【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合20

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485名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:30:14 ID:0yaGy/fm
OVAとかで出ないかねぇ〜
映画は無理としても…
486205:2007/09/25(火) 01:38:43 ID:BgiXlWlE
>>473
元ネタを知ってたお前とは間違いなく友達になれるだろうと確信する俺。
ビートルズって答えてくれた人も、ある意味間違いではないんですが。

しかし、かなり後ろにいってしまったSSにレスつけてくれるとは、なんていい奴なんだ!
気に入った、>>473もシルフィにファックされても(ry

えー、前置きが長くなりましたが、http://wikiwiki.jp/zero/?19-550「犬竜騒動」の続きを投下します。
前以上に意味不明な内容となりましたが、まあキニシナイ。
487犬竜騒動:2007/09/25(火) 01:39:58 ID:BgiXlWlE

「おねーさまおねーさま!」
 窓の外から大声で呼ぶ声がする。精神的な疲れを癒すべくベッドの中で眠っていたタバサだったが、
それがシルフィードの声だと気付くや否や、慌てて跳ね起き窓を開け放った。窓の外に浮かんでいる
シルフィードは、何やら非常に興奮した様子だった。
「大変なのね、大変なのね!」
「そんなに大声を出したら、他の人に気付かれる」
「あ、ごめんなさい、ついうっかり。きゅいきゅい」
 タバサの指摘を受けて、シルフィードはようやく声量を落とした。タバサは窓の外に首を突き出し
て、そっと辺りを窺ってみる。休日の昼間ということで人が出払っているのか、今のシルフィードの
声に驚き、騒いでいる人間はいないようだった。
 ほっとしつつ、念のため周囲に「サイレント」の魔法を張り巡らせてから、タバサは再びシルフィードに向き直る。
「それで、何が」
「そうそう、大変なのよ、あの女、とんでもねー化け物だったのよ」
 シルフィードは声を落としたまま、興奮した口調できゅいきゅいと説明を始めた。とんでもない回転刃の話やら、
詠唱なしで発動する、地面を抉るほどの超威力の魔法の話など。
 タバサはうんざりした。
(また、何か勘違いしているみたい)
 しかし、「これは由々しき事態なのね」という文句を何度も織り交ぜながら説明しているシルフィードを
見る限り、「何かの勘違いに違いないから、もう一回確認して来い」と言ったところで聞きはしないだろう。
(ここは、とりあえず適当に聞き流すに限る)
 タバサは手の平を出して、シルフィードの声を遮った。
「話はよく分かった」
「じゃ、シルフィに加勢してくれるのね?」
「そんな危険な怪物を相手にするのなら、情報が必要。もっと時間をかけて、相手のことを調べるべき」
 我ながら上手いことを言ったものだと思ったが、シルフィードは「それじゃ遅いのね」と叫んで激
しく翼をばたつかせた。
「ぐずぐずしてると、あの女の肉体にのめり込んでるサイトが、もっとひどいことになっちゃうわ!」
「もっとひどいこと、と言うと」
「ええと、きっと『回転刃プレイ』とかやらされるのよ」
「なにそれ」
「『いいこと思いついた。お前、この回転する板にチンコ入れてみろ』とか言われるのよ。大変、サ
 イトが種無しになっちゃうのね!」
「大変なのはあなたの頭」
 そして同時にタバサの頭も大変なことになってきた。アホな理屈を真面目に聞いていたせいか、後
頭部の辺りがずきずきと痛み出したのだ。
(休まないと大変なことになりそう)
 タバサが大きく息を吐き出すと、シルフィードは歯軋りしながらぶんぶん首を振った。
「おねーさま、やる気なさすぎです!」
「当たり前」
「もういいのね、おねーさまには頼らずに、サイトを助けてみせるのね。きゅいきゅい」
「シルフィード」
 身を翻しかけたシルフィードを呼び止める。竜は嬉しそうにこちらに頭を向けた。
「やっぱり、おねーさまも協力してくださるの?」
「ううん。ただ、正体がばれないように注意するようにと言いたかっただけ」
「言われなくても分かってるのね!」
 吠えるような返事を残して、シルフィードは飛び去った。
 タバサは黙って窓を閉じた後、ベッドではなく本棚に歩み寄った。頭痛を治めるためにも休まなけ
ればならないが、その前にやらなければならないことがある。
(風韻竜の肉の値段はどの本に載っているだろう)
 割と真剣に本の背表紙に目を滑らせるタバサであった。
488犬竜騒動:2007/09/25(火) 01:40:43 ID:BgiXlWlE

