キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい4

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1名無しさん@ピンキー
ファーストキスもまだな女性にフェラされたいという欲情わかる方いませんか?
ファーストキスよりファーストフェラが先なんて素敵すぎる!!
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が480KB近くになったら次スレを立てて下さい。


3世スレ(前スレ)
キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106223972

2世スレ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080305519/

初代スレ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1014724953/

エロパロ保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 15:16:02 ID:/UkpZGf7
>>1
 乙
3名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 20:29:08 ID:rpi/88li
よしっ!
まずは早めに30レスをつけるんだ!!
4名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 20:57:31 ID:6Q/teMgU
>>3
即死防止のため?
だけど、ここはもっともっとも〜っと即死基準ゆるやかだから心配不存在
5名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 21:54:56 ID:B1JQwk5i
>>1
6名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 21:57:30 ID:ChT9JlfS
>>1乙乙
7名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:41:47 ID:reWRC869
>>1乙ュパ
8名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 02:33:47 ID:cnHDuadO
>>1
9名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 06:30:30 ID:Kf9I1dOO
前スレラストのエレキング子に萌えた

続きないのかな
10名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:16:53 ID:zHUo3xx4

         *、 *、      。*゚    *-+。・+。-*。+。*
        / ゚+、 ゚+、   *゚ ・゚    \       。*゚
       ∩    *。  *。    +゚    ∩    *
   (´・ω・`)      +。   +。   ゚*     (´・ω・`)
   と   ノ      *゚  *゚    ・     。ヽ、  つ
    と、ノ     ・゚  ・゚     +゚    *  ヽ、 ⊃
     ~∪    *゚  *゚      *    +゚    ∪~   ☆
          +′ +′      +゚   ゚+。*。・+。-*。+。*゚
11名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 11:51:57 ID:mnNPtVoo
送り込まれてきた宇宙怪獣とのフェラ勝負で頑張るエレが読めるスレはここですか?

3スレ目中盤は投下が無くてマジ終了かと思ったけど
いきなりkskしてビックリしたな

また頑張って保守するぜ
12名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 15:38:46 ID:MrcMx3yH
俺もがんばって保守しよっと
13名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:57:13 ID:1M3eVZT9
俺の毎日はこのスレと共にあるぜ
14名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 06:02:55 ID:bcN+CS+g
前スレ>>966>>950過ぎからのテンプレにしたい
15名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:16:26 ID:tnKuZHsj
前スレ使い切ったようだから
とりあえず>>30まで行こか
16名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 15:20:01 ID:p9cWpQWk
>>前スレ965
ゆかりさん読んできた
これは作者GJと言わざるを得ない
電撃効かなかった謎も何となく解決したしスッキリした

即死回避は30レス?
頑張って保守していこうぜ
17名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 19:50:49 ID:qdU1US4H
それにしても、「キスもまだ」な女の子に「フェラ」、なんていう、ストーリーをかなり制限してしまうジャンルなのに、
よくこんなにたくさん、バラエティ豊かな作品が投下され続けて来たよなぁ

職人の皆さん方の発想力には、本当に頭が下がる
18名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:06:11 ID:pGmxitSd
「キスもまだ」なのに「フェラ」 だからこそ 妄想力が刺激されると 知りなさい
19名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:24:18 ID:IHs+m/Aq
4スレってのはなかなかの量だからな
20名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:10:42 ID:qdU1US4H
ところで、スレ移行を保管庫管理人さんに報告しなくていい?
21名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 10:12:48 ID:ucaWJD6P
やって来たよん
22名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:01:37 ID:+d8n/TWy
乙です。
23名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 01:10:02 ID:HGW5nIAp
保守
24名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 16:45:42 ID:BnjsOWrE
キスまだフェラスレに栄光あれ
25名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 06:51:17 ID:jelh3/qu
なんか、悪の怪人の断末魔みたいだ
26名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 03:27:36 ID:ukRCxu9e
キスマダ=フェラスレー (葡 1645-1702)
27名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 12:10:46 ID:csqSQ0do
キスマダ=フェラスレー (葡 1645-1702)

1645年
ポルトガルはトマールに生まれる。

1665年
両親が営む雑貨屋を譲り受ける。
若くして優れた商才を発揮する。

1668年
幼なじみであるエチマダと結婚。

1672年
この頃、トマールで疫病(現在のインフルエンザ)が大流行。
町には病気で両親を失う子供が溢れ、孤児が社会問題となる。

1673年
私財を投じて孤児院を設立。
身寄りのない子供を集め、衣食住の提供と教育を行う。

1675年
教育の一環として、世界で初めて性教育を取り入れる。
町人からは反対があったものの、キスマダは
独自の教育方針を貫き教育を続ける。

1690年
孤児院出身のクチトルが町内議院に。

1695年
キスマダが経営していた雑貨屋が破綻。
孤児院は運営の危機に立たされるも、町内の寄附により今後も孤児達を受け入れる事に。

1702年
呼吸不全により57歳で永眠。
現在、トマールの観光名所である修道院には、
未だ彼の名を刻む墓標が入口左手の花壇前に佇む。
28名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:29:38 ID:jw7xPJ2K
すげーw
29名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:05:37 ID:clqpDPPo
前スレ、湖のヒミツGJ

怪獣少女大進撃とか、書いてください
30名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 10:53:11 ID:kTEVzhHC
>>27
アホすぎてワロタw
是非その才能をこのスレに使ってくれ

職人期待保守
31名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 17:33:22 ID:AzgBM2fu
>>27
実在の人物なら本当に素晴らしい、偉大な人物だよな。
疫病が流行した時に、私財を投げ打って孤児を救おうだなんて、俺にはできん。
願わくば、実行に移すような慈愛に満ちた人物が現れん事を。
32名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 18:13:21 ID:j2uHMuEp
KISSも聞いたことの無い女の子の口にロックを歌わせたい
3327:2007/10/16(火) 18:44:00 ID:5wLdI7vp
>>26が面白かったから悪ノリして書きなぐったんだ。
移動中でヒマだったから、アイモナから長文だぜorz

生憎SSはおろか、作文すらできない俺では保守するのが精一杯だぜ…
34名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 19:20:25 ID:QzdwfNhm
携帯でカチカチしてる様を想像して吹いた
35名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 10:45:00 ID:V6wui3j9
んな長文を携帯で打てる才能(根気)があるなら
きっとSSだって書けるさw
36名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:27:20 ID:wtrMshpE
亀田スレばっかだなw
人大杉にならんといいが‥
37名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 01:26:30 ID:X8WU6/qc
亀田大穀「お兄ちゃんは悪くない」
には笑ったがな

やっぱり坂本ちゃんは、やっちゃったのかなぁ…
この事件にインスピレーションを刺激された神降臨に期待。
38名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 21:50:34 ID:Z/GmW+Xq
>>36-37はこのスレとどう繋がるのかわからん
39名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 10:41:35 ID:ii4KkvBq
それ以前にこんなところでまで亀田の名前を見たくない。
40名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 19:47:22 ID:tZOIrzRI
>>38
人大杉でこのスレが見れなくなる事を心配したんだよ。
41名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:01:09 ID:OBhmengb
>>39
確かにな。
42名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:49:43 ID:hm6sZY9g
今情報室で見たんだが、前スレって999日で落ちたんだな。
ちょっと感激した。
43名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 08:56:27 ID:bElXZD0S
>>42
いろんな意味でネ申がかっていたスレだった訳だ。
44名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 09:50:28 ID:uxA+r4el
キスまだでフェラを・・の話題だよね、おしいなファーストキスの娘にその日に
フェラしてもらい、処女もいただき、口内射精もさせてもらったのは
やっぱダメか、それなら沢山あるよね。
45名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 09:52:31 ID:vlHyFgfr
前スレには本当にお世話になった
46名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 20:23:25 ID:lXWxVBpH
>>45
苦しい時代もあったがみんな頑張ったよな。
職人諸氏には足を向けて眠れないぜ…
なんならしゃぶってもいい。キスはしちゃったケド。
このスレでも頑張って保守し続けよう。
47名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:05:38 ID:SmPayrtV
すでにキスをした唇などに用はないぜ
48名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 22:27:12 ID:BQTNKnp7
>>47
お前一生結婚しないつもりか。
49名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 23:41:02 ID:tLjoNQNn
キスをしなくても、結構生活は送れるよ!
理論上
50名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 02:38:01 ID:8+SlLTRF
51名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 05:05:04 ID:U42oodMV
「奥様は魔法少女」(だっけ?)
は、そんな話だったよな
52名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 18:26:41 ID:6mgsjwW0
あったきがするw
53名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 12:30:03 ID:hJNZ0BMO
保守
54名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 13:28:51 ID:6SFH6HsH
よし俺も保守するぜ
55名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 07:43:39 ID:xFWSM1Ki
ンじゃあ俺も、保守。


ルパン三世 カリオストロの城


カリオストロ伯爵の野望をくじき、囚われの姫、クラリスを救出したルパン。
彼に対して恋慕の情を示すクラリス。
しかし、所詮ルパンは日陰の世界に生きる男。
二人に、別れの時間が迫ってきている。

ルパンの胸元に飛び込むクラリス。恋する男にすがり、懸命に添い遂げようとする少女。

「お願い、私も連れて行って!」

「フェラチオはまだできないけど、きっと覚えます!」




キスもしたことのないクラリスの口でフェラチオされたい。
56名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 09:21:26 ID:63Ocs/iH
>>55
素直にクラリスにフェラされたいと言えんのかww
57名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 08:50:58 ID:sTbpKjly
>>55
俺と同じ妄想をするヤシがいたとはww
58名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 09:56:41 ID:LeUcavxU
お宝はさしずめ、クラリスの初フェラか
盗むという観点からすると寝フェラだな!
59名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 23:23:22 ID:HzX7i4mT

「まてーい、ルパーン!!」

ICPOの敏腕警部、銭形がその場に駆けつけたときには、ルパン一味はもう逃げ去ったあと。
彼らを見送ったクラリスと庭師の老人の側で、銭形は立ち止まった。

寂しくも清々しい別れのあとの少女、その姿を見た銭形は、さも苦々しく、言った。

「やつめ、まんまと盗んでいきおった!」

その、少女からすればとても肯定することができない言葉。

「いいえ、あの方は何も盗んでいません。わたしを守ってくださいました」

そういってかの男の罪を否定し、そして、自分を救ってくれた男の勇姿を大切に思い起こす。
しかし銭形、はなからそんな少女の答えを予測していたのであろう、穏やかな笑みと共に、少女に言葉を贈った。

「いいえ、やつは、とんでもないものを盗んでいきました」



「あなたの、初フェラです」





銭形のとっつぁん、覗いてたのかよ。

60名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:53:33 ID:SusTF/y6
カリを吸トロの白
61名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:59:14 ID:ixDlbC4U
ネタスレ化してきたな
62名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 21:18:47 ID:LjqEnFQS
>>59
吹いちまったじゃないかwww
63名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 00:40:20 ID:C+49DUs9
11月保守
64名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 10:01:28 ID:X/lBMZMl
職人祈願保守
65名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 23:38:03 ID:LletHToD
ageeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
66名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 05:04:42 ID:jp6UeMcJ
保守させてください
67名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 10:59:20 ID:ulbtKKCr
おおっと!職人、華麗にスルー!!
68名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 00:54:11 ID:yljhPSwS
age
69名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 09:59:18 ID:3BtLcyBR
たもつ
70名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 09:58:11 ID:etIoxM7L
向かい側に彼女が座ってる状況で
掘り炬燵に隠れた妹にフェラされたい
71名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 19:35:36 ID:CFJ/TRoY
一酸化炭素中毒注意
72名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 19:39:53 ID:6+hMN7tp
そのこたつに父親も足を入れ、その靴下の臭いに妹悶絶。
73名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 15:16:01 ID:Zj+cWrmT
初めて書くまったくの素人なんですが、投下してもいいですか?
74名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 16:28:51 ID:Pu//lNDk
初心者もベテランも等しくデキのみで評価される
75名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 06:54:14 ID:7d+CtAip
>>73
正座して待つ。この時期全裸はツラいが頑張るぜ。
76名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 10:20:21 ID:TMorfMxr
最近おれの立ち寄るスレにことごとく全裸マンが現れる件について
てかこんなマイノリティなスレに居るってことは嗜好が被ってるんだろうなw
77名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 13:30:29 ID:JcWQD0Na
スレの方向がよく分からないので、過去スレ参考にしようと思ったんですが、どうやっても見られませんでした。(携帯で見てます)

なので、アンケートしたいのですが、下の案の中から読みたいものを教えてください。



1、キスもしたこと無い小学生だけど…
本当は超絶テクを持つ、フェラチオ専門の娼婦。

2、キスもしたこと無い中学生を…
フェラチオ専用の第二彼女にしています。

3、キスもしたこと無い女子高生なのに…
痴漢のおちんちんに、目が釘付けになってしまい…

4、キスどころか、男と話したことすらほとんどない、女子大生のお嬢様に質問された。
「フェラチオって何ですか?」


『キスもしたことない』を『ロリ系』と解釈するか『うぶな女の子』と解釈かで、書く内容も変わってくるんですが。
ロリ系と解釈すると大学生ものとかはスレ違いだし。小学生ものも、幼過ぎてスレ違いかもしれないので。小中高大の4パターン考えてみました。
78名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 16:05:37 ID:yvwJQRkP
携帯でもみれますよ。
2ちゃんが読めるって事は、よほど大昔の機種というわけでもないでしょうし。
それとも、場所が分からないでしょうか?


つまり、なにが言いたいのかというと。

アンケート取るくらいなら、自分の書きたいものを書くのが一番です。
たぶん、1〜4のどのシチュエーションでも受け入れてもらえるよ。
79名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 16:37:56 ID:v1n6dy/S
80名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:18:51 ID:a6t1qy5M
>>77
4でお願いします。
81名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 07:18:17 ID:Vi/epUJx
>>77
1も捨てがたい…!
82名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 12:49:41 ID:jh+O8rzn
ここは2で
83名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 15:16:21 ID:WeC0smfS
>>78
やっぱり見られません。
1、2代目スレ エラーE3013スレッドが見つかりません。過去ログ倉庫からもってこようとしたら通信エラーで…
3代目スレ E2304 メッセージにはなにをいれれば?mes[]
何度やっても同じエラーが出ます。
>>79のURLは見られました。ありがとうございます。
84名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 15:21:17 ID:WeC0smfS
>>80-82
先着順で4から書いてみたいと思います。
他も順次投下していく予定です。
85名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 15:27:58 ID:O/FXbxTf
過去スレは携帯から見るのは難しいので諦めて、
http://red.ribbon.to/~eroparo/contents/original10.html
ここは見られませんか?
(あくまでも暫定で)
86名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:07:23 ID:WeC0smfS
>>85これなら見られます、ありがとうございました。
87名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 02:14:25 ID:23bJt4DS
純潔に尺八はないだろう、とタモリはこのスレに喧嘩を売りました。
88名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 02:59:15 ID:oMqckwVI
>>87
詳細は知らんが、タモさんには幻滅した。
わかっとらん。タモさんは何にもわかっちゃおらん。
89名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:32:20 ID:X2XifNS0
タモリはおっぱい星人だからな…



このスレの住人は何星人なのだろう?
90名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 03:47:44 ID:ICUak8df
日記で悪いんだが、俺が初カレってコと付き合う事になった。
で、キスした後に
「ファーストキスだったんだ」
って言われた。
まだヤっちゃいないが、俺は世界遺産を破壊するくらいの
愚行を犯してしまったのかも知れない…orz
91名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 04:05:36 ID:8zQtiTUq
自慢自重
92名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 09:47:28 ID:54ibWnkP
おれの予感ではそろそろ職人さまがやってくるに違いない!
パンツ降ろして待ってる
93初投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 21:50:53 ID:Z2OX0EhD
やっと完成したので投下します。
94純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 21:54:18 ID:Z2OX0EhD
「こんにちは。今日はどんなお花がお勧めですか?」
しなやかな長い黒髪。白いワンピースの良く似合う、清楚な二十歳くらいの女性。うちの花屋に良く来る常連さんだ。
「いらっしゃいませ。今日はユリの花なんかキレイですよ。」
オレはユリを一輪手に取って差し出す。
「綺麗ですね。私ユリの花が大好きなんです、私の名前も『百合』なんですよ。」
にこりと微笑むその笑顔は、正に可憐な花の様だった。
「キレイな名前ですね。あなたのイメージにぴったりの素敵な名前だ。」
我ながら歯の浮く様な恥ずかしいセリフだと思った。でもそれは営業用のサービストークではなく、素直な印象だった。
職業上、花を美しいと言うことに抵抗は無い。だから『ユリ』という名前を褒めることは恥ずかしいことではなかったし、以前からその女性に好意を持っていたから、その言葉はごく自然に出たものだった。
「ありがとうございます。ではユリの花と、一緒に生ける花を選んでもらえますか?」
はにかんだ笑顔がかわいらしい。
95純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 21:58:31 ID:Z2OX0EhD
彼女の名前は久川百合。オレ、松田祐二と同じ22歳の大学4年生だ。
同じといっても、オレは二流の福嶋大学だが、彼女が通っているのは名門の清憐女子大。しかも父親は東証一部上場の有名企業の社長という、本物のお嬢様だった。

オレは長野の花屋のせがれで、花の事なら自慢できるくらの知識があったので、こっちでも花屋のバイトを選んだ。
だから花を生けるのが趣味という彼女とは話が良く合い、すぐに打ち解けて、今では家族のことや大学のことなども気軽に話し掛けてくれる様になった。
花屋のせがれというのは、店長からも信頼されていて、オレがバイトの時は大抵事務処理やら配達やらで店空けてしまうことが多い。だから彼女が客の少ない時間帯に来てくれれば、二人きりで話すことができる。オレにとって至福の時間だった。
96純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:02:03 ID:Z2OX0EhD
「こんにちは松田さん。」
鈴を転がした様な美しい声。その声の主である久川百合は、今日もかわいく可憐で美しい。
「久川さん、いらっしゃい。」
今は他の客は来ていない。店長も例によって裏方の仕事をしているから、今日はゆっくりと話せそうだ。
「あの、御聞きしたい事が有るのですが。」
いつも季節の花とか長持ちさせるコツとか、何でも気軽に質問に答えているのだが、改まって質問してくるとはどんな質問だろうか。



「フェラチオって何ですか?」



「はい?」
オレは自分の耳を疑った。まさかあの清楚で可憐、汚れを知らぬ乙女、久川百合さんの口から、まさかそんな言葉が出て来るとはとても思えなかった。

「フェラチオです。
フェ ラ チ オ。

ご存知ありませんか?」

はっきりとフェラチオと言っている。これは一体どういうことなのだろうか?

「大学のお友達が話していたんです。初めて聞く言葉なので、どんな物なのか尋ねたのですが、みんな教えてくれないんですよ。
男の人はみんな大好きだ、って話していたので、きっと松田さんならご存知だと思いまして。」

にっこにこ無邪気な笑顔でこっちを見てる。しかも無茶苦茶期待した目でオレを見てる。
97純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:06:07 ID:Z2OX0EhD
困った、こんな純真無垢で純粋なお嬢様に、『チンポをしゃぶること』などとは口が裂けても言えない。

「ご存知ありませんか?
松田さんなら色々な事にお詳しいので、きっと御存知だと思ったのですが。」
残念そうに肩を落とす。
「フェラチオって何なんでしょうね? いくら聞いても、みんな意地悪して、私には教えてくれないんですよ。」
オレは何と言っていいのか分からず、ただひきつった笑いを浮かべていることしか出来なかった。

「お仕事中に関係無い質問してしまい、失礼しました。明日、他の人に聞いてみますね。」
「ダメ! それはダメ絶対にダメ!!」
思わず大きい声を出してしまった。
「はあ、駄目・・・ ですか?」
急に声を上げたオレに驚いて、キョトンとした顔でオレを見ている。
さてどうしたものか。このお嬢様に本当の事を教えるのは躊躇われるのだが、放って置けば「フェラチオって何ですか?」と知り合いに聞いて廻るつもりだ。かといってこんな純粋な人に嘘を教えるというのも、あまり気が進まない。
オレは脳細胞をフル動員して最良の解決策を模索した。
98純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:15:30 ID:Z2OX0EhD
「ええーと、あのですね久川さん。フェラチオというのは・・・」



耳元で小さい声で囁く。

「セックスのテクニックの一つです。」



「え? あっ! ああ!?」見る見る彼女の顔は真っ赤になっていく。
「そういう事でしたか。済みません、変な事を訊いてしまいました。ごめんなさい、済みませんでした、失礼します。」
彼女は逃げる様に店から出ていってしまった。

なるべく彼女を驚かせないように配慮したつもりだったのだが、恥ずかしい想いをさせてしまった様だ。だが彼女の名誉を守る為ならば致し方有るまい、あれが最良の選択だったと思うが・・・。
彼女はもう店に来てくれないかもしれないな。オレの最大の楽しみも亡くなっってしまった訳だ。
99純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:18:51 ID:Z2OX0EhD
翌日、店の掃除をしていると、通りから店の中を覗いている久川さんの姿が見えた。
「いらっしゃい。」
また来てくれたことが本当に嬉しくて、満面の笑みで彼女を出迎えた。
彼女は深々と頭を下げ、深刻なな面持ちで話しかけてくる。
「昨日は本当に申し訳ありませんでした。知らぬ事とはいえ失礼な質問をしてしまい、御気分を害し御迷惑御掛けした事を御詫びに参りました。」
再び深々と頭を下げる。
「そんな、迷惑だなんて思ってませんよ。こっちこそ久川さんに恥ずかしい想いをさせてしまって申し訳ないです。」
彼女の謝罪はあまりに丁寧過ぎるので、オレはすっかり動揺してしまった。
「いえ、松田さんが本当の事を教えてくれなければ、私は恥を掻いてしまうところでした。松田さんには感謝しています、ありがとうございました。」
「オレは礼を言われる様なことしてませんて。
でも良かった。もう久川さんうちの店に来てくれないんじないかと心配したんですよ。また来てくれて嬉しいです。」
それを聞いて、彼女はほっと安堵の表情を浮かべる。
100純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:24:52 ID:Z2OX0EhD
「良かった。私、とても失礼な事を訊いてしまい、もう許してもらえないんじゃないかと心配していました。」
安心したのはオレの方だ。これからも彼女に会えることが、本当に嬉しかった。

「私、駄目なんです。大学附属の幼稚舎から、初等部、中等部、高等部、そして大学もずっと女子校で。お父様と親戚の叔父さん、あとは学校の先生くらいしか男の人とお話した事が無いんです。
だから男の人と御付き合いした事も無くて、恋愛とか、その、セックスの話とか、本当に全然分からなくて。」
うつ向き加減に彼女は話す。
「そういう環境じゃしょうがないですよ。あまり気にする必要無いんじゃないですか。」
「そんな事有りません、同じ女子大のお友達でも、みんなちゃんと恋人がいます。それに、みんな初恋は小学生の頃だと話しています。私だけです。22歳にもなって、初恋すらして無いなんて。」
それは確かに天然記念物級の貴重な存在かもしれない。
101純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:28:30 ID:Z2OX0EhD
「でも、そういうのは早ければ良いという訳でもないし。人それぞれじゃないですか。」
「そうでしょうか?」
そう問い掛ける彼女の瞳は、そんな気休めなどでは納得でき無いと訴えている。

「松田さん、私にもっと詳しくフェラチオの事を教えてください。」
またこのお嬢様は、分けも分からずに飛んでも無いことを口走る。
「もっとフェラチオの事が知りたいんです。お願いします、こんな事を頼めるのは松田さんだけなんです。」


熱意に負けたというか、断わり切れなかったというか、彼女にフェラチオを詳しく説明することになってしまった。
さすがにバイト中に店の中で出来る話ではないと思い、日と場所を改めてということにした。

場所は近くの公園を選んだ。いきなり一人暮らしの男のアパートに呼んでは、如何に世間知らずのお嬢様でも警戒するだろうし、かといって喫茶店では他の客や店員もいるので落ち着いて話せないだろう。
考えた末に選んだのがこの公園。平日の午前中ならば人はまず居ないので話を聞かれる心配は無いし、広くて明るいここなら彼女も安心できると考えたからだ。
102純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:33:36 ID:Z2OX0EhD
二人並んでベンチに腰掛ける。彼女はメモ用紙とシャープペンを手に、真剣な顔でこちらを見ている。
「ええ、フェラチオというのは、日本語にすると口唇愛撫で、口を使って愛撫するという意味です。」
「こうしんあいぶ、ですか?」
オレの説明をメモに取ろうとして止まり、オオム返しに聞き返す。
「『こうしん』は、口と唇。『あいぶ』は愛情の愛に撫でるって漢字。」
彼女はすかさずメモ用紙にペンを走らせる。
「愛撫というのは、愛情を持って撫でて、相手を気持ち良くしてやることなんだ。」
素早くメモを取ると、実に嬉しそうに澄んだ瞳でオレの目を見詰める。
「なるほど、分かりました。愛情を持って、唇で相手を気持ち良くしてあげる。つまりフェラチオというのはキスの事だったんですね。」
ああ、何て微笑ましい発想なのだろう。本当にこの女性は、無菌室で純正培養された生粋のお嬢様なのだと痛烈に感じる。
「キスとは違うんだ。キスは唇と唇でするものだけどフェラチオは・・・。」
本当にこんな純粋な人に、フェラチオなんて教えても良いのだろうか? やはり躊躇してしまう。

「フェラチオというのは。



女の人が男のおチンチンをしゃぶることなんです。」
103純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:38:46 ID:Z2OX0EhD
言ってしまった。

「おちんちんをですか!?」
さすがに相当驚いている様だ。無理もない、男のオレでも初めて知った時は、大人はこんなことするのか! と驚いた。
「なるほど、もっと詳しくお願いします。」
「えっ!?」
それはオレにとって完全に予想外の反応だった。
オレはここまで説明して終わりにするつもりでいた。ここまででも、彼女には刺激が強過ぎて失神してしまうのではないかと心配していたくらいなので、彼女の方からこれ以上の説明を要求してくるとは、夢にも思っていなかった。
「もっと詳しくお願いします。」
真剣な眼差しで、彼女はオレを見詰める。オレは正直焦った。
「舌でペロペロ舐めたり、亀頭をくわえたり、裏筋に沿って舐め上げたり・・・。」
これ以上詳しく説明しろと言われても、童貞のオレには分からない。実際にフェラチオされた経験などないのだから、オレにも良く分からないのだ。
「あとは竿を横にくわえてハーモニカみたいにしゃぶったり、袋を舐めたり玉を口に含んだり・・・」
しどろもどろしながら、AVで見たプレイを片っ端から挙げて行ったが、はっきり言って自分でも何を言っているのか良く分かっていない。
104純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:46:17 ID:Z2OX0EhD
彼女を見ると、案の定『さっぱり分かりません』と顔に書いてあった。
「こんな説明じゃ分からないよね。」
「済みません。私、本当にこういう知識が全然無いのです。ですから松田さんがせっかく説明してくださっているのに、私には『キトオ』とか『タマ』とか知らない言葉が多過ぎて、全然分からないんです。ごめんなさい。」
彼女は申し訳なさそうに、深々と頭を下げる。
「いや、オレの説明が悪かったんです。あんな説明じゃ誰だって分からないから。」
落ち込む彼女を必死でフォローする。
しかし困った。彼女は亀頭はおろか、玉すら分からないという。そんな娘にどうやって、フェラチオを詳しく説明すれば良いのだろうか。
「あの、松田さん。出来れば、その、もっと具体的な方法で、教えてもらえないでしょうか。」
105純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:51:09 ID:Z2OX0EhD
具体的にか。そうだな、まずもっと具体的なチンポの説明が必要だな。
「分かりました。では具体的に、おチンチンの構造と各部の名称から説明しましょう。」
「あの、私、男の人のおちんちんは、幼少の頃にお父様のを見ただけなので、はっきりとは覚えていないんです。ですから言葉だけでは良く分からないので、その、もっと具体的な方法で教えて欲しいのですが。」
言葉でなくて、もっと具体的な方法???
「なら図に描いて説明を。」
「違います。そうじゃなくて、その、もっと具体的な方法で・・・。
実際に、松田さんのおちんちんで、私にフェラチオを教えてください。」
106純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:55:32 ID:Z2OX0EhD
オレは軽く失神しそうになった。いくら世間知らずなお嬢様とはいえ、キスもしたこと無い相手に、いきなりフェラチオさせてくれだなんて、あまりにも無茶苦茶過ぎる。そんな頼みは絶対に聞く訳にはいかない。
「あのね久川さん。フェラチオっていうのは、別名オーラルセックスともいって、口でするセックスなの。例え恋人や夫婦でも、普通はやらない特殊なプレイなの。フェラチオさせてくれだなんて、簡単に他人に頼んじゃダメ。」
今まで彼女を傷付けないように、優しい言葉を選んで使ってきたが、彼女が明らかに間違ったことをしているのなら、厳しい態度をとらなければいけない。オレは敢えて強い口調で彼女をたしなめた。
しかし彼女も、凛とした態度で一歩も引かない。
「簡単になんて言ってません。私にだって、おちんちんを舐めたりするのは、恋人同士でもなければ出来ない事だということは分かります。でもだから、私は松田さんにフェラチオを教えてもらいたいんです。」
107純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 22:59:09 ID:Z2OX0EhD
「私、松田さんの事が好きです。あなたとお話するのが、とても楽しくて。あなたに会える日がとても楽しみなんです。
あなたに逢うまでは、そんな事無かった。男の人にときめいたりする事は、それまで無かったから、私にはそれが普通でした。
だから恋人がいない事なんて、何とも思わなかったのに、あなたと親しくなるにつれて、恋人がいるお友達を羨ましいと思う様になってしまったのです。
私は松田さんが好きなんです、私の初恋なんです。だから私、今よりももっと松田さんと親密な関係になりたくて、だから私にフェラチオを教えて欲しいんです。初めて好きになったあなただから、私にフェラチオを教えて欲しいのです。」

不器用な告白だった。それ故にまっすぐで純朴な、打算や駆け引きなど一斎無い、ただ好きだという気持ちを伝えるだけの告白だった。
男と女のことなどまるで分かっていない、世間知らずのお嬢様の告白。順番も段取りも分からずに、いきなりフェラチオから教えて欲しいというデタラメな告白だった。
でもその言葉は、純真で一途な偽りの無い言葉だった。
オレは男として、その一途な気持ちに応えなければならないと、そう思った。
108純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:04:18 ID:Z2OX0EhD
「あんまり掃除してないから散らかってるけど、上がって。」
オレは自分のアパートに彼女を招き入れる。
「失礼します、お邪魔します。」
ペコペコと必要以上に頭を下げながら、彼女は着いて来る。緊張してガチガチになっているのが、手に取る様に分かる。
「あまり緊張しないで楽にしてよ。」
「はい、では御言葉に甘えて。でも松田さんの部屋に居ると思うとドキドキしてしまって。私、男の人の部屋に入るのは初めてなので、なんだか落ち着かなくて。」
「オレも、女の人を部屋に上げるのは初めてだから、ドキドキしてるよ。」
まあ、この状況でリラックスしろというのも無理な話か。とりあえずお茶でも御出しして、少し落ち着くのを待った方が良さそうだが。生憎インスタントコーヒーとティーパックの紅茶しかない。果たしてお嬢様の口に合うかどうか。
「コーヒーと紅茶、どっちが・・・。」
振り向くと、彼女は深々頭を下げている。
「宜しくお願いします。」

やっぱりこの娘は、段取りとか関係無しで、いきなり直球勝負なのか・・・。
109純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:08:31 ID:Z2OX0EhD
オレは上着を脱ぎすて、上半身裸になる。男に免疫のないお嬢様の顔が、見る見る真っ赤になっていくのが良く分かる。
たがファスナー下ろしていきなりチンポ出すよりは、上半身から脱いで行く方が刺激は少ないと考えたからだ。
ベルトを外し、ズボンも脱ぎ捨てる。トランクスは見事にテントを張ってしまっていた。
彼女イナイ歴22年。女の子と仲良くは成れるのだが、いい人以上には進めず、未だ童貞どころかキスもしたことのないこのオレが、これからフェラチオしてもらおうというのだ。こうなってしまうのは仕方ない。
本来なら、通常モードを見せてから、徐々に完全勃起へ移行するのが理想なのだが、彼女と二人きりで同じ部屋にいたのでは、いくら待っても期待した息子ずっと立ちっぱなしで、いつまでたっても鎮まることはないだろう。
オレは一気にパンツを下ろした。
彼女は驚愕の余り言葉を失って、ただじっと完全勃起したチンポに見入っている。
「驚いた?」
「は、はい。 私もっと小さいのが下向きに付いていると勘違いしていたので、こんなに大きいのが上向きに付いているとは知りませんでした。」
110純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:13:38 ID:Z2OX0EhD
「普段はもっと縮んでて、下向きに付いているんだけど、エッチする時には大きくなって上向きに勃起するんだよ。」
「大きくなったり、縮んだりするんですか!? 凄いですねぇ。男の人の身体がそのように出来ているとは、全然知りませんでした。驚きました。」
初めて勃起したチンポを見る女の子なら、誰だってきっと驚くだろう。増して性知識皆無のお嬢様なら半端な驚きでは無かった筈だ。
やはりキスもしたことも無いのに、いきなりフェラチオから始めるのには無理がある。やはりちゃんと手順を踏んで、キスから始めた方が良かったのかもしれない。
そんなことを考えていると、彼女の方から近づいて来て、オレの前で膝まづき、チンポのすぐ目の前まで顔を寄せる。
「近くで見ると、本当に不思議な形をしていますね。
それでは松田さん、始めますね。」
チュッ と、チンポの先にキスをする。
ビクンッ と敏感なそれは激しく反応する。

花のように美しい、百合さんの端正な顔。その可憐な花びらの様な唇が、オレのチンポに口づけをした。この上ない喜びが込み上げてくる。
チンポは更に肥大し、亀頭は張り裂けて血が吹き出してしまうのではないかと思うほど、パンパンに張り詰めている。
111純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:17:05 ID:Z2OX0EhD
「あの、この後はどうすれば良いのでしょうか?」
そうだ、百合さんが理解しているのはここまでだった。
彼女は、キスは唇と唇でするが、フェラチオは口でチンポにするとしか理解していない。具体的なしゃぶり方は、オレがこれから教えなくてはならない。
彼女の唇を自由に出来ると思うと、嫌が上にも興奮してしまう。

「まずは、アイスキャンディーを舐めるみたいに舐めてみて。」
「あいすきゃんでぃー、ですか?」
言ってから失敗に気付いた。お嬢様はアイスキャンディーなどという、庶民の菓子は食べたことが無いのだろう。
キャンディーを舐める様に、では違うし。フランクフルトでもかなり違う。ソフトクリームなら・・・。
などと、脳の神経回路をフル稼働させて、最善の説明を考える。
「百合さん、ちょっと手を貸して。こんな風に指を立ててみて。」
オレは床に膝を付き、彼女と同じ様にしゃがみ、右手の人差し指を立ててみせる。
同じ様に指を立てた彼女の右手をそっと握り、人差し指の先にチュッ、とキスする。
次に第二関節の辺りに舌を当て、2回3回4回と指先に向けて舐め上げていく。そして指先を軽くくわえ、頭を前後に振って唇で指先を舐め回す。
112純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:20:48 ID:Z2OX0EhD
「こんな感じ。」
オレが手を放すと、百合はさっとその手を後ろに隠す。
「ありがとうございます、大変勉強になりました。」元々赤面していたが、今は耳まで真っ赤に染まっている。
「じゃあ、やってみて。」再び立ち上がり、百合の目の前にチンポを突き付ける。期待で思わず息が荒くなってしまう。
百合はそのままチンポに顔を寄せ、チュッ 、とキスをする。オレのチンポはまたまた、ビクンッ と反応してしまう。
だが今回は更に続きが有る。百合は裏筋に舌の先を当て、先っぽに向けて、2回3回4回と舐め上げる。カリの裏の辺りに快感が走る。
更に続けて先っぽを唇でくわえ、頭を前後に動かして亀頭全体を唇で優しく舐める。最も敏感な亀頭を這う、柔らかな唇の感触は、これまで以上の快感を生み出す。
「気持ちいいよ百合さん、とっても気持ちいい。」
「本当ですか、良かった。」
百合は顔を上げ、はにかんだ笑顔で話し出した。
「私、男の人に指を舐めてもらうのなんて、初めてだったんです。だから凄く恥ずかしかったのですけれど、とっても気持ち良かったです。
あれが愛撫なんですね。
私もうまく愛撫する事ができたみたいで、本当に良かった。」
113純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:25:35 ID:Z2OX0EhD
きらめく様な純粋な笑顔。
オレは自分のしたことをそんな風には考えていなかった。ただ単に舐め方を教えただけ、技術的な指導をしただけのつもりでいたが。彼女はそれを愛撫として理解していた。
「もう一度しますね。」
百合は再び、さっきと同じ動作を繰り返す。
先端にキスをして、カリの裏を舐め、亀頭に唇を這わせる。その動作の一つ一つに愛情を込めて。しっかりと、優しく、丁寧に、オレのチンポを百合の舌と唇が愛撫する。
百合のフェラチオはまさに愛撫そのものだった。男について何も知らない百合にとって、フェラチオは恐らく唯一の愛情表現なのだろう。想いを込めて一生懸命に、百合はオレのチンポをしゃぶっている。その一舐め一舐めから、彼女の一途な想いが伝わってくる。
心が、幸せで満たされてゆく。このひとを堪らなく愛おしいと感じずにはいられない。
114名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:27:57 ID:6ANrcbWV
支援
115純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:28:56 ID:Z2OX0EhD
「次はどの様にすれば宜しいでしょうか?」
百合はチンポから唇を離し、オレが次の指示を与えるのを待っている。しかし、オレにはもう彼女に教えるべきことなど一つも無かった。
「そのままでいいよ、そのまま続けて。」
「でも、まだ他にもいろいろ有るのですよね? キトウとかタマとか、どんな風にすればいいのかを教えて欲しいのですが。」
「いいんだ、技なんてもうどうでも良くなってきた。舐め方なんかより、百合さんがしゃぶってくれるのがが嬉しいんだ。だから百合さんの想う様に自由にしゃぶってみて。」
百合はドキッとした様な表情を見せると、わずかに微笑んで、静かに頷いた。
「祐二さんが、そうおっしゃるのなら。」

舌を出して小刻みに、チロチロ亀頭を舐める。それから円を描く様に舌を回し亀頭をぐるぐる舐め回す。カリに沿って舌を這わせ、一周して裏側に戻って、裏筋をチロチロと舐め回す。
そのまま細かく舌を動かしながら、裏筋を根元の方へと下がって行き、今度はチュッチュッと裏筋にキスをしながら、先っぽの方へと上がっていく。
彼女が考えつく様々な技を一つ一つ試しながら、百合は愛撫を続ける。
116純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:32:37 ID:Z2OX0EhD
亀頭全体を口に含み、唇と舌とでチンポを包み込むように密着させ、頭を前後に振り亀頭を舐める。
先程は唇だけで亀頭を舐めていたが、今回は舌と唇の両方を密着させている分広い面接を刺激して、より多くの快感を得られる。
「百合さんそれ気持ちいい。」
応える様により深くくわえ込んで、舌を強く密着させてくる。
口をすぼめて口の中の空気を吸い込み、舌と唇を吸い付けるて密着させる。
AVでもこういう、口を吸い付けるフェラは良く見掛けるが。百合はわずか数分でこの方法に辿り着いてしまった。
強く吸い付け、舌で亀頭を上顎に押し当てて、舌・上顎・唇でチンポを包み込み。ゆっくりとしたストロークで頭を前後に振って、エレガントにチンポをしゃぶる。
AVの様な下品な音は決して立てず、しっとりと上品に優しく口に含み。優雅に頭を振りながら、丹念に心を込めてしゃぶる、彼女らしい繊細なフェラチオだ。

より深くくわえ込む。
長いストロークで、竿の方でまでくわえ込むと。亀頭を刺激されるのとは違った、挿入する感覚が味わえる。
117純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:36:32 ID:Z2OX0EhD
「百合さん、それも気持ちいい。」
リクエストに応えて、更に深くチンポを飲み込んでいく。
「んっ 、んっ 、」
わずかに百合の喉の奥の方から声が漏れる。
深くくわえ込み過ぎて、苦しいのだろうか?
「んっ 、んっ 、
うんっ  、んっ 、」
甘く切ない声。
苦しそうでは無く、寧ろ感じている様に聞こえる。
女もフェラチオで感じると話に聞くが本当なのだろうか? 百合もフェラチオで感じているのなら嬉しいのだが。二人で気持ち良く成れるのが理想だ。

百合の髪をそっと撫でる。
「気持ちいいよ、百合。」
きれいな黒髪。しなやかで張りの有るサラサラのロングヘアー。
一生懸命オレのチンポをしゃぶっている百合の髪を撫でていると、とても幸せな気分になれる。
118純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:38:34 ID:Z2OX0EhD
「こうして髪を撫でられるの好きです、とても気持ちいい。
フェラチオも好きです。祐二さんのおちんちん舐めるの、とても気持ちいいです。
愛撫って、するのもされるのも気持ちがいいのですね。」
百合は目を閉じて、うっとりと髪を撫でられている。

やはり百合は感じていたんだ。指を舐めたり、髪を撫でたり、フェラチオするだけで感じてしまう。彼女は男に触れられただけで感じてしまう程敏感なのだ。
自ら感じているからであろう、百合のフェラチオは、短時間で確実に上達している。
いろいろ試しているうちに、舐めることに快感を覚え、より密着させて舐める方が気持ち良いことを覚えた。その方がオレも気持ち良く、オレにとって気持いい舐め方は、彼女にとっても気持ちいい舐め方なのだろう。なのだろう。
何も知らずにいきなりフェラチオだったのも、逆に先入観や嫌悪感が少なかったのかもしれない。百合にとってフェラチオは、キスよりも深い愛情表現という認識だったのだろうから、比較的楽にフェラチオという行為を受け入れられたのかもしれない。
119名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:38:49 ID:4QYRhHNE
支援〜
120純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:42:56 ID:Z2OX0EhD
「んっ 、んっ 、」
と、かわいいあえぎ声を上げながら、自ら積極的にチンポをしゃぶる。
しっとりとなめらかに、柔らかな唇と舌とで優しくチンポを包み込み。優雅に頭を振りながら、情感たっぷりに心を込めて愛撫する。
百合のフェラチオは、とても官能的なフェラチオだ。

彼女のフェラチオは更に進化を続ける。
単純に頭を振る前後の動きに、首を捻る様な横の動きが加わり、より複雑な強い快感が生じる。
深く、浅く、早く、遅く。単調な繰り返しにならない様に緩急を付けることで、変化に富んだ刺激がオレを悦楽の世界に誘う。
気持ちいい、気持ち良過ぎる。あまりの気持ち良さに、チンポは喜んではち切れそうな程びんびんに勃起している。

だが、あまりにも気持ち良過ぎて刺激が強過ぎる。込み上げてくる射精感に必死に堪える。
「ああ、ダメだ。そんなにしたらイッちゃうよ。」
言ってから失敗に気付いた。『イク』という言葉の意味を、百合は知らない筈だ。百合に分かる様に説明を・・・。 と思うのだが、チンポをしゃぶられていて、気持ち良さで頭がぼーとなっている今のオレでは、うまく説明することなど出来ない。
121純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:46:44 ID:Z2OX0EhD
「百合さん、もっとゆっくり。」
とりあえずそれしか言えなかった。
百合は上目使いでアイコンタクトすると、くわえたまま頷いた。
ペースダウンして、緩やかなストロークに移行する。しかし見えない部分では、ねっとりと舌を絡み付かせ、なまめかしく動かし続けている。
ダメだ! そのフェラも気持ち良過ぎる。 と思った瞬間、快感は絶頂に達した。
抑えていた快楽衝動は開放され。ビクンビクンと脈打ちながら、百合の口の中に大量のザーメンを射精してしまう。
不意打ちで口の中に何かを流し込まれたた百合は、ゴホッゴホッと苦しそうに咳込むが、チンポをくわえているのでうまく吐き出せない。
「ごめんね、大丈夫?」
急いでティッシュを摘みとり、口の中の物を吐き出させる。
百合は、口から白濁したドロッとした物をティッシュに吐き出した。
「これは!? これは、何ですか???」
「それが精液だよ。」
「これが・・・ 精液・・・
初めて見ました。」
まあ、チンポも見たこと無い女の子なら、精液を見たこと無いのは当然なんだが・・・。
122名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:52:21 ID:6ANrcbWV
支援
123純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:52:39 ID:Z2OX0EhD
「でも大丈夫だから。飲んでも毒ではないし、口で妊娠してしまうことはないから安心して。」
何かこのお嬢様だったら、変な勘違いしそうなので、あらかじめ釘を打っておく。
「あっ、それは分かります。精子と卵子が受精して着床しないと、妊娠しないんですよね。」
やっぱりこのお嬢様の性知識は、保健体育のレベルなんだな。
「精液ってこんなにドロッとしたものなんですね。鮭の産卵の映像では、フワッと広がっていたので、液体なんだと思っていました。」
ははは・・・ 鮭の産卵と来たか・・・
こんな娘が、あの濃厚フェラでオレをイカせてくれた女性と同一人物だなんて、とても信じられない。

でもこの時、もう既に、オレの決心は固まっていた。
124純愛投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/17(土) 23:54:20 ID:Z2OX0EhD
「百合さん、オレと恋人として交際してください。」もう躊躇う必要は無い。オレはその日の内に、すぐ交際を申し込んだ。

「はい、喜んで。」
もちろん百合の返事にも躊躇はなかった。
「嬉しいです、祐二さんと恋人になれるなんて。ところで、これからお暇でしょうか?」
「別に予定は無いよ。」
「でしたら是非家にいらしてください。お父様に紹介したいのです。」
え!? デートより先にいきなりお父様ですか!?
百合さんのお父様って、有名企業の社長様だったよな。まだ心の準備が・・・。


「いやまさか、まだまだ子供だと思っていた百合が恋人を連れて来るとは驚いたよ。正直言って娘を嫁に出すのは寂しいのだが、百合を宜しく頼んだよ。」
嫁って、オレ達まだキスもしてないのに、いきなり婚約ですか!?



