らき☆すたの女の子でエロパロ19

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1名無しさん@ピンキー
アニメも好評のうちに終了し、原作も大好評連載中の「らき☆すた」でエロいの行ってみよ。

☆カップリングは自由
☆基本的に百合マンセー
☆801は禁止(と言っても男キャラあんまいねぇ)
☆投下した作品の保管を希望しない場合、前もってその旨を知らせること

※マナー等※
※割込みを防止するため、書き込みや投下の前等にリロードを。
※荒らしや煽り、気に入らない人・作品等はスルーで。
※グロやSM、鬱モノなどの過激な内容は断りを入れてから投稿する
※読者=主人公の作品(いわゆる俺キャラもの)についてはNGワード指定や断り文を確実に。
※480KBまたは950レスのどちらかに近づいたら、次スレの準備を。

マターリはぁはぁしましょうか。

☆まとめサイト(管理人と職人に感謝!)
ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1.html
☆派生サイト:てけてけかなたさん伺か化計画
ttp://neo-experiment.hp.infoseek.co.jp/index.html
☆前スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ18
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190722922/
2名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 22:22:44 ID:kraxhld0
>1
3名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 22:24:25 ID:ggNrgBH7
>>1
4名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 22:34:49 ID:HIVIeQ0E
>>1
乙であります
5名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 22:38:28 ID:GbTioGpe
>>1
さんねーんBぐみー
テラ乙せんせー

はいはい
6名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 22:48:27 ID:EGIHoNK8
>>1
あーいまーい3センチ、>>1乙ってことかい? ちょっ!
7名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 22:57:09 ID:/+p3zG1r
>>1

6日と1時間で新スレ だぁぁ速すぎってことない? ぷ。
8名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 23:09:26 ID:bkqxP3wn
>>1
乙です。
新作にwktk。
9名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 23:20:32 ID:BTeIKkA2
>>1乙でっす

保管庫が700を超えた件
10名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 23:21:09 ID:yF7GqdlL
期待アゲ
11名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 23:33:28 ID:U6ItMxen
>>1


3巻105ページより

こなた「というワケでちょっとゲームをねー…」
そう「こなたー 黒井先生から電話だぞー」

こなた「というワケでちょっとゲームを――」
ゆたか「お姉ちゃーん 高良先輩から電話だよー」

かがみ「あ もしもし こなた?」
こなた「かがみ達さぁ 私の部屋に監視カメラとかつけてないよネ?」
かがみ「はぁ? ……そんな、みゆきじゃあるまいし」
こなた「え、ちょっ、かがみさーん!?」


誰かに影響された。今は反省してる。
12名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:38:37 ID:IwXur9BD
白石を主人公にしたらき☆すた版スクールデイズとか結構面白そうな気がする

隣のクラスの柊つかさに想いを寄せる白石みのる。
ひょんなことからクラスメイトでつかさの姉の柊かがみにその事実を知られてしまう。
妹が男性恐怖症であることを気にしていたかがみは、みのるとつかさの間を取り持つことに。
そしてかがみの協力の甲斐あって、みのるとつかさは付き合い始めるが……

こんな感じで誰か書いてくれないかな……
13名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:42:12 ID:zZAEZOz6
>>12
がんがれ^^
14名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:42:35 ID:HY0ktU1F
>>1
スレ立て乙です
15名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:43:18 ID:kisaavSf
>>12
つ[言いだしっぺ実行の法則]
16みゆきの変態度測定:2007/10/02(火) 00:53:50 ID:C1/skyBT
こなた<みゆきさん>
みゆき<はい?>
こなた<私と・・・その・・えっちできるととしたら、どうする?>
バキャ みゆきの眼鏡がブリッジで真っ二つに折れた
みゆき<へ?>
こなた<するとしたら優しく・・・ね?>
ブシュ みゆきの鼻から盛大に血を吹いた


勢いに任せてやった 今は反省しているが後悔はしていない
17名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:58:43 ID:C1/skyBT
テスト
みゆきはいったい何者か
一行で表しなさい  (100)
    /100 

勢いでやった今は反省してるけど一応解いてくれ
18名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 01:01:50 ID:C1/skyBT
人によれば鬱かもしれない
19名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 01:13:04 ID:C1/skyBT
「私に狙われたのを呪うのね」彼女は泉こなた一流の暗殺者(アサシン)である


かがみ「なにこれ」
こなた「勢いでやったのだよ 今は反省しているよ」


すまん 俺にはかけん
('A`)あんた・・・
20名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 01:13:17 ID:Pc1tqYx+
久々に来たけど保管されてる作品が700以上って凄いなw
21名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 01:14:48 ID:+rqzpsRj
前スレラスト2連発で埋めネタ書いてくれた人ありがとう
久々にかがつか分を補充できました
これで安心して眠れるようです

みんなお休み
2214-208:2007/10/02(火) 01:29:00 ID:Ar1vxR/3
超小ネタ『世界名作劇場 〜白雪姫〜』

こなた「かがみよ、かがみよ、かがみさん?
世界で一番美しいのはだあれ?」
かがみ「さあね? 少なくともアンタじゃないわ」

こなた「おやおや、これはツンデレなかがみだねえ……」
かがみ「ツンデレ言うな!」

こなた「それなら……。
かがみよ、かがみよ、かがみさん。
お前が世界で一番好きな人はだれじゃらほい?」
かがみ「……答えたくありません」

こなた「きゅふふ〜、やっぱりツンデレだ♪」
かがみ「ツンデレ言うなっての!!」

こなた「後でゆっくり時間をかけて綺麗に磨いてあげるからね、かがみん?」
かがみ「……好きにしなさいよ、もう」

みゆき「……何時になったらこなたさんは毒リンゴを持って来てくれるのでしょうか?」
つかさ(ゆ、ゆきちゃんとキス……!)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
こなた→魔女、かがみ→鏡(笑)、みゆき→白雪姫、つかさ→王子 でした。
ちなみに、続きを書く文才は無いッス。
23名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:26:08 ID:RABtxv3C
みさおがカップ焼きそばに犯されるSSが見たいです。

いや・・・カップ焼きそば食ってたら妄想が膨れあがってさ・・・

もしくはクリームシロップに犯されて、「白いの出しちゃらめぇぇぇぇぇぇぇ」というのも
24名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:37:48 ID:zjOgHGQS
>>16-19
リア厨?
25名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:41:12 ID:KmKYOhHN
>>23
斬新過ぎるだろ…
26名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:46:57 ID:kisaavSf
>>23
「あれ? あんたは確かセ○バー……。またちびっ子がコスプレでもしてんの?」
「……」
「どしたの?」
「あれ? 何でちびっ子がここに居るの」
「あれは本物の○イバーだよ」
「はぁ? 意味がわかんないんだけど……」
「……」
「え、今度はT○ Heartのあかり?? どうなってんの」
「……」
「みさきち、ほら、次はシ○ナの吉田さんだよ」
「……」
「な、なにこれ、何で三人とも私を睨んでるの? え、ちょ、どういうこと、ちびっ子説明してようわなにをするやめ――」

ごめんね。おぢさん声オタだからごめんね。
27名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:51:50 ID:QLPTd147
>>26
その発想はなかったわ……というかペヤング吹いたw
28名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 03:09:36 ID:MvZfy0fz
>>23
ひより「溜まってるんだろうか」

>>26
みさきちもオタクだったのかw
29名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 03:39:00 ID:lwvyTl3S
>>23
「うおっ!」

「どうしたの?みさちゃん」

「いやぁ、一○ちゃん食べようとおもったらからしマヨネーズ服につけちゃってさぁ…」

「あんたはまた…」

「みゅ〜…服に白いベタベタなのが…」


「日下部、その言い方は何かエロいぞ」


こうですかわかりまs(ry
30名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 08:24:26 ID:MKHTVT8N
>>29
「ん?エロい?なんで?柊ー、私にもわかるように教えてくれー」
「えっ、その……」
「あれー、柊もあやのも、何で顔赤くしてんだよぉ」
「……」
「……えっと、みさちゃん、あのね―――」


「ふーん…… でも意外だよなー」
「何が?」
「まあ彼氏もちでそういう経験も豊富に違いないあやのが知ってるのはともかく」
「……」
「彼氏もいないはずの柊がそういうのに詳しいって言うのは、どうかと思うんだよなー」
「なっ……」
「柊って、結構エロいんだなー」
「う、うるさい……」
31名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 09:00:46 ID:zYf8Gyb7
目が覚めたら、新スレでした。
>>1乙です
32名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 10:56:52 ID:nFRUn2bf
かがみの彼氏は断じて俺である

というわけで>>1GJ
33名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 11:18:53 ID:7nlHNWiW
>>26
不粋で申し訳ないのだがどうしてもわからんので教えてくれ。
#焼きそばと川澄ってなんか関連あるの?
34名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 11:21:06 ID:3FiZ6yGn
>>1
そして落書き
ttp://1rg.org/up/52580.jpg
35名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 11:36:11 ID:eK5hjvvH
>>33
川澄のひとの顔が四角く見える→四角い顔→ペヤング。

そして>>34で第一部噴いた。私ィィィィの赤ちゃァァァァァァん!
36名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 12:09:42 ID:AoSglthA
>>32はこなたかみさおかどっちなんだ
37名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 13:31:26 ID:idSEHQQS
>>34
なんという横顔ムーミン
38名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 14:56:44 ID:f9prjmk0
>>1
雑談スレ化してるなw
39ぶーわ:2007/10/02(火) 14:57:54 ID:8zks1WmR
人として袖が触れている 前スレ>>193-198の続き投下します
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190722922/193-198
PCがぶっ飛んでプロットが吹っ飛びました
一からやりなおしで、俺超涙目です
保管庫のありがたみが 伝わってくるよね
保管庫700突破おめ!
↓7レス拝借します
 ルネは考えました。
―俺が考えてるってことは、俺が居るんだなぁ。
 ベークマンに殴られました。
 ルネはもう一度考えました。
―この世で、もっとも確かなことはなんだろう。
―この世で、まったく疑う余地のないことはなんだろう。
―例えば目の前の世界は本物だろうか。
 いいえ、幻かもしれません。
 いいえ、夢かもしれません。
―だって夢を見てる時、これが夢だと気がつけるかい?
―え、つける? あ、そう……。
―う、羨ましくなんかないんだからね!
 それを夢だと証明できますか?
 それは無理。
 原理的にはありえないこと。
 不可能なこと。
 人の手ではどうにも出来ないこと。
―じゃあ学問は?
―じゃあ数学は?
―じゃあ論理は?
―それが正しいと思うことだって、思い込みじゃないか。
 ルネは全てを疑いました。
 疑って、疑って、疑い続け、絶対的に正しいものを探そうとしました。
 そしてとうとう、見つけたのです。
 ハイデッガーがそれを笑いました。
 ビアスがそれを笑いました。
 スピノザがそれを笑いました。
 木城がそれを笑いました。
 それでもルネは言いました。
 木城を殴ってから言いました。
―私が認識するものは、全て嘘かも知れない。
―でもそれを疑い続けているものがいることは、真である。
 たとえ疑ってることを疑っても、『何かを疑ってる』ことは真であるでしょう。
 たとえ全てが夢だったとしても、その夢を見て夢じゃないかと疑っている自分が存在することは疑えないでしょう。
 たとえこの世の全てが信じられないものだったとしても、『疑っている何者かが存在する』ことは、絶対的な真実なのです。



 月光が辺りを照らし、手足に自分の感覚が伝わっていくのがわかる。
 そうだ、いつもと同じ。
 月夜の……私の時間がやってきた。
 今日やることはそうね……とりあえず破いたノート探しかな。
 ああ、それとあともう一つ。
 本当はどうでもいいけど、これ以上こじれるのも気分が悪いしね。
「こなた、起きてる?」
 足音を殺し、こなたの対屋までやってくる。
 まぁ……一応私の所為だし、謝るべきよね。
 例のごとく、返事はないんだけど。
 もう、寝てるとか?
 まさかね、いつも夜更かしして昼まで寝てるはず。
 じゃあやっぱ無視されてる?
 ……ああもう、人が謝りにわざわざ来てやってるのに!
「ちょっと、聞いてるっ!?」
 戸を勢いよく開く。
 ……が。
「あれ?」
 開いた戸からは、淡い蝋燭の光が漏れた。
 でも……その部屋の主の姿はなかった。
「こなた? こなたー?」
 私から隠れてるだけかと思い、何度か声をかけてみる。
 でもやっぱり返事はなし。
 というかこの対屋にそうそう隠れる場所なんてない。
 はて、これはどういうことだろう。
 ああそっか、あれかな。つかさのところとか?
「お、おおおおお姉ちゃんっ!!」
「?」
 でも、そのつかさが現れる。
 息を切らして、うちぎを乱して……はしたない。
「こ、こなっ、こなちゃんは!?」
「こなた? 居ないけど……とりあえず落ち着きなさいよ、ほら」
 とりあえず落ち着かせる。
 ……でも今、嫌な予感がしてる。
 今日ゆたかちゃんの家で感じたのと、同じもの。
「こ、こなちゃんがねっ、そのっ。行っちゃったみたいなの!」
「行った? 何処に?」
「そ、その……」
 そこで一度、言いよどむつかさ。
 私の悪い予感は……こういう時ばかり、当たるらしい。
「ゆたかちゃんの、邸に」
 ……。
 理由はまぁ……大体分かる。
 どうせゆたかちゃんの想い人でも見に行って、ついでに文句の一つでも言ってやるつもりなのだろう。
「夕餉の後にね、相談されたんだ……夜に抜け出そうって」
 それでつかさにも突っぱねられたから、一人で抜け出したと。
 ……あの馬鹿、私には相談しなかったくせに!
 はぁ……普通お姫様ってのは、邸にこもって顔も見せないのが美徳なのに。
「私、駄目って言ったんだよ? 夜は危ないからって……でもなかなか納得してくれなくて」
 それで心配になってきてみたら、居なかったと。
 この様子だと、邸中をいままで探していたらしい。
 ……どーすんのよ、それ。
「ど、どうしよどうしよ! お姉ちゃんっ!」
 もうパニック寸前のつかさ。
 これはもしかして、一大事?
 そうよね、私たちの責任になるわけで……。
 下手すりゃクビ? ってそりゃ困る!
 いつまでこの世界に居るのかなんて、見当も付かないのに!
「はぁ……とりあえず落ち着いて、何か考えるから」
 と言っても、どうしようもないわよね。
 もう抜け出してるわけだから。
 いや、一個あるか。
 簡単な話よ……もみ消せばいい。
 何もなかった、そう何も。
 それが出来れば最高なんだけど……問題はこなたが居ないってことか。
 待ってりゃ帰ってくる? そんなまさか、絶対何かやらかすに違いないっ!
「いいわ、つかさ……あんたはこの部屋に居て」
「え……な、何で?」
「こなたが居るふりをするのよ、寝てればいいから」
「むっ、無理だよそんなっ!」
 慌てるつかさ。
 まぁ確かに、綱渡りな作戦かもね。
 でもしょうがないじゃない、それしかないんだから!
「大丈夫、一日くらいなら分からないわ……朝までには連れ戻すから」
「お、お姉ちゃんが?」
 まぁ……そうなるわよね。
 正直なところ、行きたくない。
 でも鈍くさいつかさがばれないように邸を抜け出せるとは思えない。
 しかもつかさは暗いの嫌いだし。
 つまり、私が行くしかないわけよ。
「でもお姉ちゃん、こなちゃんとはまだ……」
「仕方ないでしょ、耳引っ張ってでも連れてくるわ……あんた、見つかったら駄目だからね!」
「うぅ……はぁい」
 渋々つかさも了承してくれたので、こなたの部屋に押し込める。
 あとはこなた、か……はぁ、たまにはゆっくりノートを探したいのに。
 いいや、とっとと行って捕まえて帰ってこよう。



 今朝通った道をもう一度早足で歩いていく。
 微かな月光が照らす道は少し不気味。
 早足のおかげで早々にゆたかちゃんの邸には到着した。
 でも問題は、そこからだった。
 深夜だというのに、大量に焚かれている篝火が乱暴に辺りを照らしている。
 さらには雑色や女房が入り口の門を行き来し、混乱している様子が伺える。
 そして、一人の女房と目があった。
「あ、先輩っ」
 特徴的な呼び方でこちらに駆け寄ってくるのは、見覚えのある女性。
 ……ひよりだ。
 そういや年下なんだっけ。
「どうしたんスか、こんな夜中に」
「う、ん……ちょっと所用でね」
 お姫様が抜け出した、なんて言えるかい。
 ばれたら死活問題よ。
「そっちこそどうしたの? 随分混乱してるみたいだけど」
 宴……とかじゃないな、この慌てぶりは。
 事件、のほうがしっくりくる。
「いやぁ……それがッスねぇ」
 と、辺りを警戒して少し小声になる。
「抜け出しちゃったんスよ、ウチのお姫様が」
 わー、そりゃ大変だー……って、言ってる場合じゃないか。
 もしかして流行ってるのか? 抜け出すって。
「ゆたかちゃんが?」
「ううぅ……自分が甘かったッス、文は自分で渡したいってごねだして……突っぱねたら、これッスわ」
 はぁ、とため息が漏れる。
 何処も大変なんだなぁ、お姫様ってのは。
「じゃあその、無言の君のところに?」
「そうなんスよ、だけどその……他の人には内緒でして」
 無言の君ってのはまぁ、愛称だ。
 呼びようがないから、そう呼んでるらしい。
 それでこの騒ぎ、ね。
 さながら邸内大捜索ってところ?
「なるべく早く迎えに行きたいんスけど、自分抜けられなくて……」
「抜けられない? 何で?」
「実は……んぎゃっ!」
 その時、ひよりから奇声が。
「おーぅ、何時まで駄弁ってんだコラー」
「こ、こう先輩、締まってるっ。頚動脈締まってるっス!」
 後ろからひよりを羽交い絞めにしたのは、女性。
 古参の女房だろうか……今度は知らない顔だ、多分。
「ゆい様がお呼びだって言ってるだろー? きっちりお説教されてきなよ」
「わ、分かってるッスよぅ……すぐ行くって言っといてください」
 はいはい、とその女性も去っていく。
 ……そっか、お姫様が抜け出した責任はそのお付の女房にくるに決まってる。
 明日は本当に我が身だ、怖や怖や。
「そこで先輩、お願いがあるんスけど」
 そしてさらにひよりの声が小声に。
 まぁ……ここまで来たら何のお願いかは、検討がつくけど。
「何よ、ゆたかちゃん迎えに行ってって?」
「どうか、どうかお願いしますっ!」
 土下座ばりに頭を下げる。
「ばれるわけにはいかないんスよ、あの二人……ばれたら多分、もう会えないっ!」
 夜中邸を抜け出して男と会ってたってのは問題だ。
 しかも相手は身分も分らないような殿方。
 成美さんならゆたかちゃんを箱詰めにしてでも、引きはがしそう。
 こなたに負けず劣らす、直情一直線だし。妹煩悩だし。
「お願いします……ゆたかには、幸せになって欲しいんスよ」
 と、頭を下げ続けるひより。
 ……。
 ここで、私お得意の違和感。
 いや、いつものそれとは種類が違うか。
 要はなんで一女房のひよりが、ここまでするのかってこと。
 いくらお付の女房だからって、やりすぎよ。
 だって、隠したって良い事はないはず。
 隠せば隠しただけ、自分の首が締まっていくだけじゃない。
 そこで……嫌な予感。
「もしかして、だけど……さ」
「はい?」
 私の言葉にひよりが頭をあげる。
 こういうときの嫌な予感ほど、当たるものはない。
「ゆたかちゃんの事……好きなの?」
「へっ?」
 ……ここから、少し沈黙。
 そして見る見る顔が赤くなっていき……その後、火山が爆発。
「なぁっ! な、何を言ってるッスか? 自分はその、ほら、女房ッスよ? 女の子ッスよ? あ、あはは。やだなぁ先輩っ」
 真赤になった顔で、矢のような言葉の雨を降らすひより。
 はぁ……どうやら、というかやっぱりというか。
 彼女も、同じらしい。
 この世界の私……体の私と。



 近くの竹林を抜けると、ひよりの言ったとおり小さい御堂が立っていた。
 何でも古くなり、今は使われていないものらしい。
 そこがどうやら二人……ゆたかちゃんと無言の君の逢瀬の場所なんだそうな。
 辺りを確認しても、まだ邸の雑色たちが来ている様子はない。
 でも時間の問題か、調べる手を広げればすぐにここにも行き着くだろう。
 結局私はひよりに頼みを聞きいれ、こんな所まで来てしまった。
 はぁ……甘いな、私も。
 ちょっと前なら自分の用事で忙しいって突っぱねた所なのに。
 まぁいいや、どうせこなたもあの無言の君を探してるはず。
 会える確率だって、こっちのが高いわよ。
 ええと、ここの御堂の前でいつも会ってるらしいけど……。
「それで今日ね」
「!」
 声が耳に届き、思わず近くの茂みに隠れる。
 今のは確かにゆたかちゃんの声。
 目を凝らすと、淡い月明かりの下にその姿が浮かび上がった。
「こなたお姉ちゃんが遊びにきたのっ」
「……」
 そこに居たのは、二人。
 一人はゆたかちゃん。
 そりゃそうだ、彼女を連れに来たわけだから。
 そして……もう一人。
「あっ、こなたお姉ちゃんって言うのはお母さんのお兄さんの子供でねっ」
「……」
 ゆたかちゃんが楽しそうに喋っているのに、そのもう一人は一言も喋ることはなく、ただ頷くだけ。
 確かに……今日聞いたままの人物が、そこには居た。
 音のない世界に舞い降りたような……そんな神秘さを彷彿させるその顔だちを見て、思い出す。
 私が知ってる世界のその人の名は―ー岩崎みなみ。
 彼女が、ゆたかちゃんの想い人。
 その体に纏う束帯は、日下部と同じ違和感を連想させる。
 そう……彼女もこの世界での役割は、男性らしい。
「でも、すぐ帰っちゃった。もっと遊びたかったんだけどな」
「……」
「あっ……」
 するとみなみちゃんの手がゆたかちゃんの頭を撫でた。
 もしかして慰めてるのか……ゆたかちゃんオーバーヒートしてるけど。
 一見すれば、お似合いの二人。
 でもどうしよう。
 このどピンクの空間にズカズカ入れるほど、空気詠み人知らずじゃないぞ。つかさじゃあるまいし。
「そ、それでっ、こなたお姉ちゃんがねっ、えとっ」
 ようやく頭から手が離れたものの、まだ動揺してるのか呂律が回らないゆたかちゃん。
 ああもう、可愛いなぁ!
「お土産に……あっ」
「!」
 その時だった。
 ゆたかちゃんの体が急に、みなみちゃんの体と重なる。
 突然の自体に、みなみちゃんの表情にも何処か焦りが混じる。
 ゆたかちゃんから抱きついたようなものだから仕方ないか。
 どうやら体のほうが先に根をあげたらしい。
 まぁ熱が出てるのに無理すれば、そうなるわよね。
「あ、あれ? ゴ、ゴメン……なんか、変」
 みなみちゃんの腕の中で顔を真っ赤にするゆたかちゃん。
 その顔の熱は病気の所為かはたまた……。
 でもいいや、丁度出て行く口実になる。
 まだ多少ピンクだけどいいや、さっきよりはマシよ。
「ゆたかちゃ……」
「ゆーちゃんっ!」
 その時だ、私の声を誰かの声が塞いだのは。
 ……いや、誰かなんてのは愚問か。
 そんな呼び方するのはそうそう居ない。
 そして私の視界の中に、その三人目が割り込んでくる。
 見覚えのある長い髪に、幼い容姿……こんなとこにいやがったこいつ!
 そいつの――こなたの所為で、事態はさらに混沌を極めていくことになるわけで。
 あぁ……早く帰りたい。
 そう思う私の心とは裏腹に、夜はただ更けていった。

(続)
47ぶーわ:2007/10/02(火) 15:15:39 ID:8zks1WmR
続きます。
挿絵あったのに、消えちゃった! テヘ
最初の哲学のくだりは 読み飛ばしちゃっていいから!
48名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 15:19:08 ID:J6bTXhdG
>>47
GJ!!!
楽しみに待ってたかいがあったぜい!!
49名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 15:40:46 ID:nFRUn2bf
GJ!こなため・・・・!!ww
50名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 16:39:14 ID:5s6Dhz7m
「むかつく。こなちゃんはわたしのものなのに」
51名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 16:49:30 ID:x6ad+7U0
「やっと……ふたりきりだね。………こなちゃん」
52名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:12:48 ID:hb+rwKhp
Nice boat.
53名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:21:14 ID:RP5wUt8x
>>47
GJ!本文は勿論、哲学の部分もいいですね。


保管庫を見てたら気付いたことが……
前スレ18-56のSSタイトル「蒔くは喧嘩の種〜」が保管庫では「蒔く」が「撒く」になっています。
自分は作者さんではないのですが好きなSSなだけにタイトルが違っているのが気になってしまいました。
直したいのですが生憎操作方法が解りません。どなたか直して頂けませんか?
54名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:39:36 ID:KmKYOhHN
直そうとしたがどうやらページ名変更は管理人しかできないようやね
リンクだけ直しても混乱するだろうし報告だけしてきましたよ
55名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:46:56 ID:xM71iyhb
どうも18-306です。
昨日言ってた、ひかふゆ小話投下。
即興で作ったので色々微妙です…。

・ひかる母を捏造してます。
・非エロ、ひかる視点



RRRRR…
職場から家に戻り、疲れた体をベッドに投げ出していると
家の電話がなった。
「はい、桜庭ですけど」
「あ、ひかる?お母さんだけど」
他愛もない世間話をしていると突然声のトーンが変わる。
「それでね…そろそろいい人、とか出来ないの?」
来た。今月も、もう三回目のこの話題に
正直飽き飽きしてて投げやりに答える。
「女でいいなら来週にでも連れて行くけど」
半分冗談で言ったのに、返って来たのは意外な言葉だった。
「いいわよ」
「………は?」
「もちろん、孫が見れないのは寂しいけどー。
ひかるってばめんどくさがり屋さんだから
そのうち野垂れ死んじゃうんじゃないかっていうのだけが
お母さん心配なの。
だから、ひかるを養ってくれるなら女の子でもアリかなーって」
野垂れ死ぬって…いくら私の身長が低いからって
この人は私を何歳だと思っているんだろうか。
と、いうかこんなにおおらかな人だったか…?
「じゃあ、来週待ってるから」
「…え…あ…?」
言い返す前に、ガチャン!と電話が切られて
受話器を持ったまま、久しぶりに途方にくれた。


「―――と、言うことで、来週私と一緒に実家に来てくれ」
「何が『と、いうことで』ですかっ!」
次の日の放課後、いつものように保健室へと足を運びふゆきに昨日の電話の内容を伝える。
いつも学校では軽くあしらってくるけれど、
さすがに今日のは応えたみたいで、真っ赤になってそっぽを向いてる。
可愛いやつめ。
「嫌かー?」
「嫌とか、そういう問題じゃありません!!」
まぁ、随分前からふゆきと『そういう』関係になってるとは言え、まさかこんな形で
親にカミングアウトするとは私も思わなかったけれど。
「で、来てくれるか?」
さっきよりも少し真剣な声で言うとふゆきがたじろぐ。
「…嫌っていう訳じゃないですけど…心の準備が……」
「よし、決まりだな」
「もう…しょうがないんだから…」
ほら、最後にはやっぱり頷いてくれる。
「今日は飲みに行くかー」
そのままふゆきの家に泊まるかな、なんて
考えながら学校を後にした――。
56名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:50:48 ID:xM71iyhb
正直すまんかった。
めちゃめちゃ書きにくかったんだぜ!
口調とかいまいちよくわからない…
57名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:54:36 ID:idSEHQQS
短編ながら2人のいい関係が書かれていて
GJです
58>>16~>>19改め小ネタ製造工場:2007/10/02(火) 18:05:35 ID:C1/skyBT
(あふ☆いや参照)
白石みのるの惨殺死体!
鍵を握るは四人の少女!
日向こなた先生の次回作にご期待ください

もうだめだ・・・誰か俺を殴ってくれ
59名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 18:23:01 ID:RP5wUt8x
>>54
そうでしたか。ありがとうございます。

>>56
おお、斬新な組み合わせ。GJです。
60名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:16:54 ID:kisaavSf
「重大はっぴょー!」
「うわ、いきなり耳元で叫ばないでよ。うるさいじゃない」
「そんなのんきなこと言ってる場合じゃないよ。今日から大変だよ?」
「何よ、今日からって。郵政民営化なら昨日から始まってるわよ」
「……まあそれも、小為替が一枚百円に値上がりしちゃったから重大なんだけど、そっちじゃなくて」
「はっきり言っちゃいなさいよ。十月二日がしたの」
「じゃっじゃーん、ダダダダダダダダダダダダダ……」
「ドラムロールをわざわざ口で言わんでよろしい」
「じゃん! なんと、今日から、かがみの好きなポッキーが、『内容量一割引き』です! 理由は原材料の小麦の価格高騰。お値段そのまま、量少なめ。いつぞやのちくわと同じ原理なのです!」
「こなた、情報が古い」
「……え?」
「もう知ってる」
「…………」
「…………」
「…………」
「こな、た?」
「べ、別に、かがみを驚かそうとして失敗して思考停止してた訳じゃないんだからね! 勘違いしないでよ!」
「えっと、こなたさん?」
「あ、そうだ、最初から知ってたってことは、食いしん坊かがみのことだから買い置きしてるでしょ」
「どうしてそれを……」
「すべてお見通しなのだよ、ワトスン君」
「ワトスン?」
「というわけで、今日の放課後は柊家にお邪魔します」
「ちょ、こなた、話が見えてこないんだけど」
「買い置きした分、全部食べてかがみを困らせようという魂胆です」
「な……」
「最近冷えるから、二人でポッキーゲームをして温まろう」
「ななな……」
「もちろんNOとは言わせない。さあて、今から下ごしらえを済ませちゃおうか。まずはどこからがいいかな?」
「あんたおかしいわよ、さっきから、目の色が変わって……ッ! ちょっとみゆき、つかさ! 誰か助け――」


……ここから さきは やぶれていて よめない。
61名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:18:42 ID:kisaavSf
今朝、出がけにニュース番組でこのこのことを知った
通勤中、車内でうとうとしていたら思いついた
今は反省している
62名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:01:20 ID:CDGASab4
>>61
反省よりもポッキーゲームを詳細に書くのだ
63名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:16:50 ID:21tPRX29
郵政民営化忘れてて今日振込みに行ったら手数料が525円になってて泣いた
たけえんだよボケが
64名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:28:16 ID:jsYfqiks
「よーちびっこ、ちょっといいかー?」
「ん?なにかねみさきち」
「ガンダムっていっぱいシリーズ出てるじゃん?結局どれが一番強いんだ?」
「みさきち、またそんな子供みたいな……」
「違うって!今度VSシリーズでガンダムいっぱい出るやつあるじゃん。それで何使うかの参考にしようと思ってさー」
「あー出るねー。でも、みさきちってあんま勝ち負けにこだわらない方じゃなかったっけ?好きなの使えばいいんじゃない?」
「いやそれがよー、この前ゲームしてたとき柊のヤツが『あんたとやっても歯ごたえ無さ過ぎてアレよねー』とか言いやがってよー。
流石に悔しかったから、新作でちょいと見返してやろうと思ったってワケ」
「ふーむ、なるほど。まぁ、確かに『これを弱くしたらファンから苦情が殺到する』っていう機体は存在するからね。そこを狙えばスペック負けはしないかナ」
「そうそう、その情報が欲しいわけよ。で、結論としてなんてやつ選べばいいんだ?」
「ズバリ、アムロ・レイの最後の乗機『νガンダム』!これは鉄板だね。
これより後のガンダムの方がカタログスペックは上なものが多いけど、UC最強のパイロットであり最高ランクのNTでもあるアムロとの相性は抜群で……」
「ちょーっと待った先輩!そいつは聞き捨てならねぇッス!!」
「む、このプレッシャー……ひよりん!?」
「そんな20世紀のポンコツ機体より、どう考えたって最新作の『ストライクフリーダムガンダム』が強いッス!
パイロットも創られし最強の人間であるキラ・ヤマト!不殺の信念でどんなに大量の敵が現れても駆動部や武装だけを破壊するその技量、まさに最強!かっけーッス!」
「何が不殺かっ!おもいっきり戦艦ぶった切ってたじゃん!主張と行動にまるで一貫性の無いただのDQNじゃん!」
「な、なんてことをっ!?あれは思春期特有の悩める少年にありがちな暴走ってやつッス!
アムロの方こそ、Tシャツにパンツ一丁で機械いじりしてるようなただのヒキニートだったじゃないッスか!!」
「あー……つまり、その二つのどっちかが強いわけだな?じゃ、じゃあさんきゅー!」
「エゴだよそれはっ!!」
「やめてよね!本気で喧嘩したらアムロがキラにかなうワケ無いだろ!」」

「どうしたのみさちゃん、疲れた顔して」
「……オタクもガキだよなー」



オタと言っても、こなたとひよりはこのくらい違う気がして書いた
65名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:34:35 ID:bO10K7d/
いくらひよりんが腐女子でもキラはないだろう常考
66名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:42:54 ID:U+D1a4mX
いーや腐女子の種信者率は以上に高い
6717-234:2007/10/02(火) 21:53:55 ID:oD2tbB7U
そんななかあきしらしかかけない俺参上。
どうも、17-234です。

表記としては白石×あきら
アシスタント Bパート
エロパートなのでいやな方は飛ばしてください。

使用レス数は5レスの予定。

ではいきます
「アシスタント Bパート」
6817-234 アシスタントBパート:2007/10/02(火) 21:55:18 ID:oD2tbB7U
前の話はAパートまで戻ってください(´・ω・`)


「んじゃ…あきら…」
僕はそっと、あきらの頬を撫でた。
「もう…我慢できねぇ…!」
「みの…んっ…」
俺は貪るようにあきらの唇を奪う。くっつけるだけでは足りない…もっと深く、
くちづけを交わしたい。
「んぁ…ん…」
ぬるり、と舌を差し入れると、あきらの歯にぶち当たる。乱暴だとは思うが、も
う止められないのだ。あきらの控え目に出された舌と重ね合わせ、ちゅい、と吸
って見る。

しかし…なんでこんなときに制服を着ているんだ。鬱陶しくて嫌になる。
服の上からあきらの肩を撫でる。ゆっくりと、手を胸へと移動させる。
「んっ…んー…」
声にならない声が聞こえる。ずっとこれが聞きたかったのかもしれない。
「ぷはっ…うぅ…」
息が出来なくて苦しかったのだろう、あきらは唇を離す。透明な糸が二人の間に
橋をかける。俺をそんなに見つめないでくれ…爆発しそうになる。
服がとうとう邪魔になる。あきらを抱えて起き、ベッドに座らせる。
「…ん?な…なに?」
「ほら、ばんざいして?」
素直に万歳をするあきらの顔は、真っ赤に染まっている。
あきらのセーラー服とキャミソールを一緒に脱がし、横に投げる。あえてブラは
取らない。

「好きだ…あきら…」
「みのる…すきっ…にゃっ!!」
首筋を舐めあげたとき、その声はあがった。耳にかぶりつき、ちろちろと舌を這
わせる。
「う…はぅ…んっ…ぁ…」
震えるその身を逃がさないように、肩を優しく抱く。何かの拍子に離れてしまい
そうで、怖かった。
あきらの肩に乗っている手を、腕へ、そして胸へと滑らせる。ふにふにと、まだ
成長途中の柔らかな胸を揉む。
あきらの顔をみてみる。上目遣いがなんとも可愛らしい。
後ろのブラのホックを外すと、控え目な胸が姿を現す。
「あぅ…やんっ…」
思わずその姿に見とれてしまった。体を見せまいと、もじもじと腕を前にし、俯
いている。
「ば…馬鹿っ、なにじろじろみてんのよぉ…」
俺は思わず笑ってしまった。
「そんなあきらが、かわいいんだよ…」
優しくキスをする。まだあまり慣れない行為だが、なんとなく、心が温かくなる
6917-234 アシスタントBパート Page2:2007/10/02(火) 21:56:04 ID:oD2tbB7U
「みのる…やっ」
そのまま後ろに押し倒し、俺は覆いかぶさるように倒れこむ。
軽くあきらの頬にキスしてから、剥き出しの胸に手をかける。
制服を着ているときにはわからなかったが、成長していることはしているらしい

いやいや、と顔をふりながらも、受け入れている。
色付いた突起にそっと触れると、高い声で泣く。
「ふぁぁっ!……うぅ…」
くにくに、指の腹で押しつぶしたり、その周りを指を這わせたり…。
堪らなくなり、俺は片方の胸の頂を舐める。
「ひぁ!やんっ…!」
その度に、あきらの身は捩れる。甘い声とともに。
その突起を、舌で転がすように味わい、唇で挟んだり。
「あんっ…ふあぁ…!」
あきらの足が、膝をすり合わせるように動く。
もじもじ…もじもじ…
小動物のようでとても可愛らしい。しかし俺はわざわざその足を開かせ、立てさ
せた膝と膝の間に座り込んだ。
「ちょっ…みのる…やだっ…はずかし…っ!!」
「大丈夫…可愛いなぁ…」
あきらは突然の体勢変化―しかも自分が恥ずかしい格好をさせられている―にじ
たばたするが、どうにもならない。
上半身裸なのに対し、スカートと下着、それに黒いストッキングまで穿いている
そのアンバランスさに、またそそられる。
俺はスカートをめくりあげる。黒いストッキングの下には縞模様の可愛らしい下
着が見える。
「うぅ…」
腕で胸を隠すそぶりがなんとも可愛らしい。しかし俺の次の行動で、あきらの全
身が暴れ始める。
ストッキングを無理矢理破り、下着の上からゆっくりと触れる。既にしみができ
ているそこを、円をなぞるように、指先でひっかくように、その布の下にあるも
のを刺激してみる。
「んぁ…ひっ…ぁぁ!」
こんな声をされては、俺はもう我慢ならない…しましまの下着に手をかけ、一気
に脱がせる。ストッキングが多少脱がし辛かったが、乱暴に剥ぐ。腰に纏わりつ
くスカートも脱がし、ベッドの下に放り投げた。
7017-234 アシスタントBパート Page3:2007/10/02(火) 21:57:20 ID:oD2tbB7U
一糸纏わぬその姿に、俺は息を飲む。白く、何の汚れも知らないその体に対し、
更に顔には赤みが増している。
「やだ……みちゃやだぁ…」
「可愛いよ、あきら…」
俺はその細い足元に潜り込む。大きく足を開かせ、泉の元へとたどり着く。
「だ…だめっ!!…きたないよぉっ…んあぁ!!」
その声を聞きながら、俺は既に割れ目にそって舐めあげていた。
ぴちゃ…ちゅぅ…ぴちゃ、ぴちゃ…
音をたてて吸ってもとめどなく溢れ出す愛液。
俺は保険体育でやった女性器の図を思い出した。これかな?クリトリスって…
小さな豆のようなそこをつまんでみる。
「んあぁ!み…みのるぅ…ダメぇ…」
どうもこれは好きらしい。直感で判断した俺は愛液と自分の唾液で光っているそ
こを、舌で攻める。
「ひあぁ!…っん!!らめ…やらぁ!!」
その度に高い声をあげるあきら。その様子が可愛くて、丁寧に、的確にその場所
を刺激する。舌を細かく、上下に動かし……
「ひぁ…んっ!やぁぁ!!み…みのるぅぅ!!」
腰ががくがくと動き、足がそれに合わせて大きく円を描く。片方の手でシーツを
掴み、もう片方は額にあてている。
「だ…らめぇ…変…なのぉ…あきら、変に!!なっちゃう!あぁぁぁ!!」

びく、びくんっ、と今まで以上に彼女の腰が跳ねる。荒い息遣いとともに、全身
の力が抜けていく。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
瞳を閉じ、口を半開きにして、とろん、とした表情だった。

どくんっ…!

俺の下半身からものすごい音が聞こえた気がした。
準備万端の合図…そんな風に聞こえた。
俺はベルトを外し、下着と一緒にズボンを脱ぐ。
勢いよく飛び出し、自分の存在を主張しているような、俺のモノを、あきらの入り口にあてがう。

「いい・・・?」
俺は聞いてみた。不安8割、期待2割…断られそうな気がしたのだ。
彼女はゆっくりと首を縦に振った。涙がたまっている。彼女も、不安なのだろうか。
「みのる…」
俺に腕を伸ばすその手が震えていたのがわかった。俺の顔を手のひらで挟む。
7117-234 アシスタントBパート Page4:2007/10/02(火) 21:58:36 ID:oD2tbB7U
むにゅ〜…

頬の肉を引っ張られた!!
「えへへ〜、みのる、変な顔〜♪」
きゃっきゃと俺の顔で遊ぶあきらに、和んでしまう。
俺も、つられて笑ってしまう。
緊張をほぐすためにやってくれたのだろうか、いつもの、あの明るい笑顔で笑ってくれた。

「みのる、大好き、だよ…」
にっこり、笑って、そしてキスをする。
そして…

「入れる、ぞ…」

ぬぷり、中にゆっくりと入れる。
しっかし、狭く、とてもきつい。
締め付けられる感覚に、その快感に、
なによりも、つながっているという事実に、打ちのめされてしまいそうになる。

半分くらいまで入ったとき、壁にぶち当たる。
もしかして…やっぱり…?

ぐっ、と押し進めると、彼女は顔をそむける。
それまでも、無理やり広げられる痛みに絶えていたのだろうが、
目を一層硬くつむり、シーツをぎゅっと握る。
一気に、押し進め、奥に到達する。
「い…ん…ひあぁぁっ!」

もうそれ以上進まないということがわかり、一息つく。
「つながった…」
ぽそり、と俺はつぶやいた。
あきらも同じことを思ったらしく、「いわれちゃった」とつぶやいた。
手をつなぐ。なぜこんなにも暖かいのか…

俺はゆっくり、ぎりぎりまで引き抜き、もう一度、突き刺す。
「あぁ…み…みのるぅ…すご…い…」
俺の腕をつかみ涙目になっている彼女を見ると、もうとまらなかった。
俺はあきらを抱きしめ、軽くキスをする。
徐々に、打ちつける早さが早くなる。
打ち付けるたびに、あきらが叫ぶ。
「あぅ!ひあぁ!やぁ、あぁあ!」

ぐぐ、とさらに締め付けられる。
やばい、気持ちよすぎる。
しかも、目の前に彼女がいる。
これほど最高なことはない。
甘い声で泣くあきらを、こんな近くで、腕の中で感じられるなんて、
とても幸せだ…
7217-234 アシスタントBパート Page5:2007/10/02(火) 22:00:29 ID:oD2tbB7U
俺はさらにスピードを速める、
あぁ、もう、出そうだ…
あきらの腕が、俺の背中に回る。
強く、つよく抱きしめられる。

「っ…出る…!」
「あぁ、みの、るぅ…やぁ…あぁぁぁ!!」

勢いよく、そして大量に精液が吐き出される。
奥に、その壁にぶつかっている。
一滴残らず、その狭いトンネルに搾り出されるように。
どさり、俺はあきらに倒れ掛かる。
力尽きる、って、こういうことをいうんだろうか…一気に疲労感が襲う。

ん?

中に?

俺は一気に青ざめた。
中に?中?
俺は確認した。繋 が っ た ま ま で あ る こ と を 。

ゆっくり引き抜くと、あきらの初めての証と、俺の精液とが混ざり合い、
どろり、と少量ずつ姿を現す。
あきらの秘部に、一筋の白い線をつくる。


「・・・・・・・・・あの、す、す、すみません…」
「ばか…ばかー!」
ぽかぽかと殴られる。
まさか初めてにして中に出してしまうとは…!

「今度から、気をつけなさいよ…」
「はい…」
「はい?」
丁寧語になってしまいました…
でもやっぱり僕は、こっちのほうがいいと思うのです。

「使い慣れた語のほうが、すぐ出てきちゃうんですよ?」
「でも、あたしはみのるって言うからね!」
「仕事のときはどうするんですか?」
「仕事のときはアシスタントの白石みのるなの!」
「じゃぁ、2人でいるときにだけ、呼びますね、あきらって。」

あきらはうれしそうに、僕の頬にキスをした。

僕はそのままの、「あきら」のほうが、大好きですよ…

おわり。
7317-234 :2007/10/02(火) 22:02:34 ID:oD2tbB7U
まとまりなくてごめんなさい。
アシスタント Bパート終了ー

エロがかけないーーー!
ということでこれ書くのに1週間かかりましたorz
文才がほしいですというかべんきょうしよ・・・

ちなみに白石が暴走したときに
「黒石」になるのを思い出しまして
Bぱーとは黒メインなんです。
だから一人称も変わってます。


おーほんとすいません。。。
お目汚し失礼しました。。。
744-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/02(火) 22:03:51 ID:IpX3nKUB
>>62
このスレ的にはきっとこういう事じゃないかと思うんだ…(´・ω・)ノシ
http://1rg.org/up/52669.jpg
754-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/02(火) 22:04:58 ID:IpX3nKUB
うわ!
リロしてなくて危うく>>73氏の投下中に割り込む所でしたスミマセン…
76名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:06:05 ID:W7Xq9QyN
>>73
読むのはこれからだけど先にGJ!!
というかまとめてGJ!!
昨日初めてここに来たんだが貴方の書くみのあきに悶えました
マジでどっかであんな風に仲直りしてほしい…
77名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:07:16 ID:b2lTaydb
>>74
ちょwww
下の口っすかwww
78名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:10:07 ID:Ar1vxR/3
>>61
ポッキーゲームをネタに何か書いてみよかーと思ってた自分に痛恨の一撃!
o......rz
79名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:12:21 ID:idSEHQQS
>>74
かがみがどう出るのか気になります
口で行くのか、下でいくのか
8017-234:2007/10/02(火) 22:15:51 ID:zZAEZOz6
うわぁぁぁぁ

題名間違えたよ馬鹿じゃないの自分!

>>73
アシスタントの役目 Bパート
です。
保管庫行くときにお手数ですが直して戴けるとありがたいですm(__)m

ちょっと自分マジ吊って来る
8117-234:2007/10/02(火) 22:18:47 ID:zZAEZOz6
連投でごめんなさい

>>76さん
もしかしたら作者違わないです…?
感動ヴァなしが作れないのです(´ω`)

変換できねぇってヴァ
82名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:19:38 ID:r9gJy6iA
パティのキャラソン以外そろってる俺にパティの魅力を伝えてください
このままだとなんかおちつかないけど、買う気にもならない
こなたとかがみはヘビーローテなのですが
83名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:21:04 ID:U99ikhFi
>>78
逆に考えるんだ。
「今日はポッキーSSの日」なんだ、と。

※ちなみに「ポッキーの日」は11月11日。
84名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:22:39 ID:Q5cnbf/t
>>73
GJ

ふだんはあんな感じのあきらだけど、結局はみのるに堕とされる、と。

>>83
どうでもいいけどその5日後が漏れの、7日後がミッキーマウスの誕生日なんだぜ。
85名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:23:06 ID:pzAU/L6r
>>82
パティの買わないなんてとんでもない
結構いいぞ。個人的にゆたかより
86名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:24:29 ID:pzAU/L6r
書き忘れた

>>73
GJ!
俺はなんだかかがつかの話が多いんだよなぁ…
87名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:30:25 ID:svHpYuRC
よく考えたら
あきら様を姦淫しちまったら
明らかに淫行条例に引っか(ry
88名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:34:52 ID:MKHTVT8N
>>87
いやいや、永遠の14歳≠実際の14歳というように考えればだな
あれ、こんな時間に誰か来た様だ
89名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:37:38 ID:21tPRX29
>>73
GJ!いいなあ^−^
90名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:37:58 ID:W7Xq9QyN
>>81
いや間違ってないですよw
91名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:38:50 ID:zZAEZOz6
>>88
WAWAWA忘れ物…ぬぉあ!

というか
あきら様→14
白石→18
この組み合わせは良いのか?
92名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:42:42 ID:f9prjmk0
>>74
いかにして二人とも素っ裸というシチュに至ったのか気になるw
93名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:46:00 ID:TFEJB5Qg
>>91
愛があれば年齢なんて(ry

ところでらき☆ちゃんの第37回聞いたらみのる×みさおなんてのが浮かんできたんですがどうしましょうかねこれ
94名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:48:35 ID:pzAU/L6r
よし、やっちまえ
95名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:55:22 ID:zZAEZOz6
>>93
応援してるよっ^^

白石が受けなのか攻めなのかよくわからん
あきら様もそうだけど。
967-896:2007/10/02(火) 23:01:19 ID:idSEHQQS
白石フィーバーですね。
空気を読もうとしてないよ、でもそんなの関係ねぇ
どうも、ギャグばかりの7-896です。
ネタ行かせてもらいます。

『風邪』


「はっくしょーい!!」
「うお!?」
 休み時間、B組でこなた達と雑談をしていると
 こなたが壮大で絶大で凄まじいくしゃみをした。

「あぅ〜……ずずず」
「あーもう、鼻啜るんじゃないの」
「泉さん、どうぞ」
 ティッシュを取り出してこなたに近づくみゆき。
 なぜか息が荒い。
「はい、チーンしてください」
「うん……ちぃーん」
 みゆきに言われるままに鼻をかむこなた。
 ……ちょっと待てみゆき、なんでそのティッシュをしまう。

「大丈夫?こなちゃん」
「うぅ〜……ちょっと体だるいかも」
「は?ちょっとこなたこっちきて」
 言われたとおり、こなたがこっちに近づいてくる。
 丁度いいので抱き寄せながら、こなたのおでこに自分のおでこをコツンとつけた。

「わ、あんた熱あるじゃない!!」
「ふぇそうなの?……どうりでふらふらすると思ったよ」
 こいつは全く……
 注意して見てみると、いつもよりほっぺが赤いし、呼吸も少し早いような気がする。

「保健室行こ、こなちゃん」
「うん、でも一人で大丈夫だよ」
「だめだよ、もしもって時があるでしょ?私もついてくねこなちゃん」
 つかさがついていったほうが危険だと思う。
 っていうのは口に出さないことにした。
977-896:2007/10/02(火) 23:02:05 ID:idSEHQQS
「私もご一緒させていただきますね」
「え、大丈夫だよみゆきさん」
「ご一緒させていただきますね」
「流石に2人も付き添いは」
「ご一緒させていただきますね」
「いや、あの……」
「ご一緒させていただきますね」
「……は、はい」
 みゆき落ち着け。
 こなたが仔猫みたいに怯えている。
 これは素晴らしい。
「私も一緒に行くわね」
「はい」
 こなたは何かを悟り始めているみたい。
 いい傾向だ。



「さぁ泉さん、ベッドへ横になってください」
「うん……取り敢えずみゆきさんがどいたらね」
 保健室のベッドに横たわり、両手を広げてこなたを迎え入れる準備をしているみゆきに
 こなたが当然の反応を示す。
 つれませんね、と明らかに理不尽な愚痴をこぼしながら立ち上がるみゆき。
 みゆき、今日はいつも以上だな。
「ゆきちゃん、先じゃだめだよ、後にしなきゃ」
 順番の問題じゃないと思う。
「ふぅ〜……ん〜、横になると風邪引いてたってのに気づかされるね」
 ちょっとだるそうに身を捩るこなたがそう言った。
 布団を首まで引っ張りあげ、いつもよりも下がった目尻で上目遣いをするその姿に、保護欲が掻き立てられまくる。
 萌え転がりそうだ。
 例のごとくみゆきの鼻からは、赤い液体が滴り落ちている。
 あれ?つかさが微動だにしない。
 ……なんだ、笑顔のまま失神してるのか。

「こなた、なにかしてほしいこととかある?」
「うん、私の上からどいてほしいかな」
 あ、いつの間にかに抱きついてたんだ。
 わ、いつもより暖かい……
 私も体だるくなってきたという口実を使って、もうちょっとこの感覚を楽しもうかな。

「あれ?なんか私も体だるくなってきちゃったわこなた」
「私のお尻触りながら何言ってんのさ」


以上。
ちょっといつもよりみんなの変態レベルを上げすぎた感が否めません。
98名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:05:29 ID:21tPRX29
一番変態なのかがみじゃねえかww
Gj!
99名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:16:21 ID:RZKaGJts
たぶん全員が全員『自分はまとも、二人が変』と思ってそう
つかさ視点やみゆき視点でも見てみたいな
100名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:21:30 ID:ha4NzbL9
GJ!!
一番重症なのは、つかさのような気がするが…
もし、座薬とかの展開になったら凄いことになりそうだ
101名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:22:24 ID:pzAU/L6r
いや、み…

なんでもありませんすみませんでした
102名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:23:36 ID:Q5cnbf/t
>>97
ちょwwwみwikiさんw…………っておい!!かがみんwwww


GJ!!!!!
103名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:33:31 ID:zZAEZOz6
みんな変態かー
俺も混ぜてくださうわなにをする

GJ☆
104名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:34:04 ID:kisaavSf
>>78
ID変わってるかもしれないけど、ID:kisaavSfっス
自分のはSSというより小ネタのようなものなんで、
気にせず投下なさってくださいな

>>74
おお、天の恵みじゃ……ありがてえ、ありがてえ!
絵師さんに感謝感謝
105名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:40:18 ID:Ar1vxR/3
>>97
まあ、なんだ。

最終的に変態度(こなた限定)で、かがみんがみwikiさんを超えそうな気がするんだが……。
こう、回を重ねる毎に、戦闘民族サ○ヤ人みたいに。
106名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:45:28 ID:sQQeXZ0R
>>97

>これは素晴らしい。

ローリング吹いた
107名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:47:37 ID:zYf8Gyb7
>>97
何かを悟り始めたこなたに吹いた
GJです
108名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:48:49 ID:9FsQ40GB
>>105
「スーパーこなフェチ人柊かがみ」って感じかw
109名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:52:32 ID:4pfMuFkU
>>108
かがみ・つかさ・みゆき「こなフェチ人は変態種族だ! 舐めるなよ!」
ってかw
110名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:56:14 ID:zpWbXosk
>座薬
くぁwせdrftgyふじこlp;@:@:p;おぃくjyhtgrふぇdwsくぁwwwwwwwwwwwwww

訳:何?その(俺の)急所突き。
11118-19:2007/10/02(火) 23:58:34 ID:zYf8Gyb7
さて、桃色春の続きを書いてたら、どういう訳か怪電波を受信しちまいまして
なぜかこっちのほうが先に完成しちまいました。
投下させていただきます。


先にお詫びいたします。かがみがある意味キャラ壊れしています。
たぶんだいぶ異色です。カップリングは基本こなかがなのに百合ではありません。
エロもありません。
あと、オリキャラもいます。どっかで見たことあってもそれは良く似た別人です。
ダメな人は徹底スルーをお願いします。
9レスほどいただきます。
112名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:00:30 ID:Oe4GYtBe
>>97
あなたの書くみゆきさんは本当に素晴らしい!かがみやつかさも良いが
是非そのままみゆきの暴走っぷりを加速させていただきたい!
113おす☆かが:2007/10/03(水) 00:00:48 ID:ZwVR9gWQ

 4月。朝。

 真新しい制服のしっくり来ない着心地はなんとかならないもんかね。ごわごわして仕方ない。
 顔を洗って、台所へ。
「おはよー」
「おはよう、かがみ。──悪いんだけど、つかさ起こして来てくれない?」
 うへぇ、早速か。


「つかさー、起きろー」
「……んー……」
「春休みは終わりだ、初日から遅刻する気かー?」
「ごめーん……あと5分だけぇ……むにゃむにゃ」

 ったく、この妹は。今日から高校生だってのに……
 休み気分が抜けてないのか?先が思いやられるぞ、まったく……
 こうなりゃ最終手段だ、こちらとしても心が痛まなくもないが──時計は既に一刻を争う時刻を指している。

「すまん、つかさっ」
 がばっ!!
 必死・布団剥ぎ!!

「…………」

 やはり……つかさの妙な寝相のおかげで、パジャマの裾がかなり際どい位置までずり上がり、お腹……と、これは
もう──胸、と呼んでいい部分までまる見えになっている。

 はしたない……。

 さすがにこれは効いたのか、つかさは布団の上でもぞもぞと動き回り、眠そう且つ怨めしそうな目で 俺 を一瞥
した後、欠伸をひとつしてから言った。

「おはよう、お兄ちゃん」

 うん、まず、その乱れた服を直そうな?


─ おす☆かが ─


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


114おす☆かが:2007/10/03(水) 00:03:00 ID:zYf8Gyb7

「柊ぃ、まーた同じクラスだな」

 入学式とHRを無難にこなして一息ついていると、いきなり背中を叩かれた。

「日下部に、峰岸か。まー今年からもよろしくな」
「うん、よろしくね」
 詰め襟を弛めながら答えてやる。こいつらとは中学からの腐れ縁、ってヤツだ。

「しっかし……峰岸はともかく、日下部も一緒とは意外だな」
「おー、そりゃどーいうイミなん?」
 どういう意味もなにも……日下部がここに受かるなんて思ってなかった、というよりこうやって話してる今も半分
信じられない訳だが。

 まあ、それを言うならつかさも、か。

「ふふ、みさちゃん頑張ってたからね。絶対受かるんだーって」
「ちょ、ばっ、あやの、それ言うなってっ」

 なに盛り上がってんだか……。はぁ、と溜め息をついたとき、
「よぉ」
と、前の席から声をかけられた。振り返ると、見慣れない男子生徒。

「柊、つったよな。よろしく」
「ああ、よろしく……えーっと」
「谷口だ。お前自己紹介くらいちゃんと聞け」
 悪いな、さすがにクラスメイト全員は把握しきれてないもんでね。それよりなんだ?

「あの二人、どっちがお前の女なんだ?」
 谷口の視線の先には、日下部と峰岸。
「勘違いだ、中学が同じってだけでそんなんじゃねぇよ」
 なぜか日下部が泣き出し、峰岸が慰め始めた。なんなんだ?


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 季節は春。今年から高校生。
 新品の制服。新しい環境。

 ……とくれば、新しい出会い。

 こうやって文章にしてみりゃ非常に輝かしいもんなのだが、まあ普通に生きてきた皆さんはもうわかっていらっ
しゃるであろう。

 特別な出会いなんぞそんなにありゃしない、と。

「今日ね、新しい友達ができたんだー」とつかさが笑顔で報告してきたときも、俺は内心そう思っていた。
 人見知りする妹に、ひとりでも友達ができて喜ばしい、その程度の認識だった。

 ──そのときまでは。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


115おす☆かが:2007/10/03(水) 00:04:42 ID:zYf8Gyb7

「あ、お兄ちゃん」

 昼休み。
 なにか飲み物でも買ってくるか、と教室を出たところで、つかさが声をかけてきた。

 隣に小柄で髪の長い女子生徒を連れて。

「こなちゃん、紹介するね。私の双子の兄の、かがみお兄ちゃん」
 その『こなちゃん』に、どうも、と会釈しておく。
 小学生と見間違うような小さい身体と、頭のてっぺんのアホ毛が特徴的だ。

「それから、お兄ちゃん、この子が昨日話した──」
と言いかけたつかさを制して、
「東中出身、泉こなた。ただの人間には興味ありません──」
 どこだ東中って。いやそんなことより
「どこぞの団長か?──っていうかすげぇな、声全く一緒じゃねえか」

 言ってから、しまった、と思った。勢いでツッコんじまったじゃねーか。目の前の泉こなたを見ると──

嗚呼。「同志」を見る目をしてやがる。

「わかるんだ?」
「……ラノベ好きでな。アニメのほうも見てた」
「じゃあさ、もしかして」
そう言ってつかさの袖を掴むと、
「これはお兄さんの趣味?」
と、つかさのリボンを指差した。
 それは団長のカチューシャだと言いたいのか?
「生憎、俺は宇宙人派だからな。妹のそれに口出ししたことはない」

 当のつかさはなんの話だかイマイチわかってないみたいだ。目が泳いでいる。
 まあ無理も無いか。兄に友達を紹介しようと思ったらその友達がいきなり頓狂な自己紹介を始め、あげく兄はそれ
に普通についていけてるとなりゃ。

「そぉっかぁ。ところで柊兄や」
「かがみ、でいいぞ」
「かがみんや、一緒にお昼ごはん食べない?」

 おっとこいつは予想してませんでしたよ、入学後僅か数日にして女子からお昼ごはんの誘いがあるとは。──とい
うかその呼び方はなんだ。

「かがみんとは旨い酒が呑めそうだ」
 昼間から煽る気か。

116おす☆かが:2007/10/03(水) 00:05:50 ID:ZwVR9gWQ

 そして、つかさのクラスにて、机をくっつけあい弁当を食っている次第である。
 メンバーは、というと、
 妹のつかさ、先程紹介された泉こなた、それから──

これは海老で天然カジキマグロを釣り上げた気分であるのだが──
 B組クラス委員長、高良みゆき。さん。

 これは本気でびっくりした。
 一度弁当箱を取りに戻り、つかさと泉こなたに着いて行き、机を移動させていると、
「ご一緒させていただいてもよろしいでしょうか?」
という声が降ってきたのである。

 思わず目を疑ったね。視神経に棲み付いた蟲が幻覚でも見せてんのかと思った。誰か蟲専門の外科医を呼んできて
くれ。

 入学式直後から既に高嶺の花と呼ばれ、大人っぽく気品を感じさせながらもどこかあどけない、それでいて全ての
男子が目を奪われずにはいられないナイスバディのその人が、弁当箱を携えて目の前に立っていた。

 まさかつかさ達、つまり俺達とですか?それはマジですか高良みゆきさん!?
「おーみゆきさん、もっちろんおっけーだよー」

 泉こなたにありったけのGJを送りたい。ありがとう。俺を誘ってくれてありがとう。

117おす☆かが:2007/10/03(水) 00:07:31 ID:ZwVR9gWQ

 そうしてつかさ特製弁当を切り崩しながら、俺はある違和感を感じていた。
 なんだか落ち着かない。いやいつもと違うクラスでしかも隣には高良さんが座っているのだから当たり前といえば
当たり前なのだけれど、なにか落ち着かない。

 これは……視線?

 だし巻き卵を箸で切り分けつつ周囲をそっと窺うと、なにやらクラス中から不穏な目線が我々四人を──男子から
は、主に俺だ──貫いているのがわかる。

「かーがみん」
 泉こなたがチョココロネを囓りつつ、俺に言う。
「リアルsnegだネ」
あっぶねぇ、ブロッコリーの散弾をみゆきさんに浴びせるところだった。
「えすえぬ……?」
つかさはわからなくてよろしい。
「いきなり何言ってんだ?!」
「だぁってさ、考えてみなって。ヒロインに囲まれてお昼ごはんだよー?」

 ああ、これでやっと視線の意味がわかったぞ、B組の男子達よ。羨ましいのであろう、この俺が。

 わりと可愛らしい女子3人(肉親一名含む)に囲まれてお昼ごはんなんてシチュ、滅多に味わえるものではない。
 それこそリアル「それなんてエロゲ?」ではないか。まあ表面的には認めないけど。

 目線は痛いが優越感に浸れるのでそれは良いとして、女子からの視線は良くわからん。なんでそんなにこっちを見
るんだ?そんなに珍しいか、別のクラスの人間は?

 まあ、あまり気にしないことにする。環境が違う故の自意識過剰ってことで。

 その後は泉こなたがチョココロネはどう食すべきかと聞いてきたり、みゆきさんが千切って食えとアドバイスした
り、つかさの弁当の出来についてこなたが褒めちぎったり──つかさからミニハンバーグをゲットしていた、絶対あ
れが目的だ──で、昼食会は滞りなく終了した。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


118おす☆かが:2007/10/03(水) 00:09:22 ID:ZwVR9gWQ

「あれ、柊、今日は隣じゃねーのか」
 箸を止めて、声のしたほうを見る。……誰だっけ?
「谷口だ。いい加減覚えろ、前の席の人間くらい」
 ちょっとしたボケじゃねぇか。……谷口、うん、谷口な。

 あれから、昼はなんとなく隣のクラスで食べるようになった。
 その日も弁当箱を出し、席を立とうとしたのだが、日下部に「たまには一緒に食おうぜ」と呼び止められた。
 まあそれも悪くないか。そう思い、日下部、峰岸と一緒に昼飯を食っていたところ。

「一緒にいいか?」
 気は進まんが良しとしよう。峰岸も「いいよー」と言っていることだし。

 谷口は椅子を寄せ、弁当の包みを開けながら、
「ところで、柊。あの3人の中で誰がお前の女なんだ?」
 あっぶねぇ。ミニトマトの散弾を日下部に浴びせるところだった。

「俺はあのちっちゃい子が怪しいと踏んでんだがな。対抗馬はショートカットの子かな」
「落ち着け、ショートカットは妹だ。残り2人共、そんなんじゃない……って、高良さんの名が出ないのは何故だ?」
谷口はハン、と鼻で笑い、
「高良さん?まずないね、あのお方はお前なんぞとは釣り合わん」
 失礼な野郎だ。こいつの中の天秤はどんな斜面に設置されてんだ?