「これは由々しき事態なのね!」
 目の前の切り株を前脚で叩き、シルフィードは唾を飛ばしながら力説した。
 魔法学院周辺にある森の一角、泉のそばにある開けた場所である。シルフィードの目の前の広場に
は、魔法学院の生徒や教師達の使い魔たちが、所狭しと集まって好き勝手に鳴き喚いていた。
 使い魔会議。ご主人様たちには知られることのない、使い魔たちの秘密の会合である。本日召集を
要請したのはもちろんシルフィードで、例の鉄の竜を使い魔総出で何とかしようと提案する腹づもりであった。
「敵は非常に強大なのよ」
 シルフィードは居並ぶ使い魔を見下ろしながら説明する。
「近づくものを全て切り刻む謎の回転板、詠唱なしで発動する謎の破壊魔法。どこが目でどこが鼻な
 のか、そもそも何という名前の生き物なのか。全てが謎に包まれているのね。そして何よりも、あ
 の人間を魅惑する謎のぼでー」
 シルフィードは、鉄の竜の腹に顔を埋めていた才人の顔を思い出し、興奮に任せて何度も目の前の
切り株を叩いた。
「これは由々しき事態なのね! 早急に手を打たないと、皆のご主人様たちもゆーわくの骨抜きの種
 無しなのよ!」
 実に熱の篭った演説だという自覚はあったが、使い魔たちの多くは全く聞いていなかった。仲のい
い者同士集まって、ピーピーギャーギャーゲロゲログワッグワッと好き勝手に雑談している。
「お前のご主人最近どう?」
「相変わらず肉の塊だね。ああ、なんで俺はあんなデブ男の使い魔になっちまったんだろう。そっちはどうよ?」
「相変わらずペッタンコのオデコテッカテカ。しかも人使い、いやカエル使いが荒くてよ。そんなた
 くさん魔法薬の材料なんか集められるかっつーの」
「でもたまにキスとかしてもらってんじゃん」
「そのぐらいじゃ割に合わねーよマジで。これでバインバインだったら少しは頑張れるんだけどよー」
 愚痴を垂れ合っているのは、小さなカエルとフクロウのコンビである。確かロビンとクヴァーシル
という名前だったか。
「ミミズうめぇ」
 と、一人もぐもぐやっているのは、間抜けな顔の巨大モグラ。名前はヴェルダンデである。
(アホばっかり。いくらなんでもまとまりなさすぎなのね)
 誰も真面目に聞いてくれていないので、シルフィードは少しうんざりする。そのとき、使い魔の群
れの中から誰かが長い舌を突き上げた。
「質問があるんだが」
「はいはい、何なのねそこの人。あらフッチーじゃないの」
 発言したのは一匹のサラマンダーであった。名前はフレイム。タバサと仲のいいキュルケの使い魔
なので、シルフィードとフレイムも自然と友達になっていた。
 フレイムは、ちろちろと細い火を吐きながら首を傾げた。
「お前さんのご主人様は、あのタバサってちっこいお嬢ちゃんなんじゃないのか?」
「ああ、あの青髪のお子様な」
 シルフィードが答える前に、カエルのロビンがゲロゲロと口を挟んだ。隣でフクロウのクヴァーシ
ルが澄まし顔で頷く。
「俺、あのデブ……いや、ご主人様と違ってお子様体型って興味ないんだよね。やっぱ女はもっとこ
 う、バインバインしてた方がいいよ」
「同感。ウチのご主人には凹凸が足りない」
 カエルのロビンとフクロウのクヴァーシルが、揃ってフレイムをじっと見た。フレイムが気味悪げに顔をしかめる。
「なんだお前ら、その目は」
「いいよなフッチーはよ」
「そうだよ。あんなエロいご主人を毎日毎日飽きるまで観賞できてよ」
 恨みがましい二匹の使い魔の言葉に、フレイムは呆れたように首を振った。
「あのな、俺はそもそもトカゲだから、人間の女の体なんかに興味なんぞ」
 だがフレイムの弁解などお構いなしに、ロビンとクヴァーシルはどんどん興奮していく様子であった。
489犬竜騒動:2007/09/25(火) 01:41:37 ID:BgiXlWlE

「きっと、トカゲ風にじゃれつく振りして、あの長い舌でご主人の体思う存分なめ回すんだぜ」
「うひゃー、エロイ、フッチーエロすぎ! っつーかそもそも、あのご主人のおっぱい反則だよな」
「お前さんのご主人だって、胸にたっぷり肉がついてるじゃないか」
 フレイムが口を挟むと、クヴァーシルが飛び上がって威嚇するように翼を広げた。
「馬鹿言え、あれはただの脂肪だ」
「何か違うのか」
「おっぱいと脂肪を一緒くたにするんじゃねーよバカ」
「そーだよ、おっぱいには夢が詰まってるんだぜ」
 ロビンが怒りを表すようにぴょんぴょん飛び跳ねると、クヴァーシルもまた興奮した様子でばさば
さと翼を振るう。二匹は口を揃えてフレイムに叫んだ。
「という訳で、罰としてお前のご主人のおっぱい俺らに見せろ」
「そーだそーだ、俺らにもおっぱい寄越せ。おっぱいの開示を要求する!」
「意味が分からん」
「うるせー、いいからおっぱいうp」
「そうだそうだ、おっぱいうp、おっぱいうp!」
 ロビンとクヴァーシルにまとわりつかれ、フレイムは鬱陶しげに頭を振るう。
(この色狂いの使い魔どもは役に立たないのね)
 シルフィードは彼らに頼みごとをするのは諦め、代わりに広場の片隅で何やら土をごそごそやって
いるヴェルダンデに目をやった。
「そこのモグラさんはどう思われますの」
 土から顔を上げたヴェルダンデが、鼻をひくつかせながら答えた。
「ミミズうめぇ」
(アホの子なのね)
 シルフィードは盛大にため息を吐いた。
(どうしてこの学院の使い魔は、皆こんな能天気なのばっかりなのかしら。やっぱりメイジのパート
 ナーたるもの、もっと上品かつ知的でなければいけないのね)
 きゅいきゅいと頷きながら、シルフィードは憎い鉄の竜の面相を思い浮かべた。
(そこいくと、あの女はやっぱり失格だわ。あの嫌味で人を見下した態度、こちらを嬲るような魔法
 の使い方。最低なのね。サイトもあんな女のどこがいいのかしら、きゅいきゅい)
 そんな風にシルフィードが頭の中で罵声を唱え続けるおかげで、会議はいよいよ混沌の坩堝に陥った。
「おっぱい、おっぱい!」
「いい加減にしないと燃やすぞお前ら」
「ミミズうめぇ」
「ウチの主人はミーハーで困りますのよ」
「俺の主人なんかハゲだぜハゲ」
「馬鹿野郎お前ら、あんな根暗中年と長年付き合ってきた俺の苦労を知れよ」
「ミミズうめぇ」
「私のご主人も、もうすっかりおばさんでねえ」
「ミス・ロングビルがいた頃は天国だったよないろいろと」
「ミミズうめぇ」
 ギャーギャーワーワークォゥクォゥモグモググワッグワッピーピー。
 恐らく人間が通りかかったら腰を抜かすであろう、多様すぎる動物達の狂乱の宴。
 会議はこうしてまとまりを欠いたまま、何の結論も得られずに終わるかと思われた。
「おうおう、騒がしいじゃねえか、ああん」
 貫禄たっぷりの声が響いたのは、まさにそのときである。あれだけ騒がしかった広場が一瞬で静ま
り返り、全員が一斉に入り口の方を見る。そこへ、小さな巨人がゆったりと姿を現した。
『モートソグニルの旦那!』
 その場の全員が口を揃えて叫び、一斉に頭を下げる。
 モートソグニルと呼ばれたそのネズミは、チューチューと髭をしごきながら、使い魔たちが体を避
けて作った通路を通り、シルフィードの眼前まで歩いてきた。
「面倒な挨拶はいらねえよ。でっけえ嬢ちゃんよ、あんたは、ここにいる連中の力を借りてえってんだろ」
 先程まで演台として利用していた切り株の上に立ったモートソグニルが、小さな瞳でシルフィード
を見上げてくる。
「は、はいなのね!」
 シルフィードは緊張しながら返事をした。ネズミなどよりも余程強大な力を持っているにも関わら
ず、彼女もこのモートソグニルには逆らう気にはなれない。他の使い魔たちも皆同様で、モートソグ
ニルの命令には素直に従うのである。これが貫禄というものなのだろう。
490犬竜騒動:2007/09/25(火) 01:43:00 ID:BgiXlWlE

