かがみん盗られてヤンデレ化するみさお。
幽体離脱を覚え、皆の私生活を覗くひよりん。
たかが40分の昼寝で、こんな夢を見てしまう俺はもう手遅れだと悟った。
お二方ともGJです。
きれいな文章とかえちぃシーンとか書ける人が羨ましい……
さて、前スレでてーそを書いた者です。
続きが少し書けたので、投下します。
展開が遅いです。まだ、カップル成立しません。
それでも読んで頂けたら幸いです。
630 :
きもち:2007/09/20(木) 03:05:57 ID:IDXzQdPi
泉こなたが貞操観念について尋ねた日。
柊かがみがこなたの告白されたあと。
やっと、こなた以外の三人の間に時間が戻ってきた。
「え?ちょ……おま…。」
「あうあうあう…。」
「い、ずみ…さん?」
時間が戻っても混乱は続いたままだったが。
三人も、混乱をもたらした本人も一様に頬が赤い。
最初に混乱が解けたのはかがみだった。
「こなた…。あんた、冗談よね?」
こなたに尋ねるというよりも、そう信じたいというようにかがみは言った。
「冗談で初めてなんてあげないし、もらおうなんて考えないけど。
あ、かがみも初めてだよネ?」
しかし、こなたはかがみの言葉を否定した。
こなたの口調こそふざけた感じだが、瞳は真剣そのもの。
「そう、だけど。」
「やたー。」
少し視線を合わせていた二人だったが、先に目を逸らしたのはかがみだった。
キスの名残からか、先程からかがみは自分の唇を触り続けている。
かがみの目を逸らしながらの肯定に、こなたは万歳をして喜ぶ。
そのこなたを混乱が治ったつかさが諌めた。
「こなちゃん…。やっぱり、お姉ちゃんの気持ちも考えなきゃ。」
「それは考えたよ?考えて考えて…、でも分からなくて、怖くて。
でも……だって…。もう我慢できなかったんだよ。
夏になったら、かがみのことだから勉強に専念するでしょ?
そうなったら、もうチャンスは来ないと思ったから…。
かがみが、ずっと好きだったから。」
徐々に俯きながらのこなたの独白。静かだが悲痛な叫び。
「泉さん…。」
「こなちゃん…。」
こなたの悲痛なモノローグに、みゆきとつかさはかける言葉が見付からなかった。
実は、二人ともこなたの気持ちは知っていた。
つかさはこなた自身から、みゆきは雰囲気から。知らなかったのは、本人だけ。
ギャルゲのようでマヌケな状態だが、他人からの好意とは意外と気付かないものだ。
「ハハハ…。こなた、そんなこと言っていいの?そのうち、あんたに、他に好きな人が出来るかも知れない。あんたが誰かに告白されるかも知れない。今、そんな簡単に−−」
「お姉ちゃん!それ以上言ったら、私、怒るよ!?」
こなたの行動が、言葉が受け入れられず、必死に、
それほど暑くはない部屋で汗をかきながら言葉を重ねるかがみをつかさが一喝する。
こなたが真剣だと知っているから。
暴走であっても簡単に決めたのではないと伝わってきたから。
そして、真剣なこなたからの気持ちを誤魔化し、こなたも自分も傷付けるかがみを見ていられなかったから。
「なんでつかさが……」
突然のつかさの言葉にかがみは呆然とするしかなかった。
631 :
きもち:2007/09/20(木) 03:08:35 ID:IDXzQdPi
「取り敢えず、お菓子でも食べながら落ち着きませんか?お腹が空くとイライラすると言いますし。」
険悪なムードが漂う中、みゆきが提案した。
机の上には、つかさお手製のリーフパイがのった皿と空になったカップが残されている。
「そだね…。それじゃ、私、飲み物入れてくるね〜。」
みゆきの言葉ですぐに落ち着いたのはつかさだった。
つかさはカップをお盆にのせてドアに向かう。
手の塞がっているつかさのためにみゆきはドアを開けてあげた。
「ありがと」と言って台所に向かうつかさに微笑み、みゆきは部屋を振り返る。
「ふぅ…。泉さん、いくらかがみさんが好きでも、
時間がなくてもかがみさんが納得してなければ、後悔するのは泉さん自身です。」
「でもっ…。」
一息つき、諭すみゆきにこなたは反論しようとする。
しかし、続きが告げられない。
沈黙が降り、台所から湯の沸く音が聞こえてきた。
再び、みゆきが口を開いた。
「それと、かがみさんも。
泉さんの決断が簡単ではないのはあなたが一番分かっているのではありませんか?
