ごぼっ、と音を立て、少女の口から大量の粘体が吐き出された。
それがまた口に引っ込むと、今度は肛門から同じように粘液が流れ出してくる。
まるでそれは消化器官がただの一本の筒になったかのようであった。
それだけではない。
姫乃の鼻から粘体が出てきたかと思うと、勢いよく引っ込んでいく。
すると今度は涙腺から粘液の涙が湧き出してくるのだ。
万事がこの調子だった。
耳も含めて全ての孔が犯され続ける。
その度に絶頂が彼女を襲い、もはやイってる時とそうでない時の区別も定かではない。
声も無くよがり震える少女の中に、さらに大量の粘液が入っていく。
既に子宮も膀胱も、そして乳房までもが限界まで膨らみ、それでも尚流入してくる粘体に肉が悲鳴を上げていた。
――そしてその時はやってきた。
ぱん、という音と共に全ての肉風船が破れたのだ。
体の前面に幾つも大穴が開き、突き刺された昆虫のように全身がびくびくと痙攣する。
それを合図に怪物は遅い食事を始めた。
内臓が溶かされ、腹腔内が粘体に取り込まれていく。
体中が空っぽになり、眼球と脳が溶かされ、筋肉が溶かされる。
最後に皮膚と髪を消化し尽くした時、トラップシェルの食事は完了した。
貝殻が再び開いた時、そこには何も残されてはいなかった。
薄暗い部屋の中に、大きな貝が佇んでいる。
彼はこれから先、ずっと引っかからない獲物を待ち続けるだろう。
だが彼を守株と笑うことが、できるのだろうか?
誰も引っかからない「トラップ」として彼は運命付けられた。
アメーバ状の中身も、長時間外気に晒されると干からびてしまうのだ。
ならば彼にできることは、精々次の兔がぶつかってくるのを待つだけではなかろうか。
・・・ちょうど姫乃にできたのが、じっと助けを待つことだけだったかのように。
薄暗い部屋の中に、大きな貝が佇んでいる。
白くぼうっと浮かぶ姿は美しく、それでいてどこか儚げでもあった。
64 :
14:2007/10/18(木) 19:28:32 ID:AbDSX1an
以上です。
楽しんでいただけたでしょうか?
前述のように忙しくなったので、どうしても投稿に間が開きがちになるかも知れないです。
そこは平にご容赦を。
できるだけのペースでは書いていこうと思っているのですが・・・。
あと結構作中で勝手な考察やらかしてますが、あれは只の趣味です。
気になる人は読み飛ばしちゃってくださいね(^_^;)
それではまたお会いしましょう。
おお!新作来てる!
超GJ!!
nice ryona.
エロGJ!
グロ=リョナとするのは如何なものだろうか
ほ
し
が
き
新作投下はええ
フル勃木しました
hosyu
ほすほす
76 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:17:38 ID:j9A0fCTx
お久しぶりです。
また作品ができたので投下します。
少し短いですが、自分的には纏まったリョナ作品が書けたと思っています。
・・・まあグロいのは相変わらずですが(;´∀`)
それではどうぞ
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky!
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
When the blazing sun is gone,
When he nothing shines upon,
Then you show your little light,
Twinkle, twinkle, all the night.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Then the traveler in the dark,
Thanks you for your tiny spark,
He could not see which way to go,
If you did not twinkle so.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
In the dark blue sky you keep,
And often through my curtains peep,
For you never shut your eye,
Till the sun is in the sky.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
As your bright and tiny spark,
Lights the traveller in the dark,?