(凄いのね、モートソグニルの旦那の力を借りれば、きっとこの難局も乗り切れるのね)
 期待に胸を躍らせるシルフィードの前で、モートソグニルは「だがまあ」とため息を吐くように言った。
「タダっていうのは、虫がいい話だわな」
 やたらとドスの利いた声に、シルフィードは緊張して身を硬くした。
「な、何をお望みでしょう」
「そうさな。俺の知恵を貸してほしけりゃ」
 睨むような鋭い目が、シルフィードを見据える。
「なんかエロいもん寄越せ」
 要求は直球だった。
「さすがモートソグニルの旦那だ」
「俺達には真似できねえ」
 モートソグニルの背後で、カエルとフクロウが恐れ慄く。さすがあのエロ学院長の使い魔、好色さ
も他の使い魔顔負けである。
(良かった、割と容易い要求なのね)
 シルフィードはほっとしながら、愛想よく頭を下げた。
「じゃあ、これで一つよろしくお願いいたしますわ」
 少し長めの呪文を詠唱し、魔法を発動させる。風が巻き起こり、青い渦となってシルフィードを包む。
 その風が晴れたとき、シルフィードは青く長い髪を持つ、人間の美女へと姿を変えていた。もちろ
ん、生まれたままの姿である。
「これでいかがかしら」
 タバサの友人を真似て、媚びるような声と仕草をしてみせる。エロガエルとエロフクロウが興奮し
て飛び上がった。
「うひょー、ブラボー!」
「おっぱい、おっぱい!」
 あの二匹の反応を見る限り、きっとネズミの旦那にも満足してもらえるだろう。シルフィードは自
信を持って下を見たが、切り株の上のモートソグニルは喜びを露わにするどころかブルブルと体を震
わせていた。
「あら? どうしたのね、モートソグニルの旦那」
「嬢ちゃんよ、ふざけてんのかい」
 呟きと共に、モートソグニルはダッと駆け出した。ネズミらしい俊敏な動きで一気にシルフィード
の体を駆け上がり、彼女の頭に思いっきり前歯を突き立てる。
 シルフィードは悲鳴を上げて飛び上がった。
「痛い痛い、いたいのねーっ!」
「ンな紛い物いるかぁ! 俺は生が見てえんだよ、生が!」
 あまりの痛みにのたうち回るシルフィードの前に着地し、モートソグニルが吠えるように鳴く。
 使い魔たちが畏怖するように身を引いた。
「さすが旦那だ」
「ああ、あれが通ってもんだぜ」
「ミミズうめぇ」
 使い魔たちの長的存在であるモートソグニルの機嫌を損ねたことで、会議はまたも失敗に終わるか
と思われた、が。
「その辺で勘弁してやってくだせえよ」
 こちらもなかなか貫禄のある鳴き声を上げながら、サラマンダーのフレイムがのっそりと進み出てきた。
 モートソグニルが不機嫌に鼻を鳴らす。
「なんでえトカゲの坊主。こちとら、このアホ女がくだらねえ芸を披露してくれたおかげで気が立ってんだ」
「竜の嬢ちゃんは、図体こそデケェがまだガキなんです。ここは一つ、俺に免じて許してやっておくんなせえ」
 頭を下げるフレイムに、モートソグニルはひくひくと鼻をひくつかせた。
「そこまで言うんなら、お前さんが代わりのものを用意してくれるんだろうな」
 広場に緊張が走る。誰もが注目する中、フレイムは目を瞑り、厳かに言った。
「旦那が協力してくださるってんなら、一度だけウチの部屋に覗きに入るのを見逃しやしょう」
 その場がざわめいた。フレイムの言葉は、ほとんど主人への裏切りである。
491犬竜騒動:2007/09/25(火) 01:43:40 ID:BgiXlWlE

「あのケバいねーちゃんか。正直好みじゃねえが、まあいいだろう」
 モートソグニルが重々しく頷く。長がシルフィードへの協力を約束したのである。広場が再びざわめいた。
「じゃあ俺らにも見せろ」
「おっぱいうp、おっぱいうp」
 ロビンとクヴァーシルも便乗して騒ぎ出す。フレイムはため息混じりに頷いた。
「分かった分かった、その代わりこの竜の情ちゃんに協力するんだぜ」
「うひょー、やったぜ!」
「俺らも頑張るぜシルフィ」
「楽しみだぜおっぱい!」
「おっぱい、おっぱい」
 跳ね回る二匹のアホ使い魔の脇を通り抜けて、フレイムがシルフィードにのっしのっしと近づいてきた。
「おう、これでいいんだろ嬢ちゃん」
「ありがとう、本当にありがとうなのねフッチー」
 主の裸を売ってまで協力してくれたフレイムに、シルフィードは痛く感激していた。何度も頭を下
げる彼女に、フレイムが苦笑混じりに細く火を噴き上げる。
「いいってことよ。どうせウチのご主人は、他人に肌を見せることになんざ大して羞恥心を持ってね
 えんだ。獣に見られるぐらい、気にもしねえよ。何より、お前さんとお前さんのご主人にゃ、俺の
 ご主人も世話になってるしな。これからも一つ、よろしく頼むわ」
 フレイムは低い頭をさらに下げたあと、使い魔たちの中へ戻っていく。その背を見送ったあと、シ
ルフィードは残る知り合いにも声をかけた。
「あなたにも協力してほしいのね」
 この騒ぎの中、まだ地面をごそごそやっていたヴェルダンデは、頭を上げると鼻をひくつかせながら言った。
「ミミズうめぇ」
「分かった、後でシルフィも一緒にミミズ探してあげるのね」
「了解した、私も協力しよう、心の友よ」
「まともに喋れるのなら最初からそうしてほしいのね!」
 また喧々囂々の騒ぎになりかける広場を、モートソグニルが一喝で収めた。
「おうお前ら、話は分かったな。他の連中も、一つ俺の顔に免じて協力してくれや」
 文句は出ない。これもまた貫禄というものである。モートソグニルが満足げに頷いた。
「よし、じゃあ早速策を練るとしようか」
 こうして、使い魔会議はその日の夜遅くまで続けられたのである。
492205:2007/09/25(火) 01:44:50 ID:BgiXlWlE
俺は何故こんなプロットを立てたんだろうと疑問に思いつつ。
この展開を予想できた人がいたら掘られてもいい。
493名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 01:56:02 ID:JfEpABDW
とりあえずGJです

続きwktk
494名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 01:56:03 ID:72rfAChu
犬竜きたーよー!!
そういえばこっちのタバサさんは初期型だったの思い出したww