でも、オレも既に決めていたのだけど。
この世間知らずのお嬢様を、これからもずっとずっと、守り続けていこうと。

125初投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/18(日) 00:01:17 ID:Z2OX0EhD
『白百合の君と』
>>94-124

何か長くなってしまいました。
126名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:07:30 ID:m9KT7Puo
GJ!
やはりお嬢様物も良いな
127名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:09:07 ID:i24DMx8p
GJ!!
百合エロいよ百合

新たな職人の誕生に立ち会えた事を誇りに思うぜ。
128名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 01:28:39 ID:zPj2HXxx
長くてもイイヨイイヨー!
オチまできっちり付いていて、GJ過ぎです!
129名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:48:34 ID:dlsqjmjX
GJ

現ページ/総ページな名前欄だったら もっと嬉しかった
130名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 10:40:00 ID:6nY96oVb
有名企業の社長の娘を簡単に田舎の花屋の子供の所に
嫁がせるものかなあ。

でもご苦労さんでした。
次のも待ってます。
131名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 11:38:42 ID:Joifgh6+
GJ!
降ろしたパンツを上げずに済んだぜw
132初投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/19(月) 13:03:54 ID:1F0hLKzf
>>126>>127>>128>>131
気に入って頂けたなら何よりです。
でも、今回で出し切ってしまった感があるので、次が書けるか微妙・・・。
133初投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/19(月) 13:19:38 ID:1F0hLKzf
>>129
純愛投下 2/27
みたいににしてほしいということでしょうか?
メールに保存してコピペしているので、行の途中で切れたりすると、切りの良い所で次ページに移り。場合によっては、2〜3行削ったり付け足したりするので。全部投下してからでないと、正確な総ページ数は分からないのですよ。
投下後、>>94-124の様なアンカーで範囲しておきますので、総ページ数はそれを参考にしてください。
134初投下 ◆77XCej4AVc :2007/11/19(月) 14:04:55 ID:1F0hLKzf
>>130
百合パパは『ファミリー経営は会社を堕落させる』という経営理念を持っていて。久川家は自分の代で終わりにし、一人娘は嫁に出すと既に決めていたんです。
そして祐二に、会社には一切関わらせず、就職の面倒や資金援助も一切しないと断言し。祐二が財産目当てで無く百合を本当に愛しているか試す。
祐二は一瞬の迷いも無くその条件を受け入れたので、百合パパはすっかり気に入ってしまい、一気に結婚まで話が進んでしまう。という設定なのだがお蔵入りにしました。
エロシーン終わった後のエピローグは、1レスに収まる範囲にしようと決めていたからです。
百合パパがただのアホ親父になってしまったのは、自分も少し残念です。


蛇足ついでに。

実家の花屋は兄の祐一が継いでいるので、祐二と百合は別々の会社に就職して、二人で花屋を始める為の資金を集めます。
25才で結婚、アパートを借りて同居を開始。百合パパは直接的な資金援助はしないが、祐二に経営のノウハウのアドバイスし。そのかいあって28才で郊外に花屋を開店。一女をもうけ、慎ましく幸せな家庭を築く。

という所まで考えてました。(アホだねー)
135名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 15:51:08 ID:nTy9qPoY
そういう蛇足は、だらだらとレスに書き出したりしないで、
別途続編なり、補足の短編なりに織り込んで、作品として仕上げたほうが読後感もよくなるよ。

「湖のヒ・ミ・ツ」がそうだった。
136名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 16:13:13 ID:V3DJsGjS
ウザくなった
137名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 18:59:01 ID:Joifgh6+
そうか?
個人的にはフェラ絡められない展開なら
あえて作品化しなくても良いと思うんだがな

パパに関しては突込みが入ったから答えただけのことだろうし
過疎スレに投下あるだけでもありがたいよ
138名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 19:04:29 ID:RruHvHIm
まぁ、書き方の問題だろうな。
SS自体は俺好みだし、これからも頑張って頂きたい。
139名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:46:20 ID:c7Q1BSV+
GJ
次は77の1をお願いしたい
140名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 21:07:58 ID:v7uIb6/T
ヤベ、更新されてた…
初投下GJです! かなりツボでした!!
141130:2007/11/20(火) 23:50:29 ID:LHHuJbOp
>>134
そこまで考えて書いてたのか!

次のが書けたらぜひ読ませてください。
142名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:22:01 ID:WeFCDpr4
フェラムネ
143名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 10:30:53 ID:5yfkOW4x
お前ら、もっと保守しようぜ
144名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 13:59:07 ID:IM9OxnUz
すまん週末は旅行に行ってたから保守できなかったのぜ
145名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 15:36:53 ID:O51k7kmo
すまん週末は旅行中にキスもしたことの無い女の子の口でフェラさせてたから保守できなかったのぜ
146名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 07:18:32 ID:lf7wJf36
>>145
ウソをつくなww
147名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 10:23:38 ID:l0yZCmYH
>>145
そうか、それなら仕方ないな
早くその体験を文章にする作業に戻るんだ
148名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 01:26:29 ID:G2gya/9Q
一日一保守をみんなでやろうぜ
149名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 10:08:08 ID:mxelNE2a
キスもしたことの無いツンデレ幼馴染の口でフェラされたい
150名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 13:55:36 ID:9riA7kTN
キスもしたことのない気の強い女の子にしおらしくフェラされたい。
151名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 18:35:36 ID:mZinZ9Na
>>149
>>150
早くSSにするんだ!
152名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:08:35 ID:+ELeyOGo
>125
GJ
でも、名字の所為で脳内CVが水野亜美なあの人になってしまう!
153名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:02:49 ID:gYNvNDcf
ものすごい絶倫キャラが、キスもしたことのない女の子たちの口でフェラされまくるスレ。
154名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 06:02:56 ID:A+mp6jyF
今日は私に保守させていただこう
155名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 11:18:33 ID:C3mkaLGM
いやいや俺が・・・
156名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 20:03:13 ID:EGl/vy6E
いやいやここは私が
157名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 10:28:44 ID:ed+2kGcP
どうぞどうぞw
158名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 08:18:26 ID:s5Ycec04
本日も私めが保守致しまする
159ブリーフ大名:2007/12/02(日) 22:14:50 ID:l3408Tf0
薄暮の中、沢田哲哉は教室に忘れ物を取りに戻っていた。野球部の練習が終わっ
たばかりでユニフォーム姿のままだったが、別段、気にも留めていない。汗臭かろ
うが埃にまみれていようが、後は帰宅するばかりなので関係ないし、それ以上に
忘れ物の方が気にかかる。そうして教室の前まで来ると、何やら人の気配がしたの
で、哲哉はちょっと面食らった。

(誰だろう。男子なら良いが)
高校生ともなると、女子には汚い身なりを見られたくないという見栄もある。はたして
誰だろうかと覗いてみると、教室の隅に逆光の中に浮かぶ何者かの姿を発見した。
(あれ・・・?女・・・だけど・・・どうして、裸?)
目を凝らすとそれは素っ裸の女性である事が分かる。少し立ち位置をずらして逆光
を避けると、いよいよ肉感的な裸体が浮かび上がった。女性はこの組の荒井奈々子
という生徒で、勿論、哲哉も面識はある。

(荒井だ。あいつ、何やってるんだ?)
奈々子は素っ裸になり、ある机の角に陰部を擦りつけている所だった。その席は学内
一の色男、安岡真二の座っている場所である。
「あッ、あッ・・・安岡くん・・・」
奈々子は息も絶え絶えに、安岡の名を呟いた。そして腰を振り、机の角で刺激を求め
続けている。
(オナニーしてるんだ)
察する所、奈々子は人目をしのんで、好きな安岡の事を思いながら、自慰をしている
のであろう。

机の角を好きな相手の性器に見立て、自らを慰める。そういう気持ちは哲哉にも分か
らない訳ではない。だがそのやり様がちょっと異常ではないだろうか。ここは学内だし、
まして素っ裸になって──考えれば考えるほど、奈々子に対し何か怒りのような物が
浮んでくる。いや、実を言えばそれは自分に対する言い訳であった。本心を吐露すれ
ば、悩ましい奈々子の裸体を目にした為、哲哉には悪戯心が芽生えている。今、出て
行って彼女を罵れば、弱味につけこむ事が出来るのでは──そんな思いが募るのだ。
160ブリーフ大名:2007/12/02(日) 22:36:11 ID:l3408Tf0
「おい」
気がつけば哲哉は足を教室の中に踏み入れていた。奈々子はそれに気づくと、
胸を両腕で隠しながら、怯えた眼差しを見せた。
「見たぜ。お前、オナニーしてたな」
「さ、沢田くん・・・」
まだ童女のようなあどけない奈々子の顔は真っ青になり、体は小刻みに震えて
いる。

伸びやかな手足はやたらと細く、野球で鍛えた哲哉にしてみれば、自分とはま
ったく別の生き物のように見えた。彼女の足元には散らばった衣服が落ちており、
特に白いパンティが哲哉の野性に火をつけた。もう、彼の理性には期待できそう
に無い。
「お願い!この事は誰にも言わないで!」
いきなり奈々子は手を合わせ、膝を折って哀願した。こんな事を口外されては、
もう学校へは通えない。それを悟って、奈々子は目に涙を浮かべている。

そんな彼女の姿に哲哉は自分が絶対的な、有利な立場にあると錯覚した。本来、
級友がこういう行為に走った心情を汲むべきなのに、哲哉はそれを逆手に取り、
奈々子を己の欲望のはけ口にしたくなったのだ。安岡の人気に対する嫉妬心も少
し混じっているのかもしれないが、どのみち、何もしなくてもこの関係はぎくしゃく
するに違いない。哲哉は自分勝手な理屈をこね、跪く奈々子の前へ仁王立ちと
なった。

「黙ってて欲しかったら、俺の言う事をきけ」
「沢田くん・・・」
奈々子も哲哉の心のうちを察したのか、目を潤ませて怯えるばかり。そして、哲哉
はついにズボンのジッパーを下ろし始めた。
「いやだ、沢田くん、やめてよ」
「大人しくしろ」
立ち上がろうとした奈々子の両肩を押さえ、哲哉は押さえ込みにかかった。少女
の肌は汗ばんでいるのに滑らかで、小ぶりな乳房の先は先ほどの自慰による興
奮のせいか、硬く尖っている。
161ブリーフ大名:2007/12/02(日) 22:47:50 ID:l3408Tf0
「駄目、駄目だったら!」
「言う事を聞け、この」
すったもんだしているうちに、逃げようとして這いずる奈々子の上に覆い被さる形
となった哲哉は目を血走らせ、覚悟しろと迫る。しかし、奈々子も負けじと抗い、
二人は床に塗ったワックスにまみれていた。

「絶対に嫌!」
「少しだけ、なあ、頼むよ」
「だって、私、安岡くんの事が・・・」
弱みを握られたとはいえ、奈々子だってそう易々と操を奪われてはかなわない。背
後から圧し掛かられても、手足をばたつかせ、あらん限りの力で身を守ろうとする。
実際の話、哲哉には悪戯心はあっても、女を殴ったり蹴ったりする気は無く、また
そんな度胸もなかったので、これには参った。そして、何とか妥協点を見出そうとし
て、口走ったのがこんな言葉である。

「セックスさせてくれってんじゃないよ。手、手でしてくれないか」
「手?」
「そう、手。お前がさっき、自分でやったみたいに、お前の手で擦って貰いたいんだ」
奈々子の抗いが止まり、教室内はしんと静まり返った。彼女自身も、落とし所として
良い線だと踏んだのだろうか、少し考えてから、
「手でしたら、黙っててくれるのね?」
「ああ」
「無理にエッチしようとしない?」
「勿論」
「じゃあ・・・してあげる」
奈々子は座ったまま、哲哉に立ち上がるように言った。どうせここで逃げても裸だ
し、弱みは握られたままなので、彼女も哲哉に対し、何か質札のような物が欲しか
った。
162ブリーフ大名:2007/12/02(日) 23:02:16 ID:l3408Tf0
「じゃあ、頼むよ」
ジッパーを下ろした所から、哲哉はいきり立つ男根を取り出した。まだなまくらだ
が育ち具合は上々で、これが今後、女泣かせの名刀になるかは本人の努力次
第である。
「わッ・・・なに、これ」
おそらく初めて勃起した男根を見るのであろう、奈々子は目を丸くした。

「なにこれって、チンチンだよ」
「こんなの、見た事無い」
「とにかく触ってくれ、頼むよ」
哲哉が急かすので、奈々子は恐る恐る指を絡めてみた。
「あ、熱い。どうして?」
「血が流れ込んでるからだろ」
「いやあ・・・血管が浮き出て、不気味だわ。それに脈打ってる」

絡めた人差し指がドクドクと血流を捉え、奈々子は不思議な気持ちだった。これ
まで、異性のそれを見た事がないので、この発見は驚きとしか言い様が無い。
「擦ってくれよ。なあ」
「こう?こんな感じ?」
奈々子は棒を振るように男根を擦った。ぐっと開いた肉傘の部分を絞った時、哲哉
の腰が反射的に引けたので、奈々子は手を止めて尋ねてみる。

「ゴメン、痛かった?」
「い、いや・・・そこは敏感なんだ。もうちょっと、優しくしてくれ」
「分かった」
あらためて男根を擦ると、哲哉の反応で何をどうすれば良いのか漠然とではあ
るが、分かってきた。余裕の出てきた奈々子は、初めて触れる異性の象徴を間
近に捉えながら、興味深げに観察し始めている。今の自分の立場を考えると少
しのん気とは思ったが、元々、好奇心が旺盛な方である。奈々子は次第に、哲
哉がうめいたり眉をしかめる仕草が面白くなってきた。
163ブリーフ大名:2007/12/02(日) 23:16:40 ID:l3408Tf0
「ああ・・・うう」
「気持ち良いの?沢田くん」
「う、うん」
変な状態である。完全に関係が逆転している感じだった。今の今まで弱味を握ら
れていた自分が、何故か主導権を取っている。奈々子はそのうち、握っている男
根に愛嬌すら感じてきた。

(男なんてちょろいかも)
良く見れば男根というやつは滑稽で、食べ物のようにも見えるし、出来そこないの
野卑た急須の如き造形でもある。触感は柔らかいようで硬い。性の知識に乏しい
奈々子の目には先入観がないせいか、テラテラと光る先端部分が妙に美味そう
な肉感に映った。
「ねえ、沢田くん。これって、舐めても平気?」
ちょっと、悪戯っぽく奈々子は聞いた。言葉には少し媚を含んでいるような雰囲気
を匂わせている。

「ああ、フェラチオって言って、女がこれをしゃぶる行為があるぜ」
「汚くないかな」
「綺麗とは言い難いが、病気になるようなもんではないらしい」
「じゃあ、舐めても平気ね」
奈々子は恐る恐る、唇をつけてみた。粘り気のある液体が妙な塩味と、青臭さを
鼻腔まで運んでくる。しかし、嫌悪感を誘うような事は無い。

「・・・しゃぶるのよね」
奈々子は一瞬、考えてから、えいやと男根を唇で包んだ。その途端、
「うッ!」
哲哉の玉袋はキュッと持ち上がり、男根からは子種を射出し始めた。
「あ、ああ・・・荒井、ゴメン!精子出ちゃった!」
情けなく詫びる哲哉に対し、奈々子は冷静沈着そのもの。ある程度、予測してい
たのか、激しく放たれる子種をそのまま飲み干していった。
164ブリーフ大名:2007/12/02(日) 23:27:51 ID:l3408Tf0
「ふーッ」
唇から男根を離した時、奈々子は大きく深呼吸をしてから、
「・・・飲んじゃった」
と言って、笑ってみせた。
「良く飲めたな」
「だって、体を精子まみれにする訳にもいかないし」
粘る口元を指でさっと清めてから、奈々子は立ち上がった。

「これで、オナニーしてた事、黙っててくれるよね」
「ああ」
「じゃあ、私、帰るね」
衣服を身につける奈々子の後姿を、哲哉は黙って見ていた。このまま、押し倒して
無理強いする事は可能かもしれないが、流石にそこまでは出来そうにない。それ
どころか、半ば脅して手淫と口淫にまで及んだ自分の卑劣さを悔やむ気持ちにな
っていた。

「荒井」
「なあに?」
「安岡の事、好きなのか」
「まあね」
すっかり制服を着た奈々子の姿を、哲哉は眩く思った。そして、
「そうか」
と、肩を落として呟いたのである。後に残ったのは心を重くさせる罪悪感と、安岡の
机に付着した、奈々子の淫液のみであった。

それからしばらくして、哲哉は奈々子が安岡に告白し、見事、玉砕したと風の噂に
聞いた。安岡にはすでに決まった彼女がいて、付き合っているという。だが、教室
内で見る奈々子は特に落ち込む風でもないし、安岡の態度も普段と変わりない。
哲哉にはそれが不思議だった。
165ブリーフ大名:2007/12/02(日) 23:44:30 ID:l3408Tf0
ある日、哲哉は部活を終えてから何と無しに感じる寂しさに耐えかね、あの日の
よすがを求めて教室へ行ってみた。ちょうどあの時と同じ薄暮で、残照の中をしょ
ぼくれながら歩いて行くと、教室にまたもや誰かの気配を感じたのである。
(誰かな)
そっと中を覗くと、哲哉は自分の席の辺りで、逆光に浮ぶ女性の姿を見た。

「あーん・・・」
それは荒井奈々子で、この前と同じく素っ裸。そして、哲哉の机の角に陰部を
押し付けているのである。
「荒井」
哲哉がすぐさま教室に入ると、奈々子は振り向きざまにふっと笑った。
「あの時の事が、忘れられなくなっちゃって・・・」
「俺が来る事、分かってたのか?」
「窓からスロープを上がってくるのが見えたから、ここに来るんじゃないかと思っ
て。まあ、賭けだったね」

奈々子は机の上に座り、両手を大きく広げた。小ぶりな乳房の先端は硬く尖り、
誰かの愛撫を待ち望んでいるかに見えた。
「お前、安岡に告白したんだろう?」
「ふられたよ、あっさりと」
「それで、今度は俺に鞍替えか」
「嫌なの?」
「とんでもない」

哲哉は大きく開かれた奈々子の胸元に誘われていき、そして二人は抱き合った。
「順序があべこべになったけど・・・」
奈々子の言葉が途切れると、逆光の中、二人の唇が重なった。そしてしっかり
と握られた手と共に、いつまでも離れなかったのである。

おすまい〜ん
166ブリーフ大名:2007/12/02(日) 23:46:56 ID:l3408Tf0
駄洒落と替え歌で押してたら、色んなスレでバカと言われたので、ちょっと真面目に。

167名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:53:11 ID:/eliu3ex
乙です
久々の降臨ですな
168名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:50:25 ID:MxaOQH9U
GJGJGJ!!
やはり、このスレにはあなたが必要だ。
169名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 02:21:04 ID:eIj9XbN7
投下バンザーイ!\(^-^)/
やはりフェラ&ゴックンはいいなぁ‥。
170名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 02:57:16 ID:6RDndTwn
乙ふぇら
171名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 18:09:39 ID:xP9Td4YK
ああオレの愛したおバカ大名は何処に・・・

でも投下乙!
172名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 19:25:27 ID:s10XySoq
>171

そっちはプリキュアスレでやってます。
キチガイ扱いですが。
173名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 01:25:49 ID:lYqD60QL
ネタ投下の前に聞いておきたいんだけど、
このスレには「おおきく振りかぶって」読んでる人はいる?
174名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 03:08:20 ID:j0I+Ehqs
読んだことは無いけど投下は歓迎でーす
wktk
175名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 17:48:14 ID:VDp1gBsq
何でも来い
176名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 21:09:51 ID:p7wXx7p/
OKだけど、「おおきく振りかぶって」スレがあるのに何故ここに? 
ひょっとして追い出された?
177名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 04:51:01 ID:q3vzuMSl
「おおきく振りかぶって」スレより
「キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい」
の部分が優先されるならいいんじゃないか?
保管庫のオリジナル・シチュエーションとかでもたまに原作付きの物あるし
178名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 07:52:15 ID:e2/kpwhk
原作のキャラを使いたいとかでなく、ネタを使いたいだけなので、こちらをお借りしようかと思いまして。
(たぶん、原作スレの空気に合わないです)


では週末あたりに。
1792発目投下 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 19:58:10 ID:fttzbfsh
では私がお先に失礼します。

16ページです。また長くなってしまいました。
m(_ _)m
180小学生投下1/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:00:09 ID:fttzbfsh
「ヤッホー、先生お見舞いに来たよー。」
赤いスカートを穿き、赤いリボンで髪を束ねた、ポニーテールの女の子。
俺の担任するクラスの生徒、西村真実だ。
「おお! 西村良く来たな。一人で来たのか?」
俺はバイクで事故を起こし、足を骨折して入院している。少し遠出しようと思った途中の事故で、搬送された病院は勤務先の小学校から20km以上離れている。
電車とバスを乗り継がなければ来られない場所にある病院なので、小学生の教え子が見舞いに来ることは無いと思っていた。それだけに西村真実のふいの来訪は、嬉しい出来事であった。
「一人できたよー。この病院は前に来たこと有るから、迷わず来れたよっ。」
普段から好奇心旺盛で活発な子だから、ちょっとした冒険気分なのだろう。気持ちは嬉しいのだが、担任教師としては、少し心配でもある。
西村は、発言も行動も大人びていて、いつもクラスの中心に彼女は居る。ぱっちりとした目にスッキリとした鼻筋。顔立ちも確に目を引く美少女だが、それ以上にこの子にはカリスマ性というか、スター性というか、人が集まれば主役になってしまう、そういった華が有った。
181小学生投下2/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:04:52 ID:fttzbfsh
「先生さぁ、この部屋一人なの?」
西村は部屋中歩き回り、興味深気に病室を見回している。俺の入っている病室は4人部屋でベットは4つ有るが、部屋に居るのは俺一人なのが気になったのだろう。
「他の二人は、土日で外泊許可を取って家に帰っているんだ。だから夕方までは帰って来ないかな。もう一つは空きだから、先生一人で暇だったんだ。」

足を骨折しているので、出来ることといえば病院内を松葉杖で歩き回るくらいだる。
売店で買った雑誌はすべて読んでしまったし、今日の新聞もめぼしい記事は一通り目を通した。後はテレビを見るくらいだが、有料なので何となくつけておくのも勿体無い。日曜日なので回診も無いし、本当に何もすることが無い。
そんな折りの教え子の見舞いだったから、教師の俺にとて最高に嬉しい出来事だった。

「エヘヘ、ラッキー♪
先生一人暮らしだし、彼女も居ないんだから、きっと一人で寂しいだろーなー、と思って慰めに来たんだ♪」
「うるさい、放って置け。」
小学生のくせに大人をからかうとは、本当にマセたガキだ。
などと思っていると、西村はベットの回りのカーテンを閉め始めた。
182小学生投下3/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:06:50 ID:fttzbfsh
「おい西村、なんでカーテンなんか閉めるんだ?」
今日は晴れて良い天気なのに、カーテン閉めて薄暗くする西村の行動は不可解だった。
「だからー、慰めてあげるって言ったでしょ?
先生が事故にあったの先週の日曜日だから、今日で一週間だよね。相当溜まってるんじゃないかなーと思ってねー。」
「溜まってるって…。 何のことを言っているのかな?」

言っている意味は分かる。だが、小学生が話す内容とは思えなかったので、自分が何か勘違いしてるのではないか、と思った訳だ。
「恥ずかしがることないよ、先生だって男なんだから。
事故は大したことなくて、足を骨折しただけなんでしょ? 他は元気なんだもんガマン出来ないよね、わたしが抜いてあげる。」

西村は大人びたマセた子だとは思っていたが、まさかここまでマセていたとは。
担任教師として、非常に嘆かわしい。

「こら、大人をからかうな!
まったく、そんな言葉どこで憶えたんだ。これからはそんな言葉使っちゃ駄目だぞ。」
担任教師として厳しくしかったつもりだが、西村はまったく反省する様子などみじんも見えない。
「からかってなんかないよ、わたしは本気だよ。
ドピュッと一本抜いてあげる♪」
183小学生投下4/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:08:35 ID:fttzbfsh
「わたしねー、お母さんに教えて貰ってるんだ。
フェラチオができれば、どこの風俗店でも雇ってくれるて。
それにフェラがうまければ、男を簡単に落とせるし、夫婦生活も円満だって。
だから今から練習しておけば、きっと将来役に立つて。わたし毎日バナナで練習してるんだよ。」

親か…。親がそんなことを教えていたとは、まったく滅茶苦茶な親だ。折れた足だけでなく、頭まで痛くなってきた。
「お母さんねー、元ピンサロ嬢で、お店の売り上げNo1だったんだって。
お母さんがね、娘なんだからわたしも絶対にNo1になれるて言ってた。私にはフェラチオの才能が有るんだって。」

思い出した、西村のお母さんは物凄い美人だった。あの人元ピンサロ嬢だったのか。
確に物凄い美人で、家庭訪問の時に見つめられた時は、ドキドキして汗が止まらなかった。あんな綺麗な人がピンサロ嬢だったら俺だって指名したい、などと有らぬことを考えてしまった。

「だから、ねっ。
わたしが抜いてあげる。
先生を気持ち良くして、
あ・げ・る。」

西村はそう言って俺の目を見つめる。母親も美人だったが、娘の真実もアイドル級の美少女だ。その誘惑の眼差しは、母親譲りの破壊力を持っていた。
184小学生投下5/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:11:22 ID:fttzbfsh
「ちょうど他の人も居ないし、日曜日はお医者さんも来ないんでしょ? ラッキーだよね。」
屈託なく笑う西村の顔は、学校で友達と遊んでいる時のそれと変わらない。しかし今の俺には小悪魔にしか見えなかった。

「わたし、先生に気持ち良くなってほしいの。先生をわたしのフェラでイカせてあげたいなー。」

そんなの、駄目に決まってるじゃないか。駄目だよ、駄目!

「本当は抜きたいんでしょー?
一週間オナニーしてないんじゃ、濃いのいっぱい溜まってるんだろーなー。」

そりゃ、確かに凄く溜まってるんだが…。
バイクの事故も、本当は学校関係者にバレない様に、遠くの風俗に行く途中だったんだ。20分4000円で抜き放題の格安花びら回転に。
しかも、時間内抜き放題を目一杯楽しむ為に、一週間オナニー我慢して、20分で4発抜いてやろうと気合い入れ過ぎたから、スピード出し過ぎでクラッシュしてしまったんだ。
さすがに事故直後はそれどころでなかったが、痛みが引くにつれて性欲の方も回復して来て、二週間分の性欲が捌け口を求めてうずいている。

ああ、でも俺は教師だし、いくら溜まっているとはいえ生徒に抜いて貰うなんて、そんなこと出来る筈が無い。
185小学生投下6/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:15:18 ID:fttzbfsh
「大丈夫、もちろん誰にも話さないから安心して。このことは、先生とわたしだけの ひ・み・つ。」
真実の口許が悪戯に微笑む。
こちらの動揺など、すべて見透かしているかの様な自信に満ちた笑い。こいつ本当に小学生なのか?
その顔はまだあどけなく、恋愛すらまだしたことがないであろう。そんなキスもしたこと無い様な無垢な唇が、妖しく俺を誘惑する。

「バナナじゃなくて、本物のおチンチンをフェラしたいの。いいでしょ先生、おチンチンしゃぶらせてー。」

簡単に遊園地に連れてってー、みたいにせがまれても、小学生にそんなことさせられる訳にはいかない。

「先生に気持ち良くなってほしいの。お母さんから教わったテクニックで、先生をイカせてあげたいの。」
真実は小さな唇の間から舌先をのぞかせ、上下の唇をペロリと舐め回す。濡れた艶やかな唇が、俺を魅了する。
こんな誘惑ははね除けねばならない。教師という立場がそう訴えているが、西村真実のファーストフェラという甘美な誘惑を断わる言葉は、何かに遮られる様に口にすることが出来ない。
186小学生投下7/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:17:14 ID:fttzbfsh
「ねー、いいでしょ先生。先生だって本当は期待してるんでしょ?」
西村の小さな白い手が俺の股間へと這う。
俺は小学校教師であるから、毎日小学生に囲まれて生活しているのだが、小学生に欲情したことなど一度も無かった。しかし股間に感じる西村の手の感触で、自分は既に勃起しいたことを確認させられる。
西村のいう通りに、自分は期待しているのだということを認めざるを得なかった。
「いいでしょう先生、本物のおチンチンが欲しいの。お願い、先生のおチンポしゃぶらせて。」
すがる様な目で俺を見る西村。そのどこまでも深く黒い瞳に、心も魂さえも呑み込まれてしまうのではないかという錯覚に陥る。
完全に西村のペースだった。
何気ない仕草の一つ一つが人を引き付け、その瞳はみる者を魅了する。気がつけば、彼女はいつも人の輪の中心にいる、彼女の周りに、人は集まるのだから。
彼女は常に主人公なのだ。

まさか、小学生の教え子から、こんな誘惑を受けるとは思わなかった。
他の生徒なら、小学生に迫られたところで、右から左に軽く受け流すのだが。今は完全に西村に主導権を握られてしまっている。
俺には、あがらう術など残されていなかった。
187小学生投下8/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:21:56 ID:fttzbfsh
「わかった、西村しゃぶってくれ。溜まってるんだ、西村の口で抜いてくれ。」

堰を切った様に禁じていた言葉が飛びだす。
同時に腰を浮かせ、モゾモゾとパジャマのズボンをパンツごと太ももまで下ろす。そして西村がしゃぶり易い様に、ズリズリとベットの上を横に這って西村に近付く。
「わあ、本物のおチンチンだー、先生のおチンポだー。」
西村は俺のチンポを手に取って、目を輝かせている。まるで新しいおもちゃでも買って貰ったかの様に、子供っぽくはしゃいでいる。
「いただきまーす。」
西村の口が、パクッと亀頭にしゃぶりつく。チュパ、チュパ、チュパ、と音を立ててチンポをしゃぶっている。
実際に西村は、まだおもちゃを買って貰って喜ぶ様な子供なのだ。そんな小学生がチンポを美味そうにしゃぶっている。チュパチュパと音を立てて、貪る様にチンポをしゃぶっている。
これは予想以上に刺激的だ。
続いて舌を出してペロペロ舐め始めた。竿を舐め上げ、亀頭を舐め回し、時折すくい取る様に唇で舐める。その仕草はまるでソフトクリームを食べているかの様だ。
たが彼女が舐めているのは、甘くて美味しいソフトクリームではない。欲情して勃起した男性器をしゃぶっているのだ。
188小学生投下9/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:26:31 ID:fttzbfsh
西村は視線を上げた。
目が合い、見つめ合ったまま西村はチンポを舐めている。
そしてそのまま、見つめ合いチンポを舐めたまま、にっこりと最高の笑顔を俺に投げ掛けてくる。


かわいい!!!!!!!!!!


アイドル顔の美少女と、勃起した男根の、カワいやらしいコントラスト。まだ性欲も無いだろう小学生が、無邪気な笑顔でチンポをしゃぶっている。
何てエロいんだ西村、セクシーじゃ無いのが逆にエロい。エッチな西村のエロカワフェラに、俺のボルテージは一気に高まっていく・・・。



しかし、これはすべて西村真実の作戦だった。
フェラチオをしながら、上目使いに男を見上げ、見つめ合って可愛いくエッチな笑顔を投げ掛ける。
これこそ、真実が母親から伝授された極意、『アイコンタクトフェラ』であった。
真実の母は、この技で客の心を鷲掴みにし、多くの常連客を持つアイドルサロ嬢として、マスコミの取材を受ける程のカリスマピンサロ嬢だったのだ。
母は、その美貌とカリスマ性を受け継ぐ娘の真実に、その極意を授けた。幼稚園に入園して以来、毎日欠かさずバナナを舐めながら、鏡で男のツボを突く表情のレッスンをしてきたのだ。
そして真実は、その極意のを確実に会得してた。
189小学生投下10/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:28:15 ID:fttzbfsh
真実もそのボルテージを高めていた。
いつも勉強を教えてもらっている先生が、私のフェラチオで悶えている。
若くてカッコイイ先生だから、他のクラスの女子は先生のクラスの私のことを羨ましがっている。
そんな大人で女子にも人気の先生が、私のフェラチオで悶えているのだ。はあぁはあぁと息を荒くして、学校では見たことの無い表情だ。先生が私に夢中になっている。
皆が美人と誉め讃える自慢のお母さんと、毎日二時間練習してきたフェラチオで、大人の男を感じさせているのだ。真実にとってこれ程嬉しいことはない。
母は自分にはフェラチオの才能が有るといていたが、それが本当なのかどうなのか、真実には今まで分からなかった。
しかし今、私のフェラチオで憧れの先生がメロメロになっている。自信と悦びに胸を高鳴らせ、真実は初めての本物のチンポに夢中になってしゃぶりついた。
一週間風呂に入っていないチンポは多少臭かったが、でもそんなの関係ない。納豆にくさや、ブルーチーズにドリアンと、幼少の頃から臭い食品を食べさせられてきた真実には、気にならないレベルの臭いだ。
真実はあらゆる条件でフェラチオできる様、英才教育を受けてきたのだから。
190小学生投下11/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:30:01 ID:fttzbfsh
西村、かわいいよ西村。
この世にお前程チンポの似合う小学生は他にいないだろう。俺はお前の様にエッチでかわいい生徒を持って、最高に幸せだよ。
と、ほんの数分前まで生徒に誘惑されて、教師としてあんなに悩んでいたのに。今はもうすっかり、カワエロ西村の虜になっていた。
西村は最高の笑顔でペロペロとチンポを舐め回している。美少女西村真実のアイコンタクトフェラに、瞬きするのも忘れて見入ってしまう。

うふふっ と笑い、不意に西村が視線を外す。
一瞬がっかりしそうになったが、その次の瞬間には、快感がチンポを駆け巡っていた。

ジュッポ ジュッポ ジュッパ  ジュップ

西村は口をすぼめ、頬を思い切りくぼませてチンポに吸い付いている。ジュッポ、ジュッポ、といやらしい音を立てながら、ポニーテールの髪を揺らしている。

こっ、これは、
バキュームフェラか!



そう。真実が母親から伝授された秘技はアイコンタクトフェラだけではない。様々な口技の数々も受け継いでいるのだ。
その一つ、ヨガの呼吸法で鍛えたバキュームフェラは。サイクロン掃除機の様に強烈な吸引力で、チンポを吸い付けて離さない。
191小学生投下12/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:31:32 ID:fttzbfsh
どお? 気持ちいい?

と問掛ける様に、ほっぺたを大きくへこませた西村が、チンポをズッポリくわえ込んだまま視線を投げ掛ける。
堪らないよ西村、カワイイだけでなくテクも最高だ。風俗でもこんなに上手い娘はあんまり居ない。
チンポに吸い付くフェラ顔も、ジュッポジュッポとうエッチな音も、とっても卑猥でカワいやらしい。
西村、最高だよ西村。


うふふっ と笑い、西村は再び視線を外す。
西村はチンポをくわえたまま、目を閉じる。そしてそのまま頭を少しづつ前に倒し、チンポを深くくわえ込んでいく。そのままズブズブとチンポを呑み込んで行き、ついに根元の方までチンポを口の中に呑み込んでしまう。チンポが喉の奥に当たっている。

こっ、これは!
喉奥部フェラ、ディープスロートではないか!!

ディープスロートといえば、素人ならすぐにむせてしまい、プロの風俗嬢でも出来ない娘は多いという高等技ではないか。
しかし西村は、むせることもなく、かなり深くまで呑み込んでいる。そして亀頭の辺りまで戻っては、二度三度と喉奥までチンポを呑み込んで行く。
凄い! 凄いよ西村!!
小学生なのにこんな技まで身に付けているなんて凄すぎる!!!!!!!!
192小学生投下13/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:33:28 ID:fttzbfsh
ふうー

真実はチンポから口を離して深く息を吐く。
そしていつも鏡で練習している、取って置きの斜め45度スマイルを投げ掛ける。
「どお? 気持ちいいでしょ。」

うん、うん、と激しくうなずく担任教師に、今度は子供っぽく破顔してみせる。
そして再びお澄まし顔に戻り、とどめのウインク攻撃。
「それじゃ、そろそろイカせてあげるね♪」

すべて真実の考えて来たプラン通りだ。
ここまでが『楽しませるフェラ』、そしてここからが『イカせるフェラ』となる。

母の教えでは、イカせるタイミングが重要だという。
あまり序盤から激しく責めて、1分でイカせてしまっては楽しめないし。逆にいつまでもイカせられないと、男は飽きてしまう。楽しませるフェラとイカせるフェラ、使い分けが重要なのだ。
特に風俗なら、客を楽しませるのも重要だが、時間内で確実にイカせなければならない。元ピンサロ嬢の真実の母も、そんなイカせるフェラをいくつも持っていた。
『カリ責め』『ピンポイント爆撃』『高速フェラ』など、数々のイカせるフェラのなかで、真実が選んだのは。どんな男でもイカせるという『必殺・カルテットボンバー』だ。
ここからは、真実の本当の技量が試される。
193小学生投下14/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:42:18 ID:fttzbfsh
真実の唇が亀頭を頬張る。
くわえたまま、舌で亀頭を舐め回し。
ポニーテールを揺らしながら唇で亀頭と竿の段差、カリの部分を刺激し。
右手は竿を握り、小刻みに素早くしごきながら。
左手は袋を優しく揉みつつ、中指で会陰部を刺激する。
舌、唇、右手と左手による快楽の四重奏、カルテットボンバーだ。

口と両手を駆使して、男性器全体を刺激するこの技は、極めて快感度の高いイカせ技だ。その反面、舌・頭・右手・左手を、同時にそれぞれ別の動きをさせなけばならない、難易度の高い技でもある。
素人では一つ一つの動きが雑になってしまい、逆にイカせ難くなることも多い高等技だ。
しかし真実は、敢えてこの難しい技をフィニッシュに選んだ。



こ、これは!
それまでとは比べものにならない快感。ゾクゾクとする感覚に、全身鳥肌が立ち、思わず身悶えしてしまう。こんな快感は、かつて味わったことが無い。
俺は理解した、今までのフェラチオは前技でしかなかったのだ。溜まりに溜まっていた今の俺では、こんな技を出されては1分ともたない。射精の快感が突き抜ける。
二週間溜めていた精液が、尿道から西村の口の中に大量に注ぎこまれて行く感覚が堪らなく気持ちいい。
194小学生投下15/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:44:20 ID:fttzbfsh
来た。

真実の口の中に先生の精液が溢れてくる。真実はイカせることに成功したのだ。
感激もひとしおだが、まだ終わりではない。ザーメンを溢さね様口をすぼめて受けとめ、右手はそのまま竿をしごいて精液を絞り出す。
ドロッとした精液は、思った程強烈な味ではない。これなら飲めそうだ。
真実は先生に向けて大きく口を開け、舌の上に載せたザーメンを確認させる。あまりにも量が多いので、少し上を向かないとこぼれてしまう程、大量のザーメンだ。
真実は目を閉じると、一気にそれを飲み込む。ドロッとした精液は喉に絡み着くが、強引に喉の奥へと飲み込んだ。



西村の舌の上には、見た目にもドロッとした、俺の二週間ものの特濃ザーメン。西村は目を閉じて、一気に飲み干した。
再び口を開けて舌を突き出す西村。そこには俺のザーメンは一滴も残っていなかった。
風俗ではいつもゴム尺。しかし西村は生尺で、しかも口内発射、その上ゴックンまでしてくれる。風俗のブサイクやおばさんでは無く、アイドル級美少女が俺の精液ゴックンしてくれたのだ。
堪らない。射精して萎えるどころか、西村が俺の精液飲み込む姿は、更に俺を欲情させる。
性欲が猛り狂い、欲情が抑え切れない。
195小学生投下16/16 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:46:39 ID:fttzbfsh
「西村、頼むもう一回抜いてくれ。
いや待て、やっぱりあと三発抜いてくれ。」

「やったー。先生はわたしのフェラチオ、気に入ってくれたんだね。
いいよ、他にも『レロレロ』『ハーモニカ』『袋舐め』『高速フェラ』『尿道口責め』、まだまだいろんな技が有るから、3発でも4発でも抜いてあげる♪」

それから俺は西村に、たっぷり一時間かけて計4発抜いてもらった。
こんなに気持ちいいのは生まれて初めてだ。西村は天才だ。そう、西村真実は正に『天才フェラチオ少女』だ。


あれから二週間。
俺はまだ松葉杖をつきながらだが、今まで通りの教員生活に戻った。
だが一つだけ、致命的な問題があった。
「先生質問」
元気良く手を上げる西村。
まずい、また西村と不用意に目を合わせてしまった。
あの『アイコンタクトフェラ』以来、西村に見つめられただけで俺は勃起してしまうのだ。
こっちは誤魔化すのに必死だが、西村はおもしろがって、『あの目』で俺を誘惑してくる。
授業中でも、休み時間でも、全校集会でも、隙有らば俺を勃起させ様と狙っている。俺は完全に西村のおもちゃだ。
俺は、こんなキスもしたこと無い様な小学生に、もてあそばれている。

1962発目投下 ◆77XCej4AVc :2007/12/05(水) 20:57:36 ID:fttzbfsh
『真実の真実』(まみのしんじつ)
>>180-195

途中エラー連発して焦りました。
197名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 23:51:01 ID:q3vzuMSl
GJ
英才教育か…こういう物もありだね
198名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 09:25:10 ID:w589uT6P
Good Blow Job

いやむしろGod Blow Job
199名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 13:23:58 ID:/tCe6mxx
>>196
GJ過ぎる。GJ過ぎて困る。
エロさはあまり感じないんだが、テンポがよくてスラスラ読めるんだよな。
キャラにも魅力あってまた良し。
プレガウ神的ベクトルの神っぷりが垣間見えるぜ…
また…。またお願いします。あなた無しには生きられなくなりそうだorz
200名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:37:24 ID:HjQ8bWcX
でも幼すぎて守備範囲外の人も多そうだね
201名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:35:55 ID:U/bbYftE
>>200
まぁそれは、今回のような年齢別にカテゴライズした投下の方法では仕方のないこと。
そのあたりは作者の意図するところなので、次回作の中学生か高校生に期待するとしましょう。

