2げと
3 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:17:30 ID:ZN5j9CLS
3ゲッ!
スレ立て乙
>>1乙
ところで最近、パロばかりでエロがない気がするんだ
>>7 おまいは何を言ってるんだ。
前スレにインデックスものが投下されたジャマイカ
>>1乙の時間だぜ
いま全スレにエロでは無いが面白いのが投下されてたぜー
っとミサカはミサカは報告してみる
12 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:15:46 ID:LkdbyKBB
全スレには面白いものが投下されているのは当たり前です、
とミサカは言外に職人さんへの感謝の気持ちを滲ませながら
>>11にさりげなく誤変換だよ、と諭します
13 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:16:59 ID:LkdbyKBB
あげスマンorz
全ヒロインにフルヴォッコされてくる
本当にスマンorz
お詫びに死んでくる
全スレ……禁書板のSSスレのこと?
前スレの誤字だろ
>>16 おおっ! そうゆうことか……乙姫のことだな
いや、すまんね
今スレにこそ続きが投下されることを祈念して
>>1乙
>>1乙華麗
前スレ読んでてふと思ったんだが、薔薇当麻をローマ正教に行かせれば圧勝なんじゃね?
右だろうが左だろうが女は無条件陥落、男も勝手に敗北宣言しそう
>>1乙
>>19、
ならば、薔薇当麻で本編再構成。とか…。
どうしようもなく電波だ…。
>>20 薔薇当麻で再構成なんかしたら、SS辺りまで話が進んだ頃には
小萌やインデックスのお腹が膨らんでそうだなw
それは某マガジン漫画にあった展開でだな…
一巻ラストの記憶喪失時に性格が誤変換されて、それでも開き直る→薔薇当麻化。
より一層フラグ生産に励むが右手のせいで致命的なフラグ(妊娠・結婚)には繋がらず…ペッティング程度は余裕、で喰いまくり。
重要な展開(あわや本妻か?)のときは必ず邪魔が入って有耶無耶に。
原作当麻より積極的な分、邪魔や天災や偶然な損失、つまり〈不幸〉は多いが…最終的に得る〈幸福〉=女性キャラも多い。
とかとか?
想像しただけでも、ニヤニヤが止まらない
26 :
名無しさん:2007/10/11(木) 09:04:21 ID:LASwpRR+
>>25 ふつー上条
「ま、まさかそれは、想像妊娠だったというのでせうかぁ?! あ〜ちくしょう不幸だー!」
発覚するまでの日々<地獄>を思い出して遠い目。
アグレッシブ上条
「やっぱりこの右手がいけないのか…皆を助けることができるこの右手は、だからこそ俺に幸福を与えてはくれないんだな…」
発覚するまでの(自分にとっては)天国な日々と自分の右手の罪を想い遠い目。
今前スレに残り3になって投下する豪の者が現れた訳だが
GJです。この吹寄はいいツンデレ
前スレ最後の人、GJ
しかし、一つ疑問が。
血液型とか誕生日って忘れたんだっけ? 単純に本編に出てないだけか
そういや学園都市って卒業できるのか?
学校出てもそのまま学園都市で就職するのかな。
>>29 記憶に間違いが無ければ本編には誕生日も血液型も出てない。でも素で忘れてると思うぞ。
亀で悪いが前スレ
>>991超GJ!!!!
俺もねーちんに跨ってもらいてぇ迫られてぇエロ!!
上条以外の男キャラが出てくるのも新鮮でいいなー
青ピの変態性欲が小萌先生に向くとか
そういう上条以外の話も読んでみたい
>前スレ998
GJ。
ところで、どーやら9月に「とある魔術の禁書目録ノ全テ」なる、ネタバレ必至な解読本が出ていたよーだけど、これにデータは……ありそうにないなぁ。
近所の本屋回ったけど田舎でもないのに全テがなかったんだぜorz
>34
その落ち込みは、来月発売の禁書14人目で盛り上げようかな?
14巻の中に禁書なんか居ませんよ
御坂の中には誰もいませんよ
>>34 Amazonにもbk1にも有るから、そんなに落ち込むなよ
久々に一巻読み直したら、
ねーちんの口汚さにびびった。
こんなのすっかり忘れてたよ。
あとビリビリはお嬢様に見えんw
お嬢様学校に行ってるだけでお嬢様ではないからな
>>40 でもお嬢様としての教育受けてるだろ。
ペルシャ絨毯の修繕とかwww
それでもお嬢様ではないんじゃね?
お嬢様なんてその家に生まれるかどうかってだけだし
ダメだ、お嬢様と聞いたら「見てこのスカーレットデビル」しか思い出さねぇorz
よくよく考えたら、アルス・マグナって上条フラグより強力じゃないか?
例えばインデックスに対して、「今の記憶を全て消し、私とすごした間の記憶を思い出し、私の事を愛せ」って言えば、多分そうなるんだから。
・・・まあ今になっては記憶とんでるから無理だがな。
なんともったいない・・・・
あのヘタレのことだから
本当に効いているのか云々で疑心暗鬼になって自爆
>>44 二巻読め。
インデックスの想いを弄りたくなかったから黄金練成を使わなかった、と記述されている。
二巻なんて「なかった」
上条さん、1秒間に6〜10回の攻撃、つまり0.1秒で来る攻撃を全て右手だけで受けきったから、十分普通の高校生の域を超えてると思うんだが…
これをエロパロ的に何か活用できないだろうか?
それをエロパロに活用ってそりゃ・・・
超高速人間バイブレータしかないだろ。
あるいはすれ違いざまに(ry
上条「痴漢なんて目じゃねーぜ!」
そんなことより女子寮の続きが非常に気になるのだが。寮の大浴場で一人羽を伸ばす当麻に、擦りガラス製の扉の向こうから声をかけられて…
「とうまー、お湯加減大丈夫ー?」
「ん、ああ良いよ、すっげー気持ちいい。けど本当に良かったのかな、だってここは本来……」
「本来は女湯なのに、ですか?もー、そんな細かいこと気になさることないですよっ。もっとも、潔癖症のシスター・ルチアだけは最初に顔真っ赤にして猛反対してましたけd痛はははルチアひゃめて頬がひぎれふっ」
「それに、今日は私たちがあちこち引き回してしまいましたし、さぞお疲れでしょう。そもそも今の貴方は招かれている身なのですから、当面の入浴は当然此処を利用すべきなのです。引け目などどこにも感じることはないのですよ」
「…そうか。悪いな、それでも俺が最後でも良かったのに……待ったろ?もうすぐ上がるからさ」
「ん?別に急ぐことないっすよ?だいたい私たちは待ってたなんてことねえですし」
「……」
「………ところで。湯加減のことを聞くのに、何も皆さんお揃いである必要は無いだろうと上条さんは首をかしげているのですが?」
ガチャッ
「ガチャッ…? !?ちょちょちょっとまったストーップ! 皆さんちゃんと理解してますかっ!只今この浴場の中には男が、上条という名の雄が一人混じっているのですがっ!? ぶ、ぶほあっ! せ、せめてタオルとか巻かないんですか皆さーんっ!?」
ネタ提供。こういうシチュエーションの混浴が見たい。
ってそもそも西洋に風呂なんて無えってさっき気づいたしOTZ
すまん上のは忘れてくれ(T_T)
そういう所を捻じ曲げるのが俺たちや職人たちの右手じゃないか
>>52 ねーちんが作ってもらったらみんな気に入っちゃってでかいのが出来たって設定はどうだろう。
鬼才あらわる
>>52 たしかに現代では日本風風呂はないが
古代ローマから、公衆浴場があったではないか。
中世ヨーロッパまでは比較的あったぜ
なんか勘違いして、再建したって考えれば
つか、ローラは普通に風呂に入ってたよな?
公共の大浴場は無いって話だろう
寮の個室にバスルームは普通に有るだろうけど
前スレで美鈴ママンのSS書いてた職人さんマダカナー?
古代ローマの公衆浴場に魔術的な意味か…。
>>51 西洋にはないだあ?
気にするな、気にしたら敗けだ
そして、それだけのものが書けるなら、君がそれをSSに昇華するんだ
ってか、明らかに全員とのエロフラグ
本当にありが(ry
全員当麻には積極的に出たい
+
数の力で何となく立場が上、隙を作っても大丈夫という精神的ゆるみ
+
日常にはない状況(自分たちの女風呂に当麻が入っている)を日常空間で行うことの倒錯
これらのフラグに、一寸の後押し、誰かが一歩踏み出せば後は雪崩なんだぜ?
ひとことだれかが「背中流します」とやらかせばそれでオッケーw
63 :
52:2007/10/14(日) 10:11:39 ID:aXW0zbhR
ほえ?戻ってみたら何か話が広がってますね。
なるほど、古代ローマの公衆浴場の存在と絡めればもっともらしい理由も作れるかもしれない。ここは皆さんの意見を参考に少し真面目に考案してみた。
実は古くから文化的な意味で湯を張らずに残してある浴場があって、神裂の指導のもと最近改築した(ちなみに最大主教は軽いノリで改築許可にOKを出した)と設定すれば日本式の浴場があることも頷ける……か? いやいややっぱ無理が(〒_〒)
>>61 あー、俺が書いてもいいけど場面はまだ朝食だろ?昼間のドタバタを合間に入れなくては不自然すぎる、それが書き上がってからだろうな。もし俺が書くとしたらだが。
っつーか、俺がやったのはネタ提供であって、誰かが書いてくれるならそのほうが歓迎なんだが。
ふと気になった。
あの少女は日本の、しかも男子寮などという場所で生活をしている。それ自体はもうし
ょうがないことだと理解しているし、何より現在彼女を預かっている少年のことを考えれ
ば、十分以上のことを彼がしてくれているのは確かなのだ。
それでも、食生活は不規則かつ偏り気味のはずだろう。特にあの少年は、よくエンゲル
係数について嘆いているらしいし。
だというのに。
「なんであなたの肌は、こんなにツルツルなのでしょうか……」
元天草式十字凄教の女教皇の呟きは、思わずという響きでもって口にされたのであった。
インデックスがそれを尋ねられたのは、事件が片付いてほっと一息をついている時のこ
とだった。上条当麻は例によって病室のベッドの上で呻いている。
インデックスと神裂火織は、そんな彼に付き添って病室の前の廊下で仮眠を取っていた
のだ。ちなみにステイルはさっさと居なくなってしまった。
「え?」
キョトンとした顔をしたインデックスに、神裂は思わず慌てて口をふさいだ。
「す、すみません。ちょっと呆っとしていたものですから。……気になさらずに」
真っ赤になって目をそらした神裂に、インデックスはやはりキョトンとしたまま小首を
傾げる。彼女の最も古い記憶の中では、神裂は自分を狙っていた「必要悪の教会」の魔術
師だ。最近はなぜか自分に好意的な行動を取っているし、そもそも彼女たちが居なければ
自分は上条当麻と出逢えなかったのだから、ある意味では恩人とも呼べるのかも知れない。
口に出しては絶対にいえないが、そんなことを考えていたインデックスは、再び神裂が
口にした言葉を反芻する。
お肌がツルツル。
そうなのだろうか。別に自分のそういう面を気にしたことのないインデックスは、自分
の顔を指で撫でてみた。特に変わり映えの無い感触だ。毎朝、顔を洗うたびに触っている
のだから当然である。では、あちらはどうなのだろうか。じい、っと観察してみる。
神裂の顔は、別に自分を羨ましがるほど荒れた肌をしているわけではない。木目細かい
肌をしていると思う。触ってみても、特に自分より劣っているとも思えない。
「い、インデックス!?」
突如自分の頬をぐにぐにと触りだしたインデックスに、神裂の方も驚きの声を上げてし
まった。そりゃ突然、他人に自分の顔をベタベタ触られれば驚きもするだろう。
「別に、カオリの肌だって綺麗だと思うけど」
心底から理解できない、という雰囲気のインデックスの呟きに、ああ、と神裂は納得す
る。先ほど思わず零した呟きを確かめたのだろう。
せめて一言断ってほしかった、とは思う。だが同時に、こうして彼女の手が自分に触れ
ることを、心底から嬉しいとも思うのだ。もう過去のような親しさは得られないだろう。
けれど、これから先に今よりも親しくなれる希望を持てるのならば。
それはとても幸せなことなのではないか。
それが例え、過去の絆が喪われていたのだとしても。
それはそれとして、神裂は首を振った。
「――いえ。あなたに比べればやはり……その、張りですとか、瑞々しさですとかが」
なんだか具体的過ぎる言葉に、思わずインデックスの表情も固まってしまう。
「……仕方が無いとは思っているのです。年齢と共にお肌の曲がり角が近づいているのは
確かですし、修行やらなにやらでケアを疎かにもしてきましたし」
シスターがそんなことを気にする事自体、そうあることでは無いのだろう。ただ、神裂
がそういう意味で神に仕える修道女とは違う、というのも確かだ。彼女は、そういう存在
では無いのだから。
「……んー。別に、普通だと思うかも。とうまからニューエキ?っていうのを貰って、つ
けてるだけだし」
「乳液ですか。……その、やはり学園都市の特製品なのですか?」
一般的な化粧品ならばイギリスでも手に入るだろうし、効果のある化粧品というのは国
境すら越えて伝わるものだ。だが、この学園都市であれば、外部持ち出し禁止の品の二つ
や三つくらいはありそうである。
「特製……ていうか、とうまから貰うから」
「はあ」
上条当麻が持ってくるから、出所は知らない、という事なのだろうか。神裂は小さく頷く。
「うん。とうまがかけてくれるの」
「はあ」
「で、それを塗り塗りすると、とうま、すっごく嬉しそうになって」
「はあ」
インデックスの目が、なぜだか陶酔してるように見えるのはどうしてだろう。
なんだか息も荒い。頬も薔薇色に染まっている。
「……とうまの物なんだーみたいな。えっと、独占されてるみたいな感じがして」
「……乳液で、ですか?」
なんだか話が凄い遠くへ向かっている気がするのは、どうしてだろう。
神裂はグルグルと頭の中で回っている疑念に背筋を寒くしながら、問いかける。
「うん。あ、でもとうま、飲んであげるのも喜ぶの」
「……飲む!?」
乳液って飲めるのだろうか。肌につけるものなら毒では無いのだろうが。いやしかし、
あれって飲むことは想定外のはず――。
「最初はちょっと苦くて変な味って思ってたけど、段々美味しいって思えるようになって
きて」
「……あの、インデックス?」
「とうま、すごく嬉しそうだし、私もそれを見ると胸の奥がキュンってして」
「い、いいい、インデックス!?」
「とうまが目を細めて私の頭を優しく撫でてくれたりして、普段のとうまが嘘みたいで――」
「か……上条当麻!? あなた、この子に一体なにを――――――――!!?」
「そうだ! なんだったらカオリもとうまにお願いしてみたらいいかも!」
「―――――はい?」
カア、と窓の外で朝の早いカラスの鳴き声が響いた。
-----------------------------------------------
ねーちんは、結構お肌の曲がり角を気にしていると思うのさ。
そうだよな
神裂さんじゅうはっさいだもんな
ちょww
その言い方は誤解されるwwww
GJ
いやいや、実は神裂さんじゅうはっさいだったらそれは逆に偉大だと思う。
聖人たるゆえの不老不死?w
神裂氏じゅうはっさいと聞いて飛んできm
神裂御中はっさいと聞いt
神裂臭い(9歳)とry
神裂さんは年下好き
>>71-72 こ の ロ リ コ ン め !
でも魔術で9歳になった神裂が上条に保護される話も見てみたい罠
>>74 >魔術で9歳になった神裂
いいな、それ。
ちなみにおれが女子寮で思いついたのは、女性陣の熱烈な歓迎に疲れた上条さんが
寡黙な洗濯機との友情を深めるとか、そんな話
9歳ははやすぎるだろ。
ここはやはりねーちんが発育しはじめた頃じゃないと。
9歳2ヶ月!
>>77 まずロリから離れろ
と言うことで俺は15歳を押す
つ68歳のばーちん
本当すまんかった
三十路のねーちん
いろいろ熟れていて食べごろです(性的な意味で
ねーちんの年戻すなら10歳だろ・・・常考
これくらいが一番だぜ。
さて、じゃあ幻想殺しにも耐えられる(原理はイノケンティウス的な感じ)年を戻す術式をローラ様に使ってもらうか。
ねーちん元に戻ったらローラ死にそうだがなwww
んで、てめェらはどっちが希望なんだ?精神も幼くするか、それとも心は大人のままにするか?
>>83 どっちも捨てがたいじゃないか
ということでその二パターン両方を押す
精神だけ幼くなったねーちんを想像して、俺鼻血ノンストップ
頭を強打したねーちんが
「わたち神裂 火織。5しゃい!」
いやいや、新種の風邪でしょ
学園都市で開発されてたのが外に漏れてさ
ってか今ちょっと読み返して気付いたので先に書いた意見を翻し
精神幼くなってもあまり変わらないと思うぞ?
ちょっと行動が〜くらいとみた
>>87 くしゃみのたびに少しずつ退行していくわけか
>>89 体にあった服を着てもくしゃみの度にいろいろずり落ちて大変だと!?この変態め!!
でもさー、精神年齢幼いとせいぜい一緒にお風呂とかのドキドキイベント程度だろ。
その先がないじゃない。
いやまてよ・・・元に戻ったときに記憶が残っていればあるいは・・・
記憶喪失ネタの一番の山場は記憶喪失中の出来事を覚えていて、それを思い返した所だと思う俺が通りますね
記憶喪失なら思い返しても恥ずかしくはないと思う
某使い魔の惚れ薬なら別だが…
>>93 ほら、例えばだな、記憶喪失中にな、常識忘れて一緒にお風呂に入ろう(裸は見られる)としたりな、
思いっきり「好き」と言ったとか、
ほら?記憶が戻ったときに……おいしいと思いませんか
某使い魔のあれは究極兵器だろ
いつのまにか精神幼児化から記憶喪失に・・・
どっちもありだな。
いっそのこと増殖させちゃえばいい
そして様々な年頃のねーちんが取り合っちゃえばいい
おまいら盛り上がりすぎだろw
そんなに実直真面目な今のねーちんが嫌いか?
フラグ魔の腕に抱きついて「えへへー」とか言うようなイメージぶち壊しなねーちんがそんなに見たいか?
俺は逆に気持ち悪いと断言するが、文句あるか!?それは違うと言う奴全員表に出ろ!
>>98 お前はなにもわかってない。
>フラグ魔の腕に抱きついて「えへへー」とか言うようなイメージぶち壊しなねーちん
こういった行動をした後に、正気にもどった実直真面目なねーちんの反応が見たいんだよ!
>>97 こ ん な ね ー ち ん は い い だ ろ ?
>>98 元に戻った時に赤面するねーちんやちょっと甘えたがるねーちんは見たくないってことか
OK、ちょっと表に出ようか
おおっと俺も混ぜてくれよ
おいおい、俺を抜かしてもらっちゃ困るぜ
武装おいておきますね
つRPG-7 w/対人弾 20セット
>>105 馬鹿!
スレ住人が巻き込まれるだろう!!
ここはこれでいいんだ
F-2000
KMG
で、逃げるな
>>98!!
テメエの考えは多数決により独断的に私刑と決まりました!!
【埋葬中】
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
( ´・ω) (,, )(,, )(,, )(,, )ナムナムー
| ⊃|__,>;* ザッザッ ⊂ ヾ ⊂ ヾ ⊂ ヾ ⊂ ヾ
u-u ・;*;'∴ ( ,,) ( ,,) ( ,,) ( ,,)
~~~~´゙`゙゙´´ ~~゙`゙´\ ∧,,∧/`゙゙´´ ~~゙゙´``´`´~~~~~~~~~~~~゙゙´``´`´
>>98
お前らw
一瞬本スレかと間違えたじゃねぇか
いやー、駿殺だったな、リンチだが
>>110 そういや、こことは1から付き合ってるけど、本スレ行ったことないなぁ
URLをくだ(ry
113 :
98:2007/10/16(火) 21:24:47 ID:9Irxhn8V
ってェな……小技でネチネチとうぜェんだよ!まさかこの程度でこの98が死ンだと思ってンじゃねェだろうな?
いいだろう、その度胸に免じて、てめェら血の気の多いクソ野郎共に俺様特製の生殺しセットをプレゼントしてやる。
「……」
のどかな昼下がり。暖かな日光は、世界に分け隔てなく降り注ぐ。それはこの学園都市とて例外ではない。
カーテンを開け放った大きな窓から、やや黄色みがかった夕刻の光が差し込み、ベランダにつながるその大きな窓の前にうずくまる人影を照らし出す。
膝を抱え、窓の方を向いて俯いているその女性の足元には、鞘に入った刀が無造作に一本置かれていた。
「……」
女性の後ろでは、少し距離を置いたところで少年が一人気まずそうに背を向けて座っている。
特に何をしているのでもなく、ただ、座ったまま動かない。
共に頬を染めた二人がお互い一言も発さないまま、窓に伸びる影は長く、日光は紅く染まり始めていた。
「……」
とうとう痺れを切らした少年、上条当麻は、いつもより重く感じる頭を動かして、背後の女性のほうを向きながら、
「あのさ、神裂」
と言ったところで、
「か、上条当麻」
と、その女性、神裂火織と声が重なり、ちょうど同じように振り向いていた彼女と目があった。
「……」
「……」
「……えっと、先にどうぞ?」
「! ぁ、その……うぅっ」
譲歩したのは逆効果だったようで、神裂はほんの一瞬の間口をパクパクとさせていたが、すぐに目をそらして黙り込んでしまった。
「……ッ!」
その様子を見て、上条も先ほど何があったかを思い出し、顔をマンガのように赤く火照らせて背を向けた。
ここまでだ。回想まで書いたら生殺しの意味がないからな。ァー自分で書いてて寒かッたぜ
つまりは、何歳であろうとねーちんは最高!!ってことでOK!
いい心掛けだ
>>98、続きは書くんだよな?
(スイス・アームズ P230 .45ACPを突き付ける)
117 :
98:2007/10/16(火) 21:55:53 ID:9Irxhn8V
武器で脅そうとしている馬鹿共はテメェらか?死んでしまッたら続きが書けるわけねェだろが。
まァいい、撃ちたいなら一斉射撃でどーぞ?笑いながら死んでやるぜ、ヒャハハハ!
(…つーかおまいらノリ良すぎだw)
>>98 馬鹿め、回想は自分達で妄想補完も可能なのだよ……!!
ってか書かないなら俺が書く
ハハハハハハハハハハ
さてと、君に道は残されてないわけだが、どうするかね?
ついでに言えば、ノリが悪くて人生やってられるか!!
なぜかはわからないがねーちんをねーちんと呼ぶことによって
土御門の掌の上で踊らされている気がしてくるんだ
ぼすけて
121 :
98:2007/10/16(火) 22:27:19 ID:9Irxhn8V
じゃあお前が書け。
聞いたかテメェら!? 書いてくれるんだとよォ! これで俺もこンな掃き溜めからおさらばできるッてもンだぜ!
もともと俺は決死隊の先兵、死ぬ覚悟はできている! あの世で完成品を楽しみにしているぜ、ヒャハハハハハハあいしてるぜねぇちぃぃーん!
※乾いた銃声と共に、98は目の前が真っ暗になった。
>>119 非常にサンクス
さてと、誰かー、
>>98をカエル顔のあいつのとこに運ぶの手伝ってくれー
果報は寝て待てといいます。
では、おやすみ
おまいら元気だねえ。若いって良いねえ。
おいちゃん寝るよ。寝て楽しみに待ってる。ではおやすみノシ
寝てる間に果報が過ぎ去るのも面白い。だが日付が変わる前には間に合うまい……
>>120 お前のせいで幼児化したねーちんが打ち止めの口調が感染ったなんて異端極まりないのを想像しちまったじゃないか!
だてんしめいどとはこんにゃのでしゅかとねーちんはねーちんは舌足らずにしちゅもんしてみます。
うだー、予想通り間に合わなかった。間に合わなかったから怠けたら二時間かかった。この牛野郎!
ねーちんの流れにも程があるので妄想力を刺激されつつねーちんの出番がこの先も無いであろう変貌騒動の続き書いたよ!(書いたよ!)
回を重ねる毎に自分の思うものと違うものが書かれているのは何故だろう仕様だろうと割り切ろう。
短めに2レス、話は大して動かない。今までのお話は保管庫、「とある上条の変貌騒動」参照のこと。ではでは。
今日は朝のHRから一限目まで小萌先生の担当なのだが、本人は未だぶっ倒れているので自習だ。
普段は周りの教室に迷惑をかけない程度(と本人達は思っているつもり)で騒ぐのだが、今日は水を打ったように静まりかえっている。
静寂の中心は、上条 当麻。
何食わぬ顔で手元の本に視線を落としている(この時点でまずおかしい。本来なら間違いなく死んだように眠っている)彼を、教室の誰もが距離を置いて見ている。
男子同士の作戦会議、女子同士の僅かにはしゃいだ様子のこそこそ話。
いくつかの声が聞こえるものの、普段の授業中より明らかに静かな教室は、不思議な空気を漂わせていた。
「ふぅ」
そんな中、上条が動いた。
「「「!!!」」」
パタンと本を閉じただけだが、過剰反応した周囲の生徒が逃げるように後ずさりしたり、立ち上がったりする。
上条は数秒呆けて、静かに立ち上がろうとして、大きくよろけた。
野郎共は新必殺技か!?と臨戦態勢をとり、乙女達は駆け寄るか寄るまいかと体を前後に揺らしている。
ちなみにインデックスと小萌先生、そして吹寄は教室の後ろで姫神に介抱されている。その様子はさながら野戦病院の様でもあった。
短いざわめきの後、床にドラマチックに膝を付いて苦しそうにする上条に一人の女子生徒が近づいた。
彼女はこのクラスの保健委員だ。そのアドバンテージを最大限に使うつもりなのだろう。
彼女…女子生徒Cは後ろの友人から
「あっ、抜け駆け!」
「ずるい! 体育委員の私はどうすれば!?」
「転べ! あんたもいっそ転べ!」
等と、ぶーぶー文句を浴びながら上条に近寄る。
「か、上条くん大丈夫? 気分悪いなら、えと……保健室、行く? ぃ、いっしょに……」
もじもじ照れ照れ女子生徒Cが言うが、上条は本気で具合が悪いらしくうずくまったままだ。
「あ、その、ほんとに、大丈夫? そんなに体、悪い?」
若干深刻な顔を作って女子生徒Cもしゃがみこむ。
と。
上条の手が、すがるように弱弱しい動きで、女子生徒Cの肩を掴む。
「っ、かみ、じょうくん?」
どきりとする女子生徒C。上条は、浅く息を一度吐いて、
「あぁ……大丈夫、だから。心配かけて、悪いな……?」
と、女子生徒Cの顔を見上げるように、痛みを交えた笑顔で言った。
ズギューン!
西部劇のガンマンもお手上げの早撃ちで、女子生徒Cのハートをなにかが通り過ぎていった。
「ぁ、あ、っあ、あうあうあうあうあうあう……」
女子生徒Cは、顔を真っ赤にしてあたふたと意味もなく周囲を見渡し、もう一度上条の笑顔を見て、
「はう……っ」
ぽてんと倒れた。
ええー……とクラス全員がドン引きしていた。
「あっ! だ、大丈夫か!?」
上条を除いて。
上条は素早く女子生徒Cをお姫様抱っこで抱えると、
「俺はこの子を保健室に連れて行くから。皆騒がせてごめんな」
と丁寧に断って、教室を出て行った。
「「「………………」」」
残された生徒達が思うことはただひとつ。
『女子生徒C、無事には休めないだろうなあ』、だった。
午前最後の授業の途中から教室に戻ってきた女子生徒Cはまずこう語る。
「上条くんの、すっごく熱かった……」
この一言に教室騒然。革命だ聖戦だと大事になりそうだったが、女子生徒Cは慌てて付け足す。
「わわっ、ち、違くて! 上条くん、すっごい熱で、わたしを保健室に運んでくれた後倒れちゃって、おでこがすごく熱かったってだけで……!」
この一言に教室沈静。不満だ不平だを噴出していた野郎共も拳を収めざるをえなかった。
このまま上条は帰ってこず、小萌先生はまだ赤い顔で職場復帰、吹寄は危なっかしい足取りで早退した。
昼休みになると、インデックスは教室で皆のお弁当やらパンやらを恵んでもらっていた。餌のやりすぎに注意。
病人怪我人早退諸々を抱えている非常に危なっかしい教室での昼休みは、割と何事もなく過ぎて行った。
そして放課後の人気も大分減った教室の隅っこに、集まる人影が三つ。
インデックス、姫神 秋沙、月詠 小萌の三人だ。
「で、シスターちゃん。早速本題ですが……上条ちゃんのどこをどう噛み千切ったんですか!?」
ドシャアと派手にインデックスが滑った。屈んだ状態からよく転べるものだと関心する姫神を他所に、興奮する小萌先生にインデックスは立ち向かう。
「なんで私が主犯確定なの!? 私は修道女なんだから、病人に鞭打つような真似はしないかも! 風邪ひいてるとうまになーんにもしなかったんだから!!」
ふーんだ、と無い胸を張るインデックス。その横で姫神は、
「病人に手を出さないのは当たり前として。看病もしないのはたぶん。すごくまずい」
と呟いていた。上条の日頃の苦労を垣間見た気がして少し切なくなる姫神だった。
「むむむ。シスターちゃんじゃないなら、誰が上条ちゃんの最後のネジをはずしちゃったんですか!?」
「だから知らないってば! とうまはおくすり飲んで寝てただけなんだから!」
かがくがとうまをだめにしたー! と吼えてから、インデックスはしゅるしゅると縮こまって、
「だ、だから。わたしにあんなことしたのは、ねつがひどいから、ってだけで……、とうまはっ、ちゃんと順序をまもってくれるはずだから……」
とか言い出してしまった。
同じく「あんなこと」をされた小萌先生も、勢いをなくしてぺたんと床に座り込む。
そんな二人を姫神はひどく醒めた目で見つつ。
「私は。なにもされてない」
とぼやいた。二人にえ?なに?と聞き返されたが、なにも。と返した。
その後もとうまが上条ちゃんが上条くんがと、見当違いの的外れの拍子抜けな意見は三者三様滅茶苦茶な軌道を突っ走っていた。
白熱する議論。白熱する少女二人と大人一人――その後ろで。
三人を穏やかな目で見つめ微笑む上条の存在に、彼女達はもうしばらく気付かない。
気付いて数秒後。三人は猛スピードで逃げ出したのだが。
「こ、ここは先生にお任せですよー! シスターちゃん姫神ちゃん! 早く逃げるんですー!」
と叫ぶ小萌先生(少し顔が赤かったのは何故だろう)と別れたインデックスと姫神は街の真ん中でぜえはあと息をついていた。
「朝っ、夕っ、全力……ッ疾走は! つらいっかも……!」
「さすがの。私でも。これは。引く」
荒っぽく息を吐くインデックス。口調だけは静かだが肩で息をしている姫神。
疲れ果てた二人に近づく足音に、気配に敏感になっていた二人がババッと顔を上げると、そこにいたのは。
「アンタ……あいつにべったりな大飯喰らいじゃない?こんな街中でなにしてんの?」
天下無敵のビリビリ中学生、御坂 美琴だった。
「? 常盤台の制服。この子。知り合い?」
面識の無い姫神が首を傾げてインデックスに訊く。
「うん。なにかとふとっぱらな短髪だよ」
ふとっぱら。と姫神が復唱すると、うがーと美琴が吼える。
「だから太っ腹言うな! しかもなにかとって何よ! ダブルミーニングなの!?」
「なんだよ短髪ってば。私はほめてるんだよ?」
返すインデックスに、どこがよ! と言ってぎゃあぎゃあ騒ぐ二人を見て、姫神はこの少女も上条繋がりかと悟る。
「……そ、そういえば今日はアンタ一人? アイツ、いないの?」
一通り言い合った後、美琴がそわそわと周りを見る。片方の手で前髪なんかいじっちゃってる。
「私も。いるのに」と言っている姫神を遮る形で、インデックスは叫ぶ。
「そ、そうなんだよ聞いて短髪! とうまがとうまが大変なんだよ!」
最早上条に関連する言葉を聞いただけでパニックに陥ってしまうようになったのだろうか。あわあわと両腕を振る少女を訝しむ美琴の耳に、声が聞こえる。
「インデックスー、姫神ー、どこだー?」
ビクーン! と、二人が震えた。
常ではありえないであろうその反応にはてなと首を傾げる美琴の目に、影が飛び込む。
「やあ、御坂! 奇遇だな!」
それは、超爽やかな笑顔でしゅたっと手をあげる、上条 当麻の姿――
「ひぅッ」
刹那、条件反射で美琴が撃ち出した超電磁砲が上条に炸裂した。
行数ギリギリ60行だったけどバイト数がオーバーしてた。これは不覚。
回を重ねる毎に地の文もどんどん拙くなって来てるのが悔しい。もっと本を読まねばと思う。
御坂センセー参戦でそろそろこの風呂敷を畳みたい。書きたいのが死ぬほど溜まってる。
前にも言ったけど、女子寮潜入にも一枚噛ませてほしいし、接吻騒動と休日騒動もちびちび書いてるし。
更には接吻騒動の更に続きにいくつか話も考えてるし、吹寄さんとプールとかも書きたいのですよ。
あとこれだけ盛り上がったねーちん記憶喪失or幼児退行ネタを俺がスルーするわけにはいかない気がした。
まああと一年もすれば大体消化できるだろう。そうでもない。また次回。次の投下は変貌騒動じゃないかも。
>>126 >だてんしめいどとはこんにゃのでしゅかとねーちんはねーちんは舌足らずにしちゅもんしてみます。
……お前、天才かッ
夜も遅いのにGJ!
来〜たぞ 我ら〜の 美琴大先生♪
何気に小萌先生が気になる…
133 :
98:2007/10/17(水) 08:16:48 ID:3NTcoXcb
ぐぅ……敵地に生きたまま捕まるとは一生の不覚。っつーかあれだけ撃たれてなんで生きてんだ俺。
これが噂の冥土返し……か。
っつーか、いい加減このノリ収めるわ
>>131 変貌騒動、続き楽しみにしてます。あー、この流れは間違いなく防ぎましたね右手で。
この大騒動のオチは予想がつかないです、果たして皆の命運やいかに。
そうそう、どうやら女子寮のリレーにも一枚噛むそうで。
では俺は貴方の書いた後に大浴場のを本格的に書き始めるとしましょう。実は大浴場の小ネタ出したのも俺なのでね。
ニヤニヤしてしまう、GJ!
GJ!
条件反射でレールガンとかどれだけやばいんだ薔薇カミジョーさんwww
個人的には御坂妹の反応が気になるところだな
フラグたってる面子では一番今の上条さんを普通受け入れそうだし
薔薇当麻によって上条さんの彼女になったと思い込み、他の娘と会話してるだけでものすごい嫉妬するんじゃないか?
それこそ、ヤンデレスレや嫉妬スレのように…
137 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 17:14:33 ID:XiuFwEae
最近暇+禁書にハマッてるので近々投下しようかと考えて居ます、とミサカは自分の心中を吐露します。
何か希望のキャラとシチュが有れば魂を込めて叫びやがれ野郎ども、とミサカはスルーされないか心配に思いながら告げます。
※選考基準
どれだけスピリチュアを感じるか(Σ
俺がいちばああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!
インデックス×当麻×美琴
でよろしくうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!
>>137さあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ぜえぜえ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!
上条×ルチアorアンジェレネを希望…。
ここらで一つ陵辱ものが見てみたい
姫神とか海外ミサカとか過去アニェとかオリアナとかifオルソラとか
イギリス正教女子寮での酒池肉林を!
夢が広がるw
リクエスト募集か。なら、我が魂は、熱き叫びをもたらした彼に対して、静かに重く響かせてみよう。
俺が一度は見たいもの……それは、上条×(ルチア+アンジェレネ)という未開拓の地だ。
考えてみれば、修道女の中ではアンジェレネの作品が皆無であることに皆気づいているかい?ルチアに至ってもこれは非常に少ない。
俺としてはあの大小修道女コンビはもはや教会の名物だと思っている。
表向きでは口論が絶えないけれども、根は仲の良い姉妹のような二人。SSでは一場面に表れていた。
そんな二人が手を組んで上条を責め立てたらどうなる?
まだ少し未発達な感じのアンジェレネと、すっかり女性の体のルチア。性格も無遠慮と潔癖症の組み合わせで全く違う。
反対の二人が組み合わさったらそれは素晴らしいものになると思うんだ。
この現象、本来相容れない魔術と超能力を重ねることで無限の面白さを生み出す原作と通ずる。
……そうは思わないか、少年?
着いて行けません!
魂が熱すぎです!
たとえどれだけ先達の叫びが強く熱かろうと
たとえどれだけ「そのキャラは無理だ」「喋りや性格からして難しい」「そもそも設定上不可能だ」と言われようと
俺は、俺はっ…!
俺はっ、ミーシャさまのssが観たいんだぁっ!!!!!
灰姫のサーシャは可愛かった
上条さんに気付かれないよう、裏で上条さんを奪い合ってるヤンデレラ達が(どのキャラでもいいので)読みたいです
裏でドロドロした修羅場や独占欲・嫉妬が展開されているけど、上条さんは全く気付いていないというような
>>148 それもいいがこんなのはどうだ?
全ヒロインが上条の前で
「この中で一番好きな人は誰ですか!!」
って聞いて上条がガッチガチになって、
焦れたヒロイン一名が危険発言して全員エロ突入
うはっ!やべえなんか俺痛いやつに思えてきたどうしよう
>>149 大丈夫だ
それは俺も読みたい
ただ、全ヒロインとなるとちょっと人数が…
カミジョーさん保たないな…
152 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:06:19 ID:jO2Ui+dw
>>150 約一万人ぐらいいるな
上条当麻ならもっといそうなのが怖いが
あ、そういえば全ヒロインってなるとミサカが問題かwww
ミサカは代表一人だけ選出として……
あとは上条にひみつのおくすりを飲んで貰えば……完璧だね?
154 :
137:2007/10/17(水) 21:11:57 ID:XiuFwEae
さて、ちょっとかくに……ふぉわっ!?
随分と……まぁ……
とりあえず自分も忙しい身なんで一個づつ。
携帯なので投下速度が亀通り越してナマケモノ(Σほとんど寝とる)なのは勘弁してください。
えぇと……(選別)
じゃあまずはそのまま歌い初めてくれそうな138さん。
3Pでよろしいのでしょうか、とミサカは確認をとります。
とりあえず何気に禁書攻めな事に驚愕。
次に(Σ予約!?)冷静に熱い想いを語ってくれた143さん。
自分に新たな道を切り拓け、と。
いいでしょう、挑戦せずに諦めるなんて自分の性じゃありません。
やってみようでは無いですか。
そして(Σまだ居るのか)
叶わないと思いつつも自らの思いを叫んでくれた146さん。
願いが叶わないっていうんなら、まずはその幻想をブチ壊す!
って事でやるだけやってみるとしましょ。
とりあえずこれ以上承ると自分が死ぬんで一回打ち切りにします。
ある程度片付いたらまた。
ちなみにこのレスって最大何文字&何行ですか?
行数は60までだぜい
156 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:19:05 ID:jO2Ui+dw
>>153 一人一回だとしてもそれでも10回以上出さないといけないぞ
終わった頃には真っ白になってそうだ
157 :
第二段・補足:2007/10/17(水) 21:24:00 ID:QAPX1KkA
イギリス清教女子寮、とある一室。
いつの頃からか、そこはある少年が宿泊する際にのみ使用されることになっていた。
少年の宿泊用、と言えばそれはその通りなのだが、実際はそれだけではなく――――。
音も無く部屋と廊下の境界たる扉を開ける。
瞬間、部屋の中から先程までの行為で部屋中に満ちた匂いが少女の鼻腔をくすぐった。
どうやら今夜も碌な後始末もせずに眠りに落ちてしまったようである。
部屋に入る前に周囲を見渡し、自分以外の気配が無い事を確認してから入室する。
部屋の中は、客間にしては殺風景で家具と呼べる物は小さなクローゼットとこの広く無い部屋の3分の1を占めようかと言うくらいの大きさのベッドしかない。
なお、そのベッドの上には部屋の仮初めの主である少年と、その隣には一人の女性がすやすやと寝息を立てて眠っている。
――――裸で。
そんな状況にあっても少女は驚かず、と言うよりも承知の上と言わんばかりの表情で行動を開始した。
まず無造作に――それでも気配は殺したまま――ベッドに近寄り、手にしたポーチからおしぼりを取り出して女性の体を拭っていく。
自分よりも豊かな胸の谷間にこびり付いた汚れを重点的に拭い去り、拭き取り終わったおしぼりはジッパー付きの袋に入れた上でポーチへと仕舞い込む。
次に女性の額に指先を当て、耳元で何事かを呟く。これは一種の誘眠術式で、これによって女性は朝日が登るまで目を覚まさないだろう。
最後に女性の体をベッドの端まで押し遣り、これで準備は整った、とばかりに少年の足の間に正座する。
まず挨拶するように力無く垂れ下がる少年のペニスに軽く口付けをした後、愛精入り混じった性臭を漂わせるそれを躊躇い無く口に含む。
咽返る様な匂いを充分に堪能してから、その匂いの元をこそぎ落さんとばかりに柔かいままの肉茎へ舌を這わせる。
唾液を絡ませながら口腔内で舐り、弄り、啜る。
意識が無くても刺激を受ければ反応を返すのが人体の摂理である。
その原則に従って、少年の陰茎はあるべき姿へと変貌を遂げていく。
口の中で体積と硬度を増したソレに、少女は今度は口全体を使っての愛撫でもって応じる。
じっくりと丹念に根元から先端までを唾液で塗し、先程までこびり付いていた性臭の欠片まで拭い去った事を確認してから、少女は最後の段階へと移行する。
力が漲り天高く突く少年の肉棒に自らの秘裂の入り口をあてがい、そのまま腰を――――。
「…………ん?あー……もう朝かぁ。なんか体が休まった気がしねーけど」
空気を読まない自分
ここの住民は優しいからついついこういうのを書いてしまう
俺のレスがSSになっとるwwwwwgggggggjjj
いやいやアンタ最高だよ、GJ
五和さん凄え。こういう人ってまともにやりあうと手ごわいタイプだわ。
そうかそうやって実は自分だけ毎晩重ね合わせて、しまいに上条さんを五和さん自身でしかイけなくしようとしてるんだな!
…なんて、女子寮の夜の女王=五和さんなのではと真剣に邪推した俺は馬鹿なんだろうな…
全員分の作品を作ってくれようとしている
>>137と女子寮の夜の後始末を書いてくれた
>>157に
敬礼!
>>156 ミサカ13Pのところの上条さんは20数発出してたし大丈夫じゃね?とか思ってしまう自分がいる。
>>152 何を言っているんですか?
カミジョーさんの能力 レベル6「フラグ魔」は全世界の女性が対象ですよ。
>>163 それどころか当麻ならもっと概念的な存在
例えば女神とか母なる大地とかでもフラグを立てることができると信じてる
…なるほど、主神(男神)に恨まれてる訳だw
>>164という事はまた4巻の天使が降臨して(姿はミーシャ)「子・作・り・しましょ♪」とフラグを立ててしまうわけですな。
いや、でもそれだと右手で存在自体が消されてしまうか・・・
まぁそこらへんは妄想でカバーだぜ。
そんな訳で上条×木原キボン。上条なら出来る
そういえばガブリエルって宗教画とかでは女性としてかかれるんだよな。
上条「性別なんて関係ねぇ!そんな幻想をぶち殺す!」
■■「ここで。その台詞は。君が。バイであると。言っているように思う」
>>168 ガブちゃんとかが男性であるっつう幻想を殺したいんだよな? な?
>>157 GJ!!
なんとなくデジャヴを感じる文体だけど、もしかして初期の職人さんかしら
>>165 大丈夫、今のところ出てきてる神とかはキ○スト教だから嫉妬で呪いや不幸にしてくるゼ○スみたいなのはいない
……まあ、上条さんならそのうち全世界の神話の女神とかにもフラグ立てそうだけどなwww
なんかグレンラガン並にスケールのでかい話になってますよ
フラグの数は無量大数か!
上条さんのフラグ立て能力なら、地球外生物もいけるだろう
つまり!全宇宙を巻き込んだフラグ立て物語……!!
>>174の幻想は破壊されました
上条「俺は万物に宿る物にフラグを立てるんだぜ!」
>>175 いやいやカミジョーさんは自覚的じゃダメなんだよ。鈍感かつ天然だから許されるんだ
上条×青髪ピアスが見たい。もちろんエロで
今の流れを右手でぶっちぎるついでに話題の盛り返しだが
記憶を失ってもオルソラさんは変化皆無な気がしてならない
記憶を失ったオルソラはクールで理知的計算高い性格
以前の性格は計算して演技されたものだったと発覚した
オルソラ……怖ろしい子!!
>>179 たった今お前は全俺を……
さぁ表に出ろ
クールなオルソラさんもいいな
うぉい!
ε=ヾ(;゜ロ゜)ノ
またフルボコかと思ってスタンバっちまったよ
>>181 スタンバるんじゃねえよwww
まぁ、でもクールなオルソラさんは許せないってやつ居るんだろうなぁ……
よし、許せないやつは表へ出ろ
クールなオルソラさんなら11巻で見られたじゃ舞夏
それよりも肉体の火照りに戸惑うミーシャ様が見たい
ていうか天使は感情のない道具だって書かれてたけどどう見てもミーシャ様感情あるよなぁ
ガム貰って好きになってたし。本当に感情なかったら嗜好品とかもない筈だよな?
まあ天使道具説もあくまで人間が勝手に作り出したものだし、本当は無口でクールな女の子だったのかもしれんね>神の力
それを上条さんが右手を巧みに使い心を開かせたとか。
今現在の登場人物の血縁関係以外で
十年ぐらい前に当麻と出会っていたっていう人はいないだろうか
可能性としては、出会いが明らかにされてない小萌先生とアレイスター辺りか?
>>187 7歳の当麻に高い高いされる中三の小萌という幻想が顕れた。
恐るべき7歳児…
どもどもー、携帯の人がきましたよーっと。
ようやっと書けたよー。
まぁ、まだまだ続くんだけどね。
当分は『白井黒子と気になる恋敵』オンリーになるだろうと思うよ。
女子寮にぜひとも参加したいんだけど、かなり先になるんだろうなぁ。
さて、それじゃ始めるとしますか。
スタート〜ん。
待ってたよー。wktk
「人の横っ面に拳叩き込みやがった野郎の言えたことかァ!?」
「先に手を出したのはそっちじゃねーか!」
まさに一触即発。
二人の間に火花が見えそうなほど、上条と『一方通行』は激しく睨み合っている。
その、今にも殴り合いを始めそうな二人が、突然動いた。
同時に近くにあったビデオゲームの椅子に座ると、これまたピッタリとシンクロした動作でコインを放り込む。
その際、激しくコインを持った手がぶつかり、強烈にメンチを切り合うが、一瞬早く動いた上条が一足先にコインを入れることに成功した。
(…何なんですの? これは…)
白井の呆れたような疑問も、もっともだろう。
彼等は本気なのだと思われる。
殺気走った気配を発しているのだ、それは間違いない。
だがしかし見る側に『今の様がシリアスに見えるか』と問うたならば、ほぼ確実に『見えない』という返答が返ってくるだろう。
何せ、二人仲良くゲーム台の椅子に座ってゲームをしているのだから。
まぁ、考えれば相当レアな光景であることは確かだ。
そもそも『一方通行』がゲームセンターにいるというのも、本来ならばありえないことだろう。
かなり前の噂だが、『無能力』に『超能力』が倒されたという話はもしかして、と白井は首を捻った。
(…しかし…のどかな光景ですわね…)
そして苦笑混じりに思う。
御坂シスターズは無駄に激しい二人のバトルを好き勝手に批評しながら周りの椅子を占領ののち眺め見ていた。
さっきだって白井がゲーム台をぶっ飛ばしたり、テレポートでびゅんびゅん飛び回っていたというのに店員は何か言ってくる気配もない。
(…職務怠慢、というわけではないのでしょうが…)
掃除も行き届いていたし、クレーンゲームのプライズも他の店と大差ないもののように思える。
何の気無しにが埃をチェックするような感じで指をゲーム台に這わせてみたものの、手に着くことも無く。
(…逆に行き届いているみたいですの…)
そういう結論にたどり着いてしまう。
ふと、視線を皆のところに戻してみると、
「ち、ちょッ! お前、それずりーぞ!」
「ハッ! とろとろしてるテメェが悪ィんだ…って、オイ! 何しやがンだ!」
「これそっちでしょうが、アンタ何やってんのよ」
「むしろそのままの方がいいのでは、とミサカは冷静に提案します」
「うははー、そこだーやれー、ってミサカはミサカは応援してみるー」
和気あいあいと盛り上がっていた。
すっかり、登場当初のけんのんとしたシリアスさが抜け切っている。
とてつもなくいまさら感を感じるかもしれないが。
「あー…クソ、ギリギリだけど勝ってやったぞこのヤロウ…」
どうやらゲームが終わったらしい。
ぐったりと操作台の上で俯せになる上条。
「もォ一回だ! 負けたままっつーのは癪なンだよ!」
なんかいろんな物をぶっ飛ばしそうな勢いで『一方通行』が吠える。
「次は私よ」
いつの間にか上条を蹴り落とした美琴は、しっかと椅子に陣取ると勝手にゲームをプレイし始めた。
ずりずりと床を転がりながら進む(?)上条の側で、しゃがんでそれを見つめる白井。
角度的にスカートの布っ切れガードがほぼ皆無な状態なのに白井は気付いていない。
「大丈夫ですの?」
「も、問題ないでありますっ」
ぎゅりん、と高速で顔を明後日の方向へ向けた上条を、少々訝しげな瞳で眺めつつも、彼の手をとって立ち上がらせる。
「はい」
「さんきゅ、白井」
色々と疲れたような表情の上条が美琴や『一方通行』達の方に視線をやりながらぽつりと呟いた。
「…仲、良さそうじゃねーか」
優しそうな微笑みで。
(……あ…)
ずき、と鈍い疼きが走った。
彼の向けた視線の先に自分はいない。
その微笑みは自分を見ていない。
たったそれだけのことなのに、心が疼いた。
(…嫉妬…独占欲…醜いですわね…)
白井自身、そのことはよく理解していた。
醜い云々はともかく、上条と美琴、その二人に同じような感情を持っていることは十分に。
ふと、
(……お姉様達、ゲームに熱中してますの…)
普段ならさして重要ではないような状況だが(むしろお姉様の興味が他に向いているのだから、逆に悪い状態とも言える)、恋する乙女にとってはかなりラッキーな状態であることに彼女は気がついた。
(…これは…上条さんと二人っきりになれる、チャンスなのでは…?)