じゃあこれ約束のブツ(´・ω・`)つ[缶入り汁フィ]
495名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:05:50 ID:HaSwWu89
これは凄いwwww
496名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:06:42 ID:llMYNLFm
シルフィードが相変わらずアホ過ぎてワロスww
GJ!
497名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:06:43 ID:zsOXw+kL
>205
>「ミミズうめぇ」

吹いた

エロパロ板でなんでこんなに笑わされなきゃならんのだ
GJだぜ旦那
498名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:06:58 ID:D9pNtjv5
GJ!ミミズうめぇw
499名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:11:50 ID:tGyYdhfX
>>492
         ヽ、        /  思 い
  チ こ お   !        !   .い い
 ..ン の. 前.   !       |   つ こ
  コ. 回     |      !,  い と
  入. 転     ノ      l′ た
  れ す     ゛!  ___ 丶
  て. る    ,,ノ' ´    ` ''ヾ、、_   _,.
  み 板   /            ヽ`'Y´
 ..ろ に   }f^'^^了t^'^'`'ー1  l
       ノ|L_ ! ___ { ,..、|
'- 、.....、r‐''´  }f'tr'i  ''^'tォー` }j/i',|
     ヽ    l.| ´ |    ̄  vijソ.!
         丶 └、     Fイ l′
     /    ',  ‐--‐  ,イ ケ|
   , ,/.       ヽ `''"´,/ !  ^|ー、
  / /      _,,」、'....ィ'       '|. \、__
. /./  ,. ‐'''"´    ! /   ,  _」__ヾ',
.,'.,'  /´   └ 、_ ノi   ノ  (、_  ``ヾ!
,'/ /     ヽ、 ` ''ー 、ィ-─'' r`'^    `
l|  !            零    `ぅ ー=、_
| |          戦     〉
  ト             ′    ./''ー- 、,.._
  |  ヽl            (B     /    ヽ、
  |     !,、      !     /     ∠_
  ,イ     ヾ'     ィ 、   . /   ,,ィ'´


GJ!
ホント、よくこんなこと思いつきますねw
500261のひと:2007/09/25(火) 02:15:53 ID:qOHZlljg
>>131-135の続き……

そんなに黒くしたつもりは無かったのですが、黒い黒いといわれたので無理矢理方向転換。
今回は前より黒いかもですけど、次で締めます。

(当初の予定では、更に黒くだったけど……)
5011/7:2007/09/25(火) 02:16:50 ID:qOHZlljg
 ざわめいていた教室が、一瞬で静まり返る。

「?」

 皆がわたしを見て話を止めた気がしたけど、どうかしたのかな?
 テファの側に何人か女の子が居る。
 わたしが居ないと、テファの周りにはいつも人が沢山集まる。
 
『うれしいんだけど、一度に沢山の人って緊張しちゃうから、ベアトリスが居てくれて助かるわ』

 どんな形でもクルデンホルフの名前が役に立つのなら、うれしかった。

 でも、今日はなんだか違った。
 テファの周りの女の子たちは、わたしの姿を見ても逃げない。
 テファの陰に隠れるようにして、わたしの方を見ている。

 ――嫌な目だ。

 冷たい目、覗き込むような、見下すような……わたしを突き放した目。
 その視線に押されて、わたしはテファの側に近寄れない。
 少し前までは人の視線なんて。気にもならなかった。
 でも、今は少しだけ怖い。
 
 人がわたしをどう見ているのか、それがとても気に掛かるから。

「ベアトリス?」

 テファがわたしの名前を読んでくれると、テファの陰に隠れていた女の子たちが慌てて逃げ出す。
 
 ――テファはやっぱり優しい、わたしの一番のお友達。

 他の子が羨ましそうに見守る中、わたしはわたしの特等席に……テファの隣に座る。

「何かいい事有った? 凄くうれしそう」
「えっ……う、ううん、何も……何も無いよ……テファ」

 シュヴァリエに優しくしてもらった事を話すのが、ちょっと恥ずかしくて、ついテファにも内緒にしてしまう。

 …………教室の空気が揺れた。

 教室中の視線がわたしに集まる。
 今、気付いた。
 皆テファとわたしの会話を聞いていた事に。

 わたしの返答を聞いた皆が、ヒソヒソと話を始める。
 ――冷たい目、嘲笑うかの様な唇。
 何か……間違えたのかな?

「そう……何も……無かったんだ」

 テファが笑ってる。
 わたしはそれだけで少し安心できた。
 他の子なんか要らない、テファだけ居れば良い。

「後でわたしの部屋に来てね? ベアトリス」
 
 テファが笑っていれば、他に何も要らなかった。
5022/7:2007/09/25(火) 02:17:25 ID:qOHZlljg
「いらっしゃい、ベアトリス」

 テファの部屋はいつも良い香りがする。
 好きだから、落ち着くからって、近くの森や広場で花や野草を摘んで、
 部屋のあちこちに飾られていたし、
 お薬にもなるんだよって、綺麗に並べて干してあったりする。
 そのお陰で、テファの部屋に入るといつも森の奥に踏む込んだような不思議な気分になった。

「お邪魔します、テファ」
「お友達ですもの、邪魔になんかしないわ」

 穏やかに笑うテファが大きく腕を広げてくれると、わたしは耐え切れなくなってテファに向かって駆け出す。

「テファァッ……テファ、テファテファっ」
「あら、ベアトリスは甘えん坊さんね」

 子供をあやす様なテファの声。
 他の子にされたらきっと不快になるに違いないけど、テファに言われると別。

「テファ――、ずっと、甘えたかったのっ、今日も一日我慢したんだからっ、
 誉めて……誉めて、ねぇっ、誉めてよぅ」
「ええ、良い子ねベアトリス」

 だってわたしは本当に子供みたいになってしまうから。

 森の中のような部屋の中で、華の様なテファに抱かれていると、
 幸せで、幸せで、幸せで、なーんにも考えられなくなる。

「ベアトリスは良い子よね?」
「ん……良い子だよ」

 目を瞑ったまま、テファの胸に頬を擦り付ける。
 柔らかくて、暖かくて、きっと世界中の優しいものの詰まっている世界一のおっぱい。
 今ハルケギニアで一番幸せなのは、間違いなくわたし。
 自分の胸はまだ膨らまないけれど、テファのが有るから自分は良いや。
 うっとりテファに寄り添っていると、細い指先がわたしの髪を梳いてくれる。