心にも無いことを言って後悔するのは、かがみさん自身です。」
「だって…。」
かがみも反論できずにいると、廊下から「開けて〜」と言う声が聞こえた。
再び、みゆきがドアを開ける。
「おまたせ〜。新しい紅茶だよ〜。」
「つかささん、ご苦労様です。」
「えへへ…。私もカッとなっちゃったし。ほら、こなちゃんもお姉ちゃんも。
紅茶の香りって落ち着くよね〜。」
困ったような笑みを浮かべて、そう言いながらつかさが紅茶を配る。
「「…ありがと、つかさ。」」
紅茶を受け取っても、しばらく紅茶に映った自分を見詰めた二人だったが、
突然示し合わせたようにハモった。
こなたとかがみはポカンと見つめあい、そして、同時に吹き出した。
二人につられてつかさとみゆきも笑いだす。
「プッ…ククク……。ごめん、こなた。」
「ククク…。いやぁ、私の方こそかがみの気持ちも考えないで……ごめん」
笑い始めたら、気持ちがほぐれたようで、二人は謝り合う。
二人の表情が和んだのを見て、みゆきは告げた。
「フフフ…。仲直りも出来たところで、おやつの続きにしましょう。」
632 :
きもち:2007/09/20(木) 03:12:24 ID:IDXzQdPi
泉こなたが柊かがみのファーストキスを奪った日。
高良みゆきがこなたとかがみを諭したあと。
かがみの部屋は四人がパイを食べるサクサクという音と紅茶を飲む音で占められていた。
−−サクサク…。
−−クピクピ…。
そして、最後の一枚。
こなたとかがみが同時に手を伸ばしかけ、同時に手を引っ込めた。
「…かがみ食べなよ。」
「…私は良いから、こなた食べなさいよ。」
「さっきのお詫びだと思って。」
「それは私の台詞。」
そんなことを言い合いながら、皿を押し付け合う二人。
−−ひょい、パク
−−サクサクもぐもぐ、ゴックン
−−クピクピ
机の上を行き交う皿に手を伸ばして、最後のパイを咀嚼し嚥下したのは…つかさだった。
唖然とするこなたとかがみ。その二人につかさは笑顔で告げる。
「仲良く、ね?」
決して怒っている訳では無いのに、何故かその笑顔には威圧感が。
「「は、はい。」」
二人は頷かざるを得なかった。
633 :
きもち:2007/09/20(木) 03:16:08 ID:IDXzQdPi
その後、休憩は終わりということになり、形の上では勉強会に戻った。
しかし、集中できる筈もなく。
こなたとかがみはお互いにチラチラ見ているし、
つかさはそんな二人を心配そうに見ている。
そして、みゆきはその三人の様子を困ったような笑みで見ていた。
「こなた、何であんなことしたの?」
痺れを切らしたのはかがみだった。
なんでもないような風を装いながらも、ノートに向かったシャーペンは文字を綴る事は無い。
「かがみが好きだから。」
「なら、今じゃなくても…。」
さも当然と言うように答えるこなたに、かがみは反論する。
「…ホントはね、かがみに私の気持ちを知ってもらうだけでも良かったんだよ。」
「だったら…!」
シャーペンを置き、告げるこなたに、かがみは噛み付いた。しかし、こなたは落ち着いて言う。
「キスは悪かったって、思ってる。でも、最後に欲が出ちゃったんだ。
受験だ、卒業だって考えるとなんだか居ても立ってもいられなくなってね…。
それでね、伝えるなら今回がチャンスだって思ってたんだ。
つかさには私の気持ちは言ってたから、みゆきさんにも知ってほしかったし。」
かがみはハッとつかさの方を振り向く。
そのつかさは困ったようにかがみに笑いかけた。
「いやぁ。いい思い出になったよ。これからも、四人で仲良くやっていこうよ。
今日のことは犬にでも噛まれたと思ってさ。」
吹っ切れたような表情でこなたは言うと、シャーペンを持ち、勉強に戻る。
しかし、かがみとつかさは釈然としていない様子で、そんなこなたを見ていた。
「ちょっと、つかさとみゆき、外してくれない?」
しばらく考えるようにしていたかがみだったが、唐突に二人に告げた。
「え?でも…。」
「つかささん。行きましょう。」
「また、喧嘩になるのでは」と不安になるつかさの手を引いて、みゆきはドアに向かった。
部屋から半分出てから、みゆきが告げた。
「それでは、15分程つかささんの部屋にいますね。くれぐれも喧嘩だけはなさらないように、お願いします。」
その後、かがみがデレになったり。
つかさが嫉妬したり、自己嫌悪したり。
みゆきが羨んだり、嫉妬したり。
そして、こなたがかがみと一線を越えてしまったり。
それらはまた、別のお話。
最初に何レス使うか書き忘れた…orz
一旦はここで切ります。
元々、二つだったけど二つ目が字数が少ないので合体と相成りました。
次回は多分……予想はつきますかね。
では、お目汚し失礼致しました。
>>634 GJ では立ててこよう。
アニメも好評のうちに終了し、原作も大好評連載中の・・で
>>634 GJ!