Though I know not what you are,
Twinkle, twinkle, little star.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
(童謡"Twinkle, twinkle, little star")
最初に感じたのはちくりとした痛みだった。
やがてそれは激痛に変わり、全身の自由を奪っていく。
単純なことだった。
3匹のオークスター ―― ヒトデベースの生物兵器だ ―― と交戦した晴香は、1匹を射殺した。
いや、射殺したはずだったのだ。
死体の横を駆け抜け、拳銃に弾を込め、もう2匹と対峙しようとした。
その刹那、足にちくりとした痛みを感じたのだ。
そう、単純なことだった。
殺したはずの1匹は、「死んだフリ」をしていたのだ。
正確に言うと最後の力で仇敵に毒針を突き立てた、と言うべきか。
だが何にせよ、同じことであった。
「あ!ぅあ!痛あっ!」
刺激性の毒の痛みに全身の筋肉が細かく震え、体表からは脂汗が湧き上がる。
そんな彼女に怪物たちは、ゆらゆらと歩み寄ってきた。
歩み寄ってきたのだ。
彼らは筋肉が発達している。
放射状に伸びた9本の腕はそれぞれが人間の脚、ないし腕のような機能を果たした。
「痛っ!わっ!く、来るなあぁっ!!」
錯乱したように叫ぶ晴香に、ヒトデたちはなおも近寄ってくる。
下側2本の腕が地面に触れる度、ぺた、ぺたと言う音が鳴った。
その音がさらに彼女の恐怖を掻きたてる。
「この!動けっ!動いてよおっ!!」
必死に拳銃を拾おうとしても、手に力が入らない。
両手が自分のものでなくなってしまったような感覚が焦燥を掻き立てていく。
そんな晴香の眼前に立った2匹のヒトデは、「脚」の1本で器用に拳銃を蹴り飛ばした。
そして彼らは無慈悲に腕を振り下ろす。
その先端には晴香を一撃で無力化した、あの毒針が付いていた。
「ぎゃあああああぁぁっっ!!!」
体に刺さる針の感触と、襲い来る凄絶なまでの痛み。
喉も裂けよと叫ぶ晴香に、だがヒトデ達は容赦なくその針を突き立て続けた。
いつの間にか彼らは腕だけでなく、脚も使って刺突を行っていた。
傍目には刺すというより単に殴りつけ、蹴り飛ばしているように見える。
「がはっ!!あがぁ!!あ!痛!やめてぇっ!!」
可愛らしい顔が殴り飛ばされ、引き締まった腹に脚がめり込む。
そのうちに彼女が仰向けになると、1匹が腹の上に馬乗りになってきた。
跨られた上体がそのまま目茶々々に殴られる。
その間もう1匹は太腿を、そして股間を執拗に殴り続けた。
「い゛っ!!い゛、だ・・・ぎゃうううぅっ!!!」
突然恥骨がサッカーボールのように蹴り飛ばされ、晴香は目を見開いて悶絶した。
絶叫する彼女をヒトデたちは淡々と打ち据えていく。
体中に痣が刻まれ、穴が開いた部分からは血が流れて彼女の服を真っ赤に染め抜いていった。
人外による暴虐は私刑にも似ていた。
そしてそれは、受刑者が気を失うまで続いた。
「・・・・・・・・・・。」
目が覚めたとき晴香は寒さと共に違和感を感じた。
素肌にゴムが触れるような、そんな感覚。
それが何なのかは、意識が明瞭になるにつれ明らかになった。
要するに自分は真っ裸になって、ヒトデの上に寝転がっているのだ。
両手足には腕が絡みつき、大の字にしっかりと拘束されている。
「・・・。・・・・・えぇっ!!?」
あまりのことに混乱しながらも、晴香は拘束を振りほどいて起き上がろうとした。
だがヒトデの腕は彼女の力ぐらいではびくともせず、結局彼女は体をくねらせただけであった。
薄暗い地下の部屋で、人外に捕らえられた全裸の娘。
無駄なく締まった裸体には幾つもの痣が浮き、それが彼女を一層艶かしく見せていた。
「いやだあっ!・・・放してよぉ・・・!」
訴える晴香の上にもう一匹が跨ってきて、胴体中央の単眼で見下ろしてくる。
ヒトデの怪物は、獲物の顔を覗き込むとその目を細めた。
そう、まるで「楽しいのはこれからだ」とでも言うかのように。