「でもさ、柊君なら引く手数多って感じだし、気にしなくてもいいと思うよ」
 微妙なフォローをありがとう、峰岸。そんな自覚は無いんだがな。
「柊、鈍いかんなー。意外とモテてんだぜ?」
 日下部が口をとがらせる。いつもより覇気が無いのはなぜだ?

「まーこいつがモテんのは仕方ない。黙ってりゃ女みてぇな顔してんだもんな」
「谷口君もそう思う?髪も綺麗だしね、昔からモテたんだよ、柊君」
 なんだお前ら、煽ててもつかさ特製プチオムレツくらいしか出ねえぞ?

「でも彼女ができたって噂は聞かねーんだよな、不思議なことに」

 日下部が独り言みたいに痛いところを突く。
「なんで彼女作んねーの?柊ならその気んなりゃすぐだろ」
 なんで、と言われてもね。──日下部、顔が近いぞ。なんだその目は。

「あの、さ……。もし、その──柊、の、彼女、さ」
 歯切れが悪いな、なんだよ?

「その……、あ、あた……」
 日下部は口をぱくぱくさせて、何か言おうとしていたが、
「……ごめん、やっぱなんでもない」
 そう言って、パンを囓る作業に戻ってしまった。


119おす☆かが:2007/10/03(水) 00:10:59 ID:ZwVR9gWQ

「まあ、あのちっちゃい子とお前は結構お似合いだと思うぜ」
 何故か一言も喋らなくなった日下部の変わりに、谷口が妙なことを言い出した。
「泉か。なぜだ?」
「泉っていうのか。……だってさ、あいつと喋ってるとき妙にテンション高いぜ、お前」

 どっから見てんだか……。峰岸がうんうん、と頷き、
「泉さんも楽しそうだし。あんまり見ないよ、あんなに幸せそうな顔の泉さんって」
 泉こなたのネコ口が浮かぶ。……あれ、だよな?幸せそうな顔って?

 俺は昨日の泉こなたとの会話を思い出していた。えーっと確か……
『ホワイトベースの左舷はなぜあんなにもやる気が無いのか』か。不毛だ。
 その前は……『翠と蒼、どちらを嫁にしたいか』だな。泉こなたは蒼だと譲らなかった、理解できん。

 とにかく……泉こなたは、変わったヤツだ。
 数日の付き合いでわかったことは、アニメとマンガとネトゲの大好きな……いわゆる「オタク」だということ。
 俺も多少そっち方面は詳しかったりするので、まあ話は合う。
 ただどうやら活字がダメらしく、ラノベを勧めてみたが断られてしまった。チクショウ。話し相手ができたと思っ
たのに。

「…──。──ぃらぎくん?」

「ん?ああ、ごめん、なんだ、峰岸?」
「大丈夫?ぼーっとしてたみたいだけど」
 そんなに惚けてたかね?

「大方、あっちのクラスのことでも考えてたんじゃねーの?」
 谷口に核心を突かれるとは思わなかった。言葉に詰まる。
 ──って峰岸、なんだその顔は。谷口なんだその目は?


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


120おす☆かが:2007/10/03(水) 00:12:41 ID:ZwVR9gWQ

 で、その日の放課後。
 なぜか俺は久しく来ていなかったアニメショップなんぞにいる。
 そしてこれまたなぜか、隣には泉こなたがいる。

 授業終了のチャイムと同時に教室に飛び込んできた泉こなたに、多少やんわりとではあるが拉致されて、連れてこ
られた場所がここなのである。

 まあ来てしまったものは仕方ない。ラノベコーナーでもうろつくとするか。
 あとで落ち合う手筈をつけて、俺達は一旦別れた。


 新刊はこないだ買ったばかりなので特に欲しいものも無く、立ち読みに勤しんでいると、会計を終わらせたらしい
泉こなたが寄ってきた。……って、これまたすげえ買い込んだもんだな泉さん?
「いやー買った買った」と言いながらはふーと一息ついているが、そんなに買いたいものがあったのか。なんとなく
欲しいものは即ゲットなイメージがあったんだが。

「いやね?こーいうところ来るとさ、あれも欲しいこれも欲しいってなんない?」
 あー……。じゃあそれは?
「まるで予定外の出費だヨ」

変わったヤツだ、ほんとに。



121おす☆かが:2007/10/03(水) 00:14:22 ID:ZwVR9gWQ



 泉こなたの目的は既に達成したようだが、そのまんま帰るってのもなんとなく味気無いので、近くの公園で一服す
ることになった。

「ほれ」
 自販機で買ったミルクティーを手渡しながら、ベンチに座る。
「おー、悪いねかがみん」
 にへら、という感じで泉こなたがネコ口で笑う。……どんな構造をしてるんだろうね、この唇は?

 ……あ、今なんかちょっと恥ずかしいこと考えたかもしれない。

「というか泉、その呼び方はなんとかならないか」
「んへ?『かがみん』?」
 そう、それ。
「……嫌、なの?」
 泉こなたがちょっと寂しそうな声で言う。……なんか俺が悪いこと言ったみたいじゃないか?
「いや、そうじゃないんだけどさ。──なんというか」
 馴々しい?……違うな。なんというか──ムズムズする、あの感じ……、そう、

「ちょっと……気恥ずかしい」

 ──なんかのボタンを押したみたいだ。泉こなたの顔が徐々にニマニマに変わる。

「かがみん……萌え」

 そう言ってビシッとGJポーズ。やめて、萌えないで。

「あれあれかがみん、顔赤いヨ?」

 そりゃあ面と向かって「お前、萌えます」なんて言われたことはないので。
 チクショウ、意外に効くぞこれ。

「かがみんがもし女の子だったら、間違いなくツンデレ担当だね」
「もしそうだったら、毎日泉にイジられんだろーな」
「むふ、間違いないネ」

122おす☆かが:2007/10/03(水) 00:16:09 ID:ZwVR9gWQ

 突拍子も無い話だが、なぜかすんなり聞き入れることができたのはなぜだろうね?前世は女だったのかね、俺は?

 隣で、俺を勝手に女に仕立ててツンデレだのツイテだの言ってた泉が、いきなり口を閉ざした。

「泉?」

 横顔が、なんだか昼間の日下部とかぶって見えるのはなぜだろう。
「ねぇ、かがみん……」
 うぉ、いきなり口調がマジになってやがる。

「かがみんは、今、付き合ってる子とかいるの?」

「いや?生憎、年齢=彼女いない歴、ってやつでね」
 我ながら少々古いな。というか、
「なんでいきなりそんなこと聞くんだ?」

「……昼休みに、かがみんと一緒にご飯食べてた子がいたから」

 ああ、日下部と峰岸か。ってこいつも見てたのか。

「ああ、あいつらは中学の同級生でさ。……なんだ?彼女がいるなら昼休みに誘わないほうがいいとか思ったのか?」

 そう言うと泉は顔を上げて、
「うん、そうそう。妬かれちゃったらヤだからさー」
と、笑って見せた。

「あ、それとあとひとつ」
 泉こなたは立ち上がり、前へ歩きながら、
「私のことは、こなた、でいいヨ」
 と、呟くように言った。
 顔が見えないのが残念だ、と思ってしまった。頬を赤くしながらちょっと俯いて言って欲しかったぜ今のセリフ。
……まあ、及第点ってことにしておこう。


「わかったよ。……こなた」

 季節は春。今年から高校生。
 新品の制服。新しい環境。

 そしてこれが、俺とこなたの、出会いだった。


12318-19:2007/10/03(水) 00:18:14 ID:ZwVR9gWQ
以上です。
こなたとかがみを普通にくっつけてやりたいと思ったらこうなりました。
gdgd長くてすみません……あとレス数も見誤りました、重ねてすみません

もしかしたら続くかもしれないです

読んでくださった方、ありがとうございます。
124名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:19:56 ID:NrpngJs7
>>123
リアルタイムで遭遇
GJ!!!
なぜWAWAWAがいるw
125名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:20:34 ID:ydW8L5ue
>>1
> 1:名無しさん@ピンキー[VdlKYtKd]
> アニメも好評のうちに終了し、原作も大好評連載中の「らき☆すた」でエロいの行ってみよ。
>
> ☆カップリングは自由
> ☆基本的に百合マンセー
> ☆801は禁止(と言っても男キャラあんまいねぇ)
> ☆投下した作品の保管を希望しない場合、前もってその旨を知らせること
>
> ※マナー等※
> ※割込みを防止するため、書き込みや投下の前等にリロードを。
> ※荒らしや煽り、気に入らない人・作品等はスルーで。
> ※グロやSM、鬱モノなどの過激な内容は断りを入れてから投稿する
> ※読者=主人公の作品(いわゆる俺キャラもの)についてはNGワード指定や断り文を確実に。
> ※480KBまたは950レスのどちらかに近づいたら、次スレの準備を。
>
> マターリはぁはぁしましょうか。
>
> ☆まとめサイト(管理人と職人に感謝!)
> ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1.html
> ☆派生サイト:てけてけかなたさん伺か化計画
> ttp://neo-experiment.hp.infoseek.co.jp/index.html
> ☆前スレ
> らき☆すたの女の子でエロパロ18
> http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190722922/


126名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:20:47 ID:C8ZGgMOu
白石ではなくあえての谷口GJ!
127名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:23:34 ID:P0vPWNkg
リアルタイムGJ☆
儂は拙ない小ネタしか書けないので書けるあなた達が羨ましい
128名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:24:11 ID:65bEaNlX
GJ!

つかさからおにいちゃんとか呼ばれるなんて羨ましい
俺も呼ばれてみたいわぁ…
129名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:24:59 ID:6OqYLJxZ
なんかオラ、ワクワクしてきたぞw
GJ!
130名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:26:28 ID:vqR8M++r
GJだよー!
かがみん萌えるね、かがみん

谷口セリフが再生されたときに白石声だったからおかしいなとおもったら中の人が一緒だった
131名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:27:19 ID:PJ3svrZB
>>123
GJ!これはいいエロゲですね
しかし「谷口」は便利だなw
とりあえず、この作における、谷口基準の女子ランクが知りたいものだw
132名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:29:09 ID:JWv+73DR
>>123
かがみが男口調になっても意外とうまく脳内再生されてワロタw
GJ!続きにも期待
1334-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/03(水) 00:29:21 ID:unk21SBm
なんだかGJ作品の直後にばっかしやってきてしまい
空気読めない投下ばっかししてしまうおいら…(´・ω・)

>>104
色塗り終わったので完成品ドゾー ノシ
http://1rg.org/up/52714.jpg
134名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:30:13 ID:uDspLGEb
>>123
GJ!続きを期待
「俺」かがみまったく違和感なかった
愛に性別なんて関係ないってことだな……あれ?
135名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:34:45 ID:pLrvor2k
>>123
GJ!
なんかすごく自然な感じがしたwwwwww
とりあえず脳内でかがみんはあのショートカットVerで描写した
136名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:35:05 ID:vqR8M++r
>>133
画像きえてまっせ?
137名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:36:13 ID:I5Z/sxbE
>>123
GJ!
みさおが可愛えぇ〜
138名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:37:47 ID:hzNcHni9
>>123
GJ!
谷口自重w

>>133
見れないんだぜ
139名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:38:40 ID:unk21SBm
>>136
時々繋がらない事があるので、お手数ですが少し時間を置いて叩いてみてください。
今まで上げてたトコに比べ、かなり長期間保存されるようなので(´・ω・`)
140名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:43:06 ID:JWv+73DR
>>139
GJ!俺には見えたよ!
141名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:45:50 ID:Himwo1up
>>123
うん、とりあえずTSものならTSものって最初に言おうな。
ネタばらししたくないのは分かるけど本気で嫌な人とかいるからさ。
全く見てないから言いたい事はそれだけだ。今度からは気をつけてくれると嬉しい
142名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:46:21 ID:hzNcHni9
>>139
見れましたGJです
1434-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/03(水) 00:48:03 ID:unk21SBm
こっちからだと大丈夫なのかな?
http://1rg.org/up/52714.jpg.html
144妄想屋(仮名) ◆JUqojnT5.c :2007/10/03(水) 00:48:54 ID:bcoHp9j/
>>123
男かがみん(・∀・)イイ!
>>133も(・∀・)イイ!


……ところで、帰ってきて飯食ったら日が変わってる!ふしぎ!orz
このスレはPDAで会社で見てるけどw

>>96

つ【ttp://www.seospy.net/src/up6186.jpg

怯えたこなたが見られるのは『こな☆ふぇち』だけ!
本編じゃまず見られない表情。アホ毛の反応は猫の尻尾のアレw

#ネタは新鮮なうちに、というのもあるけど、色塗ってる暇ありませんですたorz
145名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:53:13 ID:k1DMikU+
>>144
ちょwみゆきw
146名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:53:40 ID:vqR8M++r
>>139
見られました!GJ!
かがみんがw
147名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:54:35 ID:ZwVR9gWQ
>>141
ご指摘ありがとうございます

確かにそうするべきでした、申し訳ありません
次からは気をつけます
……次の予定はまだありませんが
148名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 01:31:51 ID:2XQEvTa5
男かがみんイイ!
つか谷口がいたせいもあってかまんまキョンだなwwwwww
149名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 01:38:35 ID:Y7zoGUJi
本当の優しさの後日談になります。こなかが非エロ。
150繋がっている空:2007/10/03(水) 01:39:14 ID:Y7zoGUJi
  本当の優しさAfterEpisode  

    ―繋がっている空―



 消しゴムが書いた文字を消していく。

 まるまった消しゴムカスがノートの端に溜まった。

 

 こなたと付き合う。形式的にそうなってから一ヶ月が過ぎた。

 つかさも少しずつではあるが、普通に笑えるようになり、四人の間にある妙な気遣いみたいなものも少
しずつ薄れて、以前のような私達に戻っていった。

 確かに何かが変わったはずなのに、何も変わらないような。それでいて変わったような。

 どこか不安定で、私の心のモヤは消えない。

「かがみ、どうしたの?」
 どうやら私は無意識のうちにペンを止まらせていたらしい。こなたは溜まった消しゴムのカスを手で掬
いゴミ箱へ捨てた。
「ん、ごめんなんでもない」
 そういって再びペンを動かし始めた。

 もう目の前までせまった受験の最後の悪あがきとでもいおうか、私達は度々二人で勉強をしていた。
 最近はこなたも真面目に勉強するようになった。もともとやればできる人間だったのはわかってい
たが、教えればどんどん覚えていった。ちょっと悔しいくらいに。

 受験勉強。それを言い訳に私達はあの日から何も変わっていなかった。その原因は私のわがまま。

 こなたが私に触れようとしたり、たぶんキスしようとしたときも、私はそれを避けた。だからこなたは
それを冗談にした。それからこなたはそういうことをしなくなった。
 酷い事をしたのはわかってる、わかってはいるんだけど、私にはまだ、女として女を愛するということ
がわからない。言葉としてじゃなくて感覚として。
 決して嫌なわけじゃない、好き。それは断言できる。だけど、きっとまだこなたの好きとは少し違う。
 形だけそうなってしまうのは簡単だけど、そんな気持ちのままそういうことをしてしまっていいのかと
答えが出せないでいた。

 こなたが求めるものに何も応えられていないのに、こなたは相変わらず私を想ってくれて、それに私は
どこか安心感を覚えてる。

 数ページ問題を解き、息抜きに顔を上げた瞬間、こなたと目が合う。
 たまたまかもしれないが、こなたがサボっていた可能性が高い。しかしそれと咎めるのは躊躇われた。

 数秒――いや一秒すらなかったかもしれない時間の後、こなたは視線をノートに戻す。

 そしてこなたは長い髪を耳にかけた。長い髪が曲線をうねるように流れた。

 胸が――なんか…………。
151繋がっている空:2007/10/03(水) 01:40:21 ID:Y7zoGUJi
「ねぇこなた」

「なに?」

「キス……したい?」

「…………ど、どうしたのかがみ」

 どもるこなたに、私はいたって冷静に聞きなおした。
   
「したいかどうかって聞いてるの」

「したいから、この前……」
こなたは一度あげた視線を下へ戻した。

「そうよね、ごめん」

「かがみはさ、そういうのしたくないんだよね?」

「…………わからない」

「そう思ってくれるまで私待つよ。待つのには慣れてるから」

「…………」

 こなたは少し寂しげな表情で笑った。

 ――まただ。

                                              
 なんてわがままなんだろう私は、突き放しておいて、こんな表情させたくないって思ってる。


「キス……して」

「え…………。嫌々したって私嬉しくない……」
 
 少し拗ねたようにこなたは言った。

「”していい”じゃなくて、してって言ったのよ、嫌じゃないから」


 たぶん……。

「…………」

「…………」

 二人して少しの沈黙。
152繋がっている空:2007/10/03(水) 01:40:50 ID:Y7zoGUJi
「直前で嫌って言われても、私もうやめれる自信ないよ?」

「わ、わかってるわよ。そんなことしないから」

「…………」

 こなたはゆっくりと私のそばににじり寄る。
 こなたの左手が、私の右腕を掴んだ。

 ゆっくりと迫ってくるこなたの顔。

「こういうときは目を瞑るものだよ、かがみ」

 目を瞑った刹那、柔らかい感触が唇に重なった。

 そして離れる。

 目を開くと、こなたはじっと私の目を見つめていた。

「どう?」

 わかっていたんだ……。それなのにこなたは……。

 やっぱり私はこなたに対して、欲情するとかまだよくわからない。
 だけど、キスするのは嫌じゃなかった、むしろ嬉しかった。

 でも、こなたがその先に望んでいる事と私が望んでいる事はきっと違う。

 

 手の甲に冷たい感覚。


「かがみ…………」

「ごめっ……」

 私は慌ててそれを拭った。
 
 こなたと同じように思えないのが悲しかった。
 望みに応えてあげられないのが悲しかった。

「それだけで十分だよ」

「こなた…………」

「ゆっくり変わっていこう?」

 こんなに一緒にいたのに。私はこなたがこれほど優しい人間だったなんて知らなかった。

「……うん」

 やっぱり私はこなたが好きだ。愛しい。たぶんその言葉も間違ってはいない。
 こなたの未来でいたい。こなたに私の未来でいてほしい。それは間違いなく本心だった。

 こなたが見ているものを同じようにみたい。だけどまだ私には同じに見えない。

 だから私は、同じに見える目が欲しいと思う。
153繋がっている空:2007/10/03(水) 01:41:48 ID:Y7zoGUJi
「そろそろ帰るよ」

 その言葉で時計に目をやると、五時を回ろうとしていた。
 玄関まで見送って、こなたは帰っていった。
 部屋に戻り、ベッドの上に倒れこむ。
 
 しばらくしてふと空を見ると、赤くなった夕焼けの中、綺麗な虹が架かっていた。

 私は慌てて携帯電話を開くと、リダイヤルを一回押して通話ボタンを押した。

 三コールのあと電話が繋がる。

『もしもし、どったの?』

「空見て」

『空…………あ……』

「綺麗だなって」

『私、夕方の虹って初めて見たよ』

「私も、だからこなたにも見て欲しくて」

『……もー、また会いたくなっちゃったじゃん』

「え?」

『ううん、本当に綺麗だね』

「うん……」

『幸せな事があるね』

「え?」

『虹をみたらいい事があるっていうでしょ?』

 耳元に届くこなたの声。


 もうあったよ。いい事。


「そうね、あるといいわね」


 こなたが見上げた空が今、見えた気がして




 ――こなたにまた、会いたくなった。




fin 〜繋がっている空〜
154リク ◆yk1swKhbl6 :2007/10/03(水) 01:42:16 ID:Y7zoGUJi
以上です。
155名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 02:32:41 ID:Xlgtw+1z
>>123
GJ! 俺的にはOKだ。
あと谷口、白石よりは使いやすいな。どこから潜入したのかは知らんがw
156名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 03:29:00 ID:GI3MOCDq
先日の夕暮れ、やっとこなたといい感じになったのですが、
その時、シュワッと風が切れて、ぶっ飛ぶ2人の間をすり抜けて
ブラックホールに消えた奴がいました。

あれは何なんじゃ!?
157名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 03:36:50 ID:jRTZ5Oek
>>156
異次元人ヤプール
158名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 04:27:02 ID:auoHyq3P
>>156
それなんてカクレンジャー?
159名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 07:42:36 ID:4Oyl58KM
ラジオのサブタイ「陵桜学園放課後の机」が

「陵辱学園放課後の机」に見えた
これがエロゲ脳か
orz
160名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 07:45:11 ID:V+xXki1M
>>159
それなんて俺?
161名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 07:45:25 ID:NrpngJs7
カクレンジャー懐かしい
放送されてたのは俺が幼稚園の時か…
162名無しさん@ピンキー[sage]:2007/10/03(水) 07:50:46 ID:FF8AF9yB
カクレンジャー、俺は小学生だったな。ケイン・コスギとか毒蝮三太夫とか知ったのもこれだし。
163名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 13:17:57 ID:WXCbm2C3
レイープマダー?
164名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 16:20:22 ID:12GR9K3n
アニメが佳境に入ってからはレイプものはないな
wiki見ると前はいくつかあったみたいだが
165名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 16:21:00 ID:9MvKtKqk
you書いちゃいなyo
166名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 16:57:15 ID:CqUtJ0yD
みゆきの知識欲はとどまる所を知らない
常識の……合法の範囲内での欲求は全て満たした
ここからは慎重に事を運ばないといけない
タブーを犯し、親友達を汚す事になるのだから

「ごめんなさい……でも、我慢できないんです……」

>>163が一晩で書いてくれます
167名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 17:15:54 ID:GLL+eVsN
>>97

『こな☆ふぇち』のいいところは、みんな病んでるんだけど奪い合いにはならず、
仲良くこなたをおもちゃにしているところだと思うんだ。
みゆき(壊)に対するつかさ(壊)の"アドバイス"を見てそう感じた。

どっちみち、こなたにとっちゃいい迷惑だがw
168名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 18:07:50 ID:pOjTATMp
やっとみれたぜ・・・
朝からなぜか見れなかったが(鯖落ち?)ようやく見れた。
169名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 18:16:16 ID:WXCbm2C3
<<レイープ物頼む!!>>
170名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 18:30:42 ID:BoWj0tKt
>>169
>>15


てのは置いといて自分も何かしら書きたいのでアドバイスなど頂きたく…
171名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 18:44:32 ID:1sg8gG5M
>>169が白石にレイプされるSSができた(嘘
172名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 19:30:57 ID:tQEVCiFL
こなたがかがみにレイプされるSS
173名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 19:37:59 ID:9G64bSND
>>172
既に存在してるが
174名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 19:48:28 ID:RdZjcH7V
ふたなりかがみがこなたやつかさに犯されるのが読みたいな!
175名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 19:51:43 ID:65bEaNlX
それもあった気がするけど
176名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:01:36 ID:RdZjcH7V
まじでか
網羅しすぎいかほどー
出来れば誰のどの作品か教えて
ふたなりもの好きなんだけどなかなかないよね
177名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:04:39 ID:65bEaNlX
まとめwikiでふたなりと検索してみなされ
178名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:06:02 ID:JWv+73DR
>>176
保管庫で検索すればいろいろでるんじゃない?
179名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:11:56 ID:RdZjcH7V
あり!
検索でも引っ掛かるとはシラナンダ
180名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:19:56 ID:2XuJT8pH
>>179
メール欄に入れる[sage]は半角の小文字な

ドコカラ キタノカ ワカラナイケド コナタ ミタイニ 18サイ ミマンカラ コッチノ セカイニ ソマッチャ ダメダヨ?
181名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:20:15 ID:eRJZiXdx
つかこなでレイプモノを日々妄想してる俺は末期
指でも処女膜破れるっけ?
182名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:35:52 ID:Ya1goWuW
むしろ、格闘技をしていたこなたは処女膜ないかもね
183名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:38:03 ID:Ya1goWuW
よくよく考えたら、18歳未満でしかもふたなり好きってかなりハイスペックだな
184名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:39:59 ID:7T8FZ3GI
そもそも処女膜なんて都市伝説じゃないのか
185名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:42:07 ID:65bEaNlX
待て、まだ18歳未満と決まったわけじゃないぞ
もしかしたら物凄いおっさん…
186名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:46:42 ID:pOjTATMp
>>185
それはそれで・・・うわああああああああああああああ
187名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:49:55 ID:69tXwifm
まだおっさんと決まったわけでもない
もしかしたらこういう所をまったく知らない
ゆたかみたいな女の子なのかも……
188名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 21:03:32 ID:O5AA0tgk
>>187
それでも純粋であるが故に、黒く染まる可能性が高いのでは……
そんな作品も確か保管庫に存在してるが。
1894-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/03(水) 21:21:48 ID:unk21SBm
>>123
今日はおす☆かが描いてみたんだZE☆ (´・ω・)ノシ
http://1rg.org/up/52831.jpg
190名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 21:24:29 ID:d/kCvIVh
初投稿どころか初書き込みです。
保管庫の作品読み漁った後になんか衝動的に書いちゃいました。
もしかすると何方かの作品と被ってる部分があるかも・・・
大してROMもしてないけれども投下。

『夢であるように』
・こなた×かがみ
・非エロです。すいません。
・基本的にかがみ視点
・多分2レスで済む短編
191夢であるように:2007/10/03(水) 21:25:15 ID:d/kCvIVh
私たちの関係が変わった日。
まさか、まさか「アイツ」にあんなこと言われるなんて、
以前の私なら天地がひっくり返ってもあり得なーい!とか思ってたかもね。
でも、でも今は・・・・・と考え思い出してると頬が火照ってくるのが分かる。
べ、別にそんな嬉しいって訳じゃないんだからねっ!
と、こんな私の気持ちも知らずに「アイツ」はすぐそこで寝息を立てているのだけど───

大して覚悟もしていなかったのにその言葉を言われた。
今考えてみれば様子も変だったし、話の切り替えも不自然すぎた、
「かがみ、好きだよ」
聞いた時は思わず固まってしまい動かなかった。
いや、頭の中が真っ白になって動けなかったと思う。
そりゃ、誰だってこうなる・・・・・と思うよ。以前から意識してた人に、
しかも真っ直ぐ目を見ながら言われちゃ、ねぇ。
なんとか平静を装ってみようとしていると、
「後でもいいけど、できれば返事はすぐ欲しいかなぁ」
事の張本人───こなたが言った。
私はこなたの表情に不安の色が浮かんでいるのを見ると、心を決めた。
「私も実は、前から好きだったんだよ」───と。
こなたの顔を見ると、嬉しさと悲しさが入り混じったような顔になっていて、
みるみるうちに涙が盛り上がり───泣きながら私に飛びついてきた。
「・・・かがみっ・・・かがみぃっ!」
「・・・ちょっ・・・どうしたの?」
こなたは私の胸に顔をうずめて泣いた。私はかなり動揺しながら、
「・・・ごめん、私なんか悪いことしたかな」
と言っておいたがこなたは、
「うっ・・・ぐすっ・・・違うの・・・かがみにね・・・断られるのが怖かったの・・・」
あぁそうか、と納得した。でもここが私の部屋で良かった。
学校や人のいる所で言われたら、私のことだから世間体なんか気にして断っていたかもしれない。
そんなことを思いながら、抱きしめて頭を撫でていた。改めて可愛いとも思ったけどそれは内緒。
どれくらいそうしていただろうか、気づくと腕の中のこなたは寝息を立てていた。
全くしょうがない奴、と苦笑しつつもベッドに運んでやる。
(かれこれ3時間も勉強してたんだから仕方ないか・・・)
別の原因もあるだろうけどそれはおいておく。
こなたを寝かせて、布団をかけて一息つくと、ベッドの端に座った。
・・・寝顔が可愛くてちょっとむかついたからもうちょっとこのままでいてやつことにする。
・・・・・あれ?本音が出たか。
ふと机の上を見ると、教科書やノート類が散らばっている。
こいつ、まさかこれが目的でうちに来るなんて言い出したんじゃないだろうな、なんてことを考えた。
192夢であるように:2007/10/03(水) 21:26:53 ID:d/kCvIVh
───そして今、まだ私は座っている。
起きた時のために飲み物でも持ってきといてやるか、と立ち上がり
ドアノブに手をかけた───時、背後から何か、私にはこう聞こえた。
「・・・待って・・・行かないでよぉ・・・」
「・・・え?」
振り向いたが、寝ているこなたがいるだけだった。とすると、今のは寝言か。
と思い改めて行こうとしたが、こなたが苦しそうで、悲しそうな顔をしていたのに気づいた。
そして、今度はさっきより大きな声で、
「やだっ・・・かがみが行っちゃうなんてやだよっ・・・!」
「・・・こなたっ!」
たまらなくなって揺り起こした。しかし、当の本人は、
「・・・ふぇ?どうしたの、かがみん?」
───とりあえず説明してやる。
「やけに苦しそうに私の名前呼んでたから起こしてあげたのよ」
「えええぇぇっ、あたしそんなことを・・・・・あ・・・」
「え、あんた最初から起きてたんじゃな・・・」
何を思い出したのか、こなたがまたすすり泣き始めたので話すのをやめた。
「うっ・・・夢・・・見てたんだ、かがみがさ・・・さよなら言ってどっかに行っちゃう夢・・・
かがみがここにいたってことで・・・ぐすっ・・・なんかほっとしちゃって・・・」
こいつの頭の中の私はどうなってるんだ、と思ったけども、抱き寄せてやる。
「いい?私はどこにも行かないわよ。私とあんたはいつも一緒で、
私の居場所はあんたの隣なんだから、それに私もその・・・こなたがいないとダメなんだから」
それを聞くとこなたは私のほうを見上げて、
「かがみん、いつもそれだとデレが映えないぞー、かがみはツンデレでこそかがみなんだから」
「・・・っ!あんたねー・・・前から言ってるけど私はそんなんじゃ・・・」
こいつ・・・ここで、しかもこの雰囲気の状況でそんなことを言うか。
全く、こいつの変わり身の早さにも困ったもんだ。そんな私の気持ちを知ってか知らずか、
「じょーだんだよかがみん、でもツンデレなかがみんが一番可愛いなー」
平気な顔でこういうことを言う。私は顔を真っ赤にして、
「・・・っ!ちょっと飲み物かなんか取ってくるから待ってなさいよ!」
と言い放ち部屋を出て行ってしまった。

(やっぱり、私はこなたの側じゃないとダメなのかなぁ・・・まぁ、多分こなたも
そうなんだと思うけど・・・ってかそうよね、うん───)
そんなことを考えつつ、台所へと向かった。

一方、部屋では───
「あちゃー、ちょっとやりすぎたかな?」
とこなたが独りごちた。そして目を閉じて、



(どうか、あの夢が夢のままで終わりますように───)
193名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 21:28:54 ID:d/kCvIVh
以上です。
なんか書いた後にキャラ違うような気が・・・
とか思ったけどまぁいいか。

・・・・・もーちょい文才あればなぁorz
194名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 22:21:18 ID:ZfIbXWd0
おばんです。
全スレの『桜吹雪』を書いた18-490です。
性懲りもなく、続編なるものを書いたので投下します。

前回アドヴァイスをくれた皆さん、マジありがとうございます。
今回もアドヴァイス貰えた日にはヘソでココアを温める位喜びます。

タイトル『秋の七夕』
こな×かが
例の如く非エロ(エロって難いすね)
5スレほどお借りします。
195秋の七夕:2007/10/03(水) 22:23:32 ID:ZfIbXWd0
こなた曰く『桜吹雪での出会いシチュ』から数ヶ月。
もう季節はすっかり秋。
夏休みも遠い思い出に感じるような秋風を感じながら例の如く私達4人は下校していた。
「ふぉ、寒いぃぃ。」
私の右側を歩いていたこなたが寒さに身を縮める。
「もうそろそろコートが必要な時期ですよね〜」
はぁ、と両手に息をかけながら答えるみゆき。
確かに冬の訪れを間近に感じるこの時期に制服だけで寒さを凌ぐというのは少々無理のあることである。
「そろそろウチもコタツも出すころだね、お姉ちゃん」
「そういえば、まだ出してなかったわね。」
ストーブでも温かいんだけど、やっぱりコタツにみかんが日本人の冬の必需品よねー。なんて考えていると、
「かがみの場合、コタツにみかん…それに饅頭、煎餅って続きそうだよね」
「うっ…うるさいわね」
図星のため反抗する言葉が見つからない。
にしても何故コイツは私の考えてる事を的確に指摘するんだ?
「でもコタツに入るとついついお菓子とかに手がのびちゃうよねー」
「しかもコタツの中は温かくて、すぐ寝てしまいますしね」
ねー、と言いながら顔を合わせて笑うつかさとみゆき。

「学校もコタツ持ち込み可!みたくしてくれないものかねぇ」
「いや、無理あるだろ。ていうか持ってくる気はあるのか」
勿論、とこなたがガッツポーズをする。
相変わらず自分の興味のあるものには即行動するのね、と半ば呆れて溜め息を吐く。


こなたと出会って数ヶ月、登下校、休み時間、休日などほぼ毎日顔を合わせているわけで、お互いの性格を分かるには十分の時間を過ごしていた。
まず最初に分かったことは、相当のアニメ、ゲームヲタクであること。
しかもギャルゲやエロゲを平気でやる限り、私には未知の世界の住人だ。
こなたに誘われて秋葉原にも行ったし、ゲマズやアニメイトなどにも連れていかれた。
中学の頃からラノベを読んでいた私はそういう店に少々驚いたが、特に抵抗も感じず、ほぼ毎日の様にこなたの寄り道に付き合っている。


「…あ、雨」
つかさの一言で私は視線を空へと向ける。
いつの間にか灰色の雲が広がり、ぽつぽつと雨が降り出していた。

「……」
「どうしたの?こなちゃん」
空を見て急に立ち止まったこなたにつかさが尋ねる。
196秋の七夕:2007/10/03(水) 22:27:04 ID:ZfIbXWd0
「あ、いやー……学校に忘れものしてきちゃったよ。私戻るから先帰ってて」
と私達の返事も聞かずに走り出りだした。
って相変わらず足早いわね。
「泉さん、何を忘れたのでしょうか」
「忘れ物ったって、きっと漫画かなんかでしょ」
テストが近いわけでもないのにこなたが教科書なんかを家に持ち帰るはずがない。

「こなちゃん傘持ってるのかなぁ…」
心配そうにこなたの背中を眺めるつかさ。
「……ったく、仕方ないわね。つかさ、みゆき、先帰ってて!」
「……え、かがみさん?!」
「ちょ、お姉ちゃん?!」

二人の驚く声が聞こえたが、私は数分前にこなたが走って行った方向へと走り出していた。


「あちゃー、本降りになってきたよ」
ツインテールをなびかせながら土砂降りの雨の中を走る。
濡れた制服がじかに皮膚に触れて気持ち悪い。
ていうか何で私は走ってるんだ?
半ば勢いで走り出してしまった自分に問う。
雨が降ってきて、思い出したのは梅雨の時期に言っていたこなたの言葉。
『置き傘はしてたんだけど、この前雨降った時家に持って帰ちゃって、それきりに』
こなたの事だからホントにそれきりなんだろうな、と思った途端、走り出していた。

「ったく、世話がかかるんだから」
そういいながらも自分の世話好きな行動に苦笑する。



大多数の生徒はとっくに帰宅したのか、学校はちらほらとしか電気が付いていなかった。
全身ずぶ濡れのまま廊下を歩く。帰りるとき雑巾で拭かなきゃ、なんて考えながらこなたの教室へと向う。
教室に明りがついてる事を確認し扉を開ける。
「こなたー」
「うぎゃっ!!!」
突然声を掛けられた事に驚いたのかこなたがシェーのポーズをしていた。
リアルにやってる人始めてみたわよ。
ふと、こなたの足下を見ると折り紙と…すすき?
「何やってんのよ」
忘れ物を取りにきた状況ではないであろうこなたに聞いてみる。
「むむ、少々のんびりし過ぎたかー」
顎に手をあて、計算ミスと呟くこなた。
「はぁ?」
わけが分かららず唖然とする私を一瞥して折り紙に何か文字を書きながら話しを続ける。
「いやさ、七夕をね」
「…は?」
「七夕だよ、七夕」
「いや、七夕は分かるけど…」
七夕の季節はとうに終わってるし、この状況と七夕との共通点が全く見つからない。
197秋の七夕:2007/10/03(水) 22:31:54 ID:ZfIbXWd0
「夏に七夕したじゃん?」
「したわね、つかさとみゆきの4人で」
私とつかさの誕生日会も兼ねて4人で短冊を書いたことを思い出す。
「あの時の私の願い事覚えてる?」
「確か『なんかの懸賞があたりますように』とかじゃなかったっけ?」
夢がないなぁ、とつっこみを入れた記憶がある。
「うん。かがみはなんて書いたの?」
「…わ、忘れちゃったわよ、そんなの」
つかさやみゆきやこなたと同じクラスになれますように、なんて書いた事を言えるはずない。
「で、それとこれとはどんな関係があるのよ」
本題に戻すためにこなたを促す。
「当たったのだよ、懸賞が」
「ふーん、良かったじゃない……ってだからこれとそれとは「だから」
「…だから新しい願い事考えた」
ぐいっと先程まで何か書いていた折り紙を私に押し付ける。
もしかしなくても、これは短冊のつもりなのか。
よく分からないまま短冊にかかれた文字を読む。



《かがみは私の嫁》



……これ、笑うとこ?
いやいや、笑えない。
「えっと、時にこなたさん。これは一体なんでしょう」
「何って、短冊」
「いや、あの…」
「叶うかな」
「いや、だから」
こなたは放心状態の私から短冊を抜き取り、すすきにくくりつけている。

からかわれているのだろうか。

「あ、かがみもなんか願い事書く?」
「……今の状況を詳細にこなたが説明してくれますように」
短冊に書くまでもなく、伝えたい相手に願いを伝える。
「だーかーら、かがみが私の嫁になりますようにって」
「それはアニメのネタかなんかなのか?」
「違うよ、正真正銘私の心からの願いだよ」
腰に手をあて、威張るように胸をはっている。
頭痛がする、そういえば濡れてままだったんだっけ。
「ほら、バカな事はもうお終い。帰るわよ」
「かがみ」
本格的に風邪をひく前に帰ることを促した私をこなたは少し怒ったような声で呼んだ。
「好きだよ、かがみ」
真剣な、でもちょっと恥ずかしいそうな顔で私を見つめる。
「…な、何言ってんのよ。ふざけるのもいい加減「かがみが好き」
すすきが揺れるのが見えたと同時に冷えていた体に暖かさを感じる。
って、私こなたに抱き締められてる?!
「ちょ、こ、こなた」
焦る私。
今まで冷えていた体が急に熱くなる。
こなたがぎゅうと抱き締める力を強める度に体が硬直していくのが分かった。
198秋の七夕:2007/10/03(水) 22:35:40 ID:ZfIbXWd0
混乱してる私の頭をフル回転させて今の状況を把握しようとする。
こなたは私を好きだと言っている、これはきっと友情の好きじゃない…と思う。
じゃあ、私は?
私だってこなたの事は好きだ。でもそれは友情の好きであって…
しかし、抱き締められただけでこんなに鼓動が早まるのだろうか。
「かがみ」
いつもより緊張したような声で私の名前を呼ぶ。
呼ばれた瞬間、胸の奥がきゅんと締められるような感覚に陥る。
これ以上ないくらい心臓が早い。

いやいや、待て待て。よく考えろ、自分。
こなたは女の子で私だって女の子だ。女の子同士が付き合うなんて、私には縁の遠い、漫画の中だけのフィクションとしか認識していない。

「かがみ?」
何も喋らない私に不信を抱いたのか、こなたが顔をあげる。
「…っ」
困ったような、心配そうな顔をするこなたを見た瞬間、私の中で何かが外れた気がした。

「わ……か……も」
「え?」
「私も好き…かも」
頭よりも口が勝手に動いていた。
自分で言ったにもかかわらず言い終えた瞬間、かぁっと顔に血がのぼるのを感じる。
きっと今私の顔は真っ赤になっているだろう。

「……ぷはっ、あはははは」
恥かしさで穴があったら入りたい状況の私とは裏腹にこなたが笑い出す。
「…な、なによ」
まさか本当にからかわれていたのか。
「…だ、だって…クッ、ハハハハ」
笑いを押さえる為なのか深呼吸をしたのを肩の動きで悟る。
「告白されて、その答えが『好きかも』って。かがみらしいなぁって」
まだ笑いを押さえられないのか、抱き締めていた手を緩め、私から離れた。
「し、知らなわよ。そんなの」
「強気なくせに、押しに弱いかがみ萌え」
「…うるさい」
恥かしさのピークを迎えている私は、こなたを直視できず自分の足下に視線を落とす。
「いやー、でもお月見シチュを準備しただけのことはあったよ」
うんうん、と納得するこなた。
「お月見?」
「うん、ほら」
と指をさされた方向を見ると、黒板に大きな丸が描かれていた。
「なに、あれ」
丸というよりは楕円形に分類するだろう絵を指差し尋ねる。
「あれは月、んで、すすき。お月見の完成〜」
「七夕うんぬんってのは?」
「竹を集める時間がなくてさー、それに時期的にすすきかなーと思って。竹とすすきって似てるじゃん。」
「いや、全然似てねぇよ!!」
199秋の七夕:2007/10/03(水) 22:37:53 ID:ZfIbXWd0
大体短冊の願い事は誰に叶えてもらうつもりなんだ。
織り姫と彦星だってもうそれぞれの星に帰って互いのことで胸がいっぱいだろうに。

「…というか、もし私が来なかったらどうするつもりだったのよ」
恥かしさを誤魔化す為、疑問に思ったことを聞いてみる。
「かがみなら来てくれると思ったよ」
予想より早くて驚いたけど、と両手をあげて驚いたポーズをとる。
「そんな無計画な…」
確かに傘を持ってないこなたを心配して追いかけたけど、それだけで私が学校へ戻る確証には至らない。
「でもかがみは来てくれた」
いつもの猫口スマイルとは違う優しい笑顔。
初めて見たこなたの表情に見とれてしまった。
「かがみはさー、私の事好きかも、なんだよね」
言いながらこなたが迫って来る。
「うっ…そ、そうよ。悪い?!」
「      」
「え…」
至近距離にいるのに聞き取るのが精一杯という位に小さく囁かれた言葉。
聞き返えそうと口を開いた途端「そろそろ帰ろ」と、こなたは床に散らばっているススキや折り紙を片付け始めた。

昇降口まで戻るとまだ雨が降り続いていた。
そういえば、と思い出す。
もとはと言えば私はこなたが雨に濡れないように向かえにきたんだ。

「あ、私傘持って…」
ん…?って私、傘持ってないじゃない?!
なんの為にわざわざ学校に戻ったのよ。
「ほいっ」
はぁ、と自己嫌悪気味の溜め息をついた私の目の前に左手を差し出すこなた。
「えっ」
顔をあげると、こなたはさっきの優しい笑顔をしていた。
「さっき答え」
この左手の意図が告白の答えを促すものではない事は分かっていた。
こなたが教室で最後に呟いた言葉の事を言っているのだろう。

『本当に好きかも、なの?』

小さすぎて聞こえずらかったが、確かにこなたはこう言った。
200秋の七夕:2007/10/03(水) 22:41:52 ID:ZfIbXWd0
こなたは私に選ぶ余地を与えてくれてるのだ。
『友達』と『それ以上の関係』の選択肢を。
好きかもなんて、ただの妄言にすぎないことは分かっていた。
こなたと話しをする度に、こなたの事をもっと知りたいという気持ちが高まっていたし。現に告白された時、驚きの反面に嬉しさを感じていた事は私自身が一番よく知っている。
これを恋と呼ぶのだろうか、こなたとずっと一緒にいたいと思う感情が私を支配していく。
私は………こなたが好きなんだ。

そう思った瞬間、差し出されていたこなたの左手に自分の右手を重ねていた。
こなたは少し照れたような、満足そうな顔を私に向け「ひゃっほーい」と走り出した。
相変わらず濡れた制服は気持ち悪いけど、それ以上に握られた手から伝わるこなたの体温が心地よかった。


《ずっとこなたといられますように》


こなたに渡された短冊付きススキを胸に抱きながら、時期外れな願い事をされて迷惑してるだろう織り姫と彦星に願った。
20118-490:2007/10/03(水) 22:53:25 ID:ZfIbXWd0
以上です。
後半につれて話しが急展開するのはオレの文才の無さです。
多分続…くように頑張ります(笑)


>>193
遅ればせながらGJです。
かがみ、可愛いよかがみ(*´Д`*)
202名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:04:22 ID:/eLnGRM6
>>193
ご謙遜を、いい物見せて頂きましたよ!
203名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:08:49 ID:rDple6xn
GJ!
テンポもよくて良いと思った。案外というかやっぱりというか、押しの弱いかがみにグッと来ました。
204名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:13:32 ID:rDple6xn
で、ちょっと自分もSSを投下させていただきます。
二つ、ほのぼのとしたすばらしい作品の後に投下するのはちょっと気が引ける内容の物なんですが……
205SHOX:2007/10/03(水) 23:14:52 ID:rDple6xn



(これは事実を元に構成されたSSです)


================================

「おおっ〜す」
「おお、かがみんいらっしゃ〜い」
昼休み。私は普段通り、こなたのクラスに昼食を食べにやってきた。
そう。いつも通り。ただ今日は少し変わった点がある。それは……
「あれ?かがみん、その袋は何?」
私の左手に提げてある袋を見てこなたが言った。
「これ?カップ麺よ。今日は私が弁当当番だったんだけど、寝坊しちゃって作れなかったからその代りに」
「ああ、ですから、今日はつかささんもお弁当ではなくパンなのですね」
「うん。そうだよ〜ゆきちゃん」
つかさの席の上には、みゆきの言った通りパンが並んでいた。
「それにしても、かがみもなんだかんだで寝坊するんだ」
「うるさいわね!私だってたまには寝坊するわよ」
「まあそれは良いとして、カップ麺って……また太るよ?」
お馴染みのネコ口でこなたがニマニマと笑う。
「昨日、本を買ったばかりでお金がないのよ。だからカップ麺で我慢なの」
「本?どんなの?」
「なんでもいいでしょ。あんまりしつこいと、これ貸してあげないわよ?」
私は鞄の中から一冊のノートを取り出した。
「おおっ!世界史の宿題?さっすがかがみ様!いつもいつも恩にきます」
「嘘っぽい感謝だな」
「むう、そんなことないのに〜」
子供っぽくふて腐れるこなたをなだめて席に座ろうとした。すると、
206SHOX:2007/10/03(水) 23:17:27 ID:rDple6xn
「お姉ちゃん。その、袋……」
「ん?」
つかさに言われて袋を見ると、いつのまにかカップ麺が傾いて、注いだスープが袋の中でこぼれてしまっていた。
「あちゃー……」
「やっちゃったね、かがみん」
鞄からノートを取り出した時にでも傾いちゃったのかしら?
とりあえず、袋の中のスープに浮かぶ容器をとりだした。
うわっ、ほとんどスープが残ってない上に、器までびちゃびちゃなんだけど。
「お姉ちゃん、どうするの?」
「うーん、どうしたものか……」
少し考え、その結果私は一つの策を思いついた。
「ねえ、誰か必要ない紙とか持ってない?」
「わたくし持ってますよ」
「お、サンキュー」
みゆきから受け取った紙を机の上に並べ、その上にカップ麺の容器を置いた。
「なるほど、紙を敷いて容器に付いたスープで机を汚さないようにしたんだね。……でも袋の中のスープはどうするつもりなの、かがみん?」
「まぁ見てなさいって」
私は鞄を机の下において、椅子に座った。
そして、スープの溜まった袋をゆっくりゆっくり慎重に傾けて容器に注ごうとする。
「お姉ちゃん、そこにまた注ぐつもり?」
「そうよ。溜まったスープをここにうまく注げば何もかも元通りでしょ?」
「うん。……だけどそううまくいくのかなぁ……?」
「まあ大丈夫でしょ」
が、そのつかさの心配は見事に当たった。
「あっ」
水筒、水差し、お茶瓶のような形のしっかりした物とは違い、スーパーの袋のような形が不安定な物で注ごうとすると、袋の底がひしゃげてしまい、勢い余って辺りの床や机にスープをぶちまけてしまった。
……もちろん机の下に置いた私の鞄にも。
「あーあ……やっちゃった……」
「派手にやったねぇ……かがみん」
そんな落ち込む私に、追い討ちをかけるような事がもう一つ。
それは、運の悪いことに鞄が空いてしまっていて、鞄の中にまでスープがこぼれてしまっていたということだ。
「大丈夫?お姉ちゃん……?」
「うーん、大丈夫じゃないかも……」
鞄の中の教科書が、ノートが、電子辞書が、スープでびしょびしょになっていた。
もうマジ最悪なんですけど。
207SHOX:2007/10/03(水) 23:18:23 ID:rDple6xn
「あっ、でもさ、これはまだマシなんじゃない?」
私の鞄の惨状を覗き込むこなたは、鞄の奥にあった本を指して言った。
「あ、ホントだ」
鞄の奥には昨日買ったばかりの小説を入れていた。しかし、不幸中の幸いか、その小説はブックカバーだけが濡れただけで、本自体は濡れていなかった。
買ったばかりの本まで被害に遭わずに済んでよかった。
とりあえず、さっさとブックカバーだけはずしちゃおう。ほっといたらそのうちカバーから本自体に濡れが移っちゃうからね。
鞄から本を取り出してカバーを取る。
……が、カバーを取った瞬間みんなの空気が一瞬にして固まった。
あれ、なんで。どうしたのみんな。
私が目が点になって立ち尽くしていると、こなたが固まった空気を戻すかのように言った。
「かがみ、その本って……」
「え?」
こなたに言われ、ようやく気づいた。
『堕天使のこころ』と描かれたタイトルに、裸の美少年が見詰め合って抱き合うイラストが表紙の特濃18禁BL本。
私は、そんな人には絶対言えない趣味の本を持って、みんなの前で堂々とカミングアウトしてしまった。
「かがみ、前からそういった気配があったと思っていたら、既にそこまで……」
「か、かがみさん……そのような趣味がおありでしたか……」
「最近お姉ちゃんが部屋でこそこそ何か読んでるな、と思ってたら……まさか……」
「ち、違うのよ。こ、これは……」
『みゆきさん、かがみはあんな動かぬ証拠を手にしておきながらまだあんなこと言ってるよ』
『ホント、往生際が悪いですね』
『だよね〜。もうバレバレなのに』
「こ、コラ!!ヒソヒソ話をするなーー!!」
『ん、なんだなんだ?』
し、しまった!つい大声を出してしまった……
が、気づいた頃には時既に遅し。クラスの目線はほとんど私に注がれていた。
『あいつ、隣りのクラスの柊の姉だっけ?』
『うわ、何あの本〜』
『BLってやつ?あの人やっぱりオタクだったんだー』
「ち、違うってば。これは、これはっ……!!」




……その後。私の噂は3年中を飛び交い、一週間が経った頃には私のことを影で「柊(腐女子の方)」と呼ぶようになっていた……



おしまい。
208204:2007/10/03(水) 23:24:49 ID:rDple6xn
以上です。タイトルは「ショック」とお読み下さい。
元ネタは自分に今日あった出来事なんですが、悔しくて腹立たしくて、もうどうしようもなくて、
折角だからこのやるせなさをSSに昇華してみました。そんなSSですが、皆様に楽しんでいただければ幸いです。

ここのスレは皆さん、非エロなSSでも暖かく受け入れていただけるので本当にありがたいです。
また作品が出来たらお付き合いくださいまし。それでは。
209名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:27:49 ID:69tXwifm
えと、みゆきさんの一人称って"私"じゃなかったっけ

それにしても、いつカップ麺にお湯を入れたんだろう……
今の高校の購買ってポットも完備してるものなのかしら
210123:2007/10/03(水) 23:30:33 ID:ZwVR9gWQ
>>189
GJ&ありがとうございます
書いてるときのイメージそのままでびっくりしましたw
211204:2007/10/03(水) 23:35:54 ID:rDple6xn
>>209
すみません、普通にみゆきの一人称ミスしてますね。ホント申し訳ないです……
212名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:37:09 ID:yyljUVxl
>>210
かがみ男化、斬新で面白かったw
続き希望です〜
213小ネタ製造工場:2007/10/03(水) 23:47:01 ID:P0vPWNkg
1~3スレほど頂きます
鬱注意
グロテスク注意(効果音付き)
かがみ→こなた
いろいろなアニメ・マンガの台詞を入れていきます
214小ネタ製造工場:2007/10/03(水) 23:50:28 ID:P0vPWNkg
リロードってどうするんだったっけ
215名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:51:49 ID:r7Sq7mbg
>>214
ちょwww
専ブラでもIEでも更新するボタンあるだろ
216名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:01:35 ID:k1DMikU+
>>208
ご本人にあった出来事と言っているのに、
思いっきり笑ってしまいました、はい。
217名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:07:45 ID:KVQA6RIi
>>213-214
もう10分以上たったんだが、投下できないならそう言ってくれ。

それと、sageろ
218名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:12:02 ID:DlmJjf9S
>>214
いろいろ突っ込むべきことがあるんだが
これは突っ込んだら負けなんだろうか……
219名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:18:46 ID:exgHX5Pc
初めてちょっとした小ネタみたいなものを書いてみたのですが投下はもうちょっと待ったほうがいいのでしょうか…
220名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:27:28 ID:PB6y/pyt
>>219
問題ないのでは?多分
221名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:38:41 ID:exgHX5Pc
>>220
ではいかせていただきます
一応留意点を
・かがみ主観の非エロ小ネタです
・ちょっと暗めです(死ネタあり)
・携帯からなので改行に違和感があるかもしれません

投下します
222名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:42:45 ID:exgHX5Pc

私は一人、部屋にいた
雨音だけが満ちたそこは今の私にはとても優しかった

どうしてなんだろう

私はただただ空虚な気持で、早すぎる友の死を悼んだ

こんな気の強い私なんかに懐いてくれたあの子

ちょっと元気すぎじゃないかななんて思えたあの子

夜、私の話を聞くともなしに聞いてくれたあの子

もう、どこにもいないんだよね

やがて部屋に携帯電話の着信音が流れた
お気に入りの曲が流れた筈なのに耳には余りに刺々しく届き、酷く頭の中身が痛む
暫く鳴り続けた音はふいに止んで、また雨音だけがじわりと耳を潤し始めた
誰だか知らないけど、今は電話なんて出れないから
誰かの声なんて聞いたら、思い切り泣いてしまいそうだから
私は布団に身体を投げ出してひたすらに雨音を聴いた


223名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:44:27 ID:exgHX5Pc



いつのまにだろうか
私は眠ってしまっていたらしい
なにか夢をみたあとのような気怠さだけが身体を包んでいた
雨音は絶えず続いていたが今はどことなく渇いて聞こえる気がした
今は何時なのか確かめようと携帯電話を開く
着信4件にメールが1件

全部、こなたからだ
メールを開く

『電話出てよーさみしいよー』

ほんとに自分本位なやつだとふと頬が弛んだ
返信ボタンを押してぽちぽちと文字を打つ

『ぎょぴちゃんね、死んじゃった』

送信する
送信して、気がついた
心がほんのすこし軽くなった、そのことに
誰かに聞いてもらいたくてしかたなかった、そのことに

やがてこなたから電話がくるだろう
私はきっと泣くだろう
だってほら、今もう鼻の奥がツンとする
でも今日だけは、今だけは甘えたい、寂しんぼと呼んでくれても構わない
それでどんなにぎょぴちゃんを可愛がったか話してやりたい
こなたが妬くぐらいにうんと


こんな気の強い私なんかに懐いてくれたあの子

ちょっと元気すぎじゃないかななんて思えたあの子

夜、私の話を聞くともなしに聞いてくれたあの子

―ぎょぴちゃんは、もういない

ぎょぴちゃん、ありがとう

来年のお祭にはぎょぴちゃんみたいに寄ってきてくれる金魚は、いるのかな


手の中で温まった携帯電話が今度こそ優しく鳴った



224名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:47:08 ID:lFROLBZ9
見事なミスリード誘いGJ!