>>196
GJ〜。

ちょっと気になることはといえば、先生視点の文章と、第三者視点の文章の切り替えに難があるように感じました。
そんな些細なこと、気になったのは当方だけかも知れませんが・・・。
明確に文体を変える、男のモノローグを()で括る、など、そういうやり方もアリかな、と思います。


それでもやはり、フェラにこだわった構成はイイですなぁ・・・。
202名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 10:48:19 ID:i6ObVtXn
>>200
真美タンの成長物にすれば万事解決
203名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:23:06 ID:MkYlJUUS
>>197-202
読んでくださってありがとうございます。しばらくはこのスレ中心に活動していこうと思っているので、宜しくお願いします。

小学生では幼過ぎて、好みが分かれるだろと本人も思いましたが。前回の『何も知らない大学生』と正反対の『詳し過ぎる小学生』を、敢えて書いてみました。
ご意見は、次回以降の参考にしたいと思います。
204名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 11:28:31 ID:OnCAzeEi
ちょっと目を離しただけで、誰も保守に来ないな…
もうこのスレは俺が守る。
205名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 23:18:47 ID:YS6+EHXh
>>204
オレも助太刀するぜ
206名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 00:00:41 ID:3nLia6g+
だから、守れもしない投下予告はするなとあれほど(ry

これもモチベーションあげるための儀式だということで、生暖かくご容赦を。

いつものごとく遅れてます!
207名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 21:42:32 ID:cJ8u7C+Q
保守代わりの小ネタ
208偽装表示:2007/12/10(月) 21:44:20 ID:cJ8u7C+Q
下半身は裸、チンコはフル勃起。オレはこれから佳代子の部屋に突入する。
「佳代子、これを見てくれ。」
佳代子は驚き目を丸くしている。
「すごーい、大きくて立派で美味しそう。」
バカな女だ、Tシャツに貼り付けた「国産松茸 一本¥18000」の偽装表示にすっかり騙されている。
「外国からの輸入物でなく、国産の天然物でこのサイズは凄いだろう。遠慮なく食べてくれ。」
「こんな高価な物、私が食べていいの。」
「松茸は時間がたつと、すぐしなびてしまうから、早く食べてくれ。松茸は生のまま、噛まずにしゃぶるのが一番美味いんだぞ。」
「噛まずにしゃぶるのか、そんな食べかた初めてきいたよ。」
「松茸は中から溢れ出す松茸汁が美味しいんだ。だからプロは汁だけ搾り出して、実は食べないんだぞ。」
「そうなのか、じゃあさっそくしゃぶってみよう。」
佳代子がチンコにしゃぶりついた、スゲー気持ちいい。
「松茸汁は高いんだから、溢さないように全部飲むんだぞ。」
ドピュッと佳代子の口に射精する。
「どうだ、美味しいか。」「滑らかな舌触りに、複雑な味で、とっても高級な味がする。やっぱり国産松茸は美味いなあ。」
完全に偽装表示に騙されている、バカな女だ。
209名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 21:52:10 ID:2PY8ps1b
>>208
ペン○ンクラブとかにありそうでワラタww
GJ
210名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 10:15:52 ID:SByiHP1n
久しぶりの保守
211名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 17:24:32 ID:aKW5PokC
保守
212名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:26:13 ID:tZHgd0z2
>>208
ある意味、MCみたいなもんだよな
213名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 09:00:34 ID:RtSJQeK6
今日は俺だな
214名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 22:29:10 ID:iSGUkR6V
MCはすきな方だけど
このスレ的に使用すると威力半減だな
215名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 01:28:59 ID:Iw/Vrzj5
ハマー?
216名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 00:32:52 ID:quh3a6tq
俺がハマーだ。

「動くなよ? 弾が外れるから」
217名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 13:39:54 ID:15p/2Mnm
MCとか何のことか判らんが
とりあえず保守だ
218名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 17:06:23 ID:0rxMiVoy
>>217
 MC=マインドコントロール=洗脳・暗示
219名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 08:32:09 ID:wA/eBev8
>>218
わざわざありがとう
お礼にしゃぶっていいぞ
220名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 20:11:10 ID:qGmhY4X5
星湯
2213発目投下 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:23:19 ID:jX6d74QC
失礼してまた投下したいと思います。

総数13ページです。
222二番目投下 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:24:06 ID:jX6d74QC
「一目惚れしました、付き合ってください。」

自宅の前で不意に声をかけられた。この辺の中学の制服だが、オレは一年前の春に、高校入学に合わせて家族で引越してきた。この中学生の顔に見覚えは無い。

「オレ、彼女いるから。」
それだけ言い残し、振り向きもせずに家に入る。



翌日、家の前に人の姿が有った。昨日の中学生だ。

「これ、読んでください。」

差し出したピンクの便箋には 矢神 享也 と、オレの名前が丁寧な文字で書かれている。
綺麗に切り揃えた前髪、膝下のスカート、丁寧な文字・・・。 いわゆる真面目タイプの女、オレの好みからいえばつまらない女だ。

「言ったろ、彼女がいるって。」

そう言って手紙を突き返し、振り向きもしないで家に入る。まったく興味が沸かないのだから、変に期待させるよりはきっぱり断った方がこの女の為にも良いだろう。

しかし更にその翌日も、あの女は家の前に立っていた。
ストーカーだ!
この手の真面目で恋愛経験少ない奴は、思い詰めると周りが見えなくなって、突拍子もないことをしでかすから怖い。
まさか、いきなりナイフでブスり・・・。
いくら何でもそこまでやらないだろうと苦笑し、女の横を足早に通り抜ける。
223二番目投下 2/13 雷電:2007/12/15(土) 20:25:46 ID:jX6d74QC
「私、本気なんです。あなたの事で頭が一杯で、胸が苦しくって・・・。」

まったく、面倒くさいのに気に入られたものだ。
胸に付けた名札に目を移す。

3‐B
十口 りん

二つ年下だ。
やけにスッキリした名前、というのが第一印象だが。そう、この女は名前の印象通りに体つきまでスッキリしている。興味が沸かない最大の理由はそれだ。
普通中3なら、少しくらいはふっくらしていても良さそうだが、この女は完全なスッキリ体型。オレが今付き合っている彼女は、一つ年上でEカップのエロエロな彼女だから、こんなスッキリ体型ではどうにも物足りない。
Cくらい有れば味見してみようかと思うのだが、ここまでスッキリしてると摘み食いする気も起きない。
やっぱり女は巨乳だ! 豊かな胸こそ女らしさの象徴、男のロマンだ!!
こんなブラジャーすら着けているのかどか分からないスッキリ体型は眼中にすら入らない。

「何度も言わせるな、オレには彼女がいるんだよ。一つ年上でEカップのエロエロな彼女が。だからお前みたいな谷間も作れない様な女には興味ねえから。」
224二番目投下 3/13:2007/12/15(土) 20:27:24 ID:jX6d74QC
「E…カップ・・・」

どうやら相当ショックだった様だ。呆然と立ち尽くし、視線は宙を彷徨っている。
初めからこうすれば良かった。オレの彼女との女としての格の違いを思い知れば、大人しく引き下がるだろう。
オレは家の鍵を開け、振り向きもせずに家に入った。



翌日、今日はもう流石にいないだろう。という予想に反し、あの中学生は家の前にいる。

「お前、本当にしつこいな。お前みたいなスッキリ体型に用はない、さっさと失せろ。」
犬でも追っ払う様に、スッキリを追い払う。
「やっぱり、おっぱい大きい人が好きなんですか?」
「当然だよ、オレは巨乳党なの。まあ世の中には貧乳好きの男もいるから頑張れ。」
「でもほら、私は今成長期じゃないですか。これからどんどん大きくなりますよ、FとかGとかに成長する可能性も有るし。」

フッ、と思わず鼻で笑ってしまう。中3で平面が、FとかGなどとほざいている。
「最高に面白い冗談だ、お前冗談言えたんだな、意外だよ。」
ハハハと笑いながら、中学生の肩をポンポンと叩く。
「じゃ、Gまで成長したら出直してくれ。」

それだけ言って、鍵を開けて家に入る。もちろん、振り向きもせずに。
225二番目投下 4/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:28:57 ID:jX6d74QC
翌日、例によってまたあのスッキリ女がいる。本当にしつこい。
もっとも、うっとおしい以外は、特に害は無いのだから、無視すれば済むことなのだが…。

「お願いします。私、頑張ります、何でもしますから。」
と詰め寄る女を、力で押し返す。
「頑張るって、寄せて上げる余地も無い奴が、何を頑張るんだよ。」
手荒く女を押し退けて、家の鍵を開ける。

明日は土曜日。毎週土曜は、Eカップでエロエロの、年上彼女とエッチする日だ。だから金曜はいつもテンション高めなのだが、そのせいで逆に、このスッキリ女がいつも以上にうっとおしく感じた。

「おっぱい小さくても、出来ることなら色々あるじゃないですか。コスプレとか、フェラチオとか。」

オレの体を衝撃が突き抜ける。
「何だと!」
思わず振り返ってしまった。

「やりますよ、何でも。
ナースでも婦警でもバニーでも、何でもやりますよ。」
「そうじゃなくて。
フェラチオしてくれるのか?」
「はい、やりますよ、フェラチオ。」


こんなスッキリ女、まったく相手にする気はなかったが、『フェラチオ』の一言で、その気持ちは大きくゆらいだ。
226二番目投下 5/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:30:27 ID:jX6d74QC
フェラチオ。一度はやってみたいプレイだが、一つ年上のEカップ彼女は、どんなに頼んでも嫌がってしてくれない。
年上でエロエロな彼女だから、頼めばどんな体位でもやらせてくれる。いつもオレのやりたい様にエッチしているが、フェラだけは嫌がってどうしてもしてくれなかった。
オレの方が年下で、甘えさせてもらってる関係だから、無理には頼めないのが。一度でいいからやってみたいと思っているプレイだ。
そんな、エロエロな年上Eカップ彼女ですらしてくれないフェラチオを、この女はキスもしたこともないのにするというのか。頭おかしいのではないかと疑いたくなる。

だが・・・。
確かにこの女のいう通り、単にフェラチオだけならば、胸のサイズはあまり関係ない。今まで胸だけ見てがっかりしていたが、良く見れば顔はまあまあだ。セックスするには物足りないスッキリ女だが、フェラチオなら結構楽しめそうだ。
今まで、あれだけ頼んでダメだったフェラチオが、こんなにも簡単にしてもらえるとは。こんな美味しい話、逃す手は無い。

「よし、ならフェラチオしてくれ。」
オレは玄関の鍵を開け、女を家に招き入れた。
227二番目投下 6/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:32:13 ID:jX6d74QC
オレの家は、両親共稼ぎなので5時過ぎまではオレしか居ない。女を家に上げるのに何ら問題は無いが、Eカップの年上彼女とやる時は、いつも彼女の家だ。
考えてみれば、中学の頃も彼女はいたが、この家に越して来てから女を連れ込むのは初めてだた。
そのまま部屋に直行して、制服のままズボンとトランクスだけ脱ぎ捨てる。
「じゃ、フェラしてくれよ。」
「はい。」
すぐに女はそばまで近寄ると、下半身を露にしたまま仁王立ちの、オレの前に跪く。
「歯立てるなよ。」
どっかで聞いた様な言葉は、年下の女になめられたくないから言った、ただのハッタリだ。はやる心とは裏腹に、緊張しているせいか、それともこいつの色気が無いせいか、息子は全然勃つ気配が無い。
しかしそんな心配は無用だった。ペロペロと舐められればムクムクと反応し、息子は文字通り目に見えて大きくなっていく。
さすがにこの女も、人体の驚異的な反応に戸惑ったのか、舌の動きが止まる。
「休むな、続けろ。」
荒々しく命令すると、思い出した様に再び舐め始める。
「よし、次はくわえてみろ。唇で先っぽをしゃぶってみろ。」
228二番目投下 7/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:34:10 ID:jX6d74QC
小さな唇が亀頭をくわえ込んで行く、ぞくぞくする様な快感が広がる。
亀頭をしゃぶる唇の動きに合わせ、次々に快感の波が打ち寄せて来る。
ああ、フェラチオはやっぱり気持ちいい。

オレにとって、すべてが新しい感覚だった。
初めてフェラチオされるのもそうだが、今の彼女と付き合ってからは、別の女とエッチするのも初めてだ。
何より、相手が年下というだけで、精神的に優位に立てるというのが、それまでとはまったく違っていた。
いつもの様に、年上彼女のEカップバストに顔をうずめ、豊かなその胸に溺れるのも良い。しかし、こんな風に年下の女に奉仕されるのも堪らない。

ぎこちない唇が、一所懸命亀頭をしゃぶっている。
不慣れなことで、緊張してギクシャクした感じが初々しい。唇で軽く触れ、表面を撫でる様な可愛いフェラだ。
「もっと強く吸い付いて、ねっとりしゃぶってみろ。」
指示与えれば、それに応えて唇が亀頭に吸い付いてくる。より強く押し付けられた唇の感触が、亀頭に心地良い。
小さな口が懸命にフェラチオしている。少しでもオレに気に入られ様と、必死でしゃぶり付く姿に、今までとは違った欲情が芽生えた。
229二番目投下 8/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:35:56 ID:jX6d74QC
(かわいい奴だ…)
初めてそんな風に想った。
オレの好みは巨乳だから、付き合う女、好きに成る女は、グラマーなセクシー系ばかりだ。
今の年上Eカップ彼女も、可愛いという印象は無い。ひたすらエロい、エロエロな女だ。
しかし好みで無くても、女から好かれるのは、男として悪い気はしない。タイプではないが、ここまで一所懸命に、献身的なフェラをされれば、この女が可愛いと想えてくる。

(この女、なんて名前だっけ?)

ふと思った。
画数がやたら少なかったのは憶えているが、名前は忘れてしまった。オレにとってはその程度の女なのだ。
元々興味無かったが、フェラチオが気持ち良かったので、今始めて興味が沸いた、それだけのことだ。
しかしこの女は、そんな男に一所懸命フェラチオしている、ただオレに認めてもらう為だけに。
亀頭に感じるフェラチオの快感は、快楽のうねりとなって意識を飲み込もうとする。
そして名前も忘れてしまった女が、オレへの愛を示す為に、必死でフェラチオしていることに、オレの欲情は更に掻き立てられる。
今までのセックスとはまるで違う、異世界にでも迷い込んでしまったのではないか? と軽いトリップ感にさえ襲われる。
230二番目投下 9/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:37:54 ID:jX6d74QC
「何で、お前そんなに一所懸命なんだ?」

恍惚の中で、半意識的に浮かんだ疑問は、声に成り言葉と成る。言う必要の無い、余計な一言だと知りながら。

「お前だって、オレのことは何にも分かって無いんだろ? なのに何でそこまでするんだ?
オレはお前が考えている様な男じゃない。南達高校、落ちこぼれの集まる不良高校なんだぜ。」

静かに揺れていた頭は止まり、フェラを中断した顔が、そのまま静かにオレを見上げる。


「ひとめ惚れに、理由なんて有りませんよ。」


さらりと、当たり前の事の様に。

「強いていうなら、年上が好きだから、かな。
それに男は、ちょい悪くらいがカッコイイです。」


やっぱり、この女よく分からない。
一目惚れという理由だけで、良く知りもしない男にそこまでつくす心理は、まったく理解することができない。
ただ一つだけ分かるのは、年上が好きという部分。実際に年上の彼女と付き合っているオレには、唯一そこだけが共感できるところだった。
オレから見れば年下の女だが、こいつから見ればオレは年上なのか。そんな事、当たり前過ぎる程、当たり前なのだが。こいつの目にオレは、年上の男として映っているのだとを知った。
231二番目投下 10/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:39:47 ID:jX6d74QC
オレから見れば、名前も忘れた『この女』。しかし、こいつから見れば、オレは一目惚れした憧れの男なのか。
何か、フェラチオがあまりにも気持ち良かったから、この女にも情がわいたが。心配など必要無かった様だ。
ちょい悪くらいが好みというのなら、こっちも遠慮なく楽しませてもらおう。

「もっと深くくわえてみろ。」
オレの求めに応じて、女は緩やかに口の中に亀頭を含んで行く。
「もっと早く。」
「強く吸え。」
「舌も使え。」
オレが指示を出す度に、より強い刺激がやまびこの様に返ってくる。
根が真面目な性格なのだろう、オレの指示の一つ一つに応える為に、懸命に亀頭にしゃぶりついている。
「そうだ、気持ちいいぞ。
もっとだ、もっと激しく。」
早く、強く、激しく。まだキスもしたことの無いうぶな唇が、一生懸命にフェラチオしている。ただ、オレに振り向いて欲しいという一心で。
オレのオーガズムは、いよいよ極限を迎える。

「行くぞ、溢さず受け止めて全部飲み込めよ。」
オレは激い興奮のまま女の頭を押さえ付けて、自ら腰を振り、強引にフィニッシュする。欲望のままに、思いきりザーメンを口の中にぶちまけた。
232二番目投下 11/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:41:23 ID:jX6d74QC
女はオレの命令通り、一滴も溢さず、オレのザーメンをすべて飲み込んだ。
「矢神さんの精液、ちゃんと全部飲みました。」

かなりきつそうなのに、無理して笑顔を作ろうとしている。本当に可愛い奴だ。



オレは、この女を二番目の彼女にすることにした。
フェラチオ専用の第二彼女だ。

学校から帰ると、もうあいつが玄関前で待ち伏せしていることは無い。ドアを開ければ、あいつの声が出迎えてくれる。
「お帰りなさい。部屋を片ずけておきました。」
参考書を片手にあいつが現れる。合鍵を渡してあるので、いつも勝手に上がってオレの帰りを待っているのだ。
「悪いな、受験生は大変だな。」
あれから3ヶ月たった。受験を控えた中3なのに、こうして毎日オレの家にフェラチオするためにやって来る。
優等生っぽい女だと思っていたが、こいつの志望校は難関の進学校だ。それなのに受験一ヶ月前になっても、こうしてオレの家に上がり込んで、参考書広げながらオレの帰りを待っている。
はっきりいって、オレにはこいつが何を考えているのかさっぱり分からない。
233二番目投下 12/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:43:11 ID:jX6d74QC
「今日はどうしますか?」
「そうだな、しゃぶってくれ。」

フェラチオするかしないかは、その時のオレの気分しだい。気が乗らなければそのまま何もせずに帰えるが。
「はい、では早速。」
しゃぶれというと、こいつ何でこんなに嬉しそうなんだ。

チップ、チップ、と可愛いらしい音を立てて、亀頭にしゃぶり付く。
はっきり言って、こいつに興味有るのはフェラチオだけで、身体にはまだ手を付けていない。処女のまま、キスさえもせずに、フェラチオ専用というのが最高なのだ。
こいつとは、趣味が合わないし、話をしてもまったく面白くない。オレからすればつまらない女なのだが。こいつも、フェラチオだけを気に入られている事が分かっている。
だからこいつは、一生懸命に全力でフェラチオする。そこがまた堪らなく可愛い。

こいつの事は、Eカップの年上彼女にバレてしまったのだが。フェラチオ専用ならば良いと言い出した。
モテる男を彼氏にするのが、年上彼女にとってのステータス、なのらしい。
こいつも二番目でも、フェラチオ専用でもいいから、側に置いて欲しいというし。
オレにとっては都合が良いが、二人の考え方はオレには理解できない。
234二番目投下 13/13 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:44:52 ID:jX6d74QC
貪る様にしゃぶり付く。
こいつとオレの接点はフェラチオだけ、だから余計に激しく求める。
あれから3ヶ月たったが、飽きるどころか更に激しくオレを求める。

年上でEカップのエロエロ彼女と、年下のフェラチオ専用第二彼女。オレは二人の彼女と最高のセックスライフを満喫している。


「んっ、んっ、ん〜っ。」
亀頭をしゃぶる可愛い唇の、チップチップと湿った音に、喉の奥から漏れる、悩ましい喘ぎ声が交ざり合う。
自分はフェラチオ専用の二番目彼女と知りながら、だからこそ一生懸命にフェラチオする。そんなこいつが堪らなく可愛い。
オレは手で、こいつの頭を押さえ前後に振る。いつものイク時の合図だ。
フェラチオがこいつの愛情表現なら、口内射精することが、オレの愛情表現だ。
口の中にぶちまけられたザーメンを、こいつは残さず全部受け止め飲み込む。これがオレたちの愛の形なのだ。

「お前フェラ上手くなったな、それに色っぽくなった。」
「嬉しい、矢神さんに誉めてもらえた。」
うっとりと、幸せそうに喜んでいる、本当に可愛いやつだ。


こいつはフェラチオ専用第二彼女。
でも浮気じゃない。二番目だけど、本気の彼女だ。
2353発目投下 ◆77XCej4AVc :2007/12/15(土) 20:58:20 ID:jX6d74QC
『二番目彼女』
>>222-234

やっちまった。orz
本文に関係ないからいいか。

えっちねた板に
【彼女をフェラ専用にしたり、されたりした体験】
というスレが有ったので書いてみました。
スレタイだけ見て、中身は読んでませんが。
236名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 22:20:48 ID:jCBEU9j+
GJ!

関係ないけどさっき
「ちんちんもがもが」という遊びを知りました。
237名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 10:42:40 ID:XTFVQQ0I
今年中にもう1作くらい読めるのだろうか
職人さまのクリスマスプレゼントに期待保守
238名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:57:12 ID:B5u49oed
気がつけばクリスマスまで一週間か
239名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 08:32:11 ID:apMefK3k
>>235
GJでした。
フェラチオしてくれない女より、フェラチオしてくれる女のほうが貴重なのに、
それを二番目とはなんて贅沢な。
240名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 08:35:24 ID:un1WSNyK
それでも!オレは!保守するのを!やめないっ!
241名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 12:05:05 ID:n1cZjfL3
一日一保守
242名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 23:23:47 ID:UeHRN4Q5
保守
243名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 09:30:43 ID:GgDYI9wQ
今日はオレに任せろ
244名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 14:12:10 ID:H7WSZX9O
おっと。俺としたことが、最近スレに来てなかったぜ。
前は、20日に来ただけだったからな…
245名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 20:30:27 ID:WehATvGI
>>244
それは久しぶりだったな
まぁゆっくりしていきな
2464発目投下 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:17:41 ID:DehupfjE
クリスマスネタで書いてみました。
みなさんの考えているようなクリスマスネタと違うかも知れませんが。

総数17ページ
前振り長めです。
247クリスマス投下 1/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:21:18 ID:DehupfjE
「メリー クリスマース。」

ミニスカサンタの登場で、灰色がかった休憩室の重い空気も、晴れやかな明るい空気に変わった。
暗く落ち込んでいた 福地 一頼の心にも、ひとすじの陽の光が差し込む様に、その時だけは雲が晴れる想いがした。
先程まで愚痴を溢していた先輩の鈴木の顔にも、自然と笑みが溢れる。

「おお、いいねそのサンタ服。良く似合ってるよ、真理亜ちゃん。」

真理亜はその場で、クルッとターンし、今しがた鈴木に誉められたサンタ服をお披露目する。

「お店の中もクリスマスの飾り付けしたんだし、せっかくだから、サンタ服着てもいいか店長に聞いたらOKだって。借り物だから、ちょっとサイズが小さいんだけど。」

真理亜は袖を引っ張って、一回り小さい服を見せるのだが。一頼の視線はどうしても、袖の短さよりもスカート丈の短さに行ってしまう。
「良く似合ってますよ真理亜さん、お客さんもきっと喜びますよ。」
と、一頼は有りのままの感想を述べたが。
「客じゃなく、お前が喜んでるんだろ。」
と鈴木に切り返され、思わず苦笑いしてしまう。
つられて笑う真理亜の笑顔。その明るさは、一頼の失恋の痛みを、しばしの間忘れさせた。
248クリスマス投下 2/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:23:50 ID:DehupfjE
福地 一頼 は、このレストランでアルバイトをする高校二年生。基本的には皿洗いだが、人手が足りない時はウエイターやレジ打ち、簡単な盛り付けなど、バイトの仕事は一通り何でもこなせるので、上からは重宝がられていた。

鈴木 真理亜 は、一頼より2つ年上の短大生。歳は上だが、この店でのアルバイト歴は、一頼が一年半有るのに対して真理亜まだ三ヶ月しか無く、店では後輩ということになる。
この店には鈴木という苗字が二人いるので、単に鈴木と言った場合は昔からいるフリーターの男を指し。必然的に新入りの彼女は、真理亜と名前で呼ばれる様になっていた。



「さあて、仕事すっか。
クリスマスに仕事ってのが、どうにもだりいなあ。」
と、心底気だるげに立ち上がる鈴木に対し、真理亜の声は明るく軽やかだ。

「そうですか? お店のツリーもキレイだし、楽しいじゃないですか。」

わざわざサンタの衣装を用意する程なのだから、真理亜にとってクリスマスは、やはり楽しいイベントなのだろう、と一頼は思った。
一人で鈴木のぼやきに付き合っていたら、一頼自身更に落ち込んでいただろう。真理亜の前向きな明るさに、救われる部分は大きい一頼だった。


249クリスマス投下 3/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:25:49 ID:DehupfjE
「街中を歩けば、何処もカップルばかりというのがどうもね。
大体クリスマスってのは、元々ゲルマン人の冬至の祭だったんだろ? カップルがイチャつく日じゃねぇっつうの。」

鈴木のいう通りクリスマスは、冬の弱まった太陽の復活を願う冬至節の祭と、一度死んで復活したというキリストの伝説が結びついたものだが。鈴木の批判は、そんな宗教的なものでは無く、単なるカップルへのやっかみに他ならない。
そんな鈴木に、穏やかな口調で真理亜はいう。

「寒いからこそ、温もりを求めるんじゃないんですか? 心まで冷えきってしまったら、人は生きては行けませんから。」

その通りだと一頼は思った。鈴木の言い分にも真理亜の意見にも共感できたが、それ故に二人の会話に加わる事はできなかった。
ほんの一週間前に失恋を経験した一頼には、その話題はあまりに重く、言葉にすれば凍えかけた心は悲鳴を上げてしまう事を、一頼自身分かっていたからだ。
それでも、真理亜の言葉は一頼にとって救いだった。すべてを否定的に捉えてしまう今の一頼であったが、世の中そう悲観したものでは無いと思わせる温かさが、真理亜の言葉には宿っていた。


250クリスマス投下 4/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:28:02 ID:DehupfjE
クリスマスイブは、このレストランがもっとも賑わう日であり、最大の掻き入れ時であった。その為、いつもの人数では人手が足りず、一頼も臨時で出勤する事になった。
もっとも、一頼にとっては寧ろその方が都合良く、仕事に忙殺されていた方が、余計な事を考えずに済むので有難かった。

クリスマスに正月、一頼は冬休みに彼女と過ごすプランを目一杯立てて楽しみにしていた。
苦労して人気アーティストの大晦日ライブのチケットを手に入れ、喜び勇んで彼女に渡しに行った矢先の突然の破局。チケットは彼女の手に渡される事無く、二枚とも一頼のリュックの中に眠っていた。
ネットで転売すれば、高値が付くのは分かっていたが、今更金を手にしたところで一頼の心の空白は埋まらないのを、彼自身理解していた。

彼女と過ごす筈のクリスマスイブ。福地家のクリスマスは、食卓にチキンとケーキが並ぶだけの簡素なもねだから、自室に籠って落ち込んでいた事だろう。
他のアルバイトたちは、イブに臨時出勤など真っ平御免とことごとく断ったが、一頼だけは快く引き受けた。
そのお陰で、思いがけず真理亜のサンタクロース姿を見られのは、どん底の一頼の、細やかな幸運だった。
251クリスマス投下 5/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:31:08 ID:DehupfjE
皿洗いに食材の用意にと、一頼は雑務に追わていたが、ふと視線を上げればそこに真理亜がいる。
真っ赤なサンタ服は、他のウエイトレスより遥かに目立つのだから、気になるのは当然の事だが。つい真理亜の働く姿に見とれてしまう。
客のいるフロアーから厨房を見られる店の造りの為、一頼からも真理亜の働く姿は見る事ができた。
きびきびと料理を運び、明るく接客する真理亜は、見ていてすがすがしい。そんな真理亜を見ていると、前向きに仕事しようという意欲が沸いてくる。

チャリン

と、スプーンの落ちる音で一頼は我に帰る。
意欲が沸くなどと思いながら、つい真理亜に見とれてしまっていた事に気がついた。
落としたのが食器でなく、スプーンだったのは幸運だった。すぐに拾おうとしゃがみ込んだが、調理台の下に入り込んでしまっていた。
仕方なく床に這いつくばって、スプーンに手を伸ばす。
と、一頼の視界隅に飛び込んで来たのは、ミニスカートのサンタクロース。
店内は暖房が利いているとはいえ12月も下旬だが、ストッキングを穿いていない素肌の脚が、一頼のすぐ側を通り過ぎる。
252クリスマス投下 6/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:33:53 ID:DehupfjE
サイズが小さめという、丈の短いミニスカートからは、太過ぎず細過ぎず、血色の良い健康的な太ももがのぞいている。
女性的な柔らかなラインの、きめ細やかな素肌の美しい太ももに、一頼の視線は釘付けになった。
ミニスカートのサンタクロースも、一頼の存在に気づいていないのか、お尻をこちらに向けて無防備に前屈みになる。
一頼も思わず床に顔を擦り付けて、喰い入る様に覗き込んでしまう。





ホワイトクリスマスだ


一頼にとって思いもよらぬ幸運だった。
パンチラだけでもラッキーなのに、しかもの真理亜のサンタ服純白パンチラだから感動ものだ。

と、
一頼はそんな風に想う自分が微笑ましかった。
失恋のショックも、ミニスカサンタのパンチラ一つで忘れてしまうのが滑稽で、自分で自分を笑ってしまう。
男の性というやつか。だがいつまでも落ち込んでいてもしょうがない。他の女性に興味がわくなら、自分もいつかは失恋から立ち直れると、そう思った。


「そろそろ休憩だな。福地、先に休憩入っていいぞ。」

一頼は一瞬ビクリとしたが、鈴木は一頼になど興味無いという風に忙しく働いていた。

253クリスマス投下 7/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:36:27 ID:DehupfjE
「それじゃお先に。」
と会釈して、一頼は休憩室へと退却した。


椅子に腰を下ろし、ほっと一息付く。
仕事中にスカートを覗いていたのがバレたかと、一瞬冷やりとしたが、誰にも気付かれなかった様だ。

それにしても、一人休憩室に居るとつい、サンタクロースからの、ちょっとエッチなプレゼントの事を思い出してしまう・・・。
真っ赤なサンタ服からのぞく、純白の下着に包まれた、女らしい丸みをおびたヒップライン。
鏡を見なくても、顔がニヤけているであろう事は、一頼自身にも分かっていた。


そんな折、ガチャリと部屋のドアが開く。

「お疲れ〜。」

明るい声と共に入って来たのは、足取りも軽やかなサンタクロースだった。
一頼は慌てふためいているのを悟られまいと、必死に平静を取り繕う。

「お疲れ様です。」

軽くおじぎをする一頼の、テーブルを挟むで向かい側の椅子に、真理亜は腰を下ろした。

「イブは忙しいって聞いていたけど凄いね、予想以上だよ。」

さっきの件に関しては、真理亜はまったく気づいていない様子だ。
たが、こうして真正面に座られると、必然的に顔を合わせる事になってしまう。
254クリスマス投下 8/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:43:31 ID:DehupfjE
いつも交代で休憩を取っているので、こうして真理亜と一緒に休憩するのは、一頼は始めてだった。
仕事の前などに話をすることは良くあったが、こうして二人だけで面と向かって話をするのは始めてだ。
嬉しさも後ろめたさもあったが、気恥ずかしさが先に立ち、どんな顔をすれば良いのか正直困っていた。

真理亜の方は、今まであまり一頼と話す時間が無かったが、少しゆっくり話せる時間ができて楽しみだった。

「福地君、この服似合ってると思う?」

真理亜は、自分が気に入った衣装を、仕事前に一頼が誉めてくれたのが嬉しくて、ついまた聞いてしてしまった。
一頼は、仕事中に真理亜の事をジロジロ見ていたのを、気づかれたのではないかとドキドキしながら答えた。

「とっても似合ってますよ。」

自分のセンスを理解してくれる人が居るのが、真理亜には嬉しかった。

「やっぱり、今日はカップル多いね。羨ましいよ。」
気が緩んだのか、つい真理亜の本音が溢れる。
しかし、それは一頼にはとても意外な一言であった。
「真理亜さん、彼氏いないんですか?」

一頼の問いかけも、真理亜にとっては、まったく予想外のものだった。

255クリスマス投下 9/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:45:59 ID:DehupfjE
「えっ! 私!?
私なんて全然ダメだよ。全然モテないから。」

真理亜は、激しく手を振り全力で否定する。
嘘をついている様には見えないのだが、一頼にはどうにも信じられない。

「真理亜さんみたいなキレイなひと、男は放って置かないと思うけど。」

一頼も気が緩んだのか、『キレイなひと』と、うっかり本音を言ってしまった。
「私なんか、ホント全然モテないから。
いつもフラれてばっかで・・・
恥ずかしい話、19にもなって恋愛経験ゼロ。キスすらした事ないんだよ。」

真理亜はガックリ、とうつ向いて肩を落とす。

「フラれて、フラれて・・・
去年の12月も高校の同級生に告って、あっけなく玉砕。去年のクリスマスは、マジで超凹んでたなー。」

と、顔を上げた真理亜は、一頼に向けて、笑顔を作って見せる。

「まあ、一年も立てば、さすがに立ち直るけどね。」
真理亜の明るさに、ずいぶんと励まされた一頼だったが、その明るさの裏にそんな過去があった事に、一頼はただ驚かされるばかりだった。
今も一頼を見詰める真理亜の笑顔は、太陽の様に明るく温かいと、一頼には想えた。

256クリスマス投下 10/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:48:50 ID:DehupfjE
「でも、福地君はいいよね、かわいい彼女がいるんだもん。羨ましいぞ色男。」

真理亜の一言に、忘れようとしていた痛みが、再び一頼の胸を締め付ける。

「実は、ボクも一週間前に振られちゃいまして。」

できれば、今は触れずにそっとして置いて欲しいと、一頼は思ったが。真理亜に悪気は無い事は、彼にも良く分かっていた。

「えっ!ウソ?!
だって、この前お店に来た時は、あんなに仲良さそうだったじゃない。」

うつ向いて、一頼は答える。

「あの次の日ですよ、突然別れようといわれて。
あいつ、それからボクの友達と付き合い始めたみたいで・・・。」

一頼は、ここで真理亜の様に、もう立ち直ったと笑顔を作ろうとした。
しかし、失恋の痛手は一頼が考えているよりも深く、真理亜に笑顔を見せる事などできずに、ただうつ向いている事しかできなかった。

「うわっ。 友達に彼女盗られちゃったのか、そいつはキツイなぁー。」

真理亜がどんな顔で話しているのか、うつ向いたままの一頼には分からない。

「大丈夫、福地君ならきっとすぐに新しい彼女見つかるよ。」

真理亜は明るく一頼を元気付け様とするが、今の一頼には、その明るさが逆に辛く感じられた。

257クリスマス投下 11/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:52:29 ID:DehupfjE
「まあ、恋愛経験ゼロの私が言ったんじゃ、説得力無いか。
それに、こういう時って、慰められると、余計凹むんだよね。」

一頼の手を、一回り小さな真理亜の白い手が掴む。
驚く一頼の手ををグイグイと引っ張り、無理矢理椅子から立ち上がらせると、そのまま部屋の外に連れ出そうとする。

「ちょっと、真理亜さんどうしたんですか!?」
「いいから、付いて来て。」

そう言って真理亜が来たのは、クリスマスの飾りや季節ものの登りなどをしまっている、物置として使われている部屋だった。

「ここなら、仕事中は誰も来ないから。」

そう言って、真理亜は一頼を、部屋の一番奥へと連れて行く。

「してあげる」

真理亜の言葉に一頼は当惑する。

「ま、真理亜さん、ふざけないでくださいよ。」

一頼の目に映る、真理亜の顔はふざけてなどいなかった。真剣な眼差しが、一頼の瞳をじっと見詰めている。

「私からの、クリスマスプレゼントだから。

私じゃ嫌かな?」


真理亜自身、驚く程大胆な行動だった。
失恋の痛みに耐える一頼に、掛ける言葉の一つも無い自分を歯がゆく思い。どうにも成らない強い感情が真理亜を突き動かしていた。
258クリスマス投下 12/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:54:45 ID:DehupfjE
失恋の孤独感は、真理亜も痛い程知っている。今、彼女の前に居る福地一頼も、その失恋の痛みに苦しんでいる。そんな一頼を放って置く事は、真理亜にはできなかった。
まるで身体を引き裂かれ、奪い取られる様な喪失感。光を見失い、暗闇の中に一人置き去りにされる絶望感。失恋の直後は、誰でもそんな孤独感にさいなまれる
真理亜は、そんな一頼に、一人ではないと伝えたかった。言葉では伝わらない想いを、自分の温もりを、一頼に伝えたかった。


「そんな、真理亜さんが嫌な訳ありません。
でも・・・。」

一頼自身、真理亜に好意を抱いていた。それは拒む理由には成らなかったが、ただ安っぽい同情をかけられるのは嫌だった。
そんなものは自分が惨めになるだけだから、一頼はそれを躊躇った。
だが、真理亜の瞳の奥には、それとは違う、もっと誠実な光が宿っていた。

「なら、いいよね。
お互い、恋人いないフリーなんだし。
時間無いから急いで。」

真理亜の言葉に促され、一頼は思い切ってベルトの金具を外した。
性的な期待感よりも、陰部を晒け出す事が恥ずかしいと感じた。

露になった一頼のペニスに、真理亜は顔を近付け、唇で愛撫を始める。
259クリスマス投下 13/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:57:22 ID:DehupfjE
一頼のお辞儀したペニスを指で支え、真理亜は亀頭の先から愛撫を始める。
目を閉じて、唇で一頼の感触を確かめながら、少しずつ口を動かす。
キスの経験すらない真理亜には、無論フェラチオの経験など無かったが、本能に任せ、言葉に成らない想いを、唇に乗せて愛撫する。
一頼も、真理亜の唇の感触をペニスに感じていた。
目を閉じたまま、ゆっくり動かす唇から、真理亜の想いは快感となって伝わってくる。
羞恥心よりも性欲の方が先に立ち、一頼の股間は、徐々に硬くそそり勃って行く。
真理亜も、知識として勃起という言葉は知っていたが、次第に大きくなる一頼のペニスに戸惑いを覚えた。
亀頭はどんどん膨れ上がり、陰茎は太く硬直して行く。最早指で支える必要は無く、逞しく天に向かってそそり勃とうとしていた。
わずかの内に倍以上の大きさになったペニスに驚愕しながらも、真理亜は、一頼が自分を求めている事を強く感じていた。
かつては、男に振られた経験しか無かった真理亜だが。今、一頼は、こうして真理亜を求めている。
真理亜もまた、そんな一頼を求めた。
真理亜は、一頼の男としての象徴を、その口の中に受け入れて行く。

260クリスマス投下 14/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 13:59:18 ID:DehupfjE
一頼のペニスは、完全に勃起しようとしていた。
その肥大した亀頭は、真理亜の口の中へ含まれて行く。
真理亜の口の中は温かく、彼女の体温が心地良かったた。
真理亜の温もりを感じ、遂に完全に勃起した一頼のペニスは、更に激しく真理亜の愛を求めている。

口の中で、真理亜も一頼の温もりを感じていた。
勃起したペニスは、口の動きだけでは愛撫しきれないサイズになっている。真理亜は頭全体を振り、亀頭全体から竿にかけてを、唇で愛撫する。
その動きは、より強い快感となって、一頼に伝わって行く。
そして、真理亜自身も、唇に感じるフェラチオの感触に、快感を覚え始めてていた。唇で感じる、一頼の温もり。真理亜はそれを激しく求めていた。
孤独に震え、一人で居ることに怯えていたのは、一頼ではなく、真理亜自身だった。
表向きは明るく振る舞っていても、過去の失恋を未だに引きずっている真理亜だから。同じ失恋の痛みに耐える一頼に、自分自身の姿を垣間見た、だから放っては置け無かった。
何よりも、人の温もりを求めていたのは、真理亜自身に他ならなかった。

261クリスマス投下 15/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 14:10:29 ID:DehupfjE
真理亜は、そんな自分の弱さを分かっていた。
いつもは、そんな自分を変えたくて、努めて明るく振る舞ってきたが。今は、今だけは、弱い自分も受け入れる事ができた。

貪る様に、真理亜は一頼のペニスを求める。一頼の温もりを求めて、ペニスをその唇で愛撫する。例え恋人同士でないとしても、今だけは、一頼を愛したい、愛されたいと、強く想った。
せつない願いを込めた真理亜のフェラチオは、強い快感と共に、一頼の心に響いた。
真理亜の体温が感じられる、温かなフェラチオ。空っぽになっていた一頼の心は、熱い想いで満たされて行く。一頼も、また、真理亜の温もりを激しく求めていた。

真理亜と一頼。二人は二人共、お互いにお互いを求め合っていた。

真理亜の唇が、一頼のペニスに絡み付く。ねっとりと、濡れた唇が這う感触は、至上の快楽となって、一頼に伝わる。
一頼の真理亜への想いは、激しい射精感を伴って高まって行く。その想いが最高潮に達した時、熱い想いはスペルマと共に奔る。

真理亜の口の中に、一頼のペニスから温かい何かが溢れてくる。
一頼の精液。
真理亜は奔る一頼の精液を、その口で感じていた。

262クリスマス投下 16/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 14:13:08 ID:DehupfjE
真理亜は目を閉じたまま、一頼の精液を味わう。口の中全体に広げて、その温もりを感じ取っていた。
私のフェラチオで射精した一頼の精液。そう想うと、堪らなく愛おしく感じられた。
真理亜は目を開き、口のなかのスペルマを集めると、手の平にそれを吐きだした。真理亜の唇から、だらりと白濁した精液が溢れ落ちる。

「これが福地君の精液。」
真理亜は、目に見える物として一頼の精液を目にした。例え一時でも、一頼との繋りがあった事が嬉しかった。

「ホワイトクリスマスだ。

エッチなクリスマスになっちゃったね。」

と、真理亜は笑顔を作って一頼に見せた。

「真理亜さん、あの、ボク・・・。」

何とか自分の気持を伝え様とする一頼を、真理亜の言葉が遮った。

「さあ、もう戻ろう。
休憩時間終わりだよ。」

くるりと背を向けて、真理亜は部屋を後にする。
一頼もズボンのベルトを締め直し、慌てて真理亜の後を追った。



閉店後の店内はガランとしていた。
灯りを消した店内は、酷く物悲しい。祭の後は、何故こんなに寂しくなるのだろうと、真理亜は思った。
サンタの衣装も着替え、いつもの鈴木真理亜に戻る。

「それじゃ、お先に失礼します。」

263クリスマス投下 17/17 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 14:16:02 ID:DehupfjE
接客担当の真理亜は、閉店したら仕事は終り。だが皿洗いの一頼には、まだもう少し仕事が残っている。真理亜は、一頼の背中だけ見て、そのまま裏口へと走り去った。

余りにも酷い振られかたをすると、再び恋をする勇気は無くなってしまう。臆病な鈴木真理亜に戻ってしまった彼女には、一頼に声をかける事はできなかった。

「待って真理亜さん。」

背中越しに聞こえる一頼の声。

「今日は、どうもありがとう。」

しかし、真理亜は振り向く事が恐かった。

「私も、恋人気分が味わえて嬉しかったよ。」

そのまま立ち去ろうとする真理亜を一頼は必死で追いかけた。

「これボクからのクリスマスプレゼント。大晦日にあるライブのチケットだけど、予定空いてる?
真理亜さんと、一緒に行きたいんだ。ダメかな?」

福地一頼は、自分の事などただのバイト仲間としか思っていないと、真理亜はそう思い込んでいた。まさか一頼からデートを申し込まれるとは、真理亜には信じられない出来事だった。