こういう普通の日常みたいなのが書けないんだよなぁ…
新しいネタが浮かばない…
最近は修正、加筆ばっかりだな…
ふんがー!
埋め代りに
>>569で言ったネタを
こなたたちが高校を卒業してから10年後
みんなあの時と同じようにまったりとした生活を送っていた
唯一人を除き…
プルルルルル……プルルルルル……
ガチャ
「はい、もしもし」
「あの…『リセット』をお願いしたいんですけど…」
「あ、『リセット』ですね?わかりました〜」
リセット…彼女と彼女の元に来る人たちの間で使われている隠語
平たく言えば、「夜逃げ」のことだ
「住所はどこですか?」
「あ、○○県××市…」
「うーん、そこなら1日で行けちゃうな〜…じゃあ、それまでに荷物まとめといてね。本当に必要最低限のものだけね。
あ、どこに逃げたいとか、そういうのはある?」
「いえ…そちらにお任せします」
「わかった〜。じゃ明日の夜中2時に行くから。正確にいえば明後日ね」
こうして、仕事の契約は成立した
電話が切れると同時に、オーブンから電子音が響く
「あっ、ケーキが焼けた!」
声の主、柊つかさはミトンを手にはめつつ、ケーキを取り出した
草木も眠る、と言われた午前二時…の一時間前
つかさは客の家の目の前にいた
「1時間前だなんて、そんなの聞いてませんよ!」
客はわめく
「あのねー、あの会話を盗聴されてたらどうするのよ?私たちの仕事は1時間前行動が普通よ」
口調は普段と変わらないが、発せられる言葉は「夜逃げ屋」そのものだ
「あと3分で出るから、それまでに積みこめなかった荷物はあきらめて。それまでに乗ってないと、お客さんも置いて行くから」
その言葉を聞くと、客はあわてて荷物を積み込む速度を上げる
何とか荷物を積み込んだ客は、あわてて助手席に乗り込む
「じゃ、行くよ〜」
その言葉と同時にアクセルを踏み込み、車を発進させる
「あの…どこに行くんですか……?」
客が恐る恐るたずねる
「ん……甑島列島(こしきじまれっとう)にしたよ」
「こ…甑島?」
今まで聞いたこともない島の名前を出され、慌てふためく客
「ああ、安心して。無人島じゃないから」
「ど……どこにあるんですか…?」
「鹿児島。後で地図をみせるから、それで確認して。あ、あと今からできるなら寝るか気絶してて。騒がれると面倒だから」
高速道路の入り口に入ったつかさは、そういった
「え…それってどういう……?」
「うん。だって今から大体時速200キロくらいで走るもん」
さらりと恐ろしいことを言われた客は、恐怖にひきつる
「エンジン改造しておいたんだよね。それに、これくらいの速度なら追手が来ても振り切れるし」
死の恐怖を始めて体感した客は、その場で気絶した
「あれ?もう気絶しちゃった。まあいっか!れっつごー!」
ギアをオーバートップに叩きこみ、一気にアクセルを踏み込み、加速する
夜逃げでリセット!
それが合言葉の、つかさの闇の仕事は今日も忙しい
甑島列島の皆さん、そして
>>551氏、気分を害したらすいません
パティのエロパロって意外と無いのな
>>641 ・こなた→「♪殺っちゃった、殺っちゃった!♪」(仕事人)
・つかさ→『夜・逃・げでリセット』(夜逃げ屋)
・かがみ→『ケンカ予報の時間だよ』(ストリートファイター)
・みゆき→『たぶんかなり普通の報酬』(元締め)
……なんというアウトサイダーガールズ
>641
あ、ありのまま昨日起こった事を(略)
間違わないようにジャケ引っ張り出して見て確認したのに
指は夜逃げと打っていたんだ
決して催眠術t(略)
弄られるならネタ一本になるまでなったほうが本望なので
GJ&ありがとうなのですよ!