もうね、完全に騙された俺は「出さない手紙」かららき☆すたにハマった男ですorz
225名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:50:09 ID:exgHX5Pc
以上です
ごめんよぎょぴちゃん…
原作での名前とどちらにしようか迷ったのですがこちらにしてしまいました。また一応こなたの死を連想させるような書き方を序盤はしてみましたが不自然な感じにしかなっていないかもです
ともあれ投下させて頂けただけで満足です
ありがとうございました
226名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:51:17 ID:mkD+Lcs3
>>225
GJ!
いや巧いです、完全に騙されましたw
227名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:52:30 ID:PB6y/pyt
>>225
投下乙!
そういやかがみんに唯一寄ってきた金魚だったんだね…。
ぎょぴちゃん…。
228名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:54:15 ID:n5l2dg62
>>205
DUE TOMMOROWといい、SHOXといい、全部ビーマニネタにしか見えない自分が何だか悲しい。
それにしても、ご愁傷様ですとしか…

>>221
携帯からなのにIDがPCとはこれ如何に、と頭の中で突っ込んだ自分に渇。
ちょっとしんみり、でも良い話ですね。
「初めて飼ったペットが死んだ悲しさ」が伝わってきます。
229名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:54:24 ID:qZBJd77T
ここまで完璧にだまされたのも久しぶりだぜ…
230名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 01:12:21 ID:6cpDtqL3
騙されたー!!!
GJ、この書き方好きです!
231名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 01:12:36 ID:fXlUNGU+
>>225
これは見事なミスリード。
GJですよ。短いながらも起伏があって良かった。
2327-896:2007/10/04(木) 01:23:46 ID:Dhm6LRQE
>>225
完全に騙されてしまいました、お見事GJですww

どうも、最近大学に岩崎みなみ(←本当にこう書く)がいることを知った7-896です。
ネタいかせてもらいます。
それにしても俺、最近投下しすぎな気が……?(´・ω・`)

『萌えってなぁに?』


 休み時間。私はいつものようにB組へと向かった。
 通いなれた道のり。1日に何回通っているか分からない。
 もう目を瞑っていてもたどり着けるだろう。
 ……っと、実際にやってみたら思いっきり扉に足の小指をぶつけた。
 マジ痛い。

「よっ、柊、ちびっ子」
 4人で廊下で談笑していると、日下部と峰岸がこちらに向かってきた。
「むぅ、ちびっ子言うなぁ」
 眉間に皺をよせ、ほっぺを膨らませるこなた。
 可愛い以外の何ものでもない。

「はっはっはぁ、ちびっ子ぉ……そんな顔されたら私、うおぉぉおぉおおぉおぉぉぉおおお!!」
 突然柱に頭をぶつけ始める日下部。
 ちょ、落ち着け。
「泉ちゃん、クッキー食べる?」
「へ?あ、うん、ありがと峰岸さん」
 隣では峰岸が、どこから取り出したのだろうか
 たぶん自作のクッキーをこなたに手渡していた。
 受け取ったクッキーをあむあむするこなたの頭に手を添えて、やさしく撫でている。
「ちびっ子ぉ、私まだ萌えってのがいまいち分からないんだけど」
 突然そんなことを言いだす日下部。おでこから血が滲んでいる。
「は?何言ってんのみさきち?」
「そんなわけで……なぁなぁちびっ子ぉ、これ着けてみてくれよ。萌えぇってやつ」
 そういいながらネコミミを取り出す日下部。おでこの怪我が治っている。
 ってかそんなものどこで手に入れた。
「ねこみみ?自分でつけてみればいいじゃん」
「自分でつけても分からないだろぉ?」
 そりゃそうだけどさぁ、と愚痴をこぼしつつも受け取ったネコミミをつけるこなたはいいやつだ。
 そしてネコミミをつけたこなたに萌え死にそうな私は困ったものだ。

「これでいいのみさきち?」
「ふぉおぉおおぉおぉぉぉおおお!!」
 窓ガラスを開けて飛び立つ日下部。そんなことをしても時間は遡れないと思う。
「泉ちゃん、ドーナツあげるね」
「あ、ありがと」
 いつの間に買ってきたのだろうか、ミ○ドのドーナツをこなたに食べさせようとする峰岸。
 ドーナツをはもはもするこなたのほっぺに手を添えながら、すりすりと摩っている。
2337-896:2007/10/04(木) 02:00:26 ID:Dhm6LRQE

「ちびっ子すげぇなぁ、私も萌えってのが分かってきた気がするよ」
「そ、そりゃどうも」
 いつもより縮こまったこなたは、やるせないのか声のトーンが低い。
 いつの間にか戻ってきた日下部は無傷だ。服に汚れすらついていない。

「なぁなぁ!!今度はにゃーとか言ってくれよ!!」
「えー?……にゃ、にゃー?」
 刹那。
 爆発音が廊下に響く。
 日下部が爆発したようだ。
 みさお何者。

「泉ちゃん、シュークリーム食べるよね?」
「う、うん」
 スカートの中から(物理的にそこに入るのはおかしい)雁○のシュークリームの箱を取り出し
 中から出した美味しそうなシュークリームをこなたに差し出す峰岸。
 シュークリームをうみゅうみゅするこなたのほっぺを、指でぷにぷにと突いている。

 つかさが直立不動の姿勢から、限界まで仰け反って『こなねこちゃぁああぁあぁあああん!!』とか奇声を発していた。
 不意にみゆきがトイレに向かって駆け出す。
 その横顔から、光る何かが零れた……
 光を複雑に反射させる球体の雫が、床に静かに落ちて爆ぜた。


 もちろん涙なんかではない。


「これが萌えかぁ」
 相変わらず傷一つついていない『たぶん日下部』が笑顔で立っていた。
 こなたは既に怯えきっている。
 可愛そうに、私が全力で慰めて上げるからね。
 取り敢えず抱きしめてからキスをして、耳たぶはむはむしてお尻ふにふにして……
 あ、こらつかさ離せ何をするやめろ行かせてくれ。
「ちびっ子ぉ♪その格好で写真撮ろう♪」
「うん」
 作り笑い。
 とても作り笑い。
 もう抗うことを諦めたようだ。
 流されるのも人生よこなた。
 こなたに近づいて肩を抱く日下部。
 向かい側ではいつの間にか、みゆきがカメラを構えている。
2347-896:2007/10/04(木) 02:01:41 ID:Dhm6LRQE

「はい、ちーずぉおぉぉおおぉおぉぉぉおおお!!やわらけぇえぇええぇえぇぇええぇえええ!!」
 いきなりこなたから離れた日下部は、全速力で廊下を走り階段から壮大に転がり落ちた。
 まぁ仕方ないわよね、始めてこなたに触れたら私もつかさもみゆきもこうなったもの。
 みんなこうなってしまうのは必然よね。たぶんきっとおそらく。

「いった〜、も〜なにすんのさみさきちはぁ〜……」
 いきなり離されてバランスを崩したのか、こなたが尻餅をついていた。床になりたい。
 そしてやっぱり体勢上、緑色のかわいらしいショーツが丸見えになっていた。

 みゆきが今までに見せたことがないほど真剣な表情でカメラのシャッターをきりまくる。
 『みゆきフラッシュ』とか叫んでいた。
 そして例のごとく眼鏡付近からもシャッター音、それから何かを録画しているような音も聞こえる。

「泉ちゃん、ケーキ食べよっか」
「ふぁ、ふぁい」
 明らかにさっきまでそこになかった大きなカートからケーキを取り出し、こなたに切り分ける峰岸。
 なぜか萎縮しながらケーキをはみゅはみゅするこなたをギュッと抱きしめ、頬をすりすりしている。
 ずるい。私と変わりなさい峰岸。
 ……こらつかさいい加減離しなさいよ。
 結局そのあとの休み時間は、絡み合う峰岸とこなたを撮るみゆき、という奇妙な光景で幕を閉じた。


 チャイムが鳴ったあと教室に戻ると
 日下部が何事もなかったかのように鎮座していた。
 峰岸からは未だに、甘いお菓子の匂いがする。
 既にこの2人からはある種(こなこな的な)の神々しささえ感じられた。
 末恐ろしい。
 これは用心せねば。


 でも一番用心しなきゃいけないのはこなた自身だ、なんて加害者の私が考えていた。



以上です。
間があいてしまってまっことすいません。

ついにこの2人も参戦させてしまった……
どうやって壊そうかなぁ〜なんて考えた結果
飼育員あやのと不死身さおが誕生しました。
235名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 02:06:05 ID:mkD+Lcs3
GJ!
やばいです、腹筋が限界です
変態が増えてもうなにがなんだかw
236名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 02:06:58 ID:lFROLBZ9
感染☆拡大


誰か止めろ、いや止めるなwww
237名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 02:17:13 ID:XZZLxYP7
GJw
四次元スカートを持つあやのにワロタw
一年生ズの参戦がとても楽しみですw
238名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 03:00:26 ID:1zWMrs7z
>>236
こなフェチ初期メンバーは悪性☆変異か、一年組にも浸食☆汚染しそうな勢いだなw
んで最終的には、こなた絶対☆包囲だな?w
239名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 03:01:15 ID:Lt5I6Qn9
みゆきフラッシュってw
なんかすごいカオスになってきたな
とりあえずGJww
240名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 03:41:30 ID:4EW66lyS
みゆきフラッシュwww
時報ですかwww
241名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 05:36:37 ID:TAf7bF7A
投下します。
柊姉妹の短編です。
242:2007/10/04(木) 05:40:04 ID:TAf7bF7A
「ただいまー」
「おかえり」
「あーお腹すいた。お母さん、今日のご飯何?」
「ビーフシチューよ」
「おおっ、シチュー」
「もうすぐ出来るから、着替えに行くついでにつかさも呼んで来てくれる?」
「うん、わかった」
 シチューかぁ。久しぶりだな。
 弾む足取りで階段を上る。
 でも、つかさが手伝ってないなんて珍しいわね。
 宿題でもしてるのかな。
 なんて思いながら、部屋のドアを開く。
「…………」
 思わず固まってしまった。
 だって。
 私のベッドの上には、毛布にくるまった……。
「…………」
 つかさが、いた。
「つ、つかさ?」
「…………」
 つかさは何も言わず、じっと私を睨んでいる。
 顔だけを毛布から覗かせ、三角座りで。
「どうしたのよ……そんなとこで」
「…………」
「もう、電気くらいつけたらいいのに」
 そう言いながら、つかさの横に腰掛ける。
「…………」
 つかさは相変わらず無言のまま。
 さてどうしたもんかな、と思っていると。
「…………」
 つかさは毛布をかぶったままもぞもぞと動くと、私にぎゅっと抱きついてきた。
「……つかさ」
 名前を呼ぶ私に、つかさはふるふると頭を振って返事とする。
 ……まったく、本当に甘えんぼなんだから。
 溜め息を一つ、私は言い直す。



 
243:2007/10/04(木) 05:40:57 ID:TAf7bF7A
「つーちゃん」
「……おねえちゃん」
 やっと口を開いた。
 でも、ちょっと擦れた声だね。
 私はつかさの頭を覆っている毛布を少しずらして、顕になった頭をそっと撫でた。
「……ごめんね、つーちゃん。寂しい思いさせて」
「…………ううん」
 さっきより小さめに、頭を振るつかさ。
「でも、日下部や峰岸も、私の大事の友達だからさ……」
「……つかさより?」
「つーちゃん……」
 そんな、悲しげな声を出さないでよ。
 そんな、潤んだ瞳で見ないでよ。
 こっちまで、もらい泣きしそうになるじゃない。
「ばかね……つーちゃんは私の大事な大事な妹。比べたりなんか、できないって」
「本当に?」
「本当よ。お姉ちゃんが今まで一度でも、つーちゃんに嘘ついたこと、あった?」
「…………ない」
「でしょ?」
 ようやく落ち着いてきたのか、つかさの表情に安堵の色が浮かぶ。
「おねえちゃん」
「ん?」
「つかさのこと、すき?」
「当たり前でしょ」
「……つかさも、おねえちゃんのこと、すき」
「うふふ、ありがと。つーちゃん」
「えへへ」
 やっと、笑顔になったね。

 ――つかさ。

「さ、下に行こう。今日はビーフシチューだってさ」
「わあい、私シチュー大好き!」
「ねえ、つかさ」
「何? お姉ちゃん」
「手、つなごっか」
「うん!」

 握った手と手は、絆の証。
 私とつかさの、絆の証。




 完
244名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 05:48:15 ID:TAf7bF7A
以上です。何故だか無性にかがみに甘えるつかさを書きたくなりました。

>>243
9行目訂正です。 ×私の大事の友達→○私の大事な友達
245名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 07:19:51 ID:fwOlLGBF
半日見てなかっただけなのに何だこのラッシュは…!!
まとめてで申し訳ありませんが皆さんGJ!!
さて、私もそろそろ頑張らにゃー
…しかしこなかがが食傷気味と言われたので、いつ投下しようか…
まだ完成もしてないんだけどねっ
246名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 07:29:00 ID:yPLZTAYM
>>245
俺はいつでもこなかがを待ってるんだZE☆
247名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 07:57:57 ID:/yg/MXqP
こなかがにあるあるネタにミスリードに姉妹愛、そして真打ちの壊れネタ……。
今朝も職人諸兄にぐっじょぶ!
248名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 10:51:06 ID:9bgKy8hs
ラッシュすげえですなあ。GJ!
249名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 12:34:29 ID:WATXuZI/
会話文のみのちょっと異色な非エロです。
読んでいただけたら幸いです。3レスいただきます。
250kiss (0/3):2007/10/04(木) 12:35:58 ID:WATXuZI/

……
………



「ねぇかがみ?」
「ん?」
「今日は『アレ』しなくていいの?」
「な、なによ、それじゃいつも私が誘ってるみたいじゃない……」
「ん〜、でもそれって事実だし……」
「う、ううううるさいっ! 最近ちょっとしすぎな気がしてたから我慢してたのに……」
「『しすぎな気がする』じゃなくて、『しすぎ』なんだよ、かがみ」
「そ、そんなに私って節操ないかなぁ……?」



「……だから、今日は私から、ね?」



………
……



「kiss」



……
………



「はぁ……泉さんの仰っていた通りになったのか……
 単に魅力が無かったのか……結局高校三年生になった現在もフリーですね……」


「はっ、いけません……こんなことを考えている場合では……。
 しかし、いつか殿方と唇を重ねる日は来るのでしょうか……こんな風に……」


「みゆきー? 入るわよー?
 って……ぷぷ……なにやってるの唇なんて突き出して……ひょっとして、キスの練習かな?」
「お、お母さん!! あ、あの、これは……その……」
「いいのよ、隠さなくても。
 みゆきも年頃の女の子ね〜……ぷぷぷ……」
「ま、待ってください、お母さ〜ん!」



………
……
251kiss (2/3):2007/10/04(木) 12:37:07 ID:WATXuZI/

……
………


「すー……すー……」



「むにゃむにゃ……お姉ちゃん……」






「つかさー? ご飯よー?
 ……まったく、この子は幸せそうに寝てるわね……枕なんかとキスしちゃって……
 ほら、起きなー? お母さん達、待ってるわよ〜」




………
……






……
………



「うーん……キスシーンって難しいな〜……どうも唇が上手く描けないんだよね〜……」
「Mmm……もっとコウ、Sexyなカンジでス! コウでス! コウ!」
「おおー、パティがやるとやっぱり映えるね〜。ううーん、なるほど……こんな感じか……」
「それと、ジッサイにしてみるトいうのもジョウタツへのチカミチでスが……」
「じ、実際に?」
「Yes! ナニゴトもジッセンあるのみでス! というわけでヒヨリ? Let's tr〜y♪」
「えっ、ちょっ、パティ、待っ、わわわわっ、や、優しくお願いするッス、あンっ――」



………
……
252kiss (3/3):2007/10/04(木) 12:38:07 ID:WATXuZI/

……
………



「……ゆたか」
「なーに? どうしたの、みなみちゃん」
「キスって……どんな感じだと思う?」
「えっ、ききき、キス!?
 う、ううーん……したことないからなぁ……。よくわかんないや……。でも突然どうしたの?」
「ううん、言ってみただけ……。私もしたこと、ないから……」
「そう、なんだ……」



「なら、私としてみる……? なーんて……」
「!!」
「あ、あははっ、冗談だよ冗談っ。
 変なこと言ってごめんね。私なんかとキスするの、嫌だよね」





「嫌じゃ……ないよ」


「えっ……?」


「ゆたかとキスするの……私は嫌じゃないよ。
 むしろ……私はゆたかと……」
「ちょっ、ちょっと待ってみなみちゃんっ!」
「ゆたか……?」
「ご、ごめんっ、少しドキドキしちゃって……。ホントに……私としてもいいの……?」
「うん……私は、ゆたかがいい……」
「みなみちゃん……」




「大好きだよ、ゆたか」




………
……
2539-727:2007/10/04(木) 12:39:09 ID:WATXuZI/
これで終わりです。
タイトル通りそれぞれのキスを書いてみました。
背景組はみさおがイマイチ思い浮かばないのと、
あやのが単なるラブラブカップルになるだけなので断念。
読んでくださった方、ありがとうございました。
254名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 13:31:19 ID:4EW66lyS
GJ!
携帯で見ると一瞬ワケワカメwww
255名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 16:21:50 ID:fwOlLGBF
18-306です。
小ネタの方が先に出来たので。
※壊れネタ注意



―結婚式は全ての乙女達共通の夢である―

「皆は結婚式をこうしたい、とか理想ってある?」
いつものように昼休み四人で喋っていると、そんな話題になった。
「…泉さん」
「なに?」
「オランダに行きませんか?」
何を言ってるんだみゆき。…あ、同性でも結婚出来るからか。
「?別にいいけど、いきなりなんで?」
「いいけど」の部分しか聞いてないだろうみゆきの
体がぐらりと傾いで、椅子にもたれかかったまま動かなくなった。
…あれ?なんだかみゆきの上にフ〇ンダースの犬のラストシーンに
出てるような天使が見える。
召されてる!召されてるぞみゆき!!
…まあ、いつもの事か。
どうせこの世にこなたがいる限り、何度でも甦るだろうから
放っておく事にする。
「つかさは?」
こなたもつかさも慣れたらしく何も突っ込まない。
「んー…とりあえずドレスの生地はベルベットにして。Aラインの(ry」
妄想の中でそれを着ているのはつかさじゃないに違いない。
「へぇー詳しいね、やっぱり女の子らしいねつかさ!」
本気で感心したらしいこなたが、最上級スマイル
という名の核弾頭を撃ち込んだ。
うぉ!まぶしっ!!
直撃を喰らったつかさが鼻から赤い液体を撒き散らして倒れた。
今日の鼻血要員はつかさみたいだ。
「かがみは?」
「そうね、私は神前式でも披露宴でも構わないけど、その前に
お互いの親に挨拶から始めないといけないわね。
という事で、今日おじさん…いや、お義父さんの所にいってもいい?」
「…前後の文が繋がらないような気がするんですが…」
256名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:03:00 ID:PB6y/pyt
拙い文章ですが、投下させていただきます。
男視点のギャルゲみたいな話になってます。非エロ。4レスくらいです。
眠い中書いたので文章がおかしくなってるかもしれませんが…。
257名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:03:53 ID:PB6y/pyt
突然だが俺は恋をしている。
俺が誰かだと?そんなことは些細なこと。今深く語る必要はない。

…まぁ強いて言えば、ごく一般的な高校生だ。コスプレ喫茶でバイトしていることを除けばの話だが。
コスプレ喫茶と言っても究極的には喫茶店であり、男の俺が働いていても問題はない。別にコスプレするわけじゃなし。

本題に戻ろう。俺は同じバイト先に勤めている「彼女」に、恋をしてしまったわけで。

「コナタ、これはドコのテーブルですカ?」
「あぁ、それは3番。手が空いたら6番にオーダー取りに行って〜」
「OK、了解デース!」

栗色のショートヘア、透き通るような青色の瞳、天真爛漫な性格。

俺は彼女、パトリシア・マーティンに、恋をしてしまった。

「オゥ、それは本当デスか!?」
「ごめんよパティ〜。明日はかがみたちと遊ぶ約束があるんだったよ〜」

仕事が終わり、つかの間のくつろぎを享受している俺の耳には、そのような会話が流れ込んできていた。

「それじゃあ明日ワタシはどうすればイイのデスか!」
「ほんとにごめん!別の日じゃダメ?」
「ダメデス!一流のオタクである以上、発売日に店頭でモノを買うのは至極当然なのデス!特典ゲットデス!」

異様に流暢な日本語を聞きながら、オタクに一流も二流もあるのかね、とか考えた。

「んむぅ〜…。ならば別の人を誘って行ったら?ひよりんとか?あ、ゆーちゃんは?」
「ヒヨリは原稿がヤバイと言ってマシたし、ユタカは、休日くらいちゃんと休ませてあげたいデス。」
「そか…一人で行くってのは?」
「オンリーガールでショッピングはベリー寂しいデス!!」

ああ、そういう話か。

「うぐぅ…ならばどうしたものやら。…お?」

いかん、泉先輩がこっちを見ている。めっちゃ見てる。いや待て落ち着け、本当に俺を見ているのか?俺の後ろの誰かを見ているのでは?
って俺の後ろ壁だぜおい。そして近づいてきたよ泉先輩。すげーニヤニヤしてる、嫌な予感しかしねぇ。
258名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:04:43 ID:PB6y/pyt

「そういうわけさ。」

どういうわけだ。聞いてたのバレバレってことですか?

「パティの買い物、付き合ってあげてくれない?」

なんと驚き、過程を吹っ飛ばしていきなりデートのチャンスが舞い込んできたではないか。

「どうせ暇なんでしょ〜、モテない学生君♪」

本当のことだがモテないとは失礼な。自分だって浮いた話無いくせに、と思ったが、さすがに黙っておいた。

「いや、まぁ、暇ですけど、そこはほら、本人に聞いてみないと。」
「本人が良ければいいんだね?」
「…はぁ、まあ、別に構いませんが。」

願っても無いチャンスですから!なんて言えない。

「決まり!パティ!一緒に行ってくれるってさ!」
「本人が首を縦に振らない限り決まってませんって。」

ここでその本人に嫌な顔でもされたら、俺のハートは粉々に砕け散り、この恋は瞬時に風化してしまっていただろうが、

「オーゥ、ホントデスか!?一緒に行ってくれるんデスか!?」

彼女は嫌な素振り一つせず、むしろ欲しいものが手に入った子供のように目をキラキラ輝かせていた。

「えっ、ホントにいいの?俺なんかで。」
「オフコース!いつもお世話になっているお礼がデキマスね!オタクのいろはを叩き込んでさしあげマスヨ!」

半分嬉しく、半分迷惑。

「デハ、予定を送りたいノデ、一応メールアドレスを教えてくれマスカ?」

メルアドまでゲットしちゃったよおい。横で泉先輩がニヤニヤしてるけど、そんなこと最早どうでもいい。
心臓の鼓動が加速していくのを感じつつ、さくっとアドレス交換をした。

「OKセンキュー!それじゃ明日、ヨロシクお願いしマスネ!デハ!」
「あ、うん、お疲れ様。」
「うふふふふふふ…またに〜。」
259名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:05:48 ID:PB6y/pyt

何を笑っているんだこの先輩は?ぴこぴこ動くアホ毛が微妙にうっとうしく感じてきた。

「いや〜よかったじゃん。デートの約束できて、メルアドまでわかっちゃって…。」
「ででででデートって、別にそういうアレではないでしょう!」
「いやいや、もう完全にそういうアレだよ、フラグだよ、個別ルート突入だよ。」
「意味がわかりません。」

この人の友達はいちいちツッコむのに色々大変なんだろうな。

「しかしよかったね、念願叶って。」
「…念願って、どういうことですか。」
「ん?好きなんじゃないの?パティのこと?」

今、この人、なんて言った?
なるほど、要するに、バレてたのね?
…って、マジですか!!俺の心の内はこの人にはお見通しだったってことですか!?

「なななななんの話でショウカ?」
「ええい隠すな若人よ。私には隠し事なぞ無駄であろうぞ。」

なんでこんなふざけた人にバレたのか、過去の自分を責めざるを得ない。

「そ、それで、だったら何なんですか。」
「ん?別に。ただ応援してあげよっかなって。」
「応援て。」
「だってさ、パティの事どれくらいわかってる?好きなアニメは?漫画は?食べ物は?スリーサイズは?気になるでしょ?」

確かに何も知らない。気になる。特に最後。

「私はぜ〜んぶ知ってるんだよ〜。教えてあげてもいいんだケド〜」
「けど、何ですか?」
「経過報告。それだけでいいよ。」
「それだけでいいんですね?」
「イエス、マイロード。」
「…わかりました。じゃあ、何卒よろしくお願いします。」
260名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:06:18 ID:PB6y/pyt

なんか不安だが、背に腹は変えられん。

「ふっふっふ、任せておきたまへ〜。とりあえず明日の作戦の要綱を伝えるから、メルアド。」

先程と変わって、この人とのアドレス交換は微妙に不安だ。

「よし、んじゃ夜まで待っててね。」
「…はぁ。」

とりあえず、さっさと帰って服選んだりしなきゃ、と思い、俺はバイト先を後にした。

その夜、風呂から出るとメールが二通届いていた。

一通目はパティから。
『明日は、10時に糟日部駅に集合!よろしく!』
10時ね。8時には起きて支度しないとだな。
とりあえず『了解、よろしくお願いします』と返信しておいた。

二通目は…うわっ、泉先輩か。
『オペレーション・メテオ 作戦要綱』
題名からして絶対楽しんでるなコレ。
以下、パティの目的の品、向かう予定の店についての情報が綴られていた。

その後は、服を選んだり、件のゲームの中身について予習したり。
…なるほど、案外普通のアクションゲームのようだ。男同士がイチャつくような内容だったら大変だったろう。
色々考えていたら携帯が鳴った。って、また泉先輩か!
『一応コンドーム持って行ったら?』
「…ねーよ。」
準備があらかた整ったので、『寝ます』、とだけ返信し、部屋の電気を消した。
緊張して、案の定眠れなかったけども。
261名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:11:47 ID:PB6y/pyt
以上です。改行多くて逆に読みにくいかもしれません。
タイトル忘れてましたが、「太陽みたいなあの子(1)」でお願いします。(2)があるかはわかりませんが…。

男の心理描写が適当だったりパティはゲーム予約しないのかとかこなたオッサン思考じゃんとか
細かいところはあまりつっこまないでください。
262名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:24:04 ID:Vt1EUKuh
あんまり書きたくはないんだけどさ、
作品を投下していただくのはとても嬉しいんだけどさ、
みんなもうちょっと間をうかがおうよ
人ってのは間をおいてこそ「人間」なんだから

作品が出来上がってすぐ見てもらいたいのは分かるんだけど、
ちょっと生産過剰じゃないか?
263名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:32:47 ID:fwOlLGBF
すみません!
もうちょっとしてからの方がよかったですね…
今後気をつけます!
264名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:35:03 ID:a6iTLjLq
俺もそう思う
今みたいな感じですぐ投下されると余韻?みたいなものを楽しめないし
感想も書きにくいと思うんだ


こういうかたい事はともかくGJ!
265名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:48:23 ID:tKdmithc
>>264
同意

流石にネットワーク管理者にばれる危険性を冒してまで閲覧は出来ないんで
スレを見るとなるとPDAでコソコソやるか、仕事が終わる夜かの2択なんだ
流れが速いのが悪いってわけじゃないけど
半日前の作品へのレスが亀レスになるこのスレは異常w もちろんいい意味で

このスレのすべての書き手の方々、皆さんGJです
266名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 18:45:14 ID:5s9bMeAD
まあ俺も同意
空気読んで投下しような。次から。
267名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 19:03:50 ID:Dhm6LRQE
最低8レスくらいあけるのがいいかもですね
268名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 19:09:51 ID:qKjMElPH
んー
投下時間を空けるのは勿論賛成だが、投下時間を見る限り
問題ないように見えるんだが

GJがいくつ付くまで待つ、ってのも変だし
269名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 19:11:09 ID:+TgZMuwW
あんまりカリカリしないでゆる〜く行こうヨ
270名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 19:24:32 ID:QHU1AJds
>>255
み、みゆきーーー!!(゚Д゚;;)
……しかし、なんですな。
壊れネタになると、本編の空気っぷり(スマ)が嘘のような活躍を見せるみゆきにワロスw

>>268
たしかに、時間を見るとかなり空いてるし、「問題なし」に一票。
このスレにしては珍しく間が空いたけど、YahooBBの全板規制のせいかな?

>>261
ようこそいらっしゃいませ。GJの言葉とともに歓迎します。
書き方とか投下のしかたとか、かなりの手慣れの方とお見受けしましたが如何。
……ところで、ローカルルールで恐縮ですが、オリキャラが登場する場合、はじめに
その旨を記載いただければありがたく思います。(好まれない方もいますので……)
ともあれ、続編楽しみにお待ちしてます。
271名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 19:35:10 ID:Dhm6LRQE
>>255
見逃してました(´・ω・`)
俺とはまた違った壊れネタありがとうございます。
壊れネタばかり書いてる者としては他の人のを見るのはなんだか新鮮です。
272名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:05:05 ID:PB6y/pyt
あいやー、自分の投下したブツのせいで変な空気になっちゃってますね…。
確かに少しくらい間を空けてからの方がいいかもですね。
申し訳ありません…テンプレにも書いてなかったもんで。配慮が足りなかったですね。

とりあえず、いつものゆるゆるな空気に戻ってください(´・ω・`)
273名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:24:06 ID:YzZpP3Au
「ふーん、なんていうか贅沢な悩みね」
「まったくだヨ。わたしはガンガン投下されてガツガツ読みまくるのもいいと思うけどなー」
「読者的にはそれも本音の一つだと思うんスけど、作り手側からすると感想があるのとないのとではやっぱりモチベが変わってくるもんッスよ?」
「うーん、そうかもねー。わたしもお弁当作った時『美味しいね』って言われると嬉しいもん。次も頑張ろうって思うなぁ」
「受け取るだけでは伝わらない想いがありますからね。特に、このような文字を打ち込む以外伝達手段が無い掲示板では。
ありがとうとお疲れ様の意味を込めた『GJ』、そして一言感想を添えるのが円滑なコミュニケーションに必要かもしれませんね」
「それもそっか。楽しませてもらってるんだしね。
それにいつか自分も書く側になるかもしれないんだから、お互いの事を考えられるいい雰囲気の板にしたいもんね。
ってわけで〜皆GJ!」
274名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:28:39 ID:VHbaqvpP
>>273
なんという見事なまとめ
俺、感涙w
27514-208:2007/10/04(木) 22:54:05 ID:I1k3h3Kv
>>273
NM!(←Niceまとめ!の略らしい)

皆さんに質問なんですが、自分には作りかけのSSが二つありまして。
一つは黒つかさ物で、もう一つはこなかがなのですが、両方8割方出来ている場合、皆さんはどちらを先に見たいですか?
……と言っても、期待されるほどの文才はありませんが……参考までに教えていただけるとありがたいです。
276名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:57:32 ID:XZZLxYP7
俺は久々に黒つかさが見たいかも
277名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 23:10:07 ID:u4zAKt6Y
最近黒つか見ないからそっちを
2787-896:2007/10/04(木) 23:23:10 ID:Dhm6LRQE
俺も久々に黒つかさでも見てみたいです。

そして小ネタ的な感じで書き込みます。
自分の書く変態がこのスレで定着(?)してきたところで
いったい本編に沿ったキャラと比べると、どのくらい変態なのか検証してみることにしました。
拙作『たいむ・まっすぃ〜ん』との比較です。


『タイムマシン』

「ねぇみんな、もしもタイムマシンが存在したら何したい?」
 突然そんなことを言い出すこなた。
 ちなみにさっきまで話してた話題は『たいやきって頭としっぽどっちから食べる?』というものだ。
 なんの脈絡もないわね。
「なによいきなり。なんかのアニメネタか?」
「ちなみに私は、いろんな限定版を片っ端から手に入れたいなぁ♪」
 聞きなさいよ。
 ってか本当あんたらしい『やりたいこと』ね。
「ねぇねぇつかさは?」
「私?え〜っとねぇ……この前すきやきで私お肉ほとんど食べられなかったから、あの時に戻って、私を応援したいかも」
 そういえばそんなことあったっけ。
 確かにあれは可愛そうだったわよね……
 私ももうちょっと残しておいてあげればよかったかもしれないわね。
 というか応援するだけってのが、つかさらしくて可愛いわね。
「ゆきちゃんは何がしたい?」
「そうですね……平安や鎌倉、江戸時代を実際に肌で感じて、昔の文化というものを学んでみたいですね」
「なるほど、みゆきさんらしいね」
 ほんとにね。
 みゆきにとってはそれが一番やりたいことなんだろう。
「かがみは何したい?」
 こなたが椅子を前後に揺らしながらたずねてきた。
 なにか期待してるようだけど、そういうのは私の役目じゃないでしょ。
「そうねぇ……昨日に戻って、昨晩の私にポッキー食べないように注意したいわね」
「……増えたんだ」
「……うん」
 なんで、食べちゃったんだろう。
 あぁ、昨日の私が恨めしいわ……うぅ。


以上
うわ……全然違う……
平和なのはいいことなんだけれど……なんか自分で書いててつまらなかったです(´・ω・`)
そしてこれみると、やっぱりみゆきが一番上昇率凄まじいと思う。
大人しすぎる……
279名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 23:30:11 ID:bz2iVvZt
>>278
なんということを……あなたのせいで変態キャラでないと物足りなく感じる体になってしまった。

Nice hentai.
280名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 23:31:31 ID:XZZLxYP7
>>278
GJ!
ついにこんなのみゆきじゃないと思ってしまった俺は末期orz
28114-208:2007/10/04(木) 23:43:11 ID:I1k3h3Kv
>>278
『たいむ・まっすぃ〜ん』と思わず見比べちゃいましたよ……。
きっとたいむ・まっすぃ〜んのこなたは『限定版とかもういいから、hentaiのいない時代へ!』とか切実に願ってくれるに違いない(笑)
上手くいけば、人として袖が触れている時代へ……。(注・他作品です)

それと、さっきのアンケートに回答ありがdです。
黒つかさ、今日明日くらいにうpしますので〜。
282名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 23:50:14 ID:a6iTLjLq
それは鼻血みゆきのせ(ry

たまには普通のもいいですね
283名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 00:25:01 ID:VtDmsVKX
かがみ「どうしたの、こなた?」
こなた「ギャリソンが逝っちゃった……(T_T)
    破嵐万丈もレイカもいないし、もうダイターン動かせる人いないよ?」
かがみ(……。)
284名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 00:31:52 ID:APzRvNVK
遅いなこなた。
285名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 01:01:31 ID:P2pixkzH
で、結局今日投下されたのは2作品と1レスの小ネタ2本だけか

んー、なんつーか、空気とか間とかいう、人によって受け取り方ちがう
ものを基準にするとみんな萎縮しちゃうと思うんだがな?

どうしても投下ペースを制御したいなら、夜は一時間もしくは
8レス開くまで控えるとか、いっそローカルルールに決めておいた方が
いいんじゃないかと思うよ
286名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 04:16:50 ID:eAETzUfC
今日は京アニ様の別なアニメで皆盛り上がってたんじゃね?
287名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 05:48:17 ID:Bv1pRDwI
ドラゴノーツのほうかも知れん。
288名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 10:04:07 ID:t6QdTk8O
2作品と小ネタ2本って十分多いだろ…常孝…
289名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 12:52:25 ID:bXiDfNo0
一回流れた話題をほじくり返しちゃらめぇ
290名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 13:06:59 ID:SvbGkCn/
ところで、こなたってPCやネットワークに関するスキルはどれぐらいあるのかねえ。
・ピクトチャットのための無線LAN環境ぐらいは構築できる
 (原作でかがみに「私がいろいろ教えてあげるから元気出しなよー」と言っている)
・「しかるべきトコにつっこんでる(せいか、9割以上がSPAMメール)」
 (まさか、WAREZとか違法DLサイトじゃあるまいな?)
・ネットワーク関連のサービスには精通
 (少なくともmixiはやっている@原作)
・PCの内蔵周辺機器(ドライブ類)が変わっているような描写あり?
 (@原作…初期と最近で構成が違うとかなんとか。今会社なんで確認できずorz)

ビデオの配線もわからない、みたいな機械オンチじゃないのは当然として、
かといって、ヤバイことしてる割には脇が甘いところがある(「しかるべきトコ」に本メアド入れたり)。
クレカ決済でネット通販やってるみたいだけど(@原作)、セキュリティ設定は万全なんかな?

なんとなくだけど、自分で筺体開けて改造したり、PCがトラブった時に自力で問題切り分けて
解決できるような、それぐらいのスキルは持ってそうな気がする。
(そうじろう頼りなのかもしれんけど…)
291名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 13:07:05 ID:ZfeDQy6L
ほじくりかえすってなんかエr(ry)
292名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 13:43:44 ID:8sGs84FY
んー、IEで2chみてたり、いまだにビデオ録画してたりするくらいだから、
意外と詳しくないんじゃないかなぁ

技術関係はどうでもよくって、ソフトのことしかみてないって印象
ごくごく一般的なパソコン持ってるオタク程度だと思う

違法DLは…原作でしきりと某動画サイトに言及してるから、否定できんなw
293名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 15:41:25 ID:Z4UGE0LP
>>292

「いまだにVHS録画」は、機械に疎いというより財政上の問題(だった)な気はする。
DVDレコーダをあきらめたのも、「どうせ録っても見ないようになるから」であって、
「使いこなせないから」って感じじゃなかったし。

でも「分厚いケータイの取説を読むのが面倒」みたいな描写もあったから、
「なんでも試してみる」タイプの機械オタではないな。
294名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 16:01:34 ID:bG3Skfam
まぁIEで2chについてはどうなんだろ
確かに専ブラだとメリット大きいけどこなたの生活リズムから考えると、
それほど長時間頻繁に2chには行ってないと考えられるからIEで十分、とも考えられる
295名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 17:49:31 ID:lckvLuJt
>>294

専ブラの画面描いても普通の視聴者にはわからない、というのもあるだろうね。
つまり演出。
296名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 18:03:22 ID:sAuxOBAW
個人的に公式がアレだから
firefox使ってんだと思ってた
297ぶーわ:2007/10/05(金) 18:59:56 ID:UR3xht2b
人として袖が触れている>>40-46の続き投下します。
いい加減終盤なのにパソコンないのが、辛いです。
↓6レス拝借します
「こなた……お姉ちゃん?」
「ゆーちゃんっ、大丈夫っ!?」
 みなみちゃんの腕の中のゆたかちゃんに駆け寄るこなたの声が、辺りに響く。
 事態は今……確実に悪化しつつある。
 耳をすませば聞こえてくるのは、雑色の騒ぎ声。
 どうやらここもすぐに安心出来る場所じゃなくなるらしい。
 ああもう、タイミングがどうこう言ってる場合じゃない!
「ちょっと、あんた達!」
 茂みから立ち上がり、声を張る。
「げっ……」
 それぞれの視線が私に集まり、約一名の顔が渋る。
 この野郎、人がわざわざ迎えに来たってのに!
「すぐに人が来るわ、急いでこっちに!」
「……」
「きゃっ!」
 雑色の騒ぎ声が耳に届いたのか、頷きゆたかちゃんを抱き上げるみなみちゃん。
 さながらお姫様抱っこ……いいなぁ、夢よね。女の子の。
「ほらっ、あんたもっ!」
「んぎゃっ!」
 こなたの元まで駆け寄り、耳を引っ張る。
 同じ叫び声でも、これだけ違うもんかね。
 もっとゆたかちゃんみたいに可愛く叫んで欲しいところね。
「この先にね、人が近寄らない邸ってのがあるらしいの」
 まぁひよりに聞いたんだけどね。
 そこで落ち合おう、というのがひよりの提案。
 誰かの邸らしいけど、なんで人が近寄らないんだろ。
 ひよりの名前を出せば、厄介事は引き受けてくれるとか……おいおい、危ない邸じゃないだろうな。
 でもそこに向かうしか今はないか。
 はぁ……とんだ誘拐犯の一味ね。
 ええと、確か竹林から邸とは反対方向に……。
「そ、そっちはっ!」
「?」
 その時、声が聞こえる。
 みなみちゃんの腕の中の、ゆたかちゃんから。
「ゆーちゃん、どうかしたの?」
「ゆ、ゆいお姉ちゃんがねっ、そっちは行っちゃ駄目だって……」
 ……本当に危ないらしい。
 でもそれなら逆に安心なのか?
 うーむ。一体何が……。
「そっちはね……で、出るって!」
 顔が熱で真っ赤になっているが、必死に声を振り絞っているゆたかちゃん。
 出る?
 犬か何か?
「青い眼の……栗色のお化けが!」
 ……。
 お化け、という単語も可愛らしいが、今は置いておこう。
 ああ、でも了解。
 理解した。
 そういうわけね。
 考えたじゃない、ひより。



「ゆーちゃん、具合どう?」
「うん……少し、落ち着いた」
 小さい邸の狭い一室
 そこに寝ているゆたかちゃんの顔を、こなたが覗き込む。
 にしても……本当に狭い。
 でもここに居るだけで、雑色の追っ手は来ないのだから我慢すべきか。
 それでも問題はまぁ、一つも解決してないわけなんだけどね。
「はぁ……どうしよ」
 思わずため息が漏れる。
 問題は山積みだ。
 しかも今夜中にこの問題を解決しないと、明日になれば今度はこなた姫消失事件だ。
 ああ、つかさじゃ誤魔化しきれないだろうなぁ。
「ごめんなさい……私の所為で」
 ゆたかちゃんが申し訳なさそうに謝る。
 しまった、ため息が聞こえたか。
「……」
「あっ……」
 するとまた、慰めるようにみなみちゃんがゆたかちゃんの頭を撫でる。
 だからそれ逆効果だっつの!
 顔赤っ! 熱っー!
「Oh! レッドスネークカモーンネーッ」
 そうそう、こう笛を……ってんな事言ってる場合かい!
「お水、持って来ましたヨ」
「ええ、ありがと。悪いわね……こんな夜中に突然」
 戸を開けて現れた女性から、水を受け取る。
 彼女のおかげで、今この綱渡りが何とかバランスを保っているところ。
 それなのに、こなたやゆたかちゃんは怯えてるけど。
 まぁそうよね。私もまさか、この人まで居るとは思っても居なかった。
「いいデスヨー、ヒヨリの友人の頼みデスしネ」
 パトリシア・マーティン。
 ゆたかちゃん曰く、青い眼の栗色お化け。
 綺麗な金髪碧眼も、この時代では畏怖の対象でしかないのが少し残念。
 彼女が現れてからこなたもゆたかちゃんも、身構えてるし。
 みなみちゃんは……よく表情が読めないけど。
 ちなみにひよりは道に迷って彼女と出くわして、意気投合したらしい。
 ……あまり知られていないが、この時代にも異国人の居住がなかったわけではない。
 博多などの玄関口付近には、専用の居住地が存在していた。
 まぁでも渡来人の活躍となると、鎌倉時代以降になるのかな。
「カガミは怖がらないんデスネー、ヒヨリでも最初は駄目でシタヨ?」
「あー、まぁ。特にそういうのは気にしないから」
 そういう事にしておこう。
 どうせそれも、月夜の間だけだけなんだけどね。
 あぁそうだった、早くこの問題を解決しないといけないんだった。
 はぁ……早く来ないかな、ひより。
「マーマー、チャガシでも食べて落ち着きマショー」
 と、パトリシアさんが何かを差し出す。
 チャガシ……茶菓子ね。
 そうね、小腹も空いてた所だし。
「ええ、ありがとう。ほら、こなたも」
「ひぅっ」
 と、茶菓子の乗った皿を渡そうとするが、さらに身構えるこなた。
 よく見ればゆたかちゃんも。
 ああそっか、まだパトリシアさんに慣れてないのね。
 でもさっきから、こなたの腹の鳴る音が聞こえてるけど。
 それがパトリシアさんの耳にも入ったのか、笑顔で茶菓子をこなたに進める。
「ほーらお団子デスヨー、甘いデスヨー」
「お、お団子……」
 その茶菓子に釣られ、フラフラと誘い出されるこなた。
 食欲が恐怖心を凌駕したのか……情けない。
「こ、こなたお姉ちゃんっ! 罠だよ! 毒だよきっと!」
「わ、罠っ!?」
 ゆたかちゃんの声に我に返るこなた。
「Oh、罠じゃないデスヨー。カモーン、レッドスネークカモーンネー」
 もうそれはいいっつの!
「毒なんか入ってるわけないでしょ、馬鹿言ってないでさっさと食べなさい」
「むぅ……」
 私に指摘されたのが気に入らないのか、眉間にシワを寄せたまま茶菓子の乗った皿を奪う。
 まだ私のことは、許してくれてないらしい。
 くぅ、有耶無耶にはならないかさすがに。
 ほら、独り占めしないの!
「みな……貴方もどうぞ」
 無言の君にも差し出すと、頷き受け取ってくれた。
 思わず名前で呼びそうになるも、何とか修正。
 危ない危ない、またややこしい事になる所だった。
 ってゆーかみなみちゃん、何でまだ居るんだろ。
 やっぱゆたかちゃんが心配なのかな? 傍から離れないし。
 両想いですか、はぁー痒い痒い。
 でもまた違和感……というかなんというか。
 それなら何で手紙の返事、書かないんだろ。
 そうだ……忘れてた。
 それの所為でこなたは抜け出したんだっけ。
 この事件の発端は、そう……それだ。



 茶菓子でお腹も一杯になったのか、こなたとゆたかちゃんの寝息が聞こえてくる。
 さすがに子供には深夜は辛かったか……って確か同い年なはずなんだけど。
「Hum、ちっちゃい子供の寝顔はガンプクデス」
 と寝ているこなたの頭を撫でるパトリシアさん。
 先程からそれを狙ってたらしいが、近づくだけで威嚇されていたので無理だったらしい。
 そしてこなたで満足し足りないのか、ゆたかちゃんにも手を伸ばそうとする。
「……」
 が、間にみなみちゃん。
「こ、怖いデス! 狩人の目デス! トゥーンデース、カガミボーイ!」
 誰がボーイだ! 勢いで喋んな!
「Shit、いいデスっ。カッガーミ↑を撫でますカラ」
 私を撫でてどーすんだよ!
「はぁ……ちょっとぐらい撫でさせてやってよ。いいでしょ、部屋まで借してくれてるんだから」
「そーデス! ウヤマイタテマツルべきデスヨ! 常考ッ!」
 私の後ろに隠れながら叫んでる。
 あぁ……疲れてきた。
「……」
 みなみちゃんも散々渋い顔をするが、なんとか道を開けてくれる。
 まぁ撫でるくらいいいでしょ。
「Oh、キュート……キューティ……キューティクル」
 ……と思ったけどさすがに手の動きが怪しいな。
 何処のラ・マン・ドゥ・デエスだよ。
 鼻血と涎で顔がすごい事になってるし。
 ……まぁ、いっか。
「良くないッスよ!」
 と、そこで耳を声が劈き、戸が開く。
 ようやく、要の重要人物がご到着らしい。
「チッ……Oh、ヒヨーリ。待ってましたヨー」
「……危なかったッス。もう少しでゆたかがパティの毒牙にかかるとこっした」
「酷いデスヒヨリ! スクデイの最終回より酷いデース!」
 見たんか! お前見たんか!
「Mum、こんなジュンシンムクなヲナゴを捕まえて何てことヲ言うんデスかヒヨリは」
 純真無垢な女子は舌打ちなんかしないんですけど。
「先輩にも迷惑かけました。感謝してますっ」
 そんなパトリシアさんを無視して、私に頭を下げるひより。
「いいわよ、こなたも見つかったしね……それより、どうするの? これから」
「いやぁ、自分も今何とか抜け出せた状態でして」
 ゆたかちゃんの隣りに座り、そっと頭を撫でてやるひより。
 ようやく安心したのか、笑顔がこぼれる。
「うーん。ゆい様には悪いけど、こりゃもう少し寝かせたほうがいいッスね……熱があるのに無理はさせられないッス」
 そうね、でもそれで何とか事態は収拾かな。
 あとはこなたを起こして引っ張って帰るけどね、熱なんかないし。
「っつーわけでパティ、朝まで部屋借りてもいいッスか?」
「もちろんデスヨー、今ならソイネもしてあげますヨー、ハァハァ」
 悶えんな!
「カッガーミー、皆が苛めマス。タコ殴りデスヨー、慰めてくだサーイ体で」
 ひよりとみなみちゃんに撃退されて私に泣きつくパトリシアさん。
 はぁ……疲れる。
「あぁそうそう、そっちもどうもッス。ゆたかを運んでくれたそうで」
「……」
 と、みなみちゃんにも話を向けるひより。
 ひよりの心情的にはどうなんだろ、一応恋敵よね……っとと、無粋か。
「格好良かったデスヨー、あれがヨニ聞くオイシャサンゴッコというモノなんデスネ」
 お姫様だっことでも言いたいのか……そっちは男の人の夢な。
「……」
 みなみちゃんの話題に花が咲く。
 でもやっぱり、みなみちゃんは無言のまま。
 この世界で彼女は、いや彼は無口だってこと?
 性格の『違い』。
 それは確か一度議論した覚えがある。
 こなたが甘えん坊なように、おじさんがこなたに厳しいように。
 でもそれは、環境で違いが出ただけのこと……というのが私の考え。
 こなたはしこたま甘やかされて、おじさんはストレスで……という所かな。
 つまり、彼女にも……みなみちゃんにも、そうなった原因がある?
「ね、ねぇ」
「?」
 勇気を出して声をかけると、視線がこちらに。
 日下部の二の舞は嫌だけど……やってみなけりゃ、進めない。
「いい加減名前ぐらい教えてくれてもいいんじゃない? ゆたかちゃんも知りたがってたわよ」
「……」
 せめて一言でも喋ってくれれば活路がありそうなものなんだけど、やっぱり無言。
 そのまま視線を外される。
 うーん、手ごわい。
「ユタカも知りたがってたんデスか? Why?」
「まぁそりゃ、恋人同士ッスからね」
「ソーなんデスか!?」
 急に眼が光るパトリシアさん。
 おいおい、何かスイッチが入ったみたい。
 恋人……まぁそうなるか。
 文も送って、毎夜毎夜逢瀬を交わしてるのだから。
 文……ああ、そうだ。その件もあったっけ。
「あと文の返事も、書いてあげたら? 寂しがってたわよ」
「……っ」
 その時だ。
 少しみなみちゃんが、反応した。
 文に……しかないわよね。
 何かあるわけ? そこに。
「そうッスよ。強制するわけじゃないッスけど……ゆたかが頑張って書いたんスから」
「いけませんネー、WhiteRhythm。そんなんじゃ嫌われますヨー」
 と、二人も非難。
 ……ん?
 今場にそぐわぬ流暢な英語が聞こえてこなかったか?
「何だって? ホワイト?」
「Yes、呼び名がないから考えました! 即興デス、オヒネリをっ!」
 と、親指を立てるパトリシアさん。たかんな!
 まぁ確かに……白い束帯着てるわね。
 この二人には英語なんか通じてないけど。
 いや待て、ホワイトは分かる。白よね、服が白いから。
 じゃあ……何でRhythm?
 Rhythmはえっと、日本語だと……。
「……」
 すると立ち上がるみなみちゃん。
 そのまま軽く頭を下げると、部屋を出て行こうとする。
 ああ、もう帰るのか。
 夜中だしひよりも来たし、安心したのかな?
 じゃあさすがにこれ以上引き出すのは無理、か。
 暖簾に腕押し、返事がなきゃ交流なんて難しいわよね。
「いやー、デモ強敵デスネ」
「何がッスか?」
 みなみちゃんも居なくなった所で、パトリシアさんがポンっとひよりの肩を叩く。
「ウカウカしてると、ユタカ捕られちゃいますヨ」
「んなぁっはぁっ!」
 そしてボンッ、と火山が爆発。
 なんだ、気がついてたのか。
 まぁ分かりやすいといえば分かりやすいけど。
「なっ、何を言ってるんスかパティ。言ったじゃないッスか、あの無言の君と恋仲だって!」
「それはヒヨリが想いを伝えてないからデス、伝えたらきっとユタカはヒヨリを選んでくれますヨー。思わず」
 思わずかよ!
「つ、伝えたって……一緒ッスよ」
 私の時の様に必死に否定するかと思ったが、パトリシアさんに絡まれ観念したらしい。
 ゆたかちゃんに視線を落としたあとに、声が沈む。
「自分はただの女房……ゆたかには無言の君が、お似合いッス」
「Hum、よく分らないデスネー」
 と、頭を抱えるパトリシアさん。
 そう? 単純明快じゃない。
 ゆたかちゃんの為に身を引く、それだけよ。
 ひよりが想いを伝えたって……困らせるだけだしね。
「だって、ヒヨリとWhiteRhythm。どっちもユタカが好きなのは同じじゃないデスか? どうして勝手に決めちゃうんデス?」
 そりゃまぁ……そうだけど。
 だって、ねぇ?
 ひよりは女の子。
 WhiteRhythm、もといみなみちゃんはこの世界では……。
「つーか結局何なのよ、その命名の仕方は」
「? そのままデスよ? 洒落てるデショ?」
「そのままって言ったって、意味が分から……」
 ……。
 あ。
 ああああっ!
 そう、だ。そのまま……そのままじゃないか!
 今私の頭の中で、バラバラだった線が繋がる。
 喋らない? 文の返事がない? みなみちゃんがそんな事するはずないっ!
 服が白い事に気を取られて、気がつかなかった。
 Whiteは束帯の色のことじゃない、ああそうだ何で気がつかなかったんだろうこんな簡単なことに!
 WhiteRhythm……並べて見れば簡単、明白じゃないか!
 外国人の小粋な言い回しなんかじゃない、直訳だ!
 つまりは、そういう事……それなら全部、説明がつく。
 もしかしてパトリシアさん、最初から気がついてた?
 そしてひよりはまだ、気がついてない?
 そりゃそうよね、英語なんか分かるはずがないし。
 ああでも、どうしよう。
 もうみなみちゃんは、行っちゃったわけで……でも、走れば追いつけるかも。
 だからって追いついてどうするの?
 そうよ、何も出来ないじゃない。
 私はこなたを叩き起こして、耳でも引っ張って自分の屋敷に帰ればいいだけ。
 ああでも、『あの時』と同じだ。
 日下部が帰ってこなかったあの時と。
 私はまた、余計なことをしようとしてる。
 今度は日下部のためじゃなく、ひよりのために。
 ……私が今からすることは、余計なことだ。
 確実に。
 絶対。
 それはきっと、ひよりを苦しめることになるだろう。
 私の勝手……私の我侭の所為で。
 なんでそんな事をしようとしてるのかは、分からない。
 多分私も、感化されたのかな。
 彼女の……ひよりの一途な想いに。
「ひより、ちょっと!」
「な、何スか? 先輩……」
 急いで立ち上がり、ひよりの手を掴む。
「パトリシアさんっ、チビ二人を任せたからっ!」
「I copy! 傷物にしてミセマスッ!」
「ゆ、ゆたかぁっ!?」
 ああもう突っ込んでる暇もないっ!
「いいから急ぐわよっ、ひよりっ!」
「えっ? へぇっ!?」
 そのまま訳も分からないひよりを連れ、部屋を抜け出した。
 もう一度、言っておこう。
 これから私がすることは、余計な事だ。
 それでも……ひよりに伝えたかった。
 想いは、伝わることを。
 梢の高い花にだって、手を伸ばし続ければ……届くことを。
305ぶーわ:2007/10/05(金) 19:21:05 ID:UR3xht2b
(続)


続きます。
1レス見誤っちゃった! メンゴ!
パティちょっと、壊しすぎました。
無駄にテンションが高いってこーゆーことですか? 分かりませんっ!
306名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 19:35:08 ID:GbIh/AT3
ぱ、パティーーーーーーーー!?

てかスクデイ最終回とか口走ってるけど、平安時代的にいいのかしらん。
パティもかがみと同じように、夜になると「変わる」とか?
307名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 19:54:09 ID:Cwb/LmOG
カッガーミ↑w

俺も306と似たようなこと(平安時代的に…)を思ったんだが(というか、かがみはそのネタわかるのかw)、
その数秒後。
あ れ 、そ れ っ て …
308名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 19:54:57 ID:ezvbcK8/
>>305
乙です〜
ハラハラドキドキな展開から目が離せません。
どうなってしまうんでしょうね?
309名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 20:08:48 ID:Cwb/LmOG
そういえば、3人とも今後の展開を気にするあまり、「GJ!」と言っていないなw
ということで後付ながら、>>305 GJ!
310名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 20:35:31 ID:1nOiFyLo
GJをつけることすら忘れさせてしまうほど魅せるストーリー…
尊敬
そしてGJ!!
311名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:21:04 ID:ScFko33B
白いリズムってなんぞや?GJ!
312名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:31:46 ID:VtDmsVKX
学園祭で占いを披露するつかさ。

「あなた様の運勢を占のうております…
  ―――――卦は凶!お命、終わります」
313名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:39:42 ID:Cwb/LmOG
ゆかり「あらあらあら。どうしましょう」
314名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:55:03 ID:2XE5L5vu
いくつか疑問点はあったがWhiteRhythmは無事解けた。
多分これで合ってるという考えはある。
>>311へ……意味は多少捻った方が答えに近づくと思う。

多少の疑問を残しながら次回まで待ちます。
あと、言い忘れたがGJです。
315名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:57:58 ID:RMV1PGX+
WhiteRhythmね、何となくわかったような。
続きに期待。
316名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 22:22:18 ID:yZvjS6+B
GJ!そしてGJ!さらにGJ!
自分ももっとうまくなりたいなぁ…
317名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 22:46:43 ID:jiayxqut
みwiki「wikiフラッシュ!!」
こなた「体から私の情報がでてくる!」
かがみ「二次元キャラはプライバシーも関係なしね」
いいわすれてましたが


つかさ「GJです」
3184-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/05(金) 23:49:42 ID:HmIDkz5L
色んな作品に登場するみゆきさん描いてみたノシ
http://1rg.org/up/53118.jpg
319名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:51:23 ID:V/nZiTUO
>>318
グロ注意w
320名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:54:23 ID:bXiDfNo0
>>319
まさか鳥バレ?
騙り?
321名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:55:09 ID:JaRBuMZ2
>>318
致死量だろw
322名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:55:15 ID:1q/Eivh5
>>318
コレはテレビでは黒くされてしまうなw
323名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:57:14 ID:oIhIyrgt
>>320
見てみればいいと思うよ
間違いなく本人だが
グロ(?)注意でもある
324名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:58:13 ID:66tGbAQ6
>>320
ある意味グロ注意ってことだなw
325名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:00:13 ID:dU30B2UA
>>323,324
どうも
文末に「w」ついてたの見逃してたわ
3264-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/06(土) 00:06:51 ID:QyKDVwYZ
>>319-325
ああ、グロ注意って書かなきゃいけなかったorz
血の池にこなた舟を浮かべて「Nice boat.」って書こうかな?
とは思ったんだけど
327名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:17:49 ID:G+IMEFOs
>>318
みゆきがこのスレでこういうキャラとして
地位を確立したのはなんでなんでしょうね。
……いや、すんません俺のせいですね。

なつかしいなぁ。
あれはそう……6才こなたんで鼻血と眼鏡を(ry
328名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:22:46 ID:nqEOBwsr
なるほど、御逝とはウマイ!!
GJ……じゃなくて、Nice boat.
329名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:28:19 ID:WRd3nkT5
前にアップした自作品をリメイクしたいと思ったりしたのですが、そういうのはアリでしょうか?
330名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:30:20 ID:dU30B2UA
アリなんじゃないかな
誤字を見つけてはwikiを更新してるし
331名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:31:05 ID:nqEOBwsr
>>329
以前投下した作品をちょこちょこいじって投下……というのは微妙かも
昔の作品なんかは読み返していてウギャー、となることは多いけれども。
保管庫で修正するだけならいいと思うけれど
332名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:32:39 ID:nqEOBwsr
現時点で投下予定の人います?
あと20〜30分後ぐらいで投下できますが
333名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:34:45 ID:SdjEMCfu
投下する直前もう一回見れば済むんじゃね?
334名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:36:16 ID:VBnN7pqV
>>332
>>257-260の続き書いてますが
多分投下は明日になると思うので、お先にドーゾー。
335329:2007/10/06(土) 00:39:32 ID:WRd3nkT5
皆様ありがとうございます。
とりあえずちょこちょこ修正して、話の流れ自体を変えたいときに改めてリメイクという形を
とらせていただきたいと思います。
336名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:55:03 ID:nqEOBwsr
>>332で予告したの行きます。
☆投下量二レス。ふと思い浮かんだ状景シーンをSS化しただけなのであまり長くないです。
☆そうじろう×かなた。そしてまたもやオリキャラです
☆ここんとこちょいスランプ気味なんで、昔書いてたような感じで。
 安易なお涙頂戴といえばそれまでですが……
337さよならじゃなくて、幸せを贈ろう 1/2:2007/10/06(土) 00:56:06 ID:nqEOBwsr
霞んだ視界、かさかさの手。
動かない体。オレはずっと同じ視点で庭を眺め続ける。
ぼんやりと、覚醒とまどろみの間をたゆたう日々。
瞬き一つで風景が変わってゆく。昼から夜へ、夏から秋、そして冬へ。
窓際のベッドから眺める日々の移り変わりは、昔よりもずっと早くて。
未来を考える日よりも、過去を振り返る日のほうがすっと長くなって……
「おじーちゃん。見て見て〜」
ぼんやりとした意識が、鈴を鳴らすようなかわいらしい少女の声によって呼び覚まされる。
ぼんやりとした視界の向こう。小さな、髪の長い少女が差し出す折り紙。
この娘はかなた? こなた? いや、この娘は……
油の切れた機械のようにさび付いた指を伸ばして、それを受け取る。
「えへへ、おじーちゃんにプレゼント。おじーちゃんが早くよくなりますようにって」
丁寧に折られた鶴。
この少女に鶴の折り方を教えてあげたのもオレだった。
不器用なオレが、唯一折るのが得意だった鶴。
「そうくん、私の入院中に毎日折ってくれたものね」
そうだ。かなたが入院していたころ。
何もできない自分が歯がゆくて、最低一日10個と決めて折っていた折り鶴。
かなたのベッドの周りに並べた千羽鶴。
初めは作り方がわからなくて、作ってあげるはずのかなたに鶴の折り方を習っていた。
最初のころなんて、これが鶴かってくらいのめちゃくちゃなのしか作れなかったけれどな。
「でもそうくん、やる気になったら人一倍頑張る人だから、あっという間に上手くなっていったよね」
そうか? あの頃はただ毎日をがむしゃらに生きていた。
かなたを、こなたを幸せにしたくって。
毎日を全力投球で生きて、挫折を繰り返して。
いろいろなものを失って、そしていろいろなものを得て。
「私がいなくなってから、大変だった?」
そりゃ大変だったぞ。
オムツの替え方なんてさっぱり分からなくてな。
いまさら実家に頭下げるのもごめんだったっし、
一足先にゆいちゃんが産まれていたゆきの家に何度も通ったっけ。
本当、ゆきには世話になったよ。
まぶたが重くなってくる。覗き込む少女の姿がだんだんかすんでくる。
「あれ? おじいちゃん寝るの? じゃあ、毛布をかけてあげるね」
やわらかい毛布を胸までかけられる感触。
それと、胸にもたれかかる心地よい重さと暖かさ。
「ふふふ、おじーちゃん」
ぎゅっとしがみついて来る少女。こんなにおじいちゃん大好きっ娘に育ってくれて、おじいちゃんは嬉しいよ。
ああ、こんなに可愛い娘にくっつかれたまま死ねるなんて、本当、つくづくオレって勝ち組みだな。
萌え死にではないけれど、かわいい孫娘に見取られながら死んでいくのも悪くない。
「もぅ、そうくんったら」
ははは、悪い悪い。
でも、ついこの間まであんなにちっちゃかったこの娘が、今では立派にオレの世話までできるようになって。
こなたと一緒で、腕白な娘だったからな。
338さよならじゃなくて、幸せを贈ろう 2/2:2007/10/06(土) 00:57:03 ID:nqEOBwsr
なあ、かなた。
「何、そうくん」
かすんで見えなくなっていく現実の世界。そして、はっきりと見えてきたかなたの姿。
あの頃と変わらない、ちっちゃくて、ぎゅっと抱きしめたくなるような、オレのかなた。
かなた、オレ、休んだもいいかな。
「うん、お疲れ様。よく頑張ったね」
かなたの腕が、オレをぎゅっと抱きしめる。
かなたの腕に包まれて、ふわりと体が軽くなる。
病魔に侵された、苦しい体から解き放たれた開放感。
そして、オレを抱きしめる、懐かしいかなたの感触。
本当、かなたはすべすべで気持ちいいな。
オレなんてこんなお爺さんになちゃったよ。
「大丈夫よ。向こうにいったら年なんて関係なくなるから」
ふわりとかなたがオレの体を引っ張りあげる。
今まで指を動かすだけでもいっぱいいっぱいだったのが嘘のように、体が軽快に動く。
それと同時に、かなただけじゃなくて周りの風景も見えるようになってくる。
ふわりとした浮遊感。ずっと定位置だった窓際のベッドの上に浮かぶ。
ベッドに横たわる自分を見下ろす、不思議な感覚。
そして、オレにもたれかかって眠る、まだ幼い少女。
「心配? こなたとその娘が」
……いや、大丈夫だ。
こなたも立派になった。
一時はゲームやアニメばかりで成績はぼろぼろだったけど。
でもオレが信じた通り。こなたはやってくれた。
就職して、結婚して、こんなかわいい孫を産んでくれた。
きっとオレがいなくなっても、乗り越えて先に進んでいってくれるだろう。
「私がいなくなったときのそうくんみたいに?」
ああ、あのときのオレはみっともなかったよな。
幼いこなたを放り出して、仏壇の前で泣きじゃくって。
「でも、ちゃんと立ち直ってくれた」
人間、いつまでも泣いていられないしな。
思考錯誤の毎日。その中でこなたを育てていった。
ちょっと変わった娘だったからな。学校の先生にいろいろ言われる事もあった。
でも、こなたはこなたなりにまっすぐに生きて、成長してくれた。
いろんな友達と一緒に成長して、さまざまな体験をして、
そして人を好きになり、こんなに可愛い孫まで産んでくれた。
俺がいなくなっても、こなたはきっと立ち直ってくれる。
「あなたが育てた娘だものね」
お前とオレの娘だからな。
そう言うと、かなたは微笑んでくれた。
ずっと見たかったかなたの笑顔。
それが、手の届く場所にある。
かなたを得たと同時に、失ってしまったもの。
ふわりふわりと空高く上っていく。
眼下には小さくなる、愛しき我が家。
この家でずっと生きてきた。
家族を育ててきた。
もう、自分にできることは何もない、あとは見守ることしかできないけれども……
「この家に、幸あれ」
339名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:58:05 ID:nqEOBwsr
以上です。
こんなん書きたくなったのも、祖父が寝たきりになっちゃったからかなぁ……
孝行したい時に親はなし。三連休、たんまり親孝行してやってください。

あと、かなたはそうじろうの嫁!!
340320 ◆9JWa9YQ1I2 :2007/10/06(土) 00:59:31 ID:nqEOBwsr
てか、名前付け忘れた
341名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:59:35 ID:VBnN7pqV
>>339
GJなんだぜ!
人間こういう最期が一番だよなぁ、そうじろう・・・
342名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:06:25 ID:g+JyJFWV
禿BBが規制食らってアクセス出来なかったんだぜ。

そんなときにも励ましてくれ…………ずにはしゃいでるみさおを見ると、
1日くらい2ch閲覧出来なくても別に構わないや、って気持ちになった。



みさおはおれの可愛い×8妹。
さて、明日はWi-Fi繋がるかな?誰か居るかな?
343名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:09:10 ID:n7FD/lSD
>>342
志村ー、エロパロエロパロ!
344名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:09:16 ID:dU30B2UA
>>342
どこの誤爆か特定しましたw
回線の状況さえよければ明日繋いでみようかな
345名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 02:07:06 ID:ERrjWViI
>>339
GJ
相変わらずあなたの文体は透徹してますな

>孝行したい時に親はなし。三連休、たんまり親孝行してやってください。

親孝行したい時分に休日なしですがなにか?
346名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 02:53:32 ID:++sYvYmp
>>312
亀だが、京マチ子自重
347名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 11:40:50 ID:ffbMQ0ot
>>339
泣いたのは俺だけですか・・・?GJ!!
348名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 13:39:22 ID:64fbbQoM
小ネタを捏ねた。壊れ注意。2レス。
-----------

「……そ、そういえば、かがみ」
 放課後、こなたが切り出した。
 なんとなく、腰が引けている様子。……まあ、仕方ないかもしれないわね。
「な、何よ?」
 ツンデレの『ツン』を装う私。私はツンデレじゃないけど、こなたが言うなら演じ切ってみせるわよ。

光の速さでさりげなくこなたに近づき、何げない感じで奪うように抱き締める。
そして、いかにも『普通の友達同士』のように、こなたの髪に顔を埋めてスーハークンカクンカ。
……これぐらいなら、いくらツン女でも許容範囲よね。

「みんな、いつもあんな調子だけどさ」
観念したような表情のこなたが、そのかわいい首を巡らせて教室を見渡す。
……あ、今、私、ちょっとヤバかった。

 つかさは目の前で、微笑んだまま固まってる。きっとまた失神してるんだろう。
 みゆきはまた鼻血を吹いて、トイレへと駆け出していった。今日一日で、全身の血液の半分は流出してると思う。
 日下部は、こなたに触れられた瞬間歓喜のあまり飛び上がって、今は頭から天井に突き刺さってる。
 峰岸は家庭科実習室へ。……そういえば、朝校庭に小麦粉と砂糖の袋が積んであったな。工場で使う巨大なやつが。

「なんで、その、私を……独り占めしようって思わないのかな?」
 小首を傾げるこなた。私のツインテールが捩れて逆立つ。天を衝く立派なツインドリル。
「……こな、はうっ!」
 タイミング悪く意識を取り戻したつかさが、起きぬけに強烈な萌えを食らって再び卒倒した。
349名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 13:40:48 ID:64fbbQoM

「な、なんでって……そりゃ、あんたが思ってるほど、みんなはがっついてないからよ」
「そうかなぁ……」

 もちろん、本当はそんな理由じゃない。
 考えてもみてほしい。仮に、誰かがこなたを独占したとしたらどうなるか?
 こなたから離された残り全員、『ウサちゃんは寂しいと死んじゃうんだよ病』にかかって三日以内に死ぬ。
 そして、独占した一人も、一日ともたずに萌え死ぬだろう。

 ……ああ、なんてバッドエンド。考えるだに恐ろしい。

 ほかのみんなも、きっと私と同じ考えに違いない。
 さっきのつかさを見てると、そう考えるだけの正気を保ってるのか、あんまり自信ないけど。

「でも、言われてみたらそうかもね。ちょっと安心したヨ」
 微笑みを見せるこなた。「ヨ」の発音が脳裏に響いて目眩がした。
 日下部が「ちびっ子おおおおお!」と萌え叫びながら落下。空中三回転半ひねりを決めて……今度は、頭から床に突き刺さった。お見事、10.00が出ました。

「確かにみんな、学校じゃこんなだけど、勉強会以外で家まで押しかけてくることってあんまりないしね。プライバシーを尊重してくれてるのかな?」

 残念ながら違うわよ、こなた。
 こなたの部屋に行くには三人以上で、しかも週に一回にとどめないと、命がいくつあっても足りないからなのよね。

 ……だけど、心配なのはゆたかちゃんだ。
 最近、ゆたかちゃんが発する萌えオーラが、日に日に強まっている気がする。
 私たちは免疫があるからいいけど、一年生組は大丈夫かしら?
 それに、ダブルで萌えオーラを放射されたら、もうこなたの家で勉強会も開けなくなるかもしれないじゃない。
 前を通りがかっただけで萌え死に……ああああ、考えるだに以下同文。

「かがみ……そろそろ離してくれないかな?」
 ダーメ。まだまだしゃぶり足りないんだから。こなたの指。


― 終わっとけ! ―
-------------------------------------------------
異常(もとい、以上)。やはり本家にはかないません。
350名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 13:47:18 ID:F494jqx0
一年生で一番反応が気になるのはみなみ
どうやって壊れてしまうのか期待ww

GJ!
351名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 14:35:57 ID:P3AmJWuK
>>349なんという禍々しいオーラ力だ…!
ともあれ、GJ
352名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 14:54:48 ID:SdjEMCfu
貴方がこなかが好きなのは分かるんだが一部のキャラ
突出させちゃうと途端につまらなくなると思うんだ
353名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 14:59:31 ID:fkMW97Tj
>>349
GJ!みさきちの運動能力すげええw
354名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 15:11:15 ID:Um7LG+G4
>>349
GJ!