「う・・・っく!?」
拘束された両手足に一際強い圧力がかかり、晴香は思わず声を上げていた。
それは段々と強くなっていき、やがて四肢が悲鳴を上げ始める。
下の個体が彼女を絞り上げ始めたのだ。
腕の棘は器用に引っ込められていたが、それはその分圧迫感だけを際立たせる結果となった。
「くる・・・し・・・!ぐるじぃぃっ!!」
いつの間にか胴にも腕が回され、四肢同様にぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
力の限りに抱きしめるそれは、文字通り死の抱擁であった。
その抱擁が今度は乳房にも及ぶ。
上の個体が負けじと胸に腕を伸ばしたのだ。
形の良い双丘が触手様の腕に捲かれ、無様にその形を変える。
力の限りに締め上げるそれは、とても愛撫と呼べるような代物ではなかった。
「い゛・・・!!ぎ・・・ぐ・・・!」
締め上げの痛みから逃れたい一心で、晴香は動く余地のない体を必死にのたうたせた。
だがそんなことで痛みが薄らぐわけでもなく、逆によりいっそう強い締め上げを招いてしまう。
腕が不気味に変色し、太腿に破裂しそうな程の段差が生まれる。
「や、めぇ・・・!!」
あまりの苦痛に涎が垂れ、眦には涙が滲む。
しかし、そんな彼女に与えられたのは更なる加虐であった。
「うわあああぁっ!!」
拘束された胸が、思い切り引き伸ばされたのだ。
たちまち乳房は細長く変形し、千切れんばかりの激痛が襲ってくる。
あまりの痛みに乳首が尖り、目の前が暗くなってくる。
「いた・・・痛・・・いだぁ・・・・・」
鼻水を流しながら痛みに耐える晴香。
その痛みにもう一度失神できたなら、どれだけ楽だったろう。
だが加虐者達は優しく無かった。
彼らは一段と強い痛みを与えることで結果的に獲物の意識を引き戻した。
――両の乳首に腕を伸ばし、その針で刺し貫いたのだ。
「――ぎぃやあぁああああぁぁっっ!!!!」
敏感な突起に深々と針が突き刺さり、刺激性の毒が流し込まれる。
同時に想像を絶する痛みが晴香の全身を走り抜けた。
「あがぁ!!!はがぁっっ!!!」
今までの全てが児戯に思えるほどの凄まじい激痛。
それはまるで両胸に鉄棒を捻じ込まれたような感覚だった。
両目が限界まで見開かれ、開かれた口からは思い切り舌が突き出される。
痛覚が嵐となって彼女の中を駆け回り、脳が痛み一色に染め上げられていく。
「は・・・ぐぅ・・・!!は・・・ぎゃ・・・ふぅ・・・・・ぅぅ・・・」
唇を震わせながら、鼻水混じりの哀れな顔で、晴香は許しを乞うように加虐者を見つめた。
そしてそれは功を奏した。
怪物は少なくとも彼女に応えたのだ。
・・・例えそれが望ましい返答ではなかったとしても。
「ぅぎゃあああああああああぁぁっっ!!!!」
一本の腕が彼女の陰核を突き刺し、そのままぐりぐりと弄り回したのだ。
同時に乳蕾を貫いた腕達が目茶々々に暴れ始める。
その破滅的な痛みに、晴香は遂に股間から生温かい液体を迸らせた。
「あぁ・・・!!!あぁ・・・・・!!!」
がくがくと痙攣する全身を抱きしめながら、下の個体がまだ尿の垂れる秘裂に腕を挿入する。
そのまま彼は力の限りに腕を出し入れさせ始めた。
膣道を拡張しながら、削岩機のように子宮口を殴りつける。
その度に晴香は悲鳴を上げ、彼女の膣は反射によってギュウと収縮した。
「いっ!!!いぎっ!!!ひぎっっ!!!」
腕は抉りこむように回転しながら、突き入れの度に段々と獲物の奥を目指していった。
そうやって彼女の中を穿くりながら、力の限り四肢を締め上げる。
挿入が深くなるごとにその力は増していった。
「あぐっ!!ぎゃあっ!!!いたい゛っ!!!いだいよぉっ!!!」
体に穴を掘られながら、晴香は髪を振り乱して泣き叫んだ。
腕の先端は既に子宮口を潜り抜け、裂けた股間からは抽送の度に鮮血が飛び散っている。
そして腕の先端が遂に子宮底にタッチダウンした時、四肢を締め上げる腕の力も最大に達した。
骨組織が圧力に降伏し、両の手足がありえない角度にひん曲がる。
