!!!!!」と思うが目の前に稲妻が走った。
ペチャペチャと卑猥な音がする。蕾から入口まで・・犬のように舐める清海。
「うぅうぅぅぅ」と涙が出るが、快感も高まる。若狭も年頃だ・・自分でしたことがある。
そのツボは自分でするとはまた違い、的確で身悶えるほど気持ちが良い。舌で入口付近を出し入れされる。
絶妙な舌使い・・初めての快感だった。(あああ、イ、イッテしまう。)と思った瞬間、ビクッビクッと痙攣した。
「あら・・もうイッちゃったん?これから楽しいのに。ほら・・私のココ、こんなになってしもうたわ。」
と顔をまたいで、ぐっしょり濡れたショーツを見せる清海。透けて見えたそこは毛が無かった。
驚いていた若狭に「あ・・私ね、邪魔やから剃ってんの。ローター使う時便利やしぃ・・」
そう言いながら、ローターを2つ出して見せた。
乳首にテープで貼り付け、スイッチを入れる清海。(はぁあぁあぁ!!)と自由の利かない体で悶える若狭。
「まずはゆっくり感じさせてあげるわ・・」と小ぶりのバイブを突っ込んで動かす。
(うあぁあぁぁぁぁ)失神寸前の若狭、もう目の焦点が合わない。
それを見て悪魔の微笑を浮かべて、ペニパンを着ける清海。「まだまだこれからよ・・B子。」
二人の宴は始まったばかりだった。
お粗末さまです〜
続きは腕のある職人さんにお願いします。
645 :
若狭×清海 訂正 :2007/12/15(土) 12:55:55 ID:C2/+z4XD
喜代美→若狭 になってない箇所が・・すみません。
脳内変換願います。
>644早速キタコレ
A子の攻めイイ!
亀ながら
>>625さん、GJ!
草原兄さん最高!!ほのぼの幸せになりました。
自分的に師匠だ〜。
58さん、エロすぎてどきどきしましたわ。
これぞエロパロですな。
>>643さん
自分は「師匠呼び」のことはヨン様と一緒と言う意見に同意します。
でも、それ以外については同意。
スレの雰囲気が悪くなるのは、書き手読み手ともに損失だ。
せっかくいい職人さん多いんだし。
これからも作品で活気づいてほしいな、とぞ思う
ごめん、リロードしてから書き込むべきだった。
>>644 GJ!ドキドキする!続き書いてほすい。
A子が使ってるのは双頭バイブ?それとも双頭ペニバン?
652 :
熊五郎×咲 :2007/12/15(土) 17:56:50 ID:GWx2EbqB
無いとのお声から・・投下します。
咲の過去は勝手に妄想しました。お目汚し、すみません。
「今夜も満員御礼やったね。」 「ああ、寝床エンターテインメント事務所は大忙しやな。」
「順調にお客さんも増えたし、うちらも商売上々やわ。」 「初めここで店開いた時からは考えられんな。」
「ありがたいことや・・・。嬉しいわ。」と涙ぐむ咲。その肩を抱きながら耳元で聞く熊五郎。
「これから・・ええか?」
「あ・・ぅん。ええでぇ咲・・いつもお前のは最高や。」片づけられた店内で・・椅子に腰掛けた
熊五郎の前で膝まづいている咲。ジュボジュボ・・と音が響く。
「お・・おおおおお出すぞ・・!」と腰が浮く。ゴク・・と咲は飲み干した。口を手で拭い・・嬉しそうに
熊五郎の顔を見上げる。その頬を撫でながら「すまん・・咲。」と謝る熊五郎。
「ええのよ・・あんたのやったら、どんだけでも最後の一滴まで飲むわ。それが私の愛の証やもん。」
「ありがとう、咲。俺・・ホンマにお前愛してるで。」
二人が出会ったのは、場末のピンサロだった。元々はお嬢さん育ちだった咲。ところが信頼していた伯父の
多額の借金と負債を背負う形になり、父親は自殺し母親は病気で死んでしまった。
親戚は咲は引き取らず、下の赤ん坊だった妹だけは引き取ったが・・その子も不注意から死んだ。
施設で育って中学を出たら住み込みで働いた。が・・・そこは身寄りの無い子供を面倒見ると言いながら
給料をピンハネするような店主だったので、仲間と逃げ出した。信用した男は、すぐに咲を捨て、おまけに身売り同然にピンサロへ働くようになったのだった。
熊五郎は所謂モテナイ男であった。しかし、いつか店を持ちたい・・歌手にもなりたい・・と夢は大きかった。
調理師免許も取得して、景気づけに飲み、酔った勢いで入った店、それが「ピンク・オアシス」だった。
初めての経験で戸惑っていた、熊五郎に咲はついたのだった。
オドオドしてる熊五郎だったが、なかなかイケなかった。その当時自暴自棄になっていた咲だったが、
男をイカせられない事はこれが初めてだった。
「時間・・もうありませんけど?延長しますか?」と咲が聞く。「あ・・ああ、しゃあないな。」と
その時は出て行った。
一週間後、また来た熊五郎は咲を指名した。「今度こそ」とお互いが思っていた・・が、今度も駄目だった。
実は熊五郎にはコンプレックスがあった。モテナイ歴が長かったので、自慰の刺激を求めすぎ普通ではイケナイ。
それで仕方なく、時間いっぱいまで話をすることにした。長いこと男には体だけ求められていた咲にとって、
これが初めての男とのまともな会話となった。
そして・・月日が流れ、いつしか二人は一緒に暮らし始めた。最初は熊五郎が自分のアパートに誘った。
得意の鍋料理を振舞い、温かい時間を過ごした。一緒になりたいと咲は思ったが「借金」の二文字は重かった。
それを、熊五郎は自分の貯金をはたいて返済してくれた。やっと一緒になれた咲の体はボロボロだった。
長い病院通いが始まった。まともな暮らしが出来るまで、熊五郎は夜間工事のバイトや仕事を増やし、
ようやく普通の体になれた咲だった。
それから初めて抱かれる事になるのだが・・・やはり、熊五郎はイケナイ。正確には口でないと駄目だった。
「ええの・・アンタやから私、する。一生口でイカシテあげるわ。」と咲は誓った。
(それがせめてもの恩返し。でもいつかは私の中でイッて欲しい・・。そう思いつつ、今夜も咲は熊五郎のモノを
舐める続ける。地獄を見た私を救ってくれたアンタ・・私を愛してくれるって言ってくれたアンタ。
そんなアンタのモノをこの口が喜ばせてあげれるんやもん。)
「ああ・・・最高や!お前!」と喜ぶ熊五郎。嬉しさで咲も濡れるのだった。
「今度は俺のゴールドフィンガーで・・」この言葉で身震いする。寝床の夜は更けていった・・・。
お粗末さまでした〜
続きはどなたかにお願いします。
653 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 18:04:15 ID:GWx2EbqB
>>651さん、書いてる時は双頭バイブだけにしようかと思いましたが、
ペニパン(ノーマル)と小型バイブで攻めてから・・と変えました。
続く?