そっか…ツンってこんなに許容範囲広かったんだ…
勉強になるな
355名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:14:25 ID:3wqAopKs
やっと完成したのはいいんですが、なんだろうこのエロパロ板らしからぬ、良い意味でほのぼの
としたエロを投下しにくいふいんき(なぜか(ryは
誰か空気をあっためて…!と願う今日この頃
356名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:16:50 ID:14e6bn5b
ほのぼの?
大歓迎だ
357名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:19:19 ID:G+IMEFOs
>>349
GJです
なるほど、ツンはそんなことまで許されるんですかww
358名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:26:53 ID:S8Um2a1q
エロパロでエロ貼ってなにが悪い
359名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:36:52 ID:3wqAopKs
ほのぼのというか全体的にまったりというかW

8レスも過ぎましたし、皆さんもそう言って下さったので、いきます。
先日は本当に申し訳ありませんでした、18-306です。『はじめて』
の続きです。
こなかがに食傷気味の皆様すみません、スルーして下さい。

・こなかが
・コンセプトはかがみ襲い受け
・E☆RO
・4レス失礼します
360名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:37:38 ID:3wqAopKs
こなたと体を重ねるようになってから数カ月。
最初の頃のように快感のあまり気を失う、ということは少なくなったものの
未だに抱かれる時にはこなたに翻弄されっぱなしだった。
…何となく、何となくなんだけど悔しい。
というか、こなたにも、もっと気持ち良くなって欲しい。
やっぱり、受け身になってるだけじゃ駄目なのかなあ…。
「……よし!」
ある決意を胸に秘め、ずんずん家へと繋がる道を歩く。
…後方約10メートルにつかさを置いて。
「お…お姉ちゃーん!?早いよー!!」
決戦(?)は明日――!!


-翌日-
勉強会、という名目で一泊二日でこなたの家に
来た私は早速こなたに勉強を教えていた。
名目とはいえもう目前にまで受験は迫っているのだし。
おじさんとゆたかちゃんは成実さんと買い物に行ったから
二人きりではあったのだけれど。
「もぉムリー…こなたはよく頑張った…後は任せた…ガクッ」
プスプス頭から黒煙を出しながらこなたが机に突っ伏す。
午前中三時間、お昼を挟んで午後も四時間以上
ぶっ続けでやれば当たり前か。
それにしてもこなたってばよく頑張ってたわね…。
今までの姿からは考えられないくらい。やっと受験生としての自覚が
出て来たんだろうか。
「こなた」
「んー?」
顔だけを上げてこなたがこっちを向く。
「最近やけに真面目に勉強してるわね。何かあったの?」
「…中々に失礼なこと言うねかがみんも。
…まあ、色々と思う所があってネー?」
妙に歯切れの悪い答えが返って来たけれど、これ以上突っ込んで聞いても
はぐらかされそうだったから一応納得することにした。
「そ、それでね」
今からする事を考えて声が上擦る。
「…どったのかがみん。顔、真っ赤だよ?」
どこか遠くの方でこなたが喋っているように聞こえる。
こくり、とひとつ生唾を飲み込んで言葉を紡ぐ。
たった一言言うだけなのにこんなにも恥ずかしいなんて。
361間違えた!:2007/10/06(土) 16:40:18 ID:3wqAopKs


「ここまで頑張ったごほうびっ!!」
「う?」
言うが早いか、こなたを押し倒して唇を奪った。
勢いが良すぎて歯と歯がぶつかった気がするけど
それを無視して口内を探る。
こなたは驚いているのか、それとも様子見のつもりなのか
されるがままになっている。
いつもされているように下唇を食んで、柔らかい感触を味わってから
何度も角度を変えて口づけ唾液を混ぜ合わす。
「んっ……ふ……」
鼻から抜けるような甘い声がこなたから漏れて、心の中でガッツポーズ
―だけどそのちょっとした優越感、みたいなものは長くは続かなかった。
今までなすがままだったこなたが突然反撃に転じると、
私はやっぱりすぐにとろとろにされて、白旗を揚げた。
「んあっ…は…ぁ…も…ダメ…っ!」
耐え切れなくて唇を離すと、こなたとの間に銀糸が伝う。
「…ホントにどしたの?いきなり…」
唇の端から零れた唾液を拭いながらこなたが聞いて来る。
…なんて言ったら良いんだろう?
しばらく考えていると何か思いついたのか、
にやっと猫口で笑ってこなたが口を開く。
「…もしかして、攻めてみたくなった?」
「そ、そうじゃなくて!いや、そうかも知れないんだけど…
何て言うか、その、いつも私ばっかり気持ち良くなってる気がして…
こなたにももっと気持ち良くなって貰いたいな、なんて……」
段々声が小さくなって、最後の方はごにょごにょと
口の中で呟くだけになる。ああもう、こんなに
テンパる予定じゃなかったのに。
「かがみ…」
名前を呼ばれて、いたたまれなくなって俯いてた顔を上げる。
「………しよ?」
無言でこなたの上からどいて手を取る。
何も言わなくたって私の気持ちは判ってくれてるはずだから。


ベッドの上に座って服を脱がしあう。
こなたの肌があらわになるにつれ、胸の鼓動も大きく速くなった。
「あれ?こなた少し胸大きくなったんじゃない?」
ブラジャーを外すと平均より小ぶりな膨らみが現れる。
それがこの前よりも大きくなってる気がして聞いてみた。
「んー。そうかも。かがみんに揉まれたからじゃない?」
「んなっ!?そんな…してないって…」
「ふふー。まぁ、まだまだ発展途上という事だヨ」
ふふん!と胸を反らして誇らしげに言うこなたが
抱きしめたくなる程可愛い。
362あなたにも:2007/10/06(土) 16:41:52 ID:3wqAopKs


「…触っても、いい?」
「どぞどぞー♪」
ゆっくりとこなたを押し倒して、小ぶりなそれに触れる。
こういう風に自分からするのは何だか新鮮でどきどきする。
「あっ……んんっ…」
桜色の突起を指が掠める度に小さく喘ぐのが嬉しくて、ほっぺや首筋に
キスの雨を降らせていた唇も、もう片方の乳首に寄せる。
「ぅあ…あっ、かがみぃ……」
ちろちろと舌で舐めてからちゅっと吸ってみる。
刺激を与えると、口の中のそれがどんどん硬くしこっていくのが解る。
「―――――っ!!?」
いきなり両方の乳首を抓られて声が上がりそうになるけど、
こなたの乳首を口にふくんでいるせいでそれは音にはならなかった。
「こな、たぁっ!?」
やわやわと撫でるように触られて思わず唇を離す。
「何も、私が攻めないとは言ってないよ?」
それは、そうだけど…っ!!
胸への刺激はそのままに、耳たぶからうなじまで舐められて
ぞくん、と背中がふるえた。
「ほらほらー、手、止まってるよ?
気持ち良くしてくれるんでしょ?」
その言葉を聞いて、負けじと私も手の動きを再開させる。
首や胸から生まれる快感に流されないように、ぎゅっと
目をつぶりながらだったけれど。
「んぁ……ん…かがみ…」
「っあ、はっ…何?こなた…」
「お尻の方をこっちに向けて跨がって?」
「え、こう……?」
言われた通りにしてから気付く。
この体勢って……シックス……
知識では知っていたけれど、まさか自分がする事になるなんて。
顔から火が出る程恥ずかしいってこういう事をいうのか。
「後は私と同じようにすればいいから」
そう言って、こなたは私の腰を引き寄せると
濡れそぼっているそこをぺろりと舐めて来た。
「うあっ!!あ……こなたぁっ!」
瞬間駆け抜けた、電撃にも似た気持ち良さを振り払うように
私もこなたのを舐める事に集中する事にした。
そうでもしないと、今にも腰が砕けそうだった。

指で攻めているとぴくん、と反応する場所があるのが判って
そこを重点的に刺激する。こなたの方も、やり慣れてるせいか
要領よく私を追い込んでいく。
「は、あっ、あ…こな、たもう…っ!」
「んうっ…んっ、うん…かがみ、私も…!」
お互いにいちばん感じる所を指で押して、陰核に吸い付いた瞬間
私達は同時に果てていた――…
363あなたにも:2007/10/06(土) 16:43:25 ID:3wqAopKs


ベッドの中、情事の余韻に浸っていると、隣で
私の髪を弄っていたこなたが話しかけてきた。
「かがみー」
「んー…?」
「ホントはもっと後に言おうと思ってたんだけど」
髪を弄っていた手をとめ、代わりに首に回しながら耳元で言われる。
「私ね、かがみと同じ大学を受けようと思って」
「え!?」
「そりゃあね、法学部は無理だけど
文学部ならぎりぎり何とかなるかなーって…」
そうか、だから最近あんなに勉強を…
驚くのと同時に、これからの事も真剣に考えてくれていた事に
ちょっと感動してしまった。
「でね、受かったら、なんだけど…一緒に住まない?」
「こなたぁ!!」
抱き着き返すと、こなたがのどの奥で笑ったのがわかった。
「それはおっけーってコトかな?かがみん。
ふふー、大好きだよ」
ちゅ、とキスをされて、体の中で消えかけていた火が再燃する。
「……こなた」
「なになに?またしたくなった?」
にやにや笑いながらのこなたの問い掛けに、
私はキスで答えてやる事にした。
364名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:46:54 ID:3wqAopKs
以上です。
読んで下さった方、ありがとうございます。

最初sage忘れというかメル欄にタイトル書いてしまってごめんなさい!
いつかやるんじゃないかと思ってたけどorz
365名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 17:37:54 ID:KJilQSiU
>>364

GJです!
エロが書けそうに無い自分にとっては
描写がとても上手くて尊敬に値します・・・
366名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 17:42:33 ID:23xMUfFZ
>>364
胸を反らすこなたが可愛い!GJ
367名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 17:49:41 ID:8vgmbrJE
一番初めからこのスレにいる人ってどんくらいいるのかね
俺は2スレ目ぐらいからいるけど
368名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 17:56:07 ID:23xMUfFZ
6スレ目から楽しませてもらっていますが、初投稿失礼します。
・カップリングは、みな×ゆたですが、話にはほとんど出てきません。
・独白のキャラは、オリキャラではありませんが、かなり独自設定があります。
・タイトルは「お昼寝」です。7レスほどいただきます。
369お昼寝(1/7):2007/10/06(土) 17:57:06 ID:23xMUfFZ
休日の昼下がり、私は何をするでもなく、うとうととまどろんでいた。
私が横になっているところに、彼女がやってきた。
一緒にお昼寝をするつもりらしい。
体が触れあい、私は目が覚めてしまう。
少し、くすぐったい。

でも、彼女は私に体を預けて、安心しきった表情で眠っている。
私は、もう少し寝たふりを続けることにした。
今、彼女を起こしてしまったら、この毎日が永久に去ってしまうような気がした。
370お昼寝(2/7):2007/10/06(土) 17:57:36 ID:23xMUfFZ
彼女と出会ったのは、いつのことだっただろうか。
初対面の相手を警戒して、私は少し後ずさる。
でも、彼女は微笑んで、手を差し出してくれた。
そして、彼女と私は、同じ時間を共有することになった。

彼女と私は、毎日のように遊んだ。
遊びつかれたら一緒にお昼寝をしたり、ご飯をたべたり。
時には、彼女の弾くピアノに耳を傾けることもあった。
なんということはないけれど、とても幸せな日々が続いた。
371お昼寝(3/7):2007/10/06(土) 17:58:43 ID:23xMUfFZ
あとで知ったのだが、
彼女は私以外に対しては、寡黙で、無表情なのだそうだ。
周囲からは、怖い、と誤解されている。
それは私にとって、むしろ好都合だった。
私たちのことを邪魔するものが、やってこないのだから。

私たちの間に、言葉は必要なかった。
……なんて、本当は嘘。
私は、彼女への思いを、声に出して伝えたかった。
彼女だってそれを受け止めようと努力してくれた。
でもそれは、はかない望みだった。
私は、今のままでも十分幸せなんだと自分に言い聞かせた。

彼女が新しい制服に身を包んだ、あの春までは、彼女は私だけのものだったのだ。
あの人が、彼女と出会うまでは。
372お昼寝(4/7):2007/10/06(土) 17:59:55 ID:23xMUfFZ
あの人は、程なく私のもとに現れた。
彼女が招待したのだ。
信じられない。
思わず、身構えてしまう。
あの人が、ひるんだ。

そのときだった。
彼女はあの人を見つめて、言った。
「……大丈夫、だから」
そのときの彼女の表情は、私がいままでに見たことのないものだった。
373お昼寝(5/7):2007/10/06(土) 18:01:16 ID:23xMUfFZ
切ない。
でも、仕方がない。彼女が選んだ人なのだから。
それに、彼女のほうでは、私がこんなに苦しんでいるなんて、きっと知りもしない。
彼女とあの人の邪魔をしないくらいのプライドは、私にだってある。
……これも嘘だ。
ただただ、彼女に嫌われたくなかっただけだ。

だから私は、精一杯丁寧に、あの人に挨拶をしようと思った。
でも、激情を完全に押さえ込むことはできなかった。
気がつくと、私はあの人を驚かせてしまっていたらしい。
あの人は困ったように笑い、彼女は顔を赤くして狼狽していた。

私は、彼女に恥をかかせてしまったのだ。
彼女はそんな私を許してくれるだろうか?
374お昼寝(6/7):2007/10/06(土) 18:02:27 ID:23xMUfFZ
今、彼女は、私の隣で気持ちよさそうに眠っている。

私だけに与えられた、天使の微笑み。
それは、もう、私だけのものではなくなってしまった。

私に向けてくれる笑顔は、前よりもっとステキになった。
悔しいことに、それはきっと、あの人のおかげなのだろう。

彼女は、少しずつ私から離れていく。
でも、今だけは、彼女は私だけのものだ。

彼女の体温が、とても心地よい。
私は再び眠りに落ちていった。
彼女と同じ夢を見られることを願いながら…
375お昼寝(7/7):2007/10/06(土) 18:03:52 ID:23xMUfFZ
あの人の隣にもう一人、彼女の友人気取りのずうずうしい奴がいた。
私は奴は絶対に許さない。

彼女があの人と一緒になるのは、仕方がない。
でも、彼女とあの人とのことを、自分の汚い欲望の対象にするのは、耐えられない。

ビターンッ!

「こ、こら、チェリー!やめなさい!」
376名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:05:21 ID:23xMUfFZ
以上です。
エロなしって書き忘れました。

11-618さんの作品「チェリー」(17-462)を読んで、書きたくなってしまいました。
妙なモノですみません。

ちなみに、チェリーの性別の公式設定はあるのでしょうか?
377名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:16:14 ID:gknmWXI/
ちょ、チェリーッスかwww
予想の斜め上を行く結末、GJでした。

>>367
自分は初代からいるなぁ。とは言っても別に古参というわけではなくて、
アニメが始まると知ってどういう作品なのか様子を見に来た、ってのがきっかけだったが。
378名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:26:20 ID:dU30B2UA
>>376
ちくしょう、チェリーめ……
おいしいところを全部持ってきやがって裏山w
設定はたしか犬種しか出てなかったはず

>>367
自分は3スレ目から
その割りに数スレに一回ほどしか投稿してないんで空気だけど
379名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:35:48 ID:pxXcHT/V
>>376
あのつぶらなお目々の裏でそんな切ない思いが! Good JobにしてGood Dog。
あと。性別の公式設定は未定だけれど、ぶっちゃけモデルは美水せんせの飼い犬
らしいので、性別もそれに準ずるような希ガス。

>>367
5月からだから、1スレ目終盤〜2スレ目初頭ってとこかな。
最近めっきり書けていないのでこんなにもAir(血涙
380名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:36:53 ID:lfW62AVs
スレ違いだが、「チェリー」って美水かがみの愛犬(=番組提供時に出てる犬)なんだな
381380:2007/10/06(土) 18:37:51 ID:lfW62AVs
ぐは。
スレ違いならぬ擦れちがいorz>>379
382名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:44:40 ID:wljOyx6r
そういえば、『家なき子』の主題歌「空と君とのあいだに」って、主人公が連れている犬の心情を歌った歌なんだよなぁ。
GJした!

昨夜は若干流れが遅かったかと思ったら、立て続けのSS投下ktkr
383名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 19:40:41 ID:W7q6PYeP
>>376
GJです ! いやあ、まさかあのわんこだとはw 驚きました。
384名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 21:30:35 ID:WEuP7BEa
>>367
GJっす
俺も6スレ目くらいからここ見てるけど
まとめwikiで見てたからスレに来るのは初めて
385名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 21:39:41 ID:lRtz4JWy
自分11スレ目からか…
皆さんに比べると圧倒的な新参者ですよ
 
今日の深夜〜明日にかけて投下しようかと
こうやって宣言して自分を追い詰めないと筆が進みそうにないからな…
ネタを温めすぎて醗酵しそう
386名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 21:43:27 ID:/4VCd2F6
しかしさ、こなフェチ菌がvipのSSスレにまで蔓延してるみたいだが・・・



誰が培養して撒いたんだよwwwww
387369=376:2007/10/06(土) 21:51:43 ID:23xMUfFZ
どうもです。初投稿でひやひやでしたが、笑っていただけてホッとしています。

妄想の元ネタです。
・みなみがバウリンガルでチェリーと話そうとするシーン
 →ゆかりに目撃されて、みなみは照れていたが、チェリーは嬉しかった。
・高良家の面々がみなみにピアノを弾かせるシーン
 →普段は、みなみが一人でピアノを弾いていて、チェリーはそばでじっとしている。
・岩崎家の食事に同席し、みなみが食べている油物を食べたがるシーン
 →チェリーが結局みなみ母のところに行ってしまう件を入れようとしたが断念。
・ゆたかが電車の中で立ったまま寝てしまい、体勢を崩すシーン
 →みなみの笑顔がイイ!ゆたか効果にチェリー嫉妬。

それにしても、チェリーがゆたかに「ボフッ」したとき、
どうしてみなみとゆたかはあんなに赤くなったのでしょう?
388名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 21:52:30 ID:JxWuMguQ
>>376
GJなんですが、1レスにつき60行まで
いけるらしいからもっと詰めても大丈夫ですよ。
いや、意図してそうしたのなら申し訳ないんですけど。

最近地の文の一字下げがなかったり、?や!の後の一字空けがなかったり
する人が多くて、折角内容がいいのにもったいないなぁと思うんです。
細かいことかもしれないですけど。
389名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 22:02:40 ID:xn7JcP23
>>376
些細なことかもしれないんだが…
「お昼寝」というタイトルのSSは既にwikiにあるみたい
保管するときアレだし、一応変えてみては?
390名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 22:05:17 ID:WsNQTHJw
もう作品数を考えるとタイトルかぶるのはしょうがないでしょ
わざわざチェックするのもかなりの時間がかかりそうだし
自作品内でかぶってなかったら大丈夫だと思うよ
391名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 22:08:53 ID:dU30B2UA
>>390
いやいや、wikiのリンクはURL直接指定ではなく [[]] でページタイトルを指定するタイプなんだ
だから、[[お昼寝]]とリンクすると別の作品が出てくるんじゃないかってことかと
392名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 22:09:26 ID:G+IMEFOs
タイトルかぶってると作品のページ自体作れないんですよね
393名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 22:11:57 ID:x+MnV5h2
>>376
意外性のある視点でGJ。
一通りもうキャラも出尽くしたかなと思ったけど、まさかこう来るとはw

タイトル被りの回避策としては、
" お昼寝(19-387氏作) "
という風にタイトルに注釈をつければ大丈夫なんじゃないかと。
394名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 22:21:19 ID:Um7LG+G4
wikiのリンクの件は副次的なものでどうとでも対処はできるさ
要はこのスレ的に同タイトルを許容するかどうかって話だが
自分は問題ないと思うけど
395名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 22:26:04 ID:ovm4pH5A
別に構わないとは思う
一度wikiで検索かければ済むことだし、要は作者さんの心遣いだよね
396名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:01:57 ID:aNTAhGlK
少しスレの速度が下がったと思ったけど、相変わらず良作が投下されてるから安心。
――てか、このくらいの速度のほうが見やすい感じるのはおれだけ?
397376:2007/10/06(土) 23:07:32 ID:23xMUfFZ
>>388
実は行数が分からなかったのです。
素直にJaneの「Lines xx/60」を見れば良かったんですね。
アドバイス感謝です。

>>389-395
うわ、やってしまいました。申し訳ない。
タイトルは「彼女の寝顔」に変更させてください。
(「二人のお昼寝」が浮かんだのですが、却下w)
398名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:29:22 ID:JeyewFMN
>>396
今までが異常すぎたんだろw
保管庫の保管数も700オーバーとかとんでもなさすぎる。
以前はハイペースで投稿してた人も今は落ち着いてきてるみたいだし、
ゆるゆるまたーりなペースもまたらき☆すたらしいからいいんじゃないかな。
3997-896:2007/10/06(土) 23:29:33 ID:G+IMEFOs
どうも、7-896です。
ネタ行かせてもらいます。

『萌えってなあに?after』


「なぁなぁちびっ子ぉ〜、このメイド服着てくれよぉ〜」
「や、やだよ……ここ学校だよ? 流石に恥ずかしいよ」
 昼休み、お弁当を食べ終わった私たちは、6人で賑やかに談話していた。
 すると、日下部が突然メイド服を取り出してこなたに着せようとし始めた。
 もちろん場所が場所なだけに、こなたは拒否を繰り返しているのだが……
「いぃじゃ〜ん、減るもんじゃないしさ」
「でもぉ……」
 日下部は全く諦める気がないようだ。

「こんにちはっス、先輩達」
 こなたを組み敷こうとする日下部に不安な視線を送っていると
 1年生の4人がこちらに向かってきた。

「何の話をしてたんスか?」
「『梅干茶漬け』について話してたんですよ」
「みゆき、話がややこしくなるから少し黙っててくれ」
 つれませんね、というみゆきの無理矢理すぎる言葉はスルーしておいた。
 だがその次に『でもそんなところにそそられます』と私に熱っぽい視線を送ってきたので、全身に悪寒が走った。
 こなたの気持ちが少し分かった気がする。

「日下部がこなたにメイド服着せようとしてるのよ」
「手伝いますよ日下部先輩」
 返答早いな。
 田村さんがこなたを押さえつけ始めた。
 そしてよくよく見るとみなみちゃんまでも加勢している。

「よしできた!! 似合ってるぞぉ、ちびっ子ぉ♪」
「うぅ、学校でメイドは恥ずかしいって」
 いや、ぶっちゃけメイド服に着替える過程のほうが恥ずかしいと思う。
 ここ廊下だし。
「でもこなたお姉ちゃんは、これも似合うよね」
 こなたが巫女服になっていた。
 恐らくゆたかちゃんがやったんだろう。
 メイド服→巫女服の間が見えなかったわ。
 流石は着せ替えこなたを実践しまくった子だ。                         ※6才こなたん参照
「サンタクロースの格好も見てみたいなぁ。着てみてくれよちびっ子」
「スクール水着も似合うんだよねお姉ちゃんは……みなみちゃん、お姉ちゃん持ってっちゃだめだよ」
 無言で、こなたをトイレの個室に連れ込もうとするみなみちゃん。顔が怖い。
 地味に危ない。
 そしてやはりこなたは、いつの間にかスク水を着用している。
4007-896:2007/10/06(土) 23:30:26 ID:G+IMEFOs

「ところで田村さんは、さっきからなにやってるのよ」
「泉先輩のデータを取ってるんス、柊先輩。実は今、泉先輩の等身大フィギュアを作ってるんスよ」
 なにそれマジ欲しいんだけど。
「いやぁなかなか難しいんですよね。特にωの部分が」
「おめが? おめがって何よ」
「ωはωっスよ」
 それだけ言うと、目線をメモ帳に戻して、かりかりと何かを書きとめ始めた。
 こなたはブルマ姿になっている。

「こなたかわいいデスネェ、hamburgerに挟んで食べてしまいたいデス。激萌えデ〜スヨ♪」
 微妙に不吉なことを言いながらくねくねしているパトリシアさん。
 両手には本当にハンバーガーのパンの部分がスタンバイされていた。
 こなたバーガーか……おいしそうね。
 もし発売されたら即効で買……ん?
 ……は!! だめよ!!
 他の客にこなたが食べられるなんて、考えただけでも吐血ものよ。
 即座にマ○クだろうがモ○バーガーだろうが潰しにかかるわ!!
 そう全力で!!
 ……そう全力で!!


「あ、あのさみんな……そろそろ授業が始まるんだけど」
 ブルマを履いたこなたが、怯えながらもそう言った。
 気がつくと、時計の針は既に授業開始1分前を指していた。

「ほんとね、じゃあそろそろ戻らなきゃ」
 ブルマの装着されたこなたのお尻にしがみつき、スーハースーハーやってるみゆきを引き剥がしにかかる私。
 体操服の上を力ずくで脱がせようとしている日下部を、つかさが押さえつけている。
 どさくさに紛れてこなたを無言のまま体育館倉庫に連れて行こうとしているみなみちゃんの方も、阻止しておく。
 廊下を歩く生徒たちは、そんな私たちになんら疑問を持っていない。
 もう恒例行事となっているからだろう。
「もう一つだけ着てほしいのがあるの、お姉ちゃん」
 解散しようとする私たちの中で、ゆたかちゃんがそう発言した。
 ゆたかちゃんが取り出したのは、一着のエプロンだった。
 随分普通ね……てっきりバニーとかナースとかブラジル水着とか九尺褌とか出してくると思ってたのに……
 あ、いいかも……あとで着させてみよう。
「エプロン? ……それだけでいいのゆうちゃん?」
「うん♪これだけでいいよこなたお姉ちゃん♪」
 エプロンだけなんて、ゆたかちゃんは何度も見てるんじゃないの?
 同じ家に住んでるんだし……
4017-896:2007/10/06(土) 23:32:01 ID:G+IMEFOs


 ん?
 待てよ?
 エプロン……だけ……

 ……だけ?


 ま か さ …… いや、ま さ か


「そーれぇ♪」
「ひゃあ!?」

 ゆたかちゃんが両手をこなたに翳した瞬間
 こなたが裸エプロンにされた。
「うわぁ〜……お姉ちゃん……素敵だよぉ」
「うぅ〜、恥ずかしいってば〜」
 自分の体を抱きしめながらペタンと、女の子座りで腰を下ろすこなた。
 涙を溜めたまま上目遣いで私達を見た。
 

 それと同時に、隣にいた日下部が目から火を噴きながら倒れた。
 峰岸のスカートからお菓子類が駄々漏れしている。
 パトリシアさんは「コナニズムDEATH!!」と叫びながら、床に倒れ伏してピクピクと痙攣し
 田村さんは「最高のショーだと思わんかね?」とか言いながら気絶した。
 ゆたかちゃんのリボンが弾け飛ぶ。
 みなみちゃんは無言のまま無理矢理、こなたを空き教室に連れ込もうとしている。顔が怖いし息も荒い。
 つかさは中国雑技団ばりに仰け反って、足の間から顔を覗かせた。すごいな。
 みゆきに至っては、吹き出る鼻血の勢いだけで、宙に浮いている。すごいな。マジすごいな。


 ちなみに私の記憶は、ここで途切れている。
 


以上です。
1年生ズをどう壊すかで悩みました。
あんまりかぶっちゃ面白くないと思ったので。
そしてやっぱりみなみをどう壊すかが一番難しかったです。
402名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:39:15 ID:VBnN7pqV
>>401
GJだってヴぁ!
相変わらずダメだな、こいつら!(褒め言葉)
403名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:40:20 ID:SdjEMCfu
>>401
リアルタイムでみちゃっったあああああああああああああwwwwwwww
あんた最高だよ!!かがやいてるよおおおおおおおお!!!!!!!
腹筋がよじれていたい痛い痛いwwwwwwww
ここまで感染が広がるとやばすぎる。だれかとめてくれ!!!!


そして最後に惜しみないGJJJJJ!!
404名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:43:17 ID:GaT/wsOi
1年生ズ キター!
てか学校で裸エプロンはまずいだろwぜひその現場に立ち会いたいものだw
405名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:43:28 ID:5EMwF2Md
Real Time Good Job!!!
やべぇ、これはやべぇwwwwwwwwwwwwwwww

2つSS書いてるのに両方仕上がらないのは何故だっ…!
406名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:48:49 ID:Glwe8++M
>>401
このままだとゆい姉さんやまつりやいのりまで感染しそうな勢いだw
そうじろうは…元々かなw
407名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:50:26 ID:pxXcHT/V
>>401
とうとう1年生チームまでもがHENTAIウィルスに感染したか……。
ゆーちゃんの瞬間お着替え術に爆笑。GJ。
408名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:50:40 ID:3wqAopKs
死ぬっ!腹筋が壊れる!!やっぱり本家は違うぜWWW

そして誰か私にネタを下さい
こなかが以外も書いてみようか悩み中
409名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:52:32 ID:SdjEMCfu
ネタは貰うんじゃない!頭の中で作り出すんだ!
410名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:52:45 ID:ovm4pH5A
>>401
リアルタイムGJ!
もうダメだ(いい意味で)
411名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:55:23 ID:uGz9xzQV
>>401
GJ!
あなたは俺らを笑い死にさせる気ですかw

>>406
真っ先に見てみたいのは黒井先生の反応だなw
412名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:56:17 ID:dU30B2UA
>>401
こなた四面楚歌ですねぇ……w
こなたと同じポジションのキャラがでてきて負担が減らないものかと考えてみたり


>>385氏とは別人なのですが、私もSSを1つ
某HENTAIウィルスに感染される前に投下を済ませておこうと思いまして……w

*お誕生日記念SS、本編は4レス予定
*最初はこなた&ゆい姉さんで、途中ゆい姉さん&きよたかさんになります
*非エロ側に分類されると思います
*独自設定多用のため注意
413名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:57:37 ID:dU30B2UA
  [リコレクター・ユイ] 

 窓を開けたらコオロギや鈴虫の声が入ってきた。
 少し前までは夜でも蝉の鳴く音が聴こえてたはずなのに。
 そっか。もう新しいアニメの始まる十月なんだ。
 今年も終わっちゃうのかな〜早めにカレンダーの絵柄決めて予約しなきゃな〜なんて考えてたら、誰かが家にやってきたみたい。

「やほー! いまや史上最強天下無敵のゆい姉さんだよぉ〜〜!!」
 ハンドルを握ったときと、お酒をしこたま飲んだときのゆい姉さんは別人なんじゃないかと疑いたくなる。
「うわっ今夜もひどい酔いっぷりですねぇ。まさか、また飲酒運転してきたんじゃ」
「ふっふっふ。そのような心配はご無用ですぞこなたクン。ちゃんと電車と徒歩でここまで来たもんね!」
「それならいいんですけど……ゆーちゃん寝ちゃってるからもうちょっと静かにおねがいしますよ」
「……は〜い、了解しましたぁ」
 急に小声になっちゃって、なんと極端。
 酔っていてもゆーちゃんのことには反応するあたり、実姉としてのメンツは保ちたいのかな。

「そんなことより聴いておくれよ。もしかしたら今年いっぱいはこっちに帰ってこれないかもしれないんだって」
「きー兄さんのこと? そうちょくちょく帰ってこれるようなものでもないよね」
「せめて七日ぐらいは一緒に祝ってもらいたかったのに……。自分で決めたことだし、お仕事だから割り切らなきゃいけないんだけど」
 あれ、『七日』ってなんの日だっけ? 結婚記念日はもう過ぎてるよね。
「でもやっぱりさみしいよ〜。こなた、今日だけは私が許すから一緒に飲も!」
「いや、遠慮しときます。そういえばさ、きー兄さんと姉さんの高校のときの話をもっと聴かせてくれないかな」
「高校時代……というと?」
「前に文化祭の話をしてくれたよね。こっちももうすぐ文化祭だから、どんな感じだったのかなって参考に」
「いいけど、もう十年くらい前になるのか……」
「今でも思い出せる?」
「もちろん。だんなに関係したことならどんな細かいことでも思い出せるよ」
「それは……ある意味すごいね」
「あのとき校内は文化祭一色でドタバタしてたな〜……」

   ***  ***  ***

 文化祭の準備自体は結構前から始まってた。
 でも出し物を決めたり、実行委員の人が資材を手配する感じで、一般の生徒は忙しくなかったんだよ。
 みんなが動き出したのは開催の二日前。
 その日から、通常授業じゃなくなって特殊な時間割になるの。
 学校には八時半から十一時までの間に来て、教員室に寄って、担任の先生に出席を伝えればよかった。
 もちろんそれより早く来て準備しても構わなかった。
 だから私は七時くらいから成実さんを待ってたんだ。
「失礼します」
「お? 小早川はやる気が違うな。クラスのほかの奴らも見習って欲しいもんだ。……小早川出席っと」
「へへー、私のやる気は『別の意味で』ですけどね」
「?」
「じゃあ先生、教室へ行ってきま〜す」
「ああ、そうしてくれ」
 『教室』とは言っても『自分の』とは言ってないもんね〜。
 迷わず成実さんのもとへお手伝いに。
 担任の先生はほとんど様子を見に来ないし、それでも全然ばれなかったよ。
414名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:58:53 ID:dU30B2UA

 ……謎解き迷宮をやるってことはもう言ってたっけ?
 教室をまるまる一つ使って大きな迷宮を作るんだけど、迷宮だから壁が必要なの。
 それで有孔ボードを大量に運ぶわけだけど、倉庫から教室までがまた遠いんだ。
 階段を下りて、一階にある倉庫まで行って、また階段を上らなきゃならないから面倒くさくて。
「おーい、誰か手の空いてる奴、有孔ボード取ってきてくれよ」
「じゃあ、僕が行きます」
「あれデカイからもう一人ぐらいいた方がいいんだけど、誰かいねえの?」
「私が一緒に行きます」
「……おめえ小早川だっけ。別のクラスだよな、たしか。そっちはいいの?」
「はい。向こうは十分人手が足りているので。あの、成実さん、行こ!」
「本当にいいの?」
「ええ、だから早く行きましょ!」

 他の人がいると目立った行動は起こせないから、こんな風に二人だけになれるチャンスがくるととっても嬉しかった。
 ただ廊下を歩いてるだけでも十分幸せ。
 ……でもすぐに倉庫に着いちゃって、現実に引き戻されるんだけどね。
「僕はこっち側を持つから、小早川さんはそっちをお願い」
「うん」
 薄暗くて成実さんは見えないけど、優しい声はよく聴こえる。
 ああ、待ちに待った二人の共同作業……二人の共同作業……二人の共同作業……♪

 もともと有孔ボードってのはベニヤ板を張り合わせた仕切りみたいなもので、そんなに重くはないんだよ。
 それに加えて、成実さんと持ってるって思ったらなんだか嬉しくて、重さなんてまったく感じなかった。
「小早川さん、階段曲がるからそっちをちょっと持ち上げてくれないかな」
「はーい」
 二人の共同作業♪ 二人の共同作業♪ 二人の共同作業♪
「こ、小早川さん? 持ち上げすぎ、持ち上げすぎ」
「あ、考え事しててつい……本当にごめんなさい」
「気にしない気にしない。こっちが実害を被ったわけでもなし」

   ***  ***  ***

「うわー、ゆい姉さんってその頃から深めにアクセル踏んでたんだね……」
「こらこら、まだ話は終わっちゃいないよ。ここからがいいところなんだから」
「……すいません」
 愚痴を聴かされることは回避したけど、こっちもこっちで地雷だったか……。
「何回かボードを運んでてね、だんだん慣れてきたときなんだけど――」
415名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:00:08 ID:l0UbUEaA

   ***  ***  ***

 階段を上がるとき、後ろ向きだとつまづいたり誰かにぶつかったりしてあぶないからって、私が前を向くように運んでたんだ。
 だけどそれでも段を踏み外してバランス崩しちゃってね〜。
 ボードからガツンと一発空手チョップをおでこに受けちゃって……。
「いてて」
「だ、大丈……夫? じゃないよね。どうみても、これは」
「へへ、やっちゃった」
「傷になってないかな? ちょっと見せてみて」
「あ……」
 成実さんの手が私の額に触れてる……予想外の展開だけどラッキー!
 でも心の準備ができてないのにこんなことされたら、顔が赤くなっちゃう……。
「うーん、ちょっと赤くなってるみたいだね。一応保健室に寄っておこう」
 よかった、勘違いしてくれてるみたい。だったらこのまま話をあわせちゃえ。
「じゃあ行ってみるね」
「僕も一緒に行くよ。僕にも責任があるし」
「ラッキ……げふん、げふん、ありがとう。」

  ***  ***  ***

「お、これはきー兄さんフラグが立ったね」
「フラグってそんなもんじゃないよ」
「それで、その後は?」
「むぅ、いきなり食いついてきたな……ちゃんと話すから急かさない急かさない」

  ***  ***  ***

「すいません、誰か居ますか」
 とりあえず訊いてみるけど、へんじがない。
 保健室はガーゼや脱脂綿が待ってるだけだった。
「ベッドには誰も寝てない。準備室にも居ない。先生は留守か」
「探しに行く?」
「いや、ちょっと手当てするぐらいなら僕たちだけでも大丈夫でしょ。確かここに利用者カードが……」
 落ち着いてるし、ずいぶん手際がいいような気もするけど、よくここに来てるのかな。
「あった。ここに名前を書いておけば先生も分かるでしょ」
「何から何までありがとう」
 シャーペンを取り出してさらさらと私の名前を書いていく。
 優しいだけじゃなくて頼れる人。
「冷凍庫の氷で氷水を作って、それでおでこを冷やそう。氷嚢も一緒に入ってたかな?」
「ねえ成実さん、なんでそこまでしてくれるの?」
「ん? ボードを頭にぶつけたのは僕にも責任があるんだ」
 それに責任感も強い。やっぱりいい人だよ、成実さんは。
「本当にそれだけ?」
「女の子の顔に傷とか付けちゃったら償い切れないしね。素人でも、手当てはしておかないと」
「たんこぶの一つや二つならキズモノにはならないよ。大げさだね」
「そうだね。……でも、もしこれでお嫁に行けなくなったら、そのときは責任を持って僕が――」

  ***  *** ***

「ひとつだけ言わせて。『それなんてエロ』……って姉さん!?」
 色々ツッコミを入れようとしたのに、すでに倒れてた。
「もうダメ。お酒が体中に回っちゃって眠い」
「せっかくいい所だったのに。今夜もお泊り?」
「そうして〜布団敷いて〜」
 姉さんの顔が赤いのはお酒のせいか、ノロケ話をしてた恥ずかしさのせいか、どっちかは知らない。
416名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:01:27 ID:dU30B2UA

 ピ……ピロリロリ〜ピロリロリ〜
「姉さんの携帯じゃない?」
「ごめん、今、頭が痛いから代わりに出て」
「しょうがないな〜。はい、泉……じゃなくて成実です……あ、きー兄さん……寝ちゃってるんで私が代わりに出たんです」
「きよたかさん? ちょっと代わって。もしもし……え……一日だけ空けてもらった!? 帰ってこれるの!? やったー!! 一緒にお祝いしよ!」

 姉さんが豹変する場合がもう一つあった。
 きー兄さんと一緒に居られるときだ。
 なんだか知らないけど、よかったね。姉さん。
4173-402:2007/10/07(日) 00:02:28 ID:dU30B2UA BE:111972858-2BP(3100)
ありがとうございました。そしてお疲れ様でした

今回の話は4巻の『雪解けの花』の少し前の出来事とお考えください
こなたがゆいの誕生日を忘れているのはそのためです
タイトルの"リコレクター"は英語のrecollect(思い出す、回想する)とcorrectorの造語です
辞書を引いても出てこない(はず)なのでご了承ください
タイトルの元になったNHKの某アニメのパロディはありません
(つまり名前だけ借りてきたということになります)
深い意味はありませんのでこちらもご了承ください

そして、最後になりましたが、ゆい姉さんお誕生日おめでとうございます
4183-402:2007/10/07(日) 00:04:25 ID:l0UbUEaA BE:22395124-2BP(3100)
あと、なぜか415だけはID代わっていますが、私です
騙りとかその類ではありませんので。
419名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:12:45 ID:0mu8+TF1
>>417
こういう昔話を見るとニヨニヨしちゃうんだぜ
サブキャラにもスポットを当てるその姿勢にGJ!
420名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:19:46 ID:eqRb5HU1
ゆい姉さんと同じく10月7日が誕生日の俺が来ましたよ
>>417
GJ!きよたかさんいい人や。
でもタイトル吹いたw
ゆい姉さん(そして俺)、誕生日おめ
421名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:22:46 ID:TrIJsbH1
誕生日ネタか…
ゆい姉さん、おめでと、
そしてGJ!

>>420
ちょっとまて、何故俺がここにいる!
422名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:28:37 ID:ylNR6e+3
今夜も流れが速いな
おれとしてはもうちょいゆっくりとしてほしいんだが・・・
みなさんGJ!
423名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:48:35 ID:9ndVlBtS
あきら様と誕生日、血液型が同じ私が来ましたよ

>>417
GJ!きよたかさんカッコイイな!

次みなゆたか、こなゆた辺りを書こうと思ってるんですが
どっちがいいですかね?
424名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:50:24 ID:H/tfXOdY
ではみなゆたに1票入れさせてもらおう
425名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:53:50 ID:5wcHh7Qu
>>423
こなゆたに一票。

でも、書けるなら両(ry

>>367
11スレ目くらいかな?8月くらいからROMってる。

>>401
腹筋壊れるwGJw

ゆい姉さん及び>>420,>>421オメ。
426名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:54:41 ID:CKg/ijSx
>>401
相変わらず壊れてるw
ついに1年生ズも参戦かwww
そしてみなみが1番酷いwwwww(良い意味で)
何はともあれGJ!
ひとつ思ったのだが2年のこうは???

>>418
笑いを消してくれてありがとう……
こういうのを見ると頬が緩む。それとGJ!

>>423
こなゆたに1票を
427名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:55:28 ID:5wcHh7Qu
スマソ。sage忘れた…。

>>376
面白かったっすwGJw
428348:2007/10/07(日) 00:55:40 ID:UOc2zdy1
>>401

うは、本家さま降臨!
さすが、本家は壊れ具合が神っすね!GH(GOOD HENTAI)!
429名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:56:45 ID:q24n+dZb
>>423
俺もみなゆたに一票
430348:2007/10/07(日) 00:58:46 ID:UOc2zdy1
sageにチェック入れてるのに下がらなかった……スマソorz
431名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:02:23 ID:9ndVlBtS
2票づつ…!?
どうしたら…?

…とりあえず、つぎもう一票入った方を最初に書こうかと思う
432名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:04:09 ID:dMC7lSXT
ではこなゆたで願いたい
433名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:14:02 ID:9ndVlBtS
了解しました
こなゆたで頑張ってきます
434名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:16:46 ID:L6CkfNTo
俺もこなゆたが……と一足遅く言ってみます(´・ω・`)
でも両方書いてくれるみたいだし、よかた。

>>426
取り敢えずらき☆すたに登場するキャラには
ほぼ全員にHENTAI(こな的)になってもらう予定ですよ(待
今のところ難関としては、あきら様とかひかるせんせとかふゆきせんせあたりですかね。
接点ないし(´・ω・`)
あ、宮河姉妹どうしよう……難しいのけっこういるなぁorz

……もちろんただおさんには自重してもらいます。
435名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:18:19 ID:3zGQF3/8
チェリーにもHENTAIになってもらいたい
436名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:19:37 ID:5wcHh7Qu
>>434
あきら様と宮河姉妹はコミケやショップのイベントとか。
ひかる・ふゆき両先生はゆたかと保健室とか。

個人的には柊家のHENTAIぶり待ってますw
437名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:37:55 ID:eqRb5HU1
さっきCDTVで見たんだが
 17位 みなみキャラソン
 19位 ゆたかキャラソン
 20位 ひよりキャラソン
 21位 パティキャラソン
こなたたちに比べて、1年生ズはけっこうみんな競ってるな

「うぉー、やっぱりもうちょっと自重すべきだ私」
「…歌の人気より、もっと別のところが大きくなってほしか(ry」

>>436
柊家に関しては「こな☆フェチ 〜こなたんず〜」あたりでウイルスと触れている
はずだから……本格感染も近いか!?
438名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:42:08 ID:L6CkfNTo
>>435
獣姦ですか?
……(..´∀`)

>>436
柊家は、こなたんずの続編みたいな感じで書いてる途中なので
まだ結構かかりそうです、すみません(´・ω・`)
それと、ネタありがとうございます。

>>437
正にそういうことです
439名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:56:23 ID:8T9j2aaJ
落書きレベルだが……>>401を読んでいて、ついかっとなって描いた。
http://1rg.org/up/53326.jpg
440名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 01:59:19 ID:N9PwEBdD
まさに借りてきた猫ならぬ借りてきたこなた(*゚∀゚)=3
441名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 02:05:17 ID:/C4UlK6c
個人的に片手はエプロンの裾を下に引っ張る形で描いて欲しかったが
細かいことは気にせずGJ!
442名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 02:15:29 ID:ndPsVBe6
みなみの最終的な壊れ方として、「拳を天に突き上げた状態で満足気な表情のまま真っ白になっている」絵しか浮かばない俺はどうすれば……

想像が振りほどけないまま、そして風邪を引いた……

風邪……




保健室ネタとは又別で、こなたの家で風邪を引いたこなた看病か、もしくは逆に風邪のゆーちゃんをかいがいしく看病するこなた、それを見てひゃ… ひゃ…




ヒャーー(゚∀゚)ーーーーッヒャッヒャッヒャッヒャッ!!
443名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 02:17:47 ID:KLA501qG
>>442
一体タミフルをいくつ飲んだんだ!?
444名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 02:37:22 ID:XTrXhn7D
>>442
手遅れDEATH……
445白石×あきら:2007/10/07(日) 03:31:21 ID:aZEbAaPk
白石×あきら小ネタ1レス
※ラジオのアホデレあきら様ベースです。

白石「あきら様……番組が終わっても、
   ずっと、僕と一緒にいて下さいますか?」
あきら「……? どゆこと?」
白石「いや……あの、卒業したら、僕と、結婚してください!」
あきら「どして?」
白石「……えー、と、ですね……
   僕は、あきら様の事が、すごく大好きなんです」
あきら「うん、知ってるよ。あたしも白石の事すき」
白石「そうでしょう?
   毎日毎日、僕と一緒に居られたら、嬉しいと思いませんか?」
あきら「……、……ウン」
白石「……わかって、いただけましたでしょうか」
あきら「ウン、たぶん」
白石(あきら様に説明するのは慣れっこだけど……
  まさかプロポーズの言葉まで説明するハメになるとは……とほほ……)
あきら「あっでもさー、結婚しても、
    うちのパパとママは一緒にいないわけだから、
    別に結婚とかしてもしなくても同じだよね?」
白石「ちょ、大事なところでハズすのやめてもらえます!?」

おわり
446名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 04:03:55 ID:kPr8Egfb
これは続かざるをえない

小ネタ 『Lucky days』


――最初はただ、遠くから眺めていられるだけで、その日がちょっとましになるような
気がしたんだ……


白石みのる(しらいしみのる)”が“柊つかさ(ひいらぎつかさ)”と出会ったのは榊野学園の入学式のとき。
つかさはみのるの隣のクラスで、同じ沿線から通っていて、毎日同じ時刻の電車に乗り本を読んでいる。
気にはなるけど、遠くから眺めているだけ…。ただ、それだけの存在だった。

携帯電話のおまじない…

「好きな人の写真を待ち受けにして3週間、誰にもバレなかったら恋が成就する」
みのるはばかばかしいと思いながらも、電車で出会うつかさの姿を携帯電話の待ち受けにする。
だが、そんなみのるの待ち受け画面に映ったつかさの写真を、同じクラスでつかさの双子の姉の“柊かがみ(ひいらぎかがみ)”に見られてしまう。
おまじないを始めて1日目ではかなく散ってしまった淡い期待だったが、男子に対し奥手な妹を心配していたかがみが、みのるとつかさの仲を応援したいと二人の間を取り持つ事に…。

その日からみのるの退屈だった日常が大きく動き始める。
447名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 04:06:30 ID:kPr8Egfb
※都合により以下はダイジェストでお送りします


「あのね、お姉ちゃん、私……白石君と付き合うことになったんだ///」
「……へー、よかったじゃない」

『もしもし、かがみ?』
「なんで私のとこに掛けてくんのよ。つかさと間違えてんじゃないの?」
『いや、かがみと話したかったんだ』
「……一体どうしたの?」
『つかさの相手するのって……なんか、疲れる』

「れ、練習よ。練習なんだからね……」
「かがみ……」
「あっ、み、みの…る…」

「やっぱり全部つかさに話そう。このままじゃ……」
「今はまずいって。大丈夫、そのうちちゃんと話すから」
「でも……」
「いいから、いいから」
「あっ、だめよ、こんなとこで……あっ」

「お姉ちゃんひどいよ! みのる君の彼女は私なのに……」
「つかさ……ごめん……」

「泉も実は、俺のこと好きだったりして」
「そ、そんなわけないでしょ」
「でも、嫌いでもないだろ?」
「んっ……だ、ダメだよ、しらい……んっ」

「あたしってさ、昔っから男っぽいとか言われてて、あんまり女の子として扱われることってなかったんだよね。
 だからこういう風に求められるのは、なんか幸せを感じるっていうか……」
「みさお……」
「んっ……」

「あっ、だめだよ白石君……今日は彼と約束が……」
「いいだろ、そんなの」
「でも……それに白石君だって、ラジオの収録があるんじゃ……」
「いいんだよ、そんなの」



「……何やってんのよあのバカ。もうすぐ本番だってのに……」


もちろん続かない
448名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 04:19:04 ID:+2ZHp5AL
>>447
ちょ、何このウラタロスwwwww
449名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 05:12:49 ID:rnc1WnvT
>>401あなたは世界一の大馬鹿者ですよwwwww(銀河系最高の褒め言葉)
みなみは監禁っ娘ですかwwwww何とゆたかな妄想力wwwそこに痺れるあこがれるぅぅぅぅぅぅ!!!

神GJ!!!
あと壊れ黒井先生は、暴走したら奇声をあげてバットでガラスを割りまくる(それ犯ざry)という馬鹿妄想が

>>447何このカオスwwwwww吹いたwwwww
450名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 05:19:26 ID:KLA501qG
ども、>>385で言ったSS完成しました
小ネタ投下直後ですが、投下してもOKですか?
451名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 05:28:21 ID:wRJVcMdS
>>447

「あれ、かなたさんお出かけですか?」
「ええ……もうすぐ壮絶な最終回で白石くんがこちらに来ますので、迎えに行こうかと」
452名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 05:51:49 ID:+2ZHp5AL
>>439氏の萌えこなたの後で微妙に投下しづらいのですが、>>450氏の投下前に滑り込み
http://1rg.org/up/53333.jpg
4534-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/07(日) 05:53:05 ID:+2ZHp5AL
とと。鳥忘れ
454名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 06:20:53 ID:TrIJsbH1
>>445>>446
うはwwwなにこの連続の白石ネタwww
2人ともGJですよ!
455名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:31:49 ID:ctZuMb3f
>>401(7-896氏)



・ ・ ・ や ま と は ?(滅殺

あとあきら様はDSネタで何気にテレパシー+こなたサーチング機能g(抹殺
456名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:50:31 ID:/C4UlK6c
>>447
いつか誰かやるんじゃないかと思ってたwww
457名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:51:54 ID:/C4UlK6c
うわ、sage忘れ申し訳ないです
458アリアン:2007/10/07(日) 08:34:00 ID:KLA501qG
そろそろ投下させてもらいます
かが×こなで、非エロです
2レスお借りします
459アリアン:2007/10/07(日) 08:35:37 ID:KLA501qG
季節は冬の終わり
私たちが陵桜に行く回数も、もうあと少し……
そして、こなた、つかさ、みゆきと共に過ごす日々も、あと少し……
 
私は今、こなたに誘われてゲーマーズに来ている
まだ私には後期試験が残っているけれど、もうこなたとこうやって学校帰りに寄り道するのもないかもしれないと思い、ついて行った
相変わらずこなたは大量の品を持って、レジに並んでいる
私は何も買わない
受験が終わるまでラノベは封印しようと心に決めてから、一冊も買ってない
家にあるラノベを全部段ボールに入れて、ガムテープで封をした
その時に初めて気がついたけれど、私はラノベを段ボール箱1箱分は軽く収集していた
その量の多さに、我ながら少し呆れてしまった
 
「それでさ、卒業したらみんなで卒業旅行に行こうよ!!」
帰り道、こなたはずっと喋りっぱなし
私は特に返事をするまでもなく、聞き流していた
こなたは私が反応しないのをお構いなしに喋っている
「近場でいいならやっぱりディ●ニーランドかな?そこでホテルに泊って遊ぶのもいいかも!あ!遠出してもいいって言われたらもっと遠くに行ってみよう!
 名古屋とか、大阪とかさ!あ、思い切って飛行機に乗って沖縄行ってみる?私今まで一回も沖縄行った事ないんだよね〜
 修学旅行も京都奈良だったしさ〜さすがに中学高校と二回行けばもう見どころは無いかな〜」
ハッキリ言って、私はそんな楽しい会話をする気分じゃなかった
もうすぐで、今まで「日常」だった日々が「非日常」へと変わってしまう
みんなと毎日のように顔を合わせることも、もう無くなってしまう
それが、怖い
もうみんなと顔を合わせることが、ほとんど出来なくなってしまう
嫌だ
卒業式なんて、来てほしくない
このままみんなともう一度1年の時からやり直したい
だから、卒業式の話とか、そのあとの話なんてしたくない
それなのに……それなのに、こいつときたら……
「いいわよね…そんなお気楽な性格で……」
気が付いたら、私はそう言っていた
「えっ…?」
「私は、あんたみたいな人間じゃないの…私は、卒業してみんなと別れるのがつらいのよ…!
 卒業式なんて、来てほしくないと思ってるのに……!!それなのに、あんたはよく気楽に卒業後の話なんてできるわよね…!!
 あんたのことだろうから、どうせそこまで悲しいなんて思ってないんでしょ!!
 私は、あんたと違って単純じゃないのよ……!!場の空気ぐらい読みなさいよ!!!」
私は、たまっていた欝憤を晴らすかのように、一気にまくし立てた
こなたは、黙って下を向いている
さすがに反省したのだろうか
460アリアン:2007/10/07(日) 08:37:08 ID:KLA501qG
「かがみって……今まで「友達」って言えるほどの友達を作ったことって、ある……?」
突然こなたが切り出した
「何よいきなり……」
「いいから!答えてよ!!」
その声は、今さっきまでのこなたとは全く別のものだった
「そりゃあ……そこまで多くはないけど、作ったことくらいあるわよ」
日下部や峰岸も、それに入るのだろうか?5年以上の付き合いだけど、今のこなた達ほど親密にしていたわけではない
「いいよね……そうやって簡単に「友達」を作れる人は……」
「えっ……?」
「私は、今まで「友達」って言い張れるような友達なんて、いなかったんだよ……!
 かがみたちが、初めてできた「友達」なんだよ……!!
 いくら……いくら私だって、かがみやつかさやみゆきさんたちと別れても寂しくないなんて、思うわけないじゃない!!!」
叫ぶようにしていったこなたの目には、涙が溢れんばかりに溜まっていた
それを見た途端、私はすべてを理解した
そして、今すぐ自分を殴りたい衝動に駆られた
こなたは、さびしくないから明るくふるまってたんじゃない
自分がさびしがって、周りの雰囲気を害さないように、わざと明るく普段通りに振舞っていただけなんだ
何でそんなこなたの気遣いに、今まで気づかなかったのか
一気に罪悪感が押し寄せる
私は、今にも泣き出しそうな表情のこなたを抱き寄せた
「かがみ……?」
「ごめん……ごめんねこなた……
 私、あんたの気遣いに気づかないで、自分の言いたいことばっかり言ってた……
 本当に空気を読んでないのは、自分の方だった……あんなこと言って…ごめんね……」
私がそういうと、こなたは私の胸の中で声をあげて泣き出した
私もつられて泣き出しそうになりながら、こなたの頭をなで続け、落ち着くのを待った
周りの人達がたまに視線をこちらに向けてきたが、気にならなかった
そんなことよりも、今はこなたのほうが大事だ
やがて、泣き声が嗚咽にかわるころ、私はそっと言った
「もう泣かないの……卒業しても、またみんなと会えるんだから……
 あんたが言ってたみたいに、みんなで卒業旅行にでも行こうよ……ね?」
こなたは、こくんと頷いた
「今まで見たいに毎日会うことはできなくなるけどさ……休みの時は、だれかの家に2〜3日くらい泊って、みんなで遊んでもいいじゃない
 別れを嫌がってちゃ、前に進んでいけないのよ……?」
「なんか……今さっきと立場逆転してない……?」
涙で赤くはれた目でこちらを見ながら、こなたが言った
その瞳には、もう悲しみの色はなかった
「はははっ…そうね……」
私の心にも、もう暗い雲は広がっていなかった
きっと私は、卒業式を笑って迎えることができるかもしれない

その時は、みんなに自分の気持ちを伝えようと思う
 
―――今まで、本当にありがとう
    そして、これからもよろしく――― って
461アリアン:2007/10/07(日) 08:39:11 ID:KLA501qG
以上です
眠い目をこすりながら描いたので、おかしい部分があるかもしれません
まとめwikiに載せ…る前に寝かせてください
462名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 08:40:17 ID:ivROhX/B
超GJJJJJ!!!!!!!
463名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 09:14:18 ID:ylNR6e+3
すばらしいいいいい!!!!!!GJ!!!!!!
俺の暗い1人ぼっちの高校生活思い出して鬱になりますた・・・
かがみたちは幸せだなあ。もう一度GJ!
46414-208:2007/10/07(日) 09:58:30 ID:DUHztyYY
>>461
GJ!!!!!

>>463
あれ? 俺がいる……?

さてと。
もう少ししたら黒つかさSS投下します。
465名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 10:07:30 ID:L6CkfNTo
>>461
マジGJっす
すれ違っていたお互いの気持ちを、改めて確かめ合う場面っていつみてもいいですねww

>>464
待ってます
全力で
466アリアン:2007/10/07(日) 10:41:19 ID:KLA501qG
タイトルつけ忘れていました
「訪れる別れ」です
46714-208:2007/10/07(日) 12:25:16 ID:DUHztyYY
黒つかさ物投下します。

微エロ、つかさ弱壊れ、こな→かが部分が若干あり、です。
それと携帯からの投下なので、改行がちょっとおかしい箇所があるかもしれません。
そういったところを踏まえて見ていただけるとありがたいです。
468くろ☆つか:2007/10/07(日) 12:28:19 ID:DUHztyYY
ある日のこと、

「つかさ、3Pしない?」
「うん、いいよー。……えええぇぇぇぇぇっ!?」

お姉ちゃんが爆弾発言をしてきた。

「お、お姉ちゃん、それって……」
「いまこなたの家でこなたと二人でプレイしてたんだけどね、やっぱり二人きりだと盛り上がらなくって」
「そ、そうなんだ……ふーん」

その言い方だと、なんかちょっとこなちゃんが可哀想な気がするよ、お姉ちゃん……。

「で、つかさも誘ってみようかと思って家に戻って来たってわけ。
ほら、三人ですれば色々遊びの幅も広がるし」
「ソ、ソウデスネ」

「……なんでそんなカチコチなのよあんたは。
マッサージでもしてあげようか?」
「いいいいいよお姉ちゃん!
ほ、ほら! 夜中自分でやってる分だけで私十分満足してるからっ!」
「そう? 変なつかさ」

変なのはお姉ちゃんだよ!
……とは、とても言えなくて。

けど、3Pかあ……。

『つかさがこんなテクニシャンだったなんて私知らなかっ……ひあああっ!』
『ちょっ、つかさぁ! もう少し加減して……ああああっ!』
『えへへ、バルサミコ酢ぅ〜』

……いいかも〜。

「ちょっと、どうしたのつかさ」
「え! あ、あは……。
な、なんでもないよメスブt……じゃなくてお姉ちゃん!」
「そう? じゃあ私は色々やることがあるから先にこなたの家に行ってるわね」

「ねえ、お姉ちゃん? 私オモチャ持って行っていい?」
「いいけど……オモチャって年じゃないでしょ、あんた」

何言ってんだろう、お姉ちゃん。
この年だから使うオモチャがあるって知らないのかな?
私の大好きなピンク色のアレとか持って行ったら、二人とも泣いて喜ぶかな?かな?

「じゃあ、先に行ってるわね。
あんたも早く来なさいよ?」
「はーい!」

今日は楽しい一日になりそうな予感……♪
469くろ☆つか:2007/10/07(日) 12:41:12 ID:DUHztyYY
つかさです。
いま、こなちゃんのアレを握りしめているとです。

つかさです。
お姉ちゃんが激しく飛んだり跳ねたりしているとです。

つかさです。
つかさです。
つかさです……ハァ。
なんでこんな事になっちゃったんだろ……。

「ハァ……ハァ……つかさって、意外と上手なのね……ハァ」

プレイを終えたばかりで、荒くなった呼吸を整えているお姉ちゃん。

なんだろう、普段の私なら今のお姉ちゃんを見るだけで興奮して夜中オカズにしたり出来そうなのに、今は全然そんな気がしない。

というかそんな気力が湧かない。
だって……。

「やっぱりW○iは全身運動が基本よね!」

そう、お姉ちゃんが誘ってきたのは『ゲームの』3Pだったのです!

……くすん。

「いやー本当にNint○ndoは良いものを作ってくれたわよねー。
これだけやると室内でも結構いい運動になるし、ダイエットにもなりそうよね。 ね、つかさ?」
「そだね、AHAHAHAHA……」

そりゃ私のキャラも壊れるってもんですたい。 ふんがー。

「どうしたの、元気ないけど……」
「う、ううん!元気爆発!勇気リンリン!」

『…………』

「本当、大丈夫か……?」
「ポンポポンポポンキッ○ーズ!」
「ダメだ、こりゃ……」

ちなみに私が握り締めているこなちゃんのアレとは、W○iリモコンの事なのです。
トイレに行ったこなちゃんの代わりに1Pをやってあげてるだけとです。 どんだけー。

「ところでさ、つかさ」
「? 何、お姉ちゃん?」
「その茶色い紙袋がさっき言ってたオモチャなの?」

「!?」

後ろに隠してたのに何でそんなに目ざといの、お姉ちゃん!

どどどどうしよー!
この中にはピンク色のとか浅黒いのとかが見た目に生々しく入ってるのにー!
470くろ☆つか:2007/10/07(日) 12:49:54 ID:DUHztyYY
「どんな物が入ってるのか興味あるなー。
ねえ、ちょっとくらい見せてよ」
「え、えへへー。
あ、後で(嫌ってほど)見せてあげるから……ね?」
「そんなこと言われると余計に気になるじゃない。
こなたもいないし、ちょっとだけ、いいでしょ?」

なんで今日に限ってしつこいのお姉ちゃーん!?
中身を知ってるわけじゃないと思うし……こうなったらもう、取り出して使ってもイイカナ?イイヨネ?