「ベアトリスは、嘘なんかつかないわよね?」
「うん」

 何も考えずに、テファにお返事。

「じゃあ、あの子達が嘘ついたのかな?」
「え?」

 テファの手がわたしを抱きしめてくれる。
 それはとても嬉しかったけれど……

 抱きしめられていると、テファの顔が見えなくて……

 それが凄く怖かった。
5033/7:2007/09/25(火) 02:18:14 ID:qOHZlljg
「う、嘘?」
「うん、ベアトリスが授業をサボってサイトとお話してたって」

 っ!
 それは嘘じゃないけどっ。
 違うの、違うのテファっ

 テファに言い訳をしようとした……

 でも……教室で一度テファに何も無かったっていっちゃった。
 テファに嫌われるのが怖くて、もう本当の事を言い出せない。

 知らなかった。
 本当に怖い時、喉が凍って何も話せなくなるなんて。

「ベアトリス、サイトと仲悪かった筈なのに、凄く楽しそうだって聞いたけど……
 嘘だったのよね?」

 ……わたしは……何も言えない。

「ベアトリス?」
「……っ…………ぁ……ぅ……」

 身体が勝手に震えだす。
 怖い、わたしには何も無いのに。
 テファしか居ないのに、もし……

 考えたくも無い想像が私を押し潰す。

 わたしの肩を掴んだテファが、ゆっくりわたしを引き離すと静かにわたしの目を見つめる。

 ――全てを見透かすような目と視線を合わせる事が出来ないわたしは、咄嗟に……

 目を逸らしてしまって……

 テファにはそれで十分だったらしい。

「……さようなら、ミス・クルデンホルフ」

 どこまでも優しいテファの、どこかよそよそしい態度に押し出されるように部屋から出たわたしは、
 涙を堪えて自室まで駆け戻った。
5044/7:2007/09/25(火) 02:18:49 ID:qOHZlljg
『ベアトリス、サイトと仲良くなったんだ』

 前までのベアトリスなら、サイトとお話したりは出来なかったから、
 それは喜ぶべき事。
 
 ……嘘を吐かれたのは少し悲しいけれど、
 サイトとお友達になれるほど優しくなれたのなら、もう魔法を使う必要も無い。

『サイトにバレちゃうし……』

 ティファニアの魔法の存在を知るサイトに関する記憶を消すと、
 ベアトリスとサイトの記憶の齟齬から、サイトが気付くかもしれないから。

『……なんだか怒られちゃいそうな気がするし……』

 変わり始めたベアトリスを見て、ティファニアは自分の魔法に疑問を持ち始めていた。
 ひょっとしたら、軽々しく人に掛けてよい魔法ではないのかも知れないと。
 自分はとんでもない事をしてしまったのかもしれないと。

 でも……消えた記憶は還らない以上、最早できる事は何も無い。

『内緒、内緒』

 どうしようもない事で延々悩める程、ティファニアは余裕のある人生を送っていなかった。
 考えても意味の無い事で悩んでも仕方ない、そう思いばっさりとベアトリスの事を切り捨てる。


 それよりも……

「サイトとお話……いいなぁ……」

 自分も学院に来てからサイトとゆっくりお話なんかしていないのに。

 そんな想いがわだかまっていて、その所為で、不必要なまでにベアトリスに冷たくしてしまった自分の心に、
ティファニアはまだ気付いていない。

「……サイト……」

 窓を開けて、サイトの部屋のある方を眺めるティファニアの目は伝えられない思いで溢れていた。
5055/7:2007/09/25(火) 02:19:45 ID:qOHZlljg
 ベアトリスは一睡も出来なかった。

『テファに嫌われた』

 そう考えると、眠ることも起きることもできない。
 
 真っ青な顔をしたベアトリスを見て、ベアトリスの騎士達は彼女を引きとめようとしたが、

「下がりなさいっ!!」

 ベアトリスの記憶には騎士達の忠誠を信じるに足る根拠が無い。
 信用できない近衛等、鬱陶しいだけの存在に過ぎなかった。

 なにより……

『授業に出ないと……テファに会えない』

 ――ひょっとしたら……昨日の事は夢かもしれない。
 そんなありえない希望にすがり、世界で一番大切な人に会いに、
 重い足を引きずりながら教室に向かう。

 朦朧とした頭で教室に入ると、ティファニアは既に教室に居た。

「あ……」

 ベアトリスと目が合って……ふわりと、花がほころぶ様テファの笑顔。

『……よか……っ……たぁ……』

 やっぱり自分の勘違いだったんだ、夢だったんだ。
 テファがわたしに冷たくするな……

「おはよう、ミス・ クルデンホルフ」

 ――世界が止まる

「……おは……よぅ……ミス・ウェストウッド……」

 泣いちゃだめ……
 今泣いたら、テファが悪いみたいだもの、
 テファに泣かされたみたいに見られたら、テファに迷惑が掛かるもの。

「き、気分が悪い……から……今日は失礼させていただく……わ……」
「そう……気をつけてね? ミス・ クルデンホルフ」

 泣きたかった。
 でも、クラスメイトにテファを誤解されるのはもっと嫌だった。

 テファは何時だって優しくて素敵な人だから……

「さ、さようならっ」

 誰にも顔を見られない様、睡眠不足の身体に鞭打ってベアトリスは逃げ出していた。
5066/7:2007/09/25(火) 02:20:20 ID:qOHZlljg
 ――どうやって死のう?
 ベアトリスの今の興味はそれだけ。

 ――テファに迷惑が掛かったらどうしよう?
 未来への希望はそれだけ。

 ――遺書……書きたいな……
 テファにごめんなさいが言いたいから。

「ひっ……ぅ……っく……うぇ……」

 人気の無い廊下を、一人でぽつぽつと歩く。
 遠くから聞こえる授業の声。
 そこに自分が居ないことが、寂しさに拍車をかける。

 今テファは授業を受けていて、自分はそこに居ない。
 
 これからも……そこには居られない。
 嫌われてしまった自分が側に居たら、テファが不快になるかもしれないから。
 テファに悪い事をするくらいなら、自分なんか無くなってしまえばいいから。