>>639 ネタばれ勘弁してよ・・・orz
エロパロ板まで来て、こんなこと言うのも不粋ってわかっちゃいるけどさ。
いや、無粋ではない。
ネタバレする方が無粋。
自分語りすまそとか謝るのは叩かれないように保険でもかけてるつもりかね。
「皆と違って自分はそこまで知ってるけどね〜♪」って自慢したいだけのくせに。
咲ちゃん…!あんたどんだけテクニック磨いてきたん……?!
gj
ココのスレはどうも書き手がなぁ・・・
厨なりかけというか・・・
そして読み手の師匠呼びとかね
どうもねぇ
確実に厨な人が1人がいるよね。
昨日の放送なんか見るとB子が師匠に惚れてもおかしくないと思った
四草×喜代美、小話投下。
エロ無し。
「誰か引っ越して来るまで待つがな。…あなた、気が短いのか長いのか、わかりませんなぁ」
稽古部屋で一人、『天災』を頭の中で反芻しつつ喋っていると、声をかけられた。
「おはようさん」
「おはようございます、四草にいさん」
稽古部屋の入り口から、四草は喜代美と視線もあわさずにすたすたと入ってくる。
師匠に命じられたにも関わらず一向に喜代美の面倒を見ようとしなかった四草は、先日の寝
床での落語会での失敗以来、一転して兄弟子としてのつとめを果たすようになった。
口数は少ない。そうかと思えばさらっと毒は吐く。人使いは荒い。何かと賭けをもちかけてくるし、
平兵衛の世話も押しつけてくる。
やりづらいことこの上ないが、とにかく何だかんだと稽古はつけてくれるようにはなったのだから、
喜代美だって嬉しくないわけがない。
四草は稽古部屋にどんと据えられている大きな本棚の前に立つと、何冊かを選んで棚から抜き
取った。そのまま喜代美の前にぺたりと腰を下ろすと、本を差し出す。
「すぐに読まんでもええから、これも読んどけ」
「ありがとうございます!」
喜代美は笑顔で本を受け取る。
こうやって最近は落語の勉強になりそうな本を選んでは渡してくれる。
それは古典文学だったり、高名な落語家による落語に関するよろず噺だったり、能や狂言、文
楽などの伝統芸能を特集した雑誌のバックナンバーだったり、固い内容のものから柔らかいも
のまで様々だ。
同じ兄弟子でも草原とは違って懇切丁寧でもないし、素っ気ないけれど、こういう四草の心遣い
はやっぱりありがたいし、嬉しいものだと喜代美は思う。
「そういえば、にいさん」
本のページをぱらぱらめくりながら、喜代美は四草に話しかけた。
「なんや」
ぱたと、本を閉じる。
「この間渡してもろた本に出てきたんですけど、『反魂香』ゆう話ありますよねえ?」
「それがどした」
「あれに高尾ゆう幽霊出てきますよねえ?」
「お前と違て、絶世の美女で艶でえらくいろっぽい、な」
一言多い気がするが、いちいち気にしていては四草との会話は進まない。
「……その高尾を男のひとが演じるんですよねえ?」
何を当たり前のことを言うてるんやボケと四草の目が言っているのを、見ない振りで喜代美
は続ける。
「草々にいさんとか四草にいさんとか、なんやしゅっとした若い落語家さんがやるならわかり
ますけどぉ……正直、師匠くらいの齢の人が演じてなるんは想像できんでえ」
「…お前、いますべての年配の男の落語家、敵に回したぞ」
「ええええええ!?だって美女ですよ!?絶世の美女ですよ!?しかも絶世の美女の幽霊ですよ!?」
「違和感なく、ええ女やと思わせるのが芸やろ。…若狭、お前、ほんまに頭悪いな」
心底呆れた声音で応える四草は、ほんまに、の部分を殊更に強調した。
氷のように冷たい視線を容赦なく浴びせられて、喜代美が首をすくめる。
「草々にいさんの『辻占茶屋』かて女郎の梅乃、出てきとるやろ。師匠がやらはった『愛宕山』
にも舞妓はん、出てきとるし。他の噺かて…おまえ、そんなこと考えながら見てたんか?」
突き刺さるような視線が痛い。
「『辻占茶屋』のときは三味線弾くのに必死でえ、『愛宕山』のときには、なんや……胸がいっぱ
いで」
「ま、どっちにしろ、お前はあの女を演じるんは、まだ無理やな」
「え、私、女ですよ?芸とか、演じるとかの前に女ですよ?」
「……アホ」
女とか男とか言ってんのとちゃうわ、と、四草はうっすらと笑った。
「そやかて、お前、まだ男知らんやろ」
涼しい顔でしらっと言われて、喜代美は一瞬何を言われたのかわからなかった。
言葉の意味を一拍遅れて理解すると、かーっとたちまちに血が顔にのぼってくる。
「……セ、セクハラ!」
赤くなる顔をいやになるほど自覚しながら、思わず自分自身を抱きしめる喜代美を、四草は頭
の先から爪先までじっくりと見つめてくる。そういうとこがおぼこいんや、と、しゃあしゃあとのた
まった。
「ああいう、ええ女演じるんなら、色事もよう知ってないとな。色気が足りん、ちゅうことや」
それこそ色気の塊のような流し目をちらりとくれると、四草はずいと膝を詰めてくる。
「にいさん、顔がっ、顔が近いですっ!!」
何故か前のめりに迫ってくる四草を両手で押し留めようとすると、四草は鼻で笑う。
「腰、引けとるで」
声も目も笑っている。あからさまにからかわれているのがわかって、喜代美は唇をとがらせた。
「知りません!」
そう叫んで身体を翻すと、四草にそっぽを向いた。
向いたはずだった。
背後から肩をぐいと引き寄せられて、バランスが崩れて後ろへと身体が傾ぐ。
倒れる、と思ったときには、背中に何か広くかたいものがとんとぶつかっていた。
そして、自分の身体に回されている、自分のものではない腕。
(……あ、れ?)
全身があたたかいものに包まれていた。
整髪料と何かが入り混じった淡い匂いが、鼻先をかすめる。
すり、と頬がこめかみに寄せられて、伸びかけた髭の感触なのか、肌がちくちくする。
「……意外に抱き心地はええな」
低く、艶のある甘い声がとても近くで聞こえた。
抱きしめられた。
うしろから。
四草にいさんに。
理解した瞬間、心臓が大きくどくんと跳ねた。
(う……う、うわ、うわっ、うわあああーっっっ!?)
四草の腕の中で、喜代美は酸欠の金魚のように口をぱくぱくとさせる。
あんまり驚いて、声が出ない。
あんまり驚いて、あらがえない。
あらがおうにも、四草の腕は喜代美の身体にきつく回されて、身動きもできない。
四人の兄弟子たちの中で、四草は上背こそ一番低いけれど、体格自体は一番がっしりしてい
る。それは知っている。特に夏が過ぎてからは、半袖から伸びる二の腕が意外に筋肉質なこと
も、薄手のシャツの下の胸板が厚いことも、知っている。
でも、それらは、ただ知っていただけだ。実感したわけではない。
今こうして、自分を抱きしめて離そうとしない腕はがっしりしていて、力強くて、背中から伝わる
感触は、骨がごつごつしていて、とてもあつくて、自分のものとは全然ちがっていて、
――男のひとの、身体や。
速くなっていた鼓動が更に加速し、熱くなっていた体温が更に上昇する。
「…喜代美」
名前を囁かれる。ようやく呼びなれてきた芸名ではなく、本名で。
熱くしめった息が首筋にかかって、びくりと身体が震えた。
身体の熱は高まっているのに、肌はかすかに粟立つ。
未知の感覚にもたらされた、おのれのそんな反応に、喜代美は戸惑う。
その様子を読み取ったかのように、肩に巻きついていた指は鎖骨をそろりとたどってのぼり、
唇を軽くなぞった。
(ど、どどどどどどうしよぉーっ!?助けて、じゅんちゃぁぁぁーん!!)