即座に、脳内で様々なことが高速でシュミレートされていく。
さっきの醜い云々の話はどこへやら。
独占欲丸出しである。
彼女らしいといえば、彼女らしいのだが。
(…………ふふ…)
そして、唇の端がゆるりと持ち上がり、瞳がギュピーンと効果音が聞こえてきそうな勢いで輝いたのだった。
白井の指が少年の腕を掴み、くいっ、と優しく引っ張る。
「ん? 何だ?」
腕を引かれ、白井の方へ向いた上条。
「喉が渇いたですわ。そこのコンビニまでご一緒していただけませんの?」
そこの、といって向かいにあるコンビニを指差しながら白井は言う。
「ここの自販にねーのか?」
首を傾げながら聞き返す上条は、一瞬ゲームに熱中している美琴達の方に視線を向けた。
彼女等を放って出掛けるわけには行かないと、そう言いたいらしい。
確かに、ほったらかしにしたら後でどうなるかわからない。主に『超電磁砲』の方面で。
「飲みたいものがありませんわ」
上条の心情を知ってか知らずか、彼の問いに迷いなくスパッと答える。
ぶっちゃけ彼と二人になりたいだけなので、あろうとなかろうと関係がないのだ。
「まぁ、いいか…」
少しぐらいならかまわねーだろ、と後頭部を掻きながら呟いた。
ぐっ、と小さくガッツポーズをキメる白井。
強引に押し切れば大体付き合ってくれるだろうことは美琴とのやり取りでおおよそは把握していた。
見ていたのは主にお姉様の方なのだが、この際気にしてはいけない。
「一応、声かけてくるから待っててくれな」
そう断って、少年は美琴に声をかけるも、誰も見向きもしてくれなかった為にしょげて戻って来た。
「…ふふ。上条さん、何かに熱中してるお姉様に、何言っても無駄ですわよ」
その様子に思わず笑ってしまう。
「ご存知でしょう?」
「…………わかってました。だからいちおっつったろ?」
言葉通り、熱中すると周りが見えないタイプばかりだからこそ、抜け駆けも容易なのだが。
その点に関しては感謝をしたいくらいだ。
「じゃあ、行くかー」
「ええ、参りましょう」
言いながらポケットに突っ込まれた腕に、ニッコリ笑顔で腕を絡ませる白井。
それで上条がいたく狼狽したことは、言うまでもないだろう。
場所は移って、ここは向かいのコンビニである。
その店内には、最近よくセットで登場させられることが無駄に多い姫神秋沙と、吹寄制理が仲良く買い物をしていた。
「んー…」
顎に人差し指を添えて飲み物を睨む吹寄。
彼女の恰好は黒のロング丈パーカーにタイツ、同色のロングブーツでまとめられた、なんともカジュアルなスタイルだ。
「…ねぇ、姫神さん」
睨むように寄っていた眉が、呆れたような形に変わる。
「………どうしたの?」
横にいた姫神があまり変わらないが、少し迷っているような表情で吹寄の方を向いた。
手にしているのは『グレープ抹茶』と『苺コーヒー』の二つ。
「この不健康の極みを絵に書いたような飲み物達はなんなの?」
インディゴのサロペット、グリーンベースのラグランTシャツにグレーのニット帽という組み合わせはなんとも活発そうな印象を受ける。
その姫神は少しだけ帽子を上げると、
「…美味しそうに。見えないかな?」
小首を傾げながら呟いた。
「………正直に言えば、このコンビニの品揃えにとてつもない危機感を感じるわね…」
遠回しな物言い。
「つまり。美味しそうに見えない。と」
そうね、と吹寄は小さく苦笑を浮かべた。
「大丈夫…。結構。コアなファンがいるみたいだから」
「…ふーん…イケても『抹茶牛乳』くらいかしらね、私は…」
かなり今更ではあるが、今日は二人で遊びに出向いていた。
もはやすっかり親友さんである。
「先に済ませてくるわ」
「うん」
そういって、レジに足を向けた瞬間、
「ちょ、そろそろ離れてくれませんか!?」
「いーや、ですわーっ」
かなり聞き慣れた声と、やけに弾んだ少女の声とがコンビニに響き渡った。
支援?
はい、おっけ、と。
今回は普段より多いね。
頑張って二人の服装を凝ってみたけど、どうだったかな?
季節的には秋のつもりだからそれっぽい仕様にしてみたけど。
さて、無駄話はこの辺にして。
またねー。
>>196 ごめんなさい。サロペットもラグランTシャツも何なのか分かりません・・・・・
相変わらず、上条さんは修羅場フラグに溢れてるねぇ
>>196前々から思ってたが、あんた絶対修羅場スキーだなwww
GJ!!二人のどんな修羅場が展開されるかwktkしてる。半裸で。
そして放置御坂sとゆりりんも・・・・・・
今更だが幻想殺しは異能無効以外にも、自分の全ての幸運を恋愛運のみに集中させる力があると思うんだ。
なぜ恋愛だけキャンセルされないのか?
カミジョーさん=かまちー=神、だからとか?
……違うか
マジレスすると、古いキリスト教の神は子供を作る以外はたとえ和姦だろうと罪悪扱いだったから、恋愛は祝福にならないんじゃなかろうか。
wktkなんてしてらんねー!最新刊がすぐ読みたい!!
この幻想はどうすればいい?
新刊を書けばいいんだよ
大乱闘カミジョーブラジャーズという電波を受信した。
ある意味このラノベが一番活用できそうだよな。
ちょ;ブラジャーズって…
なるほど、カミジョーさんの右手に触った相手のブラを破壊する効果が付くんだな
ある意味で大乱闘は出来そう。
上条「食らえ!俺の幻想殺し!」
ステイル「ふん!僕の魔女狩りの王に勝てる訳がないだろう」
御坂「受けてみなさい!私の本気の超電磁砲を!!」
小萌「逃げるのですか?別にいいですよ〜。勝つのは私ですし」
四人しか思い付かない
土御門「10秒、吹っ飛ばなかったらほめてやるぜい」
ねーちん「私の信念…この刀に誓って」
ミーシャ「問。わたしはどこからきたのか」
アウレオルス「必然。我が勝利に狂いなし」
一方「お片付けだ。10分で終わらせてやる」
スマブラに台詞無かった気がする
とりあえず・・・
まともなゲームバランスにならないよな。
ゆりりん(効果時間無限状態で木原や上条のみ例外)>>>超えられない壁>>>天使たん>>>神裂(唯閃開放)
≧ウ゛ェント(上条除外)≧ヨハネのペン状態インデックス(天罰に対策は無いが敵意を調整可とする。レールガン防御可として)>>>美琴(上条例外)>>>>オリアナ
>>>>土御門(魔術使用後強さ変化)≧ステイル(魔女狩りの王次第)≧上条(勝つのは無理だが負けもしないはず)>>>その他大体
(アウレオルスは変化が激しすぎるので除外だが、大抵勝てる)
とりあえず矛盾が生まれまくりなのは勘弁。条件で変わるから、きちんと並べられない。
そしてサーシャは俺の嫁
大抵勝てる噴いた
>>215 SGB
かみやんには主人公機補整がつくから、もっと強いはず
ってか、一回ヨハネ式禁書に勝ってるじゃん
支援付きだけどさ
神崎さんがビームサーベルで敵をバッサバッサ斬っていく…
>>217単独で戦うとしての強さと考えちくり。
単独なら上条死んでた
ヘタレの錬金術師はどれだけ真剣に「おれ最強!」って思い込めるかだな
>>220 魔術師であるがゆえに、聖人・天使=勝てないとか前提抱いてそうだよなあ。へたれだし。
ハリセンでツッコム一方通行
ハンマーを振り回すねーちん
猛然と突っ込んできてモーションセンサーに吹っ飛ばされるステイル
木箱をかつぐ小萌先生
バンパーに挟まれて弾かれ続けてるヘタ錬
ホームランバットをかまえる打ち止め
スターロッドで戦う土御門
回復アイテムを独り占めする禁書
パーティ帽子を被ったシスターズ
吹き飛ばされるとステージ復帰出来ない一般人の上条さん
忘れられしスピアです。また少し、槍を通します。
開いたチャックからは、煮えたぎったように熱い男根が勢いよく飛び出し……
と、いうのがよくある流れだが。
「……を?」
夜の街の道端。
たった今無理やり、唇の純潔を奪われ、あげくのはて性器の強制解放までやられた一方通行。彼の目前には一見大学生だが実は家庭持ちという、若作りな御婦人(ただし相当分のアルコールを摂取済)、御坂美鈴が覆い被さっている。
要所要所で的確な肉付けのなされた美しい肢体の女性が、上気し頬を朱に染め二人分混ざった唾液で口元を濡らしているという光景、これを見て何の感想も抱かない雄のほうが気違いだろう。それほどまでに、今の彼女の発する色香は半端ではない。
……しかし、一方通行は一般の青年男子ではない。
下に履くズボンに開かれた本来は排泄用の窓口からは、何かが飛び出している気配がなかった。
そう、本能的に天を指そうと飛び出すべくアレが。
不屈の象徴が。
「あれぇ……?白いの、まさかアンタ……」
首をかしげる美鈴。
が、彼女は言い切らないまま口を閉じると、暗がりにあるため見えないチャックの中を覗き込む。
顔を近づけたことでそれの姿をはっきりと見た美鈴は、初めは少し驚いたように目を見開いた。
が、それは一瞬で、彼女の目はすぐに哀れむように弱々しく細められた。
「……?」
(今度は何だ?)
性器をまじまじと見られるこれ、いわゆる視姦と呼ぶべき事態である。
が、一方通行はそれが分からない。というか、知らない。
レベル6進化に捧げた身は、生殖機能を著しく損なっており、その歳に相応する強く成熟した反応を見せないのである。
……と、前書きを加えればそれなりに格好もつくが。
要するに、一方通行は所謂『不能』と見るべき状態に陥っているのだった。
「……ねーえ、ちょっと聞いていいー? 白いのー」
「あ゛ァ?」
酔っ払い暴走のピークをようやく超えたらしい美鈴が、少し落ち着きの戻った様子で口にした。
対する一方通行、更に苛立ちを募らせた感情のままに吐き捨てるように返答。
「あんたってさあ、何か病気でも患ってたりするの?」
「病気だァ?」
また意味不明なことを、とウンザリした心を包み隠さず声と顔に出す一方通行。
「どッから何を捻ればそンな話になるンだかサッパリなンだが? ッつーか、酔い醒めたなら退」
「だってねえ……」
「!?」
途端に美鈴の指先が撫でるように一方通行の茎に触れた。
皮に包まれ、歪なビール瓶のような形をしている青白い筒に、愛しむような手つきが這う。
この時、彼は根元の奥が一瞬疼いたのに気づく。痛みとも清涼感ともつかぬ、初めての感覚に。
「これ、どう見ても赤ちゃんのおちんちんだもん。小さいし、ちっとも剥けてないし……そりゃあパパのも立派とまでのモノではなかったけど…。」
再び顔を一方通行のモノに寄せる美鈴。
目の前のソレを凝視する瞳はとろんと潤みを湛えている。
(糞ッタレ、まだ相当酔ッてンじゃねェか)
どうも、相変わらず才のないスピアです。多忙故書くのが非常に遅れ申し訳ありません。
すみません、何だかリクエストから少しズレて、アクセラは包茎という展開に進むことになりました。
これ、このまま書いて良いものか……反対が出れば即座に引っ込もうと考えてるのです。
逆に了承が貰えたら次は結末までまとまったのを投下しようと思います。
続き待ってたよー
一方さん皮かむりってことは剥皮プレイか?!
是非続きを!
途中で何人がゆりりんフラグきたか!?と期待しただろうか
んじゃ俺は に吸血してくる。
あれ?
>225
すみません、私的に耐性が無い方向性です。
スルー失敗せんように、題名の後はほんの少しスペース開けてくださると嬉しいです。
>>222 ここでも不憫なステイルさんw
見た目とか行動とか信念とか、相当格好いいキャラのはずなのにね(´・ω・`)
とある一人の男殺しさえいなければ・・・
>>男殺し
さあ一緒に801板へ行こうか
>>137氏ではないが、勢いで「上条×(ルチア+アンジェレネ)in女子寮」を書いてしまった。
氏が降臨されるまでのつなぎとして投下してみたいんだけど、いいですか?
かかってこいやー、と俺は可及的速やかな投下を促します
235 :
233:2007/10/24(水) 00:03:33 ID:7mkgQBr8
早っ! ではとりあえず前半のエロ無し部分を投下。
ちなみに作者はこれが生涯二度目のエロパロ板投下なので出来のほどは保証いたしません。どこかで見たような文章表現があっても華麗にスルーで。
イギリス清教女子寮に夜が訪れた。
現在この建物の中にいる唯一のXY染色体持ち(じゅんせいだんし)上条当麻も乱入者だらけの入浴タイムを終え、与えられた部屋で就寝しようとしていた。
しかし日本と英国の時差はおよそ九時間。眠気のピークはとうに過ぎていて、日中元気な修道女達にあちこち引き回された疲れは残っているのにどうにも寝付けないというしんどい状態に陥っていた。
明かりを落とした部屋の中、ふかふかベッドの上で何度もゴロゴロ寝返りを打つ。
(う、うだー。授業中ならいくらでも寝れるってのに……かと言って、誰かの部屋に遊びに行くってのも、なあ)
ここは女子寮。両隣だけでなく斜め縦横まで『女の子の部屋』で埋め尽くされた神秘の建造物だ。
うかつに廊下を歩くだけでも痴漢気分を味わえるという、世の男子諸君にとっての天国兼地獄。
不幸体質を自認する上条当麻にとっては、死亡フラグ満載を通り越して確変フィーバー状態である。
と、その時。
コンコン、と廊下に通じるドアがノックされた。
「……?」
上条はベッドから身を起こす。
聞き間違いでは、ない。
(誰だ?)
この女子寮にいる人間の顔を順に思い浮かべていき、その中でこんな時間に部屋を訪ねてきそうな相手がいるかどうか考える。
真っ先に頭に浮かんだのは――――
1.インデックスかもしれない。
2.神裂かもしれない。
3.オルソラかも。
4.アニェーゼ、か?
5.アンジェレネと……ルチア?
6.まさか……シェリー?
7.なんだ土御門か。
→5.アンジェレネと……ルチア?
真っ先に頭に浮かんだのは、何故か元ローマ正教の修道女コンビだった。
「……何でだ?」
自分で自分に首をかしげながらも、とりあえず上条は枕元に置いてあるリモコンを手に取り、部屋の明かりをつけた(魔術サイドの建築物であるはずなのに、ここには何故かそこかしこに学園都市製の電化製品が置いてある。あまり使われた様子のない物も多かったが)。
ベッドから降り、ドアの方へ向かう。素足がひんやりとしたフローリングを踏む感触で、眠気は一層削り取られてしまった。
ドアノブに手をかけてから、ふとシスター達による寝起きドッキリの可能性が頭をよぎったが、それでも眠れないままゴロゴロするよりかはいいやーとふらふらした頭で地雷原へのダイブを決める。警戒ゼロでドアを開けると、そこには、
「――あ」
「――ん?」
「お、お休み中でしたか?」
俺って予知能力でも持ってたかしら、と一瞬本気で考えてしまう。
黄色に近い金髪を幾本もの三つ編みにまとめている小柄なシスター、アンジェレネがそこにいた。背中を丸めていることが多いため、インデックスなどよりももっと小さく見える。夜更かし中なのか、彼女は昼間見た修道服のままだった。
半分当ってしまった予想に驚いていると、黄シスターが不安そうな眼でこちらを見上げているのに気づいた。少し考えて、上条をノックで起こしてしまったのではないかと心配しているのだと察する。
「いや、なかなか寝付けなくてさ。どうしようかと思ってたとこ」
「あ、そうだと思いました。あの、ホットミルク作ってきたんですけど、よかったらいかがですか?」
そう言って差し出された彼女の手は丸いお盆を持っていて、その上には湯気を上げる白い液体が満ちたコップが一つ、二つ、三つ。
「……お心遣いはとても嬉しいのですが。流石にこの時間に牛乳三杯はまずいかな、と」
「い、いえ! 一つは私の分で」
じゃあ俺に二杯? と思った上条の視界に、ちらりと新しい人影が映りこむ。
不幸少年と同じくらいの身長で、緑がかった白髪に猫みたいな目。規律に厳しい委員長シスター、ルチアである。アンジェレネと同じく、彼女も修道服のままだった。
結局上条の予想は完全に当ってしまったことになる。
「……こんばんわ」
「こ、こんばんわ」
潔癖症ゆえかちょっと強張った声で挨拶され、慌ててこちらも言葉を返す。と、ここでルチアがティッシュ箱くらいの大きさの紙箱を抱えていることに気づいた。
表面に書かれている英語は廊下の薄暗さもあって読み取れなかったが、色合いやイラストからしてクッキーか何かだろう。
ようやく合点がいった。
二人はこれからお茶会でも始めるのだろう。自分達の分のお菓子と飲み物を用意した“ついで”に、上条の分も作ってくれたに違いない。同居人の白シスターにはない優しい心遣いにほろりとなった。
「ありがとう二人とも。コップは朝になったら洗って返させていただきます。それじゃ、お休み」
お盆からコップを一つ持ち上げようと手を伸ばす。
しかし、その手は空振った。
何故なら、アンジェレネが小柄な体を上条と壁の間に滑り込ませるようにして部屋の中に侵入したからである。
「お邪魔しまーす」
「へ?」
「失礼します」
追い討ちをかけるようにルチアまでもが中に入る。元々ここも女子寮の一室として使われていたためか、勝手知ったるといった感じで二人はテーブルなり椅子なりを並べ始めた。
一人ドアの前に残された上条は目を白黒させて、
「ちょ、ま、待てって。何のつもりなんだお前ら」
何って、と少女達は顔を見合わせてから、口をそろえて言った。
「「お茶会、ですよ」」
思考硬直きっかり十秒。上条は訳が分からない。
「何故に、なにゆえに俺の部屋でお茶会を始めようとしているのですかあなた達は。自分の部屋は!?」
「ゴキブリが出た、とこの子が喚くもので。とてもこの部屋では寝られないと騒ぎ出したので、適当に睡眠薬入りのミルクでも飲ませて落としてから寝床に放り込もうかと」
「それ本人の前で言っちゃっていいの!? つかそれでも“ここ”でやる理由になってないし!」
「まあまあ上条さん。今のはシスター・ルチア流のジョークなんですよ」
「へーそーなんだー……………………どっからどこまでが!?」
「あまり夜中に大声を出すと周りに迷惑ですよ。つべこべ言わずに一杯付き合いなさい」
「それシスターさんの台詞じゃないよね!? 強引暴食までは納得できるけど暴飲は許容できませんよ俺!」
三分後。女性相手に口で勝った試しのない男は、連敗記録を一つ更新する。
◇ ◇
「――――それで、今度はシスター・カテリナがスコーンに乗せて食べてみたんですけど、やっぱり美味しくなかったみたいなんですよ」
「当たり前だと言わせてもらう。つか何で素直に米で食わねえの?」
「それはシスター・アニェーゼのせいですね。彼女がスパゲティに入れ始めたのがそもそもの発端なので、他の食べ物にも合うのではないかと皆が考えたのです。結果は大体自爆でしたが」
「へー……あれ、『皆』ってことは、ルチアも何かで試したのか?」
「べ、別に私はそのような享楽に興味はありませんから。修道女として、食べ物は作ってくれた方のことを祈って大事にいただけばそれでいいのです」
「あーシスター・ルチアはですねぇ、カレーライスと一緒に食べたんですけど、酸っぱい様な辛いような微妙な顔れふぇふぇ!? ふぁにふるんふぇふふぁあ!」
「シスター・アンジェレネ! 貴女はいつもいつもそうやって余計なことをペラペラと……!」
「俺としちゃ炒飯に刻んでいれるのが好みなんだが……ってか何でそんなにチャレンジ精神旺盛なんだここの連中は」
唐突に始まった真夜中のお茶会。お茶じゃなくてミルクだろというツッコミをクッキーと一緒に飲み下すと、思いのほか楽しく話が弾んでいた。
アンジェレネは次から次へとこの女子寮で起こった出来事を上条に話してくる。身振り手振りも交えて、楽しかったことも困ったことも同じくらいハイテンションで説明する姿は、
何とはなしに夕食時に学校であったことを家族に報告したがる小学生を連想させたが、そこは黙っておくのが上条流の思いやりだ。
その話に間違いがあったり補足が必要な点があったりすると、すかさずルチアがサポートに入る。勤めてクールに振舞おうとしているのは見てれば分かるのだが、五分に一回はアンジェレネの頬をつねって強引に黙らせようとしているあたり、
常日頃から爪が甘いのだろうとは容易に想像がついた。そこも黙っておくのが上条流の思いやりPART2。
ただ、こうしてちゃんと向かい合って話すのはこれが初めてだけど、二人がとても仲が良いのだということははっきりと伝わってきた。
「……む、ミルクが切れてしまいましたね。キッチンに行って、おかわりを注いできましょうか」
「お、サンキュ。手伝うか?」
「いえ、この時間に、大人数で廊下を歩き回るのは近所迷惑でしょう。申し訳ありませんが、少しの間シスター・アンジェレネの相手をお願いします」
「あー、ひどいです」
ぷーと頬を膨らませる黄シスターを尻目に、くすくす笑いながら緑シスターは部屋を出ていった。
テーブルを挟んで二人きりになる。ぱたぱたと足を揺らして不満を表現するアンジェレネに、上条も思わず吹き出しかける。
アンジェレネは少しむっとした様子で、
「うわー、上条さんまで」
「はは、悪ぃ悪ぃ。ていうかさ、別に『当麻』でいいぞ。あんまりかしこまった呼び方だと肩凝るだろ?」
「いいん、ですか?」
「もちろん。何なら『お兄ちゃん』でもいいぜ?」
って、これじゃシスコン軍曹(つちみかど)と同類じゃねぇかと自省。『女の子達とのお茶会』という状況に、少し浮かれているのかもしれない。面識の浅い相手だが、だからこそ新鮮さがあるというか、居心地の悪くない緊張とでも言おうか。
とにかく、上条当麻は上機嫌だった。
「………………………………………………へ?」
だから、目の前の少女の表情が変わっていることに気づくのが遅れた。
「……して……」
いつからかは分からない。何がきっかけかも分からない。
けれどアンジェレネの姿からは、元気と呼べるものがすっぽり抜け落ちていた。
肩を落とし、背中を縮め、萎れた花のように首を垂れている。
「どうして……そんなこと、言えるんですか……」
「そんなこと……?」
少年の声は聞こえていなかった。ただ罰に怯える子供のように身を小さくして、言い訳とも謝罪ともとれる言葉を呟き続ける。
「私は、私達は、あなたの敵だったのに。シスター・オルソラにも酷いことをしたのに。私、覚えてます。右手です。右手で拳を作ってシスター・オルソラのお腹を殴りました。右足も使いました。肩を踏みました。痛かったと思います。自分がされたら嫌だなって思った。
なのに、この人は罪人だからいいんだって、当然なんだって、でもその人は今、私に美味しいご飯を作ってくれて、相談にも乗ってくれて」
それは懺悔に似ていた。
似ていただけで、決して懺悔ではなかった。
告白しても許してもらえないほど罪が重いからではない。
「なんで、シスター・オルソラも、上条さんも、私達を恨んだり、罰を与えようとしたり、しないんですか。恨まれたくなんてないです。でも、喜べないです。“あなた達の方が正しかったのに、何で間違ってた私達を受け入れられるんですか”」
そもそも“罪だとすら認めてもらえていない”。
上条当麻もオルソラ=アクィナスも、許す許さない以前なのだ。忘れてはいない癖に、かけらほども憎しみを抱いてはいない。一般的な道徳観から見ても排除すべき相手だというのに、席を同じくするのに些かの抵抗もない。
何故自分は彼らから罰せられないのか。
アンジェレネは、そんな思いをずっとずっと心の奥底深くに溜め込んでいた。女子寮で暮らしている間、日々の楽しさに満たされながらも。受け流すことの出来ない未熟な子供の心で。
今夜それが噴出してしまったのは、楽しかった時間をふと振り返ってしまったから。思い出を語る中で、暗い気持ちを抱えていた時間をも短時間で再生(リプレイ)してしまったから。
どうにも出来ない思いを抱えて生きていくのは、つらい。
だから罰を受けたい。受ければ楽になれる。
でも、『楽になりたいから受ける罰』は果たして罰になるのだろうか。
自分が楽になりたいからという理由で、『罰を受けさせる』という重荷を他人に背負わせるのか。
自分のことを恨んでもいない人に。
「なんで、そんなに皆優しいんですか。変ですよ。変です。絶対、変です……」
小さな拳を膝の上で握って、幼いシスターは呟きを重ねる。意味を無くし、言葉ですらなくなっても。
その拳をかつての敵に、今の隣人にぶつけたのだと彼女は言う。
「…………、」
上条はアンジェレネの言ったことを頭の中で反芻する。アンジェレネのしたことを頭の中で回想する。
天草式との戦闘。スィーツパークでは上条自身アンジェレネとルチアと戦った。連れ去られぼろ雑巾のようにされたオルソラ。アニェーゼが倒され、任務失敗の責として『アドリア海の女王』に送られた彼女達。
そこから二度も脱走し、今度はアニェーゼを助けるために天草式と上条達と力を合わせて戦った。
ちゃんと反省して、償いに値するだけの働きはしたじゃないかと言ってやるのは簡単だ。でもそれはきっと相応しい答えじゃない。
今アンジェレネに必要な言葉は。今この夜でなければ言えない言葉があるはずだ。
結論は、あっさりと出た。
「……なあ。オルソラってさ。色んな国を巡って、それでローマ正教の信者を増やす仕事をしていたんだよな」
「…………、」
返事はなかったが、聞いていないわけではないらしいことは体の動きから何となく分かった。だから続ける。
「だったらさ、あいつは“自分と違う考え方を持った相手”と常に向き合って生きてたってことだよな。それでその人に“自分と同じものを信じてもらえるよう”一生懸命に努力したはずだ。
そうやって信者になってくれた相手に対してさ、『ところで貴方以前は異教徒でありましたよね?』なんて言ったと思うか?」
「…………、」
「そんなことを言う人間の言葉なんて、誰の心にも届かないと思う。過ぎたことは忘れるってんじゃない。ただ、蒸し返して憎み合うよりも、協力して未来を作る方が大切だって、オルソラはそう考えてるんじゃないかって俺は思うけどな」
オルソラ=アクィナスという少女は、そういう人間だ。
だから作る料理もあんなに美味しいのだ――と思ったことは、流石に雰囲気にそぐわないので黙っておく。
「……じゃあ、」
アンジェレネが顔を上げた。
「上条さんも、そうなんですか?」
「いや」
即答。
少女の瞳が暗く翳る。
それを制すように、少年は続けた。
「俺にはオルソラみたいな考え方は出来ない。あいつみたいな生き方をしてきた訳じゃないからな。路地裏で喧嘩してる連中に対して、自分の考えが百%伝わる訳はないって思ってる」
でも、
「もし路地裏で倒れている奴がいたら、俺は絶対に助ける。助けられるかはともかくとしても、きっと逃げ出したりはしないって“その時の”自分を信じてる。
そりゃ命は大事だ。金欠からは脱出したいし、テストでいい点取りたいし、女の子にだってもてたい。見も知らない相手のために地獄へ道連れなんてまっぴらだ。――けど、」
それでも、
「地獄の底までついていくのが嫌なら、地獄の底から引き上げてやればいい」
それは忘れたはずの言葉。
たとえ忘れても消えなかった、『上条当麻の最初の決意』。
「…………それで全部終わって、問題が解決したならさ。“全員”笑顔で帰るって決めてるんだ。それだけ。恨みとか憎しみとか、一回も持たなかったって言ったら嘘になるだろうけど、それが目的で戦ったことなんてない」
右の拳を握り締める理由。
それは呆れるくらい簡単で、愚かなほどに眩しくて、見失うほど間近にあった。
「だから、えーと、アンジェレネやルチアも笑ってくれてると、俺としちゃミッションコンプリート! って感じで嬉しい……んだけど…………すまん、何か、上手くまとめられなかった」
上条が謝ると、小さなシスターは激しく首を横に振る。
「いいえ、んと、その――」
そして、前髪で目が隠れるくらいに下を向き――気のせいか、頬に赤みが刺しているように見える――、小鳥が囀るような声で、
「嬉しかった、です」
「そっ、か」
「何が『そっ、か』ですか。長々と恥ずかしい台詞をよくもまぁ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――と、
唐突に入り込んできた声に上条とアンジェレネが光速で首を回すと、いつの間にかドアが開きルチアが戻ってきていた。手にしたお盆にはコップが三つ、ちゃんと乗っている。
上条は目をぱちくりさせて、
「ル、ルチア? なんか早くない? ホットミルク作ってきたんじゃ」
「作りすぎたのを魔法瓶に移しておいたので、それを注いできただけです。……それでも冷めないよう急いで戻ってきてみれば、二人とも私に気づきもせず真面目そうに語り合ったりして。ミルクよりも先に私の心が冷め切ってしまいましたよ」
座布団一枚! とか言ったら耳元で車輪爆破食らうのは確実そうだったので自粛する。
ルチアはつかつかとテーブルに近づいてきて、その上にお盆を置いた。そして傍の椅子に座る黄シスターの方を向く。
アンジェレネは困っているのか恥ずかしがっているのか判断のつかない顔で、
「シスター・ルチア、あの、その、これはですね、」
「あなたもあなたです、シスター・アンジェレネ。悩み事があるならさっさと相談しなさい。何人修道女が住んでいると思っているんですか、ここには」
「う……でも、一応私も修道女なので、自分の悩みくらいは自分で解決しないとって、」
「それが出来ない半人前の癖に強がるんじゃありません。いっそ一から修行をやり直すべきだと思いますよ、明日からでも」
「お、おい。何もそこまで言わなくても」
流石に聞きとがめて上条が口を挟む。けれど、ルチアは憂いを含んだ表情で少年に振り返り、
「……でも、私も同じですね。彼女の苦しみに気づいてあげられなかった。反省すべきことが多くあります。上条当麻、あなたと今日、このように話す機会を持てたこと、本当によかったと思います」
感謝します、と言って、ルチアは深々と頭を下げた。はにかんだような笑みを、素直に魅力的だと思う。
「そ、そうか」
背中にむずがゆいものを感じながらも、上条当麻はそれを受け入れた。
◇ ◇
>>241 ……投下終了…だよね?
違ったら俺はテラフライング
まぁいいか
というか、投下がすんだら投下終了、とかつけてくれると
即感想が落とせるので大変有難いです
もし、これで規制喰らってるだけだったら結局俺はフライングか
GJ!!
さぁかっこいいぞ上条!
可愛いぞアンジェレネ!
さっさと続きを……
早く続きを書いてくださいと丁寧に頼みつつ、ミサカは上目づかいで見つめます
そういや連投規制という可能性もあんのか
…ミサカが乱入するの?
>>241なんという超絶GJ・・・
アンジェレネの心の闇の部分の存在が自然過ぎるな。よくこんな原作にあっても全く違和感感じない設定思い付いたもんだ。
ここまで続きが期待できるのは滅多にお目にかかれない。続き楽しみにしてる。
なんてGJ!!
俺には美鈴さんや美琴やミサカが鎖骨のくぼみとか左耳を攻められてメロメロになったり
姫神がおしりをいじられて「ふへ。ふぇえ」とか変な声を出すのしか思いつかないよ
というか
>>246を見て思ったんだが母と娘の性感体は同じなのか?
>>247 …………開発した人が同じなら、たぶん。
>>248 その「開発」ってのは脳か体かどっちなのだ。
人大杉にひっかかりまくり、にっちもさっちも行かなくなったので中断してしまいました。ごめんなさい。
というか、一行の文字数規制にもひっかかったのでその修正もあり。なかなか勝手が違うもんです。
では続きをどうぞ。
「――違いますよ、シスター・ルチア」
と、その時、アンジェレネが声を上げた。緑シスターは首を傾げる。
「何がですか? シスター・アンジェレネ」
黄シスターは当然のことのように、
「『上条当麻』じゃないです。自分を呼ぶなら『お兄ちゃん』って呼んでくれってさっき言ってました」
ふごっ!? と上条が顔面の穴という穴から空気を噴き出す。
ルチアはギギギと錆び付いたブリキロボみたいな動きで首を回転させ、何やら驚異的な物を見る目で上条を見ると、
「あなたという人は……見直した直後にこれですか」
「いや、まあ言ったけど、言ったけどもそれは『上条さん』という呼び方が堅苦しく感じたが故の発言であって、断じてそれを強要しようなどとは……!」
「……駄目なんですか? 『お兄ちゃん』」
「ぐおおぉっ!? 悪意ゼロのイノセンスな呼びかけが今はキツイ!」
輝く瞳と見下す瞳に同時に見つめられ、身悶える青少年。……アンジェレネに呼びかけられた時、心の片隅に芽生え始めた微かな『ヨロコビ』を幻想殺しの名にかけて叩き潰す。
ルチアは、はぁ、とわざとらしく溜息を一つつくと、持ってきたホットミルクを各人の前に並べ始める。
「とにかく、冷めない内に飲んでください。――今夜は冷え込むという話ですので」
「怖いですそれ。もうかなり。……あ、自分で取るよ」
緑シスターの手を経由するだけで温度が下がりそうな気がした――訳ではないが、この状況で給仕をさせるのが申し訳なくなり、上条はお盆の上に残ったコップに手を伸ばす。
だがルチアもせっかく自分が持ってきたのだから最後までやりたいらしく、慌てて手を動かし、
「いえ、私がやりますから――――あ」
「――――わ」
運命の悪戯と呼ぶにはあまりに陳腐。
ベタな展開ではあるのだけど。
少年と少女は、手と手を触れ合わせたまま固まった。
残されたもう一人の少女が、少し羨ましそうな表情で彼らを見ていることに気づいた者はいない。
「……うわわわっ!? ごめん!?」
「……ミルクがこぼれます。暴れないでください」
慌てて離れようとする少年の手を逆に押さえ込み、その掌ごとコップをつかんで、ルチアはコップを運んだ。
ことり、と底がテーブルに落ち着く音がして、ようやく指から力を抜く。
ふと、違和感。
上条は開放された掌をしぱしぱと開閉しながら見つめる。
「どうしましたか?」
「ああ、その……」
思い浮かんだのは、『法の書』事件の時。思わずルチアの肩を掴んでしまったことがあった。
あの時彼女は目の色を変え、激しい感情をあらわにして上条達に襲い掛かってきた。彼の手を『異教の者の爛れた手』と称し、掴まれた箇所を洗剤で洗い流したいとまで言い放ったのである。
なのに今は、彼女の方から力をこめて握り締めてきた。
心境の変化、で片付けてよいのだろうか。もうローマ正教ではないとはいえ、切り替えが早過ぎはしないだろうか。
しかしそれを言ったら、そもそもそこまで嫌っている相手とお茶会しようなどとは思わないはずで。
面と向かって尋ねられることではないが、彼の表情から、ルチアは大体のことを察したらしい。
「……失礼ですね」
「う、ごめん」
「まったくもって不愉快です。今の私に、“あなたに触れられて困る場所があるとでも思っているのですか”?」
「…………は?」
何だろう。とても理解しにくいことを言われた気がする。
というか、それを額面通り受け取ったとしたならば、
………………………………………………………………………………………………、え?
「何を想像しているのかはよく分かりませんが……それを実現しても何の問題もない、ということですよ?」
「ええっ!? じゃ、じゃあ電撃(じょうしき)の枠を飛び越えて二次元ドリーム(みちのせかい)に飛び込むようなことでも!?」
「例えは理解できませんが、その通りだと思います」
「…………、」
「ああ、もう。ムードもへったくれもありませんが、そこまで仰るのでしたら始めましょう」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――、待て。
上条は暴走しかけた思考に待ったをかける。
違う。この展開はおかしい。上条当麻の人生においては、これはとてつもない『オチ』へのフラグでなければいけないはずだ。こんなことは起こるはずがない。
何故はなく、そういうものだと半ば諦めて生きてきたはずだ。生真面目な返答がかえってドッキリの可能性を臭わせる。そうだきっとそういうオチだ。
今頃ドアの向こうではインデックスとか神裂とかが歯や日本刀を煌かせて今か今かとターゲットが堕ちるのを待っているに違いない。
なのにどういうことだろう。不機嫌だったはずのルチアの顔がほのかにピンクに染まり、静々とベッドの方へ向かおうとしている。
そして上条の隣では同じく顔を赤らめたアンジェレネが下を向きながらもしっかりと彼の袖を握っていた。
「――待った、待ってくれ。一つだけ確認させてくれ。このままだと自分が何するか分からない」
頭を抱えながら発した言葉に、ベッドメイクを始めていたルチアが怪訝そうに聞き返す。
「何でしょう。ここまで展開が進んだ上で拒否されるのは、その、女性としてとてもつらいのですが」
「だからだな、その、えーっと、」
赤らんだ真顔でここまで言われて、流石の上条も確信せざるをえない。
――自分は今、男として求められている。この上なく直接的で、この上なく最終的な方法で。
そういう欲望が自分にあるか。答えはイエスだ。女性の着替えシーンに乱入してしまった時などは可能な限りギャグで流そうとしているが、脳裏に焼きついた光景を忘れられるはずもない。「本当は見たい」という願望があればこそだ。
でも――
「最初に言っておきますが、私達は体の関係を持ったからといって、それを理由にあなたの心を縛るつもりはありません。今夜限りの関係でも構わない。
どんな無茶な要求をされても拒むことはありえませんし、責任を取ろうなどと考える必要は全くありません」
ルチアはベッドを整え終えると、こちらに近づいてきて、傍らのアンジェレネの体を横抱きに抱きしめた。
「ただ、私とこの子が、今日、ここで、あなたと契りたいのだという気持ちを分かってください。他の何時でもなく他の何者でもなく、今の私達とあなたで契りたいのです」
「シスター・ルチア、あの、私、」
「顔を見れば分かりますよ。いいえ、ようやく分かるようになりました。一緒にしましょう。それが一番幸せな方法です」
アンジェレネは優しく抱いてくれる姉のような人を見上げ、小さくうなづいた。
そして、二人の少女はこちらを見つめてくる。
自分を待っているのだと、誰に言われなくても分かった。
「……、」
きっとこの瞬間に、世界で最も美しい決意が目の前にある。一途過ぎて折れそうなほどの純情がこの手を求めている。
その手を見つめる。
幻想殺し。
あらゆる異能を壊し、否定し、消散させるこの手は、彼女らの想いを砕かずに抱きしめられるだろうか。
責任を感じる必要はない、と言うが、それはきっと無理だ。
断っても受け入れても、その事実は上条当麻という人間の血肉に刻まれ、消えることはない。
もしも二人を泣かせるようなことがあれば、その罪は遠からず自分を押し潰す。
それなら、
「……一応聞くけど、シスターさんがこんなことしてもいいのか?」
背の高い少女は猫のような目を細めて、
「言ったはずですよ。『私達は明日になったら一から修行をやり直す』と。だから今夜の私はシスター・ルチアではなく、ただのルチアです」
「わ、私も、です。あの、私がただのアンジェレネでも、お兄ちゃんは、してくれますか?」
何というか、本当に口では女に敵わないことを自覚させられるばかりである。
答えは二人をまとめて両手に抱きしめることで返した。
「……正直経験ないから上手くやれるかどうかわかんねぇけど、やれるだけやってみる。それでいいか?」
「気にすることはありません。私達だってそうなのですから」
「はいっ。その、よろしくお願いしますっ!」
泣かせたくない、笑顔でいて欲しいというのが自分の願いであるなら。
今自分に出来る精一杯で、この少女らを愛したいと、そう思った。
せっかくの新しいホットミルクは一度も口をつけられることなく、三人の淫宴の観客になった。
◇ ◇
ベッドはもともとダブルベッド並みの大きさがあった。二人の少女を仰向けに横たわらせ、その間に男が一人入ってもまだ余裕がある。
しどけなくシーツの上に四肢を伸ばした少女らに覆いかぶさり、修道服の上から両手を使ってソフトタッチに愛撫をする。
「ン……ふぅ……は、あ、あぁ……」
左の手でルチアの胸元をまさぐる。下の方から持ち上げるようにしてみると、意外なほどのボリュームが掌に返ってくる。着やせするタイプなのかな、と上条は漠然と思った。
シーツを硬く握り、声を抑えようとしているのが可愛らしい。悪戯心で耳を舐めてみると、高い声で鳴いてくれた。直後にジト目できつくにらまれたけれど。
「うわ、そこは……うひゃあ! ま、待ってお兄ちゃ、んんんーっ!」
右の手はアンジェレネの小さなお尻を撫で回していた。無駄な肉どころか脂肪のつきも薄いんじゃないかと思えるほど小さい臀部は、幼い少女にとっては性感帯にはなりえず、
ただただ恥ずかしさのあまりに涙目になって少年の肩に顔を埋めさせる。
少し上がって腰の辺りに手をやると、不意に大人しくなった。腕を回して抱き寄せる形が落ち着くらしい。
しばらくの間そうやって睦みあい、それぞれに気分が高揚してきた所で、上条はいったん体を起こした。彼から見て左側、長身の少女の方に移動する。
「ルチアから先にやる。やっぱりアンジェレネには、いきなりは無理だと思う」
「お好きなように」
「はい……お兄ちゃんがそう言うなら、仕方ないです」
平静を気取りながらも喜びの笑みを隠せていないルチアと、ちょっぴり残念そうなアンジェレネ。
上条はルチアの手を取り起き上がらせると、修道服を脱がせにかかる。
が、
「……あれ? こ、この服どうなってんだ?」
ローマ正教式の修道服は、好みや用途で袖やスカートを足せる構造になっているため、あちこちにチャックがついている。素人目にはどれが脱ぎ着するためのチャックなのか分かりにくいのだ。
袖を外しかけたり、アンジェレネのスカートとくっつけそうになったり。どうにも上手く脱がせられないことに呆れたルチアは、上条の手をほどいて自分で脱ぎ始めた。
「まったく。天草式の船の中では、気絶していたのにもかかわらず私達を素裸にしたというのに。あの時の手際はどこに行ったのですか?」
「いやあれは魔術がかかった服だったからで……あ、ちょっと待った」
てきぱきと修道服を外し終え、フードに手をかけた長身の少女に待ったをかける。
「何でしょう」
「あーその、なんだ。フードはつけたままにしてくんない?」
ルチアは一瞬戸惑い、それから不審者でも見るような目で見返してきた。
「……今夜の私はシスターではありませんと言ったはずですが。まあ、そのような容姿の女性との行為がお望みであるのならお答えします」
「えらい言われようだな。そういうんじゃなくて――いや、やっぱりそうかもしれないけど――単純に似合ってると思ったからさ」
ぐ……とルチアは言葉を詰まらせてからそっぽを向いた。『そんな真正直に言われたら、何も言い返せないじゃないですか……』とかなんとかぼやいているのが聞こえる。
意外とこういう口説き文句に耐性がないのかもしれない。上条(つかうがわ)としてもやっぱり経験がないので気恥ずかしいのだが。
ガーターベルトとストッキングを外すと、残ったのは上下の下着だけである。腕を使ってそれらを隠そうとしながら、強がった声でルチアが言う。
「いくらあなたでも、ここから先は脱がせられるでしょう」
「まあ、大丈夫だと思うけど、何で途中で――て」
いきなり隣のアンジェレネに耳を引っ張られた。小柄な少女は飛びつくようにして耳打ちしてくる。
「(……駄目ですよそんなこと言っちゃ。上着を脱ぐのと下着を脱ぐのとでは恥ずかしさが全然違うんです。それも、好きな人の前なら、たぶん余計に)」
そういうもんなのか、と女性の心理に疎い青少年は素直に納得する。
改めてルチアを見る。爽やかな青いブラとショーツは、彼女にとっての最後の砦なのかもしれない。これから中へ押し入ろうというのなら、やはりそれを剥ぎ取るのは自分の仕事だ。
何より、ギュッと膝の上でグーを固めている彼女を放っておくのは忍びない。
ブラジャーのホックは背中にあった。正面から抱きつくように腕を回し、ホックを探る。ぱちり、という小さな音がして、乳房を締め付けていた布がずり下がっていく。
「…………〜〜っ!」
体一つ分だけ離れると、目の前に形の良い乳房が現れた。お椀型とでも言うのか、盛り上がった乳肉の上につんと立った乳首が乗っている。
男なら間違いなくむしゃぶりつきたくなる美乳だ。上条は男なので、もちろんその本能に従う。まず頂点を一吸い。それから周りをちろちろと舐め上げていく。
「――あっ! 何をしているのですか上条当麻! 母乳も出ない乳房を吸い上げるなど、なあ、あぁ!」
「違いますよシスター……じゃなかった、ルチアさん。ちゃんと『お兄ちゃん』って呼ばないと」
「呼べるわけ、あん、ないでしょう!? 私の、方が、くぅっ、年上、なんですからぁ!」
喘ぎながら返事をするルチア。快感を受けているというより、慣れない刺激に体が怯えている様子だ。上条の両肩に置いた手が、引き寄せるのか押しのけるのか決められずにふらふらしている。
規律にうるさい性格の彼女だから、これまで自慰行為などもほとんどしてこなかったのだろう。未知の感覚に体が追いついていない感じだ。
しかし、それにしても少々過敏な反応のような……と、誰かと比べられるわけはないのだが童貞少年は考える。
すると再びアンジェレネが耳打ちしてきた。
「(……ルチアさん、最近またおっぱいが大きくなってるみたいなんです。張ってきて痛いとか言ってて……贅沢な悩みだと思いませんか? お兄ちゃん)」
まだ子供体型のアンジェレネにとってはそうなのかもしれないが、男には分からない世界である。
ともかく、成長途中で乳房が張っているというなら、これ以上の愛撫は止めておいた方がいいかもしれない。この時期の乳房に刺激を与えすぎると、筋肉の筋が切れて将来垂れる原因になる、という『知識』があった。
『記憶を失う前の上条当麻』って、なんでこんなこと知ってたんだろう?