そして実はそこら中で流れてるらしいのでまた少し日本が好きになった
次スレたったんだし早く埋めよーぜー
では、ウメクサ行きますね。3レス。
カップリングなし。やや鬱展開?
-----------------------------------------------
647 :
(1/3):2007/09/20(木) 16:18:31 ID:TUkfWc5X
「……でさ〜、またそれが臭いんだよね〜」
「まだやってたのか、アンタは」
いつものように、泉さんが元気に話していらっしゃいます。
今日は睡眠時間も足りているようですね。頭のてっぺんに飛び出した、ひと房の髪の毛も、生き生きとされています。
かがみさんも、つかささんもお元気そう。とても微笑ましい、朝の光景です。
だから……今日は、今日こそは言えるかもしれません。
今までずっと、いつかは言おうと思ってきた、あの言葉を。
泉さんのテンションが、上がってきているのがわかります。
私の鼓動も、高まっていくのがわかります。
……そして、ついにその時がやってきました。
「あの臭さは、もはや芸風と言っても過言じゃないね〜、うん」
人差し指を立てて、泉さんがそう言い放ちました。
――い、今ですっ!
「な……何でですかっ!」
……『ぴしっ』と言う音が、聞こえたような気がしました。
泉さんが、かがみさんが、硬直したまま私の顔を見つめています。
横で笑っていたつかささんも、目が点になっています……
緊張が後悔に変わり、背筋をぞくり、と冷たいものが走っていきます。
「……あ、あの、その……」
「あの……みゆきさん?」
遠慮がちに口を開いたのは、泉さんでした。
「私、何か気に障ること言っちゃったかな? ……だったらその、ゴメン」
視線を落として、つぶやくような小さな声で。
ち、違うんです、泉さん。そうじゃないんです……
「みゆき……あんたが声を荒げるなんて珍しいわね。……何かあったの?」
気遣ってくれるような、優しげなかがみさんの声が心に刺さります。
「ゆ、ゆきちゃん……?」
つかささんの声も、心なしか震えています……
「……こなた、あんた悪乗りしすぎなのよ」
眉をひそめ、となりの泉さんに視線を送るかがみさん。
「あうぅ……」
泉さんの頭の毛が、まるでお塩を振った青菜のように萎れてしまっています……
「……いえ、あの、……そうじゃないん……です……」
やっとの思いで、声を絞り出すまでに、どれほどの時間が経ったのでしょうか。
時間的にはほんの数秒なのでしょうが、私の中ではまるで永遠にも思える、その時間。
「そうじゃない、って、何が?」
かがみさんの声も、どことなく遠慮がちで。
……まるで、私と皆さんの間に、まるで深い亀裂ができてしまったような……
648 :
(2/3):2007/09/20(木) 16:20:31 ID:TUkfWc5X
「……すっ、すみませんっ! 本当にすみませんっ! ごめんなさいっっ!!」
皆さん……本当に、本当にごめんなさい。
ただ、ただ私は……
「み、みゆきさん?」
「私……一度、その、かがみさんのように突っ込んでみたいと思ってたんです! それだけなんですっ……」
私は、ただ頭を下げることしかできませんでした。
目頭から零れた雫が、少しずり落ちたテンプルに滴り落ちて……
「ほぇ?」
涙で歪んだ視界の隅へ、青い何かが覆いかぶさってくるのが見えました。
「……なぁぁぁんんだ、そーゆーことだったのかぁ」
まるでスイッチが切り替わったかのように。泉さんの声が、明るさを取り戻しました。
「もう……びっくりさせないでよ〜」
かがみさんとつかささんの声が、穏やかなハーモニーを奏でます。
「私、いつも皆さんの『ノリ』についていけなくて……気も利かなくて……だから、私……わたし……」
「みゆき、そんなコト気に病んでたんだ……ほら、涙拭いて」
鼻と耳から眼鏡の感触が消えて、代わりに柔らかいハンカチの感触が、私の目元や頬を優しく拭っていきます。
「無理しなくてもいいんだよ、みゆきさんはそのままが萌えるんだから。自分のスタイルでいくのが一番だよ」
泉さんの優しい声が、私の心をほぐしていってくれます。
「そうだよ、ゆきちゃん」
肩に感じる暖かい感触に視線を向けると、つかささんが私の横で、そっと肩を抱いてくれていました。
「そうよ、みゆき。無理して突っ込む必要なんてないわよ、こんなのに」
いつもの調子を取り戻して、かがみさん。
「そうそう、ツッコミならここに強烈なのがいるから十分だよ」
かがみさんを横目で見ながら、こなたさんのにんまりとした顔。