「うん、私も福地君と一緒に行きたいな。」

一頼の差し出したチケットを、真理亜はそっと受けとった。
それは、真理亜にとって、何よりも嬉しいプレゼントであった。
264名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 14:18:03 ID:oK9RLmbO
GJ!
2654発目投下 ◆77XCej4AVc :2007/12/24(月) 14:23:42 ID:DehupfjE
『サンタクロースのプレゼント』
>>247-263

何とかクリスマスに間に合った。
自分の年内の投下はこれで最後ですね。
それではみなさん、良いお歳を。
266名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 15:48:09 ID:9cCu2D5V
>>265
GJ!!
クリスマスは中止になったが、サンタさんは居たんだね…
267名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 01:09:23 ID:zm2wkHHf
今からクリスマスバイトを探してくる
268名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 05:54:26 ID:pw3epe7L
>>265
素敵なクリスマスプレゼントをありがとう
良いお年を!
来年の投下も期待してます
269名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 20:38:26 ID:36JA848z
>>265
あなたのおかげで良い年が越せそうです。GJ!
270名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 17:20:53 ID:LE4/sZ2U
緊急保守
271名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:09:57 ID:jbWMVlgS
272名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:17:54 ID:7pbRMC9C
273名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:20:48 ID:j9AjQT/l
274名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:35:42 ID:qTQWrpjS
275名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 00:31:22 ID:p4VOmDjj
276名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 01:48:46 ID:9GkZp/E1
277名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 06:49:51 ID:k1s/1O/G
278名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 10:36:32 ID:e0eShwWv
おまいら、どんだけファミコン世代だよw
加齢臭を感じるこのスレが大好きだ
279名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 21:12:22 ID:INeUvZht
今来たんだが・・・。

保守してくれた方、ありがとう。
280名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 09:58:00 ID:r2oenXiD
今年も残すところあと数日だが
年越しうpを期待する俺がいる
281名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 15:07:38 ID:/yiVQcnQ
年末保守
282名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 11:56:26 ID:ymgA8ZAl
mamoruze
283名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 14:44:54 ID:ZRHsEgiz
明日はどのSSでオナニー納めするか保管庫見ながら検討中
284名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 11:10:58 ID:v39yulE9
大晦日の保守は俺だ!
年越し投下を期待してパンツ脱いでていいか?
285名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 16:11:05 ID:140xnmJ1
キスもまだなのに108フェラかね?
286鐘の音:2007/12/31(月) 23:58:46 ID:989OUvKx

 出し抜けに響いたボーンという鐘の音に、水島昌平は思わず湯呑を落としかけた。

 除夜の鐘を自宅で聞いたのは初めてだった。都心から下ること三十分の繁華街、おまけに道路を
挟んで高架が構える駅前アパートで育った彼は、下宿するまで静寂とは無縁の人間だった。
その慎ましい生家は、台所から寝室に至るまで、一年中外気と外音を取り入れる構造になっており、
どんなに寂しい夜であっても、何某かの騒音が彼の鼓膜を叩いていたものだった。
 つまり、昌平にとっての寺の鐘の音は、テレビか参列の騒めきの中で聞くものであり、炬燵に鎮座
する蜜柑の群れと一緒に聞くのは、酷く不思議な感じがしたのだ。

 しかしそれだけでは、半纏の袖を温まったお茶で濡らす理由としては不十分である。

 心の中で舌打ちをして、ちゃぶ台布巾で天板を拭きながら、昌平は炬燵の反対側を窺った。すると
そこには、先程までと全く変わらず寝息を立てる、同い年の小柄な娘の姿があった。彼と同じく半纏を
着込んで、半身をしっかり炬燵の中に埋めたまま、座布団を枕にもう二時間近くも眠っている。掌の中
には昌平と同じ湯呑が握られていたが、その中身は番茶ではなくワインであった。零すといけないので
何度か片そうとしてはいるのだが、夢うつつの彼女は未だ断固として離そうとしない。
 
 ちゃぶ台布巾を端にやって、昌平は再び湯呑を取った。残りを一気に飲み干して安全化すると、
蜜柑籠の隣において横になる。すると再び、水を打ったような静けさが下宿に戻った。

──ボーン……

 そして、二回目。低くコダマする鐘の音で、昌平の意識は再び炬燵の中へと戻された。
 いや、正確には“戻された”ではない。何気なく天板を拭いている間も、彼の意識は常にそこに
あったと言っていい。

 昌平の伸ばした足先が、娘の内腿の高めの場所に当たっていた。勿論、その接触は彼が意図した
ものでもなければ、彼に帰責するものでも無い。向かいで寝息を立てている彼女が、眠ったまま勝手に
潜って絡んできたのだ。またそれは疑いなく、暖を求めた本能的な行動であって、彼女の個人的意思
など一ミリグラムも介在しない。
 しかしだからと言って、その結果に彼の個人感情が絡まないとは限らない。実を言えば、彼は
先ほどからずっとその温かい感覚に悩まされていた。

 先ほど、昌平の半纏が安物の番茶を飲ませれたのも、八割方はこの脚が原因である。慣れない
肌の感覚を覚え、その正体を悟って一瞬思わず固まった所へ、その煩悩を見透かしたようなタイミング
で、仏の鐘が厳かに鳴り響いたのだった。

 もうすぐ二十歳になろうというのに、我ながら何ともガキ臭いことだ、と昌平は思った。しかし結局の
ところ、こういうのは年齢ではなく経験が物を言うのだろう。そして自分は、その経験値が圧倒的に
足りていない。
 そこは、認めなくてはいけない。自分には、大晦日を意中の娘と炬燵で過ごせるような甲斐性など、
どこにも無かったはずだった。


 水戸瀬優奈が昌平の炬燵で丸くなっている理由は、一言で言えば偶然である。年の瀬に全国で
吹き荒れた冬の嵐は、多くの帰省便を欠航にしたが、彼女はさらに不運なことに、自分の下宿に
すら戻れなかった。というのも、優奈は正月の間、ルームシェアしていた友人に下宿を「明け渡す」
ことを約束していて、今頃その部屋はブリザードも跳ね返す程に熱くなっているはずだからだ。

 だが、それだけでは彼の下宿に転がり込む理由として十分とは言えない。大晦日に下宿に籠って
いる変わり者は、確かに昌平ぐらいだが、一晩やり過ごすだけなら場所は他にいくらでもある。
ビジネスホテルの正月料金が如何ほどのものかは知らないが、独り身の男部屋に転がり込むのに
比べれば、いろんな意味で安くつくに違いない。
287鐘の音:2008/01/01(火) 00:05:33 ID:1PFX4ApQ

 そして何より、これが全く彼女らしからぬ行動だということが問題だった。水戸瀬優奈は、単に
お金がもったいないからという理由で安直に異性の家に泊まるほど天然ではないし、また昌平
のような男なら心配ないと──それは、ある意味で事実なのだが──割り切れるほどすれても
いない。

 これで他人の話なら、偶然もへったくれも無い、それは女の男に対する好意に基づいた必然だと、
昌平も言い切っていただろう。だが、仮にも九カ月程彼女に片思いしてきた身として、そしてこの
一週間のドタバタの当事者として、悲しいかな、それだけは違うと断じざるを得ないのだ。



  話はクリスマスまで遡る。端的に言えば、そこで彼女は十九年越しの失恋をした。
 相手は実家の隣に住む、生まれながらの幼馴染ということだった。出入りの激しいアパートで育った
昌平には七不思議の一つだが、幼馴染というものは互いの慕情を押し隠すサダメを背負っているらしく、
優奈は足掛け二十年、その想いを密かに温めてきた。ところが、高校を出て初めて距離を持ってみた
ところ、彼女はようやく自らの失策に気づく。そこで、この帰省のチャンスに勝負をかけに出たところ、
時既に遅かったという次第である。

 しかし、その一途さと来たら、全く尋常なものではなかった。昌平などは初め、二十年もほっとける
恋慕とはいかがなものか、などと思ったりしたものだったのだが、五月過ぎに彼がひっそりと探りを
入れた際、優奈の女友達は憐みを以ってこう言った。
 「あの子のこと幼馴染への純情さときたら、そりゃもう藤沢周平も裸足で逃げ出す勢いよ。普段の
姉御肌は何かのカモフラージュなんじゃないかってぐらいにね。まあ二人が私の知り合いで、それを
応援してるってのもあるんだけど、残念ながらアンタにつけ入る隙間はなさそうね」
 名前順で席の近いコあらまあ可愛い、なーんて程度じゃ到底太刀打ち出来ないよ、と極太の釘を
突き刺して、彼女は昌平の奢りのキリマンジャロを飲んだ。因みに、この女友達とは、今優奈の下宿で
熱く燃え上っているであろうルームメイトその人である。

 ともあれ、まさかの敗北を喫した優奈は、周囲の予想通りマラリア海溝並の落ち込みを見せ、彼女に
親しい人間は時間の許す限り、その心を励まそうと努力した。無論、その中で一番力を尽したのは、
他ならぬ水島昌平である。絶好のチャンスだからには違いないが、普段は気丈な彼女が見せた呆れる
までの落ち込みっぷりには、一友人としても見かねるものがあったのだ。

 その甲斐あってか、数日後、優奈は少なくとも表面上は、いつもの自分を取り戻した。しかし流石に
地元には帰りずらいのか、帰省の日程をずるずると延ばしていると、早大晦日と相成ってしまう。

 だが、この一週間における昌平の個人的な成果は、芳しいものとは言い難かった。優奈の復活は
気持の整理によるものではなく、単にもうどうでもいいというやけっぱちからくるものだっだ。ある意味、
人によっては後釜を狙うにベストの状態と言えるのかもしれないが、激情や絶望を逆手にとって、
相手をこちらに抱き込むような妖しいダンディズムなど、残念ながら昌平には備わっていない。
 まあこうして、要所要所でコツコツポイントを稼いでいけば、今後は希望も出るやもしれぬ。そんなこと
を考えながら、優奈を含む帰省組達を、最寄駅にて見送ったのが、今から十二時間前である。

 そして現在、2007年12月31日、午後11時47分。天候にまで振られた彼女は、昌平の目の前にて、ワイン(湯呑入り)を握りしめたままコタツムリをやっていた。
 ──悲しいかな、ただのヤケであると断じざるを得ない。
288鐘の音:2008/01/01(火) 00:21:56 ID:1PFX4ApQ


 三回目の鐘の音に釣られて、昌平はようやく炬燵から這い出した。そして最後の瞬間、少しだけ足先を
押し付けてみようかと思った自分に軽く自己嫌悪などしながら、のそのそと年越し蕎麦の準備を始める。
といっても、昌平のすることはトッピングに葱を刻むぐらいで、あとはスーパーの既製品をそのまま温め
直すだけである。

 水道の冷たさに慄きながら、何とかまな板を流し台置くと、昌平は慣れない手つきで、トン、トンと
包丁を使い始めた。その音が、無音の室内でやけに大きく響き渡る。
 と、その音に眠りを妨げられたのか、炬燵の主が二時間ぶりに動きを見せた。「むぅー」と低く唸りつつ、
寝返りを打とうと蠢いて、ガンっと天板にぶつかった音がする。幸い、湯呑はまだ無事であるようで、
炬燵布団は二〇〇七年、ワインをがぶ飲みする機会を失った。

「あれ、今は何年?」起きぬけにしてはしっかりした口調で、優奈は言った。
「まだゆく年」
「あーぅ、えと、『ゆく年くる年』始まったら起こして」
「もう始まるぞ」

 昌平が苦笑交じりに突っ込むと、「あ゛う」と潰れた声をとともに、彼女はようやく半身を起こした。
「ふぁー……。んっ、よく寝た」
「今年はさすがにもう寝収めだな」
「うむ。あ、でも、そう言われると、やおら二度寝したくなる気持がムクムクと……」
 そう言いかけたところで、再び鐘の音が昌平の部屋に響く。

「ありゃ?ホントにもう始まった?」
「テレビじゃねえよ」ガスコンロの火をつけながら、昌平は言った。「橋向こうのお寺さんの鐘が、
なんとも贅沢なことに生で聞こえてきてんのさ」
「へえー。こんなにはっきり」
「そ。驚いたろ」
冷蔵庫に貼り付けたタイマーを回しつつ、うんうんと頷ずく娘の姿を昌平はそっと横目に盗み見る。
あういう小動物的仕草はごく稀にしか見せないので、わりと貴重だったりするのだ。
 ……馬鹿か俺は。

 火の元の管理はタイマーに任せて、昌平は一旦炬燵に戻った。それから、何やらごそごそと布団を
まさぐっている優奈の右手に、お目当てのリモコンを押し付ける。
「ありゃ、ありがと。あれ、そういえば、紅白見てたんじゃないの?なんで消したん?」
「…………いやー、お嬢さんが余りにもよくお眠りなので、騒がしいのは忍びないなと」
「なんじゃそりゃ。まあ、ありがとね」
 優奈の寝息の方が聞きたかったから、というトチ狂った台詞は、鐘の音に諭されて無事飲み込んだ。

 優奈がチャンネルを回すと、まだ紅白をやっていた。昌平は歌謡に詳しくないが、まあ知名度は
抜群の大トリが、今は亡き作詞者の歌を熱唱しているので、何とは無しに見やっていると、すぐに
冷蔵庫のタイマーが呼びつけた。
「およよ?」
「ああ、鍋、鍋。年越し蕎麦。水戸瀬の分もあるから安心しろよ」
 座ってろ、と静止して昌平は再び台所へ立つ。背中越し「あ、いや、いいよそんな……」ともごもご言って
いるのが、実はちょっと心地いい。
 と、そこで再び除夜の鐘。全くもって、自分のダメさ加減が忍ばれる。

 さっきからタイミングが良すぎやしないかと思いつつ、一人分の蕎麦を慎重に二つに分けていると、
優奈がとてとてと台所へやってきた。座ってなよと笑う昌平に、彼女は頭を掻きつつ言う。
「いやー、ね。あの鐘の音が、ね。居候しといてコタツムリしている私の煩悩に、いやに強く響くのよ」
 そこで、さらにもう一つ、ボーンと鐘が鳴る。二人は思わず顔を見合わせ、そして揃って吹き出した。
289鐘の音:2008/01/01(火) 00:35:58 ID:1PFX4ApQ


 それから、優奈は昌平が諦めて放置した葱を三倍のスピードで刻みきり、彼らは妙にネギダクな丼を
抱えて炬燵に戻った。いつの間にか紅白は終わって、NHKのカメラは各地のお寺を転々としている。
 蕎麦を啜る間も、寺の鐘は淡々と回を重ねていった。喋る口と食べる口が同じなために、自然、会話は
途切れがちとなる。

 寂とした部屋を、本物の鐘と、電波越しの鐘の響きが、交互に埋めていく──
290名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 00:59:52 ID:1PFX4ApQ
明けましておめでとうございます。


年越しうpがやりたくて未完なのに上げた。今は反省している。



すみません。くる年までに肝心のエロが間に合いませんでした。
まあでも、何だかんだ言ってフェラスレで年越しする奴なんて自分しかいまいと思っていたところ、人大杉が出ました
キスマダスレを舐めてました。本当にすみません。
新年早々全力でgdgdですが、今年もよろしくお願い致します。

さて頑張って仕上げよう。駅伝には勝つぞ〜。
291名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 01:18:19 ID:Z3KAfomH
いいよいいよーGJ!
>>280を見て、1レス保守以外のSSなんて書いたことないのに挑戦してみて挫折してたのだが、実行してくれる職人がいたとは。
今年も一年、このスレにお世話になるようだ。

駅伝と言うのは箱根じゃなくてニューイヤーのほうだとだと期待して待ってます。
292名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 03:15:31 ID:icevStGr
これは実に良い ゆくフェラくるフェラ

全裸で待つ
293 【大吉】 【98円】 !:2008/01/01(火) 08:13:15 ID:RTJbdjym
>>290
素晴らしいお年玉をありがとう!GJ!!
今年もスレを守っていこうぜ
294名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 17:45:19 ID:bBcBq1rR
年越しうp乙!
本年も良いスレでありますように
295名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 20:58:23 ID:fDqTCAEZ
今年はいい年にしたいなー
296名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 01:19:57 ID:Ldi04bY+
>>290
年越しうpGJ。続きも楽しみにしてるんだぜ!

と、保守
2975発目投下 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:36:41 ID:MP3XDCcx
あけまして おめでとうございます。m(_ _)m

今年もこのスレが良いスレに成りますように。

総数18ページです。また長くなってしまいました。
298お正月投下 1/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:38:45 ID:MP3XDCcx
元旦
オレ、加賀 正彦 は、クラスの仲間5人と初詣に来ていた。
いつも顔を合わせているメンバーだが、気の合う連中なので、つるむのは楽しい。だから冬休み中もこうして、正月から集まって初詣に来ている。


パンパン
柏手を打ってお参りする。
今年も良い年でありますよいに。


「おい、何お願いしたんだ?」

と尋ねられたので、ありのままを答える。

「まあ普通に、良い年でありますようにだな。」
「オレはやっぱ彼女だな、今年こそ彼女! そうだ、絵馬も書くか。」

まあ、元旦から男ばかり集っている5人だからな、彼女欲しいは全員の悲願だ。
「巨乳の彼女ができますように、っと。」

やけに生々しい願いに、一同笑ってしまう。

「ならオレは、金髪美女とキスしたい。」

みんな好き勝手な願いを書きだす。オレも調子に乗って、マニアックな願いを絵馬に書き込む。

「ならオレは、『キスもしたかことのない口でフェラされたい』だな。」

すると、スパンッと後頭部を叩かれる。

「お前ら、正月から調子に乗り過ぎ。」

矢の様なツッコミ。
まあ、確かに正月から悪乗りし過ぎか。というか、正月だから浮かれて悪乗りしてしまった。
少し反省。
299お正月投下 2/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:40:35 ID:MP3XDCcx
三日
またいつものメンバーでスケート場に来ている。
自分を含め、全員部活もバイトもしてないとは言え、正月から一人も欠けずに全員揃うとは、本当に暇な連中だ。
スケート靴を借りて、さっそくリンクに入るが、初めてなので、なかなか上手く滑れない。

「何だよ、そのへっぴり腰は。」
「お前だって、立ってるのが精一杯じゃないか。」

クラスメイトとコントの様なやり取りが続くが、周りで滑っている人は上手い人も多い。特に一人、氷上を自由自在に滑る女の子がいる。
黒のハイネック、黒のズボンに赤のチェックのミニスカートを重ね穿きしている。学校の制服で、スカートにジャージ重ね穿きとかは、かなり萎えるのだが。この子の着こなしは、センスが良くて可愛い。
ふと、その少女と目があった。

同じクラスの、新宮 明美 だ。

向こうも気付いて、こっちに手を振っている。

「加賀くんも来てたんだ、私はクラスの子と一緒にきてるの。 」
「オレも、いつもの5人で来てる。」

良く見れば、クラスの女子も何人かいる。男連中は、いつ見てもいつものままだが。女子は私服でメイクしていると、いつもと違う雰囲気に感じられた。
300お正月投下 3/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:42:28 ID:MP3XDCcx
「おい加賀、クラスの女子も来てるぜ。しかも丁度5対5だ。正月早々ラッキーだな。」

確かにラッキーだ。しかしオレは、はっきり言って他の女子にはあまり興味が無い。気になるのは、新宮だけだ。
フェミニンなショートカットに、今日はうっすらメイクをしている。
服装は、体にフィットする黒のハイネックで、胸のラインはふっくらとまるい曲線を描いている。決して大きくは無いものの、女性的な優しい曲線をしている。
ボトムスは、赤系のチェックのミニスカートを、黒のぴったりとしたズボンに重ね穿きして、いわゆるパンツ オン スカートにしている。
上下ともぴったりした服で合わせ、収縮色の黒で統一することでシャープな印象を与えている。全体として地味な印象も、ワンポイントで採用したチェックのミニで、明るく軽やかな印象に仕上げている。センスの良さが光るコーディネートだ。
他の着膨れした客の中で、新宮の切れのあるスケーティングは、鮮やかで華がある。スケートを意識したファッションからも、彼女は相当上級者であることは一目瞭然。思わず見惚れてしまう。
301お正月投下 4/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:44:14 ID:MP3XDCcx
ゆるりと弧を描き、新宮がこっちへ滑ってくる。
「加賀くん、一緒に滑ろう。 加賀くんはスケート初めて?」

外周につかまったまま、離れられないオレを見れば、初心者なのは一目瞭然。だが、いつまでもつかまりっぱなしでもしょうがない。新宮も見てることだし、思い切って手を離す。
開発途中のロボットのような足取りで、滑るのではなく、ガッガッと氷りを削りながら、歩いてリンクの内側に進む。

「怖がって前屈みになると滑らないよ。背筋を伸ばして、踵で滑る感じ。」

今にも倒れそうなオレの手を、新宮の手が掴む。
ごく自然、ごくごく自然に手を繋いでいる。
こいつは正月早々ついてる! ああ、初詣行ったかいが有った。

「そうそう上手上手、うまいよ加賀くん。」

うわっヤバい! 間近で見る新宮超かわいい!!
スケート場の寒さも忘れるほどドキドキしてきた。

どうもオレは昔から、こう楽しくなると、ついつい調子に乗り過ぎてしまう悪い癖がある。
コツが掴めたので、新宮にカッコイイとこを見せようと、一人で滑ろうとした瞬間。



天地は逆転し星が瞬き、視界が真っ暗になった。
後頭部に走る激痛で、オレは派手に転んで頭を打ったのだと分かった。
302お正月投下 5/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:46:37 ID:MP3XDCcx
ようやく視界が回復したオレは、新宮も横で倒れていることに気付いた。

「大丈夫か新宮?」

だが彼女は、苦しそうに足を押さえている。

「痛っ、足捻っちゃったみたい。」

駆け付けたクラスメイトたちに手伝ってもらい、新宮をリンクの外へ運び出す。
スケート靴を脱がすと、既にかなり腫れている。

「これは医者に見せた方が良いな。ごめん新宮。」
「うん、大丈夫だよ加賀くん、大したことないから、心配しないで。みんなも、せっかくスケートに来たんだから、どんどん滑ってよ。」

新宮は明るく笑顔を作ってみせる。が、無理をしているのは誰が見ても明らかだ。

「う〜ん、まあ明美がそいいうんじゃ、私達は滑ろっか。加賀、お前が悪いんだから責任持って医者に連れて行け。」
「おう、任せておけ。新宮はオレが責任持って医者に連れて行くから。」

と言いつつも、あまりに薄情なクラスメイトたちに、かなり憤慨する。
まだ三賀日で医者は休みだが、不幸中の幸い。受付のお姉さんの話では、すぐそこの病院が丁度当番医らしい。早速新宮を連れて医者に向かう。
303お正月投下 6/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:49:48 ID:MP3XDCcx
「しかし、みんな冷たいよな。」
「いいよ、多分ただの捻挫だし、10人でぞろぞろ行くほどの怪我じゃないよ。加賀くんが付き添ってくれたら十分だから。」

足を負傷して、一人では歩けない新宮は、しっかりオレと腕を組んで、ゆっくり一歩ずつ歩いている。

密着。しかも、ちょっと胸が当たってる。
不謹慎かもしれないが、最高に幸せだぁ〜。
薄情なクラスメイトたちよ、二人っきりにしてくれて、ありがとう。


病院は本当にすぐ近くに在った。とはいえ、片足を怪我した新宮には遠く感じられただろう。
診断はやはり捻挫。骨に異常は無いそうなので、取りあえず一安心した。

「・・・うん。オレ新宮を送って先に帰るから。じゃあな。」

院外に出て、携帯で仲間に先に帰ることを告げる。
それから精算を済ませ、新宮の所に戻る。

「ごめんね、治療費まで立て替えてもらって。」
「お年玉全部財布に入れて来て良かったよ。保健証持ってくれば、差額は戻ってくるそうだし。
じゃ、タクシー呼んで来るから。」
「ちょっと、大げさだな。タクシーなんてもったいないよ。私の家駅から近いし、電車で帰ろ。」
304お正月投下 7/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:51:59 ID:MP3XDCcx
確かに、いくらお年玉で懐が暖かいとはいえ、あまり出費がかさむのは正直痛い。
結局電車で帰ることになったが、出費が云々よりも、新宮と密着していられる方が嬉しい。
新宮も痛み止めが利いてきたのか、明るく話かけてきて、ちょっとしたデート気分。後であの神社にお礼参りに行かなければ。


新宮の家は、駅に面した住宅地に在った。まだ新築らしいきれいな家だ。

「ただいまー。・・・
あれ? 誰もいない???
まあ上がってよ加賀くん。」

家まで無事に送り届け、オレの役目も終わったかと思ったが、思いがけず家に上がることになってしまった。
本当に新年早々ラッキーだが、女子の家に上がるのは少し緊張する。しかも二人っきりとなると、かなりドキドキしてしまう。

「なんか、みんな親戚の家行っちゃって、夜まで帰って来ないみたい。加賀くんゆっくりしてってね。」

それから、二階にある彼女の部屋に行った。女の子の部屋に入るのは、かなり緊張したが、彼女の部屋は思ったほどは女の子っぽく無かった。
ぬいぐるみとか、そういった女子っぽいアイテムは無く、カーテンと枕だけはピンクなのが、飾らない彼女らしいといえば彼女らしいと思った。
305お正月投下 8/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 19:57:09 ID:MP3XDCcx
取りあえず、新宮を奥のベッドまで連れていく。やっぱり女子の部屋で二人っきりというのは、妙にそわそわして落ち着かない。

「冬休みは何してたの? 紅白とか見た?」
「冬休みも、いつもの5人で遊んでたよ。オレは格闘技見てたから、紅白は見てないな。」

新宮は、いつもと同じ自然体。とは言え、やはり男のオレを部屋に入れるのは、もちろんその気が有るからだろう。と思うがもしかしたら、家まで送ってくれたから部屋に入れただけかもしれない。
一体どっちなんだ???

「私も最近は洋楽ばっかり聴いてるから、日本の新しい曲あんま分かんないんだけどね。」
「そうなんだ。オレもロックしか聴かないから、洋楽ばっかりだな。」
「ロック好きなんだ。私もガンズ・アンド・ローゼズとか持ってるよ。」
「ガンズか!? 新宮メタルなんか聴くのか、意外だな。」

予想外の共通項を発見して、なんか嬉しくなってしまった。新宮とは同じクラスで、けっこう話もしていたけれど、ロックを聴く人だとは、今まで全然気付かなかった。
306お正月投下 9/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:00:03 ID:MP3XDCcx
「私はクラシックとかジャズにロック、自分が気に入ったのは、ジャンル関係無しで何でもかな。それじゃ、ガンズのCDかけようか?」

新宮が立ち上がろうとしたので、オレも慌てて立ち上がる。

「いいよオレがやるから。新宮は怪我してるんだから座ってな。」

と言った矢先、新宮はバランスを崩して倒れる。支えようとしたオレも一緒に、体ごとベッドに倒れ込む。

「ごめん加賀くん、大丈夫?」
「うん平気、何とも無いよ。」

大丈夫なのだが、胸が!胸が当たってる!!
オレが受け止めようとして、大勢を崩してベッドに倒れ込んだので。新宮が上になり、おっぱいがオレの胸に当たっている。や、柔らかい。

「加賀くんて、優しいよね。ねえ、しばらくこうしててもいい?」

新宮は体をオレに預けて、ピッタリ体を密着させてくる。
おっぱいが! おっぱいが気持ちいい!!

「文化祭の時も、加賀くん手伝ってくれたよね。あの時は嬉しかったな。
加賀くん、いつも私のことフォローしてくれて、優しいよね。こうしてると、とっても安心する。」

こ、これは。
やっぱり、新宮はオレに気が有るのか?
今まで、全然ん気付かなかった。新宮は前からオレのこと好きだったのか?
307お正月投下 10/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:02:24 ID:MP3XDCcx
「新宮、オレも新宮のこと好きだ。」

両腕で新宮を抱き締める。
細い体。おっぱいは大きい方では無いが、柔らかくて気持ちいい。
夢中で新宮の体を抱き締めて、おっぱいをグイグイ押し付ける。

「か、加賀くん。あ、当たってる。」

オレは夢中で抱き締めた。
当たってる。新宮のおっぱいが当たって気持ちいい・・・。

と、そこでようやく気が付いた。新宮が当たってるといったのは、おっぱいのことでは無く、勃起したオレのチンポのことだ。
おっぱいの気持ち良さに興奮したオレは、勃起して、チンポをグイグイ新宮に押し付けていた。

不味い、ここで嫌われてしまったら元も子も無い。オレは慌てて両手を放した。

「あ、ごめん。あのこれは、体の生理的な反応で、意思とは無関係に勃ってしまうもので・・・。」

「いいよ。男子がエッチなのは普通だから。


ねぇ、フェラチオしてあげようか?」

思いがけない新宮の申し出に、オレは目を円くする。

「勘違いしないでね。誰にでも簡単にする訳じゃないから。
私、ファーストキスだってまだなんだから。
でも、加賀くんにだったらフェラしてもいいよ。」
308お正月投下 11/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:07:53 ID:MP3XDCcx
こ、これは!

これはまさか、あの絵馬のご利益なのか?!
キスもしたこともない女の子がフェラしてくれるなんて、そんな夢のような話、そうとしか思えない。

「ほ、本当にいいのか?」「いいよ。ズボン脱いで。」

新宮は体を起こして離れると、ベッドサイドで待機する。

新宮のフェラチオなんて、本当に夢のようだ。
オレは立ち上がり、ベルトを外そうとするが、焦ってなかなか外れない。
やっとの想いでベルトを外し。急いでズボンを脱ぎ、一気にパンツも脱ぎ捨て、股を開いてベッドに腰かける。
新宮は、驚いて目を円くしている。

「勃起したのは凄いな。
弟の勃ってないのなら見たこと有たけど。」

新宮が徐々チンポに近付く。
チンポのすぐそばまで顔を寄せ、右手の指先でチンポを触り、竿を軽く持ってみる。
そのままチンポに顔を寄せて、亀頭へ、唇を近付ける。

「ああ、やっぱ緊張するな。加賀くん、私、頑張るからね。」

再びチンポと向かい合い、新宮の口が、チンポへと近付いてゆく。
段々と近付いていき、チンポの手前まで口を寄せると。静かに目を閉じて、唇をわずかに突き出す。
そしてそのまま、ゆっくりと、唇をチンポにつけた。
309お正月投下 12/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:10:30 ID:MP3XDCcx
新宮明美のフェラチオ。
まだキスもしたことの無いその口を、オレのチンポへくっつけている。
新宮明美は、ファーストキスをするよりも先に、オレのチンポにファーストフェラをしている。
新宮の唇に最初に触れたのは、他の誰の唇でも無く、このオレのチンポだ。
ああ、なんて感動的なんだ。オレは最高の幸せ者だ。

新宮は、目を閉じたまま。ディープキスでもするように、チンポの先に唇を押し付けている。そして唇で揉むように、もぞもぞとその唇を動かしている。
敏感な先っぽでうごめく、柔らかな唇。その感触は、快楽に変わる。
休むこと無く、新宮の唇は動き続け、オレのチンポを愛撫している。
ああ、堪らない。新宮は目を閉じたまま、オレのチンポとディープキスを交わしている。
最初に唇をチンポに着けたまま、うごめく唇を強く押し付けて、絶え間なく、熱烈な愛撫が続いている。
チンポと密着した唇は、未だにチンポとディープキスを交わしたままだ。
唇でチンポを揉むような、唇だけをもぞもぞ動かす、唇だけのフェラチオ。
堪らない。チンポも悦んでいる。
柔らかな唇が、チンポを愛撫し続ける。
新宮はまだチンポとディープキスを交している
ああ、堪らなく気持ちいい。
310お正月投下 13/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:14:51 ID:MP3XDCcx
「こんな感じでいいの?
フェラチオって、どうやればいいのか、よく分からないんだけど。」

ようやくチンポから離れた唇から、彼女の声が聞こえて来る。

「ああ、凄く良かったよ新宮。ファーストキスよりも先にファーストフェラ。最高だよ、感動した。」

「そんな、感動なんて大げさだな。でも、喜んでもらえたなら嬉しいな。加賀くん、私、頑張るからね。」
再び新宮は、チンポに唇を着ける。
しかし今度はすぐに離し、舌の先でチンポを舐め始めた。

舌の先が、チンポの先や裏筋を舐める。
大きく舌を突き出して、舌の動きでチンポを刺激する。
今度は目を開けて、右手の指先で竿を押さえながら、舌の先で繰り返しチンポを舐める。
ああ、なんてエッチな光景だろう。新宮のかわいい舌が、オレのチンポを舐めている。
完全に勃起しきった、反り返るオレのチンポを、新宮明美は舐める。
モザイクなど当然ない。新宮の顔も、勃起したチンポも、当然くっきりとみえる。ああ本当にエッチな光景だ、改めて新宮明美にフェラチオされているのだと、感動がこみ上げてくる。
311お正月投下 14/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:17:30 ID:MP3XDCcx
「どう加賀くん? 気持ちいい?」

チンポ持ったまま、新宮はオレに問いかける。

「凄くいいよ。新宮はフェラチオ上手だね。」

「ちょっと、誤解しないでね。本当に私、初めてなんだから。」

「分かってるよ、なんか慣れて無い感じのフェラだもん。でもスッゴい気持ちいい。」

慌てる新宮。ぎこちないフェラは、どう見ても初心者。初めてなのは疑うまでもないが、むきになって否定する新宮が可愛い。

「どうすればいいの? やり方分からないから、どうすれば気持ちいいのか教えて。」

新宮は、本当に一生懸命フェラしてくれる、本気で感動してしまう。これまででも凄く気持ち良かったのだが、少し刺激が足りないのも事実だ。
新宮にもっとずっぽりチンポをくわえてほしい。
新宮の口にチンポを突っ込んで、柔らかな唇でチンポしゃぶってもらって、たっぷり口内発射してみたい。
それが、オレの本音だ。


「チンポをくわえてみて。
チンポくわえたまましゃぶってみてよ。」

「分かった、くわえればいいのね。」


新宮の開いた口が、オレのチンポにしゃぶりつく。
ずっぽりと、新宮の口が、亀頭をすっぽり飲み込んでいる。
312お正月投下 15/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:19:56 ID:MP3XDCcx
「そう、そうやってチンポをくわえたまま、唇をチンポに吸い付けてしゃぶってみて。」

新宮の口の中の空気は吸い込まれ、唇がチンポにぴったりと貼り付く。
口をすぼめて、唇をチンポに吸い付けながら、新宮はくわえたまま、ゆっくりチンポしゃぶっていく。

「そう、その調子。そのまま動かして、ずっぽりチンポをしゃぶって。」

柔らかな唇は、亀頭に密着し。新宮の唾液で濡れた唇は、表面を滑るようにオレの亀頭をしゃぶっていく。
ゆっくりと、吸い付きながら、亀頭の表面に唇をスライドさせて、亀頭全体を愛撫する。
静かに頭を動かし、その動きに合わせて、新宮の唇はオレのチンポを舐めていく。

ああ、何て気持ちいいんだ。新宮はずっぽりチンポくわえて、フェラチオしている。濡れた唇が亀頭を滑ると、そこからチンポに快楽が広がる。わずかに頭を動かして、亀頭全体を愛撫している。
揉むような唇の動きは健在で、新宮は口でチンポ含みながら、亀頭と熱烈なディープキスを交している。
堪らない、新宮の口が、オレのチンポとセックスしている。堪らない、快感と射精感が次第に込み上げてくる。
313お正月投下 16/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:22:50 ID:MP3XDCcx
「ああ、気持ちいいイキそうだよ。もうちょっと早くしゃぶってみて。」

すると新宮は、口をチンポから離して、オレの顔を見上げる。

「イキそうになったら、そのまま口の中に出していいからね。」
「マジで口に出していいの!? 感動だなぁ。」
「フェラチオなんてできるの、加賀くんのこと好きだからなんだよ。
いいよ、口に出しても。私、頑張るから。」

新宮が、再びチンポに口を付ける。そしてまた、亀頭を揉むように唇をうごめかせ、チンポと熱いディープキスを交わす。
そのまま、唇を密着させたままチンポを口の中に含んでいき、またチンポの先まで戻していく。
先っぽからカリまでを、柔らかな唇が往復する。
さっきよりも大胆に、大きな動きでチンポをしゃぶっている。
キスもしてない新宮の唇が、こんなにも一生懸命フェラチオしている。ああ、堪らなく気持ちいい。

唇の動きが加速していく。
より大胆にチンポにしゃぶりつき、チュプ、チュプと、湿った音をわずかに立てながら。新宮明美は、オレのチンポを情熱的に愛撫する。

ああ、堪らない。気持ちいい。
こみ上げてくる射精感に耐えてきたが、そろそろ限界だ。
314お正月投下 17/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:26:15 ID:MP3XDCcx
「新宮、口の中に出すぞ。」

新宮はチンポをくわえたまま、オレの顔を見上げてうなずく。より激しく吸い付き、スピードは加速する。
うごめく唇が、チンポを熱烈に愛撫する。


ああ堪らない。新宮の唇、最高に気持ちいい。
オレは新宮明美の口の中に射精する。

ドピューッドピューッドピューッドピューッ

繰り返し何度も射精する感覚。おそらく新宮の口の中には、大量のザーメンが出たことだろう。

新宮は口をすぼめたまま、チンポから口を離す。

「大丈夫か新宮?」

新宮は縦に首を振ってうなずく。

「ちゃんと精子飲んだよ。」

「精液、飲んでくれたのか?」

「うん、加賀くんの精子だから。」

まさかごっくんまでしてくれるとは、本当に感動した。
もちろん、オレは新宮明美と付き合うことになった。
オレも真剣に新宮のことが好きにってしまい、熱烈交際が始まった。


それにしても、あの絵馬、本当に利いんだな。
キスもしたことの無い口でフェラされるだけでなく、彼女までできたのだから、ご利益有り過ぎだ。
これからは、足を向けて眠れない。毎年お参りに行かねば。
315お正月投下 18/18 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:28:49 ID:MP3XDCcx
一年後
オレは明美と二人で、またあの神社に初詣に来た。
二人の交際が順調なのも、すべてこの神社のお陰だ。

「しかし、明美も大胆だよな、キスもしたこと無かったのに、いきなりフェラチオだもん。あの場合、普通キスをしてからフェラチオなのに、フェラから始めるなんて、本当に大胆だよなぁ。」

「あれは、だって、正彦が絵馬に、キスもしたこと無い口でフェラされたい、て書いてたからだよ。正彦はそうゆうの好きだと思って、頑張ったんだから。」

「え! お前あの絵馬見たのか!?」

「見たよ、私は加賀くんとラブラブに成りたいって絵馬に書いたんだけど。他の人はどんな願いを書いるのか見てみたら、正彦の絵馬を見つけちゃった。これは絶対に神様の御導きだと確信したよ。うん、絶対にそう。」


なんだ、そうだったのか。
まあ、キスもして無い女の子が、いきなりフェラチオなんて言い出す筈が無い。明美があの絵馬を見ていたのなら、納得はいく。

でも、結局はあの絵馬がきっかけになった訳で。それを偶然オレに惚れてた新宮が見つけ、偶然スケート場で会って、偶然怪我をして、偶然が重なって付き合うことになった。

やっぱり、あの絵馬のご利益なのかもしれない。
3165発目投下 ◆77XCej4AVc :2008/01/03(木) 20:38:25 ID:MP3XDCcx
『絵馬のご利益』
>>298-315
あけましておめでとうございます。m(_ _)m
今年もこのスレが良いスレであります様に

>>290 年越し投下お疲れさまです。続き期待しております。
317名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 03:26:44 ID:GNlw918k
>>316
一番槍GJ!!
エロに行く展開が急だったのが気になったが、
そこを差し引いてもGJすぐる。
今からスケートしに行ってくるわノシ
318名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 03:47:21 ID:XcalMGSL
乙!
ちょっと絵馬に願い事書いてくる

ノシ
319名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 11:17:19 ID:B5cZl0ia
ファースト保守
320名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 13:53:54 ID:Yom28YV0
GJ保守
321名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 08:26:21 ID:GaAMdt5A
保守
322名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 10:11:28 ID:0WiFA1l+
普通に書き込めた
323名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 06:34:13 ID:PxWq0kJW
ここ、土日は人減るから俺が守るわ
324名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 12:36:16 ID:NGvkUKRM
連休中は保守れないので頼んだ
325名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 02:44:35 ID:smXgIrqU
この時間だが保守
326名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 09:02:02 ID:EfxT1QcC
フェラをしてからキスが常識
327名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:16:03 ID:WBcjgxZF
???「保守の役目。私に任せていただこう」
328名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:32:08 ID:OTbO9B4m
「ま、まさか、おまえは〜ッ!!」
329名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 06:34:11 ID:QEcXmaQQ
>>327
レーツェル乙
330名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 19:01:03 ID:5PkQyQ2M
331名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 08:24:52 ID:CTskDm5w
332名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 14:51:02 ID:uLvjCIUc
333名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 21:18:41 ID:jt82x9S1
らき☆
334名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 17:06:40 ID:nTtMQsoa
大昔は「祈る」を「のむ」といっていたらしい
335名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 23:47:36 ID:ANiUX/re
保守
336名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 15:46:14 ID:zMNPXn2M
今日は俺が
337今日はオレが:2008/01/30(水) 22:51:08 ID:yrU2bfV/
保守
338名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 13:35:57 ID:kiUMO8o/
2月突入☆
339名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 10:56:47 ID:rX9Kwva3
あしたは節分だから、
キスもしたことのない女の子が恵方巻きにかぶりつくSSが
投下されるはずだ
340名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 13:29:20 ID:GGv1BDH8
帝都育ちで恵方巻きに縁なく、食品業界の工作には辟易気味だが、
キスもまだな娘さんに太くておっきいのを咥えさせる、
という点についてのみは同意せざるを得ない
341名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 23:57:37 ID:fcDNJOIi
規制解除されてる間に俺が
342名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 13:40:42 ID:XO2ZZR1R
保守しなきゃ!今、保守しなきゃなんにもならないんだ!!
343名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 23:45:50 ID:AmKRmru7
保守
344名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 05:28:24 ID:HT0wxGPA
345名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 21:04:17 ID:/gkQxvYt
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
3466発目投下 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:44:21 ID:LXxaRJzx
こんな時間に投下。
本当はもっと早く投下したかった。

総数14ページです。
347バレンタインデー投下 1/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:46:44 ID:LXxaRJzx
『小沢直紀のー、おまかせーラジオー。続いての曲はローリングストーンズの・・・』


カーステレオのスピーカーから流れるラジオに、何となく耳を傾ける。
週末を利用して、妻と二人、一泊の温泉旅行に出掛けて来たが。渋滞に捕まり、さっきからずっと動いたり止まったりを繰り返す、ノロノロ運転が続いている。
ハンドルを握りながら、退屈な時間が過ぎ去ってゆく。
スイスイと走り去る、対向車線の車を見ながら、ただ何となく、退屈なラジオを聞いている。
助手席の妻も、退屈そうに窓の外を眺めている。


『午後、零時をお伝えします。ピ、ピ、ピ、ポーン。
小沢直紀のー、おまかせーラジオー。続いてのコーナーは、リスナーからのお手紙を紹介します・・・』


正午か、予定ではそろそろ目的地に着く時間だ。地元の郷土料理を食べてから、ゆっくり観光するつもりだったが、これではいつ目的地につくか、まるで分からない。
先の見えない渋滞に、イライラを通り越してうんざりしている。

「事故かな、工事かな? ここまで流れないと、うんざりしてくるね。」

妻の言葉に、自然と笑みがこぼれる。

「ああ、そうだな」

10年も付き合っていると、不思議と考える事が似てくる。
348バレンタインデー投下 2/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:48:55 ID:LXxaRJzx
『ええ、次のお便り紹介したいと思います。ラジオネーム、ピンクの妖精さん、20才の女子大生ですね。
「小沢さんこんにちわ、もうすぐバレンタインデーですね。今の彼氏とは付き合って半年、今年は思い切って、彼にチョコと一緒にフェラチオをプレゼントしたいと思います。」
いいですねー、彼氏とラブラブですねー・・・』