考えれば考えるほどど壷にはまりそうな思考はばっさり切り落とし、上条は狙いを下に移すことにする。
息も絶え絶えなルチアを横にならせて、ショーツに手をかける。
一応目で確認を取ると、長身の少女はきゅっと目をつむった。好きにしろ、という意味だと思う。
「じゃ――」
僅かにだけ浮かしてもらった腰をくぐらせて、最後の一枚を抜き取った。
――――、
――――、
――――、
「だ、黙ってないで、何か言ってください」
「あ、言っていいの?」
「じゃないと恥ずかしくて間がもちません!」
ではお言葉に甘えて、と上条はすっと息を吸い、
「――――――――、すっげぇエロい」
「………………〜〜〜〜〜〜ッッ!!??」
耳どころか肩の辺りまで真っ赤にしてガタガタ震えだすルチア。だが事実なのだからいかんともしがたい。
髪と同じ淡い色の陰毛は少なめだった。元々の体質なのか、それともきちんと手入れしているからなのか。そしてその下の秘部は――胸からの刺激に反応して、潤み始めている。
AV女優のように使い込まれた様子のない、綺麗なままの幼児のようなスリットが、興奮でひくひくと開きかけているのがわかった。
これをエロいと言わずしてなんと言おう。
「触るぞ」
「ちょ、待って、今は駄目、今は、ああ、ああああああっ!!」
くちゅ、と表面に指を当てただけで水音が聞こえた。見た目以上にしっかり潤っているようだ。
「駄目だって、言ってるのにぃ……」
「わるい。でもそんな声出されちゃ我慢できるものも我慢できませんことよ」
股下から撫ぜ上げる。指がどこかに当るたびにいちいち身悶えして可愛い声を上げるのだから、止められるはずがない。
上へ下へ。右へ左へ。人差し指と親指でスリットを軽く開いてみたり、小指を少しだけ差し入れてみたり。
「く……ぁぅ、だ、だめ、当麻……。ふぅ、あん! ひぃ!」
翻弄される少女ははしたない嬌声をあげ続ける。普段のクールな仮面をこの手ではがしていっている感覚が、上条を更に更に高ぶらせていく。
ふと、中指に硬くコリッとしたものが触れた。
(これって……)
考えるよりも先に、二本の指で摘んでいた。割と強めに。
瞬間。
「だめぇ、だめぇ、あ、ああ、ああああぁあぁああああっ!!」
これまでにないほどの歓声を張り上げて、ルチアがとうとう絶頂に達した。もう恥も外聞もなく、一心不乱に上条の体をかき寄せて、ビクンビクンと断続的に全身を震わせている。
あまりの乱れように、上条の方も驚いた。噂には聞いていたが、今摘んだ陰核――詰まる所クリトリスが女性にとっての急所であるというのは事実だったようだ。
「うわ……すごい、ルチアさん」
アンジェレネが惚然とした顔で年上の少女の達しぷりを見つめている。自分がそうなった姿を想像しているのか、もじもじと膝を擦り合わせていた。
それなら、ルチアは少し休ませた方が良さそうだし……
「――よし。アンジェレネ、こっちこい」
上条は一瞬寂しそうな顔をしたルチアの頬を撫でてやってから、体を離す。足に力が入らないのか、四つん這いで三つ編み少女は近づいてきた。期待七割、不安三割くらいの顔をしている。
「あ、あの、私も服脱ぎましょうか――きゃっ!?」
台詞は不意の悲鳴にかき消された。
襟元に手を当てた少女を押し倒し、細い足を押さえながら告げる。
「ロングスカートは中に頭を突っ込むのが俺のジャスティス」
「うう〜。お兄ちゃんは変態ですっ!」
「そうです変態さんです。――だからこんなこともできます」
え? と目を丸くする三つ編み少女に抵抗する暇を与えず、ぶわさぁ! と修道服のスカートを捲り上げた。いつか彼女自身がやったことの再現だ。あの時の被害者はルチアだったけど。
ひるがえった布がアンジェレネの顔を隠してしまう。少女が慌ててそれを払いのけた時には、上条の視線は彼女の下着に釘付けになっていた。
流石にバックプリントではないものの、コットン生地でシンプルなデザインのいかにも子供らしいショーツ。
『ショーツ』というよりも『パンツ』、いや『ぱんつ』と表現した方がいいかもしれない。年端もいかない相手に淫行しているのだと否応なく思い知らされる。
けど、
「濡れてる、な」
「お、お漏らしじゃ、ないですよ?」
「分かってる」
泣きそうに恥ずかしそうな目を見返してやると、ほんの少し安心したようだった。
下着の生地の、クロッチとかいう部分に楕円形の染みが出来ていた。上条とルチアの睦み合いを見ていて、発情してしまった証だろう。外見の幼さとは裏腹に、体の機能はしっかり大人になっているらしい。
「脱がすけど、いいよな?」
「……、」
アンジェレネは答えず、手に掴んだスカートの裾を股の間にいる上条にかぶせた。リクエストに答えたのと顔を見られたくなかったのと、半々といった所だろう。
真っ暗になった視界の中で、手探りでショーツの感触を探す。
両脇に細すぎる足を一本ずつ抱えて、ふくらはぎから膝裏、太ももへと掌を昇らせる。つるつるとしたきめ細やかな肌触りが指に心地いい。
「ふわぁ、ひっ……やん、う、うぅ、や、やぁぁ……」
初めは戸惑いがちだった声に甘い色が混じりだす。
ルチアよりさらに幼い性感が、急速に開花しつつあるようだ。存分に太ももの柔らかさを堪能した後、さらに上へと進めば、さっき服の上から散々揉みしだいた場所――お尻にたどり着く。
(やっぱり肉付きは薄いな……これはこれで可愛いけど。ん? ここまで来たってことは、つまり)
軽く指先を探らせると、ショーツの上のゴム部分にあっさりひっかかる。目的地に到着していたという訳だ。
ならば迷う必要はない。上条は左手をアンジェレネの腰に回し軽く持ち上げると、右手でショーツを掴み一息にずり降ろす。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
見えなくても感覚で何をされたか理解したのだろうアンジェレネが声にならない悲鳴を上げる。
本当は暴れだしたいほど恥ずかしいのに、それをしているのが誰よりも愛しい異性であるというだけで反抗できなくなってしまう。彼女に出来るのは激しく首を振って少しでも気を紛らわすことだけだ。
上条はもぞもぞとスカートの中で移動しながら、ショーツを三つ編み少女の足から抜いていく。丸まった薄黄色の布がぽとりとシーツの上に落ちたのを確認してから、改めて眼前の花園に目をやった。
黒い布越しに漏れ込む光では満足な視界は得られない。
それでも上条当麻は、ゼリーにナイフをすっと入れただけのような、無毛で無垢で無邪気な女性器を確かに認めた。
しばしの間、息をするのも忘れて見入ってしまう。
「お兄ちゃん……恥ずかしいよぉ」
アンジェレネが弱々しい声を上げた。
じっと黙って局部を凝視されていれば、そりゃあ恥ずかしいだろう。ベッドの上に押し倒され、スカートの中に潜り込まれている状態なら尚更だ。
息がかかるほどの至近距離で見つめていることに今さら気づく。ここまで来たらやることは一つだろう。上条は返事をすることも忘れておもむろに――無毛の割れ目に吸い付いた。
「――あぁっ! うん、や、やあああああぁあっ!!」
今度こそ全力で悲鳴を上げるアンジェレネ。ルチアと同じように指でされるものとばかり思っていたのに、やってきたのは熱くぬめる舌の感触。
ぴちゃぴちゃと体の内側を舐め取られる異常な感に背筋が総毛立つ。もう形振り構わず足をばたつかせ、少しでも少年の口撃から逃れようとする。
「っぷは。こら、暴れるなよ」
「だって、だってだって…………あ……はぅ…………」
上条はスカートの裾から両腕だけ外に出し、逃げるアンジェレネの腰を捕まえた。
腰やお腹に手を添えられると、それだけで安心してしまうらしいことは最初の愛撫で分かっていた。案の定、軽く支えているだけなのにばたつきはぴたりと止まった。
しかし、これはアンジェレネにとってかなりの負担になる。再開された口での責めに幼い体は激しく反応して逃げたがっているのに、腰に置かれた掌の温もりによって心は安心しきってしまっているのだ。
心と体の反応がちぐはぐで、どちらに偏ることも出来ずどちらともが追い詰められていく。三つ編み少女はまだ幼いにも関わらず、いやその幼さゆえに高速で登りつめようとしていた。
そんな二人の横では、息を整えていたはずの長身の少女が再び高まった肉欲に耐えられず、おずおずと自らの手で乳首と肉唇をさすり始めていた。十字教徒としては罪にあたる行い、けれど今夜の彼女はただの女だから。
もしも一夜限りの快楽に溺れることを咎める無粋な神がいたとしても、幻想殺しの加護を越えることは出来ないだろう。
「む……んグ……」
「や、は、ひっ……やああああああああああああっ!!」
一際奥に差し込まれた舌が、蜜壷の上面、ざらりとした場所を舐め上げたのが決め手になった。
生まれて初めてのクンニリングスで、生まれて初めてのエクスタシーに達する。両手はスカートごと少年の頭を秘部に押しつけ、両足は彼の背中でロックして力の限りしがみつく。
長い快感の波が通り過ぎるまで、アンジェレネは背中を丸めて数十秒もそれに耐えなければならなかった。
――――ようやく三つ編み少女の手足から力が抜けた時、上条は窒息寸前だった。まあ自業自得というものだろう。
◇ ◇
256 :
233:2007/10/24(水) 09:52:57 ID:tDHzMOR6
――と、ここまで書いたところで「勤しめ!仁岡先生」を読んでしまい頭の中がギャグ一色。
とてもこの先の濡れ場をかける状態ではなくなってしまったので一度切ります。
エロパロ書くってのは、普通のSSを書くのとはまた違ったエネルギーが必要なのだと痛感しております。
妄想するだけなら限界知らずなのですがっ。
なんという生殺しっ!
GJですた。
>「ええっ!? じゃ、じゃあ電撃(じょうしき)の枠を飛び越えて二次元ドリーム(みちのせかい)に飛び込むようなことでも!?」
ごめん、ここで盛大に噴出した
お前バカだろwww(褒め言葉)
>>256 GJ!
アンジェレネは俺が書こうと思ってたんだけどな〜。先越されちゃったね。
黒子の話が終わってないから手が出せないよ。
続きが楽しみだー。
貴方の投下も楽しみです。
>261
携帯氏は早く失われたメモリーを脳内から復活させる作業に移るんだ。待ち人は多いぞ
>>256GJ!!言葉の表現がとても綺麗だな。
特に幻想殺しの加護を超えられないって所が上手な表現だと思った。
そして仁岡先生で現実に引き戻されたwwそういえば2巻もパワードも出てたもんなww
>>256 GJ!!
アンジェレネかわいいなぁ、最高ッス!
とうま×オルソラ×インデックス
なんていう妄想が沸いた
最高!!
267 :
138:2007/10/27(土) 15:37:40 ID:KjXk+aku
>>137さんへ
返事が遅れてすいません。
ぜひぜひお願いします。
268 :
138:2007/10/27(土) 15:45:11 ID:KjXk+aku
ミスったあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
ぜひぜひぜひぜひぜひぜひぜひぜひぜひぜひぜひぜひお願いします!!
269 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 20:44:29 ID:9sSBMsa8
期待あげ
ねーちんとフラグ魔の子作りセクロスSSまだぁ?
インデックスの噛付き
美琴のレールガン
吹寄の暴力
天草式及びローマ正教アニューゼ部隊及び一万人の妹達の人海戦術
ゆりりんの一方通行
黒子の空間移動
小萌先生の禁じられた力
ねーちん一人にフラグたてようとしたら、これだけの障害がまってますが?
「姫神の覚醒」がない件
姫神は、障害としてすらスルーか…
まあ
>>271の他にも清教内外に多数の障害がいるだろうな。
土御門とか、建宮とか個人レベルでは応援ぐらいはしてくれるかもしれんが。
ところで! 233氏の選択肢5以外は(まあ7は別に良いとして)233氏が書かれるのであろうか?
シェリーとか書いてみたい気分だったり…
>>273 大ばか者め!
マイカの方にきまってるじゃまいか!
マイカ?
>スルメイカ(学名Todarodes pacificus)は、ツツイカ目 アカイカ科 スルメイカ亜科に属するイカの一種。
>スルメイカ亜科をスルメイカ科とする分類もある。
>
>胴(頭部)の長さは約30cm。胴の中に細く硬いスジがある。 全体に赤褐色。旬は夏から秋。夜間集魚
>灯をつけて釣る。
>日本で最もポピュラーなイカ。煮物、天ぷらなどとして食べるほか、イカめしやイカそうめんなどに加工
>される。またスルメイカの内臓と眼球を取り除き、天日などで干したものをするめとする。
>
>イカの中のイカということから、別称「マイカ」(真烏賊)という。
そろそろ旬も過ぎちゃうね
上条さんは女体盛りを楽しむご様子です。
>275
いやわかってるだろーけど土御門の義理の妹な。
……いいかも(をい
そろそろなんかやってみっかなー、久しぶりに……
ぅおっしゃぁぁぁ!!!
ようやく書き上がった…早急な結末かもしれないけどグレンラガンを見ながら必死で頑張ったよー。
しかし、何故か最後まで書けてしまった。
調子がよかったのか悪かったのかわからないけど、とりあえず出来たから投下しないとね。
これ以上やってたら馴れ合い余所でやれー、とか言われそうだし。
んじゃま、始めるとしますか。
コンビニに白井と上条が仲睦まじく(?)現れた頃より、しばし時間は遡る。
店外、自動ドア手前。
ゲームセンター店内からべったりと上条に絡み付いている白井。
さて、見た目的にも知り合いに見られたら非常に誤解を招きそうな状況下だが、それ以上に上条当麻は困っていた。
白井が上条に対してどんなに悲惨なことをしていようとも、一応彼女も乙女である。
少女である。
いくら発展途上とは言え、いかに小さいとは言え、自分の腕に触れる微妙なやわらかさが無くなることはない訳で。
これは嫌がらせか、と上条は眉根を寄せた。
が、しかし。
「…ふふふ〜♪」
たった数メートルの移動にも関わらず、その表情はなんとも幸せそうである。
(…俺って目の敵にされてなかったか?)
上条少年がそう首を傾げるのも無理はない。
白井が上条に対してしてきたことを列挙するのはそれなりの量があるので、ここでは割愛させていただく。
「はぁ〜…ありますかしらトマトしるこ…」
幸せそうな表情とは別の、恍惚の様相を浮かべてとろけそうな笑顔で呟いた彼女。
(………………トマトしるこ?)
なんとも興味をそそられるが、手を出したらいろいろな意味で地獄を見そうな飲み物(だろう。恐らく)の名前が出た。
「ああ、そうだ。ついでですから上条さんにもおごって差し上げますわ」
上条が脳内で予想できる味を探していたら、白井がとんでもないことを宣う。
「はい?」
まさかトマトしるこをおごって下さる気でしょうかいやまさかなー、とある意味最悪の結末を速攻で排除する上条さん。
「やっぱり、何もして差し上げないのはわたくし我慢なりませんの」
「そ、そうかー? 俺は別にノド渇いてないんだけどナー…あ、いや、いらないってわけじゃねーぞ? でも、今はちょっとな〜」
満面の笑みが、無下に断ることを躊躇わせる。
かといって、もし同じものを飲まされるのならばここは断固として拒否するべきだろう。
上条とて三途の川をもう一度見たり、なんか無駄に渦巻いた銀河なんて見たくないのである。
「ホントに遠慮深い殿方さんですわねー」
まぁ、白井がその程度の否定で引き下がるわけがない。さっきより強引に腕を引っ張っていく。
「いいから、いいってば」
「そんなことおっしゃらずに。さぁさぁ素直におごられて下さいませ」
「無茶苦茶だー!?」
ぎゃあぎゃあとまるで漫才のようなやり取りをしながらコンビニの自動ドアをくぐる。
「ちょ、そろそろ離れてくれませんか!?」
流石に、店内でこんなにくっついていたらいらぬ誤解を招いてしまう。
なんとか引きはがそうとするが、
「いーや、ですわーっ」
さっきよりもさらに、上条の腕を抱く力を強めた。
意地でもこのままのつもりか。
直感的に、この状態でいたら致命的な結果に至りそうな嫌な予感がする。
そう思い、ふと視線を前方に向けた瞬間、
「当麻?」
レジに缶を置いて財布から小銭を出そうとしている吹寄とバッチリ目が合ってしまった。
「………マジかー」
「あらまぁ、いつかの」
上条はぐったりとうなだれ、白井は挑発的な表情で吹寄と相対する。
レジのテーブルに、五百円玉をたたき付け、無理矢理形にしたような笑顔で見つめ返す吹寄。
強くたたき付けすぎたために、店員がかなり怯えているが気にしない。
今のうなだれた上条には把握できないが、吹寄のこめかみの辺りがぴくぴくと引き攣っている。
「…あ、あのー…お釣りを…」
怖ず怖ずといったようすでそーっと釣銭を差し出す店員。
一切カウンターを見ずに、吹寄は無言で手を開いて突き出すことで、ここに落とせとアピールする。
「…………」
ちゃらり。
がしっ!
「ヒィ!?」
渡された小銭を握り潰さんばかりの勢いだ。
上条と少女達、彼等と居合わせたのが不幸の始まりか。
なんとも可哀相な店員さんである。
カウンターの向こうで恐怖に身をすくませている店員を見て不審に思ったのか、
「……いったい。何の騒ぎなの?」
陳列棚から顔を少しだけ出して騒ぎの現状を覗き見ようとした姫神と、絶体絶命だなー、などと考えながら顔をあげた上条の目が、ぴたりと交差する。
「当麻くん!」
刹那、ぱぁっと彼女の顔が明るく(何度も言うが、見た目的にたいした変化はない)なったかと思うと、
「あぁ!!」
あっという間に上条の元まで走り寄り、ぎゅーっと抱き着いてみせた。
「姫神さん抜け駆けはズル…じゃなくて!」
半ばタックルに近い勢いと速度だったため、腹筋に頭突きが直撃。
それなりに痛かった。
「ぬごふっ!? いきなり何をなさるのですか姫神さん!」
さっきとは打って変わってほとんど羨望に近い眼差しが上条に向けられる。
「…あ、あたしもっ…って、違う! 二人とも『あたし』の当麻から離れなさい!」
吹寄も急いで走り寄り、上条から纏わり付く白井と姫神を引きはがしにかかる。
違う、などと言いつつしっかり『あたし』のとか発言している辺り、なんともしたたかである。
意識したわけではないのだろうが、自身の欲望を完璧に抑え切ることが出来ず、ぽろぽろと心中が溢れていた。
「…離れませんわ! そちらこそ早くどきやがれですの!」
「引っ張らないで。引っ張らないでってば」
「ちょっと! 少しは当麻の迷惑も考えなさいよっ!」
白井にしがみつかれ、姫神にほお擦りされ、吹寄に引っ張られる。
(ぅおぁー!? はっ、離れっ…なんかやーらかい感触が! もみたくなるようなやーらかい感触がぁぁぁぁ!?)
もうもみくちゃである。
10分後。
魂を抜かれたかのようにぐったりと疲れた上条と、一通り満足してうれしそうな表情をした三人とが楽しく談笑しながら出てきたそうだ。
猛然と欲望と戦っていたためにほとんど記憶にないのだそうだが。
上条少年曰く、女の子って恐ろしいな、だそうである。
凄まじく今更なので深くは突っ込まないでおこう。
ゲームセンターでもう一度美琴達と合流し、しばらく遊んだ後、解散という運びになった。
みんな飲み物片手に地下街を歩いている。
気分的に、今すぐバラバラにに別れてしまうのが惜しいと思っているのだろう。
「…ふぅ、楽しかったですわ」
ぽつり、白井が呟く。
「そうね。何だか久しぶりにすっきりした気分」
彼女の隣を歩いていた美琴は、伸びをしながら頷いた。
「…たまには…。知らない場所に出向くのも。いいものね」
「まだまだ知らないことの方が多いと思うけど?」
それも。そうかも、と姫神が笑う。
「…『一方通行』、勝ち逃げは許せません、再戦を要求します、とミサカは悔しさをにじませた表情でいいます」
微妙に悔しそうに変化した表情を見せながら、
「あァ? いー度胸じゃねェか。いつでも受けてやンぜ?」
「ミサカもー! ミサカも忘れないでー、ってミサカはミサカはぴょんぴょん跳ねながらアピールしてみる」
『一方通行』の挑発的な笑みを見つめ返した。『打ち止め』は自身の存在を頑張ってアピールしている。
ほほえましい光景だ。
と、
「あぁ!? やっばい忘れてた!」
突然美琴が叫び声を上げた。
「いきなり何だ?」
驚いて振り向いた上条と同じように、他の面子も美琴を見る。
「…用事を思い出したのよ、先に帰るわ」
言って、走り出そうとした瞬間、くるりと白井のほうを向き、
「騒ぎ、起こすんじゃないわよ」
ジト目で念を押す。
そうして、白井の返答も待たずに駆け出した。
「そういえば…ねぇ、姫神さん」
美琴が一団から抜けて間もなく、吹寄が姫神に問う。
「目当てのもの、まだ買ってないわよね?」
一瞬、姫神は何を言われたのかわからずに、ほうけたような顔をしていたが、
「あ。忘れてた…」
思い出したらしい。
何故こうも都合よくいろんなことを忘れているのだろうか。
「帰宅時間か迫っていました、とミサカは今の今まで忘れていたように言います」
たまたま近くにあった時計を見つめ御坂妹は言う。
「おい、クソガキ…そろそろ帰ンぞ」
「おー!」
『打ち止め』も、時計を確認した『一方通行』に言われ、何が嬉しいのか天に向かって拳を突き上げながらぴょんと跳びはねた。
みんなと別れてしばらくして、
「……いつの間にか二人きりに戻ってしまいましたわね」
「だなー」
一度だけこんなやり取りをした。
そろそろ陽が沈む頃だろう。
ゆっくりゆっくりノスタルジックなオレンジが藍色に、黒に変わっていく。
今は地下街から抜け、今日一日全ての発端である公園にいた。
何をするでもなくベンチに座って、時折発せられる言葉に答える。
ただそれだけの時間。
「………あの…」
何度目かの白井の言葉。
「…ん?」
空になった缶を見つめながら上条は聞く。
「何で助けたですの? 放っておくことも出来たでしょうに…」
白井は、少し焼け焦げた芝生を見つめていた。
ここで、上条が介入してこなければ、命までは取られなかったろうが、それなりに『ヒドイコト』をされたのだろうことは間違いない。
「…………わかんねーよ、んなこと…体が勝手に動いてたんだからさ」
「…そう、ですの」
そして途切れる会話。
「何でそんなこと聞くんだよ? 他人に手を差し伸ばすことがそんなに変か?」
言われ、白井は静かに首を横に振る。
「…今回はまだ、敵の攻撃が見えるものでしたわ…でも、あの時は違った。いくら約束を交わしたからといって、死ぬかもしれない危険をおってまでどうしてわたくしを助けたですの?」
疑問に思っていたことを吐き出す。お姉様がいなくなることと同じくらい、いや、それ以上に上条がいなくなることが怖かった。
自分のために何かしてくれることは嬉しい。
だが、そのために上条が危険にさらされるのがいやだった。
「…あの時、か」
缶をベンチに置くコツンという音が会話を少しだけ区切る。
「……御坂が手を貸してくれなけりゃ、みんな助けられなかっただろうな」
何かを思い出したのか、上条は自嘲的な微笑みを浮かべ、
「カッコつけたわりにいいとこは誰かに持ってかれたしたなぁ…」
「わたくしが聞きたいのはそんなことでは…」
少し怒ったように彼を睨み付けようと見た彼の横顔。
「自分に嘘は吐きたくねーんだ…」
そこにはもう自嘲の色はカケラもなかった。
「自分に嘘を吐いたら俺を信じてくれた奴らにも嘘を吐くことになる。…もちろん、白井にもさ」
あるのは彼の優しい笑顔。
白井の頭を撫でながら、言う。
「…辛くなったら頼ってもいいんだぞ? 俺でよかったら、だけどな」
上条の真面目な表情と台詞に白井は思わず、
「ぷっ…くふふ…!」
噴き出してしまった。
「わ、笑うなよ! 自分でもくっさい台詞だってわかってるし!」
頭を抱えてうずくまる。
白井はひとしきり笑うと、
「では、早速お願いしますわ…上条さん」
そういって、上条に背中を向けさせた。
「何なんだいきなり?」
言われるままに背を向ける上条。
背中に、とん、と軽い重みがかかる。
「…白井?」
さらに服をにぎりしめられた。
何が起こっているのか全くもって理解できない。
上条はすっかり暗くなり星の瞬き始めた空を眺めしかなかった。
「………暖かい、背中…」
ぽつりともれる白井の呟き。
思わず心臓が跳ねた。
にぎりしめられていた手が前に回り、
「ちょ、ぇ!? 何が!?」
ちょうど背中から抱きしめられるような形になる。
「ッ!」
「……胸が、苦しいんですの」
(…胸!?)
言われて思わず背中に触れる感触を思い浮かべてしまうが、何とか振り払う。
「お姉様を…お姉様を見ている貴方のことを考えると、とても…」
「…お、れ?」
数瞬、思考が止まった。
どういう、ことだ?
白井が好きなのは御坂だろ、という言葉が口から出かかる。
だが、彼女の発した言葉が上条の口を閉じさせた。
「…嫌でしたの…お姉様達の方を見て微笑んでいたのが…」
沈黙。
「……どうして…わたくしの方を見て笑ってくれないのかと…本気で思いましたわ…」
少女の腕に力がこもる。
でも、それは壊れそうなほど脆い抱擁で。
「…わたくし、どうしたらいいんですの?」
答えられない。
これは他人が口を出していい問題ではない。
話を聞くことは出来る。
一緒にいてやることは出来る。
しかし、彼女が出す答えに干渉してはいけない。
逃げ口になることだけは出来ない。
人は自らの行動に責任を持たねばならないのだ。
それが、自身の関係していることなら尚更。
「…冷たいかもしれないが…自分で決めろ…」
背中に感じる彼女の感触。
「御坂に話を聞いてもらった俺が言えた義理はないのかも知れねーけど」
「………」
無言で上条の言葉を聞いているのだろう。
今の彼の位置からでは白井の表情や仕種を見ることは出来ない。
「…そこから行動に移るのも…結論を出すのも白井自身だ…」
頼ってもいいっていったばっかなのにな、と呟きながら苦笑を浮かべてしまった。
「…わたくしは…」
すっ、と温もりが離れる。
「…悩めばいい、なんて無責任なことは言わねーよ。悩むのが辛いってことは、俺だってわかってるからさ…」
それでも上条は続ける。
「だからって考えることを止めんなよ? 諦めたらそこで終わりだしな」
すっかり暗くなった夜空を見つめ、淡く輝く星の瞬きを感じる。
上条の言葉が途切れたことでまた沈黙がおりた。
思案の沈黙。
暗くなってからどれだけの時間が流れたのかわからない。
長い、長い沈黙だ。
何も言わずに彼女を待つ。
今すぐ答えが聞けるなんてことは思っていない。
上条が立ち上がろうと足に力を入れたその時、白井は、
「……なら、上条さんには真っ先に…その答えを聞いていただきたいですの…」
言った。
「……なら、上条さんには真っ先に…その答えを聞いていただきたいですの…」
彼の言葉ひとつひとつ、感じることも、思うこともある。
今悩んでいることは彼も深く関係しているからこそ、自分で考え決める必要があるのだ。
どんなに無茶をしようとも守ってくれる、
「……わたくし考えてみますの。悩んでみますの」
不器用で、鈍感で、
「いつから貴方に惹かれていたかなんて関係ありませんわ…」
押しに弱くて、女の子には敵わないけど、
「…考えて、悩んで駄目なら…もう一度お付き合いをお願いしますわね」
とても安心できる、優しくて、大きな背中を持った少年。
上条当麻。
「…その時はまた、お背中をお借りしますの…」
「あぁ…俺でいいなら、な」
「上条さん…いいえ、当麻でなければダメなのですわ…」
白井はベンチから立ち上がり、
「貴方以外に、誰がいますの?」
にっこりと、ほうけたように彼女を見つめる上条に笑いかけた。
上条が寮の自室に戻ってみると、インデックスが俯せで倒れていた。
理由は言わずとも、察していただけるであろう。
もはやかじりつく気力すら持ち合わせていないようだった。
(…冷蔵庫に昨日の残りが入ってたんだけどな…)
疲れた苦笑を浮かべながら思う。
思っても決して口にしない。
後が怖いからだ。
(…確かこの辺に…)
冷蔵庫から適当な物を取り出し、夕食を作り始めた。
(…姫神…吹寄…御坂…白井…)
作りながら、最近特に親しくなった少女達の顔を思い浮かべる。
全ての発端は、姫神の告白からだろう。
彼女が上条に自身の気持ちを伝えたことで吹寄に告白まがいのことを言われ、美琴は上条の相談にのり、白井は美琴を通して上条のことを考えるようになった。
連なり続いた上条を取り巻く状況。
終わりのないような、終わらせなければならないその状況で、だが、予感めいた何かが上条に告げる。
もう少しで決着が着く、と。
だから、それまでに自身の気持ちにケリを着けておく必要がある。
ケリを着けて、向き合わなければならない。
決して、逃げる事なく。
〜Fin〜
黒子編終了。
これで一通りやったかな。
次に来た時、みんなに聞きたいことがあるからよろしくね。
まぁ、しかし…自分自身の表現力の無さに凹みそう…。努力しないとなぁ…。
しかも最近は禁書本から離れてたから、なんだか色々とあれだねぇ。
SS買わないとだよ。
さて、そろそろオイトマしようかな。
じゃあね。
激しくGJ
どうか自信を持って下さいませ、貴方の作品を心待ちにしている住民は多いのです。
今回もGJとしか言いようがない作品、眼福でした。
Good jobするしかないですよ〜
なんて素敵。GJ。
GJ
上条さんかっこいいな
さてマイルドな上条を見たら、爽やかな上条も見たくなったぜ!
薔薇当麻まだ〜?
>>290 あれは爽やかじゃない
ただれているんだ
ってことでマダカナ
俺は踏み外した上条さんを待っている……
俺だけかな
それはスキルアウトに入ってる上条さんか?
そういえばあれ書いた人どうしたんだろうな。
それが俺なんだけどね
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J
餌はまだ〜?お腹空いた〜
そういえばなんで姫神と吹寄の呼び方が当麻なんだ?
そんなことはない!!
と思う!
はず。
多分…
…あれ?
友達ならかまわないだろう
>>285 GJ!
何となく思ったんだが、姫神って仔犬ぽいような…犬耳はやしたら面白いかも(
ちょこっと姫■
それは猫だよ
10日に禁書がいろいろ出るらしいな。
とある科学の超電磁砲は読んだ事ないから楽しみだ。
嬉しいレスをありがとう、みんな。
>>297へ
初出は『御坂美琴と騒乱の温水プール』かな。
裏設定になっちゃうけど、告白と告白まがいの行動をとった姫神と吹寄がお互いを牽制する意味も込めて『当麻』って読んでるの。
ま、勝手なオリ設定だけどね。
さて、前回の言葉通りみんなに質問だよー。
質問は、上条が土の選択肢を選ぶか、だね。
では、
1、姫神の気持ちに応えないと
2、吹寄が部屋に来たがってたな
3、御坂はどこにいるんだろう
4、白井のことがどうも気にかかる
5、誰も選ばない
6、誰も選べない
この中からどうぞ。
先に五票集まったところで決定になるから、よろしくねー。
6のハーレムルートで
6でお願いします
5、6にはちょい危険な香りがする。誠くさ(ry
もしかしたら、どっちかは禁書ルートかも
3の御坂ルート推奨
上条さんがあの状況から、どう御坂に惹かれていくかが気になる。
でもさっき姫神の話読んで1に揺れてる自分がいる。
いつかでいいから個別エンド書いてくれないかな
ぜひ6でお願いします
やはりここは6で
>>306 ハーレムへの道を捨て……!
あえて……!
禁書に至る可能性に賭ける……っ!
投票は『5』の一択……!
312氏に同意で5。禁書好きなんだよー……人気ないけど。
せっかくだから俺はこの6の選択肢を選ぶぜ!
6で大和物語な展開をお願いしたい
・・・今日び大和物語って通じるのか?
316 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 21:48:34 ID:SbJtpN3a
既に5票集まってるようだが・・・あえて4と言っておく
真のハーレムルートは、漢のハーレムルートは、鬼畜風味の5で達成されると信じている!!
5で「纏めて面倒みる」のを「選ぶ」のに賭けるぜ!
1〜6全部
4でFA
五票集まってるようだけどあえて俺は投票する!
6のハーレムルートだあぁぁぁ!!
ここでも投票か・・・
5で上条の意志でハーレム行って欲しいな
>>321 貴様は某使い魔スレの住人と見た
まぁいいじゃないか、エロくて素晴らしい作品をくれるのだから
優柔不断な上条さんは見たくないな…
てか6番がハーレムなんて携帯の人は一言も言ってない件
すでに終わっているようだが、あえてここは3に一票入れさせてもらおう
どの娘の悲しむ顔も見たくない。
かといってハーレムルートで全食いってのも難しい。
ってなわけで1から順番にお願いいます。
327 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 05:53:03 ID:lRBiYGCK
個人的には姫神が好きなので、ぜひ1を!!
2がことごとくスルーされる現実…。
全部! とか 6、いや5! はあっても一つも2が希望されないのは吹寄派な俺には悲し過ぎるorz まあ、作品ができるできないは別にしてもあえて言おう。
『吹寄に愛の手を!』〈可愛い仕切り屋さんに出番を!〉
まだ間に合うのか!?
だったら3を希望しますよ!3!3!
331 :
ふにゃ:2007/11/01(木) 18:37:17 ID:6noiVI71
3でよろ〜
( ゚∀゚)o彡゚1!1!
ここまできて白黒を選ばない住民達に俺涙目
6で
3!
スリィィィィィダアアアアアアアアアアアアアアアアアム!!
上条当麻にハーレムなんて似合わない!
男だった〜ら 一つに賭けろ〜♪
上条「赤の3に一本賭だ!」
多分はずれる…
7の御坂妹ルートで
これだから投票はウザイんだよ。
職人さん、この人数をよく覚えておきなよ?
さて、作品が投下された後、作品にレスしてくれるのは何人くらいだろうね。
>>337 > さて、作品が投下された後、作品にレスしてくれるのは何人くらいだろうね。
よくて三人くらいかな?
てゆーか俺も、投票に参加してもレスしなかったり、読むだけだったりするし。
現状を知らない訳じゃないよ。
でも、投票に参加している人達は一応読んではくれてるだろうからそれだけでもいいんだけど。
まぁ、レスがつくに越したことはないけどね。わかりやすいし。
さて、んじゃあ、そろそろ締め切らないと。新しい選択肢も作られちゃったし。
えーと、かなり早く決まったみたいだね。
6。
予想通りハーレムルートだよ。
上条さんが優柔不断な訳じゃないんだよね。いろいろな不幸が重なって大変なことになる、と。
…でも、この場合は幸運っていうのかな?
スレを騒がせてごめんね。
それじゃ、また。
5票先取ならそれに従うべきでしょう、と某選択形式スレでしばしば投票に間に合わなかった苦い経験を噛み締めつつ提言します。
あまり投票ばかり続いて職人さんが投下しづらい状況になっては本末転倒です、と別の過疎SSスレで新作を期待して開いても保守しかない空しさを思いつつ説明を補足します。
>>339 期待しています、と前回の選択肢に『同じ顔なら妹を選ぶ』が無かったことを問い詰めたい気持ちを抑えながらエールを送ります。
保守お疲れ様です、とここ最近忙しくてSSすら読めない自分に涙を流しながら感謝を述べます。
もう少しで楽になれる……、と自分を励ましてみながら仕事に行きます
おいおい、誰だぁ?
俺に向かって三年後の一方×打ち止めとか送ってきたやつ
名乗り出るんだ
>>342 もしかしたら俺かも、確認したいからその内容を投下してくれ
>>345 冒頭部分をプレゼントだ
「ミサカはミサカはぁ〜」
「ったく……」
こいつと出会ってから三年が経った。こいつはそれだけの時間が経っても性格は大して変わらず、
そして、そのおかげか、毎日が走馬灯のように過ぎていった。
そのためだろうか、未だにこいつと出会ったのが昨日のように思える。
「はぁ……諦めろ、なんて言われても折れる気はねえ」
「う〜ミサカはミサカは抗議の目線を向けてみる」
しかし、このようなやり取りなんて何度したことか、
諦めさせたこともあるし、逆にこっちが折れたこともある。
「いくら言われても無理だ、本当にいい加減諦めろ」
で、今要求されていることは折れられない、ってか……
「こうなれば強硬手段……!!」
「……待ておいこら!!なに手をわきわきさせながら飛びかかろうとしてんだてめえは!!」
いきなりこんな要求出されて呑めるかっての。
346はガンガルのです
あと、一方通行は小さいア行とンはカタカナで喋るよ
>>347 (´・Д・)…………
サンクスorz
ちと書きつつ首吊ってくる
>>347 決まってたのか……
なんか適当にイイ感じなところでカタカナ使ってると思てた
首吊ってる
>>348の身体を下から引っ張ってくる
じゃあ俺は上から
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」
―――――――――――――‐┬┘
| .。
____.____ |/|
| | | /...│
| |
>>350. |/ | |
| |(;:..´∀`/ ..| |
| |/ ⊃◎■.| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄ | |
|
>>348 ( ´Д`)
⊂ つ
/ / /
し' し'
>>349 ∩
( ´∀`)ノ
(つ ノ
お前ら楽しそうだな。
不覚にも和んだ
そういや、打ち止めって年いくつだっけ
え?確かめろ?布教活動の為貸出し中だから無理だ
9、10くらいという設定ではなかったか?
身の回りがゴタゴタしてたらスレがえらく賑わっていて悔しい
秋の夜長に薔薇当麻…
さて、新刊ではあの種馬野郎がまた新しく、テッラとかいう神の右席にフラグ建てるのかな(女らしいし)
そこまでやってくれたら本気でかみじょーさんを崇めようかな。
後はアレイスターやローラ様にもフラグを建てて欲しいもんだな
>>353 何歳もなにも、シスターズはみんな2週間ほどで培養されてるからなあ。
全テでは10歳前後って書かれてるけど。
何にしろ13歳になった打ち止めなら十分に性交可能だな
未成熟な打ち止めのお尻というのも・・・
うわ血液が逆流してヤめr
tp://jun.2chan.net/b/src/1194107974087.jpg
胸ないな…
ミサカ、ミサカ、つるぺたミサカ
365 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:53:40 ID:VQDPMdj/
とっしー、スーパーにじうらリンクはふたば内部に留めてくれ
流れ速いし
絵師公式サイトの表紙って五和?
お久しぶりです。
美琴もの投下。未完結ゴメン。
眠れない。眠いのだが、うとうとするだけで目が覚めてしまう。
きっと、調子に乗って『アレ』を最後まで見てしまったせいだろう。自分の不注意に、御坂
美琴は歯ぎしりでもしたい思いだった。
隣から聞こえる、白井黒子の規則的な寝息が疎ましくさえある。
(あんなもの、見たせい? でも、どうしてうとうとすると夢に『あいつ』が出てくるワケ?)
放課後の話である。
何人かのクラスメイトと談笑していると、そのうちの一人がキョロキョロと周りを気にしな
がら話を切り出した。
「兄さんがいるって、まえ、言ったっけ? その寮に行ってきたんだけど、こんなものを隠し
てるのを見つけちゃったのよ!」
セミロングの髪をせわしなく揺らせて周りに視線を配りつつ、その少女が鞄から紙袋を
取り出した。何気なく受け取って、「なに?なになに?」と好奇心むき出しに頭を寄せてき
た数人で中身を覗く。
『汚されたシスター 神の愛は白濁にまみれて』
間違いなく18禁ビデオです。本当にありがとうございました。
顔面が沸騰する。頭のてっぺんから湯気が出たような気がした。慌てて袋の口を閉じる。
「ちょちょっと、あんた、なんてもの持って……」
「見てみたくない?」
驚いたのは事実だが、興味があるのもまた、紛れもない事実である。周囲を見ると、他の
クラスメイトも同様のようだった。それで、結局は話を切り出した少女の寮室でそれを見る
ことになったのだった。
(ううっ、あんなもの、見るんじゃなかった……)
女の子というものは、往々にして耳年増なものである。
その辺りは、この御坂御琴も同様だった――のだが。
耳年増であることと、実際の耐性というものは全く別のもので。
気にしていないはずの少年が知らない女の子と居るだけでパンクしそうになる美琴の頭
には、いくらモザイクがかかっていても18禁映像は刺激が強すぎたのだ。
平静を装って帰っては来たものの、白井黒子にさえ看過されかける程度の装いでしかな
い。
早々にベッドに潜り込んだが、案の定眠れない。挙げ句の果てには、ウトウトした隙に、
ビデオ映像が脳裏でリプレイされ始めた。そのたびに目が覚めて、ウトウトしてリプレイが
始まって、の繰り返しである。あげく、こういうときほど時間は過ぎていないのだ。朝はまだ、
遠い。
ビデオの女優はシスターのコスプレで、男優はつんつんと髪の毛を立てていた。そう言う
髪型で思い出す少年とは、顔は似ても似つかなかったのだが、アダルトビデオに男優の顔
などそうそう映ったりはしない。しかも――『しかも』である――、さっきウトウトした隙には、
いつの間にかそれぞれが件の少年と、そのそばにいつもいる修道服の少女に入れ替わっ
て――
(じょ、冗談じゃないわよっ! そ、そんなの認めないんだからっ)
必死になって頭の中の映像を掻き消す。シスターの方を、特に重点的に消す。
半ば頭痛さえ感じる不眠状態に、脳裏の映像を掻き消しながらも眠気が差し込んで、再
びうとうととし始めた。すると、掻き消されなかった脳裏の少年の映像が、ベッドに横たわ
る美琴に覆い被さって、パジャマの中に手を差し込んでその肌をまさぐる。
微かな声が耳元をくすぐる。
『なんだ、こんなに火照らせて』
(だって、あ、あんたが、触るから――)
『ふふん、先っちょ、固くしてるな』
(な、何よう、無理やりこねくり回しといて――)
『こっちは、どうかな』
(え、あ、や、だ、だめ――)
少年の手がパジャマのズボンの内側に潜り込む。そのまま、躊躇することなくショーツを
捲り上げ、美琴の薄い茂みを越えて指が内側に滑り込んできた。
電流のような刺激が背中を走り、全身の力が抜ける。少年の指が、さらに美琴をまさぐっ
て――
「や、やだ、だめっ」
――目を、開いた。薄暗さの向こうに、寮の部屋の壁が見えた。
(ゆ、夢、よ、ね……。それにしたって、何なのアレ……って、わ、私ッ)
さっきまでの出来事が夢と判って、残念なような、ホッとしたような、美琴自身にも判りか
ねるモヤモヤが胸の中を通り過ぎた。
そこで始めて、自分の状態に気が付く。
捲り上がったパジャマの裾から入れた左手で膨らみを掴み、右手は――しっかりとショー
ツの中に差し込まれていた。
自分の痴態に驚いて、右手を引き抜こうとする。引き抜こうとして、指がすでに濡れてい
た秘所を擦った。
(!…はふっ、……っく)
夢の中ではなく、今度は現実で、背中に電流のような痺れが走る。一瞬固くした身体か
ら力が抜けると、その痺れが全身に広がっていく。もともと寝不足の頭が、その痺れに朦朧
としてきた。
無意識に、引き抜かれないままになっている右手の指が動く。
濡れそぼった『そこ』をまさぐる指が奥から漏れ出す水気に濡れて、それでも止まらない
指にぬるぬるとまとわりつく愛液がショーツを汚した。
それでも、指は止まらない。止まってくれない。
(や、あ、な、なんでよう……、ぅく、なんで、あいつが出てくんのよぅ……)
ついさっきの、意識が朦朧としたときの夢、あるいは夢ではなく想像だったのか――に出
てきた少年の姿を思い起こす。
(!!…きゃふっ)
それがいけなかったのだろう。
触れているのは自分の指なのに、突き上げる刺激が一気に強くなった。脳裏に浮かんだ
少年の姿を消そうとして、消えてくれない。消せない。
それどころか、これまでに見た少年の表情が次々と思い出される。
(そういや、…んくっ、いつも、ふっ、疲れたような力の抜けた顔、してるのに……)
驚いた顔、怒った顔、悲しそうな顔、いつか見た真剣な眼差し、そして、笑顔。
その笑顔が、瞼の裏から引きはがせなくなる。
コントロール出来なくなった指の動きが激しくなった。どこか無意識で押さえつけていたの
に、そのタガが外れた。声が出るのを止められない。
「ふあ、あ、あ、んん……んあっ」
薄く目は開いたままなのに、美琴の目の前からあの少年の姿が消えない。
ぬるぬるになった指が、夢でそうだったようにその少年のもののような錯覚が生まれる。
「……や、あ、だめ…っ、だ、あうっ…ふっ、も、もう……っ!」
突き上げるように刺激が走って、意識が薄れた。
−*-
その夜の御坂御琴の様子は、どこかおかしかった。御坂御琴ウオッチャーとしては、見逃
すはずがない。
どうしたのか聞き出そうとしたが、美琴自身は苦笑いをしながらはぐらかすばかりで答え
ない。が、少なくとも様子がおかしいことは事実である。だから、美琴がふらふらとベッドに
潜り込んだ後も、白井黒子は美琴の様子を監視し続けることにしたのだ。
(ふふふ、お姉様? この白井黒子、お姉様の様子がおかしいのを見逃すほど腑抜けでは
ありませんわっ! 見たところ中々寝付けない様子ですけど――いざとなったら私が添い
寝してでもっ)
美琴の監視が目的だったはずなのに、いつものように脳内では脱線を続ける白井である。
(うふっ、うふふふふふふふ……、?……はっ、お、お姉様?)
ベッドに潜り込んで、頭の端だけが見える美琴を見ながら妄想が暴走中だった白井だが、
「くふっ」
美琴が上げた一瞬の吐息に、明らかに艶っぽさが混じっていることには気が付いた。
(お、お姉様ッ)
動きそうになる身体を無理やりに押さえて、しかしそれでも寝たふりをしていたはずなが
ら目を見開いてしまう。
隣のベッドに潜り込んでいる愛しのお姉様は。
ぴく、ぴくと身体を震わせつつ、出てこようとする声を無理やり抑えているのか、苦しそう
ながらも艶混じりの吐息をはっはっと吐き出している。
(お、お姉様? と、隣に黒子がいますのにっ! ひ、ひとりでですなんてっ)
布団に噛み付きながらも、美琴がどういう状態なのかを動物的本能で嗅ぎつけた白井
が、見開いた目をさらに開いた。自分の鼻息も荒くなっていることには気が付かない。もっ
とも、美琴自身からしてすでに白井の存在を忘れているわけだが。
(ま、まさかお姉様、あの類人猿を?!)
鼻息を荒くしながらも、白井にとっては最大のライバル(とは認めたくないのだが)である
少年のことが思い出される。が、美琴がびくっ、と肩を震わせ、声を上げたことで思考が飛
んだ。
「ふあ、あ、あ、んん……んあっ」
(お姉様っ! す、素敵ですわっ! 今すぐ黒子もそのベッドに飛び込んでっ)
白井の頭の中を邪な考えが塗りつぶしていこうとしたそのとき、しかし、それを吹き飛ば
すような事態がその目に入った。
パチパチと、雷光が美琴の身体を包みだす。ぼんやりと美琴の周囲が光っているのは、
まさか空気がイオン分解されているとでもいうのだろうか。
「ひぁ、あ、ああぅ、はっ」
美琴の荒い息と声に呼応するように、小さな稲妻が走る。
(え、ちょっと、まさか、これってとってもマズイ状況――)
白井が本能的に生命の危機を憶えたその瞬間。
「やっ、と、と…うま…っ、あ、ああ――」
御坂御琴が件の少年、上条当麻の名を叫んだと同時に、その周囲から雷光が炸裂した。
−*-
御坂御琴が意識を取り戻したのは、深夜だというのに部屋のドアが開かれる音を聞いて
だった。
どすどすと踏み込む足音に、無理やり意識が覚醒させられる。
慌てて身を起こすと、その先に見えたのは、
救急隊員とストレッチャーに乗せられる白井黒子の姿。明らかに意識がないのだが、な
ぜか表情は笑っている。
そして、救急隊員の大型の懐中電灯に照らされた、凄まじい部屋の様相である。
パソコンのモニターは吹っ飛び、本体は煙を噴いている。照明は天井のもの、机のもの、
壁のものすべて破裂し、携帯がセットしてあったはずのクレードルは空で、爆発でもしたよ
うな跡が残っている。目をやると、電池部分が破裂したのだろう、携帯の残骸が部屋の逆
端に転がっていた。
頭の中が真っ白になり、思考が帰ってくるに従って、意識を失う前の行動が思い出された。
(た、大量の、電気に耐えられなかったような…って、まさか、私がコントロールを失って?)
再び頭の中が真っ白になる。救急隊員が、美琴自身は無事なのかと肩を叩いたが、しば
らくの間そのことにさえ気が付かなかった。
ネタとしては短いので次の投下で終わらします。ベタです。たぶんえろす。
GJ!
早く続きを読みたいな。
GJ!!でも一人でやってこれなら、本番になったら上条さん大ピンチwww
ところでインデックスとローラの関係は親子でいいのかな?
仕事中に『上条さん母娘丼食べ放題〜最大主教子供と孫を同時に授かる〜』って電波が俺の脳を通り過ぎていったんだけど
>>375 発信したのは多分俺だ、受信してくれた人が居て良かった
あァァァァアぁァああああ
忘れてたァァアあぁアァァア
>>373 GJ!GJ!GJ!
上条さんは超能力無効化出来るから無問題ですね!?
しかし、この頃上条×黒子×御坂を妄想しまくるのだが誰かヘループ
>>373 <クレードル>表記…さては貴様PDAユーザか
>>373 GJ
御坂御琴で辞書登録してるのかな
名前だけの時は正しく変換されてるみたいだけど
GJ!
久々に御坂さん物のSS見れて良かったよ
GJ〜!
上手いなぁ、流石に。俺も頑張らないとね。
で、まぁ、普段から電車の中で書いてるんだけど、えろを衆人監視の真っ只中で書けるほどの猛者じゃないから仕上がるまでに凄い時間がかかるかもしれないんだ。
前回それを言い忘れちゃってね。GJのついでに言っとこうかと思って。
それじゃ、ばいびー。
さてと、最近頭から当麻×御琴×黒子という妄想が消えない俺はどうすればいい
ここに投下すればいい
上条×(ルチア+アンジェレネ)の職人さん居なくなったりしてないよね?
居なくなったらと思うと心配で心配で…。
今なら言える!