「がああああああぁああぁぁっっ!!!!」
絶叫に喉が裂け、口からは血の混じった泡が噴き出る。
そのまま晴香の意識は、もう一度闇の底へと沈んでいった――。
最初に感じたのは温かさだった。
体が何か湿った柔らかいものに覆われている。
視線を泳がせると、さっきまでのヒトデが上下からサンドウィッチ状に自分を覆っている。
その表面は何故かやたらとヌルヌルしている。
意識が戻ってくるにつれ、晴香は全身にむず痒さを感じた。
痛いような熱いような、或いは痒いようなそんな感覚。
ふと思い出す。
ヒトデは胃を裏返して獲物を覆い、そのまま消化するのだ、と。
だが痛みはそれほど無かった。
むしろ痒いのに掻けないもどかしさの方が辛い。
彼女は今更ながら手足を折られていたことを思い起こしていた。
ぐちゅり、と股間から音がする。
どうやら彼らはまだ腕を出し入れしているらしい。
さっきまでとは違うのは、腕と共に何かクリーム状の物が塗りこまれていることであった。
更に尻の穴が攻撃対象となっていることも相違点であった。
「・・・・・ん・・・っ・・・」
押し出されるように声が出る。
もはや痛いわけでも、まして気持ち良いわけでも無い。
ただ押し出されるように声が出て、裂けた喉が少し痛む、それだけだった。
じゅうっ、という音がする。
それは肉が溶ける音なのだろうか?
いつの間にか痒みの場所は減っていた。
減ったというよりより奥の部分が痒くなってきている。
何かが這い回り続けていた乳房は、既に何の信号も脳によこさなくなっていた。
胸筋が、背筋が、腹筋が段々「減って」いくのが分かる。
自分が無くなっていく心細さに、晴香は一筋涙を流した。
やがて筋肉が減り、基礎代謝が維持できなくなる。
その前に上に被さったヒトデは、接合の弱まった獲物の首を一息にもぎとった。
首が取れて意識が無くなるまでの僅かな間に、その首を股間へと持って行ってやる。
子宮及び下半身は未だ無事で、股間からは何かが流れ出していた。
キラキラと光るそれは、陸上でも動けるのかしきりに生まれ出た下半身に這い登ろうとしている。
オークスターの幼生が卵から孵り、餌を求めて母体に群がっているのだ。
それに覆われると下半身だけになった晴香の体は、星を纏ったように輝いて見えた。
晴香の目が光を失う直前、彼女の唇は何かを呟いた。
唇だけではあったが、自ら産み落としたものを見て彼女は呟いたのだ。
――「き れ い 」 と。
83 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:30:19 ID:j9A0fCTx
以上、楽しんでいただけたでしょうか?
グロ=リョナと定義するのは、確かに違いますね。
人によって思い入れがある分、一般的な定義も得にくいかと思います。
それでも自分はヒロインに苦痛を与えるのが好きですし、そういう作品を書いていきたいと思っています。
「ともかくもリョナの心だけは忘れないぜ!」ってとこでしょうか^^;
さて、こんなことを書いたものの、次作品は非グロ、非リョナになるかもです(汗)
まだ未定ですけど、そんな次作品も温かい目で見守ってもらえると幸いです。
ではでは
とても良いスレだ
捕食スレにも宣伝しておこう
乙ー( ^ω^)
86 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:20:57 ID:b0xnnTfb
すごく…乙です…
スマン。あげてしまった。OTL
上手いな〜
その文才に嫉妬
なんという素敵なリョナ。
これは間違いなく良スレ。
ほ
ほす
ほしゅ
ho
94 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:02:05 ID:GVaknk4z
ほしゅ
なんという素晴らしいスレ・・・感動した・・・ああ!感動した!
ほす
ほしゅンンンーーー!!!
hosyu
ホッシュ ホッシュ
百合はあり?