さして聞く気の無かったラジオが、耳に留まった。

「バレンタインフェラか、懐かしいね、幸司。」

退屈そうだった妻のさおりも、喜々とした顔で話しかけてくる。

バレンタインフェラ。今から10年前、俺とさおりが付き合うようになったのも、バレンタインフェラがきっかけだった。



10年前、俺はまだ高校三生。
毎年大会では1、2回戦止まりの、公立高校の野球部の部長を勤めていた。
新入生の三澤さおりは、マネージャーとして野球部に入部してきた。
ぱっと見た印象は、背が低くて可愛い子だと思ったが。用具の手入れ、掃除、スケジュールや選手の体調管理に至るまで、何でもそつなくこなす優秀なマネージャーだった。
後輩ながら、さおりのことを、頼れるマネージャーだと思っていた。
349バレンタインデー投下 3/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:51:03 ID:LXxaRJzx
彼女のことを意識するようになったのは、彼女が入部して一ヶ月くらいたってからだった。
何か、他の部員と自分との接し方が違うように思えたからだ。
自分自身には特に親切に接してくれるような、そんな気がしたが、それは自分がキャプテンという特別な立場にあるからかもしれない。それに自意識が強過ぎるだけで、実際は他の部員と変わりなく接しているだけかもしれない。
そう思い、普通の野球部員とマネージャーという関係が続いた。

そして、高校球児達にとっては運命の夏。
三年のオレにとっては、最後の甲子園出場を賭けた、地区予選が始まった。
結果は0対5の惨敗。一回戦での敗退だ。
小学校から続けてきた野球だが、それが最後の試合となってしまった。

結局、自分が部長を勤めた期間には、練習試合でこそ勝てたものの、公式戦では一勝も上げられなかった。
そんな悔しさもあって、夏の大会で三年はみんな引退したが、オレだけは暇を見て後輩達の練習を覗きに行った。
練習の邪魔にならないよう、ベンチから様子を見て、直ぐに引き上げてしまうが。そんな時に話し相手になってくれるのが、大抵の場合三澤さおりだった。
350バレンタインデー投下 4/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:52:42 ID:LXxaRJzx
さおりは何かと気の利くマネージャーだから、先輩が遊びに来れば、退屈させないように気を使ってくれたのだろう。
マネージャーの仕事をテキパキ片付け、あるいは後回しにして、話し相手になってくれた。
初めて見た時から、可愛い子だと思っていたが。接するうちに、次第に三澤さおりに対して好感を持つようになっていった。
野球部の練習を覗く目的も、後輩の様子を見るのが半分、三澤さおりと話したいのが半分、という感じになっていた。
しかし、さおりも忙しいマネージャーの仕事の合間に、話し相手になってくれているのだからと、遠慮して10分程度で引き上げてしまうことがほとんどだった。


そして卒業も間近に迫った2月14日。
進学組は受験の追い込みで必死になっているが、既に就職の内定しているオレは、別の意味で緊迫していた。
2月14日バレンタインデー。男子は皆、落ち着かない一日だ。
クラスの男子は皆どこか不自然で、敢えてその話題には触れようとしない。
いつもは、塊って話をしている同級生も、なぜか一人で窓の外を眺めている奴がいたり。休み時間の度にトイレに行く奴がいたり。明らかに不自然だった。
351バレンタインデー投下 5/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:54:30 ID:LXxaRJzx
そんなクラスの男子を、冷静に眺める余裕があった。
正直言って、クラスの女子にはまったく興味が無かったからだ。
自分にとって、気になっていたのは放課後だ。三澤さおりからチョコを貰えるかどうか、それだけが気になっていた。

昼休みも終わり、午後の授業も終盤に差し掛かると、段々と緊張は増していった。
授業を終え、野球部の練習するグランドに向かい、努て自然に振る舞おうとする。
まあ、今にして思えば、逆にそれが不自然だったのだが。
ベンチに向かいながら、グランドを隈無く見渡す。だが三澤さおりの姿は、どこにも見つからない。ユニフォームを着た野球部員十数名と、手に袋を下げた、制服姿の二年マネージャーだけだった。
部室か用具室にでもいるのだろうかと思いながら、ベンチの後輩達に話しかける。

「国分先輩こんにちわ。これ、バレンタインのチョコです。」

二年のマネージャーが袋から取り出したのは、アルファベットの刻まれた、指先ほどのチョコレートだった。

「ありがと。」

明らかに義理と分かるようなチョコを頬張り、辺りを見渡す。

「さおりなら居ませんよ、頭痛いから帰るって言ってました。」
352バレンタインデー投下 6/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:56:03 ID:LXxaRJzx
「別に三澤を探しているわけじゃないよ。」

そう言った後で、二年マネージャーがクスクス笑うのを見て、墓穴を掘ったことに気が付いた。
それじゃ三澤が居ないから帰る、では更に墓穴を掘ることになるので、何食わぬ顔でそのまま雑談を交した。
何か肩透かしを喰らって、がっかりしながら家路についたが、校門を出て少し行った所で、不意に女の子の声に呼び止められた。

「国分先輩。」

直ぐに分かる聞き覚えのある声は、三澤さおりの声だった。

「あれ、三澤。頭が痛いから先に帰ったって聞いたけど、大丈夫なのか。」

彼女のことを心配しながらも、内心ではオレを待っていたのではないかと、ドキドキしていた。

「あっ、それは仮病なんです。本当は、先輩が来るのを待っていました。」

予想した通り、さおりはオレが帰るのを待っていた。
しかも真面目なさおりが仮病を使って部活を休み、学校ではなく帰り道で声を掛けてくるということは。
次に起きる展開は応々にして予測できるが、それを表に出さないように、努て平静を取り繕おうとした。

「オレが来るのを待っていたのかい、何かオレに用事でも有るのかな。」
353バレンタインデー投下 7/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:57:41 ID:LXxaRJzx
さおりは手提げ袋の中から、白いリボンのかけられた、ピンクの小さな包みを取り出し、それを差し出した。

「私、入部した時から、ずっと先輩に憧れてました。これ、受け取ってください。」

オレは有頂天になって喜び、その包みを受け取った。
だが、その後に続く言葉に愕然とさせられた。

「先輩お願いします、フェラチオさせてください。」

あの時は、余りのショックに思考が停止した。まったく予測しなかった突然ことで、どうすれば良いのか分からず、ただ呆気にとられていた。

「私、まだキスしたことありません。だから、ファーストフェラは国分先輩にって、ずっと前から決めていました。」

さおりは恥じらいながら、頬を赤く染めていた。
オレはさおりのことを、賢くて気の利く女の子だと思っていた。しかし、まさかあんな馬鹿な噂を、信じているとは思いもしなかった。

その当時、うちの学校には一つの噂というか、都市伝説があった。

『キスをしたことのない女の子がフェラチオをすると、その相手と両想いになって、幸せに成れる。』

話の種に、冗談で囁かれていた噂話だが、まさか本気で信じているヤツがいるとは、まったく思いもしなかった。
354バレンタインデー投下 8/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 02:59:29 ID:LXxaRJzx
真面目で、地道にマネージャーの仕事をこなす、オレが知っていたさおりとは、まったくかけ離れた行動だった。
そんな馬鹿な迷信を信じるような子だとは思えなかったが、その頃はオレもエッチしたくてしょうがない年頃だ、これはチャンスと思った。
その半面、明らかに嘘と分かるような噂を利用するのは、彼女を騙すようで後ろめたい気もした。
エッチなことはしたいけど、先輩としてそんなのは迷信だと教えてやるべきか。
しかし断ってしまうと、彼女を傷つけてしまうかもしれない。彼女のことは好きだから、付き合いたいとわ思っている。彼女を受け入れてやった方が良いのか。
しかし、好きだからこそ、騙すようなことはしたくない。
オレは考えあぐねたが、さおりは考える時間を与えてくれなかった。

「ダメですか。」

すがるような目で見つめられ、思わず、いいよ、と答えてしまった。

「良かった。断られたらどうしようって、凄くドキドキしました。」

純粋に喜んでいるさおりを見ると、罪悪感にさいなまれたが、さおりの方から話を持ち掛けたのだから、別にオレは悪くない。そう開き直って、彼女をオレの家に案内した。
355バレンタインデー投下 9/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 03:01:32 ID:LXxaRJzx
「ただいま。」

オレはぶっきらぼうに帰宅を告げる。

「お帰り、今年はチョコ貰え・・・。」

出迎えに来た母は絶句した。
無理もない、毎年義理チョコ2つか3つといった息子が、バレンタインにいきなり女の子を連れて帰って来たのだから。

「野球部のマネージャー、三澤さん。」

簡潔にさおりを紹介する。二人が初めましてと挨拶を交わしたところで、さおりを二階のオレの部屋に案内する。

「お邪魔します。」

と言って、さおりは付いてくる。
あの頃は女の子と付き合ったことなど無かったから、内心ドキドキしっぱなしだったが、それを悟られないように、そっけ無い態度で平静を装っていた。

部屋に入り、二人きりになると、おもむろにズボンを脱いで、トランクスを下ろす。
さすがにさおりも、いきなり局部を見せられて、かなり当惑していた。
オレとさおりの関係は、野球部元キャプテンと後輩のマネージャーだ。ここは一つ、男らしいところを見せなければと思い、大胆に脱いでチンポを晒したが、さすが二人きりになった途端いきなりでは、戸惑うのも無理はない。
しかし脱いでしまった以上、後戻りは出来ない。オレはさおりに指示を出した。

「触ってみて。」
356バレンタインデー投下10/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 03:03:22 ID:LXxaRJzx
さおりの手が、まだ勃起してない小さいチンチンに、恐る恐る触る。
初めて女の子にチンチンを見せるのは恥ずかしかったが、触られることに次第に興奮を覚えた。これからエッチなことをするのだという実感が徐々にわいてきた。
さおりの指がチンチンを摘み、袋を撫でる。興奮したチンチンは、少しずつ膨らんでいった。

「気持ちいいですか。」

緊張して、少しうわずった口調でさおりが尋ねる。さおりにも勃起くらい分かるのだろう、次第に大きくなるチンチンを見て、オレが段々興奮して来たと思ったようだ。

「うん、気持ちいい。」

それを聞いたさおりは、大胆にチンチンをいじり始めた。
さおりの指先が強く亀頭を擦る。

「痛っ。」

さおりは慌てて手を離した。

「ごめんなさい、大丈夫ですか。」

不安気に、さおりはオレの顔を見上げた。

「ちょっと痛かったけど、大丈夫。先っぽは、渇いたまま擦ると痛いんだ。」

オレは生唾を飲み込んでから、高鳴る胸の鼓動を抑えて、ゆっくりと言った。

「渇いていると痛いから、口で舐めてみて。」

さおりは緊張した面持ちで頷いた。

「わ、分かりました。」
357バレンタインデー投下11/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 03:06:11 ID:LXxaRJzx
いよいよフェラチオが始まる。
そう思うと鼻息が荒くなってしまうが、さおりには悟られないよう、必死で平静を取り繕う。
さおりの指が、まだ半勃ちのチンポを摘み上げ、それに顔を寄せていく。
それを見ているだけでも興奮し、チンポはピクピクしながら、大きさを増していく。
さおりの口から舌が伸びる。それが先端部分を舐め始めた。
チンポに快感が走る。ぺろぺろと舐める舌の動きに合わせて、欲情は加速的に高まっていく。
激昂したチンポは、完全に勃起した。

「国分先輩、気持ちいいですか。」

さっきの事もあってか、不安そうにさおりは尋ねる。

「スゴく気持ちいいよ。三澤にも分かるだろ、チンポがこんなに勃起してるよ。」

オレは腰を突き出して、さおりに勃起したチンポを見せ付ける。

「先輩、私ずっと先輩のこと好きでした。国分先輩のこと大好きです。」

さおりの唇が、チンポの先にキスをする。そのまま唇はチンポの表面を舐めながら、すっぽりと口に亀頭を含む。
頭を前後に振りながら、しっぽりと、上唇が亀頭を舐め、下唇がカリ裏を刺激する。
チュプ チュプ と湿った音を立て、さおりの唇は、何度も往復しながら、繰り返しチンポをしゃぶる。
358バレンタインデー投下12/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 03:07:44 ID:LXxaRJzx
マネージャーという裏方の仕事を、地道にこなしている、真面目で大人しい女の子。
オレはそれまで、さおりをそんな風に思っていた。
しかし、恋愛に関しては、かなり情熱的で大胆だ。
いきなりフェラチオさせてくれと願い出て、初めてのフェラで、ずっぽりチンポをしゃぶっている。
ねっとりと唇を吸い付かせながら頭を振り、夢中でチンポにしゃぶり付いている。
予想以上に激しいフェラチオに、チンポはビンビンに反応し、初体験の快感に、かつて無いほど、硬く大きく勃起していた。

「三澤、凄く気持ちいいよ。」

飲み込みの早い、器用な子で、マネージャーの仕事も直ぐに覚えたが、チンポの扱いも飲み込みが早い。初めてとは思えない、気持ち良さのフェラチオだ。
さおりは更に大胆にチンポにしゃぶり付いて、舌を絡ませてくる。濡れた唇はぴったりと吸い付き、繰り返しチンポの上を這う。

快感が込み上げてくる。
今まで経験したことが無い欲情が沸き起こり、息は上がり、鼓動は早くなる。
チンポに宿る欲情は、解放されたいと雄叫びをあげる。
その瞬間、悦楽が訪れる。
精液が送り出される感覚。ビクンビクンと脈を打つ、射精の感覚が、悦楽と共に訪れた。
359バレンタインデー投下13/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 03:09:22 ID:LXxaRJzx
口内射精。
キスの経験も無い女の子に、フェラチオさてることだけでも大胆なことなのに。いきなり口内発射というのは、いくら何でも厳しいだろう。
しかしまだ若かったオレは、快感を我慢しきれなかった。しまった、と思ったが、もう出てしまったものはどうしようもなかった。

往復運動を繰り返していた、さおりの頭が止まった。
一回では終らずに、チンポは繰り返しビクンビクンしている。
オレは欲望を抑えられず、さおりの頭を押さえ付けて、口の中に繰り返し射精した。あの時の快感は未だに忘れられない。
さおりも、自分からフェラチオさせてくれといっただけあって、男がその精液をどう処理してほしいのか分かっていた。

「飲んだのか。」

はあはあ、と口で息を整えるさおりに、オレは尋ねた。

「はい、私先輩のことが大好きなんです。お願いします、私を彼女にしてください。」

オレはもちろんOKした。
ここまでしてもらって、断れる筈がない。寧ろ此方から頼みたいと思ったくらいだ。
元々さおりには気が有ったのに、さおりの気持ちが分からず、男なのになかなか告白できずにいた、自分の意気地の無さが恥ずかしいと思った。
360バレンタインデー投下14/14 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 03:11:37 ID:LXxaRJzx
『小沢直紀のー、おまかせーラジオー。さて次のコーナーは・・・』

カーステレオのスピーカーからは、退屈なラジオが流れている。

あれから10年。
助手席には、オレの妻になった、さおりが座っている。
車は相変わらず、渋滞のノロノロ運転が続いている。
しかし、たまには狭い車内で、妻と二人きりというのも、意外と悪くない。

「どうしたの、ニヤニヤして。」

さおりは微笑みながら、オレの顔を覗き込む。

「バレンタインフェラのこと思い出してさ、さおりと結婚できて幸せだなあって思ったんだ。」

「私も。幸司と結婚できて幸せよ。」




『キスをしたことのない女の子がフェラチオをすると、その相手と両想いになって、幸せに成れる。』

あの噂も、あながち嘘とは言い切れない。
オレとさおりが付き合い始めたことは、あっと言う間に野球部に広まった。
そしてあの噂も、さおりから口コミで女子の間に広まり。後輩から後輩へと語り継がれながら、他校へと広まっていった。
あれから10年たった、2018年の今では、バレンタインフェラとして全国的に広まり、定着している。



しかしこの噂、最初に言い出したのはオレであることを、まだ妻には話していない。
3616発目投下 ◆77XCej4AVc :2008/02/13(水) 03:14:49 ID:LXxaRJzx
『バレンタインデーフェラ』
>>347-360

わたーしチョット、最後の手段で決めちゃう〜♪
バレンタインデーフェラ♪
362名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 06:14:15 ID:zskX50Vu
>>361
一番槍GJ!!
今までで1番好きだったぜ。

オチに吹いたww
363名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 02:43:16 ID:4cdOXYTi
>>361がGJなのはひとまず置いておくとして、肝心の14日に投下どころか書き込みが何もなかったのは何故なんだぜ?
364名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 12:13:36 ID:ySBNzWi9
バレンタインくらいは、嫁や彼女に付き合ってやれる
甲斐性を持った紳士達が集う良スレって事だろ。…多分。
365名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 14:03:32 ID:dKb/0vUt
>>362
(´;ω;`)ブワッ
366名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 14:04:05 ID:dKb/0vUt
364だったorz
367名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 12:56:18 ID:pLBPnvk5
368名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 13:13:31 ID:63xIZCmD
369名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 16:26:54 ID:inLatclr
370名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 01:59:43 ID:92hUcxnJ
捕手
371名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 16:23:43 ID:or4jDbmx
3月☆ゅ
372名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 04:59:01 ID:i61EGiuV
保守
373名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 20:44:42 ID:la1gqn0F
保守
374名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 22:14:26 ID:jI9mL+S8
ほしゅ
375名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 21:20:11 ID:zg6o0vMc
376名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 22:47:36 ID:I0q+jgvb
保守
377名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 18:53:25 ID:E/dkcCrg
白い日☆
378名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:44:49 ID:47htIufD
ほす
379名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 13:38:45 ID:Y7KEALum
保守
380名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:19:53 ID:L07bw7Wo
保守
381名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:42:05 ID:pauSpOL6
キスもしたことのない女の子の舌でケツの穴を奥まで舐られたい
そのまま手でチンポを優しくさすられながら射精に導かれたい
別にキスしたことのない女の子でなくてもいい
382名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:39:30 ID:UB3KoJ0o
>>381
最後の一行だけでスレ違い
383名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 12:01:43 ID:tLjfsgbs

384名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 02:18:22 ID:T9hG8yy8
おにーさま、ひどいっ!

なんにもしらない、小学生のあたしに、

さも親切そうに、「声をきれいにするおクスリだよ」って嘘をついて、

おにーさまの、おっきくてびくびくいってるオチンポをあたしのおくちにつっこむんですね?!

そうしてなんどもなんどもあたしの喉を、ごつんごつんと突きまわして、あの、臭くてどろっとしたセーエキを

たっぷりと喉に塗り込むんですねっ!?

ひどいです、おにーさま!

わたしの大切なファーストキス、おにーさまのオチンポに捧げろっていうんですか?

ああっ、だめっ、おにーさッんぐっ!! ングーーーーーーーーーッッ!!!

んぶっ、んぐ、んぼおっ、じょぼっ、じゅぶうーーーーーーーっっ!!

ぼふぁあっ、き、きす、あたしのファーストキス、オチンポに奪われちゃったっ!!

ふぁんぐっ、ぶちゅうっ、ぶばっ、ちゅぶっ!!

んぶはっ!! だ、だめえっ、オチンポ大きくて、あごが壊れちゃうっ!!

おにーさまっ、やめてっ、あたしのお口に、ザーメン出さないでぇっ!!





「・・・妹よ、ベッドに縛り付けた俺を解放してくれるんなら、今すぐにでもやめてやるんだけど?」




・・・・・・もう、おにーさまったら、ノリが悪いですわねぇ?
こうやって可愛い妹がおにーさまの性欲処理をして差しあげてるのに、それを楽しめないなんて。
罰として、ノルマ5発にしますから、がんばってくださいね?

この日のために、ビデオ見ながらたくさん練習したんですから、たっくさん美味しいザーメン、あたしに飲ませてください!!









こんな保守。

ちなみにこの妹(キモウト)、兄のオナニーしたコンドームを回収して、精飲は経験済み。
385名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 12:59:54 ID:xAOoLl9i
はいはいこのレスをチェック、と
386名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:46:46 ID:iu4z/73D
保守
387名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 00:27:36 ID:42xEpG+J
捕手
388名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:11:47 ID:qnx8Z6he
ho
389名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 18:04:52 ID:XKO7QIvf
syu
390名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:26:39 ID:2miNDIu6
391名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 07:51:16 ID:/BS8A+jx
捕手
392名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 18:18:15 ID:hTiJuPoh
ほしゅ
393名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 12:15:44 ID:HT6lKYbX
ほしゅほしゅ
394名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 12:05:46 ID:ueVJA3HP
ファーストキスもまだだけど…

……保守してあげるね
395名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 14:45:58 ID:10IsdWWo
誰もこないな。保守
396名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 23:46:43 ID:jdHXq6vE
「ねえねえ、保守ってどうするの?」
妹よ、一体何を見ているのだ。
そこは18歳未満禁止の場所だぞ。
「お兄ちゃんの履歴をたどったんだけどぉ?」
俺は18歳以上だから良いのだ。
「『キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい4』かぁ、こんなのが好きなの」
その質問に正直に答えると兄の威厳が下がってしまうので勘弁してくれ。
「一番最近のは、あっ・・・・・・」
黙り込まないでくれ、ごっつう気まずい。
「あ、アハハ、こ、声がキレイになる薬だって・・・・・・うわっ、すごっお。あの、ねえ、お兄ちゃんは、これ見ながらシたの?」
そんなこと聞かれても困る。
「・・・・・・もしかして、い、妹のアタシにされるの想像してた、とか?」
ノーコメントだ。
「でも、最近は書き込みないねぇ」
うむ、残念なことであるな。
「あのさ、あの・・・・・・あのね」
お前が言いよどむなんて珍しいな。
「アタシもキスしたこと・・・・・・無いんだ」
そうか、まあ俺が小学生の時もキスなんてして無かったな。
「もうバカぁ! 保守のしかた教えてくれるなら、アタシがほんとにシてあげようかって言ってるの!」
な、何を言い出すんだ、妹とキスなんか出来るわけ無いだろう。
「フェラよ! フェラ! 誰がお兄ちゃんなんかとキスするもんですか!」
妹よ。そういうことは大声でわめく事ではないぞ。俺の社会的信用がヤバイ。
それにキスより、フェラの方がよっぽど過激だぞ。そういうことは毛が生えてからいえ。
「生えてるわよ! 今時の小学生の発育の良さを舐めんじゃないわよ!」
む、それはスマン。
「よろしい。では、ズボンを脱ぎなさい」
ああ、って今、不思議な流れになってないか?
「60行内に収めないといけないのっ、ちんたらやってらんないわよ」
妹よ、そういうメタな事を言い出すのはどうかと思うぞ。
「うるさいわね。オチンポ大きくして、ウダウダ言ってんじゃないわよ!」
これは男の生理現象で、こら脱がすな。
「くっさぁぁ、ちゃんと洗ってるのコレぇ!」
ま、マジマジと見るんじゃない。口を開けてどうするつも、うをっ。
「ふぐんふぁ、わひね」
物を口に入れながら喋るでない。歯が当たるでは無いか。
「きもひいい?」
何を言っているのかわからんぞ、しかし、この刺激は、うっ、で、出る。
「うげー、変な味ぃ、下で柏餅食べて口直ししないと。お兄ちゃんの分ももらうね」
ちょっとまて、お前への報酬は、保守の仕方だった筈。楽しみに取っておいた○○屋の味噌餡を取られるのは納得いかん。
「しかたないなぁー。じゃあ、次にSSが投稿されたらまたしてあげるから、それでどう?」
うーむ、よかろう。
連休中であるし、明日辺り、ヒマな職人が降臨せんもんかなぁ・・・・・・。
397名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 12:09:55 ID:n2upGzUb
GJ!
398名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 12:30:30 ID:RD98n66H
潔癖すぎて男と付き合ったことのない美人なお姉さんOLが
後輩にHなことされそうになって
「キスだってまだしたことないのに」ってポツリと言ったが為に
口を犯されるような話を希望…。
399名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 14:11:44 ID:yDn6DWC5
幼馴染物が増えて欲しい。
400名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 18:43:39 ID:o/LPiBr3
敷居を上げたくはないが、純愛ものが一番だぜ。
401名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 19:49:11 ID:kSQu3FeZ
ここは二次物でもいいのかな?
402名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 06:24:59 ID:b46qW2uq
問題なす。
403286:2008/05/13(火) 01:45:14 ID:mj+SNILw
えーと、納期は破るのは最低だけど夜逃げするのは最悪だとエライ人が……とか
言い訳してても始まらないので投下します。
>>289の続きになります
404鐘の音:2008/05/13(火) 01:47:19 ID:mj+SNILw


 結局、二人とも新年の数分前には食べ終えた。やはり刻みすぎた葱が、まだ沢山浮いている麺つゆを、
今年は全部飲んでやろうかと昌平が思案していると、やおら優奈の手が動いて、テレビの電源を
バツンと落とした。
 昌平が目を上げると、彼女は答えた。「折角だし、騒がしいテレビはどうかと思って」
「これほど静かな正月番組もないぞ」
「茶々入れないでよ。たまには除夜の鐘の生演奏に聞き入るの」
 そう言って丼を炬燵の中央に押しやると、座ったまま静かに目を閉じる。

 チリチリとテレビの冷える音が収まると、昌平の部屋は今度こそ鐘の音のみに支配された。彼は暫く、
優奈の微かに紅い頬骨の辺りを見つめていたが、やがて手持無沙汰に籠の蜜柑を一つ取る。
 いつになく丁寧なわたを取りなどしてみたが、優奈が再び目を開けたのは、それをすっかり食べ終えて
からだった。

 彼女も蜜柑籠に手を伸ばしたのを見て、昌平は言う。「そんなに信心深いとは知らなかったな」
「そうね」蜜柑の臍に親指を差し当て、けれどそのまま力は入れずに、優奈は答えた。「去年のクリス
マスは、キリストさまに酷い目に合ったしね」
「趣旨を違えて神罰が下ったんじゃないか?」
「あはは、まあそうか」
 そう言って漏らしたくつくつとした笑いに、とりあえず翳りは見られない。

 彼女が自分から話を振ったのは、別に意外でも何でもなかった。実のところ、ここ数日優奈は自分から
進んで失恋話を冗談にしている。が、それが何ら前進の証で無いことは、先述した通りである。
 ……でも、本当にそうなのか?

「ん?去年だって?」
「あれ、気付いてなかったの?」顔を上げて、優奈は言った。「今さっき、明けたよ。おめでとうございます」
「明けましておめでとうございます。テレビ消されたから気づかんかったよ」
「真上に時計が乗ってんじゃない」彼女は笑った。「私が年越しでお祈りしている間、一体何を見てたのよ」
「……仏の音の下、来年の世界の平安を願って静かに瞑想していたと、」
「しっかり蜜柑剥く音がしてたわよ」

 それにどう返そうかと──例えば、お前の顔を見ていたと正直に白状してみるとか──数瞬、思案した
結果、碌な言葉が浮かばないので、昌平は後ろに倒れてごまかした。だが、そのままでは曲げた足に
無理があるので、ほとんど無意識に膝を伸ばす。と、再び二人の脚が絡まった。

「……失礼」
「……ん、いや、いいよ。この炬燵狭いし」
「重ねて失礼」
「えっ……ああ、違う違う……」
「本来ならば、こんなちっぽけな炬燵で私めが貴女と御一緒するなど以っての他にてございますれど、
何分今宵は冷えますゆえ、どうか御容赦の程を……」
「だーー、ごめん、ごめんなさい。……もう、正月早々帰る家もない娘をいじめないでよ」
 馬鹿言うな、水島昌平が水戸瀬優奈をいじめることなんてあるもんか。ただもう、こっちは齢一桁の
糞ガキレベルで、ごまかすだけでも精一杯なんだから。
「ああ、この二十年、清く正しく貞淑に生きてきた哀れな子羊は、年明け早々罪悪感で一杯だ」
「あーもう、こんにゃろめ」
405名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 01:48:24 ID:mj+SNILw

 だがそんな彼の心情を、仏は煩悩と切って捨てたか、家なき娘は鐘の音とともに反撃してきた。
「馬鹿。……大体、人が寝てる間は堂々と股座に足突っ込んどいて、よく言うよ」
 
 いや待て、と飛び起きかけた昌平は、次の瞬間、膝小僧を炬燵へしたたかに打ちつけた。反動で
飛び跳ねた二つの丼を、優奈の両手が慌てて押さえる。
 畜生炬燵め。お前唯一の証人のくせに、持ち主の俺を裏切るつもりか。
「うっわ、何もう。びっくりした」 そう言いつつも、優奈は唇の端を吊り上げた。
「っ痛ー。くそ、まて、あれはお前が寝ぼけて勝手に……」
「ええ、ええ、勿論そうでしょうとも。外は今年一番の荒れ模様、哀れな小娘が家主に返す言葉など、
イエスの他にはありませんとも」
「今年一番も何も元旦じゃねーか。それにあんだけ寝こけておいて適当なこと言うなよ」
「そりゃ半分眠ってたけど、人の足がスカートの中に入ってれば大抵は気付くわよ。まあ、もう去年の
ことだし、子羊に噛まれたと思って忘れてるから気にしないで」
「……既にジンギスカンにされた気分だ」

 言って逃げるように立ち上がると、昌平は二つの丼を抱えて流しに向かった。ここは優奈も、空気を
読んだのか手伝いには来ない。
 しかし、戻ってきた彼が子炬燵の脇で膝を抱えてうずくまると、彼女は流石に気まずそうな声をあげた。
「いや、ちょっと、そんなやめてよ。本当に気にしてないってば」
「あー……。」一瞬迷って、昌平は嘘を言った。「いや、タイミング的に嫌味なのは認める。でも、マジで
ちょっと火照っちゃっただけ。」
「そんな、」
「ホントだよ。まあその、何だ、また足先がムラムラしてきたらお邪魔させてもらうから安心してくれ」
「……さよですかい。でも襲うときは手順を踏んでお願いね。危険日なので」
「合点承知」

 最後は軽口に戻ったものの、強引に下ネタで纏めたせいか、その後は何となく会話が途切れた。
その沈黙を、昌平はさほど重いとは思わなかったものの、新たな会話の糸口もみつけられずに、
あとはじっと鐘の音を数える。


 そして何分たったか。少なくとも鐘突きが二十を超えたあたりで、優奈が出し抜けにポツリと言った。
「あのさ、ものすごく失礼なこと言っていい?」
「なんなりと」
「私、あなたが私のことを好きなのかと思ってる」

 なんとまあ。少なくとも、炬燵を出ていたのは正解だった。この角度だと、彼女は昌平を耳の後ろの
辺りまでしか覗けない。
「あー、橋爪か」
「うん、杏ちゃん」件のルームメイトだと、優奈は認めた。「六月頃に。でも、その後、他の人からも何度か
言われたことはあったかな」

 驚かなかったと言えば嘘になる。しかしそれ自体は、特段不思議なことでも無かった。面と向かった
告白こそしなかったが(例の幼馴染の事情を知ってそれをする奴は、単なるマゾか修羅場好きだと
断言できる)、酒の席等で聞かれた際には、昌平は無理に隠したりしなかった。
 但し、キリマンジャロの方はどうやら無駄金だったらしい。

「でも、所詮人の噂だし、信じたのは結局私の傲慢だと思う。もっとも、あの頃は祐樹のことでいっぱい
いっぱいだったから、正直あまり深く考えなかった。そんなこともあるのかな、て」
 間違いが二つある。信じたのは正しい判断であり、幼馴染でいっぱいいっぱいなのは今も全く同じ
だろう。
 だが、使えない突っ込み所は分かっても、合いの手の入れ方が解らない。昌平は押し黙ったまま
だったが、幸い、彼女はそれでも後を続けた。

「それでさ。今朝になって、ぐずぐずしててもしょうがないって決心つけて、まあこれ以上はぐずりようが
なかったんだけども、とにかく空港へ向かったところで、今度はお天道様にまで振られたでしょ。この
嵐の中、ホテルの空室を探しまわるのも憂鬱だし、いっそお寺でビバーグしてやろうかと思ってた
時にね。突然、思い出してさ。」
406鐘の音:2008/05/13(火) 01:49:24 ID:mj+SNILw

 なるほど、これは確かに失礼な話だ。しかしちっとも怒る気になれないのは何故だろう。彼女が
突然話し始めた理由を、未だ量りかねているせいか。或いは、優奈の声が恐ろしいまでに平板な
せいか。

「少なくとも、断られることはないんじゃないかって。その後、どうなろうが構わないと思った。とにかく、
あったかそうで、一人じゃない場所なら、後のことはどうでもいいって。本当に、酷い女だよね」

 違う、怒れないのは単に俺が馬鹿すぎるせいだ、と昌平は認める。要するに、それでもこの娘が
自分を頼って現われてきたことが、自分は堪らなく嬉しいのだ。

「九ヵ月来の友達を、恋心をダシに利用してやろうとか、意地汚いにも程がある。本当に、何だ。
これじゃ裕ちゃんが振るのも当然だ」

 そしてもう一つ、昌平は認めた。事態がとうとう、のっぴきならない所まで来た事を。

 「本当に、どうしようもない女だよ。多分、貴方がそうやって、気を使ってくれる価値は、ないんじゃ
ないかなあ。……我慢してるくらいなら、抱いちゃえばいいよ」

 *

 ヤケを起こした女が自分をペシミスティックに安売りし、それを包容力溢れる男が窘め諭す。
昌平は特別、昼ドラ好きではないが、そんなのが安いメロドラマの定番として、ありふれているのは
知っている。
 だが、それは所詮テレビの世界だ。優奈は昼メロ女のように単純ではないし、自分は包容力どころか、
寝ている娘の股座に足を突っ込む男である。

 そんな彼に何ができる。黙って抱きしめてみせるのか、ふざけんなと怒ってみせるのか。いずれにせよ
昌平がやるにはオスカー並の演技力が求められるに違いない。
 或いは、素直に喰ってしまうのか。

 いつまでも固まっているわけにはいかず、昌平は炬燵の方へ振り返った。自分がどんな顔をしている
のか、酷く気にはなったものの、幸い彼女は俯いて、こちらの方を見ていない。
 代わりに、こちらからもその表情を窺えない。

 何をするのか、全く決められないままに、昌平の体は勝手に炬燵側へと擦り寄っていった。無音の
部屋に、衣擦れの音だけが流れていくが、優奈の体はそのままの姿勢で動かない。
 炬燵を反対側へと回り込んで、彼女の斜め後ろに腰を下ろす。「さてどうする、覚悟を決めろ水島昌平」
と自分を一喝したところで、叱り飛ばすならわざわざ回り込む必要がないことに気が付いた。
 役に立たない頭を尻目に、彼の体は独自の判断を開始している。

 まあいい、どうせ叱り飛ばすなんてガラじゃないんだと肯定的に考えて、昌平は優奈にゆっくりと手を
回した。少しでも身じろぎする素振りを見せたら、そこで撤退するつもりだったが、彼女の体は魂が抜けた
様に、力なく昌平の胸に収まっていく。

 だぶだぶの半纏で着膨れていたせいか、抱き締めてみると優奈の体は見た目以上に小さかった。
回した腕が際限なく沈んでしまう気さえして、彼は慌てて抱く力を緩める。
 胡坐をかいた昌平へ横向きにもたれる形で、優奈は体を預けていた。呼吸に合わせて小さく胸が
上下する他は、何一つとして身動きしない。全てを任せた娘のささやかな重みと、微かに香る甘い香りが、
おもむろに昌平の男を刺激する。

 こんな状況下でも反応するとは、全く、我ながらどうしようもないな。そう嘆息してみても、収まらない
ものは収まらない。未だ鳴り響く除夜の鐘に、煩悩滅却効果を期待して、昌平は俯いた顔へ左手を
向ける。
 顎にそっと指を添え、上向きに力を込めていくと、彼女の首はやはり抵抗しなかった。ここで、
ハラハラと涙でも落としていようものなら、「バ〜カ」と頬っぺたをつねってやる、つもりだったの
だけれども。
407鐘の音:2008/05/13(火) 01:50:41 ID:mj+SNILw

  十数分ぶりに覗き込んだ表情は、いつも通りの柔らかい笑みだった。

 至近距離にて、優に十秒は睨めっこ勝負を続けた後、困惑したまま昌平は言った。
「えーと。俺、釣られた?」
「ううん。なんで」
「いや、……その。なあ」
「やっぱり、こういう時は目を真っ赤に腫らして泣き崩れてた方がいいのかな」
「いや、そんなことはないんだけれども」
「とりあえず、『僕の胸でお泣き』と差し出したこの両手をどうしてくれる、と」
「うん、まあそうかなぁ」

 呆気にとられて、昌平は聞かれるままに間抜けな返答を繰り返す。それを聞いた優奈は、
彼の腕の中でころころと笑った。
 
「あー、水戸瀬優奈さんよ」腹を括って、昌平は言った。「お前は幼馴染に振られてヤケを起こし、
あろうことか俺なんぞに自分を安売りしようとしてたんだぞ。分かってんのか?」
「んー、まあきっと、そういうことなんだよねぇ」半ば、逆切れされるのを期待して言った彼の言葉に、
しかし優奈は平調で返した。
「でも正直、ここんとこ考えるのに疲れちゃって、自分でもよく分かんないかも。ただ、この一週間、
水島が私のために頑張ってくれたことには本当に感謝してる。今日のことも。で、弱った頭だと、
うまいお礼がこれぐらいしか思いつかないと言いますか……」
 そこで一旦、誤魔化すように微笑んだ後、

「自分でも、気持ち悪いこと言ってるって解ってる。お前、気味悪いから今すぐ出てけって言われたら、
すぐにそうするよ。安心して、私にもまだ、コンビニ探して夜明かしする知恵ぐらいは残ってるから。
明日の朝、凍死体が発見されて、刑事さんがここの戸を叩くような事態にはなりません。
 冗談はともかく、私としては、ほら、どうせ使い道の無くなった体だし。当て付けとかじゃ無しに、
貴方が有効活用してくれるんなら、是非ともどうぞって。そんな風に思ってる。」
 淡々とそう言って、最後に「あはは、これをヤケっていうのかねぇ。当事者じゃ分かんないや」と、
付け足す様に笑った。

 ここにきてようやく、昌平は悟った。
 ヤケを起こすどころの問題では無い。こいつは、一週間前のぶっ壊れた状態と、殆ど何も変わって
いないのだ。トラウマから出来るだけ遠くに逃避するべく、己は全てに達観したのだと自分自身に
必死に言い聞かせる防衛機制。それが未だに、彼女の心を全面的に支配している。一見、回復した
ように見えたのは、ただこの一週間で、悲しんだり、凹んだり、自暴自棄になることさえも疲れて
しまって、結果的に普段のキャラクターが前面に出てきたということに過ぎない。

 こんなものは、とてもじゃないが昌平の手には負い切れない。何しろ、彼と彼女の友人が協力する
こと一週間、何の成果も上げられなかった代物なのだ。これをどうにか出来るのは、きっともう、
時間だけなのかもしれない。

 だが、おかげで今後の方針は固まった。慌てず、焦らず、刺激せず。彼女の周りの、穏やかな生活
を取り戻すのだ。事の是非など一先ず置いて、自分を彼女のいつも通りの場所に置く。そこで彼女が、
ゆっくり癒えるのを待っていこう。
 それでも、望みがゼロだった今までに比べれば、実に格段の進歩じゃないか。
408鐘の音:2008/05/13(火) 01:51:28 ID:mj+SNILw

 昌平は声に出して言った。「なるほど、分かった」
「え、そこで水島が分かっちゃうの?」
「うむ。もう何というか、これ以上の抵抗は無意味だってことが」

 彼女の中の自分の立ち位置──邪気の無いむっつり。そして、下心満々の親身な友人。
 それを意識して、昌平は内心、苦笑する。結局、自分は今いい思いをしたいがために、この
結論に持って行ったんじゃなかろうか。

 昌平が腕に抱きなおすと、優奈は楽しげに笑って言った。「あはは、とうとう馬脚を現したな、
このムッツリめ」
「うるさい。言っとくけど、さっきの炬燵の件は本当にそっちのせいだからな」
「はいはい。でも、すぐに足どかさずに、楽しんでたのは事実でしょ」
「……お前、本当に寝てたのか?」

 凡そ、前進とは言い難い。この事が、後にしこりになるかもしれない。しかし、後退しなければ
今はいいのだ。壊れた彼女のしたいようにさせてやろう。ここで拒んで優奈が家を飛び出して、
万が一にもその話が広まって、橋爪達と彼女の間で問題になるような事があってはいけない。
 昌平が襲いかかったという話であれば、少なくとも問題は別になる。

「水島はね、ほら……えーと、いい意味で単純だから」
「俺の愚考はすべてお見通しってことですか」
「そうじゃないよ。でも、そだな。すぐアップアップするまで頑張るから分り易いっていうか……」
「よく分からんが、馬鹿にされてるのは分かった。ついては、今の俺の考えを当ててもらおうか」

 我ながら、大した尽くしっぷりだと思わなくもない。しかし、それでも今後を思って何故かやる気
になってしまうのは、今現在、目の前に美味しい餌をぶら下げられているっていう事と、

「いい加減、この馬鹿会話を打ち切って、する事したいぞこの野郎、かな。
 ……それから多分、何か、私のための事。」

 こいつがやっぱりいい女だってことなんだ、と昌平は思った。



 いつの間にか、除夜の鐘は止んでいた。
 さしもの三大宗教も、自分の煩悩には匙を投げたか。膝の上に乗せた優奈から、大きな半纏を
剥ぎ取りつつ、昌平がそんなことを思っていると、突然彼女が、あっと言った。

「どした?」
「いや…、その、今更大変申し上げにくいのですが」ポリポリと頭を掻きつつ、半笑いで彼女は言った。
「結局は、私だけの問題なんて言えないし。最低限、告知するのは女の義務だと思うので一応。
バリバリ、危険日です」
「…………あ゛」
「いやもう、ほんとうに、すんません。つーか、折角のヤケなんだから忘れときゃいいのにねえ。
ここまで来たら、もう生でやっちゃおうか?」
「んなわけにいくか」

 畜生、この馬鹿と、彼は自分に毒付いた。避妊を忘れて失敗する奴の気持ちは本気で解らんと、
常々思っていた昌平だったが、今回は全く、雰囲気に流されて失念していた。大体、危険日安全日
の問題じゃないのに。これは悲しい童貞の性か、などと言って許される問題では無い。
 何が俺は尽くすタイプか、だ。やはり自分は、やることしか考えていないんじゃあるまいか。

「あうぅ……ごめん!一先ず今日のところはゴム付きで満足して頂いて、」
「んなもん常備してるわけ無いだろ。童貞なめんな」
「えっ……と、あの、男の人の小銭入れの中に、入ってるもんじゃないの?」
「……橋爪の論説は、話半分に聞こうな」
 そう言うと、昌平は一度、ギュッと名残惜しげに抱きしめてから、優奈を膝の上から下ろす。
409鐘の音:2008/05/13(火) 01:52:06 ID:mj+SNILw

「ちょ、ちょっと。そういうわけにはいかないよ」
「いや、物理的障害はどうしようもないだろ」
「ぐ、ぐぬぬ。私、いまから買出しに行ってくる」
「コンビニへたどり着く前に遭難するぞ、本気で。お寺さんにでも売ってれば別だがな」
 そして、唸る優奈を尻目にしながら、ごそごそと炬燵へ入り込む。

 ま、正直いい落ちがついたなと、昌平は思った。優奈を拒むこともなく、自然にフラグは回避され、
その場はいつもの自分達らしい、馬鹿げた空気で満たされた。これで後は、今の限界に近い性欲を
彼女に隠れて始末できれば万事解決だ。そう思って、昌平はさてどうしたともんかと、炬燵の蜜柑を
取り上げる。

 だが、次の瞬間、優奈は彼の想像の斜め上を行く行動を取った。

「こんにゃろ、処女だからって馬鹿にすんなよー」
 そう言ってぱっと立ちあがると、彼女は子犬のような機敏さで、素早く昌平の反対側へと回り込んだ。
それから、炬燵布団を勢いよく跳ねあげると、その内側へ豪快にダイブする。

「……!!」
 人は本気でびっくりすると、その瞬間、声は出なくなるものらしい。そして、昌平が「おいっ!」と、
かなり本気で叫んだ時には、彼女の両手はすでに太股を捕えていた。
「馬鹿、やめろ、危ないって!」
 そう言って何とか炬燵から出そうとするものの、本当に危ないので昌平自身は動くことが出来ない。
策に困って、何とか炬燵を丸ごと上に放り上げられないかと、天板に手をかけた時、彼の股座から
優奈の顔がひょっこりと現れた。