上条×姫神×吹寄のクラスメイト3Pもありだと思うんだぜ。
むしろ禁書・サーシャの紅白シスター丼を
>>377 それはつまり、ビリビリたんの相手ができるのはカミジョーさんだけということですね
そうですね
その理論で行くと能力持ちの女の人のほとんどが上条さんじゃないとダメになるじゃないか
392 :
233:2007/11/07(水) 00:25:10 ID:/2CJsXy/
>>384 いますよー。 絶賛大苦戦中です。
読むと書くでは大違い。エロパロ語彙の乏しさに嘆く日々を送っております。
どうかもうしばらくお待ちください。必ず書き切りますので。
>>273 遅ればせながら。 ゴーゴーで。
拙い導入ですが、使って頂けるというのであればどうぞどうぞ。もともと引用だし。
ちなみに、一応考えていた7の選択肢の先の展開。 ドアを開けた先にいるのは間違いなく土御門『元春』なのだった。
彼の先導で深夜の聖堂に侵入し、まさかの最大司教ルートとか妄想していたのですがあの口調絶対書けねぇのでキャンセルした次第。
神裂さんお手製の梅干に感激して、心底嬉しそうにガツガツと白米を詰め込む上条。
そんな上条の隣に座り、こちらも心底嬉しそうに眺めている神裂。
そしてその二人をやや離れた位置からじーっと見る、インデックス、オルソラ、アニェーゼ、ルチア、アンジェレネ。
五人の少女は概ねは同じ、しかし枝葉に渡ってはわずかな相違を見せる感情で上条と神裂を見ていた。
見れば上条はご飯を平らげおかわりに突入。お茶碗を受け取った神裂は甲斐甲斐しくご飯をよそいに席を立っていく。
「まあまあ。まるで貞淑な若奥様のようでございますね」
「元々世話焼きですからね。若い男なら世話の焼き甲斐もあんでしょう」
等と解説するオルソラとアニェーゼ。今出張ってもしょうがない、と言う風に落ち着いている。
その横ではアンジェレネが頭に乗せられたルチアの手にギチギチ握られていたり、二の腕あたりをインデックスにガチガチ齧られていたりと散々だ。
そんな少女達の視界に、つまり上条の所に、神裂が戻っていた。
「上条 当麻、ご飯のおかわりです。それと、その。もし足りなかったら、こ、こんなものも作ってみたのですが……」
言った神裂の手には皿。いつの間にか簡単なおかずをもう一品作って来たらしい。恐るべし聖人。
「おおっ!? この期に及んで更に美味そうなにおいが! ここはこの世の天国かッ!」
いっただっきまー! とまた食事を再開する。神裂もまた隣に腰を下ろした。
「……なんでかおりはあんなにうれしそうなの?」
インデックスが呟いた。
その手には、アンジェレネが自らの身を守るために断腸の思いで与えた生チョコのチューブがある。
「さっきから自分は食べないでとうまの食べるのを見てるだけなのにすっごく嬉しそうかも。なんでなんで?」
ぢゅーとチョコを吸いながら首をかしげる。隣のアンジェレネも同意見らしく、首を傾げようとしたがルチアに捕まれた。ギチギチと痛い。
「インデックスさんやアンジェレネさんにはわからないかも知れませんが、男の方にお料理を振舞い、食べて貰うのはとても喜ばしいことなのでございますよ?」
とオルソラ。インデックスとアンジェレネはうえーうそだーと返す。
しかし、視線の先の神裂はとてつもなく嬉しそうだ。
本音や本心を奥ゆかしい振る舞いの下に隠す事を容易とするのが大和撫子・神裂 火織なのだが、バクバクと食べる上条を幸せそうな表情で頬杖とかついちゃって見てしまっているから大分駄目だ。
そんな二人と神裂を交互に見て、オルソラが続ける
「心を込めて作ったお料理を、意中の男性に振る舞い、喜んで食べて貰う……こればかりは、女の喜びと言っても過言ではないのでございますよ?」
ぽっと無意味に頬を赤らめるオルソラ。その言葉にまだ首を傾げるお子様二人に。
「食べる専門の方には分からないのかもしれませんね」
と言ってふらふらと食堂から出て行った。憤慨するインデックスとアンジェレネは上からルチアが捕縛した。
ルチアの左手に頭を捕まれながら、インデックスは嬉しそうな上条と神裂を眺めていた。
それでも、今は未だ理解には至らなかったが。
食後、上条が熱いお茶を啜って丁寧にオルソラと神裂にお礼を言ってからのまず一言目に、
「一飯の恩は体で返す!」
と宣言して周囲の人間の赤面させつつドン引かせたのも今ではいい思い出です。
誤解を解いた上条は神裂らに連れられ、女子寮の廊下を歩いていた。
「なにぶん女所帯なもので、右も左もお見苦しいものがあると思いますのであまり余所見は……」
と、神裂が言い終わる前に。
何気なく右を向いていた上条の視界に、開いた扉とその奥で着替える一人のシスターの姿が入り込んだ。
「ッ!?」
ズバァ!と顔を逸らすが、両側から神裂の手につかまれた。
目の前にはジト目の神裂さん。
「上条 当麻? 今、何か見ましたよね?」
両頬に当てられた手に少しずつ力が入っている気がする。こわいしくつう。
「え、い、いや! 見てない! 見てないぞ何も!」
冷や汗ダラダラで弁解するが、神裂は丸っきり信じていないご様子。
上条の視界の端で、ルチアがドアを開けっ放しにしたシスターに注意をしている。
ギチギチと圧迫感を感じながらも、上条と神裂の視線による攻防は続く。
十秒と少しが過ぎ、神裂の後ろで、オルソラがぱんぱんと手を叩いた。
「はいはい。神裂さん、そろそろ離してさしあげてはいかがでしょうか? そのままちゅーでもなさるおつもりでしたら、それもどうぞお早めになのでございますよ?」
言われて、神裂は自分が上条とおでこやら鼻やらがぶつかるぐらい接近していることに気づいた。
上条の目を見据えたまま、カーッと下から上へ赤面していく。
その空気に耐えかねた上条が「……あの、神裂サン?」と言った瞬間、飛び跳ねるように後ずさって行き、廊下の隅にうずくまってしまった。
「……なんだこれ」
率直な意見を漏らす上条さんだった。
ううむ。すごく駄目な感じに仕上がってしまったと思う。
ねーちん分を人様の褌で補給してしまった感。あとオルソラさんの口調超ムズい。
この後は蓋が開かなくなった洗濯機をちょちょいと直して機械に強い男っぷりをアピールすれば良い。
そして中から溢れる下着の洪水にでも呑まれれば良い。
変貌騒動のオチが思いつかないのでクッションというか避難というか逃げ道というか的に書いてみてしまったのがいけないと思った。
二週間置いて変貌騒動終わるかなとか皮算用してしまった俺のばかばかまんこ。
色々と身の回りで変化が起きて忙しいという口実が出来てしまったのも一因。
まあそんなネガティブ文章垂れ流しで誰が喜ぶかと言うときっと誰も喜ばないので次回投下の折には胸を張ってご披露できればと。
それではおやすみなさい。
おやすみ、良い夢を
あの洗濯機をトウマ名付け、洗濯している横で上条さんについて色々語っているねーちん
そしてねーちんを探しにきてついつい盗み聞きしてしまう上条さん
こんな妄想が仕事中に湧いてきました
397 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 03:37:43 ID:iEyC/fWu
う〜ん、俺的にはねーちんには件の洗濯機の使用法について上条にきいていて、そこからだんだんと・・・
っていうのを想像してたんだが、大分違ったな〜(--;)
洗濯機修理
↓
直ったけど体中濡れちゃった
↓
トウマお風呂に入る
↓
ねーちん背中を流しにきた
↓
「あっ!?」 手が滑って抱きついちゃった
↓
こどもは Bぼたんよ
>>398 馬鹿やろう!!
風呂なら例の全員集合!!だろう!!
上条×ヒロインズ
上条。流石に死ん……主人公補正で乗りきるか
>>398 全力でAぼたん連打する。
ほわったたたたたたたたたたたったたたたtったたたたあああったったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
おまいら新刊で遂に五和たんに日の光が当たりまくりましたよ (´Д⊂ヽ
>>399 禿同。
入浴シーンについては
>>52氏が準備しているらしいし……
さて、ここから誰が風呂場への流れに持っていくかだな。
403 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 05:05:44 ID:NBPymJG2
先ず間違いなくオルソラがくるとみた。
庭あたりの掃除を当麻が手伝いし始めて、散水中にオルソラが・・・
あれ?これだとお風呂に行くのが逆だw
ゴルゴ13だと判る人はいないみたいだ
自分がものすごく歳をとった気がする
そろそろネタバレ嫌いなひとは退避すべし
407 :
137:2007/11/08(木) 21:39:10 ID:J5B5xloK
いきなりですけど本当にすいません。
作成中にPCが壊れたり携帯がぶっ壊れたりで、今全速で書き直してます。
あと二日間のうちには禁書×当麻×美琴を最初から最後まで投下しますね。
っていうか……いやぁ……ずっと書いてないと本当にダメになりますねぇ……
リハビリがてらの一品なのでちょっと酷いですけど、ひらにご容赦を。
>>407 どんまい。がんばれ、本当にがんばれ
期待している
>>407 ファイトファイトファイトファイトファイトファイトファイトファイトファイト一発!
とある科学の電磁砲が売ってない・・・
発売は明日だよ
田舎じゃ週明けぐらいかなー
14巻と一緒に注文したほうが早いか
文庫は8日にフライングが当たり前になってるけど、
コミックの方は頑なに公式発売日を守ってるなあ
配送の経路が違うんだろうか?
五和に惚れました助けてください
てめぇの物差で物事を測ってんじゃ無ぇ、すっこんでろ!
こちとら9日発売でい!コミックスに至っては3日遅れでい!
>>414 それはあれか?
女子寮リレーに五和が登場するフラグか?
さぁ〜て新刊のネタバレは、
上条さん薔薇化する
姫神さん派手になる
青髪ピアス名前が判明する
の3本…だったら良かったのに
そうか青髪って名前じゃなかったんだw
すっかり俺の中で定着してたよ。
419 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 03:40:17 ID:lg8Jx8xr
青ピの能力名は『青息吐息(ノンブレス)』とかいう電波を受信したんだが
青髪ピアスのあだ名はブルーで…
単純だが広域強襲兵士。好みの範囲広すぎるし。
青ピの名前より下宿先のパン屋の娘さんのほうが気になるな
青ピの能力って実際肉体強化系だろ?
まあ電波っぽく『群青影竜(ブルードラゴン)』もアリかもしんないけど
今更だが女子寮には女子トイレしかないという電波を受信した。
そういえば朝からトイレにいってないだろ上条さん?アンタなら外の公衆便所で済ますのか上条さん!?
プリエステスが天草式の携帯トイレをかしてくれるんじゃないか?
>>425 ……そこで
「目隠しボールギャグ填められ後ろ手に縛られて180度大開脚させられて、内股に「便器」と書かれた五和さん」
を貸してくれるプリエステスとか言う光景が浮かぶのはかなりのうみそ腐れてるな……
>>426 腐れてるってレベルじゃねえぞwww
そんなねーちんも五和も嫌だ!!
文句あるやつは表に出ろ、
>>426 むしろ五和が「目隠しボールギャグ填められ後ろ手に縛られて180度大開脚させられて、内股に「便器」と書かれたねーちん」を手配しそうだ
って考えた俺はどうなるんだ
勿論上条さんに殴られます
※ねーちんと五和はこのあととーまがおいしく頂いたんだよ
14巻読み終わったー
フラグ的に見てこんな感じだった
五和:脇役から大きく出世、今作では当麻と行動パンツ見られたりスケブラ見られたりとフラグ上昇中?
吹寄制理:当麻と仲よく2人で野球対決、パンツ丸見え
美琴:相変わらずな感じ、次巻あたりで一悶着ありそう
親船素甘:新キャラ、数学教師なメガネ美人、着替え?シーンを当麻に見られる
禁書:空気
新たに色々キーワードが出てきたりシナリオ的に盛り上がりの起点になるであろう話にも関わらず
インデックスの空気っぷりに涙、ていうか美琴の方が作者に愛されてる?
今回禁書目録でてきたっけ?
>>431 ネタバレは本スレ以外でも自重したほうが無難だぞ
とりあえず0時まで本スレで待て話しはそれからだ
ここでもネタバレは公式発売日の翌日からだったっけ?
禁書ももっと有名になれば某スレみたいに発売日前にネタバレを書き込む奴が増えるのかなぁ
それは嬉しくもあり悲しくもあるな
>>436 それはアニメ二期が放映されてるあれのことか?
あんな流れはゴメンだなぁ
ありゃひでぇよな
440 :
137:2007/11/10(土) 23:44:33 ID:gucXhfWp
……人はこの状態を精根尽きはてたといいます。
なんとか仕上がりました…けど、ネタバレ談義するなら投下はしばらく先送りにした方がいいです?
>>440 そんなことはない
ネタバレ談義は本スレでやるし
442 :
137:2007/11/10(土) 23:53:15 ID:gucXhfWp
はーい。
それじゃー今からインデックス×当麻×美琴を投下しますねー
だけど一回消えちゃったモノをノートのプロットを参考に書き直したので、一気に萎えたのと軽く急いでたのとですごい雑(っていうか適当)になってるのはごめんなさいです。
最初から最後まで一気に行きます。
それでは【Heard Luck】暇な方だけどうぞ
443 :
137:2007/11/10(土) 23:57:42 ID:gucXhfWp
上条当麻の口癖は「不幸だー!」である。
何を今更、と思うだろうが、事実上条当麻はそこまで『不幸』なのだろうか?
例えばその天然フラグ体質は彼にとって不幸以外の何物でも無い、らしい。
しかしそれはあくまで彼からすれば、の話である。
ならば巻き込まれる第二者でも無い、第三者なんかの反応はどうだろう。
彼が上条当麻の如く……例えば吹寄制利の着替えに『偶然』遭遇したとしよう。
無論。
そんな事は注意していれば人生の中でも一度有れば多いい部類に入るだろうが、
とにかく偶然出くわしたとしよう。
上条当麻ならばコンマ一秒の間も置かず魂の土下座をする事は想像するに難くは無い。
しかし健全な男子高校生ならば思わずそれを、あくまで『偶然』だから不可抗力だ、と言って見てしまうだろう。
先程から何が言いたいのかを中間を幻想殺しで消し飛ばしたかの如く結論のみを言えば、
『あれ?上条ってむしろメチャメチャ運が良くね?』
という結論に達する。
最早運命の悪戯としか言い様の無い奇跡的イベントを日常的に起こして居るのだから。
以下はそんな上条当麻の奇跡的なストーリーのみを集めたモノである。
『このシリーズは本編とは関係ない、という事をミサカは先に断っておきます』
444 :
137:2007/11/11(日) 00:01:22 ID:gucXhfWp
「ふ、不幸だ……」
学校帰りの青年、面倒なので描写は省いて、
上条当麻は今日も口癖の様に「不幸だ」と呟きながら学校からの帰路を行く。
ただしその不幸は、テスト前日だからと徹夜の勉強を敢行するも、上条に配付されたプリントのみ前回の範囲の告知であり、
実際は何もしていなかったと同じという疲労感と絶望によりテストは散々な結果に終わった上
採点が凄まじい速度で済んだ結果テスト当日でありながら追試、及び補習へと突入(無論徹夜の疲労は消えていない)し、しかもそれが自分一人だったと言う恥ずかしい状況に陥った上に
何か飲み物を探して見れば有るのは『ドロリ特濃大豆』『アクアネックレス』『エクスタシー』等と明らかに飲む意欲を損なう物、危険な香りのするモノしか残って無く
、悩んだ結果エクスタシーにするも急に意識が飛び、いつの間にか頬を淡く染めた女の子を抱えたまま明らかに危険な匂いのする集団に囲まれており、そこからなんとか逃亡して今に至る。
ただし第三者の観点から見れば『確かにテストの結果は同情するが、テメェその結果小萌先生とマンツーマンのドキドキレッスンなんつー嬉し恥かしイベントを体験した挙句に見知らぬ女の子に対してもフラグ立ててるんじゃねぇよ。
あぁ今日は良い流れ弾日和だなぁ』
と言ったところだ。
とはいえ。
彼とて人間なので不眠不休で夕方まで全力を尽くしていれば勿論ぐったりとしてしまう。
ましてや昨夜寝ていないとなれば尚更だ。
よって回りに対する集中は切れ、誰かが声を掛けてもなかなか反応できない。
気付いても対応するのが億劫なのだ。
なのでスルー伝説を更新し続けて居る少女に気付かないのも当然であり、
勿論いつもどおりスルーされた少女はその怒りのボルテージを上げていくのもまた当然の流れだった。
しかし上条は未だに気付かない。
今正に背後から超電磁砲が放たれようとしていても(至近距離)その歩みは鈍く、勿論覇気は無い。
今彼の思考を埋め尽くして居るのは食欲や眠欲等の欲求のみである。
(腹減った……でも眠い……先ずは飯食って……いや、その前にインデックスを宥めないと……)
でないと噛み付かれる。
そう結論に達した辺りで、ようやく上条は身の危険を察知する。
回りの人々が口々に携帯が壊れたと言っているのだ。
これに似た事がいつだかにも有った気がする、と上条はゆるゆると思考を巡らせ
……答えに行き着いた。
445 :
137:2007/11/11(日) 00:02:03 ID:gucXhfWp
疲れも何処かへ飛び、嫌な汗がダラダラと流れる。
ゆっくりとバチバチという音の方へと振り向く。
雷 帝 降 臨
今なら一方通行だって瞬殺出来そうな雷の悪魔が居た。
その紫電は竜巻の様にとある一点から放出され、とある悪魔の姿を覆い隠し、その雷鳴は悪魔の代わりにその怒りを叫んで居た。
その悪魔の名は……
「み……御坂サンー!?一体何が……ッ!?」
より正確に言うならば殺意の波動に目覚めた美琴がその場に君臨して居た。
「アンタはいつもいつもいつも…………」
今この場面。
ジョジョならば『ドドドドドド』という擬音が踊って居る場面だ。
流石に夏休みの前(推定)から新学期に入ってもスルーされ続けて居るのだ。
これはキレても仕方が無い。
……が、仕方が無いのと上条当麻の生命が維持出来るかは別物である。
確かに御坂は上条に対して敗北を続けて居る。
当たり前だ。
上条その右手、幻想殺し相手には相性があまりにも悪過ぎる。
仮にそれが異能の力で有れば、摂氏三千度の炎であろうが易く鎮め、核弾頭をも無効化出来る反射であろうが右フックの一撃で捩じ伏せる。
それは御坂の雷撃にも適用できる。
一瞬上条の頭の中でライフカード宜しく、
戦う
謝る
逃げる
の三枚のカードが揺れたが、謝っても許してくれそうには無い。
ましてや雷撃――光の速度で飛来する攻撃、或いは音速の三倍の速度で激突してくるコインから逃げ切る事も不可能。
仕方無く上条は戦う事を決めた……が……
(か、勝てるのかコレー!?)
明らかに規格外だ。
アウレオルスの黄金練成よりも反則な気がする。
(いやいや、それが異能の力だったら無効化できる……よな?)
流石に自分の右手に疑問を持ってしまうレベルだ。
もしも右手以外に当たれば即死。
上条はその右手を突出し……ゆっくりと握り拳に変えようとする。
446 :
137:2007/11/11(日) 00:02:50 ID:as+5X2za
その瞬間。
御坂の挙動が一瞬おかしくなった。
残像を残しながら上条へと滑る様に近付く。
その動きはさながら……
『阿修羅閃空』
そして上条の目の前へと滑り――――
とあるコマンドが頭をよぎる。
『弱P 弱P 6 弱K 強K』
途端、画面が暗転した。
殺意の波動に目覚めた者が使える必殺技――――
瞬 獄 殺
直後に上条の体を十五の破壊が襲う。
そう。
瞬獄殺の特製は『ガード不能』
とても元の様には動けない、一般人上条当麻は悲鳴を残し、ボロ屑の様に空を舞った。
そして御坂の背には一文字。
『姉』
御坂の連敗記録がストップした瞬間だった。
「やれやれ。今日は何があったんだい?ハッキリ言って今までの中で一番酷い傷だよ?」
例の如くカエル顔の医者の元に運ばれた上条は、ベッドの上で横になっていた。
純白の入院着を纏っては居るが、その服の内側はギブスと包帯で埋め尽くされて居る。
……御坂の瞬獄殺は黄金練成や一方通行の風、聖ジョージのドラゴンブレスよりも強力らしい。
「……色々有りまして」
アレは本当に御坂だったのだろうか?
最早アレは豪
「とうま!今度は何をして来たのか知りたいかも!!」
いつの間にか病室内に侵入したらしい純白シスターはいきなりそう叫ぶ。
「何をって……補習か?」
間違っては居ない。
「ただの補習でそうなる訳無いでしょ!?嘘は吐かないで欲しいかも!!」
「いやいや、本当なんだって。家に向かってたら急に御坂に襲われてな。まさかアイツが瞬獄殺を習得してるなんて」
「しゅんごくさつ……?」
「そうそう。豪鬼の瞬間的に十五のガード不能打撃を叩き込む正に必殺技だ」
「ふぅん……ってそんな口から出任せには騙されないかもっ!」
「いやいや!?本当なんだって!!信じてくれよ!!」
「だってそんな必殺の一撃私の一万三千冊の中にもないもん!」
「当たり前だド阿呆!!元ネタはゲームだっ!」
知って居たら逆に驚愕するが。
「賑やかだね?だけど病院では静かにしてくれるかな?」
不意に割って入ったその声に上条とインデックスは風切り音を立てる程の速度でそちらを振り返った。
その先にはやはりというか何というか、カエル顔の医者が居た。
ちなみに今更ながらここは合計八人が詰め込まれる相部屋である。
流石にあれだけの大声で騒げば回りに迷惑だ。
447 :
137:2007/11/11(日) 00:03:23 ID:gucXhfWp
隣りから、
『うるせェ!こンの馬鹿が!!』
『突然の暴挙にミサカはミサカはきゃーってベッドの中に隠れてみる』
『邪魔だ!!人様のベッドに侵入してンじゃねェ!!』
とか言いながら壁を叩く音が聞こえる程だ。
「うー……とりあえず私はお昼を食べに一回帰るかも」
「たまには胃袋以外から指令だせ」
病室内で新型ミサイルインデックスが上条へと発射された!
かみじょう は 470 のダメージ を うけた ! !
かみじょう は しんでしまった ! !
「って違うっ!」
かみじょう は いきかえった ! !
「やかましいわっ!!」
上条の右手が虚空を切ると、妙なナレーションはピタリと止んだ。
「…とうま?何をしてるの?」
「あ、いや。何でもない。まぁ夕飯は……また暫く戻れないから小萌先生にでも頼んどけ」
「とうまは?」
「また暫く不味い病院食だ」
「うん、アレは不味かったね」
インデックスに不味いと言わせ占める病院食。
恐るべし。
じゃあねー、また来るよー、と手を振りながら病室を出て行くインデックスを苦笑いで見送った上条は、そのドアが閉まると同時に溜め息を吐く。
「ところでそこの病院の関係者が居るのに遠慮無く不味いって言うのはどうなんだろうね?」
「不味いのは本当だろ」
「それは最近バイトで入った欅ちゃんに言って欲しいね?」
「誰だよそいつ!?それと病院食をアルバイトに作らせて良いのか!?」
「大丈夫。ちゃんと栄養がある事と毒が無い事は確認してるから」
「テメェらの判断基準はそれだけかー!!」
上条当麻の魂の叫びが病院全体に木霊した。
ただいま現在時刻。
推定で一八時。
上条は辺りのカーテンを閉めて、とりあえず昼寝でも……と思ってベッドの中に潜り込んで居た。
昨夜の徹夜も手伝ってかなり深く眠った……はずだったのだが、何故か予定よりも早めに目が覚めた。
仕方無い、起きるか、と上条が思考を纏めてゆっくりと目を開けると
「ひぁっ!?」
そこには(超至近距離の)御坂美琴の顔が有った。
そして唇には柔らかい感覚。
二人とも思考が完全にフリーズした。
…………
………
……
…
「はぁああぁあ!?!?」「〜〜〜〜〜〜!!!!」
とりあえず二人共絶叫した。
448 :
137:2007/11/11(日) 00:04:21 ID:gucXhfWp
ちなみに勿論カーテンは締め切って有るが、回りの患者さんからはきっと怪訝がられているに違いない。
「……みさっ……!?!?」
「〜〜ッ!!!」
御坂の顔がみるみる朱に染まる。
上条も顔に段々赤みが刺して行く。
しかし言葉は喉からは出て来ない。
今の二人の脳内にはキスの一単語で埋め尽くされて居る。
そして二分後。
いい加減二人の思考が回復して、上条がどんな罠が有るのかと疑い始めた頃。
「な、何か感想は無いのっ!?」
照れ隠しだろうか。
御坂がそう上擦った声で訊くと、上条の思考は更に混乱を極めて行く。
(ぇー!?何ですか!?罠じゃないんですか縄ですかなんなんですか俺の人生
こんなハッピーなイベントが有っていいんですかでも相手は中学生だぞ上条当麻でもきょうび三つ四つの年の差なんて関係ないのかコンチクショーが!?!?)
上条当麻。
混乱の絶頂である。
「……そう、よね。私なんかにキスされても、嬉しくないわよね。……さっきのは忘れて」
御坂が悲しげにカーテンに手を掛けながら言う。
それを見て焦った上条は――――
「い、いや!?そうじゃないって!ただ……そう、その……そう。ただ目が覚めた瞬間に離れたからわかんなかったんだって!!」
苦しい言い訳である。
「だから、そう、その……もう一回、しようぜ?」
上条当麻、あるまじき暴挙。
だけど恋は盲目、Love blindとは良く言ったもの。
冷静な……というよりは通常の判断力を失って居る御坂は顔を朱色だった顔を赤色に染めながら、小さく頷いた。
ゆっくりと歩を進めて行き、最後はベッドに上体を乗り出す。
二人の距離、七cm。
上条の瞳が美琴の潤んだ瞳に埋め尽くされた。
傍から見ると、絶対安静の重傷患者を少女が押し倒して居るようにも見える。
「……御坂?」
「〜!分かってるわよ……!」
とは言うもののお互いの唇は五センチの所で止まったまま。
上条は御坂の瞬獄殺で動けないので、キスは御坂からになる訳だが……
御坂の動悸はどんどん高まって、明らかに照れて居るのがわかる。
それを見て、上条のS属性が鎌首を擡げた。
「御坂はもしかしてキスもろくにできないのか?」
ふぇ?と一瞬呆気に取られた御坂だが、その意味を理解するや否や、赤い顔を困った様に眉を寄せて、
「そ、そんな事無いわよっ!?」
と反論する。
「そんな上擦った声で言われても説得力が無いって。証明してみたかったら、な?」
この言葉で美琴は羞恥によるためらいと、プライドの板挟みとなる。
その板挟みで美琴は今にも泣きそうになるが、最後は意を決して自らの唇を上条のそれに押し当てる。
「……んっ」
そのまま二秒程静止。
後に顔を放すと、動悸を治める為に深呼吸をする。
「……どう、だった?」
借りて来た猫の様にビクビクと美琴が尋ねると、上条は優しく言い聞かせる様に、
「良かった」
と答えた。
だがいつもいつも一言余計な上条の事。
それだけで終わる筈も無く――
「できればもっとしたいくらいだ」
と続ける。
その言葉に美琴は一瞬大きく目を見開いて、驚きながらもその言葉の意味を咀嚼する。
そしてその言葉を頭の中で十分に反芻して――もう一度キスをした。
今度は二秒じゃ飽きたら無い、永遠とも知れない程長いキス。
たまに唇を放しては、息継ぎをして更に長いキスを重ねる。
そして三度程息継ぎをした辺りで、美琴にとある考えが浮かんで来た。
449 :
137:2007/11/11(日) 00:05:16 ID:as+5X2za
それは今のキスよりも、もっと大人のキス。
お互いの舌を絡め合う様なモノで、とても気持ち良いらしい。
人が話して居るのを小耳に挟んだだけなので信憑性は低い。
が、その時にふと頭をよぎった、気になるアイツ……今自分が唇を合わせて居る相手とそれをする光景が、頭から離れない。
(……実際にしたら、どうなるんだろう……)
その事を考えると無性にしたくなる。
その考えは願望になり、そしてその願望は衝動へと変わって行く。
その衝動は美琴の理性を押し出し、ついには――――
(――!?みさっ!?)
息苦しそうな少女の声が上条の耳に届いた。
そして自分の口内に熱を持った何かが侵入してくる感触。
それはいわゆる、ディープキスと言うモノで、上条はそれが美琴から行われるとは予想だにしなかった。
上条はディープキスを知識で知って居ても、実践した事は無い。
勿論キスすらも先程が初めてだったのだが――
上条の頭が次第に落ち着いて行くに連れて、美琴の舌が自分のそれを求めて居る事に気が付いた。
一瞬様々な考えが頭の中を逡巡し――
「んっ……」
上条の舌が急に動いた事に驚いたのか、美琴は一瞬驚いた様な声をあげる。
が、それも一瞬。
あっという間にそれを享受し、自らも貪る様に、一心不乱に唇を求める。
病室のカーテンに囲われた一角で、互いの唇を求め合う上条と美琴。
一度ぴちゃりと水音が鳴る度、その音は頭の中で反響し、二人の理性を蕩けさせ、欲望を育てて行く。
そして肥大した欲望に衝き動かされた二人が行う行動は一つ。
美琴が自らの内の欲望に逆らい切れず、一度二人のキスは中断を迎える事となった。
美琴は名残惜しそうに溜め息を吐くと、それに答える様に銀の糸が二人の唇を伝った。
そして美琴は上条の体を顔から胸、腹と下って行った先に、とある部分に行き着く。
スルリとズボンを下ろすと出て来たそれは上条の分身で……それは美琴との濃厚なキスに刺激されていたのか、痛みを伴う程に膨れ上がって居た。
それは最近上条の家に純白シスターが住み着き、それを処理する事もままならなくなったからである訳だが、勿論美琴はそんな事は知らない。
本で読んだよりも大きく、グロテスクなそれ。
男性特有の汗と何かが混ざった匂いに一瞬息を詰まらせる。
それは尻込みしたのか驚いたのか、嫌悪感を覚えたのかはたまた――
450 :
137:2007/11/11(日) 00:06:12 ID:as+5X2za
まずは軽い口付け。
そして次は全体を濡らす様に唇を這わせる。
時には舌で舐めたり、時にはむしゃぶりつく様に。
つぅ……と裏筋をなぞり上げると上条がピクリと分かりやすい反応をした。
(こうするのが気持ち良いんだ……)
美琴はそう思いながらも、上条のソレに舌を這わせ続ける。
そこが感じる事に気付きながら、別の部分に舌を這わせて居たのは飽きが来ない為と知って居たのか、或いはただ単にほんの少しの悪戯心か。
まぁそれは結果的に意中の彼をより悦ばせる事と成ったのだからまぁ良いだろう。
元より頭の良い美琴の事。
直ぐにカリ裏の性感帯の事も感付き、探し当てる。
そして上条が後一息で放出する、という場面。
上条のそれが生暖かい何かに覆われた。
(〜〜ッ!?)
予想以上の快感(と美琴のテクニック)に驚きながらもそれを隠し通す。
あまりうろたえないのが男だと思って居るらしい。
(とは、言ってもこれはちょっと……な)
自慰でばかり性欲を処理して来た上条には刺激が強過ぎる。
じゅぷっ、じゅぷ、という水音に、美琴の荒い息。
そして未知の快感。
少年が精を放つのに抵抗出来る筈も無かった。
美琴は自らの口内で急激に膨れ上がる、上条のソレに一瞬驚く。
……、直後。
「ん……ぐぅ……っん……」
口の中、というより最早喉に直接注ぎ込まれて居るに近い。
その噎せ返りたくなる衝動と同時に、それとは真逆。
もっとこれで汚して欲しい。
もっと喉に注いで欲しいという欲望がふつふつと沸き上がる。
美琴は一瞬考えて、
「ぅぉっ!?」
もう一度それを口に含んだ。
奇しくもそれは射精後の精力回復を兼ねて居たのだが、流石の美琴もそれは無自覚である。
ちなみに上条はといえば、射精直後に咥え込まれ、先程とは比べ物に成らない快感に戸惑って居た。
「……っ……ぅ…みさ……かっ……」
「……………ぁ」
上条のそれは最早声と言うよりも音に近い。
喉を震わせて辛うじて音を出して居る様だった。
よって。
美琴が自分を呼ばれて居る事に気付くのには僅かだが、時間を要した。
それからようやく口を離す。
「……みこと」
銀の糸が伝う唇で、美琴はそう呟いた。
「お願い……美琴、って呼んで……」
その目は虚ろだが、その視線の先は一点。
上条に固定されて居る。
ブラウンの髪はくしゃくしゃになり、髪飾りに絡み付いて居て。
その息は荒く、内には焼け付く様な愛欲と、その熱によってドロドロ溶かされた理性とが渦巻いて居る。
美琴と目を合わせた瞬間、上条は一瞬息を飲まずには居られなかった。
確かに体や、年齢は子供かも知れないが、その目に宿る熱はまさに大人の、しかも雌のそれだった。
「……。美琴」
上条が息を整えて名を呼ぶと、美琴は嬉しそうに目を細める。
そして猫の様に飛び付いてキスをする。
「……、良い?」
美琴のそれは質問と言うよりは確認であり、上条もそれを知って居るため、迷う様な素振りは一切見せない。
ただほんの一動作。
優しい目をして頷くだけ。
その動作が美琴は何故だかとても嬉しくて、もう一度キスをした。
451 :
137:2007/11/11(日) 00:06:51 ID:as+5X2za
スカートは脱がずに、下着のみ。
下着をびしょびしょにする程に愛液が溢れて居る美琴に前戯は最早不要だった。
何度か上条のそそり立つそれに秘部を当てがい、確認。
間も無く来るであろう、繋がる快楽と、処女膜が破れる苦痛に息を飲む。
そして同じく緊張した様にこちらを見て居る上条と目を合わせてゆっくり入れるか、一気に入れるかを一瞬迷って――――
一気に腰を落とした。
上条のそれが自分のナカに入って来るのが痛い程分かった。
「っうっ……あっ……」喘ぐ、というよりは呻く。
苦痛は確かに一瞬だったが、また力を入れる勇気がなかなか沸かない。
じんじんする痛みを、涙目になりながら堪える。
「大丈夫か?」
心配そうに訊いて来るその優しさが、今ばっかりは憎たらしかった。
まさかここで止めるとか言うのでは無いだろうか。
それを考えて、美琴は急に怖くなる。
――だけど、次に聞こえた言葉はその逆だった。
「辛いなら俺に任せて良いんだぞ?」
息絶え絶えの美琴は、ぽろぽろと涙を零しながらうん、と返した。
上条は本来動かしては成らない筈の両手を美琴の腰に添える。
動かして大丈夫かと疑いたくなるが、それは日頃過酷な日常を送って居る上条の事。
この程度のダメージなら動いても問題ないらしい。
最初はゆっくりとしたグラインド。
美琴の辛そうな反応が、段々薄くなり、全身の強張りが消えてゆくのを感じ取ると、上条は段々と突き上げを強く。
「んっ……ひゃ……ぁん」
嬌声が上がり、美琴も段々と行為を享受し始めたらしく、弱々しくだが腰が動いて居る。
「美琴、あんま声出すと回りの人に感づかれるぞ?」
実際にはもうバレて居ると上条は踏んで居るのだが、美琴はそれを知らずか、自分の口に手を当てて、回りに聞こえない様に必死になって居た。
そして上条の悪戯心に段々と火が点き、その突き上げは徐々にエスカレートしていった。
コツコツと何かが当たる感触。
それは最奥部の子宮に上条のそれが届いた感触。
愛しい人のモノが自分の一番奥を何度も突き上げる快感と、幸せに軽い浮遊感に襲われる。
そして背筋を今までに味わった事の無い感覚が這い上がり――――
「――――ぁぅっ!」
我慢していた声はギリギリの所で漏れた。
しかし、躰を弓なりに反らし、絶頂の快感に襲われて美琴にはそんな事は関係なかった。
(あふぁ……しあ……わせ)
そして美琴がイッた事により、収縮した腟は上条にも多大な快楽をもたらす。
452 :
137:2007/11/11(日) 00:07:25 ID:as+5X2za
「…ッ!美琴……抜かないと……」
「あ……ぅんっ……だめぇっ……!!」
抜こうと腰を上げる度に腟内に擦れ、美琴はその快楽に全身の力を逃がされる。
詰まる所、腰を振って居るのと変わりない。
ずちゅずちゅと響く水音。
「……駄目だ、美琴………出る」
「ふぇ!?だっ……中はだめぇっ!」
「―――――ッ」
「きゃっ……あ……ついぃ……中で、ぴくぴく動いてる……」
痙攣する様に吐き出された精液は美琴の中へと注がれる。
しかしあまりにも溜まって居た上条の精液は美琴の中を満たしただけでは飽き足らず、接合部からも溢れ、流れ出た。
しばしその空間は荒い息で満たされることとなる。
美琴は今上条の横でくったりとしている。
初体験からアレは確かになかなか辛いモノが有った筈である。
…でも、と上条は横になったまま思考を続ける。
(お互いが初体験の場合、処女がイクのは難しいって聞いてたんだけどな……)
とはいえ、現に美琴は本来上条が寝て居る筈のベッドをちゃっかりと占領しながら眠って居る。
その顔はとても幸せそうで、なにやら枕によりくぐもった声で何か寝言を言って居るらしいが、それを上条に分析するのは少し難しい。
実際には、
「ふふー、にゃかに出した責任はとってもらうんだからねー。これからもいっぱいしてもらうんだからー」
である。
(……。何だ?美琴が何て言ってるかは分からないけどかなり不穏な事を言ってる気がする?)
悪い予感だけは妙に当たる上条当麻。
随分贅沢な不幸だとは思うが。
一つ息を吐いて美琴の髪を撫でる。
美琴の髪は乱れ、よく見れば唇の辺りには精液と思しきモノが付着して居て、下半身は最早いわずもがな。
それを見て自分のムスコはまた元気を取り戻して来る始末。
やれやれ、と苦笑して、何とかして始末しないとな、と上条が思考した辺りで―
――――――――不幸来襲。
「とうまっ!回りに人払いのま…じゅ……つ………が…………」
ザァッ!と唐突にカーテンを開けたのはピンまみれの純白シスター。
禁書目録、インデックスだった。
まず見えたのはベッドの背もたれに身体を預けて居る上条。
次にそそり立つ上条のモノ。
そしてその横で、下着を穿かずに、秘部から朱色の液体を漏れさせて居る短髪。
インデックスは時が止まった様に硬直し、上条はダラダラと冷や汗を流しながらこの後の惨劇への心の準備をして居る。
正直。
上条は手足を動かすレベルの運動は可能だが、抜群の精度を誇るインデックスの噛み付きに対して抵抗出来る程の活動は不可能である。
段々とインデックスの硬直がほぐれ、が再び時を刻み始める。
今の上条の精神を邪悪の化身的に言えば、くっ……時が動き出す……と言った所なのだが、生憎と今の上条にそんな余裕は無い。
しかしインデックスとしても急にこんな光景を見て、どうしたら良いのか分かる筈も無い。
「……とうま、これは何事?」
インデックスが、その幼い外見に似つかわしくない、低く押し殺した声で問う。
その質問に上条が答え兼ねて居ると、さほど間を置かずに、
「何で私にはしてくれないのに、短髪とはするの?」
上条はインデックスの質問を理解するのに、僅かだが時間を要した。
そしてそれの意味を吟味するための間すら置かずに、
「私とは寝る時毎回距離取ってるのに」
インデックスは言葉を続ける。
「前にも言ったよね?」
「インデックスは、とうまの事が好きなんだよ?」
自分が、今の上条の記憶の始まり。
真っ白の自分が、初めてインデックスと会った時に聞いたその言葉。
インデックスはそう告げてからフラフラと誘われる様にベッドへと昇る。
453 :
137:2007/11/11(日) 00:08:02 ID:as+5X2za
「イン、デッ「不公平だよ。何でたまにしか会わない、恋人でも無い短髪とはしたくせに私とはしてくれないの?私のこと、嫌い?」
「……違う。だけど……」
「もういいかも。とうまが抵抗しても、私は無理にでもするから。私は、とうまが欲しいから」
上条はまだズボンを穿いて居ない。
そして上条のソレは未だにいきり立って居る。
そうなればインデックスが行為を始めるにはさして時間は掛からなかった。
上条のそれを、小さな手で力を入れ過ぎない様に、優しくしごく。
その小さな手の感覚すらもくすぐったく、ソレを興味深そうに見上げるインデックスの瞳は不覚だが可愛らしかった。
しかし、快楽としてはやや……
「とうま。物足りない?」
それを察したのか、インデックスがそう言うと、上条はうっ、と目を逸らした。
バレバレである。
えへへ、とインデックスは笑うと、
「安心してね。もっと気持ち良くしてあげるから」
と言い聞かせる様に囁いた。
つぅっ、と舌が上条のソレを這い回る。
時には優しく、時には強く責めるインデックスのテクニックは、上条の想像に反して達者だった。
「驚いた?……、あのね。とうまの部屋にある、あの本。あれに詳しく書いてあったから……」
「読んだのかよっ!?そして覚えたのか!?」
そうらしい。
「あれに色んな食べ物で練習すると上手くなる、って有ったから、いっぱい練習したの。いつこうなっても良い様に」
それはいつか、自分の好意が上条に受け入れて貰えた時の為の準備だったのかもしれない。
――それは皮肉な形で役に立つ事と成った。
受け入れてもらった時の為では無く、受け入れさせる為に。
じゅぷ、と卑猥な音を立てながらインデックスの口は上条のそれを飲み込んだ。
「――ッ!」
美琴のフェラチオとは比べ物にならない快感が背筋を登る。
じゅぶじゅぶと音が辺りに響く都度、上条は呻く様にしてその快楽を吐露する。
インデックスはその様を見て、目を細めて喜び、そして。
「……そろそろ、良いかな」
と言って口を放し、自らの下着を下ろす。
何故修道服を脱がないのは謎だが。
「とうま、私の初めて。受け取って欲しいかも」
かも、と言ってはいるが、その言葉の裏腹には否定を許さない語調の強さと思いが潜む。
そしてさして間を置かず、上条の返事も待たずにインデックスは上条の上へと跨がる。
そして唾液と精液、先走りで濡れ、ぬらぬらと光り、脈を打ちながら天へと向かうそれに狙いを定めて。
「――――はぅっ!」
一気に腰を落とす。
454 :
137:2007/11/11(日) 00:09:32 ID:as+5X2za
とはいえインデックスの小さな腟では上条のソレを全て受け入れるのは不可能だった。
三分の二程が挿入された辺りで静止して居る。
インデックスは小さな涙をぽろぽろと零しながらその痛みを堪えて居た。
「……はぁっ……っう……ふ……ぅっ」
懸命に息を吐き出そうとするが、それも虚しく荒い息は息を吸い続け、正面な呼吸もままならない。
当たり前だ。
繋がる事を焦る余り前戯を怠り、濡れても居ないのに無理矢理捩じ込んだのだから。
「ふぅっ…はあぁっ…ぅ……」
インデックスはぼろぼろと涙を零しながらも決して行為を止めようとはしない。
「インデックス……もう止めろ。そうじゃないと……」
上条はそこまで詳しくは無いが、腟に傷が付いて二度と性行為が行えなくなる。
そんな噂も聞いた事がある。
自分なんかのために、そんな…
「嫌。私は、とうまとしたいの。私は短髪なんかに負けたくないの!とうまは私としたくないの?私が嫌い!?それともただの同情?同情なんか、嬉しくない、かも」
そう。
上条の今の気持ちはもっとも近しい表現は同情だ。
痛そうだから、辛そうだから。
そんな事を思ったばかりに、人の覚悟はあっという間に踏み躙られる。
あまりにも儚く霞み、消える。
「………、違う、の?、なら、私…と、してよ」
痛みのあまり、言葉が途切れ途切れになっている。
そうやってボロボロの状態で、インデックスは言った。
「そういえば、あの時は有耶無耶になっちゃったから、もう一回言うね」
「イ、ンデックスは、とうまの事が大好きなんだよ」
当麻は自分を見上げながら何を想ったかはわからない。
だけど、最初に詰まった事を除けばちゃんと想いは伝えられたはず。
インデックスはそう確信して再び行為を再開する。
「俺も、インデックスの事は好きだよ」
「っ……ぇ?」
「だけど、インデックスの事だけは愛せない。もうコイツの想いにも答えちまったからな」
インデックスは美琴を見やる当麻に嫉妬を覚えるよりも先に、何処か安心にも似た感覚に包まれる。
―――うん、そうだよね―――とうまはこうでなくちゃ―――
自分は何で自らの下に寝る彼を好きになったのだろうか。
それは自分を助けてくれたから、なんてお姫様みたいな理由でも、ましてや一目惚れなんていうドラマティックな理由でもない。
ただ、いつの間にか惹かれて居ただけ、だと思う。
彼は誰にでも優しくて、特別扱いをしない。
知り合って間もない自分にご飯をくれて、自分を助ける為に敵の魔術師と戦って、挙句の果てには病院に運ばれる様な大怪我を負って、それでも決して他人のせいにはせずに、今までと同じようにと接してくれた。
たぶんその優しさに惹かれたんだろう、とインデックスは結論付ける。
くすりと喉を小さく鳴らすとそれだけで痛みが緩くなった気がした。
大きく息を吸って力を抜く。
「インデックス、、ちょっとでいいから慣らさないと……」
「んーん、大丈夫。こんな痛みなんて、大丈夫」
そうは言われても、と当麻は思う。
さすがに相手に痛みを伴わせながら自分だけ気持ち良くなんてなれる訳無い。
そう思う当麻のモノがだんだん萎縮していくのを自分のモノで感じるインデックスは途端に表情が暗くなっていく。
455 :
137:2007/11/11(日) 00:10:08 ID:as+5X2za
「……とうま」
「焦り過ぎだ、馬鹿」
一旦抜け、という当麻の言葉にインデックスは露骨な不満そうな顔をしながら腰を上げる。
「よっと」
ぐっと当麻が体を起こすとインデックスは当麻に組み倒される形となる。
ちなみに当麻はその際の体の痛みに思わず叫びそうになるが、そこは根性でカバーする男上条。
少女の笑顔のために必死である。
だがそれは解釈を間違えると凄まじいまでの幼女性愛者となるのが悲しいところだ。
まずは軽く唇を合わせる。
そこからだんだんと深く。
美琴としたように脳髄が蕩けそうなほどに深く、淫靡に。
むしろ上条のそれは美琴との時とは違い、二度目だったため、更に深くなっていた。
とぎれとぎれの荒い息に、ほんの些細な水音。
それに毒された当麻の理性はゆるゆると融解しいき、果てにはその手をインデックスのつぎはぎの修道服の下へと伸ばす。
「ぁ……とうま」
インデックスがダメ、と続けるよりも早くインデックスの乳首を擦り上げる。
「ひ…ゃあっ……らめ……」
「ん…………?インデックスは感じやすいんだな」
「そんなこ……と、言わないで……」
インデックスは必死に声を押し殺すも、それが逆に愛らしい。
その感情はだんだんと悪戯心に変わり、その愛撫を過激にしてゆく。
最初は擦り上げるだけだったが、次につまみ、ひねり、指で転がす。
潰したり引っ張るとインデックスは殊更大きな声をあげて体を震わせる。
舌でザラリと乳首をなめた時には「ふぁぁぁっ!」と体を跳ねさせたほどだ。
嬌声はだんだんとエスカレートしていき、周りを憚る事を知らないようだった。
して、当麻の傍らで果てていた少女の耳にもその嬌声は届くわけで―――――――――――
「……なぁにしてるのかしらね?」
雷帝再び。
当麻の思考はその瞬間完全に停止した。
「いや、あの美琴!?これは、その!?」
「言い訳なんか聞かないわ」
じゃあ俺は死刑確定ですかー!?
と上条が半ば死を覚悟し、美琴がその髪の毛を角の様にして紫電の稲妻を集める。
「うー。ここで邪魔されるのは困るかも」
と、インデックスの声が辺りに響く。
456 :
137:2007/11/11(日) 00:10:44 ID:as+5X2za
そのほんの直後にはもう美琴の視界は天井に埋め尽くされ、唇にはやわらかな感触。
え?
と美琴が状況を認識するよりも早く、上条の理解不能な声が辺りに響いた。
たっぷり時間をかけて五秒。
この時点でようやく美琴は自分が純白シスターに押し倒されていることに気がついた。
「えっえぇぇんぐっ!?」
美琴が驚きの声を上げるよりも早く、インデックスの二度目のキスが美琴の唇を塞ぐ。
そこから更に派生してディープキス。
最初はじたばたと暴れていた美琴の手足が徐々に落ち着いてくる。
そしてインデックスの小さな手と絡み合い、その唇からはまだまだ幼い少女達の荒い吐息と艶やかな声が漏れる。
当麻は思わず目を背ける。
もちろんこの光景が見苦しいわけでも、嫌な訳でも無い。
ただ単にソレを見続けていると、自分の歯止めが間違いなく効かなくなるであろうことが簡単に予想できたからだ。
目の前の(美)少女達が事もあろうか手を絡めあい、唇を重ね、その肌を合わせているのだ。
この光景を見て理性の箍が飛ばない人間は男じゃない。
当麻はよくわからないが助かった、ということだけ記憶に留め、目を逸らしながら精神集中をする。
(こ、こういう時は時はえええええっと!?どうすんだっけ!?そうだ、とりあえず素数を数えて落ち着くんだ!1、2、3、5、7……って違うッ!)
……全然集中できていないらしかった。
そんな当麻の耳からは何の遠慮もなく二人の嬌声が脳へと送られる。
「ふぅ……ぁんっ。やぁ…そこは……」
当麻の理性の防衛壁、残り四枚。
「えへへ、きもちいいんでしょ?だめだよ。もっともっと………」
残り三枚。
「い……やっあん……とうまぁっ」
三枚飛んで一気に理性の防衛壁は瓦解した。
重なり合う二人を力づくで引き離し、まずはインデックスに。
次に美琴へとキスを落とす。
それぞれの潤み、蕩けた瞳と目を合わせながら存分に舌を絡ませあい、重力に従って滴下される唾液を飲ませると、二人の体を嬲り始める。
まずは首に耳。
そこから下に降りて胸を犯す。
そして腹を辿り、その肢体を存分に堪能し、秘部へ。
「――――――――――うわ」
「やだ……恥ずかしい……」
「こんなにした責任、取ってほしいかも」
二人ともそこを洪水のように愛液で濡らし、ぴくぴくと動いていた。
「これならすぐにでも入れて平気そうだな」
「……ぁぅ」
顔を真っ赤にする美琴とは対照的に、インデックスはどこか不満そうに、
「そうはいかないかもっ」
とほとんど息だけで、声になっていない声を出す。
それと同時に今度は当麻の体がベッドへと倒された。
「ぐぅっあ!?インデック「ふふん。とうまにされてばっかじゃないんだから」
体中に響く痛みは次の瞬間に塗りつぶされる。
腰にはささやかな重み。
それは馬乗りになり、今まさに腰を落とそうかというインデックスの重み。
インデックスは勝ち誇ったように小さく笑う。
457 :
137:2007/11/11(日) 00:11:15 ID:as+5X2za
するとじゅっ、ささやかなという水音が辺りに響いた。
当麻のモノがインデックスに呑まれた音だった。
今度は先程のように引っかかるような感触は全く無い。
ずぷずぷと水音を立て、インデックスの腰が振り下ろされたびに膣の最奥部まで届き、ゴリゴリとインデックスの未成熟な膣を押し広げ、擦り上げ、貫く。
その快感にびくびくと震えながらインデックスは激しく腰を打ち付ける。
コツコツと膣の最奥を突かれる快感にインデックスは震えながらも、腰を振りながら軸をずらし、当麻のモノの裏側をひときわ強く擦り上げる。
当麻としても今までの性的興奮や、インデックスの想像以上に締り、気持ちのいい膣に挿入し、今にもイキそうな程だったのを堪えていたのだが、インデックスのアクションによって一気に高みへと近づく。
あわやそろそろ白濁を放出する、というところでもう一人。
「私も………っ!」
と美琴が消え入りそうな声で言ったかと思えば直後。
当麻の視界はピンク色の何かで覆われた。
それは美琴の秘唇。
雌特有の匂いが当麻の頭をくらくらさせる。
して、何を考えるでもなくその秘唇へと舌を這わせる。
「はぁ……ぁんっ!ぃぃ…!もっと……あはぁっ吸っちゃらめぇっ!」
「くぅ…ん……短髪、すごいイヤラシイ顔してる……っ!あぅっ!」
「それ、アンタも言えな…あぁぁ……そこぉ……すごい良いのぉ……」
「あ…あ、あ、あ、あ……!!くぅっ……く…る―――――――!」「いあっいぁっふっくぅっ―――――――!」
二人の最早言葉にならない叫び声とともに当麻からは精が放たれ、同時に当麻の顔は愛液以外の液体でも汚れることとなった。
当麻も一言何かモノ申してやろうと二人を見れば、二人とも涙と唾液、そして愛液に汚れながらも幸せそうに失神をしていた。
その光景に一瞬でその気は失せ、逆に愛しさが湧いて、溢れてくる。
二人の少女に小さくキスを与えると、上条も同時に意識を手放した。
458 :
137:2007/11/11(日) 00:11:52 ID:as+5X2za
―――――後日談―――――
「ぐぅ……腰痛ぇ……」
あの後。
頑張り過ぎた上条はどうやら腰の酷使をしたらしい。
退院はしたものの、低いうなり声を上げながらお爺さんのように体をくの字に曲げて歩く。
普段は軽々と持ち上がるはずの学生鞄すら妙に重く感じる。
して、電車に乗るべく駅に着いた上条はようやく妙な状況に気付く。
周りに一切人がいない。
はて、どこかで見た光景だな?