くすくすとわらってごーごー。

時空を超えてどこかの妹の声が聞こえた気がした。

「……それじゃお姉ちゃん、対戦プレイでも……」

「やふー、ただいまー♪」
「あ、こなた」

せっかく黒化しようとしたのに、絶妙なタイミングでこなちゃんが戻って来ちゃった。

………………ちっ。

「ねえ、こなた。
ちょっと電話してきてもいい?」
「? いいけど……どこに電話するの?」
「みゆきのところよ。 つかさも呼んだけどどうせ最大四人プレイなら、もっと大勢でやった方が盛り上がるでしょ?」

(私はかがみんと二人きりの方が良かったんだけどな……)

……こなちゃん、聞こえてるよー。
というか私はもしかしなくても邪魔者か?

「というわけで、早速電話してくるわね」
「あ、かがみん!」
「私のいない間、適当に遊んでてよね!」

そう言ってお姉ちゃんは部屋から出て行っちゃった。

残されたのはこなちゃんと私だけ。
けれどこなちゃんは、

「あうー、かがみん……」

お姉ちゃんの事ばっかり考えてるし。
つまんないからちょっと意地悪しちゃおうかな……。
471くろ☆つか:2007/10/07(日) 12:54:52 ID:DUHztyYY
「こなちゃん……」

「あ、つかさ。
ごめんごめん。
リモコン返して……」

うぃんうぃんうぃんうぃん

「はい、こなちゃん」
「なんか私が渡した時と形が変わってるーーーーー!?」

「エー、ソンナコトナイヨー」

うぃんうぃんうぃんうぃん

「浅黒くて生々しい形のがうぃんうぃん言ってマスヨー!?」
「大丈夫大丈夫、痛いのは最初ダケダヨ?」
「なんでW○iリモコンで痛くならなくちゃいけないのさ!
というかさっきから全然センサーに反応してないよソレ!」

『………………』

「もってけ!黒バイブ!」
「曖昧じゃないし!これ何センチあるのさ!」
「こなちゃ〜んに似合うのです、キャ?ワ!イ〜v」
「こんなの別に似合っても嬉しくな……にゃああああああああああぁっ!!」

それから暫くはこなちゃんで遊んじゃった♪
撫でたり舐めたりつねったり、挿れたり抜いたり濡らしたりして本当に楽しかったよ♪
こなちゃんってば、間違いなくWi○より遊びの幅が広いよね♪

そう言えば遊んでる最中に、廊下からお姉ちゃんの話し声が聞こえてきたんだ。

『みゆき……やらないか?』
『はい……。
……えええぇぇぇぇぇっ!?』
ぱりーん!(←メガネが割れた音)

……そんな言い方してるから誤解を招いてるんだと思うよ、お姉ちゃん……。

まあその誤解のおかげで、今こうしてこなちゃんとも遊べてるんだけどね?

さて、お姉ちゃんも電話が終わったみたいだし、そろそろ戻って来る頃かな?
そうしたら、当初の予定通り一緒に3Pしようっと。

イキっ放しで放心状態のこなちゃんも戻って来る頃だろうし、そうしたら二人仲良く調教してあげるからね?
覚悟しててよね、お姉ちゃん?

……だけど、まだ私は気付いていなかった。
1000の器具を携えて、最凶の敵(ゆきちゃん)がこっちに向かって来ていることに――!
47214-208:2007/10/07(日) 12:57:22 ID:DUHztyYY
以上です。

あまり黒く無かったかもです。
というか下手すぎて吐血しそうですorz

こなフェチでも読んで鼻血で空飛んできます……。
473名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 13:05:27 ID:4F57Em0C
すげえバカだwwww
だがそれがいい!GJ!
474名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 13:54:06 ID:ylNR6e+3
かがみバカスwwwwwwwwそりゃ勘違いするわwwwwwGJ!
475名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 14:02:01 ID:H/tfXOdY
これはwwwwマジGJwwww
476名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 14:03:56 ID:4+u65S9i
>>461
まじで感動しました・・・GJです。
あなたは涙腺ブレイカーか・・・

>>472
GJすぎて吹いたwwwwww
確かにみゆきさん強そうな気がする・・・

ところで、音ゲータイトルのやつ見て触発されて
音ゲーネタで書いちゃったんだけども、
ここって音ゲーマーどれくらいいるんでしょうかね?

もし結構いるなら意見聞きたいんですよねー。
大して面白くもなくしかも分かる人にしか
分からないような音ゲーネタを投下するか、
衝動的に思いついて書いた超の字がつくほど短い小ネタを投下するか・・・

雰囲気壊しそうなんで個人的には後者ですが、どうでしょう?
もちろん要望があれば上げたいとは思ってますが・・・
477名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:16:33 ID:ctZuMb3f
容赦無く投下するのがここの基本(は?)
そういう俺は音ゲーマー
478名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:16:49 ID:gYG/d25Q
音ゲーは2D STG並にマイナーなジャンルだと思うんだが。
一時期異常に栄えたという点も良く似ている。
479名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:21:22 ID:pbzUIaHp
いいと思うよ
分からない人はスルーするだろうし
480名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:27:41 ID:2ghKIgni
太鼓の達人
481名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:29:24 ID:HcOnYwJD
TRPGネタすら受け入れたここの住人なら音ゲーなんてメジャーすぎるくらいだ

>>461
こなたの中学時代って黒歴史なイメージあるもんな……
投下のたびに上達していてすごいぜ、GJ

>>472
かがみが漢前すぐる
そしてつかさとみゆきは真っ黒だし、最近の流行は実は一番真人間はこなたなのか!?GJだぜ
482名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:33:14 ID:Ash3xAn7
なに? 住人が音ゲネタ分からないかもしれないから投下できない?
逆に考えるんだ
『このネタで、今まで興味がなかった層を大量に取り込んでやるぜ』と考えるんだ
483名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:34:01 ID:H/tfXOdY
さすが卿
484名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:35:53 ID:pbzUIaHp
ここはかなりの長編でも受け入れてくれるからね。懐深すぎ
485名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 18:03:36 ID:80+d53PR
俺は普通に長くてしっかりしてるほうが好きだけどな
486名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 18:49:21 ID:iOCx5dPI
長いと読み応えがあって好きだ。
今までで一番長かった投下ってなんだっけ?
487名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 18:49:54 ID:pbzUIaHp
てけてけ?
488名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 18:52:18 ID:L6CkfNTo
単体だとアキハバラ1988ですね
489名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 18:57:25 ID:80+d53PR
『人として袖が触れている』も他の人みたいな連作短編形式じゃなくて
長編連載みたいな感じだから、ある意味単体っていっていいのかも
490名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 18:59:19 ID:+2ZHp5AL
長編好き…ラノベタイプのかがみ
短編好き…漫画タイプのこなた
感動好き…泣いちゃうつかさ
ネタ満載…博識みゆき
百合エロ…自重ひより
壊れネタ…なんとなくパティ
ほのぼの…なんとなくゆたか
ゆたか専用…みなみ
チェリー…チェリー
491名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:01:49 ID:l0UbUEaA
壊れは〆切が近くて参ってるそうじろうさんが適任ではないかと……
492名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:06:34 ID:pbzUIaHp
軽く調べてみた。あくまで軽く。

19スレ時点 作品数だけトップ3
1位◆cj23Vc.0u.氏 てけてけかなたさんシリーズ 20+5作品
2位   ぶーわ氏 人として袖が触れているシリーズ 11+2作品
3位◆cj23Vc.0u.氏 きゃんでぃ・がーるシリーズ 10+1作品

次点   9-794氏 泉こなたの人生が変わる瞬間シリーズ 9作品
10-249氏 ああ、素晴らしきお泊り会シリーズ 9作品

あくまで作品数だけ
量で換算したらもっと長い人が居るかも
9作品以上続いてるのはこれくらいかな、他にあったら誰か訂正ヨロ
493名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:08:27 ID:SBqB9c1r
>>472
GJ !
こなフェチウイルスに感染してますね? w
494名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:15:44 ID:pv2vySch
人として袖が触れているってそんな長くやってたっけw
495名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:17:04 ID:7x/Y9+sf
連載ではてけてけが25話。レス数だとアキハバラ1988の34レス。一度の投下量だとプリンセス・プライドの70キロバイト。

◆cj23Vc.0u.氏は馬鹿だろ。あらゆる意味でw
496名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:35:10 ID:UOc2zdy1
もしかして三冠王かw
497名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:51:15 ID:V8LBHGvs
>>495
プライドじゃなくてブライドですよー。

とりあえずコレだけはツッコミをとゆーことで。
498名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 20:29:21 ID:Ash3xAn7
職人を比べたりだとか、どの作品がNo.1だとか、
そういった類を書くのはマズいんじゃないかな……
比べられた書き手さんも、比べられなかった書き手さんも
不快な気持ちになることもあるから

とチラ裏してみるテスト
499名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 20:33:39 ID:+2ZHp5AL
>>498
そういった事もあるかもしれんね。

個人的には単純に作品数を比べるだけなら客観的事実として問題ないような気がするけど。
※誰が好き、誰が嫌い、とかいうコメントは論外だと思うが
500名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 20:38:38 ID:4F57Em0C
一人のSS書きとしては一つ一つの作品を見てもらいたいなって思う。

まあ、こんな話しに花が咲くのは保管庫に「作者別」の項目があるからであって、
(他のスレならこんなことはないはず)これはこれで面白いとも思うけど。
501名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 21:06:01 ID:VciW/anA
>>490
>チェリー…チェリー
ワロス
502名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:17:37 ID:gpwFq+Bf
SS投下します。メタ視点ありで、ちょっとキャラ壊れ気味かもしれません。
503UNLOGICAL☆DASH:2007/10/07(日) 23:19:58 ID:gpwFq+Bf
「私、このままじゃダメだと思うんだよね」
「……何よ急に」
みんなでお昼を食べている時、唐突にこなたが言った。
「このままじゃダメ、って何がよ」
「『らき☆すた』の人気だよ」
「そう?アニメも人気のうちに放送終了したし、原作の方はまだ続いて人気あるんだから、そんなに心配することはないんじゃないの?」
「甘い!!」
こなたの目つきが急に鋭い物へ変わった。
「そんなこと言ってると、他の作品にあっという間に抜かされちゃうよ!?」
「……他の作品って言ったって、『らき☆すた』はまったり感を前面に押し出した、かなり珍しい作品だから、十分オリジナリティがあって他と争う必要もないんと思うけど?」
「その考えが甘いって言ってるんだよ!」
こなたは人差し指をビシッと立てて、私の顔を指した。
「オリジナリティって言っても、最近は『みな○け』みたいに、私達と似た路線の作品もあるんだからね。やっぱりそう言った物と差別化を図っていかなくっちゃダメだと思うのだよ」
「そうかぁ?」
「そうだよ。このままだと、○ルヒ二期が始まる頃には、『らき☆すた?そう言えばそんなのもあったなぁ……忘れたけど』って感じにみんなの記憶の遥か彼方へ行っちゃう可能性大だよ」
無い胸を張って勝手に断定するこなた。一体、何処からその変な自信が湧き出すのか聞いてみたい。
まあ、聞いても仕方ないし、どうしようもないけど。
「でもこなちゃん、どうやってみんなから忘れられないようにするの?」
今まで黙ってお弁当を食べていたつかさが急に口を開いた。
「そりゃあもちろんテコ入れだよ。『らき☆すた』をテコ入れして大幅リニューアルをするわけ。大体、こんな女の子がただ喋ってるだけの漫画じゃそのうち読者に飽きられちゃうよ」
「まぁ確かにそれはそうかもしれないけどさ……テコ入れってったって一体何するつもりよ」
呆れ半分で私はこなたに尋ねた。すると、こなたの表情がアイス○ードを手に入れたばかりのガ○ハドのように満面の笑みになった。
こなたがこの顔になった時は大抵ロクなことを考えてない。誰か今のうちに殺してでも止めてくれないかな。
「テコ入れと言えばやっぱバトルでしょ!!」
「はぁ?」
「大体さ、漫画なんてとりあえず戦ってれば人気出るんだってば。『ドラゴン○ール』しかり『幽○白書』しかり『リ○ーン』しかり『タ○ヤ』しかり」
「危険な発言はやめろ」
ってか、さも当たり前のように言われても困るんですが。しかも最後のは完全に失敗した例だし。
504UNLOGICAL☆DASH:2007/10/07(日) 23:20:59 ID:gpwFq+Bf
「……バトル物なんて私達の物語とは真逆な展開じゃない。無理ありすぎでしょ」
「細かいことは考えなくてもいいの。人気が出ればそれで良し!売れれば良し!あ、これ業界の真理ね」
何だその業界の真理って。どこの業界の真理だ。
「じゃあ、仮にバトル物に突入したとしても、誰と誰が戦うわけよ」
「主人公はもちろん私。敵は……ん〜、かがみでいっか」
「……それはどういう基準?」
「イメージだよ、イメージ。かがみにはわかんないかなぁ……」
うん。さっぱりわかんないし、わかりたくもない。
しかし、こなたは人の話も聞かず、勝手に話をどんどん進めていく。
「で、バトル物といえばやっぱり倒した敵と芽生える愛、っていうのもはずせないお約束の要素だよね」
なんで愛なんだ。普通は友情とかじゃないのか。
こなたはそんな私の考えを読んだかのように、
「今は女同士の愛ってのもアリなんだよ」
と付け加えた。確かにそれはそれで需要があるのかもしれないけど……
「あ、あの……じゃあ、私はどうなるのでしょうか?」
おずおずとみゆきが声を上げた。みゆき、こんなバカな話し合いに付き合うことはないと思うわよ。
「みゆきさんか……みゆきさんはまずその眼鏡がダメね。今時眼鏡っ子萌えなんて古い古い。だからアニメでの人気もキャラソンの売上も一年生組に負けるんだよ」
「そ……、そうでしょうか……」
おい、みゆきが涙目になってるじゃないの。やめてやれ。
「そう。ってなわけでその眼鏡は外すこと。キャラは……そうだ、ナースとかいいんじゃないのかな。
ちょうどみゆきさん医学部志望だし。ナースで美少女で更に巨乳。おおっ!我ながらいいアイデアじゃん!ミ○ルみたいに人気でるよ〜」
「は、はぁ……」
勝手に一人で盛り上がっちゃってるこなたとは対照的に、置いてけぼりを食らってるみゆき。
その二人のテンションの違いを見てると、なんだかみゆきが可哀想に思えてきた。
505UNLOGICAL☆DASH:2007/10/07(日) 23:21:44 ID:gpwFq+Bf
「こなちゃん、わ、私は……?」
今度はつかさが尋ねた。
「つかさはやっぱりドジっ子で天然、っていう性格を利用しない手はないね。で、ドジっ子で天然と言えばもちろん魔法使いでしょ!これも萌えの鉄板だよね〜」
と言って、こなたは鞄から一着の見覚えのある服を取り出した。
「はい、つかさはこれを」
「こなちゃん、これって……」
「見ての通り、魔女っ子の衣装だよ。私の文化祭の衣装の使いまわしだけどね。リサイクル万歳!」
ちょっと待て。なんでそんなタイミングよくその衣装が出てくるんだ。もしかして常に持ち歩いてるのか?
ツッコもうかスルーしようか迷ってると、こなたは腕を組んで何か考えていた。
「ん〜……でも何か足んないんだよねぇ」
何が足りないと言うんだ。既にもう十分カオスな香りが漂ってるってのに。
「わかった!ラブコメが足んないんだよラブコメが!」
「ラブコメ……?」
私は呆れた声で聞き返していた。コイツ、ホントに何考えてるのかさっぱり解らん。
「やっぱりお手軽に、かつ確実に人気の出る手法と言えばラブコメは外せないよね!
バトルに可愛い女の子にラブコメ!これ漫画におけるヒットの方程式ね。ってなわけで」
「え、え?なんで私が?どういうこと、柊ちゃん!?」
って、あんたいつの間に峰岸連れてきたんだ。巻き込まれた峰岸も災難だな……
「あやのだけなんてずるいってヴぁ!ちびっこ、私にも何かやらせてくれよ〜」
日下部もいつの間にやってきたんだ。
「え?みさきち……?みさきちは別にエキストラAとかでいいんだけど……」
「ん、何か言った?」
「いや……何でもない。じゃあ、峰岸さんとみさきちはかがみを取り合うラブコメ要員ってことで」
「やった〜!おい、あやの、私達ラブコメ要員だってさ〜。あ、でもラブコメって何だ?」
嬉しがっておきながら解ってないのかよ。なんかもう既にグダグダだな……
「よし、じゃあみんなの設定も終わったことだし、リニューアルした『新らき☆すた』いってみようか!」
マジですかこなたさん。本当にこれでやるつもりですか。
それなら同人誌とかニコ○コのMADムービーの方が100倍は面白いと思うわよ。
「かがみ何グズグズしてるの?さっさとやるよ〜」
ああ、もうどうにでもなってしまえ……
506UNLOGICAL☆DASH:2007/10/07(日) 23:23:12 ID:gpwFq+Bf
==============================

新らき☆すた 第1話 〜いろいろな人たち〜


「おおっ!新作ギャルゲーの限定版、最後の一個!ラッキー♪探してたんだよねこれ」
「待ちな」
「むむっ!何奴!」
「私は柊かがみ。これでもちょっとは名の知れた格闘家よ。何処の誰かは知らないけど、おとなしくその限定版を渡しなさい!!」
「ふっ……悪いけど、これは私も譲ることは出来ないね。私は泉こなた!あなたも腕に自信があるなら、奪い取ってごらんなさい!己の拳で!」
「望むところよ!いざ!」
ドガッ!バキッ!ドゴッ!ズバン!
「くっ……!泉こなた、やるわね!この私がここまでやられるとはっ!」
「これでとどめ!得意の必殺技、旋風脚!!」
「ぐ、グハッ!バ、バカなっ……!」
「終わったな……柊かがみ。その名、覚えておくぞ」
「やられた……無念……」
「大丈夫ですか?かがみさん」
「大丈夫じゃないわよ……っていきなり現れたあなたは何者?」
「私は高良みゆき。神出鬼没に現れては傷つく人々を分け隔てなく治療してあげる、謎の美少女ナースです」
「おおっ!よくわかんないけどありがたいわね〜!治療をお願いします!」
「はい、わかりました。……それにしても酷い怪我ですね。あちこち打撲してますよ。え〜と、確かこうでしたっけ……」
「い、痛い痛い!どこ引っ張ってるのよ!」
「す、すみません!やっぱり眼鏡がないと、よく見えなくって……」
「あっ!だからそこは違う!引っ張るな!痛い!や、やめてくれ〜!」
「もうっ、かがみは仕方ないな〜」
「……またしても唐突に現れたあなたは誰?」
「私は柊つかさ。この黒い魔道服の格好から見ての通り、謎の魔法使いだよ〜。そんな胸のでかさだけが取柄のゆきちゃんなんかほっといて、代わりに私が魔法でちゃちゃっと治療してあげるよ〜」
「つ、つかささんの癖に酷い……」
「……ここはツッコむ所なのか?まあいいわ。みゆきはさっきから関係無い関節ばかり引っ張ってくるし……ってなわけでお願い」
「わかりました。じゃあやってみるね。バルサミコ酢〜♪」
「何その呪文……って何か黒い液体が降ってきた!しかもなんかベタベタするし!」
「ご、ごめん、ドジしちゃった。今のはバルサミコ酢召還の呪文……」
「どんだけ〜」
「こ、今度はちゃんとやるから!それっ、いかほど〜♪」
「おおっ!みるみると怪我が回復してきた!ありがとう、つかさ!」
「いえいえ、どういたしまして。じゃバイニ〜♪」
507UNLOGICAL☆DASH:2007/10/07(日) 23:25:10 ID:gpwFq+Bf
「こ、こなたさん!」
「どったのかがみ」
「わ、私……あなたの強さに惚れてしまいました……これからはお姉様……じゃなくって、こなたと呼んで構いませんか?」
「いいよいいよ〜、じゃんじゃん呼んでくれたまへ〜」
「あ、ありがとう、こ、こなた……(ポッ)」
「うむうむ、可愛い奴め」
「ちょ〜〜っと待ったー!」
「何だ何だ〜!?」
「あなたが泉こなたさん?強いのかどうかは私には解らないけど、私、峰岸あやのと柊ちゃんとの仲はマリアナ海溝よりず〜〜〜〜〜〜っと深いものがあるの!!
突然現れたあなたなんかに柊ちゃんを奪われてたまるものですか!」
「柊〜、中学からの親友、みさおもいるんだってヴぁ!!それなのに柊は私等のことはまるで背景扱いですぜ」
「ってな訳で柊ちゃんは私のものです!」
「いやいや、かがみは私の嫁」
「やめて!私の為に争わないで!」
「眼鏡眼鏡、私の眼鏡はどこに……」
「ちょっと!二人とも私を無視すんなってヴぁ!」
「あ〜、おもちうにょ〜ん」


============================


「ん〜、なんだろ、何かダメな感じがするんだよねぇ………………あ、そっか!ロリ成分が足りないんだ!これで完璧!」
「そういう問題じゃないっての!!」
「ふぎゃ!」
こなた除く全員が一斉にツッコんだ。


おしまい
508503:2007/10/07(日) 23:27:40 ID:gpwFq+Bf
以上です。カオス展開でごめんなさい。
509名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:29:17 ID:Az0Y6yEr
いかほどワロスwwww
510名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:34:09 ID:DUHztyYY
>>508
リアルタイムでGJ!!!!!!
カオス……いい響きじゃないか(笑)

個人的にロリ分だと言ってゆたかを誘拐するこなたが脳裏に容易に想像出来たんだけど、いかほどー。
511名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:38:09 ID:/JHO3Tpj
どんだけww
512名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:39:47 ID:L6CkfNTo
>>508
カオスGJww
自分がロリ要素を持っているということを自覚していないこなたに萌えました
513名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:50:19 ID:xlYriZc/
いろいろすぐるwww
514名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:52:13 ID:sUmu9Il8
第2話はエロ成分をキボンヌ
515名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:55:27 ID:Opcc4CML
カオスwwGJっす!!ww
みゆきさんカワイソスw
516名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:01:07 ID:P/Y10rhU
自分の作品って削除してもいいのかな?
517名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:10:16 ID:lFf9++FX
>>516
多分管理システム上、管理人さんに届け出ないと削除不可だと思う。
518名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:11:31 ID:VKP6AHWu
>>517
そうなのか…じゃあちょっと連絡してみるか。
519名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:13:45 ID:BcfPuOBQ
ここって個人的理由の削除受け付けてたっけ?
削除ガイドラインに載ってるなら別だが
520名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:15:35 ID:ONnq0i1y
削除って、Wikiの話だろ?
521名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:16:05 ID:RiM5MlSq
>>518
報告フォームにスレNo.とSSのタイトルを書けば対処してくれるはず
今日あたりましまろさんが更新するはずなので
522名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:23:43 ID:U6GzWB2+
鯖落ちはもう直ったのかな……?
復旧直後にもSSが投下されるこのスレの活気は(いい意味で)異常w


2chもbbspinkもBig Server系だから全滅して、どうしようか考えてたら
以前話題になったCHOCOAを思い出した
このスレのおかげで助かったわ
523名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:30:55 ID:TUctQE5R
>>476
普段音ゲー板の小説スレにいる自分が参上。
以前ちょこっと書いていたり…
>>503氏とは別人ですかね?
ちょっと期待している自分がいます。
524名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 00:43:45 ID:9JbL/l6I
>>522

むしろ、障害中に書き進めて復旧と同時に投下……


それでまた鯖落ちしたら、伝説になれるなw
52514-208:2007/10/08(月) 01:05:43 ID:H3j4FIL+
ども。
>>472では沢山のGJをありがとうございました!

皆さんに質問なのですが、間隔を空けさえすれば同一の作者が一日に何本もSSを投下しても良いですか?
なんか急に調子が良くなってて、近いうちに、もう一、二本くらいSSが完成しそうなんですが……。
526名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:07:45 ID:4W5LP6vV
もう日付変わってるぜー

というのは置いといても特に問題ないと思うんだぜ
527名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:11:56 ID:RiM5MlSq
予告をしてほったらかしは
印象が悪くなるけど、
沢山投下して印象が悪くなるってのは
ないんじゃないかな?
それに、勢いが良くて引っ張ってくれる人がいれば
他の書き手さんもつられて投稿して連投にはならなくなったり
528名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:13:56 ID:yAVgTuCh
>>525
前スレの最後で自分は二連で投下したから大丈夫だと思われる
529名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:14:03 ID:8owrKMbh
良いと思うよ?
むしろなかなか筆の進まない俺にはうらやましいかぎり…!
5304-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/08(月) 01:39:29 ID:cyZcpKVj
>>508
ついつい描いてみたんだZE☆ ノシ
http://1rg.org/up/53613.jpg
531名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:50:21 ID:rSyMrTQi
>>530
つかさの帽子、手が込んでるなw
5324-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/08(月) 01:55:40 ID:cyZcpKVj
なんかまた繋がりにくくなってますね(´・ω・`)
http://www.geocities.jp/extream_noise/rakisutaep/
↑こっちにまとめてみました。
533名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 02:01:54 ID:9JbL/l6I
>>530
うお、あいかわらず仕事が速い!GJ!

こちら、やっと次作の清書終わったトコだってのに orz
534名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 03:34:16 ID:9rESTEl8
>>530目が悪いドジッ娘に注射器は死ねるぞwwwww悪いが高良委員には行きたくないwww


ところで今の壊れみゆきにこなたが3巻の表紙みたいな事したらどうなるんだろうか?
535名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 03:45:13 ID:cgLiqalE
多分全身から血を噴き出す
536名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 03:47:34 ID:aY81Bz8j
とりあえず鼻血は噴射するだろう
あの状況での鼻血噴射はそのままこなたに直撃するだろうから
こなたシャナ化かなw
537名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 08:49:32 ID:cyZcpKVj
おはようございます(´・ω・)ノシ

>>533
下書きから塗りまで一気に進める時と、最終的に下書きさえ決まらずに
終わってしまう時の両極端です。ちなみに後者が圧倒的に多いですがorz
※ちなみにかがみは2P版で胴着の襟が逆になってます(どーでもいいw)

>>534
みゆきさんは鼻血を噴射しなかったら全然マトモに見えてしまうおいらもう末期w

>>535-536
「うおっ!?みゆきさんの鼻から高圧の液体がっ!?」
「空裂鼻刺驚(スペース・リパー・スティンギー・ノーズ)!」
538名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 09:53:58 ID:u6V7Edav
こんにちは。
初めて、SS書いたのですが、投下よろしいでしょうか?
よろしければ、11時頃から、投下開始します。
539名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 09:56:14 ID:yAVgTuCh
ドンドン投下していいんだぜ
540名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 10:24:34 ID:KsK3JvCp
>>538
もちろんおkですよ
ただ投下するときには
・エロの有り無し
・カップリング(あれば)
・レス数
・もし鬱表現などがあればそれも明記する
など前置きしていただけると幸いです
541名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:05:13 ID:u6V7Edav
では、そろそろいきます。

・エロありですが、そんなにエロくないです。
・つかさ×みゆきです。
・6レス使用します。
・つかさがちょっとS(黒い?)かもしれません。
・携帯からですので、改行がおかしいところがあるかもしれません。
・タイトルは「女神と天使」です。

それでは、いきます。
542女神と天使1:2007/10/08(月) 11:06:28 ID:u6V7Edav
 沈んでいく夕日の光が、鮮やかなコントラストとなって、校舎を彩る。
 その、あまりにも美しい情景は、まるでこの世のものではないような錯覚すら感じさせて。部活動から帰宅する生徒の中には歩みを止める者もいた。
 だが、そんな光を受ける校舎の中で教師以外に、未だうごめく二つの影があった。

「……っ」
 影の一つーーー高良みゆきは、息を殺してじっと何かに耐えているようだった。
 そして、みゆきの足元、正確にはそのスカートの中。
 もう一つの影が、みゆきのそこに顔を埋めていた。
 柊つかさ。みゆきのクラスメートでありーーー恋人でもあった。
「……んっ。はあ、つか、ささん……!」
「んっ、ちゅ……。なあに?ゆきちゃん」
 今まで、埋めていたみゆきの秘所から顔を離し、視線を上げた。
「お願い……です、から……もう、止めて下さい」
 その瞳をにじませて懇願する。だが、つかさはその言葉にもにこりと微笑むだけで。一拍間をおき、再びみゆきの秘所に舌を這わせた。
「っ、ああ!」
 電気を流されたような快感が、みゆきの体を支配する。ぼやけそうな視界と、定まらない思考を何とか持ち直し、必死に体に力を込める。
543女神と天使2:2007/10/08(月) 11:07:08 ID:u6V7Edav
 その抵抗につかさはさらに笑みを浮かべて、みゆきへの責めを強くする。まるで、もっと耐えろと言わんばかりに。
「ふぁ……くっ、んん……」
 ますます、強くなる快感によって、みゆきの口から次第に矯声が漏れ始める。その反応を楽しむかのように、つかさの舌はみゆきの秘所を蹂躙する。
 優しくなぞるように太ももに這わせたかと思えば、熱くなった内部に進入させ、溢れてくる愛液を音を立てて口にする。じゅるじゅるというその音は、はっきりとみゆきの耳にも聞こえ、羞恥心から来る体の高ぶりが愛液をさらに溢れさせる。
「ゆきちゃん、可愛い……」
 うっとりとした表情を浮かべ、つかさは一旦、責めを止めて立ち上がった。
「ふえ……?」
 立ち上がったつかさの前にいるみゆきは、呆けた目でつかさを見ていた。
 長時間、責めを受けたその表情は、普段の彼女からは想像もつかないほど、淫らで、恍惚で、艶やかで、そして美しく。
 射し込んでくる夕日というスパイスが加えられたそれは、つかさの脳裏に「女神」という単語まで浮かばせた。
544女神と天使3:2007/10/08(月) 11:07:44 ID:u6V7Edav
 この表情を見ることができるのは、自分だけだという征服感がつかさの感情をさらに盛り立てる。今すぐにでも目の前の女神を自分の思うがままに蹂躙したいという感情と、ゾクゾクとする背筋を残った理性で制した。
 しゅるっとリボンをゆるめて、制服をはだけさせる。少し広げると、それだけでみゆきの豊かに膨れ上がった双丘が露わになった。
「あ……」
 わずかにみゆきの顔に不安が広がる。思わず、つかさは苦笑を浮かべた。
ーーーもう、何回もしてることなのに
 だが、そういう純粋なところも好きなんだと、表情を苦笑から純粋な笑みへと変える。
「んっ……」
 軽くされた口づけに、みゆきは一瞬驚くが、あげようとした抗議の声は胸に走った快感によって阻止された。
「ゆきちゃんのおっぱい、大きくて可愛い……」
 揉むだけではなく、先程のように胸の先端に舌をはわせて、その双丘を確かめる。
 舌と手の愛撫によって、段々と乳首が固くなっていく。
「ひあっ、ああ、はあん。つ、つかささん。つかささあん……」
「ふふ、ゆきちゃんのおっぱい美味しいよ」
 そういうとつかさは胸をもんでいた右手を下ろし、みゆきの秘所へと運んだ。
 クチュリ、と音が鳴る。
545女神と天使4:2007/10/08(月) 11:08:26 ID:u6V7Edav
「ふあああっ!?」
 うっすらと涙をにじませた目が大きく開かれた。
 内部に入り込んだつかさの指は、かき回すように動き回り、教室の床に愛液の水たまりを作っていく。
「ほら、ゆきちゃん。分かる?ゆきちゃんのここ、私の指でグチャグチャになってるよ」
「はあっ、ダメ、です……!私、また、おかしくなってしまいます……!」
「いいよ」
 動かす指を速くし、そっと囁く。
「わたしは、ゆきちゃんが好き。いつもの頼れるゆきちゃんも、ちょっとウッカリしちゃうゆきちゃんも、こんなふうにエッチなゆきちゃんも」
「つか、ささん……」
「だから、いいよ。おかしくなって。ゆきちゃんの可愛い顔、見せて。可愛い声、聞かせて」
 みゆきの足がガクガクと震え、喘ぎは先程よりも激しくなり、絶頂が近づいているのが分かる。
 すでにみゆきの目は焦点が定まっておらず、体はつかさに預けて、ただ、快感に身を任せていた。
「はあっ、はあっ、つかささん、ダメ、私、もう、ダメぇ!」
「ゆきちゃん……。イって」
 ぎゅっと、熱い豆を挟み込む。瞬間、みゆきの視界は白に染まった。
「あっ、やああぁぁぁっ!!んぁ、はああぁぁん!!」
 そこで、みゆきの意識は途切れた。
546女神と天使5:2007/10/08(月) 11:09:01 ID:u6V7Edav
「……」
「……」
 夕日の赤が段々、闇に染まる帰路。場を支配する静寂が、つかさの心に不安をもたらす。
 目の前を歩くみゆきは先ほどから終始無言で。表情が見えないことから、さらに不安は大きくなっていく。
 意を決して、声をかける。
「ゆ、ゆきちゃん」
 みゆきの歩みが止まった。
「その、怒ってる?」
 無言。
 慌てて、頭を下げるつかさ。
「ご、ごめんなさい!ゆきちゃんが可愛くて、つい……。わたしも、やりすぎたって思うから、だから、その……」
 今までにも、何度か「そういうこと」をしてきたが、さすがに、今日はまずかったとつかさは自覚していた。
 嫌がるみゆきに無理やり、欲望をぶつけた自分がとても、嫌いになりそうだった。
 そして今、つかさの心はみゆきに嫌われたらどうしようという不安で満たされていた。
「つかささん」
「は、はい!」
 呼びかけられたことに思わず、体をビクッとさせ、視線を上げる。みゆきは振り返っていた。
547女神と天使6:2007/10/08(月) 11:09:42 ID:u6V7Edav
「そんなに、気にしないでください。最後の方では、私もその、求めていましたし……」
 若干、顔を朱に染め、うつむき気味に話す。
「それに、つかささんはおっしゃいましたね。私が好きだと」
 そっと、つかさに顔を近づける。
「私も、つかささんが好きです。ですから、そんな悲しそうな顔をしないでください。もっと、笑ってください。いつものように、私に笑顔を見せてください。それだけで、私は十分ですから」
「ゆきちゃん……」
 目が熱くなる。自分はいつも迷惑を掛けてばかりで、そのくせ何もできていないのに。
 目の前の少女は笑うだけで十分だという。
 だったら、自分に出来る事は一つだけだ。
 涙をこらえて、つかさはみゆきに笑いかける。
「うん!ありがとう!」

 笑い会う二人の少女。夜の闇にわずかに残る夕日の光を受けたそれはあたかも、戯れあう女神と天使のようだった。



(終わり)
548女神と天使:2007/10/08(月) 11:11:55 ID:u6V7Edav
以上です。読んでくださった方、ありがとうございました。お気づきがありましたら、遠慮なくおっしゃってください。
549476もとい19-190:2007/10/08(月) 11:40:38 ID:kVZWmHX4
遅ればせながら。

>>477-482
いろいろと意見サンクス。
とりあえず完成したら小ネタから投下していきますね。

>>508
皆カオスすぎて吹いたwwwww
なんか小ネタ書くやる気が上がってきました。

>>548
GJです!描写の上手さに惚れました・・・
550名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:42:17 ID:xjjDBhKR
これはうまい。すごいこなれた三人称だね。視点人物との位置が絶妙

っていうかエロありどころか全編エロじゃないかGJ!
551名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 13:12:31 ID:PC1DJZQI
表現方法が絶妙。最後の一文が非常に想像しやすかった。
ただ、そんなにエロくない?ぜんぜんエロいじゃねーか!
次回からも期待します。GJです。
552名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 14:03:08 ID:a/j1XC3J
けしからんっ!
実にけしからんっGJ!!
55319-190:2007/10/08(月) 14:38:18 ID:kVZWmHX4
小ネタ出来たんで投下したいと思います。

『食わず嫌い王決定戦』
・1レスで済むかも、使っても2レスまで
・四人全員登場のパロディなはずなかがみ視点
・エロパロ板なのにカプもエロも無し
・某番組そのままだったり他作者様のキャラの性格と被ってます
・衝動的に書いたので即興作。多分適当な部分が・・・
・反省はしていないが後悔はしています。サーセンwwwww
554食わず嫌い王決定戦:2007/10/08(月) 14:39:26 ID:kVZWmHX4
「あーもうだめ・・・・・ちょっと休憩・・・」
と呟いてこなたは机に突っ伏した。
「あんたね・・・・・もう少し頑張りなさいよ・・・まだ二時間しかやってないわよ」
「かがみさん、時には休憩も必要ですよ」
とみゆきは言うが、こなたに休憩を許すと勉強を再開しないような気がする。
「お姉ちゃん・・・私もそろそろ・・・」
・・・と頭から煙が立ち昇ってるつかさまでこういう事を言う。まぁ仕方ないか、と思い、
「分かったわよ、ちょっと休憩に・・・」
と言い終わる前にこなたはテレビをつけていた。こいつ、本当に行動が早い。

さて、何故こんなことになってるかと言うと、
こなたの家で泊まりで勉強会をすることになっていた・・・のだが、
今や言い出しのこなたがあんな調子でグダグダである。

テレビがついて、と○ね○ずの番組がやってるのが聴こえた。
丁度例の食わず嫌いのコーナーだった。すると何かを思いついたようにつかさが
「これって私たちがやったらどうなるんだろうねー」
なんて呑気に言うとこなたが頬杖をついて考え始めて、
「こんなんになるんじゃない?───」

二人が部屋に入ってきて挨拶を済ませると、
「先手、泉こなたさんの四品は、チョココロネ・もずくスープ・焼き鳥・牛乳の四品です」
「後手、柊かがみさんの四品は、ポッキー・バタークッキー・あさりの味噌汁・饅頭の四品です」
「以上の四品のうち三品は大好物ですがその内の一品は嫌いなものが含まれているので、それを当てて下さい」
とアナウンスが流れる。
「・・・・・」
しばらく無言の二人。やがてかがみが口を開く。
「・・・これって、作者はもうちょっと品物考えられないのかしらね」
「・・・だねー。そもそも勝負になるのかな」

「こんな感じかな?」
「・・・・・」
「ってか、なんで私とこなたなのよ。まぁ台詞は私が言いそうなことだけどさ」
と一応反論しておいた。こなたは、
「まぁ、思いついたのがかがみだっただけなのだよ」
と良く分からない事を言う。そんな中つかさは、
「じゃあ、私とゆきちゃんだったら───」

「先手、柊つかささんの四品は、バルサミコ酢・メロン・ガリガリ君・人参とピーマンの炒め物の四品です」
「後手、高良みゆきさんの四品は、泉こなた・歯医者・水ようかん・茶碗蒸しの四品です」
「以上の四品のうち三品は大好物ですがその内の一品は嫌いなものが含まれているので、それを当てて下さい」
とアナウンス。しばらく二人の目は点になっていて無言の状態が続いた。
「・・・・・・・・・・」
というか、品物が机の上に乗り切っていない。主に歯医者の所為だが。
「あはは、一回目で勝負がついちゃいそうだねー」
「そうですねー」 と二人。

「こうなんじゃないかなー・・・?」
「・・・・・・・・・・」
とりあえず、私とこなたは固まっていた。それぞれ考えていたことは、
(なんというか、すごい想像力だなぁ・・・ってか、なんであたしの名前があるんだろ?)
(・・・どっから突っ込んだらいいのか、ってか突っ込みどころ満載すぎるだろっ、
というかみゆきのほうは最早食べ物じゃないし・・・ってそういう問題じゃないわよね)
「つかささん、とても面白いですね」「えへへ、そうかなー?」
しかし当の二人はこんな調子である。全く呑気なものだ。
「・・・かがみ、皆あれには出ないほうが絶対良いよね」
「・・・・・そうね」
55519-190:2007/10/08(月) 14:40:39 ID:kVZWmHX4
以上です。

_| ̄|〇
556名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 14:46:03 ID:9JbL/l6I
>>548
……なんでこう、つかゆきのSSは読んでいて頬が緩んでしまうのだろうか。GJです!

>>554
>以上の四品のうち三品は大好物ですが
>後手、高良みゆきさんの四品は、泉こなた・歯医者・水ようかん・茶碗蒸しの四品

……それは、「みゆきさんはこなたが大好物」という意味である、と解釈してもよろしいか?w
557名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 14:46:43 ID:E8eaSfKa
ちょwww
みwiki自重!!!
笑わせて貰いましたGJ
558妄想屋(仮名) ◆JUqojnT5.c :2007/10/08(月) 14:52:34 ID:9JbL/l6I
前スレ>>166、「ぱら☆すたその1〜いるべき人がいる世界〜」をモチーフに1枚。
タイトルは、『陵桜学園高等部美術教師・泉かなたさん』。まんまですねw

つ【ttp://poya.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20071008143929.jpg

ちなみに、前スレ>>166はこちら↓
つ【ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/952.html


……てか、すっかり亀レスorz
559名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 14:57:34 ID:a/j1XC3J
みゆきwwwww
GJっした!
560名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 15:44:10 ID:EfxjUOCq
連休効果なのか元からなのか、このスレは神的速さと技量ですなwww

>>554
みゆきにGJ。
そして554もGJ。
561名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 16:14:17 ID:GzapG586
>>554
さぁ、早く試合を書く作業に戻るんだ
ぜんらたいき!

>>558
スーツかなたさん(*´Д`)ハァハァ
GJ!!
562名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 16:28:50 ID:any4o10x
つかゆき! プチ壊れみゆき! かなた先生!
3つの力が一つになって百万パワーですか、今日は。お三方ともぐっじょぶ!
56318-490:2007/10/08(月) 16:33:24 ID:EfxjUOCq
さて、連休の半分をコイツに注ぎ込んだ18-490す。
あ、でもそんな大それたもんじゃないす(ヘタレ)

『秋の七夕』の続編です。

こな×かが
微妙にエロ?
4か5スレお借りします。
564冬支度:2007/10/08(月) 16:34:52 ID:EfxjUOCq
街がいろんな色のネオンで敷き詰められるていくのと同時に、恋人達の最大イベントであるクリスマス
は一週間後へと迫っていた。

私は憂鬱だった。
ってどっかのアニメじゃないんだから、と溜め息を漏らす。
「どったの?かがみん」
隣りを歩くこなたが覗くように聞いてくる。
日課になりつつある寄り道をして、私達は帰路の最中だ。
「いや、なんでもない」
繋いでいたこなたの左手を少し握り返す。
ちょうど三か月前から私達の関係は大きく変わった。
友達から恋人へ、と。
付き合って当初は恥かしさもあって手を握ることにすらいちいち赤くなっていた私達―と言っても主に
私だけど―だったが、恥ずかしい気持ちはまだあるけど自然に握れるほど慣れていた。
慣れって怖いわね、なんて自嘲気味に笑ってみる。
「下界はすっかりクリスマスだねー」
街に彩られたイルミネーションを見渡しながらこなたは言う。
「下界って、アンタはどっかの天帝かなにかか」
「むふふ、かがみんも分かってきたねー」
「毒された、が正しいけどね」
ニヤニヤと笑ってくるこなたから視線を外し、辺りを見回す。
目がチカチカするほど輝く看板、ドでかいクリスマスツリー、UFOキャッチャーの中のぬいぐるみでさえ
クリスマス一色になっている。

クリスマス。
私の憂鬱の原因の根源はコレである。

事の発端は数日前、こなたの家に遊びに行った時の出来事である。
「かがみんや」
「んー」
いつも通りこなたのベッド上で積まれた漫画を読んでいた私に、ゲームを中断したらしいこなたが声を
掛けてきた。
「かがみんはクリスマス何か予定あんのー?」
「それは一応誘いなのか?」
予定も何も付き合っている恋人にそれを聞くのか、という意味を込めてこなたの方を向く。
「う〜ん、まぁ…」
「何よ、アンタには珍しくはっきりしないわね」
「…いやね、実はクリスマスさー。バイト入っちゃったんだよ〜」
「へー」
そういやクリスマスはスペシャルイベントがある!!とかなんとか言ってたわね。
特に気にすることもなく、読みかけの漫画へ視線を戻す。
「えぇ、反応薄っ!いったんもめんの横幅より薄いよ!!」
どんな例えよ。
確かに朝早くからアニメやってるけど…
「かがみは私とクリスマス過ごしたくないの?!」
いやいや、それは私の台詞でしょ。私は当日予定ないし。
565冬支度:2007/10/08(月) 16:36:14 ID:EfxjUOCq
仕方なく漫画を閉じてこなたを見据える。
「いや、だってアンタバイトなんでしょ?」
私だってクリスマスをこなたと一緒に過ごせればなぁ、なんて思っていた。
しかし、ここで『バイトと私、どっちが大事なのよ?!』なんてデフォを言える程素直な人間ではないこ
とは自分自身が一番分かっている。
「『バイトと私どっちが大事なのよ?!』とかいうシチュを期待してたのにぃ〜」
ぶぅ〜と口を尖らせてこなたが言う。
考えてる事が一緒なのは喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか…
「そう言ったら私を優先してくれるわけ?」
意地悪っぽく口角をあげて、ふざけて聞いてみる。
まぁバイトがあるって私に打ち明けた以上、バイトを休む事はほぼ不可能だと思うけど。
「うん」
たった二つの言葉の羅列のはずなのに、有無を言わせない程強い口調でこなたは答えた。
その予想外の返答に驚くやら、嬉しいやらの私は思いっきりこなたから目を逸してしまった。
急激に上がった体温を下げる為、顔に手を当ててみる。
ちくしょう、手もあっつい。
「かがみ」
コントローラーを置いたこなたが私に近付くのが気配で分かった。
「…かがみ」
顔を上げない私を促すようにこなたが名前を呼ぶ。
「な、なによ」
しぶしぶ上を向くといつもの猫口顔のこなたがいた。
こなたを見上げるなんてあんまりないかも、なんて考えていると…
「好きだよ、かがみ」
私の髪を避けて耳元で囁かれる。
耳から受けた刺激のはずなのに、胸の奥がきゅんと締め付けられた。
「…な、なっ…」
思わず両手で耳を隠す。
たたでさえ体温が上がっていた手よりも耳が熱い。
どさっ、と何かが倒れる音がしたと思った瞬間、視界が一変していた。
えっと、こなたの後ろに見えるのは天井よね。
押し倒された、と認識する前に唇に熱くて柔らかいものが押し付けられる。
「っ…ん」
ぺろっと唇を舐められると背中にゾクゾクした感覚が走る。
その感覚がもどかしくて、こなたの袖を握る。
それに気付いたこなたが私の手を握り、床に押し付けると同時にぬるっと舌を入れられた。
「…んんっ、…ぁ…」
こなたの熱い舌が私の弱い部分を的確に攻める。
こなたのなのか私のなのか分からない唾液をこくっと飲むと、こなたが唇を離した。
乱れた息遣いを感じる程近くにこなたの顔がある。
トロンとした目で見つめられるだけなのに鼓動が早まるのは私だけなのだろうか。

566冬支度:2007/10/08(月) 16:37:55 ID:EfxjUOCq
「クリスマスさー、私んちに泊まりにこない?」
相変わらず至近距離にいるこなたから発せられた言葉。
「………は?」
やっと息が整ったと思ったが、頭の方はまだボーとしているらしい。泊まりに来ない、って言った?今

「うわー、傷付くなぁ。その反応」
私の上に馬乗り状態のこなたが万歳ポーズをする。
「いや、あの、こなたさん。」
「ん?」
「バイトは?」
「あるよ」
さっき言ったじゃん、と言う様な目で私を見る。
文脈というか、こなたの言ってること自体意味が分からない。
起承転結がないからなぁ、コイツは。
「クリスマスにバイトあるのに、お泊りしていいの?」
私自身が納得できるように質問を変えると「うん」とこなたが頷いた。
「バイトは夜からだし、イヴに泊まりに来れば問題なしっ!」
なるほど、別にクリスマス丸一日一緒に過ごさなくても迎える事は出来るってわけね。
「ちゃんと考えてるのね。あんたも」
「むっ、失礼な。いつも考えてるよ、かがみの事なら」
ボフッと爆発するみたいに赤くなる私の顔、引いてきた熱がフル総員で全身を駆け抜ける。
なにも全員反応することないのに、と自分の体にケチをつけたい。
「赤面かがみ萌え」
「…るっさい」
ニヤニヤと笑うこなたに小さく反抗する。
「んで、どうする?」
クリスマス、と言いながら私の髪を撫でる。
「いや、私は特に予定ないし・・・アンタがいいなら別にいいけど。」
「むふ〜♪これだからツンデレは」
「誰がツンデレだ」
ふふ〜ん♪と鼻歌を歌いながら私を抱きしめるこなた。
「ちょ、こなたっ」
「ん〜?!」
「ん〜、じゃないわよ!!ど、どきなさいよ!」
「付き合って結構たつのに相変わらず照れるかがみ萌え」
「だから、もうソレはいいって!!」
こなたと付き合ってから抱きしめられて、キスして、舌を入れる大人のキスもした。
結構な回数を重ねたと思うけど、まだ慣れない私。
というか、こなたに触れられる度、緊張とはちょっと違う感情が生まれる。
もどかしいというか、足らないというか・・・ってこれじゃ期待してるみたいじゃない!!!
ブンブンとオーバーなくらい頭を振るとこなたがニヤニヤしていった。
「あ、ちなみにその日お父さんいないからw」


567冬支度:2007/10/08(月) 16:40:01 ID:EfxjUOCq


「・・・・み・・・・・・・・かがみってば!!!」
横を歩いていたはずのこなたが少し怒っている顔で私の正面にいた。
「あ、ごめん。ボーっとしてた」
むぅ〜とほっぺたをふくらますこなた。
そんなこなたを可愛いと思ってしまう私は相当重傷なのね。
そんなこなたが何かひらめいたのか、手をポンっと打った。
「あ、お泊まりの日夕飯どうしようか?」
お泊まりという単語にピクッと反応する。
数日前、こなたは「お泊まりの日は家に誰もいない」と言った。
付き合ってる二人がイブにお泊まり、そして密室で二人きり。これらの条件から導かれることは・・・

つまり、えっと・・・・そーゆー事、よね。
「こ、こなたに任せる・・・」
勝手にあがる体温を誤魔化す為、下を向いて答える。
「んじゃー、何か適当なものつくろっか。」
「う、うん。」
「・・・・かがみ、何かあった?」
「へ?」
「いや、なんかずーっと上の空だし、何か悩み事?」
本気で心配している顔で私を見上げるこなたに少し罪悪感が生まれる。
大丈夫、と言ってこなたから逃げる様に別れを告げる。





「考えすぎなのよ、私」
こなたが見えなくなったことを確認して一人つぶやく。
はぁ、と何回目か分からない溜め息をつく。
こなたに悪いことしたなぁ、心配かけちゃったし。
憂鬱というか私のこのモヤモヤした感情の整理がつかない。
こなたの事はとても好きだ、それは自信を持って言えることなのだけれども・・・
いざ、そーゆー・・・キ、キス以上の事になると尻込みしてしまう自分がいる。
こなたから直接誘われたことはないのだが、そーゆー雰囲気になることからそっと避けていたのは事実
だ。
こなたが気づいているのだろうか。気づいてるかも、意外に勘鋭いし・・・。
手を繋だり、抱きしめられたりするのはとても嬉しいし、こなたの愛情は痛いほど感じて、私自身キスだけじゃ物足りなさを感じてはいるのだけれども・・・それとこれとは違うっていうか。
「あーもうっ!!!」
どうすればいいのよ、なんて暗くなってきた灰色の空に叫んでみる。
これは幸せな悩み事なのかしら。
とりあえず、明日ちゃんとこなたに謝らなくちゃ。と家へと向かう。

クリスマスイブまで後一週間。

続く
56818-490:2007/10/08(月) 16:41:32 ID:EfxjUOCq
以上です。
これからバイトなのに何してんだ、オレorz

スレ汚し失礼しましたっ!!!
569名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 16:53:23 ID:hw7hkyWv
>>568
超GJJJJJ!!!
照れるかがみ可愛いよ!!続きも期待して待ってますぜんらで!
570名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 16:54:00 ID:GS1U+hnq
>>568
GJ!このこなたの雰囲気が好きだー。かがみも可愛い。
続きが気になります。
571名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 17:02:56 ID:a/j1XC3J
GJ!!
ばかっぷるすぐるww
続きwktk
572名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 17:15:50 ID:uAfZgl1K
ぐっじょぶ!
さすが連休最後、神作品の連続だぜ!
まだまだ来そうな予感がするぜ
573名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 17:49:48 ID:aY81Bz8j
小ネタ

「ねぇかがみん、今日はなんの日か知ってる?」
「なによいきなり……10月8日よね、体育の日じゃないの?」
「……そうか、かがみんの私への愛情はそんなもんだったのか」
「ちょ、なにイジケてんのよ?」
「誕生日だヨかがみん、忘れたの?」
「は?アンタの誕生日、5月じゃないの」
「そうなんだけど、第2の誕生日ってヤツだヨ」
「さっぱりわからん」
「かがみんマジで言ってんの?中の人だヨ、中の人」
「……ああ、そう。おめでと」
「あんまり祝おうって気持ちが感じられないなー、かがみん」
「うるさいなー、っていうかなんでいきなり中の人の誕生日がどうのこうの言い出したのよ?」
「作者」
「はぁ?」
「この小ネタの作者も平野と誕生日一緒なんだヨ。つまり今日」
「へぇ。そうなの」
「祝ってくれる人なんていないんだヨ?寂しい誕生日だよ……平野スレはおめでとうの嵐だっていうのに」
「……切ないわね」
「ちなみにウエンツやペガサス・J・クロフォードも今日が誕生日」
「ペガサス……なんだって?」
574名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:01:01 ID:GzapG586
>>573
中の人などいない!
んじゃまぁ、>>573おめー。




…明日が誕生日で平野さんと一日違いな俺涙目www
575名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:02:09 ID:GS1U+hnq
>>573
誕生日おめでとうペガサス!
576名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:02:13 ID:cgLiqalE
>>573
誕生日おめでとう
577名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:05:36 ID:meUj83aV
誕生日おめでとう>>573
誕生日イブおめでとう>>574
そして投下組GJ。今日も仕事の俺はたまに見ては癒されてるんだぜ。あと5時間か……
578名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:06:18 ID:a/j1XC3J
トゥーンデース >>573ボーイ!
おめでとー!
579名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:10:09 ID:RiM5MlSq
>>573
何を言っているんだ、8月5日はもう過ぎているだろうが
と思った俺はおhるorz
それはともかくおめでとう
580名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:18:15 ID:Um98/P74
俺「むかつく。体育の日といえば10月10日の目の日と相場が決まってるのに」
  ハッピーマンデー法なんて改正されちゃえばいいんだ」
581ふたりのむねぺったん:2007/10/08(月) 18:19:05 ID:CeU96l94
電波が降りてきた。


「ぺったん」
「ぺたぺた」
「ぺったん」
「ぺたぺた」

「ちょっと、あの二人どうしちゃったのよ」
「いや〜、今度わたしたち三人で新ユニットを結成したんだけどね……」
ttp://www.lantis.jp/new-release/data.php?id=cb15b4624d0f9a0a609132197d2093be
「『胸ぺったんガールズ』……またかアンタは」

「ぺったん ぺたぺた 胸ぺったん」
「ぺったん ぺたぺた 胸ぺったん」
「りんらん らんら 胸ぺったん」
「りんらん らんら 胸ぺったん」

「どーしよう、帰ってこないよ……」
「知らん」


ゆたかが「ふたりのもじぴったん」を口ずさんでいるシーンを見返していて思いついた。
ゆたか、みなみすまない……でも反省はしない。
582573:2007/10/08(月) 18:34:54 ID:aY81Bz8j
みんなありがとう!

よし、今書いてる続き物をさっさと完成させて
投下でお礼に替えさせていただくぜ!