>>100 有りに決まってるじゃないか(*´∀`)
102 :
ILR ◆6oB69jym5I :2007/12/21(金) 03:12:10 ID:uUbLqbdw
こんばんは。
全開の投稿から随分と時間が経ってしまいましたが、何とか新作ができました。
ついでに名前と鳥も付けてみました。
これからもよろしくです。
それではどうぞー。
(ちなみに今回もグロです。非リョナは結局書けませんでした^^;)
大した相手ではないはずだった。
人ほどの大きさを持つイソギンチャク。
ドレインと呼ばれるその生物は、その名の通り排水口のように太い触手を持っていた。
地面に薄く広がったその本体はやたらタフで、小銃程度ではまず殺せない。
しかもこいつは獲物を求めて自在に動き回るのだ。
だがこいつには弱点があった。
短い時間動いたら、その倍近くは休まなくてはならない。
よって休んでいる間に逃げてしまえばいい。
しかもこいつは触手先端で血を吸うのだが、それにも難点があった。
獲物を締め上げ、皮膚を傷つけて舐める。
一見身の毛もよだつ行為に見えるが、獲物に大した傷を負わせるわけではない。
よって大抵は短時間の移動で折角獲物を捕まえても、振りほどかれて逃げられてしまう。
だがそれも十分健康な時なら、であった。
未だ塞がりきらない銃創を庇いながらヨタヨタ走る冴子は、この襲撃者から逃げ切れなかった。
いや、そもそも彼女が襲撃に気付いたのは、無数の触手が全身に喰らい付くのと同時だったのだ。
「っぎゃああぁっ!!」
彼女には派手な悲鳴を上げるくらいしかできなかった。
振りほどこうにも全身に力が入らず、逆にへたり込んでしまう。
そんな少女に無数の触手が絡みついていった。
「やめっ!この!」
虚しい叫びを上げる口を一本の触手が塞ぐ。
同時に彼女の衣服は無数の牙に次々と破り裂かれていった。
やがて露になった白い裸身に、更に多くの触手達が襲い掛かる。
既に彼女の周りには何体ものドレインが集まっていた。
ぞぶり、ぞぶりと牙が食い込むたびに白い体が小さく震える。
抵抗もできない獲物を嘲笑うかのように、無数の舌が傷口を舐め回した。
いや、傷口だけではない。
いつしか冴子の全身は触手先端からそれぞれ飛び出した舌の群に覆い尽くされていた。
それに合わせて口を塞いだ触手までもが舌を出し、少女にディープキスを強要した。
「んむっ、んぅぅっっ!!」
塞がれた口からくぐもった絶叫が漏れる。
訓練されているとはいえ、彼女がまだ幼さの残る年齢であることには変わりない。
まして彼女は別段グロテスクな怪物に舐られ、汚される訓練など受けてはいないのだ。
自然とその双眸から涙が零れ落ちる。
その流れる涙にさえ触手は口を寄せ、ぬちょぬちょと舐め上げていった。
「んぐううぅっ!!!」
一本の触手が未だ濡れてもいない膣を貫き、冴子は両目を見開いて絶叫した。
同時に体が宙に持ち上げられ、さらに多くの触手が群がってくる。
尻に、背中に、太腿に、次々と牙が突きたてられた。
それは膣に規則正しく加えられる激痛と共に痛みの渦を作り出し、気色悪ささえ消し飛ばしていく。
冴子の脳内は痛覚に埋め尽くされ、全身から脂汗がぽたぽたと零れ落ちた。
その汗さえもが舐め取られていく。
(痛い痛い痛いイタイイタイィッッ!!!)
心の中でどれだけ叫んでも痛みは緩和されなかった。
がくがくと痙攣する白い体は、尻穴を貫かれると更に大きく震えた。
ろくに声すら出せない少女に更に触手は襲い掛かる。
今度は両胸が標的だった。
小ぶりでも形の良い乳房に容赦なく牙がめり込み、先端の突起が血と共に舐め転がされる。
「んぐぅ!!んぐぅ!!んぐぅ!!」
(死ぬ!!死ぬ!!死ぬ!!)