と上条が思考するのが早いか、目の前に怪しげな大男が現れた。
2メートルを超す長身に赤い(略)魔術師ステイル・マグヌスだった。
上条がこの状況はお前がやったのかと問うよりも早く、ステイルがぶつぶつと何かを呟く声が耳に届いた。
「まったく……あの君はあの子にまで手を出すなんて。いや、許せないなんて思ってないよ?ただ腹が立ってどうしようもないだけで、それをどうやって発散しようかと考えてるだけだからね」
どうやら少し壊れ気味らしい。
その不気味な一人言は決して止まらず、機関銃のように彼の口から発せられ続けている。
いい加減上条が止めようかと思い、ステイルの近くにだるい体を引きずるように歩いて行くと、「うん、やっぱりこれしか無いね。ちょうど本人も来たみたいだし、コイツを焼いてあの子を取り戻すとしようか」と耳に入った。
ステイルがルーンのカードを取り出す。
上条は昨日の疲労が抜けきっておらず、病み上がりなのもあって右手をふるうのが一瞬遅れる。
某月某日。
七時四十三分。
学園都市内のとある駅で大規模なテロがあったとニュースが流れることとなった。
459 :
137:2007/11/11(日) 00:17:17 ID:as+5X2za
おわたー
そして本当にごめんなさい。
完ッッッ全な駄作です。
ご要望とあらば書き直してもいいです。
さて…今度は上条×アンジェレネ×ルチアかー
がんばろっと
これは良いエロス
間違いなく次回作も期待できる
>>459 何という3P……これは間違い無くおっき
GJ以外の言葉が浮かばないぜ!!
しかし……これが……駄作だと……!?
だったら本気になったSSはどんなレベルになるのかと小一時間問い詰m(ry
ぐううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
うううううううううううううううううううじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
ぶうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!
ああ、いいよ。インデックスと美琴かあいいよ。
463 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 02:14:45 ID:hovf4zcv
ちくしょう、巨乳好きの俺をインデックスと美琴でフルおっきさせるとは……
GJなどという言葉じゃ足らん!
God Jobだ!
>>459 さすが上条さんだ、3Pになっても不自然にならないな
エロかったよ、gj
>>459GJッッッ!!!
なんという上手な文。おかげでフルおっきした。
理性が限界に達したので、避雷針持って美琴たんレイプしてきます。
>>459 あ〜、なんかメタ表現やパロディが多すぎてのめりこめなかった。
エロでこれらをやられると萎えるのは俺個人の嗜好の問題だから仕方ないとしても
シチュが魅力的なだけに残念だわ。
次回作では少し控えてもらえたらありがたいと個人的には思う。
>>459GJ
でもそれ以上にこの流れで空気読まないとかただの文句じゃなく的確な意見を言える
>>466が
皮肉とかそういうんじゃなく真面目にすげぇ
というより
避雷針を『持って』たら逆に電撃食らうぞ
>>469 あれだろ、御琴に電撃もらいたくていくんだろ
>>465は
そして
>>459GJ!
いやーオチでやつが来るとはあのロリコン神父め!!
……あ、え、嫌だな、冗談ですからそのカードをミギャー!
GJ
あれ、おかしいな確かこっちに
>>470が居たはず……お、こんがり焼き上がってるな。
腹減ってたし、塩胡椒で味つけして喰うか。おーい、他に食べる人いたら切り分けるぞー。
むむっ、なんだかあまりおいしくない……
やっぱり食べられるために進化してきた鶏や豚は偉大かもなんだよ
473 :
137:2007/11/11(日) 23:15:42 ID:as+5X2za
っくっく……
不味い。
ゲテモノは美味いのが相場なんだがな(狽ヌこの幻影旅団
上条、、、貴様肉ばっかり食べずに
野菜も取りなさい野菜
ほら、キャベツ持ってきたから
食物繊維たっぷりよ
秘肉とな!?
「上条……貴様そこばっかはぅ、ふぁ、あくっ」
まで浮かんだがどうする
決まっている。その想いのたけをこのスレに思う存分SSという形で書きなぐるのだ。
>>477 了解した、すでな書きなぐり真っ最中だが吹寄編も頑張ってみる
ところで、本スレでお風呂の話してるんだが、あれは使えるよな、誰か書こうぜ
天草式って日常の生活様式に魔術を盛り込むんだよな
五和のタンクトップオンリーを見て5秒で
「魔術が誤作動して処女なのにエロエロになっちゃう五和」
ってのが思い浮かんだ俺はもうダメかも分からんね
禁書がハブられたので一作書こうと思ったのだが、筆がなかなか進まない・・・
かつての自分に呆れると同時に、137氏を始め現役の職人さんに敬意を覚えるよ。
上条さんハーレムメンバーを
・鉄板で処女
・処女非処女どっちもありえる
・非処女っぽいが処女でも納得
の三つに分けるとしたらどんな感じ?
>>481 とりあえず、禁書やミサカ、打ち止めは鉄板で処女じゃね?
>>481 神裂さんじゅうはっさいも処女っぽいけどなぁ……どっちなんじゃろね
484 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 15:10:39 ID:fcZlirp3
>>481 鉄板:禁書 御琴 御坂妹 黒子 五和 吹寄 風斬
どっちも:姫神 神裂 小萌 オルソラ アニェ ルチア アンジェレネ
一番下は思いつかんかったが、俺の中だとこんな感じ
下げ忘れスマンorz
避雷針持って怒り沸騰中の御琴に接近してくる
486 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 16:29:45 ID:bsdQ8iiZ
ここは、あえてテッラで。
「優先する。快感を上位に、尊厳を下位に」
顔からして絶倫です。
神の右席メンバーは処女・童貞じゃね?
原罪が少ないってことは穢れてないってことだろうし
あとテッラの声が脳内で若本ボイスで再生される
テッラの声は金属を擦るみたいな耳障りな声って13巻にある
若本はむしろアックアじゃないか?
テッラのセリフがどうにもアンデルセン神父にかぶるんだ
異教徒を人間扱いしないあたりとか
小萌先生が非処女とか考えられない…
既に記憶失う前の当麻と経験済みならあり得るか
>>484 下だと、オリアナ、黄泉川、芳川が浮かんだ
491 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:13:02 ID:7HX/xvSB
前巻の時点でテッラを女の子と思ってたのって俺だけか?アニェーゼみたいなキャラ
と勘違いしてたから違和感すごかったわ。
そろそろ白黒と上条さんのエロイ話がまた読みたくなってきたなぁ
>>489 宿敵との一騎打ちで男気あふれる散り様を見せた神父をテッラと同列に扱うのは抵抗があるなぁ・・・
むしろ、同じ頭脳労働系のマクスウェル君に似てると思う。
美琴にヤンデレフラグがたったと信じて疑わない俺が通りますよ
最初に気付くのは一番付き合いの長い小萌先生だと思っていたのに…
鮮血か永遠にか
はたまた「中に誰もいないんだよ?」とか
なんのかんので禁書が記憶喪失の原因だって事を知って問い詰め修羅場フラグか
良いな、実に良い
>496
……なんでか知らんが読んだ瞬間に
ステイル「もう十分だろう!?この子のライフはもう0だ!」
美琴「HANASE!」
とナチュラルに浮かんだ……何故だw
>>493 セリフが似てるってだけだから気にしないでくれ
あとどちらも狂ってるなw
アンデルセンが漢なのは同意
テッラももっと男気があれば…!!
>>490 上条さんそこにはフラグ立ててない気がす……
500 :
nu---:2007/11/13(火) 17:58:07 ID:dhouDVEQ
美琴が怒るのは確実だと思う
>>499 上条さんなら2,3回も会えばフラグなんてすぐたつだろう
そんなフラグより白黒、初春、佐天、etc・・・にもフラグたてて欲しいがな
黒子もみたいがカミやん×初春×佐天が読みたい俺
しかしカミやんって2歳年下の美琴をガキ扱いしてる辺り
かなり高レベルで年下属性がないっぽいんだよな。
なのに知り合いは同級生や後輩ばかりな罠。これも一種の不幸かしら。
そういやおねーさん好きってどっかで言ってたな
これはプリエステス大チャンス・・・!
土御門か青ピに属性ばらしされてたような気がする。
五巻のどっかで寮の管理人のお姉さんがストライクゾーンだって自分で言ってたな
14巻のエロ展開ってないかな。
あの服装をうまく料理できないかな。
戦闘中に前がはだけてしまったことに気付かず、そのまま上条さんを介抱
本人が知らぬ間に上条さんを誘惑とか
>>498 ・異教徒は人に非ず。
・宗教組織の暗部所属。
・人外的能力保持。
と結構共通項は多いけど、そうじゃない部分が余りにも違うからねぇ。
言うなれば、テッラとアックアを足して2で割ると近い感じだからな。
そして俺は次巻の御坂さんの攻勢に期待、超期待。
連鎖反応を起こすフラグ群。修羅場と鉄火場の同時襲来にめがっさ期待。
>>509 そんな修羅場展開、本編では見たくないにょろ〜
俺14巻の最初の絵見ても、まだテッラの事女と思ってたんだぜ・・・
鎌池たん男と説明してくれないなんてあんまりだよぅばかぁ
そしてとある科学の超電磁砲で初春を助けた事により、またフラグを増やしたな。あの駄フラグ種馬は
>>511 初春はあれを美琴のおかげだと思ってるのでフラグは立ってないとオモ
カミやんに初春それとなく助けさせて会わせる
↓
この前御坂さんに助けてもらった『虚空爆破事件』の時にいた男の人に助けてもらったんですよー
↓
ビリビリ気まずそうに真相を教える
↓
え?じゃあ助けてくれたのはあの人・・・?
とこんな感じで
誰かssにしてエロまでつなげてくれorz
たが初春のエロが見たいという需要があるかわからないぞ
あるとも
少なくともここに一人
さらに俺も入れて二人
俺も加えて三人
518 :
137:2007/11/14(水) 19:02:21 ID:g8Fli6BF
さらに四人目
…5人
520 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19:12:14 ID:D4McDMan
初春好きの俺が5人目。
私も入れて七人ですね。
失礼、私で七人目ですね。
姫神のお尻で、とかやらしいの書こうとしてたんだけど、
どっかから幻想殺しが飛んできて忘れてしまった
初春のエロを渇望する声多すぎワロタwww
そういえば吹寄のえろもないと思った自分が通りますよ。
でも初春のエロもみたいとおもた
>初春のエロもみたい
揉むほどないだろう……
桃尻・・・・じゃないのか。
この隙に五和はいただいときますね^^
>>528 そういうのは本スレで……いや、そろそろ飽き飽きしてるから本スレでもやるな。
とある科学の〜の4話以来初春のまくられぷりに
萌えてるモレもナカーマ(・∀・)人(・∀・)
イロイロ揉むほど無いのは美琴も初春も同じだしw
>>528 それはあまりにも女性に縁がないので自らカエル顔の医者に頼んで性転換した青ピだと気付かずに……
>>531 それにノるのは自重の方向で。
フラグ魔のせいか、他の男性陣が日の目を見ないよなあ。
ステイルはTSネタで意外に作品あるけど、此処の板で裂け目に剛槍ぶち込んでるのは現在のところ上条さんだけだし
ひとかたさんが人妻に手を出しました
ひとかたさんが人妻になりました
に一瞬見えた。
一方さんは女キャラに前立腺を開発される立場だから
なんか脳内で上条のちんこを美琴、ケツ穴を黒子が舐めたりする妄想が溢れているんだが。
「な、なに膨らませてんのよ…そんなに黒子の舌が気持ちいいの!?」
「ふふ、殿方のここ、舐め上げる度にビクビクって…ちゅっ」
「うぉぅっ!新感覚っ!!」
>>536 さあ、今すぐその妄想をSS化する作業を始めるんだ!
>>533 ひとかたさんは手を出すというよりか出されるほうだろうな。
原作に従えばホルモンバランスが崩壊してるそうだから性欲とか知らないっぽいし。
ましてや我々の中には未だに彼は女だと信じて疑わない連中も多いし、何より抜くためにエロ本を読むひとかたさんなんてとてもじゃないが想像できん。
あー、語ってたらひとかたさんが悶えるSSが無性に見たくなってきた。ちょっと倉庫いってくる。
……今更だがスピア氏忙しいのかねえ。
539 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:30:34 ID:snwuR9cm
姫神さんとのssを書いてて、自分の文章能力のなさに涙(ToT
なので、是非ともほかの人に書いてほしいと願ってます
540 :
233:2007/11/15(木) 10:49:13 ID:do7YRMHd
エロパロでここまで3P……というか複数相手のカップリングが奨励されてる作品も珍しいような。
ようやっと続きが完成したので投下。さっぱりエロくないのはもう許してください。
541 :
233:2007/11/15(木) 10:50:26 ID:do7YRMHd
「……本当に、そんな格好でいいのか?」
「はい。覚悟が鈍ってしまう前に、できるだけ早くお願いします」
でもなぁ、という顔をしてしまう上条当麻。あの後二人がかりで服を剥かれ、遅ればせながら真夜中の空気
に素肌をさらしていた。
上半身には度重なる戦闘によってついた傷跡(カエル顔の医者のおかげで僅かなものだが)が見受けられ、
下半身にはベッドインした直後から大絶賛ハッスルモードであった逸物が露出している。
窒息寸前までいったことで一度なえかけてしまったが、今更なる興奮材料を目の当たりにして平常時の1.2
倍は硬く太く漲っている。
「うわ……ルチアさん、とてもえっちぃです」
「う、うるさいですよアンジェレネ! 仕方ないではないですか、男性の、その、そのような――――を直視
できるはずがないのですから」
ただ一人服を着たままのアンジェレネがぼそっと言った言葉に、消え入りそうな声で反論するルチア。
修道服のフードのみを残して素裸の彼女は今、ベッドの上で枕に顔を突っ伏し、お尻を高く上げるという扇
情的極まりないポーズをしていた。ほどよく肉のついた臀部も、その奥のすぼまりも、さらにその下の秘部ま
でばっちり丸見えである。
上条の股間を見れないがゆえの格好らしいのだが、それで自分が見られるのは平気なのかと思わざるをえな
い。いや、実際平気ではないのだろう。緑がかった金髪の間から覗く耳は真っ赤だし、よく見れば肩なども小
刻みに震えている。このまま放置しておけば数分で臨界に達するのは間違いないだろう。
それはそれで大変魅力的なのだが、いい加減上条のモノも限界だ。白い同居人の存在により、満足にガス抜
きも行われていない男の象徴は、極上の馳走を前にしてよだれをたらさんばかりに聳え立っている。正直、よ
くここまで頑張った! 感動した! と言ってやりたいくらいである。
幻想殺しの少年は熱でふらふらしながらルチアの後方に膝立ちになり、
「それじゃあ、入れるぞ。……できるだけ、痛くならないようにしてみるからな」
「私の体を案ずる必要などありません。ただ貴方の満足のためにこの身を使ってください」
馬鹿、と小さく叱り、熱くなった彼女の腰を左手でつかんだ。右手は自分のモノに沿える。
腕に力を込めて高さを調節。
先端を軽く押し当てる。
「――ッ」
少女の息を飲む音が聞こえた。
一度達したのと、その後の緩やかな自慰により、女性器はたっぷりと潤っていた。しかしそれでもなお処女
の秘裂は固い抵抗で男の侵入を拒む。
上条は両手で腰を掴みなおし、自分の側へ抱き寄せるようにして、一気に、力づくでその抵抗を突破する。
――ぶちっ。
542 :
233:2007/11/15(木) 10:51:23 ID:do7YRMHd
「ぐ……はっ、くぅぅぅぅ……!」
輪ゴムを一袋まとめて引きちぎったような感触。
遅れて白いシーツに落ちた数個の赤い点。
破瓜の瞬間、ルチアは悲鳴を上げなかった。懸命に枕に噛み付いて叫びたいのを堪える。これまでの戦闘で
経験してきたものとは別次元の痛みに何が何でも耐える。
なぜなら、受け入れて一番初めに言いたい言葉が彼女にはあったから。
「…………ど、」
正直目も開けていられないほど痛い。
それでも、必死な想いでその苦痛を押さえ込み、
「どう、ですか」
後ろにいる人へ。今まさに自分を貫いている人へ呼びかける。
私はちゃんと貴方のものになれていますか、と。そう尋ねたかったのに、痛覚信号に埋め尽くされた脳はそ
んな断片的な一言しか許してくれなかった。
意味が伝わったかどうか、そもそもちゃんと彼の耳に届いたかどうかさえ分からない。ルチアは麻痺しきっ
た時間感覚の中でひたすら答えを待った。
数秒。あるいは数分。もしくは刹那の間も置かず、幻聴のように暖かな声が鼓膜を揺らした。
「――ああ。どうにかなりそうなくらい気持ちいいぞ、ルチア」
その瞬間だけ、ルチアは痛みを忘れた。
ただ女として想い人を喜ばせていることに至福を覚える。
(本当に――)
思う。
(この人で、良かった)
それから、蹂躙が始まった。
泣き言を言ったかもしれない。耳元で囁かれたかもしれない。胸を揉みしだかれたかもしれない。体位が変
わったかどうかすら分からない。
ただ嬉しかった、という思い出のみが刻み込まれていく。
最後の瞬間。体の中心で熱く熱く熱いものが迸ったと同時、ルチアは性感ではなく幸福感のみで絶頂に達した。
543 :
233:2007/11/15(木) 10:52:22 ID:do7YRMHd
◇ ◇
長い射精の後、抱きしめていた腕をほどくと、細い少女の体は電池が切れたようにぐったりとベッドに沈んだ。
ぬるっとした感触と共に吐き出された逸物には、赤と白の液体がみっちりこびりついている。
「はあ……はあ……」
上条は荒い息を洩らしながら、伏した少女の顔を覗き込む。
深く瞳を閉ざし、気を失っているようではあったが、ルチアの表情はどこか満足げだった。
(……つか、途中から自分でも訳わかんなくなってたからな。勢いで中に出しちまったけど……どうしよう。
幻想殺しは効かないよな、やっぱ)
自分の性欲を御し切れなかったことを悔やむ。年上とはいえ処女相手に無茶をやりすぎた感は否めない。
挙句の果てに許可も取らずの中出しだ。十字教では堕胎は殺人と同罪になると聞いたことがある。
責任を取るのが怖いとかじゃない。
ただそれが理由でルチアが辛い目に合うのだけは嫌だった。
――もしかしたら、それも言い訳に過ぎないのかもしれないけれど。
と、悩んだ顔をしているのに気づいたのだろう、放置気味だったアンジェレネが声を上げた。
「あの、大丈夫だと思います」
「え? アンジェレネ、お前分かるのか?」
「はい。私は部屋も隣ですし、洗濯物の量とか、普段の体調とかで大体の周期は知ってます」
アンジェレネによれば、ルチアの月の周期は性格同様きっちりとしたもので、日数的には今夜はたぶん安全
日らしい。
「……でも、ルチアさんは危険日でも全然構わなかったと思いますよ」
付け加えられた一言に、上条はむずがゆいものを感じた。
これまで幸か不幸か多くの女性と知り合う機会があったものの、こんな気持ちになったのは初めてだ。
無制限の信頼が心地いい。
無限大の未来に不安になったりもする。
これが恋する、ということなのかと思ってみたりした。まあ問題なのは、この気持ちの対象が『二人』であ
るという所なのだけど。
あまりに気恥ずかしくて、上条は誤魔化すように口を開く。
「あー、その、あれだ。アンジェレネはどうなんだ? そのあたり」
「わ、私ですか? えっと、……うーん……」
何故かもじもじと口ごもる修道服の少女。
「……まさか、まずい日なのか?」
「そうじゃ、なくてですね。……えーっと、……………………私、まだ、なんです」
「…………は?」
思わず尋ね返してしまう(元)童貞。確認するまでもなく、その言葉の示す意味は明らかだろうに。
手や口による愛撫に反応していたから、見た目はともかく体の機能はちゃんと成長していると思っていたのだが。
改めて“そういうものとして”彼女を見直すと、プロの試合にいきなり放り込まれた素人のような頼りなさ
を感じてしまう。
細い手足、薄い肉付き、そばかすの残った顔。
処女がどうとか以前に、そもそも無理があるのではないだろうか。
544 :
233:2007/11/15(木) 10:53:15 ID:do7YRMHd
「――あ、だからやめるとか、そういうのはナシですよ!?」
気配で上条の戸惑いを察したのか、アンジェレネは花火が弾けるような勢いですがりついてくる。よほどの
不安を感じたらしく、目元が潤み始めていた。
上条は慌てて軽い体を受け止め、
「アンジェレネ、でも、」
「お願いです。私、私だけこのまま置いてきぼりなんて嫌です。してくれるって、言ってくれましたよね?
それに――」
アンジェレネはちら、と真下に視線を落として言った。
「お兄ちゃんの、このままじゃ辛そうです」
「う……」
情けない声を上げてしまう上条当麻。
たった今ルチアの処女膜を突き破り、存分に蜜壷を抉って白濁液を吐き出したはずの逸物は、未だに最大硬
度を保ったまま反りあがっていた。胸の内では情欲の炎もいまだ猛っており、とてもではないがこのままでは
寝付けるはずがない。
話の流れで少しは縮んでくれていたのなら、まだ言い訳のしようもあったのだが。
「じゃあ……頼んでいいか?」
これ以上拒むのは想いを遂げようとする女性に対して失礼だと感じ、上条から言い出す。小柄な少女はパァ
ッと花が開くように表情を輝かせた。
大きくうなずくと、アンジェレネは自分の修道服をするすると脱いでいく。最後に下着というより肌着に近
いブラを取り払うと、まっさらな幼い肢体が露になった。
起伏の乏しい体型(スタイル)。しかし精一杯の自己主張で差し出されたその体が男にとって魅力的でない
はずがない。
「……あ、フードは残した方がいいですよね」
なんてことを真顔で言われると、色々と立場がないのではあるけれど。
上条は白い肌に手を伸ばし、尋ねる。
「アンジェレネは、どういうやり方がいい?」
「……だっこ、してもらいながら、入れて欲しいです」
小さな声で、けれどしっかりと自分の望みを伝える少女。ならばそれに答えるのは男の心意気というものだ。
あぐらをかいて座り、その上に彼女を誘う。いわゆる対面座位の体勢だった。
和式便所にしゃがみこむようなポーズに、最初は戸惑い気味だったアンジェレネも、上条が背中に手を回す
と落ち着いて身を委ねてくる。
「あ――」
閉じた秘裂からたれた愛液が逸物を濡らした。受け入れ準備は万端らしい。
恥ずかしそうにうつむくアンジェレネの頭を撫でてやる。
「それじゃ、下ろすぞ」
「はい。あの、」
アンジェレネが顔を上げて言う。
「もし私が泣いちゃっても、絶対途中で止めないでくださいね?」
「……約束する」
答え、そして強く彼女の体を抱きしめた。
545 :
233:2007/11/15(木) 10:53:59 ID:do7YRMHd
アンジェレネの腰が下っていく。性器同士が触れあい、そして肉のクレバスが押し広げられる。
「ぐぅっ……!」
アンジェレネの顔が歪んだ。
痛い。痛いけど、本当に限界になるまでは泣かない、という意思が伝わってくる。
これ以上見ていると続けられなくなると思い、上条は彼女の顔を右手で引き寄せ自分の肩に置く。
時間をかけても痛みが長引くだけ。
最後の抵抗は、少女の体を下ろすのではなく、自分の腰を突き上げることで突破した。
「――あ、」
一瞬の間。
「ああああぁあああああぁあああああぁああああああああああっっっ!!」
鼓膜を突き破らんばかりの絶叫が耳元で破裂する。同時に上条の背中に鋭い痛みがいくつも走った。アンジ
ェレネの爪が折れそうなくらいの力で突き刺さったのだ。
だがそんな痛みは気にもならない。今アンジェレネが受けているものにくらべれば、丸めて捨てられる程度だ。
それ以上に、ルチアの時に増して狭く、その上熱い膣の感触に溺れかけていた。
気を抜けばまたさっきのように暴走してしまうだろう。
(せめて、ちょっとだけでも痛みを和らげてやらないと……)
でなければ、この行為はセックスではなく、ただの少女の体を使用したマスターベーションに成り下がって
しまう。
上条は後頭部をズキズキと責める快楽に抗いつつ、左手をアンジェレネの胸に触れさせる。
そういえばアンジェレネの胸を責めるのはこれが初めてだな、と思いながら、盛り上がりのない乳房を撫で
たり、つつましく自己主張している乳首をつまんだりしてみる。
「……、くぅっ、ああっ、はっ、ふぁ、うう……やあっ!」
優しく撫でさすっていると、少しずつでも感じ始めたのか、時折熱い吐息をこぼすようになる。
完全に苦痛を忘れさせるには至らない。しかし、アンジェレネにとってはそれで十分だった。生まれた僅か
な余裕で精一杯の表情を作って見せる。
「お兄、ちゃん」
「ああ。すげー気持ちいいぞ、アンジェレネの中」
「よか、った。あの、出来れば、早く、終わって……」
愛撫を受けていても、本当につらいのだろう。彼女の双眸から涙がこぼれる。
やめてとは言われなかった以上、最初の約束通り、射精するまで続けるのが男としての務めだ。
アンジェレネの体を持ち上げ、未成熟な膣の締め付けと異常なまでの熱さを貪り、暴走しないでいられるギ
リギリのスピードで出し入れを繰り返す。
内臓を抉られ悲痛に顔を歪める少女の姿に罪悪感と微かな征服感を覚えながら、ひたすらに原始の欲求を満
たしていく。
「……、……、あ、……、んぁ、……、」
もはや悲鳴を上げることもせず揺さぶられるままになった小柄な少女。
その体内、受精能力を持たない女器官の中心めがけ、上条は二度目とは思えないほど大量の精液を吐き出した。
546 :
233:2007/11/15(木) 10:54:56 ID:do7YRMHd
性器を引き抜き、アンジェレネの体をベッドの上に横たえさせる。
気絶はしていないようだが、かなり意識は朦朧としていて、瞳の焦点が定まっていない。
「あ……おにい、ちゃ……」
顔を上げようとするのを、おでこを撫でて抑える。
「ありがとな。よかったよ」
それだけの言葉で、アンジェレネの顔は幸せそうにほころんだ。
辛い経験だったろうけど、辛いだけで終わらせることがなくて、本当によかったと思う。
「――この、ケダモノ。こんな小さい子を思うまま犯しておいて、何がよかったよですか」
と、その時。
眠っていたはずのルチアが目を開けていた。アンジェレネと並ぶように横向きに寝ていた彼女は、視線だけ
起こして上条を睨む。
少年は何故か小萌先生に悪さが見つかった時のような気分になって、
「ああああ、ルチア、お前いつから」
「アンジェレネが挿入された時のものすごい声で目が覚めました。幸いこの部屋は貴方を招くにあたって学園
都市製の防音壁紙とやらを何重にも貼ってあるので、他の部屋の人間が起きてくるということはないでしょうけど」
「何だってお客様を招く部屋を防音加工せねばならんのか私には見当もつかないのですがっ!?」
「まあ……それはその……」
顔をまた赤くして口ごもる長身の少女。が、数秒もしない内に強引に話題を切り替えてくる。
「……そんなことはどうでもいいでしょう。それよりも最優先なのは“それ”の処理ではありませんか?」
「え? うわっ!?」
ルチアが指差した先には、二人分の破瓜の血と、二発分の精液で大変なことになっている逸物があった。
しかもあれだけの連続行為の後にも関わらず、それは萎えることもなく反り返ったまま。
(なんという耐久力……)
流石に自分でも驚かざるをえない。
破瓜を経験したことで多少は慣れが生じたのか、ルチアは上半身を起こし、上条のモノをちらちらと視界に
入れつつ、
「そのままにはしておけないでしょう。 もう少し出さなければ辛いのではないですか?」
「うーん……そりゃ正直な話あと一回くらいはいけそうだけど……今のルチア達にもう一度入れるのは、何だ
か傷を広げそうで」
「でしたら。……アンジェレネ、ほら起きなさい。もうひと頑張りできますね?」
何を思ったか、ルチアは傍らに丸太のように転がっている小柄な少女の肩を抱くと、んっ、と力を入れて持
ち上げた。
四肢に力の入らないアンジェレネはされるがままであるが、長身の少女の意図は察したらしい。
「ん……お願いします、ルチアさん」
「ええ。よい……しょ、っと」
ルチアはアンジェレネの顔を胸に抱きとめると、そのまま後ろに倒れこんだ。
すると、二人の開かれた足の間がちょうど上条の方を向くことになる。
精液と愛液と血液にまみれた裂かれたばかりの女性器が、ぴったり重なり合っていた。
上条の『知識』は語る。
「これって……貝合わせってやつか? ……てか何で知ってんだ」
547 :
233:2007/11/15(木) 10:55:39 ID:do7YRMHd
上条は自分に対して問うたつもりだったのだが、少女達は勘違いしたらしく、慌てた様子で、
「わ、私だって好きで覚えた訳ではありません。神裂火織宛てに届いた荷物の中に日本の少女漫画というもの
があり、まあ修道女の生活には不要なものなので早急に処分するはずだったのですが、地面に落とした表紙に
ページが開いて――」
「本当は皆で回し読みしてたんです。ルチアさんなんかもうはまっちゃってはまっちゃって」
「アンジェレネ! 貴女はいつもいつも私のやることなすことを台無しに――!」
最近の少女漫画は過激だっていうからなぁ、と上条は適当に考えながら、じたばたしている少女達に近づい
ていく。
重なった肉裂の間に逸物を押し当てると、ルチアとアンジェレネは紅潮して硬直した。
「うあ……あんなに出したのに、こんなに熱い」
「……流石に膣ほど性交に適したものではないと思われますが、これならば私達の負担を気にせずできるかと」
「ああ。それに二人同時に愛せるなんて、夢みたいだ」
とてもとても自然に出た台詞だったのだが、愛、という単語を聞いて二人の顔が三倍は赤くなる。
「ずるいですーこんな時に。もう顔上げられませんよぉ」
「不意打ちにもほどがありますっ。こ、このような辱めを……」
もう笑うしかなかった。
ぐぃっと腰を突き出し、組み合わさった肉の谷を貫く。
「「ひゃあっ!?」」
突然の衝撃に背筋を反らす少女達。
貝合わせの感触は確かに膣ほどの締め付けは望めないが、十分すぎるほどの潤滑油と、表と裏を同時に擦る
クリトリスの刺激もあってこれはこれで極上である。
何より、これまでほとんど痛みしか与えられなかった少女らをこうして逸物で喜ばせることが出来ているの
がたまらなかった。
「ふぁ、ふぁ、やあ、んああっ!」
「んっ、く……は、いいっ!」
身悶える二人を上からまとめて抱きしめる。
大きさこそ違えど、同じ温もりを持った体が二つとも腕の中に納まってしまう。
儚く不思議な癖に幻想殺しで握りしめても消えない、世界でたった一つの――いや二つのものを見つけた気
がした。
「ルチア……アンジェレネ……!」
「と、ううんっ、当麻……!」
「ああ、ああっ、お、お兄ちゃん……ッ!」
すでに理性は飛び、本能でそれぞれの名を呼び合う。
狂ったように腰をすり合わせながら、少年と少女達はありったけの想いを確かめ合った。
548 :
233:2007/11/15(木) 10:56:30 ID:do7YRMHd
◇ ◇
たとえ日本と九時間の誤差があろうが、地球の上なら一日に一度は必ず朝が来る。
カーテンの隙間から漏れる朝日が目に入った、というユニットバスの中ではありえない理由で目を覚ました
ことにより、上条はここが遠いイギリスの必要悪の教会女子寮であることを思い出した。
(うーん……なんか体が重いな……)
昨日のロンドン観光の疲れかな、と思ったが違った。起こそうとした上半身の上に、柔らかくて温かい重量
が二つ乗っかっている。
色合いの違う金色の髪が並んで目に入った。
「……ん……すぅ……」
「ふぁ……はぅ……」
上条の胸板に寄りかかるようにして、ルチアとアンジェレネが眠っていた。
付け加えるなら三人とも、昨夜の“あの”行為のままの姿である。ルチアの手が手繰り寄せている毛布が申
し訳程度に彼らの下半身を隠しているが、その下は様々な体液で大変なことになっているだろう。
「…………、」
不思議なくらい動揺はなかった。
むしろ夢でなくてよかったと心から思う。
叶うならこの温もりを感じながら二度寝を始めたい所だったが――上条の身じろぎを感じたのだろう、二人
の少女はほぼ同時にまぶたを開けた。
「……、ん、朝、ですか?」
「はふ……あとごふん……」
目をぱしぱしさせて寝ぼけている二人に、上条は、お早う、と告げた。
見上げる二対の瞳と目が合う。
アンジェレネが昨夜の情事を思い出し、ルチアが自分達の今の有様を把握して、そろって爆発的に赤くなる
までにきっかり十秒。
何だかよく分からない絶叫と共に、上条はベッドの上から叩き落された。
「ふごふっ!? な、なぜに。今さら裸くらいで恥ずかしがるような仲では」
「テンションの差というものを考えてください! 目覚めていきなり裸で男性に抱きしめられていれば普通は
蹴り飛ばしますッ!!」
「ルチアさんルチアさん! それよりもシーツとか足とかどうにかしないと……ああフードをかぶったまま寝
たから髪もめちゃくちゃになってますっ!?」
きゃーきゃーと騒ぎながらとりあえずシーツや毛布を体に巻きつけ、脱ぎ散らかしっぱなしだった下着と修
道服を抱えて部屋を飛び出していく二人。行き先は多分大浴場だろう。
「もし朝風呂とか浴びてる奴がいたら………………生きてここから出られないだろうな」
床に伸びたまま見送った彼女らの走り方は、一目でぎこちないと分かってしまうものだった。そこへ血やら
何やらで汚れた全裸姿が加われば、何があったかは明白である。むしろ浴場までの道のりの方が危険かもしれない。
549 :
233:2007/11/15(木) 10:57:20 ID:do7YRMHd
しかし、それは杞憂ですんだようだ。二十分後、上条が部屋に据え付けのタオルでのろのろと身を清めてい
ると、ノックもせずにルチアとアンジェレネが帰ってきた。二人とも見た目だけは訪ねて来た時に戻っている。
足運びはまだ多少危うかったけれど。
平静になりきれていない様子のルチアがまず頭を下げる。
「……先ほどは失礼しました」
「いや、いいって。やっぱり調子の乗っちまったのは俺だしさ」
「ですが、」
まだ何か言いたげな長身の少女を制し、着替えを終えた上条は立ち上がる。
「それよりも腹減らねーか? まだ早い時間っぽいけど、食堂に行けばなんかあるだろ。なんなら俺が作って
もいいし」
「客人にそんなことをさせる訳には」
「はいはい! お兄ちゃんの料理食べたいです!」
アンジェレネー! という叫びを引き金に朝一番のほっぺた引っ張りバトルが開始された。その光景に騒々
しさよりも愛しさを感じてしまうあたり、ああ末期だなと思う。
上条は笑いながら二人の背中を叩き、出発を促した。
「じゃ、行こうぜ。ああそうだ、結局飲まなかったホットミルクのコップも持っていかないとな」
「あの、その前に……」
身を捻った上条の袖をアンジェレネが引き止める。
見ればルチアも真剣なまなざしを送ってきている。
「ん……何だ?」
「今日という一日が始まって、完全にシスターに戻ってしまう前にやりたいことがあるんです。さっきジャン
ケンして勝ったので、私から」
「……あれは絶対後だしだったと思うのですが」
後ろで悔しそうに呟いているルチアを尻目にアンジェレネが上条の前に立つ。
発情とはまた違う色合いで染まった少女の顔がとても眩しく見える。
「ちょっとだけしゃがんでもらえますか?」
「あ、ああ。いいけど、これってもしかして――」
言いかけた言葉は唇ごと塞がれた。
腰をかがめた少年の首に、背伸びをした少女が腕を回し、
んっ、とかかとを上げて、口付けをした。
「…………!」
視界いっぱいにそばかすの残った少女の顔がある。
時間にして数秒。触れ合っている面積も極小だというのに、昨夜の情交以上の感動が押し寄せる。
爪先立ちの、一生懸命なキス。
550 :
233:2007/11/15(木) 10:58:23 ID:do7YRMHd
「……えへ」
顔を離し、万感の想いで息をつくアンジェレネ。上条はしばし呆然としてしまう。が、
「まだ終わっていませんよ」
ぐい、と上条の体を引き寄せ、次はルチアが顔を近づけてくる。
向かい合って立つと二人の背丈はほぼ同じなため、うるんだ瞳にまっすぐ見据えられてしまう。
「ルチ――」
「男なら黙って受け取りなさい」
両頬に手が添えられたかと思うと、一気に唇が押し付けられた。
アンジェレネと違い、情熱的な勢いがあり、しかし不器用なキス。
「…………ふぅ」
口が離れると。やはりルチアも満足そうに息をつく。
連続で呼吸を止めなければならなかった上条は酸欠と同様であたふたしながら問う。
「はっ、はあっ、い、いきなり、てか何で」
立ったまま人工呼吸をされたとかではない。正真正銘恋人同士がするような口付けをされたのだ。
二人の処女を奪っておきながら、根本的な部分では恋愛初心者の上条当麻は戸惑うばかりである。
「したかったからです。他に理由が必要ですか?」
「シスターに戻っちゃったら、簡単には出来ませんもんね」
対して、こういう時は女の方が強いのか、ルチアとアンジェレネは胸を張って堂々と言ってのけた。
「「ちなみに二人ともファーストキスなので。あしからず」」
可愛らしく唇に指を当てたポーズでそんなことを言われてしまったら、もう赤くなるしかない。
というか、こんな調子だといつか「また修行をやり直すことにしました」と言って、昨日のように迫ってく
るような気がしてきた。
そしてそれをかけらも嫌と感じていない自分がいる。
(くぁー…………なんつーか)
上条当麻は実感せざるをえなかった。
他人のために走り続けられる自分の幸運(ラッキー)と、
誰かが傍にいることで感じられるこの幸福(ハッピー)との違いを。
さて、これからどのくらいのペースで二人のシスターが「一から修行をやり直す」ことになるのかは――
この物語を読んだ貴方の想像にお任せする。
551 :
233:2007/11/15(木) 10:59:03 ID:do7YRMHd
これにて完結。エロパロ書くのって体力使うなー。
最後にちょっとだけおまけをつけて、終わりにしたいと思います。
長文失礼いたしました。
552 :
233:2007/11/15(木) 11:00:24 ID:do7YRMHd
おまけ
「そういえば、結局どうして俺の部屋でお茶会を始めたりしたんだ?」
「「…………、」」
「何故そろって気まずそうに目をそらす」
「まあ、食堂についてしまえば分かるのですが……」
「?」
「昨日お兄ちゃんがお部屋に入った後、この女子寮の住人全員が食堂に集ったんです」
「ふむ」
「ちょっとした会議をするためでした」
「ほう」
「議題は『お兄ちゃんは誰の部屋に夜這いに来るか?』で」
「――――――――コラ」
「誰もが自分だ私だと言って譲らず、議論は白熱して収拾がつかなくなりました。そして誰かが『むしろこち
らから夜這いをしかければいいんじゃないか』と言い出してしまい、抜け駆け許すまじと雪崩れ込むようにバ
トルロイヤルに」
「待て」
「七天七刀と摩滅の声とゴーレムと蓮の杖であらかたのシスターが沈んだのち、シスター・オルソラが『お夜
食でございますよー』と言って差し出してきたおにぎりが実は睡眠薬入り」
「具が梅干だった時点で敬遠した私達だけが生き残りました。オルソラは自分でうっかり食べてしまいましたし」
「……なるほど。ここで防音壁紙が効いてくるのか」
「で、一応勝者は勝者なのでお兄ちゃんの部屋に行った訳です」
「断っておきますが、その時は夜這いに行ったつもりはありませんでした。まあ折角邪魔が入ることもなくな
ったのですし、一度腰を据えて話してみるのも、という心づもりだったのですが――」
「そんな目で見るな。俺だって夜這いに来られたとは思わなかったぞ」
「でも……食べられちゃいましたよね? 私達」
「食べ散らかされてしまいましたよね、私達」
「だー! だからそういう言い方を――ん? ちょっと待て。もしかして食堂に行けば分かるってのは、」
「「ぶっちゃけ後片付けとかしてませんから」」
「うわー!! ってことはこれから行く先にあるのは修道女の屍の山!?」
「心配いりません。峰打ちです」
「さっき並べられた凶器の中にそれが出来そうなのほとんどないんですけど!?」
「たぶん、そろそろ皆起き出しているんじゃないでしょうか」
「そこへ股の間に物が挟まったような歩き方をする女が二人、一人の男性に寄りかかってやってくる訳ですね」
「何でそんな楽しそうなのお前ら! こら両サイドから腕を取るな逃げられねぇだろ!」
「逃げちゃダメですよ、お兄ちゃん」
「責任を取る必要はないと言いましたが、ヤリ逃げしていいとは言っていませんし」
「その柔軟な思考回路が今は憎いッ!!」
「「『不幸』、ですか?」」
「………………んな、……………………く………………………………そう、でも……ないです」
Do you love us?
リアルタイムGJ!
楽しみに待ってたかいがあったぜ!
>>552 リアルタイムGJ〜
上条、憐れなり
ってかなんという争いwww夜這いとかwww
じゃあ次の日にはまた別の人が来るわけですね!?
最終的にはハーレムルートですね!?
最高じゃないか!!
なんという傑作・・・おまけの最後の一文まで楽しませて頂きました。ご馳走様です!
・・・で、2日目は誰が来るの?
>>552 素晴らしい。
読後三十分間はこの一言以外何も思い浮かばなかった。
念願の組み合わせによる3P、一たびでも拝見したいと思っていた我には感激至極の一品。
契りの場面においても行為と心情描写の折込具合が、貴方は我々の剛直を奮い立たせる術を相当熟知しているのだろうと思わざるをえない。
加えて『貝合わせ』などという滅多に見ない未開拓の地、心に映しただけで我は……いかん、無様にも鼻の双方から血が。
……本種の二次創作でつい忘れがちな微笑ましきやりとりすら完全だった、と我は思う。至高の化学反応を堪能させていただき恐縮至極。
好きな組み合わせだから、という多少の贔屓もあるのかもしれないが、聞き流しても良いので改めて言わせて頂きたい……素晴らしい、眼福だった、と。
我が名は143。慈愛せし事象に、静寂なる情熱を注ぐ者也。
もうこうなったらみんなでリレー形式で禁書女性キャラを制覇しようぜ!
今書いているのが終わってないんだぜヒャッハァ
・・・・・・・・・まあ初代スレの頃に書き始めてから詰まった奴なんだが
いまこのスレで一番人気のネタはやっぱ初春なのか?
やったー初春が主人公の携帯小説できたよー(^o^)ノ
───アタシの名前はカザリ。頭に花を植えた女子中生。モテカワスリムで恋愛体質の情報収集ガール♪
アタシがつるんでる友達はスカートめくりをやってるルイコ、学校にナイショで
門限破りしてるミコト。訳あって同性愛者の一員になりつつあるクロコ。
友達がいてもやっぱり学校はタイクツ。今日もクロコとちょっとしたことで口喧嘩になった。
女のコ同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシは一人で繁華街を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
「あーお茶会」・・。そんなことをつぶやきながらしつこいキャッチを軽くあしらう。
「カノジョー、ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
長点上機の男はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
「すいません・・。」・・・またか、と花瓶なアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとキャッチの男の顔を見た。
「・・!!」
・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
男は無能力者だった。連れていかれてフラグ立てられた。「キャーやめて!」幻想御手をきめた。
「ガッシ!ボカッ!」アタシは死んだ。ジャッジメンツ(笑)
(・A・)<山田くん、座布団全部持っていきなさい
ちょwwww
ちょっと面白い
ジャッジメンツ(笑)で盛大に噴いたじゃねーかwwwwwwwwwwwww
超電磁砲を読んで佐天さんがお気に入りになりましたとさ
ジャッジメンツとはあれか、デカレンジャーか
セイントオクトーバーを幻想した自分は死んだ方がいいですね
194 :イラストに騙された名無しさん:2007/11/04(日) 03:58:00 ID:o2I1epda
テッラがエリマキトカゲみたいだというスレより
手の届かない場所にレバーを発見
禁書「またレバーだね…」
当麻「………」
アックア「………」
テッラ「………何を見つめているのですか。どんなに求められようと
所詮身は一つですぞ」
当麻「いや、またどうにかしてくれるんじゃないか?その…魔術的に…」
テッラ「そう!魔術!!惜しげもなくさらす万物の不思議アレやコレやを
当麻「どうでもいいから早くしてくれないか」
テッラ「最近の若者はせっかちですねー。逝くぞアックア!友情クロスだ!」
アックア「アッー!」
テッラ「目標はレバー!蝶のように舞い、蜂のようにさす!皆さん見てますかー?」
アックア向こう側へテッラを投げる。レバーがいれられトラップ解除。
しかしテッラには、こちらに戻って来る術がない
当麻「よし先に進むぞ」禁書「当麻、なんかこっち見てるよ」
当麻「目を合わせちゃダメだ!石にはならないけど、数時間気を失う事は 今までの言動から証明済みだ」
テッラ「見捨てるというのですか!皆が愛してくれた我輩ですぞ!」
196 :イラストに騙された名無しさん:2007/11/04(日) 08:15:17 ID:IOMIgNmR
手の届かない場所にレバーを発見
禁書「またレバーだね…」
当麻「………」
禁書「にしては今回はやけに赤黒いんだよ?」
美琴「でも、とりあえず引いてみないと」
当麻「あ‥‥‥っ」
禁書「と、とうま?」
美琴 「ちょっと、変な声ださないでよ!」
姫神「もう少し。強く引かないと。扉は開かない」
吹寄「じゃあ思いっきりやるわよ」
当麻「あ、ああああ‥‥‥」
吹寄「だからなんであんたが大声出すのよ!」
禁書「でも、扉は開いてないんだよ」
姫神「今回のレバーは。引くのでなく。電気に反応する仕組みなのかも」
美琴「任せて」
当麻「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あ………あっあー!」
禁書「まだ開かないね」
姫神「よく見ると。後ろに穴が開いている」
吹寄「鍵穴ってこと?」
美琴「でも鍵なんてどこにもないわよ」
建宮「ここにある」
吹寄「なっ…」
美琴「なんか赤黒いんだけど……」
禁書「なんか鍵というよりレバーなんだよ?」
姫神「大きくても。案外入るもの」
建宮「とりあえず差してみるのな」
当麻「アッー!」
美琴「開いた!」
本スレより引用
>194の意味が本当にわからなかった
件のトカゲだなwww
唐突に闇坂当麻(プラスT)という電波を受信。
つまりフラグ種馬プラス、おにゃにょこの服切り裂いたり、心を読んだり、スカート捲り(風圧)が出来るようry
誰かこれで書いてクレクレ
117 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2007/11/15(木) 12:54:09 ID:/iaklcX9
きっと風邪一つ、虫歯一本なかったんだろーなー、あの連中。
急に上条さんちに転がり込むねーちん、事情を聞いても涙目で首をフルフルするだけで何も言わない。
そしてそんなねーちんに追撃をかけるステイルとアニェーゼ部隊。
飛び交う魔術、解放される聖痕、ニタニタ笑う土御門。
追い詰められたねーちんに突き付けるステイルの叫び!
「インフルエンザの予防接種くらいうけろ、僕だって我慢したんだぞ!」
後日、虫歯を作って逃げて来たステイルを喜々として追い回すねーちんだった。
>>574 それはwww
あっちで読んだ瞬間「あるあ……あるあるある絶対あるはずだwww」
ってなったんだよなwww
しかし、かまちーがもし番外編みたいにこれ書いたら悶え死ぬぞ俺
ここの職人さんが書いても悶え死ぬぞ俺
ねーちん可愛いよねーちん
禁書も姫神もミコトも御坂妹もオルソラもアニェも
ってかヒロイン勢みんな可愛いよヒロイン勢
やべぇwとくにアンジェネレ辺りが虫歯で逃げてきそうだwwwwww
諸君、佐天と初春どっちの小説が読みたい?
サテンサンと初春はセットでなんぼだろ!