今日中には投下したいが間に合うかな……
583名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:40:46 ID:00I8OtjO
こなた×かがみの非エロ投下します。
584秋の唇(1/2):2007/10/08(月) 18:41:31 ID:00I8OtjO
 熱いお茶が美味しい季節になってきた。
 柊家の縁側でつかさと二人、いれたての煎茶をすすりながら、こなたはそんなことを考える。
「秋だねぇ」
「秋だねー」
 取り立てて実のない会話。それでもコミュニケーションはしっかり成立していた。
 涼しい風に吹かれて、金木犀の香りがほのかに漂っている。見上げれば、高い空にうっすらとうろこ雲が浮いている。
 言葉通りに秋な景色を眺めながら、こなたとつかさは何をするでもなくお茶をすすっていた。
「……あんたら二人見てると、時間がゆっくりになったように感じるわ」
 居間に腰掛けているかがみが、そんな二人の様子を見ながら呆れたように呟く。
「かがみも一緒に時間をゆっくりにしない?」
「遠慮しとく」
「つれないなぁ。たまにはかがみもまったりしようよ」
「たまにはいいかもしれないけどね。あんたらは普段からのんびりしすぎ。特に最近。テスト近いから逃げたいのは分かるけど、しっかりしなさいよ。もう高三なんだから」
「……秋だねぇ」
「秋だねー」
(うわっ、素でスルーしやがった)
 そこまで嫌なことを考えたくないのか、と突っ込む前にちょっと感心してしまうかがみだった。
「秋といえば……」
 ふとこなたが話題を転換した。
「色々と乾燥するようになってきたね」
「あ、そうだね。晴れた日はお洗濯物がよく乾くよ」
「お洗濯物ならいいけど、どうも最近唇が乾いて荒れてきてねぇ……」
 自分の唇に指先を当てながら、少し憂鬱そうなこなた。
「こなちゃん、リップとか使ってないの?」
「うん。そういうのあんまり使ったことない。つかさはどうしてるの?」
「私はよくお姉ちゃんの借りたりするかな。前に自分で買ったの無くしちゃって……」
「ふむ……やっぱり使うと違う?」
「うん、全然違うよ。それに舌で舐めたりすると、余計に荒れるっていうし」
「なるほどねぇ」
 不意にこなたは手を伸ばした。指先をつかさの唇に、無造作に当てる。
「確かに、あんまり荒れてないね」
「でしょ」
 つかさはこなたの行為を普通に受け入れていた。が、かがみはこなたの頓着の無さとつかさの天然ぶりを、渋い顔で見ていた。
(唇の状態なんて触らなくても見れば分かるでしょうが……)
 そんなかがみの心の声を知ってか知らずか、
「私なんてガサガサで、あんまり大きく口開けたら裂けちゃいそうだよ。ほら」
「あーホントだ。唇ちょっとガサガサしてるね」
 つかさまでこなたの唇に指を当てて直接確認などしている。
585秋の唇(2/2):2007/10/08(月) 18:44:18 ID:00I8OtjO
「あんたらねぇ……唇なんて人にペタペタ触らせる所じゃないでしょうが」
「ん? かがみもしてほしいの?」
「誰がそんなことを言っとるか!」
「まあ、それはさておき」
 こなたは縁側からかがみの傍まで歩み寄った。
「かがみ、私にもリップ貸して」
 気軽な調子でそう頼んだが、
「悪いけど断る。自分で買って」
 かがみの返事はすげなかった。
「えー。つかさには貸してるのに?」
「つかさは妹だからよ」
「差別だ……」
 いじけて畳の上に指で「の」の字を書くこなた。その様子にかがみは少し慌てて弁解する。
「差別とかじゃなくて、単純に抵抗が少ないだけよ。妹と間接キスしても別に何でもないでしょ」
 そういうのに反応する人種もいると思われるが。身近な例だと田村さんとか田村さんとか田村さんとか。
「私と間接キスするのが嫌なわけだね?」
「そういう問題じゃ……いやまあ、確かにそういうことなのかな。別にこなたが嫌ってわけじゃないのよ。分かってると思うけど」
「ふむ……なるほど」
 事情を了解したのか、こなたは何度か繰り返し頷く。かがみは軽く胸をなで下ろした。
「ねえかがみ」
 ホッとしていたかがみが呼びかけに応えて顔を上げた瞬間、
 ちゅ
 と漫画のような効果音を立てて、こなたの唇がかがみのそれに重ねられていた。
 ふわりと柔らかいかがみの唇の感触に、こなたは自分の唇が荒れているのが改めて分かる。かがみの方はというと、感触がどうとか考えてる余裕はなかったが。
 すぐ離れた。キスしていたのは、時間にすれば三秒にも満たない。
「〜っ△@¥×☆!?」
「どったの? 声にならない声上げて」
 かがみは金魚みたいに顔を赤くして口をパクパクさせている。
「なっ、なっ、なっ……」
「ナイトメア? 確かにネウロのOPはちょっと――」
「違うわっ! 何すんのよいきなり!?」
 唇を袖で拭いながら、完熟トマトみたいに真っ赤になったかがみが怒鳴った。
「間接キスがダメなら本キスならOKかと」
「どういう発想だよ!? そもそも唇の荒れをどうにかするって主旨からずれてるだろ!!」
「あ、そっか。失敗失敗♪」
 頭を掻きながら「テヘ☆」と舌を出すこなた。無論、そんなことでかがみがごまかせるはずもない。呼吸を荒げ、今にも掴みかからんばかりに肩を怒らせている。
「まあ、そう怒らないでよかがみ。お陰で良いこと思いついたよ。リップを借りなくても済む方法」
「……どんな?」
「まずかがみがリップを塗って、その後キスすることで間接的に私にリップを塗るというインド人もびっくりな画期的手法――」
「だ・れ・が・す・る・か――――っっ!!!」
 秋の空高く、かがみの突っ込みがこだました。



 ツンのかがみにくちびる寄せりゃ、くちびる熱し安芸の宮島三泊四日
                                           こなた



おわり
586名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:45:22 ID:00I8OtjO
読んで下さった方、ありがとうございました。
587名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:51:11 ID:a/j1XC3J
GJ! 甘い展開が素晴らしい!
あとつかさの空気っぷりに全俺が泣いた
588名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:54:45 ID:yAVgTuCh
田村さんとか田村さんとか田村さんとかにワロタww
GJ!
589名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:56:59 ID:8owrKMbh
今更だけど
>>573 >>574
誕生日おめでとうですよ!
590503:2007/10/08(月) 19:11:06 ID:fMjD2Zb/
>>548
月並みな感想ですが、実に表現がうまい……初めてSS書いたとは思えないです。
>>555
みゆきの好きな物で吹いたwww
同じ音ゲーマーとして、音ゲーの小ネタ楽しみにしてます。
>>568
こなたとしてみたいと思いつつ恥らうかがみに萌え。
続きwktkしてます。
>>573
誕生日おめでと〜。ペガサスに誕生日の設定があったのは知らなかった。


「UNLOGICAL☆DASH」に感想を頂きました。
感想を頂くだけでもありがたいのに、更にGJをして貰えて大変嬉しいです。
皆様の感想が次の作品を書く気力になります。ありがとうございます。
そして……
>>530
イラスト感謝です。
SSを書いてきて、初めて自分のSSにイラストを付けてもらったのですが、
自分の作品にイラストを描いて頂けるということがこれほど嬉しいものだとは思ってませんでした。
重ね重ね、お礼申し上げます。
591名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 19:14:00 ID:fMjD2Zb/
>>586
田村さんとか田村さんとか田村さんとか。と、最後の短歌で吹いたwww
592名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 19:27:56 ID:Cg7eI5tv
>>586
GJです !
安芸の宮島、故郷だわ〜w
593ぶーわ:2007/10/08(月) 19:44:35 ID:a/j1XC3J
人として袖が触れている>>298-304の続き投下します。
休みだから調子に乗ってたら、長くなっちゃったゴメッ! きばっちゃった!
↓12レスほど、拝借します。
「……待ってっ!」
 私の声が辺りに響き、その声に前の人物が振り向く。
 ようやく追いついたのは、大きな橋の上。
 川面に移る月光が怪しく輝いていたのが、少し憎らしかった。
「はぁ……はぁ、な、何なんスか? 先輩」
 息を切らしながらひよりもようやく私に追いつく。
「いいから、あんたはそこに居なさい」
「へっ? え、ええ……」
 ひよりには、知る権利がある。
 私が知ってしまったのは、あくまで偶然だ。
 平成の私だからこそ、知ることが出来たこと。
 まさか、変態外人に教わるとは思いもしなかったけど。
「……」
 月夜に照らされたその顔は綺麗で、可憐だった。
 その顔は私の知っている女性、そのまま。
 そう……そのまま。
「一つだけ、聞きたい事があるの」
 ああ、今私は馬鹿をやろうとしてる。
 みなみちゃんとゆたかちゃん、そして……ひより。
 この関係を崩そうとしてるんだ。
 私の、我侭で。
「ゆたかちゃんの事……好き?」
「せ、先輩っ!」
 ひよりが表情を曇らす。
 当然だ、ひよりが聞いていて面白い話ではない。
「……」
 月明かりだけが荘厳に照らす橋の上で、みなみちゃんがゆっくりと首を縦に振った。
 それを見て、ひよりが顔を背ける。
 ……。
 ひよりは何処か、みなみちゃんに引け目を感じている所があった。
 それは『彼女』は彼女で……『彼女』が、彼だから。
「それなら」
 私の言葉が口から紡がれていく。
 世界が少し固まる。
 いいの? 本当に言ってしまって。
 だって、これは私には関係のない事なのに。
 そう、あの三人の問題なのに。
 ……でも、我慢出来ない。
 いつからだろう、こんなにお人よしになったのは。
 私はもっと、独りよがりな人間だったはずなのに。
 私はもっと、自己中心的な人間だったはずなのに。
 変わった、のかな……この世界に来て。
 いや違うか、変えてくれたんだ……『みんな』が。
「ゆたかちゃんに……いえ、ひよりに隠してることあるわよね?」
「……っ」
 みなみちゃんの顔に、影が落ちる。
「じ、自分にッスか?」
 ひよりはまだ、訳が分からないといったような感じ。
 そう、普通は気がつかない。
 外国人だった彼女だからこそ、先入観なく見れたのかもしれない。
 特に私は……日下部の件で、過敏になりすぎていたしね。
「不思議に思わなかった? あんなに大事にしてくれてるのに、あんなに優しいのに……文の返事もくれないなんて」
 そう、私がこの事件に巻き込まれた原因だ。
 それのおかげでこなたが抜け出したんだからね。
「そりゃ……でも、都合とかありますし」
「そうね、確かに都合があったんでしょ」
 ……。
 そう、みなみちゃんには都合があった。
 どうしても『返事を書けない』都合が。
 そして、『喋れない』都合が。
 それが、全てを物語っていた。
「あなた……『白拍子』ね?」
 私の言葉が、月夜の世界に溶けて広がっていった。



「ほ、本気で言ってるんスか? 先輩……」
 ひよりの表情が、青ざめていく。
 みなみちゃんのそれも、同じだ。
 ……『白拍子』。
 その言葉が出来たのは、最近だ。
 ああ、これは平安時代における最近ね。
 白拍子とは、歌舞の一種。
 その名前の通り……白い拍子を奏でるもの。
 男性なら女性を、女性なら男性を……『異性』を演じるもの。
 つまり束帯姿のみなみちゃんは、女性なんだ。
 WhiteRhythm……白拍子、まったく分かりにくい英語にしてくれたものよ。あの変態外人。 
「……そう」
 透き通るような声が、私の耳に届く。
 誰か、なんてのは愚問だ……聞き覚えのある透明な声。
 彼女の、みなみちゃんの声。
 濁りのない澄んだ高い声は、荒々しい男性のそれとは違う。
「そんな、じゃあ……騙してたんスか! ゆたかを!」
 その声が耳を劈いたのは私だけじゃない。
 ひよりの声が辺りに響き、みなみちゃんの元に駆け寄る。
「ゆたかは、本気で……貴方のことをっ!」
「……」
 ひよりの頬から、涙が落ちた。
 そのまま悲しみと怒りのままに、みなみちゃんの頬を引っ叩いた。
「返事を書かなかったのも、そういうことなんスね……ははっ、そうッスよね。遊女風情に字なんか書けるわけないっ!」
 涙の嗚咽と嘲りの混じったひよりの声が、辺りに響く。
 白拍子にも身分の高いものはいる。
 でもそんなのは少数……その他は遊女だ。
 あくまで名誉のために言っておくが、遊女といっても江戸時代などの花魁のような仕事をするものではない。
 この時代の遊女とは、白拍子などの芸を売る女性を称したもの。
 そう……どんなに芸に秀でようともどんなに舞を踊ろうとも、彼女達は遊女。
 この身分が絶対の世界においては……最下層の身分なんだ。
 彼女は無筆(むひつ)。
 返事を書かなかったんじゃない。
 ……書けなかったんだ。
「ごめんなさい」
 みなみちゃんの声が響く。
 ひよりに叩かれた頬は、少し赤い。
「ゆたかは……ゆたかはぁっ!」
「……やめなさい、ひより」
 もう一度振りかざしたひよりの手を掴んで止める。
「でも、でも……」
「最初に私が聞いたでしょ? ゆたかちゃんの事……好きかって」
 それをみなみちゃんは肯定した。
 あの時の彼女の瞳に……嘘はなかったはず。
「本気で、言ってるんスか? 先輩……ゆたかは、女の子ッスよ!?」
「ええ知ってる……貴方も、でしょ?」
「……!」
 貴方なら分かるはず。
 貴方なら、一番分かっているはず。
 伝えられない、届かない想いが……どれだけ苦しいのかを。
「そんな、の。そんなの……」
 そのまま私の腕の中で泣き崩れるひより。
 その小さい体を、少し抱きしめてあげる。
 ……こうしてくれたっけ、あいつ……日下部も。
「私も最初はね……気がつけなかった。気がつければ、簡単な事なのにね」
 ひよりの頭を撫でてやる。
 あいつがしてくれたみたいに。
 ……ってもう忘れたことよ、それは。
「でも、気が付かせてくれた。貴方達や、いろんな人が」
 日下部は……みさおは教えてくれた。
 ひよりは教えてくれた。
 みなみちゃんは教えてくれた。
 そうだ。
 ようやく私も気がつけた。
 誰かを好きになるのに、性別なんて……関係ないんだ。
 男性だとか、女性だとか。そんなのただの区別に過ぎない。
 本能に逆らってる? 何よそれ、それこそ決め付けじゃない。
 そんなのは昔の偉い人が先入観に囚われて言ったただの妄言よ。
 自分の道は、そんな誰かの作った道だけじゃない。
 自分が決めた道、自分の作った道を選ぶことだって出来るんだ。
 ……。
 私は何処か、この世界の自分を馬鹿にしていた。
 こなたが好き? 馬鹿ね、相手は女の子じゃない……って。
 自分の常識とは、違うから。
 そんな先入観から……切り捨てていた。
 でも、今なら分かる。
 それでも……好きなんだ。
 狂おしいほどに、ただ……好きなんだ。
 私だって、一瞬とはいえ日下部に心奪われたじゃないか。
 それと、同じ。
 この世界の日下部と、私の世界の日下部だから違うって?
 そんな事ない、どちらも……日下部だ。
 男だとか女だとか、そんなの……関係なかったんだ。
「だからいいのよ、嘘をつく事なんてない……ひよりも、貴方もね」
「……」
 立ち尽くすみなみちゃんにも、言葉を突きつける。
 全ては彼女の嘘から始まったんだ。
 その嘘が一番苦しめたのは……彼女自身。
 知ってる? 嘘ってね、つかれた方よりついた方が苦しいの。
 だって、嘘をつかれた方は気がつけない……それが嘘である事に。
 だって、つく方は知っている……それが嘘である事を。
 その背徳を背負い続けることが、嘘をつく事の罰。
 嘘をついた事の、禊。
「ゴメンね、こんな事……私が言う様な事じゃないんだけど」
 私は部外者。
 この三人とは無関係な存在。
 この世界とは無関係な存在。
 でも、辛かった。
 見てられなかった。
 嘘が重なりあい、傷ついていく二人の姿を。
 ……。
 そうだ、思い出した。
 何で忘れてたんだろう。
 私は『知ってる』んだ。
 嘘が紡ぐ先に、誤解が重なる先に……何があるのかを。
 ……あれは何時だっけ。
 そうだ……あれは私の、平成の世界。
 そこで私はこなたに……。
 いや、今はいいか。今は思い出に浸ってる時じゃない。
 でもきっと、それの所為だと思う。
 私がひよりを連れ出したのは。
 彼女に、みなみちゃんに引き合わせたのは。
 ……そして私は今、二人の嘘を露にした。
 ひよりは自分に嘘をつき続けていた。ゆたかちゃんのために……自分のために。
 ただ切に、ゆたかちゃんの幸せを願っていた。
 そしてみなみちゃんはゆたかちゃんに。これもそう、ゆたかちゃんのために……自分のために。
 違う自分を演じてまで、ただゆたかちゃんに触れていたかった。
 二人の嘘は、何処か似ている。
 どちらの嘘も……自分自身を苦しめ続ける、嘘なんだ。



 何時しか、ひよりの嗚咽は止んでいた。
 みなみちゃんも、俯いたままただ私の言葉に耳を傾けてくれていた。
「自分は」
 私の腕から離れ、一度涙を拭うひより。
「両親が死んでから、ゆたかの邸が引き取ってくれました……でもなかなか立ち直れなくて、ずっと泣いてました」
 ひよりは続ける。
「その時ッスよ、ゆたかに出会ったのは……泣いてた自分を、慰めてくれた」
 あの子ならそうするだろう。
 私の世界のあの子も、優しい子だったから。
「でも自分は……突き放しました。一人にしてくれ、放っておいてくれって」
 その傷の深さは、ひよりにしか分からない。
 誰にも分からない、彼女だけの苦しみ。
「なのに、馬鹿ッスよね……毎日毎日自分の部屋まで来て、言うんスよ? 同じ事を、何度も……何度も」
 少し、嘲るように笑うひより。
「体が弱いくせに、雨の日も……雪の日も。それでとうとう熱まで出して……」
 その時寝込んだ彼女に付き添ったのも自分だと、ひよりは言う。
「それでも、繰り返してました……熱で朦朧としながらも、同じ事をずっと」
 ひよりの口が、その言葉を口にする。
「『大丈夫、私が居るよ』って……ははっ、馬鹿は自分だったんスよ」
 その言葉を聞いたときひよりは決めたんだろう。
 彼女のために生きよう。
 彼女のために尽くそう。
 彼女のために死のう。
 彼女のために……自分に嘘を付き続けよう、と。
 これが、ひよりの『嘘』。
「……私は」
 みなみちゃんが、重い口を開く。
 彼女はどんな気持ちだったんだろう。
 好きな人に、何も伝える事が出来くて。
 ただ、嘘をつき続けて。
「小さな頃からずっと、舞の事だけを教えられてきた……父に、母に。それだけが、私たちの生きる糧だった」
 みなみちゃんは言う。
 それが好きでも嫌いでもなかった、と。
 ただ必死に、踊り続けてきた、と。
 機械のように踊り続けるのは、どんなに苦しかったんだろう。
 それも私には……分かりようがない。
「それでも……良かった。父も母も、喜んでいたから」
 彼女はただ、踊ったんだ。
 生きるために、踊り……自分を殺し続けてきた。
「でもあの日……ゆたかに、会った」
「あの……雪の日ッスね」
 ひよりが言葉を付け加える。
 二人の出会った日。
 多分その時にも、ひよりも居たのだろう。
 それからずっと、二人を応援し続けてきたのだから。
「あの日は、珍しく雪が続いた日ッス……それで積もった雪を見たいって、ゆたかに頼まれて……」
 それが多分、初めて抜け出した日なのだろう。
 あまりに魅惑的な白い雪に連れられて抜け出して……そして、出会ったんだ。
 その白い雪よりも真っ白な、少女に。
「……私も、同じだった。雪を見たくて、両親の目を盗んで抜け出した」
 その日から始まったんだ。
 二人の、秘密の逢瀬が。
 いや……正確には三人か。
「ゆたかはただ、真っ直ぐに私を見てくれた……ただ生きるだけの、私を」
 偶然だったと、みなみちゃんは嘆く。
 あの道を通ったのも、肌寒いからと白拍子の衣装を纏っていたのも。
 その一つでも欠けていれば、二人の出会いはなかったのかもしれない。
「すぐに、話そうと思ってた……でも、あの真っ直ぐな眼をずっと見ていたかった。ずっと見ていて欲しかった」
 だから嘘をつき続けた。
 ゆたかちゃんの傍に居るためだけに。
 ゆたかちゃんの瞳に映るためだけに。
 それがたとえ……彼女を傷つける結果になったとしても。
 これが、みなみちゃんの『嘘』。
「……似てるッスね、自分ら」
「そう……かも」
 不意に、ひよりから笑顔がこぼれた。
 みなみちゃんからも、同じように。
 似てる……そうね。
 同じ女の子のために、ずっと嘘をつき続けてきたんだから。
 その笑顔は誰を笑ってるんだろう。
 自分?
 相手?
 それも、私には分からない。
 ……。
 そっか。
 そう、なんだ。
 今、もう一つ『分かった』。
「……でもまぁ」
「?」
 一通り、笑い終わった後のことだ。
「自分はそんな、男装趣味はないッスけど」
「っ」
 みなみちゃんの眉がピクンと反応する。
 ん?
「……私も」
 今度はみなみちゃんが。
「そんな、へたれじゃない」
「んなっ!」
 ……ん?
 あ、あれ?
 なんか空気が悪いんですけど。
 にらみ合ってるし。
「へ、へたれぇ? じ、自分がッスかぁ?」
「そう、あと泣き虫。それにこれは舞台衣装。男装じゃない」
「一緒じゃないッスか、いつも来てるんだから!」
「着てない。ゆたかに会うときだけ」
 何故か空気が険悪に。
 同属嫌悪ってヤツか? もしかして。
 同属というよりは、同じ穴のムジナでしょ!
「じ、自分は毎朝ゆたかの髪を梳かしてるんスよっ!」
「私はゆたかに、好きって言われた」
 ……何時の間にか自慢大会になってるし。
 つーかさっきの緊迫シリアス展開は何処にっ!
 ちょ、ちょっと待って。
 良い話でした、で終わるんじゃないの!?
「い、いくら好きって言われたからって、喋らないんじゃ一緒ッスよね。好きって言う事も出来ないんスから!」
「それは貴方。私は何時でも言える」
「じ、自分だって言えるッスよ! そっちこそ、女の子だって言えないんじゃ好きって言ったって一緒ッスよ!」
「……言える。貴方とは違う」
 ああ、やばい。
 収集がつきそうにない。
 はぁ……これじゃまるで子供ね。
 ええと、どうしよう。
 とりあえず事態を収めよう。
 ああそうだ、体の私の得意技じゃないか。
「んぎゃぁっ!」
「……!」
「いい加減に口喧嘩はやめなさい、みっともないっ」
 二人の耳を思い切り摘み上げた。
 鋭角に。
「せ、先輩っ! 取れるッス! 耳なしひよりになるッス!」
「……痛い」
「いいわよ。言えるって言うなら言ってもらおうじゃないっ、今からっ!」
「へっ? ええっ!?」
「……それ、は」
 ああもう、グダグダ五月蝿いっ!
 男に二言なし、女にも二言なし!
 女は度胸、それだけよ!



「Oh、キューティネー。今汗を拭いてあげマスヨー」
「……だ、大丈夫ですから……汗、そんなにかいてないし」
「大丈夫デスヨー、ユタカ。痛いのは最初ダケ……」
「あどっこいしょー!」
「キャッサバー!」
 みなみちゃんとひよりの蹴りが見事に同時に決まり、変態外人が爆裂四散……すればいいのに。
 ゆたかちゃんもいつのまにか眼を覚ましたらしい。
 ……こなたはその横で寝息を立ててるけど。
「な、Nice boa……もといKickデス。お、お早いお帰りデスネー。Damn it!」
 悔しがるなら隠れてやれ!
 ああいいや、無視無視。
 今はこっちよ!
「ほらっ!」
 と、二人の背中を押してゆたかちゃんの前に。
「? どうしたの? 二人とも……」
「あ、えっと。いやぁ……」
「……」
 ゆたかちゃんの前に二人を正座させる。
「Oh、何ですか? ストロベリってる匂いがしマース」
 テメーは黙ってろっ!
「ゆ……ゆたかっ!」
 私のネックハンギングツリーが変態外人を白目にしてる間にひよりがみなみちゃんを制して声を上げる。
「うんっ、何? ひより」
「ふぇっ! え、ええと……あの、その実は、自分……その」
 返ってきた笑顔に硬直するひより。
 語尾も下がって消えていく。
 呂律が回らないどころの話じゃないないな。
 過呼吸だ、やばいやばい。
「……へたれ」
「んがっ!」
 みなみちゃんから声が漏れ、ひよりに直撃。
「あっ……声」
「……っ」
 だが、漏れた声に一番反応したのはゆたかちゃん。
 それにみなみちゃんも気がつき、慌てる。
 一番最初に聞かせた言葉がへたれて。
 ああ、出鼻を挫かれて悔しそうだ。
「ゆ……ゆたか」
 一度咳払いをして、ゆたかちゃんに向き合うみなみちゃん。
「実は、私……」
 よく見れば、彼女の顔も赤い気がする。
 ホント似たもの同士だよ、こいつら……。
「名前っ!」
「……!」
 その時だ。
 ゆたかちゃんの声があがり、笑顔の花が咲く。
「初めて、呼んでくれたねっ」
「あ……えと」
「それに綺麗な声……女の人みたいっ、素敵っ!」
「っ」
 その笑顔と褒められたので動揺したらしい。
 後はもう駄目だ、ひよりの二の舞。
 ゆたかちゃん……恐ろしい子。
 声の事もそれほど気にしてないし!
「……根性なし」
「っ!」
 今度はひよりの声が、みなみちゃんに直撃。
 それでまた、にらみ合いが始まる。
 まぁゆたかちゃんの前だから口喧嘩まではしないでしょ。
「Mum、トライアングルです……来てます、来てます。ゾワンギゾワンゴデス」
 何も来ねーよ!
「折角だから私も入れてシカクカンケイにしまショー。シュラバドロドロー、イージャンスゲージャンっ!」
 ……いい加減何とかしろ、こいつ。
 その後私も加えた三人のクリムゾンスマッシュが変態外人の心の臓を貫いたが、なんか無傷だったのでもう放っておいた。
 いいや、私も帰ろう……こなたをつれて。
 これで長い夜も、ようやく終わりよ。
 あ……。
 だった、一つ忘れてた。
 覚えてる? 私がこの事件に巻き込まれた原因。
 というか、要因。
 それを終わらせて、今回の事件……ゆたかちゃん脱走事件の幕を引こう。



「うぅ……眠いぃ」
「文句言わないの、元はあんたが抜け出したからでしょ」
 眠っていたこなたを叩き起こし、暗闇の道を手を引きながら歩く。
 パトリシアさんのくれた松明のおかげで明かりはあるが、もうそろそろ月が見えなくなってくる時間。
 そう、私の時間が終わろうとしてる。
 でもその前に、こいつを部屋に押し込めないと。
 ああ、あとつかさも部屋から出してやらないと。
 はぁ……時間はないのにやる事だけは一杯ね。
 でもそこまで邸は遠くないから、何とか間に合うはず。
 ……こなたがぐずりださなければ、ね。
「むぅ……」
 光は松明の炎だけ。
 だからこなたの手は、私の手を掴んだまま離さない。
 だけど表情はまだ、しかめっ面。
 まだどうやら、気に入らないらしい。
 あの、嘘をついたことが。
 そう……これが私が巻き込まれた原因。
 つまり私の、『嘘』。
 私に相談もしないでつかさになんか相談するから、一人で抜け出すはめになった。
 私にしておけば、首に紐でもつけて絶対逃がさなかったのに!
 ……まぁ私の自業自得か。
 私の勝手の所為で、こうなったわけだしね。
「ねぇ、こなた」
「……何?」
 つっけんどんな返事。
 まったく、親の顔が見てみたいわ。
 ああ、見れたっけ。
 しかもお母さんのほうなんか写真だけじゃなくて、本物を。
 ……。
 はて、ここでまたいつものあてにならない違和感が首を出し始めた。
 何にだろ?
 ああもう、だからいいって。
 今日はもう、そういう気分じゃない。
 また次よ、次。
 今は、目の前の事に集中しよう。
「こなた、ごめんね」
「……」
 返事はない。
 でもいいわ、勝手に続けるから。
「色々あったけど……もう、大丈夫だから」
 こなたを手を握り締める。
「本当に? ……かがみ」
 そこで久しぶりに、彼女の口が私の名前を紡いだ。
 何だか心地よい。
 体の私が、反応してるのかな?
 それとも私が? ……どっちでもいいか。
「ええ、本当……許してくれる?」
「……」
 その時、握っていた手が離れる。
 そして私の腕に、重み。
 こなたがそこにしがみ付いたのだ。
「もう……嘘ついちゃ、嫌だからね」
「……うん、約束」
 彼女の顔に、笑顔の花が咲く。
 それに私は微笑を返そう。
 出来る限りの笑顔で。
「絶対……だよ?」
「うん、絶対」
 嘆く事もあった。
 泣いた夜もあった。
 一人の世界に、あてもなく放り出された悲しみ。
 それは私にしか分からない。
 誰にも伝えられない。
 誰も分かるはずがない。
 そう……他人の悲しみは、分かることなんて出来ないんだ。
 ひよりが教えてくれた。
 みなみちゃんが教えてくれた。
 彼女達の苦しみは、彼女自身にしか分からない……誰にも、共有できはしない。
 だから、向き合うしかない。
 自分の足で。
 自分の眼で。
 自分のその……体一つで。
 ひよりにみなみちゃん……彼女達は今日、ようやくそれに向き合ったんだ。
 結果はどうなると思う? ゆたかちゃんはどう答えると思う?
 ……事態は好転する? 暗転する?
 それは私には分からない。
 いいや誰にも分かりはしない。
 それでも、世界だけは確実に変わるんだ。
 逃げ続けていた世界から……運命に立ち向かう世界へ。
 ……きっと、生きるとはそういう事なんだと私は思う。
 生きるとは、辛い運命という楔に立ち向かう事。
 戦う事。
 抗い続ける事。
 決して、与えられた時間を無駄に浪費する事じゃない。
 決して、自らで無駄だと決め付けて諦めていいものじゃない。
 それならば、私も向き合おう。
 それを教えてくれた人のためにも。
 私自身のためにも。
 私の世界に待つ、私の大切な人にもう一度出会うためにも。
 たとえどんなに苦しくても。
 たとえどんなに悲しくても。
 もう私は諦めない。
 立ち向かって、戦って……抗い続けてみせる。
 この平安という月夜の世界の、孤独な運命に。


(続)
606ぶーわ:2007/10/08(月) 20:09:16 ID:a/j1XC3J
続きます。
パティの時代感無視は、固有結界みたいなものと思って無視しちゃって!

かがみんがようやく覚醒したので第二章「みなみ&ひより編」も終わりです
次からとうとう最終章「こなた編」(予定)
パソコンないけど、頑張ります。もうしばしのお付き合いをっ!
607名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:14:23 ID:yAVgTuCh
不覚にもパティの扱いにw

GJ!乙!
608名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:19:55 ID:any4o10x
>>606
つまり、身体はヲタで出来ていて、固有結界「無限のHENTAI」なわけですか。
かがみ覚醒フラグ&事の真相フラグにwktkしつつ、ぐっじょぶ!


そして。
「平安パティの遠い子孫が鼻血みゆき」とか思いついた俺も、かがみに蹴られるべきでしょうか。
単を脱ぎ捨てた1000倍加速バージョンあたりで。
6094-243 ◆X9xLTlcDnY :2007/10/08(月) 20:20:45 ID:cyZcpKVj
>>586
こんな感じですかドゾー(´・ω・)ノシ
http://www.geocities.jp/extream_noise/rakisutaep/img/kagakonakiss.jpg

>>590
いつも作者様に断り無くイラスト描かせて貰ってますw
つたない&時間掛けてないですが気に入って頂ければ落書き屋冥利に尽きますーm(_ _)m
あ、みさきちとあやのんには手が回らなかったんだZE☆ orz
610名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:24:35 ID:cyZcpKVj
>>603
いつもながらGJ!!

> 来てます、来てます。ゾワンギゾワンゴデス
ネタが新鮮過ぐるw
611名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:28:46 ID:uAfZgl1K
最後のかがみ語りの部分がやばい(生きるということは云々)
真面目に仕事探すわ・・・俺

GJです
612名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:36:53 ID:KsK3JvCp
最近どのSSにも鼻血みゆきの影がちらつきますね、恐ろしいことです。

それはそうと
>>606
GJっす!!
もうすぐ終わってしまうと思うと少し寂しいですね。
次はぜひ西洋物あたりを(黙
61319-190:2007/10/08(月) 20:44:05 ID:kVZWmHX4
また遅ればせ(ry

いろいろと感想ありがとうございます。

>>556
確かそんな話がどっかにあってそれ読んだ後だったもんで
その事が頭から離れなくて・・・・・ついやっちゃいましたorz

>>561
即興作なんで続くかどうかはwwwww
あんまり期待しないほうがいいかもです・・・
続きを書くには番組熟知と技術が要りそうです_| ̄|〇

>>568
かがみ主義者としては甘々こなかが好物です。GJ!

>>573
ペガサスで不覚にも吹いたwwwwww
と、とりあえずおめでとうございます。

>>581
電波が降りてきた のフレーズのせいで吹きましたwwwww
すごい電波を受信したものです、とりあえずGJ。

>>586
前半のまったり具合と後半のギャップがGJです。
しかし最後のこなたはwwwww

>>606
長編お疲れ様です。
描写が上手い・・・見習いたいです。
長編見ると影響されて長編書いてみたくなる俺って単純_| ̄|〇
614名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:59:29 ID:QBVRbiPm
>>606
特ヲタである自分は不覚にも反応してしまいましたw

GJです!!
615名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 21:09:18 ID:l5iT1kD4
>>606
パティのNice boatで不覚にも吹いたwwwwGJ!!続きがとても楽しみです。
616548:2007/10/08(月) 21:30:03 ID:u6V7Edav
こんばんは。
SSへの感想ありがとうございます。正直、ここまでGJと言ってもらえると思わなかったので、驚きです。

>>550-552
感想ありがとうございます。自分としてはエロくないと思っていたのですが…。やはり、私は頭のネジがゆるんでいるのか…?

>>555
みゆきがwwwこういうみゆきもありですねwww

>>568
果たして、こなたは狙っているのかそれとも?照れるかがみが可愛いです。GJ!

>>573-574
誕生日おめでとうございます。

>>581
もしかして、あれは伏線だったのか…!?

>>586
かがみがひよりをどう思っているかが、よく分かりましたw
ほったらかしのつかさの行動は!?wGJ!
>>590
感想ありがとうございます。
表現が上手い…。むう、演劇をしているから、でしょうか?それと、小、中学生の時は、図書室に入り浸って物語をよく読んでいたのもあるかもしれません。

>>606
いつも拝見しております。先の展開を楽しみにしております。

それでは、またいつかお会いしましょう。
61718-230:2007/10/08(月) 21:37:57 ID:sSmDsIrG
>>606
GJです!
パティの壊れっぷりに噴きましたwwww

>>613
大丈夫ですよ〜
かく言う俺も2回目投下にして長編挑もうとしてます
頑張って下さい!

>>616
いやいや、十分エロかったですよ
遅ればせながらGJ!

というわけで魔法使いのお守りの人です
前の方で宣言(?)したみのる×みさおが出来ました
……でも長編になってしまったので第1話だけなのですが
では以下注意事項
・みのる×みさお
・エロ無し
・多分7レスぐらい
・受け付けない人はスルーで
あと携帯から投下なので文体がおかしいところがあるかもしれません

では
61837th lucky! 第1話(1/7):2007/10/08(月) 21:41:17 ID:sSmDsIrG
突然だが俺――白石みのるはただいまちょっとしたピンチに陥っている。
その原因はこの前のとある出来事にあった。

「はあ……」

ため息をつく。
今朝からずっとこのテンションを維持している。それは放課後となった今も変わらない。
すると前から声をかけられた。

「まったく、そんなにため息つかれるとこっちまで気が滅入るわよ」

この声は……

「かがみか……」
「そうよ。で、そんなにため息ついてどうしたの?」
「……俺、そんなにため息ついてたか?」
「昼休みの間だけで40回以上。十分多いわよ」

俺はそんなにため息ついてたのか。
今度は心の中でため息をつく。
というか……

「よくそんなにため息ついてたって分かるな。……お前数えてたのか?」
「え?いや、それは、えーっと……そ、そんなことどうでもいいじゃない!」

なるほど。つまりはなんだかんだで気にかけてくれてたわけか。

「で、話す気になった?」
「……いいのか?」
「こっちから聞いちゃったからね。責任ぐらいは持つわよ」

かがみの優しさに涙が滲む。
これが友情ってやつか……。

619名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 21:43:27 ID:zuTnmV6G
リアルタイムか?
私怨
620名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 21:44:16 ID:PC1DJZQI
>>606
パティの扱い酷すぎるw でもそこにGJ!
徐々に近づく終わりが寂しく思える……
終了後は続編で江戸物を(殴
62137th lucky! 第1話(2/7):2007/10/08(月) 21:44:27 ID:sSmDsIrG
「ありがとう。それじゃあ話すな」

そうして俺は自身がこういう状態に陥った経緯を話し始めた。



――――



きっかけはこの前のラジオ収録後、あきら様から直接教えられたある出来事。

「僕が……ラジオのメインパーソナリティを!?」
「そうよ。次回は私がCDの宣伝の為にゲストとして出るからそのかわりに、ね。分かってるだろうけど……失敗したらただじゃおかないわよ?」
「は、はいっ!誠心誠意頑張らせて頂きますっ!」

あきら様の脅し文句に怯えつつも、内心浮かれ気味だった。
こんなこと、一生に一度あるか無いかなのだから。
だがそんな幸せ気分を、あきら様は

「あ、そうそう。プロデューサーからの伝言だけど、今回のアシスタントは自分で探してくれだって」

すぐにたった一言でぶち壊してくれやがった。

「……は?」
「『は?』じゃないわよ。今回私はあくまでゲストとして登場するんだから、番組進行にアシスタントが必要なのは当然でしょ?言っとくけど、いつもみたいに絡まないからね」

顔から血の気が引いて行くのがわかった。
しかも、だ。あきら様と違ってあまり広く活動してない俺に呼べるような芸能界の知り合いなど居ない。

62237th lucky! 第1話(3/7):2007/10/08(月) 21:47:47 ID:sSmDsIrG
「で、でも……」
「つべこべ言わない!どこかそこら辺の奴でもいいから連れてこい!分かったか白石みのるっ!!」
「は、はいぃぃぃ!」



――――



「というわけだ」
「なるほどね。時間も無いし、そりゃため息もつきたくなるわけだ」

俺に同情するかがみ。
あと今かがみが言ったように本当に時間がない。一週間でアシスタントを、それも一般人から探せだなんて無謀極まりない。

「なあ、アシスタントに向いてる奴いないか?別にかがみでもいいんだけど」
「いいのかよ。うーん、例えばどういうタイプの人があんたのアシスタントに向いてるの?」
「そうだな……。いや、時間が無いし贅沢も言えないからな。とりあえず緊張しなさそうな奴で。別にかがみでもいいんだけど」
「いい加減な基準ね……。そうね、こなたは小神あきらのファンらしいからあんたそっちのけで質問攻めするだろうし、つかさやみゆきは逆に緊張しすぎてあんまし喋らなさそうだし……」

独り言のように呟きながらザクザク選択肢を削ってゆくかがみ。
というか自分という選択肢は最初から入ってないのか。
とにかくこのペースだと該当者は居なさそうだ。

62337th lucky! 第1話(4/7):2007/10/08(月) 21:51:00 ID:sSmDsIrG
「はあ……」

机にうつ伏せてため息をつく。
するとかがみが突然

「あ」

と声を出した。

「どうした?」
「一人そういう奴いたわ……」
「本当か!?」

ガタッ、と勢いよく立ち上がりガクガクかがみの肩を揺さぶる。

「それで誰だ、誰なんだ!早く教えてくれ!俺には時間が無いんだっ!」
「あうあうあう……。お、落ち着きなさいよ……」
「あ。……すまん、ついついやっちまった」

肩を掴んでいた手を離す。

「まったく……。まあいいわ。とりあえずついてきて」
「あ、ちょっと待って」

言うが早いかさっさと教室を出るかがみ。
机の横に引っかけた鞄を手に、俺はその後について行く。

「で、どこに行くんだ?」
「図書館よ」
「図書館?」
「そう、図書館。ちょうどさっき、日下部に一緒に宿題やろうって言われてるからさ」
「ああ、なるほど」

その一緒に宿題やろうと言った人――日下部っていう子が俺の探し人というわけか。
そして俺たちはそのまま図書館へ到着する。
中に入り、かがみは机に教科書やノートを広げている2人の女の子に声をかけた。

62437th lucky! 第1話(5/7):2007/10/08(月) 21:54:24 ID:sSmDsIrG
「お待たせ〜」
「遅いぞ柊ー」
「ごめんごめん。ちょっと友達と話しこんじゃって。……さ、白石も座って」
「お、おう」

勧められるがままにかがみの隣に座る。
すると当然のごとく向かい側に座っている2人が目を点にしていた。

「柊ちゃん。そちらの人ってどなた?」

かがみの前に座っている子が声をかける。

「何?もしかして柊のアレ?」

それに続けて俺の前にいる子がニヤニヤしながら声をかけた。
しかも小指なんか立ててやがる。

「違うわよ。こんなサッパリしない奴、彼氏なんかにしないわ」
「うぐっ」

かがみの容赦無い一言が胸に突き刺さる。
こいつ、言葉で人を殺せるんじゃないだろうか……?

「うわ、相変わらずひでー奴だな柊は。……んで、そいつ誰?」
「あ、そうだった。ほら白石、自己紹介自己紹介」

さっきの一撃に対する謝罪はないのかコノヤロウ。
……とにかくかがみに促されて座ったまま自己紹介を始めた。

62537th lucky! 第1話(6/7):2007/10/08(月) 21:57:48 ID:sSmDsIrG
「えー、はじめまして。俺の名前は白石みのる。クラスは3年B組だ。よろしく」
「3年C組の日下部みさおだ。よろしくな〜」
「同じく3年C組の峰岸あやのです。よろしくね、白石君」

軽い自己紹介が済んだところで日下部がかがみに質問する。

「で、柊。なんでここに白石を連れてきたんだ?」
「それは俺が説明するよ」

そして俺は先ほど教室でかがみに話したことをそのまま2人にも説明する。

「――というわけなんだ」
「はー、なるほど。芸能界って大変なんだなー」
「みさちゃんの言う通りね……」

話が一通り終わった後に感心する日下部。
峰岸も同じような反応をしている。
そしてかがみがいよいよ話の本題を切り出した。

62637th lucky! 第1話(7/7):2007/10/08(月) 22:01:20 ID:sSmDsIrG
「それで、よ。ちょっと日下部に頼みがあるんだけど」
「頼み?どんなの?」
「そのアシスタント役、あんたにやってもらいたいんだけど……」
「ん、オッケーだぜ〜」
「「早っ!!」」

思いがけずかがみと声が重なる。
「み、みさちゃん……。本当に大丈夫?」

峰岸が心配そうに声をかけた。

「だいじょーぶだって。ちょっと喋るぐらいなら私にも出来るし」
「本当にいいのか……?」
「だからだいじょーぶだって。お前ら心配しすぎだぜ?」

いや、お前が心配しなさすぎなんだ日下部。
でも……これで大きな心配事が無くなった。彼女に感謝しなくてはいけない。

「本当にありがとう、日下部」
「いいってことよ。んじゃ改めて……」

そう言うと日下部はにっこりと笑って、

「よろしくな、白石!」

俺の無茶な頼みを了承してくれた。
62737th lucky! 第1話あとがき:2007/10/08(月) 22:06:15 ID:sSmDsIrG
これにて投下終了
次回は第37回らへんまで……書きたいなあ
実は題名考えるのに一番時間かかったりしてます
Mi&Miというのも考えたのですが名前の頭文字に『み』がつくキャラが5人も居るので見送りに
5人ということでみーみー戦隊なるものも作れそうです。いや俺は作りませんが

それでは駄文失礼致しました……
628名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:12:42 ID:cyZcpKVj
>>627
リアルタイムGJ!!
第37回はMP3化までしたお気に入り回
みさきちの中の人、声が変わりすぎて吹いたケドw

時期的にあきら&みのるが険悪な状態だったり、(放送後のかがみ&つかさの会話から)
みさおが出る事を誰も知らないとか色々矛盾点が出てきそうだけど、らっきー☆ちゃんねると
絡めた所が斬新だと思いますた!
629名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:15:25 ID:yAVgTuCh
みーみー戦隊!
ピンク!グリーン!ブラウン!バイオレット!ホワイト!

「こんにちは、私達みーみー戦隊です」
「…参上…」
「この世を悪を滅ぼしてやるぜ!」
「あら、なんで私まで…私、おばさんよ?」
「えっ…ちょ…俺だけ男一人っすか?」

すいません、一瞬で浮かんだ…
色はそれぞれの人のイメージでつけました

>>627
ともかくGJ!ラジオの裏話っぽくっていいですね
630名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:22:07 ID:PC1DJZQI
>>627
割り込んじまってた……申し訳ない。
と、言いながらこんなことを。
題名は勝手に考えた物なら「白日のもとに」とかはどうかと。

割り込みながら好き放題言いながらGJと言わせてもらいます。
631名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:23:47 ID:yAVgTuCh
人のイメージというか
髪の色まんまでしたね
みのる氏は…苗字からでw

それに誤字があった…
>「この世を〜」
「を」を「の」脳内変換よろしくです
632名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:02:41 ID:9JbL/l6I
>>629

みゆき
みなみ
みさお
みき
みのる

かw
633名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:03:56 ID:l5iT1kD4
白石め・・・俺の嫁を名前呼びしやがって・・・・・
でもGJ!!新鮮ですごくおもしろかったです!
63414-208:2007/10/08(月) 23:15:29 ID:H3j4FIL+
>>629
ちょwwww リーダー(レッド)不在wwwww

ところで、空気読まずにSS投下しますが、おk?
635名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:18:50 ID:apczjyf9
>>634
空気なんて飾りなのだよ(何
どうぞどうぞ
63614-208:2007/10/08(月) 23:29:36 ID:H3j4FIL+
>>635
そっすねー。
一応8レス空けを心掛けてるんで聞いてみたのですが……逝きます!(ぉ)

<注意>
話はセリフのみで展開します。
こなかが成分微量です。
キャラ崩壊ものです。
多分3、4レス?

ズバリ、テーマはこなフェチリスペクトです。

では、どうぞ!
637KONATA☆MANIA:2007/10/08(月) 23:40:01 ID:H3j4FIL+
「あいた!

いたたたたた……私とした事が……」

「泉さん、大丈夫ですか?」

「あ、みゆきさん。
手を貸してくれるなんてやっぱり優し……」

ひょい

「え、あああおおお姫様だっこぉ!?
い、いいよみゆきさん! 恥ずかしいよぉ……」

「タタタターン、タタタターン、タタタタンタタタタン、タタタタンタタタタン」
「なに結婚式のメロディ口ずさんでるのさ!?」

「チャ〜チャ〜チャチャンチャンチャンチャンチャ〜チャララチャチャチャン♪」
「は、鼻血! 鼻血拭いてよみゆきさん! みゆきさ〜ん!」

「な、何してるのよみゆき!」
「か、かがみん! ヘルプ! ヘルプ!」
「こなたが困ってるじゃない! 離しなさいよ!」

「いくでがんす」
「どこへだ!」

「ふんがー!」
「窓から現れるなよつかさ! ここ2階だぞ!?」

「大丈夫だよお姉ちゃん。
お姉ちゃんもこのKM(こなちゃん萌え)細胞に染まれば今みたいな凄い力が手にはいるんだよ?」
「いらねぇー、そんな力!」

「見てください! 私もIM(泉さん萌え)細胞で婚姻届が無限に「いや、偽造だろソレ」」

「こんなワケのわからん連中に付き合う必要は無いわ!
逃げるわよ! こなた!」
「う、うん!」

「待ってください、泉さん!」
「こなちゃん、待って〜!」

「ゲェーッ!?
な、なに、あのト○イダガーばりの壁走りは!?」

「後ろ振り返る隙があったらもっと速く走ってよ、こなた!」
「そ、そんなこと言ったって、もう追いつかれる……!」
638KONATA☆MANIA:2007/10/08(月) 23:48:15 ID:H3j4FIL+
「ああもう!
こなた! 足貸して!」
「何するの、かがみ……え!」

「もってけ! こなたのニーソックス!」

 キラーン

『ゲットだぜ!』

「ああっ!
かえして! 私のニーソックス!」

「いいから今のうちに逃げるわよ! こなた!」
「う、うん!」

「……ハッ!
すっかり、もぐもぐ、こなたさんを、クンクン、見失って、ウマー(゜∀゜)ーッ!」
「大丈夫だよ、ゆきちゃん!
こなちゃんの靴下を手に入れて、オラ負ける気がしねえぞ!」

 ボンッ!

「キャッ! 私の眼鏡型コナウターが!
まさか、つかささん! スーパーこなフェチ人に!?」

「そういうゆきちゃんこそ、靴下を捕食して、すっかりK2(恋するこなちゃん)機関を取り込んだね!」

「ええ、ですが……」

「?」

「肝心の……泉さんの場所がわかりません……」

「ハァ……ハァ……ここまでくれば、ハァ、大丈夫かな……」
「う、うん……ありがと、かがみん」
「な、なによ、急に……」
「いや、私っていつもかがみんに頼ってばっかりだなあって」
「べ、別に今に始まった事じゃないでしょ?」
「うん、確かにそうだネ」
「ふふふ……」
「えへへ……」

「こなた、いつまたあの2人が来るか分かったもんじゃないわ。
折角保健室まで来たんだし、あんたはそこのベッドで休んでなさい。
見張りは私がやっとくから」
「うん、ありがと、かがみん」
「……………………あれ?
あ……ぐぅ……!
(まさか、さっきので細胞が?)」
「かがみん?」
639KONATA☆MANIA:2007/10/08(月) 23:54:06 ID:H3j4FIL+
「……………………あ」
「あ……?」

「……ああもう! 可愛いなコンチクショウ!」
「生ルパンダイブ!?」

「かぁいいよ〜♪
はう〜、お持ち帰りぃ〜♪」
「かがみん、しっかりしてよ! かがみん!
……あと、服を着て下さい」

「もう我慢出来ない!」
「ケロッグ○ンボ!?」

「こなた〜♪」
「まさか、かがみんまでおかしくなっちゃったの……?

こ、こうなったら扉を蹴破って……!」

ガシャーン!

『あ、泉さん(こなちゃん)!』

「あああ! 思いっきり目の前デスカ!?」

「かがみさん、つかささん!
ジェットストーキングアタックを仕掛けます!
各々カメラを!」

『ラジャー!』

「くっ、こうなったら!」

「わ、私の撮影(こうげき)がかわされた!?」
「こ、こなちゃんに踏み台にされた!
(えへへ、ちょっと嬉しいかも……)」

「こ、この流れは!?
まさか泉さ「イ・ナ・ズ・マ!キィーーーーーック!」ノリコぶふぇ!?」

「みゆき!」
「ゆきちゃん!」

「見える……見えるぞ!
私にもこなフェチ人の動きが見える!」

「まさか、ニュー○イプに目覚めたの!?」

「フタエノキワミ、アッー!」

「ま、待ってつかさ!それは……」

「紅蓮腕(ぐれんかいな)!」
「アッー!」

「死亡フラグ……って、遅かったわね」
640KONATA☆MANIA:2007/10/08(月) 23:58:03 ID:H3j4FIL+
「やっぱりかがみんが残ったか……」
「こなた……」

「かがみんにも見えるよね……北斗七星の傍に輝く、あの星が……」
「ええ、見えるわ。
死兆星(Lucky☆Star)が、ハッキリと……」

「これもいきもののサガか……(死亡フラグ)」
「私、この戦いが終わったら、こなたと結婚するんだ……(死亡フラグ)」

「いくよ、かがみん」
「来なさい!こなた!」

『決闘(デュエル)!』

……って、夢を見たんダヨ!
おかしいよね……って、みゆきさん。
その手に持ってる婚姻届の束はいったい?
つかさ、調理実習じゃないんだからバルサミコ酢はしまってよ。
かがみん、…………服着てよ。

……ゆーめーであるーように、ひとーみをー、とーじーて、あのーひをーおも、にゃあああああああああああ!?

「夢だったら……良かったのにな……」

――その後、こなたの行方を知る者は誰もいなかった……――
(CV.緑○ 光)
64114-208:2007/10/08(月) 23:59:45 ID:H3j4FIL+
以上です。
ありがとうございました。

あと、一部元ネタ古くてスマソ。
642名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:01:15 ID:yWl0/xK0
>>641
壁走りで吹いた復帰組の俺が通りますよ〜 GJ!
643名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:02:29 ID:apczjyf9
>>641
なんというカオスw
GJ!
644名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:12:20 ID:A/566BUQ
>>641
何このカオスwwwwwww
GJ!!!
645名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:14:01 ID:JQmAk3IZ
>>641
なんだこの展開wwwwwww
かがみを頼る段階でその後の展開は確定なような気もしたがw
646名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:15:17 ID:fGYaM+LY
>>641
なんというカオスw

>>629
敵戦隊登場!えねみーみー(仮)!
解説:姓名中で、名前の頭文字以外のところに「み」がつくキャラの集まり。
人数の多さもあり、みーみー戦隊とは別扱いされたため、とりあえず敵部隊として結成された。

 いずみこなた 「私、参上。ふっふっふ、あのメンツ相手なら負ける気はしないね」
ひいらぎかがみ「え!? お母さん敵なの!?」
みねぎしあやの「みさちゃんも敵なんだ……。柊ちゃん、がんばろうね」
 なるみ ゆい 「よーし、お姉さんがんばっちゃうよー!」
いずみそうじ…「俺の人生、確実に勝ち組……!」
 こがみあきら 「白石……調子に乗るんじゃないわよ」
みやかわひかげ「もー、お給料出ないんだし、こんなことする必要ないでしょ!」
みやかわひなた「きっとすぐ終わるから、がんばろうね?」
(いずみかなた「私は戦えないけど、見守っていますからね」)
たちきふみひこ「僕の【分身の術】を見破れるかな?」
647名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:16:45 ID:g96owEND
>>641
カオスGJです!!
ウマー(゜∀゜)ーッで吹きましたww

それでは俺も、8レスか1時間か経ってから
いつもの壊れネタあきら様Verを投下しようと思います。
648名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:21:11 ID:y3cJgS0d
>>641
>「いくでがんす」
「どこへだ!」

糞ワロタwwwwwwwwwwwwwGJwwwww

>>646
なんで立木いるんだよwwwwwwww
649名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:23:04 ID:o06xwFB2
>>641
GJ!
これはいいカオスっぷりw

>>646
立木最強だろ……w
650名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:27:11 ID:I3mr6xBs
>>646
立木はぺぺへのぺでも歌ってろww
651名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:31:02 ID:BQxixLSl
>>646
敵がつよすぐる……!
くじらは実況か?
652名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:38:06 ID:FJMh50Z0
>>646
分身wwww
6537-896:2007/10/09(火) 00:40:14 ID:g96owEND
|ω・)そろそろいけるかな…?
どうも、7-896です。
それでは、壊れネタ行かせてもらいます。

※残念ながら、今回はみゆきがいません。
 鼻血みゆきを楽しみにしていた方、申し訳ありません。

『ファンとして』


「〜♪」
 隣では私の親友が鼻歌を歌っている。
 何だっけ……確か、三十路岬だったっけ?
 演歌を鼻歌……ってのもなんか変わってるような気がするけど。
 今日は、こなたがファンだという小神あきらの握手会ということで
 なぜか分からないけれど私まで連れてこられた。

「それにしても、アニメとかゲームばっかりだと思ってたんだけど、3次元のファンもやってるなんて驚いたわ」
「あきら可愛いじゃん♪」
 まぁそりゃそうだけどさ……
 でもあの性格はどうかと思うんだけど。

 ……あれ?もしかしてこの子、裏表のある人が好きなのかな。
 小神あきらもそうだけど、私のこともツンデレとか嬉しそうに言ってるし。

「どういうところが好きなの?」
「え、かがみ何それ?」
「ファンっていうからには、惹かれるところがあるんでしょ?」
「あ〜そういう意味か。なんか雰囲気がトゲトゲしかったから何かと思ったよ」
 その見当は当たってると思うわ。
「ん〜そうだねぇ〜……かわいいってのもあるけど、かがみ顔怖いよ。
親近感っていうのかな?なんか親しみやすいんだよね、話し方とかさ。かがみ肩痛いって、手離してよ。
それから性格も結構私好みなんだよね。かがみ顔近いって、ちょ、なんで唇尖がってるの?」
 なるほど……羨ましいわ、小神あきら。
 それにしても、かなり人気あるのね。行列がすごいわ。
 こなたが一言「かがみ好きだよ」って言ってくれれば、こいつら蹴散らしてくるのに。

 並び始めてから30分ほど経った頃、ようやく当人の声が聞こえる距離まで近づいたみたいだ。
 ここからはあきらの姿は見えないけれど、少し離れたところに……誰だっけ……しろいしだっけ?
 こなたのクラスメイトで、小神あきらのアシスタントをしてる彼が見て取れた。
 その……誰だっけ……はくいしだっけ? が、水とタオルを持ってニコニコ顔で待機している。
 「きゃるーん☆」だとか「うっきゅー☆」だとか聞こえるのがあきらの声なんだろうか。
6547-896:2007/10/09(火) 00:41:43 ID:g96owEND

 ふと、その……誰だっけ……しろいわだっけ? と、目があった。
 その後、彼の目線が隣のこなたに移された途端、その細い目が限界まで開かれた
 その……誰だっけ……WhiteStoneだっけ? は、両手に持っていたものを投げ捨てると
 凄まじいスピードであきらに近づき、耳元で何かを囁いた。
 刹那……あきらが笑顔のままで固まった。

「どけよ」
 ……?
 何今の声……
「お前らどけって言ってんのよぉ!!」
 突然、小神あきらが大声でファンに罵声を浴びせ始めた。
「あの……あきらさん? 握手を」
 順番を待っていたのだろう、少しぽっちゃりした中年くらいの男性があきらの前にしゃしゃり出た。

「あ゛? あんたまだいたのかこのハ○デ○!! 邪魔だなあっちいけよ○ぇんだよ、鼻曲がるじゃねーか!!
てめーなんか、そこのラーメン屋でチャーシューにでもされてこいってのよ!!」
 そういって指差したラーメン屋の前には、なぜか店長らしき人がいろいろ分からないものを持って
 ニコニコ顔で立っていた。
 いや、店長なんなんだ。
 ってかあんたも言われた通りラーメン屋に向かうなよ。
「あのー」
「なによあんた? んな○と皮だけの分際が私に何の用よ!! お前は理科準備室の片隅にでも佇んでろってんだよ!!」
 いきなりどうしたんだろう……
 だが一向に行列は動こうとしない。
「……んがぁああぁぁあぁあああ!! 白石ぃいぃいいぃぃいぃぃぃいいい!!」
「はいあきら様!!」
 またもや元のポジションで待機していた……誰だっけ……くろにしだっけ? があきらに呼ばれ近くに駆け寄る。
「この腐れども、なんとかしなさいよ!!」
「了解しましたあきら様!!」
 目をらんらんと輝かせながら、チェーンソーをブイブイいわせながら、行列を散らしていく……誰だっけ……くもぎしだっけ?
「おらおらお前らどっかいけぇ!! あきら様が邪魔だっていってんだろぉがぁあぁああぁあぁぁあああ!!」
 狂気乱舞……いや、凶器乱舞か?
 瞬く間に行列は解散した。
「白石ぃいぃいいぃぃいぃぃぃいいい!!」
「はいあきら様!!」
「お連れしろぉおぉおおぉぉおぉおおお!!」
「イエッサー!!」
 突然、小神あきらと私たち……正確にはこなたの間に赤ジュータンが敷かれた。
 隣ではいつの間にか……誰だっけ……鈴木だっけ? が、花吹雪をこなたに向けて振り撒いている。


「泉こなたさん、よくぞおいでくださいました♪ あきら感激ですぅ〜☆」
 あきらの目の前までやってくると、さっきまでの猫かぶり状態になった小神あきらが、こなたを満面の笑みで迎えた。
 隣にいる私は空気扱いされている。
 ……こら、同情したように肩に手を置くな……誰だっけ……佐藤でいいや。
6557-896:2007/10/09(火) 00:42:57 ID:g96owEND
「こなた様、今日はどうしてあきらのところに?」
 ……様?
「え? その、ファンなので、握手してもらいに」
「ぶふぉあぁああ!!」
 上空に向かって盛大に吐血するあきら。
 空を舞う無数の雫は、私たちの目に映る景色を投影して、複雑に光る。
 その色はさながら、季節外れの桜の花びらみたいだった……
 などと一瞬詩人になった私の顔に、その雫が降り注ぐ。
 視界が真っ赤だ。
 不意に、私の手にタオルが差し出された。
 どうやらアシスタントが渡してくれてるみたいだ。
 あんた、結構いいところあるのね……えっと……マイク。 

「白石聞いた!? こなた様が私のファンだって!!」
「おめでとうございますあきら様!!」
 いつの間に来たのだろうオーケストラが、あきらの後ろでファンファーレを奏で始めた。
「うぅ〜、あきら感涙ですこなた様ぁ〜♪」
 こなたの手を取りぶんぶんと縦に振るあきら。
 こなたは怯えながらも口を開いた。
「あ、握手も終わったし……わ、私はこれで!! では!!」
 私はその日、初めて人間の残像を見た。
 気がつけばこなたは、遥か遠くに……
「あぁ〜こなたお姉さまぁ〜ん。何処に〜」
「……」
 この人こういう人だったのか……
「くぅ〜……白石ぃいぃいいぃぃいぃぃぃいいい!!」
「はい!! あきら様!!」
「そこの川に飛び込んでこい!!」
「はい!!」
 やるのか。
 止める間もなく、マイクは近くの橋へと一目散に駆けていった。
 取り合えず私は、こなたが取りこぼしていったサイン入りの『三十路岬』のCDを持って帰路に着いた。
 こなた褒めてくれるかな。
 そのままにゃんにゃんまでいけるかな。


 後日、こなたに小神あきらファンのことを聞いたんだけれど。
 あれだけされてもファンが減らないのは、ファン曰く「あのスリリングデンジャープレッシャーがたまらない」とのことらしい。
 へーそうなんだ、あ、そういえばこれ。CDもらい忘れたでしょ?
 ということを口実にこなたを襲おうとしたら怒られた。


以上です。
こういうノリノリの白石いいなぁ……なんて考えながら書いてました。
656名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:47:20 ID:JQmAk3IZ
確かにこの白石は面白いんだけど、
あまりのあきら様の壊れっぷりに霞んでしまったw
657名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:48:18 ID:gmmLDP5l
取り敢えず叫ばしてくれ。




過去ログ見た泣けるよヤバいよ。
たった今始めてエロパロ来たけど不覚だよ。エロより良いもの貰っちゃったよ。
でも俺の塩分と水分返せ。
658名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:50:59 ID:A/566BUQ
>>655
ついにあきらまでぶっ壊れたwwww
次はだれが壊れるんだ?
とにかくGJ!!

>>657
そうさ…ここに初めて来た人は過去ログを読んで涙を流すものさ…
そういうおれも泣いた中の一人
659名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:52:08 ID:o06xwFB2
>>655
あきらの壊れっぷりと白石のノリの良さと
かがみのマイクっぷりに糞ワロタw
GJです!

>>657
ようこそエロパロへ
涙腺と腹筋と海綿体の決壊を思う存分味わってくださいな
660アナタの名無しさん:2007/10/09(火) 00:55:35 ID:qp8P75wk
保守☆あげ
661名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:56:43 ID:BQxixLSl
>>655
GJwww
やべぇwwあきら様と白石がwww

>>657
ようこそいらした。
エロパロとはいえいろいろあるからみんながみんなオヌヌメだお
66218-19:2007/10/09(火) 01:02:06 ID:o06xwFB2
さて、>>582の口約通り、仕上げてまいりましたよ。
壊れネタ後のこの空気の中で投下するのはかなり気が引けるんですがw

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190722922/33-40】の続きになります。

かがこなと自慰のエロくないエロ描写有。
ちょっとダークかもしれません。若干鬱っぽいかもしれません
12レスいただきます。携帯からなんで文字数のアレでレス多めにいただきます、すみません
663The 2nd season:Blue Summer(1/12):2007/10/09(火) 01:03:39 ID:o06xwFB2

季節には、色がある。
夏は青。空と海の色。
「平静」と「孤独」の色。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 私の心に色があるのなら、きっとそれは濃い青だと思う。

 丁度、月夜に静まる海のような、深くて暗いネイビーブルー。

 その夏の日にひとりで見た海は、絶望的なまでに、広くて。

 ああ、この海を全て埋めるには──どれだけの砂が必要なのだろうか?


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 旅行を三日後に控えた、夏の夜。

 私の感触を感じて、こなたはまどろみから目覚めたようだ。
 私の顔が僅か数ミリ先にあるのと、唇が触れ合っているのを理解したこなたは、ほんの一瞬、憂いを秘めた瞳になり、その後──

 瞼を閉じて、唇を開く。


 その優しさが、痛い。


─ The 2nd season:Blue Summer ─


664The 2nd season:Blue Summer(2/12):2007/10/09(火) 01:06:09 ID:o06xwFB2
 こなたが開いてくれた唇の中を、舌で探る。
 どこかに無いか。こなたから私への愛情が、どこかに──
 こなたの舌が、それを邪魔する。
 私の舌と絡まって、まるでこれ以上探るな、とでも言うように──

 暗い部屋を、湿った音が満たす。徐々に乱れた息遣いが、それに被さり、ふたりを覆う。
 ようやく離れた唇の間に、銀糸が光る。月光を受け、きらきらと。
 ぷつっ、とそれが切れる度、私はいつも切なくなる。なぜならそれが切れるとき、決まってこなたが呟くから。

「かがみ──」

 私の名を。ただ、呟くだけだから──

 その後に続く言葉は何?
──聞きたくない。
 聞きたくないから、言わせない。再び唇を重ねて、小振りな胸の膨らみに、指を這わせる。

 その名に込めた心は何?
──知っている。
 私に辱められながら、こなたは別の人間のことを想っている。
 私が抱いているこの子は、

 私の妹のことが、好き。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 かがみの右手が、私の胸を弄っている。
 私の服を捲りあげ、フロントホックのブラを外されて、直接。

 さわさわと、滑るように触っていた手が、胸の先の突起物に引っ掛かって、私の身体にぴりっと電気が走る。
「ふぁ…ん、はっ─」
 自分が声を出していると気付くのに、しばらくかかった。かがみの指はそこだけを、くりくりと抓っている。

 いつの間にか、かがみの左手が私のハーフパンツの中に滑り込んできて、下着の上から敏感なそこを撫でられる。
 くちゅ、という湿った音で、濡れているんだと気付いた。

 さっきまでうとうとしてたせいか、この快感のせいか──
 私の頭はぼーっとして、何も考えることができない。

 いや、違う──言い訳だ、そんなの。
 こうやってかがみにされている間、何も考えなくなったのは、最初から。

 だって、そうじゃないと、かがみの唇を、舌を、指を受け入れることなんて、できやしない。

 だって私は──つかさのことが、好きだから。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


665The 2nd season:Blue Summer(3/12):2007/10/09(火) 01:08:16 ID:o06xwFB2
「柊? おーいひいらぎー」

 運転席の黒井先生が、しきりに助手席のお姉ちゃんを呼んでる。
 でもお姉ちゃんはなんだか上の空で、頬杖をついて窓の外を眺めてる。

 なんか最近のお姉ちゃん、いつもこんな感じで、ちょっと寂しい。

 私は後部座席からちょっと身を乗り出して、お姉ちゃんの肩を叩いてみた。

「ん……、なに? つかさ」
「もーお姉ちゃん、さっきから先生が呼んでるの、気付いてないの?」

 え、と一言だけ漏らして、お姉ちゃんは急いで先生のほうに向き直った。先生もちょっと苦笑い。

「なんや柊、悩み事かー?」
「え?いえ──」

 お姉ちゃんは少し考えて、なんだか白状するみたいに
「そう……ですね。ちょっと──悩み事が」
と、答えた。

「良かったら、センセが相談乗ったるでー? ……あ、地図から目ぇだけ、離さんといてな」

 私は浮かしていた腰をシートに戻して、さっきのお姉ちゃんみたいに頬杖をついてみた。
 ──なんだか締まらないな。らしくないよね。

 頬杖はやめて、首だけ動かして外を見る。すぐ側をビリジアンが後方に流れて、ずっと向こうにウルトラマリンブルーが輝いている。

 綺麗だな。素直にそう思った。お姉ちゃんがこの景色を頬杖ついて見てるのは、すごく絵になってたな。

 そういえば、ウルトラマリンって海の色じゃないってゆきちゃんが言ってたっけ。ラピスラズリっていう宝石の色
で、それが海の彼方から渡来したからウルトラマリンって呼ばれるようになった──って去年聞いた。

「好きな人が、いるんですけど」

 記憶の中を漂っていた私を、一気に現実に引き戻した、お姉ちゃんの一言。

 ──え……?

 お姉ちゃんの、好きな人?


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


666The 2nd season:Blue Summer(4/12):2007/10/09(火) 01:10:19 ID:o06xwFB2
「姉さん、今年もよろしくねー」
「引率兼運転、よろしくお願いします」
「いやぁ、せっかくの休みも旦那がいないと暇だからさ。まかせたまへー」

 去年に引き続き、同じ海へ1泊の小旅行をすることになりました。
 私と泉さんは成実さんの運転で向かっているところです。後ろからは黒井先生の車が着いて来て──ないですね。
「大丈夫でしょ、かがみ……がナビやってるだろうから」

 泉さんは最近、かがみさんの名前を呼ぶとき、ほんの少し声色が陰ります。
「いざ行かん!マリンブルーの海へー!」とおどけて見せる姿も、なんだか痛々しい。

「ふふ、マリンブルーはあまり綺麗な青ではないんですよ」
「へ? そうなの?」
「ええ、濃い緑みの青でして、これは元々ヨーロッパ諸国の海軍の制服に使われた色なので、マリンブルーと呼ばれるようになったんです」

 泉さんと成実さんの「へー」という感嘆の声を聞きながら、ふと、あることに思い当たりました。
 それは泉さんがマリンブルーについての勘違いをしていたように。
──私も、泉さんとかがみさんの関係を、なにか勘違いしていたのではないのでしょうか?

 思い返してみると、最近の泉さんとかがみさんの間には、なにか距離があるような気がします。
 そういえば、今朝も泉さんはかがみさんを黒井先生のナビ役にして、自分はすぐに成実さんの車に乗り込んでしま
いました。

 なんでもない行動に見えましたが、今こうして考えると──

「………」

 窓の向こうに光る海を見つめている泉さんの横顔を、ちらりと盗み見てみます。
 その横顔は、なんだかひどく物哀しそうで──

 泉さんは去年の海に、今何を見ているのでしょうか?