耳元で鳴り響く心臓の音を感じながら、順子が聞いたら「いや、この場面で助けを求められて
も」とクールに言い切られそうな見当違いなことを喜代美は思う。結局は膝の上に置いたこぶし
を握り締め、潤みはじめた瞳をぎゅっとつむることだけが、喜代美のできる全てだった。
不意にそこへ、庭の方から稽古に来たらしい草原の声が響いた。
「おーい、若狭ー!洗濯物落ちてたでー!居てへんのか、若狭ー!!」
いきなりの生活感あふれる台詞。弾かれたように、喜代美は目を見開く。
喜代美は抱きしめられたときと同様に、いきなり四草の腕から解放された。
と、同時に後ろから、四草が舌打ちする音も耳に届く。
(こ、この人、チッていうた…!)
不敵で不敬な兄弟子に半端ない脅威を覚えつつ、喜代美は素早く膝でいざって四草から距離
をとる。腰も膝も力が入らないので、半分転げるようになっているが、喜代美には浴衣の裾が乱
れないようにするのが精一杯。
(助かった…)
いまだに高鳴りをやめない心臓がうるさい。額にだらだらと流れるのは冷汗か。まるで蛇ににらま
れた蛙のようだ、と思う。浴衣の胸のあたりを汗ばんだ手で押えながら、呼吸をととのえた。
「おい」
「ななななんですかっ!?」
四草は微塵たりとも物音をさせないで、いつのまにか立ち上がり、喜代美を見下ろしていた。
「もう少しつやっぽい反応でけるようにならんと、高尾は無理やな」
動揺なんて欠片も見せない表情の読めない顔で、さらに続ける。
「ま、今のところはこれくらいで勘弁しといたる、今のところは、な」
最後の部分は、笑い含み。
呆然とその顔を見上げていると、四草は唇の端を吊り上げると不穏に笑って、稽古部屋を出て
行った。
その後姿の楽しそうなこと。その足取りの軽そうなこと。
唇の中にするどく尖った牙と、先端がふたまたに分かれた舌でもあったんじゃないか、と思わせ
るほど。
とりあえず後姿には角もなければ、尻尾もない…とぼんやりと確認したところで、はっと喜代美は
あることに気づいた。
「待って…待って、ちょっと待って、ちょっと待って」
誰が居るわけでもないのに誰かに呼びかけるように、敢えて声に出して呟いた。
四草の捨て台詞を思い返す。
―-今のところは、て、これからは稽古のたびに、こんなんあるかもしれへんってこと!?
底抜けに空恐ろしい考えを打ち消すように、喜代美はぶんぶんと勢いよく頭を振った。振りすぎて、
目がくらみ、力なく両手を床にぺたりとつく。
「ま、まさかね…」
喜代美の体内にこもっていた熱が、ざざざと音を立てるようにして引いていく。
こないなことに耐えるのも修行のうちなんやろか。
ようやく草々にいさんを吹っ切って、しっかり修行するて決めたのに…!
「鬼や…四草にいさんは、鬼や…!」
兄弟子達が何度となく呟いていたのを、理解していたつもりで聞き流していた言葉。
それを喜代美は、真に理解することになったのだった。
以上です。
GJ!
どんどん四草の術中にハマっていく喜代美が楽しみだ
>>652さんの熊×咲もGJです
GJ!GJ!おもしろかった!
四草、鬼だなぁw
そんな四草に底抜けにあいらびゅ〜だw
>>660 そぉーこぉーぬぅ〜けぇ〜に〜GJ!!
脳内で完璧に再生されたよ。ありがとう!
続きwktkしてもおK?
669 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 22:33:52 ID:0a9+CUg6
>>660 めちゃキャラにハマっとりますなー。
個人的に順ちゃんに助け求めるとこで爆笑した。
GJです!
四草の「チッ」が聞こえたよ
>>660 GJ!四草恐ろしい、そしてエロいよ…!
今日四草が稽古見てやるって言った後、
小草若が「あいつやる気満々やで」
みたいな事言ったから何エロい事するのかと考えてたので…
グッドタイミングですwこれですねw
672 :
609じゃねーよ:2007/12/15(土) 23:50:47 ID:HQsL0wTk
尊建×若狭です
エロなし
尊建がアホ仕様なんで
嫌いな人はスルーして下さい
「おお、尊建、ええ所に来た。草若はんと積もる話があるよって、若狭ちゃんの相手してくれんか。」
「尊建悪いな。若狭のお守り頼むわな。」
土佐屋尊徳と徒然亭草若、この二人に頼まれたら断れない。
尊建はしぶしぶ若狭を尊徳の楽屋から連れ出した。
渋っているのは表向き、実は小躍りしたいほど嬉しいのだが…
「局のティールームは五月蝿いから隣のホテルにしよか。」
「わぁ、ホテルのティールームって行った事ないです。嬉しいデス!」
(おいおい相変わらず可愛いやんか!堪らんなぁ。)
二人はテレビ局の隣にある老舗ホテルの最上階へと向かった。エレベーターでは二人きり…
(ホンマにちっさいなあ。色も白うてホッペタなんかスベスベやんか。妹弟子か、ええなあ…)
若狭はガラス張りのエレベーターから外を見ている。その後ろ姿を食い入る様に見つめている自分に、正直驚いている。
(こんな山だしの小娘、5分で落とせるのに、何ででけへんのや。)
「兄さん、ここですか?」
「おう。俺は売れっ子やからな、金はあるぞ。何でも頼め。好きなだけ頼め。」
若狭はクスクス笑っている。
「?」
「小草若兄さんみたい。」
「一緒にすんな!」
「すすすすみません!」
(あの底抜けバカとクルクル頭に何でこんな可愛い妹弟子が出来るねん!)
注文したケーキが運ばれてきた。若狭は頂きますと手を合わせ、美味しそうに食べだした。
食べながら、内弟子修行中の毎日を喋っている。相槌を打ちながら尊建は妄想を膨らませていた。
白いエプロン姿で毎朝起こしてくれる若狭。稽古をつける俺にウットリする若狭。
尊徳の名を継いだ俺の嫁さんになって土佐屋を支える若狭。ムッハー!
「兄さん、ご馳走様でした。」
若狭の口元にクリームがついている。身を乗り出してペロリと一舐めする。
目を見張ってポカンとしている若狭の手を引いて店を出た。
上がってきたエレベーターに乗り込み、尊建は若狭を抱きしめた。
あごを持ち上げて、今度はちゃんとキスをする。
(甘いなあ。クセになる甘さや。)
「遊びと違うで。俺は本気や。年季明ける頃迎えに行くから楽しみにしとれよ。」
若狭は小声で返事をした。その返事を聞いた尊建は凄みのあるニヤリ顔で、付け足した。
「五月蝿い兄さん連中には内緒やで。」
お粗末さま
679 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 03:03:11 ID:OxtnFANe
GJです。
尊建カッコイイ
意外と長身なんだよね。若狭と底抜けにお似合いやな〜
若狭のモテっぷりに嫉妬
誰に愛されてもおかしくないキャラだよな〜
681 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 13:03:29 ID:0aMIfPmn
まさに逆ハーだよなぁ
まぁ若狭しかちゃんとキャラ確立した女キャラいないのもあるけど
たまには糸子やA子や奈津子のも読みたいです。
糸子さんの正平筆卸しor
小次郎との不倫キボンヌ
思いつきみたいな軽いノリで投下されたような作品が多いような…
投下する前に一度他人の視点で読み返して欲しい
せめて前の人が投下完了してるのを確認してから、投下開始(これはマナーだけど、ここでは軽視されがち)
数秒の差でかぶっちゃった、たった一度の例を遠回しに詰ってるの?