ううむ、2人か・・・問題は上条さんとどうやって引き合わせるか
>>578 それだと上条×(初春+佐天)【カミジョウ×(ウイハル+サテン)】よか、
上条→初春←佐天【カミジョウ&サテンデウイハルヲハサミウチ】なんてことになりそうだな。
上条さんと一緒にセブンスミストに来た女の子は初春と顔見知り
後は、分かるな…?
ナイスだスネーク
>>582 つまり、初春はあの女の子に調教されていて、女の子に気に入られた上条さんは
初春に御坂さんのことでちょっと、という話をされて路地裏に引きずり込まれ
バイブが刺さったままでノーパンの股間を晒してHして下さいという展開になるわけだな?
そして、何だかんだでイタしちゃった上条さんは女の子も含めたグチョグチョの爛れた関係になってしまい
それに気付いた禁書やビリビリに問い詰められて白状するわけだ。
で、それに嫉妬した二人とイタしてしまい、それに気付いた白黒とミサカ妹が(ry
それに気付いた黄泉川センセと芳川センセと(ry
それに気付いた小萌(ry
しまった、途中で打ち止めと鈴科ちゃん入れるの忘れてた
いやあ、それはないわ……
初春ってなんか牛乳臭そうなんだよな
なんか風斬のエロネタが欲しいと思うのは僕だけですかね〜?
4thで駄文一回投下してみて調子に乗ってもう一個思いついたけど風斬は13巻から完璧に消息不明でもう出すに出せないです。
さすがに前みたいにもう一度想像と妄想で原作からはずれてしまったモン出したら今度こそ非難の嵐でしょうし。
てわけでなんか風斬のネタどなたか出してくれませんか?
誰も風斬は興味ないかな・・・
>>588 時間軸ずらす
あとは再開ネタでGO!!
お待ちしております
俺は白目向いて涎たらした風斬にエロスを感じた男なので
そういうのをお願いします><
詳しいことは知らないが電撃とかじゃないか?もしくは学園都市の予知能力者か、かまちー本人
ふと思ったんだが、電撃使いとセクロスしたら、死ぬんじゃね?
特にちんこが危険。
安心しろ
偉大なネ申らは見事にその問題を乗り越えた
だから残念ながらフラグ野郎は健在だ
実際美琴や妹とセクロスして、制御ミスでちんこに電撃流れたらどうなるんだろう?
5万ボルト→
10億ボルト→
5万ボルト⇒一方さんは反射、上条さんは纏わせる電気ごと無効化、その辺の雑魚はビリビリ
十億ボルト⇒一方さんは興味無し、上条さんはやっぱり無効化、雑魚共は死が待っている
なるほど、右手で常にアナル責めをすれば問題なしということか。
というか超能力者は性生活の悩みが人一倍多そうだ。
いった瞬間テレポートですね。わかります。
能力使うには計算が要求されるみたいだから
お約束のエクスタシー→能力暴走コンボは難しいかもw
性欲無くても生きていけるが、我慢ならない人達は特訓するのかな。
御坂三姉妹あたりが。
>>597 直接影響する電力(W)は電流(A)x電圧(V)かなんかだから電圧が高くてもあまり関係ない
100Vのコンセントで感電死するのに数千ボルトのスタンガンは平気だろ
>>603 お前はそんなもん股間に流されて平気なのかと小一時間。
子種が死滅しそうだ。
オナグッズにあるシビレフグみたいなもんじゃない?
よく考えると電気をコントロールできれば、相手の勃起・射精もコントロールできるな。
電撃使いは攻め向きの能力かも。
しかし御坂さんは受け仕様に
相手の生体電流まで操作できたら、そいつはもうレベル6までいってると思うのだが
初春×上条さんな得ろが見たい・・・誰か書かないかなぁ
>>608 そんな高レベルなものではなくて、不妊治療とか家畜の種付けに使用されるアッーなあれのこと
初春いいよなー、俺の望みは上条×黒子×御琴×初春の4Pry
ところで、そろそろ
>>346がきてもいいと思うんだ……!!
第三段はないのかなー…
ところで、初春のエロはまだかね?
佐天のエロもまたかね?
>>603ならば10億ワット流してみるか。
結論
種馬→無効化
一方→美琴や妹に触れたら俺が殺すからできません
黒子→貝合わせだからギリギリ平気
その他→だから俺が殺すとry
まあマジレスすると、相手死ぬ上にジュール熱でちんこが焼け爛れてますな。
結局出来るのは上条と黒子だけだ←結論
佐天なら普通に不良に絡まれているところを上条さんが助けるで出会わせられるな
凌辱・調教ものって好き?
>>618 この作品に限っては嫌い
愛のあるハードエロなら可だが
個人的には苦手だが投下前に一言あればおkかと
>>618 普通のエロ作品でなら調教は大好きだし陵辱もいけるんだけど二次創作では……
まあ嫌いではないし投稿してもらえるんなら自分は大歓迎だけどなwww
俺もこの作品に限っては嫌いだな
でも上条さんが愛ある下に調教とかなら平気
昔あったな、姫神さんの凌辱モノ。
しかし、6スレ目か・・・初代とか二代目の時からは想像がつかないな、今更だが。
陵辱も注意書きした上ならばおkと思うよー
最初に注意しておけば嫌な人は避けられるし
さあSSを書く作業に戻るんだ
>>623 初代の頃はスレの消費ペースが非常に緩やかだったしな
今では混沌が似合うスレにww
上条×初春って書きにくいのかなぁ・・・
接点の少なさとカップリングの難度は正比例するしな。
黒い当麻は好きですか?
そんなの当麻じゃないので嫌い
んーどんな風に黒いかによる
エロ時に言葉責めとかイカせまくりとかなら可
ああ、酷い個ととかエロイこといって相手を言葉攻めするくらいならおk
おk、善処します
吹寄のSS怖い
オルソラのSSも怖い
薔薇当麻を見て考えたんだけど、当麻と一方通行の戦いを薔薇化させたらどうなる?
俺は人の嫌がることはしない主義だ。
残念だ。
だが嫌がらせを受けるのは歓迎しよう。
姫神のSS怖い。
じゃあ、ねーちんのSS怖い
ちょ、みんな怖がりすぎ!!
ふと何の脈絡もなく、「そう言えば黒子って一年前はランドセル背負ってた年なんだよな〜」
ということに気付いて、あやうく俺の中の何かが目覚めそうになった。
>>642 うわああああああああああああああああああああああああああ
>>642 初等部もお嬢様学校かと考えたところで唐突に
『魔法少女リリカルくろこ』
なんてモノを幻視した。
君のお陰で脳がユークリッド幾何学も真っ青な角度にチャンネルを開いたらしい。
ワロスw
フェイトは美琴かな
今、俺の中では「おしぼり」系のヒロイン、五和(天草式十字凄教)が人気だが、
これからは男性にとっての理想像は「ロリ」系になるにちがいない。そういえば、
黒子が一年前はランドセルを背負っていた年だったという事実も、
大分気になるところだが。
初春や佐天も一年前はランドセル背負ってたぞ
ソレを言うならねーちんだって去年までランドセルしょってたんだぞ
>649
いやいやねーちんが背負っていたのは天草式だから違うだろ
現在進行形でインデックスはランドセルだと思うのだが
マジレスするとねーちんは高校いってないと思う
黒子、佐天、初春、この三人がランドセル背負って上条さんにじゃれてるとこ想像したら悶えた
つーかランドセルが一番似合うのは、小萌せんせいだろう
ここだけの話、俺はステイル×小萌派なんだ
せんせいに似合うのはむしろスモック
管理人からアドレスを貼れば良いという事なので
http://hp34.0zero.jp/728/sinzi/ とある黒子と発火能力
とある化学の超電磁砲の一話で登場したあの発火能力者の事です。
もう刑期を終えています。(軽いですが数ヶ月ぐらいのつもりです)名前は清二と勝手に決めさせて頂きました。
捕まえて連行されている時、
「―――――いつか、わたくし達を見返してごらんなさいな」
発火能力者はこちらを向いて
「あぁ、絶対に見返してやるから待ってろよ!!」
と笑顔で叫んだあと連れて行かれてしまった。
初めてだった。そんな事を笑顔で言う人間は・・・・・
「待ってますわ・・・」
誰もいなくなった。ところでポツリと呟いた。
そして数ヶ月後・・・・・
(アイツは何処にいるんだろう・・・・・・?まぁ・・・俺の事なんて覚えているかさえ分からないが・・・)
最近はそんな事しか頭に浮かばなかった。
(いつか・・・・・見直させるように頑張ってきた・・・・だけど・・・
LV何て上がらなかった・・・会わせる顔が無いな・・・・)
と寂しそうな笑顔を作る。そしてゆっくりと空を見上げながら
(それでも・・・・・会いたい・・・)
風紀委員である黒子は飛び回っているのかまったく会う気配が無かった。
(確か・・・常盤台中学の征服だったよな・・・・)
そして は常盤台に向けて歩きだした。
(・・・・・そういえば・・・・・・・あの発火能力者はもう刑期を終えたんでしたね)
机に向かってそんな事を考えていた。
(本当に見直させてくれるんですの?)
名前も聞いてないせいかまったく会える気がしなかった。
(もし・・・忘れているなら・・・・・・・こんな気持ちに意味何て無いですの・・・・)
その胸が熱くなっている感触の意味を黒子は理解していた。
(捜しに行ってくるですの・・・・)
外に出る為に靴の所まで空間移動、そして外まで空間移動と、ものの数秒で移動した。
今、ビル街の所まで来た。ボーっとしていたせいで人とぶつかった。
謝らなかったのが気に入らなかったのかこっちを睨んで
「ッチ、謝れよ!」
「すまん」
謝り方が気に入らないらしく
「それで許されると思うなよ?」
腕を掴んで路地裏まで連れて行かれた。
人気の無い所まで行くと思いっきり突き飛ばされた。
「お前、あんまし調子に乗るなよ?」
とまぁ、ありきたりの台詞を吐いたところで殴りかかられた。
「がは!!!」
口元が切れて少し鉄の味が口の中に染みた。
本当なら能力を使えば焼き殺せるのだがそれをしなかった。
(能力を無能力者に使ったら何も成長できてない・・・・)
それは黒子が言った事では無いのだがなんとなく気持ちは分かった。
「ナメてんのか?抵抗しねぇのかよ!?」
「別に・・・・・俺は能力を使わねぇよ」
「お前・・・・能力者なのか?」
「あぁ、強能力者の発火能力だ」
「ッチ!!ナメられるのは嫌いなんだよ!!!」
思いっきり脇腹を蹴飛ばされた。
「っぐ!!!」
痛みで腹を押さえるのに続けて
「ほら、能力使えよ!!!」
立て続けに暴行を受け意識が薄れてきた・・・その時・・・・・
656 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 16:24:57 ID:XufCuPsQ
外に出た黒子は発火能力者を捜していた。
(どこにいるんですの?)
その時、携帯が鳴った。初春からの電話で多分、風紀委員の仕事だろうと思ったが
出る気にはならなかった。早くあの人を見つけたかったので仕事なんてしたくなかった。
だが、風紀委員としての立場もあるので電話に出ることにした。
「もしもし」
「あ!白井さん?今、通報があったので行ってくれますか?」
その言葉に溜息をついて呆れたように
「行かないといけないんでしょう?」
「まぁ、そうなるんですが・・・・大した事じゃないんですけど・・・・・
今、ビル街路地裏で暴行を受けている人がいるそうです」
本当に大した事じゃないなと思いながら移動を開始した。
「分かりましたわ、今向かっています」
「あの・・・・それと・・・・その殴られている人何ですが・・・・」
「何ですの?」
「もしかしたら・・・・今日刑期を終えた・・・・発火能力者じゃないかなって・・・」
ぴたっと黒子の動きが止まった。
(もしも・・・・・もしも・・・・そうなら・・・何で抵抗しないんですの?)
「もしかしたら・・・・大事になる・・・かも、ですから急いでください」
「分かりましたわ」
それだけ言って電話を切った。そして黒子は空間移動を開始した。
(わたくしを幻滅させないでくださいですの・・・・!!)
薄れいく意識の中に少女が立っていた。
「風紀委員ですの!」
(まさ・・・・・か・・・)
「暴行行為により拘束します」
「何だぁ?こんなガキが風紀委員だってぇ?」
(・・・・来て・・・くれたのか・・・)
少女に向かって走って行こうとしたチンピラが
「お前もナメてんじゃねぇ!!」
叫びながら近づいて行った。あと数センチのところで拳が少女に当たりそうになった。
しかし少女は消えた。気付いた時にはチンピラの後ろにいた。
「邪魔ですの」
そう言って少女がチンピラに触れた。すると今度はチンピラが消えた。
見ると地面に寝そべっていた。
「な・・・なんだ?」
状況が掴めないチンピラは立とうと体を動かそうとした、しかし服に何かが引っ掛かって動けなかった。服を見ると針が刺さっていた。
「クソ・・・空間移動か・・・・」
「それ以上動いたら・・・・・潰しますわよ?」
どす黒い笑みでチンピラの背中を踏みつけながら言った。
そのあと、警察が登場した。既に片付いておりチンピラは連行された。
残った黒子と発火能力者は顔を合わせて
「ったく・・・・・能力を使って追い払えばよかったんですの・・・・」
「お前・・・・・俺の事・・・覚えているのか?」
「当たり前ですの!!一秒たりとも忘れた事なんてありませんでしたのよ!?」
「・・・・・俺も・・・・」
「「///////」」
少し沈黙が走ったあと
「・・・・俺・・・・まったく成長できてない・・・・」
それを聞いて黒子は笑顔で
「できてますわよ?LVは上がってなくても心が」
「・・・そうか?」
「えぇ」
駄文
出会い
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「・・・・あ!・・・久しぶり・・・・・・」
「遅いですわよ」
「俺の名前は長倉清二だ」
「別に聞いてませんの」
「会いたかった・・・」
「・・・・わたしも・・・・」
お互い顔を見合わせるとゆっくと黒子が近づいた。
そしてゆっくりと唇を重ねた。重ねた唇に驚いてか顔を赤くした清二が
目を見開いて重なっていた唇に手を押さえて下を向いて何も言えなくなった。
「っ//////」
「こういうのは男性がエスコートすべきですの///////」
それを言われた清二は顔を上げて立ち上がると
「初めて・・・会った時から好きだった!!付き合ってくれ!!!」
手を掴むと頭を下げて大声で言われた。
「///////」
顔を真っ赤にした黒子はあたふたしながら頬に手を当てていた。
「付き合ってくれ!!!」
2度目の言葉で我に返ってか大きく息を吸って
「わたくしも・・・・初めて会った時から好きでした・・・・・」
「・・・じゃあ!」
「でも!まだ早すぎるじゃないんですの!?」
「・・・・・そうか・・・」
落ち込んだ清二に慌てて
「でも/////そっちが良いなら考えてあげるですの///////」
「良いんだな!!」
「えぇ//////」
「これから、よろしく/////」
清二は笑顔で手を伸ばしてきた。
「こちらこそよろしくですの/////」
黒子はその手に自分の手を重ねた・・・・
end
続き?:「家は何処ですの?」
「あぁ、あっちの方の寮だが・・・・・」
「じゃあ、少し遠いですわね」
「いいじゃねぇか・・・空間移動もあるんだし」
「そういう事に能力って使いたく無いですの」
「そうか・・・」
「ま、あなたに早く会えるなら使ってみますけど?」
ほんのり頬を赤く染めながら黒子が笑顔で言った。
「そっか・・・」
清二は笑顔で返した。
で、なにがしたいの?
以上だが、ここのサイトの管理人は建宮の口調はイマイチ(使われたら逆にうざい)
だが黒子に至ってはちゃんとできてるっぽい
続きは書くような言動を言っていたので書くのかな?
ふむ、あのチンピラか
>>660 で、お前は転載させてもらっておいてその言い方はないだろう
ご本人が貼るんならともかく、紹介するだけなら
アドレスだけで十分だと思うんだが
んで、表現がくどいのはともかくお姉さまラブラブのキャラから
乖離してるのはどうかね。
異性として意識しだすって部分を端折ってしまっては説得力にかける
>>662主に聞いたところ一度全部書いたのだがタラタラ長い文になったそうで
一気には短縮したそうです(黒子オナニーとか十八禁も混ざって本文がすごい事になった
とかも理由の内)
ついでにお姉様ラブラブキャラを無くしたのは流石に好きな男性がいるのにそりゃ
無いよという事らしい
昔の人は言いました、『甘いものは別腹』と。
美琴に対するアレは強烈な憧れと若干の(本人による)キャラクター作り、というのが俺の見解。
多少は鳴りを潜めてもすぐには無くならないと思う。
……で。ID:XufCuPsQよ、おのれはコレをわざわざここに貼って、何がしたかったんだ?
他人の文章をどう思おうと勝手だが、単なる愚痴なら俺の目の届かないところで頼む。
愚痴にしか聞こえなかったなら謝る
まぁ、行動しているサイトが少なすぎて拾ったサイトは出すようにと思ってる。
けどサイトだけ出しても無視される事が多いので一話だけ貰って展示させてもらった。
ナニサマー
見てきてみたけど、とりあえず言わせてもらう。
アッー!!
別に読ませてくれって頼んでないんだが。ていうか本人でもないのに張るのって恥ずかしくない?
作者はいかにも携帯作家って感じでどうもな。照れの描写で/連打ってなによ。
自分に反応してもらいたいが為に転載ってのはやりすぎなんじゃないのかい。
他人の著作物なんだし、もう少し考えても良かったんじゃないのかな。
この流れを断ち切られない場合、俺はまだ書きかけだが一方×打ち止めをボツる……!!
>>665 アドレス貼って反応がないなら本文貼っても同じこと
普通見た上でスルーするんだから貼れば能動的に邪魔になって
余計叩かれるだけ
まぁまぁお前ら、黒子が大好きだからといって慌てすぎだ。
時に落ち着け。ここは一つ、俺が上条さんと美琴が付き合いだして一ヶ月ぐらい経ったあと、それに感づいた黒子が上条さんとあややや〜ってのを書いてみるから、な?
おそらく今日明日中にできると思うんだが、どうだろう
期待している。
もう一度言おう、期待している。
頑張れ
再度言う頑張ってくれ
頑張れ 超頑張れ
お互いにスルーして
それだけでいいから
>>676 ごめんね
別の界隈で高CQスレとか最低SSスレとか見ることもあるもんだから、
「あぁ、とうとう禁書もそんなモンが要る時代になったのか」
と勝手に早合点しちゃったんだ
ごめんね
それはそうと、
>>670>>672には祈りを捧げておく。
いあいあ
なんかアレな雰囲気やけどさ、投下してもええかなあ?
−*-
『学舎の園』で起きた常盤台中学学生寮での漏電による火災は、一見、大した規模で
ないように周囲に見なされたため、「漏電の原因は不明、調査を継続」と報道発表され
てひとまず騒ぎは収まった。
マスコミの中には当然のように深い事情を嗅ぎ回ろうとするものもあったが、その辺り
について名門・常盤台に抜かりはない。事態の沈静化は早いだろう。
――と言ったことを、御坂美琴が教室で聞いたのはそれから3日後のことだった。
「……はあ…」
漏電の原因が溜息をつく。
白井が救急車に乗せられていったことでさえショックだったのに、事態はもっと酷かっ
たのだ。
凄まじいまでの電気の奔流に、寮一棟の電気関係の配線は寸毫残らずパンク。建物
の一部では火災も発生した。配線が全滅した結果として、当然セキュリティ関係の回線
も全滅。
機械式の自動消火施設も同時に備えた多重設計のおかげで、火事そのものはボヤで
収まったものの、白井を含めた3名が入院することになってしまっている。
皆、命に別状はないと言うのが救いと言えば救いであろう。
寮は全く使えなくなってしまったので、無事だった生徒たちは修繕工事が完了するまで
『学舎の園』敷地内に設けられた保護者・来賓用のホテルに仮住まい中である。ここ2日
間は臨時休校で、火災云々、と言う話を3日後である今日聞いた、というのも、今日がそ
の後の初登校だったからに過ぎない。
「…はあ…」
再び、溜息。
自分が原因だ、などと言えるはずもない。なぜ能力が暴走したのか、その理由が理由
である。御坂美琴とて、女の子なのだから。
ただ、溜息の理由には――別の大きな原因もあった。あんな事が起きたのに、昨晩も、
その前の晩も、寝付いた途端に上条当麻が現れたのだ。
――夢の、中に。
そうして現れた上条当麻は、事件を起こしてしまったその晩の夢と同じように美琴に触
れて、驚きと疼きに目が覚めると、同じように身体に手が伸びている。それも、一晩に何
度もである。
そんなわけで、白井を入院させたとか、寮を半壊させた、という事よりもむしろ自分の
寝不足に溜息が出る。
注意力も落ちてくるし、あの失態を起こしてなお、と言うことにイライラが募る。さらには
――
「なんだってあいつが私の夢に出てくるのよっ……。しかも、しかも、あ、あ、あんな…」
独り言が口の中に勝手に出てくる。
あのビデオ鑑賞会と、夢のせいにしてしまいたいのだが。
振り払いきれない身体の疼きに、どうにも我慢が出来ないのだ。
眠れば夢に「あいつ」が現れる。それなら無理矢理にでも何か別のこと、例えば流行の
俳優とか、マンガとかを想像して…と指を這わせて、それなのに途中から配役が入れ替
わって、でも指は止まらず――もう少し、という時になって、自分の周囲にパチパチと弾
ける電気火花に気付いて我に返るのだ。
せめて終わりまで行けたら、あんな幻視も見えないのに。
忘れてしまいたい身体の疼きが日に日に大きくなるにも関わらず、自分が欲求不満だ
とは思いたくない御坂美琴である。
それにしても、なぜ上条当麻なのか。自分の気持ちに気付いていない(つもり)が故に、
理解できない不可思議な感情が胸を覆う。
「校区外への外出を控えるように」という学校からの通達があるのだが、こうも情緒不
安定だと、学校にも仮住まいのホテルにも居づらい。
かと言って、病院に見舞いに行くといって時間をつぶす、というのも――行かないとい
うのもあんまりなので一度は行ったが――バツが悪い。
自然、ふらふらと足が街へと伸びていた。
しかし、街に出れば『現実の上条当麻に出会う』可能性を孕むという、ある意味最悪の
事態に思い至らなかったのは何故だったのだろう。
「お? 御坂じゃねーか。あれ? なんか、顔色悪い?」
ともかくも、ぼんやりと歩いていたところに名前を呼ばれ、御坂美琴は声の方向に振り
向いた。
「……え?」
振り向いた先に居るのは、髪をつんつんと立てた美琴より少し年上の学生服の少年。
思考が追いつかず、つま先から頭のてっぺんまで、数度見返す。見返しながら、思考が
ようやく……はっきりしてくる。
「ぎゃあああああっ!!!」
思わず、とても女の子とは思えないような悲鳴が口を突いて出た。パワーを加減する
ことも出来ずに、狙い違わず目の前に現れた少年、上条当麻に向かって雷撃の矢が飛
ぶ。
「うおおおおっ!!!!」
驚きの悲鳴は、上条当麻の口から出たものだ。が、反射的に右手を出して雷撃を防い
だ。かざした右手が、雷撃の矢を何事もなかったかのように掻き消す。
とは言え、少年の驚きの表情は変わらない。冷や汗を流しながら非難の声を上げた。
「お、おいっ! ま、マジで殺す気かって!」
その声に、美琴が少しだけ我に返った。
「あ、あ、ご、ゴメンっ、か、考え事っ、し、してたからっ……」
言って次の瞬間、上条が雷撃の矢を掻き消した瞬間の映像を思い出す。刹那、閃き。
上条の右手を無理矢理握った。いつかのように雷撃を食らわせようとして――やはり、
何も起きない。
(そういや何故か、何にも起きないんだった!……!!)
冷静さと心のブレーキが、別の何かに塗りつぶされていく。
「ちょ、ちょっとこっち来なさいっ!」
握った手をそのまま引っ張って、御坂美琴は駆け出した。
−*-
上条の手を引いて御坂美琴がやって来たのは、自らが半壊させた学生寮だった。
息を切らせつつ、上条が美琴を問いただす。
「お、おい、一体ぜんたい、何なんだ? ここ、お前の寮だろ? あ、そう言やニュースで
漏電……」
言葉を続けようとして、自分の手を握る少女の後ろ頭を見て上条の口が鈍った。
「漏電、って、まさか――」
「それ以上言ったら殺すから」
その少女が、振り向くことなく物騒な台詞を返す。
「私、もの凄くイライラしてんのよ」
何故イライラしているのかは言わない。正確には――言えない。
しかし、この少年さえ無抵抗でいれば、このイライラからも、訳のわからないモヤモヤ
からもおさらばできるはずだと、美琴の本能が理性を押しのけて告げていた。
押し黙った少年を無理やり引っ張ると、警備員の目を盗んで未だ修繕の済んでいない
自室へと潜入する。
ドアの鍵を掛けた。電子ロックは当然のように死んでいたが、機械式のものは関係な
い。念のため、ドアチェーンも掛けた。
「お、おい、マジでいったい何なんだよ…?」
ドアの鍵を掛け、続いて部屋の中をごそごそと漁り始めた美琴に、さすがに黙り続けて
もいられなくなったのだろう、上条が尋ねた。
その声に、机を漁る手はそのままで美琴が上条を一瞥する。
「……な、何にもしやしないわよっ! アンタはちょっとだけ、じっとしてたらいいのよ」
ぷい、と視線を戻す。上条からは素っ気なく見える態度だったが、美琴自身はここに来
て心臓が躍り出すのを感じていた。顔が火照る。
(…こ、ここまで来て、や、止められないわよっ)
極力無表情を装って、上条をベッドに座らせた。座らせて、引き出しから取り出したアイ
マスクをその顔に掛ける。
「お、おい御坂っ……」
突然目をふさがれて、当然のごとく上条から困惑の声が上がるのだが、強引に黙らせ
た。
「いいから黙ってなさい」
「……ぅ」
続けて、イヤーピースを耳に押し込む。
じっと眺めて、アイマスクの隙間から何か見えるかも、圧縮スポンジのイヤーピースだ
けでは何か聞こえるかもと不安が過ぎった。
テーピング用のテープを取り出して、アイマスクと顔の隙間を埋めるように貼った。それ
から、ワイヤレスのヘッドフォンを上条の頭から掛ける。ずれないようこれもテープで留め
た。
が、まだ足りないような気がする。周囲を見回す。
クローゼットから、何故かシュノーケルがこぼれ落ちていた。拾いに走って、無理やり咥
えさせた。口から外れないように、これもテープで留めた。
それから、テーピングテープの横にあった包帯で上条の頭をヘッドフォンもろともぐるぐ
る巻きにした。ここまで来て、ようやくオッケー、という気分になる。
むしろ筆者としてはこれに耐えている上条を褒めてやりたい気分だが。
「こ、これなら、み、見えないし、聞こえないし、あとは、あ……」
瞬間、理性が帰ってきた。しかし、もう止められない。
ブレザーを脱いだ。息苦しいような気がしたので、ブラウスの襟からリボンタイを外すと、
ボタンをふたつ外す。
間抜けな格好で固まっている上条を一瞥した後、ブンブンと頭を振って、美琴はままよ
とスカートの中に手を伸ばした。
短パンとショーツを下ろして足首から抜いた。
再び上条の方を見る。首だけミイラ男がいた。心臓がばくばく言うのを止められないし、
頭に血が上って顔が火照る。しかし、これなら確かに何も見えないし、聞こえないだろう。
上条の横に座って、右手を取ると――もはや諦めたのか、少年は抵抗しない――自分
の膝に置いた。
その手の感触に、自分がやろうとしていることを鮮明に思い出す。思い出したが、止め
る材料にはならない。膝に感じる少年の手のひらの感触に、むしろ身体の疼きが強まっ
た。帰ってきたはずの理性も、再びどこかへ行ってしまった。
ぞくり、と背中を撫でられるような感覚が走る。
指を伸ばした。
くちゅ。
「ふ、ふああっ」
指を伸ばしたその場所は、もうとっくに濡れていた。
寮の中には、上条と自分以外誰もいない。その上条にも、自分の声は聞こえていない
はずだ。もはや、声を押さえることは出来なかった。
「ど、どうしてぇ…、もう、ぬれ、て、ひあ、るのお…」
一度漏れてしまうと、声を出すのを止められない。自分の声がさらに興奮を煽って、指
が激しく動き出した。
シャツの上から胸をまさぐる。そこから伝わるもどかしい感覚に、ボタンを半ば無理やり
外しながらシャツの中に手を入れた。ブラを捲り上げて手をやると、その先端もすでに固
くなっていることが感触として伝わる。
「あ、や、はぅ、ふぁ、あくっ」
自分の秘裂をまさぐる指が水気を掻き出し、つつ、と垂れて流れる感触がした。漏れ出
す愛液が、奥からさらに溢れる。
「ひあっ」
自分の声はかなり大きくなっているのだろう、なのに、指が暴れてそこでぴちゃぴちゃ
と淫猥な音を立てているのが判った。
「ふう、ふ、ふあっ、あ、ひぁ、あ、あ、あっ」
腰の力が抜ける。座っていられない。背後にばたりと倒れる。
倒れた拍子に自然と足が引き上げられると、膝に置いていた上条の手が滑って太腿
の内側を撫でた。
「ひゃうっ」
電流のような感触が全身を走る。
その『電流のような』感触に、我に返りかける。が、ガラスに映る自分が寸分たりとも電
気火花を帯びていないのが目に入って、安堵感がさらに背中の電流を強くした。
「やあっ、あっ、き、きもち、いいよう――」
自然と両脚が上条の右手を挟み込む。
頭がクラクラする。
太腿に滑り落ちてきた手の持ち主のことを想像した。
突き上げる痺れが、一段と強くなった。
「はくぁっ、ううっ…」
倒れた拍子に胸元から抜けて、空いていた手が行き場を探して上条のシャツを掴む。
目がそれを追った。
目に入ったのは、首だけミイラ男である。あまつさえ、顔の横からシュノーケルなど出し
てしゅこ、しゅこ、と間抜けな音を立てている。
自分がその姿にしたのも忘れて、指は止まらないままにムカムカと怒りが湧いてきた。
「な、なによう、その格好……んくっ、こ、こ、んな風にしたの、あ、アンタなのにい……」
上条のシャツを掴んだ手を引っ張った。
しゅこしゅこしゅこっ! とシュノーケルから音がして、上条が倒れ込んでくる。
右手を美琴の太腿に挟まれているために、自然、上条は美琴のほうを向く格好になる。
掴んでいた手を上条のシャツから離して、グルグル巻きにした包帯に手を伸ばした。
――が、上手く、外せない。
「なによう……っ…」
両手を使えば簡単に外せるのだろう、だがしかし、もう一方の手は美琴の意思を拒否
するかのように――いやむしろ、それが本当の意思なのか――秘裂をまさぐることを止め
ようとしない。それでも無理やり、その手を引き抜いた。
上条に跨って、その顔に手を伸ばす。
無意識に、引き倒したときに持ち上がっていた上条の足に、ついさっきまで自分の指で
慰めていた部分を押し当てていた。
「んっ…くふっ……!」
細かい動きがあるわけではないのに、刺激が付き上がる。当たっているのが上条の足
であることが、余計に興奮を煽るのだろうか。思わず腰が動く。
しかし、今はなにより上条のこのふざけた格好である。
誰がこんな格好にしたか、と言うことはすでに美琴の頭には無い。半ば強引に包帯をむ
しり取り、シュノーケルを引き抜いた。
「ぶはっ…!」
上条がため込んだ呼吸を吐き出した。それが美琴の顔にかかる。さらに気持ちを煽ら
れた。アイマスクを、テーピングもろとも引きはがした。
ビビビッ! と音がして、その下から上条の目が見えた。
「痛てっ、てててっ、お、おいって――」
状況を理解できていない、上条の当惑の表情。
目の前に美琴の顔があるのを知って、さらに当惑の度合いを増す。
その目を見て、美琴は耐えられなくなった。
「んっ、んんーーっ!?」
上条が驚きのうめきを上げる。
押さえられない感情の奔流が、美琴の両手に上条の両の頬を掴ませ、そのまま唇で
唇を塞がせていた。
数秒の後に唇を離す。
泡を食った表情の上条が何かを言おうとして、それよりも早く美琴の唇が動く。
「好きなのっ……。アンタのこと、好きなのっ……」
よく見ると最初の部分で黒子哀れw
支援
ごめん、今回で終わらせられなかったのです。
次で終わらします。えろすえろす。
あ、でも、エロ下手だよ俺。
乙、いいんだ
頑張ってくれ、超頑張れ
そしてナイス
よく頑張った 感動した
為されるがままの上条さんwww
ラストスパート頑張れ
>>687 このエサを目の前で取り上げられた犬の気持ちをどうしてくれようっ
GJ! 続きを待ってる
692 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 08:12:12 ID:w9pQkvl1
>>687 GJだが何という生殺し……!
えぇい、続きはまだか、続きは!
ふと突然、上条さんとセクロス中の黒子があまりにも大量に中出しする上条さんに
「私はこれでも去年までランドセル背負ってた年だったんですのよ?」と言って上条さんビッグマグナム化でノンストップになるのを想像した
本日午後4時、ねーちん×(いぬみみ+おしっこ)、電波、受信。
あとは、分かるな…?
黒子が去年までランドセル背負ってたことに気付いてからクロキスを読み直すとまた違った感覚が…。
なんか保管庫1から読み返したら上条さんに殺意がワイタノダガナゼダ
ああ、今日はいい流れ弾日和だな
たしかにぶち撒けるには最適だな
699 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 04:49:21 ID:Nv+FMOjm
ああ、確かに黒子は中1だったな〜。
俺としては、御坂と黒子の出会いあたりがふと気になった・・・。
>>御坂と黒子の出会い
空の彼方からやって来る
風の中から現れる
雲の上から声がする
でお姉さま登場
30代ハケーン
とりあえず科学戦隊っぽく登場人物をまとめてみようぜ
>>700 「親方ー! 空から女の子がー!」
って台詞が連想されたんだが違うっぽいな
>>700 熱く熱く
心萌やす
あーれーはーお姉様
行くぞ行くぞ
倒せ倒せ
あーくのー殿方ー
と続くのだな
「立てたフラグは数知れずその右手は全ての幻想をぶち壊す、イマジンレッド上条当麻!」
「影が薄くてもメインキャラ10万3000冊の魔術書を記憶している、イマジンホワイトインデックス!」
「専攻は発火能力ロリ教師見た目は子供頭脳は大人、イマジンピンク月詠小萌!」
「人気投票一位気になるあいつは旗男?超電磁砲、イマジンイエロー御坂美琴!」
「■■と呼ばないでベストオブ影薄い、イマジンブラック姫神愛沙!」
「幻想戦隊!イマジンファイブ!」
後期参入キャラ達
「お姉様ああお姉様お姉様瞬間移動の能力者、イマジングレー白井黒子!」
「義妹は我が命多重スパイで自動再生持ち陰陽師、イマジングリーン土御門元春!」
「ロリコン疑惑本名は鈴科百合子?イマジンシルバー一方通行!」
さてどこからツッコムべきか…
女子率80%だな。羨ましい
ツッコミ云々より先にコーヒー噴いたw
姫神のがツボ
>>705 なんだかこれからも面子が増えそうな戦隊だ。
どうもこんばんわー
>>672だが、まずはスマンと・・・大きい事を言った割に期限過ぎてるしな・・・
まだ完成していないんだが、とりあえず区切りのいい前半だけ投下してみようかと思う。
後半は完成次第・・・たぶん週末・・・需要があれば投下してみますー
――最近、お姉様の様子がおかしいんですの。いっつもいっつもあの殿方の事ばっかり話して――
私、初春飾利が正直トラウマに残りそうな顔を浮かべた白井さんに、そんな相談という名の拷問を受けたのはたしか昨日の事だったと思うのだけれども。
「・・・うーん」
どうして白井さんが、その件の『殿方』さんと、昨日の今日で並んで笑って歩いてるんだろう?
○●○●
〜恋する乙女はひとっ跳び:前編〜
○●○●
「全く初春の奴は・・・!話になりませんわね、全く!」
某月某日。質よりも量を優先している、1学区に1つはあるファミレスの店員から、『3時間もいて結局ドリンクバーだけかよコノヤロウ』という笑顔のプレゼントを受け取
った事を意にも介さず。周囲の通行人を一歩引かせる空気を纏いながら幽鬼のようにゆらりゆらりと歩いているのは、ご存じ我らが白井黒子嬢である。ちなみに先程まで彼女
の不のオーラをたった一人で受け止めるという、悩み相談という名の一種の苦行を強いられていた花飾りが似合う風紀委員は、依然現在進行形でファミレスの座席にて轟沈中
である。南無。
そして、その花飾りが似合う彼女を撃沈させた、白井黒子の悩みとは。
――常ならば馬鹿騒ぎをしながらも周りの事を気にかけ(『お姉様』が関連する事項の場合、その限りではないが)、学園都市の風紀を守る彼女が何故こんなに不機嫌なのか
というと、だ――
『あんの糞類人猿めぇええええ!今度会ったら・・・いや、見かけた瞬間ブッ殺ですわ!』
曰く、恋の悩み・・・に分類していいのかは少しばかり躊躇するが、まあ大体、そんな感じの悩みだった。
○●○●
事の始まりは今日の朝である。
今日は土曜日。サタデー。休日。そう、休日なのだ。
学校が休みなのは勿論だが、彼女、白井黒子が所属する組織――風紀委員――も、緊急の『何か』さえ無ければ見回りもないという、彼女にとって久しぶりの、ほとんど自由
な一日が、今日という休日、土曜日なのだ。
そして白井黒子に休日をどのように過ごすのか。否。過ごしたいのか、と聞いてみれば、彼女の希望は一つだろう。
そう、『お姉様と一緒にあんな事やこんな事やあまつさえ●●●や×××まで―――!!』で、ある。
だが、まぁ、彼女にも一応は倫理やら道徳というものが備わっている。
故に、一旦はほとばしる情熱と、劣情とその他諸々を胸にしまいこんだ白井は、とりあえずは美琴をショッピングや食事に誘おうと決めていた。
又白井は、インパクトが大事。と思いつき、美琴を当日に誘おうとも考えていた。
そして今朝。早朝4時に目を覚まし、入念にシャワーを浴びて髪型を整え、お気に入りの黒のレースの下着にブラをそろえ、鏡と1時間睨めっこしながら制服を整え、寮監の
厳しい検査から逃れた、数少ない香水の中でも気に入っている物を少しだけ振りかけ、薄く化粧をして準備万端。完全無敵。白井黒子パーフェクトレボリューション改と言い
切れるまで完全武装し、届けこの溢れる想いと言わんばかりに美琴を誘ったのだ。
だというのに。
『あーごめん。今日ちょっと用事あんのよ、また今度付き合ってあげるから、だからほら、そんなこの世の終わりみたいな顔浮かべないの!』
なんて言われて、更にその用事について行く事も追加で拒絶された日には、流石の白井黒子もその日一日を石像となって過ごすしか道は無い。
だが、半ば朽ち果てかけていた白井の耳は、確かにその言葉を――美琴の手元の携帯から漏れるその音声を――聞き逃さなかった。
『美琴ー、おっそいぞー?なにやってんだよー』
そう、その声はあの積年の好敵手改め、憎き恋敵。例の『殿方』の声だったのだ。
その後のことは各人の想像通り、セルフ石化を解いた白井は美琴に事の次第を問い詰めるも、真っ赤になった美琴の前に絶叫。無理矢理ついて行こうとするも電撃(無論、手
加減はされていたが)にて昏倒。目が覚めたら既に美琴は居なかったというオチでる。
ちなみに初春が絡まれたのは偶然町で出会ったからであり、完全なる偶然であったりする(彼女の方も白井と同じシフトなのだ)全く持って不幸である。
そして現在、白井黒子は一人町を彷徨っていた。
確固たる目的の下に動いている訳では無く――最初は勿論美琴を捜しに飛び出したのだが、行き先も知らないのに見つけられる訳が無い、とようやく冷静になってきた頭が答
える――ただ、なんとなくうろついていた白井だが、初春に鬱憤をぶつけたおかげでいくらか気分も収まってきていた。
深呼吸を一つ。
「まぁ・・・せっかくの休日ですし。こうしてうだうだと時間を潰してしまっては勿体ないですわね・・・」
手元の時計をふと見れば時刻は既にお昼時である。
よし、と気持ちを切り替えた(実際はまだ落ち込みオーラが漂っているが)白井は、とりあえず初春を回収しよう。そしてお姉様の劣化の劣化に劣化した代理としてウインド
ウショッピングにでも付き合わせて気を紛らわせようと決め、今来た道を引き返そうとして、
視界の端に、見覚えのあるツンツン頭を確認した。
「・・・・――っな」
視界の先でボーッと一人でつったているのは、あの『殿方』。そう、今日白井から愛しい『お姉様』との一日を奪ったあの糞類人猿だった。
瞬間、視界が真っ赤に染まりかけ、その手は太ももに装備している鋼鉄の矢に伸びかけるが、
今度は視界の端に、見覚えのある茶色く輝く天女の様な髪を確認した(黒子視点)。
「――っ!?」
冷静に。冷静になれーっと自己暗示でもかけそうな勢いで目をまんまるにする白井黒子。先程まで考えていた初春の事はもはや遠い記憶の彼方である。
そしてよーく見てみると、美琴がなんらかの行列に並んでいる事が分かり――そしてそれがホットドックの屋台に続くものということも――そして、類人猿の方はジュースを
購入しようとしているのだろう。自販機に並んでいることを理解する。そしてそれらの事を考慮し、思考する。
『・・・【お姉様が屋台】に並び、あの【類人猿は自販機】に並んでいる。【時刻はお昼】。【手分けして購入】していて、なおかつ【二人の間】には【ビルが建っている】
。お姉様達は【互いを視界に入れる環境にない】。この状況。今最も効果的な行動は何か考えるんですの、白井黒子・・・・!!』
近くにいた通行人が目を背けている事も無視し、白井黒子は思考し、熟考し、そして。
怖ろしい速度で駆けだした。狙いは無論――
○●○●
時は少しばかり遡る。
白井が初春に愚痴をフルスピードでぶつけていた時、美琴達は白井達のいるファミレスから数q離れたブティックで、試着室にて何度もお色直しを繰り返し、上条がそれに対
して笑顔を向けるという、ぶっちゃっけバカップル空間を作り出していた。
上条当麻はその日、珍しく不幸では無かった。
朝から何かを壊すことも無くすこともなく、数週間前から付き合いだした相手・・・御坂美琴とのデートに遅れる事もなく、お昼に至る今の今まで、美琴とのデートを楽しん
でいた。ただあえて不満を上げるならば、彼女の買い物が長い事ぐらいだが、これのろけに入ってしまうと、上条自身も理解している。
「おーい、美琴ー」
「んー?」
目の前で洋服を色々と試着している彼女に声をかける。彼女の通う常盤台中学では外出時も制服の着用義務ずけられている為、今日の様なデートの日でも、彼女の服装はいつ
もと変わらない灰色のプリーツスカートに半袖のブラウスとサマーセーターだ。だが彼女にとってそれは大いに不満であったらしく、おかげでデートの日の午前中は彼女のフ
ァッションショーに時間を費やす事は、半ば二人の間では定例化したイベントであったりする。
「そろそろ飯時だしさ、なにか食べに行かないか?」
「えー・・・まだこのワンピースとあのジャケットとか着てないんだけど」
むーっ、と頬をふくらませる美琴に上条は少し苦笑し、ほら、とレジの方を指さす。
「店員さんの怒りゲージもそろそろマックス超えるんじゃないのか?」
「う」
美琴が上条の指の先を追って視線を向けた先には、営業スマイルの奥底に暗い何かを秘めた店員さんが、にっこりと微笑んでいた。顔を若干青くした美琴は一歩引きつつも、
上条の方に視線を向け直す。
「わ、わかったわよ・・・でも」
「ん?」
「これだけ、最後に着てからね。絶対似合うんだから!」
そういって試着室のカーテンをシャッと閉めた美琴に上条はもう一度だけ苦笑した。
「お前が可愛いってのはもうよーっく知ってるっつーの」
呟いた瞬間試着室の向こうでガタンと大きな音が聞こえた気がしたが上条は気のせいだろうとスルーして、とりあえずこちらに冷えた視線を向けてきている店員さんの視線を
スルーしなくちゃな。と、大きな冷や汗を流した。
○●○●
「しかし・・・」
「ん?何よ」
隣を歩く美琴が軽く上条を見上げるが、上条は後ろに手を組んで空を見上げる。
「お前の着るパジャマって可愛いんだけどさ・・・どうにも」
「だから、何よ。言いたいことがあるならはっきり言いなさい!」
美琴が手に持っている紙袋に視線を向けた上条に、美琴が眉根を少し寄せる。
「少し子供っぽいんじゃないのか?ってなー」
「・・・な!あんたにはこのパジャマにプリントされたカエルちゃんの可愛さが分からないの!?ゲコ太に少し似てる所なんて最高じゃない!」
「はい、はいってね」
「あ・ん・た・は〜・・・!」
美琴がビリビリと電気を飛ばし、上条が幻想殺しでバキリと弾く。端から見れば危なっかしい事この上ないのだが、上条と美琴にとってこれは一種のじゃれ合いに過ぎなかっ
たりする。その証拠に二人の顔は満面の笑みだ。
「こら待て!待ちなさいって言ってるでしょー!」
「待ったら黒こげだろうが!上条さんにそんな趣味はございません!!」
「いいから止まれー!」
「やなこったーい!」
端から見れば迷惑なこの追いかけっこは結局かなりの時間続くのだが、後々この追いかけっこのせいであんな事が起こるとは、上条も美琴も予想だにしていなかった。
以上終了です・・・すみません文字がずれてます。怖ろしくずれてます。
人大杉に何度もひっかかったせいで・・・いや言い訳です。
さあ・・・次はえろすたーいむ
これはいいバカップルだw
>>716 早く続き書いてくれないと色々不足して死ぬかも
あとGJ
初春も参加か!?とか思ったら八つ当たられ役でふいたwww
一番救われてないやつだな初春
GJ
なんてナイスバカップル、しかも黒子加入の予感
これは初春も参戦しないか期待
トーマの休日
言ってみたかっただけ
風軌と共に去りんぬ
言ってみたかっただけ
俺たちに五和無い
言ってみました
723 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 02:13:51 ID:aWZ+ZJ0m
人生には3つの坂があります。
上り坂
下り坂
御坂
言ってみた
「旗男はつらいよ フーテンの当麻」
あちこちでマドンナに惚れられては放置を繰り返すフーテンの当麻の物語。
ちょww なにこの流れ?
といいつつこじつけてみる俺。
女教皇〈スター〉争奪戦争〈ウォーズ〉
天草式の逆襲
一度は旗卿に奪われたかに見えた女教皇だが、天草式など騎士の面々による猛反攻の最中行方不明に。
さらに、天草式の五和が逆に旗卿を落としにかかる!
そのまま飲み込んで欲しいのよな、俺のフランベルジュ
ターミネーチン
本当にすまんかった
どうも。はっきり言ってどうでもいいかもしんないけど風斬ネタ一つ。
SSや14巻で完璧に風斬がスルーされてるとこから風斬はどうもまた失踪したようなので
前回4thのやつの続きで当麻と風斬が自宅に帰ってその夜インデックスが寝た後またムフフな事して
当麻が寝た後風斬がいろいろ思い悩んだ末当麻の家から出ていくみたいなシチュを思いつきました。
原作で風斬の話が出だすとまた矛盾だらけになるかもしれないけど書き進めて投下していいですかね?
ヒューズ・カザキリ状態は個人的に嫌なんでかきたくないです。
風斬哀れすぎるんでちょっと位は幸せ気分になって欲しいのですよ。(最後結局悲しくなりそうだけど)
まあ皆さんに了解もらっても出来上がるのかなり時間かかりそうだけど
心置きなくやっちまってくださいな。
かまうこたぁない、やっっちゃえ!
その
いつもあんたの傍にいる
禁書を青ピにすり替える!!
時間の流れに奇妙な空白発生。
なぜか磔になった人影が・・・
ガムをクチャクチャ噛んでたら、普段俺のこと類人猿とか言って
ドロップキックかましてくる女が寄ってきて
「私にもそのガムを下さいませんこと?」って言ってきやがった。
かなりむかついたんで、女のツインテール掴んで口移しで自分の噛んでるガムをやるフリをしてやった。
鉄矢ブっ刺されるか、罵声をあげられ空間移動して逃げていくか、どうでもいいが二度と近寄るなと思った。
ところが、驚いたことにその女は目を閉じて唇を少し開いたんだ。俺の方がビビッて、あわててちょっと離れた。
しばらくの間があった
後、その女は、「本当にするのかと思いましたわ」と小声で言って、ガムを奪って空間移動で去っていった。
それから何日か後、その女がキャンディーを食ってたので今度は俺の方からひとつくれ
と言ってやった。そしたら俺をからかうように、なめてたやつを唇にはさんで口をとがらせた。
俺はキャンディーごと彼女をほおばってやったよ。
今ではその女も俺の彼女。その時なめてたキャンディーはもちろんヴェルタースオリジナル。
なぜなら彼女もまた、特別な存在だからです。
とりあえずいろいろと噴いた
さて今日は日曜だ
俺は
>>716の再臨を裸でwktkしながら待つぜ
リアルで日付け間違えた俺アホスorz
>>738 いいんじゃね?