「ちょっと待て、おい」
すかさず、かがみさんの声が被さります。
それは本当に自然体で、どこにも無理がなくて……
「そうですね……やはり、慣れないことはするものではありませんね」
それぞれの自然体に戻った、皆さんの雰囲気に支えられて。
私もやっと、いつもの微笑を浮かべることができました……
649 :
(3/3):2007/09/20(木) 16:22:40 ID:TUkfWc5X
「……でも」
人差し指を立てて、泉さん。
「その意気や良し!だよ、みゆきさん。ツッコミっていうのは、これでなかなか奥が深いもんでね〜……」
「はぁ?」
「……あの、泉さん?」
「みゆきさんの場合、普段とのギャップを強調したほうがよさそうだから、関西弁で言ったほうがいいかもね」
「ちょっと待て、アンタついさっき逆のこと言ってたトコでしょうが!」
かがみさんのジト目にも怯まず、泉さんのテンションが再び上がっていきます。
「あと、ジェスチャーもあったほうがいいヨ。肘をこう曲げて、相手の脇腹めがけて……『何でやねん!』」
どこで会得されたのでしょうか。一分の隙もない、完璧なポーズから繰り出された左手が、私の脇腹を軽く叩きます。
「って、こんな感じね。じゃあ早速、まずは素振り100回!はい、やってみよー」
「あ、あの〜……」
「ちょっと、こなた!どこまで悪乗りする気よアンタは」
会話に割り込むように、かがみさん。
「んー、そだね、桜藤祭の演し物にできるぐらいまではレベルアップしてほしいかナ」
「演し物にすんなっ!」
「おお! これ! これだよ、今の呼吸! みゆきさん見てた? この『間』が大事なんだよ!」
「おーーーいっ! 話を聞けーーっ!!」
……『適材適所』という言葉があります。
私たちの間にも、それぞれの立ち位置、というものがあるのだと思います。
無理はしないで、自分の立ち位置をキープしていくのが、結局一番なのでしょうね……
素直に、そう思えました。
……泉さんは、まだ私の新たな立ち位置を模索されているようですが……
― おしまい ―
------------------------------------------
以上です。
みゆきさんのキャラソン『萌え要素ってなんですか?』の一節、
『お笑いも練習します/突っ込んでみたいです今度』から妄想。
……我ながら、妄想するにもほどがあると思うorz
タイトルをつけるなら『突っ込んでみたいです今度』なんですが、
激しくネタバレだよなぁこれだと。うぐぅ。
651 :
14-319:2007/09/20(木) 16:29:17 ID:tRpygYWX
まだ埋まってなかったのか
とりあえず全然埋めにならない埋め小ネタ
「ねぇ、かがみ」
「何?」
「最終回の雰囲気をぶち壊すEDっていやだよね
この前気に入ってたアニメがね…」
「また急に…」
「アニメなのにEDで実写はないよ…
アニメにまで三次元を持ち込まないで欲しかった…
最後ぐらいちゃんとやって欲しいよ…」
「はいはい、あんたの言いたい事はなんとなく分かったわ」
「かがみさ、好きなアニメがもしいきなり実写化したらどうする?」
「うっ…かんがえただけでいやだわ…
まぁとりあえず見ないわね」
「でしょ?ただの三次元のドラマだったら見なくてすむけど
好きなアニメのEDでいきなり三次元の人間が歌ったり踊ったりしたらどう思う?」
「とりあえず面白かったら許すけど最終回までずっと続けられたら見たくなくなるわね…
…と言うかもうその話はやめて…聞きたくもないわ…」
「うんうん、かがみもそう思うよね」
「と言うか最後までそういうの続けられて嬉しい人っているのか…?」
「少しだけどいるみたいだね」
「まじか…そんな奴の感覚がわからん…」
「その人にとっては好きなアニメじゃないんだろうね。きっと」
「もうこの話はやめましょ…なんか他人事の話の様な気がしなくて…」
652 :
14-319:2007/09/20(木) 16:32:27 ID:tRpygYWX
もう一つ入ります
キャラクターソング収録後・4人の会話 その1
「いやぁ、キャラソンの収録終わったねぇ。みゆきさん、どうだった?」
「私は、中々でしょうか…けどみなさんよりダメだと思います…」
「ゆきちゃん、もっと自信を持っていいよ」
「そうだよ、みゆきさん。かがみはどうだった?」
「う〜ん…ちょっと恥ずかしかったわね…」
「もしかして曲の内容もツンデレとか…」
「違うわよっ!少なくともこなたよりはマシだと思うわ」