>>685 SS投下だけじゃない、感想書き込みなんかSS投下中にじゃんじゃん行なわれてるじゃないか
684の言う「軽いノリの作品」は感想も含んでるの?
作品てかいてあるんだからSSでは?
投下って言い回し自分はSSをまとめて書き込みするときに使う。
何か荒れてるなあ。
一度でもSS投下経験があれば、素人が「思いつき」だけじゃ書き切れない事を痛く実感するもんだよ。
自分は他スレで一度しか挑戦してないけど、軽いノリで始めたつもりが収拾付けるのにエライ苦労した。
批判でも、具体的にどこをどう改善すべきか、建設的に意見してくれるのは嬉しいものなんだけどね。
一度でもSS投下経験があれば、素人が「思いつき」だけじゃ書き切れない事を痛く実感するもんだよ。
自分は他スレで一度しか挑戦してないけど、軽いノリで始めたつもりが収拾付けるのにエライ苦労した。
批判でも、具体的にどこをどう改善すべきか、建設的に意見してくれるのは嬉しいものなんだけどね。
>>690 禿同
寝床寄席の客が四草の「算段」に文句つけるのは許されるけど
小草若の稽古を立ち聞きしている奴は文句言えんやろ
思い付きでモノ言う奴は他人もそうやと思てんのやな…って
俺だけか?
>>691 書き手の一人ですが禿同。
面白い、GJと言ってくれるのは本当に嬉しい。でも建設的な意見と批判も
嬉しい。正直凹みますがそれだけ読んでくれてるってことだと思ってます。
694 :
清海の苦悩 その1:2007/12/17(月) 01:24:24 ID:SUu7PXba
清い関係からの・・妄想です。
草々×A子です。では投下。
「おやすみなさい。」 「ああごちそうさま。」 マンションのドアで見送る。
いつも話す内容は落語、たまに共通する話題でB子の話、それ以外は家で食事を作って・・食べて・・
「それだけなのよね・・。」とため息をつく、清海。
付き合いだして1か月、キスどころか、手すらもなかなか握って貰えない。一体どういうつもりなのか。
「男の人って・・3日が限度だし、女の子が無防備だったら触りたいって思うんじゃないの?」
昔、友春が本棚の奥に隠しておいた本を、盗み見したのだが、かなり誤った情報が清海にはあった。
若狭のように順子みたいな友達が居る訳でもない清海なので、他に相談出来る人が居なかった。
時折大人のファッション雑誌で「男をその気にさせる20の法則」などと特集記事を読んだり、
性知識もあることはあるのだが・・・それもかなり片寄がある。
その事に本人は気がつかないままなのであった。
草々は単に「大事にしたい」と、思っていただけなのだが。
彼の我慢も結構限界があるのも事実だった。
「今日も準備してたのにな・・。」草々が家に来る日は、シャワーを浴び髪を洗っておき・・
下着もそれ用に替えていた。段々そんな気持ちは抑えきれず、変な行動を起こしてしまう。
「慌てないように・・慣れておかないと・・。」と盗み見た本と共にあった、ビデオを思い出す。
一人暮らしになって、まず覚えた事はオナニーだった。そのビデオは女性のそのシーンが冒頭に
えんえんと続く。初めはぎこちなかったが、偶然クリを触ってイッた清海。
草々と付き合いだしてから、いつか迎える時をそのビデオを参考に練習していた。
「このぐらいかな・・?」と棒付きフランクフルトなどを使ってみる。
最初は痛くて無理だったが、この頃はそれで無いと駄目になってきていた。
草々をその気にさせる為に、襟ぐりの広い服をわざと着たり、もう少しで胸が見えそうな
キャミワンピなどを着る。一度などはノーブラだったりしたが、照明が暗すぎて気がつかない。
部屋の香りや照明もムードが出るように演出する・・メニューも
「お、今日はウナギの白焼きと・・山芋のサラダかぁ」と強壮力のある食事を作る。
こっそり紅茶にそんな薬を混ぜて飲ませる事もある。なのに・・・・何も無い。
695 :
清海の苦悩 その1:2007/12/17(月) 01:29:16 ID:SUu7PXba
今夜も草々を見送ってから、清海はオナニーを始めた。
ビデオの女性のようにノーブラ、ノーパンだった。腰までワンピースの裾をまくしあげ
頼りないその脚の間をモゾモゾさせながら・・・。両手で胸を揉んでいく。
ツンと尖った乳首を指先で転がし、キュッと摘む。「はうぅ!」と声が出る。
家族に隠れてするドキドキ感は無いが声は遠慮がなく出せる。
胸を何度も揉んでいると我慢が出来なくなる。片手で用意していた棒付きフランクフルトを口で舐める。
ビデオの女性はバイブを使っていたが、どこで売ってるのか分らない清海はこうするしかなかった。
「あ・・あああん。う・・んはぁはぁ」とエスカレートしていく。片手はすでに茂みを撫でまわし、
敏感な部分をそっと繰り返しなぞる。もう入口は濡れてシーツにこぼれそうなぐらいだった。
指を少しずつ出し入れし、「ううぅん・・・ハッ!くぅぅん・・クッ!」と悶える。
ついには口で舐めていたフランフルトを花芯に入れた。幾度も出し入れし、グチュグチュと音が鳴る。
(もし、いつまでも何もして貰えないなら・・この姿を見せて・・して貰いたい)と思っていた。
「あ・・ああ・・草々さん・・私もう・・もう・・イッちゃ・・」となった時だった。
『ピンポーン』とチャイムが鳴った。
ビクッと反射的に服を直し、フランクフルトを内股に挟んだまま、玄関へ行った。
「どなた?」と聞くと「俺、忘れもんしたんや。」と草々の声だった。焦る清海。
ドアを少し開け、「ど・・どうしたの?」と聞く。
「俺、財布忘れたと・・」見ると椅子の上に財布はあった。
「あ、あったわ。持ってくるね。」と振り返った時だった。
『ボトッ。』と足もとにフランクフルトが落ちた。
「!」と二人して無言になった。清海は真っ赤になりうずくまった。草々はそれを拾い・・見た。
温かく濡れたそれを掴み・・清海を見る。「あ・・わた、私っ・・」と何か言おうとした。
なんとなく事情が分かった草々は後ろから清海を抱き上げた。そのまま抱っこしベッドルームへ行った。
静寂が訪れた5分後・・・・。
「ご、ごめん。」と謝る草々。慌てた草々は入れる前に出してしまった。
後ろ向きにうな垂れた彼を背中から抱きつき「いいのよ・・また・・今度・・してくれますか?」
と清海がそう励ます。その声に気を取りなおしたものの、気まずいのでそのまま帰って行った。
残された清海は「こっちのほうがええかも・・。」と一人で続けた。
後日、若狭がやって来て「昔から苦手やった。」の告白があり、その後清海は東京行きを決意するのだが、
その原因に少しはこのことも含まれていた・・かもしれない。
お粗末さまでした〜。
GJ!
草々は間違いなくハヤモレ君やな
697 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 01:34:48 ID:SUu7PXba
「その2」とするの忘れてますね・・すみません。
>>693さん、同意です!