「ふっふっふ、この妖怪コタツムリから逃げようとは百年早いわ」
「お前、電熱器に髪でも絡んだらどうすんだ。死ぬぞ」
「そんなんで死んでたら日本の子供はみんな越冬出来ないわよ。おっと、炬燵を剥ぎ取ろうたって
そうはいくか!」
「布団を無理に引っ張るな馬鹿。ボロだから破れる」

 炬燵越し不毛な争いを続けること数十秒、しまいには優奈が昌平の腿に手をついて笑い出して、
その攻防戦は終了した。
 ズボン越しとはいえ、自分の股間に顔を埋めて笑いこける娘を前に、彼は特大の溜息をつく。
 彼女にも。自分にも。

「お前、ほんとにもう。自分の年を考えろよ」
「あー、可笑しい。こんなに笑ったの久し振りだわ。水島もやってみる?」
 こうしてお前の股座でいいならな。なんて言うと、今は本気で洒落にならない。
「俺なら今頃背中をこんがり焼かれてる。つーか、本当に大丈夫なのか?」
「へーきへーき。余裕あるし、これちゃんと防護柵みたいなのついてるし。あ、でもちょっと暑いな。
目盛り下げてくるね」
 そう言って、ぱっと炬燵に潜航すると、優奈は中でコードをごそごそとやって、数秒後にはまた
ひょいと顔を出す。なんか、昔見た動物番組でこんなのいたな、などとどうてもいいことを昌平は
思った。確か、プレーリードッグ、だったっけ。

「さてと、それじゃ、そろそろ参りまするよ」
「はい、お願いしまするよ」
「あはは、さすが敗者は聞き分けがよろしい」
 そうとも、もうさすがに限界さ、と昌平は声に出さずに心内で言った。優奈と二人っきりの部屋で、
思いっきり馬鹿やって、いちゃいちゃして、そういうのがずっと、俺の憧れだったのだ。これが、
お互いの不幸の積み重ねが生んだ、単なる偶然のイミテーションだったとしても、一体それが
どうしたというのだ。

 そうだ。人は、時にはヤケだって必要だ。
410鐘の音:2008/05/13(火) 01:52:55 ID:mj+SNILw


 優奈の細い指先が、ジャージの前開きを探っていく。やがてファスナーにたどり着くと、そこは既に
内側から力強く押し上げられていた。優奈は一瞬、戸惑うような動きを見せたものの、すぐに指を
当て直して、それを一息に引き下ろす。
 拘束が解けると、それはトランクスの布を被ったまま、ポンと外側に飛び出した。これには流石に
びっくりして、優奈はひゃっ、と両手をよける。

「はい、落ち着いて、ゆっくりね〜」
「くっそー、余裕こいてられるのは、今のうちだけだかんね」

 昌平の軽口にそう言い返して、優奈は再び男のものと対峙する。が、トランクスの前開きをすべて
外しても、今度は独りでには出てこない。
 ん、と気合を入れ直して、優奈は下着の内に手を入れた。しかし、それを優しく引っ張り出そうと
したところ、先の部分が折り目に引っ掛かって出てこない。

 逡巡することしばし、股間から目を上げて優奈は言った。「えと、あの。出せないんだけど」
「もうちょっと強く引っ張ってみたら?」
「え、いいの?」
「こっから出すくらいには大丈夫」

 そう言われて、彼女は再び指をかけると、今度は少しずつ力を入れていく。引き上げる力に従って、
幹の部分が僅かにしなると、彼女は再び不安げに目線を上げた。その仕草がなんとも可愛い、と
昌平は思い、そして思わず緩みかけた口元を引き締める。 

 だが、そんな変顔で頷かれた優奈は、それ自体には特に反応することもせず、至って真面目に
作業へ戻った。そして、再び慎重に荷重を上げていき、十秒ほど後にビョンと下着から取り出した。

 その反動に吃驚して、優奈は言う。「あ、あの、大丈夫?」
「大丈夫だって。そこまで壊れ物みたいにしなくても平気だよ」
「うーん。でもさ、ここって急所なんでしょ?」
「いや、それはどちらかと言えば玉の方っていうか。こっちはほら、なんたって女に突っ込む方だし」
「ああそっか。初めての子はこれで出血するんだもんね」
 彼女は納得とばかりに、ポムと一度、昌平の腿を叩くと、今度は両手で幹を支え持つ。、

 眼前十センチにそそり立つそれを、優奈はしばし、マジマジと見詰めた。その表情は、決心が
付きかねているというよりは、どこか興味本位の色がある。傘の部分で微かに感じる娘の吐息と、
幹に感じる彼女の指の感覚で、昌平はすでに十分気持ち良くもあるのだが、このまま放置プレイ
ではさすがに切ない。
 しかし、焦れたと素直に伝えるのも、それはそれで悔しい気がするのは、やっぱり自分の経験値が
低すぎるせいなのか。

「あー、何かご感想でもありますか?」
「そうねぇ。やっぱり、あんまいい匂いとは言えないかな」
「……畜生、ちょっと傷ついた自分がムカつく」
 それにころころとした笑いを返してから、真顔に戻って優奈は言った。
「えーとさ……うん、ぶっちゃけた質問していい?」
「おう、初心者なんだからドンといけ」
「うう、同類に言われるとなんか悔しいぞ……えと、これ、最初は舐めるの?銜えるの?」
「………………俺は銜えてくれた方が嬉しい」
 たっぷり十秒は詰まった彼に、優奈はやはり小さく笑ってから、「素直な回答、ありがとう」とだけ
言って、後は思い切りよく頭を落とした。

「はむ…んぐ、れるれるれる……」
 勢いに任せて、優奈はエラの辺りまで一息に飲み込んだ。そこでしっかり唇を結び、舌先でくるくると
先端部分を舐め回す。
 こうして手順だけ書き出すと、一見して手慣れているように思えるものの、その動きは当然ぎこちない
ものだった。顔の位置は一定して動かず、舌の方も等速円運動を続けるだけで単調だ。歯を当てること
なく唇を閉じたのはさすがと言えるが、それだけで吸うような動きは見られなかった。この不自然な
アンバランスさは、例によって橋爪当たりに知識だけ吹き込まれた結果だろう。
411鐘の音:2008/05/13(火) 01:53:47 ID:mj+SNILw

 しかし、だからと言って昌平の興奮が小さいかと言えば、現実はその真逆であった。直接的な性感こそ
小さいものの、初めて感じる口内の熱さ、ざらついた舌の感触、そして股間を埋める愛しい栗色の髪が、
彼の官能を倍加させていく。

「れむ……んるぅ……っぷは、はあ」
 暫くして、優奈はやや苦しげに口を離した。特別深く銜えていたわけでは無いので、恐らくは息を止めて
いたのだろう。両手に剛直をしっかりと握りしめたまま、彼女は二度、大きく深呼吸すると、再び顔を
上げて言った。
「えと……どう、かな」
「あー、気持ちいいぞ」
「嘘。だって、感じたらもっとピクピクするって、」
「……橋爪が言ったの?」
 彼が半眼でそう遮ると、優奈はぐっと言葉に詰まる。

 その隙に、昌平は彼女の頭にポンと手を置いて言った。
「いいか、奴が振りまく机上の空論は一先ず忘れろ」
「でも水島よりは、杏ちゃんの方が実践に基づいてると思うけど……」
「ぐっ……。いや、そもそもこういう事に一般論を持ち出すのがおかしな話であって、」
「はいはい、貴方色に染まります。じゃあ、次はどうするの?」
「……とりあえず、もう一度銜えて」
「ん」

 優奈は再び、傘の部分をすっぽりと唇の中に収めると、そこから上目遣いに彼の方を窺った。その
淫らな光景に、昌平は生唾を飲みつつも、声だけは平静なふりをして彼女に言う。
「もう少し、深くいけるか……そう、無理はせんでいいぞ。あー、呼吸はちゃんと鼻からしろよ」
「ふぇと。はむ……んくっ……。ほう、かな?」
「ん、そう。後、舌だけじゃなくて、口の他の部分にも当ててくれると……あー、うんいい」
 いざ行為が始まると、優奈は彼の言葉に素直に従った。その普段と裏腹な従順さが、昌平の口に、
ついつい正直な欲望を喋らせる。

 ふと悪戯心を起こして、彼は言った。
「こっちにも当ててみたり、出来るか?」
「ほっへた?」
「そう、頬っぺた」
 すると優奈は、「んぁ」と小さく頷いて、男のもの口から取り出し、ペタリと頬に押し付ける。ゆっくりと
頬擦りしながら、昌平を見上げて、彼女は言った。
「あれ、違った?」
「……そのままそのまま」
 本当は、頬肉を内から突いてみたい、などと思っていた彼だが、この姿も捨て難い。拭わずに吐き
出されたままの剛直には、彼女の唾液がねっとりと纏わりついていて、それが白い頬との間で
微かな水音を立てている。

 酷く淫靡な光景だった。ずっと高嶺の花だった少女が、股蔵で自分のものに顔を寄せる様は、
現実感が薄くてどこか不思議な感じさえする。だがその視覚刺激は、昌平の興奮を等比級数的に
増加させていく。

 腰元に軽い疼きを憶えたところで、彼は優奈の頭を軽く持ち上げた。それから軽く身じろぎして、
彼女との位置を調節すると、今度は自分から彼女の口元に挿し当てる。その動きに、優奈はやはり
抗うことなく、昌平のモノを飲み込んだが、傘に舌を絡めたところで、あっと小さな声を洩らした。

「どした?」
「なんか、んぁ…」傘を舐め上げながら、優奈が言った。「さっきと味、変わってきたかも」
「あー……、それはだな、」
「ふぁ、いまピクってひた。……んぐ、ね、ね、感じてきた?」
 そんなことで嬉しそうにはしゃぐな馬鹿、と昌平は心の中で独り言ちる。
 顔のニヤけを抑えきれんだろうが。
412鐘の音:2008/05/13(火) 01:54:32 ID:mj+SNILw

「これ、先走りってやつだよね?……ふっふっふ、所詮童貞などお姉さんの手にかかればこんなものよ」
「……お口が留守ですよお嬢さん」
「ひゃぼっ……!」
 剛直をマイクに当然喋り出した優奈の頭を、昌平はやや強引に押し下げる。一瞬、照れ隠しにしては
やり過ぎたかと思ったものの、彼女はすぐに憎まれ口を返してくれた。
「……ん゛ー、ほのー、ひちく(鬼畜)ー」

 だがその言葉とは裏腹に、優奈は頭を戻そうとしなかった。そのまま深い位置で、彼女は口の動きを
再開させる。
「んぶっ……んちゅ…れる……はん…」
 剛直で容積が狭まったせいか、彼女の舌が蠢くたびに、昌平のモノが口の内部に接触する。特に、
彼女が裏筋へ舌の根を当てると、傘が上顎の深い部分で擦られて、強い刺激をもたらした。
 外音を降りしきる雪に遮られた静かな下宿で、男の吐息が段々と荒くなってる。

 と、こめかみに痛みを感じて、優奈は疑問の声を上げた。
「んちゅ……じゅちゅ……んー?」
「ごめん。続けて」
 腰に溜まり始めた快感で、思わず両手に力が篭っていたのだろう。何か間違えたかと疑問の声を
上げかけた彼女を、しかし昌平は素早く制す。
 握力よりもその声の低さに驚いて、優奈は銜えたままそっと目線を持ち上げた。昌平の方もしまった
とは思ったものの、口から出たものは取り消せない。彼女に下から覗きこまれて、気まずげに口の端を
引き上げる。
 しかし、その余裕の無い苦笑いで、彼女もようやく男の状況が分かってきた。

 顔を戻すと、一度口から剛直を外し、やや硬い声で優奈は言った。
「えと、要望とかあったら、全然言ってくれていいから。私、ホントに聞きかじりの知識しか無いし」
「うん」
「あ……あと、その。出したくなったら、いつでもいいよ」
 それから、返事を待たずに銜え直すと、勢いよく抽送を開始した。

「んぶ……んんっ……んく……あむ……」
 唇が傘の返しに掛かるまで引き抜き、舌を当てながらつかえるまで下ろす。少し角度が付いている
せいか、上顎に当たって半分程までしか飲み込めない。が、その分動きには勢いがあって、亀頭が
口蓋と力強く擦れ合う。
「ぢゅる……あむ……んが……」
 しかし、このまま最後までは行けそうにない。数瞬、躊躇った後、彼は一旦優奈の頭を自分の腹側に
引き寄せた。

「んん・・・・・んぶぅっっ!?……っあぶ……」
 剛直と口との角度が無くなり、いきなり奥まで入ってくる。結果、直前と同じ勢いで動いていた優奈は、
喉奥を不意打ちされる形となって、思いっきり目を白黒させた。
「動きはゆっくりでいいから……ん。…そうだな、もうちょっと強く吸う感じで。解るか?」
「ぅん。……あむ……っぢゅるるっ……んく……」

 言われるまま、一心不乱に吸い上げている優奈の頭を、昌平はゆっくりと動かした。ギリギリまで
引き抜いて傘の吸引を楽しみ、またじわじわと挿し入れて舌の歓迎を味わう。そして奥を突かない様に
気をつけながら、その深さを少しづつ増していく。
 主導権がこちらに移ったことで、肉体的な快感は何倍にも膨らんだ。これまでも精神的な興奮は
十分に大きかったが、やはり素人の彼女の奉仕はどこかツボを外したものだったのだ。それが、
自分の思い通りに動かせるようになって、昌平はいよいよ我慢が効かなくなってきた。
413鐘の音:2008/05/13(火) 01:55:12 ID:mj+SNILw

「ちょっと動かずぞ」
「あぶっ……はん……んぅくうぅぅ……」
 浅く銜えさせた状態で、優奈の顔を若干傾ける。それから少し斜めに頭を落とすと、剛直の先端が
内頬を突いた。 柔らかい女の頬肉が、いきり立った男のモノで内側からグっと突き上げられて、
その整った顔立ちを不自然に歪める。
「はぶうぅぅっ……んぐっ……」
横向きにつっかえ棒を入れられた形となって、優奈は自分からは動けない。代わりに、昌平は頭を
掴む手を下にずらして、突かれた頬肉を押し込むように揉んだ。先端が軟肉と強く擦れて、絶妙な
性感を送り込む。

「んぐぐぐ……んちゅ、れる……ふぐっっ!」
突然、優奈の頭がガクンと揺れた。押し寄せる快感に耐えかねて、昌平の腰が殆ど無意識に跳ねた
のだ。結果、頬奥に当てていた剛直がずれて、再び彼女の喉奥を襲う。
「すまん」
そう言って昌平は頭を戻すが、しかし腰の小刻みな動きは止まらない。口の中の一物は、不規則な
引き攣けを繰り返し、初めての彼女も本能的に終わりが近いことを悟る。
 浅い抽送を受けながらも、何とか息を整えると、優奈は最後に昌平の方を仰ぎ見た。そして涙で
潤んだ視界越しに、多分物凄い余裕のない顔をしている男を見据えて、何とか笑みらしい表情を
浮かべてやる。

「……すまん」
 もう一度、先と同じ言葉で謝ってから、昌平は彼女の頭を掴み直した。それから、終わりに向けての
激しい抽送を開始する。
「あ゛んんっっ……んがっ……ふうぅんっ……!」
 咽頭を容赦無く襲う膨らんだ亀頭が、優奈の呼吸の自由を奪った。ここに来て、彼女に昌平を愛撫
する余裕は全く無い。しかし代わりに、反射的にえづく喉奥が、突き込まれた剛直を扱き上げる。
 その刺激は、経験のない昌平にとって、とても耐えられるものでは無かった。

「んぐう゛うぅ……っ…がっ……はぐうううっ!」
「……っっ、出すぞ」
 上がった息の合い間から切り出す様に言うと、昌平はギュッと優奈の頭を抱き締めた。腰を
折るようにして抱え込んだおかげで、傘の位置がほんの少し、浅い位置で停止する。その隙に
上がったえづきを飲み込もうと彼女が喉を開いた瞬間、剛直が精を吹き上げた。
「んくぅ……っひゃぐっ!?……れるぅ」
 喉奥を叩いた初弾にびっりくして、優奈は舌を鈴口に押し当てる。続けて放たれた第二以降の
迸りは、のたくる舌に遮られて口の隅々にまで撒き散った。



 それから十数秒、昌平の一物が完全に動きを止めるまで、二人はそのままの姿勢で静止していた。
狂ったような恍惚が徐々に昌平の頭から引き始め、ようやく押え込んだ腕の力に気付きかけた頃に、
優奈が小さく身じろぎする。
「ほむ……んんんーちゅる」
 口に昌平のものを溜めたまま、彼女はゆっくりと頭を上げた。零さないように窄めた唇が、剛直の
汚れもきれいに拭って、傘との間に白いアーチを形作る。そのあまりに淫靡な光景に、思わず
昌平が固まっていると、優奈は仕方ないなあと言うように目を閉じた。
「あ、おい」「んく、んっく、……はふ」
 それが昌平を待っているのだと気付いたのは、少しばかり遅かった。慌ててティッシュを探すも、
彼の右手がちり紙を引く抜いた時には、優奈は思い切りよく飲んでいた。しかし粘性の高い精液は、
一息で容易には飲み干せず、その後は少し顔を上げる様にして、二度三度と喉を鳴らしていく。
それからパチリと目を開けて、少し意地悪そうな笑みで昌平を見た。
「……これ、ごっくんって一気には飲めないよね」
414鐘の音:2008/05/13(火) 01:55:56 ID:mj+SNILw

 涙の残る目でそんなことを言われても、昌平にはおよそ返すべき言葉が見つからない。そんな
彼の表情を、優奈は暫く頭をもたげたまま楽しそうに見ていたが、やがてぱったりと太ももの上に
伏せった。
「はふ。さすがにちょっと疲れたかも」
「す──、」 すまんと言いかけて、さすがの彼もそれは無いと言葉を飲む。「その、ありがと、う?」
「あはは、どういたしまして。でも何故に疑問形?」
 そして再び昌平が押し黙った隙に、優奈は頭を股座に戻す。
 達したばかりの剛直は、若干柔らかくなっていた。だが、それを彼女が口に含んだ瞬間、全体が
ビクンと引き攣って、先の残滓が染み出してくる。傘を銜え、幹の部分をゆるく握りながら吸うと、
中にはまだ結構な量が残っていたようで、彼女はもう一度、それを唾液と一緒に飲みこんだ。

「れむ………んっぐ、んく、ほむ?」
「水戸瀬、ほんとにありがと。もういいよ」
 予想外の健気な"お掃除"に、再び反応しそうになって、昌平は彼女の顔を上げさせた。そのまま
体を少し引いて、娘の頭を自分の股座から引き離す。
 すると、意外そうに優奈は言った。「え、まだ一回しかしてないよ? いいの?」
「いいも何も。そんなに無理すんなって」
「……喉を思いっきり突いた挙句、全部飲ませた奴がそれ言うか」
「え゛、あ゛、いや」 半眼で言われて、昌平は思わず狼狽する。「その……悪かった。ぶっちゃけ、
途中から気遣いとかぶっ飛んでた」
 しかし彼が真顔で謝ると、優奈はそれが本意では無かったようで、逆に気まずげな笑みで茶化そう
とした。「あーいやいや、まあそこまで楽しんで頂けたなら……なんというか、お粗末さまでした?」
「いえいえ、こちらこそごちそうさまでした」
 それに昌平が乗っかる形で、二人は一緒に頭を下げる。それから、一緒に吹き出した。

「全く。俺らは何をやってんだろうな」
「直前まで情事に耽ってた男女の会話じゃないね」
 そう言うと、優奈は炬燵の中で器用に体を反転させた。頭を昌平の太股の間に置いて、逆さまに
こちらを見上げる形で仰向けになる。その頬には、まだ少しだけ涙の痕残っていた。

 それを無意識に指でなぞると、彼女はくすぐったそうに目を閉じた。
「やっぱ、苦しかったよな?」
「まあ、正直言うと途中で死ぬかと思ったよ」 ゆるく目を瞑ったまま、優奈は言った。「でも、本当に
水島は気にしないでいいの。その……どちらかというと、ありがたかったから」
「有り難かった?」
 昌平が聞き返すと、彼女は目を閉じたままうん、と頷いた。
「なんかね、苦しいのが、凄くザマミロって思った」
「それは、」 一瞬迷ってから、昌平は訊いた。「あいつに? それとも自分に?」
「ううん、そんなんじゃなくて。ただ、思いっきり、ざまあみろって、頭の中が叫んでた」
 そこでゆっくりと目を開ける。代わりに、昌平は炬燵の上の蜜柑籠へ視線を移した。
「ザマーミロって」 優奈は言った。「ざまあ、みろって。久々に、すっとした」
「……そうか」

 短く返して、彼は目線を戻さないまま、蜜柑を一つ剥き始めた。もしかしたら、優奈はずっと自分に
怒って欲しかったのかもしれないな。そう思ったが、しかし何も言わずに、昌平はただ蜜柑の皮と
その白綿を丁寧に剥いた。彼がわざわざ怒って見せなくても、その目的は、多分、もう十分に
果たされていた。
 再び開かれた優奈の瞳は、とっくに新しい涙で溢れていた。
415鐘の音:2008/05/13(火) 01:56:25 ID:mj+SNILw

「っごめん、ごめんね……!」
 小さくしゃくり上げながら、彼女はようやく、昌平に対して謝った。お詫びに自分の体を差し出すと
言っても、そのこと自体には一切の詫びを入れなかった娘が、彼に泣きながら謝罪した。
「ごめんなさい…私、ホントに酷いことっ……!」
「ま、それに乗っかって手篭めにする男も大概だけどな」
「っ、ちがっ……」
「ところで、口直しいらないか?」
 そう言って、昌平は丁寧にわた取りした蜜柑を一房、優奈の口に押し込んで黙らせる。

 これで、ようやく先に光が見えてきた、と昌平は思った。彼女が泣いて謝ったのは、要するに彼の
心情を慮ることが出来た証拠だ。自分の痛みを無視出来る代わりに、人の痛みも鑑みなようとしない
ハリネズミのような心理状態から、彼女の心は回復してきている。
 そして普段の彼女は、人一倍、心の機微に敏感な性質なのだ。

 尚も言葉紡ごうとする娘の口を、次々と蜜柑で封鎖しながら、昌平は言った。
「大体、ちょっと失恋したくらいで、お前が脛に傷のあるビッチになんかなれるわけないんだよ」
「あむぐく……ふがっ」
 軽く咽るほどの量を口に詰められて、優奈もようやく喋るのを諦める。昌平は過食を強いられて
必死なその顔に手を伸ばして、目尻の涙を拭ってやった。少なくとも、その最後の幾滴かは、
彼が押し込んだ蜜柑のせいに違いない。それが先の泪を押し流してくれればと、昌平は願った。

 最後の一房を苦労して飲み込んだ優奈に、彼は唇の端を上げて言ってやる。
「どうだ、人に剥いてもらった蜜柑はうまいだろ?」
「……アレの味が混ざってて、よくわかんない」
 昌平は笑った。それで顔のイヤラシイにやつきを誤魔化せたかどうかは、正直なところ自信は
無かった。


 *

 翌朝、昌平は空港の待合席で、優奈の搭乗手続きを待っていた。新年の朝は、日本晴れとは
いかなかったものの、昨夜の雪はきれいさっぱり収まっていて、飛行機は朝一から飛んでいた。
優奈を昌平の下宿に閉じ込めてくれた低気圧は、残念ながら年越し叶わなかったようである。
おかげで、空港は早朝だと言うのに、昨日帰省を阻まれた人々でかなりごった返し気味だった。

 あの後、優奈を炬燵から引っ張り剥がしてから、二人は再度一つの炬燵に入り直した。
それからは普段通りの馬鹿話をして、或いはお互いにうとうとしたりしながら、新年最初の
夜を一緒に明かした。朝、顔を洗いに炬燵を出た時には、昌平は体の節々が痛かった。

 結局、二人ともそれ以上体を寄せることはしなかった。昌平の性欲は十五分もすれば戻って
しまったし、迫れば優奈も断らないのは解っていたが、それでも彼は我慢を通した。もっとも、
例によって狭い炬燵で絡む足だけは、意地でも自分からは離さなかったのだけれど。

 待つこと十分、売店で買った缶コーヒーがそろそろ温まる頃になって、優奈がようやく
手荷物カウンターの人垣の向こうから姿を見せた。時計を見ると、飛行機の出発時間まで
もう二十分を切っている。
「結構ギリだったな」
「田舎の空港だからって舐めてたわ。ゲート通過は十五分前だっけ」
「ああ。行くか」
 言って、二人は徐に歩き出した。帰省と言っても、冬期休暇は短くて、ほんの一週間足らずである。
その後はまた大学で毎日のように顔を合わすのだから、特に構えるような別れでは無い。
 しかし、今まで学友の見送りなど、昌平はせいぜい最寄駅までしかやったことが無い。
416鐘の音:2008/05/13(火) 01:58:12 ID:mj+SNILw

 ゲートの傍に立つ厳つい警備員の表情が解るところまでやってきて、優奈がこちらを振り返る。
「じゃあ、うん……」
「また一週間後な。二度と変な男の家に転がりこんだりしないように、ゆっくり実家で休んで来い。
今度は無事に出てこれないかもしれないぞ」
 昌平がおどけて言ったので、優奈も笑って冗談で返す。
「あれは無事だったっていうのかなあ……」

 しかし、そこで彼は一歩前へ踏み込んだ。優奈の手首を素早く掴むと、上体を傾けて頭を落とし、
──渾身の力で捻じ曲げて、彼女の耳元に口を寄せる。

「ああ、次は無事じゃ済まさない。まともな飯を食いに出て、帰ってきたら風呂入れて、その後
布団の上に押し倒す。キスして裸にひん剥いて、しっかり準備して抱くからな。お前が俺の
下宿に来るって事は、なし崩しじゃなく完全な合意だと看做すから」

 一息に言って、体を戻す。頬を撫ぜる優奈の髪の誘惑に抗うには、相当な努力が必要だった。

 焦点が合うと、優奈は少し驚いたような表情をしていた。だが、一度瞼を下ろし、そしてもう一度
開かれた二つの瞳は、もうしっかりと意志の光を湛えていた。

 昌平を正面から見据えて、彼女は言った。
「ありがとう。本当に、私にはもったいない友達だよ」
「もったいないから、ぜひその関係を再考してくれ」
「うん。それをちゃんと、考えてくる」
 いつの間にか握手になっていた右手は、昌平の方からゆっくりと離した。


 一時間後、昌平はお寺の境内を歩いていた。初めは、帰りがけに初詣をと思っていたのだが、
参拝を待つ長蛇の列と、昨夜、炬燵寝で痛めた体の節々が、昌平に針路変更を決めさせた。
 それに、この寺には去年、ちょっとばかりの借りがある。

 新年のお寺も人がいないわけでは無かったが、やはり普通の人間は初詣へと流れたようで、
どこか寂しい印象は拭えなかった。しかし雪の上には、昨夜訪れた人々の足跡が作ったらしき
道がある。昌平はそれをたどって歩を進め、目的の場所へたどり着いた。

「これ、か……」
 見事な鐘だった。昌平は仏閣建築のぶの字も知らないが、その威容は一見の価値ありと
素直に思った。この地に下宿してもうすぐ二年になるが、訪れたのは今日が初めてになる。
 昨夜、優奈と二人っきりの静かな部屋で、ヤケに大きく響いていた除夜の鐘がこれだった。
百八の煩悩を払うと言われるそれは、結果を鑑みるに効果があったかどうかは疑問である。が、
事あるごとに絶妙なタイミング鳴ってくれたその鐘に、昌平は今や、妙な縁を感じていた。
 それで、ふと、願かけするならこっちだと思ったのである。

 鐘楼の周りには、幸い誰もいなかった。それをいいことに、昌平は石段を登って鐘の下へ行き、
手袋を外して触れてみる。
 一月の冷気を纏う厳かな青銅は、昌平の右手に残る火照りを一息に奪った。
417286:2008/05/13(火) 02:04:11 ID:mj+SNILw
以上です。

すみません、箱根駅伝どころじゃありませんでした。
正月って意外に短い。とかそういう問題じゃない。
時事ネタだし時期を逸したと投げてたんですが、GWにふとファイル見つけて、やっちゃいました。

折角(?)遅刻したので、一応、キスマダというお題に現代恋愛で敢えてガチ勝負してみたつもりです。
418名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 02:04:25 ID:E128qef6
あんた最高だよ!
待っててよかったよ!
419名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 02:35:24 ID:DAeuSEZs
素晴らしい
420名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 10:32:09 ID:wdzVwhA5
>>417
あんたはその勝負に勝ったよ!

エロも話もしっかり楽しませていただきました。GJ!
421名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 11:47:24 ID:Rrj6cIK9
>>418
ずっと待っててよかった。GJすぐる。
ハートも満たされるようなハッピーエンド続編なんか期待したくなる神っぷり。
とにかく感情移入できる作品だったから、あっという間に読み切ってしまったぜ。

とりあえず、もう服着てもいいかな?
422名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 11:48:23 ID:Rrj6cIK9
安価ミスった…orz
λ...<しゃぶってくる
423名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 04:12:02 ID:c9onMz9d
GJ!
幸せに終わって本当にうれしい
・・・やっと俺の冬が終わった
424 ◆k4Av.kXE.M :2008/05/16(金) 20:40:29 ID:ZEEMESls
投下、黒いです注意。
425先輩ハ後輩ノ物 ◆hzfGxHJVZk :2008/05/16(金) 20:41:18 ID:ZEEMESls
床にペタンと尻餅をついた先輩が、涙に濡れた目で俺を見上げている。
俺は息を荒く弾ませながら、ズボンをトランクスごと脱いでいった。

こうなった経緯を説明しよう。
俺は、今年入ったばかりの新入社員。新人だと言うのに(新人だからか)、碌に仕事の仕方すら教えられない内から、こき使われている。
今日も、仕事を押し付けられて、夜遅くなり会社に残っているのは、先輩と俺だけになってしまった。
先輩。春日ゆき先輩。
俺の5年前に入社した、専務の娘であり……正真正銘のお嬢様だ。
ふわふわの髪。会社の制服に包まれながらもメリハリの効いたボディ。なにより、おっとりとしていて優しく包み込んでくれる感覚。
今日も、わざわざ俺の仕事に付き合って残業してくれた(教育係のチーフは、さっさと帰りやがった)。
やっと、仕事が終わった俺は、開放感から浮かれて。今思うと随分と馬鹿なことを口走った。
「春日先輩は、彼氏とかいるんですか?」
本当に馬鹿だとは思うが、俺はそう尋ねながら先輩に彼氏がいるだなんて思っていなかった。
女子高育ちで、短大出だという先輩は、男とは無縁ですごしてきたと信じて疑ってなかった(ある意味、それは正しかったのだが)。
そして、身のほど知らずにも、俺が初めての彼氏に立候補してやると意気込んでいたのだ。
「はい。企画部の貴之さんと……。お、お付き合いさせてもらってます」
頬を真っ赤に染めて、そう言う先輩は、とても可愛らしかったけれども。
俺は、勝手に信じていた女に裏切られ、崖から突き落とされたような気分になっていた。
「き、企画部の貴之って、社長の息子の?」
一方的な恋慕の情は、打ち明ける前に砕け散り。しかも相手は、社長の息子で頭脳明晰、美形様と来たもんだ。
俺は、自分の中で黒いものが吹きあがるのを感じた。
先輩への好意は悪意へ、恋慕は欲情へと姿を変え。俺は先輩を、俺を裏切った女をただ滅茶苦茶にしたいという気持に突き動かされた。
「じゃあ先輩は、アイツとセックスしてんのかよ」
当然投げかけられた、汚い言葉に先輩はきょとんとし。
「え? えっ?」
何を言われたか、理解できていない先輩の体に手を伸ばす。
今までずっと、見つめてきた、その大きな胸を制服越しに揉みしだく。
「もう、アイツのチンポをこの馬鹿でかい胸で挟んだり、マンコに入れてアンアン喘いだりしてんのかって聞いてんだよ!」
「い、いやぁぁ〜〜」
正気に戻った先輩が、俺を跳ね除けようとするが。お嬢様は本当に非力で、俺は思う様、夜毎に妄想していた体を撫で回した。
「やめてようぅ、ひっく、わ、私、そんなことしてな」
バシッ!
親にも叩かれたことが無かったであろう顔を俺は、はたいた。
「嘘つくんじゃねぇ! いい年こいた大人が付き合っていて、何にも無えわけないだろ!」
426先輩ハ後輩ノ物 ◆eSuXezjSBE :2008/05/16(金) 20:41:52 ID:ZEEMESls
俺は、酔っていた。筋違いの復讐に、惚れた女を暴力で支配する暗い官能に、そして先輩の体の服越しでも感じ取れる柔らかい感触に、俺

は酔っていた。
「ほ、本当、ぅ、うぅ、私、お付き合い、始めたばかりで、まだキスも……」
それを聞いて、俺は自分を突き動かしている暗い衝動が、より高まるのを感じた。
「他の男と付き合ったことは?」
「無い……です。私ずっと女子校育ちで、だから」
震えながら答える先輩は、もう手に届かない高値の花でも、憧れの先輩でもなく。
狼の前でおびえる、子ウサギにすぎなかった。
「じゃあ、俺が初めての男になるわけだ」
「ひっ!」
先輩が、恐怖の表情で俺を見ている。
もう、ほんの10分前の、あの暖かい関係には二度と戻れないだろう。
だが、それでも良かった。
どうせ手に入らないのなら、俺の手で汚してしまいたかった。
俺以外の誰もが、目をそむけるほど無残に、徹底的に。
「お、お願いします。処女は、バージンだけは、お願いします。お願いします」
つい先ほどまで、やさしく俺の面倒を見ていてくれた声が、必死になって俺に懇願している。
その事実に俺は股間をたぎらせながら、精一杯優しい声で嘘をつく。
「ああ、いいぜ。俺は先輩のファーストキスをもらえれば満足だよ」
先輩が戸惑った表情を浮か。俺が考え直したら大変だと思ったのか慌てて頷く。
「は、はい。私のファーストキスを○○君にささげます」
俺は先輩を突き飛ばした。
尻餅をついた先輩の目の前で、俺はズボンを脱ぎ捨て――今にいたると言うわけだ。
427先輩ハ後輩ノ物 ◆eSuXezjSBE :2008/05/16(金) 20:42:30 ID:ZEEMESls
恐怖と驚愕に、目をそむけることも忘れ、眼前の俺の息子を見つめる先輩。
その視線の所為で、俺の息子はますます元気にいきり立っている。
「なんで、約束、ちが、助け」
涙が伝っている柔らかい頬に、清楚なお嬢様の顔に、俺は、チンポを押し当てる。
優しく面倒見が良い先輩の綺麗な頬に、獣欲にかられた恩知らずな後輩の、俺の身勝手な復讐心で、おぞましい欲望の証が塗りたくられて

いる。
その背徳と快楽の、なんと素晴らしいことか。
「ああだからさ、先輩のファーストキスの相手は、俺のチ・ン・ポ」
そうだ。こんなことをすれば、こんな酷いことは、一生先輩の心に傷となって残るだろう。
今後、他の男とキスをするたびに思い出す。初めてのキスの無残な経験を、俺という男のことを。
先輩は、もう一生キスできないかもしれない。そして、それは俺の望み。
俺は、先輩の口元にチンポを持っていくが、薄紅色の門は固く閉ざされ、中に進入することが出来ない。
「先輩。俺はいいんですよ。無理矢理、下の唇に突っ込んで、そっちのファーストキス、いやバージンを貰っても」
そういうと先輩は、体を震わせ。
観念したのか、目を閉じて、唇をかすかに開いた。
だが俺は、そこにチンポを捻り込んだりはしなかった。
それじゃあ、駄目なんだ。
「目を明けろ、ちゃんと見て、自分から咥えるんだ」
ああ、先輩の恐怖と葛藤が、伝わってくる。
だけど、先輩に選択肢は無い。
「早くしろよ。それとも」
先輩は、その小さな口を精一杯大きく開いて、俺のチンポを咥えた。
女の子の大切なファーストキス。きっと年頃になったときから、様々な想像を巡らせ、輝かしい未来に思いをはせていただろう。
好きでもない男に、ましてやチンポに奪われるなんて、考えもしなかった筈だ。
俺は、先輩の暖かい口の粘膜と、熱くぬめった舌の感触。そして何よりも先輩の大切な物を奪い、汚した達成感、嗜虐心で即座に射精を開

始した。
慌てて、口を離そうとする先輩の髪をつかみ、喉の奥へと、精液を二度、三度と浴びせ掛ける。
咳き込み、吐きだそうとする先輩の口の中、歯がこすれて激痛が走るがそんな事はどうでもよかった。
例え、噛み千切られても(この後に及んでも、俺は、お人好しな先輩が故意にそういった事をしないと確信していたが)先輩の口の中を陵

辱し、俺の精液を先輩の胃の中に流し込みたかった。
どのくらい時間がたっただろうか。何度、先輩の口に欲望を吐き出しただろうか。
俺が、チンポを先輩の口から抜き出した時。
先輩の目は虚空を見つめ。鼻からは、鼻水と逆流した精液が溢れ出し、頬は涙と塗りつけた先走り汁で、ぐちょぐちょに濡れ、口からはヨ

ダレと精液がこぼれ出ていた。
おそらく、親に見せたって、今の先輩を先輩だとは分からないだろう。
先輩にあこがれていた奴らも、先輩の友達も、世間の誰だって、今の先輩の顔を見たら、汚いものを見たと目をそむけるだろう。
だが、俺にとっては、世界中で俺にとってだけは、今の先輩の顔が、征服され、蹂躙されつくした女の顔が、一番の宝物。
俺は、呆然としている先輩の服に手をかける。
「先輩、やっぱり処女も貰うよ」
絶望に歪む先輩の顔を見て、俺は、下半身に再び欲望がたぎるのを感じていた。
428 ◆q2/HRS.XTk :2008/05/16(金) 20:42:56 ID:ZEEMESls
398氏。希望と違っていたらゴメン。
もう一作、糖化?
429初めてのキス ◆q2/HRS.XTk :2008/05/16(金) 20:44:08 ID:ZEEMESls
「んっ」
いけない、声が出てしまった。
私は、慌てて向かいの席に座っている新人君の方をうかがう。
すでに社内に残っているのは新人君と私だけだ。
私は、今年で2X歳になるOL。この新人君の教育係で、今日も残業中だ。
新人君は、真面目ないい子だけど。入社するまでずっと女子校育ちだった私は男の子に免疫が無くて、変に意識してしまう。
ちょっと子供ぽい顔つきに反して、大学では、野球をやっていたという新人君は中々に逞しい体つきだ。
もし無理矢理、襲われたら……抵抗できないだろう。
泣き叫ぶ私を新人君が、組み伏せ。まだキスをしたことも無い口に、男の物を――って、いけない、いけない。
気分転換に覗いた、エッチなスレの影響で変なことを考えてしまう。
そこに載っていたのは、お嬢様な先輩OLを逆恨みした後輩が襲う話。
こんな後輩と一緒にしたら、新人君が可哀想だ。
大体、私なんて、お話の中の先輩OLみたいにお嬢様と言うわけでもないし、美人というわけでもない。
ありふれたOLにすぎない。
唯一、変わった点があるとすれば、この性癖ぐらいだろうか。
小学生の頃。
帰り道に落ちていた大人の雑誌。
一緒にいた皆と、いやぁねぇと話し合いながらも興奮して、好奇心を押さえきれずに家に帰るや、すぐさま引き返して拾いにいったのだ。
ドキドキしながら、服の中に隠して持ちかえり。部屋の中で夢中でページをめくったその雑誌には、フェラチオ特集と書かれていた。
女教師が、ナースが、女子校生が……そしてOLが、男の人の物を舐めて、口に含んで、しゃぶる写真が満載されていた雑誌。
肝心の、男の人の部分はモザイクがかけられていたものの、小学生の私には、あまりにも衝撃的で。
いつしか、手はスカートの中に入りこんで。私は初めての自慰行為にふけった。
それ以来、私は定期的に男の人の物を自らの口に含む妄想で自慰をするようになったのだ。
そんな知識を先に身につけてしまった為か、実際の男性とは、全然縁が無いのだけれども。
何せ初めて、まともに緊張せず話せた男性が新人君なんだから、自分の初心さ加減が嫌になってしまう。
……新人君もあんな雑誌見たりするのかな。
ふと浮かんできたそんな言葉を頭を振って振り払う。何を考えているんだ私は?
……新人君もあんな雑誌を見て、オチンチンをしごいているのかな。
だけど、振り払えば振り払うほど、言葉はからみついて湧きあがってくる。
……もしかして、新人君。私の口にオチンチンを突っ込む想像をして、白いの出してるのかな。
430初めてのキス ◆q2/HRS.XTk :2008/05/16(金) 20:44:29 ID:ZEEMESls
「そんなわけないじゃい。馬鹿!」
真面目で好青年の新人君が、私なんかに興味あるはず無い。きっと彼女がいるだろうし、私なんか教育係として色々と注意しているし、む

しろ煙たがられているはずだ。
「す、すみません。何所か間違っていましたか!?」
気が付いたら、向かいで仕事をしていたはずの新人君が、すぐ側に立っていた。
書類を持って、途方にくれている。どうやら出来あがった書類を見せに来たらしい。
「ご、ごめんなさい。違うのよ、こっちの事でっ」
慌てて、書類を受け取ろうとしたら。肘が湯呑に当って、倒してしまった。
中に入っていたお茶が、新人君のズボンの中央にシミをつくる。
「きゃっ、ごめんなさい!」
私は、さらに慌てて、ハンカチを取り出すと新人君のズボンをふき取る。
「「あっ」」
私の手の中、ハンカチとズボンと下着越しに、新人君の物が見る間に硬く、大きくなっていくのが感じ取れる。
「……すみません」
一瞬、呆然としてしまったけれど、顔を真っ赤にして謝る新人君の声に、私は我に帰った。
「わ、私が悪いんだから、気にしないで。ほら、おと、男の人は、そういうのしょうがないっていうしっ!」
自分でも何を言っているのか分からない慰めの言葉が、止めとなったようだ。
新人君は、涙を浮かべると、
「乾かして来ます!」
と言い残して、部屋から走り去っていった。
一人になった私は、無意識のうちにまだ感触の残っている手を口元に近づけ――ミシっという音が、その時、どこからか響いた。
周囲を見渡すが、誰もいない。会社に残っているのは新人君と私だけなんだから当たり前だ。
同僚OLから聞いた怖い話を思い出してしまい。先ほどまでとは、違ったドキドキが私を包む。
心細くなった私の足は、新人君を求めて歩き出していた。
431初めてのキス ◆q2/HRS.XTk :2008/05/16(金) 20:45:11 ID:ZEEMESls
新人君が、何所にいるかはすぐにわかった。給湯室の明かりがついている。
そういえば、あそこには旧式のストーブが置いてあったはずだ。今更だけど、ドライヤーを貸したほうがいいだろうか。
そんなことを考えながら、近づいていくと。
「……! ――先輩っ!」
新人君が、私の名前を呼んでいた。
苦しそうな、切羽詰った声。もしかして助けを求めている?
私は急いで給湯室に駆け込んだ。
「どうしたのっ! 何かあったの! 大丈夫!」
扉を開けた、私の目の前。下半身を丸裸にして、一生懸命、手でオチンチンを擦っている新人君が居た。
私がはじめて見る(幼い時、父の物を見たかもしれないが、あやふやな記憶の彼方にいってしまっている)、モザイク無しの男性器。
「すみません! すみません! 俺、ずっと、先輩のこといいなって思って、憧れてて、それでっ、さっきのでたまん無くなって! スケ

ベな妄想で、頭の中一杯になっちゃって! すみません! すみません!」
私に気づいた新人君は、下半身裸のまま、土下座して謝り続ける。
嘘、でしょ?
私で、私なんかで?
もし、新人君が女慣れした「男」だったら、私は嫌悪や恐怖を感じていたかもしれない。
でも、今の私は(完全に主導権を握っている安心感もあっただろうが)、新人君がとってもいじらしく、可愛らしく感じられた。
私は、泣きながら謝り続ける新人君のそばにいくと。手を伸ばした。
「ごめんなさいね。私が……刺激しちゃったのね」
手に熱い感触。
「せ、先輩!?」
新人君が、慌てている。だけど、私はもう止まらなかった。私は普段の自分では絶対に出来ないような事をして、絶対に言わないような事

を言う。
「私の所為だから。責任、とらないとね」
すでに新人君のオチンチンは、臨戦体勢に入っていた。
身を起こして、目を白黒させている新人君のオチンチンに顔を近づける。
むわぁ、と青臭い匂いが鼻孔を陵辱する。
鈴口から、濃い先走りが漏れ出ている。その場所へ、私はゆっくりと伸ばした舌を近づけ。
432初めてのキス ◆q2/HRS.XTk :2008/05/16(金) 20:45:51 ID:ZEEMESls
クチュリ、ドピュッ、ピュピュッ

舌先が触れた瞬間。新人君の体が激しく振動し、勢い良く飛び出した精液が、私の口の周りと床に飛び散った。
「うっ、あっ、ああ、せ、先輩ぃ」
だけど、新人君の物は、まるで劣えず。むしろより、大きくなったように見える。
私は、あの、昔拾った雑誌に書いてあったように舌を這わせて、新人君の精液を拭い取ると、亀頭の全てを口の中に含んだ。
歯が当らないように注意をしながら、舌先で亀頭の裏側を刺激しつつ、唇に力をこめ、締めつけながら、頭を前後に動かして、竿を唇で摩

擦する。
口の中で、新人君が喜んでいるのがわかる。
ブジュッ、ンプッ、ングング、ブチョッ、ングゥ、チュバッ、チュボッ。
獣は、服従の印にお腹を見せるというけど、男の子の急所を握っている実感。
私の舌先一つで、男の子を手玉に取っている実感がして、ゾクゾクする。
私は、上目遣いに新人君の様子を伺いながら、オチンチンをしゃぶり続ける。新人君と目が合い。
その時、ひときわ激しく、新人君のオチンチンが口の中でひくつき、喉の奥へと精液が叩き付けられる。
思わず、私は口を離して、咳き込んでしまった。
「ンクッ、ケホッ、ごめんね。飲んであげられなくて、これで満足できた?」
新人君がとろけた顔から、怒った顔になった。
「先輩・・・・・・俺・・・・・・!」
それを見て私は、正気に戻った。
なんてことを、こんなのセクハラですら無い。淫乱な変態女、丸っきりの恥女だ。
もう新人君と顔を合わせられない。辞表を出そう。
私は、無言で逃げ出そうとして、新人君に腕を掴まれた。
もしかして・・・・・・私を?
そうされても仕方が無い。むしろ私の方が挑発したのだ。
「俺、先輩の事好きです! 付き合っている奴が居ても奪い取りたい! 相応しい男になりたいです!」
そういうと、新人君は私の唇に顔を――
「だ、駄目。私、さっき! き、汚いからっ!」
私は、夢想だにしなかった事態に、慌てて新人君を止めようとするけど、新人君は止まらなくて。
「汚くありません。先輩は全部綺麗です!」
そんな、照れる。じゃなくって、ついさっき新人君のをお口に含んだばかりっ!