「う〜ん…否定する所が怪しい…」
「っ……!」
「こなちゃん、どうだった?こなちゃん歌結構上手いし…」
「私はかなりノリノリで歌えたからとっても満足だね」
「きっとこなたの事だからネトゲの事とかでしょうね」
「やっぱお見通しだったか」
「つかささんはどうでしたか?」
「私のは…みんなの中で一番ダメかもしれない…
けど私らしい歌だったかな…?」
「でも自分らしく歌えたならそれでいいじゃないの」
「うん、そうなのかな…?」
変な所で止まるのはきのせいです
その2も発売されたら…
>>641、そして
>>644 本当にすまない。
>>641のネタに勝手に続きを作ってしまった。(同じ日の話とは限らないが)
高速に入ってからどれだけの時間が経っただろうか。
車は、片側三車線の高速道路を、制限速度などお構いなしに走り続ける。夜のうちにできるだけ先に
進んでおかなければならないのだ。
その時、ハンドルを握るつかさの目に一つの案内標識が映る。
『 5 」 加須 栗橋 500m先 出口 』
それを見たつかさは、少し車のスピードを落とす。…といっても、相変わらず制限速度よりはるかに速い
速度を出しているのだが。
別にここで下りるわけではない。ただ、つかさには少し思うところがあったのだ。
この辺りからだと、つかさの実家が近い。そのためだろうか、仕事中、このあたりを通るときにいつも、
楽しかった高校時代の思い出が頭をよぎり、少し感傷的な気分になってしまうのだ(かといって、運転が
疎かになったりはしていないので、その辺りは大丈夫)。そして、私はなぜ、今こんな仕事(こと)をして
いるのだろう、と、少しだけ考えてしまう。 もっとも、その答は出てこないのだが―――
今日もまた、そのつもりだった。―――あの邪魔が入るまでは。
「前のトラック、停まりなさーいっ!」
赤色灯をつけた一台のスポーツカーが、つかさの運転する車を追いかける。覆面パトカーだ。
それに気付いた車は、停まるどころかさらに加速する。
「トラックがあんなに速く走れるなんて……びっくりだ。―――でも、…負けるかぁっ!」
「な、成実先輩っ!お、落ち着いてください!」
残念ながら、こんな状況におかれた成実ゆいが、後輩のその言葉に耳を貸すはずなどなかった。
「こんなところで邪魔するなんて、ひどいよーっ」
つかさは思わず声をあげてしまうが、しかしアクセル全開を続ける。なにしろ、文句なしの速度超過・
50km/h以上。捕まったら、なにもかもが台無しになってしまう。それだけは、避けなければ。
もう数分間もの間、二台の命がけの追いかけっこは続いていた。
「追いつけても、このままじゃそれ以上は手出しできないや。池谷、応援を要請して」
一台ではどうしようもないというこの現状を打開しようと、ゆいは助手席にいる後輩に指示を出す。
しかし、返事はなかった。
(あぁー、白岡ジャンクション過ぎちゃったよー。圏央通って東名に出ようと思ってたのにー。というか、
あの警察しつこいよー。このままじゃ浦和に着いちゃうよー)
つかさは、このカーチェイスが、この先の浦和本線料金所に着くまで長引くことを恐れていた。もし
そうなった場合、料金所ではETCがあるとはいえ、相当減速しないといけない。そして、その先の再加速
勝負になると、いくら改造車とはいえ、トラックに勝ち目はない。そうなれば、一巻の終わりだ。
(しょうがない、一か八か、「あれ」に賭けるしかなさそうだね)
「こらー、池谷ーっ!気絶してる場合じゃないでしょーっ!―――…って、ぅわあっ!」
ゆいの目に、前を走る暴走トラックのブレーキランプの光が飛び込む。そして直後、そのトラックが、
ものすごい勢いで自分に接近してくるのに気付いた。
時速80キロなら80m、時速100キロなら100m。安全のためには、そのくらいの車間距離が必要だ
とよく言われる。では、時速200キロで走る場合、200m以上の車間距離を、いま現在後ろを走るゆいが
保っているのか―――答はノーだった。
トラックとスポーツカー、衝突すれば負けるのは後者。ゆいは咄嗟に急ブレーキをかける。しかしトラ
ックの制動力は予想以上のもので、さらに迫ってくる。次の瞬間、ゆい最後の手段。―――スピン、停車。
トラックは停まらず、再加速してそのまま走り去った。しかしゆいは追わなかった。もうそれだけの
気力が残っていなかった。ましてや、後輩・池谷のライフはとっくに0、という状態でもあったし。
「あれ、そういえばさっきの車のナンバーとか記録したっけ?」
しばらく後、詰所