くぐもった悲鳴をBGMに触手達は少女を蹂躙し続けた。
股間の痛みに翻弄されていると双丘がコルクのように捻られる。
両胸の痛みに身を焼かれていると今度は子宮口に牙が立てられる。
双方の痛みが飽和しかけると今度は両手足に牙が食い込み、千切れかけた指がれろれろと舐めしゃぶられる。
そうやって引き締まった体を滅茶苦茶に壊し嬲られ、目の前が段々暗くなってくる。
銃創に触手が踊りこんでくるとそれはいよいよ顕著になった。
腹の中が擂り鉢のようにぐちゃぐちゃとかき回され、その度に全身が壊れたように痙攣する。
内臓に直接牙が立てられ、同時に少女に喰いついた全ての触手たちが今までに倍加する力で傷口を吸い上げた。
「ぐごおおおおぉぉぉっっっ!!!!」
口からは泡を、膣からは小便を垂れ流し、白目を剥いて冴子は絶叫した。
(いたいいたいいたいいたいょぉ)
(まだ死ねない・・・まだ死ねないのに・・・)
(くらい・・・さ・・・む、い・・・まこ、ひめ・・・の・・・ご、め・・・)
思いと裏腹に急激に彼女の体は熱を失っていく。
薄れ行く意識の中で最後に感じたのは、舌に喰い込む牙の異様な冷たさであった。
「――あがああああぁぁっっ!!!」
絶叫と共に冴子が飛び起きる。
起きる、といっても寝ていたわけではない。
確かに彼女の生命活動は止まったはずなのだ。
(わ、私・・・まだ生きてる・・・)
一瞬心に浮かんだ疑問符も、直後の痛みに塗り潰された。
「ぃぎいいいいぃぃっっ!!!」
再び襲ってきた激痛は、主に膣の奥から発せられていた。
子宮口に喰い付いた触手が、そのままそれを引きずり出そうとしているのだ。
いや、同様のことは全身で起きていた。
太腿が、背中が、腹筋が力任せに引っ張られ、異様な形に引き伸ばされている。
胸を襲っていた触手は標的をピンポイントにその先端に変え、幾つも切れ目の入った乳首を舌で弄んでいた。
銃創から入った触手は未だ内臓を啜り続けていて、肛門から侵入した個体もそれに加わっていた。
ずずっ、ずずっと音が響くたびに回復していた体温がまた下がっていくのが分かる。
「いたい、いたい、いだいぃ・・・」
悲鳴はもう泣き声に変わっていた。
口内の触手は既に外に出て、他の個体と共に少女の端正な顔を嘗め回していた。
涙が、涎が、鼻水が幾つもの醜い舌に舐めとられていく。
ぬちゃり、ぬちゃりというその音は、少しずつ冴子の中の何かを蝕んでいった。
「やめて・・・これ以上、もう・・・」
痛みと狂気に支配され、口からは弱気な台詞しかでてこない。
苦しそうに顔をしかめるその姿からは、普段の冷静な彼女は想像もできなかった。
そんな彼女に鞭を打つように触手達は引っ張る力を強めていく。
全身の筋肉が限界まで変形し、冴子は喉もかれんばかりに叫び続けた。
全身が全方向に引き伸ばされる。
腹の中を二本の舌が動き回る。
体が好き放題に壊されていく。
意識がまた冷たく、遠くなっていく・・・。
そして子宮口が千切れるぶつり、という音を最後に、冴子の意識は再び深淵へと落ちていった――。
「・・・あ・・・ぁ・・・」
再び彼女が目を開いた時、その意識は半分近く混濁していた。
(わたし・・・そぅだ・・・眞子と姫乃を、たすけなぃと・・・)
使命感に駆られ、四肢を動かそうとする。
だがそれらは何かに拘束され、ぴくりとも動かなかった。
それどころか、手足の先の感覚は消失している。
――その瞬間、記憶が戻った。
つまり自分の置かれている状況を思い出す。
同時に彼女の中枢を凄まじい痛みが駆け抜けていった。
「うぎゃあああああぁぁっっ!!!!」
全ての痛みを思い出し、少女の奇麗な顔は凄まじい形相へと変わった。
そんな彼女の事情など構わずに、触手達が冴子を嬲り尽くす。
既に全身の筋肉は何箇所も食い千切られ、穿たれた穴を無数の舌がしゃぶり回している。
腹腔内からは未だ何かを啜る音が聞こえている。
膣を抉る触手の動きは、邪魔するものがなくなったために子宮底にまで到達していた。
「あ、あ、あ・・・・・!!!」
一通り叫ぶと少女は大人しくなった。