あっ。

これが、私のファーストキス。
433 ◆q2/HRS.XTk :2008/05/16(金) 20:47:42 ID:ZEEMESls
投下終了。
もっと甘々な物を書こうとしたけど、これが精一杯。

って、なんでトリがコロコロ変わるんだろう。中の字は弄ってないのに?
434名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 22:34:07 ID:DuAR7zx2
GJ! 黒いのもイイヨイイヨー。

あと>>429の導入が、前の陵辱話のOL視点に見えて、
実は誘い受けだったかと思って激しく勃起した。
435名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 00:32:38 ID:6iI5OQB6
436名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 03:11:36 ID:S0y+lLau
437名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 23:15:38 ID:VJMJFDan
>>436
あなたはもしや風子ちゃんですか?
438名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:43:19 ID:HmDmjupe
干す
439名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 15:01:58 ID:pjPtIQmf
えぇい!!佐川はまだかっっ!!!
440名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 15:02:28 ID:pjPtIQmf
誤爆サーセン…orz
441名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 11:26:16 ID:hpIhVBx9
あげ
442名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 05:22:37 ID:UzgFs0Q9
ドMの女の子を全身をギチギチに拘束して目隠しして飼い馴らすのはどう?

二番目投下のSSのと同じようにフェラ専用のサンドバッグ状態
食事は食べさせるかお皿に顔突っ込んで犬食い、排泄は決まった時間
体をマッサージしたり汗拭いたり点検の為脱がせるのは寝ている間だけ
仮に本当にサンドバッグとして使ってもそれすら快感に変えるM女

主人公にはちゃんと彼女又は配偶者が居て
M女は二人の前戯と後始末にのみ使われて後は焦らされる為
粘り気の強いヨダレを垂らして使われる時を待っている
443名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:39:21 ID:lwmwXxbA
甘党の俺的には無いが、需要あるならいいんでない?
444名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:55:05 ID:QrO6ZiRZ
俺もラブラブな方が好きだからパスだな
445名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 03:35:13 ID:MHTFGbMU
読みたい人がここに
446名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 22:42:27 ID:WXnu8mSZ
六月保守
447名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 20:04:02 ID:/KFOGH3B
読みたくはあるけど、あんまり痛い目に遭うのは勘弁だな。
ドMで本人も喜んでる、とかならいいけど。
448名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 22:29:21 ID:bwY75la5
保守
449名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 14:40:00 ID:8nvkfAjh
☆湯
450名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 22:43:42 ID:JqNzGntK
保守
451名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 01:00:39 ID:ernupIwQ
保守
452名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 21:47:54 ID:V+oJmZxf
ほしゅ
453名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 18:48:53 ID:zoFk2Gh/
保守
454名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:16:21 ID:bePHlWOI
どんな子のフェラがいいのかアンケート


小学生
中学生
高校生
大学生
それ以上

経験
Hもフェラもなし
フェラのみありだが下手
フェラのみありで上手い
フェラもHもありだが下手
フェラもHもありで上手い
455名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:42:15 ID:C8khRQz1
大学生
Hもフェラもなし
456名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 02:12:53 ID:Kh/fBPYD
小学生
フェラのみありで上手い
457名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 02:15:52 ID:cq7dtS0e
大学生
Hもフェラもなし
458名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 02:18:11 ID:+nyhMvZA
シスター(24歳)

Hもフェラも知識もなし
459名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 03:16:47 ID:Ydj6+Hg/
中学生
Hもフェラもなし
460名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 06:42:42 ID:B2RpDeu2
>>458
シスターアンジェラですね、わかります
461名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 16:33:44 ID:uqaP5p5L
大学生
Hもフェラもなし
知識もなし
462名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 17:53:52 ID:W/fLJx2r
一斉に住人が湧いてきたなw
このスレ意外と人がいるから困…らないな
463名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 23:12:03 ID:Db6swCAo
大学生
フェラもHもありだが下手

こんなスレにいながらなんだが
強気なんだけど下手な女を罵りながら徐々に教え込みたい。
464名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 01:27:59 ID:T2tWnrrZ
大学生でHもフェラもなし

知識もなしという発想はなかったな、それも追加しとこう。
465名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 13:13:24 ID:5pfkf6cv
大学生
フェラもHもなし
466名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 14:21:54 ID:pOaMTz+r
大学生
フェラもHも知識もなし。
フェラって何ですか?Hってどんなことをするの?みたいな子がいい。
467名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 20:48:55 ID:FJZwYjAP
大学生
Hもフェラも知識も無しがいい。

ここは同じ好みの人が多くて何よりだ
468名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 21:11:06 ID:OdbnEsEw
そんなの
「スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻さないように、ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ」
な女子高出身者しかいねーだろJK
469名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 13:29:37 ID:0HTWTtds
そういう娘にフェラさせるのがいいんじゃないか
470名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 04:56:39 ID:WrAOzT1J
なんで小学生 で 経験有りが俺しかいないわけ 馬鹿なの?
471名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 21:18:59 ID:8rsXkTZw
どちらかといえば大学生知識経験なしがいいな…
毎日の記事じゃないが、小学生に知識や経験があっても珍しくないわ
あくまで創作物のはなしだが
472名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 07:22:19 ID:RHiX7kFH
目覚めのキスならぬ目覚めのフェラで起こされる白雪姫ですね…。
473名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 17:48:36 ID:p4uqaM6K
僕は鈴木翔、24歳の大学生だ。彼女がいなくていつも性欲をもてあましている。
そんな俺に奇跡のようなことが起こった。それは夕方の満員電車のことだ。

就職活動をして家に戻る最中だった。
目の前にお嬢様中学校の制服を着たかわいい子がいたので妄想をしていた。
そしたら、いきなり俺のズボンを触ってきたのだ。
妄想+実際の刺激でフル勃起している(・∀・)チンポー!!
これからどうしようと考えていたらそっと囁かれた。
「次の駅で一緒に降りて、私についてきてください」
当然何も考えずに痴女?の子について行った。

5分くらいで人通りのない場所にたどり着いた。
「あの・・・(・∀・)チンポー!!見せてください?」
「えっ?」流石にいきなりそんなことを言われたら驚くだろう。
「いきなりそれはちょっと・・・」とりあえず拒否してみた。
「あっ、お兄さん童貞だから恥ずかしいんですか?でも大丈夫です。童貞奪ったりしませんよ」
「いや、まあ、童貞だけど」童貞奪ったりしないってことはHするわけじゃないのか?
俺の気を知らずに、フル勃起した(・∀・)チンポー!!をズボンの上から触ってくる。
「やっぱり大きくなってますよ。はやくお兄さんの(・∀・)チンポー!!見たいです」
「でも、理由も知らないのにいきなりそんなことは・・・」
「そうでしたね。理由を話してなかったですよね。実は、夢占いで見たんですよね。
 ピンクのYシャツにネクタイしてるセンスのない太ってる人の精子を飲むと幸運になれるんです。
 お兄さんはこの条件にぴったりなんですよ」
夢占いでそんなことがでるなんて俺の妄想でもないぞ。
「だから早くズボンを脱いで(・∀・)チンポー!!見せてくださいね」
そこまで言われたら言うとおりにして見る気になってきた。
474名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 17:49:32 ID:p4uqaM6K
ズボンとトランクスを足首まで下げて(・∀・)チンポー!!を丸出しにする。
「あっ、やっぱり。小さめの(・∀・)チンポー!!に皮が被ってますね。夢の通りです」
(・∀・)チンポー!!を指でつつきながら言う。
「あの、名前はなんて言うの」フェラしてくれる子の名前くらいは気になるところだ。
「葵です。歳は中学1年生」
「ちゅ、中学1年生?」ロリコンの俺もびっくりの展開だ。
「あっ、さっきより大きくなった気がします。もしかしてロリコンで興奮してきましたか?」
「そりゃあ、中学1年生が(・∀・)チンポー!!の前にいたら興奮するよ」
「でも、まさかお嬢様学校の中学1年生がこんなことするなんて、誰も想像しないよな」
「こんなこと、って、ただのフェラチオじゃないですか?私はキスもまだですよ」
「えっ?キスもまだなのにフェラチオはしてるの?」
「はい、キスは彼氏としないとだめじゃないですか。フェラチオは占いで必要だから誰でもいいんです」
「今の中学生はそんなものなんだ」
「そうですよ。じゃあお兄さんの包茎(・∀・)チンポー!!しゃぶっちゃいますね」

まずは(・∀・)チンポー!!の臭いをかいでくる。
「あはっ、すごく臭いですよ」
「そりゃ一日洗ってないしね」
「皮も被ってますから剥いてあげますね」
根元まで咥えて舌をうまく使って皮を剥いている。
「やばい、気持ちよすぎるよ」
いったん口を離して手でしごきながら
「葵のお口、そんなに気持ちいいですか?」
「うん。しかも中学生にしゃぶってもらってると思ったらさらに気持ちいいよ」
「そういうのロリコンって言うんですよね?きもちわるいです」
そう言いながらも思いっきり音をたててしゃぶっている。
「きもちわるい男の(・∀・)チンポー!!しゃぶってるなんて、葵ちゃんは変態だね」
「だって、占いのためですから。はやく精子だしてください」
「と言われてもすぐにはね」
とは言って見たもののかわいい中学生にしゃぶられてすでに限界が近かった。

「童貞のくせに生意気です。すぐにいかせちゃいますね」
いったん剥けてない状態に戻した。
「いつも皮オナニーしてますよね?それをやってあげますね」
左手でオナニーをするみたいに皮を上下させ、口は先っぽを咥えはじめた。
「どうですか?包茎の人は皮を剥かれるのがいいんですよね?」
答える余裕がないほど気持ちよかった。
「あっ?もう出ちゃいます?はやく出してくださいね」
そういって手のスピードをあげて、思いっきり吸い始めた。
「やばっ・・・」声をあげて出してしまった。
葵ちゃんは最後まで搾り取るように手をしごいている。

「お兄さんの結構濃くておいしかったですよ」
「続きは?」フェラだけじゃ満足できなくて聞いて見た。
「今度占いでお兄さんのことがでたらまたフェラチオしてあげますね」
「フェラチオだけ?」
「はい。お兄さんみたいなきもちわるい人の童貞奪いたくないです」
葵ちゃんは颯爽と立ち去って行った。
この事はずっとオナニーのネタとなっている。
475名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 17:51:16 ID:p4uqaM6K
年下で経験豊富な子のフェラを書いて見た。
大学生で知識なしというのはどうも想像がつかないので敬遠。
476名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 05:53:11 ID:wQUTacDL
誰か保守しろよ
477名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 21:14:53 ID:vjq+XTeN
>>476
ごめん、なんか迷った。
478名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 23:42:33 ID:bjCf/ksf
保守
479名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 16:56:15 ID:CT8ct3zU
圧縮あったのか…。
常駐スレが落ちたのでここだけは守る。
480名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 23:22:41 ID:F+BVzF0j
総スレ数はそれほど変わり無いから、圧縮ではないみたいだよ。
481名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 19:55:03 ID:bCv8Yop5
下げ保守
482名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 21:11:33 ID:u1jEmt4W
だがそろそろ圧縮くるかも
483名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 19:40:58 ID:VDHHKyfK
そろそろ来そうだね
484名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 01:50:47 ID:ZUNCwEDQ
圧縮回避策
485名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 22:47:38 ID:cz6i6HKN
新ジャンル「精液ソムリエ」
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1216955997/
486名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:05:08 ID:vo4A0LCP
精液ソムリエールじゃなきゃイヤン
487名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 09:44:02 ID:Yjn+XBE2
>>485
見てきたケド、これはちょっと違うんじゃまいか?w
488名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 11:54:11 ID:EzuMtP0t
>>487
いや、89見ると強ち違うともいえない気が
489名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 21:18:22 ID:HWKBta1K
ほしゅ
490名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 10:49:29 ID:2AYFQR8V
8月です
491名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 00:40:34 ID:wKL9kZYt

492名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 15:24:49 ID:z5zKs8na
保守
493名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 09:12:12 ID:ilxBSjVi
保守
494名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 15:21:43 ID:NjY98KoQ
HOSHU
495名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 07:26:57 ID:3Q3m0tst
496名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 16:14:17 ID:Hf9WHDbu
キスはしちゃだめだろ。
このスレ的に
497名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 15:57:57 ID:3VdddoVE
>>496
やることやったあとにやりゃおKだろう
「順番が逆だよねw」
とかおにゃのこに言わせるとGJ
498名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:40:15 ID:xpE9ftOY
そしてザーメンまみれの口で何しようとしてやがるとアイアンクローをするわけですね。
499名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 00:30:28 ID:sc3E1Fqr
アイアン保守
500名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:40:10 ID:CkCO8Qvp
保守
501名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 23:06:24 ID:htaCQVMI
補習
502名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 10:14:09 ID:jOErkOhm
保守させていただく
503ボーイング77:2008/09/02(火) 23:34:14 ID:BB5BGXtc
電車で接近すると、フェラしてほしくなります。
504名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 14:39:48 ID:oVKrzv12
死んでた?
505名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 21:45:27 ID:BC+6I3LL
なるべくsageたほうがいい
506名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 19:06:47 ID:t7BgwXE/
保守
507名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 20:25:45 ID:h4AyE5wE
保守するよ
508名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 09:24:11 ID:F70G2KAc
にこ
509名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 21:49:25 ID:Et8z4AFv
保守
510名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 13:58:45 ID:cloB0XnR
保守するよ
511名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 03:56:34 ID:Iu7qqW/H
保守
512名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 13:33:53 ID:FKZKX8gg
513名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 22:46:08 ID:vdtt8WLi
514名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 23:56:09 ID:y4yJYNv8
515名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 00:09:20 ID:38NHW+7J
516名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 14:54:34 ID:ZgQmqIDd

517名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 23:45:05 ID:gzSqEwZr
518名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 20:37:38 ID:JDFqAj10
519名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 21:15:42 ID:qTDwrNm3
520名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 23:00:29 ID:tIUPBNFy
521名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:38:34 ID:6Q0hhKlA
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522名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 18:31:58 ID:CybRdHkk
523名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 12:56:18 ID:u4hmaufU
524名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 04:59:25 ID:wRxAWfe7
525名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 05:03:21 ID:GtA9J/GC
526名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 23:09:02 ID:73YP1UxA
527名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 10:55:23 ID:u7boSBNA
528名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 12:49:18 ID:4SlXnK2G
529名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 19:16:05 ID:9x74dKPv
保守
530名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 21:00:54 ID:DV4988ft
ふぇらちお、ときれい決まった所で投下します

オリジナルで大学生・経験なし・知識なし。
最初は、どんだけ無茶振りだよとか思ってましたが、何とか突破口(?)を見つけた気がするので
やってみました。ポイントは、1970年代後半。

エロまで結構長いので、時間のある時にどうぞ
531水底の邦:2008/10/19(日) 21:02:36 ID:DV4988ft
 十月初旬の、まだまだ強い陽射し下で、スコップを使うこと一時間。下着まで汗みずくに
なりながらも、睦月亮佑はついに目当てのものを掘り当てた。
「お、今刃先に何か当たったぞ」
「本当?……あ、これこれ! 私達のタイムカプセル!」
 ボロボロに赤錆びた、クッキーの空き缶。当時の頑丈そうな見てくれとは、随分と変わり
果ててしまったけれども、それは間違いなく亮祐達が埋めたものだった。

「ふぃー……」 大きく息を吐きながら、亮祐はへたり込むようにしてその場に座った。すると
自然に、くつくつとした理由の無い笑いがこみあげてくる。
「はっは、何だ何だ。本当に出てきちまったよ」
「すごいわ。信じられない。絶対見つからない思っていたのに」
「おいおい、掘ってる時は応援しといてそりゃないぜ。……しっかし、酷いなこりゃ。こことか、
内側まで穴開いてるんじゃないか? 中身は大丈夫かね?」
「まあ、仕方ないわよ」 亮祐の傍にしゃがみ込んで、娘は言う。 「十年っていうのは、
それだけの時間だもの。……お疲れ様」
 それから、彼女はハンドバックから若草色のハンカチを取り出すと、亮祐の頬を伝う汗を
拭った。その様があまりに自然だったので、彼は少し驚いた。だが、視界の端に陽の光を
反射してきらきらと光る湖面を認めると、亮祐は「そうだな」と頷いた。
 十年は、変わり果てるのに十分な時間だ。人も、物も、土地さえも。

 彼につられるようにして、娘も顔を上げた。二人の視線の先には、彼らの故郷を腹に沈めた、
巨大なダム湖が広がっている。

 *

 西佐久村大字分校。それが、睦月亮祐が四年まで通っていた小学校の名前である。
廃校が決まった十年前の時点で、全校生徒は十三人。亮祐の学年は五人だった。
女が三人で男が二人、その全員の名前を、彼は今でも暗唱できる。
 みんな仲良し、だったかどうかは評価の分かれるところだが、付き合いの深さだけは
本物だった。何しろ、日帰りで行ける範囲で、同世代の子供はこの五人しかいなかった
のだ。遊ぶにしろ、喧嘩するにしろ、全てはその中の出来事だった。
 そんな彼らは、ここが廃校になって、いずれダムの底に沈むと決まった時、全員で一つの
約束をした。水没を免れることになった高台の祠の脇に、タイムカプセルを埋める。それを、
きっかり十年後の今日に、皆で必ず開けに来よう。

 分校最後の終業式で、机をくっつけて話し合った日、その約束は、絶対に果たされる
ものと思われた。だが、年を経るごとに連絡は疎遠になっていき、中学を卒業する頃には、
お互い年賀状のやり取りだけになっていた。高校卒業後は、それすらも途絶えた。

 だから先月、亮祐が思い切って旧友五人に同窓会の葉書を出すには、相当の勇気が
必要だった。そして結果は、予想通りあまり芳しいものでは無かった。女子への二通が
『あて所に尋ねあたりません』と戻ってきた。もう一人は、出産直後で出席出来ないと、
丁寧な文面で断りの返事をくれた。唯一の男の級友だった克俊からは、母親の名前で
封書が届いた──二年前、家業の出前を手伝っている際に、交通事後で死んだ旨が、
鉛筆書きでしたためてあった。

 少なからず落胆した亮祐だったが、しかしかえってカプセルを掘りだそうという決意は
固まった。少ないながらも、旧友の現状を知れた事が、より望郷の念を強めたのだ。
加えて、克俊の母親からの手紙もある──息子の遺品は、是非お友達が持っていて
あげて下さいと、消し痕の後の残る便箋に記してあった。

 そんなわけで、亮祐は今日、スコップと代わりに埋める自分の連絡先を入れた筒を
持って、はるばる東京から四時間半かけてやってきた。そして、十年ぶりに訪れた
祠の横を、記憶を頼りに一生懸命掘り返している時、後ろから突然
「あの、睦月……君?」
 と、呼び止められたのである。
532水底の邦:2008/10/19(日) 21:04:05 ID:DV4988ft

 初め、その娘が岩瀬由香里だと、亮祐は全く気付かなかった。薄い水玉のブラウスに
黒いフレアー丈のスカート姿で、日よけに白い帽子を被った様は、いかにもいい所の
大人しいお嬢様然としていた。しかし、亮祐の記憶にある『ゆっこ』は、彼の襟首を掴んだ
まま、石垣の上から自分もろともダイブして、一週間も接骨院送りにした猛者である。
とても、労いの言葉と共にさっとハンカチを出して、亮祐の額の汗を拭くことが出来るような
娘では無かった。
 全く以って、鬼も十八番茶も出花……と、亮祐は声に出して言わなかったけれども、
しかし例え口に出したとて、「そうね」と小さく笑って済ませる様な雰囲気が、今の彼女
にはある。

 亮祐が葉書の件を口にすると、由香里は少し驚いたような表情を見せてから、
ごめんなさいと頭を下げた。
「実はね、中学を卒業した後、母が再婚したの。だから本当は岩瀬じゃなくて、西野由香里
なのよ。でも、当時は私自身、少し複雑な時期だったものあって、どうしても新しい苗字で
手紙を出す気になれなくて」
「ああ、それで……。宛先不明で戻されたのは、転送期間が終わったせいか」
「そう。早く新しい連絡先を伝えるべきだったのだけれど、ついつい先送りにしてしまって。
本当に、ごめんなさい」
「いや、いいっていいって。そういうことなら仕方ないだろ」 姿勢正しく頭を下げられ、亮祐は
うろたえて言った。「いやしかし、じゃあどう呼んだらいいのかな。西野、じゃかえってアレだし、
その……」

 すると、その狼狽ぶりが余程可笑しかったのか。若干昔の面影のある笑みを浮かべて、
由香里は少し意地悪く言った。
「別に、岩瀬でも由香里でもいいわよ。もちろん、昔通りに『ゆっこ』って呼んでくれても、
一向に構わないけれど」
「ぐっ。自分は睦月君つっといて、そりゃちょいと卑怯じゃないか?」
「確かにそうね、亮ちゃん。 ……ふふ、これでいい?」
「……参りました。俺の負けだよ、ゆっこ」

 呼び名が元に戻ってからは、自然と二人とも話が弾んだ。亮祐は葉書を出して知った旧友達の
現況を詳しく伝え、そして持ってきていた克俊の母親の手紙を彼女に見せた。旧友の訃報には、
流石に驚いた表情を見せた由香里だったが、大きく取り乱すことはしなかった。何度も何度も
手紙の文面を読み直して、最後には自分を納得させたようだった。

 旧友たちの話題が一段落すると、次はお互いの番になった。
「亮ちゃんは本当に変わったわね。吃驚するぐらい大人になった」
「いやまあ、十歳の頃とおんなしだったら、それはそれで色々と問題だけどな。でも化けたって
言うなら、俺より断然ゆっこの方だろう。本気で一瞬、誰だか分らなかったぞ?」
「私なんて外見だけよ。中身はてんで子供のまま。今日だって、昔の約束に縋ってふらふらと、
手ぶらでここへやってきただけだもの。貴方みたいに、皆に呼びかけることも出来たのに」
「おいおい。呼びかけるも何も、俺は葉書を四通出しただけだぜ。おまけに収穫はゼロだった」
「でも、それって中々出来ないことよ。うまく返事が貰えるかどうか、誰だって怖いもの。それに、
収穫……って言っていいのか解らないけれど、」 そこで由香里は手元の便箋を示し、「おかげで
私は、洋子も、かっちゃんのことも知ることが出来た。逆に洋子も、それからかっちゃんの……
お母さんも、すごく喜んでいると思う」

 真正面から褒められて、亮祐は思わず視線を外した。それから誤魔化す様に、少しおどけて
言葉を繋げる。
「ま、俺の場合いい加減成長しとかないとな。でないと、この場でお前のスカートの一つも
捲らなきゃならん」
「ふふ、そうだったね」 亮祐が膝元に手を伸ばす振りをしたので、これには由香里も声を出して
笑った。「下ネタ大好きっ子だったものねぇ。まあ、昔馴染みのよしみで、一回くらいは許して
あげるわよ?」
「ほほう。じゃあ二回目は?」
「そうね。そしたら私も昔みたいに、校舎の砂場辺りへ沈めちゃおうかな」
「水深いくつあると思ってるんだ」
 実際には気易く手を取るのも憚れるようになった娘と、そんな軽口を叩き合いつつ、
亮祐は理不尽な優越感と、それから一抹の寂しさを感じた。
533水底の邦:2008/10/19(日) 21:05:09 ID:DV4988ft

 *

 話の種は尽きなかったが、いい加減時間が押してきた所で亮祐は穴掘りを再開し、話は
冒頭に差し戻る。
 発掘作業は予想外に手間取ったものの、無事掘り起こせたタイムカプセルを、二人は早速
開けることにした。

 中身はこの手ものにありふれた、ごくごく普通のものだ。集合写真、寄せ書きの色紙、
そして『宝物』の数々──牛乳瓶の蓋で作ったメンコや、ビーズを繋いだ髪止めなど。
中には劣化して殆ど原型をとどめないものもあったが、それでも彼らは、元が何かを簡単に
当てることが出来た。

 懐かしい品々を一つ一つ取り出して、最後に箱の底から出てきたのは、これまた定番の
手紙だった。但し、中身はお決まりの「未来への自分宛」では無い。そこに書かれている
のは、十年後の今日の予定だ。
 これには、ちょっとした理由がある。十年前、彼らの間で喧嘩の種はいくらでもあったが、
その中で最も多く、且つ子供心にも不毛に思えたものが、
「何して遊ぶ?」
 をめぐる争いだった。わざわざ仲良くも全員一緒に遊ぼうとして、その結果盛大に仲違い
し始めるのだから、これほど空しいものは無い。十年後、折角集まった挙句そんなことに
なっては敵わないと、本気で危惧した当時十歳の亮祐達は、子供なりに一計を案じたのだ。
 ビニール袋で厳重に封印された封筒の中には、五枚の紙が入っている。そこに、彼らは
十年後の今日、自分がやりたいと思う事を一つずつ書いた。当日は、全員そろって書かれた
事をこなすのに、誰も文句を言わないという約束で。

「あったわねえ、こんなの」
 ビニール袋を丁寧に開きながら、懐かしそうに由香里は言った。
「あの頃は、二十歳になれば何をしても怒られないって思っていたから、何を書こうか
かなりわくわくしたのを憶えてるわ」
「うーむむ」
「ん? どうしたの、亮ちゃん」
 しかし彼女とは対照的に、亮祐はやや気まずそうな苦笑いを浮かべて言った。
「いや…な。そう言えば、物凄く馬鹿なことを書いたなあと」
「何言ってるの、みんなそうよ。十歳だもの。でもだから、面白いんじゃない?」
「いや、そういう意味じゃないっていうか……ま、十のガキのことだしな、笑って許してくれ」
「いいわ」 それから唇の端を上げて、由香里は付け足した。「ああでも、約束は約束だから。
出来る限り、ちゃんと実行していきましょう」
「そうくると思ったよ。だからこそなんだが……」
 
 もごもごと続ける亮祐を尻目に、彼女は早速封筒の中身を取り出した。
 一枚目は洋子だった。書かれていたのは、
   “清水屋のうなぎたべる”
「わはは、何じゃこりゃ」 これには、亮祐も声を出して笑った。「あいつ、これ絶対その場で
食べたかったものを、ただ何となく書いただけだろ」
「ね、だから言ったでしょう」 由香里もくすくすと肩を震わせながら言う。「みんなこんなもんよ」
「あっはっは。いやしかし、そいつが一番に親になってるからな。世の中分からん」
「弘子の事があるから分らないけど。でも多分、あの子が一番のりね。そうだなあ、意外と
言えば意外だけれど、どこか納得できる部分もあるのよね」
「ぽやーんとしてるところが、割合オヤジ受けするのかもしれん。なんたって、入社三か月で
一回りも上の常務を釣り上げたらしいからな」
「あら、今でも昔みたいにのほほんとしてるかは分からないわよ。あの子結構、しっかり者な
ところもあったし。……でもとりあえず、今夜のお夕飯は決まったわね」

 それから二人は順々に手紙を開けて行った。結果、克俊は「ダム湖で水切り」、もう一人の、
連絡の付かなかった女子の弘子は「おとまり会」。そして由香里は、「枕投げ」だった。
534水底の邦:2008/10/19(日) 21:05:40 ID:DV4988ft

「廃校記念で、この前日に全校生徒のお泊会があったでしょう。あれで、亮ちゃん達に枕投げ
で負けたのが悔しくてね。色々考えてたんだけど、結局はそれに決めたの」
「いやまあ、分かっちゃいるが、何とも豪気な事だなあ」
 大分話して、このおしとやかな娘が"ゆっこ"である事に違和感を感じ無くなってきた彼では
あるが、やはりその口から直接昔の武勇伝を聞かされると、苦笑いをせずにはいられなかった。

 そして、しまいに亮祐の番となった。顔をへっちょこへ向けた彼を横目に、由香里が含み笑いを
しながら手紙を開く。書かれていたのは、
  “超すごいエロ(はたち版)”
「……あら、困ったわ。これは私、貞操の危機かしら」
「…………頼むから、今の見目形でその冗談を言うのはやめてくれ。変な汗出る」
 そう言って、亮祐はスコップを拾うと、俯いて掘り起こした地面を埋め始めた。

 *

 二人が祠を離れたのは、陽も大分傾きかけてからだった。昔の姿を留める唯一の場所が
名残惜しかったこともあるが、そもそもこの辺りはバスの本数が極端に少なく、夕方になる
まで帰りの便が無かったのである。
 その間に、彼らは克俊と弘子の私物を分け合った。弘子の分については、どちらか片方が
まとめて持っていた方が、渡す際に埒がいいとも思ったけれど、克俊のこともあるしと、
万が一に備えて分けて保管する事にした。洋子の分については、亮祐が後で郵送する
ということで、既に話がついていた。
 そして、これも万が一、弘子が後にここを掘りに来た時の為に、亮祐と由香里の連絡先を
書いた筒を、タイムカプセルの代わりに埋めておいた。それでも余った時間は、水辺に下りて、
約束通り水切りをした。

 そんなこんなで、ダム湖の対岸にある温泉街についた時には、既に薄暗くなっていた。
秋の行楽シーズンだったし、宿が取れるか心配だったが、救いの手は思わぬところから
差し伸べられた。苦労して見つけた鰻屋の主人が、偶然にも清水屋の元板前だったのだ。

 ダム建設による立ち退きの後、つてを頼って名古屋や大阪の店を転々とした彼は、結局
三年前にここへ戻ってきたのだという。そんな主人は、亮祐達の話を聞きつけて、いそいそ
と客席にやってきた。二人が洋子の手紙を見せると、彼は泣き笑いのような表情を見せた。
 そんな主人は、亮祐達の今日の宿がまだ決まっていないと知るや、さっと裏の黒電話を
回して、近くの温泉宿のキャンセル空きを一つ、もぎ取ってしまったのである。
 いくらなんでも悪いからと、二人とも初めは断ろうとした。だが、由香里が少し席を立った
隙に、主人は亮祐に顔を寄せて言った。
「気にするこたない。あそこは忙しい時にうちが内緒で料理回したり、色々と貸しを作って
あるんだ。それに……連れのお嬢さん、まさか野宿させるわけにもいかんだろう、なあ?」
 その言葉よりも、孫に小遣いをやるような表情に負けて、結局彼は申し出を受けた。


 宿は結構な大きさだった。風呂は、男女二つの大浴場に、貸し切りの露天が一つ。
どちらかと言えば年配向けの場所で、亮祐のような学生連れは他にはいないようだった。
 だがフロントで名前を告げると、ちゃんと女将が出迎えてくれた。色々と都合して頂いた
ようでどうもと、亮祐が頭を下げると、彼女は少し苦笑いなって、客室へと案内してくれた。
 
 部屋に通されるとすぐに、二人は風呂を勧められた。宿で食事をとらなかったから、その
間に寝床の用意を、ということだろう。しかし、そこで女将が下がり際、
「申し訳ありませんが、暫くは露天の方の予約が混み合っておりまして。今日は御年配の
方が多くていらっしゃいますから、少し遅めの時間ですと、入り易いかと思います」
 暗に早い時間は自重してくれと釘を刺して、「ではごゆっくり」と襖を締めた。

 一瞬、ポカンと顔を見合わせた後、亮祐と由香里は二人揃って吹き出した。
「そっか、そりゃそうだよな。若い男女が二人っきりで泊りにくれば」
「そうね。ああ、でも、亮ちゃんはこれから"超すごいエロ"をする約束なんだから、あながち
的外れな忠告でもないのかな?」
「いい加減そのネタは勘弁してくれ」
535水底の邦:2008/10/19(日) 21:06:45 ID:DV4988ft


 その後、二人はちゃんと男湯女湯に別れて風呂に浸かった。内風呂とはいえ、岩やら
檜やらで雰囲気を出した立派な作りで、亮祐はついつい長湯をした。が、それでも流石に、
由香里よりは早かったようで、フロントに預けた鍵を受け取ると、約束通り先に部屋に戻る。

 すると、予想通り、座卓は寄せて灯りはスタンドだけになっており、そしてこれまた予想通り、
二組の布団がぴっちりと寄せて敷いてあった。
「ふむー……、ん」
 何とも言えない溜息をついて、亮祐は部屋の明かりをつけ直すと、二つの布団をほんの少し
離した。それから、窓際の安楽椅子に座って、暇つぶしに持ってきた文庫本の頁を繰っている
と、間もなく襖がごとごとと鳴る。
「開いてるよ」
 そう言って、一つ深呼吸をして、彼は部屋の入口の方を向いた。

「遅くなってごめんなさい。でもいいお湯だったわ」
 分かっていたのに、亮祐はやはりじっと見ずにはいられなかった。髪を上げ、浴衣に着替えて
寛いだ姿は、洋服の時のようなお嬢様然とした近寄りがたさを消していた。長い髪が纏められて
いるせいか、どことなく昔の面影もある。だがそれだけに、隙の無い今までの雰囲気と違って、
若い娘の艶やかな魅力が亮祐にはストレート感じられた。

 やがて、彼の視線に気づいた由香里が言う。
「……ん? どうしたの?」
「湯上りの娘に全ての男がやる儀式だよ」
「え……あっ!ああ……。えと、その。あ、ありがとう?」
「いえいえ、こちらこそ。眼福にござりました」
 誤魔化しても仕方ないので亮祐が素直に答えると、思ったより彼女は動揺した。それで逆に、
亮祐の方は心に余裕が生まれてきた。
 案外、直接攻められると弱い性質なのかもしれないな。そんな事を思って、椅子を立つ。

「さてと、それじゃあ女将さんに怒られずに枕投げする方法を考えなくちゃな。周りは襖に
障子、床の間には掛け軸に壺と来ている。さあどうすんだ?」
「あらら。急にやる気になったのね」
「おうよ。んでもって、勝ったら混浴にて"超すごいエロ"の成人版な」
「えっ」
 再び言葉に詰まった由香里は、吃驚したように亮祐の方を振り返り、そして冗談と分かって
ぷくりと頬を膨らませた。
 その仕草が昔にそっくりで、亮祐はさらに笑いながら布団の上に腰を下ろす。
「やられてばっかりは性に合わないんでね。思い出したか?」
「ええ、もう」 頷きながら、由香里も自分の布団にペタリと座った。「それによく考えたら、
亮ちゃんのすごエロは前もっての約束なんだから、枕投げの勝敗は関係ないものね」
「またそうやって。大体、一緒に泊まること自体どれだけ危険か解ってるのか?」
「約束のお泊会だから仕方ないわ。それに、昔を知ってるあなたが、私になんか……」
「それはどうかな」

 言って、亮祐はにじり寄った。布団に突かれた由香里の手の甲を自分の掌で包みこみ、
反対の手で彼女の顎先を持ち上げる。瞳に挑戦的な色が残っているのを確認して、さらに
一歩踏み込んだ。すると、湯上りで薄桃色に上気した肌から、えも言われぬ娘の匂いが
漂ってきて、彼は思わず面を下げた。視線の先には、ブラウスのように型の無い浴衣の
生地が、その存外に豊かな膨らみの形を、よりはっきりと浮かびあがらせて──

 そこまでだ、と頭の中で誰かが言った。その後に、彼は自分が娘の手を掴む掌に力を
込めるのを感じた。上体が微かに前進し、彼女の不規則な吐息が己の首筋にかかっている。
 もう少し、あと少しだけ。
 なにを、少し?
536水底の邦:2008/10/19(日) 21:07:36 ID:DV4988ft

 はっとなって、亮祐は慌てて身体を戻した。だが、少しばかり遅かった。
「すまん」
「何が?」
「俺が悪かった。そう怒るな」
「怒ってなんかいないわ。どうしてそういうの?」
 由香里は明らかに怒っていた。亮祐に失望を見せた自分に対して、彼女は酷く憤っていた。
 そして、亮祐もまた自分に腹を立てていた。彼は、十年ぶりの幼馴染との水入らずの夜を、
あと一歩で情欲の手段に変えかけた。

「十年たって、もう二十歳だもの。男の人と一緒に泊ってどうなるかぐらい、想像が付かない
歳じゃないわ」
「だが俺は男の人じゃなくて、亮祐だろう」
「亮ちゃんは亮ちゃんだけど、十年よ。もう十歳じゃない。みんな変わってて当然なのよ」
「いいや。…やっぱりお前は変わっていないな。そうやって嘘を吐く時、足の親指を曲げる癖
なんか昔のまんまだ」
「違うのっ!」

 喉を絞るように言って、由香里はきつく敷布団のシーツを握りしめた。だがそのまま俯くと、
もうそれ以上何か言おうとはしなかった。声を震わせずに喋れないのか、或いは喋るべき
言葉も浮かばないのか。亮祐は、そんな彼女の傍で、やはり同じ姿勢のまま黙っていた。

 そうして、十分も経った頃。ポツリと、亮祐は言った。
「なあ、お前はどうして、今日の約束に来ようとしたんだ?」
「…………」
「俺は、殆ど思いつきで葉書を出して、そしたら洋子やかっちゃんの御袋さんの手紙を貰って、
それで引っ込みが付かなくなったせいだ。誰からも返事がなけりゃ、正直来なかっただろうと
思ってる。勢いで葉書を出してなきゃ……やっぱり、来なかっただろうな。もう十年も昔の
事で、しかも埋めたのはクッキーの空き缶、場所も深さも適当だ。
 だけど、ゆっこは一人でも来ただろう。そりゃ自分から音信を断った以上、呼びかけにくい
ってのはあったかもしれないが、それなら余計に来辛いところを、女の一人旅でやってきた。
どうしてなんだ?」

 由香里はすぐに返事をしなかったが、亮祐もここに来て引くつもりは無かった。そのまま、
さらに五分ほどして、彼もいい加減今の姿勢が辛くなってきた頃、由香里は小さく口を開けた。
「亮ちゃん、今日初めに会った時、私が化けたっていったよね?」
「ああ」
「人を化かすようになる前の私は、どんなやつだったのかなって、思って」


「今の私が他人から見てどう映ってるか、自分でも大体分かってるつもり。ねえ睦月君、
素直に答えてほしいのだけれど、今日一日、私がどこぞのお嬢様の振りをしていると
思った?」
「いや。そんなぶってる素振りなんぞ微塵も感じなかったよ。本当に俺と同じ生まれだった
かと疑ってるところだ」
「ふふ、ありがとう。でも安心して、本当はただの猿真似だから」
 そう、自虐的に笑って、由香里は小さく身じろぎした。それから、何か言おうにも言葉に
迷う亮祐を上目遣いに制止すると、続けるね、と言葉を繋ぐ。

「きっかけは、本当にどうでもいいことなの。中学くらいかな、丁度再婚関係で家の中が
ゴタゴタしてて、ついでに私は反抗期の真っ盛りでね。周りの大人に文句言われるのが
凄く嫌で、当て付けみたいにお行儀良くしてたわ。全く子供じみた発想だけど、前が前
だっただけにそれなりの効果もあった。少なくとも、十四五の娘が、意趣返し出来たと
自己満足出来るくらいにはね。
 でも、何時の間にかそうしてるのが普通になった。気付いたら、元がどうだったかなんて
分からなくなってたわ。…いいえ、どうすれば元に戻るのかが分からなくなった、かな。
下らない、ただの演技だったはずなのに」
537水底の邦:2008/10/19(日) 21:08:26 ID:DV4988ft

 一旦、由香里は言葉を切った。自然と声が大きくなっていたのに気付いたらしい。
そしてやはり、自嘲的に首を振ると、声のトーンを落として続ける。
「本当の私、なんてものに拘泥するほどナイーブでは無いつもりだったけれど、でもそうね。
……実は、今一つ、お見合いの話が来ているの」
「おおっと」

 冗談半分、本気半分に慌ててみせて、亮祐は押さえたままだった由香里の手を離した。
だがそれは幸い、彼が意図したよりも軽い意味で受け取られた。
「気にしないで、そんなんじゃないから。父も母も少し早過ぎるって意見で一致しているし、
でも成人もしたからとりあえず一つ、てところなの。練習会みたいなものね」
「じゃあ、お前はどう思ってるんだ?」
「悪くない話だとは思う。条件はいいし、何より相手の方に、その、私をと強く望んで戴いて
いるようだし。それに、大学の方もね、私はほら、下に弟が二人いるでしょう。弘樹さ……
父は、」 恥じるように訂正して、彼女は続けた。「問題無いっていつでも言ってくれるけれど、
でも結局のところ、私に四大を出てまで特別修めたいものがあるわけではないの」

 由香里が意図的に答えをずらした事は分かっていたが、亮祐は敢えて黙っていた。
本質的に、彼が関わる問題では無いし、それに彼女も先を続けたがっていたからだ。

「仮にこのまま決めたとして、その後、私はずっと今の自分を続けるでしょう。相手の方は、
"淑やかな由香里"を──何だか、自分で言ってこれ程莫迦らしい言葉も無いけれど──
とにかく、それを望んで下さっている。そして、私自身、今の猿真似を続けるのでいいなら、
それが一番気楽なの。
 でも、このまま嫁入りして、母親になって、お婆さんになって。それじゃあ、西佐久での
私の十年は、一体何だったんだろうなって」