とりあえず俺はずっと全裸で正座と逆立ちと五体倒置を繰り返しつつ待ってるしな
暇だったので『とある従妹の台風上陸』を呼んだら乙姫に激しく萌えた
本編でもそんな約束してそうな上条さん
ヴェントや乙姫、サーシャにも愛の手を
うむ、俺もヴェントSSは見たいと思うぞ
あの激しい戦闘中にあんなに憎悪抱いている敵にフラグ立てるなんて上条さんはスゴイネ
俺は背中刺す刃という魔術名に引かれ
背中刺す刃になるためにはどうすればよいのか考えた
背中を刺すのだからどんなこともできる
手始めに全裸でねーちんの部屋ににゃー、にゃーとつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる
ねーちんが呆然としながら見てくるが背中を刺すので気にしない
ねーちんのベッドに潜りこみ「テメェじゃ俺には勝てねぇよ!テメェじゃ俺には勝てねぇよ!」と絶叫
ねーちんは無言で部屋から立ち去る
だがまだ背中刺す刃には不十分
次は義妹の部屋にシスコンシスコンと叫びながら飛び込む
義妹は着がえをしている最中だったが背中を刺せるので無視
半裸で逆立ちをしながら
「俺をお兄様と呼べ!!俺をお兄様と呼べ!!」と絶叫
義妹は呆れ顔で退散
確実に背中刺す刃に近づく
開脚後転でビルに飛び込み緑色の手術衣を外し首に掛ける
ステイルの真似をしながらカミやんの部屋に突撃
バスルームを開けると一冊の日記発見
「次は舞夏でも食うか(笑)中古品かもしれねーけど(爆笑)と書かれた日記発見
俺はキレた。理派四陣を使ってカミやんの居場所を突き止めた。
「ゲッフ!ゴフッ!」俺は死んだ。オートリバース(笑)
>>747カオスwwwwwwwwwww
てか土御門が女だったらかなり萌えると思うんだ。
にゃーにゃー言うのもかわいいし、神裂とのやり取りも女友達みたいで親密百合百合にできるし、フラグ神とも女親友というなんともおいしいポジションで、フラグ立てて恋人とかにランクアップできるし、ロング金髪可愛いし、女スパイ萌えるし。
かまちーは何故女にしてくれなかったんだ。
せめてここだけでも俺に幻想を見せてください。
749 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 06:23:05 ID:mvOa+ljR
確かに女の土御門も見てみたいかもwww
誰かこの線でss書いて〜!!
>>749 誰かに頼るな、テメェで書けぇ!
つーか書いてくださいお願いします
>>748-750の流れで
「と、言うことでかみやん、義妹は良いものなんだにゃー」
「毎回思うけどな土御門、女なのに義妹萌えーってどうだよ!?」
「な!それは差別なんだぜぃかみやん!!萌えの心に女も男も関係ないんだにゃー」
なんて会話がマッハで浮かんだ
そこに青ピが参加したら……まさにカオス
飛行機のGで動けない中土御門が近づいてきた
「カミやーん?動けないのかにゃー?」
金髪ロングに前を若干開いた服装が悩殺的っすよ土御門さん
「あれれー?カミやんどこみてるかなー?」
すっごい楽しそうにしてるこいつ!
「んー・・・ねえ、カミやんなら男女が密室に二人きりで女が自由に動けて男が動けない状況ってどう思うかにゃー?」
クスクス笑いながら顔が近づいてくる、シャンプーだろうか?ほのかな香りが鼻孔を擽る
「これってさ、チャーンスって奴」
だめだ、土御門っぽくならねぇorz
土御門は女だときっとお姉系になると思う
だから
>>754はいいんだ、とっても俺の幻想を掴んでいる
>>754は続きを書いたらいいんだ
いや、ぜひ書いてください
TS物は禁書板のTSスレでやるって言うのが暗黙の了解だと思ってたんだが
>>757 禁書板は健全(カオス)なとこだから不可だった気がする
エロはここでやるしかないんだよなぁ
TSか…。
以前の荒れ様を知ってる身とすれば…悩ましいな。
荒れて職人さんが居なくなるのが一番最悪だしな。
いや、否定はしたく無いんだが。
スマン 以前、TSでスレが荒れた時の印象が強くて、エロについて考えが回ってなかった
当時の状況再確認するために過去ログ見てたら、何故か眼鏡神裂がうpろだにまだ残ってて吹いた
TS用コテハンでも付けて嫌な人にはあぼーんしてもらうのが一番手っ取り早い
俺はエロである以前にTSモノと判断するのが安全かな、とは思う。
あっちはエロを置いてもあんまり荒れない気がするけど(あくまで主観)、こっちにTSモノを置くと大変だったし。
というかあのスレこのごろ神様がなかなか来ないから静かなんですよ、来てくれたらイアイア崇めちゃうので是非ともいらして下さいお願いします
過去ログ読み返してたらなんかみんなリミッター外れてて吹いたwww
まぁ今も大分リミッター外れてるが
白黒、乙姫、初春、佐天、ヴェント、サーシャ、オルソラ
これらのキャラの人気がないのかエロ少ないけど誰か書かないかな
テメーで書けクレ厨
>>765 まあまあ落ち着いて。
無粋に欲しがる非礼を指摘しておいて、こちらも『書け』と強要しては無粋の極み。
言い出しっぺの法則(古いなぁ)に則って挙手してくれた
>>764に、暖かい期待の眼差しを送ろうじゃないか
間食にすらならんが、今更ながらインタビュー第二段の補足小ネタ投下。
誰か、五和の『体を拭く』の謎を補足で明かしたように、『通信機』の謎が解ける人はいないだろうか。俺の文章力じゃ仮説すら満足に作れない、助けてくれ。第一あの人の喋り口調忘れた。
「お待たせ。それじゃあ始めるぞ、いいな?」
「……仰せのままに」
深夜のある国、とある牢獄。個室として区切られているはずのその一つから、男と女の二人の声が狭い壁に反響している。
人影は女しか無く、男の声には古ぼけた雑音が混じっている。
「さて、ここで問題です。俺の右手は今何をしているかな?」
「はい、私の……んっ、胸を、揉み……ぁん、ぅ」
数分後。笑いを含んだ男の声に、艶の混じった喘ぎを漏らしながら息も絶え絶えに女が答えている。
「よく出来ました。しっかし、ついこの間の頃より絶対大きくなってるよなあ……まさか、他の誰かに揉ませてないだろうな?」
「違っー、ふぁ、ああぁっ」
床に直に置かれた、ラジオに似たアンテナを立てる無線機器。男の声はそのスピーカーから漏れ出ている。
それを傍らに置いて、つい先程全ての服を脱ぎ捨てた女は身を委ねていた。
……自らの手が織り成す、乱暴な愛撫に……。
某超能力漫画見てたらザ・フライの白黒美琴verという電波が。
三毛猫と美琴、ゼブラ模様の猫と白黒、白猫とインデックスを合成しろということか。
ギリギリモザイク白井黒子まだー?
もしかして
補足ネタって需要あるの?
需要? あるよ。
ネタ全般にだが。
素甘センセーのを書いてるがエロまでいかない・・・
というか最中さん含めた状態での接近遭遇で終わる
ちょっと小耳に挟んだんだが、今回の戦争で学園都市に味方すると
報酬として、一人一ミサカが与えられると聞いた。
>>775 ナ、ナンダッテー!!(AA略
まぁ、まじそんなことしようとしたらミサカ達が反乱を起こすぞ
初春がパンツ見せてくれるなら俺は死ヌまで闘える。
いや、この先数十年間闘い続けなきゃいけなくなったんじゃないか?
>>779 「ヒャッホーイ!!」
って行って後方のアッー!!クアに突撃してったから死んだんじゃね
>>777は
781 :
777:2007/11/28(水) 19:09:15 ID:3IncOQKj
まだ生きてるよ俺!
ていうか今月の電撃大王まだ読んでないけど、ついに初春パンツ解禁になったん?
今まではスカートめくりされるシーンでもパンチラはなかったから期待してるんだが。
超電磁砲ででも良いから初春パンツの絵が見られるんなら「ヒャッホーイ!!」ってワシリーサに突撃かけて来る。
ちなみに、佐天にヒモパン渡されて「こんなの穿けません!!」って言ってるシーンは初春パンツとは認めないからな!
ワシリーより最大主教で頼む
むしろ最大主教のパンツが見たいよ俺は
どう考えても12巻だかの挿絵はM字開脚パンツ丸出しにすべきだった
バカッ!年を考えt
その後、
>>785を見たものはいなかった……
お風呂場だから、履いてない可能性もあっt
15巻はアーッ!クアが美琴、妹、禁書、吹寄、小萌、土御門、ねーちん、シスター部隊、オルソラ、五和の目の前で上条のケツを掘る話だとお告げを聞いた。
●●「私は・・・?」
>787
気をつけろ
そのお告げはエンジェル様のだぞ
たまにでもいいから一方さんのことも、少しは思い出してあげてください
>>789 思い出すどころかうまく動いてくれなくて非常に困っています
もう全書き換えいくぜ……!!
エロパロなのにエロくないスレなんて \(^O^)/
>>790 ぜんぶかきかえちゃらめえええええええええええ
いっぽーさん消さないでええええええええええあああああああああああ
カワカミン発生中
今エロにならない可能性がある(マテ)佐天のを書いてるいるのだけど、需要はあるかな?
需要があるかどうかは投下してみなきゃ分からないって偉い人が言ってた
エロくない作品でも無問題
ていうか、そんな話が5割近く…
ごめんなさいいままでかいたものすべてえろなしでorz
えろなくてすみません
えろくなくてごめんなさい
何か急に謝らなきゃならないような気がしてね。
うん。
一応、詰まりながらだけど進んでるから。
問題はエロくなるか、ってことなんだけど。
>>797-799 分かったー
というわけでお久しぶりですKATUです。
これより投下します
学園都市に夜が訪れた。
夜道は電灯で照らされているとはいえ大通りに比べれば薄暗いことこの上ない。
住民の大半が学生のせいかもう少しで日付けが変わろうというこの時間帯に外に出ている学生の数は少ない。
加えて冬という季節もあって屋外は寒く、全くといっていいほど人通りは無い。
「はぁ、はぁ……!」
その中を走る少女がいた。より正確に言うのならば少女以外にもう一人、男が走っていた。
「逃げても無駄なんだよ!」
いかにも不良ですといった風貌の男は下卑た笑いをしながら少女を追う。
能力者なのだろう、走りながら男が軽く手を動かすだけで少女の服や髪が不自然に浮き上がる。
「痛っ!ひっ・・・!?」
腕に痛みが走る、見れば服の袖の一部が裂けそこから赤い線の走った自らの肌が覗いていた。
怖いという感情が改めて湧き出してくる。
周囲はどんどん薄暗い道になっている。もうどこをどう走ったのかも分からない
なんでこんなことになっているんだろう。泣き出したい、しかし恐怖のあまり声が出せないでいる少女――――佐天涙子はつい先ほどのことを思い出していた。
「あ、シャーペンの芯切れちゃった」
自室で勉強をしていたら不意にシャーペンの芯が終わってしまった。
「あっちゃー…予備を買い足すのも忘れてた」
仕方が無い、ちょうどお腹も空いていたことだからコンビニに買いに行こう。
そう思って家を出て、近くにあるコンビニへと向かった。
「この道暗いなぁ…それに寒い」
家を出てしばらく行った所でコートを着てこなかったことを後悔する。
外は思いのほか寒く、長袖の上着を着ているだけではとてもじゃないが耐えられなかった。
だから、普段は通らない裏通りの近道なんかしてしまった。
案の定、半分行った辺りでいかにも不良ですといった男に遭遇し、現状に至る。
走り続けていた足が震え始めて限界だというのが分かった。
「た、すけ…だ、だれ、か…!」
息が切れているのと恐怖とで擦れる声で搾り出す。
体のあちこちは男の能力によって血が出ていた。そして捕まったら何をされるのかが怖くてたまらなかった。
「(誰か…誰か助けて…!)」
そんな希望も一瞬にして絶望に変わった。
「あ、ああ……」
目の前と左右には壁が、後ろには男がいる。
行き止まり。
「手間かけさせやがってよ…」
男が近づいてくるのに気づいて振り返り、後ずさったが直ぐに壁にぶつかった。
「や、だ…こないでよ…」
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
男の手が近づいてくる。
誰か、助けて――――――――!!
もうだめだと思った瞬間。
「おい」
男が振り返った。その先には一人の男の人が立っていた。
助けを呼ぶ声に、彼は現れた。
「なにやってんだよてめえ」
時間は遡りここは不幸の避雷針こと上条の自宅
「うだー……」
上条当麻はだらけていた。
いつもならば腹ペコシスターが「とうまお腹減ったよ!」と騒ぎ立てているところだが彼女はいなかった。
夕方、隣人にしてスパイである土御門と赤毛長身の魔術師ステイルが訪れてきた。
なんでも禁書目録の知識が必要なことがあるらしく、直接目的地について来てもらわないといけないとのことだった。
よってドナドナの如く連れて行かれたため腹ペコシスターは現在上条さんの家にはいなかった。
ありていに言えば暇になったのだった。
「インデックスがいないだけでこうもやることが減るとはなー…上条さんは今することがなくてでろーんと垂れています」
宿題?期限までにやればいいので却下な上条さんにとっては暇=ごろごろしかなかった。
「……………腹減ったな」
思えば夕食を食べていなかった、立ち上がって冷蔵庫に向かった。
「さてなに食うか、昨日のセールで買ってきた材料でチャーハンでも―――――」
冷蔵庫を空けた瞬間、上条当麻は凍りついた。
ない
昨日のセールでの大収穫だった食材達の姿はなく、冷蔵庫は新品と見間違えそうなほどからになっていた。
「What!?なんなんでせうかこれは!昨日の上条さんの大奮闘した戦利品たちはいずこに!?」
一週間分の食料を買いだめしていたために財布の厚みを酷く失くして得た食材たち。
それら全ては消え失せた代わりに一枚の紙が冷蔵庫に入っていたのを見つけた。
おそるおそるその紙に書かれていたことを読み、上条当麻は再び凍りついた。
『とうまへ、れいぞうこのなかみぜんぶたべちゃった。 インデックス』
「あ、あ………あの暴食シスターがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
冬の夜に上条の悲痛な叫びが消えていった。
「はぁ〜………」
結局上条は外に出て買うことにした。
さすがにファミレスに入って食べるという暴挙に出る勇気はこれっぽっちも沸く事は無かった。
だって上条さんのお財布は(ry
近くのコンビニまでもう少しというところまで歩いた所で上条はピタリと止った。
「声…?」
視線の先には裏路地があった。嫌な予感がして、気づいたら走っていた。
走り続けてすぐに、中学生くらいの少女が不良に追い込まれているのを見つけた。
「おい」
後ろから声をかける。
男が振り向き、その後ろに腕に怪我をして泣きそうな表情の少女がいた。
「なにやってんだよてめえ」
「なんだお前は?」
「通りすがりだよ、俺はてめえにその子になにしようとしてやがったか聞いてんだよ」
不良が怪訝そうな顔をして今現れた男の人を見ている
「(助かった……?)」
視線の先にいる男の人はまっすぐ不良を睨みつけていた
「どうでもいいだろさっさと消えろよ、それともこの強能力(レベル3)の風力使いと戦うってのか?」
それでも男の人は動じない、もしかしたら白井さんや御坂さんみたく高位能力者の人なのかと期待をして――――
「そうか、俺は無能力者(レベル0)だよ」
即座に崩れた。
「だけどな」
強く拳を握って、その人は。
「てめえをぶん殴れる無能力だよ!!」
力強く走り出した。
以上です
続きは週末に…いたいいたい石投げないで
そしていろいろ間違えている…
>>802 とある少女の幻想(1/3)
>>804 とある少女の幻想(3/3)
でした
上条さんカコイイ!!
続き期待してます
この上条さんかっこいいな
こういうの好きよ 楽しみにしとります
GJ!!
いいねいいぞもっとやれ
ところで、佐天が誰だか思い出せない俺
誰か!佐天の正体を叫びつつ俺を殴り飛ばしてくれ!!
GJ!!
上条さんかっこよすぎだな
続き期待してまってます
>>808 超電磁砲に出てきた初春の同級生だよ。うらぁ!
>>808 佐天は俺の嫁ええええええええええええ死ねえええええええええええええええ!!!!!1
>>811 ここでは自重しろ、そげぶ
あ、あとGJです
非常に先が気になるので早く続きプリィィィィイズ
>>800 パロは確かにそして不実に投下レスが僕らを繋ぐ…
エロくてもいいじゃないさ!イチャイチャドロドロカルチャーショック!
それだけでも御飯十杯いけますよ!
>>805 まごうことなきカルチャーショック!テラwktkだぜ GJ!
なんとなく理想郷のアレを思い出したw
だが俺的にはこっちのが好みだぜ!GJ!!!!
>>813 御飯十杯が御坂十杯に見えた
多分俺は疲れてる
》814
あれ?俺いつ書き込んだっけ?
>>636 吹寄でえろーす?
「人のこと、さんざん言っといてさ、吹寄だってエッチじゃん」
荒くなった吐息や火照る肌、抑えられない声を茶化すように上条が言った。確かにガッ
つくような態度とか、すぐに固くしていたこととかをふざけて指摘したりはしたけれど。
本当に気持ちよくなってきたところで、そんな風に茶化されては――あまりにも恥ずか
しいではないか。
「ばっ…バカっ…」
これ以上、茶化されては堪らない。吹寄制理は首元に舌を這わせながらもぞもぞと呟
く上条の顔を両腕で抱えると、強引に胸元に埋めた。
押さえつけて口を利けなくしてやろうというのだ。が、
「ひゃんっ」
その胸元を、吹寄が押さえつけるよりもさらに強引に上条の唇と舌が這いずった。同時
に手が太腿の内側やお尻を撫でて、その刺激に腕の力が緩む。
上条が顔を上げた。
「やばいやばい、吹寄の巨乳で窒息させられるところだった」
「きょ、巨乳っていうなーっ」
言いつつも手を止めない上条に、抵抗できたのはその一言だけである。
吹寄の言葉を受けて、上条の手がその乳房へと伸びた。握り込むように掴まれ、揉み
しだかれる。
「や、あはっ、はっ、はああんんっ」
力加減を微妙に変えながら胸をまさぐるその手に、我慢できずに声が漏れた。
「じゃあ、爆乳?」
揉み上げながら上条が言う。手のひら全体でこねくり回しつつ、その先端を指の股に
挟んだ。一気に刺激が強くなる。
「ふあ、あ、あう、な、なお悪いわ…よっ、あんっ」
返答を聞いてか聞かずか、今度は上条は逆の乳房の先端、要するに乳首――に吸い
付いた。その舌が、乳輪からぐるりと廻りながら乳首を登る。
「ああああっ」
声を抑えられない。
と、言うところで上条が唇を離した。
「ちょっと舐めただけでちくびコチコチですよ吹寄さん? 大きいのに感度も良いとは。巨
乳も爆乳も駄目なら、このけしからんおっぱいを何と呼べば?」
「ば、バカあ…」
あー、勢いでやった。反省しています。
エロ難しいよエロ。おいちゃんも書き直しちゃってるよビリビリの続き。
今スレのうちに終わらせられるのだろうか。
生暖かく見守ってくださいスレの諸氏。
乙!!
吹寄さん可愛い過ぎ!
そして上条調子に乗り過ぎwww
GJ!!
出来れば最後まで読みたいな
GJ!
ビリビリが終わったら次は吹寄さんですね。
1レスなのにあのエロさ…
GJ!
そういえばなんだが保管庫に吹寄のエチィなSSは無かったよな
だから、姫神はお尻キャラなんだってば!!
本スレと間違えましたorz
尻はねーちんが一番良いだろう。
オルソラも捨て難いぜ!
ねーちんはきっとフトモモも良いはずだ!
そういえば佐天や初春ってやっぱり寮に入ってるのかな?
入ってるんじゃないか?
超電磁砲では部屋が出てたし
こんばんはー
一応続き書いてきたので投下しようと思います。
一瞬の激突。
「………」
上条当麻は四肢から力が抜け落ちた状態で立っている。
そして不良は――――
「………………弱っ」
上条の拳を顔面に受けて倒れていた。
不良は走り出した上条を見て余裕たっぷりに風を使って攻撃を始めた。
しかし上条は見えない攻撃には魔術師との戦いで慣れているため容易に避けることができ、異能を打ち消す右手の幻想殺しがある。
不良はあっさり射程に入られ風で作った防御も消されてこれまたあっさり殴られて気絶した。
どこかでギャングスター志望の金髪コロネがあまりにもあっけない……と言ってる気がした。
どうでもいいけどバトル展開引っ張っておいてこの展開は読者なめて(ry
「………」
不良が完全に気絶してるのを確認してから少女に近づく。
よく見れば腕や足に傷がありそこから血が出ているのが痛々しかった。
「大丈夫か?」
そう声をかけた途端。
「ふ……う、うぇぇ……」
泣き出してしまった。
「うわ!?ちょ、な、泣くなよ!?」
「ひっ、く、うわぁぁぁぁん……」
泣き続ける佐天に困り果てる上条。
寒い冬の夜、こうして二人は出会った。
その後、遅れて駆け付けた風紀委員に事情を説明して不良を連行してもらった。
白井だったら後を任せて帰ろうかと思ったが見知らぬ男の風紀委員だったのでそうもいかない。
上条は泣きじゃくる少女の手を引いて近くの公園に行った。
「落ち着いたか?」
「は、はい、大分……」
ベンチに座って顔を赤くしながら少女は答えた。
あれからしばらくして落ち着きを取り戻し始めた少女は泣きじゃくるとこを見られて恥ずかしかったのか顔が真っ赤だった。
しかし、まだ恐怖があるのか、それとも寒いのか、はたまた両方か、少女の体は今だ小さく震えていた。
「………え?」
見兼ねた上条は自分の着ていたコートをおもむろに脱ぐと少女に掛けた。
「寒いだろ?俺は平気だから」
少女はさっきとは違った赤みを顔に浮かべて上条を見ていた。
「さて…ちょっと家に寄っていけよ」
「ふえ!?」
「傷、消毒しないといけないし」
「あ、は、はい……」
再び赤くなりながら少女は頷く。
上条は立ち上がって歩こうとしたが服の裾を引っ張られてるのに気付いた。
「あ…その……」
少女が上条の服の裾を小さく掴んでいた。
頭一個半程の身長差があるため自然と上目づかいになり、先程まで泣いていたため瞳は潤んだ状態で不安そうに見て来た。
不覚にも可愛いと思い、見とれてしまって一瞬反応が遅れた。
「あ、ああ、別にいいぜ」
お互い顔を少々赤らめながら上条宅に向かった。
「あ、そこに座っててくれ」
「は、はい」
上条宅に着いた上条と少女は中に入り上条が適当な場所に座るように促して暖房を点けた。
「ちよっとまっててくれ」
そう言うと部屋の一角にある戸棚に近寄り中をごそごそ漁りはじめた。
しばらくしてこちらに戻ってきた上条は救急箱手にしていた。
「それじゃあ、傷口を見せてくれ」
「(うわー!うわー!)」
顔を真っ赤にして佐天涙子は混乱の極みだった。
不良に襲われそうになってるところを助けてくれた。
泣きじゃくる自分を宥めて震える自分にコートを掛けてくれた。
まだ怖くて子供みたいに服の裾を掴むのを笑って許してくれた。
そして、今家に連れて来て手当をしてくれている。
まるで初春と読む少女漫画のような状況だった。
しかも手当のために上着を脱いでいるため上は下に着ていた薄手の服のみだ。
二の腕の傷を消毒液で消毒し、ガーゼを当てていくのは手慣れているようだった。
実は上条は毎日のように頭や腕をかじられて自分で手当をしているからなのだが、佐天には知るよしもない。
二の腕や膝辺りの手当で顔が近づいて来る度に動悸が激しくなる。
家族以外の年上の男性にこんな風にされるのは生まれて初めてだった。
「(ああ……初春、白井さん、御坂さんあたし緊張でどうにかなっちゃいそうです…)」
頭の中ではこんな時のお嬢様の対応を教えてくださいミコト神御坂様ー!!といった具合だ。
ちなみにミコト神御坂様もこの状況は対応できないので加護はあるはずもない。
「(はぅ、上条さんはひじょーに墓穴を掘った気がします………)」
少女の二の腕を掴み消毒してガーゼをあてる。
普通ならただこれだけのことでたいした労力ではないのだが、現状は少し違う。
少女の手や足に触れる度にその細さや肌のきめ細かさを感じてXY染色体持ち(じゅんせいだんし)の上条がドキドキしないはずがない。
「(しかも、なんか柔らかいしいい香りするし)」
触れるたびにその柔らかさにドキマギし、髪が揺れる度に香るシャンプーの匂いに赤くなる。
「(それに………)」
目の前で耳まで赤くしてる少女はかなり可愛い部類に入る。
おそらく白井と同年代くらいなのだろう。顔には若干幼さが残っており、長い髪と合わさって可愛らしさに拍車がかかっている。
こんな子を家に連れ込んで手当てをするなんて状況今まで無かったので少々どころでなくかなり落ち着かない
彼の頭の中ではこんな時の女の子への接し方を教えてくださいミコト神御坂様ー!!と言った具合になっている。
そしてミコト神御坂様が上条が他の女の子と接することを良く思わないので加護は上条当麻が不幸に遭うくらいの確立で得られない。
むしろ電撃が落ちるであろう。
「はい、終わったぞ」
落ち着きを払って(内心ドキドキで危うく声が上ずりそうになったが)手当てを終えた。
「あ、ありがとうございます」
いそいそ上着を着なおしながら少女はお礼を言って
「あの、そういえばお名前はなんていうんですか……?」
本当にいまさらな話題が来た。
「ああ、そういや教えてなかったな。俺は上条当麻、上条でいいぜ」
「あ、あたしは佐天涙子って言います!佐天でいいですよ」
「わかった、なあ佐天?」
「は、はい!なんでしょうか!?」
思わず上擦った声で返事をする佐天をなんかかわいいなぁと思いつつ。
「門限とか、いいのか?」
「へ?」
2人して部屋に置いてある置時計を見る。
時刻は1:04を表示している。つまり日付けは変わってから既に一時間経っているのだ。
当然、門限など超過している。
「あ…………」
急速に青ざめている佐天、その様は歯をむき出しにして跳躍して接近するシスターを目の前にした上条に等しい。
どうやら門限のことをすっかり忘れていたようだ。
「…………寮に戻れる?」
「ちょっと………無理です」
さすがに初春から伝え聞いた常盤台中学の寮ほど厳しくはない。
しかし、日付けが変わって1時間立っても平気なはずが無い。
今帰って見つかればお咎めなしではすまないだろう。
「あちゃー…初春寝てるだろうしなー…」
初春に口裏合わせてもらえればなんとかなるかもしれないがこの時間では夢の世界の真っ只中にいるだろう。
よって協力は得られない、帰還の術はない。
「そっか……どうするんだ?」
「明日になれば友人に連絡して口裏合わせてもらえれば何とかなるんですけど……」
当面の問題は今夜の宿だ。コンビニに行くだけだったのでどこかのホテルに泊まるほどのお金は無い。
かといって時間になるまで外にいるのでは寒い。
それに
「…………怖いし」
ポツリと、呟くように言った。
先ほど不良に襲われた恐怖は大分和らいだとはいえ今だ残っている。
暗い外に出るのはまだ怖かった。
その言葉の意味に気づいたのか、上条も気まずそうな顔で黙ってしまった。
「…………あのさ」
しばらくの沈黙の後、上条が口を開いた。
「よかったらさ、家に泊まらないか?」
「……………はい?」
まだまだ長くなる予感のする夜だった。
以上でその2終了です。次回に続く。
クオリティとか低くてすいません。許してくださいミコト神御坂様orz
なんとかエロに持っていけるようにがんばるつもりですがっまだちょっと先になりそうです。
また書き溜めたら投下しますねー。
乙乙
GJです 続きを楽しみにしてますよ
ちなみに
>>716なんだが・・・裸で待ってた人スマンorz
なんかいきなり文章が書けなくなって・・・いや言い訳だ。
というわけで、リハビリがてらにこんなん書いてみました。
ひとっとびとは関係ないけどね・・・ひとっとびの後編は日〜月に書き上げるぜ!
「ぐゥ・・・ああああッツ!!」
殴り倒された痛みがこの心に刻まれている。
夜な夜なあの拳が脳裏に描かれては、その痛みと熱が頬に蘇ってくる。
その痛みに溺れながら、今日も一方通行は右手を頬に、左手を秘所にあてていた。
それを始めたのが何時だったのかなんて覚えていないし、
わざわざそれを確かめようとする気もない。
ただ、今この瞬間が、自分にとって代え難い時間だということは、
なによりも理解している。
だから、たぶん自分は、それでいいのだ。
「はっ・・・あァ・・・んン」
頬にあてる右手に、自分の息がうるさい程にぶつかっていく。
熱を帯びた右手をそのままゆっくりと首筋から、胸へと降ろして行く途中で
「・・・あッ〜〜〜くゥ」
秘所にあてていた左手の指が、いつの間にか自身の膣へと挿入ってきていた。
自覚した途端にぐちゅぐちゅといやらしい音をたて、膣からは愛液が漏れ初めてきている。
蜜が絡んだ中指が、己の膣で痛い程に踊る。
「あっ・・・ゥううう〜〜〜」
もはや自分の意志では自身の指を止められない。
己の胸にあてられた右手は、固くしこった乳首をさするように擦り上げて止まらない。
ぐちゅぐちゅぐちゅと、左手は手のひらごと膣へ埋没しそうな程に、自分の中を掻き乱す。
「〜〜〜ッ!!」
大きく見開かれた紅い瞳と、彼女の口から漏れる唾液が、彼女が絶頂を迎えた事を示していた。
「あふ、ふゥ・・・あァ・・・」
荒い息をつきながら、どさりとベッドに横たわる。
先程までその白い肌を染めていた火照りも、窓から入る夜風が冷まし始めていた。
――そして、冷えてきた頭は、思い出したくもない事を思い出させる――
子供の頃。
両親の記憶。
赤い記憶。
実験の記憶。
そして、あのクローン達を殺した事。
別段それに対して思うことは特に無い。だが、それを行ったという事実は、
彼が絶対に自分を見てくれない。という事と、同義だった。
「・・・ッく」
悔しい。悔しい。悔しい。
どうして自分はあんな事を。彼に嫌われるような事をしていたのだろうか。
どうして自分は、やっと自分の居場所になってくれるかもしれない人が、
彼だと――人を殺すことを嫌う人だと――知らなかったのだろうか。
一筋の涙が彼女の熱をもった頬を流れ落ち。彼女は何時の間にか眠っていた。
一方通行は夢を見る。その感情は理不尽で。もしかしなくても自己中なのだろうけど。
それでも、自分が幸せになれる日を・・・願わくば、彼と共に歩める事を。
彼女が妹と呼べる存在と共に、彼と未来を歩んで行く事は、まだ誰も、知らない。
ってああああああ
投下されてすぐ投下してるじゃんか・・・KATU氏すまないorz
今よんだが佐天可愛いよ佐天。
エロ期待です!!
お騒がせ申し訳ないorz
>>836 ミコト神御坂様激しく吹いたwww
確かに加護は得られないよなぁwww
内容もGJ!!でした。
>>840 どま、まぁ間違いは誰にでもあるさー
で、それはまさか……百合子さ(ry
上条さんがすごくオオカミな件
送りオオカミ…いや違うな、囲みオオカミと名付けよう
GJ
上条さん小萌先生んちにプリント届けに行く→結標と遭遇→でも上条さんは覚えていない。もちろん結標も面識無い→
部屋で待つことにする上条さん→お茶を出そうとするが淹れ方が分からない結標→
手取り足取り教える上条さん→フラグ立つ→小萌先生帰宅→またですか上条ちゃんー!
よしプロットはできた。
>>835最高品質の純愛だな。例えるならロマネコンティ位の。
見てるこっちがニヤけてくる。続き楽しみにしてる。
GJ!!
>>843投下待ってる。
てか初春や佐天といった●学生が増えてきて、カミジョーさん犯罪者に向かって爆走してるよな。
まぁそんな法律(幻想)なんて右手には無意味だけど
>>844 昔の偉い人は言いました。
「ルールは破る為に在る」
って。
>>844 逆に考えるんだ
そっちのほうが興奮するよね、そう考えるんだ
上条さんの股間の「女殺し」もそっちのほうが興奮すると思うよ!
>>846その能力の名前が女殺し【エンドレスセックス】しか思い付かなかった俺は死んだ方がいいな
>>848 (快楽による)マインドブレイカー“女殺し”
しか浮かばない俺はどうなる
なんだか最近キーボードの調子が悪いので執筆速度が非常に低下しています。
いつも使ってるキーボードの半角全角とA、Q、Zが効かなくなっているので予備のを使っているのですが。
その予備も前にいくつかキーが反応しなくていま使っているのに買い変えた物なので、こちらも使いづらくなっています。
故に現在キーボード二刀流で執筆しているのでその3を投下できるのが少々遅くなってしまうかもしれません。
どうかもう少し待っててください。orz
>>850 逆立ちしながら待ってます\(^o^)/
>>850 全裸で奇声を上げながらバク宙を繰り返しつつ待ってます
853 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:48:07 ID:93rQnJSB
なら俺はひたすらにぐるぐるバットしながら待ちますね〜w
854 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:55:57 ID:QMG1EvC/
じゃあ、俺は紳士の正装(全裸にネクタイ)で正座をして待ってます。
ふう、なんとか書き終えた(ぁ
では投下ー
「俺はいつもバスルームで寝てるからベット使っていいからさ」
「あ、あの……その、その……」
そう言う上条の言葉を受けて赤くなっていく佐天。
「明日にならないとその友達と連絡つかないんだろ?」
「そうですけど……」
あー、うー…と呻きながら手をもじもじさせる
「(お、男の人の家で、男の人と一つ屋根の下でお泊り………!?)」
そこから先を想像してさらに顔が真っ赤になっていく。
「(と、取り合えず上条さんの言うとおりだし、ここは止めてもらったほうがいいかな…?)」
ぐるぐる巡る思考の中で「それじゃあお願いします」の一言が出てこない。
取り合えずどうお願いしようかを必死に考える。
必死に考えてやっとのことで頭に浮かんだ言葉を咄嗟に言ってみる。
「そ、その………ふ、ふつつか者ですがよろしくお願いします!!」
………ジーザス。
自分の口にした言葉を反芻して赤から真紅へと顔の色を変えていく。
「(や、やばっ!あたし食べられちゃう!?おいしく頂かれちゃいますか!?)」
自らの発した言葉による展開を想像して動悸が激しくなる。大人の階段のーぼるー♪
しかし両手で余る程のフラグを立てる朴念仁上条当麻。
その言葉を佐天の危惧した方向にとることはなく、上条が頭に?を浮かべるだけで止まった。
安心したのと同時にちょっと残念な気がしたのは何故だろう?
それから少しして部屋の明かりは落ちた。
疲れていたのか、ベッドに入り込むなり直ぐに寝息を立てて眠り始めてしまった佐天を見て苦笑する。
ベッドに入る際、さすがに所々裂けた服を着たまま寝るわけにはいかないので上条の服を借りることになった。
ブカブカのトレーナにこれまたブカブカのズボンを着ている姿はなんというか、とても愛らしい姿だった。
ちなみにその時の佐天はまるで同棲してる男女みたいだと考えて真赤になっていたことを上条は知らない。
「ふぅ、それじゃあ今のうちに…」
そう言って取り出したものは――――
「早いとこ終わらせよう」
スタンドライト、佐天の服、裁縫道具の三点だった。
ようは佐天が寝てる間に服を直しておいてあげようということだ。
「さて、がんばるとするか」
「ん……」
顔に当たる弱い光で半分だけ意識が覚醒した。
いつもと違うベットであることに声を上げそうになったが直前で思い出した。
「(あ……そうだ、あたし上条さん家に泊まったんだっけ……)」
ベッドに寝たまま少し視線を動かしてみると上条の姿が見えた。
寝ぼけ眼でもその手元に針と自分の服があるのが分かった。
「(あたしの服……直してくれてるんだ………)」
度々針で指を刺しながらも作業をやめずに続ける姿をじっと見ていた。
「(上条さんて、かっこいいな……)」
純粋に、そう思った。
風紀委員でもないのに赤の他人の自分を助けて、怪我の手当てもしてくれた。
それだけでなく、泊まる場所がない自分を家に泊め、頼んだわけでもないのに針で指を何度も刺しながら服を直してくれている。
この人は、どうしてこんなに優しくしてくれるのだろう―――――?
そんなことを考えていたら縫い終わったのか、彼が伸びしているのに気づいた。
「上条さん、ありがとうございます……」
本当に小さな声で、彼にお礼を言って
再び眠気が襲ってきた。
「ん?」
縫い終わった服をテーブルに置き、寝室(バスルーム)に向かおうとしたところで振り向く。
今、呼ばれた気がした。
「佐天、起きてるのか?」
返事は戻ってこない。時刻は3:12分、もうそろそろ夜が白んでくるだろう。
「気のせいか」
そう呟きながら佐天の服を持って佐天の枕元まで持っていって置いてやる。
ついでにはだけている毛布を直してやる。
「……可愛いよなあ」
あどけない寝顔に流れるような黒髪。
すーすーと穏やかな寝息を立てて寝ている。
何気なく、佐天の黒髪を撫でてやる。
「ん……ふぅ……」
眠ったままくすぐったそうに、しかし気もちよそうな笑顔を浮かべる。
その様子に微笑みながらも手を離して寝室に行こうとするが……
「……ん……あ……」
手を離した途端なんだか悲しそうな声をだしてくる。
その上、佐天の手が寂しそうに上条の手を捜すように宙を彷徨っている
「(あー…なんか上条さんは罪悪感を感じますよー……)」
仕方ないので自分の手を彷徨っている彼女の手に捕まえさせる。
「んぅ………」
やっと目的のものを掴んだ途端心なしか笑顔になった。
その後、上条の手を頬まで引き寄せて軽く頬ずりしている。
「(あーこれはこれでかわいいかも)」
ベッドのあいてる部分に腰掛けてそのまま自分の手を佐天の好きなようにさせる。
女の子の柔らかい頬が手に当たるのが何気に心地いい。
「さて…どうするかね」
そう思いながら余所見をしていた。その時
「カプッ」
突然指先が濡れた感覚と生暖かい感触に包まれた。
「うひゃ!?」
思わず飛び上がりそうになるのをなんとかこらえる。
慌てて見てみれば佐天が上条の手の指を銜えていた。
「(うわ…やべ、どうやって抜こう………)」
予想外の出来事に困惑しつつ対策を考え始めるが
「あむあむ」
「あう!?」
指を銜えてしゃぶるだけでなく甘噛みまでしてきた。
「なんか変な感覚だ………」
指を引き抜こうとしても佐天がしっかり手を掴んでいるために抜くことができない。
こうして上条はこれから三時間もの間動くことができず、佐天に指を銜えられて甘噛みされ続けることになった。
その間、当の少女は上条の気も知らず至極幸せな夢を見ていたのだった。
投下終了
プロット段階から小ネタ並みの内容量しかないその3はこれだけー
そしてまた間違えたorz
>>858 とある少女の幻想 その3(2/3)
次から投下速度が落ちます、すいませんorz
GJ!!
上条さんかっこよすぎだ!
GJなの!GJなんだよGJなんです三段活用!!
GJ!!!!!
しかし早まるなよ上条!彼女はまだシンデレラだ
恋のレッスンABC
↑
まずはここから
佐天可愛すぎwwww
>>860本っっっ当に優しい物語だな。
純愛の王道かと甘く見ていたから、次元の違うほのぼのでやられた。
GJ!!!
>>863関係ない話だが恋のABCって何だっけ?
超電磁砲読んでるとサテンサンはキャッピキャピの○学生だから上条さんフラグキツいかな?と思うけど、
そこは二次創作補正であら不思議!すっかり可愛らしくなっちまうんですな。これはよいものだー
>864
Aアナル
Bぶっかけ
C膣内射精
甘ったるいの希望
868 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 06:05:43 ID:aeNt801j
A:×××××
B:?????
C:ピーーー!!
>>863 A…接吻
B…抱擁
C…性行
だったと思う
>>866 いきなりアナルって、上条さんどんだけ鬼畜
A:あれ? 何、この気持ち……
B:べ、別にアンタのことなんて、何とも思ってないんだからっ
C:ちょっとぐらい構ってくれてもいいじゃない……ばか
今ssかんがえてるんだけどさ、
ここ未来物大丈夫だったけ?
上条さんたちが大人になった後ってことか?
いいんじゃないかな
>>872 何を言ってるんだお前は、ここのスレ住人は落下型ヒロインのみならず、
義姉義妹義母義娘双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお嬢様金髪黒髪茶髪銀髪
ロングヘアセミロングショートヘアボブ縦ロールストレートツインテールポニーテール
お下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛セーラーブレザー体操服柔道着弓道着
保母さん看護婦さんメイドさん婦警さん巫女さんシスターさん軍人さん秘書さんロリショタ
ツンデレチアガールスチュワーデスウェイトレス白ゴス黒ゴスチャイナドレス病弱アルビノ
電波系妄想癖二重人格女王様お姫様ニーソックスガーターベルト男装の麗人眼鏡目隠し
眼帯包帯スクール水着ワンピース水着ビキニ水着スリングショット水着バカ水着人外
幽霊獣耳娘まであらゆる女性を向かえ入れる包容力を持ってるんだぜ?
一個明らかに女性じゃないのがまじってんぞ.
>>860 このSSには「あれ?上条さんちに泊めなくても,小萌せんせーに頼めばいんじゃね?」は禁句ですな
876 :
872:2007/12/03(月) 15:01:29 ID:jxLAilVp
>>873 構想は大学生上条×高校生インデックス。
高校生で寮に住んでいる上条さんの家に遊びに行くとそこには・・・!
ってな感じで行くと思います。
ところでインデックスと上条の年齢差って3ですよね?
875
ごめん、どこが女じゃないんだ?
>>876 残念ながらわからないんだ
ほんと、幾つなんだろうなインデックス
>>877 ryロリ“ショタ”ツンデレry
881 :
880:2007/12/03(月) 17:47:09 ID:ivjnpfJ0
>>876 大穴で『同い年』を推してみる。
や、ひとえに子供扱いに憤慨する禁書が見たいだけですが
美琴とかぶるだろ それ
ステイルと同年代なんじゃね?
つまり14だっけ
>>881 むしろおまいこそ空気を読んでください
>>884 ステイルが兄貴役じゃなかったっけ?
はっきりとは書いてないけど,そういうことを示唆してるのが,
1,2巻であった気がす
>>885 ということは、インデックスはまだ純情ボーイのステイルに向かって
「お兄ちゃん♪」と呼んでいたということになるな。
俺の中の何かがハジけた。
>>887は何もかも受け入れて子どもの時間を見ているんだ。
きっと…な
>>874 どうでもいいが、二つ縛りとツインテールは一緒じゃないのか?
高緯度の二つしばりがツインテール。
低緯度の二つしばりがおさげ。
月姫のさっちんがツインでハヤテのごとくのナギがおさげだっけ
実はさっちんはツインじゃないらしいぞ。
ツインが話題に出たので
>>672氏の続きが読みたくなってきた。
ハイパーギリギリモザイク白井黒子まだー?
>>894 お前先週もそれ言ってたろ。
サブタイは考えてやったから後は妄想で補え。
899 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 05:09:15 ID:wxK3SZx/
ここって一度投稿したの削除ってできないの?
削除人ならできるけど、まあ詳しいことはガイドラインを
確認してくれ
903 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 01:16:19 ID:yn9mRRbQ
紛らわしかったみたいでごめんなさい。
俺はまだ出してなくて、これから書こうかなと思ってるんですよw
ただ、書いても誤字とかすぐだすからきになったもので・・・
>>903 sageてけろ
誤字くらいなら大丈夫
気にせず書いて投下しる
ま、誤字云々より黒れk(ry
保守ります。
某騒動だか暴動だか衝動だかを書いてるバカです。こんばんは。
なんかしらんのですが規制を喰らいましてパソから書き込めません
イコール投下も無理ぽです
今後どうしたもんかわからんので一応のご報告を。
楽しみにして待っていてくださる方々がいましたら、マジサーセン。携帯打ちにくいっす。
慌てず急げ!裸で待ってる!
あの作品は裸で待つ価値があるっ!!
だから自分も裸に靴下穿いて待ってます。
自分もちょっと遅くなりそうです
キーボード問題があるのと、ネタがあるのにうまく文にできない……
この週末中にはその4投下できるようにがんばりますのでー
世界を救った上条当麻に残っていたのは平穏な日々でもなく、仲間達との騒がしい毎日でもなかった。
彼に待っていたのはこれ以上の不幸だった。
AIM拡散力場探知機械と呼ばれるものが開発されると同時に無能力者達の再評価が始まるのは当然とも言えること。
レベル0が突然レベル3になったり、レベル4が3に下がったりと色々と問題が起こしたことで知られる
この悪名高い機械がもっとも知られているのはそれは絶対能力(レベル6)の検出だった。
不幸にもその絶対能力者となった上条当麻は最初は報奨金やらなんやら上がる事によ最初の頃は大騒ぎ。
彼の能力を知るものは彼がやっと正当に評価され始めたとしておおいに喜んだ−彼の行く学校を知るまでは。
霧ヶ丘付属に転校する事を知った彼の同級生達はなにも言わない。
お祝い気分が一転暗い食う気になった
転校する予定の当麻は中々この事実を居候のシスター、インデックスにどう説明しようと悩むが時は無情にも過ぎ行く。
そして転校一週間前、彼は思いきってインデックスに打ち明ける。
「俺、転校することになったんだ。それで引っ越ししなくちゃならないんだ。」
今まで見たことのないびっくりした様な顔でインデックスは当麻の顔を覗き込む。
「とうま、それ本当なの??
「ああ、本当さ。今までより良い所に住めるし、もっと良い飯にもありつける。でも。」
続けようとするが言葉が続かない。口を開くが声が出ない。とても大事な事を伝えようとしているのに言葉が続かなかった。
「とうま、どうしたの?」
彼女の心配する声が聞える。大丈夫と言いたかったがちゃんとした音にならない。
「とうま、泣いてるの?」
彼女の戸惑い気味に声をかける。当麻の泣き顔を見ている彼女は今までずっと見たことがないのだから。困惑しながらも泣きじゃくる当麻をあやす。
泣き終わった彼から気かされる事実- 引っ越した時に彼女の居場所がないと言うことに。
そして新しい学校で忙しくなり多分長い間会えないと言うことに。
でも、彼女はこう言った。
「じゃあ私当麻の事待ってるんだよ!学校が忙しくなくなるまで!」
そんな彼女の言葉に当麻は一瞬唖然としたがその言葉を理解し、涙を浮かべたまま強引に笑顔を作った。
「そうか。じゃあ約束しないと」
「うん約束なんだよ!絶対とうまが学校の忙しいの終わるまで待ってる!」
「そうか。じゃあ約束だ。」
こうしてまた会う約束をした二人は一週間後、上条当麻は寮を去りインデックスは小萌の元に行った。
とうまを待つために学園都市の学生になることを決意したインデックスは小萌の家に住みながら学校に通うようになる。
もともとは当麻に任せっきりだった、料理や選択などの家事に悪戦苦闘しながら覚えていった。
そんな小萌との生活をすごした後、インデックスは学生寮に移る。
完全記憶能力者、レベル2として暮らし中学を卒業、かつて当麻のいたとある高校に入学した。
そしてそんな高校生活のある日の帰り、彼女は再会する。
また会うことを約束した幻想殺しと。
外国からの投稿だけど文字化けしないことを祈ります。
作者は外国在住なので日本語を本格的に習ったことがないので、
間違っていることがあったら言って下さい。
外国人の投稿かい?2chは初めてか?力を抜けよ。
禁書は引っ越ししても普通に付いてきそうな気がするが。同じ学園都市内なんだし。
句読点が足りない。
正直読んでて文として苦しい
だが、その姿勢は認めたい。
と、偉そうなこと言える立場じゃないので一言だけ。
いいぞ、もっとやれ。
やれ、やっちゃえ!
>>915 人種は日本人。国籍は某A国。
北南あるA国じゃないです。
>>916 句読点ってどういった時に入れるかよく分からんから、どういった時に入れるか教えて下さい。
家にあるのは小学校3年生までの教科書だからちょっとよくわかんないんですよ
これから色々と自分の文章力を上げるためにがんばる。
日本語はあまり堪能じゃないが、がんばるよ。色々と。
アイスランド、アイルランド、アフガニスタン、アゼルバイジャン、アラブ首長国、アルジェリア、アルゼンチン、アルバニア、アルメニア、アンゴラ、アンティグア・バーブーダ、アンドラ
俺は小説を書くのに国籍なんて関係ないと思うが…
頑張れ
>>919応援してるぞ
>>919 頑張れ。同じSS書きとして応援したい。
力になれるかわからないが、かなり気になるところあげてみる。
長文になってスマン。
・AIM拡散力場探知機械と……当然とも言えること。
・そんな彼女の言葉に……強引に笑顔を作った。
このくらいの長さだと句読点無しはきつい。文脈の流れで区切ったほうがいいと思う。
“開発されると同時に、無能力者達の再評価”
“一瞬唖然としたが、その言葉を理解し涙を浮かべた”
・不幸にもその絶対能力者となった上条当麻は最初は報奨金やらなんやら上がる事によ最初の頃は大騒ぎ。
一文に同じ語(この場合は最初)があるのは読みにくくなる。
“その絶対能力者となった上条当麻だったが、最初は報奨金やらなんやらが上がる事によって大騒ぎした。”
・転校する予定の当麻は中々この事実を……無情にも過ぎ行く。
「この」が同じ文の中の言葉を示しているから、片方なくせる。
“当麻も転校という事実を、居候のシスターであるインデックスにどう説明しようかと悩んでいた。
しかし時は無情にも過ぎてしまう。”
・上条当麻は寮を去りインデックスは小萌の元に行った。
主語が二つ並んでいるのはよくないので区切る。
“こうして再び会う約束をして一週間後、上条当麻は寮を去り、インデックスは小萌の家に行った。 ”
・とうまを待つために学園都市の……学校に通うようになる。
長い文章は二つにわけることもあり。
“その後、インデックスは小萌の家から学校に通い始めた。当麻を待つために学園都市の学生になることを決意したからだ。”
・泣き終わった彼から……居場所がないと言うことに。
・そして新しい学校で……と言うことに。
同じ語句でしめるのはありだけど、この場合「に」はいらない。
あと体言止め(です、ます、とかじゃなくて、語句で終わらせる)はやりすぎない方がいいと思う。
“泣き終わった当麻から聞かされる事実。
それは引っ越した時に彼女の居場所がないということ、そして新しい学校で……ということだった”
・彼女の戸惑い気味に声をかける。当麻の泣き顔を……当麻をあやす。
これはブラウザとの関係だけど、
読みやすさなら二文に分けた方がいい気もする。
“彼女は戸惑い気味に声をかけた。今まで当麻の泣き顔を見たことがなかったのだから。
困惑しながらも泣きじゃくる当麻をあやす。”
・「そうか。じゃあ約束だ。」
「」のなかは最後に句読点をつけない。
「そうか。じゃあ約束だ」
あとは主語を文で同じにしたり、台詞で区別したりする。
文→当麻
インデックスの台詞→とうま
もとの文章を意識したから少し変に感じるかもしれない。
誤字は知識しだいだから勉強あるのみだと思う。
あとは本読んで、いろいろ書きまくるだけ。大変かもしれんが頑張ってくれ。
924 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 06:46:57 ID:OUAE9Ea5
貧乳! 貧乳! 貧乳!