 寂しい時に一人で居ると、思考は暗い方へ暗い方へ転がり落ちてゆく。

 誰にも愛されない自分、
 たった一人だけ優しくしてくれた人。

 ……いや……もう一人……


「おー、また泣いてんのか?」

 授業中の廊下を徘徊する変な人、

「シュヴァリエ……サイト……さん?」
「……サイトでいいけど……あー……」

 新鮮な逡巡、ベアトリスの周りの者はベアトリスの名前を知っている。
 ご機嫌を取るために、そうでなくとも敵として……

 なのに、ティファニアと同じくこの男は……

「ベアトリス……です」

 ――とても新鮮だった。
5077/7:2007/09/25(火) 02:20:53 ID:qOHZlljg
「つまり……テファと喧嘩した?」
「……違います」

 テファが大切にしている人だから。
 サイトに対するベアトリスの物腰は、知らず知らずに丁寧になってゆく。

「ん〜? 喧嘩じゃないのか?」
「テファ…… ミス・ウェストウッドは悪くないから、喧嘩じゃないです」

 嫌われたから、お友達じゃない自分は、もうテファって呼べないから。
 そう思うと、ベアトリスの涙はもう一度溢れ始める。

「と、とりあえず泣かないでくれー」

 世の男の常として、サイトも女の子の涙には弱い。
 ルイズの涙とは別の意味で、ベアトリスの涙には勝てない。

 なにしろ……年下。

「い、苛めてるみたいじゃねーかぁぁぁぁ」

 一向に泣き止まないベアトリスに、サイトの神経は追い詰められてゆく。

「わ、わたしなんか死んじゃえば良いんです」
「お、おちつけぇぇぇぇぇ」

 一度揉めた相手とはいえ、目の前で自殺されるのは勘弁して欲しかった。

「テ……ミス・ウェストウッドの事、釜茹でにしようとしたし……わ、わたしなんて、
 わたしなんて……死んで当然の……」
「だから落ち着けぇぇぇぇ」

 サイトは絶叫と共に、ベアトリスの肩を力任せに掴んだ。

「った……」
「そんなに釜茹でが重罪ならっ、テファに茹でて貰えばいいだろぉがぁぁぁ」

 ――サイトの頭も茹っていた。
508名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:22:31 ID:qOHZlljg
もう一回続きます、近日中に……

保管庫の過去ログは上げなおしました。

更新もしろって言われそうですけどっ、とりあえず暫くは許してっ
509名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:34:40 ID:tGyYdhfX
480KBを突破したので、用意。

【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合21
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190655203/
510名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:30:05 ID:XBbcdqkZ
ゼロの使い魔 第2期は結局おっぱいアニメだった気がする。
ttp://twodimension.blog59.fc2.com/blog-entry-625.html
511名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 07:49:42 ID:ei3nYYl+
>>509
512名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 09:08:27 ID:IH5Vw+/P
残り18kb
513名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 10:09:56 ID:zn1b7t+T
>>508
GJでヤンス。面白い。
514名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 12:06:58 ID:EEcljhUH
もうここまで来たら







サイトよシルフィを襲ってくれ
515名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 12:21:14 ID:TMKwafc4
                   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
                 〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´
          〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"
           ,ゝ `く/ /  〉 /  ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -
  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
 '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _- 次スレへ行こう。
 - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐
______,''___,;;"_;;__,,___________
///////////////////////
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190655203/
516名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 12:47:41 ID:bNjGhWT0
シルフィ(美女態)のばあい
つサイト♂

シルフィ(竜形態)のばあい
つフィストf××k


これは大いなる意思の決定である(うそ
517名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 14:00:08 ID:DNftO/R8
職人の皆さん、GJです
こんなに早くスレが終わるとは・・・
次のスレでもwktkですなww
518名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 14:59:50 ID:h4Gtbccp
                   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
                 〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´
          〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"
           ,ゝ `く/ /  〉 /  ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -
  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
 '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _- 次スレへ行こう。
 - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐
______,''___,;;"_;;__,,___________
///////////////////////
519名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 16:15:23 ID:Tns/0m2r
>>516
頭でも突っ込んでろ
520Girls, be ambitious:2007/09/25(火) 21:34:46 ID:55hRbtMJ
埋め代わりに爆弾投下します。前スレ19-519の続き

※百合表現を含みます。

容量間に合うか分からんが。
521Girls, be ambitious:2007/09/25(火) 21:37:56 ID:55hRbtMJ
「陛下。ミス・ヴァリエールが」
「通してください」

トリスタニアの王宮にて、アンリエッタは次々とやってくる政務に追われていた。女王の
職務は肉体的にも精神的にも辛い仕事である。食欲不振に陥ろうともなんら違和感はない。
だからといって休みがとれるわけもなく、会議は続き、報告書は積み上げられ、面会のひ
とは行列を作る。また女王に定休日というものは存在しないし、そもそも休みがあるのか
定かではない。そのためルイズやサイトがやって来る日はアンリエッタにとっては至上の
一時となるのである。だから先程の声にもどこか喜びが含まれていた。

「お久しぶりです。お変りはありませんでしょうか」
「まぁ、よく来てくれたわねルイズ。さぁこちらへいらっしゃいな」

友人の他人行儀な挨拶に少しムッとしながらも、彼女は友人の来訪を心から歓迎した。

「あら、ルイズったら、タイが曲がっていてよ」
「すっすいません……」

他人行儀の仕返しにイタズラしてあげるのも忘れない。こんなやり取りが彼女には至上の
楽しみなのだから趣味が悪いとは言っちゃいけない。

「それで、今日はどうしたのです?」

この友人は生真面目な性格で、用のない日にほとんどやって来ない。自分がどれだけ頼ん
でもそうなのだから、きっと今回も用事があって来たのだろう、とアンリエッタは感付いていた。

「あ、はい、その…今日は、お願いがあって……来ました」

その友人、ルイズはなんだかはっきりしない口調で答えた。部屋に来たときから何か思い
つめた顔をしていたな、とアンリエッタは思い返す。

「他ならぬあなたの頼みですもの、私にできることでしたら何だっていたしますわ」

一方のルイズは、しばらく言うのか言わないのか、どちらにしてももどかしい作業を繰り
返し、やがて意を決したように話した。

「ひ、姫さまっ!」
「なんでしょう」

「わ、わわわわわわたくしのっ、おおちちち、じゃなくて、むむむね、むねをっ揉んでくらさぁいっ!」

「……」

時間は止まり、空気が凍った。
扉の外で金髪の女性の含み笑いが聞こえた。
522Girls, be ambitious:2007/09/25(火) 21:41:19 ID:55hRbtMJ
「あ、あの、ルイズ?」
「……」

この部屋に誰もいれてなくてよかった、とアンリエッタは安堵しつつ、ルイズの手を取り
引き寄せた。

「え、あ……」

そのまま、ルイズと同じ高さまで腰を落とすと彼女の首へと手を添える。

「失礼します」
「ひ、ひめさま?」

ルイズの目前へとアンリエッタの顔が迫ってくる。それがたとえ同性であろうとも、真剣
な彼女の眼差しに魅了されてしまうであろう。ルイズも例外ではなかった。彼女の体が強張る。