ゆいの運転する覆面パトカーが戻り、この話は署内に広まることとなった。―――もっとも、一部の人の
間では、あまり重要でないはずの部分だけが有名になって、当人が困惑してしまうこととなるのだが。
「い、池谷先輩……コーナー3つで……失神事件っ!」
「だからそれを言うなっ!」
>>650 いやーやっぱりいいねー違和感がない感じで綺麗にまとまってる小噺って感じ最高!GJJJ
最終回迎えた今だといつもの4人が何気なく会話してる
日常がふと頭をよぎってなぜか目から汗が・・・(´;ω;`)
>>651 悪い方のあるあるネタかよっ!
埋めの為に書いてたSSが思いの外長くぅ〜……
切れそうなので自重して、新しいのを書くか……。
「ねぇ、こなた?」
「何、かがみ?」
「私、この作品の準主人公に過ぎないわよね?」
「ん〜…。背景でも脇役でもないけど…。準主人公なんて言葉あるの?」
「多分ないわよ?所謂、造語よ、造語。他に何か、良い言葉ある?」
「メインヒロイン!」
「何?そんなヒロインが要る話でもないでしょ?」
「いやぁ、一部ではそんな扱いを受けてるけど?」
「一部って何処よ?」
「ホントに知りたい?」
「いや、いいわ。激しく後悔しそうだから。」
「それで、どうしてそんなこと聞くの?」
「いや、主人公のあんたより、私の方が地の文を担当することが、多い気がして。」
「あぁ、それで今、地の文が無いんだ。」
「所謂、ストライキ?」
「多分、扱いやすいからだよ。あ、でも、ツンとデレの加減が難しい気も…。」
「何の話だ!?」
「いや、あっちの話。」
「あっちって……。それを言うならこっちじゃない?」
「いやいや。あっちであってるヨ?まぁ、メインヒロインなら地の文を担当しても、妥当なんじゃ?」
「なら、つかさやみゆき達はサブヒロイン?寧ろ、つかさがメインなんじゃ?」
「分かってないなぁ。かがみがメインだよ。」
「てか、男があんたのおじさんくらいしかいないのにヒロインも無いんじゃ……?」
「そこは大丈夫!だって……」
「だって?」
「こういうことさ!」
「んっ!…ん〜……んっ。あんっ……ちゅぱっ……。あんた、何を−−」
「私がこの話の主人公でかがみがメインヒロイン。なら、すべきことは一つだよ!」
「ちょっ…こな、んっ!…あんっ−−−」
(続かない)
埋めにはもったいないほどのクオリティの作品がこんなにも…
ホントにここにくるとニヤっとさせられてばっかりですな。
残り7kbか
微妙に埋まりそうで埋まってないな
埋めついでに……携帯からですが
かがみ「いい?こなた。忘れないで。
あんたを信じて。 私が信じるあんたでもない。あんたが信じる私でもない。
あんたが信じる、あんたを信じなさい……」
こなた「?……かがみ?」
かがみ「ギガァァ……ドリルゥ……ブレイィィィィクゥウ!!」
こなた「その日私は、かげがえのない物を失った……」
こなた「天を衝くドリルで処女膜を破られました」
何となく書いてみたかっただけ
>>698 エロパロはレズ話ばかりだから見たくない
これはひどい
みゆきスレの誤爆かw
ほぼレズしか期待できないスレでそれを言うのは無理がある
なんでエロパロスレにいるのかと小一時間…
ちょっと和んだ
見たくないと言いながら覗いていることが明らかにw
>>659 こなたのアホ毛がドリルのように回ってるの想像してフイタw
埋めネタ
「それにしても最近はほんとアニソンがオリコンに入る事多くなったよね」
「え…あれってアニソンも入ってたの…?気づかなかったわ…」
「うん、普通に入ってるよ。例えば三○路○とかね」
「え…あれって演歌じゃなかったの…?」
「まぁ演歌は演歌だけど、あるアニメの挿入歌だね」
「私が知らないうちに音楽業界は凄い事になってるわね…」
「最近なんて凄いよ、あるアニメのキャラクターソングが4枚全部TOP20入りしたし
その中で二つTOP10入りもしたんだから。一つは惜しくもTOP10を狙えなかったんだよね…」
「もういいわ…あんたの話は聞くだけで疲れてくる…」
「今度もまた4枚同時出るけど入るかなー?」
「だからその話はもういいわよ…」
埋めネタ
「なんか最近色んな所で私とかがみを絡ませるのが流行ってるらしいね」
「なんで私があんたなんかと一緒にされるのよ…」
「まぁ、しょうがないよね。ツンデレだし」
「関係あるのかよっ!」
私がこなたと…悪い気はしないわ…むしろとても嬉しいぐらいね…
「どうしたの?」
「な…なんでもないわよっ!」
「ふ〜ん…実は内心嬉しかったりするんじゃないの?