投下してから間違いに気づく凹みはどうしようもありませんが。
このスレが荒れつつも進むのは、
こうやって書いてくれる書き手がいるからだよな。
読み手としては、そりゃ好みはあるから口に合わない場合もあるけど、
そうだとしても「思いつきの軽いノリ」で書かれたなんて
思ったことない。
書き手のマナーを守るべきってのは言う通りだと思うけど
それと作品のクオリティを貶めることは、全く別の問題じゃないか?
699 :
「糸子、その夜」:2007/12/17(月) 02:20:23 ID:SUu7PXba
お目汚し、投下します。
小次郎×糸子です。エロあり。
その夜、喜代美は修学旅行、正平は友達の家へ泊るので居なかった。正典と小梅は「町内会の日帰り旅行」で夜遅くに帰る予定だった。
小次郎もどこへ行ったか見当たらない。一人残された糸子は、「やれやれ・・鬼の居ぬまに洗濯やわ。」
と自由な時間を楽しんでいた。
元々家事は得意なので、通常の用事はほぼ2時間ほどで片づいてしまう。
今夜は残り物で賄うつもりだったから、買い物も明日にする予定だった。
夕方のニュースを一人見ながら、ササッと夕飯を済ませると、もうすることは何も無かった。
「暇やね・・。」と風呂も入ったし、寝る用意をしようかと、蒲団を出していた。
ふと、鏡台を見るといつもより老けて見えた。(生活に追われて、女ちゅーのを忘れとった)
そんな情けなさを覚えた。ほどいた髪を改めてブラシでとかし・・・なんとなく口紅をさした。
「お父ちゃんが・・私を抱かんようになったのは・・いつやろか。」と独り言が出た。
確かに、若くは無かったがまだ女盛りではある。子供の心配や家計の心配やらで、気が休まる事は無い。
でも・・いくら仕事が大変だからと言って、女と見られないのも哀しかった。
思わず全裸になり、自分の体を見つめなおす。少し垂れた胸・・ウエストも昔に比べると締まりが無く・・
ルノワールの裸婦に近いものがあった。あのふくよかさが女性の美しさだと芸術家は言うのであろうが。
「こんなんやったら・・あかんのかしらね。」と半ば諦めてしまっていた。
ご無沙汰だったので、自分でしてみようかと思うのだがなんとなく惨めだった。
しかし、手が勝手に動く。一人の開放感がその行為を呼び起こした。
「ああ・・ん・・うぅうぅぅん・・」と布団の上で悶えた。襖を開けたままだったのが不運の始まりだった。
「姉さん・・!」
ハッとして、起き上がる糸子。小次郎が部屋の前で固まっていた。
「こ・・小次郎さん!いやぁ・・・見んといて・・・・」と後ろを向いて両手で胸を隠した。
その姿が理性を壊した。
「俺・・・我慢出来んわ・・なんて・・綺麗やねん・・この肌も・・ええ体しとる。」と抱きついてきた。
「あ、あかん。お父ちゃん・・帰って来る・・。止めて!小次郎さん・・あっ!」
「こんなんなっとるくせに。兄ちゃんはほったらかしやから、俺はいつも思うとってん。こうなりたいって。」
「そ・・そんなとこ・・触ったらあ・・あかん!ああ!そそれはあかん!あかんよ!ああぁぁぁぁ」
濡れて準備は出来ている体で抵抗しても無駄だった。小次郎は迷うことなく糸子に己の思いをぶちこんだ。
激しく動く腰に、糸子は脚を絡ませた。そして動きに合わせて自分も同調した。
小次郎はなおも激しく、乳首を噛み・・糸子はその痛みが快感に変わった。お互いを貪るように、舌を絡ませ
位置を変えてまだまだ続く。「も・・もうあかん・・あぅぅ!こ、小次郎さん、あああ!」
「ね、姉さん!お俺も・・出てしまう。」と同時に達した。
ぐったりと横たわる糸子。その隣でタバコを吹かして「これで・・俺ら離れられんな・・」と言う小次郎。
涙ぐみながらも、女の喜びに震える自分が怖かった。(お父ちゃん・・ごめん・・)と後悔と
(やっぱり・・女やったんやわ)と認められた嬉しさが交差していた。その夜から、二人の関係は奈津子が
現れるまで続いていたのであった。
お粗末様でした〜。
700 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 03:03:39 ID:SUu7PXba
>>698さん、ありがとう。
GJも嬉しいですが、そのような意見ありがたいです。
こちらも気をつけます。
このスレに完成度の高さを求めてる人(684さんに限らず)がいるようだけど、
そういう人にここは不向きだと思う。
作品のクオリティってのは書き手が自作に求めるもので、読み手がどうこう言う筋合いじゃない。
このスレは、趣味でノートに書いた自作小説を友人で回し読みして褒めてもらったり
感想もらったりみたいな場所だと思ってる。
昨今中高生で流行ってる携帯小説みたいなノリとでもいうか。
プロ志向なら持ち込みや投稿などするだろうが、彼女らにそこまでの気持ちはない。
けれど、上手くなりたい、認められたい、とは思っている。ってのと同じ。
そういう素人相手に何をそんな生真面目に考えてるんだろ?、と思う。
ごっこに見えても本人は真剣に取り組んでいるだろうし、
それを読む側も敬意をはらって読んでるだろうし、
そして実際に技術云々を越えて素晴らしいと感じる読み手が何人もいるんだし、
それを「軽いノリ」と言われちゃ書き手も読み手も悲しいだろう。
それと、「投下する前に一度他人の視点で読み返し」は、確かにした方が良いけど、
その一方で、書き手が自分の妄想が恥ずかしくなって投下を躊躇したり、
変にいじくりまわして書き直し結局失敗したり、という可能性もある諸刃の剣。
「思いつき」ではなく、「湧き出るアイデアをそのまま」読ませてもらってるからこそ、
読み手も没頭して楽しめるのだと思うし、今のこのスレはそれが許される場だと思う。
指摘して当然と思われるマナーもあるにはあるけど、そんな事わざわざ言われなくとも、
読み手を意識する書き手は、投下のタイミングも改行も…も誤字脱字もスレ消費数も
意識してチェックするものだし、
それをしない人は妄想を吐き出したいだけだから指摘しても無駄な気もする。
ところで、現在このスレは435.8KBです。
二ヶ月でこのペースだと、次スレはどれくらいで立てるべきなんでしょうね?
この板はどれくらいの容量で落ちるんでしたっけ?
>>698、701
まるっと同意。
次スレもそうだが、保管庫もできればあるといいな。
職人さんたち、折角いい作品たくさん作ってくれてるし。
500kbを超えるとスレに書き込めなくなる。
この先のSS投下量にもよるけど、750か800くらいで立てたらいいんじゃね?