コツン
「あ……」
「どうやら悪い病気ではなさそうですね」

ただ熱を測る、それだけのことだった。アンリエッタがルイズの手を取ったのも、屈んで
ルイズの背の高さにあわせたのも、そしてルイズのうなじへと手を添えたのも。しかし残
念ながらルイズの目にはそううつらなかった。

「どうしたのですか?」
「ひめさまが、ひめさまが、ひめひゃまが……」
バタッ

ルイズは百合の花畑へと旅立った。
扉の外で金髪の女性が呼吸困難に陥った。

「ルイズ、ルイズっ」
「んむぅ」

場所は変わって女王の寝室。
ルイズはアンリエッタのベッドの上で目覚めた。

「ひっひめさま。……も申し訳ありません! そそそそその粗相をいたしました」
「い、いいのよルイズ」

気まずい雰囲気がながれる。

「……それで、ルイズ。何があったの?」

とにもかくにも、アンリエッタは先程の願いの理由を尋ねた。

「そ、その……ちぃ姉さまから手紙がきて」
「カトレア殿から?」
「はい。それで、その手紙に…む、胸をおっきくする方法って……」
「まさか、それが?」

アンリエッタの問いにルイズの顔が林檎よりも赤く染まる。

「親しい人に、その……揉んでもらうことです」
「ほんとうですか?」
「はい」

にわかに信じがたい話ではある。一国の王女でも聞いたことがない、まるで異世界の妄想
の産物のようなものに聞こえた。
523Girls, be ambitious:2007/09/25(火) 21:44:56 ID:55hRbtMJ
「それで、こんなこと頼めるの、姫さましか」
「そうですか」

でも、この友人の言葉に嘘偽りはないようにアンリエッタには思えた。そこで、
(さすがカトレア殿ね。なんでもわかってらっしゃるわ)
と、納得することにした。

ちなみにこの物語にツッコミはいない。ちょっととんでるのが二人に、観客が一人いるだけだ。

ルイズはマントを脱ぎ、傍らに置くと、服のボタンを一つづつ外しはじめる。

「だから、その」

何がルイズをここまで動かすのだろうか、アンリエッタにはさっぱりわからなかった。
気付けば自分は人並み以上に膨らみ、大きくなってほしいなどと願ったことはなかったのである。
ふと自分の胸元をみる。
(この中にはいったい何が入っているのでしょう?)
男を魅了し、ルイズを駆り立てる謎の物体。
(あとでアカデミーに調査を依頼しようかしら)
彼女は無責任にもそんなことを考えながら目の前の友人をまじまじと見ていた。

「して……くださいませんか?」
「……わかりました」

言うや否やアンリエッタは自分のドレスを脱ぎはじめた。

「あ、あの、ひめさま?」
「無二の親友の恥を忍んでの頼みです。相応の覚悟をもって臨んでしかるべきでしょう?」
「は、はぁ」
他に方法は無かったのだろうかという素朴な疑問がちらりと頭をよぎった気がした。
それから二人は互いに下着以外の全てを脱ぎ、傍らへと積んだ。
一国の女王と上流貴族の子女が、その身のほとんどを外気に晒している。奇妙な静寂に
包まれる中、二人はベッドに腰をかけ、互いに向き合った。

「えっと……それでは」
「お、おおおねがいします」

二人とも恥ずかしいのか、お互い目を合わせないようにしていたが、アンリエッタは覚悟を決めルイズの方を見る。
(これが、ルイズの……)
幼い頃に一緒に風呂に入った仲である。彼女も別に初めてというわけではなかった。しかし、

「きれい……」

確かに膨らみには乏しい。だがそれを補って余りあるほどの精錬された肌である。父親や
母親、姉達が如何に大事にしてきたかが容易に想像できた。
(私も……)
アンリエッタはルイズの胸へと自らの白い手をゆっくりのばしていった。
524Girls, be ambitious:2007/09/25(火) 21:46:35 ID:55hRbtMJ
「……んっ!」
彼女の、人より若干冷たい指先がルイズの胸へと一瞬触れた。瞬間、ルイズの身体は電流
が走ったかの様にぴくりとはねる。緊張していたルイズは、その微かな刺激さえも反応し
てしまうほど敏感になっていた。ルイズの反応にアンリエッタも一瞬びくっと手を引っ込
めてしまうが、もう一度、親友の様子を伺いながら、次第に一本、二本と触れる指を増や
し、彼女の指にもルイズの肌の感触が分かるほどに触れる面積を広げていく。
(柔らかい……)
それがルイズの胸に触れた彼女の最初の感想だった。
他の人の胸を触る。それがたとえ女性であったとしても、それほど他人の胸を触れる機会
があるわけではない。まして王族であるアンリエッタにとって、その行為は幼少の頃から
慎むべきものだった。従ってルイズがほとんど初めてと言ってよかったのである。
ルイズの胸は、膨らみこそほとんどないものの、そこには女の子らしい柔らかさが確かに
あった。指を通して彼女の体温、鼓動が伝わってくる。アンリエッタは敏感な頂きに触れ
ないように、優しく撫でるようにルイズの胸を揉みはじめた。
「んく……ふぁ…………あ」
 しばらくするとルイズの身体に異変が生じる。身体の奥の方から何か熱く、モヤモヤし
たものが生まれるような感じがしたのである。
「んぁ、……あ……ん」
(熱い?)
それはルイズの胸の奥に溜って、だんだんその強さを増していく。丁度熱に浮かされるか
のようなその感覚は、しかし風邪のときのように不快なものではない。
(なんかふわふわする)
ルイズにとって未体験のその感覚は次第に彼女を翻弄していく。既にルイズの目は光忽と
し、初めは白かった肌も朱を帯び始めている。一方のアンリエッタにも変化が起きていた。
(何だか体が熱く……?)
彼女もまたルイズと同様に、身体に妙な、渇きの様なものを感じた。それはルイズの光忽
とした表情から伝染したのか、こんなことをしているという背徳感からか。いずれにして
も、アンリエッタの双丘の頂点は、下着の下からその存在を誇示していた。
「あ、……や……ひうっ!」
「す、すみません!」
相手にどれだけ愛撫を施そうと自らのモヤモヤした感じはなくならない。
アンリエッタの気づかぬうちに手に力が入ってしまっていたらしい。

「あ、あの……ルイズ」
「ぁ、な、なんですか?」
525Girls, be ambitious:2007/09/25(火) 21:48:43 ID:55hRbtMJ
手の動きはそのままに、アンリエッタはルイズに頼む。