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


667http://FL1-125-199-112-29.ehm.mesh.ad.jp.2ch.net/:2007/10/09(火) 01:12:10 ID:0/QaxHEs
guest guest 
668The 2nd season:Blue Summer(5/12):2007/10/09(火) 01:12:17 ID:o06xwFB2
「……難儀なもんやなぁ、柊の姉も」
 
 太陽は傾き、オレンジ色に染まる海。
 砂浜を歩くお姉ちゃんとこなちゃんを見つめながら、黒井先生が呟いた。

「恋愛っちゅーもんは思春期の女の特権やけど、あのパターンは正直、キツいで」

 ここに来る途中の車内で、お姉ちゃんが告白した胸の内。

「……泉、かぁ。しかもなんや、泉は他に好きな人間がおる、──やったな?」

 それは、お姉ちゃんはこなちゃんが好きだ、ということ。でもこなちゃんは、お姉ちゃんじゃない、他の人が好き
だということ──

「ウチは女同士の恋愛、否定する気は無いけどな? ……一方通行の恋っちゅーのは、想う方も想われる方も、キツ
いもんやで」

 ──先生?
 それは、私も一緒なんです。

 私は……お姉ちゃんのことが、好き。

 でもお姉ちゃんは、こなちゃんのことが好き……

 知りたくなんか、なかったよ。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「綺麗、だね」
 夕陽の落ちる海。スカーレットと群青色のグラデーションが、キラキラと輝いている。
 それを見つめながら、隣を歩くかがみに、囁く。
「……そうね」
 ゆい姉さんとみゆきさんは、先に寄った旅館でくつろいでるはず。
 少し離れた防波堤では、つかさと黒井先生がふたりで何か話してるみたい。
 今、この砂浜で、私はかがみとふたりっきり。

 かがみは今、何を考えてるんだろう?

 隣のかがみの横顔を、ちらりと、見てみる。
 ラベンダーの長いツインテールがさらさらと風に流れて、その一本一本が夕陽を受けて、まるで海のようにキラキ
ラと輝いている。

 綺麗だと、思った。
 だけど、愛しいとは、思えない。

「ねぇ、かがみ──」
 言ってはいけないと、わかっていた。
 言ってしまえば、多少なりとも、私たちの関係が壊れてしまうことは確実だと、わかっていたのに。
 それでもなぜか、言わずにいられなかった。

「私たちって、なんなのかな?」


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


669The 2nd season:Blue Summer(6/12):2007/10/09(火) 01:14:41 ID:o06xwFB2
 お手洗いから自分に割り当てられた部屋へ帰る道すがら、私はふたりの友人についての考えを巡らせていました。

 あの車内で感じたことは、私の中で少しずつ、確信になりつつあります。

 ──泉さんとかがみさんの関係。

 入浴の際、夕飯の席、就寝前の一時。……その全てで、私は泉さんとかがみさんの一挙手一投足を見逃すまいと、
お二人の様子を窺っていました。

 友人を監視するようで、あまりいい気はしないのですが……それでも気になってしまって。

 結果として、お二人の間には、去年とは違う──何か溝のようなものが、存在するような気がします。

「──あ、」

 ──旅館の階段の側、自販機コーナーのベンチ。
 そこに見知った顔を見つけて、少し抜けた声を出してしまいました。

「──泉さん、眠れないんですか?」

 部屋を出る際に確認した時計は、日付が変わったことを示していたはずです。

 泉さんは浴衣の袖で、ぐしっ、と目元を拭い、
「ああ、みゆきさんかぁ」

 赤くなった瞳を、無理矢理、笑みの形に変えて──私に向けました。


……


「……みゆきさん。私、どうすればいいんだろ……?」

 泉さんが話し始めて、どれくらい時間が経ったのでしょうか。
 真っ暗な旅館の片隅のベンチに、私たちは座っています。明かりは向かいの自販機だけ。
 自販機の静かな唸りの他に聞こえるのは、泉さんの押し殺した嗚咽。

 泉さんは、全て話してくれました。泉さんとかがみさんの、今の関係。……それから、泉さんの気持ち。

 私は、何も言うことができずに……隣で声を殺して泣く小さな身体を、抱きすくめる事しかできませんでした。

 泉さんの涙は、何を想って流れているのでしょうか。

 かがみさんの気持ちに応えてあげられないこと。つかささんを想う気持ち。つかささんを想いながら、かがみさん
に身体を明け渡してしまったことの罪悪感……

 私の腕の中で震える小さな身体は、かがみさんとつかささんの間で、押し潰されそうになってしまっている──

「──もう……わかんないよっ……」

 泉さんが微かに、でも確かに……そう小さく叫ぶのが、聞こえました。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


670The 2nd season:Blue Summer(7/12):2007/10/09(火) 01:16:23 ID:o06xwFB2
 掛け時計の短針が、2時を指した。
 月明りの照らす暗い和室の窓際に腰掛けて、穏やかな海を眺める。
 ──静かだな、とふと思う。秒針の動く音と、つかさの静かな寝息しか聞こえない。
 去年の騒がしさを懐かしみながら、空の布団に目を落とす。

 こなたの布団。その隣のみゆきの布団も同じく空。

 布団から目を離し、再び海を見つめる。
 そうしてしばらく眺めていた暗い海も、私に眠気を与えてはくれなかった。

「──こなた」

 その名を呟くのは、もう何度目だろう。

 こなたが、足りない。

 いくら名前を呼んでみても、瞳を見つめていても、髪に触れても、唇を合わせても──
 私には、こなたが足りない。

 ──最初に、こなたと身体を重ねたのはいつだったっけ。
「……んっ」

 ──梅雨の季節だった。あの時までは、普通の女友達として付き合えていた。
「──ん、はぁ、…あっ」

 告白の返事をもらえないことに、私は苛立っていた。その苛立ちの一方、こなたが欲しいという気持ちも膨れ
上がっていた。
「……んんっ」

 その日、それは限界を越え──私は気付くと、こなたの唇を奪っていた。
「ああっ、……こ、なた……ぁっ」

 こなたは拒否をしなかった。──きっとそれは、こなたの優しさ。
「ひゃ、あぁ、……こなた、こな、たっ」

 私は弱い。その優しさに負けて、こなたを──蹂躙することを、覚えてしまった。
「あっ、あぁん……はあっ」

671The 2nd season:Blue Summer(8/12):2007/10/09(火) 01:18:28 ID:o06xwFB2


 ──濡れた指先を、自らの秘所から抜く。月光を浴びて、私の液体に濡れた指が、妖しく輝く。

 壊れているな、と思った。──すぐ側では、つかさも寝ているのに。

 冷えていく脳味噌が、夕方のこなたの言葉を私に突き付ける。
 その言葉が、頭から離れない。──思い出したくなんか、ないのに。

『私たちって、なんなのかな?』

 こなたはどんな答えを期待していたのだろう。
 私は、その問いに答えることはできなかった。

 友達、──いや、親友?
 違う。それはあの日……桜吹雪の日までのこと。
 恋人、──彼女?
 それも違う。こなたはそうは思っていない。こなたは私のことを見てはいない……

 それなら、何?
 わからない。

 私にとって、こなたは何?
 ──好きな人。手に入れたいもの。

 こなたにとって、私は何?
 ──友達? ……そう思ってくれてるのかな。そうだといいな──
 私、嫌われててもおかしくないから。

 違う。逃げるな。……こなたにとって、私は──

 好きなひとの、双子の姉。

「……つかさ」

 とても穏やかな寝顔。その顔を見ながら、自分が何かを呟くのを、私は気付かなかった。──いや、気付かない
振りをした。

「なんで……あんたなのよ」

 掛け時計の短針が、3時を指した。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


672The 2nd season:Blue Summer(9/12):2007/10/09(火) 01:19:52 ID:o06xwFB2
「ん……あれ、」
 目覚めると、誰かの腕の中だった。
「おはようございます、泉さん」
「みゆきさん? えっと……あ、そっか」
 あのまま寝ちゃったのか。
 窓から差す光が、朝の訪れを知らせている。
「みゆきさん、ごめんね」
「──謝らないでください、泉さん」

 一晩中、抱き締めてくれて疲れてるはずなのに……優しい人だ。

「ありがとう」
「……はい」
 こんな、弱い私の話を、ちゃんと受け止めてくれてありがとう。

「みゆきさん?」
「はい」
 ──あとひとつだけ、我儘言ってもいいかな?

「もう少しだけ……こうしてもらってて、いい?」
「……ええ、もちろん」
 優しくて暖かい、腕の中。
 私はそこで、またちょっとだけ、泣いた。





 結局、みゆきさんは一睡もしてなかったみたいで、今はパラソルの影で横になってる。何故かかがみも気分が優れ
ないみたいで、顔にタオルを掛けて一緒に寝転んでいる。
 うう、ごめんねみゆきさん。……ゆい姉さんに黒井先生、みゆきさんのことお願いね。


「気持ちいーね、つかさ」
「そだねー」
 
 浮輪でぷかぷか浮かびながら、隣のつかさの顔を見る。可愛いな、って思う。

 それと同時に、罪悪感の針がちくりと胸を刺す。つかさに対するものなのか、かがみに対してなのかは、判然と
しないけど。

「ゆきちゃんもお姉ちゃんも残念だね、せっかく海に来てるのに」
 つかさが、砂浜のパラソルの影を見つめながら呟く。

「そうだね。……でも──」

 言いかけた私を、つかさが振り向いて見つめる。──あちゃー、口が滑った。

「あ、なんでもないよ」
 言える訳ないじゃん。つかさとふたりきりになれて良かった、なんて。

673The 2nd season:Blue Summer(10/12):2007/10/09(火) 01:21:39 ID:o06xwFB2
「こなちゃん」
 浮輪にお尻だけ入れて、寝そべるように空を見上げていると、浮輪に掴まっていたつかさが話しかけてきた。

「んー? どったのつかさ?」
 肌を妬く太陽の熱と、足と手を冷やす海水の温度差が心地良い。

 お姉ちゃんね、こなちゃんのことが好きなんだって。

「え?」
 思わず聞き返していた。

「ここに来る途中、車の中でね、聞いたの。お姉ちゃんはこなちゃんのこと、好きなんだって」

 ──そうか。聞いちゃったんだ。
「……へぇ、そっか」
「あんまりびっくりしないんだね、こなちゃん」

 つかさの顔を見る。……いつもの、私の大好きな、笑顔。

「うん、実はね……知ってた」
「そうなんだ。……ねぇ、こなちゃん」

 なんでだろう。なんだか、尋問されてる気分。

「こなちゃんの好きな人って、誰?」
 ──そうきたか。

 どうしよう、言っちゃおうかな……
『私の好きな人は、あなたです』──言っちゃえば、楽になるのかな?

「まさか……お姉ちゃんじゃ、ないよね」
 つかさがどこか、心配そうに言う。

「それは違うよ。かがみのことは、好きだけど……でも、恋愛感情とは違う」
 これは本心。──罪悪感の針は、五寸釘くらいになってたけど。

「そっか、良かった」
 なにが良かったんだろう、もしかして──

「もし両想いだったらどうしようって思ってたの。……お姉ちゃんをこなちゃんに取られちゃったらどうしよう、って」

 そんな私の淡い期待をぶち壊す、つかさの言葉。

「……えっと、それって──どういうこと?」
 聞かない方が良かったと、すぐに思った。──思ったときにはもう、手遅れだったんだけど。

「うん、私ね、……お姉ちゃんのこと、好きだから」

 つかさとふたりで浮かんでいる海で、私はなぜか──
 孤独だと、思った。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 


674The 2nd season:Blue Summer(11/12):2007/10/09(火) 01:23:56 ID:o06xwFB2
「お姉ちゃん、大丈夫?」

 パラソルの影から這い出して、砂浜に座っていたお姉ちゃんの横に座りながら、声を掛けてみた。

「ああ、つかさ……大丈夫よ、ちょっと寝不足なだけ」
 それは本当みたい。ちょっと寝たのが良かったのか、朝より顔色は良くなってて一安心。

「お姉ちゃん、泳がないの?」
「んー、今はいいわ。ちょっと海を眺めたい気分」
 良かった。しばらくふたりでいられるね。

 そうやってしばらく一緒に海を眺めていた。何も喋らなくても、こうやって隣にお姉ちゃんがいるだけで、幸せ。
「……綺麗だね、お姉ちゃん」
「……」
 ──あれ? お姉ちゃん?
 振り返ると、お姉ちゃんは──波打ち際で遊ぶ、こなちゃんとゆきちゃんの方をじっと見てた。

「お姉ちゃん?」
「……ん? どうしたの?」
 なんだか……私の胸の中に、モヤモヤしたものが出来てくるのがわかる。

「えっと……綺麗だね、って」
「……そうね」

 よく晴れた空と、澄んだ海。ずっと向こうに海と空の境界線。

「ねえ、お姉ちゃん」

 モヤモヤ。なに、これ。

「海と空の間には、何があるの?」
「なによいきなり。……知らないわよ、そんなの」

 モヤモヤが、だんだん大きくなっていく。

「……じゃあ、お姉ちゃん」

 なんで、こんなこと聞こうと思ったのかな?

「お姉ちゃんとこなちゃんの間には、何があるの?」

 お姉ちゃんは、答えなかった。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


675The 2nd season:Blue Summer(12/12):2007/10/09(火) 01:25:37 ID:o06xwFB2
 海へ向けて駆け出したつかさの背中。
 何故か、それはひどく幻想的に見えた。

 あの子がなぜ、あんなことを言い出したのかわからない。
 わからないけど……その言葉は私の胸の中に重く、響く。


 お姉ちゃんとこなちゃんの間には、何があるの?


 きっと、私はその答えを知っている。
 知っていながら、知らない振りをしている。

 たぶんそれは、海と空のような。

 触れているようで触れていない──水平線で交わっているようで、実のところどこまで行っても交わることはない、
そんな関係。

 たぶん私は、観測者。

 水平線だけを見て、あれが空と海の境界だと満足している、愚かな観測者。

 たぶん私は、海。

 何もかもを飲み込んで、それでも決して満たされることはない、獰猛で貪欲な海。

 そして、私は──


 つかさがもう帰る時間だと呼びにくるまで、私は曖昧なコバルトブルーの境界線を眺めていた。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


─ Next season:Autumn ─

67618-19:2007/10/09(火) 01:28:39 ID:o06xwFB2
以上です。
自分にダーク展開は向いてないなと実感。
難しい……

更に鬱になっていく秋に乞うご期待。


>>672でみゆきに鼻血を吹かせようと一瞬でも思ったことは内緒。
こなフェチウィルス恐ろし過ぎます
677名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 01:32:10 ID:fk7uy2I3
>>676
ぬぁ、切ない…GJです。

人を想いすぎて壊れて行く三人が何とも言えない…
みゆきさんはどう動くんでしょう?次回も期待してます。
678名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 01:50:50 ID:5KjVKCd3
おすかがはまだかい?
679名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 02:10:38 ID:o06xwFB2
>>677
ありがとうございます
みゆきさんはどうしましょう?w
傍観者としての設定なんで、誰かを好きになる予定はないです

>>678
おすかが、続きを書いてはいるんですが、
テンションが正反対なんでなかなか進みませんw
680名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 02:51:01 ID:C1E2QAz4
鼻血噴出等々やこなたの靴下でパワーアップと来たからには
壊れキャラの究極を体現していただこう。<みゆきさん
用意するもの:こなたの下着

みゆき(こ…これは……泉さんもといこなたさんの、パ……)
みゆき(……。)

つかさ「あれ?ゆきちゃんこんな所で何をって、わあ!」
みゆき「フォオオオオオオオ!!!!」
681名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 03:57:51 ID:+d1zxVZR
>>676吐き気すら覚える位にSSに深く引き込まれたよ。
三角関係は今後どうなっていくのか、みゆきは一体どう動くのか、色々な所に期待してる。
神GJ!!

てか俺も読んでる途中に、抱き締める場面でこれが壊れみゆきだったら鼻血じゃなくて吐血で空を飛びそうだなと思ったwww俺もう末期www

>>680フォォォォォで萌えドリルのゆい姉さん思い出したのは内緒
682名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 04:31:46 ID:uyFzcF0L
>>676
これはなんという・・・!
切ない。非常に切ない。そして続きが読みたい。切実に
68314-208:2007/10/09(火) 06:22:22 ID:xT8A8GS9
朝から小ネタ2本投入します〜。

こなかがネタと壊れみゆきネタです。

それでは、どうぞ!
684DO☆SAY!:2007/10/09(火) 06:27:41 ID:xT8A8GS9
「かがみん、起きて、かがみん」
「んぅ……あと、5分……」

「……ふぅ〜っ」
「ひぃやああああああっ!?」

「おはよっ! かがみん」
「おはよ……」

「朝御飯出来てるから早く起きて来るんだヨ?」
「ふぇ〜い……」

「ごちそうさま!
んく、んく、んく……ぷは〜!」

「いや〜、良い牛乳の飲みっぷりだね〜」
「まあ、これくらい飲まないと目が覚めないしね」

「昨日は遅くまで書類整理してたしね、ホントお疲れ様だよ」
「何てったって、今日が私の弁護士としてのデビュー戦だからね。
最初っから半端な弁護なんてしてられないじゃない?」

「それもそっか。
それにしても……白ヒゲのかがみん萌え〜♪(=ω=.)」
「え?

煤i//△//)

――――ッ!(ゴシゴシゴシゴシ!)」

「やっぱりかがみんは可愛いね〜♪ よしよし♪(=ω=.)ノ」
「く、くうううぅぅぅぅぅ〜〜っ……!(≧△≦。)」

「……あ、お弁当」「へ?」

チュッ

「〜〜〜〜〜っ!?!?!?」

「ん、かがみの味」
「そ、そんな味しないからっ!」

「え〜、じゃあ、もっかい確かめさせて〜」
「うるさいっ!も、もう行くわよ!」
「うん、行ってらっしゃい♪」
685DO☆SAY!:2007/10/09(火) 06:30:19 ID:xT8A8GS9
「……………………」
「かがみん?」

チュッ

「!? か、かがみん!?」
「ば! 晩御飯ッ!」

「え?」

「晩御飯も……期待してる、から……」
「まっ、任せトぃてヨ!」
「い、行ってきますっ!」

バタンッ!

「………………行って、らっしゃい……」

ぺろっ

「………………やっぱりするんじゃん、かがみの味……。

……さて、晩御飯は気合い入れて作らにゃ〜♪」

(出迎える時の服装はやっぱり裸エプロンの方がいいのかな……。
思い切って女体m…いやいやそれは恥ずかし過ぎるや)

「あ、その前にかがみんとの同棲ブログ更新しなくちゃ……。
かがみんにバレないように更新するのもなかなか大変だよ……」
686あなたに捧げる『さしすせそ』:2007/10/09(火) 06:43:54 ID:xT8A8GS9
『問題です。
料理のさしすせそ、とは一体何でしょう?』

「そんなの簡単だよ。
さとう、しお、す、せうゆ(しょうゆ)、みその5つだよ!」

「突然ですが泉さん」
「な、何、みゆきさん……」

「私、泉さんのさしすせそが言えるんですよ?」
「そ、そうなんだ、ふーん」

「言ってみましょうか?」
「べ、別にいいですぅ!」

「え、ベッドの中で聞きたい?
いえ、私にも心の準備がありますし、ここで言わせてもらいますね?」
(結局言うんじゃん!)

「え、えーっと。 じゃあ、さは?」

「触りたいです」

「しは?」

「しゃぶりたいです」

「す……」

「吸いたいです」

「……(そろーり)」

「セックスしたいです」

(ダーッシュ!)

「想像妊娠しちゃいました!

……ってあれ?
泉さん? 泉さ〜ん!」

「ひぃっ! 追ってこないでよ、みゆきさ〜ん!」

「泉さん、私たちの子供を認知して下さ〜い!」
68714-208:2007/10/09(火) 06:49:26 ID:xT8A8GS9
以上です。
ありがとうございました〜。

(携帯からなので改行おかしくなるって言い忘れてました;)
68817-234:2007/10/09(火) 10:24:45 ID:fSgtXhyW
>>687
乙ですよー
朝からマジで笑ってしまいましたw

さて、自分もいってみますか
4レス使用予定
17-234
「介抱と悪戯の境界線 Aパート」
あきら×白石 エロなし

ほいではいきます
68917-234  介抱と悪戯の境界線 Aパート:2007/10/09(火) 10:25:57 ID:fSgtXhyW
しかし…

でろーん

という表現が全くあてはまるだろう。今、あきら様はそんな状態だ。

僕は今、あきら様の家に呼ばれて、カーペットに座っている。
家には僕とあきら様しかおらず、しかしあきら様は……

「しらいしぃーみーずーみーずーみーずー」
「はいはーい…わーかーりーまーしーたーよー」

ずっとこんな感じだ。
いや、断っておく。
飲んでます、酒を…。
ちょっと僕も酒はいってるので、ちょっとアレかもしれませんが…。

「あきら様ー、飲み過ぎれすよぉ…」
僕も舌が回ってない。ダメっぽいな、これ。
「はーやーくー」

僕はふらふらと立ち上がり、冷蔵庫に…ってうわぁ!!

「うわー、白石コケてやんのー」
「あきら様が足出してるからですよぉー…いてて…」
「なぁーんだぁーってー?」
「なんでもございませんー」

僕は渋々水を取りに行く。
グラスは2つ。2リットルのペットボトルを脇に抱え、僕はリビングへ戻る。
69017-234  介抱と悪戯の境界線 Aパート:2007/10/09(火) 10:26:58 ID:fSgtXhyW
「しかしあきら様もよく飲みましたねぇ…」
「そーでもないわよー?」

そういう割には酒瓶の転がり方が異様だ…
赤ワイン、白ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー、そして水と氷…
まぁ2人で飲んだのだが、よくこれだけ空いたもんだ…って、どこにそんな酒が
眠ってたんだ…
僕はあきら様の隣に座り、水とグラスを置く。

「よいしょ、ほら、新しい水ですよー?」
「うぃー、ありがとー…」

と、あきら様は僕に抱き付いてきた。え?え?なんかのドッキリ?

「白石ぃ…みずぅ…」
「わ…わかりましたから、離れて下さいよぉ…」
「しらいしー…」
「……?」

僕は心配になって、あきら様の顔を確認し…って見えないし。ほら、起きて下さ
〜い…

「うぅぅ、みずー…」
「ほら、水注ぎますから、これ持って?ね?」

僕はマグカップを差し出す。が、ふにー、と変な声を出してマグカップを置いて
しまい、再び僕に甘えてくる。

「あ…あきら…様…?」
「ううー…」
これで水をどうやって飲ませれば良いんでしょうか?ペットボトルごと?2リッ
トルのペットボトルごとっておかしくないか?え、どうすりゃ良いんだ?
って近い……!
目って金色だっけ…あ、甘い…香り…唇が、ぷにぷにしてる…可愛いな…

って!!
とりあえず介抱が先!わかったか、自分!!

「みずー…」
「わかりましたから、ほら、はい」
僕はあきら様の目の前にコップをかざす。しかしあきら様は取らない。仕方なく
唇にコップをつけて飲ませようとするが、首をいやいや、とふる。

「ど…どうすれば良いんだ…」
あきら様はもぞもぞ、と動いて、僕の腰を跨ぐように座る。
あの、あたるんですが!えーっと…何って、分かるでしょ!男なら!!

「飲ませてーみずー」
「んだからどうやって…」

そしたら目の前のこの子はとんでもないことを言ってくれた。
69117-234  介抱と悪戯の境界線 Aパート:2007/10/09(火) 10:27:41 ID:fSgtXhyW
「口移しー」

へ?え?あ?なんとおっしゃった?
「くち…うつし……?」
「うん」

や…やば…いって…
そんなこと…したら…

「はやく」
「……は…はい。」

僕はちょっと水を口に含む。多過ぎず、少な過ぎず…

「んんんんん?(いきますよ?)」
僕はあきら様に確認をとる。たぶん通じたんだろう、こくり、と首をたてにふる


僕はあきら様の肩を掴み、顔を近付ける。鼻があたる。

唇と唇を合わせる。

舌をちょっと出して唇を開けさせ、ゆっくりと水を流し込む。

ごきゅ、こきゅ…と喉のなる音がした。どうやら飲んだらしい。

そっと、唇を離す。
きっちりと閉じられた瞼が、徐々に開く。

「もっと」

自分を求めるこの声が、
次につながるものだと、僕は知っていた。

ぼくは
再び
水を口に含み、彼女の唇を奪った。
69217-234  介抱と悪戯の境界線 Aパート:2007/10/09(火) 10:29:37 ID:fSgtXhyW
あれ?3レスに収まってしまったw

ということでAパートでした。
どーしてあきしらしか書けないんだ俺…orz
Bはまたエロパートの予定です
693名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 12:51:22 ID:o2vG4Mc3
>>676
すごく切なくて幻想的なSSでした
色についての描写が多彩でいい雰囲気出てますね
次に期待しつつGJ!
694名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 12:51:55 ID:gOIDmGLa
>>686
両肘を脇に寄せたアスリート走りで迫りくるみゆきさんが見えたw オソロシワロス


そして、>>676のストーリーテリング能力に軽く嫉妬。
すごい、すごすぎる。
695名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 13:00:43 ID:2zV9Tb35
>>687
GJ!
みゆき壊れすぎだwwwwww
だがそれg(ry

>>692
GJ!
俺はあきしら好きだからどんどん投下してもらいたいな
頑張れ!
696名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 13:01:11 ID:hnLViUTj
>>686
もはや人を超越した能力で追いかけて来るみゆきさんの図が思い浮かんだw
697名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 14:14:15 ID:WU6WTi+R
>>687
俺は四足になって虎みたいに追いかけるみゆきさんが脳内に出てきたw
そしてなぜか想像のはずなのに本当に妊娠しているみゆきさんも出てきてしまったw
698名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 14:38:23 ID:LyJwaZja
むしろエクソシストみt(ry
18-306です。
先日いったこなゆた投下します
まさかあんなにきれいに割れるとは思ってもみなかった…

・こなゆた
・非エロ
・3レス失礼します
699はつこい:2007/10/09(火) 14:39:58 ID:LyJwaZja
視線が、いつのまにか追いかけてる。
会話をする度に、どきどきする。
緊張で上手く笑えてない気がする。
だめだよ。『普通』にしなきゃ。
…あれ?『普通』ってどんなだったっけ…?


はつこい


初恋は実らない、って良く言うけどなんでなんだろう。
好きだって想いは、はじめての時も二回目、三回目の時だって
同じなはずなのに。
でも、私の初恋は実らずに終わりそう。
だって私の好きな人は同性の―こなたお姉ちゃん、なんだから…


おじさん、お姉ちゃん、私の三人での夕食の後、
私は一人部屋に戻って大きく息を吐いた。
『普通』『いつも通り』を意識しすぎて
ご飯の前の数倍疲れた気がする。
何でなんだろう?女の子同士で、本当のお姉ちゃんじゃないけど
お姉ちゃんみたいな存在で。
何で、こなたお姉ちゃんに惹かれてしまったんだろう?
でも、気付いたら好きになってたんだから、しょうがないといえば
しょうがないのかもしれない。


伝えたい、と思う。言って楽になってしまいたい、と。
伝えたくない、と思う。言って、断られたら?
同じ家に住んでいる以上、嫌でも毎日顔を合わせてしまう。
そんなの、私には耐えられない。
相反する思いをどうする事も出来ずに、ただ時間だけが過ぎていく。


「ゆーちゃん?お風呂、空いたよー」
控えめなノックの後、半分ぐらいドアが開けられて
お姉ちゃんが顔を覗かせる。
「う、うん。わかった!今入るね」
思考を中断して、私は代わりに意識をお風呂へと移す事にした。


お風呂から上がって、今日の分の予習と復習を終えると
何もする事がなくなって、ベッドの中に潜りこんで
ぼんやりとまた、お姉ちゃんの事を考える。
誰かをこんな風に好きになるのは初めてで
どう対処したら良いのかわからない。
(今日もまた眠れそうにないや…)
そう思いながらも私は目を閉じる事にした――…
700はつこい:2007/10/09(火) 14:41:42 ID:LyJwaZja

…やっぱり眠れなかった…一睡もしてない、ってわけじゃないけど
覚醒と浅い眠りの間を、何度も行き来していたせいで、
"寝た"という感じがしない。
こんな日が何日も続いてるせいか、何だか熱っぽいしだるい。
でも、おじさんとお姉ちゃんに心配をかけないようにしなきゃ。
その一心で重たい体を叱咤して立ち上がる。
食欲はなかったけれど、無理して詰め込んで
お姉ちゃんよりも、ちょっとだけ早く家を出る事にする。
玄関で靴を履いているとお姉ちゃんから声をかけられた。
「ゆーちゃん」
「なに?お姉ちゃん」
振り向いて、笑顔で応える。
…上手く笑えてるかな。
「…なんか、無理してない?休んだら?」
…何で解っちゃうんだろう。
そういえば、お姉ちゃんの所にお世話になる最初の日もそうだった。
お姉ちゃんだけが私の気分が悪いって気付いてくれた。
思えばあの時から、だったのかもしれない。
「…大丈夫。なんともないよ?」
「…そう?ならいいんだけど…具合悪くなったら無理しないでね」
「うん、じゃあ、行ってきます」


お姉ちゃんには、ああ言ったけれど私の予想以上に具合は悪くなる一方で。
学校に着いた時にはもう、体力を使い果たしてしまったような気さえした。
「ゆたか…顔色が悪い…保健室、行く…?」
「…うん…ごめん、そうする、ね」
午前中の授業が終わった後、みなみちゃんがそんな私を見兼ねたのか
おずおずと言ってくれて、限界だった私はその提案を受けることにした。
…結局、心配かけちゃうなぁ…
多分、みなみちゃんからお姉ちゃんにこのことは伝わるだろう。
情けなくて、涙が出て来る。
「う……っく…っ…」
みなみちゃんはお昼を食べに教室に戻って
ふゆき先生も職員会議があるらしくて、珍しく私しか居ない保健室の中に
カチコチと規則正しい時計の音と、私の泣き声だけが微かに響く。


「失礼しまーす…って、ゆーちゃん何でないてんのっ!?」
「お、ねぇ、ちゃ…?」
様子を見に来てくれたらしいお姉ちゃんが
私の泣き顔を見て慌てて駆け寄って来る。
「そんなに辛いの?病院、行く?」
違う。違うんだよ、お姉ちゃん。
私が欲しいのは、同情でも労りの言葉でもなくて。

――欲しいのはたった一言。たった二文字。

「ちが…っ…おねぇちゃ…も…私に優しくしないで……っ!」
「…え…?ゆー、ちゃん…?」
701はつこい:2007/10/09(火) 14:43:32 ID:LyJwaZja
熱のせいか疲れのせいか、涙腺も、それから
今まで想いを封印してきた枷も緩くなってしまったみたい。
でも、もう止められない。言葉が、想いが濁流みたいに
とめどなく溢れてくる。
「好き!好きなの!お姉ちゃんの事が…!もう家族として
見れないのっ…!だからっ…これ以上優しくしな…!?」
私の言葉が途中で遮られる。
目の前にはこれ以上ないってぐらいお姉ちゃんの顔が大きく見えて。
私の唇を塞いでいたお姉ちゃんの唇が離れて
頬を流れる涙を丁寧に吸い取る。
え……なん、で……?
「落ち着いた?」
びっくりして涙もどこかへいってしまった
私の体を抱きしめ、髪を撫でながらお姉ちゃんが優しく聞いて来る。
「…一応、年上なんだし自重しようと思ってたんだけど…
…まさかゆーちゃんから言われるなんてね…
私も好きだよ、ゆーちゃんの事が」
もちろん家族としてじゃなくてね、と
付け加えられまた涙が溢れるのが解る。
今度は嬉し涙だったけれど。
「あぁもう、可愛い顔がぐちゃぐちゃだよ?」
苦笑しながらも、私が泣き止むまでお姉ちゃんは
ずっと私の背中をさすりながら、抱きしめて続けてくれた。


どれくらいの間そうしていたんだろう。
とくん、とくん、と心臓の音がやけに大きく聞こえる。
この音は私?それともお姉ちゃん?
一つだけ解るのは、それがどっちのものか解らないくらい
私たちが近くに―ううん、密着しているという事。
制服越しに伝わってくる体温がひどく心地良い。
ずっとこうしていたいと思ったけれど、ゆっくりお姉ちゃんが離れていく。
あ、もうお昼休み終わっちゃうもんね…。
「じゃあ、放課後迎えに行くからちゃんと休んでるんだよ?」
「うん…」
「今日は保健室だったし、ゆーちゃんも具合悪いから我慢したけど
キス以上もしたかったなー…残念。
ま、それは後にお楽しみって事で」
…えぇと…キス以上の事?ふと、お姉ちゃんから見せて貰った
田村さんの同人誌の内容が思い浮かぶ。
「…えぇ!?えぇえ!?」
「そーいう事だから早く元気になってネ?」
お姉ちゃんはそう言ってウインクをすると、
午後の授業を受けるために保健室から出ていった。
お……お姉ちゃーん!?
「…私の心臓、もつかなぁ…?」
私の呟きは誰にも聞かれずに、部屋の中にとけていった……。
702名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 14:46:57 ID:LyJwaZja
以上です。
読んで下さった方、ありがとうございます!

こなゆたは初なので微妙…(´・ω・`)
次はみなゆたの予定…
703名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 15:43:21 ID:FQHV/lNE
今一番読みたいカップリング乙ですた!
また気が向いたらお願いしますです。
704名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 16:05:57 ID:kCRQaa9D
みなさん上手いなぁ…
自分…書いても書いてもうまくなる気配がない…
705名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 16:07:38 ID:9lvcbNmE
>>702
あまー(*´д`*) GJ!

最近新人さん(作者名が17-以降の人)が増えてきて
また活気付いてきた感じがしますね。
706名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 16:23:40 ID:A/566BUQ
>>702
GJ!!!
これからの作品にも大いに期待するよ!!!
707名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:20:08 ID:4xQ18BJw
>>702
こなゆたはいいね。俺も大好きなカップリングだ。

そういえば、もう一方のゆた×こな書いていた人はどうしたんだろ。
相視点も最後のエピソードがまだみたいだし。
708名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:21:45 ID:lZmzGFvm
ブログのほうに活動拠点を移した(?)っぽい
709名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:33:13 ID:MG8MfcIn

「こなた〜〜、お父さん好みのいい子に育って、おとーさんは嬉しいぞ!」
(べたべた、すりすり)
「ちょ、ヒゲが痛いって〜……ところでさ、お父さん」
「んー、なんだ?」

「お父さんはドライだねぇ、なんだかホッとするよ」
「ちょ、おまっ、学校でどーゆー目にあってんのっ!?」

-----------------------
そんな『こな☆ふぇち』世界。
710名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:49:49 ID:o8WESmdi
そして、学校へ様子を見に行くそうじろう。そこで、そうじろうは衝撃を受けることになる
711名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:50:01 ID:d0UQzca8
     ☆★☆VIPみさお染め計画☆★☆


               ____,  -‐   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `丶、
            /´  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
               / : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
                /: : : : /: : /| : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : ヽ
              /: : /: :/: :{/  | : : : : : : /: : /: : : :│: : : : : : '.
          /: :〃: : :,': :.∧  |:l: : : : :./ | :ハ. : : : |: /: : : : : |
        \  /// : : /l: :/ __\ハ: : : : / j/ _,斗: : :j/: : : : :l: :|
.     ―‐-   /'´/⌒V:│;〃アf心ヾ: :Vー孑ゥ≠ミ: : / : : : : : l: |
.    --―     /    V:l小. {ト イ| ∨   f{ノ::Y ∨: : : :.j: : :| |
    _, -'´   {     V: : } Vヒソ     |トーイソ/: : : : ∧.:.:|: |   
          ∧      '; : { ''    ' -―v` ー〃: : : : : :/ヽ'; :|: :|   修正版だってヴぁ
          レ ヘ、   ヽ:ゝ ._  f     )′: : : : : /_ノ: V|\|     
            \  j/⌒\>ゝ .. _//:.: :/∨: :/\ |
             `/     \ : : :_|厶-―< ^}/|/
           __/  /    マ'弋\ `ヽ\  ∨
          /   {  /   /  ∨ヘ    \\∧
           (____`ー{ _,/    |川     \ヽ|
                 `ーr‐ゝ、_,∠ ノ|川       ヽト,、
                  |  |   ノ//        l\\
                \ \/ //    //  |⌒\》

VIPをみさお染めにしよう!!
スレタイ:日下部みさお
文章  :ヴぁ

でスレ乱立て!
実行日 10月10日(水)00;00
712名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:54:53 ID:o06xwFB2
そうじろうまで感染しちまったらこなたに安住の地は無いぞ
713名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:55:42 ID:hQCkpz9M
>>711
「これだから草民とか空気読めないとか言われてVIPの評判が悪くなるんだよね……」
「いやいや、どうせスクリプトでしょ。何を言っても無駄よ」
「ぶいあいぴー? スクリプト?」
「VIPというのはインターネット掲示板の(以下略
 スクリプトというのは(以下略」
714名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:58:47 ID:ZQXkYqsO
>707
いや、ここに居る事は居ます。
ただ次は最後のかがみ視点を投下するぞって決めてたのに
中々書き進められずに違うネタばっかり出てくるから
かがみ編を書き終わるまではここで他の作品を投下しないでおこうと思ったんだ。
そんなルールを自分で決めたもんだから全然投下できてない。
待ってる人がいてくださるなら、ありがとう。それと亀でごめん。
715名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:06:51 ID:5QJ9UkkZ
「一旦書き終えたネタでさ、投下は明日にしようと思って保存して、そのままお蔵入りになっちゃうことってない?(=ω=.) 」
「あるある! それすっごくわかるよー」
「なんか一晩経ったら、急にこう冷静になって躊躇しちゃうのよねー」
「やはり投下にはある程度の勢いが必要なのかもしれませんね」
716名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:08:34 ID:LyJwaZja
色々感想ありがとうございます!
励みになります!

ところで、ゆたかってかがみの事なんて呼んでましたっけ?
今書いてるのに出て来るんですが、コミックスが中途半端にないからか
わからない…
…すみません金がないんです…

>>712
ゆたかが保菌してるので遠からず感染しそうで怖い
717名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:32:06 ID:y3cJgS0d
なんという良作ラッシュ
Gjなのですよー
718名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:59:19 ID:ioE+cZCv
>>714

あくまでも私の例ですが、意気込んで書こうとするとなかなか続きが書けない、
ということはよくあります。
そんな時は、思いつくネタのままに、違う作品を書いていいと思います。
自分もそうしていますし。

偉そうでしたらすみません。
次回作、楽しみにしております。
719名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:26:57 ID:xT8A8GS9
いま電車で帰ってるんだけど、

「車内でのご通話はご遠慮下さい」

ってアナウンスが、

「車内でのゴットゥーザはご遠慮下さい」

って聞こえてサ。

そんな俺って輝いてるカナ〜って、ふ、ふふふふふふふふ……。
720名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:29:21 ID:XqiaTEaM
>>716
「3年生って受験勉強が忙しいせいか、あんまり宿題とかはないんですね、かがみさん」
「こなた……あんたねぇ」
「いやぁ〜何のことだか」

その日の帰り道…。

「こなた!ゆたかちゃんが勘違いしちゃうから、今度からはまともに宿題やりなさいよ」
「いや〜まさかそんなところまで見られてるとはねぇ〜。ありがとかがみん。」
「へっ…何が?」
「いや〜あの場で宿題の事をばらされてたら姉としての威厳というか…だからありがと」
「///д」
「恥ずかしがるかがみん萌え」
「う、うるさい…」
721名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:35:26 ID:+mWi4twZ
>>719
むしろ激しく淀んでると言わざるを得ない
722名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:39:44 ID:xT8A8GS9
>>720
これはGJ!!!!!
こなたもかがみも姉属性なんすよね〜。
723名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:46:01 ID:LyJwaZja
>>720
ありがとう!!そしてGJ!名前か苗字かで迷ってたけど
名前で書いてくる!
724名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:11:06 ID:m1gjsqCi
>>714
気長に待つから気負わず自分のペースで書いてください。
かがみ視点待ってます。
725名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:14:20 ID:fk7uy2I3
>>714
私、待ってる。いつまでもあなたの作品を待ってるから…




全裸で!

>>719
社内でのゴットゥーザ様吹いてwww
726名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:36:17 ID:xT8A8GS9
>>721
むしろ「た、たくましい……」と言って欲しかった……。

ハイ、淀んでますね。
スンマセン……orz


>>725
よくよく聞いてたら、

「車内でのゴットゥーザは、周りの方のご迷惑となりますのでご遠慮下さい」

だった。

周りの迷惑になるゴットゥーザ様自重www
727名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:46:16 ID:A/566BUQ
>>726
落ち込むな
これでも食べて元気を出すんだ
つξ ←チョココロネ
728名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:47:08 ID:8OoepzOk
>>726
それは
みさおの兄とアベックでイチャイチャしているところをレチに発見されて
直接注意するのが嫌だったレチが車内放送を通じて自重しろと警告している
と解釈すればいいのか……?

>>727
それはチ●毛だw
729名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:59:34 ID:Tx0zqW5Q
>>728
陰の毛と書きなさい!

同じようなもんか。
730名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:14:11 ID:bT+bKLnu
かがみの陰毛だったら食べたいな
731名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:15:30 ID:Or7Uwv4i
流れを読まず投下します。
こなた×かがみっぽい非エロ。
おきらくBOXのフィギュアネタで、一部に自作『伝説の少女』のネタがありますが、読まなくても何の問題もありません。
全2レスです。
苦手な方はスルーでお願いします。
732チラリズム・モロイズム:2007/10/09(火) 22:17:57 ID:T7Vss6Lc
「あんたの部屋って、本当にこんなの増えたわねー」
 こなたの部屋に遊びに来ていたかがみは、こなたのコレクションを見ていた。
 やはりかわいい女の子が好きらしく、女の子のフィギュアばかりだった。
 手軽な手のひらサイズの物が多く、パソコンの上にも置かれている。
「本当に女の子ばっかりねぇ」
「そりゃあ見るなら女の子のだよ」
「……あっそ」
 その中に混じって、最近発売されたおきらくBOXの、こなたとかがみのフィギュアが飾ってあった。
「やっぱり飾ってるんだ」
「当然。でもさー、ちょっと不満なんだよね」
「何が?」
 こなたが自分のフィギュアを持ち上げ、くるりと後ろ側をこちらに向けてみせる。
「……こっち向けるなよ」
 どうにも目のやり場に困る。
 こなたのフィギュアは、風を受け髪がなびいている。それだけでなくスカートもめくれ、ぱんつが丸見えであるのだ。
「丸見えはいかん!」
「……は?」
 拳を握りしめ、こなたは熱く語り始めた。
「こういうのは、そのままでは見えないぐらいがいいんだよ」
「はあ」
 かがみには相づちしか打てない。そもそも、ぱんつが見たいとも思わない。
「普段では見えない所が、フィギュアになることにより見られる。そこに意義があるのだよ」
「うーん。だったら、格ゲーの不自然なスカートぐらいがいいのか?」
「アレは逆に見せろ、と言いたいね」
「どっちだ」
 理解しようとしたのが間違いだった。
 かがみはため息をつき、こなたフィギュアの向きを正面に戻した。
「かがみ、まだまだ甘いなあ。美少女フィギュアの要は、ぱんつなんだよ」
「……自分で美少女言ってむなしくないのか」
「……むなしいね」
 かがみの突っ込みに、こなたは思わず涙を流していた。気づけば、かがみフィギュアに向かい、ぶつぶつ言っている。
「かがみったら冷たいんだよー」
「ええい、フィギュアに愚痴るなっ!」
「むー」
 こなたは不満そうだ。じっとかがみフィギュアを見つめている。そして不意に呟いた。
「しましまぱんつ」
「うぐはぁっ」
 かがみフィギュアのスカートを覗いたのだろう。それはしましまぱんつを穿いているのだ。
 いちおうかがみもそれを知っている。
 ――知っているが、いざそれを目の前で言われるのは恥ずかしい。
「見るな! つか私に言うなっ」
 かがみはこなたに全力で突っ込み、それと同時に背筋に悪寒が走った。
 以前にも似たような事があったような気がしたのだ。
 確かあの時は『穿いてない伝説の姫様』だったか。
「……あー、ちょっと用事を思い出しちゃったから帰るね」
 かがみはさりげなく、には激しく遠かったものの、さくっと立ち去ろうとした。
733チラリズム・モロイズム:2007/10/09(火) 22:19:08 ID:T7Vss6Lc

 かがみはにげだした! しかしまわりこまれてしまった!

 こなたが両手をわきわきしながら、かがみににじりよってきた。
「ちょっと待て。何だその手は」
「最近のフィギュアはキャストオフ仕様の物が多いんだよね」
「キャストオフ……?」
 かがみは混乱する頭で必死に意味を思い出していた。
 cast off――確か衣服を脱ぎ捨てる、などの意味があるはずだ。
「かがみ脱いで」
「い・や・だ! つか脱ぎたいなら一人で脱げ!」
 やっぱりそういう展開になってしまった。
 かがみは痛む頭をかかえながら、どうにかして逃げだそうと考えていた。
「かがみが脱いだら、私も脱ぐよ」
「だから脱ぐな脱がすな」
 かがみはジリジリと部屋の隅に追いやられていく。既に後ろにベッドが待ちかまえていた。
 先ほど回り込まれた時、鍵を掛ける音がしたような気がするから、外からの援護は期待できない。
「ぱんつも気になるけど、私はその下が見たい!」
 だんだんとこなたの発言が危険になってきた。
「人の話を聞けよ……つか待て。何言ってるんだおまえは」
 ぱんつどころではなかった。このままでは素っ裸に剥かれる。
「かがみ、気づいてる?」
「な、何を?」
「今日はお父さんもゆーちゃんもいないんだよね」
「…………は?」
 こなたの言う事が理解出来なかった。かがみはおもわずよろけてしまい、ベッドに腰を下ろす形になってしまった。
「大丈夫、優しくしてあげるから」
「いや意味わからん」
 とにかく、誰かの助けが期待出来ない以上、かがみが自分でどうにかせざるを得ないのだが。
(か、勝てる気がしない……) こういう時のこなたはいきいきしており、通常以上の力を発揮する。
 何より好奇心に満ち溢れたこなたの瞳を見ていたら、抵抗するだけ無駄な気がしてきた。
「いや、待て。とにかく待て。何でもいいから待て」
 かがみは内心冷や汗をかきながら、必死にこなたを止めようとした。
「ん。待たない」
 止められなかった。

 そしてそのままこなたがかがみの上にのしかかり――

「た、助けてーっ」
 かがみの悲鳴が泉家に響きわたった。


 続かない。


7347-575:2007/10/09(火) 22:20:30 ID:T7Vss6Lc
以上です。ありがとうございました。
丸見えはよくないと思います。
前の時、ぱんつかパンツかで悩んだ事を思い出しました。
それよりまたフィギュアネタを書くとは思わなかった。
735名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:25:58 ID:50EpXrfN
>>734
寸止めとはかなりのドSと見た。
続きを書いてくれるまで全裸待機してる。続きが投下されるまでずっと。
何かあったら責任取ってくれ。
736名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:39:24 ID:m1gjsqCi
>>734
GJです。かがみ本気で逃げる気は無いっぽいw
フィギュア買った事ないんだけど、パンツをチェックするのはデフォなんでしょうか? ww
737名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:48:03 ID:QnWFr7Jd
>>736
おきらくBOXのは見るつもりじゃなくても見えてしまう。

>>734
乙。つか、かがみ最後の台詞棒読みw

>>702
おお、この前の投票のやつっすか!
待ってましたよ!GJ!>あの時こなゆたに入れた人より

>>687
もはやみwikiさんにはそれしか生きる道が無いのかwGJ!

>>676
GJっす!3角関係がどうなるのか、みwikiさんの今後にも期待。

>>714
気長に待ってますよ〜。
738548:2007/10/09(火) 23:07:47 ID:rV/ZUzqH
こんばんは。今日も作品ラッシュですね。まとめてですいませんが、皆さんGJです!

ところで、自分の作品を保管庫に入れたい時は、自分でしたほうがいいのでしょうか?自分の作品が無いので。無知で本当に、すいませんorz
739名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 23:10:10 ID:kCRQaa9D
まとめ管理人さんがそのうちしてくれるよ

早めにまとめに入れて欲しいなら自分でやるしかないかな?
それにまとめ管理人さんの負担軽減にもなるからね
740名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 23:37:52 ID:rV/ZUzqH
>>739
おお、素早い反応ありがとうございます。
それでは、待たせてもらいます。自分がやるとワケが、分からなくなりそうですので…。管理人様、よろしくお願いします。
741名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 00:04:55 ID:LPiZfhQ3
次はみさおの小説誰か書いていてくれないかな?
742名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 00:14:34 ID:GSJLhdx+
自分で書けばいいのよ!って頭にカチューシャつけた人が言ってた
743名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 00:31:53 ID:vVVJyOpN
>>742
俺、そんなこと言ったっけ?
744名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 00:46:02 ID:sCyNLZOM
いや、
「自分で書けばいいんだよ、>>741ちゃん」
って言ってなかったか?

……考えてみたら、あやのとつかさって口調かぶるよなw どっちかわからんorz
745名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:04:24 ID:ypDkPLc4
突如小ネタ

みーみー戦隊基地にて

みのる「ぎゅるんぎゅるんぎゅるーん♪」
みゆき「Σ(・∀・)」
みのる「ひーびけー♪」
みゆき「白石さん」
みのる「はい?」
みゆき「私に対する嫌がらせですか?」
みのる「へ?」
みゆき「私が歯医者嫌いだって知っててシカイダーを…」
みのる「あ、あの、そういう意味じゃ」
みゆき「鼻血ぶはー攻撃!!」
みのる「ごはっ」

早くも仲間割れ


ごめん、みーみー戦隊のことと白石のCDのこと思い出したら書いてた。
後悔?若干してる。
白石視点でしか普段書かないからよくわからん(笑)
746名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:04:29 ID:531esC57
これまでの流れを読んで・・・
なるほど、要するにみwikiは

「愛の証、愛の為に、(鼻)血を流す女」

というわけか。
747名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:17:51 ID:vAPDcrFh
>>746
誰が上手い事言えと(ry
748名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:53:45 ID:wPRrHbTC
みwikiさん増血鬼だったのか
749名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:59:29 ID:5ZL2gAev
>>748
それなんてK埼Y那?
750名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 04:51:33 ID:0ZFi0mW1
>>714
最近見なくて寂しいと思ってたらそうだったのかー
続き楽しみに待ってます。もちろん全裸で
751名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 05:15:51 ID:j299tu8X
かがみがこなたに思いを伝えて、2人は晴れて恋人同士に
体格上かがみが攻めの位置
だが突然、こなたがスポーツで留学し、超遠距離恋愛
数年後
こなたが身長170〜80cm級になって帰国
ちっちゃなかがみを攻めまくるという夢から、丁度今覚めました。

なんでこうはっちゃけた内容でも違和感なく見れるのだろう……夢は。

さて、俺はこれをSSにするべきなのでしょうか?
なんか激しく黒歴史な香がするのですが……
752名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 05:45:10 ID:YYYuwHMQ
>>751
なんつー夢見てるの。
だがそれが良い!


書くのを止める権利は本人以外無いのですよ?
753名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 06:23:08 ID:MEwuswym
原作における主要キャラ四人のカップリング(3人、4人の場合も含む)別登場頻度をランク付けしてみた。(ただしあくまでも主観で)


1位 こなた・つかさ・かがみ        登下校、こなたの家のシーンなどで多く見られる。もっともつかさは背景化しているケースも多い。

2位 こなた・つかさ・かがみ・みゆき   いわゆる基本形。かがみがB組に来ることで成立する場合が多い。
                          新キャラの増加した最近では少なめ?

3位 こなた・かがみ             いわゆる“こなかが”。アキバへ行くシーンなどは大抵この二人。
                          らき☆すたの心臓部分と言っても過言ではないかも。

4位 つかさ・かがみ             双子ゆえ、家で一緒に居るシーンが多い。最近は少なめかもしれない。

5位 こなた・つかさ・みゆき         かがみがB組に来ない場合のパターン。意外とよく見るような気がする。

6位 つかさ・みゆき             “こなかが”と対置される組み合わせ。たまに出てくる天然コンビ。

7位 こなた・みゆき             これも稀に出てくるパターン。この辺からレアになっていく。

8位 こなた・つかさ             記念すべき第一話のおけるカップリング。しかしその後はほとんど見かけない。
                         かがみが家に居ず、二人きりになったシーンが印象的だった。

9位 かがみ・みゆき       風邪を引いたかがみをみゆきがお見舞いに来るシーンと、こなたが質問に来る直前の二回くらいだろうか。

10位 こなた・かがみ・みゆき  ↑の、こなたが二人の所に質問に来たシーンくらい?
                     これにより、“こなかが”を除き、かがみがいるときはほとんど常につかさもいるという法則が成り立つ。
                      
11位 つかさ・かがみ・みゆき  ↑↑の、みゆきがお見舞いに来たシーンで寝坊したつかさが現れた時くらいだろうか。



かがみとみゆきさんは食合わせが悪いのだろうか……
レアなカップリングで書きたいという方がおられたら参考にしてみてください。
754名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 06:55:29 ID:pIbhtHIW
>>753
かがみとみゆきさんの組み合わせだったら最近教材とかの勧誘が多いって会話してるシーンがありますよ。
755名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 09:22:06 ID:2IhwJ1fU
>>754
みゆきから「ナンバーディスプレイにすればいい」と言われたけど
かがみの家の電話は黒電話で非対応だったって話ですな。

みゆきの家はみゆきの家で母親が暇だからと勧誘電話と承知しつつ電話に出て
1時間以上話し込んだりとか。
75614-208:2007/10/10(水) 09:43:26 ID:Wqcrh3/R
おはようございます。

「ラノベがライトニング・ノベルとかライジング・ノベルの略だったら何かの必殺技みたいだね」
14-208です。

朝からこなかがネタ投下します。
少し薬ネタを含みますのでご注意下さい。
757私の名前は?:2007/10/10(水) 09:46:26 ID:Wqcrh3/R
「かがみんは、鏡。
つかさは、司。
みゆきさんは、美幸……」

「どうしたのよ、こなた。
深刻な顔しちゃって……」
「いや、みんなの名前を漢字にしたらどうなるのかと思ってね?」

「ふぅん……。
で、どうだったのよ実際」
「うん。 みんなは何となく想像がつくんだけど、私の名前の漢字が想像付かなくて……」

「そんなのやっぱり此方じゃないの?」
「だってそれって名前っぽく無いじゃん!」

「じゃあ粉太」
「ゴメンナサイ、此方でイイデス」

「えー、粉太でも良いじゃない」
「かがみは人事だと思って……。
粉太って名前のどこがいいのさ?」

「え、だって……」

『かがみ様……粉太はその白い粉が大好きなんです……。
速くこなたにその白い粉を下さい! はやくぅ……』

『これが欲しいの?
欲しかったら何か言うことがあるんじゃないの?』

『ハァ……ハァ……はい……。

こなたは、かがみ様の(ピーッ)です。
私の(ピーッ)を(ピーッ)して、(ピーッ)して下さい……。 お願いします、かがみ様……。』

『ふふ、本当にこなたってば淫乱なのね……。
いいわ、その代わりここで自慰をして見せて?』
『は、はひぃ……。
わかりました、かがみ様ぁ……』

「かがみん、どしたの?」

「粉太……ナイスヤンデレ……がはぁっ!」
「吐血!?」
75814-208:2007/10/10(水) 09:48:35 ID:Wqcrh3/R
以上です。
オチとしては、一番病んでるのは作者の頭ってコトで(ぉ)ありがとうございました。

(あと、公式で名前の漢字があったらスイマセン;)
759名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 10:17:57 ID:TKo9oE2u
>>758
酷すぎるwGJ!
760名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 12:46:19 ID:dvyQ7lf3
>>758
かがみ壊れ始めてるw
ここで誤字報告を、速く→早くではないのでしょうか。
とりあえず乙。
761名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 13:12:03 ID:X6k9COQP
おすかがの続きをwktkしつつ、
その登場人物として突如白羽の矢が立った谷口の、
「俺様美的ランキング」というものを妄想してみる。

●泉こなた:A− 〜 A
容姿はつるぺた美形寸足らず、ということで長門系統の位置付け。
あと、谷口的には、「無口無表情」と「ヘヴィヲタ」は
同じくらい「取っ付きにくいもの」として捉えると思う。
●柊つかさ:A+ 〜 AA−
本編でこなた達が指摘した通り、
容姿よく極めて家庭的な所もポイント高いが、
地味目なためイマイチ目立たない、という位置付け。
しかし、谷口の美少女アンテナには引っ掛かった、
と想像してこのランク。
●高良みゆき:AA+ 〜 AAA
容姿端麗、清楚な物腰、文武両道。
谷口的には、朝倉と同じ、高嶺の花的位置付けだろう。
谷口にメガネ属性があるかどうかは不明だが、
残りの属性、「グラマラスバディ」と「富豪」が、
ランク付けに止めを刺すであろうw
●番外・柊かがみ:A 〜 A+
もし、元のかがみだったら、と想像すると、
容姿ランクはつかさと同じだが、
谷口にツンデレ属性があるとは思えないし、
料理が苦手なのも、ランクダウンの原因となるだろうw
762名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 13:30:03 ID:iSv4a5KK
>>761
谷口本人乙


でも、だいたいそんなランクな気がするwww
763名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 14:22:10 ID:sDVDrONt
みさおとあやののランクもお願いしたいところ

ってゆーか>>676氏はあれだけテンションの落差がある作品を
どちらもハイクオリティに綴れるのがすごいw
俺はどっちかに流されてしまうんだよなあ…
764名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 15:11:45 ID:LFDJFCXG
作者ですが>>761乙w

続きは少々待ってください
青色夏モードを一度リセットしないと書けそうにないのでw

いやぁ、白石じゃなく谷口出して良かった(いろんな意味で
765名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 15:46:12 ID:LFDJFCXG
って、書こうと思ったこと書き込んでなかったw

>>761のランキングを作中で使わせてもらっても良いですか?
使うかどうかは未定ですがw
766名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 16:50:22 ID:BhKsXFy3
最近ひよりみてないなーと思ったので小ネタ


「―こんな感じなんスけどどうですかね?」
「んー…中々良いんだけどここを――こうすると
もっとリアリティがあるネ」
「な、成る程!参考になるっス!やっぱりご本人に
取材したのは正解だったっス!
ありがとうございます!泉先輩!!」
「いやいや、次の新刊楽しみにしてるよ。ひよりん」

「…あんたは恥の概念とかないのかっ!」
「んーだって、自分達の同人誌ってコーフンしない?」
「しねえよ!!」

※内容はご想像にお任せします
767名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 17:43:05 ID:ixLyJZQq
かがみと白石がくっついたらバカップルになりそうなきがする、と本スレで言われてたので
少しアイデア浮かんだぜ。需要あるか??
768名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 17:50:55 ID:ypDkPLc4
ある!
かがみと白石か…wktk
769名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 17:55:43 ID:2zuo7sh6
白石は勘弁
770名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 17:57:40 ID:2zuo7sh6
やっぱ書いて良いぞ 見たい人いるらしいし
俺がNGIDにすればいいだけだった
771名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 17:58:12 ID:0LQJNKP+
うん、事前に申告してくれて助かったぜ。
こちも準備できるからな。
772空気読まずに谷口の続き:2007/10/10(水) 18:34:59 ID:kZ/MYn05
●日下部みさお:A
ポイントは、スポーティーさと男勝りな社交性だろう。あと容姿w
しゃべり方は、残念ながら谷口の琴線に触れうるとは思いがたい。
そして谷口は、あからさまな体育会系は属性なしと想像する。
つまり、容姿と社交性のみを考慮してこのランク。
●峰岸あやの:B 〜 AA
いつもはあのデコヘアだが、髪をおろすとかなり魅力的に変身する。
そして、みゆきほどではないが、清楚さと人の良さ、
そして料理スキルを持ち合わせ、谷口的にはポイントは高めだろう。
しかし、彼氏付きと知った瞬間、ランクは急激に下がると予想w
●小早川ゆたか:A− 〜 A
谷口にロリ属性はないだろうw
ただ、なにかと庇護したい感覚はあるかもだがw
●岩崎みなみ:A−
外面的にはほぼ「長門」。ゆえに説明不要と思いませんかみなさんwwww
●パトリシア=マーティン:A− 〜 AA−
グラマラスバディ、そして持ち前のテンションは、
谷口的にはかなりのプラスであろう。
だだ、そのテンションがハイパーアッパーぎみなのと、
趣味がディープなのを知ると、とたんに「引く」だろうw
●田村ひより:B 〜 A+
容姿はかなりいいと思うし、社交性もそこそこある。
ただ、正体を知った場合、それによる「引き」は
こなたやパティのそれを上回る可能性大w

あ、あと作者様。どうぞご自由にお使いくださいw
773名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 18:37:00 ID:XoQQ6mR9
勢い減ったねぇ
774名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 18:38:03 ID:GSJLhdx+
今日中に完成させようと頑張って書いてる人がここにいます
775名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 19:06:12 ID:25/oegq5
やっぱ連休終わったら勢いがねぇ・・・
でも俺は信じてるぜ、神作品の投下を!