じゃあもうテンプレ案とか練ってもいい頃合いじゃん。
スレタイはシンプルに
ちりとてちんでエロパロ その2
が良いと思う。
その2が第二回とか第二幕とか第二席とか底抜け2でも良いけど。
sage進行を徹底して欲しい
このスレで不満なのは、それだけだから
>>705 底抜け2、バロスwww
自分もスレタイは、それがシンプルでいいと思う。個人的には第2席に一票。
テンプレ案、自分があってほしいのは以下の通り。
・sage進行
・書き手側への注意→カプ名と傾向(エロの有無、鬼畜とか百合とか)表記
・読み手側への注意→荒しが来ても徹底スルーで
・450KB超えたか、スレが950まで行ったらの新スレ立て
>>701 まるまる同意。
やはり書き手の一人ですが、「思いつきをそのまま」「軽いノリ」と
書かれてしまうのは悲しいです。
ネタそのものは思いつきですが、自分なりに練って起承転結をつけて読み手の
皆さんに楽しんで貰えるように作ってるつもりです。もちろん書いてて
楽しいというのが前提なんですけど。
>684
>「投下する前に一度他人の視点で読み返し」
は徹底的にやっているつもりですがやはり素人の悲しさ。どうしても多少の
誤字脱字、同じ表現の使い回しは出てしまいます。ノートの回し読み、
ケータイ小説と同じと思ってもらえるならこの程度のミスは許してほしいなと
思うのは書き手側の勝手な意見でしょうか。それさえも許されない、完成度が
低いと感じられるならエロパロなんかじゃなくてちゃんとした本を買って
読む方が余程精神衛生上よろしいかと存じます。
スレタイについては同意。
第二席か底抜け2かは悩むところだw
テンプレ案は
>>707さんにほぼ同意だが
あらしは徹底スルーは書き手読み手双方に言えるかもね。
なんかここって書き手がよりスルーできてない気がして。
もちろん、この場合、書き手さんが言いたくなるのはわかるんだけどね。
たいがいの読み手はちゃんとわかってるんだから、あらしはスルーしなよと思う。
次スレ案の途中ですみません。投下します。
>>644 の続き?を書いてみました。
若狭×清海 でエロです。一部アナル調教アリ。嫌いな人はスルー下さい。
ペニバンで激しく突き上げ・・若狭は自分の体がどうなったのか、分からないぐらいだった。
しびれ薬はもう切れていたのだが、下半身は別に意味で痺れていた。快感と泉のように湧き出る何かが
全身を駆け巡っていた。(何をされても感じてしまう・・)
清海の刺激はたまらない程、ツボを押さえていた。女同士だからと言うが、腰の動きは快楽を覚えた。
「さぁ・・私も気持ち良くなりたいから・・」とペニバンを外し露わになった、濡れそぼった股間を
若狭の顔に近づけた。
「ほら・・初めてやったら抵抗あるから・・蜂蜜塗りつけたわ。甘いから美味しいわよ、さあ・・」
と言われ、清海の言葉通り舐め始めた。(甘い・・美味しい・・)とペロ・・ペロ・・と舐める。
「そう、そこよぉぉ・・ああ上手やわぁ・・うぅん・・はっ!あああああ。」と悶える清海。
ペチャペチャクチュ・・と舐め方も激しくなった。
「はぁぁぁあっぁあっぁぁぁ!そ、そこは!!」と歓喜の声を出す。
若狭は清海の弱い部分を舌で突いていた。
『ブジュッ!』と若狭の顔に温かい液がかかった。「ゴホッゴホッ!」と咳き込む。
少し飲んでしまった。「あ・・ああ〜ごめんね、B子。私・・潮吹くみたいやの。」
顔をタオルで拭いてやる。「な、何今の?」 「ホントB子は何も知らんのねぇ・・。」
とまたも目が光る清海。床にもう一度寝かせ、今度はお尻を突き出させる格好にした。
「ここは・・どうやねんやろうねぇ?んふふふふ。」とお尻を撫でまわす。
「あ・・ん」と何をされても感じている若狭。清海の指が穴を触った。ピクッ!と体が反応する。
「あら〜?ここも感度良さそうやねぇ〜ふふふ。でも・・本当にしたかったら・・まずこれよね!」
とシリンダーと洗面器を出してきた。
「A子?な・・何するん?い・・痛いのもうイヤァ・・。」と抵抗する気も無いくせに、言葉はそう出る。
「心配せんでもええわよぉ。これはまあ、準備運動みたいなもんやからぁ。」と安心させる。
「力抜いてね。入れるから。」 「い、入れるって!え、A子!?」 ジュブ・・と液を注入する。
「はぁう!!」 「ほら、力入れちゃ入らないわよ。」と遠慮がない。かなりの量のグリセリンが入った。
1分後、「も・・もうあかんの・・・え、A子ぉぉ。ト、トイレ行かせて!お願い!!」内股になり、
悶え苦しむ若狭。「あら・・じゃ、その洗面器にしたらぁ?」と虐める。もう若狭に選択の余地が無くなる。
ギリギリの葛藤が続く。そこで笑う清海の顔は悪魔の微笑だった。
「あ・・ああ・・・え・・A子ぉ・・」と懇願する。 ふと普通の顔になり「仕方ないわねえ・・今回だけよ。」
と許した。慌ててトイレへ向かう若狭。間一髪で間に合ったが、今度は出れなくなるぐらいの苦しみが待っていた。
とめどなく寄せる腹痛と排便。我慢したためか、腸は全部出し切ろうとしていた。
30分後・・やっと出ることが出来た若狭を待っていたのは、初めの快楽とは違う世界のものだった。
「さぁ、スッキリした?」と今度はベッドへ連れて行かれた。「少し休みましょうか?」とドリンクを
貰った。迷うことも考えることも出来ない若狭。言われるままに飲み干した。
「う・・はぁ・・は・・」体が熱くなってきた。それも・・下半身が。「A子、また・・あんた・・」
クスクス笑う清海。「学習せんのねぇ。B子のそんなところが昔から好きやわぁ。可愛い・・B子。」
「ちょっと拭き取ってあげるわねぇ。」と穴をウエットティッシュで拭く、指をねじりこみながら。
「ギャッ!」と悲鳴をあげる若狭。「あら・・・この指より太いのん出したんでしょ?平気よね・・」
とアナル用のバイブをねじ込んでいった。「大丈夫よ・・ワセリン刷り込んであげてるからぁ。」と
どんどん奥へねじ込む。細身のそれはスルリと入った。「グゥゥ・・」と痛みに耐える。
『カチリ』スイッチを入れる清海。ブ〜ンと電動音が響く。
「ギャァァァァァァァ!!!!」涙もヨダレも垂らして、差し込まれた物を抜こうとするが、
「ダ〜メ。」と手錠をかけられた。ベッドの端に固定されてしまい、どうする事も出来ない若狭。
なのに・・なのに・・快感の波が押し寄せる。「ハァウン・・アゥン・・良いのぉ・・お尻がぁ・・」
と自分の意思とは逆の言葉が次々飛び出す。
A子の調教は、二人で双頭バイブを使う事で終わりを告げた。一緒にバスルームで洗いあい、キスをする二人。
「ねぇ・・B子。」 「何・・A子?」 「また・・来てくれる?」
無言でうなずく若狭。「フフ・・可愛いわ。私のB子・・」 「え・・A子?」 「何?」
「今度は、私もA子・・楽しませてあげたい。」この言葉を聞いた清海はまたバスルームで、若狭を
襲った。二人の宴は、夕方まで続き、若狭は寝床へ戻ることが遅くなった。
師匠の許しを貰い、数日間・・二人は話し合いと称して愛し合った。
身も心も委ねあってやっと・・親友になれたのである。
お粗末さまでした〜。
712 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:29:52 ID:JXKK7nLM
A子ドSwww
>>710 いやスレの空気つうか流れもちょっとは読めよ。もうすぐ容量いっぱいになるとスレが落ちる。
だから容量の余裕があるうちに、次スレのテンプレ案話し合ってるわけ。
作品投下は抑えて、テンプレ先に決めていい形で次スレに引き継ぎする算段するのが普通。
もしスレ先に落ちちゃったら、スレ住人も誘導できないじゃん。
自分の趣味的にはドS鬼畜A子で百合調教GJ!その意気や良し!なんだけどさw
自分でスレ立てできないのに申し訳ないが、450KBてそろそろだよね。
もうひとり投下してくれたら、振り切れそうだ。
どなたか、新スレ立ててはいただけませんか。
スレタイ、テンプレは
>>705-707、
>>709あたりで言ってくれてる感じでいいのではと思います。
あ、テンプレ案については
>>707、709さんと同意で。
自分も通し番号は第二席がいいと思う。底抜けも捨てがたいがw
よし、スレ立ていってくる
期待すんなよ
あかんわ…orz
誰か頼むわ
あ、じゃあ自分立ててくるわ。
職人さんは新スレへ移動願います。
723 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:05:41 ID:aCScZra2
>>719 そーこーぬーけーに!乙。
ありがとう!