私は嬉しいよ。だってそこでもかがみと一緒にいれるから…」
「私は嬉しくないわよ!あんたなんかと居れて嬉しいはずがっ…」
「おやおや…?」
「っ…」
「ん〜…かがみもそう思ってるなんて私も嬉しいね…」
>>669 「泉さん、その話、詳しくお聞かせしていただけませんか…?」
埋めネタ
「ねー、かがみ。ポータブル・ワンセグTVとか買う予定ないの?」
「ないわよ。……ていうかいきなりだな」
「えー?せっかく、かがみにぴったりのがもうすぐ発売されると言うのに」
「どういう意味だ、それは」
「いやね、ネットで見たんだけど、こんど「ツンデレTV」たるものが発売されるんだってさ。使い込めば
使い込むほどだんだんデレになっていくっていう。ま、「ツンデレTV」は正式名称ではないんだけど。
ツンデレの鑑であるかがみにはぴったりじゃん?」
「誰かツンデレの鑑か!っていうか、そんなに興味あるんならあんたが買えばいいでしょ」
「わかってないねぇ〜かがみは。私には、もっと扱い慣れて自分にぴったりになった本物のツンデレが
いるから、機械に頼らなくても……。さーてかがみ、じゃ今度はデレモードいってみようかー」
「いい加減にしなさいよ!私はあんたのおもちゃじゃないの!」
「ほら、ご覧のとおり、こうすればツン成分が強くなります。……ほんと私も、扱いに慣れたもんだ。
これもひとえに、かがみへの愛がそうさせちゃったんだねぇ。私も夜な夜な、かがみを想いながら―――」
「い、いきなりそんな、こっちまで恥ずかしくなるようなこと、言わないでよ……」
「はい、こうすれば今度は(ry)」
「待て、あんたはこれ、誰に説明してるんだ……?というか、人で遊ぶなと何度言えばだな」
埋めネタ
「で、この前アニメの実写EDがどうのこうの話したじゃん?」
「またその話か…」
「その実写EDで歌った歌がなんかアルバムとして出されるらしいよ」
「ったく、なんでもかんでも出せば売れると思ってるのね」
「だよねぇ、でもなんかその中の4曲がプロの作曲家がアレンジするらしいよ」
「でもそれはなんか少し聞きたいわね…」
「かがみああいうの聞きたいの?今度買ってきてあげようか?
言って置くけどたぶん80%ぐらいの歌が酷いと思うよ
私は…微妙かな…でも買わないとヲタクとしてのが…」
「しかし、あんたそういう話とても好きね
ついていけないわもう…」
500KB!
「500キロバイトですね」
「それなに、ゆきちゃん?」
「500キロバイトとはスレの容量の限界の事ですよ、これを超えると書き込めなくなるんです。」
「そうなんだー、すごく太った人の事かと思っちゃった」
最後
「そうだ、オリコンといえばあの曲が2位に入ったけど
惜しかったなぁ…その後その曲のRemixが出たけど3位だったね」
「そんな事急にふられてもわからんわ」
「でもそのRemixが001って書いてあったけどこれからRemixが99枚以上出るのかな?」
「そんな出したら作詞家や作曲家さんたちが疲れるわよ」