>>923 サンクス。色々と勉強になる。
後それをイかせるように努力するよ。
応援ありがとう!GJできるようなss書くまで努力する
某学園、朝の職員室。
事務机に向かう教師達の間、床に足が届いてないまま作業を進めている小柄な体躯を見かけたら。
それは我らが担任、月詠小萌に他ならない。
とある上条の変貌騒動 行間保管(小萌編)
(ふう……これで最後です。どうやら朝のHRには間に合ったようなのですよ)
一人一人の状態、能力をもとに個々に合ったカリキュラムを組み立てる作業。
一クラスの生徒全員のためにそれを作るのには、相当な手間と労力が必要である。
だが、小萌はそれを惜しまない。今期のカリキュラムも、何日も前から彼女が誰の手も借りず完成させたものだった。
この辺りの真面目さというか面倒見の良さとかいう所で、周りの職員から密かに尊敬を集めていることを彼女は知らない。
時計を確認すると、時刻は始業の10分前。
(少し早いけれど……)
やるべきことは既に済んでいる。
小萌は一足先に、生徒の待つ教室へ足を運ぶことにした。
自身より高い背の人ごみの中を、トテトテとかいう擬音の似合う足取りで道行く幼女……いや、小萌先生。
時折、挨拶をかけつつかけられつつ。こういったやりとりを日常のごとく行い、進む途中のこと。
登校してくる大勢の生徒の中に、見慣れた黒のツンツン頭を見つけた。
小萌は若干目を見開いて、
(あれは……上条ちゃん? 今朝は珍しく早いのですよ)
と思いつつ、後を追うように歩く。ついでに後ろ姿を確認するが、やはりあの補習常連の自称不幸少年、上条当麻に間違いはない。
だが、その背中には奇妙な違和感があった。
(? ……上条ちゃん、背が伸びましたか?)
その事自体は、姿勢の違いから起こる錯覚である。
だが、そもそも上条当麻は朝からあのように背筋をきちんと伸ばして過ごす男だったろうか。
答えは否。むしろ朝どころか、常に猫背気味だったような気がする。
違和感はそれだけにとどまらない。彼とすれ違った生徒達の何人かが、ギョッとした表情で距離を置いている。
それも、忌み嫌うような動きではなく、高潔すぎて近寄りがたいといった感じで。
彼のことはそれなりに理解しているつもりだが、小萌にはこの違和感に思い当たることはない。
(うーん……? まあ、とりあえず挨拶でもしてみるのです)
熟考するも無駄と判断。
こちらから声をかけ、さりげなく探った方が手っ取り早いだろうという結論に達した頃、
小萌は少し早足になって少年との距離を縮めつつ、
「上条ちゃーん?」
彼の名前を呼ぶと、
「ああ、小萌先生。どうもおはようございます、またお会いできて光栄です」
……振り向いた。
満面の笑みを湛え、後光を纏い、整った白い歯を輝かせて。
上条当麻であって、明らかに上条当麻ではない何かが。
「…………えと、かみ……じょう、ちゃん、ですよね?」
思考が石化しかけるのを何とかくいとめる。
その異様な出で立ちに思わず一歩退きながら、目の前の何かが上条当麻であることの確認をとる。
「嫌だなあ、何を仰いますか。俺はいつもの、貴女の上条当麻ですよ?」
そう言いつつ、ソレは丁寧ながら軽快さの見える足取りで小萌に近づいていく。
どうやら本当に上条当麻本人であることに間違いなさそうだ。
だがそれよりも、貴女の、と不意打ちで言われた小萌の顔が、彼の足取りの不気味さを訝る感情を吹き飛ばし、茹で蛸のごとく赤面した。
「か、か、か、上条ちゃん!? そ、そういう誤解を招く言葉はメッ! なのですっ!! 何を言ってもあ、明日の補習は無くなったりは、しませんですからね!」
努めて冷静を装おうと、早口になりながら少し厳しいことを言うが、悲しいかなところどころ舌を噛んでいて酷く動揺しているのは明白である。
上条はそれを暖かな瞳で見つめつつ、フッと笑うと答えた。
「ええ、勿論ですよ。明日の放課後を心待ちにしています。ちょうど二人きりにもなれますしね」
「ふ、ふたっ……っ!」
現実として小萌が突きつけた言葉は、今度の補習は上条だけであるという際どい現実に柔らかく包まれて返された。
倍返しカウンターを食らった小萌の顔から湯気が立ち上り始めている。
思考が乱れ、もはや視線すらどこか遠くを見つめた状態。
そんな、呆然直立不動になった小萌の脇に、上条は背を合わせるようにそっと屈みこむと、
止めを刺すかのごとく、耳元に優しく囁いた。
「その時は俺からも……いろいろ、教えてさしあげます」
929 :
927:2007/12/09(日) 11:37:12 ID:S93dYBIX
自称バカの謙虚な神職人様に捧ぐ変貌騒動行間保管でございます。これより良い行間保管が出たらこれは即刻消して下さい。
そして、いつかの勝手に続きを書こうとしたあの不謹慎な俺の行為はどうかお許し下さい。
というかぶっちゃけ俺変貌信者の265です。倉庫の方に頼みがあるのですが保管庫の途中分岐消してくれませんかorz
>>929 ちちちちちちょっと君裏で話し合おうじゃないか!?
何故消すのだいいじゃないかあれは面白いじゃないかけっこう読み返しとかするんだよ
ってかそこまで謙遜する必要はな(以下200行省略)
あとナイスGJな行間
やはりこの上条、危険過ぎる……
ってかそこまでよく考えつくよなぁ……ウラヤマシス
う ま す ぎ る !!
正直そんな物語運びが出来る貴方がうらやましい…
行間補完用なのにさらにその続きが読みたくなるのはなんかの罠ですか?
真面目な話、読んで面白いと思う人がちゃんと居るのに、それを無視して
削除してとか言ってしまうのはちょっといただけないと思う。
行きすぎた謙遜はかえって嫌味になるぞ。
>>929 GJ!
ここまで文章がうまくて謙遜するのはちょっと嫌みっぽい。
謙遜は日本人の得意技だがやりすぎると誤解を招くのでやめた方が良いと思う。
>>927 GJなものですなー.
とりあえず,この当麻さんは女性から隔離するべきだと思うんだ.
>>932 それは言いすぎ.何様のつもり?とか一瞬思ってしまう.
作者の意思はある程度尊重するべきだと思うがなー
>>929 GJだ〜!
蛇足だろうけどー、行きすぎた謙遜はちょっ〜とダメだと思うー
貴方はまずー、もう少し自分と自分の書いた文章に対して自信をもつべきだと愚考するよー
酒の飲み過ぎによる吐き気に目を覚ました上条当麻は、いまだにベッドの中でまどろんでいた。
大学の講習が迫っているかもしれないと言う事実を自分の中で黙殺する。
が、吐きたい衝動が大きくなったことによってベッドにでなくてはならないくなり、目を開けたらそこには・・・
同じ大学に通う吹寄制理がいた。もちろん、全裸でだ。
驚きのあまり声のでない当麻は、昨晩の記憶がフラッシュバックする。
(昨日は確か青髪ピアスと土御門と一緒に○○女子大と合コンにいったら、吹寄がいて・・・。
そうだ、何に怒ったのか「飲み比べをするのよ!」なんて言われて・・・)
なにか大変なことが起きた様な気がするのだがそれ以上は思い出せない。
だが酒+全裸の女の子の組み合わせで当麻は自分の頭で一つの答えをはじき出す。
(酔った勢いと言う奴ですかー!落ち着け上条当麻!まだそうだと決まったわけではない!)
そう考えつつもベッドから抜け出し回りに散乱している自分の物らしき服に着替え始める。
しわくちゃでいかにもと言う感じだがそんな事気にしている余裕は当麻にはない。
着替え終わると忍び足で部屋をでて、そこで初めて自分が一軒家の二階の部屋にいた事がわかった。
そこで階段を下り、下の階へ向かう。
(ここはもしかして流行のハウスシャアリング、という奴ですか!?いや、もしかするとここは吹寄の実家か?)
色々と嫌な状況が頭を駆け巡る。
そして、階段を下りきった時目に入った写真を見て固まってしまう。
その写真は通常の写真とは違った。
大きさも違うし、写真を飾る意味も違う。
記念として作られた少し大きめの額縁に入った写真は結婚記念を写したもの。
そう、ウェディングドレスと呼ばれる服を着た吹寄制理と純白のスーツを着込みなぜか後ろにたくさんのバラを咲かしている上条当麻。
誰がどう見ても結婚記念写真と呼ばれてもおかしくないものだった。
唖然としてその写真を見つめる当麻は突然、手を下から引っ張るのを感じ下を見てみるとかわいらしい女の子がいた。
その女の子はさっきまでベッドに一緒に寝ていた女性と似すぎている。
「パパ、朝ごはんまだぁー?」
甘えるように言う女の子に何を言おうか考えているうちに階段を下りる足音が聞こえてきた。
下りて来たのはさっきまでベッドを一緒にしていた吹寄制理だ。
「ベッドにいないと思ったら、起きてたのあなた」
「・・・」
絶句する当麻。吹寄せの声はいままで聞いたことないような優しい声だった。
「ねぇーママ今日の朝ごはんなにぃー?」
「そうね、何にしようか?」
そんな会話を聞いていた上条は突然自分の顔がフローリングの床に迫っている事に気付いた。
そして意識がなくなる前に見える写真。
歯を光らせ、背中にバラが見える自分の写真だった。
「不−」
定番の台詞を言う前に当麻の意識が暗転した。
937 :
936:2007/12/09(日) 18:10:32 ID:WyyF275T
少しは文章がましになった、かな?
カミやんって酔ったら薔薇当麻になりそう。
938 :
927:2007/12/09(日) 19:59:31 ID:P2u5YpJw
まさかこうも反響があるとは想定外過ぎて……皆さん、ありがとうございます!
そしてすみませんでした、自分では嫌味のつもりは全く無いのですが、
確かに皆さんのおっしゃるとおり無責任で感じの悪いことを書いてしまっていたと思います。不快にさせてしまった方々に褌一丁の土下座という形で御詫び致しますOTZ
次投下する際にはもう少し堂々と振舞おうと思います。
その第一歩として、自分は今度から265改め『前方の弁当◆rbe1BhDvYc』と名乗ることにします。ここも間もなく7スレ目となりますが、皆さんどうぞよろしくです。
>>937 笑いました、GJ!そしてそれは夢オチというパターンなのですね?
その後目覚めたら美鈴に似た人が全裸で同じベッドに寝ている↓
上条さん人妻に手出しましたかー!?と驚いているとそれは成長した美琴と判明↓
なんだ美琴か……って安心してる場合かー! と思えば服を引っ張る影↓
見下ろすと無数の一人称ミサカの幼女が上条をパパと呼ぶ。↓
上条再び気絶、実はそれも夢オチで……
って感じで全ヒロイン回って最終的に誰かが夢じゃないって展開というわけですね!
素晴らしい、次が読みたいです、是非貴方がシリーズ化してください!!
>936
ハウスシャアリングワラタ
>>936 記憶と時間の流れがマッチしてないから夢オチかな?
だが、それがいい!予知夢を見た上条さんは現実の吹寄に気まずい
空気を感じるわけですね。当の本人はなにくわぬ顔で
「まだ寝ぼけているの、上条当麻!」
とか、いつも通りでwww
こんばんはー
やっとその4が書き終わりました。
あいも変わらず短めですけど、もう少ししたら投下します
チュンチュン……
「ん……朝……?」
雀の鳴き声で目が覚める。
軽く身をよじりながら口にくわえている物をあむあむと甘噛みする
視線を動かし寝ぼけている頭で時計を確認する。
時刻は6:28を表示していた。
「(なんだ……まだ6時半か……)」
今日は土曜だから学校はないからまだ寝れるね、と思いながら半分眠りながらあむあむ。
「(昨日は大変だったなー…不良に追われて、助けられて泊めてもらったり……)」
そこまで考えてから気付いた。
そういえばここは自分の部屋ではなく、恩人である上条の家だ。
そして、自分はいまなにを甘噛みしているのだろうか?
視線を動かしてくわえてるものを辿る。
ゆっくり辿って行き、視線を上げていくと
「お、おはよう」
酷くぎこちない笑顔を浮かべた上条がベットに腰掛けていた。
固まる佐天。
あ、あははと苦笑いする上条。
二人の間に痛いほどの沈黙と微妙な緊張が漂う
しばしの沈黙の後、先に動いたのは佐天だった。
佐天はおもむろに口を動かして上条の指をあむあむ甘噛みしてみた。
途端、指からの刺激を受けて上条の体がぴくぴく動いた。
佐天あむあむ→上条ぴくぴく→あむあむ→ぴくぴく→あむあむ→ぴくぴく
この工程を三分かけて4セット行って佐天はやっと事態理解するに至った。
「きっ………」
佐天の様子を見て上条は、あーそーだよねーやっぱりくるよねーよーし朝から言っちゃうぞーとか言っている。
「きゃあああああああああああああ!!」
「不幸だぶばぁ!?」
朝の上条宅に少女の叫びと破裂音に似たいい音が響いた。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
「いや、もういいって」
ひたすら頭を下げ続ける佐天を見て上条が苦笑しながら言う。
顔には綺麗に赤い紅葉が張り付いている。
とてもじゃないが今日一日は張り付いていそうな程くっきりしている。
「わ、私が寝ぼけて上条さんの指をくわえていたのに……!」
「まあくわえられる位置に近寄った俺のせいでもあるし」
あははと笑いながらぷにぷににふやけた手を見る。
よく見ると長時間の甘噛みによって歯型もついている。
「(よくよく考えれば……かなり嬉しい状況だったんだよな)」
頬を叩かれたとはいえ美少女といっても差し支えの無い佐天の寝顔を間近で三時間近く合法的?に眺めていられたのだ。
指銜え&甘噛み付きで。
指を銜えられていた三時間の間はそれはそれは大変だった。
主に上条の理性の崩壊を食い止めるのが。
小さな口に銜えられ、暖かい口内で唾液が指に付き、柔らかい舌で舐められて、綺麗に並んだ歯で甘噛みをされる。
………考えたらまた顔が熱くなってくる。
「(しかも指が佐天のかすかな寝息を感じるし、可愛い寝息も聞こえるし……上条さんは寝息によるダブルブローでノックアウト寸前でしたよ!!)」
顔を赤くしながら心の中で叫ぶ。
そんなことを考えていて赤くなっていると
「ごめんなさい…」
いっそうしょんぼりした声で佐天が謝る。
赤くなっているのを見て、内心凄く怒っているのだろうと思ったのだった。
「いや、本当に怒ってないからさ」
「でも……」
「それより、友だちに連絡付いたか?」
初春には昨晩の間にメールを送っておいた。案の定返事は来なかったが。
まだ…と答えようとした瞬間、携帯が着信音を鳴らした。
慌てて携帯を開くと初春だったので慌てて出た。
「も、もしもし!初春!?」
「もしもし佐天さん?昨日どうしたんですかー?寮に帰ってこないなんて。」
「ちょ、ちょっとね、だからさ、メールで言ったようにさ」
「朝帰りの口裏を合わせればいいんですね?わかりましたー」
朝帰りという単語を聞いて顔を真赤にしながら上条を見る。
目が合って、なに?と言うかのように首をかしげてこっちを見るので慌てて目をそらす。
「と、とにかくお願いね」
「わかりました。ではまた後でー」
そう言って初春は通話をきってしまった。
「友だちなんだって?」
「口裏はちゃんと合わせてくれるそうです」
「そっか、じゃあ送ってくよ」
「え?」
一瞬上条の言葉の意味が分からず疑問の声を上げてしまう。
「寮まで、友だちに見られるのが嫌とかならその近くまでにするけど」
上条はベッドから立ち上がって台所の方へ向かっていく。
冷蔵庫を開けて、あーやっぱりなんにもないなーとか言ってる。
「で、でも、悪いですよ!」
当然の如く佐天は慌てて断る。
昨日危ないところを助けてもらい、家に泊めてくれた。
加えてついさっき自分は彼の頬を思いっきり叩いてしまったのにそこまでしてもらったら申し訳ない。
それに対し、上条はのんびり食パンを二枚トースターに入れてコーヒーを淹れながら言う。
「昨日あんなことがあったばかりだから心配だし、送らせてくれよ」
こちらを向いて笑顔でそんなことを言ってくる。
その優しい言葉と笑顔を見た瞬間ドキッとした。
「そ、それじゃあ……お願い、します」
先ほどと同じように笑顔になり、彼はこちらに戻ってきた。
「んじゃ、まずは朝飯だ」
そう言って上条はコーヒーとトーストを二組テーブルに置く。
「食材が切れちまってこれだけしかないんだ、悪いな」
「い、いえ!朝ごはんを貰ってる身ですし!!」
本当にすまなそうな上条に両手を突き出すようにしてフォローを入れる。
そしてお互い向き合うようにテーブルに座って手を合わせた。
「「いただきます」」
佐天はコーヒーを手にとって一口飲んだ。
みるみる顔が険しくなっていく。苦い。
ブラックのまま飲んでる上条はそれを見て台所まで行って戻ってきた。
「ほい、砂糖とミルク」
「あ、どうも」
あたし子供っぽいなあと内心でため息を吐きながらミルクと角砂糖を投入していく。
コーヒーを両手で持って飲む。うん、甘い。
コーヒーを飲みながら上条を見てみるとトーストをかじっていた。
ブカブカの男物の上着とズボンを着て一人暮らしの男の人の家に泊まって一緒に朝食を食べる。
「(なんだか本当に同棲しているみたい)」
そう考えていた時、上条と目が合った。
自分の顔にパンのカスが付いているのかと思ったのか、自身の顔をぺたぺた触っている。
その様子があまりに微笑ましくて、クスリと笑ってなにも付いてませんよと教えてあげた。
照れたように頭を掻いてる上条の姿を見たらなんだか胸の奥が暖かくなった。
ちょっとうれしい気持ちを抱きながら、トーストを一口齧った。
今回は以上です。
はなし進まないー・・・書きにくーい・・・
そして最後にまた間違えたorz
>>945 とある少女の幻想その4(3/3)
です
次回も少々遅くなります、すいません
>>946 一番槍GJ!
なかなかの甘甘でいいですね。
なんか甘甘な分上条さんの不幸ゲージが
どんどん溜まっていってる気がする。
とにかくGJ!!
言葉が出て、そのまま再び唇を合わせる。
意識することなく出た言葉が、美琴の胸中のモヤモヤを払っていく。なぜ、判らなかったのだろう
か。いや、判ろうとしなかったのだろうか。そう、答えはこんなに簡単なことだったのだ。
(……好き…、好き、好きなのにっ)
重ねた唇を――離しがたかったが、離す。
上条の驚きの表情が目に入った。
その顔に、今、自分がどんなにくしゃくしゃの顔をしているのだろうかと思ったその刹那、上条がお
互いの足に挟まった右手を引き抜こうとして果たせず、籠めた力が美琴の太腿を掴む。
「ふあっんっ……」
その刺激に跳ね上がりそうになった身体が、上条の太腿に擦りつけていた下腹部をさらに押した。
幾度目かも判らなくなった電流のような快感が背筋を駆け上がる。
「や、あ、だめえ……っ」
声を漏らして上条の上に崩れ落ちた。
ここに至って、為すがままにされていた上条が状況を理解した。
「なっ……み、御坂、お、お前、なんてこと…ってその格好もっ」
上条の声に、空ろな目のまま、腰が動くのを止められないまま、息を荒げたまま――何も作らない
ままに顔を上げる。
「だっ…て、好きなんだもん、アンタじゃなきゃ、ダメなんだもん…ひあ、あ、ああっ…」
ところで、美琴自身はよく判っていないのだが、離れてはならないのは上条の身体のどこでも良
い、と言うわけではない。しかし、美琴が上条の足を挟むように跨ったとき、偶然かその肝心の部
位――右手が上条自身の足と美琴の足に挟まって、幸いにも離れずに済んだ。
その上条の右手を掴んで、一番敏感になっているところに持って行った。夢の中で触れられた指
が、今度は実体を伴った本物の上条当麻の指が、美琴の秘所に触れる。
「おねがい、おねがいよぅ…」
どうにもならない状況に上条も混乱を来していた。美琴の喘ぎ声に抗えない。上条自身、指に伝
わるぬるりとした感触にワケがわからなくなっていた。
始めて感じる感触に、指が動き出した。美琴の身体がびくり、と跳ねる。
撫でるように指を上下させると、美琴が最初は耐えるように荒い息を吐き、しかしそれはすぐに小
さな声に変わって、そのまますぐに上条の耳元で耐えることも出来ずに喘ぐ甘い声になった。
「あっ、あっ、ああっ、あんっ、ひゃふっ、ふあ、あ、あああ…」
耳元に響く嬌声に、混乱したままそれでも指が止まらない。人差し指と薬指がぬるぬると滑る襞を
開いて、中指がその奥を探る。
「ひぃああっ、ひっ、きゃう、う、ふうっ、あ、あ、あ――」
上条の上衣を掴む美琴の指が、力が籠もりすぎてか白く血が引く。熱い息がかかって、その息で
喉元が湿る。心なしか、触れている美琴の肌も熱くなっているようだ。
上条の指が、固くなった美琴の芯を探り当てた。
「や、やだ、あ、くる…っ」
ひときわ高く声を上げて、がくり、と美琴の身体から力が抜けた。
真っ白になった意識に色彩が帰ってくると、心配そうに美琴を見上げる上条の顔がある。見上げ
られているのは、自分が上条に跨ったままになっているからだ。
「み、御坂…? あのな、どういう事情かは知らんが、このことは、誰にも言わないしすぐに忘れるから…」
上条が美琴に声を掛けた。甘い感触が全身をいまだ満たしているが、それでも少し冷静さが帰っ
てきていることを美琴自身感じる。
しかし、それでも、理解してしまった自分の気持ちと、上条がもたらした感触が、このまま目の前
の少年を帰してはならないと強く語りかけてくる。
この少年は、言ったとおり誰にも言わないだろうし、忘れたふりをするだろう。
でも、そんなことは許さない。
離したくない。
上条の首に抱きついた。
「……だめぇ…、だっ、て、アンタが気持ちよくなってないのにい…」
半分は本気、半分は方便――違う。全部、本気である。
目の前の少年の指で、自分は達した。まだ、身体にはろくに力も入らない。しかし、その相手はと
言えば美琴に触れていただけで、本人が気持ちよくなったワケではない。それではこちらの気が済
まない。
そして何よりも、御坂美琴はこの少年――上条当麻とひとつになりたかった。
上に跨った体勢だったからだろうか、上条の状態が判ってしまっている。上条も興奮しているのだ。
そうでなければ、そのズボン越しに固く自分の下腹部を突き上げてくるはずはない。
首に巻き付けた腕の片方を引きはがして、固くなっている部分へと伸ばした。
「み、御坂っ、これ以上は…っ、うっ…」
「……私とは、したく、ないの?」
−*-
「……………、あー…」
してしまった。すっかり済んでから何を言っても無駄なのだが、してしまった。
しかも、相手は中学生である。
脇には、目を空ろにして息を荒げた御坂美琴が横たわっている。その美琴から身体を引きはがし
た上条当麻は、思わず頭を抱えていた。
ワケの判らないうちに、立ち入り禁止の札が掛かった常盤台中学の寮に連れ込まれ――女子中
学生に連れ込まれた、というのもなんとも情けなさを感じるのだが――目隠し(と言うにはあまりな
仕打ちではある)をされたと思ったら、次には御坂美琴が自分の身体に跨って喘いでいた。
そのまま、実際のところはなし崩し、である。
(そう言やあ…)
なし崩し、とはいえ、その時美琴が叫んだ言葉を思い出す。
(俺のことが、好き……?)
上条にとってみればこれも意外すぎる展開だ。御坂美琴といえば、なぜか『レベル0』の上条を目
の仇にしている『レベル5』で、学園都市では名門中の名門、お嬢様学校の代名詞常盤台のエー
スだ。いわゆる普通の高校に通う上条とは、そもそもサラブレッドとロバほども違う。
住んでいる世界が根本的に違うのだ。
絡まれるようになったのは半ば自分のせいと言えども、こんなことになるとは全く思わなかった。
(しかし、だ…。こんなの、なんつーか…)
好き、が本気だとしても、その美琴が自分自身に素直になれなくて絡まれていたのなら、それで
はまるでクラスの女の子に悪戯する男子小学生ではないか。
苦笑に顔が歪みかけて、冷えた汗でくしゃみが出た。裸であることを思い出し――なぜ裸なのか
に思考が移り――再び上条は頭を抱えた。
「あああああああ……」
考えても解決にはならない。
混乱が再び頭の中を覆っていく。
「嫌、だった…の?」
混乱する上条のすぐ横から声がした。
上条の顔を見上げて、身体を起こそうとする。
「痛うっ…」
が、苦しそうに重い嘆息を吐いて背中を丸めた。それはそうだろう。上条にしてみれば未だ幼さ
が見える身体なのに、お互い止まらなくなって最後まで『致して』しまったのだから。
苦しくないはずがない。苦しいだろうし、痛くもあるだろう。
「お、おい、大丈夫か…?」
声をかけた上条に、美琴は不安げな表情で視線を向けて再び問いかける。
「嫌だった…?」
泣きそうに瞳が揺れる。
その揺れる瞳の奥で、美琴の本気が同じように揺れているのが見えた――ような気がした。
「嫌なわけ、無い」
「本当?」
嫌かどうかと言われれば、嫌なはずはない。
むしろ上条としては、美琴のほうが自分としてしまったことを思い悩まないかと感じている。男と
女の初めては等価ではない、と何となく上条は思った。
「俺は、ちっとも、嫌じゃない。それより御坂は……」
上条の言葉を美琴が遮る。
「簡単に、好きだなんて言わないもん…。それでも私は、アンタが好き」
何とはなしに、負けたような気分になった。
ベッドの下に落ちた上着を拾って美琴の裸の身体に掛けると、やれやれと溜息を吐きながら言う。
「苦しいだろうけど、落ち着いたら服、着ろよ? 風邪、ひいちまう」
それを聞いて、美琴はくすりと笑うと、
「へへ…。アンタの、匂いがする……。しばらく裸でも良いかな…?」
と言いつつ、上条の上着の中で丸くなった。そこから再び顔を出して上条を見上げると、頬を染め
ながら、それでも目を逸らさずに言う。
「ねえ、私のこと、アンタの彼女にしてよ」
聞いて、上条は再び溜息を吐く。わざとらしく、演技臭く、大仰に溜息を吐いてみせた。
「ったく……。順番が、逆だろうに」
−*-
校門の方がなにやら騒がしい。
ちらりと目をやると、どうやら上条よりも少し早くに教室を出ていた青髪ピアスらしい人影がナンパ
に励んでいるようだった。相手の姿は門柱に隠れて良く見えない。
しかし、上条にとっては正直なところ特に気にするようなことではない。
ぼんやりと夕食のメニューなどを考えながら通り過ぎようとした。
「あ、来た! ってちょっと、待ちなさいよ! こっち見もしないって何?!」
どうも、ナンパをされていた女の子はこの学校の誰かを待っていたらしい。誰かに待たれる憶え
はないしとりあえず自分は関係ないな、と上条は足早に騒ぎを抜ける。
と、背後から、
「こ、この期に及んでまたスルーとは良い度胸してるじゃないのって、待たんかいこら!」
女の子の声にしては品のない台詞が聞こえたと思うと、ボスッ!と背中に体当たりを貰った。
そのまま、腕が回ってくる。
「へ?」
慌てて振り向いた。
「ま、待ちなさいって言ったでしょ! こっち見もしないで帰ろうなんてどう言う了見?」
見れば、常盤台中学の制服を来た少女――いや、回りくどい言い方は止めよう、御坂美琴が上
条の背中に抱きついていた。
上条を見上げる顔が、少し赤い。
それを見て途惑う上条の耳に届いたのは、野太い叫び声だ。
「か、か、か、カミやんが常盤台の女の子に抱きつかれとるうーーーっ!!」
青髪ピアスが抱きつかれた上条の姿を見て叫んでいる。
「なんで選りにも選って『また』カミやんやねんんっ!!」
「な、何言って――」
我に返って抱きつかれたまま青髪ピアスのほうに振り向こうとするも、目に映るのは、
「ちょ、あれ、マジ……?」
「ま、また上条が…」
「あの子、上条君を待ってたの?」
「ど、どこまで旗立てりゃあ気が済むんだ上条……!」
などと口々に呟いたり好奇(――だけではないだろう、おそらく)の視線を投げかける無責任な
ギャラリーの姿である。さらに慌てて周囲を見回して、ちょうど下校してきた二人のクラスメイトと目
があった。
そのうちの一人が、例によって例のごとく上条が騒ぎを起こしたと断定したのだろう、顔を引きつ
らせながら言う。
「貴様は教室のみならずこんなところでも騒ぎを起こしてっ! しかも、『また』女絡みっ?!」
上条に非難の言葉を浴びせるのは吹寄制理である。上条もまた顔を引きつらせた。
「ま、またって…ちょ、そういう誤解を生むような……」
「またかこの野郎」
反論しようとした上条だったが、耳に飛び込んできた言葉にさらに顔が引きつる。
その声の主のその言葉に、一緒にいた吹寄も驚いたのだろう。ギョッとした表情で横を見た。
「あ。声に。出て」
表情をあまり変えないままに姫神秋沙が呟く。
「ひ、姫神までそんな誤解をっ? か、上条さん泣いちゃいますよっ?」
一人慌てる上条を我に返らせたのは、背後に抱きついていた御坂美琴の声だった。
腕の力を強めて、幾分か怒気のこもった声を投げつける。
「あ、アンタはーーっ! この状況でさえもスルーするかっ! こっち向きなさいよっ!」
振り向いた。
「と、とにかく! ここじゃ騒がしいから来なさいッ!」
御坂美琴は振り向いた上条の手を握ると、周囲の人混みを掻き分けて走り出した。なんか、こい
つと会うと走ってばっかりだな…と思いつつも、手はしっかりと握られているし、あの人垣からは抜
け出したいところだった。上条当麻も、その手を引く御坂美琴に付いて走った。
しばらく走ってやって来たのはショッピングモールの遊歩道である。
手を離した美琴が、スカートのポケット(そんなのあったんだ、と上条は思った)をごそごそと探り
出す。
「なあ御坂、ウチの学校まで来て一体何だったんだ? あんなところで常盤台の制服が待ってるの
を見たら、御坂じゃなくっても騒ぎになるって」
上条の言葉に、美琴はちらりと視線を上条に移すと、照れたように赤くなってぷい、と今度は目を
逸らす。目を逸らしたまま、小さな声で呟いた。
「だって、アンタに用事があったんだもん」
「いや、それにしても――」
上条がその言葉に反応しようとしたそのとき、美琴がポケットから手を出して、すっ、と上条の目
の前にその手のひらを差し出した。
「こ、これ…」
おずおずと御坂美琴が差し出したのは、2つの銀色の指輪だった。大小ふたつあるところを見る
に、ペアリング、と言うものであろう。
が、それを見ても上条当麻はピンと来ない様子で、
「? …これが…何か? 指輪、だよな?」
などと惚けた言葉を呟く。そんな上条の様子に、美琴も表情を硬くした。しかしそれも一瞬で、何
かを思い出したように再び顔を赤くすると、俯き加減に呟いた。
「あ、あのね、この前の……あ、アレ、バレちゃったのよ」
「へ?」
美琴の言葉に、呆然と考え込む表情になった上条だが、そのままサアーッ、と顔色を青くする。
「アレって、アレ? あの、お前の寮で――んむぐゅっ」
「そ、それよっ! それで合ってるから、い、言わなくても良いからっ!」
真っ赤になりながら、美琴が慌てて上条の口を塞ぐ。それから、きょろきょろと周囲を見回すと、上
条の口から手を離し、その手で袖の端を掴んで小さな声で言葉を続けた。
「ちゃ、ちゃんと話すから…」
真っ赤になって俯きながら美琴が言う。
「さっきも言ったけど、あ、アレ、バレてて…。ば、場合によっては放校、ってことになっちゃって…」
放校、と言う言葉が出て逆に慌てたのは上条だ。
「ほ、放校って…! そんな無茶な、どうしたら…、くそ」
「あ、あのね、だからその話は、ほら、うちの学校としてもレベル5は手放したくないし、私も思うとこ
ろがあったし、それで、親父に連絡して」
顔を真っ赤に染めたまま――さらに赤く顔を染め直したようにも上条には見えた――美琴が説明
を続ける。上条の心中に何か悪い予感が芽生えてきたのもこの辺りである。
「婚約者と会ってるうちに若気の至りが暴走しちゃったことにして、親父に頭下げさせる約束して、
一応放校は無し、ってことになったの」
「へ?」
どうも不穏な言葉が聞こえたような気がする。
「何度も言わせないでよね、恥ずかしいんだから…」
どちらかと言えば、ダメ押しにしか聞こえない言葉が続いた。おそるおそる聞き返す。
「う、嘘も方便?」
上条の絞り出した言葉を聞いて、美琴が詰め寄った。
「ち、違うもん!」
怒った、と言うよりむしろ泣きそうな声で美琴が叫ぶ。その反応と否定の言葉に途惑ってしまって、
上条は声が出ない。美琴を、というよりむしろ自分を落ち着かせようと、目の前の少女の肩に手を
置いた。そうしてみると、あらためてこの少女の細さに意識が移る。落ち着こう落ち着こう、と息をし
て、なぜかさらに気持ちが混乱した。
しかし美琴は肩に手を添えられて、上条とは逆に冷静さを取り戻した様子で、落ち着いてしまった
ためにかえって気恥ずかしさを憶えたのだろう、再び恥ずかしげに頬を染める。
「違うもん。私が、アンタじゃないと嫌だって、親父に言ったんだから」
声は小さくとも語調に澱みはない。
「だから、何日かの内に親父が日本に帰ってくるから、アンタと一緒に親父に会うの」
諦めるよりも恐怖感が上条の心中に広がる。
美琴のことは本当に可愛いと思った。彼女にして、と言われて、順番が逆だろうと思いつつも、こ
の素直でない少女を愛おしく感じた。
が、男性諸氏には言っておこう。
身を固めることを迫られたときに感じるものは恐怖感であると。
まさに、上条の感じているものがそれである。顔が引きつる。が、美琴はそれに気付かない。続く
言葉には、声に出すことに恥ずかしさを感じたのだろう、声を詰まらせながら絞り出す。
「だ、だって、わ、私、あ…アンタとしか…でき、ないし…。それに、アンタじゃないと嫌だって言うの
も、ホントのことなんだもん……」
美琴が上を向いた。
「彼女にしてくれるって、言ったでしょ? でも、もうそれだけじゃ、嫌。お嫁さんに――して?」
目を潤ませて美琴が言う。上条にすれば、正直なところ震えだした身体がガクガク言うのを止め
られない。言葉は――出てこない。
「嫌だ、なんて言わせないから。それからこれ、親父のカードで作らせたけど、アンタがちゃんとした
の…って、アンタが選んでくれたらどんなのでも良いんだけど、買えるようになるまでの間に合わせ
なんだから、ちゃんと、買ってよね」
照れ隠しのように一気に言って、美琴が手に持ったリングの片方を無理矢理上条の左手の薬指
に差し込む。
「わ、私も、大したもんじゃない、やっぱりピッタリ」
確かにピッタリである。手を握っただけでサイズまで、と上条はさらに震えが止まらなくなる。
そんな上条の様子を厭わず、美琴はもう片方の指輪を上条に握らせた。そのあと、左手を差し出
す。
「アンタが嵌めて」
見れば、なにやら内側にアルファベットが刻んである。目をこらして。それが、T.K.×M.K.となって
いるのに気が付いた。
「エム…美琴、ケイって、お前御坂だから…なんで?」
ぼそりと、口から声が漏れた。目の前の少女は一瞬きょとんとして、それでもさも当然といった風
な表情になると、
「やだ。み・こ・と、か・み・じょ・う、じゃない。当然でしょ……、か・み・じょ・う・み・こ・と。…かみじょう、
みこと。かみじょうみこと。上条美琴…えへへ」
言って、今度は遠くを見るような目線で表情を緩ませる。
「は、はは…ははは……」
上条の口から漏れるのは乾いた笑いだ。後には引けないことだけが、実感としてのし掛かる。ま
まよと美琴の指に銀色のリングを差し込んだ。
リングを差し込まれた美琴は、その薬指を自らの目の前に掲げるとみるみる表情を緩ませる。
「親父が帰ってくる段取り付いたら教えるから。って、そんなのもいちいち面倒だし、二人が毎日会
わないなんて変だし、学校終わったら、そうね、必ずここにいること。いいわね。それから、アンタ私
のこと御坂御坂って呼ぶけど、名前で呼びなさい。絶対よ? それからそれから――私もアンタの
こと、名前で、ね? 当麻? で、えっと――」
レールガンならぬマシンガンのごとく、美琴の口が動く。
呆然とする上条をよそに美琴の言葉は続いて、
「……今日はこれでおしまい、わ、私もちょっと心の整理ってもんがあるんだからっ! じゃ、じゃあ、
今日は、これで――」
後半はよく判らなかった。とにかく御坂美琴が表情をくるくると変えながら滑らかに舌を回転させ
ていた、という印象が残るのみだ。が、最後になって美琴は上条をじっと見つめると、
「明日、ちゃんと、ここに来るのよ? じゃ、明日ね、……ダンナサマっ!」
頬に美琴の唇の感触。
気が付くと、すでに美琴は数メートル先で手を振っているところだった。
呆然と、手を振り返す。美琴が駆け去った。
「………」
手をだらしなく上げたまま、思考を取り戻そうとして、上条当麻は背後の気配に気が付いた。
そういや、明日またここでと美琴は言っていたけれど、会うのはここじゃなくて病院になりそうだな
あ、とぼんやりと考える。
まだ、振り向けない。
背中を汗が伝った。
おしまい。
空白部分は…あー、冗長すぎて、カットしました。許せ。脳内保管してくれ。といって逃げるノシ
乙!GJです!
すごいなあ、自分のなんかより凄いです・・・
次作も期待してます
マジでGJ!!!
乙でした!
うははぁぁぁぁ!!
僕はきっとこんなデレデレな御坂さんを待ってたに違いなぃぃぃ!!
>>948 GJですた
そろそろ次スレの季節でしょうか
前の人の投稿からあまり感覚短いと前の人の感想つけにくくなるから注意だぜい
お二方GJ!
どちらも次を楽しみにしています
お二方共にGJ!
なんですか、あなた方はわたくしめを糖分多量接種で抹殺する気ですか
今日は祭りですかwwwGJ!
燃え尽きる蝋燭の如く、スレの温度が急上昇ですよ
はいはいどーも携帯の人だよん。
なんか二人ともやり方が上手くて凹む…orz
さてさて、ハーレム?編の前編が出来たから投下しに来たんだけど…途中でなんか一杯になっちゃうとあれだから、次スレに投下するね。
じゃ、投下してきまー。
>>967 はいはいはいワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルry
なにこの生殺し…………いや、充分ニヤケさせてもらいましたが
電車の中で携帯見ながらニヤケる怪しいやつになりましたが
GJ!GJGJGJ!
埋め
次スレ立ったし梅
それともなんか雑談でもする?
問題はカミジョーさんが何式のクリスマスを過ごすかということですよ
天草ハーレム式
クリスマスはもとはゾロアスター教だっけ?
カトリックかプロテスタントか
他にもイスラム教とかユダヤ教とか
神道・仏教は関係なしだな
クトゥルフ式
上条「わしのクリスマスは108式まであるぞ」
とりあえず選択肢として
・クラスメイツ&小萌
・御坂&ジャッジメンツ
・アニェーゼ部隊
・神裂
・オルソラ
・天草式
・御坂妹
・インデックス
・ステイル
くらいだと思うんだが
>>976 青ピと土御門とのドキッ!漢だらけのクリスマスパーティは?
>>977生理的嫌悪感がwwwwwww
俺は、クリスマスに一時退院させてもらった御坂妹が、相手のいない上条と出会いそのままデートというのが。
>>978 御坂妹に逆ナンされてホテルに連れ込まれる上嬢さんとな?!
……ところでなんで上条が上嬢とか変換されたんだ俺のAtok……
>>971 23日の夜に「どーせボクにはクリスマスなんて関係ないのですよー!」とヤケ酒を煽った上条さんが
翌日学園都市に襲来したケーキ魔術師を撃退したりしながら世界中の事件に首を突っ込んで
フラグを立て直したりするんだけど酒のせいで覚えてないとか多分そんな日。
きっと日記に換算したら三冊は埋まるくらいイベント満載だぜよ。
>>982 馬鹿、違うだろ
X'mas当日になんだかんだ言って全ヒロインが上条宅に集まるんだよ
で、ごたごた発生→不幸だぁぁぁあ!!
「上条当麻っ、今年のクリスマス会には絶対参加してもらうからねっ!」
「絶対。来るべき」
「どうせクリスマスも暇なんだろうから映画にでも誘ってあげるわよ!」
「クリスマスはお暇ですか、とミサカは期待を込めつつ問いただします」
「冬休みも先生と楽しく透け透けみるみるなのですよー」
「クリスマスはローマ正教式をおすすめするっす」
「あらあら。相変わらず大人気なのでございますよ」
「かかかかかか上条当麻!くくくくクリスマスにはぁぅぁぅぁぅ…」
「だからとうまはわたしとクリスマスをすごすんだよっ!」
「なんかわからんけど不幸だなあ」
こうですかわかりません(><)
>>983 > X'mas当日になんだかんだ言って全ヒロインが上条宅に集まるんだよ
妹達も含むんだよな。
「ひい、ふう、みい・・・1万人余りか。
なら全員でその部屋の中に入ってもらおう」
>>984 よく解ってるじゃないか……上条さんがもみくちゃにされてるとベスト
>>985 そこは厳選された代表一名が(ry
上条さんとのクリスマスイブをベッドの上で過ごすわけですね
これが本当の性なる夜
>>984 小萌の台詞から、補習と言いながら
冬休み中ずっと上条とやりっぱなしになる電波を受信した
「えへえへへ……上条ちゃん、奥まで見えるです?
隅から隅までしっかり見ないと明日も明後日も補習なのです。
もし見えないんだったら、指でも棒でも……
上条ちゃんのをなんでも使っていいのですよ?」
今日の休みが終わるとしばらく働きづめなおいちゃんです。
>>963氏の言うとおりだねえ、間開けずにゴメンなさい、KATU氏m(_ _)m
言い訳はしないでおこう(汗)
でもって。
−次回予告-
娘を奪われた御坂父―――その相手はどこの馬の骨ともしれぬ落ちこぼれの高校生だった!
その怒りと悲しみに、娘をも上回る隠された雷撃使いの力が御坂父に発現する!
漆黒の闇を照らす、怒りと悲しみの『雷の巨神』を前に、御坂美琴はその愛を貫けるのか!
m9(´∀`) <次回もみっこみこにしてやんよ!
……ウソです。
…書かないよ。
3時間ほど反応がないな。
よし、今の内に美琴に占拠されかけた脳内を掃除するのですよ。
『羅馬十字教は如何にして弐拾億信徒となりし乎 Every_Sperm_Is_Sacred』
「ローマ聖教ってのも、一大勢力どころじゃないよな、何億だっけ? 結局のところ、一番の大勢力
なんだよな。それにしても何でそんなにも大きくなれたのか、だよな」
今日、上条は骨休みと言うことで何もすることがないらしい。
さっそく暇を持て余していた午前中。
10時のお茶をしましょうと誘われて、上条的「寮」の概念ではあり得ないような英国式庭園(いや、
この女子寮自体がイギリスにあるのだから『英国式』もないのだが)に設えられたテーブルに着い
ていた。
手作りらしいスコーンやクッキーが香ばしい香りを立て、これも同じく手作りらしい数種類のジャム
が彩りを添える。紅茶はよく判らない上条だが、良いお茶なんだろうな、ということは、オルソラが微
笑みながらカップに注いでくれた緋色の液体から、日○のティーバックからは想像も出来ないような
芳醇な香りが立ち上ってくることが教えてくれた。
しかし、シスターさんってのはみんなヒマなのか? などと不謹慎にも考えてしまうほど、周囲のメ
ンバーは変わらない。
ベンチ式の木製の椅子の両側にインデックスと神裂が、向かい側にはアニェーゼ、ルチア、アン
ジェレネが座った。かいがいしく給仕をしてくれているのはオルソラだ。
庭園の向こうに見える寮の建物では、庭が見える廊下の人通りが妙に増えた気がする――が、
気のせいに違いない。
ともかくもそんな中、紅茶の香りと少女たちの笑い声に気分も緩んで、ふと出た台詞だった。
それを聞いて、アニェーゼが突然真剣な顔になる。
「それはっすね上条さん、ローマ聖教というものは――受胎からやってくるからなんすよ」
「へ?」
上条にとって意味不明な言葉に、しかしルチアが続いた。
「そうです、主は仰いました、
『全ての精子は神聖にして、全ての精子は偉大である。
もしも精子が無駄にされれば、汝の神はぶちキレるであろう』、と」
ルチアの声に、アニェーゼが再びそれを受けてさらに続ける。
「――『異教徒たちには実りなき荒地の上に射精させておけ。
汝の神は必ずや彼らに報復するであろう。
彼らを種なしにすることで』」
再びルチアがそれを受ける。
「――『全ての精子は有用なものである。
全ての精子は素晴らしい。
汝の神は皆の精子を必要とされている。
もしも山や谷や平原に異教徒どもが射精したとしたら、
汝の神は必ずや裁きを下すであろう。
精子を無駄にせし罰として』」
アニェーゼが締めた。
「ってーわけっすから、為されればそれは受胎に繋がらないとならないんっす」
二人が朗々と――上条には、うら若き乙女が恥知らずにもイタイことを言っているようにしか聞こ
えないのだが――歌うように語るのを聞いて、アンジェレネが無邪気に言った。
「まあ、それでポコポコ産めよ増やせよで食い扶持もなくなって、人体実験に売られたりとか、修道
院に捨てられたりとかするんですけどねー、私たちみたいに」
「なっ……」
その、あまりの無邪気さにかえって上条がドン引きする。
言ったアンジェレネは、え、と周りを見回し、アニェーゼらが顔に縦線を引いているのを発見して、アニェーゼ部隊の三人を痛い沈黙が包む。
その、元ローマ聖教のシスターたちの痛い沈黙を上条が呆然と見守っていると、横から乾いた笑
いとともに引きつった声が聞こえた。
「こ、これだからローマ聖教批判が出るのです、そ、その点、イギリス清教は旧教と新教の良いとこ
ろを合わせていますから、ひ、避妊だって構わないのですから」
突然何を、というか、どんなことを言い出すんだっ! と上条は声の方向を向く。
神裂火織だった。
さらに呆然となって、神裂を見つめた。
神裂本人は、自分が何を言っているのかも良く判っていないのだろう。何か必死に取り繕おうとし
たという努力の跡がその表情に見えて、さらにイタイ。
しかし、あんまりだと言えば確かにあんまりな展開に油断して、思わずエロ本の知識が上条の口
から漏れた。
「……は、はは…。じゃ、じゃあ、今は避妊用のゴム製品っても色々あるから、超極薄でお互いに生
感覚! とか、段々付きだったり、イボイボが付いてるような変わり種でもオッケーなんだな?」
言ってしまってから、上条も我に返る。
(なっ、何言ってるんだ俺ッ! 土御門や青ピとかじゃないんだぞ相手ッ)
慌てて周囲を見回す。
しかして、その言葉はしっかりと耳に入っていたのだろう。実はウブな子羊ちゃん揃いな少女たち
が真っ赤に顔を染めて上条を見つめていた。
アニェーゼやルチアはもじもじと気まずそうにしているし、アンジェレネなどは自らの想像の範疇
を越えてしまったのだろうか、今にも湯気でも出してパンクしそうである。
慌ててオルソラの方を向いてみた。さすがオルソラ、何ら変わった様子はなく微笑んでいる――
のではなく、そのまま固まっていた。
じゃあ、神裂……と思い振り向こうとしたとき、ベンチのすぐ隣りに座っていた少女がぴったりと身
体を寄せて来るのに上条は気が付いた。
すぐ隣りに座っていた少女――インデックスが顔を真っ赤に染めつつ、それでいて、何故か艶め
かしさを覚える表情で、上条に寄りかかる。服越しに体温が伝わってきた。
寄りかかりながら、インデックスが上目遣いでもじもじと呟く。
「と、とうま? わ、私はイギリス清教だから、そ、そんなのでも、いいかも」
えーと、元ネタが好きなんです。許してください。
丸投げおやじの女子寮リレー番外ってことで。
リレー続くと良いなあ。
お風呂編とか期待して待ってるのですがおいちゃん。
>>994 とりあえず再び全裸逆立ち土下座ネクタイでお待ちしております
で、GJ!
発言内容が卑猥過ぎますよ
埋めた方がよいのかね?
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