>>725 あれ完全におとうちゃんの声で再生されたw
(・∀・)ノ〜〜〜〜〜〜○
新スレもみんなで仲良く使えますよ〜に〜
(・∀・)ノ〜〜〜〜〜〜○
萌えssが多く投稿されますよ〜に〜
うめ
ダメだ、台詞以外のB子一人称が全部、上沼ボイスで脳内再生される…orz
それは厳しすぎるw
流石は大阪城の城主様だけはあるな!
(・∀・)ノ〜〜〜〜〜〜○
728の呪縛が解けますように〜
気が早いかもしれないけど、保管庫欲しいな…
欲しいね。せっかくいい作品多いんだし。
誰かスキルのある方作ってくれませんか?
保管庫欲しいね
734 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 07:32:11 ID:HkNxjACS
>>34 長すぎで挫折した。
自作以外遠回しにバカにしてねーか?何がオモタだ。
↑次スレの批判か?
次スレ34です。
>>734さん
自作以外を馬鹿にしたつもりなど全くありません。
ですが、当方の言葉が未熟で誤解させてしまいました。
申し訳ありませんでした。
長すぎなのは事実ですから、もし次に書くことがあればもっとコンパクトにまとめるように努力します。
指摘ありがとうございます。
そして自意識過剰かもしれませんが、一部の方の誤解を生んでいるようですので一言。
私は草月氏とは全く関係ありません。
名無しで書き込んでいる以上証拠を示すことは出来ませんが、別人です。
>>735 59GJは、次スレに書いてあげたほうがいいのでは。
余計なお世話でごめん。
>>738 まるっと同意。
>>737 やっぱりここは書き手がスルーしないと。
指摘は指摘、それは受け止めていいと思う。
けど、いちいち返事することはないし、とくに下3行は不要だと思うよ。
本人だと決め付けられたわけでもなし。
読んでるほうからすれば、
正直誰が書いてくれても面白きゃGJだし、そうでなきゃスルーなんだからさ。
自分も含めて、せっかくGJした読み手も多いのに、
そんなレスしたらがっかりすると思うけど。
って、自分が一番釣られてる気もするが。
鬱憤たまったら、書き手スレなり誤爆スレなりで愚痴吐いたらよろし。
ところで新スレで書き込み見てたら、
暴力沙汰を穏便に済ませる代わりに身体を要求してくる鼻毛兄さんを
撃退するSの化身若狭女王さまって、毒電波を受信したんだが
この毒電波どうしたらいいですかよ?
釣られついでに
昼ドラみたいってのは最高の誉め言葉だよ
昼ドラは神にしか書けない!
毒電波は文字にして投下汁!
みんな56には何も感じなかったのかな。
あれだけ持ち上げは止めろと言われていたのに、何考えてんだと思ったし、
実際の書き主が誰とは無関係に、あの言い方は書き手に対して余りにも失礼だよ。
保管庫作るのなら二カ所作って草月作品だけ別格の神扱いしとけば?!
とか、一瞬だが思ったりした。
草月氏には何の罪もないのに、自分は確実にアンチになり始めている。
>>742 そんなに怒らないで。アンチだなんて広言したら草月さん投下できなく
なるよ。他の職人さんも。新スレがいい感じで回ってるんだし
煽りにはスルーだよ。
確かに失礼だよね
次スレが良い感じなだけに荒れそうな話題は
ここで終わらせとこう
どういうつもりか知らんが
大きなお世話や
ってかこっちはヲチスレじゃないんだから、
そういう話題を続けるのもはいかがなものかと。
そういうわけで、住人の萌えでも妄想でも雑談しようよ。
自分は和服姿の師匠につるっぱげになるほど萌える。
そうそう、「どなたさまも荒らしは底抜けにスルーの方向で」だよ。
って、自分が
>>739であんなふうに言ったからかな。ごめん。
自分はやっぱり四草なんだよなあ。
とくに草原にいさんと話してる四草が、かわいくてかわいくてしかたない。
でも子犬のような目の小草若も、かわいくてしかたなし。
年下なのにな、自分w
せやな、底抜けにスルーやな
自分も四草にそらもう萌萌よ
でも雨にうたれた捨て犬みたいな小草若ちゃんも好きやなあ
あと始まる前に草若はジュリーや!と憤慨してましたわ
今じゃ渡瀬恒彦さん意外に考えられへんけどw
四草ファンなのに先週あたりから小草若にも萌え萌え。
妄想毒電波出そうw
小草若!そのまま押し倒せ!
と思ったのは自分だけではあるまい
小草若のマンションよくここの作品にも出てきてたが
あ〜ゆ〜部屋だったのね
あんなに自分いっぱいの部屋…。
連れ込まれた喜代美もびっくりしただろう…w(作品中の話だが)
とか言いつつ、やっぱりせつないよねえ、小草若。
>>749 (。・ω・。)ノシ
>>747 ジュリーが師匠だと、ますます喜代美との関係があぶない感じになるなw
妄想毒電波は発信するとみんな幸せになれると思うよ!
師匠に告白するつもりで、最後のお別れのつもりなんだろうと思うと
素直に萌えられなかった今日の包容シーン
だから余計に押し倒せ!と思いましたがな
抱きしめ方も何とも弱々しくて、セツナス。
小草若、初登場のときには、
こんな萌えるキャラになるとは思わんかった。
>>753 やっぱりあれって最後のお別れのつもりなのかね。
辛いなぁ…。
抱きしめるというより、すがりつくと言った方が近い感じだったような。
子供時代は普通なのに
小草若ちゃんのファッションセンスは
どこで狂ったのか?
>755
いつも遠慮がちだよねw
四草にヘッドロックかます時もソフトすぎてワロタ
お上品に育ったんだねぇ
あの部屋を初めて見た時の茂山氏の反応はどんなだっただろかwww
しかし小草若の部屋は予想の斜め上を行く部屋だったw
あんな部屋だとわかってなくて良かった。あれじゃネタ没にするとこだった。
確かにw
あの部屋ではムラムラしないよ
いや、覗かれてるみたいで逆に良いかも
小草若兄さんがみてる
かまへん、もっと見せたれ。
>>760 「ようこそのお運びで厚く御礼申し上げます」
「え〜毎度ばかばかしい噺をひとつ」
さわやかな一番太鼓の音が、澄みわたった夜空にこだまする。
大阪天満宮のちかく徒然亭草若宅に集う落語家達が、
きょうも高座の算段をする顔で背の高い引き戸をくぐりぬけていく。
汚れを知らない心身を包むのは、いろとりどりの和服。
着物の裾は乱さないように、白い襟元のあわせは開かないように、
ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
こうですか!?わかりません!><
次スレ
>>109にも出てたけど、この先本編でカプ確定したとしても
その以外のカプでも投下OK?