「その、わたくしも……」
「ふぇ? ……は、はい」
通常時なら恐れ多くも女王陛下のなんたら、と絶対に受け入れなかったらだろうが、この
時は違った。彼女の頭の中には、今、この時がずっと続いてほしい、ということしかなか
った。胸の奥にこみあげる何かも、身体を駆り立てる何かも、むしろ心地よく感じてしまっていたのである。
(ひめさまの……)
ルイズの指先がアンリエッタの果実へと埋まっていく。その温かさ、柔らかさに彼女は自分の姉を思い出した。
(いいなぁ……)
浮かされているかのような高揚感のなか、ルイズとアンリエッタはひたすらに互いの果実を揉む。
「あっ……ひめさまぁ」
「んっ、あっ、気持ちいい」
二人の少女は、自然と口を重ねていた。
「んむ、ルイズぅ……」
互いの舌を絡めあい、呼吸が減ることで更に二人は高ぶっていく。アンリエッタはルイズの手を取ると自らの秘処へと導いた。

くちゅ
「ひめひゃま?」
「ほら、私もこんなに感じているのよ」
「……うれしい……」

ルイズの手がアンリエッタの秘処でうごめく。自慰の経験のほとんどないルイズのそれは
決して巧いとは言い難かったが、それでもアンリエッタを高みへと連れていくには十分だった。

「んぁっ、はぁ、ルイズのここも、こんなになっちゃって」
「ひあああっ」

アンリエッタはルイズのさくらんぼを口にくわえ、舌で転がす。共に限界が近かった。

「やっ……いあっひめさまっ」
「んむ……んっんん!」

ルイズの手の動きが限界まで速くなり、アンリエッタが彼女のさくらんぼを甘噛みする。

「「――――――――――――――!!」」

二人は共にビクビクっと二回ほど身体を震わせるとそのままベッドに倒れこんだ。

バンッ
「どうなされまし……ぶはっ」
そして金髪の女性により入口が紅く染められた。


ちなみに数日後サイトはルイズの
「ねぇ?わたしどこか成長した?」

という、究極の質問をうけることになる。


終わり。
526名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:52:23 ID:55hRbtMJ
百合は勘弁って人が多そうなんで、このタイミングにした。反省してる。
527名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:53:31 ID:IH5Vw+/P
>>526
いやいや、百合も良いではないか!
GJ!
528名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:55:51 ID:VKPuzwpy
>>526
ちゃんと注意書きもあったし大丈夫だと思いますよ。
GJ!でした〜
529名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:57:22 ID:72rfAChu
三代前から廃墟と化してた城に
勇者の子孫が来た気分だ……GJ!!
でもルイズを幸せに出来るのはシエスタさんしかいないと言ってみるよ!!
530名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:58:48 ID:zn1b7t+T
『この物語にツッコミはいない。ちょっととんでるのが二人に』<とびすぎだwww
でもGJ。この二人好きなんでうれしいわ。
531名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:13:37 ID:QI8TwvQJ
>>529
本編でノボルがシエスタルイズで書くという暴挙に出たばかりなのに
ここでそれをうpできるのは、相当な勇者だと思うんだ w
532名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:24:17 ID:UKeaX6fW
シエスタとルイズの絡みはその行為よりも
惚れ薬の影響で才人が眼中に無い
ここが一番よろしくなかったのではないかと。
なんかね、ギャクとかコメディで割り切れないのよ。
533名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:50:39 ID:FkyOrFpC
                     /!                    ヾ`ー──┐
               / │         -――――――‐- 、  ̄  ̄O |
              /   .|:    /               `ヽ、  °|
               /     |: . . /                   \  |
                 /    /: : /                          \/
            ,′   /:./ /                 /            ヽ
            |     ∨  l      /      / /  /  /
            l        |:   / / /   //'::.  /  /:!:.  .:::.     ヘ
              l           |: . ::/:/_ /-‐'// /::..__/|: / !::::::/:::     ヘ
               l       :|: ̄{/ /∠.//  /::../`7メ、 /::: /:::    ..:::::::::l
              l         !::::厶f≦テ千ト<  //xz≠< /::::/::::  ..::/.::::/
      , ‐<⌒ヽ   l:.   :|    l::W {:ヘ__,ィ/      ´7ヘ _,ハ/:/:::::. _/:::/
    /   \ \  i::.  ::l   :::ハ 弋_:少'       r'托/ ' ァー‐<{ /::/
   く      ヽ  ヽ___}!:. ハ   .::::::/>ヘ、.:.::::::       `ー'  /::::::::...:::| '´
    >  >―‐- 〉  .ヾ∧::..::::ヽ.::::/  ___ヽ      ' .:.:::::::: /:::_::::::::::::l-、
/'⌒く/: : : : : : : {     }∧:: :::: f'´  ´ ̄ _}  r―-,     //  ̄`l:::::Vヘ
   /: : : : : : : : : ゝ   l_∧:::::::|     '´   ヽ_` ー'´   __イ⌒ヽ   |::::::Vヘ<埋めちゃいますよ
  /: : : : : : : : : : : : : : :ヽ  lヽ∧ :::|       / l_   r<⌒l \  ヽ  |:::::::∨
. /: : : : : : : : : : : : : : : : :|  l | ヽ:l          ノ/ / {  { .l   `    ハ::::::::l
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :|  l |   |      r'_//  ∧  !        / \:::|\
534名無しさん@ピンキー
           __/       \___
            /o               o ヽ
        │゚    -―――――- 、    ゚ |
        │ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、 /
          /レ'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨ヽ
         〃/:::::::::::::::|::::|::::::| :::::::ト:、:: \::::l::::: |::::::',
       ∨ ::::::::::::::::|-:|‐:::|:::::::::|‐:\-::V ::::::|:::::::|
        ヽ:::::\ ::::::|::ハ:::_|\::::{\:: \| :::::::|:::::::|   
          \::: ヽ::」孑汀`  ̄ 孑f卞| :::::/ ::::,′【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合21
            ∨小  V:リ      ヒ以│::/ ::::/ 
            |::::|:ハxx.   '   xxxj::/ ::::/ http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190655203/
.        , -‐'´ヽ::!::::\   V ̄}   /:/ ̄ ̄ヽ/  ∧
       / _ \_) ̄ ̄}{ ̄不 ̄}{ ̄ミ(_/     ∨ ̄入_`‐-、
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      {   `ーノ   \.}{  .:.:-=/ /::::/ ゝ_  W::::::::::::::∨
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