痛みで思考が飽和し、それ以上の声すら出せずに全身を硬直させるのみとなったのだ。
細かく痙攣する体に更なる触手が襲い掛かる。
いつしか彼女を囲む個体は更にその数を増していた。
陰核に牙が食い込み、硬直した全身が大きく跳ねる。
突き出された舌を一本の触手が口に咥え、深々と牙を突き立てる。
体中を穿たれ、吸われ、貫かれる。
その過程の中で不死の少女は何度も気絶し、絶命し、そして甦った。
貪欲な磯巾着に吸い喰われ、冴子の体が徐々に軽くなっていく。
だが悪いことに、彼女の体は何度でも元の大きさまで再生した。
その過程で彼女の細胞たちは周りの地面と共に幾つかのドレインを取り込んでもいるのだが、再生が早いのは相手も同じだった。
・・・いや、痛覚が殆ど無い分相手のほうが有利とも言えただろう。
(眞子、姫乃、眞子、姫乃・・・)
精神が削り落とされていく中、冴子は心の中で必死に大切な者たちの名を呼び続けた。
もはや彼女にとって、それだけが正気を保つ唯一の方法であった。
「・・・・・・・。」
甦り、目覚めた少女の視線を一本の触手が出迎えた。
死と再生は、これで20回を超えたであろうか。
既に冴子の焦点は定まらず、その瞳はどんよりと暗く濁っていた。
彼女の心は絶望感に覆われていた。
どんなに痛くても、死ねない。
こんなに苦しいのに、生きなければならない。
だからといって状況を打開する術も無い。
抵抗もできないまま全身を穿たれ、犯されながらこの怪物を喜ばせ続けねばならない。
「うぐぅぅ!!!ぐぅっ!!ふくぅっっ!!!」
舌を牙に穿たれて無理矢理引っ張り出され、冴子は悲痛な声を上げた。
その舌に触手の舌が何本も螺旋状に絡み付いて締め上げ、奇妙なモニュメントが形作られる。
そのまま鼻穴や耳穴も舌に占領され、気色悪さに胃液が血と共に逆流してくる。
涙を流して餌付く少女を追い立てるように体内に侵入した触手達が暴れまわり、締まった腹を内側から醜く膨らませる。
特に尻穴に突き刺さった触手は既に腸管をも超え、胃にまで到達していた。
「ぎぃ!うげえぇっ!!!ひっ!げぇ・・・・・ごおおおぉぉっっ!!!!」
嘔吐を繰り返していた冴子の口から、突如ゲロ以外の何かが飛び出してきた。
血とそれ以外の何かでてらてらと光るそれは、紛れも無く一本の触手であった。
尻穴から口腔まで一本の触手に貫かれ、消化器系をズタズタに裂かれ、意識がまた遠くなってくる。
それは仮初めの死が近付いてきている兆候だった。
(でも・・・ワたしハ・・・死ねそゥに、なイ。)
(死ンで、生き返ッて、何モできズに・・・タダ犯サレルンダ・・・・・)
もはや心の中でさえまともに喋ることができない。
知性も感情も、そして大切な人への思いさえ、全てが血と共に流れ出していく。
それはまるで、魂を吸い取られているかのようであった。
(眞コ、姫・・・乃・・・眞・・・・・子・・・ヒメ・・・・・)
縋る名前さえも混沌に飲まれながら、不死者はしばしの眠りにつく。
いつしか一面を埋め尽くすほどに増えたドレイン達を、視界の端に収めながら――。
108 :
ILR ◆6oB69jym5I :2007/12/21(金) 03:21:16 ID:uUbLqbdw
如何だったでしょうか?
個人的にはやっぱ冴子が一番好きかもです。
だって死なないとか、最高じゃないですか!
でもあらすじ考えてても中々彼女をヒロインにはできなかったり。
う〜む。
投下の頻度はやっぱり上がりそうには無いです。
それに非グロって思った以上に書けないですね。
・・・何かモチベーションが保てない(つД`)
自分以外に普通の(苦笑)エロを書いてくれる職人さんがいたらスレももっと盛り上がるかな〜とか思ってみたりします。
それでは皆様、次の作品でまたお会いしましょう ノシ
ロボコン見てたらリアルタイム遭遇w
超乙
うおおおおおおお
GJ!
gjgjgjg
個人的このスレの一番のヒットは姫乃のトラップシェルだな
エログロ大好物のオレにとってはタマランです・・・GJ!ww
超応援してます!