そもそも、それが妄想SSというものではなかろうか…。
パロですよ。パロ。
てか、自分の場合、草々×喜代美で書いても楽しくないorz
>>762 有り得ねぇ――!みたいなSSが有ったり、もし〜だったら…の様なSSが有ったりするのがパロだと思うよ
個人的には本編が草々×喜代美ッポイから小草若とか四草とか尊建、柳眉、etc.…
の方が読めると嬉しい
>>763 同じく。764さん同様本編が草々とカップルになりそうなので
それで書いても楽しくない。
今の妄想は小草若とオリキャラなんだがここはオリキャラが受けないので
脳内妄想で楽しんでいます。次何書こうかなー。
少々燃え尽き症候群入ってるのでいつになるか。
土曜日の放送で、鼻毛兄さんが一番マトモな人だと気付いた
着てる服はアレだけど…
自分も規格外カプの方が萌えるなあ
ツンデレ四草(もしくは鼻毛兄さん)とラブラブあまあま
どなたかお願いしますよ
>>768 ああ、マリみてなのか!
>>760がそうだろうとは思ったけど、
タイトルしか知らんから
>>762の意味はわからなかったんだ。
ありがと、教えてくれて。767さんではないけども。
自分は柳眉がいいと思った、昨日。
「自分は大人ですから」と言った口で「この頑固オヤジ!」w
誰か書いてほしい〜。
本当の大人は自分を大人って言わんやろ〜とニヤニヤ見てたら
ちゃんとオチを付けてくれてて気持ちよかったな
>>762 じゃあ師匠は先代白薔薇様か?と思ったのは自分だけでいい。
愛する人を見失って人生迷子。
柳眉、「頑固親父!」のあとの「すんません…」が
なんともヘタレっぽくて良かった。
小草若「喜代美ちゃん、俺と結婚してくれ。」
喜代美「ええですよ。」
草々「何でや!」
喜代美「気が変わったんです!」
ってならんかな?
先週のきよみの態度からして、絶対あり得ない
残念ながら
いや、俺の脳内では
二人はラブラブや
775 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 12:35:24 ID:VUJitGvM
捕手
次スレで書いてた人もいるが、確かに一人称とか呼び方とか違うのは萎えるな…
777 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 15:59:02 ID:VAKgkmOO
保守
そんなに細かい設定気になるなら、スルー汁。
一言だけでか?コテハン持ち上げよりマシだ。
779 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:49:13 ID:gmFUIquO
落ち回避age
780 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:23:24 ID:mLVOWIoV
もいっちょage
781 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:08:37 ID:4JASSCYB
ageます
ageます。これってやばいんだよね。
保管庫とかって、どうなってるんだろ…
自分は技術がないからどうしようもないんだけど、このままなのかな。
783 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 22:27:51 ID:mQnx+c0M
しまった、専ブラ慣れてなくて、あがってなかったよ。
そんなわけで、age
784 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:22:31 ID:mLVOWIoV
22 どうですか解説の名無しさん 2007/12/26(水) 22:52:47.78 ID:Dma5oLUu
経緯
pink規制検討スレッドに2ちゃんねるの規制人が降臨。
pinkの規制関連システムについて業務連絡を行う。
↓
規制検討スレッドで、投稿規制に難癖をつけている
常駐コテが規制人に噛みつく。
↓
これに伴い、規制人がpink各鯖の管理を放棄。
連投規制、爆撃対処などが全く素通しになる。
(pinkの各規制システムは、2chの好意で2chのリソースを用い、運用されていた)
↓
ニー速(pink)壊滅
↓
葉鍵板など、複数の板が壊滅。
↓
pink管理者Jim(外人)が見当違いのホスト規制を開始
785 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 00:39:44 ID:xeNRI4Se
保守
786 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 07:58:24 ID:xeNRI4Se
小草若ちゃん優しいなぁー
787 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 12:25:28 ID:8XqCaH1R
こっちのスレは…ほかしとかんでageとこ。
788 :
保守&告知:2007/12/27(木) 13:12:45 ID:xeNRI4Se
12/30 13:35 総合にてベスト盤ちりとてちん放送予定(関西)、前半のハイライト中心
関西以外の地域は同日深夜放送予定 詳しくは新聞等で確認下さい
462
もうageなくても大丈夫っぽい?
もう大丈夫かな
26日だけで6000以上のスレが乱立したらしいね
>>784の続き拾ってきたから貼っとくね。
159 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 15:54:17 ID:tGDc3QeZ
ここが自治スレがわりでいいのかな?
一応今回の経緯をひろってきたのではっておきます
(ry)
↓
pink管理サイド(日本人数名)では、規制関連操作は不能。
↓
まろゆき降臨により当面2chの規制システムを借りられることが決定
PINK消滅の危機は免れたものの、各方面愉快犯は存在している模様
爆撃が今日でなくてよかったよ
今日なら保守できんわ
小草若ちゃん…
>>793様 有り難うございます!
続きを期待しても宜しいですか?
>>739 GJ!
なんだけど・・そのスレ誰もレス無し?
続きは次スレにお願いします。
798 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 07:59:24 ID:CUKiehAy
464
799 :
代行:2007/12/30(日) 10:38:48 ID:jzxgN2xi
GJ━━━━━━ (ゝ○_○) ━━━━━━!!!!!
801 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 20:12:33 ID:jHhG0YGS
>>799 良いじゃないか、GJ!
梅がてら、だなんて謙遜しなさんな
何の自慢?
>>802 俺も聞きたい・しかし何が自慢か?
>>799 他の話もエロくてイイネェ〜
々×Bの話、々の内心が結構リアルで良かったよ
自慢してもいい筆力でしょ
正直スゲーよな
自作小説うpしたら筆力の自慢してる事になるの?
809 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 10:24:46 ID:9kH4/LJ8
保守
A子×B子のレズ希望
鼻毛兄さんの思いっきりエロいの
希望
>>799 うまいね。女性かな。エロ表現に嫌みがない。
ガチレズA子×順子希望
魚屋きぼん
ここまだ残ってたのかw
保管庫できるまで落ちないように保守しようって人ってがいるんだと思う。
板的に迷惑な話だろうけど指摘しても逆ギレされそうなので
いつかは落ちるんだしなーと思ってるよ。
保管庫つくるスキルも責任感も無し、脳内妄想ダダ漏れ投下、明らかに初心者なレス等
このスレ住人は女子供率がすげえ高い印象があるから他にも何かやらかしそうだけど、
きっとOAが終わる頃には他に目移りしてここなんぞ見向きもしなくなるだろね。
もともとは保守つーより埋め作業のつもりじゃない?
えーと、新スレが出来た時にこっちは埋めるつもりで
書き込みを続ける人がいたら、それを保守だと誤解するひとが出てきたのでは
という事なんだけどね
埋めだが話題が続いているので書いている人もあるな
埋め代わりにうpってくれた人もいるからね
な、なんでだ( ´Д⊂
ショッ━━━━━━ (ゝ○_○) ━━━━━━ ク !!!!
見れた!やったぁ(´∀`)
825 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 17:21:15 ID:jCdqFP9+
晴海 「 喜代美・・・私の前でオシッコしなさい」
はるみw
827 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 20:15:10 ID:jCdqFP9+
奈津子 「喜代美チャンの,お母さん・・・服を脱いで全裸になって下さい」 糸子 「はい・・・わかりました奈津子さん・・・私の豊満な身体を観て下さい」
828 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:01:36 ID:jCdqFP9+
喜代美 「 晴海・・・晴海にオシッコしてるところ見られて少し恥ずかしい」
829 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 23:44:25 ID:cYK9Q0co
469829
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