 今度は、亮祐も口を挟もうとした。だが、彼女が続ける方が早かった。
「ごめんなさい、分かってるの、これが一番子供染みた考えだって。でも、私のおうちは
水の底で、村の人はみんなバラバラ、それで育った子供まで変わってしまったら、
西佐久はさあっ、お父さんはさぁ……っ!」

 そのお父さんが誰なのかは、亮祐には聞くまでもなく分かった。彼自身よく覚えている。
由香里たちと何度も一緒に遊んでもらい、そして何度も一緒に怒られた相手だ。

 由香里の実父は、田舎の男にしては線の細い人だった。それが持病のせいだったと
亮祐が知ったのは、彼の葬式に出た後のことだ。
 その三か月前、彼は娘の運動会に、父兄として参加していた。この年はたまたま雨で
開催日が流れて、平日の月曜に行われていた。男親で参加したのは岩瀬の家だけだった
から、亮祐は何の気に無しに、その事で由香里をからかった。
 彼の骨にひびが入って接骨院に送られたのは、その日の午後のことになる。

 気が付くと、由香里の手の周り布団に、はたはたと水痕が出来ていた。彼女はもう喋ろうとは
していない。元の様に俯いて、小さく肩を震わせている。

 猥談が得意というわけでもないのに、由香里が無理に亮祐の昔話を振った理由が、今の
彼には良く分かった。彼女は彼に、昔通りの無邪気なエロガキでいて欲しかったのだろう。
 全く、幼稚で稚拙な話だが、けれど割に本気で由香里はそれを望んでいた。旧友達が、
昔通りの姿で自分の前に立ち現れる事を、彼女は無意識に願っていたのだ。そうすれば、
きっと自分も昔のように戻れると信じていた。
 だが、現実はそれとはかけ離れていた。一人は死に、一人は行方不明、もう一人はさっさと
結婚して子供までいた。残った一人は、無邪気な悪戯心の代わりに、在り来りな男の反応、
それもきっと彼女がうんざりするほど見せつけられてきた類のものを、返して寄越した。
 それゆえ、由香里は失望した。

 何とも、稚拙で拙い話だ。西野由香里が望んだものは、故郷が水に沈まずとも、手に入れ
られるようなものでは無い。手に入れたいと望むべきものでもない。確かに、彼女の思春期
は些か込み入ったものであったようだけれど、それでも由香里の発想は、本人の言う通り
あまりに子供染たものだと言える。亮祐はそう思った。
538水底の邦:2008/10/19(日) 21:09:25 ID:DV4988ft

 それでも、彼は同情した。
 同郷の人間として、幼馴染として、同情せずにはいられなかった。

 それに、彼女は、一つ大きな勘違いをしている。


「ゆっこ、枕投げをしよう」 全く 出しぬけに、亮祐は言った。
「……ぅえ?」
「ここの枕は、と……うわ、これ地味にいい奴だな。やっぱり破くと不味いから座布団投げに
しよう。そんで、俺が勝ったら真夜中の露天風呂にて大人版凄エロな。まあ負けるつもりは
さらさら無いが、もしゆっこが勝ったなら……」
「ちょ、ちょと待って、亮ちゃん」
 いきなりの展開について行けず、目を真っ赤に腫らしたままおたおたとしている由香里を、
亮祐は座布団を押し付けて、黙らせる。
「お前のその馬鹿げた悩みを一発で解決する助言をやろう。但し、同郷のよしみで俺が手を
抜くと思うなよ。エロがかかった時の亮チャンマンの本気は憶えてるだろう? ま、嫁入り前の
お嬢様の貞操は、美味しく頂かせてもらいましたということで」
「な、何言って、はぶっ!」
「よし、試合前の紳士的な拳合わせ完了。いくぞ、いっせーのせっ」

 十年ぶりの本気で、亮祐は枕投げを開始した。投げつけるだけの間合いが無いので、
実際は座布団でバタバタと叩いているだけだが、それでも年頃の娘にするには間違いなく
憚れる苛烈さで、彼は容赦なく由香里を攻めた。
 まず上からバンバンと振り下ろして、相手を守勢に追い込ませる。そして座布団を盾に
防御態勢を取ったところを、今度は正面から勢いよくぶつけて、彼女を仰向けに押し倒す。
その上に馬乗りになる格好で──実際は、膝立ちに相手の体を挟んだ形で──亮祐は
彼女のマウントを取った。

 由香里の座布団を力任せに引き剥がす。すると、突然の狼藉に対する、困惑と苛立ちの
混じった表情が、娘の顔に浮かんでいた。どこか憶えのあるその顔色に、亮祐は内心
ほくそ笑む。
 こんなことで、簡単に剥がれかける化けの皮を、何故誰も破いてやろうとしなかったのか。

 ──いや、むしろ当然か。こいつを剥がしてやれるのは、この世に三人、あの世を合わせても
四人しかいない。

 敗者を蔑むべく、亮祐は見下ろして言った。
「おめぇ、おっせぇーなぁ」
 十一年前、運動会の日、石垣の上で由香里に言ったのと同じ言葉。父兄混合のバトンリレー
で、最下位だった由香里の組を、亮祐は得意げにからかった。
 その後にはこう続く。「父ちゃんが出たのお前んとこだけのくせに、その父ちゃんが一番
おせぇじゃないか」 
 この直後に、二人は二メートル弱の高さからダイブした。以来、その言葉は、二人の間で
絶対の禁句になっている。

 それを再び口にするべく、亮祐の唇が「と」の形に開く。だが、肺の空気が彼の声帯を震わせる
直前、由香里の右腕が座布団へ伸びた。
「ごふっ!」
 そして直後、強烈な一撃が亮祐を見舞った。由香里は座布団を掴んだ右手でもって、完璧な
ストレートを顔面に決めた。座布団で叩いたと言うより、まさに座布団をグローブ代わりにした
パンチといった感じだった。
 膝立ちで不安定な姿勢だった亮祐は、もんどり打って後ろに倒れた。そこはちょうど良く
布団が途切れていて、彼はしたたかに後頭部を畳へと打ちつけた。だが、その頭の中で、
亮祐はガッツポーズを決めていた。
539水底の邦:2008/10/19(日) 21:10:11 ID:DV4988ft

 火花が飛び散る瞼の内側に、直前の光景はしっかりと焼き付いている。茶色い布地に全ての
視界が奪われる瞬間、彼はとても懐かしいものを見つめていた。
 日頃のストレス、長旅の疲れ、そして腹の奥を吐き出させられたことによる心の痛み。それらが、
最後の絶対冒してはならない一言によって圧縮され、ついに発火した瞬間の表情を、亮祐は
この目でしかと見た。
 ゆっこが、「悔しい」と吠える瞬間を。

 彼女は、ずっとそう叫ぶべきだったのだ。母親の再婚にせよ、自身の見合いにせよ、悔しい
のならそう認めるべきだった。
 思えば、由香里がお嬢になったのは当然の帰結だった。両親を敬い、邦を尊び、約束を遵ずる。
そんな娘が、大人の作法と、自分を抑える事さえ覚えれば、日本的令嬢が出来上がるのは
当たり前のことだったのだ。
 彼女は、何も変わっていない。西佐久村大字の岩瀬家の娘は、ただ立派な大人に成長して、
そしてひょんなことから少しだけ自分を抑える仕方を間違えただけのことだ。

 それが証拠に、昔仲間がちょっとタガを外してやれば、彼女は元通りの苛烈さを見せる。

 若干ふらつく頭を腹筋のバネで無理やり起こして、亮祐は布団の上に座り直した。由香里は、
少し呆けたような表情でこちらを見ている。だが起き上がりざま、亮祐が放った横からの一撃を
彼女はしっかりとガードした。

 枕投げはまだ終わってはいない。十年前、由香里が約した「枕投げ」は、相手が降参するか、
はたまた物を壊して怒られるかするまで終わらない、本気の勝負だった。それに今回は
"亮ちゃん"がいかにも好みそうな景品まで付いている。だから、亮祐は絶対に勝ちを諦めない。
 そして、由香里も諦めてはいなかった。正面からの振りおろしを片手でつかむと、彼女は
鮮やかな胴を鳩尾に決めた。少し本気でほがる亮祐に対して、彼女の唇が愉快げに歪む。
 彼を見惚れさせるのでは無く、奮い立たせるような、どこか猟奇的な笑み。それは同時に
この上なく煽情的で、亮祐は心臓が飛び跳ねるのを感じた。

 それから二人は、小学生もかくやと言うようなはしゃぎ方をした。由香里は、シーツを使った
目くらまし、フェイント技、何でも使ってガムシャラに勝ちを取りにきた。対する亮祐も手加減せず、
ただ顔にだけは絶対に当てないようにして、ほとんど力任せに座布団を振りまわした。

 その結果、最後は亮祐の勝ちとなった。二人が本気を出した故の、当然の結末だ。
 再びマウントを取った亮祐は、由香里の座布団を手の届かない所へ吹き飛ばし、言った。
「はあっ、はっ……俺の勝ちだな、ゆっこ」
「ふはっ、ふ〜……。そうね、私の負け。

      ───ふふ、あーもう、本当に悔しいわ」

 そう言う彼女の顔は、決して満面の笑みでは無い。少しだけ歯を食いしばり、本物の
悔しさが滲む歪んだ笑顔だ。
 けれど、その表情は、間違いなく今日一日で一番、ひょっとしたらこの十年で一番、
生き生きとしたものだった。


 *

 夜半過ぎ、ロビーが無人な事を確認するように覗きこんでから、亮祐はそっと渡り廊下へ
踏み出した。その様を見て、三歩遅れてついて行く由香里がころころと笑う。

「女将さんに見つかったって、別に怒られたりしないわよ」
「いや、そうじゃなくてだな、う……畜生。余裕ぶってんのは今のうちだけだぞ」
「そうね、全く仰せのとおり。だからこそ、今のうちに優位に立っておかなくちゃ」
 露天風呂へと続く簀子の上をトテトテと渡りながら、二人は小声で軽口を言い合った。何だ
かんだ言って、両者とも酷く緊張しているのだ。
540水底の邦:2008/10/19(日) 21:11:04 ID:DV4988ft

 十年越しの枕投げ再戦が再び亮祐の勝ちで終わった後。約束通り、彼らは一緒に露天へ
入ることにした。
 勿論、亮祐はそのつもりで勝った。その覚悟で勝った、と言うべきか。ともかくも、彼女の
長い独白を聞いて、その決定的な勘違いを己が解いてやると決意した瞬間、こうなる事は
本気だった。

 けれど、その興奮が、いざ手に手を取って気後れするほどの二十歳の娘と一緒に脱衣場へと
向かう瞬間、同い年の相方に残っているとは限らない。自分が言い出しっぺなら尚更だ。
無論、別の意味での興奮はあるのだが、そいつはいざと言う時まで、かえって男の緊張を倍加
させる困りものである。
 対する由香里は、形だけとはいえ、亮祐に言われて従うという立場の分、少しだけ気楽な
ようだった。少なくとも、こうして二人で風呂へ向かっている間に限っては。

 露天風呂に着くと、ちゃんと女将の予想通り空いていた。入口の脇に提げてある予約表を
見ると、もう一時間半近く誰も入っていないようである。今なら、飛び入りの彼らが暫く使わせて
もらったとて、宿側も文句なかろうという事で、亮祐はさっと一時間分の名前を書くと、由香里と
ともに暖簾をくぐった。

 内風呂と違って、露天の脱衣場は酷く狭かった。せいぜい家族単位での入浴しか想定して
いないので当たり前なのだが、するていとお互いすぐ真横で浴衣の帯を解かなければならない。
これから、同じ湯に浸かろうと言うのに何をという問題ではあるのだが、それはそれ、最初の
一歩と言うものは常に踏み出しにくいものである。

 帯に手をかけつつ、そっと横目で亮祐が窺うと、由香里はわざとらしく温泉の成分表などを
読んでいた。勿論、それは女湯に貼ってあるものと一字一句変わらない。そして後ろ手に
組まれた両手の親指が、もぞもぞと気忙しそうに動いている。
「あー、ゆっこ?」
「は……。はい」
 返した声が少しだけ掠れてしまって、由香里は決まり悪そうに言い直した。しかし先刻と
同じく、それでかえって亮祐にはほんの少しの余裕が生まれた。

 さっと帯を解いて、浴衣の袖を肩から抜きつつ、彼は言った。
「夜中とはいえ、あんまり長々と占有するのは気が引けるしな。そろそろ入ろう」
「うん。そうね」
 しかし、そう言って帯紐を解きかけた彼女は、亮祐が下着に手をかけたところで、「あの」
と小さく声を上げた。
「少しだけ……失礼なことを聞いていい?」
「何なりどうぞ」
「その……あなたは、こう言う経験が、ある方なの?」
「いや……こういうのは、ないな」

 高校の頃、亮祐にも少しの間交際をした娘がいた。何度か映画などに出かけ、その度に
口吸いなどもしたりしたが、結局それだけだった。お互い、男女の交際がどんなものか分かる
と、それで興味は尽きてしまい、卒業と同時に何となく別れた。一番接近したのは、埃っぽい
体育館の舞台裏で、彼女の胸に触れた時ぐらいだろう。

 だが、そんな事情を、彼の言葉の濁し具合からあっさり感じ取った由香里は、「そう」と小さく
呟いてから、
「でも、私よりは頼れそうだし。その、色々任せてしまっていいかしら」
「ああいいぜ。全く、男冥利に尽きるところだ」
「それはよかったわ。それで、あの、早速尋ねたいのだけれど」
「うん?」
「私は、その、この場で一緒に脱ぐのかな。それとも、後から遅れて入ればいいの?」

 酷く真剣な顔で尋ねられて、亮祐は思わず吹き出した。それに少し怒ったような顔を見せた
由香里だったが、しかし自分が馬鹿な事を聞いているという自覚があるのか、抗議の言葉は
口にしない。そんな彼女に、亮祐は少し悪戯心が湧いてきた。
「そうだな、俺が脱がすという手もあるか」
「えっ……ふぇええ!?」
541水底の邦:2008/10/19(日) 21:11:44 ID:DV4988ft

 亮祐が帯に手をかけると、由香里は素っ頓狂な声を出した。だが、実際に彼が浴衣を剥ぎ
取りだすと、その身体は金縛りにあったように固まった。そんな彼女を面白がるように脱がして
いった亮祐だったが、その素肌が露わになると、こちらも同じく固まらずにはいられなかった。
「そんなに、もう。昔、全部裸の所だって見てるでしょう」
「馬鹿言え」
 下着姿を凝視されて、娘が堪らず漏らした言葉に、彼の返した声は掠れていた。が、こちらは
彼女の心に余裕を与えるというわけにもいかないようだ。

 亮祐の指が背中のホックに掛ったところで、由香里は少し非難がましい目で彼を見上げた。
自分が履いたまま、人を脱がすのはどうなのか、と言う意味らしい。
「分かった分かった」
 そう言って、亮祐は思い切りよく下着を脱いだ。だがその隙に、彼女も同じく素早く上下の
下着を取り外して、身体の全面にさっと手ぬぐいを当ててしまった。その薄く頼りない布地は、
意外とメリハリの利いた由香里の身体をおよそ隠し切れてはいなかったが、それでも、
他人の手で脱がされるよりはマシ、ということだろう。

 亮祐に、少しだけ残念に思う気持ちが無いわけでは無い。しかし、細い両腕とささやかな
布きれでもって、真っ赤になりながら自分の身体を押さえている由香里を見て、余り望み
過ぎるのも罰が当たると、苦笑した。


 風呂はやはり石造りで、こじんまりとしつつも、決して貧相な感じはしなかった。風呂の向こう
はダム湖になっていて、明るい時間なら結構な眺望が楽しめるのだろう。残念ながら、今は
漆黒の闇の中だが、ちょうど上り始めた下弦の月が、ゆらゆらと湖面に反射していて、これは
これで風情がある光景と言えなくも無い。

 もっとも、そんな景色を楽しむ余裕など、若い二人にある訳が無かった。
「よいしょ、と。そこの石滑るぞ、気を付けろよ」
「う、うん」
 簡単に掛け湯だけして、亮祐は由香里の手を取り、早速湯船に足を浸けた。お湯は内風呂と
比べて随分とぬるい。ゆっくり景色を楽しんでもらうと、のぼせないような温度設定になっている
のだろう。およそ眺望など楽しむ状況にない彼らだったが、この配慮は別の意味で有り難い。

 手ぬぐいを脇に置いて、中ほどまでざぶざぶと入る。それから彼が振り向くと、由香里は
予想通り、湯船の端で手ぬぐいを取れずに立っていた。
「浴槽に浸けるの禁止」
「分かってっ……て、あ…」
 有無を言わせず、さっと手ぬぐいを取りあげる。脱衣所から漏れる黄色い灯りと、東の空
に上る青白い月が、娘の真っ白な裸を照らし出した。

 染み一つ無い、硬質な陶器を思わせるような肌に、亮祐は思わずじっと見入った。脱衣所で
そのほとんどを見ているとはいえ、こうして何一つ隔てるもの無く直視した彼は、やはり溜息を
吐かざるを得なかった。胸に宿る豊かな膨らみから、全く無駄の無い腰回り、そして水面へと
沈むすらりとした両脚が作る曲線美は、こちらが気後れするほどの完璧さを誇っている。
 だがそれで、亮祐が由香里に臆するようなことは無かった。薄暗い月明かりの下でも分かる
ほど、真っ赤になって目を泳がせているその表情は、間違いなくゆっこのものだからだ。

 彼と目を合わせると、由香里はさすがに堪らないといった感じで、お湯の中へ身体を下ろした。
とはいえ、ここの泉質はサラサラとした無色透明が売りだから、それで完全に男の視線から
逃げ切れるわけでも無い。
 くすくすと笑って自分も半身を湯に浸けると、亮祐はすかさず娘へとにじり寄る。そう大きくも
無い岩風呂には逃げ場も無く、端っこで固まっている彼女を、彼はひょいと横抱きにすると、
自分の膝の上に乗せた。

 興奮した男のものが尻に当たって、由香里が小さく悲鳴を上げる。だが亮祐がその顔色を
窺うと、彼女は何でも無いというように、プイと視線をよそへやった。
 黙認を得て、彼は早速娘の体へと手を伸ばす。初めは臍の辺りを、安心させるように何度か
ぐるぐると擦ってやる。それから、由香里が他人の手に慣れた頃合いを見計らって、亮祐は
娘の乳房を掌でそっと持ち上げた。
542水底の邦:2008/10/19(日) 21:12:20 ID:DV4988ft

「……んっ」
 小さく力を加えると、指の間から僅かに零れる。決して小さくない彼の手に、丁度すっぽり
収まる程度のそれは、今までで一番柔らかな場所だった。亮祐がほんの少し力を込める
だけで、美しい双丘は彼の意のままに形を変える。だが内側に指を沈めようとすれば、
それらは慎み深い力でもって押し返す。
 やがて人差し指が薄桃色の頂きを捉えた。指の腹に天辺を乗せて、そっと内側へ押し潰す。
それから、淵で円を描くようにすると、娘の呼吸が変わってきた。

 けれど、その吐息に声が乗るには至らない。こういう事に自信があるわけでもない亮祐は、
再び娘の顔色を窺った。すると、赤い顔のまま酷く真剣な表情で、じっとこちらを見つめる
由香里と目が合った。

「……ゆっこ?」
「あっ、その、ごめんなさい。……続けてくれて、いいよ?」
「いや、正直俺も自信があるわけじゃないしな。マズッたんなら、言ってくれた方が、」
「違う違う、そんなんじゃないの」
 亮祐の言葉を遮って、彼女はぱたぱたと首を振った。それでも彼が止まったままでいるので、
由香里はやや言葉を選ぶようにしてから、言った。

「えと、亮ちゃんの表情がね。なんと言うか、とても昔に似ていたものだから」
「…………は?」
「こう言う時の男の人って、もっとその、いやらしい顔をしているって思っていたんだけれど。
今の亮ちゃんは、そうね、昔内緒で学校のレコード機を分解しちゃった時に、ちょっと似てるわ」
「そ、そうか」

 かなり意外な事を言われて、思わずどもる亮祐をよそに、彼女はうんうんと一人で頷いた。
「そうなの。私もそう。あの後、針だけ取り出して、皆で石引っ掻いて硬い硬いって大騒ぎした
時の気分。すごく恥ずかしいけど、緊張して、でもドキドキしてて。……ふふ、何だかちょっと
懐かしいね」
 もちろん亮祐も憶えている。その後、担任に見つかって優に半日は怒られた。そして今の
由香里の瞳は、確かにその頃の感じできらきらしている。
 だが今現在、一人で盛り上がっていたと分かった亮祐は、何ともやる方のない気分だ。

「そうかい」
「うん。だから、もっと好き勝手にしてくれていいよ」
 直前の会話が無ければこの上なく嬉しい台詞だが、今となってはそうもいかない。しばし
投げやりに揉んで──それでもちゃんと興奮する自分に軽く自己嫌悪しながら──亮祐は
ええい、と立ち上がった。

「さてじゃあお嬢さん、そろそろ『超凄いエロ・成人指定』のお時間ですよ」
「ふふ、分かったわ。今までのは亮ちゃん的に、まだまだ子供向けなのね」
「そうとも。ここから先は、いかにゆっこでもドン引きするぐらいの酷いヤツだから」
「でも、亮ちゃんとかっちゃんがいきなりレコード壊し出した時、私最初は普通に引いたよ?」
「……もうええ。お前ちょっと口閉じてこっちゃ来い」

 そう言って自分が口を閉じると、亮祐は由香里の手を引き、湯船の端へと連れて行く。
そして、足湯をするために座り易くなっている岩へ自分がストンと腰を下ろすと、露わに
なった一物から顔だけ背けている彼女に言った。

「お前、フェラチオって知ってるか」
「ふぇらちお?」
「いや、知る訳ないよな。男でも知ってるのビデオ持ってる奴くらいだし」
「あら、うちにもあるわ。ベータマックス」
「そっちじゃダメなんだ。って、んな事は今はどうでもいい」

 ごほん、と一つ咳払いをして、亮祐は由香里の手を自分のものへと誘導する。そして、
さすがに慌てた表情になる彼女へ、出来るだけ平調で彼は言った。
「こいつを、お前の口で扱いて欲しい。……言っている意味、分かるか?」
543水底の邦:2008/10/19(日) 21:13:03 ID:DV4988ft

 ポカンと口を開けたまま、由香里は優に十秒は固まった。徐々に居た堪れなくなってきた
彼は、もう一度、彼女の手を取り、これを、そこへ、と指し示す。そこでようやく頷いた彼女は、
特大の溜息をついて、言った。
「分かったわ。 ……………………何と言うか、さすがは亮ちゃんね」
「最高の賛辞、ありがとう。で、やめとくか?」
「いいえ、やるわ。約束ですから」
 そう言って、由香里は在りし日のように、思い切り不敵な笑みを浮かべてみせた。


 亮祐の腰元へやってくると、由香里はそこで立て膝を突いた。それからおずおずと、屹立した
一物へ指をからめて、幹のところを握っていく。両手で挟みこむようにすると、彼女は一旦顔を
上げた。
「その……」
「まず、舌を出す」
「ん」
 ペロ、と由香里は素直に舌先を伸ばす。続いて、『次は?』と上目遣いに指示を仰いだ。その
様に、どこか子犬的な可愛らしさを感じて、亮祐は彼女の頭へと手を伸ばす。
「よしよし。そのまま頭を下げる」
「……ん」
 今度は一拍、返事が遅れた。しかし、頭に掛けられた男の手に従って、由香里はゆっくりと
彼の一物に舌先を寄せて行く。
 触れる直前、彼女は一旦動きを止めて、目を閉じた。それから小さく息を吸い込み、はずみを
付けて思い切りよく頭を下ろす。

「んあっ……!」
 柔らかな舌先が、傘の天辺を叩いた瞬間、娘はピクリと身体を震わせた。だが、それでも頭を
戻すような事はせず、味蕾を裏筋に押し付けたまま、じっと状況を受け入れる。

 彼女が落ち着くのを見計らって、亮祐は言った。
「とりあえず、先っぽをぺろぺろと頼む。飴玉でも…棒付きのやつな。舐める感じで」
 こくりと首だけで返事して、由香里はチロチロと舌を動かした。最初は舌の腹を使って、エラの
部分を押し上げる感じ。それに段々と慣れてくると、今度は舌先を細く窄めて、先端をくるくると
舐め回す。
「れる…れろん……んちゅ」
「……く」
 舌の動きが活発になると、亮祐の口から早速耐えるような吐息が漏れた。先端からは、既に
先走りのものが漏れ始めている。
 全てが素人の娘の愛撫は、男のツボを突いたそれでは無い。だがそれだけに、この何物にも
侵されたことの無い淡紅色の舌先を、自分が最初に穢しているのだとういう実感が、亮祐の
官能を深く煽り立てていた。
 
 両足の付け根が熱くなり始めたのを感じて、亮祐は言った。
「んっと。先っぽはとりあえずいいから、今度は幹の方を舐めてくれ」
「れむ。……はい」
 握りしめていた両手を開いて、付け根の部分へと舌を伸ばす。そこで先ほどと同じように、
ペロペロと舌を使う由香里だったが、これに亮祐は注文をつけた。
「そこは、さっきと同じじゃなくてだな。なんつーかこう、ハーモニカというか、」
「ハ、ハーモニカ!?」
「いやすまん、分かる訳ないよな……。なあ、ちょっと頭、掴んでいいか」
「うん、任せるわ。……その、ごめんなさいね?」
 上目遣いに謝辞を言われて、亮祐は「いいーんだよ」と強引にその頭を押し下げた。ここまで
来て、そんな仕草に一々恥ずかしがるのもどうかと思うが、しかしツボに来てしまった際は
どうしようもない。
544水底の邦:2008/10/19(日) 21:14:19 ID:DV4988ft

「首曲げて……そう。で、唇に挟んで、吸ってみてくれ」
「んぶっ……んちゅ、ちゅるれる」
 頭を剛直に対して直角に寝かせて、その根元当たりを横の方から銜えさせる。しっかり吸い
ついたの確認して、彼は娘の頭を上下させた。
「ちゅううぅ……はむ、んあ……れる」
 二三度、亮祐がリードしてやると、後は手放しでもスムーズになった。柔らかな口の粘膜が、
左右から交互に優しく扱き上げる。上体を押し付ける様にして動いているため、彼女が剛直を
舐め上げる度に、彼の太股で二つの乳房が柔らかく潰れた。

「じゅぷ……れむ…んぁ……あ、んちゅっ!?」
 と、由香里が突然、口先を鋭く窄めるようにして、傘の裏側をきつく吸った。ふいに鋭い快感が
走って、亮祐は少々情けない呻きをあげる。しかし、幸いな事に由香里が気付いた様子は
無かった。彼女は彼女で、別の事に焦っている様子である。
「どうした?」
「ご、ごめんなさい。涎が垂れてしまいそうになって」
 そう言って、由香里は少し気まずげに口元を拭おうとした。

「ああなんだ。いや、寧ろいっぱい、べとべとに垂らしてくれて構わんぞ」
「ええっ、そうなの? それって何か、汚くないかな?」
 剛直に口を寄せたままで、目を丸くしてそう言う娘に、亮祐は思わず吹き出した。ここまで
来て、汚いもへったくれもあるはずが無い。だが、その一見頓馬な発想は、いかにも無垢な
由香里らしくて、彼の笑いと官能のツボをくすぐった。

「大丈夫、汚くない汚くない。まあでも、気になるんなら、こぼさないよう様に飲んでもいいぞ」
「わかった、そうする。涎を垂らしっぱなしにするのは恥ずかしもの」
 そう言って、由香里は今までもよりもしっかりと唇を窄め、敏感な傘に吸いついた。そして、
先端から滲み出す先走りのものを、唾液ごとコクンと飲み下していく。

「れるれる……んっちゅる…ぢゅちゅぅ……はむ」
「……くっ」
 吸引の力が強まって、亮祐はいよいよ我慢が効かなくなってきた。腰から背中にかけてが、
温泉の熱とは別のものでじっとりと汗ばんでいる。両脚の付け根の辺りでは、先ほどから
不随意な脈動を始まっていた。
「ゆっこ、もう一度頭、掴むぞ」
「ぢゅぷ、はひ…………んあぶっっ」
「舌止めないで、絡めて」
 位置を正して、一気に中程まで銜えさせる。吃驚して止まりかけた由香里だったが、彼の
低い声を聞いてすぐに愛撫を再開させた。先端から、付け根、裏側と、味覚器官の全てを
使って、男の剛直に奉仕する。経験が無い彼女にも、彼が余裕の無い状態であることが、
段々と分かってきた。

 娘の口が動き出すと、亮祐も抽送を開始した。
「んぶ……ちゅるぅ…あぶっ……はむぅ」
 奥まで突き込んで、咥内の熱と肉圧をモノ全体で味わう。また傘の辺りまで引き抜けば、
唾液を零すまいとする由香里の必死な吸引が、敏感なエラ筋を刺激した。素人としては
出来すぎともいえる奉仕に、彼の体は一気に高みへと走り出す。

「ぢゅぶっ…あむ……はうっ……あぐぅ」
 抽送に少し角度をつけて、男は由香里の口を隅々まで蹂躙した。纏わりつく舌に敢えて逆らい
頬を突き、口蓋を撫で、歯茎を擦る。それから、喉奥ギリギリまで挿しこんで、彼女の熱心な
舌使いを満喫する。口の中が唾液で一杯になって来ると、由香里が唇を窄める様にするので、
そこにエラを引っ掛けてじゅぶじゅぶと扱いた。
545水底の邦:2008/10/19(日) 21:15:02 ID:DV4988ft

「じゅる……あむ……はぐっ!…んあっ…ふぁむっ」
 抽送のペースが小刻みになる。頭を押さえる腕の力は、今や彼女が鈍い痛みを覚える程に
なってきた。
 逆らいようの無い男の力。直接被害を受けたわけではないが、加減を知らない男の子たちに、
少しだけ怖い思いをしたことが由香里にもある。だが、確実に恐怖の対象だったはずのそれが、
今は微塵も怖く無かった。
 突然人が変わったようになる男は怖い。でも、亮祐のこれはそうでは無い。夢中になるとすぐ
我を忘れて、人様に散々迷惑をかけた、昔のあの子そのものだ。

 ──実際は、そのものではないかもしれない。けれど、あの頃の亮ちゃんと同じものが、今の
彼にも残っている。それだけは確かだ。

「じゅぽっ…あぐっ!…けほっ、んぐぐ」
「ゆっこっ……くっそ」
 膨らんだ先端が娘の喉輪を捕えた時、亮祐の全身がきゅっと引き攣った。一瞬、全ての動きが
停止して、その直後。
「はく……んぶぅっ!!」
 娘の口の深い所で、男の剛直が傘を開いた。激しい奔流が鈴口に当てられた舌で口中に
飛び散り、内側を真っ白に染めて行く。吐き出された精は、すぐに咥内いっぱいに溜まって、
彼女の味蕾に男の精の味と舌触りを教え込む。

 だがこのままでは溢れてしまう。そう思った時、彼女はごく自然に、喉を開いて亮祐のものを
飲み下し始めた。
「んん゛ぅ……んんっ…。んく。んっく」
 一気に喉を通そうとして、思ったより粘性が強くて引っかかる。そこで由香里は、舌を動かして
唾液と絡め、何度かに分けて飲み込んだ。口の中でぐちゅぐちゅとやっていると、その刺激で
再び白濁が漏れ出して来る。

「んんぅ…ごく…ん…く……」
 都合、十回近く噴き上げたところで、亮祐は一先ず収まった。その間、零さないようぴっちりと
唇を締めていた由香里は、同じ数だけ喉を鳴らして、一滴残らず飲み下していった。
「んくぅ……。っぷは」
 大きく息を吐いて、彼女の頭がようやく男の腰元から離れる。娘の唇と剛直の間に、一瞬白い
橋が掛かって、やがてぷつりと自重で落ちた。
 そうして、彼女が頭をもたげたところで、二人の視線がぱったりと合う。

「……お疲れさん」
「……お粗末さま」
 そんなことをポツリと言い合い、二人は揃って吹き出した。直前までの淫猥な行為が嘘の
ような、懐かしい無邪気な笑い方で。


 それから、亮祐は由香里の身体を膝上に抱いて、ゆっくりと長風呂を楽しんだ。懐に抱く
柔らかな肌を存分に味わいつつも、先程までは見る余裕の無かった外の風景──月明りに
うっすらと浮かぶ故郷の山々やダム湖の様子などを、彼は二人で飽きるまで眺めていた。

 背中をすっかり亮祐に預けて、湖面の月を見ながら由香里が言う。
「こうしてさ、全部が暗くてぼんやりしちゃうと、余り変わって無いって気もするね」
「ああ」
「昼間は、どうしても変わった所ばかりに目が行ってしまったけれど。今は、やっぱりここは
西佐久なんだなあって、思うわ」
「そうだな。ダムで沈もうが何だろうが、土地に足が生えて逃げ出す訳じゃないもんな」
 亮祐がそう答えると、由香里は胸に当てられた彼の手を抱き込むようにして、言った。
546水底の邦:2008/10/19(日) 21:15:47 ID:DV4988ft

「莫迦ね、私。変わる変わるって一人で騒いで。人も土地も、年はとるけどそれで別物になんか
成るはずが無い。亮ちゃんだって、西佐久随一の問題児が、すごく立派な男の人に成長した、
ただそれだけのことなのにね」
「おいおい」
 図らずも、先ほど自分が思ったのと同じ言葉を掛けられて、亮祐は思わず苦笑する。だが、
苦し紛れに放った戯れ言は、思わぬ角度で返ってきた。

「全く、ついさっき、野獣に変身した男に襲われた娘の言葉とは思えませんな」
「そう? でも、ふぇー…ナントカをしてた時の亮ちゃんが、一番昔の面影があると私は思うな」

 そう言って、くすりと笑う二十歳の娘に、敵わないなと首を振り。降参したと両手を上げる
代わりに、亮祐は再び掌の膨らみを弄び始めた。

 *

 翌日、午前十時過ぎ。宿を引き払った亮祐達は、国鉄の無人駅を目指して、朝の温泉街を
歩いていた。お互いの手には旅行鞄が一つずつ、亮祐の隣を半歩遅れて、由香里が後から
ついて行く。
 話の尽きなかった昨日と比べて、今日は朝から二人とも言葉少なげだった。だがそれは、
決して気不味さのある重い沈黙では無い。彼らは自ら進んで、何もせずただ一緒にいる
時間を楽しんでいた。
 一緒に何かして楽しむ時間は、もう昨日の内に十分堪能してしまったからだ。

 昨晩、続きの風呂で、また部屋に戻ってからも、亮祐はずっと由香里を離さなかった。
離した布団を元に戻して、枕を寄せ合い、スタンドを残して、二人は一晩中とりとめのない
お喋りに興じていた。十年と一日前、今は水の底にある平屋建ての学び舎で、五人で
したのと同じように。
 途中、若い湯上りの娘に、亮祐の男が反応したが、それは問題にはならなかった。彼は
盛る度に形の良い膨らみを揉みしだき、口を寄せ、腰奥の翳りにまで手を伸ばした。そして
最後は、遠慮なく娘の口へと己を放った。恥も外聞も無く、亮祐は十の少年と同じ素直さで
欲望を口にし、由香里はそれを受け入れたのだ。秘園を漁られ、思わず漏らした自らの嬌声
に顔を真っ赤に染めながらも、その横暴さは懐かしいと彼女は言った。

 そこまで身体を許しておいて尚、二人の夜は同郷を偲ぶものだったのだ。互いの身体を
散々に弄りながら、彼らが交わすのは睦み言では無く昔話だった。一つ枕に頭を並べて、
彼らは目を閉じ口吸いをする代りに、互いの瞳に映る十年ぶりの自分を見つめていた。
 無論、亮祐に前者を望む気持ちが無かったわけでは無い。事実、彼は今でも、隣の娘の
手を取って肩を抱き、道の端に寄せて唇を奪いたいという思いを抱いている。心のどこかに、
それが自然だろうと主張する部分が存在している。
 けれど同時に、そ'ん'な'こ'と'のために今の一時を浪費するのは、とても勿体無いことだとも
思ったのだ。


 土産物屋などを冷やかしながら、小一時間ほど歩いて、亮祐の背中が軽く汗ばんできた頃。
彼らは、とうとう目的の無人駅に到着した。ここから先、二人の帰り道は真反対に別れている。
時刻表によれば、まもなく由香里の汽車が到着し、その半時間後に亮祐の番となっていた。

 古い木製の待合小屋には、地元の学生らしい少年達が、椅子を車座に並べて談笑していた。
そこへ彼が近づいて行くと、何人かがそれとはなしに、後ろの娘を目で追った。
 由香里に気付かれぬよう、影こっそりニヤリとしてから、亮祐は彼女を振り返る。

 秋山の高い日差しも何のその。つばの広い帽子の下で涼しげにたたずむ由香里の姿は、
昨日あれほど大騒ぎした彼の目にも、やはりどこぞの令嬢かの様に映っていた。
 しかし、半歩近づいて庇の下の表情を窺えば、その印象は一日前とは真逆になる。

 昨日、亮祐をドキリとさせた、どこか近寄りがたく、それでいて庇護欲を煽るような危うさが、
今はすっかり薄まっていた。代わりに、その二つの瞳には、こちらの背筋を伸ばさせる様な、
凛とした力が宿っている。
547水底の邦:2008/10/19(日) 21:18:23 ID:DV4988ft

 決して、十年前の彼女に戻ったという訳では無い。西佐久の十年が簡単に消えないのと
同様に、そこから今日に至る十年も、立派な彼女の歴史なのだ。だから、たとえ昨日、
十年ぶりに会った由香里が、今の彼女だったとしても、彼は同じだけ驚いただろう。

 だが、少なくとも。睦月亮祐個人には、今の方が由香里に似合っていると感じられた。

 つと、亮祐は自分が、彼女をじっと見据えていた事に気が付いた。そして同時に、由香里の
方も、彼の方を何も言わずにじっと見ていた。
 彼女の目には、昨日と今日の自分がどのように映っているのだろう。そんな事を思った時、
近くの枕木がコトコトと音を立て始めた。
「おう、来たな」
「そうね」
 そう言って由香里が後ろを向くと、微風がさらりと後ろ髪を揺らした。昨日一晩かけて、
ようやく少しだけ嗅ぎ慣れた匂いが、亮祐の鼻腔をこそばゆくくすぐる。

「次はどうする。また十年後か?」 亮祐は言った。
「ふふ、それもいいね」 大きくなる列車の音に負けないように、由香里が少し声量を上げる。
「今度はみんな三十かあ。それまでには、私も結婚しておきたいわ」
「おいおい、お前がそこまで売れ残ってるわけ……」
 言いかけて、亮祐ははっと気が付き口をつぐんだ。すると、由香里は少し恥ずかしげに目を
伏せて、言う。

「まだ、断ると決めたわけでは無いの。でもいい機会だし、じっくり父と話をしようと思う。
お見合いのことだけでは無くて、今までのことも、これからのことも」
「そうか。……頑張れよ」
「うん」 それから、由香里は帽子を取ると、しっかりと見上げて亮祐に言った。
「貴方のおかげ。ありがとう、睦月君」

 そこで丁度、一両編成の汽車がホームに滑り込んできた。彼女はそのまま身を翻すと、
少年たちに続いてドアへと向かった。最後の乗客が扉を閉めて、車両が少し動き始めた
ところで、窓際に現れた由香里が小さくこちらに手を振ってくる。
 その時ようやく、亮祐は何とか彼女に手を振り返すことが出来た。

 列車が見えなくなるまで、彼はその姿勢で固まっていた。それからやおら、「くっく」と
肩を震わせて笑い始める。
「……ちっくしょう。ゆっこ、やっぱりお前は、変わったよ」

 貴方のおかげ──その台詞を、由香里は隙の無い、完璧な笑みでのたまった。裏を読み
ようの無い、逆に言えばどうとでもとれる表情で、亮祐が自分の都合のいいように解釈しても
“仕方がない”ように彼女は言った。彼に下駄を預ける形で、しかしそれが男の負担には
ならないように。
 二十歳になった岩瀬家の長女は、最後の最後でそんな表情を亮祐に見せて、西野の家へと
帰っていった。


 六時間後。無事東京に戻った亮祐は、帰りがけに閉店間際の文具屋に滑り込むと、
店仕舞いに忙しい主人を呼び止めて言った。

「便箋と封筒をください。一番、上等なやつを頼む」
548530:2008/10/19(日) 21:29:17 ID:DV4988ft
以上です。



一説によると、口唇愛撫が一般に広まったのはAVの普及が原因なんだそうで。するていと、
あのベータ vs VHSの戦争が起こっていた最中、1970年代後半というのは、知ってる男は
知ってるが大抵のおにゃにょこは知らないという事で、問題なし!

という妄想の元に書きました。でも途中で、それのどこに需要があるんだと思って、
結局お嬢様風にしてみました。長期間に渡って弄ってたせいか、容量もアホみたいに
膨らんでしまった……

こんな感じで、四か月遅れですが(笑)、宜しければ保守の箸休めにお納めください。
549名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 23:29:11 ID:lOpwjRhV
長いよ
GJ
550名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 23:35:27 ID:BOHemrgY
ここぞとばかりに最後の「お」を書き込んだ甲斐があったぜ...

GJですぞ!
551名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 00:21:42 ID:eRPwpKMW
正直、フェラより前後に引きこまれたよGJ
552名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 00:25:01 ID:FRDyTygI
・・・ふぅ
超GJでした!他にも作品あったら読ませてほしいくらいだわ
553名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 01:43:42 ID:WPEyfe8y
人気スレでもないのに細かい設定の作りこみは凄いな。
商業の18禁短編小説でも読んでるようだ。
554名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 21:19:06 ID:ZERYcmi3
GJ
文体がノスタルジーな雰囲気と合っていて良いな
幼なじみスキーとしては設定も良かった
個人的にはこれくらいの長さなら問題無く一気に読める
555名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 00:41:46 ID:ZtxRrsLo
今思ったが、保守流れの
ふぇらちお
はわかるんだけど、

ほしなまこ

ちょこむーちょ
はなんだったんだろう。

なんとなくエロい気がするのは俺だけか…
556名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 12:52:27 ID:awqGTrxB
保科眞子とチョコムーチョっていう作品を欲しているということだよ!!1

チョコムーチョなるお菓子を股間にこぼされれちゃってあれよあれよという間に(ry
557名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 21:26:00 ID:dI4qgj5j
ん?
558名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 20:35:55 ID:dBrKA/U+
>>548
久しぶりに来てみたらこんな良作が…
GJ過ぎる。

エロ以外の部分の描写が素晴らし過ぎて、一気に引き込まれていってしまったぜ。
文章で映画やドラマのように風景が見えたのはいつ以来だろう。


あなたがこれだけに止まる器とはとても思えない。確認のためにもう一つ作品をですね…
559名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 17:21:54 ID:LrRztYPY
>>548
GJ!!
丁寧に書かれているので、読んでいて心地よい作品でありました。
560名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 09:18:41 ID:uhPrK6iL
>>530
その後が気になります。続編をぜひ^^
561名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 10:12:27 ID:h0PxN5sb
>>548
GJ! 読む前に心の準備をした甲斐があった。すごく良かったです。
この流れで処女をとっとくのがまたすげえです。GJ!
562名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:34:07 ID:J92Bqv9l
このスレ意外と良スレでワロタ
563名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 00:23:34 ID:LquUYerg
>>562
ようこそ。まぁ、ゆっくりして行ってくれ。
とりあえず三ヶ月ほど。
564名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 01:09:46 ID:Hr/AekP/
565名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 03:25:54 ID:Me3qX57R
566名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 13:02:11 ID:GVbRjCjL
保守
567名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 08:25:19 ID:/KH9BNVS
>>548
遅ればせながら超GJ!
マジで映画を見終わったみたいだ
568名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 00:21:44 ID:WNiJV4YZ
保守
569名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 13:00:34 ID:hJ8SxoXM
570名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 02:41:37 ID:3AEDmipZ
このスレも長いよなあ
保守
571名無しさん@ピンキー
イヴ保守