あ、あとシリーズものの続きも期待!
776名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 19:06:45 ID:LFDJFCXG
>>772
ありがたく使わせていただきますw

もう2、3本の投下で埋めに入りそうな容量ですねー
777名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 19:19:05 ID:GaBHR7OU
おそらく、作家の投下タイミングが被ってるだけなんじゃないかと
※ひっきりなしに投下されていた先週あたりまでの状況は異常w

次の作品が投下された頃
「Σ(゜Д゜) わずかに出遅れた!」
って人が居るんじゃないかと予想w
77818-490:2007/10/10(水) 19:24:42 ID:0woLiwuh
おばんです。
次スレのふいんき←なぜか変換でき(ry
の中、投下します。
『冬支度』の続編です。

タイトル『冬眠前夜』
こな×かが
非エロ
5スレほどお借りします。
779冬眠前夜:2007/10/10(水) 19:25:41 ID:0woLiwuh
モヤモヤとした感情が肥大していくと同時に、お泊りもといクリスマスイヴは明日へと迫っていた。
街のイルミネーションもより一層盛大に輝いていて、ピザの宅配バイトの人までがサンタ服になっている。
「お姉ちゃん、コレなんてどうかな?」
声のする方へと視線を向けると、赤いマフラーを差し出しているつかさがいた。
「ちょっと派手すぎない?」
赤いマフラーを巻いたこなたを想像してみる。
幼稚園児か、アンタは。
「ん〜、じゃあコッチは?」
バルサミコ酢と書かれたTシャツを渡してくるつかさを制止して店内を見渡す。
どこもかしこもクリスマス一色の装飾がされている。
今日はまだクリスマスイヴにもなっていないのに、なんでこう日本人はイベント物に弱いのかしら。
「お姉ちゃーん、コレは?」
心底楽しそうに先程から色んな商品を持って来るつかさ。
今朝私がこなたの家に泊まりに行くと告げると、
「やったね、お姉ちゃん」
などと笑顔で祝杯された。
てっきり、「私も行く〜」とか言うと思ってたのに…
「…だ、だって。その…ねぇ?」
モジモジと下を向いて赤くなるつかさ。
「な…ちょ、泊まるって言ったって、ふ、ふつーのよ?!」
つかさの反応で言いたい事が分かった私は必死に弁解する。
これじゃ、弁解というか言い訳だけど。
こなたと私が付き合ったということは既にみゆきとつかさには打ち明けている。
「そうなんですか?それはおめでとうございます」
「うん、おめでとー」
などと何の抵抗もなしに祝杯された事に私は心底驚いたが、こなた曰く「あの二人もフラグたってるしねー」らしい。
何の事かはよく分からないけれど、受け入れられた事には安堵したし、いいか。


「そういえばお姉ちゃん、こなちゃんにプレゼントは買ったの?」


正直このつかさの言葉を聞くまでプレゼントなんて考えていなかった。
悶々とした気持ちの整理が最優先されていて、まぁ答えなんて見つからないんだけど…
気分転換も兼ねてプレゼント探しに行くのもいいかもしれない、とつかさを連れて街までやってきたのだ。
780冬眠前夜:2007/10/10(水) 19:28:42 ID:0woLiwuh
『クリスマスセール品』とかかれたタグを見つめ、一体アイツは何が欲しいのだろう、と思案する。
漫画、ゲーム、ポスター、フィギュア、ラノベ…はあげても読まないだろうし。
こなたと付き合うまでロマンスの欠片もなかった私にとって相手を喜ばせるプレゼントなんて見当もつかない。
うーむ、と再び店内を見回すと、
『クリスマス、恋人に何をプレゼントする?』
そう書かれた雑誌の見出しを見つけ、手にとってみる。
手編みマフラー、時計、香水…どれもこうピンとくるものがない。
大体私の恋人は一般的じゃないもんなぁ、なんて失礼な事を思っていると…
『クリスマスイヴ、熱く燃えるお泊り特集』
と書かれてページが現われた。
「えぇぇ?!」
思わず出てしまった口を手で抑える。周りの皆さんごめんなさい。
落ち着くために深呼吸をして、ペラっとページをめくってみる。
『初めて恋人とクリスマスを過ごす人』という項目を見ると、YES・NO方式でクリスマスの過ごし方のアドバイスをくれるらしい。
…まぁちょっとくらいならやってみようかな。
『付き合ってから3ヵ月たった』
YES。
『クリスマスはお泊まりの予定だ』
YES。
『Dチューは経験済みだ』
い、YES…。
『自分はどちらかと言うと受け身的だ』
…い、YESかな。
『キス以上の事を求めている』
「えぇぇぇ?!」
本日二度目の叫び声。
あぁ、店員さん、そんな冷たい目で見なくても…。
周りの視線に逃げるようにその雑誌を買い、つかさを探す。
手に《どんだけー》と《いかほどー》と書かれているニット帽を持っているつかさが私に気付き、小走りで近寄ってきた。
「お姉ちゃん!!!」
「つかさ、私やっぱりプレゼントは…」
「コレとコレどっちがいいと思う?!」
「いや、だからプレゼントは…って、え?」
みるみる赤くなるつかさを見て、私に薦めるためのプレゼントではないことが分かった。
「……誰にあげるの?」
「うっ…え、えーと…」
ごにょごにょと話すつかさ。
姉妹揃ってすぐ顔に出ちゃうのね。
「えっとね、ゆきちゃんがね…その、えっと…」
「みゆきが?」
「明日泊まりに来きませんか…って」
「へー、だからプレゼント買うわけね」
「だからってわけじゃないんだけど…」
781冬眠前夜:2007/10/10(水) 19:30:37 ID:0woLiwuh
顔が真っ赤になるつかさを不思議に思いながら、つかさの持つニット帽を見比べる。
「ん〜みゆきならコッチが似合いそうね」
と《いかほどー》の方を指差すと
「じゃあ、コッチ買ってくるねー」
とまた小走りでレジへと向う。
つかさの背中を見つめながら成り行きで買ってしまった雑誌を見つめ、とりあえず家に帰ったら読み直そうと雑誌を握り締めた。



『キス以上の事を求めている』
果たして私は求めているのだろうか。
結局プレゼントはつかさに手伝って貰ってクリスマスケーキにしようと決って数時間。
つかさの料理テクによって売り物のように綺麗に焼けたスポンジにフルーツをデコレーションしながら私は無限のループの如く自分に問いただしていた。
ちらっと時計を見ると8時を少し回っていた。
あの雑誌を見てから胸の奥らへんのモヤモヤはさらに大きくなって、考えるのはこなたの顔。
「電話、してみようかな…」
「え…?電話?」
心の中で思っていたはずだったがどうやら口に出していたらしい。
「いや、えーっと…いいかな?」
と聞くとつかさが笑顔で答える。
ありがと、と伝え部屋へと向い、電話をかける。

数回のコールの後こなたが電話にでた。
「ヤフー、かがみん」
「あ、こなた?今大丈夫?」
「かがみの為ならゲームくらい中断させるよ」
あぁ、ゲーム中だったのね。
「で、どったの?」
「え?いや…えっと…」
「ん?」
しまった、こなたに電話したいって気持ちだけでかけていて、用事考えてなかった。
「よ、用事はないんだけど…」
「私の声聞きたかったー、とか?」
電話越しなのにニヤニヤしてるだろうこなたが目に浮かぶ。
「ち、違うわよ!!」
ちくしょう、なんでコイツこんなに鋭いのよ。
「明日さー、楽しみだよね」
「また唐突だな」
「いやさ、なんかイベントものって燃えるじゃん」
あー、コイツも確かイベント好きだったな。
「しかもクリスマスイヴに二人きり…これなんてエロゲ?だよね」
「なっ、なに言ってんのよ?!!」
「ふぉ、かがみ声でかっ!」
全く、人の気も知らないで…と目に入ったのは先程買ってしまった例の雑誌。
『キス以上のことを求めている』
コイツは、こなたはそれを求めているのだろうか。
フッと浮かんだ疑問。
今まで自分がどうこう言っていたのも、こなたがそれを求めて事を前提に考えていたことであった。
782冬眠前夜:2007/10/10(水) 19:32:11 ID:0woLiwuh
確かに抱き締めたり、キスをするのはこなたからがほとんどで…私からこなたにすることは数える程しかない。
自分からするのが嫌というか、ものすっごく恥かしいからという理由なんだけれども。

「かがみ?」
急に黙り込んだ私を不思議に思ったのか、こなたが声を掛ける。
「あ、あのね…一つ聞いても、いい?」
ほぼヤケクソで質問する。
「こなたは…その、私と…キ、キ、キ…」
「気?」
「…キス以上の事したい?!!」
…って何言ってるのよ、私?!
言った後に後悔と体温が込み上げる。
こなたは驚いているのか呆れているのか沈黙が続く。
「…………。」
「…………。」
「…………。」
「…あ、あの…こな」
「したいよ」
痺れを切らした私がこなたのを呼ぼうとした途中で、こなたが口を開いた。
したいよ、って…………ちょ、えぇぇぇぇ??!!!!!!
「え…あの、それは…」
驚いて言葉が上手くでない。「私はもっとかがみの事知りたいって思ってるしね」
優しくて、甘い甘いこなたの声が受話器を通して私の神経の細部まで伝わる。
心臓がこれ以上ないくらい全身に血液を運んでいるのが分かった。
こなたは狡い、私が数日にかけて持て余していた胸のモヤモヤを一言で拭い去った。
「こなた…」
「んー?」
堪らなくてこなたの名前を呼ぶと、いつものこなたの声に戻っていた。
「んにしても、唐突な質問だね、かがみん」
「いや、えっと…」
「もしかして最近ボーとすることが多かったのはソレのせい?」
だから、なんでアンタはそんなに鋭いのよ。
私ってそんな分かりやすいのか、と考えつつも図星のためこなたの質問に同意する。
「かがみんは乙女だからねー」
「…うっ」
「大丈夫だよー、いくらなんでも嫌がってる相手を無理矢理襲ったりはしないって」
え…いや、嫌がってるわけじゃ…
「あ、お父さん呼んでる。そんじゃ、かがみんまた明日〜」
と切られてしまった受話器を戻す。
私はとんでもないものを盗…じゃなくて、とんでもない事を言ってしまったんじゃないかー?!!!
こなたは私がキス以上のことをするのを嫌がってるから、こなたに聞いたって思ってる…わよね。
783冬眠前夜:2007/10/10(水) 19:33:36 ID:0woLiwuh

―嫌がってるの?
いや、嫌がってるわけじゃないのよ。
―じゃあ、期待してるの?
期待…確かにほんの少し期待してる自分はいる。こなたに抱かれる事を妄想だってしたし…
―どうしたいの?
分かんないわよ、そんなの…

冷静な自分が混乱してる自分に問い掛けるが答えはやっぱり出ない。
先程目に入った雑誌を開く、
『キス以上のことを求めている』
………あーもう、じゃあYESよYES!!!
と半ばヤケクソで結果を見る。
『あなたはパターンA』
そりゃ全部YESだしね。
『相思相愛の理想のカップルであるアナタに必要なのは勇気と決断力。』
『キスはいいけどエッチには抵抗があるって反面、期待もしているアナタはまず相手に思いを伝えるべき』
こなたに、伝える…?
何を、どれを?
『アナタの本当の気持ちを』
本当の気持ち…。
私はこなたが好き、これは本当の気持ち。
こなたと手をつなぐのも、抱き締められるのも、キスするのも好き。
もっとこなたを知りたいし、触りたい、とも思う。
これも私の本当の気持ち。

なんだ、簡単な事じゃない。
胸に込み上げるこなたを愛しいと感じる感覚。
きっとこれが私の答えなんだ。
雑誌を閉じ、ありがとと雑誌相手に微笑む。
雑誌を本棚に入れ、居間でメールをしてるだろうつかさの元へと向った。
ケーキをとびっきり甘くする方法を聞くために。


クリスマスイヴまで後数時間。

続く
78418-490:2007/10/10(水) 19:36:40 ID:0woLiwuh
以上です。

レポートよりこっちを優先するオレは相当キてますね。
そして時期はずれ甚だしくてすいません。
次は、いよいよクリスマス編!!!
その前にみゆ×つかも書きたいなぁ…

785名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 19:45:26 ID:GSJLhdx+
>>784
乙!GJ!頑張れ!


大丈夫、俺もレポートそっちのけでSS書いてるから
786名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 20:45:13 ID:q+Vko66H
>俺もレポートそっちのけでSS書いてるから
いや、このスレ的には正しいかもしれないけどさ・・・やっぱり、先に宿題を済まさないか?
787名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 20:51:43 ID:ixLyJZQq
GJ!!!!!!!!
なんか今書いてるの投下したら雰囲気わるくなりそうでちと怖い・・・・だってホワイトストーンとかがみんだからなあ・・・
788名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 20:55:20 ID:5ZZfVmkT
>>784
GJ!!!
クリスマスイブwktk
>>787
激しく期待
789名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:09:37 ID:GSJLhdx+
今日中に完成させて投下したかったけど
完成できないっぽい…
大人しくレポート書いてきます
790名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:10:52 ID:m7KuCYAQ
>>786
こんばんわ、かがみ
791名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:22:02 ID:GaBHR7OU
>>790
何!?すると>>785がこなた!?
792名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:27:47 ID:H3aPf3ZT
ということは>>791はみゆきさん!?  (謎の展開)
793名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:32:37 ID:qPhYN/DF
ということは>>790はつかさ!!!?(迷宮入りの展開)
794名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:38:36 ID:531esC57
>>792
異議あり!(=△=.)ノ
みゆきさんは呼び捨てなんてしないとおもいます。

そして>>793
同じく異議あり!(=△=.)ノ
つかさはゆきちゃんというはずでっす。
795名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:41:38 ID:MEwuswym
白石かがみん期待
796名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:57:35 ID:0woLiwuh
>>785>>789
GJどうもです。
レポートお互い頑張りましょorz

>>787
白石とかがみ…いい(・∀・)b
wktkしてます!!!

>>788
GJさんくすです。
クリスマス編こそエロに持ち込(自重)
797名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:01:54 ID:e6MijQFl
>>787
一瞬、某雅楽戦隊かと思ったのは俺だけでいい
798名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:32:40 ID:4KWF+fF4
>>797
どうでしょう藩士乙
799名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:45:10 ID:xOGlVt9U
ロッテ2ndステージ進出記念カキコ
800793:2007/10/10(水) 22:47:05 ID:qPhYN/DF
>>794
残念だが、それは間違いだ。
私は>>790に対して発言した。
つまり、『つかさはゆきちゃんとしか呼ばない』発言は間違いなのだよ!
そうじゃ無いのか?>>794よ。

墓穴を掘ったな、ゆたか。
801名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:53:14 ID:vLeLoh/c
>>800
…しかしあなたも墓穴を掘っている。
ゆたかは「つかさ」と呼び捨てはしないはず。
802ゆたか:2007/10/10(水) 22:54:57 ID:531esC57
え?私がどうかしたの?
説明して>>794おねえちゃん

(まあしかし上級生に呼び捨てする度胸の
あるゆたかが見てみたい気がする)
803名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:07:32 ID:inmi0O5s
んまぁ、このスレ的には会話がエロパロSSなんだから
たとえ1行SSでも理解できる程度なら、相手の呼び方は作者の脳内再生が1番正しいと思われ
読者もそれについては自己修正するんだから、多少はズレても良いかと
804793:2007/10/10(水) 23:13:57 ID:qPhYN/DF
>>801
かかったな、そこは『バーヤオイトラップ』だ。つまり・・・



この一連に山梨、落無、意味無しだ!
そうだろ?>>801・・・いや、田村ひより!
805名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:19:53 ID:20UbalF3
このスレも残り50KBか
結構長生きだったな……
806名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:24:39 ID:531esC57
それこそ、柊さん家のぎょぴのごとく・・・
807名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:30:35 ID:Wqcrh3/R
>>806
かわいがろう――

このスレはうんとかわいがろう――
808可愛がられて育ったこのスレ:2007/10/10(水) 23:35:19 ID:531esC57
         -――- 、
         \  ●   >
          \  /                / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
           | l l7_   / ̄Z       /  煮て良し!  \
          -┴ ヘニへ ̄`‐- 、/ヽ   <                  |
       /   (___,l     ヽ=ヽ    \ 焼いて良し!! |
      「 ̄ヽ 、    、、、  _ノ_ノ ヽ=|      \______/
      L__\   ___ノ _ノ_ノ_ノ .V
      |___/   川川_ノ_ノ_ノ _ノ|
       |       川川_ノ_ノ _ノノ |
       ヽ,, -┬-- 、   ノ _ノ ノ  |___
       /;::;:`:::|   )          ―- <
      (:;::::`:::`::::::|__/  ___,, -‐'ヽヽ  \/
       '\::;:::`;丁  ̄ ̄\――‐ヽ,   \ヽ/
        '\':,:::l,,ヘ,    '\::`::::;::)    V
          'ヽ';::::::(_     'ヽ、:`:::`ー、,
           \;;;;:)      ~`ヽ;:::ヽ,
            ~~''’      rイ:::::::::::)
                       ̄ ̄ ̄
809名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:35:51 ID:vLeLoh/c
>>805
長生きって言っても、まだ10日も経ってないけどなw
まあ、アニメの後半頃からは1スレ8日ちょっと以内で使い切ってたから、
それに比べればゆっくりだが。

>>804
…田村さんではない
810名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:41:04 ID:OG4Re9CK
>>809
ということは>>801はパティか?
811名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:45:35 ID:531esC57
パティ「Oh!そのトーリデース、よくばれマーシタね」

かがみ「うそつけ、いくら日本語達者でもあれはありえんだろ」
812767:2007/10/10(水) 23:47:50 ID:ixLyJZQq
白石×かがみの人です。投下開始したいと思います。

※苦手な方スルーで。
※白石のキャラ崩壊かもしれん
※エロなし

レス数不明です。それではよろしくお願いします。
813767:2007/10/10(水) 23:49:32 ID:ixLyJZQq
俺、白石みのるは、付き合って1ヶ月になる彼女が居る。

俺にとっては人生初の彼女だ。名前は、柊かがみ。同じ学年の女の子だ。ちなみに俺はB組、かがみはC組だ。しかしよくもまあ俺なんかに彼女が出来たもんだな・・・
俺GJ!とか思っていると、向かいの席から声が飛んできた。

「ちょっとみのる!!何ボーっとしてるのよ!!」
「え?あ、ああ、ごめん。ちょいと考え事しててさ。」
「ほら、早く歌いなさいよ。2時間しかないんだから。それに私ばっか歌ってたら恥ずかしいでしょ??」
「お、おう。そうだな。じゃあ・・・っと・・・」

俺とかがみは今カラオケに来ている。今日の学校が終わったあと、かがみが行こうと言い出した。泉たちはいいのか?と聞くと、

「ああ、大丈夫よ。こなた達にはちゃんと言ってあるし。」
「なんて言ったんだ?」
「え?・・・・・その、今日は彼氏とデートしたい、って・・・///」
「///」

な、何照れてんだ俺。それにかがみも。あ、でもかがみのデレ見れて嬉しいかも。

「ね、いいでしょ?」
「うん、今日はココ○チのバイトもないし、デート行くか!」
「わあい!じゃあ、早速行きましょ♪」

かがみはそう言うと、走り出して行った・・・と思うと、今度は何か言いたげにもじもじしている。

「どうした?かがみ。」
「あのさ・・・・恋人同士なんだし、その・・・・手、繋がない??//」
「なっなんとっ!!??////」

これはツンデレかがみサン、完全にデレモード入りましたよ。この台詞だけでごはん5杯は行けるぜコノヤロー。
814767:2007/10/10(水) 23:50:51 ID:ixLyJZQq
「ねえ・・・・ダメ??」
「い、いやっ!!もちろん良いに決まってるじゃん!!」

俺はそういうと、ぎこちなくかがみの手を握った。きれいな手だ。すべすべしてる。

「///じゃあ、行こうか!」
「そうだな。///でも・・・なんか恥ずかしいな///」
「わ、私も少し恥ずかしい・・・///で、でも、こういうことするのが普通の恋人なんだし・・・・///」

続きを聞きたいと思ったが、その先は続かないようだ。そしてようやく歩き出した俺たちは、今こうしてカラオケにいる。

「何入れたの??」
かがみが聞いてきた。
「まあ、聞いとけばわかるよ。」


そうして流れてきた曲は、俺の十八番、「恋のミノル伝説」。

「あ、これあんたの持ち歌じゃない。がんばってね♪」

かがみは目を輝かせている。ここは彼氏のプライド、本人のプライドのためにも、ミスるなよ、俺。

「WA、WA、WAWAWAWAみ〜のるんるん♪」

軽快に歌う俺、大丈夫さ。ずっと俺のターン!!!!

・・・・え?なんでお前がかがみと付き合っているのかって??そうか、そりゃあ気になるよな。よし、しょうがないから今から話してやるよ。
815767:2007/10/10(水) 23:52:20 ID:ixLyJZQq
―――――時は遡り。

「かがみ、ハンカチ落としたぞー。」
「え、どんだけ〜?」

そのころは、ただの顔見知りくらいの程度だったんだ。クラスでたまに顔を合わす程度だったしな。
でも、俺は名前でかがみを呼んだ。なぜかって?・・・・・・よくわからん。
ともかく、俺はその時かがみ、って言っちゃったんだ。
その時、泉が放った言葉。それが俺の考えを大きく変えたんだ。

「セバスチャン、かがみを名前呼びなんて、もしかしてフラグ立ってるのかな?かな?」
「・・・かなを二回言うな。」

あっさりと返した俺だったが、かがみはその時少し嬉しそうにみえた。

俺はその後バイトしてるときも、かがみのことで頭がいっぱいだった。店長に注意もされた。
・・・・・なぜだろう?なぜあの時おれはかがみを名前呼びしたんだろう?
もしかして、・・・・・・・好きなのかな??うーん・・・・

そうやって、その後は一日ずっと悩んでいた。

その日からは、俺とかがみはよく話すようになった。もっともかがみは毎時間こちらのクラスに来るし、それは泉達に会うためなんだが。
それでも、頻繁に「おはよう。」「おっす。」
くらいの会話は交わしていたぞ。いや、マジで。

「臭いよね〜」
「な〜・・って、何が??」
「え??あんたのことだけど??」
「に゛ゃ!!????」

みたいな会話も。いや、ホントに。臭いの話は結構ショックだったけど・・・・

そして一ヶ月くらいたったある日。
816767:2007/10/10(水) 23:54:06 ID:ixLyJZQq
「かがみ、ちょっと話があるんだけど・・・・」

意を決した俺は、とうとう放課後にかがみを呼び出すことに成功した。
さんざん考え抜いたあげく、かがみのことが好きになっている自分に気づいたのだ。だが俺は奥手だ。それもかなりの。
だから、こんな時間が経ってしまったのだった。
かがみに声をかけた時、隣に居た泉が目を輝かせていたのは鮮明に覚えてる。あいつめ、やっぱ感づいてやがったな。
呼び出そうと声をかけた時のかがみは、顔も赤らめていたので、それにより俺の心臓は更に鼓動の速度を上げた。
あ、そうそう、その時のかがみの返事は、

「えっ・・・//う、うん、分かった・・・//」

だった。めっちゃ可愛かったのはよく覚えている。うん。
そんなこんなで首尾良く、とは言わないが、なんとか待ち合わせ場所の屋上に到達。

「ふう・・・・勇気出せよ・・・・・俺・・・・・・・」

俺の心臓は爆発寸前。それもそのとおり、これが俺の人生初の告白なのだ。

10分もした頃だったろうか。屋上のドアが静かに開いた。
入ってきたのは、もちろんかがみ一人。ん?今後ろに変なアホ毛居なかったか?気のせいかな・・・・
まあでもいいか。

「お、遅くなってごめん・・・///」

謝る姿もかわいいなあ。おおっと、いけないいけない。今から自分の気持ちを伝えるんだった。

「い、いや、全然待ってないよ・・・///それよりいきなり呼び出したりしてごめん・・・」
「え?い、いや、そんなの全然大丈夫よ!・・・・・で、話って・・・・・何?」
「あ、うん・・・・・えーっと、その・・・・・・」
817767:2007/10/10(水) 23:56:37 ID:ixLyJZQq

何やってるんだみのる!がんばれみのる!
言うんだ!その二文字を!!

「え、と、俺、その、かがみのことが・・・・・・・」

ドクン ドクン

「す、すすすすすすす好きでちゅ!」


・・・・・・・・


・・・・・・・・



・・・・・・・まずい。思いくそ噛んだ。やばい。恥ずかしい。顔が真っ赤なのが自分でもわかる。・・・・ん?ドアの方で笑い声が聞こえるのは気のせいか??

すると、かがみが笑い声を上げた。

「ぷっ・・・・くくくく、ぷはははは!!」

涙目で笑うかがみ。勇気出したってのに、それはひどいんじゃないか。

「全く、あんたらしいわね!ほんっと最高!!」

かがみサン、告白にはムードってものがあってですね・・・・・その、返事がほしいのですが。

「か、かかかがみ、それで・・・・返事は・・・・」
「えっ////・・・・・・・・・・・・・」

沈黙が続く。
818767:2007/10/10(水) 23:58:41 ID:ixLyJZQq



「・・・・・・・・・・・うん。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・へ?今もしかしてうんって言った??

「・・・いいわよ。私もその・・・・・あんたのこと・・・・・ちょっと好きだったしね・・・・・///」

ま、ままままじですか???かがみサン。その、つまり、両想いだったってことですか??なな、なんというでっていう・・・・じゃなくて。
そしてかがみの言葉は続く。

「・・・・・・あんたは、私にやさしく、普通に接してくれた唯一の男の子だったし。みんな、私のこと怖いって言って避けるのにね。
それで気がついたら、私も好きになってたっていうか・・・・・・その・・ね。//」

まあ確かに、俺の友達のソースではかがみは怖がられてるらしいな。俺はそんなこと微塵も思わなかったけど。
でも、俺はその時めっちゃ嬉しかったのだろう。反射的にかがみに抱きついていた。

「ちょ、ちょっと!!や、やめなさいよっ!///」
「かがみ・・・・・ありがとう。俺、今人生で最高の気分だ・・・・」
「えっ・・・・//い、いやその、・・・・・私も///」

どこかから「こいつフルボッコにしてやんよ」っていう言葉が聞こえてきそうな展開だが。
・・・・・と、その時、バタンッ!!と扉が勢いよく開いた。

「!!?」
「ちょ、ちょっとこなた!!」

あ、泉だ。

「いや〜〜〜なんというハッピーエンド!!そして熱い抱擁!!すごいね!こんなのギャルゲ以外で初めて見たよ!!」
「泉!!??おま、やっぱ見てたのか!!」
「え?あ〜〜〜〜やっぱバレてたみたいだね〜〜〜いや〜〜かがみがどうしてもついてきてほしいって言うもんだからサ☆」
「ちょ、ちょっとこなた!!///言うなっ!!!//」
「いやいや、さっきのかがみんの表情、サイコ〜〜〜に可愛かったよ。あれで私はご飯3杯はいけるね。」
「恥ずかしいこと言うなーーっ!//」

あーあ、やっぱ泉だったか。
でもいいや。泉なら他言したりしなさそう・・・・・いや、わからんな。少し心配だ。
819767:2007/10/11(木) 00:00:41 ID:ixLyJZQq





―――――・・・・という感じデスデス。ハイ。
いやー思い出しただけでも恥ずかしい。その後は泉にさんざん冷やかされてたっけ。かがみの妹のつかさと高良みゆきさんは、度々応援メッセージ
送ってくれてたけど。
そんなこんなで、今ここにいるってわけ。


ふうう。ようやく歌い終わった。やっぱ彼女がいるって思うと緊張するな、マジで。

「みのるすごーい!やっぱうまいわね〜〜〜」
「い、いやそんなことないよ・・・・///アハハ」
「あ、そろそろ時間だわ。次で終わりね・・・・私歌ってもいい?」
「うん。もちろん。かがみの声なら永遠に聞いてたって飽きないさ」
「ばっばか!//恥ずかしいこと言わないのーっ!//」

何の曲にするんだろう??
画面に注目していると、曲名のテロップが流れた。

「かっ!かかかかおりんのテーマキターーーーーーーー!!」



fin
820767:2007/10/11(木) 00:06:09 ID:ixLyJZQq
以上です。
超マイナーでスンマセン。読んでくれた方、ありがとうございました。
一応ここでは初の投下でした。タイトルは「しら☆かが」です。保管庫の際、よろしくお願いします。
書いてて「白石って普段何考えてんだろ・・・」とか思って、少し詰まりました。あの「かがみ〜」のとこからなんとか妄想を発展させました。
もう一度、ありがとうございました。^^
821名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:17:58 ID:28jguQdI
>>820
判決を言い渡す、被告・白石みのるは死刑とする。

要するにGJ!
822名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:20:29 ID:LsQHhdJ8
死刑執行人:小神あきら「みのる^^・・・#####」

すなわちGJ!
823名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:30:36 ID:X+77kzQm
つかさ「むかつく。あたしのテーマなのに」

GJですよ!
824名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:38:16 ID:kmBPVb1a
こなた「セバスチャン……後に気をつけなヨ」

GJ!色々新鮮でよかった。
825名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:40:52 ID:91qEzRqg
みゆき「夜道を歩くときはお気をつけくださいね?白石さん……ふふふ♪」


つまりはGJ!
826名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:44:39 ID:LsQHhdJ8
かがみ「はい、おつかれーっす、はい撤収撤収
     セバスチャンいつまでくっついてんのよ!」

みのる「ええっ!?」

そしてみのるを取り囲むパニッシャー集団

つまりはGJだぜ!(・∀・)b
827名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 01:12:06 ID:c8OBexxd
白石死ね
糞SS描きも死ね

白石でハーレムしたいやつ大杉だなここ^^^^^
828名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:01:39 ID:ATz/bmMW
これは続かざるをえない。
>>446-447のリメイク版のようなものです。


小ネタ 『Lucky days』


――最初はただ、遠くから眺めていられるだけで、その日がちょっとましになるような気がしたんだ……


<前回までのあらすじ>
陵桜学園に通う白石みのるは、毎朝同じ電車で通学している隣のクラスの柊つかさにほのかな恋心を抱いていた。
最初は彼女を陰から見守るだけで満足していたみのるだったが、ある日、ひょんなことからつかさに対する想いをつかさの双子の姉・柊かがみに知られてしまう。
以前から男子に対して奥手なつかさを心配していたかがみは、これを機にみのるとつかさの仲を応援することに。
そして戸惑うみのるをよそに、かがみは半ば強引に二人を引き合わせる。
初めはぎこちなかった二人も次第に打ち解けていき、遂にみのるは玉砕覚悟でつかさに告白をする。
するとなんとつかさからはOKの返事が。
実はつかさも、毎朝同じ電車に乗っているみのるをひそかに気にかけていたのだ。
こうしてみのるとつかさは晴れて恋人同士となり、みのるのバラ色の人生が始まった……


829名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:04:01 ID:ATz/bmMW
 ここはラジオ番組『らっきー☆ちゃんねる』のパーソナリティ控え室。
 収録を終えた小神あきらと白石みのるが帰り支度をしていた。
「WAWAWA忘れもの〜♪」
「…………」
「俺の忘れ……って、どうかしました? あきら様」
「…………」
「ぼ、僕の顔に何かついてます?」
「……あんたさぁ」
「は、はい」
「なんかいいことでもあったの?」
「えっ?」
「なんか最近異常にテンション高いじゃん。本番中もあたしそっちのけで喋ってるし」
「えっ、そ、そうでしたか?」
「そーよ。自覚してなかったわけ?」
「は、はい……」
「ったく……んで?」
「んで? とは?」
「だーかーらー! なんかあったのかって聞いてンの!」
「あ、ああっ! はい! え、えーまー……そうですねー、あったといえばあったような……」
「あーもう! はっきり言いなさいよはっきり! 何? まさかとは思うけど彼女でもできたとか?」
「えっ! い、いや、まあ……」
「……えっ……」
「あ、あはは………」
「…………マジ?」
「マジ、です……」
「…………」
「…………」
「…………マジ?」
「だ、だからマジですって」
「……どんな子?」
「えっ?」
「だからどんな子? 写メくらいあんでしょ?」
「え、ええ、まあ……」
「見せなさい」
「あっ、ちょ、勝手に……」
「うおっ。まさかこの待ち受けの子?」
830名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:05:09 ID:ATz/bmMW
「そ、そうですよ……もう、勝手に見ないで下さいよ」
「ふーん……結構可愛いじゃん。……まああたし程じゃないけど」
「そ、そりゃああきら様はスーパーアイドルですから! この子は普通の一般人ですし」
「……同じ学校の子?」
「あ、はい。クラスは別なんですけど、たまたまこの子の双子のお姉さんが僕と同じクラスでして、その子の紹介で知り合ったんです」
「ふーん……」
「あ、あきら様? 何か……?」
「かえる」
「え?」
「今日はもう帰る!」
 携帯をみのるに投げつけるあきら。
「わっ!」
 それは見事にみのるの額にヒットした。
「ふんっ!」
 勢いよくドアを開け放ち、控え室を出て行くあきら。
「いてて……何怒ってんだ? あきら様……」
 額をさすりながら、一人呟くみのる。
「……ひょっとして、自分より先に俺が恋人を作ったのが悔しかったのかな? 
 あきら様も結構子どもっぽいところあるからな……まあ実際まだ子どもだけど」
「まあいいや。そんなことより……」
 慣れた手つきで携帯を操作する。
 ボタンを数度押すと、コール音が聞え始める。
 三度目のコールで、柔らかい声がみのるの耳に入った。
『もしもし、みのるくん?』
「こんばんわ、つかさ。まだ起きてた?」
『お、起きてるよぅ。いくら私でも、こんなに早く寝ないよー』
「はは、ごめんごめん」
『ラジオのお仕事は終わったの?』
「ああ、今から帰るトコ」
『そうなんだー。おつかれさま』
「ああ、ありがとう。つかさは今何してた?」
『えっと、今ちょうどお姉ちゃんとね……』


……この頃の僕は、毎日が光り輝いていた。


何もかもが楽しくて、何をしても心が躍って。
つかさと一緒に喋り、笑い、そして手をつないで。
ただそれだけで、この上ないほど、幸せを感じていたんだ。


……それが、いつからだろう。


それだけでは、満足できなくなってしまったのは。
831名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:08:44 ID:ATz/bmMW
以上です。続かないと言いつつ続けてしまってごめんなさい。
832名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:15:07 ID:UyV/c/yq
>>827
同意しとく
833名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:16:10 ID:tHKQdq5U
>>820
乙ー。白石よ…天の裁きを待つがいい…

>>821-826
白石への対応に吹いたwww
834名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:23:02 ID:CY1eQMOn
久々に800番台まで行ったな。
今までは600番台で500kB行ったのに。

次々と現れる作品群に期待。文庫本にしたいくらいだ。
835名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:46:22 ID:R/p3a7Am
8レス立っていないけれど、投下しておkですか?
836名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:55:53 ID:91qEzRqg
容量的に次スレ確保してからのほうがいいかもしれない
837名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:57:05 ID:PE6bDMXe
時間はそれなりに経過しているし、深夜だし、
投下しても問題ないかと。
838名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:57:17 ID:nMoOpJsk
人あまり居ないようだし時間空けてるからいいんじゃね?
次スレのほうがいいかはレス数で決めてくれ。
839名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:58:10 ID:963jBu6d
ixLyJZQq死ね
840アリアン:2007/10/11(木) 03:01:16 ID:R/p3a7Am
そこまで容量食わないので投下します
 
かがみ×こなた
2レス借ります
若干(?)かがみが壊れ気味です
841アリアン:2007/10/11(木) 03:01:57 ID:R/p3a7Am
私は今、本屋にいる
目的はもちろん、ラノベを買うためだ
でも、それは自分用に買うのではない
こなたに勧めるために買うのだ
私の周りでラノベを読んでる人は、残念ながらほとんどいない
つかさは文字を読むのが苦手だし、みゆきはそういう話題を語り合えるような雰囲気じゃない
こなたは文字自体苦手
でも、何とかしてこなたにラノベを読ませようと頑張っている
ラノベの話をする相手は、話が合うならだれでもいいのだけれど、なるべくならこなたと話し合いたい
私は、こなたのためにこなたがよく振る話題の知識を集めている
だから、こなたもせめてラノベの1冊や2冊は読んでほしい
そのためにも、こなたの好きそうなラノベをじっくりと吟味しないと…
 
「う〜ん……ハルヒとかシャナなら読んでくれそうだけど……きっと「アニメで見てるから……」って言いそうだからな……
 空の境界は分厚いから読まなさそう……どれがいいかしらね……」
と、その時にふと目がとまった一冊の本
手にとってよく見てみる
「確か……これはこなたが言ってた好きな絵描きの人……」
手にとってぱらぱらと眺めてみる
厚さもちょうどいいし、冒頭部分も面白い
そして、絵も文句なくうまい
これならきっと読んでくれるはず
今日一晩で読んで、明日こなたに勧めてみよう
こなたと一緒の話題がまた一つ増える
そう思うと、笑みがこぼれて止まらない
明日が楽しみだ
 
「ふう……」
何とか読み終わった
内容が面白く、3回は読みなおしてしまった
そのせいで、外はもう白み始めている
今から寝ても、1〜2時間しか眠れないだろう
仕方がない……
私は、もう一度冒頭部分から読み返すことにした
これぐらい面白いなら、こなたもきっと読んでくれるはずだ
842アリアン:2007/10/11(木) 03:02:31 ID:R/p3a7Am
「ほぉらこなたぁ〜!!」
私は昨日買ったラノベを手に持ち、こなたの前にいる
こなたはこれを気に入ってくれるかな?誰が気に入るかな?そう考えるだけで、楽しくなる
「あんたこの絵描き好きでしょ〜?読んでみれって〜!!」
「わかったよ…うるさいな……顔近いって……」
そう言われるまで気づかなかったのだけれど、私はこなたの顔面数センチのところまで接近していた
とりあえずこなたに本を渡し、私はその様子を見守ることにした
本を読んでいるこなたの表情は、マンガを読んでいる時のものとは違う、教科書を読んでいる時のものとも違う、今まで見たことのないかわいい顔をしていた
やばい。かわいい。かわいすぎる
本当にもうこのまま持ち帰って抱き枕にしたいくらいかわいい
このかわいさは反則級だ
多分つかさはみゆきはこんな表情見たことはないだろう
私だけしか知らないこなたの表情
この顔をするこなたは、私だけが知っている
私だけのこなた……
ああ、だめだだめだ
変な考えを止めなければ
このままだと本当にこなたをどうにかしてしまいそうだった
「あの……かがみ……」
こなたが私の視線に気づいたようだ
その時になって気付いたけれど、私の顔がものすごい緩みまくっていた
まあいいかえればこなたの顔を見ながらニヤけていた
まずい、何かごまかさなければ
私の脳内のエンジンが超高速で回転し始める
この状況だと、ちょうどいいごまかし方がすぐに見つかった
「いや、どこまで読んだかな〜って」
こなたとの共通の話題がまた一つ増える
それにまたこなたのあのかわいい顔を見れる
私は、そのまま先を読むよう促した
さあ、早く読んでくれ
あ、でももっとその顔見たいからそこまで早く読まないで
でもそれだと読み終わるまでの時間が長引いて……
でもそうすると……
でも……
……
843アリアン:2007/10/11(木) 03:04:30 ID:R/p3a7Am
以上です
こなフェチ病にかかり気味かもしれない…
あと電波の受信状況が悪いのか短いSSしか書けない…
長いのを読みたい人、ごめんなさい
 
最後になりましたが、タイトルは「かがみのかがみによるこなたのためのラノベ」でお願いします
844名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 04:33:02 ID:WbkX6gF7
いつも思うんだけど、なんで句点つけないんだろう。
845名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 06:20:43 ID:X6/UCKfD
あー
癖なんだろうが、確かに読んでると気になるよな。
ポエム調なのを狙ってるのかな?
846名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 07:20:51 ID:X+77kzQm
投下した方々GJなんだぜ!
白石ネタが多くて個人的には嬉しい。
しかしいつかフルボッコされそうで怖い。

次スレは建てないの?
847名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 07:30:17 ID:fJs6a35/
>>846
480KB過ぎたくらいでいいんじゃないか?
埋めるのも結構時間かかるし
848名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 07:45:17 ID:CHyqn6rq
こなフェチ病の状態で童話、小説のパロディを書くと

シンデレラ
超過保護に育てられる。王女とのHAPPY ENDにさせないために、シンデレラに溺愛している姉たちが妨害しまくる。

白ゆき姫
七人のこなたで(鼻血による)出血多量で出血死。

注文の多い料理店
(性的な意味で)食われる。

こんな感じか
849名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 07:53:56 ID:LsQHhdJ8
一寸法師
一寸法師こなたを巡って血で血を洗う闘争勃発

桃太郎
桃太郎こなたを巡って血で血を洗う闘争勃発

金太郎
金太郎こなたを以下略
850名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 08:11:01 ID:zu2pav/b
赤ずきんちゃん
猟師をフルボッコにし、食う。もちろん性t(ry

浦島太郎
竜宮城から帰りたいと言っても決して承諾しない
851名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 08:20:15 ID:X+77kzQm
ヘンゼルとグレーテル
お菓子の代わりに貪る(性的なry)

眠れる森の美女
クライマックス永遠ループからこなたが如何に逃げるか(無理)
852名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 08:27:55 ID:YaN//9z1
かぐや姫
勿論過保護で育てられる。
全国から結婚申し込みが殺到する。なぜか育ての親も参列。
かぐや姫は想像を絶する無理難題を言い渡すが
あっけなくクリアされ進退窮まる。
次の無理難題を言い渡し、クリア結果を待たず
個人用月牛車で月へかえってしまう(従者も信用できないため)
853名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 09:23:46 ID:EUMAbsg9
サディスティック痴女保健医なふゆき先生ってネタ読んでみたい。
相手名も無い男子生徒
854名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 09:27:31 ID:/1mnAYTP
>>853
オリキャラはスレが荒れると何度(ry
855名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 09:56:37 ID:pZhd4hhk
>>848-852

ワロタwww
おまいらもう、全員で漫才しちゃえよw
856アリアン:2007/10/11(木) 10:56:06 ID:R/p3a7Am
>>844
すいません、癖なんです
そのことで大学の先生からも注意された…
以後気をつけます
85715-613:2007/10/11(木) 11:08:59 ID:g1CIhj/0
こんにちは。てーそ書いた人です。
続きものの合間に実験的に書いていたものに、何か降りてきましたので、投下してみます。

□ 丁寧語主体
□ 多分CPなし(分類上ゆたか&みなみ?)
■ 非エロ
■ 文体稚拙
見たくない人は回避してください。
多分4レス使用です。何もなければ少しして投下します。
858Fruit:2007/10/11(木) 11:11:27 ID:g1CIhj/0
誰の心にも木の実がなっています。
赤い赤い、とても綺麗な木の実です。
その実を突つきに小鳥が飛んでくる事があります。
鳥に突つかれ木の実が弾けること………それを人は「恋」と呼ぶのです。

あなたも、赤い実を突つく小鳥を探しませんか?


 これは、ある本の文章を抜き出したものです。その作家が手紙を書く、そんな、ただそれだけのお話。


−−−Fruit−−−


 私は、新人の編集者です。その傍らに作家稼業をやらせてもらってます。
編集者で作家というのは、この業界では花気違いの大工みたいなものだ、と言われたことがあります。
何がいけないのでしょうか。
さて、私が作家になろうと思ったのは、二人の女の子の影響です。今、二人は何をしているのでしょうか。
夢は、叶ったでしょうか。まだ、夢の途中でしょうか。

 二人とは高校時代に出会いました。その二人ともう一人の友達の御蔭で私の高校生活は充実したものになりました。
中学時代、私には殆ど友達と呼べるような人はいませんでした。三人との出会いは私を大きく変えてくれたと思います。

 今日久々に暇が出来たので、三人の内、一番仲の良かった人に手紙を書こうと思い立ちました。
世の中にはメールという便利なものもあります。
しかし、作家や編集者という仕事に就いていると、直筆というものの重要性に気付かされます。
私の担当させてもらっている作家さんは、まず、直筆で下書きをしてからパソコンに向かいます。
ひどく時間が掛かりますが、愛が篭っている気がしてどうしても急かすことは出来ません。
結局、私が頭を下げることになる訳ですが。

 閑話休題。
私はペンを握り、かれこれ半日は便箋に向かっています。
しかし、友人にいきなり手紙を書くとき、どう書いていいか分からず、一文字として進んでいません。
失敗した便箋がメモ用紙として積み上げられています。
今日、何度目になるかわからない休息を取ることにします。
私が担当させてもらっている作家さんが、ネタ集めと称してご友人と遊びに行った御蔭で出来た休日。
出来れば今日一日で書いてしまいたかったのですが。
気分転換にラジオを点けてみます。大学時代に買ったラジカセ。少し型は古くなって仕舞いましたが、私のお気に入りの一つです。
テスト前にはテレビの代わりによく働いて呉れました。
最近は大抵CDを聴くのにしか使ってあげてませんでしたが、たまにはラジオとして使ってあげなければ可哀相です。

−−−ブン……ジジジ………

起動音の後に砂嵐の音。使っていなかったのでチューニングがあっていないようです。
少し調節するとすぐにスピーカーから鮮明な音が聞こえるようになりました。
859Fruit:2007/10/11(木) 11:14:48 ID:g1CIhj/0
「おっはラッキー☆ と、いうことで久々に始まりましたらっきー☆ちゃんねる! メインパーソナリティは勿論私、小神あきらで〜すっ!」
「同じくアシスタントの白石みのるです。いや〜、ホント久しぶりですね、あきら様。あきら様もすっかり大人っぽく−−−。
どうしました、あきら様?」
「あきらは永遠の14歳なの! 大人っぽくなんか−−−」
「綺麗になった、と言えばよろしいですか?」
「……はいはい、勝手に言ってなさい。
さて、前にやってた頃を思い出してもらうために懐メロリクエストを募集してみました〜。パチパチ〜っと。
はい、じゃあ、白石読んで。」
「はい! では、一通目のお便り。RN.眼鏡っ娘激LOVEさんからのお便りです。」
「ありがと〜。」
「リクエストはスキマスイッチでボクノート。
大学受験のときに勉強とアニメとゲームの合間にらっきー☆ちゃんねるとこの曲をずっと聴いていました、だそうです。
有り難いですね。」
「て言うか、勉強しなさいよ。ま、いいけど。じゃあ、お聴き下さい。スキマスイッチのボクノート。」

よく知りませんが、昔やっていた番組の復刻版みたいです。しかし、流れてくる音楽には聴き覚えがあります。
確か高校に入る前後に流行った曲の筈です。アニメの主題歌になっていたような気がします。
RNもどこかで聞いたような気がしますが………


耳を澄ますと微かに聞こえる雨の音
思いを綴ろうとここに座って言葉探している
考えて書いてつまずいて消したら元通り
12時間経って並べたもんは紙クズだった
君に伝えたくて 巧くはいかなくて
募り積もる感情は膨れてゆくだけ
吐き出すこともできずに

 聴くとは無しに聴いていた曲。その歌詞。なんだか今の私を表しているみたいです。

今僕の中にある言葉のカケラ
喉の奥、鋭く尖って突き刺さる
キレイじゃなくたって 少しずつだっていいんだ
この痛みをただ形にするんだ

 そのフレーズに私はハッとしました。
感情を素直に表すために直筆を選んだ筈だったのに、いつの間にか綺麗な文章を書こうとしていたのでは無いでしょうか。
いえ、きっとそうです。
高校・大学時代には気持ちを表すだけでも、文章が整っていっていました。
しかし、今はどうでしょう。文章ありきになってしまっています。
編集の仕事のときにはそれでも良いのです。そういう仕事ですから。
しかし、作家の仕事のときは、手紙を書くときはそれではいけないのでしょう。
いつの間にか曲は終わり、DJたちが惚気話や痴話喧嘩を繰り広げています。
私はラジオを切り、便箋に向かいました。不思議と書ける気がします。
もしかしたら、ラジオが力が呉れたのかも、なんて。
860Fruit:2007/10/11(木) 11:16:19 ID:g1CIhj/0
 これから書く手紙は多分ラブレターになるんだと思います。伝えられる筈のなかった思いを篭めた、ラブレター。
今更意味の無いことかも知れません。あの頃、自分で出した答えに逆らう行動なのですから。
今なら伝えられる気がするのです。
多分、あの人は理想の人と付き合っているでしょう。
そんなところに私なんかが手紙を、ラブレターを出したら迷惑だとは分かっています。
しかし、友達さえほとんどいなかった私に、恋というものを気付かせて呉れたあの人にあの頃の気持ちだけは知っておいて欲しいのです。
私の大事な小鳥さんには。
同窓会で話す笑い話のような気軽さで、私は書き始めます。

『前略、岩崎みなみ様
桜の花も散り始め、緑が映える今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。』

 そんな文句で始まった手紙は、便箋二枚に渡り、最後はこう締められました。

『私は、貴女のことが大好きです。それはずっと変わりません。
ではこのあたりで、貴女の健康と活躍を祈りつつ、ペンを置かせていただきます。
草々

小早川ゆたか』



お話はここで終わります。
この少女が手紙を出したのかは、私には分かりません。
貴方はどう思いますか?
86115-613:2007/10/11(木) 11:22:47 ID:g1CIhj/0
お目汚し、レス数間違い大変失礼しました。
多分続きません。
敬語・丁寧語を使うとみゆきさんモノローグに見えます。

練習作でキャラ破壊やってみましたが、難しいです。新参には無理なのでしょうかね。

それでは失礼します。
862名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 11:40:10 ID:1NsWCCJA
みゆきさんだと思ってたら…ミスリードGJッス。

二人の女の子=ひより&パティ、もう一人=みなみってことでおk?
863767:2007/10/11(木) 11:55:13 ID:ELlBPBhB
いいですね。俺もだまされましたw
GJ!
864名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 13:02:58 ID:jXG9QuR5
ミスリード以前に、書き出しの文体が異様に巧いと思った。
絵本作家モードのゆたかなら、実際に書きそうな感じで。
865名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:25:50 ID:m2YtUdcl
短編を一つ。
4つ程借ります。
つかさがかなり壊れているのでご注意。
あと血の表現有り。
866愛が怖くて:2007/10/11(木) 16:26:25 ID:m2YtUdcl
  愛が怖くて


 学校は楽しい。
 気の許せる友達が居る。
 勉強も、大変だけど嫌いじゃない。
 まだぼんやりだけど、目標があるから。
 そんな学校は好き。
 でも、時々学校が怖くなる。
 嫌なのとは違う。
 ただ、怖い時がある。
 そして、家でも…。

「お姉ちゃん」
 つかさがひょこっと私の部屋に顔を出す。
「どしたの?」
「あのね、宿題で分からないところがあるの…」
 ドアの隙間から、猫が顔を覗かせる見たいにして上目遣いのつかさ。
 本当、お願いがある時のあの子の顔は分かり易い。
「また? まぁ、いいけど。どこ?」
「うん、ちょっと私の部屋に来てもらえるかな?」
 つかさが言う。
「え…」
 体が震えたのが分かった。
「いいでしょ?」
 赤ちゃんみたいな微笑みだった。
「え…うん…」
「それじゃ早く早く! お姉ちゃん!」
 つかさは満面の笑みで私の手を取る。
 柔らかくて、温かい手。
 でも、私の躯は強張っていた。
「どうしたの?」
「な、なんでもないわ」
「そう?」
 ちょこん、と首をかしげるつかさ。
 本当に可愛い。
 それなの、私は躯も、心も正直強張っていた。
「…だから、ここはこう」
「んー…難しいよう…」
 つかさの部屋で勉強を教えてから暫く経った。
 緊張がほぐれた私はいつもの調子に戻り、時々寝ちゃいそうになるつかさにつっこみを入れつつ、ようやく宿題を終わらせる
事ができた。
「うーん…。終わったぁ…」
 つかさが背伸びして、晴れ晴れとした表情で微笑んだ。
「はいはい、良かったわね。もうちょっと授業を聞いていればもっと簡単に解けるのに」
 私はいつもの調子でやれやれ、とジェスチャーする。
 油断していた。
 いつものつかさだと思っていた。
「うふふ。それじゃ、お礼…しちゃうね」
 つかさの言葉に私ははっと息を止める。
 つかさを見ると、微塵の躊躇いもない動作で右手が横に大きく振り上げられていた。
 まぎれもなくひっぱたく動作。
867愛が怖くて:2007/10/11(木) 16:27:06 ID:m2YtUdcl
 私は瞬間的に身を縮め、きつく目を閉じた。
 まだ叩かれてもいないのに頬がしびれた錯覚を起こし、目を瞑った瞬間に瞳の端に涙が浮かぶ。
「なんちゃって」
 悪戯な声。
 視界が暗転したまま、私はつかさに押し倒された。
「それ! んーっ…!」
 つかさが馬乗りになり、そのまま私の唇を奪う。
「…!」
 きつく閉じた私の瞳から、今度こそ涙がこぼれた。
 また、つかさに唇を奪われてしまった。
「お姉ちゃん…」
 唇を噛み合う様に重ねたままつかさが呟く。
「好き…好き…」
 むしゃぶりつきながら呪文の様に繰り返して呟くその言葉。
 口の中に入ってきた唾液が溜まり、我慢できずに飲み込む。
 それは、不味くはない。
 だから余計に嫌。
 やめて! 双子の姉妹なのに…!
 そう言いたいのに口はふさがれ、怖くて目を開けられない。
 涙がぽろぽろとこぼれているのが分かる。
「お姉ちゃん、こういう時は本当に泣き虫さんだね」
 つかさは唇、歯、舌や頬の裏まで、くちゅくちゅと音を立てて嘗め回しながら楽しそうに呟いた。
 本気で泣いているのに。それなのに、つかさはその涙を見てさも嬉しそうにくすくすと笑う。
 屈託のない、その笑いが私は怖い。
「うれし涙だね…。私も嬉しい…。もっともっと気持ちよくしてあげる」
 つかさが上着の隙間に手を入れ、ブラの上から胸に触る。
 とっても暖かい手なのに、私は背筋が凍る様な錯覚を一瞬覚え、堪らず体を仰け反らせる。
「あ、感じてくれた? 嬉しい…」
 口元から飲みきれない涎が流れても一向に唇は解放されず、私の舌もつかさの唇に誘導されてそっちの口の中に入ってしまう。
「おいひい…おいひいよ…」
 ブラの上で胸をなぜていた手はブラを押し上げ、直に触りはじめた。
 柔らかな手の感触と堅い爪の刺激が胸の先端にいきなり襲いかかる。
 痛い!
 私は魚みたいに身をのたうつ。
「ふふ、お姉ちゃん、気持ちいいんだ…」
 違う、違うよ…。
 止めて欲しい。
 それを言いたくて、一層多く涙がこぼれる。
 それなのに、つかさはその涙を舌で舐め取り、そのまま私の頬やまぶた、耳や首筋を嘗め回した。
「おいしいよ…おいしい…」
 もうやめて!
 でも、その一言は、例え口が自由でも絶対に言えない。
 言ってはいけない。
「あむ…」
 私の胸につかさがかぶりついた。
「ああっ!」
 思わず声が出る。
 それはまた、私が堕ちた瞬間。
 つかさがいよいよ歓喜にむせぶ合図だった。

 始まりはあの日。
 初めてつかさに襲われた日。
 いつもの様に勉強を教えに部屋へ行った時、その時、突然つかさが私に抱きついて、唇を顔中に押しつけてきた。
 勿論私は力一杯抵抗した。
868愛が怖くて:2007/10/11(木) 16:28:10 ID:m2YtUdcl
「あ、あんた! 悪ふざけもいい加減にしなさいっ!」
 つかさの力なんてたかが知れている。
 私はだだっこの様に無我夢中で抱きつこうとするつかさの手をふりほどき、思わず勢いでつかさの頬を叩いてしまった。
 乾いた音が響き、つかさが止まる。
 流石に正気に戻ったと思った私は深呼吸してつかさを睨んだ。
「いっ、いくら双子の姉妹だからって巫山戯すぎは許せないわ! 罰として一週間は勉強みてあげないから!」
 私としては充分優しい罰。
 勉強を見ない以外は普段通りに接するつもりだったから、それで充分と思った。
 何か甘えたい衝動でもあったんだろう。それがちょっと暴走しただけ。
 明日からはいつも通り甘えさせてあげよう。
 そう思っていた。
「分かったわね!」
 私はねじが切れたみたいに黙ったままのつかさを残して部屋を出ようとした。
 頭を冷やせばいつも通りのつかさに戻る。
 そう思った。
 その時。
 今でも耳から離れない、小さいけど、はっきりした嫌な音が聞こえた。
 私は反射的に振り返り、目を見開いて絶句した。
 そこには、カッターを手首に突き立て、ぎりぎりと動かしているつかさが居たから。
「つかさっ!」
 その音は肉が切れる音。
 私は体中に鳥肌を立てながらも、つかさに跳びかかってカッターをはたき落とす。
 血の玉が幾粒も弧を描いて宙に飛んだのを、スローモーションで見た様に覚えている。
 腕を掴むとぬるりとした感触の血が手に付いたが、もちろん気になんてしない。
「な、何しているの! は、早く消毒して、止血…」
 突然、私は言葉が止まる。
 掴んでいた筈のつかさの手が、いつの間にか私の手を掴んでいた。
 傷口から、血はまだ出ている。
 肘を伝い、床に血が落ちている。
 それでもつかさは血まみれの手で私の手を包み込む様にして握った。
「お姉ちゃん…」
 私は背筋を凍らせた。
 その声が痛さではなく、嬉しさで震えているのが分かったから。
 私を見上げるつかさの目がまるで死人の様だと思ったから。
「私を、本気で助けようとしてくれたね…。やっぱり私のお姉ちゃんだ…」
 つかさは握っていた手を自分の頬にあてがい愛おしそうに頬ずりし、キスしていた。
 手が離せない。私の力が抜けているせいもあるけど、つかさが、つかさじゃないみたいに力が強かった。
 血まみれの手が触った頬はそのまま血にまみれ、つかさの白い頬を、ピンクの小さな唇を不規則に紅く染めた。
「つか…」
 私は名前を呼ぼうとしてまたも言葉を遮られた。
 つかさの唇が、私の唇を塞いだから。
 唇をルージュみたいに染めていた血の味は忘れない。
「お姉ちゃんに嫌われたら…私、死んじゃうよ?」
 その微笑みは狂気美だった。

 あの日から、私はつかさのこの行為だけには絶対に逆らえなくなった。
 それ以外は依然と全く変わらないつかさ。
 甘えん坊で、優しいつかさ。
 でも、あの行為の時だけは本当に人が変わったとしか思えない変貌を見せ、私の体にむしゃぶりつく。
 文字通り、本当にむしゃぶりついてくる。
 唇はもちろん、体にも、手足にも。
 手はおろか足の指先すら一本残らず舐め尽くされた。
 そして、あれだけ泣いて止めてとお願いしたのに、「嫌」の一言で一蹴され、私の…私の…その…あ、あそこと…それと…
お…お…おしりの………も…べとべとに…なるまで、舐められ、いじられた…。
869愛が怖くて:2007/10/11(木) 16:30:22 ID:m2YtUdcl
 意地悪は止めてと泣いてお願いした。
 するとつかさは驚いた顔で言った。
「まさか! 私は、お姉ちゃんをいじめたりなんて絶対にしないんだよ? お姉ちゃんは優しいから、そんなことしなくていいの」
 どういう事? 問いかけにつかさは恐ろしい返答で応える。
「お姉ちゃんを傷つける真似なんか絶対にしないよ。だって、私を傷つけさえすれば、お姉ちゃんは優しいからお願い聞いて
くれるもん」
 つかさは、あのときの手首の傷跡を舐めながらえっへん、と自慢げに言った。
「それにお姉ちゃんにやっている事はみぃんな気持ちいい事だよ。お姉ちゃんはああいう風にするのが気持ちいいんだもんね。
だからあんなに泣いてうれしがってくれるんでしょ?」
 何も言えなかった。肯定じゃない。つかさが私にする行為は、全て私が気持ちいいと思ってやっているんだ。
 つかさの全ては私への愛なの?
 そう思うと何も言えなかった。
 つかさは、初めて私を抱いた時に付けた手首の傷を、勲章の様に愛おしげに撫でる。
 力が弱いせいか、出血量の割には傷跡は浅く、注意しなければほとんど見えないくらいに治っている傷。
 でも、私にははっきり見える。
 つかさは、私にはかすり傷一つ付けずに、自分だけを、私が言う事を聞くまで傷つけると言った。
「駄目! そんなことしちゃ駄目!」
 後先考えられなかった。
 つかさがそんな事をまたしたらどうしよう。
 それだけで私はつかさを抱きしめていた。
「…お姉ちゃん…ぐす…」
 抱きしめたつかさが嗚咽を漏らしていた。
「本当に…優しいよぉ…。嬉しいよぉ…」
「自分を傷つけるなんて真似しないで…」
 その時、私はただただつかさに傷ついて欲しくないと思っていた。
 つかさも反省してくれたと思っていた。
 でも。
「好き!」
 次の瞬間、つかさは私を押し倒し、驚きで声も出ない私の下着を強引にはぎとり、あそこにむしゃぶりついた。
「つか…さ…」
 私は満面の笑みで股間に顔を押しつけるつかさを、泣きながら見守る事しかできなかった。

「どしたの? かがみ」
「…えっ?」
 昼休み。
 何となく屋上で空をぼーっと眺めていたら、いつの間にかこなたが横にいた。
「い、いつから居たのよ?」
「心配して来てあげたのにつれないねぇ」
「悪かったわね。…ありがと」
「素直になれないけどお礼は忘れないかがみん萌え」
「うるさいの」
 こなたがねこくちでにやにやとチェシャ猫みたいに笑い、私もそれに吊られてくすくすと笑った。
「で、どったの?」
「…たいした事じゃ…ないわよ」
 私とこなたは壁により掛かって座りながら話す。
 青い空が痛いくらいに目にまぶしくて、涙が出そうになった。
「へくちっ!」
 …いるのよね、空って言うか太陽見るとくしゃみする奴。
「メイはサツキと違って将来美人になるタイプじゃないけど、いいお母さんにはなるタイプだよね」
 心を読むな。そしてメイに謝れ。
 こなたはそんな私の心を、また読んでいるぞとでも言いたげににやにや笑いで私の顔を、と言うか瞳を見詰めていた。
 なんか恥ずかしいわよ。
「私はね」
 こなたが突然話し出す。
「黙ってかがみを取られる気はさらさら無いよ」
「なんのはな…」
 こなたの唇が、私の唇を塞ぐ。
 この時から、私は学校も怖いと思う様になった…。

 続くっぽい
870名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:30:53 ID:m2YtUdcl
以上、おそまつ。
血が嫌いな人はごめんね。
871名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:56:58 ID:zZ6rpygJ
>>870
そ、そういうことは先に言いなさいよ!

……………………GJ。
872名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:59:30 ID:7wITakF6
GJ!黒と言うよりヤンデレと言った方が近いですね


ところで次スレは?
873名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:00:39 ID:zlVm454k
続かない…とくると思ったからびっくり。GJ!
一体本当にかわいそうなのは誰なんでしょうね。
続きにwktk
874名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:02:35 ID:fJs6a35/
さすがにそろそろ新スレ立てないとやばい頃だな
875名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:07:53 ID:WbkX6gF7
>>871
先に言ってるじゃないか。

>>870
GJ!
8767-896:2007/10/11(木) 17:08:13 ID:h5faQdSX
>>848-852
面白そうですね
本当に書いてみてもいいっすか?
877名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:09:17 ID:h5faQdSX
sage忘れました
878名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:17:57 ID:69Q/LVus
間に合った

らき☆すたの女の子でエロパロ20
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1192090620/
879名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:19:01 ID:BDC/7O6X
>>873
本当にかわいそうなのはほんわか系かがつか百合が好きな俺・・・
880名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:20:28 ID:zu2pav/b
>>876
どうぞどうぞ!
私は全く構いませんW
wktkしながら待ってます。
881名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:32:42 ID:ELlBPBhB
>>870
GJ!なんというヤンデレw
882名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 17:56:16 ID:X+77kzQm
>>876
どうぞだよー☆
あなたなら俺より良いのを書いてくれるはず…!
ってか俺は続き書かねばorz
883名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 18:29:18 ID:5ITUlj9q
                                -―─- 、
                           , '´ /ヽ/レ'^\`¨  ̄`ヽ
                          //^∨       \ ⌒\ \
                           //               \  \ \
                    / ̄7/:/      l        \  \ ヽ
                       /   / ./:   ,':.../!:.  |:::l:{ :..      \  Vハ
                  / / .:::/:'::.  !:::/ |::.. |:::l:::ヽ::.. \    ヽ  Vj __
                   |.:/,イ...::::::l::l::::. |:::| l::::.. |::.l:::::::.\ :::..\::...  ∨::Y  `\
                   l// :!.::/:::|::l::::. |:::l  !::::: |::.{ヽ::{\ ヽ、::: \::... .l::::|⌒ヽ  l
                  //:::::|:::l:::::|::l ::::.、|l:_|  \_;{ ヽ \ \ \:_丶‐::.|.::|:::::::::l j
                     /イ ::::::|:::l:::::|::l :::::::|ヽ「二ニヘ:ヽ   `ニ二下\:ヽ:::|.::! :::::::| {  其れなら私を
                 { !| :::::::l:/!::::|:ハ::::::::V仟アてヽ\     仟アてヽ乂:::|/ ::::::: | l   し、尻穴奴隷にしてくださいっ!
                     ? :::::::{:∧::∨{\_::ヽ∨少'_      ∨少'_//リ::::   | |
                 `ト、::::::ヽ:∧:?:::: ハ ///    ///イ:::::::|! ::::   | l
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                   i ::::::::/::/  ヽ:ヽ:::|:::l\    (⌒)   //l| l:::: |.| :::::  {
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             / ::::::/   }ヽ        l /∨    /}ーく   \,∧ヽヽ          ,/    \::.   \
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           / ::::::/    人 \___/l l j }   ヽ/:::::::}       l l│     /          \::.   \
            / ::::::/    <  ヽ____ ハ_{ { !    l::::::::::l      l l人__//              \::.   \
         / ::::::/      /    ー─/ ̄}厂{j    /| ::::::::|    孑/ ヽー‐ イ             \::.   ヽ
           / ::::::/      /      ∠二ニヘ  \ /{│::::::::| ニ二 /´l| \__,/│                 \::   \

884名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 18:29:27 ID:g4pkR9e/
さあ埋めるざますよ。
885名無しさん@ピンキー
 __,冖__ ,、  __冖__  / //     ,r――――――― ,,、
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /  /              \
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    / /        ,VVVVVVVVVV
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ      /      "  ノ
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//     /   ■■■ ■■、
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /     /   /●)、,.;j/●)
   n     「 |      /      |   -'''" ̄ = -`ヽ、
   ll     || .,ヘ   / |  ,-、  |   ,r':/ ̄''‐-〆_ノ
   ll     ヽ二ノ__  { | / ハ `l/   i::::i    _   `ヽ
   l|         _| ゙っ  ̄フ.rソ     i::l  r' ,..二''ァ ,ノ
   |l        (,・_,゙>  / { ' ノ ::::::::::::l  /''"´ 〈/ /
   ll     __,冖__ ,、  >  >-'   ::: ;::::|  !    i {
   l|     `,-. -、'ヽ'  \ l   l ::::::::::;:::l |     | !
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.   !:::::::::::;::|. | ,. -、,...、| :l
   ll     __,冖__ ,、 |\/    l::::::::: ;::l i   i  | l
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l     l:::::::::;: l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.      ゝ:::::;:i' `''''ー‐-' }
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  |!  |!  |!         l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l      :.         |